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City Hunterの香で射精@エロパロ避難所

1名無しさん@妄想の虜:2004/01/10(土) 16:11
City Hunterの槇村 香で妄想を語るスレです。
香が絡まない限り、できるだけ北条の他の女性キャラのお話はご遠慮下さい。
香萌えの同人誌情報やサイト情報もキボンヌ。
○○って何?どこ?そんな時は過去・関連スレを必ずチェック。
sage進行でマターリ基本。

過去・関連スレは>>2-3
45さんのお話については>>4

2名無しさん@妄想の虜:2004/01/10(土) 16:11
過去スレ
City Hunterの香で射精
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/999/999433836.html
City Hunterの香で射精 その2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1015/10151/1015159801.html
City Hunterの香で射精 その3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1021/10210/1021097840.html
City Hunterの香で射精 その4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1027/10272/1027224568.html
City Hunterの香で射精(通算5)
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1032/10322/1032275009.html
City Hunterの香で射精 その6
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1040/10404/1040407535.html
City Hunterの香で射精 その7
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1053005393/l50

3名無しさん@妄想の虜:2004/01/10(土) 16:11
関連スレ
今更ながらキャッツアイ
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1007/10078/1007814588.html
[美女] 北条司キャラパート6 [美女]
http://pink.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1055747607/l50

有志による過去の妄想の保存場所
ttp://blue.ribbon.to/~librarian/main.php

4名無しさん@妄想の虜:2004/01/10(土) 16:12
45さんのお話について
ゲームブック形式のお話です。
45さんがウPした話の最後に次の展開を三択で聞いてきます。
45さんの次にレスする人が三択の選択権があるので、
三択から次の展開を選んでください。

5名無しさん@妄想の虜:2004/01/10(土) 23:41
1さん お疲れです
しかし 
>>4は今はもうやってないよ?

6</b><font color=#ff6699>(D4A4JAAQ)</font><b>:2004/01/11(日) 00:37
とりあえず現行スレが書き込めなくなる前に、
次スレの検討スレ作っといたほうがいいかなと思ったもので、
>>1-4はほとんど現行スレのまる移しです。

スレタイとか、いつ立てるかとか、いろいろ案出てましたし、
テンプレもここで見直していいんじゃないかと、、

7名無しさん@妄想の虜:2004/01/14(水) 01:25
>>6
誰か書く人がくるといいね。

8名無しさん@妄想の虜:2004/01/15(木) 02:15
書く人がくるかという問題もあるけど、スレ住人もまめに書き込むように
なって欲しい

9名無しさん@妄想の虜:2004/01/15(木) 22:46
>>8
禿同

10名無しさん@妄想の虜:2004/01/18(日) 03:29
どれどれ

11名無しさん@妄想の虜:2004/01/18(日) 22:53
難民は香萌え語りする香具師いるのに、こっちではやらないよなぁ

1245。女流AV監督。19:2004/02/15(日) 02:18
お久しぶりでつ。
この半年正直なんもやってませんでした〜
信じられないよ(泣)すっかり怠け者でつよ(泣)
どうやらここが生活のリズムになってしまっていたようでつ。
…で、前スレで嘘つきました。
どうにも気持ち悪くて続き書きはじめてしまったのでつ(藁
最後に書いてから一年以上たつとは参ったね…

香の中から溢れて白いシーツを汚していった。

僚はそれをじっと見つめていると、射すような視線に目をあげる。
香が涙ぐみながら僚を見つめているのだった。
なにか言いたそうだったが、息があがっていて声にならない。
必死に呼吸を整えようとしているのが見て取れた。
僚は口の端をあげ、必死に見つめる香を抱きしめた。
香は僚の肩越しに、喘ぎながらも声を振り絞った。
「ど…どうして…」
僚は香がなにを言いたいのか分かっていた。
「中に…って?」
香の顔が大きく頷くのを感じた。
そして僚の胸に手を当て、押しやろうとしているのも分かっていた。
僚はそんな力にはビクともせずに香を抱きしめる。
香の身体はその腕に込めた力で震え、そして敵わないという意識がはっきりとすると、
ガックリと力を抜くのだった。
僚は預けられた身体をもっと強く抱きしめると、その耳元に囁いた。
「出来たっていいじゃないか…」
香はビクッと肩を震わせ思わず「そん…な!」と口走る。
僚は香の頭をぐりぐりとなでながら笑った。
「おまえとの子供なら、きっとこんな環境でも生き抜けるさ」
香は頭の中までぐりぐり回されたようになり、なにも言えない。
僚は香が無抵抗なまま黙り込んでしまったので、
すっと身体を離してその顔を見た。
香は怒っているのだが、困っている顔をしていた。
困っているというよりは奇妙な顔をしていた。
僚が覗き込んでいるのに気付くと、香はその目を大きく開いて見つめてくる。
そして整った呼吸で、やっと口を開く。
「ほか…」
「ほか?」
僚が聞き返すと、香は口を濁した。
「…なんでもない……」
下を向いたまま重い沈黙が続く。
僚は香の態度と今までの会話を頭の中で反芻した。
そして大きなため息をついた。
香がその音に顔をあげる。
そのあがってきた額に、僚はピシッとデコピンをかました。
「っつ!!」
香が額を押さえて僚を睨むと、僚は呆れた目で見つめ返してきた。
「なにすんのよ!」
いろんな意味で感情が昂り、香は半泣きどころかいつもの調子に戻りつつあった。
僚は憤然と香に迫ると、その両肩に手を置いた。
「香!」
「なによ!」
「……」
僚が一瞬冷静に戻った。
その耳に廊下からのビデオの機械音が届く。
たが、もうどうでもいいと思った。
「おまえを愛してる」
「……ぇ?」
そして、どうでもいいと思ったつもりだったのに、
香ともども顔が真っ赤になっていくのを止められないのだった。

とりあえずここまで〜
毎日は無理と思われるので〜
とりあえずまた〜また〜

13名無しさん@妄想の虜:2004/02/17(火) 03:17
マジで!?
がんがってください!!来てて良かった!

14名無しさん@妄想の虜:2004/02/18(水) 00:14
涙が出そうな程うれすぃですなぁ( ´∀`)

1545。女流AV監督。20:2004/02/18(水) 03:52
まだ住人がいらしたようで、一人遊びにならず嬉しい限りです。
ありがとう。

香ともども顔が真っ赤になっていくのを止められないのだった。

「ええ…と…」
香が目を逸らしてなにか誤魔化そうとしだした。
「あの…部屋…帰るね」
にこっと引きつった笑顔でベッドを降りようとしたが、
ただでさえ疲れておぼつかない足もとに、
股間からの滴りが足元をさらう。
思わず伸びた手を僚がつかむと、引き寄せた。
香は悲鳴をあげそびれ、そのまま僚に抱きつく。が、
胸に顔を埋めたまま、どうしていいか分からずに硬直してしまった。
僚の方としても、思惑と理性と欲望と予想だにしなかった己の純情との葛藤で手一杯だった。
それでもそっと香を抱く手に躊躇はなかった。
さっきまでの奮戦が、なかったかのようないつもの二人だった。
いつものように、どちらも次に進めず抱き合うだけだった。
「…う」
近く遠いところで呻き声がした。
僚が眉をしかめドアに目を走らせる。
僚のかすかな筋肉の動きに、香が身じろぐ。
ゆっくりとドアが開く。
そこには苦悶の表情を浮かべている女の姿があった。
「…りょ…」
僚の身体に隠れるようにそれを見た香が声を漏らす。
僚は香を庇いながらゆっくりと顔を女に向けた。
女はゆっくりと歩み寄りながら、繰り返し小さく呟くのだった。
「嘘よ…信じてはいけないのよ…」

16名無しさん@妄想の虜:2004/02/18(水) 09:24
45さ〜ん!!
うれしいです!ガンガッテ!!

17名無しさん@妄想の虜:2004/02/20(金) 20:53
45。さん、待ってました!

18名無しさん@妄想の虜:2004/02/21(土) 22:43
45。さん、待ってたよぉ〜ん!
続きが読めるんだね
楽しみにしてます

1945。女流AV監督。21:2004/02/25(水) 02:12
どもども遅くなりました。
気付いたというか思い出したのでした。
なんで続きを書かなかったのか?
話の展開を何方向かに考えていて、
犯人というかなんというかの設定を決定し損なっていたからでしたよ〜!!
まだすっきり決定してない状態ですが、続けていきます。
なんとかなりますように!

「嘘よ…信じてはいけないのよ…」

香は相手が誰かを知ると、
僚から出て呼びかけようとした。
だが、僚はそれを押し止めた。
もがく香の耳元に、僚は「静かに」と囁いた。
相手の女性…大坪真弓は、
まるで香がなんのリアクションもしていないかのように続けた。
「騙されて泣くのは、いつも女なのよ!」
香の肩が震える。
僚がそれを抱きしめる。
香はそっと顔を上げ、僚の顔を見た。
僚はじっと香を見つめている。
その目で深く見つめられていると、それを疑う事が出来ないと知った。
香は、それでもそれを確認するためにそっと口を動かす。
「本当に?」
僚は頷く。
香の目が潤み、震える口唇が、またそれを確認する。
「あたし…を?」
僚は答えずに香の頬を両手で包むと、
そっとこぼれだした香の涙を指で拭った。
「おまえは?」
僚が静かに聞く。
「おれと…」
そこまで言ってしまってから口を濁した。
卑怯な男だと自分で思ったからだ。
答えはとうに知っている。
僚の沈黙は空気を重くした。
この場でそれを言うのではなかったと後悔もした。
どうしてこんなに臆病になってしまったものかと、
僚自身不思議な気持ちだった。
そして香をそっと見る。
香は自分の心のくぐもりを見て、不安を感じるかもしれないと思った。
しかし、僚の思惑に反して、香の目元は笑っていた。
その口唇がゆっくりと開く。
「こ…ここに、あの小さな花があれば良かったんだけど…」
そう言ってから真っ赤になり、それを見られまいと僚の胸に顔を埋めた。
僚は一瞬なんのことかと思ったが、それに気付くと抱く力を強めた。
「おれのものだ…永遠に…」

20名無しさん@妄想の虜:2004/03/30(火) 16:11
あげ

21名無しさん@妄想の虜:2004/04/18(日) 22:22
ほしゅっ

22名無しさん@妄想の虜:2004/05/22(土) 01:44
やっぱ避難所は人来ないね。

23名無しさん@妄想の虜:2004/05/22(土) 21:21
>22
私も期待してちょくちょく覗いているんですけど、
ここには職人はこないのかもね(並んだスレタイみても、ちょっとね)

>45。さん
もしここでは投下しづらいようでしたら、新宿秘密書庫の方もみてます〜
続き楽しみにしてますよ〜

2445。:2004/05/24(月) 02:11
すみません気を使ってもらっちゃって…
前に止まってた時に、なんで止まってたかっていうと、
展開がいくつかあって、どれも安易そうなんで、
なんかちょっとと考えてたのだけど、まだ出てこなくて…
そうしてたら、
ちょいとばかし気が抜けてて、また初めから読み直してから〜
とか思っていたらこんなに日がたってしまってたんでつ。
そんで、そんなで奇特な方は、もう少々待ってくだされ。
ごめんなさい。

25名無しさん@妄想の虜:2004/05/26(水) 04:33
>45。さん
また以前のように選択肢をやって欲しいです。
あの頃は活気があったなぁ

26</b><font color=#ff6699>(D4A4JAAQ)</font><b>:2004/07/05(月) 19:05
懐かしのシティーハンターのエロが読みたい!!
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1088993015/l50

エロパロ板にCity Hunterのスレ立ちましたね。
移動しますか?

即死・圧縮等で落ちたらまたここで次を待ってもいいわけですし。

27sage:2004/07/06(火) 15:55
>>26さん、気付いてくれてありがとうございます。

監督さまも…今までの作品読ませてもらいました!
ただし携帯からなので全文表示されず、途中で切れてしまうのが悔しい…。
でもこうしてCHのエロパロを書いてる人がいてくれてよかった!
自分も書きたいなあ〜なんて思ってますが…

28名無しさん@妄想の虜:2004/07/07(水) 08:30
>26のスレ、即死判定で落ちちゃったみたい。

エロパロに新スレ立てるとしても、最初は盛り上げないと即死しちゃうよね。

29</b><font color=#ff6699>(D4A4JAAQ)</font><b>:2004/07/07(水) 08:50
落っこっちゃいましたかー

人増えそうな話題ができたときにうまいタイミングで立てないと難しいかもですねぇ。

3027:2004/07/07(水) 13:14
>>28 >>29さん…

そうだったんでつか…
反省。

こちらは何人位いるのですか?
良かったら何か…書いてみようかと。

どうですかね?

31名無しさん@妄想の虜:2004/07/07(水) 23:57
ここは落ちにくい分、たまに覗く住人ばっかりになってるんじゃないかな?
作品が出来てからスレ立てして投下した方がいいかもしれない。

あとスレ立てた後、関係スレに宣伝するのもいいかも。

3230:2004/07/09(金) 07:13
>>31さん

あ…でもしょーもない文章なんで逆に少ない人口で構わないのです
ここに少しずつアップしてもよいでつか?>皆様。

33名無しさん@ちゃんと投票してきた?:2004/07/11(日) 19:40
―バタンっ…―
勢い良く閉まるドアがけたたましい音をあげる。
帰宅したばかりの香は息を切らして肩は震えていた。
そして、そんな香を追うようにして、焦った様子の僚が先にリビングにいた香の手首を掴んだ…。

「おいっ…かぉっ…!」
「離してよっ!!」
「誤解だって。」
「いいわよ、私に構わないでナンパでもなんでもしてりゃいいじゃない…」

34名無しさん@ちゃんと投票してきた?:2004/07/11(日) 19:54
「いいから聞けって!」

壁際に追い詰められ、振り返り鋭い目で僚を睨んだまま黙ってしまった。

(人の気も知らないで…何なのよ。…もう…やだっ…)そう考えた途端、悔しいのか、悲しいのかわからなくなって今にも溢れそうな涙を我慢すべく、気付かれない様、横を向き唇を震わせ天井を仰ぎ見る。
その仕草を見下ろす形で見ていた僚は、香のいつにない感情を見せ付けられ一瞬―ドキっ―とさせられていた。
「かおり…っ」

35名無しさん@ちゃんと投票してきた?:2004/07/11(日) 20:03
(…コイツでも…こんな色っぽい顔すんだ…。)

そう思った瞬間、僚の中で抑えていきた気持ちも一気に膨らんだ。

「いいか、良く聞けっ!!
確かにナンパはしたし、きっとこれからもするかも知れない…。だけどっっ…」

横に背けられていた香の顔を引き寄せると、そのまま唇を重ねた。

突然の事に驚き、離れようともがく香だったが、そう簡単には身動きは取れずに、何度も僚の厚い胸板を叩いては抵抗した。

36名無しさん@ちゃんと投票してきた?:2004/07/11(日) 20:16
「っ…はぁ…」
「何すんのよ!!変態!スケベ!あんたは誰でもいいの?
ナンパに失敗したから私なの?馬鹿にしないでっ…」

香の頬を大粒の涙が伝う。それを優しく拭う様に、僚の舌が這う。

ペロ…ピチャッ…

一瞬体をビクッとさせ、どうしたらいいかわからず硬直する。
そんな香を弄ぶかの如く、僚の動きは止まらず尚もエスカレートしていく。
頬から、首筋…そして、白い胸元へ…。

「ちょっ…、り…ょ…っ」

37名無しさん@ちゃんと投票してきた?:2004/07/11(日) 20:31
「あん?何だよ…」

壁にもたれ、されるがままになっている香のTシャツはいつの間にかめくられ、形の良い胸を下から持ち上げるように揉まれていた。

「ぅっ…く…」
声にもならない声が静まり返った部屋に響く。

僚の大きな手に包まれ、その頂点にある突起は痛々しい程にピンと主張し、それに気付いた僚はソコにも舌を延ばす。

38名無しさん@ちゃんと投票してきた?:2004/07/11(日) 20:52
(や…どうして…こんな…っ)

懸命に平静を装っていたが、膝はガクつき、僚に捕まっていなければ立っていれない程になっていた。
その様子に気付いた僚が優しく囁く。

「気持ちいい…かぁ?」
「ばっ…馬鹿…。んな訳ないでしょ!だからもう やめ…」
強がる香…欲情する僚。

「あっそ…じゃ、オマエが負けを認めるまで、や〜めない」
そう言うと僚は姿勢をより低く下げ、一瞬の隙にスカートのファスナーに手をかけると、素早く脱がせてしまった。

39名無しさん@ちゃんと投票してきた?:2004/07/11(日) 21:04
「きゃ…っ、ちょっと…」

何がなんだか理解できない香をよそに、その逞しい手は香の股の間の僅かな隙間へと滑り込んだ。

クチュ…ニュル…

「っ…ぁふ…」

香は思わず漏れる声に、自分でもびっくりしていた。下からは、妖しい笑みを浮かべた僚が見上げている。
目を合わせない様、必死に反らす。

「ったく…オマエも強情だな…」
吐き捨てる様に呟くと、今度は下着をずらして香の黒くて艶のある茂みへ
指を、舌を…忍ばせた。

「や…そんなと…ころっ…なめち…ゃ、ダメ…ぁっ」
初めての経験、初めての感覚に戸惑いが隠せない。

40名無しさん@ちゃんと投票してきた?:2004/07/11(日) 21:23
そんな香を容赦無く攻める僚。
既に、香の太腿を雫が伝っていた。

「は…ぅん…はぁはぁ…り…りょぉ〜っ…」
「ど〜だぁ?香ぃ〜…」

「……」
立ってる事が限界になり、無言のまま、僚の頭にしがみつく。

「なぁ…なんか言ってくれよ…。これでもまだ何ともないっつうの?」
そう言うと同時に、まるで何かの生き物の様なうねりが香の溢れる泉を襲う。

「ぃやああぁぁ…はぁ…ん」
弄ばれる毎に、香の中の何かが壊れ始めていく。
僚の指と舌の動きに耐えられず、自分でも気付かない程に声をあらげる。

「はぅ…ん、ぁっ ぁっ…ぁああっ〜」

41名無しさん@ちゃんと投票してきた?:2004/07/11(日) 21:35
ニヤリと笑いながら僚が言った…。

「なぁ、香…腰動いてるよ?そろそろ認めたらぁ?…気持ちいいよぉ〜僚ぉ…って」
指は休む事なく、動き続ける。

「しかも、俺の頭掴んで何気に動かしてたりもするしよぉ…。ほら…どぉなんだよ…ここだろ?」

ピンポイントだった…。


僚の言葉になに一つ返答できず、恥ずかしさと感情の昇りに顔を紅く染め、『いやいや』と首を振る姿を、相変わらず僚は下から覗き込む。

「ちゃんと『気持ちイイ』って言うまで、このままだぞ…いいのかぁ?」
(いや…俺が良くねぇよ…)

42名無しさん@ちゃんと投票してきた?:2004/07/11(日) 22:27
(こうなったら、意地でも言わせてやるっ…)

「これでも言う気にならない?なぁ…香ぃ〜?」

僚は、強引に香の脚を開かせると、潤んだ花芯にしゃぶりつき、舌先で何度も転がした。

「はぅ…んっ…僚ぉ、あっ…はああぁぁ〜んっ」

「ちゃんと聞かせてくれよ…。オマエのその声で…。なぁ香ぃ…。じゃなきゃマジで止めちまうぞぉ?」

43名無しさん@ちゃんと投票してきた?:2004/07/11(日) 22:46
香の花芯をこね回し、肝心な部分には触れるものの指を入れず…ただまさぐっていた。

「ぃやぁ…はぅん…お…お願いっ。やめないでぇ〜…」「ぁん?何でやめたらダメなの?全然平気なんだろぉ?」

「んっ…ぁんっ…いじわるしない…でぇっ。もっと…」

(ち…くしょぉ…俺も限界だぁ…我慢できねぇ…。)
僚は香を床へ導き、横にさせると、服を脱がせ、自分も脱ぎ愛液まみれになった脚を高々と持ち上げ、はち切れんばかりに膨張したモノで香の潤みを数回なぞってみせた。

「りょぉ…怖い…」

哀願するその瞳が、とても愛しく
そして壊してしまいたかった

44名無しさん@ちゃんと投票してきた?:2004/07/11(日) 23:04
「初めてが…俺なんかでいいのか?」

体の底から湧き出るような欲望をグッと堪え、香の瞳を見据えた。
コクりと頷き、僚の肩を掴む。

それを合図に、僚は、その潤みに熱い塊を埋めていく…。
「力…抜けよ…。大丈夫だから。」

香はただ頷くだけで、じっと僚を見つめていた。

ギュ…ニュル…

「あああっ…はっ…んくぅ」「ほら、今少し入った……香ぃっ…もっといくよ…」

ギチギチ…ジュプ…

「はぁ…り…ぉ〜」
「もう半分…あと少しだ…」「う…ん」

ミシミシと音を立てながら、香の潤みに突き立てて行く。
「あああぁ…ひっ…」
「凄い締め付けだ…かお…り」

45名無しさん@ちゃんと投票してきた?:2004/07/12(月) 03:27
>>33-44
長いうえに、こんな駄作でスミマセン。
まだ続くんですが、どうでしょう(-.-;)

それにより、続きはアプします。

46sage:2004/07/12(月) 04:23
>45
どうでしょうって訊かれてモナー
続けたいんなら続ければ?

47名無しさん@ちゃんと投票してきた?:2004/07/12(月) 05:58


48名無しさんが妄想します:2004/07/12(月) 11:30
ここって新参者って歓迎されないんですか?

続きも書かないほうがいい感じですね…
余りにもつまらなかったら失礼と思ったので、どうでしょうか…と聞いてみたんでつが…(:_;)

49名無しさんが妄想します:2004/07/12(月) 11:32
sageるの忘れてました…

50名無しさんが妄想します:2004/07/12(月) 13:40
>48
にちゃんは初めてでつか?

51名無しさんが妄想します:2004/07/18(日) 11:22
続き書いてくだされ〜

52名無しさんが妄想します:2004/07/19(月) 02:05
ここはにちゃんではない

5345。女流AV監督。22:2004/07/19(月) 03:43
お久しぶりです。
くそ暑い中、ここの方たちはお元気でしょうか?
やっと45。の部分の脳が起きたようでつ。
ない頭を使ってたいしたもん書こうとしてつまったまま停滞…
込み入ったことは無理だったようで、
ありきたりな感じになるってことを覚悟してくだされ。すんません(藁
新しい方もがんばって続けて読ませてください。
書きたい人が書けばいいのでつから〜(w

「おれのものだ…永遠に…」

香は黙って頷くと、そのまま僚に抱きついた。
真弓は声を失い、わなわなと震えている。
僚は香を抱きとめながら、そっとその様子を見ていた。
次にどう出るのか、僚としても、不確定要素がありすぎて判断出来かねないところであった。
真弓はひきつけを起こしかけながら、ヒステリックに叫んだ。
「騙されているのよ!あなた!!
この男には他にもたくさん女がいるのよ!!
みんなにそんな事を言っては、その種をばらまいているの!!」
香の耳にそれは届くが、香は聞こえていないふりをした。
自分を包む僚の腕にも胸にも、なんの動揺もない。
僚は真弓の言葉の中に、
香が言いかけた「ほか」という意味を理解した。
改めて香の頭を撫でると、「おまえにだけさ」と呟く。
香は黙って頷いた。
真弓は首を振りながら、二人に近づいてきた。
「駄目よ!信じては!!」
僚の肌が異変を感じ取った。
香をそのままベッドに押し倒し覆いかぶさると、直後真弓の悲鳴が響く。
そして真弓の蹲る姿。
ガラスの割れる音。
外からの衝撃を受けた窓ガラスが、僚の上に降り注ぐ。
「…ぐっ……」
香も驚き、自分の上で肉体を一瞬硬直させてた僚に叫んだ。
「僚!どうしたの?すぐにあたしを出して…」
僚は首を振り、香を安心させようとした。
真弓の悲鳴が響く。
「なにをやっているの!!
狙われているのはこっちなのよ!!」

時間空けてたわりにはなんも考えてなかったんで、
まだ試行錯誤〜
なんとかさくさく完結させて、他の事もやりたいでつ。
では、また。

54名無しさんが妄想します:2004/09/13(月) 17:36
激しく続きが気になるハァハァ

55名無しさんが妄想します:2004/10/05(火) 15:25
ぃや〜ん、今までこの避難所の存在を知らなかったわん。
ピンクがなくなってがっかりの毎日だったけど、また生きていけそう!
45。さんの作品も久し振りに読めて嬉しいです。
新人さんのお話も続き読みたいです!

5645。:2004/11/01(月) 01:11
書くのを怠けていたら、もうこんなに月日が…
ご無沙汰しております。おいらです。
なかなか続きが出来ないので、ちょいと他の遊びしていいですか?
すっかりなにも書かないでいたら、もうこんなに空いてしまってた…
というわけで、
(さて3択です。1余計なことしなくていいから監督を終わらせろ。2どうせ毎日は無理だろうけど遊びに付き合ってやる。3もう、いいよ。レスよろしく)

57名無しさんが妄想します:2004/11/01(月) 21:02
2!

45。さん、監督も待ってますよ〜〜〜

58名無しさんが妄想します:2004/11/01(月) 23:09
4 余計なことをしなくていいから毎日よろしく…
は無理だろうから


5945。:2004/11/03(水) 00:33
ども。住人がまだ健在だったようで(w
なんかすっかりいろいろ疲れて脳みそ放置状態でした。
はやり毎日突っ走るのもエネルギー要りましてね。
まあ、一年以上もたてば、喉もと過ぎればなんとやら。
では、イカセテいただきます。

57さんは2を選ばれました。監督も余波で書けることを祈ってくだされ(泣
58さんは4… 二番目のレス者ですので無効です(藁

秋の風が吹き始めた頃、
ちょいと上掛けを引っ掛けた槇村香は、
いつものように新宿の街中を歩く。
目的地は駅にある掲示板。
「さすがにもう半そでだけじゃねえ…」
そっと腕で身体を抱きしめつぶやいた。
するとその脳裏には、
未だ袖を肩まで捲り上げているパートナーの姿が。
「ああ、あれはあれで、ね。
丈夫が取り得なだけだから…」

掲示板に着くと、すぐに目に飛び込んだ文字。
【XYZ】
「…うそ…」
久しぶりの依頼だ。
香はためらいがちに近づくと、小さな手帳を出した。
「え…っと」
メモをとりだした香の背後から不意に大きな腕が突き出し、
香の口を塞ぎ、身体を拘束した。
「ぐ…」
香はもがくが、振り切れない。
くぐもった声が耳元に囁く。
「おまえがシティーハンターか?」
香は違うというように首を振ろうとしたが、
他の誰かが香の手帳を奪った。
手帳には、今掲示板から写し取っていた依頼内容が記されていた。
「おい、こいつで間違いない」
それを見た人物が、香の後ろに向かって言った。

(さて3択です。1僚、通りかかる。2ミック通りかかる。3誰も来ない。レスよろしく)

60名無しさんが妄想します:2004/11/03(水) 23:16
>>59
1!・1!
初めて選択します!
ここを覗いて良かった・・・(感涙)
45さんお帰りなさい!新作嬉しいです。この展開が楽しみです

6145。:2004/11/04(木) 00:06
60さんは1を選ばれました。懲りずにふらふらとやっちまってます(藁
またよろしくお願いいたします。
続きは詰まらない限りは一応毎日はする予定。
無ければ「ああ、もう躓いたな」とあざ笑ってくだされ。

香を拘束していた人物は、それを受け頷く。
そして香を抱え込んだまま、移動を始めた。
すぐ近くで車の停車する音が聞こえた。
拘束していた人物の手が香の顔を覆った。
視界を奪われ口を封じられる。呼吸が苦しい。
そして車のドアが近くで開く音がした。
その中に連れ込まれたらお仕舞いだと、頭の中で警鐘が鳴る。
香は持てる力を振り絞って、逃れようと努力した。
「…ちょっと…」
香の耳に聞きなれた声が飛び込んできた。
「なんだ」
香の身体を覆う人物が答える。
香は変わらぬ状態でありながらも、身体から余計な力が抜け、
リラックスしていく自分を感じた。
「なにをしているんだ?」
香を落ち着かせた声の主の問いかけに、
その相手は臆する事もなく答えた。
「ちょっと私の連れが、気分が悪くなったようなので、
介抱しようとしてるだけだ」
暫く沈黙が続く。
香はそのままの状態で再び移動させられ始めたが、
その移動はすぐに止まった。
「おまえの連れ?
冗談だろう?」

(さて3択です。1僚、相手の正体を探る。2僚、芝居。3僚、香を連れ帰る。レスよろしく)

62名無しさんが妄想します:2004/11/04(木) 21:06
悩むけど、1かな〜

6345。:2004/11/05(金) 01:09
62さんは1を選ばれました。

その言葉を耳にした瞬間、香の身体が揺れた。
正確には香を覆っていた男が衝撃に揺らいだのだった。
放り出された香はよろけながら体勢を直そうとすると、
すかさず力強い手がその腰にかかり引き寄せる。

(おっとここで肝心な事を忘れてた。もう少し後くらいかと思っていたけど(w)選択はこのままですが、ここで中間選択。1香手付かず。2香お手つき済。3香開発済。レスよろしく)

64名無しさんが妄想します:2004/11/05(金) 17:16
1と2とで悩んだけど、やっぱり1で!
手付かず設定ってどうしても捨てきれない…
45。さん、また楽しみができて嬉しいです。
頑張って下さいね。

6545。:2004/11/06(土) 01:14
64さんは1を選ばれました。息切れしないように祈っていてくださいな(w

そして、香はなんなく馴染んだ男の腕の中にいた。
それが誰かは分かっていたが、それでもそっと上を見上げる。
同時にその男もそっと香を確認するように見る。
その眼差しのあたたかさに、香は思わず目を逸らせた。
「大丈夫か?」
小さく呟くその声は、どこか寂しげな気がしたが、
すぐにいつもの声に戻り香ではない相手に話しかけた。
「で?おれのパートナーをどこに連れて行くつもりだったんだ?」
「パートナー…?では、おまえもそうなのか?」
思ってもいなかった切り替えしに、香のパートナー・冴羽僚は驚いた。
「おまえもって?」
相手はイラついたように答えた。
「シティーハンターなのかということだ」
僚と香は思わず目を見合わせた。
お互い点になったまましばらく口も開けなかった。
「えっ…と……」
香がなにか言わなければと相手に向くと、その口を僚の手が覆った。
「用があるのは、おれのほうにか?」
相手も戸惑いを隠せないようだったが、その相棒と目をあわせて確認をした。
「シティーハンターにようがある」
僚は香を押しやり、前に出た。
「じゃあ、おれだ。さっさと用件を言え」
相手は香をあごで示して聞いた。
「あの女もそうなんだろう?」

(さて3択です。1僚、否定する。2僚、同意する。3香、そうだと言う。レスよろしく)

66名無しさんが妄想します:2004/11/06(土) 16:16
1!ごめんねカオリン(つД`)

6745。:2004/11/07(日) 01:32
66さんは謝りながら泣きながら1を選ばれました。

僚は香を見る。
香は顔を赤らめた。
なにも出来ずに連れ去られかけた自分を恥じた。
そんな自分がそうだと名乗れるだろうか。
僚は香がなにを考えているのか、手に取るように分かった。
「いいや、違う」
冷めた声で僚は男たちに答えた。
香は一瞬驚いた顔で僚を見た。
僚は目を逸らせて男たちに向かい合った。
「じゃ、行くか?誰かに遣わされて来たんだろう?」
僚はそう言いながらも背中に、痛いほどの香の視線を感じていた。
香にとって一番酷い言葉を言ったという自覚はある。
しかし、今ここにいる男たちは得体が知れない。
僚は、今の状態の香を連れて行かないほうがいいと判断した。
僚は振り向きもせずに男たちの車の後部に乗り込んだ。
隣に座った男は、僚がバックミラーを見るのをみて笑った。
「さっきの女はベッドでのパートナーか?
それにしてはずいぶんつれなく扱ってるじゃないか。
いらないのなら、いつでも引き受けるぜ」
僚は口を歪めて笑った。
「おまえ程度に乗りこなせられる女じゃないさ、諦めるんだな」
僚は、鏡越しに見た香のうな垂れた姿に痛めた心を、
その男にぶつけてみるのだった。

(さて3択です。1香、キャッツ・アイに行く。2香、家に帰る。3香、呼び止められる。レスよろしく)

68名無しさんが妄想します:2004/11/07(日) 15:19


6945。:2004/11/07(日) 16:07
68さんは3を選ばれました。

僚が去った後、しばらくそのままでいた香だったが、
香同様に置いていかれた愛車を見て、
帰らなければと乗り込んだ。
ゆっくりとエンジンをかけた香は、その窓を叩く音に気がつき目を上げた。
見覚えがある女性だった。
相手はなにか喋っているが、わざと小声で言っているのか聞こえない。
香は窓を開け、相手の声を聞くことにした。
「香さんでしょ?覚えてない?」
そう言いながらニコニコと自分を指差す相手の顔をじっと見つめているうちに、
香は「あっ!」と声をあげた。
「思い出してくれたかしら?」
香は懐かしそうに微笑んだ。

(さて3択です。1竜神さやか。2片岡優子。3手塚明美。レスよろしく)

70名無しさんが妄想します:2004/11/07(日) 18:27
誰だかなかなか思い出せなかった3で

71名無しさんが妄想します:2004/11/07(日) 20:26
誰か思い出せない・・・

7245。:2004/11/09(火) 01:24
70さんは3を選ばれました。
71さん、思い出して〜

「たしか、明美さん…」
名前を呼ばれ、手塚明美は嬉しそうに微笑んだ。
「今日の占いによると、
この方角にくれば、いいことがあるって出てたのよ」
香は苦笑いをした。
「まだ占いに凝っているのね」
「ええ、もちろんよ」
香が助手席のドアを開けると、
明美はそのまま乗り込んできた。
明美は、左手の中指に光るものを見せびらかせるように、
ひらひらと香の目の前で手を振った。
「あら」
香もそれに気付き笑顔で聞いた。
「婚約したの?」
明美は嬉しそうに頷いて答えた。
「でも、あの事件の時は、
本当に冴羽さんと結婚するつもりでいたのよ。
初めはモデルの仕事を辞めるための、
お芝居でだったんだけどね」
香は苦笑いをしつつ、エンジンをかけた。
「お茶でも飲まない?」
「そのつもり〜」
香は大人の顔になった明美の横顔を見つめ、
前もきれいな子だったけど、本当に美人だわと思った。
香に見つめられているのを知り、
明美が唐突に話し出した。
「ああ、本当に冴羽さんの誕生日を聞いて調べた時は、
相性バッチリって喜んだのに、
まさか香さんの誕生日だったとはねえ」
香は少し困った顔をしながらも、
本当の事を話そうと思った。
「あのね、あの時、僚は嘘を言うつもりはなかったのよ」
明美が目をパチクリさせて香を見つめた。
「僚…自分の誕生日を知らないの。
だから咄嗟にあたしの誕生日を口にしたのね」
それを聞きながら、明美はにんまりと笑った。
「ま。ご馳走様だこと。
咄嗟に答えた誕生日が香さんのってことは、
それだけ香さんのことを…
わたし、子供だったから、
冴羽さんと香さんのこと、ちっとも気付かなかった」

(さて3択です。1自宅に行く。2キャッツ・アイに行く。3病院に行く。レスよろしく)

73名無しさんが妄想します:2004/11/09(火) 01:47
3でお願いです

7445。:2004/11/10(水) 01:30
73さんは3を選ばれました。

香はどう答えたらいいのか分からずにうつむいた。
あれからもう数年たっているのといのに、
未だにふたりの関係はそのままだった。
仕事の同居はしているが、仕事のパートナー。
そしてたった今、その絆さえもが、
香自身の対処の弱さで危うい状態に。
「喧嘩でもしてる最中?」
明美のするどい突っ込みに、香は慌てた。
「いや、その…そんなんじゃないんだけど」
そんな曖昧な態度をまっすぐに見つめられ、
香は明美に対して誤魔化す事を諦めた。
「ん〜。
あたしが甘いから、僚の足を引っ張っちゃうのよね…」
改めて口に出すと、さらに無力感を感じたが、
かえって、さっぱりした気持ちにもなれた。
「じゃあ、なにか飲みながらでもゆっくり」
明美はそう言いながら、思い出したように時計を見た。
「あ、いけない!
先にちょっと寄って欲しいところがあるんだけど、
いいかしら?」
「ええ、どこに?」
明美は今までの態度を急変させて呟いた。
「病院…じつはね、弟の篤がケガで入院しているの」
「え?」
「ケガは大したことないんだけどね、どうも様子がおかしくって…
それで占ったら、さっきの場所に行けばいいって」

(さて3択です。1病室に先客。2僚、依頼を受ける。3僚、依頼を受けない。レスよろしく)

75名無しさんが妄想します:2004/11/10(水) 02:09
3がいいです

7645。:2004/11/11(木) 02:59
75さんは3を選ばれました。

香は、どう答えたものかと悩みながらも頷いた。

僚は、どうしたものかとため息をついた。
二人の男に連れられて来た場所は、
お馴染みの場所だった。
とりあえず応接室に通されてソファに座ると、
その場に現れたのは、そこの主だった。
その男は手を上げて、朗らかに挨拶をしてきた。
「やあ…」
僚は不機嫌にため息をついた。
「はぁ〜…」
「よく来てくれたね」
僚はおもむろに立ち上がり、ドアに向かった。
男は慌ててそれを阻止するように男たちに命じた。
「いったい、なんだっていうんだ?」
主は、まあまあと僚をなだめるが、僚の不機嫌は増すばかりだった。
「なんの悪ふざけだ?龍神会の親分さんが」
「よくぞ聞いてくれた!
実はこのところの不景気でリストラされた人材が、
うちに採用してくれと来たので、まあテストを兼ねてね」
僚は呆れてものも言えなかったのだが、あえて頷き聞いた。
「で?シティーハンターを連れてきたら採用と?
おれの顔も知らない素人さんにね」
「うでっぷしはいいと売り込んできたからねえ」
にこにこと言うたぬき相手に僚は、
自分は物分りがいいんだと言いたげに頷いた。
相手もシンクロして同時に何度も頷く。
僚はにこにこしながら相手の襟首を掴むと、
ドスを聞かせて睨んだ。
「おれのパートナーは、無理やり拉致されるところだったんだぞ」
たぬきは、それでも笑顔を絶やさずに対応した。
「まあまあ、とにかく来てくれたんだ。
仕事の依頼をしたいのだが…」
「断る!」

(さて3択です。1僚、そのまま帰る。2僚、キャッツ・アイに寄る。3たぬき、食い下がる。レスよろしく)

77名無しさんが妄想します:2004/11/11(木) 14:33
1
また45。さんの作品が読めて嬉しいです。
これからもどんどん続けてくださいね。

7845。:2004/11/12(金) 05:43
77さんは1を選ばれました。いえ、こちらこそまた書かせてもらってますんで、よろしくです。

「え?」
いきなり僚に拒否され、たぬきは驚いた。
僚とは長い付き合いである。
仕事に関していつも文句は言うものの、
たいていは引き受けてくれたものだ。
それを内容を聞きもせずにいきなり断るとは…。
僚はたぬきが、心の中でなにか演算するのを無視しながら、
そのまま出て行った。
僚を連れて来た男たちが止めようとしたが、
それを一睨みで制するのだった。
今まで多少ワルはしていても、
所詮真面目に一般人をやっていた男たちには、
きつい洗礼であった。
僚が扉の向こうに消えてからも、
オロオロしている男たちにたぬきは言った。
「ああ、いい。
ある意味攻略法は見えた。
やはり、あの男は欲しいな。
この組の存続のためには…」
たぬきはニヤリと笑って、男たちを脅えさせた。

僚は足を置いてきた事を後悔しつつ、
家路を急いだ。
別れた時の、うな垂れてた香の姿が思い出され、
僚は眉をしかめた。
「…香……」

(さて3択です。1たぬきの目論見。2香、依頼を受ける。3香、依頼を受けない。レスよろしく)

79名無しさんが妄想します:2004/11/12(金) 11:29
2!
Pink板からずっと読ませて頂いてましたが、発選択です。ドキドキ
また45。さんのお話が読めて幸せです。

8045。:2004/11/13(土) 02:12
79さんは2を選ばれました。発ですか(藁。と、突っ込みながらも、ありがたく(を!5・7・5調になってる)またよろしくです〜

香が通されたのは、個室だった。
ベッドには明美の弟という男性が眠っていた。
「あら、寝てるわね」
明美は香に椅子を勧めてから、
花瓶の水を変えに部屋を出た。
香は初めて見る明美の弟の顔を見つめた。
「やっぱり本当の姉弟って、どことなく似るものね。
あたしとアニキは…」
香が呟いたのが聞こえたのか、篤は目を開けた。
そして見知らぬ女性が目の前に居たのに驚き、
思わずベッドから落ちかけた。
香は慌てて抱きつき、支えて元に戻すのだった。
篤は、ふんわりと柔らかだが張りのある香の胸を身体に感じ、
寝起きという事もあって、身体の一部が硬直した。
香もそれに気付き、真っ赤になってしまった。
「あ!いや!すみません!!」
香の身体を突き放し、篤は前かがみになって香から顔を背ける。
香は、そのあたりまえではあるが新鮮な行動に思わず微笑んでしまった。
「あの…どちら様でしょうか?」
恐る恐る聞いてきた敦に、香は咳払いをしてから答えるのだった。
「あ、初めまして。槇村香といいます。
あなたのお姉さんの知り合い…というか、
昔僚が、あなたのお姉さんの依頼を受けて、それで…」
篤はきょとんとした顔をしていたが、納得したように頷いた。
「冴羽さんの…」
「ええ、パートナーなの」
香はなにげなく言ったその言葉に、微かに口を結んだ。
『僚は、あたしを見限ってしまったのかもしれない…』
そんな香に、篤は飛びついた。
腕を掴まれ、香は篤を見る。
「お願いがあるんだ!姉ちゃんを守って欲しい!」
「え?」
「ボクが言っても、絶対信用してくれない!
だから、証拠をつかんで、姉ちゃんに!!」
香が戸惑っていると、ドアが開いて明美が入ってきた。
明美は股間を立てている篤が香に掴みかかっているのを見て叫んだ。
「キャー!篤!あんたって子は!!」
「…あ」
篤と香は、状況を改めて認識して、大仰に訂正をするのだった。
「誤解よ!誤解!」
「そうだよ、姉ちゃん!!ボクが好きなのは!!」
篤はちらっと明美を見た後、ハッとなって口を閉じた。
明美も香も、篤の好きな相手が誰かに興味が行き、
現状はすっかり無かったものにされるのだった。
だが、篤は相手の名前を言おうとはしなかった。
明美はとりあえず、
篤が香に対して如何わしいことをしたのではないと理解してくれた。
それで、篤が果物が食べたいと言ったのを受けて、
一人で買いに出ていったのだった。
篤は明美が出て行ったのを確認してから、
香にこっそりと打ち明けるのだった。
「じつは、姉ちゃんが付き合っている男なんだけど、
どうもおかしいんだ」
香は、さっきの態度から見て、
篤はかなりのシスコンだと思っていた。
明美本人は気付いてはいないようだが、
篤は明らかに明美が好きなのだと分かった。
香は、ふと槇村のことを思い出し、
それを微笑ましく思った。
香も、まだ僚と会うまでは、
世界の中心はアニキにあったと思っていたのだと。
そして冴子の顔が浮かぶ。
もし、槇村の生前に冴子の存在を知っていたなら、
香も理由なく反対したのだろう。
自分の世界を壊されないようにと…
篤もそうなのだろうと、香は考えた。
「いいわ。任せておいて!」
香の一言で、篤も安心したようだった。
篤は何度も頭をさげて感謝した。
やっと戻ってきた明美が、林檎の皮を剥着終わった頃、
面会時間が終わった。

(さて3択です。1キャッツ・アイに。2明美の仕事場に。3バーに。レスよろしく)

81名無しさんが妄想します:2004/11/13(土) 02:30
3

82名無しさんが妄想します:2004/11/13(土) 03:16
ノオオオオオオオォ!!!
もう選択されていた〜〜〜〜〜〜

8345。:2004/11/13(土) 23:18
81さんは3を選ばれました。
82さん、こんな時間にご苦労様です。

再び車に乗り込んだ二人だったが、
明美はちょっと考えて、香に提案した。
「ねえ、せっかくだから飲みませんか?」
「?」
ハンドルを握ったまま、香は考えた。
敦と約束した手前、いろいろ聞き込みするには、
お茶よりもアルコールの方のが好都合ではないかと。
「そうねえ…。じゃあ、この車どうしましょうか」
明美は笑って応えた。
「うちの近くにいいお店があるのよ。
そこ、知り合いだから、そこの駐車場に置いておいてもらえるわ。
で、帰る時には冴羽さんに来てもらってもいいじゃない」
香は、僚の名前を出され、少し複雑な気持ちになりながらも、
それに同意した。
しかし、わざわざ僚を呼ぶことは出来ないと心の中で呟いた。

明美が連れて行ってくれた店は、こじんまりとしたバーで、
たしかに明美のマンションから歩いて数分しかかからないところにあった。
店内には他に客はおらず、貸切のような状態だった。
香は、明美に注文を任せ、
出てきたカクテルを一口飲んでから、
差しさわりの無いところから切り出した。
「そういえばさ、明美さん今はお仕事はなにを?」
明美は微笑んで応えた。
「念願かなってカメラマンの道を行っているわ。
…でも、まだまだ仕事とはいえない状態だけどね。
今となっては、モデル時代に稼がせてもらったのが貯蓄として役に立ってるって、
ちょっと皮肉ね」
香は生き生きと語る明美を見て、いいなあと思った。
「本当にやりたいことをやっているのね」
明美は笑って、香の肩を叩いた。
「なにを言っているんですか!香さんなんて…さえ…」
明美はなにかを言おうとしたが、ため息をついてやめた。
香がまったく純粋に明美を見つめていたからだった。
香は続きが気になったが、明美は首を振るだけだった。
明美には、香にまったく自覚がないのが分かったからであった。

(さて3択です。1店主が彼。2同僚が彼。3遊び人が彼。レスよろしく)

84名無しさんが妄想します:2004/11/13(土) 23:37
1でお願いします

8545。:2004/11/14(日) 11:32
84さんは1を選ばれました。

明美は知らずため息をついていると、
後ろからポンと肩を叩かれた。
「あ…」
やおら笑顔を取り戻し、考えに耽っている香の名を呼んだ。
香は明美の言っている意味も考えていたが、
篤から頼まれたことをどう切り出したらいいのだろうと思っていたので、
しばらくは明美の呼びかけに気付かなかった。
「香さん!」
三度目にやっと香が顔を向けた時、
明美はそっと立ち上がって一人の男性の隣に並んだ。
「あ…」
明美は笑顔でその人を紹介するのだった。
「香さん、彼が私の婚約者の木内。
あなた、彼女は槇村香さん」
相手の男は振り向いた香の顔を見て、少し驚いたように目を見開いた。
香はいきなり本人が現れたので、動揺しながらも挨拶をした。
「あ!初めまして!」
明美はなにも喋らない婚約者に肘を当てて、
目配せをした。
「ほら、いくら彼女が美人だからって…」
「あ…ああ…」
木内は香に挨拶しようと手を差し出しかけて、
それを引っ込めた。
香は同時に出した手のやり場に困り、固まってしまった。
明美は不審な顔をしたが、すぐに頷き香に謝った。
「あ、ごめんなさい。彼、先週に手をケガしてしまったので、ね」
明美に言われて改めて見ると、
木内の右手には手袋がはめられていて、
その中でも人差し指だけが、異様に太かった。
「ドジよね、指をドアに挟んで骨折しちゃったんだって」
木内は香の表情を読むようにじっと見つめたが、
香は見つめられて戸惑うだけだった。
「ほら、そんなに見つめるものじゃないって言ってるでしょ!
あなたには、もう私がいるんだし、彼女には…ね!」
香は真っ赤になってうつむくだけだったが、
木内はそっと口の端を上げてほくそえんだ。
「ああ、すみません。
ちょっと昔の知り合いに似ていたものでね」

(さて3択です。1木内、退散。2木内、一緒に。3木内、一旦退散。レスよろしく)

86名無しさんが妄想します:2004/11/14(日) 19:59
2

8745。:2004/11/14(日) 21:03
86さんは2を選ばれました。
ええと、ちなみにこれは15日分です〜
ほいと書けてしまったので(w

木内の言葉に明美が口をはさんだ。
「まさか、昔つきあっていた彼女…とかじゃあないでしょうね」
木内はクスリと笑うと否定した。
「いや、そんなんじゃないよ」
香はじっと見つめられ、俯くだけだった。
だが、ふっと見合った目の中に、なにかを感じ眉をひそめた。
香もなんとなく心にひっかかるものがあったのだが、
それがなんなのか思い出せない。
木内はこれ見よがしに右手を香にかざしたが、
香がなんの反応も見せないので、
また微笑み口を開いた。
「ちょっと時間があるから、お邪魔しててもいいかな?」
明美は嬉しそうに、
香もなにか篤に報告することでも出来ればと同意した。
バーテンに指をならすと、いつも注文するのであろうカクテルが出された。
「常連なんですか?」
思わず言った香の言葉に木内と明美は笑った。
「まあ、常連というか、いつもいるというか…」
「この店は、彼のなのよ」
香が「すみません」と小声でつぶやくと、
木内はおもむろに明美の隣に腰を下ろし、
明美に耳打ちをした。
明美は頷くと、香に「ちょっと待っててね」と言い席を立った。
空いた椅子を挟んで、木内は身体を乗り出してきた。
「ええと、香さん。お仕事の方はなにを?」
香は、なにか頭のどこかで警告が鳴っているような気がしたが、
それがなにか分からなかった。
そして、相手の腹をさぐるには多少の交流を持たねばと思った。
「え…え、ちょっと自由業なんですが…」
木内は香を見つめたまま、ふふっと笑った。
「いえね、じつは彼女の弟さんがどうも結婚に反対しているらしいんで、
もしかしたら興信所の方が友人を装って、
ボクのことを調べているのか…とか考えてしまってね」
香は思いっきり首を振って否定した。
「いえ、そんな…」
木内は香の肩に手をかけ、ぐいっと身体を引き寄せた。
「…あっ!」
倒れこむ香の身体を抱きしめ、その耳元に囁いた。
「じゃあ、あなたとボクがいい関係になっても、大丈夫っていうわけですね」
香は驚きながらもその身体を押しのけようと必死にあがいた。

(さて3択です。1明美。戻ってくる。2香、連れ出される。3僚、香を探す。レスよろしく)

88名無しさんが妄想します:2004/11/14(日) 22:32
3で

8945。:2004/11/17(水) 03:06
88さんは3を選ばれました。

どうあっても退けられない木内の身体が、
小さな足音で跳ねるように離れた。
「お待たせ〜」
明るい明美の声が飛び込んでくると、
香もほっとした顔をしてちらっと木内を見た。
木内はなにげない素振りで明美を迎えた。
「用意出来たのかい?」
「ええ。さあ、香さん」
香はきょとんと明美を見つめた。
そして、はっと今のことで同様している息を整えようとした。
「なに?」
自分を抑えながら聞く香に、
明美は小悪魔のように微笑んだ。
「せっかくだから、
ちょっと写真のモデルをやってもらおうかと思って」
香は首をぶんぶんと振って断った。
だが、明美は一冊の雑誌を取り出し、
香の目の前に広げた。
それはちょっと前の雑誌だった。
ファッションショーの写真記事がのっていて、
それには香の水着姿が写っていた。
「あ!これは…その、頼まれて仕方なく〜」
香は顔を真っ赤にして、ページを手で覆い隠そうとした。
木内はしげしげと香を見つめ、微笑んだ。
「なかなか素敵なプロポーションをされてますね」
香は否定して、明美を指差した。
「あ、明美さんなんて15歳の頃から、
もっといいプロポーションで!!」
明美は香の腕をぐいとつかんで自分の腕に絡めた。
「さ、今は私は撮る方の人間なのよ!
いい被写体を見つけたら、撮らないとバチがあたっちゃうわ」
理屈にもなんにもなっていないようだが、
香はしぶしぶ明美に引かれていった。
ちらっと木内を見ると、どうやらついて来るようだった。
香はさっきの木内の態度を、
明美に伝えるものかどうか悩んだ。

僚は走って駅まで戻ったが、車はなかった。
当然香が乗って帰ったのだろうと、
まっすぐに家に向かった。
だが、車はない。
当然香の姿もなかった。
仕方なしにバイクに乗ると、
いる頻度の高い喫茶店『キャッツ・アイ』に向かった。

(さて3択です。1海坊主しかいない。2美樹しかいない。3かすみしかいない。レスよろしく)

90名無しさんが妄想します:2004/11/17(水) 03:52
1
海ちゃんお久〜!

9145。:2004/11/18(木) 07:37
90さんは1を選ばれました。

僚が店に着き、
ドアを開け中に入ると、
「よう、どうした」
と、その店の店主・伊集院隼人に。
声をかけられた。
目の見えない店主だったが、
ドアを開ける音などから、
いつもと違うと感じたのだった。
「なにをふざけたことを言ってるんだ?」
僚はフッと笑うと、
数人しかいない客を眺めてから、
誰も着こうとはしないカウンター席に座った。
香がここにいれば、
いつも座っているはずの場所だった。
そこは、一般の客はこの店主のみしか居ない場合にいは、
なかなか勇気のいる席だった。
なぜなら、いかにもこわもてで巨体の店主を、
誰も側で見たいとは思わないからだ。
逆に、この店主が留守で、
その美人の奥さんかバイトの女性がいる場合には、
この席は満杯になってしまうのだった。
しばらく無口でいた店主は、
この常連の客に対して、
注文を聞くでもなくコーヒーを出した。
僚がそれを口に運びかけた時、
店主は呟いた。
「…香か?」
僚は、口に運びかけたコーヒーを
危うく落としかけながら、
ついいつもの誤魔化す癖で、
普通に話を変換した。
「そういえば、美樹ちゃんとかすみちゃんは、
今日はどっかにお出かけ?」
いつもながらに、勝手に自分の妻を”ちゃん付け”で呼ぶこの男に対し、
毎度の憤りを感じながらも店主は思った。
『また、香になにかあったな…』

(さて3択です。1海坊主、僚に問いただす。2海坊主、僚の誤魔化しに付きあう。3海坊主、まったく相手にしない。レスよろしく)

92名無しさんが妄想します:2004/11/18(木) 08:22
1
海ちゃんの尋問が見たいっス!

9345。:2004/11/19(金) 18:51
92さんは1を選ばれました。尋問になるかどうか〜…
というか寒くなったので布団はいって打とうとしてたら寝てしまいました(T-T)

じっと僚は店主に睨みつけられた状態で、
今までの経験から、こういう場合はなんだかヤバイと感じた。
僚が残りのコーヒーを一気に飲み込んで立ち上がろうとすると、
ガシッとその両肩に圧力が加わった。
「お客様、ちゃんと味わってくださいよ」
サングラス越しになので目の表情は読めないが、
職業スマイルとはいえない二カッとした笑顔。
僚はうんざりな顔をした。
「離せよ、海坊主…」
僚が店主をあだ名で呼ぶ。
数人いた客たちは、常連であった。
常連は知っていた。
この二人がなにか対話するときには、
なにかとても危険な展開になると。
全員がサッと立ち上がると、
それぞれのテーブルに釣りのないよう料金を置き、
そそくさと店を出るのだった。
「なあ、僚…おまえ、なんで今日バイクで来た?」
海坊主と呼ばれた店主は、にこやかに聞いてきた。
「気分転換だ」
僚はしれっと答える。
「…そうなのか?
おれはてっきり香がおまえに愛想を尽かして、
いつもの奴で出て行ったのかと思ったのだがな?」
僚はコーヒーのお替りを要求しながら、海坊主の腕を払いのけた。
「んなわけないだろう?」
海坊主はお替りを注ぎながら、「ホウ?」とつぶやいた。
「ずいぶん自信満々だなあ。
そう言いきる根拠はなんだ?」
「それは〜」
そこまで言ってから、僚は話を交ぜ返した。
「そっちこそ、美樹ちゃん出て行って、
おまえ一人なんじゃないのか?」
ガランとした店内を見回しながら、僚は声を上げて言った。
「美樹には野暮用を頼んだんだ。
終わったら帰ってくるさ」
僚は頷きながら、さっさと香を探しに出ないとと思った。
「それで、おまえ、今度は香になにをしたんだ?」
僚は最後の一口を噴出して、慌てて立ち上がった。
海坊主は、確信をついたと満足げに続けた。
「おまえ、知らないだろうがな。
おまえに関しての鬱憤を爆発させていない香が店にいるときは、
けっこう男の客がモーションかけているんだぜ」
僚はそんなことは初耳だったので、目を見開いて海坊主を見た。
「へ、普通の男に、あの乱暴者が扱えるわけないだろう?」
自分でも上ずった声をしているのが分かり、
僚は焦った。
海坊主はしたり顔で、笑った。
「おまえに愛想をつかしたら、
いつでも受け入れ先はあるってことだな」
そして声に出さず、心の中で呟くのだった。
『惜しむらくは、香がそれにまったく気付いてはいないということだが…』

(さて3択です。1僚、傷心で出ていく。2僚、核心を言い退けて出て行く。3客が入ってくる。そんなわけで、なにとぞ早めのレスよろしく)

94名無しさんが妄想します:2004/11/19(金) 18:54
3でお願いします!

9594:2004/11/19(金) 18:58
わーい!初めて選択権を(σ´∀`)σゲッツ!!できました!
45。さんいつも乙です
僚をもっと追い詰めてくださいw

9645。:2004/11/19(金) 23:02
94さんは3を選ばれました。早い!どうもすみません。

僚は、心配と見知らぬ男たちへの嫉妬とで、
居てもたってもいられずに探しに行こうと席を立った。
「じゃあな。
おれは香の代わりのパートナーでもナンパしてくるさ」
そう捨て台詞を残しくるりと後ろを向くと、
ドアから入ってきた人物と鉢合わせた。
「きゃあ!!」
「おっと」
相手がモッコリ対象にあたる女性と分かると、
もう変えようの無い本能で、
僚の腕は差し伸べられた。
「おっと〜大丈夫ですか?お嬢さん」
女性はにっこりと微笑んで僚に抱きついた。
「ええ、もちろんよ僚…」
僚は相手の意外な反応に驚き、
内心冷や汗を垂らした。
「ええと、どちら様でしたっけ?」
女性はふふふと笑うと僚に顔を近づけて言った。
「あ・た・し・よ」
僚はじっと相手を見つめ、
しばし目をつぶってからピンときた。
「…もしかして、龍神会の…さやかちゃん?」
「ぴんぽーん!お久しぶり!」

(さて3択です。1さやか、僚にまとわりつく。2僚、とりあえず出る。3香、悩む。レスよろしく)

97名無しさんが妄想します:2004/11/19(金) 23:33
3で!

9845。:2004/11/21(日) 04:08
97さんは3を選ばれました。

僚はさやかを離し、
これはなんの策略かと、
龍神会のたぬきの顔を頭に浮かべた。

香は香で、どうしたものかと悩んでいた。
明美に連れて行かれた場所は、スタジオだった。
明美の住んでいるマンションからさらに離れることになり、
足が遠ざかった香は、
ますます帰りにくくなってしまった。
『車持ち出したままだから、僚帰ったら怒ってるかなぁ。
でも、あたしみたいな役立たずは、
もう居ないほうがいいと思ってるかも…』
知らずため息が出る。
「どうしたの?香さん」
明美が心配そうに話しかけてきた。
その間にも、木内と打ち合わせをしている。
香は「いえ」と作り笑いをしてから、
またこっそりとため息をついた。
「ねえ、服はどうしようかしら」
「え?服?」
明美の質問に、香は驚いて聞き返した。
「ええ。その普段着でもいくつかいただくけど、
せっかくだから、いろいろ欲しいわ」
香は焦った。
ちょっと撮るだけだと思っていたのに、
明美としては、なにやらいろいろ考えているようだ。
「ちょ、ちょっと待ってよ!
あたしはモデルでもなんでもないし」
明美は憤然と対抗してきた。
「なにを言っているのよ、香さん。
あなた、あの北原エリのファッションショーにも出てたじゃない!」
香はなんと説明しようかと悩んだ。
出たのは親友だったから…
いや、ここで下手に親友と言ったら、
この意欲溢れるカメラマンは、会わせろと言いかねない…
そうすると、ただでさえ忙しい絵梨子(エリの本名)に
迷惑をかけかねない。
香はこう答えるしかなかった。
「ああ、あれは依頼があって、その中でのことだったから〜」
明美は目を輝かせて聞いてきた。
「じゃあ、あのショーのラストのあれは演出じゃなくて、
本当に狙われていたのね?」
香は服に掴みかかって、
嬉しそうに聞いてくる明美から顔をそらせた。
『あ〜、なんかあたし、余計なことにしてしまったかしら…』
そんなやりとりの中、いつの間にかその場を離れていた木内が、
いくつかの衣装を抱えて戻ってきた。
「この中のいくつかに着替えてくれないか?」
香は明美から離れたいと思っていたので、
とびっきりの笑顔で「は〜い」と答えるしかなかった。

(さて3択です。1衣装、水着。2衣装、ドレス。3衣装、下着。レスよろしく)

99名無しさんが妄想します:2004/11/21(日) 04:13
3でお願いします!

10045。:2004/11/21(日) 04:33
99さんは3を選ばれました。

そして、また香は困惑するのだった。
これをどうしろと言うのだろうかと。
そして明美を振り返った。
「あの…これって…」
明美はにこにこと答える。
「ええ、そうよ。
やっぱり水着に対抗するには、
もっと刺激的なものがいいでしょう?」
明美は明らかに対抗意識を育てていたようだった。
「わたしの方が、北原エリより前に知り合っているんだから!」
『いや、絵里子とは高校時代からなのよぉ』
心の中で悶えながらも、
手に持った切れっ端のようなパンティを揉みくちゃにしていた香に、
木内が頷いた。
「ああ、それって一番あなたが綺麗に見えそうなものですね。
お好きですねえ…」
香がピラリと開いてみると、
パンティはパンティでもいわゆるアダルトショップにあるような、
肝心の場所に生地の無いものだった。
思わず放り投げてしまった香だったが、
明美がそれをキャッチ。
それとお揃いのブラジャーを掴み香に渡した。
「じゃあ、これに着替えてね」
香は首を横に振ったが、明美はズイッと香に擦り寄った。
「え?駄目なの?
じゃあ、北原エリの事件のことを、
知り合いの週刊誌に言っちゃおうかな〜」
青くなっている香に、木内が耳打ちした。
「彼女、このところ行き詰っていて…
そんなところに弟さんの事故でしょう。
なにか刺激的な突破口が欲しかったんですよ」
香は、そう言われてもと、パンティの穴を見つめるばかり。
明美はニコニコとそれを見て提案した。
「大丈夫よ!
ポーズによっては見えないように出来るから」

(さて3択です。1香、水着ならと提案。2香、しぶしぶと。3香、こっそり逃げる。レスよろしく)

101名無しさんが妄想します:2004/11/21(日) 08:48
2でいいや

102名無しさんが妄想します:2004/11/21(日) 11:36
そろそろいい展開になってきましたか?

10345。:2004/11/23(火) 07:34
101さんは2を選ばれました。
102さん。さて、どうでしょうか?

