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ソウルファッカーズ2のようです
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25年前。
「グオオオオオオ…」
聖母マリアのように胸に両腕をクロスさせた異形が崩れる。
残るは巨大な電子の繭。
「マニトゥ……帰ろう…
アタシ達のいるべき世界へ…」
「そうすれば…
もう、こんなに苦しくないよ……」
銀髪の女が語りかける。
女が振り返る。
「ヒトミちゃんとも……
スプーキーズのみんなとも……
このままずっと一緒にいたかった。」
口ごもる。
「でも駄目なんだよ…
今の人のソウルは、私達には耐えられない……」
https://pbs.twimg.com/media/FUz_rUGaIAAX8RZ.jpg
ネミ;ー;)「今日は、アタシの……
最初の、誕生日かも知れない……
アタシ、忘れないよ……
アンタのこと…」
https://pbs.twimg.com/media/FU0GOoWagAIb0Je.png
「泣くんじゃねーよ!俺達はやる事全部やってきたろ。
最後のシメだ、お前がやりたいと思う事をやりな」
ネミ-ー-)「そうね…起きて、ヒトミちゃん。」
https://pbs.twimg.com/media/FUz_sj-agAYPAHR.jpg
少女が茶髪に戻る。
中から電霊がフワッと華麗に舞う。
繭に抱きつき、消滅していく。
「さよならは言わないぜ。またきっと会えるだろうよ」
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ヒト゚ー゚)ξ「リーダー、調子いいみたいですね。」
く(’ー`)「心配かけたね。すまなかった。
あのレイさんとかいう人の妖しい術も効いたみたいだし、もう大丈夫だよ。ハハ。」
「みんな…お別れなんだね。オレ、スプーキーズ大好きだったのに…」
8(□□)「リーダーよぉ、スプーキーズを終わりにする件だけど…」
「やっぱり、解ッ散?」
(’ー`)「君達がスプーキーズを大事に思ってくれているのは嬉しい。僕も大事だ。
だけど、君達にはスプーキーズを終着点にしてもらいたくはないんだよ。」
「きっとみんな会えるさ。」
8(□□)「その時、この連中がどうなってんのか……楽しみだぜ。」
「…そうだよね。お別れじゃないよね。きっとまたいつか。」
─
ヒト゚ー゚)ξ「…みんな行っちゃったね。
ランチさんはお父さんについていって、記者を目指す。
シックスくんは親御さんと実家に引き上げてお店を開く。
ユーイチくんはリーダーみたいなスーパーハッカーに。ふふっ。
あなたはどうするの?」
「まだ決めちゃいねーよ。あかねモールでの親父の後遺症もなんとかしなきゃだしな。
軽いもんだからすぐ治るとは思うがな。」
ヒト゚ー゚)ξ「私は。父と一緒に、しばらくアメリカに行くつもりなの。
行ってみたいのよ。
ネミッサの生まれた所に…」
「へぇ」
ヒト゚ー゚)ξ「ネミッサが、私から離れる時、こう言ってたの。
『きっとまた会えるよね』……って。」
ヒト゚ー゚)ξ「だから私も、サヨナラは言わなかった。
あなたも、それ持っていくんでしょ?」
「まぁな。大事な戦友達がつまってる」
ヒト゚ー゚)ξ「そうね……全部、私達の中に生きてるもの。これからも、ずっと。
さあ、行こう。ここから歩き出すの。
まだ私達には、進む道があるから…」
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序章 さだめの申し子
https://www.youtube.com/watch?v=D5elIQV56gM
1.25倍再生推奨
2022年。
二人の男が街をぶらついている。
(ー□-□)「ここがアマミシティか」
川д川「ああ。一度廃棄されたにしては小奇麗だな。人の気配も沢山ある」
(ー□-□)「まるで世界が5分前に作られたって気分だな。
昔の…アマミ市だったか?それとは全然趣が違う」
ネオンがあちらこちらを照らし、ネットワークが駆け巡る。
眠る事のない街だ。
https://pbs.twimg.com/media/FU0BkcQacAAKsgL.jpg
川д川「さっさと歩け。またトレーラーが動いたら面倒だ」
モサっ毛の男が急かす。
(ー□-□)「あーもうまたビーコン動いたぞ!
呼び出しときやがって、なんで転々と移動してんだよ!」
メガネの男はスマホを見る。
GPSがどんどん動く。
(ー□-□)「しかしよぉ、そのむき出しの剣しまったらどうだ?
通報されたらやべーだろ」
川д川「…問題はない。普通の人間なら痛いコスプレの類だと思うはずだ」
(ー□-□)「なな、ちょっと聞いていい?お前の言う普通の人間ってなんだよ」
川д川「悪魔の存在に気付かないような人間だ…来るぞ」
メガネを外す。
https://pbs.twimg.com/media/FU0Bi8qaAAEbO2n.png
( ゚∀゚)「フッ」
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https://pbs.twimg.com/media/ERMU_FpUUAELl7d.jpg
(д)「グゲゲゲェ」
( ゚∀゚)「妙法村正ァ!」
っ-l--゙
川д川「七星剣」
っ-l--゙
数秒のうちに、幽鬼ガキ数体は斬り刻まれ消し飛んだ。
川д川「結局お前も剣を抜いたじゃないか」
(ー□-□)「あのな、むき身と鞘に納めてるのは違うだろーがッ!
あー、どうせならいい女悪魔出ねーかな。ファックしてー。」
川д川「相変わらず品性を疑うな。親の顔を見てみたい」
(ー□-□)「うっせー!しかし昔のアマミシティは、道路にゃ悪魔は出ないって聞いたんだけどな。
親父の残した仲魔は一体だけだし、マグネタイトもおちおち使ってられねぇ」
(ー□-□)「おっ、コンビニだぁ!剣しまえ剣!飯だ!」
(ー□-□)「幕の内ィ弁当3000円、オニギリ一個800円かぁ…」
川д川「そっちは上級国民用だ。こっち」
袖を引かれる。
(ー□-□)「それでもオニギリ200円じゃねーか!どんだけ物価がたけーんだよ!」
川д川「その剣を売ればいいじゃないか。業物なのだろう?
凪婆の持たせてくれた金も残り少ない。そうそう奢ってはやれないぞ」
鞘を抱きしめる。
(ー□-□)「バッカこれ一本で俺は戦ってんだ!売ったら何もできねー!
…まぁ、親の遺伝か分からんが魔法もどきは使えるけど」
(ー□-□)「かぁー!オニギリとコーラは格別だなぁー!」
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川д川「…高くつくぞ。この貸しは」
二人して駐車場でオニギリを頬張る。
(ー□-□)「そう言うなって。ドカンとデカい稼ぎができたら借りは返してやるよ」
ペットボトルが吹き飛ばされる。
(ー□-□)「なんだァ…てめェ…」
https://pbs.twimg.com/media/FMmNRHpaUAIoLvj.jpg
(■ハ■)「貴様ら、サマナーだな。私と戦え」
川д川「ここでは迷惑がかかる。人目のつかないところで」
(ー□-□)「キョウ」
路地裏。
(;゚∀゚)「グハッ!」
川д川「…」
(■ハ■)「ガキどもが。ショートジャブで沈むとはな」
つつ
(;゚∀゚)「なめ…んな…相手が素手だから手加減してやっただけ…」
( ゚∀゚)「本気でっ、いくぜええええええ!」
っ-l--゙
男が拳を不規則に振る。
(■ハ■)「来い、ベルセルク」
-
https://pbs.twimg.com/media/DoJwtmpV4AMslui.jpg
(;゚∀゚)「クソっ!剣が効かねえ!」
っ-l--゙
相手の悪魔に傷一つついていない。
川д川「どうやらあの男の手についているものが武器兼召喚器のようだな。
マハラギオン」
男が炎を投げつける。
悪魔は怯んだ。
( ゚∀゚)「弱点か!チャンス!逃げるは恥だが…」
(■ハ■)「役に立たん」
男に先回りされてみぞおちを殴られる。
(;゚∀゚)「グホッ!」
「マハブフーラ」
凍るような声が響く。
グラサン男の腕が凍り付く。
(■ハ■)「む…?」
「フィネガン様!まだお体が万全ではありません。お逃げください!」
(■ハ■)「分かった。ミラディ」
男は姿を消す。
(;゚∀゚)「待てッ!てめえから喧嘩けしかけといて…」
https://pbs.twimg.com/media/FU0jSg1agAED6Bg.png
「無事か。名前は」
( ゚∀゚)「あ?俺か?俺はマナコ。
遠野眼だッ!」
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おつおつ
三つ同時連載とは頑張るなぁ
きつくなったらどれか一つに絞ってもいいからね
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>>7
ふざけるな…この程度できつくなるなら、今終わらせてやった方が幸せだ!
…というのは冗談で、早速ご愛読とご心配ありがとうございます。
こっちは8月までにサクッと終わらせる予定です。
筆が遅いのと、状態異常疲労のせいでなかなか書けませんが
好きこそものの…というわけで構想とインスピレーションはどんどん湧いてきます。
乙カジャをしてもらえるたびに、モチベも実はわいているのですよ。
ノーノーは本編進むまで一時休止にします。
こんごともよろしく…
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トレーラーの中。
(ー□-□)「…」
(´<_` )「そんなに珍しいか…俺の顔が!」
助けてくれた男が立ち上がる。
マナコも負けずと立ち上がり返す。
(ー□-□)つと(´<_` )
(#)゚∀゚)「ああ、めひゅらしいさ!
珍しいもんは見るのが普通だろ!」
川д川「お前の普通は何なんだ」
(´<_` )「いいか!今度そういう目で見たなら、その目を潰すぞ」
( ゚∀゚)「お前の顔は珍しいんだよ!悪魔とも人間ともつかねえようなツラしやがって!
そして魔法まで平然と使いやがる!ハッキリ言って気色悪い!」
と(´<_` )
強烈なアッパー。
(´<_` )「物理攻撃も苦手じゃないが。ミンチが好きか?誰も食わんだろうがな」
(#゚∀゚)「なろ!」
つと
鼻血を出しながら強烈なタックル。
(´<_` #)「貴様」
(’/ー`)「おっと、ここ曲がるから注意ね」
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「うわっ!」
( ゚3゚)(´<_` ;)
絡み合っいた二人が倒れ込み、キスになる。
(´<_` #)「俺のファースト…」
( ゚∀゚)「あらら?童貞くんかぁ?」
(´<_` )「殺す!」
川д川「無駄に煽─」
(*゚/ー゚)「やめなよカムイ。初対面なら物珍しがるのも仕方ないさ」
く(´<_` )「芳賀司令」
川д川「申し訳ない。連れが狂暴で」
(ー□-□)「お前に言われたくねーわ!歩く公然銃刀法違反!
ん?…芳賀?あんたが芳賀 佑一か?」
(*゚/ー゚)「そうだよ。ユーイチでいいよ。
でもお父さんそっくりだねぇ。顔とか色々。
蝶野サナギくん…君のお父さんは元気?」
( ゚∀゚)「おー!話がわかるねぇ!
ジジイになったけど、悪魔も人も喰っちまう現役ヤリチンで元気にやってると思うよ。
ああ、スプーキーズ解散後に撮ったって写真あるんだけどさ、見る?」
(*゚/ー゚)「いいの?見る見る!」
川д川「…助けてくれたところ質問責めですまないが、あの人は…その…いつもああなのですか?
あのしましま帽子とか…」
(´<_` )「ああ見えても43なんだ、あの人」
https://pbs.twimg.com/media/FU5I-_SVUAAjlmI.jpg
(*゚/ー゚)「おお、右がサナギだねぇ。やっぱりかっこいいなぁ。
左の人達は?」
( ゚∀゚)「時幻のナントカってとこで、ネミッサおばさんと再会できたらしいんだ。
そこで戦った凄腕サマナーらしいんだよなぁ。戦った後に記念撮影」
(’/ー`)「ついたよ」
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https://www.youtube.com/watch?v=ajJLjB5PZKo
(’/ー`)「改めて自己紹介。
僕は桜井雅宏、50歳。スプーキーでいいよ」
https://pbs.twimg.com/media/FU5TD8KUYAEEOsc.png
(´<_` )「かつてこのアマミシティを救ったスプーキーズのリーダーだ。くれぐれも失礼のないように」
(’/ー`)y-「いいんだよ、カムイ。僕が呼んだお客さんだからね。
ちょっと失礼。この歳になってもタバコがやめられなくてね」
火をつける。
( ゚∀゚)「あれ?ランチとかシックスとかって奴らは?」
(;’/ー`)「家庭を持ったり、家業があったりするからね。無理には呼べないよ」
( ゚∀゚)「俺達はいいってか?まぁいいや。呼び出しが高校卒業直後で助かったぜ。
親父やおふくろからは、助けを求められたらあったら力になってやれって言われてるしな
二人とももう年だしな」
─
8(□□)「で、リーダーはどうすんのよ。」
(’ー`)y-「さて、どうするかな」
(*゚ー゚)「ハッカーやめちゃうの?」
(’ー`)y-「ハハハ、やめはしないさ。
だけど、これまでみたいな形じゃなくなるだろうな。」
(*゚ー゚)「どういうこと?」
(’ー`)y-「僕は門倉への劣等感による心の隙を突かれ、あやうくみんなを殺しそうになった。
自分をごまかすためなんかじゃなく、本当にやるべきことを、きちんと見つけてね…」
https://pbs.twimg.com/media/FUz_t6lakAAu3_p.jpg
─
(’/ー`)y-「…覚えていてくれたんだな、サナギ…」
川д川「甘いな。我が一門は書生を表向きにしてサマナーをしている」
( ゚∀゚)「るせー!ヒトには人の事情ってもんがあるんだよ!
で…まぁ。わざわざこんなとこまで呼び出したってことは!
サマナーとして雇ってくれるんだろ?スプーキーさん」
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’/ー`)y-「もちろんだ。手厚い待遇を保障するよ。
とりあえずここまで来てくれた交通費を、何倍かにして返しておくね」
万札を数枚渡される。
( ゚∀゚)「わーお!気前いいね…オイ!何抜いてんだよ!」
川д川「ここまで来た奢りの貸しだ。二万で済むのをありがたく思え」
つ と
(’/ー`)y-「ああ、もちろん君にもだ。ええっと…葛葉…」
川д川「共助です。それと私には不要です。
うちの組織から資金は出ているので。
そちらの組織にも提供されているはずです」
(’/ー`)y-「そうか。わざわざ里から呼び寄せてすまなかったね。
確か、超國家機関ヤタガラス…」
目の奥がキ゜ッと光る。
川゚д川「おやめください。その名称はもはや形骸化しております。
かつての二度の世界大戦で日本を勝ちへ導けなかった、それによって政府からは見限られました。
今は『クズノハ』が通称です。
この時代においてヤタガラス所属を自称する者は、ハクをつけたいだけのはぐれサマナーだと思ってください」
(;’/ー`)y-「りょ、了解…。僕らの時代でもクズノハだったね、そういえば」
( ゚∀゚)「スプーキーさんも写真見とくかい?」
川д川「真ん中が十四代目葛葉ライドウ。幾度も帝都、今の東京を救った歴代最強とも言えるライドウ。
左は葛葉キョウジ。27年前に影ながら活躍した凄腕のデビルサマナー。
急に人格が変わったとか…」
https://pbs.twimg.com/media/FU5JAFLUcAA8sqT.jpg
フォルダから他の写真を見る。
( ゚∀゚)「これは確か女性陣の写真だな。この猫はオスかメスかわからんが。右はネミッサおばさん。
エロいよなぁ〜ヤリたいぜ。親父はやったのかな」
川д川「右は…わからんな。真ん中は業斗童子。ただの猫ではない。葛葉ライドウのお目付け役だ。
左は…」
(’/ー`)y-「!この人は…!」
左の栗色の女性に目が止まる。
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川д川「麗鈴舫ですか?先に説明した葛葉キョウジのパートナーを務めたクズノハの巫女ですが」
(;’/ー`)「そう、レイさんだ!昔の事件で僕が死にかけた時に助けてくれたんだ。
お礼がしたいんだが、まだ元気かな?」
川д川「麗様なら息災ですよ。相変わらず葛葉一族は老けや衰えを知らない。
組織から出ているのでお金には困っていないと思いますが、私が口添えしてお会いできるようにしてみましょうか?
幼馴染とよく一緒に食べていた中華料理とマンゴープリンが好物だったかと」
(’/ー`)「ありがとう!別にやましい気はないんだ。」
川д川「努力はしてみますが、私は下っ端ですから。過度な期待はしないでくださいね」
(´<_` )「レイ・レイホゥの幼馴染…超級召喚師ナオミか。
ファントムの口車に乗り、神の領域に手を出して…ハジをかいたバカな女。
噂に聞いた通りの力なら、生きていたなら稀有の伝説になれていただろうよ」
胸倉を掴む。
( ゚∀゚)つ「てめー言っていい事も悪いこともわかんねーのか!
親父からの又聞きだけど、ナオミって人は騙されて捨て駒にされたんだよ!」
(´<_` )「ふ、やたら死に敏感じゃないか。
親しい奴でも死んだか?」
(#゚∀゚)「両親もどっちのじーちゃんばーちゃんもトモコおばさんも元気だよ!
だから嫌なんじゃねえか!何かを喪うなんてよ!」
(´<_` )「フン、これから俺達がやるのは、生きるか殺すか。
喪うか喪わせるかの命のやりとりだ。
そんなんでやっていけるのか?」
( ゚∀゚)「やっぱてめーは気にくわねーな。助けてもらったのには礼を言うけどな」
(’/ー`)「…静かに!」
着信音。
ユーイチのスマホからだ。
(*゚/ー゚)「はい。うん、うん、わかったよ。今連れて行く」
(;’/ー`)y-「彼からかい?」
(*゚/ー゚)「うん、スプーキー。5階だってさ。
じゃあ二人とも、行こうか。
まだ会わせたい人がいるんだ」
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とある場所。
ζ(@┏Д┓@)ζ「勝手に出撃とは、どういうことかね」
ミ(゚、゚;ラ「申し訳ございません。私の管理不足でした」
(■ハ■)「よいではありませんかランドウ様。
私の力を試すのに丁度よい機会でした。
それに…」
ζ(@┏Д┓@)ζ「申してみよ」
(■ハ■)「奴らが呼んだと思われるサマナーを見つけました。
見当違いでフリーサマナーだとしても、捕獲して素体にしてしまえばいいのでは」
ζ(#@┏Д┓@)ζつ「そういう簡単な問題ではない!
計画は常に盤石でなければならないのだからな」
机を叩いて怒る男。
ζ(@┏Д┓@)ζ「わしはかつて宇宙開発という名目で、金目当ての科学者、軍人集めた。
そして脳改造して科学兵士とし、秘密基地を次々と増やしていったのだ。
その中にヤツがいた…かつての貴様らファントムソサエティが取り逃した忘れ形見がな!」
脳裏に広がる、次々と破壊されていく兵士達と爆破されていく基地。
ζ(@┏Д┓@)ζ「やつ一人のため基地は翻弄され、わしの夢をかけた基地を次々と破壊しおったわ!!
やつはそれほど訓練された兵士だった。」
(■ハ■)「それほどの手練れが?名前はなんと…?」
ζ(@┏Д┓@)ζ「奴の名はウラベ…」
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トレーラーを出ると夜の街だった。
(’/ー`)y-「ここは旧アルゴンNSビル。スプーキーズの最初の戦いが始まった場所だね」
(´<_` ;)「桜井司令、歩きタバコはおやめください」
(’/ー`)「そうだね。ビルの中に灰でも落としたら怒られちゃうや」
(’/ー`)「5階だっけ」
(*゚/ー゚)ニア「そうだよ」
エレベーターのボタンを押す。
(;’/ー`)「昔はビル一杯に悪魔がいたんだよ。
そして僕は地下に監禁されてしまったんだよな。もう二度とごめんだよ」
五階。
電算機室と書いてあるドアを開ける。
(*゚/ー゚)「きたよー。連れて」
「お疲れ様です」
見向きもせず、ひたすら同じ映像を繰り返し見ている男がいる。
(’/ー`)「蝶野サナギの息子さんと、クズノハから派遣されてきた共助くんだ」
「…」
(ー□-□)「顔くらい見せやがれ。誰だ、てめーは」
https://pbs.twimg.com/media/FU5vi_nUsAEKgdt.jpg
「卜部浩二だ」
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レ ´_>`)「こっちは名乗ったんだ。貴様の名も聞かせろ」
(ー□-□)「俺は遠野マナコ。遠野瞳の息子だ。多分な」
(’/ー`)「…多分?」
(ー□-□)「親父はヤリチンだったからな。おふくろと、トモコおばさん両方とヤッてたんだ。
どっちから産まれたかは俺も知らねー。聞いてみたらコウノトリが運んできたってよく冗談かまされたもんだ」
(;゚/ー゚)「…あれ?トモコちゃんって確かサナギの…」
レ ´_>`)「そこに愛があるなら些細な事など、どうでもいい。
で、持ってきたんだろうな」
(ー□-□)「これだろ?しかし酔狂な依頼だな。こんな骨董品渡すだけで金くれるのかよ?」
っyつ
レ ´_>`)つ「これはほんの序の口に過ぎん。事が終われば万だろうが億だろうがくれてやる」
川;д川「マジで!?」
https://pbs.twimg.com/media/FU-NpcmaUAAWsCA.jpg
ガンタイプPCを渡す。
卜部と名乗った男は早速受け取り、トリガーを引く。
https://pbs.twimg.com/media/FU-NqbSagAAz9oT.jpg
レ ´_>`)「パスワードまで昔のままだ…感謝するぞ。小僧。
伊達メガネを外さず話をした事は不問にしてやる。
本来、メガネも外さず目上に話しかけるなど礼儀に欠く」
(ー□-□)「気付いてたのかよ。悪趣味で嫌味なおっさんだ。
マナコって名前を聞くと、どいつもこいつも裸眼を正視してきやがる。
おれにはそれが嫌なんだよ」
(´<_` )「口を慎め!ウラベ総司令はこう見えてもまだ27だ!」
レ ´_>`)「フォローになっていないフォローありがとう。
親父が老け顔だったからな。遺伝と思えば仕方ない」
https://pbs.twimg.com/media/EW82COFUEAAehFh.jpg
レ ´_>`)つ「リャナンシーまで入っているのか!
気が利くじゃないか。前金だ、とっておけ」
999999円を渡される。
(ー□-□)「気前いいじゃねーの。悪魔野郎よりは少し気に入ったぜ。おっさん
まぁ親父からの口座にも999999円入ってるんだがな」
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レ ´_>`)「フッ、この街を出る事ができなければ使い道もないかもしれんがな」
川д川「これでコンビニ飯が食べ放題…
いやちょっと待て、じゃあお前なんで貯金あるなら僕にたかってたんだ!?」
(ー□-□)「親父の座右の銘だ。切り札は取っておけってな。
逆にオマエに手持ちがなけりゃ、俺がおごってたぜ?キョウ」
川д川「…信じておくぜ。相棒」
レ ;_>;)「パパ…やっと会えた…」
色あせたGUMPに泣きながら頬ずりする。
(*゚/ー゚)「よかったね、ウラベさん」
(ー□-□)「うえっ。いい歳したおっさんがやることかよ。
しかしよぉ、鬼女リャナンシーなんて言っちゃ悪いがよくて中堅どこの悪魔じゃねえか。
そんなもんが100万と引き換えに大事だってのかよ?」
https://pbs.twimg.com/media/FU-kWdZaAAI-xtR.png
https://pbs.twimg.com/media/FU-kZkRakAAfIx0.png
https://pbs.twimg.com/media/FU-keVJaIAAEMyp.png
https://pbs.twimg.com/media/FU-khIEaIAARXQe.png
レ ´_>`)「貴様はまだバカだが、きさまの親父、蝶野サナギには感謝しきれんよ。
俺の親父は、とある依頼でハジかいてくたばった。
それで連れていた仲魔も散り散りになってしまってな。」
( ゚∀゚)「んだとこら!バカだとぉ!?」
川д川「そういう瞬間沸騰なところがバカだというんだ」
レ ´_>`)「まぁ聞け。俺はある程度の歳になったら、親父の仲魔を必死こいて探した。
だが見つからずじまいで、やっと貴様の家に連絡がついた。
このGUMPはサナギ氏が愛用していたものだが、元々は俺の親父のものだ。
いわば親父の残骸だ。」
(’/ー`)y-「最初に捨てられてたそれ、見つけたの僕なんだけどね。ははは
まさかジャンク屋に売り飛ばされてるなんて思わないだろう」
レ ´_>`)「桜井さんにも感謝しております。あなたが偶然にも見つけてくださらなかったら、親父の命もムダになっていた。
小僧、そりゃリャナンシーなんて星の数ほどいるさ。
でもこのリャナンシーは特別だ。俺の祖母、母親、姉、妹のようなものだ。いわば家族なんだよ
他の仲魔のベス、プッソは見つからずじまいだったが…リャナンシーが生きていてくれただけで幸運だ」
男はGUMPをギュウっと握りしめる。
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(ー□-□)「悪魔が家族?おっさんのお袋はどうしたんだよ」
レ ´_>`)「死んだ。当時赤ん坊だった俺を逃がしてな」
(ー□-□)「…悪かった」
レ ´_>`)「気にするな。貴様がやったわけじゃない。
クズノハの小僧、貴様の身分証明を」
川д川「…僕はケータイを持っていないので、育ててくれた凪婆の写真でもいいですか」
https://pbs.twimg.com/media/FU-1degaAAAOcQX.jpg
https://pbs.twimg.com/media/ESLGSUbVAAA8kMr.jpg
モノクロとカラー写真。
レ ´_>`)「伝説のライドウと共闘したのち、十八代目葛葉ゲイリンを襲名した御方か。
最新の写真はないのか。それと貴様のCOMPを」
川д川「カラーが十数年前のものですが、今もあまり変わらないですよ」
懐から何か出す。
川д川「それと僕は管使いですので」
つっ
レ ´_>`)「もういいぞ。管による悪魔の仲魔化は生半可なやつにはできない。
十二分に証明になる」
川д川「ありがとうございます」
レ ´_>`)「さて、これから貴様らに戦ってもらう敵の紹介をしよう。
所詮は半壊した見苦しい出涸らしだがな」
リモコンを操作し、映画風の映像が流れ始める。
レ ´_>`)「…全てはここから始まった。俺の人生のターニングポイントだ」
https://pbs.twimg.com/media/FU-xm0caQAArrN_.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU-xoHTaQAAFAf9.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU-xpRvaAAACrbL.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU-xrvpaIAAnwDu.jpg
-
悪魔に喰い殺される警備員。
(ー□-□)「一般人を巻き込むのか。ひでぇな。
俺のじいちゃんもl被害を受けた事があるって聞いた。これがファントムソサエティってやつなのか」
レ ´_>`)「そうだ。貴様の父が壊滅させた虫けら組織だ。
当時のファントムはアマミシティ中にネットワークを利用した監視カメラを仕掛けていてな。
そのお陰でこれが見られる。憎悪が高まる」
https://pbs.twimg.com/media/FU-9dP0aQAAqVTY.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU-9fDaagAAQa6B.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU-9g7kaUAAiYid.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU-9wu4aAAAZcKs.jpg
川д川「ウラベさんのお父さんに縁があるから、この電算機室をアジトに使っているんですね」
(´<_` )「よく見ろ。空気が変わるぞ」
https://pbs.twimg.com/media/FU_BFpqaAAADVNm.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU_BG-RacAI7gwm.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU_BIvQaUAAZyMT.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU_BJ-yakAAipwi.jpg
(ー□-□)「…この髭野郎は!確か船岩とか…!」
レ ´_>`)「フィネガンだ。貴様らを襲った卑怯者だよ」
https://pbs.twimg.com/media/FU_ClTwakAEH3Qn.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU_CmzeakAEhK25.jpg
(ー□-□)「このイキリメガネむかつくなぁ〜。仲魔がいない奴に対してこれかよ」
レ ´_>`)「安心しろ。このクソ野郎含めフィネガン信者どもは俺が逆に始末してやった。
ゴキブリみたいにしつこいのが一匹だけ残ってるがな」
https://pbs.twimg.com/media/FU_CoDkakAADEmf.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU_CpboaQAMVSag.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU_EqnNaUAAdI47.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU_ErzlagAEaMbg.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU_EtC2aQAA6tK0.jpg
(ー□-□)「結局、俺の親父のように虫けらみたいに潰されたのはこいつらだったみたいだがな!」
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一発の銃声。ビル屋上から突き落とされる男。
-
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レ _>)「父さんも俺が生きていたと知っていたら、留まってくれたんだろうか」
(ー□-□)「…俺には何も言えねぇよ」
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レ ´_>`)「奴は正々堂々とした戦士然としているが、実態は全く違う。
格下のサマナーに体力を削らせた悪魔にトドメを刺してドヤ顔したり、
芳賀さんを拉致、サナギ氏とタイマンすると言いつつ不意打ちで彼の仲魔をコピーして襲っている」
(ー□-□)「ネミッサおばさん煽り力たけぇなぁ」
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川;д川「…なんて自分勝手なんだ」
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レ ´_>`)「挙句の果てにファントム内の不始末の尻拭いをサナギ氏に押しつけ
そこのボスを倒す前に戦いを挑み敗北、ネミッサ氏に回復してもらう。
独断専行でネミッサ氏の兄弟ともいえる電霊マルスムに無策で挑み、また助けてもらう」
(ー□-□)「あー、その先は聞いてるぜ。
最後の場所までついてきて、マニトゥとかいうドでかいのに
『ママ!』とか言って抱きついてグシャ!って抱き殺されたってな」
レ ´_>`)「そうだ。マニトゥに何を垣間見たのかは知らんが…
こんな愚者…間抜けに親父が殺されたなんて泣ける話だ」
-
(ー□-□)「で、何でミンチになった野郎が生きて俺達を襲ったんだよ?」
川д川「あの男には生気を感じた。決してゾンビなどではない。」
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レ ´_>`)「俺が20くらいの時だったか。
プロフェッサー・ランドウというイカれた男が世界征服を企み、兵士や研究者をかき集め改造し超力兵団を作ろうとしていた」
川д川「かつて十四代目ライドウが阻止したという富国計画の事ですか」
レ ´_>`)「そう。どこで計画書を見つけたか知らんが、その悪魔の計画をトレースしようとしたわけだな。
俺はファントムの息がかかっている可能性を見て、改造素体にされる兵士として志願した。
そしてスキを見て、改造兵士や各基地を潰していったわけだ。俺一人でな。
恐らくフィネガンは超力兵団計画の副産物によって蘇ったのだろう。」
レ ´_>`)「で、ランドウはこのアマミシティまで逃げてきた。
ファントムの残党と手を組んで世界中の人間の脳をハックしようとしている。
これもかつてここが天海市と呼ばれていた頃にファントムがやろうとした来た事のトレースに過ぎない」
(ー□-□)「そうか!億でもくれてやるってのは、基地を破壊して資金を奪ったからか。
で、俺達は何をすればいい?」
レ ´_>`)「ファントムサマナーの虫けらどもを殲滅するのだ。
もちろん資金は惜しまん。暇な時は好きに遊ぶがいい」
川д川「それだけじゃ、ないんでしょう?」
レ ´_>`)「ああ。俺ももちろん戦うが、ある役目だけは俺に譲れ。」
レ ´_>`)「フィネガンの抹殺だ!」
-
(■ハ■)「ウラベ?冗談はおやめください。
奴は私が確かに引導を…」
ζ(@┏Д┓@)ζ「『卜部広一朗』はだろう?
奴の血縁はどうだ?」
(■ハ■)「それも私の…」
ζ(@┏Д┓@)ζ「ウソをつけ。
どうせ貴様の部下か、ファントムの無能下っ端チンピラにやらせたのだろう。
死体は確認したのか?
したのか!?ええ!?」
手元のスイッチを押す。
脳に電撃が流れる。
(;■ハ■)「ぎゃああああああ!」
ミ(゚、゚;ラ「おやめくださいランドウ様!
フィネガン様は目覚めて間もないので、記憶が曖昧なのかもしれません」
ζ(@┏Д┓@)ζ「フン。今度こそ、くだらぬ保身と虚栄のウソはつくなよ」
(;■ハ■)「ク…クソヤロウ…
はい、組織を裏切ったウラベの家族を見せしめに殺させたはず、ですが」
ζ(@┏Д┓@)ζ「それが引き金になって、結果的に組織が壊滅するとは馬鹿な話だ。
しかも取り逃がしがワシにキバをむくとはな。」
(■ハ■)「取り逃がし…?」
ζ(@┏Д┓@)ζ「ワシの夢をことごとく破壊したのは、ウラベの忘れ形見よ。
しかもファントム幹部の子まであっち側にいると噂だ。
まぁ、魔女ネミッサやマニトゥとやらの脅威はとうにいない。これからはワシが筆頭になってファントムを復権させてやろう。
『主』とやらの到来の周期も近いのだろう?」
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(;■ハ■)「ハハハ…ハハハハハ!」
ミ(゚、゚;ラ「…フィネガン様?」
(■ハ■)「まさかウラベに二杯も食わされていたとはな。面白い、嬉しいぞ!
ランドウ様、ウラベの虫ケラの残滓の処理は私にお任せください!」
ζ(@┏Д┓@)ζ「よかろう。期待はせぬがやってみるがいい。
既にエミュレートを一匹送ってある。」
-
QUEST1 初陣
それぞれビルの一室で睡眠を取り、昼過ぎに集合した。
(ー□-□)「ふー久々に食った食った!」
川д川「…いい。上級国民用の食い物は」
レ ´_>`)「八分目までで済ませただろうな。
訓練は厳しい。この部屋で吐いたらぶっ殺す」
(ー□-□)「マナコ様をなめんなよ!そんなヤワじゃねえ!
(ー□-□)「で、訓練ってのはなんだ。殴り合いか?」
つ つ
レ ´_>`)「現実は俺に任せておけ。
貴様らにはネットで戦ってもらう」
(ー□-□)「はぁ?レスバとかバカッターの煽り合いが戦いになるのかよ?」
(´<_` ;)「…ハァ」
(’/ー`)y-「ファントムはね…世界中のインターネットを掌握しようとしているんだ。
対抗するにはこっちもネットに潜って戦うしかない。
僕達にはその力がない。だから君達に頼むんだ」
レ ´_>`)「まず貴様らの仲魔を見せてもらおうか
そういえばマナコと言ったか。貴様、GUMPはあるのか」
(ー□-□)つ□「そんな時代遅れなもんは使わねー。スマホで十分よ」
レ ´_>`)「まぁ貴様の勝手だ。仲魔を見せてもらおうか」
川д川つっ「召喚」
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ハイピ*゚ー゚)シ「技芸属はいっ、ピクシー推参ッ!」
レ ´_>`)「ゲイリンから譲り受けたのか」
川д川「はい。こちらは凪婆…十八代目のハイピクシーの子です」
(ー□-□)「和服がそそるよなぁ。デカくできねぇの?めっちゃヤりたいんだけど」
レ ´_>`)「御託はいい。貴様の仲魔も見せろ」
(ー□-□)「うるせぇ奴だなぁ。はいはい召喚っと」
-
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(`W´)「夜魔じゃあくフロストだよ!おじさん、よろしくね!」
(´<_` )「貴様!司令に向かっておじさんなどと!」
と と
レ ´_>`)「気にするな。お子様悪魔はこんな感じだ。
記録にない悪魔だが…どう手に入れた?」
( ゚∀゚)「知らねーよ、そんなの。
親父がネメッチー?とかいうのを育てたら変異したんだってよ!
オイメガネ取るな雪だるま野郎!」
(`W´)「ヒーホーヒーホー!」
(´<_` )「懐いているのか馬鹿にしているのか…忠誠度は高いようだな」
(ー□-□と)「おう。獰猛な性格のせいで敵悪魔殴らせてるだけですぐゴキゲンになるぜ!
とりあえず戻りやがれ!」
スマホに戻す。
(ー□-□)「で、そこの鼻高野郎の仲魔は見せてくんねーってか?ヘイヘイ」
(´<_` )「敵か味方かも分からない奴らに、手は見せん。
いずれ見る事になるだろうがな。どちらにまわろうが」
(ー□-□)「フン、気に食わねえ奴だな。やっぱりおめーは」
レ ´_>`)「さて、貴様らに紹介しておきたい者がいる。
飛べ!」
電算機室のPCの一つが光り、三人が吸い込まれる。
(;゚∀゚)「ちょ、うわ、おい待て─」
(■┏┓■) 「業魔殿へ、ようこそ」
-
川д川「軍艦の中…?」
共助があたりを見回す。
(■┏┓■) 「そうだ。ファントムの奴らに察知されないように独自のイントラネットを構築し
用事がある時にはここに転送させるようにしている」
( ゚∀゚)「あんたは…?」
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(■┏┓■) 「私はここの主、ヴィクトルだ。
こんごともよろしく…といってもお主の事は聞き及んでおる。
あの蝶野サナギの息子だそうだな。」
( ゚∀゚)「親父を知っているのか」
(■┏┓■) 「25年前だったか…?大した事のない刻の流れだが、よく覚えているぞ。
お主の父には世話になり、また悪魔合体の世話をした。
その軽そうで精悍な顔つき、実にそっくりよ」
( ゚∀゚)「へぇ!悪い人じゃなさそうだな!よろしくな!」
(■┏┓■) 「悪魔が集まったら、遠慮なくどんどん合体に来るがよい。」
(´<_` )「ヴィクトル様、お久しぶりです。
この者は、人間の中でも性質が下劣につき、御無礼をお許しください。」
(■┏┓■) 「構わない。私としても堅苦しいのは苦手だ。
帝都での日々…恥ずかしいが懐かしい日々だった。
魔結変化できる者がいるが…やはりしていかないのか?」
(´<_` )「はい、大事な同胞(はらから)ですので…お気遣い申し訳ありません。」
(■┏┓■) 「まぁ、どうするかはお主の勝手だ。
もう一人は…クズノハかな?」
川д川「はい。里から来た葛葉共助と申します。
お目に書かれて光栄です。ゲイリンがよろしく伝えてと申しておりましたのセオリーです。
帝都でのお姿しか知らなかったのですが…御無事で何よりです」
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( ゚∀゚)「まぁヴィクトルの爺さん、悪いがいきなり連れてこられてテンパってんだ。
用がないなら帰らせてくれねえか?」
(■┏┓■) 「待たれい」
っ-l--゙
( ゚∀゚)「?」
-
剣を手渡してくる。
(■┏┓■) 「九龍覇剣だ。いにしえの忍者の王が使っていたとか。
かつて葛葉キョウジが守った平崎市にて、不動産屋で売っていた」
(;゚∀゚)「ふ、不動産屋に武器ィ!?戦争でもおっ始める気かよ!」
川д川「マナコ、近代では堂々と武器を売る事ができないからな。
普通の事なんだ。
武器を自力調達していたライドウの時代に比べると、恵まれている」
( ゚∀゚)「まぁよくわかんねーが、ありがたくもらっとくぜ爺さん!
村正との二刀流で、敵をブチブチとブッ潰してやる!」
(■┏┓■) 「よろしく頼むぞ。かつてはファントムにも協力していたが
世界を破滅させようとするランドウに手を貸す義理はないからな」
電算機室に戻ってきた。
( ゚∀゚)「おい!どーいうことだおっさん!」
ウラベに詰め寄る。
レ ´_>`)「何のことかな」
( ゚∀゚)「あのヴィクトルってじーさん、帝都が懐かしいとか言ってたが!
帝都って昔の東京の事じゃねーか!
それにこの野郎は俺を人間呼ばわりしやがった!」
( ゚∀゚)「隠し事が多すぎるんだよ!てめーらは!」
レ ´_>`)「…いいだろう。いいか、カムイ」
(´<_` )「構いません」
レ ´_>`)「カムイはな、人間と悪魔のハーフなんだよ。
しかもファントムの悪魔とのな。
つまり貴様はある意味、カムイの親の仇の息子なんだよ」
-
( ゚∀゚)「…」
マナコはどうする?
>「魔法が使えて羨ましい」
>嘲笑う
>特に何もない
-
直下レス>>28として選べばよい?
>特に何もない
-
>>28
ありがとうございます!
あなたか゛た こそ しんの きゅうせいしゅです
昔ながらに安価指定すれば分かりやすかったかもしれませんね。
-
>特に何もない
(´<_` )「何見てるんだよ…」
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( ゚∀゚)「一緒にサマナーとして仕事すんなら、お前が何者か俺には知る権利がある。そうだろ?
戦闘中に本能で首筋でもガブリとされちゃたまらんからな」
(´<_` )「お前の言ってる事は理解できる。倫理的で正しい…
だが私を変な目で見るのを正当化する事はできない。
誰でもジロジロ見られれば不快感を覚える、そうだろう?カツオ君」
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(#゚∀゚)「カツオ…
誰の髪型がサザエさんみてぇーだとぉ!?」
(´<_` )「俺が悪魔なら、お前はカツオだろ。
同じような髪型でもお前の親父はもっと精悍な顔つきをしていたようだがな。」
https://www.yugiyahiranonetshop.com/data/yugiyahirano/product/20170610_60a662.jpg
(#゚∀゚)「確かに同級生にPCマニアの中島ってヤツもいたし、花沢さんみてぇーなブスもいたよ!
…あ」
川д川「マナコ」
( ゚∀゚)「そうだよな。見た目でジロジロ凝視されたりしても不愉快だよな。
これから永い付き合いになるかもしれねぇから、敵意がねぇかハッキリさせたかっただけだ。
他意はねぇよ」
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(´<_` )「…額面通り受け取っておこう。
そして俺の親に当たる悪魔は短気で粗暴なヤツじゃない。安心しろ。
お前が俺に銃でも向けない限りは、俺もお前の腕を凍らせたりはしない」
カムイは印を結び、一瞬で一体の悪魔を呼び出した。
川^ -゚セ「堕天使セエレと申します。以後、よろしくお見知りおきを」
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悪魔は一瞬で消えた。
( ゚∀゚)「あとよ、ウラベのおっさん」
レ ´_>`)「なんだ」
( ゚∀゚)「ゴーマデン?で採血されたんだが、ありゃどういう意味だ?」
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-
川д川「根に持つな。十四代目なんぞ、敵にやられて瀕死状態でヴィクトル氏にそれをやられた伝説があるそうだからな。
仲魔が威嚇していなかったら、肉片ごっそりやられていただろうという話だ」
( ゚∀゚)「うるせー!理由なしで血ィ取られてたまっか!」
レ ´_>`)「お前の親父はサマナーとしての何の知識もなしに、俺の親父がGUNPにかけたロックを解除しちまいやがった。
おまけにそのまま使いこなしたときたもんだ。さらに…」
( ゚∀゚)「更に?」
レ ´_>`)「COMPの能力を最大限、いや限界を超えて操る事ができたそうだ。
通常は共存召喚できない悪魔を同時に召喚したり、初めて来た場所でもマッパーの魔法やマップを見ずに走り去っていった。
初めて見た悪魔にしてもそうだ。弱点を見抜いて即座にネミッサ氏と連携して倒してしまったとされる。
そして」
( ゚∀゚)「おい質問!マッパってなんだ?女をまっ裸に脱がせる魔法か!?」
(´<_` ;)「…ハァ。自分の周囲の地形数メートルを分かりやすく目に表示させる魔法だ。
いわば魔法のコンタクトレンズだ。
昔のサマナーはこれをよく使っていたそうだ」
川д川「ライドウ様達やいにしえの葛葉一族は使っていなかったというが…」
レ ´_>`)「必要ないくらいに空間把握能力に優れていたということだろう。誇っていい。
葛葉一族の修行は死者が出る程に苛烈だと聞く。
…さて、話を戻すぞ。
更にサナギ氏は、すれ違ったサマナーの仲魔データをネメッチーという悪魔に分け与える事ができたそうだ。
俺達はそれらをCOMPハックと便宜上呼んでいる」
( ゚∀゚)「だからそれがなんだってんだよ?」
レ ´_>`)「わからないか?サナギ氏の血を継いだお前もそのCOMPハックが使えるかもしれんということだ。
ヴィクトル氏はそれに興味を持って採血をしたのだろう」
( ゚∀゚)「まぁ理屈はわかった。俺はすげーかもしれないって事だな。」
(´<_` )「それにヴィクトル氏は、大正時代以前から生き続けている半ヴァンパイアという噂がある。
お前の血を今頃飲んでいるかもな。ククク…」
(;゚∀゚)「うへ、あのおっさんのとこ行くのやめとこ…」
レ ´_>`)「そう言うな。あの人の悪魔合体の腕は本物だぞ。
少なくともCOMPやスマホで合体させるより事故やロスト率は低い。
それに貴様の親父が残した悪魔全書を管理しているのもあの人だ。
生き残ってこの街を出たいなら、世話になるしかないぞ」
-
─
ビル地下。
「あん?やたらゲストの多い日だな.。どうなってんだ、全く」
ギターを構えた男が待ち構えていた。
「ねぇ、サナギ…もしかしてこの人がリーダーを…」
「あぁ?リーダー?先に来た男の事か?
って事は、あんたらが電話相手のお仲間か。」
こいつは探す手間が省けたぜ。
悪魔達の事を知られた以上、生かしとくわけにゃいかねぇからな。」
「あんたがこのビルの悪魔を?
大した奴はいなかったな」
「そうだ。このキャロルJの悪魔を退けてここにたどり着くとは、あんたら相当気合入ってるな。」
( ゚∀゚)「リーダーはどこだ?」
っy=
男が銃を構える。
「さあてね。生きてるんだか、死んでるんだか。
そんなオモチャで戦うつもりか?
サマナーらしくパーッとやろうぜ!
さあ、いくぜ、ベイベー!」
サングラスの男はギターを鳴らし、悪魔を召喚した。
ネミ#゚ー゚)「やかましい奴ね。そっちがその気なら遠慮しないよ!」
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https://www.youtube.com/watch?v=nns5fSfDFUY
前衛に幽鬼ガキ、キャロルという男の両脇は初めて見る悪魔で固められていた。
初のサマナー戦だ。
(;゚∀゚)「シックスのイグナイターでたたきのめしてやる!!
行くぞ、アズミおばちゃんとナスビ犬!」
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「マッテマシタッ!」
「GOってことは好きでええんや!」
https://pbs.twimg.com/media/FWK1dVHacAE3w0p.png
-
( ゚∀゚)「でりゃあ!」
妖鬼のブフでガキが凍り、魔獣とサナギの連撃で砕け散る。
「カモン・ベイビー!」
ギター男の高揚のメロディでアズミはハイテンションになった。
(;゚∀゚)「なめんな!ダブルピクシー、頼むぜ!」
https://pbs.twimg.com/media/FWK1hS4acAAw1Xv.png
旧*゚ー゚)シ「マハ・ジオ!」
レ*゚ー゚)シ「ディア!」
「なんやねんな、わけわからへんわ!」
アズミが高揚したままガキを殴り飛ばす。
サナギが屍鬼パドロックを後衛から引っ張り出し、斬り刻む。
ネミ゚ー゚)「アギ!」
そのまま焼けゾンビとなって動かなくなった。
邪鬼イッポンダタラが器用に片足でサマーソルトキックを見舞う。
サナギは腕でガードした。
「オラァ!」
ギター男のショート・ジャブが、的確にサナギの腹を抉る。
(;゚∀゚)「ぐえっ」
(#゚∀゚)「もうこうなりゃチマチマとスクンダかけるよりなぶり殺した方がはええ!
総攻撃だ!」
サナギの攻撃、ネミッサのアギ、トドメにピクシーの電撃で男は昏倒した。
アァーッ!
残ったイッポンダタラがギャリートロットの打撃で吹き飛ぶ。
「ぐ、ぐうっ、なんなんだ!?
ヤローはともかく、女までキアイ入ってやがる!」
負けたと気付いた男は逃げ出した。
─
-
( ゚∀゚)「え、なに。俺の親父が作った悪魔を俺も使えるってこと?」
レ ´_>`)「レベルが違いすぎる悪魔はオマエを認めはしないだろうが、
サナギ氏の息子と知れば、ある程度のレベル差の悪魔は融通を効かせてくれるだろうな。
ただし全書からの召喚には金ではなくマグネタイトが必要だ」
( ゚∀゚)「ふうん。普通に端末から召喚するより手間かかんの」
(´<_` )「データ体としての悪魔を、肉体を与えて現世に顕現させるわけだ。
COMP内から、既に肉体ができている仲魔を呼び出すより手間がかかるんだよ
それに首尾よく高レベルの悪魔を呼び出せたとしても…」
( ゚∀゚)「なんだよ。分かりやすく勿体ぶらず話しやがれ」
(´<_` )「忠誠度の問題がある。
あまり悪魔の嫌がるような命令をしては、離反されるか最悪喰い殺されるだろうな」
( ゚∀゚)「へっ、鼻高悪魔野郎さんは物知りだねぇ。
サマナーの基本中の基本を教えてくださるなんて光栄だ」
鼻で笑う。
川д川「マナコっ!」
( ゚∀゚)「わかってるよ。金もらった以上はちゃんとやってやるよ。
初の就職先だもんな。しかも内定なしときた。
そういや俺は義理と金、キョウはクズノハからの派遣だけど…
お前はなんでこんなシケたとこにいるんだ?カムイ」
(´<_` )「今のお前に言っても…わからないだろう」
( ゚∀゚)「ケッ!お高い悪魔人間カムイ様は俺には何も教えてくれないってかよ!
かっこいいねぇー!」
(;’/ー`)y-「ま、まぁカムイには旧ファントムとのしがらみとか複雑なものがあるからな…」
(´<_` )「桜井司令」
カムイがきつい目でスプーキーを睨む。
( ゚∀゚)つ「まぁ半分冗談だ。人には話したくない事の一つ二つあるわな。
まー、俺の背中を撃たねえ程度に仲良く頼むよ」
レ ´_>`)「握手の暇はないぞ!敵を感知した」
https://pbs.twimg.com/media/FWWR8tvaUAESiaE.png
-
ボロの車で四人が移動する。
(ー□-□)「おいおいナンなんだ。敵が来るんじゃねーのかよ」
(´<_` )「だからだよ」
(;ー□-□)「意味がわからんが!?だいたいなんだこのシケた車は!」
レ ´_>`)「親父の車さ。その手のプロにメンテと改造を施してもらっている。
多少襲撃を受けてもビクともせんさ」
https://pbs.twimg.com/media/FXENj2PacAA__03.jpg
二上門の僻地に止まる。
レ ´_>`)「さて、ここでいいだろう」
( ゚∀゚)「一体全体、何をおっぱじめようってんだ?
ああ?ウラベさんよ。
キョウ!おめーも縮こまって乗ってねーで何か言いやがれ!」
川д川「…」
(´<_` )「かぶれ」
座席横についているメットを指す。カムイが先行して被る。
( ゚∀゚)「これでどうだってんだ?」
(´<_` )「これでアマミ・シティの裏ネットに接続する。
最初は俺が誘導する」
川д川「よろしく」
レ ´_>`)「なあに、どっかの某クソネトゲと違ってネットバトルで負けてもギアが脳を破壊するとかアホな仕様ではない…が」
( ゚∀゚)「が?」イライラ
レ ´_>`)「ハジをかくなよ」
https://pbs.twimg.com/media/FWWR_CbagAA_2AM.png
( ゚∀゚)「ウチに帰ってマスでもかきてえ気分だな」
(´<_` )「違う。サマナー隠語で、ハジをかくとは死ぬ事だ。
司令は死ぬな、と言っている」
( ゚∀゚)「おめえもな、カムイ!」
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https://pbs.twimg.com/media/FWWSEr-aIAMlhoR.png
レ ´_>`)つ「指令だ!世界の終焉(オワリ)を破却(ハック)せよ!」
-
レ ´_>`)「いざという時の運転はおれに任せておけ」
(*゚/ー゚)『初の遠隔操作接続、いくよー!安全確認してー!』
( ゚∀゚)「え…初?」
https://pbs.twimg.com/media/FW_beHWaIAAuJ_j.jpg
メットにデジタル映像が映される。
体が幽体離脱でもしたように浮遊する。
リアルの体の感覚がなくなる。
(;゚A゚)「うわあ〜!」
https://pbs.twimg.com/media/FW_bgKXagAAYIlK.png
(´<_` )「ここは…プラネタリウムか。
ここに敵サマナーがいるというわけだ」
https://pbs.twimg.com/media/FW_bcuZaUAAXn1E.jpg
川;д川「…」
(;゚∀゚)「ついた…のか…
まだ体の感覚がフワフワしてやがる」
レ ´_>`)『フフフ、意識はあるようだな。
ゲロぶっ吐いて倒れているかと思ったよ』
(;゚∀゚)「冗談じゃねえや。こんなにコーフンしたのは…
生まれて初めてだぁ〜〜〜!」
https://pbs.twimg.com/media/FW_buQGaQAAt0DB.png
-
『イエーイ! 聞こえるか!
俺のたましいのビート!
俺の叫びがぁぁぁ!』
川゚∀゚)「なんだ!?」
『さあ、星どもよ!偽りなれど、力持つものなら、呼べ!
おまえたちの主をぉぉ!』
(´<_` )「プラネタリウム室の中からのようだ。
何かドでかい悪魔を呼ぼうとしているな」
『さぁぁ、来やがれぇ!
大いなる天使、、コォカベル!!
召喚だぁぁぁ!!』
川д川「急がないとまずいのでは?」
(´<_` )「そうだな…今回はこちらの拠点は俺の仲魔に守らせる。
頼むぞ」
川^ -゚セ「お任せを。カムイ殿」
川;゚∀゚)「冗談じゃねえよ。レクチャーもなしにいきなりこんなところに連れてこられたって…
…あれ」
https://pbs.twimg.com/media/FXEZwyeaAAAxJKL.jpg
つ川;゚∀゚)と「髪が伸びてるぅぅぅ!」
(´<_` )「ここで暴れてるのがファントムサマナーなら、直で顔を見られては厄介だからな。
アバターだ」
『……あん?
おう!コカベル!んどーしたぁ!?
さっさと現れろ!』
川д川「…失敗なのでは?
急がず僕達にこの世界での手ほどきをしてほしいのだが…」
川゚∀゚)「うっ…?いや!来る!
なんかとてつもねーもんと一緒に!何かが!
星から!」
https://pbs.twimg.com/media/FXEZzu2aQAM1aHD.jpg
『ん?
コカベル…か?』
『やったやった!今度こそコカベル召喚成功だ!
ランドウ様のおかげだぜ!
これで今度こそフィネガンの野郎にコケには…』
-
川д川「なんでわかるんだ」
川゚∀゚)「なんとなくだよ!急ぐぞ!」
(´<_` )「ああ。フィネガン…と言ったという事は、十中八九ファントムのサマナーだろう。
司令がブチ切れる前にカタをつけるぞ。
サイバー空間だ、視覚でものを捉えるな」
https://pbs.twimg.com/media/FXEhHSkaAAEHSY4.jpg
カムイが箱の螺旋をひた走っていく。
(´<_` )「コマンドエリアは…こっちか!」
川゚∀゚)「おい勝手に納得して走るな!こっちはまだ…邪魔だ!」
っ-l--゙
(´<_` )「しんがりは任せた。戦い方は現実と同じだからな」
剣で豚のような邪龍を切り伏せる。
川д川「マハ・ラギオン」
邪悪な影を持った鬼女の少女達を焼き溶かす。
プラネタリウム室。
( ▲W▲)「なんだ!?このキャロルJ様のソロライブに乱入してくる奴らは!?
俺に逆らうと、ファントムを敵に回す事になるんだぜ!
そしたらこの街、いや世界じゃ生きていけねえ!
今なら見逃してやる、回れ右して帰りなガキども!」
(´<_` )「そのファントムを潰しに来た」
( ▲W▲)「なんだと!?ミレディの奴、不穏分子を潰しかけたな…
まぁいい!じゃあ殺してやる!」
ギターCOMPから音波を出す。マナコが受けて跳ねのける。
( ▲W▲)「馬鹿な!ランドウ様に強化してもらった殺人音波は岩だって砕く…」
川゚∀゚)「あー、キャロルJって確か…ムーウィスっていう電霊に憑依されて親父に首切られて出血多量で死んだ雑魚か。
生きてたんだ。というかフィネガンと同じくエミュレートとかいうので未練がましくよみがえったんか」
(禿^^)「どうやらこの坊や、並の体じゃないわね。
私好みよ」
https://pbs.twimg.com/media/FXEgotcaIAAFoM9.jpg
川;゚∀゚)「…きやがれ」
-
今日はここまで。
多分誰も読んでない。
-
オツデス
-
https://www.youtube.com/watch?v=Peyb0TfUytc
(禿゚ロ゚)「食べちゃいたいくらいにね!」
https://pbs.twimg.com/media/FXEguP1aIAE8sJx.png
『丸かじり』
女が大口を開ける。
川゚∀゚)「ノロマが!親父に殴られて鍛えられた『速さ』!当たるか!」
つと
(´<_` )「アホが。陽動だ」
(禿゚ロ゚)「ぐえええ!」
https://pbs.twimg.com/media/FXEgvvoagAE0jZB.png
『だえき』
川;д川「ぐ」
キョウスケが喘ぐ。
粘液のネットに捕らえられている。
( ▲W▲)「いいぞ大天使コカベル!やっちまえ!」
(禿^^)「え?今なんて?」
(;▲W▲)「お願いします…あいつらをやってください…」
『GO』
川゚∀゚)「そうか!野郎まだ召喚直後で忠誠度を上げてねえんだ!
カムイ!キョウをたのむぞ!」
剣でネットを斬り、そのまま突撃する。
川;д川「すまん。ベタベタして気持ち悪い…」
(´<_` ;)「馬鹿な!仲魔の盾もなしにボス級悪魔に突貫だと!?」
川゚∀゚)「しゃらくせえ!ジャアクなんぞ呼ばなくてもこいつらくらい!
おい大天使気取りのハゲ坊主!そこをどけや!」
(´<_` ;)(サマナーを倒せば原則召喚悪魔は消える。
初陣で奴はそれを狙っているというのか!?)
-
川゚∀゚)「どかねえってんなら…はあっ!」
っ-l--゙
https://pbs.twimg.com/media/FYMoalGVsAAKrJ9.jpg
剣を振る。
剣圧が吸収される。
川゚∀゚)「ああ!?キズ一つつかねーじゃねえか!
チートしてやがんな!?」
(禿^^)「ムダさムダさ。
私に物理的攻撃を加えれば加えるほど、私のからだは増殖していく。
キャロルJ、安心して後衛にいなさい」
https://pbs.twimg.com/media/FXEgwiCaQAIy-IB.jpg
( ▲W▲)「ほっ。コカベル様呼べてよかったぜ」
男は呑気に後ろでギターを弾いている。
川;゚∀゚)「二人とも一回逃げろ!ここはおれがくいとめる」
https://pbs.twimg.com/media/FYMnjJFUYAE4I5J.png
(´<_` )「無理はやめろ。物理吸収で同化させられるぞ
初陣でお前を死なせたとすると、司令官に申し訳が立たん」
大部屋は既に粘液で充満していた。
川;゚∀゚)「大金(だいきん)もらったからにゃあ、やらなきゃならんだろうが!
ここで死ぬならその程度ってこったぁ!」
( ▲W▲)「ラララ〜♪」
『高揚の歌』
川゚∀゚)「うっ」ガコン
(´<_` ;)「しまった。高揚状態で本格的に物理馬鹿になるぞ。メ・パトラの石を…」
川∀)「う」
川#゚∀゚)「うりゃあ〜!」
つっ-l--゙
https://pbs.twimg.com/media/FYMoccUVEAIcB-F.jpg
コカベルの腕が落ちる。
粘液の結界が一時的に解ける。
川゚∀゚)「九龍覇剣…」
https://pbs.twimg.com/media/FYMsPGlVsAI8wzw.jpg
-
(禿^^)「な…刀の切っ先すらここに届いていないはずだ!」
( ▲W▲)「こ…コカベル様?」
川゚∀゚)「虚空斬破!!」
っ-l--゙
二体の頭が削り取られる『未来視』が行われる。
川゚∀゚)「ウリャああああああ!」
っ-l--゙●
力任せに剣圧を飛ばす。
(;▲W▲)「ぐええええええ!」
つと
男のわき腹が虚空に消える。
(禿^^)「キャロル!?
奴は…空間を切り取ってそれを飛ばしているのか!
…万能属性の物理攻撃かい。」
https://pbs.twimg.com/media/FYMsSLEVQAEY7VK.jpg
(;▲W▲)「馬鹿な!虚空斬波は全体物理攻撃のはず…」
川゚∀゚)「そりゃ『波』だろうが!これは『破』なんだよ!」
一瞬のスキを突いて、削れた頭に一撃を加え目を潰す。
(禿メ ^)「小僧ッ!」
https://pbs.twimg.com/media/FYMnur0VUAAUkos.jpg
全身からねんえきを出し始める。
(´<_` )「避けろ!粘液に触れれば魅了されて殺戮マシーンになり下がるぞ!」
マナコは全身で受け止める。
(禿メ ^)「とらえたよ。さあ虜におなり」
川゚∀゚)「これでおれをやっただと。フフフ…」
https://pbs.twimg.com/media/FYModcaUYAAXrpf.png
-
(禿メ ^)「なにがおかし…ああ!」
https://pbs.twimg.com/media/FYMnsSxUIAUjMfz.jpg
二人が凍り付く。
(´<_` )「手間のかかるやつだ」
マハ・ブフーラが命中したのだ。
川゚∀゚)「物理に極端に強いってことは、魔法にすこぶる弱いってことだぜ。
これ、このシリーズの常識だぜ!ヒャハハ!」
氷漬けの脚を斬り落とす。
川゚∀゚)「逃がすな!キョウ!」
https://pbs.twimg.com/media/FYMsYcmUsAIs7dE.jpg
川д川「マハ・ラギオン!」
(禿メ)「ぎゃん!」
https://pbs.twimg.com/media/FYMnzowUYAIkwh3.png
コカベルかどうかもわからないものは蒸発して消えた。
残るはマグネタイトのみだ。
川゚∀゚)「わははは!おにあいだぜ!」
https://pbs.twimg.com/media/FYMofG4VQAE0Vwm.png
(´<_` )「お前ひとりではどうなっていたことか」
(;▲W▲)「あわああああああ…!
こ、コカベルがやられちまった…!
これが令和…!」
男は既に逃げ腰だ。
キョウスケが既に捕まえている。
(´<_` )「ログアウトはさせん。どのみち、このまま現実に帰ってもソウルはボロボロで動けんぞ。
元ファントムのキャロル・Jだな。25年前に死んだはずだが?」
(;▲W▲)「く、首は…首はもう切らないでくれ〜!」
川゚∀゚)「質問の答えれば何もしやしない。(するけどね)
あんたを蘇らせたやつは今どこにいる」
https://pbs.twimg.com/media/FYMzVWTUYAEZ40P.png
(;▲W▲)「わ、わかった!全部話す!一緒に戦おうぜ!
ファントムの潜伏先も、ランドウの野郎も…
だから…ああああああああああああー!」
-
https://youtu.be/9HSLLPZN1Ww?t=716
『狙い撃ち』
硝煙が昇り、男の姿はグズグズのデータとなって消えてゆく。
川゚∀゚)「誰だ!人の得物を横取りしやがって!」
(■ハ■)「フッ…忠誠心が聞いてあきれるわ。
あれだけランドウ様に忖度してもらってこのザマか」
(´<_` )「フィネガン。奴もまた元ファントムで25年前にキッチリ死んでいるはずだが…
アバター偽装もせずに来るとは相変わらずの自信のようだ。
何故、瓦解状態の貴様らがわざわざ同胞を消すような自殺行為をする?
あの追い打ちでは…」
(■ハ■)「飼い主の事をベラベラと喋るような使えないイヌは保健所行きだ。
この国では。そうだろう?」
川д川「悲しいがそうらしい、な」
(■ハ■)「しかしガキのくせに大した怪物ぶりだ。
どうだ、私の部下として働いてみないか?
ランドウ様に口利きしてやってもいい」
川д川「断る」
(´<_` )「ファントムである以上、貴様も討伐対象だ」
川#゚∀゚)「あったまくるなぁ…なんかアッタマくるなあ…!
人の事怪物だと!
まだ俺はこいつらや親父よりは人間だ!
仲間を大事にしねえおめえらみてえのに言われるとムシズが走るぜ!
今の一言が命取りだと思えよ!このゾンビのバケモノどもが!」
https://pbs.twimg.com/media/FYMsgWBUUAEaRJz.jpg
マナコが構えた瞬間、三人に謎の衝撃が走る。
(■ハ■)「フフフ、やはりまだ分別もつかないガキのようだな。
貴様らがつよくても、支援者はどうかな?
ウラベ!見ているのだろう!」
外の車。
レ ´_>`)「さあ来い…
きやがれ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FXENlIPakAAEOj-.png
https://pbs.twimg.com/media/FXENmKhaUAEMcsr.png
-
今回はここまで。
-
乙乙
-
おつ!
-
(■ハ■)「貴様らのような子供を、この私が相手にすると思うか?
大人同士の戦いがはじまるんだよ、これからな」
https://pbs.twimg.com/media/FYhGbMuUUAAr59E.jpg
川゚∀゚)「なにごちゃごちゃいってやがる。今のこけおどしにゃちょっとビビったが、内臓の一つもイカれてねえぜ。
さあ、きやが…」
(´<_` ;)「待て!」
川゚∀゚)「何よ!こいつもぶっとばせばいいんだろ!?」
(´<_` ;)「わからないかマナコ。桜井司令官達が危険だ。
あちらに刺客を差し向けたな?フィネガン」
(■ハ■)「察しがいいな。流石はファントムの落とし子」
(´<_` #)「ぐ…!」
川;゚∀゚)「ごちゃごちゃうるせー!九龍覇…剣…」
っ-l--゙
マナコの体が崩れ落ちる。
川д川「マナコ。物理スキルは基本的に体力を消耗する。
魔力がある者ならそれを代用することもできるが、お前に魔力はない。
先ほどの戦いと、今の謎の攻撃でだいぶ体力は削られているはずだ。
無理せず逃げよう?」
川;゚∀゚)「ぐぐぐ…ちくしょう!」
(■ハ■)「賢明な者もいるようだな。ますます貴様らの力…欲しくなった。
いずれまたスカウトに来る。
フフフ…じゃあな!」
フィネガンはログアウトしていく。
川゚∀゚)「ちっくしょー!待ちやがれぇー!」
(´<_` )「ジャミングオン。
総司令、応答願います。
今から帰還してアルゴンビルに向かいます。」
敵からの傍受をカットし、連絡をする。
レ ´_>`)『必要ない。
それよりお前達はその倒した男を逆ハッキングして現実世界に一度戻れ。
できればそいつを回収したい』
-
(▲W▲)
後頭部を撃ち抜かれデータ体が希薄になっていく男を見やる。
川д川「逆ハッキング…?」
(´<_` )「「ネット上のアバターにアクセスして、そいつの現実での身元を割り出す。
いわば逆探知だな。
しかし総司令。こいつはエミュレート体とはいえもう瀕死です。
そんな奴のソウルにダイブすれば、こちらも精神に影響をうけるのでは…?」
レ ´_>`)『問題ない。マナコ、お前のスマホを開け』
川゚∀゚)つ□「お、おう」
レ ´_>`)『お前のスマホに悪魔召喚プログラムがあるということは、
サナギ氏お得意のCOMPハックも搭載されているはずだ。
それを使いこなす事ができねば、この先は生き残れないぞ』
川゚∀゚)「いきなりそー言われてもな…適当にスマホいじくってみるか…
エロ画像にソシャゲに…」
川д川「COMPに繋いでみては?
こいつのはギター型だったな」
川゚∀゚)つ「ケーブルはっ…と
できた!」
(´<_` ;)「吸い込まれるぜ…ちゃんと意識を持てよ」
目の前の情景がガラッと変わる。
悪魔に憑依されたサングラスの男。
手に入れた魔法でカツオじみた男を圧倒するが、反撃により首を切り裂かれる。
流れ出る鮮血。
あわや共倒れというところで、悪魔は憑依解除し逃げ出した。
あとに残るは無残な死体。
ビクッ、ビクッと胸のポンプから首へ血液というエネルギーが放出されていく。
-
( ∀)
「…い!」
「おい!起きろ!」
( ゚∀゚)「…」
(´<_` )「やっと目を覚ましたか。このでくのぼうめ」
( ゚∀゚)「俺は…何秒意識がなかった?
ここはどこだ?」
(´<_` )「聞きたいのはこっちだよ。
奴のCOMPにお前が触った瞬間、全員巻き込まれて転送されてきた。
どこかのボロ倉庫だな。区まではわからん」
(;゚∀゚)「ん?だからどれくらい意識がなかったって聞いてんだ半魔ヤロー!」
川д川「ん?一瞬…ここにきて長くて1、2秒かな」
( ゚∀゚)「そんな馬鹿な…あれが夢だと…
夢にしてはリアルすぎた…肉を絶つ感触と流れる血の…」
https://pbs.twimg.com/media/FYl7xNCUEAEyPT8.png
(´<_` )「何をぶつくさ言ってやがる。
指示通り、あれを処分して持ち帰るぞ」
https://pbs.twimg.com/media/FYl8kxhVEAACyP2.png
一台ポツンとデスクがあり、そこにPCと脳接続された丸ハゲの人間が座っている。
(゚Q゚)
( ゚∀゚)「処分…?なんだこのハゲは?」
(´<_` )「キャロルJの本体だろう。この姿は蘇生体だからだ」
(;゚∀゚)「蘇生体!?」
(´<_` )「死体にメカを詰め込んで生き返らせる。
いわばサイボーグ・ゾンビだ。
もちろん25年前に死んでる男の体なんか残っちゃいない。
メカ頭脳にキャロルの人格をダウンロードしてあるんだろう」
https://pbs.twimg.com/media/FYhGIbYUUAEN6JG.png
-
( ゚∀゚)「ゾンビの体にデジタル幽霊つめこんでるってわけかい。
労力が半端ねえな」
(´<_` )「どころがどっこい。ランドウファントムはこれを量産しているのさ。
ペースは遅いがな。現に中級か上級サマナーのフィネガンまでこの世に呼び出している。
俺が先日、超級召喚師ナオミを腐した意味がわかるだろう。」
川д川「どういうことだ?」
(´<_` ;)「彼女の最大にして唯一の弱点は、脆くて弱い人間の体だったことだ。
ランドウの総力を尽くして死なない体、無限の魔力のバケモノボディでも得た上で洗脳でもされてエミュレート体になれば…」
( ゚∀゚)「お手上げ侍ってことね。
しかし前と違って随分と買うじゃねーか、ナオミって人のこと」
フン、とカムイは鼻を鳴らす。
(´<_` )「強い者は男女、悪魔人間問わず敬服する事にしている。
この前きつい言い方になってたのは、誰かさんがとことんイライラさせてくれたからだ。
さて」
銃を構える。
(;゚∀゚)「おい!?」
(´<_` )「総司令には回収しろ、としか言われていない。
廃人寸前になっただけで意識はあるようだ。
脳から情報を吸い上げるだけなら、肉体は破壊しといた方がいい」
川д川「まぁ、世界に害を為すファントムサマナーだからな…
僕も反対はしない」
と(#゚∀゚)つ「おいおいおい!殺すのかよ!
キョウもあっさり賛成してんじゃねーよ!」
二人の襟首を掴む。
川д川「大正時代に14代目ライドウは、機械仕掛けのダーク・サマナーと交戦しトドメを刺しそこねてのちのちに不意を突かれたらしい。
原理が不明な蘇生体とやらなら、なおさらだ。また動き出す前にキッチリカタをつけておく必要がある。」
(´<_` )「元々一度死んでるんだ。元に戻してやった方が人道的、なんだろう。
それとも人死にが出ない戦争でもお望みかな?
こんなアーウーしか言えない奴に感情移入でもしたのか?」
( ゚∀゚)「いや…なんていうか…
親父が殺したんだよな。25年前のこいつは。」
-
( ゚∀゚)「悪魔に憑依されて、イキった親父が面白半分で殺っちまったみたいなんだ。
別にボコって悪魔だけ追い出す事もできたんだろうな。
だからそのガキの俺がまた殺るっていうのもな…」
(´<_` )「見てみろ」
デスク横に不気味な魔法陣がある。
(Uω)
ミ Д彡
犬や猫などの動物の生首、臓物、血が散乱している。
(;゚∀゚)「うげ…」
(´<_` )「悪魔に無知な奴の考えそうな事だ。
大天使コカベルとやらの生贄になると思っていたのだろう。
これでもこいつを庇う気か?」
(;-∀-)「…」
(´<_` )「話は以上でいいか?では」
っy=
( ゚∀゚)「待て!」
(´<_` )「なんだ。時間がない」
( ゚∀゚)「こいつの意識をどうにか戻せねえか?
潰しちまったらデータが取れるかどうかもわからねえんだ。
復活したら俺の手下にしてやるぜ!」
(´<_` )「…だそうで。総司令、どうします?」
『発想はおもしろい!やってみろ。そのファントムサマナーを連れてもう一度ダイブして拠点まで戻ってこい。
俺は今忙しい。カムイに任せる。
ついでに電脳空間での戦い方でのレクチャーでもしてやれ』
川д川「どうするんだ。パソコンと頭の線を外しても?」
(´<_` )「ショック死の危険性がある。…マナコ。
COMPハックとやらでそこのPCに繋いでみろ。
元の電脳空間に戻れるやもしれん」
( ゚∀゚)つ□「おう!」
-
ランドウ基地。
ζ(・┏Д┓@)ζ「我が帝国の礎は完成した!今こそ宣戦布告の刻!
電波ジャック、およびネットジャックでの放送を始めろ!」
https://pbs.twimg.com/media/FYmReOKaUAAjMP4.png
部下の一人がパネルを動かす。
ζ(・┏Д┓@)ζ『日本国の諸君。お初にお目にかかります。私はプロフェッサー・ランドウ。
世界を影ながら守ってきた葛葉一族のトップ、葛葉ライドウの14代目である。
しかし周りの者達に妬まれ追放され、私は葛葉ランドウとして独自に活動を始めました。
若くして葛葉一族の新トップに立たれた葛葉マンゲツ殿も賛同してくださった』
ハンー)「…」
https://pbs.twimg.com/media/FYmUS2SagAEUR3H.png
「なんだなんだ特番か?アニメ見てたのに割り込むんじゃねーよ!
なんだあの痛いコスプレじじい!」
人々はいきなりの放送に戸惑う。
ζ(・┏Д┓@)ζ『ここで日本国民の皆様にお願いがあります。
今、世界すら転覆させようとする邪悪な者達が暗躍しております。
陰謀論と捉えてもらっても結構。
しかし葛葉の者達が動いてからでは遅すぎます。
勇気ある者は戦いの参加と資金の提供を…』
『そして金を巻き上げ、志願者には非人道的な脳改造をして私兵にするわけか』
「放送に割り込みが!」
ζ(・┏Д┓@)ζ「なに!?」
https://pbs.twimg.com/media/FYmRf2yacAAYcP8.png
-
レ ´_>`)『プロフェッサーランドウどの。お久しぶりです。
相手にメリットのない甘言と脅迫じみた説得…地獄への道は善意で舗装されているとはこのことですな。』
ζ(・┏Д┓@)ζ『お前は!!』
https://pbs.twimg.com/media/FYmRhzRagAEPLtC.png
レ ´_>`)『あなたのことだ。もうそろそろ動き出すと思っていましたよ』
ζ(・┏Д┓@)ζ『…』
レ ´_>`)『ランドウ、あなたは自分の手で全てを征服しようと思っているらしいが。
世界は広いですよ』
https://pbs.twimg.com/media/FYmRnbIakAAtBA4.png
レ ´_>`)『あなたのような科学者がクズノハ世界を征服したとして、それに従う者などいやしませんよ…
むしろクズノハを騙った事で、各地のクズノハと本物の十四代目ライドウが動き出す可能性は高い。
カブトムシを名乗るゴキブリ駆除の始まりですな』
ζ(・┏Д┓@)ζ『!!』
レ ´_>`)『それでも世界に宣戦布告をするというのなら…』
レ ゚_>゚)『私たちは全てをなげうってでも、きさまらの野望を打ち砕く!!』
ニア
ζ(#・┏Д┓@)ζ『やれるかウラベ!
卜部浩二ィ!!』
https://pbs.twimg.com/media/FYmRoq9aQAI1BV6.png
https://pbs.twimg.com/media/FYmRpaUaAAEQ45Z.png
放送は切れた。
リン・ー・ゴ「ふふふ…面白いね、『人間』って。
ai-onに勝てるわけがないのに。ね、フィグ。
観察が捗る。」
-
今回はここまで。
親父の名前は「卜部広一朗」です。(公式)
ハッカーズ(本物)の戦闘BGMはどれもいいですね。
-
おつ
-
乙です
-
─
レ ´_>`)「…できるか?」
川д川「はぁ、一応不完全なものならできますが…いいのですか?
結界術は非常に厄介な代物ですよ。
下手をすれば自分まで巻き込まれかねない」
レ ´_>`)「だからいいんだ。戦闘の出来ないあの御二人を守るのに必要だ。
ファントムのやる事は手に取るように分かる。
俺の母がやられたように、まず戦闘員より非力な者を狙うだろう」
川д川「わかりました…ご武運を」
─
https://pbs.twimg.com/media/FYwSHxvUUAAx-mc.png
(;’/ー`)y-「本当に戦う気か、ウラベくん。
ムチャだ」
服を着替えるウラベ。
レ ´_>`)「三人がネットで戦うというのなら、現実世界は手薄になってしまいます。
こうなった以上、私という手札が行くしかない!」
https://pbs.twimg.com/media/FYwSJtdUcAAOPaD.png
(’/ー`)y-「考え直さないか。ランドウの基地からの脱出で負った傷は
君の外側だけでなく内臓まで達している。
もし傷口が開く事があれば…医者ではない僕らではどうにもならんよ」
レ ´_>`)「わかっています。私は目的を達成するまで、そう死にはしません。
とういうかシリアスな話でタバコふかすのやめてもらえますか」
https://pbs.twimg.com/media/FYwSKf8VEAIREXI.png
(;’/ー`)y-「習慣なんだよ…ライフワークだ」
─
レ ´_>`)「そわそわするぜ…うずうずするぜ
フィネガン…貴様を殺す第一歩だ。
首を洗って待っていやがれ!」
装甲車を駆り、アルゴンビルに侵入する。
-
https://pbs.twimg.com/media/FYhGdx6UcAAWG_s.jpg
(>)「おかしいですわね・・・甘ったれなファザコンお坊ちゃんはここで噎び泣きながら指を咥えて震えているはず」
◎「大方、我ラフィネガン直属部隊ニ恐レをナシテ逃ゲタノダロウ」
「あー、おばちゃんつまらんわぁ。帰ったらフィネガン様にたっぷりゼニもらわんと]
(猿)」「コノビルヲ破壊シ、電算機室トヤラノデータを盗ンデクレバヨイノダロウ?
簡単ナコト」
「誰がビビって逃げたって?」
https://pbs.twimg.com/media/FYwWpucVsAMhjyT.png
(>)「ぎゃん!」
顔無しの鬼女、ラ・リョローナが顔面を中心にバスターショットで破壊される。
◎「ウラベ!」
レ ´_>`)「回復役(メディック)は速攻で潰す。これは戦線の常識だ」
っy=っy=
龍王ヤトノカミのパララアイが迫る。
スッ
レ ´_>`)「眼光系は直視しなければいいのだ」
つっy= と
銃が鳴る。龍王にはキズ一つついていない。
◎「馬鹿メ!我に打撃ト銃は効カヌ…」
レ ´_>`)「サマナーなりたてのガキじゃないんだ。御忠告どうも」
っ-l--゙
◎「グェ!」
父の形見剣、ブロードソードの一種であるスキアヴォーアで刺殺する。
-
(#・ェ・)「ウラベエエエエエ!」
つ と
毛むくじゃらの悪魔、カクエンが突撃してくる。
『折りたたみ』
レ ´_>`)「ぐっ」
鬼女召喚。
リャ;゚ー゚)「ウラベ様!?」
レ ´_>`)「問題ない。軽く押しつぶされて傷口が開きかけただけだ。
すまんがあの好色サルを頼む。」
ビンを手渡す。
リャ゚ー゚)「…どうか、お父様のような最期は…」
レ ´_>`)「わかっている」
ニヒルな笑みを返し、エレベーターで下階へと向かう。
リャ゚ー゚)「さあ来やがれ!憎きフィネガンの使いっパシリが!」
『HEY-HEY-HEY』
挑発をモロに受け、妖獣が興奮する。
(・ェ・)「女!我ノ子を産マセテヤルゾ!」
『アギラオ』
リャ゚ー゚)「うっ」
リャナンシーは火炎に弱い。
しかし…
リメ゚ー゚)つ「せっかく物理攻撃力が上がったのに魔法攻撃ですか。
愚鈍なだけありますわね。」
『メディア』
(・ェ・)「愚弄シタナ!潰シ犯シテヤルゾ!」
『スクカジャ』
-
https://www.youtube.com/watch?v=5-E1r-JahHA
https://pbs.twimg.com/media/FYwfkTrVEAAOo_S.jpg
エレベーター2Fの時点で、函がベキベキと音を立てる。
素早く非常用ボタンを押し、脱出する。
直後に何かがエレベーターを押しつぶす。
レ ´_>`)「新手か」
https://pbs.twimg.com/media/FYhGLF3UEAAw7Qk.jpg
<(・W・)>「そこら中に龍のアギトなんざ仕込みやがってよぉ!
おかげでクモの巣を張るのに苦労したぜ!」
レ ´_>`)「む!」
体が悪魔クモの糸に絡まれる。
ワイヤーのような強度だ。
<(・W・)>「俺の仲魔どもをずいぶんやってくれたようだが、これでオワリだ。
今度はお前がなるんだ…俺の餌になああああああ!」
レ ´_>`)「そうか」
っy= つ
大口を開けた地霊ツチグモの口に、ソーコムピストルで銃弾を撃ち込む。
<(;・W・)>「ニンゲンの銃程度、いいメシだぜ…
あああ!?」
ツチグモの体が凍り付いていく。
<(;・W・)「俺の体に、何しやがったああああ!?」
多脚がボロボロと砕け、崩れ落ちていく。
レ ´_>`)「下級悪魔の弱点程度、暗記しておくにこしたことはない。
巨体にかまけて注意を怠ったな」
W)>「ち、ちく…」
轟音が辺りを溶かし、焼く。
レ;l´_>`)「ぐおおおおお!」
-
リャ゚ー゚)「ウラベ様!?」
(・ェ・)「サマナーガ死ンダカ!?ヨソミハ禁物ダゾ!」
つと
一瞬のスキを突かれて組み伏せられる。
(・ェ・)「同胞ハヤラレタガ、イイ土産ガデキタ。
ココデ我ノ子ヲ産ンデモラオウカ?」
リャー)「いいわ。これを避けられたらね…」
指先を動かし、カードを猿の体内に組み込む。
『シャッフ』
(;・ェ・)「ウ!?」
ガコン
◇「ウゴオオオ!?何ダコレハ!?」
組み伏せによる呪縛が解かれた。
リャ゚ー゚)「フフフ。物理に弱くて呪殺も無効。
でも破魔にはからっきし。
仇になったわね。」
リャ゚ー゚)つ ポオイ
ウラベの火炎ビンを投げる。
割れた容器からたちまちガソリンが着火してカードを燃やす。
◇「…」
リャ;゚ー゚)「ああ、ウラベ様…」
-
https://pbs.twimg.com/media/FYhGwY4UEAUKvva.jpg
業火の中で双頭のバケモノが見えた。
レ ´_>`)「魔獣オルトロスか…奴のお気に入りだったな」
(∪゚W゚)゚W゚)「ガルル!ヨワイヤツ イキルカチ ナシ!
ツチグモヨワイ! ダカラシンダ!」
レ ´_>`)「聞いておきたい。ベルセルクはどうした」
っ-l--゙
(∪゚W゚)゚W゚)「アイツ フィネガンサマナーノ ゴエイ ココニ イナイ
オマエ オレサマ ダケデジュウブン!」
犬が吠える。
レ ´_>`)つ「なめるな!」
液化窒素ボンベを担いで投げる。
並の火炎悪魔なら凍り付いて砕ける威力だ。
(∪゚W゚)゚W゚)「ナメルナ!」
返す刀で、肩にかぶりつく。
レ ;´_>`)「チッ!」
氷結弾をありったけ撃ち込む。
毛皮によって効果が薄い。
牙から体を無理矢理引きはがす。
肩から血が噴き出す。
(∪゚W゚)゚W゚)「フフフ ヒンシダナ サマナー!」
レ;´_>`)「窮鼠、猫ならぬ犬を噛むって奴だ」
っy=
反動に顔をしかめながら、バスターショットで目を撃つ。
(∪゚)゚W゚)「ガアア!ヨクモ!」
レ ´_>`)つ「まだ顔が一個残ってるだろが!」
チャイカムTNTを口に押し込む。
ローリングで距離を取り、起爆スイッチに手をかける。
レ ´_>`)「リャナンシー!」
-
リャナンシーをGUMPに戻す。
『ウラベ様!すごい血の…』
(∪゚)゚W゚)「ニガスカ!」
レ ´_>`)つ「ライアっトボム!」
感電させて足止めする。
2Fの非常階段から駆け足で昇る。
なおも追ってくる魔獣。
レ ´_>`)「オルトロース。あまりにも哀れだから教えておいてやるが。」
(∪゚)゚W゚)「ガ?」
レ ´_>`)「俺を殺すなら前戦力を投入すべきだろうよ。
何故、筆頭エースのケルヌンノスやベルセルクを寄越さない?」
(∪゚)゚W゚)「…?」
レ ´_>`)「お前らはな、捨て駒だったって事だよ。
フィネガンのクソと、それに見抜けなかった自分の愚かさを呪え!」
(∪゚)W)「…」
完全に意気消沈したオルトロスを置いて、屋上まで来た。
レ;´_>`)「リャナンシー!回復の前にもう一仕事頼む!
俺を抱えて飛んでくれ!」
再び召喚し、抱きかかえられるまま屋上を飛び降りる。
カチッ
スイッチの司令により、SNアルゴンビルが大爆発炎上する。
レ;´_>`)「…ふう」
二人はそこらのビルの隙間でへたり込んでいた。
リ;゚ー゚)「早く回復をしましょう!」
レ;´_>`)「ククク…フィネガンもランドウも、こちらの本気に度肝を抜いているだろうぜ。
何せ桜井氏と芳賀まで爆死させたんだからな
さて、ひよっこどもの回収に向かわなければ…」
-
今回はここまで。
毎度ご愛読ありがとうございます。
-
乙乙
-
(´<_` )「悪魔にも性格があるように、人間にも性格がある。
さしずめお前は獰猛だろうな。脳筋のバカだ」
『カムイ殿、それは私をも愚弄しているという…』
(;゚∀゚)「そいつぁどうでもいいけどよ、ここで講義することか!?」
(´<_` )「そいつはお前が助けたいと言ったんだ。自分で持つのが当たり前だろう
マナコはキャロルJだったものを背負ってサイバースペースを逆戻りしていた。
(゚Q゚)(;゚∀゚)
川д川「それで、続きを」
キョウスケは涼しい顔だ。
といっても長髪で表情など見えないが。
(´<_` )「まぁ自分の性格に合った悪魔と一緒に戦っていれば、忠誠度次第で追撃してくれる事がある。
ファントムではこの現象を『サバト』と呼んでいたな」
(´<_` )「クズノハ、お前は見る限り冷静な性格のようだな。
冷静な悪魔は頑固で扱いが難しいが、戦況に応じて行動してくれる頼もしい奴らだ。
俺は…」
一瞬言い淀む。
(´<_` )「訳あって堕天使、魔王系の悪魔と相性がいい…ようだ。
性格はあまり関係ない」
( ゚∀゚)「お前が半分、悪魔だからか」
(´<_` )「ハッキリ言ってくれるな。やはりお前は気に食わん。
さて、終点だ」
カムイが作っていた拠点に到着する。
川^ -゚セ「カムイ様。奴は地霊のノッカー。私にお任せください。」
(´<_` )「まかせる」
ボロ布を纏った小さい悪魔と何やら話し込んでいる。
川^ -゚セ「成功です。仲魔になりました。」
(´<_` )「ご苦労」
マナコのスマホに悪魔が吸い込まれていく。
-
川゚∀゚)「なんで俺によ?」
(´<_` )「フン。種族的に柄にあわねえ。それにお前は仲魔を一体しか持っていないだろうが。
お前の親父は偉大だが、この道じゃお前より俺の方が長い。焦るな、新米」
https://pbs.twimg.com/media/EhIOkXjU8AAG0Ev.jpg
『ちょっとおちゃめなぢいちゃん、ノッカーじゃ。よろしくの、お若いの』
川゚∀゚)「ケッ!偉そうに。まぁ、爺ちゃんよろしくな。」
川д川「よかったな。仲魔が増えて」
つ川゚∀゚)
(´<_` )「セエレのような狡猾な悪魔は、敵悪魔を交渉で引き込む事ができる。運と相手の機嫌次第だが、な。
拠点を守らせておけば勝手にスカウトをしてくれる。
ノッカーのような愚鈍悪魔は、冷静と同じで行動を任せるのが一番だ。」
川゚∀゚)「性格についてのゴタクはもういいよ。
…拠点?何を言ってやがる?」
(´<_` )「いいから聞け。トチ狂って一人暴走されても困るんだよ。
そんなに死にてぇなら、テメエ一人で首でも斬りやがれ。
一人が勝手に突っ走ったせいで、関係のない奴まで死ぬ事があんだ。」
川д川「抑えろマナコ。指南の続きを頼む」
つ川#゚∀゚)と 「てっめぇー!!九龍覇…」
っ-l--゙
(´<_` )「フン。何故拠点を張るのか、わかるか?
しごく簡単なことなんだが」
川д川「防衛の為か?」
(´<_` )「半分御名答。問題は何のためか、だ。
俺達はハッキングによってこのサイバースペースに来ている。敵も然りだ。
そしてハッキングによる侵入には、必ず『穴』があるんだよ。」
川゚∀゚)「…なるほどね!」
(´<_` )「俺達のうち誰かでも、仲魔でもいいが、配置して穴を守る事が必要だ。
でなければあっという間に逆ハッキングで俺達の現実世界での根城に侵入される。
そうなりゃ戦闘能力のない桜井、芳賀司令官は終わり」
川゚∀゚)「…なんで戦闘能力ない奴らをメンバーに据えてんだよ」
(´<_` )「凄腕ハッキングサポートという力がある。
桜井司令とはウラベ総司令との昔からの仲、芳賀司令はお前らのように総司令が招致したらしい」
川゚∀゚)「ふうん。まぁ人質にでも取られなきゃいいけどな!」
-
(´<_` )「拠点を仲魔に守らせる場合、マグネタイトを余分に持たせておく必要がある。
種族によってはマグネタイトを使い階エリアを通過したり、回復の社…ヒールスポットを建設できたりする」
川д川「様々な仲魔を用意して使い分ける事が必要ということだね。
旧ヤタガラスの菅属と同じということだ」
(´<_` )「優等生は呑み込みが速くて助かるよ」
川;д川「いや…僕は…」
(;゚Q゚)「ウウ…アア!」
川゚∀゚)つ「おーよちよち。発作が出てきやがった。ちょっとヤバイかもな。
もう用もねえんだろ?さっさと出ようぜ」
(´<_` )「同意だ。眠い」
あくびをして通信をする。
(´<_` )『ウラベ総司令、応答願います。
無事ですか』
レ ´_>`)『ああ。こっちも大丈夫だ。被験体(サンプル)の確保はできたのか?』
(´<_` )『少し容態が危ういようです。帰還の準備を願います』
レ ´_>`)『わかっ』
川゚∀゚)『待てよ』
レ ´_>`)『なんだ?忘れ物か?』
川゚∀゚)『何ぃがサンプルだ!コイツは生きてんだぞ!』
(´<_` )『気にしないでください。バカの癇癪です。』
レ ´_>`)『うん。では転送準備を始めるぞ』
バキッ
レ ´_>`)と(゚∀゚ )
ウラベが鼻血を出して直立不動で立つ。
レ ´_>`)「暴れ足りなかったか。飛ばすぞ」
-
装甲車が爆走する。
川д川「おお…肉の体の感覚が戻っている」
レ ´_>`)「なめてもらったら困るな。どれだけの試行錯誤をしたことか」
ウラベのジャケットの右腕が破れて肌が見える。
一部硬質化して骨が透けて見える。
( ゚∀゚)「おいおっさん…その腕は」
レ ´_>`)「フ…ドン引きしたか?
かつてレッドマンという偉大なネイティブアメリカンの戦士がいた。
この街を冒していたマニトゥという大いなる霊をその身で封じ込めていたのだ。
それと似たようなことが起こっている」
https://pbs.twimg.com/media/FZFIXVdUUAEC-E8.jpg
( ゚∀゚)「話には聞いてるよ。耳にタコができるほどな。
で、その腕と何の関係があるってんだ」
(´<_` )「総司令は何年もの間、自分の体でファントムの技術に頼らない独自のハッキングダイブを研究していた。
それがたたってこれだ。むしろこれ以上侵攻していないのが奇跡のようなものだ。
禁忌なんだよ。肉を持った人間がソウルだけで複雑化したネットにダイブするのはな」
川д川「…ということは、僕らもダイブを続けていたら…?」
レ ´_>`)「安心しろ。ノウハウを積んで今は安心な接続を確立できている。
お前達に影響はないよ」
(´<_` )「わかったかよ、遠野眼くん。
お前が今まで総司令に何を言ってきたか、軽はずみに殴ったか、よく思い出せ」
(ー□-□)「…
どこに向かってるんだ」
レ ´_>`)「アルゴンビルは急襲を受けてな。
刺客と桜井氏、芳賀氏諸共吹き飛ばした。
しばらくはあかねモール跡地を拠点にする」
(;ー□-□)「味方までやっちまったのかよ…南無阿弥陀仏」
レメ´_>`)
(;゚∀゚)「オイ!どうしたんだよそのキズは!」
レ;´_>`)「大した事はない。古傷が興奮して浮き出してきただけだ。」
https://pbs.twimg.com/media/FYwWqqBVUAIYh2I.png
https://pbs.twimg.com/media/FYwWsTQVEAA9Nw7.png
-
某基地。
リン・ー・ゴ「でさランドウ、あのイカれた人間はなんなの?
悪魔諸共自分の家?まで爆破しちゃって」
https://pbs.twimg.com/media/FZFRh9AUUAEiHtS.jpg
ζ(・┏Д┓@)ζ「奴はわしが目をつけて思うがままにならなかった…
ただ一人の人間じゃ!」
https://pbs.twimg.com/media/FZFPHdAUUAAEz4V.png
ζ(・┏Д┓@)ζ「わしはかつて、オムパロスを使ってネットによる宇宙進出を謳った。
世界各国のスポンサーがつき、優秀な科学者が集まってきた。国際的なプロジェクトじゃったんじゃ。
その中にあのウラベがいた。」
https://pbs.twimg.com/media/FZFPJVgVQAAUVG7.png
ζ(・┏Д┓@)ζ「当然、ワシの狙いは世界征服にある。
そのために集めた科学者の人体改造を行って私兵に仕立て上げた。
そして基地のほとんどがわしの手中に落ちた…だが奴だけは!!」
https://pbs.twimg.com/media/FZFPKK2VsAE93a8.png
https://pbs.twimg.com/media/FZFPLGyVQAASfDq.png
(■ハ■)「ただいま戻りました」
ζ(;・┏Д┓@)ζ「奴に対してだけは私の考えが…フフ。あまかった。
奴だけは生身のままでワシの腹心にしようとした。
奴がわしの側近になっておれば、ワシの夢は5年は早まったであろう。」
https://pbs.twimg.com/media/FZFPLGyVQAASfDq.png
ζ(・┏Д┓@)ζ「卜部浩二!奴はたった一人で我が軍団に戦いを挑みおった!
奴一人の為翻弄され、わしの夢をかけた基地を次々と破壊しおったわ!!
やつはそれだけ訓練された兵士だった」
https://pbs.twimg.com/media/FZFPPIWVsAA-NWr.jpg
リン:^ー^ゴ(要するにすげーバカだこの爺さん…)
https://pbs.twimg.com/media/FZFRj5tUYAAXUb1.jpg
ζ(#・┏Д┓@)ζ「奴だけは確実に始末せねばならん!!
これ以上、奴一人だけの為にC計画に後れをとるわけにはいかんのだ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FZFQ9JnUEAAV_t6.png
リン^ー^ゴ「たかが人間でしょ?
殺してソウルハックしちゃえばいいじゃん。
私の顕現を手伝ったお礼にそれくらいはしてあげる」
https://pbs.twimg.com/media/FZFRl3JUcAEyqRi.jpg
ζ(・┏Д┓@)ζ「よく言ってくれた。
鉄仮面よ、刺客がしくじった時の始末は任せるぞ?」
(■│■)「ハッ」
-
あかねモール跡地。
(ー□-□)「コンビニのメシがくいてー…」
川д川「買ってこようか?」
レ ´_>`)「離れの地下で使われていたコールドスリープ技術を流用して冷凍食品なら沢山ある。
今日は疲れたろう。腹ごしらえを好きなだけしろ」
(´<_` )「クズノハは何をやっているのだ」
川д川「うん、あの部屋のPCにあったデータをUSBにコピーしてきたんだ。
どうやら部屋にあった動物の死体による生贄は、ミレディという奴にメールで唆されてやったみたい」
(´<_` )「だが無実の動物を殺した罪は消えんぞ。
しかしミレディか…面倒な奴が絡んでいたのか」
(ー□-□)「罪は償えばいいだろうよ。
ミレディって誰だ?」
(´<_` )「初めて現実世界でフィネガンとやった時にチラッと見なかったか?
ランドウファントムの幹部だよ。
対して面識はなかったが、合理的を求める効率厨な割にそこまで強くなかったはずだ。
だからフィネガンくん係なんかやってるんだろう」
レ ´_>`)「ふん…しかし…人間とはこうも残酷になれるものなのか。
ネット上で戦う為の端末にしか見えないぞ」
(゚Q゚)「あーうー」
キャロルJの体を調べながらごちる。
( ゚∀゚)「ああ!だからランドウってふざけた野郎はオレがぶっ殺す!
フィネガンだけはふんじばってもあんたの元に連れてきてやるよ」
レ ´_>`)「間違えても虫の息で連れてこないでくれよ。
全力状態を真っ向からぶち殺すことで親父の弔いになると…
俺は勝手に思ってる」
GUMPを持つ手が震える。
( ゚∀゚)「あ!キョウ、悪いんだけどちょっとPC貸してくんね?」
川д川「構わないがどうした?」
( ゚∀゚)「あのヴィクトルとかいうおっさんならこいつをどうにかできるかもしれねー。
ついでに親父の残した悪魔全書も見てくるか。
COMPハック!」
QUEST1 初陣 完
-
オツ
-
2nd Sun
(´<_` )「総司令」
https://pbs.twimg.com/media/FZKDjvYUEAA6szE.png
レ ´_>`)「ん」
食事中のウラベに、険しい顔つきでカムイが詰め寄る。
(´<_` )「お話が」
レ ´_>`)「人の食事中に話しかけるな。唾が飛ぶだろうが。」
(´<_` )「失礼致しました、しかし重要な事なのです。
遠野マナコを外していただきたい」
レ ´_>`)「ほう。何故だ」
(´<_` )「奴はファントムと戦う事に感情を入れすぎている。
親父の蝶野サナギに縛られているんですよ」
レ ´_>`)「というと?」
(´<_` )「ただのファントムサマナーは廃人になるまで叩き潰し、
親父に関係のある者は助けようとしてしまう」
(´<_` )「奴は感情むき出しでつっぱしりますよ。私のレクチャーも耳に入っていない。
そんな奴とチームを組むなど、危険すぎてやっていられない」
https://pbs.twimg.com/media/FZKDOJLUUAAoyf5.png
レ ;´_>`)「…」
(´<_` )「ですから、私の提案は受けてもらえますか?」
レ ´_>`)「生きてるじゃないか」
(´<_` ;)「は?」
レ ´_>`)「数回の出撃で三人とも生きてる。
それだけでも、今までの金目当てなだけのフリーサマナーどもより優秀だとは思わんかね。
第一、奴は逃げてない。
それにサナギ氏譲りのCOMPハック能力はランドウファントムを倒すのに必要不可欠だ。
まぁおれの親父のCOMPに搭載されていたものだがな、元々は」
https://pbs.twimg.com/media/FZKDOwfUYAI87T8.png
https://pbs.twimg.com/media/FZKDUd3UsAAmeyu.png
-
─
数日前、業魔殿。
( ゚∀゚)「よっす!」
メア ゚ -゚)「業魔殿にようこそ。
失礼ですがどちら様ですか?」
https://pbs.twimg.com/media/FZKLXXcaIAAS5zn.jpg
( ゚∀゚)「自己紹介が遅れてすまんなメイドちゃん!
俺は遠野マナコってんだ!
ヴィクトルのじじいに用があってきた!」
川д川「う…美し…」
メア ゚ -゚)「業魔殿では、ご予約のある方以外、お通しすることはできません。
お引き取りください。」
https://pbs.twimg.com/media/FZKLY_macAAl4jy.jpg
( ゚∀゚)「予約制なんて聞いてねーぞ!ここ電話あんのかよ!?
急患なんだ!頼むぜぇ綺麗なねえちゃん!
俺のチンポなめさせてやっから…」
メア#゚ -゚)「どうぞ、お引き取りを」
https://pbs.twimg.com/media/FZKLaaMagAAFl8F.jpg
怒気を含んだ声が静かに響く。
(■┏┓■) 「すまんなメアリ。
その者達と会うのは初めてだったか。
吾輩の客人だ。以降はフリーパスで通してくれ」
https://pbs.twimg.com/media/FZKLcI2aMAA5w7e.jpg
( ゚∀゚)「ジジイ、服装変わってねぇ?」
(■┏┓■) 「気分だ。業魔殿へヨーソロー…
何をお望みかな?」
川д川「この麗しい赤眼の女性はヴィクトル殿の娘様ですか!?
どうか清いお付き合いを…」
( ゚∀゚)「バッカ。俺がちんこ突っ込むんだよ」
(#■┏┓■) 「帰れ」
-
(゚Q゚)「ア…」
( ゚∀゚)「で、どうよ?」
(■┏┓■) 「心神喪失状態に陥っているから、危険性はない。
吾輩も医術と錬金術を学んだ身。時間はかかるがどうにかできるであろう。
もっとも、生前の姿を完全復元とぃうわけにはいかんだろうが」
( ゚∀゚)「意識が戻ればどうでもいいよ。あとマシな姿にしてやってくれ」
(■┏┓■) 「対価を要求しても?」
( ゚∀゚)「ああ。金なら腐るほどあるぜぇ」
(■┏┓■) 「いや、ランドウの滅殺だ。
奴はかつて吾輩が遠い地で大学教授なんぞをやっていた時の教え子でな。
あそこまで狂うとは思わなんだ」
( ゚∀゚)「まかせとけ。野郎の首をもってきてやるよ」
(;■┏┓■) 「いや首はいらんが…
お前の親父の悪魔全書も見るか?
本来はレベルに達していなければ召喚など許さんのだが…事態が事態だ。
マグネタイトもまだあまり持っていなかろう。
金で支払ってくれてもいい」
( ゚∀゚)「コンビニ飯以外でやっと金の使い道が!
こいつとこいつとこいつと…スマホにぶちこめるだけ全部いただくぜー!」
(■┏┓■) 「そうか行くのかボンボヤージ。この者の治療は任せるがよい」
メア ゚ -゚)「あの…マナコ様。『親父』ということは、蝶野様の御子息では…」
( ゚∀゚)「ん?そだけど?」
メア ゚ -゚)「蝶野様とネミッサ様のお二人には以前、ヴィクトル様のお使いを手伝って頂きました。
初めて外に出た経験で、私は色々な事を学びました。」
メア ゚ ー゚)「初めてで怖かったけれど、お二人が御一緒だったおかげで、とても気持ちよい時間でした。」
https://pbs.twimg.com/media/FVN-kW7aUAc5UBh.jpg
( ゚∀゚)「そうかい。親父とおふくろに伝えとくよ」
メア ゚ -゚)「どうか、また生きて業魔殿にきてくださいね…」
( ゚∀゚)「おう!そん時には俺とオツキアイするの考えといてくれよな!」
─
-
数日後の現在。
( ゚∀゚)「おはよ。
あれ、ふーむ、あんたら生きてたの。てっきり爆死…」
https://pbs.twimg.com/media/FZKYw9oagAIggAT.png
(;’/ー`)y-「お久しぶり。キョウスケ君の結界で偽装してもらったおかげでね」
(*゚/ー゚)ノ「…」
( ゚∀゚)「ん?どうしたユーイチさん。ってかみんな黙っちまって。
俺お邪魔虫?」
https://pbs.twimg.com/media/FZKYxt2agAAuB5f.png
(´<_` )「呑気な奴だ。さっき東京の一角が消し飛んだ。
千代田区だ」
( ゚∀゚)「…は?」
空の牛乳パックが落ちる。
(■│■)『諸君、ご機嫌用。いきなりの通信失礼する。
私はファントム最高幹部、鉄仮面。
我々の卓越したハッキングをなめてもらってはこまるな。
我が指パッチンだけで某国のミサイルは簡単に暴発暴走するのだよ』
https://pbs.twimg.com/media/FZKbAgTaAAAm8kE.jpg
( ゚∀゚)「いきなりなんだてめえは。正々堂々かかってくる度胸もねえのか!
関係ない奴ら巻き込みやがって!」
(■│■)『遠野眼くんか。威勢がいいね。
君の事はよく知っているよ。
君は自分が蝶野サナギの後継者だと思っているようだが、それは間違いだ。
それは私だからだ.。
その威勢のよさに免じてもう二発プレゼントをあげよう』
パチッ
_
( ゚д゚)「核かぁ〜!」
https://pbs.twimg.com/media/FZKYCy7aUAAlEj8.png
https://pbs.twimg.com/media/FZKYDl_aIAImzeK.png
https://pbs.twimg.com/media/FZKYEWgagAAweIG.png
-
(■│■)『ふふふ、その表情、気に入ってくれて嬉しいね。
私と君が相まみえたとき、命とキーをもらおう』
通信は切れた。
( ゚∀゚)「勝手にベラベラと…キーってなんだよ!」
レ ´_>`)「お前でもわからないのか」
(;゚∀゚)「バイクのキーしかねえよ!」
8(□□)『リーダー!●●町と槻賀多村がやられた!』
( ゚∀゚)「そのドレッドヘアとしゃがれ声…あんたが北川潤之介か!」
8(□□)『ランチって呼んでくれ。お前がサナギの息子か。
俺はジャーナリストをしてる。第一報はまずそっちに送るように契約してる』
(´<_` )「助かります北川さん。今総司令は離席中です」
川;д川「…まずい」
( ゚∀゚)「どうしたキョウ」
川д川「槻賀多村は…凪婆率いる葛葉の里があるんだ!
安否を確かめたい!」
レ ´_>`)「いいぞ。行ってこい」
川д川「ありがとうございます」
レ ´_>`)つ■「持っていけ。スマホだ。
いざという時、連絡は取っておきたい」
川д川「かたじけない」
-
_
(;゚皿゚)「●●町って、おふくろ達がいる…
なんで鉄仮面とかいう野郎がそんなとこピンポイントに狙うんだよ!
ウラベのおっさん、すまんが俺も」
https://pbs.twimg.com/media/FZKiLnkaIAIXyCi.png
レ ´_>`)「貴様は認めん。中止だ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FZKj6v3UYAk1dky.png
(;゚∀゚)「なんで…だよ」
レ ´_>`)「我々はクズノハからの資金、人員提供を受けて成り立っている。
だから壊滅されると困るんだよ」
(;゚∀゚)「だからってキョウ一人行って何ができるって…
じゃあ俺も里に行く!それから●●町に…それならいいだろ」
レ ´_>`)「お前は金をもらった側だろ。勝手に動くことは許さん。
ファントムを徹底的に殲滅する殺人マシーンになれ」
_
( ゚Д゚)「ふざけるなあ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FZKiM5kaMAATD1f.png
川;д川「すまん、マナコ。余裕があれば●●町も行ってみるから」
PCに吸い込まれてダイブしていく。
レ ´_>`)「クズノハ!それは中止だ…里だけ見て戻ってこい」
つと
_
(;゚皿゚)「コイツぶっ殺す…わっ」
っy=
https://pbs.twimg.com/media/FZKj8qOVEAAvDFN.png
(川∀゚)つ(;゚∀゚)「誰だてめえ!話して離しやがれ!」
(川∀゚)「僕は葛葉才蔵。ヤタガラスのエージェントだ。
行ってしまった彼の代わりに僕が戦わせてもらうよ」
https://pbs.twimg.com/media/FZKbUCqagAAq1Qo.jpg
( ゚∀゚)「ずいぶん都合のいい登場じゃねーか。クズノハだかヤタガラスだか知らねえが!
メカクレ野郎!おれは今気が立ってるんだ!足引っ張ったらぶっ殺す!!」
(川∀゚)「僕は不死身さ。足を引っ張りもしない。
とりあえず寝食を共にしよう、交流すれば気分も落ちつくさ。」
(´<_` )「…」
-
今回はここまで。
サブタイのセカンドサンの弱さといい、マニトゥは魔法型と物理型に格差がありすぎます。
きっとみんな物理しか選ばない。反射祭り。
-
おつです
-
才蔵が来てからの三日間。
あかねモール休憩所。
『道具として動け。旧体制が生んだ醜い雑種が。
バケモノがサマナーを気取るな』
https://pbs.twimg.com/media/FZpTaMlacAUEx93.png
https://pbs.twimg.com/media/FZpTbNBagAINFdc.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FZpTcCFagAAuWFr.jpg
『カムイ、お前の造反劇はここで終わりだ。
主力部隊が最上階に追い詰めてくれた。
ガキの遊びは命を持って償え』
https://pbs.twimg.com/media/FZpTc5IaQAAOmPx.jpg
『一斉射撃!射殺しろ!』
(川∀゚)つ「考えごと?ご飯冷めちゃうよ?
ウ エ ハ ラ カ ム イ 君」
(´<_` ;)っy=「…!」
https://pbs.twimg.com/media/FZpVNmFakAAJSWI.png
(川∀゚)「ちょ、やめてよ!仲間だろ!」
(ー□-□)「やめとけカムイ。
確かにうぜー奴だが、これでも今戦える貴重なヤタガラスだ。殺すな」
(川∀゚)「ちょっと地味にひどくなぁい?」
-
銃をしまう。
(´<_` )「…」
https://pbs.twimg.com/media/FZpWrnRagAEn9y8.png
(川∀゚)「…ご、ごめん、いきなり肩叩いちゃってネ」
(´<_` )「そんなに珍しいか。俺の顔が。
ヤタガラスのくせに」
https://pbs.twimg.com/media/FZpWsVqakAEGPaB.png
( ゚∀゚)「いちいち空気重くすんじゃねーよ!
ただでさえまずいメシがまずくなる!」
(´<_` )「いいかヤタガラス。
今度また変な目で見たら、その目を両方えぐる!!」
https://pbs.twimg.com/media/FZpWtAWagAEYrJk.png
(川∀゚)つ□「ご、ごめんごめん。でもあまりにも変わってたからさ。
顔つきが」
https://pbs.twimg.com/media/FZpVWRgaAAAlWvT.png
才蔵が一枚の写真を取り出す。
( ゚∀゚)「ん?なんじゃこりゃ」
(川∀゚)「あ、マナコ君はフリーサマナーだっけ。だから知らないのか。
同胞大量殺しの伝説の殺人サマナーウエハラカムイ、って君だよね?
ヤタガラスだから対立組織ファントムの有名人の情報は知ってんだ」
(´<_` )「…だから?」
( ゚∀゚)「いやすっげー全然違うじゃんこれ!
キレーな茶髪だし変なウロコはないしでもツリ目は変わらんな。
イメチェンでもしたん?」
マナコを無視して才蔵に詰め寄る。
(´<_` )「サマナーは別に悪魔退治だけの正義の味方ではない。
むしろ悪魔を使役しての対人戦の率が圧倒的に多い。
人死になど日常茶飯事だが」
(川∀゚)「いや別にそれをとがめる気なんてないよ。
ファントムサマナーがいくら同士討ちしようと、ヤタガラスの僕には敵が減って嬉しいし。
それよりこの変わりようは染髪や整形じゃなくてやっぱ悪魔のハーフって噂─」
-
カムイが首を締め上げ、帽子を取り上げくしゃくしゃにする。
(川;∀゚)と(´<_` )「その綺麗な緑髪を赤で染めてやろうか?血の朱でな」
(川∀゚)「ぐががががが…!」
と(;゚∀゚)つ「やめろやカムイ!おめえの馬鹿力じゃマジに死んじまうから!
ヤタガラスさんにどー申し訳すんのよ!」
マナコが二人を離す。
(´<_` )「適当に戦死でもした事にすればいい。
あの組織も大概、脱落者には厳しい。
元はといえばそちらが焚きつけたからだ」
(川∀゚)「嫌われちゃったかな…ごめん。
でも一緒に戦うなら知っておきたいかなと思って…事情とか
知る権利くらいはあるだろう?」
(´<_` )「私は確かに常人離れした見た目だ。それは否定しない。
だがそれで私を変な目で見る事は正当化できない、悪魔だって人だってジロジロ見られれば不快感を覚える」
https://pbs.twimg.com/media/FZpWtwPagAE0n2O.png
_
(;゚Д゚)「なにを…大学教授みてえなコト…ぬかしとるんじゃ、新人相手に」
(´<_` )「それに知る権利があると言ったが、知る必要はない。
それは、お前が今日死ぬ可能性が高いからだ。
明日か明後日かもしれんが」
https://pbs.twimg.com/media/FZpWtwPagAE0n2O.png
才蔵がくしゃくしゃになった帽子を直してかぶりなおす。
(川∀゚)「…ごめんね、まだ日も浅いのに。
しかし冷食ばっかだと飽きるよね。
ちょっと長官の目盗んでレルム行かない?
いい店知ってるよ!」
(´<_` )「あのくだらんところか
…勝手に行け。
俺は嫌いだ」
( ゚∀゚)「レルムって何よ?」
(川∀゚)「サマナーだけがハッキングで入れる、秘匿都市!
まーぶっちゃけヤタガラスの規律にもストレスたまってるから、僕はよく行くよ。
おいしいご飯屋もバーもあるよ。」
-
( ゚∀゚)「…酒?未成年でも堂々と飲める?」
(川∀゚)「僕は成人だから堂々と飲めるけど…マナコ君まだ19だっけ?
でもちょっと情報改ざんすればいけるんじゃない?」
( ゚∀゚)「マジで!?風俗は?」
(川∀゚)「…実を言うとね、表には全くないけど裏ルート知ってるよ」
( ゚∀゚)「…マジ?」
(川∀゚)「マジ。お高いけど」
( ゚∀゚)「金ならたんまりあるぜ。使いきれねーほどにな!
連れてってくれんなら奢ったる!新人パイセン!」
(川∀゚)「…マジ?先輩」
( ゚∀゚)「…マジ」
(川∀゚)人(゚∀゚ )「ヒーホー!」
(川∀゚)「じゃあ早速行っちゃう?」
( ゚∀゚)「…いんや、前任の奴が戻ってくるまで待つよ。
あいつも連れてった方がきっと楽しい!」
(川∀゚)「…そうか。仲間想いだね。
アッシュと食べた想い出の体力活性スパゲティ、早く皆にも味わってほしいな」
(´<_` )「…アッシュ?」
(川∀゚)「どうかした?」ニヤニヤ
(´<_` )「別に何でもない。クソみたいな視線を向けるな。殺すぞ」
https://pbs.twimg.com/media/FZpVObnagAEmMwc.png
( ゚∀゚)「ご機嫌斜めだな。気にすんな新人。いつもだから。
俺も初対面できつくして悪かったな。
そういやヤタガラスってことは葛葉一族なんだろ?なんかすげー血筋とかあんの?」
(川∀゚)「自慢じゃないけど、霧隠才蔵の末裔だよ!」
( ゚∀゚)「真田十勇士の!?スゲー!
やっぱ霧になって物理無効化とかできんの?」
(川∀゚)「そんな漫画みたいな事は僕はできないけど、血筋のおかげで一族での地位は高めなんだ。
っていうことは?ご先祖様はできたのかもね」
https://pbs.twimg.com/media/FZpVObnagAEmMwc.png
-
https://pbs.twimg.com/media/FZpVPZeaQAEqlP3.jpg
2日目。
レ ´_>`)『おはよう。
どうした、顔色が冴えないぞ』
https://pbs.twimg.com/media/FZ39MKwaIAAvBg9.png
(#゚∀゚)「ウラベさんおはよー!って、どーにもこうにもあるかってんだ!
キョウジの野郎はまだ帰ってこねーのか!
こんなに時間かかるなら、俺を●●町に行かせてくれてもよかったじゃねーか!」
レ ´_>`)『ダメだ!それぞれ違う立場の三人揃ってのチームだ。
お前が抜けて馬鹿力役がいなくなったらどうする。
ヤタガラスからは才蔵くんが来てくれたからいいものの』
(´<_` )「おはようございます。
彼からの連絡はないのですか」
レ ´_>`)『今のところ、通話どころかNINEでのメッセージすらない。
使い方がわからんのか、向こうでハジをかいたのか…』
( ゚∀゚)「これからの戦いにビビって逃げたんじゃねーのか?
そんなヘタレはもういらねー。
いい相棒ができたからな。性格も俺に申し分ない」
( ゚∀゚)つ(川;∀゚)
才蔵の肩に手を置く。
(川∀゚)「お、おはようございます。
あの、僕の身分照会は済みましたか…」
https://pbs.twimg.com/media/FZ395OYaAAAGQsl.png
レ ´_>`)『おはよう、葛葉才蔵くん。
先日コピーさせてもらったライセンスカードをyatagarasu.comで照会した。
確かにヤタガラスの正統なサマナーで、しかも立場はかなりのものらしいね
これから頑張っていってくれたまえ。期待しているよ』
く(川∀゚)「よかったです。これからも彼の代わりに頑張ります!」
( ゚∀゚)「ケッ!俺を迎えた時と全然態度が違うでやんの!」
(´<_` )「当たり前だ。立場が違いすぎる。
彼らは半分賓客のようなものだ、それに礼儀正しく腰も低い
育ちがいいのだろうな」
(;゚∀゚)「昨日殺そうとしやがったくせに…(ボソッ」
( ゚∀゚)「…ん?新人、あいつを知ってんの?彼呼びってことは」
-
(川∀゚)「うん。キョウジくんだろ。一緒に修行した事ある。
無口だからあんまり喋る事はなかったけど、思いやりのある人だったよ。
生きていればいいんだけど…」
( ゚∀゚)「逃げ出した野郎の事なんかほっとけ…」
レ ´_>`)『元気を出せ。お前達には今回の事はいい勉強になるはずだ。
忍び込んだネズミの始末の事も、仲間との友情の連携の事も』
https://pbs.twimg.com/media/FZ39MtlagAAs0-6.png
バキュ
画面の向こうで銃声がした。
( ゚∀゚)「なんだ?」
レ ´_>`)つ『ああ。文字通りネズミを始末したんだよ』
https://pbs.twimg.com/media/Ec3kPNCU0AA1dS2.jpg
黄色い妖獣の尻尾を掴んで見せつける。
( ゚∀゚)「今どこにいるんだ?わざわざ通信しなくても直接会えばいーじゃん」
レ ´_>`)『ちょっと野暮用でそっちにはいない。今日も無理せずシーアークにハックしてトレーニングに励め。
新人はシゴいてやれ。いじめて脱走兵にさせるなよ』
(川;∀゚)人 「ひぇ〜!先輩方、お手柔らかに!」
( ゚∀゚)「ビビることあんめえ。もう俺ら親友だもんな!
先輩後輩なんて気にすんな。
しかしよぉ、いつまでもホテル・シーアークの浅い階層で雑魚狩りなんてね…あきるぜ」
レ ´_>`)『先日返したインストールソフトを試すのと、チームワークを深めるためだ。
徐々に深い階層で慣らしていけばいい。
明日は休みでいいぞ。では切る』
プツッ
( ゚∀゚)「しゃーね。朝飯食ったら行こうぜ。
今日はちょっとコンビニ行くべ!ウォーキングがてら買ってきてやる。
明日はレルムとかいうとこでメシ食って豪遊だぁ!」
(川∀゚)「流石は先輩!僕は麺類と…何でもいいんでワインお願いします!」
(´<_` )「…適当にゼリー系でも」
( ゚∀゚)「おうよ!まかされたー!」
-
マナコが駆け出す。
(´<_` )「…」
(川∀゚)「…」
(´<_` )「葛葉…才蔵」
(川;∀゚)「はっ、はい!ごめんなさい!」
つと
(´<_` )「謝るのはこっちの方だ。
昨日はきつく当たってしまってすまなかった。
自分でいうのもなんだが…」
(川∀゚)「…?」
(´<_` )「俺は非常に、口下手でかつ人見知りなんだ。
自分でも直したいと思ってはいるが…なかなかな。
お前の気持ちは戦いの中で見せてくれ。
ヤタガラスと元ファントム…反目する立場かもしれないが敵は共通だ。
よろしく…頼む」
才蔵の目が輝いて、はにかんだ口からギザ歯が見える。
(川∀゚)「!
カムイ先輩!ありがとうございます!
お二人についていけるように…頑張りますね!」
(´<_` )「マナコか…あいつはどうでもいい。
気に入らなくなったら、闇討ちでぶっ殺しても構わんぞ。
俺とお前だけでも十分やっていけるだろう」
(川;∀゚)「過激だなぁ…三人で仲良くしましょ!」
( ゚∀゚)人「ごちそー様でした!」
( ゚∀゚)「んじゃいくぞ野郎ども!プラグイン!」
(´<_` )「…騒がしい奴だ」
-
シーアークのネット内地下。
川◎ω◎)「ハッピートリガー?それじゃ勝てんぞ」
https://pbs.twimg.com/media/EUkkNDeVAAQyCcL.jpg
『ATTACK』
(;∵)「ひょえーっ!」
外道アーバンテラーの攻撃で下級悪霊、ポルターガイストが吹っ飛ぶ。
(´<_` )「完全にミスだな。悪霊に銃撃が通じるとでも?」
川#゚∀゚)「うるせー!だいたいなんで元テロリスト野郎が『冷静』なんだよ!
獰猛でドンパチやってろよ!!」
川◎ω◎)「うるさいぞケツ青小僧。頭使わずテロなんぞできるか」
川゚∀゚)「だいたいなぁ、そのぶっとい銃でブチ抜くのと銃身でぶん殴るのなんてほぼ同じじゃねーか!!
くそっ!敵襲かぁー!
今度はATTACKでいい!」
川◎ω◎)「老後の一日、千金にあたるべしか」
『BOYCOTT!!』
川#゚∀゚)「うおおおおー!」
っ-l--゙
結局マナコが悪魔を斬り刻む。
川◎ω◎)「もうええわい」
川゚∀゚)「は?何言ってんだクソジジイ?」
川◎ω◎)「やれやれ。一頭のヒツジが率いる百頭のオオカミは、
一頭のオオカミが率いる百頭のヒツジに負ける。忘れるなよ。」
と(´<_` ;)「チッ!これを受け取れ!」
一枚の絵を投げて寄越す。
川◎ω◎)「物には釣られんと言って…」
川;◎ω◎)「写楽の浮世絵ぢゃとっ!
何処でそんなものを手に入れたのぢゃ?
思い内にあれば色外に変わる、か…なかなかの顔ぢゃのう、オヌシ。」
川゚∀゚)つ〇「ブツがありゃいいのか?ほれ!」
-
老人は冷ややかに投げ捨てる。
川◎ω◎)「ハァ…曼荼羅メロンがどうしたって?
下らん生き物が調子に乗りおって。」
川#゚∀゚)「んだとオラァ!くたばれやジジイ!」
っ-l--゙
剣を振りかぶるが、白刃取りされ肘内ノックアウトされる。
川◎ω◎)「青ケツが。もっと冷静にならんかい。
お前のオヤジはすごかったぞ…どんな仲魔にでも適切な指示を出して信頼を勝ち取っていったものぢゃ」
川゚∀゚)つ「うるせー!これ飲んでろ!」
川;◎ω◎)「ああ何をするのぢゃ!老体にアルハラなど…!
うぃ〜」
川゚∀゚)「ひたすらそこらの悪魔に喧嘩売って殴り合ってこいや〜〜!
さて俺達は一回ロビーで休憩しようぜ」
(川;∀゚)ニア「いいんですか?仲魔ほっといても」
(´<_` )「アーバンテラーの防御相性は優秀だ。浅い層の雑魚にはそう負けはせん」
シーアークロビー。
(川∀゚)「しかし変ですね。こんな高層ホテルの深層が地下だなんて」
(´<_` )「こいつの親父の時代は違ったらしいがな。
現実世界にしかなく、上層に行けば行くほど悪魔が強くなっていったらしい」
川゚∀゚)「更には昔は客がいなかったって話だ。
ファントムが一度撤退してから、どっかが買い取ってちゃんとしたホテルに仕立て上げたって話らしいが」
(´<_` )「現実世界に悪魔が出てもいいように、上層ではなく地下にネットワークを張ったんだろうよ。
しかし誰が何の為に?」
-
(´<_` )「あーだこーだ」
(川∀゚)「あーだこーだ」
川゚∀゚)「…」
(川∀゚)「…あれ?先輩?せんぱーい!
まさか…噂のソウルハッ…」
と(´<_` )「起きろタコ」
頭を押さえて膝蹴りを入れる。
川゚∀゚)「…おう?」
(´<_` )「戦場で寝るとjは大した奴だ。それともタダの馬鹿か」
川゚∀゚)「コムズカシイ話は苦手でね。もう今日は帰ろうぜ
どうせ明日休みだし。
あ、ついでにシーアークに泊まってみないか?
じじい戻しーの」
(´<_` )「バカかお前は。ここはネット空間だ
寝るところじゃない。
ログアウトしても、肉体はあかねモールのままだろうが」
川゚∀゚)「あーだいじょぶだいじょぶ。
カブラカンに体運ばせてるから」
https://pbs.twimg.com/media/Ekmj1vVUYAE7OLF.jpg
(´<_` ;)「…は?ギアがついたままなんだぞ?」
川゚∀゚)「部屋に繋いだまんまじゃなくても、予備バッテリーで動くじゃんアレ。
とりあえずログアウト」
シュン
気付けば巨大な亀の上。
(川;∀゚)「ひィ〜滅茶苦茶だぁ〜」
-
( ゚∀゚)「夜で助かったな。仲魔もすぐ戻したから目立たない。
もっとも、MAGをギリギリ実体化できるように節約してたから一般人に見えてたかどうかは疑問だがなー」
(´<_` )「さてはお前、最初から今日はそのつもりで…」
( ゚∀゚)「あのスパルタおっさんがいないってこたぁ、やり放題なわけだ。
こんな金を使うチャンスは、そうそうねえ!
スプーキーさん達もいなかったし、おっさんと一緒にどっか出張行ってんだろ。
だいたいあそこはスーパー跡地のくせに、外敵用の武装がやたら物騒だから問題ねーよ」
現実シーアークロビー。
( ゚∀゚)「あー、予約取ってた遠野っす。
シングルルーム三つね。料金はネットで先払いしてあります」
(´□` )「マナコ」
深く帽子とマスクを被っている。
( ゚∀゚)つ「ほれカギ。三人バラバラになっちまったが許してくれーや。
新人は404号室…not foundか。
不吉だけど許せよなー。奢りだし」
(川∀゚)「あ、ありがとうございます先輩!
一緒にご飯いきませんか!」
( ゚∀゚)「おう。ビュッフェ形式だからよりどりみどりらしいぜー。
親父の時代はバイキングって言ってたらしいけどな。
このご時世でよくやるもんだな。
カムイお前はどうする?」
(´□` )「個室で食事を自分で頼むからいい。
滞在時間は?」
( ゚∀゚)「なんと!当たり前の事だが…
ちゃんと明後日の朝分まで取ってあるよ。
いやでもねぇ、休みの次の日の朝がホテルって憂鬱だよな、なんか」
(´□` )「俺はもう行く。人目が煩わしい」
( ゚∀゚)ノシ「おう、またなー」
-
三日目の昼。
( -∀-)「ぐごあああああああああああああ」
スマホに着信。
ビデオ電話だ。
( -∀゚)「はいもしもし?今日は一日お休みなんで誰の言う事も聞きません。ピーと発信音が鳴ったら御用件を…」
レ ´_>`)『俺だが』
( -∀゚)「ウラベさん?今日休みって言ったのはあんたですよ…」
レ ´_>`)『フッ、窓辺からしてシーアークか。好き勝手してくれているようだな』
( ゚∀゚)「問題でも?」
レ ´_>`)『何もないな。休みと言ったのは俺だからな
だがすまないが出撃してもらう』
( ゚∀゚)「体は休みMODE。石のように動きません。ちゃんちゃん。」
レ ´_>`)『座標アマミ駅の近辺で、不自然なエネルギー反応がある。
それを調べてもらいたい。カムイにはおれが話をしておこう』
( ゚∀゚)「おーい聞いてますか人の話。じゃあカムイだけに行かせてくださいね」
コンコン
( ゚∀゚)「開いてるよ」
(´<_` )「では行くぞ。葛葉はどうした」
レ ´_>`)『何もなければそれでよし。敵や悪魔が何かやっているなら排除しろ。
何もなければ取り越し苦労。有給手当てとして休みを望むだけくれてやる』
( ゚∀゚)b「グッドォォォお!」 指パチン
ベッドから飛び起きる。
( ゚∀゚)「今の録音してありますからねウラベさん!?じゃあ切りますよ!」
(´<_` )「奴の電話番号は」
( ゚∀゚)「昨日交換した。 おーい新人!ちょっと調査に行くぞ!終わればまたパラダイスだ!」
『先輩方すいませぇーん!トイレ中なんで少し待ってください』
(#゚∀゚)「ばかたれこのー!昨日調子乗ってひたすらゴマ味噌ラーメンばっか作って食ってたからじゃ!
座標ポイント送っとくぞ!部屋にそなえつけてある端末からハッキングしれ!」
-
アマミ駅、裏ネット。
誰も使わないような空間でも、しっかりと駅そのものの再現がしてある。
川゚∀゚)「なんで駅みたいなとこにネットスペース置いとくわけ?
意味が分からんわ。wi-fiでいいじゃん」
(´<_` )「アホに言ってもわからんだろうが、ここはダミーなんだよ。
アマミシティは何もかもネットネットな街だが、電車等の交通機関は別だ。
プログラム作って無人の全自動にして…っていうのはとても手間を食う割にまだデメリットの方が多い。
アマミシティが走っている電車の線全ての駅に、互換性も持たせなきゃいけないわけだからな」
川゚∀゚)「それにクラッキングされてプログラム書き換えられたり、破壊されたら終わりだしな」
出てくる悪魔を薙ぎ払いながら進んでいく。
(´<_` )「伝説のハッカーサマナーの息子だけあるな。
まだまだ現代では、ファイヤーウォールの擬人化のようなプログラムは組めん。
特に過去に『電霊』が暴れまわっていたこの街ならな…」
川゚∀゚)「ファイヤウォールの擬人化といえば、ロッ●マンエ●ゼのナビとかな。
結局侵入者の方が強くて倒されちゃったら成すがままだしな。」
川◎ω◎)「ナスがママならキュウリがパパなのかのぉ」
酒で友愛に性格を変更されたアーバンテラーが、しんがりを務めている。
(´<_` )「どうでもいいが何故また酒を飲ませている。
この前の離脱防止の贈答品と、暴れまくったせいで計算上、忠誠度は最大のはずだが?」
川゚∀゚)「いやね、冷静の奴らって結構裏切りやすいのよね。プライド高いっていうかさ。
それに今回のヤマはやばそうだし、守りに優れたこいつを盾に…」
通信が入る。
『先輩方すいませんお待たせしました!
ダイブしたらちょうど駅中央付近に来てしまったようです!』
(´<_` )「才蔵か。細かい座標はわかるか。合流してから…」
『エネミーソナーが赤になってビンビンに反応しています!
ボスは近そうです!』
ザッザッと走る音が混ざる。
(´<_` )「早まるな、お前を失うわけにはいかないんだ。」
川゚∀゚)「この悪魔ども、種族が似たような感じがするぜどいつもこいつも。
こいつらをはきだしてる奴が駅中央にいるはずだ。
そいつをたたき殺す!」
https://pbs.twimg.com/media/FZ4_8mmaQAEvE1-.png
-
ザッザッ
歩を早める。
妖しい樹木やツタを斬ってもキリがない。
川゚∀゚)「妖精セタンタ!召喚!」
「おっ、出番か?」
https://pbs.twimg.com/media/Cd0_4yeVAAAshmV.jpg
川゚∀゚)「とりあえずエストマ!以上!」
「えっ!?それだ…」
仲魔が唱えた退魔の呪文により、ツタは弾かれ消滅していく。
尻込みしている妖樹は邪魔なら切り倒し、焼き払う。
(´<_` ;)「まだ10分と経っていないはずだが…通信が途絶えている」
川゚∀゚)「!」
駅のホーム。
見覚えのある帽子姿が…
川゚∀゚)「後は…」
(川∀)
血まみれで倒れていた。
川゚∀゚)「…」
_
( ゚Д゚)「てめ〜らああ〜」
https://pbs.twimg.com/media/FZ4sY-saIAIkWah.png
-
激情でアバターが解ける。
ホーム中に広がる茨のツタを滅多斬りにし、才蔵を助け出そうとする。
(;゚∀゚)「大丈夫か…」
つ(川∀)と
川^ -゚セ「アギ」
マナコに迫る触手を焼き払う。
(´<_` )「馬鹿力だ!マナコ!」
( ゚∀゚)「うおりゃああああああああ!!」
つつ (川∀)
(´<_` )「ヌン」
つ(川∀) パシッ
(;゚∀゚)「ナイスキャッチ!」
川◎ω◎)「マナコ召喚師殿に勝利を!」
っy= っy=
アーバンテラーが援護射撃の放火を浴びせる。
その動きが止まった。
『アイオンの雨』
( ゚∀゚)つ「奥になにかいる!出てきや
がれえええええええええええ!!」
ナパーム弾を何発も投げ、茨の巣を焼き払う。
(*∀)「あらやだ、なんてお下品な攻撃かしら」
下半身が巨大なバラになっている女悪魔が出てきた。
_
( ゚Д゚)「てめーがこの親玉か。どこの何様の仲魔だ。
きさまら自分が何をしているのか わかってるのか」
https://pbs.twimg.com/media/FZ4saZNaMAA717V.png
-
(´<_` ;)「わかってて、やってるんだよ」
ガッと力強くマナコの首根っこを引く。
魔反鏡が、追撃のアイオンの凍てつく雨から護る。
(´<_` ;)「よく聞け、あれは妖樹アルラウネ。
といっても、ただの個体と違う。
エリザベート・バートリーなんだよ」
(;゚∀゚)「エリザベート・バートリーって…
あの悪魔が血絞り公女ってことかぁ〜〜!?」
https://pbs.twimg.com/media/FZ5IQuLakAAXGkc.png
(´<_` )「声がでかい。あくまでコードネームだ。
そして本人も自分をエリザベート公だと信じている」
https://pbs.twimg.com/media/FZ45oD7acAEvOtg.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FZ45oj5aIAAMFLR.jpg
(´<_` )「かつて、オムパロスという人口妖樹がパラダイムXで育てられていた。
人の欲を食って大きくなり、やがて現実世界に浸食させ
北欧神話のユグドラシルの如き大きさにして月を落とす兵器にする、という馬鹿げた計画さ」
( ゚∀゚)「それに意味はあるのかよ?」
(´<_` )「知らんな。ただのマッドサイエンティストの破滅願望だったのかもしれん。
取り返しのつかなくなる前に、サマナーたった一人に討伐、消去されたらしいが…
防衛システムとして作り上げた人口アルラウネが一体逃げ出して、ファントムに飼われていたわけさ。
何せ欲を食うバケモノから生まれたバケモノだ。規格外だぞ」ヒソヒソ
(*∀)「作戦会議は終わったのかしら。可愛いサマナーさん。」
(´<_` )「もう少しだけお待ちくださいバートリ夫人。あなたの麗しさについて語り合っていたのです」
つ
恭しく執事のように首を垂れる。
(*∀)「しょうがないわね。苦しくないようにしてあげるからあと2分で終わらせてね」
(´<_` )「…見ろ。奴はネットダイブしている人間をおびき寄せて、巣に持ち込んで食っているのだ。
ネット上で血を吸われても死にはしないかもしれないが、常人なら廃人化してもおかしくはない…
ソウルをちびちび意識のあるまま食われているのと同じことだ、才蔵も果たして無事かどうか」
_,
(#゚Д゚)「なんということを!!」
https://pbs.twimg.com/media/FZ4sbIxaMAEfaVF.jpg
-
(#゚∀゚)「うおオオオオオオオオオ!!」
っ-l--゙
怒りのままに剣を突き立てて駆け出す。
(*∀)「あらあら、またおいしそうな子が。
あぁ〜ん、こんなにいっぺんにたくさん血を吸ったらアタシおデブちゃんになっちゃうかも〜」
https://pbs.twimg.com/media/FZ4s9JWagAErCoM.png
(´<_` ;)(冷静になれよ…タイマンでは耐久差で負けるぞ)
レ゚∀゚)「心配するな…きさまをダイエットの心配もないように…」 ザワザワ
っ-l--゙
川゚∀゚)「きりきざんでやるぜ〜〜!!」
っ-l--゙
https://pbs.twimg.com/media/FZ5QIMiaIAIfwLF.jpg
(*∀)「花粉で魅了されてしまえ!」
花粉ごと空間が斬られる。
(´<_` )(髪がアバター体に戻った…!)
(<_ ;)「む!?がっ!」 ドワォ
川#゚∀゚)っ-l--゙ (*∀)「消え…!?」
https://pbs.twimg.com/media/FZ5QI0WakAEXFOx.jpg
怒りのままに滅多矢鱈に斬り刻む。
(メ∀メ)「あ…ああ〜!」
川;゚∀゚)「後ろから卑怯なって思うかもしれねえけどよ!!
入ってみてわかったが、亜空間に飛び込むってのは勇気のいることなんだぜ。
下手すると一生こっちの世界には出られなくなるかもしれないんだ」
https://pbs.twimg.com/media/FZ5QJjyaQAAW2Yf.png
「お見事!だが、姫をこれ以上傷付けるのはやめてもらおうかね」
川゚∀゚)「誰だ!」
(川∀゚)「ククク!」
っy=(<_ )と
-
今回はここまで。
書き溜めに加筆修正。
-
おつ
-
おつおつ
-
川;゚∀゚)「後輩。その」
(川-゚)「…」
っy=
https://pbs.twimg.com/media/FaR0RQeaIAIm-Dj.jpg
無言で、カムイを不意打ちしたトミーガンを構える。
川;゚∀゚)「その鼻高野郎を離せ…」
っ-l--゙
川;゚∀゚)「そりゃいけ好かない奴だと思うよ。
でもよ、俺達は仲間だろうが!
なっ…?馬鹿な真似しねえで離せ」
(川-゚)「姫から離れろ。こいつの頭の保証はない」
っy=(<_ )
川゚∀゚)「聞き分けのない後輩だな!」
(<_ )「こいつを責めるな。恐らく、俺達が到着する前に
花粉と粘液で魅了され洗脳されているんだろう」
(川-゚)「武器を捨てろ。
そして姫から離れろ」
川゚∀゚)「チッ」
つ -l--゙
カラン
音を立てて九龍覇剣を投げ捨てる。
(川-゚)「こちらに来い」
∩川゚∀゚)∩
(川-゚)
っy=
ドドド、ドドド
川;゚∀゚)「ガ!」
つと
近距離銃撃に、足をついて倒れかける。
(川-゚)「返してやる」
つ (´<_` )
-
ボロクズと化したカムイが投げ捨てられ、咄嗟に受け止める。
川;゚∀゚)「背中に穴開いてんじゃねえか!」
(´<_` ;)「お前も…相当…まずいようだが?」
川゚∀゚)「上等だぜ!何の恨みかしらねえが…
この遠野眼、一筋縄ではやられねー!」
(´<_` ;)「だがどうする…あいつが操られているというのなら…
しかし…」
川゚∀゚)「一発殴ってやれば治るだろうよ!」
つ つ
ローラーブレードで跳躍し、手加減して一発殴る。
(川#-゚)「やったな?」
川゚∀゚)「正気に戻れ!
お前はヤタガラスだろう!」
「ぐあああああー!」
「ああ…苦しい!」
「ログ…アウトはできない…の?」
川゚∀゚)「!?」
マナコが振り向いた瞬間、後ろから銃撃の雨が襲う。
更にアイオンの雨が体を冷やす。
川゚∀゚)「ギ…」
(´<_` )「く…酔樹に捕らわれた被害者たちが…血を吸われて…」
(*∀)「あぁーん、力が漲るわぁー!
このバートリ様に逆らった罰よ。
全員枯れ木にしてあげるわ!!」
川゚∀゚)「きさまのおもいどおりにはさせねえ!!
焼き殺したるわ!」
両手に火炎ビンを持つ。
(川-゚)「やめておいた方がいい」
-
妖樹のツタが被害者達を点滴の針のように刺し、ドクンドクンと血を吸い取っていく。
(川-゚)「私と彼女を傷付ければ、それがトリガーになりダメージを補おうと餌達の血を吸い取るぞ」
(´<_` )「何故、条件付け(オペラント)にお前まで含まれている?」
(*∀)「ホホホ!その坊やは、私に負けて命乞いをしたのよ!
それが哀れすぎて可愛らしいから、奴隷仲魔契約をむすんだの。
あなたたちも、どーう?勝ち目なんてないわよ」
川;゚∀゚)「う…」
(´<_` :)「かまわず殺るぞ。」ヒソッ
川゚∀゚)「本気か。罪もない人が失血で廃人にされるんだぞ」ボソッ
(´<_` )「マナコ、何を感傷的になっているんだ。
奴らは俺達のその心の隙につけこんでいるだけだ。
今あそこにいるのは人間じゃない。食虫植物に捕らえられた虫けらだ。
これ以上奴の言いなりになれば、犠牲者は増える一方だぜ」 ボソッ
川;゚∀゚)「才蔵もかよ」
(´<_` ;)「退魔師のヤタガラスがああなってしまっては…
ここで処分されるなら本望だろう」
川;゚∀゚)「諦めるかぁぁぁぁ!」
ダッシュでかけた。
(´<_` )「!?」
川;゚∀゚)「おいバラのババア!恨みがあるのは俺にだろ!
その人達の代わりに俺の血を吸いやがれ!」
途端、触手が一斉にマナコの全身を貫く。
と川∀)つ「ぐささささささささささああああああああああああ!!」
(川-゚)「さて、何秒でミイラになるかが見物…」
(´<_` ;)「アレを止めろ。お前を討たねばならない」
(川-゚)「私はあの方の僕だ。口など出せない。
私のトミーガンに勝てると思っているのか」
『カムイ。苦戦しているようだな』
-
(´<_` ;)「…」
レ ´_>`)『今そこに面白いものを送った。持ち堪えろ』
https://pbs.twimg.com/media/FZ39NXnagAA5hKo.png
(川-゚)「さらばだ」
っy=
ドゥンッ
(´<_` )「ごぼっ」
銃弾とは違う何かが、腹を抉る。
思わず吐しゃする。
川>Д<)「カムイー!!」
血を絞られて腕を捩じられつつ叫ぶ。
https://pbs.twimg.com/media/FaSRXXCaIAEAZ_Q.jpg
友愛状態のアーバンテラーも、サマナーの危機に手を出せない。
(川-゚)「…無駄な抵抗はなしにしないか。
私を殺せても、ヤタガラスが総力を持って君達を潰すだろう。
仲間の死ぬ姿を見たくない」
(´<_` )「…ぐぼっ。
今のお前の言いなりになって、どうするというんだ」
(川;-゚)「う・・・ううう・・・!
ボクハ・・・チガウ・・・
ヤタガラス…アクマタオス…
ナカマキズツケナイ…」
(´<_` )「抗おうと…しているのか…」
川;゚∀゚)「そうだ!俺が見込んだ後輩!
負けんじゃねえ!」
「茶番はこのへんにしてもらおうか」
-
本日はここまで。
休み中にもっと書きたかった。
-
乙
-
川д川
っ-l--゙
見覚えのある顔が、妖樹どものツタを切り裂いていく。
マナコのツタも切り裂かれた。
川;゚∀゚)「てめーは…」
川д川「立つな。随分と気を吸い取られている」
ソーマが使われた。
川д川「さて」
っy=
(´<_` )
とy=
二人が銃を向ける。
(川∀゚)「…誰?」
川д川「葛葉だ」
(川∀゚)「ああ!キョウジ君。会いたかったよ!久しぶ」
川д川「キョウスケだ」バンバン
っy=
威嚇射撃で怯ませる。
∩(川;∀゚)∩「あぶなっ!
いいのかよ?
僕らは同じ組織の同胞だぜ?
盾突くというのなら…」
川д川「失礼。どちらさまでしょうか?」
(川∀゚)「は?僕らはヤタガラスの…」
レ ´_>`)『シラを通すのはやめておけ。貴様の為にならん』
-
(川;∀゚)「え?司令官さん?」
レ ´_>`)『貴様の司令ではない。存在しないヤタガラスを名乗るファントムサマナー、サイゾー君』
(川;∀゚)「…!だって!ライセンスだって見せたし!
ちゃんとヤタガラスのサイトで承認通ったじゃないですか!!?」
レ ´_>`)『個人の手抜きサイトで騙せると思うか。
ソースを解読したら、貴様一人しか名前がなかったぞ。
その手抜きアホぶりには感心するがな』
(´<_` )「さて、言い残す事はあるか」
=yと
(川;∀゚)「ひっ…殺さ…」
サイゾーの顔面が蒼白になる。
視線は遥か向こうだ。
(´<_` )「?」
誰かいるのか?
(川∀゚)「れるのはてめえらだ!マハ・ザンダイン!」
っy= >
-
川д川モーショボー!」
つっ
ショ゚ー゚*ボ「キャ八!疾風の結界!」
https://pbs.twimg.com/media/FaXEkONaMAAxILW.jpg
淡い緑の壁がサイゾーの渾身の衝撃魔法を吸収した。
ショ゚ー゚*ボつ『竜巻!』 ◎◎◎
https://pbs.twimg.com/media/FaXE2kzaMAEdpEL.jpg
(川∀゚)「咄嗟のォ判断、流石クズノハだ!」
疾風属モー・ショボーの包囲攻撃をアクロバットでかわす。
背後の階段が崩れ落ち、妖樹の触手が残骸となる。
川;д川「ショボー!あまり被害を出すのは…」
ショ゚ー゚*ボ「ねーねーキョースケ!もっとあそぼー!
サツリクー!」
川д川「14代目もかつて愛用したといわれるビルドアップモーショボー…手がかかる」
(川∀゚)「鳥は撃ち落とすに限るぜ!バードショット装填トミーがァァァァン!」
っy= ドドド
川#゚∀゚)「かわいこちゃんを傷付けるのは俺がゆるさねー!」
っ-l--゙
前面に立ち、マナコが覇剣で銃弾を撃ち落とす。
(川∀゚)「生きてやがったか…しぶといね」
川゚∀゚)「これはそっちのセリフだぜ。
てめえは一体なんなんだ?
うさんくせえってのは感じてたがよ」
(川∀゚)「メイドの土産に教えてやるよ!
バレちまったらしょうがねえ!
俺はヤタガラスなんかじゃねえ、フリーのサマナー!
サイゾー様だ!」
(川∀゚)「へへへ、葛葉ランドウは伝説の万馬券を10枚もくれたぜ!
これを売れば50万は硬い…」
-
(川∀゚)「まったくクズノハもヤタガラスも極端すぎてついていけねえな。
俺みたいな中立が一番儲かるのさ。ひひひ…」
(川∀゚)「ひひ…?」
川゚∀゚)「御託は」
っy=
川д川「地獄で」
っy=
(´<_` )「ほざきやがれ」
=yと
(川∀゚)「ははは…三人がかりでやるのかよ。
それで勝ったつもりか?」
川◎ω◎)「わしもいるぞい」
つ つ
ゴオオオオオオオオオオ!
轟音が響く!
(#∀)「人間のソウルを吸って何が悪い!血を抜いて廃人にして何が悪いィィィィ!」
アルラウネが暴走を始めた。
触手が動き出す。
(*∀)「私はエリザベート・バートリーだ!何をやっても許されるんだ!」
(川∀^)「ははは!見ろ!ついに狂ったぞ!
これで見境なく血を吸いつくすぞ!
きさまら低能の無知どもが、いくら私に逆らっても俺を倒せはしない!」
(´<_` ) ザッザッ
-
(川;∀゚)「おい!死ぬ気か!
いくらアクマの体でも、血を吸いつくされれば死…」
カムイは跪く。
(´<_` )「エルジェーベト様。どうか気をお鎮めください」
カムイの体に茨が絡み付く。
川゚∀゚)「カムイ!さっさとそいつを殺すんだよ!」
(´<_` )「慌てるな。キョウスケは人々の救助を頼む」
川д川「あ、ああ」
ショ;゚ー゚*ボ「ニンゲンってやっぱり重ーい!
脳ミソ吸っちゃえば軽くなるかしら」
川゚∀゚)「と、なると…」
川゚∀゚)「てめーの相手は俺だなぁー!詐欺師後輩君よ!」
マナコが振り返る。
(川∀゚)「バ、馬鹿かお前は
こっちには狂って見境つかなくなったアルラウネがいるんだぞ!
それに俺のトミーガンが怖くないのか!」
頭を掻く。
川゚∀゚)「ふあーあ…サメの絵が書いてあるだけのオサレな銃がなんだって?
タクティカルアドバンテージの欠片もねえんだが」
(川#∀゚)「なめてろ!」
っy=
-
(川∀゚)「まずはヒュージーレイド!」
っy=
https://pbs.twimg.com/media/FaR0wT8aAAIOZah.jpg
川;゚∀゚)「ぐっ…少しからひゃがおもひで…」
(川∀゚)「俺の自慢のCOMPをバカにしやがって!死で思い知れ!」
っy=
サイゾーの周囲に風が渦巻く。
(川∀゚)「嵐の女神とダンスしな!ザンダインッ!」
っy=
https://pbs.twimg.com/media/FaR0xaNaAAA9Lyv.jpg
一瞬で衝撃波が撃ち出される!
川゚∀゚)「遅ぇよカス…ダブルアクション・サモンムーブ」
つ
胸板に直撃する。
はずだった。
-
(川;∀゚)「ぐ…」
と
膝をついて倒れ込んだのはサイゾーだった。
トミーガンを落としてしまう。
セ・□・タ「おせーよマナコ!こんな戦いなら戦いならもっと早く呼べ!
『忠義の業!』」
トミーガンが砕かれる。
(川∀゚)「俺のワンオフまで!どういうことだ!」
川゚∀゚)「セタンタは衝撃反射だ。
クイックドローでてめえのチンケな攻撃より先に俺の盾として召喚したのさ。
詰みだ。お手上げ侍」
(川;∀゚)「まだだ!まだアルラウネg」
(´<_` )「あなたは生前、いわれもない罪と噂でとことん貶められた。
私にはあなたの気持ちがよくわかるのです。
さあ、どうぞお手を…」
(*;∀;)「うう…あなたのような人は初めてよ。
お仲魔に加えてもらってもいいかしら」
と(´<_` )「さあ、このダイヤモンドをどうぞ。
私からの永遠の絆の証です」
アルラウネは仲魔になった。
(川:∀゚)「馬鹿なーっ!COMPが壊れて契約が解けたというのかーっ!
いや、まだだ!」
胸元に幼女を手繰り寄せる。
-
(川∀゚)「まさか正義のサマナーさんはいたいけな少女を見殺しにしたりしねえよな?」
つ*(‘‘)*と
*(;;)*「助けてー!怖いよー!」
(川∀゚)「さあ早くアルラウネを返してお前らの…そうだな!
COMPと仲魔をよこしやがれ!
抵抗すれば首を折る!
それで痛み分けにしようや!」
川#゚∀゚)「外道が!」
(´<_` )「…」
(川∀゚)「さあどうした!このままじゃお前ら人殺しだ!
カウント3、2、1…」
不意にキョウスケが帽子を被る。
/ ゚、。 /「人質?」
=yと
https://pbs.twimg.com/media/FaXgmI7aIAAi2UB.png
ドスッ
キョウスケが暴威弾で幼女もろとも貫通弾を撃つ。
サイゾーも血を吐く。
(川;∀゚)「ゲェッ!てめーなんの罪もない…」
/ ゚、。 /「言っとくがな、エネミーソナーがプンプン匂ってくるんだよ。
悪魔のな」
*(;q;)*
https://pbs.twimg.com/media/D_RG48-UcAINvGj.jpg
幼女がMAGと血の放出とともにしなびていく。
(´<_` )「アルラウネの獲物ならキョウスケが手際よく助け出した。
一人だけ残っているのは不自然だ」
川゚∀゚)「だいたい50万ごときでイキってるようじゃ器が知れるね。
俺はもっと莫大な報酬もらってんだよ」
(川;∀゚)「あ…あ…」
駅の階段の上のものにサイゾーが戦慄する。
https://pbs.twimg.com/media/FaXf0emaQAYyiRT.jpg
-
(■│■)「ゼノン」
仮面の男の一言で、サイゾーが連れ去られる。
ノパ ゚)
つ(川;∀;)と「ああ…あー!」
( ゚∀゚)「いきなりあらわれやがって。なんだてめーらは」
https://pbs.twimg.com/media/FaXn1a6aMAELD5F.png
(■│■)「私は鉄仮面。『C計画』のプロジェクトリーダーだ」
つ
https://pbs.twimg.com/media/FaXf2IpaAAEoVN4.jpg
( ゚∀゚)「吐き気のする趣味の仮面だね。
中身はよっぽどブサメンなのかな?」
( ゚∀゚)「なんにせよそいつを追い詰めたのは俺達だ。獲物を返しやがれ!」
っ-l--゙
(■│■)「私もそうしてあげたいのはやまやまだが、このアウラウネソウル収集作戦のアイデアを持ってきたのは
外ならぬここで震えているサイゾーなのだよ」
─
(川∀゚)「例えば核ミサイルも起爆装置がなければガラクタ当然。
起爆装置に意思を持たせることによって真価を発揮する。
俺に任せてくれれば、ソウルの集積なんてすぐ終わりますけど?」
─
(■│■)「ところがサイゾーは我々ファントムの為になど動かなかった。
奴の狙いは…ソウルによって仲魔をパワーアップする事のみにあった」
(■│■)「自分の自尊心を満たすだけの幼稚な考えだと分かった時、
あらゆる支援を提供した我々はいい面の皮だったよ。
飼い犬の牙がこっちの首筋にも向いていたんだからな」
川゚∀゚)「なるほど、間抜けな話だ。
だったら、そのゴミを連れてさっさと負け犬らしく帰りやがれ!」
(■│■)「そうはいかん。君達はここで処理する」
ザッ
長髪の異形が動く。
(´<_` )「くっ」
-
咄嗟の抜き手をブロックするカムイ。
(■│■)「ウエハラカムイ…その裏切り者から処理しろ」
川゚∀゚)「させねえぜ!」
セ・□・タつ「オラあ!」
忠義の拳が腹を貫く。
間髪入れず稲妻突きが襲う。
(■│■)「忠義の技のポテンシャルを引き出すとは、信頼は十分のようだな。
だが…
この造魔ゼノンを今まで戦ってきた悪魔と一緒にしないでもらおう」
ノパ ゚)「グオオオオオオ!」
つ と
筋肉が収縮し、セタンタの腕と槍を巻き込む。
バキバキと嫌な音がする。
川;゚∀゚)「RETURN!」
とっさにスマホに戻す。
川д川「つ…強い!」
川゚∀゚)「全員全力で挑めば倒せねえ相手じゃねえ!
じじい!出番だぜ!」
アーバンテラーのハッピートリガーが襲う。
ノパ ゚)つ「ウオオオオオオお!」
激情のまま拳を振り上げ…止める。
(■│■)「あぶないあぶない。そいつは打撃反射だったな
よく判断した、ゼノン」
(´<_` )「悪魔を知り尽くしている」
つ(@Д@-)と「ウガクァアアあああああ!?」
(■│■)「しまった!知性的な行動がフラッシュバックを起こしたか」
https://pbs.twimg.com/media/FaXn27TaQAA7Hxc.png
レ ;´_>`)『恩田くん!?』
https://pbs.twimg.com/media/FaXu7c4aUAEf3k7.jpg
-
駅の向こうから何がが跳躍してきた。
マナコの足元に何かを突き刺す。
川゚∀゚)「あぶねーな。なんだこの派手なねーちゃんは…」
(´<_` )「フィネガン君係のミレディだ」
川゚∀゚)「へーなんだそのふざけた武器は…」
ミレ゚⊿゚ィ「アギダイン」
川;゚∀゚)「ぐあ!」
ミレ゚⊿゚ィ「あら?まだ本気の半分も出していないのだけれど
やっぱりお肉を食べてそうな野蛮な人はよく燃えるわね
もう一発」
川;゚∀゚)「ぬかせ…!ハイドアーマー着てっから火に弱いだけだ…
虚空…」
一瞬、ミレディのミディアムの方が早かった。
「死なれたら、困るのぢゃ!!」
轟音が駅のデータを焼く。
ミレ゚⊿゚ィ「鉄仮面、ゼノンはまだ未調整ね。
早くそのゴミを連れて帰って。ゴミ焼却は私が」
「待てよ」
https://pbs.twimg.com/media/FaXyd0iaQAE8-Ez.jpg
形見の銃を手にしたマナコが立つ。
川゚皿゚)「じじい…アーバンテラー…ゆるしてくれ
痛かったろう…つらかったろう!!」
https://pbs.twimg.com/media/FaXyfE7akAUJ6TA.jpg
-
川#゚∀゚)「このふざけたヴィーガン女は俺が殺る!!」
(川;∀゚)「あわわわわ…俺まで殺されっちまう!!
こうなりゃ…」
(川皿゚)「『悪魔の歯ぎしり』!!」
この世のものとも思えない不快な歯ぎしりが、空間全体に一時的な麻痺をもたらす。
(川;∀゚)「さて俺はここでトンズラ…報酬持ち逃げおいしいn」
川д川「あー、敵の皆さん、すみませんが
あなたがたの周囲、爆弾化してますので」
火炎瓶を投げる。
(■│■) ノパ ゚) ミレ;゚⊿゚ィ「は?」
https://pbs.twimg.com/media/FaXf3vjaUAAL3tO.jpg
ドワ
「「「ぎゃん!!」」」
-
今回はここまで。
ハッカーズセタンタは斬撃反射・破魔無効でした。
真Ⅲと混同していました。
失礼。
-
おつです
-
3華-CHERRY-BLOSSOM
(#゚∀゚)つ
頬を殴る音が聞こえる。
川(#)д川「…」
(#゚∀゚)「バッカ野郎ー!味方に知らせず大爆発を起こす奴があるかー!」
(*;゚/ー゚)「ちょ、暴力は…!」
( ゚∀゚)「大丈夫ですよ。俺の流儀はグチグチ言わない。一発で終わらせる。
無駄に遺恨残すよかいいでしょ。
でもクサイゾーの野郎を取り逃したのは痛かったなー…」
(’/ー`)y-「気風がいいね。流石はサナギの子供だよ」
(´<_` )「あのままでは多勢に無勢だった。フィネガンでも来ていたら全滅は必至。
最適解といったところか」
( ゚∀゚)「そういうあんたたちは何してたんです?」
レ ´_>`)「実はランドウファントムの奴らがあちらこちらにいるのが分かってな。狩りだ。
拠点内は皆殺しにして、我々以外が使えないようにネット機能をロックしてきた。」
( ゚∀゚)「あー、あのネズミ映してきたとこね」
レ ´_>`)「そう、ネズミ狩りだ」
( ゚∀゚)「でもよ、アシついてんならなんでこのあかねモールに大挙して押し寄せないの?
それこそ袋のネズミだろうがよ」
レ ´_>`)「奴があくまで金で雇われたフリーサマナーだからだろう。
任務は果たす。だが組織に忠誠は誓わない。
割り切ったスタンスだ。使い捨ての駒にもちょうどいい。」
( ゚∀゚)「…ここをバラしてないって事か?」
川д川「そういうセオリーだろう。
そこまでしてやる義理は…ない…と」
( ゚∀゚)「そういやお前は〜!
三日間どこで何してたんじゃボケが〜!
心配したんだぜ!1MAG分くらいはな!」
-
川д川「…話そう」
─
遠い田舎の槻賀多村。
そこの奥に葛葉の里の一角がある。
葛葉一族ご用達の大コウリュウに乗り、急行した。
https://pbs.twimg.com/media/FUyD1quaIAAqXOy.jpg
『ひどいものだな。我が五行思想で防がねば壊滅していただろう』
※五行思想。木・火・土・金・水の元素からなる思想。
D2では万能魔法スキルすら跳ね返すコウリュウ専用マカラカーンとして登場している。
川д川「ありがとうございます。ここまでで」 ペコ
会釈をし、人目のつかないところで降ろしてもらう。
幸い、槻賀多村に不幸はないようだ。
村人たちはどこかの霊力集会場に匿われているはず。
森の中を走る。
同胞達は大丈夫だろうか。
( ∵)
川д川「!!
おい、しっかりしろ!」
屍累々。
同じような仮面を被った男達が血まみれで倒れている。
( ∵)「共助…久し…」
川д川「喋るな!今牛王丹を…」
( ∵)「ワシの事は…他の奴らももう…
それより…お頭が…侵入者を追って…ポジトルヲへ…」
川д川「なんだと!?お頭一人でか!?」
( ∵)「頼む…あとを…
しかし…あの顔は…
おのれえええええええ!!!!!!」
仮面の男は憤死した。
-
ポジトルヲとは、里の奥地にある巨大なスズメバチの巣のことである。
正確には住んでいるのはスズメバチなどではないのだが。
先ほどこと切れていた黒仮面の男達は、第八巫蠱衆。
彼らは巫蠱師(ふこし)と呼ばれ、大正時代のある事件を切っ掛けにクズノハと業務提携するようになった。
彼らが使役するは、悪魔にあらず虫。
本人達も毒手や毒鎌、感情の昂りによって発せられる決意の炎で戦う本物の戦士だ。
道行くなか、巨大なバッタの死骸も落ちていた。
巫蠱師が相棒として共にある太郎丸や次郎丸であろう。
川д川「ひどいことをしやがる」
ポジトルヲに近付くにつれ、歩みがゆっくりとなる。
迷路を抜けた先。
吊り下げられた巨大な巣が破壊されている。
( )「う…ぐ…」
川д川「お頭!」
( )「目が…見えね…誰だ…お前…」
金色の頭がぐったりとうつぶせに倒れている。
川д川「私です。共助です。」
( )「おう…お前か…すっかり声替わりしちまって…
帰ってくるのは何年振りだっけぇ…?」
川д川「…赤の太郎丸は?」
( )「逃がしたぁよ。勝ち目のねえ戦いに巻き込むわけにはいかねえわ。
裏切りやがって…あんの、バカぁ…よぉ…」
最期の言葉を言い終える前に、胸が穿たれた。
(`・д・´)「よう」
-
https://pbs.twimg.com/media/Facv_xiaMAQHeb7.jpg
川д川「…弓形」
(`・д・´)「そんな古い名前はやめてくれ。俺はai-onのエージェント、アロウだ
久しぶりだな、キョウスケ」
っy=
https://pbs.twimg.com/media/FacwH2pacAAPVTQ.jpg
川д川「ずいぶん垢ぬけたな。
ポジトルヲを破壊したのはお前か」
(`・д・´)「マンゲツ様の指示でね。あの御方こそ正義なんだ。
今こそヤタガラスなんて風習に囚われず─」
川д川
っy=
コルトガバメントで威嚇する。
(`・д・´)「何をする!
元落ちこぼれ同士、戦友じゃないか。」
川д川「天斗永君堂を抜けて、蚕ヶ路の迷路を抜けてこれるのはクズノハの者だけだ。
…表の巫蠱師達もお前がやったのか」
(`・д・´)「俺だけじゃない。リンゴが視察に来て、この世に不要だと判断し処分した。
ソウルハックの価値もなかったみたいだな」
ピク
川д川「…不要?」
(`・д・´)「そうだ。ヤタガラスならお前も知っているだろう。
このポジトルヲ、巫蠱師と運喰い虫が東京にどれだけ過去に災厄をもたらしたか…」
ドン
川д川
っy= っy=
https://pbs.twimg.com/media/Fac0QO4aIAMMniD.png
アロウの肩が貫かれる。
血が滲まない。
(`・д・´)「手合わせか。負けられないな!」
https://pbs.twimg.com/media/FacwJ-zacAAbh3h.jpg
-
川д川「ポジトルヲの怪は今の世代とは関係ない。もう100年は経っているんだぞ」
(`・д・´)「俺は選ばれた。格式ばったあいつらは選ばれなかった!
俺はもう落ちこぼれじゃない!」
COMPから氷塊を撃ち出す。
川д川「初速が遅すぎる」
つと
身をかがめて接近し、二、三度殴りつける。
バキッ
腕を極め、折る。
しかし顎男に動じた様子はない。
ドンドンドン
川д川
っy=っy=
暴威弾を心臓に三発。
起き上がり人形のように復帰する。
(`・д・´)「戦友のじゃれあいを越しているんじゃないか!?
もうやめろ!こんな不毛な戦いやめよう!お前は間違っているんだ!」
https://pbs.twimg.com/media/FacwmszaAAAjZ0s.jpg
川д川「…」
(`・д・´)「キョウスケ、これ以上はもう無意味だ。あの御方達は既にここを用無しのモニュメントと判断して去られた。
この世界と規律をお造りになったのは、あの御方達なんだぞ。
この里も、クズノハも、ファントムも、俺も、お前もだ。
目を覚ませよ!もう馬鹿な真似はよせ。
戦友とは戦いたくない…」
川д川「素人めいた言葉は吐き気がする。今すぐここから消えうせろ。
あの御方達とやらに伝えておけ。
狩るのは俺で、狩られるのは貴様らだと。
弓形、お前も次は本気で殺(と)りにこい」
-
今回はここまで。
あのクソゲーの発売までに完走したかったけど遅筆すぎて無理そうです。
申し訳ない。
体験会という名目のステマブログ感想招待状当たりましたけど、あれはソウルハッカーズついててもクソゲーですよ。
3DS版ハッカーズをカツオとネミッサをそこそこ周回しているので頻度が落ちるかも。
こんごともよろしく…
-
×ついてても
〇ついてなくても
ついでにカツオが単体剣を反射された時でも、死亡判定として友愛悪魔は庇ってくれるんですね。
愛を感じるわっ!
