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自民党スレ2

10OS5:2024/07/28(日) 21:26:12
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-240726X498.html
「解消」派閥、そろり結集?=総裁選にらみ思惑交錯―自民党
2024/07/26 20:14時事通信

 「解消」を決めたはずの自民党の各派閥が結集の動きをそろりと見せ始めている。9月に想定される総裁選をにらみ、「総裁候補」を擁する派閥は水面下で準備に着手。明確な候補がいない派閥も固まって動いた方が主導権を握れるとの思惑があるようだ。

 自民派閥のうち、麻生派を除く5派閥は解散を決めている。党内は派閥なき後の総裁選にどう臨むか手探りの状況だが、「旧来の派閥単位で集まってしまうのは当然の流れ」(中堅)との声も漏れる。

 岸田文雄首相が会長を務めた岸田派は来週にも所属議員の会合を予定している。今夏、同派にとりゆかりの深い山梨県で「研修会」を開く案も取り沙汰される。同派関係者は「岸田さんが出るならわが派は固まる」と言い切る。

 茂木派も通常国会閉幕後、派閥トップの茂木敏充幹事長が中堅以下の議員を集め、相次いで会食。茂木氏は次の首相を尋ねる世論調査で下位に甘んじており、「総裁選を意識し、まずは足元の結束を図りたい考えなのだろう」と政府関係者はみる。

 裏金事件の当事者でもある二階派は25日夜に中堅議員らを集めた会合を開催。これに先立つ22日にもベテランが集まり、今後も「まとまっていく」(出席者)ことを確認した。

 長く派閥トップの座にあった二階俊博元幹事長は次期衆院選に出馬せず引退する。総裁選を前に動きを活発化させる背景には、数の力を示し、党内での存在感を取り戻そうとの狙いがある。「中身より集まることが大事だ」。同派ベテランはこう話す。

 裏金事件の震源地となった安倍派は幹部が軒並み離党したり、党員資格停止などの処分を受けたりして壊滅状態。中堅以下30人程度が来月中旬、総裁選対応について協議する予定だ。同派など衆院当選4回以下の議員は安倍1強時代しか知らず、「言われるままに動いてきた。安心感がほしいのだろう」と党関係者は語る。

 もっとも、裏金事件を受けた党改革は道半ば。改正政治資金規正法で積み残された検討課題などの党内議論もほとんど進んでいない。そうした中、派閥復活ともとれる動きが先行すれば、世論の反発を浴びそうだ。

11OS5:2024/07/29(月) 14:08:10
https://www.news-postseven.com/archives/20240729_1980619.html?DETAIL&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
2024.07.29 12:59
週刊ポスト
【自民党総裁選シミュレーション】麻生太郎氏が “石破包囲網”に動き、河野太郎氏、高市早苗氏らが出馬 最終的に加藤勝信総裁誕生のシナリオ

 瀕死の岸田政権を尻目に、9月の総裁選に向けた「ポスト岸田」の動きが活発化している。「次期総裁にふさわしい人」の世論調査では各社とも石破茂・元幹事長が他の候補を圧倒的にリードしている。が、世論通りには進まないのが総裁選。長年取材してきた政治のプロたちの票読みとは──。総裁選をいくつかのケースに分けてシミュレーションした。ここでは“加藤勝信総裁誕生”のシナリオを紹介する。【全5回の第2回。第1回から読む】

【シナリオ1】“石破包囲網”で加藤総裁誕生
 有力な総裁選候補のうち人気面でリードしているのが石破茂氏だ。

 新聞・テレビの世論調査では全体でも自民党支持層でも「総理にふさわしい人」の1位につけている。幹事長や地方創生相時代から何度も全国を回った石破氏は地方の党組織に支持者が多い。反面、議員の支持が弱く、党員投票が実施されなかった2020年総裁選では菅義偉・前首相に大差で敗れた。

 今回は党員による投票が実施される見込みであり、石破氏は党員票で優位。そのうえ、派閥の締め付けがない。選挙に弱い議員たちが「選挙の顔」となる石破氏に乗れば、“地滑り的勝利”になる可能性がある。

麻生氏が立てる2人の刺客
 だが、自民党には石破氏を絶対に総理・総裁にしたくない実力者がいる。麻生太郎・副総裁だ。



 石破氏は麻生内閣の農水相時代、総裁選前倒しを主張して“麻生おろし”に動いた。以来、「麻生氏は石破氏だけは許せないと深い怨恨を抱いてきた」(麻生側近)とされる。

 安倍晋三・元首相と石破氏が争った2018年総裁選の時には、麻生氏は「『選挙の顔』としてどちらを選ぶか、よう考えてみてください。どちらの顔が戦いやすい顔か。暗ーい感じの顔ですか。答えははっきりしている」とこきおろした。

 麻生氏を長年取材してきた政治ジャーナリストの藤本順一氏は、麻生氏が“石破包囲網”に動く準備があると見る。

「麻生さんのシナリオは党員票からなる1回目の投票で、一番人気の石破氏の圧勝を阻止して決選投票に持ち込むことです。麻生さんはいまだ約50人の議員を束ねており、その動向が決選投票の流れを大きく左右します。

 まず、人気投票で常に上位に名を連ねる自派閥の河野太郎氏の出馬を容認し、さらに出馬に意欲を見せるものの20人の推薦人集めに苦労しそうな高市早苗氏に自派閥議員を助っ人として貸し出せば、党員票を分散させることができます。ダメ押しとして二階派若手の小林鷹之氏の出馬に手を貸すことで非主流派を分断して石破包囲網を敷きたいところでしょう」

 前回の2021年総裁選では、石破氏は出馬せずに河野支持に回った。麻生氏は今回、その河野氏を“噛ませ犬”として石破氏にぶつけ、さらに高市氏や若手の小林氏などを支援することで“石破包囲網”をつくるという見方だ。

12OS5:2024/07/29(月) 14:08:27
 では、決選投票はどうなるのか。藤本氏は、カギを握るのはもう一人のキングメーカーであり、現時点では石破氏支持と見られる菅氏の動きだと指摘する。

「菅さんも、神奈川県連分裂につながる石破─河野の一騎打ちは避けたい。そこで菅内閣の官房長官だった加藤勝信氏をもう一枚の手持ちカードとして切ってくる可能性があります。実務派の加藤氏のことは麻生さんも高く評価していますし、共に政権を支えてきた故・安倍首相と縁続きの加藤氏が出馬となれば党内融和、結束を優先させることができる。石破─加藤の決選投票となれば加藤氏に流れる可能性は十分あります」

13OS5:2024/07/29(月) 17:19:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/09c68d33e30ab9d47cd98336cb18a5915211b99e
総裁選へ「反岸田」のマグマ…森元首相「なぜ安倍派だけがこんなにかわいそうな目に」
7/27(土) 5:01配信

読売新聞オンライン
[政治の現場]総裁選前夜<1>
(写真:読売新聞)

 「衆院の当選同期で、国家について夜遅くまで一緒に語らってきた。遺志を継いでいく」

【グラフ】岸田内閣の支持率の推移

(写真:読売新聞)

 6月30日、元首相・安倍晋三の三回忌法要に合わせ、東京都内のホテルで開かれた食事会。首相で自民党総裁の岸田文雄(66)は、安倍の親族や前首相の菅義偉(75)、元首相の森喜朗(87)らを前にこう力を込めた。

 岸田の言葉には、安倍の「後継者」であることを強調し、9月に予定される総裁選に向け、かつての最大派閥の支持をつなぎとめる思惑があったとみられる。

 菅は負けじと、「安倍首相の功績は枚挙にいとまがない。アベノミクスで日本経済を立て直した」と述べ、官房長官として支えた7年9か月を振り返った。

 一方、森は派閥パーティー収入を巡る政治資金規正法違反事件に触れ、「私は安倍さんの用心棒を務めてきたが、なぜ安倍派だけがこんなにかわいそうな目に遭うのか」と嘆き、安倍派閣僚らの更迭や党の処分を主導した岸田に対し、遠回しに不満を示した。

 同席者は3人の発言について、「総裁選の前哨戦のようだった」と漏らした。

 森が当てこすったように、解散が決まった安倍派の議員には岸田への反発が強い。総裁選では、岸田の期待感とは裏腹に多くが「反岸田」に回るとみられている。閣僚経験者は「安倍派を中心とした事件とはいえ、総理総裁が責任をとらなかったことに党内や世論は納得していない」と批判した。

 もっとも、総裁選再選へ岸田自身の意思は固い。

 「自分が辞め、逆風が収まるならいいが、そうはならないだろう」

 トップの顔を入れ替えても政治とカネの問題は今後も続く。防衛力強化などの難題を前進させてきた自分の続投がベストだ――。岸田は強烈な自負を周囲にのぞかせている。首相周辺は「経済や外交の継続を訴え、現職の強みを生かせば、勝機は十分ある」と語った。

 ただ、岸田が頼りにする副総裁の麻生太郎(83)の考えは異なる。「反岸田」の勢いはあなどれず、再選への道は険しいとみているのだ。


麻生氏・茂木氏と隙間風
 「今のままでは、一発で勝負がつかない可能性が高い。決選投票になれば、『反岸田』が結集してひっくり返されかねない」

 6月18日夜、東京都内の日本料理店。首相で自民党総裁の岸田文雄(66)は副総裁の麻生太郎(83)から、自民総裁選の厳しい見立てをこう伝えられると、思わず日本酒を飲むペースが速まった。

 総裁選では、1回目の投票で誰も過半数を獲得できなければ、得票数が1位と2位の候補者による決選投票になる。

 麻生は、岸田には1回目の投票での過半数確保は難しく、たとえトップに立ったとしても僅差だとみて、最終的に2位以下が「反岸田」でまとまり、敗れることを危惧していた。

 内閣支持率は長期低迷に陥り、岸田への党内の視線が格段に冷ややかになっているためだ。

14OS5:2024/07/29(月) 17:19:35
地方から退陣論
 岸田は2021年9月に行われた前回総裁選の1回目投票で当時、行政・規制改革相の河野太郎(61)に党員・党友票で及ばず、国会議員票との合計で1票差で1位となった。決選投票では、元首相の安倍晋三の差配で3位だった当時、前総務相の高市早苗(63)の票を取り込み、各派閥から幅広い支持を得て河野を突き放した。

 次期総裁選の様相はこの時とは全く異なる。

 岸田の後ろ盾となり、党内で絶大な影響力を誇った安倍は22年7月、銃撃事件で亡くなった。麻生派(55人)以外の派閥は政治資金規正法違反事件をきっかけに政治団体としての解散を決め、組織的な票はとりまとめにくくなっている。

 岸田派の中堅議員は岸田の苦境について、「1回目で勝ち残れるのかどうかも分からない」と漏らした。

 岸田は今月8日夜、総務会長の森山裕(79)と政調会長の渡海紀三朗(76)、選挙対策委員長の小渕優子(50)をひそかに首相公邸に呼び、事件後に党地方組織と行った車座対話の様子などを尋ねた。

 3人が「地方の怒りはすさまじい」と異口同音に答えると、岸田は押し黙った。

 県連幹部や一部の国会議員は次期衆院選を意識し、「新たな選挙の顔」が必要だとして、岸田退陣論を公然と口にし始めている。

 新潟県選出の衆院議員は最近、支持者回りで「もう応援できない」と拒まれ、岸田のポスターをはがすことも求められ、絶句した。

煮え切らぬ態度
 岸田はいち早く岸田派の解散を宣言し、脱派閥の流れを作ったが、総裁選では党員・党友の大量得票は見込めず、麻生派や岸田派の議員票を当てにせざるを得ない状況に陥っている。

 先の通常国会では政治資金規正法改正を巡り、公明党に大幅に譲歩して麻生の不興を買い、岸田は焦った。6月18日に続き、25日も麻生を会食に誘い、懸命に関係修復を図ったが、隔たりは埋めきれていないとみる向きが多い。

 両者の認識で特にずれがあるのが、幹事長の茂木敏充(68)の扱いだ。党内には、総裁ポストに意欲を見せる茂木に対し、主君の織田信長を裏切り、自害に追い込んだ明智光秀のイメージを重ねる見方がある。

 「茂木は光秀にはならないと言っています。総裁選で勝ちたいのであれば、茂木は重要でしょう」

 麻生は25日の会合で岸田にこう助言した。

 茂木も茂木派を「政策集団」に衣替えし、約40人の勢力を保持している。麻生には、総裁選で麻生、茂木、岸田3派が再結束すべきだとの思いがあるとみられる。

 しかし、岸田は煮え切らない。茂木に距離を置きつつ、麻生への配慮もあり、党内の一部が求める「幹事長交代」に動くこともしないでいる。

 衆院議員の任期は来年10月末までで、総裁選の勝者は衆院解散権の行使について判断を求められる。岸田の心境は弱気へと揺れ動くこともあるようだ。

 今月8日夕、視察先から帰京する途中だった岸田は、JR名古屋駅の貴賓室で岸田派衆院議員の石原正敬(52)から解散の可能性について尋ねられ、「その時の権利を誰が持っているかだよね」と笑い、総裁の座を維持するのは容易ではないとの思いをにじませた。(敬称略)

 自民党総裁の任期満了が9月に迫り、再選を目指す岸田首相とポスト岸田候補らの戦いが事実上、始まっている。混沌(こんとん)とした権力闘争の行方を追う。

15OS5:2024/07/29(月) 17:20:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a7739f9b1b19ea1224ba8e5c7e0f1335a0fc812
出馬へ課題、「小石河」悩む…連携機運しぼみ3者が出馬模索 
7/28(日) 5:01配信

読売新聞オンライン
[政治の現場]総裁選前夜<2>
 「本当にかけがえのない候補者」「自民党の救世主」

【表】21年自民総裁選での各候補の得票と主な派閥の支持動向

(写真:読売新聞)

 14日、横浜市旭区で開かれた自民衆院議員の古川直季(55)(当選1回)の時局講演会では、元環境相の小泉進次郎(43)の総裁選出馬を望む声が古川らから相次いで上がり、満席の約470人は大きな拍手を送った。

 壇上に立った小泉は「やりにくい雰囲気を作って」と苦笑いを浮かべつつ、党是である憲法改正に触れ、「党ができて70年近く、自民は約束したことにまだ一度も挑んでいない」と語り、早期実現を訴えた。

 小泉の最近の重点テーマは憲法だ。6月中旬、自身の議員事務所に若手議員らを集めた際も「停滞した空気を変えるには改憲だ」と指摘し、出席者は「総裁選出馬の大義名分を探しているようだ」と振り返った。

 抜群の知名度を誇る小泉と、元幹事長の石破茂(67)、デジタル相の河野太郎(61)は「小石河」と称され、報道各社による世論調査の「次の総裁候補」で上位の常連組となっている。

 2021年の前回総裁選では、立候補した河野を小泉と石破が支援した。その後、3人による連携機運はしぼみ、それぞれが総裁選への出馬を模索している。

 石破は27日、鳥取県米子市での県連大会で、「この国を鳥取から変えてみたい。役割が果たせれば、望外の幸せだ」と強い意欲を示した。出馬意向を固めた河野は6月中旬の議員との勉強会で、「夏の間は連絡がつくようにしてくれ」と呼びかけた。

議員支持広がらず
 ただ、小石河はいずれも課題を抱えている。

 最も若い小泉は「政治と党の信頼を取り戻すために何ができるかを考え抜く」と周囲に語り、情勢を注視しながら勝負に出るかどうかをしゅん巡している。父で元首相の純一郎(82)は「50歳までは出馬すべきでない」とブレーキをかけているとの臆測もある。

 石破と河野は議員の支持で広がりを欠く。政権批判をいとわない石破は「党内野党」の立場で人気を得てきたが、その分、敬遠する重鎮やベテランは多く、孤立感が強い。総裁選に過去4回挑み、全敗したのはその弱点があるためだ。

 一部議員には「苦境にあるからこそ、劇薬が必要だ」との期待感もあるものの、かつて支えた経済産業相の斎藤健(65)や元厚生労働相の田村憲久(59)らは離れ、石破周辺は「出馬のための推薦人20人のハードルは高い」と明かした。

 河野は麻生派に所属しつつ、無派閥議員や党員・党友の票に活路を見いだしたい考えだ。もっとも、河野の根回し軽視の姿勢や、歯に衣(きぬ)着せぬ発言に眉をひそめる者が麻生派内にも一定数おり、「善戦した前回よりも状況は厳しさを増している」と見る向きが多い。

打てぬ次の一手
 小石河に近い前首相の菅義偉(75)は6月下旬、首相で自民総裁の岸田文雄(66)の交代論に言及したが、「誰が出るかはっきりしないと動きにくい」と漏らし、次の一手を打ちあぐねている。

 今月1日夜には、東京都内の中国料理店で二階派事務総長を務めた元総務相の武田良太(56)とともに、石破と会食した。石破は総裁選には触れず、菅から皇位継承策について尋ねられると、党内保守派が皇室の伝統を覆すとして警戒する「女系天皇」を選択肢から排除しない持論を説明し、その場には微妙な空気が漂った。

 菅は前回、自らの後継者として河野を支援したが、河野が麻生派にとどまっていることにいら立ちを強め、距離が生じている。菅が内心、最も期待しているのは小泉のようだ。

 小泉待望論をぶち上げた古川は講演会後、菅に電話で「勝手に言ってしまい、すいませんでした」とわびを入れた。菅は「言いたいことを言ったのならいいじゃないか」と応じ、満足げな様子を見せた。

 小泉を巡っては、解散を決めた安倍派(清和政策研究会)に影響力を持つ元首相の森喜朗(87)も自民幹部に「小泉なら、清和会をまとめて推せる」と独自の支援構想を口にした。小泉は無派閥だが、父の純一郎は元々、清和会所属だったためだ。

 しかし、派閥の力学で担がれるリスクは大きい。小泉周辺は「有力者の影がちらついた途端、清新さが失われてしまう」と警戒感をあらわにした。(敬称略)

16OS5:2024/07/30(火) 07:55:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e31e0666da28179bb63328aafe4fd8d4cb46a618
闘志を燃やす茂木幹事長、現段階で勝ち筋は見えず…執行部内のきしみ激しく
7/30(火) 5:00配信

読売新聞オンライン
[政治の現場]総裁選前夜<3>
 「田中角栄元幹事長ほど、貫禄はありませんが」

(写真:読売新聞)

 自民党幹事長の茂木敏充(68)は20日、新潟県柏崎市で衆院議員の鷲尾英一郎(47)が開いた会合に出席した際、司会者から「この地区に幹事長が来たのは角栄さん以来」と紹介されると、思わず笑顔を見せた。

 約40人の茂木派(平成研究会)は、幹事長を務め、首相に上り詰めた田中が結成した田中派を源流とする。その後の経世会時代と合わせ、竹下登、橋本竜太郎、小渕恵三の3首相を輩出したが、総裁選挑戦は2003年、元運輸相の藤井孝男(81)が手を挙げたのを最後に途絶えた。

 茂木は名門派閥の後継者であることを強く意識し、9月に予定される総裁選へ闘志を燃やす。

 24日のインターネット番組では、半導体工場やデータセンターの誘致で地方にチャンスが生まれているとして、「もう一回、日本列島改造だ」と強調し、田中が唱えた政権構想の「復活」を訴えた。

 「うちはしばらく総裁選をやっていないんです。若手には期待感もあります」

 6月14日夜、茂木は東京都内の日本料理店で副総裁の麻生太郎(83)に出馬の思いをこう伝えた。麻生は日本酒の入ったグラスを手に静かにうなずいた。

禅譲シナリオ
 もっとも、現段階で茂木の勝ち筋は見えていない。報道各社の世論調査では次の総裁候補としての期待度は1%程度にとどまる。麻生は政策能力を評価し、出馬の意欲に理解を示すが、党内では「支援するかどうかは別問題だ」と見る向きが多い。

 茂木は解散を決めた安倍派の若手らと会合を持つなど、派閥横断的な支持拡大を図っているものの、茂木派自体をまとめきれるかどうかは不透明だ。派内には、総裁選に意欲を持つ元官房長官の加藤勝信(68)がおり、参院議員側では伝統的に「独立独歩」の精神が強いためだ。

 党ナンバー2として、首相で総裁の岸田文雄(67)を支える立場であることも、茂木を動きにくくしている。主君を討った「明智光秀」批判を避けるためには、岸田自らが退き、麻生の後ろ盾を得て政権を禅譲されるのがベストシナリオだ。

 しかし、茂木派の中堅・若手から、派閥パーティー収入の不正還流問題で岸田の責任を問う声が相次ぐと、再選を目指す岸田は茂木の差し金かと疑心暗鬼を深め、関係は冷え込んだ。

いら立ち
 茂木を巡り、執行部内のきしみは激しい。

 岸田に近い幹部は茂木について、「政権の評価が上がらない原因になっている。幹事長は総裁選の行司役なのだから、出馬するのなら辞めるべきだ」と突き放す。

 総務会長の森山裕(79)も茂木と距離をおいている。

 森山は今月6日、新潟市内で「岸田おろしは加速していない。世界情勢が厳しくなっている時に、どなたがふさわしいかをしっかり考えて選んでいくべきだ」と記者団に強調した。

 森山は岸田続投に傾斜を強め、茂木派からは「次の幹事長を狙っている」との警戒感が出るほどだ。

 ただ、森山には、岸田が麻生を後見役として頼り、麻生への配慮から茂木を切ろうとしないことに不満があるとされる。

 先の通常国会で政治資金規正法改正案の参院採決が迫っていた6月16日、森山は野党の取り込みを進言するため、岸田に首相公邸での面会を申し込んだが、断られた。

 岸田は当時、規正法改正案で公明党に大幅に譲歩したことで、麻生と距離ができた。岸田が関係修復のため、その2日後に入れた麻生との会食が流れるのを恐れ、改正案の妥協に前向きな森山との面会を避けたとの見方が広がった。

 森山は「政治家は政局のことばかりで、国がどうなっていくかは全く考えとらん」と周辺にいら立ちを見せた。

もどかしさ
 無派閥で、政治的な野心は薄い政調会長の渡海紀三朗(76)も岸田を支える意向ながら、もどかしさを感じている。

 渡海は政治改革で豊富な実績があるが、岸田がその熱意を受け止めきれない場面が目立つ。

 執行部が手分けし、地方組織の声を聞き取った「車座対話」では、岸田や党への批判が噴出した。渡海はその総括を全ての国会議員が参加可能な会合で行うべきだとの考えだが、実現の見通しは立っていない。

 渡海は「首相官邸の人が嫌がっている」と周囲に残念がった。(敬称略)

17OS5:2024/07/30(火) 14:58:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc6e7df9d78e5f71bca6f893efadb4258bd77fcb
【自民党総裁選シミュレーション】菅前首相や旧二階派、旧安倍派の「反岸田連合」で石破総裁誕生か…参院平成研も勝ち馬に乗る可能性
7/30(火) 12:12配信

NEWSポストセブン
「反岸田」勢力の中心として菅義偉・前首相や旧二階派が動く可能性も(時事通信フォト)

 瀕死の岸田政権を尻目に、9月の総裁選に向けた「ポスト岸田」の動きが活発化している。「次期総裁にふさわしい人」の世論調査では各社とも石破茂・元幹事長が他の候補を圧倒的にリードしている。が、世論通りには進まないのが総裁選。そこで、自民党総裁選を長く取材してきた政治ジャーナリストや政治評論家の協力で、総裁選の展開をいくつかのケースに分けて詳細にシミュレーションした。今回は“石破茂総裁”誕生のシナリオを紹介する。【全5回の第3回。第1回から読む】

【図解】「『反岸田』結集で石破総裁」 政治ジャーナリストの宮崎信行氏が考える自民党総裁選シナリオ

【シナリオ2】「反岸田連合」で石破総裁へ
 総裁選の情勢は、名乗りを上げるタイミング一つで一変する。重要なのは岸田文雄・首相の“決断”の時期だ。

「空気が読めない」と評される岸田首相は現在も総裁再選の意欲を失っておらず、旧岸田派ナンバー2の林芳正・官房長官も、「岸田政権を支える」と再選支持を鮮明にした。

 政治ジャーナリストの宮崎信行氏は、「総裁選では党員票で優位な石破茂氏の勝利を阻止するために、麻生太郎・副総裁が対立候補をぶつける」という展開までは同じ見方だが、その後の読みが違う。

 宮崎氏が語る。

「岸田首相が正式に出馬断念を表明するまでは、麻生さんとしては立場上、岸田支持の姿勢を取らざるを得ない。しかし、岸田首相はギリギリまであがくはずです。その間に、反岸田勢力が勢いを増していく」

 石破支持の中心となるのが、菅義偉・前首相や旧二階派だと見る。

「菅さんは岸田首相に“菅おろし”を仕掛けられたことを忘れていないし、二階(俊博)氏も自分を引退に追い込んだ岸田首相にカンカンに怒っている。旧二階派幹部の武田良太・元総務相も同じ福岡選出の麻生さんとは対立関係にあり、麻生─岸田ラインに主導権を取らせたくない立場です。

 石破氏は、党員票は有利でも議員票が少ないと見られているが、旧石破派に加え、菅グループと呼ばれる議員が20〜30人、それに旧二階派の約40人が加われば議員票もかなり獲得できる。さらに岸田首相が総裁再選にこだわる姿勢を堅持すれば、これまで石破氏と対立してきた旧安倍派からも、派閥を解散に追いやった岸田再選だけは許さないと“敵の敵は味方”の論理で石破氏に票が流れる可能性がある」

鍵を握る「参院平成研」の動向
 石破氏と岸田氏が決選投票を争った場合にどうなるか。宮崎氏は、大勢を決するのは参院議員の票になると指摘する。

 来年夏には参院選が控えており、「選挙に勝てる総裁」を求めている点では参院議員も衆院議員と同じだ。

「参院からは保守派の青山繁晴氏が出馬に意欲を見せている。1回目の投票では同じ参院議員ということで青山氏に一定の票が出ると考えられるが、決選投票には残れないでしょう。

決選投票での参院票に一番影響力を持つのが参院平成研(旧茂木派)の動向です。参院平成研は亡くなった参院のドン・青木幹雄氏が仕切っていた集団で、2018年の総裁選では安倍氏ではなく、石破氏を支持した経緯がある。

参院側は基本的に勝ち馬に乗る傾向があるため、麻生氏が決選投票で無理やりひっくり返そうとしても、石破優位の情勢と見れば、参院平成研を中心に参院議員の多くは石破氏に乗る可能性がある」

 麻生氏の石破包囲網は破られるとの読みである。

(第4回に続く。第1回から読む)

※週刊ポスト2024年8月9日号

18OS5:2024/07/30(火) 14:59:22
https://www.news-postseven.com/archives/20240730_1980641.html?DETAIL&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
2024.07.30 11:58
週刊ポスト
【自民党総裁選シミュレーション】小泉進次郎氏は“あえて不出馬”戦略か 若手議員が反旗を翻せば“菅義偉前首相のワンポイント登板”シナリオも浮上

 瀕死の岸田政権を尻目に、9月の総裁選に向けた「ポスト岸田」の動きが活発化している。「次期総裁にふさわしい人」の世論調査では各社とも石破茂・元幹事長が他の候補を圧倒的にリードしている。が、世論通りには進まないのが総裁選。長年取材してきた政治のプロたちの票読みとは。今回は“菅義偉氏再登板”のシナリオを紹介する。【全5回の第4回。第1回から読む】

【シナリオ3】菅元首相のワンポイント再登板で後継は進次郎氏
 総裁選で不気味なのが自民党衆院議員の半数近くを占める当選4回以下の若手議員たちの動向だ。

 選挙基盤が弱く、国民の批判に危機感が強いはずだが、現段階では表立った動きを見せていない。

 総裁の可能性がある若手のホープ、小泉進次郎・元環境相は、今回は“あえて出馬しない”戦略とされる。

 だが、総裁選が麻生太郎・副総裁による石破潰しの展開となり、岸田文雄・首相が撤退した後、麻生─岸田談合で加藤勝信氏や旧岸田派ナンバー2の林芳正・官房長官など国民の知名度が低い総理・総裁候補が浮上すれば、「これでは選挙で落選する」と若手が結束して反旗を翻す可能性がある。

菅元首相の再登板は年齢的にもワンポイントに


 政治評論家の木下厚氏は、その場合、まさかの菅義偉・前首相の「ワンポイント再登板」のシナリオもありうると指摘する。

「菅さんは以前から派閥解消や世代交代を訴えてきた。無派閥だから自民党の派閥の裏金問題にも関わっていない。総理経験者であり、何より安倍長期政権を支えた司令塔としての政治的実力は自他共に認めるところです。“選挙の顔”としては弱いのがネックだが、進次郎氏ら若手が菅さんを全面的に支援し、総選挙も若手を前面に立てて戦うことでカバーできる。

 菅さんが総裁に返り咲けば年齢的にもワンポイントになるでしょうが、本人は司令塔に撤し、政治の実務は進次郎氏らに任せて経験を積ませ、早い段階で政権を譲って長老政治を終わらせる。それができるのは菅さんしかいない」

 進次郎氏が総裁選出馬に動いていないのも、「菅再登板」の可能性を探っているからという見方ができるのだ──。

 政治のプロたちは、たとえ候補者が乱立しても、結局、自民党総裁選は「石破支持か、石破阻止か」を軸に展開され、キングメーカーの麻生氏と菅氏が対立するか、手を組むかの判断で最終的な形勢が分かれると見ている。

 だとすれば、自民党が野党だった2012年総裁選で、党員の過半数の支持を集めた1位の石破氏を、森喜朗・元首相ら自民党の長老・ベテラン議員たちが決選投票で落選させた時と構図は同じだ。たとえ派閥が解散しても、自民党の論理は変わっていないことになる。

 そうした状況になった時、進次郎氏らの若手が「こんな総裁選では自民党は終わってしまう」と決起し、菅氏など思いがけない候補を立てるハプニングが起きるのか。それは自民党議員たちが実力者たちの考えに流されるのか、あるいは「党を変える」という決意で長老支配を終わらせる覚悟があるかによって分かれると言えそうだ。

(第5回に続く。第1回から読む)

※週刊ポスト2024年8月9日号

19OS5:2024/07/30(火) 15:00:08
https://www.news-postseven.com/archives/20240730_1980642.html?DETAIL&_from=widget_related_pc
2024.07.30 11:58
週刊ポスト
【自民党総裁選シミュレーション】小泉進次郎氏は“あえて不出馬”戦略か 若手議員が反旗を翻せば“菅義偉前首相のワンポイント登板”シナリオも浮上

20OS5:2024/07/30(火) 15:03:22
https://www.news-postseven.com/archives/20240730_1980642.html?DETAIL&_from=widget_related_pc
2024.07.30 11:59
週刊ポスト
岸田首相、バイデン大統領撤退を見習い「日本のハリス」画策か 上川陽子外相を後継者に指名し、狙うは“キングメーカーの座”

 瀕死の岸田政権を尻目に、9月の総裁選に向けた「ポスト岸田」の動きが活発化している。「次期総裁にふさわしい人」の世論調査では各社とも石破茂・元幹事長が他の候補を圧倒的にリードしている。が、世論通りには進まないのが総裁選。そんななか、岸田首相がアメリカの大統領選で撤退したバイデン大統領に見習って“名誉ある撤退”を選択するのではないかとの見方もある──。【全5回の第5回。第1回から読む】

 再選困難と見た米国のバイデン大統領は自ら大統領選から撤退し、ハリス副大統領を後継候補に指名した。

 自民党内では、「岸田首相はギリギリまで総裁再選を模索するはずだが、勝ちが見込めないとなれば出馬しても完全な失脚になるだけ。そうなった時はバイデンを見習い、名誉ある撤退で後継者を指名しようとしている」(閣僚経験者)との見方が浮上している。

 その際、岸田文雄・首相の意中の後継者候補、いわば“日本のハリス”と見られているのが上川陽子外相である。

 政治評論家の有馬晴海氏が語る。

「バイデン大統領は接戦選挙区でトランプ氏に勝てないという調査結果を見せられ、最後の最後で大統領選撤退を決めたと伝えられている。岸田首相もずっと支持率が下がり続け、減税しても支持されない、外交成果をアピールしても世論は反応しない。バイデン氏同様、それまで出馬すると言っていても、総裁選が近づいてから突然、出馬しないと宣言する可能性は十分あります」



 そうなれば政権を支えてきた旧岸田派、麻生派、旧茂木派の主流3派体制は崩れる。

 茂木敏充・幹事長も岸田首相が再選を断念したら、満を持して総裁選出馬に動くはずだ。

上川内閣は事実上の“第3次岸田内閣”
「麻生太郎・副総裁には加藤勝信・元官房長官を担ぐ選択もありますが、岸田首相と組んで旧岸田派の上川氏を擁立する可能性が高い。麻生氏と岸田氏が派閥をあげて上川氏を担いで初の女性総理をアピールするほうが、総裁選で勝てる可能性が高いからです」(有馬氏)

 総裁選に石破茂氏、河野太郎氏、茂木敏充氏、高市早苗氏に加えて上川氏が名乗りを上げると想定すると、決選投票はそのうち、党員票で優勢とされる石破氏と、いまや最大派閥の麻生派と旧岸田派が支援する上川氏の戦いとなる可能性が高い。

 岸田首相が後継指名した上川氏が総理・総裁になれば、いわば岸田首相と麻生氏の“傀儡”であり、上川内閣は事実上の“第3次岸田内閣”の性格を持つ。岸田首相にすれば、総裁再選はできなくても今後はキングメーカーとして政治的影響力を残すことができるという計算のようだ。



 だが、国民から見れば、それではあまりに虫が良すぎる。有馬氏もこう指摘する。

「上川氏は少し前までは初の女性総理候補として期待が高まっていたが、5月の静岡県知事選での自民党推薦候補の応援で、『この方を、私たち女性が生まずして何が女性でしょうか』と発言した騒動をきっかけに急速に期待がしぼみ、世論調査の総理にしたい政治家でも下位にとどまり、石破氏や河野氏らに大きく水をあけられている。『初の女性総理』アピールだけで決選投票に勝てるとは限らないのではないでしょうか」

 国民の信頼を失った岸田首相が、傀儡の女性総理候補を擁立して生き残ろうとしても、国民は納得しない。

 上川氏が本気で「初の女性総理」を目指すのであれば、まず、岸田首相との“絶縁”を宣言し、傀儡ではないことを示したうえで出馬しなければ、総裁選でも、国民からも正当な評価は得られないはずなのだ。

(了。第1回から読む)

※週刊ポスト2024年8月9日号

21OS5:2024/07/30(火) 22:08:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/092f13aaf6db433be21b608ed0752ab39abf6f96
鬼木防衛副大臣、南極の氷を配布 選挙区で、海自砕氷艦が持ち帰り
7/30(火) 19:11配信
共同通信
鬼木誠氏

 鬼木誠防衛副大臣が自身の選挙区である福岡2区(福岡市中央区、南区、城南区)内で昨年と今月、海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が南極から持ち帰った氷を展示する催しを開き、自ら砕いて小学生らに配っていたことが30日、関係者への取材で分かった。
 公職選挙法は選挙区内での寄付行為を禁じている。防衛省と鬼木氏の事務所はいずれも「事実関係を確認している」としている。

 鬼木氏は昨年4月、ブログで「貴重な氷を私だけで持っておくのはもったいないので、地域の子どもたちと共有することにしました」と記載していた。

22OS5:2024/07/30(火) 23:21:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/f498abf5cedf9ccaba1a876cba5450ae2033d8fe
自民総裁選、茂木敏充幹事長は「焦らず逆算」 出馬意欲も〝明智光秀〟批判を懸念
7/30(火) 21:43配信

産経新聞
自民党総裁選を巡る茂木敏充幹事長の主な発言

9月の自民党総裁選を巡り、同党の茂木敏充幹事長の動向が注目されている。茂木氏は総裁の座に意欲を示しているが、幹事長は岸田文雄首相(党総裁)を支える立場。首相に対抗する形で出馬し、裏切り者と批判される事態を懸念している。「夏の間によく考えたい」と語り、首相の進退を見極めた上で、9月上旬までに出馬するかどうかを決断する構えだ。

【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?

茂木氏は30日、幹事長に就任して1千日を迎えた。同日、自身のSNSに「この間、ずっと忙しい毎日」「国内出張は138回」と記し、選挙応援や講演などで全国各地を奔走してきたとアピールした。

「この国を変えていかなくてはいけない。そういった仕事は、いずれチャレンジしてみたい」。22日のBS日テレ番組では、改めて総裁選出馬への意欲を語った。一方で「(総裁選に)最初に手を挙げることは絶対ない」と強調し、首相の進退が明らかになるのを待つ考えを示した。

茂木氏は外相や党の政調会長、選対委員長などの要職を歴任し、実務能力の高さに定評がある。経済再生担当相時代に臨んだ日米貿易協定の交渉では、当時のトランプ米大統領から「タフネゴシエーター(手ごわい交渉相手)」と評された。トランプ氏が大統領に返り咲く可能性がある中、このエピソードを好んで披露している。周辺は「米大統領選の行方も考えると茂木氏が最も適任ではないか」と持ち上げる。

自身が会長を務めていた茂木派(平成研究会)は解散を決めたが、衆参の若手が定期的に会合を開いており、同派中堅は「40人程度は固まっている。いつでも(総裁選に向け)動ける」と自信を深めている。

ただし課題は多い。

まず知名度不足だ。7月の産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、「次の総裁にふさわしい人物」に茂木氏を選んだ人は0・9%にとどまった。派閥パーティー収入不記載事件による逆風を受け、党内では「選挙の顔」となれる知名度の高い次期総裁を望む声が強い。

幹事長としての働きぶりに対する批判もある。不記載事件を受けた議員処分や政治資金規正法改正では指導力を発揮せず、首相が矢面に立って批判を浴びた。石破茂元幹事長は17日のインターネット番組で「党務を仕切るのは幹事長だ。総理・総裁に責任が及ばないよう火の粉を浴びるのが仕事だと私は教わってきた」と茂木氏に苦言を呈した。

首相は再選に意欲を持つ。自民が野党だった平成24年の総裁選で立候補を表明し、谷垣禎一総裁(当時)を再選出馬断念に追い込んだ石原伸晃幹事長(同)は「平成の明智光秀」と非難され、失速した。

石原氏を「平成の明智光秀」と呼んだのは麻生太郎副総裁だ。茂木氏は総裁選に出た場合、良好な関係にある麻生氏の支援を期待するが、首相が出馬すれば目算が狂う。茂木氏周辺によると、首相が再選を目指す場合は出馬を見送る考えを示唆しているという。

6月以降、茂木派の複数の中堅・若手から首相退陣論や首相批判が相次いだ。発言した本人たちは否定しているものの、党内には、首相を不出馬に追い込みたい茂木氏が発言を促したと見る向きもあった。当の茂木氏は冷静な様子で、周辺にこう漏らした。「明智光秀にはならない。焦ってはいない。これは本心だ。ちゃんと逆算して進めている」(永井大輔)

23OS5:2024/07/30(火) 23:36:47
幹事長が総裁選出馬した例は
大平正芳:大福戦争 大平正芳が福田赳夫を破る
森喜朗 :小渕恵三死去に伴う→両院議員総会の話し合いで総裁選出
麻生太郎:安倍晋三辞職に伴う(福田康夫が当選)
石原伸晃:谷垣禎一任期満了に伴う 通称平成の成の明智光秀
くらいしかないのか。

24OS5:2024/08/01(木) 00:02:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bfc5432fa2970525c0beb73297383a18db7ff17河野太郎氏、電力は「原発再稼働しても足りない」 〝脱原発〟を封印 支持拡大狙う
7/31(水) 20:35配信


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産経新聞
量子科学技術研究開発機構の那珂フュージョン科学技術研究所を視察する河野太郎デジタル相=31日、茨城県那珂市(末崎慎太郎撮影)

河野太郎デジタル相は31日、日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)などを視察し、安全性が確認された原発再稼働を当面容認する考えを改めて示した。視察終了後、記者団に「原子力規制委員会が安全を確認したものは再稼働している。それに加えて核融合や水素などを前広に考えていかなければいけない」と述べた。「脱原発」を持論とする河野氏は、9月の自民党総裁選出馬を模索しており、支持拡大を図りたい思惑が透ける。ただ、河野氏は将来的な原発ゼロを否定しておらず、党内の原発推進派の警戒感は強い。

【一覧でみる】原子力政策を巡る河野太郎デジタル相の主な発言

■〝変節〟問われ「違います!」

河野氏はこの日、日本原子力研究開発機構の高速実験炉「常陽」(同県大洗町)なども視察。生成AI(人工知能)の利用拡大などでデータセンターの消費電力が増えている現状から「再生可能エネルギーだけでは2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)を見据えると間に合わない」との認識を示した。「(原発を)再稼働しても足りない可能性がある」とも語った。

原子力政策は、総裁選で争点の一つとなりうるが、河野氏にとっては「鬼門」ともいえるテーマだ。

河野氏は東京電力福島第1原発事故を踏まえ、平成24年に超党派議員連盟「原発ゼロの会」を設立するなど党内きっての脱原発派と目されてきたが、令和3年の前回総裁選で「安全が確認された原発を当面は再稼働していく」と表明。この際も原発推進派に支持を広げる狙いがあった。総裁選期間中に出演したテレビ番組では、たびたび原子力政策の〝変節〟を問われ、「違います!」と声を荒らげたこともあった。

■容認の裏に麻生氏の意向

河野氏は、原発再稼働容認を表明する一方、使用済み核燃料を再処理して繰り返し使う「核燃料サイクル」を止めるとの主張は変えなかった。サイクルを止めれば使用済み核燃料が行き場を失い、全国の原発にある貯蔵プールがあふれるため再稼働は難しくなる。

他の総裁選候補や党内からは「動いている原発も動かすのが難しくなる」との指摘が相次ぎ、河野氏が失速する要因の一つとなった。今回の視察では、「使用済み核燃料をどう処理するのかという一番、肝心なところが見えていない」と述べるにとどめた。
再び〝変節〟と批判される可能性がある中で、河野氏が改めて原発再稼働容認などに言及したのは、所属する麻生派(志公会)会長の麻生太郎副総裁の意向があったからだ。派内には「脱原発を主張している以上、河野氏は推せない」(派閥関係者)との声がある。別の派閥関係者によると、麻生氏が「脱原発の主張を降ろして、きちんと外にも説明しろ」と河野氏に直接指示したという。

ただ、今回の河野氏の発言は、これまでの域を出ず、中途半端との批判も出る可能性はある。

河野氏は9月の総裁選出馬に向けて「まずは麻生派を固めることに注力する」(河野氏周辺)戦略だ。党内唯一の派閥となった麻生派の約50人から支援が得られれば、河野氏にとっては大きな武器になる。ただ、河野氏への支援には反発もあり、支持が広がるかは見通せない状況だ。(大島悠亮、末崎慎太郎)

25OS5:2024/08/01(木) 11:06:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/36c0217232f42dd5f4c99207649a12d55fd24707
自民に「コバホーク」待望論 刷新期待、ちらつくベテラン 総裁選
8/1(木) 7:08配信

時事通信
小林鷹之 衆議院議員

 自民党総裁選で小林鷹之前経済安全保障担当相(49)の出馬に期待する声が出ている。

【主な経歴】小林 鷹之(こばやし たかゆき)氏

 衆院当選4回ながら閣僚経験がある小林氏に刷新イメージを重ね合わせているためだ。ただ、手腕は未知数でベテランの影もちらつく。

 「いつか国のかじ取りを担えるよう研さんを積んでいるつもりだ。今は政治家としての力を高めていく」。小林氏は26日のBS11番組で、総裁選出馬について尋ねられると、肯定も否定もしなかった。

 小林氏は財務官僚出身で、旧民主党政権時に野党だった自民党の公募に応じ政界入り。実務家肌で物腰も柔らかく、党内で敵は少ないと評される。二階派に所属している。

 名前の「鷹」から「コバホーク」とも呼ばれる小林氏が総裁候補と目され始めたのは今春以降。派閥裏金事件で自民批判が渦巻く中、「若手に人材がいることをアピールすべきだ」との党内世論に押し上げられた格好だ。二階派に限らず、選挙に不安を抱える若手からは「党が変わったと思われるチャンス」(茂木派)、「刷新感が大事だ」(安倍派)との期待が高まる。

 ネックは知名度だ。「次の総裁」を尋ねる世論調査では上位から大きく引き離されており、重鎮は「騒いでいるのは永田町だけ。国民はほとんど知らない」と党内外のギャップの存在を指摘する。

 待望論はベテランからも出ており、筆頭格は麻生派の甘利明前幹事長。党の経済安保政策の元締め的存在で、小林氏を「逸材だ」と引き立ててきた。二階派ベテランも「思い切って出ればいい」と話す。ただ党内には「ベテランの影響力を拡大する道具にされかねない」(中堅)と警戒する向きもある。

 小林氏に近い若手は「ベテランに引っ張られるのではなく、中堅・若手で支えられるかがポイントだ」との見方を示した。

26OS5:2024/08/02(金) 23:43:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd0ba889c5b0b3002e196fdba012e30d675045ed
「新顔」「女性」に期待感…総裁選出馬へ推薦20人の確保、高い壁
8/2(金) 23:21配信

読売新聞オンライン
[政治の現場]総裁選前夜<4>
(写真:読売新聞)

 総裁選出馬を視野に入れる衆院当選4回生に経験者の言葉は重く響いた。

 「周りから相手にされない状況で挑戦し、その後の政治活動のためになった。ただ、予想以上に厳しいぞ」

 自民党の前経済安全保障相・小林鷹之(49)は23日夜、東京都内の飲食店で総裁選について、前経済産業相の西村康稔(61)からこう説かれた。

 西村は当選3回の46歳だった2009年の総裁選に出馬し、谷垣禎一(79)、河野太郎(61)に及ばず、最下位の3位に終わった。

 小林は西村に「またゆっくり教えてください」と頭を下げた。

 総裁選を巡り、財務官僚出身の政策通で知られ、名前にある「鷹」の英語をもじった「コバホーク」の愛称を持つ小林の動向に注目がにわかに高まっている。

 「ポスト岸田」の顔ぶれに党幹部や総裁選の経験者が並ぶ中、政治資金規正法違反事件でイメージが悪化した党の変化を印象づける「新鮮さ」への期待感が大きいためだ。元環境相の小泉進次郎(43)と「KK対決を実現してほしい」との声も出ている。

 担ごうとする議員は盛り上がっている。

 「小林を応援してくれないか」

 今月中旬、若手参院議員は、小林と同じ12年衆院選の初当選組で茂木派の津島淳(57)から電話でこう依頼された。経済安保政策で小林と連携してきた麻生派の前幹事長・甘利明(74)は小林に「いつでも首相になれる準備をしておけ」と発破をかけている。

リスク
 小林は「いつか日本のかじ取りをという思いを持っている」と公言しつつ、「今回は出るとも出ないとも決めていない」と情勢を注視している。小林にとって出馬は一躍、総裁候補として名乗りを上げられる一方、「使い捨て」にされるリスクもはらんでいる。

 事件をきっかけに派閥の解散は相次いで決まったものの、総裁選に向けては、元の派閥の固まりを維持し、最終的に勝てる候補に乗ろうとする動きが水面下である。個々の議員で動いても、総裁選後の党役員・閣僚人事で影響力を発揮できないとの心理が働くためだ。小林が所属していた二階派も例外ではない。

 閣僚経験者は「派閥の論理がまかり通ると、党に大きな変化は起きにくい」と危惧する。

 前政調会長の萩生田光一(60)は3日夜、都内の焼き肉店で会食した小林にこう忠告した。

 「気をつけた方がいい。今のように党への風向きが悪い時には皆若手を推すが、後になって足を引っ張ることもある」

 小林も「派閥が前面に出るようでは党は終わりだ」と周囲に漏らし、警戒感を強めている。

活発化
 初の女性首相を目指す動きも再び活発化している。

 経済安保相の高市早苗(63)と、元総務相の野田聖子(63)は前回の21年総裁選に続いての出馬に向け、準備に余念がない。

 高市は22年7月の銃撃事件で亡くなった元首相・安倍晋三の路線継承を訴え、党内保守層の支持を足がかりにしたい考えだ。

 昨年11月から自身の勉強会を始め、全国を精力的に回っている。今月28日には、沖縄県糸満市を訪れ、満員近い約600人が集まったホールで、日本の技術力などをテーマに講演した。会場の外では、高市が安倍の命日である8日に合わせて出版した経済安保に関する著書が積み上げられ、ほぼ完売する好評ぶりだった。

 野田は24日夜、前回総裁選で推薦人に名を連ねた国会対策委員長の浜田靖一(68)、政調会長の渡海紀三朗(76)らと都内のホテルの日本料理店に集まった。野田は浜田をハグし、変わらぬ親密さを見せた。

 もっとも、2人は壁にぶち当たっている。高市は前回総裁選で安倍の強力な後押しを受けたが、「独り立ち」を余儀なくされた。勉強会の参加者は毎回十数人にとどまり、総裁選出馬に必要な推薦人20人には届いていない。

 野田も同じ悩みを抱える。前回は元幹事長の二階俊博(85)の協力を得て、「4度目の正直」で20人をかき集めたが、今回はさらに苦労しそうだ。

 浜田は首相で総裁の岸田文雄(67)を支える執行部に身を置いていることを踏まえ、周囲には「今のトップが『また出る』と言えば、野田をやるのは難しい」と漏らした。(敬称略)

27OS5:2024/08/03(土) 09:03:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fb21e8bc198835b8a1da69e6573ef0222760533
小泉氏、総裁選対応を熟慮 菅氏後押し、父・純一郎氏も容認? 
8/3(土) 7:06配信


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時事通信
小泉進次郎 元環境相

 9月に想定される自民党総裁選を巡り、小泉進次郎元環境相(43)が自問自答を繰り返している。

【図解】自民党総裁選で注目される「小石河」3氏

 菅義偉前首相らを中心に小泉氏の出馬に期待する声がある一方、前回総裁選で連携した「小石河連合」は事実上解消。党内情勢をにらみつつ、対応を熟慮する夏となりそうだ。

 父の純一郎元首相は「50歳になるまで総裁選に出るな」と周囲に語っていたとされるが、「本人がやるといったら反対はしない」と容認する姿勢を示したという。ジャーナリストの田原総一朗氏が2日、岸田文雄首相と首相官邸で面会後、記者団に明らかにした。

 小泉氏は先月6日に福島県でのイベント参加後、「すべきことをしっかり考えていきたい」と述べて以降、総裁選に関する表向きの発信を控えている。周辺には「判断にはまだしばらく時間がかかる」と話す。

 党内で最大の後ろ盾と目されるのは菅氏だ。一般ドライバーが乗客を有償で運ぶ「ライドシェア」推進論を共にリードするなど気脈を通じる。菅氏は世論調査で高い支持を集める小泉氏の「刷新」イメージに期待を寄せる。

 もっとも、総裁選出馬に意欲を隠さない石破茂元幹事長も菅氏の支援を得たい考えで、先月に続き会談の機会を模索。小泉、石破両氏が前回総裁選で支持した河野太郎デジタル相も立候補に前向きな姿勢を示しており、「小石河」3氏がライバル関係に転じる可能性がある。

 小泉氏は環境相当時、気候変動対策は「セクシーでなければならない」と述べ物議を醸したことがあり、その力量を不安視する向きもある。党内では衆院当選4回の小林鷹之前経済安全保障担当相(49)に期待する声もあり、中堅議員は「2人が出れば若手は割れるだろう」と指摘する。

 小泉氏はかねて、43歳で米大統領に就任したジョン・F・ケネディ氏への尊敬の念を口にしてきた。くしくも自身が43歳で迎える総裁選でチャンスをつかみたい本音もうかがえる。最近、周囲に「何が起こるか分からないのが政界だ」と揺れる心情をのぞかせた。

28OS5:2024/08/03(土) 09:07:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/8966f37e3826f0d1ec59e7d3302a6137d5ddf500
自民「最大派閥」は草刈り場に…安倍氏亡き後、四分五裂で身動き取れず
8/3(土) 5:00配信

読売新聞オンライン
[政治の現場]総裁選前夜<5>
(写真:読売新聞)

 真夏日の強い日差しを浴びながら、自民党元総務会長の福田達夫(57)は沈痛な表情を見せた。

 「あなたがいなくなった穴はこの2年間、開きっぱなしで、本当に多くを失ってきました」

 元首相の安倍晋三の三回忌を迎えた7月8日。福田は、安倍派(清和政策研究会)に所属していた中堅・若手約20人で山口県長門市の墓所を訪れ、こう報告した。その言葉には、政治資金規正法違反事件による打撃の大きさと無念さがにじんでいた。

 2000年以降、森喜朗(87)、小泉純一郎(82)、安倍、福田康夫(88)と4人の首相を輩出し、最盛期は100人に達した「最大派閥」は今や見る影もない。

 絶大な存在感を持っていた安倍の死後、派内は混乱を極め、後継の会長も決められない中で、派閥パーティー収入の組織的な不正還流が発覚した。原因究明などの有効な対応は何一つとれないまま、閣僚らは更迭され、派閥解散が決まり、35人が処分を受けた。

プリンス
 安倍亡き後の統制のなさを象徴するかのように、三回忌での行動もまとまりを欠いていた。

 山口に向かった福田らのグループとは別に、処分を受けて離党した元経済産業相の世耕弘成(61)を中心とする参院安倍派の約30人は奈良市の銃撃事件現場に足を運んだ。一方、保守系有志議員でつくる「保守団結の会」で共同代表を務める衆院議員の高鳥修一(63)らは奈良市の霊園で安倍の慰霊碑に献花した。

 派内では、9月に予定される総裁選を控え、四分五裂の状況を危惧し、福田に「ベテラン組と一線を画した新たな固まりを作ってほしい」との期待感が出ている。祖父で元首相の赳夫は安倍派の源流・福田派の創設者だ。父の康夫を首相秘書官として支えた後、政界に入り、当選4回を重ねた福田は「プリンス」として、将来のリーダーと目されている。

 ただ、事件の逆風は依然強く、福田は「今回はおとなしくしておくべきだ」と周囲に漏らし、表だって動くことに慎重な姿勢を崩していない。

「HKT」
 「総裁選は権力争いで甘いものじゃない。軽い気持ちでうろうろするのはマイナスになる」

 7月8日夜、元国土交通政務官の佐々木紀(49)ら中堅・若手約10人が東京都内のホテルの中華料理店で総裁選を見据えた対応を話し合っていると、遅れて顔を出した前政調会長の萩生田光一(60)はこう語り、渋い表情を見せた。

 萩生田は派閥中枢を占めた「5人衆」の1人で、慕う議員が多く、派閥横断的なつながりも持っている。

 茂木派で元官房長官の加藤勝信(68)、二階派で元総務相の武田良太(56)とは菅内閣の閣僚時代から連携を維持し、その頭文字から「HKT」と称される。

 萩生田は首相で党総裁の岸田文雄(67)とひそかに首相公邸で面会を重ねて関係を保ちつつ、HKTを含めて一定の数をどう束ね、影響力を発揮するか、模索を続けている。

 5人衆で前官房長官の松野博一(61)は地元・千葉での活動に専念している。松野の周辺は「官房長官に登用された義理は重い」と指摘し、岸田が再選出馬すれば、支持する可能性が高いと解説した。

悲哀
 派の大勢は、総裁選での支持候補を見定められていないのが実情だ。処分を巡って岸田に恨みを募らす者はいるものの、安倍と折り合いが悪かった元幹事長の石破茂(67)や、デジタル相の河野太郎(61)を敬遠する声も多い。

 閣僚経験者は「清和会は総裁選で各陣営が集票を競う『草刈り場』となり、派閥がなくなった悲哀を実感するだろう」とため息をついた。

 かつて最大派閥として栄華を誇った竹下派(経世会)は、その後の橋本派(平成研究会)時代、会長の橋本竜太郎が2001年総裁選で小泉に敗れたのをきっかけに転落し、清和会が台頭した。

 副総裁の麻生太郎(83)は岸田派を解散する意向をいち早く表明し、安倍派解散の流れを作った岸田について、皮肉交じりに周囲にこう評した。

 「小泉は経世会を壊し、岸田は清和会を壊した」

 次期総裁選は日本のかじ取り役を決めるだけではなく、派閥の栄枯盛衰を映す歴史的な機会ともなる。(敬称略、おわり)

(この連載は、海谷道隆、中田征志、土居宏之、梅本寛之、樋口貴仁、田ノ上達也が担当しました)

29OS5:2024/08/04(日) 18:23:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a773ba8a208fd0b1c5a641b0d09afa4bb116ee5
自民総裁選、二階派の動向に注目…トップ引退表明で結束には陰り
8/4(日) 15:31配信

読売新聞オンライン
 自民党総裁選に向け、二階派にいた議員らの動向に注目が集まっている。派の元幹部は再結集を模索するが、派閥の解散決定や会長だった二階俊博・元幹事長の引退表明で、かつての結束には陰りも見られる。派の元所属議員で総裁候補に浮上している小林鷹之・前経済安全保障相に対する評価も、派内で一致していない。


懇親会参加6割弱
(写真:読売新聞)

 7月29日夜、東京・赤坂の焼き肉店。二階派の事務総長を務めた武田良太・元総務相は、派に所属していた若手議員らに「これからもまとまっていこう」と結束を呼びかけた。武田氏と派の会長代行だった林幹雄・元幹事長代理は、この日を含めて22日、25日、8月1日と計4回、当選回数別などで元所属議員を招いた懇親会を開催した。

 二階派は、二階氏が歴代最長の5年超にわたって幹事長を務めた安倍、菅両政権下で主流派として隆盛を誇ったが、岸田政権では一転して非主流派に甘んじてきた。武田氏らが懇親会を開催するのは「総裁選で結束して力を示し、次の政権での影響力を確保したい」との思惑があるとみられる。

 ただ、二階氏は体調の都合でいずれの懇親会にも欠席した。武田、林両氏以外の出席者は3〜7人にとどまり、4回の合計も20人と、派の解散決定時に所属した38人の6割弱だった。懇親会に参加した議員の一人は、「総裁選では派閥単位ではなく、それぞれの考えで動くべきだ」と語った。

ポスト岸田一致せず
 党内で「ポスト岸田」候補の一角として認知されつつある小林氏は、刷新感を打ち出せる「新顔」として注目されている。所属した二階派内では、小林氏と同じ千葉県選出の林氏が「相当優秀だ」と持ち上げているほか、若手の一部にも推す動きがある。

 一方、武田氏は小林氏の総裁選出馬に慎重とされる。7月29日の懇親会では、次期総裁の資質として「世論の支持が重要だ」と語り、一例として石破茂・元幹事長と小泉進次郎・元環境相の名前を挙げたという。

 武田氏は、総務相として仕えた菅前首相と良好な関係で、7月1日には菅、石破両氏と会食した。小泉氏も菅氏に近く、派内では「武田氏は、菅氏と歩調を合わせることで二階派の影響力拡大を狙っているのではないか」との見方が専らだ。

 小林氏は「派閥の力学だけで総裁が決まると、党の明日はない」と公言しており、総裁選に出馬する場合でも、派閥色が前面に出ない形になることが想定される。派内のベテランには「ほとんど接点がない」と話す議員もおり、小林氏を派の総裁候補として押し上げる機運は乏しい。

 派を率いた二階氏は、総裁選への対応について口を閉ざしている。引退を表明したものの派内には今も慕う議員は多く、「派としての方向性は、二階氏の動き次第で決まるだろう」との声も出ている。

30OS5:2024/08/04(日) 21:49:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a2b7b5c0add02c3a6c5741ea33782d78abb7fd7
岸田首相、総裁再選へ麻生・森山両氏と連携図る 出馬か断念か、決断に影響を与える重鎮
8/4(日) 21:33配信
産経新聞
自民党選対会議であいさつする岸田文雄首相(左)=7月25日午後、党本部(春名中撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は9月の自民総裁選に再選を目指して出馬するか断念するか、中央アジア訪問後の今月半ば以降に決めるとみられる。決断に影響を与えそうなのが麻生太郎副総裁と森山裕総務会長の動向だ。首相は党内の一部から「選挙の顔にならない」と撤退圧力を受ける。麻生、森山両氏の支持も離れれば外堀が埋まりかねず、2人と面会を重ね、連携強化を図っている。

首相は2日午後に約1時間、党本部で麻生氏と会談し、党内情勢について話し合った。その6時間後の夜には、石川県出張から帰京した直後の森山氏を約1時間公邸に招いた。「誰が総裁選に出る意向なのだろうか」と質問するなど、総裁選の情勢も話題になった。ただ、首相自身の進退には言及しなかった。

首相は麻生氏と7月25日にも党本部で約50分間、森山氏とは翌26日に官邸で約30分間、2人きりで会っている。総裁の座を狙う茂木敏充幹事長との関係が冷え込む中、麻生、森山両氏との関係強化が際立つ。

■派閥を残した麻生氏

麻生氏は今や党内唯一の派閥領袖(りょうしゅう)だ。パーティー収入不記載事件を受け、岸田派を皮切りに多くの派閥が解散を表明したが、麻生氏は麻生派を存続させ、同派50数人のうち一定数を動かせる。首相は再選のため、自身の旗振りに反した麻生氏に傾斜している。

岸田政権発足以来の首相の後ろ盾の麻生氏は、防衛費増額や反撃能力の保有を例に「安倍(晋三)内閣ではできなかったが、岸田になったら1年でできた」と手腕を認めてきた。

4〜6月、不記載事件の関係議員処分や改正政治資金規正法の法案修正を巡る首相の対応に麻生氏が不満を抱き、溝が生じた。ただ最近は再び首相を評価することがあり、周辺は「首相を担ぐのでは」とみる。

とはいえ、各種世論調査では首相の続投を望まない声が多い。来年改選を迎える参院議員の一人は「首相に引導を渡せるのは麻生さんしかいない」と語る。

■相談相手の森山氏
森山氏は7月26日の記者会見で次期総裁に求める資質を問われ、「国際情勢への理解」と「デフレからの脱却」を挙げた。国民人気を最優先する党内の風潮とは一線を画し、首相の再選支持も選択肢のようだ。

党内で岸田降ろしが表面化した6月には、周囲に「国際情勢がこれだけ大変な時に、岸田首相以上に世界の首脳に顔が利く日本の政治家はいない」と語った。党三役である限り総裁を支える責任があるとも強調している。

首相は政権初期、森山氏を非主流派として扱ったが、じきに「誠実に働いてくれる仕事師」(首相周辺)として頼った。不記載議員処分や改正規正法修正で党内の意見が割れた際、最も相談し、意見を聞き入れた相手は森山氏だった。

この重鎮2人以外に、首相の再選のため自民議員らとの調整を担える実力者はあまり見当たらない。バイデン米大統領はペロシ元下院議長ら民主党重鎮の支持が離れて外堀が埋まり、選挙戦撤退を決断した。(田中一世)

31OS5:2024/08/04(日) 22:42:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/7337f6f2e2614d39dcc1c8b29234612a88c231cb
「ポスト岸田」窮地の上川外相…米兵事件巡り与野党批判「女性首相の目はない」
7/31(水) 20:20配信

カナロコ by 神奈川新聞
国会議事堂

 岸田文雄首相が解散を表明した派閥出身で「ポスト岸田」の有力候補とされる上川陽子外相が窮地に立たされている。日米両政府が1997年に合意した在日米軍による事件・事故の通報手続きについて「詳細は把握していなかった」と認めた発言が波紋を呼んでいるからだ。上川氏は迅速に報告を受けたと説明しており、通報を適切に指示できなかった可能性が浮上。野党は辞任要求を突きつけ、与党内からも「初の女性首相の目はない」と突き放す声が上がる。


 97年合意では米軍絡みの事件・事故は米軍→外務省→防衛省→県や市町村へと速やかに通報して情報共有を図ることを定める。在沖縄米兵による性的暴行事件を扱った30日の参院外交防衛委員会の閉会中審査で、情報共有ルートは「詳細を把握していなかった」と明かした上川氏は「問題になった段階でフレームワークの流れを把握した」と釈明に追われた。

 野党は「監督責任を果たせず外相の資格がない」(立憲民主党の小西洋之氏)と辞任を直接要求。同委員会の委員である立民の水野素子氏(参院神奈川選挙区)は同日、相模原市の街頭演説で「上川氏は与野党議員の追及を逃げて、全く反省や改善の空気はなかった」と外相の資質を問うた。

 与党からも説明責任を果たさない姿勢に疑問の声が漏れる。上川氏は同日の衆院安全保障委員会の閉会中審査で「非公表の事案との捜査当局の判断を踏まえ、事務方で対応し、防衛省に情報を提供しなかった」と釈明。これに「大臣として重要な手続きを把握しないだけでなく、自ら判断すら下せないのか」(自民の中堅議員)と不満が高まる。 

神奈川新聞社

32OS5:2024/08/05(月) 18:13:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c11df08fc7c5a21ffcfd2771cc94c5e2b344739
「小石河」が「河小石」に? 自民党総裁選、関係複雑化で小泉氏の仲介期待も
8/5(月) 17:31配信

カナロコ by 神奈川新聞
横浜市内の企業を視察し意見を交わす(左から)小泉氏、星野氏、古川氏、三谷氏=7月29日

 前回の自民党総裁選では河野太郎デジタル相(衆院神奈川15区)の勝利を目標に結束した小泉進次郎元環境相(11区)と石破茂元幹事長の三者だが、「小石河連合」といわれる関係がここに来て複雑化してきた。河野氏に続き石破氏が出馬に意欲を示し、対決の可能性が出てきたからだ。両氏とも支援を望んで小泉氏との接触を模索する「河小石」の構図。間に立つ格好の小泉氏の出馬を促す機運も党内にはあり、秋の総裁選では3人が並び立つ可能性も取り沙汰される。

【写真で見る】「小石河連合」が討論会

 「小石河連合」の複雑化を促したのは、3氏が頼みとする菅義偉前首相(2区)が進めた脱派閥の動きだ。派閥裏金事件の打開策として岸田文雄首相が丸のみし、麻生太郎副総裁の派閥を除く各派が解散、もしくは解散手続きに入っている。議員への縛りがなくなったことで、総裁選出馬に必要な推薦人(国会議員20人)の確保も容易となった格好だ。

 前回の総裁選で石破氏が河野氏支援に回ったのも「推薦人集めで見通しが立たなかった」(自民幹部)のが一因とされる。今回は総裁選の日程も決まっていない7月27日の地元・鳥取の県連大会で事実上の出馬表明を行ったが、「自力での20人確保のめどが立ったのではないか」(同)との見方がもっぱらだ。

 菅氏に近い中堅議員は「菅さんが進めた脱派閥が小石河関係の複雑化につながるとしたら皮肉」と漏らすが、「出たい人が挑戦するのが総裁選本来の姿。世間から乱立と批判されようが、どんどん出て党の再生や政策を訴えればいい」と話した。

 ただ、前回総裁選で岸田首相に敗れた非主流派議員たちからすれば結果として現職の再選を利する事態は避けたいところだ。二階俊博元幹事長の旧派閥に所属していたベテラン議員は「40代で先がある小泉さんにここでは仲介役に回ってもらい、石破さんと河野さんの一本化を模索してほしい」との期待を明かした。

神奈川新聞社

33OS5:2024/08/06(火) 07:27:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1ff4f619e9cba6d58d9969556c915d60fbea6b6
株価暴落、岸田首相に逆風 総裁再選戦略に影響も
8/6(火) 7:06配信

時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=5日午前、東京・永田町

 9月に想定される自民党総裁選で再選を目指す岸田文雄首相(党総裁)に新たな懸念材料が浮上した。

【ひと目でわかるグラフ】岸田内閣の支持率推移

 下落傾向を示していた日経平均株価が5日に暴落。首相への逆風は避けられないとみられ、株高や賃上げを追い風に再選を引き寄せる首相のもくろみは再考を迫られそうだ。首相は最近、総裁選をにらんだ動きを活発化させており、お盆明けにも意向を表明するとみられるが、再選戦略は描き切れていない。

 「冷静に判断していくことが重要だ」。林芳正官房長官は5日夕、株価の急落を受け、首相官邸で記者団に危機感をあらわにした。

 首相は今月に入り、鈴木俊一財務相、麻生太郎副総裁、林長官らと個別に会談。森山裕総務会長とは2日に続いて5日も面会し、昼食を共にした。いずれも首相が再選を目指す上でのキーパーソンで、政権幹部は「最終判断は遠くない。首相は総裁選に出る」との見方を示す。

 政府・自民関係者の間には、首相は9〜12日の中央アジア・モンゴル歴訪後に最終判断するとの見方が広がる。先月末、岸田派若手が総裁選への対応を尋ねると、首相は「もう少しで盛り上がってくるんじゃないか」と応じてみせた。

 もっとも、派閥裏金事件を巡る世論の批判はなお強く、内閣支持率は低迷を続ける。このため、首相が「頼みの綱」にするのが、7月に日経平均株価が4万2000円超の史上最高値を付けるなどした「経済の好循環」だった。しかし、日経平均は5日に史上最大の下げ幅を記録。首相に近い党幹部は「これはまずい。推移を見る必要がある」と衝撃を隠さなかった。

 日銀は金融政策の正常化や円安是正に向けて利上げに動いており、株価の動向は不透明さを増している。一方、岸田政権は「資産所得倍増」を掲げて少額投資非課税制度(NISA)拡充などを推進してきた経緯があり、株価の下落は以前より国民の懐に響きやすくなっているとの見方がある。

 政府関係者は「これまでの経済政策のひずみが出てくる」と指摘。自民の中堅は「この状況は首相にプラスにはならない」との見方を示した。同党の閣僚経験者は「政権への打撃は避けられない」と語った。

34OS5:2024/08/06(火) 21:18:06
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/452391
[自民党総裁選]青山繁晴参院議員(比例代表)が出馬の意向 新潟市西区の講演で岸田政権を批判「総裁選で変われなければ日本おしまい」
2024/8/3 20:00
自民党総裁選に出馬する意向を示した青山繁晴参院議員=8月3日、新潟市西区

 自民党の青山繁晴参院議員(比例代表)は8月3日、新潟市西区で講演し、9月に行われる自民党総裁選に出馬する意向を明言した。立候補に必要な推薦人20人を集めたいとした。

 自民の細田健一衆院議員(旧新潟2区)の国政報告会で発言した。青山氏は拉致問題の進展がないことや電気代の高騰を挙げて、岸田政権を批判。「野党に政権担当能力はない。総裁選で変われなければ日本はおしまいだ」と主張した。参院から首相が誕生し...

35OS5:2024/08/07(水) 16:08:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6fa89e4b214a6811be31e9d3c46e9b1429cf840
自民・木村次郎議員が威圧的言動 元秘書「繰り返しパワハラ」訴え
8/7(水) 15:56配信

共同通信
 自民党の木村次郎衆院議員(56)=青森3区=の元私設秘書の男性(46)が在職中に木村氏からパワハラを繰り返し受けたと訴え、木村氏は7日、威圧的言動など一部を認めて「深く反省している」とするコメントを発表した。

 男性は今年7月8日に採用され、青森県弘前市の事務所で勤務。ストレスによる体調不良で5日間で退職したという。

 男性によると、木村氏は男性が運転する車に乗った際、赤信号で「行ってしまえ。時間がもったいない」と強要した。次期衆院選の他党候補予定者のポスターを見かけた際は、運転しながら撮影するよう指示。運転席を後部からたたいたこともあったとしている。

 男性は6日に青森県庁で記者会見。秘書が何人も退職していると指摘した上で「一番の原因は、木村氏の高圧的かつ個人の尊厳を軽視した態度にある」と訴えた。

 一方、木村氏は7日、信号無視などについて「道交法違反を教唆する指示はしていない」と書面で反論。運転席の殴打なども否定した。ただ「一部行きすぎた言動があったのは事実だ」とも説明した。

36OS5:2024/08/07(水) 16:56:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/05cd257379562eddb106c1b30d6dd593e901e7db
「政策では間違っていない」 麻生氏、岸田首相を評価 森山氏と会食
8/6(火) 22:55配信


毎日新聞
自民党の麻生太郎副総裁

 自民党の麻生太郎副総裁と森山裕総務会長は6日夜、東京都内の日本料理店で会食した。9月の総裁選に岸田文雄首相が出馬意欲をにじませる中、対応を協議したとみられる。

 会食には麻生派の井上信治幹事長代理と、解散した森山派の坂本哲志農相が同席。関係者によると麻生氏は首相が防衛費の大幅増を実現したことなどを挙げて「政策では間違ったことはしていない。安倍晋三元首相が計画して難しいと思ったことでもしっかり結果を出している」と評価したという。

37OS5:2024/08/08(木) 22:58:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b7c047f0ab11ccf41fa13caf8d66e8e7afaebcf
麻生派はもはや「支えない閣」? 3閣僚が相次ぎパーティー、見限りの臆測も
8/8(木) 21:20配信

カナロコ by 神奈川新聞
国会議事堂(資料写真)

 岸田文雄内閣の3閣僚が相次ぎ政治資金パーティーを開いた。このうち麻生太郎・自民党副総裁の派閥ナンバー2でもある鈴木俊一財務相は地元岩手で今月3日に開催。「大臣規範」は在任中の大規模パーティー自粛を定めているが、有名無実化の実態が露呈している。

 ほかに開催した武見敬三厚生労働相、松本剛明総務相はいずれも麻生派。内閣の評判低下につながるパーティーの開催が野放し状態となっており、党内には「麻生氏が岸田総理を見限った。もはや『支えない閣』だ」(自民幹部)との臆測が広がっている。

 共同通信などの報道によると、鈴木氏のパーティーは年2回程度開催している「政経セミナー」で会費は1万円。党岩手県連関係者ら約250人が出席し鈴木氏が約1時間にわたり講演した。その後に懇親会も行われたという。鈴木財務相は8日の閣議後記者会見で「違法でもなければ脱法でもない」と開催を認めた。

 7月30日には同県選出の広瀬めぐみ参院議員が公設秘書の給与をだまし取った疑いで東京地検特捜部の強制捜査を受け自民を離党した。一方、金融市場では政策金利引き上げを巡って動揺が広がり、鈴木財務相ら政府側の説明責任が問われている。そんな中でのパーティー開催に自民のベテラン議員は「下り坂政権ならではの最悪の巡り合わせ」とあきらめ顔だ。

神奈川新聞社

38OS5:2024/08/09(金) 01:07:28
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2024080801002501.html
政府、首相外遊の可否検討 南海トラフ関連調査で
2024/08/08 20:51共同通信

政府、首相外遊の可否検討 南海トラフ関連調査で

南海トラフ地震に関し、記者団の取材に応じる岸田首相=8日午後8時5分、首相官邸

(共同通信)

 政府は8日、南海トラフ巨大地震の注意情報発表を受け、岸田文雄首相が9日に予定している長崎での平和祈念式典への出席と、中央アジア、モンゴル歴訪の可否の検討に入った。林芳正官房長官が8日夜の臨時記者会見で明らかにした。

 首相は官邸で記者団に「政府として南海トラフ地震への警戒態勢を構築しているところだ。それらの状況を踏まえて適切に判断したい」と述べた。

 首相の外遊は、林氏が8日午前の定例会見で発表した。9〜12日の日程でカザフスタン、ウズベキスタン、モンゴルを訪れる予定。カザフスタンでは、中央アジア5カ国との初の首脳会合を開催。

39OS5:2024/08/10(土) 07:42:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b4f4fc6a518ccd3dbfef493fb6705ad16840bab
菅 vs 麻生の「元総理バトル」が激化…「自民党のドン」をめぐる大戦争が始まった!
8/10(土) 7:00配信


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現代ビジネス
「ポスト岸田」をめぐる総裁選
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9月に予定される自民党総裁だが、なかなか「本命」が決まらない。岸田文雄首相は続投する意欲満々だが、世論調査での数字がいまいちだ。たとえば8月のJNNの世論調査では、内閣支持率は31%と前月比4.1ポイント上昇し、不支持率は66.4%と5.1ポイント減少して改善を見せたが、「次期総裁選で岸田首相は交代した方が良い」との回答が7割を占めた。

【一覧】「次の総選挙」で落選する「裏ガネ議員」の全実名…!

一方で「次の自民党総裁に相応しい国会議員」としては、各調査ともに石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境大臣と河野太郎デジタル大臣の名前が上位を占める。このうち石破氏と河野氏は次期総裁選に意欲を示しているようだ。もし出馬すれば、石破氏にとって5度目、河野氏にとって3度目の挑戦になるが、勝利への道はやはり遠いといえるだろう。自民党総裁選は議員票が鍵となるからだ。

民主党から政権奪還を目指して行われた2012年の総裁選では、石破氏は165票の党員算定票を獲得。安倍晋三元首相らを押さえて1位になったが、過半数を制するに至らず、議員票のみで行われた決戦投票で89票しか獲得できなかった石破氏は、108票を得た安倍元首相に敗退した。

2021年の総裁選で河野氏が獲得した党員票は169票と、岸田首相より59票も多かった。しかし河野氏は議員票を86票しか得ることができず、146票を獲得した岸田首相はもちろん、114票を獲得した高市早苗経済安全保障担当大臣よりも少なかった。

キングメーカー同士の戦い
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このように自民党総裁選で勝つためには、党内でいかに支持を集めるかが重要になる。そのためには強力な後ろ盾が必要だ。たとえば2021年の総裁選で2名の女性候補が出馬できたのは、高市氏には安倍元首相の支援があり、野田聖子元総務大臣には二階派から推薦人が「貸し出された」ためだった。

当時はほぼ派閥を単位にして票読みが行われたが、昨年末の「政治とカネ問題」を契機に派閥は解消され、麻生派と茂木派のみ政策集団として存続している。

そして54名の麻生派を率いる麻生太郎副総裁はキングメーカーの座を狙い、45名(衆参両議長を除く)の平成研を率いる茂木敏充幹事長は次期総裁の座を狙う。いずれも岸田首相が就任時に設定したガバナンコードにより次期総裁選後には現在の党の役職に留まることはできないが、残されたチャンスを生かすべく蠢(うごめ)いている。

キングメーカーとしての麻生氏の「持ち駒」は、副総裁として支える岸田首相と麻生派所属の河野氏だ。ただし河野氏は岸田内閣の現職閣僚であるため、すぐさま次期総裁選に出馬表明することは難しいだろう。

その河野氏が麻生派を離脱してくれるのを望んでいるのが、麻生氏と同様に「総理経験者」である菅義偉前首相だ。

安倍政権ではトロイカ体制を組んでいた麻生氏と菅氏だが、菅政権末期の2021年9月に政権浮揚策として麻生氏に河野氏の党役員登用をもちかけたところ、「お前と一緒に河野を沈めるわけにはいかねえ」と断られたことから、2人の関係はいまいちしっくりいっていないと言われている。また派閥を温存させている麻生氏に対し、菅氏は派閥を造らないという政治スタイルを堅持するなど、共通点はあまりない。

ただ「(自分の)首相への再登板はない」と述べる菅氏だが、キングメーカーへの野心は捨てていない。「菅さんは派閥を持たないが、一定数の側近がいる。彼らにポストを与えなければならないから、しっかり見極めたいのだろう」と、ある自民党関係者は語る。

40OS5:2024/08/10(土) 07:43:10
「小泉進次郎」という切り札
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その菅氏が将来の総裁候補と考えていると言われるのが、同じ神奈川県連に所属する河野氏や小泉氏で、菅政権で官房長官を務めた加藤勝信氏についても「仕事をきちんとする人」と好意的だ。

石破氏についても、菅氏は「期待できる方だ」と高評価。7月1日には武田良太元総務大臣と3人で会食するなど、接近を図っていた。

しかも石破氏が麻生氏とあまり関係が良くない事実も、菅氏にとって都合が良い。問題はただひとつ、石破氏が当選するのかどうかという点だ。

前述の自民党関係者は、「石破さんが当選する可能性が高ければ、菅さんは石破さんに乗るだろう」と断言する。一方で石破氏の態度はまだ不鮮明だが、石破氏に近い人は「石破さんは自分からあえて本心を言い出す人ではない、他の人から請われて出馬したいのだ」と説明。お盆に地元で支持者に出馬を請われることになっているようだが、それまでは菅氏と石破氏は両すくみの状態だ。

もっとも菅氏には「小泉進次郎」というカードもある。2009年の衆院選で初当選して以来、小泉氏は自民党のスターとして育てられてきた。最近では「50歳までは総裁選に出るな」と言っていた父・純一郎氏が態度を和らげたとの話も聞こえてくるが、だからといってまだ43歳の小泉氏を、慌てて出馬させる必要もないだろう。「持ち駒」を使い分けることも、キングメーカーの醍醐味といえるだろう。

次期総裁選は2人のキングメーカーの戦いでもある。その勝利は自民党で最高権力を握るということを意味し、日本を支配できるということだ。ただし次期衆院選で負けることは許されない。最大のネックとなる「政治とカネ」問題は、いつになったら解消されるのか。

さらに関連記事『【完全予測】「次の総選挙」で落選する「裏ガネ議員」全実名を大公開…!』では、次の総選挙で落選しうる「裏ガネ議員」たちを実名で予測している。

安積 明子(政治ジャーナリスト)

41OS5:2024/08/11(日) 06:35:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/76773514e99cdff68e16b96a786bf45142f576a2
異例の歴訪中止、総裁選も意識 出発1時間40分前、岸田首相決断
8/10(土) 7:05配信



時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=9日午後、東京・永田町

 岸田文雄首相は9日から予定していた中央アジア歴訪を急きょ取りやめた。

 南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が出たことで、その備えを優先したためだが、9月に予定される自民党総裁選に影響が及ぶのを避ける狙いもあったもよう。異例の「ドタキャン」に政府内は混乱した。

【ひと目でわかる】南海トラフ巨大地震(半割れ)のイメージ

 「念には念を入れ、1週間程度は国内にとどまり、政府の対応や情報の発信に万全を期すべきだと判断した」。首相は長崎市での記者会見で、今回の訪問を中止する理由についてこう説明した。

 当初、12日までの日程でカザフスタン、ウズベキスタン、モンゴルを訪れる予定だった。長崎の平和祈念式典に参列後、長崎空港を午後3時ごろにたつことにしていた。

 だが、日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が8日午後に発生。気象庁が初めて南海トラフ地震臨時情報を発表すると、状況が一変した。首相は歴訪の可否について判断を迫られた。

 8日夜の段階で、首相は記者団に「適切に判断したい」と述べるにとどめた。自民党幹部には、長崎滞在中に決めると電話で伝えた。

 長崎には9日午前9時ごろに着いたが、11時すぎの林芳正官房長官の会見では発表されず、首相が取りやめを会見の場で公表したのは午後1時20分ごろ。出発予定時刻の1時間40分前だった。

 決断が遅れたのは、歴訪の可能性をぎりぎりまで探ったためだ。カザフで開く中央アジア5カ国との初の首脳会合には、この地域に強い影響力を持つロシアや中国をけん制する狙いがあった。首相周辺も8日夜、「中ロのどちらかに寄らないでほしいと首相自ら伝えることに意味がある」と力説していた。

 最終的に南海トラフ地震への備えを優先したのは、総裁選を意識したためとみられる。気象庁は今後1週間、巨大地震に注意するよう呼び掛けた。首相の不在中に発生すれば、「危機管理の最高責任者」として批判される可能性が高い。

 政府筋は「世論を恐れたのだろう」との見方を示す。ある岸田派幹部は「失点の材料をつくらないことだ」と語り、首相の判断に理解を示した。

 中止発表を受け、首相に同行するため長崎空港で待機していた外務省関係者には戸惑いの声が広がった。幹部の一人は「急に決まった。そうでなければ、こんなに大挙してここまで来ない」と肩を落とした。

42OS5:2024/08/13(火) 09:33:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/974cb3739c13f47f93aba9d295755fb04ca22e47
高市・野田氏、推薦人が課題 女性出馬で党内「刷新感」期待 自民総裁選
8/12(月) 6:49配信


時事通信
高市早苗経済安全保障担当相(写真左)と野田聖子元総務相

 自民党内で、9月に予定される党総裁選を巡り、女性候補の待望論が根強い。

 派閥裏金事件の逆風が続く中、初の「女性首相」誕生の可能性を示し、刷新感を演出する狙いからだ。2021年の前回に続き、高市早苗経済安全保障担当相や野田聖子元総務相が出馬を模索するが、必要な20人の推薦人確保が課題となっている。

【主な経歴】高市 早苗(たかいち さなえ)氏

 総裁選への意欲を隠さないのは高市氏だ。7月に新著「日本の経済安全保障」を出版。全国各地を講演して回り、X(旧ツイッター)には大勢の聴衆と共に撮影した写真が並ぶ。さらに、総裁選をにらんで昨年立ち上げた勉強会の成果を、書籍として今月下旬にまとめる予定だ。

 野田氏も立候補を視野に入れる。7月24日夜に渡海紀三朗政調会長、浜田靖一国対委員長らと東京都内のホテルで会食。渡海、浜田両氏は前回、野田氏の推薦人を務めており、総裁選を意識した行動なのは明らかだ。

 前回は結党以来初めて、複数の女性候補が競う総裁選となった。党関係者は「今回も女性は必須だ。多様な議論で政党としての活力を見せないといけない」と強調する。

 ネックは推薦人だ。高市氏は前回、安倍晋三元首相の支援を受けて善戦した。その死去で後ろ盾を失い、勉強会の参加者は毎回、十数人程度にとどまった。同じ保守系の青山繁晴参院議員も立候補の意向を明言。支持層が重なるだけに、仲間集めはさらに苦戦しそうだ。

 野田氏も前回、二階派や竹下派(当時)の協力を得て、告示前日に出馬表明にこぎ着けた。今回、推薦人になり得るのは現状で「12〜13人」(周辺)といい、20人の確保は見通せない。

 高市、野田両氏以外では、上川陽子外相の名前も取り沙汰されている。麻生太郎副総裁が持ち上げたことで一躍「ポスト岸田」に浮上。ただ、選挙応援で「うまずして何が女性か」と発言し批判を浴びるなど、期待は急速にしぼんでいる。上川氏は岸田派所属で、岸田文雄首相(総裁)が再選を目指す中、立候補は困難との見方がもっぱらだ。

 女性候補のめどが立たない状況に、党内からは「推薦人を貸してでも出馬させた方がいい」(幹部)との声も漏れる。

43OS5:2024/08/13(火) 09:49:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e544d56c3d43e1952e6037e939274c17dcc866f
「沖縄離れ」進む自民 米兵性暴力で政府への苦言なし【解説委員室から】
8/11(日) 15:30配信


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時事通信
沖縄復帰記念式典であいさつする山中貞則総理府総務長官兼沖縄開発庁長官(右)=1972年5月、那覇市

 沖縄県で発生した米兵による少女への暴行事件が県側に伝えられていなかったことについて、自民党の実力者からは、政府に苦言を呈する声は聞かれない。太平洋戦争で唯一地上戦が展開された史実を踏まえ、政治家人生を懸けて、沖縄を巡る諸問題に取り組んだ実力者が2000年代初頭まではいた。当時と比べ、自民党政治家の「沖縄離れ」は鮮明だ。(時事通信解説委員長 高橋正光)

【写真】守礼門前で行われた2000円札発行記念式典

 ◇官邸に報告、県には伝えず

 事件が起きたのは昨年12月。米兵は不同意性交罪などで起訴された。外務省は首相官邸には報告したものの、県や防衛省には連絡せず。今年6月になり、メディアが報じたことで事件が表明化した。

 これをきっかけに、今年5月にも米兵による性暴力事件があり、外務省が同様に、県に伝えていなかったことも明らかになった。

 こうした政府の対応に玉城デニー知事は激しく反発したが、上川陽子外相は7月30日の参院外交・防衛委員会の閉会中審査で「問題があったとは考えていない」と強調。県に伝えなかった理由を「被害者のプライバシー」などと説明した。

 もっとも、6月16日には沖縄県議選が行われており、政界では「選挙へのマイナス材料と考え、政権の判断として伝えなかったのだろう」(野党関係者)との見方が消えない。

 県議選の結果、自民、公明両党は16年ぶりに多数派となり、2年後の知事選での県政奪還に向け、足場を築くことになった。

 ◇初代開発庁長官、山中貞則氏

 来年の8月15日で終戦から80年。かつては、自身の戦争体験などから沖縄に思いを寄せ、基地負担の軽減や経済振興などに懸命に取り組んだ実力者が自民党に複数いた。その一人が、山中貞則元通産相(1921年7月―2004年2月)だ。

 山中氏は、鹿児島県末吉村(現曽於市)出身。台湾国民学校の教師を経て、戦時中は中国大陸を転戦。復員後、鹿児島県議を経て、53年の衆院選で初当選し、当選17回を重ねた(在職47年9カ月)。この間、佐藤栄作内閣で70年、沖縄の復帰問題を担当する総理府総務長官で初入閣し、72年の返還に伴い初代の沖縄開発庁長官に就任した。

 曽於市の「山中貞則顕彰館」の資料によると、山中氏は政治家を目指すに当たり、「戦没者に対し、生き延びている事に申し開きのできる人生を歩む」と誓ったという。

 戦時中、鹿児島県内には鹿屋(海軍)や知覧(陸軍)などの航空基地があり、多くの特攻隊員が沖縄に向けて出撃している。山中氏が沖縄振興を政治家としてのライフワークにしたのは、こうした地域事情もあっただろう。同時に、「政治の師」でもある当時の佐藤首相が「沖縄返還」を政権の重要課題に掲げたことも一因のようだ。

 山中氏は、沖縄の課題は一律ではなく、島ごとに異なると痛感。直接話を聞くため、48の有人離島を全て回り、683本の沖縄関連の特例法の制定や改正に関わった。名誉県民に唯一選ばれ、県内には、通称「やまなか通り」がある。

 山中氏は自民党税制調査会長として、消費税スタート時の税率を3%にする方針を決めるなど、「税調のドン」としても知られる。山中氏が税制のプロになったきっかけは、佐藤蔵相の下で大蔵政務次官となり、佐藤氏から税制を学ぶようアドバイスされたこと。佐藤氏抜きで、山中氏は語れない。

44名無しさん:2024/08/13(火) 09:50:03
「死に場所」に決めた梶山元官房長官
東京・霞が関の外務省

 「政治家としての死に場所を得た」。96年1月に発足した橋本龍太郎内閣で官房長官に就いた梶山静六氏(1926年3月―2000年6月)は、同年11月の第2次橋本内閣の発足に当たり、志願して「沖縄問題担当」を兼務すると、政治家人生の集大成として基地問題に取り組んだ。

 村山富市政権時の95年に米兵による少女暴行事件が起きると、県内で反基地運動が広がった。現状を憂慮した橋本氏は首相就任直後の96年2月、米サンタモニカでのクリントン大統領との初の首脳会談で、「世界一危険な基地」と言われる米軍普天間飛行場の返還をいきなり提起した。県の要望を事前に聞いた上での、政治決断だ。

 そして、日米両政府は同年4月、「5〜7年」での返還で合意した。梶山氏が、沖縄を「死に場所」と口にしたのはこの頃だ。

 梶山氏が取り組んだのは、戦略的価値が低下した米軍施設・区域の返還を含む地元の負担軽減と、基地負担に見合う大胆な経済振興などだ。

 梶山氏の尽力もあり、米軍基地の整理・縮小を協議する日米特別行動委員会(SACO)が同年12月に最終報告をまとめ、返還や騒音軽減などで合意した。

 経済振興に関しては、梶山氏は同年8月、私的懇談会(通称・島田懇談会)を設置し、沖縄の経済界や労働界、メディアのトップらをメンバーに起用。地元の要望を直接聞き、11月に提言を受け取ると、これを基に事業化を進めた。

 この過程で、梶山氏がしばしば怒りを募らせたのが外務省だ。基地の反対運動が起きると矢面に立つのは当時の防衛施設庁。外務省については、県や市町村などとの連絡・調整など地元の理解を得る努力を防衛施設庁に任せ、汗をかいていないように感じた。

 梶山氏は、外務省幹部らを「タキシードに蝶ネクタイを締め、ワイン片手にダンスを踊るのが仕事だと考えているのが外務省」などと面罵した。外交官として、パーティーなど社交の場には好んで出席するが、地元対策など難しい仕事を積極的には引き受けようとしない姿を、痛烈に皮肉った言葉だ。

 叱責されることを恐れて官房長官室に寄り付かず、梶山氏への報告を秘書官に任せる幹部もいた。

 懇談会のメンバーだった稲嶺恵一氏はその後、自民党の支援を得て知事選に出馬し勝利。梶山氏が死去すると、知事として追悼文を寄せ「時には会議終了後、車座になりグラスを傾けながら、いつまでも沖縄側の発言にじっと耳を傾けておられた。その真摯(しんし)なお姿に感動さえ覚えた」としのんだ。

 梶山氏は陸軍士官学校出身で、中国大陸で飛行訓練中に終戦を迎えた。がんで死去する前年の99年には、夫人とともに鹿児島県南九州市の「知覧特攻平和会館」を訪れ、特攻隊員の遺影や遺書などを目にしている。戦後を生きた政治家として、先に逝った戦友に対し、「死に場所」に決めた沖縄に尽くしたことを報告しただろう。

45名無しさん:2024/08/13(火) 09:50:19
サミット開催、小渕元首相
小渕優子氏(左)と梶山弘志氏

 98年7月の自民党総裁選で梶山氏らに勝利して首相に就任した小渕恵三氏も、沖縄への思い入れが強かった政治家として知られる。その象徴が、00年の主要国首脳会議(サミット)の開催地を沖縄に決めたことだ。

 小渕氏は早稲田大学在学中に沖縄の復帰運動に参加。卒業後、米施政下の沖縄から世界漫遊の旅に出るなど、政治家になる前から接点があった。そして、小渕氏はサミット開催地について、過去3回東京で行っていることから、「地方開催」を前提に選定を進めた。

 米軍による事件、事故が起きた場合の悪影響や警備上の問題などから、外務省や警察庁は沖縄での開催に消極的だったが、小渕氏は99年4月、慎重論を押し切り、沖縄を選んだ。サミットに合わせて、「守礼門」が描かれた2千円札の発行も決めた。

 当時を知る警察庁OBによると、沖縄開催を決断した小渕氏は、野中広務官房長官を通じて、田中節夫警察庁長官に「警備で苦労をかけるが、費用を含めてあらゆる負担に応じる」と伝えたという。

 小渕氏はサミットの2カ月前に脳梗塞で死去。ホスト役は後継首相の森喜朗氏が務めた。名護市内のホテルで開かれた歓迎レセプションに招かれた小渕氏の千鶴子夫人は、クリントン米大統領やシラク仏大統領ら各国首脳を前に、涙を流した。

 山中、梶山、小渕の3氏のほかにも、就任後最初の首脳会談で普天間返還を切り出し、基地問題を梶山氏に全面的に委ねた橋本元首相。小渕氏の決断を官房長官として後押しした野中氏も、沖縄の立場に理解を示し、諸問題に尽力した「沖縄族」議員に挙げられよう。

 ◇「沖縄族」育たず

 梶山氏の長男・弘志氏は、地方創生相、経産相などを経て幹事長代行。小渕氏の次女・優子氏は、少子化対策相、経産相などを歴任し選対委員長。それぞれ党の要職にある。

 弘志氏はエネルギーや港運関連の政策などに詳しく、沖縄との接点は少なそう。一方、優子氏は党沖縄振興調査会長をかつて務めており、沖縄への思い入れはあるとみられる。

 優子氏は党の選挙責任者として、沖縄県議選で現地入りし、自民党候補への支持を訴えた。その効果もあり、自民党は議席を伸ばし、公明党と合わせて過半数を確保した。その直後に判明したのが米兵による少女らへの暴行事件だ。

 しかし、優子氏が地元の反発を受け止め、外務省に苦言を呈した形跡はない。外務省などの慎重論を押し切って、沖縄でのサミット開催を決断した父・恵三氏とは対照的。優子氏を含め、沖縄の問題をライフワークとし、忖度(そんたく)せずに政府にものを言う実力者「沖縄族」が育っていないのが、実情だ。

 自民、公明両党を除く「オール沖縄」の支援を受ける玉城知事は、普天間飛行場の名護市辺野古への移設にあらゆる手段で抵抗し、岸田文雄内閣と厳しく対立する。そうであっても、国内の米軍基地の7割以上が沖縄県に集中し、戦後の日本の安全保障に貢献してきたことは紛れもない事実だ。梶山氏が沖縄を「死に場所」と決めた当時の太田昌秀知事は革新系だ。

 事件を受けた岸田政権や外務省の対応、自民党内の反応について、山中、梶山、小渕の各氏が存命だったら、どういう言葉を発するだろうか?