香は、なんだか余計なことを言ってしまったと後悔。
明美は凶悪なくらいにニコニコ顔を香に向けている。
香は叫んだ。
「ああ、もう!分かったわよ!」
明美はやったとばかりに香に抱きついてきた。
「ありがとう!他のモデルさん、みんな嫌がっちゃって〜」
香は、そりゃそうでしょうともと心の中で毒づいた。
「私、今まで自分がモデルをやらされていたでしょう?
だから、私も女性の身体の追求をしてみたいと思っていたんだけど、
ヌードよりもこっちの方が引き出せるんじゃないかって、
彼と話し合っていたの」
香は、そうだ。この男の前でもと気付き、後悔を強めた。
明美は香にかまわずに続けた。
「でもね、来てくれるモデルさんは、
みんな私の履歴を知っているから、
『それなら、明美さんの方がモデルになればいいじゃない』
って言って断るのよ」
香は明美の身体を見る。
確かに、服の上からでもそのバランスの良さが分かる。
そのことで、明美はモデルたちの嫉妬も買っているのだろう。
しかたなしに、香は明美に相談してみた。
「あの…これを着たら、その…」
ちらっと木内を見ながらの香の言い草に、
明美もなにが言いたいのかは分かった。

(さて3択です。1明美、木内を部屋から出す。2明美、却下。3明美、木内に相談。レスよろしく)

104名無しさんが妄想します:2004/11/23(火) 09:21
1でお願いします。

10545。:2004/11/24(水) 03:30
104さんは1を選ばれました。

くるりと木内に向かうと、明美は微笑んだ。
「さ〜て、今日はどうもありがとう。
あとは大丈夫だから、お店に帰っててね」
木内もちょっと残念そうな顔をしつつも、
明美に軽くキスをして香に挨拶をし、
出て行った。
香は二人のやりとりを見、わが身を振り返ってため息をついた。
「どうしたの?香さん」
香はフッと笑って答えた。
「羨ましいなって思ってね」
明美は香がまたそんな事を言うのを呆れて聞いていた。
「なにが羨ましいものですか。
香さんなんか、毎日冴羽さんと…」
香は首を振って笑った。
「だ〜か〜ら〜、
あたしと僚はそんな関係なんかじゃないんだってば」
明美は驚いた顔をして、香を見つめた。
「嘘でしょう?」
それがあまりにも真剣だったので、
香もたじろぐ。
「う、嘘なもんですか。
あ、あたしと、僚は仕事上のパートナーであって、
それ以上でもそれ以下でもないんだってば」
そう言いながらも香は、
その仕事のパートナーとしても危ういのを思い出してしまった。
明美は少し考えてから聞いた。
「あのね、香さん。
私、あの事件の後に、
押しかけ女房しに香さんたちのアパートまで行ったでしょ」
香もそういえばそうだっけと思い出した。
「ああ、そうよね。でもその日あたしが依頼を見に外出して、
で、帰ったらもう居なかったんじゃなかったっけ?」
明美は唸った。
「追っ払われたのよ、冴羽さんに」
香は驚き明美を見つめた。
「え?そうだったの?」
「ええ。結婚を迫った私に、
冴羽さんはもう相手がいるからって」
香はため息をついて力なく笑った。
「それはあたしじゃあないわ。
きっと、またどこかに女を作ったんだわ。あのモッコリすけべが…」
明美は首を振った。
「違うのよ。香さん。
そんなどこの誰とも知らない人が相手なら、
私だって引き下がったりはしない。
冴羽さんは私に、
『もう、おれの懐には空きがないからな』と言ったのよ」
「え?」
「定員は一名だけだそうよ。
追い出して私が入れ替わりたかったけど、
冴羽さんが手出しをさせないって、
目を見て分かったから…」
香は明美の沈んだ顔に、
どう答えていいか分からなかった。
それと同時に、僚が本当は自分のことをどう思っているのか、
気になってしょうがなかった。
僚に会いたいと、むしょうに思うのだった。
明美は気持ちを切り替えて顔を上げた。
「さあ、もう着替えてね。
あまり遅くなるのは嫌でしょう?」
香も頷くと、明美の目がない場所を選んで、
こそこそと服を脱いだ。
身に着けてみると、やはり唸ってしまう。
股間はスースーするし、胸も先端が露出されてしまっている。
「ねえ、明美さん?
本当にこんなんで写真を撮るの?」
身体を隠すようにしていると、
明美は化粧ボックスを持って待っていた。
「ええ、そうよ。
でも、ちゃんとメイクして、
誰だか分からないようにするから大丈夫」
香は蹲りながらも仕方なく明美の前に座った。
明美は手際よく香の顔に化粧を施してゆく。
数分で出来上がった顔を鏡の中で見て、
香も驚き、その意味に納得した。
「びっくり…すごいわね、お化粧の腕…
あたしでも、こんな見れた顔になるなんて…」
明美も嬉しそうに答える。
「15歳の時から鍛えてるからね。
でも、香さんの素がいいから、そうなるのよ」
いつまでも鏡を見つめて呆けている香に、
明美は指示を出した。
「さ、そこにあるセットのベッドに横たわってね」
香は指差された先を見た。
いかにも柔らかそうなベッドだった。
シーツが何枚も乱れ置いてあって、
その中に埋もれれば、大事な場所は見えないなと思い安心した。
案の定、おろした腰が深々と埋まる。
香は明美の指示でいくつかのポーズを取った。
確かに、微妙な角度とポーズで、キワドイが安全なものだった。
明美は一眼レフの他にポラロイドも撮って、
香に見せて、その安全性を確認させた。
「へえ、すごいものねえ…」
香が感心し、明美が得意げに笑ったその時、
不意に電気が落ちた。

(さて3択です。1明美、香を置いてヒューズの確認に。2香、着替えて一緒に出る。3香、服を羽織って一緒に出る。レスよろしく)

106名無しさんが妄想します:2004/11/24(水) 07:15
2!

10745。:2004/11/26(金) 02:15
106さんは2を選ばれました。
寝ちゃったし、朝書こうとしたけど寝坊したし(T−T)
そんなこんなで、すみません。どっかで帳尻合わしします。

「やだ、停電?」
明美はぼやいた。
だが、その口ぶりは慣れているように聞こえた。
香は手元にあった服を手繰り寄せ、
すぐに身につけた。
香としても、それは手慣れた作業だった。
なにかがあった時にはすぐに出られるよう、
僚と一緒にいて自然と身についたものだった。
ただ、さすがにこの儚い下着たちを脱ぐのには、
破れないよう気を使ったため、
いつもより時間がかかってしまった。
それは香的にはマイナスな気分であった。
そんな香の眼前で、眩い光が瞬いた。
「きゃっ!」
腕を顔にかざし、咄嗟に跳ねのいた香だったが、
それが明美の焚いたフラッシュだと知り安堵した。
「あ、ごめんなさい。驚かせてしまったわね。
一応安全のために足場を確認したかったから…」
そう言った明美だったが、
足場とともに一瞬映った香の姿を見て、
少々驚きながらも、ため息交じりに言い放った。
「あ〜あ、せっかく乗ってきたところなのに、残念〜。
いっつもそうなんだから…」
香は暗闇の中、習慣で壁際に寄り、
窓から外をうかがおうとしたが、
そこが地下であることを思い出して大きくため息をついた。
二人のため息が交差すると、明美がクスリと笑った。
「ちょっと出ましょう。
管理人がぐうたらでね、すぐには復旧してくれないのよ。
でもなかなかここ安いんで、写真の腕で売れるまでは外を探すのもね」
自嘲気味の笑い声に、香も無言で頷くだけだった。
外に出ると外気はすっかり冷たくなっていた。
「さむっ…」
震える香に、明美はすまなそうに言った。
「とりあえず、お店で待っていてね。
復旧させたら、連絡するから」
明美の言葉に香は驚いた。
「え?まだ撮るの?」
「あたりまえじゃない。
これを逃したら、香さんなかなか撮らせてくれそうにないもの…
というか、冴羽さんに知れたら絶対に阻止されそうだしね」
香はそうかなあといぶかった。
明美は香の態度を見て、いけると思い続けた。
「それにね、香さん。
さっきのモデル姿、まんざらでもなかったでしょう」
「え?」
香が聞き返すと明美は香が手にしている衣装を指差した。
「…ちょっと濡れてない?」
カマをかけたつもりだったが、図星だったようだ。
香は真っ赤になって否定していたが、
それを渡そうとなしなかった。
「冴羽さんとの事とか、想像したんじゃないの?」
「だから、あたしは!」
明美は舌を出し香を店まで送ると、
さっさと出て行くのだった。

(さて3択です。1香、僚に連絡をとる。2香、明美には悪いが帰ろうとする。3香、飲みながら待つ。レスよろしく)

108名無しさんが妄想します:2004/11/26(金) 02:39
おつかれさまです!お茶ドゾー つ旦~

選択肢は1でおながいします

10945。:2004/11/27(土) 02:08
108さんは1を選ばれました。
お茶ごちそうさまです〜

ぽつんと店に取り残された香は、
どうしたものかと考えた。
落ち着いてくると空腹だということに気付いた。
時間はもう夕飯の時間を過ぎている。
「僚…どうしてるかな…」
香は店の電話を借り、
家にかけて見た。
だが、呼び出し音が鳴るかならないかで受話器を置く。
もしかしたら、今頃は香がいないのでせいせいして、
どこかに飲みに行っているのかもしれない。
別れた状態が状態だっただけに、
香の不安はつのる。
数回呼び出し音を鳴らしてから、
受話器を置いた。
すると、置いた受話器が鳴った。
躊躇したが、思わずそれを取ると、
聞きなれた声がした。
「香か?」
香は驚きながらも、「うん」と答えた。
「おまえ、いったいどこに行っていたんだ?
探そうにも受信機ごと持っていっちまったんだからな。
おまえを目撃したという奴が、
知り合いらしい女性と一緒だったと言ってたから、
こっちは冴子にまでのこのこと会いに行くはめになったんだぞ」
香は僚の怒鳴り声を聞きながら、
嬉しくなり顔が熱くなった。
「あのね、今…覚えているかなあ?
手塚明美さんと一緒なの」
僚の頭の中の美人ファイルが作動した。
その中のちょっと苦手項目にその顔とスタイルが上がった。
「ああ、例の…」
そう言ってから、それに絡んだ嫌な男の顔もちらついた。
香はとりあえず僚の食事の心配をした。
「あのね、まだ食べてなかったら…」
そう言う香の目の前で、木内がなにかを言いたげにしていた。
香はちょっと待ってくださいと目で挨拶をし、
僚に囁いた。
「もう少し遅くなりそうだから、自分でお願い。
じゃあ…」
僚が電話の向こうで、香の居場所を聞くのを聞いたが、
木内の身振りが激しくなったので急ぎだと思い、
とりあえず受話器を置いた。
あと数時間で帰れるのだからと。
香はそれよりも、僚と普通の会話が出来たことで満足だった。

(さて3択です。1木内、香を案内。2木内、香に伝言。3木内、香に絡む。レスよろしく)

110名無しさんが妄想します:2004/11/27(土) 03:37
3でおながいします!

いつも乙です
寒い夜には(*゚Д゚)つ-Oロ|>- おでんドゾー

11145。:2004/11/28(日) 07:25
110さんは3を選ばれました。
おでんどもです〜ああ、おでんが美味しい季節ですねえ…
ちなみに、香はいつでも美味しいです(藁

そのままの笑顔で香は木内に聞いた。
「明美さんから連絡が?」
木内は少し面食らいながらも、
香の肩に手を置いて耳元に口を寄せ囁いた。
「駄目だよ、
そんな無防備に笑顔をふりまいちゃあ」
香はそのまま抱きつかれんばかりの状態で、
店の隅に追いやられ、うろたえた。
「あ…あの…」
木内の身体越しに、ざわめきが聞こえる。
木内はそのままで香に続けた。
「そのメイク、明美がしたんだね」
香はそう言われて気づいた。
たしか、顔はそのままでこの店に来てしまっていた。
「店中の客は君を見ていたんだよ」
香はまさかと笑った。
木内は目をつぶって、
その手袋の手で自分の肩越しを指差した。
香が誘われるままに覗くと、
多数の視線と目があった。
香はうろたえつつも木内につぶやいた。
「あ…あの…落としてくる」
顔を赤らめてうつむく香に、
木内は口の端をあげて言った。
「その後ろのドアの向こうが、
関係者専用になっている。
そっちのが普通の客はついて来れないから、
…安全だろう」
香はうつむいたまま頷くと、
くるりと向きを変えてドアを開けた。
香がそのドアの厚みを不思議がりながらも、
部屋の中の洗面所を目指した。
木内は香のすぐ後ろから一緒に入ると、
そのまま後ろ手でドアをロックした。
カチリという音に香が振り返ると、
木内は有無を言わさずに香を押し倒した。
香は驚き悲鳴をあげるが、
木内は平然と香の身体をまさぐった。

(さて3択です。1僚、電話なし。2僚、電話一件。3僚、電話2件。レスよろしく)

112名無しさんが妄想します:2004/11/28(日) 11:32
3!

11345。:2004/11/29(月) 02:00
112さんは3を選ばれました。

「いやっ!なにを!!」
香は抵抗するが、
木内は手馴れた腕で香の服を脱がしにかかった。
思わず手にしていたバッグを木内に向かって振り回すと、
それを避けながら、木内は笑った。
「つれないねえ…
昔はあんなに金のかかったラブレターをくれたっていうのに…」
香は困惑しながらも首を振った。
「あ、あたしは自慢じゃないけど、
ラブレターなんて一度も書いたことはないわ!」
木内はくくっと笑って香の腕を取り、力を入れた。
香はその痛みにバッグを握っていた拳を開いてしまった。
バッグは音を立てて床に落ちた。
木内はそれをつま先で蹴り上げて手に入れ、
中を開けた。
「あ!駄目!!」
香が止めるのも聞かず、
木内はバッグの中から香の銃を取り出した。
「相変わらず物騒なものを持ち歩いているねえ…
でも、さすがに今日はバズーカは持っていないな」
香は目を丸くして木内を見た。
その憎憎しげな目をどこかで見たと思った。
木内は安全装置を外し、その銃を香につきつけたまま、
今度はハンカチを丸めたものを取り出て開いた。
中からは、さっきまで香が見につけていた
パンティとブラジャーが転げ落ちた。
木内はそれを拾った。
「やめて!」
香は真っ赤になって叫んだが、
木内は顔に押し付けて匂いを嗅ぎ、
それが微かに湿っていたのを見た。
木内は香に微笑んで尋ねる。
「おや、撮影はお気に召したようだな」
香は真っ赤になり木内を睨む。
木内は銃を香のこめかみにグイと押し付け、
囁いた。
「どうだ?まだ濡れているんじゃないか?」
香は「いいえ」と蚊の鳴くように呟いた。
「じゃあ、脱いでみろ。それで少しでも濡れてたら…」
木内は楽しそうに笑った。

僚は香からの電話をもらって安心するはずだった。
だが、どうも胸騒ぎがする。
電話の向こうから聞こえたざわめきは、
どこか店の中…
客のざわめきの中に氷の攪拌される音などが混じっていた。
「バー…か?」
僚が以前の依頼で渡されていた明美の連絡先を探そうとした時、
電話が鳴った。
「もしもし」
僚が出ると、相手はすぐに話し出した。
「もしもし?あたし!
さっきはあっさりと出て行っちゃうんだもん」
さやかだった。
僚はさやかと話す気分ではなかったので、
すぐに切ろうとした。
「悪い。ちょっと用があるから…」
さやかはそれを大声で止めた。
「ちょっと待ってよ、大事な話なの!!」
仕方無しに僚は要約してくれと頼んだ。
さやかは不機嫌そうに話してくれた。
「あのね、ここんとこうちの組が大変なの。
新しい対抗勢力が出てきて、
それで冴羽さんの力が欲しいって…」
僚はうんざりして切ろうとした。
だが、次の言葉で受話器を持つ手に力が入った。
「その組織って、なんでも冴羽さんが追い払った奴らに声をかけて、
新宿に呼び寄せているって話なのよ。
だから、うちの組だけの問題じゃなくって…」
「ありがとう、さやかちゃん」
僚は、不安の正体の形が見えてきた気がした。
電話を切り、出かけようとすると再び電話が鳴った。
僚はそれを無視しようとしたが、
もしかしたら香からかもしれないと思い、出ることにした。

(さて3択です。1香、脱がされる。2香、脱ぐ。3香、また妖しい下着に着替えさせられる。レスよろしく)

114名無しさんが妄想します:2004/11/29(月) 03:43
う〜、悩むぅ・・・
2で!

115名無しさんが妄想します:2004/11/29(月) 03:46
う、うれすぃー!
選択権ゲット出来たぁ!!
45。さん、いつもありがとう!

11645。1:2004/11/30(火) 03:03
114さんは2を選ばれました。こちらこそ、困ったちゃんな妄想にお付き合いありがとう!

「もしもし?」
聞き馴れない若い男の声だった。
「誰だ?」
僚が訊ねると、男は安心したように話だした。
「あ、冴羽さん?ボクです。手塚明美の弟の篤です」
僚は思わず受話器にかじりついた。
「篤くん…か?」
「そうです。お久しぶりです。
…あの…香さんは?」
「きみは香に会ったのか?」
僚の勢いに、押されながらも篤は答えた。
「会った…というか、
今日の夕方、姉ちゃんと見舞いに来てくれたんです。
あの、まだ帰ってないんですか?
実はぼく、香にさんに依頼をしてたんだけど、
なにも聞いてませんか?」
僚は冷静を装いながら聞いた。
「…どんな依頼だった?」
篤は香に話したことを言い、
香がそれを受けたことも伝えた。
僚はしつこく聞いてみた。
「どんな男なんだ?姉さんの恋人は」
「どんなって…気にくわない奴なんだ。
姉ちゃんに女の人の写真ばかり撮らせたり、
それを自分の知り合いに売り込んだくるって言っては、
持っていってしまうんだ。
それで売れたって言って、
ある程度のお金は姉ちゃんに渡してくれるんだが、
それがなんかの雑誌に載ったのを見たことがない」
僚は考え込んだ。
写真の行方と、そして…
「もしかして、モデルはいつも違う人じゃないか?」
篤は驚いたように答えた。
「うん。そうだね。
姉ちゃんが、また使いたいのに捕まらないって、
ぼやいてたこともある」
僚は先ほど会った冴子が、
なにか似たような事件に取り組んでいたのを思い出した。
「利用されているのか…?」
呟いた言葉に篤が反応する。
「利用?姉ちゃんが?」
そう叫んだ篤は、急に小声になった。
「あ、まずい!看護婦さんがこっちに来るみたいだ。
こっそり病室出てきちゃったんで戻るね」
僚は篤に聞いた。
「…ところで、きみはどうして病院に?」
「ああ、奴のことを調べようとしたら、事故にあって…
どじったよ。
先週から奴、ますます態度が大きくなって、
姉ちゃんを振り回してるもんだから…
姉ちゃんだって姉ちゃんだ。ボクの大怪我より、
あいつの右指だけのケガの心配してるんだからな」
「右指?どんなんだ?」
篤は驚きながらも告げた。

11745。2:2004/11/30(火) 03:04
「う〜ん、右手の人差し指を怪我したとかで、
大げさに包帯をした上に、手袋でそれを隠してたりするんだ。
あ、来た。じゃあ、また…」
ガチャンと切られた受話器を、僚はしばらく離せないでいた。
「奴が香の近くにいるのか?!」
僚の顔は憎悪に染まっていた。

木内は香に銃を突きつけたまま命令した。
「そら、脱ぐんだ。なんなら手伝ってやろうか?」
香はなんとか隙を狙おうと伺っていたが、
木内はそれを見透かして、香に言った。
「もし、逃げようなどと思ったなら、撃つからな」
「そんなことをしたら!店の人だって気付くわ!」
木内は笑った。
「ここのドア、気付いてないとは言わせないぜ。
きっちり防音になってるんだからな」
「いったい、なんのために!」
木内は銃口を香のこめかみから喉に移した。
「木内の奴が、
ここで女たちをいいようにするために決まっているだろう?」
香は冷たい銃口にゴクリと唾を飲み込んでから、
声をしぼった。
「木内…の奴?」
木内は楽しそうに銃口を香の乳房に、
その弾力を楽しむように何度も押し付けた。
「そう、木内はおれが殺ったんだよ。
組織に依頼されてな。
奴は組織に黙ってやりすぎたんだ。
おれが奴を殺ったすぐ後に、奴の女が急に現れたもんだから、
おれはとっさに奴になりすました。
明美はころっと騙されて、今に至るってわけだ」
香は何かを必死で思い出そうとしていた。
木内の顔をした男は、目で香に脱げと強請した。
香は仕方なしに、一枚ずつ脱いでいった。
脱ぐ時に、銃口が離れるのを期待しながら。
だが、男はそれを見越して、香の耳すれすれに一発発射した。
「ああ!」
香はその振動と痛みに蹲った。
「ほら、さっさと全部脱ぐんだ」
香は悔し涙を浮かべながらも、
最後の一枚まで自ら剥ぎ取った。
「さあ、足を広げろ。濡れているかどうか確かめてやる」
香が動かないでいると、男は続けた。
「言うことを聞かなかったら、いいさ。
おまえはここに閉じ込めたまま、明美をこの銃で殺してやるから。
いい儲けをさせてもらったが、明美は証拠を持ちすぎている。
そろそろ潮時だと思っていたところだ」
香は真っ青になって男を見つめた。
よく見ると、男は中指を使って引き金を引いている。
よほど人差し指が悪いのかと。
だったら、油断したところを、その指を狙おうと思った。
そして、そのために、座ったまま、
おずおずと足を広げていった。

(さて3択です。1香、道具でまでいじられる。2香、指でいじられる。3香、男性器でまでいじられる。レスよろしく)

118名無しさんが妄想します:2004/11/30(火) 04:48
3で!香ごめんね。

119名無しさんが妄想します:2004/11/30(火) 17:54
い、いぢるってどこまで〜!?
どこまでのこと言うのさ?
うわぁーん、初めてはリョウちんにしてあげてっ!

120名無しさんが妄想します:2004/12/01(水) 02:34
私も うわぁ〜ん!
あんまりいぢりすぎないでください!!

121名無しさんが妄想します:2004/12/01(水) 02:54
>118
グッジョブッ!
未遂程度ならその辺のヌルイとこで読めるからここでは陵辱される香ちゃんを
希望いたす。

12245。1:2004/12/01(水) 03:09
118さんは3を選ばれました。香ごめんねと言う割りには潔く(w
119さん、はてどうなるやら選択しだいですって。
120さん、あまりってどこまでなら…ウプしようとしたらレスがついててびっくりです。
121さん、ええと、こんなんですが…

香は顔を伏せ、
表情を読まれないようにしながら狙っているものがあった。
だが、現実としては、やはり恥ずかしさが先にたち、
顔をあげられないのもあった。
うつむき、蹲っているまま足を広げたのでは、
何も見えはしない。
男は香の顔を上げさせようと、
あごに左手をかけた。
香は意を決して立ち上がり、
銃を持つ右腕に手を伸ばした。
恥ずかしいと言ってはいられない。
ふくよかな乳房が勢いで揺れる。
それも構わず左手で相手の右手首をつかみ、
右手で銃を狙うと見せて、
銃の上に乗っかっているだけの
その人差し指をつかんんだ。
勝ったと思い、香はキッと男の顔を睨んだ。
だが、その刹那、男は恐ろしいまでの笑顔になった。
「…え……?」
香の身体を衝撃が襲った。
そしてそのまま、声も出せずにその場にどっと倒れるのだった。
身体が痺れて動けない少しの時間に、
男は香の腕を後ろ手に縛った。
足は開いたまま閉じないようにと、
部屋の隅に置いてあった
1メートルほどの鉄の棒で出来た拘束具を使って、
それの両端近くにある枷に香の足首を結び付けた。
香が身動き出来るようになった時には、
その作業は終わり、仰向けに寝かされていた。
男は鉄の棒の真ん中をつかんだまま、
香に向かって笑いかけた。
「計算違いだったようだな。
この右の人差し指はケガをしているのではない」
そう言うと、香の目の前で燻っている手袋を外した。
人差し指があるはずの部分には、肌色の肉は無く、
小さなショックガンのようなものが装着してあった。
香はそれに触り、そして感電したのだった。
男はゆっくりと香の前で自分の髪をまさぐり、
そして外した。
香の口からは、声にならない悲鳴があがった。
「よう、久しぶりに会った恋人に、つれないじゃないか。
あんなに熱烈な電光掲示板のラブレターをくれたっていうのにさ」
香は首を振り、
その男の趣味の悪いツートンカラーのモヒカンを見つめていた。
青ざめた香の口から、小さなつぶやきが漏れた。
「どうして…死んだはずじゃ…」
男は鉄棒をぐいっと上げ、香の頭に近づけた。
香の大事な部分は、天を向いて男の目に晒された。
「銀狐、やめっ!」
銀狐と呼ばれた男は、にんまりと笑って自分も服を脱ぎ始めた。
香は足を動かそうとしてもビクとも動かない状況で、
手も使えず覆い隠す事も出来ず、
それでもひたすら逃れる方法を見つけようと模索した。
そんな香の身体に男の裸体が被さってきた。
香の開かれた足の間から、ずいっと銀狐の身体が被さる。
顔が向き合うと、銀狐は笑った。
「冴羽とは、まだなんだって?
まったく、驚きだよ。
奴、本当は不能なんじゃないか?」
香は首を振るだけで、なにも出来ない。
銀狐の肌との接触の悪寒は、香を総毛だたせた。
銀狐は、香の股間に指を這わせる。
「ひっ…」
香は悲鳴をあげ、身体を震わせた。
「なんだ、やっぱり濡れているじゃないか…」
銀狐の指は、香の蕾を摘み、
そのまま滑るスリットを撫でさすった。

12345。2:2004/12/01(水) 03:09
きちんと拭いたはずのそこは、電撃のショックや、
異物からの保護のためなどで潤いだしていた。
「うっ…やめて!」
「嘘をついたオシオキだ」
銀狐は香からいったん離れると、
すでに屹立している自分の分身を香の滑りに浸し、
その側面で擦り始めた。
「いやああっ!!」
香の柔らかな襞は、
こすり付けられる銀狐のモノによって、綻び始めていた。
どんどんと熱くなり、そしてどんどんと接点は深くなって行く。
蕾はカリが引っ掛かるたびに熱く膨らみ、
襞は銀狐を包み込むまでに広がっていく。
いじられてもいない乳房までが熱を帯び、乳首は硬く尖っていく。
悪寒と快感が香のすべてを支配していた。
「あ…あ…やあっ…やだっ…僚!」
銀狐は笑いながら己の特技で、
声を僚に変えた。
「香…愛しているよ…」
香は首を振りながら否定するも、
その声で一気に登りつめていってしまうのだった。
「あああああっ…!!」
香の襞は身体の痙攣と同時に激しくヒクヒクと蠢いていた。
銀狐は笑いながら、香の開いた坩堝に先端を押し当てた。
香は混乱しながらも、脅えすがってしまった。
「やめて…やめ…お願い……」
銀狐は大笑いをし、香の身体から離れると、
その迸りを香の顔にかけた。
「くっ…」
香は顔を背けることも出来ず、
それを目にも口にも受けてしまった。
「しっかり感じてんじゃねえか…
本当は男が欲しかったんだろう?」
香は半分泣きながら、脱力した身体と気持ちを、
自分でもどうすることも出来ずにいた。
「今やってやってもよかったが…
そうだな。ちょっと提案がある」
銀狐は香の髪を掴んで言った。
「冴羽が撮ったおれの写真のネガを持って来い。
おれはこれからまたこの街で活動するんだ。
だが、あれが出回ると困った事になる」
香は顎を上げ、震えながらも聞いた。
「持ってきたら、明美さんには…」
「ああ、とりあえず持って来い。
おれのことは喋るなよ。
もし、持って来られなかった場合は、
分かっているだろうな。
おまえの指紋がたっぷりついた銃で…」
銀狐は手袋に包んで置いてある銃を指差し、香に言った。
「持ってきたら、ご褒美にたっぷり抱いてやるからな」

(さて3択です。1香、僚に見つからないように。2香、僚と別れるつもりで。3香、家には戻らず。レスよろしく)

124名無しさんが妄想します:2004/12/01(水) 03:36


12545。1:2004/12/02(木) 03:35
124さんは2を選ばれました。

香は銀狐の精液で目も開けられず、
黙って頷くしかなかった。
口の中も心の中のように、
苦い粘りで満ちていた。
他の誰かをこの男に狙わせるわけにはいかない。
まして、自分の兄の形見でもある銃を、
悪用させるわけにはいかない。
香が納得したのを見た銀狐は、
香の憐れな姿を何枚も写真に撮ってから、
その枷を外してやった。
香はまだ脈打つ身体を両腕で抱え、
肩を震わせた。
銀狐は香の腕を引き、
隣接しているシャワールームに引きずり込み、
震えている香に、
まだ水の状態のシャワーを頭から浴びせた。
「ひゃあっ!」
ろくに目も見えないまま、
驚き足を滑らせた香の肉体を抱き締め、
銀狐は嬉しそうにほほ笑んだ。
「どうだ?しゃっきりしたか?
まだここはこんなに熱いな」
やにわに香の股間に手を潜らせまさぐる銀狐に、
香の身体は意志に反して応える。
「ああ…あ…」
膝が震え、立っていることもままならない。
それでも銀狐が調子づいて奥まで滑らそうとしたが、
香を痛みで正気に返った。
「いた…い…」
銀狐は笑いながら手を抜くと、
腕の中の女の乳房を揉みしだき、
その硬い乳首をつまんだ。
「焦ることはないな。
じっくり快感を植え付けてやるから…
おまえなら調教次第でいい値段になりそうだ。
なにより、
あの冴羽のパートナーだったという付加価値は、
裏の人間にしたら大変なものだからな」
香は眉根をよせ、涙を堪えた。
銀狐はきれいになった香の顔に口を寄せ、
その口唇をも奪おうとした。
香はそれを避けるが、
銀狐はそれには執着せずに、
首筋にも乳房にも跡を付けていった。
そしてまた僚の声で名前を囁く。
香は分かっていながらも、
再び熱く潤い滴るのを止められなかった。
「あまり遅くなると怪しまれるから出るぞ」
「あ…明美さんが待っているはず…」
香は思い出したように聞いた。
「は、とっくに帰ったと伝えておいたさ」
銀狐は事も無げに言った。
シャワー室から出て、改めて香が襲われた部屋を見て香は聞いた。
「ここ…なんのために…」
隅々に異様な道具が置いてある。
香の足を拘束したものも、いくつもあった。
「お楽しみのための部屋さ」
銀狐はそれだけ言うと、
服を着た香の肩を抱いて自分の車に乗せた。

僚は明美のマンションまで行ったが、
明美からもう香は帰ったと聞かされた。
車を置いたままなのは、
アルコールを飲んだからだろうと明美は言う。
僚は車内にある受信機のスイッチを入れた。
たしかに香は家に戻っているようだった。
僚は明美に香となにをしていたのかを聞いた。

12645。2:2004/12/02(木) 03:35
すると、明美は写真の話をし、
じらしながらも撮ったばかりの香の写真を見せた。
僚は、その写真で不覚にも勃ってしまうのだったが、
明美には悟られないようにした。
そして他のモデルのも見せて欲しいと頼んだ。
明美はしぶりながらも僚にアルバムを見せるのだった。
「ちょっと…これ借りていっていい?」
明美は驚きながらも承諾した。
自分の作品が人に見られるというのは嬉しい限りである。
「あ、香さんのはあげるから、
大事にしてね」
僚は頷くと家路についた。

銀狐と香が冴羽アパートに着いたとき、
まだ暗い窓を見て僚が留守なのを知った。
香はホッとした。
今すぐ僚に会うのは辛かった。
銀狐は香にしばしの別れのキスをしようと迫ったが、
香は無言で抵抗する。
すると、銀狐は香の服の下に手を入れて、
その身体をまさぐった。
「う…こんなところで……あ…だめ…」
香は抵抗しながら息を荒げた。
「はは…いい身体だ。もうすぐに火がつくな」
香は悔しそうに口唇を噛んだ。
銀狐は香に念を押してひとり車に戻った。
「いいな、期限は明日の夕方までだ。
それまでにネガを持って戻らなかったら…」
香は頷くのだった。
銀狐は思い出したように、
香に一枚の写真を手渡した。
「こっちにはこういうものもあるんだからな」
香が街頭の明かりでそれを見、
そして小さな悲鳴をあげてそれを落とした。
地面には先ほどの香の姿があった。
腕を縛られ足を括られ、
顔に精液を撒かれたまま喘いでいる姿が。
香はそれを慌てて拾うと、バッグにしまった。
その頃には銀狐の姿はもうなかった。
香は部屋に急いで戻ると、改めてシャワーを浴び、
そのまま泣き崩れてしまうのだった。
それでも心に誓った。
銀狐を殺さなければと。
僚は生きているのを知らない。
そして、香は改めて、銀狐を自分で倒したという条件の下で、
自分は僚の側にいるのだと思いだした。
「銀狐を倒す…そして…もう…
僚とは…お別れ…」

僚が帰った時、香の姿はもう自室に消えた後だった。
僚は香にも知られていない隠しカメラで、
アパートの入り口のビデオをつけた。
それはセンサー付のもので、
人が入り口に近づくと作動するものだった。
そして、男と香のやりとりを見、激しく動揺するのだった。
男は変装しているが、たしかに銀狐だった。
香はそれを知っているのか?
それとも知らないのか。それすらも僚には分からない。

(さて3択です。1僚、香に問いただす。2僚、香を眠らせ調べる。3僚、香を放置。レスよろしく)

127名無しさんが妄想します:2004/12/02(木) 03:46
1でや・さ・し・く問いただして〜〜

128名無しさんが妄想します:2004/12/02(木) 04:08
もう、毎晩の癒しです。
45。さん、どんどん続きをおねがいっ!!

129名無しさんが妄想します:2004/12/02(木) 10:36
45。さん、毎日ありがとうございます!!
ああ、次が待ちきれない!

13045。1:2004/12/03(金) 07:35
127さんは1を選ばれました。
128さん、どんどん…どうなるやら分かりませんが〜
129さん、もう書くこともないかと思ってましたが、ケリをつけたかった女監督に詰まって書き方忘れて苦し紛れに始めましたら、結構書けたんで楽しいです。

僚は香に問いただしたいが、
どう切り出せば、どう触れたらよいのかも分からない。
今までどんな状況下でも、どんな事に対しても、
冷静に解決してたからこそ今まで生き延びてこられた。
なのに今、
本当に心から取り組みたい事が目の前にあるというのに、
どうも考えがまとまらない。
考えようとすると、香が銀狐の愛撫を受けて感じている姿がくっきりと脳裏に浮かぶ。
「香…」
僚は、香に手を出さない事で今の関係を保ち、
それ以上を望みながらそれ以下を恐れてワザと女として扱うしかなく、
それによって不安を生ませたままの香の心をつなぎ止める態度さえ見せなかった
自分の愚かさを恨んだ。

香はどれくらいの間シャワーを浴びていたのか、
ふと気付くと僚が帰ったらしい物音がしてきた。
香は僚に会わないようにと慌てて飛び出し、
部屋に戻った。
それから灯りも点けずにベッドに潜り、
身じろぎも出来ずに考えていた。
銀狐は明日の夕方までと言っていた。
だが、ネガを見つけて渡したところで、
事態はなにも好転しない。
香は銀狐に抱かれ、売られる。
明美は恋人の正体も、ましてやそれが入れ替わっていることも知らず、
犯罪の片棒をかつがされているようだ。
だから今香の銃で殺されないからといって、
安全だというわけではない。
香は、帰って来たらしい僚が眠りにつくのを待って、
武器庫を漁り、対策を練ろうと思った。
その時、香は僚の足音を聞いた。慌てて布団に潜る。
耳を澄ますと、足音は部屋の前で止まった。
僚は押し殺された香の呼吸音を聞きながら、
それでも仕方なく呟いた。
「香…寝たのか?」

13145。1:2004/12/03(金) 07:35
香は応えない。
香は僚に「助けて」と叫んでしまいそうになるのを堪えるのに必死だった。
僚はそれ以上踏み込めず、
そこを去るしか出来なかった。
香はホッとしながらも、本物の僚の声を聞いたことで、
激しく身体が反応し銀狐にされた時よりも濡れてしまうのだった。
「あ…」
香は思わずそこに手を伸ばし、自らの手で銀狐の代わりをするしかなかった。
考えるより思わずしてしまったのだった。
「く……りょ…う……ぁ…」
滑る身体は、僚を男として欲しがっていた。
それに驚きながら、戸惑った瞬間、
香の身体に痺れるような陶酔が身体を駆け抜け、
達してしまった。
「あぁ……僚…」
香はぐっしょりと濡れた手を見つめ、
僚にこんな自分を知られる前にと震えた。

さすがにもう僚も休んだろうと思われる時間、
香は部屋から出た。
そして武器庫に行くために静かに歩いていた。
途中リビングに寄った時、そこに自分のバッグを発見して、
そこに置いたままだったのに初めて気付いた。
香は慌てて中を確認した。
中はそのままであった。
銃は無いまま。そして例の写真が未処理のまま。
香はまさかと思った。
まさか、僚に見られてはないだろうかと。

(さて3択です。1僚、見た。2僚、見てない。3僚、気付いても無い。すみません、問いただすまでに過程が出来てしまいました。レスよろしく)

132名無しさんが妄想します:2004/12/03(金) 07:39
1!

133名無しさんが妄想します:2004/12/03(金) 07:41
YESっ!
朝っぱらから来てみて良かったぜい!

13445。:2004/12/04(土) 07:40
132さんは1を選ばれました。朝からどうも。毎度睡魔に負けまして(T-T)

香の気持ちが一瞬で乱れた。
今までの生活を諦め、
どうなってもいいと思っていた香だが、
せめて僚にとっての自分というものが、
なにも変わらないままで消える事を望んでいた。
香の足は葛藤しながらも、
まっすぐに僚の部屋へと向かっていた。
確かめるのが怖い。
もし見られていたら、僚は自分を軽蔑するだろう。
不安と勢いで僚の部屋の前に着いてしまった香だが、
ドアの前に立ってしまった時点で、
次にどうすることも出来ない事に気付いた。
会ってどうする?
香の中でその言葉がぐるぐるとした。
会わなくていい。でも…
香はそっとドアを開けた。
中は暗く、僚のいびきだけが聞こえる。
そして酒臭かった。
香はほっと安心し、静かに部屋に入った。
せめて最後に顔を見て置きたいと、
そっと僚の側に歩いていった。
暗闇の中、少し開いたカーテンから漏れる外の灯りは、
その目当ての人の姿を浮かび上がらせてくれている。
香は、しげしげとその人の姿を見つめた。
今までの事が浮かんでは消える。
膝が落ち、涙が溢れ、自然とその顔に手を触れた。
そして小さく呟いた。
「僚…今までありがとう…
……さようなら……」
静かに触れた指先から血が逆流する。
香の身体が疼いた。
びっくりした香は慌てて立ち上がった。
完全におかしくなってしまったと脅え、震えた。
ガクガクする足をなだめ、
ゆっくりと立ち去ろうと背を向けたが、
どうしてもその中の快感が消せず、
振り返ると思わず僚の首に抱きついた。
「あ…あ……」

泣きながら耳元で悶える香に、
さすがの僚も寝た振りを続ける事は出来なかった。
香の意識が危うげなままに、
僚は香の身体に手を伸ばしてそのまま引き上げた。
香の身体は熱く、僚は気持ちを押さえる事に必死だった。
それでそっと枕元のスイッチを入れた。
部屋に灯りが灯り、香は驚いた。

(さて3択です。1僚、我慢。2僚、ちょっと味見。3僚、それどころか冷静。すみません、選択していただいた参考項目に行き着けないままのウプに…レスよろしく)

135名無しさんが妄想します:2004/12/04(土) 08:25
2でしょう!

13645。:2004/12/05(日) 08:18
135さんは2を選ばれました。

自分がしがみついていた物が何かを、
はっきり確認させられることになった。
「あ…」
間近で瞳が見つめている。
香は慌てふためき僚の首から腕を離した。
だが、いつの間にかベッドに上げられていた香は、
しっかりとその身体を僚の腕によって抱かれていたため、
すぐにその場から逃げることは出来なかった。
僚はいつものように全裸で横たわっており、
接するほどに近い僚の瞳にじっと見つめられ、
香の顔から血の気が引いていった。
「ご…ごめん…なさ…」
香は震えながら必死で僚に詫びる。
僚の目がふっと笑った。
「夜ばいは大歓迎だが」
僚はぐるりと身体が回転させ、
香の上に乗った。
身体をおベッドに押し付けられた香はふるふると首を振り、
僚から逃れようとしたのだが動けない。
それどころか、恥ずかしいほどに疼き、
中心から足を伝っていくものがある。
「りょ…離して…汚れちゃ…」
僚は香を身体をまさぐりながら服に手をかけた。
香は抵抗しようとするが、
まったく思うように動けない。
熱い息を吐きながらされるがままに、
密着する肌の面積が増えていく。
その気持ちよさに、香の身体は熱くなっていゆく。
ところが最後の一枚に手をかけられた途端、
香は脅え懇願した。
「駄目…」
香のすがる顔を見つめ、それを笑顔で否定した。
僚は香の身体からいったん離れ、
そのむき出しになった肌を見つめた。
すでに愛された跡がある。
首にも乳房にも、自分だけがつけたかった跡が点々と。
僚が何を見ているか気付いた香は青ざめ、
必死に逃れようと僚の胸に腕を押し当てた。
その腕には縛られた跡があり、
僚はそれを哀しげに見つめ、
そのまま再び香の身体にのしかかった。
僚は最後の一枚を脱がす前に、
その中に手を差し込んだ。
驚くほどに溢れ、熱く脈動しているそこは、
僚の手が触れたことで、
ますます火がつき蠢く。
「あああ…駄目…」
香の頭は真っ白になり、
その指の動きに腰を振る。
僚は香が喘ぐ姿を見ながら、
囁いた。
「どうしておれに別れを告げるんだ?」
香は首を振りながら、
必死に思考を振り絞った。
「あ、あたし…その…
好きな人が…出来…て…
だから…お願い…やめ…」
僚は香の言葉を聞きながら、
サッと最後の一枚を剥がした。
「じゃあ、おれを捨てるのか?」
香は意外な言葉に驚き、目を見張った。
「ちが…ぅ…
あたしが、…あたしはここに居ても役にたってない…
いる資格もなかったの…」
とっさに本音が出てしまった。
「なんでそんな事を言うんだ?」
香は銀狐のことを言おうとしたが、
それは言ってはいけない事だと留めた。
「相手はどんな男だ?」
僚は香の中に静かに指を沈め聞いた。
香の身体は僚が入ってくる喜びに震えた。
だが、痛みが走ると銀狐のことを思い出し、
身体が縮んだ。
僚は疑問に思いながらも香の足を抱え上げた。
足首にも戒めの跡がくっきりと残っている。
それなのに、香の表情と感触はなんだと思った。
すでに奪われているはずの身体だというのに。
僚は香に囁く。
「相手の男はおまえに何をした?」
「…え…?」
香は僚が何を言っているのか分からなかった。
僚は香の片足を持ち上げて、その目の前にその跡を見せた。
それを見た香は、僚に写真を見られた事を悟った。
足を広げられたまま、香は呟いた。
「その…彼の趣味なの」
早口に答えた香は、僚の目が見られずに横を向くのだった。
僚は香を見つめてから、
開いて目の前にある香の潤いに、そっと口をつけた。

(さて3択です。1僚、我慢。2僚、もうちょっと味見。3僚、それどころか突っ込み。レスよろしく)

137名無しさんが妄想します:2004/12/05(日) 10:14
3!

138名無しさんが妄想します:2004/12/05(日) 12:59
萌え〜

13945。1:2004/12/06(月) 07:04
7さんは3を選ばれました。
138さん、ども。なんか前回出掛けに慌てていたんでただでさえ変な文がえらいことになっているのに今読み返して気づいた。想像力を駆使して読んでくだされ(TーT)ヨロ…

香は、銀狐の男根で擦られた場所に僚が顔を埋めているのを知り、
その頭を退けようと抗ったが、
僚はそのまま口唇と舌で貪り、
香を柔らかくとろかせていった。
香の全身に甘美な快感が走り、
銀狐にされたどころではない絶頂を迎えてしまうのだった。
体中の血が騒ぎ、もうどうなってもいいと思ったが、
その感覚と共に銀狐の顔が浮かんだ。
香に対してにやりと笑い、卑劣な約束を取り付けた。
銀狐は明美を…
香の頭は必死で理性を保とうとした。
銀狐にされた時でさえ暫くは動けなかったのを思い出し、
このままではいけないと思った。
「やめて…僚…
もう、準備をしないと……」
僚は構わずに応えた。
「おれの方の準備はとっくに出来上がっている」
香が首を傾げてなんとか上半身を起き上がらせると、
僚は立ち上がって、自分の立ち上がっているモノを見せた。
「……!」
香は今までとは違う意味でそのモノを見た。
初めてそれがどういう事になるかを理解した。
ドクンと身体が熱くなる。
「駄目…もう、あたし…僚とは……」
もうこれ以上続けられるのは耐えられない。
泣きたくなるのを堪え、
香はベッドから降りようと身体を動かしてみた。
僚はその身体を覆い、
香の愛液で濡れている口唇を舌で拭ってから口唇に迫ってきた。
香は顔を背け、またその事で銀狐を思い出してしまった。
「お願い…助けて……」
僚は背けられ、目の前にある香の耳に囁いた。
「なにからおまえを助けてやったらいいんだ?」
香は驚き振り返った。
僚は香が答を用意する前に、その口唇を奪った。
「…ぅ……」
香は逃れたい気持ちと求めたい気持ちの拮抗が敗れそうになり、
混乱しながらも昂る感情で涙をこぼした。
僚はそれでもやっとたどり着いた行為に、
自分でも信じられないくらい容赦なく貪っていくのだった。
そのままかじりつくしてしまいそうなほどに香の頭を抱え込み、
香の鼓動が激しくなるほどに興奮して、
次にはその手は香の胸を腹を背中を、
そして再びあふれ出す泉をまさぐった。
香は悶えながらも約束のためになにかを考えないとと思うのだが、
僚の気持ちに飲まれこんでいくのを止められない。
僚がやっと口唇を離したとき、
香は自分が呼吸しているのかどうかも分からない状況だった。
それでも必死で空気を求め、
そしてそれよりも僚を求めてしまいそうになる。
繋がっていない口唇が寂しい。
僚は香の肩越しに顔を埋め、聞いた。
「どうした?まだ気持ちは変わらないのか?」
香は心を抑えながら応えた。
「あたし、行かないと…でないと…」
僚はぐっと腕をベッドに立て、
香の身体を下に見た。
その瞳に見つめられるのが怖く、
香はギュッと目をつぶった

14045。2:2004/12/06(月) 07:05
「あの男は誰だ?」
僚の声が聞く。
香は目を開けられない。
僚がどんな顔で聞いているのかを見たくなかった。
「あの男って?」
何の事か意味がつかめず、香は聞き返した。
「おまえを、おれから引き剥がそうとする男だ。
どこで知り合った?いつあんな異常な関係に?」
香は思わず目を開けた。
僚はやはり写真を見ている。
あんな姿を見られている。
香は必死に逃げようとするが、
その両腕の間から動けない。
僚の瞳が痛い。
嘘をつこうにも見透かされそうで怖いほどだった。
それでも香は行かなければいけない。
「あ…彼…のこと…ね」
香は目を逸らしながらも、
口唇が答えを模索する。
「友人の知り合いで…
少し前から…」
「手塚明美の弟から連絡があった」
香はハッとした顔で僚を見た。
「依頼を受けたんだってな」
香は黙って頷いた。
「おれは明美のところに行った。
彼女が撮った写真を見た」
香は明美に写真を撮られた事を思い出し、
それが僚にも見られたと知った。
「おまえのだけじゃない。
彼女が撮った女たちの運命を知っているか?」
香は僚がなにを言っているのか分からなかったが、
ふと銀狐が言っていたことを思い出した。
「恋人の木内が写真を明美さんから預かって…それを…」
「木内?」
香は思わず首を振った。
「ううん…もう木内は殺されてて、
入れ替わった奴もそれを…」
「誰に殺されたって?」
僚が聞く。
香はまずったと思い、口を閉じた。
僚は囁いた。
「分かった。
おまえは弟の依頼を受けた。
なら、おれはおまえの依頼を受ける」
「え?あたしが…僚に…?」
僚がなにを言っているのか分からない香だったが、
僚は笑って応えた。
「大丈夫、おれは受けた仕事は必ず成し遂げるから…」
香はとまどった。
「あたし、なにも…」
僚は香の身体に残されたキスマークのひとつひとつを、
指でなぞった。
香の身体が揺れる。
そして僚は香のまだうっ血している手首をそっと掴んだ。
香は戸惑い、僚の行為を見ていた。
僚は香の足首の跡にも手をやった。
そしてその足首を掴むと、香に告げた。
「依頼料は、前払いな」
「え?」
僚はそっとその手を香の太ももに滑り込ませ持ち上げると、
冷静に対応しながらも熱く反り立った己を香の熱く潤う場所にあてがった。

(さて3択です。1僚、一回は一回。2僚、調子に乗る。3僚、途中で。レスよろしく)

141名無しさんが妄想します:2004/12/06(月) 07:14
1!1!

142名無しさんが妄想します:2004/12/06(月) 07:15
2222222222222222!

143名無しさんが妄想します:2004/12/06(月) 07:15
負けた・・・_| ̄|○

144名無しさんが妄想します:2004/12/06(月) 08:07
おまいら、おもしろいぞ。

14545。1:2004/12/07(火) 07:49
141さんは1を選ばれました。
142さん、すみません〜
144さん、…ぬぬねの…

「あ…駄目…」
香の中に熱い塊が、ぐいぐいと埋めらていく。
大量に濡れていたそこは、僚の侵入を助ける。
香の入り口はすでに開いていたが、
その巨大な塊を中に容れるには、まだ小さく狭かった。
グイッと僚が腰を突き入れるが、
香は痛みに顔をしかめるだけだった。
僚はやはり変だと思った。
あの状況で香が奪われてないわけはない。
僚の頭にある疑問が生まれた。
香との間に手を入れ、ゆっくりと滑らせながらくじる。
「はあ…う…」
香はじらされ、思わず痛みで引いた腰を揺すって悶えた。
僚は一気に突き入れたいのを我慢ながら、
朦朧としている香に聞いた。
「香…香…」
「あっ…ふ…」
香は名前を囁かれ、反応する。
「奴はおまえをどうするって言ってた?」
香は理性を奪われながら、聞かれるままに答えた。
「あ…あ…あた…しを…ちゃんと…してから…
売るって…」
「売る?」
僚の顔が険しくなった。
香はそれに気付くことなく続けた。
「シティ…ハンタ…のパートナ…
…なら高く…売れ…って…」
僚の指先に力が入った。
「そう、銀狐が言ったのか?」
香はコックリと頷いた。
頷いてからやっと、頭の中の警報が鳴った。
「あっ!」
香は青ざめ否定した。
首を振り、僚に訴える。
「ちが…う…
ごめ…あたしうっかり…」
僚は香の口を口唇で塞いだ。
抱きしめた香の身体から、
動揺が伝わってきた。
僚は香の頭を撫でながら、
落ち着かせようとした。
そして、やはり本当のことを言うしかないと思った。
抱きしめたまま香の耳元に語りだした。
「香…
その男の右手に人差し指はあったか?」
なにも言わずとも、
香の身体からダイレクトに反応が伝わってくる。
「そうか…」
僚は呟いた。
「おれはおまえに隠していたことがある。
おまえが奴と決闘した時、
奴はおまえに追い詰められはしたが、反撃を狙っていたんだ」
香の身体が硬直する。
「おれは、あの時本当は…
おまえを元の世界に戻すいい機会だと思っていた。
奴からおまえを守って、それから別れようとしていたんだ」
香は黙ったまま小さく震えていた。
「だからおれは、油断していたおまえに銃を向けていた奴を狙った。
そして、この世界で二度と仕事が出来ないように、
その指を撃った」
僚は香の背中をさすってから、
再びギュッと抱きしめた。
「そして、別れの言葉を告げようとしたんだが、
おまえに先を越された。
おまえは奴を倒した自分の実力をうら裏づけにして、
おれの死に様を見たいから側にいるって…」

14645。2:2004/12/07(火) 07:49
香は思い出して恥じて、この場から逃げ出したいと思った。
僚は香を逃がさないように、力を込める。
「嬉しかったんだよ」
意外な一言に、香は耳を疑った。
「え?」
「本当は側にいて欲しかった。
おまえを失いたくなかったのに、
でもこのままおれの側にいたら不幸になってしまうと、
諦めようとしてたんだ」
香は必死に僚の言葉の意味を考えようとした。
そしてえらく身勝手な言葉を口にしてしまった。
「僚…あたしが必要だったの?」
僚はストレートに核心を突かれ、うろたえた。
だがいつも香には敵わないと、笑った。
鈍いくせに、来るときは直球だ。
それに対抗するには、余計な飾りはないほうがいい。
「そうなんだ。
おれは、おまえが居なくなったら、
また元に戻ってしまう。
元に…」
僚は答えながら、その真の意味に気付き、
香がちゃんと腕の中にいることを確認した。
香はやっと自分が何を言ったのかに気付き、
もじもじとした。
「香、おまえ、銀狐が生きている事をおれに知られないように、
一人で仕留めるつもりだったんだろう」
香は諦めて頷いた。
「嫌だろうが、なにがあったか、
…なにをされたか教えてくれ」
香は口ごもったが、少しずつ今まであったことを話した。
そして、銀狐にされた事を話し出した時、
苦々しい思いと、
それでも感じてしまった恥ずかしさに泣き出した。
僚は香をなだめながら、身体をまさぐった。
「大丈夫、おれが消してやるから…」
話によると、香は処女どころか口唇も奪われていない。
銀狐はなにを考えている?
香の身体に火種をつけて…
僚はふと気付いた。
「香…おまえ、もう客がいるのかもしれない」
香は驚いた目で僚を見た。
「おまえを買いたいという客が初めにいて、
おまえがまだだと知っている奴で、
それで最後まで手をつけてない状態なら高く買いたいという奴がすでにいるなら、
銀狐はおまえを奪えない…」
香は反論した。
「でも奴は、ネガを持ってきたら抱いてやるって…」
僚はためらいながら聞いた。
「おまえ…途中までされて身体が疼いたままだっただろう?
そう言えば続き欲しさによけい逆らえないと思って言ったんだろう。
銃を奪って脅迫したのが、鞭なら、それは飴だな」
僚にあっさり指摘され、香はそうだったのかと初めて気付いた。
そして真っ赤になって反論した。
「あ、あたし、奴に抱いて欲しいなんて…」
僚は香の身体に再び挑みだした。
「おれがおまえを抱くのは計算外だっただろう。
わざわざおれがおまえを傷つけないようにと、触れないようにと、
アパートの入り口のモニターに気付いて、
おまえをいたぶったりしてな…」
香は驚いた。あれも見られていた。
僚は香が何かを言い出す前に、
中断していた行為を始めた。
香の呻きを耳にしながら、
己を深く埋めていった。

(さて3択です。1僚、香に約束させる。2僚、香の計画を聞く。3僚、冴子に連絡。レスよろしく)

147名無しさんが妄想します:2004/12/07(火) 08:03
とりあえず1

148141:2004/12/07(火) 20:32
>142
こんな過疎スレ(失礼)でレス争いを見るとは思わなかったよw

14945。:2004/12/08(水) 08:28
147さんは1を選ばれました。
148さんな141さん。ご苦労様。

「ああ…あぐっ…無理…」
香は身体を引き裂かれる痛みに叫んだ。
僚の先端は香の入り口を押し広げながら、
ゆっくりと進んでいく。
「大丈夫だから、力を抜いてくれ」
香は僚の大きさを、改めて認識させられ、
苦し紛れに足掻いた。
僚は香の身体に口づけながら、
ゆっくりと埋めるが、香は一向に力むばかりだった。
「くっ…」
僚は香の身体に倒れ込み、
その耳元に囁く。
「香…頼むから…」
香はゾクッと身震いし、
次の瞬間さらに股間は潤った。
僚はそれに乗り、
柔らかな秘肉の中に突進させた。
「きゃ…」
それでも痛みが激しいのか、
叫び出す香の口唇を僚が塞ぐ。
香は僚の下で必死に悶えながら、
それでも腕を僚の身体に回し、
大丈夫だという意思を見せようとしていた。
僚は香の中に入り、やっと一つになれた喜びで、
異様の興奮していた。
一物は中でさらに大きくなり、
香はそれを耐えようと、しがみつく腕に力を入れる。
僚はしばらくジッとしていたが、
香を落ち着かせたいという意思よりも、
下半身が勝手に動いてしまい、
その香の肉体を攻めるのだった。
香はその激しさに驚く間も与えられず、
ただ僚にしがみつくだけだった。
僚は香の中で破裂しそうになるのを止められない。
そして止めたくもないと思った。
「香、…いいか…?」
香は僚の声にただ頷く反応を返すのが精一杯で、
意味を考えようともしなかった。
香も痛みだけではないものを、
僚から感じようとしていた。
「う…っ」
僚は香の中に放つ。
「…?!」
その時香は、僚がなにをしたのかやっと気付き暴れるのだが、
僚の放出は香の奥で止まらず、香から溢れてきた。
「りょ…」
香は喘ぎながらも困惑した瞳で僚を見つめる。
僚は香を安心させようと口唇を合わせるが、
その瞬間再び香の中に入っているものが膨らんだ。
香はじたばたしながら僚を押しやろうとする。
再開しようとする僚に、
香は途切れ途切れの息の中で頼むのだった。
「お…願い…もう…」
僚は香を見つめ、えらく激しく扱ったことに気付き、
多少の後悔をした。
仕方なしに抜くと、中からは大量の精液が香の血を伴って流れ出てきた。
僚は少しため息をついて強がりを言うしかなかった。
「そうだな、依頼一軒につき、一回が約束だからな」
香は僚が他の依頼人にもそうしているのだと、
寂しさを感じた。
僚はそれを見て、しまったと思った。
「まあ、それが受け入れられたためしは、
まあ…その…あんまりないんだけど…」
香は必死に言い訳をする僚を見て、
諦めるしかないと思った。
こんな男を独占出来るほど、
自分はたいした女じゃないんだからと。
僚は香の身体を抱きしめ、
口付けしてから囁く。
「ひどくしてすまなかったな」
香は首を振り、僚に抱きついた。
「ひどいついでに約束させろ」
香はなにを言われるのか分からなかったが、
もう頷くしかないと、僚の瞳を見て思った。

(さて3択です。1香、明美に会いに。2香、冴子に会いに。3香、銀狐に会いに。レスよろしく)

150名無しさんが妄想します:2004/12/08(水) 09:08
3かな

15145。:2004/12/09(木) 07:43
150さんは3を選ばれました。

「でも、ひどい…って?」
僚は香の頬を撫でながら、苦笑いをした。
「まず、銀狐にネガを持って会いに行くんだ」
香はまだ息を荒げながら、目を見開いて聞いた。
「その…渡しちゃうの?」
聞き返す香に、僚はつぶやいた。
「そう」
「え?だって、それって奴の弱みなんでしょう?
そんな犯罪の証拠をわざわざ…
冴子さんに渡した方がいいんじゃないの?」
僚はハッと気づいた。
香はそれがどんな写真なのか知らない。
笑いながら大丈夫だと答えた。
「まあ、ちょっといろいろ体力使うかもしれないから、
とのかくまだ夜中だ。良く寝ておけ」
香は頷いた。
そして立ち上がろうとしたが、それが叶わず、
そっと僚の顔を見るのだった。
「立てないのか?」
香は悲しそうに頷いた。
「あの、痛いのも痛いんだけど…
動けない…」
香はそっと、まだ反り返っている僚のを見た。
あれが入ったのかと、身震いした。
それと同時にジワリ溢れてくる。
足が閉じられもしない状態で、
それが僚に丸見えであるというのに…
香はなんとか手を股間に当てて隠そうとするが、
それを僚に阻まれた。
「香…お代り欲しいって?」
香は必死で首を振った。
「違うの!」
僚は頷き、香を抱き上げた。
ベッドにポタポタと零れる。
僚はついでにシーツも持ち上げ香にあてがった。
香はそのまま僚に抱かれ、
風呂場まで連れて行かれた。
そして座らせた香の身体に暖かなシャワーをゆっくりとかけた。
香はちょっと銀狐にもされたことを思い出し、
複雑な気持ちがした。
僚はそっとしゃがみ込むと、
香をいきなり抱きしめた。
「え…」
それから驚く香の耳元に静かに囁く。
「心配するな。
今まででもらったどんな報酬より価値のあるものを貰ったんだ。
絶対にうまくいく」
香は僚の胸の中で頷くと、
そのまま気を失ってしまった。
「かわいそうに…
おれにされている間も、
奴の事をなんとかしようと気が張っていたんだものな。
…奴は殺しはしない。
生かしておいて、香に手をつけたことを死ぬほど後悔させてやる」
僚はもたれかかっている香の身体を開きいた。
やっと手に入れたその宝を、
きれいに洗っていった。
僚の手が触れるたび、
香の身体は微かに震える。
僚は最後に取っておいた場所に手を当てる。
香の全身がビクビクと震えた。
それでも、ゆっくりとそこを開き、
中にシャワーを当てて自分の仕出かした残りを流していった。
「すまなかったな…」
その間もずっと起ったままのその武器を、
僚はゆっくりとなだめもてあました。

(さて3択です。1僚、かけちゃう。2僚、無理やり落ち着かせる。3僚、最低にも入れちゃう。レスよろしく)

152名無しさんが妄想します:2004/12/09(木) 08:00
3!