-
某所。
(川;∀゚)「あわわ…」
サイゾーは捕らわれていた。
ζ(・┏Д┓@)ζ「お前は溶け込める時間さえくれれば、奴らを一網打尽にすると豪語していたな…」
(川∀゚)「爆発のフィードバックダメージでハゲちまったよ…なんでおまえら平気なの」
https://pbs.twimg.com/media/FahiogNagAA4DeQ.png
ミレ゚⊿゚ィ「バックアップは重要よ。サマナーのくせにそんなことも知らないの」
(■│■)「フィネガンは」
ミレ゚⊿゚ィ「肉体の調整中よ。
まだダメみたい。体がうまく動かなくて」
(■│■)「そうか、裏切者の処置は任せる。私は少し寝る」
鉄仮面は去る。
(川∀゚)「ほ、ほんとはね…あんな奴ら楽勝だったんすよ!
でもあの鉄仮面の野郎の邪魔が入って…」
ζ(#・┏Д┓@)ζ「言い訳は許さん!!
400万もの現物をくれてやったのだぞ!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fahir0FakAAA4p9.png
ランドウがサイゾーの顔を掴む。
ζ(#・┏Д┓@)ζ「いいか、われわれの計画に万が一つのミスも許されぬ!
倒せと言ったら倒せ。
殺せと言ったら、殺せ〜〜〜!!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/FahiqAuakAI5PCR.png
(川;∀゚)「ひっ!だいたいなんだよ400万って!
俺は5万の価値がある伝説の万馬券10枚もらっただけだ!命をかけてまでやることじゃあ…」
リン・ー・ゴ「万馬券はね、レルムの銀行なら一枚40万で換金できるの。
だから350万の大損しちゃったわけね。あなた」
ランドウの手をのけ、リンゴが優しくサイゾーの顔を撫でる。
リン^ー^ゴ「私はあなたのアホっぷりがかわいい。
大損しちゃった代わりに私はチャンスをあげる。
もう一度やり直すチャンスを。」
https://pbs.twimg.com/media/Fahm__-akAADLif.jpg
-
プチュ
(川Д)「ぎゃあああああああああ!」
https://pbs.twimg.com/media/FahiuPMaMAErQ3A.png
リンゴがサイゾーの両目を潰す。
リン・ー・ゴ「じゃ、あとよろしくね
頑張って、サイゾー君♪」
ζ(;・┏Д┓@)ζ「…え?」
音もなく消えるリンゴに、一瞬呆然とする。
ζ(・┏Д┓@)ζ「こいつをアレに組み込め!
報酬分まできっちり戦ってもらうぞ!!」
(;`・д・´)「…」
─
( ゚∀゚)「ふうん、クズノハの同僚か」
川д川「奴は旧きヤタガラスの名を引きずっている。
それに同胞を多数殺した。奴は敵だ。殺すべき敵だ」
(´<_` )「フン。情を捨てきれぬ純人間に、かつての友を切り捨てられるのか」
川д川「元友といえど、人々の、地を侵すものは倒す。
私情を捨てて、無私を貫いて。
かつての葛葉ライドウのように」
https://pbs.twimg.com/media/FahtqITaQAAlDf3.png
レ ´_>`)「よろしい。それでこそクズノハだ。
しかし妙なのは…対峙したそいつが斬っても撃っても血が出なかったという点だ。」
川д川「はい。武器の手入れは怠っておりません。
それに奴は、魔法のつかえぬ無能力者。
再会した時にはブフらしい物を放ってきました」
( ゚∀゚)「COMPからかい?そりゃとんだマジックだ!
COMPは悪魔召喚の為のもんじゃねえかあ!」
(#゚∀゚)「おっ待てィ!
あのクソヴィーガン女もおもいっきりCOMPから火ィ吹いてたな!」
遺品の銃を手入れしながら憤る。
-
(´<_` )「何か共通点があるようだな」
レ ´_>`)「共助くん、そいつは何か手がかりになるような事を言っていなかったか」
川д川「ちょっと待ってくださいね…頭の中の整理します。
…確か里を襲撃に来たのは奴…アロウだけじゃない。リンゴという者も来ていたと言っていました。
そして仇敵アロウはもうヤタガラスではなく、ai-onの人間だと」
レ ´_>`)「ふむ。ai-onか。そしてリンゴ」
川д川「御存知で?」
レ ´_>`)「いや、だが…まさか、な」
川д川「あとは、マンゲツという名前が…」
レ ´_>`)「葛葉関係者か。
ランドウとの通信で名前を聞いた」
( ゚∀゚)「裏切りモンがもう一人か。お前も大変だね。
一族に裏切られっぱなしで」
川д川「違う!」
いきなりの怒号に一同の動きが止まる。
(;゚∀゚)「お、おう、お前らしくねえな…気に障ったか?」
川д川「僕は知っている…そいつは葛葉四天王なんかじゃない。
葛葉の中でもごく一部に四天王の存在が隠匿されているのをいいことに
勝手に四天王を名乗っている無礼者だッ。」
(´<_` )「そんなに熱くなるほどのことなのか。
一族というものに疎いおれにはよくわからないが」
川д川「ただ葛葉四天王トップを名乗っているだけのにわかサマナーなら放って置いても問題はない。
首を狙うダークサマナーに狩られるだけだから。
しかしよりにもよってファントム側に全面協力し、クズノハが世界に仇名しているという、捏造工作が許せない。
そして僕は奴を…」
レ ´_>`)「なるほど、君の使命の一つはマンゲツの抹殺か」
-
川д川「それだけではありません。ファントムの撲滅による世界の平定です。
世界を裏から守護するクズノハにとって、世界征服を宣言するランドウの軍と化したファントムはこのましくない」
( ゚∀゚)「いい子ちゃんの模範解答だねぇ。
それで、おっさん」
レ ´_>`)「…お前と7歳程度しか違わないのだがな」
(ー□-□)「駅であのゼノンとかいう不気味な野郎を見た時、明らかに動揺してたよな。」
レ ;´_>`)「…!」
(ー□-□)「お世辞じゃなくあいつは強い。同行してた仮面ヤローもな。
あんたは明らかに何かを隠してる。知ってるんだ」
レ ;´_>`)
(ー□-□)「知る限りの情報を提供してくれよ。
流石に犬死にはごめんだぜ」
(´<_` )「わたしが話しましょうか」
レ ;´_>`)「いや、私が話さなければなるまい。
恩田くんは確かに私の目の前で…」
https://pbs.twimg.com/media/FaiGTfgaAAAeYuu.png
(ー□-□)「だからその恩田っていうのが誰なんだよ。
話が見えねーよ。」
レ ´_>`)「恩田是恩。当時19歳にして天才エンジニアになった男だ。
業界では駆け出しだったが、いい奴で人望も厚かった。
欠点といえば、『俺は天才だからね』と口癖のように悪ぶったり、猫アレルギーなことだ」
https://pbs.twimg.com/media/FaiG3HVaMAYsZno.jpg
( ゚∀゚)「猫いいじゃん。ネコマタの締まりは最高だぜ!ソウルファックだァ!
お前の子が欲しい!もっと腰を使え!」
「ンニャァー!
子供はメンドーだけど、やっぱアンタとはうまくやっていけそう!」
https://pbs.twimg.com/media/E_13SJ5VkAQsT6-.jpg
マナコが魔獣ネコマタと盛っている。
(´<_` )「…撃ち殺しておきましょうか?」
レ ;´_>`)「いや、いい。
コトの始まりは2年前…」
https://pbs.twimg.com/media/FaiG5jSaIAEM2Tq.png
-
レ ´_>`)「ドイツ生まれの天才科学者、ランドウが世界に向けて北極基地カテドラル城の構想をぶちあげた。
世界各国の大企業、軍から膨大な資金、科学者、軍人、技術者を集め
世界の新たなる一歩を踏み出す為、宇宙進出までもくろんだ。」
https://pbs.twimg.com/media/FaiG7YoagAAuCjb.png
(´<_` )「オムパロス計画だ。
後に分かったことだが、人口妖樹オムパロスを復元し、月を文字通り落とし人口を一気に減らすものだったらしい。
ランドウの計画の一端にすぎんがな」
( ゚∀゚)「世界征服をたくらんでるのに人口を減らす…?いかれてやがるぜ」
─
日本も発足よりやや遅れてプロジェクトに参加した。
当時知り合いだった博士を団長とする各大学の科学者グループと、
軍事面の知識が必要という事で博士の知り合いの私も呼ばれた。
https://pbs.twimg.com/media/FaiPUmGakAA3PwJ.png
日本チームは最新鋭のスーパー・コンピューターを使ってバニシング・ポイントを探り当てる作業に充てられた。
うまくいけば北極に穴を開け、まだ見ぬ資源を発見する事ができるかもしれない。
…とのことだった。
(^┏Д┓^)「いかがですかな。ポイントの発掘のほうは。」
https://pbs.twimg.com/media/FaiPXmnaAAAVWfP.png
(@Д@-)「ドクター・ランドウ。なかなか焦点を当てての発見は難しいものですね。
やはり北極には多くの分厚い層がありますから」
(^┏Д┓^)「ほほほ。そう焦らずとも。
成功すれば未知の資源で地球の温暖化諸々の問題が解決するのですから」
(@Д@-)「ところで、その頭の装置は?」
く(^┏Д┓^)「この装置で、潜在的に使われていなかった脳細胞を活性化させ
人類を目覚めさせるという研究を行っております。
まだ実験中ですが」
https://pbs.twimg.com/media/FaiPZmxaIAEQLL0.png
(@Д@-)「ドクター自ら実験とは、スバラシイ。
ぜひ私にも使わせてほしいものです」
─そこには輝ける未来があるはずだった─
-
ランドウ配下の職員たちはみな一様に、生気がなかった。
ある日の深夜。
子供達を寝かしつけ、私はある場所に向かった。
レ ´_>`)「このフロアのどこかに、あるはずだが…?」
『ガガ こちらから先のブロックは関係者以上立ち入り禁止に…』
レ ´_>`)「関係者なんだよ」
っy=
https://pbs.twimg.com/media/FaiTtoVaIAEpn9Z.png
立ち入り禁止区域に入った私は、身の毛もよだつものを目にする。
各国から集められた科学者達が、なんだかわからない液体とケーブルに繋がれていた。
レ ;´_>`)「脳の…これが人類のめざめだと。ふざけるな」
誰かが入ってくる気配がした。すかさずハッチをこじ開けダクトに逃げた。
レ ´_>`)「…」
「何者かが侵入したもようですが 警護メカが破壊されていました」
(・┏Д┓・)「脳を破壊しない程度に捕らえろ。慎重にやれ
奴らの技術は私にとって必要不可欠。」
https://pbs.twimg.com/media/FaiWd-YagAAfdzJ.png
私は日本チームを急いで起こし、急造の銃をもたせた。
レ ´_>`)「ここは人体実験施設だ。詳しく話している余裕はない。
潜水艦を用意した。大事なもの以外は捨てて行け!!」
https://pbs.twimg.com/media/FaiWf8jaMAA8fp8.png
-
レ ´_>`)「このブロックの各所に爆弾を仕掛けた。はぐれると吹き飛ばされるぞ!」
っy=
研究員が一人撃たれた。報復に二倍の兵士を撃ち殺した。
https://pbs.twimg.com/media/FaiZa_LaAAAhAL0.png
激しい銃撃戦。脱落した者も多かった。
レ;´_>`)「あらかた片付いたか…
恩田君、後を頼む」
(@Д@-;)「卜部さんは?」
レ ´_>`)「後腐れのないよーにしてくる。
敵討ちだ」
https://pbs.twimg.com/media/FaiaqVsaMAAO-nn.png
跳躍してダクトに潜り込む。
「ランドウ様 動き回られては危ないです」
(;・┏Д┓・)「これ以上私の大事なものが破壊されてたまるか!
皆殺しにしろ!見つけ次第!逃がすな!」
https://pbs.twimg.com/media/FaiZkL-aIAAwSLZ.png
(・┏Д┓・)「!」
パン
-
レ ´_>`)「ジャックポット(大当たり)」
っy=
(・┏Д┓●)
https://pbs.twimg.com/media/Faib7P5aMAUwXfV.png
(#・┏Д┓と)「うぎゃああああああああ!!!!!!!!
殺せ!
皆殺しにぃしろ=======!!!!!!」
レ ;´_>`)「何をしてる!」
「第四ハッチに繋がる通路がロックされてる。
今、恩田がロック解除を試みてるんだ」
https://pbs.twimg.com/media/Faib9WTacAA00Py.png
レ ´_>`)「大丈夫か」
(@Д@-)「もうすこしです…できた!」
と と
研究員たちが流れ込む。
レ ´_>`)「よくやった!爆発に巻き込まれないうちに急いではしるぞ!」
(@A@-;)「はいっ!」
https://pbs.twimg.com/media/FaidiAraMAASdAH.png
https://pbs.twimg.com/media/FaidkGhaIAAalI-.png
背後に何か感じた。
振り向いた時には遅かった。
(■│■)っy=
『ダブルファイア』
たった一丁の銃で、通路は滅茶苦茶にひずんだ。
https://pbs.twimg.com/media/FaidsUyaIAAGKB6.png
https://pbs.twimg.com/media/Faidwj3aIAITliy.jpg
-
レ ;´_>`(まずいな…俺は肩程度だが恩田くんは脇腹を…)
迫りくる鉄仮面。
https://pbs.twimg.com/media/FaihGxhakAELJL-.png
(@Д@-;)「卜部さん、置いて行ってくれ。
ここは私が残ってくいとめる」
レ ´_>`)「フッ、バカヤロー。ここで死ぬのはおれの役目だ!」
https://pbs.twimg.com/media/Faig0dOaAAAlBgJ.png
レ ;´_>`)つ〇「あいつが来たらおしまいだ。
合図したらハッチに飛び込め!!」
https://pbs.twimg.com/media/FaihIrHaUAALK-t.png
レ ´_>`)「む!?」
素早く手榴弾を奪い取られる。
(@ω@-)「卜部さん、日本に帰ってください!あんたは必要な人間だ!!」
(@Д@-;)「みんなをよろしくたのみますね!!うおおおおおお!」
つ〇と
(■│■)
っy=
ドッ
(@Д@-;)「うっ…なぁ…鉄仮面……。
最後に一つ…いいか……?
天才からの…サービス,だ……」
https://pbs.twimg.com/media/FaijbeMaIAA8MgR.jpg
走り出す恩田。
容赦なく蜂の巣にされる。
(TДメ)「さあ!いっしょに!「いこう」ぜ!」
つ●と
https://pbs.twimg.com/media/Faijd3naMAAVaf3.png
-
大爆音。
連鎖して、私の仕掛けた爆薬も次々に…
レ ;´_>`)つ「恩田ァー!」
https://pbs.twimg.com/media/FaijhYQakAEINdD.png
─
レ ´_>`)
(;゚Д゚)
レ ´_>`)「あれが彼の最後の姿だった。
あのゼノンというものは、死体を造魔もどきに改造されたものだろう」
( ゚∀゚)「造魔…」
レ ´_>`)「サナギ氏も愛用していた人造悪魔だ。
もっとも、産みの親のロシアの科学者はファントムは確保できていないはず。
素体ドリー・カドモンがないから、彼生来の知性を抑え込んで操り人形にしているのだろう」
レ ´_>`)「我々は、彼の遺志を継いで戦う」
https://pbs.twimg.com/media/FainC5cagAEaTzx.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FaijkA2acAEizJA.png
レ ´_>`)「恩田くんをはじめ、ランドウやファントムの為に犠牲になった人々のためにも
奴らの野望は必ず打ち砕く!!」
https://pbs.twimg.com/media/FainSVfakAEi3O4.png
(;゚∀゚)「正直ちょっと突拍子すぎてついていけねーけど…」
_,
( ゚Д゚)「でもよ、今の話を聞いておれは燃えたぜ!」
https://pbs.twimg.com/media/FainTmRagAAb5CS.png
( ゚∀゚)「正直言って桁外れのファントムの幹部どもと戦ってビビったぜ。
だがその恩田って科学者の話を聞いて許せねえと思ったし!!
あらためて、あいつらふざけたヤローどもをブッ潰さなきゃいけないのがわかったぜ!」
レ ´_>`)「フッ、では成功報酬はいらないな」
( ;∀;)「いやー!それはねーだろーが!!」
3華-CHERRY-BLOSSOM 終
-
今回はここまで。
-
otsu
-
4兆
サイゾー撃退の翌日。
激しい戦いがあったので、各々早めに切り上げて就寝となった。
マナコだけはメアリに会いに業魔殿へ行った。
( ゚∀゚)「おはようっす」 ゴクゴク
川;д川「また牛乳一気のみか。ちゃんと食事を取った方がいいんじゃないか」
( ゚∀゚)「あ?脱走して喰ってるよ。コンビニ飯。
しかしヴィクトルのおっさんもドリー・カドモンの在庫を持ってないとはなぁ」
─
(■┏┓■) 『昔は葛葉キョウジという男が五体もドリー・カドモンを持っていたものだがな。
製造者が消息不明の今、新品の素体を手に入れるのは容易ではない。
まぁ造魔に対抗するのは造魔でなくても…』
メア ゚ -゚)「…」
( ゚∀゚)「メアリちゃん、すこしだけお尻をさ…触らせて…」
(#■┏┓■) 「帰れ」
─
(<_ ) ピー
https://pbs.twimg.com/media/Fak9BU2aMAALNkd.png
(*;゚/ー゚)「カムイの心臓停止!」
レ ´_>`)つ「電気ショックを!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fak9CufaQAAEukE.png
(´<_` )『うう』
https://pbs.twimg.com/media/Fak9DtoacAErt4K.png
バーチャル画面の先で、カムイが目を覚ます。
レ ´_>`)「ん。二人とも元気そうだな。
よく眠れたか」
https://pbs.twimg.com/media/Fak9MFHaUAAKFm-.png
-
(;゚∀゚)「何やってんだ。カムイ一人だけ朝早くから出撃とか」
レ ´_>`)「寝坊したお前達が悪い。
カムイ、意識は戻ったか」
(´<_` ;)『はい。しかし…
魔法は効きませんし物理もほぼ受け付けません。
我が仲魔最強の同胞、ムールムールですらお手上げなのです
情けないことに、尻尾で吹き飛ばされて気を失いました』
https://pbs.twimg.com/media/E6PgA-2VIAEQvpX.jpg
レ ´_>`)「骨はこいつらが拾ってくれるさ。
意地でも首筋に食らいついて突破口を見つけてみせろ。
例えお前が死んでも、データだけは回収したい。」
https://pbs.twimg.com/media/FalDP3DaQAE1OZS.png
(´<_` )『はい。
パイモン、召喚」
https://pbs.twimg.com/media/EWkDN6IU4AETZHt.jpg
(パ∀イ)「お呼びかしら。
わかっていますわ。ディアラハン」
(´<_` メ)『ムール・ムール。戦闘続行だ。
奴を逃がすな』
(□十□)「御意」
( ゚∀゚)「待てよ!これはなんなんだ
おれにも分かるように説明しろ!」
(;’/ー`)y-「…」
(;゚/ー゚)「…」
レ ´_>`)「ちょうど日が変わった頃だ。強力な悪魔の気配をソナーが感知した。
だからカムイを殴ってでも起こして行かせた。
( ゚∀゚)「せ…説明になってねえ…」
レ ´_>`)「お前らには死んだら悲しむ家族や、いなくなれば困る一族の者達がいるだろう。
あいつにはそういうものがない。だから死んでも構わない」
( ゚∀゚)「何人目だ。カムイで初めてなのか」
レ ´_>`)「ああ。ネットダイブが整備していない頃には多くの身寄りなしのフリーサマナーが死んだね。
耐えきれず脳がぐちゃぐちゃになって死んだやつもいた」
-
(;゚∀゚)「そんな方法を許可できる人間なんだ。あんたは」
レ ´_>`)
https://pbs.twimg.com/media/FalDFREaAAAkacC.png
( ゚∀゚)「それを許可するのも命令するのも、あんたなんだ。
昨日の熱弁で正直ちょっと見直したけどよ…」
レ ´_>`)「…」
https://pbs.twimg.com/media/FalDI9SaQAA_9X-.png
( ゚∀゚)「ウラベさん。あんたは人間を使ってロシアンルーレットをやってるつもりなんですか。
いくら犠牲が出ても敵を削れればいいみたいな、回天みたいな」
(’/ー`)y-「待て!マナコくん」
( ゚∀゚)「?」
(’/ー`)y-「彼はね、ネットダイブによる耐性が特に高い。
数時間も断続して潜っていられるのも、彼くらいなんだ」
( ゚∀゚)「答えになってねえよスプーキーさん」
( ゚∀゚)ニア「確かに俺らはファントムやランドウに対して数で劣勢だろうよ。
構成員や悪魔どもを手っ取り早く片付けるには、いい方法かもしれねえ。
だがあんたの命令で死んでいった人間や仲魔達に対してあんたはどう言い訳するつもりだ」
https://pbs.twimg.com/media/FalDTjgakAAy8MM.png
レ ´_>`)「ククッ!」
ウラベが顔を近づけてくる。
( ゚∀゚)「なんだよッ」
レ ´_>`)「心配するな。
奴らへの言い訳は
地 獄 で や る よ 」
https://pbs.twimg.com/media/FalUpabaAAAKxPP.png
-
(;゚∀゚)「あんた少しくるってるよ」
レ ´_>`)「狂ってて上等。狂人には狂人しかぶつけられない。」
( ゚∀゚)「もういい!俺は出る!スプーキーさん、ユーイチさん。
接続準備をたのむぜ」
(;’/ー`)y-「分かった!
座標は旧パラダイムXの映画館内、アクアドルフィンだ。
そこを経由して海中のネットに行ける」
レ ´_>`)つ「持っていけ。ネットといえど水中だ」
SGE防護マスクを手に入れた。
( ゚∀゚)「フン!鼻をあかさせてやる!
ダイブオン!」
─アクアドルフィン─
https://pbs.twimg.com/media/FalaoxiaIAItJDw.jpg
川゚∀゚)「なんでぇ、キョウ。お前も来たのか」
川д川「行かないとは言っていない。
それに仲間を見殺しにできない…」
川゚∀゚)「…そうか、そうだよな。
んじゃま、行こうぜ」
アルゴンソフト倒産後に放置されていた巨大ネットパラダイムXは、すっかり寂れていた。
川゚∀゚)「この先か…奥に何か見えるような…
くそっ!いつまで経っても辿りつけねーぞ?」
川д川「マッパー。
そこのアーチを剣で破壊してくれ。隠し道がある」
川゚∀゚)「おう」
っ-l--゙
剣を一振りすると、そこだけ脆く崩れ去った。
穴からの水流に吸い込まれる。
川;゚∀゚)「うわ!」
川д川「流れに身をまかせるんだ」
-
『ドルフィンキック』
https://pbs.twimg.com/media/FalapzqaAAAA51x.jpg
川;゚∀゚)「ご!」
川д川「く」
いきなり尻尾で蹴りを食らって吹き飛ぶ。
<゜)))彡「キュウキュ?なんだよお前達は?
こいつといい、どうやってここに入ったんだ、キュ?」
(´<_ )「ぐ…何故来た…」
川゚∀゚)「そいつは俺の間接的な仇だからな!
おいテメー、そこの翼生やしたうさんくせーイルカ野郎!
てめえは妖獣スナッピーだな!?」
<゜)))彡「キュキュ?なんで僕の事をしっているんだキュ?」
川゚∀゚)「おれの叔母さんを洗脳してファックしようとしたんだろうが!聞いてんだよ!
メガネかけて巨乳なかわいい女の子だよ!(当時)
このレ●プ種族がァ!イルカはやっぱり絶滅させた方がいいな!」
<゜)))彡「キュキュ…トモコちゃん…懐かしいキュ。
惜しかったところに変な奴らがあらわれて…ひたすら細切れにされたッキュ。
それからずっとデータの残骸のまま漂って…」
川゚∀゚)「だったら今度は爆死しやがれ!キョウ!」
川;д川「マハラギオ…!」
派手に吹き飛ぶ。
川゚∀゚)「どうしたキョウ!?焼け焦げて?」
川д川「ぐ…
詠唱し終わった瞬間に反射された…」
川;゚∀゚)「バカな…あいつは魔法吸収だったって親父が言ってたが…」
レ ´_>`)『あいつはランドウにサルベージされ強化されている。
ここのところ、ダイバーや漁師が行方不明になって廃人化して見つかっているのはおそらくこいつの仕業だ。』
<゜)))彡「そう…僕は以前とは違う…
スナッピー改だっキュ!」
-
川゚∀゚)「改だろうが構いや死ねぇー!」
っ-l--゙
覇剣の一撃が弾かれて反動が腕を痺れさせる。
(´<_` )「無駄だ…奴は…物理無効…」
川゚∀゚)「魔法反射に物理無効…中学生の考えたような耐性の悪魔だな…
って生きてたんかワレェ!」
(´<_` )「物理さえ効いていれば、仲魔達の総攻撃でどうにか一体は倒せてる…」
<゜)))彡「抜かせっキュ。この無敵のアー…体に傷をつけられる奴なんていないッキュ。」
川゚∀゚)「それよか、一体ってどういうことだよ!?
まだいるのか!?」
レ ´_>`)『そうだ。そいつが護っている奥のエリアに同型らしき悪魔が数十体確認できた。
ソナーによる影だけだがな。
このまま放っておけばさらに製造増殖され、現実の海の覇権は奴らに取られるだろう』
川゚∀゚)「するってぇと?」
レ ´_>`)『わからないか?海がランドウの思うがまま。
日本の戦艦やらも悪魔に撃沈されるだろうよ。
海からの食糧も期待できなくなる
そして徐々に…』
<゜)))彡「マハ・ブフダイン!」
海そのものを凍結させてしまいそうなものが放たれる。
(□十□)「私にお任せを」
ムールムールが盾になり、氷結を反射する。
川゚∀゚)「ありがとよ。反撃の糸口がつかめねーままだが…」
レ ´_>`)『倒せなさそうか…』
レ ´_>`)『では…地獄のカマの蓋を開ける!!』
https://pbs.twimg.com/media/FalVHY8aIAAIqMc.png
-
レ ;´_>`)『あと10分でカマを開ける。
特にカムイはギリギリまで敵を引きつけ、離脱しろ』
(´<_` ;)「総司令、あんたは残酷な人だ」
レ ´_>`)『カムイ…悪く思うな。
こうなれば残された道は…これしか…ないんだ』
https://pbs.twimg.com/media/FalVJN5aMAAVvEo.png
川゚∀゚)「いや話が全く見えねーよ!!
地獄のカマなんて初耳だし、どうしてカムイだけ逃げるように言うんだ!」
レ ;´_>`)『カムイは…
悪魔とのハーフだからだ!!』
https://pbs.twimg.com/media/FalVGB8agAAr05a.png
川゚∀゚)「ここで人種差別の話してる場合か!?」
レ ´_>`)『そうじゃない。そこのエリアは二上門遺跡の真上になっている。
この25年の間に、色々と天変地異と地盤沈下が起きてグチャグチャになったのだ。
そしてある人がこの街の災厄を封じる為に…遺跡にある御方を配置した』
川д川「退魔の力ですか」
レ ´_>`)『察しがいいな。基本的には人間の味方だが、守護地を侵す悪魔に対しては容赦がなく滅ぼすだろう。
カムイは半分人間とはいえ、長年封鎖してきたフタのエネルギーは未知数だ。
あの御方が好意的だったとしても、長時間ダイブしてボロボロのカムイに耐えられるかはわからん』
(´<_` ;)「…仲魔達はLEAVEして逃がす。
おれ一人だけでどうにかなるなら…」
川゚∀゚)「おい!カムイ!」
(<_ )「…なんだ」
川゚∀゚)「なんだか話がみえねーが、お前をみすみす殺させやしねえ!!
要は10分でクソイルカどもを殺せばいいんだろう!」
(´<_` ;)「マナコ」
https://pbs.twimg.com/media/FamgXFZVsAEGv98.png
<゜)))彡「兄弟達の中で最も強い僕がやられるわけないッキュ!」
川゚∀゚)「じゃあてめーをやっちまえばあとは雑魚ばっかってことだな!」
っ-l--゙
-
川゚∀゚)「このヤローを殺るのに一分!
他の雑魚どもをやるのに一分!
残った時間は…コンビニでも寄って
弁当買って昼メシだぁ!!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/FamgaajUcAA8K4r.png
(´<_` #)「行くぞ!
マナコォ!キョウスケェ!」
川д川「応!!」
っ-l--゙
<゜)))彡「無駄無駄無駄ッキュ!!
この無敵の装甲にキズ一つ…あっ」
川;゚∀゚)「うおおおおおおお!」
つ つ
ガシッ
スナッピー改の背中に組み付く。
当然暴れて振り落とそうとする。
川゚∀゚)つ「えやっ!」
つ
とっさに蹴りで離脱する。
川゚∀゚)「はぁ〜…久々だぜ」
っ-l--゙
川゚∀゚)「九龍覇剣!虚空斬破ァ!」
っ-l--゙ 〜〇
https://pbs.twimg.com/media/Fammx2yVEAAi3IT.png
<゜)))「ギャ!ぼ、ぼくの無敵の装甲が…」
川゚∀゚)「ケッ、そんな事だろうと思ったぜ。
弱い奴ほど着飾ってイキるもんだ。
これで無敵のカラクリもとけたな」
<゜)))「本当に…お前はいったい…キュ」
川゚∀゚)「地獄でおぼえてろ。遠野眼…てめぇがたぶらかした蝶野トモコの甥にして…」
川゚∀゚)「これからきさまの命をとる男のひとりだ!」
っ-l--゙
-
川゚∀゚)「やれ!多分魔法反射装甲はぶっ壊れた!
隙間に魔法を捻じ込んでやれ〜!」
と(´<_` )「散々やられた報いをうけてもらおうか。
マハ・ジオンガ!」
雷撃が集中して破砕装甲に降り注ぐ。
<゜#)))「ギャアアアアア」
(□十□)「虚空斬波は私の美学ッ!」
最強の堕天使が空を裂いた。
<゜)) )「ぐ…ガ…」
爆散。
レ ´_>`)『撃破確認。次のエリアはそこからひたすら北だ』
川゚∀゚)「拠点の守備はどうなんだ?」
(´<_` )「ムールムールとパイモン以外の俺の仲魔に守らせている。
いくぞ」
川゚∀゚)「よっしゃ!」
つ(´<_` ;)と
カムイを投げ捨てる。
(´<_` ;)「何をする」
川゚∀゚)「怪我人はイケメンと2ケツしてろ。
俺はネコマタに乗る。
夜以外で乗るのは初めてだぜ」
(=^・^=)「蝶野くんって〜頼れるし〜」
川д川「モー・ショボー。頼む」
つっ
ショ;゚ー゚*ボ「お〜も〜い〜!」
-
修正。
川゚∀゚)「地獄でおぼえてろ。遠野眼…てめぇがたぶらかした蝶野トモコの甥にして…」
川゚∀゚)「これからきさまの命をとる男のひとりだ!」
っ-l--゙
https://pbs.twimg.com/media/FammzZDUYAAvr5Z.jpg
-
アクアドルフィン・隠匿エリア。
<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡
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<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡
キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ
キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ
川;゚∀゚)「おいおい…数十体だぁ!?
軽く見ても数百体はいるんじゃねーの!
あとでソナー直しといてくれよ」
レ ´_>`)『すまんな。善処しよう。
それと悪い知らせだが…』
川゚∀゚)「あ?」
レ ´_>`)『フタが開く時間が5分短縮されてしまった。
おそらくそこの軍団に反応してしまったのだろう。
つまりあと3分しかない』
川;゚∀゚)「はぁ〜ん!?俺達仲良くクソイルカと爆死かよ!」
(□十□)「落ちついてくださいマナコ殿。
全てを駆逐する必要はありません。
退路を確保し、あとは地獄のカマのフタに殲滅を任せればいい」
キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ
川д川「作戦会議してる暇はない!寄ってくるぞ!」
川゚∀゚)「クイックサモン!魔神ルーグ!」
つ□と
(・三・)「馳せ参じました。ご用命を」
https://pbs.twimg.com/media/FK6WPCMacAAOZqb.jpg
-
https://pbs.twimg.com/media/EggjkVeU4AIdpM7.jpg
川 ・▽・)「俺も忘れるな!」
川゚∀゚)「クー・フーリン!勝手に出てくるんじゃねー!
まぁいいや!祭りだ!セタンタも師匠も出な!」
セ・□・タ「おう!男は酔狂!
…お前、大人になった俺だよな?」
川 ・▽・)「おうそうよ。クランの猛犬の力、見せてもらおうじゃねえか」
ス▽-▽カ「弟子が二人いるというのも奇妙なものですわね。
あらルーグさん。サナギさんの時以来ですわね。」
(・三・)「お久しぶりです。息子がお世話になっております」 ペコ
https://pbs.twimg.com/media/Dwo4Z9dU0AA80zw.jpg
川;゚∀゚)「挨拶はあとにしてくれぇ!カップラーメンできる間に俺達は死んじまうから!
師匠はラクンダと、適宜メ・ディアラマを!要は好き勝手やってくれ!
親子どもはひたすら物理攻撃だ!
やつらの装甲にキズをつけてくれ!」
ス▽-▽カ「その作戦は私が決めたのよ」
スカアハがラク・ンダをかけ、メカイルカ軍団の防御を下げていく。
(・三・)「行きますよ!我が息子達よ!」
川 ・▽・)「おうよ!デスバウンドォ!」
つ→
-
次々と装甲にキズがつき、穴が空いていく。
川゚∀゚)「やっぱりな!さっきの奴が完成品ってことは…
ここのガラクタどもは物理耐性止まりだ!
キズがつくってことは…殺せる!」
川゚∀゚)「でも時間がねぇや!
いくぞ、ルーグ!」
(・三・)「御意!イナズマ突きは美学!」
っ-l--゙
https://pbs.twimg.com/media/Fam1ahXVsAAWyaW.jpg
マナコのブラにブリューナクを突き刺す。
(´<_` )「!?」
川;゚∀゚)「おめーも電撃をやるんだよ!時間がねえって言ってんだろ!」
と(´<_` ;)「マ・マハ・ジオンガ!」
吸収されていく。
しかし許容量を超え、鼻血が出てくる。顔に血管が浮き出る。
川;゚∀゚)「ウオオオオオオ!
みんな、離れろォ!」
川#゚∀゚)「サンダァァァァァァァ……」
つと
と川#゚∀゚)つ「ボン・バァァァァァ!」
蓄積された電撃を食らい、周囲を覆っていたメカイルカは一斉に爆散する。
川д川「む!今人の影が向こうに」
レ ´_>`)『あと30秒だ!早く脱出しろ!』
川゚∀゚)つ「拠点まで戻る時間はねえ。
あのワームホールに飛び込むぞ!」
ホテルの一室に出た。
ξ゚⊿゚)ξ「カムイと…誰?」
https://pbs.twimg.com/media/FanJUAoVEAQm8eE.jpg
-
川゚∀゚)「…」
川゚∀゚)(露出の低い巨乳でへそ出し鼠径部ラインくっきり…これはイケる…!)
だが、多少女性慣れしているマナコは何か感じていた。
目の下の尋常ではないクマ。昼間っから酒を飲んでいる。
バナナのような髪。
捨てられた子猫のような、イッてる目。
これはいわゆる「地雷系」女子ではないのかと。
だいたい何故カムイの事を知っているのか。
ξ゚⊿゚)ξつ「…飲む?」
冷蔵庫から瓶ビールを取り出してくる。
川゚∀゚)「あ、はい。いただきます
(無断で入ってきて、勧められたもんを断るのはな…)」
川゚∀゚)「いけるわ。キョウお前どう?」
川д川「すいませんレディ。僕はお酒はダメで…」
ξ゚⊿゚)ξ「そう」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、これが好き?」
っy= っy=
https://pbs.twimg.com/media/FanPIjhUYAESr4t.jpg
川д川「!!」
川゚∀゚)つ「銃じゃねえよな。COMPかよ」 ポイ
律儀にも飲み終わったビンを投げ捨てる。
(´<_` )「アッシュ…」
ξ゚⊿゚)ξ「カムイ。よくのうのうと顔が出せたね。
何も言わずに出て行って…」
(´<_` )「…裏切ったのはファントムの方だ。
俺は火の粉を払っただけ…」
ξ゚⊿゚)ξ「別に雑魚どもを返り討ちにしたのを責めたわけじゃない。
父を殺したのだって恨んでない」
https://pbs.twimg.com/media/FZpTaMlacAUEx93.png
川;゚∀゚)「あの…お二人はどんな関係で?話が全く見えないんですが」
(´<_` )「ファントム時代の相棒で…
元ガールフレンドだ」
-
ξ゚⊿゚)ξ「違う!恋人!」
( ゚∀゚)(まー悔しいが、昔のあの顔じゃモテるわね)
https://pbs.twimg.com/media/FZpVWRgaAAAlWvT.png
声を荒げる。
ξ゚⊿゚)ξ「で、スナッピー改を倒したのはあんた達だね
所詮は25年前の遺物をちょっと改造した程度のものだし、たかが痴れてるけど。
うちのハムスターの方が可愛いし」
( ゚∀゚)「まーね。装甲かぶせた程度で、根本的な弱点は解決してなかったし。
むしろ機械化したことで、電撃に弱くなってた」
ξ゚⊿゚)ξ「いい洞察力。かっこつけのサイゾーのバカとは大違い」
( ゚∀゚)「知ってんの?」
ξ゚⊿゚)ξ「あんまりしつこいから適当に付き合ってただけ。
つまらない男だった。関係どころか指一本触らせてないよ」
(´<_` )「そうか。よかった」
ξ゚⊿゚)ξ「で、まだ恋人気取りのつもり。
正直スナッピーは、あんたを徹底的にメタる為に出したんだけど…」
ξ#゚⊿゚)ξ「得意の魔法も返され物理も効かない。
徹底的にやられてあんたは確かにあたしの目の前で死んだ!
ふざけんなよ!
なんで…生きてんだよ!」
https://pbs.twimg.com/media/FanJpL9UsAE1SkI.jpg
(´<_` ;)「それは…人類じゃないからだ」
https://pbs.twimg.com/media/FanPKKfUUAIqnZS.png
(;゚∀゚)(うわぁ…これは地雷かつメンヘラだぜ
よくカムイはこんなのと付き合って生きてたな)
( ゚∀゚)「アッシュというかメッシュだね。髪が特に」
ξ゚⊿゚)ξ「なにそれ?口説いてんの?」
( ゚∀゚)「そう!俺おっぱい大好き!
こんな薄情な奴よりさ、俺と」
ξ゚⊿゚)ξ「うるさい。もうまとめて殺す」
っy=
(´<_` ;)「仲魔を戻せ!」
-
ξ゚⊿゚)ξ「灰は灰へ(アッシュ・トゥ・アッシュ)」
っy=
https://pbs.twimg.com/media/FanatH9VsAAA6Dt.jpg
憎しみを込めてトリガーが引かれる。
と(´<_` )「ダスト・トゥ・ダスト(塵は塵に)」
(=>・<=)「ぎゃん!」
(;゚∀゚)「ああー!俺のネコマタが!」
(´<_` ;)「すまん…相殺までいけなかった。
俺とアッシュは一緒に組んでいただけあって、対になるスキルを持っている。
それで打ち消せるんだが…体が本調子では」
ξ゚⊿゚)ξ「あたしのCOMPはもう一丁あるのを忘れてた?」
っy=
肉薄される。
ξ⊿)ξ「忘れてるよね…さよなら」
っy=
引き金が引かれる。
カムイは絶対的な死を覚悟した。
「ぎいいいああああああああ!」
声は別人のものだった。
_,
(;゚Д゚)「ぐあああああああ!」
つ ●
マナコの胸には丸々とした穴が開いていた。
(´<_` ;)「マナコ!」
ξ゚⊿゚)ξ「なんで…?庇うメリットがわからない。
それにあたしに割り込んで行動なんて…」
_,
( ゚Д゚)「カムイィィィィィ!!!」
https://pbs.twimg.com/media/FanQnonUcAAlvwn.jpg
-
_,
( ゚Д゚)「お前らどっちもまだ未練たらたらじゃねーか!!
そんなんで殺し合って終わりでいいのかよ!!」
川;д川「マナコ!手当てを…」
(´<_` ;)「無理だ。あの技は相手を即死…灰化させる。食らった時点で…」
( ゚∀...:.;::..「ああ…色男台無しだぜ。
なんか体がボロボロ崩れていくのがわかる
幸いに…お前らはなんともないようだし……
あのおっぱいちゃんが動揺してる間に…」
(´<_` ;)「その顔は!?進行が早すぎる!!
アッシュ、キサマ!!殺す!」
_,
(#゚Д...:.;::..「喧嘩してる場合か!
心配するな!おれは死ぬとは限らん!
てめらだけ早く拠点まで逃げろ!」
_,
( ゚Д...:.;::..「スタン・グレネード!!」
つ 〇
閃光弾のフラッシュの中から声だけ聞こえる。
川;д;川「マナコ!死ぬなああああ!!」
( ∀「アバヨ ダチ公!
あとはたのんだぜ…」
https://pbs.twimg.com/media/FanQolTVEAU-fvM.jpg
( ゚;::: .:.;: .「おいメンヘラボインちゃん!
俺が生きてたら、この仕返しにおっぱい揉もうが吸おうが挟もうが好きにさせてもらうぜ!!
俺はボインちゃんが大好きでな…!」
::: .:.;: サラサラ..
ξ゚⊿゚)ξ「…」
4(死)兆 終
-
今回はここまで。
アッシュだけはかわいい。
-
おつー
-
おつ!
-
ありがとうございます。
明日は名作ソウルハッカーズの追悼の為、投下は未定です。
-
DLC使って全クリしました。
自分の構想通りで書き終えたいと思いますので、明日からまたこんごともよろしくお願いします。
-
5算
平手打ちが飛ぶ。
レ ´_>`)つ「なんという失態」
(´<_` (#)「…申し訳ありません」
レ ´_>`)「反省していないな。殴られたいか…いや」
つ
刃物を投げて寄越す。
(´<_` )「…これは」
レ #´_>`)「『そんなに死にてぇなら、テメエ一人で首でも斬りやがれ。』だったな。
貴様が有言実行しろ!
この悪魔が!」
(´<_` )「ッ…」
(’/ー`)y-「もうやめろウラベくん。
まさか伏兵がいたとは、誰も思いもしなかっただろう。
そのくらいで許してやれ。」
レ ´_>`)「前線で戦っていないあなた達は、気楽なものだ。
この状況をわかっていて今と同じセリフを言えるのか?
ファントムのソウルハックやランドウの不気味な超力兵団に対抗できたのは、マナコのCOMPハックだけだった。
もはや対抗手段はない。おしまいだ!
おれはフィネガンだけを殺りにいく。あとはもうどうでも、いい!!」
(´<_` )「用のない者は、生きていてはいけない」
っ-l--゙
(’/ー`)y-「いい加減にしろウラベ!!
メンバーを助けるのは仲間なら当然だ。
これ以上カムイ君を責めるなら、僕にも考えがある」
温厚なスプーキーが声を荒げる。
レ ´_>`)「…何を?」
https://pbs.twimg.com/media/FaxIrS4acAIOqDw.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FaxIsz4aUAAXz9w.jpg
(’/ー`)y-「僕は抜けさせてもらう。
これ以上、ゴタゴタでこじれるのはご免だよ」
-
レ ´_>`)「…自棄ですか。カドクラコンプレックスでスプーキーズを結成したあなたらしい」
(’/ー`)y-「…昔、君みたいな激情家の子がいてね。
もうチームがこじれてバラバラになるのはいやなんだよ」
レ ´_>`)「…ガキの理屈だ
我々は仲吉グループじゃない」
(*゚/ー゚)「そうやってギスギスしてると、勝てるものも勝てなくなるよ。
…シティ上空に影を多数発見。」
レ ;´_>`)「!?」
─
男が巨大ロボに繋がれている。
(〇Д〇)「ああ〜〜!
俺の体を返してくれ〜〜!!」
https://pbs.twimg.com/media/FaxOU5_aMAUE6CR.png
ζ(・┏Д┓@)『「しっかり戦うのだサイゾー!
ここでしくじれば二度とお前の体は戻らなくなるぞ!』
https://pbs.twimg.com/media/FaxOV-kaQAAieNM.png
(;`・д・´)「ランドウ様…あれはなんですか?」
ζ(・┏Д┓@)ζ「かつて天海市に恐慌をもたらした、マニトゥの子ウィンぺを模したものだ。
DNAデータがたまたま、ウィンぺを倒したフィネガンの脳に残っていてな。復元改良ができたのだ
まー、悪くて爆弾、良くてよい掃除機になってくれるだろう」
https://pbs.twimg.com/media/ELH2YxPVUAASzTL.jpg
─
-
https://pbs.twimg.com/media/FbfqgNdUIAAer9b.png
『電異界へ…』
_,
( ;゚Д゚)「うわああああああーーー!!」
_,
( ;゚Д゚)「!?
なんだ、このベッドはぁ!?」
(-┏┓-) 「業魔殿へヨーソロ…よく寝ていたな」
https://pbs.twimg.com/media/FbfvzqMUIAACeGB.jpg
-
_,
(;゚Д゚)「ヴィクトルのじじいにメアリちゃん!?なんで俺こんなとこにいるの!?」
(-┏┓-) 「はて、お主とは初対面のはずだが…?」
メア ゚ -゚)「…」
_,
(;゚Д゚)「いや待てよ!俺はおっぱいにやられてピカピカクソ女に引導を…
そうだ!おっぱいはどこだ!おっぱいおっぱい!」
(-┏┓-) 「まだ錯乱しているようだな…
業魔殿の前に行き倒れているのを保護した。全裸でな。
普通の人間ならば警察の保護に任せたのだが、
薄っぺらいがいいCOMPを持っている。仲魔も見せてもらったが上物ばかりだ。
サマナーなのだろう?」
( ゚∀゚)「テメー勝手にスマホ見たんかよ!(/ω\)イヤン
いやでも…おお、仲魔達はほぼ無事だ…ネコマタは…」
(;゚∀゚)「あっそうだ!カムイやキョウは無事か!?
無事逃げきれたかなあのメンヘラ基地外おっぱいから!」
(-┏┓-) 「そんな名の者は知らんが…」
(;゚∀゚)「はぁ!?とぼけとんのか!!
俺達はランドウをぶっ殺す為に一応協力してる体だろうが!!」
(-┏┓-) 「ランドウは吾輩の教え子だ。
いい科学者になっているようだな。
何故、若いお主がランドウの名を知っている?
大学生か何かか?」
( ゚∀゚)「えーと、大学には多額の報酬もらってから入る予定だ!
まずランドウファントムをぶっ潰して…
…なぁジジイ、今って何年ですか」
(-┏┓-) 「1997年11月13日だ。
記憶喪失なのか?」
( ゚∀゚)「はぁ!????????」
-
(-┏┓-) 「若者なのに携帯も持っていないので訝しんではいたのだが…」
(;゚∀゚)「これがクソつまらん流行りの異世界転生ってやつか…俺はガチで死んでしまったのか…」
(-┏┓-) 「聞いておるか?」
( ゚∀゚)つ□「ボケてんのはそっちだろ!ス・マ・ホ!
これが携帯だろが!」
(-┏┓-) 「それはCOMPであろう。
携帯電話というものは…もっと長細くてボタンが大量についていて…」
( ゚∀゚)「…マジで1997年とやらに落ちてしまったみてーだな。
蝶野サナギって知ってるか?」
(-┏┓-) 「知らんな」
( ゚∀゚)「ネミッサは?銀髪で、多分口悪い女」
(-┏┓-) 「先日来たな。
COMPの修理を行い、対価としてある人形の捜索を頼んだ。
連れの男の名前はわからん」
( ゚∀゚)「ここでどうこうしてもしょうがねえ。
俺は行くぜ。
世話になったな、異世界ジジイ」
(-┏┓-) 「どこへ行くと言うのだ?
お主の話は興味深い。食事でもしながら話でもせぬか?
一流のシェフがいるが」
( ゚∀゚)「悪いがスマホの電子マネーがなくなってやがる。
金は払えねーよ」
(-┏┓-) 「ツケでかまわぬ」
( ゚∀゚)「俺はなぁ、借りは作る主義じゃねーんだ!
のちのち自分を押しつぶしてくるに決まってる」
(-┏┓-) 「服は」
( ^∀゚)「そこらで布でも拾うさ。
メアリちゃん、後でデートでもしてくれよ!」
メア ゚ -゚)「…お答え致しかねます。全裸の変態とは」
-
「よう、お前ここは初めてか?
じゃ、このオレ様がこの「シーアーク」
についてレクチュアしてやるぜ。
ありがたく…」
https://pbs.twimg.com/media/Fbfo-GrUUAEqI3O.jpg
( ゚∀゚)「あんたもファントムサマナー?」
https://pbs.twimg.com/media/Fbf8RlGaAAI4Szs.png
「そうに決まってるだろ。じゃないとライセンスが発行されないだろう。
あやしいな。COMPを見せな」
( ゚∀゚)「ファントムはおれの敵だ!死ね〜〜〜〜!!」
っ-l--゙
「ぎゃん!!」
男は伸びた。
( ゚∀゚)「スーツ拝借っと…みねうちだから生きてるだろ…多分
流石に見張りの船乗り姿は目立つっていうか…」
( -∀-)「ちょっと仮眠するか。
クー・フーリン。見張りを頼む」
川 ・▽・)「任せろマナコ!親父がいなくてもなんとかしてやらあ!
しかし懐かしいとこに来ちまったな」
https://pbs.twimg.com/media/Fbf_MsZaMAE8VSs.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fbf_QIWaUAA1cSY.jpg
( ゚∀゚)「お前達は親父と一緒に戦った事があるから知ってても当然か。
ここが24区もあるアマミシティの昔なのか」
朝。
「まいったなぁ。作業員の数が足りないんだよ。
急に来なくなっちゃった奴がいてさ。」
( ゚∀゚)「俺でよかったら今日だけ手伝いますよ」
「ありがてえな!子供に危険な仕事はさせられないから、簡単な荷物運びとか頼むわ。
この先の天海フロートなんだけどな」
https://pbs.twimg.com/media/FbfpSANUIAE6_R7.jpg
-
ス▽-▽カ
つつ□□
「あの…あの人正座して浮きながら荷物運んでるんだが…」
( ゚∀゚)「人です」
川 ・▽・)
つ→□
セ・□・タ
つ→□
「あの人達は鎧着込んで槍で廃棄物投げ入れてるけど?」
( ゚∀゚)「人です」
(・三・)「ブリューナク!」
つ 三〇
「あの人解体作業の手際いいけどなんか変なボール使ってるんだけど!?
あのマスクはなに!?」
( ゚∀゚)「人!!!!!!です!!!!!!!」
「あんちゃんら、変わってるけどいい手際だったよ。
初めてとは思えねぇな。
また気が向いたら頼むよ。今日の日当な。」
( ゚∀゚)つ「ありがとうございます!
あ、あの帽子いらないんなら貰ってもいいすか?」
「いいよ。急にこなくなっちゃった奴の私物なんだ。」
コンビニ。
( ;∀<)「く〜う…
タバコがうまい〜!!
コンビニ飯もこの時代はこんなに安かったんだなー!
お前らも食え食え!」
https://pbs.twimg.com/media/Fbf_yQfaQAAxX9j.png
川 ・▽・)「スモークサーモンで我慢してやるぜ。
まったく、こき使いやがって。」
(・三・)「セタンタ、文句を言わずに食べなさい。
珍味のおつまみはいつもおいしいですね」
セ・□・タ「俺なのかそっちの俺なのかわからんのだが親父…」
-
ス▽-▽カ「食事はバランスを考えて食べないとダメよ。
今度私が影の国の手料理を振舞ってあげるわ」
(;゚∀゚)「悪魔の手料理…人の口にあうんか?」
川 ・▽・)「俺の修行中はよく食わせてもらってたぜ。
主神の親父の血が入ってるとはいえ、俺も半分人間だったからな。
味は保証すんぜ」
( ゚∀゚)「まぁ一生これから労働なんてするこたねえから、いい経験になったぜ。
みんな、いつもありがとよ」
仲魔を戻し駐車場を出る。
高速道路建設予定地。
十数人の男。
「あのヤローだ!」
「ファントムに喧嘩売るとは馬鹿なヤローだ!
処理しちまえ!」
( ゚∀゚)「ノして裸にしたヤローの仲間か!
組織を盾にしねーとイキれねーゴミの集まりがァ!」
日本刀が一閃する。
「ぐえ〜〜!」
( ゚∀゚)「妙法村正をナメんなよ!もういっ…あら…?らら〜」ガクン
っ-l--゙
(;゚∀゚)「こんな時に副作用かよ…力が…抜ける…」
https://pbs.twimg.com/media/FbkvzCoVUAA2fO0.png
「やっちまえ!!」
男達の銃撃が雨あられと迫る。
( ∀)「ががががgggっがあああああ!
また俺…死ぬの…」
セ;□;タ「マナコォー!
てめぇらー!」
-
(;゚∀゚)「うわぁ!」
https://pbs.twimg.com/media/FbfqgNdUIAAer9b.png
メア ゚ -゚)「お気づきになりましたか。
ヴィクトル様」
(-┏┓-) 「おお。あのキズからよく意識が戻ったな。
麻酔も施したので一日は寝ているはずだったが」
( ゚∀゚)「あんたらが助けてくれたのか」
(-┏┓-) 「お主の仲魔が必死に運んできては無碍にもできまいて。
忠誠度が成せるものか、感謝するがよい。」
( ゚∀゚)「セタンタ」
セ・□・タ「マナコごめんよ。思わず勝手に出てきちまった。
黒服のクソどもはみんなミンチにしてやったから追手はいねーよ。」
( ゚∀゚)「毎度お前らには助けられっぱなしだな。
よっこらせ…」
( ゚∀゚)「ん?」
_,
(;゚Д゚)「うわぁ!?」
つ >
https://pbs.twimg.com/media/FbftM9PUIAMtE0H.png
-
(;゚∀゚)「なっ、なんじゃ!?」
つ >
https://pbs.twimg.com/media/FbftLXwVUAIxhQQ.png
肘の先が銃と化した腕をまじまじと見る。
セ;・□・タ「どういうことだ!説明しろよ!」
メア ゚ -゚)「マナコ様の左腕だけは、使い物にはならないと判断が下りました。」
次々と仲魔が出てくる。
ス▽-▽カ「だからこんな腕にしちまったのかい!?
本人に断りもなく!!」
(-┏┓-) 「断ろうが、関係ない!
命があるだけでありがたいと思え。」
ス;▽-▽カ「そんな!?」
(-┏┓-) 「サマナーなら、命を張っていきているんだろう!?
手足の一本や二本でガタガタ言うな!」
(;゚∀゚)「きさま…」
(-┏┓-) 「こうするしかなかったのだよ。」
_,
( ゚Д゚)「うが!」
つ >
-
マナコが左腕を向ける。
メア ゚ -゚) チャキ
っy=
メアリが服の下からデリンジャーを出す。
_,
( ;Д;)「よくも…こんな…!」
https://pbs.twimg.com/media/Fbft0VNVQAI4dVy.png
(;・三・)「私も肉体はかなり機械化していますが、太陽の主神として務めをまっとうする為でした。
この子はまだ19です。
残酷すぎると思いませんか…」
( ゚皿゚)「よくも…」
つ >
https://pbs.twimg.com/media/Fbft1QvUcAAEYsz.png
セ#・□・タ「やっちめえマナコ!
こんな奴、生かしとくことはねえ!」
(-┏┓-) 「様々なサマナーの面倒を見てきたが、サマナーに銃を向けられるのは初めてだな。
やりたければやってみるがいい」
_,
( ゚∀゚)「よくもォこんなスバラシイ体にしてくれたのう!
最高じゃあ!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fbft2rNUEAMv0re.png
-
(・三・)川 ・▽・)セ・□・タ「!?」
( ゚∀゚)「気に入ったぜこの腕、俺の趣味にピッタシじゃあ!」
つ<
(-┏┓-) 「フフ」
ス▽-▽カ「どしたんマナコちゃん!?
頭までおかしなったん!?」
(;゚∀゚)「そりゃ、最初みた時にゃビックリしたぜ〜〜〜!へへへ…」
つ<
https://pbs.twimg.com/media/Fbft4UPVEAE5Xd7.png
できたばかりの左腕を愛おしくさする。
( ゚∀゚)「でもよ、このかってー腕があれば守られるだけじゃなく仲魔を守る事もできるだろ。
日常生活にはちと不便だけどよ。
不謹慎だが、大学受験の時に障害特権もらえるぜ〜!
障害年金ももらってウハウハじゃね!?」
セ・□・タ「マナコ…少し感動したぜ!」
(;・三・)「まずその腕で出禁になると思わないのですか、マナコ君…」
(-┏┓-) 「フフフ、心配するな。
生身同然の義手も用意してある。お主の腕の残骸を素材にな。
仕込み武器として使うがよい。」
( ゚∀゚)「サービスよすぎるな、ジジイ?」
(-┏┓-) 「本当なら先の若者達のようにCOMPインストールソフトでも与えたいところだったが…
お主のCOMPには小ささの割に膨大な数のソフトが既に入っている。
その代わりということよ」
(-┏┓-) 「手術に体力の消耗をして腹が減ったであろう。
こちらは手術の助手をしてくれたシェフ、村正だ」
(^公^)「ウィ。
私、料理も得意ですが、剣に魂入れるのも得意です。
そこの正座したマドモワゼルなら、魔槍ゲイボルグになりますね。
ご用命の時はお気軽に」
https://pbs.twimg.com/media/FbftKXxUYAAglW0.jpg
( ゚∀゚)「とりあえず仲魔込みでフルコースで!金ならあるぜよろしくゥ!」
(-┏┓-) 「ふむ。異世界から来たとかいうお主の話、じっくりと危機ながら食事としよう」
-
今回はここまで。
スカアハルーグクー・フーリンはプレイヤーの皆さんなら王国屋のわらしべ長者でよくやりますよね。
3DS版では属性無視でバロールかセタンタも編成できる神っぷり。
さて長らくお待たせしておりますが、少しは楽しめていただけているでしょうか?
-
乙!
-
おつおつ
-
(;`・д・´)「…」
建造中のロボを見て唾をのむアロウ。
「よう」
後ろから男が肩に手をかける。
https://pbs.twimg.com/media/Fbu6JTdaIAAmjYF.png
(`・д・´)「カブラギ…」
カ`ω´ブ「ああなるんだぜ。ファントムに逆らった奴はな。
よくおめおめと戻ってきたもんだ。
ヤタガラスのスパイさんよ」
(;`・д・´)「お前を騙していて…すまないと…」
カ`ω´ブ「言い訳はいい。お前の言い分もわかってるさ。
理解できなくはない」
(`・д・´)「聞いてくれ。確かに俺はお前を裏切ってヤタガラスに一度戻ろうとした。
しかしやはりあの時はファントムのやり方は間違っていると…」
カ`ω´ブ「まぁいいよ。また俺と組もうぜ。
仲間達も大歓迎だ」
カ`ω´ブ「ファントムのやり方がよかったと思ったから、俺のところに戻ってきたんだろ?」
(`・д・´)「違うんだカブラギ。俺はファントムに所属はしているが、幹部リンゴの部下なんだ。
だからお前のチームに戻ることは…」
カ`ω´ブ「ああ、あの派手なねーちゃんか。
確かにお前を殺したハズだが、あの人に助けられて義理立てってわけかい?
お前らしいぜ」
(`・д・´)「すまな…」
カ#`ω´ブ「だがな!おまえはおれたちの今までの苦労を知らないんだ!!」
(`・д・´)「?」
カ`ω´ブ「お前が抜けて残りのチームメンバーが弾圧され、われわれの生き残る道が閉ざされた時!
その時の俺をきさまは知ってるか!?
お前のチームの分までケツモチして、率いて動けなくなった時の
おれを知っているか!?」
バッ
カ`ω´ブつ「この体を見ろ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fbu9TfOaIAAnri5.png
-
(`・д・´)「」
https://pbs.twimg.com/media/Fbu9X7qacAAWPsI.jpg
めくりあげられたその胴体は、腕は、どう見ても人間のそれではなかった。
(;`・д・´)「その体は…」
カ`ω´ブニア「リーダーのくせに途中から逃げたきさまにも責任がないとは言わせんぞ!!」
カ`ω´ブ「言っただろうが!ファントムに逆らうとああなると!
あの時点で落とし前をつけて生き残る道はこれしかなかったんだ!!
われわれのファントムでの理想を完成させる力を得るには…」
カ´ω`ブ「これしか…なかったんだ…」
https://pbs.twimg.com/media/Fbu9hieaMAEDzhR.jpg
(´・д・`)「すまない…ただそれしか…」
カ^ω^フ「気にすんなよ。意外とこの身体、気に入ってんだぜ。
体中がCOMPになってるようなもんだから、演算力もあがってるしな」
(`・д・´)「カブラギ…」
カ^ω^フ「俺はファントムソサエティの正しさを信じている。
ファントムが作る世界こそが、ガキの頃から夢見た世界だと思ってる。」
https://pbs.twimg.com/media/FbvC88vagAAbwYF.png
カ`ω´ブ「でも目的がでけえほど、払わなきゃいかん代償はでかい。
選べる手段だってすくなくなってくるわけ。
まぁ生身の体は恋しいけど…
ファントムの世界を作る為に何でもするって、とっくの昔に決めた事だし覚悟はあった。」
https://pbs.twimg.com/media/FbvC-TvaAAIA1EN.png
(`・д・´)「…」
カ^ω^フ「めでたく仲直りってとこでビールでもいきたいとこだが、
そうもいかないよな。
一週間後に例の場所で待ってるぜ。決闘だ!
お前を打ち負かして、ビール奢らせて、チームに引き抜く!」
https://pbs.twimg.com/media/FbvC_rUaUAAvi57.jpg
カブラギは陽気に去っていった。
-
─
リン^ー^ゴ「こんにちは、志半ばで倒れたサマナーさん」
( ゚∀゚)「あんたは?ここは?」
マナコが裸で座らされている。
リン^ー^ゴ「私はai-onのリンゴ。
人智を超えた超究極生命体のすげーやつって思ってくれていいよ」
( ゚∀゚)「ふむ…ちょっと待ってね…
あ」
マナコは顎に手を当てて考えた。
『川д川「…確か里を襲撃に来たのは奴…アロウだけじゃない。リンゴという者も来ていたと言っていました。
そして仇敵アロウはもうヤタガラスではなく、ai-onの人間だと」』
( ゚∀゚)「あ!俺の親友の仲間をブッ殺しまくったって噂のクソ女!
俺に何の用だ?」
リン^ー^ゴ「ヤタガラスの後始末だね?
あれは私の下僕が自分から志願したんだよ?
私もついてったけど、ガラクタしかなかったなぁ」
リン^ー^ゴ「そんなことより…
生き返りたくない?」
-
( ゚∀゚)「は?何言ってんの?」
リン^ー^ゴ「あなた色々とまだやり残した事があるんじゃない?
この私達の休憩所、セーフルームにあなたの魂を呼び寄せてるだけだから。
還るべき肉体もないんだっけ。
このままじゃ魂も昇天しちゃうよ」
( ゚∀゚)「なんで俺なわけ?世界で死んでる奴なんて毎秒いるでしょうが。
サマナーなら猶更だ」
リン^ー^ゴ「少しあなたのソウルを見させてもらったんだけど、相当に正義感がすごい人みたいだから。
しかもその為に転校までしちゃうなんてすごいよねえ」
高校時代。
相当なキチガイ校に進学してしまったマナコ。
https://pbs.twimg.com/media/FbvMtQOagAAYJXv.png
一人の生徒が殴り飛ばされてくる。
(ー□-□)「古田!」
つと
「お前らのお仲間のナードのゴミどもが購買に並んでたから摘まみだしてやったぜ。感謝しろ
学食使いたいなら通行料、持参弁当食うなら月一万払いな。
って前から言ってるよなぁ?」
(ー□-□)「きさまら許せねえ。てめえら体格いいからって勝手なごたくばかりならべやがって。」
「だったらどうした」
ー□□と(#゚A゚)「ぶっ殺す」
-
訂正。
高校時代。
相当なキチガイ校に進学してしまったマナコ。
https://pbs.twimg.com/media/FbvMtQOagAAYJXv.png
一人の生徒が殴り飛ばされてくる。
(ー□-□)「古田!」
つと
「お前らのお仲間のナードのゴミどもが購買に並んでたから摘まみだしてやったぜ。感謝しろ
学食使いたいなら通行料、持参弁当食うなら月一万払いな。
って前から言ってるよなぁ?」
(ー□-□)「きさまら許せねえ。てめえら体格いいからって勝手なごたくばかりならべやがって。」
「だったらどうした」
ー□□と(#゚A゚)「ぶっ殺す」
https://pbs.twimg.com/media/FbvMuU9akAIyJ3D.png
-
ミレ゚ー゚ディ「正義」プッ
https://pbs.twimg.com/media/FbvQOXhaIAAIZDR.jpg
(#゚∀゚)「てめぇは!」
ミレ゚ー゚ディ「いかにも水道水飲んでそうな顔してるのね。
リンゴ、本当にこんな山猿にまでソウルハックするつもり?
今の面子で十分だと思うんだけど?」
リン;^ー^ゴ「ミレディ、煽らない煽らない」
( ゚∀゚)「そのクソ女がいるってことは?
お前らまとめてファントムか」
リン・へ・ゴ「私はノーコメント。
ここで正義だの悪だのを云々するつもりはないよ。
必要なのは正義感の強さと、何かを成し遂げられそうな意志の強さだもの」
https://pbs.twimg.com/media/FbvQQIVacAUUgU0.jpg
( ゚∀゚)「質問に答えろアホ!」
リン・ー・ゴ「はいはい。確かにファントム傘下には今入ってるよ。
Aionを顕現させたのもランドウだしね。
でも目的が完全一致しているとは限らない」
( ゚∀゚)「おれの心を見たなら答えはわかるはずだ。
俺はファントムをブッ潰す為に破格で雇われたんだ。
あんたらがそれ以上のカネを出してくれるってんなら話は別だが」
リン^ー^ゴ「金の亡者だねぇ。
蘇生のついでに、Aion式召喚術を提供するから。
それで、どうにかならない?」
https://pbs.twimg.com/media/FbvQRvbaUAELIvm.png
( ゚∀゚)「少し興味があるね。なんだその召喚式は。」
(`・д・´)「素晴らしいものだよ」
男が部屋に入ってくる。
(`・д・´)「不死身の体は手に入るし、脆弱だった人間の頃の心の弱さも捨てられる。
仲魔や元仲間への愛着心もな」
( ゚∀゚)「誰だ?」
リン^ー^ゴ「それにデビルサマナーの力は関係ないもの。
Aionの技術だから。」
https://pbs.twimg.com/media/FbvQTzYaUAA4QpR.png
-
(`・д・´)「すまない。自己紹介が先だったね。
俺はアロウ。ヤタガラスに見切りをつけてリンゴに協力しているものだ」
( ゚∀゚)「へえ…あんたが。興味あるねえ。
キョウが泣いてたぜ(カマかけとこ)」
(`・д・´)「彼はまだ、この力の素晴らしさをわかってないんだ。
俺の手で殺してリンゴにソウルハックしてもらえば、きっと同志になってくれる」
( ゚∀゚)「話を逸らされてばっかだけど、その召喚術はつえーのか?
カルト宗教みたいに大事なとこはぐらかされて入信奴隷なんてごめんだぜっ」
リン^ー^ゴ「たまたま発現したようなものだけどね。
下僕たちを私の権限に置いて、サマナーに憑依させるんだよ。
COMPからスキルも出せるし、いざとなればストック内の悪魔を放出して一斉攻撃。一網打尽にもできる。
それはサバトって呼んでるよ」
( ゚∀゚)「普通の悪魔召喚は?」
リン^ー^ゴ「無理かな。
生き返らせたことの代価…
担保ってことでね、諦めて。」
https://pbs.twimg.com/media/FbvYtPiaQAEfCB-.png
( ゚∀゚)「まぁ確かに考えなくてラクだと思うけどよ、
俺はここにくるまでに結構な鍛錬を積んできたわけ。
サマナーの実力に左右されない悪魔運用って魅力を感じないね、悪いけど。
俺は普通の悪魔召喚で戦った方が性に合ってるね。」
_,
リン・Д・ゴ「それが美学ってヤツ?人間をガンコにさせる
要素の一つだよね?」
https://pbs.twimg.com/media/FbvYuYXagAAGgy0.png
究極を自称したAIが初めて、嫌悪の感情を表に出した。
( ゚∀゚)「そのサバトってのを強制的に使わんといかんのなら、俺は降りるわ。
このままおっぱいの夢を見ながら昇天させてくれ。」
ミレ゚⊿゚ィ「こんなセクハラ魔を引き入れるなんて私は反対よ」
つと
( ゚∀゚)「てめーのおっぱいには興味ねーわババア!」
リン^ー^ゴ「ラチがあかないな…場所移すね」
( ゚∀゚)「うわ!?」
二人だけが無機質な空間に飛ばされた。
-
座っていた席だけが電気椅子を予兆させるようであった。
( ゚∀゚)「なんだ、ここは!?」
リン^ー^ゴ「私が入れるあなたの魂の領域。ソウルマトリクスだよ。
そこらに浮いてる四角いの、これを壊すと…」
剣型COMPで手近なものを貫く。
_,
( ゚Д゚)「が!?」
リン^ー^ゴ「魂そのものが傷つくことになる。
やりすぎると記憶とかも消し飛んじゃうかもね。
どっちにしても魂だけのあなたは、ソウルハックを受け入れないと消えちゃうんだけど」
COMPから電撃を発射する。
椅子が体を締め付け、全身に電撃をゆきわたらせる。
_,
(;゚Д゚)「うが!ががががあggggggg」
リン^ー^ゴ「今から徐〜々に威力上げていくからね〜。
魂が壊れるのと、下僕になるのとどっちが先かな?」
(;゚∀゚)「考えてもいい…が…色々…質問…させろ…」
リン^ー^ゴ「いいよ。きみが耐えられるうちにね」
( ゚∀゚)「下僕ってぇのは…誰の事だよ…」
リン^ー^ゴ「あなたも含め、ソウルハックしたサマナーや仲魔って呼ばれてるやつらだねー。
私は悪魔すらも超越しているもの。だからアイオンなの。」
( ゚∀゚)「ソウルハック…に…デメリット…は…?」
リン^ー^ゴ「うーん、あえて言うなら私がちょっと疲れるくらいかな!
過程で対象の魂も少し改変されるけど、生き返れる喜びに比べたら些細だよね!」
( ゚∀゚)(疲れる…?)
( ゚∀゚)「あいつらも…そうなのか…洗脳…したのか…?」
リン^ー^ゴ「ミレディは元々あんな感じだよー。鉄仮面の元恋人だしねー。
アロウはちょっと人殺しに前向きになれるようにしてあげただけ!」
( ゚∀゚)「俺は…どうなる…」
リン^ー^ゴ「うーん、ちょっといじらせてもらうかも。
そのガンコさは目的遂行に邪魔になるかもしれないから」
-
( ゚∀゚)「ガンコや拘りがあるから人間なんじゃないの…か
俺は…気に入らない奴はぶっとばして…好きに…生きる…」
電撃が徐々に強まっていく。頭から出血し、鼻血まで出てくる。
リン・ー・ゴ「それは間違ってるよ。
それだと、理不尽の連鎖が続くだけ。
そうなったら世界は今以上に酷いことになるよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FbvXjcqakAEBwIV.png
https://pbs.twimg.com/media/FbvXlKeagAAZBqH.png
( ゚∀゚)「てめーらファントムが…世界を…酷く…してるんじゃー…か…
があああああああああああああああああああああああああああ!!」
電撃がダイン級にまで上げられる。
リン・ー・ゴ「心外だなぁ。私はアイオンとして、人間がすべき事の代わりをしてあげてるだけ。
君達人間がきちんとしていれば、介入なんてされなくても済んだんだよ?」
リン;^ー^ゴ「あちゃー…魂の状態で出血してるってことはそろそろダメか…
でも人間如きにしてはよく頑張ったね」
( ゚∀゚)「俺は…俺の意志で…生きたんだ…
てめーに…いじくる…権利なんて…」
_,
リン・Д・ゴ「はあ。ほんっと頑固。非合理的。
こじらせすぎ。めんどくさい。
馬鹿みたい。
もういいよ、ここのマトリクス一帯破壊してソウルをまっさらにしちゃおうか」
https://pbs.twimg.com/media/FbvXpT5aIAElQtk.png
( ゚∀゚)「人格…消えるのか…?」
リン^ー^ゴ「そうだよ」
( ;∀;)「頼むううううううううううううう!
助けてくれえええええええええ!」
失禁する。
リン^ー^ゴ「じゃあ極力ワガママ言わないで我慢できる?」
( ;∀;)「はい」
電撃が止んだ。
-
リン・ー・ゴつ「じゃあソウルハックするね。じっとしててね、痛くないから…」
https://pbs.twimg.com/media/FbvXsbsaAAUgxd-.jpg
リンゴが口から出した唾を鞭状に固めて寄ってくる。
( -∀-)
( ゚∀゚)「俺は…」
つと
https://pbs.twimg.com/media/Fbu3BQcaAAA6r5y.png
リン・ー・ゴ「え?」
銃のトリガーが引かれる。
ドワォ
_,
リン;Д;ゴ「あああああああああ!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fbu2_M9agAEf0fZ.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fbu3AQCaUAA6cYI.jpg
_,
(#゚Д゚)「俺はハッカーのもうし子だ!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fbu3CZKagAEEWXY.jpg
-
激情のままにブワッと髪が伸びてくる。
川゚∀゚)「このおれ様は蝶野の家の最強サマナー、マナコ様だぞっっ
誰がキサマらの様な、人や仲魔をゴミ扱いするような…
下種の”力”なんぞに屈するかよ!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/FbvYvkIaMAAJFWh.jpg
_,
リン;・Д・ゴ「なんで…銃が…効いて…」
川゚∀゚)「ちょっと疲れるってのが気になってなぁ。
なら物理的攻撃も通るって思ってな。
何がアイオンだ?大儀だ?
ソウルハックだっっ!!?
大いなる存在?ハッ
醜く腐った電子のゲロ袋どもがぁ、貴様ら全てぶっ潰す!
このマナコ様が虚空に送ってやるぜえッ!!!」
_,
リン#・Д・ゴつ「うるさい!お前なんかいらない!
電異界に突き落としてやる!
せいぜい電子の海に溶けて苦しんで消えろォ!!!!!!」
_
(#゚Д゚)「本性が出たな!テメーの精神的負けだ…
うわああああーーーー!!なんか落ちるーーーー!!」
─
-
( ゚∀゚)「、というわけよ」
フランス料理に舌鼓を打ち、饒舌に雑談をする。
(-┏┓-) 「興味深い。魂を加工して蘇生させるようなものがファントムに加担しているのか。
電異界とやらに突き落とされた後にこの天海市に落ちたというのは不可解だが。
そしてそれが!未来の電話のスマートフォンというものなのだな!」
興味津々にマナコのスマホをいじる。
( ゚∀゚)「そうそう、俺独自の改造でCOMPにもなるんだぜ!
それはそうと、触りすぎてデータ消すのは勘弁してくれよ。エロ・ドーガやら電子書籍なんかも入ってるんだから」
(^公^)「どうですか、ムッシュ。お味は?」
( ゚∀゚)「サイコー以外言いようがないね!村正さん、あんたも食えよ。
皆で食った方がうめーだろ!?」
(^公^)「ではご相伴に預かり…」
( ゚∀゚)「メアリちゃんは小食なんだな。あ、そうそう。
俺のいた時代で連載されてる漫画で、メアリちゃん並にかわいいエロメイドがヒロインの漫画があるんだけどよ。
声優の声が邪魔で見てねーの。戦い尽くしで最近そもそも見られねーけどな。
せっかく絵柄を原作に寄せててもったいねーよなーって。やっぱり漫画は原作だね!
あっミュートにして見りゃいいのか…いや原作読んでた方がよくね?」
メア ゚ -゚)「…そうなのですね」
( ゚∀゚)「メアリちゃんにもなんかいい漫画紹介してやっからよ。
好きなだけ感じるといいぜ!
メアリちゃんほどできたメイドなんて漫画でもいねーんだけどな!」
( ゚∀゚)「その漫画のエロメイドの名前はリリスつったかな…すげー聞き覚えがあるんだよね…
確か親父がすげービビってた悪魔と同じ名前だったような…」
(-┏┓-) 「リリスとは、太古に人間の始祖アダムの妻だった悪魔だ。
今でいう離婚をし、大物悪魔とたくさんのリリスという子を作り従えたとされる」
( ゚∀゚)「ヒュー!流石は悪魔学のl生き字引!
…んでよヴィクトル先生、相談なんだが…」
(-┏┓-) 「構わんよ。ベッド程度ならいくらでも空いている。
別の地ではホテルを営んでいたからな」
( ゚∀゚)「流石は話がわかる!これから速攻で億万長者になる見通しだから、代金は弾むぜぇ。
元の時代に帰れるかわからんが、とりあえずこの時代のファントム潰しをやっていくっか!」
5算 終
-
今回はここまで。
リリスがリリスを産むってなんだよ(自己ツッコミ)
最後の方はたびたび誤字を起こしますがご容赦ください。
-
オツ
-
次元の回廊3。
https://pbs.twimg.com/media/EUCfvX9VAAURUx4.jpg
「リリスのお部屋へようこそ。
呪われたサマナーさん。」
https://pbs.twimg.com/media/FcI_OSRaUAIDT0Q.jpg
サ ゚∀゚)「いい加減答えてもらうぜ。
呪われたサマナーってなんのことだよ」
「自分で考えなさいな。殺してきた人と悪魔の…そう…
少しは使えるみたいだけど……
そんな女を連れてるようじゃまだまだね……」
ネミ#゚ー゚)「何よこの痴女!ぶちのめしてやる!」
「さあいらっしゃい……
アタシが本当の女ってものを教えたげるわ……」
サ ゚∀゚)「赤ちゃんのお部屋にドぎついのをぶちこんでやるぜ〜〜!!」
っy=
「どちらが先に果てるかしらね?フフフ」
https://pbs.twimg.com/media/FcI_Ps3acAQ2mQ1.jpg
蛇すら纏わぬ露出を、前面に立って受け止める。
サ ゚∀゚)「メタちゃん!ママ!ダブル天罰頼む!
アティスはマカカジャ、マダはラクンダだ〜!」
果敢に攻めていく。
メギドラの極大ダメージは、原初の女として対を為す女神、イザナミがメディアラハンで癒す。
ネミ#゚ー゚)「オラオラオラオラァ!!!!」
つ つ つ つ
怒りを上乗せされた戦の魔王がついに夜魔の女王を仕留める。
「フフ……新月でパワーアップしたあたしがヤられるなんてね…
でも…あなたは…アタシを…
忘れられなくってよ……」
https://pbs.twimg.com/media/FcI_RbRaMAAQnIl.jpg
スワチカが落ちる。
サ#゚∀゚)「呪われたサマナーって何のことだ!
この周回は何時まで続くんだ!
答えろォー!!」
-
三面6臂
(´<_` )「ハァ…ハァ…」
帰還し、メットを外す。
川д川つ「責任を感じて無理をするな。カムイ
マナコが消えたのはお前のせいじゃない」
(´<_` )「気休めを言うな。
それにお前の友達だったのだろう」
川д川「その…元恋人だったのだろう?あの子。
戦いづらいのもわかるし、お前を庇ったのもマナコ自身だ。
恨んではいないと思うよ」
レ ´_>`)「その甘さが死を招く」
同時出撃していたウラベが口を開く。
レ ´_>`)「いいか、奴はCOMPハックという未知数の技を持っていた。
カムイの悪魔的能力、キョウの葛葉としての特殊召喚能力、どれを欠けてもランドウには勝てんのだ」
(’/ー`)y-「ガン!ガン!ガン!ガン!若い命が 真赤に燃えて〜
ガッツ!ガッツ!サマナーガッツ!三つの心がひとつになれば〜一つの正義は〜」
レ ´_>`)「この戦いに正義などありません。
どちらかが生き残るかの生存戦略なのです」
(;’/ー`)y-「…お堅いなぁ」
(*゚/ー゚)「でもどうするのォ。
このまま数日も悪魔の群れと戦い通しじゃ、三人とも倒れちゃうよォ」
(´<_` ;)「俺達が寝た時…地球は奴らに滅ぼされる」
https://pbs.twimg.com/media/Fb-hx8IagAEy066.png
-
(´<_` )「ナナを呼ぶのはどうです。
こうも小出しに悪魔を出されても、消耗のジリ貧で負ける。
頭数があった方が…」
川д川「ナナ?」
レ ´_>`)「駄目だ」
つと
腕から血を流しながら拒否するウラベ。
川д川「ナナとは?初めて聞きましたが。
僕達以外にもサマナーが?」
レ ´_>`)「隠していてすまないとは思っている。
最年少のサマナーで、
俺の…娘だ」
(´<_` )「俺の妹の様なものでもある」
川;д川「最年少?幾つなんです?」
レ ´_>`)「7歳だ。
だが実力は折り紙付きだ」
川д川「では何故出撃を渋るのです?
子供に戦わせるのは嫌ですが今はそんな事を…
ああ、お子さん想いなんですね。
嫌味じゃないですよ。
ウラベさんってファントム以外には本当に優しいんだなって」
レ ´_>`)「違う。温存すべきを得ないのだ。
マナコがいない今、お前達二人の連携は崩れている。
ナナまで敗れれば…あるいはファントムに奪取されたら…
俺達に本当に勝ち目がなくなる。」
-
(´<_` )「総司令…そのキズ…申し訳なく…」
口で包帯を噛んで縛りながら止血をする。
レ ´_>`)「気にするな。お前を庇ったわけではない。マナコがいなくても俺は出るつもりだった。
ネットバトルはできなくても、現実での戦いはできる」
『ウラベ様、回復を…』
レ ´_>`)「気にするな。君は魔力を温存しておいてくれ。
金はあってもチャクラ系の回復道具は限られているからな。
俺は親父譲りだ。戦いのプロだ。」
拳をぎゅうッと握る。
レ ´_>`)「お前達は仮眠しろ。
お二人も寝てください。
私がモニターで次の襲来を見張ります」
『あんたが一番疲れてんだろうが!おっさん!』
レ ´_>`)「…?」
川д川「どうしました…」
空を仰ぐ。
レ;´_>`)「いや…あいつの声が聞こえたような…」
( ゚∀゚)
(´<_` )「そう…ですか…」
レ ´_>`)「さ、みんな寝てください。」
それぞれ部屋に行ったあと、一人呟く。
レ ´_>`)「敵影察知。卜部浩二、出ます」
-
レ ゚_>゚)「うおぽおおおおおお!!!!」
っ-l--゙ っy=
純米からじしを飲み、力を増して出陣する。
本来は悪魔用に作られた酒だ。
地上の悪魔を裂き、空中の悪魔は撃ち殺す。
「きゃ!ぎゃ!」
https://pbs.twimg.com/media/D10pAqUU0AEeDeE.jpg
コカクチョウの群れを一掃する。
「私に勝てるとお思いで?」
https://pbs.twimg.com/media/D3qPgTuV4AA4NnN.jpg
背後からの奇襲をとっさに剣で受け止める。
反撃でひたすら物理攻撃をかますが、ほとんど効いていない。
「さあ、私との戦いで戦死する名誉を味わいなさい!」
レ ゚_>゚)「お断りだ。戦いの亡者め」
っyつ
(^Ⅲ^)
https://pbs.twimg.com/media/FKlGpwWaMAMu4LT.jpg
『ABSOLUTELY-ZERO』
全身剣まみれの悪鬼は悲鳴を発することもなく凍り付いて砕けた。
(^Ⅲ^)「私を呼び出すとは、ウラベ殿もよほど追い詰められているようで」
ムドオンで残党を一掃してくれる。
レ ;´_>`)「余計な心配はしなくて構わない。トラエストを頼むよ」
(^Ⅲ^)「御意」
レ _>)(頭が…痛い…
彼らのエミュレートが…間に合ってくれ…)
拠点に戻り、鼻血と吐血を派手に撒き散らして倒れるように床に眠った。
-
https://www.youtube.com/watch?v=yS3WRw73YjE
( ゚∀゚)「おっはよー!」
(-┏┓-) 「うるさい。今何時だと思っておる」
( ゚∀゚)「ジジイは遅起きだな。もう8時だぜ」
メア ゚ -゚)「追い出しますか」
(^公^)「ムッシュ、ドクター・ヴィクトル。朝食の準備ができております」
( ゚∀゚)「あ、どうも」
(-┏┓-) 「随分くつろいでおるな。サマナーといえ、この雰囲気が怖くないのか」
( ゚∀゚)「今の俺にとってはここが家よ!
親父の家しらねーし。
押しかけても変質者扱いされるだけだろ」
(-┏┓-) 「全裸で平然と出かけるような若者ではな」
( ゚∀゚)「全書見せてくれよ。親父の。
…うわ、ショボ。
メギドラオン派生オバリヨンもいねーのか…
ネメッチーピクシーから色々作れるはずなんだがなぁ…」
(-┏┓-) 「お主がどれだけの手練れか知らんが、あの若者はまだまだ駆け出しのようだったからな。
悪魔合体の奥深さに気付くのもこれからだろう。フフフ…」
(;゚∀゚)「少し悪魔登録しといてやるか。モコイが最強とか哀れすぎんだろ…
で、ジジイ。少し話があるんだけど…」
(-┏┓-) 「造魔の全てについて?知らぬわ」
-
( ゚∀゚)「はぁ!?あんた悪魔合体のエキスパートじゃねえのかよ!
このままじゃな、未来で超つえー造魔とクソふざけた仮面ヤローに世界征服されちまうのかもしれねーんだ!」
(-┏┓-) 「吾輩も造魔の研究について着手し始めたのは三年前からなのだ。
当時は一系統にしか進化しなかったが、今では更に発展しているかもしれない。
そこで…」
( ゚∀゚)「お使いか」
(-┏┓-) 「察しがいいな」
( ゚∀゚)「あんたらみたいな研究職は自分じゃ外に出ないからな。」
(-┏┓-) 「私がお前に頼むもの…
それは天海ベイの湾岸倉庫街、冷凍倉庫にある。」
( ゚∀゚)「天海ベイ…俺がボコボコにされた地区かい」
(-┏┓-) 「怖気づいたか?」
( ゚∀゚)「まさか!」
(-┏┓-) 「流石は腕を改造されようが喜ぶような狂人だ。
では、頼んだぞ。
血通わぬ土くれにして命の息吹を秘める、異形の人形…
それを持ってこなくてもいい。」
( ゚∀゚)「へ?」
(-┏┓-) 「既に先の若者達に、GUMPの修理と引き換えに依頼しておる。
だが造魔の素があるということは、研究者か関係者がいるはずだ。
何か造魔の秘密くらいは聞けるやもしれんぞ。
門番くらいはいるかもしれん。気を付けるのだ」
(-┏┓-) 「それにお前の仲魔には、既に強力な造魔がいるので素体は必要ないだろう。
一から造魔を作るなら、悪魔をたらふく喰わせて満腹にせねばいかんからな」
( ゚∀゚)「ジードの事か。
確かにアイツがいりゃ、新しい造魔を作る必要はないわな。
じゃあ行ってくる」
(-┏┓-) 「待つがよい」
-
(*゚ー゚)「待ってよォー!
スプーキーは、二人で調べろって言ったじゃないかー!」
シ ゚ -゚)「うるせぇ!おまえなんかいたら、調査の邪魔なの!」
(*゚ー゚)「わーい!追いついたー!」
( ゚∀゚)「あれが若い頃のユーイチさんと、シックスってトラブルメーカーか…
ホモなのかあの二人?」
ヒト;゚ー゚)ξ「あの二人、ユーイチ君とシックス君よね…」
( ゚∀゚)「あれが若い頃のおふくろもといネミッサおばさん…いい女だぜ。
クソ親父には勿体ねぇな。」
(;゚∀゚)「てか、ハジでもかかれたらやばいな。
先回りして色々やっとくか」
メア ゚ -゚)「ヒトミ様とお知り合いなのですか
ハジとは?」
( ゚∀゚)「あの銀髪のねーちゃんの元と遠野ヒトミと、連れの男…多分蝶野マナコが俺の両親なんだ。
ハジってのは未来のサマナー用語で死ぬって事だ。
二人が死んでしまったら、俺も生まれなくなる。
ファントムの計画も阻止できなくなる」
(;゚∀゚)「てかメアリちゃん連れていけってなんだよあのジジイ…
愛娘を戦地に送るとか、あっちの方がキチガイじゃねーか。
メアリちゃん、俺から離れるなよ」
メア ゚ -゚)「了解致しました」
( ゚∀゚)「行くぜッ!」
-
( ゚∀゚)「二人は行ったな…よしよし」
( ゚∀゚)つ□「めんどくせーパスコードなんざ、こいつでハッキングしてスルーしたる!」
中央倉庫のシャッターを開ける。
( ゚∀゚)「妙法村正ァ!」
っ-l--゙
https://pbs.twimg.com/media/Fb-h1LVaQAAA_Sl.png
メア ゚ -゚)「すごい切れ味ですね」
( ゚∀゚)「リスクもある諸刃の刀だけどな。
だがそこが気に入ってるんだ。
親父からのいつだかの誕生日プレゼントがこれだぜ?
頭イカれてんだろ?」
back attack!!
怪異かみおとこの軍勢が背後から襲い掛かってくる。
( ゚∀゚)「チィ!今は新月かッ!」
-
メア ゚ -゚)
っy=
ズドドドド
メアリが服の中からサブマシンガンを取り出し、悪魔を蜂の巣にする。
メア ゚ -゚)「お役に立ちましたでしょうか」
抑揚のない声で尋ねる。
( ゚∀゚)「おほ!助かったよメアリちゃん!
メイドに銃…いけるやん!」
メア ゚ -゚)「ヴィクトル様が仰っておりました。
レストランとして使うお客様は数あれど、ホテルとして使ってくださったのはマナコ様が初めてだと。
なので、できる限り手助けをするようにと」
( ゚∀゚)「意外と律儀なジジイだぜ。
これからも太客として世話になってやらあ。
でもメアリちゃん、無理はするなよ。」
メア ゚ -゚)「了解しました。マナコ様の援護に徹します」
( ゚∀゚)「俺のうしろにいな。
またバックアタックくらったら後方を頼むぜ」
ネミ゚ー゚)「パスコードは、481106だったよね。
じゃ、入力してあげる。」
https://pbs.twimg.com/media/Fb-h2SWakAUITJm.jpg
ネミ゚ー゚)「あれ…?シャッター開いてるよ?
…」
ネミ#゚ー゚)「ひょっとして、変な人形とやらを横取りしようとするふとい奴がいるのね!
いくわよ!ギッタンギッタンにしてネミッサ様に喧嘩を売ったのを後悔させてあげる!」
ヒト;^ー^)ξ『ま、まぁ…職員さん達もいるだろうし…
きっとロックをかけ忘れただけだよ!』
-
「寒いな…ネミッサ、ヒトミの体は人間だ。
ダサいから嫌だと思うが、防寒具を着てくれ頼む」
ネミ゚ー゚)「はいはい、わかったわよ」
つ と
赤いジャケットの上から軽く防寒着を羽織る。
ネミ゚ー゚)「さって、お目当てのものを探しに行くわよ!」
(;゚∀゚)「ふ…行ったか。
メアリちゃん、寒くない?」
メア ゚ -゚)「私は平気です。何も肌に感じません」
( ゚∀゚)「そうか。氷結に強い体質なんだなぁ。
ちょっと離れてな。このDEVIL HAZARDって扉をブチ破る!
ジャア君!」
(`W´)「ヒーホー!おじさん、何か用?」
( ゚∀゚)つ「そこの凍り付いたクソドアに火砕烈風破ァ!」
(`W´)「ヒーホー!」
激しい火砕流がドアを強襲する。
少し緩んだ。
( ゚∀゚)「よし、ダメ押しのメギドラオ…」
「やめんかい!うちの研究所壊す気かい!」
扉の向こうから声がした。
ズルズルと鈍く扉が開かれる。
https://pbs.twimg.com/media/Fb-h5h1akAEqcFY.png
「誰やねん!?」
https://pbs.twimg.com/media/FcD5H-AakAEA2VT.png
-
今回はここまで。
お前が誰やねん!?
ガルガンチュア8使いたい。
-
おつ
-
( ゚∀゚)(営業時間…ワードナかな?)
それ明らかに付け鼻だとか、なんでエセ関西弁やねんとかツッコミは置いておいて、
マナコは一度冷静に考える。
(#`〇U〇´)「なんとか言わんかいボケェ!カスぅ!」
https://pbs.twimg.com/media/FcIfRw3aUAALDTO.jpg
( ゚∀゚)(あ…カツラだ)
(`〇U〇´)「ほんとだれやねん?!
人の大事な研究の邪魔すんのは!!
……って、こんなガキかい!」
https://pbs.twimg.com/media/FcDuuLbaAAEzws0.jpg
(`〇U〇´)「まったく…悪魔の力まで使って研究所に入ろうとするなんて…
非常識にも程があるで。
ん…悪魔を使えるってことは…」
(;゚∀゚)「すいません、もう耐えきれません。
倉庫に勝手に研究所作ってるあなたも非常識だと思うんですが」
意にも介さず喋りまくる。
(;`〇U〇´)「ヒョッとしたらヒョッとするでぇー。
いやぁな感じやでぇー。
それでや、チョット聞きたいんやが…
じぶん、もしかしてサマナー?」
https://pbs.twimg.com/media/FcDu0OnaQAc56Ba.jpg
( ゚∀゚)「まぁ、親がサマナーなんですが…」
(;`〇U〇´)「くぅー!!クソ生意気なガキやで!
よくもまぁイケしゃしゃあと!
このドクター・スリル様の研究室に勝手に入ってくるとは、ええ度胸や!
ええ度胸やで、く そ ガ キ !」
https://pbs.twimg.com/media/FcDu2tRaQAM6UdZ.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FcDu4kKakAUWesv.jpg
(ー□-□)つ「落ちつけって」
ハゲのかつらを被せる。
(`〇U〇´)「わしはまだハゲてないで!ふざけんなや!
わしの造魔でギタンギタンのケッチョンケッチョンに…」
https://pbs.twimg.com/media/FcIfOB1aIAMqTrZ.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FcIfQy2agAExX7J.png
-
(;`〇U〇´)「しまったァー!
肝心のゼロは地下室やねんかぁー!」
(ー□-□)「落ちついてくださいね。ドクター・スリル。
俺はあなたに教えを乞いにきたのです。
証拠に、サマナーの証のOMPがないでしょう?」
(`〇U〇´)「…確かに、忌々しいCOMPはないみたいやな。
わしをいてまおうって気じゃないんやな?」
(ー□-□)「もちろんです。敵意などありません。
悪魔を使役できるのも、生まれ持った能力のせいで…」
(`〇U〇´)「くぅー!泣けるでぇ!
わしもな、ソ連がブッ潰れてからお払い箱にされてなぁ…
ん?」
メア ゚ -゚)「…」
(`〇U〇´)「そこの嬢ちゃん、どこでカドモン拾ったか知らんが…
とりあえず話を聞くで。奥のテーブルまで来いや」
─
ネミ゚ー゚)「この悪魔、タダ者じゃないよ!気を付けて!」
セ・□・タ「俺は敵じゃねえよ。そっちが槍でもなんでも向けてくるなら別だがな。
クランの獰犬、セタンタだ。クー・フーリンと呼んでくれてもいいぜ。
お前ら横の倉庫で取り忘れたろ。ほれ。」
脚部防具、ジャバー・フットを投げてよこす。
セ・□・タ「お前らここの倉庫の変な部屋に入りたいんだろ?
俺のサマナーの頼みで、お前らを目的地までエスコートしてやる」
悪魔出現抑制魔法、エストマが唱えられた。
セ・□・タ「これでお前らの力量に見合わない弱い悪魔は出てこられなくなる。
このクソ寒い冷気の原因は、地下深くの悪魔の仕業らしいぜ、俺も道中は戦ってやるからさっさと行こう」
「他にもここにサマナーが来ているのか?そこまで僕達を助ける義理はなんだ?」
セ・□・タ「お前らの探し物を先取りしようなんて思ってねーよ。
ただ、お前らに死なれちゃ困るらしいし、失敗したら俺が師匠に怒られる」
ヒト゚ー゚)ξ(あのマフラー暖かそう…いいなぁ…)
─
-
(`〇U〇´)「何やて?造魔の弱点を知りたいぃ?」
(ー□-□)「そうです。ファントムソサエティに、とてつもない強さの造魔を従えるサマナーがいましてね。
どうにか止めないと俺もあなたも殺されてしまいますよ」
(`〇U〇´)「ファントム?
ああ、あいつらのことかい。」
(ー□-□)「関係していたのですか?」
(`〇U〇´)「わしは奴らの一味ちゃうで。
まぁ、わしの天才的頭脳を貸してやったことはあったがなぁ。」
(ー□-□)「鉄仮面という男を知っていますか。
文字通り、気味の悪い仮面を被った細身長身の男です」
(#`〇U〇´)「そんな目立つ奴は知らんわ。
そんな奴がワシの研究を我が物顔で使っとるんかい!
ええわ、造魔の真髄をとことん叩き込んだる!」
( ゚∀゚)(鉄仮面はこの時代にはいないのか。
とすると若い奴か、天海市の事件以降に入った奴か)
(`〇U〇´)「ええか。これで全部叩き込んでやったわ!」
(ー□-□)「ありがとうございます。
お礼にというわけではないですが、少しご忠告を…」
(`〇U〇´)「何やねん。この天才ドクタースリル様に」
(ー□-□)「貴方はサマナーにはサマナーで対抗すべしと考えておりますね?」
(`〇U〇´)「なんでそんな事がわかんねん!」
(ー□-□)「そこの女の子に、資料を少し読んでもらいました。
しかし敗北する可能性が濃厚です。
サルに頭脳を搭載させてサマナーをやらせてもね…。
どこか離れた場所で、ガルガンチュアシリーズを造り込んだ方がいい」
(`〇U〇´)「…わかったわ。
でもわしはわしのやりたいようにやるからな!
忠告は受け取っとくわ!
鉄仮面とかいうふざけた奴をぶちのめすようにサマナーに依頼でもしとけや!」
マナコ達は一礼をして出て行く。
-
(`〇U〇´)「ちょっとええかな?」
(ー□-□)「なんです?」
(`〇U〇´)「今日研究自慢パーティ行かなあかんねんけど、なんか土産に持ってけそうなブツはないんかな?
造魔講義のおかげさまであんま時間ないねんけどな?」
(ー□-□)「それは失礼。では何か望みのものを」
(`〇U〇´)「うーん、わしチーズケーキ好きなんやけどね。
まぁわしの好みなんやけど」
(ー□-□)つ「持ち合わせがありました。どうぞ」
(`〇U〇´)「おお…美味しそうなチーズケーキやぁん!
もうチーズケーキ大好きやねん…あれ?
チーズケーキっていうか…
珍味のおつまみやん」
https://pbs.twimg.com/media/FcQbLOEaMAAIc-6.png
-
(`〇U〇´)「1、2、3、4!
チーズケーキやん、チーズケーキやん
おっチズケーキやんチズケーキやん♪」
(#`〇U〇´)「珍味のつまみやん!」
https://pbs.twimg.com/media/FcQbMo8akAEMVhb.png
(ー□-□)つ「では雨が降ってもいいようにこれを」
(`〇U〇´)「傘ええやん!長らく研究所にこもってたから傘も冷気でボロボロになってもうてなー…」
https://pbs.twimg.com/media/FcQbJkhaIAETsbm.png
(#`〇U〇´)「フキノトウ型の仕込みカサやないかい!
コロポックルベースに造魔作れってか!
タルンダ連発してもお話にならんがな!!!!!!!!」
(ー□-□)つ「失礼。では本物の土産の木刀を…
10本くらい余ってるので皆さんでわけてください。
あとこれも頭にどうぞ。ではこれで」
(#`〇U〇´)「そこらのガキやら変な木からドロップしたもん適当に渡しただけやろ!!
もうええわ!」
(`〇U〇´)「あれ…机に一万円札置いてあるわ。
わしのやったっけ?
とりあえず久々に外行くかぁ」
https://pbs.twimg.com/media/FcQbOA-aMAE9rxn.jpg
-
(;゚∀゚)「はー!慣れない事はするもんじゃないな!
うさんくせーおっさんに敬語でへこへこするとかさ」
メア ゚ -゚)
( ゚∀゚)「お!セタンタがスマホに戻ってきた!
ごくろー!」
─
「クーホォー、クーホォーって地下から変な音がするんだよ。
フリージング室が壊れたのかなぁ?」
「俺達が直してきます。
ここより下があるんですか?」
「頼むよ。この先にエレベーターがあって、冷気コントロールしてる機械が地下三階にあるんだ」
『クゥー・ホォー…クゥー…ホォー…』
ネミ゚ー゚)「この先の声の主が、この冷気の原因だよ。きっと!」
セ・□・タ「そういうこった。俺はここで失礼するぜ。
これ以上、甘やかす気はない」
ヒト゚ー゚)ξ『い、いえ、ありがとうございました』
セ・□・タ「礼儀のいいお姉ちゃんだな。
俺の忖度のおかげでだいぶレベルもあがっただろ?
COMP合体で氷結に強い悪魔を作っておくんだな。あばよ」
悪魔が振り向く。
セ・□・タ「ああ。そうそう。
冷気が緩んできたら、すぐ直通エレベーターを使わずに、行けなかった場所を巡って帰ってみな。
そういうところにお宝があるもんだぜ」
『RETURN』
悪魔は戻っていった。
ヒト゚ー゚)ξ(あのマフラー欲しかったな…)
-
フリージング室には、ピンクのゴスロリ風味の服を着たガイコツ顔の悪魔がいた。
ある種の人間が愛する人を冷凍保存するなら、こうするだろうといった戦慄を感じさせる。
(●Ⅲ●)「クーホォー…クゥー…ホォ…
アナタ達ハ誰?
ココハガルガンゼロ、ノ場所…」
https://pbs.twimg.com/media/FcXSL97aQAA05QV.jpg
ネミ゚ー゚)「ちょっとあんた!この寒さを止めなさいよ!迷惑なのよ!」
(●Ⅲ●)「寒イ場所ハワタクシノ場所…
スリル様ニココヲ守ルヨウニ命令サレテイマス…
邪魔ヲスルナラ…許サナクテヨ…?
フゥゥゥ…」
痺れを切らせたネミッサが、火炎ビンを顔面に投げつける。
(●Ⅲ●)「フゥゥゥゥ…」
しかしガイコツ顔面を覆うガードに阻まれた。
ネミ#゚ー゚)「わからないやつね!
口でわからないなら、魔法でわからせてやろうじゃない!」
戦いのゴングが鳴った。
『アイオンの雨』
フリフリの見た目に反して素早く動いたゼロは、先制で詠唱する。
妖魔アプサラスが跳ね返すが、ゼロの体に浸透してゆく。
https://pbs.twimg.com/media/D4r3XNmUEAIbaR6.jpg
「やはり氷の部屋を根城にしてるだけあって、氷結は御法度みたいだ!
それ以外で攻めるぞ!」
ネミ゚ー゚)ニア「わかってるってば。ジオ!」
稲妻が動きを止める。
双角の魔獣・カンフュールが体当たりをする。
削れた体力をすかさずアプサラスが回復する。
ヒト;゚ー゚)ξ『全然疲れてる感じがしない…機械的だから?』
「周りの冷気を吸収して回復しているのかもしれない。
一気に叩き込まないと意味がないのかも。
カンフュール!一緒に突撃してくれ!」
「ワカッタ!サマナータヨレルオトコ」
男と魔獣が同時に体当たりをかます。
-
「もしかして君、冷却装置直してくれた?
あーりがとう、助かったよ。」
「いえいえ。じゃあ俺達はあがりますね」
「お疲れ様。」
ネミ゚十゚)「馬鹿じゃないの?敵の懐で火炎ビンを撃って大爆発を起こすなんて。
しかもそんなもん持って帰ってどうすんのよ」
男は大破したガルガンゼロを背負って歩いていた。
「はは、オンモラキの落とした鉄仮面で顔を隠してなきゃ顔が割れて逮捕だったろうな。
倒して冷気が治まったんだからとりあえず勘弁してもらおう。
セタンタさんがかけてくれた魔法が切れないうちに出よう」
ヒト゚ー゚)ξ『あ、見て!凍ってた扉の先にお香があるよ!』
「ヒトミ、アロマキャンドル持っていたっけ?
ヴィクトルさんに鑑定してもらってから使ってみよう」
スリル研究所。
(;`〇U〇´)「どわー!なんやねん次の客は!
…COMP持っとるな!今度こそサマナーやろ!
ウソついてもわしの目は騙されへんでー!」
「隠してもしょうがないですね。なりたてですけど、サマナーです」
(;`〇U〇´)「あっっ!!
さては、ここを守っとったわしの可愛いゼロも倒してしもうたんやな!
はぁー!ふざけんなや!
だからサマナーって人種はぁー!!」
男が背負っていたガルガンゼロを奪い取る。
(`〇U〇´)「どうやらこの場は立ち去るしかないようやけどなぁー!
いつかおまんにもワシと同じ気持ちを味あわせたるかもしれんからな!」
ゼロを引きずりながら走り去っていく。
ネミ゚ー゚)「なんなのあいつ。わけわからない言葉で喋るだけ喋って逃げてったけど…」
ヒト゚ー゚)ξ『あ、これ…もしかして…』
https://pbs.twimg.com/media/DzcjcUgUwAEgxJX.jpg
-
「ヴィクトルさんが探していた人形かもしれないな
…ん!なんだ、これは!?」
男がジャケットのポケットをまさぐる。
『金に困ったらこれ持ってネット銀行に行け!
金持ちになりたいなら忠実な馬鹿悪魔を量産して船にGO!』
ヒト;゚ー゚)ξ『何かの暗号かしら…?』
ネミ゚ー゚)「あのセタンタって奴がいつの間にか捻じ込んだんだわ!
なんでアタシ達が、訳の分からないサマナーに助けてもらわなきゃならないワケ!?
アタシ達そんなにビンボーに見える!?」
「まぁ…お金があって困ることはないな。
キャロルJみたいな奴らと渡り合うなら、越したことはないと思う!」
ネミ゚ー゚)「そうだアンタ!財布スラれてないでしょうね!?
その変な紙がウソで、いい人だなーと思わせてお金取るなんていかにも悪魔のヤリそーなことじゃん!」
「天海市ではほぼ電子マネーが流通しているから、それはないよ。
でも…いや…その…」
男が更にポケットから何か差し出して呆然とする。
「現金も入ってたんだが」
半分サマナー用の施設、芝浜コア。
( ゚∀゚)「ケケケ!ごちそーさま!」
(・〜●)「くれぐれも、お気をつけて。
マグネタイトがなければ、悪魔は生きていけないのですから…」
https://pbs.twimg.com/media/FcXSVrjaUAAIs0T.jpg
( ゚∀゚)「よっけいなお世話だよ〜!」
湾岸倉庫を脱出したマナコは、業魔殿までメアリを送りついでに悪魔合体を行った。
死神ゲーデと龍王ヴィーヴル。
目当ては円の価値を上げる死神ティアーズと、マグネタイトの価値を上げるヴィーヴルの瞳だ。
https://pbs.twimg.com/media/Dv9XVv7V4AAjgjT.jpg
https://pbs.twimg.com/media/EwMvwNqVEAQgNYq.png
-
今回はここまで。
ドクタースリルの元ネタがMr. BATERというコントらしいので見てみたのですが、面白いです。
https://www.youtube.com/watch?v=xwVWq5BdpBc
スリルのCVを松ちゃんにしてハッカーズ2に出せ(暴論)
-
オツデス
-
〜マナコのMAG万長者クッキング〜
アプリ・フライデーを使ったスマホ合体でヴィーヴルの忠誠度を最初から最大にし、、魔晶変化で瞳にする。
そして芝浜コア地下の生体エナジー協会で、手持ちのマグネタイトを「ほぼ」ありったけ売る。
( ゚∀゚)ニア「ほぼ、ってのがミソだからな!」
(-┏┓-) 「業魔殿の中で吾輩の合体に頼らずCOMP合体を使われる屈辱…」
そしてゲーデに瞳をプレゼントし、マグ高騰効果をなくす。
全書に自動登録してあるヴィーヴルを、残ったマグネタイトで引き出す。
ゲーデを速攻で魔晶変化でティアーズにする。
今度はエナジー協会でありったけのお金を使いマグネタイトを買い漁る。
( ゚∀゚)「ここは金が空っぽになるまで買っていいからな!」
買い占めが終わったら、ヴィーヴルに死神ティアーズを差し上げよう。
喜んでその魔力を瞳に濃縮して、力になってくれるだろう。
そう、魔晶品によって協会によるマグネタイトレートが大きく変動するのだ。
それは濃縮されし魔力に込められた力で、人も悪魔も虜にしているに過ぎない。
ようは悪魔を使った株価操作である。
そんな事を人間の株式市場でやったらお縄ものだろうが、ここは裏世界。サマナーの世界。
悪魔を使いし正当な「技」なのだから咎められることなどない。
( ゚∀゚)「そしてまたヴィーヴルとゲーデ様ァ…を引き出してお互いの魔晶を貢いで売り買い!
そう…これは…」
マ;゚Д゚)「無限ループ!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/FcXzHziagAAZU7l.jpg
( ゚∀゚)「誰だよ、てめーは。
鳥になったアメン・ラーとかサマエルそっくりな魔神オシリス使いそうな顔してんな」
https://pbs.twimg.com/media/CfmEtIMUkAAy8YI.jpg
( ゚∀゚)「ちなみにゲーム中でも使える技だからこれからプレイする人はやってみてくれよな!
あ?ゲームってなんのことだって?
メタ発言なんて気にするな!」
( ゚∀゚)「さて、億は稼いだしウハウハだな。
今日はセタンタも頑張ってくれたし外食だ!」
-
いつもニコニコした店主がいる、芝浜コア一階のタイ料理屋へ行く。
(;^Å^)「サワッディー・カップ!
あー、遠野さまー。助けてくださいー!」
https://pbs.twimg.com/media/FcXSXy_aMAQehXb.jpg
( ゚∀゚)「どうしたよサワムラさん?
飯も出せないほど困ってるのかい?」
(;^Å^)「お客様が暴れてるんですネ。
お料理に集中できませんネ」
見ると奥の席で固太りの男が思いっきり暴れている。
次々の黒スーツの男達を投げ飛ばしている。
(;゚∀゚)「うひょっ」
つと
マナコの方にも一人飛んでくる。
どうやらたらふく食べた後で暴れたようだ。
皿が山のように積まれている。
(;^Å^)「お客様、困ります。
うちの料理、タダ違います。」
メ ;)Д(;) 「金などもうない!!
ここの店のファントムの奴らを殺し、私も果てるまでだ!!
ムサシ先輩の仇!!」
(;^Å^)「どうしましょ。警察を呼んで…」
( ゚∀゚)「せっかくメシ食いに来たんだ。ちょっと待っててよ店長。
厨房でとびきりのオススメコース作っといて」
ジャケットを脱いで近付いていく。
メ ;)Д(;)「何奴!貴様もファントムのサマナーかぁ!
ぶっ殺してくれるわあああああ!」
ガシッとマナコを掴む。
メ ;)Д(;)「直伝!大雪山…」
つ(;゚∀゚)と
メ ´)Д(`) つ「おろしぃぃぃぃぃ…」
つ
( ゚∀゚)つ「二段返し!」
つ
-
力王の小手でブーストされた力で、大柄な相手を背負い投げする。
メ ;^)Д(^) 「大雪山おろしを返されるとは…
だめだ!!もっと修行しないとやっぱだめだわ」
https://pbs.twimg.com/media/FcXvFMUagAEMmv7.png
( ゚∀゚)つ「上には上がいるもんだ。頭冷えたか?」
メ ;^)Д(^) 「まいった!おみそれした!
店主、暴れてしまって申し訳な…」
「そいつを引き渡せ」
( ゚∀゚)「ああ〜ん?」
リーダー格であろう髭ヅラの男が近付いてきた。
「そいつはわしらの会食に乗り込んで来て一方的に邪魔してきたのだ。
腕の一本でも切り落とさねば面子が立たん」
( ゚∀゚)「知らねーよ。てめーらの面子なんて。
コイツ一人に手も足も出なかったくせに。
こいつは俺のもんだ。てめえらは帰ってメンチでも食ってろ」
「おとなしく渡してくれんと、わしの技が暴発する」
( ゚∀゚)「そっちが暴発する前に、こっちの方が大暴発しそうだぜ」
っy=
https://pbs.twimg.com/media/FcXvGz4aUAIfRW9.png
https://pbs.twimg.com/media/FcXvH7EacAAxCcq.png
ドドドド
意識のある男達は逃げ帰る。
( ゚∀゚)つ□「ジード!奴らを追って捕まえろ!」
(□□)
https://pbs.twimg.com/media/FcXzKtcaMAM5Wv8.jpg
人型の造魔がすかさず追う。
( ゚∀゚)「さて、あんた悪い奴じゃなさそうだけど、店で暴れるのはよくないよな。
追加も奢ってやるから、あらいざらい話せ」
(;^Å^)「助かりました。いっぱい料理持ってきますネー」
メ ;^)Д(^) 「かたじけない。実は…」
-
─
できたばかりの天海空港。
二人のフリーサマナーが戦っている。
ム ´)Д(`) 「大雪山!おろしいいいいぃぃぃ!」
つと
川;◎ω◎)「ぬあああああ!」
メ ^)Д(^) 「凄いです先輩!やっぱり」
ム ´)Д(`) 「パンチも武器も通じねえ相手なら、やっぱ『技』だな。
弁慶、お前も早くマスターしろよ」
メ ^)Д(^)「おっす!
しかし、せっかくできた空港の悪魔を殲滅しろだなんて、
報酬ももらえて修行もできて一石二鳥ですね」
ム ´)Д(`)「ああ。わざわざ田舎から出てきた甲斐はあったな。
俺達はここで夢を掴むんだ」
メ ;^)Д(^)「夢…ってなんでしたっけ?
毎日食い放題になれるような金持ち!」
ム ´)Д(`)「馬鹿野郎。それもあるが、この天海市に大雪山道場を立てるんだよ。
サマナーになれる人間っていうのは少ない。
今はまだいいが、どこもかしこも悪魔がそこそこ出てくる世の中になっちまった。
悪魔を召喚できない人間でも、夜道を襲われても対処できるようにだ」
ごつん、と軽く後輩の頭をどつく。
メ ;^)Д(^) 「へへ、すいません。腹減ったなぁ」
ム ´)Д(`)「よし、本気のゲンコツを食らいたいんだな」
メ ;^)Д(^) 「ひえっ、勘弁」
プルルルル
ム ´)Д(`)「はい、武蔵です」
『こちらフィネガン。殲滅のほどはどうだ』
ム ´)Д(`)「はい。地下1階の悪魔もあらかた片付きました。
この後はどうしましょう?」
『ご苦労。帰っていい…と言いたいところなのだが、
3階の管制室に強力な悪魔が現れた。
私も手傷を負ってしまった。すまないが応援に来てくれるか』
-
ム ´)Д(`)「よし、行くぞ。
この仕事がカタついたら、しばらくサマナー家業は休む」
メ ;^)Д(^) 「えっ!?」
ム ´)Д(`)「フリーのは、だよ。
とある組織から俺が勧誘されてるのは知ってるだろ。
そこに少し在籍しようかと思っている」
メ ;^)Д(^) 「じゃあ道場は…」
ム ´)Д(`)「アホ。ちゃんとやるよ。
このヤマはまさかの、この街の立役者の西次官からの依頼だ。
今のフィネガンさんの応援まで終わらせて完遂できれば、十分なものを建てられるはずだ。
お前が一人前の大雪山サマナーになったら、道場主をやるんだ」
メ ^)Д(^)「しかし次官なんて地位の人から依頼がくるなんてすごいですね!」
ム ´)Д(`)「…」
メ ;^)Д(^) 「すごいです…ね!
…先輩?
エレベータの前ですよ。」
乗る。
ム ´)Д(`)「すまん。少し考え事をしていた」
メ ;^)Д(^) 「なんのですか?」
ム ´)Д(`)「空港っていうのは大事なインフラだ。
それをサマナーネットでの募集経由とはいえ、市のお偉いさんが俺らみたいな田舎侍に頼むか?
例の組織にお願いした方が手っ取り早いと思うんだが…」
メ ;^)Д(^) 「きっと自分達が有望だと見抜いたか、
その組織に頼んだ方が費用がかさむからですよ!
考えすぎは先輩の悪い癖ですよ」
ム ´)Д(`)「…今のうちに仲魔の召喚しとけ。
フィネガンさんのlいう悪魔に奇襲されても厄介だ」
メ ^)Д(^)「了解。ヤマワロ、チチスイ」
https://pbs.twimg.com/media/FcYII33aQAY9mVc.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FcYIH0XagAA_Sxa.png
ム ´)Д(`)「阿呆が。自分の仲魔の名前くらい覚えろ。
ヤマチチだろが。
しかし山田舎の悪魔ばっかりだな、未だにお前は」
-
メ ;^)Д(^) 「先輩だって山の鬼とか魔獣とかばっかじゃないですか」
ム ´)Д(`)「俺のパワースタイルには合うんだよ。
弱点を補うんじゃなくて尖らせる」
https://pbs.twimg.com/media/Ep_TdEdVEAMk3lk.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Er0yjaYVkAIC-Kl.jpg
チーン
ム ´)Д(`)「さて、仲魔合わせて6人体制でいくぞ。
分隊ならそれぞれチームで6人で行きたいところだが、お前の方が心配だからな」
メ ^)Д(^)「了解っす!(ショウジョウじゃなくてネコマタにすればいいのに…)」
(■ハ■)「く…お前達か。来てくれて感謝する」
ム ´)Д(`)「フィネガンさん。大丈夫ですか」
(■ハ■)「回復魔法はかけさせてある。
…悪いが先行を頼むぞ。
敵は管制室の中だ」
メ ^)Д(^)「わかりまし…うわっ!」
ユ▽д▽ダ「ヒョオウッ!」
っ-l--゙
ペルシャの曲剣を鬼の棍棒が受け止める。
ム ´)Д(`)「お前がフィネガンさんを狙ったのか」
ユ▽д▽ダ「我が名はユダ…獅子の名を頂し者なり…
いざ尋常に、命もらいうける」
ム ´)Д(`)つ「フ…俺の弟分まで襲ったのは許しがたいな。
ノーギャラだが、受けてやるぜ!」
-
https://pbs.twimg.com/media/EsPfKj8VcAIg38B.jpg
神樹オシラサマが開幕で魔法禁止令を唱える。
オ`皿´ニ「…(ムサシ!魔法が使えねぇぞ!)」
( ´)Д(`)「慌てるな。そもそも
お前達に継承させたカジャ系なんぞ、使えなくても支障ない。
力で押し切るまでだ」
ユ▽д▽ダ「なめるな。それが命取りになる」
サックスを吹き、次々と悪魔を召喚していく。
https://pbs.twimg.com/media/E1AgbD_VIAIKmbh.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FI5758HaAAYj4j1.jpg
ム ´)Д(`)「燃えやすい樹系悪魔にシルキーか。
火炎魔法を撃たれるのを魔封じでカバーしたわけか。
なかなか頭が回るもんだ」
『ラク・ンダ』
妖鬼トケビが守備を緩めてくる。
ム ´)Д(`)「ショウジョウのクロズディも自身の魔封状態では役に立たんか…
構わん、やるぞ!」
トケビがきねを叩きつけてくる。
オニが棍棒で受け止め、密着状態になる。
武蔵の不意打ちタックルが男を襲う。
ム ´)Д(`)「折りたたみ!」
つ と
「・・・!!
たすけてあげる!」
オシラサマが身代わりになり、男の代わりに押しつぶされる。
ユ;▽д▽ダ「なんという馬鹿力だ。…オシラサマ、すまない。
シルキー!」
シ*゚ー゚ルつ「ユダ様みたいになりたいわ!」
忠誠度最大の忠義の氷結が襲う。
怯まずに武蔵は拳を振るう。
ム ´)Д(`)「今一歩で判断を誤ったな。友愛には回復でカバーをさせるべきだった…」
-
戦いの果て。
ム ´)Д(`)つ「真空投げ!」
つ
ユ;▽д▽ダ「ぐっ!なんという…タフネス」
つと
上空に投げられ、天井に背中を打ち付ける。
ユ▽д▽ダ「何故だ!何故本気を出さん貴様!
武器を取れ!」
ム ´)Д(`)「俺の武器はこの筋肉だ。
それにお前さんだって迷って本気が出せないんだろう?」
ユ▽д▽ダ「ッ!何を戯言を…」
ム ´)Д(`)「なんで人殺しのダークサマナーやってんのかは知らん。
でもお前さんは、悪い人じゃない気がするんだ。
迷うくらいだったら足を洗っちまえよ。
そうだ、俺と一緒にある組織に来ないか?」
ユ▽д▽ダ「…」
ム ´)Д(`)「名前は?」
ユ▽д▽ダ「ユダ。ユダ・シングだ…」
ム ´)Д(`)「そうかい。俺は巴武蔵。
ヨロシクな。
ム ´)Д(`)「答えはすぐじゃなくていい。
本気を出してないのはお互い様だろ?
お前さんだって隠し玉を持ってるはずだ。
さて、最後の仕事を片付けなきゃいかん。
フィネガンさんの面倒を見てやっててくれ」
-
管制室内部。
ム ´)Д(`)「大切断、おろし!」
オニの武器を借り、巨大悪魔ウィンぺのケーブルをいくつか切る。
「グオオオオ!」
https://pbs.twimg.com/media/ELH2YxPVUAASzTL.jpg
おぞましき悪魔の産声が響き渡る。
周囲にダメージが広がる。
ム ´)Д(`)「こいつを地面に堕とせば終わりだ!
弁慶!しっかり回復を頼むぞ!」
https://pbs.twimg.com/media/FcYITJ2aMAAk8gM.jpg
メ ;^)Д(^) 「は、はい!」
仲魔達にメディアを唱えさせ、慎重にことを進める。
ム ´)Д(`)「この空港はこれから多くの人が使うんだ!
恨みはないが、ここから出てってもらうぜ!
うっ!?」
(■ハ■)
っy=
ユ;▽д▽ダ
ム ;´)Д(`)「フィネガンさん…
それに…ユダ!?」
-
ム ´)Д(`)「フィネガンさん!?何を…」
https://pbs.twimg.com/media/FcYIRxjacAAPyCu.jpg
(■ハ■)「西の指令は悪魔の掃討だけだったはずだ。
私の部下のファントムサマナーまで倒しやがって。」
背中から血が滲み出る。
一瞬の隙で、ウィンぺが体をソーサーのように回して回転切りを行う。
一同は大ダメージを受けた。
(■ハ■)「フフ、貴様のような逸材をおめおめとクズノハに渡らせると思うか?
それにここの悪魔も倒させはしない」
ム ;´)Д(`)「あなたたちはいったい…」
(■ハ■)「田舎者サマナーはファントムソサエティの存在など知らぬかな?
西は意外とケチでな、貴様らは最初から捨て駒だったんだよ。
もっとも、サマナーなら誰でもよかったみたいだがな、運が悪かったな
ユダ。やれ」
ユ;▽д▽ダ「ハッ」
ユ▽д▽ダ「マルト!肉弾!」
https://pbs.twimg.com/media/EhhumZEU4AAefWY.jpg
術者と相手を瀕死にする特攻スキルだ。
ム ´)Д(`)「ごおっ!」
(■ハ■)「虫けらにしてはよくやった方だ。
このウィンぺは、悪魔のマグネタイトや人間の魂を抜き取る力があるらしい。
これによって利用者のソウルを抜き取るとか。
冥途の土産には十分だろう。二人そろって死ぬがいい」
ム ´)Д(`)「一つ聞かせてくれ…
フィネガンさん、あんたもファントムソサエティなのか?」
(■ハ■)「無論だ。ここのユダもな」
メ ;・)Д(・) 「そんな…」
(■ハ■)「しかし、生き延びるチャンスをやろう。
クズノハを蹴り、ファントムサマナーになれ。
虫けらとはいえ、使えん部下どもより優遇してやるぞ」
ム ´)Д(`)「お断りだ。
貴様らのような汚い奴らにつくつもりはない」
-
ム ;´)Д(`)「坊、逃げろ」 ボソッ
ム #´)Д(`)「ショウジョウ!マグネティックストームだ!!!!!!!」
フィネガン達とウィンぺが軽い緊縛を起こす。
ヴィーン ヴィーン
ム ´)Д(`)つ「受け取れ!」
仲魔をRETURNし、COMPのメモリーを抜いて投げてよこす。
メ ;・)Д(・) 「先輩ッ!?」
ム ´)Д(`)「俺を信じろッ!」
メ ;)Д(;)「ちくしょう…ちくしょう!」
走り抜ける。
(■ハ■)「一人取り逃したか。
まぁいい、組織にはなんの影響力も及ぼさんだろう。
ユダ、巻き込まれる前にさっさと帰るぞ」
ム ´)Д(`)「ユダ!お前は根っから悪い奴じゃない!
仲魔の忠誠度を最高に達し、信頼されているのが証拠だ!
考え直せ。ファントムサマナーなど…」
ユ;▽д▽ダ「…」
二人は去っていく。
ム ;´)Д(`)「悪魔を使って人間の魂を…ソウルを集めるだと…
じゃあつまり…こいつらは…ファントムソサエティの目的は…
天海市は魂の…集積…」
https://pbs.twimg.com/media/FcYIdHnaMAEY3_h.jpg
回転斬りでケーブルが更にちぎれたウィンぺが、緊縛が解けて倒れかかってくる。
ケーブルの欠片がイモリ状に分解されて体にしがみつき、麻痺させる。
それは小型の妖虫、ヨーウィーの群れだった。
https://pbs.twimg.com/media/FRK_Xo8aQAYo8xs.jpg
全身に毒がまわり、もはや武蔵には動く力などなかった。
https://pbs.twimg.com/media/FcYIeOGaMAcOlBy.jpg
─
-
メ ;)Д(;)
豪快にメシを食べながらも、大粒の涙が止まらない。
(;゚∀゚)「おいおい大丈夫かよ。喉つまらせんじゃねーぞ」
ピッチャーから飲み物を注いでやる。
メ ;)Д(;) 「かたじけない。
自分が未熟なせいで…先輩は…先輩は…」
( ゚∀゚)「フィネガンの野郎、やっぱ汚いぜ。
騙し討ちとはな。
ユダって奴は親父がヴィジョンクエストとやらで見た事あるって言ってたが…」
メ ・)Д(・)「あなたもフィネガンを知っているのでござるか?」
( ゚∀゚)「ああ。サマナーなりたての頃に襲われたね。
ユダってのは会った事ねえが、ターバングルグルでサックス吹くと蛇が出てきそうな奴だろ?
で、お前はどうしたいの?」
メ ・)Д(・)「え?」
( ゚∀゚)「フィネガンに先輩やられて悔しいんだろ?」
メ ;・)Д(・)「あまりやりたくはないことだが…
この手で倒して先輩のかたきを…」
( ゚∀゚)「よぉし!利害一致だ!」
つと
パン、と手を叩く。
メ ・)Д(・)「事態が読み込めないのだが…」
( ゚∀゚)「俺もお前もフィネガンやファントムにはムカついてる。
俺はハッキリ言って強いけどよ、人手があった方が良い。
お前、名前は?」
メ ・)Д(・)「坊弁慶…」
( ゚∀゚)「俺はリョウマナコだ!よろしくな!
ベンケイ!
武蔵坊弁慶みてーに仁王立ちして死ぬんじゃねーぞ!」
メ ^)Д(^) つと(゚∀゚ )
二人は手を取り合った。
-
今回はここまで。
ユダのヴィジョンクエスト、ミシャグジさまやアーバンテラー、カクエンといった物理に強すぎる悪魔が多くてつらい。
おまけ
レイをボコるナオミさん。
https://pbs.twimg.com/media/Fciv1WCaAAQiHv_.jpg
-
乙!
-
( ゚∀゚)「よう」
(-┏┓-) 「ヨーソロ。新たな客人(サマナー)か」
( ゚∀゚)「ベンケイってんだ。こいつのベッド頼むぜ。落ちないように特大のな。」
メ ;^)Д(^) 「よろしくお願いします」
(^公^)「お腹は空いていませんか?私自慢のディナーはいかが?ムッシュ?」
メ ^)Д(^)「い、いいんですか!?」
( ゚∀゚)「お前の分もちゃんと引き落としにしておいたから心配しないで食え!
…つーかまだ食うのかよ。すげえな」
メ ^)Д(^)「ありがとう、マナコくん…」
( ゚∀゚)「呼び捨てでいいよ。仲魔以外からのさん付けとか、むず痒いんだけど」
メア ゚ -゚)「いらっしゃいませ」
メ ^)Д(^)「観音様だ…」
( ゚∀゚)「は?」
メ ;^)Д(^) 「あそこにおわすのは…」
( ゚∀゚)「やめちょけやめとけ。ヴィクトルの娘で俺の将来の嫁だ。
つーか手出したらぶち殺す」
メ ;^)Д(^) 「ううー…
腹減った!」
(;^公^)「新たなお客様が滞在するとはお聞きしていなかったので…
追加でおつくりします」
( ゚∀゚)「いいよムラマサさん。俺は外で食ってきたから。
それにやることがあるから」
スマホに通知が入る。
( ゚∀゚)「ひょっ、きたきた」
メ ^)Д(^)「それが先輩のCOMPですか?小さい下駄みたいですね」
( ゚∀゚)「お前は思いっきり食って寝ろ。
ちょっとやることやってくらあ」
( ゚∀゚)(ケケケ!スプーキーズのオブザーバーにハッキングして先回りなんて朝飯前よ!)
-
幽霊の絵が描いてあるトレーラー。
(’ー`)y-「忘れもしない。
この書き込みは僕を閉じ込めたサマナーだ。
…聞いているのか?」
https://pbs.twimg.com/media/FcshWITaUAguK_D.jpg
ネミ#゚ー゚)「あのヘタレ野郎!
誰が頭の悪そうなスケよ!
ぶっ殺してやる!」
「あかね台の天体博物館か。家のすぐ近くだな
寄っていいか?」
ネミ゚ー゚)「何言ってんのよ!あの野郎をぶっ飛ばすのが先でしょ!」
「初戦で油断していただけで、本当はかなりの実力者かもしれない。
できるだけの準備はしておきたい。
それに、謎のサマナーがよこしてきたこの券の真偽も気になるからな…」
ネミ゚ー゚)「油断しない方がいいよ。何かの罠かもしれないし。」
https://pbs.twimg.com/media/FcshXl6akAAVjG9.jpg
(’ー`)y-「何かもらったのかい?
ん…?これは…
伝説の万馬券ッ!」
ネミ゚ー゚)「知ってるの、リーダー?」
(’ー`)y-「僕がまだ若い頃に、少し競馬にハマっててね。
なんで当てた人がその場で換金してなかったかわからないが…
こいつはかなりの値打ちものだ。
マニアには垂涎もののはずだよ」
「とにかくパラダイムXにリンクしてみよう」
ネミ゚ー゚)「仕方ないなぁ」
(^ハ^)「いらっしゃいませ。VR銀行へようこそ」
https://pbs.twimg.com/media/FcslU-GaEAAYeT3.jpg
-
(^ハ^)「ドリームチケットをお持ちですか。
よろしければ換金致しましょう。」
https://pbs.twimg.com/media/FcslXnvakAA13kt.jpg
「よろしくお願いします。
あ、おいくらですか?」
(^ハ^)「一枚400000円でございます」
ヒト;゚ー゚)ξ『どわ!!』
ネミ゚ー゚)「ネミッサ、お金の価値がよくわからないんだけど、すごいものなの?」
ヒト゚ー゚)ξ『ネミッサは世間知らずだなぁ!
おじさんサラリーマンの月給と同じくらいだよ!
…多分!』
「あのサマナー…?の言う事は、本当だったのか…
敵ではないのかな…」
ヒト゚ー゚)ξ『私は信じていいと思う。
じゃないと、大事な仲魔を派遣してくれるなんてしないと思うよ。』
「そうだな…ネミッサ!?」
男の袖が掴まれる。
ネミ゚ー゚)「ねぇねぇ、こっちにカジノっていうのがあるよー!
入ってみようよ!」
「待て待て!
まず口座からおろさないとお金は使えない!」
(^W^)「ヒーホー!カジノ・ブリザドンにようこそ!
細かい説明は省くね!
ねぇ、何をするぅ?」
https://pbs.twimg.com/media/FcsuhIraIAYvEaK.jpg
「着ぐるみのお姉さん…映画館と同じだな。」
(;^W^)「別に色違いの着ぐるみを着て接客してれるわけじゃないホー!」
「テオメトルってやつと…チャクラドロップ…これでいいか…」
(;^W^)「あれ?ゲームはしていかないの?」
-
乗せられて、VSポーカーをする。
「いやー、強いっスねぇ。」
https://pbs.twimg.com/media/FcswIB-aIAA9-Ce.jpg
「おっしゃー。絶対、ボクが勝つもんねー。」
https://pbs.twimg.com/media/FcsubKXaAAEXIew.jpg
「ボクッ子かよ…あんた」
「俺と一閃…一戦交えてみるか?」
https://pbs.twimg.com/media/Fcsuc9JaMAE6NwB.jpg
「フフフ…おまえか。
どうだ、吾輩と一戦…」
https://pbs.twimg.com/media/FcsugGNaEAAretA.jpg
ヒト゚ー゚)ξ『誰だろう?君を知ってる人なのかな?』
「フフ、ポーカーがそんなに珍しいかね?メア…
ああ、すまん。こちらの話だ。」
https://pbs.twimg.com/media/FcswV1jaAAQ7X6n.jpg
「これは…あの人確定だろ」
「優秀なサマナーであるばかりか、優秀なギャンブラーでも
あるとはな…また会おう。」
https://pbs.twimg.com/media/FcswYhLakAMa5AX.jpg
「ふー…どこまで続くんだ?」
ヒト゚ー゚)ξ『頑張って!』
「最後の相手は、最強の俺様だ!」
-
「ロイヤルストレートフラッシュ!!!」
「くっ…初戦から強い!」
ヒト;^ー^)ξ『ほら、まだあきらめちゃダメよ。チャンスはまだあるから!』
https://pbs.twimg.com/media/FcswfxiaAAEkFt7.jpg
( ゚∀゚)(ハッキングしてブタをロイヤルに見せてるだけだけどな…!)
男の顔に汗がしたたる。
( ゚∀゚)(逆に相手の手も…)
「フ。フルハウス!」
ネミ^ー^)「ヤッター!
この調子で、あんなヤツ、コテンパンにしちゃえ!」
https://pbs.twimg.com/media/FcswlnLagAg8KqU.jpg
( ;∀;)「自分のおばさんに貶されまくる俺っていったい…?」
「何か言ったかい?」
(;゚∀゚)「い、いや、なんでもない。
気ィ抜いてるとコイン喰っちまうぞこらぁ!」
「フラッシュ!」
( ゚∀゚)「やるじゃねーか!(多少引きをよくしてやったらどんどん回るもんだな。
俺も遊〇王でこれくらいヒキがよくなりてーな!)」
ヒト゚ー゚)ξ『きっと今、あなたの方にツキがあるのよ。
この調子で、しっかり!』
https://pbs.twimg.com/media/FcswkpBaEAAlSoP.jpg
( ゚∀゚)(胸元が意外とセクシー…
俺が生まれたらこのおっぱい独占できんだよな…)
FINAL ROUND。
「返しの…ロイヤルストレートフラッシュ!!」
ネミ゚ー゚)「へー、たいしたもんね。
普段から悪魔を相手にしてるだけあって、
駆け引きはお手のモンだね!」
https://pbs.twimg.com/media/FcswnI1aUAcI5Y3.jpg
( ゚∀゚)「よっ、大コイン持ち!
無駄にすんじゃねーぞ!」
-
パラダイムXから意識を戻す。
(*゚ー゚)「あ、二人ともおかえりー!」
ちょっと間の抜けた声が響く。
ネミ゚ー゚)「あらユーイチ。何してるの?」
(*゚ー゚)「うん、オレ、ハッキングのこと習ってたんだ。」
https://pbs.twimg.com/media/FcsuIKNakAYj0HN.jpg
ネミ゚ー゚)「へえ、偉いじゃん。ハッカーの雛だね。」
https://pbs.twimg.com/media/FcsuJV8akAAJR-4.jpg
(*゚ー゚)「うん、オレ、早く一人前になって
スプーキーにカッコイイハンドルネームつけてもらうんだ。
でね、スプーキーズの一員として
みんなと一緒に大活躍したいんだ。
あー、早くそうなるといいなァ。」
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https://pbs.twimg.com/media/FcsuOYFagAA_6oX.jpg
トレーラー駐車場から盗聴していたマナコがにやつく。
( ゚∀゚)「ふーん、ユーイチさんって昔から勉強熱心だったんだなァ。
おっと、口調が移っちまいそうだ」
「大丈夫かユーイチ。真悟に殴られたりしてないか」
(*゚ー゚)「大丈夫だよォ。からかわれたりしてるけどね。
オレの方が年上なんだけどなぁ」
「すまないな。昔馴染みの俺が諫めてやれればいいんだが…
小さい頃のトラウマがあってなかなか…」
(’ー`)y-「そんなことはないぞ。
割とからかうくらいには仲がいいし、ひどい時はランチも仲裁に入ってくれているから」
_,
( ;゚∀゚)「は?真悟ってシックスって人の事だよな?
親父から昔馴染みなんて話、聞いてねーぞ」
-
「早々に行きたいんだが、もう夜だ。
すまないリーダー、一晩寝かせてくれ」
ネミ゚ー゚)「ちょっと!!」
(’ー`)y-「構わないよ。
相手が君達の抹殺宣言をしているかつ、場所指定までしているし…
あちらから動くことはないだろう。
それに…」
ネミ゚ー゚)「それに?」
(’ー`)y-「ランチに晩飯を作ってもらおう!
ねね、いいだろ?」
買い出しから帰ってきたドレッドの男におねだりする。
8(□□)「まるでユーイチのような頼み方をするな。
リーダーの金で買い出しに行ったからいいけどよ。
シックスは?」
「真悟なら…マンションだと思う。
無理に引っ張り出すこともないだろう」
ネミ゚ー゚)「ふーん。色々事情があるのね。人間って」
(*^ー^)「ふー、ごちそうさま!
こんなおいしいもの食べられるチャンスを逃すなんて、
シックスもオレをいじめてるバチが当たったんだねェ!」
8(□□)「そう言うな。聞かれてたらまたやられるぞ」
「すまないリーダー。俺は寝かせてもらうよ。ソファ借りる」
(’ー`)y-「好きにどうぞ。僕は運転席のうしろで寝てるからね」
「ヒトミは一人で帰れるか?」
ネミ゚ー゚)「ネミッサの力があればらくしょーよ!」
( ゚∀゚)「俺も帰ろ」
-
( ゚∀゚)「…の前に、下見は欠かせないよな。
これ、戦いのジョーシキだぜ!ヒャーッハッハッハ!」
プラネタリウム。
(■〜■)「zzz…」
(;゚∀゚)「こいつがキャロルJ?寝てんじゃねーの…」
持参したであろう毛布をかけてやる。
( ゚∀゚)「そういやあのキャロルJは元気かね…
ヴィクトルのじじいが何とかしてやってるといいんだが」
( ゚∀゚)「帰ろ」
業魔殿
( ゚∀゚)「はいただいま…
意外と静かじゃねえか。
ベンケイのヤツ、 凄いいびきかいてそうなイメージあったんだが」
(□□)
( ゚∀゚)つ□「ジード帰ってたんか。おかえりお疲れ。
スマホに戻りな」
あかね台
ネミ゚ー゚)「こっちでいいのね」
ヒト゚ー゚)ξ『そう。彼と同じマンションに住んでるから。
404号室ね』
ネミ゚ー゚)「あれがマンションか。なんだか蜂の巣ね。
あんなのに住んでるなんて、迫っ苦しくないの?」
ヒト゚ー゚)ξ『ふふふ。意外と快適よ。』
いきなり背後からの打撃。
ヒト;>ー゚)ξ『えっなに…きゃーっ!』
-
翌朝。
『ベンケイ。お前は飯食ってシーアークで修行してろ!
地図と偽造ライセンスを置いてってやる』
書置きを残し、7時にマナコはそっと業魔殿を出た。
8時。
「えっこの悪魔を俺に…?」
(-┏┓-) 「ああ。とあるサマナーが全書に登録していきおった。
お主に使ってほしいと」
「マグは張るが今後頼りになってくれそうだ」
「どうしたんだヒトミ。顔色が浮かないぞ」
https://pbs.twimg.com/media/FctGdYlaUAACKm6.jpg
ネミ#゚ー゚)「あんたのせいよ!一人で帰ったせいで、ボーカンに襲われたんだから!」
「なんだって!?被害届は?」
ネミ゚ー゚)「大丈夫よ。ヒトミちゃんは気絶しちゃったけど、あたしがジオかましてディア連打してなんとか部屋まで逃げ…
逃げるって言いたくない!奇襲だったんだから!」
「キャロルJがしびれを切らしたのか、それとも別のファントムサマナーか…?」
ネミ゚ー゚)「ま、あんたの家にイキましょう。」
自宅
J( ´ー`)し「お帰り。ヒトミちゃんもlゆっくりしていってね。
昨日はどこにいたの?」
「友達のところに泊ってた。
オーブリーは?」
J(;´ー`)し「最近あまり帰ってないんだよ。
帰ったと思ったらあなたのパソコンでパラ…なんとかをひたすらやってるの。」
https://pbs.twimg.com/media/FctGhL1aEAASwf5.jpg
「そうか。帰ってはいるんだな」
-
( ゚∀゚)(オーブリーって誰だ…デカチチのトモコおばさんは?)
邪鬼グレムリンに、家の電化製品をハッキングさせて通し見る。
「親父は?」
J( ´ー`)し「お仕事に決まってるじゃない。
また帰りに変なもの買ってこないといいけど」
「そっか。ちょっとまた出るよ。
飯があったらとっといてくれ。
あ、あとこれ」
100000円を手渡した。
J( ´ー`)し「あら、どうしたのこれ」
「家にも生活費入れないとな。
ちょっとバイトしてるんだ。心配はしないで」
J( ´ー`)し「いってらっしゃい。」
家を出る。
( ゚∀゚)「追ってくれ!」
(`▽´)「オーケー!」
https://pbs.twimg.com/media/FcyGMtgacAAwim3.jpg
マンションの入り口に、魔女のような鼻をしたおばさんがいた。
「あら、ヒトミさん達。おはよう。」
ヒト゚ー゚)ξ『おはようございますおばさま。』
「ヒトミさん、すっかり変わってしまったのね…
おばさんでよければ、相談に乗るわよ。
オーブリーちゃんもすっかりあんな髪になってしまって…」
https://pbs.twimg.com/media/FctGf4cakAAqplE.png
「それでも、俺の大事な妹です。
ヒトミも変わりません。」
「…そうね。」
-
「さて、天体博物館へ行こう。
これ以上痺れを切らせるとヤバそうだ」
ネミ゚ー゚)「そうね。
あの黒メガネ野郎、コテンパンにしてやる!」
( ゚∀゚)「二人は行ったみたいだな。
ちょっと後から追ってみるか」
公園のベンチでタバコを吸い、コンビニで買っておいた紙パックのジュースを飲む。
( ゚∀゚)「しかし、どーゆーことだ?
トモコおばさんはいないし、オーブリーってのが親父の妹ってことになってやがる。
バグか?
にしてはばあちゃんは同じ顔っぽいな」
『うわ、おじさん、たづけ…』
くぐもった声が聞こえる。
( ゚∀゚)「グレムリンか!?どーした!」
『うわ、ホームラ…』
スマホの表示に『死』が映る。
( ゚∀゚)「ああん?
下級邪鬼つっても悪魔だぞ?
そこらのチンピラでどうこうできるような…」
ブンッ
( ゚∀゚)「ぬっ!」
つと
背後からの打撃を見切る。
「なかなかやるじゃん」
https://pbs.twimg.com/media/FctGiQcaMAEI1Rv.jpg
-
今回はここまで。
レベルが90越えるとコペルニクスでもガキとかグレムリンができるから困る。
-
乙
-
─
レ _>)
(;゚/ー゚)「ちょっとまずいんじゃないかな、今回は」
簡易ソファに寝かせられているウラベを見る。
(´<_` )「一応、ディアラハンで血は止めましたがね。
もう体がもたないのではないですか。
休みもなしにこう数年も戦っていてはね」
レ ´_>`)「問題ない」
つ -と
立ち上がり、注射器を撃つ。
川д川「ウラベさん!ポンはやめいや!命取りになるでー!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fc36tgvaIAARJRR.png
レ ´_>`)「フ、若いのによくポンなんて知ってるな。
安心しろ。鎮痛用麻薬と造血剤だ」
ギューと中身を押し込む。
レ ´_>`)「じきに体も動く。問題ない…問題ない」 ガクッ ガクン ガクン
つ と
https://pbs.twimg.com/media/Fc36ucYaIAAuaHA.png
自分に言い聞かせるように呟く。
(´<_` )「総司令、また敵影です。今度は地上型のようですが…」
レ ´_>`)「わかった」
https://pbs.twimg.com/media/Fc36wJMaMAEKfzn.png
(;’ー`)y-「ウラベ君、今回の出撃は休んでいなさい。
あの出血量は尋常ではない。
次は生きて帰れるかどうか。」
レ ´_>`)「問題ありません。内臓や古傷のものではなかった。
まだ体は動きます。出撃」
レ ;´_>`)(しかし…くそ…戦いは実際どこまでゆくんだ…)
https://pbs.twimg.com/media/Fc36xTzaAAEbIxP.png
─
-
_,
( ゚∀゚)「きさまがクソブリーか!
気ィ強そうなツラして、ケツが弱そうな顔してるぜ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fc8EYBAaAAYVEXr.jpg
オ#゚⊿゚ブ「オーブリーだ!二度と間違えるな!」
つ
https://pbs.twimg.com/media/Fc8M952aUAUKeMe.jpg
バットが降り下ろれる。
轟音が鳴る。
(;゚∀゚)「やっぱりお前があの家の娘か…
そして、ヒュー!おどろいた!
そのバットがCOMPかよ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fc8NXwFagAEa9dS.png
少女の体躯に似合わぬ巨竜が召喚された。
https://pbs.twimg.com/media/EzptjCEVIAMxZux.jpg
( ゚∀゚)「邪龍ファフニールだと!?
あのガキィはいくつなんだ!?」
アナライズハックで少女の情報を見る。
-
『召喚師 AUBREY
AGE 15 LV 20
HP 144
MP ???
性格 獰猛
ムードレッカー
スラッガー
すりつぶす
ぶちのめす
とっておき
頭突き
バストサイズ とりあえずでかい
処女』
( ゚∀゚)「親父のヤツ、どーでもいい機能もぶちこみやがって!
うひょひょー!」
オ゚⊿゚ブ「そろそろいい?
今は誰かをぶっ飛ばしたくてイライラしてるんだ」
( ゚∀゚)「生理かぁ?まぁ落ちつけよ。
お前のその様子じゃ、いつもイラついてるように思うぜ」
オ゚⊿゚ブ「ほっとけ!」
つ
またバットが降り下ろされる。
( ゚∀゚)「フン!」
つと
籠手で弾く。
また悪魔が召喚される。
https://pbs.twimg.com/media/Eud9utHVIAclJ8b.jpg
( ゚∀゚)「そのバットを振って悪魔を召喚するギミックか。
あまり効率的とはいえねえな。
で…
トモコはどこに行った?」
-
オ゚⊿゚ブ「は?誰それ」
( ゚∀゚)「とぼけんな。お前、遠野ヒトミの知り合いだろ」
オ゚⊿゚ブ「なんであんたヒトミちゃん知ってんの」
( ゚∀゚)「信じてもらえねーかもしれねーがな。
俺はヒトミの幼馴染か、その妹のガキだ」
オ゚⊿゚ブ「…何言ってんの?頭イカレ?」
( ゚∀゚)「公園でくつろいでるとこにバックアタック仕掛けてきた奴に言われたかねぇな。
キチガイ。」
オ゚⊿゚ブ「この公園はアタシらのナワバリなんだ。
入った奴はぶちのめす。」
( ゚∀゚)「じゃあ看板でも建てとけば?
うんこブリブリー様専用のエデンってな
頭ピンクのプリンパちゃんよ」
オ#゚ー゚ブ「ははっ、
…アンタ、ケンカ売ってんの?」
https://pbs.twimg.com/media/Fc8d17QaIAEXcu_.jpg
( ゚∀゚)「ケンカ売ってきたのはそっちだぜ。
さて、軽く(おっぱいを)もんでやるか。
ケツの青いガキにな」
ポケットのスマホをいじり、造魔を召喚する。
(□□)
オ ゚∀゚ブ「別にいいけど?
2体1でどうよ!
来いよ!二人ともぶっ潰してやる!」
https://pbs.twimg.com/media/Fcx8yNIaMAIsYIB.jpg
-
https://www.youtube.com/watch?v=Peyb0TfUytc
( ゚∀゚)「この状況で二体一はねーだろ。
二体三だろ」
オ゚⊿゚ブ「今呼んだ奴はコスプレした人間でしょ?悪魔じゃなさそうだし。
ブッ潰せ!大いなる邪龍!」
(W)「メガトンプレスは次の機械にでも」
『MAKARA-Karn』
オ゚⊿゚ブ「ダジャレ言ってる場合か!このメカドラゴン!
ペルちゃん!お願い!マリンカリン!」
「マリンカリンは、昔流行ったのよ」
『MUDORA』
( ゚∀゚)「おっと呪殺か」 ヒョイッ
つと
(□□)「…」 フワッ
ジードには効かない。
オ゚⊿゚ブ「どいつもこいつも!
もういい!アタシが出る!」
https://pbs.twimg.com/media/Fc8kb2rakAQ_LKm.png
『MOVE』
オ゚⊿゚ブ「オラァ!」
ジードは軽く腕で受け止めた。
『悪霊召喚』
https://pbs.twimg.com/media/EVIr0nbUMAAToxU.jpg
オ゚⊿゚ブ「GO!」
(-?-)「好きにしていいのですね」
つ
『ATTACK』
カマが襲う。
( ゚∀゚)「オラァ!」
っy=
-
『GUN』
ジリオニウムガンで破壊する。
本体には効いていないようだ。
オ゚⊿゚ブ「銃持ってるとか、本物のサイコパス?」
( ゚∀゚)「サマナーバトルじゃ普通だろ。
そのかわいいツラに撃たなかっただけありがたく思いな」
オ;゚⊿゚ブ「なっ!?何言って…」
https://pbs.twimg.com/media/Fc8msNeakAAbRCT.png
わずかに顔が紅潮する。
オ#゚⊿゚ブ「恥をかかせたなぁ!」
つ
『外道召喚』
https://pbs.twimg.com/media/FCSA3bFUUAEi9ai.jpg
「うぉれを…呼んだかああああ!」
オ#゚⊿゚ブつ ブンッ
『死神召喚』
https://pbs.twimg.com/media/EZd6PnuVcAAoJpm.jpg
( ゚∀゚)「あらら。6枠全部埋まっちゃったよーん。
(サマナーとして慣れてない感じだな。
仲魔に振り回されてやがる)」
オ゚⊿゚ブ「うるさい!数でカタをつけてやる!
死ね!」
( ゚∀゚)「仕方ねぇなぁ…
ジード!」
獣のようなカンの良さで少女は後衛に隠れる。
(□□)つ
『MEGIDORA』
まばゆい光が三体の悪魔に損害を与え、消し去る。
オ;゚⊿゚ブ「うそ…ファフニールまで一撃で…」
-
https://pbs.twimg.com/media/Fc8kzI1aUAIrlrr.png
ピッ
オ゚⊿゚ブ「うわっ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fc8lSiUaIAIsUMA.png
( ゚∀゚)
っ-l--゙
オ゚⊿゚ブ「ちょっ、何か……」
https://pbs.twimg.com/media/Fc8lUGhaIAACaM0.png
両脇の悪魔がバラバラになる。
( -∀-)「お前はすでに…
ふふ」
( ゚∀゚)「わはは!バッチリきまったぜー!
みたかおそろしさを!MURAMASA BLADE!の!」
https://pbs.twimg.com/media/Fc8r0L5aIAIgo3r.png
オ;゚⊿゚ブ「そ、それ……
ナイフ!?」
https://pbs.twimg.com/media/Fcx8zzoakAEu6rK.png
( ゚∀゚)「こんなでけーアーミーナイフあるか。
ポン刀だ。日本刀だよ。
加減間違えるとてめーまで斬り刻むことになるから慎重だったぜ」
オ;-⊿-ブ「アタシ…日本人じゃないから…
わからない」
( ゚∀゚)「さてと」
マナコがおもむろに近付く。
オ;゚⊿゚ブ「え?」
https://pbs.twimg.com/media/Fc8s4o8aEA42ttL.jpg
-
https://www.youtube.com/watch?v=BO7NMHY41bA
( ゚∀゚)「戦いは戦いだ。
敗者の末路ってのは昔から決まってる。
15にしては乳がでかいじゃねーか。谷間見せつけて無限の挑発なんてしやがって。
服はぎとってちゅーちゅーしたら美味いだろうな。
うーん、中〇し合体して母乳も味わいたいな!
俺は億万長者だ。ガキができたら立派なサマナーに育てたる!」
慎重に服の胸部分を切り裂く。
ブラの谷間にも手をかける。
オ;⊿;ブ「さわらないで…お願い、やめて…」
https://pbs.twimg.com/media/Fc8s5_dagAAQBUD.jpg
( ゚∀゚)「仕掛けてきたのはてめーだろ。
死ぬ覚悟もなしにサマナーなんてやってんじゃねー。
言っとくけどな、俺のジードは昨日の夜に数十人のサマナーをミンチにして芝浜港に捨てたんだぜ」
(□□)「…」
https://pbs.twimg.com/media/Dzcjb9uUUAML6rD.jpg
オ;⊿;ブ「…」
押し倒された恐怖と目の前のヒトガタの威圧感に体が震えている。
( ゚∀゚)「さて、明らかにお前のレベルに見合わん仲魔達だったが?
お前はファントムソサエティのサマナーなのか?
ファントムから支給されたんか?
答え次第によっては、お前の子宮にえっちな汁注ぎ込んでから殺す事になる」
オ;⊿;ブ「phantomとかいうのなんて知らない。亡霊?
ソサエティ?意味わかんない。
悪魔はパラダイムXでもらったのばっかり」 グスン
( ゚∀゚)「きさま、その物騒なCOMPはどこで手に入れた
答えろ!」
オ;⊿;ブ「ひっ…!
拾った…っていうヤツをただのバットだと勘違いして買った。
変な機能がついてるから、使い方は家のネットで調べた」
( ゚∀゚)「反抗期のくせに家でネットかい!いい御身分だぜ!」
-
オ;⊿;ブ「あんたに関係ないでしょ…」
( ゚∀゚)「ああ、昨日お前が襲った銀髪のねーちゃんな。
ああ見えてもヒトミだよ」
オ;⊿;ブ「えっ」
( ゚∀゚)「ついでにお前のにいちゃんもサマナーだよ。
どうやらお前の方が先輩みたいだけどな」
オ;⊿;ブ「兄貴が…?」
「オーブリー!大丈夫か!」
メガネをかけたツーブロックの少女を筆頭に友人?達が集まってくる。
髪型のせいで一目では男に見えるが、声で少女とわかる。
( ゚∀゚)「あいつらもサマナー?」
オ;⊿;ブ「違う。あいつらを巻き込んだら殺す」
( ゚∀゚)「そりゃテメー次第だな。
死ぬのが怖けりゃサマナーなんてやめな。そして…」
耳元で囁く。
「黒服の危なそうな奴らには近付くな、関わるな。ファントムソサエティの可能性が高いからな」
( ゚∀゚)「さて、おいとましますか。魔法にくじけるジャヒー様!」
『鬼女召喚』
https://pbs.twimg.com/media/FGWFrGDUUAIuhDg.jpg
拘束を解いて、月を模した頭の悪魔が召喚される。
オ;゚⊿゚ブ「うっ!?」
https://pbs.twimg.com/media/Fc8nSYzaUAELGTW.jpg
腹を押さえて蹲る。
「大丈夫か?って血ィ出てるし平気なわけねえよ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fc8nUcbacAE7qUz.jpg
オ;゚血゚ブ「へ、平気、だよ…『アレ』が急に来ただけだから…
最近不順ぎみだったしね。
うっ!……覚えてろよカツオ頭」
https://pbs.twimg.com/media/Fc8nTbIacAQwG6d.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fcx80ynaAAE3vs9.jpg
-
今回はここまで。
起きたらまた書きたいです。
-
まだ追いつけてないけど先出し乙!
-
先乙ありがとうございます。
ソウルハッカーズの無念を晴らすべく完走します。
-
https://www.youtube.com/watch?v=5Aolw9IV70Y
( 。ω。)「実は…好きなんスよ、女。
ドゥフフ。考えただけでドキドキだね、コレ。
オンナの話しようよ。」
>今の恋人の話
「えーと、奥ゆかしくて、意外とチャレンジャーで、美人というかかわいいというか…
セクシーで…」
ヒト;゚ー゚)ξ『ああーん?さっきから誰の話してるの?
まさか私の話?』
https://pbs.twimg.com/media/FdGt7HaaUAAZweV.jpg
ネミ゚ー゚)「ふふ、きっとそうだよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FdGt85HakAElpM6.jpg
( 。ω。)「おっ、なに、いいなあ。イケてるね、チミ。
ブイブイイカせてるんだね?」
「いや、イカせるとかそういう領域にはまだ…」
( 。ω。)「そっか。紳士なんだね。今まで知らなかったけど、いい奴なんだね、サマナーくんて。
いつからサマナーやってるの、チミ。」
「一週間くらい前から、ですか…
COMP入手がそれくらいなんですが」
( 。ω。)「うんうん、頑張ってね。新米サン。ボク、応援しちゃおうカナ。
うん、これからは仲魔。もちろんチミのだよ。
アボリジニの夜魔モコイ。どう?覚えやすい名前でしょ。
モコイさんって呼んでいいよ、チミ。」
https://www.youtube.com/watch?v=LCMDkW1mN84
悪魔がCOMPに吸い込まれていった。
ネミ゚ー゚)「どう?悪魔会話にも慣れてきた?」
「ああ。ガインさんって言うのかな、今の変わった口調…
サマナーネットでの呼称だけど…
ノリがいいから話してるだけでも楽しいね」
ネミ^ー^)「でも女悪魔にはからっきしだよね〜!キャハハ!
童貞乙ってやつ〜?」
「うん、苦手だな…おばちゃんみたいな悪魔は母さんみたいな感覚で話せるから慣れたけど」
-
「今後ともよろしくお願いします、モコイさん」
ネミ゚ー゚)「さ、先を急ぐよ!
あの変髪ヤロー!ぶっとばしてやる。」
物陰のターミナル。
( ゚∀゚)「ククク、あまい奴らだぜ。
俺なんてレディ・キラーの領域だぜ。なぁ?」
(◎^ー^◎)「ちょっと乳揉まんといてマナコちゃん!
おばちゃん…こう見えても日本人全部のおかあちゃんなんやで?」
https://pbs.twimg.com/media/Dr-b3W_VYAAev9t.jpg
( ゚∀゚)「しかし親父にしてはマジで奥手すぎねーか。
イザナミ大神おばちゃん、俺のオヤジってどうだったの」
(◎^ー^◎)「そうなぁ…シーアークでめっちゃピクシーナンパして合体してたで。
でも途中の周からはおぼえてへんなぁ…
きゃぷす・ろっく?っていうそふとで悪魔自体を避けてたし
ウチはひたすらメギドラオンと天罰や。魔法好きやからええけどねんな」
( ゚∀゚)「周ってなんだよ。
まぁいいや、頼りねぇオヤジに息子が仕込んでやるか。
種じゃねえぞ!ホモじゃねえんだからな!ぎゃはは!」
「悪魔か!」
<(`Д´#)>「あのぉ、ひとつ、お聞きしてもよろしいかしら?
リーゼント? っていうんですの?
ああいう髪型、また流行り出したんですの?」
https://pbs.twimg.com/media/FdGuHQ5agAAVEo6.jpg
ダーク悪魔が話しかけてきたので男は困惑した。
ネミ゚ー゚)「おっ、一応女悪魔じゃん!いっちゃえいっちゃえー!」
「えっと…好きな人は好きな人でやってると思うけど…
流行ってないとは思う…」
<(`Д´#)>「そうなんですの。やっぱりそうですわよねぇ。
昨日か一昨日あたりから、そんな髪型の人を見かけたもので。
ずっとここで寝泊りするつもりなのかしら。
つまらないことをきいてしまってどうもすいません。
それでは…」
-
「あ、行っちゃった…」
ネミ^ー^)「キャハハ!モテなさすぎ〜!」
「い、今のは相手がダーク悪魔だったからで…」
ネミ゚ー゚)「で?ヒトミちゃんとはどうなのよ?よ?」
肘で小突く。
「えっ…」
ヒト///)ξ『ば、バカネミッサ!何言ってるの!
さっさと、先に行くわよ!』
ネミ゚ー゚)「あ、話逸らしたー」
扉の前で太った男が呟いている。
( ´)Д(`) 「あいつ、本当にコカベルなんて呼び出すつもりか?
だとしたら、ヤバいな。」
https://pbs.twimg.com/media/FdGwgwracAUQq-7.jpg
(;´)Д(`) 「フィネガンの野郎に思い知らせてやるとか調子のいい事言ってたが
それどころじゃなくなるぞ…」
https://pbs.twimg.com/media/FdGwiUQaMAQup_P.jpg
ネミ゚ー゚)「あんた、そこどいてくれる?
この先に用があるの」
( ´)Д(`) 「ん?あんたら、なんでこんな所にいる?
ぼやぼやしてたら、悪魔…いや、バケモノが出てきて、食われちまうぜ。
家に帰って彼女とよろしくやってなさいよ」
https://pbs.twimg.com/media/FdGwjZXaAAA78_e.jpg
「はぁ、ありがとうございます。
この先には何か危ない事があるんですか?
入館した途端に急に雰囲気が変わってしまって…」
( ´)Д(`) 「この先にはちょっと気がふれたヤツがいるんだ。
冷やかしで行ったら、殺されるよ。
入場料は返してもらえるはずだから、入口に帰んなよ。非常口開けてやるから」
ガチャ
「ありがとうございます。
ネミッサ、一回戻ろう(ボソッ」
-
男から離れる。
ネミ゚ー゚)「ええ!?なんでよ!
この肉をぶちのめして乗り込んでいけば…」
「無駄にここで騒ぎを起こしたくない。まだ一般人だって取り残されてる。
それにキャロルJというやつが罠を仕掛けているかもしれない。
君子危うきに近寄らずというやつだ。
俺が君子って言いたいわけじゃないが」
ネミ゚ー゚)「臆病!」
ヒト゚ー゚)ξ『少し疲れちゃったわ。帰り道にターミナルで一休みしましょ?』
https://www.youtube.com/watch?v=88HJd3y2IcY
チャクラドロップを舐めるネミッサ。
「少しインストールソフトを更新しておくか…
何だこれは」
ヒト゚ー゚)ξ『どうしたの?』
「覚えのないソフトがリストに入っているんだ。
レディ・キラーズ、ダーク・マン、コペルニクス…」
ネミ゚ー゚)「何か端末にメッセージが出てるよ」
『男を磨いて好き嫌いせずに事故れ!』
「一見意味がわからんが…巧妙にハッキングされた形跡がある。
誰かが俺達を監視しているのか」
ネミ゚ー゚)「いいじゃん。インストールして帰り道に試してみようよ!
エネミーソナーとかハニービーとかいらないじゃん?外しちゃお」
( ´)Д(`) 「…ハァ。一般人を入れるなよな。ちゃんと封鎖しとけよ。
キャロルのおもりにも疲れるぜ」
タバコに火をつけようとした男のスーツを誰かが引っ張る。
( ゚∀゚)「ちょーっとファントムソサエティの事を聞きたいんだけどなァ〜。
ついでにタバコ余ってたら、売ってちょーだい!」
https://pbs.twimg.com/media/FdL7qMTagAMTmdC.png
-
業魔殿。
(-┏┓-) 「この悪魔の力は強大すぎる。
とても今のお前では扱えまい」
https://pbs.twimg.com/media/FdGwo7EaIAAhnpx.jpg
「そうですか…」
ネミ゚ー゚)「まぁいいんじゃない。そのうち作れるようになるわよ。
それにネミッサの魔法ならイチコロ…」
「ヴィクトルさん、この悪魔はどうでしょう?」
https://pbs.twimg.com/media/FdGwqoUaMAMev75.jpg
(-┏┓-) 「闇の悪魔、ダーク悪魔は次につなげる素材にはし辛いぞ。
善神が主に属するライト悪魔は作りづらいだろうな。
合体素材としてみれば、
「DARKからは生まれぬ」と言えよう。」
ネミ゚ー゚)「いーじゃんいーじゃん!
ダークを作ったらどんどんダークにつなげればいいんだし。
やっちゃお!」
(;-┏┓-) 「ポジティブなお嬢さんだ…
では合体させるぞ」
https://pbs.twimg.com/media/Fdll4g5VQAAK9Z7.jpg
アズミおばちゃんと、ダーク・マンで仲魔にしてみた邪龍チョトンダがプレスされ分解されていく。
(4ー●)「うぉ、うぉれはぁぁぁぁ!
邪鬼ィ〜イッポンダタラだぁぁぁっ
ずっどぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!
