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ソウルファッカーズ2のようです
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25年前。
「グオオオオオオ…」
聖母マリアのように胸に両腕をクロスさせた異形が崩れる。
残るは巨大な電子の繭。
「マニトゥ……帰ろう…
アタシ達のいるべき世界へ…」
「そうすれば…
もう、こんなに苦しくないよ……」
銀髪の女が語りかける。
女が振り返る。
「ヒトミちゃんとも……
スプーキーズのみんなとも……
このままずっと一緒にいたかった。」
口ごもる。
「でも駄目なんだよ…
今の人のソウルは、私達には耐えられない……」
https://pbs.twimg.com/media/FUz_rUGaIAAX8RZ.jpg
ネミ;ー;)「今日は、アタシの……
最初の、誕生日かも知れない……
アタシ、忘れないよ……
アンタのこと…」
https://pbs.twimg.com/media/FU0GOoWagAIb0Je.png
「泣くんじゃねーよ!俺達はやる事全部やってきたろ。
最後のシメだ、お前がやりたいと思う事をやりな」
ネミ-ー-)「そうね…起きて、ヒトミちゃん。」
https://pbs.twimg.com/media/FUz_sj-agAYPAHR.jpg
少女が茶髪に戻る。
中から電霊がフワッと華麗に舞う。
繭に抱きつき、消滅していく。
「さよならは言わないぜ。またきっと会えるだろうよ」
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ヒト゚ー゚)ξ「リーダー、調子いいみたいですね。」
く(’ー`)「心配かけたね。すまなかった。
あのレイさんとかいう人の妖しい術も効いたみたいだし、もう大丈夫だよ。ハハ。」
「みんな…お別れなんだね。オレ、スプーキーズ大好きだったのに…」
8(□□)「リーダーよぉ、スプーキーズを終わりにする件だけど…」
「やっぱり、解ッ散?」
(’ー`)「君達がスプーキーズを大事に思ってくれているのは嬉しい。僕も大事だ。
だけど、君達にはスプーキーズを終着点にしてもらいたくはないんだよ。」
「きっとみんな会えるさ。」
8(□□)「その時、この連中がどうなってんのか……楽しみだぜ。」
「…そうだよね。お別れじゃないよね。きっとまたいつか。」
─
ヒト゚ー゚)ξ「…みんな行っちゃったね。
ランチさんはお父さんについていって、記者を目指す。
シックスくんは親御さんと実家に引き上げてお店を開く。
ユーイチくんはリーダーみたいなスーパーハッカーに。ふふっ。
あなたはどうするの?」
「まだ決めちゃいねーよ。あかねモールでの親父の後遺症もなんとかしなきゃだしな。
軽いもんだからすぐ治るとは思うがな。」
ヒト゚ー゚)ξ「私は。父と一緒に、しばらくアメリカに行くつもりなの。
行ってみたいのよ。
ネミッサの生まれた所に…」
「へぇ」
ヒト゚ー゚)ξ「ネミッサが、私から離れる時、こう言ってたの。
『きっとまた会えるよね』……って。」
ヒト゚ー゚)ξ「だから私も、サヨナラは言わなかった。
あなたも、それ持っていくんでしょ?」
「まぁな。大事な戦友達がつまってる」
ヒト゚ー゚)ξ「そうね……全部、私達の中に生きてるもの。これからも、ずっと。
さあ、行こう。ここから歩き出すの。
まだ私達には、進む道があるから…」
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序章 さだめの申し子
https://www.youtube.com/watch?v=D5elIQV56gM
1.25倍再生推奨
2022年。
二人の男が街をぶらついている。
(ー□-□)「ここがアマミシティか」
川д川「ああ。一度廃棄されたにしては小奇麗だな。人の気配も沢山ある」
(ー□-□)「まるで世界が5分前に作られたって気分だな。
昔の…アマミ市だったか?それとは全然趣が違う」
ネオンがあちらこちらを照らし、ネットワークが駆け巡る。
眠る事のない街だ。
https://pbs.twimg.com/media/FU0BkcQacAAKsgL.jpg
川д川「さっさと歩け。またトレーラーが動いたら面倒だ」
モサっ毛の男が急かす。
(ー□-□)「あーもうまたビーコン動いたぞ!
呼び出しときやがって、なんで転々と移動してんだよ!」
メガネの男はスマホを見る。
GPSがどんどん動く。
(ー□-□)「しかしよぉ、そのむき出しの剣しまったらどうだ?
通報されたらやべーだろ」
川д川「…問題はない。普通の人間なら痛いコスプレの類だと思うはずだ」
(ー□-□)「なな、ちょっと聞いていい?お前の言う普通の人間ってなんだよ」
川д川「悪魔の存在に気付かないような人間だ…来るぞ」
メガネを外す。
https://pbs.twimg.com/media/FU0Bi8qaAAEbO2n.png
( ゚∀゚)「フッ」
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https://pbs.twimg.com/media/ERMU_FpUUAELl7d.jpg
(д)「グゲゲゲェ」
( ゚∀゚)「妙法村正ァ!」
っ-l--゙
川д川「七星剣」
っ-l--゙
数秒のうちに、幽鬼ガキ数体は斬り刻まれ消し飛んだ。
川д川「結局お前も剣を抜いたじゃないか」
(ー□-□)「あのな、むき身と鞘に納めてるのは違うだろーがッ!
あー、どうせならいい女悪魔出ねーかな。ファックしてー。」
川д川「相変わらず品性を疑うな。親の顔を見てみたい」
(ー□-□)「うっせー!しかし昔のアマミシティは、道路にゃ悪魔は出ないって聞いたんだけどな。
親父の残した仲魔は一体だけだし、マグネタイトもおちおち使ってられねぇ」
(ー□-□)「おっ、コンビニだぁ!剣しまえ剣!飯だ!」
(ー□-□)「幕の内ィ弁当3000円、オニギリ一個800円かぁ…」
川д川「そっちは上級国民用だ。こっち」
袖を引かれる。
(ー□-□)「それでもオニギリ200円じゃねーか!どんだけ物価がたけーんだよ!」
川д川「その剣を売ればいいじゃないか。業物なのだろう?
凪婆の持たせてくれた金も残り少ない。そうそう奢ってはやれないぞ」
鞘を抱きしめる。
(ー□-□)「バッカこれ一本で俺は戦ってんだ!売ったら何もできねー!
…まぁ、親の遺伝か分からんが魔法もどきは使えるけど」
(ー□-□)「かぁー!オニギリとコーラは格別だなぁー!」
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川д川「…高くつくぞ。この貸しは」
二人して駐車場でオニギリを頬張る。
(ー□-□)「そう言うなって。ドカンとデカい稼ぎができたら借りは返してやるよ」
ペットボトルが吹き飛ばされる。
(ー□-□)「なんだァ…てめェ…」
https://pbs.twimg.com/media/FMmNRHpaUAIoLvj.jpg
(■ハ■)「貴様ら、サマナーだな。私と戦え」
川д川「ここでは迷惑がかかる。人目のつかないところで」
(ー□-□)「キョウ」
路地裏。
(;゚∀゚)「グハッ!」
川д川「…」
(■ハ■)「ガキどもが。ショートジャブで沈むとはな」
つつ
(;゚∀゚)「なめ…んな…相手が素手だから手加減してやっただけ…」
( ゚∀゚)「本気でっ、いくぜええええええ!」
っ-l--゙
男が拳を不規則に振る。
(■ハ■)「来い、ベルセルク」
-
https://pbs.twimg.com/media/DoJwtmpV4AMslui.jpg
(;゚∀゚)「クソっ!剣が効かねえ!」
っ-l--゙
相手の悪魔に傷一つついていない。
川д川「どうやらあの男の手についているものが武器兼召喚器のようだな。
マハラギオン」
男が炎を投げつける。
悪魔は怯んだ。
( ゚∀゚)「弱点か!チャンス!逃げるは恥だが…」
(■ハ■)「役に立たん」
男に先回りされてみぞおちを殴られる。
(;゚∀゚)「グホッ!」
「マハブフーラ」
凍るような声が響く。
グラサン男の腕が凍り付く。
(■ハ■)「む…?」
「フィネガン様!まだお体が万全ではありません。お逃げください!」
(■ハ■)「分かった。ミラディ」
男は姿を消す。
(;゚∀゚)「待てッ!てめえから喧嘩けしかけといて…」
https://pbs.twimg.com/media/FU0jSg1agAED6Bg.png
「無事か。名前は」
( ゚∀゚)「あ?俺か?俺はマナコ。
遠野眼だッ!」
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おつおつ
三つ同時連載とは頑張るなぁ
きつくなったらどれか一つに絞ってもいいからね
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>>7
ふざけるな…この程度できつくなるなら、今終わらせてやった方が幸せだ!
…というのは冗談で、早速ご愛読とご心配ありがとうございます。
こっちは8月までにサクッと終わらせる予定です。
筆が遅いのと、状態異常疲労のせいでなかなか書けませんが
好きこそものの…というわけで構想とインスピレーションはどんどん湧いてきます。
乙カジャをしてもらえるたびに、モチベも実はわいているのですよ。
ノーノーは本編進むまで一時休止にします。
こんごともよろしく…
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トレーラーの中。
(ー□-□)「…」
(´<_` )「そんなに珍しいか…俺の顔が!」
助けてくれた男が立ち上がる。
マナコも負けずと立ち上がり返す。
(ー□-□)つと(´<_` )
(#)゚∀゚)「ああ、めひゅらしいさ!
珍しいもんは見るのが普通だろ!」
川д川「お前の普通は何なんだ」
(´<_` )「いいか!今度そういう目で見たなら、その目を潰すぞ」
( ゚∀゚)「お前の顔は珍しいんだよ!悪魔とも人間ともつかねえようなツラしやがって!
そして魔法まで平然と使いやがる!ハッキリ言って気色悪い!」
と(´<_` )
強烈なアッパー。
(´<_` )「物理攻撃も苦手じゃないが。ミンチが好きか?誰も食わんだろうがな」
(#゚∀゚)「なろ!」
つと
鼻血を出しながら強烈なタックル。
(´<_` #)「貴様」
(’/ー`)「おっと、ここ曲がるから注意ね」
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「うわっ!」
( ゚3゚)(´<_` ;)
絡み合っいた二人が倒れ込み、キスになる。
(´<_` #)「俺のファースト…」
( ゚∀゚)「あらら?童貞くんかぁ?」
(´<_` )「殺す!」
川д川「無駄に煽─」
(*゚/ー゚)「やめなよカムイ。初対面なら物珍しがるのも仕方ないさ」
く(´<_` )「芳賀司令」
川д川「申し訳ない。連れが狂暴で」
(ー□-□)「お前に言われたくねーわ!歩く公然銃刀法違反!
ん?…芳賀?あんたが芳賀 佑一か?」
(*゚/ー゚)「そうだよ。ユーイチでいいよ。
でもお父さんそっくりだねぇ。顔とか色々。
蝶野サナギくん…君のお父さんは元気?」
( ゚∀゚)「おー!話がわかるねぇ!
ジジイになったけど、悪魔も人も喰っちまう現役ヤリチンで元気にやってると思うよ。
ああ、スプーキーズ解散後に撮ったって写真あるんだけどさ、見る?」
(*゚/ー゚)「いいの?見る見る!」
川д川「…助けてくれたところ質問責めですまないが、あの人は…その…いつもああなのですか?
あのしましま帽子とか…」
(´<_` )「ああ見えても43なんだ、あの人」
https://pbs.twimg.com/media/FU5I-_SVUAAjlmI.jpg
(*゚/ー゚)「おお、右がサナギだねぇ。やっぱりかっこいいなぁ。
左の人達は?」
( ゚∀゚)「時幻のナントカってとこで、ネミッサおばさんと再会できたらしいんだ。
そこで戦った凄腕サマナーらしいんだよなぁ。戦った後に記念撮影」
(’/ー`)「ついたよ」
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https://www.youtube.com/watch?v=ajJLjB5PZKo
(’/ー`)「改めて自己紹介。
僕は桜井雅宏、50歳。スプーキーでいいよ」
https://pbs.twimg.com/media/FU5TD8KUYAEEOsc.png
(´<_` )「かつてこのアマミシティを救ったスプーキーズのリーダーだ。くれぐれも失礼のないように」
(’/ー`)y-「いいんだよ、カムイ。僕が呼んだお客さんだからね。
ちょっと失礼。この歳になってもタバコがやめられなくてね」
火をつける。
( ゚∀゚)「あれ?ランチとかシックスとかって奴らは?」
(;’/ー`)「家庭を持ったり、家業があったりするからね。無理には呼べないよ」
( ゚∀゚)「俺達はいいってか?まぁいいや。呼び出しが高校卒業直後で助かったぜ。
親父やおふくろからは、助けを求められたらあったら力になってやれって言われてるしな
二人とももう年だしな」
─
8(□□)「で、リーダーはどうすんのよ。」
(’ー`)y-「さて、どうするかな」
(*゚ー゚)「ハッカーやめちゃうの?」
(’ー`)y-「ハハハ、やめはしないさ。
だけど、これまでみたいな形じゃなくなるだろうな。」
(*゚ー゚)「どういうこと?」
(’ー`)y-「僕は門倉への劣等感による心の隙を突かれ、あやうくみんなを殺しそうになった。
自分をごまかすためなんかじゃなく、本当にやるべきことを、きちんと見つけてね…」
https://pbs.twimg.com/media/FUz_t6lakAAu3_p.jpg
─
(’/ー`)y-「…覚えていてくれたんだな、サナギ…」
川д川「甘いな。我が一門は書生を表向きにしてサマナーをしている」
( ゚∀゚)「るせー!ヒトには人の事情ってもんがあるんだよ!
で…まぁ。わざわざこんなとこまで呼び出したってことは!
サマナーとして雇ってくれるんだろ?スプーキーさん」
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’/ー`)y-「もちろんだ。手厚い待遇を保障するよ。
とりあえずここまで来てくれた交通費を、何倍かにして返しておくね」
万札を数枚渡される。
( ゚∀゚)「わーお!気前いいね…オイ!何抜いてんだよ!」
川д川「ここまで来た奢りの貸しだ。二万で済むのをありがたく思え」
つ と
(’/ー`)y-「ああ、もちろん君にもだ。ええっと…葛葉…」
川д川「共助です。それと私には不要です。
うちの組織から資金は出ているので。
そちらの組織にも提供されているはずです」
(’/ー`)y-「そうか。わざわざ里から呼び寄せてすまなかったね。
確か、超國家機関ヤタガラス…」
目の奥がキ゜ッと光る。
川゚д川「おやめください。その名称はもはや形骸化しております。
かつての二度の世界大戦で日本を勝ちへ導けなかった、それによって政府からは見限られました。
今は『クズノハ』が通称です。
この時代においてヤタガラス所属を自称する者は、ハクをつけたいだけのはぐれサマナーだと思ってください」
(;’/ー`)y-「りょ、了解…。僕らの時代でもクズノハだったね、そういえば」
( ゚∀゚)「スプーキーさんも写真見とくかい?」
川д川「真ん中が十四代目葛葉ライドウ。幾度も帝都、今の東京を救った歴代最強とも言えるライドウ。
左は葛葉キョウジ。27年前に影ながら活躍した凄腕のデビルサマナー。
急に人格が変わったとか…」
https://pbs.twimg.com/media/FU5JAFLUcAA8sqT.jpg
フォルダから他の写真を見る。
( ゚∀゚)「これは確か女性陣の写真だな。この猫はオスかメスかわからんが。右はネミッサおばさん。
エロいよなぁ〜ヤリたいぜ。親父はやったのかな」
川д川「右は…わからんな。真ん中は業斗童子。ただの猫ではない。葛葉ライドウのお目付け役だ。
左は…」
(’/ー`)y-「!この人は…!」
左の栗色の女性に目が止まる。
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川д川「麗鈴舫ですか?先に説明した葛葉キョウジのパートナーを務めたクズノハの巫女ですが」
(;’/ー`)「そう、レイさんだ!昔の事件で僕が死にかけた時に助けてくれたんだ。
お礼がしたいんだが、まだ元気かな?」
川д川「麗様なら息災ですよ。相変わらず葛葉一族は老けや衰えを知らない。
組織から出ているのでお金には困っていないと思いますが、私が口添えしてお会いできるようにしてみましょうか?
幼馴染とよく一緒に食べていた中華料理とマンゴープリンが好物だったかと」
(’/ー`)「ありがとう!別にやましい気はないんだ。」
川д川「努力はしてみますが、私は下っ端ですから。過度な期待はしないでくださいね」
(´<_` )「レイ・レイホゥの幼馴染…超級召喚師ナオミか。
ファントムの口車に乗り、神の領域に手を出して…ハジをかいたバカな女。
噂に聞いた通りの力なら、生きていたなら稀有の伝説になれていただろうよ」
胸倉を掴む。
( ゚∀゚)つ「てめー言っていい事も悪いこともわかんねーのか!
親父からの又聞きだけど、ナオミって人は騙されて捨て駒にされたんだよ!」
(´<_` )「ふ、やたら死に敏感じゃないか。
親しい奴でも死んだか?」
(#゚∀゚)「両親もどっちのじーちゃんばーちゃんもトモコおばさんも元気だよ!