153名無しさんが妄想します:2004/12/09(木) 08:03
カオリン、さっきは余計な事色々考えながらだったから
今度は愛されてるって十分感じさせてあげてー

15445。:2004/12/10(金) 08:36
152さんは3を選ばれました。うむ、その手もあったか…

「さて…と、どうしたものかな…」
焦がれていた香との行為は、たまらなく甘美だった。
一回で止めたのは香のためだったが、
どうにも身体は言うことを聞いてくれない。
「ちょっとだけ…」
香の両腕を自分の肩にまわさせると、
その柔らかな尻を後ろから撫でた。
「ふっ…っぁ…」
香が声を漏らし、
無意識に腕を僚の首にギュッとまわした。
香の乳房が押し付けられ、吐息が耳に直に触れる。
僚の意識も吹っ飛びそうだった。
震える手をそのまま太ももに移動させて足を広げさせてから、
僚はその暖かな場所に己の先端を着けた。
接しただけで、香の柔らかな秘肉がひくっと蠢いた。
僚はブルッと身震いして、
イキそうになるのを堪えるのだった。
滑る接点は、香から漏れてくる蜜でさらに良くなってきた。
僚は先端だけを少しずつ出し入れし、
その快感に酔った。
香も身体をビクビクと反応させるが、
その表情は快感と険しさを伴っていた。
「まだ痛いのか…?」
僚が心配すると、
香は涙をこぼしながら呻いた。
「やめて…銀……
…僚…助け…」
僚の熱がさっと冷めた。
香はまだ銀狐の恐怖を抱えたままだ。
このまま会わせたら、まずいことになる。
僚は香に激しく口付け、眠る香の意識を引き戻すのだった。
香は息も出来なくなるほどの狂おしさに目覚めた。
「…う……」
目の前に、僚の顔がある。
まだ夢の中を引き摺っているのか、
香はその状態に戸惑いながら、
おどおどと僚を見つめた。
「あ…」
それから全裸で抱き合っている事に悲鳴をあげて、
逃れようとする。
「やだ!なに?」

(さて3択です。1香、混乱のうちに。2香、納得して。3香、疑いながら。レスよろしく)

155名無しさんが妄想します:2004/12/10(金) 08:39
1

156名無しさんが妄想します:2004/12/10(金) 09:47
さん

15745。:2004/12/11(土) 02:27
155さんは1を選ばれました。
156さん、ええと…

香は腕を振り回して足をばたつかせ暴れた。
困惑の表情で、瞳は大きく見開かれ、
現実と夢との見境が出来ていないようだった。
香は今、目覚めた状況の中に、
銀狐に襲われた状況をダブらせてしまったのだった。
今までの僚との事柄は、
自分の望んだ夢だと思い込んだようだった。
確かに僚としても香を抱くという事は、
願うこともいけない夢だと思っていた。
他の誰に欲情しても、香だけには気を配り、
無意識のうちに規制をかけていた。
「香…」
僚は呟く。
香にとっても僚と結ばれるという事は、
まったく真実味のない事だった。
好きだが、愛しているが、
その男の目には女として映らない。
きっと自分には女としての魅力がないのだろう。
何度もそう言われた。自分もそうだと自覚している。
僚は少しため息をついてから、
香の口唇を奪った。
「む……」
香は口の中に侵入してきた僚の舌を退けようとするのだが、
自分の舌を絡めとられ、蹂躙され息も出来ずに激しく悶えた。
震え脅える香に、いったんは諦めようとした先端をズイッと埋めて行く。
「ぐ…っ」
まだ初めの行為で充血し腫れている秘部は、
再びの僚の侵入に悲鳴をあげている。
それでも僚は香の重みで、巨大に腫れている己を銜えさせるのだった。
「いやああ…っ」
香は叫び泣く。
僚は容赦なく腰を使って、香の中を攻めていった。
香は声もなく脅えるだけで、僚にされるままであった。
僚はいったん止めると、
床に香の身体を寝かせて囁いた。
「香…」
香はその声に、ジワリと濡れる。
それでも恐怖は去らない。
「もう、その声で呼ばないで…」
顔をしかめて背ける香に、
僚は香が打ち明けてはくれなかったある事を理解した。
銀狐は香を弄んだときに、特技を使った。
…ということは。
僚は憤慨しながらも少し嬉しくなり、香に囁き続けた。
「香…香…」
僚は何度も囁く。
香は目をつぶり、今の現実を拒否するのだが、
股間から溢れる蜜は止まらない。
滑りの良くなった香の中で、
僚はもっと深く香を味わっていった。
香は名前を呼ばれ続け、
犯されながらイッてしまった。
その顔は恥辱と苦痛で歪んでいる。
僚はまだ健在なまま、香を抱きしめた。
「ばか香」
「…な……なんですって?」
わななく身体を持て余したまま、
香はふいに馴染んだ怒りを感じた。
見開いた瞳に僚が言う。
「なに脅えてるんだよ」
「なに脅えてるって……
…りょ…お?」
「おれの他に誰がおまえを抱くんだよ」
「…え?」
香はなにか言われていることに疑問を感じながらも、
再び聞いた。
「僚?」
「おれだが」
香はしばし考えに耽ったが、
それを僚が中断させた。
再び抽送を始めたのだった。
「あ…ああっ……や…」
香は戸惑いながらも、僚を見つめた。
「やっぱ、タイルの上は痛いか」
香はなんと答えてよいか分からず、でも声にしてみた。
「そういう問題じゃ…
…そうじゃ…なく…て、どうして…あた…しを……」
僚の行為は止まらない。
香は身体の奥を突かれ続け、
身体中を愛撫され、
起き上がった疑問もなにもがかすれてゆく。
痛みながら、悶えながらも、
僚が今は自分しか見ていないということに酔っていった。
「あ…ん……」
自然にこぼれる声に、僚もますます燃えていく。

(さて3択です。1香、信じる。2香、信じられない。3香、信じた振りをする。レスよろしく)

158名無しさんが妄想します:2004/12/11(土) 04:44
1

159名無しさんが妄想します:2004/12/13(月) 01:41
madakana?

16045。:2004/12/13(月) 06:57
158さんは1を選ばれました。
159さん、すみません。ちと忙しかったのと眠かったのと…はい、選択が意図してないのだったのでちと詰まってみたり〜
おまけに二時半には出来たのに、鯖が…

僚は飢えたように香を貪った。
しばし酔っていた香だが、
そのあまりの僚の渇望に気が狂いそうになる。
まだ痛みも恐れも抱えたまま、
何度も身体を愛撫され膣を抉られ、
何度も達しながら気を失う事も許されない。
僚も優しくしたいのだが、
先程一回だけで止どまった交わりがかえって欲望をあおり、
今までに溜まっていた気持ちと本能を制することが出来ない。
香が喘ぎ悶え僚に助けを求めても、
僚は香の熱い肉体を求めてやまなかった。
「今度はちゃんと気持ち良くしてやるから…」
そうつぶやきながらも一向に衰えない勢いは、
香の身体を引き裂かんばかりだ。
香はされるがままで、声も出せなくなってきた。
僚は香を抱きしめ、
何度か放出してからやっと自分を押さえることが出来た。
香は息も絶え絶えに、僚の仕打ちを受けるだけだった。
香の上に重なりながら息を荒げ口づけてきた僚に、
香は安堵しながらも涙をこぼした。
「…あたしに…力が無いから…
だから…自分の身も守れなかった…
りょ…は、もうあたしのこと…いらな…」
香は僚に抱かれたことで、
今までの場所を失ったことを感じていた。
他の女たちと一緒。
今までされてないことで、
区別される寂しさと優越感をどこかに持っていた。
香はその事を、今になって思い知ったのだった。
僚はハメを外した事を後悔しつつ、
香を抱きしめた。
「すまない、乱暴にして」
香は首を振った。
「依頼のは、たしか払ったから、
これは…今まで、…の厄介料なのね…」
震える香に、僚はため息をついた。
「全然足らねえよ」
香は顔を曇らせて目をつぶった。
「ごめん…」
やっとそれだけを口に出すと、
香は僚から抜け出そうとして肩を縮めた。
「謝るなよ。謝るのはおれのほうなんだから。
足りないのは…おれの、おまえへの感謝なんだから」
香は僚の言っている意味が分からずに、
黙っていた。

(さて3択です。1香、計画なのに動けない。2香、計画なのに歩けない。3香、計画進行。レスよろしく)

161名無しさんが妄想します:2004/12/13(月) 07:11
2で

162名無しさんが妄想します:2004/12/13(月) 07:14
45。さんおはようございますー
お待ちしておりました!
いつも感謝でございます!!

16345。:2004/12/14(火) 07:32
161さんは2を選ばれました。
162さん、たぶん161さん。またオハヨウの時間になってしまいました。おはようございます。こちらこそ読んでいただき感謝です。立ち止まってくださる聞き手あっての”路上ライブ”みたいな物ですから。

「おまえは、おれのせいで、
一番楽しいはずの年月を無駄に浪費してしまった。
本来だったら、おまえは槇村のもとで、
普通に女としての人生を歩むはずだった」
香は目を開き、僚を見た。
僚は香の視線を避けるように顔を背けた。
「普通に友人と遊び、働き、
やがて好きな男と出会い結婚をして、
子供を産み育てる…
そんな生活が」
香は無言で首を振った。
「ところがおれと関わったがために、
唯一の身内だった槇村は殺され、
おまえはおれのもとで、
知らなくてもいい裏の世界に足を踏み入れてしまった」
香は首を振り、
思うように動けない腕をやっと持ち上げて
僚の頭を抱き締めた。
「違うよ。僚。
アニキはあんな性格だったから、
僚がいなくても、
やっぱり奴らのようなのを放っておけなくて…
…でも、僚がいたから、
仇をとってくれるって信じてたから、
あたしのこと、
奴らから守ってくれるって信頼していたから、
安心して逝けたんだと思う」
僚は香の言葉を聞き、
戒めとして重くのしかかっていた気持ちが、
いけないことだと分かっていても
軽くなっていくのを止められなかった。
「それに…あたし、本当に僚がいてくれて幸せだった。
アニキは血はつながってはいなかったけど、
本当に大好きな大切な家族だった。
僚からアニキの死を告げられた時、
あたし、もしかしたらいつかは…って、
覚悟をしていたはずなのに。
あの時は目の前が真っ暗になって…」
僚は不思議そうに聞いてきた。
「でも、あの時おまえは…」
香は頷いた。
「ううん、そうだったの。
でも、僚があたしに大金を渡してくれて
逃げろと言ってくれたから…
それがあたしの崩れた心を戻してくれたの。
このまま逃げたら、あたしは後悔する。
アニキの仇を討つことが、今のあたしを支えてくれるって。
そうしたら気付いたの。
あたしはアニキを失ったけど、僚は相棒を失ったんだって…
だから、あたし力も無いのに勢いで僚に…」
僚はじっと聞いていたが、香が口を閉じたのを見て応えた。
「ああ、そうだ。
槇村はいい相棒だった。
だが、槇村とは違う意味で、おまえは最高の相棒だ。
おまえはおれを支えてくれ続けてくれた」
香は驚いた目で僚を見つめた。
やっと瞳がぶつかった。
「おまえを元の世界に返す機会はいつでもあった。
だが、おれはおまえに甘え、それを濁し続けてしまった。
おまえがただの依頼人だったら、
いくら槇村に頼まれてたって、
依頼が完結した時点で返している。
手塚明美や、竜神さやかたちのように…」
「じゃあ、どうして…」
僚は香を抱きしめた。
「離したくなかったんだ。
側にいてくれるのだったら、
この気持ちのいい時間がずっと続くのなら、
女として抱けなくてもいいと思うくらいに。
それで、おれはおまえとの関係が壊れるのが怖くて、
ずっと押さえてきた。
それなのに他の男に触れられ、
それで逃げられては堪らない」
僚は抱きしめる腕に力を込めた。
「あたし…」
香はなにか言おうとしたが、僚はそれを遮った。
「おまえがおれに愛想をつかしても、
それでもおれは、もうおまえを抱くの諦めたくない」
香も、そっと僚を抱きしめた。
「うれしい…
ずっと、嫌われたくないって思ってたの…」

(やっと前々回の選択肢で、またもや前回の選択肢に到達できないままに(T-T)さて3択です。1僚、居留守。2僚、留守。3僚、忙しい。レスよろしく)

164名無しさんが妄想します:2004/12/14(火) 07:37
1〜

165名無しさんが妄想します:2004/12/14(火) 20:58
路上ライブが始まるのを待って駅前に座り込んで
45。さんの登場を待っている心境(w

16645。:2004/12/15(水) 02:19
164さんは1を選ばれました。
165さん、ご苦労様です。風邪ひかないようにね(w

僚は改めて香に口づけた。
汗に濡れた額に、そして微かに震えている口唇に。
「改めて、よろしくな。
…パートナー」
香は溢れる気持ちを堪えながら、
ゆっくりと頷いた。
そして、今度こそ本当に精根尽き果てて、
そのまま気を失うように眠りに落ちていくのだった。
僚は香を抱き、その身体を洗い流していった。
僚の身体も気持ちも、全て受け入れた女は、
穏やかに眠っていた。
さすがに僚も欲望がむくむくと立ち上がるのを、
今度は理性で押さえることが出来た。
この笑顔を、今はこのまま護りたいと。

「え?…あ…?」
朝日に誘われ、香は目覚めた。
確かにベッドの上にいる。
が、布団よりも熱く硬いものに巻きつかれていたのに驚いた。
ギシッとベッドがたわみ、その硬い布団が動いた。
「起きたのか?」
声が、臨場感たっぷりの熱い息とともに、
ダイレクトに香の耳に入ってきた。
香は必死で状況を理解しようとし、
やがてやっと思いだし、
真っ赤になって硬直した。
「あ…おは…」
僚は香に呆れながら呟いた。
「頼むから、目が覚めるごとに毎度おれのことを忘れてるのっていうのは、
やめてくれ」
香は声もなくコクコクと頷いて、
手につかんだ筋肉ではない本物の布団を引っ張ると、
頭から被った。
僚はそれを楽しそうに香から奪って放ると、
香の結んだ口唇にキスをした。
そして身体を翻すと香を下に敷いた。
香はゴクリとツバをのみ、
僚がつぎになにをするのかを待った。
「したい?」
僚が聞く。
僚も香も全裸のままだった。
僚の目はいつでもオッケイな光を放っている。
香は思いきり首を左右に振った。
「今、何時?あたし…」
僚も仕方無しに起き上がると、
香に告げた。
「いいか、ネガは用意するからそれを持って…
…香?」
僚は、香が必死になにかをしようとしているのを見て問いかけた。
僚の呼びかけに、香が振り向く。
その顔はとても情け無い顔だった。
「どうした?」
香は言うかどうか迷ったが、
このままではどうしようもない。
そう思いなおして口を開いた。
「動けない…」
「は?」
「こ…腰が抜けてるみたい…どうして?」
僚は反省と共に謝った。
「悪い、やりすぎたようだ」
僚はしばらく黙っていたが、すぐにニッコリと笑って告げるのだった。
「しょうがない、計画をちょっと変更しよう!」
香はなんだか眩暈まで起こしたが、
銀狐を倒すのには、僚のいう事を聞くという条件があったので、
黙っているしかなかった。
「銀狐をこっちに呼び寄せるんだ。
それで奴の本当の狙いを探らないとな」

(さてまた先送りになりつつの3択です。1銀狐、一人で来る。2銀狐、一人を連れて来る。3銀狐、二人を連れて来る。レスよろしく)

167名無しさんが妄想します:2004/12/15(水) 07:51
3で。
誰が来るんだろう?

16845。:2004/12/16(木) 07:37
167さんは3を選ばれました。誰がは深く考えずに書いてみて、一人だったらアレだったけど二人ならそれに一人追加と考えてて…でも改めて誰と言われたのでウムムと考え直しをしますた。

僚は明美から借りてきたアルバムをベッドまで運んできた。
その間に香はそっとシーツを引っ張り、
それをまとっていた。
香は僚から渡されたそれを、
じっと見つめた。
みんな香と同じように、
あの場所で、露骨な衣装で。
それなのに女の香が見ても嫌悪感もなく、
見取れるほどに美しく写されていた。
「その女性たちだが、冴子が今調べているという事件に関わりがあるようだ」
香はアルバムから目を上げて、僚を見た。
「それって…」
僚は頷き香に聞いた。
「思い出したくはないだろうが、
銀狐がおまえをどうしたのか、
もっと細かいことを教えてくれ」
香は寒気に身体を震わせ、
しばらく口を閉ざしたまま俯いていた。
やがて意を決し「店の中に防音の部屋があって」と言ってから、
頭を振った。
「いいえ、違うわ。
明美さんの借りている撮影スタジオ…
明美さん、よくノッてくると停電になるって言ってた。
そして、あたしは直ったら迎えにくるからと、
木内…ううん、彼は銀狐に殺されて、
銀狐が彼と入れ替わって続けてるって」
「店を?」
僚もなにかに感づきながらも、
香の記憶をはっきりとさせる言葉をかけた。
「違う…木内は店と、なんかの組織の仕事をしてたらしくて、
銀狐はそこから依頼されて木内を殺しに来たって言ってた。
そう、やりすぎたとかで」
僚は続けた。
「依頼を果たしたのに、なぜ銀狐は…」
「明美さんが、その直後に現れたので、
とっさに誤魔化した。
でも、その木内の仕事の旨みに…」
僚は納得した。
「ようするに、依頼料よりもよかったということか。
いや、奴の事だから、
依頼料は前に貰っていた確立のが高いな」
僚はしばらく考えて、
香に言った。
「分かった。
たぶん銀狐は、今日おまえの客を用意して待っている。
おまえはここで奴らを迎えろ」
香はギョッとした。
「ここって…このベッドで?」
僚は頷いた。
香は不安そうに僚を見つめるばかりだった。
「おれは、ここを出る。
おまえは一人で、ネガを持ってここにいるんだ」
「…うん」
不安に青ざめる香に、僚は呟いた。
「大丈夫。
おまえは、出来るだけ奴らの出方を見るんだ」
香はゆっくりと頷いた。
僚は自分を抑えながら、香を抱きしめた。
おきたばかりで張り詰めている下半身は、
香の腹に当たったが、
香もそれを気にする余裕はなかった。
「服は…」
「そうだな。着た方がいいな」
僚は香の部屋に行き、服を探した。
ふとベッドを見る。
物に対してだが、ちょっとだけ優越感を持ってしまった。
「おまえはもう用済みだ」
言ってから、馬鹿だなと自分を笑った。
そして僚は香に服とネガを渡すと、
ベッドの側に電話を移動させた。
そして香にいくつかの指示を与えたあと、
アパートから出て行った。
香はじっと震えながら、
どうなるのか待つしかなかった。
しばらくすると電話が鳴った。
「はい」
香が出ると相手は銀狐だった。
「今、冴羽が出て行くのを確認した。
なんか隣の女と親しげに肩なんか抱いて入っていった。
おまえ、愛想つかされたんだな」
香は僚に言われたとおりに答えた。
「あたしも僚を避けたけど、
なんか僚もあたしに構う気もなかったみたい…」
銀狐は笑いながら答えた。
「そうだろうなあ…
いつまでも自分のものだと思っていたパートナーに裏切られたんだからな」
「どういう意味?…あ、あたしは!」
叫び出す香に、銀狐は静かに告げた。
「いや、いい。おれ様の計画通りだ。
いいか、今から行くからそこにいろ」
銀狐は勝ち誇ったように笑うと電話を切るのだった。

(さてまた行かないままに、一個づつづれてるかんじに3択です。1銀狐、機嫌よい。2銀狐、ちょっと不機嫌に。3銀狐、かなり不機嫌に。レスよろしく)

169名無しさんが妄想します:2004/12/16(木) 10:27
1!

17045。:2004/12/17(金) 08:01
169さんは1を選ばれました。

香が思っていたよりも遅くに、
銀狐はやってきた。
ここを見張っていたのなら、
すぐにやってくるとにらんでいたため、
緊張感を保っていた香の疲れはピークに達していた。
銀狐は、いきなり開けた僚の部屋で、
ベッドにいる香を見て驚いた。
「そこで何をしているんだ?」
香は僚に言われたまま答えるのだった。
「い…いいでしょ。
あたしがどこで何をしていても。
ネガさえ返せば銃を返してくれるんでしょ!」
香はネガの入ったビニールを見せた。
銀狐はそれを香の手から奪おうとベッドに走り袋を奪おうとするが、
香は動ける上半身をひねり、
それをかわした。
だが、銀狐はそのまま香の上にのしかかり、
身体を押さえ込んでそれを奪った。
「銃を返して」
香の叫ぶが、
銀狐はネガを確かめるのに忙しかった。
やがて銀狐は満面の笑みを浮かべると、
それをライターで焼き払った。
「ははは。銃と交換仕様にも、
なにも渡されてはいないんだから、
それは無理な話だよな」
「ひきょう者!」
香の罵倒を心地よく聞いた銀狐は、
余裕をもって香に質問した。
「さて、これからどうする?」
「…え?」
香が驚き聞き返すと、
銀狐は楽しそうに話した。
「おまえ、おれとの事とかを冴羽に秘密にしてたのに、
避けられたんだろう?」
香は狼狽しながらも頷いた。
「見られてたんだよ冴羽に」
「な…なにを?」
香が青ざめて聞くと、銀狐は得意げに説明をした。
「この建物って、無防備だろう?」
香は黙って頷いた。
「だがな、先日人を使って調べたら、
ところどころに監視カメラがあったんだ。
素人には分からないような形でな」
「そんなものが…」
銀狐は愉快だった。
「たぶん、おまえを危険に晒さないための配慮だったろうが、
まさかそれでそのおまえの不倫シーンを見せられるとは、
奴も夢にも思いもしなかったろうに」
「ウソよ」
否定しながらも瞳を潤ませる香に、
銀狐は顔を寄せた。
「ウソなものか。
…まあだが、不倫という言葉はウソになるな。
まだ冴羽もおれもやってないんだからな」
香はおびえてシーツをつかんだ。
銀狐は香を押さえ込むと、それを剥いだ。
そして狐につままれたような顔をした。
なぜなら香は上半身は服を着ていたが、
下半身はパンティ一枚だったのである。
銀狐は不思議そうな顔をして香を見た。
香は顔を真っ赤にして俯いている。
銀狐はひょいと香の足を割った。
「きゃあ!やめて!」
開かれた香の股間はパンティをぎっしょりと濡らし、
淫らに透けていた。
香は顔を手を股間に持っていくが、
その手を捕まれ、そこを隠すことが出来なかった。
「ほう…まだ処女だっていうのにたいしたものだ。
そうか、おれがやってやったのが治まらずに、
奴の匂いを嗅ぎながら、一人でやってやがったのか」
香は声も出ずに心の中で毒づいた。
『僚のばか〜。なんてことさせるのよ。
覚えてなさいよ…』
銀狐は香の湿った股間に指を当てた。
「あ!」
香は前進を痙攣させながら、
これ以上やられたら、
もう処女でないことがバレテしまうと焦った。
その時不意にノックの音がした。
そして開かれたドアの向こうに二人の男の姿があった。

(さて3択です。1銀狐、入れ替わりに出る。2銀狐、留まっている。3銀狐、混ざる。レスよろしく)

171名無しさんが妄想します:2004/12/17(金) 08:20
1
とっとといなくなってください。

17245。:2004/12/18(土) 02:39
171さんは1を選ばれました。
ええと前回を今読み返してえらくひどい誤変換発見(TーT)
”香は前進を痙攣させながら、”の前進は全身です…はい。

「ぎゃあああ!!」
男たちは一瞬でその場から姿を消した。
銀狐は目を丸くしてそれを見、
慌てて駆け寄っていった。
ドアの入り口の前の床には大きな穴が空いていて、
銀狐も危うくそれに足をとられるところだった。
下からは男たちの呻きと罵声。
「いたたたたた…
なんだ?これは!!」
銀狐は振り返って香を見ると、
香も不思議そうに首をかしげている。
銀狐は、それをとぼけているのだと思った。
そして、ふと思い出して叫んだ。
「そうか…おまえ得意だったよなトラップ。
おれを嵌めようとして仕掛けてやがったんだな?」
香は心の中で『僚が仕掛けたのね。たぶんノックの音で作動するやつ』
と納得しながらも、無作法な銀狐に通用しなかったのを恨んだ。
銀狐が香を責めようと戻りかけた時、
下から男たちが叫びが聞こえてきた。
「おい、大金は払っているんだ。
さっさと助けろ!」
銀狐は、それは女の代金で、
こんなことは関係ないと舌打ちするものの、
香に動くなと念を押してから、
仕方無しに階下に向かった。

男たちはそれぞれ別の階に落ちていたので、
銀狐は二度手間を負った。
そのトラップは、ただ単に部屋に入れたくなかっただけなのか、
落とし穴意外の武器トラップは無かったようで、
二人ともたいしたケガはしていなかった。
「おい、しっかりしろ」
銀狐はまだよろよろとしている二人を連れ、
戻ってきた。
香は、銀狐意外の訪問者のことはまったく考えていなかったので、
どうしたものかと思案していた。
「おい、客を連れて来てやったぞ」
戻ってきた銀狐の第一声に、香は脅えた。
「そ、そんな話は…」
香はうろたえながらも男たちを見た。
大柄で屈強な男たち。
どこかで見た感じがした。
「…あ、あなたたち、新宿駅の伝言板で…」
男の一人が嬉しそうににやけて言う。
「覚えていてくれて光栄だな」
香は、昼間に僚と去っていった男たちが、
なぜここにいるのか聞きたかった。
「その…どうしてここに?僚とは…」
男たちは少しくたびれてはいたが、
笑いながら香を見た。
「いいじゃないか、そんなことは」
一人の男が香に近づくと、着ている服に手をかけた。
「やめて…」
香は抵抗するが、上着は剥かれ、
肩が露わになってしまった。
服は香が抵抗しないように、
そのまま両腕の枷にするつもりらしく、途中で止まっている。
辛うじて乳首が出ないくらいのそれは、
香の乳房を圧迫した。
「ああ?なんだこれは?」
男の手が止まった。
そして銀狐に振り返り、
忌々しそうに毒づいた。
「おい、なんだこの跡は?」
銀狐の顔に、「しまった」とうい表情が浮かんだ。
「手付かずだからって高い金を払ったのに、
なんでこんなところに跡があるんだ?」
銀狐は、虫刺されかなにかだと言い訳をしようともしたが、
下手に出るのも面倒だと思い開き直った。
「いや、この女がなかなか言うとおりにしてくれないから、
ちょっとお仕置きをしただけさ。
大丈夫、まだ口唇も奪ってないし、中にも入れちゃあいないさ」
男たちは少々不満をかかえてはいたが、
確認して違っていたら金は返すという条件で納得させた。
「あともう一人、客が居たんだが、連絡がとれない。
仕方ない…」
銀狐のぼやきを耳にし、香は脅えた。
男の一人がいきなり香の髪を掴んだ。
香が驚く間もなく、引っ張ってその身体を横倒しにした。
「きゃあ!!」
香はベッドに押し付けられ、
痛みと驚きで叫ぶが、
そのままうつ伏せにされて上に乗られてしまった。
男の手が香の濡れたパンティに手をかける。
「離して!」
香は叫ぶが、相手は一向に気にせずに、
それを一気に引っ張った。
香の下半身を覆うものが消えた。
香は心の中で、必死に逃れようとしたが、
男の力はそれを許さなかった。
香の足を掴んで割ろうとした男は、
ふと手を止めて銀狐に叫んだ。
「おい、いつまでここに居る気だ。
さっさと出て行け」
銀狐はあわよくば混ざる気でいたのか、
少し不機嫌な声で「終わったら連絡しろ」
と、一言残して去っていった。

(さて3択です。1乗ってる男、倒れる。2乗ってない男、倒れる。3電話が鳴る。レスよろしく)

173名無しさんが妄想します:2004/12/18(土) 03:06
1でお願いします。

17445。:2004/12/19(日) 03:20
173さんは1を選ばれました。

香の上の男は、
銀狐が出て行くと笑いながら相方に言った。
「バカな男だ。
こんなおいしい女を金のために明け渡すとはな。
こいつを手に入れられれば、
シティーハンターの信用は、がた落ちだ。
…そして、おれたちが裏の世界に名を馳せることになる。
もう、今更他の組に世話になることもないんだ」
ベッドの脇で、相方も頷いた。
「こんな…
こんなことぐらいで、
僚の信用は落ちないわ」
自分の立場を『こんなこと』と言う事に悲しみながらも口答えする香に、
男はにやにやと答えた。
「自分の女も守れないようじゃ、
危なっかしくて依頼なんか出来たもんじゃないって、
誰でも思うものさ。
…まあ、それにしても」
男は香を後ろから抱きしめ、
その乳房だけを服からむき出した。
「うっ…」
香が痛みに呻く。
男は気にもかけずに、
それをがっしりと両手で掴み、揉みしだいた。
「いや!」
「いい身体してるな、
こんな女を手元に置きながら手出ししてないとは、
シティーハンターも、
噂どおりというわけでもないのかな?」
男は容赦なしに揉んでいき、
刺激で硬くなってきた乳首を、
潰しかねない力でつまんだ。
「ああっ!」
香は痛みに悶えるが、
男はそのまま香の身体を後ろから抱え上げ、
相方の目の前に香を向け、
子供におしっこをさせるような形で足を割って見せた。
香の濡れた股間は、相方の目の前に広げられた。
香は晒された恥辱に、顔を真っ赤にして震えるだけだった。
相方は香の股間に顔を埋め、
ゆっくりと口唇をあてがった。
「ひぃっ!」
それから男はゆっくりと濡れている花びらを指で開き、
ぬうっと舌を入れてくる。
「やあっ…やめて…」
香を抱えている男が楽しそうに香の耳たぶを噛み、
囁いた。
「ずいぶんかわいい声を出すじゃないか…
本当は気持ちいいんだろう?」
香はぶんぶんと首を振るが、
後ろから乳房を揉まれ、
下からしゃぶられ突き込まれ、
声を出そうとすると喘ぎになる。
「…くっ…」
香は悔し涙をこぼした。
相方は熱く膨らんだ香の肉芽に吸い付くと、
口唇で弄んできた。
頭の中が真っ白になりそうな香の耳に、
遠ざかる車の音が微かに聞こえた。
銀狐が去っていったのだとぼんやりと考えた時、
身体中に電気が走り全身が痙攣した。
「ああっ!あ!!」
香は指と舌でイカされてしまったのだった。
それを見てた後ろの男が笑った。
「どうだ?
いいかげん処女でも出来るような状態に出来たか?
キツイのは好きだが、
やはりある程度は滑りがいい方がいいからな。
なにしろ、この俺様のこん棒ときたら、
並のサイズじゃないからな」
大笑いする男の振動に、香の力無い身体も揺れ、
力任せに揉まれて痣になっている乳房も大きく揺れた。
香の蜜はとろとろと流れ出て、男の手と口を汚していた。
男はそれをすすり、飲みなめた。
後ろから声がする。
「いいようだな。
いつもながらおまえの前戯はたいしたものだ。
じゃあ、ほれ、変われ。
おれの特製品を挿れて、よがらせてやる」
「りょお…」
香が泣きながらつぶやいた。
男は大笑いして、その声をかき消した。
「聞こえねえよ。
奴は今頃、外の女とよろしくやっているさ」
男は香を離すと、おもむろに自分の武器を取り出した。
それは僚ほどではないが大きく太かったが、充分にそそり立ち香を脅えさせた。
だが、香が嫌悪を感じたのは、そのゴツゴツとしたいびつな形だった。
男はそれを香の顔に押し付けてしゃぶらせようとした。
「ほれ、楽しませてやるから銜えろ」
いやがる香の頭を抑え、男はまず口唇を奪おうとした。
「へへへ、男の味をたっぷり教えてやるぜ」
「いや…」
「おれたちでイッたくせに、なにをいまさら…」
香の口唇に男の口唇が触れるかと思った瞬間、
突然男の頭が目の前から消えた。

(さて半端なまま3択です。1相方、香を襲う。2乗ってた男、香を襲う。3乗ってた男、相方を襲う。レスよろしく)

175名無しさんが妄想します:2004/12/19(日) 08:55
3!

17645。:2004/12/20(月) 03:20
175さんは3を選ばれました。

「え?」
驚く香の目の前には、
拳を握ったまま、
ちょっとだけ”しまった”という顔をした相方がいた。
香に乗っていた男はというと、
ベッドから吹っ飛んだらしく、
一瞬遅れてドスンという音とともに床に落ちた。
相方はそれを確認し”しかたない”という表情で、
急にドアに駆け寄ると、
「おまえはいつも、そうなんだ!!」と叫びながら、
そのドアを破壊するという意味不明の行動をとった。
それから男はユーターンして改めてベッドによじ登り、
香に迫った。
「いや!来ないで…」
相方はまだ濡れている口のまわりをなめながら、
香にのしかかる。
「ああ!」
香は必死でベッドの上をうつ伏せのまま
自由になりきってはいない腕を使って移動した。
それはとても逃げ切れるられるものではない。
それでも必死の香は思いきり腕を動かした。
すると、胸を持ち上げるようにしながらも
腕を拘束していた服は、解けるように脱げ、
勢い余った香はベッドから落ちかけた。
「きゃ…」
落ちる直前、
男は香の肩を掴み引き戻し、
その身体を向かい合わせにがっしりと抱き締めた。
香は震えながらも藻掻き暴れるが、
男はびくともしない。
自由になった腕も男の腕でままならない。
「おい!」
倒れていた男が叫んだ。
香は首を曲げてそちらを見ると、
立ち上がる男の姿が映った。
男は怒りに震えながら腕を振り上げて、
香を抱いている男に迫ってくる。
「きゃあ!!」
香を抱いている男は、香の身体を抱え込んだまま、
それを凌いだ。
香の耳にも、その空気を突き破るような激しい風音が、
ブンッと聞こえた。
躱された男の怒りはますますつのる。
二撃目も不発に終わり、
さらに怒るかと思った男が、
ふと止まった。
「おまえ、誰だ…」
香はその言葉を、抱き締められている胸の中で聞いた。
そして、気を落ち着けようとした。
この男は誰だ…
香は確かめるようにその男の匂いを嗅いだ。
「…まさ…か…」
男は香に上着を脱いでかけてやると、
そっとベッドに寝かせた。
そしておもむろに顔をいじると、
その皮をむしった。

(さて半端なまま3択です。1裸の男、意外と強い。2裸の男、意外と弱い。3裸の男、不明。レスよろしく)

177名無しさんが妄想します:2004/12/20(月) 07:40
1!誰なんだ?!(ワラ

17845。:2004/12/21(火) 07:05
177さんは1を選ばれました。誰なんだ?と聞かれたら…まあその…。でも選択の裸男は香の胸揉んだ奴のことですが(w。オケイ?

香には後ろ姿しか見えなかったが、
安堵でぐったりと身体から力が抜けていった。
憤る男は、はらりと落ちた相棒の顔だったものを見、
それからその顔があった場所を見た。
そして相手がやっと誰だか分かったらしく、
身体をワナワナさせながら武者震いをして不敵に笑った。
「おまえか…まあいいや、
こんなチャンスを待ってもいたんだ。
おまえを倒してから心置きなく、
勝利の美酒をいただくとするか」
男は謎の男ごしに香にニヤリと笑いかけた。
香は男がそんな事を言っても、
まったく気にしてはいなかった。
そしてフッと目を閉じると、
そのまま眠りに入ってしまった。
その寝顔は、微笑んでさえいた。
そんな香の態度を不満に思いながらも、
男はわめいた。
「おい、
こんなシーンで銃撃はないだろう?
さあ、拳でやろうぜ」
「いつまでもわめいてないで、かかってこいよ。
…近所迷惑だ」
男は、相手のそんな軽ゼリフに、
笑いながら拳を振り出してきた。
「くらえ!冴羽!!」
重いながらも鋭い拳が連続して襲ってくる。
僚はベッドから飛び降りて、
身体を翻しながらかわした。
それでも男はかなりの腕で、
僚はギリギリでかわすのが精一杯だった。
「銃が無きゃなにも出来ないのか?」
男は勝ち誇ったように笑う。
それでも腕を休める事は無かった。
全裸で男が拳を振るうと、
それに連れ、立派なシンボルもブンブンと揺れる。
あまり見たくない絵に、
僚は早く蹴りをつけたいと思った。

(さて3択です。1僚、倒される。2僚、倒されかける。3僚、倒される。レスよろしく)

179名無しさんが妄想します:2004/12/21(火) 07:53
2!
45さん!選択肢が・・・w

18045。:2004/12/21(火) 08:29
あああ〜今気付いた。すみません!!
1は倒されないだった…
どうします?
まあ2でいきますか…

181179:2004/12/21(火) 17:53
2でいいでつよ〜

182名無しさんが妄想します:2004/12/22(水) 01:39
リョウはカオリと何発もしちゃったから
疲れているんだね?

18345。:2004/12/22(水) 07:46
179さんは良心的に2を選ばれました。誠に申し訳ない(T−T)
182さん、まあ、うん。そうだね…

男は連続的に殴り掛かってくる。
僚はそれを見切りながら、
口をきける程度に倒すことを考えていた。
僚はベッドから離れ、男の拳をかいくぐりながら背後に回るが、
男はその隙をついて、逆にベッドに飛び乗った。
ドスンという振動に香の身体が跳ねる。
「うあっ…」
香が目を覚まし、驚いているところを男は抱き抱えた。
僚は慌てて駆け寄り、奪い返そうとするが、
男はその動揺の僅かな隙を見て、僚の側頭を一撃した。
「うおっ!」
ズシンと重い一撃だった。クラッときた僚の身体に、
男のまともな一発が容赦なく腹部に入った。
僚は香を目の前に見ながら、ベッドの下へと沈んだ。
「りょおお!!」
香の悲痛な叫びを聞きながら、がっくりと膝を床に着いた身体は、
そのまま音をたてて崩れてた。
「りょお!りょお!」
目の前で消えた僚の姿が信じられず、
香は名前を叫び続けた。
男はその香を抱き締めると大笑いをした。
お互い全裸だったため、
香の腹部には硬くゴツゴツとした男の肉棒が当る。
男は自慢げに香に囁いた。
「どうだい?すごいだろう?」
香は青ざめたまま首を振った。
自分もそうだが、それよりも僚が心配だった。
男は香の濡れている秘肉に指を這わせると、
香が防ぐ間もなく突き入れてきた。
「きゃあああ!!」
そのあまりの不躾な侵入に、
香は悲鳴をあげてもがく。
男はぐいぐいとそれを動かして香の反応を楽しんだ。
「ほら、乳首までたてちゃって、
気持ちいいんだろう?
膣はもう…」
ふと男は険しい顔をした。
「おまえ…処女ってのは嘘か?」
香は真っ赤になりながら、どう答えていいか分からなかった。
男は香をベッドに放り投げ、
うつ伏せにして足首を引き上げ、広げた。
香は頭をベッドから落ちかけたかたちで逆さに引き上げられ、
男に覗かれる屈辱に耐えていた。
「おい、どうなってるんだ?」
男は香の答えを待ちながら、
再び指で探りを入れてくる。
香は足掻くが、どうにもならない。
口唇を噛んで堪えるのが精一杯だった。
「そうか!やっぱり銀狐の野郎、ヤリやがったんだな?
…畜生!」
男は叫びながら、香の足を引き裂くように開いた。
「あああ!」
香が叫ぶのを聞きながら、
男は、怒りでますます衝きあがった一物を震わせなた。
「だが、世間にはおれが一番乗りだと言うか…
ほら、やろうのより、いいのを容れてやるよ。
真珠入りだぜ…」
香はベッドの縁に落ちかけながら、
僚の姿を求めて目を走らせた。

(さて3択です。1僚、反撃。2僚、待機。3相棒、戻る。レスよろしく)

184名無しさんが妄想します:2004/12/22(水) 07:54
1!

185名無しさんが妄想します:2004/12/22(水) 07:55
1ゲット!真珠入りヤダ〜!

18645。:2004/12/23(木) 07:55
184さんは1を選ばれました。香ゴツゴツ悶えるのは無しですか(w

ところが、倒れているはずの僚の姿が見えない。
香がおろおろしている間も、
男は香の秘肉を指で摘まんで広げていく。
そして、容赦なく太い指を三本突っ込み、具合をみた。
「やあっ…」
ぐちょぐちょと音をたてて、香の中を出し入れさせ、満足したように笑う。
「まだしたばかりだから、それほど広がってないな。
これくらいなら、かえっておれも気持ちいい」
「りょ…」
香は絶望し、僚の名を呟くが、途中で止まった。
「ん…ん?」
不意に大きな手で口を塞がれ、
訳の分からないうちに下へと引っ張られた。
驚く香だったが、
そのまま欲していた腕に抱き締められるのだった。
「あ…」
僚は香の口唇に軽く口づけてから、
ベッドの上で唖然としている男を見た。
「人のものに手を出してはいけないと、
学校で教わらなかったのか?」
男はしばらく黙っていたが、
ニヤリと笑った。
「この世界に身を落としておいて、
よく言うな。
まあ、いいさ。
おまえがあまりあっ気なかったので、
偽者かと思ってたところだ」
僚は香に入れる直前に、
さらに大きくなっている一物を見て、
笑った。
「そんな改造をしなければ役にも立たないものをぶら下げているのは、
恥ずかしくないのか?」
そう言いながら、そこに蹴りを入れた。
男は驚きと激痛に身を縮めた。

(さて3択です。1男、まだ闘う。2男、倒れる。3相棒、戻る。レスよろしく)

187名無しさんが妄想します:2004/12/23(木) 08:02
2!リョウはこうでなくっちゃ

18845。:2004/12/24(金) 08:33
187さんは2を選ばれました。僚は適度?いや、かなり卑怯ですよね(w

男はなにか言いたげに口をパクパクさせていたが声にならない。
そのまま前のめりに倒れ、
頭から床に落ち、のびてしまった。
まだ脅えている香を抱き締め、僚はあやまった。
「すまない、ちょっと相手を見くびっていたようだ」
香は首を振り、
それでも僚の胸にうずくまるようにして声を殺して泣いた。
僚は震える肩をぎゅっと抱き締め、
香の頭をなでた。

男が気が付いた時、
どうにも身体の自由がきかないことに驚いた。
なぜか全裸だ。
そして手足を後ろに縛られ、
宙づりにされている。
ちょっと元気のない一物だけが、
揺れるままにぶらぶらと揺れていた。
目に入るのは、壊れたドア。
その下には穴の空いた廊下。
こんな時こそ冷静にならねばと必死で記憶をたどり、
自分が御馳走を前に倒されたことを思いだし叫んだ。
「くそお!冴羽あ!!」
その声に、気軽な返事が返ってくる。
「よお、気が付いたか?」
声のする方向はなかなか見るのに苦労する場所だった。
男は天井が落ちるのではと思うほどに身体に反動をつけ、頑張って相手を見た。

(さて3択です。1僚、お楽しみの後。2僚、お楽しみの最中。3僚、普通。レスよろしく)

189名無しさんが妄想します:2004/12/24(金) 08:59
2でおながいします

19045。:2004/12/25(土) 07:30
189さんは2を選ばれました。

「…!!!」
一瞬見えたそれは、僚となんだか布団の塊だった。
男の頭をよけいに混乱させた。
よく耳をすませば、それは聞こえる。
男が大好きな音だった。
ただしそれは自分がたてる場合だったならの話だが。
もう一度見る前に、くぐもった艶っぽい声が漏れてきた。
「う…ぁ…あ…っ」
男の一物がみるみる立ち上がり、
自分の腹を打ちそうな勢いになってしまった。
「ほら、もう静かにしなくていいんだから、
声出せよ」
僚の声が聞こえる。
「いや…よ…」
抵抗する声も艶っぽく、男は堪らない。
ますます激しくなる肉のぶつかり合う音。
そして液体を交えた摩擦の音。
女の抵抗の声はかすかな喘ぎになる。
「…ん…ん…あ…」
僚が布団の中の女とやっている姿は、
女の姿が見えないぶんに、余計想像力をかきたてられた。
男のそれはまずいことに、発射直前にまでなってしまった。
「おい!ふざけんな冴羽!
おろせ!離せ!やらせろ!!」
僚は平然と男を無視して、やっていることに熱中した。
自分も布団にもぐりこみ、
思い切り抱きしめ口付けて絡みあう。
女は堪らずに悶え喘ぐ。
男は不覚にも自分の顔に向かった先端をどうすることも出来ないまま、
自分の欲望に襲われた。
「うおおっ!!」
男の絶頂と悲鳴のまざった音が、
僚たちの声を掻き消した。

(さて3択です。1僚、男の口を割らせる。2僚、男は放置して相棒に向かう。3僚、銀狐を呼び出す。レスよろしく)

191名無しさんが妄想します:2004/12/25(土) 08:20
3

19245。:2004/12/26(日) 14:18
191さんは3を選ばれました。前回のラストのとこ『男の絶頂と悲鳴のまざった音』…声だってばよぅ(TーT)

その凄まじい声にも動じることなく、
布団の中の二人は熱中していた。
「あ…だ…いっ……あ…」
香は逃れようとしながらも、
身体は男の跡を消したいと僚を求める。
その不安定な隙間に、僚は猛然と突き入れてくる。
「はあ……ん…」
男に指を入れられ掻きまわされた中に、
僚の熱い塊が出入りする。
香は僚にしがみつき、もっと深くとせがんでいるようだった。
僚も、あの男よりも香を求めたいと、思い切り押し付けてくる。
二人はもつれあい、
被っていた布団が落ちたのも気付かないほどに夢中になってしまっていた。
お互いに上り詰め、その喘ぎが部屋中に響いた頃には、
吊るされた男は使い物にならないほどに消耗した後だった。
男は初めの発射の後にも、その二人の声で興奮し、
その度に己を襲う液を浴びた。
僚たちの布団がはねた時には、
もう後がないほどに消耗していたのだが、
その二人の声に、粘りで開きづらかった目がカッと見開いた。
反射的に身体をよじってしまった男は、
二人の達する直前の姿を目撃。
そしてそこに埋め込まれている男の武器を目撃するや、
あらゆる意味で敗北を認めてしまうしかないと悟るのだった。
男は女を思い切り抱え込むと、
その中へと流し込んで行く。
女もそれをガクガクと震える身体で受けるのだった。
女はそれから気を失いがっくりと倒れた。
男はその息を荒げながらも安堵している女の姿に、
また勃たせてしまうのだった。
しばらく僚も動かずに、女を抱きしめていたが、
男がいたのを思い出して立ち上がった。
ずるりと抜いた後からは、
コポコポと液体が流れ出てくる。
香の姿は名残惜しいが、
布団をかけて男から隠した。
「そんなところでなにをやっているんだ?」
「きさまが…」
男は僚の股間に目をやった。
萎えてはいるが、立派な形をしていた。
「う…ん…」
頭からかけられた布団が息苦しいのか、
香の呻きが漏れてくる。
僚の一物は、みるみる元気を取り戻していった。
「ちょっと待っててくれ」
僚は男に挨拶をすると、さっさとベッドに戻っていく。
男は叫んだ。
「待て!やめてくれ!!」
男は振り向いた僚に情け無い顔で懇願するのだった。
「これ以上、続いたら…」
僚はニヤリと笑った。
「そんなことを言われても、おまえのそこまだ元気じゃないか。
おれもっこりしたいんだけどな」
男はガックリと首を垂れる。
僚は男にお構い無しに、布団にもぐりこむと、
無理やり香に突き入れていった。
「きゃああああ!!」
香の悲鳴が部屋にこだまし、
男の脳に突き刺さり、欲望でまたも発射することになってしまった。
僚が心行くまで香を堪能し、香が再起不能直前になった頃に、
男の渾身の叫びが聞こえた。
「もう新宿に手は出さない。
なんでも話す…言う事も聞く…
たのむ…もう……」
僚はにっこりと笑うと香を寝かせ、
男を引き降ろした。
それから男の声を真似て銀狐に電話をし呼び出すと、
男に言った。

(さて3択です。1僚、男になりすます。2僚、男を操る。3僚、他にも電話をする。レスよろしく)

193名無しさんが妄想します:2004/12/26(日) 16:25
2で

19445。:2004/12/27(月) 01:05
193さんは2を選ばれました。

「とりあえず、奴を呼んだ。
おまえは奴が香を襲ったことをしつこく問い詰めろ」
男はヘロヘロに疲れ果てながらも、頷いた。
僚は男を風呂に行かせ、
監視しながら話し続けた。
「おれはおまえたちの情報は手に入れているんだ」
男は疲れながらも驚いた表情を浮かべた。
「銀狐は、おれがここを出て別の女と隣に行ったのを監視していただろう?」
男はシャワーを浴びながら頷いた。
「彼女にちょっと依頼をしていてね。
おまえたちの素性を洗っていてもらってたんだ。
…まあ、かなり有効なパイプを持っているもんでね」
僚はクスクスと笑った。
いつもとは逆利用をされて怒る、
冴子の顔が目に浮かんだのだった。
「おまえの相方が、女に興味のないのも知っていた。
奴はおまえに惚れていて、
それでおまえのためにやっていた女の身体をほぐしていくのが、
やがて趣味から達人になっていったのもな」
男は無言で身体を洗った。
「だがおまえは奴に興味はなかった。
だからおれが奴に成りすましていても気付かなかった」
男はじっと考えていたが、ふとあることが気になった。
「ちょっと待てよ。
おれたちが落ちた時、おまえはまだ外だったはずだ。
入り口には念のために盗聴器を仕掛けておいた。
おれたちのすぐ後から入っていれば落ちる直前までなら気付いていた。
おまえの足が速くても、そんなに早くは来れないはずだ」
男が不思議そうに聞いてきたが、
僚はとぼけた。
「さてね、どこかに魔法の入り口でもあったんじゃないかな?」
僚は男がさっぱりとした後で自分もさっさとシャワーを浴び着替えた。
その間は、香に手出ししないように念のため男を拘束しておいた。

まだ疲れが残っている男と、
男の相棒に扮した僚が待ち構えていると、
銀狐が現れた。
銀狐がベッドを見ると、
そこはかなり乱れていて、
香がぐったりと寝ている。
「ずいぶんと楽しんだようだな」
銀狐は満足そうに言ってみたが、
どうにも男の態度がおかしい。
とても満足したようにま見えなかった。
首をかしげる銀狐に、男は言った。
「金を返せ」
「…はぁ?」
銀狐は狐につままれた顔で男を見た。
「金を返せと言っているんだ」
押し殺した声でいう男に、
銀狐も黙っていなかった。
「やるだけやっておいて、どういう事だ?」
その言葉に男は心底憤った。
一度もやれてない上に、さんざんな目に合わされたのが、
男の演技を迫真のものに変えた。
「どういう事だってぇ?
きさま、きさまがあの女の処女を奪ったんだろう?」
銀狐はいわれの無いことで憤る相手に、
少々嫌気を見せながら、
それでも商売と割り切ろうと対応した。
「ちょっと待ってくれ。
おれは手出しはしてはいない」
僚はサッと男に写真を手渡した。
男はそれを一見し、ますます怒った。
「こ!これを見ろ!!
まだシラを切るつもりか?」
銀狐は写真を渡され、ハッとした。
香が自由を奪われた状態で身体に欲望を塗りたくられた写真だった。
身に覚えがあるだけに、
それをどう説明しようかと考えた。
どう見ても、それは男に犯された後のものだ。
銀狐本人がそういうように見せるように作ったものだけに、
まさか自分でその写真から身の潔白をするハメになるとは思いもしなった。

(さて3択です。1銀狐、いったん逃げる。2銀狐、別の話にすりかえる。3銀狐、香を調べる。レスよろしく)

195名無しさんが妄想します:2004/12/27(月) 01:41
3

19645。:2004/12/28(火) 07:25
195さんは3を選ばれました。

「ちょっと待て。
おれは本当にやってはいない」
銀狐は、とりあえず唯一の証人でもある香のところに行った。
男と香の様子だと、かなり激しくやりあったはずだ。
やるだけやっておいて、
今更文句を言う男に銀狐は首をかしげた。
銀狐がベッドに行くと同時に、
男二人も動いた。
銀狐はギョッとして叫んだ。
「なんだ?」
男は銀狐に睨まれ、それにも腹がたったようで、
きちんと役割を果たした。
「なんだだと?
おまえが女を脅して嘘を言わせないように、
見張ろうと思ってるだけだ」
銀狐は呆れて叫んだ。
「ああ?なにを言っているんだ?
見張るなら、そこのモニターかドアを見張っててくれ。
いつ冴羽が帰ってくるか分からん」
「なんだとう!!」
男は叫びたかった。
僚はすでに戻っている。
貴様がきちんと見張ってなかったせいで、
自分は酷い目にあった。と。
そう言いたいのだが、隣ではその本人が見張っている。
男がちらりと相方を見ると、
相方は頷いて男に言った。
「おれが銀狐を見張っているから、大丈夫。
冴羽が来るかどうかを監視しててくれ」
男はゴクリと唾を飲み、ゆっくりと頷いた。
銀狐はプレッシャーが半分になったのに気を良くし、
サッと香から布団を剥がした。
仰向きで倒れている香の足はゆったりと開いており、
丸見えになっている花芯からは、
男の精液が溢れていた。
胸も激しく揉まれたようで、
くっきりと痣も残っている。
これだけやっておいて、不満を言うとは…
銀狐は男をちらりと見た。
男は男でこの場から逃げたいと、
銀狐の横にいる男をギッと見ている。
銀狐はそれを自分に向けていると思い、
さらに不快に思って香にそれをぶつけた。
いきなり香の頬を叩いたのだ。
「あうっ!!」
香が痛みに目を覚ます。
目の前には銀狐の姿があった。

(さて3択です。1銀狐、香を襲う。2銀狐、香に問い詰める。3銀狐、香に手出し出来ない。レスよろしく)

197名無しさんが妄想します:2004/12/28(火) 08:27
1で!
45.さんいつも乙です。

198名無しさんが妄想します:2004/12/28(火) 21:06
なんてこったい、巡回をさぼってる間に45。さんが復活してたなんてorz
年末年始もかかさずチェックすることにしますよ。

19945。:2004/12/30(木) 03:27
197さんは1を選ばれました。
198さん、恥ずかしながら、また…よろしくお願いいたします。

「銀狐!!」
香は叫び立ち上がろうとするが、
また僚にたんまりとやられていたために腰が上がらない。
銀狐は香を見つめ、苦笑いをした。
「おれがおまえを抱いたって?」
香はこちらを見ている男を見て、それから銀狐のすぐ後ろにいる僚を見た。
僚が頷いた。
「そ、そうじゃないの!」
銀狐は怒りを露わにすると、香に踊りかかった。
「おれがいつおまえに嵌めた?」
銀狐の手が香の濡れた股間に入った。
「ひっ!!」
香が悶えると、銀狐はほくそ笑んだ。
「ふん、ずいぶんとやられたようじゃないか?
おれがいじった時には、まだきつきつだったはずだ」
ジュプジュプと音を立てて銀狐は香の中の精液を掻き出した。
「それともなにか?おれとのことを妄想して自分で道具でも突っ込んでたのか?」
香は首を振りながら、目で僚に助けを求めた。

(さて3択です。1僚、まだ待機。2僚、銀狐を襲う。3男、銀狐を襲う。レスよろしく)
すみません、イベントで委託してもらえるということでちょっと他をやってました。
…間に合いませんでした(T-T)次までにはこつこつとがんばらないと…

200名無しさんが妄想します:2004/12/30(木) 03:32


20145。:2004/12/31(金) 07:20
200さんは3を選ばれました。

僚は、香を計画外に襲った銀狐を倒そうとしたが、
目で、香に身体をずらすように言う。
香もそれに頷き、賢明にあがく。
銀狐はしつこく香をいたぶった。
香がなかなか質問に対応しないのに腹をたてていたのだ。
このまま男に誤解されたままでは、
後々面倒だと考えていたからだ。
銀狐はそっと、香を抜き差ししている右手の人差し指の、
包帯近くに手を添えた。
香が恐怖を思い出し、もがく。
僚も異変を感じて銃を取り出した。
だが、それよりも早くに男が怒りに燃えて戻ってきて、
僚の横を素通りし、銀狐の背中を引っ張った。
「なんできさまがこの女で楽しんでる?
この俺様が!!」
そう叫び殴ろうとしたところだったが、
そのまま口を開けたまま倒れてしまった。
倒れた男の身体が僚の視界から消えると、
そこには銀狐の右手があった。
包帯は焦げ、まだ出力していた電気の光が見えた。
「……」
僚は無言で、にやりと笑う銀狐の顔を見た。
銀狐は笑いながら僚に言った。
「おれに手を出すなよ。
奴が起きたら、勝手に自分で転んだということにしておけよ」
男より格下と見ている僚の変装姿に、
銀狐はおどしをかけた。
僚は脅えた顔を見せ、頷くのだった。
銀狐は満足そうに笑い、
香に向かってパリパリという光を見せた。
「このまま突っ込むぞ」
香は泣きそうな顔で首を振るだけだった。

(さて3択です。1僚、銀狐を襲う。2麗香、やってくる。3男の相棒、やってくる。レスよろしく)
すみません、イベントで委託してもらえるということでちょっと他をやってました。
…間に合いませんでした(T-T)次までにはこつこつとがんばらないと…

20245。:2004/12/31(金) 07:23
…すみません選択部分をコピペするときそれ以下を消し忘れてました…無視してやってください〜

203名無しさんが妄想します:2004/12/31(金) 09:57
1ですぱっとやっつけて下さい。

20445。:2005/01/01(土) 09:10
203さんは1を選ばれました。
あけましておめでとうございます。
(…元旦から、なにをやっているのか今年一年不安に思いつつも、)
今年もよろしくお願いいたします。

「そら、どうだ?
誰とやったのか、
正直に言う気になったか?
正直に言えば、おまえは見逃してやる。
…そいつを殺して口を封じればいいだけだからな」
銀狐は香の顔を覗き込みながら、
ゆっくりと指を近づけていった。
香は震えてはいるが、口を開こうとはしなかった。
銀狐は眉を寄せ、イライラと香に言った。
「いいのか?
ここが使い物にならなくなるぞ?」
香は目をつぶり、ツイッと顔を背けた。
銀狐は怒りに震え、己の一物を取り出した。
「そうか!
じゃあ最後におれ様が犯ってやる!
楽しんでからイけ!」
銀狐がスイッチを切ろうとした時、
後ろからその手首が掴まれた。
「えっ?」
銀狐が驚く間に、その手は銀狐の露出した一物に向かった。
「やめ!!」
銀狐の哀願も空しく、人差し指はそれと接触。
絶叫とともに、一面に焦げ臭い匂いがした。
「ぎゃあああ!!
…ううああああああ!!!」
銀狐は悲鳴をあげながら、ベッドから頃がち落ちて、
のた打ち回る。
「あ…アニキの仇だ!」
まだ僚は変装したままを演じていた。
「…き…きさま…!!」
苦しげに睨む銀狐に、僚は対応する。
「こっちが、この女に、
いったいいくら払ったと思っているんだ?」
僚に問い詰められ、銀狐は呻きながらも考えようと努力した。
「う…あ…うむ……」
「おまけに、おれたちの他にも客がいるみたいじゃないか?
この女はおれたちが買ったんだ。
おれたちのモノになったんだろう?」
銀狐は口を閉ざして苦しんでいる。
腕は立つが頭は切れそうでないこの男たちなら、
充分自分の役にたつと踏んでいたのに、どうにも様子がおかしい。
だが、どうおかしいのか、今の銀狐には考える余裕がなかった。
「そ、それを言うなら、おまえたち、金を払う前にここを見張っていたはずだろう……
男のカゲとかなかったの…か…」
僚は納得した。
どうにもここ数日、このまわりをうろうろする奴がいた。
やはりこいつらだったのかと。
「数人いたが、それらしい男はいなかったと言ったはずだ」
銀狐は呻きながら、考え続けていて、
相手がベッドに移ったのにも気付かなかった。
僚はベッドに乗ると、香を抱きしめ口づけた。
香は大声で泣きそうになるのを堪え、僚にしがみつくだけだった。
「悪い…」
僚は小声で囁く。
「ちょっと気になっていて試そうなどと。
やはり駄目だな…」
香が僚を見つめると、僚は続けた。
「香が…女として敵をあしらえるかと思ってしまったのだが…」
香は震えながら必死で答えた。
「ご…ごめん…ちゃんとやれるようにするから…
少しでも僚の役にたてるようになるから…」
僚は首を振った。
「駄目だ」
「そんな…」
香が目に涙を浮かべて抗議しようとすると、
僚は香を抱きしめ、小さく呟いた。
「おれが駄目なんだ。
おまえが誰かに触れられるのは耐えられない…」

(さて3択です。1僚、演じたまま銀狐を尋問。2男、僚と一緒に銀狐を尋問。3訪問者、やってくる。レスよろしく)

205名無しさんが妄想します:2005/01/01(土) 13:14
45。さん、新年あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします!

っということで1!