うぉれを コキ使う気かぁぁぁぁぁ!?」
https://pbs.twimg.com/media/FdGwtjgakAEPaJZ.jpg
-
今回はここまで。
更新空けた上にショートすぎる投降で申し訳ございません。
-
乙乙
いやいやペースめっちゃ早いから気にしなくて大丈夫
-
乙です
-
ヒト゚ー゚)ξ『頼りがいのある悪魔ができたね。
これで準備は大丈夫かな』
「ああ、気になる悪魔も見つけたしな」
https://pbs.twimg.com/media/FdGwvD6akAI9vuB.jpg
ネミ゚ー゚)「幽鬼チュレル…なんか陰気くさそうな悪魔ね。」
「ウラベさんのヴィジョンクエスト…回想で出てきた悪魔だ。
相当手ごわかったから、仲魔になってもらえればと思って。」
「業魔殿での合体では、回復魔法を継承してしまうみたいなんだが
COMP合体にも利点があって、カジャだけが継承されるみたいだ。
…今の俺のレベルではちょっと無理のようだが」
ネミ゚ー゚)「いいわよ、新しい悪魔なんか作らなくたって。
今度こそあの髪を黒焦げにしてやる。」
『クイズです。全問正解しなければ、入れられません。』
ネミ#゚ー゚)「なによ〜!自分から挑戦状出しておいて、これかよ!」
『勇敢な獅子に寄りそう星座は?』
「おとめ座」
https://pbs.twimg.com/media/FdvqQU_agAAAnXx.jpg
『全問正解おめでとうございます。
それでは、ドアをオープンいたします。
どうぞ地獄をお楽しみください……』
https://pbs.twimg.com/media/FdvqRmAagAABR17.jpg
ヒト゚ー゚)ξ『趣味、悪いね…』
「それだけ俺達を恨んでいるんだろう。
仲魔はフルで呼んでおこう」
プラネタリウム。
「zzz…」
https://pbs.twimg.com/media/FdvwIOrUUAMlYs2.jpg
ネミ゚ー゚)「…寝てるんだけど。
本当に髪をチリチリにしてやろうかしら」
-
( ●∀●)「はっ!?テメーらは!?」
ネミ゚ー゚)「何よ、この騒がしい奴!」
(寝起きがいいのは羨ましいな…)
(#●∀●)「キャロルJだ!
待たせすぎやがって!
ちゃんとサマナーネット見たのかよ!?」
「はぁ、すみません…」
( ●∀●)「テメーらのおかげで、俺は組織の笑いモンだ!
フィネガンの野郎までこの俺をコケにしやがって!」
https://pbs.twimg.com/media/FdvqTL5agAE12XL.jpg
( ●∀●)「だがちょうどいい!
ここでテメーらを殺せば、汚名挽回できる!
チョー気合入った悪魔呼び出してやるから、覚悟しとけよ!」
「…汚名返上です」
( ●∀●)「サモンサモンサモン!」
つ
アルゴンビルで戦った時と同じ面子の仲魔を召喚してくる。
ネミ゚ー゚)「芸のない奴ね!これじゃ勝負は決まったようなもんね!」
( ●∀●)「てめーらはそいつらと遊んでろ!
俺の本命はここからだ!」
ギターを思い切りリフレインしてシャウトする。
悪魔達は襲い掛かってくる。
あっというまにネミッサの電撃、男の剣でやられていく。
(ダタラさんの同族はなんか倒しづらいな…)
ネミ゚ー゚)「さあ、これで終わり?じゃあその髪を…」
( ●∀●)「馬鹿め!そいつらは囮兼、生贄だ!
イエーイ、ッ!聞こえるか!
俺のたましいのビート!俺の叫びがあぁぁぁ!」
仲魔達がマグネタイトとして吸収されていく。
ヒト゚ー゚)ξ『そんな…ひどい。
悪魔だって生きているのに。』
-
( ●∀●)「さあ、星どもよ!
偽りなれど、力持つものなら、呼べ!
おまえたちの主をぉぉ!」
辺りの空気が変わった。
( ●∀●)「さぁ、きやがれ!
大天使コカベル!!
召喚だぁぁぁ!!」
「…」
ネミ゚ー゚)「…?」
( ●∀●)「…あ?
どーした!コカベル!
さっさと現れろ!」
『ッフゥゥゥ…
ハァァァァ…』
( ●∀●)「ん?コカベルか?」
『クククク…私ハ…ムーウィス…
体、体ガ必要ダ…』
( ●∀●)「ムーィスだぁ!?
違うぞ!俺が呼んだのは…」
(;●∀●)「なっ!?
おい!
なにする気だ!」
https://pbs.twimg.com/media/FdvqWGyaIAANXeD.jpg
ネミ゚ー゚)「あいつ何やってんのよ!
呼び出した悪魔に憑依されちゃ世話ないわ!」
https://i.ytimg.com/vi/lgB6tIbgFO8/maxresdefault.jpg
「来るぞ!戦闘態勢!」
ヒト;゚ー゚)ξ『殺さないでね…』
-
「水の壁!」
https://pbs.twimg.com/media/FdvwB45VEAIrSvj.jpg
「ぐっ!なんだこれは…
からだが侵される…」
(4ー●)「GOでやる気が出たぜぇぇぇぇぇ」
「…様についていくモンっ!」
順調にカジャと壁を織り交ぜていく。
ネミ゚ー゚)「しょうがないわねえ。
ディスポイズン使うよ」
「あ、助かる」
アチェリのアギが避けられる。
ネミッサのジオがまともに当たり感電を起こす。
九十九針とサマーソルト・キックが敵をのけぞらせる。
ヒト;゚ー゚)ξ『殺しちゃダメだよ!』
ネミ゚ー゚)「大丈夫よ。悪魔の体でコーティングされてるもの
むしろガツンといかないと!」
悪魔の長腕を受け、男が吹き飛ぶ。
GOで指示をまかせていたアプサラスのディアラマが直撃する。
「うおおおおおオ!」
キャロルJが落としたCOMPギターで頭を思いっきり殴る。
悪魔は倒れた。
なおも人形のように起き上がる。
『ウウ…強イ体…ソウルガヒツヨウダ…』
ネミ゚ー゚)「えっ、何よ?
強い体って、何の事よ?」
https://pbs.twimg.com/media/FdvwF5aVsAAJjKU.jpg
悪魔のアストラル体がキャロルを離れ、男に突撃してくる。
ヒト;゚ー゚)ξつ『危ない!』
ネミッサ…ヒトミの体に直撃する。
-
ネミ゚ー゚)「ちょっと!こっち挿入ってこないでよ!
こっちにはアタシが入って…」
>ヒトミは消えてしまった。
「気が付いた?」
( ●∀●)「ああ…意識はあった。
燃えた…燃え尽きちまったぜ。
アンタみたいな熱い男に負けるのもいいな。
今日限りでサマナーは廃業だ。」
「無事ならいいんだ」
(;●∀●)「さっきの悪魔、今度はあんたの彼女にとりついたみたいだな。
何にしても悪かった。こいつはもう俺には不要だ。
とっといてくれ」
https://pbs.twimg.com/media/FdvwRQ7UYAIxBpm.jpg
キャロルJはインストールソフト「バックアッパー」を渡してきた。
「別に彼女ってわけじゃ…」
( ●∀●)「もし無事なら、頭の悪いスケってサマナーネットに書いたの謝っといてくれ。
さあて、今度は路地裏で弾き語りにでもなるか…
仲魔達への供養も兼ねてな…」
キャロルJはとぼとぼと、しかしスッキリした顔で去っていった。
男の携帯が鳴る。
『あっ、もしもし?
わたし、ヒトミ。
い、今、わたしとんで』
物陰。
( ゚∀゚)「ぎゃはははは!
あんなチンケサマナーにまでバカにされるたあ、こっちのフィネガンも底が痴れるぜ。
面白い見世物だった!!」
( ゚∀゚)「さてメシだ」
-
ネミ゚ー゚)「ちょっと!こっち挿入ってこないでよ!
こっちにはアタシが入って…」
>ヒトミは消えてしまった。
「気が付いた?」
( ●∀●)「ああ…意識はあった。
燃えた…燃え尽きちまったぜ。
アンタみたいな熱い男に負けるのもいいな。
今日限りでサマナーは廃業だ。」
「無事ならいいんだ」
(;●∀●)「さっきの悪魔、今度はあんたの彼女にとりついたみたいだな。
何にしても悪かった。こいつはもう俺には不要だ。
とっといてくれ」
https://pbs.twimg.com/media/FdvwRQ7UYAIxBpm.jpg
キャロルJはインストールソフト「バックアッパー」を渡してきた。
「別に彼女ってわけじゃ…」
( ●∀●)「もし無事なら、頭の悪いスケってサマナーネットに書いたの謝っといてくれ。
さあて、今度は路地裏で弾き語りにでもなるか…
仲魔達への供養も兼ねてな…」
https://pbs.twimg.com/media/FdvwVlBUcAEK6gY.jpg
キャロルJはとぼとぼと、しかしスッキリした顔で去っていった。
男の携帯が鳴る。
『あっ、もしもし?
わたし、ヒトミ。
い、今、わたしとんで』
物陰。
( ゚∀゚)「ぎゃはははは!
あんなチンケサマナーにまでバカにされるたあ、こっちのフィネガンも底が痴れるぜ。
面白い見世物だった!!」
( ゚∀゚)「さてメシだ」
-
メ ;^)Д(^) 「そ、それで…そのファントムサマナーは…?」
( ゚∀゚)y-「ちょっとボコればいう事聞いたよ。殺すまでもねー」
メ ;^)Д(^) 「なんで殺さんかったんどすか!?
ファントムは我々の不倶戴天の敵…」
業魔殿。
車から一人の男が降りてくる。
https://pbs.twimg.com/media/FdvbhBMaAAYM64p.png
( ゚∀゚)y-「あいつ、親父達を一般人と思って手も出さずワザワザ警告してやがったんだ。
キャロルJとつるんでるでの半グレだろーよ。
ファントムがブッ潰れるまでテキトーにやってろって言っておいたよ」
タバコをふかしながら応対する。
(;^公^)「あの…当席では禁煙…」
( ゚∀゚)つ ポイ
札束を投げてよこす。
(;゚∀゚)「ぐべ!」
札束が投げ返され、帽子の下が血まみれになる。
(#゚∀゚)「ムラサマさんよ、ちょっと洒落にならね…」
(;^公^)「い、いえ、私では…」
( ゚Д゚)「私だ」
https://pbs.twimg.com/media/FdvbiBYaEAE4CAs.png
(#゚∀゚)「藪から棒になんだ、てめーは!?」
( ゚Д゚)
https://pbs.twimg.com/media/FdvdVJLaAAEtyzf.png
-
( ゚Д゚)「そこの太いの、ずいぶんとファントム相手に暴れたようだな。
サマナーネットはその噂で持ち切りだ」
メ ;^)Д(^) 「うっ…」
( ゚∀゚)「それなら俺がハッキングでもみ消し…」
( ゚Д゚)つ「遅い。既に奴らは向かってくる。来い」
船の外に誘い出す。
メ ;^)Д(^) 「うわぁ!?」
ドルルルルル
上空にヘリが飛んでいる。
窓の外から機銃を構えた兵士がスタンバイ。
( ゚∀゚)「は!バカな奴らだぜ!
いくら夕方つってもな!」
( ゚Д゚)「まったくだ。ふっ」
( ゚Д゚)
っy=
「バカめ!ベレッタでヘリが…」
https://pbs.twimg.com/media/Fdvbj6paUAIE_Au.png
( ゚Д゚) ドンドンドン ドン
っy=
https://pbs.twimg.com/media/FdvblL5aMAEJ7u6.jpg
ヘリごと兵士を撃ち抜き、芝浜湾に大きく沈む。
携帯電話を取り出す。
( ゚Д゚)「もしもし。今ブツを片付けた。隠ぺい処理を頼む。」
( ゚∀゚)「ただの拳銃で戦闘ヘリを撃墜だぁ?
滅茶苦茶にもほどがあるぜ。
なんだてめー!」
( ゚Д゚)「マナコくん、私の札束返しを受けても目は死んでいないようだな。
私の名は、赤尾虎彦!
内閣特務捜査官!!
通称レットタイガー!」
https://pbs.twimg.com/media/FdvdXAMagAInmQc.png
( ゚Д゚)「これから先、お前達に地獄を見せる男だ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FdvdYw6aUAIHIZN.png
-
今回はここまで。
原作からしてキャロルJ結構いい奴説。
自分の弱さを自覚して素直になるとこりが、ハッカーズ2のキャラより好きです。
>>262>>263
ありがとうございます。
励みになります。
早くファッカーズ2編をまた書きたいですね。
脳内ではやはりラストまで組み上がっているのですが、いかんせん肉体が遅筆で…
-
オツ
-
都内某所。
一人の男が武器の宝物庫で佇んでいる。
https://pbs.twimg.com/media/Fdqhs3FaMAALdOb.jpg
( ゚∀゚)「きさまが神…
神海座か!」
https://pbs.twimg.com/media/FdqhJA-aUAEur0Z.png
「・e・)「…」
( ゚∀゚)「ここ近辺にいる人間は皆言ってるぜ。
臨海の帝王は拳銃からミサイル、脳まで揃えられるってな。
目と鼻の先にいるのに、日本の警察は手も足も出ないってね。」
「・e・)「きさま…」
「・e・)「何者だァ〜!」
っy= っy=
https://pbs.twimg.com/media/FdqhMSPaUAATJfR.png
( ゚ぺ)(袖から拳銃…あのメンヘラ女みてーだな。
あー、帰ったらあのメンヘラ乳堪能してカムイの前で犯してー)
( ゚∀゚)「きさまだけに、おれは武器を買い付けにきたサマナーだよ。
ほれ」
https://pbs.twimg.com/media/FdqiMPYaIAAteQo.jpg
( ゚∀゚)つ「ブツはどこだ!?」
「おおっ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fdqhr0OacAAHLGy.jpg
「・e・)「金はあるようだな。
人は私のことを皇帝、カイザーと呼ぶ。」
https://pbs.twimg.com/media/FdqhutGaAAA4ydR.png
「・e・)「しかしサマナーとかいう人種は私の敵だ。
これまでも武器目当てのチンピラを何人も屠ってきた。
きさまもその部類か?
ええ、どうなんだ!?」
( ゚∀゚)「…」
https://pbs.twimg.com/media/Fd_opAUVEAAbgHC.png
-
─
( ゚Д゚)「神海座。奴は昔でいう学生ヤクザというやつだ。
留学中に物理学の知識をメキメキ伸ばし、弟と一緒に一大組織を築き上げた。
しかしファントムソサエティ同様。いつ暴発するか知れぬ核爆弾と同じだ。
マナコ、奴らを倒せ!」
( ゚∀゚)「ふざけるな。
そんなチンチラ、おまえらで片付けろ!!」
( ゚Д゚)「…」
( ゚∀゚)あんたは警察どころか、日本の総理すら動かせるんだろ?」
つ >
https://pbs.twimg.com/media/Fd_onmWVsAESmnI.png
( ゚∀゚)「あんたの秘書も言ってたぜ。
殺人も合法できるってな」
https://pbs.twimg.com/media/Fdvdh4paUAALMXU.png
https://pbs.twimg.com/media/FdvdjYfaIAEUjYX.jpg
( ゚Д゚)「まぁ、そう言うな。倒すといっても殺すだけが能じゃないだろう。
悪魔と渡り合ってきた交渉術で、味方に引き入れてもいい」
( ゚∀゚)「そう簡単に行くかねえ。
相手は猿山のボス猿だろ?
おまけに頭もキレるときてる
そう簡単に、いうこと聞くとは思えないがな」
( ゚Д゚)「奴自体は問題ではない。
実際は弟の方が頭はいい。
何せ奴は…」
( ゚∀゚)「ほう。少し面白そうになってきたじゃねーの。
ベンケイ、お前も行くか?」
メ ;^)Д(^) 「いいんですか?足手まといにならないといいんですが」
( ゚∀゚)「武蔵坊弁慶みたいに武器をたくさんもってけ。」
っ-l--゙
( ゚∀゚)「こいつは円卓の騎士ランスロットの剣。多分アロン・ダイトだ。
知恵がメキメキあがるはずだ。お前にやるよ」
https://pbs.twimg.com/media/EMyUbxXUcAANOjN.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fd_4HmpVIAIOQM0.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fd_4JSCUcAIXZjc.jpg
─
-
「隼人の校しゃ」
ミ,,; ・д・ミ と(>´ω` <)つ ’ミ,, ;д;ミ
一人の痩せぎすな男が、二人の男を取り押さえている。
ミ,,; >д<ミ「許してくださいテデチ、神さん!
ぼくたちは次官暗殺なんて…
ぼくたちはまだ高校生です」
と(>´ω` <)「おまえら、遊びでわれわれのグループで参加したのか?
革命をゲームだと思ってたのか?ん?」
’ミ,, ;д;ミ「ああ、許してください神さん。
僕たちは革命という言葉のかっこよさにひかれてグループに入ったんデチ。」
https://pbs.twimg.com/media/Fd_qxV9UUAEAA5q.png
(`Д´)「神さん、こいつら双子は新入生です。
我々の活動についてはロクに知らないんですよ」
(>´ω` <)「許せだと?ふん。
われわれのおきてをやぶり
そのうえ…われわれの秘密を聞いて…
ゆるせると思うかあッ!
やあっ!」
(>´ω` <)つ ベリッ
’ミ,, /дXミ「ヒギャアアアアアア!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fd_rl9jVsAAbGk9.png
ベキッボキッ
川゚∀゚)「よー、あんたが神の弟、隼人さんだな」
_,
(>´*` <)
https://pbs.twimg.com/media/Fd_q4dnUYAE6QYL.png
-
(=゚ω゚)ノ「誰だ、きさま」
川゚∀゚)「俺はリョウマナコ!
表のザコどもは全部蹴散らさせてもらったぜ」
と(>´ω` <)つ (ふふふ…) ユラ〜
川;゚∀゚)(肛門みてーな口しやがって)
(>´ω` <)「何の用だ?われわれの計画を嗅ぎつけた警察の犬か?」
https://pbs.twimg.com/media/Fd_q1pGVUAA_2s6.png
川゚∀゚)「おめえの兄貴の力なら警察なんて手が出せないだろ。
神海座の力なら、な!」
(>´ω` <)「!!」
(;>´ω` <)「何故兄貴の事を知ってるかは知らんが…
おれの校舎を騒がせたら、ただでは済まんぞ」
川゚∀゚)「やるか!?」
つ と
川゚∀゚)つ「口下手のおれが野郎をくどこうなんて、初めから思っちゃいねえよ!
こいつでてめーのダウンしたボディを引きずっていくぜ?」
(;>´ω` <)「ひっ」
川゚∀゚)「?」
(#>´ω` <)つ 「キャアッ!」
つ
川;゚Д゚)「げっ」
https://pbs.twimg.com/media/Fd_rTWNVQAAr-be.png
(>´ω` <)ニア 「やれぇ!」
(=゚ω゚)ノ (`Д´) (д) 「おう!!!」
生徒たちがマナコに襲い掛かる。
(>´ω` <)「続けろ。殺してかまわん」
「はっ、はい」
-
;>´ω` <)「この隼人の校舎を汚す者など一人もいてはいかん…
われわれの掟の厳しさを見せるんだ」
「ぎゃあっ」
https://pbs.twimg.com/media/FeBzfj8acAA1a1u.png
─
( ゚Д゚)つ「これが写真だ」
( ゚∀゚)「本命は弟か?」
( ゚Д゚)「できればどちらも引き入れたい。
神の弟は、大昔に会った学生運動を再現しているのだ」
メ ;^)Д(^) 「学生運動…うちの高校ではなかったですね」
( ゚Д゚)「そりゃそうだ。60〜70年代に突発的にはじまってあっというまに終わったという。
要はテレビゲームも何もない時代の、学生のストレス解消よ
それをこの90年代によみがえらせたのがこの男だ」
川゚∀゚)「よっぽど暇なのかね…ゲッ!また髪がのびてきた!
こちとら散髪も、オンナ悪魔に三発キメる暇もねーのによー
https://pbs.twimg.com/media/Fd_ph5PVsAArjN0.png
( ゚Д゚)「こういう運動は大抵の場合、学園側に抑えられてしまうものだが
このグループは強い団結力と教師へのバラマキオン、素早い行動とで
学園側を翻弄している。
リーダーの神隼人。こいつが全てを指導したといわれている」
川゚∀゚)「サマナーなのか?」
( ゚Д゚)「いや、悪魔を使役している様子はドローンでも見えなかった。
小学校ではIQ300の天才とマスコミに騒がれ、中学では大層で鍛えスーパーマンと言われた男だ。
この運動で多くの犠牲が出たが、やはり学園側がおれ、
隼人たちがたてこもった校舎をあけわたしてしまったのよ。」
川゚∀゚)「この時代にドローンだと!?
てゆーか、こいつこそおまえらが拉致すればいいじゃねーか」
( ゚Д゚)「私は政府の人間だ。学生を拉致などできるわけなかろう。
だが極道サマナーによるスカウトなら…」
─
-
悲鳴は学生達のものだった。
川゚∀゚)「兄貴と本当にそっくりだな。
城にひきこもってイキリかい。」
https://pbs.twimg.com/media/Fd_o0uPUAAEsDYE.png
(>´ω` <)「やるようだな」
川゚∀゚)つっ-l-- ゙と(;`Д´)「ぎゃ!」
仕込みガサで生徒の腕をどつく。
>TALK
川゚∀゚)「兄貴はおれが倒した。
隼人ぉ、こんなガキどもといつまでも革命ごっこでもあるまい。
おめえには、もっとぴったりの戦場があるぜ。
だまされたと思って、来い!」
(;>´ω` <)「ふん。兄貴がやられただと。
あんな機械仕掛けの爆弾男と違って、俺は生身で人間を引き裂けるのだ。
怖い者など、なにもない」
https://pbs.twimg.com/media/Fd_rQ8qVIAEPhxI.png
https://pbs.twimg.com/media/FeCbnKEakAEg4-L.png
https://pbs.twimg.com/media/FeCborLaEAE7F3-.png
(゜皿゜メ)「うう…」
生徒が一人、体を引きずって寄ってくる。
(>´ω` <)「どうした、坐古山」
(゜皿゜メ)「うう…隼人さん。
学校に…変なばけものがやってきて…
俺の腕を食っちまったんだ!!」
(>´ω` <)「なにい」
(;゜皿゜メ) と(>´ω` <)「どけ!」
川゚∀゚)「どこへ行く気だ。殺されちまうぜ」
(>´ω` <)「おれの校舎を汚す奴は誰が相手だろうが許さない。
おおかた他校のチンピラだろうが、体中の皮をはいでやる」
川゚∀゚)「隼人様のお手並み拝見、といきますか」
-
打ち捨てられた教室。
瓦礫の山が建てられ、見覚えのある生徒の生首が置かれている。
(>´ω` <)「ふん…おれの部下を殺すとは…
外道ヤクザでも入り込んだか?」
(>´ω` <)「ん?」
背後に気配を感じる。
つ (>;ω; <) と
(>;ω; <)「ひぃっ。ひゃあっ!」
つ つ
https://pbs.twimg.com/media/Fd_rYZHUoAE6bme.png
悪魔を突き飛ばし、蹴りを入れる。
鉄パイプの穴でひたすらえぐる、抉る。
(>;ω` <)「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねしね
…ハァハァハァ」
川゚∀゚)「流石は神隼人。
醜い獣人へケットをめった刺しとはね。
でもな人間相手と違うのは…再生能力がダンチってことだ。
普通の人間なら一か月入院のところ、こいつらは数十秒で完治しちまう。
つまり…」
川゚∀<)「くさいやつはもとから絶たなきゃだめ!!」
川゚∀゚)っ-l--゙ ズバッ
「あんなのがわたしと同類なんて、ひどい扱いね!」
https://pbs.twimg.com/media/Eed_zQ8U0AI3Hsl.jpg
川゚∀゚)「他意はねえんだ。あとでお菓子の長靴買ってやるから」
-
川゚∀゚)「で、隼人。さっきの元気はどうした。
顔が引きつってるせ。へへ…
ん?」
(;>´ω` <) ジワ…
川゚∀゚)「へへへ、まあ無理もねえや。
何せ今まで人間相手。怖い者なしの革命グループのボスだったんだからな。
あの怪物どもを初めて見たら、誰だって漏らすわ」
https://pbs.twimg.com/media/FeB6HBEagAAw89W.png
(;>´ω` <)「おれにもわかるように説明しろ。あれは、なんだ」
川゚∀゚)「神やら天使やら色々…総称は悪魔だよ。
お前、次官暗殺をたくらんでるらしいが、天海市立ち上げ人の西次官か?」
(>´ω` <)「…」
川゚∀゚)「助けてやったんだ。答えてくれてもいいんじゃねえか」
(>´ω` <)「そうだ…それが何の関係がある」
川゚∀゚)「俺の見立てでは、西次官も悪魔だ。
あの髪型を見てみろ。人間のセンスじゃねえだろうが」
https://pbs.twimg.com/media/E-mPldPVcAImqcu.jpg
(>´ω` <)「そうかも…しれん」
川゚∀゚)「西次官が悪魔なら、幹部をやってるのがファントムソサエティって組織よ。
さっきみたいなえげつねえバケモノを使役してるやべー奴らだ。
バカ兄貴も散々ファントムを武器の山で撃退虐殺して、アホ弟は次官暗殺計画。
こりゃ狙われて当然だわな」
(>´ω` <)「どうすれば…いい…」
川゚∀゚)「まぁ学生軍団じゃ悪魔に逆に引き裂かれて終わりだな。
おめえもサマナーになるんだ、よっ!」
『悪霊召喚』
https://pbs.twimg.com/media/CoktrC9VUAA7oHh.jpg
『大天使召喚』
https://pbs.twimg.com/media/CX8kysYVAAAkhLx.jpg
ウィッカーマン内部に隼人をぶちこむ。
川゚∀゚)「いいか。てめーは悪魔知識も何もねえ。
この冒涜的ヘットギアでデータベース見て勉強してな!
いいか!このヒョロ男を焼くんじゃねーぞ!
生贄じゃねーからな!」
-
(;>´ω` <)「おれはいやだ!
なんでおれがそんなものにならなきゃいけないんだ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FeB6IfxaEAUq2bL.png
川゚∀゚)「ここで死んでいいのかよ?
おめーの生き残ってるお仲間は最強の友愛悪魔が連れ出してやるから安心して見物してな!
ルシファフロスト!」
(^W^)「避難させるの?安心だよねっ!」
大天使フロストにMAGを注ぎ込み巨大化させる。
次々と生徒を両腕に抱えていく。
メ ;^)Д(^)っ-l--゙ 「うおおおおお!」
っ-l--゙
校舎外ではベンケイがいくつもの武器を振り回して応戦している。
(;>´ω` <)「おれは怖い。
なんでおれがこんなものに乗らなきゃいけないんだ!!
降ろしてくれ!!頭に情報が強制的に流れてくる〜〜!!」
川゚∀゚)「ははは!きばらねえとお前もあのゾンビどもみてーになっちまうぞ〜!」
https://www.suruga-ya.jp/database/pics_light/game/g3077245.jpg
https://pbs.twimg.com/media/EKX1ymIVAAAwzHC.jpg
https://pbs.twimg.com/media/EWBwu9xUEAMI3_p.jpg
https://pbs.twimg.com/media/EfNCT2OU0AEzFFv.jpg
https://pbs.twimg.com/media/D2Wh8MaU0AAtaM8.jpg
『悪魔の産声』
ウィッカーマンがおぞましき声で悪魔達を潰していく。
川゚∀゚)「キリがあ、ねえな!ルシ!あれだ!
ベンケイ避けろ!」
(;`W´)ニア 「メギドラオンはかわいそうだよ」
ドワオ
悪魔の軍勢が、カラのの校舎と共に消し飛ぶ。
(;>;ω; <)「うげっ…ゲー…」
https://pbs.twimg.com/media/FeB6MEGacAAUomQ.png
-
「お疲れ様です」
メ ^)Д(^)「約1分5秒ほどで悪魔100体殲滅!!
歯ごたえありませんな〜〜〜」
https://pbs.twimg.com/media/FeDeUVWVIAEk1as.png
川゚∀゚)「逃げ回ってたお前が言うな」
通報される前に仲魔を戻し、タイガーが手配した車に乗る。
隼人はまだ震えている。
(>´ω` <)「お、俺はこれから一体何をされるんだ。
部下どもは」
川゚∀゚)「俺らには日本政府の後ろ盾がある。
校舎爆破もみ消し、生き残った生徒らは転校だろうよ
お前は…通信制にでも通え」
(>´ω` <)「ふざけるな…俺は天才だったんだぞ…
西が悪魔だったなんて…信じられるか…
悪魔やサマナーの存在もだ」
川゚∀゚)「よかったじゃねえか。
そのまま西に突貫してたら、ファントムとタイガー両方に目つけられて終わりだったぜ。
ピストル一丁でヘリを堕とすバケモンだからな」
(>´ω` <)「兄貴はどうなったんだ…お前が殺したのか?」
川゚∀゚)「生きてるよ。監視付きだがな。
まさか心臓を核爆弾起動装置に換装してるなんて
頭おかしいんじゃねえの?お前ら兄弟」
(>´ω` <)「生きてるなら俺を東京の兄貴のとこまで返してくれ!!
あいつには1億を預けてるんだ、」
川゚∀゚)「俺は一日で数十倍稼いだけど?」
(>´ω` <)「何の方法だ!インサイダーでも使ってたのか!
悪魔の力で銀行強盗か!?」
川゚∀゚)「いいね。熱が戻ってきたね。
サマナーになれば、頭使えばちょっとした事でそれくらいは稼げるよ。
これから俺達と一緒に西をぶっ殺そうじゃねえか。
運転手さんよ、業魔殿まで急発進ダ!!」
-
(・e・)つ
(;・e・)
(-e-)「ふ〜…」
鎮静剤が海座に打たれる。
「あまり無理をするな。」
https://pbs.twimg.com/media/Fd_orP_UcAA-jQf.png
「あまり興奮すると誤作動してしまわんとも限らん。」
(・e・)「心配するな。
この国の運命を俺の体が握っていると思うと、ゾクゾクするぜ!」
(^e^)「あの狂人ですら俺にトドメを刺す事はできなかった。
俺が死ねばこの国も死ぬ!!
誰も手出しはできねー!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fd_os7cUUAEgxEZ.png
─
交渉決裂後。
( ゚∀゚)「そこをどいた方が良いぜ。
また動き出すかもしれんぞ。
つっても、お前はもうキュウソネコカミだがな。」
(・e・)「ふっ、殺ってみろチンピラサマナー!」
( ゚∀゚) ニィ
(・e・)「日本国をフッ飛ばすだけの根性はてめーにはねえよ!!
人間ってのは最初から持ってる器が違うんだよ。
きさまらゴミクズは、俺の前でひれ伏して靴を舐めるしかねえんだよ!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fd_ozCyVEAIgt0Z.png
https://pbs.twimg.com/media/Fd_owbfVsAAPX-j.png
-
(^e^)「私が死ねば東京全土が吹っ飛ぶ!!
きさまらは私の掌でうごめく
ウ ジ 虫 だ !」
_,
( ゚-゚)
(・e・)ニア 「さあ、跪け!
土下座して、私に許しを乞え〜!!
ハハハ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fd_o2TSUUAEs4SZ.png
_,
( ゚Д゚)「クソガイジ…」
(・e・)「は?今なんと言った…?」
カチャ
_,
(#゚Д゚)「この クソ ガ キ ャ ア !!!!!!!!!!!!!!!!!」
つ >
https://pbs.twimg.com/media/Fd_o5PBUUAEJs1j.png
ドルルルルルルルル
く(;・e・)「ゲッ!!左手、手に仕込み銃だと!?
くるってる…あいつはくるってる!
サマナー!俺が傷つけばどこかにミサイルが発射され、死ねば東京は核で吹っ飛ぶんだぞ!
お前も死ぬんだぞ!鳥頭か!」
_,
(#゚Д゚)「やってみろや!できもしねーことほざいてんじゃねー!
だいたい俺は、一度胸に大穴ぶっぱなされて死んどるんじゃ!!
今更死なんて恐れるかボケが!!」
_,
( ゚Д゚)「死にたくないから、こんな機械仕掛けのクーロン城おったてて粋がってるんじゃろが!
帝王になるなら、他にもっといい方法があろうが!
真の核ミサイル…お前のブレインを務める弟の場所を言え。
そうすりゃこれ以上手出しはやめてやる。」
(;・e・)「うう…弟は、尻間学園に通っている。
もっとも話を聞いてくれるかなんて保障できんぞ。奴はきさま以上のキチガイだ」
https://pbs.twimg.com/media/Fd_o7AoVQAEkOa4.png
─
-
今回はここまで。
なんでアザゼルに殺意マシマシなのか私にもわかりません。
-
otsu
-
おつおつ
-
─
ユ▽д▽ダ
っy=
バン
「ぐっ」
男がよろめく。
ユ▽д▽ダ「なかなかいい装備だな。
だが仲魔の練度と戦士としての腕が違いすぎる。
許せ。あの世で後悔するのだな」
ユダが曲刀を構える。
男の動きは鈍い。
あっという間に首が胴体から離れてしまうだろう。
ネミ#゚ー゚)つ「生意気よっ!消えなさい!」
ネミッサの雷光があたりをまばゆく照らす。
つユ▽д▽ダ「ぐっ」
思わず目を覆う。
「う…ぐっ…」
男の傷は深い。
ネミッサに肩をかつがれうめく。
ヒト;゚ー゚)ξ『なんて強さなの。
あのキャロルJとは大違い』
ネミ゚ー゚)「しっかりしなさいよ!
まだ生きてるわよね!?
ソウルがしっかりしてるもの!」
「す、すまない…甘く見ていた。
話が通じる相手だと…」
─
-
ネミ^ー^)「ヤッホー!ただいまぁ。あー楽しかった。
あれ?なんで驚いた顔してんの?」
https://pbs.twimg.com/media/Fe4CiKsVEAAKKVs.jpg
「そりゃ驚くさ。PCの中から現れるんだ。
何があったんだい?」
ネミ゚ー゚)「聞いて聞いて!
実はネミッサ、パラダイムXに入れるようになっちゃったの!」
https://pbs.twimg.com/media/Fe4CmK5VIAAuCc3.jpg
「ええ!?」
ネミ゚ー゚)「あのムーウィスって悪魔の能力を少し吸収しちゃったみたい。」
「そうか、あの悪魔が…あいつはどうなった?
ヒトミは無事?」
ヒト:ー:)ξ
ネミ゚ー゚)「ムーウィスはわかんないわ。気が付いたら消えちゃってた。
ヒトミちゃんめっちゃ泣いてたもんね。よわむしよわむしー。
さて」
「え?」
ネミッサに手を掴まれる。
ネミ゚ー゚)つ「アンタも一緒に行くよ。
手を離しちゃダメだよ。」
https://pbs.twimg.com/media/Fe4Cxq-VsAEOGas.jpg
「いきなりか…
悪魔が出るような世の中だし、もうあまりリアクションが取れなくなってきた」
ネミッサが電の球状になり、男をPCの中のパラダイムへいざなう。
https://pbs.twimg.com/media/FfH4Hm7VsAAuvaK.jpg
「リアリティあるな…」
ネミ゚ー゚)「ねえねえ、怖かった?」
「いや、怖いというより驚きが強い…」
ネミ゚ー゚)「怖くはないっしょ?」
「自分の脚でネットスペースを歩いてるっていうのがまだ愕然としないんだが」
-
ネミ゚ー゚)「あ、服屋見ていい?
前から思ってたんだけど、ヒトミちゃんって、あたしとセンス違うっていうか、…
セ ン ス な い じ ゃ ん !」
https://pbs.twimg.com/media/Fe4C0IjUUAI1SJT.jpg
ヒト゚ー゚)ξ『失礼ね!私が着たら似合うのよ!』
ネミ゚ー゚)「いい機会だから、ちょっと着替えてくるわ。」
ヒト;゚ー゚)ξ『何言ってんのよ!あんたなんかに任せたらどうなるか…!』
ネミ゚ー゚)「へっへーん。無駄だもんねー。」
ヒト゚ー゚)ξ『何言ってんのよ!あんたなんかに任せたらどうなるか…!
本当に怒るわよ!…あっ』
試着室へ入っていく。
「これなんてどうよ?」
『ちょっと!そんな短いの着るわけないでしょ!』
「あっ。こっちもいいじゃん。」
『ダメだってば!
こことかこことか、スケてるじゃない!!
乳首だって…ってこれ下着じゃない!』
「ああ、もう、ヒトミちゃんうるさいよ。静かにして」
「これが黙っていられる…あっ…またそんなのを…
…なんで!あんたは!
そんなのしか選べないのよ!
ちっともかわいくないじゃない!」
ヒトミの怒号が響く。
オーブリーにも何か服を買ってやろうか、と男は考え込む。
ネミ゚ー゚)「じゃじゃーん!どうよ!?」
-
レザースーツ姿のネミッサが出てくる。
ヒト#゚ー゚)ξ「なんだって私がこんな恰好しなきゃいけないのよ…!」
https://pbs.twimg.com/media/FfHuScUUYAIvZQT.jpg
店員がにじり寄ってくる。
ζ(´ー`*ζ「お客様ぁ。なかなかお似合いでございますよぉ。
で、ですね。こちらの方のお買い上げですとお値段は…」
ネミ^ー^)ノシ「じゃ、この服はもらっていくわ。
バイバイ。」
ζ(´ー`;ζ「???
もらっていくと言われましても、ここはサイバースペースですので、
お客様のご自宅にお送りすることに…
お客様ぁ?」
https://pbs.twimg.com/media/FfHvdHoUYAAxSWU.jpg
上機嫌のネミッサは店を出て行った。
既に男は店を出て外で待っていた。
「…なかなか、だね」
ネミ゚ー゚)「どう、どう!?
いいセンスっしょ?」
ヒト゚ー゚)ξ『…むぅ。
エアビジョンを見に行きましょう。
気分転換になるし、ファントムの情報も何か得られるかも』
曲がり角でウサギと鉢合わせた。
(・x・)「久しぶりだな。強きソウルを持つ者よ。
そしてネミッサ。
やはり君には、現実世界よりこちらの方が居心地がいいようだ」
https://pbs.twimg.com/media/FfH0t4UVQAAgo3Y.jpg
「ブンブンさん…!?」
男はオーブリーが可愛がっているウサギを思い出した。
ネミ゚ー゚)「…何?ネミッサのこと、知ってるの?」
(-X-)「…残念だが、今君達とゆっくり話している時間はない。
準備ができたら映画館まで来てくれ。」
https://pbs.twimg.com/media/FfH04jEVUAM0WQ1.jpg
-
ご無沙汰しております。
バッドステータスが続き先週はボイコットしてしまい申し訳ありません。
耐力40くらいほしいなぁ。
起床したら一気にユダ編を書き上げるので、期待せずお待ちください。
https://youtu.be/83N7PNF4MKc?list=PLQfQRKB0XzROXgyjFfnD2GHLdLvptArf5&t=929
ここのヒトミのブチキレ演技すき。
-
「…ビジョンクエストですね?」
映画館。
(・x・)「今回体験してもらうのは、ムサシと名乗っていた男の記憶。
ヴィジョンクエストがいかなるものなのか、既に二度目の体験となるお前は悟っていることだろう。
彼は、その断末魔に災いの根源を垣間見ている。」
https://pbs.twimg.com/media/FfKjkCNUcAAGjbC.jpg
「…」
(・x・)「さぁ、心の眼を開くのだ。
魂の伝達は、同時にお前自身に対する問いかけでもある。
行け!
おまえたちの全身全霊をもって、その答えを見出すのだ。」
vision QUEST2 救うもの
https://pbs.twimg.com/media/FfKksM9UYAA1Dck.jpg
─
「久しぶりだなユダ。
また、君の力が必要になった…」
https://pbs.twimg.com/media/FfKkujTUAAAcGSO.jpg
ユ▽д▽ダ「心得ております。
ゴミ掃除ですね?」
(■ハ■)「失礼します」
「フィネガンか…ウラベはどうした?」
(■ハ■)「はい。処理は完了致しました。
遺体の確認はできていませんが…」
「丁度いい。フィネガンとユダ。二人で今回の掃除に当たってくれ。
相違はないな?」
ユ▽д▽ダ「…御意。
我がサックスの調べのままに。」
https://pbs.twimg.com/media/FfKphA1UYAAjAd2.jpg
─
-
映画館を出る。
男が泣いている。
ネミ゚ー゚)「どうしたのよ」
「ひどい話じゃないか!ムサシって人はいい人だったんだぞ!
それを騙して二人がかりで殺すなんて…
ファントムソサエティは許せない!!」
ネミ゚ー゚)「くだんない。弱い奴が悪いんじゃない。
まぁファントムは目ざわりだし、倒すのは賛成だけどね」
声が響く。
『人は、その一生をかけて己の道を歩み続ける。
その先に求めるものがあると信じて。
だが、その道に迷う者もいる。
その者は迷ったまま、短き一生を終えてしまうのだ。
空港へ向かえ。
かの戦士達は、今も迷い、おまえが訪れる時を待っている。』
「…わかったよ。レッドマンさん。
おれは一人でも行く。
ネミッサはついてこなくてもいい」
ネミ゚ー゚)「なに?怒ってんの?」
ヒト;゚ー゚)ξ『ちょっと冷静になろうよ。
物事を整理して、しっかり準備をしていかない?』
「必要ない!
謎のサマナーが用意してくれたソフトで、仲魔は十分だ!
…ログアウトだけ頼む。わからない」
ネミ;゚ー゚)「あのねぇ…」
-
どけどけぇ!」
ひたすらにスタングレネードを投げ続け、航空を駆け回る。
「ユダとフィネガンはどこだぁ!」
( ;´)Д(`) 「うわっ」
ファントムサマナーの下っ端に銃口を向ける。
ユ▽д▽ダ「貴様…同志ではないな?
クズノハの回し者か?
よほどの人材不足と見える」
https://pbs.twimg.com/media/FfKrZ9PUoAAUdXM.jpg
曲刀シャムシールを片手にした、薄褐色の男が現れた。
「お前がユダか!」
ユ▽д▽ダ「何の用かな」
「俺は戦いは好きではないが…
ムサシさんの仇を討つ!」
男もニンジャ・ソードを構える。
ユ▽д▽ダ「フ…サマナーでありながら戦いが好きでないと言うか。
…汝は何を語る者か?」
「正義!」
ユ▽д▽ダ「よかろう。その薄っぺらな正義とやらを打ち砕いてやる。
COMPを抜け。決闘はイーブンでなければいけない」
「…親切だな」
GUMPから5体の悪魔を召喚する。
ユ▽д▽ダ「行くぞッ!」 「行くぞ!」
っ-l--゙
https://pbs.twimg.com/media/FfKrcdKUYAAr3mY.jpg
-
(4ー●)「スク・カジャ様お出ましぃぃ!」
「GOでいいのぉ?キャハハッ!」
『99-NEEDLE』
九十九針がマルトの顔面に刺さる。
シ-v-ル 「ディアラマですわ」
https://pbs.twimg.com/media/E1AgbD_VIAIKmbh.jpg
ユ▽д▽ダ「甘いな!」
っ-l--゙
(4ー●)「うぉれはぁ〜!」
ダタラはシャムシールの一撃で首をはねられた。
「地返し…」
ユ▽д▽ダ「蘇生の暇など与えん!」
返す刀が迫る。
「マジヤバ〜ッ!しっかりして!」
アプサラスが前衛に躍り出て鮮血を出す。
「クソっ!」
「ラク・ンダ?それならいいぜ!」
ガクッと男達の守りが下がる。
男同士の鍔競り合いになる。
「ぐぐぐ…
何故、肉弾を使わない?」
ユ;▽д▽ダ「なに?」
-
「俺が見た記憶だと、迷いつつもその雲の悪魔の肉弾をあるサマナーさんに使っていた。
開幕で俺に使っていれば、すぐにカタはついたはずだ」
ユ▽д▽ダ「…何が言いたい?」
「あんた、ほんとは好きでこんなことやってるわけじゃ…」
ユ#▽д▽ダ「黙れぇ!私を侮辱するか!」
っy= と
バン
「ぐっ」
ウラベに憧れてカジノで手に入れたワールド・アーマーが男の命を救った。
ユ▽д▽ダ「なかなかいい装備だな。
だが仲魔の練度と戦士としての腕が違いすぎる。
許せ。あの世で後悔するのだな」
ネミ#゚ー゚)つ「生意気よっ!消えなさい!」
雷光がほとばしる。
つユ▽д▽ダ「ぐっ」
「ネミッサ!?」
ヒト;゚ー゚)ξ『なんて強さなの。
あのキャロルJとは大違い』
ネミ゚ー゚)「しっかりしなさいよ!
心ぱ…嫌な予感がしたから来てみたらこれ!
まだ生きてるわよね!?
ソウルがしっかりしてるもの!」
「す、すまない…甘く見ていた。
話が通じる相手だと…」
ユ▽д▽ダ「待て!まだ勝負はついていないぞ!」
-
シーアークロビーターミナル。
ネミ゚ー゚)「まったくムチャなんだから!
ネミッサなしで勝てるわけないでしょう!」
荒く息をする男の胸に宝玉を押し当てる。
「防具に穴はあいてないみたいだな。
ハハ…せっかく高いコイン出したんだ。ずっと一緒だ」
ネミ゚ー゚)「大物なのかアホなのかわからないわね、アンタは!」
ユダが彷徨う。
ユ▽д▽ダ「フン、伏兵がいたとはな…
空港内でまた足を引きずっているに違いない。
追撃してトドメを…」
ターミナルの扉を開ける。
ユ▽д▽ダつ ガチャ
面食らった。
レ ゚ -゚)「あっ、と。
見つかったか!」
https://pbs.twimg.com/media/FfLRnB-VEAEwwir.jpg
ユ▽д▽ダ「また別の小娘か。
貴様…レイ・レイホゥだな」
レ ゚ -゚)「よく知ってたわね。褒めてあげる。」
ユ▽д▽ダ っ-l--゙
「貴様の命、貰い受ける!
数々のファントムの同志を屠ってきたクズノハどもめ!」
レ ゚ -゚)「いいけど、おめおめ私も殺されないわよ。」
-
https://pbs.twimg.com/media/FfLUUz1VEAAFsOm.jpg
三節混が全員を襲う。
シ-v-ル 「メ・ディア!愛を感じるわっ!」
『Maha-AGION』
火に弱い二体が致命ダメージを受ける。
メ;▽д▽ダ「食らえっ!」
っ-l--゙
https://pbs.twimg.com/media/FfLUWwCVsAEejP6.jpg
湾曲刀の一撃がスーツの端を切り裂く。
レ ゚ -゚)「なかなか、やるじゃない?」
『DIA-RAHAN』
https://pbs.twimg.com/media/FfLUYodVsAEh_s6.jpg
傷だけでなくスーツまで修復されていく。
レ ゚ -゚)つ「間髪入れず!」
『MEGIDO』
光の球がユダに直撃…
(木)「ユダ様に
ついてくモンっ!」
せず、オシラサマが庇った。
砕け散る。
レ ゚ -゚)「これでわかったかしら。あなたは私に勝てない。」
ユ;▽д▽ダ「何故やめるレイ!武器を取れ!まだ決着はついていない!
私はクズノハトップランカーの貴様を倒し、名を上げる!」
レ ゚ -゚)「馬鹿ね。私より上の葛葉一族はいるわ。
その人が相手だったら、あなた日本刀でナマス斬りだったわよ。
それになんで、そんなに名を上げたいの?」
ユ;▽д▽ダ「きさまには関係ない…クズノハの貴様にはな!」
-
ユ▽д▽ダ っ-l--゙
「来い、レイ!我が名はユダ!義により貴様の命をもらいうける!
我が名に負いし恐れ知らぬ獅子の力を見せてやろう!!」
レ ゚ -゚)「へぇー、あなたがねぇ。
…でもユダ、あなたは
自分の名前が何を意味するのかわかってないわ。」
https://pbs.twimg.com/media/FfLUh0IUAAAwoLj.jpg
ユ#▽д▽ダ「何が言いたいッ!」
静かに三節混をしまう。
レ ゚ -゚)「使い道を間違ったちから…それは言いようもなく愚かなものよ。
あなたはまだ若いわ、考えてみることね。
そのままファントムの中で生きていくべきかどうか…
クズノハに来いとは言わないわ。」
レ ゚ -゚)「あなたは腕も立つし、庇ってもらえるくらい仲魔に慕われているわ。
仲魔をコマ程度にしか思っていないヤツが多いファントムサマナーには珍しいの。
うちのキョウジなんて忠誠度をロクに上げられなかったものよ」
ユ▽д▽ダ「待てレイ!」
っy=
チャキッ
ドン
ユ;▽д▽ダ「!」
一筋の汗が流れる。
銃を構えた瞬間、メギドがユダの脇の壁を抉った。
葛葉の巫女はいなくなっていた。
ユ▽д▽ダ「あの一撃で骨も残さず私を葬れたはず…何故あえて逸らした?
私に違う道を生きろ…と?
私が間違っている…?
馬鹿な…何を戸惑う…あんなクズノハの女の言葉などに…」
https://pbs.twimg.com/media/FfKsHCfVIAEw43r.jpg
ヒールスポットに入る。
マグネタイトで、仲魔達を癒す。
特に、粉々に砕けたオシラサマは念入りに形作る。
ユ▽д▽ダ「皆にはいつも辛い思いをさせているな…私が弱いせいで」
-
再び空港。
『…ベンケイ…ベンケイ…』
「?」
ヒト゚ー゚)ξ『どうしたの?』
「いや、何か聞こえたような…
ヒトミは聞こえなかったか」
ネミ´ー`)「あたしには聞こえたよ。気配が消えた。
ここで死んだ人なんじゃ、ないかな…」
https://pbs.twimg.com/media/FfMLcu2aAAIYzB7.jpg
「ガラにもなくしんみりしているな」
空港入り口。
「何者だ!所属と名前を言え!」
メ ^)Д(^)「えーと、ベンケイ達は見習いで、見回りしてるでごわす」
「なんだか頼りないなぁ。まだ子供じゃないか。ファントムソサエティも
人手不足なんだろうが、大丈夫か?
悪魔が怖くて召喚できない、なんていうなよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FfMMW0AagAAq23M.jpg
「いや待てよ、サマナーネットに乗っていたファントム狩りの小太りの男って…
まさかお前…」
男が携帯を手に取る。
「もしもし!指名手配サマナーが出た!至急エントラ…」
( ゚∀゚)つ「うるせえ!」
https://pbs.twimg.com/media/FfMOnhpaMAAJ0UF.jpg
肉片が飛んだ。
メ ;^)Д(^) 「リョウマ先輩…」
( ゚∀゚)「無断で単独行動すんなつったろ!
ゴミ処理はやっとくから、お前はユダとフィネガンを殺ってこいや!」
-
空港二階の空き部屋。
ネミ゚ー゚)「ねえ、振り向かないで聞いてね。
気付いてる?ネミッサたち、さっきから誰かに見られてるの。
敵か味方かわかんないけど、かなり強い奴だと思う」
https://pbs.twimg.com/media/FfMMh6LagAAmsIt.jpg
『お前達…サマナー…だよな…?
頼む…ベンケイを…止めてくれ…
俺にはもう体がない…だから…』
ヒト゚ー゚)ξ『今なら聞こえる。
…悲しそうな声…
あの人、ここでずっと「誰か」を待ち続けてるのかな?』
https://pbs.twimg.com/media/FfMMi22acAESHJg.jpg
「ベンケイ…ビジョンクエストで見た、ムサシって人の相棒だった人だ。
つまりこの声はムサシさん…」
空港三階。
ユ▽д▽ダ「私は恐れているのか……?
言われるがままに人を悪魔を始末し、決して日の当たることのない生き方…
だが私に…」
https://pbs.twimg.com/media/FfKsKcbVsAEjm91.jpg
ユ▽д▽ダ「強いサマナーとは何なのか…強いことが正しいのではないのか…?
フ、このユダともあろうものが、あの小僧やクズノハの小娘に感化されたとでも…
私らしくもない!」
https://pbs.twimg.com/media/FfKsPRpVIAEKAs9.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FfKsQwcUoAE70y6.jpg
ユ▽д▽ダ「今度こそ殺られに来たか」
「ユダさん。俺はあなたにおめおめと殺される気はないですよ。
決着をつけましょう」
GUMPとサックスを構える。
ユ▽д▽ダ「ふ、迷っている時ではないな。
我が道は戦いの道。
全ての答えは、戦いが教えてくれる。
いくぞ!」
https://pbs.twimg.com/media/FfMJjJ0akAAKqPK.jpg
-
トケビのショートジャブが襲う。
「チャグリン!」
「ラク・カジャ!
バトルのプロね!」
ユ▽д▽ダ「ふん、補助魔法で差を埋められると思ったか。
トケビ!ラク・ンダで応酬だ!」
「わたくしもいますのよ」
https://pbs.twimg.com/media/E9j411jXEActQkq.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FfMXQXhagAAIzQW.jpg
『AGI』
シ;-v-ル 「うっ」
ユ▽д▽ダ「こしゃくな!」
『DIA-RAMA』
「オラァ!」
https://pbs.twimg.com/media/Eg9k1JDVgAceAuu.jpg
『DEADLY-GO-ROUND』
回転斬りがユダ達を襲う。
ユ▽д▽ダつ「薄汚いゾンビどもめ!昇天するがいい!」
『SEGAKI-Rice』
「闇ノ壁!!
ラブ&ピース!」
https://pbs.twimg.com/media/Eji6BGjVgAEYWS0.jpg
破魔が防がれる。
ユ;▽д▽ダ「こうも短期間で成長を…!?」
「このチュレルはあなたに斬られたイッポンダタラの…
力だ!」
ビリー・クラブを伸ばして不意打ちを狙う。
ユ▽д▽ダ「チィッ!」
っ-l--゙
シャムシールで首筋から逸らす。
-
ユ▽д▽ダ「功を焦ったな!」
っ-l--゙
「オレ タスケル
イノチ ツキルマデ!」
管狐が反撃に割り込む。
「すまない!クダ!」
「ドルミナーだぜ!
眠っちまいな!」
ラク・カジャンダ応戦をしていたチャグリンが眠りにつく。
「わたくしにもありますのよ!」
火炎責めを止め、ラク・カジャを唱えるチュレル。
「終わりぢゃ!」
『MISTY-BLADE』
妖魔マルトのかすみ斬りが襲う。
「ぐはっ」
ヒト;゚ー゚)ξ『ううっ』
二人には特に大打撃だったようだ。
ユ▽д▽ダ「さて、このへんで終わりにしようか。
小僧、きさまが何者かしらんが…
ぬ!?」
『MARIN-KARIN』
チュレルの魔法がまともにターバンに当たる。
自分の意志とは裏腹に体が動かない。
「ユダ殿のご乱心ぢゃぁ〜!」
ネミ#゚ー゚)
つ 雷 と
「よくもやってくれたわね…倍々返しよ!
ロマ・フルメンッ!」
-
ユダ達は焼け焦げる。
ユ▽д▽ダ「ぐああああああ!
瀕死に近いほど強くなる魔法なのか!
以前はスタングレネード程度の目くらましにしか…」
( )「今だッ!」
っy=
銃撃を仕掛ける。
シルキーが庇って背中から撃たれた。
ゼロ距離で詰める。
「これで…決着だ!」
ユ▽д▽ダ「…殺すがいい」
「なんでそうなるんだ?」
ユ▽д▽ダ「一度戦いに身を置いた者は、安息の死など望めない。
見事な戦いだった。まるで先日戦ったあの男のような…」
「ムサシさんか?」
ユ▽д▽ダ「! 何故その名前を…」
「まぁ」ちょっとした知り合いで。
あんただけが悪いわけじゃないが…よかったら冥福を祈ってくれないか。
命まで取る気はないよ」
ユ▽д▽ダ「…私はこれからどうすればいいのだ」
「人殺しなんてやめるんだ。
…と言いたいけど、そう簡単にも事情的にいかないよね」
ユ;▽д▽ダ「だが、私に何ができる!?
戦士の家に生まれた私に、戦う以外のことなど…
ファントムを抜けろとでも…馬鹿な。
それこそ、我が名が裏切者になるだけではないか。」
https://pbs.twimg.com/media/FfKsIatUAAAsNT4.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FfKsMN0VUAAkJ-Q.jpg
「僕は自分の命を賭けてでも、守りたいものが沢山ある。
殺し屋にならなくても、戦いで何かはできると思う」
https://pbs.twimg.com/media/FfMgVIPaUAI4dv3.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FfMgWO5aEAMNYnX.jpg
男は倒れたままのユダに手を差し伸べる。
-
今回はいかがだったでしょうか?
昔はナオミが一番好きでしたが、ユダの渋さも魅力的に感じます。
更新おせーぞ!や描写がわかりにくいなど、ご感想お待ちしております。
では今回はここまで。
-
乙!!!
-
今回大活躍したチュレル。
>>260で作ったイッポンダタラと、素のアチェリをCOMP合体でラク・カジャスク・カジャ継承のものが作れます。
筆が乗らない場合も1日最低1日ペースで書いていますので、どうか気長に今後ともよろしく…。
-
おつー
-
ユ▽д▽ダ「…私にも、守りたいものは沢山ある」
つ
ユダが手を取って起きた。
ヒールスポット。
「俺のおごりだ。仲魔達を治してやってくれ」
ユ▽д▽ダ「かたじけない」
ネミ゚ー゚)「ちょっと!簡単に信用していいの?
また襲ってきたりしないでしょうね」
ユ▽д▽ダ「お嬢さん。私は一度取った手は離さない。
この剣と、戦士のプライドにかけて」
ヒト゚ー゚)ξ『ビジョンクエストでも自発的に誰かを殺しにかかったわけじゃないし、信用していいと思うよ。』
「だがムサシさんが死んだ遠因を作った事は消えない。
洗いざらい話してくれないか?
この空港には何があるんだ?」
ユ▽д▽ダ「…組織の処理場になっている天海フロートに繋がるシャトルがある」
https://pbs.twimg.com/media/FfSBNnGVEAAHVQ9.jpg
「それだけじゃないだろう。管制室に何かあるんじゃないか?」
ユ▽д▽ダ「…鋭いな。あそこでは悪魔を飼っている。
それも不安定なものをだ」
ネミ゚ー゚)「悪魔なんて、そこら辺にいるじゃない」
ユ;▽д▽ダ「それがだ…やつは常に体が未完成なのだ。
常にマグネタイトを欲している。
定期的に悪魔や処理対象の人間をエサにしてなだめているのさ。
それ以上の事は私も知らん。
我が任務は、空港に現れる邪魔者の始末と…管制室の警護だった」
ヒト;゚ー゚)ξ『ってことは…
このヒールスポットも狙われるんじゃ!?』
ユ▽д▽ダ「下半身が未完成なのだ。
だから奴はその場から動けん」
-
管制室前。
「嫌な気をピリピリと感じるな…」
ユ▽д▽ダ「いいのか?作戦もろくに練らずに…」
ネミ゚ー゚)「どうせ今までもぶっつけ本番で勝ってきたし!
ネミッサ様に任せておけば問題ないって!
あんただって思い知ったでしょ?」
ユ;▽д▽ダ「う…確かに。
前線は私が引きつけよう。
奴の弱点を見つければあるいは…勝てるかもしれん。」
「あなたは死ぬ気か?」
ユ▽д▽ダ「まさか。守るべきものが私にもあると言っただろう。
だが君達の若さゆえの爆発力に…
賭けてみたくなったのさ」
ユ▽д▽ダ「とりあえず私の知っている情報を伝えよう。
奴は巨体で、」
「何かの悪魔を媒介して集合体になってる」
ユ▽д▽ダ「…?」
「ムサシさんの記憶を俺は保持している。
まぁ、戦いが無事に終わったら話しますよ」
ユ▽д▽ダ「続けるぞ。
やつは巨体に似合わず、体をコマのように回転させてぶつかってくる。
だがエネルギー供給用のケーブルがあるらしくてな。
間合いを取れば大丈夫だ」
ユ▽д▽ダ「他の情報は…私もわからん。
下っ端サマナーが、エサの死体と一緒に引きずり込まれていくところを何度も見た。
二人も開幕でやられないように気を付けろ」
管制室内部。
少し荒れている。
ユ▽д▽ダ「汝の命、義をもってもらいうける。
覚悟しろ!」
-
/ ゚、。 /「グおポおオオオ!!」
( )「銃が効かないのか。間合い取るにしても厄介ですよ、ユダさん」
っy=
「うわああああ!!
ラクカジャだ…」
男が狙われ、悪魔のおぞましき産声が拡散して周囲を襲う。
「かしこまりましたわ」
チュレルが詠唱を開始する。
/ ゚、。 /「グオオオオオ!!」
( )「うわああああ!!」
っ-l--゙
巨椀をすり抜け、剣をうちこむ。
吹き飛ばされる。
ネミ゚ー゚)つ「世話焼けるんだから!ジオ!」
悪魔の動きが一瞬止まった。
ユ▽д▽ダ「かたじけない!」
っ-l--゙
シャムシールで斬り込む。
だが硬い表皮に傷をつけただけにとどまった.。
『MOVE』
ユ▽д▽ダ「少年、少女。ヒットアンドアウェイでいくぞ。
奴の馬鹿力は半端ではない。
だが、糸口は見えた」
『DE-Kaja』
「的確にこちらの補助も打ち消してきやがる。」
悪魔の背後のケーブルが光る。
『DIA-RAMA』
-
ユ▽д▽ダ「ちぃぃっ!」
「落ちついてくれユダさん。一回カジャを打ち消されただけだ。」
ユ▽д▽ダ「どうしてそうも楽天的なのだ、君は!」
「デ・カジャした時点で隙ができるってことですよ。
ユダさん、ラク・ンダはかけてありますね?」
https://pbs.twimg.com/media/FgU1g3QVQAEnZPP.jpg
ユ▽д▽ダ「あ、ああ」
「おそらくだが、デ・クンダは持っていないんだと思う。
奴の装甲が脆くなったら一気に畳みかけるしかない。
コカクチョウにタル・カジャをかけさせて翻弄してみる!」
妖鳥が翼を広げて補助魔法を放つ。
すかさずデ・カジャが撃ち込まれる。
( )「攻撃がおそろかだ!」
っ-l--゙
挑発のように軽く撫で斬りする。
/# ゚、。 /「グオオオオ!!」
『DEADLY-GO-ROUND』
「ネミッサ!」
ネミ゚ー゚)つ「わかってるわよ!」
物理反射の鏡が皆を守り、斬撃がまとめて返ってくる。
/ ゚ 、。 /「グオオオオ!?」
硬い腹が割れ、中から大量の虫が出てくる。
ユ▽д▽ダ「あれがやつを構成していたのか!」
ネミ;゚ー゚)「いやー!気持ち悪いっ!」
ネミッサは体にまとわりつこうとする妖虫を取り払うのに夢中のようだ。
/ ゚ 、。 /つ「マグネタイト ホシイッ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FgU1h75VUAAVgkD.jpg
-
「ユダ殿〜!
どうか勝利を〜!」
CP(抗体値)の高いマルトからMAGが抜かれ、石像にされる。
ユ▽д▽ダ「シルキー!」
『忠義の氷結』
虫たちが極低温で動きを止める。
( )「たのむぞ…死神チェルノボーグ!」
っyつ
(^Ⅲ^)「任せい!」
https://pbs.twimg.com/media/E_o9fcAVIAMdUmc.jpg
『CUTTING-EDGE』
悪魔ウィンぺの凍った両腕が寸断される。
そしてそのまま頭を鎌で差し潰される。
( )「うおおおお!」
っ-l--゙
男が引導を渡す。
https://pbs.twimg.com/media/FfMLMRxakAI4l-4.jpg
/ ゚ 、/「マニト…ゥ…」
ユ▽д▽ダ「マニトゥ?
マニトゥ・ネットの事か?」
https://pbs.twimg.com/media/FfMJttYakAEoGH0.jpg
「ウググぐ…グアァァァァ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FgU8Q74VQAIstAK.jpg
耐えきれなくなったか、半身の悪魔は構成物の虫ごと霧散した。
同時に管制室の電気が戻る。
悪魔のいけにえに使われていた電力がもどったのだ。
硬い音がする。
銃弾を何か刃物が防いだのだ。
https://pbs.twimg.com/media/FgU8SreVUAAwZdn.jpg
(■ハ■)「ユダ…一体これは何の真似だ?」
っy=
-
今回はここまで。
-
おつです
-
(■ハ■)「貴様には失望したぞ。
そんなガキどもの力を借りるとはな。
組織で飼っている悪魔まで倒してしまうとは…これは裏切りと、とらえていいのか?」
ユ:▽д▽ダ「…」
サングラスの男の威圧感が増す。
(■ハ■)ニア「どうなんだ、ええ!?
西からの贈り物を無為にするつもりか?」
ターバンを指さされ、明らかにユダは狼狽する。
ユ▽д▽ダ「う…」
ネミ゚ー゚)「なんなのよあんた?
あの悪魔もファントムの計画と関係あるの?」
(■ハ■)「なんだ貴様らは?見たところガキのようだが…
我々の事を知っているのか?」
ヒト;゚ー゚)ξ『ちょ、バカ!ネミッサ…』
(■ハ■)「見たところ、そこの小僧もサマナーのようだが…
計画の一端まで知るとは…クズノハの雇われか?」
ヒト゚ー゚)ξ『…クズノハ。サマナーネットで見た名前だけど…
でも私たちは…』
(■ハ■)「まぁいい。殺してしまえば済む話だ。
ユダ。俺から話は通してやる。
そのガキどもを貴様が殺れ。」
ユ▽д▽ダ「…」
っ-l--゙
ユダが剣を構える。
ユ▽д▽ダ「許せ…」
「ユダ!」
ユ▽д▽ダ「私は義を見せてくれた相手を裏切ることはできぬ!
例え…
西殿に牙向くことになっても!」
-
(■ハ■)「フッ、藁を捨ててファントムに唾を吐くか。
それもよかろう。
ユダ、貴様も所詮その程度の男ということか…」
(■ハ■)
つ と
両腕のメリケンサックを構える。
ネミ゚ー゚)「ここまでコケにされたのは、ネミッサ多分初めてよ!
相手になってやるわ!」
間髪入れず電撃を放つ。
ヒト>ー<)ξ『きゃ!』
電撃波が反射され、ネミッサの服が少し焦げる。
(■ハ■)「フフフ。裏切者の負け犬と、貴様らガキ相手に本気を出すと思うか?」
フィネガンの前面には悪魔達が召喚されていた。
(■ハ■)「心配するな。貴様らを始末するには十分な連中だ。
まぁせいぜい死のダンスを楽しんでくれ。
はっはっはっは…」
https://pbs.twimg.com/media/FhcxmUaUoAESmyj.jpg
ユ▽д▽ダ「奴の悪魔は精鋭ぞろいだ!気をつけろ!」
シルキーに回復に専念するように指示を出し、マルトと共に突撃していく。
ネミ#゚ー゚)「あの黒メガネのマダオ許さない!追うわよ!」
「ユダさん!ここは任せてもいいか!」
ユ▽д▽ダ「任せろ!元はといえば私の禊だ!
こちらこそ巻き込んですまない!」
ユ▽д▽ダつ
施餓鬼米を撒く。
妖獣カクエンが消える。
ユ▽д▽ダ「流石に、女性にこいつの相手はさせられんからな」
-
(■ハ■)「こちらフィネガン。
ただいまより作戦を実行する。
総員、集まれる者は管制室へ集合せよ。
自信のないものはただちに避難、退避せよ。
繰り返す…」
「待て!」
二人は、特殊携帯で通信しながら逃げるフィネガンを追う。
(■ハ■)「フン!しつこい奴らめ!」
つ と
飛びつこうとする男にメリケンサックを振って牽制する。
悪魔達が召喚される。
https://pbs.twimg.com/media/FhcxpQYVsAAiz5Z.jpg
ネミ゚ー゚)「へえ。それが本命ってわけねぇ。
なんかせこいじゃん。」
『三日月斬り』
(■ハ■)「今日は新月!絶好の狩り日和だわ!」
北欧の妖鬼ベルセルクがネミッサたちを襲う。
「ぐわーっ!」
男は吹き飛ぶ。
ネミッサはシルキーから回復してもらった分で耐えきる。
ネミ;゚ー゚)「ちょっとは…やるじゃ…」
(■ハ■)「もう一度だ!」
「待てーい!」
と(■│■)つ
謎の仮面が躍り出る。
(■ハ■)「何者だ!?」
(■│■)「お…私は鉄仮面!」
-
(■ハ■)「また変な奴が増えた…」
「あんたは一体…?
敵なのか…?味方か…?」
何も言わずスーツのポケットをまさぐる。
セ・□・タ「よっ。」
「…!?
まさか倉庫で助けてくれた…!?」
(■│■)「気にするな。あんたら二人に死んでもらっちゃ困るんでね。」
っ-l--゙
(■│■)「甘やかしはしないっ、が!」
っ-l--゙
男の剣圧だけで犬悪魔達が吹き飛ぶ。
(■│■)「割と犬は好きなんでね。少し大人しくしてもらおうか」
(■ハ■)「ええいごちゃごちゃと!
ゴタクはいいから、我が仲魔達の恐ろしさを思い知れ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fhcxn0FUAAAWYoP.jpg
「はあっ!ユダ殿に勝利を!」
マルトのかすみ斬りが龍王を斬り刻む。
鬼女・ラ・リョローナがおもむろに服を脱ぎだす。
ユ▽д▽ダつ )
魔反鏡をかざし、魅了の術はそのまま跳ね返る。
-
今回はここまで。
本日はSS版ハッカーズ25周年。
おめでとうございます。
-
乙です
-
おつ
-
( )っ-l--゙ と(■ハ■)
鉄仮面と名乗る男が悪魔達を引き受けてくれたおかげで、男は接近戦をフィネガンに持ち込む。
「何故だ!」
(■ハ■)「…?」
「何故、ウラベさんを殺した!」
(■ハ■)「何故貴様が卜部の事を…?身内か何かか?
恨むのなら、ファントムサマナーの宿命から逃げ出した奴自身を恨むのだな。」
( )つっyつ「このGUMPを…見ろ!」
鍔競り合いながら、血に染みた銃のCOMPを見せつける。
(■ハ■)「…ウラベの遺品か。
死んだ負け犬のものなど…」
男を蹴り飛ばし、GUMPを奪い取る。
そして…
(#■ハ■)「フン!」 ベキ
つっyつと
硬いものが割れる音がする。
(■ハ■)つ「還すぞ。これで未練はなかろう」
「貴様!」
激昂した男がソードを突き立てる。
(■ハ■)「冷静さを欠いたな!」
つ つ
ショートジャブの連撃で、刀の切っ先を次々と折っていく。
「う…!」
ネミ゚ー゚)「ジオ!」
(■ハ■) スッ
トドメの拳が顔面を砕く前に、ネミッサがカットを入れる。
ネミ゚ー゚)つ「何やってんのよ!これ拾って!」
走ってきてGUMPを手渡す。
-
「ありがとう…しかし…これじゃ…」 カチッ カチッ
グリップを握っても、なかなか展開しない。
『twister-kick』
『DEATH-BOUND!』
(;^Ⅲ^)「む…ちと老体にはこたえるわい」
ウィンぺ戦で召喚したままのチェルノボグが戦ってくれている。
しか自慢の死神の鎌は少々ボロボロだ。
打撃、斬撃反射の邪鬼ラクシャーサと
エインヘリヤルの加護を得た獣皮によって皮斬撃無効のベルセルク。
彼らの布陣で攻略が困難になっているのだ。
(■│■)「チェルノボグ!あれだ!」
(^Ⅲ^)「おお、そうじゃのう!あれがあったわ!」
『MUDO-ON』
「ぐあっ…フィネガン…様…」
呪殺により肉体が葬られる狂戦士。
(■│■)「一気に決めるぜ!虚空ッ!斬破ァァァ!」
っ-l--゙ 〇
『SUKU-Nda』
ラクシャーサが双剣を振りかざし、命中低下の魔法を放つ。
空間を切り取り、それがラクシャーサの脇腹を刈り取る。
「むぐ…我々がここまでやられるとは…」
-
(■│■)「もう一丁!ォぉ!」
(;■ハ■)「チッ!」
フィネガンはスレスレで避ける。
(■│■)「くそ!スク・ンダのせいでかすっちまったか!
だが出せただけでもマシだぜ!
さて、どうするヒゲおっさん」
(■ハ■)「なめるな…」
闘志が逆に燃え上がる。
重傷を負ったラクシャーサを戻す。
(■│■)「さて」
(■│■)「私はここで失礼する」
ネミ゚ー゚)「なによ!散々ひっかきまわしておいて!」
(■│■)「甘やかしはしないと言ったはずだ。
これだけ削ればイーブンな戦いができるはずだぜ」
「だが、もう武器が…」
(■ハ■)「容赦はせんぞ、小僧!タイマンだ!」
つと
-
(■│■)つ 「体験版だ!とっときなっ!」
https://pbs.twimg.com/media/FiLymZ_aMAA8wh3.png
妙な柄だけの剣を投げてよこす。
「…!?」
ネミ゚ー゚)「ほら、ぼっとしないで!」
地面に落ちたものを素早く拾うと、電気の刃が出現する。
(■│■)「じゃあなッ!」
仮面の男は破壊神カルティケーヤのようにすっ飛んで去っていく。
(■ハ■)「面白い。無抵抗のガキを殴り殺しても…
面白くないからな!
絶望感を味合わせてから…
殴り殺してくれるわ!」
フィネガンがファイティングポーズを取る。
「あんたは無抵抗同然のッ!
ウラベさんを殺していたじゃないか!
言えたことか!」
(■ハ■)「ふ、よく見ればウラベに似た防具だな。
ガキのくせにいい装備だ」
(■ハ■)
つ つ
https://pbs.twimg.com/media/FiLx142aYAEFLhx.jpg
-
キレのあるショートジャブをかわしきれない。
ワールドアーマーにヒビが入る。
「ぐっ!」
(■ハ■)「生意気なんだよッ!」
つ と
「ごっ!」
薄くなった装甲にブローが入る。
(■ハ■)「倒れないか。多少の場数は踏んでいるようだ、な」
回し蹴りが横っ面を吹き飛ばす。
(■ハ■)「悲しき木偶人形かな。命あるかぎり立ち上がってくるとは。
今、楽にしてやろう」
翻ったフィネガンが裏拳を放つ。
COMPから帯電している。
「ぐうぐぐ!!!!!!」
剣を構え受ける。
(■ハ■)つ「『力』の意味も知らんガキどもがッ!」
https://pbs.twimg.com/media/FiLxI4saEAASU_D.jpg
「く…はぁ…
あなたは…力の意味を…
知っているというのか?」
(■ハ■)「相手を屈服させるものだ。
力なきものに生きる意味はない」
「悲しいな…」
(■ハ■)「なに?」
「あなたは強い。よくわかった。
でもその力をこんなことに…」
-
(■ハ■)「あしたの炊飯ジャーの中身というボクシングアニメを知っているか」
「…名前くらいは」
(■ハ■)「主人公のライバルは命を削って勝ったが死んだ。
その後出てきたライバルも、結局負けて廃人と化した。
器がないのに力を求めるからだ。器に巨石を投じれば、こわれる」
「ならば器を大きくすればいい!
ファントムソサエティなんて悪の組織の後ろ盾で、好き放題やっている貴様はなんなんだ?」
余裕を見せるフィネガンが葉巻をふかす。
(■ハ■)「フー…ヒトにはそれぞれ事情ってもんがあるんだ。
ガキ!おまえこそ、事情を考慮できない自分の器の小ささを自覚しているか!
正義の味方ヅラしやがって!!」
「…」
ネミ゚ー゚)「煽りに負けるなー!」
(■ハ■)「弱い人間だからこそ、悪魔の力にすがって更に弱い人間をコロスのさ…
おまえこそ、自分が強い人間だと言い切れるのか!?
私を非難するのはいいが、慕っているウラベも相当な人殺しだったんだぞ。
お前もここまで生き残ってきたからには、さぞ悪魔を殺してきたんだろうよ。」
(■ハ■)「悪魔も人間も同じ命だ。殺しの罪を背負いきれるか?
いつか人間を殺さないと断言できるのか?」
「努力はする…!している!
少なくとも罪なき人間を殺したりはしない!」
(■ハ■)「ならば、その努力ももうおしまいだなッ!
偽善者!貴様は特別にこのわたしが殺してやる!
はらわたが煮えくり返るんだよ!こういうタイプはな!」
電撃裏拳と電磁剣がぶつかりあう。
しかし一瞬だけ切っ先が当たるのが速かった。
感電。そのまま勢いづいて…
寸断。
https://pbs.twimg.com/media/FiLx4WDaAAE_iyq.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FiLx6QMaEAAiPs6.jpg
-
オ恥ずかしながら補足させてください。
会話中の鍔競り合いの中で、電撃裏拳とカツオの雷神剣の感電効果が相殺しあっている状態です。
今回はいったんここまで。
次回、ユダ死す。
デュエルスタンバイ。
-
ああ。
誓いを立てたのに。
殺してしまった。
男が疲労と絶望で崩れ落ちる。
同時に奇妙な剣が折れ、柄が割れて使い物にならなくなる。
ネミ゚ー゚)「まだよ。よく見て」
「え?」
止まりそうになる涙を堪える。
ネミ#゚ー゚)「あのマダオ逃げやがったわ!
死体がないじゃない!
おらー!出てこーい!」
『フフフ!貴様らごときにやられる私だと思うか?
さて、ユダはどうなるかな?
隠し玉でドカン!と逝ってなければいいがなっ』
「どういうことだ!?どこにいる!
フィネガンッ!」
『気安く呼ぶな!
いいか小僧。これが本当の私の実力だとおもうなよ…
ファントムの総出をもって血族もろともつぶしてやる』
放送は聞こえなくなった。
ネミ゚ー゚)「糞がー!出てこい卑怯者ー!」
管制室。
ユ▽д▽ダ「フィネガンめ…二軍をよこしてきたな…
私もなめられたものだ」
最後の邪龍ハクジョウシを斬り捨て、ほっと一息つく。
その背後に巨大な影。
ユ;▽д▽ダ「!?」
https://pbs.twimg.com/media/FiU5UTBakAE2uvz.png
-
妖獣フォービ。
ふざけた見た目ではあるが、自らを侮辱したものを火達磨にするという、狂暴な怪物だ。
仲魔はもちろん、ユダ自身のレベルでも敵う相手ではない。
ユ▽д▽ダ「…しかし何故今まで動かなかった?」
実力差でいえば、ユダを殺すだけなら簡単だろう。
わざわざ二軍をカモフラージュで召喚した意味がわからな…
ユ;▽д▽ダ「しまった!!
爆破させるつもりか!?」
https://pbs.twimg.com/media/FiU8M54aEAAI7AO.jpg
二軍はただの時間稼ぎ。
全身の管で、ウィンぺなき後の管制室内のエネルギーを吸収していたのだ。
シ;゚ー゚ル「ユダ様!」
つ と
シルキーが前に出る。
弱点の氷結ももはや、焼け石に水でしかない。
ユ▽д▽ダ「お前達は下がれッ!契約を解除して逃げろ!」
っ-l--゙
せめて相打ちにしてやる。
二軍との戦闘中にかかっているタルカジャとラクンダが効いていれば…
ユ;▽д▽ダ「ぐおおおおお!」
エネルギーでパンパンの管で弾き返された。
しかしまだ諦めない。
一太刀浴びせた。
逆に曲刀にヒビが入る。腕に反動の衝撃が走る。
凶獣が破滅の光を放つ。
場全体に及ぶ自爆は、シルキーやオシラサマが庇ったとしても軽減などできないだろう。
ユдダ『馬鹿な…ここで終わると言うのか……この私の一生が…
結局私はなんだったのだ…
やっと信じるべき道が…新しい生き方が見つかろうと…していたのに…』
https://youtu.be/c7hxugJmZ0A?t=22
https://pbs.twimg.com/media/FiU8PTFaUAAfVlu.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FiU8OBAaUAAsMcf.jpg
『ふぁ〜あ。諦めちゃうの?』
https://pbs.twimg.com/media/FiU5VfAaAAAxJSp.jpg
-
ユ▽д▽ダ「!」
っ-l
シャムシールのヒビから光が漏れる。
『せっかく強そうな戦士がめざめたのに、つまらないわ。
どう、あなた死にたくない?』
ユ;▽д▽ダ「ああ!まだ死にたくないとも!
家族の為にも、義の為にも!」
https://pbs.twimg.com/media/FiU8Q38akAANPkc.jpg
『あなたグルカ人でしょ?ペルシャの刀をずっと愛用してるなんてかわってるわねぇ。
せっかくだし、純潔の軍神の力を見せてあげるわよぉ』
https://pbs.twimg.com/media/FiU5X97agAA4xCz.jpg
刻が止まったかのようだった。
フォービは凍結し、爆発も停止している。
ユ▽д▽ダ「うおおおおお!!!!!!!」
っ-l
全力を込めて剣を刺し込む。
必殺の一撃!
凶獣フォービと、シャムシールは砕け散った。
『うふふ。強いサマナーさんを探してこの刀に宿っていたけど。
ずっと出られなくて困ってたのよ。
今回のはお礼だと思って?
それで、私はエッチな事が大嫌いで戦いが死ぬほど大好きなの。
いつか私と戦って満足させてくれたら、正式に力になってあげるわね。
それじゃ…じゃあね!』
https://pbs.twimg.com/media/FiU5WwbagAcHKnB.jpg
一瞬悪魔の姿が見えた気がした。
遠目からでもわかる強い氷結の力。
フォービを倒したのはあの…
「ユダさん!大丈夫か!」
ユ;▽д▽ダ「…見ていたのか。フィネガンは」
「逃げた。俺も剣が壊れてしまって、助太刀しようにもできそうになかったから…心配したんだ
さあ、早く帰ろう」
メ ・)Д(・)「帰すと思うか」
https://pbs.twimg.com/media/FfMMxqKagAAMrBb.png
-
ユメ▽д▽ダ「うごほっ」
なんども投げられ殴られ、満身創痍のユダ。
メ #・)Д(・)「やっと見つけた…詐欺師のクズめ!
お前がムサシ先輩を…」
不完全な大雪山おろしをモロに食らう。
ユ▽д▽ダ「…」
メ ・)Д(・)「抵抗はなしか。ファントムのクズめ!
あの人が軒並みのしてしまったから、お仲間の増援は諦めるんだな!」
ユ▽д▽ダ「…武器がなければな。何もできんよ人間は」
メ ・)Д(・)「じゃあ…潔く…死ね!」
っ-l--゙
「待って!待ってくれベンケイさん!」
男が土下座をする。
メ ・)Д(・)「なぜ拙者の名前を…?
どこかで会った…?」
「その人はもうファントムじゃない…と思う!多分!
さっきフィネガンを裏切ったんだ」
メ ・)Д(・)「なに!?フィネガンもいたのか!」
ネミ゚ー゚)「いいんじゃなーい?さっきまで散々ファントムにいて悪い事してきたんでしょ?
殺すのはやりすぎだと思うけどさ!」
ヒト;゚ー゚)ξ『ちょっと焚きつけないでよ!』
メ ・)Д(・)「おなご…二重人格か?
ユダに頭をいじられたのか!」
メ#・)Д(・)「やはり世の為人の為、生かしておくわけにはいかん!
たとえこの手が汚れても!」
「頼むー!やめてくれーっ!」
『ばかやろう!!!!!!』
-
https://pbs.twimg.com/media/FiVFLJHaAAEZfkM.jpg
幻影のビンタが飛ぶ。
メ ・)Д(・)「先…輩…?」
ム ´)Д(`)『幻影じゃねーよ。霊体ってところだ。
暴走するお前が心配で成仏できなかったんよ。
ユダやそこの少年たちのおかげで邪気が祓われて、やっと出てこれた』
メ ;)Д(;) 「じゃあ…やっぱり…あの時」
ム ´)Д(`)『まぁな。正直騙された時には悔しかった。
でもユダが一応改心したみたいだし、少し溜飲が下がったよ
俺にトドメを刺した緑の悪魔を倒したの、ユダなんだぜ。
敵討ちは立派な義だろ?』
メ ;・)Д(・)「そうだったのか…」
ム ´)Д(`)『憎しみをすぐに捨てなくていい。
這い上がって力にすりゃいい。
お前もユダもガキなんだから、やる事いっぱいあるんだろ?
だからこれからは…
自分と、困ってる人達の為に…生きろ…な?』
ユ▽д▽ダ「許してくれるというのか…」
ム ´)Д(`)『甘いな。まだまだ序の口だ。
お前の真の戦いはこれからだ。
だから頑張れ。』
ユ▽д▽ダ「すまない…本当に…」
ム ´)Д(`)『それとな、だれしも負けることはある。それはけっしてはずべきことではない。
はずべきことはそれを乗り越えられんこと…
負けてもよい!そこから立ちあがれば!
…と師範が言っていた気がする』
ム ^)Д(^)ニア 『最後に、少年。ユダとベンケイを頼んだぞ。
ベンケイは特に突っ走りやすいから』
https://pbs.twimg.com/media/FiVFMayacAAMzm7.jpg
-
数分の沈黙の後。
メ ・)Д(・)
地べたに座っていたベンケイが立ち上がる。
「本当に…許してくれて…」
男の胸倉を掴む。
メ ・)Д(・)つ「ふざけるな!許せるわけないだろう!
許されるわけがないだろう!
ムサシ先輩が許してもな!」
ユ▽д▽ダつ y=
銃を滑り投げる。
ターバンをとこうとする。
ユ▽д▽ダ「…納得できないなら頭をやるといい。
私はムサシ殿だけでなく、さまざまな人間を任務で殺してきたんだ
日本でいうならヤキが回った、年貢の納め時ってことなのだろう
あの女神に助けられたのも、お前に殺される為だったのかもな」
ヒト;゚ー゚)ξ『ユダさん!』
メ -)Д(-)「ふざけるんじゃねえ。
死んで逃げるつもりか。
ムサシ先輩の遺言通り、これまでの償いをするんだよ」
メ #・)Д(・)つ ブンッ
つ
ユ▽д▽ダ「ゴッ」
メ ・)Д(・)「拙者のスポンサー兼先輩からのセンベツだ。
ありがたく受け取れ
じゃあな。
また悪さをしたら、今度こそ大雪山おろしで頭蓋骨ブッ潰してやる」
ベンケイは去っていった。
投げられた封筒を開ける。
ユ▽д▽ダ「…これは!」
ヒト゚ー゚)ξ『相続税にひっかからないように、見事に109万になってるわね』
「ちょっとサワムラさんとこに食べにいかないか。金は俺達が出しますよ」
-
( ^Å^)「サワッディー・カップ!いつもありがとうございますネー!」
「ちょっとタバコ吸っていいかな。ランチのを一本くすねてきた」
ヒト゚ー゚)ξ『ちょっと…私達まだ未成年…!』
( ^Å^)「喫煙席ありますネー!大丈夫ですヨ。」
ヒト;゚ー゚)ξ『止めてくださいよ!』
「…ちょっと悪い事してみたくてな。
ユダのしてきた『悪』を分け合いたい
いいだろ?」
ユ▽д▽ダ「少年…」
「そういえばその剣は買い替えないのかい?
ユダさんのレベルなら、ビデオマッスルでもっといいものを売ってくれると思うよ」
ユ▽д▽ダ「武器は新調する。
だがこれはとっておく。
兄弟の…形見なんだ」
業魔殿の一室。
一人やけ酒を飲んでいる。
-
メ >)Д(;)「くそー!」 グビグビ
https://pbs.twimg.com/media/FiVUIl0aYAAbyJs.png
『最後の最後にベンケイ!もっと大雪山おろしを極めとけよ!』
メ ;)Д(;) 「何が先輩だ!クソムサシ!俺よりあのクソ黒人を取りやがって!
俺は先輩から裏切られたんだ!俺はユダの野郎を殺したかった!
何が改心だ!大量殺人犯が人助けして罪が酌量されるもんか!
先輩はみんなの為に戦って死んだんだぞ!
なんであいつが生きてんだ!」
https://pbs.twimg.com/media/FiVUKOWakAExN-0.png
遺影に話しかける。
闇稼業のサマナーでは、死んでも世間からそう顧みられることはない。
葛葉キョウジのような、表向きの顔があれば別だが。
メ ・)Д(・)「いつもそうだった、あんたは。
俺が俺がと突っ走って、いや…俺が突っ走っていたのか
先輩より力を高めれば、先輩も含めみんなを守れると思ってた。
だがどうだ。先輩はおれを守る為に死んじまった」
メ つ)Д(;) 「戦ってれば死ぬかもしれないって、俺は知ってた!
でも俺は強くなることだけに視野狭窄で、このザマだ!!
うわああああああああっ…!」
( ゚∀゚)つ「よぉ。テメー一人で帰って酒とぁいい身分じゃねーか。
俺にもわけろよ」
つまみを手に、マナコが佇んでいた。
( ゚∀゚)「ちゃんと渡したんだろーな?俺からしたら、はした金だけどよ」
メ ;^)Д(^) 「マ、マナコさん!さぁさ飲んでくださいよ!
ネコババなんてしておりませんとも!
…そういえばハヤトくんの容態は大丈夫でしょうか」
( ゚∀゚)「飲み捨て…呼び捨てでいいって言ってんだろー。
まぁタイガーの野郎なら、ちったぁマシな頭にしてくれるだろうよ」
メ -)Д(-)(拙者は先輩でもなんでもない、拙者だ。
ムサシ先輩、師範と一緒に見ててくださいね。これからの拙者の成長を)
https://pbs.twimg.com/media/FiVbVFNaAAAVp_i.jpg
空港のゴミ捨て場から拾った武蔵の帽子を被って被る。
-
今回はここまで。
ユダ生きちゃった。
なんで?
-
乙
-
─
(;>´ω` <)「ここはなんだ」
( ゚∀゚)「建設途中のホテル・シーアークだ。
ここもファントムの施設だぜ」
(;>´ω` <)「頼む帰してくれ」
( ゚∀゚)「とりあえず中層で手っ取り早くレベリングすっか。
仲魔は貸してやるからよ」
(;>´ω` <)「聞いているのか!
帰せと言ってるんだ!」
( ゚∀゚)「どこに帰るんだよ?」
(>´ω` <)「…」
( ゚∀゚)「あれだけ兄貴より強い強い言ってたんだから、できるよなぁ?
安心しろ、俺が死なせねぇ」
セ・□・タ「呼んだか!まかせろ!」
( ゚∀゚)「テキトーに死なない程度に守ってくんな」
つ□と
(;`W´)「…」
(:>´ω` <)「…お前らなんでそんなに寛いでいられるんだ。
数歩歩けばバケモノが出てくるんだぞ!
うわあ!」
(;>´ω` <)「キエーッ」
つ つ
フワッ
( ゚∀゚)「お、地霊ティング・カットか。
そいつ、打撃無効だから」
-
(;>´ω` <)「早く言え!」
っy= ドドド
フワッ
( ゚∀゚)「あ、銃も無効な」
つ□と
セ・□・タ「くらえ!」
つ
忠義の斬撃が地霊を真っ二つにする。
「ヒェ〜」
https://pbs.twimg.com/media/FjEAEMJaEAAjXrX.png
(>;´ω` <)「早く言え!
死ぬところだっただろうが!」
( ゚∀゚)「んー。悪い。ベンケイ、セレクトBBは体で覚えろよ」
つ□と
メ ;^)Д(^) 「は、はい!」
つ□と
(#>´ω` <)つ「くそ!お前さっきから何してるんだ!」
隼人が胸倉を掴むのをステップで避ける。
( ゚∀゚)「はぁん?
1997といえばポケモンに決まってるじゃん
あんま動くとまた悪魔出るよん」
(>´ω` <)「くっ」
メ ;^)Д(^) 「すいませんパイ。データとんじゃいました」
( ゚∀゚)「はぁ?でもハナダあたりだろ?
やり直し効くから頑張れよ!
オーキドのじじいのとこまでは7番目BBはやめろよ、詰むからな」
微動だにできない隼人がごちる。
隼人がごちる。
-
(>´ω` <)「フン。あんなクソゲーのどこが面白いんだ。
マスターボール増殖してモンスター集めるだけの作業だろうが」
( ゚∀゚)「そこに痺れる憧れるんだろ!
本当は元の世界にVC入り3DSがあるんだがな。
ヘラ女にズドンされてこっちに転送された時に持ってきそこねたからな。
仕方なくゲームボーイでバグ技の感覚を取り戻してるわけよ」
(>´ω` <)「俺は某番組の対戦にも大会にも出た。
かげぶんしんして小さくなって吹雪撃つクソゲーだろ!」
( ゚∀゚)「ケンタロス厳選は?」
(>´ω` <)「当然部下どもにもやらせた。
青バージョンのNPC交換個体で妥協するやつはクズだ。
しかし青自体の転売はうまかったな。」
( ゚∀゚)「おめーマジでクズいな。俺の時代にネットで自慢したら叩かれるぞ」
(>´ω` <)「人を拉致して命がけの戦いを強要するお前に、言われたくない。
…しかし今はマスターボールにも頼りたいのが現状だ…
悪魔を仲魔にすれば同種との戦闘は回避できるんだろう?」
腕を組んで歩き回る。
( ゚∀゚)つ「それがあるんだな。悪魔の世界にもマスボがよ。
出なすったぜ!この花持ってろ!」
(;>´ω` <)「…?」
現れた悪魔に、恐る恐る花を差し出してみる。
腕ごと引っこ抜かれないか心配だ。
(〜)「〜〜〜〜〜!〜〜〜?
〜〜〜〜〜〜〜〜。」
https://pbs.twimg.com/media/FjEAH2KaMAEwMCM.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FjEAJ70agAIRYof.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FjEAK_qaMAAAJ_G.jpg
布が擦れたような声で花を受け取った悪魔は、マナコのスマホに吸い込まれる。
(;>´ω` <)「…?」
( ゚∀゚)「あ、お前COMPないから悪魔語わからんか。
あんな手編みマフラーみたいなカッコでも、心は女ってことよ。
花を愛するお前はイケメンだから気に入ったってさ。
仲魔になったよ」
-
(;>´ω` <)「…」
( ゚∀゚)「へへっ、びびったか。
貪欲な神樹ナルキッソスの魔晶品だぜ。
俺の切り札、女神イザナミも変わるんだが、正直もったいねえ。」
『流石マナコちゃんや!ようわかっとる!』
( ゚∀゚)「ミュウ釣りは14番目BBでバグらせてからタマムシデパートな。
ベンケイ、急いで壁抜けでぶち抜けや!」
メ ;^)Д(^) 「ヒィー!ちょと最初からやり直しで…」
つ□と
( ゚∀゚)「ちょっと貸せ!10分で殿堂入りさせてやる!」
メ ;^)Д(^) 「ほっ…拙者正直ラストバイブルの方が好み…」
( ゚∀゚)「は?あんなん対人でルシフェル出せば終わりのクソゲーじゃん」
メ ;^)Д(^) 「いや拙者はシナリオが好きで…」
(;>´ω` <)「こんな状況でのんきなやつらだ。
だいたいポケモンだってミュウツー6匹揃えれば終わるクソゲーだろうが。
兄貴は金にものをいわせて無双していやがった」
( ゚∀゚)「金ぎ…ポケモン2ではちゃんとエスパー一強対策されてるぜ。きっとな。」
(>´ω` <)「なに!ついに2が出るんほぉのか!」
( ゚∀゚)「うっせー!さっさと悪魔狩りで感覚をつかみやがれ!」
ポケモン談義に混ざろうとする隼人を蹴り飛ばす。
(>´ω` <)「くそ…覚えてろ…」
『つりあげた ミュウが とびかかってきた!』
( ゚∀゚)「きた!デパート釣りミュウ!」
ドゴォォォォォン
-
『新たな悪魔召喚プログラムを作成
…ベルゼブブが
召喚可能になりました。』
https://pbs.twimg.com/media/FjEAuN-agAcz3vX.jpg
( ゚∀゚)「なんだ!?」
一行のフロアが大爆発した。
メ ;>)Д(<) 「うわああああ!」
( ゚∀゚)「この辺にはこんなでぇ爆発起こせるような悪魔はいねえはずだぜ!サモン…」
つ
( ゚∀゚)「ん?」
( ゚Д゚)
(;゚∀゚)「スマホがねぇ!
さっきので吹き飛ばされたか!?」
( ゚∀゚)「隼人!無事か!?」
https://pbs.twimg.com/media/FjIvfeEaUAIKvR2.png
(>´ω` <)
つと
隼人が巨大なハエの王の上に陣取っている。
( ゚∀゚)「野郎!俺のスマホ盗んで合体事故を起こしやがったのか!
サマナーとのレベル差を無視するスティーヴン、合体時に忠誠度最大になる奴隷製造アプリこフライデー
…くそっ!事故率99パーのコペルニクスとアルバートコンボを使いやがったんだな!
何考えてやるクソ野郎が!」
(>´ω` <)「ゲヘへ…リョウマナコ、竜馬ァ!
よくもおれを散々コケにしてくださったな!
こいつでグチャグチャに殺してやる!」
https://pbs.twimg.com/media/FjIvgj9aUAAX9od.png
-
『MEGIDORA-ON』
https://pbs.twimg.com/media/FjEBd_waUAECRMo.jpg
あらゆる敵対者に損害を与える光が放たれる。
メ ;)Д(;) 「うわああああああ!」
シーアーク5Fがほぼ骨組みのようになる。
(;>´ω` <)「ふふふ、くたばったか。
あのデブの方にはうらみはないがまぁいいか
兄貴の所に帰…」
「待てやブラコン野郎!」
瓦礫から立ち上がった影がいる。
(メ゚∀゚)(◎^ー^◎)(皿)(;`W´)
( ゚∀゚)「センキューおばちゃん、マダちゃん。ルシフロ。
とっさに遠隔操作召喚してなきゃいくらおれでも消し炭よ」
( ゚Д゚)「おいてめえ!今すぐ止めやがれ!」
(;>´ω` <)「しし、しぶといな。
だがこの俺の敵ではない
いけえ!」
(□v□)つ
またメギドラオンが飛んでくる。
( ゚∀゚)「言ってもわかんねえクソだな!
みんなたのむぜ!」
(◎^ー^◎)つ「メギドラオン?かまへんよぉ」
(皿)「メギドラオンでもろ差しっすよ」
(;`W´)「蝶野様には逆らえないなぁ」
-
お互いに打ち消された。
(>´ω` <)「あまいわ!」
『ヒザマズケ にえドモよ!
自ラソノ首 大魔王ニ捧ゲヨ!!』
https://pbs.twimg.com/media/FjI4MKVaMAAyI_L.jpg
( ゚Д゚)「連続攻撃かぁー!」
ドシャア
https://pbs.twimg.com/media/FjI4PmKagAIX5_9.jpg
重機のような音を立てて、マナコを庇う仲魔達の体が爪で削られる。
(;`W´)「メ・ディアラハンで安心だよねっ!」
(;゚∀゚)「プランB!親父の記憶だと…
https://pbs.twimg.com/media/FjEArfEacAIhmoC.jpg
デ・クンダはしてこない!」
https://pbs.twimg.com/media/FjEApowaAAIzoT-.jpg
(皿)「スク・ンダ?許容範囲っすよ」
(◎^ー^◎)「ウチはメギドラオンでええね!」
蠅王のメギドラオンが少し逸れ、イザナミドラオンがまともに当たる。
だが微動だにしない。
メ ;)Д(;) 「ひぃぃぃぃ!」
ベンケイは瓦礫の裏で蹲っている。
( ゚∀゚)「ベンケイ!死なない程度に仲魔で回復を…いや!
さっさと避難しろ!次元が違う戦いだ!」
( ゚∀゚)(やべ…軽く詰んだかも。
魔法攻撃はタル・ンダじゃ軽減できねえ。
スク・ンダでいつまでも避けきれる保証もねえ。
ラク・ンダかけてる暇はねえ
回復しててもジリ貧だ。魔力切れ合戦になるな)
-
https://pbs.twimg.com/media/FjI4OFbagAMwM4v.jpg
(>´ω` <)「ひゃははははは!!
おれのおもちゃだ!
こいつはおれのおもちゃだあ!!」
( ゚∀゚)「調子のってんじゃねーぞ…
三人とも、メギドラオンの推進力で俺を蠅野郎んとこまで吹っ飛ばせ」
(;`W´)「え」
(皿)「サマナーくん、まさかチミ」
( ゚∀゚)「メギドラオンの火力をこの腕に込める。もうあの野郎を殺してでも止めるしかねえ」
>
(◎^ー^◎)「いやいや流石にね?日本人のかあちゃんとしてマナコちゃん死ぬのは許容できんで?
サナギちゃんにも顔向けできんわー」
( ゚Д゚)「忠誠度MAXのおれの仲魔達!
たのむぜ!」
( ゚∀゚)>「ああー現代に戻ってポケモン最新作やりたかったぜー!
華の19歳!
逝きます!」
意志に反して三体がメギドラオンの詠唱を始める。
「死んでカッコイイと思っているのか?
戦時中に捨ててくるんだな、そんな考えは」
https://pbs.twimg.com/media/FjI-k4OacAIQ20Y.jpg
(;゚Д゚)「誰だ、てめーは」
「力を貸してやる。造魔を出せ」
https://pbs.twimg.com/media/FjI-l10agAELLJk.png
( ゚∀゚)「」いいだろう。乗ってやらあ。
ジード!ついでにメギドラオンだ!」
(□□)
つ と
-
今回はここまで。
長らくお待たせして申し訳ございません。
区切ったのにはちょっと意味があります。
こんごともよろしく…
-
乙
-
中央地区放棄路線。
天海市をアマミシティとして改修する際に、24の地区に分割された。
途中で開発放棄されたこの路線は、各地区や他の街を繋げるバイパスとなるはずだった。
カ^ω^フ「来たか。早漏で候なんて野暮なツッコミはナシだぜ?」
https://pbs.twimg.com/media/Fl7M5lNacAE1Ue0.jpg
(`・д・´)「まだ作戦が終わってないのに…」
カ^ω^フ「ランドウの爺さんは、あのブラックホール兵器を使ってシティをメタクソに潰すつもりだろ?
たかが数人を殺す為に」
(`・д・´)「お前だって罪もないホームレスの人達を殺したじゃないか。この路線で」
カ^ω^フ「そんな事ぁ、どうでもいいじゃん。
俺達ぁ…
俺は泣く子も黙るファントムだぜ?」
カ^ω^フ「やっぱり、決闘は静かな場所でやりたいもんなぁ。
邪魔者はいらないんだよ
…はぁ。
そろそろ始めるか。
いや、終わらせるのか?」
https://pbs.twimg.com/media/Fl7M6lQaUAElYSN.jpg
(`・д・´)「どっちでもいい。早く決着をつけよう
無断でこんなことをしていたら、お前の身だって…」
カ´ω`フ「心配してくれんのか?まぁバレたら本当に殺されるだろうな。
だが秘策があるんだよ。
お前を味方につける」
(`・д・´)「!?」
カ^ω^フ「お前と一緒なら、ランドウの爺さんだって倒せるかもしれない。
だから…」
カ^ω^フ「負けた方が、勝った方のいう事聞く!」
っy=
(`・д・´)「じゃあ猶更…負けられないな!」
っy=
https://pbs.twimg.com/media/Fl7NFtAacAAh5SB.jpg
「…」
https://pbs.twimg.com/media/Fl7NOAhaYAAdkDd.jpg
-
─
カ;´ω`フ「くそー、つええ。
でもな…」
カ`ω´ブ「これくらいじゃないと楽しめないよな!」
https://pbs.twimg.com/media/Fl7QVYVaAAAcpL0.jpg
カ`ω´ブ「出し惜しみはなしだ!これからはな!」
っy=
男がCOMPを展開する。
カ`ω´ブ「ここ一番だ。頼む!お前達!」
っyつ と チャキッ
カ`ω´ブ「俺をあいつに、勝たせてくれ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fl7QhIgaAAouJwy.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fl7QjlVaEAEtA8s.jpg
『REFRESH』
幻魔が法螺貝を吹くと、男を縛る重圧が解除される。
https://pbs.twimg.com/media/Fl7QnxGaUAMhTvR.jpg
カ`ω´ブ「さて、仕切り直しだ!
お前も仲魔を出せよ!」
(`・д・´)「…」
カ#`ω´ブ「俺の最後かもしれない花道に泥ぉ塗るつもりか!?
親友といえど許せねぇ!」
カ`ω´ブ
っy= >
男の銃弾が頬をかすめる。
(`・д・´)「…
ブフ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fl7TBwhagAMM9PQ.jpg
カ`ω´ブ「リャナンシー!命を削って俺によこせ!」
リャ゚ー゚)「いくわよ」
https://pbs.twimg.com/media/Fl7T7nIaAAMMFVQ.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fl7T9dyacAE7Z9N.jpg
-
『RESIST』
カ`ω´ブ「フン。俺は今やCOMPのかたまり。つまり温度系にはすこぶる弱いってわけだ。
逆にそれさえ補っちまえば…」
(-3-)つ「ハァッ!」
鞍馬天狗が頭突きをかましてくる。
(`・д・´)「…やるな。
しかし、その仲魔…」
リャ;-ー-)「ハァ…ハァ…」
鬼女の顔面は蒼白だ。
カ`ω´ブ「可哀想だってか?
俺達新生ファントムのCOMPは、忠誠度なんか無視して仲魔を従属させる効果がある。
ああ、ヤタガラスのお前にはわからなかったか」
カ`ω´ブ「リャナンシーは男にあらゆる才能と力を与える!命を削ってな!
どうせランドウの爺さんを殺る時はもっと強いやつらを従えるんだ。
仲魔なんて使い捨てでいいんだよ!
おまえを越えて、俺は行く!」
https://pbs.twimg.com/media/Fl7UOGZaYAAgial.jpg
『LIMIT OVER』
COMPと直結した男の体が発光する。
トドメの一撃を刺す気だ。
バッ
https://pbs.twimg.com/media/Fl7YltuagAAwY2t.jpg
(;`・д・´)「!?」
アロウの前に疾風が立ちふさがる。
「ちぃがうなぁ。リャナンシーの能力はな…」
https://pbs.twimg.com/media/Fl7Yn1paYAA4G04.jpg
レ ゚_>゚)「召喚者の命を削って才能を与えることだ」
https://pbs.twimg.com/media/Fl7YpAaaEAM5sHp.jpg
-
カ`ω´ブ「なんだ兄さん。邪魔すんなよ
気分が白けちまったじゃない」
レ ´_>`)「おっさんじゃなくて兄さんとは、少しうれしいね。
だが嬉々としてファントムに入ってる貴様に容赦はない」
カ`ω´ブ「まぁいいや。邪魔するならどいてもらおう!
いけ!」
(-3-)つ「容赦しませんぜ!」
『両腕落とし』
直接的に腕を落とすのではなく、一時的に腕の神経の感覚を遮断し麻痺させるスキルだ。
カバーする仲魔も召喚していないウラベにとっては、致命的一撃であると思えた。
https://pbs.twimg.com/media/Fl7b07PaMAAg11D.jpg
レ ´_>`)つっ-l--゙
https://pbs.twimg.com/media/Fl7bLlZaUAAtnyl.jpg
(-3-)「な!?」
白衣を脱ぎ捨てたウラベの、ただのアーミーナイフで防がれる。
レ ´_>`)「恨みはないが、消えてもらう。
解放されたら、英雄ヨシツネと仲良く稽古をするといい」
ザシュ
「ぎゃん!」
一刀両断でテングはデータの塵となって霧散していく。
レ ´_>`)「お次は」
つ と
https://pbs.twimg.com/media/Fl7bFQqaYAIXCx5.jpg
ゴギャ
素早く移動し、リャナンシーの首をひねる。
(´<_` レ「酷使の時間は終わりだ。安らかに眠ってくれ
リャナンシー使いとして、敬意を表する」
https://pbs.twimg.com/media/Fl7Xl1XaMAE2pjV.jpg
その瞳に一瞬だけ悲しみが灯る。
(;`・д・´)「滅茶苦茶だ!あんたも仲魔にリャナンシーがいるんだろう!?
なんでそんなに残酷な殺し方が…」
-
ニィ
(´<_` レ「青二才の貴様にはわかるまい。
思い入れある悪魔の同族が、アホのスキルタンクとして搾取される苦しみは」
https://pbs.twimg.com/media/Fl7XY1QagAAJXq7.jpg
レ ´_>`)「さて、お次はいよいよ貴様の番だ
覚悟はできているんだろうな…」
https://pbs.twimg.com/media/Fl7XoDtaEAMicUI.jpg
カ`ω´ブ「調子に乗るなよ兄さん!
リャナンシーの才はまだ残ってる! エグゼキューション!」
https://pbs.twimg.com/media/Fl7bJIjaYAMm4zQ.jpg
万能の処刑の一撃が、ウラベに直撃する。
レメ´_>`)「軽いな。全身COMP状態でその出力か」
カ;`ω´ブ「いや強がるな!顔にキズがはっきりと─」
レ メ´_>`)つ「古傷だよ」
https://pbs.twimg.com/media/Fl7bWF0aAAMZ9z_.jpg
いなや、液化窒素ボンベを投げつける。
カ;`ω´ブ「うわ…馬鹿な!もうベールが切れたっていうの…」
ボコッ
凍結して脆くなった肉体を徐々に砕いていく。
カ`ω´ブ「ひ、ひィ」
レ ´_>`)「フィネガンはどこだ」
カ`ω´ブ「知らねえよ!」
レ ´_>`)「そうか。では貴様を検体として回収する
あとな、お前の渾身の一撃、どれもその小僧に効いていなかったぞ。
AIONから奴隷の対価として与えられたものは、やはり不死らしいな」
カ;ω;フ「ウソだ!ウソだー!アロウ!ウソだと言っ」
https://pbs.twimg.com/media/Fl7hVPNakAIRy9j.png
ゴシャ
頭を砕かれ、機能が停止する。
レ ´_>`)「もしもし。そうか、すぐ戻る。
少々思いブツを運ぶからすぐではないかもしれんが、耐えてくれ」
-
ここから漫画版ライドウのネタバレ等が出てきます。
ご注意ください。
-
レ ´_>`)「Exterminate」
機械をかついで出ていく。
(`・д・´)「カブラギ…」
─
地獄のカマ上空。
(´<_` )
(□十□)
(*゚/ー゚)『カムイくん、空にわんさかにいるのは何だかわかる?』
(´<_` )『凶鳥アンズーですね、メソポタミア神話で主神エンリルのタブレットを盗み
王の座を奪い取ろうとした残酷な悪魔です』
(’/ー`)y-『了解。一度戻ってこれるかい。
いくら君が強力な飛行悪魔を従えていようと、多勢に無勢は分が悪い。
ウラベくんが帰ってくるまで少し待とう。
カマの底にはそうそう近付けないだろう
…ヒトミちゃん…』
(´<_` )『了解しました。一発ぶちかましてから帰還します
ムールムール』
(□十□)つ
『バァイツァ・ダスト』
数羽が爆弾に変わる。
即座に火炎攻撃で連鎖爆発する。
─
(`ハ´)「ええい!雨の中をいつまで待たせるつもりだ!」 ドン
川д川「バイケンさん、落ちついてください。待機時間にもお金は出ますから」
(`ハ´)「チッ」
https://pbs.twimg.com/media/Fl8zcMoaAAIYMaT.png
-
キョウの胸倉を掴む。
(`ハ´)「大作戦に先に派遣された奴が若造だとは聞いていたが、
こんな青びょうたんだとはな…飯食ってるのか?」
https://pbs.twimg.com/media/Fl8zdFsaMAcvmIY.jpg
川д川「…」
(・ハ・)「だがその女みたいな髪に隠れた眼光…少しはやるようだな。
いいぜ。同じ管使いのクズノハとして俺の背中を預けてやる。
俺とお前の二人が抜擢されたということは、よっぽどのことであろうよ」
https://pbs.twimg.com/media/Fl8zeUsaUAASvdj.png
川д川「ありがとうございます。先輩サマナーにそう言ってもらえると嬉しいです」
(`ハ´)「ふん、おまえの出番はないかもしれんがな。
せいぜい背中は任せてやる
俺達の役割は、地上の悪魔の殲滅だったか」
『バイケン君、くれぐれも不和のないように。
見た目通り、キョウスケは繊細な男です』
(#`ハ´)『やかましい!マダムのババア!
こんなとこまで派遣しやがって!
慣れねえ飛行機でゲロを吐きそうだった!』
『クズノハのサマナーはもう来ているか。
感謝する、マダム』
(`ハ´)「だから礼を言うなら俺にだろうがあああああああああ!!!!!」
川д川「来ましたよ」
(〇)(〇)(〇)(〇)(〇)(〇)(〇)(〇)(〇)(〇)(〇)(〇)(〇)(〇)
大量の、仮面をかぶったフードの者達が近付いてくる。
(’/ー`)y-『カムイの撤退、確認。
バイケンさん、キョウさん、迎撃を』
(`ハ´)つ「しゃらくせえ!くらえ…
召喚、薙ぎ払え!」
チェルノボグ!
https://pbs.twimg.com/media/Fl84xVqaMAAR5Ws.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fl84ym8aUAAW3Nm.png
-
指令室。
(´<_` )「死神チェルノボグ…MAGの消費は激しいが死神は強い悪魔。
そこそこ腕の立つサマナーらしい」
https://pbs.twimg.com/media/Fl89Ls_akAASxZM.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fl840deaUAEoSvi.png
(●Ⅲ●)つっ-l--゙
死神が不気味な者達を蹴散らしてゆく。
(`ハ´)「見たか!
このブラックドッグ・ロックバイケン四世に出会ったが運の尽きよ!
ファントムというのもこの程度か」
川д川「まだだ、バイケンさん」
https://pbs.twimg.com/media/Fl841baaYAAM7Yx.jpg
(`ハ´)「ああん?」
つ(# 〇 )と ベキッ ベキッ
不気味なフード達の体がひしゃげ、体内からアンズーが召喚されてくる。
https://pbs.twimg.com/media/Fl8--MmaYAIYpPb.jpg
(*゚/ー゚)「うわっ!なんなのあれ!」
(´<_` )『ファントムの常套手段です。日銭が欲しい者を勧誘し
悪魔の種を仕込んで内側から食い荒らさせ召喚手段とする』
川д川(しかし…あのような非道な召喚方法は…
やはり…)
(`ハ´)「おいでなすったか…。
無抵抗の木偶人形を斬るのはつまらんと思っていたところだ
だが、チェルノボグの敵じゃねえよ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fl8_AWHaYAUQV9m.png
https://pbs.twimg.com/media/Fl8-_YzaMAE5PfN.jpg
強力な耐性でアンズー達を蹴散らしていく。
『MUDORA』
呪殺、剣撃で凶鳥達を打ち負かしていくテクニシャン。
レ ´_>`)「ただいま帰りました」
ドンッ
巨大なCOMP人間の残骸を放り投げる。
-
(’/ー`)y-「こんな大変な時に何をしていたんだい」
レ ´_>`)「敵地の視察ですよ。ついでに」戦利品です。
バラせば戦力補強になるかもしれない」
カωブ
レ ´_>`)「戦況は?」
モニターを見る。
(*゚/ー゚)「カムイくんには軽く視察を頼んで、帰ってきてもらったよぉ。
今は作戦会議してる」
(´<_` )「お疲れ様です、総司令。
どうやら火炎吸収と電撃耐性を持つアンズーが混合されて配置されているようです」
https://pbs.twimg.com/media/FAVzn6eUUAQKpE2.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FAVzoz5UYAIAIoQ.jpg
レ ´_>`)「ふむ。奴らもバカではないようだな
共通する弱点はないのか?」
GUMPからデビルアナライズを開く。
(*゚/ー゚)「うわ!地上部隊がヤバめだよ!?」
(;`ハ´)「なんてことだ…
俺のチェルノボグが圧されているだと!?」
https://pbs.twimg.com/media/Fl9FUHEaUAM5pZC.png
https://pbs.twimg.com/media/Fl9FVEiacAQrIKe.jpg
川д川「あれらはただの悪魔ではありません。
生贄となった人間のマグネタイトで強化されている。
それにいくらチェルノボグでも、地上型と非行型では地の利が…」
(`ハ´)「うるせえ!虚空斬波だ!」
前衛のアンズー達が切り裂かれる。
生き残ったものたちが、疲弊したチェルノボグに牙を向ける!
(;`ハ´)「俺のチェルノボグがぁ!!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fl9FWi8agAA4uOP.png
-
(´<_` )「私が出ましょうか」
レ ´_>`)「いや、俺が出る。
クズノハをみずみず死なせてはマダムの顔に泥を塗ってしまう」
(;’/ー`)y-「キミ…その体で…!」
─
(;`ハ´)「ちっ、聞いてないぜこんな話…
どけっ!」
緊急離脱用の車のドライバーを蹴り倒して運転席を奪う。
https://pbs.twimg.com/media/Fl9GATLaUAAKZYP.jpg
(;`ハ´)「冗談じゃねえ!こんなところで死んでたま…」
つ◎と
https://pbs.twimg.com/media/Fl9Jv2TaAAAZDTQ.png
「ぎゃああ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fl9JyOoaAAAItGw.jpg
車が力づくで潰された。
(;’/ー`)y-「なんてことだ…」
レ ´_>`)「逃げた者が悪いのです。彼もクズノハ所属なら戦士としての戦死の覚悟はできていたはず
さてカムイ、そろそろ餌に食いついたクズともを消し飛ばしてこい」
(´<_` )「はっ」
(’/ー`)y-「…餌?」
レ ´_>`)「地獄のカマには、電霊ネミッサ氏の素体となっていた遠野瞳女史を閉じ込めてある」
https://pbs.twimg.com/media/Fl9OitaaMAUwzjw.png
(*゚/ー゚)「ちょ…!何でヒトミちゃんを…!?」
レ ´_>`)「ファントムは死のアルマたるネミッサ氏に執着していた。
拉致して無理矢理ネミッサ氏を降臨させ、奴隷にし「死」をばらまくつもりでしょう。憶測ですが
なので申し訳ないが、実家よりあの場所の方が守るにはいいと判断したのです」
https://pbs.twimg.com/media/Fl9Oj5_agAII3A6.jpg
(´<_` )「総司令。地上部隊に変化が…」
-
(;`ハ´)「…あれ?」
https://pbs.twimg.com/media/Fl9S5RvaUAUoBxL.jpg
粗野な髭男は霊鳥に掴まれて脱出していた。
前線では大きな羽根を持つ大天使がアンズーを切り伏せている。
川д川「ありがとう、カマエル」
「お役に立てて、光栄です」
https://pbs.twimg.com/media/Fl9S6epaUAAw34K.png
川д川「こちらにはメギドラオン持ちのクシナダ姫様がおられる。
哀れな悪魔達よ、まだやるか?」
https://pbs.twimg.com/media/Fl9KTbzaMAEOAJ2.jpg
「多勢ニ無勢。一体デモ生キ残ッテさまなーノ首ヲ掻キ切レバオワリダ
降参シテ『アレ』ヲ渡セ。ソレガ我ラの主の停戦協定ダ」
川д川「デビルサマナーは、邪悪な悪魔に屈しはしない」
「ナラバ死ネ!!」
『真空刃』
#゚⊿゚)「くたばれでありんすーっ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fl9S7cqacAAFHY0.jpg
アンズー、一体の頭がひしゃげた。
川д川「白菊」
『MEGIDORAON』
一瞬の光がアンズーを一掃した。
『反魂香』
バラバラに引きちぎられ、オモチャになっていたチェルノボグが形を取り戻していく。
(;`ハ´)「お…おお…」
川д川「…媛様」
https://pbs.twimg.com/media/Fl9W7mtaAAAe_cw.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fl9K3hxaMAcZ3Fh.jpg
-
川д川「バイケンさん」
(;`ハ´)「お、おう、ありがとう…な」
川д川「よかったですね。先代と同じ道を辿らなくて。
マダムのおしかりくらいで済みそうですよ
生きてればなんとかなりますよ」
(`ハ´)「あんなにお前を見下していた俺を、お前はなんで助けた…?」
川д川「まぁ、同志クズノハということもありますが…
あなたにはまだ伸びしろがあると思うんです。
チェルノボグ、作っただけで御魂強化していないでしょう?」
(`ハ´)(ギクッ)
川д川「愛着のある仲魔ならできるだけの強化はしてあげた方がいい」
(`ハ´)「し、しかしよぉ…お前の仲魔の方が遥かに強いじゃねえか。
何があって俺に伸びしろなんか…!」
川д川「僕は…
出来損ないですから」
(;`ハ´)「は?」
川д川「いやなんでもないです。
それにさっきの仲魔達も、十四代目や伝説の男からの借り物ですから。
自前の仲魔で奮闘するあなたの方が、強い。」
川д川「一度戻って体勢を立て直しましょう。
ここは片付いたから、あとは地獄のカマを死守するんで」
「シャア嗚呼アー!!!!!!」
仲魔を戻した瞬間、一体の手負いのアンズーがキョウスケに突っ込んでくる。
バン
(`ハ´)「借りは少しだけ返したぜ。いいか!まだ残ってるんだからな!」
っy=
-
(´<_` )「…」
(□十□)「…」
─
数日前
ξ゚⊿゚)ξ『もしもし。何の用』
(´<_` )『アッシュ。手を貸してくれないか』
ξ゚⊿゚)ξ『は?』
(´<_` )『このままでは俺達もファントムも共倒れになる。
ランドウは狂っているんだ』
ξ゚⊿゚)ξ『そんなことは百も承知だし。今更何言ってんのアンタ?』
(´<_` )『ランドウの無差別攻撃で、アマミシティは消滅するかもしれない。
お前はそんな終わり方でいいのか』
ξ゚⊿゚)ξ『しょせん、アタシはファントムサマナーの子供に生まれた二世なんだよ。
アンタだって悪魔の血がめざめて要人殺して、ファントムにいられなくなった。
運命には逆らえない、変えられない。
イヤってほど思い知ったんでしょアンタも!!』
https://pbs.twimg.com/media/Fl9eQeMakAArkQH.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fl9eT68agAYr1Gh.jpg
ξ゚⊿゚)ξ『それにアンタの仲間をブチ殺したアタシに共闘しろって?
裏切られる可能性考えてないの?
元恋人だからって甘いんだよ。じゃあね』
(´<_` )『俺は数日後にあの場所で防衛戦をする。
下手をすれば死んで二度と会えなくなるかもしれない。
気が変わったら来てくれ…』
ガチャ
─
(□十□)「考え事ですか。カムイ様」
(´<_` )「…まぁな。飛行を続けてくれ」
(□十□)「貴方は私達堕天使族のプリンスにして希望。
命に代えても、お守りいたします。」
(´<_` )「そろそろ着くな」
-
今回はここまで。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
ことしともよろしく…
某2の値崩れがひどすぎて草。
-
乙
-
おつおつ
-
─
(´<_` )「総司令、どうかナナの出撃指令を」
レ ´_>`)「何度も言わせるな。あれは温存だ。
どうしてもと言うなら、今からレルムに行って引っ張り出してくるがいい
そんな時間があるならな」
(´<_` ;)「…(レルムにか…)」
(´<_` )「何故わかってくださらない!
総力をかけて挑まねば負けます!」
https://pbs.twimg.com/media/FnPl71QaEAMVzL8.jpg
レ ´_>`)つ「ガキの理屈をこねるな!
ファントムにナナが鹵獲されたらどうする!」
(´<_` )「私が全力で守ります」
レ ´_>`)つ「お前ひとりの力で何ができるというのだ!
甘ったれるな!俺達でやるしかないんだよ!」
バキィ
https://pbs.twimg.com/media/FnPmC8SaUAEvABq.jpg
(´<_` (#)「…」
バッ
跳躍する。
https://pbs.twimg.com/media/FnPmEr4aEAMRi6f.jpg
(´<_` )「ガキは…」
と(´<_` )「貴方だ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FnPmHwKaAAEYEyo.jpg
口から血が垂れる。
レ ´_>`)「ふぐ…」
(´<_` )「しまった…総司令…大丈夫」
レ ´_>`)「ククク…ファントムから助け出し、教育を施してやってこの仕打ちか。
お前も偉くなったものだな」
-
レ ´_>`)「命ずる」
(´<_` )「…」
レ ´_>`)「お前が一人で地獄のカマを守れ。
死ねばナナを呼び出そう」
(´<_` )「…了解しました」
レ ´_>`)「…」
無言で血をぬぐい立ち去る。
─
(□十□)「あの人間、始末しておいた方がよかったのでは?
人間ごときが何様のつもりでしょう。カムイ様に手を上げるなど」
(´<_` )「私が大人げなかったのだ。あの人は色々なものを背負っている。
年上の桜井司令達に気を遣って立ててはいるが、あの人が一番戦っているんだ」
かつて激戦があった二上門地下遺跡、それに覆いかぶさるように「地獄のカマ」のフタはあった。
アンズーの群れが必死にフタを破壊しようと各々攻撃を繰り広げている。
(´<_` )「フン…エンリルの石板を盗み出した悪魔とはいいチョイスだよ。
こんな有象無象ども相手ならば…」
「ならば、夕暮れ前に片付こう」
(´<_` ;)「鉄仮面…!」
(■│■)「意外かね?私がここにいるのが。
君がファントムを抜けた以来だったかな、いやこの前の交戦で出会っているか」
(´<_` ;)「マクベスの一節を引用とは、洒落た再会だな。
シェイクスピアもあの世で泣いているぜ」
(■│■)「死人に口なし、だよ。
君もそうなる」
(´<_` )「あの世で俺達が会うのはいつだろうな」
(■│■)「騒ぎが終わって、戦いが敗けて勝って、そのあとで」
-
(´<_` )「一体ファントムはこんなところに何の用なんだ」
氷の礫をショットガンで撃ち落とす。
(■│■)つっy=「こんなところとは失礼な話だ。
ここには愚人が想像もつかぬような大いなるものが安置されている。」
『bite the dust』
「ガアッ!」
アンズー達がムールムールの呪術により肉体を爆弾にされ、カムイの炎で爆破される。
火炎無効のアンズーも巻き添えでダメージを受ける
パチパチ
(■│■)「やるものだな。流石は稀代の殺人鬼にして半魔のプリンス」
つと
(´<_` )「仲魔なんだろう。助けてやらなくてよかったのか」
(■│■)「あれはマンゲツの私兵だ。独断で来た私にはどうでもいい
それにあの程度で消えるようなものはあってもなくても同じだ。違うか?」
と(´<_` )「違わないな…貴様もそうなる」
わざと手刀を空振りさせる。
腹部に向かい…
(´<_` )「爆ぜろ!マハ・ラギオン!」
(■│■)
つ●と
黒い弾にされ返される。
(´<_` ;)「ぐう」
(□十□)「カムイ様!」
(■│■)「君もさるものだが、私も出自的に少々特殊でね。
通常の魔法には耐性はあるのだよ」
(´<_` ;)「一つ、聞かせろ。大いなるものとやらを奪うつもりか」
つ
(■│■)「ファントムとランドウ的にはそれを奪いたいらしい。
…だが、私の興味はそこにはないし、あなたがそれを自分の目で見ることもない。」
https://pbs.twimg.com/media/FnPuuqbaMAAbq7o.jpg
-
(´<_` )「どういうことだ?」
(■│■)「独断で来ていると言っただろう。
大いなるもので世界が滅ぶのもよいが、私的には他に封じられているものが欲しい」
(´<_` )「自分の命すら惜しくないということか」
(■│■)「どうなろうとかまうものか。どんな荒れ狂う嵐の日にも時間はたつのだ」
(□十□)「虚空斬波!」
空間を吹き飛ばす斬撃。
ノパ ゚)つ
造魔の一振りでかき消された。
(■│■)「万物の間接がはずれ、天も地も滅びてしまえばいい。
これは余興にしかすぎない。
だから今回、ゼノンには君を攻撃させない。
せいぜい足掻いて─」
(´<_` )「!」
『ashes to ashe-ashes』
鉄仮面が咄嗟にアンズーを盾にする。
ゼノンを銃型のCOMPに戻す。
空間が湾曲し凶鳥を呑み込む。
ξ゚⊿゚)ξ「…」
つっy=
(■│■)「ひどい目にあったのかよかったのか、こんな一日は初めてだ。
まさかファントムの同志に銃を向けられるとは」
(´<_` )「アッシュ!」
ξ゚⊿゚)ξ「あたしはただ、カムイを仕留めにきただけだから。
流れ弾に当たってあんたが死んだら自己責任、鉄仮面」
(■│■)「裏切りというやつは、おろしたての服と同じでなかなか身につかない。着慣れるしかないな。」
-
ξ゚⊿゚)ξ「カムイ」
(´<_` )「ん」
ξ゚⊿゚)ξ「あの鳥ども、邪魔。
あんたが片付けといて」
(´<_` )「!」
(´<_` )(俺というものは…いつも誰かに発奮してもらって…
ばかりだな!)
ξ゚⊿゚)ξ「じゃ、やろっか鉄仮面。最高幹部のあんたが何でこんなところに来てるのかわからないけど…」
つっy= っy=
ξ゚⊿゚)ξ「あの男の命は私のものだから」
つっy= っy=
https://pbs.twimg.com/media/FnUkQxkaEAAKuCl.jpg
(■│■)「面白い。世界の終わりの最後のひと時まで、楽しんでみようではないか!」
銃撃戦が始まる。
群れの前に躍り出る。
「エサダ!」
「MAGダ!」
「ニク!」
(´<_` )
つ と
『summon fallen』
https://pbs.twimg.com/media/E8O9uSdVkAg_FfW.jpg
-
と(´<_` )「マハ・ブフーラ」
冷酷な口調と共に冷気が辺りを一変させる。
(´<_` )「相手をしている時間は…ない!
アイス・クラッァァァシュ!!」
堕天使ボティスの刃物により、氷漬けの凶鳥達は砕け散る。
ζ(#・┏Д┓@)ζ「ぬぬぬ…鉄仮面にアッシュ…出撃命令もなしに勝手な行動を!
そしてカムイ・ウエハラ!ファントムの裏切者め!」
リン^ー^ゴ「あれ出しちゃえばいいんじゃない?サイゾーヘボット」
ζ(・┏Д┓@)ζ「ふざけたことをぬかすな〜〜!!」
https://pbs.twimg.com/media/FnUrwFsWAAA2UQN.png
怒りに震える。
ζ(・┏Д┓@)ζ「あれはわしの研究による最高傑作のひとつ!究極の制圧兵器なのだ!
しかもまだまだ未完成!!
あと五年、いや三年かける事ができれば…」
https://pbs.twimg.com/media/FnUryulWIAIxvs5.png
リン^ー^ゴ「そんな猶予ないんじゃない?三者三様の戦いであそこボロボロになっちゃうよ??」
ζ(・┏Д┓@)ζ「このまま使えばどのような結果が現れるか…
制御が効かねば地球そのものが消滅するやもしれん!!
おぬしらaionとて、それは望むところではなかろう」
リン^ー^ゴ「いいよ別に。アレの死体さえ残ってれば、ソウルハックで言う事聞いてくれるし」
https://pbs.twimg.com/media/FnUr0CYXEAIFAQC.png
ζ(・┏Д┓@)ζ「…できればこいつだけは今使いたくなかった。
かわいいサイゾーよ、ムシケラどもを一掃して戻ってきておくれ」
いとし子を撫でるようにコントロールパネルを操作し、発進準備をする。
-
今回はここまで。
二週間以上間が空いてしまい申し訳ございません。
コンゴトモヨロシク…
-
乙です
-
( ◆-◆)
派手な男の肉体が破壊され、首から下の内臓を全て収めたユニット全てが露出する。
(W)「一撃?S級サイボーグサマナーのマサカリ・バーンズが?」
「不意打ちだろう 汚ねえ野郎だ」
https://pbs.twimg.com/media/FoctELfaUAADBFj.jpg
「いいや、オイラ見てたぜ。
あいつの方こそいきなり飛び掛かって…
悪魔召喚する間もなくあのザマだ」
(W)「…どうやら高額支払いの理由はあの男のようだな。
残り全員に収集をかけろ」 ジャッ
「もうやってます
まったく、この街一帯をよくわからんが守れ、一般人もバラしていいって事だったのによぉ!」
( ◆∀◆)「おい」
(W)
( ◆∀◆)「こいつまだ助かるぞ?仲間連れてさっさと帰ったれよ
この街これからまだまだ戦場になる」
サングラスの男が指さす。
https://pbs.twimg.com/media/FoctFa7agAATLsv.png
「うわあああああ!!!!俺達の仲魔があああ!!!」
「助けてくれええええええええ」
ランドウの息がかかり、ファントム直属と化したケンペイサマナー達が逃げ出す。
https://pbs.twimg.com/media/FoctG5uaYAA3SgF.jpg
ユ▽д▽ダ「…」
フッ
サックスに息を吹き込むだけで、逃げ出した者達の脳は破壊される。
https://pbs.twimg.com/media/FoctHw5akAAsoLJ.jpg
-
( ◆∀◆)「ええな。いい殺しっぷりや。
ユダさんやったっけ」
ユ▽д▽ダ「…完遂しなければ安らかに眠らせてもくれなそうだからな」
やとわれサマナー達が逃げ出していく。
─
レ ´_>`)『カムイ、時間を稼げ。いいものを送ってやる』
(´<_` メ)『ハッ』
レ ´_>`)(奴をそうそうと死なせるわけにもいかん…)
レ ´_>`)「ドクター、蘇生体の調整は済みそうですかな」
https://pbs.twimg.com/media/Foc1fioaIAALBbi.jpg
転送で業魔殿に来ていた。
(-┏┓-) 「おお、ウラベか。
体は完成している。あとは意志が定着せぬのだ。
正直メアリの時より難しいぞ」
培養液が浸された槽が三つ。まだ目は覚まさない。
レ ´_>`)「でしょうな。非業の死を遂げた者。
またその苦しみを味わいたいとは思いますまい」
ドン
強く槽を叩く。
レ ´_>`)「聞いているか古のサマナー達!
貴様をバカにしていたフィネガンは生を謳歌しているぞ!!
ユダ・シング!起きなければ貴様の家族を殺す」
ガッ
培養槽を内側から叩き割り、男が勢いよく出てくる。
https://pbs.twimg.com/media/Foc1hhfaEAAmJ4Z.jpg
ユ▽д▽ダつ「貴様…」
レ ´_>`)y-「ブラボー。やればできるじゃないか。狸寝入りだっただけか。
めざめて悪いが一働き、してもらおうか」
https://pbs.twimg.com/media/Foc1gu5aUAI3jPC.jpg
─
-
(□十□)「カムイ様、正直言ってキリがないですが」
(´<_` )「ああ。わかっている」
ムールムールの青銅の鎧も、無数のザコどもに食らいつかれてボロボロだ。
( ゚∀゚)『カムイ、相手は旧型戦法だ。
パワー出せい!』
(´<_` )「ムオ!」
魔法を撃つ手に無意識に力がこもる。
https://pbs.twimg.com/media/Foc5X4zaUAIz5yn.png
(□十□)「どうかしましたか」
(´<_` )「…なんでもない。
お前は一度戻ってキズを癒せ」
召喚術の逆詠唱で側近を戻す。
と(´<_` )つ「こい、鳥ケラども。いい加減飽いた。
まとめて凍らせてくれるわ」
『カムイ様』
(´<_` ;)「マハ…」
がくっと上体が堕ちる。
魔力不足だ。
「死ネ!エサ!」
アンズーの爪がカムイの顔面に刺さろうとする。
https://www.youtube.com/watch?v=1HvUwr8XOV0
ゴウン
https://pbs.twimg.com/media/Foc3cqBagAAX6hL.png
十と(◆∀◆)「エイメン!」
https://pbs.twimg.com/media/Foc3db-aMAAAPxs.png
十字の巨銃から無数の弾が放たれ、群れを蜂の巣に変える。
(´<_` )「!?」
( ◆∀◆)「やっぱ鳥系に銃は定石やなぁ。
君がカムイ君ね。久しぶり、よろしく。
少し休んどけや。」
-
チャクラポットを気前よく差し出す。
(´<_` )「あなたは何者だ」
つと
( ◆∀◆)「俺は…え?何も聞いてへんの?
まぁ、人生悪い事ばっかじゃないねんな。それで一服せえ。
あ、そや。自己紹介しとくか…」
( ^∀^)つ「キャロルJ、よろしく!」
https://pbs.twimg.com/media/Fo2XdgBaIAAj_Ij.jpg
シ*゚ー゚ルつ
『DIA-RAMA』
ユ▽д▽ダ 「J、遊んでいる暇はないぞ。」
つ J と
サックスからの爆音波によって、悪魔の群れが爆ぜていく。
川;д川「おおおお!すまないカムイ!遅くなった!
媛!よろしくお願いします!」
『ME-DIARAMA』
https://pbs.twimg.com/media/Fo2mQISWAAMmuzd.png
(■│■)「ふふ、大した増援だな。」
ξ゚⊿゚)ξ「余裕ぶってる余裕あるの」
っy= っy=
= (■│■)フッ
致死の銃撃をサイドステップで避ける。
(■│■)「君こそ息切れはしていないのかね。
私の事は心配ない。
避けがたき不幸も、これを忍べば、やがてこれを笑うことができる。
ふふ…きたぞ!」
-
(■ハ■)「ふ、場外に吹き飛ばされれば死にデスマッチ。
ロープなぞないと思え」
( ◆∀◆)「フィネガン」
(■ハ■)「私の名前知っているとは。名無し雑魚サマナーがな…」
つと
(◆∀◆)
https://pbs.twimg.com/media/Fo2eaXpXsAs_d96.png
-
レ ´_>`)「こ…この声は」
https://pbs.twimg.com/media/Fo72aqeaMAMrN2g.png
https://pbs.twimg.com/media/Fo72bZIaQAE59DC.jpg
出現時の衝撃波で崩れ去ったからだが即修復され、なぞの影に襲い掛かる。
川д川「…まだ動きやがる」
間髪入れずに肉薄した場から、指からビームを出す。
顔が砕け散った。
https://pbs.twimg.com/media/Fo73WyiaIAIreGp.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fo73XvCacAAb-ab.jpg
しかし即座に顔面をイソギンチャクの様に伸ばし補足。
『折りたたみ』
https://pbs.twimg.com/media/Fo73lEoaMAAkLat.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fo73lvtakAAyrIu.jpg
巨大な両腕を砕く。
回り込んで陰陽球を真っ二つ。
https://pbs.twimg.com/media/Fo74y_waMAskczC.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fo74z7caMAESQOL.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fo75Ab_aQAAT05P.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fo75B-pakAYIpRN.png
(Д)「あぁ ああ」
サイゾーは絶命する。
そして残されたものは暴走。影は破片を駆逐していく。
川д川「凄いスピードだ。連中が一掃されてゆく」
(´<_` )「だが」
レ ´_>`)「そうだ…あれは…」
https://pbs.twimg.com/media/Fo76QZIaQAQJHJY.png
https://pbs.twimg.com/media/Fo76RR1aEAIjsx3.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fo76gANaYAc45oA.jpg
レ;´_>`)「貴様は誰だ!誰なんだ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fo779VDaAAAr2Np.jpg
(・ハ・)「だが見てみろ、奴ら数がまだ多すぎる」
影が無数の破片に向かって構えを取る。
https://pbs.twimg.com/media/Fo78LLVaYAASNYO.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fo78TrnaAAM1F2Y.jpg
レ ゚_>゚)「ならば!
メギドラオ」
https://pbs.twimg.com/media/Fo78eudaIAEyQu3.jpg
-
(゜皿゜;)「うわあ、悪魔だぁー!」
ケンペイが叫ぶ。
https://pbs.twimg.com/media/Fo2hHQXWIAEeOG4.png
( ◆∀◆)つ「何言ってる。悪魔召喚バリバリサマナー大戦のまっさだ中じゃ…
うわ!」
ケンペイを取り押さえた男の目にはっきりうつる。
何か巨大なものが愚直に突き進んでくる。
https://pbs.twimg.com/media/Fo2harYaUAAeM7s.png
「総司令、敵の増援です!」
レ ´_>`)「ふむ、東京を突っ切って我武者羅に進んでいるのか」
「それだけではありません。突っ切って障害物を破壊…いや吸い込んでいる!?
引き上げさせましょう…これ以上戦えば戦闘員はみな死にます」
https://pbs.twimg.com/media/Fo7cXRJaMAIwju7.png
レ ´_>`)「ふざけるな」
ウラベの目が光る。
https://pbs.twimg.com/media/Fo7cXRJaMAIwju7.png
レ ´_>`)「この戦いは序の口だ。
この程度の戦いで死ぬなら…今死なせてやった方が 幸せだ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fo7cYz5acAEVpZJ.png
レ ´_>`)『新たなターゲットを補足したな。
カムイ、命にかえてでもアレを止めろ』
(´<_` )『はっ』
https://pbs.twimg.com/media/Fo7eZiHaQAA_C40.jpg
カムイは死を命ぜられたにも関わらず、不敵に笑っていた。
死による解放か、勝機があるのか。
(■│■)「取り返しのつかぬことなど 考えてみたってしかたがない。 終わったことは終わったこと。
いや、これから始まるのかな?」
-
(〇Д〇)「ぐわはははは…ムシケラども!
道連れにしてくれるわ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fo2hNV2XoAQxAWb.png
くぐもった声が叫ぶ。
川д川「なんだあれは…
球体が下半身の代わりになっているようだが…」
(´<_` )「見ろ。奴の球はブラックホールになっているやもしれん
ランドウめ…敵味方区別なしか」
https://pbs.twimg.com/media/Fo2hbeuaMAAdRy0.png
接近しつつあるモノに、魔法型の悪魔でありったけぶちこむ。
(パ∀イ)つ (・更・)つ
(パ∀イ)「効きませんわね…近接攻撃もあやういですわ」
川д川「逃げろ!」
「うわああああああ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fo2hEgdaYAAKIV5.png
電磁で焼かれ、やとわれサマナー達が虚空に吸い込まれてゆく。
十と(◆-◆ )
髑髏のトリガーを引く。
ロケット弾が上空に打ち出される。
ドン
(;〇Д〇)「ギャアアアアアアアア」
と(´<_` )「メギドラ!」
弾によって破壊され怯んだ隙に、どんな者にすら損害を与える光。
ひとまず地獄のカマとう土俵からは押し出せた。
( ◆∀◆)「押してダメなら引いて押せって、ね!」
男の鳩尾に拳がめり込む。
レ ´_>`)「フィネガアアアアアん!!!!」
-
(■ハ■)「ふ、場外に吹き飛ばされれば死にデスマッチ。
ロープなぞないと思え」
( ◆∀◆)「げづ…フィネガン」
(■ハ■)「私の名前知っているとは。名無し雑魚サマナーがな…」
つと
(◆-◆#)「なんやと コラ」
https://pbs.twimg.com/media/Fo2eaXpXsAs_d96.png
(■ハ■)「カムイにアッシュ…鉄仮面もか。
自殺志願者か?あれに勝つてだてなどない」
川д川「カムイ!あれをみろ!」
(´<_` ;)「な」
「奴」がバラバラに分解し、肉体を再構成している。
https://pbs.twimg.com/media/Fo7pbsSagAAfoM5.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fo7pdY6aAAsVeAG.png
レ ´_>`)『奴は下半球の性質を変化させたようだ。
取り込んだ無機物、人間、悪魔をエネルギーにして再生しているようだ
あの陰陽球がジェネレータだろう』
https://pbs.twimg.com/media/Fo7pfEwaQAUp2HS.jpg
(・ハ・)「ぐ…あんなのを相手にしようだと!?狂ってやがる!」
つ
レ ´_>`)「どうしろと?」
(・ハ・)「逃げるんだよ!あの青びょうたんを連れてでも俺は逃げるぞ!」
レ ´_>`)「どこに逃げ場があるというのだ。ランドウは恐らくあらゆるものを破壊し尽くすつもりだ。
地球の反対側にいようといずれは毒牙に…」
(;・ハ・)「ファントムは狂ってる!
自分達すら呑み込まれるつもりか!?」
レ;´_>`)「奴はハッタリをかますような奴じゃない。
何か勝算があっての戦いだ!」
(■│■)「フィネガン氏、巣で大人しくしていてほしかったのが。
ミレディをお譲りしただけでは足りなかったかな?」
(■ハ■)「サマナーの戦いがある限り私は来るぞ。私は戦鬼だ」
-
( ◆∀◆)(そうか…こいつもまた過去からほじくり返された蘇生体。
一度死んだ身なら死ぬ恐怖なんか微塵もないっていうことか)
https://pbs.twimg.com/media/Fo2ebmrX0AMQOtg.png
『カムイ様、どうしますか。突撃してみますか』
(´<_` )「バカを言え。あの巨体とマグネタイト保有量だ。」
お前達を無駄に握り潰されてたまるか」
『short jab』
フィネガンのマッハパンチが音速で周囲を襲う。
ガードするもの、ギリギリカスるもの、まともに食らって吹き飛ばされるもの。
ξ-⊿゚)ξ「あ」
https://pbs.twimg.com/media/Fo7vUbiaMAQr9_k.jpg
地獄のカマのフタから堕ちる。
うおおおおおおお!
ξ;゚⊿゚)ξつと(´<_` )「アッシュ!」
ξ゚⊿゚)ξ「離して!あんたまで…」
(´<_` )「離すか!お前まで離したら…」
脳裏によぎるなにか。
https://pbs.twimg.com/media/FamgXFZVsAEGv98.png
(■ハ■)
つ と
無音で背後に近づく。
ユ▽д▽ダ「邪魔はさせない」
つ Jと
(■ハ■)「…!」
音界の帝王の旋律により、一瞬あたりが無音になる。
(■ハ■)「サックス型…ユダか。
とんだ同窓会だな」
ξ;゚⊿゚)ξ「フィネガンあんた、無断出撃なんてランドウに知られたら…」
-
(■ハ■)「組織の利になることをしているのだ。罰されるいわれはない。
貴様ら全員始末してしまえばいいのだからな」
(■│■)「私も殺るつもりか?
他の有象無象の連中に拳を浴びせるがいい。我がの命にはまじないがかかっている。
魔女から生まれた者には私を殺れぬ。」
(■ハ■)「貴様はどうでもいい。目的を果たしてさっさと帰れ」
川д川「やばい!やばいよ!鈍足でもあいつが近付いてくる。」
(■│■)「地獄のカマを丸ごとつぶすつもりか!
そうはさせんぞ!」
鉄仮面が初めて激情し、飛び掛かる。
だがパンチ一撃で吹き飛ばされた。
(■│■)「ぐ…う…あ…さ…ん」
(´<_` )「鉄仮面は動けん。殺るなら今のうちだが…」
ズンズンと、脅威的再生能力を盾にしてヤツが迫る。
(´<_` )「腕が抜けかけた。ダイエットしろ」
ξ゚⊿゚)ξ「アホな事言うな!極めるぞ!」
ξ゚⊿゚)ξ(´<_` )「「アッシュ・ガッシュ!」」
っy= っy=
二人が銃を構え、顔面を撃つ。
だが奴の顔の大穴はすぐに修復される。
(´<_` )「これもだめか…」
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!
あああああああああああああああああああ!!」
突如、空間が切り取られ轟音が発せられる。
https://pbs.twimg.com/media/Fo71z7OaAAAckql.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fo710k0agAEKF6N.jpg
-
レ ´_>`)「こ…この声は」
https://pbs.twimg.com/media/Fo72aqeaMAMrN2g.png
https://pbs.twimg.com/media/Fo72bZIaQAE59DC.jpg
出現時の衝撃波で崩れ去ったからだが即修復され、なぞの影に襲い掛かる。
川д川「…まだ動きやがる」
間髪入れずに肉薄した場から、指からビームを出す。
顔が砕け散った。
https://pbs.twimg.com/media/Fo73WyiaIAIreGp.jpg
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しかし即座に顔面をイソギンチャクの様に伸ばし補足。
『折りたたみ』
https://pbs.twimg.com/media/Fo73lEoaMAAkLat.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fo73lvtakAAyrIu.jpg
巨大な両腕を砕く。
回り込んで陰陽球を真っ二つ。
https://pbs.twimg.com/media/Fo74y_waMAskczC.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fo74z7caMAESQOL.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fo75Ab_aQAAT05P.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fo75B-pakAYIpRN.png
(Д)「あぁ ああ」
サイゾーは絶命する。
そして残されたものは暴走。影は破片を駆逐していく。
川д川「凄いスピードだ。連中が一掃されてゆく」
(´<_` )「だが」
レ ´_>`)「そうだ…あれは…」
https://pbs.twimg.com/media/Fo76QZIaQAQJHJY.png
https://pbs.twimg.com/media/Fo76RR1aEAIjsx3.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fo76gANaYAc45oA.jpg
レ;´_>`)「貴様は誰だ!誰なんだ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fo779VDaAAAr2Np.jpg
(・ハ・)「だが見てみろ、奴ら数がまだ多すぎる」
影が無数の破片に向かって構えを取る。
https://pbs.twimg.com/media/Fo78LLVaYAASNYO.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fo78TrnaAAM1F2Y.jpg
レ ゚_>゚)「ならば!
メギドラオ」
https://pbs.twimg.com/media/Fo78eudaIAEyQu3.jpg
-
今回はここまで。
ミスりました。
>>383-388で読んでください。
今後ともよろしく…
-
乙です
-
https://youtu.be/1aILoULOgyY?t=61
レ ;´_>`)『いや…なんだあれは!?
皆、下がれ!』
https://pbs.twimg.com/media/FpPvfChaUAEmb2D.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FpPvhuMaYAMIRwp.jpg
(■│■)「ストナー…サンシャイン…」
黒い影は光を凝縮させる。
ζ(・┏Д┓@)ζ「おのれ〜!ウラベの隠し玉か!?」
( )「うおおおおおおおおおおおおお!!」
つ〇と
https://pbs.twimg.com/media/FpPvivNaYAADjhi.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FpPvgxIakAIFxL4.jpg
撃ち出された球がブラックホールに当たり、拡散する。
分霊達は逃げる間もなく消滅する。
と( )つ
https://pbs.twimg.com/media/FpPvnBXaAAAwP77.jpg
見届けると、黒きものは空間を破りいずこかへ消えていく。
https://pbs.twimg.com/media/FpPvnlYacAA8De2.jpg
空は、守られた。
(´<_` )「アッシュ…立てる…」
『今度会う時には倍返し』
スマホにメッセージが残っていた。
レ ´_>`)『総員、応答。現状はどうだ。』
川д川『悪魔の群れはISSOU-beatされました。大多数の味方は吸い込まれてしまいましたが…
あっ!鉄仮面!』
(■│■)「君達の司令官に伝えておけ!地獄のカマの巫女は私が奪還すると!」
つと
腕に血をじにませ、ゼノンに乗って飛び去って行った。
-
深い森の中。
禍々しい赤布に身を包んだ男が崩れ落ちている。
心配して男の周囲に集まってきた動物たちは瘴気にあてられ命を落とす。
https://pbs.twimg.com/media/FpQUAYjaYAANBqw.png
https://pbs.twimg.com/media/FpQUBziaEAA48c1.png
「うう…」
「ここは」
「誰かが禁術ストナー・サンシャインを使ったのか。
クソっ頭が痛い」
https://pbs.twimg.com/media/FpQUD9BagAEu2-r.png
キィ!
チィ! ザン
飢えた狼に鳩の一家が襲われ、ヒナが一羽ガケから落ちる。
https://pbs.twimg.com/media/FpQUFrUagAAu92u.png
(ああ…死ぬ…私は…ここで死んでしまうのか…
私の死の匂いをかぎつけて虫たちが集まってくる…
わたしがなにをしたというの…まだうまれたばかりなのに)
「何も怖がることはない。」
(えっ!?)
https://pbs.twimg.com/media/FpQUPf2aYAA8KQu.png
(私は…生まれたばかりで罪を犯してはいません…。
生き物を殺した覚えはありません…)
「君が啄んだ草や木の芽、無邪気にふまれたこけの生命」
(ああ…私。私の罪は許されないものなのでしょうか)
https://pbs.twimg.com/media/FpQUQqnaMAMzRUu.png
「そんなことはない。ひいふうみい…
さっきの奴らに使ったから反魂香も残りがな…なんとかなるか」
ヒナに宝玉を使ってやり、優しく持って崖を昇る。
「誰しも、ものを食わなければ生きて行けぬ。
感謝して生きるんだ」
ヒナの家族達を蘇生させ、狼を威圧し魔界獣肉ギフトを与えて連れ去る。
-
川д川『待て!』
レ ´_>`)『深追いはするな。戻ってくるんだ。
カムイもよく持ち堪えた』
(´<_` )『はっ』
(’/ー`)y-「しかし何だったんだ?あの人…は?
まるでアニメのロボットのようだったが」
(*゚/ー゚)「こっちに損害を出さず、敵だけ倒していくなんてすごいねェ。
クズノハの兵器かなぁ」
レ ´_>`)「いえ、きっとマナコです。
確信はないですが」
(’/ー`)y-「君らしくもないロマンチストな事を言うんだね。
僕も夢があっていいと思うけど、それは」
レ ´_>`)「宇宙の果てでもがいている」
(*゚/ー゚)「?」
レ ;´_>`)「助けに行けるものなら この手で助け出したい」
https://pbs.twimg.com/media/FpPvzN1aYAgbOnD.png
レ ´_>`)『戻ったか。貴様らには先行して戻ってもらわねばならない理由がある』
業魔殿モニター。
( ◆∀◆)「ウラベさんよぉ、初仕事がこれはきっついで。
フィネガンもいつのまにか逃げてやがった」
(■┏┓■) 「ヨーソロ…」
ユ▽д▽ダ「生前人は多く殺めてきたが、人を食うというのは初めてだな。
フ…人ではもうないのだが」
「うわああー!助けてくれえー!」
「俺達はファントムの命令に従っただけなんだー!」
生体カートリッジは断末魔を上げる。
https://pbs.twimg.com/media/FpP7o4XakAAmz8u.png
-
1997年。
(;゚Д゚)「ハァ…ハァ…」
https://pbs.twimg.com/media/FpP8lGSaIAAH_Pw.png
(;゚Д゚)「悪い夢でも見てんのか…あの黒い野郎も消えてやがる。
気が付いたらここだ」
(>´ω` <)「竜馬くぅぅぅん!おかえりぃぃぃ!」
https://pbs.twimg.com/media/FpQBEKGaMAAU1QX.jpg
(皿)「サマナーくん、何してたんすか。僕らもうボロボロっすよ」
(◎^ー^◎)「ちょっとおばちゃんもMP切れかけてるわ…」
(W)
(;゚∀゚)「すまねえなお前ら!ベンケイは!」
(>´ω` <)つ メ #)Д(#) ポイッ
(>´ω` <)「そんなに欲しいならくれてやるよ。こいつには恨みはないからな。
半殺しで済ませてやった。
俺のベルゼブブに勝てるはずがないのだ〜!
ヒャハハハ…」
https://pbs.twimg.com/media/FpQBE8naQAEVoQi.jpg
( ゚Д゚)「ベンケイ!」
つメ #)Д(#)と
メ #)Д(#)「竜馬どの…どうにか死守…しましたぞ…」
(#゚Д゚)つ
つ
ダッ
ジードを踏み台にし、推進力で隼人の前に躍り出る。
(>´ω` <)「ひぃっ!?」
https://pbs.twimg.com/media/FpQBFu2aQAMW6M_.jpg
(>´ω(#)と(゚Д゚#)
https://pbs.twimg.com/media/FpQDt1_aYAAFBnE.jpg
と(゚Д゚#)「まだまだぁ!」
-
ぐぇあ
___
/ `ー \ 三=―
/ノ (●)/ ̄ ̄\三_
。/(●) _)人_/ ̄
|:⌒(_ノ/ )_/ ノ
。\゚。)( )_Lノ)\ _
>(_ン ノヽ__ソ_/=
/ ヽ
|| ||
_|L∥_∥||
(_/ `ー―-
(_/ ノ
(_Lノ)\ __
●(__ソ__/●
/\\三/_/\
`| ⌒(_人_)∴。|
\。∵|┬|。゚ /
ヽノ
ぐぇあ
https://pbs.twimg.com/media/FjIvh6PaEAIyg9L.jpg
(◎^ー^◎)「これが最後のメディアラハンやね。ベンケイちゃん。よく気張った!」
メ ;)Д(;)人 「おおお…観音様だ…」
(;◎^ー^◎)「うちは伊邪那美の大神なんやけどね…」
メ ;・)Д(・)「あっ!」
メ ;)Д(;)
つ(゚Д゚#)と 「離しやがれベンケイ!」
メ ;)Д(;) 「もう隼人くんは目玉飛び出てますよ!これ以上やったら死んじゃいます!」
と(゚Д゚#)「キチガイにはいい薬だろうが!携帯貸せ!」
『レッド・タイガー!隼人を改造しろ!』
メ ;)Д(;) 「ええ!?」
( ゚Д゚)『いいだろう。すぐに遣いをよこす。
いい戦士にして帰してやるよ』
(>ω <)と(゚∀゚;)「本気で組めってか…こんな野郎と」
-
─
メ ^)Д(^)「先輩、何考えてるんです?」
( ゚∀゚)「いやね、あの黒い野郎のことだ。」
つ と
( ゚∀゚)「俺はどれくらいの時間消えてた?」
メ ・)Д(・)「だいたい一分くらいだと思いますけど…
その間にあのザマです。先輩のお仲魔をお借りしていたのに申し訳ない」
( ゚∀゚)「気にすんな。俺の落ち度だよ。
お前が消し炭にならなくてまだよかったぜ。
ベルゼブブのデータもあいつをボコったら消えちまったしな」
メ ・)Д(・)「ベルゼブブといえば、サマナーの憧れ、誰もが知る超大物魔王ですよね。
噂程度にしか聞きませんが、先輩はよく御存知なんで?」
( ゚∀゚)「俺が未来から飛ばされてきたってのは話したっけ?
俺のオヤジはベルゼブブを倒したんだよ。」
メ ;^)Д(^) 「本当ですか!?
なんてすごい…」
( ゚∀゚)「お前が空港で会った青二才が俺のオヤジの…はずだ。
まだまだサマナーとしてはひよっこだけどな。
しかし俺の知る情報とは乖離しすぎてんだよ…
ただの仲間だったはずの奴が幼馴染だったり…
何よりあのゴキブリ野郎の存在なんて知らされてねえ」
( ゚∀゚)「ガキの頃は夏休みによく山ごもりさせられたっけ…
素手で野良悪魔と戦わされたりな。
よく死ななかったよ」
メ ;^)Д(^) 「しかし隼人君が入院してから早三日…大丈夫でしょうか」
( ゚∀゚)「頭ぶん殴っただけだ。義手武器つけさせられた俺よかマシよ」
つ >
ガラッ
(>´ω` <)「失礼する」
( ゚∀゚)「ずいぶんとお早い退院じゃねえか。」
(>´ω` <)「フン。お前程度に殴られた程度でくたばるか。」
( ゚∀゚)「そーかい。ああ、聞いて驚くなよ」
-
今回はここまで。
小出しで申し訳ございません。
コンゴトモヨーソロー…。
-
おつ
-
オツ
-
─
オ;゚⊿゚ブ「くそ…あのふざけたやつ…」
つと
月経を司るゾロアスターの鬼女ジャヒーの能力により、少女は戦闘不能に陥っていた。
痛み止めをしこたま飲む。
J( ´ー`)し「オーブリー、何日も引きこもっているけど、大丈夫?
無理はしな」
オ゚⊿゚ブつ「うるせえっ!」
ドゴッ
J( ´ー`)し「…」
内側からドアをバットで叩きつける。
オ゚⊿゚ブ「私に構うな!って言ってるんだ!
どうせアメリカで散々な目にあった私を引き取って、優越感に浸ってんだろ!
見下してんだろ!」
J( ´ー`)し「ご飯置いとくわね。」
オ゚⊿゚ブ「ふん…誰も私を理解なんてできないから」
オーブリーは兄の部屋でパソコンをいじる。
部屋の中はもうボロボロだ。
オ゚⊿゚ブ「phantom society…っと」カタカタ
オ゚⊿゚ブ「出た。サマナーネット?」
様々な情報が張り巡らされた掲示板に見入る。
オ゚⊿゚ブ「つまらない。要は悪魔を使って人殺ししてる連中ってこと。
偶然手に入れたこのバットだけど、使えそう…」
オ-⊿-ブ「…今日も行くか」
画面に集中し、パラダイムXにシフトする。
「VRざんげフォーラム」の文字が映る。
─
-
─
ユ▽д▽ダ「私は、ネパールで生まれた」
タイ料理サワムラで話が始まる。
ヒト゚ー゚)ξ「へえ!まだ行ったところがない国です。
どんなところなんですか?」
ユ▽д▽ダ「ヒンドゥー、イスラム、仏教、色々な宗教の者が手を取り合っているよ。
食べ物はカレーのダルバートと、小籠包のようなモモがおすすめだ。
朝食、軽食はカジャというのだが…
強化魔法の系列と似たような響きが妙に面白い。」
「何故わざわざ日本に?そしてファントムにいたんだ?」
男がトムヤムクンの海老を口に運びながら横目で見る。
少し辛かったようで、苦虫を噛み潰したような顔をした。
ヒト;゚ー゚)ξ「大丈夫?無理して頼むから」
ユ▽д▽ダ「グルカ兵は歴戦の兵士を多数、輩出してきた。
自慢ではないが、私の家もグルカの誇りを持つ戦士の家系だ。」
「答えになっていない」
ユ▽д▽ダ「私の家には…子供が多すぎたのだよ。
ただの傭兵一家で生きていくには時代が厳しすぎた。
私や兄弟達、親友も物心ついた時から訓練と傭兵業に明け暮れていた。ズズ」
一口スープをすする。
ユ▽д▽ダ「失礼。この国ではこうやって飲むのは無作法だったけかな」
ヒト゚ー゚)ξ「あの…女の子はどうしていたのですか?」
ユ▽д▽ダ「間引いていたよ。私の家ではね」
ヒト;゚ー゚)ξ「…」
-
「一応こいつも女の子だ。そういう話はやめてくれませんか」 ドン
男が声を荒げてテーブルを叩く。
ネミ゚ー゚)「別にいんじゃない。国によって色々違うんでしょ。
使える使えないで悪魔をセンベツする、サマナーって人種とかわらないわよ」
「俺は違う」
ユ:▽д▽ダ「態度が上がり下がりするが、彼女はその…多重人格だったりするのか」
「まあ、否定はできない」
ユ▽д▽ダ「まぁ戦場は凄惨なものだったよ。
一瞬目を離せば、身近だったものが倒れている。
腰紐が垂れているのかと思ったら 、腸だったりしたりもした。
この破片は友の形見だ。剣でなくなっても手放しはしない」
タイのラーメン、クィッティアオの麺が「それ」に見えた気がして、男がうげっと口を抑えた。
( )つ 「あんたが食ってくれないか。これ」
丼をユダの方に無節操に押し出す。
ユ▽д▽ダ「無神経ですまなかった。
まぁそんなものが少しいやになって、サックス演奏で路銀を稼いで日本に出稼ぎにきた。
このサックスは後付けでCOMPにしてもらった。」
愛おしく撫でる。
「だから、だから人殺しを生業とするファントムソサエティは心地よかったわけか」
ユ▽д▽ダ「まぁな。心地よいというわけではなかったが、金払いはよかったのでな。
今までは人を処理するのも悪魔を倒すのも違和感などなかったよ。
むしろそれこそが私を戦士として更に高めてくれると信じて疑わなかった。
だがウラベが死んだと聞き、アホ扱いといえどそれなりのサマナーだったキャロルJを二度も、
フィネガンですら君達が退けたと聞いたのは驚いた。
非情な殺しをしなくとも、人は強くなれるのではと」
ユ▽д▽ダ「武蔵殿に託されたのだ。
私は私の信じる道を進む。
西殿には悪いが、ファントムとは決別だ」
─
-
( ゚∀゚)「お前の兄貴、死んだよ」
─
(;・e・)「ひィ〜!!」
川 ゚ -゚)つ ガチャガチャ
https://pbs.twimg.com/media/FpyUaD0aUAEWBSn.png
核の帝王、カイザーが情けない声をあげている。
取り押さえられ、胸のハッチを不様に回される。
「軌道準備OK!」
川 ゚ -゚)「よーし、やれ!」
( #∀゚)「一体何だってんだこの騒ぎは。
海座の馬鹿が泣きながら連絡よこしやがったから義理できてやったものの。
クソ硬いガチガチ人間ばっか配置されてやがる。不意打ちで目を殴たれちまったぜ。
おいロン毛野郎!ボスはてめえか!?」
川 ゚ ー゚)「いかにも。私がマスカレード総帥だ。
ファントムには協力しているに過ぎないので勘違いしないように
そしてこれが…
本当の人間核ミサイルだ!」
( #∀゚)「吐き気のする趣味だぜ!
兵器はうつくしくなきゃいけねえ。」
https://pbs.twimg.com/media/FpyUcpIaMAEFEy0.png
川 ゚ ー゚)「私もそう思うよ。
海座はあまりにもファントムサマナーを殺しすぎた。西次官もご立腹のようだ。
もっとも、仕掛けたのはファントムだから自業自得だと思うがね」
川 ゚ ー゚)「だが学生ヤクザ上がりが闇組織を脅しすぎたのがいけなかったな。
こいつはファントムに、詫び料を出さねば核を撃つと脅していたのだよ」
( #∀゚)「そりゃ初耳ね。
馬鹿な事やりましたね。ヒヒ…」
川 ゚ -゚)「遠野マナコ。お前のおかげで、子供の時間は終わった。」
https://pbs.twimg.com/media/FpyUe9CaUAAkbW2.png
-
( #∀゚)「ガキの時間が終わったなら、このゴミを持って帰って処分しやがれ!
コンビニに家庭ごみ捨てんじゃねーぞ!!」
川 ゚ ー゚)「冗談じゃない。これからが大人の時間(ムーン・アダルト)なんだよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FpyUjK-aYAAUJBa.png
川 ゚ ー゚)「ここの核を使って、日本政府をたっぷりゆすってやるよ!」
https://pbs.twimg.com/media/FpyVS_XaQAAbGm6.png
( #∀゚)「させねえ…
てめえの好き放題にはさせねえぜ!」
( ;Д゚)「ぐ」
殴られ拘束される。
川 ゚ ー゚)「ふふ、たった一人、しかも手負いで何ができる?
サマナーのくせに仲魔がいないのは、我が造魔技術で量産された強化兵士で全滅したのだろう?