だから嫌なんじゃねえか!何かを喪うなんてよ!」
(´<_` )「フン、これから俺達がやるのは、生きるか殺すか。
喪うか喪わせるかの命のやりとりだ。
そんなんでやっていけるのか?」
( ゚∀゚)「やっぱてめーは気にくわねーな。助けてもらったのには礼を言うけどな」
(’/ー`)「…静かに!」
着信音。
ユーイチのスマホからだ。
(*゚/ー゚)「はい。うん、うん、わかったよ。今連れて行く」
(;’/ー`)y-「彼からかい?」
(*゚/ー゚)「うん、スプーキー。5階だってさ。
じゃあ二人とも、行こうか。
まだ会わせたい人がいるんだ」
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とある場所。
ζ(@┏Д┓@)ζ「勝手に出撃とは、どういうことかね」
ミ(゚、゚;ラ「申し訳ございません。私の管理不足でした」
(■ハ■)「よいではありませんかランドウ様。
私の力を試すのに丁度よい機会でした。
それに…」
ζ(@┏Д┓@)ζ「申してみよ」
(■ハ■)「奴らが呼んだと思われるサマナーを見つけました。
見当違いでフリーサマナーだとしても、捕獲して素体にしてしまえばいいのでは」
ζ(#@┏Д┓@)ζつ「そういう簡単な問題ではない!
計画は常に盤石でなければならないのだからな」
机を叩いて怒る男。
ζ(@┏Д┓@)ζ「わしはかつて宇宙開発という名目で、金目当ての科学者、軍人集めた。
そして脳改造して科学兵士とし、秘密基地を次々と増やしていったのだ。
その中にヤツがいた…かつての貴様らファントムソサエティが取り逃した忘れ形見がな!」
脳裏に広がる、次々と破壊されていく兵士達と爆破されていく基地。
ζ(@┏Д┓@)ζ「やつ一人のため基地は翻弄され、わしの夢をかけた基地を次々と破壊しおったわ!!
やつはそれほど訓練された兵士だった。」
(■ハ■)「それほどの手練れが?名前はなんと…?」
ζ(@┏Д┓@)ζ「奴の名はウラベ…」
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トレーラーを出ると夜の街だった。
(’/ー`)y-「ここは旧アルゴンNSビル。スプーキーズの最初の戦いが始まった場所だね」
(´<_` ;)「桜井司令、歩きタバコはおやめください」
(’/ー`)「そうだね。ビルの中に灰でも落としたら怒られちゃうや」
(’/ー`)「5階だっけ」
(*゚/ー゚)ニア「そうだよ」
エレベーターのボタンを押す。
(;’/ー`)「昔はビル一杯に悪魔がいたんだよ。
そして僕は地下に監禁されてしまったんだよな。もう二度とごめんだよ」
五階。
電算機室と書いてあるドアを開ける。
(*゚/ー゚)「きたよー。連れて」
「お疲れ様です」
見向きもせず、ひたすら同じ映像を繰り返し見ている男がいる。
(’/ー`)「蝶野サナギの息子さんと、クズノハから派遣されてきた共助くんだ」
「…」
(ー□-□)「顔くらい見せやがれ。誰だ、てめーは」
https://pbs.twimg.com/media/FU5vi_nUsAEKgdt.jpg
「卜部浩二だ」
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レ ´_>`)「こっちは名乗ったんだ。貴様の名も聞かせろ」
(ー□-□)「俺は遠野マナコ。遠野瞳の息子だ。多分な」
(’/ー`)「…多分?」
(ー□-□)「親父はヤリチンだったからな。おふくろと、トモコおばさん両方とヤッてたんだ。
どっちから産まれたかは俺も知らねー。聞いてみたらコウノトリが運んできたってよく冗談かまされたもんだ」
(;゚/ー゚)「…あれ?トモコちゃんって確かサナギの…」
レ ´_>`)「そこに愛があるなら些細な事など、どうでもいい。
で、持ってきたんだろうな」
(ー□-□)「これだろ?しかし酔狂な依頼だな。こんな骨董品渡すだけで金くれるのかよ?」
っyつ
レ ´_>`)つ「これはほんの序の口に過ぎん。事が終われば万だろうが億だろうがくれてやる」
川;д川「マジで!?」
https://pbs.twimg.com/media/FU-NpcmaUAAWsCA.jpg
ガンタイプPCを渡す。
卜部と名乗った男は早速受け取り、トリガーを引く。
https://pbs.twimg.com/media/FU-NqbSagAAz9oT.jpg
レ ´_>`)「パスワードまで昔のままだ…感謝するぞ。小僧。
伊達メガネを外さず話をした事は不問にしてやる。
本来、メガネも外さず目上に話しかけるなど礼儀に欠く」
(ー□-□)「気付いてたのかよ。悪趣味で嫌味なおっさんだ。
マナコって名前を聞くと、どいつもこいつも裸眼を正視してきやがる。
おれにはそれが嫌なんだよ」
(´<_` )「口を慎め!ウラベ総司令はこう見えてもまだ27だ!」
レ ´_>`)「フォローになっていないフォローありがとう。
親父が老け顔だったからな。遺伝と思えば仕方ない」
https://pbs.twimg.com/media/EW82COFUEAAehFh.jpg
レ ´_>`)つ「リャナンシーまで入っているのか!
気が利くじゃないか。前金だ、とっておけ」
999999円を渡される。
(ー□-□)「気前いいじゃねーの。悪魔野郎よりは少し気に入ったぜ。おっさん
まぁ親父からの口座にも999999円入ってるんだがな」
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レ ´_>`)「フッ、この街を出る事ができなければ使い道もないかもしれんがな」
川д川「これでコンビニ飯が食べ放題…
いやちょっと待て、じゃあお前なんで貯金あるなら僕にたかってたんだ!?」
(ー□-□)「親父の座右の銘だ。切り札は取っておけってな。
逆にオマエに手持ちがなけりゃ、俺がおごってたぜ?キョウ」
川д川「…信じておくぜ。相棒」
レ ;_>;)「パパ…やっと会えた…」
色あせたGUMPに泣きながら頬ずりする。
(*゚/ー゚)「よかったね、ウラベさん」
(ー□-□)「うえっ。いい歳したおっさんがやることかよ。
しかしよぉ、鬼女リャナンシーなんて言っちゃ悪いがよくて中堅どこの悪魔じゃねえか。
そんなもんが100万と引き換えに大事だってのかよ?」
https://pbs.twimg.com/media/FU-kWdZaAAI-xtR.png
https://pbs.twimg.com/media/FU-kZkRakAAfIx0.png
https://pbs.twimg.com/media/FU-keVJaIAAEMyp.png
https://pbs.twimg.com/media/FU-khIEaIAARXQe.png
レ ´_>`)「貴様はまだバカだが、きさまの親父、蝶野サナギには感謝しきれんよ。
俺の親父は、とある依頼でハジかいてくたばった。
それで連れていた仲魔も散り散りになってしまってな。」
( ゚∀゚)「んだとこら!バカだとぉ!?」
川д川「そういう瞬間沸騰なところがバカだというんだ」
レ ´_>`)「まぁ聞け。俺はある程度の歳になったら、親父の仲魔を必死こいて探した。
だが見つからずじまいで、やっと貴様の家に連絡がついた。
このGUMPはサナギ氏が愛用していたものだが、元々は俺の親父のものだ。
いわば親父の残骸だ。」
(’/ー`)y-「最初に捨てられてたそれ、見つけたの僕なんだけどね。ははは
まさかジャンク屋に売り飛ばされてるなんて思わないだろう」
レ ´_>`)「桜井さんにも感謝しております。あなたが偶然にも見つけてくださらなかったら、親父の命もムダになっていた。
小僧、そりゃリャナンシーなんて星の数ほどいるさ。
でもこのリャナンシーは特別だ。俺の祖母、母親、姉、妹のようなものだ。いわば家族なんだよ
他の仲魔のベス、プッソは見つからずじまいだったが…リャナンシーが生きていてくれただけで幸運だ」
男はGUMPをギュウっと握りしめる。
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(ー□-□)「悪魔が家族?おっさんのお袋はどうしたんだよ」
レ ´_>`)「死んだ。当時赤ん坊だった俺を逃がしてな」
(ー□-□)「…悪かった」
レ ´_>`)「気にするな。貴様がやったわけじゃない。
クズノハの小僧、貴様の身分証明を」
川д川「…僕はケータイを持っていないので、育ててくれた凪婆の写真でもいいですか」
https://pbs.twimg.com/media/FU-1degaAAAOcQX.jpg
https://pbs.twimg.com/media/ESLGSUbVAAA8kMr.jpg
モノクロとカラー写真。
レ ´_>`)「伝説のライドウと共闘したのち、十八代目葛葉ゲイリンを襲名した御方か。
最新の写真はないのか。それと貴様のCOMPを」
川д川「カラーが十数年前のものですが、今もあまり変わらないですよ」
懐から何か出す。
川д川「それと僕は管使いですので」
つっ
レ ´_>`)「もういいぞ。管による悪魔の仲魔化は生半可なやつにはできない。
十二分に証明になる」
川д川「ありがとうございます」
レ ´_>`)「さて、これから貴様らに戦ってもらう敵の紹介をしよう。
所詮は半壊した見苦しい出涸らしだがな」
リモコンを操作し、映画風の映像が流れ始める。
レ ´_>`)「…全てはここから始まった。俺の人生のターニングポイントだ」
https://pbs.twimg.com/media/FU-xm0caQAArrN_.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU-xoHTaQAAFAf9.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU-xpRvaAAACrbL.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU-xrvpaIAAnwDu.jpg
-
悪魔に喰い殺される警備員。
(ー□-□)「一般人を巻き込むのか。ひでぇな。
俺のじいちゃんもl被害を受けた事があるって聞いた。これがファントムソサエティってやつなのか」
レ ´_>`)「そうだ。貴様の父が壊滅させた虫けら組織だ。
当時のファントムはアマミシティ中にネットワークを利用した監視カメラを仕掛けていてな。
そのお陰でこれが見られる。憎悪が高まる」
https://pbs.twimg.com/media/FU-9dP0aQAAqVTY.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU-9fDaagAAQa6B.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU-9g7kaUAAiYid.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU-9wu4aAAAZcKs.jpg
川д川「ウラベさんのお父さんに縁があるから、この電算機室をアジトに使っているんですね」
(´<_` )「よく見ろ。空気が変わるぞ」
https://pbs.twimg.com/media/FU_BFpqaAAADVNm.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU_BG-RacAI7gwm.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU_BIvQaUAAZyMT.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU_BJ-yakAAipwi.jpg
(ー□-□)「…この髭野郎は!確か船岩とか…!」
レ ´_>`)「フィネガンだ。貴様らを襲った卑怯者だよ」
https://pbs.twimg.com/media/FU_ClTwakAEH3Qn.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU_CmzeakAEhK25.jpg
(ー□-□)「このイキリメガネむかつくなぁ〜。仲魔がいない奴に対してこれかよ」
レ ´_>`)「安心しろ。このクソ野郎含めフィネガン信者どもは俺が逆に始末してやった。
ゴキブリみたいにしつこいのが一匹だけ残ってるがな」
https://pbs.twimg.com/media/FU_CoDkakAADEmf.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU_CpboaQAMVSag.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU_EqnNaUAAdI47.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU_ErzlagAEaMbg.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FU_EtC2aQAA6tK0.jpg
(ー□-□)「結局、俺の親父のように虫けらみたいに潰されたのはこいつらだったみたいだがな!」
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一発の銃声。ビル屋上から突き落とされる男。
-
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レ _>)「父さんも俺が生きていたと知っていたら、留まってくれたんだろうか」
(ー□-□)「…俺には何も言えねぇよ」
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レ ´_>`)「奴は正々堂々とした戦士然としているが、実態は全く違う。
格下のサマナーに体力を削らせた悪魔にトドメを刺してドヤ顔したり、
芳賀さんを拉致、サナギ氏とタイマンすると言いつつ不意打ちで彼の仲魔をコピーして襲っている」
(ー□-□)「ネミッサおばさん煽り力たけぇなぁ」
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川;д川「…なんて自分勝手なんだ」
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レ ´_>`)「挙句の果てにファントム内の不始末の尻拭いをサナギ氏に押しつけ
そこのボスを倒す前に戦いを挑み敗北、ネミッサ氏に回復してもらう。
独断専行でネミッサ氏の兄弟ともいえる電霊マルスムに無策で挑み、また助けてもらう」
(ー□-□)「あー、その先は聞いてるぜ。
最後の場所までついてきて、マニトゥとかいうドでかいのに
『ママ!』とか言って抱きついてグシャ!って抱き殺されたってな」
レ ´_>`)「そうだ。マニトゥに何を垣間見たのかは知らんが…
こんな愚者…間抜けに親父が殺されたなんて泣ける話だ」
-
(ー□-□)「で、何でミンチになった野郎が生きて俺達を襲ったんだよ?」
川д川「あの男には生気を感じた。決してゾンビなどではない。」
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レ ´_>`)「俺が20くらいの時だったか。
プロフェッサー・ランドウというイカれた男が世界征服を企み、兵士や研究者をかき集め改造し超力兵団を作ろうとしていた」
川д川「かつて十四代目ライドウが阻止したという富国計画の事ですか」
レ ´_>`)「そう。どこで計画書を見つけたか知らんが、その悪魔の計画をトレースしようとしたわけだな。
俺はファントムの息がかかっている可能性を見て、改造素体にされる兵士として志願した。
そしてスキを見て、改造兵士や各基地を潰していったわけだ。俺一人でな。
恐らくフィネガンは超力兵団計画の副産物によって蘇ったのだろう。」
レ ´_>`)「で、ランドウはこのアマミシティまで逃げてきた。
ファントムの残党と手を組んで世界中の人間の脳をハックしようとしている。
これもかつてここが天海市と呼ばれていた頃にファントムがやろうとした来た事のトレースに過ぎない」
(ー□-□)「そうか!億でもくれてやるってのは、基地を破壊して資金を奪ったからか。
で、俺達は何をすればいい?」
レ ´_>`)「ファントムサマナーの虫けらどもを殲滅するのだ。
もちろん資金は惜しまん。暇な時は好きに遊ぶがいい」
川д川「それだけじゃ、ないんでしょう?」
レ ´_>`)「ああ。俺ももちろん戦うが、ある役目だけは俺に譲れ。」
レ ´_>`)「フィネガンの抹殺だ!」
-
(■ハ■)「ウラベ?冗談はおやめください。
奴は私が確かに引導を…」
ζ(@┏Д┓@)ζ「『卜部広一朗』はだろう?
奴の血縁はどうだ?」
(■ハ■)「それも私の…」
ζ(@┏Д┓@)ζ「ウソをつけ。
どうせ貴様の部下か、ファントムの無能下っ端チンピラにやらせたのだろう。
死体は確認したのか?
したのか!?ええ!?」
手元のスイッチを押す。
脳に電撃が流れる。
(;■ハ■)「ぎゃああああああ!」
ミ(゚、゚;ラ「おやめくださいランドウ様!
フィネガン様は目覚めて間もないので、記憶が曖昧なのかもしれません」
ζ(@┏Д┓@)ζ「フン。今度こそ、くだらぬ保身と虚栄のウソはつくなよ」
(;■ハ■)「ク…クソヤロウ…
はい、組織を裏切ったウラベの家族を見せしめに殺させたはず、ですが」
ζ(@┏Д┓@)ζ「それが引き金になって、結果的に組織が壊滅するとは馬鹿な話だ。
しかも取り逃がしがワシにキバをむくとはな。」
(■ハ■)「取り逃がし…?」
ζ(@┏Д┓@)ζ「ワシの夢をことごとく破壊したのは、ウラベの忘れ形見よ。
しかもファントム幹部の子まであっち側にいると噂だ。
まぁ、魔女ネミッサやマニトゥとやらの脅威はとうにいない。これからはワシが筆頭になってファントムを復権させてやろう。
『主』とやらの到来の周期も近いのだろう?」
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(;■ハ■)「ハハハ…ハハハハハ!」
ミ(゚、゚;ラ「…フィネガン様?」
(■ハ■)「まさかウラベに二杯も食わされていたとはな。面白い、嬉しいぞ!
ランドウ様、ウラベの虫ケラの残滓の処理は私にお任せください!」
ζ(@┏Д┓@)ζ「よかろう。期待はせぬがやってみるがいい。
既にエミュレートを一匹送ってある。」
-
QUEST1 初陣
それぞれビルの一室で睡眠を取り、昼過ぎに集合した。
(ー□-□)「ふー久々に食った食った!」
川д川「…いい。上級国民用の食い物は」
レ ´_>`)「八分目までで済ませただろうな。
訓練は厳しい。この部屋で吐いたらぶっ殺す」
(ー□-□)「マナコ様をなめんなよ!そんなヤワじゃねえ!
(ー□-□)「で、訓練ってのはなんだ。殴り合いか?」
つ つ
レ ´_>`)「現実は俺に任せておけ。
貴様らにはネットで戦ってもらう」
(ー□-□)「はぁ?レスバとかバカッターの煽り合いが戦いになるのかよ?」
(´<_` ;)「…ハァ」
(’/ー`)y-「ファントムはね…世界中のインターネットを掌握しようとしているんだ。
対抗するにはこっちもネットに潜って戦うしかない。
僕達にはその力がない。だから君達に頼むんだ」
レ ´_>`)「まず貴様らの仲魔を見せてもらおうか
そういえばマナコと言ったか。貴様、GUMPはあるのか」
(ー□-□)つ□「そんな時代遅れなもんは使わねー。スマホで十分よ」
レ ´_>`)「まぁ貴様の勝手だ。仲魔を見せてもらおうか」
川д川つっ「召喚」
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ハイピ*゚ー゚)シ「技芸属はいっ、ピクシー推参ッ!」
レ ´_>`)「ゲイリンから譲り受けたのか」
川д川「はい。こちらは凪婆…十八代目のハイピクシーの子です」
(ー□-□)「和服がそそるよなぁ。デカくできねぇの?めっちゃヤりたいんだけど」
レ ´_>`)「御託はいい。貴様の仲魔も見せろ」
(ー□-□)「うるせぇ奴だなぁ。はいはい召喚っと」
-
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(`W´)「夜魔じゃあくフロストだよ!おじさん、よろしくね!」
(´<_` )「貴様!司令に向かっておじさんなどと!」
と と
レ ´_>`)「気にするな。お子様悪魔はこんな感じだ。
記録にない悪魔だが…どう手に入れた?」
( ゚∀゚)「知らねーよ、そんなの。
親父がネメッチー?とかいうのを育てたら変異したんだってよ!