20645。:2005/01/01(土) 23:50
205さんは1を選ばれました。よろしく〜

香が声をあげて泣きそうになるのを、
僚が口唇で塞いだ。
銀狐がやっと起き上がりベッドの上を見ると、
香が男に襲われようとしている。
「お…おい、待て!」
僚は銀狐を一瞥すると、口の端を上げた。
「待てだと?
どういう意味だ。
これはおれたちのだ」
銀狐は股間を押さえながら、
苦しげに訴えた。
「いや、傷物を売ったとあっては、
こちらの信用に関わる。
とりあえず金は返すから、
おれに寄こせ…」
銀狐が手を伸ばすと、
投げ出された香の足首があった。
それを掴むと、ぐいっと引っ張った。
「ああっ!!」
香は悲鳴を上げた。
足を引っ張られたことによって股が余計に開き、
そこを優しく撫でていた僚の手が、
いきなり深く入ってきたからだった。
僚はすぐに手を抜くと服で拭き取り、
銀狐の手に銃口を当てた。
「ふざけるな!
おまえが欠陥品を売りつけたということは、
裏世界に言いふらしてやる。
だが、これはこっちに必要な女だ。
今更返せるか!」
銀狐は忌々しそうに僚を睨む。
「それで、そっちの他の客っていうのは、
いったい誰なんだ?」
銀狐は苦しげに笑い、口を歪ませた。
「それこそ言えるわけがないだろう?」
実のところ、銀狐にも分からなかったのであった。
たまたまバーで居合わせた男だった。
相手が酔っていたこともあって、
正式な契約は交わしてはいない。
だが、槇村香を手に入れられるのなら、
言い値を払うと言い放っていた。
その目は真剣だった。
…まだそっちの相手の方が取引しやすかったかもしれない。
銀狐は後悔した。
ベッドを見ると、男が香を愛撫し始めていた。
その様子がおかしい。
香は嫌がってはいるが、
自分の時にように男を跳ね除けようとはしていない。
「おい、まさかおまえが兄貴分の隙を見て、
この女を犯ったんじゃないだろうな?」
僚は香に夢中になりながらも、
銀狐に向かってカマをかけてみた。
「なにを言っている?
おれたちはずっと一緒にいたじゃないか」
銀狐もよく考えるとそうだと納得した。
「だがな、暫し抜け出してここまで来るのに、
たいした時間はかからない。
おまえはしょっちゅう奴の頼まれ物で抜け出てたじゃいか?」
…近い?
僚は驚いた。
銀狐が入れ替わった男の店は、
遠いとはいえないが、それほど近いともいえない。
ここの付近に別のアジトがあるのかもしれない。
僚は銀狐に提案した。
「じゃあ、とりあえず戻るか。
女は連れて行く。
いつシティーハンターが戻ってくるかもしれないからな」
銀狐は同意した。
「そうだな」
僚は追加で言った。
「おれが女を運ぶ。
おまえはアニキを運べ」
意義を唱えようとする銀狐に、
僚は駄目押しを出した。
「アニキに言いつけるぞ。
アニキを倒したのはおまえだってな」
銀狐はまだ痛む股間を抑えながら、
ギリギリと歯噛みをして悔しがった。

(さて3択です。1明美、外でばったりと。2かずえ、外でばったりと。3冴子、外でばったりと。レスよろしく)

207名無しさんが妄想します:2005/01/02(日) 01:17
3

20845。:2005/01/02(日) 21:49
207さんは3を選ばれました。

僚は香に服を着るように言い、
香はそれに従った。
銀狐はなんとか自分の一部を服に戻すが、
どうにも火傷がすれて痛い。
それを僚がせせら笑った。
「どうだ?自分で味わった感想は」
銀狐は、まだその指が使用可能かどうか確かめ、
ちらりと僚を見た。
「さて、行くか」
僚は銀狐の思惑たっぷりの視線を笑いながら、
香を見た。
そして、まだ香が立てないのを知り、
そっと抱き上げる。
「あ…」
香はどう対応したらいいのか分からなかった。
相手は僚なのだが、僚と思われてはいけない。
演技をしようにも、
身体に触れられるとどうにも安心した気持ちが隠せない。
それが顔に出たのを見た僚は、
小さく「悪い」と言ってから、香の鳩尾を打った。
「おい!」
自分はやり放題だったくせにそれを咎める銀狐に、
僚は小さく答えた。
「途中で逃げられると困るからな」
銀狐も、それは考えていたことだと、
ぶつぶつと愚痴った。
それから自分も変装を直して、
倒れている男を担いだ。

「階段しかないのか?」
銀狐が言う。
「おれに言っても仕方ない事だろう?」
僚が冷ややかに答える。
銀狐はさながら人魚姫のように、
一足ごとの激痛に耐えるしかなかった。
痛む場所は違うのだが…

やっと下まで着き、銀狐は安堵した。
それが油断となり、
なんの躊躇もなく先頭に立つとドアを開けた。
「え!」
ちょうど入ろうとしていた女とぶつかり、
銀狐は思わず倒れそうになった。
そして重心を狂わせていた男の身体を落としてしまった。
「…あなた、誰?」
長身で一見していい女と分かるシルエットが、
銀狐の食指を動かした。
そして悲鳴をあげるのは自分自身であった。

(さて3択です。1冴子、銀狐に気付く。2冴子、僚に気付く。3冴子、まったく気付かない。レスよろしく)

209名無しさんが妄想します:2005/01/02(日) 22:03
1

21045。:2005/01/04(火) 04:22
209さんは1を選ばれました。

「ぎゃあ!!」
銀狐の叫びに相手は驚くものの、
逃げるという行動は起こさなかった。
「あら、ごめんなさい」
飄々と謝る相手に、銀狐は一気に強気に出た。
「ごめんなさいだと?
確かめもしないでドアを開けるなんて、
とんでもない女だ!」
ここの住人でもないのにこんな事を言われるとは…
言いがかりとしか思えない言葉に、
相手の女は感情を抑えつつも切り替えした。
「ああ、そうねえ。
…ところで、あなたなどなた?」
冷ややかな声音に、銀狐も背筋に寒さを覚えた。
なぜか尋問されているような気分になってくる。
「あ、いや…
そう…ちょっと依頼に来て…
今帰るところなんだ」
「ふ〜ん…」
銀狐の後ろでは、僚が香を抱きかかえたまま困っていた。
『まったく、冴子のやつ。
間の悪いところに…』
銀狐も早くこの女を追っ払った方がいいと判断したのか、
てきぱきと切り上げる方向に進んだ。
「じゃあ、次の予定が入っているので」
冴子はじっと銀狐の顔を見た。
「あなた…どこかで……」
銀狐は完璧である変装に自信を持っていたので、
にやりと微笑んだ。
「ああ、もしかしたらうちの店に来られたことがあるのかもしれませんねえ…」
「あなたのお店?」
「ええ」
そう答えて銀狐は店の名前と場所を言った。
それを聞いている冴子の顔がみるみる綻んだ。
「あら、そうねえ…そうかもしれないわねえ…」
僚は銀狐をどつきたいという気持ちを抑えるのに必死だった。
麗香に依頼し、それによって姉の冴子を利用した時点で、
自分の事件に銀狐が関わっているというのは筒抜けであるはずだった。
すでにあの店には調べが入っているだろう。
「ええと、それでこの担がれている方は?」
冴子は銀狐が担いでいる男に目をやった。
男自身はなんの変装もしてはいない。
冴子にはそれが誰であるか分かっているようだった。
「ああ、ちょっと依頼の結果でこの相棒と揉めてね」
冴子は大変だったわねえと言いながら、
僚を見た。
そして気を失っている香を見て、じろりと僚を見つめる。
僚はなにか言われる前に、
仕方なしに口を動かした。
『おれだ。邪魔しないでくれ』
冴子は目を点にしてからニヤリと笑い、
つかつかと近づくと、ピクリと鼻を動かした。
香から男の匂いを嗅ぎ取ったのだ。
ちらりと僚を見る。
天使とも悪魔とも判別のつかない笑顔で僚を見た。
それから銀狐のところに戻ると、
丁寧に尋ねた。
「後ろにいる方の抱えてらっしゃる女性も揉めて?」
銀狐は一瞬考えたが、とにかくこの場を去りたかったので、
「そうだ。彼女がこの男と浮気をしたということが分かったので、
つい…」
冴子は驚いた顔で叫んだ。
「あら〜?
ここっていつから浮気調査まで始めたのかしら〜」
銀狐がビクンとして、それでも慌ててフォローした。
「いや、最近始めたと聞いたものでね」
だが冴子は首を傾げて笑った。
「う〜ん、でもあなたって、
元モデルの婚約者がいるって自慢していたわよねえ」
銀狐は大声で言った。
「この女がそうなんだ!
ちゃんと雑誌にものってる!!」
冴子も、ここでやりあっても仕方ないので、
とりあえず引くことにした。
「あら、そうだったの?」

(さて3択です。1冴子、発信機つける。2冴子、盗聴器つける。3冴子、なにもしない。レスよろしく)

211名無しさんが妄想します:2005/01/04(火) 12:26
2

21245。:2005/01/05(水) 07:04
211さんは2を選ばれました。

冴子は香をまたしみじみ見た。
「たしかに美人よねえ…」
冴子は嫉妬に似た感情が湧くのを覚えつつも、
それを認めたくなかった。
「男に身を委ねて幸せになれる女…か」
皮肉めいた言葉を口にし、
それからまた銀狐に話しかけた。
「大事にしてあげないとね」
銀狐は思ってもいなかった言葉をかけられ背中をポンと叩かれ、
奇妙な気分だったが、これで開放されると喜んだ。
僚はそれを後ろから見つめつつ、仕方ないと口を尖らせた。
冴子は銀狐の背中を叩くと同時に、
背負っていた男のベルトに盗聴器をしかけたのだった。
「さてと、依頼に来たんだけど、
ちょっと気が変わったわ。
自分で浮気現場を見つけ出してやる」
そう言うと、僚にウインクをして戻っていった。
銀狐は大忙しで車に乗り込むと、僚が乗り込むのを確認して発車させた。

(さて3択です。1明美、途中で出会う。2美樹、途中で出会う。3誰にも会わない。レスよろしく)

213名無しさんが妄想します:2005/01/05(水) 13:57
2で!

21445。:2005/01/06(木) 01:29
213さんは2を選ばれました。

「まったく冷や汗かいたぜ」
銀狐は怒りを隠す事もせずに呻いた。
僚は知らん振りしながら膝に乗せた香を抱きしめた。
そしてニヤニヤ笑いながら香をまさぐる。
銀狐は相手にされてないことにも腹を立てたが、
へたに騒ぐと、まだ気絶している男が目を覚ますと思われ我慢した。
「さて、もうすぐだ」
本当にあっという間の距離だった。
僚は呆れながら黙って降りた。
まだ気絶している香を担ごうとした時、
「あら」
と聞きなれた声が背中から聞こえてきた。
僚は振り向きもせずに相手の出方を待った。
「香さんをどうしようというの?」
銀狐をちらりと見ると、銀狐もなにやら辛抱しているようだった。
僚もどうしたものかと考えていると、
いきなり背中を掴まれてグイッと引かれた。

(さて3択です。1美樹、気付く。2美樹、知っていてやってる。3美樹、気付かない。レスよろしく)

215名無しさんが妄想します:2005/01/06(木) 02:34
1

21645。:2005/01/07(金) 05:23
215さんは1を選ばれました。

「うおっ…」
その力強さに、
僚は思わず声を漏らした。
だがその声は自分のものではなく、
変装した相手の声であった。
銀狐も思わず見つめてくる。
「どうした?」
その声は銀狐のものであった。
僚は『勝った』とニヤリと笑った。
「ちょっと、香さんを返しなさいよ!」
口調を激しくして美樹が僚に迫った。
香がその声に反応して目覚める前に、
僚の股間が目覚めた。
「……」
女は無言で僚を見つめる。
口が小さく「さえばさん」と言っている。
「う……」
僚は冷や汗をたらしながら、
首をブンブンと振った。
「おい、なんだこの女は?
知り合いか?」
背中ごしに銀狐が話しかけてくる。
銀狐は思わず地声で叫んだことも恥ており、
早く戻りたいのでイライラしていたため、
僚のと女の微妙なやりとりには気付かなかった。
そんな時に香が目を開けた。
香は状況が分からないまま女を見た。
「あれ?美樹さん?」
それから自分を抱いている僚を見て一瞬ひるんだ。
だが、頭がはっきりしたようで、そのまま美樹を見る。
「大丈夫」
それだけ小声で言うと、
頬を染めて僚の胸に頭をもたれるのだった。
美樹はふ〜んと言った顔で僚を見つめ、
小さく呟いた。
「おめでとう」
僚がなにか言おうと必死の形相になるが、
美樹は切り替えて大きな声で話した。
「香さん…具合が悪いのね?
じゃあ早く病院に連れて行かないと…
…?え?その途中だったの?
じゃあ、冴羽さんが帰ってきたらそう言っておくわね。
よろしく」
一方的に設定を押し付けて僚を開放した。
銀狐もとりあえずホッとし、
振り向いて美樹に話しかけた。
「そうなんだこのおれたちが依頼をしに行った時、
この背中の男と言い争っていてるうちに倒れたんだ。
状況が分からないままに、おれたちはこの男を倒したんだが、
放ったおくのも気の毒で…」
美樹は「まあ」と驚きながら笑った。
「それはご親切に、その方まで運ばれているとは…」
銀狐は頷きもっともらしく話してその場を切り抜けた。
「まあ、突然攻撃したので、理由も知りたかったし、
なによりおれは親切な男なんだ」
美樹は頷いて僚を見て囁いた。
「そちらにいく途中だったのよ。
ファルコンがあなたにも渡して来いって…」
僚は渡された紙片を受け取りちらりと目を通した。
「これを君が調べていたのか?」
美樹は得意げに口の端を上げた。
「まあね」
僚は頭を下げて美樹に礼を言うと、
香を抱えなおして銀狐の後をついて行った。

(さて3択です。1銀狐、男と香を一緒に監禁。2銀狐、香を監禁。3銀狐、男を監禁。レスよろしく)

217名無しさんが妄想します:2005/01/07(金) 17:02
2

21845。:2005/01/08(土) 06:48
217さんは2を選ばれました。

銀狐はまっすぐに目の前にあった建物に入ると、
目で合図をしながら地下に降りていった。
僚も頷いて降りていく。
横にドアがいくつかある。
銀狐はそこのどれかに消えた。
どのドアも閉まっていたので、
僚は目覚めている香をいったん降ろして、
手近のドアを開けた。
中はまだ灯りがついていなかったが、
僚の目はすぐに馴れた。
数歩入ったが、人の気配はない。
違う部屋だと分かり、
心配しているだろう香を後ろ手で呼んだが、
そこに繋がれるはずの手は来ない。
「?」
僚が不審に思い振り向くと同時に、
ドアが勢いよく閉まった。
「しまった!!」
僚の呟きは、
部屋中に響く鍵の音でかき消された。
「おい!」
僚が叫ぶ。
ドアの外からは銀狐の笑い声が漏れてきた。
口を塞がれているような香の呻きも聞こえる。
僚は銃を出して鍵穴を撃ち、ドアを蹴破った。
そのわずかな隙に、
銀狐は香を別の部屋へと閉じ込め鍵をかけた。
その部屋は目的のために防音がほどこされ、
部屋自体、外からは分からないようになっていた。

(さて3択です。1男、目覚める。2僚、いったん戻る。3銀狐、香を尋問。レスよろしく)

219名無しさんが妄想します:2005/01/08(土) 08:25
3で!

22045。:2005/01/09(日) 18:39
219さんは3を選ばれました。

まだ立っているのがやっとだった香は、
押し込められた勢いで倒れた。
鍵のかかる音がして、そちらを見ても、
暗闇の中なにも見えない。
僚の名を叫ぼうとしたが、
口に出す前にそれを飲み込んだ。
今、僚を呼べば僚の計画が駄目になる。
香はじっと身じろぎもせずに大人しくすることにした。
そっと這い、壁面を見つけると、
ゆっくりと身体を持ち上げて背にしてもたれた。
「はぁ…」
一息ついてから、目をこらし、
闇になれるのを待つ。
自分の息の荒さがとれてきた時、
別の呼吸が聞こえてきた。
「えっ…?」
驚く香の足に、熱い空気が触れた。
「きゃああ!!」
悲鳴をあげ、足を縮めようとするが、
その足を捕まれ逆に引っ張られた。
引っ張られた身体は仰向けに引き倒され、
その上になにかが乗ってきた。
「離して!!」
叫ぶ香の耳に熱い息が触れる。
「どうした?
さっきの男には従順だったのに…」
銀狐の声だった。
香は必死になってもがき、逃れようとしたが、
ビクとも動かない。
暗闇の中、銀狐の手が香の胸元を掴み、
服を引き裂いた。
「きゃああああ!!」
上半身を剥き出しにされ、
香は腕で胸をカバーした。
だがその腕はすぐに剥がされ、床に押し付けられた。
「くっ……」
足掻こうとしても、剥き出しの胸が震えるだけだった。
その先端に熱い滑りが触れる。
「ひいっ……」
それはゆっくりと突付くように触れ、
いきなりかぶりついてきた。
「やああっ!!」
叫ぶ香の乳房を、銀狐は容赦なく弄ぶ。
そして刺激で硬くなった先端を歯でかじる。
「うああっ!!」
痛みに呻く香の耳に、
銀狐は囁いた。
「どうだ?本当のことを言ってみろ。
おまえを犯ったのは、あの相棒の方なんだろう?」
香は必死に堪え、銀狐を拒否した。
銀狐は笑いながら、ゆっくりと香の残りの服に手をかけた。
一瞬自由になった手で逃れようと足掻くが、
銀狐は香の太ももに座った状態で、
その手の上に足を乗せた。
「う…」
びりびりと引き裂かれるスカートの音。
香の下半身が剥かれた。
「やめて…」
哀願するような声に、銀狐はますます調子づいた。
「おれだって、やりたくはないんだよ。
まだ奴らのがたっぷり残っている場所なんかにな。
でも、仕方ないじゃないか。
商品であるおまえを傷つけることなく、
おまえが嫌がることをしないといけないんだからな」
香は脅えながら首を振るが、
銀狐はそのまま裂いた布で香の手を縛った。
ゆっくりとパンティも脱がされた後、
銀狐の指がいきなり突っ込まれた。
「きゃああああ!!
やだ!いやあ!!」
「ほら、大人しくしてろ。
今掻き出してやるからよ!」

(さて3択です。1灯りがつく。2灯りつかない。3ドアが開く。レスよろしく)

221名無しさんが妄想します:2005/01/09(日) 19:40
3

22245。:2005/01/09(日) 22:24
221さんは3を選ばれました。

「やだ!助けて!!」
銀狐の指が乱暴に出し入れされる度に、
香の中から粘る液体が流れ出る。
「奴ら本当にたんまりやりやがって…
文句を言うとはけしからんなあ〜
そうだろう?」
銀狐は苦々しく香に話しかけ、
香の反応を待った。
香は泣きながらも顔を背け、
口を閉じるのだった。
「そうか、そんなにおれとやりたいんだな」
銀狐は素早く己の下半身を自由にすると、
香の足を広げ、
その太ももを抱え込んだ。
「うっ!」
香の柔らかな場所に異物が触れる。
火傷を負ってまだ多少の痛みはあったが、
銀狐はためらわなかった。
すでにパックリと開いている花びらは、
熱く潤っている。
銀狐は己の手に獲物を持ち、
場所を確認して突き刺していった。
「やあ!」
ぐいぐいと差し込まれる異物に、
香は震えた。
銀狐も興奮しながら息を荒げる。
「これは…また気持ちがいい…
明美とまた違った感触だな」
香の声にならない悲鳴が響く中、
銀狐は奥まで押し込んだそれを抜き差しはじめた。
押し込まれる度に肉がぶつかり合い、
香は嫌悪と恐怖で震えるばかりだった。
「ほら、どうだ?
悲鳴や呻きばかりじゃつまらないよ。
気持ちいいって喘げよ。
喘ぐまで何度も中にやってやるからな」
香は脅えるだけで、喘ぐなど出来なかった。
「おや、あの男とは気持ちよさそうにしてたのにな。
やはり、おまえあの男とグルなんだな?
冴羽も可哀相に…長年一緒にいながらなにもさせてもらえなかったのに…
同情するよ。はは…
はあ…
…うっ…もうイキそうだ…
一緒にまた電撃を乳房に与えてやるよ」
「いやあ!」
香は叫びながら悶えた。
銀狐の指が暗闇で火花を散らす。
それがゆっくりと香に寄せられていった。
「そら!」
ドンッと音がしてドアが開く。
廊下からの光で二人の全身が照らされた。
「なんだ?」
銀狐が叫ぶ。
それと同時に銃弾が飛んできて、
銀狐の新しい指を吹き飛ばした。
「ぎゃあああ!!」
慌てて飛びのいた銀狐の先端から、
白濁した液体が飛ぶ。
香は脅えながら上半身を持ち上げると、
そこには光を背にしている一人の男のシルエットがあった。

(さて3択です。1変装をしている僚。2変装をしていない僚。3目覚めた男。レスよろしく)

223名無しさんが妄想します:2005/01/09(日) 23:05
2お願いします

22445。:2005/01/10(月) 23:32
223さんは2を選ばれました。

香にはそれが誰か分かったが、
名を呼んでいいのかも分からないし、
なにより銀狐に犯された自分をどうしたら良いのか分からなかった。
足に力が入らないため、銀狐に広げられた場所を隠す事も出来ない。
「香…」
僚の声で名を呼ばれ、
香の心は崩れ、狂ったように叫んだ。
「僚!僚!!」
すでに変装を解いていた僚は、
香に駆け寄ると、
その身体を抱きしめた。
そして右手を押さえながら立ち上がり、
後ろから反撃してきた銀狐に対しては、
脇の下から出した銃口で額を狙い威嚇した。
「久しぶりだな、銀狐。
ずいぶんと勝手なことをしてくれたな」
憎憎しげに、今まで香に差し込まれていたモノを見る。
「くそ…冴羽…
どうしてここに……」
僚は銀狐を睨んであっさりと言った。
「香の服には発信機がしかけてあってね。
おれが帰ってきて姿が見えなかったので、
探したらここだったってわけだ」
銀狐は足元にある服を蹴り、
それを踏みにじった。
僚がその足に一発撃ち込む。
「ぎゃあ!!」
下半身丸出しの銀狐は呻き屈んだが、
それでも口の端を上げ、勝ち誇ったように言うのだった。
「その女はとんでもない女だぜ。
そんな女はさっさと捨てた方がおまえのためだ」
腕の戒めを解かれ、
すっかり僚にしがみついていた香だったが、
銀狐の言葉にビクッと肩を震わせ、
僚から逃れようとした。
僚は香に「大丈夫か」と囁き、
香の頭を撫でて落ち着かせようとした。
「その女、何人も男がいるんだぜ」
「ほう?」
僚が静かに応える。
銀狐は高らかに笑うと、大声で叫んだ。
「知ってるんだろう?
得意の盗撮でこっそり浮気現場も見たりしてたんだろう?
知ってておまえはなにもしないのか?
そうなんだ…可哀想な女だ。
じゃあ、おれがそれに参加したって、文句を言われる筋合いはないな。
続きをやらせろよ。
おまえがやらない分、
たんまり可愛がってやるから」
僚は銀狐に向けていた銃口をゆっくりと下げていった。
そしてピタリと揺れている場所にポイントを合わせると静かに言った。
「香が望んでるなら、おれは文句は言わない。
だが、どうやらおまえとはやりたくないようだ」
「え?」
銀狐は素早く避けたが、その揺れて残った先端に弾がかすった。
銀狐は痛みのショックでそのまま倒れ、
僚は銃を納めた。
「あ…う…りょ…」
香の青ざめた顔は、僚の心を充分に痛めた。
「本当にすまなかった…」
香は首を振るだけで、声が出ない。
僚は香の身体を掻き抱き、じっと香の気持ちが治まるのを待つしかなかった。
やがて香が大声で泣き出し、
僚は少しだけ安心した。
「いったん帰るぞ」
香は僚がなにを言っているのか分からなかったが、
ただ頷くのだった。

(さて3択です。1銀狐、変装をしている僚に起こされる。2僚、香を激しく。3僚、香をなだめる。レスよろしく)

225名無しさんが妄想します:2005/01/11(火) 00:12
3でお願いします

22645。:2005/01/12(水) 02:56
225さんは3を選ばれました。

僚は香にコートを巻きつけ抱き上げると、
誰にも見つからないように裏道を通って戻った。
腕の中の香は、
目をつぶったまま息を殺し、苦しそうな顔をしている。
僚は香を、香の部屋のベッドに寝かせ、
なにか温かいものを与えようと側を離れた。
とりあえずコーヒーをいれようとしたが、
自分でも信じられないくらい手際が悪い。
途中でそれを放り出し香の元に戻ると、
香は丸くうずくまった状態で、
ガタガタと震えていた。
「香…」
駆けつけ、そっと肩に触れるが、
香は脅えたように悲鳴をあげ、僚を拒絶する。
「香!」
僚は叫びながら香を抱きしめ、
固く閉ざされている口唇を奪った。
香は苦しげに呻きながら歯をくいしばって、
それを開こうとはしない。
「香…香…」
僚は必死で呼びかけながら、
香の頭を身体を撫でた。
香は閉じたまぶたから涙をこぼしながら、
首を振るだけだった。
僚は香を抱きかかえ、
何度も名前を呼ぶが、
香は目も口も閉ざしたまま、
頑なに脅えるだけだった。
僚は銀狐の元に戻らないといけないと思いつつも、
香から離れることが出来ない。
「くそっ…銀狐の奴…」
すぐにでも殺したい気持ちを抑えようと、
僚は必死に香を抱きしめた。
香は僚の口から漏れた『銀狐』という言葉に脅え、
いっそう身を固くした。
僚は不用意な自分にも腹が立ち、
香に謝った。
「すまない香…
おれは行ってくる」
香をベッドに降ろし、
僚は戻る事にした。

(さて3択です。1香、僚を止める。2香、そのまま。3香、ついて行く。レスよろしく)

227名無しさんが妄想します:2005/01/12(水) 04:11
1で。ここらでエロに逝ってほしいものですのう。

22845。:2005/01/13(木) 07:29
227さんは1を選ばれました。エロですか?香さんざんヤラレテますが…そうですのう〜どうしようかのう…(藁

震える香に布団を掛けなおし、
その頭を撫でて囁いた。
「これから一仕事してくる。
ここで大人しく寝ていてくれ」
そっと離れようとした僚の手を、
震えながらも伸ばしてきた香の手が掴んだ。
「……?」
香はゆっくりと目を開けると僚を見つめた。
何か言いたいようだったが、
まだ口唇が震えて開かない。
僚は香をじっと見つめ、
その頑なな口唇を、空いている左手の指で撫でた。
香は目を閉じ、
僚の指が口唇を撫でるのを感じ取ろうとしている。
その口唇がゆっくりと柔らかくなってゆく。
僚は跪くと指を離し、
それを求めようとする香の口唇に己の口唇を与えた。
「…うっ……」
香の喉が苦しげに鳴った。
僚な舌で口唇をこじ開け、
香の舌を捉えて嬲った。
「ぐっ…ぅう……」
香は苦しそうだったが、抵抗しようとはしなかった。
僚は少し微笑むと、右手を香に掴まれたまま、
左手で香の頭を抱え、
逃れられないようにして貪った。
僚の右手を握る香の手に力が加わる。
それを力強く握り返す。
「う……んん……」
香の鼓動が激しくなり、その苦しげな呻きが僚の口に響く。
そして、香の手から力が抜けた。
僚は一時置いて口唇を離した。
香の荒い呼吸が、僚を安心させる。
だが、ゆっくりと開いた瞼が見せた瞳は、
切ない表情をしていた。
僚がその口唇を指でなぞる。
「なにが言いたい?」
香はゆっくりと口唇を動かすが、
声が伴わない。
「おれ?」
その口唇が僚の名前を形作っている。
香は声を出そうとしているが、
今度は違う理由で出し切れないようだった。
僚は待つことにした。
しばらく待つと、
決意を固めた声がゆっくりと聞こえるように出された。
「…お願い…」
僚は香の手を握り、香の瞳をじっと見つめる。
香は青ざめながら続けた。
「…依頼の条件……
僚の、言う事を守るって……」
僚は頷いた。
「だから…あたしに言って……」
僚は香が何を言うのか予想出来ずに一瞬躊躇した。
香は、まだ少し口ごもりながらも、ゆっくりと囁いた。
「…やらせろって……」
言ってから香は僚から顔を背けた。
僚は驚いたまま固まってしまった。
香は再び蹲り、震えながら叫んだ。
「ごめん…無かった事にして!
もう行って!!」

(さて3択です。1僚、出て行く。2僚、出て行けない。3僚、出して行く。レスよろしく)

229名無しさんが妄想します:2005/01/13(木) 08:34
3!(w

23045。:2005/01/14(金) 07:22
223さんは3を選ばれました。…笑いながら……

叫ぶ香の声をよそに、
僚は自分を落ち着けようとうろたえた。
香は今なんて言った?
よく考えて対応しないと、
大変なことになるというのは分かっている。
言葉だけなら香から誘っている。
それがおかしい。
それなのに、
身体はもう香としたくてギンギンになっている。
僚は、香がついさっき銀狐にされているのを目の前で見た。
銀狐の放出が中でされなかったとはいえ、
香は相当傷ついている。
自分が駆けつけるまでの間、
銀狐はいったいどこまで香を…
「…まだいるの?
早く行ってよ…」
泣きそうな声で囁く香に、
僚は意を決した。
「そんな事言うな。
おれはこれから仕事があるんだから、
景気付けに一発やらせろ」
香の身体がビクンと震えた。
ギュッと力が入るのが、
布団越しに見ているだけでも分かる。
僚がその布団の中に手を伸ばして香の身体に触れると、
香はガタガタと震えだした。
「やっぱり駄目…お願い……」
振り向けずに懇願する香だったが、
僚は怯まなかった。
「さあ、香…」
僚は布団に潜り込んで香の身体を抱きしめ、
震えを止めようとした。
だが、香は身を縮めて応えようとはしない。
「香?」
僚が呼びかけると、香は首を振った。
「駄目よ、汚いから…」
「おれが?」
香は無言で激しく首を振った。
僚はいったん香から離れ、
布団を剥がした。
そして、香の身体を見た。
よく見なくても、
その背中にはあちこちに新しいかすり傷などがあった。
銀狐に床に押し付けられたまま足掻いた跡なのだろう。
「…僚…見たでしょう?
あたし…奴に……」
「おまえは悪くない」
香は首を振った。
「あたしが、力が無いから!」
僚は無言で香の足を持ち、それを開いた。
香は必死で拒絶するが、まだ足腰に力が入らないようだった。
「やめ…」
あっさりと開いた足の間には、
魅惑的な口唇が開いている。
「抱くよ」
香は泣き声を堪えるように頼んだ。
「やめてよ…」
僚は香にこれ以上喋らせないように口づけた。
そして己の下半身を解放して、熱い下の口唇にあてがう。
香は必死で抵抗するが、僚は動じなかった。
銀狐のことを考え、奴と同じ事をしているのかという妄想を一瞬したが、
僚はそれを打ち消した。
先端でくじっていた香の部分が潤ってきていた。
僚は腰を入れ、グッと中に押し込んでいく。
香はもがきながら、全身を痙攣させて仰け反った。
僚の口唇が離れる。
「…あ…や……ぁ」
香は口唇を震わせて、喘ぎ声を抑えようと努める。
僚は深く奥まで香に入れ込むと、
その腰を抱き上げてさらに奥へと押し込んだ。
「ああっ!!」
香は悲鳴に近い声で喘ぎ、息を荒げる。

(さて3択です。1香、僚に抱きつく。2香、されるがまま。3香、抵抗。レスよろしく)

231名無しさんが妄想します:2005/01/14(金) 08:24
1で。いよいよらぶらぶなのかッ?

23245。:2005/01/15(土) 23:37
231さんは1を選ばれました。らぶらぶ。さて難しい注文よのう。
それと前回は229さんでした。すみません!どうして数字間違えたのやら…

「あ…」
僚はもがく香に身を屈めてその口唇を塞ぎ、
再び舌をからめて香を貪る。
香は上も下も僚に入り込まれ、
息をするのもままならないほど感じさせられた。
それでも僚を押しのけようと努力した。
銀狐にされた身体だ。
香は、今僚がこのまま出かけたら、
また戻ってきた時に目を合わせる自信がなかった。
それは時間が経つほどに、
思い出すたびに重く心に圧し掛かってくるだろう。
それを今打ち消して欲しいと思って僚を誘った。
もしかしたら、それが最後になるかもと思い、
もう僚にすら触れられるのが怖くなると思って、
まだ今なら…と、僚を誘った。
それでも僚が誘いに乗ると、
それが自分を憐れんでしてくれるのが分かる気がして、
よけいに辛くもなってきた。
それだったら、やはりこのまま二人で流されるのはいけない。
香は僚の胸を拳で叩いた。
僚は香の拳をまったく感じないかのように、
そのまま身体を重ねる。
間に入ったままの香の両腕で、香の胸が圧迫された。
「んんん……」
呻く香に、僚はいったん身体に隙間を与え、
その両腕を除けて、それぞれの両手首を掴んだまま広げ、
ベッドに押し付けた。
「いい加減、観念しろよ。
おまえはおれをなんだと思っているんだ?」
香は目を見開いた。
目に映る僚の顔は怒っている。
香は自分が誘っておきながら拒んだことに対して怒っているのだと、
反省した。
「……ごめ…」
聞き取れないくらいに微かな声で謝る香に、
僚はさらに怒鳴った。
「謝るな!」
香はビクンと身体を硬直させ、
僚を銜えている秘部がギュッと絞まった。
「うっ!」
突然の快感に僚が呻く。
まだひと擦りもしていないのに、
思わず出してしまいそうになり焦った。
堪えながら、僚は香の頬を手で挟んだ。
「おまえは悪くない。
悪いのは、おまえだ」
香の頭が混乱した。
「…え?」
僚も慌てたために、言葉が足りなかったことに気付いたので、
誤魔化しながら続けた。
「だから、おれは女が好きなんだ!」
こんな状態で力説しなくても分かるようなことを、
僚は言った。
香は黙って聞くしかないと思った。
「そんなおれが、ずっとおまえに手が出せなかったのは、
…たのは〜
おまえが悪いからだ」
そこまで言われると、
香としても今の状況を頭からすっ飛ばして反論するしかなかった。
「それは、僚があたしを女じゃないって、ずっと!!」
僚は香の顎に手を当てて、その顔を仰け反らせた。
「おまえが悪い」
そう言いながら、苦しげに開いた口唇を奪う。
「…ぅ…」
香は執拗に求めてくる僚の口唇から逃れようと、
呻きながら頭を振った。
香は呼吸も出来ずに苦しみながらもがく。
僚もそれに気付き、ふと口唇を離した。
香は酸素を求め、喘ぎながら呼吸を繰り返した。
その間も僚を見つめ、僚も香を見つめていた。
香の呼吸がやっと落ち着いたとき、
僚は再び香の口唇を奪う。
香は顔を背けて逃れると、
早口でまくし立てた。
「なんであたしばかりが悪いって言うのよ!
あ、あたしは…
ずっとあんたが他の女の人たちといるのを、
ずっと!ずっと!!」
いろいろと身に降りかかったことで混乱してきた香は、
今まで押さえていた事までもあふれ出し、
言葉を詰まらせて泣き出した。
僚は香の頬を撫で、その涙を拭っていたが、
香がまた拳を伸ばしてきたのでそれを分けて、
そっと抱きしめ囁いた。
「そうだ。
本当はおれが悪い。
おまえを大事にしたかったのに、
素直になれなかった」
香は小さな声で馬鹿と言いながら、
握っていた拳を開き、
伸ばしていた腕を僚の身体に回して抱きしめた。
「いつだって、あたしは側にいたのに…」
「そうだ」
僚は香に優しく口付け、笑った。
「だから、これからもずっと側にいてくれ」
香は改めて見透かされていた事に気付き、
僚を見つめた。

(さて3択です。1僚、香を連れて行く。2僚、香を置いていく。3僚、香を預けていく。レスよろしく)

233名無しさんが妄想します:2005/01/15(土) 23:47
1!

23445。:2005/01/16(日) 11:12
233さんは1を選ばれました。

僚は香の瞳を受け止めて囁いた。
「これは命令じゃない。
おれの頼みだ」
香は目を見開き、
じっと僚を見つめたまま涙をこぼした。
「いやか?」
答えを待つ僚に、香は無言のまま首を振った。
僚は安心したように笑うと、
「ありがとう」と呟いた。
香もなにか言わないとと思うのだが、
うまく言葉が選べない。
「あ、あたしこそ…
……いいの?」
「ああ」
「その…また足手まといになるよ」
「大丈夫」
「依頼人に手を出したら、
またハンマーで殴るかも」
「嬉しいよ」
……
「え?」
香が僚の答えの意味を考えている間にも、
僚は香の頬に流れた涙を舐めとりだした。
香は驚き小さく悲鳴をあげるが、
僚はそのまま香の額の前髪を掻きあげて、
そこにも口付けた。
「…あ、」
香はある日のことを思い出し、
まばたきをして僚を見つめた。
「あの時、おまえがおれの誕生日を作ってくれた時、
これが精一杯だった。
それでもおまえ、そのせいで寝込んだだろう」
香は真っ赤になって否定した。
「あ、あれは…ちょっと頭冷やそうと、
そう屋上にいて風邪ひいたから…」
僚はそれを笑い飛ばした。
「頭冷やさないといけないほど、
のぼせ上がったんだろう?」
僚もそこで留めた自分の気障さと、
その時のわざとらしい行動を思い出し、
自嘲気味に笑った。
でも今ではこうして身体を重ねている。
僚は香の入れたままのモノを、
ゆっくりと引き抜いた。
「あああっ!」
香はゾクゾクしながら僚にしがみつく。
息を荒げる香の耳に、僚は囁いた。
「それじゃあ、これからもよろしくな。
こっちの方のパートナーとしても…」
「え?あ…あ…」
香が頷きながらも言葉を濁していると、
僚は香を抱え上げ、
熱い肉棒を香に打ち込み続けた。
深く打ち込まれる度に、
秘肉がめくれる度に、
香は切ない喘ぎを漏らし僚を興奮させた。
香は全てを僚にあずけ、
ただ必死にしがみつくだけだったが、
それもやがて頂点に達すると、
力を入れることも出来ずにがっくりと倒れかけた。
それを僚が支え、
そのまま中へと注ぎ込む。
まだ抱き足りなかったが、
今は戻らないといけない。
僚はぐったりとしている香を寝かせると、
その身体をきれいに拭ってやり、
さっさとシャワーを浴びた。
服を身につけ、再び香の様子を見に行くと、
そこには服を身に着けた香が待っていた。
「香…」
香はおぼつかない足取りだがベッドから立ち上がり、
僚に行った。
「あたしも行く。
僚、指示を…」
その顔つきは、さっきまでの不安に満ちたものではなかった。
僚はふっと笑うと香の頭を撫でて言った。
「じゃあ、頼みたいことがある」

(さて3択です。1香、単独で。2香、僚と。3香、銀狐と。。レスよろしく)

235名無しさんが妄想します:2005/01/16(日) 11:35
に。2。ニダ。

23645。:2005/01/16(日) 12:10
235さんは2を選ばれました。

香は緊張した面持ちで、
僚がなにを言うのか待った。
「これから、おれはまたあの男に変装して戻る。
おまえは、いったん戻ったがおれに連れられて戻ったということにしてくれ」
香は頷いた。
「じゃあ、あたしは僚を捨てて来たということにするのね」
僚は複雑に笑いながら答えた。
「ああ、そういうことになるな」
僚は懐から紙を取り出し、香に手渡した。
「これは?」
「美樹ちゃんたちが調べてたものだ」
香はそれに目を通し、僚に渡した。
その中には、ここ数年の間に新宿から去った犯罪者と、
舞い戻ってきた犯罪者のリストがあった。
「こんなことになってたんだ」
僚は頷くと補足した。
「この中の大半はおれがやった。
海坊主はちょびっとだ」
あくまでも海坊主に張り合う僚に、
香は笑った。
僚はそれを誤魔化すように続けた。
「あの男の相棒は、麗香たちに預けてある。
ちょっと様子を見てから行くか」

(さて3択です。1麗香、男の舌にめろめろ。2麗香、冴子も呼んでいた。3麗香、しっかり。レスよろしく)

237名無しさんが妄想します:2005/01/16(日) 13:28
1で!
45。さんいつも乙です。
寒いのでお茶でもドゾーつ旦~

23845。1:2005/01/16(日) 16:28
237さんは1を選ばれました。お茶どうも。寒いですよね。
やること色々あるけどどうも通し番号を見るとサボっている気がして、今日はがんばってみました(w

「え?」
香は、そういえばと思った。
僚が成り代わっている男は、
僚の張ったトラップによって拉致され、
どこかに捕らえてあるとは分かっていたが、
麗香のところとは思っていなかった。
「大丈夫なの?」
麗香の身を案じて聞く香に、
僚は大丈夫だろうと答えた。
「きちんと縛っておいたし、
麗香だってそれなりの腕を持っている」
香が僚の後ろをついていくと、
僚は外には出ずに、
廊下の壁に貼られた裸の女の特大ポスターをめくった。
そこには、人が楽々通れる大きな穴が空いていた。
「やっぱり、ここからだったのね」
以前開けられた隣との壁は、修復することなく残されていた。
「おれもいったんここを出てから、
念のため、うちの入り口を通らずにここから入り、
落とした男と入れ替わったんだ」
香は納得しながら僚の後をついて入った。
「ほら」
目の前に僚の手が差し出される。
「足元危ないからつかまれ」
香は「うん」と言ってその手につかまった。
ギュッと握られた手が嬉しくて、顔を赤らめたが、
それ以上に僚も赤い顔をしていた。
だが、薄暗がりの中、
汗ばんだ手もそれぞれ自分の物と思い、
どちらも口にはしなかった。
すぐに明るくなると、顔を見合わせ、
「ちょっと中暑かったね」
と言ってみるが、ひんやりとした空気がそれを否定していた。
「さ、行くぞ」
僚がスタスタと歩く後ろを歩きながら、
香は握っていた手を見つめ、くすりと笑った。
僚は麗香の事務所に向かうと、
ドアの取っ手にてを伸ばし、
一瞬手を止めた。
「どうし…」
聞いてくる香に静かにと、口に指をあて示す。
ドアの向こうからおかしな声が聞こえてきた。
僚は慌てて開くと中に走った。
そして止まる。
香も続いて入ると、僚の背中に当たって止まった。
「あ…」
目の前のデスクに麗香が一人で座っていた。
「きゃ…」
僚と香を目の前にして小さく叫ぶ麗香だったが、
すぐに恍惚とした表情に戻り、喘ぎ出した。
「麗香さん、どうし…」
駆けつけようとする香を僚が止める。
「僚!」
非難しようとする香に、僚が近づくなと言った。
「でも…」
僚は香を制し、麗香に向かっていった。
麗香はそれに気付くと止めた。
「ちょ…ちょっと待って!
あとちょっと…
あ…ああ〜ん…」
僚は足をいったん止めたが、
やはり歩いていき、
とろんとした瞳の麗香の両肩に手を置いて、
その顔を覗き込んだ。
「あはあ…あん。続けて…
やめ…ないで……
…あ!いい!!
そこっ!!
あっ!あ!くるっ!!
あああ〜っ!ひいっ!」
一声叫び、麗香がぐったりと倒れた。
僚は麗香を掴んで持ち上げると、
麗香は下半身剥き出しだった。
そこからはとろとろとヨダレのようなものが滴っている。
香が真っ赤になって目を逸らしていると、
僚の声が響いた。
「惜しかったな」
それに男の声が応えた。
「畜生!あと少しだったのに…」
僚は麗香のただれた股間を閉じると、
デスクの上に寝かせ、
その下から一人の男を引きずり出した。
「離せ、おら!」
叫ぶ男を見て、
香はたしかに僚が変装している男だと分かった。
男は香を見つけるとにやりと笑い、
異様に太くて長い舌を出して誘った。
「どうだい?舐めて欲しいだろう?」
香はぐにぐにと蠢くそれを見て、脅えた。
そして麗香を見る。
麗香の表情は、完全に快楽の虜のそれであった。
だらしなくヨダレを垂らした口を開いたまま、
白目を剥いて全身をヒクヒクとさせている。

23945。2:2005/01/16(日) 16:28
「ほら、疼くだろう?」
男の舌はまるでイチモツのように丸く膨らみ、
口から出し入れされている。
香が引いていると、
問いかけるその男の顔を僚が殴った。
「おれのにちょっかい出すんじゃねえ。
誰がおまえの口の戒めを解いた」
男は笑いながら麗香を目で見た。
「あの女さ。
おまえからの伝言をずっと気にしていたようだったよ。
おれさまが舌業の名手だってことをな。
ついさっきだが、
わざわざ嬉しそうな顔をして、外して聞いてきたんだよ。
そりゃもう高飛車に。
舌だけでどれほどのことが出来るかしら?ってな。
まあ、たわいなく昇天したが、もうちょっと早く解いてくれてりゃあ…」
そう言いながらも、男は香をチラチラ見る。
「こっちの女もいい物持ってそうだな。
こう、調教しがいがあるっていうか…。
これだったら、おれの下の方も入れてみた…」
ガツンという音を立て、男は倒れた。
僚は男を縛りなおし、
さらに口の中に懐から取り出した物を押し込んでから、
ガムテープで塞いだ。
そしてその一部に紐を結びつけてから、男を起こした。
モガモガと喚く男に、僚は言った。
「これな〜んだ?」
男はその紐を辿って目を寄せた。
男の目は、鼻に押し付けられている金属片を見て脅えた。
「んんんんん!!!」
香もそれが何かを確認して叫んだ。
「僚、まさか手榴弾……」
僚は男の目を見つめたまま笑った。
「この紐、引っ張っちゃおうかな?」
男はブンブンと首を振る。
僚はその紐をピンと張って笑った。
「そんなに動いたら引っ張られちゃうよ」
男は真っ青になり、動きを止める。
「僚!」
叫ぶ香に振り向き、頷いてからまた男に向き直った。
「いいか?おまえはここで大人しくしていろ。
事が終わったら開放してやらんこともないが…」
男は必死に、それでも紐に負担がかからないように頷いた。
だが、その目は僚を通り越し、
香を見てかすかに笑った。
僚は目を細めると紐の先を倒れている麗香の腕に結びつけ、
電話をかけた。
「冴子?おれ。
麗香の事務所に来る事があったら、
人手柄立てられるかもしれないよ」
なにか言おうとする男を後に、
僚は香の肩を抱いた。
「さあ、行くぞ」
それでも香は心配そうに男を気遣った。
「でも、僚…」
僚は香にかけた腕に力を込めて呟いた。
「いいか?香。
おまえに色目を使う男がいたら…」
「やだ、いるわけないって…」
香は間髪入れずに笑いながら僚を叩いた。
「はは…そうか」
僚はため息をつきながらも、
今までどおり、そいつらは香に見つからないうちに潰そうと思った。

(さて3択です。1香、銀狐を騙す。2男、銀狐を責める。3。僚、銀狐を弄ぶ。レスよろしく)

240名無しさんが妄想します:2005/01/16(日) 17:10
1がいいっ!

24145。:2005/01/18(火) 06:49
240さんは1を選ばれました。それも力強く(W

麗香の事務所から出る前に、
僚は変装をして香に言った。
「これからまた銀狐と会う。
大丈夫か?」
香は一瞬表情を強張らせたが、
大きく頷いた。
「大丈夫」
その返事は自分に言い聞かせているようだったが、
まだ不安は拭えないようだった。
僚は香を抱き寄せ、囁いた。
「もし、奴がまた手を出そうとしたら、
…こう言うんだ」
僚はさらに小さい声で香に耳打ちした。
それを聞いた香は驚いた顔になり、
「え?」と僚の顔を見る。
「でも、それじゃあ…」
僚はまだ信じられないという顔をしている香を抱き上げると、
そのまま銀狐のアジトに戻った。

かなり時間が経っていたため、
さすがに銀狐もしっかりと体勢だけは立ち直っていた。
「よう」
僚は香をぐいっと前に差し出し、銀狐に挨拶した。
銀狐は驚いた顔で僚と香を見つめた。
「どういうことだ?」
僚はにやりと笑うと銀狐に説明した。
「いや、こいつが奴に連れられて行くのを見て後をつけてってね。
奴がまた出かけたのを見計らって連れ出したってわけよ」
銀狐は不思議そうな顔で香を見た。
「おまえ…」
香は大きく息を吸い、僚の手を強く握った。
「あんたには会いたくなかったけど、
この人とは会いたかったからね」
銀狐はハッとした顔をして僚を睨んだ。
「やっぱりおまえか?
この女に手を出したのは!!」

(さて3択です。1僚、白状する。2僚、否定する。3。目覚めた兄貴分、やってくる。レスよろしく)

242名無しさんが妄想します:2005/01/18(火) 07:30
2!

24345。:2005/01/19(水) 07:48
242さんは2を選ばれました。

矛先を変え、銀狐は勝利しようとした。
だが、僚はそれをやんわりと否定した。
「いいや、おれじゃない」
あっさりと否定された銀狐は、
しばらく次に行けずに固まった。
しかし、ちょっと考えてみると、
言葉一つでこの男を信用するいわれはない
と、気付いた。
「いいや、おまえだ」
問い詰めてやると決め、銀狐は笑った。
僚の返事を待ちながら、
そうだろうと言いたげに香を見る。
香は笑いをこらえたいといった顔をしていた。
「なんだ?なにが可笑しい」
銀狐は香に近づくと、その腕を掴もうとした。
だが、それは僚によって阻止された。
逆に手首を掴まれ、銀狐はその握力に呻いた。
「こっちが買った商品に、勝手なことをしないでくれ」
僚は香を見て頷き、さらに言った。
「そういえば、ここに来る途中変な事を聞いたが…」
銀狐はまだ掴まれている手首の痛みに顔をしかめつつ、
なんだろうと思った。
「おまえ、この女を犯したそうじゃないか。
それはいったいどういうことだ?」

(さて3択です。1銀狐、白状する。2銀狐、否定する。3。目覚めた兄貴分、やってくる。レスよろしく)

244名無しさんが妄想します:2005/01/19(水) 08:13


24545。:2005/01/20(木) 07:19
244さんは1を選ばれました。

銀狐は僚の手を振りほどこうとするが、
簡単には出来そうにないので、
とりあえずシラを切った。
「またこの女の嘘じゃないのか?」
僚はさらに力を入れた。
銀狐は呻き、言い方を変えてみた。
「ちょっと口を割らそうと思って、
お仕置きをしてみただけだ」
僚は掴んだ腕を引き寄せ、
顔を近づけて聞いた。
「ほう?お仕置きね。
それで犯ったってわけか?」
銀狐は男の怒りに、仕方無しに頷いた。
僚は銀狐を引き寄せたまま、
さらに力を加えた。
「へえ?それで口は割ったのか?」
僚の問いかけに、銀狐は脂汗を垂らしながら首を振った。
僚は銀狐の腕を離し、笑った。
「本当に口を割らせたかったようじゃないいようだな?
やっぱり犯りたかっただけなんだろう?
おまえが犯人だと言っているようなものじゃないか」
僚の決め付けに、銀狐が反論した。
「いや、本当に違うんだ。
確かにお仕置きとしては犯りはしたが、
中に出す前に冴羽の奴が現れて中断されたし、
初めに捕まえた時には、ちゃんと処女だったし…」
「それを奪ったんじゃないのか?」
僚は銀狐を追い詰め、襟首を掴んだ。
銀狐は首を振って否定する。
「兄貴に言うぜ。
おまえは信用を失くすだろう。
もうここではやっていけなくなるってわけだ」
銀狐は驚いた顔で叫んだ。
「もう少し時間をくれ!
真犯人を吐かせてやるから!!」

(さて3択です。1僚、香を渡す。2僚、自分でやると言う。3。目覚めた兄貴分、やってくる。レスよろしく)

246名無しさんが妄想します:2005/01/20(木) 07:29


24745。:2005/01/21(金) 02:48
246さんは2を選ばれました。

食い下がる銀狐を、嘲るように僚は笑った。
「冗談じゃない。
また手を出すのがオチだ。
やるんなら兄貴の目の前でやるんだな」
銀狐は僚を睨んで反論した。
「いや、そんな生ぬるいことはしない」
僚はさらに笑った。
「やっぱり駄目だ。
せっかく買った女を使い物に出来なくなったら、
それこそ……」
さんざんに笑われ、銀狐も切れた。
「おまえならやれると言うのか?」
「は?」
僚はわざとらしく聞き返す。
銀狐はますます大きな声を出し、喚いた。
「おまえ、こいつの口を割れるって言うんだろう?」
僚はすっとぼけて答える。
「どうしたらそういうことになるんだ?」
銀狐は怒りに任せて駆け寄り、
香の腕を掴むと引き寄せた。
「出来ないだろう?
ほら、やっぱりおれがやるから!」
銀狐は香に襲い掛かり服を脱がし始めた。
「やめて!」
叫ぶ香だったが、僚に言われたことを言わなければと口を開く。
だが、それより早く、僚が銀狐の襟首を持ち、
香の上から引き上げた。
「ぐ……」
衿が首を圧迫し、銀狐は苦しそうに暴れる。
僚はその銀狐の耳元に囁いた。
「おれがやるからいい」

(さて3択です。1銀狐、部屋を出る。2銀狐、見学すると言う。3目覚めた兄貴分、やってくる。レスよろしく)

248名無しさんが妄想します:2005/01/21(金) 03:20
1!

久しぶりに選択権ゲット!

249名無しさんが妄想します:2005/01/22(土) 15:24
本スレどっかいっちまったな。立て直すか?

25045。:2005/01/23(日) 08:04
248さんは1を選ばれました。

銀狐は僚に放り投げられ、香の横に投げられた。
香は銀きつねに触れないように立ち上がった。
そして服を元に戻そうとするのだが、
その手を僚が遮った。
「おっと、そのままでいい」
香はびっくりして僚の名を叫びかけたが、
なんとか思いとどまった。
「あ、あたしをどうするって言うの?」
僚は香の身体をまさぐり、肌を求めて中へと入れてきた。
銀狐はそれを立ち上がりながら見ている。
「や…なにを!!」
僚に胸を下半身を撫でられ刺激され、
抵抗しながらも香の身体は火照ってゆく。
「…ぁ……」
思わず漏れる声に、銀狐は険しい目をしてきた。
「なんだ?おれと結局同じように、
その身体に聞こうと言うのじゃないか」
僚は笑いながら答えた。
「まあ、北風と太陽みたいなものだ。
そこで見ているといい」
銀狐は香をじっと見た。
香の目は潤み目の前の銀狐の姿も映ってはいない、
堪えようとする口からは熱い吐息が漏れている。
銀狐はチッと口を鳴らし、
忌々しそうに僚を睨んだ。
「じゃあやってみろ。
それで口を割らなかったら、
今度はおれのやり方で、この女が死ぬまでやってやる」
「そんなことにはならないさ。
おまえの無能ぶりをたっぷりと示してやるからな」
言い切る僚の態度が面白くなく、
銀狐は部屋を出て行った。
乱暴に閉じられたドアの音に、
僚は手を止めた。

(さて3択です。1香、求める。2銀狐、店に行く。3目覚めた兄貴分、やってくる。レスよろしく)

251名無しさんが妄想します:2005/01/23(日) 10:59
1でおねがいしまつー

25245。:2005/01/23(日) 12:44
251さんは1を選ばれました。

香はくったりと力を抜き、
しばらく荒げた息を整えた。
「大丈夫か?」
そっと聞いてくる僚に、香は首を振った。
「ごめ……
まともに対応出来なくて……」
僚は香をそのまま抱きしめ、ため息をついた。
「いいや、あれでいい」
僚に言われ、香も少々ほっとした。
だが、いったい誰にされたのかを銀狐に言わなければいけないと気付き、
僚を振り返ってじっと見つめた。
香の目を見て、僚も口を開く。
「どうせ、しばらくしたら奴は戻ってくるだろう。
その時はなんて言うつもりだ?」
香は少し考え、
「知らない男」
と答えた。
僚は笑いながら、香を抱きしめる。
「それもいいかもな」
香は真剣に答えた。
「うん、そう。
知らない男。
銀狐に酷い目にあわされた後、
あたしはいったん部屋に戻ったけど…」
「男の部屋に行った」
僚は少し笑いながら続けた。
「あたしは、銀狐にされるくらいならと初めての男を探しに部屋を出た…」
「そして手近な男の寝込みを襲った」
「…もうっ!!」
真剣に考えようとしている香はふくれっ面で僚を睨む。
その顔がまたたまらずに、僚は口唇を奪った。
「それでいいじゃないか。
おれはおまえにとっては、
男として初めての顔を見せたのだから」
香は腑に落ちないという顔をしていたが、
同意するしかないと思った。
だが、安心した今。
いつも僚のいいようにされるのも従うのも納得出来ないとは思っていたので、
少しくらいは僚を困らせてみたいものだと、
いたずら心が疼いた。
「そうねえ…
あんな顔見たことなかった。
とても怖くて、とても優しくて…
でもぉ〜、いっちゃった顔ってなんか…」
僚がムッとして見返してくる。
香はニコッとして僚に囁いた。
「また…見たい…かな?」
僚もニッコリと笑って答えた。
「それはまた、いい度胸だな。香。
どうやらさっきの刺激じゃあ物足りないと言っているようだな」
「え?
ちょっと……」
香も自分がなにを言ったのか、
身体がどうなっているのかを気付かされ、
慌てた。
「違うのよ!
そういう意味じゃ…」
僚は笑って香を押し倒した。
「もう遅い。
時間は無いが、たっぷり見せてやろうじゃないか」
僚は香のスカートをまくり、パンティをずり下げると、
すでに疼いている秘肉に口唇を当て、
舌をズイッと入れていった。
「やあ…っ!」
香は僚の頭を押さえつけ、遠くにやろうとするが、
すでに足は震え、手の力も入らない。
「ほら、さっきの男の舌を見た時からしたかったんじゃないのか?」
香は首を振って否定する。
「さっきの男ほど異常な形はしていないが、
おれだってけっこうやるんだぜ」
香は分かっていると言いながら拒もうとするが、
僚は容赦なく舌だけで香を犯しだした。
香は僚が負けず嫌いな男だということは重々承知していた。
だが、さっきの男の舌にさえ競争心を持っているとは思いもしなかった。
自慢の肉棒よりはぜんぜん小さい肉塊だが、
その変幻自在の行為は、すぐに香の心を乱した。
「だ…だ…め…り……
あ…はぁ…」
香は男にされていた麗香の顔を思い浮かべ、
あんな顔を自分もしているのかと思うと堪らずに顔をしかめる。
「い…い…や…」
僚は香が混乱しているのを楽しみながら、
そっと聞いた。
「え?そんなにいいのか?」
指で充血している真珠をつまむと、
香の身体が跳ねる。
「ひっ……」
僚はさらに舌を入れてかき回したり、
出して敏感な襞や真珠を軽く噛んだりもした。
香の身体はたまらずに、
どんどんと蜜を溢れさせる。
僚はそれを舐め取りながらも、
自分も我慢出来なくなるのに耐えられず、
暴れる肉棒を取り出した。
「香…、
楽にしてやるからな」
小さく痙攣を繰り返している襞の中に、
僚は反り返っているイチモツをなだめながら差し込んで行く。
「ふ…ぁあ!!」
香は息を荒げ、悶えながらも僚にしがみついた。
僚も香を抱きしめ、思い切り腰を打ち付ける。
香はもうあられもなく悶え、
それでも僚の名前を出すまいと必死でこらえた。

(さて3択です。1銀狐、最中に戻る。2銀狐、終わってから戻る。3目覚めた兄貴分、やってくる。レスよろしく)

253名無しさんが妄想します:2005/01/23(日) 17:57
いい加減6回も出てきた、3を選ぶべきだな…

とオモタが、いつになったら45。さんがこの選択肢を諦めるか、
もしくは選ぶ人間が根負けするのが先か興味あるので1で

254名無しさんが妄想します:2005/01/24(月) 16:59
笑っ!! >>253

25545。:2005/01/25(火) 07:39
253さんは1を選ばれました。選択から消してそれを実行という手もあるんだけど、そうおっしゃるなら続行(w
254さんもそれに参加で?(W

「ああ!あ…もぅ……
…ああ…」
香の中から溢れる出る蜜で、
僚の行為は激しさを増し、
ますます香は乱れた。
「お願…
こわれちゃ……
あ……りょお!!!」
香が堪えきれずに、とうとう名前を叫んでしまった時。
それはドアを開けて銀狐が戻って来た時と同時だった。
僚の方はまだ達しておらず、
香が気をやってぐったりとしてもなお、
貪り続けていた。
銀狐は僚に近づくと、
怪訝な顔をして聞いた。
「おい、今、『僚』とか言ってなかったか?」
僚は構わずに続けていたが、
あきらかに不機嫌な顔を銀狐に向けた。
「ちょっと待っててくれよ。
もうすぐイキそうなんでね」
銀狐は舌打ちをしながらも、
目は二人の接合部分に向けた。
自分よりかなり大きな武器が、
香の身体に出し入れされている。
銀狐の中に、ある疑問が湧いてきた。

(さて3択です。1銀狐、僚を暴く。2銀狐、僚に騙される。3目覚めた兄貴分、やってくる。レスよろしく)

256名無しさんが妄想します:2005/01/25(火) 10:23
もうちょっとだけ2

257名無しさんが妄想します:2005/01/26(水) 00:20:00
北条司あの頃はよかった!36
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1106666265/l50

25845。:2005/01/26(水) 07:48:24
256さんは2を選ばれました。もうちょっとと(笑
257さん、復活か〜無いは無いでちょっと寂しいから嬉しいよね。番地連載の憂さ晴らしたい時とか(藁

銀狐は左手を懐に入れ、
銃を取り出した。
僚はそれを横目で見ながらも見ていないフリをして、
腰を振っていた。
「う…イキそうだっ…」
さらに激しく動き、僚は向きを変えた。
銀狐に背を向け、
香をターゲットとさせないようにした。
ヒンヤリとした銃口が背中に突きつけられた時、
僚は達して香の中へと発射させた。
銀狐の声が部屋中に響く。
「いいことに気がついたんだ。
おまえらを殺せばいいんだとな」
僚は息を整えながら、それに答えた。
「そんなことをしていいのか?
すぐにあの人は嗅ぎつけておまえに報復するぞ」
銀狐は動揺した。
それは突きつけられた銃口からも伝わってくる。
「い…いや、
おまえが本物かどうかをちょっと試してみたくなってね」
僚はすっとぼけて聞いた。
「そうなのか?
おれはまたこの女を奪ったのが本当はおまえで、
それを隠すためにおれたちを殺そうとしたのかと思ってたぜ」
銀狐は銃を収め、否定した。
「とんでもない!
おれはまた誰かがおまえになりすまして
この女を抱いているのかと…」
「誰かって誰だよ」
「冴羽…とか」
銀狐は言葉を濁した。
相手がくるりと身体の向きをかえ、
向き合うと同時に香の下半身だけ剥かれた身体を、
目の前に差し出されたからだった。
「そんなに疑っているのか?
だったら少しだけならやらせてやるよ」
香は足を開かれ、その行為の跡を晒された。
赤く腫れて開いている花芯からは、
注ぎ込まれた精液が溢れてこぼれていた。
銀狐の股間は激しく熱くなり、
そして激痛で蹲る事になった。
「どうした?」
わざとらしく聞き、僚は香を横に寝かせた。
「いや、ちょっと……
今は遠慮しておくよ」
銀狐は息を荒げながら呻くように答えた。
「そうか?
じゃあまた続きをやるから出て行ってくれ」
銀狐は悔しそうに僚に背を向けた。
これ以上興奮させられたら痛みで気を失いそうだったからだ。
その背中に僚は声をかけた。
「そうそう、この女が言っていることが本当だったなら、
初めての相手は、
名前も知らない行きずりの男だったようだ。
おまえに奪われるくらいならと言っていたよ」
銀狐はホッとした顔を振り向かせ、頷いた。
「そうか。真実が分かってよかった。
これでおれは無関係だと」
僚は苦い顔をして付け足した。
「だが、その後で本当に抱いたのはまずかったな。
それは兄貴も同意だろう」
銀狐は反論した。
「あれは、しかたなく!!
…それにしても、よくおまえになついて話したな」
誤魔化し半分に銀狐が付け足すと、
僚はあっさりと答えた。
「ちょっと催眠術を使ってね。
おれに惚れさせた。
抵抗する女を抱くのも楽しいが、
相手が求めてくるのってのは、
もっと楽しいじゃないか」
銀狐は相手の邪悪な笑みにゾクッとしながらも、
濡れ衣が晴れたことを良しとした。

(さて3択です。1銀狐、店に戻る。2銀狐、明美に会いに行く。3目覚めた兄貴分、やってくる。レスよろしく)

259名無しさんが妄想します:2005/01/26(水) 07:57:07
1

260名無しさんが妄想します:2005/01/27(木) 06:23:13
アニキはよく眠っているようだ。

26145。:2005/01/27(木) 08:00:32
259さんは1を選ばれました。
260さん、たぶん起きてるけど動けない状態なのかも…。でなきゃ死んでたり(w

「じゃあ、ちょっとおれは出かけるが、
おまえはどうする?」
銀狐に言われ、僚は少し考えた。
「そうだな。
兄貴と相談するよ」
銀狐は頷いた。
「奴にもちゃんと説明しとけよ。
おれは無関係だってな」
それだけ言うと、
腰が引けた状態で出て行った。
たぶんこの部屋を出たら、のた打ち回るほど取り乱すのだろう。
僚は愉快に笑った。
が、すぐにまずいという顔になった。
香が震えていたのだ。
「…香?」
「ひど…い……」
「…もう起きてたのか?」
香の後頭部がこっくりと動いた。
「いつから?」
僚はそのままで恐る恐る聞くが、
香は答えない。
「銀狐と話してる途中から?」
香が頷く。
「いや、あれは…
そんな気はまったくなく。
ほら、奴。今は出来ないって知ってたからで、
それに疑っていたから誤魔化そうと…」
香が首を振る。
「それは分かってるけど」
僚はホッとしながらも、まだ油断出来ないと知っていた。
「でも…」
香の声が涙声になっている。
僚はフォローのつもりで言ってみた。
「大丈夫だって、おれのでそんな中まで見えてないから」
未だ足を広げられたままの姿の香は、
納得いくわけもなく怒った。
「知らない!!」
僚はどうしたものかと考えながらも、
香の身体を横にしてから自分の服を整えた。

(さて3択です。1香、機嫌なおさない。2僚、出て行く。3目覚めた兄貴分、やってくる。レスよろしく)

262名無しさんが妄想します:2005/01/27(木) 14:55:48
2

26345。:2005/01/28(金) 07:37:01
262さんは2を選ばれました。

それから香に触れようとしたが、
香は自分でやると言って僚を拒んだ。
泣きながらにらむ香に、僚は謝った。
「悪かった。
おれはあの男を連れて銀狐の後を追うから、
香はここにいてくれ」
しかたなく頷く香の頬に、
僚は軽く手を触れた。
「埋め合わせは必ずするから…」
驚く香の口唇を素早く奪い、
僚は部屋を出ていった。
ひとり呆然とする香だったが、
小さく「なによ」と呟いて口を尖らせた。

(さて3択です。1僚、兄貴分を見つける。2銀狐、店の中で。3入れ違いに目覚めた兄貴分、やってくる。レスよろしく)

264名無しさんが妄想します:2005/01/28(金) 12:16:23
1

265名無しさんが妄想します:2005/01/29(土) 02:34:42
さて見つかった兄貴は眠っているのか起きているのかw

266名無しさんが妄想します:2005/01/29(土) 07:02:52
え、死んでるんじゃないんですか

26745。:2005/01/29(土) 08:03:52
263さんは1を選ばれました。

僚はこの場所の近くにいるはずだと考えていた。
地下に降りてきて銀狐が消えたのがすぐ。
そして香を戸口に置いて
部屋を探っている時に捉えられた時間を考えると、
そんな遠いはずはない。
いくつかある部屋のどこかに監禁されているだろうと、
僚は片っ端からドアを開けてみた。
だが、男の姿は見当たらず、
僚は途方にくれた。
そこで、また香に会いにいこうと考え、
香のいる部屋まで近づいた時、
下からドスンという音がした。
僚は足を止めた。
すると、また下からなにかがぶつかる音がする。
「ああ、そういうことか」
僚は音がする場所の入り口を探した。
床の一部に微かな隙間があったので、
そこに指を入れて持ち上げた。
「おい、大丈夫か?」
声をかけると、
そこにはあの男が縛られ口を拘束されて、
暑苦しいまでに湯気をたてた状態で息を切らせていた。

(さて3択です。1兄貴分、僚を相棒だと思う。2兄貴分、僚だと確認させられる。3冴子、盗聴器の向こうで。レスよろしく)
264さん、265さん、こんなかんじで(w

268名無しさんが妄想します:2005/01/29(土) 08:24:42
2!