46OS5:2024/08/14(水) 10:25:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/d46625411caa0528cfdfc72b3bfaf4a823f88d8c
「どうする河野太郎」出馬めぐり麻生、菅の板挟みに・・・若手台頭で「最後のチャンス」との見方も
8/14(水) 9:32配信
 9月の自民総裁選への出馬を目指す河野太郎デジタル担当相(61)に対し、永田町で「挑戦権喪失」の危機がささやかれている。所属派閥領袖の麻生太郎副総裁が、岸田文雄首相(総裁)の再選を支持する立場から河野氏の出馬を認めない公算が大きく、その場合、「断念か派閥離脱による出馬か」(周辺)の厳しい選択を迫られるからだ。

 河野氏は2021年の前回総裁選の決選投票で岸田首相に惜敗したことで、捲土重来を期す。同氏は2009年総裁選にも出馬しており、今回は「まさに『3度目の正直』を狙っての出馬」(同)ともなる。しかも、父・洋平氏(元自民総裁・元衆院議長)、祖父・一郎氏(元副総理・五輪担当相=故人)がいずれも、「あと一歩で総理総裁を逃す」という悲運の名門・河野家の3代目だけに、「悲願達成へ意欲満々」(同)なのは当然でもある。

 初当選時から「総理総裁を目指す」と公言し、46歳で総裁選に出馬した河野氏。ただ、父・洋平氏が宏池会(宮沢派=当時)を離脱して結成した河野グループを受け継いだ麻生氏は総理・総裁の座を射止め、現在も「キングメーカー」として君臨しているため、河野氏も「麻生氏の後ろ盾がないと勝負できない」(側近)との見方が多い。

 その一方で、河野氏の「実質的後見人」とされるのは菅義偉前首相。無派閥議員による菅グループは今も党内影響力を維持しており、ここにきて、党内の“岸田降ろし”の旗振り役として活発に動く菅氏にとって、「河野氏は小泉氏と並ぶ重要な手札」(菅氏側近)とされる。ただ、菅氏は麻生氏との「激しいキングメーカー争い」を展開しているため、河野氏は「どちらに支援を頼むかで悩んでいる」(周辺)のが実態とみられる。

■親分・麻生氏に頭下げ、「脱原発」も軌道修正

 そうした中、河野氏が8月9日夜、都内の日本料理屋で麻生氏と会食したことが注目された。関係者によると、この会食で河野氏は、改めて総裁選出馬の意欲を伝え、みずからが掲げる政策などを説明したとされる。両氏の会食は6月以来で、「麻生氏は明確な意思表示はせずに、河野氏の言い分を黙って聞いていた」(周辺)という。

 そもそも前回総裁選では、麻生派が二手に分かれる形で、河野氏と岸田文雄首相の双方を支援した経緯がある。このため、河野氏としては、「今回こそは麻生派の全面的支援を取り付けるべく、麻生氏に頭を下げた」(側近)とみられている。

 もともと河野氏は、小泉進次郎元環境相、石破茂元幹事長とともに、世論調査での首相候補番付でのトップ争いの常連で、前回総裁選での連携などから「小石河連合」とも呼ばれてきた。ただ、最新の各種世論調査では石破、小泉両氏に比べて河野氏への国民の期待度が低下し、特に、自民支持層では岸田首相よりも下位となる数字が出始めている。

 そこで問題となるのが河野氏の主張する政策だ。もともと河野氏は「脱原発」が持論だったが、前回総裁選では「現実的なエネルギー政策として原発再稼働を当面容認する」と軌道修正した。河野氏を支える若手議員らの助言を踏まえての方向転換とされるが、「支持者の反発などで失速」(自民長老)し、決選投票敗北にもつながったとみられている。さらに、河野氏が閣僚として所管している「マイナンバー」を巡っては、トラブルが相次ぐマイナンバーカードと健康保険証の一体化での「強引な手法」も批判の的で、こちらも人気低下の要因となっている。

47OS5:2024/08/14(水) 10:25:32
■「フォロワー最多」が“異端児”批判にも

 そうした河野氏の「最大の武器」(側近)は X(旧ツイッター)のフォロワーが国会議員最多の256万人に達することだ。長年続けている「ごまめの歯ぎしり」と題する自らのウェブサイトでの歯に衣(きぬ)着せぬ言動が、フォロワー拡大につながってきた。その一方で、永田町では「ネットの専門家という特質が、『異端児・河野』という批判、不信にもつながっている」(閣僚経験者)との指摘も少なくない。

 そもそも麻生、河野両氏の「親分子分としての絆は深い」(麻生派幹部)とされる。名前が同じ「太郎」なので、麻生氏は常々、河野氏を「太郎ちゃん」と呼び、政治家としての人間関係の作り方や、政策づくりのポイントなどのアドバイスを欠かさない。これに対し河野氏も「言われたことはすぐ実行に移してきた」(同)のは事実だ。

 まさに、以心伝心の関係だったのに、今回、あえて河野氏が麻生氏に頭を下げ、出馬の後押しを求めたのは、石破氏ら「ポスト岸田」候補が水面下で動きを活発化させていることで、「このまま埋もれていく怖さもあった」(河野氏側近)という。

 ただ、麻生派内では「今回は河野さんを中核で支える司令塔が見えてこない。前回ほど『河野氏を立てて戦うべきだ』という雰囲気ではない」との声が多い。党内には「麻生派の全面支援がなければ20人の推薦人が集まるかどうか厳しい」との指摘もある。だからこそ、親分の麻生氏と、後見人の菅氏の関係との悪化に頭を悩ませるのだ。

■菅氏と同期の還暦過ぎ、「オワコン化」の危機も

 当選9回の河野氏は菅氏と同期。閣僚経験も豊富で防衛相や外相など重要ポストを歴任してきた河野氏は、61歳と還暦を過ぎてかつての「若手改革派」のイメージは薄れ、「このままではオワコン化しかねない」(自民長老)との不安も広がる。しかも3回目の出馬となれば「ラストチャンス」(麻生派中堅)との見方も出始めている。総裁選では小泉氏や小林鷹之前経済安全保障担当相ら「40代ニュースター」の名前も取り沙汰されているからだ。

 そうした中、巨額裏金事件を受けた「派閥解消」が今回総裁選にどのような影響を与えるかは「やってみなければ分からない」のが実情だ。ただ、「ここにきて、各候補の優劣は旧派閥の動きが土台となり、脱派閥の空気はくすみつつある」(自民長老)との指摘もある。河野氏自身は「大きな動きによって変わるのか、変わらないのか。そんなことは誰にも分からない」と笑い飛ばすが、「そのこと自体が『出たとこ勝負の総裁選戦略』の表れ」(同)ともみえるだけに、「今回ばかりは、党内の政争から距離を置いてきた河野氏の“政局勘”が厳しく問われる」(政治ジャーナリスト)ことは間違いなさそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

48OS5:2024/08/14(水) 10:27:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/b236f64d71c391cf2c56e899b252f2eaeafa3140

岸田首相が総裁選不出馬の意向
8/14(水) 10:20配信

共同通信
 岸田首相が自民党総裁選不出馬の意向と政権幹部。

49OS5:2024/08/14(水) 10:30:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb319b0b3e36cbd27597e3219b856726c5c3f358
文通費改革、暗礁に 合意うやむや、自・立腰重く
8/14(水) 7:06配信


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時事通信
調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)改革に関する合意書を交わす岸田文雄首相(右)と日本維新の会の馬場伸幸代表=5月31日、国会内

 国会議員に月100万円支給される調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の改革が暗礁に乗り上げている。

【ひと目でわかる】政党支持率の推移

 改革を重視する日本維新の会が法改正に向けた合意を先の通常国会で自民党から引き出したが、期限を明示しなかったため、約束はうやむやに。維新の「手柄」を警戒してか、立憲民主党の腰も重く、行方は見通せない。

 岸田文雄首相(自民総裁)と維新の馬場伸幸代表は5月末、旧文通費について「使途公開と残金返納を義務付ける立法措置を講じる」とうたった合意書を交わした。維新が自民の政治資金規正法改正案に賛成するのが前提だった。その後、自民が通常国会中の法改正見送りに傾いたため、維新は自民の規正法改正案への賛成を撤回した。

 しかし、合意書自体が白紙に戻ったわけではない。首相は通常国会最終盤、党首討論で馬場氏と向き合い、「(旧文通費改革を)一刻も早く成立させたい」と強調。「合意の結果、協議のプロセスが始まった。ぜひやろう」と呼び掛けた。

 もっとも、首相の掛け声とは裏腹に、自民の動きは極めて鈍いのが実態だ。旧文通費改革に向け、衆院議院運営委員会は6月、衆院の正副議長と事務総長の経験者から意見を聴取することを決定。それから2カ月が過ぎても、聴取日程は一部しか決まっていない。参院はヒアリング対象者の人選すら終えていない。

 自民国対関係者は「規正法改正に反対した維新に協力する必要はない」と断言。自民派閥の裏金事件や規正法改正を受けて国会議員は政治資金を集めづらくなっており、自民幹部は「さらに収入が減れば、金持ちしか議員になれなくなる」と「旧文通費頼み」の苦しい台所事情を漏らす。

 立民は旧文通費改革を盛り込んだ法案を2022年に維新などと共に衆院に提出したが、維新と足並みをそろえて改革を自民に迫る機運は乏しい。維新関係者は「立民はポーズだけ。やる気はない」と批判。維新内には「自民は総裁選、立民は代表選で、旧文通費改革どころではない」(幹部)とあきらめに似た空気も漂う。

 旧文通費改革に注目が集まったのは、21年の衆院選後、在職期間1日だった月の分が満額支給され、批判を浴びたのがきっかけだ。日割り計算は22年に導入されたが、使途公開と残金返納は実現していない。国会関係者からは「放置すれば政治不信に拍車が掛かりかねない」との声も漏れる。

50OS5:2024/08/14(水) 15:30:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/57920ab1f2a7d6d34ed8fe5905e3189720f16d9d
【解説】なぜ今?岸田首相不出馬の背景に“政治とカネ巡る問題への責任”明言 “外交日程にひと区切り”も影響
8/14(水) 12:19配信
14日朝、岸田首相が突然退陣を表明し、会見を行いました。
ここまでの会見のポイントを、フジテレビ・政治部の松山俊行政治部長とともにお伝えします。

岸田首相は冒頭、今後の総裁選への対応について自ら出馬しないということを明言しました。

その一つの理由としては、この夏の外交日程に一つの区切りがついたこと。
13日にちょうどモンゴルの首相との電話会談も行われたということで、ここで一つの区切りがついたということを一つの理由として挙げています。

新しく今後の総裁選を戦うにあたっては、透明性や開放性、自由闊達な議論が必要だということで、そうした総裁選にするためには、最もわかりやすい一歩は自らが身を引くことだということで、今後は岸田首相自身は、一兵卒としてこの政治を支えていくという立場を表明したということです。

ここで自分が身を引くことによって活発な総裁選になり、新たな自民党という形を作ってほしいということが願いとしてあると話していました。

また、政治と金を巡る問題がやはり大きな問題としてあったとはっきりと述べていて、政治資金規正法など、様々な再発防止策に取り組んで前に進めようとしてきたということで、政倫審への自らの出席や派閥のパーティー資金の公開上限の引き下げ、そういった手を打って派閥の解消などを行ってきたが、これにさらに政治責任が伴うのであれば、政治の責任として、組織の長として責任を取ることはいささかのちゅうちょもないということを明言し、政治とカネの問題の一連の責任を、自らが身を引くことで取ることを明言したと、これを一番の理由として挙げたということが重要だと思います。

フジテレビ,政治部

51OS5:2024/08/14(水) 15:31:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fe610e1fde4e5def10b76a8a5a6453614cd499a
岸田首相不出馬、与党に衝撃 野党、政権交代訴え
8/14(水) 12:39配信


時事通信
記者会見に臨む岸田文雄首相=14日午前、首相官邸

 岸田文雄首相が9月の自民党総裁選への不出馬を表明したことを受け、与野党に衝撃が広がった。

【写真】記者会見する岸田文雄首相

 与党から「政治資金を巡る不祥事にけじめをつけた」(中谷元・元防衛相)と一定の理解を示す声が上がる一方、立憲民主党などは次期衆院選での政権交代の必要性を訴えた。

 現職閣僚の一人は「政治とカネの問題の負のイメージを引きずっていた。重い決断だ」と受け止めつつ、お盆休み中の突然の表明に「なぜこのタイミングなのか分からない」と戸惑いを隠さなかった。首相が会長を務めた岸田派には「不出馬の理由が分からない」(若手)と困惑が広がった。

 自民中堅は「総裁選に出馬しても勝てる見込みがないと判断したのだろう」と分析。自民若手は「これをきっかけに総裁選に向けた動きが活発化するだろう」と身構えた。

 立民の泉健太代表は党本部で記者団に「突然の表明だ。自分の力ではこれ以上の改革は進められないとの思いがあったのだろう」と指摘。「首相が辞めても自民党の体質が変わったわけではない」と述べ、次期衆院選で政権交代を目指す考えを改めて強調した。

 日本維新の会の馬場伸幸代表は取材に「岸田政権では国民が求める改革が進まないのは明らかだった。ここが引き際だった」と述べた。共産党の小池晃書記局長は「国民の怒りが追い詰めた結果だ」と語った。

52OS5:2024/08/14(水) 15:35:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec3ccae27bb88704c9862fc720d701678d7eb4b7
首相の不出馬表明会見、正副官房長官立ち会わず 異例の状況で実施
8/14(水) 15:02配信

朝日新聞デジタル
 自民党総裁の岸田文雄首相(67)が総裁選に立候補しないと表明した14日午前の記者会見は、林芳正官房長官と3人の官房副長官が立ち会わない異例の状況で行われた。

 国会閉会日など政権運営の節目に官邸で行われる首相会見には、林氏と、村井英樹、森屋宏、栗生俊一の各官房副長官が立ち会うのが通例で、首相が会見場に入る際に4人が一礼して出迎える。

 しかし、14日午前11時30分に始まった不出馬表明の臨時会見に4人の姿はなかった。司会は通常通り、小林麻紀内閣広報官が務めた。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/b9003831045c66d4eb0decdd20cbc683c7501a85
「小石河」そろい踏み? 自民総裁選は大混戦に 首相不出馬表明で候補者一本化の必要なく
8/14(水) 13:40配信
 岸田文雄首相の不出馬表明を受け、自民党総裁選が大混戦となる可能性が出てきた。菅義偉前首相(衆院2区)ら反主流とされてきたグループは“対岸田”で候補一本化を模索してきたが、現職撤退となってその必要がなくなったからだ。岸田首相も後継指名はせず「出たい人が出られる」(自民幹部)環境だ。

 前回総裁選で河野太郎デジタル相(15区)の勝利を目標に結束した小泉進次郎元環境相(11区)と石破茂元幹事長の「小石河連合」の行方が焦点。すでに出馬意欲を明らかにしている河野氏と石破氏に加え小泉氏を推す声も高まり、三者そろい踏み出馬の可能性も取り沙汰されている。

 岸田派内には後継として同派の上川陽子外相の名も浮上するが、本人が意欲を示していないことからムードに高まりはない。むしろ首相を支えなかった格好の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長への反発が強まってきた。

 麻生氏と石破氏のあつれきは政界では周知の事実だが、岸田派関係者は「敵の敵は味方だ」と明言。麻生氏が同じ派閥の河野氏を担いだり茂木氏が出馬したりした場合の石破氏への支援の可能性をにじませている。

神奈川新聞社

53OS5:2024/08/15(木) 09:08:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d6c071cc6e9ff95589d487f420bfd76cb01afe5
「9月までに候補者が出揃うのでは」“ポスト岸田”選びに向けた動きは前倒しに 岸田総理周辺は「腹を切るからには自民党に改革実行を迫る」
8/14(水) 18:19配信
岸田総理が総裁選に出ないと表明したことで、「ポスト岸田」選びに向けた動きはどうなっていくのでしょうか。国会記者会館から、官邸キャップの川西記者です。


お盆明けから始動すると言われていた総裁選レースですが、ある閣僚経験者は「9月までに候補者が出揃うのでは」と分析するなど、前倒しで動き始めました。

「ポスト岸田」候補のひとり、石破元幹事長は訪問先の台湾で「自分を総裁選に推してやろうという方々が20人おられれば、是非とも総裁選挙に出馬したい」と明言しました。

また、自民党関係者によりますと、河野デジタル大臣も今週に入り、総裁選に向けた政策集を作ろうと動き始めたということです。

そして、総裁選への意欲を示す自民党の茂木幹事長は、まもなく麻生副総裁と会談します。この会談自体は以前から決まっていたということですが、両者の対応が注目されます。

岸田総理周辺は「腹を切るからには自民党に改革実行を迫る、攻めの退陣だ」と語っていますが、そう思われるためには「ポスト岸田」候補がどこまで改革色を出せるかがポイントになります。

TBSテレビ

54OS5:2024/08/15(木) 09:10:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/21938986ed93374e545aa0cc8050545c9c7597de
菅氏VS麻生氏?キングメーカー争いも勃発 岸田首相の不出馬表明受け
8/15(木) 4:40配信


スポニチアネックス
菅義偉氏

 菅義偉氏と麻生太郎氏の首相経験者によるキングメーカー争いも目が離せない。

 菅氏は退陣に追い込まれた21年の総裁選を巡り、引き金を引いた岸田氏への“意趣返し”か、ここまで政権攻撃が目立った。岸田氏の再選を阻むべく対抗馬の選定に動いてきたが、不出馬表明を受けて改めて党内情勢を見極めていくとみられる。

 小泉氏、石破氏、河野氏の「小石河連合」の誰を推すのか注目されるが、党三役経験者は「菅氏は勝負師。ひとたび決断して動けば、一気に流れができるだろう」と予言した。

 岸田政権を支えてきた麻生氏は唯一存続を決めた麻生派の長で裏金事件を受けて「派閥解消」を訴えてきた菅氏とは犬猿の仲。総裁選では岸田氏、茂木氏のどちらかを支持するとみられてきたが、岸田氏が不出馬を決めた今、茂木氏を推す可能性が高いとみられる。

55OS5:2024/08/16(金) 08:50:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e019ff34cd28cfb6ce7ffa9d1bb2215b955dd40
早期解散論、自民に強まる 総裁選、「刷新」へ期待感
8/16(金) 7:04配信

時事通信
閣議に臨む岸田文雄首相(中央)=15日、首相官邸

 岸田文雄首相の退陣表明を受け、9月の自民党総裁選から間を置かずに衆院解散・総選挙が行われるとの見方が自民内で急拡大した。

 新総裁選出による「刷新感」を前面に出せば、優位に選挙戦を運べるとの思惑がある。総裁選も早期解散を意識した「顔」選びの側面が出ている。

 「解散はこの秋しかない」。後継総裁レースが活発化した15日、選挙基盤に不安を抱える自民若手から、こうした声が上がった。岸田首相を支え続けた党幹部も「新しい総裁で早期に信を問わなければいけない」と指摘。中堅は「新首相は経済対策の策定と並行して衆院解散に踏み切る」との見方を示した。

 岸田首相が総裁選不出馬を余儀なくされたのは、来年10月に衆院議員の任期満了を控え、このままでは選挙を乗り切れないとする党内の退陣圧力に抗し切れなかったからだ。「総裁選で勝てたとしても衆院選が厳しい」。首相は14日、ベテラン議員に退陣の理由をこう伝えた。

 2020年に発足した菅政権の「教訓」も記憶に新しい。世論の高い支持を集めた政権発足時に衆院解散を見送り、その後は新型コロナウイルス対策を巡る批判の高まりから支持率が低下。解散の時機を逸したまま翌年に総裁選不出馬へ追い込まれ、短命政権に終わった。「早期解散はもはやセオリーだ」。当時のいきさつを知る政府関係者はこう話す。

 早くも吹き始めた解散風に、自民内ではフレッシュさを重視する観点から小泉進次郎元環境相(43)や小林鷹之前経済安全保障担当相(49)への期待も高まる。ベテランから若手まで「多くの候補による論戦で盛り上げたい」との声が漏れる。

 来夏には東京都議選と参院選が控える。力の分散を避ける観点から、公明党はこれらと同時期に衆院選を行うのに反対論が強く、もともと「今秋のうちに」という立場だった。同党ベテランは「早々に解散しないと、政権が失速して勝てなくなる恐れがある」と語った。

 一方、派閥裏金事件に端を発した「政治とカネ」を巡る問題の議論は低調なまま。15日には秘書給与詐取事件で自民を離党した広瀬めぐみ参院議員が辞職した。野党は「自民の体質」(立憲民主党の泉健太代表)と批判しており、看板の掛け替えで世論の納得を得られるかどうか不透明だ。

56OS5:2024/08/16(金) 08:51:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4c4415121955fa36e4df79dbc991d5c063e5f9e
自民党総裁選、「ポスト岸田」に意欲示す発言相次ぐ…推薦人確保が課題の議員も
8/15(木) 18:49配信

読売新聞オンライン
岸田首相

 岸田首相(自民党総裁)が9月に予定される総裁選に出馬しない意向を表明したことを受け、内閣の一員として首相を支えてきた閣僚の中からも15日、出馬に意欲を示す発言が相次いだ。出馬に必要な推薦人20人の確保が課題の議員もおり、早期の発信で支持を拡大する狙いもありそうだ。

 河野太郎デジタル相(61)は閣議後の記者会見で、外相や防衛相などを歴任したことを挙げ、「いつかこの経験を生かせる日が来ればと思っている」と述べた。

 上川陽子外相(71)は外務省内で、「私自身、何をすべきか熟慮した上で決断し、それを行動に移していく覚悟だ」と記者団に述べ、出馬を模索する考えを示した。斎藤健経済産業相(65)は閣議後の記者会見で、「『総裁選に出るべきだ』との連絡が数多く寄せられた」と明かし、「切実な思いで発せられていると感じており、真剣に聞いていかなくてはいけない」と語った。

 東京・九段北の靖国神社には、高市早苗経済安全保障相(63)や、待望論が広がる小泉進次郎・元環境相(43)、小林鷹之・前経済安保相(49)が参拝した。参拝後、高市氏は記者団に「仲間と力を合わせ、日本列島を強く豊かにし、次の世代に引き渡す使命を持っている」と強調した。

 一方、小林氏は推薦人20人にめどをつけ、出馬表明へ調整に入った。関係者が15日、明らかにした。小林氏は世代交代を求める党内中堅・若手らから出馬を求める声が出ている。

57OS5:2024/08/16(金) 08:51:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/0aa0a618b1d6855926902ae7eb7ebd8eb067723d
自民総裁選で石破茂氏、小林鷹之氏が出馬へ推薦人確保に「めど」
8/15(木) 21:54配信

産経新聞
自民党の石破茂元幹事長(春名中撮影)

自民党の石破茂元幹事長は15日夜のBSフジ番組で、出馬を目指している9月の自民総裁選を巡り「よしやろうと言ってくださる方はめどがつきつつある」と語り、立候補に必要な推薦人20人を確保する見通しが立ったことを明らかにした。また、小林鷹之前経済安全保障担当相の擁立を目指す議員の一人は同日、推薦人20人の確保にめどがついたと明らかにした。別の議員は、来週にも出馬表明に踏み切るとの見通しを示した。


斎藤健経済産業相は15日の記者会見で、総裁選出馬の意欲を表明した。「昨日から今朝にかけて『総裁選に出るべきだ』といった連絡が数多く寄せられた。そういう声を真剣に聞かないといけないのかなと思い始めている」と述べた。

総裁選不出馬を表明した岸田文雄首相(自民党総裁)は同日の閣僚懇談会後、「閣僚の中には総裁選に名乗りを上げることを考えている方もいると思う。気兼ねなく、堂々と論戦を行ってほしい」と述べ、岸田内閣の一員でも出馬は制約されないとの考えを示した。

岸田派ナンバー2の座長だった林芳正官房長官は15日の記者会見で、総裁選について「コメントは差し控えたい」と述べた。同派内には首相の後継として林氏を推す声がある。

同派の上川陽子外相は「何をすべきか熟慮した上で決断し、行動に移す覚悟だ」と語った。

高市早苗経済安保担当相は終戦の日に合わせて靖国神社を参拝後、記者団に「日本列島を強く豊かにし、次の世代に引き渡す使命を負っている」と出馬の意欲を重ねて表明した。前回総裁選で高市氏を支援した議員が今回、小林氏支持に回る動きもあり、20人の推薦人確保が課題となる。

河野太郎デジタル相も記者会見で「閣僚として外交・安全保障、防災危機管理など日本が抱える大きな課題を担当してきた。いつかこの経験を生かせる日が来ればいいと思う」と述べた。

茂木敏充幹事長、加藤勝信元官房長官、小泉進次郎元環境相らを含め次期総裁候補に10人前後の名前が挙がる乱戦模様となっている。

58OS5:2024/08/16(金) 13:07:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/65257334985c89e107f1e2c225dec0b51f651474
〈次期首相をめぐる“妖怪大戦争”〉根回しなしの岸田“自爆テロ”で後継レースに号砲。菅、麻生、二階、森…長老たちが推すのは誰だ?
8/16(金) 8:02配信


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集英社オンライン
次の首相は誰だ

岸田文雄首相の衝撃的な退任発表を受け、「ポスト岸田レース」が幕を開けた。そんななか、にわかに存在感を高めているのが、陰で権力を牛耳ってきた長老たちだ。岸田首相を支えてきた「主流派」のドン・麻生太郎氏。そして後継候補の石破茂氏、小泉進次郎氏との連携の可能性がささやかれる「非主流派」を統べる菅義偉氏。2人の「フィクサー」を軸にした熾烈な権力闘争が始まった。

〈担がれるのは誰だ〉茂木、石破に進次郎…まだまだいる“ポスト岸田”と噂される議員といえば…

「側近にも会見ギリギリまで伝えていなかった」
「最後まで岸田さんの自爆テロに翻弄された…」

永田町のベテラン秘書はこうため息をついた。お盆休みまっただ中の列島に衝撃が走ったのは8月14日。この日の午後に開かれた会見で、岸田首相自らが「私が身を引くことでけじめをつけ、総裁選に向かっていきたい」と政権の終焉を語ったのだ。

そんななかで注目されるのは、2人の大物の動向である。岸田首相の後見人として振る舞ってきた麻生太郎副総裁と、前政権を担い首相を辞した後も影響力を保持する菅義偉前首相の2人である。

「どうも今回の岸田首相の総裁選不出馬宣言、麻生さんの耳には入っていなかったようです」と囁くのは前出のベテラン秘書だ。

複数の関係者によると、岸田首相が総裁選に名乗りを上げて再選を果たす道筋は自民党執行部の間でも「既定路線」になっていたとされる。

「今年の総裁選を乗り切り、来年の衆院選まで首相を務めて後任にバトンタッチする、というのが自民党の執行部内で共有されていたシナリオだった。

この案は麻生さんも了承しており、森山裕総務会長ら党幹部もその案に沿って動いていた。岸田さんにも『来年まではしっかりと支えていく』と伝えていたはずです」

ところが、である。岸田首相は9月の総裁選の日程が公表されるよりも前に、自ら辞意を表明してしまった。

岸田首相は8月9日、中央アジア諸国を歴訪する外交日程を取りやめた。8日午後に発生した、日向灘を震源とする最大震度6弱の地震と、それに伴い、気象庁が南海トラフ地震臨時情報を発したことへの対応を優先したためだ。これが9月の総裁選を見越した動きであることは明らかだった。なのに既定路線とみられていた総裁選出馬がなくなったのはなぜか。

「岸田さんの辞意が周辺に伝わったのは本当に会見直前のことだったようです。側近にも会見ギリギリまで伝えていなかった。麻生さんや森山さんにも事前の相談などの根回しはなかったとみられていて、ほとんど事後報告のような形で伝わった。翻意を促されても説得に応じる気配はなかったといいます」(全国紙政治部記者)

「長老たちの蠢きが岸田さんを徐々に追い詰めていった」
岸田首相はこれまでも重要な政治決断を周囲に伝えずに断行してきた。裏金問題を受けて岸田派の解散を決めた際にも、その独断専行ぶりが麻生氏の怒りを買った。今回は自身の政治生命を懸けた、まさに「自爆」ともいえるサプライズを仕掛けたことになる。

背景には、その麻生氏をはじめとする長老たちの水面下での蠢きが岸田首相の捨て身の決断に至らせた側面もあるのだという。

「岸田首相には当初、麻生さんらのシナリオ通り来年まで首相をして後継に託す選択肢があったようです。しかし、情勢分析を重ねた結果、総裁選に出馬しても勝てない、という結論に至った。

かねてから菅さんが石破さんらを担ごうとする動きもありましたが、ここにきて森喜朗元首相、二階俊博元幹事長といった政界を退いた重鎮の動きが活発化してきたことも耳に入っていた。彼らが主導する『岸田降ろし』に抗する気力を失ったという面もあるのではないでしょうか」(前出の秘書)

59OS5:2024/08/16(金) 13:07:45
麻生派を率いる麻生氏と、派閥の枠組みにとらわれない独自の政治勢力を築いている菅氏との間では、従来から次のキングメーカーの座を巡る暗闘が続いてきた。その構図に、一時は鳴りを潜めていた森氏、二階氏が加わり、自民党内の権力バランスはさらに複雑になっているという。

「森さんは裏金問題の黒幕として名前が出ていた昨年末から今年初めにかけては露出を控え、老人ホームに入るなど表舞台から消えていた。二階氏も裏金問題にまつわる東京地検特捜部の捜査が続いている時期に重病説が出回り、存在感が薄まっていた。

ところが、ここにきて2人が永田町の会合に出席するなど、にわかに動きが活発化してきた。麻生さんとしては1年かけて岸田さんの後継を探して影響力を保持しようという腹づもりだったのでしょうが、そんな麻生さんの思惑にも岸田さんは当然気づいているはず。こうした長老たちの蠢きが岸田さんを徐々に追い詰めていったのでしょう」(前同)

「二階氏、森氏は影響力を残すために勝ち馬に乗ろうとする」
急迫の度を増している「ポスト岸田」レース。候補として、前回の総裁選にも出馬した河野太郎デジタル相と高市早苗経済安全保障相、さらに石破茂元幹事長や、麻生氏と蜜月関係にある茂木敏充幹事長の名前が取り沙汰されている。

さらに出馬実績のある野田聖子元総務相、知名度が高い小泉進次郎元環境相も候補に名を連ねる。彼ら候補を支える立場で、長老たちがどう立ち回るかが注目される。

「菅氏は、気脈を通じる石破氏、小泉氏のいずれかを推すでしょう。小泉氏なら父の純一郎氏と同じ派閥を率いた森氏も乗りやすい。麻生氏は茂木氏、あるいは自身の派閥に籍を置く河野氏を推す可能性がある。河野氏の場合は、菅氏とも良好な関係にあるため、どう立ち回るのか注目です。

二階氏、森氏は自らの影響力を残すために勝ち馬に乗ろうとするはず。石破氏が出れば乗ってくるのではないでしょうか」(全国紙政治部記者)

さらに岸田首相がどう動くのかにも注目が集まる。

「岸田さんは自身の派閥である岸田派に自らの手で引導を渡しましたが、後継の筆頭候補は林芳正官房長官でした。さらに上川陽子外相は麻生さんの覚えがめでたく、これら岸田派の出身者が総理総裁になれば影響力も残しやすい。勝てるとみれば強力に後押しするのではないでしょうか」(前出の秘書)

9月の政治決戦に向け、永田町のフィクサーたちの蠢動は鳴動へと変わりつつある。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

集英社オンライン編集部ニュース班

60OS5:2024/08/16(金) 13:08:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9d9ce62367691ef98db3df8c01f08bcc17483c9
小林氏、総裁選出馬に意欲 斎藤・河野・高市氏も前向き 「ポスト岸田」動き活発化
8/16(金) 7:04配信


時事通信
靖国神社の参拝を終えた自民党の小林鷹之前経済安全保障担当相=15日午前、東京都千代田区

 岸田文雄首相(自民党総裁)の退陣表明を受け、9月の総裁選に向けた「ポスト岸田」候補の動きが15日、一気に活発化した。


 小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は、中堅・若手から一定の支持を得て出馬に意欲を示す。また、首相が現職閣僚の立候補も問題ないとの考えを示し、斎藤健経済産業相(65)、河野太郎デジタル相(61)、高市早苗経済安保担当相(63)が前向きな姿勢をにじませた。

 総裁選を巡っては、石破茂元幹事長(67)や茂木敏充幹事長(68)も出馬に意欲を示している。石破氏は15日のBSフジ番組で、必要な20人の推薦人に関し、「(確保の)めどが付きつつある」と説明した。

 小林氏は、終戦記念日に合わせて東京・九段北の靖国神社を参拝。総裁選について「政治家として力を高めることに尽きる」と記者団に語った。

 小林氏を推すのは、安倍派の福田達夫元総務会長や無派閥の大野敬太郎氏ら。小林氏と同じ衆院当選4回の同期組が中心で、党の「刷新」を訴えている。党内では推薦人を確保できるとの見方が多い。

 福田氏らは14日、15日と続けて集まり、対応を協議した。他候補の機先を制する狙いから「お盆明けにも出馬表明すべきだ」との声が出ている。

 ただ、派閥裏金事件で多くの処分者を出した安倍派の一部議員が、小林氏を支援することへの批判も根強い。党幹部が「裏金のけじめをつけるのが先だ」とけん制するなど、早くもさや当てが始まっている。

 一方、首相は15日の閣僚懇談会の終了後、各閣僚に「気兼ねなく堂々と論戦を行ってほしい」と異例の呼び掛けを行った。

 閣議後の記者会見で、斎藤氏は「『総裁選に出るべきだ』との連絡が数多く寄せられた。そういう声を真剣に聞かないといけないと思い始めている」と踏み込んだ。河野氏も「多くの閣僚経験を生かせる日が来ればと思っている」と語った。

 保守層を支持基盤とする高市氏は靖国神社を参拝後、記者団に「日本を強く豊かにし、次の世代に引き渡す使命を負っている」と強調。小泉進次郎元環境相(43)も参拝したが、取材には応じなかった。

 上川陽子外相(71)は記者団に「何をすべきか熟慮した上で決断し、行動に移す覚悟だ」と述べた。

61OS5:2024/08/16(金) 13:09:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9d9ce62367691ef98db3df8c01f08bcc17483c9
首相万策尽き、突如の退陣表明 裏金事件で逆風、人心離れ 「ポスト岸田」は混戦も〔深層探訪〕
8/16(金) 7:00配信


時事通信
記者会見で自民党総裁選への不出馬を表明する岸田文雄首相=14日午前、首相官邸

 岸田文雄首相が14日、突如退陣を表明した。自民党派閥の裏金事件に対する世論の批判が渦巻く中、党内の「首相で次期衆院選は戦えない」との声に抗しきれず、万策尽きた格好だ。一方で「名誉ある撤退」を演出し、政治的影響力を残そうとの思惑も透ける。お盆休みのさなかに号砲が鳴った「ポスト岸田」レースは、混沌(こんとん)とした様相を呈している。

【写真】記者会見を終えた岸田文雄首相

 ◇再選模索、最近まで
 「今回の事案の当初から心に期してきた。私が身を引くことでけじめをつけ、総裁選に向かっていきたい」。14日午前、首相官邸で緊急記者会見に臨んだ首相は、9月の総裁選不出馬を決断した理由をこう説明。自身の進退を意識しつつ、裏金事件の対応に取り組んできたと強調した。

 その言葉とは裏腹に、首相は最近まで総裁再選の可能性を探り続けた。裏金事件の対応を巡り、後ろ盾だった麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長との溝があらわになる中、先月8日に森山裕総務会長や渡海紀三朗政調会長、小渕優子選対委員長をひそかに首相公邸へ呼び結束を確認。「続けるべきです」と背中を押され、「迷うような表情を浮かべた」(出席者)という。

 お膝元の岸田派でも、総裁選への出馬を前提に近く、研修会を開く段取りが進んでいた。

 しかし、今月に入って総裁選の日程が具体化し始めると、再選戦略の険しさに直面。2、7両日に会談した麻生氏が「次の総裁選は複数人が出た方がいい」と話す態度から、支持取り付けのハードルが高いことを感じ取ったようだ。

 連立を組む公明党からも次期衆院選への懸念が寄せられ、自民では党の顔「刷新」を求める動きが表面化。関係者は「水面下の党員票調査で、首相支持の結果がかなり悪かったようだ」と話す。

 先週末、首相は親しい関係者との電話で、石破茂元幹事長ら「ポスト岸田」候補の動向を、しきりに気に掛けていたという。「次の総裁選では地方票の風向きが議員票にも影響する」。自身への逆風を意識してか、こんな弱気の姿勢もにじませた。

 ◇影響力温存
 裏金事件の「責任」を一手に引き受ける姿勢を示すことで、政治的影響力の温存を図ろうとした節もある。総裁選の日程決定を20日に控え、自民中堅は「誰かが出馬表明した後では『勝てないから出ない』と見られてしまう」との見方を示した。

 首相は13日夜から14日朝にかけ、木原誠二幹事長代理や嶋田隆首相秘書官ら側近と相次ぎ面会。退陣の意思を伝えたという。

 会見前には、公明の山口那津男代表に電話して「自公の連立政権にとっても最良の選択だ」と説明。山口氏は記者団に「首相の思いに報いる政権運営に尽力する」と強調した。

 「このままだと衆院選で自民党がなくなる。自分が責任を取って信頼回復するならありがたい」。会見を終えたばかりの首相は、党ベテランにこう述べ、揺れた末の決断を正当化してみせた。

 ◇多数派工作、本格化へ
 急転直下の退陣表明を受け、後継の総裁選びが事実上スタートした。派閥が相次ぎ解消を決定したことで、「ポスト岸田」候補らは当面、推薦人として必要な20人の確保に向け、党内への働き掛けを強める構えだ。

 現職の再選断念により、党幹部や閣僚も出馬に向けた「足かせ」が外れた状況。政府関係者は「従来のような派閥頼みで20人を集めることはできない。予想が付きにくい」と語った。

62OS5:2024/08/16(金) 13:11:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/7fa6bce5a83a04ab7b6921c5fc778f004def6459
自民党総裁選に閣僚ら続々意欲表明 斎藤経産相ら10人前後 岸田首相「気兼ねなく」
8/15(木) 18:23配信


産経新聞
繰上げ閣議に臨む岸田文雄首相(中央)=15日午前、首相官邸(春名中撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)が9月の総裁選不出馬を表明したことを受け、「ポスト岸田」を目指す閣僚らは15日、続々と出馬に意欲を示した。首相は同日の閣僚懇談会後、「閣僚の中には総裁選に名乗りを上げることを考えている方もいると思う。気兼ねなく、堂々と論戦を行ってほしい」と述べ、岸田内閣の一員でも出馬は制約されないとの考えを示した。

【比較してみる】「ポスト岸田」主な候補者の強みと弱み

斎藤健経済産業相は15日の記者会見で、総裁選出馬の意欲を表明した。「昨日から今朝にかけて『総裁選に出るべきだ』といった連絡が数多く寄せられた。そういう声を真剣に聞かないといけないのかなと思い始めている」と述べた。

岸田派ナンバー2の座長だった林芳正官房長官は15日の記者会見で、総裁選について「コメントは差し控えたい」と述べた。同派内には首相の後継として林氏を推す声がある。同派の上川陽子外相は「何をすべきか熟慮した上で決断し、行動に移す覚悟だ」と語った。

小林鷹之前経済安全保障担当相の擁立を目指す安倍派などの中堅・若手議員は15日、前日に引き続き協議を行った。小林氏を推す議員の一人は、来週にも出馬表明に踏み切るとの見通しを示した。小林氏は終戦の日に合わせて靖国神社を参拝した後、記者団に「今は政治家としての力を高めることに尽きる」と述べるにとどめた。

高市早苗経済安保担当相は靖国神社参拝後、記者団に「日本列島を強く豊かにし、次の世代に引き渡す使命を負っている」と出馬の意欲を重ねて表明した。前回総裁選で高市氏を支援した議員が今回、小林氏支持に回る動きもあり、20人の推薦人確保が課題となる。

河野太郎デジタル相も記者会見で「閣僚として外交・安全保障、防災危機管理など日本が抱える大きな課題を担当してきた。いつかこの経験を生かせる日が来ればいいと思う」と述べた。

石破茂元幹事長は推薦人が集まれば出馬する意向を示す。茂木敏充幹事長、加藤勝信元官房長官、小泉進次郎元環境相らを含め次期総裁候補に10人前後の名前が挙がる乱戦模様となっている。

63OS5:2024/08/16(金) 14:02:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d1c9b8c039b354115c32e808016182b47afb157
麻生副総裁が茂木幹事長に「支持は難しい」との意向伝える…自民党総裁選に向け動き激化 麻生派の動向が焦点に
8/16(金) 12:07配信



自民党の総裁選挙に向けた動きが激しくなる中、麻生副総裁が立候補に意欲を示す茂木幹事長に対し、「支持は難しい」との意向を伝えていたことがわかりました。

国会記者会館から、フジテレビ政治部・高橋洵記者が中継でお伝えします。

自民党内で唯一派閥を維持し、54人というかたまりを持つ、麻生派の動向は焦点の1つで、総裁選の構図に大きな影響を与えそうです。

麻生氏は、岸田首相が不出馬を表明した14日夜、総裁選への立候補に意欲を示す茂木氏と会談しましたが、その際、「麻生派として支持するのは難しい」と伝えていたことがわかりました。

麻生氏は、麻生派に所属する河野デジタル相が出馬した場合、「河野氏を支持するのが筋」だとの考えで、派内の意見も聞いた上で今後調整を進める方針です。

一方、近く出馬の意向を示すと見られている小林前経済安保担当相が、立候補に必要な推薦人20人を確保したことがわかりました。

石破元幹事長も15日夜、確保に「めどがつきつつある」と述べています。

また、高市経済安保担当相も議員らに電話で協力を呼びかけている他、15日、出馬に意欲を示した斉藤経産相、対応を「熟慮する」と含みをもたせた上川外相の動向も注目されます。

フジテレビ,政治部

64OS5:2024/08/16(金) 14:10:02
https://www.tokyo-np.co.jp/article/347524?rct=politics
石破氏、「小石河連合」を模索 21年の前回総裁選で連携
2024年8月14日 20時12分 (共同通信)
 自民党の石破茂元幹事長

 【台北共同】自民党の石破茂元幹事長は14日、訪問先の台湾・台北で記者会見し、9月の党総裁選に関し小泉進次郎元環境相や河野太郎デジタル相との連携を模索する考えを示した。「どうすれば自民が国民の信頼を取り戻せるか、3人で話す機会もあるだろう」と述べた。2021年の前回総裁選では出馬した河野氏を石破、小泉両氏が支援し「小石河連合」と呼ばれた。
 石破氏は「3年前の『小石河連合』の思いが全く変わったということはない」と強調した。
 総裁選を巡り、石破氏は事実上の出馬意向を表明している。河野氏は所属する麻生派会長の麻生太郎副総裁に立候補の意欲を伝えた。党内には小泉氏を推す声もある。

65OS5:2024/08/16(金) 15:30:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5fd0c35c4fb8e0b2ae9457aa28bfaf9068129eb
自民・平井卓也氏、親族も税優遇疑い 党支部に計4000万円寄付
8/16(金) 11:30配信


毎日新聞
平井卓也氏の親族が、平井氏が代表を務める政党支部に寄付した際の寄付金控除に関する書類(画像の一部を加工しています)

 自民党の平井卓也広報本部長の親族3人が2020〜21年、計4000万円を平井氏が代表を務める党支部に寄付し、所得税の一部を控除される税優遇を受けた疑いがあることが判明した。平井氏を巡っては、本人が1000万円を党支部に寄付し、税優遇を受けたことを既に認めている。専門家は「国民の政治参加を推し進める制度の趣旨にそぐわない」として、政治家本人だけでなく親族の寄付も税優遇の対象外にすべきだと指摘している。

【写真で見る】自民から立憲まで…税優遇が判明した政治家たち

 租税特別措置法では、個人が政党などに寄付した場合、寄付額の約3割が税額控除されるか、課税対象の所得総額から寄付分が差し引かれる。

 香川県選挙管理委員会が毎日新聞に開示した「寄付金(税額)控除のための書類」によると、平井氏の妻は20〜21年に計2500万円、母親は20年に1000万円、長女は21年に500万円を平井氏が代表を務める「自民党香川県第1選挙区支部」にそれぞれ寄付し、控除対象として記載した。

 毎日新聞は、平井氏の親族が実際に税控除を受けたか▽親族は平井氏と生計を一にしているか▽議員の親族が党支部への寄付で税優遇を受けるのは適切と考えるか――などを尋ねた。平井氏は「税理士からは何も問題はないと聞いています」と文書で回答した。

 一方、平井氏は20年に1000万円、21年に500万円を党支部に寄付。これまでの取材に、20年分は税優遇を受けた事実を認めた上で「その後は党本部などにも確認し、控除は受けていない」と説明している。平井氏の親族が実際に受けた税優遇も、20年分のみだった可能性もある。

 この問題を巡っては、平井氏の他、自民党の菅家一郎元副復興相や稲田朋美幹事長代理らが党支部への寄付で税優遇を受けていたことが毎日新聞の報道で発覚した。菅家氏は政治資金パーティー裏金事件で派閥からキックバック(還流)された資金を原資としていたことで強い批判を浴びた。

 過去の政府見解では、政治家が自らの後援会に寄付するなど寄付者に「特別の利益」がある場合は対象外としているが、政党支部への寄付については明確な基準がなかった。

 6月に成立した改正政治資金規正法では、自らが代表を務める党支部に寄付したケースは税優遇の適用除外とする措置を検討するとの付則が盛り込まれた。ただ、親族も除外対象となるかは議論されておらず、新たな「抜け道」になる可能性がある。

 税制に詳しい三木義一・青山学院大名誉教授(税法)は「生計を一にしているような親族の場合、親族の寄付で控除を受けることも政治家の『特別の利益』に該当しうる。そもそも政治家の一族の節税のために作られた制度ではなく、一般の国民から見ておかしくない範囲の親族まで法規制することが望ましい」と指摘した。【田中裕之】

66OS5:2024/08/16(金) 17:04:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/63470983fde51be39c604948c7ecc33c2fe04222
現職首相で出馬断念は菅義偉、海部俊樹、鈴木善幸氏 野党総裁は谷垣禎一、河野洋平氏
8/14(水) 16:46配信


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産経新聞
次期総裁選への不出馬を表明する岸田文雄首相(自民党総裁)=14日午前、首相官邸(春名中撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は14日、首相官邸で臨時の記者会見を行い、9月の党総裁選への出馬を見送る考えを表明した。今回と同じく、現職の首相として令和3年に菅義偉、平成3年に海部俊樹、昭和57年に鈴木善幸各氏がそれぞれ総裁選出馬を断念した。野党時代に総裁を務めた谷垣禎一、河野洋平両氏も首相就任を目前に出馬断念に追い込まれた。また、過去には現職の首相が総裁選で敗れた例もあり、岸田首相の決断には、こうした事態を回避し、党内の一致団結を優先する狙いもあったとみられる。

【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?

■実績を挙げながらも…

菅氏を巡っては、携帯電話料金の値下げやデジタル庁創設など実績を挙げつつ、新型コロナウイルス禍への対応で情報発信のあり方などが批判を浴び、内閣支持率の下落を招いた。令和3年8月に地元の横浜市長選で全面支援した側近の元閣僚が敗れると、衆院選を目前に控えた選挙基盤の弱い所属議員から「菅氏は選挙の顔」にならないと不安視する声が上がり、求心力が急速に低下した。

党役員人事の刷新構想も実現できず、腹心の小泉進次郎環境相(当時)も菅氏に退陣を勧めた。政権運営に行き詰まった菅氏は再選断念を余儀なくされた。菅氏は後継に河野太郎ワクチン担当相(当時)を挙げたが、河野太郎氏は同年9月の総裁選で議員の支持拡大に欠け、岸田首相に及ばなかった。

海部氏は平成3年、衆院への小選挙区比例代表並立制導入を柱とした政治改革関連法案が党内の強い反発で廃案が確定。「重大な決意」で政局に臨む考えを表明し、結果的に「衆院解散か総辞職か」の二者択一を迫られたが、後ろ盾となっていた最大派閥の旧竹下派が衆院解散を認めず、総裁選への不出馬に追い込まれた。

鈴木氏は昭和57年の総裁選で再選が見込まれたが、直前に退陣を表明。党内抗争の激化を回避したかったためといわれている。

■首相への道、直前で閉ざされる

野党時代に総裁を務めながら、首相就任の公算が大きくなると党内抗争の結果、出馬断念に追い込まれた事例もある。

河野洋平氏は平成5年7月〜7年9月、細川護熙、羽田孜両政権に野党・自民党総裁として対峙し、自社さ政権で副総理兼外相として社会党の村山富市首相(当時)を支えた。村山氏の次の首相は自民総裁と目された中、7年7月の参院選で自民の獲得議席はふるわなかった。河野洋平氏は再選の意向を示したが、同年9月の総裁選に向けて「河野氏包囲網」が敷かれ、出馬断念に追い込まれた。河野氏の後任となった橋本龍太郎氏は8年1月に首相に就任。自民党から首相が選ばれるのは約2年半ぶりだった。

谷垣氏は民主党政権だった24年の総裁選で再選を期したが、幹事長に起用した石原伸晃氏が「私は谷垣氏を支えるために政治をやっているのではない」と出馬に意欲を示したため、事態が急転した。一本化の調整が試みられたが、谷垣氏は形勢が不利になり、出馬を断念した。石原氏は「平成の明智光秀」と悪評が立ち、同年の総裁選は安倍晋三氏が勝利。同年12月の衆院選で政権奪還を果たした。

現職の首相が出馬し、敗れた総裁選は過去に1度だけある。福田赳夫首相(当時)が臨んだ昭和53年11月の総裁選は、幹事長を務めた大平正芳、総務会長だった中曽根康弘、通商産業相の河本敏夫の3氏が福田氏に弓を引く形で出馬した。

全国の党員・党友による初の予備選が採用され、政権運営に自信を深めていた福田氏は「予備選で2位となった候補者は本選を辞退すべきだ」と豪語したが、福田氏本人が予備選で大平氏に次ぐ2位に終わった。福田氏は「天の声もたまには変な声がある」との「名言」を残し、本選を辞退した。

67OS5:2024/08/17(土) 10:45:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/64e7fa8e8bc71c924f28cf3f2aa7ecff416b9341
「勝ち馬」探し、麻生氏苦慮 河野・茂木氏が支援期待 自民党総裁選
8/17(土) 4:33配信
時事通信
自民党の茂木敏充幹事長との会談を終えた麻生太郎副総裁(左)=14日、東京都港区

 9月の自民党総裁選を巡り、麻生太郎副総裁が「勝ち馬」探しに苦慮している。

 麻生派の河野太郎デジタル相が出馬に意欲を示し、良好な関係を築く茂木敏充幹事長も支援を期待。ただ、いずれも世論や党内の支持が勢いを欠き、派内の一本化は困難な情勢だ。長らく権力の中枢に立ち続ける麻生氏だが、総裁選の結果次第で求心力が揺らぐ可能性もある。

【主な経歴】河野 太郎(こうの たろう)氏

 岸田文雄首相が退陣表明した14日夜、麻生、茂木両氏は東京都内のステーキ店で2時間余り会談した。茂木氏の狙いは、麻生氏の支持取り付けだったが、退店時の表情はこわばり、肩すかしに終わったことを印象付けた。

 自民の主要派閥が、裏金事件を受けて相次ぎ解消を決める中、麻生派だけは存続。その派内では、河野氏が総裁選に向けて中堅らと勉強会を重ねる。麻生氏もこの動きを無視できず、親しいベテランに「うちには河野がいるからな」と述べるなど、自派閥の「ポスト岸田」候補と位置付ける。

 一方で、派内には「異端児」と称される河野氏の言動に対する警戒感も根強い。甘利明前幹事長らは半ば公然と二階派の小林鷹之前経済安全保障担当相の出馬を後押し。麻生派の鈴木俊一財務相を推す声も一部であり、内実は一枚岩とはほど遠い。

 同派若手は「河野氏でまとまるのもハードルが高いのに、他派閥の茂木氏を全面支援するなど困難だ」と言い切った。

 2012年に自民党が政権復帰して以降、麻生氏は安倍、菅両政権で副総理兼財務相、岸田政権で副総裁と要職を担い続けた。21年の前回総裁選では、岸田、河野両氏に「二股」を掛ける形で、派閥の亀裂回避と政権への影響力確保の両立を図った。

 しかし、裏金事件を受けて「刷新感」が重視される今回、河野、茂木両氏とも現時点で待望論は盛り上がっていない。麻生氏に対しても「古い自民党の象徴に映りかねない」(政府関係者)と指摘する向きがある。

 「麻生氏が今後も『政権のど真ん中』に居続けることができるのか」。同派中堅はこう焦りをにじませた。

68OS5:2024/08/17(土) 10:45:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/849dbfc53d817fc54bf74033ab4abf40fd375d57
林芳正氏、河野太郎氏が出馬の意向 自民総裁選
8/17(土) 10:33配信


毎日新聞
林芳正氏

 林芳正官房長官(63)が、9月に予定される自民党総裁選に立候補する意向を固めた。岸田派(宏池会)ナンバー2の座長を務めた林氏は官房長官就任以来、「首相を支える」と公言していたが、14日に岸田文雄首相が総裁選不出馬を表明したことを受け、既に立候補の意向を首相などに伝えた。また河野太郎デジタル相(61)は16日、麻生太郎副総裁と東京都内で会談。関係者によると、河野氏は出馬の意向を示して準備状況などを説明し、麻生氏は一定の理解を示したという。

【写真まとめ】出馬する?しない? 自民党総裁選「候補者」たち

 林氏は防衛相、外相などを歴任した政策通。安定感に定評があり、首相の不出馬表明を受けて岸田派内を中心に「ポスト岸田」に推す声が高まっていた。岸田派の閣僚経験者は「宏池会としては、岸田さんの次は林さんだとみんなわかっている。推薦人20人の確保は問題ない。決選投票に残れれば勝てる可能性があるが、党員票が課題だ」と語った。

 林氏は2021年衆院選で、参院から首相が誕生した例がないことを踏まえ、旧山口3区から出馬してくら替えを果たすなど、かねて首相就任への意欲を示してきた。一方、同じ岸田派に所属する上川陽子外相(71)も、周辺議員に協力を呼びかけるなど出馬準備を進めている。

 林氏は山口県下関市出身で東大卒、米ハーバード大院修了。08年に防衛相で初入閣した後、経済財政担当相、農相、文部科学相、外相などを歴任した。23年12月に、前任の松野博一氏が安倍派の政治資金パーティー裏金事件で辞任したことを受け、官房長官に就任した。林氏の総裁選出馬は、野党時代の12年以来2回目となる。

 河野氏は、出馬に向けて麻生派の若手を中心に支援を呼びかけている。16日の麻生氏との会談では、出馬に必要となる推薦人20人の確保にメドが付きつつある状況を説明。引き続き麻生氏との会談を重ね、麻生派としての支援を求める意向だ。

 総裁選では小林鷹之前経済安全保障担当相(49)が19日にも出馬表明するほか、加藤勝信元官房長官(68)が出馬を検討している。石破茂元幹事長(67)、高市早苗経済安保担当相(63)らも立候補に意欲を示している。小泉進次郎元環境相(43)は意向を明らかにしていないが、党内の一部に待望論がある。【鈴木悟】

69OS5:2024/08/17(土) 10:46:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2ce7112998803d98d696c49487a50cce24e8ca2
自民党総裁選、岸田首相の動きに注目 林官房長官との間合い焦点 地元の広島では「石破氏を推す選択肢もあり得る」
8/17(土) 8:07配信

中国新聞デジタル
林官房長官㊧の前を横切り官邸の記者会見台に向かう首相

 岸田文雄首相は16日、公邸で関東地方に近づいた台風7号の情報収集に当たった。4日後の20日には自民党が9月の総裁選日程を決める。現職総裁ながら「一兵卒」に戻る前提で臨む戦い。昨年12月まで46人の岸田派(宏池会)を率いた首相の動向は、早くも東京・永田町の関心事となっている。

【画像】岸田首相と林官房長官

 焦点の一つは林芳正官房長官との間合いだ。宏池会ナンバー2の座長を務め、「岸田再選」の旗を振ってきた。首相が気脈を通じる後継者を望むなら「将来の首相」への意欲を隠さない林氏は筆頭候補だ。

 当の林氏は感情を見せない。総裁選立候補について15日の記者会見では「コメントは差し控える」。ある宏池会幹部は「党への風当たりが強い今、手を挙げるだろうか。彼の勝負どころは先ではないか」と読む。

 同じ宏池会では上川陽子外相の名前も挙がる。7月の共同通信世論調査では「次の総裁にふさわしい政治家」で5位。8・2%の支持を集め、林氏(0・7%)や首相(7・5%)を上回った。

 他の「ポスト岸田」候補は前向きな姿勢を示す。過去4度敗れるも世論調査で人気の高い石破茂元幹事長は15日のテレビ番組で、立候補に必要な推薦人20人の確保に「めどがつきつつある」と述べた。党内には「選挙の顔になる」との期待もある。

 ただ岸田政権で入閣せず、首相との関係は微妙。しかし首相の地元、自民党広島県連幹部の一人は次の衆院選を見据え「国民の支持を重視するなら、(首相が)石破氏を推す選択もあり得る」とみる。

 麻生太郎副総裁との関係も総裁選を巡る首相の動向で鍵となる。首相は総裁再選を探った際、派閥解散などで生じた溝を背景に麻生氏から支援の約束を取り付けられなかった。見方を変えれば、これまで後ろ盾だった麻生氏の意向に縛られず、意中の候補を推せる環境にあると言える。

 麻生氏をはじめ、首相経験者は後の政権に一定の発言力を持つケースが少なくない。首相に近いベテランの参院議員は「焦る必要はない。首相は戦いの構図を見極めて慎重に動くだろう」と見通す。

中国新聞社

70OS5:2024/08/17(土) 10:46:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/79c6bbce44260db09eb12c47bfea746c5021be01
加藤勝信氏が総裁選へ出馬検討 「ポスト岸田」争い 林官房長官も出馬を模索
8/17(土) 8:02配信
9月の自民党総裁選挙をめぐり、新たに加藤勝信元官房長官が立候補を検討する意向を表明し、林官房長官も出馬を模索するなど動きが激しくなっています。

加藤氏は16日夜、総裁選出馬に必要な推薦人20人の確保に着手すると表明しました。

自民党・加藤勝信元官房長官:
総裁選挙に向けて、具体的に動いていきたい。まさにこれからです。

出馬した際には、賃上げや人手不足対策を訴える意向です。

また、林官房長官も周囲に対し、出馬を模索する構えを示しました。

一方、麻生副総裁が出馬に意欲を示す茂木幹事長に対し「麻生派として支持するのは難しい」と伝えていたことがわかりました。

麻生派の河野デジタル相が出馬すれば支持するのが筋だとの考えがあるとみられます。

また小林前経済安保担当相は、推薦人20人を確保し来週にも出馬表明する見通しで、石破元幹事長も、推薦人の「めどがつきつつある」と述べています。

高市経済安保担当相、小泉元環境相、斎藤経産相、上川外相らも出馬を模索しています。

フジテレビ,政治部

71OS5:2024/08/17(土) 10:47:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ba57a4f5f62fa2d268abfd8dc2a6a2f260aebfd
“コバホーク”小林鷹之氏 鷹がタカ派食う 推薦人20人メド、自民総裁選出馬へ 週明け19日にも表明
8/17(土) 4:40配信


スポニチアネックス
小林氏を巡る相関図

 岸田文雄首相が9月の自民党総裁選への不出馬を表明したことを受け、意欲を見せる議員たちは16日も立候補に必要な推薦人20人の確保へ水面下で奔走した。告示日や投開票日は20日に決まる予定。各陣営の動きは一層活発になっている。

【写真】推薦人確保にメドを付けた小林鷹之前経済安保相

 週明け19日にも一番手で出馬表明するとみられているのが、初挑戦ながらすでに推薦人確保にめどを付けた小林鷹之前経済安全保障担当相。愛称は名前をもじった「コバホーク」。若手を中心に支持を広げている。

 保守政治家を自任する小林氏の勢いに警戒感を強めるのが保守派の代表格の高市早苗経済安保担当相。安倍晋三元首相の後押しを受け出馬した3年前、推薦人に名を連ねていたのが小林氏。高市氏を支援していた議員が今回は小林氏支持に回る動きも出ているという。

 安倍派議員の支援に期待したいが、「二階派で二階俊博元幹事長にかわいがられていた小林氏は安倍派の中堅・若手にも触手を伸ばし浸透している」(党関係者)。当選4回同期の福田達夫筆頭副幹事長らが派閥政治から政策本位の集団への脱却を訴えた緊急提言を発表すると、すぐさま同調。裏金事件で役職を外された同派議員らの処遇に関しても異論を唱えている。

 推薦人確保が壁となっている高市氏。自ら安倍派などの保守系議員に「陣営に入ってほしい」と求める電話作戦を敢行している。

 やはり保守派で5度目の挑戦を目指す石破茂元幹事長も小林氏の動向を注視。「次の首相にふさわしい人」を聞いた報道各社の世論調査で1位を誇る一方、議員支持が広がらず、こちらも不安視されたのが推薦人確保。15日のテレビ番組で「めどが付きつつある」としたが、党関係者は「なんとか確保では勝ち抜けない。保守系議員への浸透が必要だろう」と指摘する。

 さらに、首相の不出馬でネックになるのが世代交代論。当選12回で67歳の石破氏に対し、小林氏は4回で49歳。派閥政治に乗った首相相手ならば改革色を前面に出してアドバンテージを取れた。

 永田町ウオッチャーは、保守系3氏の争いについて「コバホークが同じタカを食う構図。大きな流れとなり得る」と話した。

 小林氏を推すのは、厳しい選挙を戦った経験値が少ない議員。政権奪還を果たした2012年衆院選以降に当選した衆院議員は党内で約140人。衆参全体の4割近くを占める。ここを票田としたいのは小泉進次郎元環境相も同じ。「刷新」をキーワードに食い合う展開となりそうだ。

 ≪岸田派は林氏擁立も≫

 自民党の加藤勝信元官房長官は、党総裁選への立候補に向けた準備に着手した。複数の関係者が16日明らかにした。

 加藤氏は最近面会した党幹部に、自身と同じ岡山県選出議員の支持を取り付けたと説明した。加藤氏は茂木派に所属するが、安倍氏に近く、菅義偉内閣で官房長官を務めた。茂木派は茂木敏充幹事長も出馬意欲を示しており、加藤氏にとって推薦人の確保が課題。一方、茂木氏については麻生太郎副総裁が支持に難色を示したとの情報もある。

 岸田派内では同派座長の林芳正官房長官の擁立論が浮上。林氏は出馬に向けて検討する意向を岸田派関係者に伝えた。派内では林氏について「首相の路線を継続するには最適だ」(閣僚経験者)と推す声が出始めた。岸田派としては総裁候補を立てることで、草刈り場になるのを避ける狙いもありそうだ。

72OS5:2024/08/17(土) 10:47:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd1bfafcce7f91748ba3320ed37d0b64cd9b06a1
林官房長官、出馬の意向 上川外相も検討 自民総裁選
8/17(土) 4:39配信

時事通信
林芳正 官房長官

 林芳正官房長官(63)は9月の自民党総裁選に出馬する意向を、所属する岸田派議員に伝えた。

 調整の上、近く表明したいとしている。同じく岸田派の上川陽子外相(71)も20人の推薦人集めに着手した。関係者が明らかにした。

 林氏については岸田派内で一部幹部を中心に擁立論が出ていた。政策通として知られ、防衛相や文部科学相、外相などを歴任。衆院(山口3区)にくら替えする前は参院選に5回当選し、参院にも支持基盤を持つ。同派議員は「林氏と岸田文雄首相は岸田派の二枚看板だ」と語った。

 上川氏は会長を務める女性政策の議連メンバーらに支援を要請した。麻生太郎副総裁の評価を得て「ポスト岸田」候補の一人に浮上したが、5月に選挙応援で「うまずして何が女性か」と発言したことが批判を浴びた。岸田派内では林氏に期待が強く、推薦人確保は難航する可能性がある。

 一方、安倍派や無派閥の中堅・若手を中心に支持を受ける小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は、19日にも立候補を表明する方向で調整している。17日は新潟県燕市で講演する。

 今回の総裁選は、首相が今年1月に派閥解消方針を打ち出してから初めて行われる。石破茂元幹事長(67)や加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、高市早苗経済安保担当相(63)、茂木敏充幹事長(68)を含め、全部で10人前後が意欲を示す。小泉進次郎元環境相(43)は対応を明言していないが、知名度と若さから待望論がある。

73OS5:2024/08/17(土) 10:48:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0f45ae195f26159b73b2fa89257f509e47ec07e
上川陽子外相、推薦人20人確保に向け準備に着手 自民総裁選
8/16(金) 22:55配信


毎日新聞
岸田文雄首相の自民党総裁選への不出馬表明から一夜明け、閣議のため首相官邸に入る上川陽子外相=2024年8月15日午前9時51分、幾島健太郎撮影

 9月に予定される党総裁選をめぐり、上川陽子外相(71)も出馬に必要な20人の推薦人確保に向けた準備に着手した。複数の自民党関係者が明らかにした。


 上川氏は、党総裁選への不出馬を表明した岸田文雄首相と同じ岸田派に所属する。15日には総裁選への対応について「何をすべきか熟慮した上で決断し、行動に移す覚悟だ」と記者団に語っていた。

 上川氏は昨年9月、岸田内閣の外相に就任。外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)などを通じて日米同盟の強化に取り組んだほか、紛争防止や平和構築などで女性の参画を進める「女性・平和・安全保障(WPS)」の浸透にも力を注いできた。

 上川氏は複数の自民議員に電話するなど出馬準備に着手。上川氏から要請を受けた議員は「『総裁選に出たい』と連絡があった」と明かした。【高橋祐貴】

74OS5:2024/08/17(土) 10:49:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c424117b04d0f7ee36e33139ffecfe18f9edfb4
<独自>自民総裁選、小林鷹之氏が19日にも出馬表明 49歳 中堅・若手から待望論
8/16(金) 20:55配信

産経新聞
自民党の小林鷹之前経済安保相=7月29日、首相官邸(春名中撮影)

自民党の小林鷹之前経済安全保障担当相(49)=衆院千葉2区=が、9月の自民総裁選への出馬表明を19日にも行う方向で最終調整に入った。複数の関係者が明らかにした。党の「刷新」を求める中堅・若手議員から待望論が強まる中、立候補に必要な推薦人20人を確保する見通しが立った。


岸田文雄首相が派閥パーティー収入不記載事件の政治責任を取って総裁選不出馬を表明した14日以降、小林氏を推す自民議員は連日、擁立に向けて協議を重ねている。解散を決めた安倍派(清和政策研究会)などの中堅・若手を中心に推薦人確保のめども付いた。

小林氏は財務官僚を経て、平成24年の衆院選で初当選し、現在4期目。政策通として知られ、令和3年には当選3回(当時)の若手ながら初代経済安保担当相として初入閣した。

月刊「正論」8月号のインタビューでは憲法に自衛隊を明記する改憲の必要性を主張。自身を「保守思想を重んじる政治家だ」と強調している。解散を決めた二階派(志帥会)所属だが、派閥の枠を超えて保守派の中堅・若手から小林氏の出馬を期待する声が上がっている。

75OS5:2024/08/17(土) 10:49:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/91fe008eafc92e158f0fad950d2d7b9a88ccf25d
加藤勝信元官房長官「総裁選に向けて動きたい」 出馬検討を表明
8/16(金) 20:21配信

毎日新聞
加藤勝信元官房長官=竹内幹撮影

 自民党の加藤勝信元官房長官(68)は16日、9月に予定される党総裁選に出馬する検討に入った。党総裁選への不出馬を表明した岸田文雄首相と同じ岸田派に所属する上川陽子外相(71)も出馬に必要な20人の推薦人確保に向けた準備に着手した。小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は19日にも出馬表明する方針を固めた。党関係者によると、総裁選は9月12日告示、27日投開票の日程が有力になっている。

【写真まとめ】出馬する?しない? 自民党総裁選「候補者」たち

 加藤氏は大蔵省(現財務省)を経て、2003年衆院選で初当選し、現在7期目。官房長官や厚生労働相を務めるなど安定感のある政策通として知られる。小林氏や、小泉進次郎元環境相(43)らの名前が総裁候補として挙がる中、党内の一部から出馬を求める声が出ていた。

 加藤氏は、15日には萩生田光一前政調会長と国会内で会談。出馬に向けて対応を協議したとみられる。加藤氏は16日夜、BS11の番組で「総裁選に向けて具体的な動きをしていきたい」と述べ、推薦人確保に向けた動きを進める意向を示した。

 加藤氏は茂木派に所属するが、将来の首相就任に意欲を示す茂木敏充幹事長(68)のライバルとも目されてきた。死去した安倍晋三首相との関係が深く、菅義偉政権では官房長官を務めた。6月には菅氏や萩生田氏、武田良太元総務相、小泉氏と会食。萩生田、加藤、武田の3氏は定期的に会食するなど連携しており、3氏の頭文字を取って「HKT」と呼ばれる。

 上川氏も複数の自民議員に電話するなど出馬準備に着手。上川氏から要請を受けた議員は「『総裁選に出たい』と連絡があった」と明かした。【加藤明子、遠藤修平、野間口陽】

76OS5:2024/08/17(土) 10:55:52
https://www.sankei.com/article/20240816-P5LRMI6IINIM3JZ73GTO2R7MFU/
岸田派の林芳正官房長官、自民党総裁選出馬へ 推薦人確保にめど 周囲に意向伝達
2024/8/16 23:12
自民党岸田派(宏池会)ナンバー2の座長を務めた林芳正官房長官(63)が9月の党総裁選に出馬する意向を固めた。16日、複数の党関係者が明らかにした。すでに周囲に意向を伝えており、同派を中心に推薦人20人確保のめども立っているという。

林氏は岸田文雄首相を外相や官房長官として支えてきた。15日の記者会見では、首相の退陣表明を「大変無念だ」と述べる一方、自らの総裁選出馬に関しては「コメントは差し控えたい」と述べるにとどめていた。

林氏は自民が野党だった平成24年の総裁選に出馬したが、5人中最下位だった。官房長官、外相のほか、防衛相、農林水産相、文部科学相などを歴任。5期務めた参院議員を辞職して令和3年10月の衆院選に立候補し、山口3区で当選した。

77OS5:2024/08/17(土) 11:00:12
https://mainichi.jp/articles/20240802/k00/00m/010/182000c
「5度目の正直」狙う石破茂氏 人気者に立ちはだかる議員票の壁
毎日新聞
2024/8/5 06:30(最終更新 8/5 10:03)

 7月21日、鳥取市で開かれた自民党の石破茂元幹事長の国政報告会は、37度を記録した猛暑に負けないほどの熱気に包まれていた。自民党総裁選を巡り、石破氏からどんな言葉が発せられるのか。聴衆の食い入るような視線が壇上に注がれていた。

 「いつの時代も国を変え、歴史を変えるのは都(みやこ)の偉い人ではない。いつの時代も国、歴史を変えるのは地方であり庶民大衆だと信じている」

 石破氏は出馬を明言しなかったが、地元からの首相誕生に期待する聴衆の大きな拍手が響きわたった。

 出馬の判断について「お盆がめど」と説明してきた石破氏だが、別の会合でも「この国を鳥取から変えるということをやってみたい」と発言するなど意欲を隠さない。BS番組では「ずるずる引き延ばすのは良いことだとちっとも思わない」と述べ、決断の時が近づいていることを示唆した。

 総裁再選をうかがう岸田文雄首相が沈黙を続け、他の「ポスト岸田」候補の多くも政権の要職にあって身動きがとりづらい中、フリーハンドの石破氏が出馬表明の口火を切る可能性が高まっている。

鉄道を愛する一言居士
 報道各社の世論調査で「次の首相にふさわしい人」の首位に選ばれ続けながら、その座をつかめずにいる――。それが石破氏の現在地だ。

 6月下旬に実施した毎日新聞の世論調査では最多の20%を獲得。2位の高市早苗経済安全保障担当相(9%)に倍以上の差を付けた。

 安全保障や農水行政の専門家で、時の権力者にも物おじしない一言居士。「鉄道オタク」などの横顔も知られ、高い知名度と人気を維持してきた。

 しかし、過去に出馬した4回の総裁選はいずれも敗退。厚い壁として立ちはだかってきたのが…

78OS5:2024/08/17(土) 11:00:41
https://www.asahi.com/articles/ASS8G2C2PS8GUHBI015M.html
石破茂氏、自民党総裁選へ立候補の意向示す 推薦人20人そろえば
自民

2024年8月14日 16時08分
 自民党の石破茂元幹事長は14日、岸田文雄首相が出馬しない意向を表明した9月の総裁選について、「総裁選に推してやろうという方々が20人おられれば、ぜひとも出馬したい」と語り、推薦人がそろえば立候補する意向を示した。

 訪問先の台北で日台の報道陣の取材に答えた。

79OS5:2024/08/17(土) 11:07:04
>>71
高市氏を支援していた議員が今回は小林氏支持に回る動きも出ているという。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA12C9O0S4A710C2000000/
高市早苗氏、保守票分散を憂慮 再挑戦へ仲間づくり意識
「ポスト岸田」の夏
https://www.asahi.com/articles/ASS8G2PTGS8GUTFK00WM.html
「ポスト岸田」レースに号砲、高市氏と石破氏始動 刷新感求める声も
有料記事自民

森岡航平 笹山大志2024年8月14日 17時54分
 岸田文雄首相の自民党総裁選への不出馬表明で、「ポスト岸田」の候補たちのくびきは解かれた。

「総裁選の推薦人になってくれませんか?」。14日、首相の記者会見の終了後まもなく、高市早苗経済安保相は安倍派議員の携帯電話を鳴らし、こう求めた。

 高市氏はすでに出馬の意向を固めており、参院安倍派中堅は「安倍派の何人かが高市氏の推薦人になると確定したと聞いた。ただ、安倍派が多くなるのは高市氏にとっても安倍派にとっても良くない。何とか推薦人をばらけさせたい」。高市氏は20人の推薦人集めを加速させるとみられる。

 同じく立候補の意向を固めている石破茂元幹事長も14日、早速、出馬に向けたトーンを強めた。「総裁選に推してやろうという方々が20人おられれば、ぜひとも出馬したい」と訪問先の台北で記者団に語り、推薦人がそろえば立候補する意向を示した。

80OS5:2024/08/17(土) 11:14:32
https://mainichi.jp/articles/20240815/k00/00m/010/084000c
斎藤健経産相、総裁選出馬に意欲 出馬求める声「お聞きしなくては」
政治

速報
毎日新聞
2024/8/15 11:48(最終更新 8/15 13:04)

 斎藤健経済産業相は15日の閣議後の記者会見で、9月に予定される自民党総裁選について、周囲から出馬を求める声が数多く寄せられているとして「そういう声を真剣にお聞きしていかなくてはいけないのかなと思い始めている」と述べ、立候補に意欲を示した。

 岸田文雄首相は14日、次期総裁選に立候補しないことを表明した。斎藤氏は自身の出馬の意向を問われ「昨日から今朝にかけ、私のところに『総裁選に出るべきだ。出てほしい、あなたしかいない』みたいな連絡が数多く寄せられた」と明かした。

 その上で「それらの声は、切実な思いのもとで発せられているなあと感じるところがある。今は、そういう声を真剣にお聞きしていかなくてはいけないのかなと思い始めているところだ」と語った。

 斎藤氏は、7月12日の会見で次期総裁選への出馬意向を問われた際は「今、私は岸田内閣の閣僚として、転換期にある経済産業政策に全力で取り組んでいるところで、全く頭の中にないことを質問されても答えようがない」と答えていた。【町野幸】

81OS5:2024/08/17(土) 11:37:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/03c83ab5233f5a04bbb92def9462c3cc3eab70d6
混迷の自民総裁選「派閥を守りたい麻生」「高みの見物の菅」「孤立を深める森」…3長老たちの“推し候補”と意外なホンネ
8/17(土) 11:11配信

デイリー新潮
3長老(左から麻生氏、森氏、菅氏)

 9月に予定される自民党総裁選に岸田文雄首相が不出馬を表明したことで、「ポスト岸田」レースが激しさを増している。一方で、出馬意欲を示す候補者たち以上に注目を集めるのが、その当落すら左右する「キングメーカー」の動向だ。そんな3長老たちの“肚の内”を覗いてみると――。

 ***

 現時点で、総裁選へ出馬する意向を示しているのは石破茂・元幹事長(67)に河野太郎・デジタル相(61)、高市早苗・経済安全保障相などとされる。

「他にも茂木敏充・幹事長や野田聖子・元総務相、斎藤健・経産相らも出馬に意欲的と伝えられます。しかし『このメンツじゃ、誰がなっても次の選挙に勝てない』との声も多く、党内からは“選挙の顔”として期待できる、小泉進次郎氏を推す声が勢いを増しつつある」(全国紙政治部記者)

 国難をヨソに、自民議員らが「次の選挙」を気にするのは、来年に衆議院・参議院とも任期満了を迎えるためだ。

「つまり次期総裁選びが“自分たちの命運を決める”との危機感があり、進次郎氏なら『世代交代』と『刷新』をアピールでき、地に堕ちた党の信頼回復も果たせると夢想する若手議員は多い。もし進次郎氏が出馬表明すれば、支援に回る意向を持っているのが党長老の森喜朗氏とされますが、ひとつ大きな問題が……」(同)

“空中分解”する清和会
 それが森氏の党内での影響力の低下という。自民党関係者が語る。

「これまで森さんの“影武者”として、萩生田光一・前政調会長が党内に睨みを利かせていた部分もありましたが、自民派閥の裏金問題や7月の都議補選での大敗を受け、萩生田氏自身が党中央から弾かれてしまった。と同時に森さんの影響力も急速に低下し、仮に森さんが進次郎氏を応援したいと思っても、果たしてヒトを動員できるのかどうか……」

 威光の陰りとともに、森氏がかつて会長を務め、その後も「仕切り役」として君臨してきた清和会(安倍派)も“分裂状態”に陥りつつあるという。

「清和会の3回生以下の若手のなかには“進次郎を推す”と話す者が少なくありません。それより上の世代で中国地方に縁のある議員などを中心に“石破支援”に回る動きも伝えられる。求心力を失った清和会は早い段階から総裁選を睨んだ“草刈り場”になっていて、茂木陣営の切り崩しにあっている若手議員もいると聞く。分裂というよりも、清和会の現状はバラバラに近い」(同)

 そんななか、相変わらずの存在感を放つのが麻生太郎・副総裁という。

麻生と菅の「本音」
 すでに麻生氏は茂木氏からの支持要請を断わったと伝えられるが、

「同じ麻生派の河野氏が出馬すれば“支援するのが筋”との理屈ですが、周辺を取材すると『最終的に派として票を散らす』可能性に言及する関係者もいるなど、手持ちのカードは複数用意しているようです。派閥を存続させるための“リスクヘッジ”という狙いのようですが、実際、他に勝てる候補が出てくれば“相乗り”するシナリオなども取りざたされています」(前出・記者)

 3長老のなかで最も悠然と構えているのが、実は菅義偉・前首相という。

「岸田首相の不出馬表明までは、菅さんも進次郎氏を中心に“岸田に勝てる”候補の擁立に水面下で動いていた。ところが岸田氏が退陣意向を示したことで、最近は『出たい人が出ればいい』とトーンダウンしている。岸田氏の“二階(俊博)切り”発言で自身の政権にトドメを刺されたとの恨みから、菅さんの総裁選に対するモチベーションは“岸田追い落とし”にあったというのが定説。進次郎氏を応援したい気持ちに変わりはないようだが、図らずも目的が達成されたことで、表立って動く気配はいまのところ見えない」(前出・関係者)

「顔」をスゲ替えても“長老の一掃”なくして、古い自民体質は変わらない? 

デイリー新潮編集部

新潮社

82OS5:2024/08/17(土) 11:42:07
>>2追記修正
●が出馬以降(小泉は本人はコメントないが)

ポスト岸田 ポストポスト岸田 の年齢
【岸田派】
岸田文雄 57年生まれ 66歳
●上川陽子 53年生まれ 71歳(麻生印)  岸田派内では林氏に期待が強く、推薦人確保は難航する可能性がある。>>72
●林芳正  61年生まれ 63歳  推薦人確保にめど>>76
小野寺五典60年生まれ 64歳

【茂木派】
●茂木敏充 55年生まれ 68歳(麻生印)麻生副総裁が茂木幹事長に「支持は難しい」との意向>>63
●加藤勝信 55年生まれ 68歳(菅印) 出馬検討を表明>>75 HKT(萩生田光一・加藤・武田良太)
小渕優子 73年生まれ 50歳(森印)

【菅系】
●石破茂  57年生まれ 67歳  立候補の意向示す 推薦人20人そろえば>>78
●河野太郎 63年生まれ 61歳(麻生派) 麻生、菅の板挟み>>46
●小泉進次郎81年生まれ 43歳

【安倍派】
西村康稔 62年生まれ 61歳
萩生田光一63年生まれ 60歳
世耕弘成 62年生まれ 61歳 離党中

【保守系】
●小林鷹之 74年生まれ 49歳(二階派) 19日にも出馬表明>>74 甘利明前幹事長>>67
●高市早苗 61年生まれ 63歳 高市氏を支援していた議員が今回は小林氏支持に回る動き>>71
●青山繁晴 52年生まれ 72歳 参院議員>>34自民党総裁選に出馬する意向

【その他】
●斎藤健 59年生まれ 65歳 (元石破派)
●野田聖子 60年生まれ 63歳(二階印) 必要な20人の推薦人確保が課題>>42

【長老】
二階俊博 39年生まれ 85歳 ・・・次回衆院選出馬せず
麻生太郎 40年生まれ 83歳
菅義偉  48年生まれ 75歳

小池百合子52年生まれ 71歳

83OS5:2024/08/17(土) 11:43:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf7de82f7aaf8babd0ebff8c92875fa73e8b6fff

自民総裁選 世代間の戦いの様相も 40代「刷新」、ベテラン「経験」
8/16(金) 19:16配信


混戦模様の9月の自民党総裁選は、世代間の戦いの様相も呈している。派閥パーティー収入不記載事件で傷ついた党の「刷新」をアピールするため、若手・中堅議員を中心に40代の総裁候補が急浮上。これに対し長らく総裁候補と呼ばれてきた60代以上のベテラン勢は、激動する国際情勢などに対処する「経験」の重要性をアピールする。


■「現役世代に身近なリーダーを」

「現役世代が身近に感じられる若き政治リーダーがこれまで以上に求められる」。9日発売の月刊誌「文芸春秋」でこう訴えた衆院当選4回の3人のうち、福田達夫、大野敬太郎両氏が推すのが、当選同期の小林鷹之前経済安全保障担当相(49)だ。若手・中堅を中心に、立候補に必要な推薦人20人を超える支持の広がりを見せている。

総裁交代を機に支持率を大幅に回復させたいとの期待感から、若く知名度が高い小泉進次郎元環境相(43)の待望論もある。「刷新感」を求める菅義偉前首相も小泉氏を評価し、本人が決断すれば推薦人確保は確実とみられる。首相に就けば、44歳で初代首相となった伊藤博文よりも若く、歴代最年少となる。

今月8日の安倍派中堅・若手約10人の会合でも小林、小泉両氏の名が挙がった。出席した佐々木紀(はじめ)衆院議員は記者団に「若返りというか、世代交代はしっかり進めていかないといけない」と強調した。ただ、若返り論への異論も少なくない。「すぐにボロが出るようでは困る。安定感が大事だ」。ある党幹部は「人気投票化」を危惧した。

■ベテラン勢は実績に自負

「いつかこの経験を生かせる日が来ればいいと思う」。3度目の出馬を目指す河野太郎デジタル相(61)は15日の記者会見で、閣僚として外交・安全保障などを担当してきたと語り、出馬に意欲を示した。茂木敏充幹事長(68)も1日、記者団に「難しい状況の中でかじ取りしていくのは相当大変だ」と、重要閣僚や党要職を歴任した自負をのぞかせた。

一方、実績や安定感を重視して林芳正官房長官(63)、加藤勝信元官房長官(68)、斎藤健経済産業相(65)を推す動きも出ている。小林氏を評価する重鎮は「若手だけで応援し、ベテランを排除しているように受け止められている」と懸念した。(田中一世)

84OS5:2024/08/17(土) 11:51:07
■安倍派
保守派の、小林鷹之と高市早苗か?
萩生田光一はHKTで加藤勝信?

■麻生派
自派の河野太郎 と 茂木敏充か?
外様の甘利明は小林鷹之

■茂木派
自派の茂木敏充と加藤勝信 

■岸田派
自派の林芳正と上川陽子

■二階派
自派の小林鷹之
武田良太はHKTで加藤勝信?

■菅系
石破茂/河野太郎/小泉進次郎/加藤勝信
カードは多いが・・・

85OS5:2024/08/17(土) 20:29:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d09f7fa51cbb8fd611cd06b2b223d061370ff22
自民総裁選は乱立模様 小林氏19日表明 林、加藤、河野3氏も出馬へ
8/17(土) 18:48配信


毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で、平田明浩撮影

 9月に予定される自民党総裁選は、10人前後が立候補に意欲を示す乱立模様となっている。小林鷹之前経済安全保障担当相(49)が19日に記者会見を開き、最初の立候補表明となる見通しだ。林芳正官房長官(63)、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)も立候補する意向を固めた。これまで2008、12年に各5人が出馬したのが最多だが、岸田文雄首相の再選不出馬を受け、各議員の動きが活発化している。

【写真まとめ】出馬する?しない? 自民党総裁選「候補者」たち

 小林氏は、党の「刷新」を求める安倍派などの当選4回以下の議員に加え、所属する二階派や麻生派の一部から支持される。他候補に先んじての表明について、小林氏支持の議員は「二階俊博元幹事長も了承済みだ」と話す。活動期間を長く確保することで知名度不足を克服し、党員票獲得に向けて浸透を図る。

 これに対し、岸田派ナンバー2の座長だった林氏は防衛相、外相などを務めた政策通で、岸田派を中心に「ポスト岸田」に推す声が高まっていた。既に首相らに出馬の意向を伝えた。

 加藤氏は16日夜、BS11の番組で「総裁選に向け具体的な動きをしていきたい」と述べ、出馬の意向を明らかにした。菅義偉内閣で官房長官を務め、今回の動きも非主流派に影響力を持つ菅氏の意向を受けたものとみられる。同じく菅氏に近い小泉進次郎元環境相(43)は、現時点で対応を明言していない。

 また、河野氏は16日、麻生太郎副総裁と東京都内で会談した。関係者によると、麻生氏が出馬を了承したことから、近く立候補を表明する調整に入った。

 岸田派所属の上川陽子外相(71)も、出馬意欲を首相に伝えたと、X(ツイッター)に投稿した。だが、岸田派内では林氏を推す声が強く、脱派閥で支持を広げられるかが課題となる。

 総裁選は9月12日告示、同27日投開票の日程が有力で、20日の総裁選挙管理委員会で決定する。【野間口陽、鈴木悟、加藤明子】

86OS5:2024/08/17(土) 20:34:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/5112d33f9ea130e778ec4351a23be0c433cf8411
「ついに攻め始めた」の声も…上川陽子外相が自民党総裁選出馬意欲を岸田首相に伝達 Xで表明
8/17(土) 20:08配信


日刊スポーツ
上川陽子外相のXから

 上川陽子外相(71)は17日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、岸田文雄首相(67=自民党総裁)の不出馬表明で一気に動き始めた9月の自民党総裁選への出馬意欲を、首相に伝えたことを明らかにした。


 「今日、昼過ぎに岸田総理に私の決意をお伝えしてまいりました」とした上で「午後は議員会館で、静岡のお茶で喉を潤しながら、私の思いを伝える電話かけです!」と投稿。静岡1区選出らしくテーブルに緑茶を置いた構図で、携帯電話で電話をかけている自身の様子の写真もポストした。

 上川氏は一時、麻生太郎副総裁が「激推し」していたが、最近はやや待望論がしぼんでいた。今回の投稿をめぐっては、上川氏のこれまでのX投稿が、外相としての活動報告が多かったこともあってか、自民党内では「ついに上川さんが攻め始めた」などの驚きの声も出ている。

 今回の総裁選は、候補者が大乱立して大乱戦になる見通しだが、女性議員で名前が出ているのは上川氏のほか、高市早苗経済安全保障相(63)や野田聖子元少子化担当相(63)などにとどまっている。

 上川氏は、解散した岸田派に所属していた。岸田派では、座長を務めた林芳正官房長官(63)も総裁選に出馬する見通し。

87OS5:2024/08/18(日) 20:05:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/e95174a7bc29418b5c63fb43158f0f0fd413475d
自民総裁選 石破氏の勝機は? 最も善戦した2012年と似通う 国民、党員人気高いが…推薦人20人確保が課題
8/18(日) 11:56配信


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山陰中央新報
(写真:山陰中央新報)

 9月の自民党総裁選への岸田文雄首相の不出馬表明を受け、後継争いが本格化している。5度目の挑戦に意欲を示す石破茂元幹事長(衆院鳥取1区、12期)は勝てるのか。世論調査の次の総裁にふさわしい人を分析すると、今回は最も善戦した2012年と似通い、自民支持層の期待が高いのが特徴だ。党が窮地に陥るほど現実味を帯びる「石破カード」。当面は推薦人20人の確保が課題になる。

 初めて総裁選に挑んだ08年は麻生太郎氏(現副総裁)に敗れ、12、18、20年も国会議員票を伸ばせず敗北した石破氏。14日の岸田首相の不出馬を受けて「できるだけ同じ志を持つ方にご賛同いただきたい」と、立候補に意欲を示した。

【石破氏の横顔】妻に振る舞ったサケのワイン蒸し「大批判は浴びておらん」

 石破氏の強みは国民、党員の支持だ。共同通信社が7月20、21の両日に実施した世論調査で、次の総裁にふさわしい人を尋ねる問いに全体は28・4%でトップに立ち、2位の小泉進次郎元環境相の12・7%を大きく引き離した。自民支持層に限っても29・1%で1位となった。

 状況は下野していた12年と似通う。当時の石破氏への期待は全体25・5%、自民支持層31・4%でともに1位。党員・党友による地方票と国会議員を合わせた1回目の投票は地方票で圧倒した。国会議員のみの決選投票は安倍晋三元首相に19票差で敗れたが、過去4回で最も総裁に近づいた選挙だった。

 低い自民支持率共通

 もう一つ共通するのは自民党支持率の低さだ。民主党政権時の12年は19・3%で、今回は派閥政治資金パーティー裏金事件を受けて33・1%にとどまり、40%を超えていた安倍、菅各政権時代より低い。

 時に政権に苦言を呈し、党内には「石破アレルギーは強い」との声が聞かれる一方、「国民と意識が近い石破氏がいるのは党の強さでもある。本当に党が追い込まれた時に『石破カード』を使う可能性はある」との見方もある。

 党への逆風と石破氏への期待は連動する。裏金事件発覚前で自民支持率が35・8%だった23年8月調査で石破氏への期待は全体18・5%、自民支持層に限ると17・0%で岸田首相の19・1%に及ばなかった。裏金事件発覚後の同12月調査は自民支持率が26・0%に下がる一方、石破氏への期待は全体25・7%に上昇し、自民支持層は23・5%で首位に躍り出た。

 安倍氏と一騎打ちとなった18年は石破氏への期待は全体26・7%で安倍氏を下回り、自民支持層は20ポイント以上の差をつけられ、299票の大差で敗れた苦い経験もある。党員の期待をつなぎ留められることが勝利の絶対条件になる。

88OS5:2024/08/18(日) 20:07:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/7098d2d4deaba4d618185edb894c8b100c265973
乱立模様、推薦人集め激化 「ポスト岸田」が汗、自民総裁選
8/18(日) 7:04配信


時事通信
自民党総裁選を巡る「ポスト岸田」の候補者。(上段左から)石破茂、加藤勝信、上川陽子、小泉進次郎(中段左から)河野太郎、小林鷹之、斎藤健、高市早苗(下段左から)野田聖子、林芳正、茂木敏充の各氏。

 9月の自民党総裁選が一気に乱立模様となってきた。

 出馬が取り沙汰されるケースも含めれば、「ポスト岸田」候補は10人程度となる。派閥の締め付けが緩んだことで、立候補に必要な推薦人20人を各候補は自前で確保する必要に迫られ、水面下でつばぜり合いが繰り広げられている。

【図解】総裁選(代表選)前後の内閣支持率変動例

 「複数の同僚から話をもらっているのは事実。それ以上コメントすることはない」。小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は17日、新潟県燕市で記者団から推薦人確保の状況を問われ、手の内を明かすのを避けるかのように言葉を濁した。

 20人の推薦人確保にめどを付けた小林氏だが、支持の中心は所属する二階派ではなく、派閥裏金事件の震源となった安倍派の中堅・若手や無派閥議員ら。一方、二階派や安倍派の一部には小泉進次郎元環境相(43)への待望論もあり、小林氏陣営からは「告示日までに他陣営に切り崩されるかも」と懸念の声が漏れる。

 茂木派では、加藤勝信元官房長官(68)が出馬を検討している。15日には安倍派に一定の影響力を持つ萩生田光一前政調会長に協力を要請。森山裕総務会長の支援を期待し、茂木派内でも支持拡大を狙う。自派閥固めを図ろうとしていた茂木敏充幹事長(68)は17日、訪問先の金沢市で総裁選対応について「夏の間考える」と言葉少なに説明。予定を切り上げて帰京を急いだ。

 岸田派では、林芳正官房長官(63)が立候補の意向を同派議員に伝え、上川陽子外相(71)も推薦人確保に汗をかく。上川氏は議員連盟を通じて親交が深いメンバーらに電話などで支援を呼び掛けている。

 にわかに乱戦の様相を呈する総裁選に、早くから「ポスト岸田」として名前の挙がってきた面々からは焦りの色もにじむ。2021年総裁選で小林氏が推薦人に名を連ねた高市早苗経済安保担当相(63)は、自らの支持基盤となってきた保守層の亀裂を警戒。17日、奈良市内で講演した際、出席者によると、「候補乱立を受け、推薦人の引きはがしにあっている」と危機感をあらわにした。石破茂元幹事長(67)は推薦人確保の見通しが立ちつつあると明かしたが、茂木派の切り崩しにも動いている。

 候補が乱立すれば推薦人確保のハードルは高まる。自民関係者は「世論の支持が伸び悩めば、告示までに勝ち馬に乗ろうとする議員心理も働くだろう」として、駆け引きが激化するとの見方を示す。実際出馬できるかどうかは「ポスト岸田」候補にとって今後の政治的影響力も左右しそうだ。

89OS5:2024/08/18(日) 20:11:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/c568884b30e8facb8b5e84cff799e214e54632b5
石橋湛山は2・3位連合で勝利 黎明期から決選投票が焦点 自民党総裁選プレーバック①
8/13(火) 7:00配信



産経新聞
自民党総裁選の決選投票で勝利した石橋湛山氏(左)と握手する敗れた岸信介氏=昭和31年12月14日

9月の自民党総裁選は、「政治とカネ」の問題に由来する派閥解消に伴い「派閥なき総裁選」となる。熾烈(しれつ)な権力闘争を繰り広げてきた過去の総裁選を振り返りつつ、今年の総裁選の焦点を探る。

【表でみる】昭和31年の自民党総裁選

昭和30年の保守合同によって誕生した自民党で、総裁選が初めて行われたのは翌31年4月5日のことだった。地方の党組織の確立を急いだ時期で、国会議員に地方代議員を加えた選挙となった。当初は旧民主党の鳩山一郎と旧自由党の緒方竹虎との争いとみられていたが、1月に緒方が急死。有力な対抗馬がいなくなり、鳩山が圧勝した。

■飛び交う空手形

鳩山が同年11月に退陣を表明すると、後継を岸信介、石橋湛山、石井光次郎の三者が争った。それぞれ党内での勢力、人気が伯仲しており、初の本格的な総裁選と位置づけられている。投票によるしこりを避けるため、長老による話し合いでの決着が模索されたが、実現しなかった。

総裁選では現金やポストの空手形が飛び交ったといわれ、当時の産経時事(現産経新聞)は「岸派のグランド・ホテル、石橋派の日活会館、石井派のプリンス・ホテルの事務所ではそれぞれおそくまで参謀会議が開かれた」と報じていた。

主流派の岸と非主流派の石橋、石井という構図となった総裁選は同年12月14日に行われ、第1回投票で1位岸、2位石橋、3位石井となったが、岸は過半数を獲得できなかった。党則により岸、石橋の間で決選投票が行われ、2位・3位連合を結成した石橋が258票を獲得し、251票の岸に7票差で勝利した。

今年9月の総裁選に関し、岸田文雄内閣の支持率低迷を受け、多くの候補者による論戦を通じ党勢回復を図るべきだとの意見がある。候補者が乱立すれば決選投票にもつれこむ公算が大きいだけに、閣僚経験者は「派閥は解消したが、決選投票ではまとまって行動したい」と話している。党の黎明(れいめい)期と同様、決選投票での合従連衡が焦点となりそうだ。

■「ポスト岸」で乱戦

石橋の病気による辞任に伴う昭和32年3月21日の総裁選は約3カ月前の戦いで石橋に肉薄した岸が優位を誇って形式的な総裁選となり、岸は有効投票数475票のうち471票と圧倒的多数で選出された。

日米安全保障条約改定を成し遂げた岸は35年6月、退陣を表明した。「ポスト岸」を巡る争いは、官僚出身の池田勇人と、党人派の支持を集めた石井を中心に複数候補が立候補の意志を示す乱戦となった。サンケイ新聞(現産経新聞)は「党内の派閥抗争は頂点に達した。総裁公選には金がかかる-という世間の非難が強くでたのもこのときだ」と振り返る。このときは、池田が決選投票で石井に勝利した。

39年の東京五輪閉幕翌日の10月25日、池田は病気のため退陣を表明した。次の総裁は、池田の後継指名もあり話し合いによって佐藤栄作に一本化。佐藤長期政権のスタートだった。(敬称略)

90OS5:2024/08/18(日) 20:12:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6ec20299977ebe1af356a7e5ecf7e05f0464f63
「三角大福」の争いで金権批判 その後は「クリーン」アピール 自民党総裁選プレーバック②
8/14(水) 7:00配信
産経新聞
自民党総裁選に勝利したときの田中角栄氏=昭和47年7月5日

昭和45年10月29日、佐藤栄作は自民党史上初の総裁4選を果たした。投票総数の7割以上にあたる353票を獲得したものの、三木武夫に佐藤への批判票として予想を上回る111票が集まった。

【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?

■権力闘争に傾注

三木は「政治が国民から遊離している」と述べたが、総裁選の仕組みにも批判があった。有権者は党所属の衆参両院議員と都道府県から各1人の代表者であり、現在の党員投票はなかった。選挙管理委員会や立会演説会もなく、議員を政策論争そっちのけで権力闘争に傾注させる規定だといわれていた。

佐藤は4選後、早々に次は立候補しないと表明し、田中角栄と福田赳夫による「第1次角福戦争」と呼ばれる後継争いが激化した。佐藤は福田に政権を禅譲する形での「角福調整」を模索していたとされる。しかし、田中は豊富な資金力を背景に勢力を伸ばし、47年5月に佐藤派内の大半の議員で田中派を旗揚げした。

同年7月の総裁選は新ルールとして立候補に推薦人10人が必要となり、田中、福田、大平正芳、三木が立候補した。各氏から一文字取って「三角大福」と呼ばれた。田中、大平、三木が決選投票で「反福田」で協力すると確認し、大勢が決した。決選投票は田中282票、福田190票で、田中は当時最年少の54歳で総裁に就いた。7年8カ月続いた佐藤政権後、田中の若さへの期待も高かった。

この総裁選についてサンケイ新聞(現産経新聞)は、地方の代議員に関し「1票3千万円のウワサも」と報じた。田中は首相就任後、金脈問題によって追い込まれ49年に退陣した。

■「椎名裁定」で決着

後任を巡り、派閥の人数で勝る田中と大平が総裁選実施を模索したのに対し、三木、福田が「田中亜流」を避けるべく話し合いによる決着を主張。最終的に金権選挙や党分裂を避けるため、副総裁・椎名悦三郎による「椎名裁定」で三木が総裁となった。

「クリーン三木」といわれた三木は総裁選に何度も挑戦した。今年9月の総裁選出馬の意欲を隠さない石破茂は、三木について「自分に重ねてみたところは確かにある」と話したことがある。派閥のパーティー収入不記載事件を受け自民に逆風が吹く中、石破に好機が到来したのか否か。目先を変えるため小泉進次郎、小林鷹之ら中堅・若手への待望論もある。ただ、話し合いで決着する可能性はほとんどない。(敬称略)

91名無しさん:2024/08/18(日) 20:12:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec0138054f4f471fbad54ce383f39a37a552a873
現職首相唯一の敗北に複数の「明智光秀」…「天の声もたまには変な声がある」 自民党総裁選プレーバック③
8/15(木) 7:00配信


産経新聞
昭和52年、顔をそろえた(左から)田中角栄元首相、福田赳夫首相、大平正芳自民党幹事長。翌年の総裁選で、福田、大平両氏は激しく争った=東京・芝公園のホテル

昭和51年の衆院選の自民党敗北を受けて三木武夫は退陣に追い込まれ、同年12月23日に福田赳夫が話し合いで総裁に選ばれた。福田は経済の立て直しを急ぐ一方で党改革を進め、派閥解散や総裁選への全国の党員・党友による予備選導入を決めた。

【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?

■福田は本選を辞退

福田が再選を目指した53年総裁選は初めて予備選が採用された。ほかに幹事長の大平正芳、総務会長の中曽根康弘、通商産業相の河本敏夫が出馬。党幹部や閣僚が現職首相に弓を引く形で総裁選に出馬する場合、「本能寺の変」で主君の織田信長を討った明智光秀になぞらえられるが、総裁選で「明智光秀」が立候補したのはこのときだけだ。

予備選は、田中角栄率いる田中派が大平を全面支援し、福田は大平に次ぐ2位だった。福田は「天の声もたまには変な声がある」と述べ、本選を辞退。派閥解消がかけ声だけだったことも浮き彫りになった。

現職首相が総裁選で敗れた唯一のケースだが、今年9月の総裁選に重なる部分がある。首相の岸田文雄が立候補する場合、幹事長の茂木敏充、閣僚の河野太郎や高市早苗らが「明智光秀」と言われる覚悟で出馬に踏み切るかが焦点だ。また、次期衆院選の「顔」選びにもなるため、国会議員は党員・党友投票の動向を無視しづらい。パーティー収入不記載事件を受け麻生派(志公会)を除き派閥は解消を決めたが、実効性があるかも注目される。

不記載事件は、しばしば昭和63年に発覚した汚職事件であるリクルート事件になぞらえられる。総裁の竹下登は平成元年4月25日、政治不信の責任を取って退陣の意思を表明。6月2日に竹下の事実上の後継指名で宇野宗佑が総裁に決まったが、7月の参院選で大敗し2カ月の短命となった。

■「小沢面接」のような場面は…

それでも竹下派支配は続き、宇野の後の海部俊樹、宮沢喜一は竹下派の影響下にあった。宮沢が勝利した3年10月27日の総裁選を巡っては、同派幹部の小沢一郎が宮沢、三塚博、渡辺美智雄を派閥事務所で面接する場面もあった。今年9月の総裁選ではキングメーカーとして麻生太郎や菅義偉が誰を推すかに注目が集まるが、「小沢面接」のような場面は想定しがたい。

宮沢が首相だった平成5年7月の衆院選で自民は敗れ、下野した。次の河野洋平は野党の総裁、続く橋本龍太郎は首相になりうる連立与党の総裁として選ばれた。(敬称略)

92名無しさん:2024/08/18(日) 20:13:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9b36af4fcef21d0e5f88c30fc96445011dc0aa6
存在の危機に現れた「救世主」…「自民党 ぶっ壊す」 平成13年4月 自民党総裁選プレーバック④
8/16(金) 7:00配信


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産経新聞
平成13年の自民党総裁選で街宣車から手を振る小泉純一郎氏(右)と応援に駆けつけた田中真紀子氏=東京・池袋東口

自民党は平成10年7月の参院選で14議席減の惨敗を喫し、首相の橋本龍太郎は在職2年半で辞任した。直後の総裁選で、最大派閥の小渕派は会長・小渕恵三の擁立を決めたが、梶山静六が同派を離脱して無派閥で出馬。三塚派からも小泉純一郎が名乗りを上げた。

【写真】父親まねた?髪形チェンジしていた頃の進次郎氏

■「凡人、軍人、変人」

人気者の田中真紀子が「凡人、軍人、変人」と評した三つどもえの争いは、下馬評通り「凡人」の小渕が制した。小渕は参院で与党が過半数割れした「ねじれ国会」解消のため、自由、公明両党を連立に引き込んで現在の自公連立の礎を築く。11年9月の総裁選でも加藤紘一、山崎拓を破り再選を果たしたが、自由党の連立離脱で政局が混乱する中、脳梗塞に倒れた。

緊急事態を受け、自民は有力者5人が協議して幹事長の森喜朗を後継に据えると合意した。森は総裁選を経ずに両院議員総会で総裁に選出された。これが「密室談合」と批判され、森政権は、まれにみる不人気政権となる。

森の舌禍や「政治とカネ」の問題などが重なり、13年2月の産経新聞とフジニュースネットワーク(FNN)の合同世論調査で内閣支持率は6・9%に低迷した。望ましい政権として「自民を含まない連立」との回答が44%を占めた。森は在任1年で辞意を表明し、後継を選ぶ総裁選には橋本、小泉、亀井静香、麻生太郎が名乗りをあげた。

小泉は過去2回の総裁選で、結果的に「かませ犬」的な役回りに甘んじており、3度目の出馬も当初は有力候補とみなされていたわけではなかった。当時の産経新聞は「今回手を挙げておかなければ、次に立つ理屈がなくなる」という小泉陣営の声を紹介し「次の次」狙いが真意だと報じた。「大本命」と評されたのは元首相の橋本だった。

■小泉劇場に熱狂

ところが小泉は「自民党をぶっ壊す」と訴え大ブレークを果たす。4月の総裁選では地方票の9割に当たる123票を獲得し、地すべり的な大勝を収めた。直後の参院選や17年の「郵政解散」による衆院選も勝利に導いた。ただ、派閥構造など自民の体質は温存された。

93OS5:2024/08/18(日) 20:14:45
https://news.yahoo.co.jp/search?p=%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E7%B7%8F%E8%A3%81%E9%81%B8%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF&ei=utf-8
繰り返す世代交代と脱派閥 「麻垣康三」 自民党総裁選プレーバック⑤
8/17(土) 7:00配信

産経新聞
平成18年の自民党総裁選を争った(右から)安倍晋三、谷垣禎一、麻生太郎各氏。安倍氏が当選し、史上最年少の総裁となった

小泉純一郎は首相在任時、国民の支持を政治力の源泉とした。世論の力で「敵」をたたき、推進力に変える政治手法は自民党内に深刻な対立を生んだが、小泉は平成15年の総裁選でも亀井静香ら反対勢力を抑えて勝利した。

【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?