オイメガネ取るな雪だるま野郎!」
(`W´)「ヒーホーヒーホー!」
(´<_` )「懐いているのか馬鹿にしているのか…忠誠度は高いようだな」
(ー□-□と)「おう。獰猛な性格のせいで敵悪魔殴らせてるだけですぐゴキゲンになるぜ!
とりあえず戻りやがれ!」
スマホに戻す。
(ー□-□)「で、そこの鼻高野郎の仲魔は見せてくんねーってか?ヘイヘイ」
(´<_` )「敵か味方かも分からない奴らに、手は見せん。
いずれ見る事になるだろうがな。どちらにまわろうが」
(ー□-□)「フン、気に食わねえ奴だな。やっぱりおめーは」
レ ´_>`)「さて、貴様らに紹介しておきたい者がいる。
飛べ!」
電算機室のPCの一つが光り、三人が吸い込まれる。
(;゚∀゚)「ちょ、うわ、おい待て─」
(■┏┓■) 「業魔殿へ、ようこそ」
-
川д川「軍艦の中…?」
共助があたりを見回す。
(■┏┓■) 「そうだ。ファントムの奴らに察知されないように独自のイントラネットを構築し
用事がある時にはここに転送させるようにしている」
( ゚∀゚)「あんたは…?」
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(■┏┓■) 「私はここの主、ヴィクトルだ。
こんごともよろしく…といってもお主の事は聞き及んでおる。
あの蝶野サナギの息子だそうだな。」
( ゚∀゚)「親父を知っているのか」
(■┏┓■) 「25年前だったか…?大した事のない刻の流れだが、よく覚えているぞ。
お主の父には世話になり、また悪魔合体の世話をした。
その軽そうで精悍な顔つき、実にそっくりよ」
( ゚∀゚)「へぇ!悪い人じゃなさそうだな!よろしくな!」
(■┏┓■) 「悪魔が集まったら、遠慮なくどんどん合体に来るがよい。」
(´<_` )「ヴィクトル様、お久しぶりです。
この者は、人間の中でも性質が下劣につき、御無礼をお許しください。」
(■┏┓■) 「構わない。私としても堅苦しいのは苦手だ。
帝都での日々…恥ずかしいが懐かしい日々だった。
魔結変化できる者がいるが…やはりしていかないのか?」
(´<_` )「はい、大事な同胞(はらから)ですので…お気遣い申し訳ありません。」
(■┏┓■) 「まぁ、どうするかはお主の勝手だ。
もう一人は…クズノハかな?」
川д川「はい。里から来た葛葉共助と申します。
お目に書かれて光栄です。ゲイリンがよろしく伝えてと申しておりましたのセオリーです。
帝都でのお姿しか知らなかったのですが…御無事で何よりです」
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( ゚∀゚)「まぁヴィクトルの爺さん、悪いがいきなり連れてこられてテンパってんだ。
用がないなら帰らせてくれねえか?」
(■┏┓■) 「待たれい」
っ-l--゙
( ゚∀゚)「?」
-
剣を手渡してくる。
(■┏┓■) 「九龍覇剣だ。いにしえの忍者の王が使っていたとか。
かつて葛葉キョウジが守った平崎市にて、不動産屋で売っていた」
(;゚∀゚)「ふ、不動産屋に武器ィ!?戦争でもおっ始める気かよ!」
川д川「マナコ、近代では堂々と武器を売る事ができないからな。
普通の事なんだ。
武器を自力調達していたライドウの時代に比べると、恵まれている」
( ゚∀゚)「まぁよくわかんねーが、ありがたくもらっとくぜ爺さん!
村正との二刀流で、敵をブチブチとブッ潰してやる!」
(■┏┓■) 「よろしく頼むぞ。かつてはファントムにも協力していたが
世界を破滅させようとするランドウに手を貸す義理はないからな」
電算機室に戻ってきた。
( ゚∀゚)「おい!どーいうことだおっさん!」
ウラベに詰め寄る。
レ ´_>`)「何のことかな」
( ゚∀゚)「あのヴィクトルってじーさん、帝都が懐かしいとか言ってたが!
帝都って昔の東京の事じゃねーか!
それにこの野郎は俺を人間呼ばわりしやがった!」
( ゚∀゚)「隠し事が多すぎるんだよ!てめーらは!」
レ ´_>`)「…いいだろう。いいか、カムイ」
(´<_` )「構いません」
レ ´_>`)「カムイはな、人間と悪魔のハーフなんだよ。
しかもファントムの悪魔とのな。
つまり貴様はある意味、カムイの親の仇の息子なんだよ」
-
( ゚∀゚)「…」
マナコはどうする?
>「魔法が使えて羨ましい」
>嘲笑う
>特に何もない
-
直下レス>>28として選べばよい?
>特に何もない
-
>>28
ありがとうございます!
あなたか゛た こそ しんの きゅうせいしゅです
昔ながらに安価指定すれば分かりやすかったかもしれませんね。
-
>特に何もない
(´<_` )「何見てるんだよ…」
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( ゚∀゚)「一緒にサマナーとして仕事すんなら、お前が何者か俺には知る権利がある。そうだろ?
戦闘中に本能で首筋でもガブリとされちゃたまらんからな」
(´<_` )「お前の言ってる事は理解できる。倫理的で正しい…
だが私を変な目で見るのを正当化する事はできない。
誰でもジロジロ見られれば不快感を覚える、そうだろう?カツオ君」
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(#゚∀゚)「カツオ…
誰の髪型がサザエさんみてぇーだとぉ!?」
(´<_` )「俺が悪魔なら、お前はカツオだろ。
同じような髪型でもお前の親父はもっと精悍な顔つきをしていたようだがな。」
https://www.yugiyahiranonetshop.com/data/yugiyahirano/product/20170610_60a662.jpg
(#゚∀゚)「確かに同級生にPCマニアの中島ってヤツもいたし、花沢さんみてぇーなブスもいたよ!
…あ」
川д川「マナコ」
( ゚∀゚)「そうだよな。見た目でジロジロ凝視されたりしても不愉快だよな。
これから永い付き合いになるかもしれねぇから、敵意がねぇかハッキリさせたかっただけだ。
他意はねぇよ」
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(´<_` )「…額面通り受け取っておこう。
そして俺の親に当たる悪魔は短気で粗暴なヤツじゃない。安心しろ。
お前が俺に銃でも向けない限りは、俺もお前の腕を凍らせたりはしない」
カムイは印を結び、一瞬で一体の悪魔を呼び出した。
川^ -゚セ「堕天使セエレと申します。以後、よろしくお見知りおきを」
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悪魔は一瞬で消えた。
( ゚∀゚)「あとよ、ウラベのおっさん」
レ ´_>`)「なんだ」
( ゚∀゚)「ゴーマデン?で採血されたんだが、ありゃどういう意味だ?」
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-
川д川「根に持つな。十四代目なんぞ、敵にやられて瀕死状態でヴィクトル氏にそれをやられた伝説があるそうだからな。
仲魔が威嚇していなかったら、肉片ごっそりやられていただろうという話だ」
( ゚∀゚)「うるせー!理由なしで血ィ取られてたまっか!」
レ ´_>`)「お前の親父はサマナーとしての何の知識もなしに、俺の親父がGUNPにかけたロックを解除しちまいやがった。
おまけにそのまま使いこなしたときたもんだ。さらに…」
( ゚∀゚)「更に?」
レ ´_>`)「COMPの能力を最大限、いや限界を超えて操る事ができたそうだ。
通常は共存召喚できない悪魔を同時に召喚したり、初めて来た場所でもマッパーの魔法やマップを見ずに走り去っていった。
初めて見た悪魔にしてもそうだ。弱点を見抜いて即座にネミッサ氏と連携して倒してしまったとされる。
そして」
( ゚∀゚)「おい質問!マッパってなんだ?女をまっ裸に脱がせる魔法か!?」
(´<_` ;)「…ハァ。自分の周囲の地形数メートルを分かりやすく目に表示させる魔法だ。
いわば魔法のコンタクトレンズだ。
昔のサマナーはこれをよく使っていたそうだ」
川д川「ライドウ様達やいにしえの葛葉一族は使っていなかったというが…」
レ ´_>`)「必要ないくらいに空間把握能力に優れていたということだろう。誇っていい。
葛葉一族の修行は死者が出る程に苛烈だと聞く。
…さて、話を戻すぞ。
更にサナギ氏は、すれ違ったサマナーの仲魔データをネメッチーという悪魔に分け与える事ができたそうだ。
俺達はそれらをCOMPハックと便宜上呼んでいる」
( ゚∀゚)「だからそれがなんだってんだよ?」
レ ´_>`)「わからないか?サナギ氏の血を継いだお前もそのCOMPハックが使えるかもしれんということだ。
ヴィクトル氏はそれに興味を持って採血をしたのだろう」
( ゚∀゚)「まぁ理屈はわかった。俺はすげーかもしれないって事だな。」
(´<_` )「それにヴィクトル氏は、大正時代以前から生き続けている半ヴァンパイアという噂がある。
お前の血を今頃飲んでいるかもな。ククク…」
(;゚∀゚)「うへ、あのおっさんのとこ行くのやめとこ…」
レ ´_>`)「そう言うな。あの人の悪魔合体の腕は本物だぞ。
少なくともCOMPやスマホで合体させるより事故やロスト率は低い。
それに貴様の親父が残した悪魔全書を管理しているのもあの人だ。
生き残ってこの街を出たいなら、世話になるしかないぞ」
-
─
ビル地下。
「あん?やたらゲストの多い日だな.。どうなってんだ、全く」
ギターを構えた男が待ち構えていた。
「ねぇ、サナギ…もしかしてこの人がリーダーを…」
「あぁ?リーダー?先に来た男の事か?
って事は、あんたらが電話相手のお仲間か。」
こいつは探す手間が省けたぜ。
悪魔達の事を知られた以上、生かしとくわけにゃいかねぇからな。」
「あんたがこのビルの悪魔を?
大した奴はいなかったな」
「そうだ。このキャロルJの悪魔を退けてここにたどり着くとは、あんたら相当気合入ってるな。」
( ゚∀゚)「リーダーはどこだ?」
っy=
男が銃を構える。
「さあてね。生きてるんだか、死んでるんだか。
そんなオモチャで戦うつもりか?
サマナーらしくパーッとやろうぜ!
さあ、いくぜ、ベイベー!」
サングラスの男はギターを鳴らし、悪魔を召喚した。
ネミ#゚ー゚)「やかましい奴ね。そっちがその気なら遠慮しないよ!」
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https://www.youtube.com/watch?v=nns5fSfDFUY
前衛に幽鬼ガキ、キャロルという男の両脇は初めて見る悪魔で固められていた。
初のサマナー戦だ。
(;゚∀゚)「シックスのイグナイターでたたきのめしてやる!!
行くぞ、アズミおばちゃんとナスビ犬!」
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「マッテマシタッ!」
「GOってことは好きでええんや!」
https://pbs.twimg.com/media/FWK1dVHacAE3w0p.png
-
( ゚∀゚)「でりゃあ!」
妖鬼のブフでガキが凍り、魔獣とサナギの連撃で砕け散る。
「カモン・ベイビー!」
ギター男の高揚のメロディでアズミはハイテンションになった。
(;゚∀゚)「なめんな!ダブルピクシー、頼むぜ!」
https://pbs.twimg.com/media/FWK1hS4acAAw1Xv.png
旧*゚ー゚)シ「マハ・ジオ!」
レ*゚ー゚)シ「ディア!」
「なんやねんな、わけわからへんわ!」
アズミが高揚したままガキを殴り飛ばす。
サナギが屍鬼パドロックを後衛から引っ張り出し、斬り刻む。
ネミ゚ー゚)「アギ!」
そのまま焼けゾンビとなって動かなくなった。
邪鬼イッポンダタラが器用に片足でサマーソルトキックを見舞う。
サナギは腕でガードした。
「オラァ!」
ギター男のショート・ジャブが、的確にサナギの腹を抉る。
(;゚∀゚)「ぐえっ」
(#゚∀゚)「もうこうなりゃチマチマとスクンダかけるよりなぶり殺した方がはええ!
総攻撃だ!」
サナギの攻撃、ネミッサのアギ、トドメにピクシーの電撃で男は昏倒した。
アァーッ!
残ったイッポンダタラがギャリートロットの打撃で吹き飛ぶ。
「ぐ、ぐうっ、なんなんだ!?
ヤローはともかく、女までキアイ入ってやがる!」
負けたと気付いた男は逃げ出した。
─
-
( ゚∀゚)「え、なに。俺の親父が作った悪魔を俺も使えるってこと?」
レ ´_>`)「レベルが違いすぎる悪魔はオマエを認めはしないだろうが、
サナギ氏の息子と知れば、ある程度のレベル差の悪魔は融通を効かせてくれるだろうな。
ただし全書からの召喚には金ではなくマグネタイトが必要だ」
( ゚∀゚)「ふうん。普通に端末から召喚するより手間かかんの」
(´<_` )「データ体としての悪魔を、肉体を与えて現世に顕現させるわけだ。
COMP内から、既に肉体ができている仲魔を呼び出すより手間がかかるんだよ
それに首尾よく高レベルの悪魔を呼び出せたとしても…」
( ゚∀゚)「なんだよ。分かりやすく勿体ぶらず話しやがれ」
(´<_` )「忠誠度の問題がある。
あまり悪魔の嫌がるような命令をしては、離反されるか最悪喰い殺されるだろうな」
( ゚∀゚)「へっ、鼻高悪魔野郎さんは物知りだねぇ。
サマナーの基本中の基本を教えてくださるなんて光栄だ」
鼻で笑う。
川д川「マナコっ!」
( ゚∀゚)「わかってるよ。金もらった以上はちゃんとやってやるよ。
初の就職先だもんな。しかも内定なしときた。
そういや俺は義理と金、キョウはクズノハからの派遣だけど…
お前はなんでこんなシケたとこにいるんだ?カムイ」
(´<_` )「今のお前に言っても…わからないだろう」
( ゚∀゚)「ケッ!お高い悪魔人間カムイ様は俺には何も教えてくれないってかよ!
かっこいいねぇー!」
(;’/ー`)y-「ま、まぁカムイには旧ファントムとのしがらみとか複雑なものがあるからな…」
(´<_` )「桜井司令」
カムイがきつい目でスプーキーを睨む。
( ゚∀゚)つ「まぁ半分冗談だ。人には話したくない事の一つ二つあるわな。
まー、俺の背中を撃たねえ程度に仲良く頼むよ」
レ ´_>`)「握手の暇はないぞ!敵を感知した」
https://pbs.twimg.com/media/FWWR8tvaUAESiaE.png
-
ボロの車で四人が移動する。
(ー□-□)「おいおいナンなんだ。敵が来るんじゃねーのかよ」
(´<_` )「だからだよ」
(;ー□-□)「意味がわからんが!?だいたいなんだこのシケた車は!」
レ ´_>`)「親父の車さ。その手のプロにメンテと改造を施してもらっている。
多少襲撃を受けてもビクともせんさ」
https://pbs.twimg.com/media/FXENj2PacAA__03.jpg
二上門の僻地に止まる。
レ ´_>`)「さて、ここでいいだろう」
( ゚∀゚)「一体全体、何をおっぱじめようってんだ?
ああ?ウラベさんよ。
キョウ!おめーも縮こまって乗ってねーで何か言いやがれ!」
川д川「…」
(´<_` )「かぶれ」
座席横についているメットを指す。カムイが先行して被る。
( ゚∀゚)「これでどうだってんだ?」
(´<_` )「これでアマミ・シティの裏ネットに接続する。
最初は俺が誘導する」
川д川「よろしく」
レ ´_>`)「なあに、どっかの某クソネトゲと違ってネットバトルで負けてもギアが脳を破壊するとかアホな仕様ではない…が」
( ゚∀゚)「が?」イライラ
レ ´_>`)「ハジをかくなよ」
https://pbs.twimg.com/media/FWWR_CbagAA_2AM.png
( ゚∀゚)「ウチに帰ってマスでもかきてえ気分だな」
(´<_` )「違う。サマナー隠語で、ハジをかくとは死ぬ事だ。
司令は死ぬな、と言っている」
( ゚∀゚)「おめえもな、カムイ!」
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https://pbs.twimg.com/media/FWWSEr-aIAMlhoR.png
レ ´_>`)つ「指令だ!世界の終焉(オワリ)を破却(ハック)せよ!」
-
レ ´_>`)「いざという時の運転はおれに任せておけ」
(*゚/ー゚)『初の遠隔操作接続、いくよー!安全確認してー!』
( ゚∀゚)「え…初?」
https://pbs.twimg.com/media/FW_beHWaIAAuJ_j.jpg
メットにデジタル映像が映される。
体が幽体離脱でもしたように浮遊する。
リアルの体の感覚がなくなる。
(;゚A゚)「うわあ〜!」
https://pbs.twimg.com/media/FW_bgKXagAAYIlK.png
(´<_` )「ここは…プラネタリウムか。
ここに敵サマナーがいるというわけだ」
https://pbs.twimg.com/media/FW_bcuZaUAAXn1E.jpg
川;д川「…」
(;゚∀゚)「ついた…のか…
まだ体の感覚がフワフワしてやがる」
レ ´_>`)『フフフ、意識はあるようだな。
ゲロぶっ吐いて倒れているかと思ったよ』
(;゚∀゚)「冗談じゃねえや。こんなにコーフンしたのは…
生まれて初めてだぁ〜〜〜!」
https://pbs.twimg.com/media/FW_buQGaQAAt0DB.png
-
『イエーイ! 聞こえるか!