26945。:2005/01/30(日) 13:59:11
268さんは2を選ばれました。
前回番号が一個ずつづれてたことに今気付き…すみません。寝起きで寝ぼけてました…

男はぼんやりとした視線で僚を見上げ、
ふうっと気を失った。
僚は冗談じゃないと思った。
気絶した女なら可愛いが、
むさい男を抱き上げて運ぶなどまっぴらだ。
普通の部屋の半分くらいの深さだった。
僚はさっと飛び降り、
男の口かせを外して活を入れた。
「うっ!!」
男は目を覚まし、
あたりを見回してから叫んだ。
「うおおおおっ!!」
そして僚と目が合うと、
怒りに満ちた目で睨んだ。
「このお!
今までどこに行ってやがった!!
おまえが居ない間になあ…」
僚はうんざりした顔で変装を外すと男に言った。
「おれだよ」
男はくるりと顔を背け、
なにも見なかったようなフリをした。
僚は男の反応で、
自由にしても大丈夫だと思い戒めを解いた。
男は手足をバタバタと振り身体をほぐすと、
さっさと逃げようと腰を縮めて歩き出した。
どうやらわざわざ上に出なくても出口があるようで、
僚もその後を追った。
男は足早でドアに向かうと、
取っ手に手をかける。
だが、鍵が掛けられていたためにまったく動かない。
後ろから来る僚から逃げようと、
必死でドアに体当たりをする男だったが、
ドアはビクともしなかった。
「おい、ここはどこに通じているんだ?」
すぐ後ろから僚の声。
男はくるりと振り返ると、
懐から武器を出そうとした。
だが、銀狐が取り上げていたらしく、
なにもない。
男はそのままドアに押し付けられ、
僚に迫られた。
「し…知らない……」
首を振りながら言う男に、
僚はひっそりと呟いた。
「そうか…でも銀狐にはなんの義理もないのだろう?」
僚は相手の気持ちを伺うように聞いた。
男は頷いた。
「義理はない。
だが、ビジネスとしての…」
僚は頷きながら続けた。
「銀狐はおまえを取引相手とも思っていないようだがな」
男が聞き返した。
「どういうことだ?」
僚はかわいそうにという顔で男を見た。
「おまえを電撃で気絶させ、
拘束していたのは銀狐なんだがな…」
「な……」
絶句している男に僚は怒りを込めて言った。
「おまえが気絶している間に、
香は奴に!!」
「なんだって?
おれたちが払った金の意味はなんだったんだ?」
僚は遠い目しながら呟いた。
「この街で好きなようにやってのし上がっていくのは自分だけでいいと、
奴は思っているんじゃないのかな?」

(さて3択です。1兄貴分、僚を信じて。2兄貴分、僚を疑いながら。3冴子、盗聴器の向こうで。レスよろしく)
264さん、265さん、こんなかんじで(w

27045。:2005/01/30(日) 14:00:24
ああ、なぜか焦ってたら最後の行を消すの忘れてるし…(泣

271名無しさんが妄想します:2005/01/30(日) 15:18:43
1で

27245。:2005/01/31(月) 03:48:50
271さんは1を選ばれました。

男の目がカッと見開かれ、
僚に掴みかかった。
「それは本当か?」
僚は目をつぶり、重々しげに頷いた。
「くそうっ!!」
男が怒りに任せてドアを殴ると、
ドアは音を立てて向こう側へと砕けた。
男は僚に向かって呻いた。
「ここは奴の店まで続いている。
奴をとっ捕まえて本音を吐かせるまで、
手を組まないか?」
僚はしばし考え込んだ。
男がじれたように返事を催促する。
「どうなんだ?」
仕方が無いと言う顔で、
僚は男に頷いた。
「そうだな。
奴をとっ捕まえるまでなら…」
「おう!」
男は単純に僚を信じ、
今までのわだかまりを捨てた。
僚は先へと進む男の背中に舌を出しながら、
軽やかに後をついていくのだった。

(さて3択です。1銀狐、店にいた女性を狙う。2銀狐、店の奥で書類を始末している。3香、こっそりと後をつける。レスよろしく)

273名無しさんが妄想します:2005/01/31(月) 07:11:45

可愛いカオリタンが見たい

27445。:2005/02/01(火) 07:52:37
273さんは3を選ばれました。かわいい…く出来るといいなあ〜

香は、僚が去っていった後、
しばらくはそのままで動けないでいた。
僚が自分の秘部を銀狐に晒したこともショックだったが、
それ以上に自分が敵地にいるという事も忘れ、
僚を困らせたいために言ったことが原因で、
そのまま抱かれてしまった事。
そしてまたその結果置いてけぼりである。
「なにやってるんだろう、あたし…」
一線を越えてしまったために変わったのは、
どうやら僚だけではないと思い知った。
ギュッと自分の腕で自分を抱き、
僚の抱擁を思い出す。
じわりと熱くなった部分から、僚の名残が溢れた。
香は改めて現実に戻り、その後を始末するのだが、
そっと触れただけで感じてしまう。
「あ…は……
っく……」
悶えながらもなんとか終え、
香はパンティをはいて立ち上がった。
大丈夫、歩ける。
そう確認すると、そっとドアに歩み寄った。
「あたしだって、なにか出来るはず」
そう自分に言いながら、ドアを開ける。
まだおぼつかない足取りのため下を見ながらの歩行だったが、
それが良かった。
すぐ下には大きな穴が開いていた。

(さて3択です。1香、まっすぐ。2香、途中で違う道に。3香、いったん外に。レスよろしく)

275名無しさんが妄想します:2005/02/01(火) 09:23:49


27645。:2005/02/02(水) 05:40:11
275さんは3を選ばれました。

「ちょっと…なによこれ…」
香は驚いて後ずさり、そしてしゃがんで下を見た。
どうやら地下のこの部屋の下に、
また別の空間があるようだ。
「あ…」
香は小さく悲鳴をあげた。
しゃがんだ拍子に、奥からコポッと熱いモノが漏れてきた。
「やだ……」
真っ赤になって慌てて下半身を押さえるが、
こぼれてきたモノは穿きなおしたばかりのパンティを汚し、
まだ溢れてくる。
香は顔をしかめ、立ち上がると呟いた。
「駄目…
もう、僚のばかぁ…」
出てきたものはたちまちに冷え、
香を震わせるのだった。
慌てた香は、
なるべく堪えるようにしながら、
穴を避けて外に出た。
そして内股気味に小走りで家に戻ると、
風呂に飛び込んだ。
しゃがみ、股の間にシャワーをあてる。
「まだ入ってる…」
香は僚が奥まで注いだモノを流しながら、
その原因を思い出し、ため息をついた。

(さて3択です。1香、すぐに戻る。2香、麗香の所に様子を伺いに。3香、連絡をしてみる。レスよろしく)

277名無しさんが妄想します:2005/02/02(水) 10:33:41
3で!

27845。:2005/02/03(木) 08:06:54
277さんは3を選ばれました。

今まで僚とはなにもなかったため、
香は不安だった。
けれどもいったん関係を持った途端、
なにかと求めてくる僚にも困る。
そして困ると思いながらも、
結果としてうかつにさそってしまっている自分に、
香は困惑もしていた。
「あたしって、もしかしたら淫乱なのかしら…」
僚の腕に抱かれるのは好きだけど、
まだ痛いし恥ずかしいしと、ぐるぐると考えてしまう。
フッとため息をついた時、
今なにをしなければいけないかと考えた。
銀狐の顔が浮かんだ。
全身に鳥肌が立ち、持っていたシャワーを落とした。
「いやだ…
僚以外に触れられるのは嫌!」
香はシャワーを拾うと、必死に指で秘肉を広げ、
もっと奥へとあてた。
それでも届かない湯に、香は思わずうずくまる。
「僚…」
泣きそうになるのを堪え、
香は湯を止めて出ることにした。
僚に会いたい。
そして銀狐を仕留めたい。
香は服を身につけると、電話の前へと急いだ。
受話器を取り、喫茶”キャッツ・アイ”の番号を押す。

(さて3択です。1香、美樹と話す。2香、海坊主と話す。3香、麗香の所に様子を伺いに。レスよろしく)

279名無しさんが妄想します:2005/02/03(木) 08:13:04
2

28045。:2005/02/04(金) 01:46:49
279さんは2を選ばれました。

「もしもし」
受話器の向こうの声は男のものだった。
「海坊主さん?」
香は改めて尋ねた。
「香か?」
落ち着いた声は、特に用件はなにかと聞くでもなくそう言った。
香は美樹が出るものと思っていたが、
改めて代わってもらおうとも思わなかった。
「あの…」
それだけ言うと、どう続けたものかと言葉が止まった。
特になにを聞こうと思ったわけではなかった。
ただ、いつもの日常を求めたいと思っただけかもしれない。
香は海坊主には悪いが切ろうと思った。
「忙しいところごめんなさい。
またあとで…」
すると、それを遮るように今度は相手が話しだした。
「あの時と同じ声だな」
「え?」
「おまえが、おれにトラップを習いたいと言った時と同じ声だ。
また、なにか見返してやりたい奴でもいるのか?」
海坊主の言葉に、香はハッとなった。
「ええ、そう…
そうね。そうなんだわ…
ありがとう」
香はそれだけ言うと受話器を置こうとした。
「待て」
海坊主の声がそれを止める。
「これから美樹をそっちにやる。
そこで待っていろ」
香はすぐに僚を追おうと考えていたので、
どう返事をしようかと悩んだ。
それを見透かすように海坊主が言う。
「そのまま進むよりも、裏をかいたほうがいい」
香は頷き、待つことにした。

(さて3択です。1冴子、盗聴器の向こう。2僚、店に着く。3香、麗香の所に様子を伺いに。レスよろしく)

281名無しさんが妄想します:2005/02/04(金) 12:51:26
動き始めたっぽいので1で!

282名無しさんが妄想します:2005/02/04(金) 14:12:55
に。

28345。:2005/02/06(日) 02:30:31
281さんは1を選ばれました。動かないとねえ(w
282さん…えと…先送りかな?

署に戻ってから、
冴子はずっと盗聴器を聞き入っていた。
なにかしらの情報が得られるのを待った。
ひたすら待っていた。
しかしそれを取り付けた男になにがあったのか、
まったく会話らしきものが拾えなかった。
会話以前に物音すらしない。
故障したのか、はたまた…
「ああ、もう!
これだったらもう一人の男に着けておけばよかった!!」
イライラしながら、
なにか八つ当たりする相手を見つけようと思っていた。
「おい、今日はやばそうだぞ」
こそりとした声が冴子の耳に入った。
キッと顔を上げて声のした方向を見ると、
いかにも内緒話をしていましたと言わんばかりのポーズをしている男がいた。
「そこ!なにをこそこそと…」
冴子のデスクの電話が鳴った。
冴子は部下を睨みながら受話器を取った。
「僚?」
僚からの電話だった。
いったい今までなにをしていたのか?
盗聴器を取り付けてある男はどうなっているのか?
聞きたいことは山盛りだったが、
僚は自分の言いたいことだけを言うと、
さっさと切ってしまった。
「麗香のところになにが…」

(さて3択です。1冴子、ひとりで向かう。2冴子、部下に行かせる。3冴子、部下を連れて。レスよろしく)

284名無しさんが妄想します:2005/02/06(日) 03:15:01
3。展開は4○?

28545。:2005/02/07(月) 07:24:05
284さんは3を選ばれました。4○の意味をしばらく考えちゃいましたよ(w

冴子はスッと立ち上がると署を出ようとした。
すると、さっき叱られた部下が、
おずおずと機嫌を伺うように聞いてきた。
「お出かけですか?」
冴子はキッと睨んだが、
ちょっと考えてみた。
「あなた、一緒にいらっしゃい。
仕事ぶりを見てあげるわ」
「はあ?」
その間の抜けた返事に、冴子は苛立った。
「さっさと来る!」
「…はっ!」
周りの可哀想にという視線を一心に浴び、
男は冴子と同行することとなった。

「ええと、どちらまで…」
運転する冴子に聞くが、
冴子はそれには答えなかった。
『これで失敗したら、
…終わりだおれ…』
青ざめた顔をしながら、
男はそう思った。
「あなた、名前は?」
唐突に聞いてくる冴子に、
男は答えた。
「はっ!中村であります!!」

(さて3択です。1麗香、気付いてる。2麗香、未だ陶酔。3麗香、シャワーに。レスよろしく)

286名無しさんが妄想します:2005/02/07(月) 07:47:16


28745。:2005/02/08(火) 07:52:37
286さんは1を選ばれました。

麗香の事務所兼家に着くまでの間、
他になんの会話があるでなく。
中村はいろいろと考えを巡らし恐ろしくなっていた。
冴子が停車した時も、
また信号かと思いじっとしていた。
「なにやっているの?
さっさと降りて」
「はっ、はい!」
慌てて降りた中村は、
どこに降ろされたのかとぐるりとあたりを見回した。
そしてふと上を見上げると、
ひとつの窓から髪の短い女性が心配そうに見ているのに気付いた。
中村はその女性を見つめてドキリと胸が高鳴った。
「早くこっちに来なさい」
冴子に叱咤されても、まだ中村は女性を見つめていた。
その女性は、なにかを呟くと姿を消した。
「ああ…」
がっくりとした中村は、
もしかしたら冴子との関係を恋人だと間違われたかもと、
余計な考えを弄びながらしぶしぶとついて行った。
入った建物も女性の建物ではなく隣だったので、
さらにがっくりだった。

車の音に外を見に行った香だったが、
それが僚でもなく美樹でもなかったため、
大人しく中へと戻った。
「冴子さん、今着いたのね」
香は冴子が単独ではなかったのが不思議だったが、
とりあえずそれであの男のことは解決したと思い安心した。

冴子が麗香の名前を呼びながら入っていくと、
事務所のドアの向こうで微かな声がしてきた。
「こっちね」
冴子がドアを開けると、
まだぐったりとしている麗香がよろりと迎えた。

(さて3択です。1麗香、冴子に言い訳を。2麗香、嘘を。3麗香、特になにも。レスよろしく)

288名無しさんが妄想します:2005/02/08(火) 09:24:05
1

28945。:2005/02/09(水) 07:51:31
288さんは1を選ばれました。

「どうしたの?麗香…」
冴子は驚き叫んだ。
麗香も冴子の訪問にお泥気聞き返した。
「どうしてここに?」
冴子は麗香を睨みながら呟き、目をそらした。
「とにかくその服を直しなさい。
みっともない」
冴子とは逆に、
中村はその麗香のしどけない姿と紅潮した顔に興味を持ち凝視した。
冴子はその態度を見て苦々しく言った。
「何を見ているの!
あなたは周りを見てらっしゃい」
「え?」
聞き返す中村に冴子は言った。
「通報があったのよ。
犯罪者がここに居るって」
中村は敬礼すると、さっそく部屋の中を歩き出した。
しかしちょっと移動しただけで、
机の影の床にころがっている男を発見。
しばられた男に中村は叫んだ。
「おまえも被害者か?」
しゃがんで口を自由にしようとする中村に、
麗香が叫んだ。
「それを外しちゃ駄目!
その男は……」
冴子も男を見に行った。
「麗香、この男がなにをしたの?」
麗香は言いづらそうにだったが、
冴子は睨んで答えを待った。
「あ…その男に襲われたの……」
「は?」
冴子が聞き返す。
そして男をじっと見、納得して呟いた。
「僚がしばって通報したってわけね。
どうするのよ、借りが増えちゃったじゃない」
麗香は口を濁しながら言い訳をした。
「いえ、はじめは借りを作れるはずだったのよ。
その男を監視するってことで…」

(さて3択です。1中村、口かせを外しちゃう。2中村、場を外しちゃう。3中村、度を外しちゃう。レスよろしく)

290名無しさんが妄想します:2005/02/09(水) 08:27:31
いち

29145。:2005/02/10(木) 07:29:22
290さんは1を選ばれました。

中村は、二人のやりとりを見ながら頷いた。
『けしからん男だな。
女ならいざしらずぼくは男だ。
ここはひとつ、このぼくが、
この男を相手にするしかないな』
奮起した中村は、麗香が止めていたにもかかわらず、
男を睨むとその口かせを外した。
男は嬉しそうに空気を吸い込み、
中村を見つめた。
「な、なんだ?」
「いやあ、やはり口が自由にならないというのは辛くてな。
ありがとうよ」
礼を言われ、中村も悪い気はしなかった。
「いや……
だが、おまえがあの女性を襲ったのは本当なんだろうな」
自分を取り戻して詰問する中村に、
男はにっこりと笑った。
「まさか〜誤解ですよ。
私は彼女のリクエストに答えていたところを、
突然やってきた男に嫉妬されて、
このように縛られた次第でね」
「リクエスト?」
後ろを見ると、未だ二人の女は言い争いをしていた。
男は中村を顎で呼んだ。
「そうなんだ。
おれにはある得意技があって、
それを試したいとあの女がね。
本当のところ、私はあの女よりも、
男が連れていた髪の短い女を相手にしたかったのだが…」
中村の脳裏に、
自分を心配して見つめてきた窓の女性の姿が蘇った。
「どうしたね?」
男に聞かれ、中村は返した。
「それってこの隣の窓から見えた…」
男もちょっと考えて、戻っているのかとニヤリと笑った。
「そうなんだ。
彼女を相手に実践してみたかったのだが」

(さて3択です。1中村、男の口車に乗ってしまう。2中村、男の口を当てられてしまう。3中村、男の口を塞いでしまう。レスよろしく)

292名無しさんが妄想します:2005/02/10(木) 07:36:24
さん、中村くんのせいで香が変な事されたくないもので…?

293名無しさんが妄想します:2005/02/11(金) 02:02:22
いつ終わるの?

294名無しさんが妄想します:2005/02/12(土) 00:23:44
いつまでも続いて欲しいよ。

295名無しさんが妄想します:2005/02/12(土) 04:31:43
全50回とか回数決めてからのほうがいいんじゃない?

296名無しさんが妄想します:2005/02/12(土) 06:53:19
選択で回数って変わってくるんでしょ。
書きもしないやつがなんで終わりの話をするかなー。

29745。:2005/02/12(土) 07:36:36
292さんは3を選ばれました。へへ…
293さん。まあ、もう少し。
294さん。うむ〜、それは〜…
295さん。本当は三ヶ月を目安にしてたんですがねえ…
296さん。まあまあ…なんだか皆さんかえっていろいろすみません…

「実践?」
中村は興味深げに聞いた。
男はニヤリと笑い舌を出した。
その異様な形に中村はギョッとした。
「そ…それは…?」
その時冴子の怒声が耳に入った。
「なんですって?!」
麗香になにか言われた冴子が男を見る。
男はにこやかに笑い、それを見返すが、
中村は穏やかではなかった。
冴子の視線はまっすぐ中村に移った。
「なに勝手にはずしているの?」
「はっ!はいすみません!!」
中村は大慌てで男の口かせを付け直した。
付け直す途中あたふたとしていたため、
その間も男の小声が聞こえていた。
「どうしたい?まったく言いなりかい?
ああ、あの女もいい女だな。
あの小うるさい女をメロメロにしたいとか思わないのかい?」
中村は首を振りながら男の言葉を聞いていないフリをした。
「その男をさっさと連行するのよ!」
冴子に言われるまま、中村は男をひき立てた。
麗香に送られ冴子たちが外に出た時、
一台の車が隣に止まった。
車から出てきた女性は冴子を見ると、
にっこりと挨拶をした。
「あら、こんにちは」
そしてその女性は連行されている男を見ると、
にっこりと笑った。
「駄目よ。この街は」
中村は男を見るとこっそりと聞いた。
「知り合い?」
男も不思議そうな顔をして首を左右に振っていた。
名残惜しげに中村が隣の窓を見上げると、
目当ての女性がまた見ていた。
彼女はこちらを見てにっこりと笑うと手を振った。
中村も思わず手を上げ声をかけようとしたが、
冴子にどつかれて邪魔をされた。
「さっさと行くわよ!
結局役にたたなかったわねえ…」
中村はみっともないところを見られたと、
こそこそと冴子の車に男を乗せてから、
自分も乗り込んだ。

(さて3択です。1香、美樹と。2僚、男と。3中村、冴子と。レスよろしく)

298名無しさんが妄想します:2005/02/12(土) 11:39:31
1!
回数なんて気にせず続けてくださいw

299名無しさんが妄想します:2005/02/13(日) 10:35:28
中村きゅん…

30045。:2005/02/13(日) 14:56:18
298さんは1を選ばれました。いえ、長くなると前回以前の分の自分の記憶が怪しくなってきますって…読み直す余裕なくて(W
299さんは判ってらっしゃるようで。

「さてと」
冴子たちを見送った女性は長い髪をなびかせながら、
香のいる部屋へと向かった。

「香さん、いいかしら?」
窓から見えた香の位置からして、
香は自室にいると踏み、声をかける。
「美樹さんいらっしゃい」
ドアを開け出てきた香は、
やはりいつもの香とは違っていた。
笑顔の中に、なにかが潜んでいる。
僚に抱かれていた時と、なにかが違う。
美樹は少し口ごもりながら、
それでもストレートに聞いた。
「香さん…なにかあったの?」
香は首を振りながらも、
見透かされた恥ずかしさに声を震わせた。
「いいえ…なんにも…」
電話を受けた海坊主が言い淀んでいたのは、
やはりそういうことかと。
あえて男である海坊主が手伝わず、
美樹だけをよこしたのも。
もしかしたらという悪い考えが当たったということで、
美樹も黙った。
美樹は声音を変え、明るく言った。
「さあ、ここでもたもたしててもしょうがないわ。
奴らについての資料はあるていど揃っているの。
わたしたちは、これから奴らを退治していくのよ。
出来る?」
香は美樹の目を見つめ、ゆっくりと頷いた。
美樹はスッとドアに向かい歩いていきながら、
くるりと振り返った。
「さあ、早く行くわよ。
あなたが一緒じゃないと、
冴羽さんに出くわした時にセクハラされちゃうじゃない。
そっちも助けてよね」
「…え、ええ」
香も笑顔を作ると美樹の後に続いた。

(さて3択です。1銀狐、動く。2僚、男と。3中村、冴子と。レスよろしく)

301名無しさんが妄想します:2005/02/13(日) 16:03:12
2

302名無しさんが妄想します:2005/02/15(火) 00:57:47
初めてたどりつき・・
最初から読破すること5時間。。疲れた(T-T)

でも楽しかった。続き楽しみにしてます〜

30345。:2005/02/15(火) 07:46:11
301さんは2を選ばれました。
302さん。お疲れ様。話が破綻してないかドキドキですよ(泣

僚は男の後を追いながら、
男の様子を伺った。
「しかし、なんだって銀狐と一緒にやっているんだ?」
男は進みながら、
しばらく黙っていた。
黙っていたのはいろいろと思い出していたようで、
急に答えだした。
「そうだ、おれたちはここを追われ、
埼玉で細々と活動をしていた。
そんな時、昔の仲間から連絡があったんだ」
「仲間?」
「ああ、一緒の組にいた奴からだ。
また元通りここで暮らせるようになるから、
戻って来いってな。
で、戻ってきたら奴が待っていて…」
僚は口を挟んだ。
「奴って、銀狐か?」
男は頷いた。
「じゃあ、連絡をくれたという昔の仲間とは会っていないのか?」
男はしばらく考え、叫んだ。
「ああ!
そういやあ、会ってないな」
そんな話をしていると、やがて男が押し黙った。
僚にも目的地に近いことに気付いた。
男はじっと壁に張り付き向こう側の様子を探っているようだった。

(さて3択です。1銀狐、すぐ向こうにいる。2銀狐、すぐ向こうにいない。3女、すぐ向こうにいる。レスよろしく)

304名無しさんが妄想します:2005/02/15(火) 11:01:15
1

305名無しさんが妄想します:2005/02/16(水) 01:04:00
>>295
御意
ただだらだら続くだけだしほかの職人さんも来ないんじゃ
スレ使う必要を感じない。

>>296
お前だって書いてないじゃんw

306名無しさんが妄想します:2005/02/16(水) 03:06:24
93さんの僚が記憶喪失になってしまったお話しの続きが読みたい。

30745。:2005/02/16(水) 08:09:46
304さんは1を選ばれました。
305さん。よかったら書いてくだされ。いや本当。マジで
306さん。まったくです。そして他にもたくさんあるですよねえ途中が…。

僚も静かに男の横に並ぶと、
じっと耳をこらした。

冴子は署に戻ると中村に男を預け、
盗聴器の向こうに変化がないかと、耳をこらした。
未だ静かだ。
だが、不意に押し殺した男の声がした。
「すぐ向こうにいる」
「ああ…」
冴子は驚いた。
「え?」
この答えてる声は、間違いなく僚の声だ。

(さて3択です。1銀狐、苛立っている。2銀狐、落ち着いている。3銀狐、一人ではない。レスよろしく)

308名無しさんが妄想します:2005/02/16(水) 10:41:18
にー

309名無しさんが妄想します:2005/02/16(水) 23:20:27
>>305
君はライブドアの人間ですか?
管理人でもないのなら、スレの使用云々文句垂れてもしょうがないだろう。
なんなら削除以来でもするか?
何もしないで文句垂れるおまえのほうがうざいんだよ。
読みたくなかったら読まなきゃいい。
おまえが>>1なんならとっとと終了宣言でもすりゃいい。
誰かが別のスレを立ててくれるだろう。
このスレが必要ないんじゃなく、お前が必要ないんだよw
死ねよ勘違い馬鹿。
てめえが話書きたきゃとっとと書けや!

310305:2005/02/17(木) 00:57:53
みっともねぇなw>309

何いきまいてんの?
このスレは45。専用スレなんてどこに書いてある? 
逆に、参加者も書けって決まりでもあんの?
見に来て、つまんないとか面白いとか感想は自由だろ。

ま、誤字ぐらいは確認しろや。頭悪いの丸出しで
恥ずかしいぜ。

31145。:2005/02/17(木) 08:04:28
308さんは2を選ばれました。

「いったいどうなっているの?」
冴子は眉をひそめて耳をすませた。

男が言うとおりだった。
この仕切りのような壁の向こうから銀狐の声が聞こえてきた。
銀狐の声はやけに静かで、
僚は少し驚いた。
どうやら誰かと電話で話しているようだった。
「相手は誰だか分かるか?」
小声で男に聞く。
「さあ…」
すぐに応えた声は、
本当になにも知らないのだと確信出来るものだった。

「…ああ、そうだ。
シティーハンターの相棒だ。
もう手に入れてある。
いや、まずそちらが金を払ってからだ」

男が大声を出しそうだったので、
僚は慌ててその口を押さえた。

(さて3択です。1銀狐、物音に気付く。2銀狐、なにも気付かず。3銀狐、ほかの事に気を取られる。レスよろしく)

312名無しさんが妄想します:2005/02/17(木) 08:29:25
3で

31345。:2005/02/18(金) 07:22:10
312さんは3を選ばれました。

男は叫びそこなったが、
二人の大男がもつれ合ったものだから、
かなりバタついた音がその空間に響いた。
「ちっ…」
僚は微かに舌打ちをしながらも、
なんとかやり過ごす方法を考えていた。

「なんだ?今の物音は!」
銀狐は受話器を置いて立ち上がった。
音のする方へと歩くが、
突然ドアの開く音にそちらを振り返った。
ドアを開けた人物は、
銀狐を見ると叫び声を上げた。
「あ、あなたがなんでここにいるの?
木内さんはどこ?」
明美だった。
銀狐は変装を解いた姿だというのを思い出し、
しまったと思った。

(さて3択です。1銀狐、明美を騙す。2銀狐、開き直る。3銀狐、いったん逃げる。レスよろしく)

314名無しさんが妄想します:2005/02/18(金) 11:13:07
3かな

315名無しさんが妄想します:2005/02/21(月) 01:19:27
45。さんはインフルエンザで寝込んでるのかな?

31645。:2005/02/21(月) 01:26:08
314さんは3を選ばれました。
315さん。インフルエンザはまったくひいてません。ありがとうございます。
このところ時間なくて、ちみちみいってます…申し訳ない。

「…うっ」
木内の個室同然の部屋に居る自分は、
まるで不審者か泥棒にしか見えないだろう。
銀狐は焦った。
「いや…その…」
明美はツカツカと歩み寄ると、
その顔、いや髪形をジッと見つめた。
みるみる顔が青ざめる。
忘れたい過去が蘇ってきた。
「あなた!銀…」
明美の声が悲鳴に変わる。
銀狐は明美を払いのけ、
部屋を出て行った。
「しまった…」
僚は心の中で呟いた。

(さて3択です。1僚、部屋に出る。2僚、いったん戻る。3僚、別の場所に。レスよろしく)

317名無しさんが妄想します:2005/02/21(月) 01:53:52
2!

318名無しさんが妄想します:2005/02/21(月) 01:54:23
うーむ、どうしよう…3でお願いしまつ。

319名無しさんが妄想します:2005/02/21(月) 01:55:31
ま、迷ってる間に…Σ( ̄Д ̄;)がーんっ!

320名無しさんが妄想します:2005/02/23(水) 05:32:08
ある寂れた公園の中の薄汚れたトイレの一室に香はいた・・・・。
便器の上に腰を落とし、両手は後ろてに縛られている。
髪の毛はぼさぼさで、一瞬小学生かと見間違うような
あどけなさの残る顔は既に血の気を失っていた。
体を覆うものは何もなく、表情とはアンバランスな
程よく発育した乳房が露になっている。

その中で一際目に付くのが淫靡な輝きを放ち、
ぱっくりと開いた少女の陰部である。
周りには白い液体が無数に飛散していて、
何とも言えない異臭を放っている。
そして、その横にはマジックで次のように書かれていた。
「濡れ濡れオマン●ここに入れて♥」

__________________
       _________';':; ,
::;;,,  ;:';':;,,  |   |  .,';' ;. '; '';' :;, ,  |\ ';':;,
       |   |      ∴::・; |  \
 ;:';':;,, ,.  .;;:|   | ∴ ;. ';    ___|   \
       |   |       (__(|     \
       |   |  ζ;:ノ;:';#';:ゝ   |      |
  ;;;; :'  ': :;|   |   (´ρ`; )   |      |
       |   |   (・ )(・ )ヽ  |      |
       |   |l⌒ヽ((゚))/⌒l   |      |
       |  (⌒)ヽ__*__ (⌒)   |      |
.:. ;'';' : .;; ; .;| /   `''== ''´    |     O|
       |:/    i'"   `'i     |      |
       |     `''ー ''´     |      |
.______|__________.|      |__
                     \     .|
                       \    |
                        \  |

32145。:2005/02/23(水) 07:55:27
317さんは2を選ばれました。
318さん、ありがとうございます〜

男は小声で僚に聞いた。
「おい、どうするよ」
僚はしばし明美の様子を伺っていた。
明美はなにか盗られたものがあるかどうかを調べ出したので、
しばらくは部屋から出て行く気はないと判断し、
男に言った。
「今ここから出るのはまずい。
いったん戻るぞ」
男もそれには同意した。
僚たちは今来た道を戻っていった。
そして香の様子を見に行くのだが、
香の姿はそこには無かった。
「戻ったのか?」
しかし銀狐の行方も分からない今、
不安もあった。
僚は男に銀狐の行方に心当たりはないかと聞いた。
「おれは、あの店とここ以外は知らない」
男は即座に応えた。
僚はいったん家に戻ったが、
香の姿は無かった。
だが戻った形跡はある。
後からのろのろついてきた男は、
僚があちこちを探している間、
のんびりとソファに座ってくつろいでいた。
僚は仕方無しに男の身体の話しかけた。
「おい、なんかあったか?」
男は不思議そうな顔をして僚見た。
すると、突然に電話の音が鳴った。
僚がすぐ出ると、
不機嫌そうな声が響いてきた。
「なによ、たいした会話もしないで」
冴子だった。
「悪いな。
そっちはどうだ?」

(さて3択です。1冴子、愚痴。2冴子、用件のみ。3冴子、銀狐の情報。レスよろしく)

322名無しさんが妄想します:2005/02/23(水) 08:16:57
1

323名無しさんが妄想します:2005/02/23(水) 18:52:40
昨日、香の部屋に夜這いにいったんですよ。夜這いに。
そしたらなんかトラップがめちゃくちゃいっぱい仕掛けてあってなかなかもぐりこめないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、ナンパしてたので3m以内立入禁止、とか書いてあるんです。もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、ナンパ如きで普段仕掛けてないようなトラップ仕掛けてんじゃねーよ、ボケが。ただのナンパだよ、ナンパ。
なんか竹やりとかもあるし。コンペイトウ4種で夜這い阻止か。おめでてーな。
よーし爆弾量特盛にしちゃうぞーとか書いてあるの。もう見てらんない。
お前な、トラップに引っ掛かってやるから夜這いさせろと。
夜這いってのはな、もっと色っぽくして待ってるべきなんだよ。
同じ屋根の下にいる奴といつHが始まってもおかしくない、刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。トラップは、すっこんでろ。
で、やっと部屋に侵入できたかと思ったら、香の奴が、もう信じられない、とか言ってるんです。そこでまたぶち切れですよ。
あのな、もう信じられないなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。不信そうな顔して何が、信じられない、だ。
お前は本当に俺のことわかっているのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、信じられないって言ってゆっくり休みたいだけちゃうんかと。
夜這い通の俺から言わせてもらえば今、夜這い通の間での最新流行はやっぱり、構って欲しかっただけ、これだね。
ちょっと怒らせてから甘い言葉を囁く。これが通の夜這いの仕方。
構って欲しかっただけってのは他へ目移りしないようにって気持ちが多めに入ってる。そん代わり本気がが少なめ。これ。
で、それに大盛りの香への本気の気持ち。これ最強。
しかしこれをすると次から香に何やっても信用されないという危険も伴う、諸刃の剣。素人にはお薦め出来ない。
まあ香みたいな素人は、黙って俺に食われてなさいってこった

32445。:2005/02/27(日) 11:21:03
322さんは1を選ばれました。

「とりあえずあの男は回収したわ」
うんざりした口調だった。
こういう時は、苦情を覚悟しないといけない。
だが、それも最小限で押さえたいと僚は思った。
「そうか。それは良かった。
それで…」
用件で済まそうとする僚の気持ちを感じ取ったのか、
冴子はそれを遮った。
「それは良かったですって?」
僚は口を閉じた。
「あなたねえ。
麗香に勝手にあの男を押し付けておいてね、
それは良かったじゃあないでしょう?」
「あ…いやあ…まあ……」
冴子はもたつく僚の返事に切れた。
「麗香から聞いたけど、
意識が朦朧としていた麗香を介抱するでもなく、
机の上に寝かせておいたんですって?」
僚もその事は悪かったと思い出し、
思わず「ああ」と呟いた。
「ああ…ですって?」
それを機に冴子の攻撃は続いた。
僚はそれを聞き流しながら、
早く冴子が治まってくれないかと願った。
香が心配だ。
それに男が部屋を漁り出した。

(さて3択です。1海坊主、やってくる。2男、見つける。3香、潜入。レスよろしく)

325名無しさんが妄想します:2005/02/27(日) 16:16:36
1

32645。:2005/03/02(水) 02:17:10
325さんは1を選ばれました。

「おい、なにをやっている?」
僚は男に言ったのだが、
冴子は自分が言われたものだと思い返事をした。
「ああ、まだ取調べはしてないわ。
麗香はそっちに置いてきたけど…」
僚は人の気配を感じてドアを見た。
「まずいな」
僚は冴子の電話をいったん切ると、
急いでドアに向かって叫んだ。
「おい、そこの床は!」
僚が叫ぶのと同時に、
ドアはいきなり開いた。
「このトラップをしかけたのはおまえか?」
そこには驚いている麗香をかかえた海坊主の姿があった。
「まあ、即席だがな」
「へたくそ!
こいつにかかる間抜けがいるとは思えないが」
僚はちらりと部屋の隅にへばりついている男を見た。
「後片付けくらいはしておけ。
今度またトラップを仕掛けるつもりなら、
頭を下げて香に教えてもらえ」
僚はピンときて海坊主に尋ねた。
「香はどこにいる」

(さて3択です。1海坊主、教える。2海坊主、教えない。3男、逃げる。レスよろしく)

327名無しさんが妄想します:2005/03/02(水) 03:55:51
2

32845。:2005/03/03(木) 02:44:43
327さんは2を選ばれました。

「香?
なんのことだ?」
海坊主は即座に返答した。
僚は海坊主が麗香を下に降ろすのを待てず、
掴みかかった。
そしてもう一度繰り返した。
「香はどこだ」
海坊主は僚の手を払いのけ、
平然と言った。
「おれは知らんよ。
だいいち、なんだ?その態度は。
人にものを尋ねる態度じゃあないな」
僚はハッとなって、謝った。
「悪い…
ちょっと焦っていたものだから…」
海坊主はフンと鼻をならしてから、
ニヤリと笑った。
「香に愛想つかされて逃げられたのか」
男は二人の会話を聞き笑った。
「おまえが笑うな」
いきなり僚と海坊主に同時に命令され、
男は押し黙った。
「悪い、本当にいろいろあってやばいんだ。
知っているのなら教えてほしい」
僚は海坊主に頭を下げた。
それには海坊主も驚いたが、
いたって平然と答えた。
「おれは知らない」
僚は咄嗟に「美樹ちゃんか」
と尋ねた。
海坊主はそれに対してなんのリアクションもしなかったのだが、
僚は確信した。
「一緒なら心配ないか…
すまないな」
「いや、そんなことは…」
あまりにもストレートな感謝に、
海坊主の方も焦った。
「それじゃあ、おれは安心して奴に仕返しが出来るな」
海坊主はそんな僚に忠告をした。
「いいかげん、香を信用してやったらどうだ。
香だってもうこっちの世界の人間なんだから、
いつまでもおまえに頼らせっきりにさせておくこともないだろう」
僚は小さくつぶやいた。
「香は、この世界に染まってはいない」
「そうか?」
「香は…まだ、ひとりでは自分の身も守れない……
それに、今はおれの依頼人だ」
海坊主は諦めた顔でつぶやいた。
「まあ、いいだろう…
だが、おまえの側にいるというだけで、
この世界ではすでにトップクラスの有名人だ。
それくらいの認識は、おまえにだってあるんだろう?」
僚はそれには口の端を上げるだけだった。
「自分の身が守れないっていうのなら、
守れるようにしてやるのが、
おまえの義務だ」
海坊主はそれだけ言うと、さっさと出て行った。
残された麗香は、
僚になにごとかを聞こうとしたが、
それを言える空気ではないと察した。
「姉さんが連れて行った男のことだけど…
その…あたしが引き取ってもいいかなと……」
「はあ?」
僚は唐突な申し出に、
いったい何を言っているのかしばらくは気付かず、
頭をかしげた。

(さて3択です。1男、相棒を奪還しに。2僚、男とともに出かける。3香、美樹と。レスよろしく)

329名無しさんが妄想します:2005/03/03(木) 05:49:50
3でお願いいたす。

330名無しさんが妄想します:2005/03/12(土) 05:26:00
45。さん まだかな・・・

33145。1:2005/03/13(日) 14:44:02
329さんは3を選ばれました。遅くなって申し訳ないでござる。ちと不明なところを見ようと思ったら原作コミクスが行方不明だったり

なんか忙しかったり寒かったり眠かったりで。
330さん、もしかしたら329さん、すみません本当に…

「だから、あの男は引き取るって」
僚は頭を振りながら答えた。
「どうしたっていうんだ?
奴は犯罪者なんだぜ」
麗香は真っ赤な顔をしながら小さく呟いた。
「その…最後までされたわけでも無いし…
初めは無理やりだったけど、
そんなに強制されたわけでもないし…
途中からは、どちらかというと」
男は麗香の話を聞きながら、にたりと笑い歩み寄っていった。
「奴かい?
奴を引き取るってんなら、おれもセットなんだがな」
「はい?」
麗香、は割り込んできた見知らぬ男がなにを言っているのか、
分からずに聞き返した。
男は得意げに口を開いた。
「奴はなかなか最後までイケないぜ。
おれとセットになっているんだ。
どうだい?」
男は得意げに麗香に自分の股間の膨らみを誇示した。
麗香は嫌そうな顔をして、
僚に助けを求める視線を送った。
僚はそんな麗香に気付かないような趣で、
窓の外を見ていた。
「なによ!」
麗香は改めて、
自分に対して僚にその気がないのを知らされるのだった。

香は美樹と行動を共にしながらも、
そのしっかりとした人となりに、
自分の不甲斐なさを思い知らされるのだった。
ふと漏れたため息に、
美樹が尋ねた。
「どうしたの?大丈夫?」
気遣ってくれる美樹に、
香は苦笑いをしながら首を振った。
「あ、ごめんなさい。
あたしの事につき合わせちゃっているのに…」
美樹は香の強張った笑顔に、
哀しそうな顔を返してきた。
香は慌てて弁解をした。
「本当に大丈夫。
…ただ、あたし、美樹さんみたいに強くないから、
本当に情けなくって…」
自分で大丈夫だと言っておきながらも、
銀狐とのことを思い出し、
香は思わず悔し涙をこぼしてしまった。
「香さん…」
美樹は香を抱き寄せ、そっと囁いた。
香はその胸にしがみつき、
僚とはまた違う安心感で、その中に崩れた。
美樹はそっと聞いてみた。
「香さん…あなた、
自分の身が守れないからって、
冴羽さんから離れるなんてことしないわよね。
考えたりしないわよね…」

33245。2:2005/03/13(日) 14:45:09
香は身を固くして美樹を見た。
その表情は、今まで香が見たこともないものだった。
「美樹…さん?」
美樹はゆっくりと口を開いて、香を見つめた。
「香さん…冴羽さんとが初めてだった?」
香はじっと見つめられ、
まるで催眠術をかけられているのであるかのように、
自分の意思とは関係なく自然に頷いた。
そして美樹の言っている意味を、
現状から逃げるように頭の中で捕まえようとした。
ふとある考えが浮かぶ。
言ってはいけないのではないかと思いつつも、
それが口に出た。
「美樹さんは…」
美樹は香から目をそらした。
「ファルコンとわたしが知り合ったのは、
8才の頃だったわ。
平和なこの国で育ったあなたには分からないかもしれないけど、
内乱の続く中、両親を殺され、
一人になった子供がどう扱われるか知っている?」
香はゆっくりと首を振った。
頭の中で、まさかという考えが確信になってゆく。
「突然ドアを開け、
今まで一緒に食事をしていたはずの両親を殺した兵士たちは、
なにが起こったのか理解出来ずにいるわたしの腕をつかみ…」
「やめて!!」
香は叫んで美樹を抱きしめた。
「まだその行為の意味すら知らなかった……
長い時間をかけて殺されているのだと思ったわ。
でも兵士たちが去っていった後も、
わたしは生きていた。
血まみれで死んでいる両親の横で、わたしは横たわった。
次の日も、別の兵士たちが来て、
わずかな食べ物を与えてくれるかわりに犯していった。
ファルコンが現れたのは、そんな生活に慣れてきた時だった」
香は美樹を抱く腕に力を入れた。
「いつものように横になって足を広げた私には近づかず、
彼はすでに腐臭していた両親たちに手を伸ばしたの。
わたしは『やめて』と呟いたんだけど、
彼は『日本人か』と言っただけで、
両親を外に運ぶと土に埋めてくれたの。
そしてわたしの腕をつかんだ」
美樹は大丈夫だというように、香の背中を叩いた。
「彼は言ったの。
『生きたいか?』って。
わたし、その迫力に思わず頷いちゃった。
それからよ。わたしの新しい人生は。
彼はわたしに生きるための方法を自分なりに教えてくれた。
わたしはそれに必死で応えて強くなるのが、そして彼自身が
わたしにとっての全てになったの」
美樹は笑顔で香に言った。
「わたしが辛かったのは、彼がわたしのもとを去った時だけ。
再び会えて、やっと結ばれた今は、
なにがあっても離れたりはしない。
愛する人が側に居ない辛さを知っているから…
だから…」
香は泣きながら頷いた。

(さて3択です。1香、銀狐と会う。2香、明美と会う。3香、さやかと会う。レスよろしく)

333名無しさんが妄想します:2005/03/13(日) 21:51:44
1で!

334名無しさんが妄想します:2005/03/21(月) 21:03:47
静かだな・・・
ここに足繁く通っているのは自分だけじゃないかって思ってしまうよ

33545。:2005/03/22(火) 07:17:41
333さんは1を選ばれました。
334さん、ご苦労様です。すみません、ちょっとパソすら開けない状況でした…眠くて。

美樹は香が落ち着いたのを見てとると、
「行きましょう」と囁いた。
香は美樹に「ごめんなさい」と呟く。
美樹は小さく首を振って、
香に応えた。

銀狐は駆け込んだ店の奥の部屋で鍵をかけ、
自分が追い込まれているような現状に驚いていた。
「おれの計画は確実なものだったはずなのに…」
どこから狂ってきたのか、
考えようとした。
新宿に戻って活動するために、
男を消す仕事を請け負った。
成り行きとはいえ、その男と入れ替わったのは、
思いも寄らない旨みがあった。
金は手に入るし、
新宿から出ないといけない原因になった件の女も、
簡単に手に入った。
一番やっかいだった冴羽の対処も、
そのパートナーの女を手駒にすることでなんとかなりそうだった。
過去の忌まわしい証拠を手に入れ破棄。
…そこまでは順調。
その女を同業者に売りつけるところでケチがついた。
「そうだ。あの女が勝手に男と寝たのが計算外だった…」
銀狐は最後に抱いた女・香の裸体を思い浮かべ、
股間の痛みに呻いた。
「くそう…」
痛みは、それを負わせた僚の顔を思い出させる。
そして銀狐は、ふとなにかの違和感を感じた。
さっき明美と会った時、明美は戸惑った顔をしていた。
それは恋人がいるはずのところに、
その変装をしていない自分がいたからだ。
「変装?
まさか……」
自分以外の人間が変装するということを
完全に考えていなかった銀狐は、
改めて物事を整理してみようと記憶を辿った。
カチリと鍵の解除される音が耳に入った。
それと同時に銀狐の頭の中にも、
そんな音が響き、
目の前に現れた人物に、えもいえぬ笑顔を送るのだった。

(さて3択です。1銀狐、香を捕らえる。2銀狐、香に脅される。3銀狐、いったん逃げる。レスよろしく)

336名無しさんが妄想します:2005/03/22(火) 09:42:52
1

33745。:2005/03/29(火) 07:40:41
336さんは1を選ばれました。

「ようこそ」
にっこりと笑いながら銀狐は相手に挨拶をした。
「まだここに居たとはね…」
呆れたように言う女に、
銀狐は意外そうに応えた。
「きさまこそ、のこのこ一人で
またここに来るとはね。
けっこう気に入っていたんじゃないか?
香ちゃん」
香は銀狐を睨んだ。
「さっさとここから出て行けば良かったのに。
まだここでなにかをするつもりだったの?」
銀狐はにっこりと笑い、
手元にあったスイッチを押した。
香の背後でドスンと音がした。
驚いて振り向くと、
入ってきたドアを覆うように新たなドアが出現していた。
「本当にのこのこと…
ばかめ……」
銀狐は笑い、香を手招きした。

(さて3択です。1香、落ち着いている。2香、慌てる。3香、たおれる。レスよろしく)

338名無しさんが妄想します:2005/03/29(火) 10:33:19
おっっ。45。さん、お久しぶり。
お待ちしてました〜。3で。

339名無しさんが妄想します:2005/03/29(火) 22:01:48
長いだけで
オモロナイ。もっと内容があるのが読みたい

34045。:2005/03/31(木) 03:07:23
338さんは3を選ばれました。どうもなかなか落ち着いて考えたり書いたりする時間がとれなくって、すみません。
339さん、ごめんなさい。精進いたします。読んでくれてありがとうです。

香は警戒しながらも、
ゆっくりと銀狐に向かって歩いていった。
銀狐は香を見つめ、
話し出した。
「おまえを抱いたのは冴羽だろう。
そして冴羽は変装しておまえとともに行動をとった」
香は無表情で近づいていった。
「そうよ。
あたしを抱いていいのは僚だけよ」
銀狐は高笑いをした。
「おれに抱かれてよがっていたくせに…な。
また抱いてやろうか?」
銀狐は言った口から思わず呻きが漏れた。
僚にやられたイチモツが充血し、
痛みに軋んだのだ。
香はそれを見逃さず、
バッグから取り出した銃の照準を銀狐の頭部に押し付けた。
「さすがのあたしでも、これなら外さないわ」
ゲキテツの音に、銀狐はゆっくりと顔を上げた。
自分にゴリ押しされている銃口から、
その相手の震えが伝わってきている。
銀狐は余裕の笑顔で話しかけた。
「どうした?
どうせ人ひとり殺したことも無いのだろう?」
「黙れ!」
香はトリガーにかけた指に力を入れた。
その瞬間、身体に電流が走り、
香の手から銃が弾き飛んだ。
「…きゃ!
…あ………」
ドサリと音をたてて香の身体が無抵抗に崩れた。
それを見下ろす銀狐の手には、
かつて指に装着されていた装置が火花を散らしていた。
「そうやって大人しくしていればいい。
直ったら可愛がってやるからな」
銀狐は香の身体に足を乗せ、
蹴って転がした。
香は喘ぎながら、麻痺した身体を動かそうともがいた。
なにかを喋ろうとしているのには、
銀狐も気付いたが、
たんなる恨み言だと思い、さほど気にしなかった。

(さて3択です。1香、脱がされる。2香、そのまま放置される。3香、拘束される。レスよろしく)

341名無しさんが妄想します:2005/03/31(木) 05:34:01
1で!
45。さん、いつもありがとうございます。
楽しみにしていますです!

34245。:2005/04/07(木) 07:39:53
341さんは1を選ばれました。遅くてすみません。なんとか最後まで書こうと思ってます〜。

「さて、他にもなにか物騒なものを隠しているかもしれないな」
銀狐は香に囁きながら倒れている香の襟元を掴み、
思い切り引き裂いた。
「…や……」
香はまだもつれる舌で呻き、
抵抗を試みた。
銀狐は香が自由にならない身体で
身もだえするのを楽しみながら、
全てを剥ぎ取った。
「…っく……」
悔しそうに睨む香を見下ろし、
なにも隠していない事に内心ほっとした。
だが、なにか腑に落ちない気持ちが拭いきれない。
いくらなんでも一人でここに来るのなら、
なにかしらの対策があったはずだ。
おもむろに足元に転がっていた香のバッグを拾った。
「こっちになにか隠していたのかな?」
銀狐は香の表情を見ながらバッグを開けた。
香の顔が必死にそれを止めようとしている。
銀狐はニヤリと笑うと、
バッグの口を逆さにして、
その中身をぶちまけた。
「あっ……」
香はやっと動きはじめた身体で、
銀狐ににじり寄った。
銀狐はそれを横目にバッグから出てきたものを点検した。
中身はたいしたものは無かった。
ただ白い小さな封筒が気になり、
それをつまんで灯りに透かして見た。
「だ…め……」
香を見ると、それを止めようと必死に腕を伸ばしている。
「ふん…」
銀狐はその腕を足で踏みつけ、
封筒を開けた。
中身は写真のネガだった。
「なにが写って……」
それを見ようと上にかざし、
そして絶叫した。
「どういうことだ!!」
銀狐はまた香を見下ろし、
「どういうことなんだ?」
と問い詰めた。
香は口を歪めて笑い、
「見たまんまよ」
と答えた。
ネガには、自分の手で破棄したはずの、
自分の恥ずかしい過去の姿があった。

(さて3択です。1香、尋問される。2香、そのまま放置される。3香、拘束される。レスよろしく)

343名無しさんが妄想します:2005/04/07(木) 13:55:24
1

34445。:2005/04/17(日) 00:36:11
343さんは1を選ばれました。

銀狐は香の無防備な腹を蹴り上げた。
「うぐっ……」
痛みに悶えながらうずくまる香に、
銀狐は容赦なく髪を掴んで顔を上げさせた。
「これはいったいどういうことなんだ?
答えろよ!」
香は痛みに呻きながらも、
可笑しそうに笑った。
「そういうこと…よ。
あんたが処分したフィルムも、
今持っているフィルムも、
本物じゃあないってこと…よ」
「なんだと?!」
銀狐は混乱しながらも香の髪から手を離し、
再びうずくまる香の足を掴んで引っ張ると、
一本づつ枷に括りつけた。
「どうだ。
これで自由には動けまい」
香は再び足を広げた格好で固定され、
その秘部を銀狐の目に晒す事になってしまった。
それでもまだ自由な手でそこを隠すと、
銀狐を睨んだ。
「どうしようっていうの?」
銀狐は香の枷を持ち上げ、
逆さにに吊るしながら吠えた。
「おまえが質問するな!
おれの質問に答えろ!
…本物はどこにある!!」
香は顔を背けた。
銀狐は香の手に再び電気ショックを軽くして与えた。
そして香の手がその部分から離れると、
その手首をもう一つの板状の枷に縛りつけた。
そして発電器具を左手に移してから、
刺激で潤っている花びらに、
中指と薬指と小指の三本を突っ込んだ。
「やめ…」
香が叫ぼうとするのを遮り、
銀狐が叫んだ。
「答えろ!
答えなければ、
ここを一生使い物にならなくしてやるぞ!」
銀狐は、失われた人差し指の分奥深く、
ズブズブと奥まで差し入れてきた。
そして出ている親指で香の膨らんだ肉芽を押しつぶす。
「…っひ……う……」
もがく香に器具を口に銜えなおした銀狐が、
ゆっくりと火花を散らさせて、
自分の親指の近くへと近づけた。
その刺激は香の身体を硬直させた。
「……っう…ああ!」
意思とは関係なく乳首は固くなり、
潤いが増してきた。
「ふん…」
香の熱い部分を、銀狐の鼻息がそよいだ。
銀狐は再びそれを左手に移し、
香に聞いた。
「どうだ?
今度はこの中でスイッチを入れてやるぞ」
言いながら指をグリグリと蠢かす。
「は…っうう……」
「気持ちいいだろう?
答えなければ、この気持ちよさが永遠に失われるんだぞ」
香は首を振って銀狐を拒否した。
「そうか…。
そんなにいらないのか…。
じゃあ、最後の思い出に……」
銀狐は辺りを見回し、
特大の張り型を見つけると、
そこまで香を引き摺っていった。
「これでイカせてやろうな」
香は真っ青になって首を振った。
それは僚のより太く長く、
そして2本に別れているものだった。
銀狐は自分の指を抜き、
香の反応を見ながら、
まず指を入れていた穴に、
その巨塊をあてがった。
香の秘肉は、その先端を入れられただけで、
引き裂かれるかのように広がり盛り上がった。
銀狐はぐいぐいとそれを押し込んでくる。
それと共に、もう一方の先端も、
香の後ろの穴に接しはじめた。
「いや…ぁ……」
香の声がか細く漏れる。
銀狐も興奮してきたのか、
それとともに痛む股間を押さえた。
その時、電話のベルが鳴った。
銀狐は舌打ちをしながらも、
挿入中のままの香を離し、
電話に出た。
香はなんとかそれを抜こうとするが、
板どうしがぶつかり合ってうまくいかない。
「誰だ?」
銀狐は相手に聞いた。
ここにかけてくる相手は、
自分を銀狐とは思っていない人物しかいない。
思ったとおり、店の部下からだった。
「大変です。警察がきています」

(さて3択です。1銀狐、部下を入れる。2銀狐、香を連れ逃げる。3銀狐、一人で逃げる。レスよろしく)

345名無しさんが妄想します:2005/04/17(日) 03:40:02
2で。久しぶりの選択権ゲッツ

34645。:2005/04/17(日) 07:57:21
345さんは2を選ばれました。選択権以前にウプも久しぶりな……〜

「なんだって?」
聞き返す銀狐に、部下は冷静を努めて答えた。
「どうやら逃げ出した女の一人が駆け込んだようです。
それで、ここの店を…」
銀狐はギリギリと歯噛みした。
「分かった。
おまえたちはそのまま通常に仕事をしていろ」
「オーナーは?」
聞き返す部下に、銀狐はサラッと告げた。
「証拠を隠してから、おれもそっちに行く」
「分かりました」
銀狐は部下のホッとした声を聞いて受話器を置いた。
だが、銀狐はそんなことはしないと香は思った。
自分だけが助かればいいと思っているのだと。
香を振り向いた銀狐の顔は、それを証明していた。
「ここも捨て時だとは思っていたんだ」
銀狐は香に歩み寄ると、
その身体をジロジロと見下ろした。
「そうだな。ちょっと荷物にはなるが、
なにかの役にはたつかも知れない」
言いながら、香に嵌めている張り型を容赦なく押し込んだ。
「あぐっ……!」
香の悲鳴に近い呻きが部屋に響いた。
銀狐は意識が飛びかけている香の枷を解き、
香の腕を引っ張り上げた。
「ほら、さっさと立て。
ここから出るんだ」
引き上げられた香だったが、
挿れられた物体のため足を閉じることも出来ない。
おまけに自らの足で立ったことにより内側からの圧迫も増して、
さらに悶えた。
震える太ももを伝いながら、
床に染みがついてゆく。
遠のきそうな意識の中で、
香は美樹に呼びかけた。
『…あとは…お願い……』

美樹は呼ばれたような気がして辺りを見た。
「どうしたんだ?美樹ちゃん」
僚に言われ、美樹は首を振った。
「あ…誰かに呼ばれたみたいだったから…
気のせいね」
美樹は僚と海坊主の前で、
話しをしている最中だった。
「それで、香はどこにいるんだ。
無事なのか?」
僚の不安そうな顔に戸惑いながら、
美樹は香から頼まれた伝言を告げ始めた。

(さて3択です。1伝言、同時間に。2伝言、1時間前に。3。伝言、遅く。レスよろしく)

347名無しさんが妄想します:2005/04/17(日) 08:33:09
1

34845。:2005/04/28(木) 07:01:22
347さんは1を選ばれました。

「香さんは今、銀狐と呼ばれている男と一緒よ」
僚の顔が険しくなる。
「どういうことだ」
海坊主は、美樹に掴みかからん僚を制して聞いた。
「おまえは一緒には行動してなかったのか?」
美樹はためらいながらも頷いた。
「香さんから頼まれたのよ。
必ず冴羽さんの元には戻るからという条件で…」
僚は努めて落ち着こうとしながら聞いた。
「…それで、香はなんて…」
美樹は頷き話し出した。
「銀狐が戻る前に、あの店に仕掛けはしておいた。
もし、あの場所から移動するようなことがあったら、
アクシデントが起こったとして、
飲み込んである発信機を辿って追ってきて欲しいって…」
「ひとりでなんとかしようとしてたってことか…」
海坊主が呟いた。
美樹は頷いた。
「移動が始まってしまったの…」
僚は声を荒げて叫んだ。
「もっと早く!」
海坊主はそれを抑え、美樹に聞いた。
「おれたちが店にいたら良かったんだな」
美樹は首を振った。
「すぐに連絡しようと思っていたんだけど、
香さんと別れた後でも彼女についていようかで迷ってしまってて…」
僚は、美樹の苦渋に満ちた顔を見て詫びた。
「すまない」
そう言うと、香の後を追うためにリビングを飛び出した。
「とにかく移動しながら話は聞く」
海坊主も美樹を促し、後を追った。

(さて3択です。1美樹、話し続ける。2香、移動中。3冴子、店に突入。レスよろしく)

349名無しさんが妄想します:2005/04/28(木) 21:20:43
2でお願い

35045。:2005/05/06(金) 07:10:30
349さんは2を選ばれました。

香は、銀狐に引きずられながら、
ドアではなく壁に開けられた穴から部屋を出た。
その後でスイッチを入れた。
すると、穴のあった場所は壁に変わり、
完全に元居た部屋は密室状態にされた。
膣の中の異物が、一歩歩く度に香を責める。
そして、何も身にまとっていないため、
乳房がその都度激しく揺れた。
「は、いい格好だな」
もたもたと進まない香を振り返り、
銀狐は笑った。
しかしその笑顔に余裕は見えなかった。
それに追い討ちをかけるように香は応えた。
「あんたは、もう終わりなんだからね」
銀狐は香を睨み、その腕を思い切り引いた。
香は悲鳴をあげ、倒れる。
「おまえも道連れにしてやる。
冴羽を苦しめるには、それが一番だ」
香は呻きながらも立ち上がった。
なんとか身体を責めている道具を抜こうと思っているのだが、
銀狐もそれを警戒しているのか、
なかなかその隙を見せようとはしなかった。
数歩歩くごとに振り返る。
しばらく振り返ることも無かったので、
香はそろそろと道具に手をかけたが、
歩きながら引き抜くのは困難な上に、
引き抜く行為が新たな刺激として香を襲う。
「あ…う……」
香の喘ぎに銀狐が振り向いた。
「おや、歩きながらもやりたいのか?
本当にスケベな身体だな」
銀狐はたどり着いた目の前のドアを開き、
その中に香を押し込んだ。
そして倒れこんだ香に近づくと、
道具にかけられた香の手をグッと押した。
「きゃああああ!」
少し出しかかった異物が奥へと押し戻され、
香はもがいた。
「そうか、後ろの穴はもしかして初めてだったのかな?」
香が息も絶え絶えに這いつくばっていると、
銀狐はその震えている二つの尻を割った。
「おや、こいつは悪かったな。
血まみれになっている」
香は銀狐に触れれたくなかったので、
「こんなの平気よ」と強がった。
銀狐は笑うと、張り型を掴んでそれを出し入れし始めた。
「や、やめ…て……」
香は痛みと快感に悶え、のたうった。
ところがそのために銀狐も股間が痛み出したので、
とりあえず手を休めた。
「大丈夫ですか?」
唐突に上の方から声がした。
銀狐がそちらを向くと、数人の男たちがいた。
銀狐はニヤリと笑い手を振った。
「おう、いいタイミングだ。
ちょっと荷物もあるから引き上げてくれ」

(さて3択です。1銀狐、安堵。2香、責められる。3香、攻められる。レスよろしく)

351名無しさんが妄想します:2005/05/06(金) 08:00:15
2でお願いします。

35245。:2005/05/18(水) 07:22:24
351さんは2を選ばれました。いつもより遅くなりました。すみません…

銀狐の呼びかけに、男たちは頷いた。
銀狐は一人で上にあがり、男たちは降りてきた。
香はそれをぐったりとしたまま見ているしかなかった。
男の一人が香の腕を掴んで立ち上がらせようとするが、
香は自分の足で立つこともままならない。
「だらしがないな」
それを見てせせら笑う銀狐に、
香は意地になって立とうとした。
しかしその前に、香を立たせようとした男は、
さっさとその身体を担いだ。
「うあっ…」
身体を折り曲げられ、中の道具が香の中を圧迫する。
香はそこに手を伸ばそうとするのだが、
そんな時間もなく上にと運ばれて、
すぐ外に置いてあった運送トラックの後ろに裸のまま放り込まれた。
裏路地だったので、誰も見ているものはいない。
それが幸いか不幸かも、香には考える余地がなかった。
中は暗いのだが、
まだ他にも人がいるのが分かり香は脅えた。
「いいか。その女に吐かせたい事がある。
話したくなるように可愛がってやれ。
だが、内容は聞かなくていい。
言いたくなったようだったら呼んでくれ」
その言葉に男たちはざわめいた。
一人が聞く。
「やっちまってもいいんですかい?」
銀狐は苦笑した。
「そうだな。それもいい。
この女、自分を抱いていいのは冴羽だけだとぬかしていたから、
数人でやってやるのもいいかもな」
銀狐はそのまま助手席に座り、
香を男たちに任せた。
扉が閉められ、完全に視界が消えた。
香は身を固くしながらも、逃げる機会を伺おうとしていた。
「じゃあ、はじめるか」
狭い中、声が響く。
いきなり香の足は広げられ、
その上に圧し掛かってくる男がいた。
男は香の股間に嵌められている張り型を手にすると、
それをゆっくりと抜き刺し始めた。
「…くっ……」
香は再びくる痛みと快感に抗いながら、
なにか武器になるものはないかと手を伸ばした。

(さて3択です。1香、なにかを掴む。2香、なにも掴めず。3香、なにも考えられず。レスよろしく)

353名無しさんが妄想します:2005/05/18(水) 07:30:07


354名無しさんが妄想します:2005/05/18(水) 07:37:26
1

35545。:2005/05/21(土) 12:43:53
353さんは1を選ばれました。354さんはたぶん353さんがsageられたのだと〜

男に翻弄されながらも、
香は暴れながらも手に意識を集中していた。
手を振りもがく香を面白がりながらも、
男は香を責める手を休めない。
「すごいぜ、こんなに太いのが入っている」
薄ぼんやりとした中で視界がある程度慣れてくると、
香にも相手が見えてきた。
男は一気にそれを引き抜いた。
中から塊が紛失し、
香は一時の安堵を得た。
張り型の大きさに、
誰かが口笛を漏らす。
「これじゃあ、おれたちの二本くらい、
軽々入りそうだな」
香は意味が理解出来ないまでも、
今のうちに逃げなければと、
横たわったままの身体を少しずつ移動させた。
その時、伸ばした手の指先に、
なにか固いものがあたった。
「こんなものまであるなんて…」
男たちが何事かを話している間に、
香は不安を抱えながらも、
それをしっかりと握った。
「おい」
男の声が上から降りかかる。
「なにをやっているんだ?
こっちが順番を決めているというのに」
香はその男が屈みこんで香に手をかける寸前を、
じっと待った。
「来いよ」
男が香の腕を掴もうとした瞬間、
香は手にした銃を男の眼前に向けた。

(さて3択です。1香、あっさりと。2香、ゆっくりと。3香、激しく。レスよろしく)

356名無しさんが妄想します:2005/05/21(土) 20:46:16
3で!

