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City Hunterの香で射精@エロパロ避難所

21045。:2005/01/04(火) 04:22
209さんは1を選ばれました。

「ぎゃあ!!」
銀狐の叫びに相手は驚くものの、
逃げるという行動は起こさなかった。
「あら、ごめんなさい」
飄々と謝る相手に、銀狐は一気に強気に出た。
「ごめんなさいだと?
確かめもしないでドアを開けるなんて、
とんでもない女だ!」
ここの住人でもないのにこんな事を言われるとは…
言いがかりとしか思えない言葉に、
相手の女は感情を抑えつつも切り替えした。
「ああ、そうねえ。
…ところで、あなたなどなた?」
冷ややかな声音に、銀狐も背筋に寒さを覚えた。
なぜか尋問されているような気分になってくる。
「あ、いや…
そう…ちょっと依頼に来て…
今帰るところなんだ」
「ふ〜ん…」
銀狐の後ろでは、僚が香を抱きかかえたまま困っていた。
『まったく、冴子のやつ。
間の悪いところに…』
銀狐も早くこの女を追っ払った方がいいと判断したのか、
てきぱきと切り上げる方向に進んだ。
「じゃあ、次の予定が入っているので」
冴子はじっと銀狐の顔を見た。
「あなた…どこかで……」
銀狐は完璧である変装に自信を持っていたので、
にやりと微笑んだ。
「ああ、もしかしたらうちの店に来られたことがあるのかもしれませんねえ…」
「あなたのお店?」
「ええ」
そう答えて銀狐は店の名前と場所を言った。
それを聞いている冴子の顔がみるみる綻んだ。
「あら、そうねえ…そうかもしれないわねえ…」
僚は銀狐をどつきたいという気持ちを抑えるのに必死だった。
麗香に依頼し、それによって姉の冴子を利用した時点で、
自分の事件に銀狐が関わっているというのは筒抜けであるはずだった。
すでにあの店には調べが入っているだろう。
「ええと、それでこの担がれている方は?」
冴子は銀狐が担いでいる男に目をやった。
男自身はなんの変装もしてはいない。
冴子にはそれが誰であるか分かっているようだった。
「ああ、ちょっと依頼の結果でこの相棒と揉めてね」
冴子は大変だったわねえと言いながら、
僚を見た。
そして気を失っている香を見て、じろりと僚を見つめる。
僚はなにか言われる前に、
仕方なしに口を動かした。
『おれだ。邪魔しないでくれ』
冴子は目を点にしてからニヤリと笑い、
つかつかと近づくと、ピクリと鼻を動かした。
香から男の匂いを嗅ぎ取ったのだ。
ちらりと僚を見る。
天使とも悪魔とも判別のつかない笑顔で僚を見た。
それから銀狐のところに戻ると、
丁寧に尋ねた。
「後ろにいる方の抱えてらっしゃる女性も揉めて?」
銀狐は一瞬考えたが、とにかくこの場を去りたかったので、
「そうだ。彼女がこの男と浮気をしたということが分かったので、
つい…」
冴子は驚いた顔で叫んだ。
「あら〜?
ここっていつから浮気調査まで始めたのかしら〜」
銀狐がビクンとして、それでも慌ててフォローした。
「いや、最近始めたと聞いたものでね」
だが冴子は首を傾げて笑った。
「う〜ん、でもあなたって、
元モデルの婚約者がいるって自慢していたわよねえ」
銀狐は大声で言った。
「この女がそうなんだ!
ちゃんと雑誌にものってる!!」
冴子も、ここでやりあっても仕方ないので、
とりあえず引くことにした。
「あら、そうだったの?」

(さて3択です。1冴子、発信機つける。2冴子、盗聴器つける。3冴子、なにもしない。レスよろしく)


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