小泉政治のキーワードの1つが「世代交代」だった。元首相の中曽根康弘、宮沢喜一を引退させ、衆院当選3回の安倍晋三を史上3番目に若い49歳で幹事長に抜擢(ばつてき)。その後、初入閣にもかかわらず内閣の要である官房長官に据えた。

小泉は5年5カ月の長期政権を築き、2期目の総裁任期満了で退任した。ポスト小泉である麻生太郎、谷垣禎一、福田康夫、安倍の4人は「麻垣康三」と総称された。

■安倍晋三が圧勝

18年の総裁選には「麻垣康三」のうち福田を除く3人が出馬。「世代交代の旗手」と目された安倍が派閥横断的に中堅・若手の支持を集め、464票を獲得して麻生(136票)、谷垣(102票)に圧勝した。

ただ、戦後最年少の52歳で首相に就任した安倍は政権運営につまずいた。19年夏の参院選で大敗して「ねじれ国会」を許し、在任1年で突然の辞任表明に至った。慌ただしく実施された総裁選は福田と麻生の一騎打ちとなり、71歳の福田が8派閥の支持で圧勝した。

「昨年の総裁選で『年だから』と立候補をやめた福田氏が一夜にして最有力候補になった」「(派閥が)どさくさまぎれのように自己主張を始め、流れを変えた」。当時の「産経抄」はそう記している。

福田政権は支持率低迷にあえぎ、またしても在任1年で突然の辞任表明に至った。ライバル民主党が政権交代へ党勢を拡大し、自民は崖っぷちに立たされる中、20年総裁選には麻生、与謝野馨、小池百合子、石原伸晃、石破茂の5人が乱立。麻生が4度目の挑戦で総裁の座を勝ち取った。

■追い込まれ解散

衆院議員の任期満了が迫る中、活発な政策論争で国民の耳目を引き付け、その勢いのままに衆院解散-とのシナリオがささやかれたが、麻生は首相就任直前に発生したリーマン・ショックによる経済危機への対応を優先した。結果的に1年後の「追い込まれ解散」となり、自民は下野した。

令和6年の総裁選は、派閥解散という状況の下、40代の若手の出馬が取り沙汰される。自民の歴史には「世代交代」と「脱派閥」が繰り返し立ち現れる。(敬称略)

94OS5:2024/08/18(日) 20:15:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/86630bd1b0f3f6a7e2c7663db31e1c09237e4464
勝算なく現職の出馬断念相次ぐ 「本命」が急失速するケースも 自民党総裁選プレーバック⑥
8/18(日) 7:00配信


産経新聞
本命視された河野太郎氏(左)を破り、総裁選を制した岸田文雄氏(右)。中央は、現職ながら不出馬に追い込まれ菅義偉氏=令和3年9月29日、東京都港区(三尾郁恵撮影)

平成21年衆院選で自民党は下野し、谷垣禎一が野党・自民の総裁となった。民主党政権が迷走を続ける中、自民は22年参院選で勝利。政権奪還の機運が高まっていた24年総裁選では、幹事長の石原伸晃が出馬の意欲を示し、谷垣は出馬を断念した。谷垣は産経新聞「話の肖像画」でこう振り返っている。

【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?

「悠々与党であるときなら『勝負しようぜ』でもいいのかもしれませんが、野党のときに一心同体ぐらいのつもりでやってきた人から『出る』と言われたわけですから、言われた瞬間に『これはもう私は辞めた方がいいな』と即断しました」

■総裁に返り咲き

5人の候補による総裁選は石原が本命視されたが、福島第1原子力発電所を「福島第1サティアン」と表現する失言もあり失速。1回目の投票で1位の石破茂と2位の安倍晋三が国会議員票のみで争う決選投票に臨み、安倍が逆転勝利した。総裁に返り咲いた唯一の例だ。同年12月の衆院選で自民は政権に復帰。安倍は首相再登板を果たした。

令和2年8月、史上最長政権を担った安倍が持病の悪化を理由に退陣を表明した。9月の総裁選は官房長官の菅義偉が岸田文雄、石破に圧勝。無派閥として事実上初の総裁だったが、主要派閥が雪崩を打って支持に回った結果でもあった。

■衆院解散断行できず

衆院議員の任期満了(3年10月)が迫る中、菅は衆院解散を断行できずにいた。新型コロナ対応への批判で内閣支持率が低迷。党内に「菅では衆院選を戦えない」との空気が広まっていった。菅は安倍の残り分の総裁任期満了に伴う3年9月の総裁選を控え、衆院解散や内閣改造・党役員人事を模索したが実現せず、不出馬に追い込まれた。

総裁選は岸田、河野太郎、高市早苗、野田聖子が争った。知名度のある河野が優位とみられたが、消費税増税を念頭に最低限の年金額を保障する「最低保障年金」創設案を打ち上げると岸田や高市から財源に関し攻撃を受け、支持を失っていった。1回目の投票で岸田が予想を覆して河野を上回り、決選投票でも岸田が河野を上回った。

今年の総裁選は、支持率低迷にあえぐ岸田の出馬の有無が当面の焦点だ。世論調査で人気が高い石破や小泉進次郎らの出馬待望論があるが、石破は皇位継承を巡り女系天皇容認の発言を繰り返し、保守層の反発を買う。小泉の高い発信力ももろ刃の剣といわれ、戦いの構図はまだ見えていない。(敬称略)=おわり

この連載は、沢田大典、千葉倫之が担当しました。

95OS5:2024/08/18(日) 20:27:03
8/11の記事だけど
https://news.yahoo.co.jp/articles/79c844e0a8bc0a1c313e24c8f4c5d68f31e9e7a0
自民総裁選に「小石河」は全員出馬?一本化? 前回は共闘も…にらみあい
8/11(日) 20:00配信

産経新聞
平成23年7月の新潟・福島豪雨で被害を受けた福島県柳津町を視察する小泉進次郎元環境相(右)=11日午後、同町(竹之内秀介撮影)

9月の自民党総裁選を控え、「小石河」と総称される小泉進次郎元環境相、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相の関係に変化が生じている。3氏は令和3年の前回総裁選で共闘したが、今回は石破、河野の両氏がそれぞれ立候補に意欲を示している。小泉氏は態度を明らかにしていないが、党内で出馬を促す動きがある。一本化の道を探るのか、3氏いずれも出馬するのか、にらみ合いが続く。

「総裁選に向けて、自民党をいかに変えることができるか。誰もが考え、論争し、国民の信頼回復につなげていけるような場にしなければいけない」。小泉氏は11日、平成23年7月の新潟・福島豪雨の復興状況を視察した福島県柳津町で記者団にこう述べた。自身の出馬に関する質問には答えなかった。

自民の若手からは「小泉氏が決断すれば応援したい」(古川直季衆院議員)と出馬を求める声が出ている。小泉氏は水面下で自民議員との面会を重ね、情勢を慎重に見極めているもようだ。

一方、報道各社の世論調査の「次の首相・総裁候補」でトップを走る石破氏は「この国を変えたい」と公言し、7日には憲法改正や財政政策への考え方をまとめた新著を出版した。

河野氏はすでに所属する麻生派(志公会)会長の麻生太郎副総裁に出馬の意欲を伝えた。脱原発派と目されてきたが、7月には安全性が確認された原発再稼働を当面容認する考えを改めて示し、支持拡大を図る。

小石河の1人は総裁選出馬の判断に関し、「他の2人がどう出るかだ」と周囲に漏らす。

3氏の行方を左右するのが、菅義偉前首相の判断だ。3氏はいずれも総裁選出馬に必要な推薦人20人の確保が自力では難しく、党内の非主流派に影響力を持つ菅氏の支援が欠かせない。小石河が分裂すれば他候補を利しかねないため、「菅氏としても最後は意中の一人を選び、一本化を目指すのではないか」(菅氏周辺)との見方がある。

(竹之内秀介)

96OS5:2024/08/18(日) 23:51:18
https://www.sankei.com/article/20240816-6LFNDVAVWNM4TOCO4ZQPRUF6F4/
国連総会出席の首相は誰? 9月下旬、自民総裁選と時期重なり不透明 岸田首相の可能性も
2024/8/16 19:04
岸田文雄首相が不出馬を表明した9月の自民党総裁選の投開票と新首相の選出の時期を巡り外務省が気をもんでいる。9月下旬に米ニューヨークで行われる国連総会の一般討論演説に新旧いずれの首相が臨むのか見通せないためだ。

今年の一般討論演説は24〜30日(29日は除く)。直前の22、23両日に気候変動などの地球規模課題や国連改革を議論する国連未来サミットも予定されている。

日本の首相は通例、一般討論演説を行うほか、滞在中に個別の二国間会談などに臨む。今年は総会に合わせ、日米豪印の協力枠組み「クアッド」の首脳会合の開催も調整されている。


一方、今月20日に決まる総裁選の投開票日は、党の総裁公選規程で9月20日から29日の間となる。有力視されているのは20日か27日で、いずれも金曜日。27日に新総裁を選出した場合、新首相を指名する臨時国会召集は土日をはさみ最短でも30日となるため、新首相が現地で演説を行うことはできない。

20日の場合も、3連休をはさみ新首相誕生は最速で24日となる。平成20年9月22日に総裁となった麻生太郎現副総裁は24日に首相に就任し、25日に訪米して演説を行った。新首相もこの例にならうことは可能だが、準備期間がほぼないまま臨むことになる。


「前総裁」となる岸田首相が総会に出席する選択肢もある。岸田首相は今月6日、核兵器の増加防止を目的とする兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)の交渉開始に向け、核保有国の米英仏各国も参加するハイレベルの友好国会合を秋に開くと表明した。念頭にあったのは9月下旬の訪米時だ。

令和3年9月3日に退陣を表明した菅義偉首相(当時)は23〜26日に米ワシントンを訪れ、クアッド首脳会合などに出席した(一般討論演説は録画参加)。岸田首相も訪米すればまさに「首相の花道」となるが、直後に退任する首相が演説し、会談で約束したところで説得力に欠け、「会談の相手国も困る」(外務省関係者)と否定的な見方がある。(原川貴郎)


https://news.yahoo.co.jp/articles/df4ce5e23a6ce551f4210d5d6227c46087934a9d

首相、9月下旬の訪米調整 退任直前、国連総会に出席
8/17(土) 17:21配信 岸田文雄首相が9月下旬に米ニューヨークを訪れ、国連総会の一般討論演説に出席する方向で調整に入った。バイデン米大統領ら各国首脳との会談も検討する。9月27日投開票で調整している自民党総裁選で首相の後任となる新総裁が選出される方向で、退任直前の外国訪問となる。政府関係者が17日明らかにした。

 一般討論演説は9月24日(現地時間)から始まる予定。首相は国連総会に合わせて兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)交渉開始に向けたハイレベルの友好国(フレンズ)会合開催を表明しており、自ら出席して引き続き核廃絶に取り組む姿勢を強調したい考えだ。

97OS5:2024/08/18(日) 23:58:32
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/89e9a457c2bde591773c92a5784a79f056e82176
総裁選後の衆議院解散総選挙、日程のシナリオと可能性は

大濱崎卓真選挙コンサルタント・政治アナリスト
8/16(金) 10:32
(写真:つのだよしお/アフロ)
岸田首相が次期自民党総裁選への出馬を見送ることを発表し、永田町では自民党総裁選の話題一色となっています。岸田内閣の支持率が近年低調だったことを踏まえれば総裁選後には早期解散をするのでは、との見立て(早期解散論)が主流となりつつある一方、新しい内閣のカラーを予算案などで明確に打ち出し、ある程度の実績をつくってからの解散総選挙の方がいいのでは、との見立て(実績解散論)もあります。自民党総裁選後に想定される衆議院解散総選挙の日程シナリオについて考えていきます。

自民党総裁選の日程
(写真:イメージマート)
まず、総裁選挙の日程についてみていきます。岸田総裁の任期は9月30日までとなっており、規程では議員投票は総裁の任期満了前10日以内と定められています。従って、総裁選挙の開票日は20〜29日に行われることになります。また、総裁選挙の告示は、投票日の12日前までに行うこととされており、選挙期間を最短で取り、かつ選挙を可能な限り前倒しする場合には、9月8日告示、9月20日投開票となります。

ただ、青年局や女性局所属議員らを中心に、「12日以上」と定められている選挙期間を可能なかぎり長くとるべきとの意見や、公開討論会を複数回開くべきとの意見もあり、新生自民党のカラーを打ち出すキャラバン的な要素も強くなるとみられる総裁選の日程を12日間より長く取る可能性も十分にあります。

そうすると、9月1週目(2日〜6日)に総裁選挙を告示し、選挙期間を14〜18日間取って9月20日投開票という流れも十分に考えられるでしょう。地方遊説を多くとったり、あるいは公開討論会を複数回行うこととなれば、必然的に日数は長くなりますし、現在の自民党の支持率を考えれば、多少の選挙期間延長に反対する人は少ないとみられます。与党議員の一部では、岸田首相総裁選不出馬表明後に、「6日告示、20日投開票、2回討論会」の日程案を見たとの声も上がっています。

なお、総裁選の日程については、国連総会の演説(9月24日〜27日)との兼ね合いを憂慮する声もありましたが、これらの声は外交に重きをおく岸田首相が出馬する前提の問題でした。さらに茂木幹事長は「これまでの総裁選を見ても、国連総会の日程とかぶることもある。国連総会がいつだから総裁選がいつになる、ということではないのではないか」とコメントしており、今回の総裁選ではあまりこの問題は考慮されないことになるとみられます。

98OS5:2024/08/18(日) 23:58:42

衆議院解散総選挙の日程
当初は自民党総裁選が27日投開票という前提で、臨時国会の召集を10月2週目に行い、首班指名・組閣後に、10月3週目後半に解散、10月29日公示、11月10日総選挙というやや時間的に余裕のあるスケジュールも検討されていると言われていました。ただ、このシナリオの前提は岸田首相再選があり、今回は新総裁の選出が決まっていますので、少し状況が変わっています。

前例を重視する政界の流れをもとに、今回の岸田首相による総裁選不出馬表明を、前回(2021年)の菅首相(当時)の不出馬表明と衆議院解散に重ね合わせる見方もあります。参考までに、前回は9月29日に岸田氏が自民党総裁に選出され、10月4日に首班指名(首相就任)、10月14日に衆議院を解散し、10月19日に衆院選が公示、10月31日に投開票を迎えました。

この日程を重ね合わせると、9月中(具体的には25〜26日、あるいは30日)に臨時国会の召集と首班指名・組閣・党役員人事を行い、10月1週目(4日)あるいは2週目前半(7〜8日)に解散をしたうえで、15日に衆院選公示、27日投開票という日程がみえてきます。

広瀬めぐみ参議院議員の辞職と補欠選挙
広瀬めぐみ公式ホームページより引用(https://megumi-h.jp/
昨日(15日)には、公設秘書の給与を国からだまし取っていた疑いで、東京地検特捜部により事務所などが捜索を受けた広瀬めぐみ参議院議員が議員辞職しました。公職選挙法第33条の2第2項の規定にもとづき、参議院議員補欠選挙(岩手県選挙区)は10月10日告示、27日投開票で行われる見込みです。

この参議院議員補欠選挙は自民党にとって鬼門となる可能性があります。というのも、今年春の衆議院議員補欠選挙では3つの選挙区でいずれも自民党は勝つことができませんでした。補欠選挙は時の政権の中間評価につながるほか、新しい内閣にとっても最初の試金石となるため、いずれの結果にしろ、内閣支持率に大きな影響を与えます。

今回、秋の補欠選挙は今のところ参議院選挙(岩手県選挙区)のみとみられますが、岩手県選挙区(定数1)は近年まで野党が強く、前回(2022年)に自民党公認候補として広瀬氏が30年ぶりに当選したばかりでした。立憲民主党で今も影響力の残る小沢一郎氏の地元は「小沢王国」とも呼ばれ野党に強固な地盤があることや、広瀬氏の不祥事が「政治とカネ」にわたることなどから、与党にとっては厳しい選挙が予想されます。

この参議院議員補欠選挙を衆議院議員総選挙の「前」に行ってしまうと、前哨戦の意味合いが強くなり、与党にとっては補欠選挙を負けた場合、総選挙に与える影響も大きくなると考えられます。そうならないためにも、衆議院議員総選挙の日程を参議院議員補欠選挙に被せる日程として、10月27日に参議院議員補欠選挙と衆議院議員総選挙の同時選挙を行う日程が、急に現実味を増してきました。

従って、次期衆議院議員総選挙は10月15日公示、10月27日投開票がもっとも現実的な日程と言えるでしょう。この日程を軸に、今後与野党が急速に選挙準備を進めるものとみられます。

99OS5:2024/08/19(月) 00:16:12
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/512365
意欲一転、突然の表明 「攻めの辞職」未練感じず【緊急連載 岸田首相退陣へ】㊤
2024/8/14
(最終更新: 2024/8/15)
 東京・永田町の首相官邸にある記者会見室に立つ岸田文雄首相(広島1区)は、どこかすっきりとした表情を浮かべていた。自身の退任を表明した14日午前の会見。「身を引くことで、けじめをつけたい」と淡々と述べた。国のトップの座を明け渡す未練は、さほど感じさせなかった。

 わずか8日前。地元の「原爆の日」の会見は、全く異なる様相だった。9月の自民党総裁選への対応を問われると明言は避けた。ただ、ライフワークとする「核兵器のない世界」への道筋は身ぶりも交えて熱弁。同月下旬に米国である国連総会へ出席する意欲さえにじませていた。

 「意欲満々だな」。近くで見届けたある首相周辺は総裁再選への挑戦は確実だと受け止めた。それだけに今回の「サプライズ表明」(党幹部)は、官邸や地元関係者に驚きを広げた。

 1月の岸田派(宏池会)解散や2022年8月の内閣改造…。「岸田流」ともされる突然の表明劇が、自身の去就を巡っても繰り返された。なぜこのタイミングなのか―。会見では党派閥の裏金事件を挙げた。党総裁の責任を取るべく辞任する選択肢は「当初から心に期してきた」とした。「昨日、夏の外交日程をひと区切り付けた」とも述べた。

 しかし、岸田派のある中堅は「総理の言動からは意気込みしか感じなかった。まだ政権を担いたかったはずだ」とみる。6月の首相会見では「気力は十分みなぎっている」とも発言していた。

 「仮に総裁選に突っ込んで負ければ傷を広げる。影響力を残せるうちに退陣する道を選んだ」と分析するのは広島県選出の自民党国会議員。この見方を補うかのように、ある首相周辺は14日、「攻めの辞職だ」と解説してみせた。

 党内には公然と「首相交代」を唱える声が相次いでいた。総裁選日程が固まる20日を前に、首相は10、11日、中央アジア訪問を取りやめた影響で公邸で過ごした。熟慮を重ね、総裁選に立候補しないとの答えを導いた。

 日々の激務にも健康を保ち、国会閉会後も精力的に地方視察を重ねる首相の姿に、地元には総裁再選への期待も根強かった。長年支える林正夫元広島県議会議長(83)は「トップの責任を第一に考えたんじゃろう。自分より全体のことを考えたのは岸田さんらしい」と推し量った。(樋口浩二、河野揚、宮野史康)

   ◇

 岸田首相が総裁選に出ない考えを表明した。「政治とカネ」問題を背景に党内で強まる交代論を跳ね返せなかった。突然の表明が広げた波紋や政権の失速を振り返り、総裁選への首相の向き合い方を展望する。

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100OS5:2024/08/19(月) 00:16:43
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/512762
支持率 続いた低空飛行 「選挙の顔」不安胸に【緊急連載 岸田首相退陣へ】㊥

2024/8/15
(最終更新: 2024/8/16)

 15日午前9時半ごろ、官邸に入る岸田文雄首相は晴れやかな面持ちだった。トップの座を退くと表明して1日。肩の荷が下りたのか、直後には集まった閣僚を前に9月の自民党総裁選に触れる。「名乗りを上げると考えている方もいると思う。気兼ねなく論戦を行ってほしい」。異例の激励に踏み込んだ。

 約3年のかじ取りが幕を閉じる。引き金は安倍派を中心とした派閥の政治資金パーティー裏金事件だった。表面化した昨年11月から今年7月まで、内閣支持率は9カ月連続で20%台に沈んだ。

 事件を巡っては、いち早く派閥の解散を打ち出した。国会の政治倫理審査会に現職首相として初めて出席した。離党勧告や党員資格停止、党役職停止を含む処分も実行した。政治資金規正法改正案も通常国会を通した。しかし支持率は浮上しない。いつしか、自身が「選挙の顔」になり得るのかとの不安が胸中を渦巻くようになった。

 就任時から経済浮揚を最優先にしてきた。今月6日には、物価変動を考慮した6月の1人当たりの実質賃金が2年3カ月ぶりのプラスに転じた。政府高官も経済好転の「兆しがある」と手応えを得た一方で、総裁選日程の決まる20日を前に自身の考えは退任へと傾いていった。

 10日には、再選を熱望する地元広島の強力な支援者にこう告げた。「次の衆院選を考えると私が身を引くしかないんです」。念頭に置いた党情勢調査は、岸田総裁で衆院選を迎えた場合の政権交代の可能性を示唆していた。

 党内には「今ごろ辞めても遅い」など冷ややかな受け止めもある。だが、党広島県連の会長を務める平口洋氏(広島2区)は「安倍派や二階派の問題で責任を取る。立派なもんだ」とかばう。

 一昨年夏には世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と安倍派議員の密接な関係も発覚した。政権運営は難しくなるが、政治改革の好機でもあった。

 生かせなかった。改正した政治資金規正法は「ブラックボックス」とされる政策活動費の全面公開を見送った。立憲民主党の森本真治氏(参院広島)は14日、「中途半端な改革に終わってしまった」と率直に述べた。昨年来、繰り返し唱えた「政治改革」半ばでの退陣。その道程は「政治の師」と仰ぐ故宮沢喜一元首相と重なって映る。(樋口浩二、堀晋也)

<関

101OS5:2024/08/19(月) 00:17:22
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/513229
総裁選、首相動向に注目 林官房長官との距離感も焦点に【緊急連載 岸田首相退陣へ】㊦

2024/8/16
(最終更新: 2024/8/16)

 岸田文雄首相(67)=広島1区=は16日、公邸で関東地方に近づいた台風7号の情報収集に当たった。4日後の20日には自民党が9月の総裁選日程を決める。現職総裁ながら「一兵卒」に戻る前提で臨む戦い。昨年12月まで46人の岸田派(宏池会)を率いた首相の動向は、早くも東京・永田町の関心事となっている。

 焦点の一つは林芳正官房長官(63)=山口3区=との間合いだ。宏池会ナンバー2の座長を務め、「岸田再選」の旗を振ってきた。首相が気脈を通じる後継者を望むなら「将来の首相」への意欲を隠さない林氏は筆頭候補だ。

 当の林氏は感情を見せない。総裁選立候補について15日の記者会見では「コメントは差し控える」。ある宏池会幹部は「党への風当たりが強い今、手を挙げるだろうか。彼の勝負どころは先ではないか」と読む。

 同じ宏池会では上川陽子外相(71)の名前も挙がる。15日は報道陣に「熟慮した上で決断し、行動に移す覚悟だ」と含みを持たせた。7月の共同通信世論調査では「次の総裁にふさわしい政治家」で5位。8・2%の支持を集め、林氏(0・7%)や首相(7・5%)を上回った。

 他の「ポスト岸田」候補は前向きな姿勢を示す。過去4度敗れるも世論調査で人気の高い石破茂元幹事長(67)=鳥取1区=は15日のテレビ番組で、立候補に必要な推薦人20人の確保に「めどがつきつつある」と述べた。党内には「選挙の顔になる」との期待もある。

 ただ岸田政権で入閣せず、首相との関係は微妙。しかし党広島県連幹部の一人は次の衆院選を見据え「国民の支持を重視するなら、(首相が)石破氏を推す選択もあり得る」とみる。

 麻生太郎副総裁(83)との関係も総裁選を巡る首相の動向で鍵となる。首相は総裁再選を探った際、派閥解散などで生じた溝を背景に麻生氏から支援の約束を取り付けられなかった。見方を変えれば、これまで後ろ盾だった麻生氏の意向に縛られず、意中の候補を推せる環境にあると言える。

 麻生氏をはじめ、首相経験者は後の政権に一定の発言力を持つケースが少なくない。首相に近いベテランの参院議員は「焦る必要はない。首相は戦いの構図を見極めて慎重に動くだろう」と見通す。(樋口浩二)

102OS5:2024/08/19(月) 19:38:04
岸田の国連総会参加を考えると27日投開票になるわな
30日首班指名かな?
https://news.yahoo.co.jp/articles/34952a54e67429ef19ac57e0864b6b515bfe24ea
自民総裁選は9月27日投開票 石破茂氏は8月22日にも出馬表明へ 小林鷹之氏が名乗り
8/19(月) 19:02配信

産経新聞
自民党総務会に臨む石破茂元幹事長=7月26日、党本部(春名中撮影)

自民党の小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は19日、国会内で記者会見を開き、9月の党総裁選への立候補を正式に表明した。また、自民は20日に決定する総裁選日程について「9月12日告示、27日投開票」とする方針を固めた。選挙期間は通例より長い15日間となる。

【比較してみる】「ポスト岸田」主な候補者の強みと弱み

総裁選は現時点で10人前後が出馬に意欲を示す乱戦模様になっているが、正式に名乗りを上げたのは小林氏が初めて。

小林氏は記者会見で、総裁選について「脱派閥選挙を徹底したい」と語り、派閥の支援を求めないと強調した。憲法改正の早期発議に意欲を示し、自衛隊明記や緊急事態条項創設を訴えた。

派閥パーティー収入不記載事件を踏まえ、「全ての党員、国民に新たな自民党に生まれ変わることを約束する」と主張。政策活動費や調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の透明化を訴えた。一方、事件を受けた自民議員に対する党の処分を見直す考えはないとした。

小林氏は立候補に必要な国会議員20人の推薦人を確保しており、記者会見に20人超の議員が同席した。約10人が安倍派の中堅・若手だった。

一方、石破茂元幹事長(67)は19日、早ければ22日に東京都内で記者会見を開き、正式に出馬を表明する方向で調整に入った。推薦人20人は確保できる見通しで、21日までに推薦人を確定する作業を済ませる意向だ。河野太郎デジタル相(61)も近く表明する方向となった。

上川陽子外相(71)は19日、記者団に「先週末に岸田(文雄)首相にお会いし、私の決意を伝えた。立候補の準備をしている」と語った。斎藤健経済産業相(65)は同日、記者団に、出馬を求める声が寄せられているとして「しっかり受け止めたい」と述べるにとどめた。

高市早苗経済安保担当相(63)は18日、自身のX(旧ツイッター)に「国家経営を担うべく、心を固めているところだ」と投稿し、重ねて意欲を示した。

加藤勝信元官房長官(68)、林芳正官房長官(63)らも推薦人20人の確保に向け、準備を進めている。

103OS5:2024/08/19(月) 22:27:14
https://www.tokyo-np.co.jp/article/348386
小林鷹之氏を支援する議員は誰? 出馬会見の同席者リスト 自民党総裁選 「われわれは派閥の枠組みで動いていない」
2024年8月19日 19時59分
自民党総裁選への立候補を19日、表明した小林鷹之前経済安全保障担当相(衆院4期)。記者会見には、2012年の初当選同期を中心に20人を超える中堅・若手議員が同席した。司会は武部新衆院議員が務めた。
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総裁選に立候補するには、党所属国会議員20人の推薦が必要となる。
◆半数近くは安倍派の中堅・若手
小林氏は記者会見で「『脱・派閥選挙』を徹底する。旧派閥に支援は一切求めない。自民党は生まれ変わる。私たちの姿を党員、国民の皆さまに見ていただきたい」と訴えた。出席議員の一人も「われわれはもう、派閥という枠組みで動いていない」と話した。
小林鷹之氏の記者会見に同席した国会議員=国会内で(木戸佑撮影)

同席者の顔触れは、解散を決めた安倍派に所属していた議員が半数近くを占めた。小林氏は解散を決めた二階派の所属だったが、2021年の前回総裁選では安倍晋三元首相が推した高市早苗経済安保担当相の推薦人になるなど「タカ派」として知られ、小林氏のスタンスに共鳴する中堅・若手が集まったとみられる。
出席した安倍派議員は本紙の取材に、立候補が取り沙汰される小泉進次郎元環境相への支援を打診されたと明かした上で、「浮気をせずに、保守派の小林さんを支援したい」と力を込めた。
福田達夫元総務会長は、報道陣に「仲間で話をする中で、自然と『小林がいい』という話になってきた。同期も、期が違う人もいる。先輩の方々にもいろいろ話をしている中で、今回小林を押し出そうというふうになった」と語った。(佐藤裕介、近藤統義、宮尾幹成)
     ◇
小林氏の記者会見への同席が確認できた国会議員は次の通り(順不同、麻生派以外は解散を決めている)。
【安倍派】
大塚拓(衆院5期)
福田達夫(衆院4期)
細田健一(衆院4期)
和田義明(衆院3期)
宗清皇一(衆院3期)
鈴木英敬(衆院1期)
塩崎彰久(衆院1期)
吉田真次(衆院1期)
松本尚(衆院1期)
小森卓郎(衆院1期)
石井拓(衆院1期)
【二階派】
武部新(衆院4期)
高木宏寿(衆院3期)
中曽根康隆(衆院2期)
岩本剛人(参院1期)
【麻生派】
山田賢司(衆院4期)
斎藤洋明(衆院4期)
務台俊介(衆院4期)
【岸田派】
岩田和親(衆院4期)
【森山派】
鬼木誠(衆院4期)
【無派閥】
大野敬太郎(衆院4期)
熊田裕通(衆院4期)
勝目康(衆院1期)
森由起子(衆院1期)

104OS5:2024/08/20(火) 07:54:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f599fb139156225ffa9c71069e91b0a05b1f193
6番手だが…小林鷹之氏 自民総裁選立候補正式表明一番乗り 49歳知名度アップ狙う
8/20(火) 5:30配信

スポニチアネックス
自民党総裁選への出馬を表明した小林鷹之氏

 自民党の小林鷹之前経済安全保障担当相は19日、国会内で記者会見を開き、党総裁選への立候補を正式表明した。10人超の「ポスト岸田」候補の出馬が取り沙汰される中、正式に名乗りを上げたのは初めて。派閥の裏金事件を踏まえ「全ての党員、国民に新たな自民党に生まれ変わることを約束する」と刷新への姿勢を打ち出した。

 若手・中堅ら約20人の議員も同席する中、テーマカラーのオレンジの背景を背に出馬を表明。総裁選について「脱派閥」を徹底し、派閥に対して支援を一切求めないと強調した。

 党内では小泉進次郎元環境相らとともに次代を担う若手として期待が寄せられる一人。総裁に選出されれば49歳での首相就任となり、2006年に当時52歳で首相となった故安倍晋三氏の戦後最年少記録を更新する。若くフレッシュなイメージが武器となる一方、知名度不足が最大の課題。共同通信社が17〜19日に実施した世論調査でも「次期総裁にふさわしい人」に小林氏を選んだのは3・7%。先月の調査から3ポイント伸ばしたものの、まだ11人中6番手だ。

 367票の国会議員票、同数の党員・党友票の合計で争う総裁選では、当選4回以下の若手議員の票を小泉氏と食い合うと予想される。小泉氏は世論調査で19・6%の支持を得て2番手に位置し、先月からの伸びも7ポイント近くで小林氏を上回る。しかも、党員・党友票とも重なる自民支持層では世間での人気が高い石破茂氏を抑えトップに立つ。小泉氏や石破氏、河野太郎氏らとの差を詰めるためにも知名度アップは必須だ。

 マラソンが趣味で、前日にはランニング姿を報道陣に公開するなど露出の増加にも着手。9月12日告示、27日投開票で総裁選の日程調整が進められる中、いち早く出馬表明し、得意の長距離レースに持ち込んだ格好だ。

 ただ、「生まれ変わる」ために前面に打ち出された派閥否定の姿勢については所属していた二階派の一部議員から不興を買っているほかベテランからは世代交代が一気に進むことに懸念が示される状況。霞が関からも「経験不足による政治の不安定化」を危惧する声が聞かれておりつまずきそうな石が配された長距離コースになりそうだ。

105OS5:2024/08/20(火) 18:06:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cc43f696ab2ff43049016f533f247bc0cd16907
小泉進次郎氏、自民総裁選に出馬へ 40代2人目、世代交代も争点
8/20(火) 16:19配信

毎日新聞
衆院安全保障委員会に臨む小泉進次郎委員長=国会内で2024年7月30日午前9時、平田明浩撮影

 自民党の小泉進次郎元環境相(43)は、9月に予定される党総裁選に立候補する意向を周囲に伝えた。複数の党関係者が20日、明らかにした。総裁選では小林鷹之前経済安全保障担当相(49)が19日に出馬を表明した。40代の総裁選候補が2人も出馬するのは異例で、党の「世代交代」も争点に浮上しそうだ。

【写真まとめ】出馬する?しない? 自民党総裁選「候補者」たち

 自民関係者によると、小泉氏は自民中堅に「総裁選に出る。長く一緒にやってきたから、ごあいさつだ」と出馬の意向を伝えた。また、別の「ポスト岸田」候補からの支援要請に対しては「総裁選に出るから応援できない」と断ったという。党ベテランには「出る準備をしている」と意欲を伝えた。

 小泉氏は出馬について「真剣に考えて判断をしていきたい」と意欲は示しつつ、明言を避け続けている。党幹部は「今回の選挙戦は長い。先に手を挙げれば攻撃材料を与えるだけだ。後で手を挙げる方が賢い」と語った。

 小泉氏は19日に、総裁選への出馬に意欲を示している斎藤健経済産業相と経産省大臣室で昼食を共にした。斎藤氏とは当選同期。同期4人による「四志の会」を作るなど関係が深く、総裁選で連携する可能性がある。

 毎日新聞が6月に実施した世論調査の「次の首相にふさわしい人」の質問で、小泉氏は石破茂元幹事長(67)、高市早苗経済安全保障担当相(63)、上川陽子外相(71)に次ぐ4位だった。父純一郎元首相ゆずりの歯切れのよさや、街頭演説などで聴衆を巻き込む巧みな弁舌に定評がある。

 43歳の小泉氏は、総裁選への出馬意欲を示す11人の中でも最年少。総裁選後に新首相の下で早期の衆院解散・総選挙になだれ込むとの観測が高まる中、「刷新感」を醸成できそうな小泉氏は「選挙の顔」になるとの期待が党内にある。

 乱立模様の総裁選では、小泉氏とともに世論調査の「次の首相候補」で上位常連の石破氏、河野太郎デジタル相(61)らも出馬の意向を固めている。前回総裁選で「小石河連合」として連携した3氏が、推薦人や党員・党友票を激しく争う構図となりそうだ。

 非主流派の要である菅義偉前首相は小泉氏の出馬に期待感を示してきた。両氏はいずれも無派閥で「脱派閥」を掲げ、連携して総裁選に挑むとみられる。

 一方で、小泉氏には党三役や主要閣僚の経験はなく、「まだ早い」(無派閥中堅)との声もある。今回の総裁選は「政治とカネ」で失墜した信頼の回復のため、選挙期間を従来より長い15日間とし、政策論争を充実させる方針だ。論客がそろうであろう総裁選での舌戦に小泉氏が耐えうるか不安視する声もある。

 小泉氏は関東学院大卒、米コロンビア大大学院修了。父親の純一郎氏の秘書を経て2009年衆院選で初当選し、現在5期目。党青年局長や筆頭副幹事長などを歴任し、19年に第2次安倍政権で環境相として初入閣した。【森口沙織、野間口陽】

106OS5:2024/08/20(火) 18:07:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbaa319ce70be8c70058c79e29b379e13ac029fb
小泉進次郎氏、総裁選出馬へ最終調整 知名度に強み 力量への不安も
8/20(火) 17:48配信

朝日新聞デジタル
総裁選への考えについて問われ、答える小泉進次郎元環境相=2024年8月18日、午後3時18分、堅島敢太郎撮影

 自民党の小泉進次郎元環境相(43)=衆院神奈川11区、無派閥=は、9月の党総裁選に立候補する方向で最終調整に入った。派閥の裏金事件で党勢が低迷するなか、知名度を強みに「党改革」の必要性を訴える考えだ。

【写真】衆院島根1区補選で応援に入る小泉進次郎元環境相=2024年4月20日、松江駅前、川辺真改撮影

 20日までに複数の党所属国会議員に立候補への意欲を伝え、支援を呼びかけた。総裁選で掲げる政策作りも進めている。

 小泉氏は18日、党内から総裁選出馬を求める声があることについて「大変ありがたいこと。真剣に考えて判断したい」と記者団に語った。

朝日新聞社

107OS5:2024/08/20(火) 18:58:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f93c957c719036789d21d42feb4997e7d7e5503
小林鷹之氏、 進次郎氏出馬なら「小小連合」結成へ…総裁選惨敗でも「要職確約」のしたたか目算
8/20(火) 17:40配信


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SmartFLASH
8月19日、総裁選への出馬を表明した小林鷹之議員(写真・梅基展央)

 自民党総裁選で、立候補に推薦人が必要となったのは1972年のこと。以来、最多となる立候補者は2008年と2012年の5人だったが、今回は11人が立候補に意欲を見せるなど、史上最多の大乱戦になりそうな様相だ。

【写真あり】今後厳しい戦いが予想される小林鷹之議員

 そうしたなか、いち早く推薦人20人を集め、8月19日に立候補表明をしたのが “コバホーク” こと小林鷹之・前経済安全保障担当相(衆院4期)である。

「若手からの待望論が強い小林氏の会見には、かつての派閥に関係なく、当選1期から4期を中心に30名ほどの衆参議員が駆けつけました。

 会見で小林氏は『脱・派閥選挙を徹底する。自民党は生まれ変わる』と強調していましたが、総裁選を勝ち抜くには、今後いかにして知名度をあげるかが課題になると思います」(政治担当記者)

 その不安材料を払拭するため「誰よりも早い出馬表明」になったようだが――出馬会見と同日に出演した『プライムニュース』(BSフジ)では、時間差で出演した立憲民主党・辻元清美参院議員から「あんまり印象深い人ではなかったので。いままで影が薄かったというか」と苦笑されていた。さらに「パーティー好きで年に何回もパーティーやってはるんですよ。2カ月に1回ぐらいパーティーやってる」「彼は保守でもないですよ。私は中曽根(康弘)さんや筋金入りの保守の人を見てきたけど(小林氏は)ちょっと軽いよね」とバッサリ。

 小林氏は、20日にも『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)に出演。すでにメディア戦略を徹底させているが、周辺は「小泉進次郎氏の出馬」にヤキモキしているという。

 自民党関係者は、“コバホーク” の選挙戦をこう危惧していた。

「小林氏は遅れをとっている党員票の掘り起こしのため、世代交代を前面に打ち出す考えでした。しかし、小林氏より若い、しかも知名度抜群の小泉氏が出馬すれば、マスコミも集中して取りあげますから、埋没する恐れがあります」

 しかも、小林氏を推すのは選挙に不安がある若手。新首相は就任後すぐ衆院解散、総選挙に持ち込むと見られているので、若手や中堅議員は選挙に当選するためにも、なおさら小泉氏になびく可能性が高い。

 そこで小林氏は、「決選投票に残れなければ、小泉氏に投票する」という戦略をとるようだ。

「1回めの投票で過半数をとる候補者はいないでしょう。そうなると、上位2名の決選投票になります。そのとき小林氏は、保守政策では隔たりがあるものの、小泉氏援護を表明するはず。いわば、小林と小泉の『小小』連合です。

 自民党は伝統的に、当選した人への貢献度に応じてポストをあてがう “論功行賞” を重んじますから、小泉政権が誕生すれば小林氏は大臣や党三役の要職に就けると考えられます。

 それは、小林氏を支持した議員にも及びます。小林氏の起用は新政権にとっても刷新感が強調できますし、財務省出身の小林氏は小泉氏に比べて政策立案能力があるので、政調会長もあり得ます」(ベテラン政治記者)

 早くもささやかれ始めた「総裁選後」の動向。「小小連合」が「小粒と小粒の連合」にならないとよいのだが。

108OS5:2024/08/20(火) 20:40:31
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1051614/自民総裁選 主流3派 分裂含み 縛り消え名乗り続々
村上辰徳 、袖山香織 会員限定記事
2024年8月17日 23:28(8月18日 19:09更新)
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 9月の自民党総裁選を巡り、岸田政権の主流派だった岸田、麻生、茂木の3派がいずれも、候補の一本化ができなくなりつつある。政治資金パーティー裏金事件を受けた派閥解消の流れによって所属議員のくびきが解かれただけでなく、現職の岸田文雄首相(党総裁)が不出馬を表明したことで、候補が乱立しやすい状況になったためだ。党内で唯一、解散しないと表明している麻生派も含めて、各派が分裂含みの様相となっている。
 16日夜のBS番組。総裁選出馬に必要な推薦人20人の確保を目指すと表明した加藤勝信元官房長官は、所属する茂木派の会長である茂木敏充幹事長も出馬を目指していることを問われると、こう反論した。「2人出るということ自体が違う。もう(派閥という)枠がなくなった中での総裁選にしなければならない」
 かねて出馬の意欲を示してきた茂木氏にとって、加藤氏の言動は明らかに痛手だ。茂木派中堅は「派閥の縛りがなくなって、何でもありの総裁選になった」と漏らす。茂木氏は17日、金沢市で記者団に総裁選への対応を問われ「夏の間考える」と述べるにとどめた。
 一方、岸田派では林芳正官房長官と上川陽子外相が17日までに、出馬の意欲をそれぞれ周囲に伝えた。派内では、同派ナンバー2だった林氏を推す声がある半面、「派閥色が薄い方が望ましい」として上川氏の待望論もあり、意見がまとまっていない。若手は「2人とも出馬して共に総裁になれなければ、誰も岸田さんを気にしなくなる」と話し、派閥の票が割れれば首相の求心力低下は避けられないとみる。
 解散を決めていない麻生派ですら総裁選を巡る方針が定まらない。所属する河野太郎デジタル相は会長の麻生太郎副総裁から出馬の了承を取り付けたが、派内ではベテランを中心に、「異端児」とも称される河野氏と距離を取る向きも。幹部の甘利明前幹事長は、19日にも出馬表明する小林鷹之前経済安全保障担当相(二階派)の支援に回るとみられる。中堅は「唯一残った派閥なのに」と結束力の弱さを嘆く。
 裏金事件を受けて全6派閥のうち5派閥が解散を決めてから初の総裁選。まだ正式に解散手続きをしていない例もあり、派閥が一掃されたわけではないが、旧来の政治とは異なる力学が生じつつあると言える。自民中堅は冷ややかに語る。「重鎮から電話で『総裁選ではこの人を応援してほしい』と頼まれてもみんなしらけている。今までの総裁選とは全然違う」

109OS5:2024/08/20(火) 21:18:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3eb6525478b41a26557b1a05bf6994569906519
自民総裁選「小石河」分裂 小泉進次郎氏、河野太郎氏が出馬へ 9月27日投開票決定
8/20(火) 20:49配信


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産経新聞
(左から)自民党の小泉進次郎元環境、河野太郎デジタル相、石破茂元幹事長

自民党の小泉進次郎元環境相(43)=衆院神奈川11区=が9月の党総裁選に出馬する意向を周囲に伝えたことが20日、分かった。菅義偉前首相らが支援に回るとみられる。河野太郎デジタル相(61)も立候補を正式に表明する方向で調整に入ったことが分かった。党総裁選挙管理委員会は同日、岸田文雄首相(党総裁)の後任を選ぶ総裁選を9月12日告示、27日投開票の日程で行うことを決めた。

【比べてみる】小泉進次郎氏と小林鷹之氏…自民党の若手「ホープ」2人のプロフィール

■小泉氏、すでに推薦人確保か

小泉氏を巡っては、派閥のパーティー収入不記載事件で批判を受ける自民の刷新に向け、若手や地方から出馬を期待する声が出ていた。すでに立候補に必要な国会議員の推薦人20人を確保できる見通しが立っている。

父の純一郎元首相の地盤を引き継いで平成21年の衆院選で初当選し、環境相や党青年局長などを歴任した。農業改革や社会保障改革に取り組み、現在はライドシェアの推進役を担う「改革派」の顔を持つ。最近は自民の信頼回復には「原点回帰」が必要だとして憲法改正の実現に言及。幹事長などの党三役に就いたことはなく、経験不足を指摘する向きもある。

■前回は河野氏支持で連携も

一方、河野氏は26日に記者会見を開き、総裁選への立候補を正式に表明する方向だ。出馬に意欲を示す石破茂元幹事長(67)を含め前回の総裁選に際し河野氏支持で連携した「小石河」の対応が分かれることになる。

茂木敏充幹事長(68)は20日、東京都内で菅氏と会食した。総裁選について意見を交わしたとみられる。河野氏と石破氏は同日、それぞれ同じ自民議員の会合に出席した。

■長期論戦で信頼回復の思惑

総裁選の日程は20日の党総務会で了承された。選挙期間は15日間で、平成7年に現行の総裁公選規程が設けられて以来、最長となる。不記載事件の逆風を踏まえ、長期間の論戦で国民の信頼回復を図る狙いがある。選管委は、立候補を目指す議員や陣営に対し多額の資金を要する活動を行わないよう求めることも決めた。罰則規定は設けず、それぞれの判断に委ねた。

規程が定める選挙権に関しては、過去2年間党費を納めた党員との要件を緩和した。前回総裁選と同様、昨年新たに党費を納めた党員にも付与する特例措置を設ける。国会議員以外の声をより反映すべきだとの意見を踏まえた。

110OS5:2024/08/20(火) 21:19:37

https://news.yahoo.co.jp/articles/711907187eb202f533ab53d0cb905ff78432e9eb
平氏「河野氏は麻生派離脱を」 前回総裁選の推薦人
8/20(火) 21:04配信


共同通信
自身の国政報告会であいさつする自民党の平将明広報本部長代理=20日午後、東京都内

 自民党の平将明広報本部長代理は20日、東京都内で開いた自身の国政報告会で、9月の党総裁選への出馬意欲を示す河野太郎デジタル相に対し、派閥から離脱するよう求めた。「党の改革を訴えるなら、麻生派を出ないと話にならない」と述べた。平氏は河野氏に近く、前回の2021年総裁選で河野氏の推薦人に名を連ねた。

 平氏は、裏金事件を受け、大半の派閥が解散方針を決めたのを踏まえ「麻生派だけが残っている。解散すべきだ」と訴えた。国政報告会には河野氏も出席しあいさつしたが、平氏の発言前に退席していた。


https://news.yahoo.co.jp/articles/beb9599d7f0111fcbcc9fc497758c708f83f41aa
自民党総裁選 森屋参院議員は「林官房長官を支持」同じ旧岸田派 県選出議員の支持動向 山梨県
8/20(火) 19:04配信
YBS山梨放送
YBS山梨放送

 岸田首相の後任を選ぶ自民党総裁選の投開票が9月27日に決まる中、県関係の国会議員の支持動向を探りました。派閥解消後、初の総裁選となりますが、県選出の森屋宏参院議員は取材に対し、同じ旧岸田派の林芳正官房長官を支持する考えを明らかにしました。

 自民党本部は20日に開いた選挙管理委員会で、総裁選挙を9月12日告示、27日投開票とする日程を決めました。

 総裁選には10人以上の名前が取りざたされていますが、官房副長官を務める県選出の森屋参院議員は山梨放送の取材に対し、「政策能力が高く、国際的な舵取りが難しくなっている日本のリーダーにふさわしい」として、出馬に意欲を示している同じ旧岸田派の林芳正官房長官を支持する考えを示しました。

 また山梨1区選出で、旧茂木派に所属していた中谷真一衆院議員は、「派閥として行動することはもうないがすでに構築された人間関係はあるので、全く違う行動にはなりにくいのでは」と述べました。

 山梨2区選出で、旧岸田派に所属していた堀内詔子衆院議員は、「政権与党として国政を担うのにふさわしい人を選びたい。県民の声に耳を澄ませて決断する」と話しました。

 また、旧茂木派で県選出の永井学参院議員は支持動向について、「現時点でお答えするのは難しい」とした上で「特に子ども政策についてどのように進めていくのか注目する」としています。

 一方、自民党籍を持ち、旧二階派の特別会員だった長崎知事は20日の会見で、「人口減少対策に真摯な議論を展開する方を期待する」と述べました。

 自民党県連によりますと、総裁選に投票できる県内の党員や党友は約1万5000人に上るということです。


https://news.yahoo.co.jp/articles/b74d74e70b8159649892b47deffae3841f0dfe27
岸田派・深澤外務政務官が上川外務大臣の支持を表明 岸田派所属
8/20(火) 18:42配信


TBS NEWS DIG Powered by JNN
TBS NEWS DIG Powered by JNN

解散を決めている岸田派に所属する自民党の深澤陽一外務政務官はJNNの取材に対し、総裁選で上川外務大臣を支持する考えを表明しました。「ポスト岸田」候補を2人抱える岸田派の議員でどちらかの候補を支持すると表明したのは初めてとみられます。

深澤衆院議員は上川外務大臣と同じ静岡県選出で、現在は上川大臣のもとで政務官を務めています。

深澤議員はJNNの取材に対し、上川氏を支持する理由として「国内でも国外でも力を発揮していただいている」「政治とカネという問題についても、一つ一つ進めていく方だ」などと語りました。

上川氏が出馬するためには20人の推薦人が必要ですが、「決して簡単ではないが、集まらない人数でもない」としています。

岸田派からは上川氏のほかに林官房長官も出馬の意向を示していますが、深澤氏は「林氏にもお世話になっているので、やりにくさがないといえば嘘になる」と述べました。

TBSテレビ

111OS5:2024/08/21(水) 05:34:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/08482412e013ffd4cfdd86f27669240706df9daf
小泉進次郎氏、総裁選出馬決意 前回「小石河」で共闘も3人全員出馬で党員票分散必至
8/21(水) 4:40配信

スポニチアネックス
小石河連合を巡る相関図

 小泉進次郎元環境相が20日、9月の自民党総裁選に立候補する意向を周囲に伝達した。関係者が明らかにした。同僚議員に「総裁選で頑張りたい」と電話し支援を要請しているという。現在43歳。出馬が取り沙汰されている11人の中で最も若い。当選すれば、伊藤博文の44歳を更新し史上最年少の首相となる。

 派閥裏金事件で逆風が吹く中、今回の総裁選は“選挙の顔”を選ぶ意味合いがある。党内には、政権奪還を果たした2012年衆院選以降に当選した衆院議員が約140人おり、衆参全体の4割近くを占める。地盤が弱く、選挙に不安を残す中堅・若手議員が大半で、この層を中心に“刷新感”がある小林鷹之前経済安全保障担当相とともに小泉氏への期待が高まっていた。

 小泉氏の決断には、同じ神奈川県が選挙区の菅義偉前首相の後押しがある。“非主流派の要”として、今回の総裁選のキーマン。派閥横断的に小泉氏への支援が広がっていきそうで、支援の意向を伝えている議員はすでに40人以上いるとの情報もある。ただ、閣僚経験は約2年間務めた環境相の1度だけ。経験・実績を不安視する声もある。

 小泉氏出馬で最も割を食うのが、前回「小石河連合」で臨んだ石破茂元幹事長と河野太郎デジタル相だ。週明け26日に3度目の挑戦を表明する方向の河野氏。前回は小泉、石破両氏の支援を受け、第1回投票で地方票の4割以上を獲得し決選投票に進んだ。

 しかし、石破氏の5度目出馬も確実視される今回は「小石河」票は分散。共同通信社の世論調査によると、次の総裁にふさわしいのは石破氏が25・3%でトップ。小泉氏が19・6%で続き、河野氏は9・7%。地方票を多くは望めない状況だ。

 所属する麻生派の支援に期待する一方、他派閥や無派閥議員への広がりは不透明。派閥頼みの姿勢が標的にされ、第1回投票での脱落も現実味を帯びる。

 24日に地元の鳥取県で立候補を正式表明する方向で最終調整に入った石破氏もピンチ。出馬に必要な推薦人20人の確保に微妙な情勢と伝えられていた段階で「また(小石河の)3人で話をする機会もある」と言及するなど、今回も議員の支持は広がりを欠いている。地方票で圧勝し「選挙の顔」を求める多くの議員がなびく状況で決選投票に進むしか勝機がないとされていた。

 知名度が低く地方票獲得が課題だった小林氏が漁夫の利を得ることになりそうだ。

 ≪国会議員票、党員票など計734票≫自民党は「9月12日告示―27日投開票」とする日程を決定した。国会議員票367票と党員・党友票367票の計734票を争い、過半数に達した候補が当選。党員・党友による投票は開票日前日に締め切られ、各都道府県連が集計した得票数を党本部でまとめ、いわゆるドント方式で候補者に配分される。過半数に達する候補がいなければ、上位2人で決選投票。国会議員と47都道府県連が1票ずつ持つ。各都道府県連の1票は党員・党友投票の結果に基づき、上位2人のうち得票数が多い候補者が自動的に獲得する。

112OS5:2024/08/21(水) 05:37:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/634ab39cf78cff149dc09c3207b30eed1e7763fd
国連日程“無視”…自民総裁選は9月27日投開票 新首相のお披露目機会を放棄
8/20(火) 22:10配信

カナロコ by 神奈川新聞
自民党本部

 自民党は20日、総裁再選不出馬を表明した岸田文雄首相の後任を選ぶ総裁選を9月12日告示─27日投開票で行うことを決めた。日程上、同月末の国連の未来サミットや総会を事実上無視し新首相を送り込む可能性は消滅。日本の新リーダーをアピールする機会を放棄した格好だ。

 神奈川では河野太郎デジタル相(衆院神奈川15区)が出馬方針を固め、小泉進次郎元環境相(11区)の出馬が取り沙汰されるが、神奈川県内関係者からは「世界からの目を意識しない決定だ」(ベテラン党員)との批判や疑問の声が上がった。

 9月22日から始まる未来サミットは2020年の国連創設75周年にあたり開催が提唱された。「グローバル・ガバナンスの強化」を目標とした「一世代に一度の機会」との位置付けで45年に迎える100周年に向け、SDGs(持続可能な開発目標)に続く環境保護施策の立案などを各国首脳が行う。総会の一般討論演説は24日から始まる予定だ。投開票が27日となったことで新総裁の参加は不可能となった一方、岸田首相が現職の立場で出席できる形となっている。

 永田町には「岸田総理の外交総括の場となる。総理経験者としての今後の活躍につながる」(自民幹部)との前向きな見方がある一方、野党からは「まるで岸田総理の卒業旅行で『国連軽視』との国際的な批判を招く」(立憲民主党議員)との指摘も出ている。

 岸田首相の党総裁任期は9月30日まで。総裁公選規程では「議員投票は総裁の任期満了前10日以内に行う」と定めていることから「同月20日から29日までの間」の投開票日設定が既定路線とされてきた。

 党関係者によると、このままでは新首相を国連行事に参加させることが困難なことから、8月末にも政治刷新全国車座対話を総括する両院議員総会を持ち、その中で公選日程前倒しを確認する構想が一部で検討されたという。しかし「国連総会とかぶっても総裁選日程は変わらない」(茂木敏充幹事長)などの意見が大勢で執行部レベルの議論とはならなかったとされる。

神奈川新聞社

113OS5:2024/08/21(水) 17:28:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/3aa5d90d45ebf69833b8532deff9538ae7ee2f08
「刷新」期待、小林氏後押し 自民若手ら衆院選に危機感 脱派閥訴えも安倍派擁護〔深層探訪〕
8/21(水) 7:00配信


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時事通信
記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する小林鷹之前経済安全保障担当相=19日午後、東京都千代田区

 9月の自民党総裁選を巡り、衆院当選4回の小林鷹之前経済安全保障担当相(49)が先陣を切って立候補を表明した。派閥裏金事件で国民に「自民不信」が渦巻く中、「刷新」感を前面に押し出して次期衆院選を乗り切ろうとの思惑が異例の若手出馬を後押しした。ただ、裏金事件への対応では慎重な発言に終始し、支援を受ける安倍派議員を「擁護」する姿勢が目立った。

【写真】自民党総裁選への立候補を表明した小林鷹之前経済安全保障担当相を支持する議員ら

 ◇「能吏」から急浮上
 「諸君、狂いたまえ」。19日、記者会見した小林氏は幕末の思想家・吉田松陰が門下生に説いたという言葉を引用し、「行動を起こす。より先の未来に責任を持てる世代として、先頭に立つ」と、自らを維新志士に見立ててみせた。

 開成高、東大、財務官僚を経て2012年衆院選で初当選。典型的なエリートとみられることを意識してか、会見では「千葉の普通のサラリーマン家庭で生まれ育った」「大学卒業を控え、父が勤めていた商社が金融危機のあおりを受けて倒産した」などと自己紹介した。

 経済安保政策などに通じた「能吏タイプ」(自民筋)の印象で、最近まで次期総裁候補とみる向きはほぼ皆無だった。21年の岸田政権での初入閣は、自民の経済安保政策を取り仕切る甘利明前幹事長(麻生派)の後ろ盾がなければ実現しなかったと言われている。

 その小林氏の急浮上は、裏金事件で受けた自民のダメージの深刻さを物語る。第2次安倍政権以降の「自民1強」時代しか知らない小林氏の当選同期組が昨年来の裏金事件で危機感を強め、安倍派の福田達夫元総務会長を中心に中堅・若手の「派閥横断的な勝手連」(支援議員)が擁立の原動力となった。09年の政権転落を知る甘利氏や林幹雄元幹事長代理(二階派)らベテランの一部も背中を押した。

 ◇裏金対応、言葉濁す
 小林氏は、自身の名前にもあるタカは「時折、古い羽を新しい羽に替える」と述べ、「自民党は生まれ変わる」「脱派閥選挙を徹底する」と宣言した。だが「古い自民党」への対応では、言葉を濁す場面が多かった。

 小林氏は裏金事件の震源となった安倍派議員らが要職から外された状況を見直す考えを示しており、会見でも記者から追及された。裏金事件の再調査については「党の調査は限界がある。新たな事実が出てきた場合は考える」と述べ、現状では否定的な考えを示した。

 会見場には二十数人の国会議員が応援に駆け付け、このうち10人程度が安倍派議員だった。党内からは「安倍派に手心を加えている」「裏金議員を束ねたようだ」との指摘が出た。

 経済・外交政策では岸田政権との大きな違いは見えない。自身が21年に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)系のイベントで教団の教義を高く評価したのではないかと記者から問われると、「記憶は一切ない」と否定した。

 ◇保守系に亀裂も
 小林氏の出馬は他の「ポスト岸田」に影響を与えそうだ。保守系議員の支持に期待する小林氏が勢いを増せば、同じく保守系を基盤とする高市早苗経済安保担当相(63)にとっては「票田」が割れかねない。高市氏は17日の講演で「推薦人の引きはがしに遭っている」と警戒感を示した。

 「刷新」面では、長らく党内非主流派だった石破茂元幹事長(67)や、知名度の高い小泉進次郎元環境相(43)がライバルとなる。石破氏は18日夜、二階派の武田良太元総務相らと会談し、22日の出馬表明を目指して支援を要請。小泉氏も19日、「ポスト岸田」に名を連ねる斎藤健経済産業相と意見交換するなど、それぞれ動きを活発化させた。

114OS5:2024/08/21(水) 21:33:39
今回推薦人を確保できず出馬断念となったら 次回以降の総裁選出馬は無理でしょうね
年齢的にも上川・茂木・加藤は・・・
高市は保守代表を小林に奪われるだろうし

上川陽子 53年生まれ 71歳
茂木敏充 55年生まれ 68歳
加藤勝信 55年生まれ 68歳

斎藤健 59年生まれ 65歳
高市早苗 61年生まれ 63歳
野田聖子 60年生まれ 63歳
https://news.goo.ne.jp/article/ntv_news24/politics/ntv_news24-2024082103557445.html
【独自分析】自民党総裁選、推薦人のメドがたった5人の「強み」は? 経験、刷新感、支持…5要素で比較
2024/08/21 09:40
9月27日に投開票される自民党の総裁選。立候補には同党国会議員20人の推薦人を確保する必要があり、取り合いのような状況です。出馬に向けて11人の名前が挙がる中、推薦人20人の確保の見通しが立った5人について、日本テレビが独自に分析しました。

■かけ持ちNGの推薦人、ポストで不安も


日テレNEWS NNN
藤井貴彦キャスター

「自民党の総裁選挙に立候補するためには、20人の国会議員の推薦人が必要ということです。20人というのは、どのくらい大変なのでしょうか?」

小栗泉・日本テレビ解説委員長

「投票権を持つ自民党の国会議員は367人いるので、20人くらいは簡単だと思われるかもしれませんが、かなり高いハードルです」

「推薦人はかけ持ちができません。推薦する人にとっては、もし推した人が勝てば、その後の人事などで良いポストに就けるかもしれませんが、負けてしまったら候補者もろとも、新たな政権の間、ずっと干されるかもしれません」

「推薦人にならなくても投票はできるので、皆慎重になります。今は、いわば推薦人の取り合いのような状況になっています」

■名前が挙がる11人、推薦人確保は?


日テレNEWS NNN
藤井キャスター

「『私は誰の推薦人にもならないですよ』という自民党の国会議員もいるのですね。(立候補者に向けて)11人の名前が挙がっていますが、現状で20人の推薦人を集められそうなのは、誰でしょうか?」

小栗委員長

「小泉進次郎さん(43)、小林鷹之さん(49)、河野太郎さん(61)、石破茂さん(67)、林芳正さん(63)の5人です」

「一方で現在推薦人集めに奔走しているのが6人。高市早苗さん(63)は日本の伝統的な考え方を重んじる保守の論客で、小林さんと支持層がかぶるという指摘があります」

「また今回、派閥の縛りがなくなったことで影響を受けているのが、茂木敏充さん(68)です。同じ茂木派から加藤勝信さん(68)が出馬に意欲を示していて、茂木派の議員を奪い合う格好です」

「同じように上川陽子さん(71)も、同じ岸田派から林さんが出馬する見通しのため、苦労しそうです。他に、斎藤健さん(65)や野田聖子さん(63)も推薦人集めをしています」

■5人の「強み」「弱み」を独自分析


日テレNEWS NNN
藤井キャスター

「推薦人20人の確保のメドが立っている5人には、それぞれどのような強みがあるのでしょうか?」

小栗委員長

「日本テレビ政治部が『経験』『刷新感』『議員の支持』『世論の支持』『外交力』の5つの要素で、独自に分析・比較しました」

「小泉さんは、刷新感や世論の支持が高いことが強みですが、閣僚経験は環境大臣だけなので、経験不足が指摘されています。小林さんは刷新感は高く評価されていますが、小泉さんと同じく閣僚経験は経済安保大臣の一度だけです」

「河野さんはバランスが取れているのが強みです。自身の派閥のボスである麻生太郎さんのお墨付きも得て、議員の支持も一定程度見込める一方、逆に派閥の支援を受けていることがマイナスに働く可能性もあります」

「石破さんは閣僚や幹事長を何度も務めた経験や、世論の支持が高いことが強みです。ただ自民党の議員からは『石破さんだけは支持できない』という声も結構多く、党内の支持が課題です」

「林さんは現職の官房長官を務める経験や、外務大臣も務めた外交力が強みですが、世論調査での支持が高いとは言えません」

■水野さんが注目するポイントは?


日テレNEWS NNN
藤井キャスター

「このような争いがスタートしているところですが、どう見ますか?」

水野美紀さん(俳優・『news zero』火曜パートナー)

「今は派閥にネガティブなイメージしかなく、本気でそこを変えていこうという人がいるのか注目したいです。一市民としては、物価高や円安、消費税など生活に直結するところが新しいトップでいい方向に行ってほしいなと祈るばかりです」

藤井キャスター

「自民党の総裁選の投開票は9月27日に決まりました。1か月以上をかけて、事実上の日本のリーダーを決める戦いが繰り広げられます」

(8月20日『news zero』より)

115OS5:2024/08/21(水) 21:58:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c5d8f4b56688e76db7e29ab0021cef606a4a30c
自民・茂木敏充幹事長、総裁選出馬模索で露出強化 候補者乱立で埋没の危機
8/21(水) 21:28配信


産経新聞
自民党茨城県連との「政治刷新車座対話」であいさつする茂木敏充幹事長(中央)=21日午後、水戸市(永井大輔撮影)

自民党の次期総裁選への出馬を模索する茂木敏充幹事長が露出を強めている。10人前後の乱戦の様相を呈しており、埋没することへの危機感も見え隠れする。解散を決めた茂木派(平成研究会)の実力者が立候補に意欲を表明。親しい間柄の麻生太郎副総裁は他候補を支援する流れだ。茂木氏はこうした情勢を見極めた上で、出馬の有無を判断する構えだ。

【比較してみる】「ポスト岸田」主な候補者の強みと弱み

茂木氏は21日、水戸市で開かれた派閥パーティー収入不記載事件を受けた「政治刷新車座対話」に出席。「(不出馬を決めた岸田文雄首相の)重い決断をしっかり受け止めて党の再生を図っていかなければいけない」と訴えた。

■メディアへの露出を増やす

茨城は茂木氏が支持拡大を図る上で重要な地だ。平成研究会の領袖(りょうしゅう)を務めた額賀福志郎衆院議長や多くの茂木派議員を国会に送り込んでいるためだ。この日は茂木氏を支える同県選出の梶山弘志幹事長代行が同行し、党茨城県連のメンバーらと交流を深めた。

最近の茂木氏はメディアでの露出が増えた。インターネット番組では「朝の会議は苦手」「小学校4年まで田舎の分校に通っていた」などと親しみやすさをアピールしている。

不記載事件を受け、党内では次期総裁選で「選挙の顔」となるリーダーを求める声が根強い。知名度が高い石破茂元幹事長や小泉進次郎元環境相ら他の総裁候補との差をいかに埋めるかが重要になる。

■「能力ナンバーワン」も知名度不足

茂木氏にとっての強みは実績だ。茂木氏は、茂木派の源流の田中派を率いた田中角栄元首相が「首相の条件」として示した自民幹事長など党三役や蔵相(財務相)や外相などの主要閣僚の経験を積んでいる。周辺は「能力だけを見ればナンバーワンだ」と断言する。

しかし、懸念材料は知名度不足だけではない。 次期総裁選には茂木派の加藤勝信元官房長官も出馬を模索しており、同派の支持が割れる可能性がある。また、良好な関係を築いてきた麻生氏も麻生派の河野太郎デジタル相の支持に傾いた。「能力」だけではカバーできない課題を克服できるかが注目される。(永井大輔)

116OS5:2024/08/21(水) 23:52:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b75e00e6030574e620f7203880add6d5828a766
高市氏、自民党総裁選に立候補へ 推薦人20人確保にめど
8/21(水) 23:02配信

毎日新聞
高市早苗氏=首相官邸で2023年3月14日午前8時22分、竹内幹撮影

 自民党の高市早苗経済安全保障担当相(63)は自民党総裁選(9月12日告示、同27日投開票)に立候補する意向を固めた。

 高市氏を支持する保守系のグループが21日夜、高市氏を交え、出馬を巡って協議した。会合後、記者団の取材に応じた山田宏参院議員らによると、高市氏は「力強い日本をつくっていくという目的に向かって、しっかり頑張っていく。ぜひ一緒に戦ってほしい」と出馬の決意を表明したという。山田氏は、出馬に必要な推薦人20人の確保のめどはついたとの認識を示し、「来週中には決意表明があるのではないか」と述べた。

 高市氏が出馬すれば、前回2021年の総裁選に続き2回目となる。前回選で、安倍晋三元首相の支援を得た高市氏は野田聖子元総務相と並び、女性候補として出馬。結果は4人中3位だったものの、国会議員票では岸田文雄首相に次ぐ票を獲得し、議員を中心に支持を集めた。

 高市氏は神戸大卒。松下政経塾生、民放キャスターを経て1993年に衆院初当選。沖縄・北方担当相、自民党政調会長、総務相などを歴任した。【遠藤修平】

117OS5:2024/08/21(水) 23:57:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/4409aed68c630abf29ff4ab0ae6c18aefac4fff0齋藤経産大臣「候補者の中で一番可能性が低い」 自民党総裁選への出馬を慎重に検討
8/21(水) 21:23配信


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TBS NEWS DIG Powered by JNN
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自民党総裁選をめぐって、齋藤経済産業大臣は「候補者の中で一番可能性が低いと思われても不思議でない」とした上で、引き続き出馬を慎重に検討する考えを示しました。

齋藤経済産業大臣
「次の総理総裁にふさわしい世論調査をしても、齋藤健は0%。それから、派閥に入っていないもんですから、派閥でまとまって応援してくれるような議員もいないと。もしかしたら、いま名前が挙がっている候補者の中で一番可能性が低いかもしれないと思われても不思議でない」

齋藤大臣は出張先のインドネシアで行った会見で、自民党総裁選について見通しを述べました。

その上で、「一生懸命、『今回出るべきだ』と応援をしてくれている仲間の議員がいる」として、「私自身がそういった熱い思いに答えられるだけのものを持っているのかどうか、自分の心に問い続けている」と総裁選への出馬を引き続き慎重に検討する考えを示しました。

来月行われる自民党の総裁選をめぐっては、10人以上が出馬に意欲を示す異例の展開となっています。

TBSテレビ

118OS5:2024/08/21(水) 23:58:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebdd2a7d7227736ae7ff39775ec6cf05366e57ab
自民総裁選出馬想定される議員、相次ぐ「岸田詣で」 外交・経済、路線継承者は誰に
8/21(水) 21:20配信


産経新聞
自民党総裁選の主な候補者の岸田文雄政権に対する発言

9月の自民党総裁選に出馬の意欲を示す議員が岸田文雄首相(党総裁)のもとを訪れる「岸田詣で」が相次いでいる。21日も小林鷹之前経済安全保障担当相が首相と面会し、経済や外交・安全保障など政権の基本路線を継承する考えを明らかにした。首相は約3年間で賃上げの環境整備や防衛力の抜本強化に取り組んできたが、総裁選では各候補者の岸田路線との距離感も焦点となる。

【比較してみる】「ポスト岸田」主な候補者の強みと弱み

■小林氏、小泉氏、河野氏が訪問

「この3年間を振り返ったときに経済・外交安保など国家的な課題に真正面から向き合ってきたのが岸田政権だ。基本的なところは継承しながらやっていきたい」

21日午前、官邸を訪れた小林氏は首相との面会後、記者団にこう話した。総裁選の出馬が想定される議員と首相との面会は連日続いている。19日には小泉進次郎元環境相、翌20日には河野太郎デジタル相が、それぞれ官邸を訪れた。

小泉氏は、資源を再利用して有効活用する循環経済(サーキュラーエコノミー)を首相が推進したことについて「国家戦略に位置付け後押ししてくれた」と謝意を示した。首相と同じ岸田派(宏池会)出身で、総裁選出馬に向けた準備を進める林芳正官房長官も「首相の政策を継承する人がいなくてはならない」と周囲に語る。

■賃上げ、外交…政策面で高評価

自民派閥の政治資金パーティー収入不記載事件などの影響で支持率の低迷に苦しんだ首相だが、経済ではデフレからの完全脱却に向け、春闘で過去最高水準の賃上げを実現した。外交では日米同盟を強化し、韓国との関係も好転させるなど、政策面での評価は高い。

相次ぐ「岸田詣で」からは、1000日超の長期政権を築いた首相への敬意に加え、混戦状態の総裁選で決選投票となった際に岸田派議員に影響力を持つ首相の支持を得たい思惑ものぞく。後継の首相がどの程度、岸田路線を引き継ぐかは、退任後の首相の求心力をはかるバロメーターにもなる。

首相は表向きには後継指名などは行わない考えを示しているが、周辺にはこう漏らす。

「岸田路線を引き継ぎたいという候補者は増えている。経済と外交でどういう政策を打ち出すかという点で俺は候補者を見ていきたい」(永原慎吾)

119OS5:2024/08/22(木) 07:40:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/d446b9fb7e7a23ffba921f9005466d6a8c9608a5
菅氏、「小泉支持」に傾斜 河野氏と溝、決選見据え動き 自民総裁選
8/22(木) 7:07配信

時事通信
 9月の自民党総裁選を巡り、菅義偉前首相が小泉進次郎元環境相(43)の支持に傾いている。

 次期衆院選への危機感を強める菅氏は「選挙の顔」として知名度が高い若手の小泉氏がふさわしいとみており、側近議員が支援に動く。一方、前回総裁選で支持した河野太郎デジタル相(61)については、「脱派閥」への向き合い方に不満を示しており、支援には消極的だ。

 無派閥の菅氏と小泉氏はともに神奈川県選出。菅政権末期の2021年夏には党内で吹き荒れた「菅降ろし」に対し、環境相だった小泉氏が「首相の改革姿勢が伝わっていない」と政権維持に奔走した。最近も、一般ドライバーが自家用車を使い有償で客を運ぶ「ライドシェア」推進で歩調を合わせるなど、両氏の関係は良好だ。

 菅氏が小泉氏支持に動くのは、派閥裏金事件による自民への逆風で、次期衆院選は与党過半数割れの可能性もあると焦りを募らせているためでもある。

 「刷新感が最もあるのは小泉氏」。岸田文雄首相への批判を強めていた先月、菅氏は周辺にこう話し、「ポスト岸田」の最有力候補との見方を示した。こうした意向に呼応し、菅氏に近い佐藤勉元総務会長、坂井学元官房副長官らも小泉氏出馬に向けた動きを加速している。

 対照的に、「将来の首相」とかつて持ち上げた河野氏との距離は広がる。3年前の前回総裁選後も河野氏は麻生派にとどまり、今回も領袖(りょうしゅう)の麻生太郎副総裁とたびたび会談し協力を求めており、脱派閥を志向する菅氏は失望しているという。菅氏は麻生氏とかねて緊張関係にあり、両氏の主導権争いの側面もにじむ。

 総裁選に名乗りを上げた面々では、石破茂元幹事長(67)も早くから菅氏の支援に期待する。菅政権で官房長官を務めた加藤勝信氏(68)は21日、菅氏と会談し支持を要請した。乱立模様の総裁選は上位2人による決選投票になる可能性が高く、ポスト岸田候補と関係を維持する菅氏の動向がカギを握りそうだ。

120OS5:2024/08/22(木) 08:34:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/91d2995c3df98b6ee97c35398d258d69749aba50
自民総裁選出馬表明は二分化…知名度向上狙う「早期」小林・林氏ら、水面下で支持固め進め「熟慮」の小泉・茂木氏
8/22(木) 8:21配信

読売新聞オンライン
知名度狙い 情勢見極め
 自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)を巡り、「ポスト岸田」候補による出馬表明の時期が二分化している。小林鷹之・前経済安全保障相(49)らは早期表明で支持拡大を図る一方、出馬の意向を固めた小泉進次郎・元環境相(43)や、茂木幹事長(68)らは情勢を見極める構えだ。

スタートダッシュ
(写真:読売新聞)

 19日に最も早く出馬を表明した小林氏は21日、首相官邸で岸田首相と面会し、出馬を報告した。その後、「知名度ゼロからの出発だ。汗をかいて走り回っていきたい」と記者団に語り、スタートダッシュで知名度向上に全力を挙げる考えを示した。テレビ出演を積極的にこなしており、20、21日は東京・永田町の議員会館で各議員の事務所を回り、支持を呼びかけた。

 近く立候補を表明する林官房長官(63)も知名度不足が悩みだ。外相などを歴任し、現在は政府のスポークスマン役を担っているが、各社世論調査の「次の総裁にふさわしい人」では下位に甘んじている。早期表明で存在感をアピールしたい考えとみられる。

 知名度の高い石破茂・元幹事長(67)と河野デジタル相(61)は24日と26日にそれぞれ立候補を表明する見通しだ。いずれも出馬に必要な20人の推薦人確保にめどがつき、議員票の獲得を急ぐ思惑がありそうだ。

時期ずらす
 これに対し、小泉、茂木両氏は表明時期を熟慮している。

 小泉氏は21日、党本部で記者団から出馬の意向を問われたが、「答えることは差し控える」と応じるにとどめた。

 茂木氏は同日、議員会館の事務所で派内の所属議員らと面会し、総裁選の対応について話し合った。20日夜には東京都内で菅前首相と会食し、党内情勢を巡り意見交換した。

 小泉、茂木両氏の慎重姿勢を巡っては、「水面下で支持固めを進めながら、表明時期をずらして差別化を図る狙いがあるのだろう」との見方が出ている。

 推薦人集めに苦労し、出馬表明のめどがつかない陣営もある。

 加藤勝信・元官房長官(68)は21日、党本部で「一つ一つ進んでいるが、まだ頑張らないといけない状況だ」と記者団に明かした。上川外相(71)は同日、出張先のインドから帰国し、議員会館の事務所で支持する議員と対応を協議した。斎藤経済産業相(65)や高市経済安保相(63)、野田聖子・元総務相(63)も推薦人集めに奔走している。


総裁選の費用「極力かけない」 自民選管が通知
 自民党総裁選挙管理委員会は21日、総裁選の選挙活動に費用を極力かけないように求める文書を所属国会議員に通知した。

 通知では、「政治とカネ」の問題を踏まえ、「告示前であっても多額の費用をかける運動は許されないという認識を全党員が共有すべきだ」と呼びかけた。

121OS5:2024/08/23(金) 09:19:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/411bff46675edbae1df5739b1c3de5f29a451f5e
前回は連携「小石河」3氏、一転競合…「本命不在」で党員票奪い合いへ
8/23(金) 7:03配信

読売新聞オンライン
 9月の自民党総裁選には、「小石河」と呼ばれる小泉進次郎・元環境相(43)、石破茂・元幹事長(67)、河野デジタル相(61)の3氏が立候補する見通しだ。本命が不在とされる中、2021年の前回総裁選で連携した3氏が党員票獲得などで激しく競い合う展開になりそうだ。

危機感共有
(写真:読売新聞)

 石破氏は今回で5度目の総裁選への挑戦となる。24日に地元・鳥取県で出馬表明を行う予定だ。22日には東京都内で開かれた非公開の会合で「党よりも国民の方を見る自民党にしなければならない」と述べ、党改革の必要性を強調した。

 党への危機感を共有するのは小泉氏も同じで、総裁選に出馬する意向を固めている。3回目の挑戦となる河野氏も、26日に出馬を表明する方向だ。

 小泉、石破両氏は前回総裁選に出馬せず、河野氏を支持した。3氏の高い知名度を武器に、党員票で他候補を圧倒する戦略を描いたが、1回目の党員票(382票)のうち、河野氏の得票は約44%の169票にとどまり、決選投票で岸田首相に敗れた。

派閥解消の流れ
 今回の総裁選で、小泉、河野両氏が連携する機運が高まらなかった背景には、党派閥の政治資金規正法違反事件を受け、派閥解消の流れが進んだことがある。

 小泉氏が支援を受けるのは、同じ神奈川県選出の菅前首相らだ。小泉、菅両氏ともに無派閥で、「脱派閥」を持論とする。これに対し、河野氏は従来の派閥を維持する麻生派にとどまっており、小泉氏との間に溝が生まれた。

 石破、河野両氏が協力し合う環境も整いそうにない。麻生派内には石破氏への拒否感が根強いためだ。石破氏が麻生内閣時代に「麻生降ろし」に加担したことが大きい。

 小泉氏を支持する議員の間にも、長く「党内野党」の立場で政権批判を続けた石破氏について、「敵が多い石破氏と組めば、逆に議員票が離れかねない」(中堅)と警戒する意見がある。

 ただ、3氏を巡っては、1回目投票で1、2位となった候補のみが進める決選投票をにらみ、連携を視野に入れているとの見方もある。石破氏は19日のBS日テレの「深層NEWS」で、「一緒にやったときの思いは消えるものではない。(決選投票で)組むことは当然あってしかるべきことだ」と述べ、再度の連携に含みを持たせた。

公明党大会 来月28日に 自民総裁選翌日
 公明党は22日の中央幹事会で、党大会を9月28日に東京都内で開催することを正式に決めた。前日27日に投開票される自民党総裁選で選出される新総裁を来賓として招き、自民、公明両党の結束を確認する。

 山口代表は幹事会で「新総裁を迎え、次の政権運営に臨む流れを作り出していきたい」と述べた。党大会では代表選も行われる予定だ。歴代最長の8期を務める山口氏の去就が最大の焦点になる。

122OS5:2024/08/23(金) 10:10:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2fad3a0df7bd9b8a3fcd5a8d021ff9727f9aab3
「早く表明しろ」河野太郎氏からの電話に群馬の山本一太知事 「必ず応援する」と伝える
8/22(木) 19:41配信


産経新聞
山本一太知事

群馬県の山本一太知事は22日の定例会見で、自民党総裁選の候補の一人とされる河野太郎デジタル担当相から同日昼ごろ電話を受けたことを明かし、「早く出馬表明しろ、と伝えた」と語った。総裁選についての質問に答えたもので、「初めて誰が勝つか分からない総裁選。非常に興奮している」とも述べた。

【比較してみる】「ポスト岸田」主な候補者の強みと弱み

河野氏からの電話内容について詳細は明らかにしなかったが、知事自身は河野氏に出馬表明を急がせたうえで、「立候補したら必ず河野太郎を応援する、と伝えた」と語った。

総裁選では小林鷹之前経済安全保障担当相が出馬表明したほか、小泉進次郎元環境相とともに河野氏が出馬表明の意向を固めたと伝えられており「来週の定例会見では『正式に応援する』と表明できるのではないかな」と語った。

一方で、小林氏について「彼を嫌う人はいないでしょう」と切り出し、小泉氏を含めた若手の出馬に「閣僚経験が足りない」との指摘があることに反発。「そう言う人もいるけれど、じゃ、これだけ変化の激しい時代に閣僚やってりゃ、いいのかって話ですよ。むしろ変化に対応する新しい感覚の若い船長、40代総理が誕生してもいいと思う」と語った。

さらに林芳正官房長官や高市早苗経済安保担当相、加藤勝信元官房長官らの名を次々に挙げ、「すべて素晴らしい人々」と称えた。それでも「自民党を変え、日本を変えられるのは河野太郎しかいない」と強調した。

123OS5:2024/08/23(金) 10:17:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed5e9c22760351b6fbe160e4e3bc8a5cd5260fc0
【自民総裁選】大きい小泉、小さい河野…「公平性に疑義」 歴代総裁写真入りPRポスターが波紋、政治とカネ想起も
8/22(木) 19:20配信


カナロコ by 神奈川新聞
自民党広報本部が作製した歴代総裁登場の総裁選ポスター。右手前に小泉純一郎氏、河野洋平氏はその3人上の位置に小さく扱われている(自民党ホームページから)

 自民党の広報本部が総裁選(9月27日投開票)のアピールに向け作製したPRポスターが話題や波紋を広げている。歴代総裁の写真を散らして掲載しているが、大きい小泉純一郎氏(首相任期1980日)と小さい河野洋平氏の差は一目瞭然。息子の河野太郎氏(衆院神奈川15区)が出馬の意向を固め、小泉進次郎氏(11区)も最終調整に入っていることに照らして、県内関係者からは「公平性に疑義あり」との指摘も出ている。

【写真】自民党本部に掲出された総裁選PRポスター

 デザインは競争や調和の両方に通じる「THE MATCH」の赤い文字を中央に配置。1955年の立党以来、党広報が撮りだめてきた7万枚に及ぶ総裁の写真から厳選したという。小泉純一郎、安倍晋三(同3188日)、田中角栄(同886日)の3氏の扱いが特に大きい。

 平井卓也広報本部長は21日の発表会見で、写真の大小について「総裁在任期間や認知度を考慮した」と説明した。一方で「作製には人工知能(AI)も活用した」と付言。責任の所在を人為的判断や作業のみにとどめず巧みに散らした。

 河野家の支援者は総裁選の構図を念頭に「下野当時に党再生へ汗をかいた人(洋平氏)と『自民党をぶっ壊す』と主張した人(小泉純一郎氏)との扱いがあまりに違う」と批判。河野太郎氏を推す議員からも「小泉氏に有利な印象操作だ」との憤りが聞かれる。

 一方で小泉進次郎氏の周辺からも戸惑いが漏れる。出馬を促す議員は「進次郎氏とお父さん(純一郎氏)は別人格」とした上で「ポスターは世襲批判を呼び起こしかねない構図だ」と懸念を隠さなかった。

 正面中央に安倍派トップだった安倍氏や田中角栄氏を配したことも「派閥裏金事件や金権政治を呼び起こす」(県内の古参党員)と一部には不評。ただ「注目され話題になるだけありがたい」(自民幹部)というのが党執行部の本音のようだ。

 ポスターは1万枚を刷り都道府県連などに配布して活用する。再選出馬を見送った岸田文雄首相の掲載も間に合ったが、扱いは小さめだ。再登板説がついて回った前首相の菅義偉氏(2区)も載っており、こちらも再選出馬見送りを体現した格好。自民内では「これで『(岸田氏の)後任は前任(の菅氏)』との可能性はなくなった」との冗談も飛び交っている。

神奈川新聞社

124OS5:2024/08/23(金) 10:17:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/936fe312626d661e8b321f789ebff69f776d263e
上川陽子氏、総裁選出馬へ「仲間増やす」 推薦人確保の努力継続
8/22(木) 18:04配信


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毎日新聞
岸田文雄首相との面会のため首相官邸を訪れた上川陽子外相=2024年8月22日午後2時57分、平田明浩撮影

 自民党の上川陽子外相(71)は22日、9月の党総裁選について「外交と内政は表裏一体の関係にあり、日本の顔になる存在が必要だ。今はいちずに仲間を増やす活動を広げていきたい」と述べ、立候補に必要な20人の推薦人確保に向けた取り組みを続ける考えを示した。首相官邸で岸田文雄首相と面会後、記者団に語った。

【写真まとめ】出馬する?しない? 自民党総裁選「候補者」たち

 「チームで仲間を増やしていくということで、一気に勢いが加速している感じがする」とも述べた。

 上川氏は、総裁選に立候補する意向を固めている林芳正官房長官(63)と同じ岸田派に所属する。面会では「首相から大変力強い励ましの言葉をいただいた」と説明したが、具体的なやりとりについては明らかにしなかった。【内田帆ノ佳】

125OS5:2024/08/23(金) 10:18:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/5132bfb9dc8bbc56c0e44d582d1e3af425534080
推薦人確保の「高市早苗」に“撤退”危機の「野田聖子」「上川陽子」 明暗分かれるオンナたちの「総裁選」舞台裏
8/22(木) 17:14配信


デイリー新潮
出馬なるか(左から上川氏、高市氏、野田氏)

 投開票日が9月27日(同12日告示)に決まり、いよいよ戦いの火ぶたが切って落とされる自民党総裁選。すでに「ポスト岸田」に向け、10人以上の候補者が出馬に意欲を示す混戦模様を見せるなか、秘かに注目を集めているのが「女性候補」たちによる水面下での暗闘という。

【写真】「芝居くさい」「誰に向けたアピール?」などとSNSで大量ツッコミ 上川外相のズッコケ「総裁選」奮闘フォト

 ***

 現時点で「推薦人20人」確保のメドがついているのは、高市早苗・経済安全保障相(63)に、近く出馬表明する小泉進次郎・元環境相(43)。さらに派閥からの支持が見込める林芳正・官房長官(63=岸田派)と河野太郎・デジタル相(61=麻生派)のほか、いち早く立候補を表明した“コバホーク”こと小林鷹之・前経済安全保障担当相(49)とされる。

 一方で、シンクタンク「紀尾井町戦略研究所」が15日に行った全国1000人(18歳以上の男女)を対象としたオンライン調査では、「次期首相にふさわしい自民国会議員」のトップに石破茂・元幹事長(15.4%)が、続く2位に高市氏(11.8%)がランクインした。

「同調査のうち、自民支持層に限った結果では『ポスト岸田』候補として高市氏が石破氏を抜いて1位に躍り出ています。高市氏の支持ポイント(19.7%)は石破氏(13.9%)や3位の河野氏(12.7%)を大きく引き離し、相変わらず“ネット人気”の高さを見せつけた。ただ、そんな彼女でも推薦人の確保は容易でなかったようで、後ろ盾だった故・安倍晋三元総理の“不在”の影響が大きいと指摘されています。前回(21年)総裁選では議員票で2位につける躍進で注目を集めましたが、今回は『当時ほどの勢いは見られない』との声が党内から上がっている」(全国紙政治部記者)

 その背景について、永田町関係者がこう語る。

「安倍イズムの継承者」
「“ウルトラ右翼”と揶揄されたり、『安倍イズムの継承者』を標榜する彼女の姿勢にアレルギーを覚える自民党議員は多い反面、“政策通”としての評価は高い。実際、彼女は政調会長を務めた経験から各省庁の役人や野党にまで広がる人脈を持ち、その情報ネットワークは侮れないことで知られる」

 すでに「高市支持」を表明している保守派の西田昌司・参院議員も、その理由の筆頭に『積極財政』など、彼女が掲げる「政策」を挙げている。

「ただ安倍さんが健在だった頃と違い、今回は安倍派内から組織的な支援の動きは見られず、推薦人確保に手間取った様子が窺えた。“コバホーク”では『保守の受け皿となりえない』との声は根強く、高市さんが保守を代表する主要候補の一人であるのは動かない。しかし『コアな保守票は自民支持層のなかでも2割程度』との言葉がある通り、広範囲の支持を獲得するには“保守票頼み”からの脱却が課題となっている」(同)

 そんな高市氏以上に、推薦人集めに四苦八苦しているのが、野田聖子・元少子化相と上川陽子・外相という。

あがく2人
 前出・政治部記者の話。

「前回も推薦人集めに苦労した野田氏ですが、今回はさらに難航していると聞きます。もともと野田氏は総裁選に出続ける理由として『女性宰相誕生へ繋がる道を閉ざさないためだ。それくらい自民党は“超”のつく男社会だ』と周囲に“大義”を語ってきた。けれど今回は女性が3人も出馬に動きだしたことで、野田氏の存在感は相対的に低下。それにより、彼女が掲げる大義に共感する女性議員の数も前回より減少したとされます」(同)

 上川氏にいたっては「推薦人確保が暗礁に乗り上げ始めた」との情報が浮上しているという。

「同じ岸田派の林氏が出馬意向を固めているため、同派は『林支持』でまとまる方向です。つまり上川さんは“孤軍奮闘”の戦いを強いられていて、自身のSNSで外遊や支持取り付けの様子などを必死でアピールしているものの、党内からのリアクションは薄い。麻生氏が今年1月、上川氏のことを『そんなに美しい方だといわない』と表現した一方で、『(外相としては)大したもんだぜ、俺たちから見てても』と能力を評価する発言をしたことで“上川首相待望論”まで浮上しましたが、そんな期待や熱気も永田町では完全に萎んだかのよう。先日、岸田派の関係者に彼女の出馬について感想を聞くと、『麻生さんが持ち上げたせいで、勘違いしてしまったのでは』と突き放すような物言いでした」(同)

 このなかから「ガラスの天井」を突き破る人材は出てくるか。

デイリー新潮編集部

新潮社

126OS5:2024/08/23(金) 11:24:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/af2271505915477cd40888233fcd47b905cd9829
自民総裁選「倹約」が課題 2億円相場、実効性に疑問も
8/23(金) 7:06配信


時事通信
自民党本部=4月4日、東京・永田町

 9月の自民党総裁選は、いかに選挙経費を節約できるかも課題となる。

 派閥裏金事件を受け、「政治とカネ」の関係には世論の厳しい視線が注がれており、多額の資金を費やせば批判が一層高まるのは必至。党総裁選挙管理委員会(逢沢一郎委員長)は各議員に「金のかからない総裁選」を文書で求めたが、活動を制限されることへの反対論は根強い。

【写真】前回の自民党総裁選の投開票会場

 「自分たちで集めたカネを大いに使うのが総裁選だ」。ある派閥のベテラン秘書はこう言い放った。陣営が詰めるホテルの会場費や飲食費に使われるほか、派閥政治の全盛期は事実上の買収工作のため「実弾」と呼ばれるカネが乱れ飛んだとされる。

 党員投票の支持集めでも多額の資金が必要だ。2023年末時点の党員数は109万人余りで、全員に政策パンフレットを郵送すれば「1回でざっと1億円かかる」(渡海紀三朗政調会長)。自動発信による電話の呼び掛けなども含めれば全体の費用は2億円程度に上るとも言われる。

 だが今回は裏金事件の大逆風下で実施されるため、党内から「倹約」に努めるべきだとの意見がある。逢沢委員長は20日の記者会見で「国民から大変厳しい指弾を受けている」と指摘。翌21日に「多額の費用をかける運動は許されないとの認識を共有すべきだ」とした要請文を出した。

 これまでの総裁選では、告示前は郵送や電話の制限はなく、告示後は郵送が禁じられていた。総裁選管は、告示前も含めて郵送や電話をどう規制するかを検討しており、9月上旬に開く次回会合で具体的な対応を決める予定だ。ただ、それまでに事実上の選挙戦は始まっており、罰則を設けるのも現実的ではないため、実効性は不透明だ。

 各陣営の費用を抑えるため、党機関紙やウェブサイトで候補者を紹介するなどの案も浮上するが、陣営からは「やってみなければ分からない。政策は伝わらないと意味がない」と懐疑的な声が上がっている。

127OS5:2024/08/23(金) 17:30:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/145a0b8cb084a5b41dc753a38df158daef80e98f
【自民総裁選】林官房長官・上川大臣 派内2人が意欲…岸田総理の対応は
8/23(金) 11:52配信



自民党総裁選挙をめぐっては、解散を決めた岸田派から、林官房長官と上川外務大臣の2人が意欲を示しています。
岸田総理大臣の対応が焦点の1つとなっています。

【動画】“憲法改正”掲げ小泉氏“参戦”構図に変化も…活発化する自民党総裁選

林氏は、陣営の幹部らを集めるなど、出馬に向けた準備を加速しています。

岸田派の大半は林氏を支援する見通しで、きょう集まった20人弱も大半が岸田派でした。

岸田総理が退陣を決めるなか、政権ナンバー2の官房長官が出馬することには、党内から疑問の声も上がります。

ただ、林氏の周辺は、「総理になるために、衆議院に鞍替えしたんだ」と強気です。

一方で、上川大臣の出馬には、共倒れを懸念する声もあります。

上川大臣

上川外務大臣
「私としては全力で、立候補に至るまでの大切な時ですので、しっかりとやっていきたいというふうに思っています」

上川大臣は、来週で調整していた中東訪問も見送るなど、推薦人集めに奔走していて、岸田総理の協力にも期待します。

岸田総理本人は、派閥単位で動いているとみられるとのを避けるため、表立った支援は控える見通しです。

テレビ朝日報道局

128OS5:2024/08/24(土) 09:38:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dbe74b1b2f02d18e0343b9e5995aa57b9b267ca
岸田首相の退き際はドンピシャだった…退陣会見で見た「吹っ切れた姿」
8/24(土) 7:05配信

現代ビジネス
新しい「選挙の顔」
写真:現代ビジネス

7月上旬、報道各社世論調査の内閣支持率及び自民党支持率は共に微増ながら上昇トレンドにあった。しかし、各社調査結果に共通したのは岸田文雄首相の総裁任期である9月30日までに退陣を求める声が5割を上回っていたことである。

【写真】安倍晋三が恐れ、小池百合子は泣きついた「永田町最後のフィクサー」

それ故に国民に不人気な岸田氏の下では次期衆院選を戦えないとする当選4回以下の自民党中堅・若手140人がほぼ一致して新しい「選挙の顔」を求める切実な声と国民のそれが見事にハモったのだ。

従って、当時の永田町の最大関心事は、岸田氏が飽くまで自民党総裁再選を目指して出馬するのか、それとも衆院議員全体の4割を占める4回生以下の過半の求めに応じて立候補断念するの、いずれなのかに集中していた。即ち、岸田総裁の去就である。

その時期に筆者が編集・発行するニュースレター「インサイドライン」(7月10日号)に、「再選に拘泥しない」と「再選を諦めていない」の両説がある岸田氏の胸中を推し量って孔子の言葉「君子固(もと)より窮す。小人窮すれば斯(ここ)に濫(みだ)る」を引き、同氏の心境を表すのに相応しいと書いた。

何と首相官邸側から素早い反応があったのだ。曰く、確かに(岸田)総理は窮している。だけどそこは小人と違い、乱れず(目標に向かって)主戦論で臨んでいます。動じていません――。

さて、岸田氏は8月14日午前の記者会見で、想定外の不出馬表明を発出した。筆者は驚きを隠せなかった。ともあれ現在、9月12日告示・27日投開票の自民党総裁選は前哨戦というよりも真っ只中にある。

「自民党を根底から刷新する」、「政府・与党幹部の世代交代」、「派閥の実質的な解体」などのスローガンはこれまでの総裁選挙ではついぞ見たことがなかった。

岸田氏の今現在の心象風景は…
その意味では岸田氏の退き際はドンピシャだった。たとえ実相が総裁選で勝っても次に控える衆院選と参院選は自分が「選挙の顔」であれば自民党は敗北して政権交代を余儀なくされるとの判断だったにせよ、である。

そこで再び岸田氏の今現在の心象風景を表現するべく、中国文学の最高権威者の手に成る『吉川幸次郎全集第5巻(筑摩書房)』を繰って孔子の言葉を渉猟してみた。そして見つけた。

「顔淵」第十二の「子曰わく、之れに居りて倦む無く、之を行のうに忠を以てせよ」に向き合った。吉川解釈を忖度すると、政治の要諦は倦怠のない持続であり、実行に当たっては人々への忠実(真心)である、と。孔子は七十(歳)のころ放浪を終えて祖国・魯に帰り首相・季康子に求められて助言したと、解説にある。

退陣会見で吹っ切れたとされる岸田氏の今の胸中を表すに相応しいだろうか。官邸から改めての反応を待ちたい。

前代未聞の総裁選
次は、肝心要の自民党総裁選の先行き見通しである。結論を先に言うならば、次期総裁候補に11人が名乗り上げる前代未聞の総裁選となった。従前のように派閥領袖のボス交やディール(取引)で総裁は決まらなくなった。後講釈と言われようが、あのタイミングで岸田氏が不出馬表明を発出した意義は大きい。もはや後戻りできない。

因って今総裁選は知名度抜群の政治家4代目・小泉進次郎元環境相(衆院当選5回・43歳)とエリート臭を感じさせない超エリート・小林鷹之前経済安全保障相(4回・49歳)の一騎打ちとなる可能性が高い。

出馬会見に同席した当選4回以下の24人(例外1人)には司会を務めた武部新氏を始め、大野啓太郎、福田達夫、鈴木英敬、塩崎彰久氏ら極めて優秀な中堅・若手が蝟集する小林陣営。一方、小泉陣営の国会議員は当選同期の「四志の会」(齋藤健経済産業相、小泉氏を含め4人)以外に名前が殆ど挙がらない。結局、菅義偉前首相直系「ガネーシャの会」(会長=坂井学・元官房副長官)の約15人が推薦人として名前を連ねることになる。

そうは言っても総裁選は本質的に権力闘争であり、出走者(馬)はもとより参加者(馬券を買う人)は「勝ち馬に乗る」が基本である。従って、小泉氏は中身(政策)が無いスッカラカンと言って揶揄したところで、所詮第1回投票で1、2位になれば決選投票は雪崩を打って断トツ当選も十分にあり得ると、見る向きが多いのではないか。

何はともあれ、戦う張本人と支援者だけでなく取材する側も従来の「常識」では測れない総裁選を経験している。言わば未体験ゾーンに突入したのだ。結果良ければ全て良し、である。

歳川 隆雄(ジャーナリスト・「インサイドライン」編集長)

129OS5:2024/08/24(土) 09:39:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/556ea656fb4e4380184cbde79d03bf6c32929e9f
「毒まんじゅう」「平成の明智光秀」 自民総裁選の苛烈な闘争史
8/24(土) 7:30配信

毎日新聞
野中広務さん=東京都千代田区平河町で2009年2月23日、岩下幸一郎撮影

 自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)は現職の岸田文雄が不出馬を表明したことが引き金となり、10人以上が出馬に意欲を示す混戦模様となっている。1955年の結党以来、ほとんどの期間で政権を担ってきた自民党。首相ポストに直結する総裁選は派閥の力を誇示する機会でもあり、「権力の興亡」の舞台となってきた。

 自民党は55年11月、「保守勢力の結集」を目的に自由党と日本民主党が合同して結成され、翌年4月に鳩山一郎が初代総裁に選出された。後を継いだ石橋湛山、岸信介、池田勇人を経て、佐藤栄作は7年8カ月に及ぶ長期政権を築いた。

 立候補に一定数の推薦人を必要とする規定が最初に適用されたのは72年だ。「三角大福」と呼ばれ、それぞれ派閥を率いた三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫の4人が出馬し、田中が制した。54歳での首相就任は当時、戦後最年少だった。

 78年は初めて党員による予備選が実施され、首相の福田に幹事長の大平ら3人が挑んだ。ロッキード事件で起訴された後も強い影響力を維持していた田中が大平を全面的に支援し、現職の福田が敗れる番狂わせとなった。

 ◇金権スキャンダルで下野

 自民党が初めて下野したのは93年。リクルート事件など金権スキャンダルが重なるなどして同年の衆院選で惨敗。総裁に選出された河野洋平は首相に就任できない初のケースとなり、非自民の細川護熙内閣が発足した。

 激しい権力闘争の中で「名言」が生まれることもある。

 2003年の総裁選では、現職の小泉純一郎を支持するか否かで、小泉と対立する立場にあった最大派閥の橋本派(平成研究会)が分裂。小泉支持に回った村岡兼造に対し、野中広務が「毒まんじゅうを食った」と批判した。

 野党時代の12年には幹事長の石原伸晃が立候補の意向を示したことで現職の谷垣禎一が不出馬に追い込まれた。石原は「平成の明智光秀」と批判されて失速し、安倍晋三が総裁に返り咲いた。安倍の在任日数はその後、佐藤を上回って憲政史上最長を記録した。

 21年は現職の菅義偉が新型コロナウイルス対応などで低支持率に苦しみ、出馬を断念。岸田が河野太郎らとの接戦を制した。(敬称略)【小田中大】

130OS5:2024/08/24(土) 09:41:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2637ac525fcbc04984bfbe84482d8cf96e16ce5
「小石河」分裂、党員票でしのぎ 前回総裁選の連携から一転 自民
8/24(土) 7:16配信