35745。:2005/05/22(日) 03:28:14
356さんは3を選ばれました。

男の動きが一瞬止まる。
「どきなさい」
香は男に命じた。
男はフッと笑い、香の腕をつかもうとした。
香の指に躊躇なく力が入った。
弾は男の顔のすぐ横を通り過ぎた。
「なにをしやがった!」
他の男たちも慌てて香を見た。
香は銃口を一人に向けたままゆっくりと立ち上がり、
出口に向かって歩き出した。
まだ足に充分には力が入らない。
それでもそれを悟られないように、
確実に歩いてみせた。
一人が懐に手を入れる。
「動かないで!」
香は命じながら、その人物に照準を変えた。
それでも男たちは一歩ずつ、じりじりと香に近寄ろうとする。
「動くな!」
香は激しく叫ぶと、一番近い男の足元に発砲した。
その男が横の男に聞いた。
「あれはおまえのだろう?」
言われた男は自分の身体をまさぐり、
「おお、そうだ」と答えた。
「弾は何発入っていたっけ?」
聞かれた男はニヤリと笑った。
「あそことあそこで使ったから…
残りは確か二発だったかな?」
「そうか…」
香は改めて手にした銃を見た。
リボルバーではないため、
熟練していない香では、
中を見ないことにはそれが真実かどうか分からない。
だが、ここで男のいう事に慌てては、
その事が暴露してしまう。
「数えちがいじゃないの?」
ふてぶてしく言い、
香は体勢を変えることなく外への扉にたどり着いた。
香の顔に自然と安堵の表情が浮かんだ。
気持ちに少し油断が出来た。
男たちはその隙に目で合図を交した。
香は殺気に一瞬身構える。
男の一人が香に向かって走ってきた。
香の銃口が向く。
だが、香は男に到着される前に、そのまま倒れた。
目の前以外にもう一人潜んでいて、
陰から香の足をさらったのだった。

(さて3択です。1香、あっさりと。2香、ゆっくりと。3香、激しく。前回と同じ項目になってますが、レスよろしく)

358名無しさんが妄想します:2005/05/22(日) 08:26:39
3

35945。:2005/05/27(金) 03:05:56
358さんは3を選ばれました。

「よし、よくやった」
男たちは香に駆け寄ると押さえつけ、
その手から銃を奪った。
「きゃあ!」
もぎ取られて指を痛めながらも、
香は次にどうすればいいのかを考えた。
その間にも、男たちは楽しそうに香の身体をまさぐっていると、
運転席側から銀狐の大声が聞こえてきた。
「おい、今の銃声はなんだ?」
「なんでもないです」
香の横で男が応える。
「そうか、その女は素人だが、
一応奴のパートナーだ。
なにかしでかすかもしれないから注意しとけよ」
男たちはニヤニヤと笑うと、香の股間を大きく広げた。
「そうかあ…
じゃあ、ここにもなにか隠しているかもしれないんだな」
香を転ばせた男は、香を押し倒し足を開かせた。
そしていきなり三本の指を突っ込んできた。
「いやっ!」
激しく抵抗するが、男の指は容赦なく香をいたぶる。
香の腰はビクビクとそれに合わせて蠢く。
ワナワナと震える足で、
それでも相手を攻撃しようとチャンスを待った。
「おい、足押さえてろ」
香は足を広げた格好で弄ばれ、
必死に喘ぎを押し殺しているのが精一杯だった。
「おれから行くぜ」
香を弄んでいる男が息を荒げながら宣言した。
「ちょっと待て。おまえは決めるとき参加してなかったじゃないか」
男は聞いてはおらず、
やおらジッパーを下げて己のイチモツを取り出した。
すでにいきり立っているそれは、
とてつもなく大きかった。
香は恐怖で脅えながらももがき、
抵抗しようと試みるのだった。

(さて3択です。1香、夢中で。2香、無抵抗で。3香、夢中に。レスよろしく)

360名無しさんが妄想します:2005/05/27(金) 03:24:23
2!
無抵抗のままただレイープされるカオリンを希望。

36145。:2005/06/05(日) 23:22:50
360さんは2を選ばれました。

「いや…
やぁ…やだ……」
自分でもだんだんと泣き声になってくるのが止められない。
香はどうしようもない状況になって、
また僚以外の男に抱かれるくらいなら
死んだ方がましだという考えが頭の中に浮かんできた。
だが、約束をした。
美樹に戻ると言う約束をしたことを思い出し、
口唇を噛み締めて覚悟を決めた。
なんとしてでも生きて戻ると。
香は涙で潤んだ瞳を見開き、
目の前の男をにらみつけた。
男は一瞬口元を緩ませ、
そして香に覆いかぶさってきた。
「…っく……」
張り型とは違う熱さを帯びた塊が、
香の中へと押し込められてきた。
覚悟を決めたものの、
香の頭は狂いそうだった。
いっそ狂えたらと何度も思った。
ミシミシと香の中に押し入ってきた男は、
ガタガタと震えている香の耳元に囁いた。
「大人しく抱かれてろ。
言う事を聞くという約束だっただろ」
香は目を見開くが、男は香の身体を抱きしめて首に顔を埋め、
腰を動かし出した。
香は自分の頭か耳がおかしくなったのかと思ったが、
落ち着いて自分の身体の大部分に触れている男の肌で、
そうではないと知った。
瞳から新たな涙がこぼれ出し、
身体から力を抜いた香を見た男たちは、
香が諦めて言いなりになったのだと思った。
そしてだんだんと押し殺しながらも嬌声を漏らし出した香に、
男たちの我慢が限界になってきた。
「おい、早く終わらせろよ。
次が控えているんだ」
「おい、尻をこちらに向けさせろよ。
後ろからもやろうぜ」
いつまでたっても腰を振り続ける男に、
男たちは騒ぎ出した。

(360さん、すんません。ご期待にそえず…。でもそれは別の話でありますので(w
さて3択です。1男たち、抜く。2男たち、脱ぐ。3男たち、ヌク。レスよろしく)

362名無しさんが妄想します:2005/06/06(月) 00:01:03
2で

36345。:2005/06/16(木) 02:58:52
362さんは2を選ばれました。えらく忙しかったので、気付いたらこんなに日がたってました。すみません…
まだ人いますように〜(泣

「この野郎!いつまでやってやがる!」
「もう駄目だ!!」
一声叫ぶと、男の一人がズボンを脱ぎ出した。
すると連鎖反応を起こした他の男たちも遅れをとってはならじと、
次々と脱ぐ。
やがて香と、そのまぐわっている男の周りを、
ズラリと屹立したイチモツを携えた男たちが取り囲んだ。
それでも男の腰の動きは止まらず、
香の喘ぎも押さえきれない状態になってしまっていた。
「あ!…ああっ!いぃ…もっ…だめ……」
その耳元に男が囁いた。
「そのままおれの身体に足を絡めろ」
香はうっすらと目を開き、男に首を振った。
「無理…足に力が入らな…」
目に涙を溜めながら、香は首を振った。
「しかたねえな」
男はそうつぶやくと香の尻に手を回し、
ぐいっと引き上げてそのまま立ち上がった。
「きゃああああ!!」
香は中に剛直な肉棒を差し込まれたまま持ち上げられ、
思わずその身体に抱きつき足を絡めた。
「よっしゃああああ!!」
色めきたった男たちは、
香の背後から、
その空いている穴に狙いを定めて抱きつきに来た。
まだもがいている香の頭を撫で、
男は群がってくる男たちの腰の位置に対して、
おもむろに右足を上げた。
そのため香の中の物もグイッと動き、
香は堪らずに声にならない悲鳴をあげ首を振った。
「はあ…あ…ぁ…」
「もっと良くしてやるよ」
男の声が耳元に聞こえたような気がした。
「…え?」
聞き返そうとする香だったが、
それは不可能だった。
男は地についている左足を軸に、
上げた片足を、
並み居る男たちのその場所に向けてなぎ払った。
「ぎゃああああああああ!!!」
いきり立ち、限界にまで来ていた男たちの肉棒は、
その蹴りの勢いで折れたのではないかと思えた。
倒れ、のたうつ男たちを尻目に、
香を抱いていた男は囁いた。
「やっと手に入れた女を、
おまえらごときにやるもんかよ。
…なあ、香」
同意を求めようとした男だったが、
当の相手はすでに限界に達して気を失ってしまっていた。

(さて3択です。1銀狐、異変に気付く。2銀狐、他に気をやる。3銀狐、絶好調。レスよろしく)

364名無しさんが妄想します:2005/06/16(木) 04:05:46
1で!

365名無しさんが妄想します:2005/06/16(木) 20:24:10
>45。様
待っていました、お帰りなさいまし。
「3銀狐、絶好調」に笑いました。
今後も期待しています。
でも無理はなさらずに・・・。

36645。:2005/06/26(日) 21:31:38
364さんは1を選ばれました。
365さん、どうもありがとうです。計算どおりなにもなければ幸せなはずだったのではと>銀狐

それでもまだ男自身はイってはいなかった。
ちょっと不満げに下を見下ろすと、
男たちが股間の痛みに呻きもだえている。
それをさっさと足で払い、
空いたスペースに香を寝かせた。
ぐったりとした香を改めて抱きしめ、
そのまま再び腰を振り続けていると、
苦しくて暴れている男の身体に弾かれて、
香から抜き取った張り型が手元に転がってきた。
薄闇の中で、香の血と蜜がこびりついたそれを手にし、
こんなものをこじ入れられ、
歩かされたのかと思うと、たまらない気持ちになった。
男たちの呻きに混じり、
気がついた香の喘ぎが小さく漏れてきた。
「…りょ…う?」
まだ現状を疑いながらも不安げに手を伸ばしてくる。
「もう大丈夫だから」
それだけ言うといったんそれを手放して、
香を抱きしめ思い切り放出した。
「ば…やだ……こんな…」
香は嫌がりながらも、
僚の腕の中にいる嬉しさに震えながらそれを受け止めた。
「…っく……」
締め付けられる快感に、
僚のそれも再び力を取り戻してしまう。
「もう一回ここでいい?」
聞き返され、香は思わず首を振った。
だが僚はそれを聞き入れず、
香に口づけながらその身体を優しくゆっくりと撫でさすった。
「…はぁ……」
香の口唇から漏れる声と淫靡な抽送音に、
男たちの痛みは倍増していく。
「あ……ん……」
香は抜き差しされる度に周りの事など考えられなくなり、
身体と心がどんどんとほぐれてゆく。
僚はそれを確信しながら、
すこしずつ早く腰を動かしていった。
「あ…あ…あ…」
香の声もそれに合わせてリズミカルになってきた。
僚は微笑むと、もっと深くへと押し込んでいった。
「おわっ……!」
その時急に衝撃が全員を襲った。
どうやら急ブレーキが踏まれたようだった。
僚は香を庇ってとっさにドアの取っ手に捕まったのだが、
男たちは勢いのまま、
端っこに一塊になってしまった。
僚は手にしていた取っ手から手を離すと、
それと同時に外からドアが開かれた。
「おい、なんだか変な声が聞こえてきたぞ。
どうしたっていうんだ?」
勢い込んで入ってきた銀狐の目に、
固まっている男たちの姿が飛び込んできた。

(さて3択です。1銀狐、気付かず。2銀狐、気付く。3銀狐、気付かされる。レスよろしく)

367 名無しさんが妄想します:2005/06/26(日) 23:31:29
1

368名無しさんが妄想します:2005/07/01(金) 23:59:04
[壁]-T) < ここの発見がもっと早ければ!!
Orz

36945。:2005/07/05(火) 20:24:54
367さんは1を選ばれました。
368さん、とりあえず細々続いてますので、またよろしゅうに。

「これは…
このザマはなんだっていうんだ?」
そろいも揃って下半身を剥き出しにしたままに呻いているだけの男たち。
その姿を見ている銀狐の耳に、
呻きに紛れて苦しそうな声が聞こえてきた。
「きゅ、急にブレーキ…を…
かけないでくださいよ…」
銀狐は納得しながらもさらに聞いた。
「さっき聞こえてきた唸り声や悲鳴はなんだったんだ?」
塊で倒れている男の一人が必死の形相で開いているドアに指を向けた。
銀狐は自分の後ろを振り返ってみたが、
そこには何もなかった。
その行動の真意に首をかしげながらも、
香も男たちの中に埋まってるのではと少々心配した。
まだ聞き出したいことがあるので、
それを吐かせるまでは生かしておかなければいけない。
「おい、女はどうした?」
未だ指を持ち上げている男は、
さらにその上に指を向けようとしたのだが、
急にばったりと倒れた。
「女は、そっちです」
声だけがする。
銀狐はそっちがどっちか分からずに中に入ろうとしたところ、
あげた足元の横に、
うつ伏せになっている香の裸体が目に入った。
どうしてブレーキで押し込まれた男たちに紛れなかったのか不審に思ったが、
その不自然に持ち上がった両腕に結ばれた紐を見て納得した。
紐の先は入り口側面にある手すりに結ばれていた。
そして香に押し込んであった張り型もそこに引っ掛けられていた。
そこに固定されたまま嬲り者にされていたのだろう。
身体中、異臭のする液体にまみれていた。
「おまえたちも好きだなあ…
まあ、ほどほどにな。
まだ約束していた客の一人にもやらせないといけないからな」
銀狐はまだ入るはずの金を思いほくそえんだ。
「なに、処女でなくても金は払うだろう。
たいそうなご執心だったようだからな」
意識もなくぐったりとしている香の身体を見つめながら、
銀狐は手すりに引っ掛かっていた張り型を手に取った。
香の肩をそれで突付き仰向けにする。
くくられている手首に痛みが走った香が苦しそうに呻き、
意識を取り戻した。
「おい、どれくらいやられたんだ?」
銀狐は張り型を香の頬をパシパシと叩いた。
「…う……」
自分の愛液を頬にこすり付けられ、
香は顔をしかめる。
銀狐はそれを足の間へと這わせ、
股間に持っていくと擦り始めた。
されたばかりの身体が敏感に反応する。
「あ……や……」
切なそうに悶える香に興奮した銀狐の股間を痛みが走る。
それは他の男たちにとっても同じだった。
僚にやられた場所が刺激され、
悶え苦しむことになった。
「やめて!」
近くにいるはずの僚に見られているという恥ずかしさで、
香は悶えながらも抵抗した。
それでもいつの間にか縛られている状態になっていたために、
抵抗するのにも限界がある。
「あ…あぁ……りょ……」
銀狐は身体を折り香を嬲りながらも痛みを堪えていたが、
耳にあの忌々しい名前が聞こえたとたんにそれを吹っ切った。
「どうだった?
道具でガバガバになっているだろうから、
何人にやられても楽なもんだろう?
どれくらい銜え込んだか見せてみろ」
銀狐は張り型を香の腹に向けて突いた。
「うっ……」
痛みに堪える香の股間から、
かなりの量の精液が吹き出て流れ落ちてくる。
「けっこう入ってるじゃないか。
これじゃあ、もう奴だけに抱かれたいなんて言えないよな」
香は投げつけられた言葉に顔を背けた。
銀狐はそれでもしつこく香の顎を持ち上げて聞いた。
「どうだ?口じゃあなんとでもきれい事を言えるが、
正直なところ、どんな男とでもイケルんだろう?
こっちの用事が済んだら、
もっとたくさんの男をあてがってやるから期待してな」

(さて3択です。1香、反抗する。2香、無抵抗。3香、大人しく。レスよろしく)

370名無しさんが妄想します:2005/07/05(火) 22:07:13
1でお願いします。

37145。:2005/07/10(日) 23:10:45
370さんは1を選ばれました。

銀狐はニヤニヤと笑いながら香の太ももの間に張り型を入れ、
左右にふって股を開かせようとした。
香は力の入らない身体で必死に堪えるのだが、
あっさりと晒されてしまった。
まだ痙攣でひくついている花びらにも陰毛にも、
精液と愛液がまとわりついていた。
「いやらしい女だな。
まだ欲しいのか?開きっぱなしじゃないか」
銀狐は股間に走る痛みに身体を折り曲げながらも、
手にした道具で香を弄ぼうと手を伸ばした。
「やめて!」
必死に閉じようとする香の足首を掴み、
銀狐はずいっと上半身を荷台に乗り上げた。
その足は宙に浮き、上半身は伸びきった状態だった。
「…ぐえっ!!」
銀狐が呻いた。
その背中には香の肘打ちが見事に決まっていた。
香は銀狐の呻きを聞きながら、
縄で痛んだ手首を舐めた。
つと縄を見ると、ナイフで切れ目が入れてあった。
どうやらある程度の刺激で切れるようになっていたらしい。
香は少し目で周りを見てから僚の名を呼ぼうとした。
「りょ……
きゃあ!!」
足首を思い切り引っ張られ、香の身体は宙に浮いた。

(さて3択です。1僚、出てくる。2僚、姿見せず。3僚、いない。レスよろしく)

372 名無しさんが妄想します:2005/07/10(日) 23:36:04
1

37345。:2005/07/11(月) 00:51:55
372さんは1を選ばれました。

そのまま下に叩きつけられると思っていた香だったが、
その身体はがっしりとした腕によって受け止められた。
もう身体がその腕を知っている。
香は夢中で抱きついた。
「お……」
下から銀狐の声がしたが、
直後踏み潰された蛙のような声に変わった。
香の頭越しに声が聞こえる。
「香に打ち込まれるようじゃあ、
もうどうにもならないな。
ここに大量の証人もいることだし、
いろんな意味で諦めるんだな」
その声はそれだけだった。
それだけ聞いた後、
香は頭からなにかふわりと纏わされ、
一瞬の浮遊感とともに空気が変わったのを知るのだった。
そしてエンジンの音とともに悪夢たちが遠ざかっていくのを聞いた。
驚いた香は身体をよじって纏わされた物から顔を出した。
「…そんな……」
そして自分を抱きしめている相手を見た。
「ど…うして?
どうして奴をあのまま行かせてしまったの?僚」
「おまえがつけるべき決着はつけたんだろう?
おまえは奴の思惑より強かった。
それによって奴自身の計算は狂った。
だったら、後は……」
僚の口元が怪しく歪んだ。
香は背筋が寒くなったが、
その後に香に向けられた瞳に思わず気持ちが緩む。
泣き出した香に、僚は優しく謝った。
「すまなかったな、香……
だが、もうおれがどうにかするだけでは、
おまえの心はいつまでたっても揺れたままだと思ったから…」
香は頷いた。
「酷い目にあったけど…
……あの……そういえば…僚…
その…あたしの……」
口ごもる香に、僚はなにかを気付いて抱きしめた。
「さて、帰るぞ。
じっと待機してたおかげで、
こっちはたまりっぱなしになってるんだからな」
僚がなにをしたいのか分かった香は、
なおも口ごもった。
「あたし……よく分からないんだけど、
でも…もうあんなものを入れられて…」
僚はため息をついておもむろに香の太ももを撫でた。
「きゃああああ!!」
その声があまりに大きかったため、
口唇を合わせてそれを止めた。
そして声が漏れないようにしながら、
ゆっくりと香の敏感になっている花びらを探り、
その中へと指を埋めていった。
香は身体を震わせながら、
それを受け入れ喜びに喘いだ。
「ほら、指一本だって感じることが出来るだろう?
そしてこんなに締め付けてくれている。
さっきやった時だって、ぜんぜん普通だったぞ」
香は出し入れされる気持ちよさに息を切らせながらも、
「本当に?」
と聞いてきた。
僚は心の中で『それ以前に、あれはおれのより小さい』と一人笑った。
香はホッとしながらも、心配そうに聞いてくる。
「それは、よかった…で、でも、
銀狐の方は…」
僚はすぐ近くにある我が家目指して歩き出しながら、
香に囁いた。
「あれを運転しているのは海坊主だ。
おまえが奴の根城にしかけたトラップも、
ちゃんと生きてたって冴子から連絡もあったことだし…」
香は頷きながらも、僚の言葉尻が意味していることを気付くことなく、
安堵感から気を失った。

(さて3択です。1海坊主、楽しむ。2明美、尋ねてくる。3美樹、尋ねてくる。レスよろしく)

374名無しさんが妄想します:2005/07/11(月) 04:16:40
う〜む・・・1でお願いします。

37545。:2005/07/18(月) 17:11:26
374さんは1を選ばれました。

僚はぐったりとした香を抱きかかえなおし、
人目を気遣いながらも素早く帰路を辿った。
そして部屋へと足を運ぶと、
香を横たえた。
「しかし、よくもおれを置いて突っ走ってくれたな。
目が覚めたら、ぞんぶんに……」
眠っている香にいかめしく囁きながらも、
その手は優しく髪を撫でていた。

かなりの勢いで爆走する車内で、
銀狐はよろけながらも移動しようとしていた。
「お…い…
止め…ろ……」
運転席に向かって話しかけようとするが、
男たちがそこに溜まっているために、
近くまでは寄れない。
「おい!」
ガクンと大きく揺れて、運転は止まった。
銀狐はおぼつかない足取りで車から飛び出ると、
運転席に向かった。
その途端ドアが勢いよく開き、
銀狐の鼻先にぶつかってきた。
「…うごっ……」
あっけなく後ろに倒れた銀狐の上に、
大きな影がかぶさる。
顔の痛みにとっさに手をやっていた銀狐がそれをどけると、
その目の前にはサングラスをかけた大男が立っていた。
「きさま……」
飛び起き対峙しようとする銀狐だったが、
その周りを爆笑の渦が取り囲んだ。
「なんだ?」
銀狐がきょろきょろと辺りを見ると、
野次馬の群れが指をさして自分を嘲笑っている。
「なんだいったい!」
怒りで銃を発砲しようとした銀狐の左手を、
大男が握った。
「ぐあっ!」
銃ごと握られた拳から、
骨の折れる音が聞こえる。
痛みに顔を歪め仰いだ宙。
銀狐の瞳に、
一つの画像が飛び込んできた。
「げっ……」
新宿アルタの巨大モニター。
それは以前、僚に屈辱を受けたために仕返そうとして選んだターゲット・香。
その香から逆に決闘を申し込まれた時に見た画面だった。
だが、それが今映しているのは、
銀狐が必死で揉み消そうとしていた画像だった。
「おい、こいつだよやっぱり!」
「そうだ、この顔、この表情!!」
そんな声が痛みに顔を歪めている銀狐に注がれた。
その耳に、より近くボソッとした低音が響いてきた。
「おい、すっかり新宿の有名人だな。
おまえの望みはかなったってわけだ」
銀狐は自分を捕らえている大男に向かってギリギリと歯を食いしばった。
「海坊主……
なんできさまが……」
不敵な笑顔で見下ろしている海坊主だったが、
そのサングラスの奥のめしいた瞳がさらに光った。
銀狐はそれを察し、ぞくりとした。

(さて3択です。1美樹、出てくる。2明美、冴羽アパートを訪ねる。3冴子、出てくる。レスよろしく)

376名無しさんが妄想します:2005/07/18(月) 19:04:37
やった!
1 でおながいします。

37745。:2005/07/25(月) 02:19:35
376さんは1を選ばれました。

「おい…」
銀狐が平静を取り戻そうと努力し、
取り引きをしようと押し殺しながらも声をかけた時、
「やっと来たのね」
と、女の声が耳に入った。
それは爽やかに響いていたが、
奥に潜んでいる殺意を含んでいた。
銀狐は一瞬で自分が今どこに置かれているのかを察した。
「…お…おれ…」
冷や汗を流しながら振り返った瞳に、
サングラスをかけた長い髪の女の姿が映った。
それと同時に海坊主の声が聞こえた。
「さて、冴子が来るまでどうしたい?」
野次馬たちは、次になにが行われるのかを、
ドキドキしながら待っていた。
女はにっこりと微笑んだ。
銀狐はその女の口元のホクロを色っぽいなと思った。
女は目の前に転がっていた張り型を見つめると、
それを手に取った。
「ねえ、ファ…ん…んん」
慌てて名前を飲み込む女の態度で、
銀狐は正体を現したくないのだと理解し、
そこにつけ込むことが出来ると踏んだ。
だがそんな思惑をよそに、
会話は進んでいた。
「なんだ?」
「これって…
アレよねえ……」
「アレ?」
目の見えない海坊主に説明しようとした美樹だったが、
それにこびり付いている血を見て口唇を引き締めた。
「ちょっと、その男を押さえつけててくれない?」
美樹の有無を言わせない声に、
海坊主は従った。
美樹は銀狐が抵抗するよりも早く、
銀狐のズボンを引きずり下ろした。
「お…おい、美樹なにを…」
気配でなにがされているのかを察した海坊主が真っ赤になりながら聞くが、
それには答えず指示を下した。
「後ろ向きにさせて」
海坊主も美樹の目の前に銀狐のイチモツを晒しておくつもりもなかったので、
おとなしく従った。
美樹は銀狐の足を開き、聞いた。
「どっちがいいかしら?」
「ど…どっち…って…」
銀狐が震える声で聞いた。
「そうねえ…あなたに選べる権利なんかなかったわよね」
涼しい声はそう言った。
銀狐の涼しくなっている場所に、激痛が走った。
「ぎゃああああ!!」
その声があまりにも凄まじかったので、
なにかのイベントかと思って集まっていた野次馬たちも、
そろそろと足を退けて行った。
ギチギチと音をたててめり込んでくる異物に、
銀狐は叫びながら抵抗した。

(さて3択です。1香、うなされる。2明美、冴羽アパートを訪ねる。3冴子、出てくる。レスよろしく)

378名無しさんが妄想します:2005/07/25(月) 06:54:21
1でお願いします。

379名無しさんが妄想します:2005/07/27(水) 05:52:50
2日前ここを見つけてようやっと読み終わりました。
45。さん、がんがって下さい。

38045。:2005/08/01(月) 02:58:46
378さんは1を選ばれました。
379さん、ご苦労様です。あの、毎度のこってすが、自分は読み返して無いので、その…
流れがおかしくないかとか色々不安でしょうがありません…うわああああ!!

それに眉一つ動かすことなく、
美樹はそれを押し込んでいった。
銀狐の叫びは、中で固まっていた男たちをさらに恐怖させた。
次は自分たちの番ではないかと。
美樹はそんな男たちには構わずに、
ひょいと車から降りた。
「じゃあ、それで一応手首を拘束して。
それで引き渡しましょう」
あっさりと海坊主に言う。
海坊主もその静かな物言いに頷くだけで、
言われた通りにするのだった。
サイレンの音が近づく。
銀狐は身体の痛みに悶えながら、
終わりを知るのだった。

日も暮れ灯りもない部屋。
静かにベッドに横たわっていた香は、
急に息を引きつらせ呻いた。
無理やり身体を開かれ、
ギチギチと二つの穴に穿たれる器具。
「うう…ああああ………」
身体が硬直し、なんとか逃れたいと身を捩る。
「いやあ…りょ……」
叫び声で意識を取り戻す。
香の呼吸は乱れ、恐怖で周りも見えない。
ただベッドにうずくまっていた。
それでも息が落ち着くにつれ、
そこが自分の部屋だと認識するのだった。
今のは夢だったのかと思ったが、
落ち着くと共に下半身の痛みがそれを打ち消した。
「あっ……あっ…」
銀狐にいいようにされてしまったという記憶が、
香の中で蘇る。
甘かった。
僚によって女を犯せない状態にされてあるから、
大丈夫だと思っていた。
自分の甘さが引き起こした事態。
香は掛けてあったシーツを抱き寄せ、
声を殺して泣いた。

(さて3択です。1僚、いない。2僚、見つめてる。3僚、手を差し伸べる。レスよろしく)

381名無しさんが妄想します:2005/08/01(月) 09:31:21
3でお願いします。

38245。:2005/08/08(月) 08:40:20
381さんは3を選ばれました。

どれくらいの間そうしていたのかは分からなかったが、
それに疲れてきた香は、
おもむろに起きるとベッドから降りた。
暗い室内ではあったが、
馴染んだ空間。
首を打ち振ると、口唇を噛み締め頷いた。
「…やっぱり……」
小さく呟く。
痛みを堪えそろそろと歩いた。
灯りをつける気分でもない。
まっすぐに箪笥に向かうと、
それに手をかけて引いた。
手探りで下着を漁るが、
何も無い。
「え?」
驚いた香は別の引き出しを開くが、
そこにも何も入ってはいなかった。
「…どうして?」
改めて確認するため、
香は灯りのスイッチを求めた。
その手がそれを探りあてた時、
香の身体は自由を失った。
「きゃあああ!!」
突然後ろから羽交い絞めにされ、
香は必死にもがいた。
その香の口を大きな手が塞ぎ、
その耳元に静かな声が注ぎ込まれた。
「うそつき」
聞きなれた声が囁く。
香は驚き、震えながら首を振った。
「違う……」
少し拘束する腕が緩んだ。
「じゃあ、聞きたいが、
なんで美樹ちゃんに発信機を飲んだなんて嘘を言ったんだ?」
香は冷や汗をかきながら、口の中で言葉を練った。
「その…、あれは…
そう言わないと……」
「美樹ちゃんがあの場に残ったら、
おまえの仕掛けに巻き込まれるから…」
香は震えながら頷いた。
「確かに、あの後を見たらそう思う。
なにしろ、あの部屋自体があの秘密の通路を閉めた途端に崩壊したんだからな」
香はこんな時にどうかと思うほど動悸を激しくしながら頷いた。
この後、なにを言われても大丈夫だろうかと自分を抑えながら。
「それで?」
静かに僚が聞く。
僚は香の素肌を服越しに感じていた。
返事を聞くまでもなく、
その小さな反応であらかたの予想はついた。
それでも淡々と詰問を続ける。
「本当におれのところに帰ってくる気はあったのか?」

(さて3択です。1香、考える。2香、答えない。3香、正直に。レスよろしく)
今回手を差し伸べるいうより…まあうにょ……すまんです。

383 名無しさんが妄想します:2005/08/08(月) 10:25:10
1

38445。:2005/08/14(日) 05:23:37
383さんは1を選ばれました。

僚の言葉に、香はどう答えていいのか、
自分でもよく分からなかった。
離れては生きてはいけないと思っている。
けれど、このままここにいては…という考えも、
今回の件で、かなり固まってきていた。
僚は、すぐに答えられずに困っている香にじれた。
「今、出て行くつもりじゃなかったのか?」
香の身体がビクンと震えた。
「おれの側に居たら、またこんな目にあうと思っているから…
だからなんだろう?」
香は首を振った。
「違う!あたしは!!」
思い切り僚の腕の中でもがきながら、
香は否定した。
「また、足手まといだとか思っているんじゃないだろうな?」
「ちが…う…」
僚は香から腕を離し、
香の身体を自分の方に向け、その両肩を掴んだ。
改めて香の身体を見る。
寝かせてからその身体を拭ってはおいたものの、
あちこちに出来た擦り傷や打ち身は痛々しいものだった。
そして、股間から足を伝って落ちてくる液体もあった。
その感触に、一瞬香はうろたえた。
「しっかりしろ、おれのだ」
そう囁いた僚の声に、香は首を振ったり頷いたりしながら声を出そうとしていた。
「…そ…そう。
うん、そうだった…わよ…ね…
でも……で…」
崩れ落ちそうになる香を、僚は思い切り抱きしめた。
「出て行くな」
今まで質問しかしていなかった僚の口から出た言葉に、
香は落ち着こうとしながらも驚いた。
そして、それに対してなにを言ったらいいのか考えようとした。
「…どう…して?」
考えながら、なにに対してなのか自分でもよく分かっていなかったが、
香の口唇から自然と言葉が出た。
その言葉に、今度は僚がつまった。
「あ…」

(さて3択です。1僚、考える。2僚、答えない。3僚、正直に。レスよろしく)

385名無しさんが妄想します:2005/08/14(日) 07:57:22


38645。:2005/08/15(月) 03:39:34
385さんは1を選ばれました。

答えろと言われて簡単に答えられる性格だったら、
こんなにも長い間一緒に暮らしていながら、
自らに”おあずけ”を課せはしなかった。
いつも求めたいと願いつつ、それを押し留めていた。
泣かせたくないのに泣かせ続け、
手放したくないのに突き放そうと心がけてきた。
その理由。
理由?
じっと見つめる香の瞳から、
僚は顔を逸らせた。
自分でも赤くなってきているのが分かる。
香は驚いてさらに目を丸くして僚を見つめた。
「ちょ…、ちょっと待ってくれ」
うろたえ香から手を離して後ろ向きになり考え込むその姿に、
香はさらに驚かされた。
「りょ……」
そっとその肩に香が手を触れると、
思い切り驚いたようにビクリとし叫んだ。
「おわ!」
その声の大きさに香も驚いたが、
本人も驚いた。
「大丈夫?」
心配して聞く香の声に、
僚は思い切って振り返り、
その動揺している顔を見られないように、
香の頭を抱きしめた。
「悪い……。
おれの身勝手だ」
その僚の身体の熱さに声に、
冷えてきた香の身体と心は和んだ。
「身勝手で、あたしを側に置いてくれていたの?」
僚は「確かに」と思いながらも、
それを口にしたら、まるっきりの馬鹿だと思った。
香もじっと考えていた。
なぜ自分はここに居るのかを。
アニキが死んで、
本当ならあの時、
僚に資金を渡され逃げろと言われた時に、
逃げていれば普通の生活が続けられた。
僚が自分とは違う世界の人間だと知っていたのに、
パートナーになると言ったのは何故だろう。
今までアニキと二人で暮らしてきて、
それが突然一人になってしまったのが怖かったから?
それもあるかもしれない。
仇をとりたいと思ったのもあるかもしれない。
でも…あの時なぜか思った。
裏の世界でナンバーワンを自他共に認めている最強の男であるはずの、
この冴羽僚が、心なしか寂しげに見えた。
あの時同じに思えたのだ。自分と。
共に大切な相手を失った普通の人間。
世間では特別な存在であるはずの男。
確かにその実力は認めるし、一目は置いているはずだった。
でも畏怖の対象にはなれなかった。
それは……
それでももう駄目だと思った。
心が悲鳴をあげそうに軋んだが、
香は自分に出来ることをしなければと思った。
僚と顔を合わせるのを避け、
今だけはとそのままの体勢で聞いた。
「じゃあ、あたしが…
もうここには居られないと言ったら…
勝手に逃げたら…お願い…あたしのこと、
忘れてくれる?
初めからいなかったんだって」
僚の身体に戦慄が走った。
思わず香の肩を掴み、
その顔を見る。
目をそらせるかと思っていた香は、
しっかりと僚を見つめていた。
「おまえ、なにをいったい…」
知らず殺気がこもる。
香は泣きそうになるのを堪えて口を開いた。
僚の目に誤魔化しは利きそうにない。
「足手まといなら、良くは無いけど…まだいい。
でも、覚えているでしょう?
あたしが男に犯されても、一人で何も出来なかった事。
それなのに、まだあたしを、
大金を払ってまで買って、
僚を狙おうとしている男が、他にもいるっていうこと。
あたしは……
あたしが…と、
死……じゃ…うかもしれないじゃない」
僚は香を抱きしめ、
その口唇を思い切り塞いだ。
香はもがき抵抗するが、
身体は奮えるほどに熱くなっている。

(さて3択です。1明美、尋ねてくる。2電話鳴る、出る。3電話鳴る、出ない。レスよろしく)

387名無しさんが妄想します:2005/08/15(月) 03:59:54
3で!
盛り上がってきましたな、お二人さん!

388名無しさんが妄想します:2005/08/18(木) 19:29:43
どきどきわくわく

38945。:2005/08/23(火) 00:27:41
387さんは3を選ばれました。
388さん、どうもです。

それでもこのまま流されたらおしまいだと香は思った。
僚を押しのけようと、必死でもがく。
強い腕が、それを無いものがごとくにねじ伏せていこうとした。
二人とも言葉もなく静まり返った攻防を繰り返す室内に、
突然電話の呼び出し音が鳴った。
「…あ…電話…」
香が呟き気を逸らせた。
僚としては余裕を持たせていた均衡。
それが思わぬ方向に破れた。
受話器に手を伸ばそうと、香がスルリと身をよじった。
僚はそれを後ろから追い、香を抱きしめる。
「あっ!」
受話器を掴んだ手が宙に浮く。
香を片腕で抱き寄せたまま、
僚は右手を伸ばして受話器を奪った。
「ハロー…」
遠くで聞きなれた小さな声が聞こえたのを、
僚の耳が捉えた。
僚は口の端を上げ、スッと受話器を床に落とした。
ガチャンという音を立てて落ちたそれからは、
その対応に対しての驚きと恨みの声が漏れた。
「ば…!僚!なんてこと…」
驚き呆れる香の口を手で塞ぐと、
僚はその耳元に囁いた。
「じゃあ、おれがその不安の元を取り除いたら、
おまえはここに居るんだな?」
「…え?」
大きく見開かれた瞳に、僚は満足げに頷いた。
そして耳を澄ませ、
まだ電話の向こうから聞こえる声を確認し、
大きく一呼吸した。
「僚?」
香は不安そうな顔で、僚の名を呼んだ。
「おまえを買いたいとかいうふざけた人物って、
外人って言ってたよな」
僚の声が大きいと香は思ったが、
その押してくる迫力と合間って、
返事をしなければと頷いた。
「…ええ…そうだけど…」
思い出したくないことが込み上がってくる。
香は口唇を噛み締め、涙を堪えた。
「おまえを処女のまま欲しいって言ってたんだっけ?」
香は小さく頷いたが、僚は返事をさせようと揺さぶった。
香は首を振りながら、泣き声で応えた。
「…そ、そうよ!」
僚は耳を澄ませ、
受話器の向こうを想像しながら香を抱き寄せ叫んだ。
「じゃあ、もう大丈夫じゃないか!
おまえはおれのモノになったんだから!」
「…え?」
驚く香に僚は告げた。
「後はおれがそいつを突き止めて始末すればいいだけ。
…そうだろう?」
言いながらちらりと受話器を睨む。
僚は心当たりのある知り合いの顔を想像した。
たぶん酒場かなにか。酔った勢いでのことだったのだろう。
未だ未練を引き摺りまくっているのかとため息を漏らしてから、
思いっきり受話器を蹴った。
香は僚の態度を不審に思いながらも、
どうすればいいのか戸惑っていた。

(さて3択です。1明美、尋ねてくる。2僚、ついでに。3僚、とりあえず。レスよろしく)

390 名無しさんが妄想します:2005/08/23(火) 00:32:36
3

391名無しさんが妄想します:2005/08/23(火) 00:33:17


392名無しさんが妄想します:2005/08/23(火) 00:33:40
負けた…

39345。:2005/08/23(火) 01:06:30
390さんは3を選ばれました。
391さん、いやいやどうも…

僚は、そんな香の困惑に付入るように、
声を落として囁いた。
「香、おまえは今まで、
ずっとおれを追っかけてきてくれた。
どんなにおれがおまえを表に返そうとしてもだ」
香は、それがどんなに僚にとって迷惑だったのかを考え反省した。
僚には分かっていたのだ。
なんの力も無い人間が、ただ側にいたいというだけの思いで居ても、
かえって邪魔にしかならないってことを。
「だからっ!
…ごめん……なさい…」
僚は香の頬を軽く叩いた。
「謝るな!
謝るのはおれの方だ。
すまなかった……」
驚いた顔で叩かれた頬を押さえ、
香は小さく首を振った。
目の前で僚が頭を下げている。
信じられない光景に声も出ない。
じっと動かない僚に、
堪らず香が手と声をかけた。
「やめてよ…」
その差し出された手が身体に触れた途端、
僚の態度が一変した。
その手首を捉え、引き寄せる。
そしてすっと上げた顔には、悪びれた様子もない。
勢い胸に飛び込んでしまった香に、
僚が呟く。
「いいか、覚悟しておいてくれ。
今度はおれがおまえを追いかける。
だから、おれの側から逃げるようなら、
喚こうが叫ぼうがふんづかまえて、
監禁でもなんでもしてしまうからな。
分かったか?」
僚の言葉に、香はまだ答えが見つからないまま、
呆れたように呟いた。
「…ほんっとうに、身勝手な奴……」
勢いとはいえとりあえず宣告出来た僚は、
香のいつもの反応に満足していた。
「返事は?」
じっと待っている僚の身体に両腕を回し、
香は頷いた。
僚は香を抱き上げるとベッドに寝かせ、
落ちていた受話器が切れているのを確認して戻した。

(さて3択です。1明美、尋ねてくる。2僚、ついでに。3香、寝付く。レスよろしく)

394 名無しさんが妄想します:2005/08/23(火) 01:16:15
2

395名無しさんが妄想します:2005/08/23(火) 01:35:39
91の再放送見てる間に出遅れた!
つーか、一晩で2回もうpなんて45。さんありがとうございます!

396名無しさんが妄想します:2005/08/23(火) 22:06:28
。・゜・(/Д`)・゜・。うわぁぁぁぁん
昨日マメにチェキしてたのに〜!!!
1時で力尽きたけど・・・_| ̄|○

397名無しさんが妄想します:2005/08/23(火) 22:39:35
45。さん、裏URLをばらまいてたって本当ですか?
しかも漏らした裏管理人タソに3行メールで詫びいれたってのも
事実なんですか?

398名無しさんが妄想します:2005/08/24(水) 00:11:37
ああああああああああああ45さんだ
本スレでずっと応援してました
こんなところで再会できるなんて・・・

399名無しさんが妄想します:2005/08/24(水) 01:15:55
急に人が増えてきたな・・・。
閑散としていた頃には選択権を何度もゲッツしていたのにorz

400名無しさんが妄想します:2005/08/24(水) 04:34:45
>>398
397な人でも応援するの?w スゲー

401名無しさんが妄想します:2005/08/24(水) 04:47:06
45。氏は恨みがあったから裏URLばら撒いたんだろ?
3行メールで詫びってそれはただの挑発じゃんよ。

402名無しさんが妄想します:2005/08/24(水) 06:41:12
全然別な人だと思うが。45。さんとは。

403名無しさんが妄想します:2005/08/24(水) 10:48:17
嘘つくな。

404名無しさんが妄想します:2005/08/24(水) 10:59:45
もうみんなやめようよ。
みんな、ここの作品が読みたくてきてるんじゃないの?

405名無しさんが妄想します:2005/08/24(水) 13:58:06
>>404
作品が読みたいっつーかただヲチってるだけだけどねw

406名無しさんが妄想します:2005/08/24(水) 14:02:06
内輪と外の区別もつかねえ痛えババア共は
さっさと肥溜めに帰んな。

407名無しさんが妄想します:2005/08/24(水) 21:15:40
>>406
内輪なら何しても許されると思ってるようなガキは
ママンの胎内に還れ!

408406:2005/08/24(水) 21:28:57
>>407
なんかナゴんだよ。
マトモな神経の人がいてくれて。ありがとさん。

409名無しさんが妄想します:2005/08/24(水) 21:30:17
ばら撒いたって、誰に?

410名無しさんが妄想します:2005/08/24(水) 22:03:34
>>409
そりゃ内輪のお友達じゃないの?
ピンク職人仲間とかさ。

411名無しさんが妄想します:2005/08/24(水) 23:31:28
マターリでおながいしまつ。

412名無しさんが妄想します:2005/08/24(水) 23:36:19
>>411

(°Д°)ハァ?

413名無しさんが妄想します:2005/08/25(木) 01:22:27
>>408
だよね。ここは、大人のスレ。

414名無しさんが妄想します:2005/08/25(木) 03:36:37
恥知らずが投下するスレはここですか。

415名無しさんが妄想します:2005/08/27(土) 02:11:27
なんかえらい言われようだな

416名無しさんが妄想します:2005/08/27(土) 02:29:35
さあ恥ずかしがらずに投下して(;´Д`)ハァ/ヽァ・・

417名無しさんが妄想します:2005/08/27(土) 23:44:45
カモーン

418名無しさんが妄想します:2005/08/28(日) 00:00:44
ここは45。専用スレですよ。

419名無しさんが妄想します:2005/08/29(月) 00:49:21
45。は悪くない。
悪いのはオレだ。以上。

---再開----

420名無しさんが妄想します:2005/08/29(月) 02:38:19
>>419
なぜお前が悪いのか納得のいく説明を。
じゃないと再開できねーだろ?

42145。:2005/08/29(月) 05:56:10
394さんは2を選ばれました。
395さん、再放送うらやましい。
496さん、お疲れ様です。
以降一緒くたにレス。
ついでに419さん…おい(w
なんだか尾ひれがついてる話になっているようです。
今更ながら簡略に説明すると
(無視して続けようと思ったけど、
なんだかそんな空気でもなさそうなので…)
・友人のパソがクラッシュ。
・以前いただいていた画像データ等が欲しいとのことでモバイル持参で会う。
・その時見せるだけならいいかな?と素敵な某サイトの一部を見せてあげた。
・刺さっていたメディアにデータごとそのURLを持ってかれました。
・消しなさいと注意。
・後日知らない人が入ったので探りを入れてきた某サイトさんの身内の方から、
サイト主がすごく怒っていると聞く。
・あ〜あと思いながら、見せたこちらに責任あると思い、
詳細説明するより素直に謝った方がいいかと
(すごく怒っている人に細かい説明とかは逆効果かと思ってた)
簡潔な謝罪のメールを送る。
(それが何行だったかは記憶にない)
・かえって怒らせてしまった。
以上。
サイトは自分基準でいったん閉めましたが、
(きらいな人が目の前でチラチラするのは迷惑かな?てのと、
人のが見れないなら自分のも見せなくていいじゃん?てな身勝手な思いで)
せっかく書いたのだから、見たい人は見てってちょ。
と、こっそり再開はしてました(w
増えてないけどね。
あと、誤解があるといけないので言っておきますが、
93さんという方は好きですよ。
いつも直球で裏表がない人って人として信用できます。
ま、この話はこれでお終い。

42245。:2005/08/29(月) 05:57:07
394さんは2を選ばれました。

「残念だったな」
香に聞こえないように電話に話しかけ、
僚は後ろを振り向いた。
未だ所在無げにしている香の姿が目に映る。
なにも身に着けていない姿に、今更ドキリとする。
うつむき加減の瞳が、ゆっくりとこちらを向く。
互いの目が合うと、
息をのみ頬を染めてふと視線を逸らすらす。
僚はそのしぐさに眩暈を覚えた。
知らず生唾を飲む。
そして足は吸いつけられたように進んでいった。
「僚…」
かすれ、震える声に名を呼ばれると。
全身に鳥肌がたつ。
「ちょっとだけ…な」
さすがにもう出ては行かないだろうと、
それならば今はおとなしく寝かしつけようと思っていたのにと、
一人ごちながら、香の顎を指ですくい口唇を奪った。
香はそれをおとなしく受け、ゆっくりと目をつぶった。
僚は香の背に左腕を回し、
そのままゆっくりとベッドに押し倒していった。
震えている香の身体は熱い。
その額に口づけた僚はため息とともに囁いた。
「悪い、風邪ひかせちまったようだな」
「?」
香はまだ動揺している。
まだ頭の中が整理出来ない状態で、
自分の体調に気付くことも出来ないでいる。
そして、出ていかせないためとはいえ、
服を取り上げてしまっていた事実。

(さて3択です。1明美、尋ねてくる。2僚、寝かしつける。3香、ねばる。レスよろしく)

423 名無しさんが妄想します:2005/08/29(月) 09:04:27
3

424名無しさんが妄想します:2005/08/29(月) 16:23:12
見せるだけならいいわけないじゃん! 
何のための隠しだよ。

全然反省してないんだね。あきれた。

425名無しさんが妄想します:2005/08/29(月) 18:53:55
>>424
全然反省してないってっことは「見せるだけ事件」の前にも
前科があるのか?

426名無しさんが妄想します:2005/08/29(月) 20:37:48
べっくらこいたw

>サイトは自分基準でいったん閉めましたが、
>(きらいな人が目の前でチラチラするのは迷惑かな?てのと、
>人のが見れないなら自分のも見せなくていいじゃん?てな身勝手な思いで)

本当に自分勝手な人なのねーとオモタ

>某サイトさんの(ry・・・
>93さんという方は好きですよ。(ry・・・

一応特定されてなかったのにバラシテルシぃ

電波発信してるのかぇ?

427名無しさんが妄想します:2005/08/29(月) 22:19:42
>>426
暇そうだな。
そんなに暇ならどっかにボランティアへ逝け

428名無しさんが妄想します:2005/08/29(月) 22:30:03
>426
御本人様ですか?

429名無しさんが妄想します:2005/08/29(月) 22:40:03
>>428
本人に違いない罠

430名無しさんが妄想します:2005/08/29(月) 23:03:09
まあどっちもどっちというか
45もアレだけど93も電波だったし

しかしなんだか懐かしいな ピンク板最盛期が

431名無しさんが妄想します:2005/08/29(月) 23:15:59
まあ片方だけ叩かれて片方がのうのうとしているのは
気分悪いだろうとは思うが

432名無しさんが妄想します:2005/08/29(月) 23:30:05
93って裏表ない性格って書いてあるけど
これって性格キツイってことだよなw

433名無しさんが妄想します:2005/08/30(火) 01:04:00
>422
お久し振りです。
リョウ、勢いとめる事無く、香タン喰って下さい。
多少の熱なら大丈夫かと…haha

43445。:2005/09/05(月) 07:44:04
423さんは3を選ばれました。
433さん、…いいのですかい(w

僚はゆっくりと香の身体を離した。
「ちょっと待っててくれ。今服を…」
言いながら立ち去ろうとしたが、
ピンと服の一点が引っ張られたため、
足を止めてしまった。
「おい」
思わず振り返った僚の目に、
腕を伸ばしてうつ伏せになっている香が映った。
「香?」
声をかけられ、ハッとなって顔を上げた香だったが、
すぐに俯いてしまった。
だが、まだ手はじっと掴んだままだった。
「いったい…」
僚は驚きながらも再び戻り、
香の顔を上げた。
香は真っ赤な顔をしたまま、
目を合わせようとはしないでいる。
「おい…」
僚は目を閉じ、もどかしげに口を閉じたままの香の左頬を、
そっと手で撫でた。
閉じた瞼から、一筋の涙が零れ落ちてきた。
僚はそっと香を抱きしめ「どうして欲しい?」
と聞いた。
香は緊張しているようで、その鼓動と痛みが伝わってくる。
僚は香の首筋に、そっと口づけた。
驚いた香はビクッと全身を震わせた後、
おずおずと僚の身体に両腕を回し、抱きしめてきた。
「…こう、していても…いい?」
かすれた小さい声が、僚の耳をくすぐる。
「…おれの理性が持つまでなら」
香の身体から緊張が解けた。
僚は完全に委ねられた身体を抱きしめ、
冷や汗を垂らして香に詫びた。
「理性終了しそうなんだが…」

(さて3択です。1明美、尋ねてくる。2僚、出かける。3電話、かかる。レスよろしく)

435 名無しさんが妄想します:2005/09/05(月) 08:23:41
3

436名無しさんが妄想します:2005/09/06(火) 00:02:43
次スレタイトルはぜひ「45。隔離所」でよろしくw

437名無しさんが妄想します:2005/09/06(火) 08:18:45
434さん、お久しぶりです。

43845。:2005/09/12(月) 11:30:00
425さんは3を選ばれました。

香は顔を上げて僚の顔を見た。
少し驚いたように見えたが、
すぐ頬を染め顔をそらしながらも、
抱きつく腕から力を抜かなかった。
お互いの鼓動が激しくなるのが伝わってくる。
「いいのか…?」
僚がつぶやくのと被るように、
電話が鳴った。
香は少し考えてから、
それに出ようとして身体をよじった。
「放っておけよ」
僚が呟くが、
香はその前にかかってきた電話に対しての
僚の対応を気にかけていたので、
「でも、出ないと」
と抗議した。
僚はため息をひとつ吐いてから香をたしなめ、
自分が出ると立ち上がった。
またなにかやるんじゃないかという香の視線に見守られ、
僚は受話器を取った。
「もしもし?」
耳に飛び込んできたのは女の声だった。
僚は自分でも少し怪訝な表情になったのに気付き、
それを香に気付かれないように朗らかな声で対応した。
「ああ、君か〜!
そうだね。ちょっと少ししたらこっちから行くから、
待っててね〜」
そして相手の答えを待つことなく受話器を置いた。
「誰から?」
不思議そうに聞いてくる香に、
僚は何気なく答えるのだった。
「仕事の依頼人の一人」
「…女の人?」
つい聞いてしまってから、
香は余計な事を聞いてしまったとばかりに口を閉じた。

(さて3択です。1僚、一人で出かける。2香、一緒に行く。3香、そっとついて行く。レスよろしく)

439名無しさんが妄想します:2005/09/12(月) 15:38:22
2で!

440名無しさんが妄想します:2005/09/13(火) 00:53:09
3が良かった。残念。

44145。:2005/09/19(月) 11:29:54
前回選択の人の番号間違えました。425さんでした。すみません。
439さんは2を選ばれました。
440さん、確かに展開変わりますね。

顔を背け、俯く香を見つめ、
僚はしばし考えた。
眉を寄せ口を固く閉じてはみたが、
フッとため息を漏らし決意した。
「香…一緒に来るか?」
驚いたように振り返り見つめる香の瞳に、
僚は歪めていた口の端を上げた。
そしてある覚悟をするのだった。
「いいの?」
不安げに聞く香に、ゆっくりと頷き、
服を持ってくるからと部屋を出た。
香はこのまま残されて行く不安に動揺を隠しきれなかったが、
それと同時について行くという事がなにを意味するのか、
僚の態度から不安なものも感じた。
「どうしよう…」
ぽつりと呟いた香の耳に、
思い切りドアの開く音が聞こえた。
「さ、さっさと着替えて!
なんなら着せてやろうか?」
僚の態度はすっかりいつもの通りだった。
香は小さく微笑んで首を振り、
服を受け取った。
だが、それを身に着けようとして、
自分の身体を改めて見た香は躊躇した。
「あ、やだ…身体汚れて…」
その原因を思い出し、じわりと悔し涙が浮かぶ。
その頬を、僚の手が軽く叩いた。
驚く香に、僚は囁いた。
「泣くな。
これからまだいろいろ知ることになるが、
今からそんなでどうする」
「…え?」
香は不安に駆り立てられながらも、
いそいで服を着た。
ベッドから降りた時、まだ身体の芯が痛むのによろけたが、
グッと堪えた。
それでも一歩進む足がもつれ、よろけそうになる。
「おれがいるから」
僚の手の温もりと言葉に、香は頷いた。
だがそっと香を抱き寄せた僚の表情が曇ったのを、
香が見ることはなかった。

(さて3択です。1僚、一人で入る。2香、一緒に入る。3香、隠れているように言われる。レスよろしく)

442名無しさんが妄想します:2005/09/19(月) 15:21:26
2

443名無しさんが妄想します:2005/09/23(金) 21:59:44
45。さん、更新ガンガッテね。いつもありがとう。

44445。:2005/09/26(月) 07:36:47
442さんは2を選ばれました。
443さん、こちらこそありがとうございます。

僚は先に立ち車の乗り込み、
香を招き入れた。
ためらいがちにドアを開けた香に、
手を差し伸べ、ゆっくりと引き入れた。
俯きかげんの香の顎に手をかけ、
僚は上を向かせる。
「こっちを向いて」
小さいが低く落ち着いた声に、
香は顎を支えられたまま僚の方へと向いた。
強い視線が香の中に訴えてくる。
香はゆっくりと頷くと口唇を結び、
そして微笑んだ。
僚も安心したように微笑みかけ、
囁いた。
「着くまで少し寝ていろ。
そして、なにがあってもおれを信じてくれ」
「…う、うん…」
思わず頷く香の顎を手放し、
僚はハンドルを握った。
そのまま口唇を持っていかれると思っていた香は、
しばし目を見開いたまま僚を見ていた。
それが分かっていたのか苦しそうに笑う僚に、
香は呆気にとられた。
そして、こんな時にまでからかわれているのだと理解すると、
思わず口からは「信じらんない…」
という言葉が出た。
僚はフッとため息をつくとハンドルから両手を離し、
香に襲いかかった。
不意をつかれ反射的に脅える香に、
「信じるって返事してくれただろう?」
と告げた。
驚きながらも必死に頷き答えようとする香だったが、
その前に口唇は塞がれ、熱い舌が入り込んできた。
「う……」
香も応えようと僚に抱きつくが、
その口の中に奇妙な味が混じってきた。
まさかと思い、必死で僚を押しのけようとするが、
その身体を押しのけられない。
無理やり唾液と共に飲み込まされ、
やっと香は開放された。
「りょ…今……」
僚の顔を見上げるが、涙でぼやけてくる。
「信じてくれ」
その言葉が香の耳に届いた後、
香の意識は途絶えた。
僚は香を乗せたまま、エンジンをかけた。

(さて3択です。1香、車中。2香、廊下。3香、室内。レスよろしく)

445 名無しさんが妄想します:2005/09/26(月) 09:54:46
1

446名無しさんが妄想します:2005/09/27(火) 21:01:43
>444 睡眠薬仕込みですか? これは自分が誤って噛んだりしないんでしょうか。
連載当時から不思議でした。

44745。:2005/10/03(月) 11:05:31
445さんは1を選ばれました。
446さん、不思議ですよね。自分もそう思ってますよ。
普通は毒薬仕込んで自殺用に義歯を噛み砕いて…というものならあるんだけどね。
それも歯軋りとかして自然に割れたらどうするとか思うけど。
たぶん、嘘つきの僚だから、歯に仕掛けたというのは嘘で。
どこかに隠しておいて直前でカプセル状のを口に入れて、口移しして解ける直前に離れる。
みたいなことしてたのではと思ってたり…自分で飲み過ぎて効果が無くなってる種類のを仕掛けてとか…
うむ〜そんなとこでは(w

横で寝ている香の顔は涙に濡れて悲しそうだった。
僚は小声で呟いた。
「土壇場になって、また迷って…
こんなことをしておきながら、
信じてくれもないものだよな…」
それでも、と香の頬を指で拭い願うのだった。

目的地に到着した僚は、
香の身体をもう少し楽にさせ、
その手の中に車のキーを握らせた。
そして通りすがりの連中に、
無防備な香を覗かれるのは嫌なので、
肩に掛けようとしたコートを上にずらせて掛けた。
ちょっとそれを見つめていた僚だが、
離れがたい気持ちを抑え、
車を後にした。
目の前のマンションの窓は、
すでに灯りが消えたところもある。
こんな時間に訪れるのは、
不当に残業していた人間か、
いろんな意味で怪しい人物だけだろう。
「じゃ、ちょっと行ってくる」
心の中で呟くと、僚は中に入っていった。
部屋の前で表情を和らげ、インターホンを押した。
すぐに駆けてくる足音が聞こえ、ドアが勢いよく開かれた。
「待っていたのよ!!」
僚はいきなり抱きつかれ、相手に見えない苦笑いをした。
「中に入ろうか…」
「ええ、そうね」
抱きついてきた明美は、
おとなしく離れると、
僚の腕をかかえて中へと入っていった。

(さて3択です。1香、車から出る。2香、待っている。3香、車で家に。レスよろしく)

448名無しさんが妄想します:2005/10/03(月) 15:03:34
1

449名無しさんが妄想します:2005/10/06(木) 00:01:47
やった。自分も1に1票!