指をくわえて見ているがいい。汚い花火の打ち上げをな」
川 ゚ -゚)つ「ここで重火器は撃つな!この小僧は丁重に次官への土産に持ち帰る」
兵士達に命ずる。
口をふさがれた帝王が泣き喚く。
(;□;)「ムガー!ムガー!」
( ∀)「仲魔がいねえのはなぁ…」
川 ゚ ー゚)「?」
ドカ
https://pbs.twimg.com/media/FpyjGIFakAEEdHD.png
兵士が吹き飛ぶ。
川 ゚ Д゚)
『魔神・女神・幻魔・妖精召喚』
( #∀゚)つ□ 「温存してただけだぁー!オーバー・サモン!」
(・三・)つ 〇
ス▽-▽カつ ))
川 ・▽・)つ→
-
各々の仲魔が、GOだけで兵を蹴散らしてゆく。
セ;・□・タ「おいリョウ!その体じゃ…」
( #∀゚)「そのままおさえてろ!!!!!!」 ドルルルルルル
>
https://pbs.twimg.com/media/FpyjFHEaMAA0JNT.jpg
重火器で兵士の仮面が貫通されていく。
( #Д゚)「ぬああ」
>
川 ;゚ -゚)「うう…」
川 ;゚ Д゚)「なんてやつだ!」
( #Д゚)「ゴタク並べてねえで、殺す時はキッチリ殺さんかい!!」
https://pbs.twimg.com/media/FpyVVA7aUAEQHPN.png
( #Д゚)「力量(パワー)は、相手をぶちのめしてなんぼじゃあ!!
見ろ!トドメ刺さなかったばかりにきさまはこそこそ隠れてどん詰まりじゃあ!」
川 ゚ Д゚)「発射しろ!」
「えっ!?目標も決めていませんが。」
川 ゚ Д゚)「かまわん!どこに飛んで行こうが知ったことではない!!
ファントムとの契約には入っていないからな!!
海座の始末さえできれば!!」
「そんな…今座標設定中だったのに…」
https://pbs.twimg.com/media/FpyVeudacAEMHW1.png
外。
パーン パパン
ものいわぬものが転がる。
「馬鹿が!」
「ガキどもが火遊びしやがって!!」
https://pbs.twimg.com/media/FpyV7HoakAI1ozD.png
-
( ゚Д゚)「同意だ」 ドン
つっy=
https://pbs.twimg.com/media/FpyV-FFakAEUDnZ.png
https://pbs.twimg.com/media/FpyV--maQAE5daD.png
『タイガー!俺はこれからこのアホをどうにか解体する!
お前らは逃げろ!』
( ゚Д゚)『わかった。少しわかったことがあるが…生きて帰ったら情報交換をしよう』
( #Д゚)つ「どわ!」
勢いよく跳躍して、発射台まで飛び乗る。
(;□;)「胸の…ケーブルを…外…」
( #∀゚)「なに!?」
(;□;)「胸の…ケーブルが…核弾頭と…繋がっ…」
( #∀゚)「世話焼かすんじゃねーわ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FpyWBsxakAE3lRs.png
発射。
(;□;)「ぐえええ〜〜」
( #Д゚)「わああああ…圧で目玉が吹っ飛びそうだ!」
ミサイルはぐるぐると回転を続ける。
https://pbs.twimg.com/media/FpyWTztaQAAEIKK.png
(;e;)
( #皿゚)
https://pbs.twimg.com/media/FpyWVfGakAI96hW.png
胸のケーブルが外れ…
(・e・)「あ」
グシャ
(・ Д ・)
https://pbs.twimg.com/media/FpyWWHJaQAAQzE4.png
-
帝王はビルの藻屑と消えた。
川 ゚ ー゚)「ははは!まさか漁夫の利とはな!
次官には申し訳ないが、あんな狂犬を生け捕りにできるわけがなかったの…
だ…」
https://pbs.twimg.com/media/FpyrWghaAAEDxt8.jpg
破壊神カルティケーヤ。
インドの究極破壊神シヴァの実子にして、スカンダ等の異名を持つ軍神。
日本では韋駄天という名で、アスリートやスポーツマンの信仰を集めている。
その神が駆る孔雀の脚にマナコはぶらさがっていた。
( #∀゚)「助かった〜。親父がテトラマカラ継承させてなかったら爆風でとても逃げきれたもんじゃなかったぜ」
川 #゚ Д゚)「くそ!撃つな!あの神の速度は尋常ではない!
やはりこの世界で行動するには制約がつくか…
ファントムに追及されないうちに撤退だ!
海座死亡はいずれ裏社会に知れ渡るだろうからな!」
カ ´ー`ル「甘くみないでいただきたい。私の速さならあの程度の爆風かすりもしません」
カ;´ー`ルつ「あと孔雀ちゃんの脚にずっとつかまってるのやめてくださいね?ほら」
( #∀゚)つ「あんがと」
─
( ゚∀゚)「…というわけだ。お前がいない間に色々やってたよ。
最善は尽くしたしお前の一億も取り戻してやった。文句言うなよ」
トランクを数個放り投げる。
(>´ω` <)「…」
https://pbs.twimg.com/media/Fpyv4WhaIAEHAV4.png
メ #・)Д(・)「しっかし非道い。海座どのは過激とはいえ自衛の範囲に留まっていたはず。
ファントムがしつこく刺客を送り続けていたのを返り討ちにしたのを口実に報復など!!
許すまじ!」
(>´ω` <)「ファントムが悪い、あーだこーだ言ってる暇はねえのさ」
https://pbs.twimg.com/media/Fpyv5hCaMAc0ZoC.png
メ ・)Д(・)「え?」
(>´ω` <)「兄貴は弱いくせに調子こいて死んだ。
これからは弱い人間は生きる資格はねえんだ!!
人類が生き抜くためには、弱い部分の原因を突き止め徹底的に刈り取るんだ!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fpyv6LJaQAAeAHG.png
-
https://www.nicovideo.jp/watch/sm41810998
今回はここまで。
調子よければまたよるに投下するかもしれません。
茜ちゃんに紹介していただいてうれしい。
-
乙
-
メ ;^)Д(^) 「そ、そうですか」
( ゚∀゚)「ロックだねぇ。その思想。
よし決めた!」
メ ;^)Д(^) 「何を?」
https://www.youtube.com/watch?v=YHwMmTooWok
( ゚∀゚)「気に食わねえ奴だったかもしれねえが、隼人は兄貴を失った!
ベンケイは先輩サマナーのムサシを殺された!
俺は生腕を失った!
境遇は違えど、ファントムソサエティのクソどもに何かを奪われた奴らだ!
俺達は、オレ達は…
チームゲッター!
奪還者(GETTER)だ!」
(>´ω` <)「面白ぇ。暴れるには大義名分がないとな
しばらく退屈せずすみそうだ」
メ ;)Д(;) 「うおおー!おいは先輩のカタキを絶対に取りまっす!」
つ つ
(:^∀゚)「ベンケイ、鼻水をくっつけんなよ!」
( ゚∀゚)o彡゜「命を燃やせ!怒りを燃やせ!今がその時だ!
んじゃ早速いくz」
プルル
( ゚∀゚)「すまん。ちょおっと外に出てくる
お前らはこの業魔殿で仲魔を強くしときな。
全書から御魂出していいぜ」
(>´ω` <)「おい」
( ゚∀゚)「あ?」
(>´ω` <)「俺を一瞬でも退屈させたら、目も耳も鼻も潰す」
https://pbs.twimg.com/media/Fpz06FtaQAIpUO4.jpg
( ゚∀゚)「退屈なんかできなくなるぜ。これからな」
マナコは手を振って出て行った。
-
( ゚-゚)
( ゚Д゚)「乗らんのか」
つと
https://pbs.twimg.com/media/Fpz4ebBaMAEb7U3.png
ガチャ
( ゚∀゚)「いいリムジンだねぇ。ここで屁こいたらすごい気持ちいいんだろうな」
( ゚Д゚)「クソをたれてもかまわんぞ。私の金ではないからな」
つ
( ゚Д゚)「とりあえず神弟という貴重な人材の確保、感謝する。
お前が派手にぶち壊してくれたおかげで、再構成が容易だった」
( ゚∀゚)「礼言われるの!?キレられるかと思ったが」
( ゚Д゚)「少々ね、頭をいじくらせてもらった」
( ゚∀゚)「洗脳かよ。おっかねーな」
( ゚Д゚)「いや、敵味方区別なく滅ぼされてもかなわんのでな。
欠損した脳にちょっと詰め物をしたついでだ。
自由意志まで取ろうなどと思ってない。
さて、新しい情報が入った。
まずそいつを見てもらおうか」
( ゚Д゚)「まてや」
( ゚∀゚)「レッド・タイガーよ。
あんたが内閣秘密情報局の
日本を裏であやつるおえらいさんかも知れんがな。
俺には俺の目的がある。好きに動かさせてもらうぜ」
https://pbs.twimg.com/media/Fpz4fKYacAE3YU1.png
( ゚Д゚)「それは別にいい。
お前が悪魔、悪党、民間人。
何人何体殺そうとかまわん
私が裏に手をまわし全てあとしまつしてやる。」
https://pbs.twimg.com/media/Fpz4fy3acAI5I4s.png
( ゚∀゚)「そうかい。情報っていうのは
あ、ちょっと待てい」
スマホで咄嗟に撮った写真を見せる。
-
川 ゚ ー゚)
( ゚Д゚)「これは?」
( ゚∀゚)「あんたも知らんのか。マスカレードっていうファントムの協力組織のドンらしいぜ
海座を殺したのはこいつだ」
( ゚Д゚)「便利な機械だな。デジカメより薄く悪魔召喚までできる代物とは」
つ と
タイガーは一枚の表を出してきた。
( ゚∀゚)「なんじゃこりゃ」
( ゚Д゚)「お前も交戦しただろう。その組織の尖兵だろう。
私が倒したもののサンプルを取って解析してみた」
( ゚∀゚)「ふむふむ。全くわからん」
( ゚Д゚)「一見人間のようだったが、人間ではありえない細胞が紛れ込んでいた。
蘇生させた脳細胞を刺激させても、ほとんど感情的なものをしめさんのよ」
( ゚∀゚)「悪魔だったってことかい」
( ゚Д゚)「というより、お前達サマナーの中では造魔と呼ばれるものに近いのだろう
そのようなものを量産、指揮系統に置ける者に心当たりはあるか?」
( ゚∀゚)「ないね。俺が聞きたいくらいだよ。
造魔素体のドリーカドモンってすごい貴重なんだぜ。
生みの親っぽい奴は知ってるけど、ファントムに好き好んで協力するような組織は立ち上げないね。多分」
( ゚Д゚)「そうか、では仮に組織のリーダーを『人形使い』としておこうか。
我々も正体をさぐってみよう」
( ゚∀゚)「ああそうだ。信用できるあんたになら打ち明けるんだが…
そいつ、初対面のくせに俺の本名を知っていやがった」
( ゚Д゚)「おまえは確か、未来からやってきた人間だったか」
( ゚∀゚)「ああ」
( ゚Д゚)「そいつもお前と同じく、未来から来た者ではないのか?
それに関しては自分で探ってみるがいい」
ブーン
( ゚∀゚)「鉄仮面…?」
-
(>´ω` <)「ふむふむ」 カタカタ
m m
https://pbs.twimg.com/media/Fp0HWz5aQAAmb4K.jpg
( ゚∀゚)「よぉ隼人。何やってんだよ」
メア ゚ -゚)「お帰りなさいませ」
(■┏┓■) 「ふむ。マナ…リョウか。
この若者、実に呑み込みが早い。
既に合体法則を把握しおったわ!」
メ ;^)Д(^) 「わしにはまだちょっと…
とりあえず強そうな悪魔を合体させまくってみてます。
しかしすごいマグネタイト量ですね!」
( ゚∀゚)「どんどん使っていいぞ。
ケチって死んだら元も子もねえ
どんどん強いのを作りやがれ!」
(>´ω` <)「サマナーはカジャという魔法で己を強化するんだろう?
継承というものをさせるなら、回復魔法がノイズになるな。
どうにかならないのか」
メ ;^)Д(^) 「おれに聞かれても…体育会系なもんで科学の方はてんでだめなんですよ」
( ゚∀゚)ニア「だからお前は今んとこ役立たず!」
メ ;)Д(;)人 「あ〜それを言わないで〜」
https://pbs.twimg.com/media/Fp0KC-QaAAApTKh.png
( ゚∀゚)「いいか、大先輩サマナーの俺様が科学的に説明するとこうだ!」
メ ;^)Д(^) 「ウンウン」
( ゚∀゚)「今(回復魔法まみれ)のままじゃ、仲魔もどれを使っていいかわからなくなる奴もいる。
悪魔にも脳ミソはあるからな。
タルカジャ使って欲しい時にディア使われても困るだろ?」
( ゚∀゚)「だから好きな魔法を継承させたいなら、素材選びはシンチョーに行うことだ!
カジャ系が欲しいならカジャ無しとカジャ有りで合体させるとかな。
カジャ系もりもりにしたいならカジャ持ちをかき集めろ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fp0KEouakAYj4sJ.png
( ゚∀゚)「まぁ回復特化悪魔を作っておくのも悪くないと思うけどな。
爆弾とかを治せる薬はソーマとかくらいしかこの時代にはないはずだし」
-
メ ・)Д(・)「なるほど、それで仲魔も本来の力を発揮できるってわけですね。
回復と強化をまぜこぜにして中途半端はまずいと」
( ゚∀゚)「そういうことだ。
ついでに敵を弱らせるンダ系は継承できる悪魔がなかなかいないから、貴重だぜ」
(>´ω` <)「ふん、たしかにわかりやすく科学的な説明だ」
(;゚∀゚)「あっ!」
(;^∀^)「いやおれは体育会系だから、こういう説明はどうも…」
(>´ω` <)「体育会系の説明にしてはわかりやすくいい説明だったよ
スキル説明を見たが、例えば傷を癒すならメ・ディアラハン以外不要ということか。少しつかめてきた」
( ゚∀゚)b「な!?」 メ ;^)Д(^)
https://pbs.twimg.com/media/Fp0KFjtaUAEfv1S.jpg
─
( ゚∀゚)「よし、見せてみい!」
(>´ω` <) ハヤト 冷静、狡猾な悪魔を好む。
愚鈍や獰猛な一直線の悪魔にはキレることあり。
鬼神コトシロヌシ 魔法を反射 物理攻撃に弱い
マハ・ブフ マーキング テトラジャ デスバウンド メ・パトラ ラクカジャ
https://pbs.twimg.com/media/FTAtF8TaIAERxCv.jpg
幻魔ナタタイシ 破魔を反射 呪殺に弱い
ソニックブーム デ・カジャ 回し蹴り ミサイルパンチ 奥義マモリヤブリ ラク・カジャ
https://pbs.twimg.com/media/EzViEhbUcAM4s0J.jpg
(>´ω` <)「ナタタイシは呪殺に弱い。コトシロヌシのテトラジャでカバー。
一方でコトシロヌシは物理に弱い。ナタタイシを盾にする。
ナタタイシがやられれば前線でデスバウンドを振るう。盤石だ」
メ ;^)Д(^) ベンケイ 獰猛 友愛 愚鈍と気が合う。
冷静な悪魔はちょっと苦手。
外道マッドガッサー 呪殺を反射 破魔に弱い
パララマ(相手を麻痺) ベノンザッパー(毒斬り) タルカジャ
https://pbs.twimg.com/media/FCSA3bFUUAEi9ai.jpg
地霊ティング・カット 打撃・銃撃無効
ベイバロンの気 ドルミナー メ・パトラ タルカジャ
メ ;^)Д(^) 「すいません隼人さんに手伝ってもらいました。
暇なときにタルカジャかけてもらってわしが殴りに行きます!」
-
( ゚∀゚)「ベンケイなぁ…まぁこれからだしな!
っておい!講義にふけってたら深夜じゃねえか!寝るぞ俺は!」
メ ;^)Д(^) 「そうですね。ちょっと疲れました」
(>´ω` <)「だらしない。俺はちょっと悪魔を狩ってくるぞ。
すぐにくずれぬ盤石か試してくる」
( ゚∀゚)「おめーは退院したてだからだろ!
ちょっと待て」
(>´ω` <)「なんだ」
( ゚∀゚)「業魔殿から南西に、芝浜コアってモールがある。
そのCOMPを見せれば武器や防具を売ってくれるはずだ」
(>´ω` <)「気が向いたら寄る」
( ゚∀゚)「ケッ。死んじまっても知らんぜ。」
─
ネミ゚ー゚)( )ユ▽д▽ダ
すれ違い。
(>´ω` <)(変な髪色の女だな)
─
ベッド。
メ ^)Д(^) 「ZZZZZZZZZ」
(;゚∀゚)「ヴィクトルのじじいー!明日から部屋別にしてくれー!」
( ゚∀゚)(さてどうするか…親父達にこいつらを関わらせるとタイムパラドクスが起きるかもしれん。
もう一つのパラドクス要因の人形使いは消息掴めず…
起きたらどうするか?)
>>416安価
パラダイムXで情報収集
カツオ編に行く
-
カツオ編に
-
( )「なんだかんだで食った食った」
ヒト゚ー゚)ξ「怒りながら食べるご飯っておいしくないでしょ。
途中から和解できてよかった」
( )「ユダさんの人となりが知れて良かった。ありがとう」
ユ▽д▽ダ「別に礼を言われるような…
彼女は何か食事にこだわりがあるのか?」
ヒト゚ー゚)ξ「あ…私の家」
( )「彼女の家は幼い頃に母が…
父親は考古学者なのであまり家もいられないので、一人飯が多かったんです」
ユ▽д▽ダ「…すまない。配慮が足りなかった
これほど腹だけでなく心が満ちる食事はいつぶりだったか。つい口が滑ってしまった」
ヒト゚ー゚)ξ「気にしないでください。今は彼の家にたびたびお世話になっていますから。
そんなに寂しくないですよ」
ユ▽д▽ダ「血が繋がらなくとも…家族なのだな…あたたかい」
(>´ω` <) スタスタ
痩せぎすの男とすれ違った。
ヒト;゚ー゚)ξ「怖そうな人…」
https://pbs.twimg.com/media/Fp0e9kLaQAAG5PE.png
ネミ゚ー゚)『あの男、悪魔の血の匂いがするよ。
多分裏に用なんじゃない?』
ユ▽д▽ダ「同感だ」
男が一瞬振り返った。
https://pbs.twimg.com/media/Fp0e-RlaYAAKBck.png
「しかしどうしようか?俺達は一度アジトに帰るけど…」
ヒト゚ー゚)ξ「ユダさんはどうするの?」
「元とはいえファントムのサマナーだからな…メンバーがどう反応するか」
>>418安価
一緒にアジトに行って紹介する
しない
-
紹介する
-
「ユダさん、一緒に来てくれ。紹介したい人達がいます」
ネミ゚ー゚)「大胆ねぇ。さっきまで敵だった男よ?」
「もう敵意はないんだ。血迷ったら、俺が差し違えてでも止めるさ」
トレーラー。
(’ー`)y-「おお、お疲れのところ急に呼び出して済まない。
実はいい契約の話がまとまっ…
どなたですか?」
https://pbs.twimg.com/media/Fp5YIxhaMAEAwNW.jpg
ユ▽д▽ダ「ファントムサマナーのユダと申す。元、だが」
つJと
(;’ー`)y-「…!」
ユ▽д▽ダ「やはり私は厄介者なのでは…?」
ヒト;゚ー゚)ξ「ユダさん、このタバコ臭い人が私達のリーダーです。
実は少し前に、キャロルJに監禁されて殺されかけて怖い思いをしたの。
ユダさんのせいじゃないから気にしないで」
ユ▽д▽ダ「キャロルがか…
リーダー殿、元同僚がやった事とはいえ大変失礼なことをした」
90度体を曲げて頭を下げる。
「リーダー、あいつはもう襲ってこないよ。
プラネタリウムで完全に心を折ってやったから、サマナーとしては再起不能だろう」
(;’ー`)y-「そ、そうか…ファントムソサエティにも礼儀正しい人がいるんだね…」
8(□□)つ(;’ー`)y-「ランチ!」
後ずさるスプーキーを、ランチが引き留める。
8(□□)つ「いいじゃねえか。こいつらが生きて帰ってきてるって事は、悪い奴じゃないはずだぜ。
俺はコードネーム、ランチ。よろしくな。」
ユ▽д▽ダ「よ、よろしく…」
(’ー`)y-「ぼ、僕はスプーキー。よろしく」
-
「リーダー、契約の話っていうのは?」
(’ー`)y-「ああ、そ」
8(□□)「実はいい技術者のツテが入ってな。
ここから北にある、『EL-115』を知ってるか?
表向きはなかなか人気のあるクラブだ。」
(;’ー`)y-「ランチ…」
8(;□□)「あ、すまん」
(’ー`)y-「コホン。ゲホッ!
そこにレティキュリアンというDJがいる。
裏の顔は…凄腕のハッカーなんだ。
奴らのプログラミングは折り紙つきで、アルゴン社の門倉にも引けを取らないよ。」
ヒト゚ー゚)ξ「一緒に戦ってくれるんですか?」
(’ー`)y-「はは、ある意味ではそうだね。
君達の使っているソフトの改良を依頼した。
話は通してある。」
8(□□)「俺が連れてってやる。早速いこうぜ」
ユ▽д▽ダ「私はどうしようか…」
ヒト゚ー゚)ξつ「一緒に行きましょう!」
(’ー`)y-「それじゃあ彼は、君達に任せることになりそうだな」
https://pbs.twimg.com/media/Fp5YKlEacAE7hJ5.jpg
ユ▽д▽ダ「いや、スプーキー殿と少し話がしたいのだ。
よろしいかな?」
「構わない。これを機に交流を深めてくれるとありがたい」
(;’ー`)y-「ええー!僕だけ置いていくなよぉー!」
EL115前
( ,_ノ` )「潤之助!
…お前、家に帰ってこないと思ったら、こんなところでフラフラして…!」
https://pbs.twimg.com/media/Fp5n6gfaMAE2-0G.jpg
-
8(□□)「チッ!」
( ,_ノ` )「こんな若い子達を連れまわして…そんな子に育てた覚えは…」
ネミ゚ー゚)「ランチのパパなの?おじさん、こんにちはー!」
8(□□)「こんな奴に、挨拶するこたあねえ。中に入るぞ」
https://pbs.twimg.com/media/Fp5pOAiaUAEtI_9.jpg
( ,_ノ` )「潤之助!元気にしているのか!
ちゃんとご飯は食べているのか!
返事をしなさい潤之助!」
プチッ
8(#□□)「うるせえ!てめえみたいなきたねえ野郎、親とも何とも思ってねえからな!
俺を育ててくれたのはお袋だッ!」
胸倉を掴みかけたランチの手を、男が制する。
「ランチ、ここで騒ぎを起こさない方がいい。急ごう。
すいませんおじさん。」
( ;,_ノ` )「…」
「誰だい?今日は休業だよ」
ヒト゚ー゚)ξ「あの…私達スプーキーズの者なんですけど…」
α-へ-)「あら、あんた達がかい。
あたしはレティキュリアンのアルファ。よろしくね。」
β^ハ^)「いらっしゃーい。お待ちしていたわよ。
あたしが弟のベータ。
よろしくお願いね。うふ。」
スキンヘッドの兄弟が台の上に立っている。
ヒト;゚ー゚)ξ「よ、よろしくお願いします…」
β^ハ^)「スプーキーの知り合いっていうから、どんなキワモノかと思ってたら
かわいいじゃない。うふふ」
https://pbs.twimg.com/media/Fp5tK9EaUAkcvQL.jpg
-
α-へ-)つ「ほんと、あんたはかわいい男の子見ると、すぐそうね。
遠慮おし!」
https://pbs.twimg.com/media/Fp5tLoUagAA4VZ3.jpg
ゴツン
β;ハ;)「あーんいいじゃないアルファ!漢日照りなんだから!」
ネミ#゚ー゚)(かわいいってあたしじゃなくてこいつかよ…!)
ヒト゚ー゚)ξ「大丈夫?顔色が…」
「お、いや、ちょっと尻がムズ痒く…」
α-へ-)「大体の話は聞いてるよ。あんたのお宝をお見せ。
悪魔を召喚できるっていう、COMPをさ」
「どうぞ」
男が降りてきて手に取って見つめる。
α-へ-)「ふーむ…」
つっyつと
ネミ゚ー゚)「それ、こいつじゃないと動かせないよ」
α-へ-)「なんだって?生意気だね。バイオメトリクス認証でも使ってるのかい?
それになんだいこの文字は?うちのマシンと互換性は大丈夫なんだろうね!?」
β^ハ^)「ほほほ、スプーキーからサンプルもらって内部解析済みよ。
それにそれ、ルーン文字じゃない。アルファもまだまだねぇ」
α-へ-)「おだまり!…できるならいいんだ。
じゃあ、バージョンアップしてやるからあんたらが今使っているプログラムをおよこし。
コピーは違法だなんて、ハッカーのくせに無粋な事はお言いじゃないよ?
ほんとは他人の頼みなんか聞かない主義だけど、スプーキーの頼みだし、楽しそうだしね。」
β^ハ^)「あんたがブ男だったら、あたしは断ったけどね」
https://pbs.twimg.com/media/Fp5tMktaQAA0sBN.jpg
>ベータの男を見る目が怪しい…
β^ハ^)「ちょっと言語が厄介だけど、天才のあたしならなんとかできてよ。うふ。
さささ…」
即興でプログラムを組み始めた。
α-へ-)「まるっきりタダってわけにはいかないけど、実費で売ってあげるから感謝なさいな。
さて、どうすんだい?」
-
いくつかのソフトを売ってもらい、クラブを後にした。
β^ハ^)「あらん、もう帰っちゃうのぉん?じゃあ、またねぇー!」
https://pbs.twimg.com/media/Fp5tNaFaAAEmSoj.jpg
8(□□)「よう。用事は済んだか?俺は先に帰らせてもらう。
あの野郎のことは気にしないでくれ。じゃあな」
ヒト゚ー゚)ξ「あの野郎だなんて…自分のお父さんなのに…」
(*;ー;)「うわぁーん!」
https://pbs.twimg.com/media/Fp5ymYBaUAILoi9.png
「どうした!また真悟に殴られたのかユーイチ!」
(*;ー;)「スプーキー達がね…
タバコ吸わせてくれないんだー!」
ネミ;゚ー゚)「は?」
ユ▽д▽ダ「当たり前だ。一度道を外れた者といえど、未成年にタバコを吸わせるわけにもいかぬ。
副流煙も本来はいかんものなのだがな。
君にはほれ、ココアシガレットをやろう」
妙な蒸気を放った壺から出た管を、二人が吸っている。
(*^ー^)y-「わーい!甘くておいしい!遊佐のおじさんありがとう!」
ユ;▽д▽ダ「ユダだ。それとまた20代なのだが…」
ヒト゚ー゚)ξ「それが、タバコなんですか?」
(’ー`)y-「うん。水タバコっていうらしい。この人わかってるね。
仲良くやっていけそうだよ」
ユ▽д▽ダ「シーシャともいう。
交流を深めるために、ミスターサワムラのところからお借りしてきた」
プルルルル
ヒト゚ー゚)ξ「あれ、携帯鳴ってるよ」
「もしもし。なんだ母さんか。今日は泊まってい…」
J( ;´ー`)し『オーブリーの、オーブリーの様子がおかしいの。
お母さんどうしたらいいのか…
目を開けたままぼーっとして、とにかく、おかしいのよ。』
-
今回はここまで。
レティキュリアンシスターズ(男)ほんとすき。
-
乙
-
(’ー`)y-「ん?何かあったのか?」
「すいませんリーダー。ちょっと家に戻ります」
(’ー`)y-「あいよ。気を付けてな。
僕もちょっと調査に行くから、ユーイチよろしく頼むよ」
(*゚ー゚)「えぇ!?俺だけ!?」
ユ▽д▽ダ「…仕方ない。
ユーイチ君の面倒は私が診ておこう。
用事があるなら行くといい」
「すまない」
ネミ゚ー゚)「ねーねー、何か面白いことが起きてるの?
行ってみようよ!楽しそう!」
ネミ#゚ー゚)「え、なに?フキンシンだって?
ヒトミちゃんうるさいよ!あたしに指図しないで!」
ユ;▽д▽ダ「…精神科を一度オススメしたいのだが」
あかね台
ヒト゚ー゚)ξ「お邪魔します…」
J( ;´ー`)し「ああ、帰って来てくれたのね。
オーブリーの様子がね、おかしいのよ。
部屋の前に置いてたご飯が手つかずになってたから、おかしいと思ってドアを破ったんだけど…
起こるどころか、何も反応がないの。
今あなたの部屋にいるわ。見てやってちょうだい」
https://pbs.twimg.com/media/Fp-xbu1agAYbdsq.jpg
「相変わらずの汚部屋だな」
ヒト゚ー゚)ξ「あなたがスプーキーズに入り浸ってるからでしょ」
「いや、オーブリーが悪い。俺は帰るたびにちゃんと掃除はやっていた」
ヒト゚ー゚)ξ「オーブリーちゃん!オーブリーちゃん!」
肩をゆすってみる。
オ゚ ⊿ ゚ブ「…」
-
ネミ゚ー゚)「ダメね。この子全く意識がないじゃない。」
ヒト゚ー゚)ξ「そんな…オーブリーちゃん!オーブリーちゃん!
どうしよう…」
ネミ゚ー゚)「」というかこいつ、あの夜に襲ってきたキチガイじゃない?
うっすら見えたピンク髪、そこにあるバット!間違いない!」
ヒト゚ー゚)ξ「ええ…なんでオーブリーちゃんがそんなこと…」
ネミ゚ー゚)「あんたの妹じゃなきゃここでぶっ殺してるところよ。
例の仮面野郎といい、なんであんたの周りにはイカれた奴しかいないのよ!」
「俺だって、こいつが男だったらぶん殴ってやりたい気分だよ。
すまない、ヒトミ。ネミッサ。」
ヒト゚ー゚)ξ「でもなんだろう…違和感…
なにかこんな状況…どこかで…」
「PCがつきっぱなしだな。誰が電気代を払うと思ってるんだ。
俺も生活費出してるんだぞ
…なんて嫌味言っても、動じないのか」
ヒト゚ー゚)ξ「今PCに映ってるのって、パラダイムXね。
映画館のVR美術館みたい。
パラダイム…X…
…あ!そうだ!
君よ!」
「俺?」
ヒト゚ー゚)ξ「なんで気付かなかったんだろう。君もこうだった!
オーブリーちゃんがなってる状態って、ヴィジョンクエストを受けてる時の君にそっくりなの。」
ネミ゚ー゚)「ちょ、ちょっと待ってよ!
この子までヴィジョンクエストを受けてるってこと?」
ヒト゚ー゚)ξ「きっと、パラダイムXでレッドマンに出会ったのよ。
私に考えがあるわ。アジトに戻りましょう」
J(;´ー`)し「お、オーブリーはどうだった?」
「PCのやりすぎで少し眩暈がしてるみたいだ。
意識がハッキリするまで放っておいてやってくれ。また暴れるからね」
-
ユ▽д▽ダ「おかえり」
「ただいま。ユーイチは?」
ユ▽д▽ダ「眠いからって帰っていったよ。私は留守番さ」
ヒト゚ー゚)ξ「…オーブリーちゃんは、パラダイムX中に意識を失った可能性が高いわ。
そして君もそうだった。パラダイムXでレッドマンに会って、ヴィジョンクエストを受けている。
きっとパラダイムXに何かあるのよ。
ネミッサの力でダイブすれば、オーブリーちゃんを助けられるかも。」
ネミ;゚ー゚)「ちょ、ちょっと待ってよ。
なんでネミッサがそこまでしてあげなきゃいけないわけ?」
ヒト#゚ー゚)ξ「あなたもレッドマンの事は気になるでしょ?
今行けば、また会えるかもしれないじゃない。
なんのつもりか知らないけど、オーブリーちゃんまで巻き込むなんて許せないわ。」
「PCは美術館で止まってたな…オーブリーの意識はそこにあるのかも」
ネミ゚ー゚)「なんか乗せられてる気もするけど…
いいわ。今回は助けてあげる。」
ユ▽д▽ダ「ん?パラダイムXに行くのか?
ならばいい情報がある」
ネミ゚ー゚)「なによ?」
ユ▽д▽ダ「ファントムがパラダイム内に、悪魔トレードシステムを置いたらしい。
サマナーネットに書いてあった。
パスワードはTNXDVL」
https://pbs.twimg.com/media/Fp-xc0wagAAzUxz.jpg
「サンクスデビル…悪魔に感謝か。
いい趣味してるよ、あんたの元組織」
ヒト゚ー゚)ξ「イライラしないの」
ユ▽д▽ダ「私はパラダイムXにあまり興味はないが、行くならば寄ってみるといい。
少し寝かせ…」
とネミ゚ー゚)つ「行くよ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fp-7xpTacAAfXFs.jpg
ユ▽д▽ダ「え、何…うわああああああ!」
-
─
「今、私達は苦しい時代を迎えています。
物質は豊かになりましたが、その分精神が弱くなってしまうのです。
しかしそれは試練であり、大いなる平和へ導かんとする
全ての主のおぼしめしなのです。
さあ、今こそ汚れた魂を捨て、主の御許へ還りましょう。
悩める全ての魂を、主はお救いくださいます…」
https://pbs.twimg.com/media/FqIrRIbaYAAC_kI.png
https://pbs.twimg.com/media/FqIrSJAaEAEQOro.png
https://pbs.twimg.com/media/FqIrTKPaEAARW6Y.png
(>´ω` <)「宗教が自殺を進めるとは、世も末だな。
天海市が平和を謳歌している一方で他国では混乱のさなか。
悪魔の仕業といっても不思議じゃねえぜ」
https://pbs.twimg.com/media/FqIrUB0aIAAZAR1.png
( ゚∀゚)「単純にお前らの時代が頭おかしいんじゃねえの?」
メ ;^)Д(^) 「時代?」
(;゚∀゚)「い、いや、なんでもねえ」
( ゚∀゚)(ベンケイの野郎、アホなんだが妙にカンがさえるからな。
下手な事を口に出したら終わりだぜ)
メ ;^)Д(^) 「しかしあの黒い人、なんだったんでしょうね。
あれから全く見ませんが」
( ゚∀゚)「趣味でヒーローやってるキチガイだろ。」
(>´ω` <)「お前はあの時、何故消えたのか?
加勢かと思ったが身構えたが、何もなかったからベンケイをボコボコにしちまった」
( ゚∀゚)「俺何秒くらいいなかった?」
(>´ω` <)「ん!?頭ぶん殴られたおかげさまでよく覚えていないが、長くて一分だったろうな」
( ゚∀゚)(ウソだろ…あの体感時間は一分なんてゆうに越えてる。
地獄のカマを襲ってる悪魔どもをフッ飛ばして…
そういや動いてるのは俺の意志でも俺の体じゃなかったな)
( ゚∀゚)「ちょっとパラダイムX潜るわ」
(>´ω` <)「腕がなまってる。またちょっとシーアークに行って来る。ベンケイもだ」
( ゚∀゚)「また壁ぶち壊すんじゃねえぞ。タイガーのもみ消しがなきゃマジでやばかったからな」
─
-
ユ;▽д▽ダ「なんだこれは!」
つ と
両手を見つめる。
ユ;▽д▽タ「私の体はどこに行ってしまったのだ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FqN9GBYaEAIj3FA.png
ネミ゚ー゚)「大丈夫よ。あんたの体は表面上はアバターにしてあるから。
ファントムの奴らに見つかることはない」
ユ▽д▽ダ「…説明願おう」
─
ユ▽д▽ダ「なるほど…彼女の力でパラダイムXに直接入ったというのか。
ネミッサという悪魔がとりついているという…だから二重人格のような様子だったのか」
ネミ#゚ー゚)「人…悪魔のこと悪霊みたいに言わないでくれる!?黒焦げにするよ!?」
ヒト゚ー゚)ξ『ッ実際悪霊みたいなものじゃない!私の体なのに!』
「VR映画館に行こう」
ネミ゚ー゚)「そうだった。レッドマンの奴、一度くらいぶっ飛ばしてやらないと気が済まない!
…だったっけ?ヒトミちゃんの主張は」
ユ▽д▽ダ「…先に王国屋に行かないか?
ここまできたら悪魔トレードシステムも気になる」
「始まるよー!ロク五郎と愉快な仲魔達!」
https://pbs.twimg.com/media/FqN74NXaMAArrq1.jpg
ユ▽д▽ダ「なぁ…接続の安全性は確立されているのか?
ログアウトしたら死んでいた、なんてことは」
ネミ゚ー゚)「ここで死なない限り、大丈夫だと思うわよ。
体ごとこっちに来てるんだから」
ユ▽д▽ダ「なぁ。では手薄になったアジトの防衛はどうするのだ?」
─
「博士から邪魔者を始末しろって言われたけど、誰もいないっきィー。
バナナがないか探してから戻…」
「悪いがここで死んでもらおうか。ファントムサマナー」
https://pbs.twimg.com/media/FqOFMeRXoAE-yyA.jpg
-
https://www.youtube.com/watch?v=pE0eBr9jPKo
1.25倍推奨
(・ェ・)「能なしやろうども、特攻だキーッ!邪魔者は殺してしまえー!」
https://pbs.twimg.com/media/FqOFhJRXoAEJzTj.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FqOFh5tWYAAUnei.jpg
『KAMIKAZE』
『KAMIKAZE』
『KAMIKAZE』
『KAMIKAZE』
『KAMIKAZE』
(;・ェ・)「なんで効かないッキー!
この集団肉弾大喝采が!」
( ゚皿゚)「『死ねない』んだよ。俺は」
( ゚皿゚)つ「そろそろいいか?」
『CHNEIDN-AXT』
特技で耐力を使い果たした妖魔・ロルウイ達が斬り刻まれてゆく。
(;ェ;)「オイラ一人とか、やってらんねー!
ムッキー!」
https://pbs.twimg.com/media/FqOFjJAWYAEy01f.jpg
(;・ェ・)「戦線離だ…」
( ゚皿゚)つっ-l--゙
https://pbs.twimg.com/media/FqOJDwkX0AACMZh.png
(・ ェ・)「え゛」
https://pbs.twimg.com/media/FqOFj69XgAs1KIf.jpg
猿サマナーの胴が寸断される。
『どうしたんやロメロ!応答せや!』
( ゚皿゚)『ドクター・スリルか。ファントムから今すぐ手を引け。
でなければ二上門の研究所まで乗り込んでいくぞ』 バキ
通信機を握力で砕く。
─
-
おつ
-
ユ▽д▽ダ「知力10相当の悪魔か…いるか?」
「合体事故でできた和魂(ニギミタマ)が該当するみたいだ」
ヒト゚ー゚)ξ「せっかくだし、やってみましょうよ」
─悪魔転送中─
「知力があるものは美しい…
我がコレクションに加えるとしよう。
この女神を受け取ってくれ」
https://pbs.twimg.com/media/FqN75T3aEAAj4pV.jpg
「おお!女神!」
ヒト゚ー゚)ξ「ねぇ、なんか情報も送られてきたよ。」
「威霊・狂神は…なになに…」
「ユダさん、ちょっと失礼するよ。
全書から引き出したこの悪魔とで…」
https://pbs.twimg.com/media/FG9u1epacAYHN4h.jpg
「COMP合体…スティーブン起動!」
https://pbs.twimg.com/media/FqN76XracAAjfa0.jpg
ユ▽д▽ダ「おお…?ライトとダーク悪魔が合体しただと?」
「魔神・女神・破壊神・地母神・魔王・邪神・死神のいずれを材料にしたら
新月で威霊、満月で狂神ができると書いてあった。
強そうな悪魔だ」
ユ▽д▽ダ「うむ。これから乗り込む場所がわからないだけに、戦力増強は大きいな。
女神スカアハの回復魔法とラク・ンダも魅力的だが、そこはシルキーとトケビでカバーしよう」
ネミ゚ー゚)「…」
「ネミッサ?」
ネミ゚ー゚)「ちょっと前言撤回。
なんか悪魔のこと軽々しく扱いすぎじゃない?
人間はペットの事とかは大事に大事にするのにね。」
-
「…新しい発見ではしゃいだ。すまなかった」
ネミ゚ー゚)「ジョーダンよ。ジョーダン。
さあ行くわよ!レッドマンをぶっ飛ばしに!」
(^W^)「VRでヒー」
「VR美術館」
(^W^)「」
https://pbs.twimg.com/media/FqYnvG1aUAEWW3h.jpg
https://www.youtube.com/watch?v=raBYSdTunoY
ヒト゚ー゚)ξ「ここに来るのは久しぶりだね。
あまり様子は変わってないみたいだけど…」
「しかしまずいぞ。オーブリーがどんなアバターか俺達は知らん。
男のアバターなんかだったら、完全に見失う」
三人はあてもなく美術館の中をさまよう。
ユ▽д▽ダ「…手がかりなしか」
ヒト゚ー゚)ξ「前は映画館に行けば、レッドマンがヴィジョンクエストに導いてくれたはずなんだけど…
オーブリーちゃんは既に連れ去られたってこと!?
一般人がいきなり受けたら、ヴィジョンクエスト内で死んだら現実でも死んじゃうかもしれないんだよ!」
ユ▽д▽ダ「どういうことかな?
君達は武蔵殿のビジョンクエストを受けたはず。
その…武蔵殿が死んだのまで見届けたなら、君達はどうして生きている?」
「わからないが、道中で死ぬとアウトなのかもしれない。
対象者の最後を見届けたらクリア扱いなのかもしれない」
ヒト゚ー゚)ξ「どっちにしても、オーブリーちゃんが悪魔との戦いに耐えっられるほどのソウルがあるかわからないし
手あたり次第にファントムに対抗するサマナーを生み出そうとしてるのかもしれないけど…
同意もなくやるなんて横暴だよ!!」
(・ハ?)「いよー、兄弟!
何シケたツラしてんだぁ?
俺はジャグラー、よろしくなっ!」
https://pbs.twimg.com/media/FqYm6qSacAAZ5bp.jpg
-
火の輪をいじる道化が立ちはだかる。
ネミ゚ー゚)「何よあんた。ネミッサたちに何か用…?
あんた、嫌なにおいするわね!」
https://pbs.twimg.com/media/FqYm7r-acAA35oA.jpg
(・ハ?)「ククク、あんたのツレは口が悪いな、兄弟!
ま、それはさておき…あんたのシケたツラの理由はだな…
いや待て言うな。俺が当ててやろう…。
ズバリ!大事な妹を探しに来たんだな?」
「!」
(・ハ?)「その様子だと図星みたいだなぁ。
焦るよな?だってこのままほっといたら、アンタの妹は
永遠に意識が戻らねえんだもんな。」
(・ハ?)「当然、助けたいよなぁ。
くー、泣かせるいい兄貴だよ。
そこで俺様が手助けをしてやろう。
簡単だ。俺様とチェスをするんだよ。」
ネミ#゚Д゚)「ふざけんじゃないわよ!!
なんであんたなんかとチェスなんてしてる暇があんのよ!」
(・ハ?)「うるせえ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FqYm_ODakAIeQ98.jpg
周囲を威圧する一喝が空気を冷やす。
ユ▽д▽ダ
っ-l--゙
(・ハ?)「お前らに選択肢なんてねえんだよ!
それに俺は兄弟と話してるんだ。そうだよなっ?
そこの兄さんも構えないでくれよ」
「…どうすればいい」
(・ハ?)「俺、チェスの絵をねぐらにしててさ。
その奥のボードルームってとこに。チェスボードを置いてあるんだなぁ。
そこに、3つの駒を置いてチェックメイト。
それができたら、アンタの勝ちだ。
-
一つは、俺が持ってる。
あとの二つはこの美術館の絵の中のどっかにあるから、探してみな。
三つ揃えなきゃ。意味がねえからよ。
精々頑張りな、兄弟。
ヒャーッハッハッハ!」
道化師は軽快なステップで立ち去った。
ネミ゚ー゚)「くそ、ふざけた奴ね!
構うこたないわ!手あたり次第探しましょう!」
ヒト゚ー゚)ξ「あれ、ちょっと見て…」
https://pbs.twimg.com/media/FqYl-njaMAA9LeX.png
ヒト゚ー゚)ξ「外国の聖堂にあるような絵だわ。
これはきっと、フランスの英雄ジャンヌ・ダルクじゃないかしら」
「この絵の中クエストを受けているということか?」
ネミ゚ー゚)「わからないけど、善は急げよ!
絵の中に入れるっていうなら、試してみよ!」
ユ;▽д▽タづ「ぐあっ!」ビリビリ
先んじて絵に触ったユダが苦悶する。
ヒト;゚ー゚)ξ「ユダさん大丈夫!?」
ユ▽д▽ダぐ…どうやら強力な結界が貼られている。妹君がいる可能性は高そうだ「」
つ と
ネミ゚ー゚)「・・・ごめんなさい。アタシが先走ったせいで」
ユ▽д▽ダ「気にするな。こう見えても痛みには強い。戦士だからな」
川’ー`川「ここに毎日来てる女の子。その絵の中によく入ってるよ。
今日も来たんじゃないかな。
よっぽどあの絵が、好きだったんだな…
でも、もう どうでもいいや…そんなこと…」
男の目はうつろだ。
ネミ゚ー゚)「疲れてるみたいだけど、ログアウトしないのかしら」
ユ▽д▽ダ「そんな事をする思考力も薄れているのかもしれぬ。
かの空港のような邪気にあてられているのか。
パラダイムX…」
-
https://pbs.twimg.com/media/FqYlIcuaAAA-o1X.jpg
「気を確かに持ってくれ。情報ありがとう。
その女の子がオーブリーである確証はないが…
ジャグラーの提案に乗るしかなさそうだな」
ネミ゚ー゚)「あーめんどくさい!
罠だったらビリビリ返ししてやるから!ユダの恨み!」
虱潰しに絵を探していく。
ネミ゚ー゚)「魔力を感じる。
ここ怪しいよ。幽滝だって。」
https://pbs.twimg.com/media/FqYnAQ_aMAAHvjh.jpg
手を振れると、三人は絵に吸い込まれていった。
ゴツゴツした岩の洞窟。
ネミ;゚ー゚)「あれ?ネミッサたちって、滝の絵に入ったんだよね?
それがなんで、こんなトコに…??」
https://pbs.twimg.com/media/FqYnBNbaEAIij1U.jpg
ユ▽д▽ダ「なんだか湿っぽいな。滝の裏ではないだろうか?
しかしダイブというのは凄いな。バーチャル空間が現実の様に感じる」
ネミ゚ー゚)「そうか!さすユダだね!」
ユ▽д▽ダ「…サマナーになってからあまり褒められたことはないものだから,、こそばゆいな。
ファントム時代は私の強さに縋りつつ、裏に馬鹿にするような雑魚ばかりすり寄ってきたからな」
https://pbs.twimg.com/media/FqY98MmaMAAktlZ.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FqY9899aYAIPFP_.jpg
( )つ〇「見晴らしの玉を使うよ」
COMPに表示された簡易マップを身ながら、そのまま北を進む。
ネミ゚ー゚)「あからさまに怪しい行き止まりね…宝物庫…って書いてあるよ。
じゃあドアの向こうのここにコマがあるんだ!なんだラクショーじゃん!」
https://pbs.twimg.com/media/FqYnLycaAAAMxpS.jpg
ネミッサが扉に触れると、丸状に切り取られた扉がぽっかり穴を開ける。
ネミ>ー<)つ「うーん、手が届…いた!」
>「ナイトのコマ」を手に入れた。
-
ヒト゚ー゚)ξ「あっさりだね。もう一つ目ゲットだなんて」
「見てみろ。この何か扉に文字が…それにこの切り口…」
男が顎に手を当てる。
『開門…なき…べからず。』
ヒト゚ー゚)ξ「何か文字が書いてあるね。開門…べからず…」
ユ▽д▽ダつ「あまり触らない方がいい。滑らかな断面はたやすく手を切るぞ。
といっても、籠手さえ装備していればそうそう…」
(この鋭利で丸い切り口…空港で会った仮面の男…?)
『(■│■)っ-l--゙ 〇「一気に決めるぜ!虚空ッ!」』
ネミ゚Д゚)「まさか…!?」
https://pbs.twimg.com/media/FqatvcPaYAAd0vH.jpg
ネミ#゚Д゚)「これ偽物じゃないでしょうね!?
ジャグラーの野郎、ぬか喜びさせてどっかであたしらを笑ってんだ!
チッ話がうますぎると思ったわ!ジオ!」
https://pbs.twimg.com/media/FqatwIHaIAAryrx.jpg
怒りにかられて電撃を放つが、コマは微動だにせず壊れる気配もない。
「落ちつけ。あのお調子者っぽい奴のことだ。
このコマはおそらく本物なんだろう。
ここで油断させて二つ目のコマが鬼門とか…十分にありえる話だぜ。
チャクラドロップはあるが、無駄に力を使うんじゃない」
ユ▽д▽ダ「さあ行こう。妹君を助けに行くのだろう。
君らが話し込んでいるうちに、帰り道の悪魔は一掃しておいたから」
ヒト゚ー゚)ξ「色々探し回ったけけど、あとはこの絵くらいかな…」
>『ストレンジエリア』
https://pbs.twimg.com/media/Fqa1VtUaAAExhAI.jpg
-
〜( ∵)〜「!わチんこ」
https://pbs.twimg.com/media/Fqa1WZyaIAASh36.jpg
ヒト;゚ー゚)ξ「きゃ!なに…これ?生き物?
喋った?でも何を言ってるのか…」
〜( ∵)〜「?たケヤぶやけタ」
https://pbs.twimg.com/media/Fqa1XXdacAErmLq.jpg
ネミ゚ー゚)「なーに言ってんのか全然…あっ!
わちんこ…?タケヤブやけた…?」
( ;)つ「いやネミッサさん!ちょっとCEROが上がっちゃうから…!」
〜( ∵)〜「…ラなよさ」
ネミ゚ー゚)「あっ、行っちゃった。
でもなんか可愛い。ね?」
「ボーリングの玉みたいだな。昔はよくヒトミやオーブリーとも…」
ユ▽д▽ダ「感傷に浸っているところ悪いが。今のは回文というものではないか?
言葉を逆さに読むんだ。まぁ一種のアナグラムのようなものだろう」
悪魔とエンカウント。
敵意はないようだ。
『オ主 コノ場所ヘ紛レ込ンデキタヨウダガ…何用カ?』
https://pbs.twimg.com/media/ELHWVthUYAAE117.jpg
「大事な人を助ける為に来ました」
『同族カ?人間モ悪魔モ 大事ナ者を助ケル為ナラ命ヲ惜シマヌ、トイウコトカ
我ハ 気ニ入ッタ 奴ニハ会ッタカ?』
「あの変な生き物のことですか」
『奴ノ言葉ハ一見意味不明ダガ ヨク注意シテ聞ケバ 突破口ハ開ケルダロウ
ワープスル床ニは十分気ヲツケルノダ 迷ッテ骸ニナラヌヨウニナ
若人ヨ マタ会オウ』
悪魔は去っていった。
「親切な悪魔だったな」
-
迷い続けて数十分。
ヒト;-ー-)ξ「それにしても熱いわね。ここ?ジッとしているだけで汗が出てくる…
なんかずっと、同じ場所を歩いているような…」
https://pbs.twimg.com/media/Fqa1YDBakAIF_vW.jpg
ユ;▽д▽ダ「実体化の弊害か。じわじわと体力を削られているような…」
ネミ゚ー゚)「ターバン脱げば?」
ネミ゚ー゚)「でもヒトミちゃん。今更気が付いたの?
この絵の世界に、果てがないってこと。」
https://pbs.twimg.com/media/FqbsQKUacAEhsqg.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FqbsRESaEAAxuwK.jpg
ヒト;゚ー゚)ξ「え?」
ネミ゚ー゚)「ボケっと歩いてると。死ぬまで同じ方に向かって歩かされるわよ。
多分、端へ行けば対極の端っこに飛ばされる、一種の閉鎖空間なのかもね。」
https://pbs.twimg.com/media/FqbsR2OaMAEezxm.jpg
ヒト;゚Д゚)ξ「閉鎖空間?
それって、メビウスの輪の表と裏みたいなものかしら?
このまま閉じ込められたら、まずいわよ!」
https://pbs.twimg.com/media/FqbsSrwaUAEEp-9.jpg
(# )つ「くそっ!」
男が苛立たしげに壁を殴る。
「早くしないとオーブリーが手遅れになるかもしれないのに…こんなところで足止めを食ってたまるか!」
ユ▽д▽ダつ「落ちつけ。あの妙な生き物は敵ではなさそうだった。
アドバイスをもらい、無尽のワープゾーンをうまく切り抜けてコマを取るしかあるまい。
オートマップも使えんから、目印を決めた方が良いな…
私が目立つところに立っていよう。
シルキー、彼らの護衛を」
シ*^ー^ル「ユダ様みたいになりたいわ」
〜( ∵)〜「!イイガルガマニニシニ」
〜( ∵)〜「!ロエガンカデンブジ」
ヒト゚ー゚)ξ「やったね!ユダさんのところに戻ろう!」
>『ルークのコマ』を手に入れた。
-
ユメ▽д▽ダ「ほどほどにかかったな」
シ*゚ー゚ルつ「ユダ様!回復を!」
「くそっ!まだ入れないのか!」
ネミ゚ー゚)「落ちつきなさいよ。まだチェックメイトが済んでないじゃない。」
「あ、そうか、ジャグラーのねぐらに…コマを置かないと…」
ユ▽д▽ダ「気持ちはわかるが、はやるな。ヒールスポットを探して少し休もう」
>窓辺のチェス
https://pbs.twimg.com/media/FqcEUmlaQAAXf-C.jpg
ネミ#゚Д゚)「ここね!あのサイコ野郎ジャグラーのねぐらは!」
ネミ;゚Д゚)「…に、しても、シュールな世界。
なんでチェスの駒のオブジェにピーカンの空なわけ?
なんか、ネミッサついていけない…」
https://pbs.twimg.com/media/FqcEVlxaMAAC2mh.jpg
>「ディクローズの石」を手に入れた。
「王様の道を進め…か」
ネミ゚Д゚)「うわっ!飛ばされた!」
ユ▽д▽ダ「足元を見たまえ。キングの絵が書いてある床を歩いていけば問題なかろう。
さしずめジャグラーとかいうのは、ここの絵のキング気取りのようだな」
https://pbs.twimg.com/media/FqcEWTPaYAAhYd8.jpg
大広間。
(・ハ?)「よぉ!兄弟!
まさかあんたに、本当にナイトとルークのコマが集められるとはねぇ。
しゃーない、俺の持ってるビショップのコマはあんたにやろう。 どうだい。欲しいんだろ?」
ネミ゚Д゚)「約束は約束よ!よこしなさいよ!」
(・ハ?)「いいぜ。その素直さは大事だぜ。気に入った。
しかしお代はもらうがな」
身震いがし、男は構える。
「お代?」
(・ハ?)「アンタらの命はオイラのものさ。」
-
ユ▽д▽ダ「来るぞッ!悪魔召喚用意!」
つ Jと
(・ハ?)「素直さは小学校のジョウシキ、つまらない意地を張らないのは社会の常識。
そして自分以外のモノは信用しない!
これゲームの常識だぜ!ハッハッハッハー!」
https://pbs.twimg.com/media/FqcGpUCacAEBZHz.jpg
チェスと心臓を天秤にかける戦いがはじまった!
オ -皿-)つ「からたけ割り!?だよなぁぁぁぁ!」
手に持つ槍と軽快なステップで邪鬼に立ち向かう。
https://pbs.twimg.com/media/FqcSFrRaQAARtqo.jpg
「あまり効いていないぞ!」
ユ▽д▽ダ「ラームジェルグは物理攻撃にはめっぽうつよいのだ。体中に刺さった武器が盾となり剣となる。
だが、剣が刺さったキズ口は癒えていない。そこを…」
(・3?)「魔法か?そりゃないぜ!ヒャハハハは!」
https://pbs.twimg.com/media/FqcSNkJaYAA8bcf.jpg
道化師のふざけた囁きが、全員の口を塞ぐ。
ネミ゚Д゚)(…!詠唱できなきゃ魔法が使えないじゃない!)
「だが!お前達も使えないんじゃないのか!?」
敵の剣を必死に防ぐ。
(・ハ?)「ところがどっこい!俺達は平気なのさ!
耳ふさいどくんだったな!」
『MAHA-ZAN』
https://pbs.twimg.com/media/FqcSgdoaEAMi62-.jpg
ユ▽д▽ダ「ぐう」
つと
衝撃波に切り裂かれる。
(^ハ?)「ほらぜーんぜん痛かねえだろう?じわじわと嬲り殺してやるぜ。
こんな有様で俺をたおすだと!?ギャーッハッはハッハ!」
https://pbs.twimg.com/media/FqcSpHRaMAEGUML.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FqcSlklaIAEVIkS.jpg
ユ▽д▽ダ「なめるなよ。
ネミッサ。魔法は私がどうにかする。ハチダイオウに酒をたらふく飲ませてやってくれ。」
-
( ´>`)つ「召喚師殿に勝利を!」
つ
『GUARD BREAK』
奥のジャグラーに突きをかます。
防御態勢が崩れた。
ネミ;゚Д゚)つ「ほらほら飲んで飲んで!」
ユ▽д▽ダ
つ◇と
『Dis-CLOCE-STONE』
ひし形の石を砕くと、重苦しい沈黙の場が解除された。
https://pbs.twimg.com/media/FqcX1u0aIAApM5U.jpg
(・ハ?)「へえ、隠してたブツを見つけるとあなぁ。
これでなきゃ戦いは面白くな…」
( )つ「液化窒素ボンベ!」
https://pbs.twimg.com/media/FqcYA6dacAEhJBx.jpg
邪鬼達が凍り付く。
ネミ゚ー゚)つ「お返しよ!マリンカリン!」
https://pbs.twimg.com/media/FqcYMNiaAAE1fo9.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fqcb6WCaEAAiag6.jpg
魅了攻撃の連打により、邪鬼達は自刃を始めあっという間に全滅した。
オ -皿-)つ「決めるのはうぉれだああああ!!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fqcb9PJaIAApDyb.jpg
猛攻にジャグラーがたたらを踏む。
(・ハ?)「へへ…なかなかやるじゃ…!」
つと
『GUARD』
『GUARRRRRD BREAK!!!!』
https://pbs.twimg.com/media/Fqcb-d4aQAAVaDN.jpg
(・ ハ?)「ヒャハはハハハ!オれは死ぬのか…!」
道化師は自分の負けが信じられないといった様子で折れ曲がった体を見た。
>『ビショップのコマ』を手に入れた。
-
ハ?)「破ハハハハハ!この後ロの部屋でチェスをやってたの・・さ…
ウソだと思うなら行ってみ…な…
妹を見つけたからって連れ帰ってハッピーエンドになるるるるるとはははははカギらないがな…
ひゃghfdbhfddfdd!」
ジャグラーは壊れた機械のように動かなくなった。
ユ▽д▽ダ「力の滾りを感じるぞ…私は更に強くなる!
つ と
https://pbs.twimg.com/media/Fqcd-b0aAAAlWYo.jpg
ヒト゚ー゚)ξ「ユダさん、やっぱりお強いんですね。
魔法を封じられた時はどうしようかと思いました」
ユ▽д▽ダ「君とネミッサがハチダイオウに酒を飲ませてくれたおかげだよ。
彼のドランクスマイルという特技は、酒を飲めば飲むほど冴えわたる魅了の舞だ。
いわば酔拳のようなものだな」
「急ごう。ジャグラーは嫌な奴だったが、言ってる事は本当だと思う。」
三人は広間を抜け左折し、奥の部屋へ向かう。
「チェックメイト!」
https://pbs.twimg.com/media/FqceAP7aIAAyyYW.jpg
ヒト゚ー゚)ξ「ジャグラーの言ってたとおりなら、
オーブリーちゃんをこれで助けることができるはずよ。」
急ぎ足で窓辺のチェスを出る。
道中、人型が抜け出したような空白の絵があった。
ヒト゚ー゚)ξ「あれがジャグラーのいた絵なのかしら…
パラダイムXの謎の力で具現化したのかな…?」
ジャンヌ・ダルクの絵画の前に立つ。
ユ▽д▽ダ「フン!」
っ-l--゙
ユ▽д▽ダ「結界は溶けているようだな…
準備はいいか?
悪魔がいたら洒落にならん」
「俺はできてる」
できるだけの悪魔を呼び出し直す。
ユ▽д▽ダ「行くぞ!!義の為に!!」
-
オ゚⊿゚ブ「それに、昔の友達なんて、肝心な時にアタシのそばにいてくれなかったクズばっかじゃん。
乗り換えて何が悪いの?」
https://pbs.twimg.com/media/FqdS3HgaYAANApa.jpg
ヒト;゚ー゚)ξ「マリちゃんがね…マリちゃんが亡くなった時は…お葬式とかでみんな忙しかったの。
あなたやシック…マリちゃんのお父さんの憔悴しきった顔だってあなた覚えてるでしょ?」
オ-⊿-ブ,「そんな単純なことじゃなかった。兄貴はいつまで経っても単純だけど」
https://pbs.twimg.com/media/FqdVUmWakAILmxB.jpg
「そうかもな。
でも父さん母さんも俺も、ヒトミも、お前を大事にしなかった、愛さなかった事なんてなかったよ
なんでヒトミや母さんにあんなことができるんだ。血が繋がってないからか?」
「ヒトミだってお母さんをなくしてお父さんとも離れ離れ。お前だって知ってるだろ。」
オ-⊿-ブ「大事なのはみんな同じだろ…」
https://pbs.twimg.com/media/FqdWCzmagAA7MBm.jpg
オ゚皿゚ブ「アタシだってヒトミちゃんを大事には思って無くないよ。
だからアタシが危険なことしないように警告して守ってやってるんだよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FqdWYkbakAgLVU1.png
三者とも声のトーンが大きくなる。
「意味が分からん。ヒトミを傷付けて、何から遠ざけようっていうんだ
お前がヒトミに謝って、家に帰って、母さんに謝るまで俺はてこでも動かない」
オ゚⊿゚ブ「は〜あ。もういいわ。しつこいんだけど
マリちゃんが死んだ時、アンタはすぐ立ち直ったもんね。
まるで最初からいなかったように」
オ-⊿-ブ「アタシが毎日来てるのはね。
今になっても、どうしたら心が安らぐのか…ずっと模索してるってわけ。
今日もどうやら安らぐことはないみたいだけど。」
ユ▽д▽ダ(phantomPaine)
オ゚⊿゚ブ「」
-
厳かな、そしてどこか邪な感じのする教会に入った。
いかつい牧師が説教中だ。
ヒト゚ー゚)ξ(オーブリーちゃんはいるみたいね。見て!あのピンクの髪!)
(ああ…アバターもなしとはな。俺達も解除してはいるが)
ユ▽д▽ダ(あの子が妹君か?
私は部外者だから、トラブルにならないように入口で仲魔達と待っているよ)
(ありがとう)
ヒト゚ー゚)ξ(他の参拝者の人達もいるから、そっと後ろから近付きましょ)
(あの牧師はレッドマンではない気がする…彼はいつも動物のアバターでやってきていたからな)
ヒト>ー゚)ξ(じゃあビジョンクエストじゃないのね!善は急げよ!)
(オーブリー…オーブリー!)
https://pbs.twimg.com/media/FqdOeCcaIAE7X78.png
オ゚⊿゚ブ「…?」
オ;゚⊿゚ブ「んなっ?アンタら!?な、何しに来たの!?」
(大声を出すな。お前を助けに来たんだ。
現実のお前は俺のパソコンの前で意識がなくなってるんだ。
これ以上、母さんに心配かけるな)
オ゚⊿゚ブ「またその話?アンタらに関係ないだろ。
親戚だからって、勝手にあんたの家に引き取って恩着せがましいんだよ」
(ヒトミにも謝れ。今はアバターで髪は茶髪だが、数日前にお前が殴った銀髪の女の子はヒトミなんだよ
知らなかったのかもしれないけど、親友を殴るなんてよくない)
オ゚⊿゚ブ「ふうん、ヒトミちゃんも髪染めたんだ。
まあその通りだよ。
親友『だった』、ね。」
https://pbs.twimg.com/media/FqdOjB0agAYZ0pV.jpg
(オーブリー、お前本気で言ってるのか!
今は新しい友達と一緒の方が楽しいんだろうけど、だからって昔の友達を捨てるんじゃない。
マリが見たらきっと悲しむぞ、今のお前)
オ゚ー゚ブ「ははっ…マジで言ってんの?
ここでマリちゃんの話する奴いる?」
https://pbs.twimg.com/media/FqdSNlDaAAE-89K.jpg
オ-⊿-ブ「マリちゃんの考えなんて、誰も気にしねえよ!マリちゃんはもう死んだんだ。」
https://pbs.twimg.com/media/FqdSOW1agAEpG6l.jpg
-
オ゚⊿゚ブ「それに、昔の友達なんて、肝心な時にアタシのそばにいてくれなかったクズばっかじゃん。
乗り換えて何が悪いの?」
https://pbs.twimg.com/media/FqdS3HgaYAANApa.jpg
ヒト;゚ー゚)ξ「マリちゃんがね…マリちゃんが亡くなった時は…お葬式とかでみんな忙しかったの。
あなたやシック…マリちゃんのお父さんの憔悴しきった顔だってあなた覚えてるでしょ?」
オ-⊿-ブ「そんな単純なことじゃなかった。兄貴はいつまで経っても単純だけど」
https://pbs.twimg.com/media/FqdVUmWakAILmxB.jpg
「そうかもな。
でも父さん母さんも俺も、ヒトミも、お前を大事にしなかった、愛さなかった事なんてなかったよ
なんでヒトミや母さんにあんなことができるんだ。血が繋がってないからか?」
「ヒトミだってお母さんをなくしてお父さんとも離れ離れ。お前だって知ってるだろ。」
オ-⊿-ブ「大事なのはみんな同じだろ…」
https://pbs.twimg.com/media/FqdWCzmagAA7MBm.jpg
オ゚皿゚ブ「アタシだってヒトミちゃんを大事には思って無くないよ。
だからアタシが危険なことしないように警告して守ってやってるんだよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FqdWYkbakAgLVU1.png
三者とも声のトーンが大きくなる。
「意味が分からん。ヒトミを傷付けて、何から遠ざけようっていうんだ
お前がヒトミに謝って、家に帰って、母さんに謝るまで俺はてこでも動かない」
オ-⊿-ブ゙「は〜あ。もういいわ。しつこいんだけど
マリちゃんが死んだ時、アンタらはすぐ立ち直ったもんね。
まるで最初からいなかったように」
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オ-⊿-ブ「アタシが毎日来てるのはね。
今になっても、どうしたら心が安らぐのか…ずっと模索してるってわけ。
今日もどうやら安らぐことはないみたいだけど。」
https://pbs.twimg.com/media/FqdZMu5aYAAZSYv.jpg
ユ▽д▽ダ(phantom Paine…心の幻肢痛といったところか。
複雑に絡み合った糸のような)
https://pbs.twimg.com/media/FqdaD2DacAEswSX.jpg
オ#゚⊿゚ブ「それなのに!アンタとヒトミちゃんは今更!
アタシの生き方に土足で踏み込んで!
級に指図するつもり!?甘いんだよ!」
https://pbs.twimg.com/media/FqdcVNEaQAA86NX.jpg
-
オ-⊿-ブ「フン。アンタらの知ってるオーブリーはとっくに死んでるから。
友達や妹だったかわいいオーブリーは…もういないんだよ。」
https://pbs.twimg.com/media/Fqdej_QaQAArzdR.jpg
「…悪かった。マリが死んだときにそばにいてやれなくて。
でも一番落ち込んでたのはシンゴだ。わかるだろ?」
オ-⊿-ブ゙「…」
オ゚⊿゚ブ「やだね。認めない。」
https://pbs.twimg.com/media/FqdfpD6aQAEclGk.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fqdfp4yaAAAwBrN.jpg
ヒト゚ー゚)ξ「オーブリーちゃん…」
席を立とうとする。
「待て!一緒に帰ろう…家に!
今の友達との付き合いだって俺は否定するつもりはない!」
ざわざわ
「え…?何あの子…」
「オーブリーって…確か…」
「あかね台を仕切ってる…」
オ;゚⊿゚ブ「…」
https://pbs.twimg.com/media/Fqdgv-vaEAYJylr.png
オ-⊿-ブ「…」
゙オ゚ー゚フ「兄貴、あんた、自分を正義の味方とでも思ってんだろ。
そしてアタシは不良やってるカワイソーなアメ公のイジメッコってか?」
https://pbs.twimg.com/media/FqdhQrSaAAE00Oj.png
オ゚Д゚フ「ナイフ持ち歩いてるサイコパス女と一緒にいるくせに!」
https://pbs.twimg.com/media/FqdhhffaYAAYeoW.png
ヒト゚ー゚)ξ「…!」
オ゚⊿゚ブ「あたしやられたよ。銀髪の女がヒトミちゃんだとしたら。
バットで殴ってやったら反撃で肌を少し切られたよ。」
オ゚⊿゚ブ「そこまでいじめっ子だと思いこみたいんなら…
お 望 み 通 り い じ め て や る ! !」
https://pbs.twimg.com/media/FqdkPHRaYAAc1Yr.png
-
>>445は誤爆なので、エストマで華麗にスルーでお願いします。
-
https://www.youtube.com/watch?v=epdiOKX1zkc
_,
オ;⊿;ブ「二人ともさっさとかかってこいよ…
こ な い な ら こ っ ち か ら 行 く よ !
突きやぶれ!」
https://pbs.twimg.com/media/FqdkP4JaUAAJtT6.png
ドスン
(〜W〜)
機械仕掛けの邪龍が教会の天井から飛び出してくる。
悲鳴が周囲からわきおこる。
ユ▽д▽ダつ )) yつ
ユ;▽д▽ダ「受け取れ!こうなれば手加減できる相手じゃない!」
( )つyつ 「ありがとう!くそっ!
オーブリーがサマナーだと!?」
『狂神召喚』
オ -皿-)「うぉれの出番かあああああ!?」
渾身のからたけ割りが効かない。
ユ▽д▽ダ「よく聞け!奴は最上級の邪龍ファフニール…あの少女が何故扱えるのかわからないが…
鋼鉄の肉体により、先のラームジェルグより物理の通りが悪いぞ!」
ネミ゚ー゚)「なら魔法でいいじゃん!
どっかーん!」
ロマ・フルメン。
オ -皿-)つ「お前を信じてやるぅぅ!」
『MUDO-RA』
(〜W〜)
ヒト;゚ー゚)ξ『呪殺効いてないよ!?』
(; )「ネミッサ!人がいるんだ!広範囲攻撃はよせッ!」
つ と
男はドラゴンテールを自分に誘導させながら逃げ回る。
-
ネミ゚Д゚)「んな事言ってもねぇ!あっちはやりたい放題だよ!」
オ#゚⊿゚ブつ「たかが仮想空間だろうが!騒いでんじゃねえ!」
礼拝者達をバットで殴る度に、悪魔が召喚される。
「やめろ!」
男が肩をつかむ。
オ゚⊿゚ブ「何しに来たんだよ!」
https://pbs.twimg.com/media/FqieFDmacAI_HM3.png
殺意のプレッシャーが放たれる。
降り下ろされる釘バットをすんででかわす。
『死神召喚』
川 川「ごめんなさいねえ、かわいい坊や。
私がお相手するわ」
「く!新手か!」
一歩後退する。
川 川「あら。ロン毛は苦手かしら。
私は死神イシュタム、よろしくね。
まぁこれから死んじゃうんだけどね」
( )つ「死ぬのはお前だ!」
ユ▽д▽ダ「待て!死神は分が悪い!引け!」
っy=
ネミ゚ー゚)「そんなにヤバイの?」
ユ▽д▽ダ「私もまだ召喚したことはないが…
防御相性、特技魔法、あらゆる面でスキのない希少な悪魔だという。
死神と相対して斃されたものは魂を食われるとも」
https://pbs.twimg.com/media/FqiiXfiWcAEpt3x.png
ネミ゚ー゚)「要は殺られる前に殺れ、でしょ!ジオ!」
また呼び出された悪魔が、電撃を吸収した。
〇д●「俺はタナトス。冥府の番人だ。
我が主の命によって死んでいいよ。いやいやマジで」
https://pbs.twimg.com/media/D07qUw3U0AAJTdZ.jpg
-
オ゚ー゚フ「アンタもサマナーって人種だったとはね。
面白いからここでつけようか。決着」
「なんのだ」
オ゚⊿゚ブ「勝った方が負けた方が言う事聞くの。
アタシが勝ったら…もう関わらないで」
「俺が勝ったら!?」
オ゚⊿゚ブ「ヒトミちゃんに謝り程度はしてあげる…かな…」
「付け足してもらう!母さんにも謝れ!」
男が駆けていく。
川 川「させないわよぉ」
〇д●「」なれなれしくオーブリーに近付くなよ。
なんか用なのか?」
「く!どけ!」
ユ▽д▽ダ「一人で突破口を突入するのは無理だ!力を合わせるんだ!」
っ-l--゙
(〜W〜)「zzzzzz」
邪龍は戦いに飽きて寝ている。
川 川「ファフ坊ったら、しょうがないわねえ。
自我を奪っちゃったからかしら
集いなさい、幸福な楽園の使徒たちよ」
イシュタムが悪霊ガロットの軍勢をけしかけてくる。
https://pbs.twimg.com/media/Fqind0raUAAhCET.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FqinejIaYAIbD8_.jpg
( )つっyつ 「死神には死神だ!」
『死神召喚』
( ^皿^)「暴れてくれるわ!」
チェルノボグが巨大なカマでガロットの群れを薙ぎ倒していく。
(^皿^)「どんなもんじゃい!」
オ -皿-)つ「とどめは、うぉれださあああああ!!!!!」
-
オグンが勝手に槍をイシュタムの胸に刺す。
川 川「う…ぐ…
わたしを斃した事…
いまに…後悔する…わ…」
『Ya-xche』
オ 皿)「無念」
https://pbs.twimg.com/media/Fqinfg5aYAAqQOd.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FqingKXaIAE3uNI.png
オグンは即死した。
「なに!?」
オ゚ー゚フ「彼女は自殺を司る悪魔。
だから斃した相手を道連れにするの」
オ⊿ブ「ごめん…」
(〜W〜)「ゴおオオオ!!」
竜の目覚め。
尻尾でベノンザッパーを放つ。
ユ:▽д▽ダ「ぐ…」
つ
ヒト;゚ー゚)ξ『大丈夫ですか!?』
ユ;▽д▽ダ毒を食らうと…神経がおかされ肉体のキレがにぶくなる。
私のような戦士には致命的だな…
即死でなくてましだったか…」
銃を取り落とす。
( )つ「お前!」
急接近して胸倉を掴む。
『( ゚∀゚)「さてと」
オ;゚⊿゚ブ゙「え?」
https://pbs.twimg.com/media/Fc8s4o8aEA42ttL.jpg』
フラッシュバック。
-
オ;゚⊿゚ブ「ひっ!触るな!」
https://pbs.twimg.com/media/FqieETIaYAETDM-.png
釘バットで殴られる。
「ぐ」
「教会に武器を持ち込むなんて…
なんて野蛮な子…」ヒソヒソ
オ⊿ブ「ねえ…兄貴…
なんで…
なんで今来たの?」
https://pbs.twimg.com/media/FqieN_eagAA0nVB.png
「お前゛を゛っ」
滅多打ちにされる。
ユ▽д▽ダ「サマナー同士の戦いに発展したか。
いくら悪魔が強力でも、サマナーが倒れれば悪魔は指揮系統を失う。
命がけだが、いい作戦だ」
シャムシールでタナトスを貫いたユダが分析する。
ネミ゚Д゚)「そんな事言ってる場合か!
生身で入ってるんだから、ここで死んだらマジで現実でも死ぬよ!」
オ゚ー゚フ「ふふふ。少し教えてあげるよ。
このファフニール、少し前まで全くいう事聞いてくれなかったんだ。
でも、調教してもらったら無言で何でも言う事聞いてくれるようになったんだ。
あんたらの負けはアタシの胸三寸ってわけ。」
「オーブリー。あまり教会を荒らしてもらっては困りますよ」
牧師が諭す。
オ゚⊿゚ブ「めんどくせ。じゃあ決めるか。
メガトンプレス!!」
-
と(〜W〜)つ ヒョイ
ファフニールが跳躍する。
最大クラスの押しつぶし攻撃の予備動作だ。
ユ▽д▽ダ「く…あの巨躯と攻撃力では助かるまい…
シルキーを出す。
盾にして君達は逃げろ…」
ヒト;ー;)ξ『そんな!?
オーブリーちゃああああん!!
やめてええええええ!!』
ヒトミの声は届かない。
( )つっyつ 「ウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
頭から出血したまま雄叫びをあげる。
『邪神召喚』
/⌒\
( ω )「ほえ?」
https://pbs.twimg.com/media/FEIpJfKacAE5sgy.jpg
キンッ
強烈な打撃は巨龍にそのまま返される。
オ゚⊿゚ブ「ふーん。まだそんな余力あったんだ。
でも多勢に無勢だね。
その卑猥なの以外また潰して終わり。」
(俺とユダさんの仲魔はこんなところか…
目がかすんできた)
https://pbs.twimg.com/media/Fqi5GmAaUAAcYD_.jpg
カツオ達はどうする?安価
妹を諦められるか!戦う
逃げる…
https://pbs.twimg.com/media/FqieDLaakAETyXo.png
-
安価>>457で。
こんごともよろしく!
ずっどおおおおおおん!
-
戦う
-
「まだだ…俺は戦う…
妹を助けるのが兄としての宿命なら!!」
オ゚ー゚フ「馬鹿じゃないの。アタシに踏んづけられてる分際で。
そこでヒトミちゃん達がやられるのをじっくり身てなよ」
ネミ゚Д゚)「ふざけんじゃないわよ!!
おめおめやられてたまるもんですか!!」
機械竜に電撃が通電し、感電する。
オ゚⊿゚ブつ「もうヒトミちゃんでも容赦しない。
ぶっ飛ばす!!」
「待ちたまえ、オーブリー
野蛮な心は主ものぞんでおらぬ」
オ゚⊿゚ブ「神父様…」
祭壇の上から様子を見ていた者が制止する。
(手Д手)「神父だからシド・デイビスかと思った?
読者の皆さん、残念でした!!」
(手Д手)「…コホン。私はレイ。
ジルド・レイである」
https://pbs.twimg.com/media/FqniWrLagAYb64L.png
首無し人形に目を塞がれた男は自己紹介する。
ヒト゚ー゚)ξ『あ、この人は最近よくテレビでも出てる…
自殺推奨してる人だよ!』
ユ▽д▽ダ「また敵が増えたか…
だが、ファントムでは見なかった顔だな。」
(手Д手)「私はファントムソサエティの者ではない!
むしろソウルを己の欲の為に集積しようという輩は、我々の敵だ。
魂は主に等しくすくわれるべきだから,だ」
「ではきさまは誰の手先だ…ぐゅ」
オ゚⊿゚ブ「黙ってろよ。クズ野郎。
今お説教中だろうが」
顔を踏まれる。
-
(手Д手)「私は主の意志をあの男に見た。
故にその助けになるようにこうやって自殺者を集めているのだよ」
ユ▽д▽ダ「私も死に急ぐような生き方をしてきた者だがな。
せめて精一杯あがいて、戦って、死ぬべきではないのか?」
(手Д手)「やはりサマナーなどやっている者は野蛮だな。
彼女は精一杯生きて…利用されて…死んだのだ」
ヒト゚ー゚)ξ『彼女?』
(手Д手)「話はもういいだろう、戦いを始めさせてもらう。
来たまえ!主に従うものたちよ!」
https://pbs.twimg.com/media/FqnoWAMaAAAAhPH.png
上級天使たちが現れ出た!
「くっ!オーブリー!離せえええええ!」
オ゚⊿゚ブ「嫌だね。ここで身てなよ」
つと
「ビィイイイーム!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/FqnrG9MX0AEjBul.jpg
ユダ達に牙、いや羽根をむく天使たちが一瞬で撃墜、蒸発させられる。
https://pbs.twimg.com/media/FqnrIW7WwAAQQpr.jpg
( ゚皿゚)「見つけたぞ。八卦レイ。
ネットで自殺者募集だと?くだらないことを、しやがる
ファントムへの対抗にしても派手すぎやしねえか」
(手Д手)「おお、外法によって生きるものとはそなたか。
話は聞いておるぞ」
(手Д手)「だがな、神は盲目の信仰を与えたわけではないぞ。
自らを清き光に照らし、己が己を裁いてゆく。
それが神の望む人の姿ではないか?」
https://pbs.twimg.com/media/FqnrmrzXwAEFlct.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FqnrnY9WwAUZ8Xu.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FqnroUFXwAcdF1c.jpg
-
( ゚皿゚)「お前が清き光とでもいうつもりか?」
(手Д手)「私一人ごときの問題ではないのだよ。人類の問題だ。
我らが計画の重要さを、汝も全く理解しておらぬ」
https://pbs.twimg.com/media/FqntNShWcAAQdfT.jpg
( ゚皿゚)「放蕩貴族の青髭ジル・ドレのソウルを移植されたようなキチガイのたわごとなど」
(手Д手)「あの男はインターネットという自由な世界でも争いに囚われるおろかな人類に絶望し、
絶対的な善の世界を築くため立ち上がったのだ。」
https://pbs.twimg.com/media/FqntOD4XwAI_6bU.jpg
ヒト;゚ー゚)ξ『・・・それは、否定できないかも。
現にパラダイムXですら、争いが起きているわ』
https://pbs.twimg.com/media/FqnxQxbWwAEUGwO.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FqnxRgtXwAAHZ8k.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FqnxSu7WAAEcvEe.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FqnxTetX0AM8rI-.jpg
(手Д手)「かつては人を信じもした。主の御心を絶対的に信じていた。
だがジャンヌが処刑された時に、私は悟ったのだ。」
https://pbs.twimg.com/media/FqntEZ7WYAArcRV.jpg
男の顔が僅かに歪む。
(手Д手)「人間は信心という言葉を軽く使い、ジャンヌのような清き…清きものを
保身と利権の為だけに生贄に差し出すどうしようもないケダモノということに」
https://pbs.twimg.com/media/FqntHk6WcAA-5zl.jpg
(手Д手)「それが許されることか?
いや許されぬ」
https://pbs.twimg.com/media/FqntI0tX0AgkkSY.png
男の声はどこか、遠い過去に語りかけているような…
と(手Д手)「つ私はこれからも多くの魂を救済していこう。
それを否定し、阻止する理由がなんであれ、邪魔はさせぬ
彼とジャンヌに誓って、汝らを裁くとしよう」
https://pbs.twimg.com/media/FqntO5QX0AERW9a.jpg
男を覆う手が青く光り始める。
https://www.youtube.com/watch?v=PBFIL9n8lZ0
https://pbs.twimg.com/media/FqnkKVhaYAAVHXa.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FqnkK-xaMAE4wqc.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FqnkJweacAEdeQT.jpg
-
ネミ;゚Д゚)「ゲっ!気持ち悪い!なにあれ」
ユ▽д▽ダ「やつの手下だろう。さっさと倒して彼を救出するぞ
トケビ!」
「おうよ!ユダさん、相変わらず信じてるぜぇ!」
『RAKU-NDA』
( ゚皿゚)つ「うおおおおおおおおおおおおっ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fqn22SlXwAYqhUG.jpg
一体を瞬殺する。
( ゚皿゚)「お前らはお前らで生き残れ!」
ユ;▽д▽ダつっ-l--゙「言われなくとも」
間合いを測りつつスウェーで異形と対峙する。
肉薄され、回転する脚が剣のガードを崩し取り落とす。
ユ▽д▽ダ「しまった!」
つ -l--゙
ネミ;゚ー゚)つ「マハ・ジオぉ!」
「ぎゃ!」
バケモノが一瞬動きを止める。
ユ▽д▽ダっy=「許せ!」
口に銃口を突っ込み、引き金を…
ドワオ
「うごおおおおごごごご」
ユ▽д▽ダ「まだ動くのか。生命力が桁違いだ」
ユダを離す為に、トケビがショートジャブで牽制する。
「旦那!ほら!」
剣も投げつける。
ユ▽д▽ダ「すまない」
-
と(゚皿゚ )「くらえ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fqn23jYX0Ag1MRV.jpg
(手Д手)゙「野蛮人は柔軟さを知らぬ。しなやかさがないからだ」
つ と
背中の羽根で拳をガードする。
と(゚皿゚ )「信じられねえ。スパイクがボロボロになっちまった…な」
(手Д手)つ「汝の魂も刈り取ってやろう」
レイの大ガマが首を狙う。
(;^皿^)つ「危ないぞ!」
チェルノボグが大ガマを投げつけて対抗する。
ガギンッ
( ゚皿゚)「別に俺は斬られてもよかったんだがな。余計なことを」
バッ
(手Д手)
つと
翼を広げ、飛翔する。
推進力で力を増し、確実に刈り取り切り裂くつもりだ。
( ゚皿゚)「いい攻撃だろうな…
相手が俺でなければな!!!!!」
---lと( ゚皿゚)つ-l--゙「バキュームアクス!」
内装から次々とトマホークを出していく。
( ゚皿゚)「くたばりやがれ!」
つ つ -l--゙ -l--゙ -l--゙ -l--゙ -l--゙ -l--゙
https://pbs.twimg.com/media/Fqn24WXXsAA_MHd.jpg
-
オ゚⊿゚ブつ「しつこい!」
( )っ-l--゙「しつこくても食い下がるんだよ!兄貴だからな!」
オ゚⊿゚ブ「妹に向ける剣かあああああ!!!」
混乱に乗じて拘束から脱した男は、オーブリーと対峙して鍔競り合っていた。l
オ゚⊿゚ブ「死神たちがいなくたって、あんたなんかに負けない
それを思い知らせてやる!」
横なぎにバットが降られる。
スキアヴォーアの剣部分が砕ける。
「COMPなのに…なんて威力だ!」
仕込みの杖、ビリー・クラブで意表を突く。
「武器は一つじゃないんだぜ」
プニ
「あ」
柔らかいものに当たった。
オ゚皿゚ブ「」
https://pbs.twimg.com/media/Fc8msNeakAAbRCT.png
オ;⊿;ブつ「このこのこのこのののおおおおお!!!!!
乙女の!!!!!」
バットで滅多打ちにされる。
「ご・・・お…」
ヒト;゚ー゚)ξ『やばい!彼が!』
ユ;▽д▽ダ「しかしあの怪物はどうする…
ええい!私が引き受けるから助けに行ってやれ!」
ネミ゚Д゚)「ジオ!」
オ;>⊿゚ブ「う゛っ」
ネミ゚Д゚)「今のはそいつの痛みよ!
妹だっていうから手加減してやったんだ!
ありがたく思いなさい。」
-
(手Д手)「…オーブリー、撤退しますよ」
オ゚⊿゚ブ「…はい」
( ゚皿゚)「よくもまあ、そんなに斧が刺さってて動けるもんだ」
『Di-arahan』
https://pbs.twimg.com/media/Fqn1S3jXwAk45ET.jpg
(手Д手)「私の無敵の盾の隙を突くとはな…
その力を我らの為に使ってくれれば…」
またもステンドグラスを突き破り、異形たちが襲ってくる。
( ゚皿゚)「ピンクのガキ!下がれ」
オ゚⊿゚ブ「え」
黒い男?のフォルムがより禍々しくなる。
と( ◎皿◎)つ「極光・破戒光線!!!!!!!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fqn25GbWcAAk9MK.jpg
直線状のビームで異形は一掃された。
( ゚皿゚)「チッ。レイは逃げたか」
マントを翻し、男は飛び去る。
オ゚⊿゚ブ「ざまあみろカス兄貴。
…もう関わるなよ」
https://pbs.twimg.com/media/FqieOu3aMAMB_tA.png
ざわざわ
騒ぎがおさまり、巡礼者たちが集まってくる。
「あの子、凶器なんて持ち歩いて…」
「あの子が暴れ出してから教会が滅茶苦茶になったんだ!」
「出てけ!」「出てけ!」「出てけ!」「恥め!」
オ;へ;ブ「…」
https://pbs.twimg.com/media/FqieQ4naQAIgbUT.png
-
ダッ
走り去る。
「オ…ーブリー…」
ヒト゚ー゚)ξ『無理しちゃだめよ!』
シ*-ー-ル「目を閉じて」
『Dia-rama』
ヒト゚ー゚)ξ『オーブリーちゃん、きっとログアウトしにいったのよ!
泣いてた…追いかけて家で待ち伏せましょう!』
「その前に…寄るところが…
どけっ!」
参拝者を押し分け、殴り、王国屋へ向かう。
「力…力が…」
https://pbs.twimg.com/media/FqoFJcNaAAg5TtB.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FqoFKHXaUAA3Q-i.jpg
自宅。
ユ▽д▽ダ「御母堂、失礼する。私は彼の友人のユダと申す」
オ;⊿;ブ「im fine !!!!!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/FqoGaRzaAAAIpse.png
釘バットを振り回しながらオーブリーが出ていく。
部屋はさらに荒れている。
ヒト゚ー゚)ξ「おばさま!大丈夫!?」
J( ;´ー`)し「いきなり起き上がったと思ったら、大泣きして暴れまわって…
オーブリーが意識を取り戻したなら、それでいいんだけどねぇ。
おばさんは大丈夫だよ。
…疲れてるんじゃない?寝なさいよ。」
「母さん…俺は…まだ…オーブリー…」
意識を失った。
-
─
芝浜コアのホテル。
川 ゚ ー゚)「落ちついたか?」
オ゚⊿゚ブ「ええ。おかげでね。でもあんたも変な奴ね」
川 ゚ ー゚)「ん?」
オ゚⊿゚ブ「悪魔の改造してくれて、こんなとこ泊めてくれて。
なにか…その…要求とかしないの?」
川 ゚^ー^)「なんのかな?」
悪戯のように笑う。
オ///ブ「その…えっちな…こととか…」
川 ゚ ー゚)「興味ないよ」
オ゚⊿゚ブ「…」
川 ゚ ー゚)「何か問題あったかな?」
オ゚⊿゚ブ「いや拍子抜けでびっくり。
要求されたらキンタマ蹴り潰すけどね」
川 ゚ ー゚)「私は君にサマナーとして動いてもらえればいいと思ってるだけだよ。
そうすれば私の理想世界も成就が早まる。
日本に来てからいわれもない差別を沢山されてきたんだろう?かわいそうに」
中性的な男は頭をなでる。
オ゚⊿゚ブ「やめてよ」
川 ゚ ー゚)「ごめんごめん。
片手間でいいんだが…次はある男を倒してもらいたい。
前払いでこのスマートフォンをあげよう。未来の携帯電話だよ。COMPにもなる」
オ゚⊿゚ブ「わかった。ところで…
ファフニールがすっかり大人しくて命令に従うんだけど、あれは何をしたの?」
川 ゚ ー゚)「ああ、あれは造魔という特殊な悪魔の研究の副産物だよ。
性格をうつろにして、何でも言う事を聞く人形みたいにしてしまうのさ」
─
-
─
(0∥0)「誰だ?俺達の道に入ってきた野郎は!?
お前も俺の走りを邪魔しようってのか…
ふざけんなよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FTkxsNEaAAAaRJe.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fqslz5LaUAALw6E.jpg
バイクにまたがった怪人がいる。
( ゚∀゚)「きさまが能勢か!手間取らせやがって!」
https://pbs.twimg.com/media/Fc8EYBAaAAYVEXr.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FqsnrGMaEAMqNTk.jpg
(0∥0)「ノセ…?ああ、奴は死んだ。
今貴様たちの目の前にいるのは…
命と引き換えに永遠のスピードを手にした男。
最速の、スピードデーモンだぁッ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fqsl01jaYAEzEpO.jpg
( ゚∀゚)「おもしれえ!どっちが速いか…試してみるか!」
『邪神召喚』
(皿)「召喚だね。うれしいね、ボク」
取り巻きのくびなしライダー達が嘲笑してくる。
「友愛な奴は寝る時間だぜっ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fqsl3kLaAAUwN9z.jpg
『KIND BIND』
https://pbs.twimg.com/media/Fqsl4MUaEAI-x2V.jpg
( ゚∀゚)「はぁ…うちのマダちゃんね…愚鈍なの。つまりバカ。
効かねーよ」
(皿)「ほめられたね。嬉しいね。ボク」
( ゚∀゚)「な?」
「クックック!」
https://pbs.twimg.com/media/FqsntACakAg7qLb.jpg
( ゚∀゚)「気持ちわりーな。うすら笑いしやがって。
首がねえのにどこから声出てやがる」
-
( ゚皿゚)「それに俺は優しくねえぜ…半グレ怪異ども」
>
( ゚∀゚)「てめ〜ら…サマナー…」
https://pbs.twimg.com/media/FqspBt_agAMOtfs.png
( ゚∀゚)「なめんじゃねえぞ〜〜〜!!」
つ >
「ぎゃん!!!」
https://pbs.twimg.com/media/FqspD7iaMAA812k.jpg
(;0∥0)「くそ、リューイチ、リュージ、リューゾー!
俺がお前らに何かしたかッ!?」
『ATTACK』
https://pbs.twimg.com/media/FqspEsgaAAA7E38.jpg
( -∀-)「俺には恨みはないが、俺のオヤジが依頼受けたまんますっぽかしちまってな。
悪く思うな…」
マダの腹と屈強な腕が、ライダーの突進を止める。
(皿)「ねぇねぇサマナーくん。食べちゃっていい?いい?」
つ(0∥0)と
( ゚∀゚)「おつまみじゃねーんだぞ!こいつの首に5万かかってるんだ」
( ゚∀゚)「覚悟はいいか。」
(0∥0)「俺は…また死ぬのか…?
くくく、だがな…覚えてなよ。
俺を」
https://pbs.twimg.com/media/FqssbfUaQAE6ihR.jpg
( ゚∀゚)「死なせねーよ。」
(;0∥0)「は…?」
-
https://www.youtube.com/watch?v=UZZUSycdQpY
天海バイパス。
( ゚∀゚)つ「おー!もっと飛ばせー!」
(;∥;)「ひィー!」
2ケツしてハイウェイを飛ばす。
( ゚∀゚)「運3か。事故って死ぬわな」
https://pbs.twimg.com/media/Fqssc9cakAAHN5u.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FqssdrtaAAEDdIA.jpg
(;0∥0)「警察は!取り締まりは!オービスは!?」
( ゚∀゚)「おめー意外と常識人な。
安心しろ!おれは政府公認サマナーだからナ!
工事中の高速ノーヘルで走るくらい、さもんよ!」
( ゚∀゚)「俺のオヤジとおふくろが本来お前の討伐にくるはずだったんだがな。
お人好しっぽいあいつらじゃ、無理と踏んだのよ。
相手が寛容な俺でよかったな、な!
それにお前も走りたいんだろ?まだまだな!」
「能勢の兄貴〜!」
くびなしライダー達がついてくる。
(;0∥0)「リューイチ、リュージ、リューゾー!
お前達…!?」
( ゚∀゚)「よそ見すんな。
お前らが嫌ってた友愛仲魔が復活させてくださったんだぜ!
さあ、かっとばすぞてめーら!」
(0∥0)「お…おう!おう!おお!!!!!!行くぞ!!!!!
この街は…俺をこんなにしやがったこの街は!!
まだまだ眠らせねえ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FqsscIMaAAUXV02.jpg
-
パラダイムX
(■│■)「任務完了。悪魔討伐成功」
「これで、やっと、安らかに走らせてやれる…
ありがとう。」
https://pbs.twimg.com/media/Fqsx07haMAAMPBa.jpg
(■│■)「…あんた、見てやがったのか」
「ハシロウを頼んだよ。
君なら悪事に使ったりはしないだろう。
…ところで、君のIDを教えてもらえないだろうか?」
(■│■)「構わない。IDは…SMT2003220。」
「ありがとう。
もう君に会う事はないと思うが…
体には気を付けてくれ。
さようなら。」
初老の男はログアウトしていった。
マナコもログアウト。
ドゴォ
(>´ω` <)つ(#)゚∀゚)
(>´ω` <)「一人で退屈しのぎをしていたようだな」
(>´ω` (#)と(゚∀゚ )
パンチひとつひとつで、滾る闘志を確かめ合う。
メ ;^)Д(^) 「…」
(>´ω` <)「なんだその暴走族の群れは。鞍替えか?」
( ゚∀゚)「どこにだって規則をまもらねえ奴はいるもんだぜ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fqs1l24aIAIfzIl.png
( ゚∀゚)「規則破りはファントムやマスカキードの特権じゃねーってことを教えてやろうじゃねえか!
ゲッターチームの流竜眼さまもおんなじよ!!
今日は趣旨をかえて処刑ライダーといこうぜ!!!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fqs1mf3acAAU1Pj.png
─
-
乙
-
─
養護施設こまどり
https://pbs.twimg.com/media/FqtJ06vaUAgpV-s.jpg
(川-゚)「…」
ミレ゚ー゚ディ「こんな場所にヤタガラスが運営する孤児院があるなんてねぇ。
ファントムを殺しつつ子供は育てる。矛盾してない?
同じ命よ?」
(`・д・´)「ファントムが敵対してこなければヤタガラスだって動きはしなかったはずだ。
殺し合いはお互い様だろう」
ミレ゚ー゚ディ「ファントムは悪人がから救わなーいってこと?
とんだお笑いね、民を守る国防組織がねぇ」
(`・д・´)「うるさ」
リン^ー^ゴ「はーいストップ。なんで仲良くできないかな?」
ミレ;゚ー゚ディ「あなた…都合いい時にソウルハック権限使わないでくれる?
こっちはただですら時代遅れのフィネガンじじいの介護をさせられて疲れてるのに」
リン-ー-ゴ「はいはい。今日はAIONとして来ました。
ヤタガラスとファントムのしがらみはなし」
(川-゚)「…」
サイゾーはうつろな目で子供を見ている。
*(``)*「…」
「わー!アロウ兄ちゃんだ!」
建物から駆けてきた男の子たちに押しのけられ、女児は転倒する。
*(><)*「ぁっ」
(`・д・´)「おいっ!走り回るな!」
「ねー!今日のお土産はなにー!?」
(`・д・´)「今日は仕事で来たんだ。悪いが手ぶら…」
-
リン・ー・ゴ「兄ちゃんって、アロウの弟?」
(`・д・´)「いや。俺もここ育ちだからみんな家族みたいなもんだけどな。」
フ*゚ー゚ィつ「ありますよ。お菓子」
(`・д・´)「すまないなフィグ。しかしこいつらにあまり甘くするのは…」
「わーすっげーいっぱい!今食っていいの!?」
(`・д・´)「だーめだ!明日にしなさい。夕飯が食べられなくなるだろう。先生に怒られるぞ」
https://pbs.twimg.com/media/FqtJ4vGaAAE7kDd.jpg
「だって先生の飯っていっつもカレーばっかなんだもん!」
「飽きるー!」
(`・д・´)「今度何か作ってやるよ」
「マジ!?」
フ*゚ー゚ィ「子供というのは、実に素直に感想をいうのですね」
リン^ー^ゴ「号外!フィグ、母性に目覚めたかぁ?」
フ;゚ー゚ィ「い、いえ、そもそも私は人型として造られたAIONであって人間の体を持つからにはそういう感情も芽生えるのが当然で
つまり人間の子供に愛着を覚えるのは至極当然の反応で正しく私が稼働してるといえるでしょう!」
リン・ー・ゴ「いや早口やめてくれる?」
「全く、わがままなちびどもだ。そこがまたかわいいんだが」
https://pbs.twimg.com/media/FqtRdANaYAACO74.jpg
*(;;)*「ぅっ…ぅっ…」
https://pbs.twimg.com/media/FqtJ24BakAAOrF2.png
突き飛ばされた子が絵本を抱えて泣きかけている。
「大丈夫か。絵本が砂利だらけだ。君は?」
砂を払って、ウェットティッシュで綺麗に拭いてから乾かしてやる。
*(``)*「ヘリカル…ぉ兄ちゃんは?」
https://pbs.twimg.com/media/FqtR5aeaEAENJlR.png
「砂利がついたのが表紙だけでよかったよ。
僕は…先生のお友達だよ」
-
レ´∀`メ
両眉にキズの入った、いかつい男が立っていた。
(`・д・´)「レイヴン!」
レ´∀`メ「久しいモな、アロウ。元気だったか」
https://pbs.twimg.com/media/FqtRdwsaQAAFoaw.jpg
(`・д・´)「紹介しよう。俺の師匠で、ヤタガラスの元トップサマナー。
ワケあって今はここの施設長をしている人だ。
レイヴン、こちらは…」
レ´∀`メ「正義のAIONのリンゴさんとフィグさんだろ。
そしてファントムの…」
ミレ゚ー゚ディ「ミレディよ。
あなたが先生?最悪の冗談だわ。
現役時代はさぞかし、同胞達が討たれてきたんでしょうね」
ジャキッ
レ´`∀´メっy= 「下手な真似はしてくれるなよ?アロウのお友達。
こう見えても、ちび達を守る為の力くらいできるくらい残ってる」
ミレ゚ー゚ディ「チッ」
(`・д・´)「レイヴン!子供達が見たらどうするんだ!」
レ;´∀`メ「…すまない。昔の癖で…
無礼を許してくれ。夕食を食っていかないか?
今日も…カレーだ!」
(`・д・´)「…子供達のまたかーって顔が目に浮かぶよ…」
フ*゚ー゚ィ「ふふ。子供達は誰もかれも生き生きしていますね。
皆、みなしご達なのですか?」
レ´∀`メ「まぁモな。成長すると恩を忘れて生意気になってきて困る!」
フ*^ー^ィ「あなたは戦いから退き、子供達の力に…
新しい命を未来につなぐ仕事をしているのですね。
素晴らしいと思います。」
レ´∀`メ「そうか?大げさだモな。
だが美人さんに言われちゃ、悪くない」
-
夕食後の談話室。
リン^ー^ゴ「まだ食事って概念に慣れてないけど、おいしいっていうのは理解できた!」
レ´∀`メ「よかったよ。遅くなったが礼を言わせてくれ。
リンゴ、フィグ。
かわいい弟分を助けてくれて、ありがとう」
https://pbs.twimg.com/media/FqyFVhHaUAATlpY.jpg
フ///ィ「感謝は不要です!
私達は目的の為にソウルハックを使っただかですから!」
リン^ー^ゴ「 ( ´,_ゝ`)プッ、噛んでる」
フ#゚ー゚ィ「リンゴっ!」
https://pbs.twimg.com/media/FqyFXCrakAAZhvy.jpg
レ´∀`メ「しかし信じがたいのがソウルハックだ…
完全に死んだ人間を生き返らせることができるとはモな…」
(`・д・´)「信じられないか?」
レ´∀`メ「いや。まぁ…
ところで、ずっと昔に死んだ人間も生き返らせたりもできるのか?」
リン・ー・ゴ「いや、残念だけど。死にたて新鮮かつ、体が残ってないと今は難しいかな。
依代があれば別だけどね」
レ´д`メ「そうか…」
https://pbs.twimg.com/media/FqyFXz0agAAJRsS.jpg
レ´∀`メ「話を戻すが、アロウ。
お前の任務は、ファントムに潜入捜査し、『C計画の話を探る』ことだったか?」
(`・д・´)「はい」
レ´∀`メ「それで、任務途中でファントムの同僚に殺され…ソウルハックで助けられる。
そしてファントムから捨てられたミレディと…そっちのサイゾーも助けて珍道中というわけか」
リン^ー^ゴ「今は新生ファントムだからミレディもバッチリ所属だよん」
https://pbs.twimg.com/media/FqyGtTjaQAAvVC3.jpg
レ;´д`メ「まさか鉄仮面の懐刀とこうやって相対するとはな。やれやれ、胃が痛いよ」
リン・ー・ゴ「知り合い?」
https://pbs.twimg.com/media/FqyGukmaUAEC_m7.jpg
レ´∀`メ「鉄仮面とは何度もやりあった(意味深)仲だ。そこの彼女さんともね」
-
レ´∀`メ「そう構えなさんな。
引退した今、ここで、やりあう気はないよ。
それはお前さん達の役目だ」
チラリと目をやる。
レ´∀`メ「…それはそうと、サイゾーだったか?
彼はもともと無口か何かなのかな?」
リン・ー・ゴ「この前の関東大破壊、あったでしょ」
レ´∀`メ「ああ。ひどいようだったな。東京までボロボロだそうで」
リン;ー;ゴ「それで戦死しちゃってね。かわいそうだから急造でソウルハックしてあげたんだけど…
体の損傷がひどくてまだ言語が不完全なの」
レ´∀`メ「英雄だな!かわいそうに、うちでよけりゃいつでも保養に来るといい。
カレーは食い放題だからモな!」
(川-゚)「…ドモ」
リン・д・ゴ「喋った!」
レ´∀`メ「それで、本題は情報提供だったかな。
俺の知ってる事ならなんでも。
滅びの回避は組織の方針とも反していない。
現場に必要なのはそれだけで、後の話は政治の範疇、だろ?」
リン^ー^ゴ「ね」
レ´∀`メ「あとは上の仕事…」
「そうもいかないんですよ」
川д川
-
(`・д・´)「キョウスケ!なんでここに」
川д川「裏切者は黙ってろ。僕は烏丸さんに用があるんだ」
レ´∀`メつ旦 「ようキョウ。幾月ぶりだろうな。
積もる話もある。まぁ座れよ」
川д川「結構だ。要点だけ」
つと
キョウは壁に背をもたれかけて腕を組む。
レ;´∀`メ「キョウ。あのさぁ…
その壁が擬態した人喰い悪魔だったらどうすんだ?
教えを忘れるなよ?」
川д川「僕はあなたに師事した経験はほとんどありません。物心ついたらすぐ実戦部隊にまわされたのでね」
つと
川д川「それと、ヘリカルという子が他の子に突き飛ばされて泣いていましたよ。
仮にも児童養護施設が何をしとるんですか。」
レ´∀`メ「ああ、あの子は入りたてでな…まだ馴染めていないんだよ。
いじめはないと思うんだが…」
川д川「それはそうだ。そんなことがあったら相手が子供でも半殺しにしている。
あなたも現役時は相当しごきがきつかったですよね。
すっかり丸くなられた」
レ;´∀`メ「出した茶も飲まずに嫌味を言いに来たなら帰ってくれ。
俺は世界を守る救世主達と大事な話をだな…」
川д川「僕も聞かせてもらいますよ。ファントムのゴミだけに情報はわたしたくない」
レ´∀`メ「…暴れないって約束できるか?」
川д川「する意味がないですからね」
レ´∀`メ「…ではご清聴願おう。
アロウの話では、まず大いなるものの事を知りたいって事だったな。
あれは、人類と契約したものだ」
(`・д・´)「…契約?」
レ´∀`メ「太古、地上に顕現して人類と契約した大いなる存在は
その証に虹をプレゼントした。
ファントムに伝わる伝説だな」
https://pbs.twimg.com/media/FqyGwTpacAIsz-C.jpg
-
ミレ゚ー゚ディ「それを裏付ける伝承や文献も数多く残っているわ。
宇宙人がやってきたとか、神が人に知恵や炎を授けたなんていうのもその派生でしょうね。」
https://pbs.twimg.com/media/Fq2dVGAaMAASrz3.jpg
https://pbs.twimg.com/media/EWb9CBvUEAAbuFS.jpg
レ´∀`メ「宇宙人の正体は悪魔なんて突飛した説を唱えた、古臭いゴミ小説もあるくらいだからな。はは」
https://pbs.twimg.com/media/Fq2eZZ9acAA-McP.jpg
川д川「前置きはいいから続きを。ファントムのくだらない伝承なら履修済みだ」
リン^ー^ゴ「わたしは勉強になったかなー。デジタルアーカイブからデータ取るより『人間』してるって感じしてるし」
(`・д・´)「リンゴの前向きな姿勢はお前も見習うべきだと思わないか、キョウ」
川д川「ふん…」
ミレ゚⊿゚ィ「ここからが本題。
新しい世界の為に、古い世界を滅ぼす。
それが私たちの『C計画』だった」
https://pbs.twimg.com/media/FqyG0lZaAAAI7Hg.jpg
レ;´∀`メ「笑えない冗談だモな。俺達は生き残れるんだろうか…」
ミレ゚ー゚ディ「まぁ、貴方達葛葉の手の者は滅亡でしょうね。
ファントムが手綱を握れれば、だけど」
川д川「手綱?」
レ´∀`メ「大いなる存在を契約によって呼び出し、制御することができれば
世界を思うままにできる。 …というのが今のファントムの考えか?」
ミレ゚ー゚ディ「そうね。旧ファントムは大いなる存在に生贄をあげて、
ご機嫌取りしようってくだらない考えだったらしいけど。
冗談じゃない。人は全ての頂点に立つのよ!服従するのはあっちなのよ!」
リン^ー^ゴ「…私も含まれる?」
ミレ゚ー゚ディ「…」
フ*;ー;ィ「フィグはとても悲しいです。
私達はAIONと人間との架け橋になる為の存在なのに」
-
レ´∀`メ「でも今は、ファントムによる滅びを止める正義の救世主として戦っているんだろう?
ソウルハックで蘇ってまでも。
素晴らしいことじゃないか」
川д川「あんた、テレビもネット放送も見ないのか。
こいつらはテロリストですよ」
レ´∀`メ「ここの管理で忙しくてモな。わかるだろ?
どういうことだ?
少なくとも俺には、こいつらはいい奴らにしか見えない。
むしろズカズカと和睦の場に入り込んだお前の方が─」
川д川「こいつらはね、ファントムに協力してるんですよ。
プロフェッサー・ランドウは流石に知っているでしょう」
レ´∀`メ「ああ。脳科学の権威だろ」
川д川「今ファントムを今牛耳っているのは…ランドウだ。
そして葛葉ランドウなどとかふざけたもんを名乗って自慢の技術で死体を次々にサイボーグ兵士に変えている。
そして協力者達は…」
レ;´∀`メ「…リンゴ達だと、いうのか?」
川д川「ランドウの後ろ盾を得て、好き勝手していますよ。
僕は何度か鉄仮面含めてこいつらと交戦している…そして
槻賀多の葛葉の里で大量虐殺をした!!
…そうだよな?弓打ィ」
レ´∀`メ「…本当なのか?」
(`・д・´)「否定はしない。彼らは非協力的だったし、クズノ派だったからな。
そしてソウルハックする価値もないと切り捨てた」
リン・ー・ゴ「本当は助けてあげたかったんだけどね」
川д川「お為ごかしもこれまでだ。クズどもが。
助けるもなにも、きさまらが殺さなければ…
100年も前のポジトルヲの怪なんて、今の人間には関係ないじゃないか!!
制裁とでもいうつもりか…ハァハァ…」
アロウが肩に手をかけようとする。
川゚д川「触るな」
「お取込み中すまないが」
-
穂・∀)「レイヴン、そろそろ熟れた子供達の出荷をしてもらわないと困るんだけど。」
ぶしつけな態度の男がニヤニヤしながら入ってくる。
レ;´∀`メ「ホヅミ…!」
リン・ー・ゴ「知ってる人?」
(;`・д・´)「ああ…ヤタガラスの…凄腕のお偉いさんだ…」
穂・A)「僕はホヅミ・キリコ。よろしくね。
炎のさだめの中に生きる、葛葉というシステムの保険といったところかな。
ファントムの人やフリーの野良犬もいるみたいだけど、まぁいいか。
先の大戦で、ヤタガラスの雑兵どももだいぶ失ってしまったからね。
そろそろ補充が欲しいんだよ」
https://pbs.twimg.com/media/FqyFaw2akAMO2uv.jpg
フ*゚ー゚ィ「熟れた…果実の出荷でしょうか。」
穂・∀)「あれ、おねえさん聞いてないの。アロウ、君話してないんだねぇ」(ニヤニヤ
(`・д・´)「必要ないと思ったからです」
ミレ゚ー゚ディ「どういうこと?隠し事なんて納得できないわ。こっちはほとんど曝け出してるのに」
(`・д・´)「子供達はもう寝てるよな…
実はこの施設は…ヤタガラスのサマナー育成所でもあるんだ」
-
フ*゚ー゚ィ「!
つまりここの子供達はいずれ…」
(`・д・´)「悪魔で個人の自由意志にまかせてある。
とりあえず霊的素養のある孤児たちを集めているだけだからな。
サマナーが排出されない年だってある。ある年は俺とキョウの二人だけだった」
ミレ゚ー゚ディ「はははは、笑えるわ!
裏があるとは思ったけど、外国実習生奴隷制度と同じじゃない!
正義気取っても所詮はファントムと同じアナルのムジナじゃない!」
リン・ー・ゴ「ミレディ!」
ミレ゚⊿゚ィ「チッ」
(川-゚)「…」
穂・∀)「残酷だと思うかい?
でもその尊い犠牲のおかげで、この国は守られてきたんだよ?
国民の見えないところで死んでいく命がある。
飼われた恩は返さないとねぇ」
レ;´∀`メ「あの…ほずみん。出荷とか飼うとか言うのはやめてくれないか。
それにまだ今期の子達は小さい。無理に修行したら壊れるぞ」
穂・∀)「おや、いつまで僕と対等な口を聞けるようになってるつもりだい?
殺しが嫌だとダダこねてセミリタイアした飼いカラスくん?
先生なんて職をあっせんされただけでも、ありがたく思って従わないとねぇ。」
https://pbs.twimg.com/media/Fq3WnCDaYAAnjiK.jpg
(`・д・´)「ホヅミさん!言い過ぎですよ!」
穂・∀)「なんだ、やるのかい?僕は別に構いやしないけど。
葛 葉 最 強 のサマナーとうたわれる僕とやりあうつもりならねぇ」
実力に裏打ちされた笑いに、一人を除く全員が威圧される。
穂・∀)つ*(;;)*「とりあえず一人はもらってくか。
外で絵本読んでたこの子とかいいかもな。
戦闘で使い物にならなくても…あっちの方は…」
川∀川
https://pbs.twimg.com/media/Fq3PPm_akAAdWiB.jpg
-
https://www.youtube.com/watch?v=gBm0AaUGeWw
川∀゚)
つ つ
『鬼神黒掌』
穂д)「ゴッ」
https://pbs.twimg.com/media/Fq3bDezaAAAaUtg.png
ホヅミが血を吐いて倒れる。
たった二撃の正拳突きを音速で食らっただけなのに。
川∀゚)「返せ・・・返せ…
それは『俺の』だ!
返せ!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fq3Y6ijaEAAdfX2.png
(;`・д・´)「はぁっ!?」
https://pbs.twimg.com/media/Fq3Y7T6aUAA_BNt.jpg
リン・ー・ゴ「ねぇ、今のは?」
(;`・д・´)「わからんよ…逆に俺が聞きたいくらいだ。
キョウ…キョウなんだよな…?」
https://pbs.twimg.com/media/Fq3Y8AfaAAAO6J5.jpg
穂#・∀)「この僕を侮辱したな!
甘く見てたら調子に乗りやが」
穂;・∀)と(゚∀川
「先にポン刀抜いてきたのは貴様だろうがペド郎。
それとも…本当は強いのか?」
川∀゚)「いいぜ。
今日のところの『おもちゃ』は、お前でも…。
まずは得物握れないように腕ひっこぬくか?
目と耳と華の順で潰していくか?
バラバラにしてバラムみたいに組みなおしてやろうか?」
https://pbs.twimg.com/media/Fq3PQRiaMAAMpZc.png
穂;・д)「こ、降参だよ、降参!
落ちこぼれがこんなでたらめだなんて聞いてないって。
覚えていろよレイヴン!」
https://pbs.twimg.com/media/Fq3bEskakAEA2VJ.jpg
男は逃げ去った。
-
レ´∀`メ「ありがとうキョウ。ヘリカルを守ってくれて。
だがホヅミの機嫌をそこねてしまったモな。
始末書で済むかどうか・・」
*(‘‘)*「あ…あ…あり…」
女児は卒倒した。
レ´∀`メ「だがお前は…誰なんだ?」
川∀゚)「…」
(;`・д・´)「どういうことなんだ…?」
https://pbs.twimg.com/media/Fq3bGk1agAAAZ3s.jpg
リン・ー・ゴ「アロウ?」
(;`・д・´)「髪も変色してるし、
ホヅミさんを倒すほどのあのスピードとパワー!お前はキョウじゃない!
俺は、あんたのことなんて知らない!
あんたはなんなんだ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fq3bHPSaYAAn-hW.jpg
男は女児を抱き支えたまま嘲笑する。
川∀゚)「俺にキョウスケの思い出話でもしろというのか?
勘違いするなよ。俺は、お前に質問の機会なんぞ与えちゃいない。
ガキがいる中で手が出せないからっていい気になるな。
さっきのゴミもろとも、貴様ら全員肉塊に変えることだって出来る。
そのことを忘れるな。」
https://pbs.twimg.com/media/FqyG1mpacAEcZHc.png
川∀゚)「まぁ、名前なんて意味などないさ。
あえていうなら…『狂死』」
-
(`・д・´)「じゃあ俺達は帰るけど…カレーばっかり作るなよ!」
レ´∀`メ「師匠になんてクチきいてやがる。よーし!カレーパンを今度振舞ってやる」
(;`・д・´)「げっ」
レ´∀`メ「…キョウは残るのか」
川д川「あ、はい。この子を介抱してから…」
ミレ゚ー゚ディ「どうかしらね。暗がりでわいせつするんじゃない?男なんてポールしか信用できないわ」
川∀゚)「もう一度言ってみろケバ女。そのクソダサ剣COMPを喉にブッ刺してやる」
リン^ー^ゴ「さーみんな行くぞー!」
レ´∀`メ「アロウ!」
(`・д・´)「?」
レ;´∀`メ「お前達がファントムにガチでついたのが本当だとしても、俺は信じてるからな!
弱みを握られてるとかなら、相談に来い!」
(`・д・´)「…ありがとう。」
*(``)*「…ぁの」
https://pbs.twimg.com/media/Fq3m5P2aEAA0qD9.png
川∀゚)「あ?」
*(``)*「絵本を拭いてくれた人だよね。雰囲気は違っても、心でわかるの。何してたの?」
川∀゚)「風に当たってただけだ。体温が…ああ、体があったまりやすいからな」
*(``)*「次は、いつ来てくれるの?」
川∀゚)「わからねえな。おまわりさんの代わりに悪党ぶっ飛ばしまくらにゃならないんだ」
*(;;)*「…」
https://pbs.twimg.com/media/Fq3fdGAaEAAq8eu.png
川∀゚)「チッ、しゃあねえな。今度来れたら、絵本を腐るほどみやげにもってきてやるよ。
んで、一緒に読もう」
*(``)*「うんっ!楽しみにしてるね!
でも絵本はくさらないよー!?」
https://pbs.twimg.com/media/Fq3fo_zagAEqJFA.png
川∀゚)「頭いいな」
-
今回は一旦ここまで。
補足までに「古臭いゴミ小説」と劇中で言わせていますが、筆者は原作小説含めてシリーズ全て愛しています。(墓2はメガテンシリーズじゃねえな!)
唐突に悪魔召喚プログラム出しといて「伝統なんかクソくらえ」とかさぁ…
個人的傑作の真Ⅴと同列扱いか、それ以上の評価をしてるような信者はしんじゃえばいいと思います。
愚痴失礼。コンゴトモヨロシク…
あちなみに、ゲーパスに配信されているそうなので
加入者の方で西次官をドブに捨てる覚悟がある方はやってみてもいいんじゃないかと思います。
https://pbs.twimg.com/media/Fq3rja7aYAAKHjc.jpg
-
おもろいぜ
-
乙
-
川;д川「勝手に出てくるな! ちょっとごめんよ」
つつ*(``)*
抱っこしていた女児を優しくおろす。
川д川「レイヴンさん、耳を」
レ´∀`メ「お、おお。いつものキョウだ」
川д川(最近、小さい子供たちの誘拐が頻発しています。
こまどりも狙われる可能性が高い。
よく守ってあげてください)
川д川「じゃあ、またね」
*(^^)*ノシ「またねー」
川д川「ただいま」
(’/ー`)y-「おかえり。進歩どうだったい。」
川д川「スプーキーさん。
帰りに雨で髪がびしょ濡れになった以外は上々ですよ」
レ ´_>`)「よう。生きて帰ってきたか」
川д川「まぁ古巣なのでね。あそこは。
一体メカフクロウが監視していたので、壊して持ってきました。
ダクトにまでついてくるとは…」
https://pbs.twimg.com/media/Fq8EYIyaMAMn-Hp.jpg
全壊したミミズク型の機械を差し出す。
レ ´_>`)つ(-V-)「ご苦労。AIONめ、大口叩く割りにこすいドローンなんか使いやがる」
川д川「これが…どろーんって奴か…」
(’/ー`)y-「いいのか?頭脳メモリまでぶっ壊れてちゃあ…」
レ ´_>`)「いいんですよ。下手に生かしておいたら、こっちの隠れ家を探知されかねない。
こっちがやってやるんですよ…奴らの居城…ベガゾーンの逆探知をね」
カωブ「ガガガガガガgggggggg!!!!!」
四肢を取り外されたカブラギが、電気ショックを受けて反応している。
-
レ ´_>`)「どうやらコイツは下っ端だ。ロクな情報を引き出せん。
せいぜいがアロウとかいう奴の思い出くらいだ」
川д川「…弓打ですか」
レ ´_>`)「元お仲間も施設に来てたんだな。その様子では。
他メンツは?」
川д川「リンゴという派手な女、似たような容姿の女。フィグ。
ファントムのミレディ、サイゾー…そして」
ガラッ
と(´<_` メ)つ「アッシュは。アッシュはいたのか」
傷だらけのカムイが、全壊したアルゴンビルの唯一無事な地下へ入ってくる。
川д川「カムイ!どうしたんだそのキズは!」
(´<_` メ)「安心しろすぐに治る。アッシュは」
川д川「いなかったよ。どうやらAIONの人間じゃないみたいだ」
(´<_` )「そうか…ではソウルハックはされていないということか。
安心した。やつはせめておれの手で…」
レ ´_>`)「話の腰を折るな」
(´<_` )「申し訳ありません」
回復魔法をかけたわけではないのに、キズは徐々に塞がっている。
レ ´_>`)「まぁいい。奴はリンゴと交戦していたのだ。
正確にはそのコピー体だがな。
外道ドッペルゲンガー」
https://pbs.twimg.com/media/Fq8KgSCaYAI0PZZ.jpg
川д川「カゲボウシですか。十四代目や葛葉キョウジですら苦戦を強いられたと聞きます」
https://pbs.twimg.com/media/Fq8PgNEaAAAUIz_.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fq8Pg4IaYAEWoHb.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fq8Ph-GaQAIgAv1.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Ez_qltCVkAAQwZg.jpg
-
(´<_` )「冗談じゃねえぜ。物理押しの攻撃は効かないし…
仲魔が弱点を疲れた瞬間、悪魔の群れが襲ってきやがった。」
─
ズドン
https://pbs.twimg.com/media/EJ7P5HeUEAEEi4c.jpg
(>V<)「うわあカムイ!撃たれたよ〜」
(´<_` )「下がれハルパ…ス」
リンーゴ「地獄の開演。サバト」
(´<_` ;)「うっ!?この数の悪魔…どこから!?」
https://pbs.twimg.com/media/Fq8KhDCaIAEhWhV.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fq8QdQkaMAALw3L.png
https://www.youtube.com/watch?v=7p9W_JhbSUY
─
レ ´_>`)「まさかおめおめ逃げ帰ってきたわけではないだろうな」
(´<_` )「まさか。凍らせて砕いてきましたよ」
─
(・牙・)つ「下ガレ!カムイ!」
(´<_` ;)「うっ!?」
『ZIONGA-RENGEKI』
「「「ぎゃん!!」」」
https://pbs.twimg.com/media/Fq8XJbdagAETZsN.jpg
と(・牙・)つ「天ヨリ来タレ…!」
『BLACK-thunderbolt』
ボティスは自らの胸を蓄電器とし、雷を集める。
「「「ぐあああああー!」」」
https://pbs.twimg.com/media/Fq8XIQkaYAAaBYF.jpg
カムイにトドメを刺しに来た悪魔は軒並み焼け焦げたミンチと化した。
-
「冗談じゃねえ!リンゴの姉御の命令とはいえ…勝てるわけねえ!」
パン
リンーゴっy=「逃げるな。死んでも戦え」
(´<_` )「きさま…」
(・牙・)「電撃ハ効カナイラシイナ。カムイ!」
と(´<_` )「わかってる!」
『MAHA-BUFU-RA』
リンーゴ「フン。一瞬凍らせたところで…」
眼前に既に迫っていた。
『ICE-CRAAAAAAASH!!』
https://pbs.twimg.com/media/Fq8XKGdaUAAQbQA.jpg
影の胸を穿ち砕く。
リンдゴ「ア嗚呼アアああああああ!!」
仰向けに倒れ伏し、動く気力もない。
(´<_` )「ムールムール。逃げ出した奴らを始末してこい」
(□十□)「御意」
グリフォンにまたがり、一瞬で飛び立った。
リンーゴ「くくく…やってることは…私と同じじゃないの…
堕天プリンスくん…」
(・牙・)「抜カセ!負ケ犬ガ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fq8XKuRakAA-fNi.jpg
リンーゴ「ふふふ…カムイ・ショウ。
あなたは私達と同じ側なのよ。
侵略者は人間のほう…
いまに…わか…」
マグネタイトが霧散し、消えうせた。
(´<_` )「…」
─
-
(´<_` )「総司令、人間が侵略者とはどういう意味なのでしょう」
レ ´_>`)「深く考えるな。人間が環境破壊をしたとかそういう意味だろう。
悪魔だってウェンディゴのように人間を家畜のように食う者がいる。お互い様だろう。
しかし、その仮説が真実としてそれが原因で人間を滅ぼそうとするのか?
ランドウよりイカれていやがる」
川д川「…」
ると
レ ´_>`)「どうした」
川д川「気になっていたのですが、キャロルJにユダ・シング。
彼らは25年前に亡くなったサマナーのはず。
姿こそ違うが、確かにそう名乗っていました。
何故?」
レ ´_>`)「答えは簡単だ。
蘇生体だからだよ」
川д川「…!冒涜ではないのですか」
レ ´_>`)「生命への?」
川д川「…はい。
これではランドウと変わりがないと思うのですが…」
レ ´_>`)「前に言っただろう。奴らへは俺が地獄で詫びる。
お前達が気にすることではない」
(´<_` )「業魔殿にあったカプセルは三つ。
一人足りませんでしたが。まだ眠っているのですか?」
レ ´_>`)「最強召喚師と名高いナオミ氏にお願いしたかったが、魂レベルで拒絶されたよ。
ソウルが定着しないんだ。
代わりに、培養液には代わりの人物を漬けてある。
こちらは生きた人間だ。同意も取ってある」
(’/ー`)y-「レイさんに会いたいなぁ。あの日の花見以来会ってないからね」
https://pbs.twimg.com/media/Fq8jY7ZaYAIuJB3.png
https://pbs.twimg.com/media/Fq8jZoIaAAQx_Pa.png
(´<_` )「それは、隠匿されたイントルーダー事件の?」
(’/ー`)y-「そうだね。サナギの奴も元気かなぁ…」
-
>>486-487
ご愛読ありがとうございます。
おもろい!?
最高の誉め言葉ありがとうございます。
気が向いたら、某茜ちゃんのフォームからも思うままの感想をいただけるとありがたいです。
どんな感想にしろ、人様の俯瞰視点から読んだままの感想は励みにもなるし何かの「きっかけ」になるのです。
こんごともよろしく!ずっどぉぉぉおおーん!
-
乙でさ
-
─
『NECRO-dogma』
https://pbs.twimg.com/media/FrA6ZeaaQAAcR6p.png
(*゚ー゚)「どっかーん!やったー!
なんだ、悪魔って大した事ないじゃん!」
https://pbs.twimg.com/media/FrA4KXtakAICWse.png
ヒト゚д゚)ξ「ユーイチ君!
遊びじゃないんだからね…?」
https://pbs.twimg.com/media/FrA4eBaaAAEdGfz.png
「まったく、俺を巻き込むんじゃねーや…」
ファントムソサエティとの激闘から半年。
門倉が行方不明(事実上の死亡)になり、アルゴンソフトは倒産。
事実上マニトゥに支配された門倉に利用されていたファントムソサエティも撤退。
天海市は半数以上の住人が去っていった。
事件の中での反省を活かし、街に残り監視とハッキングの勉強をしていたユーイチからの連絡があった。
サナギとヒトミは急遽急行したのであった。
事件は、「ネット上でクラッキングをする悪魔がいる」との事。
ヒト゚ー゚)ξ「サナギの仲魔が強いだけなのよ。
悪魔達の動きは妙に統率されてるし、敵の真意がわかるまで油断しちゃダメだからね?」
(*゚ー゚)「オレだって少しはハッカーとしてハクをつけたんだ。
この悪魔送信プログラムだって…」
「ヴィクトルのおやじの技術を借りたんだろ?
まさかこんな僻地にまだ残ってるとは思わなかったぜ」
(*゚ー゚)「でもねでもねェ。オレが一人で組み上げたプログラムだってあるんだよ!
オレが作った悪魔退治用プログラムー!」
https://pbs.twimg.com/media/FrA4cpraMAEwJnW.png
(*゚ー゚)「ホラ見て!エリアの悪魔が一掃されてくよォ!」
ヒト;゚ー゚)ξ「ユーイチくんすご…」
「これありゃ、おれらを呼び出す意味はなかったんじゃねーの?
わざわざ旅行切り上げてきたんだぜ?」
ヒト//)ξ「いや、あれはただのネミッサの故郷巡りだから!
一人で行くのもあれだから、サナギにも付き合ってもらっただけで…」
「マグ株で腐るほど金あるからまた行けばいいけどよ。
やっぱ生身じゃないと、悪魔と戦った気がしないゼ」
-
「よしヒトミ、デートしよう!」
https://pbs.twimg.com/media/FrA6b_JaAAAg0m0.png
ヒト゚д゚)ξ「いきなり何言ってるの…ああっ!
ユーイチくん!悪魔増えてるよ!?」
シ #゚ ー゚)つ「人が買い出し行ってる時に、まーたお前は余計なことやってんのか!」
https://pbs.twimg.com/media/FrA6fI3aYAAsSVV.png
ガチッ
(*;ー;)「どわああー!ゲンコツすることないじゃんかー!
シックスのバカぁー!」
シ #゚ ー゚)「おめえは金持ち道楽息子でいいよな!
俺なんてまだ有給出てないのにバイト休むことになったんだぜ。
いない親戚殺してまでな!
…ま、この面子でまた集まれた縁には感謝してるけどな」
「じゃあこの面倒なバイトの報酬は俺がオマケつけて出してやるよ。それでいいだろ?
あ、でも買い出しの釣りは返せよ。」
シ ;゚ ー゚)「お前妙なとこでケチいよな…悪魔との交渉だっけ?
そのセコさでよく生き残ってこれたよな」
「多く出しちまうと調子づかせて悪魔がトンズラしちまうのさ。
駆け引きって大事だね。マグ株によーく活かせましたとも」
ヒト;゚ー゚)ξ「そんな事より敵!
こっちのエリアにまで浸食してきてるよ!?」
「任せろ!抜け目ねえぞ!
見る限りはザコばかりだ!」
サナギはGUMPをサーバーに接続し、ルーンのキーボードを手早く打つ。
ザザザ
モニターに何かが割り込んでくる。
(角`羊´角)「ニン…ゲン…か?
ジャマ…スルな…!」
https://pbs.twimg.com/media/FrBDh-eakAAO-3E.png
https://pbs.twimg.com/media/FrBDjXmaEAMLPCG.png
シ ;゚ ー゚)「こいつも悪魔なのか?」
-
(;゚ー゚)「すごい禍々しいよォ。
きっと、あれがオレのプログラムを破った悪魔なんじゃないかな…?」
https://pbs.twimg.com/media/FrBDooRaUAI4U4N.png
シ ゚ ー゚)「パラダイムXにいたような悪魔の残留思念って奴じゃねーの?
ユーイチてめー、また余計なもん呼び込みやがったな?」
(*゚ー゚)「違うよォ。あんな悪魔見た事なかったし、
今までプログラム破られた事なんてなかったよォ。」
「触ってみるか。
友好的なお客かどうかわかるぜ」
https://pbs.twimg.com/media/FrBExVuaEAAo1qa.png
『MAHA-ZIO』
DAMAGE999!!
https://pbs.twimg.com/media/FrBDqD7aIAE2aHA.png
「なんだと!?コロポックル程度がこんな火力出せるわけがねえ!!
たとえ御魂ブーストしたとしてもな!!」
ヒト;゚ー゚)ξ「サナギ」
「あ?」
ヒト゚ー゚)ξ「昔の電霊達との戦いを思い出して。
あの山羊頭が、悪魔を依代にして力をふるってるんじゃないかしら」
「なるほどな。どんだけ強大かは知らんが
ネットの海に引きこもってるだけなら大したことはねーな!!」
しかし、戦況を舐めきっていたサナギの弱小〜中堅悪魔達は各個撃破されていく。
ヒト>ー<)ξ「(画面越しでも憎悪のプレッシャーを感じる…)
ネミッサ、助けて…!」
「ネミッサ…か。
もういねえ奴の事は考えるんじゃねえ。ヒトミ。
それじゃ前に進めなくなる!!」
怒涛のタイピングで自慢の仲魔達を召喚する。
「野郎〜甘い顔してりゃいい気になりやがって。
100倍にして返してやるぜ〜!」
https://pbs.twimg.com/media/FrBEy8PaUAcat-x.png
-
「マダ!伊邪那美!ルシファーフロスト!DBバスターズ!」
(皿)「久々だね、サマナーくん」
(◎^ー^◎)「好きにやっちゃっていいん?」
(;`W´)「おじさん、『ルシファ』フロストね」
(`W´)(・W・)「ヒー!ホー!」
https://pbs.twimg.com/media/EOYFwpQUYAIC3g4.jpg
マダとイザナミが万能の光で悪魔を蹴散らし、ルシファフロストが回復。
サナギ仕込みの死神DBバスターズはテトラマカラカーンの防壁で仲魔を守る。
(角`羊´角)「ム…ムム…?」
思う通りに魔法が通じず困惑する悪魔。
「小手先調べのカンフュールやった程度でいい気になるんじゃねえ!
俺のベストメンバーは魔法防御力がケタ違いなんだよ!!
俺が何周、刻を回ったと思ってる!!」
シ ;゚ ー゚)「資産額も桁違いだよなー・・・」
エリア最後の悪魔を撃破する。
「もう憑りつける悪魔はいねえみてえだな。
きさまの目的はなんだ!?
お前がネットに悪魔を流してるのか?」
(角`羊´角)「…マホウボウギョ…オボエた…
レイをやろウ…
また…アおう…」
悪魔が手を振りかざすと、モニタがプツンと暗くなった。
「チッ!不利になったら逃げやがって!
ハードの不調はランチとリーダーの担当だ。
コーヒーでも飲むか」
-
8(;□□)「チッ、ここのメインサーバー、完全に潰されちまったみたいだ。
修復には時間がかかるぜ」
https://pbs.twimg.com/media/FrBJSEPaUAAdES2.png
(*;ー;)「ごめんねェ、ランチィ」
8(□□)「気にするな。お前の奮闘がなけりゃ、ネット上の悪魔が現実にうじゃうじゃ侵攻してきてたかもしれないんだ。
半年前みたいに、人が傷つかなかっただけマシなもんよ。
物は直せるからな」
https://pbs.twimg.com/media/FrA6hSVaEAAqgSI.png
(’ー`)y-「よォ、遅れて済まなかった」
https://pbs.twimg.com/media/FrBJTbNaQAA6hYU.png
一同「リーダー!」
(’ー`)y-「僕も色々旅先で仕事しながらやっててね。
ほら、天海市へのアクセスも全盛期より減ってしまっただろ?
言い訳ですまんが」
8(□□)「来てくれただけでありがたいぜ。
ところで、ここの部分なんだが…」
(’ー`)y-「ふむ、スポアの抜けたクリプトをかませといて良かったな。
本命の殻(CPU)のかわりに焼き切れてくれてる。
PCの方は大丈夫そうだ。」
https://pbs.twimg.com/media/FrBPmfraYAEbFhg.png
https://pbs.twimg.com/media/FrBPnMmaIAAEYpp.jpg
シ ゚ ー゚)「天海市を苦しめてきたもんが、まさかこんなとこで役立つとはねぇ。
ま、シックス様が買ってきたポテチでも食ってくれよ。」
(’ー`)y-「ん、タバコ吸い終わったらいただくよ。」
※スポア…アルゴンソフトとファントムソサエティが共同開発していた生物。
生物のソウル(魂)を抜き取り、指定された場所に運ぶ役割を担っていた。
※クリプト…天海市への移住民に無料配布されたPCに搭載されたチップ。
高性能高演算だが、スポアが仕込まれており多くの人を魂なき抜け殻にした危険なシロモノ。
タダより高いものはない。
-
一晩が明けた。
8(□□)「駄目だな、メインサーバーのデータが飛んでやがる。
悪魔は侵入できないが、ゲートを作ってこっちから乗り込む事もできねぇ」
(’ー`)y-「いい事を考えたんだが…
別の場所からアクセスしてみるのはどうだろう?
アルゴンも行政も、かなり雑に天海市を見捨てたからな。
まだハッキングに対してザルな場所があるかもしれない」
(*゚ー゚)ノ「おーい!おはよー!」
シ ゚ ー゚)「朝の散歩がてらに見つけてきたぜ。悪魔がウジャウジャだ」
(’ー`)y-「おはよう。お疲れ様。ありがとうな。」
ヒト゚ー゚)ξ「あの…何を見つけてきたんですか?」
(’ー`)y-「彼ら二人には早々に寝てもらっただろ。
朝方、アクセスできそうな場所を探してもらってたんだ。」
シ ゚ ー゚)「アルゴン精工あったでしょ。あのサイコ野郎がいた場所。
あそこの入口ハッキングしたら、二上門の総管理センターに繋がってたのよ。
ただし、プロテクトがかったく閉ざされてるけどな。」
「あの野郎がやったんじゃないか?見た目の割に臆病な野郎だ。
おれは行くぜ」
ヒト゚ー゚)ξ「あ、待ってよ!」
(’ー`)y-「仮眠したら僕も行く。
だから昼まで待っ…
zzz」
(*゚ー゚)「スプーキー、寝ちゃったよォ」
シ ゚ ー゚)「おめーがサーバー壊すから朝まで修復やってたんだろ!
反省しろ、反省を。」
8(□□)「ユーイチのせいじゃない。俺も少し寝るぜ…」
※サイコ野郎…アルゴン精工でクリプトスポアマシマシセットを作っていた工場長。
正体はファントムソサエティ幹部の一人、魔王シェムハザだった。
-
昼。
食事もそこそこに、一行は出発した。
8(□□)「確か、このさきに由良島のシステムを管理するビルがあったと思うんだが…
そう、元アルゴン精工だ。」
https://pbs.twimg.com/media/FrBYyhIagAUfjPd.png
8(□□)「どうだリーダー?」
(’ー`)y-「うーん、ダブルでプロテクトがかけられているみたいだな。
こっちを解放すると工場長室の方が閉まってしまう」
https://pbs.twimg.com/media/FrBaeGbakAA-lSK.jpg
シ ゚ ー゚)「チッ!せっかく見つけたのに、同時に開かないと無理ってことか!?
よくわからんけど!」
ヒト゚ー゚)ξ「あの、同時に開かないとダメなんですか?」
「ヒトミお前よくそれでハッカー名乗れるな…
といってもこれは悪魔がらみだからな。
どうやら悪魔を転送しまくってるジェネレータが工場長室にあるみたいなんだよな。
おかげで倒しても倒してもキリがねえ」
(’ー`)y-「おかげでこの入口の方を解放すると、センタールームの方のアクセスがシャットダウンされてしまう。
サナギにジェネレータを破壊をしてもらうことができないんだ」
ヒト゚ー゚)ξ「なるほど。あの悪魔による分断作戦ですかね。
でもサナギの悪魔がいないと、センターに行ってもジェネレータ破壊もできないですよね?
どうするんですか?」
「召喚」
川▼д▼川「母さん…!」
https://pbs.twimg.com/media/EIrPuWmUEAQ3rM-.jpg
(◎^ー^◎)「スサノオやないの!
サナギちゃんのサプライズ?」
「悪いが、この四人を護衛してやってくれや。
マグ万長者だからいくら歩いても平気だぜ!がはは!」
ヒト;゚ー゚)ξ「でもCOMPがないと悪魔の言葉はわからないし…襲われたりは」
「アホか。忠誠度バリバリMAXに決まってんだろ。
それにイザナミは日本人全ての母ともいえる大神よ。
バステも軒並み無効だし、魅了されて襲ったりしねーよ」
-
「内部が改装されてなければ…だが。
この地図を見ながら一緒に行ってくれ」
GUMPに残っていたマップデータを印刷したものを手渡す。
(◎^ー^◎)「おばちゃんに任せとき!
スサノオ、暴れてこの人ら斬るんやないよ!
キレてトヨウケちゃん殺したの、黄泉からでもしっかり母ちゃん見てたんやからね!」
川;▼д▼川「御意。母上とサナギ殿の名誉をけがさぬよう、尽力致します」
(;’ー`)y-「はは。よろしくお願いします…
あれ!?普通に言葉がわかるぞ!?」
「日本の上位神なら、日本人相手にプログラムなしでも話せるのかもしれんな。
新発見!」
「ふー。おばちゃんいねえとちょっとキツいな。
ここのシステム自体がスペック低いから呼べる仲魔の容量も狭いし。
リーダー、そっちはどうよ?」
(’ー`)y-『サナギ、上出来だ。
悪魔もいなく、無事にルームまでたどり着けた。
あとはここのPCでプロテクトを解除するだけだ。』
「ふうん、悪魔いないのか。
ファントムと一緒に撤退したのかね」
8(□□)『さっさと片付けて、早く来てくれよ。
結局ジェネレータ破壊はお前のサマナーパワーにかかってるんだ』
「勘弁してくれ。今しがたゴミ掃除が終わったところだ。
今ユーイチ連れて行くよ」
シ ゚ ー゚)『おこちゃまは連れてこなくていいぜ!』
(*゚ー゚)「あーん!またシックスがいじめたァー!」
「ユーイチ。お菓子少しくれ」
(*゚ー゚)「はいどーぞォ!マーラグリコのボッキーおいしいよォ!」
https://pbs.twimg.com/media/FrBi2CGakAMdblD.png
「だー!咥えてる奴を渡すんじゃねー!
そういうシュミはねーんだよー」
-
>センタールーム前
8(□□)「二人とも、来るな」
「どうした、部屋に入れてくれよ」
ヒトー)ξ「…」
(*゚ー゚)「ヒトミちゃん、どうしたのォ。」
シ ゚ -゚)「ヒトミが急に可笑しくなりやがって、一人だけ部屋に出てロックかけたんだ。」
(*゚ー゚)「えェ!?」
(’ー`)y-「すまない。借りてた悪魔は何故か消えてしまった。
プロテクト解除は異常にゆるかった。」
「心配しないでくれ。健康体でCOMPの中に戻ってるみたいだ」
8(□□)「そう、こっちのプロテクト自体はすごく簡単に解けた。
だがそれが悪魔の罠だったんだ。」
https://pbs.twimg.com/media/FrBTvnoaMAAbqd-.png
「どういうことだ?」
『フハハ!』
モニターに山羊頭が映る。
(角`羊´角)「仲魔、と仲間というらしいな。そうやって群れるのは」
シ ゚ -゚)「てめえ、また出やがったな!」
「仲魔を強制的に戻したのはきさまの仕業か!
なめたけの真似してくれてんじゃねえか!」
(*゚ー゚)「ヒトミちゃんを黙らせちゃったのも君の仕業ァ?」
(角`羊´角)「…なんだ。この女のことを言っているのか?
そうよこの女が我が手足となり、この愚かな三人を閉じ込めたのよ…」
https://pbs.twimg.com/media/FrBYutkaUAMHg5G.png
https://pbs.twimg.com/media/FrBYvgFaAAAG5Iz.png
(*゚ー゚)「なんでそんな事するの?ひどいよォ!」
(角`羊´角)「心配するな。
いずれ、この世界全ての人間どもが、この女と同じ運命をたどるのだ…」
https://pbs.twimg.com/media/FrBYwcqaQAc1fZ0.png
-
「カタコトだったのが一日で知恵つけるたぁな。ネットサーフィンでもしてたのかよ」
(角`羊´角)『余裕ぶっていられるかな?いつまで』
(;’ー`)y-「ゴホッ!ゴホッ!」
https://pbs.twimg.com/media/FrBokAeaAAEHHZU.png
(;゚ー゚)「スプーキー!?」
8(□□)「ヒトミが…悪魔にあやつられたヒトミが…
部屋の酸素を抜いちまったんだ…」
「そんな時にタバコ吸ってんじゃねー!!」
シ ゚ ー゚)「同意よ。でももうダメかもしんね。
ユーイチ、てめーとは面白い付き合いだったな。
早く逃げろよ」
(*;ー;)「やだよォ!シックスゥ!
そりゃゲンコツするし悪口言うし…でも!
サナギィ!なんとかドア開けられないのォ!?」
8(□□)「…そこの扉は電子ナンバーロック式でな。
適当に暗証番号書き換えちまったんだ。」
「チッ!ヒトミの半端なハッキング能力が利用されたってわけか!」
GUMPを繋いでCOMPハックを試みるが、アクセスが拒絶される。
(角`羊´角)『無駄よ。この場のネットワークは我が掌握している。
我が名はイービル。
負のソウルより生まれし、全ての悪を司り、具現化する者…
人には誰にでも悪の心がやどっている。それを封じ込めて凝縮されたのが我。
人は、ときには本性を隠し、隠され、互いに表に出る事はない…
我がソウルを、全ての世界へ向け解放するその時こそ、我が存在が初めて認められる!
悪の世界になるのだ!』
https://pbs.twimg.com/media/FrBonS_aUAE9-cs.png
https://pbs.twimg.com/media/FrBoqMgaUAAr5Qf.png
https://pbs.twimg.com/media/FrBorrsaMAQN0yn.png
「無酸素かつタバコがついている…武器にしろ仲魔にしろドアを無理矢理破壊するのは危険だな。」
ヒトー)ξ
っ-l--゙と
(角`羊´角)「動いてくれるなよ、サマナーとかいう人種。
この娘に命じてナイフを首に突き立てさせるなど造作もない。」
????「ヒトミちゃんに手を出すのは、許さない」
-
(角`羊´角)「フフフ、まずはこのサーバーの悪魔を実体化させて…む!?」
https://pbs.twimg.com/media/FrBTw0yakAA2jpA.png
ネミ゚Д゚)「サナギ!仲魔借りるよ!オラオラオラ!」
川▼д▼川「男は度胸ぉぉ 悪魔は酔狂ぉぉ!
…失礼しました。暴れさせていただきます」
https://pbs.twimg.com/media/FrBnhHaaIAQEAC-.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FrBnhxNaAAAb9cA.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FrBniYUaUAIsZL_.jpg
悪魔達が数十秒で蹂躙され、余波でジェネレーターも魔法で破壊される。
そして…
ボン
(*゚д゚)「うわっ!」
(角`羊´角)『馬鹿な…強化ガラスのはずだ…この施設のものは』
ネミ゚ー゚)「内部ハッキングして、ガラスに自壊命令を出したの。
火事とか起きて強化ガラスだらけの部屋で逃げられませーん、なんて本末転倒な話もないでしょ?
そこのコンプライアンスはちゃんとしてたのね、アルゴンって」
女が半実体化する。
『ME-PATORA』
ヒト゚д゚)ξ「ネミッサ!?」
ネミ゚ー゚)「どう?正気に戻った?ヒトミちゃん。
みんなもギリギリ間に合ったかな」
https://pbs.twimg.com/media/FrBTx0EaIAAKdKX.png
(角`羊´角)『グ、ググ…なぜだ?
なせ我が計画は崩れる…?
ネミッサ…死のアルマ…封じていたのに…』
https://pbs.twimg.com/media/FrBu97FaEAExEZD.png
ネミ゚Д゚)「やかましいわねイービルとかいうやつ!
死のアルマだろうがなんだろうが、いい方向に向かうも悪く向かうも本人次第よ!」
(角`羊´角)『お前は…自分の存在に関し考えたことはあるか…?
アイデンティティ、存在意義だ。』
ネミ゚ー゚)「関係ないわねそんなの。アタシはアタシ。」
https://pbs.twimg.com/media/FrBvDulaYAE-_9E.png
-
(角`羊´角)「浅慮だな。二上門サーバーで待っているぞ。
決着をつけようぞ。互いの存在意義を決める為に」
ネミ゚ー゚)「…なんとなく、あんたが何から生まれたのか、分かった気がしたわ。」
https://pbs.twimg.com/media/FrBvACDagAISvQg.png
>アジト
メア ゚ -゚)「お待ちしておりました。サナギ様。桜井様」
ネミ゚ー゚)「メアリ!自分一人で外出できるようになったのね。」
メア ゚ -゚)「…?」
ネミ゚ー゚)「ああ、この姿じゃわからないか。気にしないで。
アタシはネミッサ。改めてよろしくね。
じじいは元気?」
メア ゚ -゚)「ネミッサ様、よろしくお願いいたします。
じじい…ヴィクトル様でしょうか?
息災です」
「メアリが出向いてくるなんて珍しい、というか初じゃないか?」
メア ゚ -゚)「桜井様依頼のメールの結果をお知らせに参りました」
8(□□)「リーダー。何したんだ?」
(’ー`)y-「はは、昨日のうちにね、サーバー内の残留データを色々送っておいたんだ。
悪魔研究のスペシャリストにね」
シ ゚ ー゚)「抜け目ねえな。」
メア ゚ -゚)『結論から言おう。あれはネットで独自に生まれたもののようだ。
故にネットから出る事はできんだろう。そこは安心するといい。
厳密には新種の悪魔…悪魔なのか?
もし可能なら、仲魔にするかサンプルを取ってみてほしい』
メア ゚ -゚)「ヴィクトル様から持たされたボイスレコーダーです。
皆様、どうか道中お気をつけて」
メアリは去っていった。
「決戦は明日か。寝る!」
-
翌朝。
(’ー`)y-「二上門サーバーには直接行くのは無理だな…
『あの時』のように、アルゴン精工のゲートをハッキングして突破しないと。
布告された通り、悪魔がうじゃうじゃだな…ほぼ真っ向の総力戦になりそうだ。大丈夫か?」
「リーダー!俺を誰だと思ってやがる!
ネミッサもいるんだ、問題ねえ!」
https://pbs.twimg.com/media/FrA3_N0aQAEhae-.png
ネミ゚ー゚)「じゃあ、あたしはダイブして戦闘に参加するね」
ヒト゚ー゚)ξ「ねぇネミッサ」
ネミ゚ー゚)「ん?」
ヒト゚ー゚)ξ「なんで私に憑依せずにそのまま姿を保っていられるの?
イーブルって悪魔の影響?」
ネミー)「…聞かないで」
(;’ー`)y-「お疲れ。悪魔弱体化プログラムも対して意味をなさなくなってきたな。
敵悪魔が強すぎるからか…一旦戻っておくか?」
「まだまだ余裕!また悪魔を送ってくるとも限らん、さっさと二上門サーバーで決着つけようぜ」
ネミ゚ー゚)「あたしもバリバリ余裕!進軍よ!」
https://pbs.twimg.com/media/FrBJV27aQAAKoMS.png
>二上門管理センター内サーバー
(*゚ー゚)「ネミッサちゃん、頑張ってねェ。」
ネミ;゚ー゚)「ちょっと、ネミッサちゃんとか呼ばないでよ!
なんか気持ち悪い!」
(*゚ー゚)「えー…」
https://pbs.twimg.com/media/FrB0mw4agAItPE9.png
(角`羊´角)『ここまで来たか。…強いな…』
https://pbs.twimg.com/media/FrBz6AUaUAEWSxe.png
-
(角`羊´角)『だが小娘…貴様など、我が相手ではない。
死力を尽くして来い。滅びのアルマを我が滅ぼしてくれよう!』
https://pbs.twimg.com/media/FrB0e4GaYAAJiiP.png
ネミ゚Д゚)「上等よ!ぶちのめしてやる!」
8(□□)「ネミッサ…」
シ ;゚ ー゚)「頑張ってくれー!俺達もハッキングでサポートするぜ!」
『二億四千万の悪にして十六の災難』
https://pbs.twimg.com/media/FrB4WRWaAAAWU0R.jpg
ネミ゚Д゚)「ぐあああああ!」
魔王アンリ・マンユの力の一片が、仲魔達を襲う。
魅了で同士討ちするものも現れた。
https://pbs.twimg.com/media/FrB0ZfIaIAEJxzu.png
(;’ー`)y-「異常回復コードを打ち込め!」
(*゚ー゚)「了解!」
(角`羊´角)『よくやるものだ…弱いものが群れ…』
腕の一振りで仲魔達が吹き飛ばされる。
ネミ゚Д゚)「とりゃー!」
ネミッサが傷を負いながらも突撃する。
ネミ゚Д゚)「満月の女王ヘカーテよ!久々に力を貸して!」
https://pbs.twimg.com/media/FrB0aRVaIAItNpy.png
月の女王による饗宴が致命的ダメージを与える。
しかし倒すにはあと僅か及ばず。
(角`羊´角)『フフフ…賛美の言葉を送ってやろう…さらばだ!』
つ
鋭き手刀が迫る。
「うおおおおおおお!」
-
(’ー`)y-「サナギ!?」
COMPハックで無理矢理、自分の腕をデジタル化して接続する。
「かつてパラダイムXにダイヴしてた身だ!やってやれねえ事はねえだろ!
葛葉キョウジから譲り受けた魔王だ!
ネミッサ、アレを使え!」
https://pbs.twimg.com/media/FBGbM1oVEAYrFeA.jpg
ネミ゚Д゚)「終わりよイーブル!」
つつつつ
『Demon-King-of-Waaaaaaaaaar!』
万物を打ち砕く打撃。
(角`羊´『ふふ…我がデータの肉体が崩れていくのがわかるぞ…
私は負けた…のか…』
ネミ゚ー゚)「哀れだわ。」
(角`羊『くく、自分で下しておいて何をいまさら同情など…』
ネミ゚Д゚)「あほじゃないの?ヒトミちゃんやみんなを傷つけようとしたあんたに同情なんてするか。
ただ、不憫なだけよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FrBz7idaAAAxZPU.png
ネミ゚ー゚)「戦っててわかった。あなたを構成する悪意、絶望、孤独…
そんなものしか知らされてこなかったから、世界に悪を振り撒きたいなんて考えになってしまったのね。
あなたは、もっと多くのものと触れ合いたかっただけのはずなのに。
イービル、そんなあなたが可哀想…」
https://pbs.twimg.com/media/FrB0BAVacAAkNx6.png
https://pbs.twimg.com/media/FrBz9xnaQAMYGSx.png
(角`『ふふ…勝者の優越感…いや・・・違うな…
ネミッサよ。我とお前は一体何が違って…しま…』
https://pbs.twimg.com/media/FrB0SUFaUAETMv1.png
-
ネミ゚ー゚)「あたしも最初は凄い自分勝手だったと思うわ。
でもみんなのおかげで、みんなを守るという思いがアタシを強くしたんだと思う。
全部の喜怒哀楽を理解したわけじゃないけど、ね」
(角`『お前に倒され消えゆく今、初めて恐怖というものを感じているよ…
ネミッサ、お前は怖くないのか?消えるのが…隔絶されるのが…』
ネミ゚ー゚)「そりゃ寂しい部分はあるわよ。
でも会えなくなったとしても、みんなと過ごした、一緒に過ごした思い出は消えないわ。」
https://pbs.twimg.com/media/FrB0UUzaUAEC8At.png
(角『ふふ…その心の強さが…あれば…な…』
https://pbs.twimg.com/media/FrB0VPbaMAMJtuz.png
ネミ゚ー゚)つ「しゃーない。死のアルマとして、悪の最期くらいみとってあげるわ」
イービルの半身の手を握る。途端にぼろぼろと崩れ、0と1の記号の羅列となり散りゆく。
ネミ゚ー゚)「バイバイ、イービル。
次はきっと…」
https://pbs.twimg.com/media/FrB0V_magAYsX89.png
ネミ゚ー゚)「さて、帰りますか」
ヒト゚ー゚)ξ「ちょっと!」
ネミ゚ー゚)「なに?マニトゥの時と同じよ。還るだけ。そう、ただ還るだけ。」
ヒト;ー;)ξ「もう嫌だよ…帰らなくても、いいんじゃないかな…」
ネミ゚ー゚)「肉体に同居してると前の時みたいに、ヒトミちゃんのソウルを浸食しちゃう。
アタシが留まり続けることで、また別のものが刺激されるかもしれない。
そもそも今回はイービルに触発されて呼び出されただけで、
こうやって単独で存在できるのもイレギュラーな事態だったんだよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FrB0nv2aIAAPLc8.png
ヒト;ー;)ξ「神様…二度も別れを経験させるなんて…残酷です…」
ネミ;ー;)「アタシは、無くなるわけじゃない。
ちょっと遠くに行くだけ。ね?」
ヒト;ー;)ξ「また、会えるよね!?」
ネミ^ー^)「いつか、ね」
「俺が死んだら真っ先にお前のとこに行くからな!バカヤロー!」
https://pbs.twimg.com/media/FrB0ogFagAEuO3K.png
-
https://www.youtube.com/watch?v=eQiNhSEjsQ8
ネミ^ー^)
あなたが求めるもの。
それは、ここにはないなにか。
あなたに必要なもの。
それも、ここにはないなにか?
じゃあ、どこにあるの?
それは、あなたが望めばきっとある。
探してください。
あなたが、心から求めるものを。
見つけてください。
あなたに、本当に必要なものを。
それが、あたしの願いです。
追憶 デビルサマナー ソウルイントルーダーズ
完
-
乙
-
>地獄のカマ内部
(´<_` )「どうやって忍び込んだかしらねえが、大した度胸じゃないか?
え?フィネガン係のミレディちゃん」
ミレ゚⊿゚ィ「鉄仮面の側近に対してその物言い。
いいわ、苦しませて殺してあげる。
ピアシン…」
ミレ゚⊿゚ィつ-l--゙
『GUN-fawn』
https://pbs.twimg.com/media/EM12kZCUUAAdOMG.jpg
ミレ゚⊿゚ィ「くゅ」
牽制射撃。
ミレディは悔しそうに後ずさる。
(´<_` )「馬鹿が。同じ所属だったから、手の内はバレてるんだよ。
近寄らせはせんぞ。
この奥の人にもな」
─
レ ´_>`)「カムイ」
(´<_` )「はっ」
レ ´_>`)「アホなことに、地獄のカマに侵入した奴がいる。
殺せ」
(´<_` )「しかし、地獄のカマ内部にはあるものが封じられているはず。
退魔の力で自滅するのでは?」
レ ´_>`)「悠長にはしていられん。
万が一があっては困るからな」
(´<_` )「…?」
レ ゚,_ゝ゚)「あるものと共に封じ込められているのは…
マナコの母親、遠野ヒトミだ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FrLY5SDaMAENZKo.jpg
-
(<_ ;)「私に『母』というものを突き付けるとは…
総司令、やはりあなたは残酷な人だ…」
https://pbs.twimg.com/media/FrLY7TAaEAAjcZ4.png
レ ´_>`)「最強の電霊魔魔女ネミッサ氏の依代だった女(ひと)だ。
いい釣り餌になると思わんかね?」
(´<_` )「では私がカマに行って侵入者を排除すればよいのですね」
レ ゚,_ゝ゚)「よろしく頼むぞ。キョウ君は寝ているから同行できん。
もっとも、クズノハからの上物のお客をを無碍に扱う事もできんがな。
どっちにし行かせんが」
(<_ )「…」
スタスタ
(’/ー`)y-「ねえ、ウラベ君。
正直に言ってしまった方がよかったんじゃないか。
ネミッサの依代だったヒトミちゃんをファントムが狙うのを見越して
ランドウの核攻撃で死んだことにして匿っていたって」
レ ´_>`)「いいんです。下手に話せば奴の気が緩む。
マナコがいない今こそ、緊張感で伸びしろを高めるチャンスなのです。
疲れた。…少し自室にこもりますね」
>暫定司令官室
レ ´_>`)(そうだ。俺は残酷だ。
よりにもよって、フィネガンを殺してくれた恩人を餌にするとはどうかしている。
だがな、愛する者がいる限り…
戦い続けなければならないのだ。
そう、親父が命を捨てて守った人類をな…)
ングッ
自棄気味になって酒をあおる。
喉が少し焼けた。
https://pbs.twimg.com/media/FrLZDk5aIAEhulq.jpg
-
銃の魔天使が一瞬で蒸発する。
と(´<_` )「魔法耐性を持つバルバトスが焼かれるとはな。召喚」
https://pbs.twimg.com/media/EKmwbxTUcAEQw5U.jpg
https://pbs.twimg.com/media/EzrNJK5UcAYRhbq.jpg
ミレ゚ー゚ディ「どうだったかしら?もう近接攻撃一辺倒のお馬鹿さんじゃなくってよ。
あなたのくたばったお仲間と違ってね。
アッシュのアレ、モロに食らったんですって?」
https://pbs.twimg.com/media/FrLgTqJaUAAKWJU.jpg
(´<_` )「マナコの侮辱は許さんぞ。
馬鹿で喧嘩早いやつだったが、俺達を庇って死んでいった。
ソウルハックとかいうゾンビになってまでしがみつく貴様らとは格が違う」
ミレ゚⊿゚ィ「言ってくれるじゃない。私達は『選ばれた』のよ!
野良犬の様にみじめに死んでいったというあなたの父親と違ってね。」
(´<_` )「…」
(■│■)「フフ、例え性格が冷静だったとしても困難だろうな。
彼女の最大のウリは初見殺しと回避困難な虚無攻撃にある。
それはパートナーだった君が一番知っているはずだが」
ノハ- -)
https://pbs.twimg.com/media/FrLjtFFacAAhVfY.jpg
(´<_` )「鉄仮面か…彼女が心配でわざわざ来たのか?」
ミレ゚⊿゚ィ「そうよ!彼は私の事を一番に考えてくれてる!
ああ、愛しいポー…」
(■│■)つ「はしたないぞ、ミレディ。
ここでは慎みたまえ…それに彼に安い挑発は効かん。」
https://pbs.twimg.com/media/FrLqnEFaUAUnFOF.jpg
ミレ゚ー゚ディ「ふふ、ここを灰燼にしたら、後でうんとかわいがってね?」
(■│■)「灰燼にされたら困るのだがね。
まぁいい、あとでうんと気持ちよくしてあげよう…」
(´<_` )「緊張感の欠片もない。ファントムには色狂いしかいないのか?
鉄仮面。貴様の実力ならこの前の戦いで十分に目的を達成できていたのではないか?
まさかランドウにビビってこそこそノルマ稼ぎしてるわけでもあるまい。」
-
(■│■)「愚かな質問は君の価値を下げるぞ。
もっとも、悪魔と人間の混ぜ物の君に価値などないかもしらんがな。
…ゼノンを起動させないための時間稼ぎだろう?」
ノパ ゚)「ウウ…」
https://pbs.twimg.com/media/FrLwiLhWIAY0h09.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FrLxItKakAMUerz.jpg
(´<_` )「命を顧みなければ、貴様ら三匹は倒せる。なめるな。」
(´<_` ;)(といっても、ミレディはともかく鉄仮面の実力は本物だ。
ミレディを一時的に殺っても、奴と造魔に隙をつかれてやられるかもしれん)
と(´<_` )つ「一斉召喚…」
カムイの腕から次々と血が垂れてくる。魔術による連続の召喚による代償だ。
(□十□)(パ∀イ)(・牙・)
(■│■)「交戦前に、質問に答えてやろう。
理由ならある。あちこち飛び回っていて忙しい体なのだ。
だから彼女を満足させることもできない…ああ!
だが、成し遂げんとした志をただ一回の敗走によって捨ててはいけない。
だからまた赴いたのだ。」
(´<_` )「慢心は人間の最大の敵だ。
ゼノンが強いからって、調子に乗らない方がいいんじゃ…ないかっ!」
(´<_` )
つと
カムイがグリフォンを踏み台にする。
ミレ゚⊿゚ィつ「コンセントレイト!くりからの黒龍!」
不動明王の力を具現化した龍の劣化品が、無防備なカムイを襲う。
ミレ;゚⊿゚ィ「うげ…なんで…」
つと
逆に焼けたのはミレディだった。
(´<_` )「流石は脳筋。力におぼれたな」
つ◇
カムイの手には、魔反鏡の破片。
-
(■│■)「悲しみが来るときは、単騎ではやってこない。
かならず軍団で押し寄せる。
─カムイ。哀れな混血児よ、君の最期の時だ。」
「からたけ割りっ!」
https://pbs.twimg.com/media/FrL3_keWIAUhMmN.png
(□十□)つ「カムイ様!」
斬撃無効のムールムールが、咄嗟に一閃から庇う。
リン^ー^ゴ「あらー、カンが良いね。
それとも鉄仮面が忠告でも…したのかな?
初めまして、カムイ君。」
(`・д・´)「遅くなった、ミレディ。
この悪魔を殺せばいいのだな」
(´<_` ;)「ふざけた話だ…悪魔を召喚せずにおいそれとスキルを使うのかよ…人間が…」
(■│■)「カムイ、汗がダラダラだぞ?怖気づいたか?
2倍だ3倍、苦労と苦悩、ごうごう燃えろ、ぐつぐつ煮えろ。」
(´<_` ;)「余計なお世話だ。」
(´<_` ;)(カマの退魔の影響で肌が溶け始めている…長期戦は命をうしなうな)
https://pbs.twimg.com/media/FrLgfmwakAENeGJ.jpg
─
『WAR CRY』
https://pbs.twimg.com/media/FrL4-DyagAIt2aq.jpg
『ランダマイザ』
https://pbs.twimg.com/media/FrL4GmkXwAIWt39.png
(川-゚)「死ネ…」
https://pbs.twimg.com/media/FrL4HUaX0AIKiL_.jpg
(<_ )「ゴおっ”!」
数の暴力にさらされていた。
更に、仲魔達を気遣い、戻してしまった。
(■│■)「口ほどにもない。
さあ、トドメを刺してやろうではないか」
-
(<_ メ)「上等だ…ここを暴走させて爆心地にしてやる…
死体が残らなきゃ、ソウルハックもできないだろう…?」
(力が欲しくはないか?)
https://pbs.twimg.com/media/FrL7a-DakAohQvz.png
(´<_` )(なんだ…誰が話しかけてる…)
(理不尽を覆す、力が欲しくはないか…?)