時事通信
自身のユーチューブチャンネルの収録に臨む自民党の河野太郎デジタル相=21日、東京・永田町

 9月の自民党総裁選で、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相、小泉進次郎元環境相の「小石河連合」が分裂、競合する見通しとなった。

 高い知名度を誇る3人は前回2021年の総裁選で連携したが、特に党員票を巡ってしのぎを削ることになりそうだ。石破氏は決選投票をにらみ連携に期待を示すが、党内には懐疑的な見方が出ている。

 「今回競い合うことがあっても、根底でつながり合うものがある」。石破氏は23日、記者団の取材に、河野、小泉両氏との将来的な連携に含みを持たせた。

 前回総裁選では、河野氏が立候補し、石破、小泉両氏が支援に回った。当時党内最大派閥だった細田派を念頭に「古い自民党と国民との戦いだ」(石破氏)などと改革姿勢を前面に打ち出した。党員・党友票はトップだったが、国会議員票は3位に甘んじ、小泉氏は「完敗に近い」と語っていた。

 3人の関係に変化が生じたきっかけは、岸田文雄首相(党総裁)が裏金事件を受けて主導した派閥解散だ。多くの派閥が解散を決定する中で、河野氏が所属する麻生派は存続。河野氏はとどまることを選び、無派閥に軸足を置く石破、小泉両氏とは距離が生まれた。

 報道各社の世論調査で、3人の人気は高い。そろって出馬する方向となった今回の総裁選について、党関係者は「党員票の奪い合いは激烈になる」とみる。自民党横浜市連の佐藤茂会長は「小泉氏1本でまとめていくよう努力する」と強調。市連には、小泉氏を支援する見通しの菅義偉前首相が強い影響力を持つ。

 総裁選は混戦模様で、1回目の投票で過半数を制する候補が出ず、決選投票にもつれ込む可能性がある。「小石河連合」のつながりが結果を左右するとの見方もあるが、ある中堅議員は「小石河は打算の関係、連携は虚構だ」と指摘した。

131OS5:2024/08/25(日) 16:31:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5689391f15bc55dfc04f072b6c463f3c857184d
茂木氏、総裁選出馬表明を9月第1週にも 自派以外との連携も模索
8/25(日) 13:35配信

毎日新聞
自民党の茂木敏充幹事長

 自民党の茂木敏充幹事長(68)=衆院栃木5区=は自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)に立候補する意向を固めた。複数の党関係者が明らかにした。9月第1週にも出馬表明する方向で調整している。

【写真まとめ】出馬する?しない? 自民党総裁選「候補者」たち

 茂木氏はこれまで出馬に意欲を示しつつ、「夏の間に考える」と明言を避けてきたが、23日には記者団に「夏も終わる。近々、自分としての決断をしたい」と述べていた。関係者によると、出馬に必要な推薦人20人の確保のめどは立っているという。

 茂木氏は出馬の判断にあたり、関係が良好な麻生太郎副総裁が率いる麻生派の支援を得られるか意向を探ったが、麻生氏は自らの派閥から出馬する意向の河野太郎デジタル相(61)の支持を優先する考えを伝えたとされる。

 茂木氏は非主流派の要である菅義偉前首相とも会食するなど、派閥を超えた連携を模索している。総裁選を巡っては、茂木派の加藤勝信元官房長官(68)も出馬の意向を固めており、茂木派内の支持が割れる可能性がある。

 茂木氏は東大卒、米ハーバード大大学院修了。大手コンサルティング会社勤務を経て、1993年に初当選し、2003年に小泉純一郎内閣で初入閣。経済産業相や外相など要職を歴任し、21年11月から現職。【加藤明子】

132OS5:2024/08/25(日) 19:29:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d4a5af2ba0c72c773af819cb6c1d05de26b453f
「小石河」一転対決へ…派閥裏金事件が影響、「選挙の顔」に期待も背景 自民党総裁選
8/25(日) 19:00配信


カナロコ by 神奈川新聞
前回の自民党総裁選で「小石河連合」として連携した(左から)小泉氏、河野氏、石破氏=2021年9月19日、東京都内

 岸田文雄首相の後継を選ぶ自民党総裁選(9月27日投開票)に「小石河連合」と呼ばれた3氏がそろって出馬する流れとなってきた。石破茂元幹事長(67)は24日に立候補を表明。河野太郎デジタル相(61)=衆院神奈川15区=は26日に会見を行い、小泉進次郎元環境相(43)=11区=は30日の会見実施で調整に入った。前回総裁選での連携から一転、激しい対決が予想される。

【写真で見る】2021年総裁選での「小石河連合」による討論会

 3氏とも報道各社の世論調査では常に上位を争う。岸田首相が総裁任期満了での退陣を表明した後に行われた共同通信の調査では、「次の総裁」として自民支持者が選んだ1番手は小泉氏で24・2%。石破氏が21・0%、河野氏が11・2%と続いた。トップ3で過半数を占める勢いで、出馬意向を示す他の議員の脅威となっている。

 前回総裁選には小泉、石破両氏の支援を受けた河野氏が出馬。1回目の党員票(382票)で4割超の169票を得たが岸田氏を引き離せず、決選投票に進んだものの国会議員票を呼び込めずに敗れた。

 今回の総裁選で3氏が結果としてたもとを分かったのは自民派閥の裏金事件の影響が大きい。衆院任期が1年余となって「選挙の顔」として若返りを期待する雰囲気が党内に広がってきたことも背景だ。

神奈川新聞社

133OS5:2024/08/25(日) 19:32:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd73c35a59d30e9b1295efec05ebe93daf596d6e
自民総裁選 河野太郎氏と小泉進次郎氏が出馬の神奈川、小林鷹之氏支持の議員も
8/24(土) 20:01配信


カナロコ by 神奈川新聞
大勢の報道陣が詰めかけた小林鷹之氏の自民党総裁選出馬会見=19日、国会内

 岸田文雄首相の後継を選ぶ自民党総裁選(9月27日投開票)を巡り、河野太郎デジタル相(衆院神奈川15区)と小泉進次郎元環境相(同11区)が出馬の意向を固め、神奈川から首相候補2人を“輩出”しそうな展開だ。既に10人を超える名前が挙がり大混戦の様相をみせる中、注目されるのは県関係議員の支持動向。地元の河野、小泉両氏に、いち早く立候補を表明した小林鷹之前経済安全保障相を加えた3人に支持が分散しているとみられ、派閥の実情や次期衆院選も絡み、さまざまな思いが交錯している。

【写真で見る】地元・横須賀のお祭りを訪れ、笑顔で撮影に応じる小泉進次郎氏

 今回で3度目の総裁選挑戦となる河野氏は26日に出馬表明を控えており、党の危機を強く訴えて「党改革の必要性を掲げる」(中堅議員)見通しだ。麻生派に所属し、派閥を率いる麻生太郎副総裁が出馬に理解を示すものの、派閥としては河野氏支援で一致結束できていない。

 同派重鎮で県内地盤の甘利明前幹事長(比例南関東)は小林氏を高く評価しており、支援に動くとの見方がもっぱらだ。小林氏は旧二階派だが、経済安全保障政策の“師匠”が甘利氏で、岸田内閣発足時の初入閣前から意見交換してきた関係だ。

 麻生派は河野氏を軸にしつつも、他の候補者への支持を妨げない方針を掲げる。県関係の衆参議員19人のうち10人を占める同派議員は河野氏と小林氏とで支援が割れるだけでなく、30日の出馬会見で調整している小泉氏の支援に回る議員も見え隠れしており、派内は3分裂となりそうだ。

神奈川新聞社

134OS5:2024/08/25(日) 19:34:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/133e63e139db6923c6cc20185645c47f834e132b
総裁選と公務、どう両立? 林官房長官は台風対応で出馬会見延期 上川外相は外遊とりやめ
8/25(日) 16:55配信


産経新聞
現職閣僚が自民党総裁選に出馬した例

自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)に出馬する岸田文雄政権の閣僚は選挙準備と公務との両立に苦慮することになりそうだ。とりわけ頭を悩ませているのが危機管理の要である林芳正官房長官だ。当初は今月27日に出馬表明する方向だったが、台風10号の接近のため、再検討に入った。原則毎日の記者会見に臨むことから自身の主張と政府見解の整合性も求められ、ハンデを背負った選挙戦になる可能性がある。

「林氏は官房長官だ。危機管理が最優先だ」

林氏を支持する閣僚経験者は23日、国会内で開かれた林氏の陣営の会合に出席した後、周囲にこう漏らした。

念頭にあるのは出馬表明の日程だ。当初は27日を軸に調整していたが、台風10号が日本列島を直撃する時期と重なることから、被害の状況などを見極めることになった。中堅議員も「台風が来ているのに官房長官が出馬会見を開いているわけにはいかない」と話す。

過去の総裁選では平成18年に安倍晋三、令和2年に菅義偉の両氏が官房長官として出馬し、首相の座を勝ち取った。当時の安倍氏らと異なり、林氏は知名度不足が指摘され、早期表明で選挙に注力したいのが本音だが、官房長官の職責は重い。原則毎日の記者会見に加え、今月、臨時情報(巨大地震注意)が発表された南海トラフ地震や北朝鮮による弾道ミサイルへの対応など、国民保護も林氏が受け持つ。

加えて、官邸では首相と官房長官のどちらか一方が原則、東京に滞在する慣習がある。総裁選告示後に行われる見通しの地方遊説にも制約がかかる可能性がある。

首相が15日の閣僚懇談会後、「閣僚の中には総裁選に名乗りを上げることを考えている方もいると思う。気兼ねなく、職務に支障のない範囲で堂々と論戦を行ってほしい」と述べたことを受け、総裁選には閣内から林氏のほか、上川陽子外相、斎藤健経済産業相、河野太郎デジタル相、高市早苗経済安全保障担当相が出馬の意向だ。

このうち上川氏は今月下旬を見込んでいた中東訪問を取りやめた。閣僚らにとっては選挙と公務を絶えずてんびんにかけながらの戦いとなる。(永原慎吾)

135OS5:2024/08/26(月) 06:03:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/5acc47836219c7a97a75571841b486b2d4366c22
「裏金なければ…」にじむ悔しさ 安倍派幹部、総裁選に名前なし
8/26(月) 5:00配信

共同通信
下村博文氏、西村康稔氏

 自民党総裁選への立候補が取り沙汰されている議員の中に、派閥裏金事件の震源地となった安倍派幹部の名前はない。「事件さえなければ本命だった」「まずは衆院選で勝てるかどうかだ」。西村康稔前経済産業相と下村博文元政調会長の地元では悔しさと不安が交錯する。

 「キックバックの問題さえなければ、総裁・総理になれるチャンスだった」。西村氏に近い兵庫県の地方議員がほぞをかんだ。

 西村氏はかねて「首相を目指す」と公言。09年の総裁選に敗れたものの、コロナ対策担当相などとして次第に存在感を強めた。今回は総裁選に出ることさえできず投票資格も奪われ、この地方議員は「悔しがっているが、その悔しさを力にしようとしているのではないか」と推し量った。

 下村氏も安倍元首相が中止を指示した資金還流が復活したとされる22年8月の幹部協議に加わったことなどから「党員資格停止1年」という処分を受けた。期間中に国政選挙が行われれば公認を得られない。

 下村氏に近い東京都板橋区議は秋にも実施される可能性がある衆院選を「人生最大の試練になる」とみる。

136OS5:2024/08/26(月) 06:04:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/b70d6cea8fd7b9faea99f8d766f186d328fe6029
乱戦の自民総裁選“推薦人集め”水面下の駆け引き密着「よその推薦人ならないで」
8/25(日) 23:30配信

テレビ朝日系(ANN)

All Nippon NewsNetwork(ANN)

乱戦模様の自民党総裁選、正式な立候補に必要なのが20人の推薦人です。水面下で行われる熾烈な『推薦人争奪戦』を取材しました。

■「5人足りない」水面下の“推薦人争奪戦”

きょう25日、午後。永田町の議員会館では…
(松島みどり衆院議員)「小泉さんとか言っている人もいるし、なるほどね…小泉さんに走る人たちはね…」
自民党・安倍派の松島みどり衆議院議員。
(上川大臣を支持松島みどり衆院議員)「あっちに行っちゃう〜。もうショックだな。大きいな…」
議員事務所で上川陽子外務大臣の推薦人集めのため電話かけをしていました。
(松島みどり衆院議員)「女性の先駆者としてやっぱり上川陽子っていう柱を立てたいじゃん。でしょっ。その思いだって、それに上川陽子だって別にもう今回限りの話なんだから。今度の総裁選にやっぱり女性が、きちっとした女性が立つことって絶対大事じゃない。お互いそれ思っているんだからさ、形に出してよ。ギリギリまで考えて、そのためにもさっきの、そのよその人の推薦人に心ならずもなるということはしないでね。それやっちゃったら、あと剥がせなくなる。いや〜、20って大変やっぱし」
上川大臣と松島議員は2000年に初当選した当選同期。2014年、法務大臣を辞任した松島議員の後任が上川大臣という関係でもあります。
(松島みどり衆院議員)「松島です」
すでに支援する候補を決めている人も多く、推薦人集めは簡単ではありません。
(松島みどり衆院議員)「ぜひぜひ考えていただいて、早めによその推薦人にならないでください。以上お願いです。はい、すいません。失礼します」
Q.みなさん厳しいですね
(松島みどり衆院議員)「事情があるのよみんな。今14、15人はいけていると思うんですね。でもそれも絶えず、絶対大丈夫な人とか電話しないけど。絶えず、それを確認し合っていかないと。最後よそで取り込まれないようにウォッチをし続けること」

22日、都内で行われた当選同期の会合。この場で上川大臣は参加者に支援を呼びかけたと言います。
(外務大臣岸田派上川陽子氏(71))「きょうは同期会の後だからみんなにはげましてもらいましたよ」
Qきょう同席したみなさん上川さん支持で見てよいでしょうか?
「同期だからさ。同期会なので色々な話で盛り上がりました」

この時期行われる地元のお祭り。松島議員はきのう1日だけで、20カ所余りに顔を出したといいます。総裁選への一票を持つ自民党員には…
(松島みどり衆院議員)「上川陽子、どうにか(推薦人)20人集めなきゃいけないからさ」
(自民党員)「松島先生がしっかり推すことが重要」
「そうなのよ そのあとはまたよろしくお願いします」
(松島みどり衆院議員)「お願い事しました。総裁選挙で私は上川陽子さんにぜひ、初の女性総理になってもらいたい」

そして25日午後、上川大臣は推薦人20人の確保にめどがついたと記者団にあかしました。
(外務大臣岸田派上川陽子氏)「いま20人うんぬんの話がございましたけれども、その数字ですね。20名というものをはるかに超える支持というか、いただいているところでありまして、いま推薦人をどなたにということの最後の詰めをしている状況でございます」
自民党の国会議員は、衆参合わせて367人。総裁選に立候補するためにはその中から20人の推薦人を確保する必要があります。

137OS5:2024/08/26(月) 06:04:20
■「40人→1人」推薦人引きはがしの訴えも

自民党の保守系グループの代表を務める青山繁晴参院議員は23日、出馬の意向を表明した会見で、“推薦人の引きはがし”があったと語りました。
(参議院議員無派閥青山繁晴氏(72))「岸田総理の不出馬表明があった後、強烈な引きはがしが起きまして、僕はなるべくこういうのもありのままに言いたいので40人超えていたんですね。(推薦人)やりたいって人だけですよ。紙に名前書いてもらったわけじゃないけど。何人に減ったかというとですね、和田さん1人になった。でも僕はこんな場ですけど和田政宗議員に、あなた偉いねと。和田さん菅グループですから、菅さんのご意向もあるだろうに、よく最後まで残ってるねと」

水面下では各陣営による推薦人集めの動きが慌ただしくなっています。
Q.推薦人のめどは?
(経済産業大臣無派閥斎藤健氏(65))「それはもうやれます」
茂木幹事長も推薦人20人をすでに確保していて、出馬表明を来月行う方向です。
(幹事長茂木敏充氏)「覚悟を持った決断を近々させていただきたい」
そして…
(元環境大臣無派閥小泉進次郎氏(43))「いくつ?」
(夫婦)「1歳4カ月です」
(元環境大臣無派閥小泉進次郎氏(43))「ちょっと大きめじゃないですか。うちの子いま9カ月」
党内では、現時点で総裁選の“大本命”ともいわれている小泉氏。陣営幹部によれば「支持する議員は今の時点で50人を超えている」といいます。

20人の推薦人を確保し、24日、地元・鳥取県で出馬を表明した石破氏。
(元幹事長無派閥石破茂氏(67))「今度の戦いを政治生活の集大成として、総決算として最後の戦いと位置づけ全身全霊で臨んでまいります」
石破氏の推薦人の1人は参議院のドンと言われた青木幹雄氏の長男、一彦氏です。
(石破氏を支持青木一彦参院議員)「今まで以上にみんな推薦人になるの、(立候補者が)11人ですか、なかなか大変な作業だと思いますので、私は鳥取・島根の代表ということで石破先生の推薦人になるということです。それは自然体でしっかりと20人集まったと思っています」
もう1人は石破氏と同じ鳥取県選出の赤沢亮正衆議院議員。
(石破氏を支持赤沢亮正衆院議員)「推薦人に名前を連ねるということは、応援した人が勝たなければ、ある意味で現職の総理になった方の敵だったということになるので、それはやっぱりそれなり覚悟がないと、みんな推薦人にはなりませんよ」
派閥解消の影響で、これまで以上に推薦人には覚悟が求められていると語ります。
(石破氏を支持赤沢亮正衆院議員)「昔は派閥の親分から君は誰々の推薦人になれと言われて、言われた通りにしていれば親分が今後も可愛がってくれるみたいなね、そういう関係はあったと思います。推薦人に派閥内部に言われたんでなくてなる人たちは、さらに覚悟がある意味いるってことだと思います。それは自民党が変わっていく上でいい変化だと思いますけどね」

8月25日『サンデーステーション』より

138OS5:2024/08/26(月) 06:05:37
https://www.asahi.com/articles/ASS8S34TTS8SUTFK00CM.html
裏金議員を公認するか否か 石破氏が踏み込み、総裁選の争点に浮上
有料記事自民

森岡航平 佐藤瑞季2024年8月24日 19時00分
 自民党の石破茂元幹事長(67)=無派閥=は24日、9月の総裁選に立候補する意向を正式に表明した。政治不信の払拭(ふっしょく)を優先課題に掲げて「裏金事件に厳しく臨む」と明言。「国民の審判を受けるにふさわしい候補者か、党として責任を持つ」と述べ、次の国政選挙では裏金事件の処分議員を公認しない可能性に踏み込んだ。

 地元の鳥取県八頭町で記者団に語った。政治資金の不記載があった現職議員らは計85人。このうち党は、過去5年間の不記載総額が500万円以上の議員らと一部の安倍派幹部を含む計39人を処分した。総裁選ではこうした議員の公認についても争点になりそうだ。


https://news.yahoo.co.jp/articles/478b89f69a0b639175b30313eaf6341139c0e8f2
石破氏、裏金議員公認で発言修正 「議論」から「新体制が決める」
8/25(日) 21:09配信

共同通信
記者団の取材に応じる自民党の石破元幹事長=25日午前、鳥取県倉吉市

 自民党の石破茂元幹事長は25日、派閥裏金事件に関係した国会議員を次の選挙で公認するかどうかに関し「新体制で決めることだ。まだなっていない者が予断を持っていうべきではない」と述べた。鳥取県倉吉市で記者団の質問に答えた。24日に総裁選出馬を表明した際は「公認するにふさわしいかどうか、徹底的に議論すべきだ」と発言しており、修正した形だ。

 石破氏は25日、記者団に対し「公認するかどうかは党選挙対策委員会、都道府県連のプロセスを踏む。裏金だけでなく、今までの姿勢や政策への見識、地元での信頼などいろんな要素がある」と説明した。

139OS5:2024/08/26(月) 06:20:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/debc3c4ad67212f6af447bff78b23f408483e46e
【速報】大阪で『維新が敗北』 自民離党の元府議が箕面市長選を制す 維新公認の現職首長が大阪で落選するのは初 吉村氏が応援も及ばず
8/25(日) 22:38配信
任期満了にともなう大阪府箕面市長選挙の投開票が25日に行われ、無所属の新人で、元大阪府議の原田亮さん(38)が初当選を決めました。

箕面市長選挙には、届け出順に、無所属で新人の原田亮さん(38)、大阪維新の会公認の現職、上島一彦さん(66)、共産党が推薦する無所属の新人、小林友子さん(76)の3人が立候補しています。

■勝利の新人は「自民色」隠した選挙戦 「政策や人物で選ばれる選挙になったら大阪はもっと良くなる」と原田氏
原田さんは、自民党の元大阪府議で、府議団幹事長などを務めましたが、去年の統一地方選挙で維新候補に敗れ落選。
今回は自民党を離党し、無所属として立候補し、子育てや教育の充実などを訴え、初当選を決めました。

原田さんの陣営には、自民党の国会議員や地方議員ら、大阪府連の関係者が支援に入りましたが、いずれも裏方に徹し、「自民色」を隠した選挙戦となりました。

当選確実となった25日午後10時40分すぎ、原田さんは支援者の前で「大政党の現職、大変強い現職相手に大きな差をつけて勝利をつかむことができた」

「『今の箕面市を変えてほしい』『新しい箕面市をつくってほしい』という市民の皆様の応援が、大きなうねりを起こすことができたということで改めて感謝です」

「大阪において現職の維新市長に勝ったという例はありません。そんな中で厳しい戦い『どうせ無理だよ』とか『厳しい戦いになるよ』とかたくさんお声を頂いていた」

「そういった中でも、お一人お一人の支えや激励の声があって戦い抜くことできた。選挙中に本当にたくさんの皆さんから声を頂いた。覚悟を持って強い決意を新たにして挑んでいきたい」

「新しい箕面市のスタートです。一緒になってワクワクする箕面市を作っていきましょう」と挨拶しました。

またその後、記者団の囲み取材に応じ「今回(維新に)初めて勝利をさせて頂くことができたということで、大きな流れが変わるという風に思っています」

「今までは政党で選ばれるような選挙があったという風に思っていますが、今回のように政策であったり、人物で選ばれるような選挙が大阪でも行われるようになったら、大阪はもっと良くなるという風に思っていますんで、その第一歩になる選挙だったと確信をしています」と語りました。



■吉村氏が複数回応援入りも 維新公認の現職首長が大阪府内で落選は初
敗戦の挨拶を行う 維新・現職 上島一彦さん

一方の維新の現職、上島さんは、元大阪府議で「松井一郎元大阪府知事らとともに北大阪急行の延伸を実現させた」などと訴え、大阪維新の会の吉村洋文代表や横山英幸幹事長が複数回応援に入るなど、維新の会が総力を挙げた選挙戦を展開しましたが、及びませんでした。

維新の会が公認する現職の首長が大阪府内で落選するのは初めてです。

落選となった上島さんは支援者の前で「吉村代表をはじめ、維新の首長や議員の皆さん、連日連夜、酷暑にも関わらず応援いただき、残念な結果となりましたが、ひとえに私の不徳の致すところです。大好きな箕面のために一市民として頑張ってまいります」と述べました。

■「維新の看板ではもう勝てない」と維新関係者
公認の現職首長が大阪初めて落選したことを受け、維新の関係者は関西テレビの取材に対し、「自民公明の水面下での動きがすごかった。自民の覆面に負けた」

「すでに衆議院選挙が始まっている。河内長野で負けて、今回の敗北。衆議院選挙への影響はかなりある。維新の看板ではもう勝てない。これからは、どれだけ個人として頑張れるかが鍵」と語りました。

■「申し訳ない限り」と大阪維新・横山幹事長(大阪市長)
大阪維新・横山幹事長(大阪市長)の投稿 Xより

また、大阪維新の会・幹事長で大阪市長の横山英幸氏はSNSの「X」に「箕面市長選挙においては上島一彦候補が当選に至りませんでした。候補・陣営各位におかれては本当にお疲れ様でした。幹事長職として申し訳ない限りです」と投稿しました。

■当選の原田氏は現職上島氏の『約1.8倍』の票を集める
箕面市長選挙の開票結果は以下の通りです。

■無所属・新人 原田亮さん(38)3万2448票

■維新・現職 上島一彦さん(66)1万8309票

■無所属(共産党推薦)・新人 小林友子さん(76)3768票

なお、投票率は49.98パーセントで、前回の市長選から0.64ポイント増えました。

(関西テレビ 竹下洋平、髙橋惟)

関西テレビ

140OS5:2024/08/26(月) 06:21:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4f230e411d64a2eab7c047acd719a66486d2c29
「もう3年総理を務めましたからね…」岸田首相退陣の裏で最側近「木原誠二」元官房副長官が漏らしていた心中
8/21(水) 6:12配信
 岸田首相が9月の総裁選に出馬しない意思を表明し、「ポスト岸田」レースに号砲が鳴らされた。“キングメーカー”麻生太郎副総裁の支持を取り付けられなかったことが決定打になったという見方が大半だが、実は“身内”からも匙は投げられつつあったようだ。

【写真を見る】“愛人”“隠し子”と囁かれる母娘とともに七五三の記念写真を撮る木原氏

 ***

 14日、岸田文雄首相が自民党総裁選挙に出馬しないことを表明した。緊急で開かれた会見では、

「私が身を引くことでけじめをつける」

「組織の長として責任をとることに、いささかのちゅうちょもない」

 と発言。9月の総裁選を間近に控えながらも、政権支持率は一向に浮上する気配のないままで、遅くとも来秋までには迎えなければならない次期衆院選も見据えると、ここで身を引かざるを得なかったというわけだ。

「仮に総裁選で自身が勝ったとしても、その次に控える衆院選で党として勝てるか、厳しいところがあった。とはいえ身を引くにしても、“追い込まれての退陣”という印象を与えないよう、先手を打ちたい思いがある中、外交が一区切りしたこのタイミングになったのでしょう。出馬を断念する可能性は指摘されていたとはいえ、この決断自体は一部の側近にしか知らされていませんでしたから、永田町では驚きをもって受け止められていました」(全国紙記者)

麻生氏の支持を得られず
 もっとも、これだけ政権が厳しい状況下でも岸田首相が再選の道を模索していたのは事実だ。6月下旬の国会閉会時に行われた会見では「道半ばの課題がある」と発言。7月には地方の党員票を固めるべく全国行脚を開始するなど、続投への意欲をにじませていた。

 こうした中で総裁選出馬を断念することになった“決定打”として報じられているのが、首相の後見役にして党内の“キングメーカー”と称される麻生太郎副総裁の支持を取り付けられなかったことだ。

 3年前の総裁選で麻生氏の支持を取り付けた首相は、河野太郎行政改革担当相(当時)ら3氏を破り勝利。今回も同様の支持を得るべく、この6月に麻生氏と2度会食し、その後も7月、8月と面会を重ねたが、出された結論は「ノー」に近いものだった。そもそも麻生氏は、派閥の解散をはじめ、裏金問題に端を発する岸田首相の政権運営に不満を抱いていた。その上支持率の巻き返しも期待できない状況とあれば、現トップを見限るのも致し方なしというわけだ。

「本当にやる気があるのか」
 一方、岸田氏の首相就任以来の最側近として知られる木原誠二元官房副長官の腰も重かった。

 木原氏といえば、3年前に愛人や隠し子の疑惑を週刊新潮に報じられた上、昨年には自身の妻が関わる事件の再捜査に対して、木原氏が警察当局に政治介入をしたという疑惑が週刊文春に報じられ世間を大きく賑わせた。その後官房副長官職は辞したものの、現在も党の要職に身を置き、首相が最も信頼を置くブレーンとして政権を支えてきた。

 木原氏はこの夏、次期総裁について「岸田首相がふさわしい」と発言しており、表向きには変わらぬ“忠誠”を示していたはずだった。

 しかし、

「実は『木原さんは本当にやる気があるのか』と訝しむ声が、永田町には広まっていたんです」

 とは、さる自民党関係者。

「自身の不祥事報道が相次いだ上、裏金問題が後を引き支持率は低迷するばかり。最近ではすっかり政権運営に対するモチベーションが下がっていたようで、周辺には『もう3年総理を務めましたからね……』と漏らしていたほどです。最近になり、木原さんは岸田政権の経済対策が成功しているという発信を強めていましたが、実際は木原さんの熱量が低いのではないかと一部では見られていたんです」

 文字通り満身創痍の退陣劇だった――。

デイリー新潮編集部

新潮社

141OS5:2024/08/26(月) 21:10:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5b87fe7382c222e6e6f1065d67cd31f761c1c09
河野太郎氏、出馬を正式表明 裏金返納、原発ゼロ棚上げ
8/26(月) 6:45配信

記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する河野デジタル相=26日午後、国会

 自民党の河野太郎デジタル相(61)は26日午後、国会内で記者会見し、9月の党総裁選への立候補を表明した。派閥裏金事件を受けた党改革に関し、関係議員を念頭に、政治資金収支報告書への不記載額の返納を求めると述べた。原発のリプレース(建て替え)を認めるなど持論の「原発ゼロ」を事実上、棚上げした。10人超が出馬意欲を示し混戦模様となる中、正式に名乗りを上げたのは3人目となった。


 出馬表明の時期を今月末で調整していた小泉進次郎元環境相(43)は30日にも会見を開く方向となった。既に小林鷹之前経済安全保障担当相(49)、石破茂元幹事長(67)が立候補を表明している。

 河野氏は、裏金関係議員の公認を巡り、不記載額の返納でけじめをつければ「自民候補として国民の審判を仰ぐことになる」と述べた。

 エネルギー政策に関し「今は電力を最大限供給するため、水素やアンモニア、核融合の技術や、リプレースも選択肢としてある」と説明した。2021年の前回選では、新増設やリプレースは不要などの公約を掲げていた。


https://news.yahoo.co.jp/articles/ce4392bf08dc66f29e5ccc12439d26cc4092a793
河野太郎氏が出馬を正式表明、裏金議員に返納要求へ 自民党総裁選
8/26(月) 14:24配信

朝日新聞デジタル
記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する河野太郎デジタル相=2024年8月26日午後2時14分、国会内、岩下毅撮影

 自民党の河野太郎デジタル相(61)=麻生派=は26日、9月の総裁選に立候補する意向を正式表明した。裏金事件について「政治に対する信頼の回復も急務だ」と述べ、総裁になれば政治資金の不記載があった議員に対し、同額を返納するよう求めるとした。

 国会内で記者会見した河野氏は「日本の政治資金は非課税だが、報告をきちんとする義務がかかっている」と強調し、政治資金収支報告書のデジタル化などで透明性を確保する考えを示した。その上で「政治への信頼があってこそ、これから遂行しなければならない政策を一つ一つ、国民の理解をいただいて進めていくことができる」と語った。

 政治資金の不記載があった現職議員らは計85人。このうち党は、過去5年の不記載総額が500万円以上の議員らと一部の安倍派幹部を含む計39人を処分したが、500万円未満の議員らは幹事長の口頭注意などにとどめた。

 河野氏が返納に言及したのは、石破茂元幹事長(67)が事件に関係した議員について「党として公認するからには、やっぱりふさわしい方である必要がある」と述べ、非公認の可能性に踏み込んだことを意識し、厳しい姿勢を打ち出して事件に批判的な党員の支持拡大を図る狙いとみられる。麻生派に裏金事件に関与したと党が認めた議員はいない。

 河野氏は会見で「脱原発」を封印済みの原子力政策については「(原発の)リプレース(建て替え)も選択肢としてはある」と語った。前回2021年の総裁選でも「現実的なエネルギー政策」を掲げ、原発の再稼働は当面容認するとしていたが、軌道修正を鮮明にした。データセンターや人工知能(AI)の普及で電力需要が大幅に増えると指摘し、「再生可能エネルギーを2倍のペースで導入しても全く足りない」と強調した。

 使用済み核燃料を再利用する「核燃料サイクル」政策を見直すという持論も封印。前回の総裁選では「手じまいすべきだ」と主張したが、この日の会見では「最終処分地が決まらないなか、できることは一生懸命なんでもやっていく必要が当面はある」と容認する考えを示した。

 朝日新聞が24、25両日に行った世論調査では、次の総裁にふさわしい候補として河野氏の名前を挙げた人は6%で、ともに21%だった石破氏、小泉進次郎元環境相(43)だけでなく、高市早苗経済安全保障相(63)の8%に続く4位にとどまった。(小手川太朗)

朝日新聞社

142OS5:2024/08/26(月) 21:11:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/4eb645e25567cf4dd53d3f1b0e14ec595c9f11c9
総裁選出馬表明の河野太郎氏、支持拡大の道のり険し 派閥所属は「諸刃の剣」
8/26(月) 19:53配信


産経新聞
自民党総裁選挙へ立候補の表明をする河野太郎デジタル担当相=26日午後、国会内(春名中撮影)

河野太郎デジタル相は令和3年に行われた前回の自民党総裁選で敗れた後、所属する麻生派(志公会、54人)の支援を固める努力を続けてきた。その結果、派閥を率いる麻生太郎副総裁から出馬の了承を取り付けたものの、派内には今も河野氏の政策や政治姿勢に否定的な議員がいる。一方で派閥残留を選択した河野氏に対する失望も前回総裁選の支援者らに広がっており、支持拡大の道のりは険しい。

【比較してみる】「ポスト岸田」主な候補者の強みと弱み

■前回は決選投票で敗北

「派閥の弊害はカネと人事。大事なのは総裁選後の人事に派閥を介入させないことだ。自民党には300人超がいて、いろいろな集まりができるのは当たり前だ」

河野氏は26日の出馬会見でこう述べ、派閥の全面否定論にはくみしなかった。すでに立候補を表明した小林鷹之前経済安保担当相は「『脱派閥選挙』の徹底」を訴えており、選挙戦の争点の一つとなる。

河野氏は3年前の前回総裁選で改革マインドを高く評価され、同じ神奈川県選出で無派閥の菅義偉前首相らから派閥横断型の支援を受けた。ただ、所属する麻生派からの後押しは中堅・若手議員の一部にとどまった。「脱原発」などの持論が派内のベテラン議員を中心に反発を招いたためだ。派内をまとめられなかった河野氏は決選投票で岸田文雄首相に敗れた。

■派内の支持固めに注力

その後、河野氏は「同じ失敗を繰り返さない」(河野氏周辺)として派内の支持固めに注力した。ベテラン議員との会食を重ねたほか、麻生氏の助言を受けて「脱原発」政策からの方針転換も表明した。

パーティー収入不記載事件で派閥の在り方が問題視され、菅氏から「派閥を出てはどうか」と勧められてもとどまる道を選択した。党内で唯一、存続を決めた麻生派からのまとまった支援が得られれば、他の候補者にはない強みになるとの計算も働いたとみられる。首相が再選不出馬を表明した中、麻生氏は河野氏の姿勢を高く評価し、総裁選への出馬を認めた。

その代償として「脱派閥論者」の菅氏とは溝が広がった。前回総裁選で河野氏の推薦人に名を連ねた平将明広報本部長代理が「党改革を訴えるならば麻生派を出ないと話にならない」と公然と批判するなど、麻生派以外の議員からは落胆の声が聞こえてくる。


■世論調査では4位

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が24、25両日に実施した合同世論調査で、誰が次期総裁にふさわしいか尋ねたところ、河野氏は7・7%の4位。前回、河野氏を支援した小泉進次郎元環境相や石破茂元幹事長に後れを取った。

麻生派内には小林氏ら他陣営の支援に回る議員がおり、今回も河野氏支援で一本化はできない見通しだ。石破氏や小泉氏は「反麻生」色が濃いとみられるだけに、河野氏側近は「河野氏が(決選投票に残る)2位以内に入ることが麻生派のためになるのに」と恨み節を漏らした。(大島悠亮)

143OS5:2024/08/26(月) 21:13:26
なんつーか、「朝日の印象操作」の印象の方が強い
https://news.yahoo.co.jp/articles/5056d3e7b67c3492c6320e8a38742dc7a0091104
河野太郎氏、出馬会見で「改革」強調 裏腹に広がる「守旧派」の印象
8/26(月) 19:45配信

朝日新聞デジタル
自民党総裁選への立候補を表明する記者会見に臨む河野太郎デジタル相=2024年8月26日午後3時、国会内、岩下毅撮影

 「有事の今こそ、河野太郎」と書かれた水色のパネルの前で記者会見に臨んだ河野太郎デジタル相(61)がアピールしたのは、外相や防衛相などの閣僚経験と、現行の保険証廃止や行政手続きの「脱ハンコ」といった改革実績だった。


 中国、ロシアの軍事的な台頭を含め、世界情勢が大きく変わっている現状を指摘し、「国民ひとり一人が自分の有事と戦おうとしている」と訴え、こう強調した。「改革をとことん進める強い意志があるのか。やるべき改革をやった実績があるのか。そこが問われる」「日本の将来のために今やらなければいけない改革をしっかりと進め、分厚い中間層をもう一度作っていく」

 しかし、その言葉とは裏腹に、河野氏には党改革に逆行する「守旧派」の印象が広がりつつある。

 その象徴が所属する麻生派への残留だ。それ以外の5派閥が解散を表明したのは、裏金事件を受けた「党改革」の名目だった。過去2回の総裁選で推薦人だった平将明衆院議員(57)が「党の改革を訴えるなら、麻生派を出ないと話にならない」と注文するなど、これまで河野氏の「改革マインド」を評価してきた無派閥議員らは距離を置く。一方、河野氏は会見で派閥について「自民党には300人を超える議員がいる。いろんな集まりができるというのは当たり前のことだ」と語り、「金と人事」を派閥から切り離すようにした党の決定が肝要だと主張。26日夜のBS日テレの番組では「派閥が全部悪いと言うのはかなりのレッテル貼りだ」と語り、麻生派に残る自らの判断の「正当性」を強調した。

朝日新聞社

144OS5:2024/08/26(月) 21:43:02
居酒屋的な予想をするのであれば
上川を擁立した 主流派連合(林と茂木が下りて、岸田/茂木/麻生半分)形成すると予想。
そうしないと、現主流派が1回目投票で討ち死にするので。

上川/小泉/小林/高市/石破で上位争いかな?と

そろそろ勝ち馬になるための動きが出てくるはず


●上川陽子 53年生まれ 71歳(麻生印)
●林芳正  61年生まれ 63歳  
●茂木敏充 55年生まれ 68歳(麻生印)
●加藤勝信 55年生まれ 68歳(菅印) 
●石破茂  57年生まれ 67歳 
●河野太郎 63年生まれ 61歳(麻生派) 
●小泉進次郎81年生まれ 43歳
●小林鷹之 74年生まれ 49歳(二階派) 
●高市早苗 61年生まれ 63歳
●青山繁晴 52年生まれ 72歳 
●斎藤健 59年生まれ 65歳 (元石破派)
●野田聖子 60年生まれ 63歳(二階印)

145OS5:2024/08/26(月) 21:44:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e11ca9f26bf24a169ef9e24845f93a32b7578d2

自民総裁選、全国遊説は厳戒態勢 世論アピールとバランス苦慮
8/26(月) 7:04配信


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時事通信
衆院東京15区補欠選挙。立候補者の街頭演説会に向け、厳重な警備体制を敷く警察官ら=4月21日、東京都江東区

 自民党は、岸田文雄首相の後継を選ぶ党総裁選(9月12日告示、27日投開票)で全国遊説を行う方針だ。

【ひと目でわかる】自民党総裁選後の衆院選イメージ

 派閥裏金事件で党勢が低迷する中、今秋の可能性が取り沙汰される次期衆院選をにらみ、世論の関心を集めて局面転換を図りたい考え。ただ、米国のトランプ前大統領銃撃事件などを受け、会場では厳戒態勢を敷くなど制約も多くなることが予想される。

 これまで総裁選では候補者が全国各地でそろって街頭演説や討論会を行ってきた。前回2021年の総裁選は、新型コロナウイルスの感染拡大によりオンラインでの討論会を余儀なくされたが、12年に安倍晋三氏ら5人が立候補した際は、北海道から沖縄まで全国約20カ所で演説会を開いた。

 今回、党内からは「自民の命運が懸かった最後のチャンスだ」(鈴木貴子青年局長)として、選挙期間を長くし、街頭演説などを最大限開催するよう求める声が上がった。こうした要請を踏まえ、選挙期間は現行規程となった1995年以降で最長の15日間に決定。演説の機会も増やす方向だ。

 ただ、全国遊説は慎重に検討せざるを得ない。7月にトランプ氏が大統領選に向けた選挙集会で銃撃を受けて負傷。国内でも22年7月、安倍氏が参院選の遊説中に銃撃されて死亡し、23年4月には、岸田首相が衆院補欠選挙の演説中に爆発物を投げ込まれる事件が発生した。

 党関係者は「これまでの総裁選より厳しい警備が必要だ」と指摘。演説会では、金属探知機による手荷物検査や防弾パネルの設置などの対策が取られるとみられる。実際、岸田首相が7月31日に視察先の三重県で記者団の取材に応じた際には、透明な防弾パネルが正面と側面に設置された。

 警備の観点から、演説会は街頭よりも、警備がしやすい屋内会場で多く実施する案も検討されている。しかし、屋内会場では参加者が党員中心となり、無党派層へのアピールに欠ける点が課題として挙げられている。

 自民は来月初めに、具体的な演説場所を決める予定。選管委員の一人は「新しい党を作り上げていく論戦を国民に示したい」と語るが、安全確保とのバランスに苦慮しそうだ。

146OS5:2024/08/26(月) 21:54:50
>>144
石破・上川・小泉・小林が出馬、
高市が出るかどうかになる。
他は断念。
に収れんする気がするんだよなあ

■一か八か
●石破茂  57年生まれ 67歳 
●上川陽子 53年生まれ 71歳(麻生印)

■惨敗してもまだまだ先がある
●小泉進次郎81年生まれ 43歳
●小林鷹之 74年生まれ 49歳(二階派) 

■惨敗したら政治生命無くなる
●林芳正  61年生まれ 63歳  
●茂木敏充 55年生まれ 68歳(麻生印)
●加藤勝信 55年生まれ 68歳(菅印)
●河野太郎 63年生まれ 61歳(麻生派) 
●高市早苗 61年生まれ 63歳

■推薦人困難でしょー
●青山繁晴 52年生まれ 72歳 
●斎藤健 59年生まれ 65歳 (元石破派)
●野田聖子 60年生まれ 63歳(二階印)

147OS5:2024/08/26(月) 21:56:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/46f304d759719f934e5cfefa9f1ce4a189484f2a
脱「裏金」、踏み込む石破氏 安倍派反発、党内に波紋 自民党総裁選
8/25(日) 7:04配信

時事通信
9月の自民党総裁選への出馬を表明する石破茂元幹事長=24日午前、鳥取県八頭町

 自民党の石破茂元幹事長が5度目となる総裁選への挑戦に乗り出した。

 24日の出馬会見では、派閥裏金事件で高まる政治不信を払拭するため、政治資金規正法の再改正や、「裏金議員」の公認問題に言及した。国会議員の支持に広がりを欠く中、安倍派議員らは早くも反発。石破氏が投じた一石は、他の「ポスト岸田」候補にも影響しつつある。

【主な経歴】石破 茂(いしば しげる)氏

 「責任を持って有権者にお願いできるかどうか、厳正に判断されるべきだ」。24日、政治生活の原点だと語る地元・鳥取の神社を「最後の戦い」への決意表明の場に選んだ石破氏は、「裏金」を受け取った自民議員の国政選での公認の是非を問われ、こう踏み込んだ。「政治とカネ」の在り方についても「さらに法改正に努める」と強調した。

 2012年総裁選では1回目投票で党員の圧倒的支持を集め首位に立ったが、決選投票で涙をのんだ。前回21年の総裁選は議員の支持が広がらず出馬を断念し、政治的影響力の陰りは明らかだった。

 それが再び脚光を浴びたのは裏金事件がきっかけ。自民は激しい批判を受ける中、世論調査で人気の高い石破氏ならば逆風をかわせるのではないかとの皮算用が働いた。

 石破氏にとっては、裏金問題であいまいな対応をすれば世論の支持を失いかねず、賭けに出た格好だ。自民若手は会見内容を「驚きはない」と受け止める。

 しかし、事件の震源地である安倍派からはさっそく「安倍派を守ってほしかった」「単なる受け狙い。総裁選には逆効果だ」などと反発の声が相次いだ。出馬会見後、ある議員が発言の真意を問い合わせたところ、石破氏は「一律に公認を取り消す意味ではない」と釈明する一幕もあったという。

 総裁選では、裏金事件の真相究明に向けた対応や「裏金議員」の公認などが争点の一つになる。石破氏の発言は、「ポスト岸田」候補にとって「踏み絵」(政府関係者)となる可能性がある。

 出馬に意欲を示す斎藤健経済産業相は24日、千葉県内で記者団に、裏金事件による世論の反発は根強いとの認識を示し、総裁選は「内輪の論理」で進んではいけないと強調。野田聖子元総務相も岐阜市での講演で、「(収支報告書への)不記載をした人たちは自分の力で(選挙に)勝ってきませんか」と述べた。「裏金対応をきちんと打ち出せなければ勝てない」。ある「ポスト岸田」候補はこう話した。

148OS5:2024/08/27(火) 07:06:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/244f085e349c65cf37e368ff0f7908fbfc4f0c13脱「異端児」、もろ刃の剣 河野氏、支持拡大見えず 自民党
8/27(火) 7:04配信

時事通信
記者会見で自民党総裁選立候補を表明する河野太郎デジタル相=26日午後、国会内

 三度目の正直で「首相の座」を射止めるか―。

 河野太郎デジタル相(61)が26日、自民党総裁選に名乗りを上げた。持論だった「脱原発」の主張を完全に封印。所属する麻生派(54人)に軸足を置くが、党内での支持拡大は見通せない。従来の「異端児」イメージからの転換はもろ刃の剣となりかねない。

 「電力供給を最大限にするため、あらゆる技術に張っておかなければいけない」。26日の記者会見で原発新増設の是非について問われた河野氏はこう明言し、原発リプレース(建て替え)も「選択肢」だと認めた。

 2009年、野党に転落した直後の党総裁選に初挑戦。外相などを歴任し、満を持して再び臨んだ21年総裁選は党員票でトップに立ったものの、国会議員票の比重が大きい決選投票で岸田文雄首相に敗れた。

 若手時代は森喜朗元首相ら党長老にかみつき、脱原発や女系天皇容認に言及する政治姿勢は保守系を中心に「中身はリベラル」(自民ベテラン)と忌避された。前回の敗北後に「乞うご期待」と再起を誓い、麻生派内で中堅・若手との勉強会と並行し、ベテランとの会食を意識的に重ねて支持固めを進めた。

 同派重鎮の鈴木俊一財務相は、かつて距離があった河野氏の会合に招かれた際、支持者らを前に「河野氏は最近、一般常識が付いてきた」と評し、笑いを誘った。会長の麻生太郎副総裁も総裁選対応で「うちは河野がいる」と周囲に明言。派内で河野氏をもり立てようとするムードはかつてないほど高まった。

 だが、派閥裏金問題を受け「脱派閥」の流れが強まる中、逆行するかのような河野氏の動きは「ポスト岸田」内では少数派だ。会見では「裏金」の返納を条件に国政選で公認する考えを説明。「河野節」は鳴りを潜め、安倍派内からは「マイルドな内容だった」と評価する声が出た。世論調査では石破茂元幹事長(67)と小泉進次郎元環境相(43)に水をあけられ、どう挽回するかが課題だ。

 「政策通」の自覚が不用意な発言につながったこともある。前回総裁選では全額税方式の「最低保障年金」創設を提唱したものの具体的な財源論は示せず、集中砲火を浴びた。この日の会見では「傷だらけになりながら、改革をとことん進める意志があるかが問われる」と「改革派」をアピールしたが、陣営幹部は「長丁場の総裁選。何が出てくるかは分からない」と懸念を漏らした。

149OS5:2024/08/27(火) 07:07:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f65eff8fbf30bc760c2e329bd58bdc98d57040d
河野氏「異端児」は封印、現実路線で実行力を強調…自民党総裁選に出馬表明
8/27(火) 6:44配信

読売新聞オンライン
自民党総裁選出馬を表明する河野デジタル相(26日午後)=川口正峰撮影

 自民党総裁選への出馬を正式表明した河野デジタル相(61)は、豊富な実績と高い知名度を武器に実行力をアピールする戦略を描いている。26日の記者会見では「異端児」とも称された歯に衣(きぬ)着せぬ物言いを封印したが、改革姿勢が後退したと受け止められかねないジレンマもあり、現実路線の追求は河野氏にとって「もろ刃の剣」でもある。

(写真:読売新聞)

 「『改革』と言うのは簡単だが、傷だらけになりながらも改革を進める強い意志があるか、実績があるかが問われる」

 記者会見でこう述べた河野氏は、閣僚として主導した新型コロナウイルスワクチン接種事業やマイナンバーカードの普及推進などの実績を列挙した。外相や防衛相を歴任した経験を強調したほか、賃金が伸びない状況や国の借金が膨らむ財政状況を「有事」と表現し、「生活の将来不安を取り除く」と対応力に自信を見せた。

 河野氏は、報道機関の世論調査による「次の総裁にふさわしい人」では上位の常連だ。ただ、読売新聞社が23〜25日に実施した調査では4位(7%)と、トップの石破茂・元幹事長(67)の22%と大差がつき、かつての人気には陰りも見られる。突破力も売りの一つだが、マイナカード推進には「強引だ」との批判もつきまとっており、河野氏はこの日、調査結果について「デジタル化を進めていく上であったり、いろんなことが影響している」と認めた。

 持論だった「脱原発」からの修正も現実路線の一環だが、党内には「首相を目指すにあたっては妥当な判断」(ベテラン)との評価がある一方、変節ととられかねない懸念もある。

 現実路線は、党内の支持固めにも表れている。河野氏に近い議員の一部からはこれまで「党改革を訴えるなら麻生派をまず出ないと話にならない」(平将明衆院議員)などと、所属する麻生派を離脱するよう再三求められたが、河野氏は応じなかった。麻生派は「河野氏支持」を基本とする方向で、一定の支持基盤を確保したことになる。
 ただ、派閥への批判が高まっている状況では、支持の広がりを欠く可能性もある。河野氏は記者会見で「総裁選後の人事に派閥を介入させないことが大事だ」と訴えたが、無派閥で出馬する候補に比べて「古い自民党の象徴とみられかねない」(閣僚経験者)との指摘も出ている。

 前回2021年の総裁選で河野氏を支えた石破氏と小泉進次郎・元環境相(43)は今回はライバルとなる。「小石河連合」の票が分散する中、総裁選では河野氏の地力が試されそうだ。

150OS5:2024/08/27(火) 07:08:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d235c6de3444b6ac3910939f3520bad5b383f7b麻生派は「河野氏支持」原則で最終調整、他候補の支援も容認
8/27(火) 5:00配信

読売新聞オンライン
自民党の麻生副総裁

 自民党の麻生副総裁が率いる麻生派(54人)は9月の総裁選で、同派の河野デジタル相への支持を基本とする方向で最終調整に入った。ただ、派内には河野氏と距離を置く所属議員がいるほか、小林鷹之・前経済安全保障相を推す議員らもいるため、厳格な一本化は目指さず、他候補の支援も容認する。

 麻生氏が27日に横浜市で開く派閥研修会でこうした方向性を示す見通しだ。麻生氏は16日に河野氏と面会し、出馬を了承したが、派の対応は明確にしていなかった。総裁選は候補者の乱立で決選投票にもつれる公算が大きくなっており、麻生氏は決選投票ではまとまった投票行動をとることを検討しているとみられる。

151OS5:2024/08/28(水) 07:49:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/3852f5141cd1f8f182383439ddbd569edb82bd40
麻生派は原則「河野氏」支持も他候補の支援容認 「裏金返納」発言で安倍派は反発
8/28(水) 4:40配信


スポニチアネックス
 自民党の麻生太郎副総裁が率いる麻生派(志公会)は27日、横浜市内で派閥研修会を開き、9月の党総裁選対応を巡り、同派の河野太郎デジタル相(61)を原則支持する方針を確認した。ただ河野氏を含め10人超が総裁選への出馬意欲を示す混戦状態となっているのを踏まえ、河野氏への一本化は求めず、他候補の支援を容認した。決選投票では結束した行動を視野に入れる。

 麻生派は衆参両院議員54人が所属。裏金事件を受け解散方針を決める派閥が相次ぐ中、唯一存続している。

 総裁選対応を巡っては「同じ釜の飯を食って育ってきた河野氏を同志としてしっかり応援していきたい」と呼びかけた。「志公会以外から多くの支援者を集める努力をしてもらわないといけない」と河野氏に求めた。

 一方、安倍派の議員らは27日、裏金事件で政治資金収支報告書への不記載分の返納を求めた河野氏の発言に反発した。衛藤征士郎元衆院副議長は「理解できない。あまりに唐突で、発言をよく検証する必要がある」と党本部で記者団に語った。安倍派の若手議員は「パフォーマンス先行だ」と批判した。

152OS5:2024/08/28(水) 11:33:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/f47da27e3b6873f853c9f779096c5823504b9c78
河野氏を支持表明した麻生氏…派内は四分五裂 存在感維持へ、決選投票での結束探る
8/28(水) 10:10配信

西日本新聞
総裁選を巡る麻生派の相関図

 自民党の派閥で唯一存続する麻生派(54人)が総裁選の対応に苦心している。会長の麻生太郎副総裁は同派の河野太郎デジタル相の支持を表明したものの、派内は四分五裂の様相で、他の候補への支援も容認した。ただ、候補が乱立し、混戦模様となる中、「数の力」を源泉に党内での存在感を高めたい考えで、上位2人による決選投票を見据え、一致結束する道を探る。

【写真】「描きやすい」“似顔絵捜査官”が描いた河野太郎氏の似顔絵

 27日、横浜市での派閥研修会。麻生氏は前列に座る河野氏を「出馬表明は3年前よりはるかに良かったよ」と持ち上げ、支持を明確に打ち出した。「同じ釜の飯を食って育ってきた。同志として応援したい」

 その一方で、他の候補を支援する議員に「その人たちとの信念を大事にしてほしい」と語りかけ、「『一致結束、箱弁当』みたいに縛り上げるつもりは全くない」と付け加えた。

 麻生氏は一時、河野氏を軸に支持を呼びかける方向に傾いたが、派内には河野氏と距離がある議員も少なくない。「(河野氏は)2着にも入れない可能性がある。『勝ち馬』を見極めた方が良い」(側近)との声が上がっていた。

 そもそも派内は既に「バラバラ」(幹部)で、重鎮の甘利明前幹事長が評価する小林鷹之前経済安全保障担当相には、「麻生派だけで10人ほどは固い」(甘利氏側近)。研修会に先立って開かれた幹部会では、上川陽子外相を推す声も上がり、小泉進次郎元環境相や高市早苗経済安保相を支持する動きもある。閣僚経験者は「会長から免罪符をもらった。これから動きやすくなる」と意気込む。

 麻生派は3年前の前回総裁選も一本化せず、岸田文雄首相を軸に、河野氏と高市氏も容認。麻生氏自身は岸田氏を支援し、首相の「後ろ盾」として政権中枢で影響力を持ち続けてきた。

 今回の総裁選は、1回目の投票では決まらず、決選投票までもつれる公算が大きい。麻生派幹部は「決選投票では一致結束して、麻生派としての力を示したい」ともくろむ。

 ただ、菅義偉前首相らが推す小泉氏は「反麻生勢力」の結集軸になると見る向きもある。麻生氏は石破茂元幹事長と確執がある。有力視されるこの2人には乗りにくい。麻生氏側近の願いは切実だ。「とにかく麻生派として乗れる候補が決選投票に残らないといけない」

 (黒石規之)

153OS5:2024/08/28(水) 11:40:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/554443b39ee033d5cb445f862e1fa0473945f081
「同じ釜の飯で育った同志」麻生派が河野氏以外の候補支援も容認 総裁選の一本化見送る
8/27(火) 20:46配信


産経新聞
首相官邸に入る自民党の麻生太郎副総裁=27日午前(春名中撮影)

自民党麻生派(志公会、54人)を率いる麻生太郎副総裁は27日、横浜市内で開催された派閥研修会で、9月の党総裁選対応を巡り、正式に出馬を表明した同派の河野太郎デジタル相(61)を支援する考えを示した。「同じ釜の飯を食って育ってきた河野氏を同志としてしっかり応援していきたい」と語った。同派の議員が河野氏以外を支援することも容認し、一本化は見送った。


麻生派はパーティー収入不記載事件を受けて解散を決める派閥が相次ぐ中で唯一、存続を決めた。麻生氏は河野氏に対し、「志公会以外から多くの支援者を集める努力をしてもらわないといけない」と支持拡大に尽力するよう求めた。

同時に「信念を大事にしてもらいたい」と述べ、他候補の支援も認めた。派内では甘利明前幹事長が小林鷹之前経済安全保障担当相(49)を、山東昭子前参院議長が上川陽子外相(71)を支援する動きなどがある。

麻生派は研修会に先立ち、国会内で幹部会合を開催した。河野氏を含め10人超が総裁選への出馬意欲を示す入り乱れての戦いとなっている現状を踏まえ、決選投票では麻生派として足並みをそろえるべきだとの認識で一致した。

154OS5:2024/08/28(水) 17:32:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b54197a7a22433b300395f543372f5d36c2a32d
麻生氏・菅氏“キングメーカー”の夏 岸田総理含め“決選投票”見据え動き 自民総裁選
8/28(水) 17:10配信
自民党の総裁選は、小泉進次郎元環境大臣が来月6日に立候補の記者会見を開くと発表するなど、出馬表明の動きが本格化しています。こうした中で注目されるのが、決選投票を見据えた“キングメーカー”の動きです。

自民党 林芳正 官房長官
「(総裁選への出馬の)意向を固めつつあるという段階です」

きょう、視察先でこのように語った林官房長官。関係者によりますと、林氏は来月3日に、茂木幹事長は来週前半に総裁選への出馬表明を行う方向で調整していて、台風の被害状況などをみて最終判断します。

また、小泉進次郎元環境大臣は来月6日に出馬会見を開くと発表しました。

出馬表明の動きが本格化する中で注目されるのが、“キングメーカー”と言われ、ライバル関係にある麻生・菅2人の総理経験者の動向です。

自民党 麻生太郎 副総裁(きのう)
「河野太郎、同志としてしっかり応援していきたいものだと思っています」

きのう、麻生氏は河野デジタル大臣を応援すると表明しましたが、麻生派関係者は麻生氏の真意をこう解説します。

麻生派関係者
「むしろ決選投票が大事で、その際は派閥として一致結束して対応する」

1回目の投票では過半数を得る候補はいないとみて、決選投票の対応を重視しているといいます。

また、もう一人のキングメーカー、菅前総理は小泉元環境大臣を支持しています。ただ、菅氏は他の「ポスト岸田」候補陣営にもさかんに接触しています。

ある「ポスト岸田」候補陣営
「菅さんは国会議員票を分散させ、一般党員に人気のある石破さんと進次郎さんを決選投票に残そうとしている。そして最後は進次郎さんを勝たせると」

こうした中で、岸田総理も動きました。

記者(今月23日)
「岸田総理が岸田派の当選4回の議員らと懇談するため、総理公邸に戻ります」

先週金曜日に総理公邸で開かれた、岸田派議員との懇談。出席者によりますと、岸田総理は総裁選で誰を支持するか「言わない」とする一方で、こう話したということです。

岸田総理(関係者によると)
「決選投票になれば、相談しよう」

さらには、この人も…

自民党 二階俊博 元幹事長
「私自身の対応はまだ決めておりません。同志と相談をして決めます」

“キングメーカー”の影が見え隠れしますが、露骨に動けば「長老支配」の批判が再燃しそうです。

一方の立憲民主党の代表選。

有権者
「女性が出なきゃだめですよね」

立憲民主党 吉田晴美 衆院議員
「しっかり頑張ります。ありがとうございます」

おととい名乗りを上げた吉田晴美議員が、本格的に活動を始めました。党内の議員に支援を要請していますが、当選1回の若手議員には大きな壁が。

代表選に立候補するためには自民党総裁選と同じ、国会議員の推薦人20人が必要で、これは所属議員全体の15%。自民党よりはるかにハードルが高いのです。

立憲民主党 吉田晴美 衆院議員
「多様な意見、期数に関係ない。やっぱり選挙って本来、自由であるべきだと思うんですよね」

代表選は枝野前代表が立候補を表明しているほか、あす午前中に、野田元総理が出馬表明することで最終調整しています。

TBSテレビ

155OS5:2024/08/28(水) 17:36:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/c79bf02936dcb5b923d8f17814cdd407fc730f6e
「麻生vs菅」のキングメーカー争い?元総理2人の“推し候補”は?自民党総裁選の焦点
8/28(水) 6:51配信


ABEMA TIMES
麻生太郎副総裁、菅義偉前総理

 9月27日の投開票が決まった自民党総裁選。事実上日本の総理大臣が決まる総裁選は立候補者12人が乱立する状況となっている。

【映像】麻生氏・菅氏の“推し候補”は?(図で解説)

 政治ジャーナリストの青山氏は今回の総裁選のもう一つの側面について「第一に次の選挙に勝てる顔選び。第二に麻生氏と菅氏のキングメーカー覇権争い」と、岸田総理誕生の立役者で自民党を牛耳る麻生太郎副総裁と、岸田氏から退陣に追い込まれた経緯がある菅義偉前総理の動きが注目すべきポイントだと分析した。

 青山氏は「派閥の影響力というのはだいぶ減ったが、間違いなく残っていて、まだ過渡期」として「麻生派を持っている麻生氏と、菅氏を慕うグループがあり、菅氏のところにはいま二階派も一緒に行動しようとなっている。ある一定の議員票を動かせるので、この2人がどっちにいくかは非常に大きい」「しかもこの2人は仲がよくない」と解説。

 もし小泉進次郎氏と石破茂氏の決選投票になった場合については「麻生氏が石破氏に乗るしかない、というケースも出てくるかもしれない」と予想した。

 さらに、麻生グループ、菅グループそれぞれの候補者が決選投票に残れば推しやすいだろうと語り、小泉氏については「齋藤(健)氏と菅氏は直接影響ないが、小泉氏と齋藤氏は同期で実はものすごく関係が深い。こういった関係もあり、もし齋藤氏が出馬できなかった場合、20人集まらなかった場合は小泉氏の支援に回るとみられる」と説明した。

 麻生派から決選投票で2人が争う展開はないのか。「いまの状況だと、小泉氏と石破氏が2トップで走っているのでなかなか考えにくい状況」として、河野太郎氏や小林鷹之氏ら、他候補がどう伸びてくるかも焦点になるとコメント。

 決選投票の終盤は「ベテランや派閥の力があっても『勝ち馬に乗るんだ』という戦いになる。最初の投票が終わって、決選投票のあいだはまったく時間を作らない。だから『誰が残りそうか』を前日までに必死にみんなで分析して、決選投票で3位以下がどっちに乗るかという激しい戦いが当日まで続く」「負けた側が冷や飯を食うことになる」と解説した。

 派閥による締め付けがないため、議員票の行方がわからないとする青山氏は「地方票がどういう出方をするかを必死で調査する。もちろん票は明らかにならないが、そこの読み合いが勝負の分かれ目」と語った。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

ABEMA TIMES編集部

156OS5:2024/08/28(水) 22:46:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/be664eef7e8a8ee8a80ee9ee5b4f55f014cec470
茂木氏、幹事長の権限委嘱へ 総裁選出馬巡り首相に伝達
8/28(水) 22:13配信

とちぎテレビ
自民党の茂木敏充幹事長は近く岸田文雄首相と会談し、9月の党総裁選に出馬する際には幹事長権限を別の党幹部に委嘱すると自ら申し出る方針を固めた。首相は茂木氏が出馬に向け来週判断すると言明したのを踏まえ、茂木氏に委嘱を要請する方向で検討していた。関係者が28日、明らかにした。

総裁公選規程などでは幹事長の権限を移す規定はなく、茂木氏の対応が焦点だった。自民では総裁が首相を兼ねるケースが多く、幹事長が総裁に代わり選挙、組織管理といった党運営全般を取り仕切る。党の資金を配分する権限などは力の源泉とされる。

党内からは総裁選の公正を期すために「茂木氏は幹事長を辞任するか、権限を委嘱すべきだ」(党幹部)との声が上がっていた。出馬を表明している石破茂元幹事長は「あらぬ誤解を招かないためにも、権限委譲するのがあるべき姿だ」と浜松市で記者団に語った。

過去には、幹事長だった麻生太郎副総裁が2008年に総裁選へ出馬する際、幹事長職を離れる考えを表明し、細田博之幹事長代理に職務を委嘱した例がある。
 
また、茂木幹事長は28日、自民党栃木県連幹部から党総裁選への立候補を要請され「来週には覚悟を持った決断をさせていただきたい」と応じた。

157OS5:2024/08/29(木) 17:21:01
だから?とは思うけど 珍しい切り口なのは評価
https://news.yahoo.co.jp/articles/80af4224c2960d46c4467b8d2747b7f14e684d23
元アナウンサー、敏腕弁護士、大物政治家の娘、元エリートバンカー…混戦必至の自民党総裁選、候補者たちのパートナーを一挙紹介
8/29(木) 16:15配信


NEWSポストセブン
混戦の自民党総裁選、候補者11名のパートナーを一挙紹介(写真/共同通信社)

 報道番組などで名前が上がる候補者が全員出馬すれば、『推薦人制度』導入以来、最多人数となる今回の自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)。史上最大級の混戦で「大ピンチ」な候補者たちを支えるのは、やはりパートナーの存在だろう。そこで、ファーストレディー・ファーストジェントルマン候補たちを紹介する。


●滝川クリステル(46才) 小泉進次郎元環境相(43才)
 局アナ時代は、『ニュースJAPAN』などで活躍。2013年の夏季東京五輪誘致では「お・も・て・な・し」プレゼンで一世を風靡した。現在は0才長女と4才長男の育児に追われながら、動物愛護を掲げる一般財団法人の代表理事としても活動。

●佳子さん 石破茂元幹事長(67才)
 石破氏が最も頼りにし、同じくらいファンがいるといわれるのが、妻の佳子さん。慶應義塾大学法学部に進学した才女で、石破氏とは大学の同級生。つきあったのは、大学卒業後、石破氏の父・二朗氏の葬儀に佳子さんが弔電を送ったことがきっかけ。

●香さん 河野太郎デジタル相(61才)
 香さんは小学5年生までオーストラリアで過ごした帰国子女で、聖心女子大学卒業後はモルガン銀行の社長秘書として活躍。当時から語学力や知性が高く評価されていたが、一目惚れした河野氏の猛アプローチを受け、キャリアを手放し結婚した。

●木田秋津さん 小林鷹之前経済安保相(49才)
 ハーバード大学院留学、財務省勤務、2021年内閣入閣……とエリート街道をひた走る小林氏だが、妻・秋津さんも夫に負けず劣らずなキャリアの持ち主。夫とは東大の同級生。ニューヨーク大学やハーバード大学のロースクールで学び、外務省の国際法局に勤務経験のある敏腕弁護士だ。

●周子さん 加藤勝信元官房長官(68才)
 茂木派・加藤元官房長官の伴侶は、加藤六月元農林水産大臣の次女である周子さん(婿入り後、加藤姓に改姓)。安倍昭恵氏とも交流が深い。もともと加藤氏は周子さんの姉と婚約していた“いわく因縁”があるが、結婚後の夫婦仲は良好で、4人の娘にも恵まれている。

●栄美さん 茂木敏充幹事長(68才)
“瞬間湯沸かし器”との異名を持つ夫を支えるのは、美魔女と名高い栄美さん。すらっとしたプロポーションに華やかなファッションセンスが目を引く。外務大臣夫人時代には国際イベント等で各国の要人とスムーズに談笑する場面も。

●裕子さん 林芳正官房長官(63才)
 多忙な夫をサポートするほか、山口大学・大学院技術経営研究科教授という肩書も持つ妻の裕子さん。190年続く医者の家系出身で、東京大学医学部を卒業。その後MITで理学修士を、東京大学大学院で博士号を取得した華麗なる経歴の持ち主だ。

●現在、配偶者なし 齋藤健経済産業相(65才)

●文信さん 野田聖子元総務会長(63才)
 夫婦別姓賛成などリベラル政治家として知られる野田氏が7年間の事実婚を終え、韓国料理店を経営していた文信さんと結婚。不妊治療を経た野田氏が50才で出産後に入籍し、家事や育児に専念してきたが、度々スキャンダルを報じられることも。

●山本拓さん 高市早苗経済安全保障担当相(63才)
 元衆議院議員の拓さんが落選中だった高市氏に「結婚相手に立候補します」と申し込み、2004年にスピード婚したふたり(拓さんは3人の子供を連れての再婚)。“政策の不一致”から2017年に離婚したものの、2021年に高市氏と再婚し、拓さんは高市姓に変更した。

●卓苗さん 上川陽子外相(71才)
 卓苗さんは東京大学時代の同級生で、日本銀行に入行し福井事務所長などを務めたエリートバンカー(現在は退職)。政治家を志していた時期もあり、安倍晋三氏を囲む「晋三会」の初期メンバーだったが、上川氏が政治家を目指すようになると代わりに晋三会に出席させた逸話も。

※女性セブン2024年9月12日号

158OS5:2024/08/30(金) 15:35:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c67b61fee154d504338091d29c0b85a46be4fd1
総裁選、自民保守派が「分裂」 安倍氏死去で指導者不在
8/30(金) 7:04配信


時事通信
自民党の保守系議員連盟「創生日本」の総会。死去した安倍晋三元首相の写真が飾られ、出席者が黙とうをささげた=2022年9月21日、東京・永田町

 自民党総裁選(9月12日告示、同27日投開票)を巡り、党内保守派が分裂模様にある。


 派閥裏金事件で逆風に直面する中、憲法改正や安全保障といったテーマより、衆院選の「顔」選びに関心が集中。盟主だった安倍晋三元首相の死去で強い指導者を欠いたことも背景にある。

 前回の2021年総裁選には保守系の高市早苗経済安全保障担当相(63)が立候補。安倍氏が「後ろ盾」となり、自らの息がかかった議員らに電話で支持を取り付けるなど強力に支援した。1回目の投票では国会議員票で岸田文雄首相に次ぐ2位となり党内を驚かせた。

 しかし今回は様相が一変。再挑戦する高市氏は推薦人確保に苦戦し、立候補表明は9月9日にずれ込むことになった。前回、高市氏の推薦人となった小林鷹之前経済安保担当相(49)は安倍派の中堅・若手らの支持を得て真っ先に出馬を表明。小林氏は改憲に「人一倍思いが強い」と述べるなど保守的な政治信条をアピールし、支持層が競合する。安倍氏と近い関係だった加藤勝信元官房長官(68)や青山繁晴参院議員(72)も出馬に意欲を示している。

 「アベノミクスの継承」などが争点となった前回と比べ、今回は裏金事件への対応や「脱派閥」への姿勢に注目が集まる。「世論が反発しているのは裏金問題。憲法や外交・安全保障での保守の主張は主要な争点になり得ない」。自民中堅はこう述べ、「国家観」を軸に保守が結集できない状況を指摘する。

 保守系の牙城だった最大派閥・安倍派は裏金事件を受けて解散を決め、「5人衆」と呼ばれた有力議員が失脚したことも影響している。

 28日には東京・赤坂の衆院議員宿舎で福田達夫元総務会長を中心とする当選4回以下の議員約20人が会合を開いた。出席者は「多くは小林氏支持」と説明したが、派内には高市氏や小泉進次郎元環境相(43)らを推す動きもある。「裏金議員」が多数存在する同派にとって、次期衆院選の生き残りを懸けて「刷新感」演出に血眼になっているのが実態だ。

 保守系ベテランは「今回の総裁選は党内保守系が割れるきっかけになるかもしれない」と話した。

159OS5:2024/08/30(金) 15:46:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/c13a7e39a4296dbf4535014deb039426fe46e8b4
石破氏、選対体制固める 本部長に岩屋元防衛相
8/30(金) 11:38配信


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共同通信
自民党総裁選に向けて開いた選挙対策本部の会合であいさつする石破元幹事長=30日午前、国会

 自民党の石破茂元幹事長(67)は30日午前、立候補表明した9月の党総裁選に向けて選挙対策本部の体制を固めた。支援議員を集めた選対本部会合を国会内で初めて開き、麻生派を退会した岩屋毅元防衛相が選対本部長に、茂木派を退会した青木一彦参院議員が本部長代理に就く人事を決定。政策記者会見を来月10日に開く日程も発表した。

 事務総長には無派閥の赤沢亮正財務副大臣を選任した。異例の混戦模様の中、活動先行を狙う。

 公約の柱を「五つの守る」とする方針を確認。派閥裏金事件を意識して「ルールを守る」を先頭に据え、他に「日本」「国民」「地方」「若者・女性の機会」を掲げた。

 石破氏は、5度目の総裁選挑戦を「最後の戦い」と位置付けている。「ポスト岸田」を問う報道各社の世論調査で常に上位に入り、党員・党友による地方票を強みとする半面、国会議員票の上積みが課題となる。

 出馬意欲を示す加藤勝信元官房長官(68)は、記者団から推薦人20人の確保状況を問われ「めどが立ったと断言する状況ではないが、着実に近づいている」と述べた。

160OS5:2024/08/31(土) 07:53:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/475a7ae4e616e0a44589ed7db9d7b058a0918397
石破茂氏と河野太郎氏「路線の違い」鮮明…自民党総裁選、派閥のあり方や「政治とカネ」で火花
8/31(土) 7:31配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 9月の自民党総裁選への出馬を表明している石破茂・元幹事長(67)と河野デジタル相(61)の主張の違いが鮮明になっている。両氏は2021年の前回総裁選では小泉進次郎・元環境相(43)も交えた「小石河」の一角として連携したが、今回は派閥や「政治とカネ」の問題などで火花を散らしている。

 「刷新感が大事なのではない。刷新が大事なのだ」。石破氏は30日、国会内で開いた陣営の選挙対策会議の初会合でこう述べた。選対本部長に就いた岩屋毅・元防衛相は「新しい時代のリーダーとして押し上げていこう」と呼びかけた。

 岩屋氏は今年2月、河野氏が所属する麻生派(54人)を離脱した。石破氏は「派閥がカネとポストで動く。トップの号令でみんなが動くことから脱していかなければならない」と訴えており、陣営トップに岩屋氏を据えたことについて党内では、「河野氏や麻生派へのけん制ではないか」との見方が出ている。

 一方、河野氏は30日、東京都内の麻生派の事務所で開かれた会合で、同派所属議員に支持を訴えた。同派を率いる麻生副総裁からも激励を受け、河野氏は会合後、「しっかり頑張っていきたい」と記者団に語った。

 麻生派は従来の派閥を維持し、麻生氏は「同じ釜の飯を食って育ってきた」と、河野氏を支持する意向を表明している。河野氏は26日のBS日テレの「深層NEWS」で、「派閥が全部悪いというのはレッテル貼りだ」と反論し、「政策集団として議論してきた。仲間の力を借りて主張を訴えたい」と語った。

 派閥のあり方だけでなく、「政治とカネ」の問題を巡っても、河野氏が政治資金収支報告書へ記載せずに受け取っていた金額を返還させるべきだと主張したことに対し、石破氏は「どこに返還するのか」と疑問を呈するなど、立場が異なっている。原子力発電所を巡るエネルギー政策に関しても、両氏の見解は違う。

 政権批判をいとわない石破氏は長く「党内野党」の立場で注目され、河野氏も歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで「異端児」と呼ばれた。21年の総裁選で石破氏は出馬せず、小泉氏とともに河野氏支持に回った。

 今回はそれぞれが出馬するため、知名度の高い3氏が激しく党員票を争う展開となりそうだ。党内には発信力の高い石破、河野両氏らの論戦による議論の活発化を期待する向きもある。

161OS5:2024/08/31(土) 07:55:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebf70bb10c05dfb7bba1dc6b0e019cc5925804e5
自民総裁選、幹事長権限の委嘱先は誰に? 首相、公平性担保に注力
8/30(金) 19:21配信

産経新聞
自民党総裁選での幹事長権限委嘱の経過

岸田文雄首相(自民党総裁)は自らの後継が選出される党総裁選で、公平性の担保に注力する。茂木敏充幹事長が9月4日を軸に出馬表明する方向であるため、幹事長の権限を他の党幹部に委嘱させる方針だ。資金配分などの幹事長権限を総裁選に使うのではないかといった疑念を払拭する狙いがあるが、誰に委嘱するかも焦点になる。

【比較してみる】「ポスト岸田」主な候補者の強みと弱み

「茂木さんが出馬するのであれば幹事長の権限委嘱を考えなければいけない。誰がふさわしいかは任命権者の私が決めさせてもらう」。首相は29日夕、総裁選への立候補の意向を伝えるために官邸を訪れた茂木氏にこう伝えた。

首相が茂木氏に幹事長権限の委嘱を求めたのは、幹事長は総裁選の「行司役」(党幹部)として選挙の公正な運営に努めるポストだからだ。党の資金の配分や選挙の公認といった権限も握っており、各陣営への影響力も大きい。

首相は周囲に「幹事長は本来、中立でなければならない。(出馬で)色がついてしまうのであれば対応する必要がある」と語る。平成20年の福田康夫首相(当時)の後継を選ぶ総裁選では、出馬を決めた麻生太郎幹事長(同)が、細田博之幹事長代理(同)に権限を委嘱した。

注目されるのは委嘱先だ。茂木氏は副総裁で自らに近い麻生氏を希望しているとされる。総裁選をにらみ、麻生派(志公会)を率いる重鎮の歓心を買う狙いも透ける。

首相も麻生氏には信頼を置いているが、麻生氏はすでに総裁選で河野太郎デジタル相を支援する意向を示した。このため公平性を担保する面から、首相周辺では森山裕総務会長らが浮上している。

岸田政権下の約3年で、首相と茂木氏の関係は微妙なままだった。茂木氏は政策発信でスタンドプレー的な振る舞いが目立った一方、派閥政治資金パーティー収入不記載事件の対応には積極関与せず、党内からも「サボタージュだ。政治改革の歩みが遅くなったのは幹事長が機能しなかったからではないか」(幹部)との声が出た。委嘱先の調整は、両者の最後のさや当てとなる可能性もある。(永原慎吾)

162OS5:2024/08/31(土) 09:31:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/82c8fb176c405fd2ef3262ee8b81c214c5a02482
自民総裁選、加藤元官房長官の「推薦人が足りない」大誤算…頼みの小渕優子も「齋藤健推し」ときて…
8/31(土) 8:05配信
想定外の事態
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今回の自民党総裁選(9月12日告示・27日投開票)は想定外の事が起こり、党内要路だけでなく各方面で波乱を呼んでいる。

【写真】安倍晋三が恐れ、小池百合子は泣きついた「永田町最後のフィクサー」

自民党派閥では唯一志公会(麻生派)が残ったものの、最大派閥だった清和会(安倍派)、総裁派閥の宏池会(岸田派)など各派が解散表明を余儀なくされたことから、派閥の縛りが無い初めての新総裁を選ぶ選挙となる。

自民党衆参院議員367人は旧派閥領袖や首相など要職経験のある実力者の意向・指示に従うことなく自らの信念に基づき総裁候補者の中から1人を選ぶ。その投じる1票が事実上、次期首相を決める。綺麗事を言っているのではない。

要は、これまでの政権党における権力闘争になかった「未体験ゾーン」を突き進むことになるのだ。総裁選を通じての言動がハレーションを引き起こしたり、今後の抗争の火種になりかねない。

推薦人確保に苦戦
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総裁選出馬の意向・意欲を明かした11人のうち小林鷹之前経済安全保障相(衆院当選4回・49歳)が8月19日に記者会見で出馬表明を行ったのを皮切りに、24日の石破茂元幹事長(12回・67歳)、26日に河野太郎デジタル相(9回・61歳)が記者会見で立候補を表明した。

月が替わる9月3日に林芳正官房長官(参院5期、衆院1回・63歳)、4日は茂木敏充幹事長(衆院10回・68歳)、6日が小泉進次郎元環境相(5回・43歳)、9日に高市早苗経済安全保障相(9回・63歳)が相次いで出馬表明する。

問題に直面しているのは出馬に強い意欲を見せていた加藤勝信元官房長官(衆院7回・68歳)と上川陽子外相(7回・71歳)の2人である。野田聖子元総務相(10回・63歳)が立候補に必要な国会議員20人の推薦人確保に難航・出馬を断念したように、20人獲得に苦戦しているのだ。

平成研(茂木派)領袖・茂木氏が名乗りを上げたにも拘わらず出馬の構えを崩さない加藤氏は、同派を離脱した小渕優子選対委員長、青木一彦参院筆頭副幹事長ら故青木幹雄元官房長官に連なる勢力、「HKT」仲間の萩生田光一前政調会長と武田良太元総務相が影響力を行使できる安倍派や二階派議員から推薦人を期待したとされる。

「勝ち馬に乗る」ために
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ところが告示を前にした今週初め、総裁選第1回投票はマスコミ各社の世論調査“人気投票”でトップを争う石破、小泉両氏が総裁選でも1、2位を占めるのは確定的との見立てが自民党関係者の間で駆け巡った。

「勝ち馬に乗る」は永田町の要諦である。素早く動いたのが二階派元事務総長の武田氏とされる。小泉陣営が用意していた推薦人が後ろ盾の菅義偉前首相直系「ガネーシャの会」メンバーが多く、菅色が強すぎるとの批判を恐れていると知るや小泉氏側に影響下にある宮内秀樹、鳩山二郎両氏を“貸し出し”たというのだ。

加藤氏が期待した小渕氏は遠藤利明前総務会長、古川禎久元法相らと、推薦人20人確保に難航するとみられていた齋藤氏を推すという。この組み合わせは永田町で驚きを以て迎えられた。齋藤氏を高く評価する遠藤氏は小泉氏とも気脈を通じている。小泉、齋藤両氏は09年総選挙初当選同期で「四志の会」を結成した。

一方、29日夜に開かれた石破氏選対会議に18人が出席した(「四志の会」メンバーの伊東良孝氏が加わっている!)が、そこには件の青木一彦氏が同選対本部長代理として同本部長の岩屋毅元防衛相共々会議を取り仕切っていたのである。青木氏は石破氏地元の鳥取県の隣の島根県選出参院議員。つまり22年7月の参院鳥取島根合区で選挙優先から“転向”したのだ。

興味深いのは唯一人麻生派を離脱した岩屋氏が選りによって麻生太郎副総裁が嫌う石破氏の選対本部長になった経緯である。そういえば岸田文雄首相は22日夜、東京・赤坂の「ざくろTBS店」で岩屋氏と会食している。気になるのは麻生氏がこうした動きをどのように受け止めるかである。

菅氏が背後に控える「進次郎政権」誕生に抵抗するには麻生派を軸に岸田派、茂木派を加えて河野、茂木氏のいずれかを第1回投票で2位に押し込む以外に妙案は思い浮かばない。となると麻生氏は岸田氏にヘソを曲げたりしている余裕はないはずだ。

新総裁を選ぶGⅠレースは、菅義偉調教師・齋藤健騎手で脚質スプリンターの「スカスカキャップ改めヨコスカポエム」が4コーナーを回って、直線コースに入ってからぶっちぎり状態でゴールに飛び込む展開となるのではないか。

歳川 隆雄(ジャーナリスト・「インサイドライン」編集長)

163OS5:2024/08/31(土) 09:37:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/543da62b4b2d9eef2f684cd95e51a2dbaad03f7e
岸田首相、国連演説見送りへ 来月訪米、総裁選と調整付かず
8/30(金) 17:50配信


時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=30日午前、東京・永田町

 岸田文雄首相が9月下旬に予定する国連総会に合わせた訪米で、自らの一般討論演説を見送る方向となった。

 日本は来月26日の枠が割り当てられたが、自民党総裁選の投開票日である同27日までに帰国するため、調整が付かなかった。複数の関係者が30日、明らかにした。

 一般討論演説は、9月24〜30日の日程で行われ、日本が割り当てられた枠は同26日午後だった。各国と演説順の変更を協議しているが調整は付かず、首相周辺は「一般討論演説は難しい」との見通しを示した。

 日本の首相が国連での演説を見送るのは2007年9月の福田康夫首相以来。この時は高村正彦外相が演説したが、今回は総裁選出馬に意欲を示す上川陽子外相の訪米も見通せない。このため山崎和之国連大使が対応する案も出ている。

164OS5:2024/08/31(土) 09:38:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f7c67f2e691d50162b791866941f79bcc1477dd
自民総裁選へ上川氏、推薦人「あと数人」 公務多忙な中、水面下ギリギリの攻防
8/31(土) 7:45配信


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あなたの静岡新聞
米国議会や政府の要人を出迎える上川陽子外相(中央)。多忙な公務の合間を縫って支持拡大を求めている=30日午前、外務省

 9月の自民党総裁選への出馬を目指す上川陽子外相(71)=衆院静岡1区=の推薦人集めが、ヤマ場を迎えている。立候補に必要な20人まで「あと数人」(関係者)に迫り、上川氏本人と支援する議員が連日、奔走。ただ、10人超が出馬意欲を示す今回の総裁選はさまざまな思惑が絡み合い、推薦を取り付ける水面下の作業は熾烈(しれつ)を極める。上川氏は外相として多忙な公務も抱える。初の女性総理誕生に向けた挑戦のスタートラインに立てるかどうか。12日の告示まで2週間となる中、ギリギリの攻防が続いている。

 30日午前、上川氏は首相官邸での閣議や外務省での米国議会や政府の要人との面会、記者会見を相次いでこなすと、午後は議員会館の事務所に入った。この1週間、同様に公務を最優先に取り組み、合間を縫って総裁選の対応に力を入れている。

 上川氏が最初に出馬意欲をにじませたのは、岸田文雄首相が総裁選不出馬を表明した翌日の今月15日。早い段階で上川氏支援に名乗りを上げていたのは、当選同期の松島みどり元法相や選挙区が隣り合う同じ岸田派所属だった深沢陽一外務政務官=衆院静岡4区=ら数人にとどまっていた。

 「派閥には頼らない」と明言していた上川氏は、法相や少子化担当相といった要職経験や議員連盟の活動でつながりのある仲間に一人ずつ声をかける「草の根」運動を展開。自らが直接会って熱意を訴えるスタイルにもこだわり、徐々に支持を広げた。無派閥の牧原秀樹衆院議員はこうした姿勢に応じ「(上川氏との)接点は少なかったが、女性初の総理が誕生することは大事」との考えから推薦人になる決意を固めた。

 これまでに2回の会合を開いた支援議員らの顔ぶれをみると、それぞれが所属していた派閥は安倍派、麻生派、二階派、岸田派と幅広い。特定の派閥に偏らない横断的な支援態勢という形には近づきつつある。

 ただ、「あと数人」の上乗せは容易ではない。告示日が近づき、各陣営による推薦人の囲い込み、奪い合いは激しさを増している。「上川さんに付くと言っていたのに、別の候補者に流れた人もいる」。上川氏周辺はこう明かす。上川氏自身も29日、「支持と推薦との間にこんなに大きなギャップがあることを改めて感じている」と、推薦人となってもらう難しさを漏らした。

 今後は総裁選告示日前の4〜6日のオーストラリア外遊なども控える。上川氏は「時間がない。私のやり方でやるしかない」と気を引き締める。「(推薦人は)増えているけど、剝がされてもいる。動きが激しい」。裏で支える事務方は厳しい表情を崩さない。

静岡新聞社

165OS5:2024/08/31(土) 23:20:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/e40267182d5f539542e45748a61bb00432d8e528
安倍派、総裁選対応バラバラに 敬遠する陣営も 「いつまでもいじめられる」
8/31(土) 19:05配信




産経新聞
東京・赤坂の議員宿舎(中央奥)。28日夕、安倍派の中堅・若手議員が集まった(鴨川一也撮影)

解散方針を決めた自民党安倍派(清和政策研究会)が、党総裁選(9月12日告示、27日投開票)を巡る対応で分裂している。派閥のパーティー収入不記載事件で同派幹部が軒並み処分され、司令塔を失った所属議員は複数の陣営に散らばった。事件を思い起こさせかねないとして安倍派議員の支援を敬遠する陣営もある。栄華を誇った最大派閥の面影はない。

【グラフィック】総裁選対応で安倍派が分裂している

8月28日夕、東京・赤坂の議員宿舎に安倍派の福田達夫筆頭副幹事長や大西英男衆院議員ら中堅・若手約20人が集まり、政治学者の講演に耳を傾けた。毎年夏に行われていた派閥研修会を再現しようと有志が企画し、夜には懇親会もあった。

出席者によると、総裁選での特定候補の支援に関する話題は出なかったという。不記載事件で派内の有力者「5人衆」が処分された結果、派として足並みをそろえることは困難になった。会合後、中堅議員は「それぞれ向いている方向が異なり、とても一本化できない」とぼやいた。

安倍派のうち福田氏ら中堅・若手の一部は小林鷹之前経済安全保障担当相(49)の支援に回った。石破茂元幹事長(67)や高市早苗経済安保担当相(63)、上川陽子外相(71)の陣営に入った議員もいる。小泉進次郎元環境相(43)や茂木敏充幹事長(68)らの支援を検討する動きもある。

今回の総裁選は10人以上が出馬に意欲を示す乱戦模様で、推薦人確保のためにも最盛期は100人を超えた安倍派の取り込みは重要といえる。

ただ、不記載事件の記憶が鮮明に残る中、安倍派議員が前面に出れば、「候補のマイナスイメージとなりかねない」(閣僚経験者)との声がある。このため、安倍派議員に表立った支援を控えさせ、推薦人名簿から外そうとする陣営もある。

それどころか、処分を受けた安倍派議員らを次期国政選挙で「非公認」とする可能性に言及する候補もいる。安倍派若手は「勝ち馬を間違えたら、いつまでたってもいじめられる」と危機感を強めている。(竹之内秀介)

166OS5:2024/08/31(土) 23:23:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9464f4cf832114a235e9dd978ddddecb68fec67
加藤氏出馬へ「ぎりぎり」 自民総裁選で西銘元沖北相
8/31(土) 18:09配信

共同通信
加藤勝信元官房長官

 自民党の西銘恒三郎元沖縄北方担当相(衆院沖縄4区)は31日、那覇市の党会合で、党総裁選出馬に向けて最終調整に入った加藤勝信元官房長官の現状に関し「9月10日に出馬表明できるか、ぎりぎりの攻防戦にある」と述べた。20人の推薦人確保状況が念頭にあるとみられる。西銘氏は加藤氏支援で動いている。

167OS5:2024/09/01(日) 09:13:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5ac8383f0c7bcdc2d92d9c5a05ebd31f5c5c3a6
自民党総裁選の4陣営に「20人の壁」…過去には「貸し出し」で恩売る行為も横行
9/1(日) 5:00配信
 過去最多の立候補者となる見通しの自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)で、出馬を模索しながら、いまだ正式表明のめどを付けられていない議員もいる。各陣営による議員票の獲得競争が激しさを増す中、推薦人20人の確保に苦慮しているためだ。

 「『支持』と『推薦』の間に大きなギャップがあることを改めて実感している」

 総裁選への立候補に意欲を示す上川外相(71)は8月29日、国会内で記者団にこう語り、推薦人集めが思うように進まない実情を吐露した。

 斎藤経済産業相(65)も30日の記者会見で、推薦人について、「申し上げるのは控えようと思っている」と述べるにとどめた。

 現在立候補のめどが立っているのは、すでに出馬を表明した小林鷹之・前経済安全保障相(49)、石破茂・元幹事長(67)、河野デジタル相(61)の3人に、近く表明予定の小泉進次郎・元環境相(43)ら5人を加えた8人。上川、斎藤両氏のほか、野田聖子・元総務相(63)、青山繁晴参院議員(72)の4陣営は推薦人確保に奔走している状況だ。

 推薦人制度は、候補者の乱立防止を目的に1972年の総裁選から導入された。推薦人になるには所定の用紙に署名する必要があり、用紙は総裁選挙管理委員会に届け出がなされ、全候補の推薦人は公表される。

 総裁選に参加できる自民議員は367人。早々に態度表明することになる推薦人は、候補が勝てば人事での処遇を期待できる反面、負ければ冷遇される可能性もあり、敬遠する議員は少なくない。

 すでに出馬のめどが立った8陣営が議員の囲い込みを進めていることも、4陣営の焦りに拍車をかけている。各陣営の色が付いていない議員が日増しに減っていくためだ。出馬表明できていないある陣営の関係者は「うちは勧誘を始めるのが遅かった。20人の壁は高い」と嘆く。

 過去の総裁選では、告示前のタイミングで、推薦人集めに苦しむ陣営の弱みにつけ込み、派閥が推薦人を貸し出すことで恩を売ろうとする動きが横行した。

 派閥の解散が進む今回の総裁選でも、派閥幹部だった重鎮が中心となって、同様の調整が行われているようだ。ある派閥幹部だった閣僚経験者は「独力で18人まで積み上げれば、あと2人は貸してやると陣営に伝えている」と明かした。

168OS5:2024/09/01(日) 22:55:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a36375576bf2abd9fb2246c1b366fcc47130a58
「捜査を回避するためには選挙するしかない」 事件化前に自民幹部が進言した「幻の衆院解散」とは【裏金政治の舞台裏①】
6/30(日) 10:02配信
 岸田文雄首相は6月中の衆院解散を見送ることになった。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件による逆風がやむ気配はなく「衆院選に突入すれば惨敗していたところだった」と与党内には奇妙な安堵が広がる。

【写真】なぜ岸田首相はサプライズを好むのか 言動が予測困難過ぎて永田町騒然「ひょっとして衆院解散も」

東京・永田町の自民党本部

 解散権という「伝家の宝刀」をいつ行使するかは時の総理大臣の大きな悩みの種だ。岸田首相も例外でない。昨年も何度か解散を断念していた。その過程で、東京地検特捜部による捜査を避けるための早期解散を一部の党幹部が迫っていたことは、あまり知られていない。「捜査逃れの解散案」を巡って政権内で何があったのか。舞台裏を探った。(共同通信裏金問題取材班=植田純司)
 ▽そうそう手出しできない

 「政治資金収支報告書の不記載は大変な問題になる。その前に手を打たないといけない」

 2023年春、ある自民重鎮は首相と向き合うと、こう切り出した。不記載問題は22年11月に共産党機関紙の「しんぶん赤旗」がスクープしていたが、多くの大手メディアは事件化されることはないと踏んでいた。

 重鎮は、とあるルートで入手した情報を基に「このままでは特捜部の本格的な捜査は必至だ」と岸田首相に説明した。そして提案する。「選挙で勝利して法改正すれば、そうそう手出しできない」

G7広島サミットが開幕し、第1セッションに臨む岸田首相(手前右)、バイデン米大統領(同左)ら各国首脳たち=2023年5月19日、広島市

 選挙期間中に捜査当局が国会議員の強制捜査に入ることはハードルが高い。選挙妨害と受け止められ、政治的公平性が失われるとの観点からだ。提案の背景には、衆院選で勝利し、国民の信を得た政権に検察がメスを入れることは困難だとの見立てもあった。

 捜査回避策の腹案はもう一つあった。裏金事件を受けた改正政治資金規正法はこの6月に曲折を経て成立したが、実はその1年以上前に自民の一部が原案作成に動き出していた。①政治資金パーティー券の支払いは銀行振り込みに限定②政治資金収支報告書の監査機能の強化③違反した議員への罰則強化―。複数の関係者によると、これらを選挙後に打ち出せば「捜査が始まったとしても被害は最小限に抑えられる」ともくろんでいた。

 しかし、岸田首相は首を縦に振らなかった。「安倍派、二階派の問題だから、そこが責任を取ればいい」。特捜部の水面下の捜査が進む中、こうした裏金対策会議はその後も弁護団を交えつつ断続的に開かれていた。
 ▽衝撃の数字、270超

 裏金問題に関する警戒度は低かった岸田首相ではあるが、解散自体を諦めていた訳ではなかった。照準を合わせていたのは昨年の通常国会会期末の6月解散だった。5月22日に閉会した先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の成功を追い風に、野党の内閣不信任案提出に合わせて解散を表明するシナリオだ。

 日経平均株価は3万円台を回復し、内閣支持率は回復基調を示していた。党本部が5月下旬に実施した情勢調査は自民270議席超だった。2021年10月の衆院選で追加公認を含め、国会運営を主導できる絶対安定多数を確保した261議席を上回る「衝撃の数字」が出た。

 呼応するように自民党の森山裕選挙対策委員長(当時)は6月3日の講演で「総理が国民に信を問うと決断したら、いつ解散になってもおかしくない」と力を込めた。岸田首相も13日の記者会見で「諸般の情勢を総合して判断する」と発言した。それまで繰り返してきた「今は考えていない」との留保が消えたことから、永田町に解散風が一気に吹き荒れた。

家宅捜索のため自民党安倍派(清和政策研究会)の事務所に向かう東京地検特捜部の係官ら=2023年12月19日、東京都千代田区

 だが、その2日後には政権幹部に解散見送りの考えを伝達した。そして「今国会での解散は考えていない」と官邸で記者団に公言した。マイナンバーカードを巡る相次ぐトラブルや、衆院選の候補者調整を巡る自民、公明両党の対立が深刻化し、東京での選挙協力が解消されるなど懸念材料が山積していたためだ。長男が公邸内で親族と忘年会を催し、記念撮影をしていた問題も響いた。

 岸田首相周辺は「一時はその気だった。今考えたらベストなタイミングだった」と悔やむ。

169OS5:2024/09/01(日) 22:56:20
 ▽11月がラストチャンスだった

 次に模索したのは10月20日召集の秋の臨時国会中の解散だ。9月に内閣改造・党役員人事に踏み切ったものの、派閥のバランスに苦慮した人選は政権浮揚につながらず、報道各社の世論調査は不支持率が支持率を上回る構図が固定化しつつあった。

 それでも情勢調査では250議席程度の獲得が可能だ、とする報告が党執行部に伝わる。岸田首相には2パターンの選択肢があった。①物価高に対応する経済対策のメニューを示した上での臨時国会冒頭②財源を裏付ける2023年度補正予算の成立後―。10月30日は衆院議員任期の折り返しを迎える時期でもあった。

 ある自民幹部はこの時期、岸田首相に進言した。「いまなら勝てる。裏金問題を収めるためにも冒頭解散しかない」

 岸田首相は再びためらった。経済対策の成立を優先させることにこだわった。周辺に「物価高で給料を上げないと解散なんて話じゃない」と語り、解散権は封印された。

 物価高対策の目玉として打ち出した減税策も反発を浴び、各メディアの内閣支持率は就任後で最低に落ち込んだ。自民重鎮は「裏金疑惑が噴き出る前の11月がラストチャンスだった」と振り返る。

 ▽安倍元首相だったら…

 憲法7条は衆院解散を「内閣の助言と承認」を受けた天皇の国事行為と定める。実際は首相が判断するため「首相の専権事項」と呼ばれる。政権に有利なタイミングで恣意的に解散できるとして問題視する声もある。

 1966年12月には、佐藤栄作首相が閣僚らの不祥事や疑惑が相次ぐ中、政治不信の払拭を目指し「黒い霧解散」に踏み切った。2017年9月には森友、加計学園問題を抱える安倍晋三首相が臨時国会で所信表明演説や代表質問を実施せずに冒頭で衆院を解散し、「疑惑隠しだ」と野党から批判を浴びた。佐藤、安倍両氏とも選挙で勝利し、長期政権につなげた。

 岸田首相が「捜査逃れの解散案」を選ばなかったのは、力で押し切る「覇道の政治」でなく、謙抑的な「王道の政治」と評価できる。

 では岸田首相はどう政権運営を描いていたのか。実は昨年末の段階で解散のタイミングについて「6月がポイントになる」と周囲に明言していた。裏金事件にけりをつけ、賃上げ経済を実現して今国会の会期末に信を問うシナリオだった。9月の自民党総裁選に弾みがつくとの計算もあった。

 しかし、現実政治は厳しい。今、自民は地方選挙での敗北が続き、地方組織から岸田首相の退陣を求める声が膨らむ。重鎮はこう語る。「解散に必要なのは決断力だ。安倍氏だったら間違いなく昨年のうちに解散を選んでいた」

170OS5:2024/09/01(日) 22:57:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c6f4a5be9a4254d8bc6b113c3c5a96e1c44d37e
「頼りないと言われても権力は健全じゃないといけねぇんだ」 何が岸田首相を派閥解散に駆り立てたか【裏金政治の舞台裏②】
7/17(水) 10:02配信
 「裏金事件の責任をとっていない」として岸田文雄首相に逆風が吹いている。ただ、首相にとってのけじめは事件発覚直後に決断した自民党宏池会(岸田派)の解散方針だった。5人の首相を輩出した「名門派閥」は近く67年の歴史に幕を閉じる。誰より派閥に愛着があった岸田首相が宏池会解散をなぜ決断したのか。経過をたどると、最高権力者の矜恃とその代償が浮かんだ。(共同通信裏金問題取材班=村山卓也)

【写真】岸田総理、実はサプライズ好き…言動が予測困難過ぎて永田町騒然

岸田内閣支持率の推移

 ▽「岸田政権のせいでこんな目に遭っている」

 東京地検特捜部の捜査がヤマ場を迎えていた昨年末、首相は周囲にぼやいた。「『なんで岸田政権は捜査をつぶしてくれないのか。けしからん』と、そんなことを言ってくるやつもいるんだよ」

 裏金事件は政権を揺るがし、この時期に首相は安倍派の要職一掃に踏み切った。当時の松野博一官房長官、西村康稔経済産業相ら4閣僚が退場し、自民党の萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長らも要職を外された。安倍派の副大臣、政務官の多くも交代させた。

 危機管理としての判断だった。だが、党内からは「安倍派切りで政権基盤を安定させるつもりだ」との声が出てきた。議員や秘書が連日のように事情聴取を受け、やり場のない怒りを生んでいた。役職を外れた安倍派幹部は「岸田政権のせいで、こんな目に遭っているんだ」と水面下で矛先を首相に向けていた。