俺のたましいのビート!
俺の叫びがぁぁぁ!』
川゚∀゚)「なんだ!?」
『さあ、星どもよ!偽りなれど、力持つものなら、呼べ!
おまえたちの主をぉぉ!』
(´<_` )「プラネタリウム室の中からのようだ。
何かドでかい悪魔を呼ぼうとしているな」
『さぁぁ、来やがれぇ!
大いなる天使、、コォカベル!!
召喚だぁぁぁ!!』
川д川「急がないとまずいのでは?」
(´<_` )「そうだな…今回はこちらの拠点は俺の仲魔に守らせる。
頼むぞ」
川^ -゚セ「お任せを。カムイ殿」
川;゚∀゚)「冗談じゃねえよ。レクチャーもなしにいきなりこんなところに連れてこられたって…
…あれ」
https://pbs.twimg.com/media/FXEZwyeaAAAxJKL.jpg
つ川;゚∀゚)と「髪が伸びてるぅぅぅ!」
(´<_` )「ここで暴れてるのがファントムサマナーなら、直で顔を見られては厄介だからな。
アバターだ」
『……あん?
おう!コカベル!んどーしたぁ!?
さっさと現れろ!』
川д川「…失敗なのでは?
急がず僕達にこの世界での手ほどきをしてほしいのだが…」
川゚∀゚)「うっ…?いや!来る!
なんかとてつもねーもんと一緒に!何かが!
星から!」
https://pbs.twimg.com/media/FXEZzu2aQAM1aHD.jpg
『ん?
コカベル…か?』
『やったやった!今度こそコカベル召喚成功だ!
ランドウ様のおかげだぜ!
これで今度こそフィネガンの野郎にコケには…』
-
川д川「なんでわかるんだ」
川゚∀゚)「なんとなくだよ!急ぐぞ!」
(´<_` )「ああ。フィネガン…と言ったという事は、十中八九ファントムのサマナーだろう。
司令がブチ切れる前にカタをつけるぞ。
サイバー空間だ、視覚でものを捉えるな」
https://pbs.twimg.com/media/FXEhHSkaAAEHSY4.jpg
カムイが箱の螺旋をひた走っていく。
(´<_` )「コマンドエリアは…こっちか!」
川゚∀゚)「おい勝手に納得して走るな!こっちはまだ…邪魔だ!」
っ-l--゙
(´<_` )「しんがりは任せた。戦い方は現実と同じだからな」
剣で豚のような邪龍を切り伏せる。
川д川「マハ・ラギオン」
邪悪な影を持った鬼女の少女達を焼き溶かす。
プラネタリウム室。
( ▲W▲)「なんだ!?このキャロルJ様のソロライブに乱入してくる奴らは!?
俺に逆らうと、ファントムを敵に回す事になるんだぜ!
そしたらこの街、いや世界じゃ生きていけねえ!
今なら見逃してやる、回れ右して帰りなガキども!」
(´<_` )「そのファントムを潰しに来た」
( ▲W▲)「なんだと!?ミレディの奴、不穏分子を潰しかけたな…
まぁいい!じゃあ殺してやる!」
ギターCOMPから音波を出す。マナコが受けて跳ねのける。
( ▲W▲)「馬鹿な!ランドウ様に強化してもらった殺人音波は岩だって砕く…」
川゚∀゚)「あー、キャロルJって確か…ムーウィスっていう電霊に憑依されて親父に首切られて出血多量で死んだ雑魚か。
生きてたんだ。というかフィネガンと同じくエミュレートとかいうので未練がましくよみがえったんか」
(禿^^)「どうやらこの坊や、並の体じゃないわね。
私好みよ」
https://pbs.twimg.com/media/FXEgotcaIAAFoM9.jpg
川;゚∀゚)「…きやがれ」
-
今日はここまで。
多分誰も読んでない。
-
オツデス
-
https://www.youtube.com/watch?v=Peyb0TfUytc
(禿゚ロ゚)「食べちゃいたいくらいにね!」
https://pbs.twimg.com/media/FXEguP1aIAE8sJx.png
『丸かじり』
女が大口を開ける。
川゚∀゚)「ノロマが!親父に殴られて鍛えられた『速さ』!当たるか!」
つと
(´<_` )「アホが。陽動だ」
(禿゚ロ゚)「ぐえええ!」
https://pbs.twimg.com/media/FXEgvvoagAE0jZB.png
『だえき』
川;д川「ぐ」
キョウスケが喘ぐ。
粘液のネットに捕らえられている。
( ▲W▲)「いいぞ大天使コカベル!やっちまえ!」
(禿^^)「え?今なんて?」
(;▲W▲)「お願いします…あいつらをやってください…」
『GO』
川゚∀゚)「そうか!野郎まだ召喚直後で忠誠度を上げてねえんだ!
カムイ!キョウをたのむぞ!」
剣でネットを斬り、そのまま突撃する。
川;д川「すまん。ベタベタして気持ち悪い…」
(´<_` ;)「馬鹿な!仲魔の盾もなしにボス級悪魔に突貫だと!?」
川゚∀゚)「しゃらくせえ!ジャアクなんぞ呼ばなくてもこいつらくらい!
おい大天使気取りのハゲ坊主!そこをどけや!」
(´<_` ;)(サマナーを倒せば原則召喚悪魔は消える。
初陣で奴はそれを狙っているというのか!?)
-
川゚∀゚)「どかねえってんなら…はあっ!」
っ-l--゙
https://pbs.twimg.com/media/FYMoalGVsAAKrJ9.jpg
剣を振る。
剣圧が吸収される。
川゚∀゚)「ああ!?キズ一つつかねーじゃねえか!
チートしてやがんな!?」
(禿^^)「ムダさムダさ。
私に物理的攻撃を加えれば加えるほど、私のからだは増殖していく。
キャロルJ、安心して後衛にいなさい」
https://pbs.twimg.com/media/FXEgwiCaQAIy-IB.jpg
( ▲W▲)「ほっ。コカベル様呼べてよかったぜ」
男は呑気に後ろでギターを弾いている。
川;゚∀゚)「二人とも一回逃げろ!ここはおれがくいとめる」
https://pbs.twimg.com/media/FYMnjJFUYAE4I5J.png
(´<_` )「無理はやめろ。物理吸収で同化させられるぞ
初陣でお前を死なせたとすると、司令官に申し訳が立たん」
大部屋は既に粘液で充満していた。
川;゚∀゚)「大金(だいきん)もらったからにゃあ、やらなきゃならんだろうが!
ここで死ぬならその程度ってこったぁ!」
( ▲W▲)「ラララ〜♪」
『高揚の歌』
川゚∀゚)「うっ」ガコン
(´<_` ;)「しまった。高揚状態で本格的に物理馬鹿になるぞ。メ・パトラの石を…」
川∀)「う」
川#゚∀゚)「うりゃあ〜!」
つっ-l--゙
https://pbs.twimg.com/media/FYMoccUVEAIcB-F.jpg
コカベルの腕が落ちる。
粘液の結界が一時的に解ける。
川゚∀゚)「九龍覇剣…」
https://pbs.twimg.com/media/FYMsPGlVsAI8wzw.jpg
-
(禿^^)「な…刀の切っ先すらここに届いていないはずだ!」
( ▲W▲)「こ…コカベル様?」
川゚∀゚)「虚空斬破!!」
っ-l--゙
二体の頭が削り取られる『未来視』が行われる。
川゚∀゚)「ウリャああああああ!」
っ-l--゙●
力任せに剣圧を飛ばす。
(;▲W▲)「ぐええええええ!」
つと
男のわき腹が虚空に消える。
(禿^^)「キャロル!?
奴は…空間を切り取ってそれを飛ばしているのか!
…万能属性の物理攻撃かい。」
https://pbs.twimg.com/media/FYMsSLEVQAEY7VK.jpg
(;▲W▲)「馬鹿な!虚空斬波は全体物理攻撃のはず…」
川゚∀゚)「そりゃ『波』だろうが!これは『破』なんだよ!」
一瞬のスキを突いて、削れた頭に一撃を加え目を潰す。
(禿メ ^)「小僧ッ!」
https://pbs.twimg.com/media/FYMnur0VUAAUkos.jpg
全身からねんえきを出し始める。
(´<_` )「避けろ!粘液に触れれば魅了されて殺戮マシーンになり下がるぞ!」
マナコは全身で受け止める。
(禿メ ^)「とらえたよ。さあ虜におなり」
川゚∀゚)「これでおれをやっただと。フフフ…」
https://pbs.twimg.com/media/FYModcaUYAAXrpf.png
-
(禿メ ^)「なにがおかし…ああ!」
https://pbs.twimg.com/media/FYMnsSxUIAUjMfz.jpg
二人が凍り付く。
(´<_` )「手間のかかるやつだ」
マハ・ブフーラが命中したのだ。
川゚∀゚)「物理に極端に強いってことは、魔法にすこぶる弱いってことだぜ。
これ、このシリーズの常識だぜ!ヒャハハ!」
氷漬けの脚を斬り落とす。
川゚∀゚)「逃がすな!キョウ!」
https://pbs.twimg.com/media/FYMsYcmUsAIs7dE.jpg
川д川「マハ・ラギオン!」
(禿メ)「ぎゃん!」
https://pbs.twimg.com/media/FYMnzowUYAIkwh3.png
コカベルかどうかもわからないものは蒸発して消えた。
残るはマグネタイトのみだ。
川゚∀゚)「わははは!おにあいだぜ!」
https://pbs.twimg.com/media/FYMofG4VQAE0Vwm.png
(´<_` )「お前ひとりではどうなっていたことか」
(;▲W▲)「あわああああああ…!
こ、コカベルがやられちまった…!
これが令和…!」
男は既に逃げ腰だ。
キョウスケが既に捕まえている。
(´<_` )「ログアウトはさせん。どのみち、このまま現実に帰ってもソウルはボロボロで動けんぞ。
元ファントムのキャロル・Jだな。25年前に死んだはずだが?」
(;▲W▲)「く、首は…首はもう切らないでくれ〜!」
川゚∀゚)「質問の答えれば何もしやしない。(するけどね)
あんたを蘇らせたやつは今どこにいる」
https://pbs.twimg.com/media/FYMzVWTUYAEZ40P.png
(;▲W▲)「わ、わかった!全部話す!一緒に戦おうぜ!
ファントムの潜伏先も、ランドウの野郎も…
だから…ああああああああああああー!」
-
https://youtu.be/9HSLLPZN1Ww?t=716
『狙い撃ち』
硝煙が昇り、男の姿はグズグズのデータとなって消えてゆく。
川゚∀゚)「誰だ!人の得物を横取りしやがって!」
(■ハ■)「フッ…忠誠心が聞いてあきれるわ。
あれだけランドウ様に忖度してもらってこのザマか」
(´<_` )「フィネガン。奴もまた元ファントムで25年前にキッチリ死んでいるはずだが…
アバター偽装もせずに来るとは相変わらずの自信のようだ。
何故、瓦解状態の貴様らがわざわざ同胞を消すような自殺行為をする?
あの追い打ちでは…」
(■ハ■)「飼い主の事をベラベラと喋るような使えないイヌは保健所行きだ。
この国では。そうだろう?」
川д川「悲しいがそうらしい、な」
(■ハ■)「しかしガキのくせに大した怪物ぶりだ。
どうだ、私の部下として働いてみないか?
ランドウ様に口利きしてやってもいい」
川д川「断る」
(´<_` )「ファントムである以上、貴様も討伐対象だ」
川#゚∀゚)「あったまくるなぁ…なんかアッタマくるなあ…!
人の事怪物だと!
まだ俺はこいつらや親父よりは人間だ!
仲間を大事にしねえおめえらみてえのに言われるとムシズが走るぜ!
今の一言が命取りだと思えよ!このゾンビのバケモノどもが!」
https://pbs.twimg.com/media/FYMsgWBUUAEaRJz.jpg
マナコが構えた瞬間、三人に謎の衝撃が走る。
(■ハ■)「フフフ、やはりまだ分別もつかないガキのようだな。
貴様らがつよくても、支援者はどうかな?
ウラベ!見ているのだろう!」
外の車。
レ ´_>`)「さあ来い…
きやがれ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FXENlIPakAAEOj-.png
https://pbs.twimg.com/media/FXENmKhaUAEMcsr.png
-
今回はここまで。
-
乙乙
-
おつ!
-
(■ハ■)「貴様らのような子供を、この私が相手にすると思うか?
大人同士の戦いがはじまるんだよ、これからな」
https://pbs.twimg.com/media/FYhGbMuUUAAr59E.jpg
川゚∀゚)「なにごちゃごちゃいってやがる。今のこけおどしにゃちょっとビビったが、内臓の一つもイカれてねえぜ。
さあ、きやが…」
(´<_` ;)「待て!」
川゚∀゚)「何よ!こいつもぶっとばせばいいんだろ!?」
(´<_` ;)「わからないかマナコ。桜井司令官達が危険だ。
あちらに刺客を差し向けたな?フィネガン」
(■ハ■)「察しがいいな。流石はファントムの落とし子」
(´<_` #)「ぐ…!」
川;゚∀゚)「ごちゃごちゃうるせー!九龍覇…剣…」
っ-l--゙
マナコの体が崩れ落ちる。
川д川「マナコ。物理スキルは基本的に体力を消耗する。
魔力がある者ならそれを代用することもできるが、お前に魔力はない。
先ほどの戦いと、今の謎の攻撃でだいぶ体力は削られているはずだ。
無理せず逃げよう?」
川;゚∀゚)「ぐぐぐ…ちくしょう!」
(■ハ■)「賢明な者もいるようだな。ますます貴様らの力…欲しくなった。
いずれまたスカウトに来る。
フフフ…じゃあな!」
フィネガンはログアウトしていく。
川゚∀゚)「ちっくしょー!待ちやがれぇー!」
(´<_` )「ジャミングオン。
総司令、応答願います。
今から帰還してアルゴンビルに向かいます。」
敵からの傍受をカットし、連絡をする。
レ ´_>`)『必要ない。
それよりお前達はその倒した男を逆ハッキングして現実世界に一度戻れ。
できればそいつを回収したい』
-
(▲W▲)
後頭部を撃ち抜かれデータ体が希薄になっていく男を見やる。
川д川「逆ハッキング…?」
(´<_` )「「ネット上のアバターにアクセスして、そいつの現実での身元を割り出す。
いわば逆探知だな。
しかし総司令。こいつはエミュレート体とはいえもう瀕死です。
そんな奴のソウルにダイブすれば、こちらも精神に影響をうけるのでは…?」
レ ´_>`)『問題ない。マナコ、お前のスマホを開け』
川゚∀゚)つ□「お、おう」
レ ´_>`)『お前のスマホに悪魔召喚プログラムがあるということは、
サナギ氏お得意のCOMPハックも搭載されているはずだ。
それを使いこなす事ができねば、この先は生き残れないぞ』
川゚∀゚)「いきなりそー言われてもな…適当にスマホいじくってみるか…
エロ画像にソシャゲに…」
川д川「COMPに繋いでみては?
こいつのはギター型だったな」
川゚∀゚)つ「ケーブルはっ…と
できた!」
(´<_` ;)「吸い込まれるぜ…ちゃんと意識を持てよ」
目の前の情景がガラッと変わる。
悪魔に憑依されたサングラスの男。
手に入れた魔法でカツオじみた男を圧倒するが、反撃により首を切り裂かれる。
流れ出る鮮血。
あわや共倒れというところで、悪魔は憑依解除し逃げ出した。
あとに残るは無残な死体。
ビクッ、ビクッと胸のポンプから首へ血液というエネルギーが放出されていく。
-
( ∀)
「…い!」
「おい!起きろ!」
( ゚∀゚)「…」
(´<_` )「やっと目を覚ましたか。このでくのぼうめ」
( ゚∀゚)「俺は…何秒意識がなかった?