450名無しさんが妄想します:2005/10/10(月) 13:02:22
槙村×冴子×香です
苦手な人はスルーの方向で。

451名無しさんが妄想します:2005/10/10(月) 13:02:35
「さぁ、香。いい娘ね・・」
この薄暗い部屋に冴子の怪しい声が篭る。
「冴子おねえさま、私・・怖い・・」
全裸で絨毯に立っている香は少しうつむき加減に冴子に訴える。
「大丈夫。痛くしないから。でも本当にいい身体ね・・」
冴子は彼女の白い素肌に紐を巻きつけ自由を奪っていく。
「できた。凄く淫らしい格好よ」
冴子はそう言うと全身を映せる鏡を香の目の前に置く。
紅の紐が絡まっている淫らな自分の姿を目の当たりにした香は恥ずかしさのあまり顔を背けた。
「いや・・恥ずかしい」
「フフフ アソコもパックリと割れて・・もうすぐエッチなお汁も垂れてきそうね」
冴子はそういいながらしなやかな指先で彼女の乳房を弄ぶ。
「あぁ・・やめて・・冴子姉様・・」
「早速始めているのかい、冴子・・」
薄暗い部屋の扉が開き、そこから一人の男が入ってきた。
「お帰りなさい、秀幸。ほら、お兄様のお帰りよ・・」
「いや・・アニキ、見ないで!」
彼はベッドの上に座らされている香の前にひざま付き、
あからさまになっている秘部に舌を這わせた。
「いやぁ〜 やめて・・」
「香・・もっとよく見たい」
秀幸は立ち上がると照明のスイッチを調節して部屋を明るくした。
明るく照らされた10畳ほどの部屋は手錠からバイブまでありとあらゆる淫具が置かれている。
「これでよく見える。香の白い肌に紅の紐が食い込んで淫らだ。冴子、香を苛めてやってくれ」
「あら、苛めるなんてそんな・・たっぷりと可愛がってあげるわよ」
冴子は既にS女独特の黒いボディースーツを身につけていたが
それは腹部だけを隠すもので豊満な乳房や淡いヘアが剥き出しになっており、
右手には香を責め立てるためのバイブが握られていた。

452名無しさんが妄想します:2005/10/10(月) 13:02:58
「香・・たっぷりと美味しい蜜を舐めさせて・・」
冴子は剥き出しになっているクリトリスに吸い付き舌先で愛撫する。
「ふあぁ〜 い・・ぃ・・」
香はその刺激に自由にならない身体を震わせて喜ぶ。
「ふふ・・こんなに愛液を垂らして・・気持ちいいのね・・」
冴子は香の蜜が溢れる泉に二本の指を差し込み出し入れさせる。
はぁっ 冴子姉様・・もう許してぇ〜」
「口ではそんなこと言ってるけど下のお口は嬉し涙を流してるわよ。
ほら、この淫らしい音が聞こえるでしょう?」
冴子は挿入した指を激しく蠢かせる。
そこからはクチュクチュと指に蜜が絡まる淫らな音が聞こえていた。
「あっ、あっ!はぁっ・・い・・や・・もぉ・・」
香は冴子の細やかな指技に耐えられずにいた。
「あらあら、もう欲しがってるの? その淫らしいお口にバイブを入れてあげるわ」
冴子は淫らな動きをしている紫色のバイブをゆっくりと香の花芯に埋めていく。
「ひぃ・・あ・・ぁ・・うあぁっ!」
「冴子、香はバイブでイかせてやれよ」
今まで黙ってみていた秀幸は四つん這いになって香を責めている冴子の乳房を揉みしだく。
「あん。じゃあ私はあなたのチ○ポでイかせて・・」
秀幸は冴子の股をハの字に開かせ彼女の花芯に舌を差し込む。
「はぁん・・いい・・」
冴子は快感に喘ぎ、香を貫いているバイブの振動を最大にする。
「いやぁ〜っ! こんなの・・あたしっ!」
香は執拗に攻められていたためにもう絶頂に達しようとしていた。
「はうっ!いいのよ、香・・ひぃ・・イきなさい」
冴子はいつのまにか秀幸に貫かれながらも香を責める
「あっ・・ひぃ〜 イク、イク!あたしもう・・だめぇ〜〜っ!」
香は絶頂と同時に身体をビキビクとさせ大きくのけぞった。
「香はイったようだな。今度は冴子の番だ」
彼は更に激しく冴子の花芯の奥深くに男根を押し込み両手は乳房と乳首を摘む。
「いい・・もっと、もっと」
「もっとどうして欲しいんだ、冴子?」
秀幸は自分の左の指を冴子の口許に宛がいしゃぶらせる。
「もっと、冴子のクリトリスもいじってぇ〜」
「よく言えたね。ご褒美だ・・」
冴子の濡れた秘部にしゃぶらせていた指を這わせクリトリスを擦りあげる。
「んあぁ〜いいっ! はぁ〜」
冴子は喜び、自ら腰を使い出した。部屋の中には冴子の喘ぎ声と秀幸の荒い息遣いが聞こえている。
「冴子・・コレでイクんだ・・」
彼は自分の男根をくわえ込んでいる花芯から引き抜きその代わりに極太のバイブを差し込んだ。
「ひぃぃぃっ!イヤ・・秀幸のチ○ポでイかせてぇ〜」
「だめだ・・一発目の濃いヤツは香に飲ませよう。冴子、ちゃんと見てるんだよ。さ、香」
秀幸は香を自由にさせると即座に彼女の口許に男根を近づける。
「あ・・・」
香は自由になった両手で秀幸の昂ぶっている男根を包み込み亀頭にしゃぶりつく。
「うぅっ・・いいよ・・もっと舌を使って」
香はその言葉の通り根元に口付けチロチロと舌を這わせる。
ソレを見ていた冴子は益々興奮し、無意識のうちにバイブを激しく出し入れさせていた。
「はぁ・・香、もうイきそうだ! さ、たっぷり飲むんだよ」
香は男根を奥まで銜え、両手で根元をしごく。
「うっ! ううっ!」
秀幸の呻き声と共に香の口の中に彼の精液が溢れた。
「んはぁ〜私も、イク!はぁぁ〜ん イ・・イクゥ〜〜〜」
絶頂に達した冴子もその身をビクビクと震わせていた。

おわり

453名無しさんが妄想します:2005/10/10(月) 14:30:40
なんかキタ━━━━ヽ(´ρ` )ノ━━━━!!!!

45445。:2005/10/10(月) 16:24:25
448さんは1を選ばれました。
449さん、多数決ではないのですが、ありがたいことです。

450さんのは例のものですね。

明美はドアを閉めると、
改めて僚に抱きつき泣いた。
「大変だったな」
僚が小さく言うと、明美は大きく頷いた。
「ええ、警察から聞かされたわ。
…まさか彼が殺されていたなんて…
そして、知らない間に入れ替わっていた男と、
あたし何度も……
そう、何度もよ!!」
僚は抱きつかれたまま、
明美の身体には手を触れようともせずに聞いた。
「弟がケガをしたのだって、あの男のせいだったのよ!!」
僚は黙って明美の言葉を聞いていた。
「ああ、もうどうしていいか!!」
取り乱しはじめた明美に、僚はゆっくりと聞いた。
「本当に、今まで入れ替わったのに気付かなかったのか?」
「…え?」
明美は驚いた顔で僚を見上げた。
その表情はいくぶん強張っていた。
「それ以前に、つきあっていた男がなにをしているか、
本当に知らなかったのか?」
明美は明らかに怒りを露わにし、僚にくってかかった。
「ひどい…
なんでそんなことを言うの?
あたしは被害者よ!
あたしの写真が犯罪に利用されていたなんて、
知らされて、その事にもショックを受けているのよ!」
僚はふと目を逸らし、口唇を結んだ。
「知っていたんだろう?」
なおも抗議しようとしている明美に、
振り向いた僚の視線が刺さる。

香は夢を見ていた。
僚が香を置いて出て行く夢だった。
僚の後を追いたいのだが、
どうにも身体が動かない。
そのなにも言わない後ろ姿がどんどん小さくなる。
声をかけたいのだが、声も出せない。
香は必死に呼びかけようとするのだが、
その頭の中に僚の声が響く。
「信じてくれ…」
香は目を閉じて首を振った。
「信じている。いつも信じているのよ。
…でも、今は駄目!
そっちへ行く僚は、駄目よ…」
もどかしさに身をよじり、身体がガクンと揺れた。
「僚!!」
声が出た。
そしてその声で、香は目を覚ました。

「なに?あたし…」
香は力強く握った手に痛みを感じ、
まだはっきりしない頭で考えた。
かけられていたコートは頭からずれ、
身体からも半分ずれてしまっていた。
「これ…僚の…」
今自分がどんな状況なのか、
辺りを見回してみた。
「どこ?ここ…」
しばらく考え、思い出した香は、
握っていた拳を開いた。
「…そうだ!僚が…」
このキーはなにを意味しているのだろうか?
これで帰れと言うのだろうか?
香は首を振った。
「あたしの信じる僚でいて…」
香は車を出ると、キーをポケットに入れ、
見覚えのあるマンションに入っていった。
まだ薬が効いていて、足元がふらつく。

(さて3択です。1香、まっすぐに。2香、人とぶつかる。3香、途中で倒れる。レスよろしく)

455名無しさんが妄想します:2005/10/10(月) 16:56:41
3

456名無しさんが妄想します:2005/10/10(月) 19:00:46
どれでもいかったです。3でも嬉しいス。

457名無しさんが妄想します:2005/10/16(日) 23:14:18
45。さんいつもお疲れ様です。
楽しく読んでいますが、このスレはほぼ45。さん専用になってますよね。
公共のものだし、ちゃんと自身で2チャンスレ型のBBSを作って、
続きを書かれた方がいいのではないですか?
以前はともかく今はピンクもあるのだし。
少し前のコピペの件もあり、何でも有りって状態なのは良くないと思います。
(その状態を作り出しているのは45。さんにも原因があるとおもいますので)

458名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 03:11:30
>このスレはほぼ45。さん専用になってますよね。
誰も45。専用スレとは言っていない。
投下する香具師が居ない結果だろ?

>公共のものだし、ちゃんと自身で2チャンスレ型のBBSを作って、
>続きを書かれた方がいいのではないですか?
公共の物なら45。にも使う権利有るだろ?

>以前はともかく今はピンクもあるのだし。
だったら自分でBBS作れとか言わずにピンクに誘導しろよ

>少し前のコピペの件もあり、何でも有りって状態なのは良くないと思います。
コピペまで45。の責任なのか?
何でも有りなんて一部の暴走者しか思ってない。

>(その状態を作り出しているのは45。さんにも原因があるとおもいますので)
何で?

457は丁寧な口調だが結局は45。叩きがしたいのか?
45。を擁護する気も叩く気もないが457が何を訴えたいのか分からん。
おまいは45。にどうして欲しいわけ?

459名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 04:50:27
新規の書き手が書きにくい雰囲気になってるのは確か。
たとえ45。や住人が「他の書き手歓迎」と言っても、ほとんどが45。のSSと選択肢への
返答なので新規参入し辛い。
誰も45。専用スレとは言ってないが、現状ではそう見られても仕方が無い。

外部板だから何となく書き込みにくいって人も多いのかもしれないけど。

460名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 05:00:48
もう一つ。
選択式というのは面白いけれど、誰かが選択するまで書き込めない状態を
作ってしまう。今の状態だと選択されるまでかなりの時間が空くので、
45。のSSに興味がない人は更に書き込みしにくい状態ではないかと。

461名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 07:20:46
新規参入したけりゃ勝手にすりゃいいじゃん
ここでも、ピンクでも、よりどりみどりだ
ただ文句言いたいだけちゃうんか?

462名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 09:36:38
次(があるなら)スレタイを45。隔離所にすれば
いいだけじゃん

もめるなもめるなw

46345。:2005/10/17(月) 11:51:48
455さんは3を選ばれました。
456さん、どうも。
457さん、昔は毎日書いてても誰かしら書いてましたから、なんとも…。
でもそんなに心配しなくても、本当にそろそろ終わると思うから大丈夫ですよ。
その後のことは、それから考えますって。
「ポストが赤い」のまでも自分のせいになる前に(藁
自分でもしょうがないことに、まだ書く事には飽きてないので。…悪いね。
でも隔離って言葉で〆られるのはさすがにねアレっすよ!
とりあえず今回も書いてしまったので、読む人は読んでください。

「なにが言いたいの?」
明美は驚き、僚に聞いた。
「言わせたいのか?」
明美は僚から視線を逸らさずに見つめ返した。
二人はしばらく見詰め合っていたが、
僚の口元が歪んだために、明美の目が逸れた。
僚は目を細め、まだ見つめてくる。
「香…のことは、聞かないのか?」
明美の眉間が動いた。
その事について僚が口を出す前に、
明美が聞いてきた。
「香さん?どういうこと?」
僚はフッと息を漏らし、明美の肩を掴んだ。
明美は一瞬笑みをもらし、
そして表情を戻して僚に向き直った。
「香さんがどうかしたの?」
僚はゆっくりと口を開き、明美に聞いた。
「香は、きみの弟からの依頼を受けていた。
知っていただろう?」
明美の目が丸くなる。
「え?そうなの?
…ああ、一度だけ、弟の入院先に一緒に行ったから、
その時かしら?
でも、いったいなにを……」
「それを知らないのか?」
僚は明美に詰め寄った。
明美は嬉しそうな顔でそれを受け入れ、
自分の腕を僚のガッシリとした身体に回した。
「…もしかして、自分の事故のことについてなのかしら?
それとも、あたしの彼についての身辺調査だったのかしら?
あの子、相手が誰だろうといつも心配してたから……」
「いつも?」
僚の息づかいを感ながら、明美はそっと頷いた。

ふらつく足元を叱り付けながら、
香はエレベーターまでたどり着いた。
箱が下りてきて扉が開くまでの間にも、
睡魔は襲い掛かってくる。
必死に耐え中に入り、目当ての階を押そうとするが、
視界がぼやけ、指が定まらない。
「…くっ…」
香は口唇を噛んだ。
痛みとともに鉄の味が広がる。
「…はぁ……」
やっとボタン一つを押すと、
気が抜けてしまい、
立っているのもやっとだった。
壁にもたれかかり、
目的の階に着くのを待つ。
途中で人に会わないことを祈るばかりだった。
目の前の扉が開く。
香は、もつれる足を数歩出し、
出た先にある壁につかまる直前で崩れ落ちた。

(さて3択です。1明美、出てくる。2別の部屋の住人、出てくる。3僚、出てくる。レスよろしく)

464名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 11:57:53
3で。
私はこれからも読みたいのでこのまま続いてほしいのですが。。
ともかくがんがってください。

465名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 13:02:19
とりあえず457はもっと考えを纏めて伝える能力をつけような。
ツッコミ所満載で読んでてしんどいw

466名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 18:28:53
>>464
同じく是非これまで通りマイペースでやって下さい。
文句言ってる人は、愉快犯なのかも。
それか、もしよかったらネタ投下して欲しいです。

467名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 21:35:08
457です。纏まってなくてすみません。

>>458さんの言うとおり、確かに45。さんの専用スレではないのですが、実質ということです。
ピンクに移動となるとやはり、専用スレよりになってしまうと思ったからです。

>少し前のコピペの件もあり、何でも有りって状態なのは良くないと思います。
これは以前、45。さん自身がルールを破っている事や無断コピペと判っているのに
あのレスはおかしいのでは無いか?と思ったからです。
45。さんがコピペ元さんと同じく作品を作る側として、それでよいのでしょうか?

その思いから
>その状態を作り出しているのは45。さんにも原因があるとおもいますのでと
、書いてしまいました。

468名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 21:35:15
>465
457じゃないけど国語力のない465のためにまとめてあげよう。

・誰も書かなくなった状況をおかしく思わない
45。はニブイ
・自分のサイトがあるんだから自分とこでやれ。ここを
使い続けるな

いじょ。

469名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 21:42:18
45。さんをここから追い出して何がしたいの?
変ないざこざが起きたスレなんて、余計寂れるだけだと思うが。
SS投下や萌え話がしたいなら、今からでも勝手にすればいいやん。

470名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 21:52:48
45。の擁護をしてる割に、45。を応援したり労ったりするだけで、
話の内容に対して感想を言ったり、内容から萌え話を展開したりしないのが不思議だ。

471名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 22:07:57
45。さんには悪いけど普段はROM専だから、黙って楽しませてもらってる。
別に45。専用スレじゃないんだから、萌え話もSS投下もしたきゃすればいい。
そんだけ物言えるんだから、変なところだけ遠慮しなくてもいいんじゃないの。

472名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 22:25:30
45。専用スレになってしまってる理由は45。だけが悪いのではなくて、
ロム専で楽しんでるらしい住人にも問題がある。

SS投下や萌え話しても45。と文通状態になるのが目に見えてる。

473名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 22:27:24
ピンクがあるんだからここにこだわらず萌え話がしたけりゃすりゃいいじゃん…
単に45叩きがしたくてたまらないようにしか見えないなあ。
なんかここんとこ変な人がいるみたいね。粘着?

474名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 22:40:58
萌え話・他のSS投下したい人がいれば、プリーズだと思うけど。

475名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 22:43:01
>>472
じゃあこのスレをどうしたいわけ?ここで萌え話もする気ないんでしょ?
現状を変えたいと思うんなら、誰も乗ってくれないこと覚悟で萌え話振り続けるぐらいしてよ。

476名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 22:43:11
>473
> ピンクがあるんだからここにこだわらず萌え話がしたけりゃすりゃいいじゃん…
ここは45。専スレだから他行けってことですか?

477名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 22:47:41
そんなにこの避難所にこだわってこの場を守りたいと思ってた人がいたのかと思うと驚きだよ。
今までそんな意思表示もなかったくせに。
単にこのスレは45専用じゃないってダダこねたいだけなんだろ。
ひょっとして駄文コピペされた自衛に余念の無い人ですか?www

478名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 22:51:17
>476
萌えブツ投下キボンヌ

479名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 22:53:45
似たような文体で擁護なのがイタイなあ

どーしてヲチられてるのにも気づかないのかなとか
こーいう人が書いてるものに萌えられるのかなーとか
素直に疑問を感じたので聞いてみてるだけなんだけどなw

480名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 22:54:20
>477
自分は逆。
45。専用スレになってると言われる度に、擁護するだけで専用スレに見られないように
努力しないのなら、素直に専用スレだと言い切ってしまえと思ってる。

481名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 22:57:21
もっと他にヲチるものあるだろ
まあそれが楽しいなら止めないけどさ

482名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 22:57:35
>似たような文体で擁護なのがイタイなあ
自分だけの妄想じゃなかった。

483名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 23:05:45
471と475は同じ人(自分)だけど、別に擁護してるつもりはないよ。
特に現状に不満はないし、正直言えばそこそこ萌える小説が読めるなら何でもいい。
萌え話したい人が大勢いるんならしてほしいと思う。そういうの読むのは好きだから。
でも文句言うだけで何もしない人の書き込みは見たくない。

484名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 23:08:26
>でも文句言うだけで何もしない人の書き込みは見たくない。

ロム専の言うことじゃないわな

485名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 23:10:58
まーそうですけどね。意思表示ぐらいさせてくれ。

486名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 23:14:40
その言葉そのまま返しますw

487名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 23:14:53
じゃ萌え話でもするか?

488名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 23:17:18
つーかここあくまでエロパロ避難所なんだよね
香スレとして続けるつもりなら、ピンクのキャラサロンに本スレ立てるべき

489名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 23:20:09
立ててもいいけどこれ以上スレ増えても続かないっしょ

490名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 23:21:15
北条スレの避難所用に置いててもいいのでは
香スレ立てても落ちそう

491名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 23:23:32
住人は居ないと思ってたのに自治厨が何故…

492名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 23:25:07
このままスレ消費するってのはどうよ?w
で45にこの先は決めてもらうって事でどう?

493名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 23:29:44
北条スレ避難所に使うのなら、無駄にレス消費すべきじゃないから
45。は自サイトで続けるかエロパロ行くかしないとまずいだろw

494名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 23:32:23
ここ続けちゃいけないの?

495名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 23:37:18
現エロパロに行こうするのはヤメテ
パラダイスが・・・
個人スレを2ちゃんに立てるのはダメだったと思う。

496名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 23:39:34
じゃここでいいじゃん
要は自サイトに逝けって言いたいのかもしれないけど

497名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 23:45:11
ここは香スレではなく45。隔離スレってことで桶?

498名無しさんが妄想します:2005/10/17(月) 23:53:18
つか避難所ってことは新スレ立てる気で移動したんじゃないの?
なんで誰も香スレ立てなかったんだい??

499名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 00:06:37
45。はここに投下し始める前に、香スレを再建する予定なのか聞くべきだったと
思うな。
最初の方見てると、投下し始めちゃったから新スレ立てずになし崩し状態に
なったようだ。

500名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 00:16:56
そんな後だしじゃんけんみたいな発言…。
以前のPINK使い切った時新スレは立たないもんだと思ってたよ。
需要があるなら誰か立てるくらいかな?くらいにしか。

45。が再建する予定なのか聞くべきだったとは思わない。

501名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 00:37:24
選択肢物を始める前には何度か新スレ立てる場合の話が出てる。
にも関わらず、ここで始めちゃったのはどうかと。

502名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 00:48:50
何で今頃言い出したのかよくわからない
じゃ、次スレは2chのピンク板に合流するの?

503名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 01:08:31
いや、ここは45。隔離スレにするんでしょ?

504名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 01:10:21
住人は結構香スレと被ってる気がするけど、北条スレって
範囲広すぎるからリョウ×香萌え語りとかはしにくいような。
してもいいのかな。

505名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 01:15:35
基本はリョウ×香なんだけど、なぜか新境地を拓きたくなるものだね

506名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 01:18:18
>504
リョウ×香萌え語りしてもいいと思うけど、それ以外のカップリングの話も出る可能性が
あることは頭に置いておくべきかと。

507名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 01:28:44
>502
きっかけがなかっただけじゃないか?

508名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 01:31:13
他カプ話が出るのは構わないんだけど、リョウ×香話が長く続いたりしたら
香萌えじゃない人はきついだろうなぁ…とか思うと自重してしまうというか。

509名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 01:49:11
分裂してやっていけるかは正直微妙

510名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 20:42:42
よく分らんけど、エロパロスレって、余り賑わってないよね。
職人さんがちょっぴりしかいなくて、大量の鯉がパクパク口開けて
待ってる感じ。

511名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 20:56:21
でも活気があるw
萌え萌え話だし、正直45。さんのは萌えないし厭きた。

512名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 21:04:53
職人さん少なくてもいい流れだとおも。
45。が来ると流れが変わってしまいそうなので来て欲しくない。

513名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 21:17:52
同意。

514名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 21:32:14
わざわざこっちに来てまで言うことじゃない。
しつこい。

515名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 21:37:43
こっち=避難所の事ならば
避難所の事は避難所で言うべきでは?

516名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 21:48:51
だからしつこいって
ヲチ先に帰れよ

517名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 21:53:43
まじでワケワカメ。

518名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 21:58:33
いや、マジでエロパロの流れを変えられるのは困る。
ここの二の舞にはしたくない。

519名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 22:06:07
ここは45だけの場所じゃないとか言いがかってきて
じゃあPINKに統合するか?って話だったんじゃないの?
実質45専用だったとしてもひっそり続いてたものをわざわざ荒らすな

520名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 22:09:25
自サイト持ってるんだからソコでヤレ。

521名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 22:13:06
45。憎しもここまで来ると凄いな。

522名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 22:21:53
45。がここを使う権利はあるが、ここでやり続ける必要もない。
避難所使ってまでやり続ける、続けさせようとする理由は何?

523名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 22:28:52
>スレ立て、書き込みに関する制限を設けてませんので、
誰でも自由に利用できる掲示板です。

だって。
>522が読みたくないなら、来なきゃいいんじゃないかな?

524名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 22:31:14
>523
だったら45。が専用スレ立てて、そこでやれば?
ここは香スレの避難所として立てられているのだから。

525名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 22:31:56
まあ522が叩くのも自由ってことになるけどね。

526名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 22:51:49
>523
つか、続けさせようとしている理由は何さ

527名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 22:57:50
>526
じゃあ45。を追いやりたい理由は何ですか?w

528名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 23:04:46
>527
避難所を実質私物化している状態は良くない。
選択肢物をやるつもりだったのなら、ちゃんと本スレを立ててからやるべきだった。

で、続けさせようとしている理由は何?

529名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 23:05:53
526じゃないけど
ここはここは香スレの避難所。
保守しなくてもDat落ちはしないし、45が専用的に使うのはスレちがい。

530名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 23:09:51
ピンクに統合する案を反対する理由。
選択を決めるまでの間が避難所と同じぐらい空くと仮定して、
他の職人さんが投稿しにくい為。

531名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 23:15:58
専用的に使うことによって無駄にレス消費され、北条スレの避難所として
利用する事も出来なくなってしまう。
あるんだから使っちゃえという気分で使う物ではないと思うよ。

532名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 23:25:05
過疎スレの自治乙だな

533名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 23:37:01
虚しい流れだ。叩いてる人のEQも低そう。

534名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 23:40:14
痛いところ突かれたら叩き扱いかよ

535名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 23:43:26
叩きにしか見えん

536名無しさんが妄想します:2005/10/18(火) 23:54:56
45。がエロパロに行くのを止める権利はない。けど嫌がってる人もいるから
叩かれることは覚悟した方がいい。
でも、ここを使い続けるのはスレ違いだ。

537名無しさんが妄想します:2005/10/19(水) 00:06:35
Maybe、叩いてる人の偏差値は71

538名無しさんが妄想します:2005/10/19(水) 00:28:50
>533
>535
叩きにしか見えないから「追い出すな」と言っているのであって、
エロパロ合流やキャラサロンに本スレ立てるだったら、アリなの?

539名無しさんが妄想します:2005/10/19(水) 00:37:46
457、467-468は笑える

540名無しさんが妄想します:2005/10/19(水) 06:24:01
まっとうな職人さんを叩いたりはしない。

まっとうじゃないから(ry

541名無しさんが妄想します:2005/10/19(水) 07:25:07
まっとうじゃないのはどっちだ

542名無しさんが妄想します:2005/10/20(木) 01:36:51
提案

問題は本スレも無く、新規職人さんも来ない状態なのにも関わらず、このスレがある事だと
思うので、45。さんの今書いてる話が終わったら倉庫送りにしてもらうのはどうでしょう?
今は他に書く場所もある訳なのだから、あえてこのスレを残しておく理由はないと思います。
いかがでしょう。

543名無しさんが妄想します:2005/10/20(木) 07:06:24
ハァ?

544名無しさんが妄想します:2005/10/20(木) 14:57:46
久々盛り上がってると思えば……こんなんばっかだな。

545名無しさんが妄想します:2005/10/20(木) 15:10:24
45。さんの話をずーーーーーと続ける能力が驚異的なので
一体どこまで続くか愉しく見てたのに邪魔しないで欲しいス。

546名無しさんが妄想します:2005/10/20(木) 15:20:14
>542
他に各場所ってどこ?

547名無しさんが妄想します:2005/10/20(木) 17:56:04
これからも続けていく、いって欲しいと思っているのならば、
今後の方針をはっきり決めては?
本スレも立てず、ここを本スレとするかもはっきりさせずにただ
流れのままにやっていっているから、何度もこのような状態になる。

548名無しさんが妄想します:2005/10/20(木) 18:29:52
誰も本スレが無いとかで困ってない。
無駄な提案ばかりするヤシに迷惑してるだけだ。

549名無しさんが妄想します:2005/10/20(木) 19:35:08
いまのところ
擁護派(儲)+放置しとけ派(魚茶)+隔離しときたい派=現状維持派が
出て行け(ピンクスレに合流しろ+自前HPでやれ)派よりも多いようだが

45。の今の連載くらいは完結さしてやってもいいと思うがな
あと萌え話はpinkでやったほうが住民が多くて楽しいとオモ

550名無しさんが妄想します:2005/10/22(土) 02:48:28
みんなで45。の今後を語っても当の本人はもう続ける気ないポ

551名無しさんが妄想します:2005/10/22(土) 03:41:44
目出鯛

552名無しさんが妄想します:2005/10/22(土) 07:37:18
ヲチ先に突撃イクナイ

553名無しさんが妄想します:2005/10/22(土) 13:15:32
>550
本人何も言ってないじゃん

554名無しさんが妄想します:2005/10/22(土) 18:41:36
>>553
もうすぐ終わるって書いてる

55545。:2005/10/24(月) 11:20:07
464さんは3を選ばれました。

以前の450さんに対するコメントは、無視するつもりでしたが、あまりに呆れ返ってしまったので、ああ書いたまでですが。
同じ物書きというなら、ここにも書き下ろし投稿願います(切実)。

ここのはじめに45。の形式のことが書いてあったので、せっかくだからと書き始めたのですが、このようなことになって書いて下さった方には大変申し訳ない。
とりあえず雑誌掲載の漫画とかで「最終回は別冊(コミックス新刊)で」というのが嫌いなので、今のが終わるまでここで書かせていただければ嬉しいです。
後はどこで書くか考えます。形式とかも。OK?

「あ…」
床に倒れた痛みで、香は小さな悲鳴を上げた。
その痛みで少し頭ははっきりしたが、
身体全体が重く立ち上がることが出来ない。
「りょう……」

「香は彼の依頼を受けた。
きみの付き合っている男が彼を狙ってケガをさせたと思っていたからだ」
「そうだったの…」
明美は黙って下を向いていたが、
頷き僚を見上げた。
「で?香さんは?」
その表情を見て僚は笑った。
「モデルをやめてカメラマンになったというが、
女優でもけっこういけたんじゃないか?
目的がおれだというのなら、いいだろう。
心がなくても……
そのかわり……」
僚の腕が明美の服にかけられた。
ふと明美の表情が嬉しさと不安で揺れる。
それでも求めていたものが手に入る喜びで、
明美は歓喜した。
「ずっと待って…」
抱きつこうとしたその腕を、
僚は思い切り突き放し、その口を手でふさいだ。
驚いて僚を見つめると、その目はこちらを見ていない。
なにかを聞き取るように、じっと耳を澄ませているようだった。
明美は上目遣いで僚を見つめているばかりだった。
ふとその手が口もとから離れ、
冷たい空気が明美の顔をなでる。
「冴羽さん?」
僚はなにも言わずに明美に背を向けて部屋を出て行った。
明美は慌てて後を追った。
廊下を見渡し、僚の姿を探す明美の瞳に、
エレベーター前でうずくまっている大きな背中が見えた。
「冴羽さん!」
駆け寄った明美だったが、その光景を見て一歩足を引いた。
僚が倒れている女性に、心配そうに語りかけ、
抱き上げようとしていたのだった。
「大丈夫か?香…」
その表情は見たこともないほど真剣で優しかった。
うっすらと目を開いた香は、僚の顔をじっと見つめ、
そして微笑んだ。
「…間に合った?」
僚の明美も香自身ですらその言葉の意味が分からなかったが、
ふと僚はなにかに気付き、
「おまえのおかげで」と答えるのだった。
その笑顔に納得したのか、香の顔がほころぶ。
「よかった…」

(さて3択です。1僚、なにも言わず帰る。2僚、明美の部屋に戻る。3僚、明美を連れ出す。レスよろしく)

556名無しさんが妄想します:2005/10/24(月) 12:41:41
1

557名無しさんが妄想します:2005/10/24(月) 22:27:05
45さん、ヤジは気にせず気にせず。
なんなら、2ちゃんでスレ立てたらいいし。

558名無しさんが妄想します:2005/10/24(月) 22:43:17
>>557
何でわざわざにちゃんでスレ立てる必要があるの?
そんな事するなら自分のサイトにうpした方が良くないかい?

559名無しさんが妄想します:2005/10/24(月) 23:55:58
>558
必死な誘導うぜーよ

560名無しさんが妄想します:2005/10/25(火) 00:37:19
>>559

ハァァ?┐(´д`)┌  お前何言ってんの?

561名無しさんが妄想します:2005/10/25(火) 16:20:02
>>558
文句あるならひろゆきや削除人に言えやDQN

562名無しさんが妄想します:2005/10/25(火) 17:22:37
>>561
いちゃもん付けるならちゃんと文面嫁よリア厨w

563名無しさんが妄想します:2005/10/25(火) 17:43:12
今後の事は45。自身が考えることなので
DQNやリア厨などの外野の罵り合いなど不毛だ。

564名無しさんが妄想します:2005/10/25(火) 23:29:09
なんで、今まで少数でささやかにやって来た事に対して、いきなり押し掛けて
来てまで波風たてるのか判らない。

自分が言いたいのはそれだけだ。

565名無しさんが妄想します:2005/10/26(水) 00:27:30
いい加減に空気読んでほしいよね
キチガイに粘着されると大変なんだなあ…。

566名無しさんが妄想します:2005/10/26(水) 00:45:30
自分は他の職人さんが完結していない話の続きを投下しに来てくれることを
期待してロムしてるので、正直45。の新作は邪魔。
そういうロムがいるって事も忘れずに。

567名無しさんが妄想します:2005/10/26(水) 01:02:51
勘違いされると困るからもう一つ言っておくと新作が邪魔なのであって、
45。のAV女優の話なら読んでいた。
新しいのを書き始めるくらいなら続き書けと思ったし、気分転換なら自サイトで
やれとも思う。

568名無しさんが妄想します:2005/10/26(水) 01:48:39
>>566
同士!
自分は93さんのリョウが記憶喪失になった話しの続きをもう何年も待ってる。
続きが気になって仕方ない orz

569名無しさんが妄想します:2005/10/26(水) 01:58:39
45だって職人じゃん
えり好みしてんじゃねーよw

長ったらしいのは作品の形態としてはどうかと思うけどな

570568:2005/10/26(水) 02:07:35
>>569
45。さんも好きだけど93さんの続きが読みたいと思ってるだけで
選り好みしてるわけじゃないんです。
言葉足りなくてごめん。

571名無しさんが妄想します:2005/10/26(水) 03:06:13
93さん93さんっておまいら…w
それこそ本人のサイトで要望出したら?

572名無しさんが妄想します:2005/10/26(水) 13:55:42
>571
サイトに乗り込んだら痛い人になるではないかw

573名無しさんが妄想します:2005/10/26(水) 23:11:32
>>571
45。さん45。さんって言ってるのはよくて
93さんはダメなの?w

574名無しさんが妄想します:2005/10/26(水) 23:20:48
93さんの続き読みたいですw
ヲチってるならここに投下してくださいよ

575名無しさんが妄想します:2005/10/29(土) 13:32:18
45°さん気にせず書いて〜〜!

576名無しさんが妄想します:2005/10/29(土) 15:16:57
>>574
おまっ、それ人にものを頼む態度か?!

57745。:2005/10/31(月) 11:57:19
456さんは1を選ばれました。
…そうだAVもいいかげんやらないとね。すみません。

香は安心したのか、
まだ効き目がある睡眠薬の力に負け、
そのまま眠りに落ちた。
「冴羽さん。とりあえずあたしの部屋に…」
明美は穏やかな顔をしている僚に声をかけた。
僚はしばらく香の顔を見ていたが、
頷き抱き上げた。
明美は香を横目で見ながら、
僚の腕を掴み、
そして呟いた。
「香さん…
もしかして、未だにあなたの恋愛の邪魔をしているの?
あたしだって、もう大人だし、そのへんのところは割り切って…」
僚は明美の腕を振り切ると、
そのままエレベーターへ向かった。
「冴羽さん!」
明美は後ろから追いすがるが、
その階で止まったままのエレベーターの扉はすぐに開き、
そして閉じた。
ひとり取り残された明美は、
納得出来ずに非常階段を使い降りていった。

(さて3択です。1明美、僚に問いただす。2明美、香を叩く。3明美、泣きつく。レスよろしく)

578名無しさんが妄想します:2005/10/31(月) 12:00:54
2でお願いします。

579名無しさんが妄想します:2005/11/03(木) 17:19:49
45。さん、気が向いたらAV監督再開きぼんぬです。

580名無しさんが妄想します:2005/11/03(木) 19:47:58
>45。さん
579さんと一緒で、AV監督再開してほしいです〜

58145。:2005/11/07(月) 12:52:06
478さんは2を選ばれました。
AV監督は交互にすると読み辛いと思うので終わったら書かせてもらいます。ありがとうございます。

エレベーターはすでに一階。
そして中には誰も居ず、扉は閉まっていた。
明美は荒い呼吸を整えもせずに外に走り出した。
街灯の下、大きな男が助手席のドアを閉め、
運転席に向かうところだった。
明美はその男には向かわず、
助手席のドアを掴んだ。
ロックされていないドアはそのまま開いた。
「なにを!」
慌てて戻る男の驚いた声に怯まず、
明美はぐったりと眠っている香の肩を引っ張り、
車外へと引きずり出した。
地面に落ちた香は呻き声を上げ、目を開いた。
はっきりとしない視界の中、見覚えのある顔を認めたとたん、
頬に激しい痛みが走った。
「あっ!」
驚き避けようとする香の腕は掴まれ、
さらに風が…だが、次の痛みは来なかった。
しっかり目を開いた視線の先には、
息を荒げている明美の姿と、
それを後ろから取り押さえている僚の姿があった。
「どう…して?」
香の口からはそれを言うのが精一杯だった。
どうしてこんなことになっているのか。
まったく香には理解出来なかった。
明美は震えながら、呟いた。
「どうして?それはあたしが言いたいわ」
もうさっきのように暴れる様子は消えたようなので、
僚は明美を放し、香に向かった。
「大丈夫か?」
香は痛む頬を押さえながら、黙って頷いた。
そしてゆっくりと立ち上がろうとする香に手を貸す僚を見て、
明美は毒づいた。
「なんでよ…
あたしは大人になったのよ。
確かにあの時はまだ子供だったわ。
だから事件が終わってからあなたのアパートに押しかけたとき、
『大人になってから出直しておいで』って言って、
弟に後押しまでされて決心してきたあたしを追い返したわよね」
香は明美が押しかけてきた時の記憶を辿った。
たしか、僚が明美をつれて部屋から出て…
そして数分してから一人で戻ってきた。
「まったく〜、彼女だって本気なんだと思うから、
適当にあしらっちゃ可哀相じゃないの」
思わず言った言葉に、僚は何気なく答えていた。
「大人になったら、またおいでって言っただけさ」
「さすがに子供には手出しできないけどってこと?」
僚はふと香の顔をじっと見つめた。
香はなぜか赤面し、顔をそらした。
「な、なによ」
「いや、そうだな。子供だと思っててもすぐに素敵な女になるってこともあるからな」
その時は、誰のことを言っているのかさえ香は分からなかった。
たんなる比喩だと思っていたのだが、
僚が昔の出会いを覚えていたことを思い出し、
今さらにそれが自分の事だと気付くのだった。

(さて3択です。1明美、そのまま戻る。2明美、食い下がる。3明美、泣きつく。レスよろしく)

582名無しさんが妄想します:2005/11/07(月) 13:21:53
2でお願いします。

583名無しさんが妄想します:2005/11/08(火) 00:09:30
45さん、579-580さんと一緒で、AV監督待ってます。

584名無しさんが妄想します:2005/11/13(日) 23:22:32
45。さんの自サイトってどこにあるの?

585名無しさんが妄想します:2005/11/14(月) 00:37:11
>>584
お前には教えない

58645。:2005/11/14(月) 12:43:55
582さんは2を選ばれました。あれ?今まで100の位ずっと4だったのかな?
583さんもありがとうございます。
584さんお時間ありましたら過去スレ読破してみてくださいね。

真っ赤になって俯く香を怪訝に思いながらも、
明美は続けた。
「約束は守ってよ」
「約束?」
僚が聞く。
「なにか約束なんかしたか?」
「だから、あたし大人になったのよ。
大人になったら一緒に暮らしてくれるんでしょ?」
「大人?」
僚の顔が険しくなった。
香は驚いて僚の腕を掴む。
僚は香を振り返り頷くものの、またすぐに明美に向き合った。
明美は少々気圧されはしたが、ゴクリと唾を飲んで話し出した。
「あ、あたしだってあれから調べたわ。
冴羽さんがどんな人だか。
そしていい女になるためにいろんな男たちと恋愛も繰り返した」
明美はキッと香を睨む。
香は目を伏せ、その視線から逃れた。
あまりにも情熱的なその瞳は、香の中のなにかを刺激する。
僚はそっと香の肩を抱き寄せ、明美に応えた。
「大人な女は、自分を押し付けるようなことはしないと思うが?
それにおれを調べたというが、
おれのなにを知っている?おれになにを求めている?」
明美は引き下がらなかった。
「香さんは、冴羽さんの元パートナーだったお兄さんが亡くなって、
その代わりに仕事の関係で一緒にいるだというのに、
あなたが1人の女に縛られたくない人間だって知っているのに、
それを邪魔している。
あたしだったらそんなことはしないし、あたしの方が……」
必死になるあまり、叫びに近くなってきた明美の言動に、
僚は首を振った。
「きみはカメラマンになりたいんだろう?」
明美は頷いた。
「ええ、夢だったわ。
でも愛する人と一緒にいたいというのも夢だわ」
「君はなにか思い違いをしているんじゃないか?」
明美は突然の言葉に口を閉じた。
「きみは依頼人の1人に過ぎない。香は…」
淡々と話し出した僚だが急に口を閉じ、
ふと香を振り返った。
突然見つめられ香は目を丸くしたまま動けない。
その目の前で、僚の瞳孔が大きくなる。
香は自分自身がその中に吸い込まれるのではと思ってしまうのだった。
その視線から逃れようと顔を逸らすと明美の視線。
香は思わず口を開いた。
「その…あたしは…
アニキが殺されて…僚に逃げるように言われたんだ…
けど…
あ、あたし、アニキの仇をとりたかった。急に一人になるのが怖かった…
…そして、僚のことが……
だから、そのまま転がり込んでしまったの…
だから、もし明美さんの方が出会うのが早ければ…その…」
僚は香の口唇を、正面からいきなり手のひらで塞いだ。
「悪い。思い違いをしていたのは…おれか?」

(さて3択です。1明美、そのまま戻る。2明美、食い下がる。3明美、泣きつく。同じですがレスよろしく)

587名無しさんが妄想します:2005/11/14(月) 19:50:26
3で!

588名無しさんが妄想します:2005/11/15(火) 05:33:41
>>584
ヒントな。
クリ(ry

589名無しさんが妄想します:2005/11/16(水) 00:01:36
同じく3希望!

59045。:2005/11/21(月) 07:51:03
587さんは3を選ばれました。
589さん。どうもです。

その僚の表情は、今まで香すら見たことも無いものだった。
顔は真っ赤で口はギュッと閉じたままで、
なにかを言いたいのだが、それを出す事すら恥ずかしいといった風情。
それなのに力の入った真剣さがミスマッチとすら見えてしまう。
他の人がそんな顔をしても、時と場合によっては有りなのだが、
この男がそんな顔をするというギャップが耐えられない。
見ているこちら側も恥ずかしくなってくる。
香はある意味ひどくうろたえ、
先ほどまでの自分の思いの吐露すら、
すっかり頭から弾け飛んでしまった。
そしてこの状況に堪らずに僚の手を掴むと、
自分の顔から離した。
「…ちょっと…、どうしちゃったの?」
僚は香を見つめたまま動けない。
ことの異様さに、明美までもが二人の横まで走ってきてしゃがみ込んでしまった。
「いったいどうしたというの?」
僚は香につかまれた腕をぐっと押し出した。
「あっ…」
勢いに香が仰け反るが、もう一本の腕が香の背を支え、
明美が見守る中、僚は香を抱きしめるのだった。
「ちょっと…あの…りょ……」
ギュッと力を入れたまま、なにをするというのでもなく、
僚は考え事をしているようになにも言わない。
香もどうしてよいか分からず、
助けを求めるように首を動かすと、
明美の姿。
明美に助けを求められるはずもなく、
その視線の痛みに顔をそむけ、
ただ抱かれるままおどおどしていた。
そして、やっと口に出せた言葉は
「こら、いいかげんに……」
「やめてよ!」
明美の声が香の言葉を遮った。
明美をふと見るとその瞳は潤んでいた。
そのまま明美は僚の身体にしがみつき、
揺さぶる。
「香さんから離れてよ!あたしを抱いてよ!」
僚はゆっくりと明美を振り返り、無言で首を振った。
やっと動き出した僚に安心した香は、
身体をもぞもぞと動かして、
その腕から逃れようと努力してみるのだった。
それは無駄な努力ではあったが。
「どうして?だって香さんも言ってたじゃない!」
「違う…」
それだけを言うと、僚は香を抱き上げ、助手席に座らせた。
もう普段の僚の顔だった。
いや、普段とはまた違う穏やかな目で香を見つめていた。
香はこのふわふわとした感覚に、
身の置き所をどうしたものかと思いながらも、
それでも明美の身を案じた。
僚がここに来た目的は、どうにも不審なものがあった。
単なる感ではあったが、
あの僚が明美を傷つけるような気がしてならなかったのだ。
信用してくれと執拗に言われた事がひっかかる。
「もうおれたちに関わらないでくれ」
僚は明美に告げた。
明美は僚にしがみついたまま、
まだ泣いている。
その顔は嫉妬に歪みはじめてきていた。
「いいの?そんなことを言って…
あ、あたしいろいろ撮っているんだからね!」
言いながら香の顔をじっと睨む。
僚は険しくなる顔を穏やかに保ちながら応えるのだった。
「悪いとは思ったが、留守の間にすべて処理させてもらった」
明美の顔色がみるみると変わっていくのが見えた。
「どう…して?はじめから知ってたっていうの?」
僚はそれには答えずに、明美に告げるのだった。
「香は、あの店と君との関わりを消すために…
またあの男に陵辱された」
明美は驚いた顔で香を見た。
香は僚がなにを言い出すのかと、
そして思い出したくないことを思い出さされ、
顔をひきつらせた。

(さて3択です。1明美、押し通す。2明美、知らない。3明美、思いたたる。レスよろしく)

59145。:2005/11/21(月) 12:04:31
あ、すみません。今みたら3の誤打ちが…
3は、明美、思い当たる。でした。

592名無しさんが妄想します:2005/11/21(月) 14:00:57
3でお願いします。

593名無しさんが妄想します:2005/11/23(水) 00:52:22
いつもありがトン

59445。:2005/11/28(月) 13:20:08
592さんは3を選ばれました。
593さん。こちらこそ。

僚はそれを明美に見せないよう、
そっと香の頭を胸に抱いた。
「…すまない……」
つぶやく僚の声に、香は首を振るばかりだった。
「どういうこと?」
明美は思ってもいなかった事実にうろたえるが、
それでも僚と香が抱き合うことは許せなかった。
「きみは、付き合っていた男がきみの写真を使ってなにをしていたか、
知っていたのだろう?
そして、いつからか入れ替わっていたことも…」
明美は一瞬口端を引きつらせたが、
首を振った。
「いいえ、なに?それ…」
「きみが香をスタジオで撮影してた時、
停電になったと言ってた。
それはいつものことだとも…。
その後どのモデルも行方不明。
おかしいと思っていたはずだ」
明美は口を閉ざしたまま、僚の言葉を聞いていた。
「ある時、きみはじっと潜んで待っていた。
いったいモデルはどうなるのかと。
そして、知ったんだ。
彼女たちの行く末を…」
明美は首を振った。
「…そして、きみは悩んだ。
だが、その時なのだろう。
偶然に香と再会したのは…
いや、偶然ではないな」
香は驚いて僚になにかを言おうとしたが、
僚に頭を押さえ込まれて動けない。
「女なら、自分を抱いている男が入れ替わったことぐらい、
気付くものだろう?
その事もあって、なんの迷いもなく香を……」
明美は首を振った。
「そんなこと、あるわけないじゃない!
あたしは…」
僚は明美の言葉が聞こえてないかのように続けた。
「そして、その入れ替わった相手が誰かを知らないまま、
香を渡した。
その男は、香を…そしておれを憎んでいた男だったんだ」
「そんな…そんな事ってあるの?
だって初めに逢わせた時……」
明美の声が止まった。
「……だって…」
そうだ。いつもとは少し様子が違っていた。
停電の後の、まだ一度しか見たことはなかった調教の様子も前のモデルとは明らかに違っていた。
一度あとをつけて行き、偶然目撃したその場面。
その後でこっそりと盗撮用にカメラを仕掛けた。
香の時はスタジオを出た足で、そのカメラのところに行き、
タイマーで連続的に撮れるようにしておき、
後で回収に向かった。
音声こそ聞こえない映像だったが、
香を捉えたままにしておかないのはおかしいと思った。
「でも、あたしは関係ないわ」
「あのアジトにもカメラは仕掛けられていた。
低い位置で隅の方だったから、
香の姿が中心で、確かに男の顔までは写っていなかった。
髪型が少し入ってはいたがな」
「髪?」
明美は自分の撮った写真を思い出そうと眉根を寄せた。
赤い長い髪が香の上で揺れている絵。
なんでこんな位置にと思っていたが、ふとある人物を思い出した。

(さて3択です。1明美、負傷。2香、負傷。3僚、負傷。レスよろしく)

595名無しさんが妄想します:2005/11/28(月) 14:07:24
2!

596名無しさんが妄想します:2005/11/29(火) 21:03:07
次回、急展開ですか?楽しみです。

59745。1:2005/12/05(月) 14:11:04
595さんは2を選ばれました。
596さん。もうちょっとです。なんせ一週間に一回くらいのウプなんで、正味より時間がながく感じられまして…

「嘘…でしょ…?」
その髪から連想した人物は、明美の強気をくじいた。
違うことを祈り、僚を見つめる。
だが、僚はなにも言わずに香を抱きしめるだけだった。
香は明美の様子がみるみる変わるのを目の前にし、
手をさしのべようとした。
「明美さん…もう、終わったから……」
だが、そう言って涙ぐむ香の姿に、
明美はまだ残っていた恨みを燃え立たせた。
「なによ!怒ったらいいじゃない!
なんでそんなにまでして冴羽さんの前でいい子ぶってるのよ!!
あたしは、あなたを!」
香は僚の身体から、異様な気配を感じた。
「な…」
ふと顔をあげた僚と視線が絡む。
香は微かに頷くと、自力で立ち上がり明美に駆け寄った。
それと同時に僚のマグナムが火を噴いた。
「きゃああああ!」
明美の悲鳴と闇からの悲鳴が重なる。
取り囲まれていたのだ。
「僚!」
「ああ、奴ら当てにしていた銀狐がつかまったものだから、
自分たちに手が回らないように証拠を消しにきたんだ」
「じゃあ…」
明美は銃声に紛れ会話をしている二人を見ながら、
自分の部屋の心配をした。
ふと激しかった音が途絶えた。
明美は香がじっと耳を澄ませているのを見た。
暗闇に浮かぶその横顔は凛として、
明美の瞳にも、紛れもなく美しい女に映った。
「くっ……」
明美は自分に注意がいってないのを見て取り、
香の背後から駆け出した。
「明美さん!!」
気付いた香が後を追うが、
明美はそれを振り切って走った。
「香!気をつけろ!!」
僚の声が後ろから聞こえる。
香は振り向きもせずに頷いた。
先ほどとは逆に明美がエレベーターに乗り込む。
扉が閉まる直前、香は追いついた。
「明美さん!駄目よ!今僚の側を離れては!!」
とりなそうと肩を掴む香の腕を振り払い、明美は叫んだ。
「なによ!偉そうに!離してよ!
あたしは自分の守るものを守りにいくんだから!」
香は明美に振り払われた手を持て余しながらも、
ギュッと拳を握り締めた。
「…そう。分かった…
じゃあ、あたしにもそれを手伝わせて」
香の言葉に、明美はなおもイライラした。
「ふん!で?どうだった?彼のテクニックは?
あたしも何度か抱かれたけど、けっこう良かったでしょ?」
明美は自虐気味に言い放ったのだが、
香は即座にその時のことを思い出し、身震いした。
顔は青ざめ、膝から力が抜けてゆく。
明美は口の端をあげ、笑った。
「あたし、香さんが気持ちよがってるところの写真を見たから知ってるのよ。
初めは道具で拘束されてたけど、けっこう濡らしてたじゃない。
二度目?かしらね。それは、もう道具無しで大人しく抱かれてたじゃない」
香は首を振った。
「違う…あの時、足が……」
うろたえる香の様子がおかしく、明美は笑った。
そう、さっきまでの美しさは消えた。
だが、そこにはまた違う儚さが際立って違う美しさをかもし出している。
個人としての明美にとっては、この女は憎く邪魔な存在だったが、
一写真家としては、これほどの素材を放っておくのはもったいないと思ってしまうのだった。

59845。2:2005/12/05(月) 14:11:54
自然、ゴクリと唾を飲む。
そのすぐ後、ドアが開いた。
明美は今考えていた事を振り切って、部屋へと向かった。
打ちひしがれた香だったが、
首を振り、気をとりなおして明美の後を追った。
「きゃあ!」
明美の開けっ放しだった部屋には、
すでに敵の手が回っていた。
屈強な腕につかまって叫ぼうとする明美だったが、
すぐにその口を大きな手で塞がれてしまった。
「離しなさい!」
香はまだ吹っ切れない眠気と暗い気持ちを追い払いながら、
男に向かっていった。
明美も自分のフィルムが漁られる風景を目にし、
激しく暴れた。
「ちっ!」
男がさらに抑えようと口に当てた手を浮かしたとたん、
明美はそれに噛み付いた。
「ぎゃああ!このアマ!」
思わず手を離した男だったが、
すぐに腕を振りかぶり明美を殴りにいく。
「明美さん!」
香がその間に割って入り、明美の身体をかばった。
明美にはなにがどうなったのか分からなかった。
急に地面に身体が倒れ、
なにか重いものが自分を押しつぶそうとしている。
「な、なに?」
呻く明美の耳元に、微かな声が聞こえた。
「大丈夫……」
だが、身体は激しく打ちこまれたように振動し、
それに耐えられず明美は悲鳴をあげた。
「ぜんぜん大丈夫なんかじゃないわ!」
「ごめ……ん…」
その声にまじって服の裂ける音がした。
「ああ……!」
明美の上で香がもがいている。
呻きを必死で堪えているのが明美にも分かった。
しばらくしてガツッと鈍い音がし、
香の声が途絶えた。
そして男の荒い呼吸が聞こえだした。
「な…なによ…」
それに応えるかのように、違う足音が響いてくる。
さすがの騒音に、他の住人たちも起きてきていた。
そして悲鳴。
それから銃声。
「なによ!どうなってるのよ!」
叫んだ明美の身体から、重みがなくなった。
明美はよろけながら立ち上がり振り向くと、
そこにはぐったりとした香を抱き上げている僚の姿があった。
「ど、どうしたの?香さん…」
明美の足元には先ほど自分を拘束してたと思える男と、
他の男たちが倒れていた。
明美はその男が、木刀を持っているのを目にした。
「え?」
うろたえながらも慌てて香を見た。
僚に抱きかかえられた香の背中は服が裂け、
腫れた肉には血が滲んでいた。
頭からも血が流れている。
僚は隠していたが、たぶん下着も剥ぎ取られて…
「どうしてよ?」
明美はそれを言うのがやっとだった。
だが香にはすでに意識はなく、
明美の問いに僚が答えることもなかった。

(さて3択です。1明美、付き添う。2明美、留まる。3明美、後をつける。レスよろしく)

599名無しさんが妄想します:2005/12/05(月) 15:52:36
3!

600名無しさんが妄想します:2005/12/06(火) 10:52:44
ううっ、萌えますね
45。さん いつもありがとう

601名無しさんが妄想します:2005/12/07(水) 19:31:00
か、香タン…カワイソ。遼、遅いじゃないですかw

602名無しさんが妄想します:2005/12/08(木) 23:54:32
45。さん うう、ありがトン。

60345。1:2005/12/12(月) 11:00:25
599さんは3を選ばれました。
こちらこそ読んでいただきありがとうです。

野次馬で出てきていた住人たちは、
銃を手にした僚を見ると大慌てで部屋の中へと逃げ込んでいった。
たぶん警察に通報でもしているのだろう。
だが、通報より早くその場に警察はやってきた。
先頭に立っていた野上冴子は僚を見、
倒れている男たちを見た。
そして部下に倒れている男たちを連行するよう指示した。
僚は冴子に苦笑いをし、
「後は頼む」とだけ告げてその場を去った。
とまどう部下たちに命令を続ける冴子だったが、
呆然としている明美の存在に改めて気付くと、
こっそりと通りすがりながら耳打ちした。
「本当はあなたもひっぱらないといけないんだけど、
ちょっと事情があってね」
明美は冴子を振り向くが、冴子はもう明美を相手にはしていなかった。
明美は口唇を噛み締め、僚の後を追うことにした。
すでに僚の姿は無かったが、
明美は余裕でタクシーを捕まえて行く先を指示するのだった。
あれだけのケガをしている香をそのまま家に連れ帰ることはないだろう。
たぶん医者に診させる。
僚のことをいろいろと調べていた時、
ある人物の存在も知った。
詳しく調べようと思ってもなぜか出来なかったが、
何人もの様々な人々が頼る人物らしいということ、
さらに出入りする人物を観察したところ、
医療もしているらしいということまでは知ることが出来た。
きっとそこに向かっている。

明美の予想は当たっていた。
こっそり中へと侵入する明美だったが、
その場のセキュリティが消えていることに気付く余裕は無かった。
僚の車を門の中で発見すると、
急いで入ったために開かれたままと思われるドアから潜入していった。
「どなたかね?」
突然後ろからの声。
明美は驚いて悲鳴を上げかけたが、
自分が不法に入ってきていたことを悟り謝った。
「ご、ごめんなさい…
あの…冴羽さんを探してて…」
顔をあげた明美の目に、ひとりの老人の姿が映った。
「しかたのないお嬢さんだのう…」
老人は明美を案内するように前を歩いた。
明美は後を追いながら尋ねた。
「その…香さんは……」
老人が首を振るのをどう理解してよいか分からず、
明美はただ後を追った。
そしてある部屋に案内され、その中に入った。
誰もいない。
明美は振り返り老人に話しかけようとしたが、
先に口を出したのは老人の方だった。
「香くんは、まあ無事とは言えないが、
大丈夫じゃろう…
じゃが、今の僚には会わないほうがいい」
明美は質問しようとしが、隣からの声に押し黙った。
「教授、なにかあったんですか?」
僚の声だ。
普通の状態に聞こえる声に安心し、
明美は飛び出して行きかけたが、
それを老人に制された。
「いや、なんでもない」
明美は考えた。
とりあえず大人しくしていて、
この老人が居なくなったらまた動こうと。
教授と呼ばれた老人は、明美を信用したわけではないが、
部屋を出て行くことにした。
明美は声の聞こえた方の壁にかけより、耳を澄ました。
「教授、香は!」
「まったく…酷い目に合わされたものじゃのう…
おまえさんがついていながら…」
明美のいる壁にゴスッと激しい衝撃が走った。
なにごとかと思っていたが、教授の声でそれが分かった。
「うちを壊す気じゃないだろうな。
落ち着け。大丈夫、身体の傷はきれいに直してあげるから」
「くそっ…」
聞いたこともない苦しげな声が漏れる。
それが僚の声だと判断するのに、明美はしばしの時間を要した。
「おれは明美のマンションに行ったとき、
そこに盗聴器や隠しカメラがあるのに気付ていいました。
たぶん男の仕事の仲間が監視するためにつけてたのだと思われます。
だが、同じマンション内に住んでいて、
外とは別行動をとるとまでは…」
「やめなさい。香くんが寝ているというのに。
で?あとは…どうする?」
冷静な教授の声が聞こえる。

60445。2:2005/12/12(月) 11:00:56
「やっぱり危険だからと、表の世界に返してやった方がいいのかい?」
返事はない。
しばしの沈黙の後、さらに教授がたたみかけた。
「おまえさんは、こと香くんのことになると気が動転して判断力が鈍るようじゃから、
守るのも大変じゃろう。
やはり側には置かないほうが…」
「教授!
…おれは……」
激しい声は苦しそうに聞こえた。
「おれは、そのことにさっきまで気付かず後悔しはじめたところなんです」
「返してやるのか…」
「初めから、ある事の判断を間違えていたんです」
「これはまた可笑しなことを言うのう。
それはどういうことだね」
明美が一言も聞き漏らさないようにとじっとしているが、
次の言葉がなかなか聞こえない。
沈黙が長い。
「その…」
やっと声が聞こえた。
あまりに微かすぎて弱すぎて、
それが僚の声とはすぐには思えなかった。
「香を頼むという槇村の最期の言葉で、
おれは思い違いをしてしまっていたんです」
「頼まれた事をかの?
じゃが、今まで一緒にいるのは、
香くん自身が彼の代わりにおまえさんのアシスタントをすると言ってきたのもあったのじゃろ?」
「それが、またおれを勘違いさせる言葉だったんです」
「わからんのう…」
いかにも困った教授の声だ。
「だから、順番が違っていたのです」
「順番?」
教授の声と同時に、明美も頭の中で同じ言葉を呟いた。
「おれが、どうしたかったとか、どう思っていたとかいう前に、
おれの手の中に香が来てしまっていたんです」
「ふう…なにが言いたいのか……」
呆れた声に明美も同意した。
だが香という言葉を僚が戸惑いつつも発するたびに、
明美の神経はキリキリと軋んだ。
「おれは…どう説明していいか分からないのですが、
香が欲しかったようなんです。」
「ほう」
「今までの女とどこがどう違うのか分からないのですが…
他の女とおれに接する態度が違うのは、
おれが槇村の相棒だということがあったからなのかどうかも分からない。
香のおれに向ける目が、気持ちよかったからなのか、
なにがどうなのか分からないのだけれど…
おれはいったいなにが言いたいんだろう?」
明美も思った。
ただイライラする。
いったいこの男はどうなっているのだろうかと。
今まで追いかけ憧れていた
あのクールで大人の余裕を持つ男と同じ男なのだろうかと。
これではまるで…
「とにかく自分の気持ちより前に、おれの横に香がいた。
今考えると、槇村がやつらに襲われ死の間際、
あの気性をもった香がなにか1人でしでかさないようにおれに頼んだと考えるのが普通だと思う」
「うむ…」
「だが、おれはなにを頼まれたのか判断する前に、
香がおれのアシスタントになると言ってきた」
「うむ…」
「やつらに報復した後、いつもの依頼人のように返すべきだと…
なぜその時おれは思わなかったのだろうか、不思議なんです。
それでそのまま今まで。
でも、もしかしたら初めて会った時からの態度が…」
「う…む…」
教授の声がなぜか苦しそうだった。
「教授?」
僚にもそれが分かっているようで、思わず心配する声がする。
「そうか。そこまで分かっているのに分からんのか…
不憫な男よのう…」
「おれのどこが」
抗議しようと憤る男を、教授は抑えた。
「香くんが寝ているんだから」と。
ひそひそ声で同じ言葉を僚が発する。
「おれのどこが…」
「おまえさん、育った環境が普通じゃないから、
女性に対してもそっちの本能からからでしか対処したことがないんじゃろうな」
「なにが言いたいのですか?」
「じゃから、愛欲でしか女性を見ることしかなかったのかと」
「?おれは女性には優しい男ですが……」
長いため息が漏れる。
「そして不憫な女じゃのう…香くんも…
こんな百戦錬磨の男が相手じゃから気付きもせなんだろうが…」
「だからなにが言いたいのですか?」
僚の声にトゲが含まれてきた。
そして教授の呆れた声が僚の耳と心臓を直撃した。
「おまえさん、香くんが初恋なんじゃないかのう…」
明美は耳を疑った。
僚もそれは同じようで、沈黙が続いている。

(さて3択です。1明美、飛び込む。2明美、潜んでいる。3明美、移動する。レスよろしく)

605名無しさんが妄想します:2005/12/12(月) 11:47:01
2

606名無しさんが妄想します:2005/12/12(月) 21:20:25
わぁお!初恋、萌え〜!

607名無しさんが妄想します:2005/12/12(月) 21:21:31
あげちった・・・

608名無しさんが妄想します:2005/12/12(月) 21:21:55
あげちった・・・

609名無しさんが妄想します:2005/12/15(木) 14:04:10
初恋…なんとも純な言葉だ。がんばれ、リョウタン!