 ▽一升瓶を片手にした首相の口調が変わった

辞表提出後、首相官邸を出る松野博一氏=2023年12月14日

 反省すべき安倍派がそんなことを言ってくる背景は、翌年9月に控える自民党総裁選だ。約100人を擁する最大派閥の動向が岸田首相の命運を左右すると考えていた。総裁選では国会議員の票が重く、岸田派は第4派閥に過ぎないからだ。事件が本格的に表面化する前から世耕氏は参院本会議で岸田首相について「国民が期待するリーダーの姿を示せていない」と糾弾するなど、けん制を繰り返していた。

 しかも、安倍派内の多くには「総理大臣は検察ににらみを利かせることができる」という政権像が共有されていた。故安倍晋三元首相が2020年に検察幹部の定年延長を決定した際には、野党から「安倍政権に都合のいい幹部を残すことで、検察をコントロールするつもりではないか」と追及を受けることもあった。

 こうした事情から安倍派の一部から「安倍さんだったら簡単に捜査をさせなかったはずだ」と検察に圧力をかけるよう求める声が上がっていたのだ。

 そうした声を耳にした夜、岸田首相は公邸で一升瓶を片手に日本酒をあおった。政界きっての酒豪が珍しく突っ伏して寝てしまったという。

 葛藤の末、最後には自分に言い聞かせるように語った。「官邸と検察は健全な関係じゃないといけねぇんだ。国民が安心して、それなりに公権力を信頼して平穏な生活をできることが民主主義には大事なんだよ。これは、そういう問題だと思うんだがなぁ…。権力は国民のために使わないといけねぇんだ」

 「真面目な人間がばかを見ない社会にしたい」とたびたび語る岸田首相。丁寧な言葉遣いがべらんめえ調になるのは感情がこもっているときだ。

171OS5:2024/09/01(日) 22:57:59
 ▽不安が最悪の形で的中した

 その後の経緯は必然でもあり、皮肉でもある。捜査から距離を置いた代償として、検察の動きを察知するのが遅れた。

 当初、岸田派の政治資金収支報告書への不記載問題について岸田派幹部は「事務的ミスで、安倍派、二階派とは性質が全く違う。立件はされない」と楽観視していた。首相も報告を受けて「検察としては大きな問題はないと考えているようだ」と安堵していた。

岸田派解散の意向を記者団に明らかにする岸田首相=1月18日

 事態が急変したのは1月17日だった。宏池会の元会計責任者が立件されそうだ、との情報が首相の耳に入った。漠然とした不安が最悪の形で的中した。翌日から「岸田派立件」の報道が火を噴いた。

 岸田首相の反応は素早かった。1月18日午後、総理執務室に岸田派幹部を官邸の裏口から呼び込んだ。時間をずらして一人一人と向き合い、今後の対応方針を相談した。隣には岸田派ナンバー2の座長を務める林芳正官房長官を座らせた。

 「自民党の未来を守らなければなりません。そのために宏池会を解散しようと思います」。岸田首相が静かに切り出すと、ある幹部は「総理の判断にお任せします。解散しても人間関係は変わらないですから」と応じた。「では攻めの気持ちで解散しようと思います。派閥の若い連中をよろしく頼みます」。反対する幹部はいなかった。

 ▽断腸の思いか、責任回避か

 宏池会を1957年に創設したのは池田勇人元首相である。岸田首相が最も尊敬する人物だ。「軽武装・経済重視」の理念を長年掲げ、タカ派と称される清和政策研究会(安倍派)と比較して、自民党内のハト派と位置付けられてきた。大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一も首相に輩出した。官僚出身者が多く、政局に弱い「お公家集団」とやゆされることもある。

 岸田首相は宏池会について「誰よりも愛着があるつもりだ」と自負してきた。そんな派閥を巡る急転直下の解散決断について、その日の夜に複雑な心境を周囲に明かした。

 「俺は宏池会と同じ年に生まれたんだ。人生、宏池会と一緒にあったようなものだと思っている。それに自ら終わりを告げるってのは、やっぱり思うところはある。だけど、ここで決断しなければ自民党が終わると思ったんだ」

 岸田首相としては断腸の思いで、政治改革に取り組む姿勢を示したかった。ただ裏腹に裏金問題の早期の幕引きを図り、首相自身の責任論をかわす思惑があるのではないかとの見方が広がる。

 それを助長したのが手続きに時間がかかる現実だ。派閥解散を表明しても事務所や資金の清算に数カ月かかってしまう。しかも派閥存続論の麻生太郎副総裁への根回しがなく、政治的後ろ盾の不興を買ってしまった。

 再発防止策となるはずの改正政治資金規正法の成立を経ても裏金批判のうねりは消えず、自民党内の「岸田降ろし」につながる。6月の通常国会閉幕に合わせるように、菅義偉前首相がインタビューでのろしを上げた。

 「岸田首相自身が裏金事件の責任に触れずに今日まで来ている。そのことに不信感を持っている国民は結構多い」

 対する岸田首相は周囲にこう漏らした。「何をどうしたって今は批判されるんだろうなぁ。でも、中途半端に投げ出すわけにはいかねぇんだよ」

172OS5:2024/09/01(日) 22:59:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a3d5557105aa1607b7504f3bc48a910e16000f9
最大派閥の無責任体質はどこから来たのか 解体状態の安倍派、ちらつく森元首相の影【裏金政治の舞台裏③】
7/30(火) 10:02配信
 自民党派閥パーティー裏金事件の元凶となった安倍派(清和政策研究会)。既に所属議員は要職から一掃され、派閥の解散決定を経て、解体状態となっている。最近では安倍派議員から岸田文雄首相の退陣論も出た。一連の無責任体質はどこから生まれ、かつて栄華を誇った安倍派はどこへ向かうのか。取材を続ける記者が振り返った。(共同通信裏金問題取材班=高松亜也子)

【写真】岸田首相、「増税クソメガネ」に苦笑 「名前が進化したとのことだが、承知していない」

▽あの一言から始まった

 昨年11月30日夕刻、安倍派(清和政策研究会)の担当記者が急きょ、衆院第2議員会館の塩谷立座長(当時)の自室に集められた。ある発言を撤回するためだ。

 先立つこと5時間前、塩谷氏は記者団の取材に応じた。派閥パーティー券の販売ノルマを超えた売り上げを派閥から議員側にキックバック(還流)する慣習があるのかどうかを問われ「そういう話はあったと思う」と語ったのだ。

 現在ではキックバックの裏金化は周知の事実だが、当時この発言は永田町に大きな波紋を広げた。暗黙の了解が表面化した瞬間だったからだ。安倍派は過少記載の理由について「名寄せできなかった。あくまで事務的ミスだ」と強調し、派閥の「故意性」「組織性」は否定していた。その事なかれのシナリオを崩したのが塩谷氏の発言だった。

 銃撃死した故安倍晋三元首相の後継会長を置かず「安倍派5人組」を中心とする集団指導体制へ移行したのは昨年8月。塩谷氏は座長として事実上の責任者に就いていた。

 夕刻、疲れた表情で現れた塩谷氏は、キックバックの慣習について「事実を確認している訳ではない」と前言を翻した。記者団は引き下がらず、「どうしてか。昼の段階で3回やりとりした上で、それでも『還流はあったと思う』と述べたではないか」とただした。塩谷氏は苦しい表情で「曖昧な話だった。誤解を与えたから撤回する」と繰り返すばかり。奥歯に物が挟まったような言いぶりに後味の悪さが残った。
▽特捜部を本気にさせてしまう

 5時間の間に何があったのか。取材すると、安倍派5人組の一人がすぐ訂正するよう塩谷氏に迫ったのだという。その理由を聞いて驚いた。「東京地検特捜部が本気になってしまう」。根拠不明のこの情報もすぐ広がった。

 発言撤回の翌日となる12月1日、報道合戦の号砲が鳴った。朝日新聞が1面トップで「安倍派、裏金1億円超か/パー券不記載、立件視野/ノルマ超分、議員に還流/東京地検特捜部」と報道した。「裏金」をキーワードとした報道各社の取材合戦が過熱した。想定より早い展開だった。

 新聞の1面やテレビのトップニュースには連日、関連記事の見出しが躍った。「キックバックは10人以上か」「安倍派議員複数1千万円超か」「安倍派議員の秘書らも聴取」

 塩谷氏は改めて事実関係を記者団に問われても「精査する」と述べるにとどめた。普段は温和な表情がこわばった。地検の捜査が進むにつれ、本当のことを言ったがために「戦犯扱い」となる懸念が膨らんでいたからだ。

 4カ月後、塩谷氏は自民党処分で最も厳しい離党勧告を受けた。異議を申し立てたものの退けられた。

 ▽スポークスマンのだんまり

 安倍派の事務総長経験者だった松野博一官房長官(当時)も核心を知り得る一人として矢面に立った。1日2回の記者会見では「答えは差し控える」と、金太郎あめのように同じコメントを繰り返し、鉄仮面のように表情を崩さずに対応した。

 そもそも松野氏は政治家には珍しい「前に出ないタイプ」。2020年に出版した著作「導き星との対話」は松野氏が有識者にインタビューする内容で、自身の信条を語る記述は少ない。政府スポークスマンとして「自分は霞が関の想定問答を超えない」ことを信条とし、裏金問題でもノーコメントを貫いた。

 だが、官房長官の重要な役割は政権の危機管理だ。裏金事件へのだんまり対応は結果として「何も説明しない岸田政権」の像を形づくり、国民の深刻な政治不信を招いた。

 5人組の不起訴が決まった後、松野氏は「最も事情を知る捜査機関が嫌疑なしのシロと判定した。これで批判は収まっていくだろう」と楽観論を周囲に語った。ところが、意に反して政治責任の追及はやまなかった。

 1988年に発覚したリクルート事件を知る石破茂元幹事長は、早い段階から「検察に立件される前に自浄作用として、各派閥の責任者は実態を説明すべきではないか」とくぎを刺していた。

173OS5:2024/09/01(日) 23:00:12
 ▽雲隠れしたドン

 窮地に立たされた安倍派幹部がすがったのは森喜朗元首相だった。5人組の名付け親だ。

 背景には、安倍派の歩んできた歴史がある。安倍派(清和政策研究会)は今でこそ主流派だが、1978年に福田赳夫氏が首相退任後、長らく首相を輩出できずにいた。田中角栄元首相の田中派や、流れをくむ竹下登元首相の経世会が最大派閥として影響力を誇り、その支援なしでは総理総裁にはなり得ないとまで言われていた。
 そこへ変化をもたらしたのが森氏だった。小渕恵三元首相が急逝し、2000年に森政権が発足した。以降は森氏、小泉純一郎氏、安倍晋三氏、福田康夫氏の4人が続けて首相に就任し、主流派に躍り出た。森氏が後見人として支えた小泉政権は経世会支配からの脱却を目指し「自民党をぶっ壊す」と訴え、05年の郵政選挙で最大派閥の座を奪い取った。

 安倍元首相が22年7月に銃撃されて死去すると、森氏の安倍派への影響力はさらに増した。座長の塩谷氏をはじめとする派閥の集団指導体制は5人組が森氏と水面下で相談して決めた。

 月刊誌「文芸春秋」のインタビューで森氏は5人組の依頼を受け、塩谷氏に議員辞職によって安倍派の裏金問題の責任を取るよう説得まで行ったことを明らかにしている。「全責任をとるので仲間を救ってください、と(首相に)申し出れば、君は立派だと光り輝くよ」と説得したが、塩谷氏は納得しなかったという。

 一方、森氏は今回の裏金事件のタイミングと前後して都内の介護施設に入居した。外部と連絡が取れなくなると周囲に伝えたことが広まると「特捜部の動きに先手を打って雲隠れか」と臆測を呼んだ。というのも森氏が清和政策研究会の会長を務めていた05年に「派閥パーティー券の販売ノルマの超過利益を議員に還流していた疑いがある」と共同通信が報じているからだ。裏金の源流を知っている重要人物とみられていたのである。

 4月の自民党処分で塩谷氏は離党に追い込まれ、松野氏は党役職停止1年の処分となった。岸田首相は4月初旬に森氏に電話して、形だけの聞き取り調査を行ったが、責任は問わなかった。

 そして森氏は現在、安倍派メンバーと面会や会食を重ねている。会食に出席した議員によれば「森先生は自分の息のかかった議員を中心に据えたい思いがある」といい、萩生田光一前政調会長や福田達夫元総務会長らの名前を挙げた上で、党総裁選に向けてまとまって動くよう働きかけているという。

 7月の東京都議補選で自民党が2勝6敗と大敗すると、安倍派の大西英男衆院議員から「首相は辞職し、9月には新しい総裁を選ばなければならない」と岸田降ろしの声が上がった。ある政権幹部は「岸田首相はあのとき森氏に直接会って、離党を突きつけるべきだった」と嘆息した。

174OS5:2024/09/01(日) 23:03:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cca146e2be18e1a8c4f97ff4521793bf330bbab
自民党の「夏の宿題」が手付かずのまま、その原因は政権内亀裂だ 生煮え対応の政治刷新本部で何が起きていたのか【裏金政治の舞台裏④】
8/23(金) 10:32配信 「政治とカネ」を巡る自民党改革の司令塔となる党政治刷新本部(本部長・岸田文雄首相)が6月23日の国会閉会後、機能停止状態に陥っている。政治資金の透明化に向けた第三者機関設置など改正政治資金規正法の検討項目は棚上げ。つまり「夏の宿題」は手つかずのままだ。裏金事件対応が生煮えとなる背景には、政権幹部間の深刻な亀裂がある。刷新本部内で何が起きていたのか。議論の過程を追った。(共同通信裏金問題取材班=植田純司)

 ▽消えた「派閥解消」

 「自民党を巡る現在の状況は極めて深刻だ。一致結束してこの事態に対応しなければならない」。年が明けてまもない1月11日、党本部で開かれた政治刷新本部の初会合で岸田首相がハッパを掛けた。派閥パーティー裏金事件が政権の命運を大きく揺るがしていた。

 その4日後、茂木敏充幹事長や首相側近の木原誠二幹事長代理、小倉将信前こども政策担当相ら刷新本部の「インナー」とされる幹部陣がひそかに党本部の一室に集まった。主な議題は中間報告での派閥の在り方に関する書きぶり。「政策集団による政治資金パーティーの禁止」「派閥の『資金と人事』からの切り離し」…。共有された原案にはその後、成案に反映される事項が列記されていた。

 関係者によると、原案には「いわゆる派閥の解消」や「政策集団の事務所の閉鎖」も盛り込まれていた。出席した党幹部は「首相の派閥解消への思いは強い」と歓迎した。実際、1月18日に自らが率いた岸田派(宏池会)の解散方針を表明した。

自民党政治刷新本部の作業部会と主なメンバー

 だが、23日に取りまとめられた刷新本部の中間報告では「派閥の解消」は見出しだけにとどまり、「事務所の閉鎖」は削られた。派閥について「本来の政策集団に生まれ変わるため、カネと人事から完全に決別する」と強調したに過ぎなかった。「政策集団」という名の下で派閥が存続することも可能だと受け取れる内容だった。

 骨抜きとなったのはなぜか。首相の後ろ盾である麻生派(志公会)会長の麻生太郎副総裁の「鶴の一声」が大きく影響した。岸田首相と電話し「志公会の政治資金は口座管理など適正に処理してきた。うちは派閥をやめない」とくぎを刺していた。

 麻生氏はその後も「本来だったら真相究明、再発防止、カネの問題と順を追うべきだが、いきなり派閥の解散が来た。順番が違う」と同派議員らに不満を示している。麻生派はいまなお、東京・平河町の全国旅館会館に事務所を構え、派閥活動を続けている。

 刷新本部の最高顧問には筋金入りの派閥解消論者である菅義偉前首相も名前を連ねていた。首相は菅氏の意向も踏まえ「いわゆる派閥ではなくなる」と胸を張ったが、菅氏に近い閣僚経験者は「派閥解消を徹底できなかった時点で刷新本部は失敗に終わった」と切り捨てた。
 ▽いらだち募らせる首相
 2月中旬、政治資金に関する具体的な制度改革に向けた刷新本部の作業部会が始動した。取りまとめ役は木原氏や鈴木馨祐氏、松本洋平氏、牧島かれん氏らいずれも当選5回以下の議員だった。

 ここで世代間対立が生まれる。「党の実態を分かってない人に任せていいのか」。政治資金パーティー券購入者の公開基準額の引き下げや、使途が公表されない政策活動費など「党資金の心臓部」を役員経験がない中堅が扱うことにはベテランから不満が漏れたのだ。この頃、首相と秘密裏に官邸で面会した党幹部は「どこに結論を持っていかれるか分からない」と苦言を呈していた。首相は黙って聞いていたという。

 案の定、自民党は迷走する。首相は4月3日、鈴木氏を官邸に呼び、改正原案作成を急ぐよう指示した。

 ところが、12日に開いた作業部会後、鈴木氏は「自民党としての改正案の取りまとめは今の時点で検討していない」と記者団に説明してしまう。

 「なにを勝手なこと言ってるんだ」。首相は周辺にいらだちを募らせた。鈴木氏は公明党との協議を見据え「両方があらかじめ案があると歩み寄るのが難しい」と理由を説明したが、党執行部は「官邸と実務者が意思疎通できていなかった」と振り返る。

175OS5:2024/09/01(日) 23:04:50
 「なにを勝手なこと言ってるんだ」。首相は周辺にいらだちを募らせた。鈴木氏は公明党との協議を見据え「両方があらかじめ案があると歩み寄るのが難しい」と理由を説明したが、党執行部は「官邸と実務者が意思疎通できていなかった」と振り返る。

党首討論を行う岸田首相(右)と立憲民主党の泉代表=6月19日午後、国会

 パーティー券購入者の公開基準額に関しては、自民、公明両党の実務者の調整内容を幹部が覆した。実務者間では5月下旬までに「10万円超」でいったん大筋合意していた。ところが、5月29日、公明党の北側一雄副代表が自民党の森山裕総務会長に電話を入れる。「選挙のことを考えるともう一歩何かを歩み寄ってくれないと賛成できない。やはりパーティーを5万円にしてくれないか。これは山口那津男代表の考えでもある」

 「5万円案」には麻生、茂木両氏が「将来に禍根を残す」と反対する。首相は受け入れるよう進言する森山氏との間で板挟みとなった。最終的に公明案に乗ることを決断したが、協議の最前線にいる実務者や麻生氏らとしこりが残った。

 ▽かき消された野党けん制

 森山氏は「迷惑を掛けた方が迷惑がかかった方の言い分を聞くのは当然」と公明党への譲歩の正当性を訴える。一方で「なぜ10万は駄目で、5万は問題がないのか」という点については議論が深まらなかった。
 パーティー開催の回数制限が設けられず、年4回開けば非公開のまま従前通り20万円分購入してもらうことも可能だ。数字だけが独り歩きした印象は拭えず、刷新感はない。

 自民内にはそもそも政党によって収支構造が全く異なる中、自民の収入源だけ狙い撃ちにされることへの不満も蓄積していた。

 作業部会が4月23日に議論の方向性について取りまとめたペーパーには今後の検討項目として「出版・機関紙販売事業の透明性」「労働組合などの政治活動や政治資金の透明性」が目立たないように記載されていた。「しんぶん赤旗」を発行する共産党、組合の支持を受ける国民民主党などを対象としていることは明白だった。党幹部は「あまり自民を攻撃すると野党の財布にも手を入れるというけん制だった」と明かす。

 ▽だんまり決め込む党執行部

 党執行部が派閥裏金事件を受け、地方行脚する「政治刷新車座対話」が7月にほぼ全国を一巡した。党改革に向け直接、党員、党友、国民の声を聴くのが目的だが、総括する動きは鈍いままだ。9月の総裁選に向けた思惑が絡んで「みんなだんまりを決め込んでいる」(中堅議員)のが実情だ。

  「自民党が変わることを示す、最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことであります」「所属議員が起こした重大な事態について、組織の長として責任をとることにいささかのちゅうちょもありません」。首相は8月14日、総裁選に立候補しないと表明した。

 緊急会見では「刷新本部に新たなワーキンググループを設けるよう指示を出した」とも明らかにした。自民党の宿題はポスト岸田に引き継がれた。まずは総裁選の論戦で焦点となりそうだ。

176OS5:2024/09/01(日) 23:08:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/7dbaea048abc6854cfdb202e5498b34b776a44de
突然姿を消した派閥事務局長、それが全ての始まりだった 二階元幹事長の不出馬表明の真相【裏金政治の舞台裏⑤】
9/1(日) 10:02配信

47NEWS
衆院本会議に出席する自民党の二階元幹事長=6月4日

 昨年夏、一人の男が東京・永田町から突然、姿を消した。男の名は永井等。四半世紀近くにわたって自民党二階派(志帥会)の事務局長を務め、多くの永田町関係者から慕われた知る人ぞ知る人物だった。その永井の雲隠れが、今年1月の二階派解散決定から3月の自民党元幹事長、二階俊博の衆院選不出馬表明に至る二階派裏金事件の序章だったとは、この時点では誰も予想していなかった。(共同通信裏金問題取材班、敬称略)

家宅捜索のため自民党二階派の事務所に向かう東京地検特捜部の係官ら=2023年12月19日

 ▽二階派事務局長の突然の離脱

 2023年初夏、東京・平河町に所在する砂防会館別館3階の二階派事務所を訪ねると、事務局員の1人から告げられた。「永井事務局長は体調を崩し、しばらくお休みすることになる」

 東京地検特捜部はその年の6月以降、二階派や安倍派など5派閥がパーティー収入を過少に記載したとする政治資金規正法違反の疑いで刑事告発を受け、永井らに任意で事情聴取を続けていた。永井はその過程で体調を崩し、自宅療養を余儀なくされていた。

 永井の離脱をよそに、二階派幹部は特捜部の狙いを甘く見ていた。ある幹部の一人は「政治資金収支報告書の訂正で済むとの話もある」と楽観論を披露していた。

 狙いを悟らせない特捜部の捜査は巧妙だったとも言える。事情聴取を担当した検事は明るく振る舞い、派閥事務局員らの警戒心を解きつつ、派閥の会計資料を収集し、全容把握を進めた。療養中の永井も事情聴取のため、たびたび地検に呼ばれた。永井はその秋、静かに派閥事務局長を退職した。特捜部の真の狙いが見えぬまま、時間ばかりが経過していった。

初公判に臨む永井等被告(右)と弁護人(イラストと構成・松川久美)

 状況が変わったのは、年の瀬が近づいてからだった。特捜部は12月13日に臨時国会が閉幕すると、翌週19日に党最大派閥安倍派(清和政策研究会)の事務所と同時に、二階派事務所の家宅捜索に踏み切った。

 永井は初めて事情聴取を受けてから約7カ月後の2024年1月19日、政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で在宅起訴された。
 ▽二階派が続けた裏金づくりのからくり

 永井は1998年の志帥会結成の初期に二階派事務局に入った。飲食店勤務やトラック運転手などを経て、半年ほどの引き継ぎの後、事務局長に就任。以降、四半世紀近く派閥会計責任者を兼ねてきた。

 起訴状によれば、2018〜22年分の政治団体「志帥会」(二階派)の収支報告書で、収入と支出を実際より計約3億8千万円少なく記入したとされる。

 永井はなぜ派閥の収支を過少に申告し続けたのか。それは前任事務局長からの教えだった。永井は周囲に「いつでも政治家の求めに応じて、ぽんと百万や二百万を出せる状況を作らなければいけなかった」と語る。前任の事務局長に教えられた通り、派閥のパーティーのたびに、少しずつ過少申告を繰り返し、自由に使える金を蓄え続けた。蓄えた金は、選挙の応援などに使われたという。

 派閥内には「全て永井がやったことだ」と永井の行為を批判し、全責任を負わせる声もあった。ただ、その永井が蓄えた金を使い続けたのは政治家自身でもある。そうした中でも、永井は沈黙を保ち続けた。

 永井は今年6月19日、東京地裁の初公判で起訴内容を認めた。初公判後、周囲にこう語った。「俺は一切私腹を肥やしたことはない。ただ、全て責任を背負うのが派閥に四半世紀もお世話になったせめてもの恩返しだ」

177OS5:2024/09/01(日) 23:09:00
 ▽ついに二階派の解散を決断

 司直の手は二階本人にも伸びていた。関係者は振り返る。「当初、二階派については議員や秘書は対象とならず、立件されるのは永井だけだと聞いていた。流れが変わったのは昨年12月中旬だった。弁護士から『検察が二階氏の事務所の話を聞きたいと言っている』と伝えられた。そこがターニングポイントだった」

 二階個人の事務所でも、収支報告書への不記載を重ねていた。関係者によると、二階の事務所はパーティー券の販売ノルマ超過分を派閥に納めず、手元にプールして裏金化していたとされる。

記者会見で派閥裏金事件への対応を説明する自民党の森山総務会長=3月8日

 永井が在宅起訴された24年1月19日、東京地検特捜部は政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で、二階の秘書、梅沢修一を略式起訴した。起訴内容は2018〜22年、二階派(志帥会)から計約3500万円の寄付を受けたのに、二階の関連政治団体の政治資金収支報告書に記載せず、寄付の合計額を虚偽記入したとされる。

 梅沢はその後、東京簡裁が1月26日付で出した罰金100万円の略式命令を受け入れ、有罪が確定した。二階本人も昨年12月下旬と年明けの計2回、任意の事情聴取を受けたが、関与は認定されなかった。
 ▽議員宿舎の密会

 永井、梅沢が特捜部に立件される前日の1月18日、二階は限られた派閥幹部と秘密裏に話し合いの場を持った。世論が裏金事件に厳しい視線を注ぐ中、二階派の今後をどうすべきかが議題だった。

 18日昼、赤坂の議員宿舎に、二階は最側近の林幹雄、武田良太と向かい合っていた。二階は「俺が派閥会長を辞めれば良い。あとは2人で好きなようにやれ」と伝えた。しかし、林は「そうであれば、派閥を解散しましょう。すぱっと解散するのが二階さんらしい」と返答。林の提案に異論は出ず、派閥解散の流れが決まった。そして、永井、梅沢が立件された19日、二階は派閥総会で解散を提起し、了承を取り付けた後、記者会見で発表した。
 派閥の解散だけでは済まなかった。二階は1月、自身の資金管理団体「新政経研究会」の政治資金収支報告書を訂正し、支出先として計上した約3470万円分を書籍代に充てたと説明した。しかし、世論の反発は依然強く、自身の秘書が略式起訴されたこともあり、二階の党内処分は避けられない状況だった。

 一方、党内には幹事長を歴代最長の5年余りも務めた二階への処分に慎重論もあった。ある党幹部は「党勢を拡大させた功労者を処分するわけにはいかない」と断言した。

 党総務会長の森山裕もその一人だった。「重い処分を受けるぐらいなら、その前にけじめをつける」との二階の意向を耳にした森山は、軟着陸に向けて首相、岸田文雄に働きかけた。森山は3月7、15両日に岸田と一対一で面会。処分内容を考えあぐねる岸田に「組織的な裏金づくりをしていた安倍派幹部と同じ処分ではいけない」と進言し、区別するよう求めた。

 二階に近い関係者が処分を回避すべく考えた方策が、次期衆院選への不出馬表明だった。関係者によると、党紀委員会による処分で党員資格停止に次いで4番目に重い「選挙での非公認」と同じ意味を持ち、重い処分を下さない理屈も立つ。周辺は「最大の責任の取り方だ」と処分回避に自信を見せた。
 ▽派閥回帰へ意気軒昂

 不出馬表明の舞台には、二階が幹事長時代に使っていた党本部4階の記者会見室が選ばれた。それも「二階さんが使い続けた場所だから」との周辺の配慮だった。

 そして、党が処分を決定する4月4日の直前の3月25日、二階は党本部で記者会見を開き、裏金事件に関し「政治責任は全て私自身にある」と自らの衆院選不出馬を明言した。85歳の二階にとって、衆院選不出馬は事実上の衆院議員引退を指す。

 結果、二階は処分を免れた。それから約5カ月、入退院を繰り返しながらも、二階本人は意気軒高だ。党本部の自室も維持されている。そして二階派は党総裁選に向けて当選回数別の会合を開き「派閥回帰」の動きを見せている。周辺の一人は語る。「二階さんはまだまだ元気だ。次に何をやろうかと今も考えている」

178OS5:2024/09/01(日) 23:20:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/163187068fa5f8828d5ac7e2dd8f90decd3b2aa0
自民総裁選“小石河連合”競合…小泉進次郎氏も出馬へ 勝敗のカギ握る意外な存在
9/1(日) 17:02配信


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テレビ朝日系(ANN)
"小石河連合"は直接対決へ

史上最多の候補者が見込まれる自民党の総裁選。“小石河連合”と呼ばれた石破茂氏は8月24日、河野デジタル大臣が26日に立候補を表明。小泉進次郎氏も9月6日に立候補を正式に表明すると発表した。上位2人による決選投票にもつれ込むとの見方が強まる中、専門家は、決選投票も見据え、勝敗のカギを握る、意外な存在を指摘した。

【画像】”小石川連合”の直接対決 勝敗のカギは?

1)かつての盟友“小石河連合”直接対決に突入
前回2021年の自民党総裁選で連携した、小泉進次郎氏・石破茂氏・河野太郎氏の3人が今回の総裁選では直接対決する。石破氏は「今回互いに競い合うことがあったとしても、根底でつながりあうものがあるとすれば、私はあると思いますけど“小石河”というのがこれから先もその核になる。そういうことがあるといいなと思っております」と発言。

河野太郎氏も「3人それぞれ頑張ろうと思う。総裁選が終わったら自由民主党としてみんな1つになる」と語った。

3人の直接対決をどう見たらいいのか。久江雅彦氏(共同通信特別編集委員)は、3年前との構図の違いを指摘した。

3年前の総裁選では、菅氏が岸田氏に対抗するため、河野氏を担ぎ、そこに人気のある小泉氏と石破氏が結びつき、“小石河連合”ができた。今回の総裁選では、河野氏は本籍地である麻生派から麻生氏の了承を得て出る。小泉氏は菅氏の支援を受けて出る。石破氏は自ら出る。小泉氏と石破氏は繋がりが強い。河野氏に関しては、麻生派の多くは麻生氏の言う通り動くかもしれないが、一部は小泉氏に乗る。あるいは石破氏に寄る可能性も必ずしもゼロではない。石破氏と小泉氏は、いわゆる菅氏側の非主流というか無派閥という陣営だが、河野氏だけが菅氏サイドではなくなった。

佐藤千矢子氏(毎日新聞論説委員)は、今回の総裁選のポイントについて以下のように述べた。

今回の総裁選は、候補者が乱立していて、議員票が分散するので、第1回投票では、党員票に強い人が1、2位に行く。第1回投票で小泉氏がトップで、2番目が石破氏となる可能性が現時点では高い。そうなった場合に決選投票で、麻生派である河野太郎氏、そして麻生氏はどう絡んでいくのかが勝敗のポイントになる。小泉氏、石破氏ともに「菅カード」なので、麻生氏とすれば、どちらにも乗りたくないはずだ。石破氏については自らが総理在任中に退陣を迫られた経緯があるため、麻生氏は、おそらく小泉氏に自分のカードを寄せるだろうというのが今、流れている見方だ。

今回の総裁選での菅前総理と麻生副総裁、2人の重鎮の戦いについて、久江雅彦氏(共同通信特別編集委員)は、「最終決戦的な意味合いがあるのは事実」と分析する。

決選投票はツートップで行われるので、麻生氏としては何としても、自分が推している河野氏、あるいは甘利氏を通じて関係がある小林鷹之氏、もしくは、出馬する可能性が極めて高くなっている上川陽子氏をツートップに入れたい。濃淡はあれ、自分のサークル、自分の推す人間が2番以内に入るかどうかが、この決戦の要諦だ。今後の自民党内の覇権構造、ひいては憲法改正などの行方にも影響してくる。 
同時並行で行われているのが、3番手以下に自分の仲間をどれだけ作っておくか。1位か2位に入っても、3番手以下に仲間が多くなければ決選投票で勝てない。菅氏の場合は、小泉氏を推しているが、石破氏を推さないとは口が裂けても言わない。河野氏とケンカしているわけでもない。小泉氏がツートップに入ったときに、3番手以下をどれだけ寄せられるかが重要なので、両面作戦で行く。

179OS5:2024/09/01(日) 23:22:16
2)最有力候補、小泉進次郎氏の政策は…「しがらみなき改革への期待も」
現状では総裁選の最有力候補とされる小泉進次郎氏。主導している政策のひとつが日本版ライドシェアだ。これは、移動手段不足の解決策としてタクシー事業者の管理の下、一般ドライバーが自家用車を使い有償で人を運ぶ制度だ。小泉氏は、このライドシェア全面解禁に向けた議論を推進している。環境大臣在任中は、2020年7月に開始した「レジ袋有料化」で旗振り役となった。

久江雅彦氏(共同通信特別編集委員)は小泉氏について以下のように指摘した。

小泉氏は現在、衆議院の安全保障委員会の委員長で、その前は安保委員会の筆頭理事だった。しかも、選挙区は三浦半島の横須賀だ。横須賀は、米海軍と自衛隊、日米同盟のど真ん中だ。あまり知られていないが、防衛問題に詳しい。もう一つは既得権益に対する姿勢だ。道半ばに終わったが、自民党の農林部会長の時に、農協改革に着手しようとしたこともある。ライドシェアにしても農協の問題にしても、身近で分かりやすいところの改革で、いわゆる既得権益に切り込む姿勢なのかと。

佐藤千矢子(毎日新聞論説委員)氏も、小泉氏に改革への期待も寄せられていると指摘する。

衆院選を間近に控え、小泉氏を「選挙の顔」として支持する人もいるが、小泉氏は無派閥を続けており、人気者であることを強みとして、しがらみなき改革ができると期待している人もいる。永田町はしがらみだらけだ。「政治とカネ」の問題にしても、安倍派の顔色を窺って、踏み込めない雰囲気が出てきている中、小泉さんはそこを突破していける人だとみている。

木内登英(野村総合研究所エグゼクティブエコノミスト)氏は、小泉氏について「自民党の危機感の中で支持が集まった状況なので、是非ここから先は具体的な政策を打ち出して、政策面でも信用されるところを見せて頂きたい」と語った。

180OS5:2024/09/01(日) 23:22:55

3)総裁選立候補予定者の経済政策は? 勝敗のカギ握る存在とは「皮肉にも…」
10人以上が立候補への意欲があるとされる自民党総裁選。中でも、“小石河連合”と呼ばれた小泉進次郎氏・石破茂氏・河野太郎氏の3人について、政策面での傾向は、どのように見たらいいのか。

木内登英氏(野村総合研究所エグゼクティブエコノミスト)は、3人の経済政策に大きな違いはないとしつつも、スタンスの違いを指摘した。

経済政策で言うと、やや保守的で共通していて、規制緩和を進めて経済の潜在力を供給側から高めていこうというスタンスだ。財政の健全化では、石破さんが一番明確だ。石破さんはいわゆるアベノミクス(金融緩和・財政出動・成長戦略)についての功罪をきちんと評価すべき時期が来たと言っている。石破さんが総裁総理になった場合には、その総括がなされるのではないか。アベノミクスについては、その後の菅氏、岸田氏ともに、あいまいなままスルーしてきた。石破氏の場合は、財政についてはやや緊縮し、金融政策は円安も配慮するという思考が他の2人よりも強くなるだろう。

総裁選の今後の展望について、久江雅彦氏(共同通信特別編集委員)は、「まだ予断を許さない」としつつ、決選投票で勝敗のカギを岸田派が握る可能性を指摘した。

ここまでの分析はあくまで現時点での動きについてであり、これから1か月の間には、まだ何が起こるかわからない。今回、安倍派がバラバラで、二階派と茂木派は二分。麻生派は、河野氏をやるけれども、小林鷹之氏をやる人たちもいる。私の現段階のシミュレーションでは、決選投票でキャスティングボードを握るのは、派閥の中で、一番“固まり”で動きそうな岸田派だ。皮肉なことに、派閥解消した岸田派の40数人の“固まり”が、最後どこに乗るかで勝敗を左右する可能性がある。票の散り方によっては、そういう展開になると踏んでいる。

佐藤千矢子氏(毎日新聞論説委員)は、「次の次」をにらむ動きを指摘する。

今回出馬の可能性が高いとされる方々は、次の政権は短命政権になる可能性もにらんでいると思う。政権できました、だけでは衆院選で勝てる保証はない。そこを乗り切ったとしても、来年の夏には参院選がある。参議院は与野党の議席差が少ない。衆参のねじれを引き起こして政権が非常に不安定化する可能性もあり、今回出馬する人の中には、「次の次」を見ている人も当然いる。今ここで名乗りを上げて自分の仲間づくりに絡んでいかないと、という動きだ。

181OS5:2024/09/01(日) 23:28:44

3)総裁選立候補予定者の経済政策は? 勝敗のカギ握る存在とは「皮肉にも…」
10人以上が立候補への意欲があるとされる自民党総裁選。中でも、“小石河連合”と呼ばれた小泉進次郎氏・石破茂氏・河野太郎氏の3人について、政策面での傾向は、どのように見たらいいのか。

木内登英氏(野村総合研究所エグゼクティブエコノミスト)は、3人の経済政策に大きな違いはないとしつつも、スタンスの違いを指摘した。

経済政策で言うと、やや保守的で共通していて、規制緩和を進めて経済の潜在力を供給側から高めていこうというスタンスだ。財政の健全化では、石破さんが一番明確だ。石破さんはいわゆるアベノミクス(金融緩和・財政出動・成長戦略)についての功罪をきちんと評価すべき時期が来たと言っている。石破さんが総裁総理になった場合には、その総括がなされるのではないか。アベノミクスについては、その後の菅氏、岸田氏ともに、あいまいなままスルーしてきた。石破氏の場合は、財政についてはやや緊縮し、金融政策は円安も配慮するという思考が他の2人よりも強くなるだろう。

総裁選の今後の展望について、久江雅彦氏(共同通信特別編集委員)は、「まだ予断を許さない」としつつ、決選投票で勝敗のカギを岸田派が握る可能性を指摘した。

ここまでの分析はあくまで現時点での動きについてであり、これから1か月の間には、まだ何が起こるかわからない。今回、安倍派がバラバラで、二階派と茂木派は二分。麻生派は、河野氏をやるけれども、小林鷹之氏をやる人たちもいる。私の現段階のシミュレーションでは、決選投票でキャスティングボードを握るのは、派閥の中で、一番“固まり”で動きそうな岸田派だ。皮肉なことに、派閥解消した岸田派の40数人の“固まり”が、最後どこに乗るかで勝敗を左右する可能性がある。票の散り方によっては、そういう展開になると踏んでいる。

佐藤千矢子氏(毎日新聞論説委員)は、「次の次」をにらむ動きを指摘する。

今回出馬の可能性が高いとされる方々は、次の政権は短命政権になる可能性もにらんでいると思う。政権できました、だけでは衆院選で勝てる保証はない。そこを乗り切ったとしても、来年の夏には参院選がある。参議院は与野党の議席差が少ない。衆参のねじれを引き起こして政権が非常に不安定化する可能性もあり、今回出馬する人の中には、「次の次」を見ている人も当然いる。今ここで名乗りを上げて自分の仲間づくりに絡んでいかないと、という動きだ。

182OS5:2024/09/02(月) 07:59:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/60eac70f3853a8a80f38e88bca24aa0e629e5b5b
「ポスト岸田」表明、今週ラッシュ 台風影響、日程に苦心 自民総裁選
9/2(月) 7:05配信


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時事通信
 自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)で、「ポスト岸田」候補の出馬表明が今週から相次ぐ。

 多くの候補者は8月中の表明を想定していたが、台風10号の影響で先延ばしせざるを得なかった。他候補と重ならず、よりアピールできる日程を確保しようと、各陣営が調整に苦心している。

 小泉進次郎元環境相(43)は9月6日に記者会見し、出馬を表明する。当初は自身が初当選した2009年衆院選の投開票日と同じ8月30日とする予定だったが、台風接近を受けて延期した。小泉氏は30日、東京都内で記者団に対し「決断に至った覚悟を伝えていきたい」と意欲を示した。

 閣僚を続けながら立候補を目指す林芳正官房長官(63)、高市早苗経済安全保障担当相(63)も台風対応など公務を優先し、8月中の会見を見送った。林氏は早ければ9月3日、高市氏は同9日に出馬表明を予定する。

 林氏は政府のスポークスパーソンと危機管理を担っており、陣営幹部は「台風対応の最中に、総裁選の会見をするのはふさわしくない」と語った。高市氏周辺は「公務との兼ね合いで日程の選択肢が少ない」とこぼした。

 茂木敏充幹事長(68)は4日に出馬を表明し、翌5日に政策を発表する二段構えで調整。茂木派関係者は、当初は小泉氏の後に茂木氏が会見することで「小泉氏と比較して中身のある政策を訴える」ことを狙っていたとみる。しかし、小泉氏の日程がずれ込み、思惑は外れた。

 既に出馬表明済みの石破茂元幹事長(67)は9月10日に改めて会見し、政治改革など具体的な政策を明らかにする。河野太郎デジタル相(61)は政策発表を2日に予定していたが、台風を理由に5日に延期し、茂木氏と日程が重なった。

 ある陣営関係者は「他の候補と重なると(メディアの)扱いが小さくなる。埋没を避けるため、腹の探り合いだ」と打ち明けた。告示が迫る中、加藤勝信元官房長官(68)、上川陽子外相(71)らも出馬を目指すが、日程の選択肢は狭まりつつある。

183OS5:2024/09/02(月) 11:56:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/0dc3238ce5f531650423ff605845265a6219e5a2
総裁選&代表選 長崎県選出の国会議員はどうする? 自民・3議員は林氏支持、立民・候補者の推薦人に
9/2(月) 11:00配信


長崎新聞
 12日告示される自民党総裁選(27日投開票)について、同党の本県選出国会議員4人のうち3人が、近く正式表明を予定している林芳正前官房長官を支持する意向であることが、1日までの長崎新聞社の取材で分かった。政治資金問題で最大派閥の安倍派や岸田派などが解散を決めた中での戦いだが、3人は林氏と同じ岸田派に所属した経緯があり派閥色も透ける。一方、同時期の立憲民主党代表選(7日告示・23日投開票)では本県選出国会議員が代表候補者の推薦人になる方向で検討している。

 「次のリーダーは十分な実績と経験を持った人を」。8月26日夜、東彼波佐見町で国政報告会を開いた自民の金子容三衆院議員=長崎4区=は支援者らの前で林氏が総裁選に出馬した場合は「支援する」と明言。初陣を飾った昨年10月の補欠選挙で岸田派幹部だった林氏側から人的支援を受けた恩があり、当選当初から同派に籍を置いた。

 古賀友一郎、山本啓介両参院議員も金子氏と同様に林氏を支持する意向。派閥との関連について、古賀氏は「あくまで(林氏の)人柄や能力で選んだ」と強調する。安倍派に所属した加藤竜祥衆院議員=長崎2区=は投票先について「未定」としている。

 総裁選は党所属国会議員が1人1票ずつ投じる367票と、全国の党員・党友の投票をドント方式で分配する367票を合わせた総数734票のうち、過半数に達した候補が当選。過半数に届かない場合は上位2候補の決選投票となり、国会議員票367票と、各都道府県連が党員・党友の投票結果に基づいて投じる地方票47票で選出する。
       ◆
 立民代表選は党所属国会議員や地方議員、党員・サポーターのほか、国政選挙の公認候補予定者による投票をポイント換算して当選者を決定。過半数の候補がいなければ上位2候補の決選投票となり、国会議員が1人2ポイント、公認候補予定者と各県連代議員がそれぞれ1ポイントを投じて選ぶ。

 4月の衆院長崎3区補選で当選した山田勝彦衆院議員は、代表選への立候補を模索している吉田晴美衆院議員=東京8区、1期目=の推薦人となる考え。初当選が同時期で「国民感覚のある政治家。永田町の常識にとらわれない政治改革を進められる」と期待する。

 次期衆院選で区割りが変わる新長崎3区の公認候補予定者の末次精一氏は「立候補者が出そろってから判断したい。野党をまとめていける経験のある人を選びたい」と話す。

184OS5:2024/09/02(月) 20:44:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/6677dedaf2944c9c4c40864e051fc0b114e7a44d
麻生派の元議員も裏金認める 「違法だと誰も思っていなかった」
9/2(月) 20:34配信


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毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で、平田明浩撮影

 自民党派閥「為公会(いこうかい)」(現・志公会=麻生派)の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑で、麻生派に所属していた元議員が毎日新聞の取材に対し、2017年以前の派閥のパーティー収入のうちノルマ以上に売った分の資金を、政治資金収支報告書に記載しない裏金として扱っていたことを認めた。元議員は「不記載が違法だと思っていた所属議員は誰もいなかった」とも語り、当時の麻生派内で裏金作りが広がっていた可能性にも言及した。

【図解】為公会から薗浦議員事務所への資金の流れ

 麻生派は17年7月に山東派などと合併し「為公会」から「志公会」に名称を変更。志公会になった18年以降はパーティー収入の還付金の収支を派閥・議員双方の収支報告書に記載しているが、為公会だった17年以前は記載がない。このため、為公会時代は還付金を裏金にしていたのではないかと一部報道や野党から指摘されてきた。

 取材に応じた麻生派の元議員は、17年以前から同派に所属していた閣僚経験者。派閥のパーティーについて「(パーティー券を売って)みんな一生懸命お金を集めていたが、他意はなく、(裏金作りは)意識的にやっていたことではない」と説明。ノルマ超過分の収支報告書の不記載については「議員本人は選挙のことしか頭にない。はっきり言ってみんなそれどころではない」と述べ、「後になって違法だったと言われてもみんな困る」と強調した。

 麻生派の裏金疑惑を巡っては、22年に政治資金規正法違反で略式命令を受けた薗浦(そのうら)健太郎元衆院議員の元秘書が東京地検特捜部の調べに対し、所属していた為公会のパーティー収入から17年に分配された380万円を事務所の裏金をためる口座に入れたと供述していたことが判明。別の麻生派議員の現職秘書も「麻生派のノルマと還付の仕組みは17年のはるか以前からあった」と取材に証言している。

 17年以前の還付金の収支報告書への記載状況について、志公会事務局は毎日新聞の取材に「為公会は事実上活動を停止しているので、わかる範囲で回答する」とした上で「法令に基づき適正に収支報告をしてきたと承知している」と答えた。【黒川晋史、大場弘行】

185OS5:2024/09/03(火) 10:23:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/8492ef7123bd90a3ad44d24d07d4c0682f04fb0c
自民党総裁選で神奈川「3分裂」の様相、「誇らしいこと」だが…「誰を支持すればいいのか分からない」
9/3(火) 7:29配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党総裁選(12日告示、27日投開票)を巡り、神奈川県内の国会議員の支持動向が3分裂の様相を呈している。県連会長で初挑戦となる小泉進次郎・元環境相(43)、3度目の総裁選に挑む河野デジタル相(61)が首相経験者の支持を後ろ盾にそれぞれ出馬するほか、県内を地盤とする重鎮の甘利明・前幹事長が小林鷹之・前経済安全保障相(49)を支援する見通しとなっている。

【グラフ】次の自民党総裁にふさわしいのは(上位6人)…読売世論調査

 「前回同様の支援のお願いに来た。しっかり頑張っていきたい」。河野氏は2日、同県庁で開かれた党県議団の会合に出席し、こう支援を呼びかけた。

 河野氏は岸田首相に敗れた2021年総裁選で、1回目の党員票382票のうち、約44%の169票を獲得した。県内の得票率は66%に上り、圧倒的な強さを示した。しかし今回は、応援を受けた小泉氏や、県内選出で大きな影響力を持つ菅前首相の支援は見込めない。河野、小泉両氏が石破茂・元幹事長(67)も交えた「小石河」の一角として連携したのとは一変し、小泉氏らと激しく競い合う展開になるとみられている。

 河野氏は、自身が所属する麻生派を主な支持基盤としているが、麻生派も一枚岩ではなさそうだ。同派の甘利氏は経済安全保障政策などで連携してきた小林氏を高く評価しており、8月30日に面会した前駐日米大使のウィリアム・ハガティ上院議員には「(小林氏が)もし首相になったら、真っ先に会いに行くように勧めておく」と語った。

 河野氏が県議団に支持を求めた約30分後、小泉氏も県庁内で党県議団に支援を訴え、「神奈川から日本を変える。地方の思いを背負い、勝ちたい」と記者団に語った。県内の分裂含みの状況について問われると、「神奈川県の人材や政策の幅広さを発信する機会にしたい」と強調した。

 小泉氏は菅氏と、党派閥の政治資金規正法違反事件を受けた党改革を巡り「脱派閥」で足並みをそろえた。県内の無派閥議員は8人に上り、小泉氏は菅氏のほか、無派閥の中堅・若手の支援を背景に、議員票と党員票の獲得を目指している。

 総裁選に同県内から2人の候補者が出馬することについて、地元県議は「誇らしいこと」(県連の梅沢裕之幹事長)と受け止めているが、一部の国会議員からは「誰を支持すればいいのか分からない」と苦慮する声も上がっている。

186OS5:2024/09/03(火) 12:39:38
https://www.tokyo-np.co.jp/article/351835
自民総裁選 地元神奈川県議団に支援求める 河野氏・県内勢力の分断「全くない」 小泉氏・選挙後は「一致団結できる」
2024年9月3日 07時50分
自民党神奈川県議団の会議室を訪れた河野デジタル相

 自民党総裁選に出馬する河野太郎デジタル相=衆院神奈川15区=と、党県連会長の小泉進次郎元環境相=同11区=が2日、神奈川県庁内にある党神奈川県議団の会議室を相次いで訪れ、それぞれ支援を要請した。党員・党友による地方票は国会議員票と同数あるため、その行方が勝敗に影響を与えるとみられている。両氏は別々に訪問し、いずれも10分ほど滞在。県議団側は、公務で不在だった柳下剛県議長を除く全45議員が出迎えた。
 2021年の前回総裁選に続く挑戦となる河野氏は、記者団に「前回は県議の皆さんに本当に熱心に応援してもらった。残念ながら決選投票で負けたが、今回はしっかり頑張りたいと申し上げた」と明かした。当時、支援を受けた小泉氏と戦うことについて「総裁選の間はしっかり政策議論をし、終わったら同じ方向を向いて改革を推進するということで、ノーサイドで頑張っていきたい」と強調。県内勢力の分断を懸念する声に関しては「全くない」と言い切った。
河野氏に続き、会議室を訪れた小泉元環境相=いずれも県庁で

 一方、小泉氏は面会後、「県連会長になって県内の隅々まで(地方議員の)皆さんと一緒に回った経験がなければ、総裁選に挑む自分の基盤はできなかった」と記者団に説明。県議一人一人と「熱のこもった握手」を交わしたと明かし、支持取り付けに自信をのぞかせた。「皆さん、立場があるのはもちろんだが、一人一人が判断し、その後は一致団結してやっていけると思う」とも語った。
 3年前は石破茂元幹事長を含む「小石河連合」として共同歩調を取った河野氏と小泉氏が相まみえることについて、ある県議は「同じ県内から2人も出るなんて喜ばしいことで、活発に議論を戦わせてほしい。禍根が残ることはない」と話した。県選出の国会議員には両氏のほか、小林鷹之前経済安全保障担当相を推す動きもあり、別の県議は「誰を支援しろ、などといった縛りはない。それぞれの候補の訴えを聞いて、投票先を決めればいい」と、県議団が自主投票になるという見通しを示した。 (曽田晋太郎)

187OS5:2024/09/03(火) 13:04:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/39e16352f688a538c45a17a98b23dbccf6d37685
「プロレスみたいな迫力」 自民が総裁選の巨大幕 「オジサンの詰め合わせ」と野党は批判
9/2(月) 18:38配信


産経新聞
自民党本部の上層階に掲げられた総裁選挙の横断幕=2日、東京都千代田区(春名中撮影)

自民党総裁選(12日告示、27日投開票)をアピールする巨大幕(縦7・7メートル、横12・85メートル)が2日、党本部にお目見えした。元になった総裁選の宣伝ポスターは「迫力がある」と好評を博している。都道府県連など地方組織への配布用に党本部が作成したが、党外からも問い合わせが相次いでいるという。

【グラフィック】総裁選対応で安倍派が分裂している

ポスターには歴代総裁の写真がちりばめられ、特に憲政史上最長政権を樹立した安倍晋三元首相や「今太閤」と親しまれた田中角栄元首相が目立つ構図となっている。再選出馬を見送った現職の岸田文雄首相の姿は小さく、平井卓也広報本部長は「在任期間をベースに国民の認知度を考慮した」と説明する。

広報本部によると、ポスターを発表した8月21日以降、数十件の問い合わせが寄せられた。党員以外からの連絡は珍しく、担当者は「歴代総裁が写っていることから『記念に1枚ほしい』といった声が届いている」と語る。党関係者も「プロレス興行のポスターのようで迫力がある」と手応えを口にする。

令和3年の前回総裁選では縦型のポスターを3200部作成した。今回はそれを上回る縦型5000部、横型5000部の計1万部を用意した。担当者は「よいポスターができたという自負があり、多めに作成した」と語り、反応を見て追加も検討する。

批判的な声もある。派閥のパーティー収入不記載事件で批判された安倍派の領袖だった安倍氏とロッキード事件で逮捕された田中氏が大きく写っているなどとして、立憲民主党幹部は「印象がよくない。オジサンの詰め合わせみたいになっている」と酷評した。(永井大輔)

188OS5:2024/09/03(火) 21:00:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/212b3009251e27f4cee343f4111bdb6067482a49
告示前から「カネのかかる行為」禁止 自民総裁選、オートコール禁止
9/3(火) 20:20配信

毎日新聞
自民党総裁室の机=竹内幹撮影

 自民党は3日、総裁選挙管理委員会の会合を開き、党総裁選(12日告示、27日投開票)での禁止事項を決めた。「カネのかからない総裁選」に向け、政策パンフレットの郵送や、自動音声(オートコール)による電話作戦など八つの行為を告示前から禁じる。違反した場合の罰則は設けない方針。4日にも党所属議員らに通知する。

【写真まとめ】出馬する? しない? 自民党総裁選「候補者」たち

 これまでも告示後の政策パンフレット送付などを禁じてきたが、告示前にまで期間を広げる。オートコールの禁止は初。100万人以上いる党員全員への郵送には1回1億円程度、オートコールには数千万円がかかると指摘されていた。

 書籍や色紙などの物品配布▽インターネット上の有料広告掲載▽都道府県連による特定候補の支援▽その他、カネのかかる行為――などの禁止も決めた。

 逢沢一郎選管委員長は会合後、「候補、陣営にできるだけお金をかけない形で選挙運動を行ってもらう。政策中心のしっかりとした総裁選を行う大方針を徹底する」と記者団に語った。

 逢沢氏は、罰則は設けない考えも記者団に示した。違反者を公表するかどうかについては「程度にもよるかもしれない」としつつ、「明らかに違反となれば候補、陣営は大きな打撃を受ける」などと説明した。

 会合では候補者への党からの財政支援を増やすことも決定。全国8カ所で演説会や討論会を行い、インターネット討論会も積極的に開催する方針を確認した。

 選管委の決定に、ある陣営関係者は「オートコールは駄目で、スタッフらによる電話かけはOKということだが、オートコールの方が金はかからない。選管はもうちょっとよく考えた方がいい」と苦言を呈した。【竹内望】

189OS5:2024/09/03(火) 21:03:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc92c30a4329ec0d4a0bf5bff157daada94f33ac【自民党総裁選】若林健太氏は安倍元首相が推した高市早苗氏 井出庸生氏は上川陽子氏の推薦人を務める予定 務台俊介氏は小林鷹之氏を支援 長野県の議員はどう動く
9/3(火) 19:30配信


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NBS長野放送
衆院・比例・務台俊介議員

自民党総裁選は9月12日告示、27日投開票の予定。長野県内の議員はどう動くのでしょうか。

自民党総裁選

自民党総裁選。岸田首相に代わる新しい首相を選ぶことになります。出馬表明しているのは小林鷹之前経済安全保障担当大臣、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル大臣、そして、3日、林芳正官房長官が表明しました。

茂木敏充幹事長、小泉進次郎元環境大臣、高市早苗経済安全保障担当大臣が今後、出馬会見を予定しています。

他に加藤勝信元官房長官、上川陽子外務大臣も出馬への調整を進めていて野田聖子元総務大臣と斉藤健経済産業大臣も出馬を目指しています。

いわば乱立の様相となっている総裁選。県選出議員も支持が分かれています。

衆院・長野1区 若林健太議員

1区選出の若林健太議員は安倍派。安倍元首相が前回推した高市経済安全保障担当大臣の推薦人を務める予定です。早くから推薦依頼があったということです。

長野1区・若林健太議員:
「アメリカの大統領選でも女性の候補が出てくるので、女性のリーダーというのも選択肢の一つになっていいじゃないかと。各大臣の経験、自民党の政調会長を務め政策通であること、ぶれない信念持って政治活動を今までにされてきている」

衆院・長野3区 井出庸生議員

3区選出の井出庸生議員は上川外務大臣の推薦人を務める予定です。自身も推薦人の確保に動いています。

長野3区・井出庸生議員:
「外務相、法務相で、自由とか平等といったことを中心に外交をずっとされてきたということで、国際社会の中で協調を打ち出せるリーダーじゃないかと。新しい顔の中で、高い能力、安定感、そういうものを持った人にかじ取りをやってほしい」

衆院・比例・務台俊介議員

衆議院・比例の務台俊介議員は、当選が同期で、議場の席も隣になっている小林前経済安全保障担当大臣を支援します。

衆院・比例・務台俊介議員:
「この国民の不満、あるいは叱咤激励をしっかり受けて、立て直すとしたら刷新感のある人が一番いいかなと。やっぱり能力が高くて、ぶれない、そして若い。世襲ではない、一般の家庭の出身だと。積極財政をしっかりやっていくということも言っていますし、このデフレ後の経済をしっかり立て直す意味で、骨太の方針をわれわれ共有しています」

4区選出の後藤茂之議員は、3日出馬を表明した林官房長官を支持する方針です。

衆院・長野5区 宮下一郎氏

5区の宮下一郎議員は総裁選の選挙管理委員を務めており、「支持についてはコメントしない」としています。

総裁選は9月12日告示、27日投開票の予定。議員票367票と党員・党友による地方票367票で争われ、1回目で過半数を得票する候補がいない場合は、上位2人による決選投票となります。

190OS5:2024/09/03(火) 22:04:59
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_HAM6SO3ZXRLEHDAQSHLYKX6Q3Y.html
「経験」前面に「刷新」を牽制 総裁選立候補の林芳正氏、旧岸田派外への支持拡大がカギ
2024/09/03 21:53産経新聞

「経験」前面に「刷新」を牽制 総裁選立候補の林芳正氏、旧岸田派外への支持拡大がカギ

自民党総裁選挙への立候補を表明し記者団の取材に応じる林芳正官房長官=3日午後、国会内(春名中撮影)

(産経新聞)

林芳正官房長官が3日の自民党総裁選への出馬会見でにじませたのは、重要閣僚を歴任した政策通としての自負だ。派閥のパーティー収入不記載事件を受けて党の「刷新」に注目が集まる中、政権を着実に運営できるベテランの安定感をアピールしたい考えだ。一方、総裁選では所属していた旧岸田派(宏池会)以外に支持を広げられるかが焦点となる。

「刷新感」より大事なもの

林氏は会見で、外相や防衛相、文部科学相、農林水産相などの閣僚経験を列挙した上で「来年で議員生活が30年になるが、経験と実績を全て生かし、この国のために使わせてほしい」と訴えた。

また、「『省庁間の壁を超える』と言うは易しだが、行うのは大変難しい。横串を刺しても何もしなければ、お団子と一緒だ。(省庁間の調整を担う官房長官の)経験を生かしていく」とも強調した。

念頭には若きライバルの存在がある。総裁選出馬を決めた小泉進次郎元環境相は「刷新」の担い手として期待を集めているが、重要閣僚や党四役などの経験を欠く。林氏は会見で「刷新感より刷新そのものが大事だと思っている。刷新感はあったが、『何もしないうちに消えちゃったね』ということではいけない」と対抗心をのぞかせた。

「媚中派」を否定

会見では政策通として省庁再々編などの具体策にも言及した。今後は社会保障や農業など政策ごとの説明も行う考えだ。演説力にも定評がある。会見に出席した閣僚経験者は「安心して見ることができた。付け入る隙はまったくなく、100点だ。今すぐ首相をやってもおかしくない」と絶賛した。

とはいえ、課題も浮き彫りになりつつある。林氏への支持は一部の無派閥議員を除き、旧岸田派にとどまっているのが現実だ。事件が尾を引く中で特定の派閥の色を前面に出すのは賢明ではない。この日の会見には林氏を支持する議員のほとんどを同席させなかったが、大半が旧岸田派だと露呈するのを避けるためとみられる。

林氏は会見で総裁任期中の憲法改正の国会発議に意欲を示し、「媚中派」との指摘を否定した。ただ、党内には林氏をリベラル色が濃い政治家と見る向きが少なくない。こうした見方を今後の論戦で払拭できるかどうかが、旧来の派閥の枠を超えた支持集めの鍵となりそうだ。(永原慎吾)

191OS5:2024/09/03(火) 22:06:20
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_2DZ7DOQUZFPBNCLJALKV6X2MTY.html
自民総裁選出馬の林芳正氏は「政界のピンチヒッター」の異名 ミュージシャンの横顔も
2024/09/03 20:53産経新聞

自民総裁選出馬の林芳正氏は「政界のピンチヒッター」の異名 ミュージシャンの横顔も

自民党総裁選挙への立候補を記者会見で表明した林芳正官房長官=3日午後、国会内(春名中撮影)

(産経新聞)

自民党総裁選への出馬を表明した林芳正官房長官は時の政権が閣僚の不祥事などで窮地に陥るたびに後任に起用されてきた。「政界のピンチヒッター」や、誕生日の1月19日から「自民党の119番」の異名を持ち、政策全般に通じる。昨年12月には自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件が直撃した岸田文雄政権を支えるため、官房長官に緊急登板した。

所属していた岸田派(宏池会)では、首相に次ぐナンバー2の座長を務め、派の「二枚看板」と称された。長らく首相を支えてきた一方、自身も宰相の座には意欲を持ち続け、令和3年には総裁選に挑戦するための布石として、参院から衆院へのくら替えを果たした。首相になるタイミングは「『天(の時)・地(の利)・人(の和)』がそろったときだ」と周囲に漏らしたこともある。

ピアノやギターなどの楽器演奏を得意とする政界屈指のミュージシャンとしても知られ、「音楽は私の人生の一部」と語る。外相時代には、先進7カ国(G7)外相会合でジョン・レノンの代表曲「イマジン」をピアノで即興演奏し、各国外相の拍手喝采を浴びるなど「ピアノ外交」を展開した。浜田靖一国対委員長、松山政司参院幹事長、小此木八郎元国家公安委員長とはバンド「Gi!nz(ギインズ)」を組み、ライブ活動も行う。

家族は妻の裕子さんと長女、次女。座右の銘は、松尾芭蕉が見いだした俳諧の理念とされる「不易流行」。

192OS5:2024/09/03(火) 22:08:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/3429a609bce107b3d2c2046731badbeb6b1fa81f
自民党幹事長の権限、首相移行へ 茂木氏出馬巡り疑義回避
9/3(火) 20:42配信
共同通信
自民党の役員会に臨む茂木幹事長(左)と岸田首相=3日午前、東京・永田町の党本部

 岸田文雄首相は、4日に自民党の茂木敏充幹事長が総裁選出馬を正式表明するのを踏まえ、幹事長権限を総裁である自身に移行する方向で調整に入った。党の資金配分などで絶大な影響力を持つため、幹事長権限を持ったまま立候補すれば、公平性の観点から疑義が生じかねないと判断した。関係者が3日、明らかにした。茂木氏が4日の会見で説明する見通しだ。

 関係者によると、茂木氏は出馬に先立ち、幹事長権限を別の幹部に委嘱したいとの意向を首相に伝えた。麻生太郎副総裁や森山裕総務会長に移行する案も出ていたが、総裁選を巡る支援事情や公平性などの観点から調整が難航。不出馬を決めた首相自らが案件ごとに各執行部に振り分ける方向となった。

 党内規では幹事長権限を移す規定はなく、首相が判断するとされる。2008年9月には、幹事長だった麻生氏が立候補表明に先立つ党の緊急役員会で、細田博之幹事長代理に職務を委嘱した。

 自民では総裁が首相を兼ねることが多く、幹事長が総裁に代わり党運営を取り仕切る。

193OS5:2024/09/04(水) 14:13:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5594e33757bef626f61be11dbb229f93ad69e8d
手腕に定評も、発信力が課題 林氏出馬、対応割れる岸田派 自民総裁選
9/4(水) 7:09配信

時事通信
自民党総裁選への出馬を表明し、記者会見する林芳正官房長官=3日午後、国会内

 林芳正官房長官(63)が3日、自民党総裁選への立候補を表明した。

 中央省庁や経済界では仕事ぶりに定評がある一方、発信力や知名度で他候補に見劣りする面は否めない。所属する岸田派は同日、解散届を提出。派内の支持も一枚岩とは言えず、選挙戦を勝ち抜くシナリオは見通せていない。

【ひと目でわかる】自民総裁選候補の会見日程

 「人に優しい『仁』の政治。慈しみ、思いやりの志で政治を行いたい」。3日の出馬会見で、林氏は目指す政治をこう強調し、「国民の共感を得られる政治を取り戻す」とも語った。

 参院議員だった2012年、総裁選に初挑戦したが最下位に沈んだ。その後、地元・山口で安倍晋三元首相と主導権争いを演じ、21年衆院選では二階派ベテランを引退に追い込む力業で衆院くら替えを実現させた。林氏をよく知る関係者は「林氏を駆り立てたのは『首相ポスト』への執念だ」と語る。

 辞任した閣僚の後任にたびたび充てられたことから「代打の切り札」の異名も。今年に入り米大統領選の行方が混迷の度を深めると、霞が関では「首相として切り回せるのは林氏」(経済官庁幹部)との声も出ていた。

 ただ、自民内では裏金事件の逆風で、新総裁には「衆院選の顔」としての期待が高まる中、そつのない林氏の言動はネックにもなる。官房長官会見はもっぱら安全運転に努め、「ポスト岸田」の世論調査も伸び悩む。「講演を聞きに行ったら、配布資料の内容をそのまま話していた」。林氏に期待する財界関係者はため息交じりにこう語る。

 足元の岸田派も動揺が続く。3日には政治団体の解散届を提出。派内からは上川陽子外相(71)も出馬を模索し、同派の村井英樹官房副長官ら若手は小泉進次郎元環境相(43)支持に動いている。同派若手は「林氏が固めているのは派内の8割弱」と話す。

 岸田派は岸田文雄首相による突然の退陣表明で、総裁選では「草刈り場」になる可能性があった。林氏の出馬はそうした事態を回避するのが狙いとの見方もある。同派メンバーの一部は4日に山梨県内で研修会を開くなど、今後も活動を続ける方向。ある政府関係者は「今後は林氏が看板になっていくのではないか」との見方を示した。

194OS5:2024/09/04(水) 16:26:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1fc5c06212e1ba53609f3d0b6be4b5fe09a1b55
林芳正氏、「『媚中派』批判も、私は『知中派』」「敵を知れば百戦あやうからず」自民総裁選
9/4(水) 12:37配信


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コメント219件


産経新聞
自民党総裁選への立候補を記者会見で表明する林芳正官房長官=3日午後、国会内(春名中撮影)

自民党の林芳正官房長官(63)は3日、総裁選(12日告示、27日投開票)への出馬を表明した記者会見で、自身が中国に近い「親中派」として一部で懐疑的にみられている状況について、「『媚中派』など批判は耳にするが、私は『知中派』、中国を知っていると思っている」と語った。

【比較してみる】「ポスト岸田」主な候補者の強みと弱み

林氏は「日中関係は非常に大事だ」と述べ、「己を知り、敵を知れば百戦あやうからず。決して中国と戦争するという意味ではないが、中国と向き合っていくために、中国を知っていることは一つのポイントではないか。相手を知らなければ、交渉で結論を得ることは難しいだろう」と指摘した。

また、選択的夫婦別姓制度については「個人的にあっていいと思う」とした上で、「首相として考えた場合、いろいろな意見がある。気になっているのは、(世論)調査で賛成か反対かが多く見受けられる。もう一つ『通称使用を拡大していく』とすると、(賛成・反対含め)三分の一位になっている」と述べ、旧性の通称使用も含めて、丁寧な議論が必要との考えを示した。

「首相になった暁には意見を集約し、国会議員や国民の各界各層の間で、大まかなコンセンサスを作り上げていくことが責務だと思っている」とも語った。

195OS5:2024/09/04(水) 23:07:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/033dc2b32ffc4401b008db33a3bc5d81f00d47d0
茂木氏「増税ゼロ」発言に岸田首相は驚き 関係者「明智光秀だった」
9/4(水) 17:15配信

毎日新聞
記者会見で、自民党総裁選挙への立候補を表明する茂木敏充幹事長=東京都港区で2024年9月4日午後2時32分、長谷川直亮撮影

 自民党の茂木敏充幹事長は4日の総裁選出馬記者会見で、防衛増税と子育て支援金の保険料負担増を巡り、それぞれ1兆円分を停止して「増税ゼロ」を推進すると表明した。これに対して、総裁選に出馬予定の小泉進次郎元環境相は4日、記者団に「政策論というよりも、今まで岸田文雄首相を支えてこられた幹事長として、それをどのように考えるかを問われるのではないか」と疑問を呈した。

【写真まとめ】出馬する? しない? 自民党総裁選「候補者」たち

 岸田政権は防衛費を2023年度から5年間で総額43兆円に増額し、財源が不足する1兆円強については法人、所得、たばこの増税で確保する方針を決めた。また26年度から「子ども・子育て支援金」を新設し、公的医療保険料に上乗せする形で、国民と企業から計1兆円を徴収する方針も決めている。

 同じく総裁選に出馬予定の林芳正官房長官は4日の記者会見で、茂木氏の発言について「各候補の主張について、政府としてコメントすることは、差し控えたい」とした上で、防衛増税と子育て支援金の保険料負担増については「これらの措置は防衛力の抜本的な強化や、子ども・子育て政策の抜本的な強化を実現する上で必要なものだと考えている」と述べた。

 石破茂元幹事長は4日、記者団に、茂木氏の防衛増税停止発言について、「どういう趣旨で、どういう数字に基づいておっしゃったのか分からないので、コメントはしかねる」と述べた。その上で、「経済成長によって増収がどれぐらい見込めるのか。どう割り振っていくのか。そこが分からないと、経済成長で税収が増えるので、防衛増税はやらなくてもいいという理屈にはなかなかならない」と語った。また茂木氏が掲げた政策活動費の廃止については「廃止することになれば、今までの政策活動費が果たした役割って何だったのかということが併せて議論されなければならない」と指摘した。

 自民党の小野寺五典安全保障調査会長は4日、茂木氏の防衛増税停止発言について「(財源が)明確にならないということは、我が国の安全保障にも大きな影響がある。それ以上に日本の同盟国や同志国に対しても不安を与えることになるのではないか」と懸念を示した。

 小野寺氏は防衛費増額について「党として正式な政策として決めてきた。しっかりとした財源の裏付けがあって、今回の防衛費の増額を計画している」と説明。増税停止によって「日本の防衛政策がぐらつき、私どもが安全保障上、懸念としている国に対して間違ったメッセージを与えてしまうことにもなる。やはり明確な財源はしっかり言っていただきたい」と苦言を呈した。茂木氏に対しては「もし従前からそういう考えをお持ちであれば、もっと党内で議論している中で一定の考えを示されるべきではないか」とも述べた。

 関係者によると、茂木氏の出馬会見での発言を知った岸田首相は驚いた様子だったという。この関係者は、総裁選を巡って茂木氏が過去に、首相が出馬した場合に自身も出馬すれば「令和の明智光秀になってしまう」などと言及していたことを引き合いに、「岸田政権の政策に幹事長が反対だったわけか。茂木氏は結局、明智光秀だったということだ」と語った。【竹内望、森口沙織】

196OS5:2024/09/05(木) 08:27:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2cb819d40451cf29a6c75533220e8de0b6ebbf7
茂木氏「勝負の一手」が波紋 大胆公約「豹変」批判も 自民総裁選
9/5(木) 7:04配信


時事通信
記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する茂木敏充幹事長=4日午後、東京都港区

 自民党の茂木敏充幹事長(68)が党総裁選への立候補を表明した。

 実務能力が高いと評される一方、世論の支持は伸び悩んでおり、浮揚を狙って「増税ゼロ」など大胆な公約を打ち出した。ただ、これらは岸田政権が進めた路線の否定につながりかねず、政権中枢を占めてきた茂木氏の豹変(ひょうへん)ぶりには批判も広がっている。

 「茂木という名前じゃなければ、と思う。あいうえお順で最後になってしまう」。茂木氏は4日の記者会見で、「次の総裁」を尋ねる世論調査で下位に甘んじているのは、質問者が名前を挙げるのが最後になるからだと言わんばかりに語った。

 茂木氏に対する党内の評価は真っ二つに割れる。旧日本新党出身ながら自民幹事長に上り詰めたのは安倍晋三元首相ら時の権力者から課題処理能力を買われたため。会見では外相などを歴任したことに触れ、「さまざまな経験を積んだ。人脈なども生かしたい」と強い自負をにじませた。

 一方、持ち前の上昇志向は同僚議員とのあつれきも生み、総裁選では自ら率いる茂木派内からも加藤勝信元官房長官(68)が出馬を模索。政権末期に近づくにつれ、岸田文雄首相との確執も取り沙汰された。会見では「反省の思いも持っている。政権を支えきれなかったとの指摘があれば謙虚に受け止めたい」と振り返る場面もあった。

 茂木氏は会見で「政策活動費の廃止」「防衛増税の停止」「子ども・子育て支援金の徴収停止」など「国民受けがいい」(党関係者)と目される公約を並べた。総裁選で勝ち筋を見いだせないことへの焦りがにじむ。

 もっとも、政策活動費は6月に成立した改正政治資金規正法で温存が決まったばかり。「防衛力の抜本的強化」「異次元の少子化対策」の財源となる防衛増税と支援金徴収も公明党との与党協議も経て決まったものだ。首相周辺は「ちゃぶ台返しだ」と猛反発。自民幹部は「幹事長だったことを忘れてしまったようだ」と冷ややかに話す。

 「あの発言は何なんだ」。首相は4日夜に首相公邸で開かれた自民議員との会合で、怒気を含んだ声でこう語ったという。

 「ポスト岸田」候補からも苦言が上がる。石破茂元幹事長(67)は記者団に「経済成長で税収が増えるので、防衛増税はやらなくていいという理屈にはならない。納税者に納得してもらうのが政府の一番大事な仕事だ」と批判。小泉進次郎元環境相(43)は「首相を支えてきた幹事長としてどう考えるかが問われる」と強い疑問を呈した。

 政権中枢で意思決定に関与してきた茂木氏の発言で、野党から規正法の再改正や防衛増税の見直しを求める声が上がるのは必至。かねて「首相に対抗して総裁選に出馬するのでは」との見方に「明智光秀にはならない」と語ってきた茂木氏だが、候補者の一人は「増税ゼロは旧民主党政権の埋蔵金論と同じ。明智光秀が気の毒だ」と痛烈に皮肉った。

197OS5:2024/09/08(日) 21:49:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/697ccf64eba68f629747ff648b6dd8ecc35931d9
小泉氏、選挙の顔前面 改革連呼、「劇場」再来狙う 規制緩和・改憲、主張に危うさも〔深層探訪〕
9/8(日) 7:00配信

時事通信
自民党総裁選への出馬について記者会見する小泉進次郎元環境相=6日午前、東京都千代田区

 若くして政界で脚光を浴びてきた小泉進次郎元環境相(43)が6日、自民党総裁選への立候補を表明した。会見では派閥裏金事件への「審判」として、早期の衆院解散を明言。改革メニューを並べることで、父・純一郎元首相が巻き起こした「小泉劇場」の再来を狙う思惑もうかがえる。一方で、労働法制見直しや憲法改正などの主張には唐突感が否めない。

【主な経歴】小泉 進次郎(こいずみ しんじろう)氏

 ◇「私が首相になれば」
 「自民党が真に変わるためには、改革を圧倒的に加速できるリーダーを選ぶことだ」。6日の記者会見で「決着 新時代の扉をあける」と書かれたパネルを背に、拳を握った小泉氏は自らをこうアピールした。

 昨年からの裏金事件で逆風が吹きすさぶ中、解散・総選挙を意識した自民内では、高い知名度を誇る小泉氏に対し、「ポスト岸田の本命」と見る向きもあった。

 ただ、小泉氏が出馬準備を本格化させたのは8月に入ってから。特に裏金事件への対応は、周囲に「避けては通れないが、もう党内処分は出ている」と漏らすなど頭を悩ませた。

 早期解散戦略は党内の期待を推進力に変え、裏金事件の区切りをつけようと図るものだ。会見では「私が首相になれば」といったフレーズを少なくとも9回連発。自らを新たな「自民の顔」として前面に打ち出し、「一番大事なのは国民の信を問う。そのこと抜きには前には行けない」とまで踏み込んだ。

 ◇「小泉改革」意識
 小泉氏が掲げるのは「聖域なき規制改革の断行」。日本企業の存在感低下の背景として「既存企業が既得権益を守るため新規参入を阻もうとしている」と指摘し、代表例として一般ドライバーが有償で客を運ぶ「ライドシェア」を挙げた。労働法制を見直し、解雇規制の緩和に向け1年で法改正を進めるとも述べた。

 純一郎元首相は、かつて「聖域なき構造改革」を掲げ、世論の支持をバックにした「劇場型政治」で長期政権を築いた。「既得権益の壁」などに「恐れず、ひるまず、とらわれず」とうたい、経済学者の竹中平蔵氏を知恵袋に、郵政民営化など「新自由主義的」政策を推し進めた。

 会見で憲法改正のための国民投票実施に意欲を示した小泉氏は「私は直接国民の皆さんの声が聞きたい」と強調。これも純一郎元首相が05年の「郵政解散」に当たり「国民の皆さんに聞いてみたい」と述べたシーンと重なる。会見後、党内からは「思ったよりも良かった」(中堅)との声が上がるなど、「小泉劇場」を思い起こさせる手法は一定の効果もうかがえる。

 ◇裏金解明踏み込まず
 もっとも、裏金問題では真相究明に向けた再調査や森喜朗元首相への聞き取りなどには言及せず、あくまでも党内手続きは終了済みとの認識をにじませた。今後、野党などの追及は必至だ。

 解雇規制緩和では「適材適所で働ける社会に変え、経済にダイナミズムを取り戻す」との主張に対し、政府関係者は「40代以降の再就職はそれほど簡単ではない。痛みを伴うのは避けられないだろう」と懸念を示す。改憲についても、これまで表立った主張はしておらず、保守層を取り込む思惑が先走り気味だ。

 会見では、首相としての資質を疑問視する質問に対し、「足りないところが多くあるのは事実」と応じた小泉氏。「討論になればこうはいかない。持ちこたえられるかどうかだ」。自民関係者は漏らした。

198OS5:2024/09/08(日) 21:53:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/60d2d7b269a15fcd717bdd6f5ff3c336dc4022a7
警護見直しの「集大成」 次期衆院選見据え自民党総裁選、異例の「厳戒警備」 警察当局
9/7(土) 18:16配信

産経新聞
小泉進次郎元環境相の街頭演説会では、聴衆の手荷物検査などが行われていた=7日午後、東京・銀座(桐原正道撮影)

自民党総裁選の告示(12日)まで1週間を切り、出馬を表明している陣営の活動が本格化する中、7日には、小泉進次郎氏が東京・銀座で街頭演説した。今回は候補者が全国に散る形での街頭演説会も行われるとみられ、国内外で相次ぐ選挙を巡る事件を受け、警察当局は総裁選の警備としては異例の〝厳戒態勢〟をとる。衆院選を見据えた選挙警備の前哨戦となりそうだ。

「手荷物検査にご協力をお願いします」

7日午後0時過ぎ、銀座の中心部にある銀座4丁目交差点では、歩行者天国となっている車道部分に柵などで聴衆エリアが設けられ、入る人に陣営関係者と警察官が手荷物検査や金属探知機でのチェックを行っていた。

周囲は私服、制服の警察官が多数警戒。小泉氏が登壇する選挙カーの周りには人が入れないようスペースが設けられる。

演説が始まっても、背後では警察官の笛の音が響き続ける。週末の昼の銀座とあって聴衆だけでなく歩行者も相当な数に上る。警察官は雑踏事故につながらないよう、「ここでは立ち止まらないでください」と声をからし、誘導を続けた。

選挙を巡る警備の在り方が大きく変わったのは、令和4年、安倍晋三元首相が銃撃されて死亡してからだ。5年には岸田文雄首相が和歌山市の演説会場で襲撃された。

これらの事件を機に、警察庁は要人警護の基本事項を定めた「警護要則」を改定し、都道府県警の警護計画を警察庁が事前審査する取り組みを始め、警護に携わる人員も増強。政党や陣営などに対して、手荷物検査や金属探知機の使用を要請しているほか、聴衆との接触回避などへの協力も呼び掛ける。人工知能(AI)やドローンなど、最新機器の活用も進んでいる。

また、4月の衆院補選で政治団体「つばさの党」による選挙妨害事件や、米国では大統領選を巡ってトランプ氏が銃撃を受け負傷する事件も発生。選挙警備を巡る情勢は緊迫感を増しており、街頭演説が行われる会場は厳戒態勢が敷かれる可能性が高い。ある警備関係者は「そのときの警備情勢と現場の状況にあわせて、適切な警備を実施していく」と力をこめる。

総裁選は事実上、「次の首相」を決める選挙となっている上、今回は過去最多の候補者が争うことが確実となった。閣僚や政党の要人も多く、それぞれの地元や有権者に呼びかけるため、街頭演説を含めた選挙活動は全国に広がるとみられ、地方で警護を行わなければならない事態も予想される。さらに、総裁選後の「解散」を口にする候補者もおり、早期の衆院選も現実味を帯びる。警察幹部は「これまでの警護の見直しの集大成となる衆院選を見据え、総裁選もより厳しい警戒で臨む」と話している。(橋本昌宗)

199OS5:2024/09/08(日) 21:57:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/11d2f98b03655a7c6f17d27683229a02263b935c
自民総裁選 千葉選出議員対応は? 桜田県連会長は加藤氏推薦人に 麻生派は支持分裂も
9/7(土) 9:43配信


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産経新聞
自民党千葉県連の桜田義孝会長(村上智博撮影)

自民党総裁選の告示(12日)まで1週間を切り、千葉県選出の国会議員の対応も決まりつつある。桜田義孝県連会長(衆院比例南関東)は、10日に立候補を正式に表明する加藤勝信元官房長官の推薦人に名前を連ねる意向だ。麻生派の森英介元法相(衆院千葉11区)は派内の河野太郎デジタル相の選対本部長に決まったが、同派の所属議員の対応は割れる可能性がある。

【比較してみる】「ポスト岸田」主な候補者の強みと弱み

「加藤さんは保守的で、安定感もある。政策的におかしなところは全くない。推薦人になってもいい」

桜田県連会長は加藤氏周辺にこう伝えた。当初は、以前から目をかけてきた小林鷹之前経済安全保障担当相(同2区)を支持するとみられた。

だが、桜田氏は熟慮した結果、「小林氏には首相になる素質はあるが、タイミングは今ではないのではないか」と判断し、加藤氏支持に傾いたという。

複数の永田町関係者によると、その小林氏は松本尚防衛政務官(同13区)や豊田俊郎参院議員(千葉選挙区)の支援を受ける。小林氏サイドは浜田靖一国会対策委員長(衆院千葉12区)にも支持を求めている。

県選出の斎藤健経済産業相(同7区)は小渕優子元経産相らが支える。出馬に必要な推薦人20人の確保を急ぐ。

対応が割れそうなのが麻生派だ。英利アルフィヤ衆院議員(同5区)は河野氏を、猪口邦子参院議員(千葉選挙区)は上川陽子外相を支援するようだ。

門山宏哲法務副大臣(衆院比例南関東)は石破茂元幹事長を支援する。渡辺博道元復興相(衆院千葉6区)は派閥解散を決めた茂木派(平成研究会)の所属で、同派を率いる茂木敏充幹事長の支援に回るとみられる。

6日は知名度の高い小泉進次郎元環境相も総裁選への出馬を正式に表明した。人気投票の様相が強まるなか、候補者全員の名前が出そろうまで態度を明かさない議員も少なくない。

党派閥パーティー収入不記載事件を受け、麻生派を除く他派閥が相次いで解散方針を決めるなかで実施される異例の総裁選となる。

千葉県選出のベテラン議員は言う。

「派閥にとらわれず、県連は県レベルで誰か1人を推すことを決められず、所属議員の対応は割れるだろうが、こうした事態こそ、自民が生まれ変わりつつあることを示す何よりの証拠となる」

200OS5:2024/09/08(日) 22:03:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/00415e9a36a8c7ca1acf2ec2fd59b9cfef300e17
自民総裁選 神奈川選出の河野、小泉両氏が競合 党員票の奪い合いへ
9/6(金) 21:22配信

毎日新聞
自民党県議に総裁選出馬のあいさつした後、報道陣の質問に答える河野太郎デジタル相=横浜市中区で2024年9月2日、遠藤和行撮影

 自民党総裁選では河野太郎デジタル相(衆院神奈川15区)に続き、6日に小泉進次郎元環境相(神奈川11区)が正式に出馬表明したことで、神奈川県内の国会議員の競合が決まった。総裁選に選出議員2人が立候補するのは初めてとみられる。党県連は特定の候補者を支援しない方針で、両陣営が党員票の獲得に向けて激しく争う展開となっている。

【写真まとめ】出馬する? しない? 自民党総裁選「候補者」たち

 河野氏は2日、県議会の自民党の部屋を訪れた。久しぶりに県議たちが集まる会議が開かれる日だ。河野氏は前回に出馬した2021年の総裁選での応援について県議らに感謝を述べ、「今回はしっかり頑張っていきたい」と強調した。

 その20分後、入れ替わるように党県連会長を務める小泉氏も同じ部屋を訪問。総裁選出馬の意欲を伝えて県議らと握手を交わした後、記者団に「地方の思いも背負って、この総裁選に挑んでいきたい。そして勝ちたいと思っています」と意欲を見せた。

 河野氏が出馬した前回の総裁選では、小泉氏と石破茂元党幹事長から支援を受ける「小石河連合」で臨み、岸田文雄首相との決選投票まで持ち込んだ。しかし、今回は3人はそれぞれ党改革を訴えて立候補を表明。党県連はどちらも推すことができない状況だ。

 総裁選では国会議員票に加え、党員投票も鍵を握る。自民党の党員数は全国で約109万人。県内は約6万5000人の党員を抱え、東京に次ぐ全国2番目の大票田だ。

 6日に出馬表明した小泉氏はすでに8月24日、地元の横須賀市で市議らに立候補を伝達。9月8日には横浜市中区の桜木町駅前で街頭演説会を開くなど告示日(12日)前から支持拡大に躍起になっている。

 激しい票の奪い合いが両陣営にあつれきを生まないのか。総裁選後の早い時期に衆院解散・総選挙の実施も予想されている。ある自民県議は「政治家同士の論戦なのでしこりは残らないと思うが、告示されればさらにヒートアップするのでは」と予測する。党県連幹部は「2人は実績もあるし、発信力もある。国を背負っていくからには分かりやすく党員、国民に向けて語ってもらいたい」と注文をつけた。【蓬田正志、遠藤和行】

201OS5:2024/09/08(日) 22:04:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/225df6c00f621df16eddf50f4139d2fa8a9c2a56
「本命」も手腕は未知数 出馬表明の小泉進次郎氏、独特の表現力に批判も 自民総裁選
9/6(金) 19:50配信

産経新聞
会見で自民党総裁選への出馬を表明する小泉進次郎元環境相=6日午前、東京都千代田区(鴨志田拓海撮影)

6日に自民党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を表明した小泉進次郎元環境相は、平成21年の初当選以来、「将来の首相候補」として本命視されてきた。43歳という若さと無派閥を貫いてきた経歴は、派閥のパーティー収入不記載事件で傷ついた党の再生に資すると期待を集める。ただ、経験不足との指摘は少なくなく、論戦を通じて懸念を払拭できるかが問われている。

「自民党が真に変わるには、改革を唱えるリーダーではなく、改革を圧倒的に加速できるリーダーを選ぶことだ」。小泉氏は出馬を表明した6日の記者会見でこう切り出し、党再生に自信をのぞかせた。周囲には「自分のような無鉄砲でなければ思い切った政策はやれない」と語る。

小泉氏の陣営は、二階派(志帥会)の小倉将信前こども政策担当相や岸田派(宏池会)出身の小林史明衆院議員らが中核を担う。安倍派(清和政策研究会)や麻生派(志公会)、茂木派(平成研究会)、菅義偉前首相に近い無派閥系議員も周囲を固めており、立候補に必要な推薦人20人を大きく上回る規模で派閥横断の支持が広がっている。

背景には高い知名度への期待がある。産経新聞社とFNNが8月下旬に実施した合同世論調査で次の総裁に誰がふさわしいか尋ねたところ、自民支持層では小泉氏が29・4%でトップだった。 特に選挙基盤の弱い自民議員の間では、「国政選挙で多くの仲間を生き残らせることを考えれば次期首相は小泉氏しかいない」との声が根強い。

一方で、小泉氏は農協改革やライドシェア推進などに取り組んできたものの、重要閣僚や党四役の経験がなく、国のかじ取りの手腕は未知数だ。 独特の言い回しが分かりにくく、環境相時代には訪米先で「気候変動問題にセクシーに取り組む」と発言し、物議を醸したこともあった。

「国民に伝えたいことが明確に伝わるように努力をしていきたい。総裁選に臨むに値する資質を備えているのかも国民に判断をいただく」

6日の会見で小泉氏はこう反省を口にしたが、乱戦模様の今回の総裁選には論戦力に定評がある現職の幹事長や官房長官らが参戦する。討論会などでトップとしての資質に疑問符がつけば、膨らみ過ぎた期待が瞬時に破裂する可能性も否定できない。(竹之内秀介)

202OS5:2024/09/08(日) 22:14:48
https://toyokeizai.net/articles/-/823273?display=b
自民党総裁選で林芳正氏が挑む「あまりに高い壁」
低認知度に旧岸田派分裂、"安全牌"の迫力不足
泉 宏 : 政治ジャーナリスト
2024/09/06 8:00
林芳正官房長官(63)が9月3日、自民党総裁選への出馬を表明した。12年ぶり2回目の挑戦で、同日午後の出馬会見では「『仁』の政治」を掲げ、「国民の共感を得られる政治を取り戻す」と宣言した。

これまで外相、農水相など7つの閣僚ポストを歴任してきた林氏は、今回総裁選に出馬する候補者の中では、4日に出馬表明した茂木敏充幹事長(岸田総裁に職務を委嘱)に次ぐ経験と実績を誇る。ただ、各種メディアの世論調査では、総理・総裁候補としての認知度は極めて低く、しかも同じ旧岸田派からの上川陽子外相(71)の参戦で派内の支持も割れており、「目指す総裁選上位への食い込みには高い壁が立ちはだかっている」(自民長老)のが実態だ。

もともと、旧岸田派ナンバー2の座長だった林氏は、官房長官として岸田文雄首相を全力で支える立場からも、「岸田首相の退陣表明後も『喪に服す』意味で、総裁選出馬は見送る」(側近)考えだった。しかし、“脱派閥”による候補者乱立で「旧岸田派が各陣営の草刈り場と化しつつあった」(自民幹部)ため、「岸田首相の意向も踏まえ出馬に踏み切った」(側近)のが真相だ。

旧岸田派後継をめぐり、上川氏と上位争い
ただ、派閥仲間だった上川氏が突然、岸田首相に「出馬したい」と申し入れ、「岸田氏も渋々出馬を認めたことで、派分断の危機に陥った」(同)のも事実。もちろん、岸田首相は「最終的に2人出馬となっても、どちらかが1回戦で上位2人に食い込まない限り、決選投票では旧岸田派の対応を一本化する考え」(旧岸田派幹部)だとされる。

このため林氏は「旧岸田派の後継者となるためには、何が何でも上川氏より上位になる必要がある」(側近)ことになる。だからこそ、「参院議員時代の親しい議員らを中心に旧岸田派以外の議員にも必死に支持を求めている」(同)が、「旧岸田派の女性議員のほとんどが上川氏の支持に回っている」(旧岸田派幹部)こともあり、「“林VS上川”でも勝てる確信が持てない状況」(側近)とみられている。


そもそも林氏の今回の出馬は「次の次の総裁選で本命になるための地固めが目的」(同)とされる。しかし、「結果的に最下位争いを余儀なくされれば、『次の次』さえ見通せなくなる」(政治ジャーナリスト)だけに、「今回敗れれば一巻の終わり」(自民長老)とみられている茂木氏と同様に、「トップリーダーになるための最大の正念場を迎えている」(同)ことは間違いなさそうだ。

203OS5:2024/09/08(日) 22:15:08
「優等生答弁」でネット視聴者は“漸減傾向”に
林氏は3日午後、国会内での総裁選出馬会見で、最大の注目点とされる巨額裏金事件への対応について「全力で党の信頼回復に努め、国民の共感を得られる政治を取り戻す」と訴えるとともに、中央省庁の再々編や憲法改正にも強い意欲をアピールした。

その中で林氏は「政治資金の透明性を上げ、グレーゾーンをなくしていくのが大事だ」と指摘したうえで、政策活動費の使途を監査する第三者機関について「アメリカの連邦選挙委員会(FEC)をモデルとした独立行政機関を検討する」との考えを示した。併せて、「党所属議員に対する政党交付金の配分を見直すことでパーティー収入への依存度を減少させたい」とも述べた。

さらに裏金事件に関係した議員の処遇をめぐっては「党紀委員会(の処分)や党の調査などが行われてきた。ルールとして尊重しなければならない」と自民党が決めた結論の見直しには慎重姿勢を繰り返した。

一方、「自民党結党以来の党是」とされる憲法改正については、「3年間の総裁任期中に改憲案の国会発議を目指す」と明言。党内の見解が割れる選択的夫婦別姓制度については、「個人的な考えとしては『あってもいい』としながらも、さまざまな意見を集約して大まかなコンセンサス(合意)をつくり上げるのが責務だ」と踏み込んだ言及を避けた。こうした出馬会見での林氏の言動については「すべてが優等生的応答で、麻雀に例えればまさに『安全牌』で、リーダー政治家としての迫力が感じられない」(政治ジャーナリスト)との声が相次いでいる。

そうした中、9月2日の台風一過後に次々と行われている各候補者の出馬会見については、「NHKだけが冒頭10分間だけ生中継し、あとは『ニコニコ生放送』などネット上での中継に移るパターンが常態化」(同)している。そこで、ネット上での各候補出馬会見の視聴者数の増減を検証すると、「出だしでは数が増えるが、政策説明になると数が減り、質疑応答が緊迫化しない限り、漸減状態になるケースが目立つ」(ネット関係者)のは間違いない。

204OS5:2024/09/08(日) 22:15:27
兵庫県知事会見のネット視聴者は「茂木会見」の5倍以上
特に、「本来なら“2強”の候補者のはずの林、茂木両氏の出馬会見は、どちらもそれまでの出馬会見より盛り上がりに欠けた」(同)との見方が多い。4日午後の茂木氏会見のネット中継の直後に、そのまま同じチャンネルで、パワハラなどで内部告発された斎藤元彦兵庫県知事の定例記者会見が生中継されたが、「こちらの視聴者数は茂木会見の5倍以上に達し、視聴者の注目度の高さは段違いだった」(同)という。

こうした状況を踏まえてか、翌5日朝の民放テレビ局のニュース番組では、「兵庫県知事問題は上位で扱われたが、林、茂木両氏の総裁選出馬会見はトップテンにも入らなかった」(関係者)のが実態だ。そうした状況下、6日には国民的人気が抜群とされる小泉進次郎元環境相の総裁選出馬会見が予定されており、民放テレビ各局も各情報番組での「生中継」も検討しているとされる。

ただ、6日には兵庫県知事の“おねだり疑惑”に関する「百条委員会での知事尋問」も予定されており、「時間が重なった場合、視聴者がどちらに興味を示すかは予測しにくい」(民放幹部)との声も出ている。

そこで林氏に話を戻し、改めて同氏のこれまでの閣僚歴を振り返ると「突発事案を受けた緊急登板が目立つ」(政治ジャーナリスト)。確かに、2015年には政治献金問題が発覚して辞任した西川公也農相の後任となり、2017年には組織的な天下りあっせんや学校法人「加計学園」問題の“火消し役”として文科相に就任。さらに、昨年12月には清和政策研究会(旧安倍派)の政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑での松野博一官房長官の辞任を受け、後任の官房長官に就任している。

“火消し役”では「自民再生の切り札」にはなれない?
そうした過去も踏まえ、永田町では林氏の誕生日が「1月19日」であることに引っ掛けて、「119番の林」とも呼ばれてきた。それだけに「今回、旧岸田派が草刈り場になることを防ぐ役目が回ってきたのもまさに林氏らしい」(閣僚経験者)との見方もあり、周辺は「近い将来、自民党が火だるまになりそうな時の“火消し役”になれれば」(側近)と期待するが、「火を消すだけでは、党再生の切り札にはなり得ない」(自民長老)との厳しい声も少なくない。

205OS5:2024/09/08(日) 23:15:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/b72ce15ebb4dc828e60dab64304d3f087ef58e4d
野田聖子氏 推薦人「いま一歩」 菅氏の圧力に恨み節「全部ブロックされる」
9/8(日) 4:40配信

スポニチアネックス
菅義偉氏

 出馬に意欲を見せる野田聖子元総務相は7日、地元の岐阜市で開いた記者会見で出馬に必要な推薦人20人に関して「いま一歩というところ」と強調。一方、出馬を模索する他の陣営との連携に含みを残した。

 野田氏の出馬を阻んでいるのは菅氏。

 6日のBS日テレ番組で「新しい派閥が出現している。やっぱり菅さんは強い。(推薦人依頼の)声をかけても全部ブロックされる」と恨み節を漏らした。

 野田陣営以外でも、菅氏側の圧力による引き剥がしが指摘されており、「脱派閥を掲げながら派閥的な動きをしている」と批判する声が上がっている。

206OS5:2024/09/09(月) 11:37:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/4380e12616a69bad40d7adb5f8fe82b2b50f752b
「菅氏の主流派への復権は濃厚です」 まさかの“大物”まで麻生氏を見限って…決選投票に進むのは「菅系候補」の二人か
9/9(月) 6:06配信


デイリー新潮
麻生太郎副総裁

「形だけでも派閥を解消しておけばよかった。オヤジもヤキが回ったな……」

 麻生派所属議員のボヤキである。首相はもとより、数々の要職を歴任してきた自民党の麻生太郎副総裁が落日を迎えつつある。

【写真をみる】あんなにベッタリだったのに…麻生氏を見限った“大物”とは?