ここはどこだ?」
(´<_` )「聞きたいのはこっちだよ。
奴のCOMPにお前が触った瞬間、全員巻き込まれて転送されてきた。
どこかのボロ倉庫だな。区まではわからん」
(;゚∀゚)「ん?だからどれくらい意識がなかったって聞いてんだ半魔ヤロー!」
川д川「ん?一瞬…ここにきて長くて1、2秒かな」
( ゚∀゚)「そんな馬鹿な…あれが夢だと…
夢にしてはリアルすぎた…肉を絶つ感触と流れる血の…」
https://pbs.twimg.com/media/FYl7xNCUEAEyPT8.png
(´<_` )「何をぶつくさ言ってやがる。
指示通り、あれを処分して持ち帰るぞ」
https://pbs.twimg.com/media/FYl8kxhVEAACyP2.png
一台ポツンとデスクがあり、そこにPCと脳接続された丸ハゲの人間が座っている。
(゚Q゚)
( ゚∀゚)「処分…?なんだこのハゲは?」
(´<_` )「キャロルJの本体だろう。この姿は蘇生体だからだ」
(;゚∀゚)「蘇生体!?」
(´<_` )「死体にメカを詰め込んで生き返らせる。
いわばサイボーグ・ゾンビだ。
もちろん25年前に死んでる男の体なんか残っちゃいない。
メカ頭脳にキャロルの人格をダウンロードしてあるんだろう」
https://pbs.twimg.com/media/FYhGIbYUUAEN6JG.png
-
( ゚∀゚)「ゾンビの体にデジタル幽霊つめこんでるってわけかい。
労力が半端ねえな」
(´<_` )「どころがどっこい。ランドウファントムはこれを量産しているのさ。
ペースは遅いがな。現に中級か上級サマナーのフィネガンまでこの世に呼び出している。
俺が先日、超級召喚師ナオミを腐した意味がわかるだろう。」
川д川「どういうことだ?」
(´<_` ;)「彼女の最大にして唯一の弱点は、脆くて弱い人間の体だったことだ。
ランドウの総力を尽くして死なない体、無限の魔力のバケモノボディでも得た上で洗脳でもされてエミュレート体になれば…」
( ゚∀゚)「お手上げ侍ってことね。
しかし前と違って随分と買うじゃねーか、ナオミって人のこと」
フン、とカムイは鼻を鳴らす。
(´<_` )「強い者は男女、悪魔人間問わず敬服する事にしている。
この前きつい言い方になってたのは、誰かさんがとことんイライラさせてくれたからだ。
さて」
銃を構える。
(;゚∀゚)「おい!?」
(´<_` )「総司令には回収しろ、としか言われていない。
廃人寸前になっただけで意識はあるようだ。
脳から情報を吸い上げるだけなら、肉体は破壊しといた方がいい」
川д川「まぁ、世界に害を為すファントムサマナーだからな…
僕も反対はしない」
と(#゚∀゚)つ「おいおいおい!殺すのかよ!
キョウもあっさり賛成してんじゃねーよ!」
二人の襟首を掴む。
川д川「大正時代に14代目ライドウは、機械仕掛けのダーク・サマナーと交戦しトドメを刺しそこねてのちのちに不意を突かれたらしい。
原理が不明な蘇生体とやらなら、なおさらだ。また動き出す前にキッチリカタをつけておく必要がある。」
(´<_` )「元々一度死んでるんだ。元に戻してやった方が人道的、なんだろう。
それとも人死にが出ない戦争でもお望みかな?
こんなアーウーしか言えない奴に感情移入でもしたのか?」
( ゚∀゚)「いや…なんていうか…
親父が殺したんだよな。25年前のこいつは。」
-
( ゚∀゚)「悪魔に憑依されて、イキった親父が面白半分で殺っちまったみたいなんだ。
別にボコって悪魔だけ追い出す事もできたんだろうな。
だからそのガキの俺がまた殺るっていうのもな…」
(´<_` )「見てみろ」
デスク横に不気味な魔法陣がある。
(Uω)
ミ Д彡
犬や猫などの動物の生首、臓物、血が散乱している。
(;゚∀゚)「うげ…」
(´<_` )「悪魔に無知な奴の考えそうな事だ。
大天使コカベルとやらの生贄になると思っていたのだろう。
これでもこいつを庇う気か?」
(;-∀-)「…」
(´<_` )「話は以上でいいか?では」
っy=
( ゚∀゚)「待て!」
(´<_` )「なんだ。時間がない」
( ゚∀゚)「こいつの意識をどうにか戻せねえか?
潰しちまったらデータが取れるかどうかもわからねえんだ。
復活したら俺の手下にしてやるぜ!」
(´<_` )「…だそうで。総司令、どうします?」
『発想はおもしろい!やってみろ。そのファントムサマナーを連れてもう一度ダイブして拠点まで戻ってこい。
俺は今忙しい。カムイに任せる。
ついでに電脳空間での戦い方でのレクチャーでもしてやれ』
川д川「どうするんだ。パソコンと頭の線を外しても?」
(´<_` )「ショック死の危険性がある。…マナコ。
COMPハックとやらでそこのPCに繋いでみろ。
元の電脳空間に戻れるやもしれん」
( ゚∀゚)つ□「おう!」
-
ランドウ基地。
ζ(・┏Д┓@)ζ「我が帝国の礎は完成した!今こそ宣戦布告の刻!
電波ジャック、およびネットジャックでの放送を始めろ!」
https://pbs.twimg.com/media/FYmReOKaUAAjMP4.png
部下の一人がパネルを動かす。
ζ(・┏Д┓@)ζ『日本国の諸君。お初にお目にかかります。私はプロフェッサー・ランドウ。
世界を影ながら守ってきた葛葉一族のトップ、葛葉ライドウの14代目である。
しかし周りの者達に妬まれ追放され、私は葛葉ランドウとして独自に活動を始めました。
若くして葛葉一族の新トップに立たれた葛葉マンゲツ殿も賛同してくださった』
ハンー)「…」
https://pbs.twimg.com/media/FYmUS2SagAEUR3H.png
「なんだなんだ特番か?アニメ見てたのに割り込むんじゃねーよ!
なんだあの痛いコスプレじじい!」
人々はいきなりの放送に戸惑う。
ζ(・┏Д┓@)ζ『ここで日本国民の皆様にお願いがあります。
今、世界すら転覆させようとする邪悪な者達が暗躍しております。
陰謀論と捉えてもらっても結構。
しかし葛葉の者達が動いてからでは遅すぎます。
勇気ある者は戦いの参加と資金の提供を…』
『そして金を巻き上げ、志願者には非人道的な脳改造をして私兵にするわけか』
「放送に割り込みが!」
ζ(・┏Д┓@)ζ「なに!?」
https://pbs.twimg.com/media/FYmRf2yacAAYcP8.png
-
レ ´_>`)『プロフェッサーランドウどの。お久しぶりです。
相手にメリットのない甘言と脅迫じみた説得…地獄への道は善意で舗装されているとはこのことですな。』
ζ(・┏Д┓@)ζ『お前は!!』
https://pbs.twimg.com/media/FYmRhzRagAEPLtC.png
レ ´_>`)『あなたのことだ。もうそろそろ動き出すと思っていましたよ』
ζ(・┏Д┓@)ζ『…』
レ ´_>`)『ランドウ、あなたは自分の手で全てを征服しようと思っているらしいが。
世界は広いですよ』
https://pbs.twimg.com/media/FYmRnbIakAAtBA4.png
レ ´_>`)『あなたのような科学者がクズノハ世界を征服したとして、それに従う者などいやしませんよ…
むしろクズノハを騙った事で、各地のクズノハと本物の十四代目ライドウが動き出す可能性は高い。
カブトムシを名乗るゴキブリ駆除の始まりですな』
ζ(・┏Д┓@)ζ『!!』
レ ´_>`)『それでも世界に宣戦布告をするというのなら…』
レ ゚_>゚)『私たちは全てをなげうってでも、きさまらの野望を打ち砕く!!』
ニア
ζ(#・┏Д┓@)ζ『やれるかウラベ!
卜部浩二ィ!!』
https://pbs.twimg.com/media/FYmRoq9aQAI1BV6.png
https://pbs.twimg.com/media/FYmRpaUaAAEQ45Z.png
放送は切れた。
リン・ー・ゴ「ふふふ…面白いね、『人間』って。
ai-onに勝てるわけがないのに。ね、フィグ。
観察が捗る。」
-
今回はここまで。
親父の名前は「卜部広一朗」です。(公式)
ハッカーズ(本物)の戦闘BGMはどれもいいですね。
-
おつ
-
乙です
-
─
レ ´_>`)「…できるか?」
川д川「はぁ、一応不完全なものならできますが…いいのですか?
結界術は非常に厄介な代物ですよ。
下手をすれば自分まで巻き込まれかねない」
レ ´_>`)「だからいいんだ。戦闘の出来ないあの御二人を守るのに必要だ。
ファントムのやる事は手に取るように分かる。
俺の母がやられたように、まず戦闘員より非力な者を狙うだろう」
川д川「わかりました…ご武運を」
─
https://pbs.twimg.com/media/FYwSHxvUUAAx-mc.png
(;’/ー`)y-「本当に戦う気か、ウラベくん。
ムチャだ」
服を着替えるウラベ。
レ ´_>`)「三人がネットで戦うというのなら、現実世界は手薄になってしまいます。
こうなった以上、私という手札が行くしかない!」
https://pbs.twimg.com/media/FYwSJtdUcAAOPaD.png
(’/ー`)y-「考え直さないか。ランドウの基地からの脱出で負った傷は
君の外側だけでなく内臓まで達している。
もし傷口が開く事があれば…医者ではない僕らではどうにもならんよ」
レ ´_>`)「わかっています。私は目的を達成するまで、そう死にはしません。
とういうかシリアスな話でタバコふかすのやめてもらえますか」
https://pbs.twimg.com/media/FYwSKf8VEAIREXI.png
(;’/ー`)y-「習慣なんだよ…ライフワークだ」
─
レ ´_>`)「そわそわするぜ…うずうずするぜ
フィネガン…貴様を殺す第一歩だ。
首を洗って待っていやがれ!」
装甲車を駆り、アルゴンビルに侵入する。
-
https://pbs.twimg.com/media/FYhGdx6UcAAWG_s.jpg
(>)「おかしいですわね・・・甘ったれなファザコンお坊ちゃんはここで噎び泣きながら指を咥えて震えているはず」
◎「大方、我ラフィネガン直属部隊ニ恐レをナシテ逃ゲタノダロウ」
「あー、おばちゃんつまらんわぁ。帰ったらフィネガン様にたっぷりゼニもらわんと]
(猿)」「コノビルヲ破壊シ、電算機室トヤラノデータを盗ンデクレバヨイノダロウ?
簡単ナコト」
「誰がビビって逃げたって?」
https://pbs.twimg.com/media/FYwWpucVsAMhjyT.png
(>)「ぎゃん!」
顔無しの鬼女、ラ・リョローナが顔面を中心にバスターショットで破壊される。
◎「ウラベ!」
レ ´_>`)「回復役(メディック)は速攻で潰す。これは戦線の常識だ」
っy=っy=
龍王ヤトノカミのパララアイが迫る。
スッ
レ ´_>`)「眼光系は直視しなければいいのだ」
つっy= と
銃が鳴る。龍王にはキズ一つついていない。
◎「馬鹿メ!我に打撃ト銃は効カヌ…」
レ ´_>`)「サマナーなりたてのガキじゃないんだ。御忠告どうも」
っ-l--゙
◎「グェ!」
父の形見剣、ブロードソードの一種であるスキアヴォーアで刺殺する。
-
(#・ェ・)「ウラベエエエエエ!」
つ と
毛むくじゃらの悪魔、カクエンが突撃してくる。
『折りたたみ』
レ ´_>`)「ぐっ」
鬼女召喚。
リャ;゚ー゚)「ウラベ様!?」
レ ´_>`)「問題ない。軽く押しつぶされて傷口が開きかけただけだ。
すまんがあの好色サルを頼む。」
ビンを手渡す。
リャ゚ー゚)「…どうか、お父様のような最期は…」
レ ´_>`)「わかっている」
ニヒルな笑みを返し、エレベーターで下階へと向かう。
リャ゚ー゚)「さあ来やがれ!憎きフィネガンの使いっパシリが!」
『HEY-HEY-HEY』
挑発をモロに受け、妖獣が興奮する。
(・ェ・)「女!我ノ子を産マセテヤルゾ!」
『アギラオ』
リャ゚ー゚)「うっ」
リャナンシーは火炎に弱い。
しかし…
リメ゚ー゚)つ「せっかく物理攻撃力が上がったのに魔法攻撃ですか。
愚鈍なだけありますわね。」
『メディア』
(・ェ・)「愚弄シタナ!潰シ犯シテヤルゾ!」
『スクカジャ』
-
https://www.youtube.com/watch?v=5-E1r-JahHA
https://pbs.twimg.com/media/FYwfkTrVEAAOo_S.jpg
エレベーター2Fの時点で、函がベキベキと音を立てる。
素早く非常用ボタンを押し、脱出する。
直後に何かがエレベーターを押しつぶす。
レ ´_>`)「新手か」
https://pbs.twimg.com/media/FYhGLF3UEAAw7Qk.jpg
<(・W・)>「そこら中に龍のアギトなんざ仕込みやがってよぉ!
おかげでクモの巣を張るのに苦労したぜ!」
レ ´_>`)「む!」
体が悪魔クモの糸に絡まれる。
ワイヤーのような強度だ。
<(・W・)>「俺の仲魔どもをずいぶんやってくれたようだが、これでオワリだ。
今度はお前がなるんだ…俺の餌になああああああ!」
レ ´_>`)「そうか」
っy= つ
大口を開けた地霊ツチグモの口に、ソーコムピストルで銃弾を撃ち込む。
<(;・W・)>「ニンゲンの銃程度、いいメシだぜ…
あああ!?」
ツチグモの体が凍り付いていく。
<(;・W・)「俺の体に、何しやがったああああ!?」
多脚がボロボロと砕け、崩れ落ちていく。
レ ´_>`)「下級悪魔の弱点程度、暗記しておくにこしたことはない。
巨体にかまけて注意を怠ったな」
W)>「ち、ちく…」
轟音が辺りを溶かし、焼く。
レ;l´_>`)「ぐおおおおお!」
-
リャ゚ー゚)「ウラベ様!?」
(・ェ・)「サマナーガ死ンダカ!?ヨソミハ禁物ダゾ!」
つと
一瞬のスキを突かれて組み伏せられる。
(・ェ・)「同胞ハヤラレタガ、イイ土産ガデキタ。
ココデ我ノ子ヲ産ンデモラオウカ?」
リャー)「いいわ。これを避けられたらね…」
指先を動かし、カードを猿の体内に組み込む。
『シャッフ』
(;・ェ・)「ウ!?」
ガコン
◇「ウゴオオオ!?何ダコレハ!?」
組み伏せによる呪縛が解かれた。
リャ゚ー゚)「フフフ。物理に弱くて呪殺も無効。
でも破魔にはからっきし。
仇になったわね。」
リャ゚ー゚)つ ポオイ
ウラベの火炎ビンを投げる。
割れた容器からたちまちガソリンが着火してカードを燃やす。
◇「…」
リャ;゚ー゚)「ああ、ウラベ様…」
-
https://pbs.twimg.com/media/FYhGwY4UEAUKvva.jpg
業火の中で双頭のバケモノが見えた。
レ ´_>`)「魔獣オルトロスか…奴のお気に入りだったな」
(∪゚W゚)゚W゚)「ガルル!ヨワイヤツ イキルカチ ナシ!
ツチグモヨワイ! ダカラシンダ!」
レ ´_>`)「聞いておきたい。ベルセルクはどうした」
っ-l--゙
(∪゚W゚)゚W゚)「アイツ フィネガンサマナーノ ゴエイ ココニ イナイ
オマエ オレサマ ダケデジュウブン!」
犬が吠える。
レ ´_>`)つ「なめるな!」
液化窒素ボンベを担いで投げる。
並の火炎悪魔なら凍り付いて砕ける威力だ。
(∪゚W゚)゚W゚)「ナメルナ!」
返す刀で、肩にかぶりつく。
レ ;´_>`)「チッ!」
氷結弾をありったけ撃ち込む。
毛皮によって効果が薄い。
牙から体を無理矢理引きはがす。
肩から血が噴き出す。
(∪゚W゚)゚W゚)「フフフ ヒンシダナ サマナー!」
レ;´_>`)「窮鼠、猫ならぬ犬を噛むって奴だ」
っy=
反動に顔をしかめながら、バスターショットで目を撃つ。
(∪゚)゚W゚)「ガアア!ヨクモ!」
レ ´_>`)つ「まだ顔が一個残ってるだろが!」
チャイカムTNTを口に押し込む。
ローリングで距離を取り、起爆スイッチに手をかける。
レ ´_>`)「リャナンシー!」
-
リャナンシーをGUMPに戻す。
『ウラベ様!すごい血の…』
(∪゚)゚W゚)「ニガスカ!」
レ ´_>`)つ「ライアっトボム!」
感電させて足止めする。
2Fの非常階段から駆け足で昇る。
なおも追ってくる魔獣。
レ ´_>`)「オルトロース。あまりにも哀れだから教えておいてやるが。」
(∪゚)゚W゚)「ガ?」
レ ´_>`)「俺を殺すなら前戦力を投入すべきだろうよ。
何故、筆頭エースのケルヌンノスやベルセルクを寄越さない?」
(∪゚)゚W゚)「…?」
レ ´_>`)「お前らはな、捨て駒だったって事だよ。
フィネガンのクソと、それに見抜けなかった自分の愚かさを呪え!」
(∪゚)W)「…」
完全に意気消沈したオルトロスを置いて、屋上まで来た。
レ;´_>`)「リャナンシー!回復の前にもう一仕事頼む!
