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City Hunterの香で射精@エロパロ避難所

16345。:2004/12/14(火) 07:32
161さんは2を選ばれました。
162さん、たぶん161さん。またオハヨウの時間になってしまいました。おはようございます。こちらこそ読んでいただき感謝です。立ち止まってくださる聞き手あっての”路上ライブ”みたいな物ですから。

「おまえは、おれのせいで、
一番楽しいはずの年月を無駄に浪費してしまった。
本来だったら、おまえは槇村のもとで、
普通に女としての人生を歩むはずだった」
香は目を開き、僚を見た。
僚は香の視線を避けるように顔を背けた。
「普通に友人と遊び、働き、
やがて好きな男と出会い結婚をして、
子供を産み育てる…
そんな生活が」
香は無言で首を振った。
「ところがおれと関わったがために、
唯一の身内だった槇村は殺され、
おまえはおれのもとで、
知らなくてもいい裏の世界に足を踏み入れてしまった」
香は首を振り、
思うように動けない腕をやっと持ち上げて
僚の頭を抱き締めた。
「違うよ。僚。
アニキはあんな性格だったから、
僚がいなくても、
やっぱり奴らのようなのを放っておけなくて…
…でも、僚がいたから、
仇をとってくれるって信じてたから、
あたしのこと、
奴らから守ってくれるって信頼していたから、
安心して逝けたんだと思う」
僚は香の言葉を聞き、
戒めとして重くのしかかっていた気持ちが、
いけないことだと分かっていても
軽くなっていくのを止められなかった。
「それに…あたし、本当に僚がいてくれて幸せだった。
アニキは血はつながってはいなかったけど、
本当に大好きな大切な家族だった。
僚からアニキの死を告げられた時、
あたし、もしかしたらいつかは…って、
覚悟をしていたはずなのに。
あの時は目の前が真っ暗になって…」
僚は不思議そうに聞いてきた。
「でも、あの時おまえは…」
香は頷いた。
「ううん、そうだったの。
でも、僚があたしに大金を渡してくれて
逃げろと言ってくれたから…
それがあたしの崩れた心を戻してくれたの。
このまま逃げたら、あたしは後悔する。
アニキの仇を討つことが、今のあたしを支えてくれるって。
そうしたら気付いたの。
あたしはアニキを失ったけど、僚は相棒を失ったんだって…
だから、あたし力も無いのに勢いで僚に…」
僚はじっと聞いていたが、香が口を閉じたのを見て応えた。
「ああ、そうだ。
槇村はいい相棒だった。
だが、槇村とは違う意味で、おまえは最高の相棒だ。
おまえはおれを支えてくれ続けてくれた」
香は驚いた目で僚を見つめた。
やっと瞳がぶつかった。
「おまえを元の世界に返す機会はいつでもあった。
だが、おれはおまえに甘え、それを濁し続けてしまった。
おまえがただの依頼人だったら、
いくら槇村に頼まれてたって、
依頼が完結した時点で返している。
手塚明美や、竜神さやかたちのように…」
「じゃあ、どうして…」
僚は香を抱きしめた。
「離したくなかったんだ。
側にいてくれるのだったら、
この気持ちのいい時間がずっと続くのなら、
女として抱けなくてもいいと思うくらいに。
それで、おれはおまえとの関係が壊れるのが怖くて、
ずっと押さえてきた。
それなのに他の男に触れられ、
それで逃げられては堪らない」
僚は抱きしめる腕に力を込めた。
「あたし…」
香はなにか言おうとしたが、僚はそれを遮った。
「おまえがおれに愛想をつかしても、
それでもおれは、もうおまえを抱くの諦めたくない」
香も、そっと僚を抱きしめた。
「うれしい…
ずっと、嫌われたくないって思ってたの…」

(やっと前々回の選択肢で、またもや前回の選択肢に到達できないままに(T-T)さて3択です。1僚、居留守。2僚、留守。3僚、忙しい。レスよろしく)


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