 政治部デスクが解説する。

「子飼いの岸田文雄首相が不出馬に追い込まれた9月の総裁選では、手駒の候補の当選は絶望的。政敵の菅義偉前首相の軍門に下るのは、ほぼ確実な情勢です」

菅氏の手には“強力なカード”が
 8月27日、自民党で唯一生き残っている麻生派(54人)の研修会が横浜市内のホテルで開催された。

「その場で麻生氏は“同じ釜の飯を食って育った同志として、しっかりと応援したい”と、河野太郎デジタル相の支援を表明した。ただし、当の河野氏の支持は広がりを見せていません」

 というのも、

「河野氏はデジタル相就任後、現行の健康保険証を廃止してマイナンバーカードと一体化したマイナ保険証に切り替えるといきなり発表してひんしゅくを買いました。また、改革派のイメージがありましたが、今回は麻生派の“丸抱え”候補となって持論の“脱原発”の主張を封印。もはや守旧派と見なされつつあります」

 その河野氏は“裏金議員たちに不記載額を国庫に返納させる”とブチ上げたが、

「本人が焦っている証拠で、実現はほぼ不可能。旧安倍派議員らの反発を呼んだだけに終わりました」

 さる旧主流派議員の解説。

「本来、麻生さんは麻生派、旧岸田・茂木両派の3派連合に旧安倍派の一部を加えて過半数を維持し、岸田首相再選とする算段でした。ところが、当の首相が不出馬を表明。さらに“保険”だった上川陽子外相や小林鷹之前経済安保相も支持が伸び悩んでいる。やむなく父の洋平氏(元衆院議長)の代から縁が深い、河野さんの支持を表明したワケ」

 対照的に、菅氏の手には複数の強力なカードが。

「小泉進次郎元環境相、石破茂元幹事長、加藤勝信元官房長官の三人です。現時点で決選投票に進むとみられるのは進次郎と石破さんですから、菅さんの主流派への復権も濃厚です」

態度を豹変させた“大物”
 そしてあの大物も麻生氏と距離を置き始めた。政治部記者が後を引き取る。

「茂木敏充幹事長が麻生氏を見限って“菅詣で”を始めました。8月20日の夜、菅氏と都内の中華料理店で1時間半ほど会食。その後、茂木氏は“日本の将来について、とても良い話ができた”と喜色満面でしたよ」

 茂木氏は決選投票で菅系候補を支援する見返りに、自身の要職への起用を求めたとみられるが、

「茂木氏はこれに先立つ14日に麻生氏と会食し、支援を要請して断られた。店から出た時の不機嫌な表情からも明らかでしたね」

 茂木氏が態度を豹変させたことで、麻生氏が抱き込めるのは林芳正官房長官と高市早苗経済安保相の二人に。

 自民党関係者によれば、

「林さんも高市さんも決選投票に残るのは難しい。麻生さんは“石破嫌い”を公言している上、進次郎政権が誕生すれば菅氏らが政権の実権を握ります。もはや進退窮まった印象です」

 政界引退が早まるか。

「週刊新潮」2024年9月12日号 掲載

新潮社

207OS5:2024/09/09(月) 17:04:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/69c186bd46dd903ddcb229d65b6e3c393f1ab24d
自民党総裁選、候補者ヤキモキ 推薦人「20人」に決まった力学
9/9(月) 5:30配信


毎日新聞
自民党総裁室の机=東京都千代田区の同党本部で2024年2月22日午前10時9分、竹内幹撮影

 自民党総裁選(12日告示、27日投開票)の「出馬ラッシュ」が続くなか、立候補を模索しつつもいまだに正式表明できない候補者もいる。確保が必要な「推薦人」の数が20人となっていることが「絶妙」な高さのハードルとなっているためだ。10人でも50人でもなく、なぜ20人なのだろうか。

【写真まとめ】出馬する? しない? 自民党総裁選「候補者」たち

 「総裁の候補者は、党所属国会議員20人により、総裁の候補者として推薦される者とする」

 推薦人について総裁公選規程はこう定めているが、推薦人制度は1955年の自民結党時にはなかった。

 候補者の乱立を防ぐ目的で71年、推薦人を10人とする制度が設けられたのが源流だ。78年の総裁選では20人、82年には50人まで増えた。「数の力」を誇る派閥政治が推薦人の数を膨れ上がらせた形だが、立候補のハードルを下げる目的から89年以降は30人の時期を設けるなど要件を緩和してきた。

 推薦人の確保が容易になれば、中堅・若手も立候補しやすくなる。2001年には、党の中堅・若手議員が推薦人数の引き下げを党幹部に要望。02年党大会で推薦人を30人から20人とし、現在まで続いている。

 ◇「絶妙」の人数

 変遷を続けてきた推薦人の数が、現在の「20人」に落ち着いたのはなぜなのか。

 党総裁選挙管理委員会の担当者は「総裁となった場合に閣僚や党執行部に起用することを想定し、20人となったようだ」と背景を語る。

 「私のときは『派閥から10人はそろえるから残りは自分で集めろ』と言われた。最後の1人が相当きつかった」

 過去に総裁選に出馬した閣僚経験者はこう振り返る。「選択肢も必要」と考えての出馬だったものの、このときの総裁選は党内が他の有力候補一色だったこともあり、推薦人集めの苦労は予想以上だった。

 「10人だと案外集まるが、20人となると派閥の協力などがないとなかなか難しい」。20人という人数を「絶妙」と表現する。

 今回の総裁選に出馬表明したり、出馬が取り沙汰されたりしている議員は計12人。自民の国会議員は367人(5日現在)なので、単純計算すれば20人ぐらいは難なく集まりそうなものだが、そうは問屋が卸さないらしい。

 推薦人になる議員は、所定の用紙に氏名を書く必要がある。その用紙が総裁選挙管理委員会に出されたのち、推薦人名が公表されるのだ。

 「推し」候補が敗れてしまった場合、新総裁選出後の人事で「冷や飯を食う」ことになる恐れがある。こうしたことが「勝ち馬」探しに拍車をかける側面もある。

 今回、推薦人にはなっていないものの、支持する候補者を既に決めているというある議員は「支持している候補が最後の最後で総裁選に出られなくなりそうなら私が推薦人になるのも仕方ない。だが、投票行動が縛られることになるので基本的にはやりたくないよ」と本音を漏らす。

 ◇立憲は引き下げ求める声

 一方、23日に投開票を控える立憲民主党の代表選でも、立候補に必要な国会議員の「推薦人」は最低20人だ。

 ただ、立憲の国会議員は136人(5日現在)と自民の4割程度なので、相対的にハードルはより高いともいえる。


 立憲の有志は2日、立候補に必要な推薦人について国会議員の「10%」か「20人」の少ない方とする案などを盛り込んだ提言をまとめた。現在の国会議員数では、10%に引き下げれば14人の推薦人で立候補可能となる。【畠山嵩】

208OS5:2024/09/10(火) 07:50:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d2b28e99f39b0c741124150b100956df5a6e8d2
高市氏、安倍路線の継承強調…保守層への浸透狙うが「後ろ盾」死去で支持拡大に懸念
9/10(火) 6:55配信

読売新聞オンライン
自民党総裁選への立候補を表明する高市経済安全保障相(9日、国会内で)

 自民党総裁選への立候補を表明した高市経済安全保障相(63)は、戦略的な財政出動や伝統的な国家観・価値観を重視した安倍晋三・元首相の路線の継承をアピールした。高い知名度を武器に保守層への浸透を狙うが、今回は前回総裁選で支援を受けた安倍氏なき総裁選となるため、議員への支持の広がりを懸念する声もある。

 高市氏は今回出馬を予定する候補のうち、最もタカ派的な政治家といえる。

 「経済成長をどこまでも追い求め、日本をもう一度世界のてっぺんに押し上げたい」

 「自衛官の名誉と誇りを守り、実力組織として揺るぎない位置づけとするために憲法を改正する」

 9日の記者会見では、積極財政の必要性や憲法改正、皇室典範改正などの保守的な取り組みを進めると強調した。

(写真:読売新聞)

 高市氏が総裁選で勝利すれば、女性として初めて自民総裁、首相に就任することとなる。総裁選への初挑戦となった2021年の前回総裁選では、安倍氏の全面支援を受け、1回目投票では、岸田首相に次ぐ2位の議員票を獲得した。今回も安倍路線の後継者を強調し、記者会見では「前回の総裁選で安倍氏から支援をいただいた」などと、繰り返し言及した。

 知名度は高く、「次の総裁」を尋ねる8月の読売新聞の世論調査では、石破茂・元幹事長(67)、小泉進次郎・元環境相(43)に次ぐ3位だった。石破、小泉両氏らとの対抗軸を打ち出し、議員と党員の支持拡大を目指すのが基本戦略とされる。

 ただ、安倍氏が22年7月の銃撃事件で亡くなり、出馬に必要な推薦人20人の確保にも手間取った。保守的な政治信条で知られる小林鷹之・前経済安保相(49)との間では、支持層が分散する可能性もある。

 派閥の政治資金問題で政治資金収支報告書に不記載があった議員の選挙での公認問題を巡っては「すでに処分されている」と述べ、追加の措置を否定した。党内には「安倍派への支持拡大が狙いでは」(中堅)との見方が出ている。

209OS5:2024/09/10(火) 11:53:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c2684aca3b9ce604daf1be2566b0464370c06b5
加藤勝信氏、回り道でたどり着いた総裁選 安倍政権で飛躍、拉致問題に熱心
9/10(火) 11:16配信


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産経新聞
記者会見で自民党総裁選挙への立候補を表明する加藤勝信元官房長官=10日午前、国会内(酒巻俊介撮影)

10日、自民党総裁選への出馬を表明した加藤勝信氏は官房長官や副長官を計4年務め、官邸の運営に精通する。社会保障のエキスパートで、北朝鮮による日本人拉致問題に関しては担当相を長く経験し、総裁選候補の中で最も熱心に取り組んできたといえる。

大蔵(財務)官僚出身で政権の要職を歴任し、政治家のエリート街道を歩んだように見えるが、遠回りの政治家人生だった。

岡山県を地盤とする自民の加藤六月元農林水産相に婿入りし、同氏の秘書を務めた。しかし六月氏は政争の末に自民を離党する運命をたどり、加藤勝信氏は平成10年参院選に無所属で挑み、敗北した。

12年衆院選を前に、義父・六月氏の地元のライバルだった橋本龍太郎元首相の仲介で自民入りしたが、地盤の岡山5区で公認を得られず、比例中国ブロック単独で出馬。名簿順7位で落選した。ようやく初当選できたのは15年だった。

平成24年、安倍晋三政権で首相側近役の官房副長官に起用されたことが飛躍の契機になった。六月氏が安倍氏の父・晋太郎元外相が盟友関係で、家族ぐるみの付き合いがあった。

高い実務能力やアピールせずに仕事をこなす姿勢を安倍氏に買われ、初代1億総活躍担当相や厚生労働相、党総務会長など次々と要職に引き立てられた。

ただ、仕事ができるだけでは総裁の座に届かない。「選挙の顔」の役割が求められるからだ。知名度の低さが最大の課題となる。(田中一世)

210OS5:2024/09/10(火) 12:00:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/78448f54ec4eef66ef690ed1d0efe95358e276cb
加藤勝信氏「国民の所得倍増を推し進める」 社会像は「協創」、自民総裁選出馬表明会見
9/10(火) 9:20配信

産経新聞
記者会見で自民党総裁選挙への立候補を表明する加藤勝信元官房長官=10日午前、国会内(酒巻俊介撮影)

自民党の加藤勝信元官房長官(68)=衆院岡山5区=は10日午前、国会内で記者会見し、党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を表明した。正式な出馬表明は8人目となる。加藤氏は「推し進めたいことは国民の所得倍増だ。これ以上に重要な政策はない。短期間で必ず結果を出す」と強調した。

【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?

加藤氏は日本経済について「30年間にわたりデフレが続き、安倍晋三政権、岸田文雄政権における取り組みで、さまざまな良い兆しが見え始めている」と述べた上で、「経済状況は考えている以上に深刻だ。所得倍増は待ったなし。強い覚悟をもって取り組み、国民の豊かな生活を必ず実現していく」と語った。

加藤氏は「協創 『新しい日本』」を書かれたボードを掲げ、「協創」の文字に込めた思いについて「それぞれの価値観や個性を認め合い、協力し、新しい力を生み出し、課題を解決する仕組みだ。和の国である日本の強みにもつながる」と述べた。

「改革を推し進めるのは当然だ。しかし、同時に協創という価値観を大切に政策を進めていきたい」と指摘した。

211OS5:2024/09/10(火) 15:50:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8d2aecf2207f9edcc18c61c11edbd8a871de45d
【自民党総裁選】上川陽子外相 11日に出馬会見へ 静岡県連関係者「推薦人確保の見通し立つとの連絡あり」
9/10(火) 12:33配信

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

12日告示される自民党総裁選に関して、静岡1区選出の上川陽子外務大臣が、11日出馬会見を行うことになりました。県連関係者によりますと、推薦人を20人確保したと見られています。

9日、上川大臣は、支援を受ける国会議員らと総裁選に向けた会合を開きました。

(上川外相)
「12日には必ず立候補する、という覚悟で臨みたいと思っておりますので、最後まで、そしてスタートラインに立つことができるようによろしくお願い申し上げます。」

陣営の事務局長を務める牧原秀樹衆院議員によりますと、この会合で、上川大臣は11日午後1時半から都内で出馬会見を開くことが決まったということです。

推薦人の確保について、9日、牧原議員は、「最終的な確認や詰めを行っている」と話しましたが、県連関係者は先ほど「推薦人確保の見通しが立ったとの連絡があった」と明らかにしました。

212OS5:2024/09/10(火) 15:51:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/387e55a4c3e7b397325a0d3edb4482a376657b8d
キーパーソンは小渕優子選対本部長?齋藤健経産相の総裁選出馬を支える自民党「中央政治大学院」人脈
9/10(火) 8:04配信

現代ビジネス
派閥の論理が通用しない
自民党総裁選は9月12日の告示1週間前にして、立候補に必要な国会議員20人の推薦人を巡るギラギラした権力闘争の様相を呈している。

それは、岸田文雄首相(党総裁)が8月14日に予想外の総裁選不出馬表明、事実上の退陣表明を行ったことを起点とする。

皮肉なことに、自民党派閥による裏金事件発覚で難破・沈没寸前に追い込まれた自民党丸は岸田船長の判断で乗員・乗客救命のため沈没までの時間稼ぎで内燃機関エンジン(派閥)を荒れ狂う海へ投棄した。

そして「再生自民党」のスローガンを掲げ新しい総裁選出の選挙戦実施を企図した。麻生派(志公会)を除くすべての派閥が解消されての総裁選。だからこそ派閥の論理と関係なく、多くの出馬が実現したし、誰が誰を支持するのか、これまでの派閥の論理では説明・予測できない事態になった。

とはいっても、人間社会どこでも3人集まれば派閥ができると言われるように、これからも派閥「的」なものが新たにできないわけでもないし、これまでの人間関係が無に帰すわけでもない。具体例を挙げる。

予想外の激化
いの一番に立候補を表明した小林鷹之前経済安全保障相(旧二階派)と麻生派重鎮の甘利明前幹事長の関係、現時点で次期総裁に最も近い小泉進次郎元環境相と岸田氏側近で知られる村井英樹官房副長官・小林史明デジタル副大臣の関係のように、派閥という器が割れたからこそ、派閥の内外を問わず、これまでの人間関係が意味を持つようになったと思う。

そして永田町・霞が関関係者だけでなく多くの国民も総裁選未体験ゾーンを期待した。どうやらその目論見も外れたようである。冒頭で言及したように20人の推薦人獲得を巡る抗争が予想を遥かに超えて激化しているのだ。

昔話に少々お付き合い願いたい。戦後の自民党政治のエポックとなった55年体制が確立した翌年1956年12月の公選総裁選から58年5月の総選挙にかけて、当時の党内勢力図を「八個師団」と呼んだ。党内では軍隊用語の「師団」が通用し、「派閥」はその後暫く経ってから常用されるようになった。

いずれにしても、当時は、55年の保守合同以前の旧自由党系の池田(勇人)、佐藤(栄作)、大野(伴睦)、石井(光次郎)の四派であり、旧民主党系は岸(信介)、河野(一郎)、松村(謙三)、三木(武夫)、石橋(湛山)の四派であった。確かに、「八個師団」だ。

今回も最終的に8~9人が出馬する。総裁選後、良く言えば「ノーサイド」(岸田氏)になるが、実際は立候補した人物とその推薦人20人が蝟集する派閥「的」なグループが誕生することになる。これまでの派閥の合従連衡とほぼ同じである。

2つのおどろき
具体例をあげてみたい。党内有数の政策通として知られる齋藤健経済産業相は出馬への強い意欲を持つが、現状では推薦人確保で難航している。同氏に立候補を促したのが前総務会長の遠藤利明党中央政治大学院学院長であり、齋藤氏支持を打ち出した小渕優子選対委員長、古川禎久元法相、黄川田仁志元内閣府副大臣らは、自民党の人材育成機関「中央政治大学院」でつながる人脈である。

齋藤氏は、同学院主催の「背骨勉強会」(全7回)で2回講師を務めた。特に1回目の「政治家のための戦前史」は永田町で大きな反響を呼んだ。これが遠藤氏と齋藤氏の仲を深める契機となった。

小渕氏は今年1月に茂木敏充幹事長が率いた茂木派(平成研)を青木一彦参院筆頭副幹事長らとともに退会したことから、小泉氏後見人の菅義偉前首相が4日に出馬表明した“茂木潰し”のため仕掛けたという加藤勝信元官房長官の総裁選出馬に伴う推薦人就任が確実視されていた。それだけに小渕氏の「齋藤氏支持」は永田町関係者を仰天させた。

次にびっくりしたのは、総裁選1回目投票で首位、2位を小泉、石破両氏が競り合うのはほぼ間違いないと言われるようになった先週末、その小渕氏が「決選投票では石破氏に1票を投じる」と周辺に語ったというのである。

この総裁選ドラマの最終章で齋藤氏は小泉陣営に合流し、「小泉政権」の大団円となれば官房長官が確実視される。その小泉氏とクライマックスで総裁の座を争うであろう石破氏を菅氏は忌避している。そして齋藤氏参戦に手を貸す小渕氏が石破氏を支援する。

どうやら複雑骨折状態下で奇々怪々な権力闘争が展開しつつあるようだ。これはスクリプトライター不在のドラマ故のことなのだろうか。

歳川 隆雄(ジャーナリスト・「インサイドライン」編集長)

213OS5:2024/09/10(火) 17:37:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/614cae0236e46a28d9512d253b7218fde9f9ce73
高市氏、「保守」主張を抑制 支持拡大、安倍氏の不在大きく 自民総裁選
9/10(火) 7:06配信

時事通信
記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する高市早苗経済安保担当相=9日午後、国会内

 自民党の高市早苗経済安全保障担当相(63)が2度目の党総裁選出馬を表明した。

 2021年の前回総裁選で後ろ盾だった安倍晋三元首相の死去で、議員への支持拡大に陰りも見られる中、公約は「総合的な国力の強化」を前面に幅広い分野を網羅。当面は「憲法改正」や「皇室」など保守色の強い主張を抑え、党内により幅広く浸透を図る構えだ。

【写真】自民党総裁選への立候補を表明し、記者会見場を後にする高市早苗経済安保担当相

 「経済成長をどこまでも追い求める。日本をもう一度、世界のてっぺんに押し上げたい」。9日の記者会見で高市氏はこう述べ、財政出動を伴う「強い経済の実現」に、最優先で取り組む考えを打ち出した。

 前回、1回目投票の議員票で2位に付けた高市氏は、その後も「再戦」への意欲を示してきた。会見で掲げた公約は農業やエネルギー、外交・安全保障など多岐にわたり、党関係者は「こつこつと準備してきた内容だ」と評価する。

 当時との決定的な違いは、保守派の中心人物だった安倍氏の不在だ。安倍氏は前回、安倍派を中心に高市氏への支援を働き掛けたが、今回は同派中堅らが小林鷹之前経済安保担当相(49)の陣営に結集。高市氏は告示日近くまで出馬のめどが立たず、「推薦人の引きはがしに遭っている」と弱音を漏らす場面もあった。

 一方で、党内外の保守層からは安倍氏の死去後、高市氏を「後継者」と期待する声も上がる。高市氏自身もそのことを意識。会見では「『女性初の首相、いいじゃないか』との(安倍氏の)言葉を胸に全力投球していく」と訴えてみせた。

 かつてない乱戦模様の総裁選に向け、陣営幹部は「『中道保守』を含む幅広い党員票で支持を伸ばし、決選投票に持ち込む」との青写真を描く。実際、高市氏は会見で「皇室は日本にしかない宝物」と述べつつ、皇室典範改正への具体的な対応について言及を避けた。靖国神社参拝や改憲時期などでも踏み込んだ発言はなく、これまでの「岩盤保守」イメージと一線を画す狙いが透ける。

 もっとも、こうした戦略について「既存の支持層は不満を持つ」(閣僚経験者)との指摘もある。派閥裏金事件への対応では、「ちゃぶ台返しのようなことをしたら独裁だ」と再調査などに消極的な考えをにじませており、今後追及される場面がありそうだ。

214OS5:2024/09/10(火) 21:47:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4bdc8cca1aad710b99909442fb8ad67d7605c34【独自】野田聖子氏 総裁選への出馬断念へ 小泉氏の支援検討
9/10(火) 21:18配信


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テレ東BIZ
【独自】野田聖子氏 総裁選への出馬断念へ 小泉氏の支援検討

12日に告示される自民党の総裁選挙に出馬の意欲を示していた野田聖子元総務大臣が、立候補に必要な20人の推薦人確保のめどが立たず、出馬を断念する方向で調整に入ったことがテレビ東京の取材で分かりました。
関係者によりますと、野田元総務大臣は10日、同じく出馬に意欲を示している斎藤健経済産業大臣との間で、両陣営で立候補を一本化することも視野に協議しましたが、折り合いがつかず決裂しました。
このため、野田元総務大臣は出馬を断念する方向で調整に入り、断念した場合には小泉進次郎元環境大臣の支援に回ることを検討しているということです。

215OS5:2024/09/10(火) 21:49:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/843c04b25a0579cb3d2ed6111c5d303d87a4258a
加藤勝信氏、「経験」と「保守」で苦戦の自民総裁選に活路 派閥支援なく知名度も不足
9/10(火) 20:36配信



産経新聞
記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する加藤勝信元官房長官=10日午前、国会内(酒巻俊介撮影)

10日に自民党総裁選出馬を表明した加藤勝信元官房長官は、国会議員20人の推薦人集めに苦労した。党員の支持拡大のために重要な知名度も伸び悩み、苦戦が予想される。「一心同体」だった安倍晋三元首相の経済政策「アベノミクス」や保守路線の継承、要職を歴任した経験を打ち出して活路を見いだす。

【比較してみる】「ポスト岸田」主な候補者の強みと弱み

■「安倍さんと一心同体」

「安倍首相と一緒にアベノミクスを推進してきた。私の中にその精神が染み込んでいる」。加藤氏は10日の記者会見で、公約はアベノミクスを意識したのかと問われ、こう答えた。

加藤氏は、国民所得倍増を柱とする「ニッポン総活躍」プランを発表した。規制改革や予算・税制措置を総動員し、経済成長の好循環を実現すると主張した。

経済政策はアベノミクスと通じる。「ニッポン総活躍」というネーミングは、安倍氏が提唱し、加藤氏が初代担当相に抜擢(ばってき)された「1億総活躍」と重なる。加藤氏がこれまで取り組み、公約にも盛り込んだ憲法改正や北朝鮮による日本人拉致問題の解決は、安倍氏のライフワークだった。

加藤氏は平成24年に安倍氏が首相に返り咲く基盤となった保守系議員連盟「創生日本」のメンバーで、安倍、菅義偉両政権で官房長官と副長官を計約4年務めた。ある党幹部は「候補者の中で加藤さんが官邸のことを一番分かっている」と評価する。

加藤氏は月刊誌「正論」7月号のインタビューで「安倍さんと一心同体みたいな思いで、ずっとやらせていただいた」と振り返った。陣営は、保守派の国会議員や党員の支持の広がりにも期待する。

■草の根選挙、道のり険しく

しかし道のりは険しい。所属する茂木派からは茂木敏充幹事長も立候補し、林芳正官房長官(旧岸田派)や河野太郎デジタル相(麻生派)のように派閥の議員の一定数がまとまった支持はない。支援を期待した菅氏は小泉進次郎元環境相を選んだ。地元・岡山県選出議員らを中心に「草の根選挙」(推薦人の一人)を展開するしかない。

「選挙の顔」としての期待値も小泉氏や石破茂元幹事長らに及ばない。8月の産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で次の総裁にふさわしい人に加藤氏を挙げた回答は0・6%。根のまじめさから、茂木氏の「防衛増税停止」のような奇策を打ち出すこともなかった。

加藤氏に近いベテラン議員は「安倍さんが生きていたら加藤さんを応援したのではないか」と語るが、安倍氏はもういない。(田中一世)

216OS5:2024/09/10(火) 22:15:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/394b784ee355d37437c9e194e592fd5364e749f8
高市氏の「国政レポート」、総裁選政策に酷似 告示前発送に疑問の声
9/10(火) 18:06配信
毎日新聞
高市早苗氏が送付したリーフレットの写し。自身が掲げる政策について詳細に記されている=2024年9月10日午後2時ごろ、遠藤修平撮影

 自民党総裁選(12日告示、27日投開票)で、出馬表明した高市早苗経済安全保障担当相が送付した「リーフレット」に疑問の声が相次いでいる。党は今回、政策パンフレットの送付禁止の期間を告示前にまで拡大。リーフレットに「総裁選」という言葉はなく、高市氏側は「国政報告レポート」として発送したと説明するが、出馬記者会見で掲げた政策と似通っており、SNS(ネット交流サービス)上では「問題ないのか」との声が出ている。

【写真】送付された高市氏の「国政レポート」

 毎日新聞が関係者から入手した封書(写し)によると、送信元は「自民党奈良県第二選挙区支部 支部長 高市早苗」となっており、「リーフレット在中」と記されていた。「ゆうメール」の表記もあった。

 文書(同)はA3サイズの両面2枚で「早苗代議士の国政報告レポート」と題されていた。党員のもとに届いたのは高市氏が出馬表明の会見を開いた9日だったという。

 文書では総裁選での高市氏のスローガン「日本列島を、強く」が記され、安全保障政策や省庁再編、経済成長戦略など出馬会見で掲げた政策と同様の内容が掲載されていた。冒頭で「党務に携わることができる立場になりましたら」と前置きし、抜本的な党改革を断行するとしたが、総裁選については一言も触れていない。

 派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、党総裁選選挙管理委員会(逢沢一郎委員長)は、「カネのかからない総裁選」を掲げており、政策パンフレットの郵送や自動音声(オートコール)による電話作戦など八つの行為を告示前から禁止している。

 高市氏の事務所関係者は、リーフレットの送付について「総裁選のリーフレットではなく、国政報告レポートとして、事務所で管理していた宛先に送った」と説明。送付時期については「お盆前から準備していた。送付がこの時期になってしまったのはよくなかった」とした。

 リーフレットが届いた東京都内の党員は「いつもは届かないのに、なぜ今回は届いたのかわからない。総裁選を意識したのではないか」と話す。千葉県の党員は「高市氏の主張には共感するところもあるが、このやり方は問題ないのか心配だ」と述べた。【遠藤修平】

217OS5:2024/09/11(水) 13:54:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6c34df9cb61c8fc5f24c1325b3044d03a0e508b
この10月「小泉進次郎内閣」が「誕生ほぼ確」に…!その「想定閣僚名簿」を大公開する
9/11(水) 6:35配信


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現代ビジネス
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自民党はぶっ壊れた。不祥事の連続と政権運営の迷走、そして派閥崩壊の果てに、まもなく史上最年少の総理大臣が生まれることになりそうだ。起死回生をはかる、その「政権構想」の全貌とは。

【一覧画像】進次郎内閣の「予想閣僚名簿」はこちら

「軽すぎる神輿」になるのか
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〈異志統一〉

小泉進次郎の座右の銘だ。志の異なる者を集め、ひとつにまとめる――。もっとも、自民党議員たちは今、志というよりもおのおのの打算を胸に進次郎に群がっている。

「新総裁の選出が済めば、すぐさま解散総選挙。特に地盤の弱い若手・中堅や不祥事で名前が挙がった議員のあいだでは、『選挙で勝つには進次郎総理しかない』という声が日増しに強まっています。

総裁選は、1回目の投票では議員票と地方党員票が同数ですが、決選投票では議員票367票と都道府県連票47票の合算になる。進次郎vs.石破の構図なら、進次郎さんが議員票で圧勝して総理総裁になるシナリオが確実です」(自民党中堅議員)

すでに、進次郎の後見人である前総理の菅義偉は、齋藤健、加藤勝信、上川陽子の推薦人集めに噛み、決選投票でその勢力を結集する腹だ。

「進次郎政権が成れば、菅さんは当然、麻生(太郎)さんを下ろして副総理・副総裁に就く。放っておけば、経験の浅い進次郎さんが官僚の傀儡になってしまうのは明らかですから、ちゃんとポストのある『お目付け役』となって睨みをきかせるつもりなのです」(同前)

ただ、いくら人気者とはいえ、進次郎は44歳で初代総理となった伊藤博文より若い43歳。担ぎ手の選択を誤れば、「軽すぎる神輿」は容易に吹き飛ぶ。はたして進次郎と菅は今、どんな人事構想を描いているのか。

「石破と河野」が政権の骨格に
まず間違いないのは、菅が目をかけてきた「小石河」がそのまま政権の骨格となることだ。菅に近い自民党議員が言う。

「総裁選2位の公算が高い石破茂さんには、自身が提唱する『防災省』の新設を任せるのではないか。復興庁は時限組織のため2030年度に廃止の予定ですが、防災省へ発展的に統合する道もある。石破さんを遇する意味でも、新しい省の初代大臣ポストはもってこいです」

また安倍政権で外務・防衛と重要閣僚を務めた河野太郎は、原発再稼働に慎重かつ再生エネルギー活用に積極的な点で、進次郎と波長が合う。

「菅政権の2021年には、行政改革担当大臣の河野さん、環境大臣の進次郎さんが電力を所管する経産省とバトルを繰り広げた。今回、河野さんを経産大臣として送り込み、リベンジするのでは」(進次郎陣営に出入りする自民党中堅議員)

218OS5:2024/09/11(水) 13:54:30

「40代の大臣」が次々に誕生
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ただし菅・小石河体制ばかりが前面に出れば、国民は辟易とするだろう。「刷新感」を出すためには、進次郎と年次の近い40代議員や、同じ二世の中堅を枢要ポストに起用せねばならない。

「進次郎の腹心である小林史明、村井英樹は『大臣当確』でしょう。この2人は、安倍政権で進次郎が自民党の厚労部会長になり、社会保障改革の構想をまとめたとき一緒に働いた同志。IT通でデジタル副大臣を務めた小林をデジタル大臣に就け、岸田官邸でも中枢で働いてきた村井は、厚労大臣への大抜擢も十分に考えられます。

また、岸田総理が『総裁選後はドリームチームで』と言ったことを受けて、元安倍派で二世の福田達夫に外務大臣を任せる。語学に堪能、加えて父親の福田康夫元総理が中国に太いパイプを持っています。アメリカべったりの進次郎にとっては、政権の穴を埋めてくれる格好の人材です」(別の自民党中堅議員)

復興・防災、エネルギー、社会保障改革、デジタル化推進は、進次郎がライフワークと定めてきた分野だ。加えてもうひとつ、彼が信頼のおける人物に託したいと考えるテーマがある。農林水産、特に農協改革である。

「農水省は、進次郎さんと同期議員の勉強会『四志の会』を15年続けている齋藤健さんに任せるのではないでしょうか。

官房長官や経産大臣で起用されると見る人が多い齋藤さんですが、じつは生粋の農水族で、農水のドンである森山(裕)総務会長にも高く評価されている。森山さんは、進次郎さんが党農林部会長だったとき『農協解体』を言い出したことに激怒し、今でも進次郎さんを許していません。能力も人柄もピカイチと言われる齋藤さんには、森山さんとのつなぎ役になってほしいという期待があるはずです」(同前)

「保守のアイドル」を抜擢
無視できないのは、総裁候補で進次郎に次いで若い小林鷹之の存在だ。党内の若手・中堅に慕われ、知名度も総裁選で大きく上がったが、ネックは菅と犬猿の仲である元経産大臣・甘利明が背後にいることである。

「菅さんはおそらく、小林さんが1回目の投票で少なくとも3位に入らないと、彼を重要ポストには就けないでしょう。一方で、進次郎は夫婦別姓に賛成したり、脱炭素の旗振り役になったりしたせいで、保守層からは『左翼』だと見られているのが弱点。小林さんが仮に3位に入るか決選投票に進めば、『保守層対策』として彼を防衛大臣に抜擢するかもしれません」(自民党閣僚経験者)

安倍・菅政権と違い、リベラルなイメージの進次郎政権は、自民党の「岩盤支持層」から疑念の目を向けられるだろう。ウイングを広げる上でカギとなるのが、女性閣僚の起用だ。

中でも「最大のサプライズ」として党内で噂されているのが、一部から熱狂的な支持を集める、高市早苗を官房長官に据えることである。

その計画の詳細を、後編記事【進次郎が総理なら「官房長官・高市早苗」があり得る…!「後見人の元総理」が目論む「進次郎政権」の閣僚名簿を公開する】でお伝えする。

(文中敬称略)

「週刊現代」2024年9月14・21日合併号より

週刊現代(講談社・月曜・金曜発売)

219OS5:2024/09/11(水) 13:55:08
https://gendai.media/articles/-/137008?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related
「史上2人目」の女性官房長官
いま永田町では、来る「進次郎政権」の陣容がどうなるかについて、さまざまな憶測が飛び交っている。中でも「最大のサプライズ」として党内で噂されているのが、一部から熱狂的な支持を集める、高市早苗を官房長官に据えることである。

「高市さんは、総裁選の展開しだいでは決選投票に進む可能性もあると言われています。影響力を増してきた高市さんを遇するには、史上2人目の女性官房長官のポストが最適です。

しかも今回、進次郎陣営には『保守層対策として、憲法改正をしっかり主張する』との方針がある。憲法改正論者の急先鋒である高市さんに、スポークスマンになってもらいたいのです」(自民党閣僚経験者)

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安倍・菅政権と違い、リベラルなイメージの進次郎政権は、自民党の「岩盤支持層」から疑念の目を向けられるだろう。ウイングを広げる上でカギとなるのが、女性閣僚の起用だ。

同じ神奈川選出で進次郎・菅の両者と親しく、やはり保守カラーの強い三原じゅん子は、かねて取り組んできた沖縄・北方問題担当大臣として入閣する観測がある。

さらに地元の女性議員では、横須賀出身で、父親が進次郎の祖父・純也、父・純一郎の二代にわたり秘書を務めた牧島かれんの入閣も確実視される。

「菅政権の仕事人」が帰ってくる
この総裁選では、すでに要職を経験ずみのベテランも名乗りを上げた。上川陽子は4度目となる法務大臣への起用が既定路線だ。また、党幹事長の茂木敏充については「早くも菅さんと取り引きした」という話で持ちきりになっている。

「茂木さんは早い段階で総裁選での勝ち目がなくなった。そこですぐ菅さんと会い、『決選投票では旧茂木派の手下をまとめて進次郎に入れる』と確約、希望していた財務大臣のイスを取りに行きました。進次郎政権は短命の可能性も高いですから、リリーフでお鉢が回ってくるという打算もある」(自民党旧茂木派関係者)

閣僚以上に菅が神経を尖らせているのが、総理官邸を切り盛りする「官邸官僚」の陣容だ。すでに総裁選の進次郎選対には、かつて「菅官邸」を固めた官僚たちが入って陣頭指揮をとる。菅が最も信頼した元国交官僚の和泉洋人、そして財務官僚の大沢元一である。

220OS5:2024/09/11(水) 13:55:35
「岸田政権が迷走した一因は、官邸の中枢である官房副長官を警察庁出身の栗生俊一に任せたら、まったく機能しなかったこと。霞が関全体に睨みがきく人物でないと官邸の要は務まりませんから、菅政権の総理補佐官だった和泉さんしかいない。

進次郎陣営の政策づくりは、まず菅さんが和泉さんに指示し、さらに和泉さんが、菅官邸で総理秘書官として実務を担った大沢さんや外務省の高羽陽さん、経産省の門松貴さんへ指示。さらに進次郎の側近議員も加わって練っている感じです」(前出と別の、進次郎陣営に出入りする自民党議員)

あの「総裁候補」は幹事長へ
特に岸田政権に途中で手を噛まれ、増税路線を潰された財務省にとっては、進次郎政権はまたとない挽回のチャンス。就任前から進次郎にリソースを「全振り」する背景には当然、下心もある。

「最終兵器として、小泉純一郎政権で官邸の中枢だった財務事務次官OBの丹呉泰健さんを介して、進次郎総理をコントロールすることも想定しています」(財務省幹部)

政権成立後、すかさず解散総選挙に踏み切るにあたっては、自民党執行部も盤石でないといけない。「事実上の『総理・総裁分離』体制を敷いて、党内は自ら仕切るつもり」(前出と別の自民党閣僚経験者)という菅にとって、最も「安全牌」なのが加藤勝信だ。



「普通に考えれば大ベテランの森山裕さんを幹事長に据えるところですが、森山さんは進次郎にいい印象を抱いていないので衝突必至。『自民党いち温厚』と言われる加藤さんを幹事長に据え、森山さんは総務会長に留任。党三役の経験がない林芳正さんには政調会長をお願いするのではないか」(自民党ベテラン議員)

221OS5:2024/09/11(水) 13:55:48
「民間登用」はこの男
父・純一郎の政権では、竹中平蔵が民間から閣僚に起用され話題となった。進次郎政権で「民間登用枠」の候補として挙がるのが、ビジネススクールなどを運営するグロービス創業者・堀義人である。

「堀さんは竹中さんと近い経営者で、進次郎さんも小林(史明)さんを介して知り合い親しくなった。グロービスの講演会にも進次郎さんがたびたび登壇しています。

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すでに進次郎選対には、小林さんや堀さん周辺のITベンチャー経営者が頻繁に出入りしている。彼らは『経団連が牛耳る古い経済界を、進次郎総理に一掃してほしい』と考えて、今からロビー活動に余念がないのです」(進次郎陣営関係者)

【一覧】進次郎内閣の「予想閣僚名簿」はこちら…!
まもなく誕生する史上最年少の総理大臣。その周りには、早くも無数の思惑が渦巻く。

(文中敬称略)

222OS5:2024/09/11(水) 17:24:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7b15f856ba7366a57418acce88d2cab504ba65c
小泉氏、総裁選立候補断念の野田氏支援受け入れ 推薦人で陣営に 選択的夫婦別姓など政策の共通多く
9/11(水) 16:10配信

カナロコ by 神奈川新聞
小泉進次郎氏

 自民党総裁選に出馬する小泉進次郎元環境相(衆院11区)は11日、テレビ朝日の情報番組「ワイド!スクランブル」に出演し、立候補を断念した野田聖子元総務相からの支援を受けることを明らかにした。小泉氏の推薦人となり陣営入りするという。 


 初出馬の小泉氏と前回出馬した野田氏との連携は総裁選の構図に影響を与えそうだ。選択的夫婦別姓の導入や子育て支援策強化など政策面での共通項が多いことなどが理由。「未来ある最年少(の出馬予定者)に自分の思いを託したい」などと説明があったという。

 野田氏へは陣営の選挙対策本部長への就任を打診したが「フラットな陣営の中で、その一員として協力したい」と辞退されたとしている。提案を受けて本部長は置かない方針だ。

神奈川新聞社

223OS5:2024/09/11(水) 17:33:07

8136:OS5:2024/09/10(火) 15:49:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/000359a931ce6c6dde54873f5897f2a873e7d1d2
高市早苗氏、小泉氏支援の菅義偉氏「強力でうらやましい」も「安倍氏の教え肝に銘じ臨む」
9/10(火) 14:47配信

産経新聞
自民党総裁選への立候補を表明した高市早苗経済安全保障担当相=9日午後、国会内(春名中撮影)

自民党総裁選(12日告示、27日投開票)に出馬する高市早苗経済安全保障担当相(63)は9日夜、BS日テレ番組で、小泉進次郎元環境相(43)への支援を表明した菅義偉前首相について、「ネットワークがすごい。役所を動かしていく、若い人の面倒を見る力がすごい」と述べ、「衆院選などで(自身が)何度も応援に入った人も(支援を呼びかけたが)『恩知らずで、すいません』『(菅氏に近い)菅グループなので、菅先生の了解がない限り応援できない』『陣営には行けない』と謝ってきた人も何人もいる」と語った。

【アンケート結果】「初の女性首相」にふさわしい人物は?

番組の司会者が小泉氏について「若さを売りにしているが、バックに小泉純一郎元首相や森喜朗元首相ら長老が付いている。自民党のイメージとしていいのか」と指摘した質問に答えた。

高市氏は「バックに強力な人が付いているのはうらやましい。私は緩いメンバーで‥緩いといったら選対の皆さん、ごめんなさい。私の場合は政策に共鳴して、自然発生的に集まってくれた皆さんと一緒にやっている」と強調。

令和3年総裁選で高市氏を支援し、その後死去した安倍晋三元首相については、「いてくれたら良かったとは思う。だが、けっこう前回も叱られてばかり。私がとろいので、『あれやれ』『これやれ』『あれやれ』…」と述べた上で「その時に教わったことは学んだ。安倍氏が3年前に教えてくれたことを肝に銘じて、今回の総裁選に臨みたい」と語った。

224OS5:2024/09/11(水) 21:32:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/16c24842de1b3c0eed64c0d5820e602aed5729a6
自民党総裁選が12日に告示、過去最多の9人が出馬の見通し 野田聖子氏や斎藤健氏は断念
9/11(水) 21:10配信

産経新聞
記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する上川陽子外相=11日午後、東京都千代田区(鴨志田拓海撮影)

岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日、告示される。11日に名乗りを上げた上川陽子外相(71)を含め、平成20年と24年の5人を大きく上回る過去最多の9人が出馬する見通しだ。投開票は27日。候補者らは15日間の選挙期間中、公開討論会や全国各地での演説会に臨み、党員らに支持を訴える。一方、立候補を模索してきた野田聖子元総務相(64)と斎藤健経済産業相(65)は11日、立候補を断念すると表明した。

上川氏は11日、東京都内のホテルで記者会見し、立候補を正式に表明した。「覚悟を持って国難に当たり、日本の新しい景色を国民と一緒に作っていくことができる」と訴え、「国益を守り、存在感を示し、国民に理解され、支持される国をつくるために首相を目指し、総裁選に立候補する」と述べた。

これまで女性首相が誕生していないことに関しては「環境をいかにつくるのかという意味で、私が立候補すること自体が非常に大きなモデルになるのではないか」と語った。

上川氏が総裁選に挑戦するのは初めて。今回の女性候補としては、高市早苗経済安全保障担当相(63)に続く2人目となる。

一方、立候補を予定している小泉進次郎元環境相(43)は11日、新潟県長岡市で記者団に対し、野田氏に自身の推薦人になるよう要請し、同意を得たと明らかにした。

総裁選は党所属国会議員に1人当たり1票配分する国会議員票と、全国の党員・党友の投票を基にした党員票で争われる。

党員票の投票は26日が締め切り。各都道府県連が集計した得票数を党本部で一括集計し、投票総数をドント方式で各候補に比例配分する。27日に党本部で投票資格がある367人の国会議員による無記名の投票が行われ、その場で開票される。

225OS5:2024/09/11(水) 21:33:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/9eba0c82a258fbb61e4b47419a3968704624f876
菅前首相、自民総裁戦告示前に「完全燃焼」 小泉陣営へ野田氏引き込み 支持議員集めに奔走
9/11(水) 18:50配信
カナロコ by 神奈川新聞
街頭演説後に記念撮影に収まる菅氏(中央右)と小泉氏(手前中央)ら=8日、横浜市中区

 自民党総裁選(27日投開票)を巡り、小泉進次郎元環境相(衆院神奈川11区)の支援を表明した菅義偉前首相(2区)が12日の告示前に「完全燃焼」(自民幹部)状態となっている。旧知の野田聖子元総務相の推薦人確保を阻むにとどまらず、逆に小泉陣営へと引き込んだ。出馬が困難視される斎藤健経済産業相を推す議員へも働きかけを進めているもようだ。「支持議員集めは100人が目標」と周囲を鼓舞し「地上戦ならぬ“地中戦”」(同)を続けた。

 小泉氏の出馬が濃厚になった2週間ほど前、有志議員の票読みで「議員票は50ぐらい集まるのでは」との見立てが広がった。それを耳にした菅氏は「100が目標だ」と一喝し、自ら支持議員集めに乗り出したという。“キングメーカー”批判を避けるため、個別の訪問や電話などによるステルス戦法をとったとされる。

 菅氏の強い危機感の裏には自身の苦い体験がある。首相在任中の3年前、総裁選出馬に向けて推薦人確保を側近の坂井学氏(5区)と島村大氏(参院神奈川選挙区=当時)に指示。関係者によると50人ほどのめどはすぐに立ったという。しかし、大派閥の圧力などにはあらがえず結果、再選出馬断念に追い込まれている。「50では足りない」との執念が生じるゆえんだ。

 「やっぱり菅さんは強い。(推薦人依頼の)声をかけても全部ブロックされます」。野田氏は6日に出演したBS日テレ報道番組で“地中下”の工作の一端を明かしぼやいた。

神奈川新聞社

226OS5:2024/09/12(木) 07:54:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/f862ff43babf61d92539a8029ae5d6edcc6916dd
立候補断念の野田聖子氏、小泉進次郎氏を支援へ…連携模索した石破茂氏陣営「期待したのがバカだった」
9/11(水) 21:14配信

読売新聞オンライン
自民党総裁選出馬断念を表明する野田聖子氏(11日)=川口正峰撮影

 自民党総裁選への立候補を断念した野田聖子・元総務相は11日、政策面で近い小泉進次郎・元環境相の推薦人となって支援する考えを明らかにしたが、党内では波紋も広がっている。

【図解】さっと分かる…自民党総裁選の仕組み、投票の流れ

 国会内で記者会見した野田氏は「(小泉氏が)選択的夫婦別姓に1年以内に決着をつけると明言したのが大きな決め手になった」と語った。小泉氏も視察先の新潟県長岡市で「『母親みたいな位置づけで支える』と言ってもらった。大変心強い」と記者団に述べた。

 一方、野田氏が小泉氏の選挙対策本部長に就く案が一時浮上したが、小泉氏の陣営を含め党内から反発の声が上がり、見送られた。

 党関係者によると、野田氏は推薦人集めを続けながら、合流を見据え複数の陣営と接触し、石破茂・元幹事長と連携を視野に入れた協議も進めていた。石破氏の陣営幹部は「一緒にやれると信じていたが、期待したのがバカだった」と憤る。野田氏に近いベテランも「自分のことしか考えていない動きだ」と突き放した。

227OS5:2024/09/12(木) 11:21:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e90ad57a9a343433ef67f32dea20e77466bf3b3
「首相候補を振るい落とす高い壁」自民党総裁選、出馬には20人の推薦人が必要
9/12(木) 11:06配信

産経新聞
自民党総裁選に出馬するには、国会議員20人の推薦が必要となる。候補の乱立防止が狙いだ。告示後には各陣営の名簿が公開され、推した候補が敗れれば新執行部から非主流派扱いされかねないことから、必要人数を集めるハードルは高いとされる。しかし、今回は派閥の締め付けが機能しないこともあって20人をそろえるケースが続出し、過去最多の9人が立候補を届け出た。

【図で解説】自民党総裁選の仕組み 決選投票へ駒を進めるには…

■過去は「50人」も

推薦人制度は昭和30年の結党当初はなく、翌31年の第1回総裁選は推薦人なしで出馬できた。その後、候補の乱立が目立つようになり、47年の総裁選から、推薦人10人が必要な立候補制となった。推薦人の条件は53年の総裁選で20人、57年には50人へと引き上げられた。大派閥が推したり複数の派閥が支援したりしなければ、出馬は事実上難しい状態だった。

リクルート事件などで党勢が衰退したともあり、「開かれた総裁選」を目指して平成元年の総裁選から推薦人は20人に緩和され、海部俊樹、林義郎、石原慎太郎各氏の争いを海部氏が制した。その後、推薦人は20〜30人で推移したものの、14年からは現行の20人が定着している。

自民党が下野した21年には、所属国会議員の激減も受け、総裁選に出馬しやすいよう、推薦人を10人に下げる案も検討された。しかし「20人くらい口説き落とせない人物は首相になる資格がない」(閣僚経験者)という反対論が多く、改革案は実現しなかった。

■派閥解消で集めやすく

20人の推薦人制度は「首相候補を振るい落とす高い壁」(党中堅)として機能し、これまで1回当たりの出馬人数は最大でも5人にとどまってきた。しかし今回の総裁選は、麻生派(志公会)以外のすべての派閥が解散を決めた中で行われ、特定の実力者に断らずに行動する議員が続出。同一県同士や衆院初当選同期など、従来にない枠組みで推薦人を集め、スタートラインに立つ候補が目立っている。

228OS5:2024/09/12(木) 15:43:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/8938645fdc2a6157f366396b564af8c499b3bf2c
自民党総裁選、12日告示 9人が立候補表明 全国8カ所で演説会へ
9/11(水) 20:30配信

朝日新聞デジタル
自民党総裁選、11日までに立候補を表明した9人

 岸田文雄首相(自民党総裁)の後継を決める総裁選は12日に告示される。これまで9人が立候補を表明しており、過去最多の5人を上回ることが確実な情勢だ。裏金事件を機に深まる「政治とカネ」の問題をはじめ、国のかじ取りをいかに担うか、15日間の論戦が繰り広げられる。

【画像】夫婦別姓の賛否、割れる自民議員 総裁選前に朝日・東大調査で分析

 総裁選にはこれまで、小林鷹之前経済安全保障相(49)=二階派=、石破茂元幹事長(67)=無派閥=、河野太郎デジタル相(61)=麻生派=、林芳正官房長官(63)=旧岸田派=、茂木敏充幹事長(68)=茂木派=、小泉進次郎元環境相(43)=無派閥=、高市早苗経済安保相(63)=無派閥=、加藤勝信元官房長官(68)=茂木派=が立候補を表明。11日に上川陽子外相(71)=旧岸田派=も立候補表明会見を開き、計9人が名乗りを上げた。

■野田聖子氏、斎藤健氏は立候補断念

 一方、野田聖子元総務相(64)=無派閥=は11日、国会内で会見し、国会議員20人の推薦人確保に見通しが立たず、出馬を見送ると表明。「なるべく若い人に担ってもらいたい」と、小泉氏の支援に回る意向も明かした。同じく出馬を模索していた斎藤健経済産業相(65)=無派閥=も同日夜、経産省で記者団に「撤兵する」と語り、立候補を断念する考えを示した。

 今回の総裁選で候補者が増えたのは、派閥の裏金事件の影響が大きい。6派閥のうち麻生派を除く5派閥の解散が決まり、従来のような派閥単位で候補を擁立する動きが影を潜めている。9人のうち派閥の領袖(りょうしゅう)は茂木氏のみで、茂木派と旧岸田派から2人ずつが出馬する異例の展開だ。

 同日、総裁選の選挙管理委員会が開かれ、27日の投開票日まで、全国8カ所で演説会や討論会を開くことも決まった。経済財政、選択的夫婦別姓、働き方などの各政策で立場の違いもあり、激しい論戦が予想される。(笹川翔平、国吉美香)

■自民党総裁選の主な日程

12日 告示、所見発表演説会

13日 共同記者会見

14日 日本記者クラブ主催討論会、演説会(名古屋市)

15日 演説会(福島市)

16日 党青年局・女性局主催討論会(金沢市)

17日 演説会(那覇市)

18日 演説会(松山市、大阪市)

19日 演説会(東京)

20日 演説会(松江市)

22日 政策討論会(1)(ネット中継)

23日 政策討論会(2)(ネット中継)

24日 政策討論会(3)(ネット中継)

26日 党員投票の締め切り

27日 投開票

朝日新聞社

229OS5:2024/09/12(木) 15:43:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/151bdb04eebe80f84665e27e93c6130b36504bb7
【自民総裁選】上川氏出馬表明 推薦人集めの舞台裏 一進一退の攻防、最後は麻生派議員らが支援
9/11(水) 21:13配信



 上川陽子外相(71)=衆院静岡1区=が、告示前日というギリギリのタイミングで自民党総裁選の立候補表明にこぎ着けた。難航した推薦人集めは特に直近の1週間、新たに人を集めても既に決まっていた人が離れるなど、一進一退の攻防が繰り広げられた。最終的に麻生派所属の議員らが相次いで支援に回り、必要な20人を確保した上川氏。論戦のスタートラインに立つまでの舞台裏を検証した。



 「誰一人取り残さない社会を一緒に作ろう」。11日、上川氏が出馬表明の記者会見で国民に呼びかけると、同席した支援議員らは安堵(あんど)の表情を浮かべながら拍手を送った。

■最初の転機

 上川氏が総裁選に意欲を示した8月中旬、支援を表明したのは、松島みどり元法相、深沢陽一衆院議員=静岡4区=ら数人にとどまっていた。上川氏が所属した旧岸田派は、大半の議員が林芳正官房長官の支援に回るなど冷ややかだった。

 上川氏にとって最初の転機は同27日、麻生派が横浜市内で開いた研修会。麻生太郎会長が同派の河野太郎デジタル相以外の支援も容認したことを受け、猪口邦子元少子化担当相や井出庸生衆院議員らが上川氏支援を表明した。9月初旬には推薦人が18人にまで伸びた。

 だが、そこから先が厳しかった。上川氏は外相の公務の合間を縫い、議員会館を駆けずり回ったものの、面会した相手からは色よい返事をもらえなかった。

■最悪の事態

 この時期、陣営は9月4〜6日の外遊前に推薦人を確定させた上で、8日に地元の静岡市を舞台に出馬表明するシナリオも検討していたが、実現しなかった。

 「あと一歩」「着実に前進している」。記者団の問いかけに対してこのような答えを繰り返していた上川氏。だが、実際は膠着(こうちゃく)状態だった。追い打ちをかけるように、9日午前には推薦人の一人が離脱する「最悪の事態」(支援議員)が発生。他陣営の引き剥がしだった。

 「弱ったな」。上川陣営の議員はうなだれ、議員会館の上川事務所に詰める関係者の表情は沈痛だった。

■吉報舞い込む

 ところが、午後になると事態が急転する。新たに推薦人2人が確保できたとの吉報が舞い込んだ。いずれも麻生派の所属で、既に推薦人に名を連ねていた同派重鎮が引き入れた。上川氏は同日、麻生氏とひそかに会談した。関係者によると、同派議員らが支援してくれることへの感謝を伝えたとみられる。翌日の10日夕、最後の1人が同派から加わった。結果的に約半数の9人を同派が占める形となった。

 20人確保に大きな役割を果たしたこの重鎮は、上川氏について「深い付き合いがあるわけではない」としつつ、上川氏が法相時代、オウム真理教事件の死刑囚の死刑執行を命令したことを挙げ「あのころから腹が据わっている政治家だと見ていた」と説明。実力を評価して動いたと明かす。

 一方で、別の同派関係者は「溺れかかっていた上川氏を助けた」との表現で、麻生氏の意向が働いていると示唆する。河野氏に加えて上川氏も手持ちのカードに残すことで、どちらかが決選投票に進んだ場合は派が結束して行動し、影響力の維持を視野に入れていると解説する。

静岡新聞社

230OS5:2024/09/12(木) 15:44:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/61063d44d8930fb82d1012da8e26e99df5ebee36
大混戦で神奈川の国会議員19人は誰を支持? 小泉、河野氏でほぼ二分 小林氏支援の動きも
9/11(水) 21:50配信


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カナロコ by 神奈川新聞
自民党本部(資料写真)

 岸田文雄首相の後継を選ぶ自民党総裁選が12日に告示される。11日までに過去最多の9人が立候補を表明し、大混戦の様相を呈している。神奈川新聞社が同日までにまとめた県関係の国会議員19人の支持動向は、大半がともに県内を地盤とする小泉進次郎元環境相(43)=衆院11区=か河野太郎デジタル相(61)=15区=を支持。ほかに小林鷹之前経済安全保障相(49)を支援する動きもある。

231OS5:2024/09/12(木) 15:44:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c61626bd018f033cc8f9ddb94a871ff98c9ec46
趣味は「みこし担ぎ」自民総裁選出馬表明の上川陽子外相 「女性・平和・安全保障」推進
9/11(水) 22:31配信


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産経新聞
自民党総裁選への立候補を表明し、記者団の質問に応じる上川陽子外相=11日午後、東京都千代田区(鴨志田拓海撮影)

自民党総裁選の告示前日に出馬表明にこぎつけた上川陽子外相は、昨年9月に女性として約20年ぶりとなる外相に就任後、37カ国・地域を訪問し、各国首脳・外相や国際機関トップとの会談を100回以上重ねてきた。戦争の解決や平和構築の過程に女性の視点を組み込む「女性・平和・安全保障(WPS)」にも注力し、女性初の首相を目指す上で「日本の外交の顔として動いてきたことを最大限生かして活動していきたい」と語る。

【アンケート結果】「初の女性首相」にふさわしい人物は?

外相就任前に法相を計3回務め、平成30年7月には、オウム真理教を巡る事件の死刑囚13人の死刑執行命令書に署名した。「腰のすわった政治をめざす」「難問から、逃げない」「政治変革の渦へ、飛び込む」を政治信条としてきた上川氏にとって、その覚悟が試された決断だった。

東大卒業後、三菱総合研究所研究員を経て、米ハーバード大ケネディスクール修了。米民主党上院議員の政策立案スタッフも経験した。政治家を志したのは、米国に留学していた頃。海外から日本を見つめる中で「国際社会の中で絶えず変化に対応する改革を進めていく必要がある」と強く感じたという。

当選7回。無所属でチャレンジした初陣の平成8年を含め、選挙区で3回落選(うち1回は比例復活)した経験がある。

趣味は、みこし担ぎ、合気道、編み物など。日本舞踊の名取でもあり、8月に都内で開かれたアフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合の歓迎レセプションで、参加国外相らの前で阿波踊りをはじめ数種の踊りを披露した。(原川貴郎)

232OS5:2024/09/12(木) 15:45:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcc8a31f7baf8688f41ee1b123ba23d7b74454b6
岸田首相、影響力維持に腐心 乱戦お膳立て、路線転換警戒 自民総裁選
9/12(木) 7:03配信


時事通信
パリ・パラリンピック日本選手団の表敬を受け、あいさつに立つ岸田文雄首相(左)=11日午前、首相官邸

 自民党総裁選の告示を12日に控え、退陣を決めた岸田文雄首相が、自身の影響力維持に腐心している。

【ひと目で分かる】総裁選候補者の経済政策

 かつてない乱戦を「お膳立て」することで、各候補の動向を見極めつつ、キャスチングボートを握るのが狙い。3年間の政権下で敷いた路線の転換を避ける思惑も透ける。

 「最近の首相はつきものが落ちたように明るい」。首相の様子について党関係者はこう話す。「政局好き、人事好き」と言われる首相の関心事は、「ポスト岸田」レースの行方だ。側近を通じて各陣営の動向を直接聞き取るなど、情勢分析に余念がないという。

 先月14日の退陣表明の記者会見で、首相は総裁選について「我こそはと思う方は積極的に手を挙げて」と発破を掛けた。これを受け、一時は10人超が出馬を模索。先行きが読めない展開となる中、各陣営は決選投票も見据え、首相の対応に関心を寄せる。

 首相はまた、解散した岸田派に所属していた議員の掌握に意を砕く。今月もたびたび会食の機会を設定。4日には、山梨県内で開かれた有志の会合にわざわざ駆け付けた。

 同派所属だった林芳正官房長官(63)、上川陽子外相(71)の2氏が出馬表明したことも、対応に苦慮する中堅・若手への首相の求心力を高める結果につながった。「上川氏も出られて良かった」。上川氏の推薦人確保にめどが立ったことを聞き、首相は周囲にこう語った。

 一方、表立った発信はないものの、茂木敏充幹事長(68)が防衛増税などの見直しを打ち出した際は、周囲に怒りをあらわにした。首相に近い中堅議員は「『岸田路線』を大きく変えれば支援できないという意思表示だ」と解説する。

 首相は現在67歳。退陣後、存在感を誇示する場面が増えるとの見方が、党内にはくすぶる。「功績を認められたい、キングメーカーになりたい、という欲に政治家は抗しがたい」。政府関係者はこう指摘した。

233OS5:2024/09/12(木) 15:47:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b7912226ca9336f58e16ba354e2bd88bca0a67d
青山繁晴氏、総裁選不出馬を陳謝 「推薦人、残念ながら届かず」
9/12(木) 11:02配信


共同通信
青山繁晴氏

 自民党の青山繁晴参院議員は12日配信の自身のインターネット番組で、意欲を示していた党総裁選への出馬ができなかったことを陳謝した。「推薦人集めに奔走してきたが、残念ながら少し届かなかった」と述べた。

 青山氏は2016年に参院比例代表で初当選し、現在2期目。自民の保守系グループ「日本の尊厳と国益を護る会」の代表を務めている。

234OS5:2024/09/12(木) 15:49:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9a9254d65e46938088bab282c94d4e08f45c1b6
女性首相狙う論客、高市早苗氏 横顔と略歴
9/12(木) 11:44配
 自民党総裁選に立候補した高市早苗氏の人物像を紹介する。

 故安倍晋三元首相と政治信条が近く、党内有数の保守派論客として女性初の首相の座を狙う。選択的夫婦別姓制度の導入には慎重姿勢を取り、終戦の日や例大祭に靖国神社参拝を欠かさない。

 総登録者数が約100万人に上る交流サイト(SNS)を活用した発信力が武器。2021年総裁選で後ろ盾だった安倍氏を失い、保守系議員の支持獲得が課題だ。ヘビーメタル好きの阪神ファン。奈良県出身。

 【略歴】たかいち・さなえ 神戸大卒。松下政経塾、民放キャスターを経て1993年に無所属で衆院初当選し、1996年に自民入党。沖縄北方担当相、党政調会長、総務相を歴任し、現在は経済安全保障担当相。63歳。奈良2区、当選9回。

https://news.yahoo.co.jp/articles/22b0ffcfd4590c8ed3f5a3d1069728a3bea005f5
高市早苗氏の推薦人 杉田水脈氏、中曽根弘文氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:04配信
 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、高市早苗経済安全保障担当相(63)=無派閥=は「自民党総裁になったあかつきには、国民に信頼される自民党に生まれ変わる」と話した。


 高市氏の推薦人名簿は次の通り。(敬称略)

 【衆院】小林茂樹、杉田水脈、鈴木淳司、関芳弘、高鳥修一、谷川とむ、土井亨、中村裕之、古屋圭司、三ツ林裕巳、若林健太

 【参院】中曽根弘文、赤池誠章、有村治子、衛藤晟一、古庄玄知、佐藤啓、西田昌司、堀井巌、山田宏

235OS5:2024/09/12(木) 15:51:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/c894f9c589c4ee7b80ee51be5097b1212a6df27a
若手支持の保守派、小林鷹之氏 横顔と略歴
9/12(木) 11:46配信
 自民党総裁選に立候補した小林鷹之氏の人物像を紹介する。

 早期の憲法改正を主張する保守派。若手・中堅を中心に派閥横断的な支持を集める。衆院当選3回で経済安全保障担当相に抜てきされたが、経験不足はついて回る。

 東大卒の元財務官僚。在米日本大使館に勤務時、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)返還を巡る民主党政権の対応で日米関係が冷え込むのを目の当たりにし、政治家を志した。愛称は名前をもじって「コバホーク」。千葉県出身。

 【略歴】こばやし・たかゆき 米ハーバード大院修了。財務省出身で、2012年に衆院初当選。防衛政務官、自民党経済産業部会長代理、経済安全保障担当相、党副幹事長を歴任した。49歳。千葉2区、当選4回。


https://news.yahoo.co.jp/articles/ebc4671f7ac6ec7e4370af74ce9289737acb14e5
小林鷹之氏の推薦人 松本洋平氏、中曽根康隆氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:05配信

毎日新聞
自民党総裁選が告示され、送り出し式に臨む小林鷹之前経済安全保障担当相(中央)=自民党本部で2024年9月12日午後0時33分、猪飼健史撮影

 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、小林鷹之前経済安全保障担当相(49)=二階派=は「当選4回、40代での立候補は、自民党では異例のこと。日本を世界をリードする、真の自律した国にする」と話した。


 小林氏の推薦人名簿は次の通り。(敬称略)

 【衆院】松本洋平、石井拓、岩田和親、江崎鉄磨、大野敬太郎、鬼木誠、勝目康、熊田裕通、斎藤洋明、塩崎彰久、高木宏寿、武部新、田野瀬太道、中川貴元、中曽根康隆、本田太郎、松本尚、務台俊介

 【参院】友納理緒、豊田俊郎

>>103
【安倍派】
大塚拓(衆院5期)
福田達夫(衆院4期)
細田健一(衆院4期)
和田義明(衆院3期)
宗清皇一(衆院3期)
鈴木英敬(衆院1期)
塩崎彰久(衆院1期)
吉田真次(衆院1期)
松本尚(衆院1期)
小森卓郎(衆院1期)
石井拓(衆院1期)
【二階派】
武部新(衆院4期)
高木宏寿(衆院3期)
中曽根康隆(衆院2期)
岩本剛人(参院1期)
【麻生派】
山田賢司(衆院4期)
斎藤洋明(衆院4期)
務台俊介(衆院4期)
【岸田派】
岩田和親(衆院4期)
【森山派】
鬼木誠(衆院4期)
【無派閥】
大野敬太郎(衆院4期)
熊田裕通(衆院4期)
勝目康(衆院1期)
森由起子(衆院1期)

236OS5:2024/09/12(木) 15:51:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/33e0d3d533dc6ab2c3a3d65fc4cf946bab10427c
多芸多才な国際派、林芳正氏 横顔と略歴
9/12(木) 11:47配信
 自民党総裁選に立候補した林芳正氏の人物像を紹介する。

 外交・内政政策に通じ、ピアノやギターの演奏が得意という多芸多才な面を持つ国際派だ。前任者が辞任した際などに緊急起用されるケースが多く「政界の119番」の異名も。解散した岸田派のナンバー2かつ、官房長官として岸田文雄首相を支えてきた立場から、2回目の総裁選に挑む。

 流ちょうに英語を話し、安定感が強みの一方、目新しさに欠け独自色発揮が課題だ。父は元蔵相の義郎氏。山口県出身。

 【略歴】はやし・よしまさ 米ハーバード大院修了。衆院議員秘書を経て1995年に参院初当選。2021年衆院選でくら替えした。防衛相、農相、文部科学相、外相を歴任し、現在は官房長官。63歳。山口3区、当選1回。参院当選5回。



https://news.yahoo.co.jp/articles/43e7b5967ef76f45fb2498fb2c3765863b276517
林芳正氏の推薦人 田村憲久氏、石原宏高氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:07配信
 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、林芳正官房長官(63)=旧岸田派=は「自民党の信頼回復へ、全力を尽くしていく。党改革、政治改革、行政改革をやっていく」と訴えた。


 【衆院】田村憲久、石橋林太郎、石原宏高、江藤拓、金子俊平、金子容三、古賀篤、後藤茂之、西田昭二、渡辺孝一

 【参院】足立敏之、越智俊之、古賀友一郎、小林一大、小鑓隆史、桜井充、藤木真也、古川俊治、星北斗、山本啓介

237OS5:2024/09/12(木) 15:52:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/64183459245c5bde61edc54f9ad16692fad4e71b
知名度抜群の4世、小泉進次郎氏 横顔と略歴
9/12(木) 11:49配信


共同通信
記者団の取材に応じる小泉元環境相=12日午前9時25分、東京都千代田区

 自民党総裁選に立候補した小泉進次郎氏の人物像を紹介する。

 5年5カ月の長期政権を築いた小泉純一郎元首相の次男。曽祖父から続く4世議員で、知名度は抜群だ。2009年の衆院初当選時から「将来の首相候補」と目され、2019年にはフリーアナウンサーの滝川クリステルさんと結婚した。

 環境相時代に気候変動問題に「セクシーに取り組むべきだ」と述べ、独特の言い回しがインターネット上で「ポエム」「進次郎構文」とやゆされた。神奈川県出身。

 【略歴】こいずみ・しんじろう 米コロンビア大院修了。2009年に衆院初当選。自民党青年局長、内閣府政務官、党副幹事長、党厚生労働部会長、環境相を歴任。現在は衆院安全保障委員長。43歳。神奈川11区、当選5回。


https://news.yahoo.co.jp/articles/a55a00abb3769d883a56d4eaad406faa4312098f
小泉進次郎氏の推薦人 野田聖子氏、三原じゅん子氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:08配信


毎日新聞
自民党総裁選に立候補することを表明し、記者の質問に答える小泉進次郎元環境相=東京都千代田区で2024年9月6日午後0時5分、平田明浩撮影

 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、小泉進次郎元環境相(43)=無派閥=は、「私は足りないところはいっぱいあります。1人で何でもできるタイプでもありません。私は最高のチームをつくります」とアピールした

 小泉氏の推薦人名簿は次の通り。(敬称略)

 【衆院】鷲尾英一郎、赤間二郎、大串正樹、加藤鮎子、小寺裕雄、小林史明、武村展英、田中良生、辻清人、野田聖子、長谷川淳二、古川直季、穂坂泰、星野剛士、山田美樹、山本有二

 【参院】朝日健太郎、阿達雅志、三原じゅん子、三宅伸吾

238OS5:2024/09/12(木) 15:53:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a1b80ca3a5168b71210c3e462c6911e54a47501
英語使いの実務家、上川陽子氏 横顔と略歴
9/12(木) 11:52配信


共同通信
記者団の取材に応じる上川外相=12日午前8時54分、東京都港区

 自民党総裁選に立候補した上川陽子氏の人物像を紹介する。

 

 外相として流ちょうな英語を使い、平和構築に女性が参画する「女性・平和・安全保障(WPS)」を提唱してきた。実務能力の高さに定評がある。安倍、菅両内閣で法相経験を重ね、オウム真理教事件の死刑囚13人の刑執行を命じた。

 今回初めて総裁選に挑戦。推薦人確保に難航した。党内から「仕事に専念するあまり、仲間を増やす努力が足りない」との指摘も上がる。静岡県出身。

 【略歴】かみかわ・ようこ 東大卒業後、三菱総合研究所を経て米ハーバード大院修了。米上院議員の政策スタッフを務めた。2000年に衆院初当選。少子化相、法相を歴任し、現在は外相。71歳。静岡1区、当選7回。


https://news.yahoo.co.jp/articles/09f57b25d22734596edb4ab1fac84a175c114f63
上川陽子氏の推薦人 松島みどり氏、今井絵理子氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:11配信


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コメント10件


毎日新聞
自民党総裁選の出陣式で気勢を上げる上川陽子外相(中央)=東京都千代田区で2024年9月12日午前11時19分、前田梨里子撮影

 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、上川陽子外相(71)=旧岸田派=は「新たな日本を築きたい。一緒につくりませんか、日本の新たな景色を」と呼びかけた。



 上川氏の推薦人名簿は次の通り。(敬称略)

 【衆院】牧原秀樹、井出庸生、井林辰憲、国光文乃、小泉龍司、小島敏文、仁木博文、深沢陽一、堀内詔子、松島みどり、松本剛明、盛山正仁、山口俊一

 【参院】猪口邦子、今井絵理子、山東昭子、中西祐介、牧野京夫、森雅子、若林洋平

239OS5:2024/09/12(木) 15:54:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d7911d0367e18e6f5ac592747b6ee388d3ff1cb
要職歴任の政策通、加藤勝信氏 横顔と略歴
9/12(木) 11:54配信

共同通信
取材に応じる加藤元官房長官=12日午前9時11分、東京都港区

 自民党総裁選に立候補した加藤勝信氏の人物像を紹介する。

 旧大蔵省出身で経済や社会保障に詳しい政策通。安倍、菅、岸田政権で要職を歴任した。所属する茂木派を率いる茂木敏充幹事長も立候補し、まとまった支持は得られない見通しだ。

 故安倍晋三元首相の側近で、遺志を継ぐのは自分だという意識は強い。手堅い言動が時に「官僚的」とやゆされ、発信力不足と指摘される。義父は安倍氏の父・晋太郎氏の側近だった加藤六月元農相。東京都出身。

 【略歴】かとう・かつのぶ 東大卒。大蔵省(現財務省)、衆院議員秘書を経て2003年に衆院初当選。1億総活躍相、自民党総務会長、官房長官、厚生労働相を歴任し、現在は党拉致問題対策本部長。68歳。岡山5区、当選7回。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f8f73d0c24667886dcfdf170904638c698781500
加藤勝信氏の推薦人 西銘恒三郎氏、自見英子氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:12配信


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毎日新聞
記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する加藤勝信元官房長官=衆院第2議員会館で2024年9月10日午前9時35分、猪飼健史撮影

 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、加藤勝信元官房長官(68)=茂木派=は「日本の強みを呼び覚まし、一人一人の思いを形にする『日本総活躍プラン』を実行する」と話した。


 加藤氏の推薦人名簿は次の通り。(敬称略)

 【衆院】西銘恒三郎、阿部俊子、今枝宗一郎、上野賢一郎、金田勝年、亀岡偉民、桜田義孝、中野英幸、橋本岳、平沼正二郎、御法川信英、山下貴司

 【参院】石井正弘、石田昌宏、小野田紀美、自見英子、羽生田俊、比嘉奈津美、本田顕子、三浦靖

240OS5:2024/09/12(木) 15:55:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e5e37f05a7a64dd5e10393319f5016c805788a6
華麗なる政治一家、河野太郎氏 横顔と略歴
9/12(木) 11:56配信
 自民党総裁選に立候補した河野太郎氏の人物像を紹介する。

 祖父は一郎元農相、父は洋平元衆院議長という華麗なる政治家一家の出身。過去の常識にとらわれずに政策を進め、政界の異端児と評される。行動力が持ち味で、外相時代は延べ123カ国・地域を訪問した。

 X(旧ツイッター)のフォロワー数は250万人超を誇るが、意見の合わない相手の投稿を遮断するなど、手法や言動が強引だとして批判を浴びた。果物のドリアンが大好物。神奈川県出身。

 【略歴】こうの・たろう 米ジョージタウン大卒。民間企業を経て1996年に衆院初当選。国家公安委員長、外相、防衛相、行政改革担当相を歴任し、現在はデジタル相。2009、2021年総裁選に立候補した。61歳。衆院神奈川15区、当選9回。


https://news.yahoo.co.jp/articles/e4054a5018b4886125aa0d6f7aa50749d068f189
河野太郎氏の推薦人 牧島かれん氏、武見敬三氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:13配信



毎日新聞
総裁選の出陣式で、支援者がトレードカラーの青いタオルを手にする中、気勢を上げる河野太郎デジタル相(中央)=東京都内のホテルで2024年9月12日午後0時16分、手塚耕一郎撮影

 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、河野太郎デジタル相(61)=麻生派=は「一国平和主義ではなく、世界全体の平和を安定、日本はどういう責任を果たすのか、そういう時代が来ている」と訴えた。

 河野氏の推薦人名簿は次の通り。(敬称略)

 【衆院】森英介、秋葉賢也、伊藤忠彦、井上信治、英利アルフィヤ、鈴木馨祐、田中和徳、塚田一郎、土田慎、永岡桂子、長坂康正、中西健治、牧島かれん、武藤容治、柳本顕

 【参院】浅尾慶一郎、神谷政幸、武見敬三、藤川政人、船橋利実

241OS5:2024/09/12(木) 15:55:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/62c662b49bd1c559fa5c833913300b02d6bedfdc
政治生活の総決算、石破茂氏 横顔と略歴
9/12(木) 11:58配信


共同通信
自民党総裁選の出陣式に臨む石破元幹事長=12日午前10時26分、東京・永田町の党本部

 自民党総裁選に立候補した石破茂氏の人物像を紹介する。

 5度目の総裁選を「政治生活の総決算」と位置付ける。田中角栄元首相に国政入りを勧められ、1986年に衆院初当選。平成の政治改革を訴えて1993年に自民を離党した。1997年に復党したが、党内にわだかまりが残る。

 2002年に小泉内閣の防衛庁長官として初入閣し、農相や党幹事長などを歴任した。「睡眠時間を削っても」と漏らすほどの読書好き。こだわりの強さがあつれきを生むことも。鳥取県出身。

 【略歴】いしば・しげる 慶大卒。銀行員を経て1986年に衆院初当選。1993年に自民を離党し、1997年に復党。防衛相、農相、党政調会長、党幹事長、地方創生担当相を歴任した。総裁選立候補は5回目。67歳。鳥取1区、当選12回。


https://news.yahoo.co.jp/articles/3a3b370593d4f919b9500d805439aa268ae07e88
石破茂氏の推薦人 細野豪志氏、村上誠一郎氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:15配信


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毎日新聞
自民党総裁選への出馬を表明するため訪れた神社で有権者と握手する石破茂元幹事長(手前左)=鳥取県八頭町で2024年8月24日、川口峻撮影

 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、石破茂元幹事長(67)=無派閥=は、今回の総裁選を「最後の戦いと位置づけ、必ず勝利を目指す」と訴えた。


 石破氏の推薦人名簿は次の通り。(敬称略)

 【衆院】岩屋毅、赤沢亮正、泉田裕彦、伊東良孝、小里泰弘、門山宏哲、平将明、橘慶一郎、田所嘉徳、谷公一、冨樫博之、長島昭久、細野豪志、村上誠一郎、八木哲也、保岡宏武

 【参院】青木一彦、藤井一博、舞立昇治、山田俊男

242OS5:2024/09/12(木) 15:56:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/e10f272169227eee414aa4a54e143b3df064bddf
候補者随一の経歴、茂木敏充氏 横顔と略歴
9/12(木) 12:00配信

共同通信
自民党総裁選の出陣式であいさつする茂木幹事長=12日午前11時16分、東京都港区

 自民党総裁選に立候補した茂木敏充氏の人物像を紹介する。

 

 自民党幹事長や外相を歴任し、総裁選候補の中で経歴の豊富さは随一だ。経済再生担当相時代、日米貿易交渉で当時のトランプ米大統領に「タフネゴシエーター(手ごわい交渉人)」と言わせた実務能力は評価が高い。

 栃木県の山あいの小学校から米ハーバード大まで進んだ。政治家になる前は商社や外資系コンサルタント会社などに勤務した。要求水準が高く「気難しい」との評が付きまとう。栃木県出身。

 【略歴】もてぎ・としみつ 米ハーバード大院修了。外資系コンサルタント会社を経て1993年に日本新党から衆院初当選し、1995年に自民入党。経済産業相、党政調会長、外相を歴任し、現在は党幹事長。68歳。栃木5区、当選10回。


https://news.yahoo.co.jp/articles/389c70d84d107839e1dbb4a83217f90ece84e24d
茂木敏充氏の推薦人 新藤義孝氏、笹川博義氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:15配信

毎日新聞
自民党総裁選が告示され、出陣式に臨む茂木敏充幹事長(左)=東京都港区で2024年9月12日午前11時4分、内藤絵美撮影

 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、茂木敏充幹事長(68)=茂木派=は「思い切った改革マインドを持った仲間と共に、結果にコミットしていく」と話した。


 茂木氏の推薦人名簿は次の通り。(敬称略)

 【衆院】新藤義孝、東国幹、上田英俊、大西英男、梶山弘志、笹川博義、新谷正義、鈴木憲和、鈴木隼人、高見康裕、古川康、宮崎政久、簗和生、山本左近

 【参院】上野通子、臼井正一、加藤明良、高橋克法、永井学、山本佐知子

243OS5:2024/09/12(木) 15:57:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/808a383e7b3580a5da7c571fc21690b75bf7ab96
自民総裁選、裏金推薦人数1位は高市氏13人、次いで加藤氏4、茂木氏2、小泉、上川氏1、4人がゼロ
9/12(木) 15:33配信
 岸田文雄首相の後継を決める自民党総裁選が12日に告示され、過去最多の9氏が届け出て、27日投開票に向けた15日間の選挙戦がスタートした。

 立候補したのは高市早苗経済安全保障担当相(63)、小林鷹之前経済安保相(49)、林芳正官房長官(63)、小泉進次郎元環境相(43)、上川陽子外相(71)、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、石破茂元幹事長(67)、茂木敏充幹事長(68)の9氏。

 9氏の代理人がこの日、20人の国会議員の推薦人名簿などを添えて届け出をした。それぞれの20人の推薦人のうち、裏金を受け取っていたと党本部が公表した議員と不記載額は以下の通り(届け出順)。

◇高市早苗氏 裏金推薦人13人=杉田水脈(不記載額1564万円)、鈴木淳司(同60万円)、関芳弘(同836万円)、高鳥修一(同544万円)、谷川とむ(同188万円)、三ツ林裕巳(同2954万円)、若林健太(368万円)の各衆院議員。赤池誠章(268万円)、衛藤晟一(同80万円)、佐藤啓(同306万円)、西田昌司(同411万円)、堀井巌(同876万円)、山田宏(560万円)の各参院議員

◇小林鷹之氏 ゼロ ※出馬表明の記者会見には複数の裏金議員が同席

◇林芳正氏 ゼロ

◇小泉進次郎氏 1人=山田美樹衆院議員(不記載額76万円)

◇上川陽子氏 1人=森雅子参院議員(不記載額282万円)

◇加藤勝信氏 4人=亀岡偉民衆院議員(不記載額348万円)、石井正弘(同378万円)、石田昌宏(同26万円)、羽生田俊(同818万円)の各参院議員

◇河野太郎氏 ゼロ

◇石破茂氏 ゼロ

◇茂木敏充氏 2人=簗和生衆院議員(不記載額1746万円)、上野通子参院議員(同318万円)

244OS5:2024/09/12(木) 15:59:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8377b0d6e075dfe5962e82826c4077e6236f457
小泉進次郎氏が総裁選出陣式 国会議員30人超出席、野田聖子氏や岸田首相側近の姿も
9/12(木) 14:29配信

産経新聞
出陣式で円陣を組んで気勢を上げる自民党の小泉進次郎元環境相(左から2人目)ら=12日午後、東京都千代田区(代表撮影)

自民党総裁選に立候補した小泉進次郎元環境相は12日、東京都内で出陣式に臨み、「迷ったらフルスイング。必ず勝利を勝ち取っていきたい」と意気込んだ。「これだったら託せると思ってもらえるよう、全身全霊で頑張っていくので、支えていただきたい」と呼びかけた。

【写真】小泉進次郎氏、初めて実母に面会したと明かす「43年間、会うことなく、名字も違う」

出陣式には、国会議員30人超が参加。最後は円陣を組み、「チーム進次郎、新時代の扉を開けよう」という掛け声とともに気勢を上げた。

総裁選への出馬を断念し、小泉氏の支援に回った野田聖子元総務相が会場に姿を現すと、大きな拍手が湧き起こった。佐藤勉元総務会長や加藤鮎子こども政策担当相のほか、岸田文雄首相の側近として知られる村井英樹官房副長官らも駆けつけた。

245OS5:2024/09/12(木) 17:07:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/47d638217f05b5e41d01d5e5d01f36f97da57cf3
次期総裁、小泉氏トップ 2位石破氏、3位高市氏 時事世論調査
9/12(木) 15:06配信


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時事通信
ポーズを取る小泉進次郎元環境相=6日、東京都千代田区

 時事通信が6〜9日に実施した世論調査で、自民党の次期総裁に誰がふさわしいか尋ねたところ、小泉進次郎元環境相が25.5%でトップだった。

【主な経歴】小泉 進次郎(こいずみ しんじろう)氏

 2位は石破茂元幹事長の24.2%、3位は高市早苗経済安全保障担当相の8.5%。河野太郎デジタル相は4.9%で4位だった。

 調査は、党総裁選に意欲を示していた11人から1人を選んでもらう形式で、告示前に実施。14人の選択肢を挙げた前回(8月2〜5日)は、1位が石破氏(18.7%)、2位が小泉氏(12.5%)だった。

 自民支持層に限ってみると、小泉氏が35.6%で最多。石破氏27.1%、高市氏12.1%、河野氏3.6%と続いた。

 派閥裏金事件に関し、次期総裁が実態解明に取り組む必要があると「思う」との回答は76.9%で、「思わない」の10.6%を大きく上回った。総裁選後、早期に衆院解散・総選挙を行うべきかとの質問には、「思う」が56.7%、「思わない」が16.2%だった。

 次期衆院選比例代表の投票先は、自民が31.2%で最も多かった。次いで立憲民主党の10.2%。以下、日本維新の会5.5%、公明党4.2%などの順だった。

 岸田内閣の支持率は前月比0.7ポイント減の18.7%と、10カ月連続で2割を下回った。不支持率は同3.9ポイント増の57.5%だった。

 政党支持率は、自民が前月比1.2ポイント増の21.1%、立民が同0.3ポイント増の4.0%。公明2.7%(0.5ポイント増)、維新2.3%(0.5ポイント増)と続いた。

 共産党1.3%、国民民主党0.9%、れいわ新選組0.4%、社民党0.3%、参政党0.2%、教育無償化を実現する会0.1%。「支持政党なし」は64.1%だった。

 調査は全国の18歳以上の男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は58.5%。

 

 ◇自民総裁にふさわしい議員
(1) 小泉進次郎   25.5
(2) 石破茂   24.2
(3) 高市早苗    8.5
(4) 河野太郎    4.9
(5) 小林鷹之    2.9
(6) 上川陽子    2.1
(7) 林芳正    1.4
    茂木敏充    1.4
(9) 野田聖子    1.1
(10)加藤勝信    0.3
(11)斎藤健    0.0
この中にはいない    12.0
分からない       15.8
※敬称略、数字は%


246OS5:2024/09/12(木) 17:08:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd44d031438a8aa1d141c03abe84370539e26047
〝大乱戦〟自民総裁選告示、壮絶な権力闘争 序盤は進次郎氏優勢 議員票、党員票奪い合い 激しく争う麻生副総裁と菅前首相
9/12(木) 17:00配信

夕刊フジ
石破氏

自民党総裁選が12日午前に告示され、27日投開票に向けた15日間の選挙戦がスタートした。過去最多9人が激突する〝大乱戦〟は、派閥裏金事件を受けた信頼回復や、物価高に対応する経済・財政政策、年金などの社会保障、「有事」を見据えた外交・安全保障などが主要な争点となりそうだ。派閥解消などで選挙戦は不透明感を極めており、上位2人による決選投票になる公算が大きい。前哨戦では、石破茂元幹事長(67)と、小泉進次郎元環境相(43)がトップを争い、高市早苗経済安保相(63)が猛追する構図だったが、政策論争やスキャンダルなどで風向きは一変する。わが日本のかじ取りを担う新しいリーダーは誰になるのか。

【比べてみる】小泉進次郎氏と小林鷹之氏…自民党の若手「ホープ」2人のプロフィール



「過去にない大激戦。まったく予想がつかない」「支持者の奪い合いで毎日必死だ」「9人も立候補して、まともな政策論争ができるのか」「党内混乱をさらして、信頼回復に逆行しているのではないか」

告示を前に、各陣営からはこんな〝本音〟が聞こえた。

総裁選は12日午前、立候補を受け付け、午後に自民党本部で所見発表演説会を行う。党員・党友の投票は26日に締め切られ、27日に国会議員票の投開票と合わせて、結果が判明する。

投票は、「国会議員票」367票と、議員票と同数に換算した「党員・党友票」367票の計734票を争い、過半数に達した候補が当選する。過半数に届かなければ、上位2人が決選投票に進む。決選投票は、国会議員と47都道府県連が1票ずつ持つ。

これまでの取材を総合すると、候補者乱立で議員票は割れ、ほぼ横一線の状態のようだ。立候補に必要な推薦人(20人)がそのまま候補者の支持に回るなら、9人の出馬で180票が固まる。残票はほぼ同数の187票だが、告示までに態度を明確にしない議員も少なくない。それだけに、党員・党友票が勝負のポイントとなりそうだ。

自民党関係者は「報道各社の世論調査を分析すると、石破氏と小泉氏が約30%ほどの支持で拮抗(きっこう)し、高市氏は15〜20%だ。これを党員・党友票に当てはめれば、石破、小泉両氏は100票強、高市氏は最大80票近くとなる。議員票との合算で、1回目の投票で過半数を獲得する候補はおそらくいない」と分析する。

議員票も読めない部分がある。

あるベテラン議員は「麻生派を除いて派閥が解消したことで、組織的な支持のとりまとめが困難になり、選挙戦の想定が難しくなった。当初は『刷新感』を求めて、小泉氏ら若い候補に乗ろうとした議員もいたが、世論は失言1つ、報道1つで変わる。党員・党友票は世論に近い。衆院議員は総裁選だけでなく、直後の衆院選でも勝てる『選挙の顔』を選ぶのに必死だ。当然慎重になる」と明かす。

こうしたなか、石破氏は裏金事件をめぐり、関与が指摘された議員らについて、「(国政選挙で)公認するにふさわしいかどうか、徹底的に議論すべきだ」と発言した。

党重鎮は「すでに党の処分が下された問題を掘り返す〝禁じ手〟だが、世論を考えれば安易な反対は『命とり』になる。他の総裁候補に踏み絵を投げつけたかたちだ」と語る。

一方、石破氏が、株式の売却益などに課税する金融所得課税の強化を「実行したい」と発言したことには、小泉氏や河野太郎デジタル相(61)、小林鷹之前経済安保相(49)らが反対した。

247OS5:2024/09/12(木) 17:08:48
今後、議員票や、党員・党友票はどう動くのか。

ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「間違いなく『決選投票』になる。これからは激しい支持の奪い合いだ。議員票は多くても50〜60票の獲得が上限だろう。世論調査を加味すれば、人気のある石破、小泉両氏が党員・党友票でもトップを争い、高市氏が食い込む展開だ。石破氏、高市氏は国家観が明確で、政策論争に強みを発揮する。小泉氏はアピールポイントの若さを『未熟』と指摘する声もある。議論で対抗できるかが勝負だ」と語る。

「有事」に対応できる能力と覚悟も必要

総裁選告示(12日)の朝、北朝鮮が日本海に弾道ミサイルを撃ち込んできた。中国軍は告示前、領空侵犯や領海侵入を仕掛けてきた。次の総理総裁は「有事」に対応できる能力と覚悟も必要だ。

政治評論家の有馬晴海氏も「議員票の最大得票は60票程度。序盤は若く刷新感のある小泉氏が優勢とみるが、ベテランで安定感がある石破氏に逆転の余地がある。『女性初の総理総裁』の期待が高まれば、岩盤保守層の支持が根強い高市氏も巻き返すだろう。総裁選では、自民党として全国で演説会や討論会を行う。地力のある候補に支持が集約されていくはずだ」と見る。

決選投票になれば、「永田町の論理」が頭をもたげることになる。水面下で激しく争う麻生太郎副総裁と菅義偉前首相という2人の〝キングメーカー〟の相克が先鋭化しそうだ。

前出の鈴木氏はこう語る。

「小泉氏が総理総裁になればキングメーカーは菅氏だ。岸田首相や麻生氏は納得しないだろう。党改革、古い自民党からの決別がテーマだった総裁選だが、いつの間にか『権力闘争』が繰り広げられている。総裁選の隠れたテーマの一つは『派閥再編』だ。この現実に国民が気付けば、厳しい視線をそそぐだろう」

権力闘争である総裁選はかつて、「裏切り、ウソ、手のひら返し、何でもあり」「ダマす奴より、ダマされる奴が悪い」と言われた。今後、壮絶なバトルが展開されそうだ。

【自民党総裁選で推薦人を確保した議員】

石破茂元幹事長(67)

加藤勝信元官房長官(68)

上川陽子外相(71)

小泉進次郎元環境相(43)

河野太郎デジタル相(61)

小林鷹之前経済安保相(49)

高市早苗経済安保相(63)

芳正官房長官(63)

茂木敏充幹事長(68)

248OS5:2024/09/12(木) 17:42:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/c45125550d513e435bc0c96025275e5ac9f944d3
【自民党総裁選】高市早苗氏 推薦人まとめ
9/12(木) 17:24配信


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日テレNEWS NNN
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今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した高市早苗経済安保相の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

日テレNEWS NNN

■高市早苗氏の推薦人

(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1  中曽根弘文  参7  二階派 ★推薦人代表
2  小林茂樹  衆3  二階派
3  杉田水脈  衆3  安倍派
4  鈴木淳司  衆6  安倍派
5  関芳弘  衆5  安倍派
6  高鳥修一  衆5  安倍派
7  谷川とむ  衆3  安倍派
8  土井亨  衆5  無派閥
9  中村裕之  衆4  麻生派
10 古屋圭司  衆11  無派閥
11 三ツ林裕巳  衆4  安倍派
12 若林健太  衆1  安倍派
13 赤池誠章  参2  安倍派
14 有村治子  参4  麻生派
15 衛藤晟一  参3  安倍派
16 古庄玄知  参1  安倍派
17 佐藤啓  参2  安倍派
18 西田昌司  参3  安倍派
19 堀井巌  参2  安倍派
20 山田宏  参2  安倍派
21 石川昭政  衆4  無派閥 ★選挙責任者

◇ ◇ ◇
安倍派 14人
無派閥 3人
麻生派 2人
二階派 2人

前回、総裁選に出馬した際に高市氏の後ろ盾となった安倍元首相がトップをつとめた安倍派が14人と半数以上を占めました。また、いわゆる保守派の議員が多く名を連ねています。衆議院で当選4回以下の若手は7人、女性は2人でした。


https://news.yahoo.co.jp/articles/01f9d684103064267815c5ac3f964e235ffa6753

【自民党総裁選】小林鷹之氏 推薦人まとめ
9/12(木) 17:25配信

日テレNEWS NNN
日テレNEWS NNN

今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した小林鷹之元経済安保相の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

■小林鷹之氏の推薦人

(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1 松本洋平  衆5  二階派 ★推薦人代表
2 石井拓   衆1  安倍派
3 岩田和親  衆4  旧岸田派
4 江崎鉄磨  衆8  二階派
5 大野敬太郎 衆4  無派閥
6 鬼木誠   衆4  旧森山派
7 勝目康   衆1  無派閥
8 熊田裕通  衆4  無派閥
9 斎藤洋明  衆4  麻生派
10 塩崎彰久  衆1  安倍派
11 高木宏寿  衆3  二階派
12 武部新   衆4  二階派
13 田野瀬太道 衆4  旧森山派
14 中川貴元  衆1  麻生派
15 中曽根康隆 衆2  二階派
16 本田太郎  衆2  谷垣G
17 松本尚   衆1  安倍派
18 務台俊介  衆4  麻生派
19 友納理緒  参1  安倍派
20 豊田俊郎  参2  麻生派
21 山田賢司  衆4  麻生派 ★選挙責任者

◇ ◇ ◇
二階派  5人
麻生派  5人
安倍派  4人
無派閥  3人
旧森山派 2人
旧岸田派 1人
谷垣G   1人

複数の派閥から横断的に推薦人を得ています。衆議院で当選4回以下の若手は17人と全候補者の中で最多。女性は1人となりました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ab01daf98c2cc2520cc8648a343e3498821eff57

【自民党総裁選】林芳正氏 推薦人まとめ
9/12(木) 17:24配信

日テレNEWS NNN

今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した林芳正官房長官の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

■林芳正氏の推薦人
(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1  田村憲久  衆9 旧岸田派 ★推薦人代表
2  石橋林太郎 衆1 旧岸田派
3  石原宏高  衆5 旧岸田派
4  江藤拓   衆7 無派閥   ★選挙責任者
5  金子俊平  衆2 旧岸田派
6  金子容三  衆1 旧岸田派
7  古賀篤   衆4 旧岸田派
8  後藤茂之  衆7 無派閥
9  西田昭二  衆2 旧岸田派
10 渡辺孝一  衆4 旧岸田派
11 足立敏之  参2 旧岸田派
12 越智俊之  参1 旧岸田派
13 古賀友一郎 参2 旧岸田派
14 小林一大  参1 旧岸田派
15 小鑓隆史  参2 旧岸田派
16 桜井充   参5 無派閥
17 藤木真也  参2 旧岸田派
18 古川俊治  参3 安倍派
19 星北斗   参1 無派閥
20 山本啓介  参1 旧岸田派

◇ ◇ ◇

旧岸田派 15人
無派閥  4人
安倍派  1人

5人をのぞいて、自らと同じ旧岸田派の議員が名を連ねました。衆議院で当選4回以下の若手は6人。女性はひとりもいませんでした。

249OS5:2024/09/12(木) 17:48:45


https://news.yahoo.co.jp/articles/24c0d1046a44b8e599874173b5d1172c8bcf173e
【自民党総裁選】小泉進次郎氏 推薦人まとめ
9/12(木) 17:23配信


日テレNEWS NNN
日テレNEWS NNN

今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した小泉進次郎元環境相の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

日テレNEWS NNN

■小泉進次郎氏の推薦人
(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1  鷲尾英一郎  衆6  二階派 ★推薦人代表
2  赤間二郎   衆5  麻生派
3  大串正樹   衆4  無派閥
4  加藤鮎子   衆3  無派閥
5  小寺裕雄   衆2  二階派
6  小林史明   衆4  旧岸田派
7  武村展英   衆4  無派閥
8  田中良生   衆5  無派閥
9  辻清人    衆4  旧岸田派
10 野田聖子   衆10 無派閥
11 長谷川淳二  衆1  谷垣G
12 古川直季   衆1  無派閥
13 穂坂泰    衆2 無派閥
14 星野剛士   衆4  無派閥
15 山田美樹   衆4  安倍派
16 山本有二   衆11 無派閥
17 朝日健太郎  参2  無派閥
18 阿達雅志   参3  無派閥
19 三原じゅん子 参3  無派閥
20 三宅伸吾   参2  無派閥
21 小倉将信   衆4  二階派 ★選挙責任者

◇ ◇ ◇

無派閥 13人
旧岸田派  2人
二階派  3人
安倍派  1人
麻生派  1人
谷垣G  1人

無派閥で、菅前首相に近い議員らで作るグループのメンバーがおよそ半数を占めています。衆議院で当選4回以下の若手は11人、女性は4人でした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f3b3aaae7fd5c4841d3b0946a6cba67554e66907

【自民党総裁選】上川陽子氏 推薦人まとめ
9/12(木) 17:25配信

日テレNEWS NNN
日テレNEWS NNN

今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した上川陽子外相の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

■上川陽子氏の推薦人

(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1 牧原秀樹  衆5  谷垣G ★推薦人代表
2 井出庸生  衆4  麻生派
3 井林辰憲  衆4  麻生派 【静岡】
4 国光文乃  衆2  旧岸田派
5 小泉龍司  衆7  無派閥 ★選挙責任者
6 小島敏文  衆4  旧岸田派
7 仁木博文  衆2  麻生派
8 深沢陽一  衆2  旧岸田派 【静岡】
9 堀内詔子  衆4  旧岸田派
10 松島みどり 衆7  安倍派
11 松本剛明  衆8  麻生派
12 盛山正仁  衆5  旧岸田派
13 山口俊一  衆11  麻生派
14 猪口邦子  参3  麻生派
15 今井絵理子 参2  麻生派
16 山東昭子  参8  麻生派
17 中西祐介  参3  麻生派
18 牧野京夫  参3  茂木派 【静岡】
19 森雅子   参3  安倍派
20 若林洋平  参1  二階派 【静岡】

◇ ◇ ◇
麻生派  9人
旧岸田派 5人
安倍派  2人
茂木派  1人
二階派  1人
谷垣G   1人
無派閥  1人

麻生派から9人、自らが所属する旧岸田派からは5人となりました。女性は全候補者の中で最多の7人、衆議院で当選4回以下の若手は7人でした。


https://news.yahoo.co.jp/articles/d3f53cb4e9edc4a4ea2b69471a621cadfc0dea8c

【自民党総裁選】加藤勝信氏 推薦人まとめ
9/12(木) 17:23配信


日テレNEWS NNN
日テレNEWS NNN

今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した加藤勝信元官房長官の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

■加藤勝信氏の推薦人
(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1  西銘恒三郎 衆6   無派閥 ★推薦人代表
2  阿部俊子  衆6   無派閥 【岡山県】
3  今枝宗一郎  衆4   麻生派
4  上野賢一郎 衆5   旧森山派
5  金田勝年  衆5参2 二階派
6  亀岡偉民  衆5   安倍派
7  桜田義孝  衆8   無派閥
8  中野英幸  衆1   無派閥
9  橋本岳   衆5   茂木派 ★選挙責任者 【岡山県】
10 平沼正二郎 衆1   二階派 【岡山県】
11 御法川信英 衆6   無派閥
12 山下貴司  衆4   茂木派 【岡山県】
13 石井正弘  参2   安倍派 【岡山県】
14 石田昌宏  参2   安倍派
15 小野田紀美 参2   茂木派 【岡山県】
16 自見英子  参2   二階派
17 羽生田俊  参2   安倍派
18 比嘉奈津美 参1衆2 茂木派
19 本田顕子  参1   無派閥
20 三浦靖   参1衆1 茂木派

◇ ◇ ◇

無派閥  6人
茂木派  5人
安倍派  4人
二階派  3人
麻生派  1人
旧森山派 1人

無派閥議員が最多6人。次いで自らが所属する茂木派から5人。女性は5人で、衆議院で当選4回以下の若手は4人となりました。

*選対委員長逢沢一郎を除き岡山県選出は全て推薦人に

250OS5:2024/09/12(木) 17:52:53
https://news.ntv.co.jp/category/politics/d4e7f589e2cf4b5fad48a600257e26fd

【自民党総裁選】河野太郎氏 推薦人まとめ
日本テレビ放送網
2024年9月12日 17:23
【自民党総裁選】河野太郎氏 推薦人まとめ
今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した河野太郎デジタル相の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

■河野太郎氏の推薦人
(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1  森英介     衆11 麻生派 ★推薦人代表
2  秋葉賢也    衆7  茂木派
3  伊藤忠彦    衆5  二階派
4  井上信治    衆7  麻生派
5  英利アルフィヤ 衆1  麻生派
6  鈴木馨祐    衆5  麻生派
7  田中和徳    衆9  麻生派
8  塚田一郎    衆1  麻生派
9  土田慎     衆1  麻生派
10 永岡桂子    衆6  麻生派
11 長坂康正    衆4  麻生派
12 中西健治    衆1  麻生派
13 牧島かれん   衆4  麻生派
14 武藤容治    衆5  麻生派
15 柳本顕     衆1  麻生派
16 浅尾慶一郎   参3  麻生派
17 神谷政幸    参1  麻生派
18 武見敬三    参5  麻生派 ★選挙責任者
19 藤川政人    参3  麻生派
20 船橋利実    参1  麻生派

◇ ◇ ◇

麻生派 18人
茂木派 1人
二階派 1人

自らが所属する麻生派の議員が大半を占めました。衆議院で当選4回以下の若手は7人、女性は3人となっています。



https://news.yahoo.co.jp/articles/23adc498b9d27163b502bc32ac85c9ead4b99264
【自民党総裁選】石破茂氏 推薦人まとめ
9/12(木) 17:22配信

日テレNEWS NNN
日テレNEWS NNN

今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した石破茂元幹事長の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

日テレNEWS NNN

■石破茂氏の推薦人
(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1 岩屋毅    衆9  無派閥 ★推薦人代表
2 赤沢亮正   衆6  無派閥 【鳥取】
3 泉田裕彦  衆2  無派閥
4 伊東良孝   衆5  二階派
5 小里泰弘   衆6  谷垣G
6 門山宏哲   衆4  無派閥
7 平将明    衆6  無派閥
8 橘慶一郎   衆5  無派閥
9 田所嘉徳   衆4  無派閥

10 谷公一   衆7  二階派
11 冨樫博之  衆4  無派閥
12 長島昭久  衆7  二階派
13 細野豪志  衆8  二階派
14 村上誠一郎 衆12 無派閥
15 八木哲也  衆4  無派閥
16 保岡宏武  衆1  谷垣G
17 青木一彦  参3  無派閥 ★選挙責任者 【島根】
18 藤井一博   参1  無派閥
19 舞立昇治  参2  無派閥 【鳥取】
20 山田俊男  参3  旧森山派

◇ ◇ ◇

無派閥  13人
二階派  4人
谷垣G   2人
旧森山派 1人

無派閥議員が半数以上の13人で、二階派から4人。岸田政権を支える現在の主流派の旧岸田派、麻生派、茂木派と、安倍派からは一人も入らず。衆議院で当選4回以下の若手は6人。女性はゼロとなりました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5ff2ec06f48bd8a291d582e09e9f82b33fa18048

【自民党総裁選】茂木敏充氏 推薦人まとめ
9/12(木) 17:24配信
日テレNEWS NNN

今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した茂木敏充幹事長の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