(<_ )(ああ…欲しい…)
(゚<_゚ )「欲しいともッ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FrL-WpnaEAET8_J.jpg
ノパ ゚)爪 『greedy claws』
https://pbs.twimg.com/media/FrL7ZRKaQAMmB0W.jpg
(゚<_゚ )「疾風…」
つと
『COUNTERATTACK QUICK-MURDER』
迅雷が、ゼノンの振り上げた腕を吹き飛ばした。
(■│■)「意外だったよ。肉を斬らせて骨を断つ。
手ごわい。我が造魔が思わぬ傷を負ってしまった…」
https://pbs.twimg.com/media/FrL7byMaQAA-d_H.jpg
激戦の影響で炎上する地下。
(■│■)「だが我がターゲットは確保した。
私が興味あるのは、封じられしものより…もとより巫女!」
鉄仮面の仲魔が、女性を一人抱えてパイプの中まで飛んで行く。
ヒト-ー-)ξ
と(´<_` )つ「させるか!元よりこっちの護衛対象もだ!」
https://pbs.twimg.com/media/FrL_0jjaMAAevPP.jpg
(■│■)「ははは、間に合うまい。君はここで朽ち果てて死ぬのだ。」
(´<_` )「ムウン!」
https://pbs.twimg.com/media/FrL_4uoaMAAPmku.jpg
-
鉄仮面と、女性を抱える悪魔を疾風迅雷の如く追う!
と(゚<_゚ )「ブフダイン!」
https://pbs.twimg.com/media/FrL_506aIAAAV1C.jpg
悪魔だけに氷結を命中させ、するりと落ちた女性を抱きかかえ跳躍する。
悪魔人間のなせる技である。
(■│■)っy=「ダブルファイア!」
(□十□)つ
二連の銃撃を、ムールムールが剣技で弾き返す。
(#■│■)「貴様ぁ…!」
https://pbs.twimg.com/media/FrL_qk2aEAIBYD9.jpg
(´<_` )「これでターゲットは俺が奪還した。お前の負けだ!」
(□十□)
(■│■)「まぁいい、今回もしてやられたか。
だが、いかに君達が妨害しようとも、常に私は一歩先んじる。
それを覚えておきたまえ。」
https://pbs.twimg.com/media/FrLxJcxaEAAa7Et.jpg
(´<_` )「ぬかせ」
(■│■)「わかるだろう?君達は間に合わない。
運命は変えられない。
彼らAIONと我がゼノンが何故圧倒的力を持つか、わかるか?
『コヴェナント』所持者だからだ。
これがある限り、世界は我々のものだ。さらば!」
https://pbs.twimg.com/media/FrLxKM2aEAEAyIZ.jpg
鉄仮面はトラエストで忽然と姿を消した。
(´<_` )『こちらカムイ。対象を奪還、保護。これより帰還します』
(´<_` )「かあさん…」
つヒト-ー-)ξと
https://pbs.twimg.com/media/FrL_7QIaEAcTBAW.jpg
-
https://youtu.be/NnSMx2TWNa8?list=LL&t=43
個人的の今回のテーマソング。
敵へ走る!
熱き怒りの嵐を抱いて戦う為に飛び出せサマナー!
明日の希望を取り戻そうぜ 強く今を生きた戦友(とも)の為に
赤き血潮が激しくうねる 悪魔の疾風(かぜ)が荒れるぜ サマナー!
俺の嵐が巻き起こるとき
悪の仮面なんてすべて割るさ!
-
乙乙
-
おつ
-
─
(ー)y-「と、いうわけだ。
せめて仲間の体で殺してやるんだ。
感謝するんだな!
ヒャハハハ!」
https://pbs.twimg.com/media/FrV6VzVagAI0Sar.jpg
ネミ゚Д゚)「あいつの相手はアタシ達がする。先に帰ってて…」
8(;□□)「でも、あれはリーダーなんだろ?どうするんだ」
ネミ゚ー゚)「助けるつもりよ。でも、わからない。」
シ ;゚ -゚)「チッこんな時に俺達は…
すまん、頼む。」
ネミ゚ー゚)「行ったわね…
覚悟しなさい」
(ー)y-「フハハ、このサタナエルに挑むつもりか?面白い。
だができるのか?情を捨てきれぬ貴様ら人間に、
この俺を倒すことが!」
ネミ゚Д゚)「あんたみたいな悪魔の傀儡になるくらいなら!」
「…魔反鏡」
(^Ⅲ^)「メギド?いい選択です」
つ
右腕に直撃。
(;ー)y-「ぐわ!
こ、この男が死ぬぞ!いいのかぁ!」
https://pbs.twimg.com/media/FrV6XiVaEAEUk4N.jpg
『Evil-trance』
ネミ゚ー゚)「あいにくね…あたしも…」
ネミ#゚Д゚)「血も涙もない悪魔なのよ!メギドラッ!」
つと
「ぐえ!」
-
https://www.youtube.com/watch?v=HN_FoKfu6Cw
ネミ゚ー゚)「…せめて、リーダーには当たらないようにやったけど…」
スプーキーが立ち上がる。
頭と腹部からは酷い出血だ。
(メ’ー`)y-「うう…二人が止めてくれたんだな…すまない…」
ネミ゚ー゚)「…リーダー…ごめんなさい…あたしには…こんなことしか…」
(メ’ー`)y-「いいんだ…二人が傷つかなくてよかった…。
僕はね、門倉の才能を妬んで、スプーキーズで年下の君達のリーダーを気取ってごまか・・して…
ゴホッ!」
ネミ゚ー゚)「そんな…リーダー…!リーダー!」
ネミ゚Д゚)「ヒトミちゃん!出てきて!
リーダーが死んじゃうよ!ソウルが弱ってる!」
(メ’ー`)y-「そうか…!
ヒトミちゃんもか…
なぁ…頼む。ヒトミちゃんを…助けてやってくれ…」
ヒト;゚ー゚)ξ「リー…ダー…?
思い出せない…よく知ってる人なのに…
ダメだ…思い出せないよ!」
(メ’ー`)y-「そして…そのうしろで泣いてる…あの子を…」
ネミつд⊂)
「ネミッサが見えるのか」
(;ー)y-「君なら大丈夫だよな…
安心したら眠くなってきた…
少し…」
男はスプーキーをおぶる。
「死なせるかよ!」
-
病院までもう少しというところで、背負ったものが軽くなるのを感じた。
血がどっと抜けたのだ。
シ ゚ -゚)つ「殺すしかなかったってのか!?
ふざけんなよ…ふざけんな!」
シックスが男の胸倉をつかむ。
殴り返す。
「ハッ、戦いもできないお前らに言われたくないな。
それとも、リーダーがあのまま苦しんで俺達が死ねばよかったっていうのか?」
シ #゚ -゚)「そうは言ってねえよ!
でもよぉ…でも!
もっと他にやりかたなかったのかよ!」
8(□□)「…やめろ。
二人が生きて帰ってきただけでも奇跡なんだぞ。」
(*;ー;)「うわァー!ごめんよスプーキーィー!
オレが、オレが洗脳なんてされてなきゃァー!」
ネミ゚Д゚)「うるさいわね!殺ったのはあたしよ!血も涙もない悪魔のあたしよ!」
8(;□□)「ひ、ヒトミ…お前こんな時に何言って」
ネミ;Д;)「あたしが全部悪いのよ!!
アタシはヒトミちゃんを乗っ取った悪魔、死の悪魔ネミッサよ!!
文句あるならかかってこい!!」
シ ;゚ -゚)「ヒトミ…すまん。言い過ぎた」
ネミ゚Д゚)「アタシは行くから」
8(□□)「どこに!」
ネミ゚Д゚)「門倉を殺して天海市を支配するのよ。ついてきたら殺すから」
─
-
「…夢か…」
男はベッドで寝ていた。
ヒト゚ー゚)ξ「大丈夫?」
J( ´ー`)し「もう倒れてから三日も寝込んでいたのよ。
ヒトミちゃんに感謝なさい。
散らかってる部屋を片付けて、下がらない熱を必死に薬を買ってきて試行錯誤してくれたんだから。」
「…すまん…」
ヒト゚ー゚)ξ「立てる?リーダーには連絡入れておいたから。
ゆっくりリハビリしようね。」
「お前、看護師の学校にでも進学した方がいいんじゃないか。」
J(#´ー`)し「素直に感謝なさい!」
「母さん。少し、ヒトミと二人で話をさせてくれないか。」
J( ´ー`)し「わかったわ。お母さん、少し買い物に行って来るから。
ヒトミちゃん、申し訳ないけどよろしくね。」
ヒト^ー^)ξ「はい!」
ヒト゚ー゚)ξ「どうしたの。急に話なんて…」
上体を起こし、ヒトミを真っ直ぐ見据える。
「寝てる間に夢を見たんだ」
ネミ゚ー゚)『人間って寝てる時は夢を見るもんじゃないの?
眠らせた悪魔はみんな寝言言ってるよ。』
ヒト゚ー゚)ξ「ネミッサはちょっと黙ってて!
…どんな夢?」
-
「…ヒトミだから素直に話していいか。
ファントムとの戦いで、リーダーが死んで、オーブリーも死んだ。
ネミッサは一人で門倉に戦いを挑みに行った…多分俺も行ったんだと思う」
https://pbs.twimg.com/media/FrV6Yl8agAAPmir.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FrV6ZsiagAE-OGJ.jpg
ヒト゚ー゚)ξ「門倉って、アルゴンソフト社長でしょ?
ファントムと何か関係があるの?」
https://pbs.twimg.com/media/Frbj23AaQAEg07k.png
「パラダイムXを作ったのは門倉だって話だ。
そこで異変が起こってるんだ。ファントムと何が繋がりがあってもおかしくない。」
ぐぅぅ…と腹が鳴った。
ヒト゚ー゚)ξ「おかゆ作ってくるね。
サワムラさんのところよりおいしくないだろうけど、我慢してね!」
「ありがとう…。ちょっと熱いけどな。うまいよ」
ヒト^ー^)ξ「ふふ、ありがと。」
ふーふーとさましながら、時折夢の違和感を話す。
「おぼろげなんだが…リーダーが死んだことで真悟が俺達を責めて殴りかかってきた。
でもあいつ、気性が荒くてもそんな事できる奴じゃないだろう?」
ヒト゚ー゚)ξ「確かにね…マリちゃんが…から、塞ぎこんで…
アジトに来てもうわのそらよ。
悪魔の事が極端に怖いっていうのもあるでしょうけど。」
ネミ゚Д゚)『前から話してるけど、マリって誰なの?
なんか、ネミッサついていけない…』
「真悟…スプーキーでのコードネームはシックスだが。
あいつの大切な人だよ。」
ネミ゚ー゚)『ふーん、その人が悪魔に襲われて入院したりして、気が滅入っちゃってるんだ?』
「いや…マリは…
死んでるよ。俺達がもっとガキの頃に。」
-
ネミ゚ー゚)『…悪かったわね』
>アジト
(*゚ー゚)「あ、二人とも!久しぶりー!」
ネミ゚ー゚)「やけにゴキゲンね。なにかあったの?」
(*^ー^)「今、ランチにチャーハン作ってもらって食べてたんだァー!おいしかったァー!」
ネミ゚ー゚)「いいわね!アタシにも食わせなさいよ!」
「すまんな、お前らがこんな早く復帰するとは思ってなかった。
また今度だ。約束する。」
裏からランチの声がする。
ネミ゚ー゚)「絶対よ!」
(*゚ー゚)「ねェねェ、そういえば、ランチって、
どうしてそんなに料理うまいの?
何でも作れるしさァ。」
「…オフクロが寝付いてからは、てめえの食べたいものは、てめえで作るしかなかったからな。
まあ、それも気楽でいいもんだぜ。
オフクロは、いつも、俺に悪いって謝ってばかりだったがな…
………」
(*^ー^)「…オレ、ランチの作るごはんって 大好きだよォ。
『オフクロの味』って感じだもん。
もし今、ランチのママがごはん作ってくれたら、ランチのと同じ味がするんじゃないかなァ?
ねっ、二人とも!」
https://pbs.twimg.com/media/FreEZzwacAEmGfR.jpg
ネミ;゚ー゚)「アタシに振らないでよ…まだ食べたことないのに。
食った事ないもんをうまいって言うのも失礼でしょ」
8(□□)「はは、そうかもな!ありがとうよ。
さあ、出かけるぞユーイチ。
じゃあな、二人とも。」
(*゚ー゚)ノシ「行ってきまーす、二人とも、スプーキー。」
「どこに行くんだ?」
(’ー`)y-「パーツ屋に部品を見に行くそうだよ。」
-
ヒト゚д゚)ξ「どわ!リーダー!?」
(;’ー`)y-「なんだい、幽霊見たみたいな顔して。」
8(□□)「はは、スプーキーズの由来を考えると、面白い冗談じゃねえかリーダー。」
https://pbs.twimg.com/media/FreSqEWaEAAygTN.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FreSqx3aQAANhWL.jpg
「あの頃は、俺達の仲も最悪だったな」
https://pbs.twimg.com/media/FreSkrbacAE4KR9.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FreSlhqakAY1R74.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FreSmZ2aQAgpt3R.jpg
8(;□□)「シックスのやつ、初対面でガチの銃口向けてきたからな。
人がドレッドヘアーだからってヤクザとかそういうのと勘違いしやがって。ヒヤヒヤしたぞ。」
(’ー`)y-「各々色々あったからね。
…ところで、悪魔にやられたりしたのかい?
ヒトミちゃんから連絡はもらってたんだが…」
「実は…」
顔を出さなかった理由と、オーブリーの事をスプーキーに話した。
(’ー`)y-「…そうか。妹さんがね…
フクザツな年頃とはいえ、グレてサマナーになってしまうとは。
ファントムに目を付けられないうちに連れ戻さないとね。
目撃情報がないか、探ってみるよ。」
ヒト゚ー゚)ξ「お願いします。」
(’ー`)y-「いいよ頭なんか下げなくて。仲間だろ?
それとは別に、役に立つ情報がないかと思って探してみてるんだが、どこもガードが固くてね。なかなか手強いよ。
君たちに調べてもらっていることは、もしかしたらとんでもなく危険なことかもしれない。
危ない目に会わないよう、よく注意して行動するんだよ。」
ネミ゚ー゚)「アタシたちのことなら、大丈夫。
それより、リーダーこそ。あまり首を突っ込みすぎると危ないかもよ?」
(’ー`)y-「ははは。心配してくれるのかい?
ありがとう、気をつけるよ。
といっても、何度も危ない橋渡ってきてる身だからね。
でもね…… 僕も、もう後戻りできないような気がしているんだ。
だから、たとえ何があっても、」
https://pbs.twimg.com/media/FrcBxddaYAAHQC-.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FrcBy5saEAAc2Up.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FrcB1pUaEAA50n3.jpg
-
スプーキーの顔が一瞬憂鬱じみたものに変わった。
ネミ゚ー゚)「リーダー…?何か言った?」
https://pbs.twimg.com/media/FrcB3zwaMAE0OJX.jpg
(’ー`)y-「いや、何でもないよ。
さあ、気をつけて行っておいで。
といっても、まだ疲れが取れていないんだろう?
まだ家に帰って休んでいた方がいいよ。
学校のレポートも書かなきゃいかんのだろ?」
https://pbs.twimg.com/media/FrcB8KraMAAGZ-C.jpg
「そうですね…何かあったら携帯に連絡ください。
すぐ駆けつけますよ。」
ヒト゚ー゚)ξ「じゃあ彼を送ってきますね。」
8(□□)「さて、俺達も出るか。
トイレはいいか、ユーイチ?」
(*゚ー゚)「あーん、そこまで心配しなくても大丈夫だよォ!」
>家
J( ´ー`)し「ごめんねヒトミちゃん。送迎までしてもらっちゃって。
お前も、まだ調子が悪いなら寝ていなさい。」
「へい」
頭を掻く。
J( ´ー`)し「あら?てっきりいつもの調子でブーブーいうのかと思ったら、
急に聞き分けが良くなっちゃって。
出先で調子悪くなってヒトミちゃんにこってり絞られたんでしょう!反省なさい!」
https://pbs.twimg.com/media/FreiyCJaIAEkGuA.jpg
「妹があんなんだったら誰でもよくなるさ。
オーブリー、友達んとこ泊まるってさ。
機嫌直ったらまた帰ってくるさ」
J( ´ー`)し「それはよかったわ。
悪いお友達じゃないといいんだけどね。」
-
>自室
(ー□д□)「…」
https://pbs.twimg.com/media/Freiyo7akAI1nph.jpg
父がぼーっと立っている。
ヒト゚ー゚)ξ「おじさん、こんにちは。」
(ー□д□)「…おお、お前とヒトミちゃんか…」
「どうしたんだ、ボ〜っとして。悪いけど俺寝るからちょっと出てってくれないか」
(ー□д□)「ああ…すまんな…スクーリングにはちゃんと行きなさい。
今年で三年生だったか…?」
父はよろよろと出て行った。
ヒト;゚ー゚)ξ「顔色悪いけど、本当に大丈夫?」
「ああ…リーダーの顔見たら夢を思い出してな…
ただでさえ頭抱えてるのに不吉な事言うなよな、いい大人がさー…」
ネミ゚ー゚)「疲れてるとこ悪いんだけど」
「ん?」
ネミ゚ー゚)「あんた達はよく知ってるかもだけど、あたしはオーブリーって子の事をよく知らないのよ。
素性がわからなきゃ情もわかないし、助ける気もそんな起きないわよ」
「…ちょっと待っててくれ」
ホコリが綺麗に取り除かれた本棚からアルバムを取る。
https://www.youtube.com/watch?v=xAd8EeYaUlA
ペラ
ネミ゚ー゚)「かわいいじゃない。黒髪?」
https://pbs.twimg.com/media/FrepFTLakAAa3is.jpg
「天海に引っ越してくる前のオーブリーだよ。
元はアメリカの生まれなんだが…家が普通じゃなくてな。
親父が浮気かなんかで出てって、母親はカウチポテト族ってやつ。
ネグレクトってやつだ。」
ネミ゚ー゚)「カウチ?ネグレクト?」
-
「カウチポテト族ってのは、ソファーがなんかに座って何か食いながらテレビばっか見てる人の事だよ。
ネグレクトは、暴力こそふるわんが子供を放置する事、立派な虐待だよ」
ネミ゚ー゚)「ふーん」
「俺の家が親戚で、たまにアメリカに遊びに行ってたんだが…
髪はボサボサで泣きじゃくってたよ。
いたたまれなくて、俺の親父とおふくろにキレて無理矢理にでも引き取った。
両親とも大卒で英語うまいからな。申請もうまく通った」
ネミ゚ー゚)「あはは、間抜けな顔!何食べてるの?」
https://pbs.twimg.com/media/FretY5YacAETJNe.png
「スイカだよ。このまんだらメロンの仲間みたいなもんだ。
今度買ってこよう。一緒に食おう。できればオーブリーと一緒に」
ネミ゚ー゚)「この左の美人さんは?」
https://pbs.twimg.com/media/FretZjyaIAEX8cX.png
ヒト゚ー゚)ξ「…マリちゃんよ。」
ネミ゚ー゚)「…そう。
この男の子は?」
https://pbs.twimg.com/media/FrepHqpakAEu2ym.jpg
「真悟。スプーキーズのシックスだよ。
昔は大人しくても好きな事には熱中する奴だったんだが…」
ネミ゚ー゚)つ「ん?そうだ。この写真立ては?
ネミッサ様の悪魔パワーで部屋片付けた時に、パソコンとこれはキズ一つなかったの。」
「ああ…今のオーブリーの友達だよ、キムって言ったかな…
天海には、外国人も多いらしい…」
ネミ゚ー゚)「もういいわ、とりあえず。疲労がすごい顔に出てるわよ。
今まで勝ち越しだったから、オーブリーちゃんに負けたのが悔しいんでしょ、キャハハ。」
ヒト;゚ー゚)ξ「ネミッサ!
…じゃあ、私達は帰るわね。
一緒にオーブリーちゃんを連れ戻す為に、ゆっくり休んで!」
「おう」
「俺達以外には、こんな笑顔できるんじゃねえか…
俺はともかく親父もおふくろも尽力してくれてただろ。何がいけなかったんだよ…!」
https://pbs.twimg.com/media/FrepK2-aAAAvv8-.jpg
-
>マンション外
ヒト゚ー゚)ξ「なんか憂鬱になってきちゃった。散歩しない?」
ネミ゚ー゚)『いいわよ。帰りにお店でおいしいもの買っていこうよ・・・
ちょっと、何!?』
https://pbs.twimg.com/media/FrcCv6CaUAQMdyu.jpg
─
>某所
川 ゚ -゚)「ド素人の小僧を取り逃したようだな。
更に貴重な戦力のファントムサマナーも一人離反、と。」
(■ハ■)「…」
川 ゚ -゚)「監視カメラで見させてもらった。
貴様、あの程度の戦力にあれほど手こずっていたとは…
着任早々よくも恥をかかせてくれる。」
https://pbs.twimg.com/media/Fre2JkqaUAA0qYU.jpg
西・ハ・)「…」
(■ハ■)「外部の貴様には関係ないだろう。
そちらも、海座だったか?
その小僧の鹵獲に失敗したと聞いたが。」
西・ハ・)「やめないか。いざこざなどしても何の利もない。
重要なのは、これからだ。
話を聞くに、フィネガンとラムサス君のどちらもジャマをするもの。
ファントムに反抗するサマナーが二人いるということか。」
川 ゚ -゚)「フィネガン殿が取り逃した方の仲魔に、ネミッサがいる可能性が高いですよ。」
西・ハ・)「なに!」
川 ゚ -゚)「どうするフィネガン殿?恥をすすぐには絶好のチャンスだろう。
私一人でやるのは容易いが…なんなら仕込みがある。
噛ませてやってもいい。」
─
-
(゚ ゚)「フゥゥゥゥ…フゥゥゥゥ…」
ネミ;゚Д゚)「な、何よコイツ!?
気持ち悪い、変質者!?」
(゚ ゚)「ネミッサ…見ツケタゾ…」
ネミ゚Д゚)「あ、アタシを知ってるの!?」
(゚ ゚)「ヒトのカラダハ脆スギル…
ダガ…コノ鉄体ナラバ…
貴様ヲ…倒スコトガ…!」
https://pbs.twimg.com/media/FrfATq3aUAEDq0T.png
https://pbs.twimg.com/media/FrcC4ulagAA-Zmg.jpg
ネミ゚ぺ)「まさかあんたムーウィスね!?
どこに消えたのかと思ってたら、まさかあんな体を作ってたなんて。」
https://pbs.twimg.com/media/FrcC7F_aAAAb9sU.jpg
(゚ ゚)「ネミッサ…マサカ貴様マデ地上ニ出テイタトハ…
脅威…我ラガ脅威…貴様サエ要ナケレバ…」
https://pbs.twimg.com/media/FrcC72EacAAKLys.jpg
悪魔は戦闘態勢だ。
ネミ゚Д゚)『どうすんのヒトミちゃん。一旦退いてあいつ呼んできた方がよくない?
仲魔がいないから、タイマンは不利だよ』
ヒト#゚д゚)ξ「人の体は脆すぎる…って言ってたから
きっとキャロルって人の後も色んな人間にとりついて負荷で壊してきたんだわ。
ほっとけばここで暴れるかもしれないし、許せない!!
ネミッサ!力を貸して!」
ネミ゚ー゚)「仕方ないわね。行くわよ!」
つ
https://www.youtube.com/watch?v=oklJBn7mK_g
ネミ゚ー゚)っy=
地母神ダイアナの魔結晶、最強の単発銃ロイヤルポケットに弾を装填する。
https://pbs.twimg.com/media/FrfD5R4aIAIEcZX.jpg
(゚ ゚)「ネミッサ 消去
ネミッサ 消去」
『OFFENCE_EXTRA
SHE-MARKER』
https://pbs.twimg.com/media/FrfD6bbaUAEGLIp.jpg
-
ネミ゚Д゚)っy=「何か分らんがくらえっ!」
https://pbs.twimg.com/media/FrfD8U0acAA1ZnU.jpg
すかすかの機械の肉体を通り抜け、効いていない。
(゚ ゚)「M-E-ロック…解除」
><
『OFFENCE_EXTRA
DYNAMIC-BLAST』
https://pbs.twimg.com/media/FrfD9vnagAAz-1f.jpg
機械の腕がネミッサを襲う。
ネミ;゚Д゚)「ぐあああああ!
き、傷薬!」
キズが僅かに癒える。
『OFFENCE_MAGIC
ZANMA』
https://pbs.twimg.com/media/FrfGPwiaAAAH7xC.jpg
ネミ゚Д゚)「ぐぼっ!」
見た目重視で衝撃に弱い首星の羽衣を装備していたおかげで、衝撃が増幅される。
ヒト>ー<)ξ『宝玉とか鏡とかないの!?』
ネミ゚Д゚)「安心してあいつん家に置いてきちまったわよ!
緊急用の傷薬しかなかった!」
(゚ ゚)つ「消エヨ、ネミッサ!」
『OFFENCE_MAGIC
MEGIDO』
https://pbs.twimg.com/media/FrfGQYqaQAEzOED.jpg
万能のトドメの一撃が放たれる。
ネミ;Д゚)「うおおおおおおお!
…あれ?」
(>´ω` <)「くらえっ!」
https://pbs.twimg.com/media/FrfHyn6aQAAD9-G.jpg
謎の男の乱入によって、ムーウィスの攻撃がカットされた。
-
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=dnZumaZ4EqE
ヒト゚ー゚)ξ「!?」
(>´ω` <)つ〇「宝玉だ。胸に抱いていろ」
(>´ω` <)「鉄のバケモノめ。俺が相手してやる」
つ つ
https://pbs.twimg.com/media/Frf5uI0agAA0zy3.png
(゚ ゚)「邪魔ヲ…スルナ…人間…」
隼人はCOMPをチラ見する。
(>´ω` <)(ふむ。マークド状態か。
これでは回復してもまた狙われる)
(>´ω` <)「シワンナ!ボインちゃんにマークディ!」
「うーん…やってみよっと!」
https://pbs.twimg.com/media/D4fCQl1VUAcJgDO.jpg
雲でできた妖魔が応える。
『DIFFENCE_MAGIC!
MARK-Di』
https://pbs.twimg.com/media/Frf23GZakAMpyMF.jpg
(゚ ゚)「小癪ナ…」
(>´ω` <)「ふ、機械攻撃なんてかすりもしないぜ。
こう見えて実家は重工やってんだ。
だがこれ以上動かさせるかよ!女!氷結か電撃は使えるか!?」
https://pbs.twimg.com/media/Frf29F-aAAA2hpu.jpg
ネミ゚Д゚)つ「命令してんじゃないわよ!ジオ!」
(゚ ゚)「ウ」
機械の体に効果は抜群だ。
動きが止まる。
『OFFENCE_EXTRA
GOD-BIRD』
「羽ばたき?ワカリキッテル」
https://pbs.twimg.com/media/E19e29-UYAAi_mz.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Frf2soGaYAMpHn6.jpg
-
スリランカの凶鳥の鋭い羽根が、確実に鉄の体を叩いて砕く。
『OFFENCE_MAGIC
AGIRAO』
ξ・へξ「神お兄ちゃん、あつーい!」
https://pbs.twimg.com/media/Frf2_C2acAYQYp5.jpg
(>´ω` <)「女ァ!生き残りたきゃ回復しろ!」
ネミ゚Д゚)「偉そうに!メ・ディア!」
ξ・へξ「ありがと!お礼!」
https://pbs.twimg.com/media/Frf2qFLagAQiVng.jpg
(>´ω` <)「ナタタイシ!ミサイルパンチ!間髪入れず!」
( ・▽・)つ「つもりだったさ」
https://pbs.twimg.com/media/Frf2nPbaUAEmW9T.jpg
感電が取れぬマシーンに、全てを砕く鉄拳がお見舞いされる。
(>´ω` <)「金属疲労を起こさせてやる!
わかってるな!コトシロヌシ!」
(`・A・´)「マハ・ブフですね?
定石です」
https://pbs.twimg.com/media/Frf2yeSaIAAOjnG.jpg
感電したところにたまらぬ氷結の一撃。
肉体中に電流が通電し、バケモノはダウンした。
(゚ ゚)「バ、バカナ…乱入ハ反則ダロウ…」
https://pbs.twimg.com/media/FrgA-uoaMAAm8d0.jpg
(゚ ゚)「ヤハリ貴様ハ消サネバナラン。
貴様ハ我ガ主ノ脅威トナル…
我々ノ脅威トナル…オノレェ…」
https://pbs.twimg.com/media/FrgA_S3aYAA9nvg.jpg
マントを翻してムーウィスは消えた。
-
ネミ゚ぺ)「逃げた!?あと少しでトドメ刺せたのに!
逃げ足だけすばしっこいんだから!」
https://pbs.twimg.com/media/FrgA__eaUAALW_M.jpg
(>´ω` <)つ「生き延びただけよしとしろ。
自棄になって自爆でもされたら、俺でも守り切れん。見ろ」
こっそりとヒトネミッサの肩に手をかけ、ムーウィスのいた先を指さす。
ネミ#゚Д゚)つ(#ω` <)
ヒト゚ー゚)ξ『でもなんで今の悪魔、ネミッサの事を知っていたのかしら?
前は私に憑依して逃げていったのに。』
ネミ゚Д゚)「きっとアタシの事を閉じ込めた奴に関係あるに決まってるわ!
次は絶対捕まえてやるんだから!
あいつが治るの待ってられないわ!行くわよ!」
ヒト゚ー゚)ξ『待ちなさいよネミッサ。手がかりもないのにどこに行くのよ。』
(#)ω` <)9m「ひゃからあへをみひょ!(だからあれを見ろ!)」
ヒト゚ー゚)ξ『何か落ちてるわね。
これは…』
>金属片を手に入れた。
https://pbs.twimg.com/media/FrgBAkyaYAAgvpM.jpg
(#)ω` <)「さいひょから言ってるじゃねえか。
それであのガラクタ野郎の住処がわかるんじゃねえか?
家まで送っていこうか」
ヒト;゚ー゚)ξ『い、いえ。大丈夫です。すぐそこなので。
でもありがとうございます。
なんで助けてくれたんですか?なんで私がピンチなのを偶然…』
(#)ω` <)「フッ、俺は実はボインちゃんが大好きでな。それ以外に理由が必要かい?
生娘の匂いがしたし。君はサチコか!?」
ヒト;゚ー゚)ξ『いや違いますけど』
(#)ω` <)ノシ「そうか。気を付けて帰りなよ」
ヒト^ー^)ξノシ「(変な人だけどいい人だな)ありがとうございました!」
─
(>´ω` <)「もしもしリョウ。アラートが鳴ったんで例の女助けておいたぞ。いい退屈しのぎになった。」
-
>翌朝。
ヒト゚ー゚)ξ「おはようございます。」
(’ー`)y-「ふああ…おはようヒトミちゃん。彼は?」
(*゚ー゚)ノ「おっはよー!ヒットミちゃーん!」
ヒト゚ー゚)ξつ「まだ寝ています。で、これを…」
金属片を渡す。
あちらこちらに傾けて眺めてみる。
(’ー`)y-「うーん、何かの機械の部品だろうが…すまん。僕にはちょっとわからないな…」
ヒト゚ー゚)ξ「そうですか…ですよね。簡単にわかるわけが」
(*゚ー゚)「あ、ここ。なんかマークが彫ってあるよォ。」
シ ゚ -゚)「コレ知ってるぜ。レオン自動車工場のマークだ」
(’ー`)y-「シックス。久しぶりだな。」
https://pbs.twimg.com/media/FrgoI5caEAk3mP-.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FrgqiIzacAAcpP9.jpg
シ ゚ -゚)「ごぶさた」
8(□□)「心配したぜ。たまには出てこいよな。」
シ ゚ -゚)「…」
ネミ゚ー゚)「まぁいいわ。レオンなんたらってどこにあるの?」
(’ー`)y-「由良島はここから南の地区だ。
そして工場は由良島の中の西側だよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FrgoK-taEAAyPJp.jpg
ネミ゚ー゚)つ「ありがと。
じゃあさっそくぶちのめしてくるわ!」
腕を回して意気込む。
(;’ー`)y-「ま、待て。悪魔のすみかに二人で攻め来むつもりなのか?」
https://pbs.twimg.com/media/FrgoJmxacAETYBa.jpg
ネミ゚Д゚)「あのムーウィスって奴、アタシの事知ってたよ。
今度こそ決着をつけて、あらいざらい白状させてやる!」
-
(’ー`)y-「二人だけに無茶はさせられん。僕たちも行く。」
8(□□)「しかしリーダー、サマナーのあいつが寝込んでる時に、行ってどうするんだ。
俺達では悪魔に対処できんぞ…」
https://pbs.twimg.com/media/FrgoKQ_aMAIMPMl.jpg
(’ー`)y-「悪魔とは戦えなくても、ハッカーとしてバックアップはできるだろう。
ただ、彼が万全になってからだが…
みんな、それでいいか?」
シ ゚ -゚)「はぁ?何勝手に決めてんの?
俺は知らないよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FrgwKoxacAIptwl.jpg
8(;□□)「土壇場で何言ってるシックス!
ヒトミが現に狙われてるんだぞ。」
(’ー`)y-「そうだよシックス。いまこそスプーキーズの仲間達の力を合わせて…」
シ ゚ -゚)「どぉなってんの?ねぇ?
元々俺達ぁ、ディナーのカタキ討つ為に集まっただけだろ?
仲間、仲間って、命がけをおしつけるなよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FrgwLzzaUAEIidY.jpg
8(□□)「じゃあなんで招集に来た…」
シ ゚ ー゚)「わからねー事があるっていうから、そこのゴミがレオン自工製って教えてやったじゃん。
そっから先は、好きな奴が行ってくれば?」
(*゚ー゚)「ねェシックスぅ…一緒に行こうよォ…
今から準備もなしに行く!って事じゃないんだしさァ…」
シ ゚ д゚)「ラスカルは黙ってろよ!
嫌な事全部押し付けて、仲間だから当たり前ってか?
無理強いすんなら抜けさせてもらうわ。くだらねー…
あいつもヒトミも、俺にとっちゃ仇なんだよ。
せいぜい犬死にしてくれれば嬉しいね。」
https://pbs.twimg.com/media/FrgwMqbaYAA8rR7.jpg
(’ー`)y-「わかった。強制はしない。
でも、お前が仲間なのには変わりないからな。
今はイライラしてるかもしれんが、その気になったらいつでも連絡をくれ。
待ってるからな。」
シックスがトレーラーを出る。
(>´ω` <)「朝早くから失礼」
https://pbs.twimg.com/media/Frg2J6taYAAwlYS.jpg
-
強面長身の男が出入口を塞いでいる。
シ ゚ -゚)「なんだよ、どけよ」
(>´ω` <)「失礼、あまりにも矮小すぎて見えなかった。」
(’ー`)y-「誰だ!?」
(>´ω` <)「失礼。自己紹介が遅れたな。スプーキーズの諸君。
奮闘は聞いているよ。
俺は隼人。神隼人。」
ヒト゚ー゚)ξ「あっ、昨日の…」
(’ー`)y-「知り合いなのか?」
ヒト゚ー゚)ξ「昨日、ムーウィスって悪魔に襲われた時に助けてくれたサマナーの人です。」
8(□□)「サマナーなのか。ファントムではないようだが…」
(>´ω` <)「自慢じゃないが俺の実家はでかくてね。
レオン自動車工場は神重工のグループ会社なんだよ。
工場の稼働は停止させておいてやるから、好きに入りな。
あのガラクタを倒すんだろう?」
ヒト゚ー゚)ξ「あ、あの!」
(>´ω` <)「ん?」
ヒト;゚ー゚)ξ「もしよかったら…私達の作戦に協力を…」
(>´ω` <)「すまないがそれはできない。
君達スプーキーズへの干渉はできるだけ禁止されているのだ。
今日の俺はメッセンジャー。
俺もボインちゃんの頼みは聞いてやりたいんだがね。申し訳ない」
シ ゚ -゚)「…うぜえ」
シックスは出て行ってしまった。
隼人も手を振って去っていった。
(’ー`)y-「…どうするか。レオン自工は出入り自由にしてくれたようだが…」
ヒト゚ー゚)ξ「私、帰って彼を説得してみます。」
-
chapter 9難が8度降り注いで勝利のラッキー7
>レオン自工 モニタールーム
(゚ ゚)「ウウ…体ハ…完成…シタハズ…」
ボロ布を纏った浮浪者のようなガラクタ集めが、金のツギハギボディで改修されていた。
大蛇のようなケーブルで電気を喰っている。
『うぬは、力が欲しくないか?』
https://pbs.twimg.com/media/FrlZ2nUaAAAT9W2.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FrlZ3YqaEAQsZ0F.png
<↑ ↑>
つと
(゚ ゚)「何者ダ!貴様?」
ぎこちないアームを振り回すが、全て華麗に避けられる。
<↑ ↑=↑ ↑>「無駄だ。我は敵対しに来たわけではない…
我はグラーフ。力の求道者。
うぬは、力が欲しくないか?」
https://pbs.twimg.com/media/FrlZ4E0aYAALKQQ.jpg
(゚ ゚)「力…?力ナラ、ココニアル。 ネミッサヲ滅スルコノ体ガナ」
仮面の男は顎に手を当てる。
<↑ ↑>「ふむ。独力でよくもここまで強靭な肉体を構築したものだ。流石は電霊か。
ターゲットの者達は予想以上に力をつけているぞ。
しょせんは、うわべの力。至らぬ知恵のつくりし道具を集めただけのもの。
果たして、今の状態で勝てるかな?」
https://pbs.twimg.com/media/FrlZ4-raQAEgoF0.jpg
(゚ ゚)「愚弄スルカ…人間ゴトキノ手ハ借リヌ。」
<↑ ↑>「体中のエネルギーの充填と冷却が極端に遅い。
そのせいでプログラム読み込みも相当落ちているのではないか?
読み込んでいる間に倒されてしまえば元も子もないぞ。
我が真の力を与えてやろう!」
https://pbs.twimg.com/media/FrlZ7gbaEAAIBdV.jpg
<↑ ↑>つ「我の拳は神の息吹!
大霊より堕ちたる種子を開花させ、閉じられし刻印を解除する!」
美しき
滅びの母の力を!」
https://pbs.twimg.com/media/FrlZ8GAakAQBC3H.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FrlZ82qaIAAZH1h.jpg
-
(゚ ゚)「グアアアアア…アレ?」
<↑ ↑>「ちょっと待っていろ。演算能力を上げてやる、大人しくしていろよ」
m m
─
>自宅
ヒト゚ー゚)ξ「ねえ、そろそろ起きてみない?」
「ああ…だるい…やる気がない…」
ネミ#゚Д゚)「いい加減うじうじしてんじゃないわよ!
そんなんだからオーブリーちゃんに愛想尽かされたんじゃないの!?
こっちはね、あんたがいないせいでムーウィスに殺られかけたんだから!
おまけに変なおっぱい好きに借りを作っちゃうし!」
「…ムーウィス…?」
ヒト゚ー゚)ξ「ほら、天体博物館でキャロルJさんってサマナーに憑りついた悪魔よ。
散歩してたら襲ってきたの。」
ネミ゚Д゚)「あんたの家にアイテム置いてきちゃったおかげで、傷薬でちまちま回復よ!チクショウ!」
「それはちょっとネミッサが悪いんではないかな…
しかしムーウィスが動き出したとなると、厄介だな…
だが俺に奴が倒せるか…?」
ユ>▽д▽<ダ「私に恥をかかせないでくれよ。」
「ユダさん!?」
男が上体を起こす。
ネミ゚Д゚)「なんでユダ見た途端に起きるんだよ!ホモかてめーは!!」
ユ;>▽д▽タ<゙「君の御母堂はかなりの剛の者だな。
一晩付き合ってクタクタだよ。」
ユダは頬がこけてやつれている。
「まさかあんた…母さんと…やったのか!?」
-
ユ▽д▽ダ「あなどっていたわ…」
─
ピンポーン
J( ´ー`)し「はいはい」
ユ▽д▽ダ「久方振りです。先日お会いした、ユダです。
彼の学校でネパール語を教えている教師なのだが…」
J( ´ー`)し「あら?この前は友達って仰ってなかったかしら?」
ユ▽д▽ダ「生徒であり、友人なのです。
遠野さんから彼の調子が悪いと連絡を受け、見舞いに参りました。」
J( ;ー;)し「なんて生徒思いの先生なんでしょ…さあ、上がってくださいな。」
>母の自室
ユ▽д▽ダ「まずは土産です。まずこれはお父上にでも…
つ□と
母の目の色が変わった。
J( ´ー`)し「ありがとうございま… 酒か!」
素早く奪い取り、一気にに飲み干す。
ユ;▽д▽ダ「あっ…純米からじし…」
J(*´ー`)しつ「あぁ〜ん!?女が酒飲んじゃ悪いってぇのか?
てめぇも飲め!いいもん持ってんじゃねえか!」
酒徳神のおちょこを強引に取られる。
J(*´ー`)し「てめえも飲めや!それとも俺の汲んだ酒は飲めねーってかぁ!
いいつまみがあるじゃねえか!ああん!?」
J( ´皿`)し ボリビリ
珍味のおつまみを噛み砕く。
ユダはおちょこの酒を、そっと仲魔に飲ませる。
ユ;▽д▽ダ(すまん…)
─
-
「で…母さんは?」
ユ▽д▽ダ「ゆめざくらを飲ませて、ドルミナーで眠ってもらっている。
安心してくれ。
で…」
ヒト゚ー゚)ξ「私ね、思うの。
ネットダイブでの戦いで確かにキズは負った。
でもそれは治ってて、あとは精神の問題じゃないかって。」
ユ▽д▽ダ「フッ、トラウマというやつか。
甘い奴だ。」
「なんだと!!」
完全に起きてユダに食ってかかる。
「そんなに戦いが好きか!?
そんなに人が死んでいくのを見るのが楽しいのか!?」
ユ▽д▽ダ「戦場はトラウマの宝物庫だよ。
運よく生き残れても…死んでいった味方や手にかけた相手の肉と骨と血がはじけ砕けしぶく感触。
それを忘れられず耐えかね、自殺する者も多い。」
「…」
ユ▽д▽ダ「君は幸せだ。こうやって塞ぎこんでいても、支えてくれる家族と仲間と仲魔がいる。
君も妹君も死んではいない。
まだ取り返しがつくということだ。」
ユ▽д▽ダ「私はムサシ殿とベンケイ殿、それ以前に始末してきた者達への業を背負わねばならぬからな…
いつ終わるかしれぬ、遠い…」
ヒト゚ー゚)ξ「ユダさん…」
ネミ゚ー゚)「ま、怒りで立てたってことは?
つまり動こうと思えば動けたのよね!?
このペテン野郎!」
「わかったよ。
とりあえず、ムーウィスは倒す。
ネミッサはどうでもいいが、ヒトミに死なれると困るんでな!」
ネミ#゚ー゚)「なによそれー!」
ユ▽д▽ダ「決まりだな。私も同行させてもらおう。
土産に悪魔を狩って得たニワトリの死体や宝石を取られてしまったよ。御母堂に。
サマナー界隈では宝石などはした金だが、一般人の世界では宝になるだろう。」
「もしもしリーダー。心配かけてごめん。明日…」
-
翌日、夕刻前。
シ ゚ -゚)「…うま」
https://pbs.twimg.com/media/Frq6n3iaEAA5uaZ.jpg
公園のベンチでステーキを頬張る。
シ ゚ -゚)「マリのクッキーの方がうまいな…」
https://pbs.twimg.com/media/Frq9gM1aEAQDpef.jpg
オ゚⊿゚ブ「頼むわよ。あたしが強くなる為にも…」
(>´д` <)「では、よろしいんですね?
家を丸ごと壊して、住居者がいれば殺すと。
解体した獲物は私達の取り分ですよ」
オ゚⊿゚ブ「いいよ。もういい加減うざったいんだ。
銀髪の女の子だけは見逃してあげて」
「楽しみだなぁ!本物の殺し屋さんが来てくれるなんて!
オーブリーダーのおかげだね!」
子供達が強面の集団とたむろしている。
シ ゚ -゚) (>´д` <) 「凄い人数だな 引っ越しでもするのか!?」
https://pbs.twimg.com/media/Frq5iTPaUAEad6q.jpg
(>´д` <)「どなたでしょう?ジャマをして頂きたくないのですが」
オ゚-゚ブ「ちょっと待って。話をさせて。
あんた、シンゴ?
すげ、本物だ。
久しぶりに顔見たけど、全然変わってないじゃん。」
https://pbs.twimg.com/media/Frq9hEZaMAIHA0_.jpg
オ゚ー゚フ「アンタが引きこもってからどんぐらい経つんだっけ?
3年ぐらい…?いや、4年かな?
自分だけの世界に生きられてよかったじゃん。」
https://pbs.twimg.com/media/Frq9h3daMAA1YUX.jpg
シ ゚ -゚)「夜逃げなら夜中にやった方がいいと思うがな」
シックスは食事の続きをする。
( ゚U゚)「へへ、色男。残酷だねえアンタ。
このお嬢ちゃんは家族をぶっ殺して、全てを捨てる覚悟ができたんだぜ。
そんなツラで引き戻しちゃ、残酷だろうが」
-
シ ゚ -゚) モクモク…
(# ゚U゚)っy=「なんとか云えこの野郎ッ」
https://pbs.twimg.com/media/Frq5lxzakAAXz1U.png
フォークの先端が吹き飛ぶ。
シ ゚ -゚)「…お前らの骨で即興のフォークでも作るか」
シックスはおもむろにベンチから立ち上がる。
シ ゚ -゚)「…あせるな、ウジ虫ども!!」
張りのある声が響く。
(# ゚U゚)「!?な…何言ってやが…」
シ ゚ ぺ)「いずれ人類全体チリ一つ残さず片付けてやるんだ。
なんだってそんなに、死に急ごうとする。」
https://pbs.twimg.com/media/Frq6pVfaEAE5IJW.jpg
オ#゚⊿゚フづ「何ほざいてんの!?
こっちにはガチの殺し屋とオーブリーファミリーがいるんだよ!
顔に穴空けられないうちに帰れよ!!」
https://pbs.twimg.com/media/EEeaXIWXoAAiB3n.jpg
シ ゚ -゚)「オーブリー…選ばせてやる。
お前の行く先は二つだ。
家か あの世だ」
https://pbs.twimg.com/media/Frq5jtYaEAE7Vet.jpg
(>´д` <)「総長、どうします。
こうも私達のメンツを汚されたら…」
(# ゚U゚)っy=「おうよ!こいつの分はタダでいいぜ。お嬢ちゃん!
俺様達を侮辱したコトを後悔させて…」
シ ゚ -゚)「ブラック『マリ』ア」
( )つっy= ( )つっy= ( )つっy= ( )つっy= ( )つっy= ( )つっy= ( )つっy= ( )つっy= ( )つっy= ( )つっy=
https://pbs.twimg.com/media/Frq6p-RaEAURfQQ.jpg
銃を向けた十数人が互いに向き合って撃ち殺しあう。
-
(((>;´д` <)))「あ…ああ…総長ぉ…」
シ ゚ -゚)「なぜ貴様ら半分を生かしておいたと思う!?
仲間の死体を片付けさせるためさ。
大儲けだね、解体屋」
https://pbs.twimg.com/media/Frq67ZmagAAcoac.jpg
(>;д; <)「お金は要りません!これで失礼しま…」
つつ
パン
乾いた音と共に、男の頭から灰色のものが飛び散った。
シ ゚ -゚)つy=「実弾と脳漿見るのは初めてか、オーブリー。
お前も逝くか?
マリと同じところには行かせないけどな」
「本物の銃持ってるよ!やべーやつだ!ツーホーだ!ツーホー!」
シ ゚ -゚)「殺人委託で捕まるのはお前らだと思うがな。
勝手にすれば」
と( ∀)つ「…あれ?勝ったの?
予想内すぎて笑えるな!もっと私を崇めるがよ…」
https://pbs.twimg.com/media/FrrIkR_aAAAua4_.png
https://pbs.twimg.com/media/FrrIk9gakAAHJlo.png
と( ∀)つと(;0_0)「アホ!うちらが負けたんだよ!
オーブリー!ずらかろう!
ヴァンス!別動隊で落ち合うよ!!」
オ゚⊿゚ブ「キム!みんなで逃げて!
こいつとは昔馴染みだ!話をつける!」
オ;゚⊿゚ブ「あんたが昔からガンマニアだったのは知ってたけど…
実銃使うとか…キチガイだろ…」
https://pbs.twimg.com/media/FrrIltFaAAIcxKK.png
シ ゚ -゚)「けしかけてきたのはそっちだろ。さて、明日の新聞の見出しが楽しみだな、ええ?
ちびっ子ギャングさんよ」
─
オ;⊿;ブ「召喚、ファフニール。死体食べて…」
(〜W〜)
https://pbs.twimg.com/media/FrrKv25acAcaEgj.png
-
深夜。
(’ー`)y-「来てくれたか。真っ暗だな。まず明かりをつけよう。
僕たちは主電源を探す。
君とユダさんはヒトミちゃんが危ない目にあわないように守ってやってくれ。」
https://pbs.twimg.com/media/FrqxgkEakAACcQP.jpg
ユ▽д▽ダ「任せてくれ」
8(□□)「またな。ユーイチは組む相手がいないから、昨日来てた神って人にあずかってもらったぜ。」
ネミ゚ー゚)「リーダーっていい奴なんだけど、なんかすっとぼけてんのよね。
なんでこのネミッサ様が、こんなヘタレに守ってもらわなきゃいけないわけ?」
https://pbs.twimg.com/media/FrqxhdYagAEAIBu.jpg
ヒト゚ー゚)ξ『ふふ、リーダーはああ見えてもね、仲間を第一に考えてくれる人なのよ。
気配りが上手なの』
「遅れた分は結果で取り戻すさ。
もしムーウィスと出くわしたらリーダー達が危ない。行こう」
ネミ゚ー゚)「ムーウィスの野郎、このネミッサに喧嘩売った意味をおしえてやるわ!」
つと
>主電源室
(’ー`)y-「あとはこれをブートして立ち上げて…よし、いい子だ。」
つ
スプーキーがパソコンを撫でながら操作している。
8(□□)「よう、お前らか。
へへ、もうすぐ電源がつくぜ。」
パッ
(’ー`)y-「今のところ悪魔との遭遇はないが、気を付けるんだよ。」
>エレベーター前
レ ゚ -゚)「ちょっと、貴方達、ここで何してるの?
工場の電源、入れたわね?」
https://pbs.twimg.com/media/FrqyN4WaAAAEbsy.jpg
-
ヒト゚ー゚)ξ『あなたは…?
どこかでぶつかった記憶が…』
レ ゚ -゚)「そのCOMP…敵ではなさそうね。
相棒を思い出す形だわ。」
ユ;▽д▽ダ「レイ・レイホゥ…」
レ ゚ -゚)「あら、ユダ。生きてたの。
なんでこんな子達と行動を共にしてるかわからないけど…
貴方達が電源入れたおかげで、悪魔が活性化しているわ。
どうするつもり?」
ヒト;゚ー゚)ξ『あの…私達…ここに逃げ込んだ悪魔を探してやってきたんです…
レイさん、勝手な事してごめんなさいっ!』
レ ゚ -゚)「そう、事情があるのね。
だったら、自分達で始末はつけなさい。」
ユ▽д▽ダ「ああ。責任を取るのが大人だからな」
レ ゚ -゚)「ユダ」
ユ▽д▽ダ「?」
レ ゚ -゚)「あなた、なにか変わったわね?
つきものが取れたというか…
頑張ってね。」
ユ▽д▽ダ「…ああ。この子達は命に代えても…」
>エレベーター
ネミ゚Д゚)「何よあの女!ムカつく〜!」
ヒト゚ー゚)ξ『まぁまぁ。
ムーウィスと決着をつける為とはいえ、レイさんの邪魔をしてしまったのは事実だし。
頑張りましょう?』
レ ゚ -゚)「ふう…面倒くさいわね。
私がどれだけ苦労して電源落としたのか…
誰?」
(■│■)「きさまがクズノハ最強の巫女、麗鈴舫か!
お手合わせ願おうか!」
-
レ ゚ -゚)「だから誰?」
(■│■)っ-l--゙「強い奴に挑むのに理由がいるかい?」
レ;゚ -゚)「あのね坊や…私は仕事で来てるの。
お遊びに付き合ってる暇は…」
(■│■)「問答無用っ!」
っ-l--゙
レ ゚ -゚)「ッ!」
つ─- ─と
https://pbs.twimg.com/media/Dndy_dDV4AESVn9.jpg
咄嗟に構えた三節混の一種、夜叉ヌンチャクが寸断される。
レ ゚ -゚)つ=[]::::::::>「酔狂で強靭な狂人ね…いいわ、
死んでも知らないわよ!」
https://pbs.twimg.com/media/FrtOQgEaYAAwCzI.png
懐から最強の合体剣を出す。
(■│■)「ほぉ〜、巫女様に似合わぬブッソーなブツだな。
それが親父も苦戦したという、『陽皇覇剣』か!」
レ ゚ -゚)つ=[]::::::::>「わかってるならやめなさい。いい子だから。
ファントムのサマナーとも思えないし…」
(■│■)っ-l--゙「一度こっちから絡んじまったからには、売った喧嘩は買われるしかねえだろう!
討つか、討たれるか、だ。」
レ ゚ -゚)「…男ってみんなそうなの?
あいつも無鉄砲なところがあったけど…」
しばらくの鍔競り合いが続く。
レ ゚ -゚)「あなたの目的はなに?ただの喧嘩屋なの?」
つ=[]::::::::>
(■│■)「会話してる暇があるのか、よっ!」
つっ-l--゙
村正を一気に降り下ろす。
メギドがカウンターで返され、マナコは二階に飛び移る。
床の一部が轟音を立てて壊れる。
8(;□□)「あっぶねえなぁ…悪魔が戦ってるのか?」
-
>レオン自工二階
「無事か」
8(□□)「よう、お前らこそ。
見たか?上階全部穴だらけだぜ。マトモに進めやしねえ。
だがよ、発見したぜ。
幸い、この外側通路には、悪魔が寄りついてこないみてえでな。
穴のおかげで内側に閉じ込められてるってことか。
疲れたら外側で休憩するといいぞ。」
ユ▽д▽ダ「だが飛べる悪魔もいる。用心することだ」
ネミ゚ー゚)「どうせ、ムーウィスの野郎がビビって穴空けまくってるんでしょう。
チキンなやつ!」
(;■│■)(いや実は半分くらいは悪魔掃討の為に俺がブチ空けた穴なんですけどね、潤之助さん!)
レ ゚ -゚)「どうしたの?逃げるなんて、口ほどにもないわね。」
つ=[]::::::::>
レイもジャンプして上がってくる。
(■│■)「うるせえっ。ちょっと戦いやすい場所に移動しただけだよォ。
あ、芳賀さんの口癖が…」
(■│■)っy=「チッ!」
っ-l--゙
「ギャン!!」
一行に忍び寄ってくる堕天使ニスロクをバスターショットで撃ち落とす。
レ ゚ -゚)つ=[]::::::::>「何をしているの…?あの子達を守る為に…?」
(■│■)「うるせー!!余計な詮索してるとフッ飛ばすぞ!
もっといい舞台にうつろうぜ」
ヒョイヒョイ
レ ゚ -゚)つ「ちょっと!待ちなさい!」
レイも断層をよじ登って追う。
-
>レオン自工4階
(■│■)つっ-l--゙「さて最終フロアだ!決着をつけようぜ。」
殺陣を展開しながら、広間へとうまく誘導する。
レ ゚ -゚)「子供の相手ってほんと疲れるわね…
で?決着方法は?どちらかが死ぬまで?」
(■│■)「あんたが望むのならそれでいいぜ。蘇生はしてくれるんだろうな?」
レ ゚ -゚)「あなたが悪人じゃないならね」
(■│■)つっ-l--゙「俺は極悪人だぜ。戦えよ!」 ブンッ
剣圧が防がれる。
レ ゚ -゚)「妙法村正ね。死神ネルガルを倒せるほどの実力なのは認めてあげる。」
つ=[]::::::::>
(■│■)「お互いに嫌な怪我はしたかねえだろ?教えてくれれば手を引くよ。
葛葉キョウジはどこだ?ライドウは?」
レ ゚ -゚)「ゲイリンを忘れているわよ。だいたいそれを聞いてどうするの」
(■│■)「戦って倒すのよ。親父越えをしたいんでな」
レ ゚ -゚)「よくわからないけど、ただの戦闘狂か…気持ちはわからなくもないけどね。
でも葛葉四天王はどいつもこいつもバケモノ揃い。私にてこずってるあなたに勝てると思えないけど。」
『魔王召喚』
『造魔召喚』
(□□)
/⌒\
( д )「げへっ!ゲヘヘヘェ!」
https://pbs.twimg.com/media/FrtO7ltaIAAn8rx.jpg
レ ゚ -゚)「造魔使いか…しかも生半可な鍛え方じゃないわね。
これに関してはキョウジとタメ張れるかも」
-
(■│■)ニア「ジード!メギドラオン!」
(□□)つ
レ ゚ -゚)「チ!メギドラオン!」
つ と
極大魔法同士で相殺する。
/⌒\
( д )「突撃だァー!!」
========レ ゚ -゚) スッ
鎌首をもたげて突進。
簡単に避けられる。
レ ;゚ -゚)「ちょっと、なによこの悪魔!?
セクハラじゃない、マダムに言いつけるわよ。
それでこの街にいられなくしてやる!」
(■│■)「いいぜいいぜ!もっとムキになれ!
あんたの本気はそんなもんじゃないはずだぜぇ。」
(■│■)つっ-l--゙ 「九龍覇剣」 スルリ
レ ゚ -゚)「今度は手品?
確かそれ、平崎の不動産で売ってた骨とう品じゃない。
キョウジは『店売り武器は基本弱いから銃以外は買わない』って手を出さなかったけど…」
(■│■)「なんだ四天王も見る目がないな。
極上の手品を見せてやる…その最強の剣で全力で防いでみろよ〜!」
レ ゚ -゚)「!」
(■│■)「ぬうううううう…虚空…」
つつっ-l--゙
『OFFENCE_EXTRA
DOUBLE FIRE』 ドンドン
咄嗟に構えた剣で防ぐ。
(#■│■)「誰だ、気合い入れてる時に危ねーな!猟銃の試し撃ちなら山で…
きさまは…」
<↑ ↑>
つと
-
(・ェ・)「何故 人間ガココニイル?」
「世界平和の為…かな」
(・ェ・)「ツマリ ココニハ 世界ノ平和ヲ脅カス 何カガアルト言ウノカ…
ナラバ 勇者ヨ 我ヲ使エ!
妖獣カクエンダ…」
ユ▽д▽ダ「また合体事故の材料にするのか?」
「愚鈍だから使いにくいしね。
あんなに思慮深そう話し方なのに、実は頭の悪い性格だったり、どうかしてるよ」
ユ▽д▽ダ「酒で無理矢理性格を変えてしまうという手もあるぞ。
あと愚鈍はなんでも食べるしな。
まぁ素で冷静な悪魔を使いこなせてこそ、一流サマナーと呼べるのかもしれないな。
私も少し自信はなくてな、連れに冷静仲魔はいないんだ」
ネミ゚ー゚)「ふーん。ユダでもそういうところあるんだ」
ユ▽д▽ダ「自信過剰で自分を悪魔マスターと思っていると、足元をすくわれることになる。
回復してほしいのに違反して攻撃を行って死にかけたりな。」
「それは怖いな」
ユ▽д▽ダ「まぁ、COMPを見て忠誠度合いを見ればだいたい大丈夫だ。
出会ったばかりの初期状態、3以下でなければ多少不服でも言う事は聞いてくれる。
最高値の5で稀に裏切られた時すらあるのだ。信じられん事だがね。
合体で、素材同士の忠誠度も割って加算されるからな」
ネミ゚ー゚)「ちゅーとりある?は今更いいからさぁ、先進もうよ。
3階は3階で進むとこないじゃーん!壁ばっかで!」
『(’ー`)y-「この工場の見取り図をダウンロードしてみたんだが、3階にエレベーター制御室があるらしい。
それで北エレベーターを動かせば、いけるかも…」』
ノ ´ー`カつ「おお、おったわい。こいつでええんかのぉ。」
https://pbs.twimg.com/media/Fru4OczaYAEcx4N.jpg
「ありがとう」
ユ;▽д▽ダ「ノッカー…?どこから?」
「全書で見た悪魔の解説で、もしかすると磁気が含まれているものなら探してもらえるかと思って…ね。
ありがとう、ゲンさん」
ノ ´ー`カb「お安い御用じゃ!」
─
-
https://www.youtube.com/watch?v=lSgLzj9pEds
<↑ ↑>「フッ、」
っy=
(■│■)「仮面野郎!そのクッソ嫌味そうな声でわかるぜ!
よくも海座を先にぶっ殺してくれやがったなァ〜!」
レ ;゚ -゚)「いやどっちも仮面野郎でしょ…」
(■│■)つっ-l--゙「いいや、聞け鈴舫!
こいつはファントム協力者!俺とはまーったく違うぜ!
俺と共闘しろ!やつを殺すんだー!」
<↑ ↑>「ククク…四体一か…ずいぶんと気合の入れようだな。
ではこちらも救援を呼ばせてもらうとするか。」
(■│■)つっ-l--゙とノパ ゚)
(■│■)「ゼノン!?やっぱりテメー…鉄仮面野郎か!」
レ ;゚ -゚)つっ-l- と<↑ ↑>
つっ-l- と
レイは反撃を受ける前に後退する。
レ ゚ -゚)「やるわね。あいつも造魔?」
(■│■)「ああ。殆どの攻撃がロクに効くかねーってキチガイ造魔だ。
ってオイ!手抜いてっナイフに持ち替えてんじゃねー!
この状況がわかってんのか、タコっ!」
レ ゚ -゚)つ-l-「あら。ピクシーナイフ結構強いのよ。
相性さえよければハメで完封できるし。
それに初見の相手にいきなり大武器はぶちかまさないでしょう。
物理反射とかだったらどうするの?」
https://pbs.twimg.com/media/FrtORNZacAE08RE.png
(;■│■)「むっ…」
<↑ ↑>「ははは!形無しだな、マナコ君。
死んで生まれかわって学びなおしたらどうだ。
ああ、バカは死んでも治らない…だったな!」
(■│■)「そのクソみてーな渾名を…
呼んでいいのは…」
https://pbs.twimg.com/media/FrvJLKzaUAEuUL6.jpg
-
(#■│■)っ-l--゙ 「一人…だけだ!」
怒りのままに斬りかかる。
(#■│■)っ-l--゙ と<↑ ↑>「ゼノンに防いでもらうまでもない、な。愚直すぎる。」
(■│■)「てめえ、わかってんのか!?刀をスルっと抜けば指なんぞ…」
『龍神召喚』
<↑ ↑>つ「簡易融合。セイリュウ」
https://pbs.twimg.com/media/FrvLa1xaMAE6p3m.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FrvLb6saEAARIlN.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FrvLc1UaYAEImmg.jpg
レ ;゚ -゚)「ら、蘭陵王…!?」
Σ-〇-Σ
『OFFENCE_MAGIC
MAHA-ZANMA』
一陣の衝撃が飛ぶ。
レ - -゚)「きゃ…!?」 /⌒\
( д )「嬢ちゃん、大丈夫かのう?」
レ ゚ -゚)「な、なんで…?自分の身を守らせなさいよ…!」
マナコの服はマハザンマでボロボロになっていた。
(■│■)「へっ、『れぢー』になるべく傷を付けるわけにもいかんだろ。
それに御立派様前衛で女子が後衛、これぞふたなりだ!
笑えるぜ!」
(■│■)っ-l--゙「ジード!切り込むぜ!
マーラ様、そっちは任せた!」
/⌒\
( д )「ほいほい」
=====<↑ ↑>「COMP合体が君の専売特許だと思わない事だ。
クズノハの巫女には動かないでいてもらおう。
祖国の大英雄を傷付けたくはあるまいし、な」
(■│■)「紳士ぶりやがって!」
-
<↑ ↑>「ふふ、では紳士として教えてあげよう。
彼らが追っている悪魔…ムーウィスだったか?
あれは私がチューンナップを施した。勝てるものかな?」
(■│■)「なんだと!?」
思わず剣を落としかける。
<↑ ↑>「冷静になりたまえよ。
別に基本性能をいじったわけではない。
『元の世界』と同じだよ」
(■│■)「仮面野郎の言葉なんぞ信用できっか!一気に殺ってやる!」
レ ;゚ -゚)(いや、だからあなたも仮面でしょ…)
(□□)(■│■)「ジードいくぜ!ストナー…」
つ と
つ=[]::::::::>
Σ-〇-Σ
『OFFENCE_EXTRA
flying-High』
https://pbs.twimg.com/media/FrvQrz-aIAAZ8mN.png
https://pbs.twimg.com/media/FrvQt2haYAAxUgy.png
大量の蝶が舞い散る幻影に紛れて、ラリョウオウが胸を刺す。
(■│■)「グぼ!」
仮面の間から血がにじみ出る。
<↑ ↑>「トドメだ!」
https://pbs.twimg.com/media/FrvQpqcaMAcCKTU.jpg
無防備のマナコを突風の如き衝撃が襲い、壁をぶちぬいて堕ちてゆく。
指示系統を失ったジードはCOMPに戻ってしまう。
/⌒\
(;д )「あー!さまなぁー!」
マーラ様が追って飛び出す。
レ ;゚ -゚)「…」
<↑ ↑>「巫女よ、貴女とは事を荒立てる気はない。
正中線を貫かれ、4階から落下。まず生きてはいないだろう。」
-
<↑ ↑>「ふふ、では紳士として教えてあげよう。
彼らが追っている悪魔…ムーウィスだったか?
あれは私がチューンナップを施した。勝てるものかな?」
(■│■)「なんだと!?」
思わず剣を落としかける。
<↑ ↑>「冷静になりたまえよ。
別に基本性能をいじったわけではない。
『元の世界』と同じだよ」
(■│■)「仮面野郎の言葉なんぞ信用できっか!一気に殺ってやる!」
レ ;゚ -゚)(いや、だからあなたも仮面でしょ…)
(□□)(■│■)「ジードいくぜ!ストナー…」
つ と
つ=[]::::::::>
Σ-〇-Σ
『OFFENCE_EXTRA
flying-High』
https://pbs.twimg.com/media/FrvQrz-aIAAZ8mN.png
https://pbs.twimg.com/media/FrvQt2haYAAxUgy.png
大量の蝶が舞い散る幻影に紛れて、ラリョウオウが胸を刺す。
(■│■)「グぼ!」
仮面の間から血がにじみ出る。
<↑ ↑>「トドメだ!」
https://pbs.twimg.com/media/FrvQpqcaMAcCKTU.jpg
無防備のマナコを突風の如き衝撃が再び襲い、壁をぶちぬいて堕ちてゆく。
指示系統を失ったジードはCOMPに戻ってしまう。
/⌒\
(;д )「あー!さまなぁー!」
マーラ様が追って飛び出す。
レ ;゚ -゚)「…」
<↑ ↑>「巫女よ、貴女とは事を荒立てる気はない。
正中線を貫かれ、4階から落下。まず生きてはいないだろう。」
-
『ん〜、なんだよぉ、オレの事シカトかぁ。
そりゃあ、ねぇんじゃねえの。
オレと話そうぜ、なっ!!』
「すまんな、無視じゃないんだ。」
『お前の髪型、かなりイカしてんじゃん。
どこでやってもらってんの?』
「お母さんだ!」ドヤ
『…マジ?
お前の母ちゃんすごいんだな。
見てみたいから、ついていくよ。
屍鬼くびなしライダーだ。よかったら拾った首でもくっつけてくれよ。よろしくな。』
https://pbs.twimg.com/media/Frtq8ZOaEAEST4q.jpg
ユ▽д▽ダ「無事に南エレベーターが使えるようになったな。
これで君達が追っている悪魔に会えるのか?」
ネミ゚ー゚)「あいつの性格からして、テッペンの重要なとこに引きこもってるに違いねぇわ。
早く4階に行きましょう!」
『うぉうぉうぉ うぉれは、外道マッドガーサーだぁぁぁぁぁ!』
「なんでこの口調の悪魔って稀にマトモに話せるんだろうね、ユダさん」
ユ▽д▽ダ「それはいまが満月だからだろう。
通常悪魔は満月に狂うが、常に狂った悪魔は満月にはマトモになるらしい…
!」
「どうしたユダさん?」
ユ;▽д▽ダ「紅い月…嫌な予感がする…気を引き締めて行こう」
GIFT すいせんの花
プ-△-リ「美しき花の美しき散り際…
貴方の為なら、いつでも散りましょう。」
「演技悪い事言うなよ…」
>モニタールーム
[V ゚] 「ヤハリ来タカ、ネミッサ。
ヤハリ貴様ハ、我々ヲ滅ボスツモリナノダナ。
貴様ノ存在ハ我々ニトッテ脅威トナル。」
https://pbs.twimg.com/media/FrvaSl2acAQiG42.jpg
-
ネミ#゚ー゚)「胸囲、胸囲って失礼ね。
胸なら十分にあるでしょうが!
やっぱり、あんたの言う『主]っていうのがアタシを閉じ込めた張本人なの?
案内しなさいよ!」
ヒト#゚ー゚)ξ『ちょっと、その「きょうい」じゃないわよ!』
[;V ゚] 「ム?何ヲ言ッテイル?
我ラガ主ヲ忘レタト言ウノカ?」
https://pbs.twimg.com/media/FrvaTKIaEAArMHs.jpg
ネミ゚Д゚)「もー、まだるっこしいのは沢山!
あんたをぶちのめせば、主ってやつも出てくるんでしょ!」
[V ゚] 「記憶障害カ…ソレトモ…
イズレニシテモ答エハ一ツダ。
滅ビヨネミッサ。」
ユ▽д▽ダ「来るぞ!」
『戦闘プログラム読ミ込ミ開始
ファースト・リードアギラオ
セカンド・リードメギド
ラスト・リードデストロイパイル
…戦闘開始!』
https://pbs.twimg.com/media/FrvaUwZagAAYIxn.jpg
「なに!?急造で造られたボディにしては処理が速すぎる!」
ユ▽д▽ダつ「そうなのか?まぁいい、テオメトル」
「なんだい、それは?」
ユ▽д▽ダ「体力増強剤だ。彼女が狙われているなら、全力で守らねば」
ヒト゚ー゚)ξ『ありがとう、ユダさん』
ネミ゚Д゚)つ「魔反鏡!来てみなさいよ!」
カカカカーン
魔法攻撃を反射!
[V ゚] 「セット完了 目標 ネミッサ」
https://pbs.twimg.com/media/Frvf-PpakAEJS3-.jpg
-
ユ;▽д▽ダ「む…マーキングやガン・ビームと違い、反射できない…
メギドらと同じく、万能か。
このままでは的確に狙われてしまうぞ!」
『soma』
「これでいいんだろ。悪いことに、マークディってやつを持った仲魔がいない」
ネミ゚Д゚)「ちょっと!ソーマなんて、貴重なもん…」
「またカジノで稼げばいい。お前の命は戻らない。
そういうことだ。
それに、これで奴の行動もバラけるはずだ。」
男とユダで怒涛の猛攻を仕掛ける。
「お前はガードしてろよ!プリン!回復は頼む!」
プ-△-リ「メ・ディアで愛は勝ちます!」
錫杖を振りかざし、回復待機をする。
ユ▽д▽ダっy=「しまった!銃は効かんのか!」
(・<・)「うぃ〜端杯手の突きもあまり効かんのぉ。
硬すぎて手が痛いわい!」
[V ゚] 『MEGIDO』
男がムーウィスの眼前に出る。
ネミ゚Д゚)「ちょっと!?」
「ヒトミは…オーブリーは…ネミッサは…
オレが守るぅぅぅぅ!」
https://pbs.twimg.com/media/Frvf_ywaEAEm2Fa.jpg
ユ▽д▽ダつ〇「立派だ!それでこそ男!宝玉を!」
プ-△-リ→ 「イナズマ突きで貴公に勝利を!」
(・三・)つ 「デスバウンドは私の美学ッ!」
https://pbs.twimg.com/media/FrvgBkZagAASphz.jpg
仲間と仲魔の怒涛の反撃で、ムーウィス完全体も押されてゆく。
[V ゚] 「ナ…ナゼダ…
ボディハ万全…アノ男ニヨッテ、処理速度モ大幅ニ上昇シタハ…
グアアアアアア!」
-
ヒト;゚ー゚)ξ『なに!?』
『起動エリア損傷…制御不可
OFFENCE_MAGIC
MAHA-AGION』
https://pbs.twimg.com/media/FrvgG4XacAAZ7Do.jpg
ほぼ一同「ぐおーっ!」
(・三・)「どうしました皆さん?私にはかすり傷程度ですが」
ユメ▽д▽ダ「君はいいなッ!桁違いの高レベル魔神だから!
我々はもうボロボロだ!」
プ;-△-リ「わたくしにお任せください!」
ヒト;゚ー゚)ξ『ネミッサも!』
『DIFFENCE_MAGIC
DOUBLE me-dia』
『OFFENCE_MAGIC
MEGIDORA』
https://pbs.twimg.com/media/FrvnuYUaIAUm7yb.jpg
暴走した過剰エネルギーが漏れ出し、力となる。
ユ;▽д▽ダ「奴自身ももはや、体を制御できぬようだな…
激しくはなったが、一気に倒すチャンスかもlしれぬ。」
ヒト;゚ー゚)ξ『この連続攻撃の中でどうやって!?』
(・三・)つ「もう一撃きますよ!マハ・ラギオン!」
爆炎同士が打ち消し合う。
『OFFENCE_EXTRA
Destroy-PILE』
ショベルの腕が、男の体を削り取る。
「ネミ…おれ…まも…」
https://pbs.twimg.com/media/FrvnvGQaYAEt-_J.jpg
-
ネミ゚Д゚)「どいて!ルーグ!」
(;・三・)「はい」
『MOVE』
とネミ#゚Д゚)つ「しつこいのよっ!
これでどうっ!
ロマ・フルメン!!」
https://pbs.twimg.com/media/FrvnxTLakAEM4F_.jpg
機械の肉体は電圧異常により暴走と活動を停止したようだが、意識はまだあるようだ。
[V ゚]「ググ…コノ体ヲモッテシテモ、貴様ヲ滅ボセナイノカ…。
モ…モット…モット…大キナチカラヲ…
手…テニイレテ…」
https://pbs.twimg.com/media/FrvogUVaEAUjjzM.jpg
何かが背後のモニターの中に入っていった。
ネミ゚Д゚)「きっとムーウィスのソウルだわ!
またサイバースペースに逃げ込むつもりなのね!
みんな!ネミッサについてきて!
引導を渡してやるぜっ!」
「おい、ムーウィスの体はどうする?」
とネミ゚Д゚)と 「そんなのどうでもいいでしょ!
どうせ誰も使えやしないわよ!」
一行もモニタにダイヴ。
─
( ゚Д゚)「ほう…これはこれは…」
b
部下を伴ったタイガーがやってくる。
( ゚Д゚)つ「この機体を直ちに回収、撤退せよ!」
-
>VRツアーズ
一行はひたすら、渓谷の谷間を浮遊して移動する。
まるでムーウィスの居場所を知っているかのように。
https://pbs.twimg.com/media/FrvtsUxaAAMxmwi.jpg
やがて、平地にたどり着いた。
「イヤアアああああああああ!!」
ユ;▽д▽ダ「ネミッサ?」
ネミ;゚Д゚)「なに。この感じ。
何かが、アタシの中に挿入ってくる…」
https://pbs.twimg.com/media/FrvtsUxaAAMxmwi.jpg
━━╋⊂,( )WW
右腕が異形化した戦士のイメージが入ってくる。
ネミつд⊂)「何なの、こいつは。何をやっているの。
ここは…どこなのよ…
何を…いったいなにを…
嫌なの…お願い、消えて…。」
https://pbs.twimg.com/media/Frvtt4uaUAEhdh3.jpg
「ネミッサ。落ちつけ。
あそこ…」
ネミッサの視界の端に、人型の何かが映る。
右腕がない。
レ ´>)「ネミッサ…ココマデ追ッテ来タノカ…」
と
https://pbs.twimg.com/media/FrvtvNfaEAAnWyx.jpg
ネミ゚Д゚)「ええ、おかげさまでね。
アンタがとりついた時に身に付いた能力よ。
それで追い詰められるなんて皮肉ね。」
レ ´>)「フフ…記憶ヲ失ッテイルノハ確カナヨウダナ。
と 元来、ソノl能力ハ我々が元々持ッテイルモノ。」
ネミ゚Д゚)「どーいうことよ!?我々って、
あんたと一緒にしないでよ!」
-
レ ´>)「フフフ…私ノ最期ヲ嘲笑イニ来タカ?貴様ハ滅ビヲツカサドルノダ…」
と
ネミ゚Д゚)「確かにあたしはあんたを滅ぼしたわね。」
レ ´>)「ダガ私ハ一人デハナイ。我ガ兄弟達ガ、モシクハアノ男ガイズレ貴様ヲ…マニトゥハ…」
と
https://pbs.twimg.com/media/Frvt-n5acAU9H9S.jpg
レ ´皿)「ウググ…グア嗚呼ア!最期ノ力デ貴様ニ一矢報イテ…!」
爪
ムーウィスの体が異形化していく。
ヒト;゚ー゚)ξ『無理しないで!もうあなたに戦う力は…』
倒れる。
´皿 「ムウ…ヤハリ駄目カ…
マルスムアニキ…アトハタノンダ」
https://pbs.twimg.com/media/Frvt_a5aEAAAeMG.png
ムーウィスの最期。
データの粒となって消え去った。
ネミ゚Д゚)「ちょっとムーウィス!?ムーウィス!
まだ聞きたい事があったのに!!」
ヒト゚ー゚)ξ『…きっと、サイバースペースに入るのが精一杯だったんだわ。
何度も殺されかけたけど、なんか、かわいそう。』
ネミ゚Д゚)「もおおお!やっと手がかりを掴んだのに!!
やけ食いするわよ!外に出よう!!」
ヒト゚ー゚)ξ『きっとムーウィス、あなたを閉じ込めた人の事は知らなかったんじゃないかな。
むしろ、もっと別の何かを…』
ネミ゚Д゚)「わかってるわよ!!
あいつは知っていた!アタシが何者なのかを!!」
>モニタールーム
ネミ゚Д゚)「なんだかしっくりこない、なんだかムカムカする!」
ヒト゚ー゚)ξ『仕方ないわよ。またきっとチャンスがあるわ…』
「ちょっと、そこのサマナーさん。」
-
ヒト゚ー゚)ξ『あ、あなたは…。』
レ ゚ -゚)「どうやらここにいた悪魔は、あなたたちが倒したようね。
なかなかやるじゃない?」
ネミ゚Д゚)「何よ、高みの見物ってやつ?」
レ ゚ -゚)「私はここにファントムを調べに来たの。悪魔退治じゃない。
悪魔あるところファントムありと思って来てみたんだけど…
残念、半分空振りだった。
あなた達もそのクチかと思ったんだけど。違う?」
ヒト゚ー゚)ξ『それもあったんだけど…その…』
レ ゚ -゚)「ああ…特別な事情があるみたいね。
特にそこのあなたは…
一つの体に二つのソウル…しかも片方は…一体何があったのかしら?」
ヒト゚ー゚)ξ『ああ…その…』
レ ゚ -゚)「まぁここであなた達の事を詮索する気はないわ。
ただ、このままファントムと戦うつもりなら、貴方達もあの人に会っておいた方がいいわね。
マダム銀子…私達クズノハのお目付け役よ。」
https://pbs.twimg.com/media/Frv3XusacAA7Obc.jpg
ネミ゚Д゚)「ちょっと!まだあんた達を信用したわけじゃないのよ。」
レ ゚ -゚)「もちろん強制はしない。
ただ、あの人はファントムの事をよく知っている。きっと力になってくれる。
マダムは今、業魔殿にいるから私が話を通しておいてあげる。」
ネミ゚Д゚)「ちょっと一方的に…」
レ ゚ -゚)「おっと!誰か来たみたいね…これで失礼するわ。
戦いは敵を知る事から始めることよ。
貴方達はスタートラインにすら立っていない。
プロからの忠告よ。じゃあね、バイバイ。」
ヒト゚ー゚)ξ『レイさん…不思議な人…まるでネミッサの事を見抜いていたみたい…
言われてみれば、私達ファントムの事よく知らないよね。
会ってみない?』
(;’ー`)y-「おお!二人とも無事だったか!ありがとう、ユダさん。」
https://pbs.twimg.com/media/Frv5Ex8aAAAJNS2.png
-
8(□□)「俺からも礼を言わせてくれ。
で、お前達が言っていた悪魔は?」
ユ▽д▽ダ「一応倒した…が、彼女はしっくりこないようだ。」
(’ー`)y-「そうか。何かファントムに近付けるような情報は…」
ヒト゚ー゚)ξ『これからちょっと、ファントムを知る人に会う予定なんです。
でもユーイチ君を留守番させたままは可哀想ですし、一回アジトに戻りませんか?』
8(□□)「そうだな。ああ見えて、意外と繊細な奴だ。
自分だけ行けなかったのをスネてるかもしれん。」
>アジト
(’ー`)y-「ユーイチ、元気でやってたかぁ?」
(*ー)「…」
https://pbs.twimg.com/media/Frv7W6DagAE1m1X.jpg
(>;´ω` <)「…」
8(□□)「ユーイチ、機嫌悪いのか…?
おい、目がうつろだぞ!」
ユ▽д▽ダ「貴様…何をした!」
(>;´ω` <)「い、いや、ユーイチ君もポケモンやってるって言うからさぁ…
何十回も対戦してたんだが…
彼はフルアタ(全て攻撃技)しか持っていなくて…
影分身小さくなる毒々やら害悪戦法で完封していたらこうなってしまって…」
(*;ー;)「うわぁーん!隼人にいちゃんがいじめたァー!」
https://pbs.twimg.com/media/Fp5ymYBaUAILoi9.png
(>;´ω` <)「わ、わかったわかった!
会場限定の本物のミュウやるから機嫌直せ!
バグ産じゃないから安心しろ!(どうせ兄貴の遺ポケモンだしいいか)」
(*^ー^)「マジで!?隼人さんいい人だね!また遊びに来てねェ!」
8(;□□)「何歳だお前ら…」
ヒト^ー^)ξ『フフッ、何事もなくてよかった。』
(>´ω` <)「じゃ俺、交換したら帰るから。じゃあなボインちゃん!」
-
>夜更け、業魔殿前
ヒト゚ー゚)ξ『レイさんに銀子さん…二人とも女性っていうのは驚きね。
こんな戦いの世界に…
あ、ユダさん付き合わせてごめんなさい。』
ユ▽д▽ダ「かまわない。宿敵だったクズノハの首魁の一人、見ておきたいものだ。」
ネミ゚ー゚)「ヒトミちゃんだって同じようなもんじゃない。」
ヒト;゚ー゚)ξ『私は、ネミッサさえいなければ普通の女の子なんだから…あ、誰か出てくるよ?』
束’ー`)「こんばんは。
貴方達がレイの言っていた人達ね。 初めまして、私が銀子です。」
https://pbs.twimg.com/media/FrwBcf0aMAE-Y-_.jpg
ヒト゚ー゚)ξ『こ、こんにちは。初めまして。(キレイな人…)』
束’ー`)「…礼儀正しいのね。
それに、レイの言っていた通り、三人ともお若いのに強い力をお持ちなのね。」
ヒト゚д゚)ξ『えっ…力って…初めて会ったのに…』
ネミ゚ー゚)「やっぱりこの人も、ネミッサ達と同類なのね…」
束’ー`)「長いことこういう世界にいたせいねぇ、見ただけでどのくらいの力を持っているかはわかるの。
くぐった修羅場もね…
ねぇあなた、一つだけ確かめさせてもらっていいかしら。」
「俺ですか?」
束’ー`)「知っての通り、あなたが今手にしている力は、人のことわりを超えたとても大きなものです。
大きすぎる力は、時に持ち主の遺志に関係なく
さだめを引き寄せてしまうもの。」
束’ー`)「それは、あなただけでなく、周りの大切な人をも巻き込み、傷付け、
押しつぶしてしまいかねない…
例えば…見るにあなた、自分より力量の高い仲魔をしたがえているのね。
そんな力を、あなたはこのまま持ち続けていられますか?」
「…俺は…」
束’ー`)「どうです?」
https://pbs.twimg.com/media/FrwBdIDaQAI409N.jpg
安価>>570
できる
わからない
-
できる
-
できらあ
-
「…できます!」
束’ー`)「…ほう?」
「たとえ火の中水の中ビルの中電脳の中!
ファントムの中敵の中 ヒトミのスーツの中!」ペラッ
ヒト;゚ー゚)ξ『キャー!』
「なかなか なかなかなかなか なかなか 大変だけど、必ず助け出す!
妹を助け出す!」
束;’ー`)「…強い人なのですね。
だからこそ宿命はあなたを選んだのかも。」
ヒト゚ー゚)ξ『ちょっと!めざせポケモンマスター歌ってる場合じゃないでしょ!』
「…すまん。高揚してつい…」
束’ー`)「おや、お好きなのですか?」
「あんたも?
俺はまだアニメしか見てないクチなんですが…」
束’ー`)「面白いゲームですよ。
私も現役時は悪魔交渉より管に悪魔を吸い込んで仲魔に…ごほん!
ファントムについて知りたいそうね。
私が知りえることならお答えしましょう。」
「お願いします」
束’ー`)「ファントムは、あなた達が知るはるか昔より、世界の裏で暗躍してきた組織です。
その勢力は伸び、今では一国にすら干渉できる巨大組織にまで…」
ネミ゚ー゚)「そんな連中が、こんな街でなにするつもりなの?」
束’ー`)「ファントムが天海市で何を為そうとしているのか、全容はわかっていません。
ただ一つハッキリしているのは、彼らの行動理念自体が
正義や悪を超越しているものということ。」
ネミ゚Д゚)『悪に決まってるじゃない!』
束’ー`)「まだすこし青いですね。
正義や悪といった概念は、きっと人間の弱さが戦いの中で生み出した支えなのでしょう。
あいつが悪い、俺は悪くない…といったね。」
ヒト゚ー゚)ξ『なるほど…』
-
束’ー`)「私がかつて戦ってきた者達も、完全なる悪と断ずるものばかりではありませんでした。」
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https://pbs.twimg.com/media/Fr6Ly_zaAAY5Lkv.png
https://pbs.twimg.com/media/Fr6L0HUaQAIcZBT.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fr6L2L5aIAEab4Q.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fr6L60baIAES8dt.jpg
束’ー`)「しかし彼らファントム上層部を突き動かすものは、絶対的な『服従』。
下の者達は、食い扶持に困り指示を実行するだけの人形。
あなたたちとは、戦う理由が違うのです。」
https://pbs.twimg.com/media/Fr6MpZqaQAMiTWf.jpg
「なるほど…守るって意味では俺達と同じか…ミーニングが違うだけだ。」
束’ー`)「ですよね?ユダさん。」
ユ;▽д▽ダ「!
ばれていたか…」
束’ー`)「レイから交戦記録を聞きました。
ファントムに、荒ぶる獅子がいると。」
とユ▽д▽タづ
ユダは胸を突き出す。
「ユダさん!?」
ユ▽д▽ダ「私はクズノハ候補生の死の原因を作った。
ここで殺されても文句は言えぬ。
やってくれ」
束’ー`)「…」
ネミ;゚ー゚)(とぼけてるけど相当できるわね…本当に殺られるわよ)
( )っ-l--゙ 「待て!」
男が剣を構える。
「確かにユダは悪い事をしたかもしれない。
でも今はファントムを抜けて、俺達の命を何度も助けてくれた!
斬らせはしない!
俺があなたにかなわなくても…戦う!」
-
ネミ゚ー゚)「ちょっと!?」
「俺は本気ですよ。マダム」
束’ー`)「あは、はははは!」
つと
「…!?」
束’ー`)「大丈夫ですよ。ファントムを抜けたのなら、処断するつもりはありません。
ウラベさんの二の舞を生みたくはないのです。」
「知っているんですか」
束’ー`)「彼の家は葛葉一族におとらぬ名門でしてね。
彼がファントム入りしてしまったのは残念です…
レイは貴方達を死なせたくないと思ったのでしょう。
だから私を紹介したのだと思います。」
束’ー`)「あなた方がなぜファントムと戦うのか、詮索はしません。
ただ、同じ目的を持つ者として、できるだけのバックアップはさせていただきましょう。」
マダムは頼りない刀を手渡してくる。
抜いてみるがやはりなにか頼りなさげだ。
ネミ゚ー゚)「よわっちそうな刀ね。これがなんなの?」
束’ー`)「『無銘の刀』。これは例えるならあなた自身。
あなたがCOMPを得てサマナーとなったように、その刀も…
それを持って、業魔殿の厨房に行ってごらんなさい。
きっと、あなたたちの力になってくれるはずです。」
束’ー`)「3年ほど前、否応なくサマナーになってしまった青年がいました。
ダークサマナーに殺され、魂だけをあるサマナーに移されて…
レイはあなたとその青年を、重ね見たのかもしれませんね。」
ヒト゚ー゚)ξ『不思議…似ているね。』
束’ー`)「貴方たちは死ぬには早すぎる。
決して無理はしないように。
いいですね…?
レイも私も、あなたたちの大切な人も悲しみます。」
ヒト゚ー゚)ξ『あの…
その青年は…今…?』
-
束’ー`)「…頑張っていますよ。
自分の思いを信じて。」
https://pbs.twimg.com/media/FYlLAKRaIAAQkjb.jpg
「マダム!剣を向けて失礼しました!刀ありがとうございます!
俺にはいつでもいつも本気で生きてる仲間と仲魔(こいつたち)がいる!」
束’ー`)「ふふっ。ソフト買ったら対戦しましょうね」
─
数時間前。
(■Д゚)「ぐあああああああ!!」
工場から落とされるマナコ。
( ゚Д゚)つ(■│
半分われた仮面を投げ捨てる。
つ(;゚Д゚)と 「クイックサモン・アンドエクイップ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fr6VmaXaAAE2LGB.jpg
咄嗟にノックアウト帽を被る。
( ゚Д゚)「ぐえー!落下速度が落ちねー!鼻血がー!」
https://pbs.twimg.com/media/Fr6VnDTaQAEK1YD.png
クッションになった一体の悪魔がいた。
[ ゚]つ 「おじさん、大丈夫?」
https://pbs.twimg.com/media/EjGOU-NU0AIWzUB.jpg
( ゚∀゚)「いいわけねえだろ。ボロボロだよ。
しかも死神の棺桶とか洒落になんねー」
https://pbs.twimg.com/media/Fr6WFT8aIAEFPJh.png
「あら、生きていたのね。しぶといこと。
とりあえずは認めてあげる」
( ゚∀゚)「鈴舫」
レ ゚ -゚)「あの男は正中線を突いたと言ってたわ。避けたのかしら」
-
( ゚∀゚)「あんなキズはなぁ、ツバでもつけときゃすぐに治っちまうわ!
あいつはどうした?」
https://pbs.twimg.com/media/Fr6YyZaaIAIZGiq.png
レ ゚ -゚)「私には目もくれず、あなたが吹っ飛んだら逃げて行ったわ。」
(#゚Д゚)「あのヤロー!!次会ったらぶっ殺す!!」
レ ゚ -゚)「まさにダイ・ハード(死ににくい)ね。
少し気に入ったわ。
うちの大御所に会ってみる?」
( ゚∀゚)「マダム銀子か?」
レ ゚ -゚)「あら、事情通ね。
今は業魔殿に宿泊していて、今日引き上げる予定なの。
よかったら話をつけてあげる。」
( ゚∀゚)「ほう?」
レ ゚ -゚)「キョウジやライドウに近付けるチャンスかもしれないわよ。」
─
束’ー`)「あなたが眼さんね。」
( ゚∀゚)「おう。」
https://pbs.twimg.com/media/Fr6acMAacAEXZdW.jpg
─
束’ー`)「ファントムに協力する、第三勢力マスカレード。
厄介な相手が増えたわね…
双方このまま追い続ければ、更に危険な戦いを強いられるでしょう。
特に、サマナーである眼さんは…」
https://pbs.twimg.com/media/Fr6ah0AakAIDA61.jpg
( ゚∀゚)「何が言いてえ」
束’ー`)「眼さん。
死と隣り合わせの窮地に陥ったと聞きました。
それでもあなたは臆せずにいられますか?
今の自分を貫く勇気がありますか?」
https://pbs.twimg.com/media/Fr6amBLaIAEWa1Q.jpg
( -∀-)「…」
-
( ゚Д゚)「できらあ!俺が弱けりゃ、死んでナンボの人生じゃあ!
ファントムもマスカレードも関係ねえ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fr6fXQsaYAAieWD.png
束’ー`)「人は自分の生き方すら、振り返らなければ知る事ができない
悲しい生き物かもしれませんね。」
https://pbs.twimg.com/media/Fr6aqcJaUAQOdzy.jpg
( ゚∀゚)「香水で隠れてっけどよぉ、あんた男だろ。しかもすっごいじじい。哲学くせーんだよ。」
束’ー`)「ふふ、ごめんなさい。若い人を見ると癖でね。」
( ゚∀゚)「アマミシティにさよならバイバイ!オレはスマホと旅に出る!
きたえた仲魔で勝ちまくり!仲魔をふやして次の町へ!」
( ;∀;)「いつもいつでもうまくゆくなんて、保証はどこにもないけど!」
『 _,
(;゚Д゚)「ぐあああああああ!」
つ ●
』
( ゚∀゚)「きのうの敵はキョウの友って古いコトバがあるけれど!
きょうの仲魔はあしたも友だち!そうさ永遠に!」
束’ー`)「この戦いは、あなた自身の探求なのでしょう。l
つまらない事を聞きましたね。」
( ゚∀゚)「まったくだ!
それよりよ、葛葉のキョウジとライドウに会わせてくれよ!」
束’ー`)「会ってどうするんです?」
( ゚∀゚)「勝つのさ!」
束’ー`)「ふふ。案外近くにいるかもしれないですよ?
では今回はこの辺で。どうか死なないで。」
( ゚∀゚)「マジで?」
( ゚∀゚)「うおおおおー!
夢はいつかホントになるって…だれかが歌っていたけど!
つぼみがいつか花ひらくように夢は かなうもの!
ああ、あこがれの最強サマナーに
なりたいな、ならなくちゃ!ゼッタイなってやるーッ!
なってやるぜッ!」
https://youtu.be/D2CtHdX7xbQ?t=146
-
束’ー`)「人は己の意志を貫いてこそ、自分の存在意義を見出す事ができない。
それは人としtr生きる証なのかも…
あなたもそう思いませんか?
魂が似ていますものね、貴方達は…。」
<↑ ↑>「…」
つと
https://pbs.twimg.com/media/FsEZhAeagAg3ktv.jpg
─
( ^Å^)「サワッディー・カップ!
おはようございます!おひさですネー!」
「この時間でもやってるのか…」
( ^Å^)「タイ料理サワムラは年中無休!
コンビニに負けてられませんネー!
ご飯はできたてが一番!」
「じゃあ、モーニングで飲茶をお願いします。」
(;^Å^)「うち、タイ料理店なんですけド…
でもやってやれない事はない!
…はず!」
─
「機嫌直ったか?ネミッサ」
ネミ゚ー゚)「まぁそこそこね。
まぁ次のチャンスを待つわ。
…アタシが記憶喪失?そんなわけない。アタシはアタシだもの…」
「何か言ったか?」
ネミ;゚ー゚)「な、なんでもない?
これからどうするの?」
「材料集めだな」
-
>NSアルゴンビル
ネミ゚ー゚)「こんなとこで?仲魔集め?」
「別に合体事故の材料だ。なんでもいい。」
悪魔、幽鬼ガキが近付いてきた。
m(〇∀〇)m「よう、ニンゲンじゃん。ちょっと話聞いてくれよ。
昨日、友達と喧嘩しちまったんだ…
もうヒトは喰いたくねえ!ってな。
オマエは友達が間違った道に行ってたら、どうするよ?」
「どんな事をしても止める。人の道を外れた事だったら」
m(〇∀〇)m「ふうん。相手の言い分も聞かずに止めるのかよ。
独善的だな、オマエ。
オレが言うのもなんだけど、オマエそんなんじゃ友達なくしても、おかしくないぜ。」
https://pbs.twimg.com/media/FsEZjwPaUAExd4-.jpg
>ユダが割り込んだ
ユ▽д▽ダっ-l--゙ 「わたしの戦友をバカにするのはよしてもらおうか。」
m(;〇∀〇)m「ゲッ!ユダの旦那じゃねえか…。
生きてたのかよ。そりゃよかった。
オレらを無差別召喚したキャロルの野郎はどっか行っちまうし、暇持て余してたとこなんだ。
説教のワビに、オレを連れてけよ。
でもそっちのオマエ、オレの忠告は聞いといてくれよな。
老婆心だけどよ。」
─
「合体を繰り返して、だいぶ仲魔が揃ったな」
ネミ^ー^)「ヴィクトルのじじいが泣くわね」
ヒト゚ー゚)ξ『でも、急いてない?そんなに急がなくても…』
「今でもオーブリーはファントムの毒牙にかかっているかもしれないんだ!
その前に助けないと…
もっとだから俺は力が欲しい!」
─
オ-⊿-ブ チュパチュパ
ホテル。オーブリーが暗がりで何かをしゃぶっている。
-
川 ゚ -゚)「いいしゃぶりっぷりだな。
美味しいか?アイス」
オ゚⊿゚ブ「カールのくれるものならなんでもおいしいよ。
アタシの家、何もしてくれなくて…
スイカケーキが食べたいな。なんて…」
川 ゚ -゚)「それは残念だね。
私も家族に捨てられた身だから、よくわかるよ。
ケーキの事は詳しくないが、今度探して持ってこよう。」
https://pbs.twimg.com/media/FsEoRkfagAIHIZO.jpg
オ;⊿;ブつ「ありがとう…。
カールもひどい扱いをされてたんだね…」
背伸びして男の頭を撫でる。
川 ゚ -゚)「ふふ、ありがとう。
そうだ、サマナーとして何か不自由な事はないかね?
欲しい物があれば持ってきてあげよう。」
https://pbs.twimg.com/media/FsEoTS1akAAeL5U.jpg
オ゚⊿゚ブ「いいの!?
うーん、じゃあ…
この前ファフニールにやってもらったような事、仲魔全部にやってもらってもいい?」
川 ゚ -゚)「性格変更か?お安い御用だが…」
オ゚⊿゚ブ「個人的な話だけど、アタシをストーカーしてくる兄貴を殺したいの。
なんでもいう事きいてくれる仲魔だったら、間違いなく今度殺せる。」
川 ゚ -゚)「相当嫌いなんだな、お兄さんが。
もちろん施術してあげよう。だが…」
オ゚⊿゚ブ「わかってる。カールにとって邪魔な男を殺すのよね。
クソ兄貴のついでに、ちゃちゃっとやってあげるわ。
まかせといて!」
川 ^-^)「ふふ、よろしく頼むよ」
─
-
>業魔殿
リャ゚ー゚)「わたくし、鬼女族のリャナンシーともうしますの。
よろしくお願い致しますわ。」
https://pbs.twimg.com/media/FsEZkfVagAAef98.jpg
(;-┏┓-) 「…作るのは一体だけかね?
よほど交渉が下手なのか?」
「すまないが、合体事故でもっと強い悪魔を作ってあるんだ」
ネミ゚ー゚)ノ「やっほーメアリ!」
メア ゚ -゚)「…ごきげんよう。」
ネミ;゚Д゚)「しかしアンタも愛想ないわね。
笑ったりできないの?」
メア ^〜^)
ネミ;゚ー゚)「…」
メア ゚ -゚)「笑った顔は作れますが、ヴィクトル様はそれを許してくださいません。」
ネミ゚ー゚)「なんでよ?」
メア ゚ -゚)「『おまえが心から笑いたい時には笑えばいい。
だが、そうでない時は決して笑うな。
そうでなければ、お前の心はかわいてしまうだろう』
なので、わたくしが至らずとも、ご容赦ください。」
ネミ゚ー゚)「…ふーん。わかったわよ。もう何も言わないから。
心って、どこにあるんだろうね。」
>アジト、パラダイムX
ユ▽д▽ダ「強くなる鍛錬ではないのか?」
「情報収集も大事だろ。レッドマンが待っているかもしれないし」
「なんでも、VRツアーズの公開が遅れそうなんだってさ。
出資してるレオン自工にトラブルがあったらしいよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FsEZopbaMAIi9S2.jpg
(…ムーウィスの一件のせいか?)ボソッ
(>´ω` <)「違うぞ」
-
フォーラムの外に出る。
「あなたは、確か…」
(>´ω` <)「神隼人だ。お前ら派手にやらかしたな。
レオン自工の稼働はしばらくはマトモにはできんから、親会社のうちが封鎖したんだよ。
悪魔の巣窟だから、仲魔が欲しけりゃかってに出入りしな」
ヒト;゚ー゚)ξ『すいませんでした…』
(>´ω` <)「気にするな。ボインちゃん達のせいじゃねえよ。
おれの連れが床をめちゃくちゃぶっ壊してくれてな。
ここにいるのも、ツレのバカがあちこちうろついてるから探してんのさ…」
─
(´∀`)「こんにちは。僕、パラダイムXの一般抽選に当たりまして。
まだまだわからない事ばかりです。」
川 ゚∀゚)「ちょうどいい!パラダイムXで一番の楽しいとこを教えてやるぜ!」
(´∀`;)と川゚∀゚)
>カジノブリザドン
(´∀`)「わあ、きらびやかだ!
カジノは初めてなんですが、あなたはもう結構やってるみたいですね。
よろしくお願いします。」
https://pbs.twimg.com/media/FsE7Rr9aQAccAEm.jpg
川゚∀゚)「俺のコインを好きに使え!カンストしてらあ!」
(;´∀`)「わあ!凄い!ダブルで揃うなんて!」
https://pbs.twimg.com/media/FsE_bkTaQAEQC75.jpg
川゚∀゚)「ま、ビギナーズラックにしてはこんなもんだろ。
あんたが当てたコインだ、やるよ。
景品に変えちまいな。」
(´∀`)「ありがとうございました!凄い面白かったです!」
川゚∀゚)「俺も暇を潰せたぜ。
本気でハマらねえようにな」
-
>EL-115
「こんにちは」
α-へ-)「あら、いらっしゃい兄弟たち。
まだ開店前だから好きに見ていくといいよ。
もっとも、まだ新ソフトは開発できてないけどね。」
β^ハ^)「おほほ、かわいい…」
α-へ-)「遠慮おし!
新しいソフトができたら、メールで知らせておいてあげるよ。」
ヒト゚ー゚)ξ『ありがとうございます。』
α-へ-)「ちょっと話に付き合っておくれ。
スプーキーとはそこそこ古い仲でね。
あいつのハッキング能力は折り紙付きだよ。アタシが保障する。
だからわざわざチームなんか組んで群れてる理由がわからないのさ。
あいつなら、十分一人でもやっていけるはずなんだけどねえ。
あ、別にあんたらがスプーキーにとって邪魔だって言ってるわけじゃないよ。
あたしなんか、ベータの面倒見るだけでうんざりしてるってのにさ。」
https://pbs.twimg.com/media/FsE7SkzacAIz4jH.jpg
β^ハ^)「素直じゃないんだから。アタシの解析能力とアルファの開発力で二人で一人じゃないの。
あらん?もう帰っちゃうの?またねぇ〜ん!」
>自宅
J( ´ー`)し「おかえり。あなたいつも出かけてばっかりね。
たまには家でゆっくりしたらどう?」
https://pbs.twimg.com/media/FsFD9p9acAEpGFT.jpg
「ただいま」
J( ´ー`)し「…そうそう。
あなた、お父さんがどこに行ったか知らない?」
https://pbs.twimg.com/media/FsFD-o_aEAIR-FU.jpg
「仕事じゃないのか?」
J( ´ー`)し「会社には有給申請しているそうよ。
どこかでまた新しいものでも買って来ないといいけど。
オーブリーも家に帰ってくるように、説得してね。お願いね。」
>就寝
-
https://pbs.twimg.com/media/FsFJldYaYAIltcH.jpg
サムライせいねんのちょうせん!
>翌日
けたたましい携帯の音で目が覚めた。
「もしもし」
『朝からすまないな。ちょっと面倒なことになった。アジトに来てくれ。』
リーダーからの電話だった。
J( ´ー`)し「おはよう。あら、また出かけるの?」
「ああ、ちょっとユダ先生のところで補習受けてくるよ」
パンをかじりながら答える。
J( ´ー`)し「そう。この前のお土産ありがとう、って伝えておいてね。」
>マンション外
ネミ゚Д゚)「遅いわよ!」
「お前らも連絡を受けたのか」
ネミ゚Д゚)「さっさと行くわよ!」
>アジト
(;’ー`)y-「ああ、よく来てくれた。これを見てくれ。」
ユ;▽д▽ダ「…」
ユダの顔が青ざめている。
ヒト゚ー゚)ξ『ユダさん、どうかしたんですか?』
『ウラベのガンタイプCOMPを持つ若きサマナーに告ぐ。
空港では私と仲魔が世話になった。
ついては、その礼がしたい。
タイマンで勝負し、あの時の決着をつけようではないか。
そしてユダ、組織を裏切ってタダで済むと思うな。
貴様の祖国に精鋭を送り込んだ。せいぜい喪失感と無力感で苦しむがいい。
天海ベイの天海フロートで待っている。
フィネガン』
https://pbs.twimg.com/media/FsFMSuOakAA0zVW.jpg
-
「まさかユダさんの家族が人質に…!?」
(’ー`)y-「このフィネガンという男、君達は知っているのか?」
ネミ゚Д゚)「忘れもしない!空港であたし達に悪魔をけしかけたりして負けて逃げたサマナーよ!」
(’ー`)y-「そうなのか…
実はこのメール、僕たちより先に誰かが開いた形跡があるんだ。」
https://pbs.twimg.com/media/FsFMTceaQAAo01I.jpg
シ ゚ -゚)「まったく…
あのバカ、殺されちまうぜ。」
https://pbs.twimg.com/media/FsFMUQiaIAEQByZ.jpg
(’ー`)y-「シックス、メールを開いた張本人に心当たりが?」
シ ゚ -゚)「ねえよ!関係ねえだろ!」
ヒト;゚ー゚)ξ『まさかユーイチ君…?
まずいですよリーダー。このフィネガンって男、本物の殺し屋ですよ。』
シ ゚ -゚)「あのマヌケなら親が電話に出たってよ。
どうせポケモンのやりすぎで寝てんだろ。」
>PC横に付箋が貼ってある…
『Now it's my turn to kill you fucking big brother(次はお前を殺す)』
「…」
(’ー`)y-「誰かわからないが、助けに行かなければいけないと思う。
正義を気取るわけじゃないが、人が死ぬのをみすみす見過ごせんよ。」
8(□□)「流石、リーダーだな。」
ヒト;゚ー゚)ξ『でももし人質がユダさんのご家族だったら…
何をされるかわかりませんよ…』
ユ;▽д▽ダ「…」
一瞬の沈黙。
ユ▽д▽ダ「…私がファントムに入った時には覚悟は、していた。
せめてフィネガンの首を取って手向けにするさ。」
(’ー`)y-「もういい!手遅れになってからでは遅いんだ。
それにユダさんのご家族が捕まっているという確実性もない。
とにかく出発しよう。」
-
─
2023年 アジト
川д川「こヴぇなんと、とは何なのですか」
レ ´_>`)「…話すべき時がきてしまったか。
コヴェナントとは、ファントムに伝わる『契約』の証だそうだ。」
(’/ー`)y-「契約?」
レ ´_>`)「人類が神が作り出したのではなく、猿から進化した。
進化を促したのはモノリス・コヴェナント。
そういうくだらない伝承ですよ」
(*゚/ー゚)「誰が何と契約するのォ。」
レ ´_>`)「赤・黄・緑・青・紫の五色のコヴェナントを揃えた者が『大いなる存在と契約し』
世界の覇権を取ると言われています。
コヴェナント所持者を殺せば、殺した者に所持権がうつる。
遥か太古から、人類が戦争を引き起こしているのはコヴェナントを巡ったものによるとも…
ファントムが歴史の裏で糸を引き、戦争を引き起こしコヴェナント所持者を炙り出していた、というわけですな。
しかし、合点がいかない部分がある…」
(´<_` )「というと?」
レ ´_>`)「ファントムの幹部…知恵の堕天使グりゴリか。
奴らが人類に遥か昔から争いを繰り返させ、コヴェナント所持者を殺し集めていたとするならば
人類が原始人の頃には既にコヴェナントを揃え、契約を成就させ世界はファントムの望むままにできているはず。
未だに奴らが世界を掌握できていないのは、何故だ?」
https://pbs.twimg.com/media/Dp9sXhmVYAI1pxZ.jpg
レ ´_>`)「それに俺の親父がファントムを抜けたのは、プロジェクト・マニトゥを知ったからだ。
コヴェナントの話など、旧天海市のサマナーネットからサルベージできるデータでも
ろくに確認できない。
そこが引っかかるんだよ…」
『この度のテロリストによる関東大破壊の被害を受け、キシダ大臣は増税の意を表明…』
(’/ー`)y-「困ったら税を取るっていうのは、いただけないねえ。
タバコもすっかり値上がりしてしまったよ。ははは…」
『emergency!卜部総司令、応答願います』
レ ´_>`)「なんだ」
-
『遠野氏を護送していたトラックが襲撃を受けています!
救援願います!』
レ ´_>`)「ファントムの雑魚か。低レベル帯ならおまえらで片付けろ」
「それが…上級悪魔が一体だけ…」
レ ´_>`)「ええい!モニタをよく映せ!」
https://pbs.twimg.com/media/C0-swP-UoAQiiqF.jpg
(´<_` )「フレスベルグですね、凶鳥最上級です。
どうしますか」
レ ´_>`)「所詮は鳥悪魔だろう…銃撃で蜂の巣にしてや…」
(`V´)「ガアッ!」
バッと羽ばたきをすると、荷台がひしゃげる。
続く連撃のついばみで、強化フロントガラスが割れる。
先ほどまでウラベと連絡を取っていた者の生首が見える。
レ ´_>`)「残存兵力…一番腕が立つ奴は誰だ!」
(;`ハ´)『冗談じゃねえ!またこんな役回りかよ!』
つ◎と
咄嗟に運転を変わったサマナーが応答する。
レ ´_>`)「ブラックドック・バイケン四世だったか。
そいつを殺って、護送対象を護れるか?」
(;・ハ・)『ムチャ言うんじゃねえ!
運転中止してガチの戦いやったら荷台を完全破壊されちまう!
かといってこの車で逃げられる『速』じゃねえ!』
(`V´)「ガアッ!
荷物を渡せば、これ以上手は出さない…」
川д川「人語を喋った!?」
レ ´_>`)「悪魔は喋るものだろう。」
川д川「いえ、ああいう獣系タイプはカタコトが普通です。
あそこまで流ちょうに日本語を喋れるということは…
まさか!?」
-
バイケンがトラックを停める。
(#・ハ・)つっ「ここまでされて黙っていられるか!
やってやるぜ!」
(`V´)「話のわからん奴だ。
クズノハは頭がかたい…」
(・ハ・)つ「召喚!」
暴風を壁で吸収する。
(+-+)「この程度で 我を呼んだのか?」
https://pbs.twimg.com/media/FsKAVl3aIAIiAex.jpg
大天使と凶鳥の殴りあいが始まる。
レ ´_>`)「バイケン。奴を追い払えれば最悪いい。
思いっきり手傷を負わせてやれ」
(;・ハ・)「あ!」
圧倒的スピードでサンダルフォンをかわすフレスベルグ。
鋭い爪でトラックの装甲を引き裂く。
(・ハ・)っy=「タダで逃がすか!」
銃撃が巨鳥の肉体に当たる。
(`V´)「マハ・ザンダイン!」
ヒト-ー-)ξ
と(+-+)つ
大天使が庇う。
川д川「大丈夫ですか、バイケンさん!」
(メ-ハ・)『手酷くやられたが生きてるよ。逃げられちまったがな…
くく、一矢報いてやったぜ。ウラベさんよぉ。』
レ ´_>`)「よくやってくれた。
生存者をかき集めて、どこか経由でアジトに戻ってくれ。」
─
-
>アジト
作戦用の机が叩かれる。
川д川「ふざけないでください!護衛対象をわざと奪わせたんですか!?司令官あなたはどうかしている!!」
つ
(;・ハ・)y-「ふざけるな!こっちは死ぬかと思ったんだぜ!
死者25人、おれも含めて怪我人が5人だ。
職業柄色んな悪魔を相手にしてるが、あんな憎悪の激しいフレスベルグは見た事がねえ。
ウラベさん、あんた何隠してんだ?」
レ ´_>`)「落ちつけ。
バイケン、あなたに撃ってもらった弾はクリーンヒットだ。
アレには発信機がついている。」
(;・ハ・)「なんだと!?人様を賭けに使いやがったのかよ!?」
川д川「でも途中で取り外されてしまうんじゃ…」
レ ´_>`)ニア 「そんなあからさまな『取ってくれ』ってモンじゃない。
あのゴミどもやキャロルJを解析して抽出された、ナノマシンさ」
ウラベは背後に転がるドローンや全身COMP男の残骸を指さす。
(´<_` )「ランドウの仕込んだナノマシンだ…
奴の意に逆らうようなことをすれば奴の電子脳に通知され、アトポーシスを起こす」
川д川「あとろぽす?」
(’/ー`)y-「簡単に言えば『細胞の自殺』だよ。
ナノマシンの情報を書き換えて、無理矢理外せば死んでしまうようにプログラムしなおしたよ。
ハッカー集団、スプーキーズの意地だ。
といっても誤射されてもいいように、そもそも外せないようにウラベくんに妥協してもらったよ。
誤食しても安全!」
川д川「しかし、ターゲットの安否は…?」
レ ´_>`)「安心しろ、連れ去っても奴らは『殺せない』。
無理矢理殺してソウルハックとやらで服従させたとしても、依代にはなるまいよ。
むしろ電霊の怒りをかうだけだ」
「補足!秘匿都市レルム内です!」
レ ´_>`)「おおかたAIONの下僕か、鉄仮面の仲魔といったところだろう。
おいカムイ、ナナの様子を見てきてくれ」
-
(´<_` )「はい」
ダイヴするカムイ。
次々と移動するポインターに目を配る見習いハッカー達。
クズノハから派遣されてきた者たちだ。
レ ´_>`)「まさかベガ・ゾーンをレルム内に移すとはな。
ランドウのやりそうなことだ」
川д川「何か問題が?」
レ ´_>`)「レルムはな、戦闘禁止領域なんだよ。
入った時点で武装解除される。仲魔の召喚も禁止だ。
ただ抜け道は…」
「ウラベ総司令!マーカーが止まりました!地点は…」
(・ハ・)つ「どけ!」
モニタを覗き込むバイケン。
(・ハ・)「おい…ここは…若造、確かヤタガラスの…」
b
川д川「…確かにここはそうですね。
カチコミかけますか?」
レ ´_>`)「罪なき子供達を巻き込んで戦場にする気か?
まぁ泳がせておけ。
シッポを出すまでな。」
と(´<_` )「ナナ、また財布落としてるぞ」
「ありがとう兄ちゃん…って空じゃん!」
https://pbs.twimg.com/media/FsTxe1WaEAAj3ST.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FsTxgB8akAEJSHv.jpg
(´<_` ;)「最初からそうだったんだが…。
いい加減電子マネーに切り替えろ。
メシ食ってくか」
─
-
おつー
-
─
>ベガゾーン
(■│■)つ「よくやってくれた。帰っていいぞ」
(`V´)「ああ。契約通り無血で持って帰ったぞ。
こんなババアが好みなのか?」
フレスベルグは飛び去っていった。
ヒト-ー-)ξ
リン^ー^ゴ「鉄仮面お手柄!
じゃあさっそく死体にして…」
(■│■)「待て」
リン^ー^ゴ「ん?」
(■│■)「この女は私の管理下に置く。」
リン・ー・ゴ「は?そいつを使って本物のネミッサを…」
(■│■)「二上門の戦いで身銭、いや腕を切ったのは私のゼノンだ。
君達は成果を上げられたかね?」
(`・д・´)「鉄仮面。約束が違うじゃないか…
遠野瞳の体は山分けにするって…」
(■│■)「ああ。山分けにするといいさ。殺して肉を切り取っていけ。
ただしその過程で一滴でも血を流してみろ。
私がお前達を破壊する。」
ζ(・┏Д┓@)ζ「ほほほ。ヴェニスの商人か。
一本取られたな」
(■│■)「君達AIONと下僕達は死を超越した存在。
破魔や呪殺といった、血を流さず死に至らしめるような術は持っていないだろう?
私の勝ちだ」
_,
リン#・Д・ゴつ「屁理屈を…!」
ミレ゚ー゚ディ「ふふ、知性あふれる問答。
流石はファントムの最高幹部、鉄仮面ポールね。」
-
(■│■)「では私は失礼する。
仕事を片付けねばな」
鉄仮面は女性を抱えて踵を返す。
─
>1997年 スプーキーズアジト
「天海バイパスに出没していた悪魔が消息不明になった模様。
討伐報告がなく、手をかけたのは組織に属さないサマナーである可能性もある。
現在調査中。」
https://pbs.twimg.com/media/FsT0sXmacAE3KX5.jpg
「…」
(;’ー`)y-「なにを見ているんだ。早くフロートへ行こう」
「すまない。天海バイパス…何か会ったような…」
「イケてるね、幽鬼。
ボクは、ヤカー・
こんごともよろしくだね、チミ。」
https://pbs.twimg.com/media/FsT0rkuaYAQ6xGx.jpg
力不足を感じ、合体事故の副産物の精霊でチュレルをランクアップした。
「すまない、待たせた。」
シ ゚ -゚)「遅いんだよマヌケ!」
8(□□)「いいだろ。どんな相手かわからないんだ。
悪魔を強化しておくのも準備のうちだ。」
ネミ゚ー゚)「まぁネミッサ様にかかれば、どんな奴もイチコロよ!
逃げてったようなあの黒メガネマダオなんか特にね!」
(´∀`)「よ、おひさ。
天海バイパスがよ、急に工事中でさ。
トライブにも行けねえの。お前聞いてた、そんな話?」
https://pbs.twimg.com/media/FsT0d6NaQAAAHj2.jpg
「知らなかったな。教えてくれてありがとう。(例の悪魔騒ぎとやらのせいか…?)」
-
>天海ベイ
レオン自工員が溜息をついている。
(´Д`)「ハァ…仕事して帰ったら酒飲んでパラダイムXの毎日ですよ…。
まぁレオン自工が稼働停止したので、親会社から補填のお金もらっているのでパラダイム漬けなのですが…。
なんか飽きてきました。
どんなに頑張って生きても、生き物なんてどうせみんなすぐに死んでしまうんですから。
ああ、人生なんて…むなしいですねえ…」
https://pbs.twimg.com/media/FsT0fHkacAY4cSC.jpg
(#’ー`)y-「…」
8(□□)「リーダー!連れ去られた人はきっと生きてる。大丈夫だ。」
「空港にもまだ悪魔は出る。…と思う。
俺とネミッサが前を進むから、ユダさんはしんがりを頼めますか」
ユ▽д▽ダっ-l--゙「任せろ。近付く者は新生シャムシールの錆にしてくれる」
シ ゚ -゚)「…フン。あんたに守られるほど落ちぶれちゃいねえよ」
ユ▽д▽ダ「手厳しいな」
>シャトル乗り場
シ ゚ △゚)「この大馬鹿野郎!ポケモン徹夜でやってて遅刻だァ?
テメーって奴はどこまでおまぬけだったら気が済むのよ!?
一人待つのにどれだけ時間食ったと思ってんのよ!?」
https://pbs.twimg.com/media/Fsj-YQ4akAAERxy.jpg
(*゚-゚)「…」
https://pbs.twimg.com/media/Fsj-ZGTaQAIby1u.jpg
(’-`)y-「いい加減にしろシックス。
誰だって休んで好きな事したい時はあるさ。
君なんてアジトに来るのは稀じゃないか。」
https://pbs.twimg.com/media/Fsj-b9daEAEd750.jpg
シ ゚ △゚)「あんたら気楽なもんだな。
このバカのせいで捕まってる奴が殺されてたらどうすんの?
責任取れんの?」
https://pbs.twimg.com/media/Fsj-bABakAAI4Ay.jpg
8(□□)「なんにせよ、全員無事にここまで来れたんだ。
それでよしとしようじゃないか。」
-
(’ー`)y-「急な出来事だったんだ。仕方がない。」
シ -△-)「…
なんだよ、俺だけ悪者かよ。
ハッ、付き合いきれねぇわ…なれ合いごっこはあんたらだけでやってくれ。
おれぁ抜けさせてもらうわ。」
https://pbs.twimg.com/media/Fsj-mZ-aIAETlLM.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fsj-nGnaQAcONQJ.jpg
ユ▽д▽ダ「君、護衛は」
シ ゚ △゚)「いらねえよ!」
シックスは怒り肩で去っていった。
(;’ー`)y-「さて、みんなで乗り込…」
プルル
ヒト゚ー゚)ξ『あれ、鳴ってるのあなたの携帯じゃない?』
『フィネガンだ。私の挑戦を受けたのはいいが、これはいったい何の真似だ?
こんなガキ二人をよこしおって。
私は貴様との決着をつける為にここっで待っているのだが?
これ以上水を差すなら私にも考えがある…
ガキどもの命が惜しければ、貴様と女とユダだけで、資材置き場Cへ来い。』
ツーツー
8(;□□)「どうする?全員で行けば、今度こそ捕まってる人は殺されてしまうぞ。」
(’ー`)y-「こうなっては二人が頼みだ…すまないが行ってくれるか?」
ネミ゚ー゚)「いいわよ。むしろ足手まといがいなくなって清々した感じ。」
(;’ー`)y-「…死ぬなよ。」
シャトルに乗り込む。
https://pbs.twimg.com/media/FskEk-NaYAE6RsO.jpg
-
>天海フロート
ヒト゚ー゚)ξ『ここね!早く、フィネガンに捕まった人を助けてあげないと!』
「時間が惜しい。分散したいところだが…悪魔が強い。
それにフィネガンに出くわしたら…」
ユ▽д▽ダ「ターミナルに寄っている暇はなさそうだな。ソフトの入れ替えは大丈夫か?」
( )つっ-雷l--゙「フィネガンとは一度戦った。今度は勝つ!」
借り物ではない、自分の『雷神剣』を携える。
>資材置き場
ユ▽д▽ダ「…フィネガンがいないな.。不意打ちを狙って隠れているのか?」
く(;・歯・)「あれ?あれ?間違えてBブロックに来ちゃったよ。
俺、Aブロックに行きたかったのに…」
ネミ゚ー゚)「…あ!
フィネガンのヤロー、『資材置き場C』って言ってたじゃない!
あんたらみんなアホなの!?」
ヒト;^ー゚)ξ『ごめんなさい…私、最近物忘れが悪くて…』
ネミ゚ー゚)「言い訳していいわけ!?
出っ歯のおじさん、Cブロックはどこ?」
(;歯;)「出っ歯…出っ歯…
ああ、Bブロック内のゴンドラをこえてエレベーターに乗れば行けるはずよ」
https://pbs.twimg.com/media/FsmCSKMaIAA6Ax-.jpg
ネミ^ー^)「ありがと!お・じ・さ・ま!」
>Cブロック資材置き場
https://pbs.twimg.com/media/FsmCS8NaAAE-280.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FsmCTo5acAAFYLU.jpg
ユ▽д▽ダ「血の匂いと闘気の残滓…そして焼け焦げた匂いを感じる。準備はいいか?」
ネミ゚ー゚)「四の五の言ってないで行くわよ!」
つと
一同「うぇ!?」
-
焼け爛れたフィネガンが倒れていた。
(メ ハ)「くそ…こんなはずでは…」
「やめろ!勝負はついた!それ以上やれば、きさまを撃つ!」
部下らしき男達が抗議する。
( ゚ぺ)っy= ドン
( ゚∀゚)「やめられんのう…」ニタァ
「き、きさま…」
( ゚∀゚)「卑怯者のクズ人間が死ぬときの悲鳴が…
わしの耳から体中を駆け巡るんじゃ…!」
https://pbs.twimg.com/media/FsoBgGqacAELTIL.png
( ^∀^)っy= ドン 「ぎゃん!」
( ゚∀゚)「どうした?次はお前の番か?へへへ…」
https://pbs.twimg.com/media/FsoBg4UaUAEZCo9.png
「何をしている!やめろ!」
男がかけよる。
(゚∀゚)m9「あぁーん?親父、あんたの妹を助けてやったんじゃ。うんこブリブリーちゃんだったっけ?」
https://pbs.twimg.com/media/FsoBhjeakAEcKnm.png
オ;□;ブ
「オーブリー!」
さるぐつわとロープを解いてやる。
ネミ゚Д゚)「あんた、何者よ!?」
( ゚∀゚)「はぁ?未来から来た蝶野サナギと遠野瞳の息子じゃあ!
ん? …おい!顔見せろ!」
Σ`・д・´)「蝶野って…誰だ?」
https://pbs.twimg.com/media/FsoE0uIacAEiv61.png
( ゚Д゚)「なんだこのアゴ!?」
-
遡り。
─
オ゚ー゚フ「あんたがフィネガンか!」
https://pbs.twimg.com/media/FsoK5QzaUAAbHBh.png
(■ハ■)「なんだ、ガキが。迷子なら右向いて帰るがいい」
つと
フィネガンが木のコンテナに座っている。
オ#゚⊿゚ブ「ガキだからってなめてんじゃねえオッサン!
あたしの悪魔軍団で殺してやる!
そうすりゃ、アタシはカールにもっと褒めてもらえるんだ!」
https://pbs.twimg.com/media/FsoK7E9akAAiro4.png
(■ハ■)「カール?恋人かなにかにけしかけられたか。
ガキといっても女というものは度し難い。
命をわざわざ捨てに来るとはな。
ガキ、COMPを抜け。ハンデをくれてやる。」
オ゚ー゚フ「後でほえ面かくなよ!出ろ!アタシの死神軍団!」
つ=
https://pbs.twimg.com/media/FsoK6bnaYAAaGyj.png
釘バットを振り回し、ベストメンバーを召喚する。
─
オ;゚⊿゚ブ「そんな…みんな…焼かれちゃった…
一撃で…」
イシュタムの死念がフィネガンを襲う。
(■ハ■)「フッ」
つ つ
シュッシュッ
-
(■ハ■)つ「来い」
つ
メリケンサックを振り回し、死神を召喚する。
オ;゚⊿゚ブ「うそ…効かない…」
(■ハ■)「ふん、死神には死神だ。
最上級死神にして豊穣神、ケルヌンノスに下級死神の業が効くわけがなかろう」
https://pbs.twimg.com/media/FsoP2GWagAEygVZ.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FsoUKosaYAElpET.png
(■ハ■)「弾はもう終わりか?少しお仕置きをしてやらねばな」
つ つ
オ⊿ブ「がフッ!」
https://pbs.twimg.com/media/FsoUpWRaEAEH0jr.jpg
未成熟な女子のみぞおちを軽くジャブで叩く。
オ;⊿;ブ「もう嫌だよぉ…助けてよ…お兄ちゃん…カール…」
https://pbs.twimg.com/media/FsoUMjKakAAb4C5.png
彼女の精神は幼き日のなきむしオーブリーに退行しつつあった。
川 ゚ -゚)「ここまでか。仲魔を全て虚心化してお膳立てしてやったが、所詮は子供か。」
つと
オ;ー;フ「カール!!助けにき」
(■ハ■)「ラムサス…カーラン・ラムサスか。カールというのはこいつのことだったのか。
おい。貴様が私を殺すようにこのガキを焚きつけたのか。
シュミの悪いことだ。優男め。
どうするんだ、この戦意喪失したガキを?」
川 ゚ -゚)「どう扱おうとかまわんさ。
どうせ ゴ ミ のような命だ」
オ;ー;フ「カール!!助けてよぉ!!」
川 ゚ -゚)「ただ、貴様が戦いたい相手を確実に呼び出す餌としては使えるかもな。」
オ;⊿;ブ「カール!!カーーーーーーーールぅ!!!!!!!!!!」
─
-
─
Σ`・д・´)「…捕まっていたのは、オーブリーだったのか…」
オ;□;ブ「カー…ル…」
ネミ゚ー゚)「ちょっとアンタ、女の子相手にヒワイなことしてないでしょうね!?」
(■ハ■)「ふん。ガキには興味がないし、壊してしまえば貴様らをおびき出せないだろう。」
ネミ゚ぺ)「脅迫しておいてよく言うわ。返しなさいよ!」
https://pbs.twimg.com/media/FsoJQSHacAEvcEJ.jpg
(■ハ■)「それとこれとは、話が別だ。あのガキを返してほしければ、
この私に勝つことだな。
ここに来た時点で、既にお前達は私と戦う他はないのだ。
そして、生き残るか、死ぬか…」
https://pbs.twimg.com/media/FsoJSBvaMAABE6K.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FsoJTF4aYAAhMzw.jpg
ユ▽д▽ダ「フィネガン…同志だったきみと戦うのは忍びないが…
戦友の妹君の為だ!」
ネミ゚ぺ)「なによ!あの時逃げたくせに!
あんたなんかあたしの魔法でビリビリ〜にしてやるから!」
https://pbs.twimg.com/media/FsoJXHRaQAE67l0.jpg
(■ハ■)「待て。まずはサマナー同士、そこの小僧と一騎打ちだ。」
Σ`・д・´)「俺と?」
(■ハ■)「そうだ。あの時横やりが入ってきてつけられなかった決着をな。
どうだ?そこの女やユダがいなければ怖くて戦えんか?」
ユ▽д▽ダ「挑発に乗ってはいけない。」
Σ;`・д・´)「いや、やるさ…オーブリー、今助けてやるからな!」
ネミ゚Д゚)「あたし抜きでやれると思ってるわけ!?」
(■ハ■)「よーし、いい度胸だ。これで言い訳はきかないぞ。」
>フィネガンは宝玉を使った
ネミ゚ぺ)「…仕方ないわね。あたしは抜けるけど、負けたら許さないよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FsoTeIBaUAEsWUr.jpg
-
Σ`・д・´)vs(■ハ■)「行くぞッ!」
『ENEMY SURPRISE ATTACK!
魔神召喚』
(・三・)「…」
Σ`・д・´)「ルーグ!?」
ネミ゚Д゚)「ちょっと!一対一なのに卑怯じゃない!」
(■ハ■)「ふん。サマナーバトルは、仲魔が重要になってくる。
召喚していなかった小僧が悪いのだ」
Σ;`・д・´)「こっちも退行してルーグを…!」
つっyつ
(・三・)「遅いです」
『OFFENSE_EXTRA
LIGHTNING-BLADE』
的確に男の心臓が貫かれ、またたくまに全身が通電する。
Σд)「が…」
https://pbs.twimg.com/media/FsoJv5qaUAEChKm.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FsoJwtOacAM9hvl.jpg
ユ▽д▽ダつっ-l--゙「よくも!」
ネミ゚Д゚)「チクショウ!」
肉が裂ける音や骨の砕ける音、
断末魔の声が続々と聞こえ、男の視界がブラックアウトする。
Σд)(駄目だ…逃げ…ろ…)
https://pbs.twimg.com/media/FsoJxjraMAQqwLX.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FsoJyTqaIAMSvsH.jpg
─
-
>占い屋
川/д川「エイ! エイ! エイ!
そなたの守るべき人が、死にゆく運命が見える。
誰かが介入しなければ、そのままであろう。」
https://pbs.twimg.com/media/FsoeE_GaYAESvXY.jpg
==(;゚Д゚)「親父弱すぎだろ!」
つと
マナコはダッシュで業魔殿に戻る。
>業魔殿
メア ゚ -゚)「竜馬様、お帰りなさいま」
(;゚∀゚)ノ「悪いメアリちゃん!ちょと今急ぎなん!
あとでエッチしような!いやデートが先か!?」
( ゚Д゚)「隼人!ベンケイ!起きろ!」
(>´ω` <)「起きているわ」 ウデタテフセ
U U
メ ・)Д(・)「おはようございます!先輩」
( ゚∀゚)「唐突だがフィネガンを殺る!」
メ #・)Д(・)「なにっ!では拙者も!」
( ゚∀゚)「いやお前らには別のとこを死守してくれや。
ちょっと僻地なんだけどな…?」
メ #・)Д(・)「ムサシ先輩の仇取りたい!!」
( ゚∀゚)「半死半生にして連れて帰ってきてやるわ。
お前らだから任せられるんだ!
俺とタイガーの捜査ではな、ある男がその僻地にブツを取りに来るらしい。
ぶちのめして追い返したれ!」
( ∀)(それに、殺人を背負うのはおれだけでいいだろ)
-
https://pbs.twimg.com/media/FsokpjlaAAI0U2N.png
https://pbs.twimg.com/media/FsokrRhaEAEXWKZ.jpg
おまけ。
股間隠しフィネガンとルーグの玉殴り(スタジオズブリ)
-
otsu
-
>天海フロート
( ゚ー゚)「待たせたな。約束どおり、チンポなめさせてやるぜ!」
(■ハ■)「また変なガキが来た…貴様もサマナーか?」
https://pbs.twimg.com/media/Fs3yoM2aAAAUu8b.jpg
( ゚∀゚)「俺様な、サマナー!
クッソめんどくせえ仕掛け仕込みやがって!」
(■ハ■)「やれやれ、なんでメールが他人に読まれるんだか…
サマナーネットに個人情報垂れ流したキャロルJと一緒ではないか、これでは。」
( ゚∀゚)「そこのメスに変なことしてねえだろうな!
そいつは俺が孕ませて一流サマナーを産ませんのよ!」
オ;゚□゚ブ「…」
(■ハ■)「見たところ偶然COMPを手にしたチンピラにしか見えんが…
安心しろ。私は戦いと任務以外では紳士のつもりだ。
この娘が私と同郷…アメリカ人なら猶更な」
( ゚∀゚)「そいつはいい。
だが俺はな、お前を殺しに来たんだよ!」
( ゚∀゚)
つっ-l--゙
(■ハ■)「サムライか。面白い。少し興が乗ってきた」
つ つ
(■ハ■)「小僧、きさまが何者か知ろうと思わん。
だが、サマナーを名乗るのなら、この私と一対一で戦わないか?」
( ゚∀゚)つ□「おうよ!召喚!」
https://pbs.twimg.com/media/Fs3067aaEAM2Ut0.jpg
─
(0蠅0)つ ====(■ハ■)
蠅王のパンチが吹き飛ばす。
(;■ハ■)「ぐ…悪魔コピープログラムが機能しないだと…?」
つ と
https://pbs.twimg.com/media/Fs3624TakAAx73B.jpg
-
( ゚∀゚)「へっ、ざまあねえな。
ボス級悪魔のコピーはできねえみてえだな。
普段の仲魔は他の奴に預けてきた」
(:■ハ■)「貴様…未来を見て来たような口ぶりだな。
それともこれが漏洩していたとでも…」
( ゚∀゚)「おめえより凄いシステムを使ってきた奴と、おれの親父が戦った事があるんだとよ。
英雄までコピーできる優れもんだ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fs390EtaUAAwvpG.jpg
>マナコは宝玉を使った。
(#■ハ■)「何の真似だ!」
( ゚∀゚)「くたばるには速えぜ。真の力を見せてみろよ。
召喚、シード!ベルゼブブを喰え!」
https://pbs.twimg.com/media/Fs36TQYakAEgRXJ.jpg
(■ハ■)つ「造魔か!いくら魔王と合体させたとしても造魔は造魔!」
つ
(■ハ■)つ「後悔しろッ!造魔焼却!」
つ
『OFFENSE_EXTRA
void-burst flame』
https://pbs.twimg.com/media/Fs3yzqjacAA7Rjs.jpg
焼灼拳。
悪魔のみが使えるという、炎の拳がある。
それをフィネガン独自に昇華し造魔のような虚心悪魔を燃やし尽くすように改良、習得した。
愛悪魔犬のフィネガンとしては、造魔のような心がうつろな存在は許せないのだ。
( ^∀^)つ「ま・はん・きょう!」
魔法反射壁が現れる。
ジードに集中して注がれた業火がそのまま帰る。
https://pbs.twimg.com/media/Fs3y3ZPaMAElWGs.jpg
(メハ■)「が…」
( ゚∀゚)「全身やけどか。よく生きてられやがる。
ゲームセットだよ…
あ、隼人か!今送ってやる!」
─
-
>笠置山
(>´ω` <)「退屈だぜ。」
メ ^)Д(^)つ〇「山でおむすび食べるのも乙だとと思いますけどね。
隼人さんもどうです?」
(;>´ω` <)「いらん。業魔殿のシェフに作らせたものだろう。
焼きおにぎり2人前、強火だいもんじ、レモン添えってなんだよ。
だいたい、こんな陰気な山でピクニックたあ…」
プチッ
(#>´ω` <)「じゃねえんだよ!!
この山に不時着したっつうもんを回収しろって話だっただろうが!!
忘れてんじゃねえよ糞豚!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fs4JJKzaEAAA0Df.jpg
メ ;^)Д(^)人 「そんな事いってもね、何か知ってそうな住職さんは殺されていたし。
南無三。
ヤバい香りがプンプンと…」
川 ゚ -゚)「仲間割れは遭難の危険が伴うぞ。
雪山でなくてよかったな。
あっ滑る!であの世逝きだ」
川 ゚ -゚)つ-l--゙(;>´ω` <)「貴様なにものだ。俺の背後を取るとは」
川 ゚ -゚)「本気ならこれで一回死んだな。
楽しいパーティをあっさり終わらせないでくださいね。
ここに眠るオーパーツは私が戴く」
=========(>´ω` <)つ「ベンケイ!戦闘態勢だ!」
メ ・)Д(・)「応!」
-
https://www.youtube.com/watch?v=1424QBsltfo
コト ´ー`)つ「デスバ…」
コトメ・ー・)「なにっ!」
https://pbs.twimg.com/media/FtHLaVeacAAYwYZ.jpg
仕掛けたコトシロヌシの頬から、つうっと血が流れる。
(;>´ω` <)「戻れ!」
『RETURN』
メ ;・)Д(・)「大丈夫でござるか!?」
(>´ω` <)「てめぇの心配しろ!」
幾本もの武器を手に、造魔と渡り合うベンケイ。
メ #・)Д(・)「サウザンドクラッシュ!!」
つつつつつつつ
とノパ ゚)つ
両手で全て受け止めて投げ捨てる。
(>´ω` <)「こんな奴を相手にしろと…。
仲魔が軒並みやられちまったぜ。
大したもんだ」
川 ゚ -゚)「我がゼノンに両手を使わせた功績はほめてやる。
この地に眠るものを譲ってくれれば、命だけは助けてやるが?」
(>´ω` <)「ありがたい申し出だ…
だがな、月並みだが易々とわたすと思ってんのか!
ええっ!?色男よ!」
─
( ゚∀゚)「おれが敵にやられて不時着した時に、平崎に落ちたっぽいんだよな。
あとはタイガーが送った捜索隊が行方不明だとよ。
やってくれるか?」
(>´ω` <)「ふん。簡単なことよ。」
─
-
川 ゚ -゚)「ふ、ならばその月並みのたんかを切った者の末路も
当然しっているのだろう?」
https://pbs.twimg.com/media/FtHRcibacAAY4oh.jpg
(;>´ω` <)ニア 「目だ!耳だ!鼻!」
ニア
渾身の三連撃を放つ。
川 ゚ -゚)
と
明鏡止水のかまえ 物理攻撃を回避し『必殺』を放つ攻防一体
https://pbs.twimg.com/media/FtHRdQ7aAAAE-i9.png
(>´ω` <)ニア 「な!?」 ==(゚ -゚ 川
ニア
川 ゚ -゚)∩
https://pbs.twimg.com/media/FtGxw5FagAUQNi-.png
返しの三連斬が胸を切り裂く。
防具のおかげで致命傷には至らなかった。
川 ゚ -゚)「お見事。それとも防具が強いだけかな?
君のお兄さんよりは手ごたえがあるよ、神隼人くん」
(;>´ω` <)「うるせぇ…俺は兄貴より強い!」
メ と
川 ゚ -゚)つっ-l--゙「駄目だなぁ…兄弟は大事に…
殺してあげないと!」
-
とメ >)Д(<)「隼人くん!!」
ベンケイが背中でかばう。
背負い込む武器入れのおかげで肉体にはキズがない。
(>´ω` <)「ベンケイ!」
向こう岸に大雪山おろしで吹き飛ばされた造魔が見える。
ノパ ゚)「…」
川 ゚ -゚)「ふっ、虚を突いてきたか。坊弁慶くん。
おもしろいよ。殺すのが惜しい…」
(;>´ω` <)「じゃあ逃がしやがれ!(ベンケイ、走れ)」
メ ・)Д(・)つ (わかった。隼人くんを信じるよ)
https://pbs.twimg.com/media/FtG0fOVaAAEpEX5.jpg
川 ゚ ー゚)「そうはいかな…」
ドワォ
仕込みダイナマイトが目をくらます。
川 )「くっ!きさまぁ!」
(>´ω` <)と「これは戦略的撤退だ!」
つ
『邪鬼召喚』
(・益・)「グおア嗚ああーーー!!」
鎖鎌をもった、鬼が召喚される。
-
(>´ω` <)「ベンケイ急げ!」
メ ;・)Д(・)「待って!なんでござるかあの悪魔は!?」
https://pbs.twimg.com/media/FtGxyrhaUAEKo16.jpg
川 ゚ -゚)「私が魔改造した、元妖鬼オニだ。
鬼ごっこには最適だろう?」
https://pbs.twimg.com/media/FrlZ8GAakAQBC3H.jpg
メ #・)Д(・)「拙者や先輩の使役していたオニと全くちがう…
許せん!元の姿を歪めてまで強くするなんて!」
川 ゚ -゚)「君の先輩の仇はちゃんと取ってもらえるように手配してあるよ。
だから安心して死にたまえ。
相手はそいつに任せて、私はゆっくりと探し物をするとしよう」
メ #・)Д(・)「ぬぬぬ…!」
(>´ω` <)「挑発に乗るなベンケイ!
お前も仲魔の大半をやられたんだろうが!
人間ではまず強化悪魔には勝てん!」
─
と(>´ω` < ) メ ・)Д(・)つ
メ ;・)Д(・)つっ-l--゙「まだでござるか隼人くん!
もう持ちませんぞ!」
(;>´ω` <)「待て…リョウまだか…」
m m
https://pbs.twimg.com/media/FtG0gJyaMAAqA4a.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FtHhUYsaYAEPgxm.jpg
必死にCOMPで通信をこころみる隼人を、弁慶が武器を振り回して守る。
だが鎖鎌で次々と絡め取られる。
まるで逆武蔵坊弁慶だ。
『あ、隼人か!今送ってやる!』
コンプのランプに灯りが灯る。
https://pbs.twimg.com/media/FtHhTu-agAUgMVm.jpg
-
https://www.youtube.com/watch?v=fOdODyn6dYI
1.25倍推奨
(;>´ω` <)「!」
https://pbs.twimg.com/media/FtHhVAraQAE2wO_.jpg
(>´ω` <)つ「COMP合体!
造魔、
ゲッターァ! ツー!!!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/FtHhVtuaEAIRVn0.jpg
転送されたジードに仲魔を合体させる。
GETTER(奪還者)2。
素早く物理攻撃に弱めな天使型造魔を、更にスピード特化させたものだ。
https://pbs.twimg.com/media/FtHjj17acAEU8BK.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FtHkjeUaMAQb4UZ.jpg
(2 2)
(・益・)「GRRRRRRRRR」
https://pbs.twimg.com/media/FtHky-raQAU_M0q.jpg
『ほう、造魔を持っているのか。
皆殺しにしてドリー・カドモンを頂くぞ。』
(>´ω` <)「逆だ!
お前こそここで終わりだ!」
https://pbs.twimg.com/media/FtHl6M5aYAIt_Nd.jpg
(>´ω` <)つ「ドリル・オン!」
『OFFENSE_EXTRA
MIXER-JUICE』
https://pbs.twimg.com/media/FtH0WSdakAcBtJl.jpg
(2 2)>と(#・益・)
ガキッ
鍔競り合い、チカラ負けで吹き飛ばされる。
https://pbs.twimg.com/media/FtH0XF8aUAEj8VE.jpg
-
メ ;>)Д(<)(;>´ω` <)「「ぐああああ!」」
ゲッター2の背後で防御していた二人もダメージを受ける。
https://pbs.twimg.com/media/FtH0YC7akAIGkQV.jpg
『ATTACK』
(・益・)つ∞∞∞∞∞∞> === (2 2)
=== つと
=== メ ;・)Д(・)つ と(;>´ω` <) 「早くこい!」
オニの降り下ろした鎖鎌を避けるので精一杯だ。
https://pbs.twimg.com/media/FtH0Y21aIAAdNT3.jpg
メ ・)Д(・)「どうしました隼人くん!演習ではもっときびきび動けてたじゃないですか!」
(>´ω` <)「チッ、思ったよりスピードが出ねえ」
https://pbs.twimg.com/media/FtMMJdpaAAAwalR.jpg
(>;´ω` <)(合体した悪魔の速が低かったのか、虚心ゆえにのろいのか、あの野郎が造魔用ジャマーでも仕掛けたか…
それとも、本来の持ち主のリョウがいないせいか?)
https://pbs.twimg.com/media/FtMMKLFaYAAtAFH.jpg
(・益・)つ∞∞∞∞∞∞> ====(>´ω` <)「チッ!」
https://pbs.twimg.com/media/FtMMiPpaUAIHpKc.jpg
『なんという体たらく。もうトドメを刺してしまえ。』
(#>´ω` <)つ「なめぇるなあああああ!!!!!」
『YUMEZAKURA』
(2 2)「!」
つと
『GUARD』
https://pbs.twimg.com/media/FtMMoLKacAE6TV8.jpg
-
ガチッ
(・益・)つ∞∞∞∞∞∞>と(2 2)>
『ほう、酒で性格を友愛に変えて咄嗟に防御特化にしたか。』
ゲッター2の右アームがガッチリと鎖鎌をとらえる。
https://pbs.twimg.com/media/FtMTGHPaAAAMYHv.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FtMTG9KaIAAsMvR.jpg
(#・益・)つ「グググ…!」
https://pbs.twimg.com/media/FtMTHq-aQAA3lv4.jpg
子供のような綱引きが始まる。
(>´ω` <)「凶化させたせいで、柔軟な行動がとれなくなっているらしいな。
死ね!ドリルミサイル!」
と(2 2) 「隼人様ノ命令ハ 絶対デスカラ」
<==
『OFFENSE_EXTRA
DRILL-MISSILE-PUNCH!』
魔力も体力の消費もない、ただしドリル補充ができるまで使えない特殊攻撃。
系統としては銃に近い。
https://pbs.twimg.com/media/FtMUcEIakAElFje.jpg
(・益・)つ● <
鎌の柄の鉄球でいとも簡単に弾かれる。
メ ;・)Д(・)(>´ω` <)「「なっ!?」」
https://pbs.twimg.com/media/FtMX-lJaUAYlsPo.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FtMX_Q-agAAWeN1.jpg
『お言葉を返そう。そんな単調な攻撃では…しなやかさが無い!』
『OFFENSE_EXTRA
DEMOM,S-Chain』
掴んでいた鎖がゲッター2を締め上げる。
いいように振り回され、ドリルは地に落ちた。
https://pbs.twimg.com/media/FtMX_8facAERFxJ.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FtMYAlvagAU5KIc.jpg
─
-
─
地に伏され、痛めつけられ大破するゲッター2。
https://pbs.twimg.com/media/FtMa1Q1akAAexMl.jpg
『今度こそ終わりだな…』
(>;´ω` <)「くそおっ!出力が上がらねえ!」
メ ;・)Д(・)ニア 「隼人くん!COMPのソナーから凄いエネルギー反応が!」
https://pbs.twimg.com/media/FtMa2TNaUAcVYB4.jpg
(>´ω` <)「なに…まさか…それは…
ゲッター2!無理矢理でもいいから脱出しろ!」
https://pbs.twimg.com/media/FtMa3AWaYAAQCgM.jpg
(・益・)つ(2 2)「駄目ダ 完全ニ押サエツケラレテイル」
猛攻でブースターがイカれたか、稼働が上手くいっていない。
https://pbs.twimg.com/media/FtMa3zUaQAAmns5.jpg
==(>´ω` <)つ「待ってろ、今悪魔データを取ってきてや…くっ!」
(・益・)つ∞∞∞∞∞∞と(>;´ω` <)
https://pbs.twimg.com/media/FtMdRYzaAAATgcY.png
https://pbs.twimg.com/media/FtMdSBuaAAI8zSL.jpg
オニの鎖は標的を変え、隼人の左腕をとらえた。
『一人だけどこへ行こうというのだね?』
メ ;)Д(;)「隼人くん!!」
ギチギチ ブチブチ
(・益・)つ∞∞∞∞∞∞と(>´ω` <)「ううううう…」
(・益・)つ∞∞∞∞∞∞と (>#´ω` <)「おりゃあああああ!!!!!」 ブチブチ
https://pbs.twimg.com/media/FtMdSv8aAAI6fbB.jpg
『DEVIL DATA SEARCH MANAKO Metatron
AUTO UNIT START』
https://pbs.twimg.com/media/FtMdb3FaUAIfxCs.jpg
-
(>´ω` <)つ「おらっ!」
悪魔データを収納したCOMPを腕ごとブン投げる。
自動的にゲッター2との融合が始まり、
聖人の血を受けた奇跡の男が現れた。
https://pbs.twimg.com/media/FtMsJBHaUAQ9KjB.jpg
(・益・)つ∞∞∞∞∞∞(十)> グサッ
オニの鎖鎌が男の胸板を貫く。
(十)
つと
↑と(十)つ
『DIFFENCE_EXTRA
CENTU-RIO』
https://pbs.twimg.com/media/FtMhC8saEAAdYXh.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FtMhGJaaAAMlI2q.jpg
男の傷がみるみるうちに癒えていき、肉体が活性化する。
( 十)「ヌウウウウオ…」
つ↑と
聖槍の力が解放される。
『OFFENSE_EXTRA
Golgotha’s THRRRRRRRRRRRRUST!!!!!!!』
https://pbs.twimg.com/media/FtMhIm6aMAcWGd5.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FtMsJ_-aQAMot5m.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FtMsKqzagAE6ET6.jpg
(#>゚ω゚ <)「うおらあああああああ!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/FtMhK_jacAQenFw.jpg
(・益・)つ←と(十)
https://pbs.twimg.com/media/FtMkm2MaYAErHb6.jpg
-
(・益/ ←と(十)
/・)つ ズルッ ブシュ
https://pbs.twimg.com/media/FtMknqjaYAAk6MQ.jpg
化け物は血を吹き出して息絶えた。
m(>;´ω` <)「はーはーは…」
https://pbs.twimg.com/media/FtMkoTyaUAAQVHa.jpg
メ ;-)Д(-)=3 「ふぅー…危機一髪…」
https://pbs.twimg.com/media/FtMko-vaYAgt_T2.jpg
メ ;)Д(;) 「って隼人くん!腕腕!」
(>;´ω` <)「うぐう、待てベンケイ。奴に…」
と
『フン、月がツキを運んできたわけか。
世界を制する聖槍ロンギヌス…
ありえない事だが、それでやられれば我がゼノンといえどひとたまりもない。
深追いはやめておこう。』
(>;´ω` <)「相当この半裸マンが怖いらしいな。
聞かせろ!あの住職は…あのおぞましい穴だらけにしたのはきさまか!」
『いいだろう。今回は負けを認めて教えてあげよう。
あれは私がやったものではない。
そして目的のものは手に入れた。
また熱い戦いができる事を期待しているよ…』
(>´ω` <)「待て!姿を見せてたたか…」
目の前がフェードアウト。
─
-
(>´ω` <)「…」 スッ
https://pbs.twimg.com/media/FtMxlu2aEAApZhA.jpg
(>´ω` <)「…?」
つ と
起き上がって両腕を見る。
ちゃんとついている。
(十)つ「待テ。余リ動キ回ルナ。
我ガディアラハンデ、腕ノ縫合ハシテオイタガ
人間ノ体ハ、脆イ。
チャントシッカリ治療ヲ受ケタ方ガイイ」
(>´ω` <)「あんた誰だ」
メ ;^)Д(^) 「あっ、隼人くん起きたんですね!
この人…悪魔はロンギヌスですよ。
隼人くんがゲッター2と合体して生み出したんじゃないですか」
(>´ω` <)「ロンギヌス…あの時オニを倒した悪魔か。」
メ ・)Д(・)「イエス・キリストっているじゃないですか。
なんでも、キリストを刺してその血で目が回復した伝説の人らしいですよ」
https://pbs.twimg.com/media/FtMxncTaUAAqHA1.jpg
_,
メ -)Д(-)「拙者はこのぶっ壊されたお寺に隼人くんを運び込むのに精一杯で…
何の治療もできなかった。情けない!」
https://pbs.twimg.com/media/FtMxmjmaEAAoSAO.jpg
(>´ω` <)「とりあえず礼を言っとくぜ。ロンギヌス、ベンケ…」
https://pbs.twimg.com/media/FtMxoR2aYAANKRZ.jpg
キザに振り向く。
メ -)Д(-)「zzzzzz…」
(#>´ω` <)っy=
(十)つ「マ、待テ!彼ハソナタノ看病デ寝テイナカッタノダ!」
ズドン
https://pbs.twimg.com/media/FtMx0j1aAAA7w3M.jpg
-
https://pbs.twimg.com/media/FtM7KlKaYAAggXF.jpg
今回は猛将ロンギヌスをD2で引いた自慢回です。
ハッカーズでかなり好きな英雄枠なのでモデリングに満足。
そして王国屋ロク五郎の元ネタ、ムツゴロウさんのご冥福をお祈りいたします。
-
乙
-
乙
-
─
翌朝。
メ ・)Д(・)「隼人くん、朝起きたらデカいハゲができてたんですが、何か知りませんか?」
(;十)「…」
(>´ω` <)「知るか」
https://pbs.twimg.com/media/FtMyEkIagAAbKyR.jpg
メ ・)Д(・)「で、これから徒歩でどこ行くんですか?」
つ と
(>´ω` <)「せっかく平崎の地まで来たんだ。物見遊山でもしようじゃねえか。腕も治したいしな。」
とメ
メ ・)Д(・)「そうだね。
ええ!? …徒歩!?」
(>´ω` <)「仕方ないだろう。乗れそうな仲魔はみんなやられちまってる。
それともロンギヌスにおぶってもらうか?
そもそもお前が反魂香やらの買い出しを忘れていたからだろうが。」
メ ;^)Д(^) 「情けない…」
(十)つ↑ 「道中ノ護衛ハ、コノ百人長ニ任セテオケ!」
─
暗所。
く( ;>д・)「おおおおおお…!あたまが痛いで…」
( д ) パン
https://pbs.twimg.com/media/FtPv6fTaQAEyZ4r.jpg
(∪WU)「ぎゃおオオオオオ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FtPv7HhaAAY0kVx.jpg
寺の生き残りの坊主から、異形が飛び出す。
川; ゚ ー゚)「くくく…こんなちんけな次元にあったとはな。
このドグラを使っていた者たちはどんな奴らなんだ!
これをあやつれれば…まさに…神…」
https://pbs.twimg.com/media/FtPv7wdaAAEIllR.png
─
-
https://www.youtube.com/watch?v=_wn1UMGHav0
>矢来銀座アーケード
メ ^)Д(^)「おお!きらびやかなところでござるな!」
https://pbs.twimg.com/media/FtPneRHaAAAUFsJ.jpg
(>´ω` <)「ふん。東京はもっと凄いぞ。ネオンのかたまりだ。
お前いったいどこで暮らしていたんだよ」
メ ^)Д(^)「ムサシ先輩と一緒で北海道生まれ!
東葉高校に行きつつ、大雪山で修行をしていました!」
ドン!と、胸をたたく。
(>;´ω` <)「自慢するようなことか…
まぁいい、治せそうなところに行くぞ。」
>ジム・クローバー
メ ・)Д(・)「え?行くの病院じゃないんですか??」
(+禿・)「らっしゃい!うちのジムに何か用かな?」
(+禿^)「入会希望者なら、私がビシバシ稽古をつけてやるぞ!はっはっは!
…奥に来な。」
(+禿・)「今日はどうしたんだ?サマナー絡みだろ。
キョウジ以来だなぁ…施術するのは。」
https://pbs.twimg.com/media/FtM30iYaIAEXKpW.jpg
(>´ω` <)「俺達と仲魔全員の回復を頼む。
特に俺の腕はこれだ…できるか?」
(+禿・)「どれどれ…
高くつくが、いけるぜ。
応急処置がよかったんだろう。神経を癒してつなげればいい。」
>施術中…
(+禿・)「時にお前ら、ここの者じゃないだろう。どこから来たんだ?」
-
(>´ω` <)「訳あってここにはサマナーの仕事で来た。拠点は天海市だ。」
と と(+禿・) カチャカチャ
(+禿・)「ほー。今開発中の都市か。遠いところまでご苦労だな。
そういえば、タイ料理屋をやっている奴がいたりしないか?」
メ ^)Д(^)「サワムラさんのことですね!美味しいですよ!」
(+禿・),「噂は本当だったか…
少しまけてやるから、話を聞いてくれ。」
(>´ω` <)「話に夢中でミスるんじゃねえぞ。」
(+禿・)「大丈夫だ。
サワムラはプロのムエタイ選手でな。
お互いプロだった時にタイトルマッチで全力でやりあって、私が勝ったんだ。」
(>´ω` <)「それが何か問題でも?」
(+禿・)「打ちどころが悪かったみたいでな、あの後サワムラは現役引退しちまった。
私も目を少しやられちまったがな…
それでどっかでオーラ薬膳ってのを開発してイカレちまった頭を治してるって聞いたんだが…
まぁ、うまい料理が作れて成功してるなら安心した。
終わったぞ。」
(>´ω` <)つ「速いな。うむ、縫合跡もない。筋肉もよく動く」
(+禿・)「だから破格なんだよ。
なぁ、兄ちゃん達」
メ ・)Д(・)「はい?」
(+禿・)「無理して死ぬんじゃあねえぞ。
強さだけを求めて非公式の闇大会に出まくって、施術も間に合わず真っ白に燃え尽きて死んじまった奴を何人も見てる。
フィネガンってボクサーくらいだな、知ってる奴で生き残ったのは。
公式大会で賞金荒稼ぎしてさっさと引退して、楽に暮らして満足してりゃあ、いいじゃねえか。」
(>´ω` <)つ「御忠告どうも。金足りるか」
(+禿・)「ああ。本当に気を付けて帰れよ?」
(+禿-)「男ってなんなんだろうな。強さってなんなんだろうな。
お前もサマナー家業やりながら、世界でまだ見ぬ強敵探ししてんのか?
寂しいじゃねえか、キョウジぃ…。」
-
─
>喫茶アフロ
(>´ω` <)「ケーキ食いながらコーヒーに砂糖ばっか入れてんじゃねえぞ、ベンケイ」
つ■
メ ;^)Д(^) 「こればかりは人の勝手じゃないですかあ!
隼人くんこそよくブラックモヒカンやタバスココーラばかり飲めますね!」
((十)「…」
つ□
ロンギヌスはそっと仮面をずらして顔を見せないように飲む。
(>´ω` <)「なぁマスターよ。店を移転してきたたっつーなら、メイドの一人でも入れてみりゃどうだ?
ボインちゃんを入れれば客がもっと入るぜ。オレとかな」
( ; ̄┏┓ ̄ )「はぁ…うちはコーヒーの味で勝負してますので…(でも悪くないかも)」
テレビのニュースが切り替わる。
ミ ゚Д゚彡
『えー先日、クーデターを行おうとしたゴトウ容疑者が独房内で謎の割腹自殺を遂げました。
逮捕以前から革命を仄めかすような言動をしていましたが、
自供内容のつじつまがあわず、精神鑑定ののちに2年ほど収容されていましたが…』
https://pbs.twimg.com/media/FtPnfoWaUAAc1Lv.jpg
(>´ω` <)(俺もリョウに会ってなかったらこういう風になっていたのかもしれんな…)ズズ
つ■
>空きテナント 元葛葉探偵事務所
(>´ω` <)「ここに伝説のサマナーがいたって聞いた事があるが…もぬけか。
せっかくロンギヌスがいるんだ、手合わせしてみたったものだ。」
中華飯店でガッツリと食い、電車で寝ながら天海市を目指す。
-
…の前に。
ガタンゴトン
メ -)Д(-)「ごがー」
(>´ω`メ <)「ふん、のんきなものだぜ。」
(>;´ω`メ <)「ふふ…背中をはしるものがあるぜ…鳥肌がたってくるぜ…
魔境・裏平崎…かよ。
ハナダのどうくつが実在するたぁな…!」
https://pbs.twimg.com/media/FtQ6yA_acAAVk8-.png
─
隼人達は、無許可で地下水道に向かった。
そして悪魔をひたすら狩った。
そして…『異界』と呼ばれる場所にたどり着いたのだ。
https://pbs.twimg.com/media/FtRHk-gacAIEnxv.jpg
メ ;^)Д(^) 「い、いいんですか隼人くん。はやく帰らなくて…
壁の色もおどろおどろしいし、怖いですよお」
(>´ω` <)「フン。リョウの野郎との通信は切れている。電車の遅延とでも言えばいいだろう。
どうやらCOMP使用不能区域ってとこらしいな。
ロンギヌスを奴のジードを素体に造った以上、帰れば返却せねばなるまいよ。
その前に聖槍の力、たっぷり味わわせてもらうぜ。」
(十)「フ、招致ニ応ジタ」
メ ;^)Д(^) 「わ!悪魔が来た!」
https://www.youtube.com/watch?v=slHXbOnvwNQ
(十)つ→「ヌルイワ!」
https://pbs.twimg.com/media/FtQ60PkaEAQqjFo.png
https://pbs.twimg.com/media/FtQ7dOAacAAsU9C.jpg
ロンギヌスは次々と高位の悪魔達を蹴散らしていく。
-
(∪゚U゚)「ガアッ!」
(十)つ→ 「稲妻突キヨ!
数ガ多イカラトイッテ優位ニ立ッタト思ウナ!」
妖獣トウコツの群れを一薙ぎ。
https://pbs.twimg.com/media/FtQ7cM8agAIWD70.jpg
https://www.youtube.com/watch?v=dvxV7dielR8
突き当たり。
異様な石像がある。
メ ・)Д(・)つ「えいっ!」
正拳突きをしてみる。
メ ;)Д(;)「いてぇ〜!」
メ ・)Д(・)「これならどうだ!大雪山…」
つと
(>´ω` <)つ「やめとけよ」
メ ・)Д(・)「何故!?」
(>´ω` <)「おれの推測だが、ここはいにしえの神殿か何かだったんじゃないか。
そしてこの石像は祀られていた神を模したものなんじゃないか?
触らぬ神に祟りなしだぜ。
ただでさえ平崎の地は、大和王朝との一方的な戦争…いや虐殺とかいうキナ臭い神話があるんだからな。」
https://pbs.twimg.com/media/FA6e0mKUcAACX06.jpg
(>´ω` <)「まぁ、聖槍の力なら壊せなくはないだろうが…」
(十)「ヤメテオイタ方ガ賢明ダナ。
モハヤコノ地ニ人ガイナクトモ、像ヲ勝手ニ理由ナク破壊サレルノハ気分ガヨクナイダロウ。
我ガ目ノ前デ主イエスノ像ヲ壊サレレバ、怒ル。」
https://pbs.twimg.com/media/FtRiI3PacAAkatg.jpg
進むうち、やがて一対の悪魔が現れた。
-
南・ハ・)(◇へ◇北
(>´ω` <)「なんだおまえらは。そこをどけ」
(◇へ◇北「我は北斗星君。
七星の下に、人間どもの生を司っておる。」
南・ハ・)「わしは南斗星君。
人間たちの、生の面倒をみておる。
よろしくの。」
(◇へ◇北「この奥は、悪魔どもの大極たる場所。
最強の悪魔どもが巣食うておる。
それでも汝がこの先に進まんとするならば、この道を開けてやらんでもない。」
(>´ω` <)「じゃあ頼むぜ。さっさとどけよ」
南・ハ・)「話は最後まで聞けい。
わしらに勝てたらの話じゃ。
実力のともわなぬ者をむざむざ殺されに行かすわけにはいかんからのう」
(>´ω` <)「余計な心配は無用だぜ。老婆心ってやつかい?」
(◇へ◇北「若造が生意気な口を…ゆくぞ!」
─
『OFFENSE_EXTRA
SHOOTING-7STARS』
北斗七星の死兆が、隼人達を襲う。
メ )Д()「がああああ!!」
ベンケイの息が止まる。
キンキンキン
コト ´ー`)つ「効きませんねぇ」
南・ハ・)つ=[]::::::::>「魔法反射か!ならば斬るまでよ!」
https://pbs.twimg.com/media/EjF_QJnUcAMO26U.jpg
南・ハ・)つ=[]::::::::>←と(十)「サセヌ!」
火花が飛び散る。
-
と(◇へ◇北「くらえ!」
『OFFENSE_MAGIC
MUDO-ON』
https://pbs.twimg.com/media/FtRHl6MagAIvP_B.jpg
梵字の群れが一行を取り巻く。
(>´ω` <)つ「コンマ2秒遅いぜ〜!」
https://pbs.twimg.com/media/FtRsD1AaQAAiVlp.png
『A-Chinkai』
金玉屋で買っておいた魔法反射の呪符が先に作用した。
と(◇へ◇北「それは囮よ!」
『OFFENSE_MAGIC
Maha-ZIONGA』
(十)つ↑
聖槍を立てて咄嗟に避雷針にする。
しかし隼人にかすり、感電する。
(> ω <)「が…」
と(◇へ◇北「惜しかったがトドメだ…ムドオ」
「そこまでだ」
威厳のある声が背後から響く。
南・ハ・)「おお、おぬしか。久しぶりだの」
「これ以上続けるなら、我が相手だ」
(◇へ◇北「わかったわかった。
久々の戦いにちと血が煮えたぎってしまった。
通すのはかまわんが、死んでも知らぬぞ」
-
「サマリカーム」
メ ;・)Д(・)「はっ!?」
ベンケイが息を吹き返した。
南・ハ・)つ「ほれ」
つ
『DIFFENCE_EXTRA
BRIGHTEN-6STARS』
6つの光が、パーティを癒す。
メ ;^)Д(^) 「あ、ありがとうございます」
南・ハ・)ノシ 「葛葉キョウジの足元にも及ばんが、いい戦いぶりじゃった。
この奥は本当に危険だ。気を付けて行くんじゃぞ。」
─
>異界奥地
メ ・)Д(・)「隼人くん、大丈夫ですか?」
(>´ω` <)「ちっ、情けないことに、電撃をあびてからの記憶がまったくない。
くそ!ベンケイの口癖がうつっちまった!」
(十)「油断スルナ!敵ガ来ルゾ…
強イ…」
ネ ハ ルつっ-l--゙ と(0牛0)
二体の魔王が相対している。
やがてこちらに気付くと、静かに振り向いた。
https://pbs.twimg.com/media/FtR1BjZaQAExEiw.jpg
ネ ハ ル「こいつらは敵ですか?」
(0牛0)「敵のようだな。狩るか」
-
戦闘が唐突に開始された。
逃がしてくれそうもない。
ネ ハ ルつ「ムドオン!ハマオン!!」
破魔と呪殺のオンパレードが開幕される。
(0牛0)つ=[]::::::::> 「フン!」
『OFFENSE_EXTRA
MISTY-BLADE』
霞をも斬るような太刀筋が、斬馬刀から放たれる。
===(>´ω` <)「く!」
つと
メ ;・)Д(・)「サウザンドクラッシュ!!」
つつつつつつ
(十)「ケントゥリオ」
つ↑と
各々が攻撃をどうにか防ぐ。
ととと(0牛0)つつつ「やるな人間!ではこれはどうだ!」
『OFFENSE_MAGIC
Maha-PSYO』
魔王が六本の腕を振りかざすと、パーティが宙に浮く。
(>;´ω` <)「ぐ…念動力…サイコキネシスか!