俺を抱えて飛んでくれ!」
再び召喚し、抱きかかえられるまま屋上を飛び降りる。
カチッ
スイッチの司令により、SNアルゴンビルが大爆発炎上する。
レ;´_>`)「…ふう」
二人はそこらのビルの隙間でへたり込んでいた。
リ;゚ー゚)「早く回復をしましょう!」
レ;´_>`)「ククク…フィネガンもランドウも、こちらの本気に度肝を抜いているだろうぜ。
何せ桜井氏と芳賀まで爆死させたんだからな
さて、ひよっこどもの回収に向かわなければ…」
-
今回はここまで。
毎度ご愛読ありがとうございます。
-
乙乙
-
(´<_` )「悪魔にも性格があるように、人間にも性格がある。
さしずめお前は獰猛だろうな。脳筋のバカだ」
『カムイ殿、それは私をも愚弄しているという…』
(;゚∀゚)「そいつぁどうでもいいけどよ、ここで講義することか!?」
(´<_` )「そいつはお前が助けたいと言ったんだ。自分で持つのが当たり前だろう
マナコはキャロルJだったものを背負ってサイバースペースを逆戻りしていた。
(゚Q゚)(;゚∀゚)
川д川「それで、続きを」
キョウスケは涼しい顔だ。
といっても長髪で表情など見えないが。
(´<_` )「まぁ自分の性格に合った悪魔と一緒に戦っていれば、忠誠度次第で追撃してくれる事がある。
ファントムではこの現象を『サバト』と呼んでいたな」
(´<_` )「クズノハ、お前は見る限り冷静な性格のようだな。
冷静な悪魔は頑固で扱いが難しいが、戦況に応じて行動してくれる頼もしい奴らだ。
俺は…」
一瞬言い淀む。
(´<_` )「訳あって堕天使、魔王系の悪魔と相性がいい…ようだ。
性格はあまり関係ない」
( ゚∀゚)「お前が半分、悪魔だからか」
(´<_` )「ハッキリ言ってくれるな。やはりお前は気に食わん。
さて、終点だ」
カムイが作っていた拠点に到着する。
川^ -゚セ「カムイ様。奴は地霊のノッカー。私にお任せください。」
(´<_` )「まかせる」
ボロ布を纏った小さい悪魔と何やら話し込んでいる。
川^ -゚セ「成功です。仲魔になりました。」
(´<_` )「ご苦労」
マナコのスマホに悪魔が吸い込まれていく。
-
川゚∀゚)「なんで俺によ?」
(´<_` )「フン。種族的に柄にあわねえ。それにお前は仲魔を一体しか持っていないだろうが。
お前の親父は偉大だが、この道じゃお前より俺の方が長い。焦るな、新米」
https://pbs.twimg.com/media/EhIOkXjU8AAG0Ev.jpg
『ちょっとおちゃめなぢいちゃん、ノッカーじゃ。よろしくの、お若いの』
川゚∀゚)「ケッ!偉そうに。まぁ、爺ちゃんよろしくな。」
川д川「よかったな。仲魔が増えて」
つ川゚∀゚)
(´<_` )「セエレのような狡猾な悪魔は、敵悪魔を交渉で引き込む事ができる。運と相手の機嫌次第だが、な。
拠点を守らせておけば勝手にスカウトをしてくれる。
ノッカーのような愚鈍悪魔は、冷静と同じで行動を任せるのが一番だ。」
川゚∀゚)「性格についてのゴタクはもういいよ。
…拠点?何を言ってやがる?」
(´<_` )「いいから聞け。トチ狂って一人暴走されても困るんだよ。
そんなに死にてぇなら、テメエ一人で首でも斬りやがれ。
一人が勝手に突っ走ったせいで、関係のない奴まで死ぬ事があんだ。」
川д川「抑えろマナコ。指南の続きを頼む」
つ川#゚∀゚)と 「てっめぇー!!九龍覇…」
っ-l--゙
(´<_` )「フン。何故拠点を張るのか、わかるか?
しごく簡単なことなんだが」
川д川「防衛の為か?」
(´<_` )「半分御名答。問題は何のためか、だ。
俺達はハッキングによってこのサイバースペースに来ている。敵も然りだ。
そしてハッキングによる侵入には、必ず『穴』があるんだよ。」
川゚∀゚)「…なるほどね!」
(´<_` )「俺達のうち誰かでも、仲魔でもいいが、配置して穴を守る事が必要だ。
でなければあっという間に逆ハッキングで俺達の現実世界での根城に侵入される。
そうなりゃ戦闘能力のない桜井、芳賀司令官は終わり」
川゚∀゚)「…なんで戦闘能力ない奴らをメンバーに据えてんだよ」
(´<_` )「凄腕ハッキングサポートという力がある。
桜井司令とはウラベ総司令との昔からの仲、芳賀司令はお前らのように総司令が招致したらしい」
川゚∀゚)「ふうん。まぁ人質にでも取られなきゃいいけどな!」
-
(´<_` )「拠点を仲魔に守らせる場合、マグネタイトを余分に持たせておく必要がある。
種族によってはマグネタイトを使い階エリアを通過したり、回復の社…ヒールスポットを建設できたりする」
川д川「様々な仲魔を用意して使い分ける事が必要ということだね。
旧ヤタガラスの菅属と同じということだ」
(´<_` )「優等生は呑み込みが速くて助かるよ」
川;д川「いや…僕は…」
(;゚Q゚)「ウウ…アア!」
川゚∀゚)つ「おーよちよち。発作が出てきやがった。ちょっとヤバイかもな。
もう用もねえんだろ?さっさと出ようぜ」
(´<_` )「同意だ。眠い」
あくびをして通信をする。
(´<_` )『ウラベ総司令、応答願います。
無事ですか』
レ ´_>`)『ああ。こっちも大丈夫だ。被験体(サンプル)の確保はできたのか?』
(´<_` )『少し容態が危ういようです。帰還の準備を願います』
レ ´_>`)『わかっ』
川゚∀゚)『待てよ』
レ ´_>`)『なんだ?忘れ物か?』
川゚∀゚)『何ぃがサンプルだ!コイツは生きてんだぞ!』
(´<_` )『気にしないでください。バカの癇癪です。』
レ ´_>`)『うん。では転送準備を始めるぞ』
バキッ
レ ´_>`)と(゚∀゚ )
ウラベが鼻血を出して直立不動で立つ。
レ ´_>`)「暴れ足りなかったか。飛ばすぞ」
-
装甲車が爆走する。
川д川「おお…肉の体の感覚が戻っている」
レ ´_>`)「なめてもらったら困るな。どれだけの試行錯誤をしたことか」
ウラベのジャケットの右腕が破れて肌が見える。
一部硬質化して骨が透けて見える。
( ゚∀゚)「おいおっさん…その腕は」
レ ´_>`)「フ…ドン引きしたか?
かつてレッドマンという偉大なネイティブアメリカンの戦士がいた。
この街を冒していたマニトゥという大いなる霊をその身で封じ込めていたのだ。
それと似たようなことが起こっている」
https://pbs.twimg.com/media/FZFIXVdUUAEC-E8.jpg
( ゚∀゚)「話には聞いてるよ。耳にタコができるほどな。
で、その腕と何の関係があるってんだ」
(´<_` )「総司令は何年もの間、自分の体でファントムの技術に頼らない独自のハッキングダイブを研究していた。
それがたたってこれだ。むしろこれ以上侵攻していないのが奇跡のようなものだ。
禁忌なんだよ。肉を持った人間がソウルだけで複雑化したネットにダイブするのはな」
川д川「…ということは、僕らもダイブを続けていたら…?」
レ ´_>`)「安心しろ。ノウハウを積んで今は安心な接続を確立できている。
お前達に影響はないよ」
(´<_` )「わかったかよ、遠野眼くん。
お前が今まで総司令に何を言ってきたか、軽はずみに殴ったか、よく思い出せ」
(ー□-□)「…
どこに向かってるんだ」
レ ´_>`)「アルゴンビルは急襲を受けてな。
刺客と桜井氏、芳賀氏諸共吹き飛ばした。
しばらくはあかねモール跡地を拠点にする」
(;ー□-□)「味方までやっちまったのかよ…南無阿弥陀仏」
レメ´_>`)
(;゚∀゚)「オイ!どうしたんだよそのキズは!」
レ;´_>`)「大した事はない。古傷が興奮して浮き出してきただけだ。」
https://pbs.twimg.com/media/FYwWqqBVUAIYh2I.png
https://pbs.twimg.com/media/FYwWsTQVEAA9Nw7.png
-
某基地。
リン・ー・ゴ「でさランドウ、あのイカれた人間はなんなの?
悪魔諸共自分の家?まで爆破しちゃって」
https://pbs.twimg.com/media/FZFRh9AUUAEiHtS.jpg
ζ(・┏Д┓@)ζ「奴はわしが目をつけて思うがままにならなかった…
ただ一人の人間じゃ!」
https://pbs.twimg.com/media/FZFPHdAUUAAEz4V.png
ζ(・┏Д┓@)ζ「わしはかつて、オムパロスを使ってネットによる宇宙進出を謳った。
世界各国のスポンサーがつき、優秀な科学者が集まってきた。国際的なプロジェクトじゃったんじゃ。
その中にあのウラベがいた。」
https://pbs.twimg.com/media/FZFPJVgVQAAUVG7.png
ζ(・┏Д┓@)ζ「当然、ワシの狙いは世界征服にある。
そのために集めた科学者の人体改造を行って私兵に仕立て上げた。
そして基地のほとんどがわしの手中に落ちた…だが奴だけは!!」
https://pbs.twimg.com/media/FZFPKK2VsAE93a8.png
https://pbs.twimg.com/media/FZFPLGyVQAASfDq.png
(■ハ■)「ただいま戻りました」
ζ(;・┏Д┓@)ζ「奴に対してだけは私の考えが…フフ。あまかった。
奴だけは生身のままでワシの腹心にしようとした。
奴がわしの側近になっておれば、ワシの夢は5年は早まったであろう。」
https://pbs.twimg.com/media/FZFPLGyVQAASfDq.png
ζ(・┏Д┓@)ζ「卜部浩二!奴はたった一人で我が軍団に戦いを挑みおった!
奴一人の為翻弄され、わしの夢をかけた基地を次々と破壊しおったわ!!
やつはそれだけ訓練された兵士だった」
https://pbs.twimg.com/media/FZFPPIWVsAA-NWr.jpg
リン:^ー^ゴ(要するにすげーバカだこの爺さん…)
https://pbs.twimg.com/media/FZFRj5tUYAAXUb1.jpg
ζ(#・┏Д┓@)ζ「奴だけは確実に始末せねばならん!!
これ以上、奴一人だけの為にC計画に後れをとるわけにはいかんのだ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FZFQ9JnUEAAV_t6.png
リン^ー^ゴ「たかが人間でしょ?
殺してソウルハックしちゃえばいいじゃん。
私の顕現を手伝ったお礼にそれくらいはしてあげる」
https://pbs.twimg.com/media/FZFRl3JUcAEyqRi.jpg
ζ(・┏Д┓@)ζ「よく言ってくれた。
鉄仮面よ、刺客がしくじった時の始末は任せるぞ?」
(■│■)「ハッ」
-
あかねモール跡地。
(ー□-□)「コンビニのメシがくいてー…」
川д川「買ってこようか?」
レ ´_>`)「離れの地下で使われていたコールドスリープ技術を流用して冷凍食品なら沢山ある。
今日は疲れたろう。腹ごしらえを好きなだけしろ」
(´<_` )「クズノハは何をやっているのだ」
川д川「うん、あの部屋のPCにあったデータをUSBにコピーしてきたんだ。
どうやら部屋にあった動物の死体による生贄は、ミレディという奴にメールで唆されてやったみたい」
(´<_` )「だが無実の動物を殺した罪は消えんぞ。
しかしミレディか…面倒な奴が絡んでいたのか」
(ー□-□)「罪は償えばいいだろうよ。
ミレディって誰だ?」
(´<_` )「初めて現実世界でフィネガンとやった時にチラッと見なかったか?
ランドウファントムの幹部だよ。
対して面識はなかったが、合理的を求める効率厨な割にそこまで強くなかったはずだ。
だからフィネガンくん係なんかやってるんだろう」
レ ´_>`)「ふん…しかし…人間とはこうも残酷になれるものなのか。
ネット上で戦う為の端末にしか見えないぞ」
(゚Q゚)「あーうー」
キャロルJの体を調べながらごちる。
( ゚∀゚)「ああ!だからランドウってふざけた野郎はオレがぶっ殺す!
フィネガンだけはふんじばってもあんたの元に連れてきてやるよ」
レ ´_>`)「間違えても虫の息で連れてこないでくれよ。
全力状態を真っ向からぶち殺すことで親父の弔いになると…
俺は勝手に思ってる」
GUMPを持つ手が震える。
( ゚∀゚)「あ!キョウ、悪いんだけどちょっとPC貸してくんね?」
川д川「構わないがどうした?」
( ゚∀゚)「あのヴィクトルとかいうおっさんならこいつをどうにかできるかもしれねー。
ついでに親父の残した悪魔全書も見てくるか。
COMPハック!」
QUEST1 初陣 完
-
オツ
-
2nd Sun
(´<_` )「総司令」
https://pbs.twimg.com/media/FZKDjvYUEAA6szE.png
レ ´_>`)「ん」
食事中のウラベに、険しい顔つきでカムイが詰め寄る。
(´<_` )「お話が」
レ ´_>`)「人の食事中に話しかけるな。唾が飛ぶだろうが。」
(´<_` )「失礼致しました、しかし重要な事なのです。
遠野マナコを外していただきたい」
レ ´_>`)「ほう。何故だ」
(´<_` )「奴はファントムと戦う事に感情を入れすぎている。
親父の蝶野サナギに縛られているんですよ」
レ ´_>`)「というと?」
(´<_` )「ただのファントムサマナーは廃人になるまで叩き潰し、
親父に関係のある者は助けようとしてしまう」
(´<_` )「奴は感情むき出しでつっぱしりますよ。私のレクチャーも耳に入っていない。
そんな奴とチームを組むなど、危険すぎてやっていられない」
https://pbs.twimg.com/media/FZKDOJLUUAAoyf5.png
レ ;´_>`)「…」
(´<_` )「ですから、私の提案は受けてもらえますか?」
レ ´_>`)「生きてるじゃないか」
(´<_` ;)「は?」
レ ´_>`)「数回の出撃で三人とも生きてる。
それだけでも、今までの金目当てなだけのフリーサマナーどもより優秀だとは思わんかね。
第一、奴は逃げてない。
それにサナギ氏譲りのCOMPハック能力はランドウファントムを倒すのに必要不可欠だ。
まぁおれの親父のCOMPに搭載されていたものだがな、元々は」
https://pbs.twimg.com/media/FZKDOwfUYAI87T8.png
https://pbs.twimg.com/media/FZKDUd3UsAAmeyu.png
-
─
数日前、業魔殿。
( ゚∀゚)「よっす!」
メア ゚ -゚)「業魔殿にようこそ。
失礼ですがどちら様ですか?」
https://pbs.twimg.com/media/FZKLXXcaIAAS5zn.jpg
( ゚∀゚)「自己紹介が遅れてすまんなメイドちゃん!
俺は遠野マナコってんだ!
ヴィクトルのじじいに用があってきた!」
川д川「う…美し…」
メア ゚ -゚)「業魔殿では、ご予約のある方以外、お通しすることはできません。
お引き取りください。」
https://pbs.twimg.com/media/FZKLY_macAAl4jy.jpg
( ゚∀゚)「予約制なんて聞いてねーぞ!ここ電話あんのかよ!?
急患なんだ!頼むぜぇ綺麗なねえちゃん!
俺のチンポなめさせてやっから…」
メア#゚ -゚)「どうぞ、お引き取りを」
https://pbs.twimg.com/media/FZKLaaMagAAFl8F.jpg
怒気を含んだ声が静かに響く。
(■┏┓■) 「すまんなメアリ。
その者達と会うのは初めてだったか。
吾輩の客人だ。以降はフリーパスで通してくれ」
https://pbs.twimg.com/media/FZKLcI2aMAA5w7e.jpg
( ゚∀゚)「ジジイ、服装変わってねぇ?」
(■┏┓■) 「気分だ。業魔殿へヨーソロー…
何をお望みかな?」
川д川「この麗しい赤眼の女性はヴィクトル殿の娘様ですか!?
どうか清いお付き合いを…」
( ゚∀゚)「バッカ。俺がちんこ突っ込むんだよ」
(#■┏┓■) 「帰れ」
-
(゚Q゚)「ア…」
( ゚∀゚)「で、どうよ?」
(■┏┓■) 「心神喪失状態に陥っているから、危険性はない。
吾輩も医術と錬金術を学んだ身。時間はかかるがどうにかできるであろう。
もっとも、生前の姿を完全復元とぃうわけにはいかんだろうが」
( ゚∀゚)「意識が戻ればどうでもいいよ。あとマシな姿にしてやってくれ」
(■┏┓■) 「対価を要求しても?」
( ゚∀゚)「ああ。金なら腐るほどあるぜぇ」
(■┏┓■) 「いや、ランドウの滅殺だ。
奴はかつて吾輩が遠い地で大学教授なんぞをやっていた時の教え子でな。
あそこまで狂うとは思わなんだ」
( ゚∀゚)「まかせとけ。野郎の首をもってきてやるよ」
(;■┏┓■) 「いや首はいらんが…
お前の親父の悪魔全書も見るか?
本来はレベルに達していなければ召喚など許さんのだが…事態が事態だ。
マグネタイトもまだあまり持っていなかろう。
金で支払ってくれてもいい」
( ゚∀゚)「コンビニ飯以外でやっと金の使い道が!