■茂木敏充氏の推薦人
(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1  新藤義孝  衆8 茂木派 ★推薦人代表
2  東国幹    衆1 茂木派
3  上田英俊  衆1 茂木派
4  大西英男  衆4 安倍派
5  梶山弘志  衆8 無派閥 ★選挙責任者
6  笹川博義  衆4 茂木派
7  新谷正義  衆4 茂木派
8  鈴木憲和  衆4 茂木派
9  鈴木隼人  衆3 茂木派
10 高見康裕  衆1 茂木派
11 古川康   衆3 茂木派
12 宮崎政久  衆4 茂木派
13 簗和生   衆4 安倍派
14 山本左近  衆1 麻生派
15 上野通子  参3 安倍派
16 臼井正一  参1 茂木派
17 加藤明良  参1 茂木派
18 高橋克法  参2 麻生派
19 永井学   参1 茂木派
20 山本佐知子 参1 茂木派

◇ ◇ ◇

茂木派 14人
安倍派 3人
麻生派 2人
無派閥 1人

自らがトップを務める茂木派の議員が半数以上を占めました。衆議院で当選4回以下の若手は12人、女性は2人でした。

251OS5:2024/09/13(金) 07:53:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/e55908640b115c8af574045fc7e022921ae00027
小林陣営は当選回数少なく、小泉氏の推薦人は無派閥14人・上川陣営は女性7人…派閥消え様変わり
9/12(木) 22:08配信

読売新聞オンライン
自民党総裁選に立候補した9人

 12日に告示された自民党総裁選で、立候補した9人の陣営が提出した推薦人名簿からは、各陣営のカラーやアピールポイント、よりどころが浮かび上がった。党派閥の「政治とカネ」の問題を受けた派閥の解消を踏まえた候補や、逆に出身派閥のメンバーで固めた陣営もあった。

【図解】一目でわかる…自民党総裁選の流れ、選出の仕方

 高市経済安全保障相(63)の推薦人には、鈴木淳司・前総務相ら旧安倍派に所属した14人が名前を連ねた。党内きっての保守派で、2021年の前回総裁選で高市氏を支持し、安倍氏と近かった古屋圭司・党憲法改正実現本部長も推薦人となり、「安倍カラー」をにじませた。旧安倍派は、派閥の政治資金規正法違反事件で、政治資金収支報告書に不記載があった議員が多く、改革姿勢が試されそうだ。

 小林鷹之・前経済安保相(49)の推薦人は1人を除いて衆院当選5回以下、参院当選2回以下で、刷新感のある布陣となった。8月19日の記者会見には、同法違反事件で党から処分された議員も多く同席していたが、推薦人には1人も加わらなかった。武部新、田野瀬太道両衆院議員ら世襲議員の多さも目立った。

 旧岸田派でナンバー2を務めた林官房長官(63)の推薦人は、同派のメンバーが15人。林氏は参院議員を26年務めた経験を踏まえ、半数の10人を参院議員で固めた。女性の推薦人はゼロだった。

 脱派閥カラーを前面に出したのは小泉進次郎・元環境相(43)で、20人中14人が無派閥だった。ただ、無派閥議員とはいえ、星野剛士衆院議員や三原じゅん子参院議員ら菅前首相に近い議員が多く、菅氏の影響力の強さをうかがわせた。

 上川外相(71)の推薦人は女性が7人と9陣営で最多となった。盛山正仁文部科学相や松本剛明総務相、小泉龍司法相の現職閣僚3人のほか、麻生派から9人が集まった。

自民党本部で開かれた所見発表演説会(12日)

 加藤勝信・元官房長官(68)は、自身が得意とする厚生労働政策にたけた「厚労族」の議員や、山下貴司元法相や阿部俊子・文部科学副大臣ら、加藤氏が地盤とする岡山県の関係議員が中心となった。

 多くの陣営が旧派閥のバランスに配慮する中、派閥色が前面に出たのが河野デジタル相(61)だ。河野氏が所属する麻生派は従来の派閥を維持しており、推薦人20人のうち麻生派所属議員が18人と9割を占めた。年代はベテランから中堅、若手までバランスよくそろえた。

 石破茂・元幹事長(67)の推薦人は、無派閥が15人と最多だったが、中核は旧石破派の面々だ。ベテランが多く、衆院議員の平均当選回数は5・6回で最も高かった。鳥取県選出の石破氏と同じ山陰など地方選出の議員も多かった。女性の推薦人は確保できなかった。

 茂木幹事長(68)は、旧茂木派の事務総長を務めた新藤義孝経済再生相を筆頭に、同派が14人で7割を占めた。14人の大半が若手・中堅世代で、刷新感を強調する狙いがあるとみられる。

252OS5:2024/09/13(金) 07:53:58

推薦人名簿(敬称略)
 【高市氏】

 ▽衆院 鈴木淳司〈6〉、関芳弘〈5〉、高鳥修一〈5〉、三ツ林裕巳〈4〉、杉田水脈〈3〉、谷川とむ〈3〉、若林健太〈1〉(以上、旧安倍派)中村裕之〈4〉(麻生派)小林茂樹〈3〉(旧二階派)古屋圭司〈11〉、土井亨〈5〉(以上、無派閥)

 ▽参院 衛藤晟一〈3〉、西田昌司〈3〉、赤池誠章〈2〉、佐藤啓〈2〉、堀井巌〈2〉、山田宏〈2〉、古庄玄知〈1〉(以上、旧安倍派)有村治子〈4〉(麻生派)中曽根弘文〈7〉(旧二階派)

 【小林氏】

 ▽衆院 石井拓〈1〉、塩崎彰久〈1〉、松本尚〈1〉(以上、旧安倍派)斎藤洋明〈4〉、務台俊介〈4〉、中川貴元〈1〉(以上、麻生派)岩田和親〈4〉(旧岸田派)江崎鉄磨〈8〉、松本洋平〈5〉、武部新〈4〉、高木宏寿〈3〉、中曽根康隆〈2〉(以上、旧二階派)鬼木誠〈4〉、田野瀬太道〈4〉(以上、旧森山派)大野敬太郎〈4〉、熊田裕通〈4〉、本田太郎〈2〉、勝目康〈1〉(以上、無派閥)

▽参院 友納理緒〈1〉(旧安倍派)豊田俊郎〈2〉(麻生派)

 【林氏】

 ▽衆院 田村憲久〈9〉、石原宏高〈5〉、古賀篤〈4〉、渡辺孝一〈4〉、金子俊平〈2〉、西田昭二〈2〉、石橋林太郎〈1〉、金子容三〈1〉(以上、旧岸田派)江藤拓〈7〉、後藤茂之〈7〉(以上、無派閥)

 ▽参院 古川俊治〈3〉(旧安倍派)足立敏之〈2〉、古賀友一郎〈2〉、小鑓隆史〈2〉、藤木真也〈2〉、越智俊之〈1〉、小林一大〈1〉、山本啓介〈1〉(以上、旧岸田派)桜井充〈5〉、星北斗〈1〉(以上、無派閥)

 【小泉氏】

 ▽衆院 山田美樹〈4〉(旧安倍派)赤間二郎〈5〉(麻生派)小林史明〈4〉、辻清人〈4〉(以上、旧岸田派)鷲尾英一郎〈6〉、小寺裕雄〈2〉(以上、旧二階派)山本有二〈11〉、野田聖子〈10〉、田中良生〈5〉、大串正樹〈4〉、武村展英〈4〉、星野剛士〈4〉、加藤鮎子〈3〉、穂坂泰〈2〉、長谷川淳二〈1〉、古川直季〈1〉(以上、無派閥)

 ▽参院 阿達雅志〈3〉、三原じゅん子〈3〉、朝日健太郎〈2〉、三宅伸吾〈2〉(以上、無派閥)

 【上川氏】

 ▽衆院 松島みどり〈7〉(旧安倍派)山口俊一〈11〉、松本剛明〈8〉、井出庸生〈4〉、井林辰憲〈4〉、仁木博文〈2〉(以上、麻生派)盛山正仁〈5〉、小島敏文〈4〉、堀内詔子〈4〉、国光文乃〈2〉、深沢陽一〈2〉(以上、旧岸田派)小泉龍司〈7〉、牧原秀樹〈5〉(以上、無派閥)

 ▽参院 森雅子〈3〉(旧安倍派)山東昭子〈8〉、猪口邦子〈3〉、中西祐介〈3〉、今井絵理子〈2〉(以上、麻生派)牧野京夫〈3〉(旧茂木派)若林洋平〈1〉(旧二階派)

 【加藤氏】

 ▽衆院 亀岡偉民〈5〉(旧安倍派)今枝宗一郎〈4〉(麻生派)橋本岳〈5〉、山下貴司〈4〉(以上、旧茂木派)金田勝年〈5〉、平沼正二郎〈1〉(以上、旧二階派)上野賢一郎〈5〉(旧森山派)桜田義孝〈8〉、西銘恒三郎〈6〉、阿部俊子〈6〉、御法川信英〈6〉、中野英幸〈1〉(以上、無派閥)

 ▽参院 石井正弘〈2〉、石田昌宏〈2〉、羽生田俊〈2〉(以上、旧安倍派)小野田紀美〈2〉、比嘉奈津美〈1〉、三浦靖〈1〉(以上、旧茂木派)自見英子〈2〉(旧二階派)本田顕子〈1〉(無派閥)

 【河野氏】

 ▽衆院 森英介〈11〉、田中和徳〈9〉、井上信治〈7〉、永岡桂子〈6〉、鈴木馨祐〈5〉、武藤容治〈5〉、長坂康正〈4〉、牧島かれん〈4〉、英利アルフィヤ〈1〉、塚田一郎〈1〉、土田慎〈1〉、中西健治〈1〉、柳本顕〈1〉(以上、麻生派)秋葉賢也〈7〉(旧茂木派)伊藤忠彦〈5〉(旧二階派)

 ▽参院 武見敬三〈5〉、浅尾慶一郎〈3〉、藤川政人〈3〉、神谷政幸〈1〉、船橋利実〈1〉(以上、麻生派)

 【石破氏】

 ▽衆院 細野豪志〈8〉、谷公一〈7〉、長島昭久〈7〉、伊東良孝〈5〉(以上、旧二階派)村上誠一郎〈12〉、岩屋毅〈9〉、赤沢亮正〈6〉、小里泰弘〈6〉、平将明〈6〉、橘慶一郎〈5〉、門山宏哲〈4〉、田所嘉徳〈4〉、冨樫博之〈4〉、八木哲也〈4〉、泉田裕彦〈2〉、保岡宏武〈1〉(以上、無派閥)

 ▽参院 山田俊男〈3〉(旧森山派)青木一彦〈3〉、舞立昇治〈2〉、藤井一博〈1〉(以上、無派閥)

 【茂木氏】

 ▽衆院 大西英男〈4〉、簗和生〈4〉(以上、旧安倍派)山本左近〈1〉(麻生派)新藤義孝〈8〉、笹川博義〈4〉、新谷正義〈4〉、鈴木憲和〈4〉、宮崎政久〈4〉、鈴木隼人〈3〉、古川康〈3〉、東国幹〈1〉、上田英俊〈1〉、高見康裕〈1〉(以上、旧茂木派)梶山弘志〈8〉(無派閥)

 ▽参院 上野通子〈3〉(旧安倍派)高橋克法〈2〉(麻生派)臼井正一〈1〉、加藤明良〈1〉、永井学〈1〉、山本佐知子〈1〉(以上、旧茂木派)

253OS5:2024/09/13(金) 07:58:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/2945ef818c51bc39e3fbbaebc4e96e7e669d3634
自民総裁選 中谷氏・永井氏は「茂木氏」森屋氏は「林氏」堀内氏は「上川氏」県選出国会議員 山梨県
9/12(木) 20:51配信


YBS山梨放送

 事実上の次の総理大臣を決める自民党の総裁選が12日、告示されました。過去最多の9人が立候補する中、県選出国会議員の支持動向を取材しました。

 山梨放送の取材では、県選出の国会議員4人のうち、2人が支持するのが、茂木敏充幹事長です。中谷真一衆院議員と永井学参院議員で、中谷氏は「外交で国益を追求する力量がある」、永井氏は「経験や実績があり日本を前に進められる」と評価しました。

 また、林芳正官房長官を支持しているのは官房副長官として支える森屋宏参院議員です。森屋氏は「政策能力が高く、日本のリーダーにふさわしい」としています。

 上川陽子外務大臣には堀内詔子衆院議員が推薦人に名を連ねました。堀内氏は「女性活躍にともに取り組み、共感する部分が多い」ととしています。

 一方、自民党県連ではきょう、 党員・党友に郵送する投票用紙の確認作業が行われました。投票権を持つ党員・党友は1万5000人あまりで、9月26日に投票が締め切られます。自民党総裁選は9月27日に投開票されます。

 また、次の首相を指名する臨時国会は10月1日に召集され、同日中に新内閣が発足する見通しです。

254OS5:2024/09/13(金) 07:59:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f001445143ecf7738e2f0f689408b7f967fbb3c
自民総裁選告示 千葉県からは8人が「推薦人」に 斎藤経産相は小泉氏支援へ
9/12(木) 21:19配信


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産経新聞
自民党総裁選の所見発表演説を行う小林鷹之前経済安保相=12日午後、東京・永田町の同党本部(春名中撮影)

12日に告示された自民党総裁選には9人が立候補し、千葉県からは小林鷹之前経済安全保障担当相(衆院千葉2区)が届け出た。当初は斎藤健経済産業相(同7区)も意欲を見せたが、立候補に必要な推薦人20人を得られず、断念した。9候補の推薦人には千葉選出の衆参国会議員15人中8人が名前を連ねた。自民県連は選挙人となる県内の党員・党友計3万1523人に対し、投票用紙の往復はがきを一斉に発送した。

【比べてみる】小泉進次郎氏と小林鷹之氏…自民党の若手「ホープ」2人のプロフィール

「天下を狙う9人の強い思いが伝わってきた。皆、演説がうまい。自民は人材の宝庫だと改めて感じた」

千葉県選出のベテラン議員は同日、党本部で行われた9候補による立会演説会の直後、取材にこう語った。同県選出の議員は衆院に11人、参院に4人いる。

このうち、小林前経済安保相の推薦人名簿には、選挙区が隣り合う松本尚防衛政務官(同13区)と、小林氏のお膝元、八千代市の市長経験がある豊田俊郎参院議員(千葉選挙区)の名前があった。

猪口邦子元少子化担当相(参院千葉選挙区)は国際政治学者で、世界情勢に明るい。こうした経緯もあり、通じ合った上川陽子外相の推薦人になった。

桜田義孝県連会長(衆院比例南関東)は加藤勝信元官房長官の保守的な思想や政策に共鳴し、同氏の推薦人になった。

河野太郎デジタル相は、同じ麻生派に所属する森英介元法相(衆院千葉11区)と英利アルフィヤ衆院議員(同5区)が推薦した。

門山宏哲法務副大臣(衆院比例南関東)は旧石破派に所属してきたことから石破茂元幹事長を推薦した。

旧茂木派を率いる茂木敏充幹事長は、同派で1回生の臼井正一参院議員(千葉選挙区)の推薦を受けた。

複数の自民関係者によると、総裁選出馬を断念した斎藤経産相は今後、平成21年衆院選での初当選同期である小泉進次郎元環境相の支援に回るとみられる。

永田町のベテラン秘書はこう語る。

「過半数を得られず上位2人で臨む決選投票を見越し、あえて最初から特定の候補を推そうとはしない議員もいるようだ。『勝ち馬に乗る』作戦なのだろう。他に、世論調査の動向を見て投票先を判断する議員もいるようだ。いずれにせよ構図は決まった。本格的な権力闘争はこれからだ」

255OS5:2024/09/13(金) 08:00:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/32e5caa76147ae75fb89cf15f3f34fc728808ff1
茨城県国会議員 7候補に支持分散 茂木氏に2人 自民総裁選告示
9/13(金) 7:00配信


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茨城新聞クロスアイ
自民総裁選 茨城県国会議員の支持

自民党総裁選が告示された12日、投票権がある茨城県関係国会議員8人のうち、2人は茂木敏充幹事長、残る6人はそれぞれ別の候補を支持することが、茨城新聞の取材で分かった。政治資金パーティー裏金事件を巡る派閥解散などにより、過去最多の9人が立候補。支持が7人に分かれた。

茂木氏を支持するのは梶山弘志氏と加藤明良氏。梶山氏は選挙対策本部長兼推薦人となった。加藤氏も推薦人に名を連ねる。

梶山氏は幹事長代行として茂木氏を間近で支え「経済、エネルギー、外交のプロで内政と外交の課題に的確に対応してきた。要職を歴任した経験と実績に基づく政策立案能力と実行力がある」と評価。加藤氏は「茂木氏に託せば間違いなく日本経済が伸び、地方は潤う。政策の実行力は随一だ」と述べた。

麻生派の永岡桂子氏は前回同様、同派の河野太郎デジタル相の推薦人となった。「経済政策など内政にたけている上に、外交でも毅然(きぜん)とした対応ができる。決断力、突破力もある」と期待する。

旧岸田派からは林芳正官房長官と上川陽子外相の2人が出馬。同派の葉梨康弘氏は林氏、国光文乃氏は上川氏をそれぞれ支持する。

葉梨氏は「政治不信の中では国民と対話し、政策に対する理解と協力を得ることが大切。林氏には実績に基づく説明力がある」と強調。推薦人となった国光氏は「上川氏は『誰も取り残されない政治』を掲げており、私自身と政治信条が同じだ」と語った。

旧石破グループで無派閥の田所嘉徳氏は石破茂元幹事長を支持。推薦人に名を連ねた。「防衛、農政、地方創生に深い見識を持つ。(石破氏が掲げる)『防災省』創設も必要だ」と述べた。

石川昭政氏は前回同様、高市早苗経済安全保障担当相を支持し、選挙責任者を務める。「高市氏とは国家観、歴史観も共通し、憲法改正に理解がある」と説明した。

上月良祐氏は「日本の閉塞(へいそく)感を真に打破する人を選びたい」と候補者名を挙げていないが、小泉氏を支持するとみられている。

額賀福志郎氏は衆院議長のため投票権がない。

茨城新聞社

256OS5:2024/09/13(金) 08:01:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff256bde9a9e069f5b7df8dc0f5fd0f9d2a61c41
裏金議員、5氏の推薦人に 候補乱立、背に腹代えられず?  自民総裁選
9/13(金) 7:08配信


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時事通信
自民党総裁選の候補者推薦届けの提出を受ける総裁選挙管理委員会の逢沢一郎委員長(中央上)=12日、東京・永田町の同党本部

 自民党総裁選に立候補した9人の推薦人を見ると、派閥裏金事件に関わった議員が20人のリストに名を連ねた陣営は五つと半数を超えた。

 「政治とカネ」の問題への対応が問われているが、候補乱立の中、推薦人を確保するには背に腹は代えられない事情もあったようだ。

 裏金議員は全体で80人程度に上る。突出して多かったのは高市早苗経済安全保障担当相の推薦人の13人で、全て安倍派(解散決定)。高市氏は2021年の前回総裁選で安倍晋三元首相の支援を受けた。保守派を支持基盤とするため、保守系議員の多い安倍派をあえて排除しなかった面もあるとみられる。

 加藤勝信元官房長官の陣営にも裏金議員が4人含まれる。推薦人を集めるのにてこずったことが影響したもよう。茂木敏充幹事長の推薦人に2人、小泉進次郎元環境相と上川陽子外相の陣営には各1人の裏金議員が入った。この8人も安倍派だ。

 これに対し、小林鷹之前経済安保担当相、林芳正官房長官、河野太郎デジタル相、石破茂元幹事長の推薦人リストに裏金議員はいなかった。

 小林氏は出馬表明会見に安倍派議員が多く同席したことが批判を招いた。推薦人は無派閥を含め各派を横断する形で中堅・若手をそろえた。二階派(解散決定)や安倍派の議員も計9人含まれるが、いずれも政治資金収支報告書の不記載はなかった。

 林氏陣営のリストには同氏が所属してきた岸田派(解散済み)の議員が15人並んだ。同様に、河野氏の推薦人は麻生派から18人が入り、石破氏の場合は無派閥議員が13人を占めた。

 一方、「キングメーカー」を争う2人として注目される菅義偉前首相と麻生太郎副総裁は対応に違いが表れた。

 菅氏は小泉氏の推薦人に自らに近い議員を10人程度送り込んだ。自身も8日に横浜市で街頭演説し、小泉氏支持を公言。表立って動くことに対しては「小泉政権誕生の暁に強い発言力を持つ狙いだろう」(党関係者)との見方が多い。

 麻生氏は河野氏支持を麻生派内で促したが、他候補の支援も容認。特に推薦人集めに苦労した上川氏には助け船を出したとされ、同氏の推薦人には麻生派議員が9人並んだ。決選投票をにらみ、幅広く影響力を及ぼしておく狙いのようだ。

257OS5:2024/09/13(金) 08:01:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/78252a5169982e3a39ecb3c66bf058394a7e2490
総裁選・高市早苗氏と上川陽子氏、女性候補2人出馬の裏にあった「キングメーカー」たちの思惑
9/13(金) 7:32配信


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AERA dot.
総裁選に立候補した高市氏(左)と上川氏

 9月12日、自民党の総裁選の火ぶたが切られた。史上最多、9人の候補者が立候補した中で、女性候補は2人。高市早苗安全保障担当相と上川陽子外相が出馬した。前回、2021年の岸田文雄首相が勝利した総裁選と同じく女性候補は2人だが、前回とは少々事情が異なるようだ。上川氏が立候補した背景には、「高市氏に女性票を集めたくない」キングメーカーたちの動きがあったというのだ。

【写真】総裁選の裏でキングメーカーの座を狙って動くのはこの人たち

 高市氏は前回の総裁選で安倍晋三元首相の後押しを得て、岸田首相、河野太郎デジタル相に続く3位に食い込んだ。安倍元首相は亡くなったが、今回も20人の推薦人を集めて、立候補にこぎつけた。

「今回は2回目の出馬。勝ちにいく」

 と語った高市氏。しかし、スタート直前に大きくつまずいた。

■禁止事項破って注意受けた高市氏

 自民党総裁選の選挙管理委員会委員長の逢沢一郎衆院議員は9月11日、高市氏が全国の自民党員らに9月初めに到着するように、政策リーフレットを郵送したことが不適切だと「注意」した。

 逢沢氏は、
「総裁選直前ということもあり、自民党本部に苦情が多く寄せられていた」
 と説明した。

 これまでの総裁選といえば、

「どの候補も永田町に近いホテルを借り切り、選対本部を設置。そこに応援団の議員や後援者が集まり『裏工作』で他陣営を切り崩す算段をするのが当たり前のようになっていた。昭和の時代は何千万円、億のカネをかけて戦うのが自民党総裁選の日常でした」

 と話すのは、選挙プランナ―の藤川晋之助氏。今年7月の東京都知事選で2位となった広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏の選対を取り仕切った人物だ。

 だが、自民党は裏金事件で派閥解散という前代未聞の危機にみまわれた。今回は「お金をかけない総裁選」を標榜し、禁止事項として「書籍や色紙等物品の配布」「オートコール(自動音声)による電話作戦」「インターネットの有料広告」「文書類の郵送等での送付」などが新たに設けられた。

 高市氏のリーフレット配布は、禁止事項の「文書類の郵送」に引っかかった。

■出馬会見と同じ内容のリーフレット

 関東地方に住む自民党支援者が、こう話す。

「うちは家族3人が自民党員ですが、3人全員に高市氏からリーフレットが届きました。届いたのは9日、高市氏の出馬会見の日です。ただ、党員である家族の一人は家を出て別のところに住んでいて、自民党本部には住所変更も出しているのに、なぜか引っ越し先ではなく、こちらの家に届きました。総裁選には多くが立候補するのに、リーフレットが郵送されてきたのは高市氏だけで、おかしいなと思っていたら、ニュースで『注意』されたと知りました」

 この支援者が、リーフレットと封筒の写真を提供してくれた。

 封筒には高市氏の地元、奈良2区の政党支部の住所が記されている。タイトルは、

〈AUTUMN/ 2024 早苗代議士の国政報告リポート THE REPRESENTATIVE〉

 と「国政報告」の形をとっているが、〈こんにちは! 高市早苗です。〉と始まる文章では、

〈「私の基本的な考え方」について、書かせていただきます!〉
〈日本を、守り抜きます!〉
〈「総合的」な国力を強化します!〉

 などと記されている。

258OS5:2024/09/13(金) 08:02:07
 先の支援者は、「高市氏の9日の記者会見のフレーズ、そのままじゃん」とあきれる。

リーフレット郵送問題を指摘された後、高市氏は、

「総裁選には関係がない」

 と火消しに走っていたが、内容を見れば総裁選に向けたものであることは明らかだ。

総裁選で上川氏を支援しているA議員はこう話した。

「過去の総裁選の例から、推薦人20人を集めて党本部に届けを出して認められると、党員名簿を入手することができます。その前は見ることができません。関東地方の支援者が以前の住所でリーフレットが高市氏から届いたということは、2021年の党員名簿を使ったのではないか。そうなると目的外使用になりますよね。大量の印刷、郵送をするにはけっこう時間がかかります。総裁選に合わせて組織的にやったことだと感じます」
■「バッシングの集中砲火でダメージ」

 それだけではなかった。高市氏は総裁選告示の数日前、自らのXにこう投稿した。

〈この度の自民党総裁選においては、お金のかからない総裁選を目指すということで、党の選管の規定でネットへの有料広告が禁止されました。新しいルールは数日前に決まったばかりですので、ご存知ない方も多いかと思います。今日、ネットに私を応援する旨の広告がアップされているとの報告を受けました。応援して下さっているお気持ちは十分に理解しておりますが、ルールを守り、正々堂々とこの総裁選を戦い抜いてまいりたいと存じます〉

 高市氏陣営のB議員が説明する。

「高市氏の熱狂的な支援者が、独自で動画サイトの有料広告を出していたことがわかり、注意喚起をしました。リーフレットも(禁止事項が公表される前の)8月中には発送を決めていたもので、総裁選を狙ったものではない。だがSNSや永田町でのバッシングはきついものがある。これだけ集中砲火されると、総裁選の票にかなりダメージだ」

■「こんなチャンスはもうない」と決断

 一方、もう一人の女性候補の上川氏は、告示日前日の11日、立候補者9人の中で最後に立候補を正式表明した。同じ旧岸田派の林芳正官房長官が出馬をする中、あえて出馬に踏み切ったため、推薦人集めに苦労し、ぎりぎりの出馬会見となった。

 上川氏はこれまで法相を3度と外相などを経験。法相時代に地下鉄サリン事件や松本サリン事件などで死刑判決を受けたオウム真理教元幹部13人への死刑執行を決断したことでも知られる。

 上川氏を後押ししたのは、岸田首相と麻生太郎副総裁だったという。麻生氏は自分の派閥から河野氏が出ているが、A議員によると、こんな経緯があった。

「岸田首相は、自らの出馬断念を明かした後で、『誰にでもチャンスがある。派閥はもう関係がないので立ち上がってほしい』と岸田派の議員らに繰り返していた。世論調査では総裁に上川氏をという数字も悪くない。それもあって上川氏はこんなチャンスはもうないと、林氏に推薦人が流れることを覚悟しながらも出馬した。推薦人集めでは、女性議員を中心に12、13人までは比較的早く集まったが、その後が難航。最後に助け舟を出してくれたのが『上川氏の手腕は海外でも評価が高い』と以前から絶賛していた麻生氏で、派閥から推薦人を出してくれました」

259OS5:2024/09/13(金) 08:02:27
■「女性票が高市氏に集中すると難しい」

 自民党の元政務調査役で、総裁選は党員投票が始まった1978年から見てきたという政治評論家の田村重信氏によると、上川氏は麻生氏だけではなく、小泉氏を支援している菅義偉元首相からも評価が高いという。

「9人出馬して、女性が高市氏だけとなれば、世間的には『自民党はどうなんだ』となります。上川氏自身、次の総理をきく世論調査では、同じ旧岸田派の林氏の上をいっている。それで出馬できないと、『どうなんだ』という気持ちがあったでしょう。それに高市氏は、キングメーカーの座を争う麻生氏や菅氏と微妙な距離感がある。2人とも、決選投票になる可能性が高いなか、党員の女性票が高市氏に集中すると、戦略的に難しいと判断した。そこで高市氏の対抗に上川氏も、となったと聞いた」

 田村氏は、今回の総裁選では、将来を見据えた高市氏と上川氏の争いもあると見る。

「これまで高市氏は小泉氏、石破氏にどう迫れるかがポイントでした。しかし上川氏という強敵が出たことで、女性には負けられないという、もう一つのポイントが増えた。もし高市氏が前回の3位にも入れない、ましてや上川氏より下になれば、もう次は厳しいでしょう」

 総裁選の立候補者の推薦人名簿を見ると、高市氏の推薦人には裏金にかかわった議員が多数並んでいる。上川氏の推薦人に裏金議員は少ないが、旧統一教会と関係が深いとされ、最近は兵庫県の斎藤元彦知事の選挙を応援して報酬をもらっていたことが問題視された盛山正仁文科相の名前がある。田村氏はこう話す。

「各候補とも推薦を受ける議員の問題など不安材料がありますが、上川氏は最後に表明したのでメディアに突っ込まれる時間があまりなくてラッキーでした。総裁選、これが怖いんです」

(AERA dot.編集部・今西憲之)

今西憲之

260OS5:2024/09/13(金) 08:02:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b5c1bd9837862217fa40403af65876ecf99516f
小泉進次郎氏に「今回の総裁選は休もう」と引き留めていた世襲議員がいた
9/12(木) 12:41配信
 自民党の総裁選が12日に告示された(27日投開票)。過去最多の9人が立候補をしたが、次の総裁を聞く世論調査などでは、石破茂元幹事長と並んで高い支持を受けているのが小泉進次郎元環境相だ。総裁選でも一歩リードしていると見られるが、実は、小泉氏の立候補を引き留めていた人物がいたという。

【写真】小泉進次郎氏に「今回の総裁選は休もう」と引き留めたのはこの人

 2021年の自民党総裁選では、勝利した岸田文雄前政調会長に対抗して、河野太郎行政改革相、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行(肩書はいずれも当時)が立候補。小泉氏は石破氏とともに河野氏を支援し、「小石河連合」と呼ばれた。今回の総裁選ではその3氏が競うことになる。

 自民党の閣僚経験者は、総裁選の見通しについてこう話す。

「9人が出馬する異例の総裁選になった。1回目の投票では、議員票と、全国の党員・党友票が同じ票数になる。そうなると、国民的人気が高い候補者が有利。小泉氏が1回目の投票では党員・党友票の多くを獲得し、トップに躍り出て、決戦投票に進むという見方が大半だ」

 総裁選でリードしているとされる小泉氏。だが、小泉氏陣営のA議員は、こんな話を打ち明ける。

「小泉氏はずっと出馬を渋っていたんです」

■小泉氏を引き留めた元総務会長

 A議員が続ける。

「年齢的には候補者の中で最も若い小泉氏ですが、ネックは親子3代にわたる世襲議員であること。世襲批判が広がることが怖かった。そう進言もされていた」

 「世襲」批判を理由に、小泉氏の出馬を思いとどまらせようとした人物がいたという。A議員によれば、小泉氏を引き留めたのは福田達夫元総務会長だった。

 小泉氏は当選5回、福田氏は当選4回。いずれも若い世代の有力議員だ。さらに言えば、小泉氏の父、小泉純一郎元首相のもとで、官房長官として采配を振るったのが、福田氏の父、福田康夫元首相であり、2人の関係は深い。

福田氏が小泉氏の出馬を止めようとした事情はなんだったのか。

■「世襲が加わればさらなる嵐に」

「福田氏から8月に直接、聞きました」

 そう話すのは、選挙参謀の藤川晋之助氏。7月の東京都知事選で、広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏の参謀として、石丸氏に約165万を獲得させ、小池百合子知事に次ぐ2位に押し上げた立役者だ。藤川氏はこう話す。

「福田氏は小泉氏と、次期総裁選について話す機会があったそうです。自民党は裏金事件とともに、世襲で信頼を失う状況にある。そこで、福田氏は『この総裁選は一度、休みにしないか。裏金でどうにもならない状況で、世襲が加わればさらなる嵐にさらされる』というような話を小泉氏にしたそうです。最初は小泉氏も福田氏の話に『そうですね』とうなずいたそうです。2人の仲は良好なので、福田氏は小泉氏の出馬はないと踏んでいた」

 福田氏が所属した安倍派は、裏金事件で批判を浴び、今回の総裁選に候補を立てることはできない状況だった。福田氏自身も裏金議員であり、小泉氏の出馬で世襲批判が高まり、自身に火の粉がかかることをおそれたのだろうか。また当選回数から見れば2人はライバルでもある。

261OS5:2024/09/13(金) 08:03:07
■福田氏の小林氏支援で「スイッチが入った」

 小泉氏の出馬を一度は思いとどまらせた福田氏だが、その後、別の形で総裁選の表舞台に登場する。

 8月19日、総裁選出馬を最初に正式表明した小林鷹之前経済安保相の記者会見の際、福田氏は小林氏を支援する議員として同席していた。小林氏の会見に同席した24人の国会議員のうち、11人が安倍派。福田氏が“仕込み”をしたことは明らかだった。その後、安倍派から小林氏を支援する議員はさらに増えている。

 藤川氏が説明する。

「お互い、出るのはやめておこうと言いながら、フィクサーのように安倍派の議員を束ねて小林氏の記者会見に福田氏が顔を見せた。小泉氏は無派閥を通してきたが、お父さんは安倍派の源流、清和政策研究会ですし、これにはムッとしますね。私が聞くところでは、そこで小泉氏にスイッチが入ったそうです。まあ、小泉氏と福田氏の代理の小林氏の戦争という感じでしょう」

■安倍派に気遣い感じた小泉氏の会見

 総裁選出馬に走り出した小泉氏には、支援したいという議員が多く集まった。若手議員だけでなく、菅義偉元首相(無派閥)、武田良太元総務相(二階派)、萩生田光一前政調会長(安倍派)ら重鎮たちも支援の動きを見せる。11日には総裁選出馬を模索していた野田聖子元総務省も、自らの立候補を断念し、小泉氏の推薦人になることを明らかにした。

 総裁選に立候補を表明している加藤勝信元官房長官や、出馬を模索して断念した斎藤健経産相について、先の藤川氏がこう話す。

「加藤氏、斎藤氏はどちらも菅氏と良好な関係。決選投票になれば小泉氏を支援することは間違いない。小泉政権ができれば斎藤氏が官房長官で、加藤氏は幹事長か外相かともいわれており、総裁選で名前を出して箔をつけ、小泉政権でのポストを狙う算段ではないか」

 一方、小泉氏を支援する萩生田氏は安倍派5人衆の一人であり、裏金事件で党役職停止1年の処分を受けた立場。また、武田氏も裏金に関与し、同じ役職停止1年の処分を受けている。総裁選では、石破氏の推薦人の調整をしたり、出馬を狙う加藤氏の相談にのったりと、二階俊博元幹事長に代わって“暗躍”していると永田町では伝えられる。

 裏金に関与した議員に、小泉氏はどのような立場をとるのか。

 小泉氏は立候補表明の記者会見で、
「この1年で発覚した政治資金問題については、自民党としての処分を下しました。岸田総理は責任を取り、退任を決断しました。残るは国民の皆さんに審判を仰ぐことです。(裏金議員を)選挙で公認するかどうかは、説明責任を果たしてきたかや再発防止への取り組みを進めているかで判断する」
 などと述べるにとどまった。

262OS5:2024/09/13(金) 08:03:22
 裏金議員について、石破氏は「非公認」にする可能性に触れ、河野氏は「裏金の返還」をアピールした。この2氏と比較すると小泉氏の対応はゆるい内容だ。

「推薦人になるであろう安倍派議員や萩生田氏や武田氏に気を遣ったのかな。石破氏や河野氏のように裏金議員にはきつく触れなかった。裏金議員であっても、総裁選では1票をもっているからね。最も総裁の椅子に近いので、無理をしなかったんでしょう」(前出・自民党閣僚経験者)

■会見の司会は旧統一教会の関係議員

 裏金議員と並んで、自民党のもう一つのアキレス腱は旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との深い関係だ。

 小泉氏は会見で、
「私は今まで通り旧統一教会との関係はありません。これから自民党としても、旧統一教会との関係を断って、新しい形に作り直していきたい」
 と語った。

 しかし、小泉氏の会見で司会を務めていたのは、小泉氏の「知恵袋」と呼ばれる小林史明衆院議員。旧統一教会の幹部とツーショット写真におさまるなど、旧統一教会と関係が深いことで知られる。

 小泉氏と親しい、自民党の元政務調査役で政治評論家の田村重信氏は、小泉氏の会見について、

「小泉氏は父・純一郎氏のように『自民党をぶっ壊す』とワンフレーズのような話はせずに、安全運転に徹した。誰の目からみても小泉氏が総裁の座に最も近いからね」

 と振り返り、小泉氏が優勢だと話す。だが、懸念もあるという。

「旧統一教会で問題がある小林氏が司会をやったのはどうか。要は小泉氏がクリーンでも周りがそうでなければ、叩かれて、人気が下落するのは本人だ。総裁選は、衆院選など以上に『一寸先は闇』となるのを私は何度も見てきた。前回も河野氏優勢と思われたが土壇場で岸田首相が勝ったじゃないですか。小泉氏が安全運転でこのまま逃げ切れるのかどうか。そう簡単ではないでしょう」

(AERA dot.編集部・今西憲之)

今西憲之

263OS5:2024/09/13(金) 08:42:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/7610fdf032bf657e5b79598edb3ccd163c233cb2
自民党総裁選が告示、県関係国会議員の動向は…5人のうち3人が明言せず 残る2人は支持者の出陣式に
9/13(金) 6:30配信
南日本新聞
(写真:南日本新聞社)

 12日告示された自民党総裁選で、鹿児島県関係の同党国会議員のうち2人が石破茂元幹事長の推薦人名簿に名を連ねた。3人は支持動向について明言しなかった。

【写真】総裁選での鹿児島関係国会議員の動きを一覧で分かりやすく

 石破氏の推薦人となった小里泰弘氏と保岡宏武氏は東京・永田町の自民党本部であった出陣式にそろって出席。「正々堂々と戦い勝ち抜こう」と気勢を上げた。

 保岡氏は「党改革の姿勢に共感した。鹿児島にとって重要な防衛、農業、地方創生という政策の柱が決め手になった」と語る。小里氏は「支える態勢が整い、士気も高い。石破氏の原点は地方。力を合わせて日本を前に進めるために頑張りたい」と話した。

 自民党総務会長を務める森山裕氏は支持動向について「立場があるため、私は最後まで何も言わない方がいいと思う」と語った。

 宮路拓馬氏は、支持していた野田聖子元総務相が20人の推薦人を確保できず11日に総裁選への立候補を断念。野田氏は小泉進次郎元環境相の推薦人に回った。宮路氏はどの候補の出陣式にも出席せず、「前日に不出馬が決まったばかり。できるだけ早く支持する候補を決めたいが、もう少し頭を整理したい」とした。

 野村哲郎氏は選挙管理委員を務め推薦人になれない。12日は党本部での所見発表演説会で立会人を務めた。支持に関し「立場があり軽々に話すことができない」とする。所属していた派閥(平成研究会)の会長だった茂木敏充幹事長に一票を投じる見込み。

 党本部によると、尾辻秀久参院議長は自民会派を離脱しており国会議員としての投票権はない。

南日本新聞 | 鹿児島

264OS5:2024/09/13(金) 08:43:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/0782d2fd2ccf57232e1c7e60f064e4625d9648b2
自民総裁選、岐阜県選出4議員が推薦人に 「政策共通」「派閥重視?」支持候補で割れる
9/13(金) 8:21配信

岐阜新聞Web
 過去最多の9人が立候補した自民党総裁選は12日告示され、岐阜県選出の党国会議員6人のうち4人がそれぞれ別候補の推薦人に名を連ねた。掲げる政策が共通していることや過去に同じ派閥だったことなどが支援の理由とみられる。

 11日に総裁選への出馬断念を表明した無派閥の野田聖子衆院議員(岐阜1区)は小泉進次郎元環境相(無派閥)の推薦人となった。同日行った記者会見では小泉氏支持の理由を「人口減少対策や女性に関する政策などこれまで力を入れてきた政策を一緒に実現できる」と話した。

 麻生派の武藤容治衆院議員(同3区)は同派の河野太郎デジタル相の、旧岸田派の金子俊平衆院議員(同4区)は同派の林芳正官房長官の推薦人となった。

 無派閥の古屋圭司衆院議員(同5区)は高市早苗経済安全保障担当相(無派閥)の推薦人に。古屋氏は理由を「世界分断回避への主体的働きかけ、確固たる国家観による国のかじ取りをする力、豊富な経験を併せ持つ。国内でも地方へ目を向け経済成長させる明確な政策を持ち、内外の難局を乗り越えることのできる唯一の候補」としている。麻生派の棚橋泰文衆院議員(同2区)は推薦人に入らなかった。

 解散方針を決めている茂木派の渡辺猛之参院議員(岐阜選挙区)は総裁選で野田氏を支援した経緯があり「ずっと野田氏を支えてきたので、今後誰を支持するかは今は白紙」と述べた。

 今回の総裁選は「脱派閥」もテーマとされるが、ある党関係者は「世話になったとか人間関係があり、派閥解消後も縁が切れるわけではないのだろう」と話した。

岐阜新聞社

265OS5:2024/09/13(金) 10:34:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/35078a062efb8c336d27b1f07e3c8515fccbb17c
自民総裁選 長崎県選出議員3人が林氏の推薦人 1人は高市氏支持
9/13(金) 10:15配信


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長崎新聞
 12日告示された自民党総裁選で、同党の本県選出国会議員4人のうち岸田派に所属した金子容三衆院議員(長崎4区)、古賀友一郎、山本啓介両参院議員の3人は、同じ派閥で行動を共にしてきた林芳正官房長官の推薦人に名を連ねた。一方、安倍派に所属した加藤竜祥衆院議員(長崎2区)は長崎新聞の取材に、高市早苗経済安全保障担当相を支持する考えを示した。
 林氏は出陣式を開いて結束を確認。1期目の金子、山本両氏といった若手議員らが林氏と一緒に正面に立ち、ガンバローコールで気勢を上げた。山本氏は「若手や地方の声にもじっくりと耳を傾けて行動する政治家。総合力が高い」、金子氏は「十分過ぎるほどの経験と実績がある」と林氏を評価。古賀氏も「オールマイティーで、与野党を通じて人望も厚い」と支援する理由を語った。
 高市氏を応援する加藤氏は、前回の総裁選で安倍晋三元首相が推していた経緯に触れ、「しっかりとした国家観や歴史観がある。国際情勢が緊迫する中、わが国の立場を貫ける方」と話した。
 総裁選は国会議員投票のほか、各都道府県の党員投票も結果を左右する。自民県連によると、投票権がある県内の党員・党友は2万3785人で、すでに投票用紙を発送した。開票作業は県連で27日午前から始め、党本部が全国の集計結果を発表する。

266OS5:2024/09/13(金) 13:38:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/517eccb28bc5e10ebb44bf4c4dcf517fa60942b8
自民党総裁選、福岡県選出の鬼木誠議員は小林鷹之氏と街頭演説…旧岸田派3議員は林芳正氏推す姿勢
9/13(金) 12:08配信

読売新聞オンライン
福岡県内では党員・党友への投票はがきの発送作業が行われた(12日午前、福岡市博多区の博多北郵便局で)

 岸田首相の後継を決める自民党総裁選が告示された12日、福岡県内では党員・党友向けに投票用紙が発送されたほか、地方票の獲得を狙った動きも本格化し始めた。立候補した一部陣営は、告示前から県内で前哨戦を展開しており、県選出の国会議員は、意中の候補の支持拡大に向けて奔走している。(手嶋由梨、山本光慶)

【図】自民党総裁選の仕組み

 県連は同日、県内の党員・党友計3万1014人に投票はがきを発送した。27日に開票するため、前日までの返送を求めている。過去最多の9人による争いとなった総裁選。県連の原口剣生会長は取材に対し、「どう日本をかじ取りされるのかしっかり話を聞きたい」と述べた。

 この日は福岡県連に、栃木県連の幹部が訪問。同県出身の茂木敏充幹事長(68)の実績をアピールし、「ぜひ茂木を選んでいただきたい」と支援を求めた。

 小林鷹之・前経済安全保障相(49)は、8月末に福岡市・天神で街頭演説した。当選4回で小林氏と同期の鬼木誠議員(衆院福岡2区)もマイクを握り、「若い世代の代表として実力のある小林くんに声をかけ、立ち上がってもらった。内政から外交、あらゆる論点に対して能力がある」と訴えた。

 今月8日に同市内であった林芳正官房長官(63)を囲む会には、藤丸敏(同7区)、古賀篤(同3区)の両衆院議員が出席。松山政司議員(参院福岡)も開催をお膳立てした。3議員は旧岸田派(宏池会)の所属。同派ナンバー2の林氏を推す姿勢を鮮明にした形で、藤丸氏は「6閣僚を経験した安定感のある林芳正が一番」と持ち上げた。

 既に代表選に突入している立憲民主党。県連の仁戸田元気幹事長は、「政治とカネの問題に決着がついていないし、表紙のすげ替えにだまされてはいけない」と冷ややかに受け止める。

 代表選に立候補した野田佳彦・元首相(67)、枝野幸男・前代表(60)、泉健太代表(50)、吉田晴美衆院議員(52)の4氏は8日に福岡市であった政策討論に出席し、論戦を交わした。仁戸田幹事長は「地方の意見を受け止められる人が次の立憲民主党代表になれば、国民政党に脱皮できる」と話した。

267OS5:2024/09/13(金) 14:03:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b1d226bb56289993ff496b9321e1b87a89e6297
推薦人「裏金議員」隠し?出陣式出ても名前は出さず 自民党総裁選
9/13(金) 10:14配信

西日本新聞
国会議事堂

 過去最多9人が「ポスト岸田」の座を懸けて争う自民党総裁選が12日、幕を開けた。派閥の裏金事件を受け「政治とカネ」で信頼回復できるかが焦点だ。世論の批判をかわすために「裏金議員」を推薦人から外した陣営が複数あった。所見発表演説会では持論の政策や実績アピールが目立ち、政治改革の具体論はかすんだ。大なたを振るうことができるトップは誰か。過去最長15日間の戦いが始まった。

【一覧画像】高市氏は13人、小泉氏は1人…推薦人に名前を連ねた「裏金議員」と人数

 「力を合わせて、ガンバロー」。12日午前の党本部。石破茂元幹事長の出陣式で、衛藤征士郎衆院議員=大分2区=は拳を突き上げた。8月末の選対初会合から参加して支持議員集めに奔走してきたが、推薦人に名前はなかった。

 安倍派の最高顧問を務めた衛藤氏。2019〜21年、派閥からの還流分1070万円を政治資金収支報告書に記していなかった。推薦人にならなかったのは「(裏金は)関係ない。譲った」と本人。陣営関係者は明かす。「(裏金で)迷惑をかけたくない思いが強く、選対幹部と本人が話し合って決めた」

 不記載があった自民現職議員らは計85人。9候補の推薦人各20人のうち、この「裏金議員」が13人と最多だったのは高市早苗経済安全保障担当相だ。加藤勝信元官房長官が4人、茂木敏充幹事長が2人と続き、小泉進次郎元環境相と上川陽子外相が各1人。石破氏を含む4候補はゼロだった。

 石破氏の会合から1時間半後。党本部で気勢を上げた小林鷹之前経済安保相の陣営には、福田達夫元総務会長、松川るい参院議員ら少なくとも6人の「裏金議員」が顔を出した。みな推薦人の名簿に上がっていない。うち1人は会場の片隅で「(推薦人になっても)裏金議員とやじられる日陰者だ」と苦笑した。

 推薦人名簿の「ゼロ」は、「必死に隠し切った」(ベテラン議員)結果。背景には、小林氏が裏金事件で内閣や国会の役職を外された安倍派議員らの処遇見直しを訴え、批判された経緯があるとみられる。中堅は「推薦人は見え方重視」とあけすけに語った。

 一方、推薦人が「裏金議員」だらけになった高市氏。派閥の中で最も「裏金議員」が多かった安倍派議員の支援が厚いため、陣営関係者は「(推薦人から)外すのは難しかった」。出馬表明が遅れた加藤氏や上川氏らは推薦人集めに苦労したとみられ、「隠したくても、隠し切れなかったんだろう」(他陣営の中堅)。

 午後党本部で行われた演説会は1人約10分で、小林氏は「政治とカネ」にほとんど言及しなかった。加藤氏と茂木氏が政策活動費の在り方に触れ、高市氏と林芳正官房長官が政党交付金の使途見直しを訴えた程度。他は「自民党を変えられるのは誰かが問われる選挙」(小泉氏)、「公平公正な自民党でありたい。総裁として全力を尽くす」(石破氏)と抽象論が目立った。一切触れない候補もいた。

 「裏金議員に支えられ、改革できるのか」。記者から問われたある陣営幹部は怒気を帯びた声で答えた。「ええ、しますよ」

 (東京支社取材班)

268OS5:2024/09/13(金) 19:17:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/746cd624682f0671e443ddcf4e203d184bca5996
岸田首相不在の総裁選、地元広島の国会議員票の半数まとめたのは…
9/13(金) 18:10配信

朝日新聞デジタル
投票用紙を段ボールに詰めて発送の準備をする自民党広島県連の職員=2024年9月12日午前9時36分、広島市中区、山中由睦撮影

 自民党総裁選は、国会議員1人が1票を持つ。3年前の前回総裁選で、岸田文雄首相を総裁に押し上げた広島の国会議員は当時、ほとんどが岸田氏を支持した。その国会議員票は今回どこへ向かうのか。

【画像】岸田首相の地元、広島と隣県4県の党員・党友数は

 自民党広島県連は今回、特定の候補を応援しない「自主投票」の方針を決めている。そのため、国会議員の票は分散しそうだ。

 朝日新聞の取材では、県連に所属する国会議員10人のうち、岸田首相を除く9人が態度を明らかにしている。9人のなかで最も支持を集めているのが、旧岸田派に所属していた林芳正官房長官だ。寺田稔元総務相や宮沢洋一元経産相ら計5人が賛同している。

 続くのが、茂木敏充幹事長。県連会長を務める平口洋衆院議員ら2人が支持。このほか、上川陽子外相と小泉進次郎元環境相の推薦人として、それぞれ1人が名前を連ねている。

 10人のなかで唯一、態度を表明していないのが岸田首相だ。岸田首相の地元事務所は「後継指名はしていない。投票の意向は明らかにしない」とする。

 総裁選には、隣県の鳥取、岡山をそれぞれ地元とする石破茂元幹事長と加藤勝信元官房長官が立候補しているが、2人への支持を表明している広島の国会議員はいない。(山中由睦、魚住あかり)

朝日新聞社

269OS5:2024/09/14(土) 10:46:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/df3105a8b5330ba1a348325555e6047c68a1ca74
候補乱立の自民党総裁選、14日から地方遊説へ 聴衆への訴えと警護の両立難しく
9/13(金) 20:03配信
産経新聞
自民党総裁選(27日投開票)の地方遊説が14日、愛知県を皮切りにスタートする。過去最多となる候補者9人の論戦を通じて総裁選への関心を高める狙いだ。一方、国内外で政治家を標的としたテロが相次いでおり、警備面では厳戒態勢が敷かれる。各陣営は聴衆への訴えと安全確保の両立に頭を悩ませている。

【画像】企業が選ぶ自民の「次のトップ」

「金属探知機の使用にご協力をお願いします」

13日朝、総裁選に出馬した小林鷹之前経済安全保障担当相の街頭演説が行われた千葉県習志野市のJR津田沼駅では聴衆に対し、手荷物検査が実施された。

12日の告示後は各候補にSP(セキュリティーポリス)が付いており、この日も小林氏の横に立った屈強な男性SPが周囲に目を光らせる姿があった。

警備上の理由から街頭演説の中止に追い込まれた陣営もある。高市早苗経済安保担当相は告示直前に街頭演説を計画していたが、手厚い警備が必要になることから取りやめた。陣営関係者は「令和4年7月に安倍晋三元首相が銃撃事件で亡くなってから、警備がかなり厳しくなった」と漏らす。

今回の総裁選では、14〜20日に愛知、福島、沖縄、愛媛、大阪、東京、島根の7都府県で演説会を行う。16日には石川県で公開討論会を開催。党関係者によると、安全確保のため愛知と東京以外は屋内で実施するという。

「候補と聴衆を守るためには安全策をとるしかない。何かあったら『自民は何をやっているんだ』とイメージダウンにもつながりかねない」

党総裁選挙管理委員会で演説会などの運営について議論したメンバーは危機感をあらわにする。

安倍氏の事件以降、昨年4月にも衆院補欠選挙の応援演説のため和歌山市を訪れた岸田文雄首相に爆発物が投げ込まれた。米国でも今年7月、トランプ前大統領が選挙演説中に銃撃される事件が発生した。

とはいえ、警備を強化するほど候補と聴衆との距離は遠のく。また、屋内でのイベント開催は参加人数が限られ、注目度が下がる恐れがある。「知名度で出遅れている候補者にとっては厳しい環境だ」(中堅議員)との声も上がる。

党幹部は「早期の実施が予想される次期衆院選を見据え、街頭演説をどんどん打ちたいところだが、制約がかかるのは痛い」とこぼした。(竹之内秀介)

270OS5:2024/09/14(土) 14:04:48
>その上で「今の時点での推計」と前置きして「小泉140(国会議員65党員・党友75)、石破130(国35党95)、高市120(国35党85)、小林82(国60党22)」と分析。「
まぁ、そんな線でしょうね
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a34571c2c0c95378222e294b5d531506a77f9a1
元日テレ政治部次長「小泉さんは党員票が伸びていない」浮上している意外な名前 東野ビックリ 現状の獲得票も公開
9/14(土) 12:44配信

デイリースポーツ
 青山和弘氏

 元日本テレビ政治部次長で政治ジャーナリストの青山和弘氏が14日、ABC「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演。27日投開票の自民党総裁選の現状分析を語った。

 最初の投票は国会議員367票と、党員・党友(約約110万人)の投票を換算した367票の合計734票を満票に争う。過半数に届かなければ、上位2人の決選投票となり、国会議員367票に、都道府県連票47票を加えた414票が満票となる。

 青山氏は、「国会議員票でトップの小泉進次郎さんは、あんまり党員票が伸びていない。党員票は石破茂さんがトップ」と話した。続けて「高市早苗さんの党員票が伸びていて、小泉さんを上回ってくるとみられる。上川陽子さんも伸びている。国会議員票で小泉さんに続くのは小林鷹之さん」と意外な順位を並べ、東野幸治はじめスタジオからも「えーっ」という声があがった。

 まとめとして「小泉、石破、高市の三つ巴+小林、上川でどうなるか」と5人の名前を挙げ、河野太郎氏、茂木敏光氏ら残る4人の目はないとした。

 その上で「今の時点での推計」と前置きして「小泉140(国会議員65党員・党友75)、石破130(国35党95)、高市120(国35党85)、小林82(国60党22)」と分析。「政策論争で大どんでん返しもある」とあと2週間でひっくり返る可能性も示唆した。

271OS5:2024/09/14(土) 15:34:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/588e9aa05c91605564af0164cc4ed43c1955d558
自民党総裁選 、各派閥議員の推薦を可視化 麻生派は37人が7候補の推薦人に
9/14(土) 15:17配信

産経新聞
岸田文雄首相の総裁任期満了に伴い、過去最多の9人が立候補した自民党総裁選。各候補者はそれぞれ20人の推薦人を集めて〝次期首相〟に名乗りを上げた。その推薦人となった合計180人の議員について、所属の派閥・旧派閥を可視化すると、それぞれの派閥や候補者の特徴が浮かび上がった。

派閥はこれまで自民党総裁選の結果に大きな影響を及ぼしてきたが、政治資金パーティー収入不記載事件を受けて、消滅や弱体化を余儀なくされている。



総裁選に立候補したのは届け出順に、高市早苗経済安全保障担当相(63)、小林鷹之前経済安保担当相(49)、林芳正官房長官(63)、小泉進次郎元環境相(43)、上川陽子外相(71)、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、石破茂元幹事長(67)、茂木敏充幹事長(68)。候補者数は、立候補制が導入された昭和47年以降、最多だった平成20年と24年の5人を大きく上回った。立候補には20人の推薦人が必要で、推薦人の総数も過去最多となった。

今回の総裁選では、最多の37人の推薦人を出した麻生派が7人の候補に分散。安倍派と二階派の議員も7人の候補を推薦した。ただ、前回の竹下派(茂木派)のように全ての候補を推す派閥はなかった。

それぞれの派閥の特徴は、所属議員が推薦しない候補に表れているともいえる。麻生派は林氏と石破氏、安倍派は河野氏と石破氏、二階派は林氏と石破氏に推薦人を出していない。

無派閥の議員の推薦行動にも特徴が表れた。令和3(2021)年の前回総裁選では、立候補した全4候補が無派閥から5〜8人ずつ推薦を得ていた。今回は無派閥議員から石破氏に15人、小泉氏に14人の推薦人が出た一方、河野氏は無派閥の推薦人がいなかった。

女性議員の推薦人の数は、候補者によって大きく異なる。最多は上川氏の7人。続いて加藤氏5人、小泉氏4人、河野氏3人、高市氏と茂木氏が2人、小林氏1人となっている。林氏と石破氏は女性議員の推薦人がいない。前回の総裁選では、全4候補が複数の女性議員から推薦を受け、決選投票で勝利した岸田文雄首相は最多の6人の女性議員から推薦されていた。

過去最多の9人が立候補したことで、上位2人による決選投票になる公算が大きい。各派閥の議員は決選投票でまとまって行動し、結果に影響を与えるかどうかも注目される。(データアナリスト 西山諒)

272OS5:2024/09/15(日) 12:53:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/eccfbb8f63605f3c67c935a46baa18a59cdaaed4
自民党総裁選「リベンジ組」に存在感…地元期待「閣僚経験生きる」「本気で日本を変える」
9/15(日) 9:02配信

読売新聞オンライン
 過去最多の9人が立候補している自民党総裁選。14日に開かれた公開討論会では、過去に出馬経験のある「リベンジ組」も存在感を示した。いずれも国政の要職を担ったことのあるベテランぞろいで、地元の支援者からは、実績や安定感、豊富な政治経験を評価する声が聞かれた。


世界のてっぺんに
(写真:読売新聞)

 「国民の生命と財産を守り抜くためには強い経済が必要だ。経済成長を追い求め、いろんな政策を打っていく」。討論会でそう力を込めた高市早苗・経済安全保障相(63)は、2021年の前回選に続き2回目の挑戦だ。地元・奈良県の岩田国夫県議(76)は「経済は彼女の得意分野。閣僚を歴任した経験が生かされている」と評価した。

 前回選では無派閥ながら安倍元首相の支援を受け、議員票では2位だったものの、党員票が伸びなかった。安倍氏は22年の銃撃事件で死去し、「後ろ盾」はもうないが、県民の期待は大きい。30歳代の自営業男性は「若い世代は日本に誇りを持てていない。高市さんには、『世界のてっぺんに押し上げる』という言葉どおり、誇れる国にしてほしい」と語った。

三度目の正直
 地元・神奈川県で「三度目の正直」を期待されている河野太郎デジタル相(61)。県内では、小泉進次郎・元環境相(43)も立候補し、菅義偉・前首相がその支援に回る。河野氏を支援する県議の一人は「過去2回とまるで状況が違う」と危機感を募らせる。

 同県茅ヶ崎市の無職五十嵐進さん(75)は河野氏について、「外相時代のはっきりモノを言う姿勢や、デジタル相としてマイナンバー制度を推進した馬力は評価できる」と印象を話した。

 討論会の質疑では、マイナ保険証の一本化などを例に「突破力があるばかりに、自分を誇示し、異論に耳を傾けないのでは」と問われる場面も。河野氏は「私が何か誇示するというより、批判を浴びやすいところを私が受け持ってきたというのが正しい」と強調してみせた。

「自省」の弁も
 石破茂・元幹事長(67)は、立候補者中最多となる5回目の出馬だ。討論会では、災害対策、人口減、年金問題に触れ、「大勢の人が不安の中にいる。将来、この国がどうなるかを示すことが政治の役割だ」と述べた。初挑戦の08年当時、石破氏の秘書を務めていた福田俊史・鳥取県議(54)は「堂々と主張していた。発言一つとっても軽くなく、太く強い」と評した。

 過去の総裁選では、多くの党員票を集める一方、議員の支持が広がらず苦杯をなめた石破氏。討論会でその点を問われると、「唯我独尊なところがあると思う。修業が足りない。(議員の支持を得るため)努力しなければならない」と「自省」の弁を述べた。鳥取市の大学4年の女性(21)は、「本気で日本を変えようとしていると感じる。国民の暮らしを見て、その声に耳を傾ける姿も見せてほしい」と注文した。

山口9人目へ
 2回目の挑戦となる林芳正官房長官(63)の地元・山口県は、安倍氏ら計8人の首相を輩出している。島田教明県議(69)は「困った時に頼られ、国のために私心を捨ててきた人。ぜひ県内9人目の宰相になってもらいたい」とエールを送る。

 「知中派」を自任する林氏。討論会では「中国に強硬な態度を取れないのではないか」と問われ、「どうすれば交渉を有利に進められるか、少しは分かっている。言うべきことを言って、国益を実現する」と反論する一幕もあった。

 同県下関市の会社員男性(79)は、「待ちに待った再挑戦。輸出拡大など経済面に加え、ロシアや北朝鮮も見据えた外交面でも力を発揮するはずだ」と期待した。

273OS5:2024/09/15(日) 12:54:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/e714ad43b12b105b2ec236a66e9e6b4baf6498a8
【総裁選】小泉氏が先行 序盤の「議員票」動向判明
9/15(日) 10:18配信

テレビ朝日系(ANN)

All Nippon NewsNetwork(ANN)

自民党の総裁選挙では、経済や外交安全保障政策を巡っても論戦が交わされるなか、選挙戦序盤の議員票の動向が判明しました。

 今回の総裁選では、9人の候補者が乱立したことで1回目の投票では、国会議員票に大きな差はつかず議員票と同数割り振られる地方票の動向が重要になるとみられています。

 一方で、どの候補も過半数を獲得できず決戦投票にもつれ込むとの見方が大勢の中、決選投票では、地方票より比重が高くなる議員票がカギを握ることになります。

 その議員票について、テレビ朝日の序盤の分析では、小泉元環境大臣が50人を超える議員からの支持を集め先行しています。

 出馬表明で先陣を切った小林前経済安保担当大臣は、中堅・若手を中心に40人を超える議員が支持しています。

 一方で、地方票で上位に入るとみられている石破元幹事長と高市経済安保担当大臣は30人前後にとどまっています。

 このほか、林官房長官と茂木幹事長は出身派閥から一定のまとまった支持をとりつけ、河野デジタル大臣、上川外務大臣、加藤元官房長官は推薦人20人からの上積みを目指しています。

 ただおよそ80人の動向が分からず情勢が変わる可能性もあります。

テレビ朝日

274OS5:2024/09/15(日) 22:58:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/f06bb21e2112f45e442f8c88f1000cb2d88c7bef
議員支持、石破・高市氏が苦戦 小泉氏ら若干先行、9氏出馬で混戦 自民総裁選の序盤情勢
9/15(日) 19:03配信


時事通信
日本記者クラブ主催の討論会に臨む自民党総裁選に出馬した9候補=14日、東京都千代田区

 自民党総裁選について、時事通信は党所属国会議員の支持動向を調査した。

 報道各社の世論調査で人気の高い石破茂元幹事長(67)と高市早苗経済安全保障担当相(63)は、推薦人20人からの上積みが現時点で数人と苦戦。小泉進次郎元環境相(43)らが若干先行している。

【ひと目でわかる】自民党総裁選候補の顔触れ

 ただ、9氏の出馬で混戦状態となっている。約100人が態度未定で、派閥解消方針の影響もあり情勢は流動的。党員・党友票の行方も焦点だ。

 総裁選は367人の国会議員票と同数の党員・党友票の計734票で争う。1回目の投票で過半数を得た候補がいなければ、上位2人の決選投票となる。投開票は27日。

 調査は15日までに、議員からの聞き取りなどにより実施した。小泉氏のほか、小林鷹之前経済安保担当相(49)、林芳正官房長官(63)、茂木敏充幹事長(68)がそれぞれ1割前後を確保。石破、高市両氏と河野太郎デジタル相(61)が続き、上川陽子外相(71)と加藤勝信元官房長官(68)は出遅れ気味だ。

 小林氏は、安倍派(解散表明)を中心に中堅・若手が党内横断的に支持。林氏は、座長を務めた岸田派(解散)をおおむねまとめた。無派閥議員に影響力を持つ菅義偉前首相の支援を受ける小泉氏は、森山派(解散)を除く各派に支持が広がる。茂木氏は、茂木派(解散表明)を中心に地元・栃木選出の一部議員を取り込む。

 石破氏は、無派閥に加えて二階派(解散表明)などが支える。高市氏は、安倍派など保守系の一部に浸透するが、「後ろ盾」の安倍晋三元首相を失った影響は否めない。河野氏への支持は、党内で唯一存続を決めた麻生派が大半。同派は54人を擁するが、半数近くが他候補の支援に回った。上川、加藤両氏は推薦人以外への支持拡大が課題だ。

 ◇地方幹部は石破氏
 一方、47都道府県連の幹部を対象に時事通信がアンケート調査を実施したところ、石破氏への支持が7人で最多。高市氏が6人、小泉氏が5人で続いた。小林、茂木両氏は各2人、上川、加藤両氏は各1人で、いずれも地元県連が名前を挙げた。林、河野両氏への支持はなかった。ただ、林、小泉、河野、石破各氏の地元を含む23都府県連が回答しなかった。

 支持で重視した点として、石破氏は「政治経験」、高市氏は「政策」、小泉氏は「改革姿勢」が、それぞれ最も多かった。

 派閥裏金事件への対応を聞くと、12人が「党処分以上は必要ない」と答えた。「再調査など真相究明」と「公認の是非の検討」を求めたのは各6人。衆院解散・総選挙の時期は「総裁選後、速やかに」が29人と過半数を占めた。

275OS5:2024/09/16(月) 07:02:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/2584a9aefa9e6c2b164881590da1abd6753a6b02
小泉、石破氏に「包囲網」 決選進出阻止へ他候補矛先 「上位」2人も火花・自民総裁選〔深層探訪〕
9/16(月) 7:00配信

時事通信
自民党総裁選候補者の討論会で発言する高市早苗経済安全保障担当相=14日午後、東京都千代田区の日本記者クラブ

 自民党総裁選の論戦が本格化する中、世論調査で支持を集める小泉進次郎元環境相(43)と石破茂元幹事長(67)への追及が激しさを増してきた。日本記者クラブ主催の14日の討論会では他候補の質問が2人に集中し、さながら「包囲網」の様相を呈した。衆院解散・総選挙の時期を巡る両氏の違いも浮かび上がり、「選挙の顔」選びに血眼になる党内の動向に影響を及ぼす可能性もある。

 ◇軌道修正
 「事故が起きたときに責任を担う主体をどう考えるのか」。高市早苗経済安全保障担当相(63)は14日の討論会で、一般ドライバーが有償で客を運ぶ「ライドシェア」全面解禁を提唱する小泉氏をやり玉に挙げ、対抗意識をあらわにした。

 性犯罪やストーカー被害の懸念もあるとたたみかける高市氏に、小泉氏は「海外では乗客を警備会社とつなぐサービスもある」と反論。加藤勝信元官房長官(68)は小泉氏の看板政策の解雇規制見直しについて「どういうイメージか」とただし、上川陽子外相(71)は得意の外交で小泉氏に論戦を挑んだ。

 同様に3人から質問が集まったのが石破氏だ。林芳正官房長官(63)は石破氏の持論の「防災省」新設を「指揮系統をどうするのか」と疑問視。茂木敏充幹事長(68)は石破氏が公約した「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」創設を「現実的ではない」と厳しく批判した。

 追及の矛先が小泉、石破両氏にもっぱら向けられる背景には、世論の支持を集める2人を失速させなければ、決選投票進出がおぼつかないとの計算が透ける。自民関係者は「決選投票に残りそうな候補に追及が集中するのは自然だ」と語る。

 集中砲火を浴びる2人は「炎上」を懸念し、公約の一部の軌道修正を余儀なくされている。小泉氏は13日、解雇規制見直しについて「緩和でも自由化でもない」とトーンダウン。石破氏は自民派閥裏金事件の関係議員への対応について「説明責任を果たす」と述べるにとどめ、非公認もあり得るとした当初の発言を後退させた。

 ◇衆院解散巡り違い鮮明
 7候補による追及の中、小泉、石破両氏による論戦も熱を帯びる。14日の討論会では衆院解散のタイミングを巡って激しく火花を散らした。

 自民は新首相を指名する臨時国会を10月1日に召集する方向で調整。党内では同9日にも衆院を解散し、衆院選を「同15日公示―27日投開票」の日程で行う案が取り沙汰されている。

 討論会で主催者側から「解散は衆参予算委員会での与野党論戦を経てからにすべきだ」とただされた小泉氏は「できるだけ早期に解散する」と改めて強調。「(国民の)判断材料がないというのは全く当たらない。史上最長の総裁選だ。改革プランは明確に話している」とまくしたてた。

 これに対し、石破氏は「本当の(与野党の)やりとりは予算委員会だ。国民の判断材料を提供するのは政府・与党の責任だ」と力説。「世界情勢がどうなるか分からないのに、すぐ解散するという言い方を私はしない」と付け加え、小泉氏との考え方の違いを鮮明にした。

 党内では新政権の「刷新感」が薄れないうちに衆院選を乗り切りたいとの期待感が強く、両氏の発言は議員心理を左右する可能性もある。総裁選に向けた討論会や演説会は15日以降も連日のように続く。「首相の座」を目指す9候補の論戦が過熱しそうだ。

276OS5:2024/09/16(月) 07:08:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/065c378aba83d52ca2c35edb76b629c2c572d456
また家族話…進次郎氏 ピンチ?政策の話は薄く党員票3位に後退 
9/16(月) 5:30配信
スポニチアネックス
総裁選に立候補した9人(上段左から)高市早苗氏、小林鷹之氏、林芳正氏(中段左から)小泉進次郎氏、上川陽子氏、加藤勝信氏(下段左から)河野太郎氏、石破茂氏、茂木敏充氏

 自民党総裁選の立候補者9人が15日、福島市内のホールで演説会を行った。10分間の演説時間で東京電力福島第1原発事故からの復興加速や、処理水放出に伴う風評被害対策などをそれぞれ訴えた。

 注目の小泉進次郎元環境相は演説会冒頭、司会者から「小泉純一郎」と父親の名前で呼ばれるハプニングに見舞われた。その時は苦笑いしていたが、演台に立つと「先ほどは、ご紹介いただきました小泉純一郎です。ただいまは、ご紹介いただきました小泉進次郎です」とあいさつ。同義語を繰り返す“進次郎構文”を思わせる表現で演説を始めた。

 東日本大震災後、足しげく福島を訪れたといい「なぜこんなに福島のためにという思いが湧くんだろうと自問した。答えはシンプルでした」と力説。そして司会者を横目に「間違えるのは案外、間違っていないんです。納得感がある」とした上で「私と福島のつながりのきっかけを与えてくれたのが父だからです」と強調。司会者をフォローする意図があったのかもしれないが、あまりに独特な“構文”で聴衆を困惑させた。

 さらに“家族エピソード”は続き、子供の頃、純一郎氏に連れられ毎年、福島県猪苗代町の箕輪スキー場に旅行したといい「初めて雪を見たのも、馬刺しを食べたのも福島でした」と話した。「福島への思いを、父親として子供に引き継ごうと思った」と、4歳の長男を温泉に連れて行き、安達太良山(あだたらやま)のロープウエーに乗せたと、県内の観光名所を挙げながら家族旅行の思い出を披露。愛犬も一緒だったと付け加え「ちなみにその犬は浪江町出身。私の妻が原発事故で取り残された犬を保護して、今16歳」とフリーアナウンサーの滝川クリステルにも言及した。

 12日の会見で実母のエピソードに触れたのに続いて、またも繰り出した家族の話は持ち時間10分のうち約5分。首相に就任したら風評被害に取り組むと訴えたが「世界に農産物、海産物を出していけるよう頑張っていきたい」と語るのみで具体策はなく、SNS上には「政策はどうなっているのか」などの書き込みが相次いだ。

 国民的人気を背景に早くから本命視されている小泉氏だが、告示後のテレビ番組や演説会で他候補や司会との会話がかみ合わないことが多く、説明力の未熟さや論戦の弱さが露呈し始めている。実際、党関係者の間で出回っているデータでは、党員票で高市早苗経済安保担当相に逆転され3位に転落。党関係者は「現時点では議員票との合計で2位につけている。決選投票に進めば勝てると思うが、日を追うごとに党員の信頼を失っているのが心配だ」と頭を抱えている。

277OS5:2024/09/16(月) 07:09:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2e16f37255a6c292505e63be0a38fbb62202ddd自民党総裁選で高市・石破・小泉氏が競る、決選投票の公算大きく…読売調査
9/16(月) 5:00配信

読売新聞オンライン
自民党総裁選の候補者共同記者会見に臨む(左から)高市経済安保相、小林前経済安保相、林官房長官、小泉進次郎元環境相、上川外相、加藤元官房長官、河野デジタル相、石破元幹事長、茂木幹事長(13日午後、党本部で)=川口正峰撮影

 自民党総裁選(27日投開票)を巡り、読売新聞社は党員・党友への電話調査と、国会議員の支持動向調査を行った。両調査の結果を合計すると、高市早苗経済安全保障相(63)と石破茂・元幹事長(67)、小泉進次郎・元環境相(43)が競り合い、このうち、上位2人が決選投票で争う公算が大きくなっている。2割弱の票の行方は不明で、誰が決選に勝ち残るかは流動的な面がある。

 総裁選は、国会議員票367票に、同数の党員・党友票を合わせた計734票で争う。1回目の投票で過半数を得た候補がいなければ決選投票となり、議員票367票に加え、各都道府県で党員・党友票の得票が多い候補に1票ずつ47票が割り振られる。

 党員調査は14〜15日、全47都道府県で実施し、総裁選の投票権を持つ党員・党友だと確認できた1500人から回答を得た。

 投票先は、石破氏が26%、高市氏が25%、小泉氏が16%で上位を占めた。4位以下は、上川陽子外相(71)6%、小林鷹之・前経済安全保障相(49)6%、林芳正官房長官(63)5%、河野太郎デジタル相(61)3%、茂木敏充幹事長(68)2%、加藤勝信・元官房長官(68)1%の順だった。9%は投票先を明らかにしなかった。

 この結果を基に、党員・党友票を試算すると、石破氏が97票、高市氏が94票、小泉氏が60票、上川、小林両氏が22票、林氏が18票、河野氏が11票、茂木氏が7票、加藤氏が3票となる。

 党所属国会議員の支持動向調査は、衆参両院議長らを除いた議員367人に対して行い、15日時点で96%に当たる352人から意向を聞き取りなどで確認した。

 小泉氏が45人と最多で、小林氏が40人、林氏が35人、茂木氏が33人だった。高市氏は29人、石破氏は26人、河野氏は24人、上川氏は23人、加藤氏は21人で、「未定」と「未回答」は91人だった。

 党員票と議員票の合計では、高市、石破両氏が123票で並び、小泉氏が105票で追っている。以下は、小林氏62票、林氏53票、上川氏45票、茂木氏40票、河野氏35票、加藤氏24票で、上位3人と差がつく展開となっている。

 得票率は高市、石破、小泉3氏とも2割弱にとどまっており、1回目の投票では誰も過半数に届かず、決選投票にもつれ込む情勢だ。

支持理由「政策に期待」が最多27%
 一方、党員調査では、選んだ候補に投票しようと思う理由について、「政策に期待できる」が27%と最多で、「改革意欲がある」が21%、「人柄が信用できる」が12%で続いた。投票判断で最も重視する政策や課題は、「外交や安全保障」が27%、「景気や雇用」が19%、「自民党改革や政治資金問題への対応」が14%、「社会保障」が12%だった。

 自民党に最も必要だと思うことは何かという質問では、「派閥にとらわれない党運営」が26%、「世代交代」が21%、「政治資金問題へのけじめ」が20%、「党全体の結束」が17%だった。

278OS5:2024/09/17(火) 08:42:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/a476d4635afc90665046995e2ed45fba8fe164be
自民党総裁選、決選投票争い加速…高市氏「党員票に照準」石破氏「議員票を補強」小泉氏「斎藤氏ら合流」
9/17(火) 8:14配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 読売新聞社が実施した自民党総裁選(27日投開票)の党員・党友と国会議員への調査で、高市経済安全保障相(63)、石破茂・元幹事長(67)、小泉進次郎・元環境相(43)の3人が競り合う情勢が判明し、各陣営とも党員票の取り込みを加速させている。決選投票に進める2位以内に入るため、戦略の見直しも進める。

【ひと目でわかる図解】自民党総裁選の流れ、選出の仕方

「とにかく1位」
 「何が何でも勝ち抜かなきゃいけません。とにかく地方票で1位を取らせてください」

 高市氏は16日、金沢市で、党所属の地方議員約30人を前に、こう声を張り上げた。読売新聞が14〜15日に実施した党員・党友調査では、トップの石破氏の26%に肉薄する25%を得て、国会議員の支持動向調査とあわせると、石破氏と並ぶ123票を獲得する試算となった。

 地方の党員票で「1位」にこだわるのは、早期の衆院解散・総選挙が取りざたされる中、「最も多くの党員から支持される候補に衆院議員の票は流れる」(高市氏の陣営幹部)という読みがあるからだ。

衆参の選挙意識
 石破氏も16日、石川県小松市で記者団に対し、来年夏の参院選も踏まえ、「衆参とも国政選挙を間近に控えている。それぞれの国会議員が(総裁選で)なぜ、誰に入れたかを選挙区に説明することが重要になってくる」と強調した。

 石破氏は国会議員の支持動向調査では6位で伸び悩んでいる。石破氏の選挙対策本部幹部は「電話などを通じ、議員票の獲得を強化していく」と述べた。

「チームに厚み」
 小泉氏はこの日、金沢市で石川県議ら約40人との決起集会に臨み、「地方議員の皆さんの思いを理解し、党を運営できるのは誰か。託そうと思ってもらえるように全力で戦う」と訴えた。

 読売新聞が8月に行った世論調査で「次の総裁にふさわしい」候補を尋ねた設問では、小泉氏は自民支持層でトップの22%を獲得していた。小泉氏が解雇規制の見直しや選択的夫婦別姓の導入を打ち出したことで、党員の一部に懸念が広がったとの見方もある。

 小泉氏の陣営には、出馬を断念した斎藤経済産業相が新たに合流することになった。斎藤氏は安定感のある政策通で知られる。斎藤氏を支持していた古川禎久・元法相、岸田首相側近の木原誠二党幹事長代理ら実力あるベテラン・中堅も加わり、小泉氏周辺は「チームに厚みが出て、より幅広い層に浸透できる」と期待をかける。

連休明け勝負
 今回調査の結果で全体の4番目につけた小林鷹之・前経済安保相(49)は記者団に対し、「自分の訴えるメッセージをより強烈に発信し、限られた時間をより効率的、効果的に動きたい」と意気込みを語った。

 党員向けの投票用紙の往復はがきは、連休明けの17日頃に届く予定だ。26日必着で締め切られるため、党本部は24日午前までの投函(とうかん)を呼びかけている。はがきが届けば、すぐに投函する党員が多いとみられており、党ベテランは「連休明けの数日間で党員票の勝負は決まる」と分析している。

279OS5:2024/09/17(火) 08:44:31
https://www.sankei.com/article/20240916-CTMRLTRBMBFFTK2K2B62VVUXWQ/
「実施していない」自民が否定、真偽不明の党員世論調査出回る 「世論操作」の可能性も
2024/9/16 14:38

福島市で開かれた自民党総裁選の所見発表演説会=15日午後(岩崎叶汰撮影)
福島市で開かれた自民党総裁選の所見発表演説会=15日午後(岩崎叶汰撮影)

自民党総裁選(27日投開票)を巡り、一部の世論調査報道に真偽不明のデータが含まれていたことがわかった。このデータは自民党本部が党員約2100人に調査したとしているが、党総裁選挙管理委員会の逢沢一郎委員長が「実施したことはなく、今後も予定はない」と文書で否定した。党の世論調査関係者も明確に「していない」と述べており、党内でもデータの出どころなどに関し、さまざまな臆測を呼んでいる。

具体的な数字を羅列
この記事は出版社系のニュースサイトに元全国紙記者で現在はフリージャーナリストの男性が寄稿したもの。総裁選告示日の12日に配信されたが、16日現在では閲覧できなくなっている。

「高市早苗と石破茂に『驚きの数字』」「自民党本部が実施したとされる情勢調査の数字が出回っている」などとして、「石破茂氏34.9%、小泉進次郎氏23.2%、高市早苗氏15.9%」と具体的なデータを提示。「9月8日、党員2126人に実施」などと信憑性の高い書き方をしていた。

ところが、記事が配信された直後から「そもそも党で調査はしていない」との声が上がり始め、14日付けで報道関係者各位に宛てた逢沢委員長名の文書を配布、記事の内容を全面的に否定した。

「党員名簿簡単に扱えない」
党の世論調査関係者は「党員名簿は簡単に扱えるものではなく、このような調査はそもそもできないし、やろうという話も出たことはない。一部陣営が自分の支持者に絞って独自にやることは考えられるが、それだと偏りがでるため意味がない」と話す。

ある自民議員は「党員調査だと偽り、党内や世論を操作しようとした人物がいる可能性もある。ジャーナリストはそのデータにうまく乗せられたのではないか。総裁選はなんでもありだ」と話した。

280OS5:2024/09/17(火) 08:46:08
これか >>279なので情報精度は怪しいやつ
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E6%9C%80%E6%96%B0%E6%83%85%E5%8B%A2-%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%97%A9%E8%8B%97%E3%81%A8%E7%9F%B3%E7%A0%B4%E8%8C%82%E3%81%AB-%E9%A9%9A%E3%81%8D%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%97-%E3%81%8C%E5%87%BA%E3%81%9F-%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E3%81%8C%E5%AE%9F%E6%96%BD%E3%81%97%E3%81%9F-%E7%B7%8F%E8%A3%81%E9%81%B8%E3%81%AE%E5%85%9A%E5%93%A1%E8%AA%BF%E6%9F%BB-%E3%81%AE%E4%B8%AD%E8%BA%AB/ar-AA1qrmLQ
《最新情勢》高市早苗と石破茂に「驚きの数字」が出た…自民党が実施した「総裁選の党員調査」の中身
宮原 健太(ジャーナリスト)
情勢調査の中身
次の総理大臣を決めることになる自民党総裁選が9月12日に告示された。

裏金問題に自民党が揺れ、派閥の解散が相次ぐ中、9人が立候補するという前例のない大乱立となり、混戦状態となっている。

そうしたなか、永田町では自民党本部が実施したとされる情勢調査の数字が出回っている。

自民党本部が9月8日に2126人の党員に実施したとされる情勢調査では、石破茂氏が34.9%の支持を集め首位に、小泉進次郎氏が23.2%で次点、3位が高市早苗氏の15.9%となっている。

〔PHOTO〕Gettyimages
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© 現代ビジネス
永田町関係者は「石破氏や小泉氏が人気であるなど、報道各社が実施する世論調査の結果と大きくは変わらないが、やや石破氏に強く出過ぎている感覚がある。もし石破氏がここまで党員票でも圧倒したら、前評判を覆すかもしれない」と語った。

報道機関による世論調査では、小泉氏が首位になるものもあれば、石破氏が首位になるものもあり、その人気度は拮抗していると見られていた。

一方で、石破氏は安倍晋三政権の途中から非主流派を歩み続け、与党議員であるにもかかわらず政府批判を繰り返したことから、国会議員間での支持はあまり広がっていない。

そのため、石破氏は総裁選の中でも国会議員票(1人1票で367票)とともに党員党友票(自民党員は110万人弱、投票結果を367票に圧縮)を争う第1回投票で善戦したとしても、上位2人による決選投票では党員党友票が都道府県連票(47票)に置き換わるため、国会議員票の重みが増して石破氏には不利になると考えられていた。

小泉氏が総裁選の本命候補と見られている背景にはそういった事情がある。


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だが、第1回投票で石破氏が党員票で他候補を圧倒して首位となれば、決選投票での国会議員による投票も影響を受ける可能性がある。

今回の総裁選は派閥解散によって組織的なくびきが取れている議員が多く、決選投票における国会議員票の動きは流動的だ。

また、調査で3位になった高市氏がこれから支持を伸ばしていくことも十分に考えられる。

高市氏は保守層からの人気が高いが、一方で110万人弱もいる自民党員の中には、仕事の関係や人付き合いの中で党員になっている人も多くおり、そのような中間層にもどれだけ波及できるかがこれからの課題だ。

これから始まる候補者同士の討論会の中での発言によって、支持を急伸させることもあれば、一気に落とすこともあるのが政治の世界の怖い所だ。

特に本命と見られている小泉氏は「進次郎構文」とこれまで揶揄され続けるなど、発せられる言葉には危うさもある。

15日間の舌戦を制し、誰が次の日本を担っていくリーダーになるのか。

9月27日の投開票日に向けて注目が集まっている。

281OS5:2024/09/17(火) 13:29:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/a476d4635afc90665046995e2ed45fba8fe164be
自民党総裁選、決選投票争い加速…高市氏「党員票に照準」石破氏「議員票を補強」小泉氏「斎藤氏ら合流」
9/17(火) 8:14配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 読売新聞社が実施した自民党総裁選(27日投開票)の党員・党友と国会議員への調査で、高市経済安全保障相(63)、石破茂・元幹事長(67)、小泉進次郎・元環境相(43)の3人が競り合う情勢が判明し、各陣営とも党員票の取り込みを加速させている。決選投票に進める2位以内に入るため、戦略の見直しも進める。

【ひと目でわかる図解】自民党総裁選の流れ、選出の仕方

「とにかく1位」
 「何が何でも勝ち抜かなきゃいけません。とにかく地方票で1位を取らせてください」

 高市氏は16日、金沢市で、党所属の地方議員約30人を前に、こう声を張り上げた。読売新聞が14〜15日に実施した党員・党友調査では、トップの石破氏の26%に肉薄する25%を得て、国会議員の支持動向調査とあわせると、石破氏と並ぶ123票を獲得する試算となった。

 地方の党員票で「1位」にこだわるのは、早期の衆院解散・総選挙が取りざたされる中、「最も多くの党員から支持される候補に衆院議員の票は流れる」(高市氏の陣営幹部)という読みがあるからだ。

衆参の選挙意識
 石破氏も16日、石川県小松市で記者団に対し、来年夏の参院選も踏まえ、「衆参とも国政選挙を間近に控えている。それぞれの国会議員が(総裁選で)なぜ、誰に入れたかを選挙区に説明することが重要になってくる」と強調した。

 石破氏は国会議員の支持動向調査では6位で伸び悩んでいる。石破氏の選挙対策本部幹部は「電話などを通じ、議員票の獲得を強化していく」と述べた。

「チームに厚み」
 小泉氏はこの日、金沢市で石川県議ら約40人との決起集会に臨み、「地方議員の皆さんの思いを理解し、党を運営できるのは誰か。託そうと思ってもらえるように全力で戦う」と訴えた。

 読売新聞が8月に行った世論調査で「次の総裁にふさわしい」候補を尋ねた設問では、小泉氏は自民支持層でトップの22%を獲得していた。小泉氏が解雇規制の見直しや選択的夫婦別姓の導入を打ち出したことで、党員の一部に懸念が広がったとの見方もある。

 小泉氏の陣営には、出馬を断念した斎藤経済産業相が新たに合流することになった。斎藤氏は安定感のある政策通で知られる。斎藤氏を支持していた古川禎久・元法相、岸田首相側近の木原誠二党幹事長代理ら実力あるベテラン・中堅も加わり、小泉氏周辺は「チームに厚みが出て、より幅広い層に浸透できる」と期待をかける。

連休明け勝負
 今回調査の結果で全体の4番目につけた小林鷹之・前経済安保相(49)は記者団に対し、「自分の訴えるメッセージをより強烈に発信し、限られた時間をより効率的、効果的に動きたい」と意気込みを語った。

 党員向けの投票用紙の往復はがきは、連休明けの17日頃に届く予定だ。26日必着で締め切られるため、党本部は24日午前までの投函(とうかん)を呼びかけている。はがきが届けば、すぐに投函する党員が多いとみられており、党ベテランは「連休明けの数日間で党員票の勝負は決まる」と分析している。

282OS5:2024/09/17(火) 13:49:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7774d3ee85947effc575b27d28c718e23a9c61d
[深層NEWS]石破氏の推薦人の平将明氏「党員の判断に耳を傾けるべきだ」
9/16(月) 20:24配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党の平将明、牧原秀樹両衆院議員が16日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、自民党総裁選を巡り、読売新聞社が党員・党友と国会議員に実施した調査結果などについて議論した。

【グラフ】一目でわかる…自民党総裁選の情勢

 石破茂・元幹事長の推薦人の平氏は「党の出直しの選挙だ。今まで党員が判断した結果が出たにもかかわらず、国会議員がひっくり返すことが度々行われてきたが、今回ばかりは謙虚に党員の判断に耳を傾けるべきだ」と訴えた。

 上川外相の推薦人の牧原氏は「国会議員もかなりの人がまだ未定だ。まだまだわからない」と語った。

283OS5:2024/09/17(火) 13:51:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a69256c63d287994c49762ca20a3bd2a655b1f0
自民党総裁選・石破氏「最後の挑戦」で地元一丸…選対「派閥の解消が追い風」
9/17(火) 12:00配信


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読売新聞オンライン
電話で支持を呼びかける支援者(鳥取市戎町で)

 自民党総裁選(27日投開票)の党員・党友の投票に向け、石破茂・元幹事長(67)の地元・鳥取で、熱心な支援活動が続いている。地元が一丸となって、石破氏の「最後の挑戦」を後押しする様子がうかがえる。(山内浩平)

 「ぜひとも『石破茂』と投票はがきに記載して、投函をお願いします」

 16日午前、鳥取市戎町の石破氏の事務所では、後援会女性組織「さつき会」の6人が電話で繰り返し、鳥取県外の党員・党友に投票を呼びかけていた。石破氏が「最後の挑戦」と表明したこともあり、活動はかつてないほど熱を帯びている。

 さつき会の女性は「私たちも最後の挑戦と思って取り組む。絶対に県内初の総裁に押し上げたい」と力を込める。

 事務所では、9日に「電話作戦」がスタートした。毎日午前9時から午後7時半頃まで支援者が交代で受話器を握り、1時間に20軒ほど呼びかける。既に県内の党員を済ませ、県外の党員に範囲を拡大させる。電話作戦は、赤沢亮正衆院議員や舞立昇治参院議員の事務所でも行われており、女性は「地元が一丸となって応援するしかない」と話す。

 今回の総裁選は、党員票が国会議員票と同じ367票として扱われる。全国の得票に応じて、「ドント方式」で比例配分される。過去最多の9人が立候補しており、上位2人による決選投票となる公算が大きい。

ガンバローコールで気勢を上げる市町村議ら(7日、鳥取県倉吉市で)

 読売新聞社が14〜15日に行った党員調査では、党員・党友票で石破氏がトップを走る。国会議員票と合わせた全体でも、高市早苗経済安全保障相(63)と並んで1位となっている。

 県内の党議員も汗をかく。12日の告示を前に7日、倉吉市で市町村議が選挙対策本部を発足させた。発起人代表の上杉栄一・鳥取市議(77)は「派閥の解消が追い風となっている。総裁になる最大のチャンスだ」と強調する。

 8月23日には、県議も選対本部を設置した。全国の地方議会などに直接、足を運び支援を依頼する。福田俊史県議(54)は「どこへ行っても今までで一番反応が良い。全力でやり切る」と意気込む。

284OS5:2024/09/17(火) 20:55:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/e905363074431d72793c755e60cc1336884fed48
上川外相、総裁選中に異例の訪米 23日から、討論会に代役
9/17(火) 18:40配信
時事通信
閣議に臨む上川陽子外相(右)ら=17日、首相官邸

 自民党総裁選に立候補している上川陽子外相は、国連総会に合わせて米ニューヨークで開かれる外相会合に出席するため、23日から訪米する。


 国内にとどまり総裁選に専念するとみられていたが、公務を優先して異例の対応を取る。外務省が17日、発表した。

 総裁選の投開票は27日。上川氏は25日に帰国する予定で、それまで陣営は候補者不在の戦いを強いられる。この間に開かれる党主催の討論会には、推薦人代表の牧原秀樹衆院議員が代理を務めるという。陣営関係者は「本人不在で大丈夫なわけがない」と危機感を示した。

285OS5:2024/09/17(火) 21:38:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/de0bfe6062ab85a98707ae7ef6b8cad5c290a156
総裁選への立候補断念の斎藤氏、小泉氏と会談 支援の意向表明
9/17(火) 20:59配信
毎日新聞
閣議のため首相官邸に入る斎藤健経済産業相=2024年9月10日午前9時55分、平田明浩撮影

 自民党総裁選への立候補を断念した斎藤健経済産業相(65)は17日、東京都内で小泉進次郎元環境相(43)と会談し、総裁選で小泉氏を支持する意向を表明した。斎藤氏を支援してきた古川禎久元法相や木原誠二幹事長代理ら4人の国会議員も小泉氏の支援に回る。


 斎藤氏は、出馬条件となる国会議員20人の推薦人が集まらず、告示前日の11日に撤退を表明していた。斎藤氏は会談後、記者団に「今回の総裁選で最も重要なことは刷新感だ。そのためには若さが必要だ」と語った。斎藤氏は、小泉氏と同じ2009年に衆院に初当選し、現在5期目。当選同期の4人で「四志の会」を作るなど関係が深い。

 党内では斎藤氏について「小泉内閣が発足すれば官房長官に登用されるのでは」との見方も出ている。木原氏は岸田文雄首相の最側近として知られる。【池田直】

286OS5:2024/09/18(水) 07:56:08
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20240918-567-OYT1T50020.html
高市早苗氏の政策パンフレット郵送、岸田首相ら執行部が「毅然とした」追加対応を党選管に要請
2024/09/18 07:20読売新聞

高市早苗氏の政策パンフレット郵送、岸田首相ら執行部が「毅然とした」追加対応を党選管に要請

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党総裁選(27日投開票)を巡り、高市経済安全保障相が、自民党総裁選挙管理委員会が禁止した政策パンフレットを郵送したことを巡り、自民執行部は17日、口頭注意に加え、新たな対応が必要だとの認識を確認した。

 関係者によると、岸田首相(党総裁)と森山総務会長、渡海政調会長、小渕優子選挙対策委員長が党本部で対応を協議した結果、高市氏に対して「毅然きぜんとした対応が必要だ」との考えで一致し、逢沢一郎・選管委員長に検討を要請した。

 各地の党員がパンフレットを見て、地元の国会議員が高市氏支持だと受け止める事例が相次いでいるといい、ある陣営幹部は「今更パンフレットの効果を打ち消すことはできないが、やった者勝ちで許されていいのか」と不満を漏らした。

 高市氏は総裁選管が郵送禁止を決める前に送付手続きを終えたとしている。

287OS5:2024/09/18(水) 20:40:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4acc5b47e880a2e848402dd23b1fc4a43dbe471
自民総裁選 高市早苗氏の秘書が党執行部批判、政策文書郵送の追加対応巡り「公平性欠く」
9/18(水) 19:51配信

産経新聞
高市早苗氏の国政報告レポート郵送に関して説明する自民党奈良県第2選挙区支部の事務責任者で高市選挙事務所の木下剛志所長=9月18日、奈良市

自民党総裁選に立候補した高市早苗経済安全保障担当相の地元秘書は18日、政策リーフレット郵送に対する追加対応を求めた党執行部を批判した。奈良県庁で記者会見し、「投票行動が変わる。公平性、公正性に欠ける」と強調した。また、総裁選に全く触れていないとする説明文書を公表し、ルールに抵触しないと重ねて主張した。

【写真】高市経済安保相側が送付した「国政報告レポート」

会見した木下剛志秘書(53)によると、郵送したのは全国の支援者ら約30万人。高市氏がリーフレットを書き上げたのは7月末で、出馬できるかどうかも分からない時期だったと説明。「総裁選の投票依頼ではない」と述べた。

高市氏側は、総裁選挙管理委員会が文書郵送の禁止を各議員に通知した9月4日時点で発送を終えていたと説明している。

高市氏周辺は「8月1日までには印刷と封入を依頼した業者に引き渡していた。選管委の通知を受けて業者に確認したら『すでに郵便局に全部渡した』といわれた」と指摘。この問題で高市氏が9月11日に選管委の逢沢一郎委員長から口頭注意を受けたことについては、「法律を作る人たちが遡及を認めるようなことはおかしい」と漏らした。

その後、高市氏が党員・党友票で先行しているとの報道を踏まえ、他陣営は「リーフレットが影響した」などと反発。岸田文雄首相(自民総裁)ら党執行部が17日に対応を協議し、逢沢氏に追加対応を申し入れた。

自民重鎮は追加対応に関して「新たな処分を求めるわけではない。何らかの対応をしている姿を党内に見せなければいけない」と指摘。「高市氏が勝利した場合、(郵送問題を)言われ続けるのは党にとって良くない」とも語った。

288OS5:2024/09/18(水) 21:03:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/775f7f9f3406663bd1eb86f32afe55d98dd6c2d2
【自民党総裁選】焦る小泉陣営「このままではまずい」 1回目投票から議員票固めへシフト
9/18(水) 21:01配信

カナロコ by 神奈川新聞
小泉進次郎氏(資料写真)

 自民党総裁選で有力視されている小泉進次郎元環境相(衆院神奈川11区)が中盤を迎えて伸び悩んでいる。党員・党友を対象にした報道機関の調査で高市早苗経済安全保障相に逆転され3位に転落。小泉氏の陣営は決選投票に進める2位以内に確実に入るため、1回目の投票から国会議員票固めにシフトするなど戦略の見直しを迫られている。

 「このままではまずい。1回目から頼む」。小泉氏陣営の中堅議員は16日、他候補の支持を表明している議員にこう頼み込んだ。

 これまでは、決選投票に残るのは困難と予想される候補の支持を明かしている議員へは「2回目の投票では小泉と書いて」と促してきた。しかし、今週に入ってからは「最初から小泉と書いてほしい」と要請内容を切り替えた。

 投票権を持つ全国の党員・党友への調査結果が同日付の読売新聞に掲載され、トップの石破茂元幹事長に次いで高市氏が2位に食い込み、小泉氏が追い抜かれたことがきっかけとなった。

 今回の総裁選は候補者乱立で議員票が割れ、党員・党友票を多く獲得できた候補が上位に入るとみられる。各陣営は、党員全体の4割を占める業界団体に属する「職域党員」を軸に党員票獲得にしのぎを削る。

 小泉氏は討論会での発言ぶりに不安が指摘されることもあり、陣営は党員らへの「電話作戦」や職域支部を訪れて説明するなど、党員票の上積みに懸命だ。陣営幹部は、党本部が禁止する前に高市氏が自らの政策パンフレットを全国の党員らに郵送したことを問題視し「小泉陣営の議員であっても高市陣営だと勘違いしている党員が多数いる」と批判。「結果として高市氏が党員票を優位に進めている」と焦りをにじませる。

神奈川新聞社

289OS5:2024/09/19(木) 06:48:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/72ce6549e0bae5ebd95276e695c78314538ffebc「河野氏が中途半端に勝つよりは惨敗のほうがマシ」キングメーカー麻生氏の悩みと憂鬱
9/19(木) 6:01配信


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デイリー新潮
派閥の存在を隠さない戦術
自民党の麻生太郎副総裁

 安倍晋三前首相亡き後、唯一のキングメーカーとして君臨してきた自民党の麻生太郎副総裁にたそがれの時が訪れている。ここ10年以上にわたって担ってきた主流派の座から転落しそうな状況について、来る総裁選で「最悪」とされる状況は免れそうだとされているが、それは決して彼が影響力を保持できることを意味していないようだ。現在、麻生氏が置かれている悩ましい状況をお伝えする。

【写真をみる】あんなにベッタリだったのに…麻生氏を見限った“大物”とは?