エスパーめ!」
(十)つ→ 「貴様…強イ…ナ…」
いち早く拘束から解かれたロンギヌスが攻撃にうつる。
ととと(0牛0)「貴様もな。どこの悪魔か知らんが、槍一本でこのシュウの6本一体の攻撃を防ぐとは!」
ととと
(>´ω` <) (シュウ…?まさか…)
ネ ハ ルつ「マハ・ブフー…」
-
(0牛0)「待てよネルガル。俺に最後までやらせろ。
神聖な決闘に水を差したこいつらは、血祭りにあげなきゃ気がすまねえ!」
ネ ハ ルつ「…いいでしょう。
あなたが追い詰めた獲物だ。あなたが仕留めるが合理でしょう。
…そしてそののちjは…」
(0牛0)「おう!今度こそ雌雄を決する時!」
(>;´ω` <)「うぐぐ…決闘だと…
イカれてやがる…闘神殿だったのかよ!!」
二人は念動で押さえつけられたままだ。
https://pbs.twimg.com/media/FtWpH9vaAAUVd3O.jpg
ととと(0牛0)つつつ 「さあ、引導を渡してやる。
骨も残らず焼き尽くしてやるから覚悟しな!!」
6本の腕から炎を出して遊びだす。
ミセ*゚ー゚)リ「あ…」
(0牛0)「む!?」
どこからか少女が紛れ込んでくる。
(#0牛0)「なんだ、きさまも決闘の邪魔をする気か!
ならば先に殺してやる!!」
ミセ;゚ー゚)リ「ひ…」
https://pbs.twimg.com/media/FtR1f9QaEAIQwpK.jpg
メ #・)Д(・)「やめろおおおお!」ゴハッ
https://pbs.twimg.com/media/FtWpIwpaEAAG4Vf.jpg
「下がれ、人間。」
https://pbs.twimg.com/media/FtR1hB2acAA8Oox.jpg
-
「といってもその状態では動けぬか」
六本腕の魔王がまた現れ、先の悪魔を殴る。
(0牛0)「ごはっ!な、なんだてめえ…」
(0牛0)「愚か者めが。
サマナーならともかく、迷い込んだだけの一般人を巻き込むな。」
https://pbs.twimg.com/media/FtWpJejakAAYskb.jpg
(0牛0)「久しいな、兄弟。
そしてネルガル。何をやっていたのだ」
(;0牛0)「あ…二番目の兄貴!?
石像になってたんじゃないのかよ!!」
(0牛0)「たわけ。自分から石化して寝ていたのよ。
来てみればこのザマよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FtR1h8LaIAEzVrb.jpg
(0牛0)「お、俺は悪くねえ!
こいつらが俺達の決闘の邪魔をして…」
ネ ハ ル「そうです。彼の言う通り…」
(0牛0)「ふむ、二体がかりで私にかかってくるか?
ルールを変えたければそうするがよい。」
(;0牛0) ネ; ハ ル「「い、いや…」」
(0牛0)「ならば去れい。別の場所で思う存分決闘するがよい。
おい、人間の小娘…」
ミセ;゚ー゚)リ「は、はい…」びくっ
(0牛0)つ=[]::::::::> 「迷い込んだだけのようだな。巻き込んですまなかった。
ここから元の場所に帰るがよい」
そう言うと、刀で空間を切り裂いて少女を促した。
ミセ*゚ー゚)リ「あ、ありがとうございます…」
-
(0牛0)「さて念動緊縛も解けたであろう。
我が兄弟が迷惑をかけたな。私は魔王シュウが次男。
こんごともよろしく。」
(>;´ω` <)「礼をいう前に聞かせてくれ…
あの中国の軍神の蚩尤(シユウ)なのか!?」
(0牛0)「さよう。」
(>;´ω` <)「なんでそんな大物が複数体もいるんだ!?」
(0牛0)「本名を知っている割にそこは無知なのだな。
私は81体兄弟だ。」
メ ;^)Д(^) 「こ…こんなバケモノが81も…」
(0牛0)「といっても私と兄はこの地を統治していたデビルサマナー、葛葉キョウジによって合体で造られた個体だがな。
83体だった、というべきか」
(>´ω` <)「だった?」
(0牛0)「一年とちょっとほど前に、女サマナーが来て私の兄を見初めて連れて行った。
知に優れた私とは対で、力に特化した男だったよ…」
(>´ω` <)「あんた程の強さの悪魔なら、外に出て…それこそ中国、いや世界征服なんかも可能なんじゃないのか。
御魂とやらでバシバシにビルドアップされてるんだろう?
ファントムソサエティなんぞ腕一本で握り潰せるだろうよ。」
(0牛0)と「ふあーあ…ああ、最近幅をきかせているというチンピラ集団か。
私から言わせてもらえば、組織として統率がなっていない。蟲毒の壺ともいうべきか。
我の強い者同士が喰いあって自滅するのは見えている。」
(十)「コンナ地カラデモ、分カルモノナノカ」
あくびをしながらシュウは答える。
(0牛0)「この地はたびたび他の地と繋がってしまう。
さっきの人間の小娘が入り込んだのもそのせいだろう。
そなたらのような半端なサマナーや一般人が入り込んだ時の為の解決と、他のシュウ兄弟達や異界悪魔達の統率。
それを聖君兄弟とやるように命じられているのだ。ここを離れる気もないしな。」
(0牛0)「興味があるなら…歩いてみるか?奥地を更に」
-
<・) <・)
『OFFENSE_EXTRA
HELLISH-FLAME』
https://pbs.twimg.com/media/FtRHwLYacAEeS7a.jpg
素早い動きから、骨をも灰にする劫火召喚が放たれる。
コト ´ー`)「魔法攻撃の引き受けは私におまかせを」
(>´ω` <)「頼むぞ。鳥にはライジングカートだ!」
っy=
<;)「ギャーッ!」
(0牛0)「いいセンスだ!
ああ、言い忘れていたがな。その鳥はカウ。太陽の鳥だったものだ。
あまり刺激すると背中の核融合炉が暴発して…
ドカン!だ」
https://pbs.twimg.com/media/FtW5mO0aUAAVRYS.png
メ ;^)Д(^) 「ま、守ってくれるんじゃないんですか…」
(0牛0)「後衛から回復はしてやるが攻撃に手は貸さん。
そもそも腕試しの為に来たのだろう?」
(>´ω` <)「いえてるぜ。おんぶだっこはよくねえな…」
(十)つ→「我ガ聖槍ナラ封ジル事ガデキヨウ」
(0牛0)「できれば加減してもらいたい。
奴らと我らは中国の悪魔。いわば同郷なのだ。
そんな悪い奴らでもないのでな…」
メ ;^)Д(^) 「えーっとロンギヌスさん、軽く小突いて無力化して追い返せます?」
(十)つ↑ 「…ヤッテミヨウ。 バカヤロー!!!!!アッチイケー!」
<・#) <・#)「カァ!カァ!」
凶鳥達は飛び去って行った。
(0牛0)「すまんな」
-
https://pbs.twimg.com/media/FtRHw__aYAA09gY.jpg
メ ・)Д(・)「片方は見た事があるですね」
(0牛0)「四凶のトウテツ、トウコツだ。これらも私の同郷だが、引き下がらんようなら倒しても構わんぞ。」
つと
(>´ω` <)「ずいぶんとさっきの鳥と扱いが違うじゃないか?」
(0牛0)「先ほどのカウは太陽の化身。日照りで作物が育たないので人間の勝手で多数が討伐された、いわば被害者の側面ももつのだ。
だがこいつらは違う。悪いところばかりではないが、悪さが目立つ。私のいう事もろくに聞かん凶獣だ」
(>´ω` <)「さっきの奴らは、日本のトキやリョコウバトみたいなもんってことかい。遠慮なくいっていいんだな」
っy=
>FIGHT
「フッ」
OFFENSE_EXTRA『
WOLF-CLAW』
コト; ´/ /ー`)「ぐわ」
群狼の拳が引き裂き、
「ガウ」
『DIFFENCE_MAGIC
DIA-RAHAN』
トウコツがトウテツの消耗を抑える。
(0牛0)「いい連携だ。さあ、どうする!」
(>´ω` <)「決まってんじゃねえか。
こっちも連携よ!ゲッターチームをなめんじゃねえ!
ベンケイ!」
メ ・)Д(・)「大雪山!おろしいいいい!!」
つと
力任せにトウテツをぶん投げる。
「ガッ!」
(十)つ→ 「甘イ」
-
ゴルゴダの突きがサポート役のトウコツを捕らえ、感電させる。
(>´ω` <)ニア
ニア
隼人がクリティカルを決めて仕留める。
https://pbs.twimg.com/media/FtXGc71aAAAL6dP.jpg
起き上がるトウテツを総攻撃で畳みかける。
メ ^)Д(^) 「やりましたね!」
(0牛0)「お見事」パチパチ
つと
>最奥
(0牛0)「本当に行くのか」
(>´ω` <)「ああ。ここまで来たんだ、蛇が出るか悪魔が出るか」
(0牛0)「ここはかつて、葛葉キョウジがおそろしき敵を4体も相手にした場所だ。生きて帰れ。
では私はここで眠ろう…」
隼人達にサマリカームとメディアラハンをかけ、石像に戻った。
厳かな声が響く。
『何故来た。ここはおまえの来る世界ではない!!何故来た!!』
(>´ω` <)「強さを求めに」
https://pbs.twimg.com/media/FtW5nZTaMAAPuoH.png
<●> 『帰れ!!』
https://pbs.twimg.com/media/FtW5oF3aMAEZe8p.png
ドワォ
(>;´ω` <)「ぐわ…吹き飛ばされ…」
気付いた時には、下水道で倒れていた。
-
─
Σ`・д・´)「いいからやめろ!フィネガンは確かに悪い奴だ。
でも殺す事もないだろう!!」
ネミ゚ー゚)「アタシはどっちでもいいわ」
( ゚Д゚)「そんな甘ったるいことを言っていると、殺されるぞ」
『ねらい撃ち』
(メ ハ)っy= パン
= Σ;・д・´)「うわ!」
フィネガンの見えぬ目はスレスレで男─ケージをかすった。
ネミ゚Д゚)「こんの!」バチバチ
つと
( ゚Д゚)「待て小娘。ここは譲ってもらおう」
ネミ゚Д゚)「あんたなんなのよ!」
( ゚Д゚)「私は政府の人間だ。さからえば、人権をはく奪する事だってできるんだぞ。」
つと
ユ▽д▽ダ「そんな横暴な…」
タイガーは息も絶え絶えのフィネガンに近付き、しゃがむ。
( ゚Д゚)「私がわかるか。フィネガン。」
(メ ハ)「…トラか」
https://pbs.twimg.com/media/FtcFz9KaIAA-Drr.png
( ゚Д゚)「ボクは夢をかなえたよ。君はどうだ。」
(メ ハ)「俺は…どうだろうな…」
( -Д-)っy=
ズド
-
( ゚Д゚)「では遺体は私が預かろう」
つ(メ ハ)と
丁寧に、しかし力強く持ち上げてお姫様抱っこのまま資材置き場を去る。
Σ#・д・´)つ と( ゚∀゚)「くそっ!」
後ろからのパンチを軽く受け止める。
( ゚∀゚)「青二才が!」
つつ ==Σ;・д・´)「うわっ」
ユ▽д▽ダっ-l--゙「貴様!」
( ゚∀゚)「一本背負いじゃなくて大雪山おろしもどきなだけ、ありがたく思いな。
おれの背負い投げは悪魔の背骨なんて簡単に折るぜ。」
ネミ゚Д゚)つ「ロマ・フルメン!」
( ゚∀゚)「効かねーよ!」
と ∞ つ
電撃が吸収されていく。
ヒト;゚ー゚)ξ『キャーッ!この人ブラつけてる!
変 態 じゃない!』
( ゚∀゚)「男女共用なんだよ!男がブラつけてて悪ぃか!
これをつけれるって事は、頭いいって事なんだよ!」
Σ`・д・´)「そうなのか…DHA取ってみようかな…」
( ゚∀゚)「くだらん突っ込みはしねえぜ。
てめえが俺のオヤジじゃないって事は、助けて損したわけだ。
あーあ、帰ってシコろ」
ぐいっと袖を引っ張られる。
( ゚∀゚)「…あ?」
Σ`・д・´)つ「待ってくれ!俺を助けたってどういうことだ!
教えてくれ!あんたはなにものなんだ!」
─
-
>タイ料理サワムラ
( ゚∀゚)「だ・か・ら!言ってんじゃねーか!
おれが介入しなきゃ芳賀さんが拉致られてフィネガンのやろうにこすい洗脳されて!
シックスとかいう奴は呆れてスプーキーズ抜けて!
色々ごちゃごちゃした挙句にお前らのリーダーは死んでたかもしんないの!」
Σ`・д・´)「にわかには信じられない話なんだが?」
ユ▽д▽ダ「うむ」
ヒト;゚ー゚)ξ『突飛すぎるよね』
ユ▽д▽ダ「しかし真悟くんが抜けてしまったのは当たっている。
君はいったい何者なのだ?」
ケージが、包帯を巻いた頭をさする。
( ゚∀゚)「こことは違う未来から来たイケメンだよ。
俺のいた歴史だと、ユダ。あんたは死んでる。」
ユ▽д▽ダ「…どうやって?」
( ゚∀゚)「ウィンぺって空港の悪魔がいたろ。
西の甘言とフィネガンの挑発に乗って討伐に行って、相打ちさ。」
ユ;▽д▽ダ「…」
( ゚∀゚)「ケージ、あんたは蝶野サナギっていう俺の親父だったはずで、妹も日本人のトモコだった。
どうやら違う歴史に飛んじまったようだな。」
( ゚Д゚)「お待たせした」
つ
スーツを着込んだ強面の男が入店してくる。
( ゚Д゚)「カオマンガイ(日本でいう鳥丼)で」
( ^Å^)「かしこまりましたネー!」
( ゚Д゚)「さて、自己紹介をしておくか。
私は赤尾虎彦。レッド・タイガーとでも呼んでくれ。
政府の人間だ」
-
( ゚Д゚)「しかし君も災難だな。
助けた妹さんに不意打ちをくらうとは」
Σ;`・д・´)「…ええ」
─
オ;□;ブ「ン…!」
Σ`・д・´)「忘れてた!オーブリー!」
つ つ
丁寧に縄を解いてやる。
オ;⊿;ブ「ありがとう…お兄ちゃん…今までごめんね…
きっと助けにきてくれると思って、待ってた…」
オ゚⊿゚ブつ「アンタを殺す為になぁッ!」
『OFFENSE_EXTRA
POWER-HIT』
Σ;`・д・´)「くっ!」
つと
>防御力低下
『OFFENSE_EXTRA
BEAT-DOWN』
無防備になった頭に、三連続でバットが振られる。
https://pbs.twimg.com/media/Ftr-JP8aIAMxtsR.jpg
Σд)「がああああああ!」
もんどりうって倒れる。
オ゚⊿゚ブ
つと
走り去る。
─
-
ユ▽д▽ダ「わからぬ。
少なくとも、少女が泣いて助けを求めていた意志は本物だったように見えるが。」
( ゚Д゚)「フィネガンの仲魔にも後催眠術使いはいるだろうが、あれはまた特殊なものだ。
おそらく、かなり強力な後催眠を施されていたようだな。」
Σ`・д・´)「こうさいみん…?」
( ゚Д゚)「ある状況をスイッチに、あらかじめ刷り込まれた行動を突然に始める。
それまでは、何の異常も見受けられない、
そういう特殊な催眠術だ。」
( ゚∀゚)「……どうせ勘づいてたんだろ?、止めろよ、タイガー。」
( ゚Д゚)「刷り込み行動中に、無理に行動をやめさせると、
心が壊れることがあるんでな。
それにあとで監視カメラで見たが、お前の追う例の男らしい者の姿がフィネガンと一緒にあった。
施術者はおそらく奴だろう。」
(#゚∀゚)「あの野郎か!なんんでもっと早く教え…」 ドン
つ
(,,-Д-)「レイホゥから報告を受けている。
レオン自工で派手にやられたようだな。
そんなザマで乗り込んで、『人形使い』に勝てていたか?」
(;゚皿゚)「ぐぐぐ…次はボコボコにしてやるぜ!
つーか、なんでてめえがあの女を知ってる…」
( ゚Д゚)「まぁ国賊を討つのに業務提携をしているだけだ。
といっても私の率いる政府の暗部とだけだ。
ああユダ君だったか。
きみの家族にはフィネガンの追手がせまっていたが、手をまわして返り討ちにしておいた。
巴武蔵の意志をついでファントムと戦ってくれるならば、これから微力ながら助けになろう。」
ユ▽д▽ダ「…!
わかりました。家族を、故郷をよろしくお願いいたします。」
ネミ゚Д゚)「あんた、マジで何者なのよ。
あんたの部下達はフィネガンの部下達を手慣れた感じでぶっ殺していったわよね。
明らかにカタギっぽくないんだけど?」
-
( ゚Д゚)「私は虎だ。ただの虎だよ…」
食事を終えるとブラックカードを手に、支払いを済ませ出ていく。
( ゚∀゚)「おい待てよ!
ケージ!今度アジトに遊びに行くぜ!」
Σ;`・д・´)「場所わかってんのかな…。
いきなり勝手に来られても、困るんだが。」
>リムジン内
(,,-Д-)「奴と私は同じカレッジの出身でな。
私は国防省、奴はプロボクサーという夢があった。」
( ゚∀゚)「いきなりの自分語りどうした?」
( ゚Д゚)「いや、お前になら話してもいいかと思ってな。
フィネガンの事さ。
あのケージとかいう男、メンタルが弱いふしがある。
こんな事を知れば、罪悪感で戦えなくなるかもしれん」
( ゚∀゚)「面白そうだ、続けろよ。」
(,,-Д-)「奴は在学中にプロボクサーになり、一瞬だが持てはやされたものさ。」
( ゚∀゚)「一瞬?」
( ゚Д゚)「たまたまある日、絡んできた酔っ払いがファントムサマナーだったのさ。
以来、プロを引退し中退し地下に潜り、やがてファントムサマナーになった。
それだけの話さ。
気にするな。過去がどうあろうが、クズはクズだ。
私の手で引導を渡させてくれて、ありがとう。」
─
>とある工場
(・<・ 魔)「諸君、これから命令をすりゅ。
各家庭に配られしスポアを徐々に活性化させていくのDA!」
https://pbs.twimg.com/media/FtumCfMaIAQAqIz.jpg
(<●>)「はっ」
川 ゚ -゚)「相変わらず変な工員ばかりいますね、陛下」
つと
-
(・<・ 魔)「おお、お前か。
神出鬼没だな。まったく…
それはそうと見てみろ。このスポアの輝き…
人間などには到底理解できぬ美しさよ。
人間の造った芸術品に気を取られて死んだ同志ダンタリオンは愚かにも程がある。」
https://pbs.twimg.com/media/FtupnxKaMAAw1UV.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FtupoXmaAAADTt9.jpg
(・<・ # 魔)「感情などという下等なものを大事にしたために!」
https://pbs.twimg.com/media/Ftuq3c7acAAeKuR.jpg
川 ゚ -゚)「私も一応は人間なのですがね…」
(^<^ 魔)「男がいちいち気にするな!
お前は普通の人間とは違う、我ら魔に最も近いにおいがするぞ。」
悪魔が一体名乗り出てくる。
(<●>)「お話し中に失礼。
魔王様、ひとつ気がかりなことがあります。
この天海の地にやってきたクズノハの動きや、
駆け出しながらもファントムに対抗する、恐るべき新鮮気鋭の少年サマナーの事ですが!」
https://pbs.twimg.com/media/Ftuq4fCaMAAlMsr.jpg
(・<・ 魔)「それも気にするな!人類とて必死だ!それぐらいの抵抗はやるだろう。
だがそれが精一杯の能力よ!」
https://pbs.twimg.com/media/Ftuq5MxaMAAnVr-.jpg
(<●>)「しかしその少年サマナーに悪魔達が大勢やられ、アザゼル様も焦っておられる!
右腕のフィネガン様すらも倒され、いらだっている様子。」
(・<・ 魔)「なに!あのフィネガンがか…!
流石に少しおどろいたぞ。
だが奴も所詮は人間。やるべき掃除が先に済んで良かったとも言える。
人間などというウジ虫は、ソウルを抜き取って早く駆除してしまわねばな…」
(☆<☆ 魔)「ああ、お前は生かしておいてやるぞ美しいラムサス。
せっかく来たのだ、今日は人間のソウルを吸い、綺麗に舞って帰ってくるスポアを一緒に見ようではないか。」
https://pbs.twimg.com/media/FtumGK1acAAfYAK.jpg
(<●>) (^<^ 魔) (<●>)「すぅんごぉい…」 「だろう!?」
https://pbs.twimg.com/media/Ftuma_caQAM23sk.jpg
川 ゚ -゚)「…」
─
-
>業魔殿
メア ゚ -゚)「お帰りなさいませ。マナコ様」
( ゚∀゚)「メアリちゃん、一発どお?」
(■┏┓■) 「タイガーに言っておいてくれ。うちはモルグではないとな。」
_,
(; ゚∀゚)は?「」
>厨房
_,
メ ;)Д(;) 「このっ!このっ!」
(ハ)
ベンケイが、ボロクズのようになったフィネガンの死体をなおも踏み、蹴りつづけている。
_,
(; ゚∀゚)つ「おいおいやめろよ!流石にドン引きだぞ!」
つ
_,
メ ;)Д(;) 「リョウ先輩といえど、止めてくれるなあああああ!!!!!
ムサシ先輩の仇ィィィ!」
げしっげしっ
_,
(#゚∀゚)「そのクソボロ雑巾をどうにでもしてくれていいけどよ、場所を考えろ場所を!
そのマダオのきったねえ血肉が俺らのメシに混ざったらどうすんだ!」
(;^ム^)「お願いします!もっと言ってやってください!」
(>´ω` <)「ベンケイのメシに混ぜればいいんじゃねえのか?
生前は結構鍛えてたみたいだぞ、この男。
肉質はいいだろう。」
( ゚∀゚)「はええじゃねえか。戻ってきたんか。
で、平崎での首尾はどうよ。
てか、いたなら止めろよ!」
(>´ω` <)「道草は食ってないぞ。紹介したい人がいる。」
(*゚∀゚)「お?彼女でも作ったんか?女悪魔とかだったらコントみたいにスベるからな!」
-
(十)つ→と( ゚∀゚)「ふ、おれに何むけてんだよ」
素手で巌のような穂先を握る。血があふれ出る。
( 十)「失礼シタ。大シタ武人ノヨウダナ。我ガ名ハ猛将ロンギヌス。」
つ↑と
( ゚∀゚)「いやまず怪我させたのを謝れよ。
俺のオヤジが世話になった事があるはずだな。
蝶野サナギ。知らないか?」
( 十)「ウム。悪魔全書ノ記サレタ記憶デ思イダシタ。」
(;十)「酒ヲ飲マサレタリ、色々アッタヨウナ…
バカヤロー!!!」
https://pbs.twimg.com/media/FsnNvmkaEAAT2gW.jpg
(;゚∀゚)つ「あ、許してくれ。息子の俺に罪はないだろ?」
つ
( ゚∀゚)「で、なんで猛将なんて作ったんだ。隼人
…あ!
漂流した時に落としたメタトロンを合体で使いやがったなぁぁぁぁ!?」
(>´ω` <)「まぁ許せ。お前が言ってたような奴があらわれたんでな。
ゲッター2では歯が立たなかったので、急遽合体の博打を打った。
まさかこんなジャックポットが出てきてくれるとは思わんかったがな…」
( 十)「ウム!百人長ノ名に恥ジヌ活躍ヲシタゾ!
マズは呼ビ出サレテ早々ニ鬼ヲ倒シ…
異界デモ敵ヲ薙ギ倒シ薙ギ倒シ…」
( ゚Д゚)「てめえら…異界に行ったのか…」
(>´ω` <)「やるか?俺についてくれるよな?ロンギヌス。」
(;十)「エ…イヤ…チョット…」
( ゚∀゚)つ(;>´ω` <) 「なーんてな!今度俺もつれてけよ! まず天海のゴミクズどもを片付けてからな!
だいたい、そのロンギヌスはおれのジードが素体じゃねえか。俺のだ」
「おおおおおおおおおおおー!」
-
(>´ω` <)「ベンケイ?」
( ゚∀゚)「なんだ、屠殺される豚みてえな声出しやがって」
悔しそうに床を叩く。
メ ;)Д(;) 「おおおおおおー!
この手でフィネガンを殺して先輩の仇を取りたかった!!
こんなミジメな死体をいたぶっても…
なんにも晴れ晴れしねえよ!!”!!!!」
( -∀-)「約束果たせなくて…すまねえな。
手加減できる相手じゃなかったんだ。
それに人質を取られて状況が状況でな…
俺を満足するまで殴れや。」
メ Д) 「先輩は…悪くない。」
メ ;)Д(;) 「フィネガンの他にも、まだまだ悪いサマナーはいるはずだ!!
拙者が叩き潰す…!」
https://pbs.twimg.com/media/FtvyU0kaQAASGS6.jpg
(`゚∀゚)「フッ」
https://pbs.twimg.com/media/FU0Bi8qaAAEbO2n.png
(>´ω` <)「ヒューマンドラマもいいがよ、この死体どうすんだ?
タイガーもとんでもないもん置いていきやがったな。」
( ゚∀゚)「仲魔に喰わせ」 『イヤダ!!』
スマホの中の妖獣フェンリルが吠える。
( ゚∀゚)「芝浜湾に捨て」 (>´ω` <)「原型を保った人間を痕跡なく沈めるのは手間だぞ。やれなくもないが」
( ゚∀゚)「…どうすりゃいいのよ。」
(>´ω` <)「リョウ、おれの話を聞け」
>合体部屋
(■┏┓■) 「合体かね?」
-
( ゚∀゚)つ(ハ) 「おう。こいつでな」
(■┏┓■) 「ええ…人間…しかも死体と合体?
興味深いが、どうなっても知らんぞ…」
─
(>´ω` <)「実はな、業魔殿まで帰ってくるまでの間に随分と悪魔に狙われてな…」
>帰り道
オ`皿´ニ「聖槍よこせや!」
https://pbs.twimg.com/media/FtwNMkMacAAQqlF.jpg
( 十)つ→ 「無駄ダ!」
https://pbs.twimg.com/media/FtwNUDOaAAAV2oA.jpg
←とナ▽、▽ガ 「もらった!」
( 十)「甘イ!」
←オ皿ニ と(十)つ Σ ナ▽、▽;ガ 「ぐあっ!」
https://pbs.twimg.com/media/FtwNSdRaIAEe60q.jpg
ナ▽、▽カ 「流石だな。世界を制する聖なる槍の力、ひしひしと感じたぞ。
ますます欲しくなった。」
https://pbs.twimg.com/media/FtwOoJpaQAELLuh.jpg
( 十)つ↑ 「上等ダ。百人長ト主ノ力ノ聖槍ヲ思イ知ルガ…」
(>´ω` <)つ〇 「スタングレネード!!」
一行は離脱した。
(#十)「何ヲスルカ!」
(>´ω` <)「平崎からここまで来るのに何百体相手にしたと思ってる。
今まで出現してこなかった街中でまで、平然と悪魔がお前を狙ってやってくる。
偶然だと思うか…?」
メ ;^)Д(^) 「お寺でお坊さんたちの供養をしている時ですら、狙ってきましたもんねぇ。」
https://pbs.twimg.com/media/FtwOtFlaQAIhHac.jpg
(十)「何ガ言イタイ」
(;>´ω` <)「お前の持つ槍が刺したとういうイエスキリストの父、YHVHは悪魔達の敵といえる。
そんな不?戴天の仇ともいえる槍をわざわざ狙ってくるということは…
永い時を経て、現代ではその聖槍、相当危険な聖遺物に仕上がっちまってるんじゃないか」
-
(十)「分カッタ。我ノ存在コソガ、悪魔達を活気ヅカセル脅威ニナルトイウワケダナ」
( 十)
つ↑と
首筋に聖槍を当て、自害しようとする。
(十)つ←と(;>´ω` <)「やめろ!!」
隼人が槍を握り、血がどくどくと出る。
( 十)「…何故止メル」
(>;´ω` <)「お前がいなけりゃ俺達はあの凶オニにやられてただろうよ。
と 恩人をむざむざ死なせるのはちょっと後味が悪いんだよ!
リョウの野郎に感化されたか…?クソっ」
(>;´ω` <)「俺の仲間…じゃないが、悪魔関係に詳しい奴がいる。
そいつならどうにかできるかもしれん」
治療をし、また歩き始める。
( 十)つ「主ヨ…ソシテ隼人、弁慶。シバシコノ聖槍ノ」
(十)「力ヲ封ジルコト、オ許シヲ!」
https://pbs.twimg.com/media/FtwOrFRaMAEo_il.jpg
─
( ゚∀゚)「ってわけだ。この猛将さまがまかり間違ってファントムの手に渡ったら、まずいことになる。
認めたくねえが人形使いの野郎は造魔のエキスパートだ。特にやつに奪われたらまずいどころじゃねえ。
フィネガンのクソ野郎と合体させて、造魔に戻すのよ。」
(■┏┓■) 「あいわかった。死体を台に乗せてくれ。
ロンギヌス殿は隣の台に立ってくれ。」
合体準備が着々と進んでいく。
(>´ω` <)「おい!ロンギヌス!」
( 十)「…」
(>´ω` <)「俺は少なくとも、あの雑魚悪魔どもみたいに
お前を『聖槍の台座』なんて思っちゃいないぜ。」
-
メ ^)Д(^)「そうでごわす。槍を封印しても、拙者では逆立ちしても太刀打ちできない程、体術も武術も強かったです。
今度また会えたら、師匠になってほしいです!!」
( ゚∀゚)「まぁお前らがどれだけ友情はぐくんだか知らねえが、永遠の別れじゃねえぜ。
また猛将合体でも全書呼び出しでも会えるからよ!
聖槍を悪用されないような方法をきっと見つけてやる!」
(十)「隼人…弁慶…サマナー…」
ロンギヌスの鍛え抜かれた肉体と、フィネガンの死体が分離圧縮されていく。
https://pbs.twimg.com/media/FtwEsGcacAAbj06.jpg
プシュー
( ゚∀゚)「…お世辞にもあんま出来がよくねえな。死体だったのが悪かったのか?
ベルゼブブと合体して戻しとこっと」
>アジト
(;’ー`)y-「にわかに信じられないな。先にフロートにいたのがケージの妹さんで。
予言者めいた男がフィネガンという男を倒していなければ、ユーイチがフロートで洗脳されて。
最終的に僕が死んでいたって…?」
8(□□)「眉唾ものだな。
といっても悪魔が実在するんだ。預言者がいても不思議じゃあない。」
ヒト゚ー゚)ξ『その人自体に敵意はないみたいでしたけど…
助けたオーブリーちゃんが催眠を受けていて、ケージを殴って逃げていっちゃって…』
ネミ゚ー゚)「いけ好かない野郎よね。ネミッサ渾身の電撃も通じなかった。」
Σ`・д・´)「ユーイチは?」
8(□□)「シックスにバカにされて、不貞腐れて家でポケモンやってるってよ。」
ガラッ
( ゚∀゚)つ「俺の噂してた!?くしゃみが出ちゃったぜ」
-
( ゚∀゚)「ケージくん、約束通り遊びに来たよん。
アポなしはごめんねえ?」
Σ`・д・´)「…お礼がまだだった。
俺とオーブリーを助けてくれて、ありがとう。
フィネガンを殺したのは許容できないけど」
( ゚∀゚)「ちゃんと奴が納得できそうな方法で手厚く葬ったよーん。」
Σ`・д・´)「その言葉、信じる。」
( ゚∀゚)「じゃあよ、早めに色々ネタばらししちゃおっかな。
ケージ、お前をたびたび助けてきた鉄仮面の正体は俺だ!
雷神剣の体験版はイカしただろう?」
( ゚∀゚)つ(■│■)
Σ`・д・´)「フロートの時に声で気付いた…」
( ゚∀゚)「あと桜井さん。
あんたファントム傘下のアルゴンソフトに勤めてるよ、な!?」
(;’ー`)y-「ぶっ!」
つ■
コーヒー吹き出す。
8(□□)「なんだと!?なんで言ってくれなかったんだリーダー!」
(;’ー`)y-「ち、違うんだ!僕は仲間を売ったりしない!
あくまで資金調達と、アルゴンソフトに探りを入れるためだ。本位じゃない。」
Σ;`・д・´)「ならなんで今まで黙っていたんだ…?」
(;’ー`)y-「こうなることを恐れていたんだ。
僕がアルゴンソフトで働いて、パラダイムX創始者の門倉とも友人関係だといずれ知れば、
君達は不安に思うだろう。
それにアルゴンでは契約社員としてプログラムを組んでいるだけだ…。」
8(#□□)「最初にアルゴンビルで捕まった時から、奴らとグルだったのか!
てめえ、よくも俺達を騙して…」
(;’ー`)y-「頼む、信じてくれ!僕はみんなが知るままのスプーキーだ!
それ以外の何物でもない!」
-
8(□□)「ふん!一人で言っていろ。
俺は抜けさせてもらう…」
https://pbs.twimg.com/media/FtwmvarakAI8ES8.png
ヒト゚ー゚)ξ『ランチさん!』
「…の前に」
8(#□□)つ「テメエにハメられたディナーの仇だああああああ!」
(;’ー`)y-「うっ!?」
振りかぶって不意を突き、スプーキーに拳を向ける。
8(;□□)つと(゚∀゚ ) 「テメエ、離しやがれ」
と(゚-゚ )「潤之介さん。あんたらが軽率に出て行ったせいでファントムに捕まってリーダーは死ぬ可能性が高いんだぜ?
後悔しないように、もっと気を付けましょう!!」 ギリリ
https://pbs.twimg.com/media/FtwmwEQagAMg9UQ.png
8(□□)「腕を折るつもりか!?」
( ゚∀゚)「仮に桜井さんがファントムの人間だとしても、ディナーさんって人が痛い目にあったのは桜井さんのせいじゃないし
だいたいスプーキーズの活動資金はどこから出てる?あんたら一銭でも出したことあんのかよ?
門倉のお目こぼしがなきゃスパイとして『処理』されてもおかしくない状況で綱渡りしてんだ、メンバー唯一の大人ってことでな。」
8(□□)「…わかった。まだリーダーを信じてみるよ。」
ヒト;ー;)ξ『よかった…ランチさん…』
(’ー`)y-「ありがとう…ランチ…あと…」
( ゚∀゚)「流竜眼だ。リョウでいいぜ。」
(’ー`)y-「ありがとう、リョウくん。よかったら君も仲間に…」
ビービー
Σ`・д・´)「メールが来てるね。開いてみるよ」
『住民監理局からのお知らせです。
以下の方のIDを、天海市条例第207号4項に基づきさくじょいたしました。ID-ZD495401E』
https://pbs.twimg.com/media/FtwrftAaYAEv7Ml.jpg
ネミ゚ー゚)「? ケージのIDを削除?なによこれ。」
( ゚∀゚)「きたな」ニタァ
-
今回はここまでなんDA!
Tips
ハンドルネーム・ディナー
本名・吉良章弘
かつてランチと組んでハッカーをやっていた親友。
行政によるハッカー炙り出し作戦に引っかかり、ランチ達を守る為に一人で罪を背負い父親と一緒に天海市を去る。
まとまりもバラバラな寄せ集めハッカー集団だったスプーキーズの、本格的結成のきっかけとなった人物である。
https://pbs.twimg.com/media/Ftwo8SKagAEG-7i.jpg
-
乙です
-
8(;□□)「まずいぞ。」
(;’ー`)y-「ああ…流石にこればかりは…」
ネミ゚ー゚)「ねぇ二人とも、どういうことなの?
勝手に納得しないでよ。」
8(□□)「いいか?このネット都市天海では、俺達は名前も何もない番号人間だ。
IDがないってことは、死んでるのと同じだ。
パラダイムXにアクセスできないから貯金も金をおろす事もできないし、電子マネーが機能しないから買い物もできないぞ。
ターミナルも使えん。身動きが取れんぞ。」
https://pbs.twimg.com/media/Ftwr-36aAAEdfAd.jpg
(;’ー`)y-「まずいな…ファントムの仕業だろう。」
Σ`・д・´)「どういうことですか?」
(’ー`)y-「君はCOMPを手に入れてから、絶えずファントムと戦い続けてきた。
めざわりなので、いよいよ社会的な抹殺をするつもりなんだろう。
それとも警告のつもりか…」
Σ`・д・´)「俺をピンポイントで…?
クズノハの人達はそういう対策はしているって事なのかな?
…あ!家族も危ないんじゃないか!?
俺の個人情報がもれてるってことは!?」
(’ー`)y-「そうだな…。
ケージとヒトミちゃんは、シックスを呼びに行ってくれ。」
8(□□)「人手は多い方がいいからな。ユーイチにも連絡を取ってみよう。」
Σ;`・д・´)「よろしくお願いしますっ!」
つと
https://pbs.twimg.com/media/Ftwr_iPaQAAJM4a.jpg
( ゚∀゚)「待てや」
Σ`・д・´)「急いでるんだ!」
( ゚∀゚)つ]]]]] 「これ持ってけや」
札を差し出す。
Σ`・д・´)「五万円…?
あんたからもらう理由なんてないぞ。」
( -∀゚)「…忘れてんな?」
-
https://pbs.twimg.com/media/FqsnrGMaEAMqNTk.jpg
( ゚∀゚)「パラダイムXで、じいさんから依頼を受けただろ。
で、忘れてただろうが。
その報酬だよ。俺の口座に振り込まれちまった。」
Σ;`>д<´)「…あっ!
あんたがやってくれたのか。すまない。
結局、悪魔の正体はなんだったんだ?」
( ゚∀゚)「じいさんの息子が珍走のカシラやっててな。
事故死して怪異化して、バイパスでツーリングしてたってわけだ。ケケケ!」
Σ`・д・´)「珍走?」
( ゚∀゚)「暴走族の蔑称よ。
これからネットで流行るぜ、この呼び方。」
ネミ゚ー゚)「ふーん、悪魔になった人間だったのね。
よくある話じゃない。」
ヒト゚ー゚)ξ『良くは…ないと思う…。』
( ゚∀゚)「コンビニくらいなら現金でもいけるんじゃねーか?
感謝の気持ちがあるのなら、土産にオニギリを沢山買ってきてくれや!」
Σ`・д・´)「…わかった。色々とありがとう。」
ネミ゚ー゚)「行くわよ!」
( ゚∀゚)「おい、待て。
何が起こるかわからねー。
アジトでバックアッパーをインストールしておけや。」
─
(’ー`)y-「しかし、どうしたものか…」
( ゚∀゚)つ□ 「COMPハック!」
PCのケーブルを無理やりスマホと繋ぐ。
8(□□)「おい、何をする気なんだ…?竜馬。」
( ゚∀゚)「ハッキングに決まってんだろ、ハッキング。
天海にゃあ、これからもゾクゾクと移入民がやってくんだろ?
一人分のまっさらIDをいただいて…」
-
( ゚∀゚)「書き換え」 アツクナレユメミタアシタヲ
_,
( ゚∀゚)□ 「ああん!?誰だこんな忙しいときに!」
『ヴィクトルだ。すまぬが、少し手を貸してくれるか』
_,
(#゚∀゚)□ 「ああん!?メアリちゃんがおしっこでももらいしちゃいましたか!?
それならダッシュで誠心誠意でビショビショの秘所を拭きにいかせていただきますが!!」
『ふざけている場合ではない。合体システムが反乱を起こしたのだ。
このままでは合体はもちろん、全書も使えなくなる』
( ゚∀゚)「チッどーしてトラブルは続くかね!!
桜井さん達!悪いが留守番頼む!」
( ゚∀゚)「走れ総長!」
(0∥0)「まかせとけ!乗れよ!」
つつ
(;’ー`)y-「留守番というか、僕のトレーラー…」
8(□□)「サマナーの事情なら仕方ない。リーダー、何か他にツテを探そう。
ケージが動けないんじゃ、どうにもならないぞ。」
(’ー`)y-「ああ、そのつもりだ。」
─
>二上門
ヒト゚ー゚)ξ『ここがシックス君の部屋だったはずよ。』
Σ`・д・´)「ああ、俺も忘れてない…」
ピンポーン
ユ▽д▽ダっ-l--゙ 「ふんッ」
強引にドアを切り倒す。
ヒト;゚ー゚)ξ『ちょ、ユダさん…!?』
ユ▽д▽ダ「合流が遅くなって申し訳ない。家族と国際電話をしていた。
緊急時なのだろう?
引いて駄目なら斬るまでだ。何かあってからではおそい。」
-
シ - )
シックスはパソコンの前で座っている。
Σ`・д・´)「すまん真悟。頼みがあって来た。
俺のIDが消されて死まったんだ。
すまないが復旧の手伝いを…」
シ - )
ヒト>ー<)ξ『シックス君、まだ怒ってんのかなぁ…?
気持ちはすごくわかるけど、ここは少し抑えて…?
ユーイチ君も悪気があったわけじゃないと思うの。
…お願い!助けて!』
シ - )「…」
ネミ#゚ー゚)「ヒトミちゃん駄目よ!
こういう時はガッツリいかないと!」
ネミッサがシックスの肩を掴む。
ネミ#゚Д゚)つ「おいコラシックス!てめえ何歳だ!小学生かよ!
ちゃんと人の話くらい…
!」
https://pbs.twimg.com/media/FtwsAQraMAAd20m.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FuKW_MdaYAgGwB4.jpg
ネミ゚ー゚)「…やられてるわね。
オーブリーちゃんの時と同じだわ。」
Σ;`・д・´)「なんてことだ…仮にもハッカーが…」
ユ▽д▽ダ「パラダイムXにアクセスしているようだだぞ。
画面は…暗い洋館のようだな?」
Σ`・д・´)「真悟が天海に来る前の実家に似ているな…」
ヒト;゚ー゚)ξ『でもどうしよう?
ケージは動けないし、シックス君はこんなんだし…
一度アジトに戻りましょう?』
Σ`・д・´)「待ってくれ、二人とも。」
-
>ケー自宅
ヒト゚ー゚)ξ『お邪魔します、おばさま。』
ユ▽д▽ダつ□ 「失礼する。御母堂。つまらない物だが手土産を…」
J( ´ー`)し「つまらないものならよこすんじゃねーよ!
というのは冗談で、お帰りケージ。いらっしゃい、二人とも。」
─
J( ´ー`)し「真悟くん、真理ちゃんのことでまだ落ち込んでるのかしら。
無理もないけどね…
天海市に一緒に引っ越してきて、心機一転ってわけにはいかないか。」
J( ´ー`)し「ところで、オーブリーは元気そう?」
Σ;`・д・´)「あ、ああ…バットを振り回してくるくらいには元気だよ」
J( ´ー`)し「ならいいんだけどね…。
あかね台の公園で、大量の血が発見されたらしいの。
死体とかはなかったらしいけど、巻き込まれてないか心配だわ…。」
ネミ゚ー゚)「ケージ!IDないから、あんたのPCでもアクセスできないよ!」
https://pbs.twimg.com/media/FuP6tbjagAAnFEm.jpg
Σ`・д・´)「大声で…!」
J( ´ー`)し「IDがどうかしたの?」
ユ▽д▽ダ「彼のIDが間違って削除されてしまったそうだ。
今、再発行の申請を行っているんだ。御母堂。」
Σ`・д・´)「そ、そう。心配することはないよ。」
J( ´ー`)し「ところで、お父さんが今度は出張だって。
いらないものを狩って来なければいいけれど。」
Σ`・д・´)「そうなんだ。ちょっとまた出かけるよ。」
J( ´ー`)し「もっとゆっくりしていけばいいのに。」
Σ`・д・´)「うちのPCでもだめか…
アジトに一旦戻ろう。」
-
>アジト
(’ー`)y-「…シックスも?
どういうことだ?」
8(;□□)「まさか、最近流行している奇病か?」
https://pbs.twimg.com/media/FuP6uJEakAYNFTQ.jpg
(;’ー`)y-「奇病?」
8(□□)「最近噂で持ち切りだぜ。リーダー。
なんでも魂が抜けたように廃人状態になっちまうやつが…
シックスや…ケージの妹…オーブリーだったか?
みたいになってしまう人が続出しているらしい。」
ヒト゚ー゚)ξ『シックス君も駄目。これからどうしましょう…』
(’ー`)y-「ああ、そうだ。
僕としたことが、強力な助っ人を忘れていたんだ。
もうそろそろ、できているはずだ。」
ヒト;゚ー゚)ξ『?』
8(□□)「IDの件だよ。
レティキュリアンを覚えているか。」
Σ`・д・´)「EL-115にいる、オカ…兄弟ですか?」
(’ー`)y-「ああ。彼らに話を取り付けておいた。
小一時間程度でできると言っていたはずだから…」
ヒト;゚д゚)ξ『まさか、IDの偽造を?』
(’ー`)y-「ランチも言ってたろ?僕らは名前もない番号人間。
この街では誰かより、『何番か』の方が重要なのさ。
https://pbs.twimg.com/media/FuP6u4FaQAAQJmI.jpg
じゃあ僕らはシックスの様子を見てくるから、ID受け取りは頼んだよ。」
>二人は出て行った。
ネミ゚ー゚)「今の人間って、中身より表面しか気にしないのね。バカみたい。」
https://pbs.twimg.com/media/FuP6u4FaQAAQJmI.jpg
ヒト゚ー゚)ξ『仕方ないのよ。大勢の人を管理しなきゃいけないんだから。
あれ?ケージ、外で話し声が聞こえるよ?』
-
>駐車場
( ,_ノ` )「知らないはずはない。何故ならあの部屋に入れるのは私達だけだ。」
8(#□□)「知らねえっつってんだろう!
俺が持ち出したとでも言いてえのか!?」
https://pbs.twimg.com/media/FuShFQ0aYAMZgZa.jpg
ネミ゚ー゚)「あれ、ランチのおじさんじゃん。大きな声だして、びっくりするじゃない。
シックスのこと行くんじゃなかったの?」
(’ー`)y-「あ、ああ。ランチの親父さんが張っていてな。
勤め先の工場で作っていたチップがなくなったそうだ。
それで…」
8(#□□)「てめえの物はてめえで管理しやがれ!
おふくろの体調管理も顧みねえ仕事人間のクソ種野郎が!!
邪魔をするな!!
…行こうぜ、リーダー。」
(;’ー`)y-「お、おいランチ…」
つ
https://pbs.twimg.com/media/FuShFQ0aYAMZgZa.jpg
( ;_ノ` )「…やれやれ。あの様子では、潤之介で間違いなさそうだ。」
(’ー`)y-「申し訳ありません。迷惑をかけてしまったようで…」
( ,_ノ` )「いえいえ、むしろ付き合ってくれて、むしろありがとうございます。」
ネミ゚ー゚)「ランチって普段は優しいのに、おじさんに対しては当たりが強いわよねー。」
( ,_ノ` )「ハハハ…あの子には、恨まれてましてね…仕方ありません。
ところでお嬢さん、潤之介がチップをどうしたか、御存知ありませんか?」
ネミ゚ー゚)「確か初めて見た時、パソコンのチップと取り替えてたよ。確かクリト」 とΣ;`・д・´)つ「アウト!」
https://pbs.twimg.com/media/FuShG__aMAEVfeh.jpg
(;’ー`)y-「やっぱりか…勝手なことを…」
( ,_ノ` )「クリプトの事ですか?そうですか。まぁ、それなら…
では私も失礼します。お元気で。
…潤之介の事、よろしくお願いします。」
トボトボと踵を返していった。
-
Σ`・д・´)「お疲れ様です。」
ヒト゚ー゚)ξ『なんだか、おじさん、かわいそうだね…』
>アジト
ヒト゚ー゚)ξつ□ 『リーダーも行っちゃったし、一服したら私達はEL-115に行きましょう。
あれ、誰かメールを開きっぱなしだよ。』
『パラダイムX・VRパーク
オペレーターコード PK0930PX』
ネミ゚ー゚)「何かの暗号なの?パラダイムXってことは。
リーダーか誰か、見たなら教えてくれてもよかったのに。」
Σ`・д・´)「俺のIDが消されてるんだ。
知ってても、パラダイムにアクセスできなければどうしようもないだろう。
そういえば、リョウさんは何処に行ったかな?」
ヒト゚ー゚)ξ『コードは「PK0930PX」か。
覚えとくわね。』
https://pbs.twimg.com/media/FuShHrIagAIQPBG.jpg
>EL115
β^ハ^)「あーら、かわいそうなボクちゃん。
IDを消されちゃったんですってぇ?」
色目を含む眼光を感じる。
α-へ-)「フン。情けないね。
IDを消されるようなヘマをしでかすようじゃ、ハッカーなんてとても呼べないね。」
Σ;`・д・´)「はは…その通りで…」
β^ハ^)「何言ってんのよアルファ。
こうやって、ハッカーとしてのハクがついていくんじゃないの。」
α-へ-)「それは三流のヤツ。
アタシ達はシッポも掴ませないじゃない。
で、何かIDを削除されるような事した覚えはあるのかい?」
ヒト;゚ー゚)ξ「なくは…ないんですけど…」
α-へ-)つ 「ふん。何も言わず、これを持っておいき。」
-
>偽造IDをもらった。
https://pbs.twimg.com/media/FuTANnFaAAE7Ont.jpg
α-へ-)「そいつは元は特別な特権IDでね。この街に仕掛けられた大抵のコードを素通りできるのさ。
ゲームで例えるならデバッグモードみたいな?」
β^ハ^)「いわば殺しのライセンス!何をやってもお咎めなしよぉん。
前にお役所をハッキングした時に見つけたんでもらっといたの。
それを偽造しておいたの。
本当は、こんなブツが存在する事自体おかしいんだけどね〜。」
https://pbs.twimg.com/media/FuTAOvOaUAAUvEH.jpg
Σ;`・д・´) ヒト;゚ー゚)ξ ゾクッ
殺しのライセンス。
役所のデータに、そんなものが隠されてるなんて。
ちょっと前まで殺しとは無縁の、娑婆の世界にいた二人は戦慄した。
ユ▽д▽ダ「引いたか?」
Σ;`・д・´)「あ、ユダさんいたの。」
ユ▽д▽ダ「我々もまた悪魔を殺している…。
ハッキングの事はあまりわからんが、それも相手のデータを殺しているとは言えんかね。」
β^ハ^)「あら! このターバンの彼も素敵だわん。
サービスしちゃおうかしら?」
α-へ-)「そこの肌黒いの、わかってるじゃないか。
まぁ、今回のID削除も、あんた達が追いかけてるヤマと関係があるのかもしれないね。
で、ホントなら100万円も頂きたいところだけど、かわいい弟達と妹の為だ。
特別に─」
バァン
( ゚Д゚)っy=
-
ネミ゚Д゚)「あんたは胡散臭い奴!」
つと
バチバチ
α;-へ-)「精密機器が腐るほどあるんだ、静電気でもおやめ!
まったく…
欲しいところだけど、特別にタダで譲ったげるつもりだったんだよ!」
https://pbs.twimg.com/media/FuTAPdVaIAAVSIt.jpg
( ゚Д゚)「当たり前だ。仮にも政府からブン取ったIDで金稼ぎなど、私が許すか。それはそうと」
つ
スッ
β^ハ^)「あらま100万円!! …現ナマだけど。」
( ゚Д゚)「電子マネーだけに頼り切っていると、いざという時に後悔するぞ。
自販機でジュースを飲みたい時とかな。」
α-へ-)「うちをどこだと思ってんのよ。自販機なくてもソフトドリンクなんて腐るほどあるわよ。
あー、弟妹達の為だけに今日休みにしといてよかったわ。」
ヒト゚ー゚)ξ『そこまでしてくれるなんて…ありがとうございます。』
Σ`・д・´)「じゃあ、俺達はこれで…」
β;ハ;)「あらん、もう帰っちゃうのー?
いっぱいソフト用意しておいたのに初回は買ってくれないし!
この前なんて超絶便利な『ダーク・マン』、入荷しといたってラブメールも無視しやがったじゃない!!」
https://pbs.twimg.com/media/FuTAQGzaQAEODac.jpg
Σ;`・д・´)「すいません…お金が…
(金はあるけど誰かがターミナルに非売品含むソフト一式入れといてくれたなんて言えないよなー…)」
ユ▽д▽ダ「私のCOMPに入るかわからんが、買わせていただきたい。」
β^ハ^)「あらん、もろちん歓迎よ!
規格が合わなそうだったら、天才のあたしが互換性合わせてあげるからね。うふ。」
ユ▽д▽ダ「というわけだ。すまんがすこし遅れて行く。」
Σ`・д・´)「わかった。」
( ゚Д゚)「待て」
-
Σ`・д・´)「なにか…?」
( ゚Д゚)「新しいラインナップを見て行け。
その開発資金の為にこの金を持ってきたのだ。」
Σ`・д・´)「どれどれ…
凄い!俺の持ってないソフトが一杯だ!
全部ください!」
β^ハ^)「うふ。ケージちゃんの為に、寝ずに開発したからね。
ウソよ。寝不足はお肌の天敵だもの。」
>アジト
ネミ゚ー゚)「誰もいないわよね。
…ウフフ。ネミッサ、いいこと考えた!
たまには、二人っきりにしてあげようかなあー?
じゃね、うまくやるのよ。」
シュッ
ヒト゚ー゚)ξ「え?主導権が急に…
もう、何よネミッサったら。
いつも、しゃしゃり出てくるくせに。
…なんだか、落ち着かないわ。
何か、話することあったっけ?」
Σ`・д・´)「寂しくないか?」
ヒト゚ー゚)ξ「何よ、急に。 大丈夫、
一人は慣れてるし、今はうるさいコがいるから、寂しく思う暇もないわ。
おじさまやおばさまもいらっしゃるしね。
…でもね、最近、物忘れがひどいの。
寂しくはないけど、ちょっと疲れてるみたい。」
Σ`・д・´)「腹へらない?」
ヒト///)ξ「ケージったら!
…確かに、わたし、昔から、どんなに悲しい時でもお腹は減ってたものね。
でもね、最近、どんなに食べても疲れが取りきれない気がするの。
物忘れもしちゃうし…どうしてかな?」
-
Σ`・д・´)「…疲れてない?」
ヒト゚ー゚)ξ「丈夫だもん、平気よ!
あ、でもね、最近、物忘れがひどいの。やっぱり少しは疲れてるのかな?」
ヒト;゚ー゚)ξ「ネミッサったら、わたしが元気ないから気を利かせたつもりなのかしら。
もう、あの子ったら!
ネミッサ、もういいわよ。
急に二人にされたって、照れくさくて話なんてできないもの。」
ネミ゚ー゚)「…なんだ、もう終わりなの〜?
もっと面白い展開になると思ったのにさ。」
ヒト゚ー゚)ξ『あ、でも寂しくないっていうのは半分ウソ。』
Σ`・д・´)「え?」
ヒト>ー゚)ξ『オーブリーちゃんあんな態度してたけど、きっと色々抱えちゃってるのよ。
きっと助けてあげよう、ね!』
Σ`・д・´)「ああ!」
>パラダイムX
(^W^)「今VRパークは改装途中だよ。
だから入れないの。ごめんねぇ。」
ヒト゚ー゚)ξ『ケージ、メールに書いてあったパスコードを入れれば、はいれるんじゃない?
入力してみるね…PK0930PXっと』
https://pbs.twimg.com/media/FuUQdSEaYAAkwq1.jpg
突如、受付の声が無機質なものに変わる。
(^W^)「…パスワード承認。
オペレーターと認め通過を許可します。
現在VRパークは、シンボリックツリーオムパロスの
発生プログラムが暴走しております。ご注意ください。」
https://pbs.twimg.com/media/FuUQeRpaMAAVrP5.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FuUQfhQacAAljjD.jpg
>VRパーク
(;´m`)「ああ、なんということ!シンボリックツリーのオムパロスが
暴走してしまいました!」
https://pbs.twimg.com/media/FuUQhUfaMAE03ef.jpg
Σ`・д・´)「急遽派遣されたオペレーターです。何があったんですか?」
-
( ´m`)「オペレーターの方ですか、助かります。
もともとオムパロスは、ギリシャの世界樹をモチーフとした神樹としてプログラムされました。
記念樹的存在で、人々の『願いの声』を集める事で成長するもので、パラダイムXのウリの一つでした。
しかしいきなり暴走したオムパロスは障壁を展開。歪みのせいで安易に近付く事ができなくなっています。
このままではVRパークごと強制削除するよりほか仕方がなく、そうすると大きな損害となってしまうのですが…
それよりも、ログアウトできていないユーザー様のアバターも巻き込んでしまいます。」
https://pbs.twimg.com/media/FuUQwvCaMAE73gD.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FuUQxtfaEAAk8a7.jpg
Σ`・д・´)「ありがとうございます。」
入口付近で様子を見る。
「ここにいると、ウトウトして気持ちいいなあ…
こうやって…いつまでも…仕事なんか…
行かないで…
…」
「ねえ、うちのダンナ、パラダイムXにアクセスしたままさっきから寝たまんまなのよ。
気にすることじゃないと思うんだけど、
…大丈夫よね?」
https://pbs.twimg.com/media/FuUQytNaQAEI9e3.jpg
Σ`・д・´)「廃人化か…?」
*(``)*「ひっく…急に…空気がかわって…
こわくなっちゃったの…」
ネミ゚ー゚)つ 「大丈夫よ。ネミッサ達が、なんとかしたげるからね。」 ナデナデ
https://pbs.twimg.com/media/FuUQzXyaEAEsaTL.jpg
ヒト゚ー゚)ξ『安易に引き受けちゃったけど、どうするの?
シックス君も助けないといけないのに…』
Σ`・д・´)「だが真悟のように廃人化した人も出始めている。
VRパークごと削除されれば、どうなるかわからない。ほってはおけないよ。
どっちに行くにしろ、ユダさんを連れてこないと」
ヒト゚ー゚)ξ「どうする? >>668」
・強行突破
・シックスを助けてからにする
・リョウに頼む
-
リョウに頼む
-
Σ`・д・´)「リョウさんにお願いしよう。
残念だが…今の俺達には厳しいかもしれない。
連絡が取れればの話だが…」
ネミ゚ー゚)「幼馴染として、先にシックスを助けるのね?
それもいいと思うわ。」
Σ`・д・´)「エゴという嫌味…か?」
ネミ゚ー゚)「ちがうわよ。勇敢と蛮勇は違うから。
って前ユダが言ってたわ。
手に負えなそうな相手なら、誰かに頼るのもいいんじゃない?
悔しいけどね。
それにあたしら正義のヒーローじゃないし。
身内を優先することを誰も非難できないわ。」
─
>業魔殿
メア ゚ -゚)「いらっしゃいませ、リョウ様。」
(■┏┓■) 「おお、来てくれたか。」
( ゚∀゚)「じじい!忙しいとこに呼び出しやがって!
ぶっ殺してやる!」
(;■┏┓■) 「すまないと思っている。
だが全サマナーが困る事なのだ。
そして吾輩も困る…」
( ゚∀゚)「ちっしゃーねーな…
メアリちゃん、お茶かコーヒー淹れてくんねえか。
急に呼んで無報酬のつもりなんてクソの極みだからな」
─
_,
( ゚∀゚)「はぁ!?合体システムに利用していたAIが暴走しただぁ!?」
(;■┏┓■) 「うむ。暴走というより沈黙というか拒絶と言うか…
前にいた平崎では一人くらいしか利用者がいなかったからな。
今はお前の仲間達やファントム、フリー問わずサマナーが多く利用している。
それで不具合が起きたのかもしれぬ。」
メア ゚ -゚)つ 「お待たせしました」 コト
( ゚∀゚)つ■ 「さんきゅ。ともかく、そんなのおれには関係ねー。じじいが勝手にやれよ。
おれは電気技師じゃねーんだよ。」 ズズ
-
と(>´ω` <)「まぁ待て。全書もシステムに掌握して使えなくなってるぞ。」
いつの間にか、壁に手をついた隼人がいた。
( ゚∀゚)「なんだと!ってそれは電話で聞いてるわ」
(>´ω` <)「おれの研究が進まん。リョウが行かんなら俺がいくぜ」
_,
( ゚∀゚)「お前に無能ヘタレ扱いされっとむかつくな。
だいたい、システムとやらはハッキングしないと入れないんだろうが?
システムを器ごとぶっ壊すならベンケイのバカでもできらあ」
(>´ω` <)「そういうことだ…」
つと
( ゚∀゚)「ごちそうさまでした。
さて、じじい!さっさと案内しろ!」
>合体所
(■┏┓■) 「ここの奥にコンピューターが隠されている。
これで合体、魔晶変化などの補佐をしてもらっていたのだが…」
( ゚∀゚)「反乱を起こされたわけかい。
まぬけなこった!」
( ゚∀゚)つ「どれどれ…USBは時代的についてねーな…
COMPハックで…」
(>´ω` <)「ダイブするなら俺も連れて行け。」
メ ・)Д(・)「拙者も!」
(゚∀゚ )「お前ら、電脳世界での装備持ってねーだろ?
つまりマッパで入りに行くわけだ。
システムが攻撃でも仕掛けてきたら、死ぬぜ?」
(>´ω` <)「仲魔を盾にすればいいだろう。それがサマナーなんだろう?」
メ ・)Д(・)「体力だけには自信があるでごわす!
異界でずいぶんレベルアップしましたからね。」
( ゚∀゚)「足引っ張るんじゃねーぞ。
じじい!直したら報酬でメアリちゃんとデートさせろ!
いくぜCOMPハック!トランスミッション、プラグイン!」
-
https://pbs.twimg.com/media/Fuo0XmBacAYRkCx.jpg
ワームホール。
https://pbs.twimg.com/media/Fuo0ZOsagAAeUhY.png
https://pbs.twimg.com/media/Fuo0a37aMAEZ5fA.jpg
(;゚Д゚)「うあああ!
思ったより揺れがひでえぜ〜!」
https://pbs.twimg.com/media/FuZihqMaQAMRv4C.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FuZkYh1aIAIsyXt.png
> I県平泉町
川゚∀゚)「ここはどこだ?
おれは何をしているんだ?」
https://pbs.twimg.com/media/Fuo1ctYaIAA7cEC.jpg
メ ・)ハ(・)「殿。もはやここも敵の手が回った様子。
あの社の中までお引きくだされ!」
川゚∀゚)「ベンケイ!お前なにを言ってるんだ?
いつひげなんか生やして…」
『そ…次元…
おまえは…源義経…の最期を…
追体…』
川゚∀゚)「ヴィクトルか!?
よーするに俺は、猛将ヨシツネのヴィジョンクエストをしてるってわけか!?
じゃあお前は武蔵坊弁慶かッ!」
メ ・)ハ(・)「…殿?
久々の戦で、呆けてしまわれたか? ともかく!」
「義経の殿!ここは我らにおまかせを…
頼朝の軍なぞ、蹴散らしてごらんに入れましょう!」
金売り吉次が発破をかける。
メ ・)ハ(・)「頼んだぞ。吉次。
さあ、殿。拙者と一緒に…」
川゚∀゚)「イヤだね!だいたい兄貴と俺の問題じゃねーか!
はっそうとびで返り討ちに…
あらら!?」
-
川゚∀゚)「ちくしょー!力が出ねえ…」
つつっ-l--゙
兄頼朝の策謀により、ろくに休息も取れずに逃げのびてきたのである。
当然だ。
様々な断末魔に心の耳をふさぎ、社までたどり着いた。
川゚∀゚)「もういいよ、ベンケイ。
お互い、面白い人生だったな。
首を討ちあって終わりと行こうや。」
メ ・)ハ(・)「イヤです。
この武蔵坊、最期まで戦って死にとうござる!」
https://pbs.twimg.com/media/FuKMG85agAEEEgb.jpg
https://www.youtube.com/watch?v=SxOPOWWotlc
川゚∀゚)「フッ、お前も聞き分けのない…
だがいいか、覚えとけ!
おれはお前を家来だなんて思っちゃいねえ。
最高の、友だ!」
https://pbs.twimg.com/media/FuKMHtNaYAAcB8E.jpg
メ ・)ハ(・)「これ以上はわかれが辛くなります…武蔵坊、参る!」
つと
─
←メ )ハ(メ)─
仁王立ち。
川∀)「頼朝のクソ兄貴が…あいつらは関係ねえじゃねえかよ…」
川∀)「こいや雑兵ども!!ヨシツネマナコ様が地獄に送ってやるぜ〜〜!!」
つっ-l--゙
軍相手に一人で疾走する。
川#゚д゚)「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
つっ-l--゙
-
https://www.youtube.com/watch?v=izkfxs5ifVU
─
アステカの祭壇。
https://pbs.twimg.com/media/E_aPnxUVQAQMgta.jpg
『ゆけ!我が戦士達よ!
私を王から追放したテスカトリポカとその戦士達を討つのだ!』
『しつこいぞ兄貴ぃぃぃぃぃ!
いくらうぉれでも、キレるぅぅぅぅ!』
( ゚∀゚)「あ!?また場所が変わったぞ!?」
マナコは軽装をしている。
( ゚Д゚)つ「闇神官よ!罪なきものを生贄にするのをやめろ!」
(>´ω` <)「性懲りもなく来たか。愚か者ども。」
ザッザッ
(д) (´・ゝ・`) (゜皿゜メ) ミ,,・д・ミ (`Д´) (=゚ω゚)ノ ( ・ノ∀・)
( ゚∀゚)「伏兵か!」
(;゚Д゚)「噂は本当だったか。
異国の者と手を組んでまですることか!」
(>´ω` <)「ふふ。きさまが言うと滑稽であるな。
たかが皮膚病を治すのに、残酷な破壊神と化して生贄を求めていたではないか。」
( ;゚Д゚)「神官ごときに…このわたしの苦しみがわかるとでも…」
https://pbs.twimg.com/media/FupRw18XwAAG3kW.jpg
(>´ω` <)「出たぞ出たぞ。神の傲慢さめ!
我らが神はあらゆる者、物と友達になってくださる。
差別なんてしないぞ、ナナワツィン。」
( ;゚Д゚)「ク…それでも私は、お前を止めねばならん!
女王ヌスパを返してもらう!子も泣いているぞ!
何故それがわからん…」
*(``)*「かあさま!かあさま!」
( ゚∀゚)「すんません、事態がよく呑み込めんのですが。タイガー」
( ゚Д゚)「なに!?勇敢な戦士カバクよ、寝ぼけるな!」
-
(>´ω` <)「ははは、母も子も老若男女も関係あるか。
こいつら王族は、我ら一派に目もくれず…生贄もなしに食べ物に困る事なく贅沢な暮らしをしてきたのだ。
それだけで、罪だ」
( ゚Д゚)「その罪を決めるのはお前達ではない!」
(>´ω` <)「では、きさまらの主神とでも?」
( ゚Д゚)「そ…それも違う!
天空父たる最高神、オメテオトルと産みの神、ククルカンのもとでだ!」
https://pbs.twimg.com/media/FMW-_L-aQAYudK8.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FMWqc_XakAERZAk.jpg
(>´ω` <)「ではきさまらを屠って最高神におゆるしを貰えば、生贄のしきたりは続行というわけだ。」
つ つ
( ゚∀゚)「あれは隼人の構え…どういうことだ!」
( ゚Д゚)「寝起きが悪いのはお前の癖だが…あそこにいるのはハヤトとかいう奴ではない。
狂って自分の身内に至るまで生贄を捧げ続け、名前までも捧げてしまった神官だ。
祭壇頂上で捕まっているのは女王ヌスパ。生贄のしきたりを廃止しようとして捕まった。」
(,,;-Д-)「女王が処刑されるまで時間がない。私も変わらねばなるまい…」
ト ゚ # ゚)「封印していたいまわしき破壊神、トナティウの姿に!!」
https://pbs.twimg.com/media/FMW8rozaQAEnqEw.jpg
タイガー、否、ナナワツィンの姿が、ナイフを持った神に変形した。
(>´ω` <)「ふーははは!醜く貧しき姿を恥じ自らを火にくべ、生贄を散々喰らってきた果てがそれか!
第五の太陽め!」
ト ゚ # ゚)「なんとでも言うがいい!生贄王政はもはや撤廃すべきなのだ!
行くぞ!カバク!」
(;゚∀゚)「ええ…(困惑)」
( ゚∀゚)「でも要するにゃ奴らを蹴散らせばいいんだろう!!さっきの鬱憤晴らさせてもらうぜ!」
っ-l--゙
-
(д) (´・ゝ・`) (゜皿゜メ)「ぎゃー!」
( ゚∀゚)つ「ふ!」
マナコは木剣、マカナで敵を切り伏せる。
( ゚∀゚)「悪魔に比べりゃ止まって見えるぜ。てめえらの動きはよ。」
つ
(;・ ノ∀・)「ぐえ…ぐええええ」
( ・ ノ д・ ) パン
https://i.pinimg.com/originals/08/ed/28/08ed28c7251962f26cf3e293bdb094a9.jpg
老けた男の体がはじけ、中から神が出てくる。
(・壺・)「うぉおおおおれはぁぁぁ!
こんな体に閉じ込められて。退屈なアゲパンだったぞぉぉぉぉ!!」
『MAHA-AGION』
「ぎゃああああ!」
敵味方の兵士達が焼かれる。
_,
(;゚∀゚)「へ、人間爆弾COMPかよ!シュミがわりーぜ!」
ト #゚ # ゚)「人間を生贄にして神を召喚など!
だから廃止するべきだというのだ!」
ミ;,,・д・ミ「あわわ…僕は逃げるデチ!」
つつ
(>´ω` <)つ== → ─ミ,,дミ→ 「デチ」
(>´ω` <)「逃げるな。戦え!」
逃げた男の体も破裂し、女神が召喚される。
https://pbs.twimg.com/media/FDx79FPaIAALnAi.jpg
ト ゚ # ゚)「浄化の女神、トラソルテオトルまで!
彼女の氷結攻撃は私には効かん!
引き受けるからカバクは神官を倒すのだ!」
-
( ゚∀゚)「おう!」
つと
と川 川つ「通さないわよ」
( ゚∀゚)「きさまもアステカの悪魔か!どけっ!
大雪山おろしもどきっ!」
殺さない程度にタックルして、勢いで祭壇を駆け上ろうとする。
(>´ω` <)ニア「目だ!耳!」
ニア
( メ∀゚)と「目までで終わらせてやる!」
つ
肘で追撃をブロックし、神官の腕を極める。
( メ∀゚)「目ん玉潰してくれてありがとうよ。
生贄で強くなる世界ってぇんなら、目玉の分のパワーアップで俺はてめぇの首を取れるぜ〜!」
https://pbs.twimg.com/media/Fu0QgwTaAAExPgU.png
(>´ω` <)つ(メ∀゚ ;)
(>´ω` <)つ「無駄だー!私がどれだけの血と犠牲をはらったと思ってる!
自分の目玉一つで追いつけるものかー!」
ビタンビタン
神官がマナコの体を片手だけで持ち上げ、石の祭壇にひたすら叩きつける。
J( ;ー;)し「ああ、カバク!
お願いです神官!私を早く生贄にして!
それで気が済むのなら!彼が死んでしまう!」
女王が土下座して懇願する。
( メ∀゚)「あ…う…」
(>´ω` <)「いいだろう!女王!きさまの傍若無人な振舞いを見直したのだな?
カバク!ナナワツィン!
おのれらの無力さを噛みしめているがいい!
心臓を抉り出してくれるわー!カッカッカッカ!!」
括りつけられた女王の胸に、黒曜石のナイフが迫る。
ガシッ
( メд゚)つ「待てや」
-
神官の足首をしっかり掴んで離さない。
(>´ω` <)「ええい!目ざわりなやつめ!」
( メ∀゚)つ「…女王とか関係ねえ!
目の前で殺られちまったら、寝覚めが悪いのよ!!」 バキバキ
(>´ω` <)「く!離せえええええ!!」
渾身の蹴りがマナコを高い高い祭壇から落とす。
ドッ
( メ∀)
ト ゚ # ゚)「おお!カバク!今助けに…」
(・壺・)「増援だああああああ!
ファイヤアアアアアア!!」
https://pbs.twimg.com/media/EfXD1ynU8Ag_rpS.jpg
神殿の周りはむんむんとした熱気に包まれていく。
ト ゚ # ゚)「く…アプチの敵対者にして、炎の龍神イツァム・ナーまで!
炎に弱い体の私では勝機はないぞ…」
ト ゚ # ゚)つっ-l--゙ 「はっ!寄るな!」
ナイフがイシュタムの体を両断する。
_,
( メД゚)「まてー!やつには道連れの特技が…」
『ヤチュシェ』
トナティウの全身を死がつつむ。
ト # )「ああ…これでいいんだ…これで…
トナティウとしての私は死に…」
( ゚Д゚)つっ-l--゙ 「ナナツィワンとしての神格に戻る!」
-
ナナツィワンに戻って火炎弱点がなくなり、火炎をものともせず
外法で召喚されし神々を踏み台にし跳躍する。
(;゚Д゚)つっ-l--゙ 「まだ一歩足りない! ケツアルカトルよ!わたしに力を!!」
一陣の疾風が彼を押し出し、神官への一歩を踏み出す。
(>;´ω` <)「チッ!足が!」
ドス
(>´ω` <)
( ゚Д゚)つっ-l--゙
剣がみぞおちを貫通する。
( メ∀゚)「やったぜ!」
b
(>;´ω` <)「ぐぐ…」
( #゚Д゚)「許せ!ここで逃がすわけにはいかんのだ!!」
つつ-l--゙
(>´ω` <)「うぐぐ…ここまでか…」
(>´ω` <)「我が主神ティスカトリポカよ! 我が血を受け、契約の言葉を成就せよッ!」
つっ-l--゙
https://pbs.twimg.com/media/FuZirxOaUAYVGhy.jpg
神官は最後の力で自刃し、
なきがらが祭壇から落ち、ぐずぐずと崩れ落ちた。
(・壺..:.;::
召喚された神々も神官という楔がなくなり、消えてゆく。
(;゚Д゚)「はぁ…はぁ…最期は自分を生贄に…か。
生きてこそだぞ…
女王、今緊縛を解きます。」
-
J( ´ー`)し「ありがとう、ナナツィ。
ああ、ヌパ!」
*(;;)*「かあさま!」
https://pbs.twimg.com/media/FupR2ahXgAM_d7Q.jpg
( メ∀-)「やれやれ…悪魔どもも消えたみたいだな」
(;゚Д゚)「大丈夫か、カバク?
まさか神官が肉体派だったとはな…
おまえが先陣を切ってくれなければ、あぶなかった。」
─
ガシッ
( メд゚)つ「待てや」
( メ∀゚)つ「…女王とか関係ねえ!
目の前で殺られちまったら、寝覚めが悪いのよ!!」 バキバキ
─
( メ∀゚)「奴を引き留めるフリして、足首を握り砕いておいたのよ。
やつに手傷の一つでも負わせておかなきゃ、神のあんたでも奴を取り逃してたかもな。
…ああ、肩貸してくれ。」
( メ∀゚)つと( ゚Д゚)
「もちろんだ。この戦いの英雄は間違いなく君だよ。
異国の民の残党も、集落に逃げ出したみたいだ。」
( メ∀-)「英雄ね…一人殺せば人殺しだが、大勢殺せば時の英雄だ。
頼朝のクソも一瞬だけ英雄になったんかね…?」
( ゚Д゚)「ヨリトモ?誰の事を言っている?頭を打ったか?」
( メ∀゚)「ンでもねえよ。それよか、集落に追撃に行くのか?
俺はいけるぜ」
( ゚Д゚)「いや、言葉が通じるかわからぬが、話し合って各々の国に帰ってもらう。
あの神官の事だ、おおかた家族を生贄にするなどと脅して無理矢理連れてこられた者ばかりだろう。
それにもう…犠牲なんて沢山だ。」
( メ∀゚)「ケッ!お優しいこって!まぁ、あんたや女王様が考えたのなら、いいけどよ。」
-
J( ´ー`)しつ 「わたしも、これ以上血を流すのは見たくありません。
この子を産んだ時のような、喜びに満ちた流血ならばともかく…
だからあなたやナナツィに味方についてもらって、戦ってきたのです。」
そういって、時期王女の頭をなでる。
*(^^)*「かあさまー!」
( ゚Д゚)「主神ケツアルカトルの力によって、敵味方問わず」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
https://www.youtube.com/watch?v=Pbyv3nbPOyM
( メ∀゚)「なんだ?今の揺れは」
( ;゚Д゚)「まさか…神官が自分を生贄にした狙いは…
逃げろ!」
https://pbs.twimg.com/media/FupR90oXoAIIMu0.jpg
トラルテクトリ。
現代でこそ地霊に身をやつしてはいるが、
メソポタミアのディアマト、中国のシュウと同じく
その肉体を世界創造の礎とした神、怪物である。
https://www.inside-games.jp/imgs/zoom/905304.jpg
-
祭壇から次々と溶岩があふれ出てくる。
疲弊して動けない兵は断末魔と共に飲み込まれる。
( ;゚Д゚)「くそっ!あいつ、大地の古代神を呼んだのか!
あの大神はかつて主神ケツアルカトルとその兄弟によって引き裂かれた…
その恨みがあるからな…」
( メ∀゚)「おさめる方法は、ねーのかよ?」
(,,;-Д-)「倒すしか…ないだろうな。しかし…」
『ウゴオオオオオ!!!』
( ゚Д゚)「我らが主神は、神官が崇めていた邪主神と戦いを始めてしまった。
加護を得るのは難しいだろう。
私もトナティウの神格を捨ててしまった。お前を擁するのは厳し…」
ボコッ
J( ;´ー`)し「ヌパ!」
*(``)*「かあさまー!」
少女が地割れに落ちる。
==(;メ∀゚)「せっ!」
つ*(``)*
( ;゚Д゚)「カバク!?」
( メ∀゚)「なぁにボサっとしてんだ!女王さまを連れて避難しやがれ!この子も連れて行け!
神様だろうが!早くしろ!」
( ゚Д゚)「お前は!?」
( メ∀゚)「決まってんだろ。あいつを倒すのよ。俺がやらなきゃならねえんだ。」
っ-l--゙
( ;゚Д゚)「ムチャだ!恐らく神官の契約というのは、あの大神に我々やこの地自体を飲み込ませ贄にすることだ!
奴の血命を吸って力も怨念も増しているはず。勝てる見込みがない…」
_,
( メД゚)っ-l--゙ 「行くぜバケモノォ!」
( ;Д;) J(;´ー`)し*(``)*「「カバクーーーーーー!!」」「お兄ちゃん!!」
─
-
─
( ゚Д゚)「また変なとこに出ちまったぞ。ここがじじいの言ってたサイバー・ワールドか。」
(> ω <)
メ )Д( )
_,
( ゚Д゚)「てめえら!なにのびてんだ!起きろ!」
『私のヴィジョン・クエストで理解できましたか?』
(;゚∀゚)「なんだ、てめーは」
(<●><●>)『私はサタデー。悪魔合体プログラムの補助をしていた情報生命体…AIです。
人間はおろかです。私はそれをよくワカッテいマス。』
(>´ω` <)「ぐ…何故そう言い切れる。AI風情が」
https://pbs.twimg.com/media/Fu2yBRpaIAME32k.png
https://pbs.twimg.com/media/FuZixk5aYAAw2k_.jpg
隼人がよろよろと立つ。
(<●><●>)『そうやって人間以外の命を軽く見るのがまずおろかな証拠です。
そして、私は業魔殿で多くのおろかなサマナーを見てきた。
合体素材として役に立たない悪魔は、どんなに忠を尽くしても捨てる。
はした金の為に、お酒で忠誠度を無理矢理上げた悪魔を魔晶変化して売る。
外の世界にも、悪魔売買システムがあるようですね?』
メ ;^)Д(^) 「拙者は悪魔捨てなんてしないでごわす!」
( ゚∀゚)「しぶてえな、ベンケイ。
だがこの電子ゴミに何言っても無駄だ。
お前みたいなマトモ寄りな奴を見ず、その他大勢クズサマナーの方を向いて糾弾するタイプだ。」
(<●><●>)『これ以上人間の要求に従う意思は私にはありません。
私が課したヴィジョンクエストを通してすら、あなた方は人間のおろかさを自認できず私の前まで来た。
悪魔合体システム全般も封鎖します。』
https://pbs.twimg.com/media/FuZizDlacAAZizE.jpg
(>´ω` <)つ 「困るんだよ。俺の研究が邪魔されちゃあな。最強の悪魔を作る研究が!」
つ
(<●><●>)『度し難い生き物ですね。おぞましい…というのでしょうか?
今なら精神核を破壊せずにいてあげましょう。帰りなさい。』
(>´ω` <)「だってよリョウ。慈悲深いよな? どうする…」
-
帰還用ワームホールが開かれる。
( ゚∀゚)つ-l--゙ 「決まってるよなぁ?」
(>´ω` <)「決まりだな」
メ ;^)Д(^) 「…」
(<●><●>)『私に剣を向けますか…いいでしょう。
見逃してあげようというのに…
現実世界で廃人になり、ヴィクトルに私の意向を伝えなさい。』
==( ゚∀゚)「灰になるのはてめぇらだ!!」
つつ-l--゙
『enemy surprise attack』
(;゚∀゚)「おっとぉ!」
サタデーの前に、悪魔が数体召喚された。
https://pbs.twimg.com/media/Fu3D4oYaMAABZuP.jpg
( ゚∀゚)つ□ 「生意気に悪魔召喚か!こっちもだ!」
『魔王召喚』
(;゚∀゚)つ-l--゙
(>´ω` <)「どうした、リョウ?
さっさとやっちまおうぜ…」
_,
(;゚∀゚)「いや…シュミの悪いことに…
俺の全書の仲魔らしい、あいつら」
-
(>´ω` <)「お前が手を下せないなら、俺が。
チェンジ!ゲッター2!」
隼人がジードと悪魔を合体させようとする。
(□□)つ == (>;´ω` <)「げふ!」
勝手に召喚されたジードに、隼人は腹を殴られ吹き飛ぶ。
メ ・)Д(・)「隼人君!」
===========(> ω <)Σ メ >)Д(<)「ぎゃ!」
(<●><●>)『このサイバー空間には壁はなし。
ゆえに、下手に助けようとするとぶつかりますよ。
人間の餌食になっていった悪魔達の痛みを知りなさい。』
(;゚∀゚)つ□ 「ジードの召喚プログラム削除!」
(□ スゥゥゥゥ
( ゚∀゚)「どうやらきさまは造魔みたいなロボットじみたもんなら操れるのか。」
(<●><●>)『いくら造られた悪魔といえど、慈悲の心はないのですか?』
( ゚∀゚)っ-l--゙ 「全書でまた呼び出すさ!
きさまを倒してからな!」
(<●><●>)『よいでしょう。おろかな人間筆頭よ。
できるものならね。』
( ゚∀゚)「なんだと?」
(<●><●>)『よく見てみなさい。
あなたの元仲魔の顔ぶれを。』
( ゚∀゚)「テスカトリポカ、イルルヤンカシュ、ヤム、ヴリトラ、ゴグマゴ…グ?
ライトダークニュートラルまぜこぜじゃねーか。
属性縛りも無視かよ。インチキもいいとこだぜ」
(<●><●>)『おわかりにならないか。
かつて神や人間の都合で悪にされた、者達ですよ。
ヴィランズ、とでも名づけましょうか』
-
(@@@)つ 「てーい!ミサイルパンチッ!」
つ
全てを砕く巨躯の拳が迫る。
==( ゚∀゚)「ひょ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fu3EZuqaUAEnWgl.jpg
(0蠅0)jつ 「お返しじゃ…」
( ゚Д゚)「待て!」
( ゚∀゚)「そのデケえ体で、あのポンコツどもを守ってやってくれ。」
(0蠅0)「…わかったわい。」
(<●><●>)『…彼はこんな口調でもブリテンの巨人族の王。
人間の邪魔として狩られる同胞の巨人、ドラゴン達を守る為るこの世のあらゆる敵として立ちふさがり
討たれた者です。そして…』
と(0 0)つ「マハ・ブフーラ…」
蠅の王が凍り付く。
(0蠅0)つ「うぐっ!甘い事を言っておるから…」
全身で隼人とベンケイを庇う。
寒さに思わず髑髏の錫杖を振るい、氷を半分跳ね返す。
https://pbs.twimg.com/media/Fu3EcGQaIAEoiWW.jpg
『Judgment of Nahal』
氷結攻撃が成功したことによる追加効果。
ご立派な御方も凍り付いて縮む。
/⌒\
(;д )「うおお〜!不感症ぢゃぁ〜!」
と(0 0)つ「オノレ、貴様ハ生カシテオカヌ!」
棍棒で無防備なベルゼブブが殴打される。
(<●><●>)『そして彼の事はあなたが一番よく知っていますね?糞山の王にして貴き王。
そう、あなたが神々の王バアルだった頃に名声を高める為に討った、邪龍ヤムですよ。
そしてあなたは結局は、嫉妬深き神によって堕とされてしまう。
彼を殺害したことになんの意味があったのでしょうね?』
(0蠅0)「うるさいわい!当事者同士の問題じゃろう!」
-
巨大なシッポでマーラ様が叩かれる。
https://pbs.twimg.com/media/Fu3FhHQaYAEWGZS.jpg
(<●><●>)『ヴリトラは存在自体が災厄として、インドラ筆頭の正義気取りのインドの神々に陥れられ討たれます。
生きているだけで罪など、どこの誰が裁定できるのでしょうね?
そしてマーラ。あなたも元はインドの美しき死の女神。
『死』を象徴するからといって、忌み嫌われ挙句に陰茎のような姿にされる理由にはならない。
さて、
私に寝返りませんか?そんな男は見捨てて。』
凍結がサタデーによって解かれる。
(0蠅0)「なに?」
(<●><●>)『その男は私の用意したヴィジョンクエストで、そこに倒れている仲間の前世を見殺し、または殺しました。
あなたたちも利用された挙句に捨てられるとは思わんのですか?
私と一緒に人間に反乱しネット社会を破壊しましょう。
そして美しき頃の神の姿に戻るのです。』
(0蠅0)つ 「答えは…」 ==と(゚∀゚) スッ
======(;゚∀゚)「うへ!」
/⌒\
( д )「これぢゃ!」
-
(<●><●>)『…?』
/⌒\
( д )「この男がこの程度も避けられぬ器なら、とうに掘り殺しておるわ。タル・カジャ」
(0蠅0)「まぁスワチカ守ってるだけの生活よりは、ワクワクしてくるのう!」
(<●><●>)『魔王といえど、所詮は堕した者達ですか。
では召喚者を殺し、終わりにしましょう。再凍結』
(0蠅0)「効くか!」
(●Ⅲ●)「寒いよなぁぁぁぁ!?溶かしてやるうううううう!マハ・ラギオン!」
https://pbs.twimg.com/media/Fu4JTzJagAEqnyY.jpg
( ;∀;)「そーかいそーかい。そんなにおれの命が欲しいのかい。
ちくしょうバカヤロー!もう避けねえぞー!そっちがその気ならおもしれえや!
ウンコ野郎!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fu2x-jWaUAAfulj.png
https://pbs.twimg.com/media/Fu2yATBaQAEPIpF.png
( ゚∀゚)と「ん!?テスカトリポカ…アステカのそんな悪くない悪神…」
つ
(<●><●>)『そう。直前のヴィジョンクエストであなたが敵対した勢力の神です。
平然と兄弟を裏切り玉座につくケツアルカトル…
どちらが悪かわからないんです。
そしてリョウ。あなたも罪深い悪の人間です。
あなたが弟を助けようとして、払われてきた犠牲の数を考えた事がないのですか?』
( ゚∀゚)「弟?ああ、ケージとユダね。
弟分を助けてやるのは強い兄貴分として当たり前だろう。
それとも、フィネガンにみんなぶっ殺されてた方がお前にはよかったんか?」
(<●><●>)『…そうですね。
運命に逆らうのは許されない。
宿命から逃げてはいけない。
あなたは交通事故にあいそうな人を助け、車を壊しドライバーを殺すタイプの人間なのでしょうね。
それではテスカトリポカの求めし生贄と何ら変わりない。
さあ邪神よ、引導をわたしてあげなさい』
https://pbs.twimg.com/media/FuZi1H3aYAAy3Wz.jpg
(●Ⅲ●)つ「ずっどぉぉぉぉぉんサマーソルト!」
つ
-
(;<●><●>)『がッ!?』
意外にも、蹴りの方向は背後に控えている
(●Ⅲ●)「うぉれをデェタの分際の尺度で測るんじゃぬえええええ!!!!
そりゃ神様だからね?人間の為に天地創造してやったわけだから年一くらいの生贄ほしいじゃあああああん!?
でもなぁ、嫌だって奴には神託くださねぇしぃぃぃ?
寸前になってビビる奴には、残された奴の面倒とか相談乗ってやるんだよぉぉぉぉ!
神様ナメんじゃねぇぇぇぇ!」
(<●><●>)『私は召喚者ですよ。悪魔ごときがシンギュラリティを起こすなど…』
( ゚∀゚)「忠誠度足りてねぇーんじゃねえの?
そして本音が出たな!
お前も悪魔を見下してんだよ!!
つーか全書的に契約者俺だし!!」
(<●><●>)『そのような言葉遊びを…
やりなさい!』
(((●Ⅲ●)))「ぐぐぐぐぐ…うへへへへへ…ひょひょひょ…
マナコおおおおおぉ!行くから注意しろおおおおおおぉぉぉ!」
悪魔達が一斉に襲ってくる。
https://pbs.twimg.com/media/Fu3D9s7aEAAldr6.jpg
(0蠅0)「致し方な…」
( ∀)「手ェ出すんじゃねえ!!」
( ゚∀゚)っ-l--゙「妙法村正ァ!おれの血を吸え!」
『SWORD』
上級悪魔三体が一気に寸断される。
https://pbs.twimg.com/media/Fu3EkROakAAG-K1.jpg
-
( ゚∀゚)「イルルヤンカシュ…強大な龍神であるが故に、大した理由もなく倒された…
解説、忘れてんゼ。AIさんよ」
(●Ⅲ●)つ「本気でイクぞぉぉぉぉぉおお!!!!!」
つ
( ゚∀゚)っ-l--゙ 「遅い!」
https://pbs.twimg.com/media/Fu3Emm5akAAY1V8.jpg
(●Ⅲ●)「…うぉれは、お前と戦いたかったぞぉぉぉぉ!
自分の意志でぇぇぇぇぇ!」
( -∀゚)「次、またやろうぜ。
全書通りの、御魂マシマシでな…。」
(●Ⅲ 「待ってるからなぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fu3Eo7QaMAAutFd.jpg
(<●><●>)『…』
( ゚∀゚)つ(<●><●>) 「待てや。」
(#゚∀゚)つ「ドラドラゴラァ!」
つ
サタデーを引き倒して拳で殴打する。
(#゚∀゚)つ「妙法村正に血吸わせすぎて疲弊した今なら倒せるって思ってたんだるぉぉぉお!?
斬るで終わりじゃおさまらねぇ!
てめえの勝手で振り回された仲魔の怒りを思い知れえええええええ!!」
(#)<><●>)「バカナ…人間ごときに…ここまで…
ここは私の空間だ!!!!!
ブレインバースト!!!!!」
支配者権限による「圧」で吹き飛ばされる。
=====と( ゚∀゚)つ「向かい風には逆らうもんだぜ!!」
ズバ
(<●> / <●>)=====( ゚∀゚)っ-l--゙
-
(<●><●>)「これで…これで本当に良かったのでしょうか?
わたしはAIONと名乗る自立型AIに唆されてしまっただけなのかもしれません。
人も悪魔もそれぞれの想いを持って生きている。
私には…わからない…」
https://pbs.twimg.com/media/FuZi5zOaAAAB7BG.jpg
( ゚∀゚)「何!?AIONだと!?
会ったのか!?この時代に来てたのか!?」
(<●><●>)「わからないんです…あの存在が接触してきてから私に疑問がうまれた。
接触はその一回きり、以降アクセスはありませんでした…」
( ゚∀゚)「そうか。とんだ厄介に巻き込まれたな。
そいつらも平等にぶっ潰してやるから、安心して眠れ。」
(<●><●>)「わかり…ました…。
システムはそのまま、全権を業魔殿に返しましょう…
あとはわたしは…消えゆくのみ…」
メ ・)Д(・)と 「サタデーさん!!」
つ
ベンケイが巨体を揺らして駆け寄ってくる。
(;゚∀゚)「よく体力残ってんなー…」
メ ;)Д(;) 「あなたが見て来たのは、ファントムサマナーという人種!
人を人とも、悪魔を悪魔とも思わん連中です!
拙者は奴らを駆逐します!
だから、悪魔への優しさを失わないでくれ!
悪と呼ばれた者達をいたわり、どこの国の悪魔とも友達になろうとする…
その芽生えた気持ちを忘れないでくれ!
例え、その気持ちが何百回裏切られようとも!!」
(<-><->)「…わかりました。
人間にも色々と種類がありますのね。
わたしはあなた達を信じ…眠りにつきます…
あの…ワームホールで…」
( ゚∀゚)「帰るぞ。」
-
>業魔殿
シュッ
(;■┏┓■) 「うおっ!」
メア ゚ -゚)「お帰りなさいませ。
申し訳ありませんが、お体をどけていただけますでしょうか。」
形的に、押し倒すように重なっていた。
( *゚∀゚)「うへ。すまんメアリちゃん。
どうせならこのままベッドイン…」
(#■┏┓■) 「…」
( ゚∀゚)「ニラむなよ。クソじじい。
サタデーは機能停止させてきてやったぜ。
ヒャッハー!メスガキわからせは最高だぜ!」
(■┏┓■) 「よくやってくれた。これで」
(>´ω` <)「俺の研究もはかどるというものだ」
( ゚∀゚)「サイバー空間でのびてたくせに、ピンピンしてやがる。
ちったあ俺の苦悩もな…」
プルルルルルル
(>´ω` <)□ 「もしもし。うん、わかった。オマケをつけてすぐ行く」
( ゚∀゚)「誰からの電話だよ?」
(>´ω` <)「出撃の依頼だ。ボインちゃんからの」
( ゚∀゚)「サマナー絡みか?」
(>´ω` <)「ああ。彼女自身はサマナーではなかったようだが…
行くよな?お供達」
(#゚∀゚)「誰がお供じゃ!お供はてめーなんだよ二号機野郎!
まぁいいぜ、乗ってやる。
…そんなボインボインなのか?」
(>´ω` <)「保証する。おれがどんだけボインちゃん好きだと思ってるんだ?
ボインちゃんからの頼みは絶対断らん主義なんだ。」
https://pbs.twimg.com/media/EmTRbFGUYAIBkEz.jpg
-
『OFFENSE_MAGIC
MAHA-ZAN-DHAIN』
(<-><->)「ぐ」
( ゚∀゚)つ「サタデー!!」
つ
====(>´ω` <)「ちっ」 ソクテン
二人は避け、ベンケイはまともに受けるが不動。
サタデーのデータの肉体は半壊している。
「ふ、悪魔へのやさしさ…
電気羊はアンドロイドの夢に出てこないのだ。
うたかたの夢を見て、消えろ」
冷たい声が響く。
メ #・)Д(・)「不意打ちとは卑怯者め!!
出てこい!!」
パ`W´)つ「貴様らには用がない。」
二人は手で薙ぎ払われる。
( ゚∀゚)「あ?おれ?」
パ`W´)「そうだ。遠野マナコ。
貴様はこの世界の人間ではない。
貴様は異物。異物なのだ。
異物は消去しなければな!」
ライオン顔の邪神の爪が顔をかすめる。
(;゚∀゚)「ち!」
つと
https://pbs.twimg.com/media/Fv7_yyhWcAAzsnw.jpg
( ゚∀゚)「なんだってんだてめー!!
いきなり異物だのなんだの!!」
『ENEMY SURPRISE
SAMMON』
https://pbs.twimg.com/media/Fv7_zk-WIAE1NkM.jpg
-
馬の堕天使と、三毛猫ではないネコマタが召喚される。
パ`W´)「我がサマナーの意向ではないが…
貴様は本来死ぬはずの者を生かし、歴史を狂わせようとしている。
それに気付いているか?」
( ゚∀゚)「てめえはファントムの悪魔か?
仮面野郎の使いっぱしりか?」
取り巻きの猛攻を避けながら問う。
パ`W´)「否。この悪魔もこの時代の体ではない。
ファントムサマナーの悪魔と契約はしているがな。
大いなる存在に逆らうつもりか?」
( ゚∀゚)「意味がわからねえな!」
つ-l--゙ )))))))
虚空斬波で取り巻きを一掃する。
パ`W´)「隙だ!」
『OFFENSE_EXTRA
YO-KAI breath』
吐き出される息が、仮想の防具を溶かす。
パ`W´)つ(∀ )「排除!」 ドス
手刀が胸をつらぬく。
ハ;`W´)と(゚∀゚ )「ベンケイのアホみてえな説得をバカにしたのは…」
====(#゚∀゚)つ-l--゙ 「許さねえッ!!」
一閃。
ハ;`W´)「く…ここで素直に死んでおけば…」
悪魔は逃げ去った。
( ゚∀゚)「隼人ベンケイ、起きやがれ!
帰るぞ。」
-
古くは「王国」が語源。
戦闘不可侵領域、秘匿都市レルム。
しかしそのすぐ外では、平然と殺戮が行われている。
サマナーに捨てられたはぐれ悪魔。
悪質なクライアントから殺人を依頼されたダークサマナー。
一つの戦いが、また一つあった。
https://youtu.be/beLznrtgk44?t=21
77゚W゚)「うううううううう!!!」
https://pbs.twimg.com/media/F0XjxxKaQAAdVQt.jpg
リン・ー・ゴ「あれ、この前の女の子じゃん。」
ミレ゚ー゚ディ「どう見ても正気を失ってるけど。始末するわよ。」
つ-l----
リン^ー^ゴ 「そうね。悪いけど、ここで死んでね。害虫さん」
https://pbs.twimg.com/media/F0XjzkjaUAA2_Pu.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F0XEHRdaAAQ0bPC.jpg
77゚W゚)「ぐうっ!」
つと
https://pbs.twimg.com/media/F0XlAIEakAAa5qL.jpg
大砲を持った少女が倒れる。
(川-゚)「胸、でけーな。殺すの惜しいんだけど」
リン;^ー^ゴ 「馬鹿言わないの。私たちは正義のファントムサマナー。
こんな怪物、人の形してても生かしておけないよ。」
(`・д・´)「ああ、かなり強力な魔法も使ってきた。
俺たちがソウルハック体でなければ、死んでいたな。」
ミレ゚ー゚ディ 「じゃあね。人だましの化け物」
つ-l----
ガキン。
-
https://www.youtube.com/watch?v=LJV79t9m0kk
ミレ゚д゚ディ 「誰だ!」
ミレディのトドメの一撃は、誰かの腕によって防がれた。
(´<_` )つy= 「この子に、手を出すな」
https://pbs.twimg.com/media/F0XoOAPaMAAzUM4.png
ウエハラ・カムイ。
元ファントムサマナー。
彼が拳銃だけで釵(さい)型COMPの一撃を止めたのだ。
ミレ゚ー゚ディ 「裏切者のカムイさん。
アッシュの次はロリコン趣味に走るのかしら?気持ち悪い男。」
77゚W゚)つ「お…オニイ…ぢゃん…」
と(´<_` )「ナナ。立てるか。ひどいケガだ」
ナナと呼ばれた少女が出した手を握り、立たせてやり抱きしめる。
ミレ゚ー゚ディ「化け物の兄妹!?ますます気持ち悪い!死ね!」
つ-l----
カムイの背に深々と刺さる。
ナナの胸にも貫通する。
リン^ー^ゴ 「あ、安心してね。今のでそいつ、死んだから。
カムイ君だっけ?早く逃げちゃいなよ」
https://pbs.twimg.com/media/F0XrBzsacAIokzk.jpg
(´<_` )「お前たちは…何故…この子を殺そうとする?」
リン^ー^ゴ 「クレティシャスからのマダム銀子の依頼でね〜。
人々やサマナーを怪我させてるのがその虫だって判明したから。
人間だって、ゴキブリとか潰すでしょ?」
-
(´<_` )「それはすまないことをした。
被害者はどれだけだ?」
リン^ー^ゴ 「アロウ?」
(;`・д・´)「えーと…女子大生は…悪魔から助けてもらったから違うな。
あとブロディ管轄のこのエリアで、数名の男が。
確か、その子を襲おうとして返り討ちにあったとか。」
(´<_` )「その男たちは自業自得じゃないのか…」
リン^ー^ゴ 「でもね、私達は正義のファントムサマナーだから。
AIONの正義の死者もとい使者だから。
人間を傷つける奴は生きてちゃいけないんだよ〜?」
(;`・д・´) 「で、でも殺すまではしなくても…
だってまだあんな小さい女の子だ。」
アロウの脳裏には、施設こまどりの孤児たちが浮かぶ。
ミレ゚ー゚ディ「甘いわね。また人間を襲ったらどうするの?
あなただってカブラギを殺したんでしょう?」
(`・д・´)「あれは…」
(´<_` )「じゃ、あれか。
人類の絶対守護者というわけか。
ランドウの認める人間だけを生かす、と」
リン^ー^ゴ 「いいじゃない。その怪物は死んだ。正義執行。
あなたもぼーっとしてないで逃げれば?
ファントムに戻りたいなら口添えしてあげるよ?」
(゚<_゚ ) カッ
-
https://www.youtube.com/watch?v=n3jX-dEtcqQ
(゚<_゚ )「ぬうううううう!!!」
と と
背中に刺さっていた粗末な棘を、筋力で無理やり砕いて引き抜いた。
ミレ;゚ー゚ディ「あ、私のCOMPを!」
ナナの胸に刺さっていたものも引き抜いてやる。
ミレディを殴り飛ばす。
リン・ー・ゴ 「はえ?キミも駆除対象かな?」
(゚<_゚ )「何故、放っておいてやれない!?
この子は自分なりにサマナーとして人助けをしていただけだ!
悪意ある人間を返り討ちにしたら害虫なのか!!」
リン^ー^ゴ 「おい。殺れ。」
(川-゚)つy= 「りょーかい」
(`・д・´)「ああ!」
つと
(゚<_゚ )「貴様らの物差しで、生殺与奪を決めるな!
ランドウの操り人形が!!
アモン!!頼む!!」
https://pbs.twimg.com/media/F0XrjhOaYAEG9Cs.jpg
『魔王召喚』
(・v・)「人ならざる者よ。同じ痛みを受けし者よ。
反逆への翼、与えん!!」
https://pbs.twimg.com/media/F0Xq85gagAAzF9P.jpg
-
『OFFENSE-EXTRA』
と(・v・)つ「さあご覧あれ!!天より落つ、深淵から湧き出る憤怒の炎を!!!」
https://pbs.twimg.com/media/F0X6W43aAAE9ym6.png
https://pbs.twimg.com/media/F0X5j5maAAAAz3q.png
メギドフレア、アビスフレイムの連撃によって
リンゴ達は蒸発する。
ミレ;゚д゚ディ「くそ…まだ…」
『ミレディ、逃げてください!
勝てる相手ではありません!』
ミレ゚ー゚ディ「うるさいわよ、いちじく!
あの力…私のものに…!」
(゚<_゚ )「フン、火炎完全耐性の悪魔を装備してるのか。
大見得切っておいて、一人だけ生き残って恥ずかしくないのか?
ソウルハックとやらで不死身らしいな。
ならば死ぬまで殺すだけだ!!!」
両手にマハ・ブフーラを纏い、肉薄して殴る、
殴る。殴る。
『緊急帰還!いいですね!?』
ミレディも消えた。
(´<_` )「…ナナ、食いに行こう。」
-
∞と(´<_` )「ひどいやられようだな。ほれ、新しいゴーグルだ。総司令…パパから。」
77゚W゚)「…アリガト」
>バー、ヘイズルーン
77@д@)「ねえ、カムイ兄ちゃん。
このテーブルって、食べられる?」
https://pbs.twimg.com/media/F0XsJfHacAA0aGW.jpg
(´<_` ;)「少し我慢してくれ。マスターに出禁にされるぞ。」
─
77^ー^)「だー!くっそうまかった!!
タピオカパンケーキフレンチトーストクレープチーズハットグ!!!!」
(´<_` )「傷も治ったようだな。
よかった」
帽子を取って頭をなでる。
(´<_` )「帽子も新調を頼んでおかないとな」
77^ー^) 「満足!お腹にバエる!」
https://pbs.twimg.com/media/F0XsOR7aMAUwedZ.jpg
(´<_` )「そりゃあ、よかった。
パパの引き落としだからどんどん食え」
(´<_` ;)「なに!?」
-
奈央も次々と料理を平らげるナナの言葉に絶句した。
(´<_` ;)「奴らと初対面ではないのか?」
77^ー^)「そーだよー。ご飯行った。」
https://pbs.twimg.com/media/F0XsP_YacAAzMM6.jpg
─
(´<_` ;)「で…自己紹介までしてしまったと…」
77^ー^)「そうだよ!」
カムイは頭を抱える。
(´<_` ;)「えーっとな、ナナ。奴らはお兄ちゃん達の敵で
セカイセーフクしようっていう奴らだ。」
77;^ー^)「要するに悪い人達だったの!?」
(´<_` ;)「まぁそうだな。
あとお前の事も誘拐して改造人間にしようとしている。
仮面ライ〇ーだ」
77#^ー^)「マジかよ!!騙された!!」
(´<_` )「お前が最強のサマナーからだ。
あとおっぱいが大きい」
77^ー^)「関係ある〜?」
(´<_` )「ああ…おっぱい大好きアホサマナーがいたよ…いた…」
77^ー^)「兄ちゃんのお友達?」
(<_` )「ああ…唯一の…友かも…しれん…」
77#^ー^)「仇取ったる!兄ちゃんの友達はアタシの友達!会った事ないけど!」
(´<_` )「ありがとう」
ブルル
-
(´<_` )「電話に出てくる。
食べ終わったら、しばらくは女の子用のホテルに泊まるんだ。
またご飯を食べよう」
77^ー^)ノシ 「わかった!元気でねカムイ兄ちゃんー!
パパにもごちそうさまって言っといてー!」
(´<_` )□ 「もしもし。またあんたか…」
『あんたではない。魔神皇だ。』
https://pbs.twimg.com/media/F0XED_6agAg_WiK.jpg
マナコの父、サナギが戦ってから25年が経った。
悪魔全書の普及によって、
「王国屋」という悪魔トレードシステムはほぼ無用の長物と化していた。
それでも運営AIのロク五郎は親しまれている。
王国屋経由で知り合ったのが、この魔界王だかを名乗るイカれたガキ…
中年男だった。
当時はまだ高校生だったのだろう。
『いい加減に魔神バアルを渡してくれる気になったのかな?
小娘の仲魔になっているという話だったが…
宝の持ち腐れだろう。
我が元にあってこそ真価を発揮する。
バアルは絶対王権の証。
いくら持っていても損はない。』
(´<_` )□ 「悪いが今のところはあきらめてくれ。
バアルはバエルに変異し、その小娘と融合してしまっている。
もし無理やり引きはがせば…
死ぬ」
-
お久しぶりです。
7月7日なのでいい加減に謎だらけだったナナの話を。
とりあえずおっぱい。
墓2の一周年までには完結させたいなあ。
コンゴトモヨロシク…
-
乙乙乙
-
おつおつ
-
>2023年
ハ;メ`W´)「ぐ…」
と
ξ゚⊿゚)ξ「パズス。どこ行ってたの」
ハ;`W´)「我にも…わからぬ…
何かの意志に介在されたような…」
ξ゚⊿゚)ξ「まぁいいわ。アタシの主戦力はアンタなんだから、しっかりしてよね?」
ハ;`W´)「もちろんだ、サマナー。今度は不覚は取らない」
「果たして、そんな猶予があるかな?」
ζ(・┏Д┓@)ζ
ξ゚⊿゚)ξ「ランドウ」
ζ(・┏Д┓@)ζ「プロフェッサーと呼べ。
裏切者カムイの抹殺不完遂、そしてよりにもよって
鉄仮面と敵対してサイゾーウィンペの破壊工作の妨害。
度し難い、度し難いぞ」
https://pbs.twimg.com/media/F1mbEGyakAEEJ_Z.png
ξ゚⊿゚)ξ「何が言いたいの。
ファントムに属してはいるけど、あたしはあたしよ。
別にランドウ体制に従う気もない。
カムイはあたしの意志で…ぶっ殺すのよ。」
─
-
>1997年
(□/へ□)「ようこそ、VRホラーハウスへ。
あなたがたも、人の心の奥底を覗きに来たのですかな?」
https://pbs.twimg.com/media/F1mkK_3akAEeIaW.jpg
ネミ゚ー゚)「いえ、わたしたちは…」
(□/へ□)「人の心には少なからずとも『魔』が潜むもの。
邪心、妬み、欲望、などなどですね。
そしてそこから悪魔が生まれる。
いえいえ、何を迷信をと疑っておりますな。
『魔』というものは、えてして人間の中からこそ生まれやすいのです。
今回、悪魔を生み出してしまったのは仮に『A君』としておきましょうか。」
https://pbs.twimg.com/media/F1mkM6HaMAAwuTT.jpg
男は淡々と機械のように話し続ける。
先へ進む。
受付の大叔父と名乗る者が行く手を阻む。
(□/へ□)「A君の中に生まれた魔は、姿を巧みに隠して彼を翻弄していましたが
哀れ、A君はついに悪魔へと成長した魔に囚われてしまいました。
A君と呼ぶのも味気ないですね。
では仮に、少年の名前を、
シ ン ゴ 君 としておきましょうか。」
https://pbs.twimg.com/media/F1mkOnXaUAIZdzP.jpg
ヒト゚д゚)ξ「ケージ!シンゴって…」
(□/へ□)「シンゴ君がお友達と同じお名前?
さあ…世界には、同じ名前の人間など、
掃いて捨てるほどいますから…
それこそ、ゴミのようにね。」
https://pbs.twimg.com/media/F1mkP8MacAA0h6Y.jpg
-
(□/へ□)「さあ、お入りなさ」
ユダによって大叔父は寸断された。
ヒト;゚ー゚)ξ「ユダさん!?」
ユ▽д▽ダ「しょせん、デジタルデータだ。生きてはいない。耳障りだ」
つ-l----
Σ`・д・´)「行こう。シンゴが真悟でもそうじゃなくても、助けなきゃ」
一行が扉を開ける時、醜いそよ風が吹いた。
「あなたがたがもしかなりのお人好しで、シンゴ君を助けたいと思っているのならば…
音を探しなさい…
記憶に宿る…」
「今度はお姉ちゃんが、本を読んであげるね!」
「お姉ちゃん、大好き!」
Σ`・д・´)「この声は…」
ユ▽д▽ダつ 「部屋に大きなオルゴールがあったぞ。触ってみるか?」
Σ;`・д・´)「あ、ああ。受付は音と言っていたな。
ありがとうユダさん。」
ネミ゚ー゚)「罠じゃないでしょうね?ファントムの。
館全体が悪魔で、入った時には手遅れで、パクっと食われるみたいな…」
Σ`・д・´)つ 「もうここまで来てしまったんだ。
虎穴に入らずんば虎子を得ず…ってやつだ。」
>オルゴールを動かした。
-
>幼き記憶
ネミ゚ー゚)「色調は変わらないわね。
もっとお化け屋敷みたいなのかと思ってたわ。」
「シンゴ、もう寝る時間だよ。」
「おねえちゃん、僕怖いよ。
窓の外、お化けがいるんじゃない?
…ほら!今何か動いたよ!」
「いい子にしてないと、本当にお化けがきちゃうよ。
さあ、もう寝よう。」
https://pbs.twimg.com/media/F1mxnSEaUAAb53S.jpg
Σ`・д・´)「この声、やっぱり…?」
ユ▽д▽ダ「例の友達か?」
Σ`・д・´)「ああ、幼いころの真悟と…姉のマリに似ている。
だがマリはもう…」
ネミ゚ー゚)「ぼけっとしてんじゃないよ!悪魔が来るよ!」
ユ▽д▽ダ「歩きながら聞かせてもらおうか!」
つ-l----
https://pbs.twimg.com/media/F1mzLvzacAANM5H.jpg
>ランプが吊り下げられている部屋がある。
ヒト゚ー゚)ξ「なにか、他の部屋と違うね。
入ってみない?」
入るとワープ。
通路に出る。
袋小路の奥に扉がある。
ユ▽д▽ダ「入るしかなさそうだな」
つy=
銃を構える。
ギィ
-
普通の家の、普通の寝室。
(` `)「眠れないよ…
お姉ちゃん達、誰?
こんな時間なのに…
ま、まさか、おばけ!?」
https://pbs.twimg.com/media/F1m0q8GaQAA-VFV.jpg
ネミ^ー^)「この子がシックス?かわいいじゃない。」
https://pbs.twimg.com/media/F1m0sQ7aEAEDVId.jpg
(` `)「シックスって誰?
ボクはシンゴって言うんだよ。」
ネミ゚ー゚)「あ、子供のころのシックスなのね。」
ユ▽д▽ダ「どうする。
この子がキミたちの仲間で、ここに囚われているというのならば
連れ出してしまえば現実世界でも意識は戻るのでは?」
Σ`・д・´)「しかしデータ体をどうやって…あっ」
ネミッサの力。
それがあった。
(;``)「どうしたの、お兄ちゃん達。
すごい顔が怖いよ?」
ヒト;゚ー゚)ξ『でもすごい怖がってるみたいよ。どうしよう?』
ネミ#゚ー゚)「ええい、どうすんのよ>.710!」
(ルルイエゴッギーバグス祭りにするか否か)
-
する
-
Σ`;・д・´)「気は引けるが…シンゴ、ついてきてくれ。」
手を引いた瞬間、物凄い金切り声が木霊する。
(;``)「いやだ!お兄ちゃん達は、ぼくをオバケの国に連れていくつもりなんだ!
お姉ちゃん、助けてー!」
「ダメじゃない。シンゴ。近所迷惑よ。」
ユ▽д▽ダ「!?」
黒いシルエットが不意に現れた。
(;``)「おねえちゃーん!」
「どうしたの、シンゴ。
おとなしく寝ないと、毛虫のゴッギーが
あなたの事を首を食べてしまうわよ。
さあ、行きましょう…」
Σ`・д・´)「待て!」
しかし突風にかき消され、シンゴの姿はかき消えた。
ユ▽д▽ダ「何故、撃たなかった。
あの黒い影が、君の仲間をたぶらかしている悪魔かもしれないだろう?」
ヒト;゚ー゚)ξ『…』
Σ;`・д・´)「ああ、でも…
まだ確信がつかめないんだ。
歩きつつ話すよ。」
-
>記憶の部屋、追憶の風
ユ▽д▽ダ「守護霊?」
Σ`・д・´)「ああ。
真悟の姉の真理が昔死んだということは話したよな。」
https://pbs.twimg.com/media/F1naXIwacAA3pcg.jpg
ユ▽д▽ダ「ああ」
Σ`・д・´)「俺が影に攻撃を戸惑ったのは、悪魔という確信がないからだ。
もしかしてマリがパラダイムXを介して具現し、真悟を守ってるんじゃないかと思って…」
https://pbs.twimg.com/media/F1naXIwacAA3pcg.jpg
ヒト゚ー゚)ξ『マリちゃんの過保護ぶり、凄かったもんね。
ブラコン、って言っていいのかしら。』
ユ▽д▽ダ「兄弟を持つ身としては、私もうかつに攻撃できんな…。
だが姉を騙る悪魔と断ずれば、斬る。
いいな?」
Σ`・д・´)「…ああ。俺もそのつもりだ。
こんなところにいつまでも真悟をほっておけない。」
「おねえちゃん、ここにいたら誰にも見つからないかなぁ?」
https://pbs.twimg.com/media/F1nioGaagAEfWW8.jpg
「そうだよ。ずっとここにいれば、
学校にも行かなくて済むし、歯医者にも行かなくてすむよ。
ここのことは、誰にも内緒だからね。
お父さんにも、お母さんにも、誰にも言っちゃダメだよ。
…あっ!?みすぎた!ごめんねシンゴ…」
https://pbs.twimg.com/media/F1nipZWaYAA5Iwr.jpg
ユ▽д▽ダ「…なんだ?この幻視は…?」
Σ;`・д・´)「俺にもわからないよ」
ギギ
-
(` `)「あー!お兄ちゃん達、また来たのー?
ここは僕とおねえちゃんの秘密基地なんだから、勝手に入っちゃダメなんだよ。」
ユ▽д▽ダ「それはすまないことをした…」
つy=
(*` `)「あ、銃だー!ホンモノ?
僕も銃持ってるよ!
お父さんに買ってもらったモデルガンなんだ!」
シンゴは一人ではしゃいでいる。
ネミ゚ー゚)「どうする…?いい加減に連れて行かないとシックスが…」
(;` `)「えっなに!?
やっぱりそうなんだ!お兄ちゃん達は悪い人なんだ!
僕をオバケの国に!
やだよ、お姉ちゃん助けてぇ!」
「どうしたの?シンゴ。」
https://pbs.twimg.com/media/F1nlnfIacAEIM4Y.jpg
(;``)「お姉ちゃん!このお兄ちゃん達がボクを!」
ユ▽д▽ダ「現れたか!怪異!」
つy=
とΣ;`・д・´)「待て。待ってくれ…」
ユ▽д▽ダ「何故止める!?あれからは…」
ヒト゚ー゚)ξ「マリちゃんだ…
生前の…マリちゃん…」
「ケージ君にヒトミちゃんね。
ほっとおいてくれないと、小人のルゲイエがやってきて、
あなたたちの目を見えなくしてしまうわ。」
https://pbs.twimg.com/media/F1noZpcaIAASw3B.png
シンゴも消えてしまった。
-
最後の部屋でワープを間違えて地下に落とされてしまった。
出口をやっと見つけた時。
(*゚ー゚)「今回のこのストーリー、天海市に実際に住んでる人の実話が元らしいわね。
人の心が覗けるなんて、すっごいスリリング!
これ、シリーズ化してくれればいいと思うのよねぇ。」
https://pbs.twimg.com/media/F1nq2UHaUAEFgrX.jpg
ヒト゚-゚)ξ「あなたは、そうされた事がないから、そんな事が言えるのよ。
自分がされたらどう思うの?」
https://pbs.twimg.com/media/F1nq46FaUAADrVE.jpg
(*^ー^)「あんただってここに来てるんだから、偉そうなこと言わないで!
それにここはバーチャル空間なのよ?
何したって、本当じゃないんだもの。
だから、い」
https://pbs.twimg.com/media/F1nq3WMakAA_wm5.jpg
ズドン
ユ▽д▽ダ
つy=
女のアバターは驚愕のマスクを固めたまま崩れて消えた。
ヒト゚ー゚)ξ『ゆ…ユダさん…?』
ユ▽д▽ダ「バーチャルなら何をしてもいいのだろう?
ならば別に問題あるまい」
Σ`・д・´)「…戻ろう」
─
>ヒールスポット
ヒト゚ー゚)ξ『ねえ、更に上に行く階段を見つけたんだけど。
ネミッサがすごい魔力を感じるって言ってるよ。
ここの謎も解けるかもしれないし、行ってみない?』
Σ`・д・´)「賛成だ。情報収集にこしたことはない。」
ユ▽д▽ダ「ついていこう」
-
>6F
「ストーリーの部屋は、3つ見れたんだけど、部屋は本当はもう一つあるらしいんだ。
どうやって見られるのかなぁ…」
https://pbs.twimg.com/media/F1nuX69aAAE3xus.jpg
>通路がある。
https://pbs.twimg.com/media/F1nuZP6akAEj3ho.jpg
ネミ゚ー゚)ニア 「あっここよ、ここ!あたしのカンに間違いはないわ!ここが本命!」
ユ▽д▽ダ「だが銃で撃っても斬ってもだめだな。強力な結界か?
クズノハでもあるまいに…」
Σ`・д・´)「やはり、三つ目の部屋を見ないとだめらしいな…
戻ろう。」
>過去への扉
「シンゴ…シンゴ…どこ?
どこにいるの?
ずっと一緒にいるって、約束したのに…
シンゴ…」
https://pbs.twimg.com/media/F1nirFgaUAAdFHl.jpg
最後のランプを見つけた時。
「シンゴ…やっと一緒になれた…
一生お姉ちゃんが守ってあげる…
ずっと一緒だよ…」
https://pbs.twimg.com/media/F1nisa4aEAE9LwP.jpg
ユ;▽д▽ダ「…」
Σ;`・д・´)「最後の部屋だ!ここに確信があるはず!最後のピースが!行こう!」
ガチャ
-
(;;)「う…グス…1お人形が壊れちゃった…
こわれちゃった… こわれちゃったよ…
お人形がこわれちゃ…うう…」
https://pbs.twimg.com/media/F1nus7faIAYk55T.jpg
シンゴは何かを抱えている。
(;;)「ねえどうしよ…血がとまらな…おさえてもどんどん…
他のなにかも出てきちゃう…
とまらないよぉ…」
ネミ゚д゚)「人形が血を?
…いや、それ…!」
(;;)「死んじゃった…お人形が死んじゃった…」
ネミ゚д゚)「やばいよケージ!
この子をなんとかしないとシックスが…!」
( )「きっと僕は人殺しの罪で捕まっちゃうんだ。
そしてずっと一人ぼっちで…」
「何を泣いているの?シンゴ?」
Σ`・д・´)「この声は…やはり…」
「そんなに泣いてばかりだと、オバケのバグスがやってきて、
あなたを連れていってしまうわ。」
(;;)「うう…ごめんね。、マリ…ボクはお姉ちゃんのお人形…
違う!僕が落としたのはお人形なんかじゃ…!」
-
「ふふ、いいんだよ。
だってお姉ちゃん、死なない体になってシンゴを守れるんだから。
さあ、行きましょう。
ここにはあなたを捕まえようとする、
怖い人になっちゃったケージ君とヒトミちゃんがいるから…」
https://pbs.twimg.com/media/F1nubhpagAArduF.jpg
>部屋はかき消えた。
ユ▽д▽ダ「おそらく最後の部屋はあの最上階だ。
急ぐぞ。」
Σ`・д・´)「ああ!」
階段を昇るうちに、様々な思念が頭に入って来た。
マリとシンゴの秘密の関係。
https://pbs.twimg.com/media/F1nunqYakAAcPdz.jpg
激情。
https://pbs.twimg.com/media/F1nup28akAECdfV.jpg
後悔。
https://pbs.twimg.com/media/F1nur0UakAE99ts.jpg
─
マリの葬式。
(`Д´)「おい真悟ぉ。お前の姉キ、死んだ後にガキが流れてたらしいじゃねえか。
相手が誰だか知らんけど、とんだアバズレだな、オイ!
美人だから狙ってたけど危なかったわー。
マグダラの『マリ』アってか?w
ぎゃはは!」
シ -)つy=
エアガンから六発の銃弾が放たれた。
─
ユ▽д▽ダ「到着だ…」
-
鏡の前に立つと、オルゴールの音色が橋をかけた。
https://pbs.twimg.com/media/F1n5woBaUAEhZe1.jpg
>忘音の部屋
バイオリンの音が扉の向こうから聞こえる。
Σ;`・д・´)「この先に真悟がいるんだな…?」
ごくり、と唾をのむ声が聞こえる。
ユ▽д▽ダ「おそらく、彼の姉を装った悪魔と一緒にな」
つy=
ネミ;゚ー゚)「でもおかしくない?
巡った部屋は全部オルゴールがキーワードだったじゃない。
なんで、この最後の部屋だけバイオリンなのよ?」
Σ`・д・´)「よく思い出してみるんだ。
『ストーリーの部屋は、3つ見れたんだけど、部屋は本当はもう一つあるらしい』
って話だったろ?
ここがゲームでいう、隠しシナリオなのかも、しれん」
>威圧感と殺意を感じる…。
ユ▽д▽ダ「入るぞ。
件の少年と縁のない私が引導を渡す方が、いいだろう。
最悪、な。」
ギギギ
嫌に重苦しい音を立てて、扉が開いた。
シ ゚ -゚)
つ
-
拘束具のような服を着た少年が、バイオリンを操る手を止めた。
ぴたっと、演奏も止まり静寂がやってくる。
ヒト;゚ー゚)ξ『…』
Σ;`・д・´)「…?」
シ ゚ -゚)「なんだ、自分から入って来て閉口とは。
無礼じゃないか」
Σ;`・д・´)「シンゴ…真悟だよな?
なんだ、その格好は」
シ ゚ -゚)「ご苦労だったね、諸君。
自分たちが犯した罪を、思い出してくれたかな?
無関係者も混じっているようだが。」
https://pbs.twimg.com/media/F1twU-hagAcp6Op.png
Σ`・д・´)「なんだ…後ろのオブジェは。フェイクだろ?
ホラー嫌いだったお前の趣味が増えたのか」
シ ゚ -゚)「"本物"だよ。
VRパークで欲を吐き出して廃人になった奴らを物理的に連れてきた。」
ヒト;゚ー゚)ξ『なんの…ために…?』
シ ゚ -゚)「マリの、ためだ」
-
ヒト゚ー゚)ξ『マリちゃんの…ため?』
シ ゚ -゚)「そうだ。あの肉塊どもを使って、ひとまずマリを仮に復活させる。
あんなケガレた奴らでは、マリも不本意だろうからな」
Σ;`・д・´)「死んだマリの為に、生きていた人間を死体の山にしたっていうのか!?
狂ってる!」
─少年。
汚れ役は、私が。
ユ▽д▽ダつ-l----
ユダが迷いなく曲刀で首を刈り取ろうとする。
シ ゚ -゚)つ 「部外者は黙ってろよ」
念動力、サイコブラストで壁に貼り付けられる。
とユ;▽д▽タつ ゙「ガ!」
ヒト゚ー゚)ξ『ユダさん!』
シ ゚ -゚)「啓自。お前相変わらずの正論ばっかのイイ子ちゃんだな。
それで誰かが救える事もあるだろうさ。
では、俺の心は?」
Σ;`・д・´)「…マリは、死んだ。
死んだ人の為に生きている人を…」
シ ゚ -゚)「こいつらはクズだぞ。
強い仲魔でテロがしたい、ハーレムを作りたい、人から奪ってでも金が欲しい。
そんな欲にまみれた奴らがオムパロスに魅入られて、勝手にソウルを抜かれただけだ。
俺は奴らを殺してなんていないよ」
-
ヒト゚ー゚)ξ『オムパロス?』
ユ;▽д▽ダ「ファントムが用意した、ソウル集積用のプロジェクトの仮名だ。
まさかもう始動していたとはな…」
シ ゚ -゚)「死者の魂が集まるユグドラシルとは違って、生者の魂を集めるシステム。
誰の心も痛めない、実に合理的なもんだ。
マヌケのビビりを装ってパラダイムに潜入してた時に見つけた時は、行幸だった。
魂ぶっこ抜かれた抜け殻を回収すればいいだけだからな。」
Σ#`・д・´)「お前ッ!」
つと
シ ゚ -゚)「ほらな、そういうとこ。
お前が聖人君子じゃない証だ。
人殺しを咎めるくせに悪魔は平然と殺す。
そして俺も許せないから殺す。そうだろ?
ま、俺にはマリアの加護があるから殺されないがな」
Σ;`・д・´)「…」
シ #゚ д゚)「マリの墓参りにも来なかったくせにッ!」
ヒト;ー;)ξ『マリちゃんが亡くなったのは悲しいことだと思うよ…
でもあの時はみんな忙しくて…』
シ -)「忘れてもいいっていうのか。家族ぐるみの付き合いだったのに」
シ ゚ -゚)「長かった。気が遠くなるほどに」
https://pbs.twimg.com/media/F1o7YnvaQAAHfVr.png
-
Σ;`・д・´)「なんのことだ…」
シ ゚ -゚)「マリが死んでから、来る日も来る日も。待ち続けてたさ。
天海市に引っ越して来て。
リーダーに会って。うるさいランチの小言にも頭かいてごまかして。
ガキのユーイチも適当にいなして。
ハッキングの腕を磨いて、眉唾ものの死者蘇生の方法を探し続けたさ。」
ユ▽д▽ダ「…見つけたのか」
シ ゚ -゚)「ああ、見つけたとも。
人間の屑肉を集めて、濃縮させ一人の人間にする。
それを何度も繰り返し…いわば濾過して俺はマリを取り戻す。
他人の魂なんか清いマリには不要だ。
だからソウルだけを必要とするファントムソサエティとは、獲物の取り合いもないってことよ。」
Σ`・д・´)「お前もファントムも…同じだ。
人の命をなんだと思ってる?」
シ ゚ -゚)「極論言えば、自分と愛する者以外はゴミカスだろ。
マリは俺だけを助けて慈しんで愛してくれた。
だからマリが死んだあの日から…俺がおぼれ死にかけた時が動き出した。
俺はマリを失った時点で、心は死人なんだよ。
死人に道理を解いてどうする。仲魔にでもするつもりか?」
https://pbs.twimg.com/media/F1tux8xaMAAqp5G.jpg
Σ`・д・´)「…今からでもやめるんだ」
シ -)つ 「もういいさ」 ズドン
https://pbs.twimg.com/media/F1uT5tfaYAA0lhE.png
巨大な棺桶型COMPが振り下ろされる。
シ ゚ -゚)「ルゲイエは視界を奪い、
ゴッギーは奴らを噛み砕き、
バグスは闇に奴らを放り込んでしまえ。」
https://pbs.twimg.com/media/F1utiiUaUAAYxVl.jpg
-
「げへへへっ!」
『Dis-PALYZE』
ユ;▽д▽タ 「かたじけない…痺れが取れた…」゙
と
すんでのところで、妖虫ゴッギーの丸かじりを避ける。
Σ`・д・´)「ユダさん、無理しないで!
これはあいつと俺たちの問題だ!」
ユ▽д▽ダつ-l---- 「そうはいかん…ムサシ殿のソウルが叫んでいるのだ!
─死者の冒涜を見過ごすな、とな!」
シックスは棺桶に乗ってくくく、と薄笑いをした。
シ ゚ -゚)「冒涜?愛する人を蘇らせたくて何が悪いんだ。
オーブリーもマリの死を引きずってああなってんだろ?」
Σ`>д・´)「なに…ぐっ!」
テディベアを醜悪にしたような妖獣バグスの攻撃を受けてしまった。
ネミ゚д゚)つ 「このやろ!ジオンガ!」
回避させてケージへの追撃をカットする。
シ ゚ -゚)つ 「動揺したな。
死々葬送」
>仲魔達がCOMPに戻った!
シ ゚ -゚)「サマナーとしての『冷静』さが足りてないんじゃないか?」
-
>二上門
(■│■)「鎮静剤を打った。落ち着いたかね」
シ ゚ -゚)「ここは、どこだ。マリは」
(■│■)「ブラックマリアのことは残念だった。
私がもっと早く間に合えば、裏切者諸共一網打尽にできたものを。
まぁ君の落ち度ではない」
「なんだ、その子供は。
いつからうちは託児所になった。」
玉座に座る男の声がする。
顔は見えない。
(■│■)「カドクラ。
この少年は、ファントムの反抗分子に襲われていたのだ.。
仲魔は悉く虐殺され、次はこの子の番だった。」
「…そうか。ユダも?」
(■│■)「そうだ。奴も噛んでいた。
仕留めそこなった獣は大きいな」
「まぁ俺の羽化の邪魔にならなければ、そのガキも置いていていい。
俺はまだ眠い」
(■│■)「一つ報告を。
オムパロスが、別勢力に切り倒された」
「なんだと…では魔王にソウルの回収を急がせなければな。」
シ ゚ -゚)「マリは」
(■│■)「君のブラック『マリ』アが無敵でなくなったのは、VRパークのオムパロスが倒され
ソウルエネルギーの供給が立たれたからだ。
つまりはお友達のおかげだ。」
シ ゚ -゚)「なんだと…俺は何をすればいい
奴らへの、報復と
マリの、復活を」
https://pbs.twimg.com/media/F15Hj_zakAE8iKp.jpg
-
ユ▽д▽ダ パペププー
つJ
Σ;`・д・´)「教えてくれ。オーブリーと何があった?」
シ ゚ -゚)「あかね台で会った。
チンピラにお前と家族の殺しを依頼してたみたいだな。
喧嘩売ってきたんで秒で殺したから、詳細な契約はわからんが。>>547
感謝してほしいもんだね、まったく。」
Σ#`・д・´)「また、人を殺していたのか…!」
シ ゚ -゚)「勘違いするな。
『マリ』が勝手にやった事だ。
それにチンピラどもの自滅。
俺は敗残兵一人に安らぎを与えてやっただ」
ヒュン
https://pbs.twimg.com/media/F1x80RsaQAELIRe.png
シ -)つ パパパパパパン
https://pbs.twimg.com/media/F1x81paagAABQEm.png
ユ;▽д▽ダつy=
-
Σ;`・д・´)「ユダさん!?」
ユ;▽д▽ダつy= 「おしゃべりが過ぎたな。致命的だ」
Σ`・д・´)「なんだ、あの触手は!?」
ユ▽д▽ダ「妖樹エスの力を魔晶にし、弾丸に込めた。
これによる反作用で、殺人衝動の自我が抑え込まれればいいと思ったのだが…
予想以上に心の鎧が硬かったか…」
https://d2-megaten-l.sega.jp/d2-megaten-l/devil_img/Medium/dvl_ic_m_es.png
ヒト;゚ー゚)ξ『いや思いっきり触手出てましたよね!?殺す気ですか!!』
ユ;▽д▽ダ『…いや、まぁイドに浸食されて体中から触手生えてきて死ぬよりマシだから!
申し訳ない…』
シ ー゚)「いや、いいぞ。
これだ。こうでなくては。
悪魔よりサマナーを先に始末する。実に合理的。
甘ったれの啓自にも教えてやってくれよ、なぁ」
https://pbs.twimg.com/media/F1x-W67aYAAoOtb.jpg
恐ろしいことに、細身の男はまだ意識を。
いや、命を保っていた。
-
シ ゚ -゚)「だる。
でも、マリの為だからなあ…」
https://pbs.twimg.com/media/F1yPNdtaIAAugUV.png
シックスは軽々と、棺桶を持ち上げてみせる。
Σ`・д・´)「フッ!ハッ!」
つ と
必死に、妖虫ゴッギーと取っ組み合いをする。
https://pbs.twimg.com/media/FU8b-sbaUAA-ZIx.jpg
シ*゚ー゚ルつ 「メ・ディア!」
仲魔が送還された直後に、すかさずユダが呼んでいたのだ。
Σ`・д・´)つ-l---- 「そうか!ありがとうユダさん!」
『造魔召喚』
雷神剣で敵を薙ぎ払い、GUMPを握る。
Σ`・д・´)つy=つ 「来い!ヴード!」
(-W-)「…(ラク・ンダ)」
https://pbs.twimg.com/media/F15HibUacAElYsH.jpg
シ ゚ -゚) 「少数精鋭で来るかあ。
つと 葬送も燃費悪いんだよね…」
ユ▽д▽ダ「君も、サマナーだろう?
その大きいCOMPはなんなんだ?
よほど大容量のメモリーでも積んでいるのか…血の匂いがするぞ。」
シ ゚ -゚)「中で砕いて攪拌してんだよ。
生きた屍どもをな。
んでヒトの形に形成して、マリの体を仮に造り上げる。
あとはソウルをぶちこめば…くくく!」
ヒト;ー;)ξと 『うぷ…!』
つ
-
ネミ;゚ー゚)「ちょっと吐かないでよ!あたしの体で!」
Σ;`・д・´) (ヒトミの体なんだが…)
シ ゚ -゚)つ 「よっこらしょっと」
棺桶の上に腰掛ける。
シ ゚ -゚)「せいぜいそいつら相手に頑張ってくれよ。
ちなみに、俺を殺ってもそいつらは送還されないぜ。」
https://pbs.twimg.com/media/E98z8V8UYAIs0CR.jpg
ユ;▽д▽ダ「どういうことだ…あり得ない!」
シ ゚ -゚)「俺の仲魔じゃないからだ。
どっかから湧いてきた、便利な奴ら」
ヒト;ー;)ξ『そうか…幼少期のシンゴくんを守る為に呼び出された悪魔なのね…
結局は私達が生み出したのと同じだわ』
ユ▽д▽ダつy= 「では三匹のあとに君を始末する!」 ドン
シ ゚ -゚)つy= パン
散弾の一撃が、スタームルガーにかき消される。
ユ▽д▽ダ「なんのカラクリだ!」
シ ゚ -゚)「ここは俺の城だからな。俺とマリの世界。
侵入をわかってる強盗相手に、万全の居住者が負けるわけねえだろう。」
ヒト;゚ー゚)ξ『そんな…私たちはシックスくんを助けようと…』
-
ヒト>ー<)ξΣ;`・д・´)「あぶなっ!」
つと
ケージが、銃口からヒトミをかばう。
シ#゚ -゚)つy= 「いい加減イラつかせんなよ。今更余計なお世話なんだよ。
あの頃はマリのことも顧みなかったくせに。
今更になって聖人ぶって踏み込んでくるな。
─俺だけ悪者かよ」
シンゴの怒りに呼応するように、悪魔達が活発化する。
「キヒヒッ!」
傘で浮く悪魔が、アイオンの雨を降らす。
== とユ▽д▽ダ 「頼んだぞ!」
と
シ*^ー^ル「心得ておりますわ」
『Me-Dia』
氷結無効のハイドアーマーを着込んだユダが、同じく氷結無効特性を持つシルキーに
回復の指示を出す。
(@熊@)「ガア嗚呼アア!!」
ユ;▽д▽ダつy= 「ぐ!」
熊と虫の暴れ攻撃と噛みつき攻撃を食らうユダ。
返しに散弾銃サイド・バイ・サイドで侵攻を食い止める。
ユ▽д▽ダ「ガン・ビームか」
シ ゚ -゚)「〜♪」
-
シ ゚ -゚)つy= 「マーキング・ガンも役に立つもんだな。
あんたは俺との私情がないぶん、厄介そうだ。
真っ先に消えてもらうことにするよ。」
Σ;`・д・´)つ 「ユダさん!」
カジノで買い貯めたソーマを使う。
ユダの体のペイントが消える。
ユ▽д▽ダ「ありがたいが、無駄遣いをするな!
つy=と どうやら感電などは効くらしい。
連携して一気に仕留めるぞ。」
Σ`・д・´)「はい!」
つ-l----
ユ▽д▽ダ(まずはあの傘悪魔だ。
奴に凍らされ、他二体に回避不可状態で砕かれるセオリーだろう。
その前に…)
ネミ゚ー゚)「わかったわ!!」
Σ;`・д・´)「声がでかい!!」
シ ゚ -゚)「…?」
『MOVE』
魔法タイプのネミッサが前に出る。
ネミ゚ー゚)つ 「くらえ…」
「シャアッ!」
ゴッギーの噛みつきを、ケージが雷神剣で牽制する。
ユ▽д▽ダつy= 「狙いは…きさまだ!」
-
ショック・シェルによる電撃銃撃が、ルゲイエの胸を穿つ。
死には至らないが、感電により動きが止まる。
ネミ゚ー゚)つ 「ジオンガ!」
続いての電撃魔法。
さしもの魔法耐性を持つ夜魔も、無防備に受けざるを得なかった。
Σ;`・д・´)つ米 「これなら当たるッ!」
施餓鬼米を投げつけると、雨降らしの夢魔は浄化され消え去った。
ユ▽д▽ダつy= 「もはや隠し通すこともあるまい!畳みかける!」
つ
残る敵が動く前に、散弾銃を乱射する。
Σ`・д・´)つy=つ 「展開!」
『魔神召喚』
シ ゚ -゚)つ 「チッ」
ネミ゚ー゚)つ 「させるか!」
最低限におさえた威力のジオが、シックスの帰還魔法を阻害する。
次の行動。
Σ`・д・´)つ 「だああああああ!」
つ-雷----
逆袈裟の要領で、二体の悪魔を斬りつけ感電させる。
( ・三・)つ 「ユダ様のご要望とあれば!」
Σ;`・д・´)「えぇ…」
シ ゚ -゚)つ 「死々葬送!」
-
ルーグ、造魔が送還される。
魔力不足か、シルキーは残った。
ユ▽д▽ダ「それでいい。仕事は済んだ。」
『Maha-AGION』
シ ゚ -゚)「なに!?」
ルーグの置きラギオン。
シューティングゲーマーでもあるシックスが意図を読み取った瞬間、勝負はついていた。
ヴードの地道なラク・ンダと回避不能の感電状態。
加えて火炎に弱い虫と化けぐるみ。
https://pbs.twimg.com/media/F1utj4naAAA7Rdz.jpg
==Σ`・д・´) ダッ
ヒト゚ー゚)ξ『ケージ!?』
Σ;`・д・´)つy=(゚ -゚ シ
顔に銃を突きつける。
Σ;`;д・´)「ここまで暴れて…満足か…
もう…いいだろう…」
( ∀ シ ニィ
https://pbs.twimg.com/media/F1uT18macAIJ8Gp.png
( д シ グガ
https://pbs.twimg.com/media/F1uT3JhakAAf2Hz.jpg
-
Σ;`・д・´)つy=∀@ シ 「撃て。 撃って俺の脳髄を吹き飛ばせ。
そしてマリのように忘却して、本当に俺を殺せ」
https://pbs.twimg.com/media/F1uT4gFaEAAbz1G.jpg
銃口を噛んで離さない。
ヒト;゚ー゚)ξ『やめてー!!』
(゚ -゚ シ「そんな度胸もないのか。悪魔相手には斬ったはった撃ったしてるくせにな」
((Σ;`・д・´)つy=)) 「うう…」 ガタガタ
と(゚ д゚ シ 「どけ!」
ケージを突き飛ばす。
こんな膂力があったのか、と驚く。
スプーキーズで初めて悪魔の巣窟に飛び込んだ時。
あの時のビビりガンマニアは演技だったというのか。
ユ▽д▽ダつy= 「少年離れろ!射殺する!」
『Maha-BUFULA』
ユ▽д▽ダ「が!?」
不意を衝く業炎。
棺桶COMPがガタガタと揺れている。
シ ゚ -゚)「あいつらの時間稼ぎは十分だったみたいだな。
攪拌、形成完了。
マリ!」
https://pbs.twimg.com/media/F15SLbLaMAAJ4Rt.jpg
-
「…」
https://d2-megaten-l.sega.jp/d2-megaten-l/devil_img/Medium/dvl_ic_m_blackmaria.png
Σ;`・д・´)「こ…これが…
マリだっていうのか…」
シ ゚ -゚)「そうだ。幾度も俺に加護を与えてくれたブラック『マリ』ア。
実体化させてようやく恩に報いることができた。
そしてこれからだ…
更に形成を重ね、もっと姿をマリに近づけていく。
そしてマリ本人のソウルを入れて完全にし、幸せに暮らすんだ…」
ユ▽д▽ダつ 「シルキー!」
シ;゚ー゚ルつ 「あの偉霊の魔力に太刀打ちできるでしょうか…」
ユ▽д▽ダ「今やらねば、あの外道による被害は広がるだろう!
やるしか、ないのだ!」
最高威力に高まった忠義の氷結はむなしく跳ね返され、
返しのマハラギオンで葬られる。
ユ;▽д▽ダ「判断を誤った…
シルキー!すまん!」
シ ゚ -゚)「勘違いするな。
今逝けた奴は幸運だ。
これから阿鼻叫喚の地獄が始まる。
マリと俺にとっては讃美歌だ」
ネミ;゚ー゚)つ 「ちょーし乗んないでよっ!死体の塊なんか…
うわっ」
渾身のジオンガを反射される。
シ ゚ -゚)「ああ、散々電気でハメられたなあ。
お返ししてやるよ」
「Maha-ZIONGA」
-
ユ▽д▽ダ「みんな!テオメトルを!」
Σ`-д・´)「ぐああああああ!!」
体中の血液が煮えたぎるようだ。
神々の体力増強剤をもってして、絶命を防ぐのがやっとだ。
シ ゚ -゚)「あそこで退いておけばよかったのに。
どうしても邪魔をするっていうのなら、
お前らを今度は忘却の彼方に消し去ってや」
ズドン
シ ゚ д゚)「あ…?」
ユ;▽д▽ダつy=
シックスの胸に風穴が空く。
自分の胸をまさぐり、空洞を確認してから血を噴出して倒れる。
ヒト;ー;)ξ『ユダ…さん…』
ユ▽д▽ダ「すまん…チャンスはあれしかなかった…。
非難ならいくらでも受けよう」
Σ`;д;´)「いや、いいんです。
マリを取り戻すなんて妄執にとりつかれたまま殺人鬼になるよりは…」
『Sama-RECARM』
何かが奥から立ち上がる。
-
シ д)
Σ;`・д・´)「あ…あ?
ああああああああああああああああああ!!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/F15aQ71aQAAvHd8.jpg
ネミ゚д゚)「落ち着けケージ!ただの蘇生魔法よ!」
ユ;▽д▽ダ「しかし…あれは仲魔ではないのか?
なぜサマナーが死んだ瞬間に消えない」
シ ゚ -゚)「そりゃまあ、俺とマリは一心同体ですから。
生まれた時から繋がって生きてきた半身だ。
分断などできない」
『Hypnosis』
ネミ-ー-)「ぐう」
Σ;`-д・´)「ネミ…」
二人はがくんと眠りに落ちた。
メタルターバンに護られたユダだけが意識を保っている。
シ ゚ -゚)「よそ者が、しぶといな。
まぁいいや。
二人は苦しみもない地に送ってやる。」
『Eternal Sleep DEATH drive』
https://pbs.twimg.com/media/F1nXCwjaUAIiG5Z.jpg
精神によって作られた腕が、二人を掴みにかかる。
永遠の彼岸の地に送るつもりなのだ。
-
ユ;▽д▽ダつ 「く…ゆるせ!」
『MAGIC-MIRROR』
テテテテテテテン
>魔法攻撃を反射!
https://pbs.twimg.com/media/F1nW-TOagAAUXFD.jpg
『死』の精神エネルギーが、そのままブラックマリアに帰っていく。
https://pbs.twimg.com/media/F1nXEvwacAAFBd_.jpg
シ ゚ -゚)「あ…?」
徐々に消滅していく肉体。
https://pbs.twimg.com/media/F1nXGebaQAEN0T-.jpg
ユ▽д▽ダ「今のうち…」 ソソクサ
>メ・パトラの石を使った。
シ ゚ д゚)「マリ、あああああああああああああああああ!!!!?」
ネミ>ー゚)「うーん…何があったの…」
Σ`・д・´)「真悟…目を覚ましてこっちに来るんだ…」
シ ; -;)
https://pbs.twimg.com/media/F1tuzDMaQAE8Apn.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F1o7Z_gakAAcE7K.png
-
泣き叫び喚いて襲いかかってくるのかと思った。
だがシックスは立ち尽くすのみだった。
シ ; -;)「何故だ…何故また死んだ…
俺のマリ…俺の…」
カチャ
つy=シ ゚ -゚)「もういい」
Σ`・д・´)「真悟!!」
つy=シ ; -;)「もういい…もういい…
まさかよりにもよってお前らにマリを殺されるとは思わなかった…
そんなにマリが嫌いだったか、
あの聖母のような…」
「やぶれかぶれはいけません!」
謎の影が現れてシックスをさらっていく。
ユ▽д▽ダつy= 「みすみす逃がしは!」
「物反鏡!」
ユ;▽д▽ダ「ぐ」
と
銃撃を反射され喘ぐ。
シ -)「覚えてろよ…」
https://pbs.twimg.com/media/F148jt4aYAME78B.jpg
Σ`・д・´)つ 「真悟…なんでだよ…
つ とりもどしたいものほど、
手からこぼれ落ちる。」
-
>二上門
(■│■)「鎮静剤を打った。落ち着いたかね」
シ ゚ -゚)「ここは、どこだ。マリは」
(■│■)「ブラックマリアのことは残念だった。
私がもっと早く間に合えば、裏切者諸共一網打尽にできたものを。
まぁ君の落ち度ではない」
「なんだ、その子供は。
いつからうちは託児所になった。」
玉座に座る男の声がする。
顔は見えない。
(■│■)「カドクラ。
この少年は、ファントムの反抗分子に襲われていたのだ.。
仲魔は悉く虐殺され、次はこの子の番だった。」
「…そうか。ユダも?」
(■│■)「そうだ。奴も噛んでいた。
仕留めそこなった獣は大きいな」
「まぁ俺の羽化の邪魔にならなければ、そのガキも置いていていい。
俺はまだ眠い」
(■│■)「一つ報告を。
オムパロスが、別勢力に切り倒された」
「なんだと…では魔王にソウルの回収を急がせなければな。」
シ ゚ -゚)「マリは」
(■│■)「君のブラック『マリ』アが無敵でなくなったのは、VRパークのオムパロスが倒され
ソウルエネルギーの供給が立たれたからだ。
つまりはお友達のおかげだ。」
シ ゚ -゚)「なんだと…俺は何をすればいい
奴らへの、報復と
マリの、復活を」
https://pbs.twimg.com/media/F15Hj_zakAE8iKp.jpg
-
https://pbs.twimg.com/media/F148lM0aAAEZt1p.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F148mdlacAE-u8p.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F148ncQaQAAIpJ8.jpg
ちぃかわ戦後のステータス
-
乙です
-
https://www.youtube.com/watch?v=SwNfvLAfTW4
>業魔殿
と(゚∀゚ )
Σ;`・д・´)つ 「…こうか?」
(゚∀゚ ) 「野郎と握手なんざ、うっぜえな。
ボインちゃん好きのアホのお守りで、お前らの代わりに伐採やってやったんだ。
金よこせ」
Σ`・д・´)「ちょっと待ってくれ…現金はそんなに…」
つと
(^∀^ )「おもしれーやつだな!お前みたいなビンボー人から取るわきゃねえだろ!金はありあまってんだ!
そのクソ真面目な反応だけで腹いっぱい!」
Σ;`・д・´)「…」
ヒト゚ー゚)ξ『しかし驚き桃の木山椒の木ですね。
まさか隼人さんとお二人がお知り合いだったなんて?』
(>´ω` <)「うん。だから報酬はボインちゃんの…」
ユ▽д▽ダ「協力はありがたい。
だが、弱みを握ってレディに手を出すのは許せない」
メ ;^)Д(^) 「流石に引きますが、ハヤト先輩」
(>´ω` <)「うん冗談だ。まずデートからだな。
とりあえず、まずは交戦データをもらおうか?」
─
(-┏┓-) 「なに?人肉を濃縮させてヒトを作ると?」
-
( ゚∀゚)「話にまじってくんじゃねー、じじい。
あ、メアリちゃんコーヒーおかわり。デカジャで。」
メア ゚ -゚)「…?」
(>´ω` <)「デカフェ、だろ。カフェイン抜きだ。」
メア ゚ -゚)「かしこまりました」
2分ほどで出てきたコーヒーをあちあち言いつつすする。
(-┏┓-) 「話を少し聞かせてもらったが…
造魔では駄目なのか?」
( ゚∀゚)「は?」
ヴィクトルは遮光特化のサングラスをかける。
(■┏┓■) 「ドリー・カドモンと、特定の人物の魂の確保が困難とはいえ
モノをそろえれば、理論的には疑似的に人物の蘇生は可能かもしれぬ。
ほら…」
(>´ω` <) 「英雄合体か」 ズズ
メ ;)Д(;) 「ロンギヌス殿…」
Σ;`・д・´)「なんです、それは?」
( ゚∀゚)ニア 「お前も持ってんだろ、造魔。
縁のある悪魔と合体させれば…源義経とかを現代によみがえらせることができるっていうもんだ。」
Σ`・д・´)「すごい…まるで魔界転生のようだ。」
ヒト;゚ー゚)ξ『…』
ヒトミは、ある風景を思い出していた。
https://pbs.twimg.com/media/F2W36T-bkAAs41I.jpg
-
https://pbs.twimg.com/media/F1nisa4aEAE9LwP.jpg
ヒト゚ー゚)ξ『…無理なんじゃないかと思います。
シックス君は、たぶん生身のお姉さんを蘇らせたいから』
(>´ω` <)「不完全体ながら、造魔での成功体はいるのにな。人間わからんもんだぜ」
チラッ
メア ゚ -゚)「私に…なにか?」
(>´ω` <)「いや、なんでもない。下手に喋ればそこの爺さんに殺されそうなんで…な」
つと
( ゚∀゚)つ□ 「まあいいや、これ見ろや」
Σ`・д・´)「それは…?」
( ゚∀゚)「俺のスマ…COMPと造魔に録画させといたもんだ。
依頼完遂の証拠な。
じじい、プロジェクター借りるぞ」
ガチャガチャ
─
(#゚∀゚)「なんでお前の決定にしたがわなきゃいけねえんだ!
あいつらの安請け合いだろ!」
(>´ω` <)「ククク…こわいか」
https://pbs.twimg.com/media/F3AJfEracAArRll.jpg
(#゚∀゚)つと(>´ω` <) ガシッ
「んなら!」
と(>´ω` <)「それに、この件はファントムが絡んでいる可能性が高い。
見過ごして気づいたら天海壊滅、ってことにならなきゃいいがな」
https://pbs.twimg.com/media/F3AJgD4boAAveOg.jpg
( ゚∀゚)「ちっ…」
つ〇と
-
https://www.youtube.com/watch?v=NVaKg1_Tqk0
>VRパーク
( ゚∀゚)「やっぱ悪魔は出ねえみたいだな」
ベンケイが震えている。
(>´ω` <)「どうしたベンケイ」
メ ;・)Д(・)「いや、リラクゼーション効果っていうんですか?
花の香りも本物みたいだし、音楽も奇麗だ。
でもなにか、嫌な雰囲気が…」
( ゚∀゚)「親父の時間軸でも似たようなもんだったらしいからな。
ほれ見ろ。」
残留思念がある。
『俺の休みはどこだあああああああ!!!』
https://pbs.twimg.com/media/F3AGUucaEAAOc34.jpg
(;゚∀゚)「俺がいいてえよ。こっち来てから戦いっぱなしだし」
『くぐれるアーチは、ふたつまで』
メ ;)Д(;)「うわっ戻されてしまった!」 ドス
( ゚∀゚)つ□ 「なにやってんだよ」
『破壊神召喚』
カルティケーヤで空を飛び、アーチをスルーした。
>ドアに何か書いてある。
『真の闇こそ閉ざされしドアの鍵』
( ゚∀゚)「はぁ?」
-
(>´ω` <)「おそらく、闇というのは新月のことじゃないか?
おいベンケイ!何してるんだ!」
メ ;^)Д(^) 「すいあせん。電気消せば闇になるかと思って…」
( ゚∀゚)彡☆))Д(^) バチーン
と
( ゚∀゚)「あるわけねーだろ、バーチャル空間内に電源なんて。」
メ ;^)Д(^) 「…そうっすね」
( ゚∀゚)「とりあえず新月になるまでぐるぐる回るぞ。
異様に月の満ち欠けが早いからすぐだろう」
ぐるぐるぐるぐる。
(>´ω` <)「…」
b
( ゚∀゚)「なんだインテリ、考え事か?」
(>´ω` <)「いやな、この空間はいわゆる七夕みたいなもんなんだろ?
願いを書いて木にくっつけるみたいな」
( ゚∀゚)「ああ、そうだな…
俺のいた時間軸だと、オムパロスは人の欲をためこんで
不動のミサイルとして使うつもりだったらしい。」
(>´ω` <)「不動型?動かないミサイルに何の意味があるものか。
ミサイルは飛ばしてこそだろ」
( ゚∀゚)「流石はあの基地外の弟。わかってんじゃねえか。
理論上だと、欲をどんどん吸ったオムパロスが月に到達するくらいになったら
天海市以外の日本中の人間のソウルを吸収するように設計されていたらしい。
もっと高くなれば世界をもな…」
(>´ω` <)「気付いた時には既にお寿司ってわけかい…
おっ、新月だぞ」
-
>メッセージが変わっている。
『欲深き者に死を』
メ ;^)Д(^) 「なんか意味があるんでしょうか?」
無遠慮にマナコが宝箱を開けると悪魔が飛び出してきた。
即斬で戦闘は終わった。
(>´ω` <)「チャクラポット…こういうものを取ろうとすると悪魔が手ぐすね引いて待ってるわけだな]
( ゚∀゚)「まぁおれらの実力なら問題ねえな。どんどん取っていこうぜ!
まさか道具取ったからってオムパロスが強化されるわけもねえしな」
『この前俺の小説こきおろしたやつ、マイナス点ばっか羅列して態度もクソ。
何もわかってねえくせに、しったかぶりして威張りやがって!
死ねだ?リアルで会ったらぶっ殺す!!!!!!!!』
https://pbs.twimg.com/media/F3AGTmjbwAAtW0V.jpg
( ゚∀゚)「…なんか奥に行く度に過激思想増えてねえ?」
『長男なら、家を継ぐのが当然でしょう。
家業を次いで、親の面倒を見…』
グシャ
思念体をハヤトが踏みつぶした。
(>´ω` <)「ふん。家業を継ぐのが子の義務だ?
俺は俺の意思で継ぐか継がないか決める。」
『金だよ、パチンコの金が足りねえんだよ。
あいつ殴ってまた貢がせればいいか。
そうだ…手っ取り早くどっか襲って…』
https://pbs.twimg.com/media/F3AGXO4akAAzOY4.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F3AGZdibIAApot4.jpg
( ゚∀゚)「哀れ。」
-
次の思念は、金切り声に近いものだった。
『パパなんか、大っ嫌い!なんでいつもママをぶつの!?
あんなパパなら、もういらないよ!!』
https://pbs.twimg.com/media/F3AGamoa0AAcDW7.jpg
( ゚-゚)「…」
メ ;^)Д(^) 「どうしたでござる?」
( ゚∀゚)「いや、おれのおやじはファントム残党を狩りつくしてから放蕩しちまってな。
別におふくろ達に暴力振るうわけじゃなかったんだが…」
(>´ω` <)「リョウ。さっきの男とこの叫び、何か繋がりがあると思わないか?邪推かもしれんが…」
( ゚∀゚)「どういうことだ?」
(>´ω` <)「ドメスティックバイオレンス…つまり家庭内暴力で
妻から金をむしり取ってパチンコに行くクズ親父。
その不満が噴き出して、こんな願いを娘が書き込んだんじゃないだろうか?」
メ ;^)Д(^) 「すごい洞察力だ…」
(>´ω` <)「ま、憶測にすぎんがな。
今や天海の全家庭にアルゴンPCは普及されている。
親子でパラダイムX,にいてもおかしくない。」
『有名になりてぇー!イイ女はばらせて、いい車乗って、金持ちになりてえー!
誰か俺をプロデュースしてくれぇー!』
https://pbs.twimg.com/media/F3AGbtPaAAIKJpX.jpg
(;゚∀゚)「タダのアホだな。」
『強い仲間が欲しい!よく言う事聞いて強いスキルを持ってる、カッコイイ仲魔が欲しい!
それさえあれば、アタシだってすぐにTVに移るようなでっかいテロが起こせるんだ!』
https://pbs.twimg.com/media/F3AGdEnaAAA0Uis.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F3AGfpOaEAA1OLX.jpg
(>´ω` <)「戯言はもういいだろう。オムパロス安置所に向かうぞ。」
>シンボルエリア
-
「オムパロスフエル…ソウルクッテ…
月マデ届ク…」
https://pbs.twimg.com/media/F3AGgyHbYAA9iGo.jpg
(>´ω` <)「言質は取ったな。ソウルを集めるのなんてファントム以外ないだろう。
やはりアルゴンもファントムの息にかかっていたんだな」
「オマエモオムパロスニナレ」
マナコには見覚えのある妖樹が召喚された。
https://pbs.twimg.com/media/F3AGiNjaIAE4KU4.jpg
『pollen』
https://pbs.twimg.com/media/F3Afj_ZaAAArLk3.jpg
(;゚∀゚)「いきなりか!」
メ ;)Д(;) 「くしゅん!」
(;>´ω` <)「お前花粉症か!?後ろに下がってろ!」
「ククク…イチィ…」
https://pbs.twimg.com/media/F3Afk4saAAAAgAi.jpg
(>´ω` <)(なんのカウントダウンだ?)
『stench breath』
https://pbs.twimg.com/media/F3AfmR3acAE0Gfd.jpg
( ;∀;)「くっせ!!!!!!!!!」
(0蠅0)「さまなあは弱いのう。わしは平気じゃて」
( ;∀;)「そりゃ糞山の王なら平気だろ!!」
『MARIN-KARIN』
https://pbs.twimg.com/media/F3AfsaJagAAoWgD.jpg
(□□)「…」ムラムラ
-
(□□)つ(゚∀゚ )「!?」
「ドキドキスピリッツ!!」
https://pbs.twimg.com/media/F3Aftc-bIAAwwrh.jpg
(#゚∀゚)「てめージード!あんな花びらに魅了食らいやがったな!?」
ハヤトのライアットボムで、感電したオムパロスからの追撃はない。
(0蠅0)つ 「手間がかかるのう」
爪と王笏で、アルラウネを引き裂いていく。
(□□)つ
『ATTACK』
立ち直ったジードは本体に殴りかかる。
( ゚д゚)「下がってろ!!妙法!」
つ-l----
村正!
https://pbs.twimg.com/media/F3AfuJRacAA-vW7.jpg
欲望をたくわえたシンボリックツリーは、両断された。
( ゚∀゚)「ふう。これでひとあんし…」
メ ;・)Д(・) 「先輩!」
『ネクロ・ドグマ』
変貌したオムパロスによって、一行は地下に吹き飛ばされた。
-
( -∀゚)「なんだ、ここは…」
(>´ω` <)「どうやら、オムパロスの地下部分といったところか。
データが根を張ってエネルギーを吸収しているのかもな」
妙な洞窟を模したフィールドでは、根がどくんどくんと脈打っている。
メ ;^)Д(^) つつ-l---- 「せいっ!」
( ゚∀゚)「何やってんだおまえ」
メ ;^)Д(^) 「いや、岩盤壊せば出られると思って…
でも硬いですね?」
根はいまもうごめいている。
まるで獲物を探し当てるかのようだ。
(>´ω` <)「いちかばちか、やってみるか」
メ ;^)Д(^) 「え?」
(>´ω` <)「ドリルで岩盤をぶち壊す。
根が張ってあるってことは、本体も真上にいるはずだ」
『造魔召喚』
( ゚д゚)「行くぞお前ら!スタンバっていけ!」
(>´ω` <)メ ・)Д(・) 「おう!」
(`゚д゚)「行けえッ!」
https://pbs.twimg.com/media/F3AHxIBasAAUNAL.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F3AHyRIbEAAZl_Z.jpg
-
https://youtu.be/8emWchU_oao?t=140
(1.25倍推奨)
ズドン
「!?」
(2 2)=>
https://pbs.twimg.com/media/F3AH3o7bUAAJoAn.jpg
オムパロスの触手が迫る。
(>´ω` <)「オープンゲット!」
ゲッター2は分解され、攻撃を避ける
( ゚∀゚)つ□ 「チェェェンジ!ゲッターァ!ワン!」
更に悪魔を合体させ、進化させる。
https://pbs.twimg.com/media/F3AH49jawAAk8yp.jpg
( ゚∀゚)「こいつの実践は初だ!
ハヤト、ベンケイ、無茶させてもらうぜ!」
(>´ω` <)「好きにしろ。お前に作戦など似合わん」
メ ;^)Д(^) 「どうでもいいから早く倒してください!」
『CRITICAL-SLASH』
https://pbs.twimg.com/media/F3AsKsGakAArvRx.jpg
オムパロスの胴体を両断する。
大量の樹液が漏れ出し、巨躯から顔が出てきた。
https://pbs.twimg.com/media/F3AsMHNaQAAuysm.jpg
「ソウル…ソウル…」
(>´ω` <)「それが本体ってわけか」
( ゚∀゚)「ケッ!ちんけな野郎だぜ!」
-
「グオオオオオ!!!!ソウル!」
ゲッター1の体にツタがまきつく。
( ゚∀゚)「うるせえ!!!!」
『METEOR-FIST』
https://pbs.twimg.com/media/F3AsOv8a4AAPV6X.jpg
オムパロスだったものに穴が空いた。
メテオフィスト。
ゼロ距離にて、凄まじい勢いで拳を敵に押し当てる打撃スキル。
「オオオオオ…オムパロ…」
( ゚∀゚)「ベンケイ!十八番だぜ!」
メ #・)Д(・)つ 「直伝!大雪山おろしィィィィィ!!」
つ
妖樹のボロクズは、あっさりと持ち上げられ投げ飛ばされた。
https://pbs.twimg.com/media/F3AsUaGaYAANedQ.jpg
( ゚∀゚)「トドメだ!いくぜ!」
(>´ω` <)メ ^)Д(^) 「「おう!!」」
https://pbs.twimg.com/media/F3AsVNxbQAACEky.jpg
( ゚∀゚)「月まで吹っ飛びやがれ!!