こいつとこいつとこいつと…スマホにぶちこめるだけ全部いただくぜー!」
(■┏┓■) 「そうか行くのかボンボヤージ。この者の治療は任せるがよい」
メア ゚ -゚)「あの…マナコ様。『親父』ということは、蝶野様の御子息では…」
( ゚∀゚)「ん?そだけど?」
メア ゚ -゚)「蝶野様とネミッサ様のお二人には以前、ヴィクトル様のお使いを手伝って頂きました。
初めて外に出た経験で、私は色々な事を学びました。」
メア ゚ ー゚)「初めてで怖かったけれど、お二人が御一緒だったおかげで、とても気持ちよい時間でした。」
https://pbs.twimg.com/media/FVN-kW7aUAc5UBh.jpg
( ゚∀゚)「そうかい。親父とおふくろに伝えとくよ」
メア ゚ -゚)「どうか、また生きて業魔殿にきてくださいね…」
( ゚∀゚)「おう!そん時には俺とオツキアイするの考えといてくれよな!」
─
-
数日後の現在。
( ゚∀゚)「おはよ。
あれ、ふーむ、あんたら生きてたの。てっきり爆死…」
https://pbs.twimg.com/media/FZKYw9oagAIggAT.png
(;’/ー`)y-「お久しぶり。キョウスケ君の結界で偽装してもらったおかげでね」
(*゚/ー゚)ノ「…」
( ゚∀゚)「ん?どうしたユーイチさん。ってかみんな黙っちまって。
俺お邪魔虫?」
https://pbs.twimg.com/media/FZKYxt2agAAuB5f.png
(´<_` )「呑気な奴だ。さっき東京の一角が消し飛んだ。
千代田区だ」
( ゚∀゚)「…は?」
空の牛乳パックが落ちる。
(■│■)『諸君、ご機嫌用。いきなりの通信失礼する。
私はファントム最高幹部、鉄仮面。
我々の卓越したハッキングをなめてもらってはこまるな。
我が指パッチンだけで某国のミサイルは簡単に暴発暴走するのだよ』
https://pbs.twimg.com/media/FZKbAgTaAAAm8kE.jpg
( ゚∀゚)「いきなりなんだてめえは。正々堂々かかってくる度胸もねえのか!
関係ない奴ら巻き込みやがって!」
(■│■)『遠野眼くんか。威勢がいいね。
君の事はよく知っているよ。
君は自分が蝶野サナギの後継者だと思っているようだが、それは間違いだ。
それは私だからだ.。
その威勢のよさに免じてもう二発プレゼントをあげよう』
パチッ
_
( ゚д゚)「核かぁ〜!」
https://pbs.twimg.com/media/FZKYCy7aUAAlEj8.png
https://pbs.twimg.com/media/FZKYDl_aIAImzeK.png
https://pbs.twimg.com/media/FZKYEWgagAAweIG.png
-
(■│■)『ふふふ、その表情、気に入ってくれて嬉しいね。
私と君が相まみえたとき、命とキーをもらおう』
通信は切れた。
( ゚∀゚)「勝手にベラベラと…キーってなんだよ!」
レ ´_>`)「お前でもわからないのか」
(;゚∀゚)「バイクのキーしかねえよ!」
8(□□)『リーダー!●●町と槻賀多村がやられた!』
( ゚∀゚)「そのドレッドヘアとしゃがれ声…あんたが北川潤之介か!」
8(□□)『ランチって呼んでくれ。お前がサナギの息子か。
俺はジャーナリストをしてる。第一報はまずそっちに送るように契約してる』
(´<_` )「助かります北川さん。今総司令は離席中です」
川;д川「…まずい」
( ゚∀゚)「どうしたキョウ」
川д川「槻賀多村は…凪婆率いる葛葉の里があるんだ!
安否を確かめたい!」
レ ´_>`)「いいぞ。行ってこい」
川д川「ありがとうございます」
レ ´_>`)つ■「持っていけ。スマホだ。
いざという時、連絡は取っておきたい」
川д川「かたじけない」
-
_
(;゚皿゚)「●●町って、おふくろ達がいる…
なんで鉄仮面とかいう野郎がそんなとこピンポイントに狙うんだよ!
ウラベのおっさん、すまんが俺も」
https://pbs.twimg.com/media/FZKiLnkaIAIXyCi.png
レ ´_>`)「貴様は認めん。中止だ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FZKj6v3UYAk1dky.png
(;゚∀゚)「なんで…だよ」
レ ´_>`)「我々はクズノハからの資金、人員提供を受けて成り立っている。
だから壊滅されると困るんだよ」
(;゚∀゚)「だからってキョウ一人行って何ができるって…
じゃあ俺も里に行く!それから●●町に…それならいいだろ」
レ ´_>`)「お前は金をもらった側だろ。勝手に動くことは許さん。
ファントムを徹底的に殲滅する殺人マシーンになれ」
_
( ゚Д゚)「ふざけるなあ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FZKiM5kaMAATD1f.png
川;д川「すまん、マナコ。余裕があれば●●町も行ってみるから」
PCに吸い込まれてダイブしていく。
レ ´_>`)「クズノハ!それは中止だ…里だけ見て戻ってこい」
つと
_
(;゚皿゚)「コイツぶっ殺す…わっ」
っy=
https://pbs.twimg.com/media/FZKj8qOVEAAvDFN.png
(川∀゚)つ(;゚∀゚)「誰だてめえ!話して離しやがれ!」
(川∀゚)「僕は葛葉才蔵。ヤタガラスのエージェントだ。
行ってしまった彼の代わりに僕が戦わせてもらうよ」
https://pbs.twimg.com/media/FZKbUCqagAAq1Qo.jpg
( ゚∀゚)「ずいぶん都合のいい登場じゃねーか。クズノハだかヤタガラスだか知らねえが!
メカクレ野郎!おれは今気が立ってるんだ!足引っ張ったらぶっ殺す!!」
(川∀゚)「僕は不死身さ。足を引っ張りもしない。
とりあえず寝食を共にしよう、交流すれば気分も落ちつくさ。」
(´<_` )「…」
-
今回はここまで。
サブタイのセカンドサンの弱さといい、マニトゥは魔法型と物理型に格差がありすぎます。
きっとみんな物理しか選ばない。反射祭り。
-
おつです
-
才蔵が来てからの三日間。
あかねモール休憩所。
『道具として動け。旧体制が生んだ醜い雑種が。
バケモノがサマナーを気取るな』
https://pbs.twimg.com/media/FZpTaMlacAUEx93.png
https://pbs.twimg.com/media/FZpTbNBagAINFdc.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FZpTcCFagAAuWFr.jpg
『カムイ、お前の造反劇はここで終わりだ。
主力部隊が最上階に追い詰めてくれた。
ガキの遊びは命を持って償え』
https://pbs.twimg.com/media/FZpTc5IaQAAOmPx.jpg
『一斉射撃!射殺しろ!』
(川∀゚)つ「考えごと?ご飯冷めちゃうよ?
ウ エ ハ ラ カ ム イ 君」
(´<_` ;)っy=「…!」
https://pbs.twimg.com/media/FZpVNmFakAAJSWI.png
(川∀゚)「ちょ、やめてよ!仲間だろ!」
(ー□-□)「やめとけカムイ。
確かにうぜー奴だが、これでも今戦える貴重なヤタガラスだ。殺すな」
(川∀゚)「ちょっと地味にひどくなぁい?」
-
銃をしまう。
(´<_` )「…」
https://pbs.twimg.com/media/FZpWrnRagAEn9y8.png
(川∀゚)「…ご、ごめん、いきなり肩叩いちゃってネ」
(´<_` )「そんなに珍しいか。俺の顔が。
ヤタガラスのくせに」
https://pbs.twimg.com/media/FZpWsVqakAEGPaB.png
( ゚∀゚)「いちいち空気重くすんじゃねーよ!
ただでさえまずいメシがまずくなる!」
(´<_` )「いいかヤタガラス。
今度また変な目で見たら、その目を両方えぐる!!」
https://pbs.twimg.com/media/FZpWtAWagAEYrJk.png
(川∀゚)つ□「ご、ごめんごめん。でもあまりにも変わってたからさ。
顔つきが」
https://pbs.twimg.com/media/FZpVWRgaAAAlWvT.png
才蔵が一枚の写真を取り出す。
( ゚∀゚)「ん?なんじゃこりゃ」
(川∀゚)「あ、マナコ君はフリーサマナーだっけ。だから知らないのか。
同胞大量殺しの伝説の殺人サマナーウエハラカムイ、って君だよね?
ヤタガラスだから対立組織ファントムの有名人の情報は知ってんだ」
(´<_` )「…だから?」
( ゚∀゚)「いやすっげー全然違うじゃんこれ!
キレーな茶髪だし変なウロコはないしでもツリ目は変わらんな。
イメチェンでもしたん?」
マナコを無視して才蔵に詰め寄る。
(´<_` )「サマナーは別に悪魔退治だけの正義の味方ではない。
むしろ悪魔を使役しての対人戦の率が圧倒的に多い。
人死になど日常茶飯事だが」
(川∀゚)「いや別にそれをとがめる気なんてないよ。
ファントムサマナーがいくら同士討ちしようと、ヤタガラスの僕には敵が減って嬉しいし。
それよりこの変わりようは染髪や整形じゃなくてやっぱ悪魔のハーフって噂─」
-
カムイが首を締め上げ、帽子を取り上げくしゃくしゃにする。
(川;∀゚)と(´<_` )「その綺麗な緑髪を赤で染めてやろうか?血の朱でな」
(川∀゚)「ぐががががが…!」
と(;゚∀゚)つ「やめろやカムイ!おめえの馬鹿力じゃマジに死んじまうから!
ヤタガラスさんにどー申し訳すんのよ!」
マナコが二人を離す。
(´<_` )「適当に戦死でもした事にすればいい。
あの組織も大概、脱落者には厳しい。
元はといえばそちらが焚きつけたからだ」
(川∀゚)「嫌われちゃったかな…ごめん。
でも一緒に戦うなら知っておきたいかなと思って…事情とか
知る権利くらいはあるだろう?」
(´<_` )「私は確かに常人離れした見た目だ。それは否定しない。
だがそれで私を変な目で見る事は正当化できない、悪魔だって人だってジロジロ見られれば不快感を覚える」
https://pbs.twimg.com/media/FZpWtwPagAE0n2O.png
_
(;゚Д゚)「なにを…大学教授みてえなコト…ぬかしとるんじゃ、新人相手に」
(´<_` )「それに知る権利があると言ったが、知る必要はない。
それは、お前が今日死ぬ可能性が高いからだ。
明日か明後日かもしれんが」
https://pbs.twimg.com/media/FZpWtwPagAE0n2O.png
才蔵がくしゃくしゃになった帽子を直してかぶりなおす。
(川∀゚)「…ごめんね、まだ日も浅いのに。
しかし冷食ばっかだと飽きるよね。
ちょっと長官の目盗んでレルム行かない?
いい店知ってるよ!」
(´<_` )「あのくだらんところか
…勝手に行け。
俺は嫌いだ」
( ゚∀゚)「レルムって何よ?」
(川∀゚)「サマナーだけがハッキングで入れる、秘匿都市!
まーぶっちゃけヤタガラスの規律にもストレスたまってるから、僕はよく行くよ。
おいしいご飯屋もバーもあるよ。」
-
( ゚∀゚)「…酒?未成年でも堂々と飲める?」
(川∀゚)「僕は成人だから堂々と飲めるけど…マナコ君まだ19だっけ?
でもちょっと情報改ざんすればいけるんじゃない?」
( ゚∀゚)「マジで!?風俗は?」
(川∀゚)「…実を言うとね、表には全くないけど裏ルート知ってるよ」
( ゚∀゚)「…マジ?」
(川∀゚)「マジ。お高いけど」
( ゚∀゚)「金ならたんまりあるぜ。使いきれねーほどにな!
連れてってくれんなら奢ったる!新人パイセン!」
(川∀゚)「…マジ?先輩」
( ゚∀゚)「…マジ」
(川∀゚)人(゚∀゚ )「ヒーホー!」
(川∀゚)「じゃあ早速行っちゃう?」
( ゚∀゚)「…いんや、前任の奴が戻ってくるまで待つよ。
あいつも連れてった方がきっと楽しい!」
(川∀゚)「…そうか。仲間想いだね。
アッシュと食べた想い出の体力活性スパゲティ、早く皆にも味わってほしいな」
(´<_` )「…アッシュ?」
(川∀゚)「どうかした?」ニヤニヤ
(´<_` )「別に何でもない。クソみたいな視線を向けるな。殺すぞ」
https://pbs.twimg.com/media/FZpVObnagAEmMwc.png
( ゚∀゚)「ご機嫌斜めだな。気にすんな新人。いつもだから。
俺も初対面できつくして悪かったな。
そういやヤタガラスってことは葛葉一族なんだろ?なんかすげー血筋とかあんの?」
(川∀゚)「自慢じゃないけど、霧隠才蔵の末裔だよ!」
( ゚∀゚)「真田十勇士の!?スゲー!
やっぱ霧になって物理無効化とかできんの?」
(川∀゚)「そんな漫画みたいな事は僕はできないけど、血筋のおかげで一族での地位は高めなんだ。
っていうことは?ご先祖様はできたのかもね」
https://pbs.twimg.com/media/FZpVObnagAEmMwc.png
-
https://pbs.twimg.com/media/FZpVPZeaQAEqlP3.jpg
2日目。
レ ´_>`)『おはよう。
どうした、顔色が冴えないぞ』
https://pbs.twimg.com/media/FZ39MKwaIAAvBg9.png
(#゚∀゚)「ウラベさんおはよー!って、どーにもこうにもあるかってんだ!
キョウジの野郎はまだ帰ってこねーのか!
こんなに時間かかるなら、俺を●●町に行かせてくれてもよかったじゃねーか!」
レ ´_>`)『ダメだ!それぞれ違う立場の三人揃ってのチームだ。
お前が抜けて馬鹿力役がいなくなったらどうする。
ヤタガラスからは才蔵くんが来てくれたからいいものの』
(´<_` )「おはようございます。
彼からの連絡はないのですか」
レ ´_>`)『今のところ、通話どころかNINEでのメッセージすらない。
使い方がわからんのか、向こうでハジをかいたのか…』
( ゚∀゚)「これからの戦いにビビって逃げたんじゃねーのか?
そんなヘタレはもういらねー。
いい相棒ができたからな。性格も俺に申し分ない」
( ゚∀゚)つ(川;∀゚)
才蔵の肩に手を置く。
(川∀゚)「お、おはようございます。
あの、僕の身分照会は済みましたか…」
https://pbs.twimg.com/media/FZ395OYaAAAGQsl.png
レ ´_>`)『おはよう、葛葉才蔵くん。
先日コピーさせてもらったライセンスカードをyatagarasu.comで照会した。
確かにヤタガラスの正統なサマナーで、しかも立場はかなりのものらしいね
これから頑張っていってくれたまえ。期待しているよ』
く(川∀゚)「よかったです。これからも彼の代わりに頑張ります!」
( ゚∀゚)「ケッ!俺を迎えた時と全然態度が違うでやんの!」
(´<_` )「当たり前だ。立場が違いすぎる。
彼らは半分賓客のようなものだ、それに礼儀正しく腰も低い
育ちがいいのだろうな」
(;゚∀゚)「昨日殺そうとしやがったくせに…(ボソッ」
( ゚∀゚)「…ん?新人、あいつを知ってんの?彼呼びってことは」
-
(川∀゚)「うん。キョウジくんだろ。一緒に修行した事ある。
無口だからあんまり喋る事はなかったけど、思いやりのある人だったよ。
生きていればいいんだけど…」
( ゚∀゚)「逃げ出した野郎の事なんかほっとけ…」
レ ´_>`)『元気を出せ。お前達には今回の事はいい勉強になるはずだ。
忍び込んだネズミの始末の事も、仲間との友情の連携の事も』
https://pbs.twimg.com/media/FZ39MtlagAAs0-6.png
バキュ
画面の向こうで銃声がした。
( ゚∀゚)「なんだ?」
レ ´_>`)つ『ああ。文字通りネズミを始末したんだよ』
https://pbs.twimg.com/media/Ec3kPNCU0AA1dS2.jpg
黄色い妖獣の尻尾を掴んで見せつける。
( ゚∀゚)「今どこにいるんだ?わざわざ通信しなくても直接会えばいーじゃん」
レ ´_>`)『ちょっと野暮用でそっちにはいない。今日も無理せずシーアークにハックしてトレーニングに励め。
新人はシゴいてやれ。いじめて脱走兵にさせるなよ』
(川;∀゚)人 「ひぇ〜!先輩方、お手柔らかに!」
( ゚∀゚)「ビビることあんめえ。もう俺ら親友だもんな!
先輩後輩なんて気にすんな。
しかしよぉ、いつまでもホテル・シーアークの浅い階層で雑魚狩りなんてね…あきるぜ」
レ ´_>`)『先日返したインストールソフトを試すのと、チームワークを深めるためだ。
徐々に深い階層で慣らしていけばいい。
明日は休みでいいぞ。では切る』
プツッ
( ゚∀゚)「しゃーね。朝飯食ったら行こうぜ。
今日はちょっとコンビニ行くべ!ウォーキングがてら買ってきてやる。
明日はレルムとかいうとこでメシ食って豪遊だぁ!」
(川∀゚)「流石は先輩!僕は麺類と…何でもいいんでワインお願いします!」
(´<_` )「…適当にゼリー系でも」
( ゚∀゚)「おうよ!まかされたー!」
-
マナコが駆け出す。
(´<_` )「…」
(川∀゚)「…」
(´<_` )「葛葉…才蔵」
(川;∀゚)「はっ、はい!ごめんなさい!」
つと
(´<_` )「謝るのはこっちの方だ。
昨日はきつく当たってしまってすまなかった。
自分でいうのもなんだが…」
(川∀゚)「…?」
(´<_` )「俺は非常に、口下手でかつ人見知りなんだ。
自分でも直したいと思ってはいるが…なかなかな。
お前の気持ちは戦いの中で見せてくれ。
ヤタガラスと元ファントム…反目する立場かもしれないが敵は共通だ。
よろしく…頼む」
才蔵の目が輝いて、はにかんだ口からギザ歯が見える。
(川∀゚)「!
カムイ先輩!ありがとうございます!