610名無しさんが妄想します:2005/12/15(木) 16:38:35
いくらなんでも初恋はないだろ...オエ

悪いけど萎え。つか引いた。
いいトシしたオッサンだぜ

611名無しさんが妄想します:2005/12/15(木) 23:47:13
>>610
見た目はオッサン心は子供なんだよ

612名無しさんが妄想します:2005/12/16(金) 01:03:12
ハタチなら初恋もするにょ

61345。1:2005/12/19(月) 09:25:46
605さんは2を選ばれました。
まあ、いろいろご意見はありますが、常識はずれの男の落とし穴ということで(w

「…そ、それはないでしょう…」
少々うろたえながらもやっと発された僚の言葉。
明美も深く頷いた。
「まあ、自信のない声じゃのう…」
おかしいといわんばかりの教授の声がすぐ返った。
「以前ミックくんが言っておったが、香くんの初恋の相手はおまえさんだそうだが」
「そうなんですか?」
突然に冷静になった僚の声に、それくらいは僚も認知していたと、
教授と明美は確信した。
「二人とも、えらい奥手じゃのう…」
「おれは手、早いですよ」
大きく漏れる教授のため息が聞こえる。
「まあ、いい。初恋は実らないのいうのが相場じゃから…」
明美も頷く。
「教授、いったいなにが言いたいのですか?」
「こっちに」

僚は教授の後から香の寝ているベッドへと向かった。
怪我を負っている背中に負担が掛からないよう、
横向きになるようにされていた。
こちらを向いている香の寝顔は、薬が効いているためか穏やかだった。
「頭を打たれておる」
僚は教授の言葉に頷いた。
「ええ…」
「さっきあっちの部屋で情報を受け取ったのじゃが、
香くんを襲った男というのが、またやっかいな男での」
僚の表情が険しくなるが、教授は続けた。
「以前の組織の中で、誘拐する女性を調教する係りの1人だったそうじゃ。
じゃが、女性を痛めつけてそれを見て興奮して犯す性癖がだんだんと酷くなり、
係りから外されたと。
…まあ、最後の女性は死ぬ寸前まで殴られ商品価値すらなくなってしまったとかで、
それで違う役目を与えられてたわけじゃな。
盗撮監視という」
「…」
僚が口の中でなにかつぶやいていたが、どうにも聞き取れない。
「なにか言ったかのう?」
教授が聞き返すと、一呼吸置いて僚ははっきりとそれを口にした。
「殺してやるつもりでした」
「よく思いとどまったものじゃ」
「香が…香…
早く助けたかったから…
すぐに冴子たちが来てたのを知ったから…
さすがに殺してたら香を連れてあの場を抜けられなくなるから…」
僚は眠っている香の前に膝をつくと、その手をとって胸に当てた。
「ん……」
香の顔が歪む。
「僚…以前は別れるのは無理じゃろうと言ったが。
もし、香くんがまた記憶を一時的にでも失くしておったら、
もし、おまえさんを忘れてしまったようだったら…
返してやるのもいいかと思うのじゃが…」
僚の手に力が籠もる。
「…あっ…」
香が痛みに呻く。
僚は慌ててその手を開き、そっと戻した。
「今回、盗撮など分かっていながらそれを見過ごしたのは何故じゃ?」
「…それは…その…
香のまずい写真を見つけて…」
「それだけで動揺してしまったのか?」
僚はうな垂れた。
教授はため息をついた。
「香くんに惚れててメロメロなんじゃのう…」
「は?なんですか?その恥ずかしい表現は」
教授は疲れた笑いをしながら僚に応えた。
「以前おまえさんが言った言葉を使わせてもらっただけじゃ。
物忘れの激しい男じゃのう」
僚は何も言えない。
だが記憶力はいいほうだ。
それに関して覚えてないのではなく言った記憶を消したかっただけだ。

61445。2:2005/12/19(月) 09:26:38
「今晩、あの家に行ったのは偶然じゃったのか?」
僚は頷いた。
「ええ、襲撃されるというのは知らなかったことです。
ただおれは…
香が彼女のためにしてあげたことを考えると、
どうしても彼女を許せなかった。
だから、二度とおれに…香に関わらないように」
「脅すか犯すかするところだったというところかの…」
僚は気まずげに頷いた。
「で?どうするかね?
香くんの記憶がそうなった場合でも、
泣いてすがって側にいてもらうというのなら止めはしないが、
おまえさんを知らない香くんがどう思うか…」
「そんなみっともないこと、おれがするはずないじゃないですか」
「ほう?」
「もし、記憶がないようなら顔を見せずに別れます。
でも敵からは、香には分からないように守ります」
僚の顔は真剣そのものだった。
教授は不器用な男だと思いながら呟いた。
「世界最強のストーカーじゃな…」
冗談ともとれる言葉だが、隣で聞いている明美も思わず頷いてしまった。
「まあ、いい。答えは回復するまで待ちなさい」
教授は部屋を出て行こうとして、ふと振り返った。
「いつまでこの部屋にいるつもりじゃ?」
僚は意外なことを聞かれたように、少し考えた。
「香が目をさますまで、いいですか?
さましそうになったら戻りますから」
教授は頷くと部屋を出てため息をついた。
「…まったく…こんなにも自分が分かってない男とは思わなかった…」
そして明美のいる部屋をこっそり開けると、
壁にへばりついている明美を見つけ手招きした。
「静かに…こっちにおいでなさい」
明美もさすがに黙って頷くと、教授の後をついていった。

「さて、どうしたものかのう…」
僚たちからかなり離れた応接室で、
教授と明美は向かい合ってお茶を飲んでいた。
「おまえさんは、僚が好きなんじゃろ?」
明美は頷いた。
「香くんを利用して欺くというのは感心しない。
あんないい子を…あんなにしてしまうとは……」
「だって…」
明美も反省はしていた。
香を銀狐に襲わせたのは計画に入っていたが、
今傷つき倒れた香は自分の身代わりだ。
自分がああなったかもしれないと思うとゾッとする。
そして、改めて銀狐のことを考えた。
盗撮されてた事も考えた。
「あ、あたし…どうしてこんなことに……
あたしはただ、冴羽さんに似合う女になろうと恋人を何人も作り、
経験をつもうとしただけなのに……
あんな男に恋人が入れ替わられてたり、
知らない男たちに生活を覗かれてたりしてたなんて……」
教授は明美を見つめた。
「どうして僚がよかったのかの?」
明美は僚のことを思い浮かべ微笑んだ。
「あたしを助けてくれたの。
強くてかっこよくて、心が広くて
そしてとっても…名前で見た相性が抜群だったの」
教授は湯のみを取り落としそうになった。
それをこらえ、「おまえさんに僚は無理じゃ」と答えた。
明美は立ち上がると教授に応えた。
「可能性はあると思うの。
あたしは香さんより女として磨いてきたし、
香さんだって冴羽さんのところに押しかけてきてそのままだって言ってたし」
教授は首を振った。
「あの二人は別れられない」
「だって、そう。
そうよ、香さんが記憶を失えば冴羽さんは香さんの目の前には現れない。
その冴羽さんをあたしが温かくカバーしてあげれば、いつか」

61545。3:2005/12/19(月) 09:27:23

じっと眠る香の顔を見つめているだけで、
僚は心が騒いだ。
すぐに抱きしめたい。
抱きたい。
再び手をとるが、香は痛みのためか悪い夢を見ているためか苦しそうな顔をする。
殺しておけばよかった。
見逃した男のことを考える。
あそこで捕まっても、たいした処罰にならないかもしれない。
その場合すぐに開放される可能性も高い。
「すぐに殺してやるからな」
僚は口の端を歪めて笑った。
そして口唇を噛み締める。
「くそっ!こんなことで香の記憶が消えでもしたら…
おれから香が奪われるようなことになったら…
おれは明美を…」
怒りと錯乱が交互する。
「りょ……」
香の口唇から声が漏れた。
醜い自分の心を見られはしなかったかと、
慌てて香を見る。
眠っているようだった。
「なんだ寝言か」
その口唇が再び開いた。
「明美さん…無事?」
確かに眠っている。
それでも香は明美を心配していた。
「ああ、無事だ」
思わず答えた僚に、香の口元が微笑む。
僚はたまらなくなり部屋を出た。
それを待っていたかのように、
一つの影が部屋へと入った。

灯りのついたままの部屋の隅に香の寝ているベッドがあった。
スイッチを見つけ、それを消す。
外から漏れる灯りが部屋をうっすらと満たした。
ゆっくりと足音をたてずに近づくと、
寝ている香が動いた。
「ん……」
びくりと足を止めると、香が声をかけてきた。
「りょ…う?」
暗がりの中、香は見えないと思い頷く。
「明美さん…無事だった?」
びくりと動揺するが、さらに驚く事に、
いつの間にか背後に人が立っていて口を塞がれた。
「ああ、無事だ」
『冴羽さん…!』
もがく明美だったが、ビクとも動けない。
「よかった…」
安堵する香の声に、明美も頷いた。
「あたし、どうしちゃったんだろう?」
明美の後ろの男がぐらつきそうになった。
「おまえは明美くんの身代わりになって殴られたんだ。
ここは教授のうちだ」
暫くの沈黙。
「…あ、ああ、そうだったっけ。
だからなんだかいつもと違うんだ…
…あっ!」
香の言葉が詰まった。
「りょ…あた…し……
ごめ…悪いけど…ちょっと出ていって……
お願い…」
明美は香になにか言いたかったが、
それを押さえ込んだまま僚が頷いた。
「分かった。
少したったら戻る」
「…う…うん……」
明美は僚に抱えられたまま部屋を出た。
ドアを閉めた途端、
香の泣き声が聞こえてきた。

(さて3択です。1明美、帰る。2明美、僚と話す。3明美、教授のところに行く。レスよろしく)

616名無しさんが妄想します:2005/12/19(月) 11:53:15
2でお願いします。

617名無しさんが妄想します:2005/12/19(月) 23:51:50
45さん、ありがトン。
>常識はずれの男の落とし穴
なるほど…納得ですw
初恋、実らせてやって下さい。

618名無しさんが妄想します:2005/12/21(水) 12:44:34
そのへんのヤクザと同レベルかよ プ

619名無しさんが妄想します:2005/12/21(水) 22:40:29
リョウ、がんがれ!

62045。:2005/12/26(月) 14:26:24
616さんは2を選ばれました。
はたして、恋心にとち狂い、そのへんのヤクザと化した初恋おっさんの運命やいかに!(w

明美は廊下に出ても開放されない状態だった。
自分を捉えている男の腕と身体から、
男の震えが伝わってくる。
そして自分の行動に反省しながらも、
まだときめきいてしまう自分がいることに気付かされるのだった。
香の抑えている泣き声が耳に痛い。
僚が大きく息を吐いた。
たぶんずっと止めていたのだろう。
それと同時に明美は解放された。
「あの…冴羽さん…」
小声で呼びかける明美だったが、
僚はそれには応えずに、
明美の口を塞ぎ場所を移動させた。
強引に連れ去られてる間も、
明美は複雑に喜びすらしていた。
だが、灯りも届かないような場所で、
壁を背に言われた言葉はこれだった。
「もう、おれたちに構わないでくれ」
相手の顔が見えない。
だが明美は首を振った。
「いやです。だってあたしは…」
「まだ香を傷つけるつもりなのか?」
明美は問われた言葉がいやに無表情なのに驚きつつも、
答えるのだった。
「あたし、あなたを愛しているから。
あなたが誰を愛していても、自分の気持ちは変えられないから。
香さんだって、あなただってそうなんでしょう?
あたしだって…」
明美は強い力で口を塞がれた。
背中がドンと壁に当たる。
だんだんと息が苦しくなってくる。
もがく明美だが、手は緩まない。
「香がきみのことを心配してたために記憶を失っていなかったということには感謝する。
だから、このまま帰ってくれるなら、おれは…」
明美はもがきながら返事をしようとする。
僚はそれを見て手を緩めた。
明美は思い切り空気を吸い、むせながらも体勢を整えるのだった。
その間、僚は黙って見下ろしているだけだった。
「あたしを殺すの?」
搾り出す声だったが、僚は動じなかった。
明美としては探りを入れるために思い切って口にしたのだが、
相手の態度を見てそれを後悔することになるのだった。
「ほ…本気なの?」
明美はゆっくりと口を動かした。
「さっきもあの男を殺すって言ってたわよね。
そんなことしたら…」
僚は明美の肩に手を置いた。
その手はさっきと同じものなのに、明美の心は温かくはならない。
「おれがどういう人間なのか、知っているのだろう?
おれは数え切れないほどの人間を殺しているんだ」
明美は首を振った。
確かに知識としては聞いていた。
だが、自分の知っている冴羽僚という男からは、
実感としてそれは伝わってはこなかった。
「でも、それは過去のことでしょう?」
少し暗がりに慣れてきた明美の瞳に、
人物の首が左右に振られるのが映る。
「…か、香さんは、知っているの?」
咄嗟に出た言葉に、明美は自分が混乱しているのを悟った。
「香は、おれの全てを受け入れてくれている」
まだ混乱を落ち着かせようとしている明美だったが、
それを無視するように僚は続けた。
「香は、優しすぎる。そしてそれに気付いていない。
だから今回もこんなことに…」
明美は言葉もなかった。
たしかに今回香が居なかったら、自分もどうなっていたか。
それでも明美は今まで自分の気持ちも大事だと思った。
「あたしだって、あなたと一緒にいられるのだったら、
自分の身がどうなったって…」
必死に告げようとする口唇がひんやりとした手のひらで塞がれた。
「帰らないのなら…」
耳元で囁かれる声に恐怖と恍惚を感じながら、
明美は戻りつつある理性で首をたてに振った。
その耳に軽い足音が近づいてきた。
「そんなところでいったいなにをしておるのかの?」
僚は落ち着いて答えるのだった。
「明美くんが迷っていたようなので」
教授は頷いた。
「そうか、まあいいじゃろ…
ときに、僚。
香くんがおまえさんを呼んでる声が聞こえていたのじゃが」
「香が?」
声が変わる。
明美はそれだけで胸が苦しくなった。
「じゃあ、明美くんのことは」
「ああ、行ってこい」
教授は僚を見送ってから、明美に振り返った。
「無事でなによりじゃ」
「あ、あたし…」
教授は首をかしげて明美に言った。
「はて。香くんのことを言ったのだが…
とにかくもう遅い。
君も泊まってから帰りなさい」
明美は黙って頷くのだった。

(さて3択です。1香、僚に甘える。2香、僚を突き放す。3香、心当たりがない。レスよろしく)

621名無しさんが妄想します:2005/12/26(月) 14:38:39
そろそろラブラブなお二人が見たいので1をお願いします。

622名無しさんが妄想します:2005/12/26(月) 20:25:39
1で良かったですね。3だったら悲しすぎる

62345。1:2006/01/03(火) 10:28:15
明けましておめでとうございます。
…年内に終わらせる予定が時間とれなくてずれてしまいまして申し訳ない…

621さんは1を選ばれました。
622さん、どうかなあ(w

僚は走った。
だが香のいる部屋の近くに来ると、
それと匂わせないようにゆっくりと歩いた。
ドアの前に立ち、ノックする。
そして答えを待たずにノブに手をかけた。
「香…呼んだか?」
明るい部屋の中、ベッドに横たわったままの香はとまどったように頷いた。
「ごめん…すぐそこに居るかと思って…
もう休んでたよね。
あたしが勝手に部屋から追い出したんだし…」
僚は安堵しながら香に近づいていった。
「ちょっと離れてただけだ。気にするな」
灯りの下、拭ってはいたが泣いた跡の残る香の頬にそっと触れた。
香はそっと手を伸ばして僚の手をそこに抑えた。
「りょ…ごめん……あたし…その…」
思い切り抱きしめたい僚だったが、
香の背中の傷に障るのでそれを断念せざるおえなかった。
「おまえは、よくやったよ」
「明美さん、本当に無事だった?」
僚は改めて反省をしないわけにはいかなかった。
香が身体を張って必死で守った依頼者を、自らの手で傷つけるところだったのだ。
「ああ、無事だ」
少し淀んだ声だったのか、香が心配そうに見つめてくる。
「よかった…あたしでも役にたてたんだ…
でも駄目ね。僚が来てくれなかったら、あたしも明美さんもあのまま」
「おまえが居なかったら、明美くんはあのまま殺されていただろう。
おまえが居たから…でも、頼むから、もう無茶はしないでくれ」
香は首を振った。
「いつも僚が助けてくれた。
だけどあたしだってパートナーなんだ。
自分1人でもなんとか依頼を解決したかった」
「香!」
僚は香がなにか不安なことを考えているような気がして話を中断させた。
声の大きさに香も驚き僚を見つめる。
「今おれになにか出来ることはないか?」
僚の口から出た言葉に、香はとまどいつつ答えるのだった。
「あの…じゃあ、朝になったら明美さんの弟さんに連絡しておいてくれる?
終わったって」
僚も改めて聞いた。
「そっか、そうだったな。依頼。
だけど、いくらで受けたんだ?」
香もしばらく考え、あっという顔をした。
「決めてなかった…」
「いいよ。適当にふんだくってくるから」
「あまりひどい値段は、ね」
僚は香に頼まれながらも、金額では済まされない代償を払っていることに腹をたてた。
「さてね。
で?他になにかないか?」
香は頬を染めてためらいながら小声で呟いた。
僚はなにを言っているのか気付いた上で聞き返した。
「声が小さくて聞こえないよ」
香は顔を真っ赤にしながら首を振った。
「いい。なんでもない。
おやすみなさい」
言うが早いが必死で僚から逃げるように顔を伏せた。
「いいさ、ちゃんと言ってくれないなら」
僚は自分に向けられた香の首すじに口唇を押し付けた。
香の身体がビクンと跳ねる。それでも香は顔をあげなかった。
僚は少しずつ場所をずらしながら口唇を這わせ、
香の身につけている寝巻きに手をかけた。
「いや!」
驚いた香が顔を上げて僚を見つめた。
青ざめた顔だった。
「あ…その…まだ…あの男の跡が…残って」
僚は寝巻きから手を離してから香の頬を両手で覆った。
「そうだな。香は眠る前のキスが欲しかっただけだったんだよな」
「聞こえてたの?いいの?」
僚は答えずに香の口唇を捕らえた。
「…ん……」
触れたその感触は、例えようのないものだった。
教授に言われた言葉が頭の中でぐるぐると駆け回る。
『初恋?バカな…』
そしてそれを打ち消しながらもこだわってしまう。

62445。2:2006/01/03(火) 10:30:20
今まで抱いた女たちの何人かが頭の中をよぎる。
一度は側に置いて表に返した女たち。
未練がなかったわけではないが、
自分が納得した結果だったし、後悔はない。
情報として幸せに暮らしているということも確認はしていた。
だが、香ならどうなのだろう?
香は………
ふと気付くと胸を香の拳が叩いていた。
慌てて口唇を離すと、ぐったりとした香が息を荒げていた。
「悪い、苦しかったか?」
香は首を振った。
「僚、なんだか違うこと考えてたみたい…」
「なかなか鋭くなってきたじゃないか」
笑いながら再び香の頬を包み、
それをぐにぐにと弄んだ。
「ちょっと考えてただけだ。
おまえがおれにとってどういう存在かってな」
香の顔が一瞬翳った。
だがすぐに笑顔を作って囁いた。
「そっか、僚はいっぱい女の人知ってるもんね。
でも…今……今だけはあたしにキスしてね」
見つめる瞳の暗さを気にしない僚では無かったが、
大人しく言う事を聞くのだった。
「おまえ専用だ」
僚は心の中で教授にも香にも敗北を認め、
ゆっくりと香の頬、額、瞼に…そして口唇に口づけた。
「よく寝て早くよくなってくれ」
香はぼうっとしながらも頷いた。
そして僚を見つめた。
「あの…」
香の追加の願い事に僚は快く頷いた。

小鳥の声と朝日が差し込む室内。
小さなノックの音とともに、ある人物が入ってきた。
「よく眠れたかね?」
「ありがとうございます。教授。
…その、僚を呼んできてくれて…
これで心残りはありません」
香と教授は、ベッドの手前で眠り込んでいる大きな男越しに会話をした。
「よく眠っているようじゃの」
「ええ、教授からもらったお薬が効いたみたいで…」
眠りながらも香の手を握っている僚に、
教授は首を振った。
「ずっと手を握っててくれて…
あたし、ずっと僚の寝顔を見てることが出来ました」
「やれやれ、香くんの手に針が仕込まれてるのに、
気付かないわけではなかったろうに…」
「包帯を巻いてたから、留めピンだと思ったんじゃないかな?」
笑顔で言う香に、教授は聞くのだった。
「決心は変わらないのかのう…」
香ははっきりとした声で応えた。
「はい。僚と別れます。
僚、今までアニキの頼みと押しかけたあたしのわがままに、
ずっと振り回されてだんだって、僚が気付いちゃったみたいだから。
もう、側にいてもあたしも辛くなるだけだし、
僚には好きに生きて欲しいと心から思うから」
教授は僚を見ながらもうんうんと頷いた。

62545。3:2006/01/03(火) 10:32:15
「で?本当にこのまま出かけるのかの?
完治してからでなくて…」
香は笑顔で「これ以上、ここに居たら…」と言い涙をこぼした。
「教授にはお手間かけると思いますが、
どこか別の場所でお願いします。
治ったら1人でやっていきます」
「1人で…のう…」
残念そうに見つめる教授に香は微笑んだ。
「あ。でも、もしかしたら1人じゃないかも…」
「はて?」
興味深げに効いてくる教授に、香は頬を染めて答えるのだった。
「もしかしたら…その…ちょびっとの可能性だけど、
子供…赤ちゃんが生まれるかも…」
「僚のかね?」
香はゆっくりと頷いた。
「ほら、僚って子供嫌いだし、ちょうどいいのかも」
「やれやれ……
まあ、いい。じゃあとりあえず車の用意が出来るまで
他の部屋のベッドに移るかね。
この男を動かすより早いじゃろう…」
香は頷くと、僚が繋いでいる手をそっと振り払った。
そしてその頭を抱くと「今まで本当にありがとう、さようなら」と呟いた。
「痛むじゃろうが、おまえさんの意志じゃ、
我慢出来るじゃろう……
1人で行けるかの?」
香は頷き、教授に言われる部屋まで必死で歩いていった。
「さて…」
教授は1人頷くと、だらしなく床に落ちている僚に尋ねた。
「香くんはああ言っておるが?」
僚はしばし動かなかった。
香にあんなことを言われて動揺してしまったのと、
頭を抱いてもらって動揺したのとで、
どう対応してよいか分からなかったのだった。
それでもむっくりと起き上がると教授に文句を言った。
「なんですか?あの香移動計画は?
おれは聞いてないですが」
教授はため息をつき、それには答えずに聞いた。
「わしだってな、おまえさんが避妊処置もしてないってことは聞いてないのじゃが?
香くんが大事じゃなかったのかね」
僚は痛いところと突かれたという顔をしていたが、
すぐに切り替えした。
「しょうがないでしょうが!香とするってのに、そんなとこまで気が回らないし、
…その、直のが気持ちいいし〜」
「あきれた男じゃな。
その結果、種付けしてポイとは…
いくら日本一軽い男になれとは言っても…」
「そんなつもりはまったくありませんよ!
ったくあのばか香…」
教授は僚を白い目で見つつ、宣言した。
「わしは香くんの意思を尊重するからの。
もし、おまえさんが香くんを欲しいと思うのなら」
「思うのなら?」
「さっさと『初恋』宣言でもしておくことじゃな。
…まあ、香くんがおまえさんと顔を合わせたくないと言っておるから、
それも無理かもしれんがのう…」
教授はそれだけ言うと、僚を残して部屋を出た。
僚はベッドに腰掛けると、ばったりと寝そべった。
ついさっきまでいた香の匂いがする。

62645。:2006/01/03(火) 11:12:49
途中ですが、鯖が…
復活したら続きウプします〜
(携帯より愛を込めて)

62745。4:2006/01/03(火) 12:53:12
「香…」
そしておもむろに起き上がると、
胸に湧き上がる怒りで頭がいっぱいになった。
「な〜にが、槇村とおまえのせいでおれが側に置いてただ?
おれはおまえが欲しいんだよ!それくらい分かれよ!
おまけにおれをはめたつもりでいるってのが甘い!
その甘さで他人のトラブルに巻き込まれるってんだからタチ悪い!!
おまえのような奴はおれの側に置いておかないと…」
僚はそれだけ呟くように叫ぶと、ぼんやりと笑った。

ドアを叩く音に、香が脅えた。
それが分かっているようで、ドアの外から声がかけられた。
「あたしよ。かずえ」
香はホッとした声で「どうぞ」と応えた。
「大変だったわね。包帯換えるから、ちょっと失礼」
「朝からすみません。お願いします」
香は頭を下げてかずえに身体を預けた。
かずえは教授から聞いてはいたが、
その怪我の酷さに眉をしかめた。
「酷いわね…」
「ええ、でも依頼人は守れたし…
と言っても僚が来てくれたからだけど…」
かずえは傷口に薬を塗りながらも、
その他にある痣などに気をとられた。
そして香の身になにがあったのかも聞いてはいなかったが、
薄々察するのだった。
「香さん…その、本当に冴羽さんとは…」
香は寂しそうに頷いた。
「あの、かずえさん、虫のいい話だけど、
僚のこと、よろしくね」
かずえは苦笑して言った。
「あ〜あ、もっと早くその言葉聞きたかったわ〜
今、ミックで手一杯なのよ〜
困ったわね〜」
「そ、そうよね。ごめんなさいね」
本気で謝る香に、かずえは笑った。
「嘘よ。様子見るくらいなら出来るから、
こっそり報告してあげるわね」
「ありがとう…」
呟く香に、かずえの胸は痛んだ。
『まったく、冴羽さんはなにをやっているのかしら!』
そう思いながらも一通り手当てを終え、香に聞くのだった。
「他になにか用があったら呼んでちょうだいね。
隣の部屋にいるから」
香が頷く。かずえも香を見ているのが辛く出て行こうとした時、
ノックの音がした。
香が声を出せずにいると、かずえが代わりに応えた。
「はい」
するとドアの外から声がした。
「おや、かずえくん。そこにいるのかの?」
「ええ。今包帯を換えたところです」
「なら、ちょうどいい。ついでにその棚の一番上の段の右隅にある薬を
香くんに飲ませておいてはくれないかの?
痛み止めの薬じゃ」
「ええ、分かりました」
「じゃあ、わしはまた後で、準備が出来たら迎えにくるからの」
「あの、ありがとうございます」
香が思わず言うと、「いや」という声が返ってきた。
かずえは言われた薬を手に取った。
レッテルの無い瓶だったが、教授が言うのなら大丈夫だろうと香に渡した。
「じゃあ、香さん。また後で」
「ありがとう」
香はかずえに感謝して、薬の瓶を見つめた。

(さて3択です。1香、薬を飲む。2香、薬を飲まない。3香、薬を飲み損ねる。レスよろしく)

628名無しさんが妄想します:2006/01/03(火) 13:01:23
1

62945。:2006/01/03(火) 13:59:13
628さんは1を選ばれました。

「何錠飲めばいいのかしら?」
香はしばらく考えたが、頭痛薬と一緒だろうと2錠を、
手元においてあったコップの水とともに飲み込んだ。
これからのことを考えると、やはり切なくなる。
今までと違う生活が待っている。
僚のいない生活が。
「だいじょうぶ、なんとかなる」
自分に言い聞かせていると、ほどなく軽い眠気が訪れた。
そしてそのまま眠りに落ちていく。
手にしていたコップが床に落ちたが、
その微かな音が合図だったかのように部屋のドアが開いた。
香に近づいた人影は、背中の傷を気遣いながらも香を抱き上げた。
「……」
微かに動く口唇が名前をなぞる。
抱き上げた男はビクッとするが香が完全に寝入っているのを確認し、
ホッと胸を撫で下ろした。
「驚かすなよ…」
その声が聞こえているかのように、また同じ名前を呟く。
「僚…」
その声がさっきよりも掠れ、閉じられた瞼から涙が零れ落ちてきた。
「だから!…ったくもうよお…
そんな、泣くくらいおれのこと好きなら離れるなってバカ香」
僚はこっそりと人目を伺いながら教授の家を抜け出すと、
車に乗り込んだ。

教授は香のいる部屋に入ったが、誰もいない。
そうなる事は分かってはいたが、どうしたものかと考えた。
すると隣の部屋から一仕事終えたかずえが出てきて尋ねてきた。
「あら?教授。香さんもう移して帰ってきたのですか?」
その場で唸っている教授を不審に思いながらも返事を待っていると、
教授はなにも言わずに空のベッドを指差した。
「?」
「連れて行かれたようじゃ」
かずえは改めて驚いた。
「え?だって、だいぶ前に教授が車の用意をしている間に薬を飲んでおくようにって言ってたから、
とっくに……」
「誰が薬を飲んでおくようにって?」
かずえは教授を指差した。
「わしが?わしは今まで明美くんと話をしていたのじゃが……」
二人ともしばらく考えていたが、教授が思いついたように聞いてきた。
「わしがどういうふうに?」
かずえはありのままを話した。
「声だけ?」
「ええ。そうですね」
教授はため息をついた。
「そんな姑息な手で…僚のやつ……」
「え?あれ冴羽さんだったの?」
かずえは驚きベッドに転がっている薬の瓶を取りにいった。
「これを飲むようにって」
瓶を手渡され、教授は呆れた。
「これは、わしの所から僚がいつも持っていく睡眠薬じゃな」
二人は顔を合わせ、深いため息をついてから力なく笑った。
「まあ、とにかく毎日通院させるように言っておかないとな」

(さて3択です。1香、すぐに目を覚ます。2香、着いてから目を覚ます。3香、夜まで目を覚まさない。レスよろしく)

630名無しさんが妄想します:2006/01/03(火) 14:08:03
2!!

63145。1:2006/01/03(火) 15:18:59
630さんは2を選ばれました。

まっすぐアパートまで向かった僚だったが、
いったい香が何錠飲んだのかまでは分からなかった。
無茶な飲み方はしてないだろうけど、
いつまで眠っているのだろうか。
不安になりながらも香を抱き上げ部屋まで行くと、
自分のベッドに香を横向きに寝かせた。
服をめくってみると、包帯が痛々しい。
「くそっ!」
込み上げる怒りが口から漏れる。
「…ん…」
それに反応するように苦しげに呻いた後、
香はうっすらと瞼を開いた。
「りょ…う?
…あれ??」
不思議そうに瞼を擦っていた香だったが、
はだけられた寝巻きに目をやり、
そして改めて僚を見つめた。
「……え?ええ?
どうして?」
慌てる香の背中に気遣いながら、
僚は香の頭を抱きしめた。
「…やっ…ちょっと…どうして…
あたし……だって…」
脅えながら拒もうとする香に、僚は呟いた。
「これからはおれの好きにしていいんだろう?」
香は必死に頷きながら「そ、そうよ…まさか聞いてたの?寝てたと思ってたのに…騙したの?」と叫んだ。
「じゃあ、これでいいじゃないか」
香は首を振った。
「違う!だって、あたしは…あたしは……」
僚は香の頭をいったん離すとじっとその顔を見つめた。
「おれは、勘違いしていたんだ」
香は辛そうな顔をして頷いた。
「おれがおまえとずっと一緒にいるのは、
槇村に頼まれたからなんかじゃない。
ましてや、勝手におまえが押しかけてきたからじゃない」
「え?」
驚いたように見つめる香の視線からいったん目を逸らす。
見つめられるだけで、胸が苦しくなる。
「その…なんだ…。
おれがおまえを側に置いておくのは、
おれがおまえを必要としているからなんだ」
香はキョトンとした顔をしている。
僚はそれ以上は言えずに香の頭を撫でた。
「まあ、また後で説明する。
とにかくおれから離れようとするな。
おれは本気でおまえが要るんだ」
「え?あ、うん…ありがとう…」
香もまだ朦朧とする頭の中で、
僚がなにを言っているのかは分かってはいなかった。
だが、これからも側にいていいのだという安心感で、
顔が自然と綻び、そのまま眠りに落ちていくのだった。
「早くよくなれ」
その声が遠くで聞こえる。
香はゆっくりと頷いた。

電話のベルが鳴った。
「僚?例の男。尋問中に逃げたわ。
ついさっきね」
受話器からの声に僚の口元が歪んだ。
「事故に合うかもしれないな」
「貸し…チャラになるかしら?」
「ああ」
警察はかなりの数の人員を動員したのだが、
逃げた男の消息は、それ以降誰にもつかめなかった。

63245。2:2006/01/03(火) 15:19:58
冬の間、香は僚に連れられて毎日教授の家に通った。
初めの頃こそ、教授の厭味を避けてた僚だったが、
毎日が数日置きになった頃にはまったく動じなくなり、
やがて一週間に一回となった頃には、
すっかり開き直っていた。
「もう、通わなくてもいいじゃろう…」
教授から告げられた時、香はやっと僚が自分を仕事で使ってくれると喜んだ。
「じゃが、あんまり激しくやり合わないように」
「はい」
素直に応える香に対し、僚はうんざりした顔だった。
「私生活についてまで、忠告はけっこうですよ」
「え?」
僚がなにを言っているのか理解出来ないでいた香だったが、
教授が言ってたのが仕事のことではないと気付いた時に、
真っ赤になって俯いてしまった。
かなり前から求められ、
それにすがるように応えてしまっていたのだった。
「残念じゃったな。まだ子供は出来ていなかったようじゃて…」
「あ…はい……」
俯いて答えるのが精一杯の香に、
僚が助け船を出した。
「これからいくらだって、その手伝いするから大丈夫です」
「ばか!」
香はかえっていたたまれなくなり、僚に向かって悪態をつく。
しかし、僚はまったく気にしてないようで、
香の肩を抱き寄せ教授に告げた。
「そろそろだと思って、
もうキャッツ・アイで香の快気祝いをやる予定なんです。
ご一緒にいかがですか?」
教授は残念だがと丁寧に断った。
まだやらなければいけない用事があったのだ。
「かずえくんは行けるんじゃないかな?
もう帰る予定だったから、ミックくんも迎えに来るといっておったし…」
「へー、ミックか…しばらく会ってなかったな〜」
わざとらしく言う僚に、香も相槌を打った。
「そういえばそうね。あたしも怪我してから一度も…」
教授は僚がなにか知っていて、
ミックが二人に会うのを避けていると見たが、
香がいる手前、なにも言わずに頷くだけだった。
「じゃあ、二人で来るように言っておいてください」
僚はそう言うと、香を抱き上げた。
「やだ、もう大丈夫だって!」
香は怒るが、僚は無視して教授に別れを告げた。
「それでは、また報告にあがりますから」
教授はおや?という顔で僚を見た。
僚はそれに苦笑いを返すだけだった。

(さて3択です。1キャッツ・アイで渡す。2車の中で渡す。3キャッツ・アイの入り口前で渡す。レスよろしく)

633名無しさんが妄想します:2006/01/03(火) 15:29:40
ここは2で!!

63445。1:2006/01/03(火) 17:32:25
633さんは2を選ばれました。

まっすぐアパートまで向かった僚だったが、
いったい香が何錠飲んだのかまでは分からなかった。
無茶な飲み方はしてないだろうけど、
いつまで眠っているのだろうか。
不安になりながらも香を抱き上げ部屋まで行くと、
自分のベッドに香を横向きに寝かせた。
服をめくってみると、包帯が痛々しい。
「くそっ!」
込み上げる怒りが口から漏れる。
「…ん…」
それに反応するように苦しげに呻いた後、
香はうっすらと瞼を開いた。
「りょ…う?
…あれ??」
不思議そうに瞼を擦っていた香だったが、
はだけられた寝巻きに目をやり、
そして改めて僚を見つめた。
「……え?ええ?
どうして?」
慌てる香の背中に気遣いながら、
僚は香の頭を抱きしめた。
「…やっ…ちょっと…どうして…
あたし……だって…」
脅えながら拒もうとする香に、僚は呟いた。
「これからはおれの好きにしていいんだろう?」
香は必死に頷きながら「そ、そうよ…まさか聞いてたの?寝てたと思ってたのに…騙したの?」と叫んだ。
「じゃあ、これでいいじゃないか」
香は首を振った。
「違う!だって、あたしは…あたしは……」
僚は香の頭をいったん離すとじっとその顔を見つめた。
「おれは、勘違いしていたんだ」
香は辛そうな顔をして頷いた。
「おれがおまえとずっと一緒にいるのは、
槇村に頼まれたからなんかじゃない。
ましてや、勝手におまえが押しかけてきたからじゃない」
「え?」
驚いたように見つめる香の視線からいったん目を逸らす。
見つめられるだけで、胸が苦しくなる。
「その…なんだ…。
おれがおまえを側に置いておくのは、
おれがおまえを必要としているからなんだ」
香はキョトンとした顔をしている。
僚はそれ以上は言えずに香の頭を撫でた。
「まあ、また後で説明する。
とにかくおれから離れようとするな。
おれは本気でおまえが要るんだ」
「え?あ、うん…ありがとう…」
香もまだ朦朧とする頭の中で、
僚がなにを言っているのかは分かってはいなかった。
だが、これからも側にいていいのだという安心感で、
顔が自然と綻び、そのまま眠りに落ちていくのだった。
「早くよくなれ」
その声が遠くで聞こえる。
香はゆっくりと頷いた。

電話のベルが鳴った。
「僚?例の男。尋問中に逃げたわ。
ついさっきね」
受話器からの声に僚の口元が歪んだ。
「事故に合うかもしれないな」
「貸し…チャラになるかしら?」
「ああ」
警察はかなりの数の人員を動員したのだが、
逃げた男の消息は、それ以降誰にもつかめなかった。

63545。2:2006/01/03(火) 17:35:27
冬の間、香は僚に連れられて毎日教授の家に通った。
初めの頃こそ、教授の厭味を避けてた僚だったが、
毎日が数日置きになった頃にはまったく動じなくなり、
やがて一週間に一回となった頃には、
すっかり開き直っていた。
「もう、通わなくてもいいじゃろう…」
教授から告げられた時、香はやっと僚が自分を仕事で使ってくれると喜んだ。
「じゃが、あんまり激しくやり合わないように」
「はい」
素直に応える香に対し、僚はうんざりした顔だった。
「私生活についてまで、忠告はけっこうですよ」
「え?」
僚がなにを言っているのか理解出来ないでいた香だったが、
教授が言ってたのが仕事のことではないと気付いた時に、
真っ赤になって俯いてしまった。
かなり前から求められ、
それにすがるように応えてしまっていたのだった。
「残念じゃったな。まだ子供は出来ていなかったようじゃて…」
「あ…はい……」
俯いて答えるのが精一杯の香に、
僚が助け船を出した。
「これからいくらだって、その手伝いするから大丈夫です」
「ばか!」
香はかえっていたたまれなくなり、僚に向かって悪態をつく。
しかし、僚はまったく気にしてないようで、
香の肩を抱き寄せ教授に告げた。
「そろそろだと思って、
もうキャッツ・アイで香の快気祝いをやる予定なんです。
ご一緒にいかがですか?」
教授は残念だがと丁寧に断った。
まだやらなければいけない用事があったのだ。
「かずえくんは行けるんじゃないかな?
もう帰る予定だったから、ミックくんも迎えに来るといっておったし…」
「へー、ミックか…しばらく会ってなかったな〜」
わざとらしく言う僚に、香も相槌を打った。
「そういえばそうね。あたしも怪我してから一度も…」
教授は僚がなにか知っていて、
ミックが二人に会うのを避けていると見たが、
香がいる手前、なにも言わずに頷くだけだった。
「じゃあ、二人で来るように言っておいてください」
僚はそう言うと、香を抱き上げた。
「やだ、もう大丈夫だって!」
香は怒るが、僚は無視して教授に別れを告げた。
「それでは、また報告にあがりますから」
教授はおや?という顔で僚を見た。
僚はそれに苦笑いを返すだけだった。

63645。3:2006/01/03(火) 17:36:28
香を助手席に座らせてから、
僚は改めて背中を見せてくれと頼んだ。
「やだ!毎日見てるじゃない!
なんでこんなところで…」
「ケチな女だな」
「だって、こんなところでなんて…
誰が見てるか分からないっていうのに」
「ああ、はいはい。
…でもな、香」
「なによ」
「世の中にはな、車の中でモッコリしてるカップルもたんまりいるんだぜ」
「あ、あたしはヤダからね、そんなの」
プイ横を向く香から離れ、
僚は運転席のドアを開け座った。
そして発射させながら時計をチラリと見た。
「もう準備出来てるころだな」
僚の言葉に香は申し訳なさそうに呟いた。
「いいのに…そんな大げさにしなくたって」
「いいじゃないか。みんな香のこと心配しててくれたんだから」
「うん…」
ちらりと僚を見る。
香も少し気になる事があった。
どうも朝から僚の様子がおかしいのだった。
朝からというよりは、ここ数日。
なにか隠し事があるように見えた。
もしかして、また浮気とも思ったが、
それに関してなんとなく口出ししてはいけないと自分を戒めていたので、
どうすることも出来ずに鬱々としていた。
普段にくらべて口数も多いと思うのも、気のせいなのだろうかと。
「あ、あのな。香」
「…え?」
運転しながら普段になく様子のおかしい僚が、
妙に浮ついた声で話しかけてきた。
「あ〜その…
店に着く前に渡しておきたいものがあるんだが……」
「なに?」
不思議そうに聞いてくる香に、
僚はポケットから小さな包みを出して渡した。
「やる」
「?」
渡された包みはきれいにラッピングされた小箱だった。
「今開けていいの?」
「ああ」
僚の妙にトーンの高い声に驚きながらも、
その包みを開いて箱を開けた。
中にはきれいな石の付いた指輪が入っていた。
「きれい…
まるでダイヤモンドみたい」
「ダイヤだ」
ボソッと僚が答える。
香は驚いて聞いた。
「いいの?そんな高いものをあたしが…」
僚は香の貧乏性に涙が出そうになったが、
それを堪えて頷いた。
「その…今までありがとうというのと、
直って良かったなというのと…
その…あれだ…
これからもよろしくということで……」
「本当にもらっちゃっていいの?」
しつこく聞いてくる香に、僚は辛抱強く答えた。
「ああ、そんなちっぽけなもんで、
おまえを束縛出来るとは考えては無いが…」
香はとまどいながらも僚に礼を言った。
「あ、ありがとう僚。とっても嬉しい…
う…ん、大事にするね」
「ああ…」
もう一つカーブを曲がるとキャッツだ。
僚は安堵しながらハンドルを握った。
「ちゃんとアニキにもらった指輪と一緒にしまっておくね」
嬉しそうな香の声に、僚は思わずハンドルを切り損ねた。

63745。4:2006/01/03(火) 17:38:01
「おわっ!」
「きゃああああ!!」
思わずしがみついてくる香の身体に反応する己の身体を抑えながら、
僚はきっちり軌道修正をした。
「僚、危ないじゃない!どうしちゃったの?」
急ブレーキの音で店から出てきた海坊主たちに囲まれたまま、
僚はガックリとうな垂れるのだった。
「そうだ。香はそういう女なんだ。
このところの生活ですっかり忘れちまってたが…」
ぼそぼそ呟く僚に、香は耳を近づけた。
その香の腕に手をかけ、
僚は指輪を奪った。
「よこせ!」
驚いた香は抵抗する。
「なによ!くれるって言ってたくせに!」
「こいつはこう使うんだ!」
僚は香の左手を掴むと、その薬指に指輪をはめた。
車の外ではみんなが拍手をして一斉に「おめでとう」と言い出す。
香はなにがどうなっているのか分からず、
キョロキョロした後に僚を見つめた。
「な、なにするのよ僚」
「だから、ずっと一緒に居てくれって…」
「やだ、なんか指輪渡されてそんな事言われたら、
プロポーズみたいじゃない」
香は同意を求めるように周りを見た。
全員が脱力したようにくず折れてしまっていた。
「あ…あれ?」
僚もあまりの香の鈍さに真っ赤になりながら、
崩れ落ちる自分の中のなにかと戦っていた。
「本当に鈍い…」
「なによ!」
「だ〜か〜ら〜」
僚は香を抱きしめ耳元に囁いた。
香は真っ赤になり、そして呆然として僚を見つめた。
「返事は?」
「え?返事って…だって……
分かってるくせに…」
「返事は?」
しばらく俯いていた香だったが、小さい声で「はい」と答えた。
僚はどんな大仕事をした時よりも疲れた気分で車を降り、
助手席のドアを開けた。
そして香の手をとり外へと連れ出すと、
やはりどっと疲れた顔の店員たちと共に店に入っていった。
「おめでとう香さん」
まだ呆けている香に、少し疲れた顔のままの美樹が声をかける。
「う…ん…
美樹さんのおかげ…」
「あたしはなんにもしてないわ」
香は首を振った。
「美樹さんの悲しい話を聞いてなければ、あたし…
もう僚の側にいるなんて…」
僚はそんなやりとりを目を細めて聞いていたが、
すぐに香を抱き寄せて囁いた。
「もういいから。側にいろ」
香はゆっくり頷いた。

63845。5:2006/01/03(火) 17:39:28
貸しきり状態の店にかずえとミックが入ってきたのは、
そんな時だった。
「香さん、回復おめでとう」
かずえが声をかけてきたが、
ミックは僚と香から目をそらすようなかんじだった。
ドアの前で帰るともめていたのは、
中の全員に聞こえていた。
「ミック。どうしたんだ?なんかやらかしたのか?」
入ってくるなり海坊主に聞かれ、
ミックは首を思い切り振った。
そして、なんでもないと言うばかりに香に駆け寄った。
「おめでとうカオリ…
お祝いのキッスを…」
顔を近づけてくるミックを避ける香。
後ろから引っ張るかずえ。
顔面に蹴りを入れる僚。
ミックはモロにそれを食らい、呻いた。
ミックを拘束した形になっていたかずえは、慌てて謝った。
「大丈夫?ミック」
僚も笑顔で聞いた。
「大丈夫か?ミック」
ミックもあまりの仕打ちにマジ切れしかけながら、
笑顔で僚に聞いた。
「あんまりじゃないか?リョウ!
オレはスナオにカオリに祝福を」
「祝福?ミック知ってたのか?」
海坊主が驚いたように聞いてきた。
ミックも驚いたように聞き返した。
「?へ?だってカオリのお祝いだって、カズエが…」
そう言いながら香を見ると、恥ずかしそうに手で顔を覆っている香の指に光るものを見つけた。
「おや?カオリ…それは……」
かずえが目ざとく叫んだ。
「やだ!教授からなにか報告することがあるらしいって言ってたけど…
それだったのね!おめでとう!香さん。冴羽さん」
「や、あの…その…ありがとうかずえさん…」
ミックは声も出せずに口をパクパクとしているだけだった。
かずえはそんなミックに向かって皮肉を言った。
「いいわねえ香さん。あたしだってあんな指輪欲しいわ〜」
僚はそれに口を出した。
「あれ?かずえちゃん。まだミックからなんももらってないの?」
「え?ええ…
だって、ミックったら、いつも余裕なさそうなことを言ってるんですもの」
僚は首を傾げてからミックを見つめた。
「あれ〜?おっかしいなあ…
たしか、オークションかなんかで、
えらい大金を出してたみたいだけど〜
落とせなかったからまだ持ってるんじゃないかな?」
かずえの顔色が変わった。
「え?なんのオークション?」
じろりとミックを睨む。
「い、いや、カズエ…その、銃とか〜」
「まだろくに握れないから仕事が制限されるって、
いつも言ってるじゃないの!」
「いや、ちょっとづつだな」
かずえはピンときた。
「女ね。女を買おうとしたんでしょ」
逃げ腰になるミックから視線をはずし、
かずえは僚に聞いた。
「女でしょ?」
「ああ、確か…そうだったかな?」
かずえはミックの胸倉を掴むと、カウンターに押し付けた。
「は〜。かずえさんも強くなったわねえ…
でもミックが女の人を買ってるってことを知ってるって事は…」
香はじろりと僚を見た。
僚は香がまったく自分が買われかけたというのを忘れてた事にホッとしつつ、
余計な疑惑を作ってしまった事に後悔した。
「昔の話だって!今はおまえだけだ」
「あ〜!いいわね、香さん。
あたしもそう言われてるけど、実際このミックは…」

63945。6:2006/01/03(火) 17:40:51
香もその言葉に揺れて僚を見た。
「おれは奴とは違う」
僚はそう言い切り、香を抱き寄せ口唇を奪った。
「ん……や…みんなが見て…」
真っ赤になり抵抗する香だが、
僚は構わずに深く舌を刺し込み香を翻弄してきた。
もうすっかり馴れたはずと思っているのに、
何度しても胸がときめく。
遠くなりかける意識のむこうで咳払いが聞こえた。
「おい、僚。
主役はちゃんといさせておけ」
「はいはい。
おい、香。まだ大丈夫だろ?」
僚に言われ、朦朧としながらも香は頷いた。
その解き放たれた香の匂い立つ色香に、
周りも浮き足だちながらも、
何事もないようにパーティーは始められた。
「それでは、これからも大変な道を歩む事になった香さんの、
健康と健闘を祈って。
そして二人の結婚…でいいのよね。
…を祝って」
そんな美樹の音頭にのって乾杯をしながら、
僚が囁いた。
「よろしくな。奥さん」
「う…うん。こちらこそ…」
飲まずにいられないミックを横目で見ながら、
僚は香をそっと抱き寄せた。

おしまい。

長い間ありがとうございました。
もうここでは3択物を書くことはありませんが、
まだ監督ものが残っているので、
その時はまたお邪魔いたします。
よろしくお願いいたします。

(形式を変えてメールにしようと思います。頂いた捨てアドなどにメールにて文章を送り、それに対しての3択をメールにあるキーワードと共に裏の掲示板に書き込んでいただくというシステムにしようかと持ってます。そうすれば先着というのもはっきりするしで。というわけで、参加希望の方は裏のアドレスにメルください。はじめは以前から書くと言っていた。槇村ブラックになる予定です。
…さて2択です。1参加。2不参加。初めから読まないと分からなくなるので、締め切りを作らせていただきます。1月10日以内です。メルにてレスよろしく〜)

64045。:2006/01/03(火) 17:43:17
すんません。選択2の人はわざわざリアクションなくっていいですんで、念のため。
うっかり書き込んでから気付いた…最後まで間が抜けてる…
じゃ!

641名無しさんが妄想します:2006/01/03(火) 21:08:56
>>640
メールしたいけど45。さんのメアド知らないorz

642名無しさんが妄想します:2006/01/03(火) 22:22:34
45。さん 連載おつ!
最後は怒涛と展開でハッピーエンドでしたね。

私もメアドが分らんです。

643名無しさんが妄想します:2006/01/03(火) 22:30:03
漏れも‥orz

644名無しさんが妄想します:2006/01/04(水) 01:05:44
自分も45。氏のメアド知らぬ。
このスレ炙り出しすればメアドが表れるのか?

64545。:2006/01/04(水) 01:07:09
あ、すみません。
別名・面の皮厚之で〜す(w
過去スレ知らない方ばかりみたいなんで、面の皮厚いついでに…

トップに跳ねる動物がいるとこのサイトの跳ねてるのをクリック。
出てきたとこの上のをクリック。
アニメの100話101話の女性ゲストキャラ名のあるタイトルをクリック。
画像の中の、アニメの2の主題歌の歌詞の中で三番目に好きになったという場所をクリック。
そこでワンクッションあってたどり着いた自分のとこのトップの一番下にアドレスあります。
よろ…

646名無しさんが妄想します:2006/01/04(水) 03:05:25
誰のリンクから逝けるんですか?
同盟とか片っ端から見て回ったのですが
該当するサイトが見つけられませんでした。

647名無しさんが妄想します:2006/01/04(水) 15:22:14
ドリームたんとことか、オンリイベントのリンクから逝けるよ
結晶化というとこ

648名無しさんが妄想します:2006/01/04(水) 23:31:51
>>645さん
647さんのヒントで分りました。ありがとう。
メールの件名とか、何らかのご指示ありますか?

649名無しさんが妄想します:2006/01/05(木) 01:58:40
知らない人ばっかなんだねえ・・・
今ここにいる人は、祭とかあった一時期の盛り上がってた時代はリアルタイムで知らないのかな

みんなどこ行っちゃったんだろう。
みんなシテハンに飽きちゃったのか。
つわものどもが夢の跡。
そこで細々と食いつないでる老兵45。、そして次世代の童たち・・・。

ぷちとまとさんとかマジ懐かしい。

650名無しさんが妄想します:2006/01/05(木) 21:47:33
>>645
サイトが未だ分りません。
メールアドレス連絡しないと参加不可ですよねぇ。
関係ないけど、45。さんは選択性で負担じゃないですか?(いや、なんとなくなんですけど)

651名無しさんが妄想します:2006/01/05(木) 23:13:11
>650
ここにアド晒したら?

652名無しさんが妄想します:2006/01/05(木) 23:16:55
>651
意地悪の匂ひ

65345。:2006/01/06(金) 12:05:03
んじゃここで。よろ

45o@mail.goo.ne.jp

某所の方々適切なアドバイスありがとうございました。

654名無しさんが妄想します:2006/01/06(金) 20:51:52
>>653
サンクス

655名無しさんが妄想します:2006/01/14(土) 08:19:58
過疎化してますが、もしかしてクローズ寸前?

656名無しさんが妄想します:2006/01/14(土) 20:07:29
個人隔離スレだからな

657名無しさんが妄想します:2006/01/20(金) 02:34:53
もともと過疎だったし

658名無しさんが妄想します:2006/01/21(土) 21:45:17
だれもいない‥

659名無しさんが妄想します:2006/02/01(水) 00:59:29
だれもいない‥

660名無しさんが妄想します:2006/02/01(水) 22:08:19
ありゃ〜。さみしいね。

661名無しさんが妄想します:2006/02/05(日) 11:29:25
せめて本スレを盛り上げてくれ

662名無しさんが妄想します:2006/02/19(日) 13:35:06
しーん

663名無しさんが妄想します:2006/03/04(土) 02:05:32
しーーーーん

664名無しさんが妄想します:2006/03/04(土) 20:39:30
保守!

665名無しさんが妄想します:2006/03/09(木) 17:42:46
45。のメール読んでるけどわざわざ選択させる意味あるの?
毎日配信するのは大変だろうなーって思うけど
たまに選択肢とその内容が違うことあると
感じてるのは漏れだけですかね?

666名無しさんが妄想します:2006/03/10(金) 12:12:40
読むのやめればいいじゃん

667名無しさんが妄想します:2006/03/10(金) 17:13:22
>>665
確かに多少モニョル程度に選択肢からずれてることもあるが
それは今までもあったことだから気にするな。

668名無しさんが妄想します:2006/05/05(金) 07:22:20
保守!

669名無しさんが妄想します:2006/06/16(金) 18:49:19
5/5で止まってるから動かそうYO!

670名無しさんが妄想します:2006/09/14(木) 18:53:22
このスレまだ存在してたのかw

671名無しさんが妄想します:2006/10/20(金) 02:35:28
過疎ってて寂しいね

672名無しさんが妄想します:2007/01/30(火) 17:31:10
もう年を越してしまった。。。。

673名無しさんが妄想します:2007/02/16(金) 22:01:31
ここ死亡寸前?
さみしい

674名無しさんが妄想します:2007/02/19(月) 03:45:38
--添削会場予定地--

675名無しさんが妄想します:2007/02/25(日) 21:22:42
添削ってさ、スピード感を殺したり萌え文を萎え化させることじゃないと思うんだよね

676名無しさんが妄想します:2007/04/07(土) 03:28:48
何が何やら

677名無しさんが妄想します:2007/04/13(金) 11:52:16
このスレ必要か?

678名無しさんが妄想します:2007/05/03(木) 18:48:52
GW恒例の聖戦へ逝ってきます

679名無しさんが妄想します:2007/06/05(火) 21:05:25
we

680名無しさんが妄想します:2007/07/13(金) 22:05:22
保守

681名無しさんが妄想します:2007/08/12(日) 20:49:36
保守

682名無しさんが妄想します:2007/08/15(水) 14:43:23
保守ってる奴いたんだ。
45。ことリスはなんか春イベント合わせで作ってたみたいだから
興味があるなら問い合わせれば? 
何か書きたいって書いてたから掲示板とかミクシで尻叩けば何か出るかもよ

683名無しさんが妄想します:2007/10/11(木) 15:30:18
保守
する必要あるのかな?

684名無しさんが妄想します:2007/10/22(月) 15:17:34
こんなとこいつまで守ってもリスは帰ってこない。

685名無し:2007/10/28(日) 22:22:22
  |l、{   j} /,,ィ//|     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ     | あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
  |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |     < 『先週まで金が無く途方に暮れていたと
  fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人.    |  思ったらいつのまにかサイフに金があった』
 ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ   | 闇金だとか窃盗だとか
  ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉.   | そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
   ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ. │ 働くのがばからしくなるほどの片鱗を味わったぜ…
  /:::丶'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ│ttp://green55.org/doll3/pc/?tPigmnxW
                 \____________________

686名無しさんが妄想します:2007/11/02(金) 21:28:17
保守

687妄想:2007/11/02(金) 22:17:02
妄想

白く細い指がオレの胸板をたどる。
掠めるように乳首をはじく動きに筋肉がひくつく。

「ふふ・・・怯えてるの?」

紅にも塗っていない唇がいやらしく蠢いてオレ視線を釘付けにした。
胸を弄り回している手のひらと反対の指先はいつの間にか、赤いシャツの裾
から潜り込み下腹部の毛を撫で上げている。

「っ!・・・ぁ・・っくぅ」
漏れそうになる声を抑え、捩るように身体を動かせば後ろ手に拘束された
肩が軋んだ。

「・・だめよ。・・シティハンターの大切な肩を痛めてしまうわ・・大人しくして・・・
それとも・・もう、我慢ができないの?・・・リョウ・・」


それは、大胆にも裸でオレに跨りあふれ出る愛液で腿を濡らしていた。
欲しい。
欲しい。欲しい。
欲しい。欲しい。欲しい!!

膝を立て擦り付けるように彼女の股を刺激する。

「!ッ・・あぁ!!・・・悪い子ねぇ。この大きく反り立ってるモノを私の
ナカにぶち込んで・・めちゃくちゃに突き上げたいのね」

さらされたオレのナニを両の掌で包み込み、いじくられ先端からは
白い液がにじみ出て美しい指を淫らに彩っていた。
刺激を求めて、腰が動く。・・・言われたように腰を突き上げれば、オレの
腹に先走りをこぼす。

「ぁあ。こんなに零して」

紅い舌を突き出し先走りを綺麗に舐め取る。
手で支えなくても反り立つモノを舌先だけで刺激すれば・・もう、ダメダ!!


欲しい。
欲しい。欲しい。
欲しい。欲しい。欲しい!!

688名無しさんが妄想します:2007/11/24(土) 00:28:57
避難してきた

689名無しさんが妄想します:2007/12/11(火) 11:52:52
こっちの方が居心地よさそうだな

690妄想:2008/03/17(月) 23:10:38
欲しい。
欲しい。欲しい。
欲しい。欲しい。欲しい!!

爆発寸前の欲望を放つその瞬間・・・・


「リョウーー!!いい加減に起きろーーー!! 」

ばっふ!  と布団が剥がされる音
ドピュッ!  と欲望が発射する音
ぴちゃっ! と・・・・・カケラレタ・・音



「・・・・カオリ・・ちゃん?・・だ、大丈夫・・」

「−−−−−」

俺の精子を顔射と言う荒業で受けたカオリは、硬直したまま瞬きを繰り返す

691名無しさんが妄想します:2008/06/18(水) 01:24:11
age

692名無しさんが妄想します:2008/07/23(水) 00:34:06
浮上

693名無しさんが妄想します:2008/09/26(金) 02:31:53
帰ってこない

694名無しさんが妄想します:2009/02/08(日) 00:30:31
頭いたい

695名無しさんが妄想します:2009/02/26(木) 04:55:56
あの日の帰りたい

696名無しさんが妄想します:2009/05/22(金) 16:22:38
キモエロサイトを見つけてしまった。

697名無しさんが妄想します:2009/10/20(火) 04:43:22
帰ってこないの?

698名無しさんが妄想します:2009/11/01(日) 09:53:48
リスは生理アガっただろうか

699名無しさんが妄想します:2010/07/21(水) 23:52:58
もう人生に疲れちゃったよ。
幸せになりたい。

700名無しさんが妄想します:2010/12/22(水) 23:57:36
幸せも金も無い

701名無しさんが妄想します:2011/03/09(水) 00:36:59
夢も希望も無い。有るのは借金だけだ

702名無しさんが妄想します:2011/04/07(木) 23:27:56
どうしたら幸せになれるの?

703名無しさんが妄想します:2011/04/15(金) 00:34:00
もうなにもかも疲れた。自分が大嫌い。死にたい。
今度生まれてくるならもっとまともな家族の元に生まれたい。
家族のせいで自分の頑張りが無駄になるのはもう嫌。
無駄どころかマイナスだ。

704名無しさんが妄想します:2011/04/21(木) 23:29:18
誰かこの苦しみから解放して・・・

705名無しさんが妄想します:2011/04/25(月) 03:37:34
自殺はダメって言うけど、じゃあ、あんたがこの辛い現状を
改善してくれるのか?
何もしてくれないのに口先だけで物言うなっつーの

706名無しさんが妄想します:2011/04/29(金) 23:37:36
独りで生きる事がこんなに辛いとは想像もしなかった。
香はリョウも居るし、愚痴はキャッツで零せるから幸せだよ・・・

707名無しさんが妄想します:2011/05/02(月) 00:09:57
同じ兄弟なのに私だけが苦労して・・・
大体、世の中の弟、妹って面倒は兄、姉に押し付けて
美味しいとこだけ持って行く。

708名無しさんが妄想します:2011/05/02(月) 19:51:34
どいつもこいつも好き勝手やりやがってっ!
挙句の果てには私を悪者扱いっ!
ふざけんなっ!

709名無しさんが妄想します:2011/05/03(火) 22:59:27
生きる事に疲れた。

死んでも・・・

710名無しさんが妄想します:2011/05/04(水) 05:42:44
なぜ私にばかり不幸な事が起こるの?

711名無しさんが妄想します:2011/05/04(水) 15:32:14
生き地獄とはまさにこの事だ

712名無しさんが妄想します:2011/05/04(水) 17:28:03
人並みに、穏やかに暮らしたい
そんなささやかな願いすら私には叶える事を許されないのか・・・

713名無しさんが妄想します:2011/05/04(水) 22:12:44
不幸にどん底は無い。
不幸は底なし沼だ。
どんなに頑張ってもお日様は拝めない。
あがいてもあがいても泥沼から出られず
臭く、汚い泥を身にまとって他人に指を差されて
嘲笑われて惨めな一生を過ごすしかないんだ。

714名無しさんが妄想します:2011/05/06(金) 21:08:23
この世は大変な事ばかりで重い。

早く楽になりたい

715名無しさんが妄想します:2011/05/07(土) 00:52:13
何故こんなにも私を苦しめるの?
真面目に、大人しく細々と生きてきただけなのに
理不尽な事ばかり身に降りかかって辛い
身も心もボロボロです。

716名無しさんが妄想します:2011/05/12(木) 04:24:22
XYZ 私を殺して

717名無しさんが妄想します:2011/05/12(木) 20:32:38
苦しめないで

718名無しさんが妄想します:2011/05/14(土) 23:34:33
どうやって生きていけばいいのか分からない・・・

719名無しさんが妄想します:2011/05/29(日) 02:24:34
何もかもを私に押し付けないで!

720名無しさんが妄想します:2011/06/15(水) 00:33:41
疲れた。私の心が憎悪で満たされている。

721名無しさんが妄想します:2011/09/10(土) 23:38:13
どうすれば幸せになれるの?
この苦しみから解放されたい。

722名無しさんが妄想します:2011/09/30(金) 23:23:07
私はただ幸せになりたいだけなんだ。
何者にもしばられたくない。

723名無しさんが妄想します:2011/12/06(火) 23:45:31
疲れた

誰かに手を引かれて生きていければ楽だよね


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