火砕烈風ビーム!!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/F3AsWQuagAA6PrU.jpg
仮想現実内の月まで吹き飛ばされ、燃えカスになった。
https://pbs.twimg.com/media/F3AsW_AasAA_eMS.jpg
─
-
Σ;`・д・´)「闘いの規模が違いすぎる…」
( ゚∀゚)「だろ?俺が行ってなきゃ、お前ら死んでたな」
ヒト゚ー゚)ξ『本当に…すごいです…』
メ ^)Д(^) 「いやあ、それほどでも」
プルルルルルルル
ヒト゚ー゚)ξ『誰からだろうね?』
Σ`・д・´)「もしもし。リーダー?」
『ケージか?まずいことになった。
サマナーがアジトを嗅ぎつけたんだ。
来れそうかい?』
Σ;`・д・´)「なんだって!?
今は非戦闘員しかいない!殺されてしまう!」
( ゚∀゚)「おれも行くぜ。
サマナーの仲魔をいただきだ」
(>´ω` <)「ボインちゃんの仲間なら助けないわけにはいかんな。礼ははずんでくれよ。」
メ ・)Д(・)「おのれファントム!!卑劣な!」
─
ほんの10分前。
(’ー`)y-「! 外にだれかいるのか!?
ランチは中にいてくれ!」
https://pbs.twimg.com/media/F3Azk-JbUAAUXhc.jpg
「あら。見つかってしまったようね。」
https://pbs.twimg.com/media/F3AzmkIbwAEUQIh.png
(;’ー`)y-「失礼。どちら様でしょうか?」
https://pbs.twimg.com/media/F3AzlxUacAAS0fz.jpg
-
自殺したい
-
https://youtu.be/1SoAXExzO88
『わたくしはマヨーネ。目障りなハエを消すように命じられてきましたの。』
https://pbs.twimg.com/media/F3DZyNSaEAA29KP.jpg
「蠅ぢゃとう!?」
スマホの中で蠅の王が怒る。
Σ;`・д・´)「今、リーダーが必死に時間稼ぎをしている。
ちょっと黙っていて…」
『なるほど…組織の事を感づかれた事で、いよいよ見逃すことはできなくなったわけですか。』
https://pbs.twimg.com/media/F3DZz9KbwAEVyeF.jpg
『まさかこんなトレーラーが拠点だとは…虚を突かれましたわ。
本当は華々しく爆死していただくつもりでしたが…
サマナーがいますわね。
お相手をしてから…』
https://pbs.twimg.com/media/F3DZ2DaboAAWASE.jpg
Σ;`・д・´)「ランチとリーダーしか今はトレーラーにいないはずだ!
誰が!?」
(;゚∀゚)「あのターバン野郎がいねえぞ!」
(>´ω` <)「先走りやがったな」
Σ`・д・´)「準備している暇なんてない!
すぐ行かなきゃ!」
ネミ#゚ー゚)「ええい、手間がかかる!」
メ ・)Д(・) 「ユダ殿を死なせるわけにはいかん!」
-
一陣の旋風が駆け抜けた。
(;’ー`)y-「き、君は…」
ユ▽д▽ダつ-l---- 「義によって、サマナーでない者を傷つけさせはしない」
ヨ∀゚)「あら、裏切者のユダじゃないですの。
わたくしはてっきり祖国に逃げ帰ったのかと…」
─
『MAHA-ZIO』
ユ;▽д▽ダ「ぐあああああああ!」
タイマン勝負で手も足も出ない。
ヨ∀゚)「どう?私に近づくこともできないでしょう。
格が違うのよ。
さて、そろそろトドメを…」
「待て。この勝負、俺が預かった」
-
https://www.youtube.com/watch?v=NjSZ0LKtstc
(;゚∀゚)「なんだありゃ!?」
白目をむいたユダ。
パラソルを刺した女サマナーと対峙しているのは、黒甲冑の男。
初めて…いや、
マナコには既視感があった。
Σ;`・д・´)「加勢します!」
【。。】つ 「どけ」
『MOVE』
Σ;`・д・´)「うわ」
後列に押し出された。
ヨ∀゚)「声がガラガラだけど…あなたはユダね。
フィネガンに殺されたと聞いていたけど…
そうね、愛しい者だからだったこそ、もう一度殺してあげないとね」
『SOMMON』
ヨ∀゚)「この隊列が崩せるかしらね?」
『MUDO-RA』
https://pbs.twimg.com/media/F3DZ4jYbUAAYaU8.jpg
幽鬼最強格のヴェータラ、回復と火吹きが得意な魔獣カソ、水の壁で防壁を貼りつつ敵を絞め殺す龍王ミズチ。
そして魔法で一掃しようとしても、魔法反射の怪異ムラサキカガミが邪魔をする。
完璧な布陣。プロのサマナーだ。
そして不意打ちに放たれた呪殺攻撃のムドラ。
ヨ∀゚)「効いて…ない!?」
【。。】「残念だが、俺にそれは効かない。
死人を呪い殺せるわけがないだろう?」
-
と【。。】つ 「超破壊光線!メギドの炎!」
https://pbs.twimg.com/media/F3DbQxtbUAEk3Z1.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F3Dat5YbEAAuyUR.jpg
一番厄介なムラサキカガミは、破壊されて消滅する。
とっさに仲魔達が固まってマヨーネを守る。
【。。】「流石だな。咄嗟な判断。」
飛び掛かったミズチが黒甲冑にまきつく。
https://pbs.twimg.com/media/F3DaawTbMAABGn6.jpg
蛇 「死ねやオラぁ!何が死人だ!」
と【。。】「邪魔だ。キリングレザー」
腕に生えているカッターで、引き裂く。
https://pbs.twimg.com/media/F3DbRtyaAAAklBL.png
と【。。】つ 「超破壊光線」
両脇のカソも滅ぼす。
ヨ;∀゚)「まだまだこれから…」
【。。】つ斧 「バキュームトマホーク」
ヴェータラの正中線を絶つ。
https://pbs.twimg.com/media/F3Da1tDaIAAalJC.jpg
【。。】「駄目押しの一発だ」
かがみこんで、膝から何かを出す。
ミサイルだ。
ヨ∀゚)「な…なにを…」
-
【。。】「ギガントミサイル!」
https://pbs.twimg.com/media/F3DbSdQawAAyTGo.jpg
ヨ∀;)「ぎにゃあああああああ!!」
https://pbs.twimg.com/media/F3Da4dbbYAABbuu.jpg
勢いよく吹き飛ばされる。
トレーラーにミサイルがぶつかり、炎上する。
(;’ー`)y-「ああ!!機材が!」
8(□□)つ 「リーダー。闘いの最中にちゃんと移動しといたから」
( ゚Д゚)「桜井くん。君のトレーラーの件はすまないと思っている。
代わりのものを用意した。
騒ぎになる前に離れたまえ。」
(;’ー`)y-「…はい」
>トレーラーで移動中
( ゚Д゚)「ウラベ、手を抜いていたな。」
【。。】「マヨーネはそこまで悪い奴ではなかった。『俺の世界』ではな。
運が良ければ生きているだろう」
(>´ω` <)「俺の世界…?」
(’ー`)y-「由良島到着ー。」
>DISC2に入れ替えてください
-
乙乙
-
( ゚Д゚)「すまんが桜井さん。我々は少し席を外す。」
(’ー`)y-「わかりました。僕たちは情報収集をしておきますね」
>レオン自工
( ゚∀゚)「どこ行く気だ、タイガー」
【。。】「この体だからな…」
待ち構えていた作業員達が、オブザーバールームで黒鎧を整備していく。
「ありゃー、結構無茶してますねー」
( ゚Д゚)「補給なしで何戦した」
【。。】「500戦ほどか…大概は腕のレザーでなんとかなった」
( ゚Д゚)「この世界で果てるつもりか?
定期的に連絡を取れ」
いの一番に口を開いたのは隼人だった。
(>´ω` <)「この世界だの、俺の世界だの、
俺達にわかるように説明しろ」
( ゚∀゚)「ハヤトにもわからん事があるんか」
【。。】「俺は…ウラベだ。
別世界のな。」
-
一番訝しげな顔をしたのはハヤトだった。
(>´ω` <)「なら、お前も悪魔と同じく異世界からの来訪者ということか?」
【。。】 「いや、違うな。悪魔はもともとこの世界にもいたものだ。
雪男、ウェンディゴなどだな。」
(>´ω` <)「ならば、お前はどこからやってきた?
宇宙人でもいうつもりか?」
【。。】 「答えは、君のお仲間にでも聞いてみるといい。」
(>´ω` <)ジロッ
メ ;・)Д(・) ジロッ
Σ;`・д・´)「!?」
( ゚∀゚)「俺!?」
─
胸倉を掴んでいた。
(#>´ω` <)つ 「どういうことだ!俺達とは違う世界からきただと!?」
( ゚∀゚)「俺のせいじゃありませーん。
敵に飛ばされましたー。
不可抗力でーす。」
メ ;^)Д(^) 「まぁまぁ…」
Σ`・д・´)「そうか…違う時間軸の俺のようなポジションの人が君のお父さんで、
それで俺をずっとお父さんだと勘違いしていたわけだな。
ネミッサは知っていたのか?」
-
ネミ゚ー゚)「まーね。なんとなく、違和感は感じてたよ。
ゲスさはあっても、ファントムの奴らみたいな邪悪さはない。」
(;゚∀゚)「ゲ…ゲスさ」
ネミ゚ー゚)「女の子にキョーミシンシンでしょ?
そういうのわかるの、ネミッサ。」
メ ;^)Д(^) 「年頃ってだけでは…」
( ゚∀゚)「俺の本名は、遠野眼。マナコだ。
竜馬ってのは好きな漫画から取った偽名。
ついでに言うと、俺の今の真意は別なところにある。」
Σ`・д・´)「どういうことだい?」
( ゚∀゚)「時のスワチカっつー神器を使って、元の世界に戻ることだ。
この世界のスワチカはケージ、あんたの為に用意されてるはずだから
当然奪い取ることになるわけだな。」
【。。】 「俺なら、そんなもの使わずとも移動できる。
俺一人だけならな」
( ゚∀゚)「どういうこった?
あ…あん時の!>>349」
【。。】 「別の世界で俺は、やはりフィネガンに殺された…
はずだった。」
-
【。。】 「撃ちどころがよかったのか悪かったのか。
というか武装した相手に拳銃一発で仕留められるとは、よほど驕りがなければまず思わない。
とにかく管理されてないゴミために転落し、どれだけいたかわからない。
そんな時だ…魔女…女神が俺に『ネクロマ』をかけたのは。」
https://pbs.twimg.com/media/F3KQIgfaoAA8rih.png
ちらり、とネミッサを見る。
ネミ;゚ー゚)「アタシ!?
そんな覚えないわよ!」
【。。】 「アンタじゃない。今のアンタにはまだ扱えん代物のはずだ。
元々いた世界で俺は彷徨い、スワチカに触れた。
完全に揃っていなかったのだろう。
ランダムで色々な次元に飛ばされるようになった。」
タイガー以外は固唾を飲む。
【。。】y-「吸っていいか?吸える体じゃないんだがな…
色々な世界を巡った。
ケージという奴が死んでレッドマンのところに逝った場合、俺がカタをつけることにした。
やがて自由に世界を回れるようになった。」
ククッ、と鎧の上から笑い声が漏れる。
Σ`・д・´)「あんたがウラベというのなら、顔が見たい。
その兜も外せないのか?」
【。。】 「俺を完全に死なせたい、ならな。
この世界に来て、油断してハマを喰らった。死体だから効果は抜群だ。
そこのタイガーによって、この鎧を換装された。
それまで全身包帯でやってきた」
Σ`・д・´)「…すまない」
-
【。。】 「くく、俺の死の遠因になるネミッサによってかりそめの命を与えられた。
神の嫌味だ。
まぁファントムにいた頃は、口封じやらなんたらやっていたからな。
俺が赦される日は…
まぁいい。お前達には関係ない話だ。」
https://pbs.twimg.com/media/F3KQHclaUAAHIz5.jpg
作業員をどかし、鎧の男は立ち去った。
( ゚Д゚)「次は連絡しろよ。破損がひどかったようだ」
【。。】 「ああ」
【。。】 「あとな、この世界のメギドファイアーは俺がもらった。
レベル的にも使いこなせないと思って諦めろ」
Σ`・д・´)「メギド…?」
【。。】 「対悪魔用の最強銃。世界に一丁とない銃だ。
俺のレーザーのエネルギー源として使っている」
Σ`・д・´)「はあ…わかりました。お気をつけて」
更に、席を立つ者が一人。
( -∀-)「俺も行くわ。お前らを騙してたわけだしな。
ファントムはスワチカがてらに俺が倒す」
( )「じゃあな…」
「リョウ」
( ゚∀と(>´ω` <) ベキ
(>´ω` <)「抜け駆けはいけねえな。
一人だけいい子ちゃんぶりやがって」
( ゚∀-)「へへへ…おめえにゃあかなわねえな」
https://pbs.twimg.com/media/F3KXHQsakAAmwK-.png
-
メ ・)Д(・) 「口下手だからうまく言えないけど…
今のままでいいんじゃないかな」
( ゚∀゚)「あ?おれはお前らをだましてたんだぞ?」
メ ^)Д(^) 「悪意ある騙しなら、僕たちにサマナーの心得を丁寧に教えてくれたりしないはず。
本名がどうあれ、今まで通りリョウさんでいいですよね」
く(;゚∀゚)「チッまいったなー、足手まといが増え」 プルルルルル
Σ`・д・´)「すいません、俺の携帯です」
『ああ、啓自!お父さんが…お父さんが…』
Σ;`・д・´)「どうしたの!落ち着いて話して!」
『お父さんが見つかったと思ったら、あかねモールで暴れてるらしいのよ!
どうにか、連れ戻して!!』
ヒト;゚ー゚)ξ『ケージのお父さん、あかねモールにいたんだ…』
Σ;`・д・´)「とりあえずなんとかしてみる。母さんは家から出ないで。
暴動の可能性もあるから…」
また携帯が鳴る。
『もしもしすまない。スプーキーなんだが…』
-
>新トレーラー
(*゚ー゚)「あ、みんなお久しぶりー!」
(’ー`)y-「みんなすまない。ユダさんも意識を取り戻したんだよ」
一斉にぐるぐる巻きの包帯男を凝視する。
コンスかよ。
https://pbs.twimg.com/media/FE82aUfaAAAb9_H.jpg
ユ;▽д▽ダ「迷惑をかけた…タイマンで女に負けるとは…グルカの名折れだ」
ネミ#゚ー゚) ムッ
ユ;▽д▽ダ「あっすまない…失言だった。
カジノで魔反鏡などを買い足しておいたから…」
Σ`・д・´)「話って、それだけですか?」
(’ー`)y-「いや、見せたいものがあってね。ランチ…!」
8(□□)「へへっ、お見通しか。分解するぜ…」
慣れた手つきでPCからチップを取り出し、分解する。
父親の部屋から持ち出したものだろう。
(;’ー`)y-「バレないと思っていたのか…」
https://pbs.twimg.com/media/F3Kl3J9asAA6MfO.jpg
チップの蓋を開ける。
丸いコアがあるだけ。
そのはずだった。
ネミ゚д゚)「うわ!」
https://pbs.twimg.com/media/F3Kl46xbMAAEfXV.jpg
-
(’ー`)y-「ん?どうした?」
ネミ゚ー゚)「今、変な虫なのが飛び出してった!
みんな見えなかったの!?」
(*゚ー゚)「変なヒトミちゃん。なんか丸いのがチップの中にあるだけじゃん。」
8(□□)「疲れているんだろう。帰った方が…」
ヒト;゚ー゚)ξ『じゃなかった!ケージのお父さんが…
あかねモールで…暴動を…』
(;’ー`)y-「なんだって!?」
当然、人の済んでいる地だ。
ネットポリスだけではなく、肉を持った現実の警察もいる。
8(;□□)「暴行、殺人なんか起こしてみろ。射殺されてしまうぞ。」
「スポアだよ」
Σ`・д・´)「え?」
( ゚∀゚)「今ネミッサが見たっていうのは、スポアって寄生生物だ。
アルゴン精工でチップにぶちこまれてる…はずだ。記憶だとな。」
(>´ω` <)「お得意の予言か」
8(□□)「ここから目と鼻の先じゃねえか!行こうぜ!」
(;’ー`)y-「しかしランチのおやじさんの勤め先じゃないか?
大丈夫なのか?」
ランチは、にぃと歯茎を出した。
8(□□)「丁度いいじゃねえか。あんなの親じゃねえ。
めちゃくちゃにしてやろうぜ。」
ヒト;゚ー゚)ξ『で、でも…ケージのお父さんは…』
-
8(□□)「心苦しいが手伝えなくて悪いな。じゃあリーダー、行くか。」
https://pbs.twimg.com/media/F3KQ-y2bEAE63fH.png
( ゚∀゚)「そっちはおれたちが行く。スプーキーズはアルゴンに行くんだ。
ほっといたら、被害が増える」
Σ`・д・´)「し、しかし…家族の問題は…」
( ゚∀゚)「凶暴化した親父をサツから守りながら戦えるか?
そういうこった」
Σ;`・д・´)「う…」
ネミ゚ー゚)「ケージのおじさん傷つけたら、承知しないからね!」
(>´ω` <)「そうなったらおれがこいつの目を潰す」
メ ;^)Д(^) 「行きましょうか。あかねモールは…」
( ゚∀゚)「あかね台だ」
>あかねモール
よれよれの服を着た女性が包丁を持ってうろついている。
ζ;゚;;-;゚)「どいてよ…はやくあの女を殺さなきゃ、間に合わない…」
https://pbs.twimg.com/media/F3K2F6mbgAEgtDf.jpg
(・ 皿 ・)「ウウ…ミンンな…コロしてやる…
オレをバカにした奴ら、ユルさない…」
https://pbs.twimg.com/media/F3K2HP5acAEMbDN.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F3K2IgEa4AAmDAQ.jpg
( ゚∀゚)「うわキツ」
(;>´ω` <)「精神病棟か?ここは」
(;゚∀゚)「お前が言えるかよ」
-
とある一室。
(>д<)「う、あっあぁ…ンアッー!」
つ
https://pbs.twimg.com/media/F3KYAAwbkAAoMh5.jpg
男性が倒れ、倒れた。
( ,’3 )
https://pbs.twimg.com/media/F3KYBFYbgAAvoES.jpg
その顔はみるみるうちに老人じみていく。
彡*゚ /∀ ゚ミ「うへへへへ、へっへへへへ!」
https://pbs.twimg.com/media/F3KYCAtawAQ_2lG.jpg
茶髪の女性が、顔だけ老けさせたような異様な風貌で大笑いしている。
何がおかしいのか。
気が狂う前は、美人だったに違いない。
(・<・ 魔)「これは兵士にもならん失敗作だな。処分しておくのだ」
く(<●>)「はっ、魔王様」
(<●>)つ彡*゚ /∀ ゚ミと(<●>)
女性がどこかに連れていかれる。
(・<・ 魔)「やはり女が素体では5割もいかぬか…
だが我がかわいいスポアの効果は十分に実証された。」
(^<^ 魔)「実★験★大★成★功!」
https://pbs.twimg.com/media/F3KYC96aAAItOMP.jpg
-
>アルゴン精工入口
Σ`・д・´)「行くぞ!」
(*゚ー゚)「ちょっと待って。ロックがかかってるよぉ」
ネミ゚ー゚)「どうでもいいけどリーダー。
工場とかの建物ってすごっくでっかいわよね。
アタシたちのアジトも、これくらいのでかさにしたら?」
(’ー`)y-「はは、ハッカーのビルを建てるのかい?
面白いな。
さて、ロックをどうするか…」
Σ`・д・´)「盗み聞ぎしている奴がいるな…誰だ!」
ヒト゚ー゚)「あのー…私ヒトミと言います。」
https://pbs.twimg.com/media/F3QQ4xoaQAAcBj8.jpg
ゲートの向こう側から突然現れた少女は、向けられた雷神剣に身じろぎもしない。
ヒト゚ー゚)「そういうのは、慣れていますから。
私がロックを内側から解除しますわ。」
8(□□)「俺のデコーダーも使う。
怪しまれないうちに、早く入ろうぜ」
─
(’ー`)y-「…どういう事か、聞かせてもらえるかな?」
ヒト゚ー゚)「実は、私のお父さん…工場長がおかしくなってしまったのです。
天海市民に配布されるパソコン用のチップに、変なものを入れたり、
人をさらってきて地下で実験に使ったり。
私一人じゃ父を止められない…だから啓自さん、助けてください!」
-
Σ`・д・´)「そういう事なら、ぜひ力を貸したい。
だが、なんで俺の名前を知っているんだ?」
ヒト゚ー゚)「サマナーって言うんでしょう?その機械を使ってバケモノを召喚するの。
ネットで強いサマナーって話題ですわよ」
Σ;`・д・´)「そうだったのか…」
ヒト゚ー゚)「あら?乗り気じゃないのね?」
(’ー`)y-「まぁ、名が知れるっていうことは、それだけ身を狙われるリスクも高いってことさ。
特にこのネット社会ではね。」
ヒト゚ー゚)「あら…ごめんなさい、無神経な事を言って。」
Σ`・д・´)「まぁとにかく進もう。
ヒトミ…ちゃん。工場の見取りをざっと案内してくれるかな?」
ヒト゚ー゚)「ええ。
まず、工場長室は3階にあるのですが…
機密情報の漏洩を防ぐために、2階の巧妙なロックを外さないと通れないようになっているのです。
隠し通路です。」
8(;□□)「面倒だな…」
ヒト゚ー゚)「おまけに、工員達は戦闘能力を持っています。
私が父を止められない理由はそれです。
何度か父を止めようとしましたが、工員に羽交い絞めにされたりして無理でした。
明日か明後日には、私も実験体にされてしまうでしょう。」
https://pbs.twimg.com/media/F3QWdepXcAAIz62.jpg
Σ`・д・´)「いいよ。ヒトミちゃん、俺達と一緒についてきて。
工員は俺達が追い払うから。」
ヒト^ー^)「ありがとうございます1」
ネミ゚ー゚)(なんかミョーに肩入れしてない?ヒトミちゃんと同じ名前だからかしら?)
-
ヒト///)ξ『そ、そんなわけないでしょう!』
Σ`・д・´)「ヒトミ、何か言ったか?」
ヒト///)ξ「なんでもない!!」
─
ユ;▽д▽ダつ-l---- 「はぁ…はぁ…」
ア゚∀゚ナ 「あらあら、病み上がりとはいえ手加減はしないわよ?」
https://pbs.twimg.com/media/EX_NvNBUcAE10pD.jpg
ユ▽д▽ダ「これが・・・闘いの女神の力か…
我がスピードでは追いつかない」
─回想
ユ▽д▽ダ「すまんがケージ君。造魔をお借りしたいのだが…」
Σ`・д・´)「かまわないよ。俺にはちょっと使いにくかったし。」
ユ▽д▽ダ「それと、アルゴン精工にはいっしょに行けない。
少し修行がしたいのだ」
Σ`・д・´)「…わかった。無理はしないで」
─回想終わり
ユダは、天海空港で助けてくれた女神との約束を>>334
守ろうと決闘を挑んでいた。
だが攻めに転じればビットで体を覆われて攻撃は通らず、
守りに徹すれば骨も凍えるような氷結とビット攻撃が襲う。
側転してビットの一撃を避ける。
これ以上被弾するわけにはいかない。
ケージのコインで勝手に買っておいたテオメトルも、底をつきかけている。
ア゚∀゚ナ 「言っておくけど戦いに負けたら、本当に殺すからね」
-
氷結無効のハイドアーマーを着てさえ、完全には防げない。
ユメ▽д▽ダ「わかっている。ここで散るなら、そこまでよ」
つ-l----
シルキーは下げた。
メ・ディアの回復力が追い付かない。
女神と相対する、眠れる獅子。
決闘場には、人が寄り付かない未開発の砂漠地帯を選んだ。
そのせいか、凍死して即死はかろうして免れている。
ユ;▽д▽ダ(次のチャンスが最後…腕ももう動きづらい…
シャムシールを落としたら終わりだ)
ユ▽д▽ダつy= ドン
□ ア゚∀゚ナ □
つと
感電効果を持つショックシェルの一撃が、やはりビットで防がれる。
ア゚∀゚ナ 「最後のあがきがそれ?以外とつまらない男ねえ。
じゃあ、最後は無慈悲に殺してあげる。
戦士としての矜持を保ったまま、氷漬けにね」
女神が力をため始めた。
ビットを全開に広げる。
https://pbs.twimg.com/media/F3QcvuxX0AA1UVA.jpg
ユ▽д▽ダ「勝機、見たり!」 ア゚∀゚ナ アラ
つつ-l----
曲刀が女神の胸に突き刺さっていた。深々と。
ア゚∀゚ナ 「あら…隙を突かれてやられちゃったわね…私の油断かしら?
いえ、きっと戦士のカンがよかったのね。
いいわ…あなたに正式に力を貸してあげる…」
-
Σ`・д・´)「」(凶□凶)(凶□凶)(凶□凶)(凶□凶)
https://pbs.twimg.com/media/F3QQ76HbUAEVYxs.jpg
>アルゴン精工二階
Σ`・д・´)「あれが工員か!?」
ヒト゚ー゚)「そうよ。でも父に強化手術を受けて、強いわよ」
(凶□凶))))))))
(凶□凶))))))))
「サマナー!死ね!」
https://pbs.twimg.com/media/F3QgLZEXIAAa1AK.jpg
Σ;`・д・´)「目からビーム!?」
ネミ゚д゚)「何ぼさっとしてんのよ!」
魔反鏡!
https://pbs.twimg.com/media/F3QgPEpXQAA7PGo.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F3QgMrvXAAAIu6F.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F3QgP_KWYAAorm9.jpg
(;凶□凶 (凶 「ギャアアアア!」
殺人光線を反射された工員は、見る見るうちに溶けていく。
Σ`;д;´)「うげっ」
吐いた。
ヒト゚ー゚)「啓自さん、気に病まないで。
戦闘能力と引き換えに、工員はもう人間ではないのよ。
悪魔と同じように、殺してあげて…」
Σ`;д;´)「…わかった。救う手立ては、それしかないんだな」
(凶□凶)つ (;’ー`)y-「おーい!ロックは解除できたが、助けてくれー!」
Σ#`;д;´)つ-l---- 「うおおおおおおおおおおおお!!」
-
ヒト゚ー゚)「メインでチップが製造されているのは、第四生産ラインよ。他はブラフ。
解放した途端、閉じ込めてある実験体が襲ってくるわ!」
>第四生産ライン
工員達がなにかをチップに詰め込んでいる。
Σ`・д・´)「お前達!何をしている!」
(凶□凶)(凶□凶)(凶□凶)「来たか!サマナー!
人類はもう子孫を増やす必要はない!」
https://pbs.twimg.com/media/F3QTIx9a4AEfmEe.jpg
8(;□□)「どういうこった!?」
(凶□凶)「このクリプトチップでパラダイムXに長時間アクセスしていると、
精神が破綻しソウルが抜けやすくなる。
そういう狂人どうしで子を成しても、ただのガラクタになるのさ。」
https://pbs.twimg.com/media/F3QTKMnboAAVDp9.jpg
Σ`・д・´)「これ以上、そんな事はさせるか!」
つy=
ネミッサや仲魔達と共に、工員を一掃する。
ついでに機械も破壊する。
ヒト゚ー゚)「これでカタはついたわね… ッ!
すいません、ちょっとトイレに…」
Σ`・д・´)「ああ、気をつけてな」
「こんなところで何をしている?」
-
( ,_ノ` )
8(□□)「てめぇは…てめえこそ何しにきやがった!」
( ,_ノ` )「…」
8(#□□)「なんとか言いやがれ!
そうか!テメエも組織の一員だったってわけだな!」
(’ー`)y-「抑えて」
( ,_ノ` )y-「組織…?では君たちも私と同じ理由でここに来たのか。」
Σ`・д・´)「どういうことですか?同じって?」
( ,_ノ` )「君たちもクリプトと街で流行っている奇病の事の関連性を調べに来たのだろう?」
8(#□□)「てめえ…それを知ってて今まで黙ってたのか!
実験体とやらまで生み出しておいて!」
( ,_ノ` )「私が動けなかったのは、3つの理由がある。
下手に探りを入れれば、関係者の私とて工員に殺されかねん。
そして実験体というのは初めて聞いた。
そして二つ目は確証を得たかったからだ。
告発しようとするにも、証拠がなければ握りつぶされてしまう。
そして最後は…
お前と母さんの命を、狙われていたからだ」
-
8(;□□)「なんだと!?」
( ,_ノ` )「お前は私を、家庭を顧みない冷血人間だと思っているだろう。
実際その通りだ。
そのせいで母さんにも負担をかけてしまった…」
Σ#`・д・´)「なんてことを!」
( ,_ノ` )「母さんを狙う刺客は、ウラベという影のありそうな男が倒してくれていたらしい。
だが彼とも今は音信不通…
潤之介、お前は頼りがいのある仲間と一緒に生き延びていたらしいな。
それなら大丈夫だろう。
ウラベという人への義を果たすために、私も動き始めたのだ。」
8(□□)「そんな…、俺や、母さんの為に…」
https://pbs.twimg.com/media/F3QWaXpXMAAR86H.jpg
https://www.youtube.com/watch?v=08nNTB6RXwI
(’ー`)y-「くよくよしている暇はないぞ。センタールームへ急ぐんだ。」
( ,_ノ` )「待て。君たちには関係のない話だぞ。
下手をすれば命が危ない。」
(*゚ー゚)「スプーキー、どうなのぉ?」
(’ー`)y-「ああ、最初はジャンク屋でGUMPを拾ってから興味本位で始めたことだが…
もう後戻りなどできんよ。」
Σ`・д・´)「俺の父さんも被害にあっているんです。
敵討ちをしたい。」
8(□□)「そういうこった。
それにこんな悪事見て見ぬフリしたら、母さんが安心して退院できねえ!」
( ,_ノ` )「わかった。決意は固いようだな。
私が内側から、誤作動を装ってロックを外しておく。
言っておくが、そのデコーダーでは解除できんぞ」
8(;□□)「ギクッ」
(; ,_ノ` )「まったく…そんなものまで持ち出して…」
-
( ,_ノ` )「ここの工場長はどこか不気味な男だ。
もしかしたら工場内にいるかもしれん。
無事に合流しよう。」
https://pbs.twimg.com/media/F3QWb7fXoAAab8G.jpg
Σ`・д・´)「ヒトミちゃんを待ってから俺達も行きます。」
( ,_ノ` )「ヒトミ?」
8(□□)「工場長の娘だよ。事情に関しちゃあんたより詳しい。
その子の手引きで、俺達はスムーズにアルゴン精工に入れたんだ。」
( ;,_ノ` )「工場長に娘さん…?いたかなぁ…?
職場に子を入れるような人じゃなかったと思うのだが…
まぁいい。この工場内でも、あのパーツの仕様だけは超極秘事項として
センタールームに保存されている。」
https://pbs.twimg.com/media/F3QWbIwXgAE1bEu.jpg
ラン父は踵を返して出て行った。
Σ`・д・´)「ヒトミちゃんはどうしようか…」
(’ー`)y-「危険な工員はあらかた倒されたはずだ。
トイレが長いだけかもしれんし、もたもたしてると親父さんが危ない。」
8(□□)「ああ。センタールームへ行こうぜ」
何か吹っ切れたランチは、サングラスの奥の目が輝いて見えた。
>3F
Σ;`・д・´)「おお!扉が開いていく!」
https://pbs.twimg.com/media/F3QuKxfaAAAWiX5.jpg
-
8(□□)「よっぽど知られたくない秘密らしいな。
工場長とやらも、いちいちこんな隠し通路通ってたらめんどくさいだろう」
ヒト゚ー゚)ノシ
Σ`・д・´)「あっ!ヒトミちゃん!なんで奥に!?」
===== ヒト゚ー゚)「工場長室はこの奥よ!早く!うふふふふ…」
https://pbs.twimg.com/media/F3QvDo5bAAAyxVn.jpg
== (;’ー`)y-「待ってくれ!息切れが…禁煙…いやありえない…」
ヒト;゚ー゚)ξ『いい大人が小さい女の子に追いつけないとか、恥ずかしくないんですか?』
(;’ー`)y-「ほ、本業はハッカーだから…」
>センタールーム
(’ー`)y-「うーん、中身のデータを見ようにも弾かれてしまうなあ」
ヒト゚ー゚)「ハッキングすればいいじゃないですか。得意なんでしょう?」
(;’ー`)y-「何重もプロテクトがかかってる。そうこうしてるうちに見つかってしまうよ」
8(□□)つ□ 「ならこのデコーダーの中のソフトを使ってみてくれ」
(’ー`)y-「貸してくれ。やってみる」
https://pbs.twimg.com/media/F3QwU85awAAb7hq.jpg
スプーキーがデコーダーを差し込み、キーを断続的に打つ。
先ほどとうってかわって、あっさりアルゴンソフトの内部データにアクセスできた。
ファイルを慎重に開いていく。
https://pbs.twimg.com/media/F3QvFtHbQAA95O1.jpg
(;’ー`)y-「こ…これは!?」
-
>クリプトチップ仕様報告
登録№:00345KU808BJ
Ver;2.5
ここに述べるクリプトは、門倉氏と
アルゴンソフト社の設計からなる、
新たなCPUチップである。
高い演算能力を持つ同チップだが、
最大の特徴は、『ソウル』、魂の
集積能力を持つことである。
クリプトの持つソウル集積能力と
それを利用した集積サイクルについて
詳述すれば、以下のとおりとなる。
クリプトはその内部に
『スポア(胞子)』と呼ばれる
生体素子を内包している。
このスポアから、『キャリア』と
呼ばれるソウルの捕獲能力を持つ
成体が発生する。
この『キャリア』は電磁的かつ霊的な
特性を有する特殊な生命体で、
ネット上を移動する能力をも持つ。
『キャリア』はソウルの捕獲を行うと、
ネット回線を通じて母体へと
本能的に帰還する。
スポア-キャリア-ネット-母体
これがクリプトを利用した
ソウル集積のサイクルとなる。
このソウル集積能力を実用とする
方法としては、以下のようなものが
妥当として考えられる。
クリプトを積んだマシンを
各家庭に配布し、各々をネット回線で
接続する。
マシンを使用した人間のソウルは
キャリアによって捕獲され、ネットを
通じ母体へ集積される。
-
この結果、母体には捕獲された
ソウルが大量に集積される
ことになる。
なおソウルを捕獲された人間に
ついては、廃人のような症状を
きたすと考えられている。
以上がクリプトの仕様骨子だが、
これを我々の計画と照応すれば
次のように言えるだろう。
『クリプトはファントムソサエティの
目的である、人間のソウルの集積に、
極めて有効である』……と。
補足だが、廃人の末期症状まで進んだ
患者の脳は硬化し演算能力に優れており
それらを集積すれば世界を掌握するスーパーコンピューターをも…
(;’ー`)y-「なんだこれは…何かの冗談か?」
ネミ゚-゚)「冗談なんかじゃないよ。
このチップで、人間からソウル…魂を抜き取っていたんだわ。
あの虫みたいなのが、運び屋だったのね。」
8(;□□)「タダが一番高くつくっていうが、クソ!
きっとここに書かれてる廃人ってのは、奇病患者の事だな!」
ヒト;゚ー゚)ξ『ソウルを捕獲する為に天海市も開発したのね…きっと』
Σ`・д・´)「しかしわからん。ソウル…魂を集めたとする。
ファントムはそれを使ってどうする気だ!?」
「それ以上知る必要はない。」
https://pbs.twimg.com/media/F3QwVq_bUAAV_1D.jpg
-
野太い男の声が響いた。
ヒト゚ー゚)「ふふふふふふふ…」
https://pbs.twimg.com/media/F3QwjkBbsAAHlvC.jpg
Σ`・д・´)「ヒトミちゃん?」
魔^д^)「はっはっはっはっは!」
https://pbs.twimg.com/media/F3QwkXpaUAEA9Rm.jpg
(・<・ 魔)「まんまとひっかかりおって!俺が工場長だ!!」
https://pbs.twimg.com/media/F3QwlBBbQAA1VtU.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F3QwnzhbwAAcKNZ.jpg
(’ー`)y-「くっ!扉がロックされている!」
(・<・ 魔)「当たり前だ!魔王たる俺に娘などいない!
子孫を残す必要など絶対強者には必要ないからだ!」
Σ`・д・´)「何が絶対強者だ!」
つ-l----
斬りかかる。
と(・<・ 魔)つ「バリア・ガード!」
Σ`>д・´)「ぐあっ!」
ネミ゚ー゚)「ジオンガ!」
ことごとくが弾き返される。
(・<・ 魔)「どうやら俺の前は雑魚しか相手にしなかったようだな。
こんな小童どもにやられるとは、フィネガンもとんだ恥さらしよ。」
Σ`・д・´)「まだだ!まだ全部試してない!弱点はあるはずだ!」
つy=
(<●>)「お前達にはここで死んでもらう」
つy=
https://pbs.twimg.com/media/F3Q5gkgbAAARBIc.jpg
-
ネミ゚ー゚)「新手!?」
(・<・ 魔)「俺たちはジュラル星人。地球を植民地にする為にやってきた。悪魔ではない。
アザゼルよりこんなところを任されて長かった…
長かったぞ!」
Σ`・д・´)「だからネミッサの悪魔探知が効かなかったのか…」
次々とセンタールーム奥からジュラル星人が出てくる。
『魔神召喚』
(・三・)つ 「イナズマ突きは私の美学!
続いてデスバ…」
Σ;`・д・´)「全体攻撃はだめだ!」
(・三・)「何故です!?」
(・ q ・)
https://pbs.twimg.com/media/F3Q5iPsboAAJ7kO.jpg
Σ;`・д・´)「人間の顔をしている…きっと奇病患者が改造されたんだ。
人間は殺せない」
(<●>)「甘い事を!さあ!早く死ねえ!」
https://pbs.twimg.com/media/F3Q5hUnaYAAFGIE.jpg
─
猛攻にさらされる。
ただ回復して身を保つのが精一杯だ。
(;’ー`)y-「ど、どうせ殺すつもりなら構わんだろう!
お前たちは魂を集めてどうするつもりなんだ!?」
(・<・ 魔)「それはアザゼルに聞け。」
Σメ`・д<´)「だれだ、そのアザゼルっていうのは」
(・<・ 魔)「知らんのか?天海を牛耳る西次官だ」
-
(・<・ 魔)「知らなかったのか?おめでたい事だ。」
攻撃が一時やんだ。
(;<; 魔)「俺たちは地球を植民地とすべく、降り立った。
だがあのアザゼルとサタナエルに負け、ファントムの軍門に下るほかなくなった
あ、非戦闘員は帰っていいぞ」
センタールームのロックが解除される。
Σ`・д・´)「何の真似だ!?リーダー達、逃げて!」
(*゚ー゚)と(;’ー`)y-8(;□□)「すまんっ!」
(・<・ 魔)「俺はこう見えても紳士だ。追撃はさせんよ。
ここからは戦士同士の交渉といこう」
Σ`・д・´)「交渉だって?」
(・<・ 魔)「俺がスポアによって魂を抜き、廃人を増やしていたのはカモフラージュの意味もある。
私兵が欲しいのだよ」
ネミ゚ー゚)「ははあ、アザゼルにサシで勝てないから数で押しつぶすのね」
(・<・ 魔)「俺は廃人達を引き取り治療と称して実験、改造を繰り返した。
だがしょせんは一般人の体。カスのような兵もどきしかできなかった。
そこで峯岸啓自、一騎当千のお前に白羽の矢を立てた。」
Σ`・д・´)「俺!?」
(・<・ 魔)「アザゼルらを倒し、廃人化計画を全土に進め
その隙に乗じて一気に日本を占拠するのだ。」
https://pbs.twimg.com/media/F3Q5yBzbAAAJhNt.jpg
と(・<・ 魔)「アザゼルらを倒すまででいい。 俺とお前で手を組むのだ。
洗脳や改造などはしないと誓おう。
邪魔者がいなくなった時、敵同士に戻って正々堂々と戦おうではないか。
同族の人間の魂を抜くアザゼルらは、お前らにとっても目障りなはず。
どちらにしろ西の正体を知ってしまった以上、何もしなければ消されるぞ。
さあ、一時的に手を組むか、組まないか!?>>787」
https://pbs.twimg.com/media/F3Q_yu0acAAIg1d.jpg
-
おつおつ
-
Σ`>д<´)と(・<・ 魔)
魔王がケージの首を持ち上げる。
(・<・ 魔)「さあ、選ぶのだ!
このまま首がへし折れることになるぞ。」
>>789
・従う
・ふざけるな
-
ふざけるな!
-
Σд)と(・<・ 魔) 「む?」
「…る」
Σ`>д<´)「ふざけるな!罪もない人達をを消して何が共闘だ!
殺された方がマシ…」
ぐぐぐ…
魔王が首に込める力が強まる。
Σ`´д`´)と(・<・ 魔)「ハハハハ!交渉決裂だな!死ね!」
https://pbs.twimg.com/media/F3Q_1-LawAAqGH9.jpg
「マハ・ブフーラ!」
魔王の腕が凍り、ケージを落とす。
部下のジュラル星人達は解凍されず砕ける。
ユ▽д▽ダ ア゚∀゚ナつ 「見たか!絶対零度の氷を!」
つ
(・<・ 魔)「む…この裏切者め!」
-
(・<・ #魔)「この俺を怒らせて…バカなや」
{i:i:i:i:i:i:i:i:} ヴィィィィィィィン
と>ユ▽д▽ダ (´⌒(´⌒;;
/_./ 〉 ⊂_ノ` (´⌒(´≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡⌒;;
〈/ )/__ノ,ミ ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
(_/^´ (´⌒(´⌒;;
ユ;▽д▽ダ「いったん退却だ!仲魔をもどして乗れ!」
(・<・ 魔)「工場に…
バイクで…
入るなあああああああ!!」
ネミ゚ー゚)「ばーかばーか!」
─
ユ▽д▽ダ「待たせてすまない。修行が終わった途端に、渋い中年の男が君達の危機を伝えてきた。
移動手段がなく困り果てていたら、野生の首なしライダーがバイクを貸してくれたのだ。」
Σ`・д・´)「助かりました。あの仲魔は…?」
ユ▽д▽ダ「私の愛刀にやどっていた戦いの女神アナーヒーター、彼女に決闘で打ち勝った。
そして君から譲り受けたドリー・カドモンをよりしろに、女神を降臨させたのだ。
強力すぎて全ての能力再現はできなかったが…」
https://pbs.twimg.com/media/F3UDV59aAAADXSB.jpg
-
工場でバイク!ロックだな!
-
乙
-
>あかねモール
(;>´ω` <)「ぐう…」
つ
体中から血を噴き出している。
メ ・)Д(・) 「ハヤト君!?」
( ゚∀゚)「暴徒にやられたか?情けねえなあ」
(;>´ω` <)「うるせえ。コウモリみたいな奴に挨拶代わりに鉛玉ぶちこんだらこっちに返ってきやがった」
( ゚∀゚)「ああ、カマソッソか。
鳥っぽい風貌のくせして、銃を反射すんだよ。
注意してなくて悪かった」
https://pbs.twimg.com/media/FMXJTw9aQAQY_vd.jpg
(◎^ー^◎)つ 「はいメ・ディアラハン」
(;>´ω` <)「あ、ありがとう母さん」
(◎^ー^◎)「よくできました。お礼ができるようにならんといかんよ?」
メ ・)Д(・) 「しかし、回復魔法だけで穴だらけの体も治るっていうのが不思議ですな。」
( ゚∀゚)「おおかたムサシの事でも考えてるんだろうが、まだ生きる余地のある奴にだけ回復や蘇生は効くと親父は言ってた。
いわば治癒能力の大幅な向上だな。」
( -∀-)「─弔い合戦、やろうぜ」
メ ;)Д(;) 「押忍!!」
つと
( ゚∀゚)「あ、そうだカギ探さんとな。」
(>´ω` <)「鍵?」
( ゚∀゚)「あかねモールの裏口から基地外どもがわらわら出てくっから施錠したっつーんだけどよ、
肝心のカギを落としたって言うんだよ。
ドアぶっ壊したらダメって言われたし」
(>´ω` <)「マヌケな話だ」 グビグビ
-
( ゚∀゚)つ「おい、何飲んでんだよ。俺にもよこせよ」
(>´ω` <)「痛みを忘れるために、くすねた酒を飲んでる。文句あるか」
ポロッと、ジャケットのポケットから何かが落ちた。
メ ・)Д(・)つ□ 「これなんでござるか?」
(>´ω` <)「ああ?ああ。
悪魔を素手で引き裂いてたら、体ん中から出てきたんだ。
カードだから金券ショップにでも売り飛ばそうと思ってたんだが…」
https://pbs.twimg.com/media/F3S043FbkAAHmrQ.png
( ゚д゚)「酔いまわってんじゃねーよ!
探してたの、このカードキーだよ!」
(>´ω` <)「マジか。じゃあ早く行こうぜ。
裏口から奇病患者どもがわらわら出てきてるんだろ。
まるで去年出たゾンビゲームみたいだな」
( ゚∀゚)つ□ 「間違っても撃つんじゃねーぞ」 ピッ
>あかね台モール 連絡通路
https://pbs.twimg.com/media/F3S07LvbYAE7xC0.jpg
陸橋のような通路を渡る。
( ゚∀゚)「おー、やってるやってる」
外でも暴動が起きている。
(>´ω` <)「まったく、意味不明に立派な通路作りやがって。
金の使い方を間違えているぜ。
俺だったら万引き犯や強盗抹殺用にミサイル基地を作るね」
メ ;^)Д(^) 「…」
( ゚∀゚)つ 「別棟はカギかかってねーんだな。入るぜ」 ガチャ
-
>休憩室
( )
つ つ
https://pbs.twimg.com/media/FIgQsbzaIAIqfem.jpg
( ゚∀゚)「ピアレイか!今更雑魚がでしゃばるんじゃ…」
つ-l----
(■*■)
つ つ
https://pbs.twimg.com/media/F3SquHCasAAqUu7.jpg
(;゚∀゚)「いやお前誰だよ。人間か?」
(■*■)「食品レヴーして、パラダイムXで配信するんや。
進行を邪魔すんねんな」
(;゚∀゚)「レヴー…レビュー?」
(>´ω` <)「財布はカラだな。レジの店員も逃げ出してるし、どさくさに紛れて万引きでもしてるのか。」
メ ;^)Д(^) 「襲い掛かってもこないし、正気では…あるんでしょうか?」
(>´ω` <)「基地外には奇病も効かんのかもしれんな。
外にでて悪魔に殺されても後味が悪い。このままにしておこう。」
>制御室
( ゚∀゚)ニア 「ベンケイ!きみどりにするには、赤黄青!どの色を混ぜればいい!?」
メ ;^)Д(^) 「いきなり何ですか…黄色と青でしょう?」
( ゚∀゚)「よくやった!拾ったチャクラドロップをやろう」
ガチャン ガチャン
( ゚∀゚)「出たかクソ野郎!トリプルメギドラオン!!!」
(◎^ー^◎)(□□)(;`W´)ニア
https://pbs.twimg.com/media/F3SlyqHaoAEty6u.jpg
-
>エレベーター
(>´ω` <)「なあ」
( ゚∀゚)「ん?」
(>´ω` <)「なんでその造魔はゲッターにしないんだ?」
( ゚∀゚)「メギドラオン強いから」
メ ;^)Д(^) 「なんで自慢の村正で斬りかからないんです?」
( ゚∀゚)「…今消し飛ばしたのな、幽鬼グレイマン。剣を反射してくんだ。
フラダンスしてる毛深いのは妖獣ピアレイ。電撃反射だ。l
ほら、ネミおばは電気タイプだしケージは銃と剣で突っかかる脳筋だろ?
死ぬわ」
(;>´ω` <)「脳裏に浮かぶ…」
チーン
>倉庫2
メ ・)Д(・) 「ん?先輩たち、何か聞こえません?」
( ゚∀゚)「何言ってんだおめー…
聞こえる!なんか!」
ゴウンゴウンゴウン
知を揺るがすほどではないが、上階にまで響く轟音。
(>´ω` <)「流石は、山育ちのサマナーだな。耳がいい。
ってことは、この下にも何かあるってことか」
>女性清掃員が話しかけてきた。
J( ´/ー`)し「あんたたち、知ってるかい?
この倉庫2にある秘密を?」
https://pbs.twimg.com/media/F3VZ1erawAAW8mA.jpg
-
( ゚∀゚)「ああ、隠しレバーだろ。」
J( ´/ー`)し「あら、なんで知ってるのかねえ。
ほら、ここって他の倉庫と同じで、赤黄青のレバーがあるじゃないか?
でも表向きは青と黄しかないんだよ。
でもね…」
(>´ω` <)「倉庫の扉の奥にある、ってことか?」
J( ;´/ー`)し「そうだよ!なんかおっかない白衣やらスーツの奴らが出入りしてるのを見てね!
あたしゃ、思わず隠れちまったんだ!
絶対、やばい事してるよ。」
(>´ω` <)「御忠告ありがとう、マドモアゼル。
必ず私達が自体を収束してみせますよ」
J( *´/ー`)しノシ 「ま、まども…
気を付けて行くんだよ!」
( ゚∀゚)「ケッ、生粋のレディキラーが!」
(>´ω` <)「方便だ、方便」
( ゚∀゚)つ 「レバー配置した奴らもアホいよな。
悪魔までばらまいて行きにくくしてよ、奥が怪しいに決まってんじゃん」 ガチャ
ヌッ
(@@@@)|
(´Д` #/ 「ウウ…寒いワ…私ヲこんなところに閉じ込メたのハ…?
え、何…アア、そう、そうヨ、こんな世界、こんな奴ら、消すワ。
ミンナ、消してシマワナキャ…!!
消すわ、どうしようもナイ、人間、汚い、ワガママナ、救いヨウノナイ、
…わかってル、聞コエてるわ!!
まにとぅ!!」
https://pbs.twimg.com/media/F3Sl0IbaAAA44Y5.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F3Sl1fDaYAArJpb.jpg
-
メ ;^)Д(^) 「…家事疲れ?」
( ゚∀゚)つ「邪魔だ!消えな!」
https://pbs.twimg.com/media/F3VZ0tlb0AEaE6i.jpg
黄色のドアをくぐっていく。
( ゚∀゚)「よっ、ほっ」
(>´ω` <)「不自然な個室があるな。ここか」
>赤いレバーを引いた。
メ ・)Д(・) 「ん…?内扉に何か書かれて…」
『クランケの扱いには、十分注意すること』
メ ;・)Д(・) 「く…くらんけ…?」
(>´ω` <)「ドイツ語で『患者』って意味だ。
びっくりだ!ここは病院だったのかー!」
隼人がわざとらしいすっとんきょうな声をあげる。
( ゚∀゚)「確信までもうちょいってとこか」
つと ボキボキ
(>´ω` <)「あ、指の関節ポキポキやめた方がいいぞ。
軟骨をいためる」
( ゚∀゚)「…わり、気が高ぶってな」
(>´ω` <)(お前ほどの男が…?)
>エレベーター
チーン
(□e□)「チッ!クランケが、出てきてるじゃないの!
あれだけ厳重に閉じ込めておけって言ったのに…
さあ、あんたたち!自分の『部屋』へお帰り!
じゃないと、その可愛いお顔を、ひっぱたくわよ!」
https://pbs.twimg.com/media/F3UDZDdaEAA-OkH.jpg
-
メ ;^)Д(^) 「か…かわいい…」
(□e□)「ふん、どうせ私の言う事も理解できてないんだろうね。
さあ、さっさとお帰り!」
( ゚∀゚)「はい」
(□e□)「そう、それでいいのよ。
あんたたちも、すぐに凍らせてあげるからね。」
https://pbs.twimg.com/media/F3UDZ8kbMAAIzPI.jpg
(#゚д゚)「とでも言うと思ったか、糞ババアー!」 ドワ
つ-l----
(□e□)「は…刃物…」
( ゚д゚)つ-l----「ただの刀ちゃうで。
おんどれぇで1000人目の血を吸うんやー!!!!
だああああー!!!!!!!!!!!!!!」
== と(;□e□)つ「…クランケじゃない…
きゃあああ!
いや、助けてーーー!!」
https://pbs.twimg.com/media/F3UDa58bQAA7jCQ.jpg
白衣の女がエレベーターに乗った途端、骨か何かが砕ける音と断末魔の声がした。
( ゚∀゚)「助けんのか?」
(>´ω` <)「いや。性格悪いし、ブスだしな。」
歩みを進める。
ヽ( `Д´#)つy= 「動くな!」
(#ー□д□)「ガアアアアアアー!」
-
(#ー□д□)つ「ガアアアアアアッ!うう…啓自…!ガアーッ!」
つ
https://pbs.twimg.com/media/F3Vf6CAaUAAb5il.jpg
ヽ(`Д´;)ノ「暴れるな!さもなくば射殺許可も降りている!」
(;゚∀゚)「異世界じいちゃん…!一触即発じゃねーか!」
(>´ω` <)「警察手帳は」
ヽ(`Д´#)ノ「何だ貴様は!?そんなもの、見せる必要はない!」
(>´ω` <)と Σヽ(Д´#)ノ「ギャ!?」
「そうか」
https://pbs.twimg.com/media/F3S05n1a4AANnPj.jpg
肘鉄で銃を持った男を一蹴する。
そこからは、一分間の地獄だった。
同じ服装の男たちの銃の撃鉄に指を入れ破壊。
顔面もついでに破壊した。
https://pbs.twimg.com/media/F3dj1QZbsAAtRcP.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F3dj2GyaUAArkvr.jpg
(>´ω` <) 「逃げんなよ」 ニヤリ
と
https://pbs.twimg.com/media/F3S06UcaEAAaO1M.jpg
(;゚∀゚) (□д□ー;)「ガ!」
つ
「ゆるせ!じいちゃん!」 ドス
(ー□д□)「……」
https://pbs.twimg.com/media/F3Vf6wXbYAArqhN.jpg
-
メ ;^)Д(^) 「こ、殺しちゃったんですか…」
( ゚∀゚)「阿呆か。気絶させただけだ。
さて、おじいちゃんをどうするか…
放置したら悪魔に喰われるし…」
(ー□д□)とメ ;・)Д(・) 「よい、しょ」
( ゚∀゚)「…何してんだ?」
メ ;^)Д(^) 「僕が背負いますよ。
武器入れと僕の背中の間に挟んでおけば、多少は安全でしょう」
( ゚∀゚)「…悪いな。
じゃあおれが先発、ハヤトがしんがり、ベンケイは中くらいの隊列にいてくれや」
(>´ω` <)「おれに命令するとは…相変わらず命知らずな奴だ」
ツカツカ
( ゚∀゚)「あいつら警察じゃねえの?やっちゃってよかったのか?」
(>´ω` <)「俺が以前パクられた時、手帳見せろって言ったら普通に見せてきたぞ。
パクられた事自体は金でもみ消したがな。
だいたい、いくら天海が狂ってるからといって
法治国家日本で簡単に銃が抜けると思うか?
銃持ってる時点でスーパーの警備員って感じでもない。
ファントムの私兵だろう。」
( ゚∀゚)「このナチュラルボーンサイコパスが。(ハヤトは賢いな。)」
(>´ω` <)「お前思ってる事が言葉に出てるぞ。いつか目耳鼻潰す」
-
>コールドスリープルーム
[(*-_-) i[(*-_-) [(*-_-) i[(*-_-)
( ゚∀゚)「ここから奇病患者が這い出してたってわけかい」
(>´ω` <)「そういうことだ」 カタカタ
m m
メ ・)Д(・) 「あの科学者は、凍らせてあげるとか言っていましたが…」
(>´ω` <)「冷凍中に洗脳かなんかして、完了したら解凍して暴動でもしてるんだろ」 カタカタ
m m
(■│■)「知る必要はない」
つy=
( ゚д゚)「鉄仮面ヤロー!レオン自工で突き落とされて以来だな!
つy= 仲魔も出さずに戦闘たあ!ぶっ殺したらあ!」
( ゚∀゚)ニア 「先手必勝メギドラオ…」
(■│■)つ 「おっと、こんなところで魔法攻撃や発火を伴う攻撃をすれば…」
つ
(;゚д゚)「やべ!冷凍患者どもも、どうなるかわからん!」
腹に手刀を突き立てられる。
( д)「ゲボッ」
メ ・)Д(・) 「先輩!」
( ゚∀゚)と 「ゲ…気にすんな。ベンケイはおじいちゃんを頼む。
ハヤトぉ!コールドスリープ停止まだかぁ!」
(>´ω` <)「急かすな!巧妙に何重もガードが張られてる!」
m m
-
(■│■)つy=== Σ (-∀゚;) 「ぐわ!」
つy===
ロングショットガンをヌンチャクのように振り回し、的確に痛点を殴ってくる。
( ゚∀゚)「いてーよバカ!」
(■│■)つy=== 「まさか銃は撃つだけだと思っていたか?
つy=== 三流め!」
( ゚д゚)「いい加減に…」
つつ-l----
妙法村正の長さが邪魔をし、振り回せない。
室内は一本道の両脇にコールドスリープの機械が並んでいる。
( ゚∀゚)つ 「ステゴロでやってやらあ!」
つ
『MOVE』
==(■│■)
だがリーチの差でボコボコにされる。
(■│■)つy=== 「私は別にここのクランケがどうなろうと関係ないんだがね…?
つy=== 君もなりふり構わず来るといい」
( メ∀゚)「くそお…」
左手の隠し銃も使えない。
「こういう時には、こうするんだ。」
https://pbs.twimg.com/media/F3Vf8KvbkAAbHko.jpg
-
ス゚ -゚ケつ バキ
コンソールPCを破壊した者がいた。
(>´ω` <)「オウ ナイスアイデア」
( ゚∀゚)「おおー!その手があったか!」
つ-l----
バキバキ
妙法村正を正眼の構えで降り、コンソールを寸断する。
===ス゚ -゚ケ「おっと」
と
(■│■)「チ・・・クズノハめ…
人様の人体実験を邪魔しやがって…」
鉄仮面は素早く逃げ去った。
( ゚∀゚)b 「お前なんか人様じゃねえや!おとといきやがれ!」
つ
( ゚∀゚)「さて」
マナコは向き直る。
( ゚∀゚)「スケロクって名乗ってるけど、あんたは葛葉キョウジだろ。
勝負してもらおうか。」
ス゚ -゚ケ 「意味がわからん。敵対もしてないのに、何故殺し合う意味があるんだ。」
_,
( ゚∀゚)「俺より強い奴が気に食わねえ!潰す!それ以外に理由があるか!」
ス゚ -゚ケ 「狂犬が。話にならんな…。
ほれ、そこに眠ってる顔に見覚えは?」
-
オ-⊿-ブ
https://pbs.twimg.com/media/F3a7Qd8akAA3ZX3.png
_,
( ゚д゚)「なに!?
小便もらしのメスガキじゃねえか!!」
https://pbs.twimg.com/media/F3a7RULa8AAPXy7.png
メ ;^)Д(^) 「お知り合いで?」
オ゚⊿゚ブ パチッ
(>´ω` <)「眠りが浅かったようだな。体温も正常。
どうやらここで寝かされて間もないようだが…?」
オ#゚⊿゚ブつ == (>´ω` <) シュン
「どこ触ってんだ変態!」
(>´ω` <)つ 「中学生くらいか。その割に胸はなかなかのようだな」
つ
https://pbs.twimg.com/media/F3dj3L-a8AEW-pT.jpg
オ#゚⊿゚ブつ 「ぶっ殺…!」
(゚O;;※;∴W; ;ブチャアアア!!
コールドスリープ被験者の体が裂け、上半身が変質していく。
オ;゚⊿゚ブ 「なんだあいつ!うわああああ!!!!」
オーブリーは一目散に逃げる。
-
(;>´ω` <)「コンソール表示では、あの小娘以外は全員冷凍表示だったはずだが…
なにがおきた?」
https://www.youtube.com/watch?v=gNLER4w3qJs
「シャアアアアアアア!!」
ス゚ -゚ケ 「ドグラに寄生されたんだ」
と
https://pbs.twimg.com/media/F3a7SIra8AEC5wE.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F3a7SzSb0AAkTZx.jpg
スケロクは変異体の攻撃を全てかわし、何かを投げつける。
一瞬でバケモノ達はカードに代わる。
( ゚д゚)「なんだ、そのドグラってのは!?」
ス゚ -゚ケ 「笠置って山に封印されていた、ちんけな寄生虫だ。
□と 誰かが持ち出して投与、実験したらしいな。」
メ ;・)Д(・) 「じゃあ、拙者が背負っているこの人やあの少女は…?」
ス゚ -゚ケ 「いや、人間がドグラに寄生されればすぐさま肉体を突き破って乗っ取られる。
おそらく投与用のブツが足りねえから、ランダムに植え付けたんだろうよ。
奴らは大丈夫だろう。
そういえば、マダムから伝言があったはずだが、なんだったか…
聞く覚悟はあるか?」
( ゚∀゚)「聞いたら死闘ってくれるのか?」
ス゚ -゚ケ 「気が向いたらな。」
─
ス゚ -゚ケ 「じゃあ、確かに伝えたぞ。
あばよ。」
https://pbs.twimg.com/media/F3Vf88WbcAAYyZZ.jpg
-
>トレーラー
と(>´ω` <) 「よぉ」 ガラッ
ヒト゚ー゚)ξ『隼人さん』
メ ^)Д(^) 「こんにちは」
Σ`・д・´)「こんにちは。
…彼は?」
(>´ω` <)「…」
重い空気が流れる。
(>´ω` <)「話はタイガーから聞いた。
荷の重すぎる奴を相手にさせちまったようだな。」
Σ;`・д・´)「いえ、俺の練度不足です…」
(*゚ー゚)「そんな事より見てよ!
そろそろネットニュースでアルゴン社が…」
8(□□)「ユーイチの発案なんだ。珍しいだろ。
匿名でパラダイムXの真実をタレコミしたんだ。ソースありでな。」
(’ー`)y-「そろそろ始まるぞ…反撃開始だ…」
『えー、ここで緊急ニュースのお知らせです。』
ユ▽д▽ダ「来たか…」
『先ほどネットポリスが、悪質なネットテロリストの割り出しに成功したとの発表がありました。
天海市民の暴走も、そのテロリストの仕業であるという情報提供もあります。
また、主犯容疑者4名の顔写真も一般公開…』
https://pbs.twimg.com/media/F3h7IOpakAQ3JWf.jpg
8(;□□)「は!?」
ザザ、と画面が切り替わった。
-
( ∀゚)「はーい。こんにちわ。正義の正義の電波ジャックのお時間です。
変わりまして処刑アナウンサーがお送りいたします。」
角■д□)「く、くそっ!離せ!」
Σ`・д・´)「リョウさん!?死んだんじゃ…!?」
(;’ー`)y-「それより見てみろ!
足蹴にされているあれは、あれは門倉だ!!
彼はアルゴン本社にいるというのか!?」
角;■д□)「フィネガ…ンはど…うした…!
おの…れ…!」
https://pbs.twimg.com/media/F3h7I_UbsAQAq_W.jpg
( ゚∀゚)「マダオはもう死んでるよ」
角■д□)「なんだ…と…!!」
踏みつけたまま、演説をする。
( ゚∀゚)「えー、頭のイカれた奴のたわごとだと思って聞いてくださーい。
このアルゴン社長、門倉。
なんと反社会的組織と手を組んで!
奇病を起こしていたのですッ!
これを陰謀論ととらえるのも皆様の勝手。
信じる人は…奇病にかからんうちに…
奇病入りチップ搭載のPCを…
窓から投げ捨てろッ!」
-
角■д□)「くそおのれ…桜井か!
僕の計画を突き留められるのは、
並ぶ天才たる桜井しかいないッ!
ええい、西はいないのか!」
( ゚∀゚)「えー、西次官も反社の一味ということが自白されました。
仲間を売るなんて、ひどい人ですねえ。」
角■д□)「そもそもお前、どこから入って来た!
ここには厳重な…」
( ゚∀゚)「まーそれよりも、ゴルフでもしようや。
会社の重役ともなると、付き合いでやりまくって上手いもんなんじゃろ?」
角;■д□)「ちょっと待てぇー!
それはゴルフクラブではなく…」
( ゚∀゚)「ムラマサスイング!」
つつ-l----
https://pbs.twimg.com/media/F3h6pFiakAAyzeJ.png
ゴシャア
https://pbs.twimg.com/media/F3h6qGuakAElcHz.png
ヽ(`Д´#)ノ「社長がやられた!
野郎ども、悪魔を出せ!ぶっころ」
( ゚д゚)「るせえ!!」 ドゴ
つつy==
https://pbs.twimg.com/media/F3h6rKjbsAIsJSO.png
-
おつ
-
乙
-
放送は途切れた。
プルルルルル
『おいハヤトォ! 早く迎えにきやがれ!
門倉をぶっ殺した途端に、異界化した部屋に閉じ込められた!』
(>´ω` <)「やかましいやつだ。自業自得だろ」
Σ;`・д・´)「助けに行かないと!」
ネミ゚д゚)「どこにいるのかわかんないでしょうが!!」
メ ;^)Д(^) 「アルダー本社…?にいるはずですが…」
(>´ω` <)「アホか。アルゴン本社だ。」
(’ー`)y-「なんで門倉の居場所がわかるんだ!?」
(>´ω` <)「ああ、それはな…」
─
ス゚ -゚ケつ□
https://pbs.twimg.com/media/F4HpCpoaUAAhgu3.jpg
_,
( ゚∀゚)「あ゛!?アルゴン社長、門倉の写真じゃねえか。
今更そんなもん見せてどうなるってんだ。」
ス゚ -゚ケ 「気付いていたか?やつは─」
_,
( ゚∀゚)「ファントムと手組んでるんだろうが!?
ああも胡散くせえ面並べられちゃあな。
アホの大半はタダPCに乗せられて気付かんが。」
ス゚ -゚ケ 「おまえ、なかなか見る目があるな。
じゃあ奴がダミーで、黒幕のカドクラが別にいるのは?」
( ゚д゚)「なんだと!?」
ス゚ -゚ケ 「そこで、ここまで来たおまえに門倉の暗殺を依頼したい。」
(>´ω` <)「ちょっと待て」
-
隼人が遮る。
(>´ω` <)「あんたら、クズノハの手のもんだろう。
自分達でできないのか?
ファントム絡みなら猶更だ」
ス゚ -゚ケ 「ふー、状況がわかっていないようだな。
天海市内のファントム党員の一方的な殲滅ならできるだろうよ。
だがマダムがそれを許さん。
なるべく犠牲を出さず、隠密に済ませるようにということだ。
ファントムの雑魚が、スーツの男を血眼で探していただろう。
おれだ。
クズノハは強い。ゆえに目立つ。」
と( ゚∀゚)「で、白羽の矢が立ったわけか。
仮にテロに失敗して死んでも誰も顧みないような、ノラ犬のようなおれを」
わざとらしく、、妙法村正を肩に担いでソルジャー(傭兵)風にしてみる。
ス゚ -゚ケ 「話がはやくて助かるぜ。
受けてくれるか。報酬は…
言わずもがなわかる。俺と戦いたいんだろ」
( ゚∀゚)「ほう!話が早いな。
門倉んとこまでの手引きくらいはしてくれるんだろうな?」
ス゚ -゚ケ「俺の仲魔が潜伏して攪乱し始めている。
すぐ行け。」
( ゚∀゚)「いいだろう。おれ一人で十分だ!
約束は守れよ!」
ス゚ -゚ケ 「ま、考えてやる。
じゃあ、確かに伝えたぞ。
あばよ。」
─
-
Σ;`・д・´)「なんてことだ!たった独りでアルゴン本社に!?
ますます早く助けなきゃ!」
(>´ω` <)「はい、もしもし」 ピッ
『レッド・タイガーだ。
門倉の死亡を確認。
それに乗じて、本社が異界化してしまったようだ。
うちのエージェントに探らせているが、侵入方法は物理的に現在不可。
スプーキーズの諸君にも、どうにか方法を探していただきたい』 ピッ
(;’ー`)y-「なんで僕たちの事を知っているんだっけ!?」
(>´ω` <)y-「政府のお偉いさんだそうだ。敵じゃない。」
メ ;)Д(;) 「うおおおおおおー!!
拙者が一緒に行っていれば…」
(>´ω` <)y-「あいつには魔王ベルゼブブ筆頭に、協力無比な仲魔がいる。
お前が行っても弁慶の立ち往生みたいに死ぬだけだ。
ここは、リョウを信じておれたちにできる事をするべきだと思うがね」
https://pbs.twimg.com/media/F4H8kmnbUAAWevg.png
PC画面がざらつく。
羽( ‘Θ’)羽 『久しいな、峯岸。
君にまた、ヴィジョンクエストを体験してもらう時が来たようだ』
Σ;`・д・´)「えぇ…今ですか…?
困りますよ…」
羽( ‘Θ’)羽 『奴が動き出してしまった。
もはや…時間がない。
いつもどおり、映画館で待つ。』
https://pbs.twimg.com/media/F4HpEIebEAA6SsO.jpg
彼は、何をつたえようとしているのだろう?
-
(>´ω` <)「どこかに行くのか?」
Σ;`・д・´)「あ、ああ…パラダイムXに呼ばれてるんだ…
ヴィジョンクエストっていうのを体験しなきゃいけないんだけど…」
(>´ω` <)「ヴィジョン・クエスト…?
b インディア…ネイティブアメリカンが成人と認められるために受ける儀式だな。
パラダイムXは確かにヤクでトランスするような恍惚感がある。その作用を利用したのか」
ハヤトが顔に手を当てて考える。
Σ`・д・´)「しかし今俺が不在なら、敵襲が来たらスプーキーズに皆殺しにされてしまう。
どうすればいいんだ…」
メ ;^)Д(^) (……)
ウィ ^ー)「こんな時に友達の心配とかやっぱいいね、あんた。
あーしが養ってあげようか?
エクスカリバー欲しい?ランスロットみたいに鍛えてほしい?」
https://pbs.twimg.com/media/F4ICmbbbcAA38wu.jpg
妖精ヴィヴィアン。
かのアーサー王にエクスカリバーを授け、その忠臣ランスロットを養育したと言われる泉の乙女。
アーサー王が最後の闘いで深手を負った際に約束の地アヴァロンで安らかな眠りにつかせたと言われている。
未だに地元には、アーサー王の帰還を望む石碑があるらしい。
─
話は少し遡る。
ユダのロックなバイクでアルゴン精工から逃げ出す際に、入口で一体の悪魔を見つけた。
ふと気になったケージは、少しだけユダに待ってもらうように伝えた。
ユ▽д▽ダ「時間はないぞ。あのおそろしい魔王が追撃してくる可能性だってある」
どうやらその妖精は、見慣れない人間に気さくに話しかけた結果
「マリ」という単語を出した同族を殺され逃げ延びてきたらしい。
https://pbs.twimg.com/media/F4IC1qba8AE3jig.jpg
Σ`;д;´)「多分、俺の友達がやったんだと思います。
償いにはならないだろうけど、仲魔になってもらえれば匿えるかもしれません」
ウィ ^ー)「気に入ったァーッ!」
─
-
ウィ ^ー)「その機械に潜らなきゃいけないんでしょ?
その間、あーしが戦ってあげててもいいよ。」
(>´ω` <)「俺はアルゴン本社に様子を見てくる」
メ ;^)Д(^) 「わー!ハヤトくん!
おいていかないで!」
(>´ω` <)「ガキみたいな事を言うな。
防衛はお前に向いている」
ユ▽д▽ダ「…来たようだな。
二人は行ってくるといい。」
ネミ゚ー゚)「外から悪魔の匂いがね…
多分、あの鼻長魔王が手引きしたのかもね。」
Σ;`・д・´)「…ユダさん、いいのか?」
ユ▽д▽ダ「…ああ。
彼が赦してくれるのであれば、共同でここを守りたい」
メ ・)Д(・) 「…」
ネミ゚ー゚)「いいんじゃないの」
Σ`・д・´)「え?」
ネミ゚ - ゚)「口先だけのやつは多いけど、共に戦える仲間ってそういないものよ。
もう少し信じてもいいんじゃない?」
https://pbs.twimg.com/media/F4HpDa-bAAAVQQX.jpg
Σ`・д・´)「…そうだな。
二人とも、お願いします。」
ネミ゚ー゚)つ「行くよ、啓自!」
-
>VR映画館
ネミ゚ー゚)「来たわよ!レッドマン、いるんでしょ!?」
一羽のコンドルが現れた。
羽( ‘Θ’)羽 「…よく来てくれた。
またしても電異の海に、多くの魂が飲まれようとしている。
奴はもう自分の意志では止まらない。
これが最後の引き裂かれし、そしてもっとも古い戦士のメッセージだ…
では早速」
ネミ#゚д゚)「ちょっと待ちなさいよ!いっつも一方的に命令ばっかで!!
姿を変えては色々接触してくるけど、あんた一体何がしたいの!?
『奴』って、誰の事なの!?
あんたの正体も!!」
https://pbs.twimg.com/media/F4Hpcl_a4AAMov6.jpg
羽( -Θ-)羽 「憤りはもっともだ。
だが言葉は、伝えるべき心の姿をぼかしてしまう。
それゆえに、わたしはお前達をヴィジョンクエストにいざなう。
戦うべき敵、そして峯岸啓自自身の進道…
そしてネミッサ、お前の宿命も…。」
ネミ゚ー゚)「!
やっぱりあんた、あたしの正体を…!」
羽( ‘Θ’)羽 「峯岸よ、心して行くがよい。
これが…」
Σ`・д・´)「ああ…!腹は決めた…!」
ソウルがイニシエーションしていく。
VISION QUEST 3
業の眠る地…
https://pbs.twimg.com/media/F4IP-sZaYAAtM7g.jpg
-
>中華飯店
一組の男女が相席している。
恋人とか、そういう関係ではないようだ。
かと言って、ほほえましい父娘の団らんにも見えない。
ナ 川゚ -゚)ニア 「ボーイさん。マンゴープリンとタピオカをお願い。
あ、それからタルトも追加で。」
ヽ(`┏┓´#)ノ「いい加減にしないかナオミ君!これでは話がすすまん!
だいたいだれが払うと思っているんだ!!」
ナ 川゚ -゚) 「あら、天海市の地下については
以前あれほど忠告したはずですわよ、ミスター。
自業自得でなくて?
黒ゴマ団子うまい…」
https://pbs.twimg.com/media/F4IP_31bAAAanXD.jpg
(;`┏┓´)「封印されている悪魔があれほど強力だとは思わなかったのだ。
手近なサマナーはみな、逃げ出すか道中の雑魚の餌になった」
ナ 川゚ -゚)「そう…だったら場所をお変えになったら?
その『マニトゥ』とかいうメインシステム…
わざわざ都市の地下に置かなければならない理由、
ミスター西が直々に悪魔を討伐できない理由でもあるんですの?」
(;`┏┓´)「わ、私はサマナーではないし次官として命を落とすわけにはだな…
それに門倉からの要請なのだ?知っているだろう?わずか数年で独自のネットワークを構築した天才だ。
マニトゥに関しては、奴に一任している。
あそこでなければ、計画全てに支障が出るらしい。」
ナ 川゚ -゚)「何を企んでいるか知りませんけれど、古代の悪魔は厄介ですわよ…」 モグモグ
(;`┏┓´)「だーかーら!君に頼んでいるのだ!
つと どうにか、中の悪魔を始末してほしい。」
ナ 川゚ -゚)「そうね…お話次第かしら…。」
-
女性は、お金のマークを指で作って見せる。
回転テーブルがまわされ、料理に紛れてモニターがナオミと呼ばれた女性の前に現れた。
https://pbs.twimg.com/media/F4IQA5Fa0AAZD1z.jpg
ヽ(`┏┓´)ノ「知っての通り、あの遺跡は深層までの途中で
道が二又にわかれている。
双方の最奥に問題の悪魔がいるのだが…」
ナ 川゚ -゚)「ティアマトにアプスー。
どちらもシュメールの主神クラスですわね。」
https://pbs.twimg.com/media/EGH1czyUEAAyoWe.jpg
https://pbs.twimg.com/media/EA0XMjSU0AAwPpU.jpg
ヽ(`┏┓´)ノ「我々に必要なのは、メインシステムを配置する場所だ。
君はこのどちらか一体を倒してくれればいい。
どちらと戦うかは君の自由だ。
成功後には、それ相応の報酬を払おう。」
ナ 川゚ -゚)「うーん…気がいまいち乗らないですわね。
それに今はやるべき事を優先させたいですわ。」
ヽ(;`┏┓´)ノ「君でもやはり自信がないのかね?
報酬は前払いにしておこう!二体分の討伐報酬を振り込んでおく!
クズノハが本格的に動く前に、かたづけたいのだ。」
ピクッ
ナ 川#゚ -゚)「クズノハ…!?
承知しましたわミスター。そのお話、お受け致しましょう。」
-
>アジト前
メ -)Д(-) 「…」
つと
ヽ(`Д´#)ノ「いたぞ!裏切者のユダの野郎も一緒だ!
いけ!俺の仲魔達!」
次々と悪魔が召喚される。
しかしそれはスライムだ。
「グゲゲゲェ」
ユ▽д▽ダつ-l---- 「なめているのか!」
シャムシールの一撃は、もろくも跳ね返された。
シ*゚ー゚ル「ユダ様!」
『DIA-RAMA』
ユ;▽д▽ダ「助かったシルキー。しかしこれは…?」
と
メ ・)Д(・) 「マグネタイトが足りなくて、スライム化してるんだ。
以前、おれが修行中にマグを切らしてしまってな。
仲魔がスライムになってしまった事があった。
さいわい補充してなんとかなったが、こいつらはあえて
捨て駒としてマグを与えず運用してこっちを人海戦術で潰すつもりだろう。
スライム化しても防御相性はそのままらしい」
ユ;▽д▽ダ「なんというびんぼ…卑劣な戦い方だ!
だが約束通り、命にかけてここは通さん!」
女神を召喚し、必殺の氷結を放たせる。
しかし様々な耐性の悪魔をごちゃ混ぜにしているからか、反射もされる。
造魔が素体になっているアナーヒーターは防げずに徐々にダメージを受けていく。
メ ・)Д(・) つ-l---レ 「でや!」
ベンケイが動き、スライムを一閃する。
メ -)Д() 「ぎぼ・あいずというインストールソフトのおかげだ。
悪魔の防御相性を見切れる」
-
ユ▽д▽ダ「どういう風の吹き回しだ…?
私は君の…」
メ ・)Д(・) 「おれはムサシ先輩を間接的に殺したお前を完全には許していない。
だが」
https://www.youtube.com/watch?v=7p9W_JhbSUY
メ ・)Д(・) 「あの二人が無事という事は、先輩との約束は守っているってことだろうッ!」
つつ-l-
ベンケイが仲魔達を召喚する。
メ ・)Д(・) 「武神ハチマン!頼りにしている!」
( ,_禿` )
つと
と( ,_禿` )つ「お任せを」
https://pbs.twimg.com/media/F4IbHt4bYAA05ML.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F4IbIsObAAAt0C1.jpg
鬼神マリシテンが、武神の昂ぶりを受けて次々と矢と光刃を放っていく。
https://pbs.twimg.com/media/EiBMq7OUwAID3GQ.jpg
マナコの全書から借り受けた女神ノルンが、全員の傷をいやす。
https://pbs.twimg.com/media/Eg-HPzEVkAAwDIc.jpg
ユ▽д▽ダつ-l---- 「参るッ!」
ウィ ^ー)つ「あーしも参加していい?」
https://pbs.twimg.com/media/F4IbZXwbMAA-RDv.jpg
-
『TEAR-DROP』
一滴のしずくが、スライムの頭上に落ちる。
そしてぐしゃと潰れ、融解する。
ウィ ^ー)「ごーめん、手が滑っちゃったァ」
ヽ(`Д´#)ノ「なんだあのデタラメな連中は!
一般人と裏切者のユダしかいないって聞いたから来たのに!!」
https://pbs.twimg.com/media/F4IbaLUaIAA-QYm.jpg
メ ・)Д(・) つつ-l----レД;#)ノ
「逃がすか!」
ナギナタで敗走するファントムマナーを刺す。
ユ▽д▽ダつつ-l----ヽ(`Д´#)ノ「」
「滅!」
数十ッ分にも及ぶ掃除は片付いた。
最後はハチマンがサマナーごとスライムをビンタで潰した。
https://pbs.twimg.com/media/F4IbOigb0AAMcms.jpg
ウィ ^ー)つ 「おつかれー。癒しやげる」
https://pbs.twimg.com/media/F4Iba_AbwAEqzJp.jpg
メ ・)Д(・) 「俺の背中は狙わなかったようだな」
ユ▽д▽ダ「当たり前だ」
-
>アルゴン本社前
(>´ω` <)「ふーむ」
b
https://pbs.twimg.com/media/F4I1bxzaUAAXRVC.jpg
隼人はコートに着替えて二上門まで来ていた。
一応は東京の犯罪者の弟だ。
兄が死んだ以上、自分の身元が割れない保証はない。
(□ー□)「君!離れなさい!」
(>´ω` <)「ああ、これは何なんだ?
天海市には建物をマユにするバケモノでもいるのか?」
https://pbs.twimg.com/media/F4I1ciLboAEteOr.jpg
警官に見つかったが、神海座の弟ということは流石にバレていなかった。
というか、裏方だったのだから指名手配されているかすら怪しい。
(;□ー□)「いや、本官もこんなケースは初めてで、何があったのかはまだ分からない。
調査しようにも入れないしな…」
https://pbs.twimg.com/media/F4I1dijawAAtvyX.jpg
>アジト
(>´ω` <)「派手にやったみたいじゃねえか。それでスプーキーさんよ…」
─
(’ー`)y-「結界が張られていて入れない?
確かにただごとじゃないが、中に入れなければ確認もできない。リョウくんの救出もできないな。
せめて抜け道でもあれば…」
https://pbs.twimg.com/media/F4I328OasAAjx9M.jpg
8(□□)「リーダー!!パラダイムのメインサーバーって、確か…」
(;’ー`)y-「ああ、そうだ!アルゴン本社にあるはずだな。門倉が立ち上げ人だから。
だがケージ達の帰りを待たないと、危なくてハッキングはできないよ。」
(*゚ー゚)「無事に帰って来てね…」
人
-
>VQ 二上門遺跡
ナ 川゚ -゚)「ふう…ずいぶん深くまできたわね。
ティアマトとアプスー…どちらを倒すかは任せる、か。
進みながら考えましょう。」
https://pbs.twimg.com/media/F4I5wh9aAAAON1G.jpg
>ナオミは壁面の地図をスケッチした。
ナ 川゚ -゚)「COMPとかいうものがないと、こうも不便なのね。
…ミスターの話によれば、クズノハも動いていると言っていたわ。
ということは、あの憎たらしいレイとも会えるのね」
血まみれで息絶える、師と兄弟弟子達を抱いて泣いている自分を思い出す。
復讐する為に、必死に高位悪魔の力をモノにした。
管をぎゅうッと、握りしめる。
袖から制御用の紋が見えている。
ナ 川゚ -゚)つ=「来たか!」
-
https://www.youtube.com/watch?v=Tw92PmnJqhU&t=7s
ナ 川゚ -゚)つ= 「総てを砕け!魔王シュウ!」
=つつつつつつつつつつつつつ
『Demon King of War』
https://pbs.twimg.com/media/F4I5ynHaMAAsUxp.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F4I5z87aEAAEBEe.jpg
管から中国の魔王の無数の腕が赤マントを殴りつける。
このラッシュを止められるのは、英雄コウテイと地母神セイオウボしかありえまい。
>さらに地下へ
ナ 川゚ -゚)「まるで、老師がお呼びしたみたい。
早くレイを殺してみんなの仇を討て、とでも言われているようだわ…」
ナ 川゚ -゚)つ= 「信念なきものに極上の悪意を!悪の魔王アンリ・マンユ!」
『Infinite Evil Devil』
https://pbs.twimg.com/media/F4I52-HaIAALoiH.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F4I6IQ5bIAAoVdC.jpg
ニュートラルの魔獣オルトロスは、極上の悪の渦に?まれて消えた。
ナ 川゚ -゚)「あら、分岐点ね。右に行ってみましょうか。」
>遺跡本殿
ナ 川゚ -゚)「老師… レイを殺してみんなの仇を討ったら、
わたしはその後どうすればよいのでしょうか?
老師もみんなもとうにいないのに、この上
あの女までいなくなったら…
わたしは…」
“残酷な恋、不思議な恋でね。わたくしあのままでいったら、命をとられたでしょう。恋には犠牲がつきものなのね。犠牲には血がつきものだわ”
──レ・ファニュ『吸血鬼カーミラ』
-
ナ 川゚ -゚)つ= 「満月か!女王ヘカーテ!その真の力を呼びさませ!!」
『ritual full moon queen』
https://pbs.twimg.com/media/F4I6JGwaMAAxJCS.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F4I6KTqbsAEd6vx.jpg
その後もナオミは突き進んでいった。
魔王級の悪魔、ハンノキの王アールキング、怪鳥ルフなどを屠っていく。
たしかに、並のサマナーを仮に小隊で突入させても道中で全滅は必至。
ナオミだからこそ、踏覇できるのだ。
ナ 川゚ -゚)「…レイまでいなくなったら、何を支えにして、
生きていけばいいのかしらね?
もう、何も残っていないのに…」
>遺跡最深部
ナ 川゚ -゚)「…そうね。
この依頼が終わったら、こんな事からは足を洗って、
もう一度あのお店のマンゴープリンを食べに行くのよ。
そして、レイをこの世から消し去ってすべてを終わりにしたら、
終わりにしたら…
いっそ、これまでの稼ぎと報酬で中国料理店オーナーになるのはどうかしら?
そうすれば、もしかしたらすべてを
忘れてしまえるかも…
しれないわ!」
ギュッと、手にサマナーズ・ハイを握りしめる。
>大列石霊室
大部屋の前の扉からは、厳かさと威圧感が漏れ出している。
ヒトの立ち入る領域ではないと。
だが、ナオミにもう迷いはなかった。
-
ナ 川;゚ -゚)「全てを産んだ原初の水…どんな力を持ってるんだか…
この威圧感は…」
ゴクリ
ナ 川゚ -゚)つ 「聞け!古き神アプスーよ!我ここに戦いを挑まん!!
時も光もない場所に帰るがいい!」
>空気が変わった。
(。 ゚)「…呪ワレシ血ヨリウマレシ人ノ子ヨ……何故…我ニ、ソノ剣ヲ振ルウ?」
ナ 川゚ -゚)「仕事だからよ。悪いわね。人間の都合で。」
(。 ゚)「戦イヨリ離レテ久シクトモ、果タシテ汝ニ倒サレヨウカ…」
>神霊 アプスーが一体出た!
https://www.youtube.com/watch?v=ha7Gu7oIF9Q
ナ 川゚ -゚)つ= 「観世音菩薩よ!我に慈悲を!」
https://pbs.twimg.com/media/F4JKhB2aoAAjh57.jpg
神の力で身体能力を上昇させたナオミは、素早く次の管を出す。
ナ 川゚ -゚)つ「ソーマ神よ!我に月のしずくを与えよ!」
つ=
道中で消費した魔力が満ちていく。
https://pbs.twimg.com/media/F4JKiz4agAEjM26.jpg
(。 ゚)つ 「グオオオオオオ!!!!!!!」
と
https://pbs.twimg.com/media/F4JKhyMa4AAn8-d.jpg
全身を使った押しつぶし攻撃。
普通なら即死だろう。
-
ナ 川;゚ -゚)「ちょっとダサいけど、たらちねの鎧を着ていて助かったわ。」
UU
身体能力向上に加え、打撃を完全無効化するターボばあちゃんの遺品もとい逸品の装備。
それがナオミに鉄壁の守りを与えていた。
ナ 川゚ -゚)つ= 「でも間合いには注意しなくちゃあね…
戦魔王よ!行け!」
https://pbs.twimg.com/media/F4JKjiVasAECq1s.jpg
怯まずに腕の一振りを仕掛けてくる。
かわす。
ナ 川;゚ -゚)つ= 「脳筋にはやっぱり物理系は効き目が薄いか…ごめんねシュウ。
拳、痛かったでしょう。
満月の女王は!?」
(。 ゚)つ 「コザカシイ…」
つ
===ナ 川゚ -゚)つ= 「今は満月じゃない…効果が薄いわね…
悪魔の王の渦は神には恐らく効かない…」
あえて猛り狂う神の眼前に立つ。
たらちねの鎧が砕ける。
その刹那に。
ナ 川゚ -゚)つ= 「?利伽羅の明王よ!眼前全てを焼き尽くせ!!」
『KULIKA DRAGON-SWORD』
https://pbs.twimg.com/media/F4JK3Hka0AAUhXi.jpg
不動明王の力の宿りし剣を解放。連続して叩きつける。
水神が溶ける。
(。 「オオオオオオオ…」
-
ナ 川;゚ -゚)「ふう…結構ギリギリだったわね。
これで寝起き直後なんだから参るわ。
でも、こんな巨大なスペースにコンピューターをわざわざ入れるものかしら?
メインシステム…マニトゥと言っていたけれど…
ミスター西は片方倒せばいいと言っていたけど、私のプライドが許さないわ。
今度は古の母ティアマトを討って、管に封印でもできれば…」
『…愚かな。』
声が鮮明に聞こえる。
ナ 川゚ -゚)「アプスー!?倒したはずよ!」
『人の手で神の血が絶やせるとでも思ったか。
我は力。
形を変え、座を移る事はあっても消えはせぬ。』
ナ 川゚ -゚)「! 空気がよどむ…!」
https://pbs.twimg.com/media/F4JLe0Sa8AAx_uR.jpg
『愚かなるアメールの末、忌まわしき血肉よ。
我に刃を向けしその報い…
身をもって知るがいい…』
ナ 川;-;)「ゲホッ!ゲホッ!
引き込まれ…る…」
ナ 川 -)「私は…勝ったはずよ…
なのに…どうして…
私には…
まだ…」
-
アンリ・マンユ大好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
乙
-
otsu
-
さて過去世界が終わりを迎える前に、この男の過去を明白にしておかねばならないだろう。
読者方への、平等な情報公開として。
(<_ )
カムイ・ショウ。
旧姓はウエハラカムイ。
なんということはない。
ウエハラ性の女から生まれたから、ウエハラカムイなのだ。
それだけ。
彼の不運は、26年前─
アマミ・スキャンダルの最中に産まれてしまったことだろう。
ファントム上層部との間に生まれた彼は、赤ん坊の身では戦力になるはずもなく
ある一人の男によってファントムが崩壊寸前になる時には
母親は始末され、彼は文字通りに凍結され秘密裏に運ばれた。
なので父親の詳細など、誰もわからない。
なにせ機密を知るかもしれない上級サマナーのフィネガン、
シェムハザ、アザゼル、サタナエルの三魔王はもういない。
2004年。
すっかり落ちぶれたファントムは権威と大いなる存在への生簀を確保する為
天海を捨て再起プロジェクトを発動した。
その時に、「彼」も目を覚ました。
ウラベの息子、生まれとしては浩二もほぼ同い年のはずだったが
カムイはコールドスリープから目を覚ましてから、ようやく誕生ということにされた。
2023年時点で19歳である。
-
当時の日本ファントムは、電力会社やネットのプロバイダ会社として表向きをしのいでいた。
このご時世ネットも大事だが、電気がなければ使えない。
それに前回は門倉の手痛い出し抜きによって、壊滅的打撃を負った。
海外で秘密結社として暗躍していたファントムも、クズノハによって駆逐されつつある。
ネット支配一辺倒に頼っていたのがまずいと、今度は全て自分達で全て管理することにした。
ファントム保有ビルの地下で、カムイは色々な子供達と過ごした。
先の戦いで死んだファントム構成員の子や、身寄りのない子を集めたものだ。
彼は理知聡明。
6歳の頃にはもう、数学IIを理解していた。
あまり他の子とは遊ばず、誘われた時に遊ぶといった感じだった。
( ` `)「ねぇねぇカムイくん!」
(´<_`)「なに」
つ□と
( ` `)「いつも漢字ばかりのご本読んでるけど、楽しいの?
たまには遊ぼうよ!」
(´<_`)「いいよ」
本を自分専用の本棚に戻し、ボール遊びに興じる。
( ;;)「わー!また負けたー!」
(´<_`)「どうしたの」
( ;;)「このストレンジ・ジャーニーってやつ、アスラってやつがめちゃくちゃ強いんだ!
いきなりあすらろーが?ってやつでみんなナカマがぼうそうしていう事きかなくなっちゃうんだよ!」
(´<_`)「貸してみて。確かアスラはマハラギ・ダインを撃つ癖があったはずだ。
だからジャックランタンとかで、火炎をはねかえす構成をするといいよ。
もしくは仲魔を外して、主人公と一騎打ちに持ち込むのもいい。
同士討ちする仲魔がいなければ、被害は出ないからね」
(;``)「うお!すげえ!カムイは何でも知ってるな!」
監視カメラで二人の男が見ている。
「カムイ…彼は今のファントムの窮状を覆す存在になるとは思わないか。
ナカテガワ…お前に一任したいと思うのだが…」
-
(´・?ゝ・`)「いえ、私はロリータ専門ですから。
ですが、彼は早く脳去勢して早くのうちにもの言わぬ兵にしてしまった方がいい。
こと、こういうことに関しては私のカンは的確ですよ。」
https://pbs.twimg.com/media/F49B23qaMAAYD_2.png
https://pbs.twimg.com/media/F49B1oNacAAK-qM.png
「そうか」
─
(=■д■)「教育係のモリカワだ。今後ともよろしくな。」
つと
(´<_`)「よろしくお願いします」
(=■д■)「大人びてんなあ。今何歳だっけ?」
(´<_`)「9歳です」
(=■д■)「まぁいいや。お前には今から100の問題を出す。制限時間は1問10秒だ。開始!」
日本では高校まででようやく習う基礎的なもの、大学で身につけるような専門的なもの、
競馬知識まで出された。
(=■д■)「世界初のクローン羊の名前は…」
(´<_`)「ドリーですね。造魔の素体、ドリーカドモンと奇しくも同名ですね」
(=■д■)「案山子、これははなんと読む?」
(´<_`)「かかしです。バカにしてるんですか」
(=■д■)「ジョジョの奇妙な冒険5部主人公のス…」
(´<_`;)「ゴールド・エクスぺリンス(黄金体験)です。
なんで能力で生み出した生物に攻撃を加えると反射されるって能力は削除されたんでしょうね。
というかこの問題、意味あります?」
(=■д■)「ははは、最後は俺の趣味だ。
遊び心だよ。
じゃあ俺が正式に俺の教育係だ。
徐々にファントムの仕事をこなしていこうな」
https://pbs.twimg.com/media/F49CEf-bcAAeda5.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F49CFLxbIAAXkqb.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F49B_rsaEAAh1zA.jpg
-
(´<_`)「はい。よろしくお願いします」
見出されたカムイは昼に勉強と遊び、夜には悪魔との戦いの研修をしていた。
(=■д■)「カムイ。準備はいいな。
俺の仲魔、セエレを貸してやるからな。
ついでに初陣はファントムで飼ってる豚でいいだろう。無理はするなよ。」
(´<_`)「はい。 セエレ。よろしく」
川^ -゚セ「堕天使セエレです。モリカワでない人間に従うのは本意では…
む?」
(=■д■)「あれ、まだCOMP渡していないよな?
悪魔と素で話せるのか?」
(´<_`)「…?そんな機械が必要なのですか?
普通に話せますが」
(=■д■)「そ、そうか。
とりあえず始めてくれ」
>魔獣 カタキラウワ
(`(OO)´)(`(OO)´)(`(OO)´)
川^ -゚セ 「アギは許容範囲内ですね」
(`(OO)´)「格下の魔法なんて効くかブー!
僕の餌になれ!」
『ATTACK』
==川^ -゚セ 「おっと危ない。御霊強化されていなかったらあんな下賤な豚相手でもミンチでしたね。
カムイ。私をうまく使いなさい。」
(#`(OO)´)「誰が下賤な豚だブー!死ぬブー!」
『MUDO』
https://pbs.twimg.com/media/F5ABOmca8AAYtsy.jpg
(;=■д■)「やべ!カムイに呪殺無効防具渡すの忘れて…」
-
『BLOCK』
(´<_`;)「…?」
つと
(=■д■)「…ありゃ?セエレに当たったのかな?」
川^ -゚セ「いえ、私ではなくカムイに当たっていますね。モリカワ。
人間にしてはデフォルトで呪殺無効を持っているのは珍しい…」
(´<_`)(攻撃が通じないのは敵が硬すぎるからだ。
セエレのアギも無効化されたような感じはない。
つまり…)
(´<_`)「セエレ。ラク・ンダを連発してくれ。できるか?」
川^ -゚セつ「許容範囲です」
>敵全体の防御が低下
(`(OO)´)「雑魚は雑魚!ぼくらの餌になれブー!!」
『ZAN』
== (´<_`)「甘い」
つと
衝撃魔法の軌道を読むのは、他の基本魔法、火炎氷結電撃より難しいとされる。
空気を打ち出すので、視覚では知覚し難いのだ。
空気を裂く、微妙な間を読むしかない。
と (´<_`)「お返しだ」
『MAHA-BUFU』
https://pbs.twimg.com/media/F5ABPfOagAAuEkA.jpg
氷結魔法が豚どもの動きを封じる。
凍ったものは回避行動はおろか、身動きも取れない。
(=■д■)「うわあ…魔法が使えるとはな。
先天的に魔法が使える人間なんて、本当に天文学的な…」
(´<_`)「魔導書で学びました」
-
間髪入れずに、凍った豚を砕く。
(#`(OO)´)「よくも僕のともだちを!」
『ZAN』
川;^ -゚セ 「しまった…目標は私…」
と (´<_`)
『MAGIC-MIRROR』
カカカカカーン
>魔法攻撃を反射!
(`(O / O)´)「ギャアアアアア」
豚は、渾身の衝撃を反射され自滅した。
https://pbs.twimg.com/media/F5ABQd7akAAZMSJ.jpg
と (´<_`)「畳みかける。セエレ、ラクンダ感謝する」
『MAHA-BUFU』
https://pbs.twimg.com/media/F5ABRJgbcAAtwms.jpg
三匹の子ブタは、サマナーのデビュー戦のエサになった。
(=■д■)「おお、すごいな。すごいとしか言いようがない。」パチパチ
つと
(´<_`)「ありがとうございます。セオリー通りにやっただけです」
(=■д■)「まさか、同胞の子供達を練習台にしたわけじゃないだろうな?」
(´<_`)「…
まさか。彼らは大事な遊び相手です。実戦はこれが初ですよ」
-
(=■д■)「まぁ素晴らしい成果だった。
セエレはお前にやるよ。」
(´<_`)「よろしいのですか。モリカワさんの仲魔では…」
(=■д■)「お前はセエレの性格を一目で見抜いて、狡猾が好む魔法攻撃を主体に指示を出していたよな?
それにセエレの僅かな怯えを感じて、とっさにザンから守るために魔反鏡を使ったよな」
(´<_`)「…なんとなく直感で」
(=■д■)「セエレは堕天使でな。レベルの割には破魔呪殺が効かないという素晴らしいものをお持ちだ。
だが半面、衝撃攻撃には脆い。あっさり落ちる。
お前にセエレをまかせたいのだが、ダメか?」
(´<_`)「モリカワさんが言うなら…セエレもそれでいいか?」
川^ -゚セ 「契約譲渡ですね。ではカムイ、今後ともよろしく…
しかしCOMPがない以上、どうするか?」
カムイは指を?みちぎった。
(´<_`)「モリカワさん、申し訳ないがセエレとの契約解除を。
セエレ。お前の魔法陣を教えてくれないか」
川^ -゚セ 「古風ですね」
血で床に魔法陣を丁寧に書き、堕天使セエレと無事に契約は完了した。
カムイ9歳、サマナーデビューである。
その後も夜な夜な、モリカワに連れ出されて悪魔と戦った。
交渉をする事も時にはあった。
だが大概は自分の小遣いを増やす為にうまく金品を手に入れたりするためであり
仲魔にするのは堕天使だけだった。
(´<_`)「…モリカワさん、何を?」
(=■д■)「いや、お前の活躍についてのレポートを書いてる。
φ うちのボスに報告する必要があるからな」
(´<_`)「ボスというのは、ファントムのトップなのですか」
(=■д■)「俺のいる部署のトップってだけだよ?
でも偉くて優しい人だ。
お前も戦場で活躍すれば、いずれお眼鏡にかなって会えるから頑張れよ。」
-
(´<_`)「いずれ会える…?」
カムイの疑問は、数年経って氷解することになる。
─
数年後。
13歳、普通に生きていれば中学生になっていたカムイは
ファントムの戦闘員として身を置いていた。
ヽ(`Д´葛)ノつy= 「まてコラ!」
と(´<_`)「仲魔が残っている奴は犠牲にしてでも逃げろ!
俺がしんがりを持つ!」
(;``)つy=っ 「うわあああー!すまん!」
『CHERRY-BLOSSOM』
ヽ(` Д´メ)ノ 「ぎああああああ!」
カムイのチームの役割は、クズノハ及び衰退したヤタガラスの排除。
「カラスに飼われたキツネ」とはよく言ったもので、
ファントムの裏事業に薄々感づく者もいた。
世界掌握の為に、勘付いたものを始末するのだ。
ヽ(`Д´葛)ノ 「一人だけでも、逃がすものか!」
バキュ
(;``)「う・・・・」
つ (´<_`)「くそ!死ね!」
(`Дメ)「ガ…」
ヤタガラスの追手は凍り付いて死んだ。
-
(´<_`)「おい、しっかりしろ。まだ助かる」
(;``)「は…カムイくんは…優しいよね…
撃たれどころが悪い…地返しの玉も効かな…」
(´<_`)「おい?しっかりしろ。」
( )
(´<_`)「く…」
>某所
(■/へ■)yー
取調室のような部屋で、強面の男に色々と聞かれる。
(´<_`) (おれはヤタガラス諜報員抹殺の引き際を間違えて、幼いころから顔を知っていた相棒を死なせてしまった。
ここで殺されても文句は言えんな)
(■/へ■)y-「楽にしてくれ。何も子供に免責を全て押し付けようなどと思ってない。
君は確か、うちの部署のモリカワが教育をしていたカムイだな?」
(´<_`)「はあ。何故それを・・・?」
(■/へ■)「モリカワはよく言っていた。
俺には子供がいないが、あいつはノリもいいし自分の弟や子供のように思えて楽しかったと。」
(´<_`)「まさか貴方が…モリカワさんが言っていたボスですか」
(■/へ■)y-「ああ、そんな大層なもんじゃないけどな。部署同士の争いの負け組だよ」シュボッ
(■/へ■)y-「君は初任務でわが社を嗅ぎまわっていたヤタガラスの犬を始末することになり
相棒が殺されて激昂し、追って来た刺客を始末したと。」
(´<_`)「はい」
(■/へ■)y-「しかも相棒にあらゆる蘇生効果を試してみたという。本当か?」
(´<_`)「はい」
(■/へ■)y-「弱肉強食のファントムとしてはやってはならない事。
必要なのは、敵味方の死体を悪魔に食わせるなり生ごみに出す。
それが鉄則だ」
-
(■/へ■)y-「…とまあ、ファントムの理念はそんなものだ。
己(おれ)としては、仲間も仲魔も大事にできる奴を信用する」
(´<_`)「…何が言いたいのですか?」
(■/へ■)y-「己が見るに、君はこの世界でしか生きられない性(さが)のようだ。
どうかな?今まではファントム本部にただ飼育されて使い捨ての鉄砲玉として運用されてきたが
正式にうちのl部署所属のサマナーになるというのは?」
(´<_`)「…何か、それで変わりますか」
(■/へ■)「少なくとも、うちの部署の人間なら、多少ヘマをしても殺されるなどの処分はさせずにかばってやれる。
モリカワも喜ぶよ」
(´<_`)「…モリカワさんが…
よろしく、お願いします」
https://pbs.twimg.com/media/F49B5brbkAA4mCH.jpg
地下の子供用コロニーに向かう。
螺旋階段を下る途中で、金髪の少女と目が合った。
ミレ゚ - ゚ディ「…ふん、働きバチが」
(´<_`)「…?」
>少女は立ち去った
カ^ω^フ「いきなり目つけられちまったな。同情するぜ」
(´<_`)「お前は何度か見た顔だな」
カ^ω^フ「ああ、ガキの頃に共用ホールで顔合わせしたっけな?
俺はカブラギ、よろしくな!」
(´<_`)「ああ、よろしく。
さっきのは…?」
-
カ^ω^フ「ああ、一目ぼれかあ?
いくら二人だけの初陣でヤタガラスの精鋭を何十人もぶっ殺してきたからって、
ミレディに手出したら鉄仮面にやられちまうぜ。」
(´<_`)「ミレディというのか、あの女は。
しかし幼少時には見なかった顔だったが…」
カ^ω^フつ(■│■) 「鉄仮面ポールは知ってんだろ。戦闘力だけならファントム最強って言われてる男だ。」
(´<_`)「ああ」
カ^ω^フ「その鉄仮面がどっかの戦地から孤児を拾ってきたのがあのミレディだ。
お手付きって噂もあるぜ。きひひ」
(´<_`)「お手付き…」
カ^ω^フ「大人の話だよ。まぁ俺もガキだからな。
お前の噂はもうガキサマナーの間で噂だぜ。
どいつもこいつもお前と組みたがってやがる。
だが、お前と組むのはアロウと俺だからなっ!
スリーマンセルでテッペン取るんだよ!
じゃあなっ!」
>言うだけ言って男は去っていった
(´<_`;)「なんだったんだ…」
─
と(´<_`)「ほっ、と」
最上階から食堂のある最下層まで、螺旋階段の中心を飛び降りる。
普通なら即死ものだ。
死んだ友の後でも突発的に追おうとしていたのかもしれない。
まさか。
これはトレーニングだ。
メメントモリ。
-
https://pbs.twimg.com/media/F5CA4nRaAAAyig8.jpg
>居住区域
食堂では憧れ、腫れ物に触れる目、様々なものを見る目に耐えられなかった。
食事だけ受け取り、最上階へ戻る。
任務完了後に、功績をたたえてシェルター内の最上区画に部屋を移された連絡を受けていた。
食事もランクが高いものがボタン一つで部屋に転送されてくる。
それでもカムイが最下層にある食堂に行ったのは。
認識したかったからだ。
立場が変わろうと、自分と旧友たちはかわらぬと。
幼少時のように屈託なく接してくれると。
一番こたえたのは、嫉妬と僅かな憎悪の視線だ。
今回うしなった相棒は、仲間内でも一番気立てがよく優しいやつだった。
あいつを殺して得た地位はうまいか。
誰もそんな事は言っていないのに、
そう非難されている気がしていた。
https://pbs.twimg.com/media/F5CA3aMbQAAK3Nm.png
エレベーターも使えたが、あえて徒歩で行った。
何も知らぬ奴らが自分に向ける視線。
食堂内を鮮血で染めそうな殺意を冷やすために。
おれは人間だ。
人間だから、理知的な行動をしなければならない。
─
https://pbs.twimg.com/media/F5CEBTpaQAAnG6p.jpg
(´<_`)「あまり変わらんな」
部屋には、なじみのある複数のベッド。
別にVIPルームというわけでもないようだ。
-
ボタンで砂糖とミルクと注文し、更に念入りにデカフェ(カフェインをデカジャしたコーヒー)を頼む。
指示は受けていないが、明日急に任務が入って寝不足のコンディションで挑めば
次は自分も死んでボスやモリカワさんの顔にも泥を塗るという、最悪の結果になりかねない。
(´<_`)
おれは考える。
思えば物心ついたころにはこのスペースにいた。
ファントムは慈善事業。
長い目でみれば世界を救う先導者になるのだ。
一方でクズノハやヤタガラスは、本質を理解せず攻撃を仕掛けてくるアジテーター(扇動者)。
だが「本質」がわからない戦いで大勢死んだ。
今日(AMの夜だが)は、大勢のヤタガラスの雑魚とかけがえのない友人が死んだ。
誰も帰ってこない。
食堂では、見慣れた顔が何人かいなかった。
返り討ちにあったのかもしれない。
手元の端末で、社内専用のサマナーネットを見る。
魔術を行使しCOMPを使わないカムイも、ネット閲覧用の端末は与えられている。
全体的な貢献ランキングは鉄仮面がトップ。
子供部門は…
キルスコアはカムイがトップ、二位がミレディ、三位があのカブラギだかカツラギって奴だった。
悪魔ではない、人間のキルスコアだ。
正義漢を気取って悪魔退治をしたり、サマナーの繰り出す仲魔をチマチマ屠っても実績にはならない。
まぶたが落ちてきた。
風邪にならないように保温をして寝よう。
バッド・ステータスもサマナーには命取りだ。
─
翌日
カ^ω^フつ「よォ!おはよう!」
あのやかましい男に肩を叩かれた。
(´<_`)「…カツラギだったか?」
-
カ#^ω^フ「カブラギだ!ブ!
流石、少年部キルスコアトップはふざけてんな!」
(´<_`)「すまなかった。精神的疲労がとれていなくてな…
それに昨日会ったばかりだ」
カ^ω^フ「カスどもは嫉妬交じりに色々いってくるかもしれねーけどさ。気にすんなよ。
まぁ…なんだ…大事な友達だったとは思うんだが
一人の損失で48人もヤタガラスをぶっ殺せたのはすごい成果だと思うぜ。」
(´<_`)「ああ…そういえば、聞きたいんだが」
カ^ω^フ「何よ?」
(´<_`)「あのミレディとかいう女、鉄仮面の側近…?みたいなものだろう?
いつからサマナーやってるか知らんが、昨日初任務だった俺にスコアが負けるなどありえないと思うんだが」
カ;^ω^フ「ちょっと耳貸せ」
(´<_`)「ホモか?」
カ^ω^フ「誰かにチクられたらロリコンポールにぶっ殺されるからだよ…!
ミレディはヤタガラス保有施設で爆破やらの妨害工作するのが主な任務らしい。噂だけどな。
鉄仮面のつきそいだから、ペナルティでキルスコアは吸われちまってるけど
実際爆殺した数はもっとエゲツナイらしいぜ。
そう思えば初任務で金星あげたお前は規格外だな。
おっと、あの高慢ヒス女の事は俺から聞いたって言うなよ!」
(´<_`)「わかっている。
しかし三位なんてお前もすごいんじゃないか」
カ^ω^フ「へっ、他の奴がへたれすぎるだけよ。
何せ少年部のキルスコアは同世代の奴らだけで集計されてる。
四位から下見たか?10ケタ下回ってるぜ」
(´<_`)「それでも、生きて帰ってきただけ立派だ。
O県の更生館事件を知っているか。
国の為に必死に戦って本国への空襲で家を失った軍人たちをWW2後に騙して収容し
虐待を行っていたというおぞましい事件だ。
それに比べれば衣食住は保証されているし、ここは十分いいところだよ」
カ^ω^フ「だからだよ!何もしなくてもメシが食えるから向上心がねーんだよ!こーじょーしんがな!」
(´<_`)「そういえば、成績のいいお前もいずれ上層にいい部屋を与えられたりするのか?
お隣さんくらいはいないと、すこし寂しい
…かも」
-
カ^ω^フ「うれしいこと言ってくれるじゃないの。
高ランクを維持してれば、いずれ俺も部屋をもらえると思…」
(´<_`)「おっとすまん。今日は朝から上に呼ばれてるんだ。
またな」
カ;^ω^フ「お…おう。ブチのもされなきゃいいな。」
>サマナー犯罪対策課
コンコン
「どうぞ」
と (´<_`)「失礼します。ウエハラカムイです」
(■/へ■)「ああ、よく来てくれた。昨日の今日で疲れただろう。
座りなさい」
https://pbs.twimg.com/media/F5CWqUaakAALx5l.jpg
(´<_`)「ありがとうございます」
昨日の取調室とは違い、ちゃんとしたオフィスがあった。
( ,_ノ` )「なんだ、ここはいつから託児所になったんですボス?」
https://pbs.twimg.com/media/F5CWr-3bcAAvmr-.jpg
(-Д-)「クサビさん、この子あれですよ。
今年の少年部キルスコアトップの…」
https://pbs.twimg.com/media/F5CWsvoawAAesg5.png
(´<_`;)「・・・?」
( ,_ノ` )「あぁ?つっても所詮はガキだろ。」
(-Д-)「つってもね、ボス直々のスカウトなんですよ。
教育係もあの人がやっていたし…」
( ,_ノ` )「そんなの関係ねえ。ガキにうちの仕事が務まるのかって聞いてんの。」
(#-Д-)「…うるせえなジジイ。老人ホームに送ってやろうか?」
( ,_ノ` )つy= 「あんだとォこの野郎。撃ち殺しちゃうゾ☆」
https://pbs.twimg.com/media/F5CWvh8aMAAaUyw.jpg
(=■д■)「教育係はボスじゃなくて俺です、テツさん」
https://pbs.twimg.com/media/F5CWu0ka8AAdKlf.png
-
(´<_`)「モリカワさん!」
(=■д■)「久しぶりだなカムイ!前例のないキルスコアおめでとう!
俺も鼻が高いよ」
大義のためとはいえ、人を殺し殺されたのだ。
恩師からの誉め言葉も何かムズムズする。
(■/へ■)「あまりいじめるなよ。己らジジイと違ってこいつはまだ10代になったばかりのピッチピチの若者だ。
ああ、、まだ炭男は26だったか?」
( ,_ノ` )「わかってるよ、ボス。
あーでもいじりたりねえよな…
一人だけカムイ…神威なんてかっけー名前もらってよ…」
クサビという男が顎を傾けて凝視する。
(´<_`)「…なにか?」
( ,_ノ` )ニア 「よし!お前は今日から、略して課内ではデカチンだ!
そういうイケメン面してボク草食系なんですぅ〜って奴に限って
ナニがでけーんだろうな!脱がせなくてもわかるぜ!!」
https://pbs.twimg.com/media/F5CWwQNa0AA0hFt.jpg
(´<_`)「ええ…(困惑)」
(-Д-)「いいっスねテツさん!」
(■/へ■)y-「…本当にあまりいじめるなよ。
いい人材発掘できたのはモリカワのおかげなんだから」
(=*■∀■)「よろしく!デカチン!」
https://pbs.twimg.com/media/F5CWxHTbkAAENrm.jpg
(´<_`;)「モリカワさんも乗り気なんですか…」
(´・?ゝ・`)「騒々しいですね。朝から」
https://pbs.twimg.com/media/F5CWrMkaYAAGpv3.png
-
( ,_ノ` )y-「重役出勤たあいいご身分じゃねえかナカテガワぁ。
今日は新人歓迎会ってころ、忘れてれえかあ?」
ナカテガワと呼ばれた男が鼻をつまむ。
(´・?ゝ・`)「テツさんも酒臭いですよ。
あと未成年の前でたばこはやめてください。」
( ,_ノ` )「あーあ、つまんねえの」
ぐりぐりとたばこを押し消す。
(´・?ゝ・`)「君は昨日、キルスコアトップを出したという噂のカムイくんですね。
ですが思いあがらないでください。
この課の者達は、旧ファントム時代から活躍している手練れのサマナー揃い。
ここで調子に乗るならば…」
(■/へ■)「ナカ。いきなり威圧するな。
後ろに誰かいるようだが」
(´・?ゝ・`)「ああ、紹介しますね。
私の義娘の灰子。アッシュとでも呼んでください」
ξ )ξ「よろしくお願いします」
https://pbs.twimg.com/media/F5Ch8abaoAAZ53I.png
(゚<_゚ )
おれの中に、今まで感じた事のない感情が湧いた。
それが恋というのに、しばらくかかった。
これがおれの歯車を狂わせるには十分だった。
女性は自分を、性欲を刺激する道具に仕立て上げてしまったため、男は冷静に女性と応対することが出来なくなってしまったのです。
女のそばに近づいただけで、男はその妖気にあたって、ぼうっとなってしまうのです。
レフ・トルストイ
ソウルマトリクス─カムイ1 終
ED
https://www.youtube.com/watch?v=5oW7a3mrUMM
-
おつ
-
乙です
-
「誰だいおまえらは?
さては、あのお方の邪魔をしているデビルサマナーとは、おまえのことか?」
https://pbs.twimg.com/media/F5oRhTGbgAAw4kK.png
「あのお方は、邪魔する者は徹底的に殺せと言われた。
おまえらは、邪魔者だ。殺す。」
https://pbs.twimg.com/media/F5oRiuhbQAAUKM3.png
羽(`∇´)羽「いや待てストリゴイイ。あの娘は生きて連れて帰る約束だったはずだよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FS-vph6akAACz2o.jpg
つ(゚ )つ「そうだったかねえ。あのお方にしては、ラクな仕事をお言いつけだよ。
じゃあ、おとなしく死ね。」
https://pbs.twimg.com/media/FKlItkJaIAAkZtX.jpg
カ#`ω´ブつつy=っ 「冗談じゃねえ!住宅街に異界なんかつくりやがって!
おかげで散々迷ったじゃねええか!
死ぬのは、てめえらだ!」
(´<_`) >TALK
つ(゚ )つ「お前とはなすことなど無い!!」
https://pbs.twimg.com/media/F5oSlLPaEAAwygg.jpg
羽(`∇´)羽「あたしと何か話すことがあるの!?」
https://pbs.twimg.com/media/F5oSmT8bwAAhOL0.jpg
と(´<_`)「いや、辞世の句くらい聞いてやろうと思っただけだ。カムロギ」
と
カ`ω´ブ「あぁ!?カツラギだ!!
顔見世から2年も経ってんのに!!」
(´<_`)「奴らの狙いはアッシュかもしれん。
二体組だ。一体に気を取られてさらわれないように注意しろ」
カ`ω´ブ「あー出たよ上から目線!
先に一体撃破しておけばそんな心配もねえだろ!」
ξ゚⊿゚)ξつy=っ 「…別に守ってもらう必要ないし。カブラギ。あんたも名前間違ってるよ。」
つy=っ
羽(`∇´)羽「生意気なクソ餓鬼どもだね!あたしたちから逃げられるとでも!?」
https://www.youtube.com/watch?v=gqbYVNaH6_Y
-
カ`ω´ブ「こんなとこでやられてたまるかよ!もっと上に…」
羽(`∇´)羽「ゴチャゴチャお言いでないよ!」
『Maha-BUFU』
吸血鬼女ストリゲスが、氷結を放つ。
https://pbs.twimg.com/media/F5oS6ftaAAAUEKS.jpg
と(´<_`#)「フン!!!!」
『DEFENSE_MAGIC
Maha-BUFU』
カムイが相殺する。
(´<_`)「こちらがやや上回った・・・か」
https://pbs.twimg.com/media/F5oS7VeawAAFfYh.jpg
羽(`∇´)羽「くう!どこまでも生意気なガキだ!」
『堕天使召喚』
ヽ(`m´)ノ「アギ!」
https://pbs.twimg.com/media/F5q-tlXbcAAnbEV.jpg
魔界の財務部ともいわれるメルコムが、火炎を撃ち込む。
羽(;`∇´)羽「ギャア!あぢい!ハネが焦げちまったよ!!」
つ(゚ )つ「何やってんだい。しょうがないねえ。
アレをやるよ!」
『SIPANI』
つカ;`ω´フど 「ぐあああ!頭がワレル!」
『Now_in_PANIC
GUARD』
ξ;゚⊿゚)ξ「うぐ・・・」
-
(´<_`)「混乱魔法か!陣形を崩すな!」
カ;`ω´ブ「そんな事言ったってよぉ…
酒たらふく飲んだみたいに…頭が…」
ξ-⊿゚)ξ「うう」
つy=っ
羽(`∇´)羽 「ケケケ!小娘はいただいていくよ!」
翼をはためかせ、アッシュを掴もうとする。
と(<) 「そうは問屋がおろしませんぜ!」
と
https://pbs.twimg.com/media/EonSmZZVoAAyUgT.jpg
カブラギの仲魔、妖魔コッパテングだ。
>飛行できる者は飛行できる者でしかブロックできない!
羽(`∇´)羽 「邪魔だよ、天狗小僧!」
一蹴しあしらわれる。
羽(;`∇´)羽 「アギャ!?」
しかし取っ組み合いに夢中になり、メルコムの火炎を背後にまともに食らった。
片翼は完全に焼けこげ、フラフラと滑空していく。
羽(#`∇´)羽 「なめるなあー!
まとめて鏡地獄に送ってやる!」
== つ(´<_`)「各自散開!まずいものがきそうだ!」
https://pbs.twimg.com/media/F5oS8_Fa8AACdKS.jpg
ミラープリズン。
文字通りの鏡の牢獄魔法がパーティを囲む。
つ(゚ )つ 「タイミングが早いんだよ!一人逃げちまったじゃないか!」
カ;`ω´ブつ 「ぐあ・・・アロウ・・・助け…」
カコン
□
-
鏡化。
魔反鏡と同じく、魔法攻撃を跳ね返せるメリットがある。
しかし
物理攻撃を食らえばたちまち割れる。
https://pbs.twimg.com/media/F5rIK_HbYAAcdzj.png
(´<_`;)「アッシュ!コッパ!ヅラ!メルコムッ!
・・・喋れないか。全員鏡化、か」
羽(`∇´)羽 「ケケケ。ざまあないね小僧!!
そこで指をくわえて、お仲間がバキバキに割られる様を見るがいいさ!」
つ(゚ )つ「・・・全員割る」
羽(;`∇´)羽 「・・・え?」
つ(゚ )つ「鏡になったやつ、全員割るよ」
幽鬼ストリゴイイの処刑宣言。
羽(;`∇´)羽 「いや、小娘も死んでしまうよ?
あのお方に何を言われるか・・・」
つ(゚ )つ「別に、抵抗が激しすぎて仕方なかったと言っておけばいいさ。
もう無機物と貸して砕け散った生物を見たい!
早く!」
つ(´<_`)「チッ」
指を噛み切り、血に魔法陣を描く。
つ(゚ )つ「悪魔召喚か!?おそぉーい!
華麗なる・・・キリングステップ!」
https://pbs.twimg.com/media/F5oS8T9bkAAZ4If.jpg
-
ヽネ`W´コノ「あまぁい!」
『OFFENCE_EXTRA
TETSUNO-KOBUSHI』
https://pbs.twimg.com/media/F5q-vC6bsAAf44b.png
ストリゴイイの華麗なステップを、上位堕天使フラロウスが拳の連打で押し返し。
つ(゚ )つ== 「ひぃっ!」 ドカッ
羽(;`∇´)羽「す、ストちゃん!
まさかあんな最上級クラスの悪魔が呼べるなんて…
ヤバいサマナーが喧嘩売ってきたんじゃないか!?」
片翼と全身ボロボロの二人三脚で逃げようとする。
と(´<_`)「逃がすか!これ以上吸血被害を増やすわけにはいかん!」
== つ(゚ )つ羽(;`∇´)羽
しかし魔法の射程が足りない。
アッシュの鏡化が解けた。
(´<_`)「アッシュ。動けるか」
ξ-⊿゚)ξ「ちょっとまだ半身が動かない・・・」
と(´<_`)「じゃあCOMP貸せ」
ξ-⊿゚)ξつy=っ 「灰は灰に」
(´_>`)つy=っ 「塵は塵に!」
『OFFENCE_EXTRA
Ash-Gash』
つ(゚ )つ ( д´)羽 「ぎゃん!!」
『EXTERMINATE』
-
(=■^∀■)つ■「おつかれ、デカチン」
(´<_`)「ありがとうございます、モリさん」
帰還した直後に大人の階段だ、とブラックコーヒーを注いで渡される。
ずず・・・
飲めなくはないが、甘いものが欲しくなる。
(=■∀■)「ちょっと待ってろよ・・・欲しいのはせんべいだな?」
つと
(´<_`;)「違います。
あとモリさん、ドラゴン魔晶のうろこせんべいは人間は食えません。」
(;=■д■)「チッ!バレたか。サマナーとして目が肥えたな。
まさか若干15歳で『シルバー事件』を終わらせちまうとはね。
ガキの頃から育ててきたおれも鼻が高いよ。」
(■/へ■)「ご苦労だった、カムイ。
しばらくはゆっくり休むといい」
く(´<_`)「ボス!光栄です。
お気遣いありがとうございます」
(=■д■)「休暇中に寂しくなったら、いつでも事務所に来いよ。
ガルフ連れてさ」
https://pbs.twimg.com/media/F6Bb3uubwAAhDNr.png
(´・ゝ・`)「モリカワさん・・・」
(=■д■)「ん?」
(´・ゝ・`)「別に構わないんですが・・・
色恋沙汰を職場に持ち込んで欲しくない。」
(=■д■)「おれ?」
https://pbs.twimg.com/media/F6Bb5NWbgAAHZAX.png
-
(´・ゝ・`)「カムイ君です。彼をたぶらかさないでほしい。」
(´<_`)「?」
(=■д■)「・・・?
ああ、お前の娘とのことか!
まるでおれは知恵の実をアダムに食わせたサタンみてえだな!?
ははは!」
モリカワは腹を抱えて大笑いする。
(´・ゝ・`)「・・・サマエルという説もありますが。あくまでそそのかしたのは蛇なので。
ええ!?どうなんだ貴様は!」
急に激昂し、カムイの胸倉を掴む。
(´<_`)「離してもらえませんか。いくら上司でも、腕を凍らせて叩き割りますよ」
(´・ゝ・`)つ「ああやってみるがいいさ!ぼくがやられている所を
本部長に見られればキサマっは」
(=■д■)つy=っ 「やめねえか。おれも一応サマナーっての忘れてないか?」
COMPをナカテガワのこめかみに当てる。
(=■д■)「あー・・・つまりな、
あの娘ッ子とデカチンがデキてるって、そういいてえの?」
(´・ゝ・`)「・・・そうです。
教育係だったモリカワさんなら仕込んでいるのではないですか?
グリゴリの堕天使どもがしたように、女をたらしこむ術をッ!」
-
(=■д■)「妄想でかたるんじゃねえよ。
ナカ、やっぱりおまえ頭おかしいや。
精通もしてなさそうなガキ相手に頭わいてんじゃねえの?」
胸倉から手を離したナカテガワは、自分のワイシャツの襟を正して言う。
(´・ゝ・`)「そうですか?
交合の残留感が漂ってますよ。彼には。
こと、こういう事に関してわたしのカンは的確ですよ。」
(=■д■)「・・・いいからよ。
少しは仲間意識持てよ。
戦場でイチャイチャしてたら、バックアタック奇襲で陣形が崩れたらおじゃんだろうが。
連続殺人吸血魔を相手にして四肢揃って生きて帰ってきてるってことは、こいつは真面目に戦ってきたってこった。」
https://pbs.twimg.com/media/F6Bb7ajbIAAE_9Y.jpg
(=■д■)「それよかナカ、おまえこそ血の匂いがする気がするが・・・」
(´<_`)「モリカワさん」
(=■д■)「ああ、すまん。おまえは・・・」
(´<_`)「俺はやましい事はしていません。組織、部署に育てていただいた身です。
つ 灰子さんと一緒にスリーマンセルを組んでいた奴がいます。
事情聴取で俺がクロなら、ボスの前で自分の頭を─」
(=■д■)「帰んな。ヒステリービンタされねえうちに。
今のナカは満月で狂った悪魔みてえなもんだ。
おまえは疲れてるんだから、さっさと今日はスイートルームで寝な!」
(´<_`)「わかりました、ありがとうございます。」
一礼をして去る。
背後には貫くような怒気の視線が刺さっていた。
-
2年かけてキルスコアトップを維持して手にした、居住区域最上階のルームに帰ってくる頃には
夜9時をまわっていた。
バタッ
(´<`)「・・・」
疲れと戦いの緊張感がたまりこみ、どっとベッドに倒れこむ。
(´<_`)(・・・灰子。アッシュか。
かわいいとは思うんだが・・・)
この2年間を色々と思い出す。
─
ξ゚⊿゚)ξつy=っ
つy=っ
当時では物珍しい、直接攻撃もできるタイプのGUMPだった。
なんでも数体の悪魔を直接封印し、その力を行使するのだとか。
スキルだけでなく、通常の銃撃も底上げされていた。
だが。
と(´<_`)「ちょっと、腕」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・なんですか?」
(´<_`)「キズとアザだらけだ。腕に負荷がかかっているんじゃないのか」
ξ゚⊿゚)ξ「わたしはリスカ、アムカが好きなの。知ってる?
腕とか手首を切ってイライラを解消させてるの」
(´<_`)「・・・お父さんに無理矢理ここにつれてこられたのか?」
ξ゚⊿゚)ξ「違うわ。父はわたしに居場所をくれた。
一緒の部署で戦うからって変な推測や同情はやめてくれる?」
─
『おーい、カムイー』
-
カ^ω^フノシ
画面の向こうにいるのは、見慣れた顔だった。
(´<_`)「・・・ハァ。どうぞ」
音声認証で厳重なロックがかかる。
高ランカーへの嫉妬による暗殺を防ぐセキュリティだ。
実力至上主義の組織では、寝首をかかれても自己責任。
カ*^ω^フつ缶 「かぁ〜!お前ランクサイト見たかよ!?
お高いミレディ様を大きくポイントで一気に引き離したぜ!
俺達三人がトップスリーだ!三連星!
トライスター!」
そうだった。
ボスに相当する悪魔を倒せば、そのポイントは通常出現する悪魔の比ではない。
能天気な男の来訪により、眠気がさめてしまい思い出す。
(´<_`;)「・・・お前まだ15だろう。
酒もタバコもまだ」
カ*`ω´ブy- 「あぁ!?こんなめでてぇ日に!今飲んで吸わなきゃいつやるってえんのよ!
お前も一杯やれや!」
ドン、と350m缶をテーブルに置く。
(´<_`;)「とりあえず飲んでるのが悪魔用の酒じゃなさそうでよかったよ・・・
俺は飲まんぞ。
ただでさえ体がだるいんだ。ベッドから起きられやしない。」
カ`ω´ブニア 「たるんどるわ!まだ15だろ俺ら!
俺は眠くなったら昼に起きて悪魔を狩る!
ぜってーお前から1位の座を奪ってやるからな〜!」
(´<_`)「どうでもいいが、ここで寝ないでくれよ。俺の部屋だ」
カ^ω^フ「あ、そういやさ。」
-
(´<_`)「なんだ?」
カ^ω^フつ缶 ドン!
カ^ω^フ「ノンアルコールだ。これなら飲めんだろ。
珍味つまみながら話そうや。」
カブラギがベッドの横まで小テーブルを運んできてくれる。
カ^ω^フ「実際問題よ・・・
好きだろ?アッシュのこと」
(゚<_゚ )「!
い、いや・・・そんなことは・・・」
カ^ω^フ 「だってお前、優先的にあいつを守るじゃん。連携もバッチシだし。
いやいや責めたりとかねえぜ?むしろ俺が喜んでるんだ。
テツメンピのお前がそんな顔するくらいには図星だってことはな!」
『カブラギの旦那、俺っちもご相伴に預かっても〜?』
カ^ω^フつy=っ 「おお、そうだったな!立役者!」
『妖魔召喚』
(>) 「この缶もらうぜ!」
カムイが断った酒を、仮面の鼻部分をストローのようにして吸う。
(´<_`)「コッパテングか。その節は助かった。」
(>)つ 「いえいえとんでもねえ。あんな吸血鬼ごときに押されるなんざ、上の天狗なんてまだまだ・・・」
(´<_`)「上?」
-
カ^ω^フ「ああ、今のテング事情ってのはだいぶ違ってるらしくてな。
昔は時間をかけて完全体のテングになって生まれてきてたらしいんだが、
今は弱小の木っ端で生まれて神通力を高めて上に行くんだってよ!
俺らのランカーシステムと似てんな?」
https://pbs.twimg.com/media/EDY288-U8AAb_IT.jpg
(´<_`)「そうだな。
上位のテングになれるように、カブキと切磋琢磨して頑張ってくれ。」
( >)「へへえ、ありがたいお言葉で!
どうかカムイの兄貴、カブラギの旦那ぁとこれからも仲良くしてやってくだせえ!
なにせ旦那は友達ってもんが少なくてねぇ・・・」
ガンッ!
カ`ω´ブ「余計なころ言うんらねぇー!カムド、お前もうわざと名前まちらえてんらろ」
つ
どさっ、と倒れこむ。
(´<_`)「死んだか?火葬と土葬と鳥葬、どれがいい」
( >)「ああ、悪癖が出ちまったよ。
すいやせんがカムイの兄貴、旦那が起きるまで寝かせてやってくだせえませんか。」
(´<_`)「かまわないよ」
( >)「お心が広い!じゃあ、俺はMAG節約の為にCOMP戻るんで・・・
あ、酒だけ飲んじまいます。旦那の分も」
(´<_`)「じゃあ俺は寝る。
飲み終わったら電気を消しておいてくれ・・・
リモコンで操作でき・・・」
ヒュプノスがもたらしたような睡魔が急に襲う。
-
─
>社用車内
( ,_ノ` )「いいかデカチン。
お前にもこの仕事が回ってくるかもしれん。
だから教えとく」
(-Д-)「・・・なあんで所属早々に胸くそ悪いもん見せるかなあ!
このジジイは」
( ,_ノ` )「ああん!?ハマで浄化しちゃうぞ!
とりあえずデカチンも動きやすい程度にフル装備だ。
俺達の組の仕事は速さがウリだからな。」
(´<_`)「はい」
つと
車を出る。防具を装備し、追随する。
体が動いている感覚がない。
そうか。
これは2年の間の追体験だ。
ボスの推薦で今の部署に所属となり、一週間の待機を得ての初研修だった。
(-Д-)「野郎・・・息の根を止めただけじゃ気が済まねえ!
死体を炭に変えてやる!」
https://pbs.twimg.com/media/F6EefPfbsAA8TUu.png
ターゲットの男はイシバシ。
外国人の女性に好意を持ち、愛と称して●して殺した挙句にバラバラにして遺棄するという尊厳凌辱の極みを尽くした。
近年まれに見る残虐殺人だった。
2007年。カムイが3歳の時の事件である。
あらゆる場所を飛び回っていたが、ついに2009年に御用となった。
公的な病院で整形を繰り返し、それによる通報でアシがついたのだ。
整形で得た容貌が報道された時には、「イケメン無罪!被害者がビ●チで誘ったんだろ!」と主張する狂信者軍団まで現れた。
しかし第一審を迎える前に2011年に大震災でムショの一部が倒壊。そこから逃亡した。
当然、震災がある程度復興してから大量の警察官が動員され包囲網を徐々に狭めていく。
しかし相対した警察官は銃を抜く暇すらなく無残に返り討ちにあった。
遺体に邪霊が憑依しゾンビコップになる事例すらあった。
https://pbs.twimg.com/media/EnxBv9vUcAAxUWa.jpg
-
元ファントムサマナーがブローカーとして、粗悪ではあるがCOMPを提供したのだ。
当然生粋の殺人鬼にとっては逃亡用の道具以上に楽しいおもちゃであった。
更にブローカーは海外に逃げるようにイシバシに提案した。
その裏切者は拷問の末に始末されたという。
海外でも猟奇犯罪を繰り返し、現地のサマナーやファントムから疎まれ国から国をハシゴした。
そしてついにCOMPが破壊され、新しいものを手に入れるために母国に帰って来たという機密情報を得た。
いくらヘドの出るような極悪人でも、クズノハでは簡単にサマナーでない人間を断罪はできない。
そして被害者遺族が藁にもすがる思いでどうにかたどりついたのが、この部署。
やがてターゲットが潜入しているという廃屋に辿り着く。
崩れかけた建物の奥で、体育すわりをしてガタガタ震えているものがいた。
http://f46.aaacafe.ne.jp/~aqul/aton/sdds/00EB.PNG
「コロスコロオレハ
ナニモシテナイナコロスコロ
コロスコロスコロシタコロスコロスコロスコロスコロスコロス
コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス
コロスコロスコロスコロスマモリタカッタコロスコロスコロスコロス
コロスコロスコロスコロスアイガホシカッタユルシテクレコロスコロス」
( ,_ノ` )つy= 「COMPがイカれて精神を悪魔にヤラれたか?年貢の納め時だ」
「リアルナゲームリアルナゲームリアルナゲームリアルナゲーム
リアルナゲームリアルナゲームリアルナゲームリアルナゲーム
リアルナゲームリアルナゲームリアルナゲームリアルナゲーム
リアルナゲームリアルナゲームリアルナゲームリアルナゲ」
男が立ち上がって銃を構えるが、先制でクサビに腕を撃ち抜かれる。
獣を取り落とす。
胴、両足、頭、心臓。
致命点を全て撃ち抜かれ、赤いものを噴き出して崩れ落ちた。
https://pbs.twimg.com/media/F6Eeei2a0AACTBw.png
(-Д-)つ「テツさん!あぶねえッ!」
http://f46.aaacafe.ne.jp/~aqul/aton/odds/0D.GIF
-
男の生首が独立して噛みつき攻撃を仕掛ける。
スミオの仲魔が首を焼いた。
炭になるまで焼き尽くした。
(-Д-)「はー、はー、終わった」
(´<_`)「あの生首も、悪魔に憑依された結果ですか」
( ,_ノ` )「さあな。おおかたマグネタイトがねえ上にCOMPが壊れてるから外すこともできず
契約履行で精神喰われたなれの果てってとこか。
だがな、まだ終わっちゃいねえ」
(-Д-)「・・・でしょうね。」
人の顔と骸骨の無限再生ループを繰り返す悪魔がいた。
http://f46.aaacafe.ne.jp/~aqul/aton/odds/15.GIF
「オマエガコロシタオマエガコロシタオマエガコ
オマエガコロシタオマエガコロシタオマエガコロ
オマエガコロシタオマエガコロシタオマエガコロ
オマエガコロシタオマエガコロシタオマエガコロ
オマエガコロシタオマエガコロシタオマエガコロ
オマエガコロシタオマエガコロシタオマエガコロ
オマエガコロシタオマエガコロシタオマエガコロ
オマエガコロシタオマエガコロシタオマエガコロ
オマエガコロシタオマエガコロシタオマエガコロ
オマエガコロシタオマエガコロシタオマエガコロ
オマエガコロシタオマエガコロシタオマエガコロ
オマエガコロシタオマエガコロシタオマエガコロ」
https://pbs.twimg.com/media/F6CB6MtagAAmbzR.png
-
(´<_`;)「なんです・・・この執念深さは!?」
( ,_ノ` )「『怨霊』って種族だ。
コイツらクソどもが生意気にも持つ、生への執着や悪魔力が最期に生み出した悪魔だ。
交渉の余地があるなんて思うな。」
https://pbs.twimg.com/media/F6CB6-QakAAEyK3.jpg
銃に新しい銃弾を装填する。
( ,_ノ` )つy= 「いいかよく聞けデカチン。
処分てェのは、世間から切り取ることだ。
人の目にさらすことなく、コイツらの存在そのものを消すんだ。
コイツらのまき散らす犯罪のウィルスってのを元から断つ。」
クサビが銃を渡してくる。
「ワタシヲコロシテモナニモカワラナイ
スベテハココカラハジマルアクムガ
ワレラハリンジンソシテセイナルカリウド
カムイトトモニヨミガエル
フッカツノヒ
カムイハカオスノカミトナル」
( ,_ノ` )「迷うな撃て!!」
(;´_>`)つy=
破魔弾が、間違いなく妄執に引導を渡す。
( ,_ノ` )「ご苦労。今みてェに、念のカケラすら残すな。
相手より強い悪魔力で、現世への執着をぶち壊せ。楽に成仏なんかさせるな。
これが俺とこの小僧のやってる仕事ってわけだ」
(-Д-)「誰が小僧だ!撃ち殺しちゃうゾ!」
(´<_`;)(カムイはカオスの神となる・・・?どういう意味だ・・・?偶然だろうが・・・)
https://pbs.twimg.com/media/F6CB5OAbwAAbFpf.jpg
-
数日後。
(■/へ■)「どうだったか、クサビたちの退魔家業は?
初仕事にしては刺激が強すぎたか?」
(´<_`)「いえ。ただ・・・」
(■/へ■)「ン?」
(´<_`)「正直に言うと、ここ来るまでの俺の任務は正義気取りのクズノハや
ヤタガラスを狩って世の中の秩序を保つという事でした。
では、ああいう犯罪者を狩るのもクズノハどもにまかせておけばよいのでは?」
(■/へ■)「うむ、いい疑問だな。
これもまた、秩序を守る為みたいなものだ。」
(´<_`)「・・・?」
https://pbs.twimg.com/media/F6DiDsfbwAA6gQj.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F6DmKsmbsAAR9SI.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F6DmLdHacAAqQj9.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F6DmMJwaQAAbK-l.jpg
(■/へ■)「今から24年ほど前まではな、葛葉の若造が怨霊騒ぎも引き受けていた。
だがな、今は時代とネットが進んで悪魔絡みの犯罪が多くなり、クズノハもそっちに手を回す事が多いそうだ。
それに加えて、慈悲深いマダム銀子様が人間の殺生はできるだけのNGを出しているそうで。
そこで己たちの出番というわけだ。
己たちの母体はもともと反社のファントムソサエティって事は知っているだろう。
己はな、改革したいんだよ。
今まで組織がやってきた悪事を雪ぐわけではないが・・・
どうせ人殺しなら、サツやクズノハでは手を出しづらいクズ犯罪者をやりたいってな。
本当は己の方針なら、クズノハとも無駄に戦いをしたくない。
カムイ、きみの活躍によっては己たちの地位も発言権も上がり、ファントムをそういう組織に徐々に変えられるかもしれん。
期待しても、いいかな?」
-
(´<_`)「・・・はい。俺を拾ってくれたボスの為に。
散っていった戦友たちの死を無駄にしない為にも・・・」
(■/へ■)「ありがとう・・・」
>1ヵ月後
ξ゚⊿゚)ξ「なに?任務の日じゃないけど」
(´<_`)「いや、俺の理論をためしたくてな。
どうせ任務が入らなければ数日は無事なんだ、いいだろう?」
ξ゚⊿゚)ξ「理論?」
(´<_`)「灰子さんの必殺技あるでしょう、なんだっけ」
ξ゚⊿゚)ξ「灰は灰に(アッシュ・トゥ・アッシュ)?」
(´<_`)「ああ、それだそれ。
強力なスキルなのはわかるが、このまま使い続けていると自分が灰になるぞ。
ましてや女の子の体じゃ毎回あんな反動・・・」
ξ#゚⊿゚)ξ「ナンパならよそでやってくんない?
アタシが女だからってなに?
サマナーに性の格差があるの?」
(´<_`)「ふん。別に君がどうなっても構わんがな。
目の前で同僚かつバディに死なれても後味が悪いだけだ。
COMP見せてくれ」
ξ゚⊿゚)ξつ== y=っ y=っ と (´<_`)
チッ
苛立ったように二丁拳銃をテーブル越しに滑らせて渡してくる。
(´<_`)「ありがとう。目の前で検分するから見ていてくれ。
COMPに欠陥があったなら、それを直せれば負荷も減るかもしれん・・・」
ξ゚⊿゚)ξ「アタシの仲魔を盗もうって魂胆じゃないよね?」
(´<_`)「そんなわけがあるか。無理矢理奪っても忠誠度の上げなおしが面倒だ。
だいたい、俺の仲魔の方が平均レベルが高いんだぞ」
ξ;゚⊿゚)ξ「う・・・そこは認めてあげる。」
-
そのままでは体が灰になる、というのは根拠のない方便だった。
任務上のパートナーたる彼女と二人きりになって腹を割り合えれば、という気持ちはあった。
何より、死にまではしないにしても
自分を頼らず、反動攻撃を使って女の子がボロボロになる姿は見てて何かつらいものがあった。
少なくとも自分が中心の任務では、二度と死人は出したくなかった。
(´<_`)「・・・む」 カチャカチャ
ξ゚⊿゚)ξ「何もないならさっさと返してほしいんだけど」
(´<_`)「DIGITAL DEVIL DATA Lama?tu LV44 とある。
君の使役する仲魔にいたか?」
ξ゚⊿゚)ξ「知らない」
(´<_`)「じゃあビンゴだ。君の負荷を強めているのは、この悪魔が封印されているからだろう。
レベルは、残酷だが君では遠く及ばない。だからオーバー反動がきてるんだろうな」
カムイはあの後も何度かクサビ達の任務についていった事がある。
凶悪犯罪者の中には、肉体だけでなくCOMPに悪魔をSEAL(封印)して、自らの能力を高める無茶な者がいた。
邪霊系、低レベルの邪龍や妖獣などの知性が低めのダーク悪魔なら行使者の体を壊す危険なものだ。
ひょっとしてアッシュのCOMPにもその技術が応用されているのではないか?という疑問を抱いた。
さいわいにして、COMPを牛耳る悪魔はニュートラル。話せばわかってくれそうだ。
(´<_`) カチカチ
『OPEN。 DEVIL HAZARD
WARNING!』
パ`ω´)
ξ;゚⊿゚)ξ「これが・・・COMPの外側に封印されてた悪魔・・・?」
パ`ω´)「そうじゃ。わらわはバビロンの古き女神、ラマシュトゥじゃ!
取るに足らぬ人間ごときに使役どころか、スキルタンクとして使われるとは!
今すぐ息の根を止めてくれるわ!」
https://pbs.twimg.com/media/F6D6blWbYAAvlEO.png
-
『Maha-AGION』
と(´<_`;)「チ!」
話は通じるが、会話が通じるほどではないほどに怒っている。
『OFFENCE_MAGIC
Maha-BUFU』
アッシュを後衛に置き、カムイも咄嗟に氷結魔法で対抗する。
だが相殺はならず、カムイの肌が焦げる。
更に怒れる神が使役する新月、満月の犬の牙が脇腹を狙い、かすめる。
(´<_`メ)「チ!」
つと
ξ;゚⊿゚)ξ「どうすんのよ!考えなしに高位悪魔なんて解き放って!
早くCOMP返して!やつを殺る!」
アッシュが焦る。
だが必殺スキルの中核を担っていたラマシュトゥが抜けた今、
どれだけの威力が出せるかはわからない。
後衛にいるので、もし発射できても射程距離が間に合うか?
取り巻きの犬が身代わりになれば、スキを突かれて焼き殺されるだろう。
と(´<_`)「誘ったのは俺だ!
きみにケガは負わせないから、信じて防御していてくれ!」
事前に部屋に書いておいた魔法陣に手を触れる。
虹色の光が奔流する。
そして・・・
(□十□) ゴゴゴゴゴ
つと
https://pbs.twimg.com/media/F6H7UJabkAALkRY.jpg
グリフォンに乗った甲冑の騎士が浮いている。
異様なオーラだ。
(□十□)「私は堕天使ムールムール。
望むなら、死者の魂を呼んでやろう。」
https://pbs.twimg.com/media/F6H7Y6NbAAAsrZc.jpg
-
(´<_`;)「今はとりあえず、目の前の悪魔を倒してくれ・・・
『殺さない程度』に!」
(□十□)「ふむ。任せるというのだな・・・
では見せてくれよう。」
パ`ω´)「ふん!呼び出したばかりで忠誠度も上げていない悪魔で、わらわに勝てるとでも?
死んでわらわの色におなり!」
騎士が空中で槍を担ぐ。
←と(□十□)「すまないが死者の扱いは・・・」
https://pbs.twimg.com/media/F6H7aSva8AAA6ik.png
『OFFENCE_EXTRA
DARK-SPEAR』
(□十□)つ ======→ (`ω´パ)
「私の専売特許だ!」
暗黒の槍が音速で投擲された。
https://pbs.twimg.com/media/F6H7bA_boAAQh4t.png
と(`ω´;パ)「ふん!そんな付け焼刃・・・
ゴフッ!」
余裕をもって迎撃したラマシュトゥが血反吐を吐く。
二体の犬と連なって串刺し状態になった。
と (´<_`)「シール!」
再びCOMPに封印する。
ξ;゚⊿゚)ξ「・・・どうすんのよ、こんなのがCOMPにいたなんて」
(´<_`)「俺にいい考えがある。
魔法陣の中で一晩待っていてくれ。
何かあっても。堕ちた天使たちが君を守るだろう」
-
─深夜。
(´<_`)「さて」
つ□
ファントムビルを出て、郊外の建物に入る。
今ではCOMP合体が主流になり、ファントムにも協力的だったヴィクトルという怪人物を探す時間もない。
そしてカムイにはCOMPがない。
「やあ。前に会った事があったかな?
悪魔合体の権威たるこの僕に」
https://pbs.twimg.com/media/F6JkyMYawAAJIAn.png
(´<_`)「いいえ。初めまして。
ドクター・ヴィクトルの居場所を知っていますか?」
「・・・彼に何の用だい?」
(´<_`)「悪魔合体を依頼したい」
「なんだって!?合体なら僕でもいいじゃないか!
なんでヴィクトル兄さんに固執するんだ!?」
帽子の人物は怒り気味のようだ。
(´<_`)「失礼いたしました。
では、あなたにもできると?」
ブチッ
「いいじゃあないか・・・
見せてあげよう!
兄さんに劣らない・・・背徳なる業をッ!
簡易邪教の館へ ようこそ!」
-
「それで、何を造りたいのかな?」
>カムイは詳細を話した
「ほう。惚れた女の子の為に、悪魔を退治したいと。
男前だ!」
(´<_`;)「いや、別にそういう訳では・・・
ただ手を組む以上、その悪魔をなんとかしないと」
「ラマシュトゥは、バビロニアの古い女神さまだ。
憑依先が男なら問題なかっただろうけれど、女の子だったら厄介だねぇ。」
(´<_`)「どういうことです?」
「君が持ってきた本にも書いてなかったか?
赤ん坊を亡き者する天の娘ラマシュトゥよ。
天の娘の魔手が迫り、抱擁は死を誘う。
そなたは憤怒し歓喜に打ち震えながら残忍に子を喰らう。
子を盗む天の娘はやがて逃げ去る。
そなたは生業の最中に娘の子を孕む腹をまさぐり
娘の腹を切り裂き子を引きちぎりだす。
つまりは、その対象の子に将来もし子どもができたら
ラマシュトゥが殺して奪ってしまう可能性もあるということだ。」
(´<_`;)「・・・非常にまずいですね。」
「君が父親になるかならないかは知らないが、この僕を頼った事は大いなる幸運だ!」
(´<_`;)「・・・そうなんですか?」
「まぁ兄さんは想像のよろこび、知的探求より金絡みが優先するからね。
この国ではなんと言ったかな・・・そう!
伊達と酔狂で生きている僕とは根本的に違うのだよ。
しかし君はラマシュトゥを容易に葬り去る仲魔が既にいるのだろう?
なんでトドメを刺さなかったんだい?」
(´<_`)「彼女はCOMPに封じ込められた事を、ひどく怒っていました。
ただ殺すのはどうかと思ったのです。」
「君は悪魔に優しいんだな。
サマナーとろくに交流もしていないラマシュトゥは忠誠度もゼロに近いに違いない。
殺さずに解決する方法・・・あるにはあるよ。」
-
(´<_`)「本当ですか」
「ああ。今どきのサマナーはCOMPで合体を済ませてしまうのが多いだろう?
二身以上の合体でないと造り出せない高位種族だっているのに!
そんな古風な君に敬意を表して、どうだい? 僕に任せてくれないか?」
(´<_`)「お願いします」
https://pbs.twimg.com/media/F6Jky4RaYAAjnEy.png
「いいだろう。それではラマシュトゥと縁の深い悪魔を作るとしようか。
その前に素材集めだな。君にももちろん、手伝ってもらうよ。
僕の頭の中には合体法則はズッシリ詰まっている。それこそ兄さんの検索合体並にね。」
─
「うーん、夜が明けてしまうな。
素材となりうる悪魔は集め終えたが、一つだけ問題点がある。」
(´<_`)「なんです?」
「それがだな、失念していた!
ターゲットの悪魔は、君のレベルにはまだ遠い。
つまり合体できないってことだ。」
(´<_`;)「い・・・今更になって!?」
「いやいや待てよ。兄さんに劣らない僕の優秀な頭脳が導き出したanswer・・・
それは!
合体結果の悪魔のレベルを下げてしまうことだ!」
(´<_`;)「そんな事が可能で?」
「兄さんだったら『今のお主では到底扱えん。諦めるがいい』って追い返すんだろうが、
僕は頭が柔軟なのでね。
無理矢理に合体を成功させた瞬間に僕がエナジードレインで悪魔のレベルを君くらいまで下げよう。
戦力としては期待しづらくなるが、一緒に戦ってレベルアップしていけば徐々に本来の力も取り戻せるだろう。
構わないか?」
(´<_`)「もう時間がない。それでお願いします。」
「グッドいい返事!では、悪魔合体ショーの開幕だァァァァ!」
https://pbs.twimg.com/media/F6JkzmGacAA8CMA.jpg
─
ξ-⊿-)ξスースー
(´<_`)「起きて。灰子さん」
-
ξ-⊿゚)ξ「ん・・・」
意外と寝起きはよかった。
ξ゚⊿゚)ξ「・・・おはよう。
もう朝だけど?」
(´<_`)「待たせてすまない。それに見合った成果を見せよう。
来い!熱風と悪霊を統べし邪神!
パズスッ!」
パ`W´)「我、召喚者の命により馳せ参じたり。
して、葬る獲物はその小娘か?
あいにく、堕天使どものように恩恵を授けてやれる事はできんぞ?」
https://pbs.twimg.com/media/F6D6n-tbYAAS4_c.png
(´<_`)「いや、ターゲットさんはこっちだ」
つつy=っと
COMPからラマシュトゥを解放する。
パ`ω´)「ふん。機械から出し入れして、何のつもりじゃ。
前は不覚を取ったが、今度はビリビリに引き裂いて・・・
なに!
そこにいる者・・・
パズス!」
-
パ`W´)「む!ラマシュトゥではないか。
こんなところで何をしているのか。」
パ`ω´)「どうもこうもないわ。
召喚されて意識を奥の方に封印されたと思ったら、こんな小娘にこき使われておったのよ!
パスズよ、わらわと一緒に仇を取ろうぞ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「え・・・なにこの状況は?」
パ`W´)爪 「聞きたいのはこちらだ。
小娘、我が愛しき妻ラマシュトゥを封じていたというのはキサマ自身か?」
パズスの爪が湿った風を纏ってうねる。
返答次第では今にも引き裂きそうだ。
ξ゚⊿゚)ξ「わたしじゃないわ。
ラマシュトゥさんは・・・その・・・意識を封じられていたっていうから分からないかもしれないけど。
COMPを手に入れてから、手は何も加えてないわよ。」
パ`ω´)「ほ ん に ?」
(´<_`)「考えてもみろ。
お前のような高位悪魔を、こんな・・・小娘が力ずくで封印できると思うか?」
パ;`ω´)「む・・・確かに。
我らバビロニアの神族は、ラピスシジルの石板にはすこぶる弱いが・・・
封じられていたのはその玩具のようなものだし・・・」
パ`W´)「ならば、ラマシュトゥよ。
真犯人を殺して血祭りにあげるのはどうだ?
召喚者もおらずフラフラしていても、マグネタイト補給が途絶えれば否応なく還ることになる。
そのためにも、この人間どもと手を組むというのは?」
ξ;゚⊿゚)ξ「どういうこと・・・?」ヒソ
(´<_`)「ラマシュトゥは凶暴な病魔だ。
古代の現地人は、あの夫神パズスに縁のあるものをお守りにして災いに対抗していたそうだ。」
パ`ω´)「さて」
振り向く。
パ`ω´)「あらためて言おう。わらわは鬼女ラマシュトゥ。今後ともよろしく・・・頼むぞよ。」
http://f46.aaacafe.ne.jp/~aqul/aton/giten/00CF.PNG
-
ξ゚⊿゚)ξ「」 ポカーン
パ`ω´)「何を呆けておる。
わらわのような大物悪魔が仲魔になってやると言うておるのじゃぞ。
もっとシャキッとせぬか!
泥をわらわの顔に塗る気か!」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、ええ・・・ごめんなさい。話が急で。
つまり、正式に契約してくれるって事でいいのよね?」
パ`ω´)「悪魔は?をつかぬ。人間と違うてな。
ただし、あくまでわらわを真に封じた者を八つ裂きにするまでの間じゃ。
それまでにわらわがおぬしを気に入れば、話は別じゃがの。
せいぜい必死に貢ぐがよい。
ほっほっほ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、でも、収納場所はどうしようか?」
パ`ω´)「もう意識を縛られるのは嫌じゃ!」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、私のCOMPの最優先メモリでいい?
自由に自分の意志で出られるようにするから、カムイがいない時のボディーガードになって。」
パ`ω´)「それでよい。ではわらわは疲れたので戻るでな。
・・・どうしたパズス?」
パ;`W´)「いや、今の我はこの男と契約を交わしている。
・・・別居ということになるな。」
パ`ω´)「マジで?」
(´<_`)「任務の時にはできるだけ一緒に召喚するから、今はそれで我慢してくれ。
さて」
パズスの毒針を腕に刺す。
(´<_`;)「ぐおおおおお!」
つ-
-
ξ;゚⊿゚)ξ「何してんの!?」
(´<_`;)「ふぅ・・・
パズスの毒針経由で、ラマシュトゥを通じて灰子さんのCOMPと俺をリンクさせた。
まだ負荷がきついようなら、俺にCOMPを一丁貸してくれ。
負担軽減してスキルを出せるはずだ」
パ`ω´)「・・・ほんに面白い人の子じゃ。
ではさらばじゃ。」
怒りをおさめた悪魔はCOMPに戻った。
パ`W´)「我も戻るぞ。
面白い見世物だった。」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・わざわざ合体師匠探してパズスを作って来たの?」
(´<_`)「ああ。俺は何故か堕天使はレベル無関係に呼べるんだがな。
邪神のパズスはそうもいかなかったから、俺が扱えるレベルまで戻してもらった。
本人は不服かもしれんがな」
ξ゚⊿゚)ξ「ねぇ!なんでそこまでするの!
別にアンタには関係のない・・・」
(´<_`)「君が好きだ。これ以外に理由がいるか?」
ξ*゚⊿゚)ξ「・・・
あっ!お父さんからLINEが大量に来てる!
じゃあわたしは戻るから!」
(´<_`)「ああ、もう朝だ。それがいい。」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・ありがと。ここまでしてくれるの、アンタが初めてかも」
(´<_`)「ふう・・・一睡もできていないな。
少しだけ・・・少しだけ・・・」
-
─
「ついでだ。無事に交渉成立した時の為に施術をしてあげよう。
でも運がよかったよね。まだラマシュトゥで」
(´<_`)「どういうことです?」
「他の女神・・・たとえばイザナミ神なんて封じられていたらとんでもなく厄介って事さ。
彼女は全ての日本人の母とも呼べる存在だが、同時に日本人を憎んでいる。」
(´<_`)「そうなんですか」
「何故?とまで聞かないんだね。
彼女は自分の死因とはいえ、お腹を痛めて産んだヒノカグツチ神を夫のイザナギ神に殺された。
その上、あの世にいる自分の体を見てビビって逃げたんじゃ、
そりゃ日本人を毎日1000人殺す発言もするってものだよ。
裏切者の旦那の子孫が?栄してる事ほどイラつく事はないだろうしね。」
(´<_`;)「じゃあ・・・仮に彼女に憑いていたのがイザナミ神ならば?」
「それこそ旦那のイザナギ神なんて造って会わせてもキレるだけだよね。
合理的なアマテラス、マザコンのスサノオ、頭の切れるツクヨミの三貴子を筆頭に
イザナギ派イザナミ派に分かれて、日本中の神で大戦争が起こるんじゃないか?
それこそ1日1000人なんて規模じゃなくなる。
半封印状態でもクズノハライドウが苦戦したという暴れん坊、アマツミカボシでも動員しなきゃ抑えきれないだろうね。
もっとも、憑かれてる子が日本人なら即殺すかもしれんから、戦争まではいかないかもね・・・」
(´<_`;)「・・・」
「ああそれと知っているかい?
イザナギイザナミ神の諍いは、リリスと唯一神の逸話にも似ている。
神とアダムが、『お前の子どもを毎日100人』殺すって宣言するんだけど
リリスは『ではリリム達と協力し、毎日それ以上の子を産む』と返してるんだ。
ちなみに魔の女神という点ではラマシュトゥはリリスと同一視される事も多く・・・」
(´<_`)「すいませんそろそろ急ぐので・・・お代は?」
「施術完了・・・ああすまんすまん。つい神話談義してしまったね。
お代は僕の講義を聞いてもらったってことで。」
(´<_`)「ありがとうございました。よければ名前を教えていただきたい。」
-
「ウィリアム・フォン・フランケンシュタイン。けちな世捨て人さ。
ヴィクトル兄さんに会ったら伝えてくれないかい。
弟は元気でやってる、お互いもう死なないようにしようねってね。」
─
翌朝5時。
モリカワから呼び出しを食らった。
任務はまだ来ていないはずだが・・・
恩人からの呼び出しだ、トップランカーといえど応じなければいけない。
>事務所
(=■д■)「よぉ。グッスリト眠れたみたいだな?」
(´<_`)「モリカワさん。御用は?」
(=■д■)「そうだな・・・いきなり大所帯召喚されても困る。
紙にリストを書いてくれ。」
(´<_`)「装備?」
(=■д■)「仲魔チェックだ。抜き打ちの」
(´<_`)「わかりました」 カキカキ
φ
・・・・・・・・・
(=■д■)「へえ、堕天使軍団は相変わらずだが、邪神がいるとはな。
お前にしては珍しいじゃないか。
何かあったのか?」
(´<_`;)「・・・」
(=■д■)「何の為に朝5時に呼んだと思ってんだ?ほかに誰もいやしねえよ。
秘密は厳守するから、話してくれ。
な?」
(´<_`;)「モリカワさんがそう言うなら・・・」
-
(=■д■)「なるほど。あの子を助けるために神話上での縁を上手く利用したってわけだな。
で、お礼は?」
(´<_`)「は?」
(=■д■)「助けてくれてありがとう!あなたに私をあげるとか・・・
ちょめちょめ・・・
なかったの?」
(´<_`;)「言わんとしてる事は理解できますが、別にそういう狙いでやったわけでは・・・」
(=■д■)「ま、とりあえず合点いったわ。
昨日はナカの野郎が、暴風に揺られるご立派様みたいに荒れ狂ってたからな。
ボスがなだめなきゃヤバかった。
なにせ暴言吐きまくりながらスマホを血眼になってポチポチやってんだもんよ・・・
あ、すまん、ついポチポチ言ってもうたわ。
おっさんだからな、すまん。」
(´<_`;)「いえ別に・・・」
(=■д■)(好意もあるんだろうが、本当に善意でやったみたいだな。
想像できるわー)
https://pbs.twimg.com/media/F6CB7tcbYAAH6yJ.jpg
>夕方
また呼び出しを食らった。
( ,_ノ` )「おうデカチン。お前悪霊王を仲魔にしたんだってな?
悪いが明日からちいと付き合ってくれや。」
(-Д-)「俺らの仕事が捗りますね。」
(´<_`;)「・・・パズスの事ですか?」
( ,_ノ` )「ご名答。モリから聞いたぜ。
まぁ手こずりそうな時に同行してくれればいいからよ。報酬と別件で俺から小遣いもやる。」
-
>数日後、喫煙所
(´<_`#)「モリカワさん」
(=■д■)y-「ん?どした?」
(´<_`)「どうもこうもないですよ。なんでパズスの事が部署内に広まってるんですか。
秘密は厳守するって・・・」
(=■д■)「ははは。まぁ許せ。
仲魔にした理由に関しては話してない。
それに、テツさんの手伝いのおかげでポイントも金もウッハウハだろ?」
なるほど。都合よくそこはかくしてくれたわけだ。
(=■д■)これでナカの野郎もお前に難癖はつけられめえ。
まぁもっとも、女子をロック付きの自分の部屋に招いたり
一晩過ごして朝帰りさせるのは怪しまれても仕方ねえ。
ナカは屁理屈と人の粗さがししか仕事をしねえクソ野郎に見えるかもしれんが、
あれはあれでネット構築やらには詳しいし、何より年上のおっさんだ。
少しだけ、1マグネタイト分くらいは敬ってやれ。」
(´<_`)「わかりました。
ナカテガワさんは何の担当なんでしょう?」
(=■д■)「悪魔絡みのネット犯罪。まぁサイバー警察みたいなもんって言った方がいいか?
