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City Hunterの香で射精@エロパロ避難所

38945。:2005/08/23(火) 00:27:41
387さんは3を選ばれました。
388さん、どうもです。

それでもこのまま流されたらおしまいだと香は思った。
僚を押しのけようと、必死でもがく。
強い腕が、それを無いものがごとくにねじ伏せていこうとした。
二人とも言葉もなく静まり返った攻防を繰り返す室内に、
突然電話の呼び出し音が鳴った。
「…あ…電話…」
香が呟き気を逸らせた。
僚としては余裕を持たせていた均衡。
それが思わぬ方向に破れた。
受話器に手を伸ばそうと、香がスルリと身をよじった。
僚はそれを後ろから追い、香を抱きしめる。
「あっ!」
受話器を掴んだ手が宙に浮く。
香を片腕で抱き寄せたまま、
僚は右手を伸ばして受話器を奪った。
「ハロー…」
遠くで聞きなれた小さな声が聞こえたのを、
僚の耳が捉えた。
僚は口の端を上げ、スッと受話器を床に落とした。
ガチャンという音を立てて落ちたそれからは、
その対応に対しての驚きと恨みの声が漏れた。
「ば…!僚!なんてこと…」
驚き呆れる香の口を手で塞ぐと、
僚はその耳元に囁いた。
「じゃあ、おれがその不安の元を取り除いたら、
おまえはここに居るんだな?」
「…え?」
大きく見開かれた瞳に、僚は満足げに頷いた。
そして耳を澄ませ、
まだ電話の向こうから聞こえる声を確認し、
大きく一呼吸した。
「僚?」
香は不安そうな顔で、僚の名を呼んだ。
「おまえを買いたいとかいうふざけた人物って、
外人って言ってたよな」
僚の声が大きいと香は思ったが、
その押してくる迫力と合間って、
返事をしなければと頷いた。
「…ええ…そうだけど…」
思い出したくないことが込み上がってくる。
香は口唇を噛み締め、涙を堪えた。
「おまえを処女のまま欲しいって言ってたんだっけ?」
香は小さく頷いたが、僚は返事をさせようと揺さぶった。
香は首を振りながら、泣き声で応えた。
「…そ、そうよ!」
僚は耳を澄ませ、
受話器の向こうを想像しながら香を抱き寄せ叫んだ。
「じゃあ、もう大丈夫じゃないか!
おまえはおれのモノになったんだから!」
「…え?」
驚く香に僚は告げた。
「後はおれがそいつを突き止めて始末すればいいだけ。
…そうだろう?」
言いながらちらりと受話器を睨む。
僚は心当たりのある知り合いの顔を想像した。
たぶん酒場かなにか。酔った勢いでのことだったのだろう。
未だ未練を引き摺りまくっているのかとため息を漏らしてから、
思いっきり受話器を蹴った。
香は僚の態度を不審に思いながらも、
どうすればいいのか戸惑っていた。

(さて3択です。1明美、尋ねてくる。2僚、ついでに。3僚、とりあえず。レスよろしく)


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