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City Hunterの香で射精@エロパロ避難所

33245。2:2005/03/13(日) 14:45:09
香は身を固くして美樹を見た。
その表情は、今まで香が見たこともないものだった。
「美樹…さん?」
美樹はゆっくりと口を開いて、香を見つめた。
「香さん…冴羽さんとが初めてだった?」
香はじっと見つめられ、
まるで催眠術をかけられているのであるかのように、
自分の意思とは関係なく自然に頷いた。
そして美樹の言っている意味を、
現状から逃げるように頭の中で捕まえようとした。
ふとある考えが浮かぶ。
言ってはいけないのではないかと思いつつも、
それが口に出た。
「美樹さんは…」
美樹は香から目をそらした。
「ファルコンとわたしが知り合ったのは、
8才の頃だったわ。
平和なこの国で育ったあなたには分からないかもしれないけど、
内乱の続く中、両親を殺され、
一人になった子供がどう扱われるか知っている?」
香はゆっくりと首を振った。
頭の中で、まさかという考えが確信になってゆく。
「突然ドアを開け、
今まで一緒に食事をしていたはずの両親を殺した兵士たちは、
なにが起こったのか理解出来ずにいるわたしの腕をつかみ…」
「やめて!!」
香は叫んで美樹を抱きしめた。
「まだその行為の意味すら知らなかった……
長い時間をかけて殺されているのだと思ったわ。
でも兵士たちが去っていった後も、
わたしは生きていた。
血まみれで死んでいる両親の横で、わたしは横たわった。
次の日も、別の兵士たちが来て、
わずかな食べ物を与えてくれるかわりに犯していった。
ファルコンが現れたのは、そんな生活に慣れてきた時だった」
香は美樹を抱く腕に力を入れた。
「いつものように横になって足を広げた私には近づかず、
彼はすでに腐臭していた両親たちに手を伸ばしたの。
わたしは『やめて』と呟いたんだけど、
彼は『日本人か』と言っただけで、
両親を外に運ぶと土に埋めてくれたの。
そしてわたしの腕をつかんだ」
美樹は大丈夫だというように、香の背中を叩いた。
「彼は言ったの。
『生きたいか?』って。
わたし、その迫力に思わず頷いちゃった。
それからよ。わたしの新しい人生は。
彼はわたしに生きるための方法を自分なりに教えてくれた。
わたしはそれに必死で応えて強くなるのが、そして彼自身が
わたしにとっての全てになったの」
美樹は笑顔で香に言った。
「わたしが辛かったのは、彼がわたしのもとを去った時だけ。
再び会えて、やっと結ばれた今は、
なにがあっても離れたりはしない。
愛する人が側に居ない辛さを知っているから…
だから…」
香は泣きながら頷いた。

(さて3択です。1香、銀狐と会う。2香、明美と会う。3香、さやかと会う。レスよろしく)


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