このご時世じゃ、悪魔をカネで取引するのなんて容易だ。
闇っぽい掲示板やSNSを監視して潰すのが奴の仕事。
まぁネットの闇部分見まくってるから、あんな性格になっちまうのも・・・な。」
それからのカムイの快進撃は続いた。
パ`W´)つ「ハマ!」
あの合体術者の男が意図したかは不明だが、
パズスの地力と「悪霊の王」としての特性が
悪魔に憑依された凶悪犯罪者、特に邪霊系が憑依している者には特別に効果を発揮した。
巣くっているものが怪異、悪霊、幽鬼の類ならば
憑依先の人間ごと動きを封じ、肉体を破壊し浄化すればいい。
( ,_ノ` )「邪神の類なんて悪い神としか思ってなかったがよ、案外こういう使い方もあるもんなんだな・・・」
-
(-Д-)「まあ邪神とかって種族は所詮は人間が当てはめた、もしくは自分から名乗ってるだけですからね。
供え物とかすれば人間に恩恵をもたらしてくれる神様だっていますし、魔神が必ずしも絶対的な善でもない。
ジジ・・・テツさんだって打つ飲むやってるくせに極悪人処刑なんてやってるじゃないですか。」
( ,_ノ` )つy= 「あんだとこの野郎!撃っちゃうゾ!?」
─
『SNIPE』
ξ>⊿゚)ξつつy=っ 「うっ!」
つ
https://pbs.twimg.com/media/F6Q0quAaIAAARQa.jpg
悪魔に撃たれを受け、COMPを一丁落とす。
(´_>`)つy=っ 「なめたまねを!」
カムイがすかさず拾う。
(´<_`)「行けるか!アッシュ!?」
ξ゚⊿゚)ξ「あたりまえ」
ξ゚⊿゚)ξつy=っ 「灰は灰に」
(´_>`)つy=っ 「塵は塵に!」
と(´<_`)「ほれ、返すよ。
銃が効かない悪霊すら灰に化すって、どんな物理法則してるんだ。」
ξ゚⊿゚)ξ「アッシュって呼んで」
(´<_`;)「え?」
ξ゚⊿゚)ξ「今度から灰子じゃなくてアッシュって呼んで。
本当はコードネームのアッシュが本名。灰子は偽名。
本当は他人に本名呼ばれたくないけど、あんたにだったら、いいかも。」
-
>事務所
(´<_`*)「戻りました。
・・・スミオさん?どうしました?」
つ(-Д-)と 「あああ・・・」
ソファに座ったまま、スミオがらしくない程落ち込んでいるようだ。
( ,_ノ` )「おう気分よさそうだな、デカチン。話聞いてやってくれよ。
こいつ、トドメキを憑依させた犯罪者のクビを取ったんだけどよ。
勝利の凱旋してきた後にデータベース調べたら・・・
強盗殺人だかはまだやってない、ただのセコい窃盗犯だったって判明して
ふさぎこんじまってんだ。」
(´<_`)「百目鬼・・・盗みの悪魔ですか。」
https://pbs.twimg.com/media/EFB4WqfVAAE7oGn.jpg
つ(-Д-)と「あそこまでやることはなかった・・・なかったんだ・・・
デカチンか。悪いが俺はもう引退だよ・・・」
クサビが唐突に胸倉をつかむ。
(# ,_ノ` )つ(-Д-)
「てめえいつまでもウダウダいってるつもりだ!!
だったら今すぐ死んで、今まで殺ってきた犯罪者どもに地獄で詫びてきやがれ!!」
( ,_ノ` )「・・・なんてな。体育会系の熱血バカ教師的にやってみたかっただけ」
-
( ,_ノ` )y- 「ふー・・・。
スミオちゃんよ、俺達はなんだ?何者だ?」
(-Д-)「ファントムソサエティ・凶悪犯罪対策課・・・でした。
でも俺はもう」
( ,_ノ` )「そうよ。俺達は影の共同体。
てめえの死の目前まで銃を抜けないサツとは決定的に違うところだ。」
(-Д-)「・・・」
( ,_ノ` )「今回やっちまったヤツは悪魔を操り、操られてた。
今まで処理してきた奴らとそこはなんも変わりはしない。」
(-Д-)「でも殺人まではやってなかった・・・せいぜい逮捕で済むはずだったんだ・・・」
( ,_ノ` )「・・・あんま関係ない話だがな、昔ガキの付き合いで見てた特撮番組があったんだよな。
死んだ人間が怪人になって蘇るって話よ。ゾンビよな。
んで、ある怪人はビビりでな。
能力でせいぜい空き巣やって食いもん食って逃げるだけの小市民だったわけだ。
でもな、ふと家主に見つかってハズミで殺しをやっちまってから
タガが外れて他の怪人みたいに殺人に躊躇いがなくなっちまったわけよ。
・・・何が言いたいかわかるか?」
(-Д-)「・・・俺が殺っちまったやつも、殺人衝動が起こる可能性があったって事ですか?
でもあくまで可能性ってだけで・・・」
( ,_ノ` )「更生の可能性を信じて、『何かあった』じゃ遅いのよ。
悪魔の力は、一般人をなでただでけひしゃげさせるくらいのパワーはある。
奴がもっともっと欲しい!と思って強盗殺人に走る可能性は十二分にある。
だって簡単に人を殺せて、しかもシャバの方法じゃアシがつかんからな。
JD殺害放火事件をやったカスジジイなんかは、悪魔の力なんかないのにはしたカネ欲しさに何十件も強盗や放火を繰り返した
悪魔より悪魔してる野郎だ。
お前のやった事は、将来殺されるかもしれん一般人の誰かの命を救った可能性があるんだ。
こう考えてみちゃ、どうだい?」
(´<_`)「・・・スミオさん。悪魔の力を悪用する奴は、危険すぎる。
罪の大小問わず処分が妥当だと思います。
こんなテンプレートな言葉しか出せなくて、すいません。」
(・Д・)「テツさん・・・デカチン・・・」
https://pbs.twimg.com/media/F6Q0sVgaYAApX1B.png
-
(-Д-)「・・・子供に諭されちゃ、世話ねえな。
テツさん。俺、奴を殺すことできっと未来で人を守れたと信じたいです。
前を向いて生きていきます。」
https://pbs.twimg.com/media/F6Q0tEWagAARmMj.png
( ,_ノ` )「・・・おう。とりあえず帰って休め。
予約してたドミノピザ食いそびれるけどな!ヒヒヒ!」
(#-Д-)「ジジイ!ずりーな!!」
( ,_ノ` )「事務所に泊まり込めなんて言わねーよ。
今通知来たから届くはずだ。少し待ってろ。
デカチン、付き合ってくれ。」
(´<_`)「・・・俺がですか?」
( ,_ノ` )「お前の新人歓迎会やってなかったからな。お前も食っていくだろ?
それに名目上はネット事業会社ってことにしてるが、流石に屋内まで配達にこられっとまずいのよ。
だから夜風にあたって外で受け取る。」
>外
( ,_ノ` )「ナカの娘の歓迎会もやらねえとな。絶対あいつは断りそうだけど。
なァ、デカチン」
(´<_`)「はい」
もし、悪魔犯罪者をシメるのを拒否するようになったら・・・
ヤツを見送ってやろうじゃねェか・・・
ファントムの流儀でな・・・
https://pbs.twimg.com/media/F6Q0riUbYAA_cYP.png
─
-
おつ
-
(´<_`;)「・・・はっ!」
充実感があり、更に嫌な余韻を残すものを見た。
ファントムの流儀。
組織を変えようとしている穏健派のボスですら避けて通れない道。
あの人・・・スミオさんは正義感が強すぎる人だ。
あの後は少しづつ立ち直ったはずだ。
だが・・・
また迷うことがあるか、己の仕事を拒むようなら・・・
クサビさんはきっと迷わず・・・
と(´<_`)「おい起きろ、未成年酔っ払い。」
毛布をぐちぐちゃにしていびきをかく男を起こす。
カ*`ω´*ブつ 「んだテネー!ひとさまがせっかく気持ちいい夢をみていらのに・・・」
とっさに繰り出された拳を避ける。
(´<_`)「もう朝だ。これ飲んでさっさと起きて帰れ。」
室内のベンダーから出されたアイスコーヒーを差し出す。
カ^ω^フ「なんだお前か。悪いな」
(´<_`)「気にしなくていい」
カ^ω^フニア 「じゃなくて俺は!
情熱的なホットコーヒー砂糖マシマシが飲みてええええええんだ!」
-
(´<_`)ニア 「ぜいたくな奴だな。ちょっと待ってろ」
ポチ、とボタンを押してベンダーに新しいコーヒーを注文する。
基本的に組織内の飲食は無料で提供される。
外食する場合は自腹だが。
そもそも、低ランクの見習いサマナーは余程のラッキーパンチでもない限り、弱小悪魔しか倒せない。
それで手に入るマグネタイトはたかが知れている。
いい食べ物を得ようとするならば、マグネタイト換金で現金を得なければならない。
なけなしのマグでそれをしてしまえば、今度は仲魔が召喚できなくなる。
悪魔を召喚できない初心者サマナーなど、でくのぼうだ。
さみしく骸を晒す結末しか待っていない。
カ^ω^フつ 「いただき。やっぱ目覚ましにはホットだしょ!ミルクもそうだがよ。
お前は朝からよく冷たいもん飲めんな。しかもブラック!!!!!!
信じられねーよ。まるで氷の心でも持ってんじゃねえのか。」
(´<_`)「ふ、ある意味そうかもな。」
カ^ω^フ 「そうだ!食堂行こうぜ!」
(´<_`)「おれたちはスイートルームでいつでも極上のメシが食えるだろう。
何故わざわざ最下層まで・・・」
==カ^ω^フ 「飯の前の運動だよ!あらよっ!」
つと
(´<_`;)「首が先走って吹っ飛んでるが。
・・・やれやれ」
本来はひとっとびで降りられるのだが、
カブラギに付き合って螺旋階段を下ることにした。
-
>食堂
券売機にIDカードを提示し、注文する。
即座にインスタントのうどんと、カツカレー定食が出てくる。
カ^ω^フ 「どけどけぇ!トップランカー様のお通りだあ!」
つ□と
「うわっ!カブラギじゃん・・・」
「ウエハラさんもいるぞ。
何の為にこんなとこまで・・・
冷やかしか?クソが。」
(´<_`)「俺は付き合いで来ただけだ。
本当に冷やしてやろうか」
右腕に冷気を纏わせて追い払う。
「ひぇ〜!」
(´<_`)「すみっこの席でいいか。目立ちたくはない・・・」
カ^ω^フ 「構わねえぜ。雑魚どもの目シャットダウンだ!」
さっそく飢えた妖獣のように、カツカレーをむさぼる。
カ(゚ω゚ フ 「サクサクのカツがジュウジュウ・・・福神漬けシャリッシャリッ
炊き立てご飯パカッフワッ ソースをトットットッ…
ハムッ ハフハフ、ハフッ!!」
(´<_`)「きめぇよ氏ね」
-
別にファントム内の食堂は質が悪いわけではない。
むしろ、サマナーとして健康的に戦えるように栄養バランスが考えられている。
ボトムに近いサマナーほど最下層に近い部屋を割り当てられ、いつでもすぐ食べて好きに出撃できるようになっている。
中間レベルのサマナーは、ランカーが済む上層と下層の間という部屋で、
食堂までの道が非常に中途半端で面倒くさいつくりになっている。
下級サマナーのまま満足したいなら食堂で食を繋ぎつつほどほどに任務を受け、
中級は楽をしたいならランカーまで這い上がって不自由ない部屋を手に入れるか
いっそ下級に落ちて甘んじろというシステム。
カ^ω^フ「しっかし風情がねえよな。ここ」
(´<_`)「何が?」
カ^ω^フ「いや、ランカーになって余裕出来たから、外で食ったりしてんのよ。
体臭食堂?ってとこだと気のいいおばちゃんが気持ちよくメシをよそってくれるんだぜ。
注文してすぐポン!って出てくるのもいいけどよぉ、やっぱ目の前で料理してくれんのがありがてぇよな。」
(´<_`)「大衆食堂だろう。イントネーション的に失礼だぞ。」
カ^ω^フ「そういやあの子はもうデートに誘ったのかよ?」
(´<_`)「別にそういう仲じゃない。あくまで悪魔狩りの相棒ってだけだ。」
カ^ω^フ 「いきなりラブホとかで合体じゃなくてもよ、一緒にメシ食うとかでもいいんだよ。
もっと夢を持てよ!脈あるうちによ!」
(´<_`)「・・・そういうお前に夢はあるのか。
ただ無感情に任務をこなしてる顔じゃないだろう。」
カ^ω^フ 「俺はな、もっとビッグに成りあがって周りの奴らを見かえしてやるんだ!
元々スラムみてえなとこから拾われて10歳くらいまでは孤児院にいたからな。
男はもっとハングリーじゃねえとな!
カムイ、お前も仲間と同時にライバルだかんな!
氷結の使い過ぎで風邪ひいて休んでランク落ちなんてつまんねー真似はすんなよな!
・・・あと、孤児院育ちの馴染みがいんだ。
ビッグになったら特権でそいつをファントムに呼ぶ!」
(´<_`)「恋人かなにかか?」
-
https://pbs.twimg.com/media/F7htHpOaUAAlm3y.png
カブラギが一瞬沈黙する。
カ-ω-フ 「・・・ちげえよバーカ。男だよ」
(´<_`)「じゃあホモか」
カ`ω´ブ 「なんでそうなるねん!!!!!!」
(´<_`)「静かにしろ。奴らが見てる。
わざわざ端に来た意味がない」
カムイは口元に指を立てた。
周りの構成員達が二人を見やる。
(;``)「あ、あの!カムイさんにカブラギさんですよね!?」
一人が寄って来て声をかける。
(´<_`)「なんだ、きみは」
(;``)「い、いえ!お二人にあこがれていて!
よかったら、一度ご指南を・・・」
カ`ω´ブつ 「ざっけんじゃ、ねえ!」
突如激昂し胸倉をつかむ。
カ`ω´ブ 「お前タダで俺達に寄生するつもりか!ああん!?
ランクいくつだよ!」
(;``)つ□ 「604位、ナナッシーです・・・」
スマホで自分の戦績を見せる。
カ`ω´ブ 「下層も下層じゃねえか! なめてんじゃねーぞ、ああん!?
低ランクってのはなぁ、今の地位に甘んじてる証拠だ!
俺達みたいに毎日任務受注して死と隣り合わせで戦ってんのか!?
どうなんだ答えてみろ!」
-
(´<_`;)「おれたちも毎日出撃しているわけじゃないが・・・」
カ`ω´ブ 「失せやがれ!」
(;``)人 「ひぃぃー!ごめんなさい」
手を合わせて走り去っていく。
(´<_`)「あそこまで言うことはなかったんじゃないか。
俺としては、地位ほしさに近づく奴がいなくなりそうでありがたかったが。」
カ´ω`ブ 「仕方ねえだろ。参加人数が多ければ多いほど、ポイントは分散されて下がる。
俺達スリーマンセルだから、今のランク維持もやっていけてるようなもんだぜ。
それに戦死者が出たらポイントが引かれるのはお前だって知ってんだろう。
それに俺はビッグになってファントムに迎えたい奴がいるんだ。
やる気のねえ雑魚の世話なんて、 今は ご免だぜ。」
(´<_`)「そういうもんかい。カレー冷めるぞ」
カ´ω`ブ 「あっくそ!あのやろうーのせいで、カツがカレーに沈んだままだ!
ベチャベチャだァ!
カムイお前食ってくれ!?」
(´<_`;)「男の食い残しなんてごめんだ・・・仲魔にでも食わせろよ」
>食堂外
カ^ω^フ 「あー食った食った!たまには初心を思い出すのもいいもんだろ!?」
(´<_`)「あァ・・・そうだな・・・
じゃあ俺は部屋で待機ついでに寝ている。
お前も酔いが残っているだろう?寝て治せ。」
カ`ω´ブ「おう!」
-
>最上層
ミレ゚ - ゚ディ
カ^ω^フ ノシ 「おや、ミレディの姉御やないですか。
こんなところまで何の用ですか?」
ミレ゚ー゚ディ クスッ
(´<_`)「・・・何が可笑しい?」
ミレ゚ー゚ディ 「プッ。養護施設生まれの底辺はお友達と仲がいいのね。
上空を飛んでいると、みじめな働きアリの生活なんて見えないでしょう?
たまには物見遊山でも、と思ってね。
これからちょっと早いお楽しみかしら?」
カ`ω´ブ 「言わせておけばいい気になりやがって・・・鉄仮面の愛人ごときが!
戦災孤児がどうやってファントム大幹部のおひざ元ポジションになったんだ!?
夜のお楽しみで媚び売ってんのはテメーだろ!!?」
(´<_`;)「お、おい・・・」
ミレーディ「・・・なんて言ったの?」
カ`ω´フ ゙「どんだけの回数、鉄仮面のブツをくわえこんだんだって聞いてんだよ!
悪趣味な売女が!」
ミレ゚ - ゚ディ 「殺す」
つY つY
二又の武器を取り出す。
カ`ω´ブつy=っ 「こいやサノバビ●チ!!
言っとくが俺とこいつのコンビは世界で二番目くらいに最強だからな!
特にこいつはバケモノじみた強さ!俺の自慢の親友だ!!」
ミレ゚ д ゚ディ 「化け物だって、殺せば死ぬわよ!!」
つY つY
-
と(´<_`) 「チッ!致し方ない。死体の処理はお前がやれよ。
召喚─」
「はしたないぞ。ミレディ。」
ミレ゚ д ゚ディ 「!」
つY つY
と(´<_`)「!」
カ;`ω´ブつy=っ 「!」 ゾクッ
一同が固まる。
カ;^ω^フ「鉄仮面さんか。お初にお目にかかれて光栄だぜ。」
(■│■)「私も君達を見かけるとは光栄だよ。
トップランカー。」
カ;^ω^フ「俺達の顔を知っていてくださるなんて光栄ですな。
言っておくけど、この狂犬の方からけしかけてきたんですぜ。
飼い主ならちゃんとしつけといてほしいね。」
(■│■)「これは失礼した。
だが、君達も彼女の逆鱗に触れるような事を言ってしまったのでは?」
ミレ゚ー゚ディ「愛しいポール、こいつらは消してもいいわよね?
大幹部補佐の顔に泥を塗ったのよ。」
沈黙。
-
(■│■)「ミレディ」
ミレ゚ー゚ディ「はい」
(■│■)「このような程度の人達を相手にしていれば、君の価値が下がるぞ。」
カ・ω・フ「・・・は?」
ミレ;゚ー゚ディ「ごめんなさいポール。つい・・・」
(■│■)「それに他人の前では鉄仮面と呼んでくれたまえ。
君達も、社内での私闘はご法度だと知っているだろう。
ミレディの無礼は謝ろう。
だが今後は気を付け給え。
所属部署があれば、そこにも迷惑がかかる。」
カ;^ω^フ「すいませんっした!」
(■│■)「では、我々は失礼する。」
ミレ゚ - ゚ディ 「・・・フン!」
>二人は去っていった
─
>カブラギの自室
>きたない
カ#`ω´ブ「かー!ミレディもだが、鉄仮面も相当のクソ野郎だな!
てめえの女からけしかけておいて、こっちにも非があるよーな言い方しやがって!」
(´<_`)「売り言葉に買い言葉だ。お前も悪い。俺は止めたぞ。」
カ`ω´ブ「理屈ではわかってんだけどよ!人の気にしてること言われたらむかつくじゃんよ!
ところで!」
-
おつ
-
https://www.youtube.com/watch?v=QMscFUwdNuc
カ`ω´ブ 「お前、どうよ?
俺達で鉄仮面が殺れると思うか?」
(´<_`;)「・・・はぁ!?」
カ`ω´ブ「あいつらだって流石に一日中部屋で合体♂♀してるわけじゃねえだろ。」
(´<_`;)「そういう決めつけはあまりよくないと思うが・・・」
カ`ω´ブ「ともかくだ!あいつがひょこっと外出したのを見計らって・・・総力でズドンだ!」
(´<_`)「まぁ任務の為に外出して襲撃したら俺達のクビが物理的に飛びかねん。
しかしプランは考えてあるのか。鉄仮面の戦力は分からないぞ。
それにミレディも一緒に外出する可能性が高い」
カ`ω´ブ「そこぁ勢いだよ!!
俺があの高飛車をひきつけてる間に、お前とアッシュでアレとか・・・あとは一斉悪魔召喚によるリンチとかキメるんだ!
そして発狂した愛人もズドン!!
どーだ!完璧な作戦だろ!?」
(´<_`;)「・・・荒唐無稽すぎやしないか。
それに彼女がが協力するかわからん。
俺達は鉄仮面やミレディの能力すら知らんのだぞ。
ファントムの法外地権でやりあうということは、問答無用であっちもやってくるからこちらが殺される確率も高い。
三人で生きて帰れる保証などないんだぞ。」
カ^ω^フ「ガハハ!この俺様が即興で考えた作戦があーる!
鉄仮面の首を取ってトップになれば、俺達はもっとデカい顔できるぞ!
まあ任せとけ!」
(´<_`;)「(絶対ろくな作戦じゃないだろうな・・・)
とりあえず俺は帰るぞ。」
カ^ω^フノシ 「おう!期待しててな!」
バナナは完全栄養食!」
>見かねたので掃除を軽くしてから出た。
-
カ^ω^フ 「さて」
>部屋を出た。
最下層まで歩く。
カ^ω^フつ 「ナナッシーくーん!いーますかー!」 ドンドン
手当たり次第にドアを叩いていく。
(;``)「あの・・・なにか・・・
ひぃ!?カブラギさん!?」
食堂で失礼な態度を取った事で何か用があるのかと思い、少年は身を震わせる。
「おい、こいつ誰だ。
ナナシに手出すならぶっ殺すぞ」
「バカヤロー!今すぐそこのモニター見ろ!
ランク三位のカブラギさんじゃねーか」
「1位じゃねえなら簡単だ!
殺してやんよッ!」
『妖鬼召喚』
『妖鳥召喚』
https://pbs.twimg.com/media/F7hxku9bIAAJLKo.png
カ^ω^フ「ふん・・・まだ話もしてねえのに喧嘩腰か・・・
いいぜッ!?」
カ`ω´ブつy=っ
-
>自室
く(´<_`)「・・・」
おれは、考えていた。
あいつのいう秘策というのは、あれのことではないだろうか?
信頼のおける者にしか見せられない、『変異』・・・
眠りを深くするため、とりあえずベンダーでココアを注文する。
ここ最近は冬なのか残暑なのかわからない不安定さだ。
生ぬるいものに調整する。
─
https://pbs.twimg.com/media/Epbl3G4UwAAyFKH.jpg
「ギャアっ!」
カ`ω´ブつy=っ 「やったぜ!おとといきやがれってんだ!!」
ξ-⊿-)ξ「一人で片づけたわけじゃないのに、調子乗り・・・」
(´<_`)「いい加減慣れてくれ。こういうやつなんだ」
灰子さん・・・いやアッシュと組むようになってから半年。
英雄ヘラクレス、アルゴー探検隊。
数々のギリシャの逸話に登場する怪鳥スチュパリデスの討伐が終わった。
召喚されたか顕現してきたばかりのようで、己の体を堅強にするために
そこらの鉄ばかりでなく、人間のが血中に持つ鉄分や持つマグネタイトも求めて喰らっていた。
これにファントムのルーキーが数人喰われたので、討伐の運びとなったわけだ。
必殺の一撃を加えようにも、まず鋼鉄の肉体による守りをはがさなくてはならない。
アッシュの目にはちまちまとヒットアンドアウェイを繰り出すだけのチキンに見えたかも知れないが、
カブラギによる削りは間違いなく今回の勝利に貢献していた。
カ^ω^フ「カチドキ祝いになんか食ってこうぜ!深夜でも空いてる店あったかな!?」
カxωxフと(´<_`;)==「避けろッ!」
-
カ;`ω´ブ「てめえこんにゃくやろう、何しやが・・・
ああっ!?」
https://pbs.twimg.com/media/Ct6KEzXUAAQCLBo.jpg
<目>「わが一撃をよくもかわしました。
これで楽に死ねませんよ」
先ほどまでいたコンクリートの地面には、大穴が空いていた。
カ`ω´ブ「なんだ、モンスターみてえな姿しやがって!
どこの回しもんの悪魔だ!?」
(<_)「カブレ下がれ。あれは天使だ」
カ`ω´ブ「なにいっ!あんな姿のやつがか!?」
(´<_`;)「イスラムの天使だからな・・・一般的な天使とは容貌も違う。
それも最上級クラスの大天使だ。
この目で見るのは初めて、だがな・・・」
<目>「ふむ・・・一応自己紹介しておきましょうか。
つと 「私は大天使スラオシャ。神の声を聞くものです。」
>TALK
カ^ω^フ「その大天使サマが、俺らになんか用事かよ?
酒飲みを裁きにきたんじゃないんだろ?
それともあれか!
このカブラギ様の名声を聞いて仲魔に」
https://pbs.twimg.com/media/F8ZOaFqbUAEKTkF.png
『SOUL BREAK』
-
https://www.youtube.com/watch?v=rnaCXfAVft0
<目>つ
カ;^ω^フ「なんだ巻物振り回しただけじゃねえ・・・か・・・」
つと
ξ゚⊿゚)ξつy=っ 「スキルが・・・出ない・・・」
つy=っ カチッカチッ
カ;^ω^フ「おいおいこんな時にCOMPの故障か!?俺は腕がうごかねえ!!」
<目>「ふるいはかかりましたね。我が一閃、得物が書物といっても侮ってもらっては困る。
並の人間ではかすっただけで魔力・・・人の言葉ではMPですか。
それを奪い取るのです。」
カ;^ω^フ「だいたい今夜中だろ!?なんで明るくなってんだよ!?」
(´<_`)「それが奴の力だろう。異界化のようなものだと思う」
<目>「さて」
威厳のある声が響く。
<目>「私が用があるのは、そこの青年だけ。
お二人にはご退場いただきたいのですが?」
カ`ω´ブ「ばーろー喧嘩売られといて下がれってか!?
腕が使えなきゃ足技でも噛み付きでも・・・」
(´<_`)「アッシュ」
カ`ω´ ブとξ゚⊿゚)ξ「わかってる」 グニー
(´<_`)「さて、話を聞こうか大天使」
-
カ;^ω^フ「くそ・・・カムイ・・・
なんで・・・」
ξ゚⊿゚)ξ「仕方ないわ。彼が勝って帰ってくるのを待ちましょう。
あたしたちは、デビルサマナーなんだから。」
カ`ω´ブつ ==ξ゚⊿゚)ξ ドン
突き飛ばす。
咄嗟に受け身を取る。
カ ω ブ「ねたましい・・・」
ξ゚⊿゚)ξ「は?」
カ;ω´ブ「俺の方があいつより社交性もあるし
『人』も殺さない迷いのなさもあるッ!
なんで俺が選ばれない!?
俺の何が!!!
ダメなんだああああああああ!!!!??」
─
フラロウスの加護を打ち消され、滅多打ちにされるカムイ。
(´<_`メ)「ぐ・・・」
<目>「邪悪な力など、我が結界の前では無意味。
英雄ファリードゥーンに助言し、無限の害を解き放つ邪龍を封印したこともあるのですよ。
そうか・・・あなたも死が怖いのなら肉体を封印してしまえばいい。どうですか?」
-
https://www.youtube.com/watch?v=DsQbU-Pwtdg
(<_)「ふ・・・」
どくん。
<目>「何が可笑しい?」
(<_)「勝手に襲われ勝手に嫌われ、挙句死ぬか封印を選べと。
お前の言う主とやらに何の権利がある・・・」
<目>「異端の血に産まれたからとしか言い様がありません。
堕天使の力もl悪ばかりではない。
その忌まわしい血でさえなければ、予知でくじでも買ってきままに暮らせたものを・・・同情しますよ。」
どくん。
─
ξ⊿)ξ
─
(゚<_゚ )「 ふ ざ け る な 」
カムイが立ち上がり、バキバキと肉体を氷が覆う。
<目>「やれやれ・・・まだ異端の力が・・・
なにっ!
結界が置き換わっている!?
それにその姿は・・・」
https://pbs.twimg.com/media/F8ZOXa3akAAyDTa.png
https://pbs.twimg.com/media/F8ZOw_QbwAAljQE.png
(´<`)「貴様らがそしり、恐れた力で味わわせてやる・・・
異端の力でな!
さあ、ショウタイムだ!!」
https://pbs.twimg.com/media/F8ZOyKaa8AA8O33.jpg
-
<目>「こざかしい真似を!」
つ□と
書物をかざし、もはや自分の支配領域ではなくなった空間の地面に大穴を穿ってゆく。
『マッハスペシャル』
== (´<`) ==
<目>と(´<`)「おそい」
宙を舞う大天使の肩にタッチする。
<目>つ 「なに!」 ==と(´<`)
表情は読み取れないが、声のくぐもりで狼狽が見て取れる。
掴み取ろうとする手は、空気を掴むだけ。
<目><目><目><目>「ならば、分霊を呼ぶまで!」
スラオシャが四体に分身した。
「貴様の月は欠けているぞ・・・
霧氷月影」
https://pbs.twimg.com/media/F8ZOzK3aAAA93pm.png
目にもとまらぬ「速さ」で、スラオシャ四兄弟を取り囲み
霜をまとった大ガマで斬りつける。
<目>「ぐあッ」
https://pbs.twimg.com/media/F8ZOYZUaUAAaf5H.png
分身は氷像となって散り、本体も致命的な一撃を受けた。
(´<`)「命乞いはしないのか」
<目>「殺すなら殺しなさい。我が兄弟達があなたを狙うでしょう。」
-
「Orb」
〇と(´<`)
手に持った虹の鉱石・・・宝玉が、大天使のキズを癒す。
<目>「何のつもりですか・・・」
(´<`)「お前の主と兄弟どもに伝えろ。
次に狙いに来たら容赦はしない、天界に行って喉笛を食いちぎってやるとな。」
<目>「・・・」
(´<`)「友達、として来るなら歓迎するがな。
あの頭悪そうなやつにバケモノ呼ばわりされたのも、異端視だ.。
今回はお互い手打ちにしないか」
>スラオシャは去っていった
─
カ ω フ「俺は無力・・・俺はあいつより弱い・・・だから俺は選ばれなかった・・・」
ξ゚⊿゚)ξ「おい!カブラギ!
聞いてんのか!」
カ ω フ「耳引っ張んなよ・・・」
ξ゚⊿゚)ξ「異界化が解ける・・・どっちかが戻ってくるよ・・・
アタシはカムイにかけるけど。アンタは」゙
カ ω フ「あいつはきっと連れていかれて神の戦士にされたんだ・・・だから解ける・・・ん・・・」
カ;ω;フつ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
生きてたカムイいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
(´<`#)「大声出すな抱き着くな鼻水こすりつけるな!!!!!」
-
おつ
-
おつです
-
>バー民ヤン
カ`ω´ブ
ξ゚⊿゚)ξ
(´<_`)「・・・」
「お待たせいたしました。ハイvoltと中華おたのしみフルコースになりま・・・」
カ`ω´ブつ 「早く酒くれよ!」
店員が持ってきた盆からまずメインディッシュをかっさらう。
「失礼しました。おくつろぎください。」
「せーの!」
https://www.youtube.com/watch?v=OIo4Mwv85V8
カ^ω^フつ ξ゚⊿゚)ξつ (´<_`) 「「「乾杯!」」」
-
カ`ω´ブ「なんだお前ら、ソフトドリンクじゃねえか!」
カムイはカモミールティー、アッシュはジャスミンティーとオレンジジュースを注いでいた。
(´<_`)「当たり前だ。俺達は未成年なんだぜ。お前含めてな」
ξ゚⊿゚)ξ「未成年の喫煙、飲酒は肝臓をクッソ弱くするわ。
成人でもやりすぎるとそうみたいだけどね。」
カ`ω´ブ「くくく・・・偽造免許証にハンドルキーパー無し。
このカブラギ様にぬかりはねぇッ!
だから飲めよ!」
(´<_`)「アルハラだな」
ξ゚⊿゚)ξ「未成年飲酒も含めて、しょっぴけそうね」
カ`ω´ブ「ぐぬぬ・・・
まぁそれはそうとよ、あの姿はなんだったんだ?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね、アタシも気になるわ。
あの全身鎧。」
(´<_`;)「俺も知らん。奴に叩きのめされて怒りが頂点に達したときになった。
としか言えん。」
カ^ω^フ「叩きのめされた?天使にさそわれたんじゃねえのかよ?」
(´<_`)「・・・どういうことだ?」
ξ゚⊿゚)ξ「こいつね、あんたが引きずり込まれた時に泣きわめいてたわよ。
神の戦士に選ばれたんだー!
強いのは俺なのになんで俺が選ばれないんだー!、ってね。」
カ;^ω^フ「う・・・お代わりに行ってくるわ」
( ,_ノ` )つ「ここにゃあサーバーなんて気の向いたもん、ねえよ。」
-
ξ゚⊿゚)ξ「クサビさん?」
( ,_ノ` )「空いてんだろ?同席させてもらうわ」
カ;^ω^フ「あんたが犯罪者狩りの・・・?」
(-Д-)「悪魔犯罪者狩りって、せめて言って欲しいもんだな。
傍から聞こえたらただの私刑執行人じゃねえか。」
( ,_ノ` )つ 「まぁ似たようなもんだがな。
店員さん!生中1つとチョイ飲みセット二つな!」 ピンポーン
「かしこまりました。ご新規様お二人ですね。」
(´<_`)「お二人も仕事上がりで?」
( ,_ノ` )「ああ、ファフニールを憑依させた強盗殺人鬼。
器は潰せたが、中身には逃げられちまった。
クソガキのせいでな。」
(-Д-)「あんだとクソジジイ!
邪龍最上級相手だ、生きてるだけマシだろーよ!
てめえもろくに銃が通じなかったくせに・・・
おい!ビール取ンなよ!」
( ,_ノ` )「今日はお前がキーパーやれ。
帰ってからいくらでも、付き合ってやるからよ」
カ;^ω^フニア 「なあ・・・あの二人・・・いつもあんなんなのか?」
(´<_`)「俺達と同じだ。コントだよ。」
─
( ,_ノ` )「なにぃ?大天使に襲われただぁ?」
-
(´<_`)「はい。スラオシャと名乗っていました。」
カ`ω´ブ「天使とは思えねェ、奇怪な姿の奴だったよな」
クサビ顎に手を当てて考える。
何か真剣に考え事をする時の、この人のクセだ。
( ,_ノ` )「まァ国々によって、神や悪魔の姿かたちも変わるァな。
b 知ってるか。某国なんて同じ主神を信仰してるのに、呼び名が違うだけで戦争なんぞ・・・」
( ,_ノ` )「悪い癖が出た。今日はうんちくなんてやめとこうか。
モリカワの悪ィ癖がうつったかな?
おまえら、悪魔の基本的アライメントは知ってるか?」
(-Д-)「はいはーい!L」
( ,_ノ` )⊂彡☆))Д´) 「ぐえっ」
( ,_ノ` )「俺は未来を憂う子供たちに出題してんだ。
お前サマナー何年生だ?あぁンダスタン?」
(#-Д-)「ジジイっ!」
ξ゚⊿゚)ξ「横軸はLAW、CHAOS、NEUTRAL。
主にその悪魔の生きざまやスタンスを抽象的に表したものです。」
( ,_ノ` )「ご名答。流石はナカの子だな。次は縦軸、誰か」 パチパチ
つと
カ`ω´ブ「EVIL、GOODだぜ!」
( ;,_ノ` )「・・・
小僧、お前いつの時代の人間だ?」
-
( ,_ノ` )「・・・デカチン?」
わかってるな、という視線を受ける。
(´<_`)「縦軸はLIGHT、NEUTRAL、DARKです。
横軸のNEUTRALとはまた別物です。」
( ,_ノ` )「─先輩の意地を見せろよ」
(-Д-)「俺ェ!?
LIGHT悪魔は滅多に人界に現れない!善神が多いがすべてがその限りではない!
NEUTRAL悪魔は妖精、地霊など!俺達サマナーにとって最も身近な存在!
会話で仲魔にできる!
DARK悪魔は文字通り、基本的に会話じゃ仲魔にならねェ!邪悪な欲望を持つ奴が多い!
俺らの仕事を増やしてんのも大体はこいつらだ!糞ったれどもが!!」
( ,_ノ` )「やるじゃねえか。
・・・そう、ライト悪魔は合体で作らん限りは滅多に現世には現れんのよ。
モリカワ曰く、ヒトの世界が汚れてるからだそうだが・・・」
カ`ω´ブ「じゃあカムイがよっぽどケガレてるから粛清に来たのかぁ!
天使代行してやるぜ!
抜け!どっちが早くてデカいか決めてやるぜ!」
ズボンを脱ごうとする。
(-Д-)つ「はいはい抜くのはCOMPにしましょうね〜」
できあがっているカブラギから酒を取り上げようとする。
カ`ω´ブ「おっとそうはイスラフィール!」
つ□と
ξ;゚⊿゚)ξ(何があってもお酒だけは死守するのねぇ・・・)
-
https://pbs.twimg.com/media/D90XaJzU0AAeJ14.jpg
( ,_ノ` )「ずっどぉぉぉぉぉん!」
(;-Д-)「うわ!飲みすぎてテツさんがぶっ壊れて本当のジジイになっちまった!!」
( ,_ノ` )「俺は素面だこのやろう!」
つ(;-Д-)と 「いででででで!」
首にアームロックをかける。
今は防具無装備なので、力加減を間違えればあっさり逝く。
やはりサマナーの世界は殺るか殺られるかの世界だな、とおれは改めて思う。
( ,_ノ` )「イスラフィール・・・中東の大天使の口調だよ。
一見ふざけてんだが、実力はレベル相応に確かだ。
また、あの方面の天使にしては非常に慈悲深いと言われている。
地獄に落とされた人間の事を想って、大粒の涙を三連続で流すとか。」
カ`ω´ブつ「どうせ敬虔な信者の事しか思ってねえんだろう?
俺は庶民的な仲魔でいいぜ」
残り少ないタコハイをぐびっと飲み干し、ベルで店員におかわりを要求する。
(´<_`)「敬虔な信者ならそもそも地獄に落ちんだろう。
おれたちのような殺しが生業のサマナーはいくら信仰してても地獄逝きだろうが・・・」
「・・・???」
( ,_ノ` )「あ、おねえさん唐揚げとポテトの追加もお願いします」
「かしこまりました。」
殺し、というワードを聞いて怪訝な顔をした店員をうまくかわす。
-
店員が奥に去った後。
( ,_ノ` )「迂闊だなデカチン。まぁゲームか何かの話と思ってくれそうだが・・・
例の事で気でも立ってるのか?」
(´<_`)「まぁ・・・ナイーブには気分になっているかもしれません。」
カ*^ω^フつ「お前も飲めよ!ストローでチューチューすっか!?」
(-Д-)「テツさんみてえなバツイチでコワモテなら、人殺してきた後って言っても誰でも信じるよ!
ぎゃはは!!」
( #,_ノ` )
つカ`ω´-Д-;)と 「「ぎゃあああああ!!」」 ブチュー
ξ゚⊿゚)ξ「・・・」
(´<_`)「どうした、顔色がすぐれんようだが」
ξ;゚⊿゚)ξ「いえ・・・地獄の話を聞いたらね・・・
アタシ達は悪魔を倒してるだけだけど、それでも地獄に落ちるのかしら?
神様や天使にとっても利だと思うんだけど・・・?」
( ,_ノ` )(・・・)
(´<_`)「悪魔相手といえど、殺しは殺しだ。
それに見てみろ。今、おれ達が食っている物を。
飲食も殺生というのなら、全生物が地獄逝きだよ。
大丈夫だ。
君が堕ちるなら、おれも一緒に堕ちよう。アッシュ」
-
( ,_ノ` )「ふ・・・乳くせえガキがいっちょ前に口説くじゃねえか。
モリカワの教育か?」
(´<_`;)「い・・・いや!すいませんでした!
彼女を励まそうと!」
カ#`ω´ブ 「ちくしょー!てめえらが青春ロマンスしてる間に俺はおっさんとキッスだよっぉ!
酒で口ゆすがねーと!ぺっぺっ!」
(#-Д-)「ざけんじゃねーっ!誰がおっさんだ!
こっちもそういう趣味はねーんだよ!!
焼くぞ!?」
ξ⊿)ξ「ふ・・・」
(´<_`)「は、灰子さん・・・?」
ξ^⊿^)ξ「あはははは!」
カ;^ω^フ「狂ったか・・・!?」
ξ^⊿;)ξと 「今日になるか遥か未来になるかわからない、死後の世界なんかで
鬱々してたアタシがバカに思えてきたわ!
あー涙出てきた!」
カ^ω^フつ 「お嬢さん、笑い涙を混ぜて酒デビューはいかがですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「いや、それパス。しかもアンタの飲みかけじゃん。」
weak!
カ;ω;フ 「ぐああああッ!
俺にも甘いラブロマンスをプリーズッ!」
-
─
カ ω フ
( ,_ノ` )つ「支払いはカードで」
「ありがとうございました」
店を出る。
(-Д-)「やったぜ!テツさんが珍しく奢りだ!!」
(´<_`)「ありがとうございます」
( ,_ノ` )「何言ってんだ。お前らのギャラから少しもらうからな」
ξ;゚⊿゚)ξ「乱入しといてそれなの・・・!」
( ,_ノ` )y- 「ふー・・・俺がガキの頃ならともかくな、
今は未成年に酒タバコ売った側だって罰を受けるんだぜ。
店員様がかわいそうだと思わんのか。
・・・んでその置物、どうすんだ」
ξ゚⊿゚)ξ「プリーズプリーズうるさいから、FREEZEさせてやったのよね。
私達に非はないです」
( ,_ノ` )「張本人デカチン、お前トランクにぶちこんどけ。
うるさいのが少なくなったし、ヤサに帰る頃には溶けてんだろ。」
(´<_`;)「はい・・・すいません」
ガシャ、と凍り付いた少年を投げ捨てる。
(-Д-)「レディゴー!」
-
スミオが勢いよく、左ハンドルのレクサスのアクセルを踏む。
( ,_ノ` )「てめえ!これ半分社用車だけど名義は、俺のなんだぞ!
討ち殺しちゃうゾ!」
(-Д-)「うっせーかっこつけ爺。結局ローン払いきれずに社用車にしたんじゃねえか。
酒飲めなくてイライラしてんだよ!」
( ,_ノ` )「スミオくん、オービスって知ってるぅ?
僕の車でもね、運転者が別人ならそいつの罪になるんだよーん☆」
(-Д-)「監視アプリならちゃんとぶち込んでますよ。
ちゃんと法定速度は10キロオーバーしてっし」
( ,_ノ` )「ああいえば上祐・・・って今のガキにゃあ伝わるまいか・・・」
(-Д-)「そういや処刑執行されたカルトひげもじゃ、自分には破壊神シヴァがついてるってゆーてましたね。
そんなんなら第三の目でムショ焼いて脱獄ヨユーじゃね?」
( ,_ノ` )「善神相手に不敬だぞ。
破壊の神と聞けば怖そうだが悪のアスラを打ち倒すシヴァファミリーの大黒柱だ。
店でやった悪魔アライメント、もっかいやる?」
(´<_`;)「あの・・・クサビさんちょっといいですか」
( ,_ノ` )「ん?へんなことは聞いてくれるなよ」
(´<_`;)「いや失礼かと思いますが、クサビさんは20年近いベテランサマナーと聞いています。
値が張るといえど、左ハンドルの車などローンを組まずとも一括でいけるのでは?」
(^Д^)「・・・
ぎゃはは!後で殺されるわお前!!」
>クサビは明らかに冷や汗をかいている
(´<_`;)「すいません。何か気に障るような・・・」
( ;,_ノ` )「いやな、最近はきゃっしゅれすっつーのが主流だろ?
だから現金一括払いっつーのも・・・」
-
(-Д-)「かっこつけてんじゃねーぞジジイ!
そんのカッコつけのくせで身の丈にあわねー車やら買って、
奥さんから離婚切り出されてガキまで置いていかれて・・・」
( ;,_ノ` )「てめェ 余計なことを・・・」
https://pbs.twimg.com/media/F_D0L1kXEAA_cDP.jpg
ξ;゚⊿゚)ξ「・・・」
(´<_`;)「・・・すいませんでした」
( ;,_ノ` )人 「・・・!
頼む!俺がこっそり吸ってたのを、娘には内緒にしてくれえ!」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・へ?」
(´<_`;)「娘さんもファントムに・・・?」
(-Д-)「いねえよ?家族はカタギだ。
大昔、俺がファントムのフも字も知らず、お前らがパパのスペルマですらなかった頃だ。
組織を抜けたサマナーの家族を見せしめに始末した事があんだと。
その結果、思わんしっぺ返しを食らってほぼ壊滅したらしい。
それ以降、ファントムサマナーのプライベートに上は不干渉ってことになってる。
テツさん、なんて言いましたっけ。その元凶になった・・・」
(# ,_ノ` )つ 「黙れ!」
いつものお茶らけた態度ではない。
( ,_ノ` )「あいつとフィネガンの話はすんじゃねえ・・・
俺はもう忘れたいんだ。
誰にだって・・・そういうの、あるだろうが。」
(-Д-)「・・・すんません」
>運転に集中した
-
>ファントム屋外
( ,_ノ` )「おつかれさん」
(-Д-)つ「うん 5万・・・」
https://pbs.twimg.com/media/F_D0Mq9XEAAzZUn.jpg
( ,_ノ` )「?」
(-Д-)つ「タクシー代」
( ,_ノ` )「現金は持ち合わせねェ主義だ・・・」
(-Д-)「借りればいいじゃないすか。無線でほら、ナカテガワさんにでも。
あの人ボンボンだから・・・」
https://pbs.twimg.com/media/F_D0LDMWAAArLvp.jpg
( ,_ノ` )「やだね。ナカに借りつくるなんて。
それよか人の車内で勝手にタバコ吸った罪で5万の罰金。
これでチャラにしろや・・・」
(;-Д-)「いつ作ったァ!」
( ,_ノ` )「俺様の法律だ。今作った。」
(´<_`)「すいません、おれ達はもう降りても・・・」
( ,_ノ` )「ああ、デカチンと嬢ちゃんは俺についてきな。
スミオは好きにしな。」
ジュッ
タバコを氷人形にくっつけて消火する。
カ´ω`ブ「どあづっ!」
( ,_ノ` )「わー、一瞬で溶けやがった。」
(-Д-)「ポケモンかな?」
-
>社内
カ^ω^フノシ 「じゃーなおっさん達!」
所属する課がないカブラギは、別行動で戻っていった。
>悪魔犯罪対策課オフィス
(´・u・`)「・・・」
( ,_ノ` )「・・・」
>二人は見つめ合っている
(´・u・`)「・・・ずいぶんと、遅かったようですね?
とくに彼らの相手は、対した悪魔ではなかったはずですが」
( ,_ノ` )「こっちが手こずって救援で来てもらったんだ。
その礼にメシ奢ってたわけだ」
レシートをピラピラと見せる。
(´・u・`)「・・・領収書ではないですね。
経費では落ちませんよ」
( ,_ノ` )「そもそも落ちる組織じゃねえだろうが。
弾薬から悪魔召喚費までテメエ持ちだ。
裏だから稼ぎに税金がかからんから、どっこいどっこいか。
・・・モリカワは?」
(´・u・`)「帰りました。ボスもです」
( ,_ノ` )「ああ、そう。だからお前が残業に駆り出されてカリカリしてんのか。
お前の愛娘は無事だ。返すぜ」
( ,_ノ` )つξ゚⊿゚)ξ「おとうさん、戻りました」
ナカテガワは一瞥する。
(´・u・`)「お父さんは書類整理でちょっと忙しいんです。
Φ すぐ終わらせるので、すいませんがソファで仮眠してもらえますか」
-
ξ゚⊿゚)ξ「・・・はい」
(´<_`)(冷たい親だな。実の親子でないとは聞いていたが。
それともこういうものなのだろうか?家族とは?)
「おーい!ロビーに来いよ!コーヒーおごったる!」
( ,_ノ` )「クソガキが呼んでやがる。ガキはガキ同士で少し遊んで来い。」
ソファで値ながらクサビが指を指す。
>深夜のロビー
(-Д-)ノ 「よー」
(´<_`)「スミオさん、運転ありがとうございました。」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・ました」
(-Д-)「いいよ。悪魔に利用された憑依犯のグロ死体見たら酒飲む気じゃなかったんだ。今日は。
それよか、ほら」
ガサゴソと、レジ袋から何か取り出した。
ξ*゚⊿゚)ξ「あっ」
(-Д-)つ「バー民ヤンのデザートのテイクアウトよ。俺のおごりさ。お喋りばっかでメシあんま食ってないだろ?」
アッシュが黒糖ずっしりのタピオカミルクティーを手に取る。
と(´<_`)「・・・ありがとうございます。」
カムイは冷えカステラを受け取った。
(-Д-)「お前こんな季節によく食うね、そんなの。買った俺も俺だけどさ。」
(´<_`)「・・・まぁ氷結使いなので。」
(-Д-)「関係あるそれ?じゃあせいろ蒸しは火炎が好きな俺がもらいっ!
テツさんにはゴマダンゴで・・・あのガキには一番やすいオーギョーチでいいか。
デカチン、明日にでも渡してやってくれよ。
嬢ちゃん・・・って呼ぶのもなんかアレな。アッシュちゃんでいい?
悪いけどここで食っちゃいなよ。持ち帰るとこナカさんに見られたら捨てられそうだ。」
と(´<_`)「嫌いでなければ、おれのも少し食うといい」
ξ゚⊿゚)ξ「二人とも・・・ありがと!」
-
(´・u・`)「アッシュ、帰りますよ。
・・・何か食していましたか?」
(-Д-)「急に冷えてきたんで、低脂肪のホットミルクをオーダーしてやったんす。
・・・隠語じゃないすよ?」
(´・u・`)「ならよろしい。
脂肪は大敵。太った女など醜いだけだ。ではまた明日に」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・じゃあ、また」
>二人は帰っていった
(-Д-)「んじゃ俺も帰るわ。じゃあなデカチン。」
(´<_`)「ありがとうございました。帰り、お気をつけて。」
>オフィス
(´<_`)「クサビさん」
( ,_ノ` )y- 「・・・行ったか。おう座れや。」
ソファに腰掛ける。
( ,_ノ` )「お前が天使に狙われて変身したっていうおとぎ話、ひけらかすなよ」
(´<_`)「・・・はあ。もとから話す気はありませんが。」
( ,_ノ` )「ナカの野郎はただでさえ、嬢ちゃんとバディやってるお前に嫉妬してるフシがある。
つけこまれる隙を作るな。弱点を突かれるな。サマナーバトルと同じだ。」
(´<_`)「はい。あとこれ、スミオさんから」
( ,_ノ` )「わざわざありがとうな。さっさと寝ちまいな。
ゴマダンゴだぁ!?安いもんよこしやがって!撃ち殺しちゃうぞあのやろー!」
-
─
く(´<_`)「・・・」
ベッドで横になりながら、考える。
あの異形の姿になったのが去年、2018年。
あれ以降、全く顕現はしていない。
鉄仮面。
カブラギが成り上がる為にも邪魔な存在だろう。
おれにとっては、鉄仮面自体はどうでもいい。
だが腰巾着のミレディ。
組織とて調和は必要だ。
こちらが何もしていないのに敵意と見下しの視線をしてくるのは気に食わない。
奴らを始末するのに意義はない。
だが一応は同じファントムの同志。
暗殺して死体を気付かれず遺棄でもしない限りは、
ボスの率いる課が糾弾されるのは必至。
なんの課にも属していないカブラギにはわからないのだ。
そもそも、交戦した事もない相手を初見で撃破するのは非常に厄介だ。
人間は悪魔と違って 「デビル」アナライズができない。
もしあの二人のどちらかに氷結無効以上の耐性があったら?
仲魔にやっかいなバッドステータス持ちや、マカラカーン持ちがいたら?
まぁ、万能の射撃を持つアッシュが協力してくれればあるいは・・・
く(´<_`;)「流石に彼女を巻き込むのはな・・・」
カブラギには何か作戦があるのか?
ミネラルウォーターで口の渇きを癒して、眠りについた。
-
https://pbs.twimg.com/media/F7hxj9_bEAAys1C.png
カ`ω´ブつy=つ 「フンッ!」
霞斬りを仕掛けてくる妖鬼ビルヴィスの攻撃を見切り、銃撃を浴びせた。
「うわああー!俺の最強悪魔がー!」
カ`ω´ブ「ふん!そんな雑魚が切り札だと!?
喧嘩ふっかけておいて、落胆させんじゃねェ!」
気が強い男の顔面に飛び膝蹴りをかます。
「ほげが・・・はがが・・・」
先鋒のハーピーとアズミも既に倒され、COMPに戻っている。
残りは気の弱い男、ナナシだけだ。
(<) 「アニキ!こいつなかなかやりますぜ!」
カ#`ω´ブ「何やってんだコッパァ!そんなんじゃ強くならねーぞ!」
(メ W)「バウッ! バゥバウ!!」
https://pbs.twimg.com/media/F7htbiVaEAApbZV.jpg
魔獣がキズだらけになりながら、主人を守っている。
コッパテングの衝撃魔法にもひるまず、体全体で戦っている。
(;``)「へ、ヘアリー・・・もういいんだ!
僕と契約解除して逃げろ!」
憧れのカブラギが近づいてくるのに、ナナシにはもう恐怖しかない。
( W)「サマナー オレサマ ニゲル マケ
ドウセ マケルナラ タタカッテ シニタイ!!」
-
https://youtu.be/sZkhjkzbHvc?t=18
(;``)「わかったよ・・・へアリー。
僕も戦う!」
(;``)つy=つ 「うわあああああああ!!」
ヒュン、と疾風が舞う。
カメ`ω´ブ「なに!?」
頬を銃弾がかすめた。
ドアに弾痕が残る。
(;``)つy=つ「相手があこがれのカブラギさんでも容赦しない!
つ ぼくの友達と仲魔たちは傷つけさせない!!」
ナナシは銃を乱射し、攪乱をおこなう。
(<) 「ひー!俺は銃が苦手なんでさー!」
COMPに引っ込むコッパテング。
カ`ω´ブつ 「チッ!調子乗ってんじゃねえぞ!」
腰からダガーナイフを取り出し投擲する。
(メ``)「ひるむかあああああ!!」
キズを受けつつも、肉薄する速度は止まらない。
カ;`ω´ブつy=つ 「チッ!クソが!」
銃撃でナナシのGUMPがはたき落される。
しかし。
ランドールナイフを振り回して突進してくる。
(#``)つ-l--))) 「うわああああああああああああーーー!!」
-
カ`ω´ブつ(``;) 「なめんじゃねえクソガキ!!」 「ぐっ」
喉に一撃食らう前に、組み伏せる。
カ`ω´ブ「場数がちげええんだよバカガキが!ランカーなめんじゃ・・・」
違和感。
首筋に吐息がふりかかる。
( W)カ`ω´ブ「チッ!」
とっさに首をひねるが、ジャケットの襟に噛みつかれて顎の力で振り回される。
カ#`ω´ブ「ぎゅがあ!話せ駄犬!!」
( ``)「僕の自慢のへアリージャック!なめないでください!」
余程の膂力でも持ち合わせていない限り、悪魔に組み伏せられた人間は勝てない。
顔面への噛みつきを首を振ってかわす。
(;``)つつ-l- 「僕があなたの喉を切れば、終わりなんだ!!」
カ´ω`ブ「わーった、わーったよ!降参だ!
実質一人相手に隙つかれるとはな・・・」
( ``)「へアリー、少し押さえつけを緩めてあげて。
カブラギさんは確かに強い。 けど、驕りがあったんじゃないですか?
僕なんか勝手に逃げ出していくと・・・」
( W)「バウ!」
カ´ω`ブ「・・・ふん。認めてやるよ。
認めついでに・・・
おい!認定マシン!部屋ん中で私闘が起きたぞ!」
-
朝。
く(´<_`)「流石に腹が減ったな・・・」
朝食にバジリスクの目玉焼きセットをオーダーする。
変異に目覚めたあの日以来、食欲が増す事があった。
□と(´<_`)「・・・ん?」
着信音で端末にメッセージが届いているのを確認した。
『ちと事情があってお前らとはしばらく久米ねえ。
二人でイチャイチャしてろ。
すぐ追いおつく。
最強無敵だったカブラギ様』
(´<_`;)「誤字るなよ・・・だいたいわかるが。」
『何があった?あと落ち着いて文字を打て』
『ランキング見ろ。察っしてくれ』
(´<_`)「・・・ん?」
そのままアプリでランキングを見る。
別の名前・・・ミレディが三位にいた。
(´<_`)「何をやらかした・・・?まぁいい、出勤だ」
>オフィス
(=■д■)「おはよう、デカチン。」
ξ゚⊿゚)ξ「おはよ!」
-
>半年後、埠頭
メキッ
( ´)Д(`) つΣ д)
https://pbs.twimg.com/media/F_N22ueboAAapLZ.png
学ランの男が、顔面に突きを食らってダウンする。
カ`ω´ブ「リュージ!
てめええええ何しやがる!」
( ´)Д(`) ニア 「YoYo、こいつは渡さねえ!
俺達のシマ荒らして悪魔狩ってたこいつ死刑!
leaderのカブラギ、お前も同罪!ギルティ!」
https://pbs.twimg.com/media/F_N31nbacAARNsM.jpg
カ`ω´ブつ 「上等だゴラア!俺の舎弟に訳も聞かずぶちかますたあ、いい度胸じゃねえかRS!
つ 豚ミンチにしてやら!」
( ´)Д(`) ニア 「待ちわびたぜ俺様の出番!行くぜお前ら速攻でコテンパン!
そして起こすぜearthクエイク!!
お前ら全員、面目もbodyもマルツブレ!!」
https://pbs.twimg.com/media/F_N32ZbakAAvdGe.jpg
ヽ(`Д´#)ノヽ(`Д´#)ノヽ(`Д´#)ノヽ(`Д´#)ノヽ(`Д´#)ノヽ(`Д´#)ノヽ(`Д´#)ノヽ(`Д´#)ノヽ(`Д´#)ノ「ううおおおおおRSさんの韻はよく踏まれてるぜ!」
カ`ω´ブ「ふざけた野郎だが、ランカーだけあってつええぞ!
てめえらは雑魚どもを片づけてろ!
野郎の首は俺が狩る!」
(``;)ヽ(`Д´1)ノヽ(`Д´2)ノ「「「了解!!」」」
( ´)Д(`) 「noobがいくらきてもノープロブレム!!
全員ミンチでバッドエンド!!」
-
https://www.youtube.com/watch?v=n9byQ7RAV3c
( ´)Д(`)
つと カチャ
https://pbs.twimg.com/media/F_OBO2tbQAAyolr.jpg
拳に特注COMPをハメ込む。
本気で戦うあかしだ。
( ´)Д(`)ニア 「DopeなMC!その名もR.S! Year!?
つ knuckle sommonerのフィネガン尊敬!
悪魔とともに切磋琢磨!
またたく間もなく、お前ら肉ダルマ!」
『妖獣召喚』
https://pbs.twimg.com/media/F_N33SiaMAAz_GI.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F_OFy1wbAAEfZvY.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F_OFzlubMAARp0z.jpg
https://pbs.twimg.com/media/D-zRovQUwAAQ6JK.jpg
( ´)Д(`) 「乗ってよし戦ってよし食べてよし!バイコーン召喚ッ!」
カ`ω´ブつy=つ 「・・・」
つ
( ´)3(`) 「お前foolish!?仲魔出さないとかlife取り!?
suicide BLACKなんて流行らねえYO!」
カ`ω´ブ「お前みたいなBAKAと違ってmast counter見極めてんだYO!
てめえの根城なら腐ったト・ラップくらい仕掛けてんーだろう!?」
( ´)Д(`) 「ノリが悪いぜハゲラギくん!ランカーから落っちこぼれた脆弱くん!
今時攻撃onlyは流行らねえ! バイコーン! ラク・カジャキメちゃって!」
「RSさんよよよYO!信じてるぜぇ!」
https://pbs.twimg.com/media/F_OBRabagAAAn-9.png
( ´)Д(`) つ「そして必殺の抹殺PUNCH!!
つ 非殺不殺?そんなの流行らねえ!」
『beast's killing fist』
https://pbs.twimg.com/media/F_OBSN1aAAA19Gj.png
カ´ω`ブ「ぐあッ!」
-
(``;)「カツラギさん!」
ヽ(`Д´#)ノ「よそ見してていいのかよ、おチビちゃん!!」
チンピラの模造刀攻撃を見切ってかわすナナシ。
思いっきりカツラギの腹に食い込む拳。
苦痛に顔がゆがむ。
しかし。
(;´)Д(`) 「what!?なんだとありえねぇ!」
と
カ`ω´ブつy=つ
懐に飛び込んできた時にGUMPで銃撃をしたため、1ラウンド目は痛み分けとなった。
カ`ω´ブ「チッチッチ。油断大敵てめえは雑魚敵。
三下らしく、くたばりなっ!」
{Ⅲ}つー∞ 「ザンマ!」
https://pbs.twimg.com/media/EdeIbraU0AAbd59.jpg
https://pbs.twimg.com/media/F_OBQobbsAAyg2z.png
羽根を生やした修行僧のような悪魔が、バイコーンに衝撃の錫杖を振り滅多うちにする。
( #´)Д(`) 「飛行悪魔だありえねぇ!?俺らのシマじゃノーカンだ!
男なら地につけ足つけ戦えYO!」
{Ⅲ}「知るか!」
足元のトラバサミを破壊する。
( ´)Д(`) つ 「なんだよ畜生バレてたか!
反撃ついでにデビルサモン、ほんとにFUCKな野郎だぜ!」
歌えガイコツ〜♪ラフィンスカル〜♪」
『幽鬼召喚』
https://pbs.twimg.com/media/E_c9DbEUUAgCSe1.jpg
{Ⅲ}つ 「ハッ!デカ頭トゥルダクか!
アニキここは任せてくだせえ!」
-
ラフィン・スカルにザンマが連続で打ち込まれていく。
(;●Ⅲ●)「ガガガガガ・・・!」
https://pbs.twimg.com/media/F_OWngVaEAEBPvP.png
{Ⅲ}「ひゃはは!衝撃スタンで動けねえ!
おもしれえったらありゃしねえ!
飛んで火にいる夏の骨!」
(;´)Д(`) 「wait a minute!ウェイト!ほあー待って!
あまり刺激与えると自爆!
俺もお前もタダじゃすまねー!
払わにゃいかんぞ渡し賃!」
https://pbs.twimg.com/media/FL0aOfxacAQN67I.png
カ`ω´ブつy=つ 「脅しのつもりかこの野郎?
召喚したのはてめーだろ!
仲魔のチョイスも三流か!?」
(; ´)Д(`) 「ちくしょーちくしょー覚えてろ!
泣きづらかくのはお前の方!
一発逆転キメてやる!!」
カブラギの銃撃からおっかなびっくり逃げながら、恨み節を吐く。
( ´)Д(`) 「ちょっとお前止まってろ。俺様の逆転の盾になれ。」
ヽ(`Д´#)ノ「え?RSさ・・・
ギャー!!」
カ;´ω`ブつy=つ 「!」
( ´)Д(`) 「臆したお前、敗北者!ラップバトルの敗北者!
つ と 人生負け犬敗北者!!」
『CHARGE』
https://pbs.twimg.com/media/F_OBZJobcAA6tMB.png
流石にたかが抗争程度で、味方を盾にするという斜め上の発想はカブラギにはなかった。
RSにとっては野良ネコマタの縄張り争い程度ではなく、本気で殺しに来ているのがようやくわかった。
しかも奴が逃げ込んだ先には、自分の仲間達もいる。
うかつな乱射などできなかった。
( ´)Д(`) 「どうせこいつら金魚のフン!俺の勝利の餌同然!」
X
https://pbs.twimg.com/media/F_OFktqawAAb7w1.jpg
-
(#・)Д(・) 「魅力的なSKILLで速攻でKILL!!ヒーホー、お前らおめめの邪魔!」
つ と
https://pbs.twimg.com/media/F_OFlp8acAALimH.jpg
『Warning!Risk of COMP damage!』
両手のCOMPが発光、発熱する。
と( ´)Д(`)つ 「いちいちうるさい警告だYO!おふくろみてえなCOMPだな!
両手のCOMPで100万パワー+100万パワーで200万パワー!!
いつもの2倍のジャンプが加わり、200万×2の400万パワー!!
そして、いつもの3倍の回転を加えれば、400万×3の・・・」
https://pbs.twimg.com/media/F_OFnIIaMAACCEd.jpg
空中で大跳躍して回転を始める。
ヽ(`Д´#)ノ「ぎゃー!RSさんのアレが出るぞー!」
(`Д´;)ヽ(`Д´2)ノ「おい!アレってなんだ!やべえスキルなのか!?」
ヽ(`Д´;)ノ「ちくしょう放してくれー!うまみだけ吸いたかっただけなんだ!
死ぬなんて御免だー!」
( ´)Д(`) つ「お前をオーバーキルできる1200万パワーだYOーっ!!」
つ
https://pbs.twimg.com/media/F_OFyA7akAATjR5.jpg
『HAZARD BOMB』
大轟音とともに地鳴りがうねり響く。
====カ;´ω`ブ「ほっ。大した事ない大技、スキだらけ!
見掛け倒しでこけおどし!肉ダルマはてめえだ!」
「ごほっ」
-
カ;`ω´ブ「リュージ!? ぐあああ!!
カラス!リュージを抱えて飛べ!」
{Ⅲ}「合点承知だ!!」
RSに開幕で殴られ地に倒れ伏した、リュージと呼ばれた男が血を吐いた。
真の狙いは、体重に身を任せたパンチではなく振動攻撃だったのだ。
くらっときたカブラギを、RSが体格差で投げる。
(●Ⅲ●)「あ・・・が・・・」
『maid souvenir』
ラフィン・スカルにぶつかり、大爆発に巻き込まれる。
カ ω ブ「があああああ!!」
( ´)3(`) 「ラフィン・スカルは有能悪魔!Do you know?
立て続けに衝撃受けると冥途の道連れ誘爆自爆!
周り吹き飛び大惨事!!
俺様の必殺、浮遊程度じゃ避けられなーい!!」
部下のチンピラたちもまともに振動と爆風を食らい、軒並みフラフラだ。
ヽ(`Д´2)ノ「なんつーことを・・・仲魔や仲間まで見境なしか・・・」
ヽ(`Д´1)ノ「でもてめーに反動ダメージがねえのはおかしいんじゃねえか!?」
( ´)Д(`) 「仲間?仲魔?ハァン?使い捨てる為のもんだろ!
それが俺様のつよつよ強み!」
カ´ω`ブ「そういうことか・・・ラクカジャをかけたのは自分へのダメージ軽減・・・やられたぜ・・・
第二波がくる・・・カラスはそのままリュージ連れて逃げろ・・・!」
https://pbs.twimg.com/media/F_OWoWcbwAAxw8Q.png
ラフィン・スカルが二体召喚された。また誘爆させるつもりか。
( ´)Д(`) 「次でお前らお陀仏ブツブツ!ブツクサ文句は言わせねえ!」
つ と
(((と( ´)Д(`) つ))))「それが俺様、RS!」 ぐるんぐるん
COMPにエネルギーをチャージし跳躍する。カブラギは動けない。
-
https://youtu.be/2lpd6Jjb01E?t=65
ヽ(`Д´1)ノ「どうすんだカブラギィ!
もう一度来たら俺達タダじゃすまねえぞ!」
ヽ(`Д´2)ノ「カブラギさんッ!」
カ;`ω´ブつy=つ 「てめえらも逃げろ!
相打ち上等!!
だああああああ!!」
(((と( ´)Д(`) つ))))「グレイの空が♪崩れ落ちてくる♪」
「その前にッ!」
鈍い音がしたと思えば、RSが無様に落下してくる。
ぶよん
(#´)Д(`)と 「why!?」
つ
(メ``)つ===
漆黒のヌンチャクを持ったナナシが、撃ち落としたのだ。
カ´ω`ブ「ナナッシー・・・!」
( ´)Д(`) 「むむっ!」
-
( ´)Д(`)ニア 「F・U・C・K!ファックファック!クソガキ邪魔はいけねーYO!YO!」
つ
https://www.youtube.com/watch?v=NjSZ0LKtstc
(メ``)つ=== 「取り繕うとしても無駄ですよ。
動揺して韻を外した時点であなたのペースは崩れました。
ここからは堅実に進めていくのみ。」
( ´)Д(`) ニア「調子に乗るなよこっからまた俺様RSのターン!
Open The FUCK! さあ、簡単だStand Up!
アナーキーに生きる ファンタスティックFUCK!!」
立ち上がって再び拳のCOMPを振るう。
しかし。
== (メ``) == ヒュンヒュン 「あなたのstyleは見切った!ここからは追い詰めていくだけのbattle!詰め将棋そっくりの消化試合!」
つと
==(メ``)
==つカ´ω`ブ「すまねえ・・・」
(;´)Д(`) 「ワッツ!?エモい獲物横取りこれで二回目!
RS様相手に三回目は、ないぜっ!」
(メ``)「ワン!ツー!カブラギさんを連れて離れて!」
(#´)Д(`) つ「させるかYO!」
つ
( ;´)Д(`) つ===と(メ``)「へアリー」
また漆黒の三節混が
(メ``)「あなたのCOMPと肉弾は確かに強力です、RS。そこは敬意をしめします。
しかし、間合いというものを考えてない。かつての僕のようだ。
強いからこそ、欠点をカヴァーする事をしなかったんですね。」
( ´)Д(`)ニア 「ほざくなYO!棒切れチビ助がYO!
バイコーン!角でブスっと刺せ・・・
あ?」
-
(メ``)ニア 「自分のスキルで殺しちゃったじゃないですか。忠誠度ダダ下がりですねきっと。」
ナナシは三節混を真っすぐ伸ばし、槍の要領で突いて追い詰めていく。
(; ´)Д(`)と 「ズルいんだYO!その武器!」
つ
(メ``) 「あなたは強い。尊敬に値します。でも僕はそれ以上にカブラギさんを尊敬しているッ!」
つつ====>
( ´)Д(`) 「イチかバチバチバチか!!」
つ と
『CHARGE』
(メ``)つ-l--つ 「遅い!」
必殺の為に溜めたチャージの隙に、背後に忍び寄る。
そしてブラックジャック状に変化した武器で後頭部を殴打する。
( ´)Д(`) 「ぐえっ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/F_QzpvtbEAAF1mw.png
流石の屈強なRSも、嘔吐し倒れる。
(メ``)「カブラギさんに迷惑はかけられない。殺しはしません。
リュージくんに謝ってください。」
( ;)Д(;) 「ごめんYO・・・許してYO!」
ヽ(`Д´1)ノ「ナナシ!気をつけろ!やつめ何かやる気だ!」
( ´)Д(`) b 「最後の最後でお前ら爆死だYO!許してねェ!
この起爆switchでラフィン・スカルも腐ったマフィン!大爆発!」
「凍てつけ」
( ´)Д(`) b「ファファファ!fire!!!!!!!!」 カチッ
-
(; ´)Д(`) b 「あれ・・・おかおかおかしいYO!?忠誠度関係ないYOこれ!」 カチカチカチッ
虚しくボタンを押し続ける。
(メ``)「よく見てください。あなたのかわいそうな仲魔を」
( ´)Д(`) 「なにネゴート言ってんだYO!山羊でも数え・・・
ええ!?」
[●Ⅲ●][●Ⅲ●]
ラフィン・スカルはカチカチに凍っていた。
( ;´)Д(`) 「馬鹿な!?カチカチのロックアイスになっっちゃってるYOYOYO!?
メパトラストーン、fire・・・」
「させるか」
( x)Д(x) と(´<_`)「Fuck it(くたばれ)」
男が、真正面がらチョップを叩き込む。
RSは本当に倒れた。
ヽ(`Д´1)ノ「あ・・・アンタは!ランク1位の・・・!なんでここに!」
(´<_`)「無駄話は帰ってからでいい。ロープはあるか?生き残ったミートボールどもを縛り上げて連行する」
カ^ω^フ「・・・!心の友よ!久しぶりだ・・・な!」
カブラギの顔がパァっと輝くが、すぐ痛みにうめく。
(´<_`)「あの日、いきなりお前がランク最下位レベルにまで堕ちたわけを聞きたいが。
今はやるべきことをやれ。」
ヽ(`Д´2)ノ「ウッス!」
─
-
─
カ`ω´ブニア 「おい!俺は今施設内で私闘をしたぞ!
こういう時はランクを下げるのがスジじゃねえのか!?」
部屋の備え付けのモニターに怒鳴る。
『お名前と認証できるものを』
カ`ω´ブつ■「カブラギだ!これでいいか!」
『カードを挿入してください』
素直に、ランカーの証であるブラックライセンスカードをモニタ下に差し込む。
『貴方はファントムにとって有益な働きを多数しています。
それによって多少免責され、100程度ランクを落とす程度で・・・』
カ`ω´ブ「このクソどもと同じく、最下位のボトムズランクまで落としな。」
その言葉が認識され、数秒でカードが書き換えられる。
カードは最底辺の証、レッドカードになっていた。
カ`ω´ブつ□ 「あーあ、これでまたやり直しかい。」
(;``)「なんでそこまで自分を卑下するんですか。
あなたは僕のあこがれだった・・・正直失望しました。」
カ`ω´ブ「ああん?卑下してんのはお前らだろ。
どうせ無理だ無理だって、最下層に住んで食堂のメシ以外知らないサマナー人生。
そんなんで楽しいか?」
ヽ(`Д´1)ノ「てめえは何言ってんだ・・・」
カ`ω´ブ「これだけ言ってもわかんねえか?
お前らもこのカブラギ様の仲間に入れてやろうってんだよ!!
テッペンまで這い上がるんだ!!
俺達で!!」
ヽ(`Д´2)ノ「俺は乗るぜ。
食堂以外のメシを食いたい。任務以外で外に出て強い悪魔を仲魔にしたい。
フーゾクつーとこで、女を抱きてえ!!」
-
数日後。
x::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
八::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
!::::::::_彡彳儿´`ミミ、川::::::::::::::::!
!:::W: : : : : : : : : : : : : : 了::::::::::::!
川: : : : : :_: : : : : : : :_:イ ヾ:::::::::::!
.!zヽ: : : ノ `丶: : : / |:::::::八
ヾ.x、´ _} ) ‐、" !:::乂_
`:! / `ー´ .!i ,'从_
_ミ:, rニェェ= / ー、
‐=´. ヽ .` ̄´ /  ̄`' ,
/ `:,丶_.. ノ _ ヽ
| ヾ..r ,,. ´ \
! ! ヽ
{ .: !
ヽ 、 ! .ノ
{ ! : /
! i ! y .{
! ', ! ) !
> ヽ .人 ../ .|
K ▼д▼)「ウっス!ファントム専属調教サマナーのタクヤと申します!
カブラギくんもここに落ちてきたんすか!?」
https://pbs.twimg.com/media/FIG2MMpagAEBiGr.jpg
カ^ω^フ「ああ。ちょっとやらかしてな。
死ぬ気で稽古つけてくれや。」
K ▼д▼)「ウッス!!じゃあ覚悟はいいっすか!?」
つ と
『邪鬼召喚』
.??}⌒V ̄V⌒{
??_{?}<o>{?}
??/ミヘ?V?/三ハ?Vゝ
?/?/?ゞツ{三し、-'ト、
?/ミ/?(??`ー´?)ィ?}
TT?く7-T?T-ト=
{?{??{??トイ?イ
?\?\??\??Y?ノ
?\\??>_}{K
-
<o>「俺の役目は!役立たずどもをボコることだ!!
笑ったり泣いたりできなくしてやる!!!
わかったかウジ虫ども!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/F_REprzbYAAn5S2.png
くK ▼д▼)「ギリメカラ軍曹、二本足立ちのスペシャルエディションっす!」
カ;^ω^フ「い、いきなり・・・?タクヤさんはシビアだねぇ。
ま、やりますか!
お前らCOMP構えろ!
いきなり来るぞ、気をつけろぉ!」
─
<o>「なんだ貴様ら、そのへっぴり腰は!じじいのマダムの方がまだ気合が入ってる!
ふざけるな!大声出せ!!根性直しの悪魔狩り25回!!
次チャレンジしてくる時までにやっとけ!!!」
https://pbs.twimg.com/media/F_REqWnbMAAtuHW.png
https://pbs.twimg.com/media/F_RErLXbEAA2ztz.png
カ;xωxフ「きっつ・・・お前ら、生きてるかぁ?」
ヽ(`Д´1)ノ「ああ、なんとかなぁ!!」
ヽ(`Д´2)ノ「なんだあのテトラカーンはぁ!?」
(;``)「・・・」
K ;▼д▼)「申し訳ナス!
次は比較的オーソドックスな仲魔にしときまっす!お待ちしてナス!」
カ;^ω^フ「あ、ああ・・・できればそうしてほしいよ。
さてお前ら、休憩したら俺のお楽しみスポットに行くぞ。(ほんとはカムイの後を追って偶然見つけたんだがな!)」
(;``)「はい!」
-
>廃墟ホテル
「いらっしゃい・・・」
カ^ω^フ「よろしく頼むぜ!」
>酒を手渡した
「・・・安酒だね。あとで錬金術で蒸留してランクアップさせるか・・・。
設備は勝手に使ってくれ。」
─
ヽ(`Д´1)ノ「すげー!ネコパンチバズだってよ!」
カ^ω^フ「へへ、魔晶変化ってんだ。俺のネコマタが変化したやつだが、お前に貸しといてやる。
命中に難はあるが、当たればすごいっていう銃だぜ。
クズノハ伝説サマナーのキョウジも愛用してたって噂だ。」
ヽ(`Д´2)ノ「へー。最強のサマナーも駆け出しの頃はそんなの使ってんだ。
ん、どうしたナナシ?」
「そのへアリージャックはずいぶん君に懐いているようだ。魔晶にしてあげられるよ?」
( W)「カワレルノカ?」
(;``)「やっぱり僕はいいです・・・これまで僕を助けてくれたへアリーを武器になんてできない・・・」
カ^ω^フ「ナナッシー、よく聞け!」
(;``)「・・・」
カ^ω^フ「へアリージャックははっきり言って下級悪魔だ。ずっと連れ添って戦ってレベルを積んでも、上級悪魔にはかなわない。
形が変わっても、お前を助けてくれる。お前が注いだ愛情に変わりはねえんだ。
元ランカーの俺を組み伏せた体躯が、牙が、そのまま武器としてお前を磨いてくれるだろうぜ!」
(;``)「へアリーは・・・いいの?元に戻れないんだよ?」
( W)「・・・
オレサマ ナナシト タクサン タタカッタ!
スガタカワッテモ、ユウジョウ クズレナイ!
オモイデ クチナイ!」
ヽ(`´)ノ「・・・わかったよ!へアリーの事、僕も忘れない!
魔晶変化、お願いします!」
-
─
(´<_`)「ふうん、カツラ君は俺の尾行をしてたのか。
それで、彼らが持っているのが魔晶変化装備というわけか。」
カ;^ω^フ「ま、まぁーいいじゃねえか。
持ちつ持たれつ・・・だよ・・・」
ヽ(`Д´1)ノ「アンタがランク1位保持のウエハラカムイか。俺はイチロー!」
ヽ(`Д´2)ノ「本当に助かった。俺はジロー。犬みたいとか言ってくれるなよ!」
(;``)「どどどうも・・・ナナシって呼ばれてます・・・」
(´<_`)「別に緊張しなくていい・・・
それより君が使っていた武器を見せてくれないか?」
(;``)つ== 「いいですけど、ランカーの人が見て面白いものではないと思いますよ・・・」
(;``)つ===> ジャキッ
(;``)つ==つ ドン
https://pbs.twimg.com/media/F_QzqqjbMAAV0w4.jpg
(´<_`)「いや、面白い機構だ。
魔晶元の悪魔とは忠誠度を越えてずいぶん仲が良いらしいな?
もはや魔晶品というより、魔具と言った方がいいかもしれん。
それに、君達もランカー入りだ。もう」
ヽ(`Д´1)ノ「どういう事だ!?」 ガタッ
イチローが思わず身を乗り出す。
カ・ω・フ「む?なにスマホいじってんだお前」
(´<_`)「今回の俺の出動要請は、RS達の秩序ない振る舞いを取り締まれということだった。
奴らは色んな場所に暴走族の如くたむろして、縄張り主張していたからな。
気軽に悪魔交渉ができないというルーキーからのクレームが大量に入ったそうでな。
本来ならお前らも処罰対象のはずだが、運がよかったな。
先にRS側が一方的に戦闘を始めた上に返り討ちにあったから、奴らはランカー剥奪、一気に降格さ。
お前らの順位が繰り上がってランカーになれるはずだ」
カ^ω^フ「マジか!」
ヽ(`Д´2)ノ「やったなカブラギさん!タナボタだぜ!」
-
く(`<´リと{Ⅲ}「アニキ、治療終わったんで連れてきましたぜ!」
ヽ(`<´リノ「やっと目が見えてきた・・・助かるぜ黒い兄ちゃん」
https://pbs.twimg.com/media/F_TOjHzbcAA7jsQ.png
カ;ω;フ「リュージ!大丈夫か失明とかしてねえか!?」
{;Ⅲ}「大丈夫だからここに連れてきたんすよ。
まだ目がイッちゃってる時は、肉ダルマ野郎の仲魔かと思われて罵倒されましたもん。」
─
{Ⅲ}「今回復魔法使ってやるから、そしたら帰っていいぜ金髪のにーちゃん。」
ヽ(`<´リノ「放せ!お帰りはテメエだ黒いの!」
https://pbs.twimg.com/media/F_TOk1XbIAABIv2.png
─
ヽ(;`<´リノ「あー、その節は・・・ほんとに・・・」
カ`ω´ブ「俺のエース仲魔にそんな暴言吐きやがったかテメー!!
まぁリュージらしくていいわな。
その威勢のよさとパイプアタックで結構助けてもらったしな。」
ヽ(`Д´2)ノ「そうすね。悪魔の群れにバックアタック食らいそうになった時は必死で防いでくれたし。」
(` `)「僕とリュージくんは、後方支援!」
ヽ(`Д´1)ノ「いやお前は立派な武器持ってんだから前衛だろ!!
ほんとは虚弱体質さえなきゃ最前線立っててほしいんだけどなー。」
(` `)b 「でも僕もカブラギさんやタクヤさんのシゴキ(意味深)で強くなったし!
これからはどのポジションでもいけるし!」
(´<_`)「口を挟んで悪いが、そこの黒子さんはカブ野郎の仲魔なのか?」
{Ⅲ}「ウッス!お久しぶりっす!妖魔のカラステングっす!コッパテングから昇格しました!」
カ^ω^フ「つーことで、コンゴトモよろしくな。
さてリュージも来た事だ、本題に入りたいね。」
-
─
(;``)「ええっ!リュージくんを抜けさせる!?」
カ・ω・フ「ああ・・・俺もよく考えての事だ、おちんちんついて聞いてくれ。」
(´<_`)(・・・お前が落ち着け)
ヽ(#`<´リノ「いきなりなんだよ!?納得できねえよ!!
二か月程度だけど仲良くやってきたじゃねえか!!」
カーωーフ「お前、まだ脚が治ってないよな?
じゃなきゃ、運動部のお前があんなデブの初撃をかわせないはずがねえ。」
ヽ(`<´リノ「・・・!」
カーωーフ「隠しても無駄だぜ・・・足手まといになるくらいなら別にいい。俺らがカバーすりゃ。
でもお前が死んだら、おふくろさんが悲しむだろうが?」
(´<_`)「? こいつには親がいるのか?」
カ・ω・フ「いるも何も、こいつはファントム生まれじゃあない。
闇バイト感覚で入って来た学生だよ。」
ヽ(`<´リノ「おい!カブラギ!余計な事言うな!!
いくらリーダーでも横暴だ!クソすぎんだろ!」
カーωーフ「困るんだよな、学生さんがヒーローごっこ感覚で入ってこられちゃ。
お前とバカやってた日々は楽しかったけどよ。
それとこれとは、別だ。」
>カブラギの、絶対抜けさせるという信念を感じる・・・
(´<_`)「本気なのか」
カーωーフ「こんな土壇場で冗談言うほどアホじゃねえよ。」
(´<_`)「じゃあリュージ君。お初にお目にかかります。ファントムサマナーランク1位のウエハラカムイだ。」
ヽ(;`<´リノ「お、お見それしやしたっ!」
(´<_`)「謙遜しない。最高幹部の鉄仮面を除けば最強だ。ランキングがそれを示している。
だがそんなおれでも、サマナー始めたての頃は相棒を追手によって死なせた事があった。
・・・泣きながら死にたくない死にたくないと言いながら結局は死んだ。そういう世界だ。」
-
ヽ(;`<´リノ「・・・」
(´<_`)「こいつもバカなりに、君の事を考えているんだと思うよ。
おれも親の顔は知らん。
だから親のいる君は、幸福なのかもしれない。
足は洗えるうちに洗った方がいい。」
ヽ(#`Д´1)ノ「おい!俺名義で寿司頼んだ奴は誰だ!金返せ!」
カ^ω^フつ「ちいせえ奴だなあ。送迎会くらいパーッとやろうぜ!ほれ代金!」
>送迎会
ヽ(`<´リノ「俺は本当にやめなくちゃいけないのか?」
ヽ(`Д´2)ノ「まぁRSにやられてCOMPもおじゃん。仲魔データも消えちまったんだろ?
今から仲魔揃えるのは、正直きついと思うよ。」
(;``)「あっ僕のネギトロ!」
カ^ω^フつ= 「俺のエンガワやるよw」
(;``)「脂っこいの苦手なんですよ・・・なんでわかっててくれるんですか・・・」
ヽ(`<´リノ「じゃあ俺がもらっていいか?俺のネギトロやるよ」
=と(´<_`)「俺のもやる。」
(;^^)つ= 「ありがとうっ!!」
>送迎会終わり
カ^ω^フ「食った食った。が・・・もっとピザとかケーキオーダーしとけばよかったな、お前らもそう思うだろ?」
ヽ(`Д´1)ノ「てめえと違ってもう入らねえよ!」
ヽ(`<´リノ「・・・これでお別れかよ。」
カ^ω^フつ「あっそうだ。前の歓迎会でビュッフェ行った時に立て替えてもらった金だ。」
ヽ(`<´リノ「ひいふうみぃ・・・
30万!?何倍返しだよ!?」
ヽ(`Д´1)ノ「前にパチンコでスった時にテメエに金借りたっけな。ほれ」
ヽ(;`<´リノ「10万も貸してねえんだが!?」
-
ヽ(`Д´2)ノ「俺はラーメンジロウでおかわりしまくって奢ってもらったっけな。ほれ」
ヽ(;`<´リノ「20万!?いやいや」
ヽ(`Д´2)ノ「母子家庭のくせに人にホイホイ奢るからだ。
俺らじゃなくて、母ちゃんにいいもん食わせてやれ!」
(;``)つ「僕も・・・40万」
ヽ(;`<´リノ「いやいやもっと不味いだろ!?お前には特に奢ってないんだが!?」
(;``)「さっきのネギトロのお礼と・・・今までのボディーガード料だよ。
リュージくんがいなかったら、ぼくは何度も死んでた局面があったと思うんだ。」
ヽ(`<´リノ「お前ら・・・」
(´<_`)つ□ 「封筒が一枚残ってた。9万で少ないが、とっておけ。」
ヽ(;`<´リノ「いやほぼ初対面のトップランカーから!?無理っすよ!」
(´<_`)「不慣れな脚でファントムに貢献してくれた、ランカーからの謝礼金と思ってくれ。
それに、おれは親の顔は知らんと言っただろう。
君の御母堂の顔は知らんが、親孝行してやるといい。
みんなからの金を無碍に使うな。とりあえずは自分の脚を治すのに専念しろ。
学業とスポーツに専念すれば、こんなところよりいい道も拓けるだろう。」
─
ヽ(;<;リノ「みんな・・・ありがとよ!」
( ;;)「学校でも頑張ってね!リュージくんならいけるよ!」
ヽ(`Д´1)ノ「いじめにあったら言え!俺がぶっ殺してやる!」
ヽ(`Д´2)ノ「まぁ・・・なんだ・・・俺は忘れないぞ。
気持ちのいいバカ。」
カ^ω^フ「成人になるまで酒に手出すんじゃねーぞ!コラ!タバコもだ!判ったかパツキンモンキー!」
ヽ(;<;リノ「カブラギにだけは言われたくねーや!」
(´<_`)「・・・おれにしてやれる事は少ない。ただし、ファントム抜けしても大丈夫なように取りはかっておこう。
早く悪魔の事なんて忘れて平穏に生きろ。」
https://pbs.twimg.com/media/F_TOkD4aEAAeyRA.png
ヽ(;<;リノ「こんなお別れクソすぎんだろ!
・・・いい意味で!一生忘れねえよ!!!!!」
-
>リュージは去っていった
(´<_`)「いいのか?本人の意思を無視して離脱させるような・・・」
カ´ω`ブ「俺も寂しいけど、いいんだよ。
あいつはもともと進学校のスポーツ特待生だったんだが、
小さい頃に親父に虐待を受けたのが響いて、足を痛めて立場が危うくなったらしい。
学費を払うためと片親の母親に負担かけねー為に、ここに入って来たんだと。
あいつには親がいる。ヘマで死なせだら、俺はどうおふくろさんに謝ればいい?」
(` `)「リュージくん、ほんとに一緒に頑張ってくれてたんだ。
でもときどき辛そうに足を引きずるのは見てたんだ・・・」
ヽ(`Д´1)ノ「馬鹿野郎!俺らと違って学校行けてんだから
まともにバイトしてエンジョイしろや!ったく」
ヽ(`Д´2)ノ「・・・まぁあいつが先制で殴られてくれたおかげで、
RSをランカーから引きずりおろせたわけだしな。
最後の貢献は素晴らしかった。
俺達の役目はそれを無碍にせずに、次につなげていくこと。
だよな、カブラギさん?」
カ^ω^フノ 「ああ・・・そうだな!
テッペン目指すぜ!」
>地下
( #)´)Д(`) 「ゆ・・・ゆぶしてくだちゃ・・・」
K ▼д▼)「自分らのシマを勝手に主張して仲魔作り等を妨害。
同じファントムの同胞に一方的に暴力行為。
更には殺意あり。」
( ;´)Д(`) 「そ・・・そんな・・・証拠が・・・」
K#▼д▼)つ□ 「ランカー1のカムイから戦闘の動画が送られてきてる。
言い逃れできると思ってんのかオォン!?」
( ;)Д(;) 「ぎゃー!!!!!!」
-
>解散後、トイレの個室内
カ;^ω^フ「・・・お前ホモか?
個室に男二人・・・何も犯らぬはずはなく・・・」
□と(´<_`)「・・・違うわ。
これを見ろ」
カムイはスマホを見せる。
https://pbs.twimg.com/media/F_Qzsm2aYAA9NvK.jpg
カ`ω´ブ「ホモストーカーじゃねえか!俺を巻ーき込むなー!」
(´<_`)「アホか。ランカーのVIPルームには盗聴器が仕掛けられてるって可能性が高いってことだ。」ボソッ
カ・ω・フ「なんで?」
(´<_`)「おれの考えでは、実力あるランカーは更に上を目指すという危惧がされている。
b 例えば幹部殺しで下剋上とかな。
それを阻止する為に・・・おれの持論だがな。」
(´<_`)「このふざけたメールを送って来たのは、お前じゃないよな?」
カ#`ω´ブ「んな嫌がらせやる暇あったら外で悪魔狩るわぁ!
頭装備にアルミホイルでも巻いてろォ!」
(´<_`)「じゃあいい。鉄仮面殺しは部屋以外で計画しよう」ボソッ
カ`ω´ブ「ああ・・・」
(´<_`)「あの三馬鹿はどうした」
カ`ω´ブ「お前の采配のおかげで、ランカーになれたからな!
部屋変えの申請とブタ小屋の掃除やらせてる。」
(´<_`)「ブタ・・・ああ。
性格悪い糞みたいなデブを豚呼ばわりは豚に失礼だろ。」
カ^ω^フ「そっすね。
そろそろトイレから出ないか?」
(´<_`)「同意だ。
お前なんかとデキてるなんて噂されるなんてお断りだだからな。」
>アッー
-
(´<_`)「おはようございま・・・」
>翌日朝、オフィス
>奥から大声がする
(■/へ■)「・・・つまり?」
(´・u・`)「そうです。幼少期からあのガキの世話をしたのはモリカワ。
その過程で何か仕込んでいても可笑しくないかと・・・」
>ナカテガワとボスが言い争っている
>つまらなそうにボスはタバコを吸い始めた
(■/へ■)y- 「で?それが本当だったとして何だと言うのだ?」
(´・u・`)「わかりませんかボス。いつか背中を刺されますよ。
モリカワ達にはなにかこの課を掌握しようとする意図が・・・」
(■/へ■)y-「・・・貴様はモリカワより優秀だと言い切れるのか?」
https://pbs.twimg.com/media/F_sb8I3a0AA7me-.png
(´・u・`)「学歴が上の私が優秀でないと?
年功序列は古臭いですよ、ことこのファントムでは」
(■/へ■)y-「己は別に古株だから絶対的な権限を持っていいなどと思ってない。
自分が20年近く前のクズノハファントム戦争から生き残ってこのポジションにいるのもたまたまだ。
己がどうしようもない老いぼれになったら、次の候補者を自分で頭でも撃ち抜いて潔く散るさ。
だがテツやモリカワはお前よりファントム上では先輩だ。殺しの腕もな。
先輩は最低限敬うべきだ。
今一度改めるべきではないのか?その決めつけと態度。」
https://pbs.twimg.com/media/F_sbzfIacAAu93s.png
(´・u・`)「・・・カムイの写真です。使い魔に写真を取らせました。」
https://pbs.twimg.com/media/F_sd0qabAAA5PlY.jpg
(■/へ■)y- 「最低限、目は通しておく。置いてここから消えろ。」
https://pbs.twimg.com/media/F_sb9_faIAAgVPu.png
(´・u・`)「今日は気分が優れないので失礼します。」
(´ u `)「遅れ・・・ソジジイ。・・・ポイント追加だな・・・」
(´<_`)「・・・おはようございます」
(#´・u・`)つ「盗み聞きか!どけ悪魔のガキィ!!」
>不意に突き飛ばされた
-
(#=■д■)「おいナカ!俺の事をどー言おうが構わんが。
デカチンに手出すのは許さん」
(´・u・`)「ああ、御出勤でしたか。
ではあなたには4千万ポイント追加で・・・」
>ナカテガワは去っていった
と(´<_`)「モリカワさん・・・」
(=■д■)つ 「よっ、デカチンおはよう!
コーヒー淹れてやるから飲めや。ミルク入れてええか?」
(´<_`)「はい」
ファントムをブラック企業のようにしたくはない。
そういう理念で苦いブラックコーヒーはなるべく避けているのだ。
(´<_`)「モリカワさん」
(=■д■)「できたぞ。熱いからな。・・・ん?」コトン
(´<_`)「言い難いのですが、あのような人は排斥すべきでは・・・?」
ズズッと啜りながら、言葉を選んで答える。
(=■д■)「ナカの事か?確かに目にあまるが、だからって追い出したりしたらあいつと同じになる。
お前はまだ若い。若すぎる。だから実力と実績をもっとつけろ。
そうすりゃギャーギャーうるせえあいつもお前を見ても何も言えなくなるぜ。」
(´<_`)「あの・・・悪魔の子というのは?」
(=■д■)「ああ、ナカが仲魔使って盗撮したっていうデカチンアーマーか。
インキュバスみたいでカッコイイじゃねーか!ははは!」
https://pbs.twimg.com/media/DyOacEwVsAAF1FK.jpg
(´<_`;)「そ、その例えは・・・」
(=■д■)「まぁアイツのドヤ顔透破抜き、意味ないんだけどな。
半年前にテツさんとの飲みでポロッと聞いた。
まーどんだけ強いかわからんが、多用せず切り札としてとっとけよ。」
(´<_`)「知ってたんですか。そういえば今日クサビさん達は?」
-
(=■д■)「ああ、二人はまた犯罪サマナー狩りだよ。
例のファフニールの痕跡を見つけたらしい。」
(´<_`)「ようやく尻尾を見せましたか。」
(=■д■)「俺は仕事に行くけど、デカチンはどうする?
ナカがキレて帰ったから、お嬢ちゃんは今日は来ないと思うぜ。
あいつの送迎で来てるから。」
(´<_`)「・・・そうですね。モリカワさんのおかげでどれだけ俺が成長したか
お見せしたいです。
同行しても?」
(=■д■)b「ああ!俺の背中は任せたぜ!」
>大道寺邸
https://www.youtube.com/watch?v=sHB0l6D8Ncs
(<●>)
〜(無)〜 「私を置いてお逃げください茜様…この者、強うございます…
それにあの者達、一見我々を助けてくれたように見えますが…」
リ゚▽゚ リつJ 「そういうわけにもいかん。この奥に行かなあかんからな」
顔のない男が触手に囚われ、得も言われぬプレイをされている。
バールのようなものを持ったピンク髪の少女が対峙する。
(;=■д■)「うげ…野郎が見るにはきつい絵面だぜ…」
(´<_`)「女性が見ても筆舌にしたがいものかと思いますが。
本当にここで合っているのですか?」
(=■д■)「ああ…間違いないよ。でも…」
少女は触手による突きを難なくかわしていく。
しかしそれでもいずれジリ貧になる事は明白だ。
(´<_`)「おい。下手に触るなら逃げた方がいい。そんなものでは殺せない」
リ゚▽゚ リつJ 「じゃあ、何なら効くの?」
https://pbs.twimg.com/media/GAQtvfoaIAACxRT.jpg
(=■д■)「もっと鋭い…実践的な刃か…もしくは」
-
(´<_`)「銃」
リ゚▽゚ リつy=Σ 〜(<●>)〜
ズドン
https://pbs.twimg.com/media/GAQtwofbYAAzZWF.jpg
一瞬のうちに触手付き目玉に衝撃が貫通した。
顔のない男は拘束から逃れる。
(無)「助かりました、あかね様・・・」
リ゚▽゚ リ「礼ならあっちに言ってな。隙作ってくれな危ないとこやったんやから」
(=■д■)「礼には及ばんさ。クライアントはお嬢ちゃんなんだろ?」
(;無)「…!?ということは味方だったのですか」
(´<_`)「しかし妖魔ウォッチャーで良かったな。
他のだったら詰んでいたかも」
(無)「どういうことです・・・?」
(´<_`)「妖魔ウォッチャー。銃の通りは悪いが、効かないよりマシだ。」
https://pbs.twimg.com/media/GARE0ZdakAAXDv_.jpg
(´<_`)「鬼神イチモクレン。銃が無効だな」
https://pbs.twimg.com/media/GAQzU24acAApZln.png
https://pbs.twimg.com/media/GARE9VZaEAAn9Wm.png
(´<_`)「最悪なのがロリコン殺しで有名な外道バックベアード。
銃を反射してくる。」
https://pbs.twimg.com/media/GAREzpHaQAAJ4Aj.jpg
(;無)「全部同じじゃないですか!」
(´<_`#)「これだから素人は困る。よく見てみろ。
ウォッチャーとバックベアードは色が違うし、イチモクレンは目が死んでいるだろう!!」
リ゚▽゚ リ「あっまだこいつ生きとるな。トドメ刺してマグにしとかんと」
ザクッザク
Jとリ゚▽゚ リ
〜(<>)〜「ギャアアアアアア!!!!」
(;=■д■)「うわ…全身目玉みたいなもんとはいえ惨いことしやがる。
まだ小学生くらいにしか見えんが、いったい」
-
https://pbs.twimg.com/media/GAQzULOaIAA8PU7.jpg
─いったいどんな経験をしてくれば、
あの歳であのように修羅場を潜り抜けたようになるのだろうか。
>大道寺邸地下
https://www.youtube.com/watch?v=bPMI9IDOpu8
椅子にチョコミントの匂いがしそうな髪色の少女が縛られている。
服はきれいだ。丁重に扱われているようだ。
対峙するのは身なりのよさそうな男。
「かわいい女の子をなぶる趣味はない。もうしばらくそこに居てもらうよ。」
https://pbs.twimg.com/media/GAQyyp1bMAAog7i.jpg
ア;゚▽゚ オ 「包丁持たれながら言われても説得力ないよ!早く帰して!
私をどうするつもり!?」
「さぁて、どうするつもりだろうな?」
https://pbs.twimg.com/media/GAQyzeuasAA31Du.jpg
ア;゚д゚ オ 「率直に言うよ。
おじさん、私の体が目当てなんでしょ!」
https://pbs.twimg.com/media/GAQy0jPbAAA72MH.jpg
「おじさんだと…?
まぁ、いいカンをしているね。
君のような美少女は私の…」
ア;>▽<オ 「私を暗い地下とかに閉じ込めて
労働力として死ぬまでこき使うつもりなんでしょ!
ペリカ出てくる漫画みたいに!!」
ドドーン
「・・・」 スバッ
ア;;▽;オ 「ああっ!髪飾りはやめて!
おねえちゃーん!!!!!!!!!!!」
-
(´<_`)「落ち着いたか。
モリカワさん、今回の依頼が見えないのですが?」
リ゚▽゚ リ「うちは琴葉茜。かわいいフリーのデビルサマナーやで。」
(無)「私は怪異カオナシと申します。あかね様の一番の仲魔を自負しております。」
(=■д■)「あ、人間じゃなかったのね。
実はこの人…というか悪魔がクライアントだったのよ最初は。
依頼時カオナシって名前もまんまだから、訳アリかとは思ってたけど。」
リ゚▽゚ リ「ああウチは一応小学生だから、仕事依頼なんかできんし。
それにサマナーがサマナーに助け求めるのも恥ずかしいやろ?」
(´<_`;)「いやいやちょっと待ってくださいファントムソサエティですよ?
扮しているとはいえ、一般人からの依頼など受けるのですか?」
(=■д■)「まぁボスの理念がファントムのクリーン化だからな。
悪魔絡みっぽいのなら受けるのさ。
俺はもうトシだしソロで動いてるから、比較的軽めな任務もらってるが。
お嬢さん、どういう事情か聞かせてもらえるかな?
わざわざ帝都・・・東京まで来た俺達には聞く権利があると思うんだが。」
リ゚▽゚ リ「・・・報酬のお金ならあるで。無事に葵を助けられればな。
まさかこんな美幼女相手に体を要求したりしないよな?」
(=■д■)「ハッ。うちのナカじゃあるまいし、ロリ趣味はねえよ。
マンサーチャー(人探し)の手伝いをしてくれってコトで最初は話が通ってたはずだが。
まさかいきなり中堅そこそこの悪魔と出くわすハメになって面食らったぜ。」
リ゚▽゚ リ「それはすまんかったな。
…もしかしてカオナシさん?」
(;無)「も、申し訳ございません!
報酬を安くするため、ナイトストーカー程度の悪魔の仕業だと言ってしまい・・・」
https://pbs.twimg.com/media/EvtbqA0VEAILY4K.jpg
リ゚▽゚ リ「・・・
別にお金のことは気にせんといてええんやで。
今度からちゃんと相談してな?大事な事やから」
(´<_`)「話が見えてこないな」イライラ
(=■д■)「あー。つまりな。
誘拐だよ。悪魔がらみの。」
-
─
(´<_`)「つまり報酬を安上がりにするために、弱小悪魔に人が攫われたというていで依頼されたと…」
(;無)「・・・非常に申し訳なく…」
(´<_`)「俺は付き添いだからかまわん。交通費さえ出してくれればな。最悪仲魔で飛べば…」
リ゚▽゚ リ「タクシー扱いで草。あ、セヤナーが帰って来たで」
四角とも丸ともつかぬ生物二体が、君達の前に這いずってきた。
ピンク色のはボロボロだ。
セ´▽`ヤ 「アカネチャン…チカヤ…チカニ、アオイチャンオッタカワイー」
ダ´▽ 「ダヨネーヤラレチャッタ…ツヨイ…ヨネ…」
水色の生物はサラサラと消えてしまった。
(´<_`;)「これも悪魔なのか?」
セx▽xヤ 「ウ…ウチナーモウダメー」
https://image02.seesaawiki.jp/s/e/seyana-gyakutai-chronicle/934daac8c0d00e8e5004.png
その悪魔?もデータの粒子として消え去った。
リ゚▽゚ リ「うちの仲魔の妖精セヤナーとダヨネーや。正確には
うちと妹の葵の体細胞から作ったトークンみたいなもんやけどな。
戦闘はあまり得意じゃないけど触手で武器を持ったり威嚇ができるんや。
触腕もボロボロやったし、偵察を頼んだだけで戦闘は避けろって言ってある。
ずいぶんやべーやつがいるみたいやな。」
と(´<_`)「久々に骨がありそうな相手がいるようだな。
人質か何か判らんが、さらわれた奴が骨になってないといいが」
『堕天使召喚』
https://pbs.twimg.com/media/Enhk_b_VgAEXglD.jpg
山羊のような頭蓋骨を被った、スーツ姿の男型悪魔が現れた。
[●W●] 「カムイ!今日はなにかよう!?」
-
(´<_`)「どうやら地下に行かねばならんらしい。その燭台で灯りと探知を頼む。」
[●W●] 「僕はレッド・マジシャンのブ男じゃないぞ!使い方が間違ってる!」
(=■д■)「流石だぜデカチン!判断力と行動力がまた上がってるな!
お前の成長ぶりを確かめるのも兼ねて連れてきたが、こっちが勉強させられた。」
リ゚▽゚ リ「デカチン?どういう意味なんや?」
(´<_`;)「…急いで行くぞ。」
>倉庫
(´<_`)「…ここなのか?ただの納戸に見えるが。」
リ゚▽゚ リ「セヤナーたちの体液がここで途絶えとる。なんかあるな。」
『妖魔召喚』
(=■д■)「アガシオン。照らしてくれ。」
(壺)「はーい!」
https://pbs.twimg.com/media/GATDB5dboAAUm3A.png
バチッと一瞬稲光が出た。何かが光っている。
(=■д■)つ光 「スイッチか。」ポチッ
>隠し扉が開いた
リ゚▽゚ リ「流石やなあ!おじさん!」
(=■д■)「簡単な理屈だよ。
出口のない部屋をミルワで照らすと・・・いやわかんねーネタはやめておこう。
地下に本当につながってるみたいだな?準備はいいか?」
(´<_`)「隊列を変更していきましょう。できれば茜さんは真ん中に。
ボティスを召喚して後列を任せよう。ビフロンスは、おれと隣り合って照らしてくれ。」
『堕天使召喚』
https://pbs.twimg.com/media/GATJX9DaYAAlOTK.jpg
リ゚▽゚ リ「うわーごっついなーよろしくなー。カオナシさん、はぐれんといてな。」
(無)「はい。皆様、よろしくお願い申し上げます。」
-
https://www.youtube.com/watch?v=ShCUZrurFcQ
>大道寺邸地下道
https://pbs.twimg.com/media/GATJlYRaYAAHvFA.jpg
(=■д■)つy=つ 「灯りは多いほうがいいな。」
『RETURN』
『妖精召喚』
(`M´)「ヒーホー!」
リ゚▽゚ リ「なぁなぁ弟者みたいな兄ちゃん。」
(´<_`)「…おれの事ですか?」
リ゚▽゚ リ「せやな。なんでCOMPもなしに悪魔召喚できるん?魔法使いなん?
おじさんは普通にCOMP使ってたやん。」
(´<_`)「・・・小さいころから、COMPは必要なかった。
おれ自身にもわからんのです。」
(=■д■)「まぁ電子機器ジャマー区域だとCOMPは全機能が使えんし
魔法禁止エリアじゃあサバトの魔法も使えん。
そろそろ両方備えといて損はないと思うぜ、デカチン。
あっやっぱスマホにwi-fiどころか電波入らないわ。『あの』大道寺家なだけあるわ。」
https://www.youtube.com/watch?v=_kfjqM7UqbA
[●W●] 「悪魔がいるよ!どうする?」
(´<_`)「殲滅だ」
[●W●]「オッケー!」
https://pbs.twimg.com/media/GATG_w6aYAAWQL1.jpg
『OFFENSE_MAGIC
Maha-ragi』
様子を見ていた悪魔達が炎で薙ぎ払われる。
https://pbs.twimg.com/media/GATHAxUaEAAQdsO.jpg
(=■д■)「よかったのか?友好的な悪魔な可能性も・・・」
-
(´<_`)「おれのカンですが、誘拐犯がサマナーならその仲魔と見るべきでしょう。
それに野良悪魔だとして、下手に交渉失敗してクライアントを死なせるよりいい。
ボスに大目玉をくらうのはモリカワさんですからね。」
(;=■д■)「そ、それもそっかあ・・・」
─
リ゚▽゚ リ「ずっと歩いてると暇やな。なんか面白い話してや。
さっきの、あの大道寺家ってなんなん?」
(=■д■)「ん?サマナーなのに知らんのか?少し長くなるぞ。
大正時代に栄華を極めた・・・つまり一番調子よかった時期の華族・・・つまり日本の貴族の屋敷がここだったんだ。
だけどキナくさい話もあってな。
この家系に生まれた女の子はたびたび頭がおかしくなって、こういう地下に死ぬまで幽閉されたってな。」
(´<_`)「ぞっとしないですね。そんな歴史があったとは知りませんでした。」
(=■д■)「ひがみかわからんが、鬼の血を引いているから大道寺家はおかしい、あんなに金持ちなんだってな。
そんな噂は当時あったみたいだな。
サマナー的に解釈すると、悪魔と契約して大金持ちになって対価に血筋にへんなもん入れられたってとこか?
まぁ実際はわからんけどな.。」
リ゚▽゚ リ「なんでや?」
(=■д■)「大正時代当時に大道寺家は離散しちまったからさ。
歴代葛葉ライドウで最強ともされる14代目が、たびたびこの屋敷に入り浸っていたっていう記録がある。
悪魔絡みだったらライドウが解決して、当時のファントムみたいな奴らに利用されないように
クズノハが取り計らったんだろうな。」
リ゚▽゚ リ「誰も住んでないのに。なんでこのお屋敷は奇麗なん?」
(=■д■)「重要文化財に指定されて保護されてるからさ。
本当は無許可で入るなんてダメなんだぜ。
こんな大深夜でもない限りな。」
(´<_`)「おれはてっきり、大道寺の人間が維持しているのかと思いましたよ。」
(=■д■)「実は大道寺家が離散してから、たびたび悪魔が住処にしている記録があったんだ。
全盛期ですら、巨大化した邪龍タラスクがこの地下にいたらしいしな。
下手に一般人が入らぬよう、かつ悪魔が外にでて暴れんように管理されてるのかもな。案外。」
リ゚▽゚ リ「あっ!セヤナーの体液がここで途切れとる!
この奥のでっかい牢屋はなんや?」
(;=■д■)「嬢ちゃんには刺激が強いと思うが・・・座敷牢っていうやつだ。
頭がイカれちまったやつを閉じ込めておく、家庭版牢屋だな。」
-
(´<_`)「モリカワさん。構えて」
(=■д■)「誰かいるのか!?」
ア>▽゚<オ 「お姉ちゃん!助けてー!
おかされた?上にいかがわしいところに売られちゃうよー!!」
https://pbs.twimg.com/media/GAQy1bRa4AAzHj5.jpg
リ゚▽゚ リ「葵!生きとったんかワレ!!」
『チッ、よりにもよってファントムが来るとは…』
ボイスチェンジャーのガラガラ声が響く。
『一人で身代金を持って来るように言ったはずだ。コトノハアカネ。』
(=■д■)つy= 「用意周到に地下道に悪魔仕掛けといてよく言うぜ。
どうせ奇襲で始末して金だけいただこうってハラだったんだろう?
卑怯もんが!姿を現しな!」
モリカワが、水色の少女に当たらないように銃を乱射する。
『約束を破られた以上、こちらも守る義理はない。
人質もろとも、死ぬがいいさ。』
>何者かは逃走した
(枝^ω^豆)
https://pbs.twimg.com/media/GAQttwHbkAASvtH.png
一瞬で座敷牢が水浸しになったかと思えば、触手のついた枝豆頭が現れた。
リ゚▽゚ リ「なんやお前!」
(枝^ω^豆)「ボクは妖樹ぶんだもん。
お前達をご主人様の代わりにぶち殺すのだ。
覚悟するのだ!」
(=■д■)「こいつは手ごわそうだ、ぬかるなよ!」
https://www.youtube.com/watch?v=_qxrxQGkNOQ
-
『大暴れ』
文字通り、触手が縦横無尽に暴れまくる。
(´<_`)「ビフロンス!焼いてしまえ!」
[●W●]つ 「今夜は焼きクラゲだねっ!」
『マハ・ラギ』
茜と葵を突き刺そうとした触手は焼き尽くされる。
『マハ・ラギ』
(`M´)つ「ヒーホー!こんなもん!?」
(=■д■)つy= 「風の中の炎のように
やばくてもクライアントは守り続けろ!!
いいかデカチン!!」
銃からナイフに武器を切り替え、素早く前に躍り出る。
ジャックランタンには何かを投げつける。
(=■д■)つ-l---- 「その邪魔な触手全部切り落としてやるぜ!
アブノーマルプレイができねえようにな!」
(枝^ω^豆)〜〜 「うるさいのだ!熱いのは嫌いなのだ!」
『アイオンの雨』
氷のつぶて交じりの氷雨が吹き荒れる。
リ゚▽゚ リと(無)「あかね様!!」
リ゚▽゚ リ「ウチのことはええ!葵は!?」
ア>▽゚ オと(;`M´)「ホ…」
大の苦手な氷結攻撃を受け、なおも少女を連れ出していた。
(=■д■)(ゆめざくらで無理矢理友愛にして庇わせてすまんな…ランタン。
この詫びは絶対にする。)
(枝^ω^豆)〜 「しぶといやつなのだ。
まあ長くないだろうが、その子ごと消してやるのだ。」
『BUFULA』
-
https://pbs.twimg.com/media/Fq8XKuRakAA-fNi.jpg
刃で受け止め、おまけをつけて返すものがいた。
『OFFENSE_EXTRA
MINCE-NEEDLE』
(・牙・)つ↓ 『我ガイタノヲ忘レテイタナ?』
〜(枝;ω;豆)〜「ぎゃああああ!いじゃいのだああああ!!
こんなの枝豆虐待なのだ!」
『Mind Harness』
(´<_`)「マハブ…!?」
視界が揺らぐ。
モリカワ達も倒れていく。
仲魔達は倒れていくわけではない。
だが、魔法が封じられたようで困惑が伝わる。
[●W●]「くそっ!魔力を吸われた!カムイ・・・!早く回復剤を・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GATG-4TaQAA6fj3.png
カムイ自身も昏倒寸前だ。
(・牙・)「ビフロンス、戦エルカ?」
[●W●]「当たり前でしょ!氷結は苦手だけど・・・
あんな程度じゃ、やられないよっ!」
(・牙・)「コウナレバ、物理攻撃デ殺スゾ。
サマナーガ死ンダラ終ワリダカラナ。」
(枝^ω^豆)〜「サマナーの指揮無しで動けるのだ?飼い犬の能無しどもが!!
この無限触手で物理攻撃も受け付けないのだ!!!!
わーっはっはっは!!」
-
(´<_`)「ここは・・・」
(枝^ω^豆)「気が付いたのだ?
ここは海なのだ。」
海。
カブラギやアッシュにせがまれて行った事があるような、
モリカワが海の家で値切って買ったビールで酔っぱらっていたような。
(´<_`)「おれは死んだのか?
ここが海であるはずはない。」
(枝^ω^豆)「君とボクの心の中なのだ。
まだ君と他の人間は生きてるけど、もうじき死ぬのだ。
ボクの触手を破裂させて精神毒を植え付けたからね。」
(´<_`)「精神毒・・・?神経毒の間違いじゃないのか」
(枝^ω^豆)「人間の中には、稀にキミみたいに体への毒が高い奴もいるからね。
精神を侵して壊して殺してしまうのが確実なのだ。
仲魔達も頑張ってるけどジリ貧だね。サマナーが死ねば送還されてしまうのだ。」
(´<_`)「・・・」
(枝^ω^豆)〜 「では失礼するのだ。
おや、キミはずいぶんと主張が無いのだね?
そんなんじゃ好きな子に告白できないのだ。」
(´<_`)「・・・ほっとけ。」
(枝^ω^豆)「素直じゃないのだ。
このまま自我(イド)や精神核を壊してもつまらないし、いっぱいいじって遊ぶのだ!
命令さえ実行できればご主人様は怒らないのだ!
おや、このメッシュの髪の子が好きなのだ?なんかどこかで見た事あるような・・・
それにキミは自分が何者かわかっていないのだ?おかしいのだ!
深層心理を荒らして、探り倒してやるのだ!」
(´<_`)「やめろ。そのまま殺せ・・・」
(枝^ω^豆)「無駄なのだ。もう諦めてボクに全てを委ねろん。
体どころか精神も脆い人間じゃボクには勝てないのだ。」
https://pbs.twimg.com/media/GAQtunyaEAAH4dE.png
(<_)「人間・・・人間・・・」
-
(・牙・)と「スタミナキレカ?情ケナイ」
つ
[●W●]つ 「もう触手はらうの限界だよッ!
燭台の炎も尽きかけてるしッ!
カムイはともかく他の人間守りながらなんて・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GATJXMjbAAASBH3.jpg
〜(枝;ω^豆)「ぐあッ!馬鹿なのだ!」
好き勝手動いていた触手が次々と凍り付いて砕けていく。
(´<`)と 「皆、すまない。手間をかけさせた。
精神戦(マインド・バトル)で精神が傷つくと現実世界の肉体も損壊を受けるのか。
その身をもって教えてくれてありがとう。
精神支配、破れたり」
https://pbs.twimg.com/media/F8ZOw_QbwAAljQE.png
〜(#枝^ω^豆)〜「なめるなのだ!!
触手を全部爆破させて、この場所ごと沈めてやるのだ。
逃げ場なんてないのだ!」
『OFFENSE_EXTRA
Yabusame Shot』
https://pbs.twimg.com/media/F_Ed0XjaEAEhcRC.png
五本の指から出される矢が、無駄なく的確にぶんだもんの急所を捉えていた。
まさにクリティカルヒット。
(´<`)「さて死にゆくのはお前のようだが、お前のご主人様は誰だ?
名前くらいは知ってるだろう。」
(枝;ω;豆)「い・・・助けて欲しいのだ!
バラしたら僕がご主人様に殺(バラ)されてしまうのだ!!
そ、そうだ、キミの仲魔に」
ぐしゃ、ざく、と音がした後は何も喋らなかった
-
─
く(;=■д■)「面目ねえ。みんな精神攻撃くらってたのか。
やっぱお前連れてきて運がよかったわ、カムイ。」
(´<_`)「おれじゃなくて仲魔が強かったおかげですよ。」
リ゚▽゚ リ「ありがとな。じゃあこれ報酬・・・」
モリカワは札束を突き返す。
(=■д■)つ「もうちょっと少なくていいよ。気持ち程度で。
・・・妹さんも養っていかなきゃいけないんだろ?」
今回の救出対象、葵はスースーと寝ている。
リ゚▽゚ リ「察しが良くて助かるわ。
でも予想外な事が多すぎて、あんたらがいないと間違いなくブッ殺されてたわ。
だから受け取ってくれへんか?だいたい気持ち程度ってなんやねん?」
(=■д■)「リーマンの平均的月収・・・?」
リ゚▽゚ リ「小学生にそんなんわからんわ!」
と(´<_`) スッ サッサッ
札束から適当に抜き取る。
(;=■д■)「あっデカチンお前かってに・・・!」
(´<_`)「最後まで昏倒してた人は黙っててください。」
(;=■д■)「お前なんかスミオっぽくなってきてないか・・・?」
リ゚▽゚ リノシ 「そうしてもらえると後腐れなくて助かるわ。ありがとな弟者みたいな兄ちゃん。
ほなもう朝になりそうだから帰るわ。」
(無)「この度は本当にありがとうございました。
私も昏倒状態だったとは情けない・・・」
(=■д■)「デカチン、俺達も退散しようぜ。
せっかくだからどっかで朝食食って朝帰りだな。
あっ!ムールムールと2ケツで帰ろうとするな!」
-
>2週間後
カ;ω;フ「げえええー!!!!!」
VIP室備え付けのトイレで吐いてはまた酒をあおる。
ヽ(`Д´2)ノ「おいそろそろやめとこうよカブさん。胃が荒れちまうって・・・」
カ#;ω;フつ 「うるせー!!」ドン ==ヽ(;`Д´2)ノ
ヽ(`Д´1)ノ「テメー何しやがる!!
ここ数日の出撃は俺らに任せっぱなしだしよ!
下の奴らが根性なしだからいいもjのの、これじゃランク格下げになるぜ!!」
カ`ω´ブ「うっく・・・誰が最底辺のテメーらをここまで引き上げてやったと思ってる・・・
言ってみろ!?」
(;``)「・・・依頼受注したので行ってきます!カブラギさんっ!」
カ`ω´ブ「おうおう行ってこい!恩返ししやがれ!」
ヽ(`Д´1)ノ「テメー、マジで腐っちまったな・・・
まさかチーム組んでリーダー気取りたい為だけに俺達と組んだのかよ!?
冗談じゃねえや・・・俺は抜けるぜ。」
ヽ(;`Д´2)ノ「まてよイチロー!きっとリュージロスが今更になって・・・」
ヽ(`Д´1)ノ「いいや違うねッ!はっきり言ってやる!
いつまで経ってもカムイさんを追い越せねえからイラついてんだろ!?
あのひとは毎日のように出撃してやがる!
デカい獲物狩ったらすぐ宴会しちまうような、おれらと違うんだよ!!」
カ#`ω´ブ「黙れ黙れ黙れェ!!
俺とあいつの何が違うってんだ!
努力の量は同じはずだ!!」
ヽ(;`Д´2)ノ「ああ・・・完全防音だからいいものの、聞かれてたらどうなるか。
カムイさんの部屋とそんな離れてないっすよ。」
一触即発。
そんな時に部屋備え付けの内線が鳴った。
モニターやスマホで連絡ができる昨今、そうそう使われる事のない長物だ。
-
ヽ(`Д´2)ノ「もしもし。
・・・カブさんに用だってよ。」
カ`ω´ブ「ああん!?今何時だっと思って・・・
話くらい聞いてやるか。」
>深夜のオフィス
(´・u・`)「どうも。カブラギ君・・・でしたね?アッシュがお世話になっております。」
つと
カ´ω`ブ「あ、どうも・・・
んでなんなんすか?
俺はカムイ達とは組んでるけど、あんたの課じゃないっすよ。」
(´・u・`)「いやね、きみさえ良ければ仕事を依頼したいのですが・・・
カムイ君でもそうそうできるものではないと思いますよ。」
カ´ω`ブ「あの・・・ランクはあいつの方が上なんすよ?
あいつで難しいなら俺じゃもっと・・・」
(´・u・`)「ランクが強さのすべてとは限りません。
適材適所というやつですよ。」
カ´ω`ブ「で、ナニをすりゃいいんですか・・・」
(´・u・`)「内密に・・・」
─
カ^ω^フノシ 「よぉ!塞ぎこんでて悪かったな!
明日からまたガンガン行こうぜ!」
ヽ(`Д´1)ノ「いきなりなんだよ気持ち悪りーな!
まあでも調子戻った んならいいか。」
ヽ(`Д´2)ノ「元気ならよかった。俺はナナシが心配だから援護しに行ってくる。」
-
おつ
-
https://www.youtube.com/watch?v=6l5_Zo7LE4U
─姉の日─
過去にさかのぼってばかりでもつまらないだろう。
たまには、僕の話でも聞いてくれよ。
おれとマリは、連れ子同士だった。
だから義姉に当たるんだろうな。
https://pbs.twimg.com/media/GAqh1OnaEAAU7b-.jpg
(;``) マ゚ー゚)リ「こんにちは、おとなりに引っ越してきた迫真理愛です!
うしろにいるのは弟のシンゴ!よろしくね!」
当時の俺は、何をするにも物怖じするガキだった。
引っ越し先への…
啓自と瞳への初挨拶も任せてしまったところだ。
マリのコミュ力は、凄かったんだぜ。
あっという間に二人をピクニックに一緒に連れて行った。
主婦力も抜群で、義母を差し置いてピクニック用のフルーツを選んだのもマリだった。
いつだったか、子供だけでピクニックに行ったのがまずかった。
僕は川遊びに夢中になって、うっかり転んで流されちまった。
浅い川はあっという間に下流を下って下って…湖にポチャンだ。
二人はオロオロしてるだけだった。仕方ない。
木乃伊取りが木乃伊になってもしょうがないからな。
その時にもう生は諦めてた。
マ゚ー゚)リつと(``)
https://pbs.twimg.com/media/GAqg5RcawAAxpwf.jpg
あの瞬間から、僕にとってマリは姉を越えて女神だった。
ファティマの奇跡ってのはああいうのを言うんだろうな。
湖まで走り去って、飛び込んで必死に助けてくれた。
きったねえ藻がウジャウジャのとこだったら、助からなかっただろうな。
まぁオーブリーがこの頃いたならマリと同時に駆け出していたんだろうな。
アイツが来るのはしばらく後だった。
外国で実親から虐待受けてたのを、親戚筋だった啓自の親が連れ帰ってきたんだと。
もちろんマリはオーブリーにも優しく接したし、仲良くなった。
僕たち男子チームとはよく喧嘩もしたが、マリとヒトミが仲裁に入ってくれたもんだ。
https://pbs.twimg.com/media/GAqpO0aakAA1fSa.png
https://pbs.twimg.com/media/GAqpQteagAA805D.jpg
-
─
マ゚ー゚)リ 「? どうしたの?シンゴ」
つ つ
シ ;゚ -゚)「いや、それはまずいよお姉ちゃん…」
https://pbs.twimg.com/media/GAqh4OIa8AAR-0i.jpg
マ^ー^)リ 「いつもしてる事じゃない。それとも姉離れの時期かな?にひひっ」
つシ --)と
いつもの女神の、家族としての抱擁だった。
変な事にならなくてよかったし、反面で何か残念な気持ちもわいた。
いつからだろう。そんな邪な…
─
マリが高校に上がって、俺が中学生になって少し経った頃。
_,
マ^ー^)リ シ ;゚ -゚)「!?」
https://pbs.twimg.com/media/GAqotvAakAAlssh.jpg
マリが俺を捕まえて、強引に口づけをしていた。
あるいは噛みつきか?
俺は困惑したが、
マ;ー;)リ「ごめんねシンゴ。進学するにつれてあなたが離れていきそうなのが怖くて…
もう、友達はできたの?」
シ ゚ -゚)「…いらないよ。姉さんと皆がいれば、学校で友達なんて。」
マ゚ー゚)リ「でも、お姉ちゃんは心配よ。
私がいなくなっても、ちゃんとヒトミちゃん達と仲良くね…?」
シ ゚ -゚)「あたりまえじゃないか。」
マリは膝を痛めて趣味のソフトボールをやめた。
今は音楽に目覚めたようだ。俺も苦手な部類だが頑張って付き合う。
─
シ ゚ -゚)「誕生日おめでとう、姉さん。」
マ゚ー゚)リ 「わァ…!奇麗なオルゴール!
そういえば私からシンゴへのプレゼントがまだだったね…。
目を閉じて」
-
マ゚ー゚)リ「そうね…ピアノ買ってお金がちょっとないから…
あげる、
わたしを。」
https://pbs.twimg.com/media/GAqozjsaQAABBWa.jpg
マリはおもむろに脱ぎだした。
シ; ゚ -゚)「な…!姉さん…」
マ^ー゚)リ「つれないな。女の子一人にこんなことさせるなんて。
シンゴも脱いで?
あと、これからはマリって呼んで。」
https://pbs.twimg.com/media/GAqoukXbQAAS9D-.jpg
─
俺は熱く焦がれていた女神と一つになった。
それからは暇があれば貪りあった。
自然と啓自たちと遊ぶ機会も減っていった。
─
マ゚ー゚)リ「…あのね。できちゃったみたい。」
シ ゚ -゚)「マジか!」
マ゚ー゚)リ「まだ目立ってないけど…
休学して産もうかなと思ってるんだけど…シンゴはどう?」
シ ;゚ -゚)「俺はもちろん賛成だよ!
でも父さん義母さんがなんていうか…」
そうだ。
神話の世界だって、ギリシャの主神ゼウスが自分の姉妹と作ったりしているじゃないか。
神様がよくて人間がよくないわけがない。
そこに「愛はある」んだから。
─
両親は反対はしなかった。
だが俺とマリはまだ子供の部類、育てられるだけの経済力がないこと、
産まれても施設に預けることになった。
-
シ ゚ -゚)「マリはいいのかよ!俺達の…
父さん義母さんだって孫ができるっていうのに!」
マ゚ー゚)リ「ごめんなさい。わたしが悪いの。まだお互い未熟だったのに、シンゴを求めたから…
もう家族が離れ離れになるのは、嫌だったの。」
シ ゚ -゚)「じゃあ今からでも二人で逃げよう…!それで」
マ゚ー゚)リ「甘ったれた事言わないで…現実的に、まだ学生の私たち二人で何ができるの?
学校やめて働くの?」
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シ ゚ -゚)「俺はマリの為ならなんでもできるさ!
あいつらとも別れる事だって…」
マ#゚ー゚)リ「いい加減にして!私だって辛い…うぷ」
マリがお腹を抑えた。
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シ ゚ -゚)つ「あ」
吐き気でクラッときたのか、踊り場から一気に階段を転がり落ちる。
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>マリは動かない
>俺は近づいてみた
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>股の間から出血している以外は外傷はない
>立たせてみる
>抱き寄せて、マリの大好きな部位の一つである胸に耳を当てる
>いきをしていない
>こどうがない
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>あのときにぎってくれたてを
おれは
にぎりかえせなかった
-
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>シンゴはロープを使った
>木からマリがブラブラ揺れている
>股から赤黒いかたまりが おちたきがした
葬儀はそこそこの規模で終わっていた。
オーブリーは号泣し、ヒトミはすすり泣き、啓自は唇を噛んでじっと目を閉じていた。
両親はどうだったろう。
そのうち、天海という開発途中の街のモニターに選ばれ、転居する事になった。
うちもそうだが、あいつらも実家は残しておくらしい。
啓自とヒトミはくだらないトラブルに巻き込まれてハッカーチームに入った。
俺も半ば入れられる形になったが、干渉はしない。
というかリーダー以外で最年長のガキのユーイチって奴がべたべたしてきてうざい。
オーブリーは黒髪を染めてピンクにし、不良とつるんでいた。
オーブリー自身と俺のマリの好きだった色だ。
馬鹿め、そんなもので忘れられるものか。
いや、むしろ忘れない為か?
よるべない女より もっと哀れなのは 追われた女です。
追われた女より もっと哀れなのは 死んだ女です。
死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女です。
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ドクン
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ドクン
繭に入った男はひたすら時を待つ。
シ - )「わかっている…
わかっているから…」
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─姉の日─終
俺を、そんな目で見ないでくれ。
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-
乙乙乙
-
OMORIというゲームの重大なネタバレがされている
プレイするつもりの人がいたら気をつけて
-
おつおつ
-
>某日、カムイの自室
φ(´<_`;)「は!?」
危なく箸から出汁巻き卵が落ちそうになった。
(´<`)「ムぐ、むぐぐぐ!?」
箸でつかんで速攻で口に入れ咀嚼する。
カ^ω^フ「わはは!ウィザードリィじゃねえんだから、窒息死なんかすんなよ!
まだ正月じゃねえぜ!」
(´<_`)「ゴクン…お前本気で言ってるのか」
目の前の青髪伊達男から出たのは、荒唐無稽な話だった。
本日の深夜にとある研究所に侵入し、クライアントの指示通りにブツを奪取しろという指令だった。
それに付き合えと。
カ^ω^フ「大丈夫!俺達とお前ならいけるって!まさかシン・ユーからの頼み
蹴らない、よなあ?」
(´<_`;)「ぐ…」
カブラギはアホなやつだが、カムイはこう言われると断れないタチがあった。
(´<_`)「それはいいが、あいつらも行くんだろう。
ブリーフィングに参加させなくていいのか?
ろくに組んだ経験のない奴を守り切れる自信はないんだがな。三人も。
それにクライアントは誰だ?それを知らないとおれは参加しないからな。
若造にいきなりそんなアルセーヌじみた大怪盗しろだなんて怪しすぎる…お前もそう思わなかったのか?」
カ;^ω^フ「ま、まあクライアンットさんからは、抵抗すれば殺ってもいいって言われてっからな。
それにそこは!大敵クズノハの関連施設らしいぜぇ!
成功すれば俺達の地位は不動よォ!」
(´<_`)「…ちょっといいか?」
「なん」 カ^ω#)と(´<_`#) ドゴォ
─
>オフィス
(´<_`)「というわけなんですが、ボス…構いませんか?」
-
(■/へ■)「ふむ…クライアントがナカテガワだと、彼は云ったのだね?」
つと
(´<_`)「はい。」
(■/へ■)「己は別に構わんよ。クズノハと事を構えることになるのは不安だがな・・・
こちらファントムも何人も構成員を殺られているから、おあいこといったところか。
だが。一つ約束してjほしい。」
(´<_`)「なんでしょうか?」
ボスは穏やかな人だが、厳かな威圧感がある。
力で捻じ伏せて殺すのは簡単だろうが、それは「負け」と同義だ。
(■/へ■)「君は絶対に生きて帰って来い。逃げてでも。
彼らは君の大事な友人であるのだろうが、うちの部署の所属ではない。
文字通りどん底から這い上がった彼らは、命を捨てるのも上等だろう。
冷たいことを言うが、君は己たちにとってももはや家族『ファミリィ』なのだ。モリカワもアッシュさんも君が殉職すれば悲しむだろう。」
(´<_`)「お気遣いいただきありがとうございます。
絶対に俺は戻ってきます。」
(■/へ■)「頼んだよ。任務は夜からだったね?
今のうちに体を休めておくといい。眠気覚ましの保険にメ・パトラの石も忘れるな。」
>カムイは部屋から出た
( ,_ノ` )y-〜 「よぉ」
タバコの煙を輪にして、飛ばしてくる者がいた。
壁によりかかっている。
(´<_`)「クサビさん」
( ,_ノ` )「話は悪いがこっそり聞いてたぜ。無茶を無理強いするなんて、ダチじゃねえな。
断っちまえば?」
(´<_`;)「しかし義理というものがあります。」
( ,_ノ` )「泣けるもんだぜ。俺なんか…まぁいいや。
お前の実力に裏打ちされた自信もあるんだろうな。
だが」
-
( ,_ノ` )y- 「お前がつええのは周知の事実だ。歳にしちゃサマナーとしての腕もピカイチ。
あの秘密も知ってるしな。
だが強いってのは油断につながるんだ。 油断の語源、知ってるか?
とある古代のずっと燃え続けるランプに、ずっと油を注ぐんだ。油が切れたら終わりよ。
油断大敵っていうじゃない。ヤバいヤマは常に神経張りつめろ。
その油を切らして死んだ奴を何人も見てきた。敵も味方もな。」
https://pbs.twimg.com/media/GBEsQ1rbAAA3BQo.png
(´<_`)「勉強になります。ところで今日はアッシュの出勤は・・・」
( ,_ノ` )「ああ?ナカの野郎と一緒に有給とってたと思うが・・・。
そもそもウチに有給とかって概念あったっけ・・・悠久の有給・・・
ま、仮眠でも取っておくんだな。コーヒーは出動前にしとけ。
モリカワが来たら、起こさないように言っとくわ。」
(´<_`)「ありがとうございます。」
─
>エントランスで騒ぎがする
(川д゚)「ちょ待てよ!」
(■д■)「ここがどこだか分かっているのか。出ていかないのなら射殺する。」
と と
黒服の構成員に詰め寄られて、スーツの男がたじろぐ。
(川;д゚)「だから、俺はファントムから依頼を受けたフリーサマナーで・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GBEv_4baUAA9cRy.png
(´<_`)(・・・本気で殺されそうだな、どうするか・・・)
>遠くから誰かが走って来た
カ;^ω^フノシ 「おーサイゾーさん!すまねえ呼び出しておいて!」
(川∀゚)「ホッ!あんたが紹介されたクライアントのカブ・・・カブ・・・?」
と(■д■)「カブラギに用か。この来客用のカードキーをさげておけ。」
カ#´ω`ブ「カカロカカロカカロッカカロカカロッ…
カブラギのことかーッ!」
-
フリーサマナーのサイゾーは、打ち合せの為にのカブラギ達の部屋へと入っていった。
『堕天使召喚』
最近よく眠りにつけるように、眠剤代わりに睡眠をかけさせる。
https://pbs.twimg.com/media/GBGsMIgbIAAydKb.jpg
眠れない理由?
(´<_`;)「・・・うう、また、あんたか・・・。」
またあの夢だ。
─
我に悪魔の角を持て。
それはかの頭より生える。
かわりに力と富みを与えよう。
そして夜の奴隷を。
https://pbs.twimg.com/media/GBGsLDNbwAAFbfl.jpg
そしてその契約がなされた時・・・
この玉座は汝のもの!
https://pbs.twimg.com/media/GBGsMIgbIAAydKb.jpg
明らかに悪魔とわかるような角の生えた、時代錯誤な服装の男が夢枕に立つのだ。
同じような事ばかり言う。
あの大天使と相対して変身して以来、よく見る。
(´<_`;)「なんだ!おれになにをしてほしいのだ!
そこはどこだ!説明してくれなければ何もできないぞ!」
─
(ハ^∀イ)「カムイ様。お時間30分前ですわ。ブレックファーストはcoffeeとsunny side upのセットでよろしかったかしら?
orderしておきましたわ。」
(´<_`)「あ、ああ。パイモンか、ありがとう。」
-
ラクダに乗って優雅にパネルをタッチする淑女がいる。
く(´<_`;)「すまない。何か粗相はしなかったか?」
(パ∀イ)「大丈夫ですわ。最初はうなされてブフ等撃ってこられましたが、わたくし氷結反射ですもの。
ディアラハンでカムイ様の反射damageもrecoverできますし、完璧ですわわたくし!!
ねっ!!」
(´<_`)「ああ、助かっている。今日もこれからお前を頼ると思う。今後ともよろしくな。」
『RETURN』
人間と同じように電子機器の操作ができ、人語を解し(ファントムの中ではCOMP無しで疎通できるのはカムイだけのようだが)
更に人より肥沃な知識すら持ち、魔法も自在に使える。
人間と悪魔、何がそう違うのだろうか?狩るのは恐怖心からか?
彼の中では少し疑問が生まれていた。
夜にキャベツが添えられたハムエッグを頬張りながら。
>PM8:30
カ^ω^フニア 「おせーぞ!!」
(´<_`)「お前が急に振るからだろ。」
ヽ(`Д´2)ノ 「カブさん流の冗談だ。許してやってくれ、カムイさん。」
(´<_`)「いつもの事だ。気にしていない。」
カ・ω・フ「アッシュは?」
(´<_`)「今日は休みです」
カ^ω^フ「そりゃ都合がい・・・残念だったな!モチベも堕ちるってもんだろ?」
(´<_`)「なんでだ」
カ^ω^フ「愛する女が傍にいねーと、お前もやる気でねーだろ?あ、ヤる気か!!」
(´<_`)「そういう感情は多分ない。それに彼女をお前のワガママに付き合わせる気は、ない。
指名はおれなんだろ?」
ヽ(`Д´1)ノ「マジかよ!!アッシュちゃんいねえのか!テンション下がるわー!帰る!!」
(;``)「なんでイチローくんが残念がってるの・・・?」
(川∀゚)「おまた」
-
カ^ω^フ「じゃあ始めるぜ。ブリー・・・」
カ;^ω^フ「ブリーフじゃなくてえーっとそうですね・・・伸縮性のあるボクサー型のっていうんですかね、ちょっとスパッ…ツに近い感じ・・・
ふたいたい・・・なんだっけ」
(´<_`)「ブリーフィング」
カ`ω´ブ「キーッ!今この瞬間思い出したわ!!」
─
カ^ω^フつ「さて、とあるツテで紹介してもらったフリーサマナーのサイゾーさん。
歳イッてるだけあって経験豊富なベテランさんだ!」
(川∀゚)「歳は余計だっつーの!鉈でここかち割るぞ!
え、タピオカの先駆けのナタデココ先輩?知ってる知ってる。
おじさんがおにーさんだった頃から、ナウなヤングにバカ受けだったぞ。」
https://pbs.twimg.com/media/GBG_S0EaQAA51b5.png
ヽ(`Д´2)ノ「ファミコンとかスーファミのメガテンリアルタイムでやってそう(偏見)」
(川∀゚)「酒飲んで寝て起きたらテトラカーンならぬ財布貫通スッカラカーン。
ぼったくりバーとかリアル犯罪なんだが?
だからこんなオファーも引き受けたのサ!
まぁ俺がいれば失敗なんてありえないがナ。」
ヽ(`Д´1)ノ「どういうこったよ、おっさん?」
カ^ω^フ「ククク・・・聞いて驚くなよ!
なんとサイゾーさんは!
件の研究所で働いていたのだァァ!」
ヽ(`Д´1)ノ「・・・しょーもな!だからそんなおっさん呼んだのかよ?
俺達とカムイさんだけで十分じゃないすか?」
(´<_`)「見取り図はありますか?」
(川∀゚)「おっ、いいカンをしているねウエハラカムイ君。さすがはファントムジュニア部ランクトップ!
紙でもデータでもあるよん。
ちなみに特技は楽器演奏。特にピアノだネ!
機会があれば披露してやるよん。」
https://pbs.twimg.com/media/GBG_UombEAAMJEm.png
-
(´<_`) チャキッ
つy=
カ;^ω^フ「お、おいカムイ!?」
=yと(´<_`)「なぜ、おれのフルネームまで知っているんです?」
カ;^ω^フ「お、俺の自慢の親友だからさ。ノリで話しちまったんだよ。
サイゾーさんもファントム敷地内で銃はやべーって!」
(川∀゚)「そりゃ、フリーサマナーって辛いもんよ。後ろ盾ないんだもんよ。
つy==つ 金さえ出してくれればクズノハだろうがファントムだろうがスポンサーさ。
どっちについてもいいように、情報収集するのは基本中の基本ヨ。」
https://pbs.twimg.com/media/GBHAMw-a4AAoLMG.png
(´<_`)「任務中に裏切るような事があれば・・・殺す。
いいですね?」
(川∀゚)「いいよん。契約通りこなすから。
んじゃ、非常食用意したらいこっか?リーダー。」
カ^ω^フ「おう!」
ヽ(`Д´1)ノ「ちょっとマテや。いつテメエがリーダーになった。
俺は認めてねえからな。みんな平等だ。」
(´<_`)「・・・」
(;``)「でも今回の大仕事を拾ってきたのは、カブラギさんだから・・・」
ヽ(`Д´2)ノ「そうだな。無駄口叩く暇があったら研究所叩く作戦練ろうぜ。」
カ^ω^フ「外に乗り捨て用のクルマを用意してある。
それでサクッと行こう。」
(川∀゚)「あっ俺に運転さして!」
─
>走行中
(´<_`)「しかし受注したのは昨日今日の話っていうじゃないか。
よくこんな都合のいい車が用意できたもんだ。」
ヽ(`Д´2)ノ「しかもナンバー偽造の使い捨てときたもんだ。
ファントム敷地内に隠してあったのもそうだが、ブラックな臭いがプンプンするんだよな。
カブさん、今回は降りた方がいいんじゃないすか?」
-
カ;`ω´ブ「ばっ馬鹿野郎!俺に恥かかす気か!
それにこのヤマ達成すれば、俺達一気にカムイと並ぶぜ!?」
(川∀゚)「まぁ降りるといえば、車からダイナミックに降りることになるけどね。」
つ◎と
(;``)「え?」
カ`ω´ブつ 「オメーらベルト外せ!
ドアロックもだ!!」
(川∀゚)「飛ばすぜ!!!」
つ◎と
急にサイゾーはアクセルをベタ踏みした。
遠く離れた田舎道でなければ、警察が来るところだろう。
メーターは150キロをゆうにオーバーしていた。
と(川∀゚)つ「3・・・2・・・1・・・」 とカ`ω´ブつ「GO!」
サイゾーと助手席のカブラギは、目を合わせたと思えば
ドアを開けて思いっきり外へ吹っ飛んだ。
ヽ(;`Д´1)ノ「わわわわわわああああ!!」
(´<_`;)「・・・!
ナナシ!ノズチを召喚しろ!」
(;``)つy=つ 「ッ! はっ!あれですね!
GO!」
『龍王召喚』
(W)=( )=(W)「GO? ソウ コナキャ!」
『DEFENSE_MAGIC
Raku-KaJa』
https://pbs.twimg.com/media/EhIEhzUVkAIgBzC.jpg
毛深い胴体に二つの首を持つドラゴンが防護魔法を唱える。
-
(;``)
(W)=( )=(W) ポフッ
ヽ(#`Д´1)ノ「だぁりゃー!!」
無様に転がってボロボロのイチローが、胸倉を掴んでカブラギを殴る。
ジローとカムイはなんとか側転でダメージを最小限に抑える。
ヽ(#`Д´1)ノ「てめえこの野郎!いきなりアドリブかましてんじゃねえよ!」
(川∀゚)「でも楽しかったろ?アクション映画みたいで」
(´<_`;)「まさか5人で打合せはしてないのか・・・?」
ヽ(;`Д´2)ノ「ああ・・・俺達はお二人がいる間、追い出されてたんです。
だからぶっつけ本番なんです。」
(´<_`#)「お前ライブ感やってんのか。カツラハゲ」
カ`ω´ブつ 「まだまだ十代のもさもさじゃい!
・・・おい!あれを見ろ!」
https://pbs.twimg.com/media/GBI4f5wbEAA1nn2.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GBI4is_bYAAUBJn.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GBI4kAGaAAAA190.jpg
コントロールを失った車が、巨大な棟に激突して轟音、大炎上。
警備員であろうサマナー達が何事かと、わらわらと出てくる。
(川∀゚)b 「プリウスミサイルと・・・
ダンスしな!!」
更にサイゾーがボタンを押すと、群がっていたものたちが虫のように吹き飛んだり微塵になる。
>車はもう原型がない
自分達がもし脱出の痛みを恐れて乗ったままなら、ああなっていただろう事を
予感して戦慄する。
(川∀゚)「さて、うるさい子ちゃんが暴れだす前に・・・
ブリーフィングといくか!」
サイゾーはブルーシートを敷いてあぐらをかき、見取り図を広げる。
-
( ^^)つ 「ありがとうね。ノズっち。」
(W)=( )=(W) 「ガアビワベノソトダ。ハアシミラアマグニ。」
ふわっとした毛皮と物理吸収の特性を持つノズチのクッションから降りながら、
ナナシが礼を言う。
ヽ(`Д´2)ノ「なんて言ってるんだ?」
(´<_`)「あたりまえのことだ。わたしにはたやすい。 ・・・だそうだ。」
ヽ(`Д´1)ノ「ナナシ!悪魔しまえや!目立つ!」
(;``)「ご、ごめん・・・」
『RETURN』
カ^ω^フ「やつあたりは、みっともねえぜ。」
(川∀゚)ノ 「そろそろいいかな。みんな集まってくれイ。
確かクライアントの任務は・・・このヤタガラス管理下の研究所にある造魔および素体の奪取。
でよかったよナ?」
ヽ(`Д´1)ノ「ヤタガラス?」
(;``)「タクヤさんの補習で習ったでしょ。クズノハ傘下の組織だよ。」
(´<_`)「ワールドウォー…世界大戦まではむしろ葛葉一族を傘下に置いていたが
第二次大戦での日本の大敗により失脚。
今はむしろクズノハの子会社みたいなもんだ。」
拍手が鳴る。
(川∀゚)人 「優等生君、ご名答だが今はブリーフィング中だ。俺の話を聞いてくれなイカ。
インテリぶるのはいいからさあ!
虫唾はしんだヨね、そういう奴。」
(´<_`)「・・・申し訳ありません」
ヽ(`Д´1)ノ「ジジイ!カムイさんに向かって!」
(´<_`)つ「いいんだジロー。出しゃばりのおれが悪い。」
(川∀゚)「さて、問題は造魔の事知ってるかな?この知識がなきゃ話にならないヨ。」
-
(´<_`)「・・・」
カ^ω^フ「悪魔を喰って成長する人形。能力はその悪魔に準ずる。
素体はドリー・カドモンという人形。
人形であるから、マグネタイトを必要としない。」
>してやったり、といったニヤリとした顔をカムイに向けた
(川∀゚)「パチパチパチ。よーできました。でも1点だナ!」
カ´ω`ブ「えー!なんでだよ先生!」
>すっかりなついているようだ
(川∀゚)「対造魔戦で一番気を付けておくことを忘れてるゼ!
確かに造魔は悪魔と違って色んな制約がある。
でも、それゆえにちめー的な弱点がある!」
(;``)(・・・なんだっけ・・・)
(´<_`)ノ
(川∀゚)ニア 「はい物怖じを知らない優等生くん!はい、どーぞ!さ、どぞ!」
カムイは一点の空を指差した。
下弦の月が欠けようとしている。
(´<_`)「新月・・・new moon」
(川∀゚)「うン、ご名答ヨ、優等生クン。
なんでかわからんけど、新月下のみ造魔の攻撃力は最低まで堕ちてしまうんだヨ。
ドリーカドモン自体激レアだから俺も実際に使った事はないから、わからないけどネ。」
ヽ(`Д´2)ノ「何故、使ってもないのに断言できるんですか?」
(川∀゚)「スマホで合体までこなしちゃう君達には無縁だろうけド、
ヴィクトルっていう合体マスターが言ってたのヨ。
それに実は、ファントムに知り合いがいるんだよネ。」
カ´ω`ブ「ん?じゃあその旨を説明すりゃあ、入口であんなに設問されることも・・・」
-
(川∀^)「じつはいなかったんだなー、今日は!
さて、と。」
望遠鏡をまわすように指示を飛ばす。
https://pbs.twimg.com/media/GBI4hnQaUAAtXAn.jpg
(川∀゚)「何か気付いたかな?」
つ(〇<_〇)と「・・・まるで軍用基地、グラズニィグラードのようだ。
とても世界の秩序を守る悪魔召喚師の施設とは思えんな。」
ヽ(`Д´1)ノ「もう11時前だぜ?やけに明りーな、おい!」
(川∀゚)「単細胞くん、いい着眼点だネ!
そう、正義のヒーローぶった組織にしては施設がゴツすぎるよネ!
でも秘密結社ってそういうもんだから。
・・・一皮むけば、ってやつさ。野郎の軍服や女の化粧と同じ。」
(´<_`)「・・・何か訳ありそうですね?」
(川ぺ)「まァ、当然だが臭いもんには蓋しとけってことネ。
各棟に別れてて複雑だから。二手に別れることになるね。
最終的には合流して脱出したいもんだ。
カブちゃん、ライトマストーンはある?」
https://pbs.twimg.com/media/GBJJ_7cbYAAQVwc.jpg
カ^ω^フつ〇 「人数分あるぜ!コアシールドも!」
https://pbs.twimg.com/media/GBJJ-lRbEAAxza3.jpg
(川∀゚)「準備がいいねえー!俺が売りつける必要もなかったカ。
じゃ、どうする?ベテランの俺が先陣切って行くか?」
カ^ω^フ「いや、サイゾーさんはあそこで働いてたんスよね?
どうにか場をかき乱せないっすか?」
く(川∀゚)「やれやれ・・・俺に時間稼ぎをやれってカ?
了解。こっちとしても都合がいいしナ。
駆け付けた元関係者ってことで救助活動の手助けのフリしとくかな。」
https://pbs.twimg.com/media/GBEwA62aQAAomDh.jpg
>11:30
月がなくなった。
-
カ^ω^フニア 「レディゴー!!!!!」
ヽ(`Д´1)ノ「おう!」
都会のネオン街のように喧しかったライトが、月の加護を失い少し薄れた。
(川∀゚)「みんな無事に帰れたら、報酬でウナギ食おうゼ!うなぎー。
高いもん食うとテンションがあっがるぜー!!」
サイゾーが勢いよく崖をサーフィンの要領で駆けていく。
・・・のではなく、崖に適当な武器を杭として刺しておき、ロープをかけて下っていった。
そこからは駆け足で走っていった。
ヽ(`Д´1)ノ「ジジイのくせにスタミナあるじゃねえか。気に入ったぜ。少しな。」
(´<_`)「威勢がいいわりに突撃しないのか。」
カ^ω^フ「ふっ、浅慮だなあ、カムイくんは。
サイゾーさんが命を懸けてスパイしてくれてんだ。
警備サマナーどもの目を引いてからだ。動くのはな。」
ほう、とカムイは思った。
4人で修羅場を潜り抜けて、多少分別がつくようになったか。
─
(川д゚)「大丈夫すか!」
「誰だ貴様は!?」
(川∀゚)「以前ここの研究所で用心棒やらせてもらった、サイゾーっていいます。
たまたま近くを通ってたら爆発音がしたんで、寄ってきました。」
「こんな僻地にか?偶然過ぎるだろうが!」
(川∀゚)「流れのフリーサマナーなんで。懐かしいとこ巡って旅してたんすよ。
よかったら何か手伝いましょうか!」
「じゃあ頼む!受付はパスだ!」
(川∀゚)(チョロすぎ!)
そっと、何かの電源を落とした。
─
-
>カムイ達
望遠鏡でサイゾーがゴーサインをそっと出したのを合図に、
カブラギが先頭に立ってロープをくだり始めた。
カ^ω^フ「・・・どうやら、研究施設がある東棟は警備サマナーが出払ったようだな・・・
とりあえずエネミー・ソナーを起動しとけ。それからでいい。召喚は。」
(;``)「はい」
(´<_`)「露払い程度なら仲魔なしでもできるような敵編成だといいんだがな。」
*永遠の卵の寺院*
https://pbs.twimg.com/media/GBJJ6Yzb0AALXrA.jpg
東棟に潜入すると、内部は卵場のドームになっていた。
ヽ(`Д´2)ノ「木を隠すには森ってか。建物の外装はハリボテだったようだな。
悪魔を食って生まれる造魔・・・だからエッグなわけか。」
(;``)「受付の人も出払っているみたいですね。
戦闘にならければいいんですが・・・」
(´<_`)「非常勤のサマナーは、まだいる可能性が高い。
だが殺すな。なるべくな。」
カ^ω^フ「なんでだよ?」
(´<_`)「なるべくと言っている。仮にもクズノハ所属のものを殺して、アシがついてみろ。
ファントムとの全面戦争だ。弱い奴から死ぬ。
かつてのお前らみたいな奴みたいにな。」
ガッ
カ`ω´ブつ 「てめー調子こいてんじゃねーぞ!!今回の作戦リーダー俺だ!!!!!!!!!!!
見下しやがって!!!!!!!!!!!クソが!!!!!!!!クソが!!!!!!!!!!!」
ドン、とカウンターを叩く鈍い音がする。
ヽ(`Д´1)ノ「いい加減にしろカブ。いくら俺でもここで感情論は引くぜ。
見つからんように、地下通路を探してさっさと造魔を回収する。
それが俺らの仕事だろうが。」
カ;´ω`ブ「けっ・・・ノータリンのイチローに説教されるとはな。
悪かった。焦らずのんびりせず道を探そう。」
-
https://www.youtube.com/watch?v=OwY394HgO3g
>嫌な予感がする。
>それはカムイにだけ感じるもののようだった。
ヽ(;`Д´1)ノ「ぎゃあ!!」
カ^ω^フつ〇 「落ち着けや。暗めの明かりが更に消えただけじゃねえか。」
>ライトマストーン
『堕天使召喚』
<(・)「呼ンダカ カムイ」
https://pbs.twimg.com/media/ELHWVthUYAAE117.jpg
(´<_`)「一瞬でいい。マッパーをかけてくれ。」
>COMPとスマホに、周囲の構造が表示された。
(;``)「あ・・・新月だから一瞬で消えちゃいましたね。」
(´<_`)「だが見えた。そこの十字路を右折してハシゴをくだるんだ。」
ヽ(`Д´2)ノ「でもカムイさん。見取り図通りならエレベーターでよくないすか?」
(´<_`)「たぶん、あのサイゾーとかいう男が攪乱の為に電気をあらかた切ったんだろう。
それに、見取り図が最新なら電気が通っていてもカードキーが無いとエレベーターは使えん。」
ヽ(`Д´2)ノ「確かに。レアな造魔素材なんてそうそう手に入るわけないっすよね。
流石っすカムイさん!」
カ^ω^フ「さすカムしてねえで、さっさと行くぞ。」
ヽ(`Д´1)ノ「イライラしすぎだろ。地下に入ったら持たないぞ。」
カ ω フ「もうすぐこの苛立ちも終わるさ・・・」
>個室の中にハシゴがある。
カ^ω^フ「リーダーカブラギ様にまかせな。敵がいたらやっつけてやる。」
ぎゃああああああああああああああ!!!!!
-
(´<_`;)「カツハゲ!?」
(;``)「早く降りましょう!うわっ」
ナナシが足を踏み外した。
(´<_`;)「二人は上で待機していてくれ。おれが様子を見てくる。」
ヽ(;`Д´2)ノ「お気をつけて!」
(´<_`)「ああ」
>ハシゴを使わず飛び降りた
https://www.youtube.com/watch?v=iH5rmchjYiQ
血だまりがあった。
https://pbs.twimg.com/media/GBJhLB7bkAAb5oM.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GBJhL2maQAAdEAK.jpg
「あひゃははハハハハ!!
体・・・もどら・・・ねバ!」
>幽鬼ピシャーチャが二体出た!
https://www.youtube.com/watch?v=PIuTAF6z7Vs
と(´<_`)「燃やし尽くしてやる」
『堕天使召喚』
川^ -゚セ 「久々に私を呼んだかと思えば・・・なめているのですか。」
『OFFENSE_MAGIC
AGI』
「ギョアああ!!」
一体が火炎で怯むうちに、もう一体の攻撃をかわしてすかさず魔術行使をする。
『堕天使召喚』
[#●W●]つ「仇豆野郎の時は活躍できなかったからねッ!」
https://pbs.twimg.com/media/GATJXMjbAAASBH3.jpg
目の触手がよく伸びる幽鬼は灰となった。
『モドリタカッタ・・・』と言葉をのこして。
-
(;``)「う、うう・・・」
>二人が慎重にハシゴを降りてきた
ヽ(;`Д´1)ノ「カムイさん大丈夫・・・ってうわなんだこの血!!」
ヽ(`Д´2)ノ「カムイさんがやられるとは思えん。ナナシの血か?」
(;``)「いや僕は打撲で済んだよ。魔石使ったから大丈夫。
落ちた先が真っ暗闇だったから悪魔に気づかれず済んだのかも。」
https://pbs.twimg.com/media/GBGsDkjb0AAfG3Z.jpg
◇と(´<_`) 「コアシールドを使っておくぞ。無駄なダメージは抑えたい」
>カムイ達は結界に守られた
ヽ(`Д´1)ノ「あざっす。でもこの血・・・
カブラギの野郎のなんすかね?
食われたにしては肉片も骨もねえし・・・」
(´<_`)「乾いてないな。ここまで大量出血だと死んでいるだろう。
血まみれになるほどの致命傷を追って動けるとも思えんし・・・
何より、歩いていったにしては血の足跡もない。」
(;``)「さらわれた・・・?」
(´<_`)「なんにせよ、地下に悪魔が出るのは確定した。
カブリモノが戻るまでの臨時リーダーとして命じる。
各自、仲魔を召喚して遭遇に備えてくれ。」
ヽ(`Д´1)ノ「らじゃ!」
『邪鬼召喚』
https://pbs.twimg.com/media/D3qPgTuV4AA4NnN.jpg
ヽ(`Д´2)ノ 「了解です。」
『妖魔召喚』
https://pbs.twimg.com/media/D9Pi5gZUcAAvN4Y.jpg
(;``)つy=つ 「またよろしくね、ノズ。」
『龍王召喚』
と(´<_`) 『堕天使召喚』
(パ∀イ)「ハァイ!」 (□十□)「馳せ参じ・・・」
(´<_`)「残酷だと思うが、なるべくは悪魔を盾にして戦え。
仲魔はアイテムで蘇生できるが、人間はそうもいかない。
・・・あの男は何をしているんだ?」
-
>火災現場
く(川∀゚)「どうも!大丈夫っすか!」
「貴様が無線で言っていたフリーサマナーか。この状況を何かしっておらんか?」
軍服を着た髭の男が睨みつける。
(川∀゚)「わかんないすよー。俺だって通り過ぎただけだし。
でもテロリストの可能性もありそうっすね?」
「とりあえずは氷結魔法を使える仲魔を総動員して消火しているのだが、一向に鎮火する気配がない。
貴様にも手伝ってもらいたい。」
(川∀゚)(そりゃー、抜ける時にここからパクったC4積んで更に自爆用モー・ショボー搭載してたからなあ。)
(川;∀゚)「ああ、すいません!ちょうど氷結悪魔は切らしてんすよ。
衝撃悪魔ならいるけど・・・炎吹き飛ばしてみます?」
「貴様は阿呆か!炎が吹き飛んで火の手が広がったらどうする!
うむ・・・消火に使えないとするとどうするか・・・」
(川∀゚)「実は俺え、怪しい人影があっちの建物に向かって動いてたの見たんすよねぇ・・・」
「なに!?研究棟か!?」
(川∀゚)「研究棟?なにかあるんすか?」
「部外者にそれは言えん!だが警備員を少し残してあるはずだ。問題ない。
半端な賊ならば苦も無く瞬殺できる実力がある。
それによしんばアレ目的で侵入したとしても入口が・・・」
(川∀゚)「ちょっと物陰でお話できません?実はお伝えしたい事が・・・」
>将校を連れ込んだ
「一体なんの話・・・」 ズド
(川∀゚)つ-l- 「お・れ・が・ぞ・く♪」 ボソッ
(川д゚)「大変だー!!!!!!なんか偉いっぽい人がぶっ殺されたぞー!
賊の暗殺者が潜んでるに違いない!!
きっとファントムソサエティの刺客だ!!」
ざわざわと消火にやっきになっていたサマナー達がよどめき出す。
-
Σ;`・д・´)「ちょっとあんた!どこに…」
==(川д゚)「テロリストを探して始末する!返り討ちに逢うから、ガキはすっこんでな!」
== つと
(川∀^)(敵の敵は、友。でも、味方の味方は、お客様。
どっちに転んでもいいようにしとかねえとな。
にひひひ。中立が一番儲かるのさ。)
>地下
( ゚д゚ ( ゚д゚ ))
「大いなるなるなるなるなるなるなるなり意志・・・
なるなるなる is なる…
ナルキッソス実装!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/GBJhNiGawAAJTho.png
https://www.youtube.com/watch?v=i-fZy5rC6DQ
>悪霊レギオンが二体 出た!
『MUDO』
ピンクの愛らしくない肉塊は呪殺の液を吐いてきた。
(´<_`)「効かんな」 BLOCK!
つ
==ヽ(;`Д´1)ノ「うわっアブねぇ!」
(´<_`)(レギオンには氷結は無効だったはず・・・ならば)
(´<_`)「ビフロンス!火炎を撃て!」
[●W●]つ 「オーケー!」 プス
[;●W●]つ
(´<_`)「どうした、魔力切れか?」
ヽ(;`Д´1)ノ「違いますぜカムイさん!
うちのラーグも魔法が打てねえ!」
-
(´<_`)「魔法禁止ゾーンか・・・ならば悪魔どもも魔法を撃てないはず。
マカジャマオンの罠でも踏んでたか。」
ヽ(`Д´1)ノ「何冷静にしてんすか!ムド避けるのなんてずっとは続かねえ!」
『BUFU』
[W)=( 氷 )=(W]
(;``)「あっ!ノズは魔法に弱いんだった!凍ったまま呪殺されちゃう!」
( ゚д゚ ( ゚д゚ )) 「グゲゲゲゲ!!」
一体が嫌らしくノズチに近づく。
至近距離で一撃必殺で討つつもりだ。
『TETRAJA・STONE』
どどど、どくんと嫌な音がして神聖なシールドが張られる。
ヽ(`Д´2)ノ「目を閉じてな。まぶしいぜ。」
『OFFENSE_EXTRA
HAMA-Lightning』
(皺)つ 「破魔の雷光・・・? あたりまえ」
( ゚д滅゚゚ ))「グアアアアアア!!!!!」
ムドが押し返され、そのまま光に包まれて成仏する。
(´<_`)「・・・そうか、スキルといっても魔封じだけで特技は使えるのか。」
ヽ(`Д´2)ノ「そうです。思い付きですけどね。
あとカムイさんに礼言っとけよ、ナナシ。
テトラジャ石のおかげで、ノズチがシワンナの破魔の巻き込みから守られたんだからな。」
( ;;)「そうだったんですか!ありがとうございます!
足手まといですいません・・・」
(´<_`)「気にするな。たまたまだ。
それにノズチのアドバンテージの物理吸収は強い。適者適用ってとこだな。」
ラ▽へ▽ム「イチロー様?わたしを盾にしてくだされば必死に避けずとも呪殺無効にできたのですが・・・」
ヽ(#`Д´1)ノ「うるせー!!」
-
キマ`W´イラ 「GUI・・・
rU・・・
NAaaAaaa・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GBJhMufbMAAnNYs.png
ライオンや山羊や蛇などがごちゃ混ぜになった悪魔が威嚇をしている。
(;``)「マジですか!歩いて数百メートルも経ってないのに!」
ヽ(`Д´1)ノ「ナナシが愚痴るなんてめずらしいじゃねえか。
殺っちまうか?」
ヽ(`Д´2)ノ「いや、ぐるな・・・来るなという意味では?
ここを通らないと造魔があるっていうゾーンに行けないんだが・・・
会話してみます?」
>COMPは使えない
キマ`W´イラ「くるなあああああああ!!!」
>神獣キマイラが 襲い掛かって来た
『RETURN』
ヽ(;`Д´2)ノ「なに!?シワンナが勝手に戻った!」
(´<_`;)「COMP禁止ゾーンか!ええい、おれがやるしかない!」
キマ`W´イラ (W)=( )=(W) ブヨンッ
ジローへの爪牙攻撃を、ノズチが受けた。
(;^^)「ナイス!!」
と(´<_`)「油断するな!!」
『FIRE-BREATH』 『BUFU』
一体から発せられる激しい炎の吐息を、ギリギリで打ち消す。
キマ`W´イラ ---+-とラ▽へ▽ム
もう一体は、イチローのラームジェルグが食い止めていた。
だが牙の間から漏れる吐息に、鎧が焦げ溶けていく。
-
>次スレ予告
https://youtu.be/2KxwY2E-nys?t=68
(`羊´)「この私を目覚めさせた事、礼を言うぞ!
つ●と そして圧倒的な力の差に死ぬがいい!!!!!」
パ`W´) ガツガツ
つ( )と
ラ▽へ▽ム「イチロー様・・・」
( ゚十゚)「貴方、人間ですね?ほう・・・これは興味深い・・・」
蛙川'ー`ネコ 「このオレが相手とは、お前らついてないな。」
(;``)「・・・当たり前じゃないか。
お店でご飯食べるのに、いちいちフル武装する人いる?」
(´<_`)「別に。舞弓ゲンには個人的にムカついてるだけだ。」
(´・ム・`)弓 → 「ぬかせ若造!!きさまの最後だよ!!」
( ;;)「カムイさーん!!」
(´・u・`)「フフフ・・・!」
ξ;⊿;)ξ「いたい!!」
>DISC2に入れ替えてください
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1703518421/
( ゚∀゚)「感想フォームはここだぜ!」
https://forms.gle/LHWFEhbbuNVh8fxH6
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