お二人についていけるように…頑張りますね!」
(´<_` )「マナコか…あいつはどうでもいい。
気に入らなくなったら、闇討ちでぶっ殺しても構わんぞ。
俺とお前だけでも十分やっていけるだろう」
(川;∀゚)「過激だなぁ…三人で仲良くしましょ!」
( ゚∀゚)人「ごちそー様でした!」
( ゚∀゚)「んじゃいくぞ野郎ども!プラグイン!」
(´<_` )「…騒がしい奴だ」
-
シーアークのネット内地下。
川◎ω◎)「ハッピートリガー?それじゃ勝てんぞ」
https://pbs.twimg.com/media/EUkkNDeVAAQyCcL.jpg
『ATTACK』
(;∵)「ひょえーっ!」
外道アーバンテラーの攻撃で下級悪霊、ポルターガイストが吹っ飛ぶ。
(´<_` )「完全にミスだな。悪霊に銃撃が通じるとでも?」
川#゚∀゚)「うるせー!だいたいなんで元テロリスト野郎が『冷静』なんだよ!
獰猛でドンパチやってろよ!!」
川◎ω◎)「うるさいぞケツ青小僧。頭使わずテロなんぞできるか」
川゚∀゚)「だいたいなぁ、そのぶっとい銃でブチ抜くのと銃身でぶん殴るのなんてほぼ同じじゃねーか!!
くそっ!敵襲かぁー!
今度はATTACKでいい!」
川◎ω◎)「老後の一日、千金にあたるべしか」
『BOYCOTT!!』
川#゚∀゚)「うおおおおー!」
っ-l--゙
結局マナコが悪魔を斬り刻む。
川◎ω◎)「もうええわい」
川゚∀゚)「は?何言ってんだクソジジイ?」
川◎ω◎)「やれやれ。一頭のヒツジが率いる百頭のオオカミは、
一頭のオオカミが率いる百頭のヒツジに負ける。忘れるなよ。」
と(´<_` ;)「チッ!これを受け取れ!」
一枚の絵を投げて寄越す。
川◎ω◎)「物には釣られんと言って…」
川;◎ω◎)「写楽の浮世絵ぢゃとっ!
何処でそんなものを手に入れたのぢゃ?
思い内にあれば色外に変わる、か…なかなかの顔ぢゃのう、オヌシ。」
川゚∀゚)つ〇「ブツがありゃいいのか?ほれ!」
-
老人は冷ややかに投げ捨てる。
川◎ω◎)「ハァ…曼荼羅メロンがどうしたって?
下らん生き物が調子に乗りおって。」
川#゚∀゚)「んだとオラァ!くたばれやジジイ!」
っ-l--゙
剣を振りかぶるが、白刃取りされ肘内ノックアウトされる。
川◎ω◎)「青ケツが。もっと冷静にならんかい。
お前のオヤジはすごかったぞ…どんな仲魔にでも適切な指示を出して信頼を勝ち取っていったものぢゃ」
川゚∀゚)つ「うるせー!これ飲んでろ!」
川;◎ω◎)「ああ何をするのぢゃ!老体にアルハラなど…!
うぃ〜」
川゚∀゚)「ひたすらそこらの悪魔に喧嘩売って殴り合ってこいや〜〜!
さて俺達は一回ロビーで休憩しようぜ」
(川;∀゚)ニア「いいんですか?仲魔ほっといても」
(´<_` )「アーバンテラーの防御相性は優秀だ。浅い層の雑魚にはそう負けはせん」
シーアークロビー。
(川∀゚)「しかし変ですね。こんな高層ホテルの深層が地下だなんて」
(´<_` )「こいつの親父の時代は違ったらしいがな。
現実世界にしかなく、上層に行けば行くほど悪魔が強くなっていったらしい」
川゚∀゚)「更には昔は客がいなかったって話だ。
ファントムが一度撤退してから、どっかが買い取ってちゃんとしたホテルに仕立て上げたって話らしいが」
(´<_` )「現実世界に悪魔が出てもいいように、上層ではなく地下にネットワークを張ったんだろうよ。
しかし誰が何の為に?」
-
(´<_` )「あーだこーだ」
(川∀゚)「あーだこーだ」
川゚∀゚)「…」
(川∀゚)「…あれ?先輩?せんぱーい!
まさか…噂のソウルハッ…」
と(´<_` )「起きろタコ」
頭を押さえて膝蹴りを入れる。
川゚∀゚)「…おう?」
(´<_` )「戦場で寝るとjは大した奴だ。それともタダの馬鹿か」
川゚∀゚)「コムズカシイ話は苦手でね。もう今日は帰ろうぜ
どうせ明日休みだし。
あ、ついでにシーアークに泊まってみないか?
じじい戻しーの」
(´<_` )「バカかお前は。ここはネット空間だ
寝るところじゃない。
ログアウトしても、肉体はあかねモールのままだろうが」
川゚∀゚)「あーだいじょぶだいじょぶ。
カブラカンに体運ばせてるから」
https://pbs.twimg.com/media/Ekmj1vVUYAE7OLF.jpg
(´<_` ;)「…は?ギアがついたままなんだぞ?」
川゚∀゚)「部屋に繋いだまんまじゃなくても、予備バッテリーで動くじゃんアレ。
とりあえずログアウト」
シュン
気付けば巨大な亀の上。
(川;∀゚)「ひィ〜滅茶苦茶だぁ〜」
-
( ゚∀゚)「夜で助かったな。仲魔もすぐ戻したから目立たない。
もっとも、MAGをギリギリ実体化できるように節約してたから一般人に見えてたかどうかは疑問だがなー」
(´<_` )「さてはお前、最初から今日はそのつもりで…」
( ゚∀゚)「あのスパルタおっさんがいないってこたぁ、やり放題なわけだ。
こんな金を使うチャンスは、そうそうねえ!
スプーキーさん達もいなかったし、おっさんと一緒にどっか出張行ってんだろ。
だいたいあそこはスーパー跡地のくせに、外敵用の武装がやたら物騒だから問題ねーよ」
現実シーアークロビー。
( ゚∀゚)「あー、予約取ってた遠野っす。
シングルルーム三つね。料金はネットで先払いしてあります」
(´□` )「マナコ」
深く帽子とマスクを被っている。
( ゚∀゚)つ「ほれカギ。三人バラバラになっちまったが許してくれーや。
新人は404号室…not foundか。
不吉だけど許せよなー。奢りだし」
(川∀゚)「あ、ありがとうございます先輩!
一緒にご飯いきませんか!」
( ゚∀゚)「おう。ビュッフェ形式だからよりどりみどりらしいぜー。
親父の時代はバイキングって言ってたらしいけどな。
このご時世でよくやるもんだな。
カムイお前はどうする?」
(´□` )「個室で食事を自分で頼むからいい。
滞在時間は?」
( ゚∀゚)「なんと!当たり前の事だが…
ちゃんと明後日の朝分まで取ってあるよ。
いやでもねぇ、休みの次の日の朝がホテルって憂鬱だよな、なんか」
(´□` )「俺はもう行く。人目が煩わしい」
( ゚∀゚)ノシ「おう、またなー」
-
三日目の昼。
( -∀-)「ぐごあああああああああああああ」
スマホに着信。
ビデオ電話だ。
( -∀゚)「はいもしもし?今日は一日お休みなんで誰の言う事も聞きません。ピーと発信音が鳴ったら御用件を…」
レ ´_>`)『俺だが』
( -∀゚)「ウラベさん?今日休みって言ったのはあんたですよ…」
レ ´_>`)『フッ、窓辺からしてシーアークか。好き勝手してくれているようだな』
( ゚∀゚)「問題でも?」
レ ´_>`)『何もないな。休みと言ったのは俺だからな
だがすまないが出撃してもらう』
( ゚∀゚)「体は休みMODE。石のように動きません。ちゃんちゃん。」
レ ´_>`)『座標アマミ駅の近辺で、不自然なエネルギー反応がある。
それを調べてもらいたい。カムイにはおれが話をしておこう』
( ゚∀゚)「おーい聞いてますか人の話。じゃあカムイだけに行かせてくださいね」
コンコン
( ゚∀゚)「開いてるよ」
(´<_` )「では行くぞ。葛葉はどうした」
レ ´_>`)『何もなければそれでよし。敵や悪魔が何かやっているなら排除しろ。
何もなければ取り越し苦労。有給手当てとして休みを望むだけくれてやる』
( ゚∀゚)b「グッドォォォお!」 指パチン
ベッドから飛び起きる。
( ゚∀゚)「今の録音してありますからねウラベさん!?じゃあ切りますよ!」
(´<_` )「奴の電話番号は」
( ゚∀゚)「昨日交換した。 おーい新人!ちょっと調査に行くぞ!終わればまたパラダイスだ!」
『先輩方すいませぇーん!トイレ中なんで少し待ってください』
(#゚∀゚)「ばかたれこのー!昨日調子乗ってひたすらゴマ味噌ラーメンばっか作って食ってたからじゃ!
座標ポイント送っとくぞ!部屋にそなえつけてある端末からハッキングしれ!」
-
アマミ駅、裏ネット。
誰も使わないような空間でも、しっかりと駅そのものの再現がしてある。
川゚∀゚)「なんで駅みたいなとこにネットスペース置いとくわけ?
意味が分からんわ。wi-fiでいいじゃん」
(´<_` )「アホに言ってもわからんだろうが、ここはダミーなんだよ。
アマミシティは何もかもネットネットな街だが、電車等の交通機関は別だ。
プログラム作って無人の全自動にして…っていうのはとても手間を食う割にまだデメリットの方が多い。
アマミシティが走っている電車の線全ての駅に、互換性も持たせなきゃいけないわけだからな」
川゚∀゚)「それにクラッキングされてプログラム書き換えられたり、破壊されたら終わりだしな」
出てくる悪魔を薙ぎ払いながら進んでいく。
(´<_` )「伝説のハッカーサマナーの息子だけあるな。
まだまだ現代では、ファイヤーウォールの擬人化のようなプログラムは組めん。
特に過去に『電霊』が暴れまわっていたこの街ならな…」
川゚∀゚)「ファイヤウォールの擬人化といえば、ロッ●マンエ●ゼのナビとかな。
結局侵入者の方が強くて倒されちゃったら成すがままだしな。」
川◎ω◎)「ナスがママならキュウリがパパなのかのぉ」
酒で友愛に性格を変更されたアーバンテラーが、しんがりを務めている。
(´<_` )「どうでもいいが何故また酒を飲ませている。
この前の離脱防止の贈答品と、暴れまくったせいで計算上、忠誠度は最大のはずだが?」
川゚∀゚)「いやね、冷静の奴らって結構裏切りやすいのよね。プライド高いっていうかさ。
それに今回のヤマはやばそうだし、守りに優れたこいつを盾に…」
通信が入る。
『先輩方すいませんお待たせしました!
ダイブしたらちょうど駅中央付近に来てしまったようです!』
(´<_` )「才蔵か。細かい座標はわかるか。合流してから…」
『エネミーソナーが赤になってビンビンに反応しています!
ボスは近そうです!』
ザッザッと走る音が混ざる。
(´<_` )「早まるな、お前を失うわけにはいかないんだ。」
川゚∀゚)「この悪魔ども、種族が似たような感じがするぜどいつもこいつも。
こいつらをはきだしてる奴が駅中央にいるはずだ。
そいつをたたき殺す!」
https://pbs.twimg.com/media/FZ4_8mmaQAEvE1-.png
-
ザッザッ
歩を早める。
妖しい樹木やツタを斬ってもキリがない。
川゚∀゚)「妖精セタンタ!召喚!」
「おっ、出番か?」
https://pbs.twimg.com/media/Cd0_4yeVAAAshmV.jpg
川゚∀゚)「とりあえずエストマ!以上!」
「えっ!?それだ…」
仲魔が唱えた退魔の呪文により、ツタは弾かれ消滅していく。
尻込みしている妖樹は邪魔なら切り倒し、焼き払う。
(´<_` ;)「まだ10分と経っていないはずだが…通信が途絶えている」
川゚∀゚)「!」
駅のホーム。
見覚えのある帽子姿が…
川゚∀゚)「後は…」
(川∀)
血まみれで倒れていた。
川゚∀゚)「…」
_
( ゚Д゚)「てめ〜らああ〜」
https://pbs.twimg.com/media/FZ4sY-saIAIkWah.png
-
激情でアバターが解ける。
ホーム中に広がる茨のツタを滅多斬りにし、才蔵を助け出そうとする。
(;゚∀゚)「大丈夫か…」
つ(川∀)と
川^ -゚セ「アギ」
マナコに迫る触手を焼き払う。
(´<_` )「馬鹿力だ!マナコ!」
( ゚∀゚)「うおりゃああああああああ!!」
つつ (川∀)
(´<_` )「ヌン」
つ(川∀) パシッ
(;゚∀゚)「ナイスキャッチ!」
川◎ω◎)「マナコ召喚師殿に勝利を!」
っy= っy=
アーバンテラーが援護射撃の放火を浴びせる。
その動きが止まった。
『アイオンの雨』
( ゚∀゚)つ「奥になにかいる!出てきや
がれえええええええええええ!!」
ナパーム弾を何発も投げ、茨の巣を焼き払う。
(*∀)「あらやだ、なんてお下品な攻撃かしら」
下半身が巨大なバラになっている女悪魔が出てきた。
_
( ゚Д゚)「てめーがこの親玉か。どこの何様の仲魔だ。
きさまら自分が何をしているのか わかってるのか」
https://pbs.twimg.com/media/FZ4saZNaMAA717V.png
-
(´<_` ;)「わかってて、やってるんだよ」
ガッと力強くマナコの首根っこを引く。
魔反鏡が、追撃のアイオンの凍てつく雨から護る。
(´<_` ;)「よく聞け、あれは妖樹アルラウネ。
といっても、ただの個体と違う。
エリザベート・バートリーなんだよ」
(;゚∀゚)「エリザベート・バートリーって…
あの悪魔が血絞り公女ってことかぁ〜〜!?」
https://pbs.twimg.com/media/FZ5IQuLakAAXGkc.png
(´<_` )「声がでかい。あくまでコードネームだ。
そして本人も自分をエリザベート公だと信じている」
https://pbs.twimg.com/media/FZ45oD7acAEvOtg.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FZ45oj5aIAAMFLR.jpg
(´<_` )「かつて、オムパロスという人口妖樹がパラダイムXで育てられていた。
人の欲を食って大きくなり、やがて現実世界に浸食させ
北欧神話のユグドラシルの如き大きさにして月を落とす兵器にする、という馬鹿げた計画さ」
( ゚∀゚)「それに意味はあるのかよ?」
(´<_` )「知らんな。ただのマッドサイエンティストの破滅願望だったのかもしれん。
取り返しのつかなくなる前に、サマナーたった一人に討伐、消去されたらしいが…
防衛システムとして作り上げた人口アルラウネが一体逃げ出して、ファントムに飼われていたわけさ。
何せ欲を食うバケモノから生まれたバケモノだ。規格外だぞ」ヒソヒソ
(*∀)「作戦会議は終わったのかしら。可愛いサマナーさん。」
(´<_` )「もう少しだけお待ちくださいバートリ夫人。あなたの麗しさについて語り合っていたのです」
つ
恭しく執事のように首を垂れる。
(*∀)「しょうがないわね。苦しくないようにしてあげるからあと2分で終わらせてね」
(´<_` )「…見ろ。奴はネットダイブしている人間をおびき寄せて、巣に持ち込んで食っているのだ。
ネット上で血を吸われても死にはしないかもしれないが、常人なら廃人化してもおかしくはない…
ソウルをちびちび意識のあるまま食われているのと同じことだ、才蔵も果たして無事かどうか」
_,
(#゚Д゚)「なんということを!!」
https://pbs.twimg.com/media/FZ4sbIxaMAEfaVF.jpg
-
(#゚∀゚)「うおオオオオオオオオオ!!」
っ-l--゙
怒りのままに剣を突き立てて駆け出す。
(*∀)「あらあら、またおいしそうな子が。
あぁ〜ん、こんなにいっぺんにたくさん血を吸ったらアタシおデブちゃんになっちゃうかも〜」
https://pbs.twimg.com/media/FZ4s9JWagAErCoM.png
(´<_` ;)(冷静になれよ…タイマンでは耐久差で負けるぞ)
レ゚∀゚)「心配するな…きさまをダイエットの心配もないように…」 ザワザワ
っ-l--゙
川゚∀゚)「きりきざんでやるぜ〜〜!!」
っ-l--゙
https://pbs.twimg.com/media/FZ5QIMiaIAIfwLF.jpg
(*∀)「花粉で魅了されてしまえ!」
花粉ごと空間が斬られる。
(´<_` )(髪がアバター体に戻った…!)
(<_ ;)「む!?がっ!」 ドワォ
川#゚∀゚)っ-l--゙ (*∀)「消え…!?」
https://pbs.twimg.com/media/FZ5QI0WakAEXFOx.jpg
怒りのままに滅多矢鱈に斬り刻む。
(メ∀メ)「あ…ああ〜!」
川;゚∀゚)「後ろから卑怯なって思うかもしれねえけどよ!!
入ってみてわかったが、亜空間に飛び込むってのは勇気のいることなんだぜ。
下手すると一生こっちの世界には出られなくなるかもしれないんだ」
https://pbs.twimg.com/media/FZ5QJjyaQAAW2Yf.png
「お見事!だが、姫をこれ以上傷付けるのはやめてもらおうかね」
川゚∀゚)「誰だ!」
(川∀゚)「ククク!」
っy=(<_ )と
-
今回はここまで。
書き溜めに加筆修正。
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