 裏金問題を受け、岸田文雄首相(自民党総裁)は派閥の解散を宣言し、他派閥も程度の差こそあれこれに同調したが、麻生派は唯一、派閥を解体することなく存続させた。

「麻生氏が苦労して数を積み上げ、党内第2派閥の座にまで引き上げたとの思い入れが強いせいか、解体を選ばなかったですね。所属する河野太郎デジタル相を基本的には支持すると明言しましたが、世の中で派閥への不信感が募っている中で、派閥の存在を隠さない戦術はマイナスでしかないと見られています」

 と、政治部デスク。

複数の手駒を持っていたはずが
 元々、麻生氏はキングメーカーとして“総裁候補生”を何人も抱えていた。茂木敏充幹事長、上川陽子外相、河野氏といった面々だ。むろんある時期までは岸田首相の続投という可能性もあった。

「本人が余裕だったかはわかりませんが、麻生氏が複数の手駒を持っているとのアピールを早い段階でしていたことは間違いないでしょう。が、いずれの候補も伸びず、岸田氏は出馬断念し、その他の候補も事前予想で上位3位に入ることができない状況です。もっとも、事前の世論調査でいずれの人たちも支持率は低調でした。首相以外の面々も政府与党の要職を占めているのに知名度が著しく低い段階で、手持ちの候補から外すのが適当だったのではとの指摘がありますね」(同)

 結局、麻生氏が推薦候補として選んだのは自派閥の河野氏だった。

「他候補がもっと強ければ悩ましい選択になったかもしれませんが、知名度も支持率も低く、河野氏支持以外の選択肢はなかったのかもしれません」(同)

皮肉なシナリオ
「その河野氏も決選投票に進む可能性は低く、政権に対して影響力を保持したい麻生氏としてはかなり追い込まれた格好です」(同)

 ただ、そういった苦境であっても、「最悪は免れたかもしれない」との指摘があるという。

「現時点で、決選投票は小泉進次郎元環境相、石破茂元幹事長、そして高市早苗経済安保相のうちの2名で争われる可能性が高そうです。麻生氏にとって最悪だと見られるのが、河野氏が決選投票に進出するもののそこで大敗するシナリオです」(同)

 もちろん麻生氏は河野氏に1回目の投票をクリアしてもらいたいと思っているはずだが……。

「その場合たとえ敗色濃厚であっても河野氏支持を継続せざるを得ず、勝ち馬に乗り切れずに非主流派に転落という可能性があります。一方、例えば小泉vs石破という構図はいずれも“菅義偉元首相銘柄”であり、麻生氏は両候補への支持を明確にいていませんが、決選投票での振舞い方を間違えなければ“勝ち馬に乗った形”を整えることも可能になります」(同)

 自派閥の河野氏を表立って支持してはいるものの、河野氏が決選投票に残らない方が自身の延命や自派閥の将来にとってベターかもしれないということになる。河野氏が総裁になればベストだが、その可能性は極めて低いと見られている。中途半端に支持を得るくらいなら負けたほうがマシ。この状況は皮肉でしかないだろう。

デイリー新潮編集部

新潮社

290OS5:2024/09/20(金) 07:19:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/807eb5b71622ef2bb1b70410f753391e7f9ca378
3重鎮、影響力維持へ腐心 派閥解消で「勝ち馬」読めず 自民総裁選
9/20(金) 7:10配信

時事通信
 大混戦の自民党総裁選(27日投開票)で、岸田文雄首相、麻生太郎副総裁、菅義偉前首相が「勝ち馬」探しに腐心している。

 キングメーカーとして新政権で影響力を行使しようとの狙いだが、派閥解消で予測不能な上、配下の議員が指示通りに動くかも見通せない。決選投票が確実視される中、3重鎮らには焦りの色が浮かぶ。

 「菅氏が小泉進次郎元環境相(43)を支援するのだけは分かっているんだが」。18日、関係者にこう漏らした首相は、読み切れない総裁選にいら立ちをにじませた。

 小泉氏に対する菅氏の入れ込みぶりは明らかだ。菅、小泉両氏のお膝元・神奈川の地方議員は12日の告示後、「党員名簿を渡され、架電状況などを菅事務所に毎日報告している」と明かした。

 2021年の前回総裁選で再選を目指していた菅氏は、首相に機先を制され、不出馬に追い込まれた。以前から首相に批判的だった菅氏にとって、「今回はリベンジマッチ」(自民関係者)と見る向きは多い。

 「小泉氏は人気先行だ。国会審議で行き詰まりかねない」。麻生氏は周囲にこう語る。唯一存続を決めた麻生派だが、所属する河野太郎デジタル相(61)以外に上川陽子外相(71)ら複数の陣営に支持が分かれ足並みはそろわない。菅氏に近く小泉陣営の武田良太元総務相らとは地元福岡で対立関係にあるほか、石破茂元幹事長(67)とも依然として溝が横たわっており、「こんな総裁選は経験がない」と周囲に漏らす。

 世論調査で上位の小泉、石破両氏のいずれにも距離を置く麻生氏が視線を注ぐ先は高市早苗経済安全保障担当相(63)だ。党員支持で勢いを得ているとされ、決選投票に向けた議員票の多数派工作も「当然している」と陣営幹部は語る。

 高市氏が送付した政策文書問題で、河野陣営は抗議文を出さない対応を決定したが、閣僚経験者は「麻生氏が決選投票で派として高市氏を支持する布石を打ったのでは」との見方を示す。

 首相も連日、岸田派議員を通じて情勢の把握に努める。事実上の退陣表明後、派閥ベテランに「政治家を辞めるわけじゃない」と語った首相にとって、今回の総裁選は影響力を残せるかどうかの試金石となる。側近の木原誠二幹事長代理らは小泉陣営入りし、気脈を通じる遠藤利明前総務会長は石破氏の後ろ盾となっているが、「1、2番手が見えない」と周囲に戸惑いを示す。

 「最後は方針を示さないといけねえな」。4日、山梨県で開かれた岸田派有志の会合で、首相は参加者らにこう予告したが、同派関係者は「方針通り動くのは十数人いるかどうか」と語った。

291OS5:2024/09/20(金) 08:00:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/f27a7c5041f9d7e9683da3cf5dadd7b38f9ae78d
政策文書送付、泥仕合の様相 高市氏側「他陣営も」主張 自民総裁選
9/19(木) 7:08配信


時事通信
自民党総裁選の演説会に臨む高市早苗経済安全保障担当相=18日午後、大阪市北区

 自民党総裁選で、高市早苗経済安全保障担当相が政策文書を党員らに送付した問題が波紋を広げている。


 他陣営が「禁止されている」と批判し、党執行部は選挙管理委員会に追加対応の検討を要請。高市氏側は「他陣営も送付している」と反論し、泥仕合の様相を呈している。

 「選管に圧力をかけるのは考えられない。自制を求めたい」。高市氏の地元秘書は18日、奈良市で記者会見し、党執行部を強くけん制した。

 選管は「金のかからない総裁選」実現のため、4日付で文書送付の禁止を通知。これに違反したとして、逢沢一郎選管委員長が11日、高市氏に口頭で注意した。しかし、他陣営の議員から「(文書を受け取った)支持者に『あなたは高市氏支持なのか』と聞かれた」などと不満が続出。岸田文雄首相(党総裁)らが17日に協議し、選管に追加対応を促すことを決めた。

 地元秘書は会見で、30万通余りの送付を認め、「(通知時点で)既に発送されていた」と釈明。「文書に総裁選に関する内容はない。投票依頼ではない」と主張した。同時に、他陣営の文書送付を疑わせるSNSの書き込みを示し、自陣営のみの問題ではないと指摘した。

 議員が個別に自身の支援者へ応援候補の文書を郵送することは実際に行われている。ただ、指摘を受けた陣営関係者は「選対としては送っていない」と組織的な動きを否定。党中堅は「全国一斉の高市氏とは違う」と強調した。

 報道各社の党員・党友票の動向調査で高市氏が善戦していることを巡り、党内には文書送付が影響しているとの見方がある。これに対し、高市氏の陣営幹部は「高市つぶし」と反発。総裁選で期待された「党刷新」に水を差す事態に、党ベテランは「党の評判をおとしめるだけだ」と嘆いた。

292OS5:2024/09/20(金) 08:13:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/9cc5b363c18783bebc16f376f504de25d165641a
「宏池会はオレのもの」岸田首相の思惑 「総裁選を楽しみにしているような印象も」
9/20(金) 6:00配信
デイリー新潮
総裁選を楽しみにしているような
岸田首相

 自民党総裁選が告示され、27日の投開票日まで過去最長の選挙戦を過去最多の立候補者9人で争うことになった。岸田文雄首相の号令で麻生派以外の派閥が解体されて行われる最初の総裁選であることも注目されるが、国会議員の多くが単独行動を取るということはほぼなく、基本的には旧派閥ベースで投票行動をとるようだ。当然、岸田首相の動向も注目されるが、具体的にどういった動きを見せるのか、お伝えする。

【写真】必勝祈願? 8月下旬に地元の夏祭りを訪れた進次郎氏のオフショットと驚きの「極秘データ」を全部公開

「岸田首相は先月14日に不出馬を表明して以降、総裁選を楽しみにしているような印象さえうかがえます。重圧から解放されるという思いもあってでしょうかね。自ら作った派閥解消の流れを受け、過去最多の候補者が論戦を交わす流れについても、嫌な思いはしていないことでしょう。派閥が残っていれば無派閥の小泉進次郎元環境相や二階派所属とはいえ若手の小林鷹之元安保相らは出馬までたどり着けなかった可能性もありますからね」

 と、政治部デスク。

邪魔はしていない
「小泉氏は14日に開かれた党総裁討論会で、初当選以来無派閥の自身が総裁選に出馬できたこと自体、党が変わろうとしている点だということを強調していました。岸田首相としては嬉しい発言だったことでしょう」(同)

 岸田首相が率いてきた岸田派(宏池会)からは林芳正官房長官と上川陽子外相の2人が出馬している。

「派閥が健在ならこういった分裂選挙はあり得ないのでしょうが、解体されているからこそ成立するということなのでしょうね。上川氏は推薦人20人確保のメドがなかなか立たなかったのですが、岸田首相はそれについて邪魔はしていません。逆に助けることもしていませんが(笑)。そもそも推薦人を集めることに窮しているようでは総裁選を勝ち抜くことなどできません。サポートをしなかったのは、“自力で這い上がって来い”という激励の意味合いもあったのかもしれません」(同)

“林氏を支持する”と明言していない
 その一方で、林氏への態度はどういったものなのだろうか。

「岸田首相は“林氏を支持する”と明言していません。林氏は以前から岸田首相の後継として宏池会のトップになるというふうに言われてきましたが、その評価に対して岸田首相は警戒を続けてきたとされています。その後、首相自ら派閥をなくしたわけですが、そうなっても支持する候補を明かしていないのは、林氏への警戒を解いていないということなのかもしれません。“宏池会はオレのものだと言わんばかりだ”などといった捉え方をする永田町の住人もいますね」(同)

 早くから首相候補とされながら、なかなか権力にたどり着けなかっただけに権力への思いがひと一倍強いとの評価もある岸田首相だが……。

「決選投票では自身がリーダーシップを発揮していずれかの候補に票を集めるように仕向けるのかもしれませんが、人数的にも影響力はそれほどでもないでしょうと冷ややかな見方も広がっています」(同)

 キングメーカーへの道も前途多難のようだ。

デイリー新潮編集部

新潮社

293OS5:2024/09/20(金) 17:51:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/71dfbd0f6c5e8e590d3f9d83368e28ccd23bfe50
小泉氏、全特に支援要請 郵政造反の野田氏も同席 自民総裁選
9/20(金) 14:49配信
 自民党総裁選(27日投開票)に立候補している小泉進次郎元環境相は20日、全国郵便局長会(全特)幹部と東京都内で面会し、党員票獲得へ支援を要請した。

 全特は小規模郵便局の局長でつくる任意団体で、自民の有力支持団体。かつては全国特定郵便局長会との名称で、小泉氏の父の純一郎首相(当時)が進めた郵政民営化に反対した経緯がある。

 面会は約15分間行われ、同党の野田聖子元総務相も同席した。野田氏は郵政民営化に反対したことで2005年の衆院選は無所属で出馬し、党本部が送り込んだ「刺客」に勝利した。今回の総裁選では小泉氏の推薦人になった。

294OS5:2024/09/22(日) 22:14:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/440eff96416c7ee55cc5070240e2fd3b604ae150
「脱原発」封印した候補も…自民党総裁選のエネルギー政策、電力需要の増加に備え原発活用で概ね一致
9/22(日) 19:04配信

読売新聞オンライン
自民党総裁選に立候補した9人

 自民党総裁選(27日投開票)で、9人の候補者はエネルギー政策を巡り、原子力発電の活用を推進してきた岸田首相の路線をおおむね引き継ぐ考えを示している。AI(人工知能)やデータセンターの普及による電力需要の増加に備える必要があるためだ。ただ、かつて掲げた「脱原発」を降ろして現実路線に転じた候補者もおり、その姿勢には濃淡もある。

【図解】高市氏・石破氏がトップで並ぶ…自民総裁選の情勢

 「電力が安定的に供給されなきゃ日本はもの作りができない。安全のためにも経済を強くするためにもエネルギーの安全保障は大事だ」。高市経済安全保障相は19日、東京・秋葉原駅前の演説会でこう述べ、安全性の高い次世代革新炉の開発にも意欲を示した。

(写真:読売新聞)

 岸田内閣は2023年2月、東京電力福島第一原発事故後、依存度を低減するとしてきた原発政策を転換。原子力を脱炭素電源として「最大限活用」する方針を閣議決定し、建て替えや運転期間延長も盛り込んだ。

 小林鷹之・前経済安全保障相も今月14日の討論会で「再生可能エネルギーに偏りすぎたエネルギー基本計画を変えるべきだ」と訴えた。林官房長官や上川外相、加藤勝信・元官房長官、茂木幹事長も原発の活用を掲げる。

 一方、前回21年の総裁選で原発に慎重姿勢を見せた河野デジタル相は、電力需要の増加で「前提条件が大きく変わった。現実的な対応を考える必要がある」と脱原発を封印。立候補表明の記者会見で「(次世代エネルギー技術の)核融合、リプレイス(建て替え)も選択肢だ」と述べた。

 小泉進次郎・元環境相も以前は脱原発を主張したが、今月6日の出馬会見で「使える電源はしっかりと使う」と再稼働や新増設を容認。「(原発を)ゼロに近づける努力を最大限にする」としていた石破茂・元幹事長も21日、記者団に「必要な原発の稼働は進めていかねばならない」と述べた。

 産業界からは新総裁に対し、原発再稼働や新増設への期待が高い。経団連の十倉雅和会長は12日の総裁選告示に合わせて発表したコメントで「原子力の最大限活用や革新炉・核融合の研究開発推進などエネルギー政策の展開を進めてほしい」と注文をつけている。

295OS5:2024/09/22(日) 22:15:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/083791dee92712aa0afe4e4d6431b36f8ed5f9eb
首相、異例の退任直前の外遊 クアッド協力枠組み、次期政権に継承
9/22(日) 16:06配信
毎日新聞
「クアッド」の首脳会談に臨む岸田首相(右)ら=2024年9月21日、ロイター

 岸田文雄首相は21日(日本時間22日)、米東部デラウェア州ウィルミントンで開催された日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」の首脳会議で、4カ国の協力を重視する姿勢を改めて鮮明にした。2021年10月の就任後、同盟国・米国に加え、自由や民主主義の価値観を共有する同志国との協力深化を進めた路線を次期政権へ引き継ぐ意図がありそうだ。

 クアッドは首相の外交姿勢を象徴する枠組みだ。21年に首脳級に格上げされたクアッドに出席するのは、23年5月の主要7カ国(G7)首脳会議に合わせて地元広島で開催したのに続き、今回が3回目。台頭する中国を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、海洋安全保障やサイバーなど幅広い分野での協力を進めてきた。

 首相は10月1日に退陣する見通しで、退任直前の外国訪問は異例だ。首相は首脳会議の冒頭、「私は日米豪印の取り組みを一貫して重視してきた。今回の会合は、首相として最後となる今回の外国出張において参加するに最もふさわしい会合だ」と強調した。

 クアッドの枠組みで、特に腐心したのがインドとの「つなぎ役」(首相周辺)を担うことだった。インドは、ロシアと友好関係を保つ一方、国際的な影響力を強める中国をけん制したい思惑では日米豪とも一致する。首相はこうしたインドの立場を理解し、23年5月の前回会議と前々回22年5月の東京での会議の共同声明では、ロシアを名指しで非難する文言は盛り込まれなかった。

 第2次安倍政権で4年半以上外相を務めるなど、日本外交を長年担ってきた自負を持つ首相としては、こうした丁寧な調整が必要となるクアッドの枠組みを次の政権にも着実に引き継ぎたい考えだ。また首相はクアッドに合わせて、ウィルミントンにあるバイデン米大統領の私邸でバイデン氏と会談し、これまで築いてきた個人的な信頼関係の深さも印象付けた。

 自民党総裁選(27日投開票)は候補者9人による混戦模様で、1回目の投票では決まらず決選投票になるとみられる。米国出発に先立ち、首相は公邸で記者団の取材に応じ、総裁選で誰を支持するのかを問われ「最後まで各候補者の政策、考え方をじっくりと聞いた上で、自分自身の1票を判断したい」と強調した。自身の外交路線を継承してくれる人物は誰なのかを見極めたい思いをにじませた。【ウィルミントン影山哲也】

296OS5:2024/09/22(日) 22:20:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/c70453b734afd2072ead5bb4b1a8813731f958cf
林芳正官房長官vs上川陽子外相 同派閥から2人出馬…異常事態のウラ側
9/21(土) 6:06配信


デイリー新潮
上川陽子氏

 池田勇人による創設以来、5名もの首相が輩出した旧宏池会。先ごろ看板を下ろしたその名門派閥、旧岸田派から、林芳正官房長官(63)と上川陽子外相(71)の二人が総裁選に出馬する。政界の頂を目指す両者は、日ごろ健康管理にも抜かりがない、はずなのだが……。

【写真】「わぁ、こんなにきれいな人がこの世にいるのか!」 世論調査で上位につける石破茂氏は慶大時代、妻・佳子さんにひとめぼれしたという

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 林氏は今月3日、出馬表明の会見で、色紙に墨書した「仁」の一文字を掲げながら決意を語った。

「慈しみ、思いやりという意味だ。国民の皆さんが安心できる、人に優しい政治を行っていきたい」

 お公家集団と言われた宏池会出身ならではの、教養溢れる訴えだが、

「世論調査で林氏の支持率は1%程度。党員票の伸びは見込めず、決選投票に残るのはほぼ不可能」(政治部記者)

異例の事態
 それでも出馬に踏み切った理由がある。

「旧来の自民党の論理では、退陣表明した当の首相の出身派閥からの出馬はご法度のはず。しかし、岸田首相が退陣表明時に“われこそはと思う方は積極的に手を挙げてほしい”と述べ、これを受けて上川氏が動き始めた。黙っていては旧岸田派内の勢力を奪われてしまうと危機感を抱いたのでは」(同)

 こうして2人の候補者が並び立つ異例の事態に。

 もっとも上川氏の側は、20名の推薦人を集めるのに最後まで苦労した。上川陣営で推薦人集めに奔走した松島みどり元法相が言う。

「“女性の政治家が出てくる方がいい。応援するよ”という声は多かったのですが、いざ、推薦人の署名をお願いするとなると本当に難しかった。しかも時間が経過するほどに推薦人を頼める議員の数は減っていくわけですから」

特技はリバウンド
 そこで、頼みとしたのが「女性」だった。

「上川陣営は広く女性議員に声をかけ、麻生派の山東昭子前参院議長の支援のもと今井絵理子参院議員らを取り込み、推薦人には女性議員が並ぶ格好となりました」(先の政治部記者)

 そんな中、密かに注目を集めるのが二人の「健康管理」のあり方だ。

「上川氏は毎朝のラジオ体操を日課とし、スクワットも趣味。100回できるようになったとも過去に報じられています」(同)

 生涯現役を貫いた女優の故・森光子も生前、スクワットを毎日、朝晩計150回行ったとされる。上川氏の健康維持の要諦は「下半身」にあるようだ。

 他方、林氏は出馬会見後に放映されたテレビ番組で〈趣味ダイエット、特技リバウンド〉と自虐的に語るほど体重の増減が激しい。

「林氏は農水相時代に各地の農産物を試食して体重が増加。慌てて炭水化物抜きダイエットを敢行した。一時期は10キロ以上痩せたものの、すぐにリバウンド。あまり体重を気にかけない性質なのか、外相時代、飛行時間が長い時はチャーター機で酒も存分に飲んでいたそう」(自民党関係者)

 健康管理への姿勢が対照的な両者は、全身全霊を傾けた戦いに、いよいよこれから突入する。

 関連記事【滝川クリステル側は「突き放すようなコメント」を… 小泉進次郎氏が総裁選で苦戦する理由 「後見人・菅前首相の健康問題も」】では、進次郎氏が苦戦するとされる意外な理由について詳しく報じている。

「週刊新潮」2024年9月19日号 掲載

新潮社

297OS5:2024/09/22(日) 22:21:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/257f51f01526532b66fdeeeff92abfd95a960375
「岸田外交」集大成の訪米へ バイデン氏とは個別会談 「強固な同盟」を世界に発信
9/20(金) 20:47配信

産経新聞
岸田文雄政権下での主な外交

岸田文雄首相は21〜23日の日程で訪米し、日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」首脳会合や国連総会に出席する。自身の後継を選ぶ自民党総裁選を控え、在任中最後の外遊となる。首相は覇権主義的な動きを強める中国やウクライナ侵略を続けるロシアをにらみ、日米同盟やクアッドなど同志国連携の強化に心血を注いできた。今回の訪米は「岸田外交」の集大成となる。

「これまで取り組んできた外交は世界でも評価が高い」

首相は周辺にそう語り、「岸田外交」の成果に強い自負をにじませる。

その基盤となったのが、バイデン米大統領との間で築いた「かつてないほど強固」と言われる日米関係だ。首相は2022年のロシアによるウクライナ侵略を受けて対露政策を転換し、欧米と歩調を合わせた強力な制裁に踏み切った。このことでバイデン氏は首相への信頼を深め、今年4月には首相を国賓待遇で米国に招いて厚遇。首相も議会演説で米国を鼓舞するなど、強固な同盟を世界に発信した。

首相同様、バイデン氏も退任が決まっている。両首脳は今回、バイデン氏の地元の東部デラウェア州ウィルミントンで個別に会談するが、後継政権への申し送りを含め、これまでの取り組みや成果を確認する場となりそうだ。

首相はインド太平洋地域で「米国頼み」だった安全保障体制を強化するため、米国の同盟国や友好国との重層的なネットワークの構築にも注力してきた。代表的なものがクアッドだ。

今回の首脳会合では中国が海洋進出を進める東・南シナ海の情勢や、核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮について意見を交わす。また、違法操業する中国の漁船団の監視に向けた取り組みも発表する見込みだ。

今回の訪米で3年に及んだ岸田外交は幕を下ろす。ただ与党内では、各国首脳に知己の多い首相が、今後も国際舞台で存在感を保ち続けるとの見方が大勢だ。

自民総裁選で有力候補と目される高市早苗経済安全保障担当相や小泉進次郎元環境相、石破茂元幹事長はいずれも外交経験が乏しく、手腕は未知数だ。首相周辺は「誰が首相になっても外交では首相(岸田氏)に頼らざるを得ない」と話す。(永原慎吾)

298OS5:2024/09/23(月) 09:26:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/e85a3dd85a67796d0a3d8aeaeeafb285b909a0f4
小泉氏、議員支持で先行 党員票含め高市・石破氏と「3強」 自民総裁選、決選投票の公算
9/23(月) 7:03配信


時事通信
自民党総裁選の演説会を終えた候補者ら=18日、大阪市北区

 自民党総裁選(27日投開票)を巡り、時事通信は党所属国会議員の終盤の支持動向を調査した。

【主な経歴】小泉 進次郎(こいずみ しんじろう)氏

 小泉進次郎元環境相(43)が50人超で先行。報道各社の世論調査で小泉氏と人気を分け合う高市早苗経済安全保障担当相(63)と石破茂元幹事長(67)はそれぞれ30人前後を固めている。

 9候補の陣営や地方組織の幹部への取材を基に分析した党員・党友票は高市、小泉、石破各氏が優勢。議員票と合わせて「3強」の構図が明確になりつつある。ただ、いずれも過半数には届かず、上位2人の決選投票となる公算が大きい。

 総裁選は議員票368票と、同数の党員・党友票の計736票で争う。調査は22日までに、議員の意向を直接聞き取るなどして実施。約60人が態度を明らかにしておらず、各陣営が働き掛けを強めている。

 小泉氏への支持は無派閥が半数を超え、安倍、二階両派(いずれも解散表明)と岸田派(解散)などの一部も取り込む。ただ、政権運営の手腕を不安視する向きがあり、来年夏に改選を控える参院議員の支持は少数だ。

 小林鷹之前経済安保担当相(49)と林芳正官房長官(63)が40人台で続く。小林氏は安倍、二階両派が6割を占める。林氏は座長を務めていた岸田派をおおむねまとめている。

 茂木敏充幹事長(68)は茂木派(解散表明)を中心に30人強を確保。高市氏は安倍派、石破氏は無派閥がそれぞれ半数を超える。河野太郎デジタル相(61)は30人弱の大半が麻生派。上川陽子外相(71)と加藤勝信元官房長官(68)は引き続き推薦人20人からの上積みが課題だ。

 決選投票は、党員・党友票が各都道府県連1票ずつの47票になるため、368票を維持する議員票の比重が高まる。今後、これを見据えた陣営間の駆け引きが活発化するのは必至。麻生太郎副総裁や菅義偉前首相ら重鎮の動向も焦点となりそうだ。

299OS5:2024/09/23(月) 22:01:00
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_diplomacy_3A3BAAJXYZJ2HKAD3WBCXBRV4Y.html外交が危ない!? 自民総裁選の余波、10月の日程に不確定要素 欠席すれば喜ぶのは中国
2024/09/23 21:38産経新聞

外交が危ない!? 自民総裁選の余波、10月の日程に不確定要素 欠席すれば喜ぶのは中国

自民党本部の上層階に掲げられた総裁選挙の横断幕=2日、東京都千代田区(春名中撮影)

(産経新聞)

自民党総裁選(27日)のあおりで秋の外交日程が不透明になっている。衆院の早期解散論が浮上し、新たな首相が10月上旬の東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議を欠席する可能性が出てきたためだ。ただ、新首相が出席を見送れば日本は存在感を示せず、ASEAN諸国への影響力拡大を狙う中国を喜ばせる結果となりかねない。外務省関係者は新首相の判断にやきもきすることになりそうだ。

「出席しないことなんて、あるんですかね…」

9月中旬のある日、外務省幹部は、ASEAN関連首脳会議への新首相の出席を巡り、こうつぶやいた。

今年のASEAN関連首脳会議は10月6〜11日にラオスで開かれる。日ASEAN首脳会議やASEANプラス3(日中韓)首脳会議など、日本が関係する会議は10、11両日に開かれる見通しだ。外務省によると、これらの会議には日本の首相が必ず出席してきた。

だが、今年は雲行きが怪しくなっている。総裁選有力候補の小泉進次郎元環境相が「できるだけ早期に衆院を解散し、国民の信を問う」と明言したこともあり、衆院選が最短で10月15日公示、27日投開票となるとの見方もある。

岸田文雄首相の後継を選出する臨時国会は10月1日に召集される方向だ。27日投開票の場合、解散日として想定されるのは、所信表明演説や衆参両院での代表質問後の9〜11日で、ASEAN関連首脳会議と日程が重なる。衆院解散のタイミング次第ではラオス出張自体を見送るか、一部参加にとどめるか、外交と内政(選挙)をてんびんにかけた政治判断が必要となる。

米国のバイデン大統領は昨年に続き今年もASEAN関連首脳会議への出席を見送る公算が大きいが、昨年、代理で出席したハリス副大統領も米大統領選の候補者となったため出席は困難視されている。そうした中で日本の首相も欠席すれば、李強首相の出席が想定される中国が存在感と影響力を高める可能性がある。

新首相の外交日程を巡り、外務省幹部は初外遊としてのラオス訪問を期待しつつ、「あらゆることを考える」と語る。(原川貴郎)

300OS5:2024/09/23(月) 23:21:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/564bb84888b11a4a34c701ae48eb3b23d8fadd6d
齋藤健氏が出馬断念…“恐怖の舞台裏”を政治ジャーナリストが解説 野田聖子氏の裏切り、長老たちの影響か
9/17(火) 6:51配信

ABEMA TIMES
齋藤健氏、野田聖子氏

 自民党総裁選に出馬の意欲を示していた齋藤健経済産業大臣が、最終的に推薦人が集まらず、告示前日に出馬を断念した。同日には、同じく意欲を見せていた野田聖子元総務大臣も、推薦人20人に届かず断念している。しかし政治ジャーナリストの青山和弘氏は、「齋藤氏は出馬できたはずだ。野田氏が齋藤氏を突然裏切った」と語る。

【映像】野田氏の裏切りに党内から“恨み”(青山氏の証言)

 不思議なことは、告示6日前に起きていた。三原じゅん子参議院議員が「古い政治に決着をつける時が来た。だから私は小泉進次郎」とXで投稿。三原氏は野田氏に心酔していて、2021年の前回総裁選に野田氏が立候補した時も、推薦人として支援し、「私を政治の世界に導いてくださった母」とたたえていた。しかし突然裏切る形で、進次郎氏支援を公言したのだ。

 告示4日前には、ABEMA的ニュースショーに出演した齋藤氏が「(総裁選出馬を)やります」と語っていたが、この当時について青山氏は「齋藤陣営と野田陣営が一本化する動きがあった」と解説する。青山氏によれば告示3日前、双方に近い浜田靖一国対委員長が、一本化を仲介した。推薦人が足りなかった2人は、齋藤氏に一本化することで合意していた。

 その時点では利害が一致していたが、告示2日前にトップ会談を開こうとした時、野田氏は「進次郎氏につく。選対本部長になってくれと言われている」と言いだす。齋藤陣営も、仲介した浜田氏も寝耳に水だったという。なお青山氏の取材では、野田氏は石破氏にも推薦人を貸すことを持ちかけていたことがわかっている。

 では誰が、野田氏を影で動かしたのか。まず考えられるのが、森喜朗元総理が糸を引いた可能性だ。野田氏は出馬をめぐる流れで、森氏と会っていた。森氏は安倍政権を支えた派閥「清和会」のドンで、進次郎氏の父、小泉純一郎元総理も「森派」の一員として総理になった。青山氏は「総裁選での野田氏の身の振り方を話し合ったのは間違いないが、森氏がどこまで進次郎氏支持を促したのかは不明だ」と語る。

 次に考えられるのが、菅義偉前総理の動きだ。菅氏は進次郎氏と同じ神奈川県選出で、菅政権では進次郎氏を環境大臣に起用した。今回も進次郎氏への支持を表明している。野田氏は周辺に「菅氏に全部ブロックされる。自民党には新しい派閥ができつつある」と話していた。なお青山氏によれば、三原氏に声をかけ、野田氏から引き離したのは菅氏だというが、「野田氏の動きにどう関与したのかは確認できていない」そうだ。

 もうひとつの可能性が「勝ち馬に乗った説」だ。総裁選出馬が難しい状況で、打算的に考えたのではないかとの予想だ。野田氏は進次郎氏と頻繁にやりとりしていたが、「進次郎氏は『選対本部長』の就任要請まではしていないと言い張っている」(青山氏)。

 進次郎陣営の重鎮、武田良太元総務大臣は、野田氏について「行動が不可解。齋藤陣営からも石破陣営からも、自分の陣営からも信用を失った」。青山氏は「総裁選は権力への欲望、政治家としての利害、これまでの恩讐が絡む、魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界だ」と語る。

 改めて青山氏は、これら3つの説について「(当てはまるのは)全部かもしれない」と語る。人間関係では齋藤陣営と近く、対等合併すれば政策ものんでもらえるが、「勝たないと意味がない」。森氏と面会した際に、これらの話になったのは間違いないとしつつ、三原氏の方針転換に野田氏が苦言を呈していたことを、菅氏が気にしていた証言もあるという。また、こうした野田氏の動きには「党内ではかなり顰蹙(ひんしゅく)を買っている」と説明した。

 元東京都知事の舛添要一氏は、元自民党参議院議員の立場から「こういうのは日常茶飯事で、この程度のことしかないと(感じる)。9人にばらけているが、3、4人の時はもっと酷い」。また元自民党衆議院議員の宮崎謙介氏は、野田陣営に近い人物から聞いた話として、「進次郎氏から野田氏に、かなり電話がかかってきたという。齋藤陣営と組むと決めたのに、野田氏自身が進次郎氏に持っていかれて、『僕らは捕虜になってしまった』と言っている」と証言した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

ABEMA TIMES編集部

301OS5:2024/09/24(火) 16:57:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddf3659b18b06b715bed3422e133e77b343a4899
シン・総裁選は「菅vs麻生」 石破・小泉・高市デッドヒートの裏側で…【解説委員室から】
9/24(火) 7:20配信

時事通信
衆院本会議に臨む自民党の麻生太郎副総裁(左)と菅義偉前首相=1月26日、国会内【時事通信社】

 過去最多9人の立候補者が名乗りを上げた異例の自民党総裁選(9月27日投開票)。先行する元幹事長・石破茂、元環境相・小泉進次郎に、経済安全保障担当相・高市早苗が追い上げる展開で、上位2人の決選投票にもつれ込む可能性は高い。論戦力に不安のある小泉がここに来て失速しているとの見方もある。その裏側では前首相・菅義偉と副総裁・麻生太郎のキングメーカー争いに、首相・岸田文雄も参戦する可能性があり、最後まで目が離せない状況だ。(敬称略、時事通信解説委員 村田純一)

【図解】自民党総裁選候補の派閥別に見た推薦人の分布

◆高市浮上の要因

「次の自民党総裁に誰がふさわしいか」―。各社の世論調査によると、石破、小泉、高市が上位3人として定着。外相・上川陽子、デジタル相・河野太郎、前経済安保相・小林鷹之、官房長官・林芳正、元官房長官・加藤勝信、幹事長・茂木敏充の各候補者の支持率は1桁台にとどまり、上位3人とは大きく差が開いたままだ。

 総裁選は当初の世論調査で、「小泉か石破か」「世代交代か経験値か」という2人の争いと見られていた。しかし、ここに来て急上昇しているのは岩盤保守層の支持を受ける高市だ。

 9月12日の総裁選告示後、日本テレビと読売新聞がそれぞれ自民党の党員・党友を対象に行った世論調査の結果は、小泉陣営に衝撃を与えたのではないか。

 ▽日本テレビ=石破25%、高市22%、小泉19%(9月13日)

 ▽読売=石破26%、高市25%、小泉16%(同16日付)

 それまで各メディアの調査で3位だった高市が小泉を逆転し、2位に浮上したのである。小泉の勢いは早くも論戦の過程で失速しつつあるのではないか。そう思わせる調査結果だった。「自民党の党員・党友には高齢・保守的な男性が多い」ことも高市浮上の要因と日テレの動画番組では指摘されていた。

 高市がいわゆる岩盤保守層に一定の人気があるのは間違いない。亡くなった元首相・安倍晋三の後継者と自任して保守的なスタンスを維持し、選択的夫婦別姓制度の導入にも反対姿勢を貫いているからだろう。タカ派的な安保・外交政策を重視する姿勢も共感を持たれているのではないか。

 一方、16日付の朝日、17日付の産経(FNNと合同)両紙の自民支持層を対象にした調査によると、

 ▽朝日=石破32%、小泉24%、高市17%

 ▽産経=小泉29%、石破24%、高市16%

 高市はいずれも3位にとどまっているが、「自民支持層」が調査対象なので、読売などと単純な比較はできない。とはいえ、石破、小泉陣営にとって高市が侮れない存在となっているのは確かだ。

 ただ、高市が総裁選告示前に、政策リーフレットを全国の党員らに郵送したことが、高市人気の要因との指摘もある。党総裁選挙管理委員会は文書郵送の禁止を9月4日付で通知し、「他の陣営は一切出していない」という。高市は「ほとんどは8月中に発送を終えている」として、違反ではないと主張した。だが、他陣営からは「ずるいことはやめるべきだ」「ルールも守れないのか」などと冷ややかな声が出ている。

 小泉が選択的夫婦別姓の導入を容認していることに対しては、特に保守層の反発が強く、ネット上での激しい「小泉バッシング」は自民支持層に影響を与えているようだ。既に総裁選の論戦では、質疑応答での小泉の回答にさまざまな疑問符が付く状況で、小泉への「選挙の顔」としての期待が失望に変われば、さらに高市が伸びる可能性はある。

302OS5:2024/09/24(火) 16:57:52
◆小泉は「菅頼み」?

 総裁選は国会議員票368票に同数の党員・党友票を合わせた計736票で争い、1回目の投票で過半数を得た候補がいなければ上位2人での決選投票となる。2回目の投票では議員票368票に、党員・党友票は各都道府県に1票ずつの47票が割り振られ、議員票の比重が大きい。2回目の投票で3位以下の議員票をどう取り込むかが勝負の行方を左右する。

 368票の議員票のうち、9人の立候補者の推薦人は、「20人×9人」で180人。立候補者9人を加えた189人の国会議員は1回目の投票先が決まっていると言える。事実上、残り179人の国会議員と105万人の党員・党友の争奪戦となるが、候補者乱立により票が分散し、誰も過半数を取れず、決選投票となる公算は大きい。

 自民党の派閥が「一致団結、箱弁当」と呼ばれ、「親分が右を向けば右、左を向けば左」という時代もあった。政治記者は派閥の領袖、幹部の意向を取材すればよかった。今は違う。裏金事件を受け、麻生派を除いて各派閥は解散を表明。実際に政治団体の派閥の解散届を総務相宛てに出したのは森山派と岸田派だけだが、派閥集団的な動きはなお残っており、水面下で決選投票をにらんだ合従連衡が進む可能性がある。

 キーパーソンは前首相・菅義偉と副総裁・麻生太郎の二人。それに退陣する岸田の動きも注目される。誰がキングメーカーとして生き残るか、永田町の生存競争では、小泉の後ろ盾である非主流派・無派閥の菅が無派閥議員を束ね、リードしているとの見方がある。「無派閥の菅が一番、派閥的な動きをしている」(党関係者)と言われるほどだ。

 菅は9月8日、横浜市内で行われた小泉の街頭演説で街宣車の上に現れた。炎天下の中、小泉と一緒に立つ菅は無表情だった。熱中症になるのではないかと心配するほどの暑さの中、マイクを通した菅の声はしっかりしていた。

「何としても今度の総裁選挙、小泉進次郎さんに日本のかじ取りを託したい。そんな思いで皆さんと一緒になって、応援させていただいています」

「私に割り当てられた時間は2分です」と断った短いあいさつの中で、菅は小泉への支持を鮮明に示して街宣車を降りた。

 この場面は、テレビニュースや動画を通じ、小泉のバックにいる菅の存在感を強烈にアピールした。小泉と同じ自民党神奈川県連の一人として、街宣車で地元候補への支持を訴えるのは当然とも言える。だが、菅は表に出ないで、裏に回って小泉を支えるのではないかとささやかれていたので、菅の早々の登場にはいささか驚いた。分かっていることとはいえ、菅の支持表明は党内に波紋を呼び、「小泉政権になったら、菅の傀儡(かいらい)政権だな」(閣僚経験者)と見なされるようになった。

「小泉の能力、経験不足を補うためには、菅に頼るしかないだろう」と永田町や霞が関の関係者が思うのは当然だろう。ただ、小泉がアピールしたかった「刷新感」は雲散霧消し、「政治が変わる」という期待感も薄れた感がある。「誰も小泉が総裁になって政権を担えるとは思っていない。政権運営は菅頼みだろう」(自民関係者)という声が広がったのは事実だ。

「選挙の顔」として、若くて発信力があり、人気の高い小泉に期待する自民党内の声は多い。小泉は有権者の不信を招いた「政治とカネ」をめぐる問題に関し、政策活動費の廃止、旧文通費の見直しを打ち出したが、裏金議員の公認問題では「最終的に新執行部で厳正な判断を下す」と述べるにとどまった。裏金事件の再調査に踏み込む姿勢を示さないのは、どの候補者も一緒だ。今の自民党に再調査まで期待するのは無理な相談である。

 石破は「国民の納得が必要で、納得しないなら党の責任者である総裁が確認しなければならない」などと述べているが、では、総裁が確認して、納得して、国民に説明できるまで党内の再調査を進めるのかどうか。よく分からないが、それは難しいだろう。

 小泉は、できる限り早期の衆院解散を行うと主張する。国会の衆院予算委員会での与野党論戦が行われる前に解散に踏み切りたい考えのようだ。苦手な論戦を回避したいとの思惑が透けて見える。10月解散で投開票日は早ければ10月27日、または11月10日などが取り沙汰されている。石破が予算委での与野党論戦を経てから解散との考えを示していたのは、小泉に比べて論戦に自信があるからで、そこは違いをアピールしたいところなのだ。

303OS5:2024/09/24(火) 16:58:07
 小泉の早期解散表明について、立憲民主党の元首相・野田佳彦は「論戦力に自信がないからだ」と喝破した。立民の代表選(9月23日投開票)で野田は勝利する可能性が高い。自民党総裁選の投開票日前に、野党第一党の党首が決まるのだ。仮に野田の勝利が決まった場合、野田に対抗する自民党総裁として、いや首相として誰がふさわしいか。総裁選の終盤、自民党の党員・党友、国会議員はいや応なく考えさせられる。

 ちなみに、党員・党友の投票用紙は既に郵送され、都内では「9月24日までに投函(投票)してください(26日必着)」と書かれてある。党員投票は、各都道府県連で集計した得票数を党本部で一括集計し、ドント方式で候補者に比例配分される。

◆「菅と岸田」の遺恨

 一方、菅の「岸田嫌い」は有名だ。菅政権時代に菅を総裁再選断念に事実上追い込んだのは岸田だと言える。菅政権を批判して総裁選にいち早く名乗り上げた岸田に対し、菅の恨みは消えていないだろう。菅は、首相になっても岸田派会長としていつまでも派閥を離脱しない岸田を批判。政治資金問題でも責任を取らない岸田を非難し、やがて党内の「岸田降ろし」が広がった経緯がある。

 今度は退陣表明を余儀なくされた岸田が、菅の「復権」を許さず、逆襲する展開があり得る。菅が支える小泉政権の実現阻止に向け、解散した「岸田派」がある程度一致結束して行動するのではないかとみられている。仮に決選投票が「小泉vs石破」なら石破への票が増えることになり、石破陣営の岸田に対する期待は大きい。

 派閥裏金事件を受け、岸田は政治への信頼回復を目指すとして、1月に岸田派(宏池会、46人)の解散を表明。政治団体として宏池会の解散届を総務相宛てに提出したのは9月3日だった。しかし、今でも元派閥のグループとして集まることは多いという。岸田派出身者としては林、上川の二人が総裁選に出馬し、林には15人、上川には5人の同派出身者が推薦人となった。林の出馬は、次の政局をにらみ、グループの結束を維持する目的もあるとみられる。

 永田町では、岸田が元岸田派幹部らを首相公邸の裏門から秘かに入れて協議しているとの情報もある。岸田が退陣後もなお永田町に影響力を持ち続けたいと思うのは、政治家の一つの性(さが)であろう。

◆麻生は「究極の選択」

 自民党の派閥として唯一、解散表明せずに存続する麻生派(54人)の動きも大きな焦点だ。総裁選では同派に所属する河野に推薦人19人を出すだけでなく、岸田派出身の上川にも推薦人9人を提供した。麻生派は総裁選で河野支持を決めているが、他の候補の支援も容認するという対応を取った。二階派出身の小林の推薦人に麻生派から2人が流れたのもそのためだ。麻生派の重鎮・元幹事長の甘利明は小林の後ろ盾のような存在でもある。

 麻生派の決選投票での対応はまだ決まっていない。河野が決選投票に残らなかった場合、麻生が上位2人の誰を支持するか、どの旧派閥・グループと連携するか、さまざまな組み合わせが考えられる。安倍政権を支えた麻生と菅だが、岸田政権下では主流派と非主流派に分かれた。菅と親密な元総務相・武田良太は、地元・福岡の政界で麻生とは「犬猿の仲」。小泉支援の「菅―武田」ラインと手を組むのは難しい相談だろう。一時は「大宏池会」構想を練って連携を探ったこともある麻生と岸田が「反小泉・菅」でまとまるという見方は有力だろう。

 ところが、小泉の対抗馬として石破が決選投票に残った場合、麻生としては実は悩ましいところなのだ。麻生政権末期に石破が「麻生降ろし」に動いた恨みはなお残っているとされる。小泉か石破か、麻生にとっては「究極の選択」となる。もし高市が決選投票に残れば、高市に乗る方が「まだマシ」と考えるかもしれない。いずれにせよ、「国家国民にとって誰が首相にふさわしいかを考える」と麻生氏周辺は語る。

 1回目の投票での党員・党友票の結果が、2回目の議員票を左右するとも言われ、実力者の思惑通りに事が進むとは限らない。

 決選投票になった場合の対応を尋ねられると、麻生は冗談交じりに「海外に逃亡するしかねえな」と漏らしている。

304OS5:2024/09/24(火) 16:58:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d09ebd905a9ffd469e0701938737284759f08e0
「執念としたたかな戦略がある」 退陣・総裁選不出馬の岸田首相が自民党総裁選の裏で「虎視眈々と狙うこと」
9/24(火) 7:02配信



東洋経済オンライン
(写真:Philip Wong/Bloomberg)

 岸田文雄首相(67)の後継者を決める自民党総裁選もいよいよ最終盤となり、各種情勢調査を踏まえて“3強”とされる、高市早苗経済安保相(63)、小泉進次郎元環境相(43)、石破茂元幹事長(67)=届け出順=が、激しいトップ争いを展開している。

 その一方で、水面下では、首相経験者の麻生太郎副総裁(84)、菅義偉前首相(75)と岸田氏による「キングメーカー争い」も激化しており、総裁選の結果次第で、これまでの党内権力構図が大きく変わる可能性も指摘されている。

■総裁選後の"岸田1強”への執念

 その中で、永田町で最も注目されているのは、岸田氏の動きだ。8月14日の唐突にも見えた総裁選不出馬・退陣表明が、過去最多9人による今回総裁選につながったことは間違いないが、「その裏には、総裁選後の“岸田1強”への執念としたたかな戦略が秘められていた」(自民長老)とされるからだ。

 現在の党内権力構図を踏まえれば、岸田氏の「最大の敵」は菅氏だ。ただ、これまで岸田政権の支柱だった麻生氏との相互信頼関係も薄れ、「菅・麻生・岸田の“三角関係”の複雑化」(同)が目立ち始めている。

 特に3強候補については菅氏が小泉氏、麻生氏が高市氏、岸田氏が石破氏にそれぞれ肩入れしているとみられる一方、総裁選後の人事もにらんでそれぞれ他候補にも“保険”でもかけるという、「複雑怪奇な主導権争いを繰り広げているのが特徴」(政治ジャーナリスト)との見方が広がる。

 当然、誰が新首相になるかで3氏の明暗も分かれるが、なお混迷が予想される今後5年前後の政局展開をにらむと、岸田氏にとって、麻生、菅両氏との年齢差が「大きなプラス要因」(政治ジャーナリスト)となることは間違いない。5年後でも72歳の岸田氏に対し、菅氏は80歳、麻生氏は89歳という「引退必至の高齢」(同)となるからだ。

 加えて、麻生氏が率いる麻生派は、総裁選で支持候補がバラバラの分裂状態で、菅氏の率いる「菅グループ」内でも足並みの乱れが目立つ。これに対し岸田氏は、自らが率いてきた旧岸田派を「決選投票」で完全にまとめられれば、その後の権力闘争で“1強”になる可能性がある。

 だからこそ、岸田氏は自ら解散した旧岸田派の“実質的領袖”にこだわり、「総裁選後の林氏への代替わりの先送りを画策している」(派幹部)とみられているのだ。

■岸田首相が最後の役員会で語ったこと

 その岸田氏は、総裁選告示に先立ち現陣容での最後となった9月10日の党役員会で、3年間の政権運営について「歴史の分岐点とも言うべき大きな時代背景の中で数々の難局に向き合った3年間だったが、粒々辛苦の努力を重ね、成果を挙げることができた」と回顧し、各役員の協力への謝意を表明。

 これに対し麻生氏は、岸田氏による日韓首脳会談や原子力政策の推進などを取り上げて労をねぎらうとともに、「さまざまな問題を十分に解決できる能力は圧倒的に自民党にあると確信している」と強調した。

 ただ、この岸田、麻生両氏に菅氏を加えた「現・前・元首相」が、大乱戦の総裁選での「勝ち馬」探しに頭を悩ませているのは「党内周知の事実」(自民長老)でもある。

305OS5:2024/09/24(火) 16:59:21
 3氏とも「キングメーカーとして新政権での影響力行使を狙っている」(同)のは間違いないが、「その重要な場となる決選投票で、派閥解消を受けてそれぞれの配下の議員達が、“親分”の指示通りに動くかが見通せないことが3氏の“悩みの種”」(同)とみる向きが多い。

 確かに菅氏は小泉陣営の“最高司令官”として振る舞っており、菅、小泉両氏のお膝元・神奈川の地方議員は「12日の告示後に党員名簿を渡され、(党員・党友に対する)支持要請電話の回数や結果などを、毎日菅事務所に報告している」と首をすくめる。

 そもそも、2021年の前回総裁選で再選を目指していた菅氏は、想定していなかった岸田氏の“奇襲”で、あっという間に「戦う気力をなくした」と言われており、続投断念に追い込まれた。以来、復讐心をたぎらせてきた菅氏にとって、「今回はまさに岸田氏との雌雄を決するリベンジマッチ」(無派閥ベテラン)とみられているのだ。

■麻生氏は急上昇の高市氏が“救いの神”にも

 そうした中、唯一派閥を存続させて総裁選に臨んだ麻生氏は「小泉氏は人気先行だ。(総裁選討論会での発言をみれば)あのままでは国会審議で行き詰まりかねない」と周辺に漏らしているという

 ただ、今回の総裁選で同派所属議員たちは、“同派代表”の河野氏以外に、複数の議員が上川、小林両氏らの陣営にはせ参じており、「完全に分裂状態」(派若手)だ。しかも、麻生氏の“石破嫌い”も続いているため、「麻生氏自身が、総裁選戦略を決めかねている」(同)のが実態とみられている。

 そうした中、小泉、石破両氏と距離を置く麻生氏にとって、「“救いの神”となりつつある」(政治ジャーナリスト)が高市氏だ。総裁選が中盤を迎えた段階での各種情勢調査では「小泉、石破両氏に割って入る勢い」(選挙アナリスト)とされ、「麻生氏も意を強くしている」(側近)といわれる。

 各陣営が反発している高市氏が送付した政策文書問題でも、河野陣営はあえて抗議文を出さなかったため、党内では「麻生氏が決選投票で派として高市氏を支持する布石を打ったのでは」との憶測も広がる。それも踏まえ、麻生派内では「親父(麻生氏)は高市氏が上位2人に入った場合は、決選投票で勝負を懸けるつもりだ」(幹部)との声が出ている。

 これに対し、岸田氏も総裁選告示以来、連日のように旧岸田派議員らとの情勢分析に腐心している。岸田氏にとって、今回の総裁選への対応は「党実力者としての影響力維持・強化への試金石」(側近)となるからだ。

 最側近とされる木原誠二幹事長代理らは小泉陣営入りして注目される。岸田氏周辺は「岸田さんはあえて黙認しているが、本音では『木原君の将来がなくなりかねない』と考えている」(派幹部)と岸田氏の複雑な心境を解説する。

306OS5:2024/09/24(火) 17:04:02
■最後の訪米で存在アピール

 その一方で、ここにきて岸田氏自身は秘書官らに対し「総辞職の直前まで、首相としての職務に万全を期す」と繰り返し、連日の多忙な日程にもかかわらず「体調維持に余念がない」(官邸筋)とされる。その岸田氏が「首相としての最後の晴れ舞台」(同)と位置付けるのが21日から24日までの訪米だ。

 21日午前に裕子夫人を伴って政府専用機で訪米の途についた岸田氏は、まずアメリカのバイデン大統領の地元・デラウェア州での日米首脳会談に続き、日米豪印の4カ国の枠組み(クアッド)によるクアッド首脳会合などに出席。

 続いて現地時間22日昼前にニューヨーク入りし、23日未明に地球規模の課題などを話し合う国連総会での「未来サミット」での演説で、安保理改革への行動を呼びかけるとともに、法の支配に基づく国際秩序の重要性や核兵器廃絶に向けた取り組みの推進を訴え、24日午後帰国する。

 最後の日米首脳会談では、バイデン氏から「最大限の賛辞」を贈られ、岸田氏も「万感胸に迫る表情」(同行筋)だったとされる。「まさに“センチメンタルジャーニー”」(政治ジャーナリスト)とも揶揄された訪米だが、「そもそも、岸田氏自らが決めて実現させた日程で、訪米中は総裁選と並んで報道され、存在感をアピールする目的は達した」(官邸筋)との見方が広がる。

 岸田氏は帰国直後から総裁選対応に集中する構えで、27日の投開票日に向け、側近らと戦略を練ることになる。その総裁選は「ふたを開けるまで誰が勝つか分からないという過去に例のない大混戦」(自民長老)となるのは確実で、だからこそ「勝敗のカギを握る」(同)とされる岸田氏の動向に注目が集まるのだ。

■総裁選後に「黄金期」を迎える? 

 そうした状況を踏まえ、党内からは「今回の総裁選だけでなく、今後数年間の政局と自民内権力闘争に視野を広げると、岸田氏は明らかに菅氏や麻生氏より優位に立っており、総裁選後に“黄金期”を迎えてもおかしくない」(同)と指摘する向きもある。

 確かに、現状を見る限り「今後数年間、総理総裁の座を争うとみられる9人の候補達のほとんどが、岸田氏との関係維持に注力する」(政治ジャーナリスト)との見方が少なくない。

 このため自民党内でも、「総裁選の結果次第では、長期間党内実力者の座を維持してきた麻生、菅両氏や二階俊博元幹事長、森喜朗元首相を押しのけての『岸田1強』時代の幕開けになるのでは」(自民長老)との声も出始めている。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

307OS5:2024/09/24(火) 23:22:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/230780d38ba16dea7e6143832d32904fe27beead
小泉進次郎氏が麻生太郎副総裁と面会 自民党総裁選の支援要請か
9/24(火) 22:00配信

朝日新聞デジタル
記者団の取材に応じる小泉進次郎元環境相=2024年9月12日午前9時25分、東京都千代田区の日枝神社、川辺真改撮影

 自民党総裁選(27日投開票)に立候補している小泉進次郎元環境相(43)=無派閥=が24日、東京都内で麻生太郎副総裁と面会したことが分かった。小泉氏は、上位2人による決選投票に進んだ際の支援を、麻生氏に求めたとみられる。


 面会は小泉氏側からの要請で、約30分行われた。9人が立候補している総裁選は、小泉氏を含めた石破茂元幹事長(67)=無派閥=、高市早苗経済安全保障相(63)=無派閥=の三つどもえの混戦状態で、決選投票にもつれることが確実な情勢だ。麻生氏は裏金事件後も唯一派閥の存続を明言している。麻生派には54人が所属しており、決選投票の勝敗のカギを握る可能性がある。

 小泉陣営の関係者は「あらゆる人に頭を下げて支援をお願いする局面だ」と話しており、小泉氏も決選投票を見据え、支援を求めた模様だ。

朝日新聞社

308OS5:2024/09/24(火) 23:36:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/de67acd05353233bd08fd43cdac137f777106517
小泉進次郎の選対メンバーで「突然抹消された」議員の名前…総裁選の真っただ中に起きた「騒動の舞台裏」
9/21(土) 6:30配信

現代ビジネス
小泉進次郎陣営で起こった珍事
Photo by gettyimages

総裁選真っただ中の小泉進次郎陣営で、とんだ珍事が起こっていた。選挙対策メンバーの中から、突然、ある議員の名前が抹消されたのだ。

長谷川岳・参議院議員。今年3月、飛行機内でCAに対して猛クレームを浴びせたことが問題視された人物……と言えば、ピンとくるだろう。陣営の一人が、「長谷川岳抹消騒動」の舞台裏を明かす。

「彼は進次郎さんの後ろ盾である菅義偉さんと距離が近いため、総裁選立候補会見直前に選対内で『長谷川さんを選対に入れないわけにはいかないだろう』との忖度が働き、業界団体の対応をする『団体班』の班長に就任させたのです。

ところが、選対の組織図が出回ると、党内からも問題視する声が噴出。あまりの反響に驚いた長谷川さん本人が、選対を仕切っている小倉將信さんに頼んで、役職を外してもらったのです」

小泉進次郎内閣の不安要素
結局、団体班の班長は党副幹事長の島尻安伊子議員が就任することになった。進次郎を支援する別の議員はこう嘆息する。

「自ら退いてくれたからよかったものの、長谷川さんは中央省庁や自治体の職員に威圧的な言動をとっていたことも報じられ、国会で謝罪にまで追い込まれた人物。そんな気質の人を登用しようとするなんて、危機意識が低すぎる。総裁選の前からこれでは、先が思いやられます」

小泉事務所に事実関係を問い合わせたが、期日までに回答はなかった。

進次郎支持の議員たちも、ガクッときてしまう珍事であった。

「週刊現代」2024年9月28日号より

【つづきを読む】『この10月「小泉進次郎内閣」が「誕生ほぼ確」に…!その「想定閣僚名簿」を大公開する』

週刊現代(講談社・月曜・金曜発売)

309OS5:2024/09/25(水) 07:55:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/796bd533fbb28e3d3847552529c27c201af57e22
自民総裁選・小泉氏、石破氏、高市氏、3陣営の「票読み」 決選に進むには140万票がボーダーラインか
9/25(水) 7:02配信
AERA dot.
自民総裁選の9人の候補

 9月27日の投開票が迫った自民党の総裁選。9人の候補が乱立するのも史上初だが、岸田文雄首相が裏金事件を機に「派閥解消」を宣言し、少なくとも表向きは「派閥」単位で動かない自民党総裁選も初めてとなる。

【写真】高市氏が全国の党員に送って問題となったリーフレットはこちら

 9人の候補の中で、前回、2021年の総裁選では2位だった河野太郎デジタル相、若手議員の支持を多く受けて最初に出馬表明した小林鷹之前経済安保相、旧茂木派を率いた茂木敏充幹事長らは伸びを欠いている。

 国会議員票と党員・党友票が同じ数の1回目の投票では、党員・党友票を多く獲得できる候補が上位に来るとみられ、小泉進次郎元環境相、石破茂元幹事長、高市早苗経済安保相の3人が有力視される。

 1回目の投票で過半数をとれば勝利となるが、9人が立候補しているので決選投票となるのはほぼ確実とみられる。そして、自民党内では、

「小泉氏、石破氏、高市氏の3人のうち、2人が決選投票に残る」

 との見方が大勢を占めている。

■3パターンに絞られてきた決選の構図

 そうなると決選投票の構図は、

 (1) 小泉氏と石破氏

 (2) 小泉氏と高市氏

 (3) 石破氏と高市氏

 の3パターンが想定される。

 記者が複数の党員に投票動向を聞いたところ、

「小泉氏はまだ早い、衆院の解散総選挙も今年中にはありそうなので人気の高い石破氏」

「政治とカネの問題で地に落ちたので、フレッシュな小泉氏」

「高市氏がいい。しっかり日本を守ってくれそうだ」

 などという声があった。記者が聞いた計16人の党員では、石破氏支持が5人、小泉氏が3人、高市氏が3人で、残りは他の候補に票を投じたという。

 自民党の閣僚経験者は、

「党員票に最も強いのが石破氏。次いで高市氏、小泉氏の順番。これが議員票になると小泉氏がトップで、高市氏と石破氏は横並び」

 と推測するが、最終的な勝者についてはこう言う。

「派閥が解散となって初めての総裁選で、ボスの号令もなかなか届かないようで、わからない」

■「1回目の投票で140票を超えたい」

 そこで各陣営に、1回目の投票の票読みを聞いてみた。1回目の投票は、国会議員票368票、党員・党友票368票の計736票を奪い合うことになる。

 小泉氏陣営のX議員は、こう読む。

「党員票で石破氏と競る展開にと思ったが厳しそうだ。党員票は65票から75票。議員票は60票を超えて70票をうかがう。1回目で140票を超え、トップに立ちたい」

 石破氏陣営のY議員はこう話す。

「うちは党員票でどこまで伸ばせるかが勝負、100票はいけると思う。うまくいけば120票に届くかもしれない。議員票に弱いとされているが、推薦人20人にプラス20票、合計40票はいけるだろう。1回目の目標は150票だ」

 そして、高市氏陣営のZ議員の見立てはこうだ。

「党員票で女性から高評価を頂いているようで、80票はクリアしてそれ以上が期待出来る情勢。議員票で人気がないとのニュースもあるが、石破氏よりも上にいけるはずで、50票を獲得して計140票以上とれれば確実に決選投票に持ち込めるはず」

 各陣営の話を総合すると、1回目の投票で決選投票に残るには140票がボーダーラインとみているようだ。

310OS5:2024/09/25(水) 07:55:37
■決選投票に進めば小泉氏が優勢

 決選投票では、議員票が368票に対して、党員票ではなく各都道府県連が1票ずつの47票となるため、議員票の比重が増す。各都道府県の票は、2人の候補のうち多かったほうが1票を獲得する。

 小泉氏が決選投票に残る(1)と(2)のパターンならば、議員票に強い小泉氏が有利に立つことは明らかだ。

 小泉氏の応援では、菅義偉元首相が演説でマイクを握り、安倍派の萩生田光一前政調会長や旧二階派の武田良太元総務相も支援をしている。そして、総裁選に出馬を模索し推薦人集めに入っていた斎藤健経産相、野田聖子元総務相も小泉氏についた。決選投票になれば、さらに議員票を積み増し、小泉氏優勢は動きそうもない。

 先の閣僚経験者は、こう話す。

「石破氏にもし勝つチャンスがあるとすれば、党員票で小泉氏にダブルスコアの差をつけて『これが民意、世論だ』と訴えることでしょうか。解散総選挙も近く、石破氏に選挙応援で世話になっている議員は多い。最後まで態度を決めかねている議員から支援が得られることで、勝機が見いだせる。高市氏の場合、小林氏陣営の動きでしょう。高市氏が議員票で伸び悩むのは、同じように保守を強調する小林氏が議員票だけ見れば小泉氏に次ぐ2位をうかがう勢いだからです。決選投票で小林氏の議員票を高市氏が上乗せできるかがポイントになる」

 総裁選の序盤はダントツで本命視された小泉氏。しかし、候補の論戦がスタートすると狙い撃ちされ、劣勢に立たされるシーンが増え、各メディアの調査でも支持が急降下していることがわかる。

「石破氏や高市氏と違ってうちの陣営の一番の弱みは、総裁選の経験がないこと。他の候補から論戦を挑まれて渡り合えず、抽象的、曖昧な感じでかわすシーンが何度もあった。そこが引っかかると決選投票に残れないかもしれない」(前出・X議員)

■石破氏と高市氏の決選なら石破氏有利か

 では、石破氏と高市氏が決選投票で争う(3)のパターンだとどうなるか。

 前回の総裁選では小泉氏、河野氏と「小石河連合」を築いて河野氏を支援した石破氏。今回の決選投票で、小泉氏陣営や河野氏陣営が石破氏につけば、断然有利になってくる。

 小泉氏の最大の後ろ盾である菅氏は高市氏との仲がしっくりきていない。一方で菅氏は石破氏とは総裁選前に食事をともにし、一時は菅氏が候補に担ぐ気配を見せるなど関係は良好だ。

「石破氏は推薦人の集まりが悪かった。そこで菅氏に相談しようとしたが、菅氏はすでに小泉氏の支援を決めた後。石破氏は菅氏に近い武田氏らを通じてなんとかしようとしたが、うまくいかなかった。ただ、菅氏と高市氏は距離がある。菅政権で、高市氏は入閣もせず、党三役のポストももらえなかったことをみれば明らかです。石破氏と高市氏で争えば、菅氏がここぞとキングメーカーの力を発揮して『小石河連合』をまとめあげ、1回目は小泉氏や河野氏に投票した議員の大半が石破氏に流れるのではないか。高市氏がその牙城を崩すには、100人を擁した安倍派がまとまってくれるかがカギでしょう」(前出・閣僚経験者)

 高石氏は、総裁選告示直前に全国の約30万人の党員にリーフレットを発送したことで党選管から「注意」を受け、党内で批判的な声が広まっており、それが影響するとの見方もある。

■「総裁選は最後までわからない」

 これまで数々の総裁選を内部から見てきた、自民党元政務調査役で政治評論家の田村重信氏はこう見ている。

「派閥がない総裁選で、これまでより議員は自由に動き、1票を投じることができる。どの議員に聞いても、最大の焦点は選挙に勝てる総裁。そのためには政治とカネの問題を払拭できる人がふさわしいと言っている。そうなるとリーフレット問題を抱え、政治とカネで追及を受ける高市氏は、議員票を入れる際に躊躇する人が出るでしょうから、一歩後退かもしれない。ただ、総裁選の歴史を見れば、思わぬ番狂わせが何度もあった。前回も土壇場で岸田首相が、優勢と思われていた河野氏に勝った。最後までわからない大接戦となるでしょう」

(AERA dot.編集部・今西憲之)

今西憲之

311OS5:2024/09/25(水) 07:57:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc84be6356c506658f0e6c0dd53589fb48ad18c7
「5123」「148」「378」…自民党総裁選で広まる“におわせ”サイン? 決選投票見据え最終盤の争い激化
9/24(火) 21:01配信


カナロコ by 神奈川新聞
自民党本部に掲げられた総裁選の懸垂幕

 9人が出馬し最終盤を迎えた自民党総裁選(27日投開票)でしのぎを削る上位勢に加え、下位の争いも激化している。劣勢が伝えられる陣営からは「大敗すれば冷や飯人事をくらうのは必至」との懸念も漏れる。投票会場でのブロックサインによる“支持におわせ”アピールをもくろむ動きも浮上するなど、優勢か劣勢かの立場にかかわらず全陣営が生き残りに必死の様相だ。


 「5123」に「148」に「378」…。小泉進次郎元環境相(衆院神奈川11区)と石破茂元幹事長、高市早苗経済安全保障相の上位を争うとされる3候補を数字化したものだ。順に「こいずみ」「いしば」「さなえ」と読むとされる。自民関係者によると、この三つの数字が下位陣営の間で急速に広まっているという。

 候補乱立で決選投票が確実視される中で「最後に誰に票を入れるのか」の判断が重要となってくる。決選投票は1回目の投開票直後に行われ、会場で話し合いをしている時間はない。

 そこで浮上したのが会場内でのブロックサインによる意思疎通構想。関係者が思案しているところへ「有力3候補の数字化がサインにはまりそうなのが分かり重宝される」(自民幹部)ことになったようだ。

 サイン構想の浮上は8人もの敗者が出るという今回の総裁選の構図が原因だ。協力をさりげなく“見える化”しておけば人事面などでの優遇や救済があるかもしれない、との皮算用が背景となっている。

 苦戦が伝えられる陣営の幹部は「決選投票に残る人は絞られ『2人』の組み合わせは限られている。事前に投票対象を決めておくこともある」と認めた。その上で「だが下位の陣営ほど投票会場で“におわせ行動”をとって新総裁決定後の人事交渉で起死回生を狙う可能性がある」と指摘。

 過去の党首選ではスーツの上着を脱ぐサインで投票相手を指示するなど、さまざまな試みがあったとされる。「これだけの激戦。自分だって『しない』と言い切る自信はない」と説明した。

 別の陣営の議員は「9人いるうちの半分にも満たない5位以下では政府でも党でもポストは回ってこない」と推測し、「だからこそ負けっぷりも重要になってくる」と話す。「自分の選挙にも影響しかねない。ビリだけは何としても免れたい」と本音を明かした。

 有力候補の陣営は「決選投票ではなく1回目の投票から入れてほしい」と議員票の切り崩しを強化。一方で下位が予測される候補の陣営は「少しでも順位を上げたい」と支持議員の囲い込みに必死だ。劣勢が伝えられる候補を応援する議員は「引き留めと引きはがしの電話とメールが絶えない。消耗でスマホの電源が半日しか持たない」とぼやく。     

神奈川新聞社

312OS5:2024/09/25(水) 08:00:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d6825669b2677e0db1a30733b5e9b49bf9ba5de
「自分より先に首相の座に手をかけることが許せなかった」 進次郎氏と“蜜月関係”だった「政界のプリンス」がコバホークを担ぎ出したワケ
9/20(金) 11:50配信
デイリー新潮
小泉進次郎元環境相

 1週間後に迫った自民党の総裁選挙は乱戦模様。親子2代での首相を目指す小泉進次郎元環境相(43)は“有力候補”と目されるが、その裏で先々に親子3代での首相の座をうかがう人物の動きがひんしゅくを買っている。

【写真をみる】進次郎氏と“蜜月関係”だった「政界のプリンス」って?

10歳以上も年下の進次郎氏に“嫉妬”
 政治部デスクが解説する。

「祖父の赳夫氏、父の康夫氏とも首相経験者の福田達夫元総務会長(57)です。本来は進次郎氏以上の“政界のプリンス”ですが、今回は裏方に甘んじています。自民党派閥の裏金問題の余波で、旧安倍派出身の彼に出場権が回って来なかった」

 達夫氏は、平成27年に党農林部会長に就任した進次郎氏を部会長代理として支え、その2年後には二人で対談本を出すなど蜜月関係にあった。ところが、今回は“コバホーク”の愛称で知られる当選同期の小林鷹之前経済安保相(49)を担ぎ出した。

「達夫氏は進次郎氏の“理解能力の低さ”や“根回し不足”に嫌気が差して距離を置いたとされています。実際はほかにも理由があって、議員としては1期先輩でも、10歳以上も年下の進次郎氏が自分より先に首相の座に手をかけることが許せなかったようです」

「選対は俺が仕切っている」
 その達夫氏は、岸田文雄政権で当選3回ながら党三役の一角である総務会長に抜てきされた。現在は当選4回と着実に地歩を固めているものの、年齢的に焦りを感じているとも。そのせいか、小林選対では裏方に徹し切れているとは言い難い。

 小林選対の関係者が言う。

「今月10日の記者会見で、小林さんは政治改革推進うたって“党近代化実行本部”の新設を公約に盛り込んだ。中身はさておき、ネーミングセンスがあまりに古臭い。しかも聞く人が聞けば、これは福田ブランドだと明らかなんです」

 昭和51年、赳夫氏は首相に就任すると、ロッキード事件によって失った自民党の信頼回復を期した。それが“党の近代化”を掲げた派閥解消など、一連の改革だったのである。

「達夫さんは祖父の衣鉢を継いで、小林さんに“近代化”との旗を振らせた。陣営トップでもないのに“選対は俺が仕切っている”と示したかったのでしょう」

313OS5:2024/09/25(水) 08:00:27
小林氏の陣営に“実害”が
 ため息の後、さらに続けて、

「達夫さんはエリート意識だけでなく、我も人一倍強い。何にでも口を出して仕切りたがり、党近代化実行本部という案はその最たる例です。でも、これなんかかわいいほう。実害が出ている動きもありますからね」

 別の陣営関係者が明かす。

「当初、陣営には小林さんの能力と人柄を慕う中堅や若手が集まった。その後、他陣営からの引き抜きで離脱した人も少なくありませんが、この一因が達夫さんなんです」

 どういうことか――。

「達夫さんは、常に“上から目線”でとにかく偉そう。そんな態度に嫌気が差して、先輩議員や重鎮からの圧力を言い訳として陣営から去る人が相次いでしまった」

 当の達夫氏は、小林政権が実現すれば重要閣僚か党幹部就任の可能性が濃厚だ。

「それを足掛かりに首相・総裁を目指すとも。とはいえ、現状で小林さんが決選投票に残ることはかなり難しい。当の選対幹部が自己顕示に励んでいるんですから……」

 祖父の言葉「政治は最高の道徳」が耳に痛かろう。

「週刊新潮」2024年9月26日号 掲載

新潮社

314OS5:2024/09/25(水) 12:14:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/0dd3e91a7f8837f4225d83f6d675f3af21302a43
岸田首相、退任後の立ち位置は キングメーカー・院政・入閣…戦後の首相の歩みに見る
9/25(水) 10:00配信



中国新聞デジタル
岸田文雄首相

 退任の記者会見で「新たなリーダーを一兵卒として支える」と語った岸田文雄首相。退任後、どんな立ち位置を目指すのか注目される。「キングメーカー」となるか、権力闘争から距離を置くのか。過去には返り咲きを目指したり、得意分野で入閣したりした首相もいた。中国地方を地盤とした戦後の先輩首相7人の歩みを振り返る。

中国地方選出の戦後首相の在任期間

 竹下登氏は、師事した田中角栄氏と同じく、首相退任後にキングメーカーの道をたどった。リクルート事件が引き金で1989年に退陣した当初は「球拾いに徹する」と殊勝だった。しかし有力派閥「経世会」の実質的支配者として宇野宗佑、海部俊樹、宮沢喜一の3内閣誕生に関与する。

 岸信介氏は「60年安保」で世間を揺るがした責任を取る形で辞意を表明した直後、暴漢にナイフで太ももを刺される。それでも自民党右派のボスとして影響力を保つ。

 岸氏の後を受けた池田勇人氏はがんで、64年東京五輪の閉会式翌日に退陣を表明。後継の佐藤栄作氏は7年8カ月の長期政権を築いた後、沖縄返還などが評価され、ノーベル平和賞を受ける。

 「仕事人」として入閣した元首相もいる。宮沢氏は退任の5年後、時の首相、小渕恵三氏に請われ蔵相に就任。昭和の時代に蔵相を務めた首相経験者になぞらえ「平成の高橋是清」と呼ばれた。

 橋本龍太郎氏も、小渕氏から「首相外交最高顧問」を任され、続く森喜朗内閣でも行政改革担当相などを歴任。首相返り咲きを目指したが、2001年の自民党総裁選で小泉純一郎氏に敗れた。

 安倍晋三氏は第1次政権を1年で幕引きし「終わった人」との声もあった。退任から半年後に地球温暖化に関する勉強会を設立し、仲間集めを始め、12年の自民党総裁選を制して復権。史上最長の第2次政権を閉じた後も派閥の力を武器に菅義偉、岸田両氏の政権運営に影響力を及ぼし「安倍院政」と呼ばれた。

中国新聞社

315OS5:2024/09/25(水) 12:15:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/d832d664ece517f25063ca3eb1d48afdfecfee1e
「最有力の首相候補」が"最下位のビリ争い"の大誤算…河野太郎氏が自民党員から見放された決定的理由
9/25(水) 8:17配信

プレジデントオンライン
自民党総裁選立候補者討論会で、パネルを手に発言する河野太郎デジタル相=2024年9月14日、東京都千代田区の日本記者クラブ[代表撮影] - 写真=時事通信フォト

自民党総裁選で河野太郎氏の支持が伸び悩んでいる。ジャーナリストの鮫島浩さんは「『次の首相にふさわしい人』として高い人気を維持してきたが、今回の総裁選では最下位を争うほど低迷している。改革派を自称する河野氏が「派閥」に固執し、世襲政治家の意識を抜け出せなかったことに原因がある」という――。

【画像】SNSで河野氏にブロックされた人たちの投稿

■3年前の総裁選では人気1位だったのに…

 過去最多の9人が出馬した自民党総裁選(9月23日投開票)で、河野太郎デジタル担当相が総裁レースから早々に脱落した。国会議員にも党員党友にもほとんど支持が広がっておらず、最下位を争う想定外の展開だ。

 3年前の総裁選では世論調査で人気1位だった。「改革派」としてならした往年の勢いは見る影もなく、ただ空回りしている。このままでは総裁選で惨敗し、政治生命を絶たれる危機である。

 河野氏が入念な準備を経て総裁選に臨んだのは間違いない。麻生太郎副総裁の支持を取り付け、第二派閥・麻生派の候補として出馬した。最大派閥・安倍派の支持は得られないとみて、裏金議員に「裏金返納」を求めると表明して支持拡大を狙った。

 年末調整を廃止してすべての納税者にマイナンバーカードを使って確定申告してもらう、東大や一橋大を地方に移転する……次々と繰り出す大胆な提案は、世論の猛反発を受けるどころか、ほとんど相手にされていない。勝つ見込みのない河野氏の言葉に誰も耳を傾けていないのだ。

 いったいどこで道を踏み外したのか。河野氏がコケた最大の理由は、世襲政治家特有の既得権意識にあると私はみている。

 以下、詳細に解説していこう。まずは総裁選の最新情勢から始める。

■総裁選は、石破氏、小泉氏、高市氏の争いに

 総裁レースは「本命」の小泉進次郎元環境相、「対抗」の石破茂元幹事長、「大穴」の高市早苗経済安保担当相の3人に絞られた。小泉氏は国会議員票で優位に立つが、党員党友票で伸び悩んでいる。これに対し、石破氏と高市氏は党員党友票で首位を争うが、国会議員に支持が広がっていない。

 上位2人による決選投票に進むのは誰か。決選投票は国会議員票が格段に重みを持ち、小泉氏が勝ち上がれば優勢は揺るがない。しかし、小泉氏が第一回投票で3位に沈む可能性もある。その場合は国会議員に不人気の石破氏と高市氏の激突となり、どちらが勝っても不思議ではない。

 上位3人に続く第二集団は、小林鷹之元経済安保担当相、林芳正官房長官、茂木敏充幹事長、上川陽子外相の4人。小林氏は最大派閥・安倍派の中堅若手を中心に国会議員票では小泉氏に次ぐ2位につけているが、知名度不足は否めず、党員党友票で出遅れている。

 林氏は第四派閥・岸田派、茂木氏は第三派閥・茂木派の支持を中心に国会議員票は堅調だが、党員党友票で苦戦している。いずれも第一集団の3人に遠く及ばず、決選投票への進出は難しそうだ。

■河野氏は最下位を争う「第三集団」に…

 上川氏は推薦人20人の確保に苦しんだが、土壇場で麻生氏に頭を下げ、麻生派から推薦人9人を得て出馬にこぎつけた。「初の女性首相」を売りにしているものの、麻生氏の意向を踏まえて選択的夫婦別姓に賛成は明言できないチグハグぶり。

 討論会では具体性を欠いて準備不足は否めず、失速している。総裁選最中にニューヨークで開催される国連総会へ飛び立って選挙戦を一時離脱し、討論会には代役を立てることに。陣営からは「本人不在では勝負にならない」との恨み節が漏れる始末で、第二集団から脱落しつつある。

 それ以上に低迷して最下位を争う第三集団に属しているのが、河野氏と加藤勝信元官房長官だ。加藤氏は、小泉氏を担ぐ菅義偉前首相に近い。小泉氏が第一回投票で過半数を獲得するのを阻むため、麻生氏が河野氏、上川氏、小林氏らを大量擁立したのに対抗して、菅氏が加藤氏の出馬を容認した経緯がある。加藤氏は「菅氏の別働隊」といえ、最下位は織り込み済みだった。

 けれども河野氏が最下位争いに甘んじるのは想定外の事態だった。本人も想像だにしていなかっただろう。マスコミ各社の党員党友調査では茂木氏や加藤氏と1〜3%の水準で最下位レースを競い、国会議員票も推薦人20人から数人しか上積みできていない。加藤氏は辛うじて上回るだろうが、8位にとどまるのではないか。二度と総裁レースに出馬できないほどの大惨敗である。政治家として完全失脚だ。

 いったい何が起きたのか。

316OS5:2024/09/25(水) 12:15:58
■3年前はダントツ人気の最強候補だった

 3年前の総裁選、河野氏は派閥の親分である麻生氏の反対を振り切り、麻生氏の政敵である菅氏(当時は首相)に担がれて出馬した。当時は世論調査で人気トップだった。菅氏は当時から小泉氏と石破氏も総裁候補カードとして握っていたが、河野氏が最強候補とみて擁立した。

 世論調査で河野氏に続く2〜3位だった小泉氏と石破氏は菅氏に従って河野氏支持に回り「小石河連合」と呼ばれた。麻生氏はこれに対抗して岸田文雄氏を擁立。高市氏を担いだ安倍晋三元首相と決選投票で手を結んで河野氏を倒した経緯がある。菅氏はこの総裁選で麻生氏に敗れ、岸田政権では非主流派に転落した。

 河野氏は党員党友票で首位に立ったが、国会議員票で岸田首相に大きく負け越し高市氏にも抜かれる惨敗だった。独断専行の政治姿勢が敬遠されたうえ、脱原発の持論にも警戒感が広がった。国会議員には極めて不人気であることが可視化されたのである。

 国会議員に支持を広げることが河野氏の大きな課題となった。ところが河野氏はそれどころか、この3年間で国民人気も失ってしまったのだ。

■「ブロック太郎」の負の連鎖

 つまずきのはじまりは、マイナンバーカード問題だろう。担当大臣としてマイナンバーカードの取得を強要する姿勢に国民世論は猛反発した。コロナワクチン接種による健康被害が広がると、ワクチン担当相として旗を振った河野氏への風当たりはさらに強まった。

 SNSで自らの批判するアカウントを次々にブロックし、批判されても開き直る様子は「ブロック太郎」と揶揄され、さらに印象を悪くした。河野氏とともに再生エネルギー普及の旗を振ってきた最側近の秋本真利衆院議員が風力発電事業をめぐる汚職事件で東京地検特捜部に逮捕された事件も、河野氏の人気急落に拍車をかけた。河野氏は世論調査で石破氏や小泉氏に大きく先を越されることになったのである。

 河野氏が総裁選で「これまで私はコロナのワクチンだったり、マイナンバーカードだったり、様々な批判を受けたが、前面に立ってこの改革をやり遂げてきた」と訴える姿は痛々しい。国民人気がなぜ凋落したのか、本人は理解していないのかもしれない。批判に耳を傾けない「ブロック太郎」の振る舞いが負の連鎖を招いている。

 極めつきは自民党の派閥裏金事件後、岸田首相が「派閥解消」を打ち上げた際に派閥存続を宣言した麻生派から離脱せず、残留したことだった。小渕優子選対委員長ら次世代が相次いで派閥離脱を表明するなか、河野氏は麻生派に残留し、「改革派」の印象はすっかり色あせた。

 岸田派、二階派、安倍派、森山派に続いて、当初は存続を宣言していた茂木派も解散に追い込まれ、麻生派は孤立した。その麻生派に踏みとどまり、派閥に担がれて総裁選に出馬したる河野氏は、いつのまにか「派閥政治家」の象徴になっていたのである。

■菅氏に見切られ、麻生氏のもとへ

 菅氏が今回の総裁選で、河野氏擁立を早々に選択肢から外したのは、頼みの国民人気が凋落したことに加え、麻生派に残留したことが決定打だった。菅氏はかつて宏池会(現岸田派)に所属していたが、岸田氏が派閥会長に就任するのを嫌って離脱。無派閥の立場で清和会(現安倍派)の安倍晋三氏を支え、安倍政権で官房長官として君臨し、安倍氏の後継首相となった。

 岸田政権発足後は岸田首相が宏池会会長に留まっていることを激しく批判し、裏金事件後は麻生派だけが存続していることにも強く反発した。総裁選の旗印に「脱派閥」を掲げるつもりなのに、麻生派に残留する河野氏を担ぐわけにはいかない。菅氏は、河野氏は麻生氏との関係を断ち切れないと判断した。河野氏を見切り、小泉氏擁立に突き進んだのだ。

 河野氏はこれを受け、麻生氏と関係修復に動いた。菅氏に突き放された以上、国会議員の不人気な自分が推薦人20人を自力で集めるのは難しく、派閥の親分である麻生氏の力を借りるしかない。だがそれ以上に、河野氏自身にも「麻生派」にこだわる理由があった。実は世襲政治家特有の既得権意識が潜んでいたのだ。

317OS5:2024/09/25(水) 12:16:16
■なぜ「麻生派」にこだわるのか

 麻生派の源流は、河野氏の父・洋平氏が1999年に立ち上げた「大勇会」という十数人の小グループである。洋平氏は宏池会に属し、加藤紘一元幹事長と派閥会長の座を争っていた。洋平氏も加藤氏も宏池会の大御所である宮沢喜一首相のもとで官房長官を務めたライバルだった。

 宮沢氏が宏池会会長を加藤氏に譲ったことに反発し、洋平氏は宏池会を離脱して大勇会を旗揚げした。この時、麻生氏も加藤氏を嫌って洋平氏とともに宏池会を飛び出し、大勇会結成に名を連ねたのである。

 大勇会は総裁選出馬に必要な20人に達しなかった。新聞には「派閥」と表記してもらえず、「河野グループ」と呼ばれた(1996年衆院選で洋平氏の地盤の一部を継承して初当選した河野氏も父が率いる大勇会に加わった)。この弱小グループを洋平氏から受け継ぎ、第二派閥に育て上げたのが麻生氏である。

 麻生氏にとって幸運だったのは、加藤氏が2000年、清和会(現安倍派)の森喜朗政権に反旗を翻して野党提出の内閣不信任案に同調する「加藤の乱」を仕掛けて失敗し、宏池会が分裂・弱体化したことだ。

■父親が立ち上げた「河野グループ」という自負

 森内閣を受け継いだ清和会の小泉純一郎政権下で、麻生氏は政調会長、総務相、外相に次々と抜擢され、同じ清和会の福田康夫政権では幹事長に就任。清和会支配のもとで麻生氏は宏池会の没落を横目にメキメキと実力を蓄え、2008年にはついに首相の座を射止めた。

 2009年の衆院選に惨敗して下野したものの、2012年に自民党が政権復帰した安倍晋三政権では副総理兼財務相として君臨し、最大派閥・清和会に続く第二派閥の地位を確立したのである。

 その後の麻生氏は河野氏が台頭して派閥の世代交代の歯車が回ることを恐れ、河野氏の総裁選出馬に反対してきた。

 一方、河野氏には麻生派の源流は父親が立ち上げた「河野グループ」であるという自負がある。

 私は朝日新聞政治部の駆け出し記者時代、河野洋平外相の番記者として、旗揚げしたばかりの大勇会(河野グループ)を担当した。ハト派として鳴らした洋平氏とタカ派として知られた麻生氏が政治行動をともにすることに当初は違和感を抱いたが、取材しているうちに二人を結びつけているのは「アンチ加藤紘一」の立場であり、自分たちを冷遇した宏池会へのルサンチマンであると理解した。政治家は政治信条よりも好き嫌いで動くことを目の当たりにしたのである。

■政治信条を超える世襲政治家の連帯感

 さらに取材していくうちに、洋平氏と麻生氏の間には、私たち一般庶民には窺い知れない絆があるように感じ始めた。それは世襲政治家、それも煌びやかな政治名門一族が共有する「エスタブリッシュメント志向」というほかない独特の連帯感のようなものだった。

 麻生氏は明治国家の基礎をつくった大久保利通や戦後日本の礎をつくった吉田茂の子孫である。洋平氏も大物政治家・河野一郎元副総理を父に持ち、叔父も参院議長を務めた政治名門一族だ。

 彼らは叩き上げの政治家に対する強い警戒感を隠し持っている。今の政界でいうと、政治家秘書から国会議員の座をつかみ取り、ライバルたちを蹴落として実力者に這い上がった菅氏や二階俊博元幹事長のような豪腕政治家たちだ。麻生氏と安倍氏が心を許し合っていたのも、政治名門一族同士がお互いに抱く安心感を共有していたからだろう。右や左、ハトやタカといった政治信条よりも政治家同士を結びつける強固な連帯感である。

318OS5:2024/09/25(水) 12:16:27
■改革派から守旧派へ瞬く間に転落した

 洋平氏が麻生氏に派閥を引き渡す際、将来は息子(河野太郎氏)に再び派閥を引き戻す裏約束をしたかどうかはわからない。明示的な約束はおそらく交わされていないだろうが、暗黙の合意はあったかもしれない。そこには政治名門一族同士でなければ窺い知れない世界がある。

 麻生氏が河野氏の台頭を警戒しつつも派閥から放り出さず、河野氏も麻生氏を煙たく感じながらも派閥から飛び出さなかった背景には、いずれは麻生派は河野派として継承され、そこに再び麻生氏の息子が加わるという世代を超えた連帯意識が横たわっていたのではないか。

 河野氏が麻生派代表として出馬するに至るまで、麻生氏と河野氏はふたりだけの会食を重ねた。その場では目前に迫る総裁選の情勢分析だけではなく、麻生派をこれからどうしていくのかという、麻生家と河野家の世代を超えた話し合いも行われたに違いない。

 今回の総裁選では、それが河野氏の致命傷となった。裏金事件で派閥解消が大きな流れになっているのに、河野氏は派閥のしがらみから抜け出すことができなかった。その結果、河野氏は改革派から守旧派へ瞬く間に転落した。そして今、総裁レースの最下位を争っている。もやは派閥を継承するどころの騒ぎではない。政治生命を絶たれる危機に陥ったのである。

 河野氏の首相就任は、河野家三代(一郎氏、洋平氏、太郎氏)の悲願である。けれども政治家として恵まれた環境に生まれたことが必ずしも優位に働くとは限らない。政界の奥深い断面である。



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鮫島 浩(さめじま・ひろし)
ジャーナリスト
1994年京都大学を卒業し朝日新聞に入社。政治記者として菅直人、竹中平蔵、古賀誠、与謝野馨、町村信孝らを担当。政治部や特別報道部でデスクを歴任。数多くの調査報道を指揮し、福島原発の「手抜き除染」報道で新聞協会賞受賞。2021年5月に49歳で新聞社を退社し、ウェブメディア『SAMEJIMA TIMES』創刊。2022年5月、福島原発事故「吉田調書報道」取り消し事件で巨大新聞社中枢が崩壊する過程を克明に描いた『朝日新聞政治部』(講談社)を上梓。YouTubeで政治解説も配信している。
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ジャーナリスト 鮫島 浩

319OS5:2024/09/25(水) 12:30:55
>>316
麻生派に残留したことが決定打だった。菅氏はかつて宏池会(現岸田派)に所属していたが、岸田氏が派閥会長に就任するのを嫌って離脱。 

菅は2009年に宏池会離脱。この頃は谷垣を総裁候補だったので、上記表現には違和感あるな。

320OS5:2024/09/25(水) 21:11:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/75794812ad5f2a0f94a0772073cc1f312b9aca95
【自民党総裁選】小泉氏が麻生氏、世耕氏と面会 議員票獲保へ協力求め 麻生氏は「“太郎2世”とは仲良く」と応じ
9/25(水) 11:50配信


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カナロコ by 神奈川新聞
記者団の取材に応じる小泉氏=25日、東京都内の選対本部事務所

 自民党総裁選に出馬している小泉進次郎元環境相(衆院神奈川11区)が選挙戦最終盤を迎え、国会議員票の獲得に向けた動きを活発化させている。麻生派会長の麻生太郎副総裁をはじめ有力者と相次いで会談。関係者によると、小泉氏は「力を貸してください」と頭を下げて協力を求めた。

【動画で見る】進次郎氏びっくり 孝太郎氏の投稿「大好きなお父さん」

 同派幹部によると、麻生氏との会談は小泉氏からの打診がきっかけで24日、東京都内の麻生氏個人事務所で30分ほど行われた。麻生氏は「“太郎2世”とは仲良くしてほしい」などと応じたという。麻生氏の議員後継とされる長男・将豊(まさひろ)氏(日本青年会議所直前会頭)を指すともみられる。

 麻生氏は同派所属の河野太郎デジタル相(15区)の支持を明言する一方で「『一致結束(箱)弁当』みたいに縛り上げるつもりはない」とも話し、同派は事実上の自主投票で臨む構えだ。

 小泉氏は同日、派閥裏金事件で党処分を受けて離党したものの参院旧安倍派へ強い影響力を持つ世耕弘成前参院幹事長とも都内で会談。いずれも1回目の投票や議員票の比重が高い上位候補2人による決選投票で協力を求めたとみられる。

 小泉氏は25日、都内の選挙対策本部事務所で記者団に、麻生氏ら有力者と会談したことを認め、「自民党の多様な議員を一つにし、訴えてきた方向性にみんなをまとめ、チームをつくっていかなければならない。一人でも多く直接支援をお願いすることは当然のことだ」と述べた。

 麻生派には54人、参院旧安倍派は約40人が名を連ねる。投開票を27日に控え、各陣営による切り崩しなど駆け引きが活発になっている。

神奈川新聞社

321OS5:2024/09/26(木) 11:22:24
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20240925-567-OYT1T50151.html
大詰め自民総裁選、2強入りへ石破・高市・小泉陣営が議員票争奪…「麻生詣で」や「引きはがし」も
2024/09/25 22:45読売新聞

 自民党総裁選(27日投開票)が最終盤を迎え、三つどもえの争いを続ける石破茂・元幹事長、高市経済安全保障相、小泉進次郎・元環境相の3陣営は、国会議員票の争奪戦を激化させている。各議員への面会や電話での支持依頼だけでなく、一定規模の票を動かせる派閥領袖りょうしゅうらへの働きかけや、他陣営からの「引きはがし」も活発化している。

 高市陣営で選挙対策本部長を務める中曽根弘文・元外相は25日、衆院議員会館の麻生副総裁の事務所を訪ね、約20分にわたって面会した。会談後、周囲には「総裁選の話はしていない」と語ったが、党内では麻生派に高市氏への支援を依頼したとの見方が広がった。

 麻生派は同派所属の河野デジタル相以外にも6陣営に推薦人を出しており、支持が分かれている。各陣営には「決選投票だけでなく、1回目の投票から麻生派の票を回してもらいたい」との思惑がある。

 小泉氏も24日、東京都内で麻生氏と面会したほか、自民を離党した世耕弘成・元経済産業相の事務所も訪れ、連携の可能性を探った。世耕氏は参院旧安倍派に一定の影響力を残しているとされる。

 石破陣営でも「麻生詣で」を求める声が上がり、高市陣営も世耕氏との接近を図っている。

 3陣営が議員票争奪に注力するのは、党員・党友票の投票が26日で締め切られる中、最後の議員票の積み上げが勝負を分けるとみているためだ。3氏のうち上位2氏による決選投票が確実な情勢となり、決選投票に残れない陣営からの支持者の引きはがしも始まっている。

 高市陣営は24日の選対会議で、報道各社の調査で下位に沈んでいる加藤勝信・元官房長官らの陣営から、支援議員の取り込みを目指すことを確認した。交渉担当者にはベテラン議員を充てた。

 小泉氏支持とされる旧二階派の武田良太・元総務相は25日昼、東京都内のホテルの中国料理店に同派若手議員約10人を集め、「1回戦から何とかしよう」と呼びかけた。旧二階派も7陣営に推薦人を出しており、小泉氏以外の陣営に出入りする参加者の一人は「決選投票に残れない候補を支援するぐらいなら、1回目の投票から小泉氏に固まって存在感を示そうということだろう」と受け止めた。

 石破陣営は、個別議員への電話作戦を徹底している。24日の選対会議では、携帯電話に登録している議員への電話かけを徹底することを確認した。石破氏も約100件の携帯番号が載った電話帳を渡され、電話かけを続けている。

 3陣営の動きに対し、他陣営からは「議員票が推薦人20人より少なくなれば格好がつかない」と危惧する声が漏れる一方、「人事での処遇などを約束させ、なるべく高く売ることが重要だ」との声も出ている。

322OS5:2024/09/26(木) 20:58:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a71aaa2c3c9779a48700d326162c0fea74f951c
麻生か菅か、それとも岸田? 自民党総裁選のウラで進む「キングメーカー」争いの意外な“脱落者”の名前
9/26(木) 11:12配信



デイリー新潮
キングメーカー争いも激化

 混戦の自民総裁選の裏で“キングメーカー”争いも激しさを増しているという。「決選投票に誰が残ろうと、最後は派閥の票がモノを言う」と囁かれるなか、隠然たる影響力を示す麻生太郎・副総裁、菅義偉・前首相に対し、ひとりレースから脱落しつつあるのが岸田文雄首相という。その意外な理由とは。

【秘蔵写真】満面の笑顔で愛車「スープラ」を駆る高市早苗氏

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 高市早苗・石破茂・小泉進次郎の“三つ巴”の争いとなっている総裁選は、同時に「派閥が存在感を誇示する場にもなっている」と話すのは、全国紙政治部記者だ。

「確実視される決選投票に向け、誰が勝ち上がろうと総裁の座に就くには、岸田首相が“解消”宣言したはずの『派閥』の力学が勝敗を左右するのは避けられない情勢です。なかでも唯一、派閥維持を決めた麻生氏率いる麻生派の存在感が日増しに大きくなっている。麻生氏は派閥内候補の河野太郎氏が決選投票に進む芽はないと判断し、早くも3人のなかで唯一“乗れる候補”である高市氏支援に大きく舵を切っています。仮に決選投票に高市氏が進めば、麻生派の票は高市氏に入るだけでなく、すでに派内の一部の票を高市氏に振り分け、決選投票へ確実に進めさせる戦略を取っていると囁かれています」

 さらに、決選投票の組み合わせとして現在「最も可能性が高い」といわれる高市vs石破の対決となった際には、安倍派の多くも高市氏支持に回るという。

「第1次安倍政権下での参院選で自民が大敗した際、石破氏が続投を批判して『辞任』を求めた過去から、故・安倍晋三元首相と石破氏は犬猿の仲として知られていました。そんな因縁の相手である石破氏が8月、裏金議員の選挙での公認について問われ、『厳正に判断されるべきだ』と突き放す発言をしたことで、多くの安倍派議員が石破氏への怒りを再燃させている。自民派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、検察の最大のターゲットになった安倍派は〈裏金問題の温床〉とも形容され、そんな“脛にキズ持つ”安倍派議員にとって、石破氏の総裁就任は『オレたちが冷や飯を食わされる』ことを意味すると反発を強めています」(同)

「進次郎は幹事長でいい」
 石破氏は茂木敏充・幹事長とも「仲が良くない」とされ、茂木派も石破支持でなく、高市支持に回る公算が高いという。

 一方で、派閥を持たない菅義偉・前総理は水面下で「進次郎支援」に精力的に動いているものの、進次郎氏が「3位に沈む」可能性を伝える報道が増えるにつれ、焦りの色を深めているとされる。

「菅氏周辺は、高市氏と石破氏との決選になれば『(菅氏は)付き合いの長い石破氏の支援に回る』と話しています。実は永田町では9月に入ってから、『石破首相、進次郎幹事長』の布陣を待望する声が少なくありませんでした。勉強・経験不足が露呈し始めた進次郎氏が首相になることを不安視する声は日増しに高まる反面、それでも〈選挙の顔〉として進次郎氏に期待する議員は多い。でも、この布陣なら政権運営も無難にこなせ、かつ選挙の際には進次郎氏を前面に押し出せるといった皮算用が働いているようです」(同)

 麻生と菅の2人に続き、「新キングメーカー」として名乗りを上げる野望を持つとされるのが岸田氏である。しかし総裁選が進むにつれ、その影響力に疑問符がつき始めているという。

323OS5:2024/09/26(木) 20:58:25

岸田派に忍び寄る麻生の影
 自民党関係者がこう話す。

「岸田氏は総裁選の最中、自派閥の議員に対して『誰を支持しろ』と明確な指示は出していないそうだ。実際、岸田派はいま、林芳正・上川陽子の両陣営のほか、最側近の木原誠二・党幹事長代理が小泉陣営に入るなど“3分裂”の状態。麻生派のように“あえて票を散らしている”わけではないようで、各自が自由に動いていると聞く。決選投票に向け、岸田の一声でいきなり派内が“右へならえ”で動くことはないと見る関係者は多く、岸田の統率力に早くも疑問の声が上がっている」

“ハト派”で“リベラル”と称される「宏池会のプリンス」岸田氏は元来、「高市の保守路線に拒絶反応を示していた」(同)とされ、決選投票に高市氏が残っても支持する可能性は低いというのが永田町の定説とか。ところが、

「麻生氏が8月、岸田政権について『政策は間違っておらず、結果を出している』と評価し、『支えてきた甲斐があった』と持ち上げた発言に改めて注目が集まっている。40名を超える議員を擁する岸田派の動向が決選投票のキャスティングボートを握る可能性があることから、麻生氏は岸田派を高市支持へ呼び込んで“勝利の切り札とする考えを持っている”との声が永田町で急速に広まっている。ただし、そうなれば岸田はキングメーカーどころか、使い勝手のいい“お山の大将”になりかねず、党内での存在感を逆に低下させるリスクもある」(同)

 新総裁の誕生は、裏で君臨する「シン・キングメーカー」のお披露目の場ともなるか。

デイリー新潮編集部

新潮社

324OS5:2024/09/26(木) 21:00:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d324d00641080e0da424a372b032a965aa6bb7c
決選投票見据えて相次ぐ「重鎮詣で」 批判の声も 自民総裁選
9/26(木) 19:07配信


毎日新聞
自民党役員会に臨む麻生太郎副総裁=同党本部で2024年9月3日午前9時28分、平田明浩撮影

 自民党総裁選は27日、党本部で国会議員の投票が行われ、党員・党友票と合わせて即日開票される。過去最多の9人が立候補し、上位2人による決選投票となる見通しだ。石破茂元幹事長(67)、高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉進次郎元環境相(43)の有力3候補が接戦を繰り広げており、決選を見据えた議員票の争奪が激しさを増している。

【写真で見る】過去最多9人 立候補者の顔ぶれ

 総裁選で「脱派閥」が争点となる中、最終盤には派閥領袖(りょうしゅう)らに協力を要請する「重鎮詣で」が相次いだ。

 石破氏は26日夕に麻生太郎副総裁の事務所を訪れ、約35分間会談。総裁選での支援を求めたとみられる。

 麻生政権時代に「麻生おろし」に動いた石破氏と麻生氏の溝は今も深いとされ、石破陣営が複数の麻生派議員を通じて会談を要請し、実現した。石破陣営のベテランは「麻生さんが石破氏にも保険をかけたということだろう」と手応えを語った。

 国会議員票と地方票が同数配分される1回目投票と異なり、決選投票では議員票の比率が約9割と重みを増す。党内で唯一派閥の存続を決めた麻生派(54人)の支援を求めて「麻生詣で」が相次ぐのは、各候補がまとまった「派閥票」に期待するためだ。

 麻生氏は24日に小泉氏、25日には高市陣営で選対本部長を務める中曽根弘文元外相と会談し、26日の石破氏を含めて有力3陣営と3日連続で会談を重ねた。

 石破氏は麻生氏との会談に先立ち、二階派(解散表明時38人)の二階俊博元幹事長、小泉氏を支援する菅義偉元首相とも会談。菅氏には、決選投票が石破氏と高市氏の戦いになった場合などを想定し、支援を求めたとみられる。

 一方、小泉氏は26日夜、首相官邸で岸田文雄首相と約20分間会談した。

 多くの候補が「刷新」を掲げながら重鎮らを頼る動きに対し、自民関係者からは「派閥政治への先祖返りだ」との声も上がっている。【野間口陽、川口峻】

325OS5:2024/09/26(木) 21:03:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/de61332d1f4c0c923188d5f8ba224c4d74a50cbb
他陣営からの支持「引き剥がし」警戒 自民総裁選、上位2人の決選投票念頭に仁義なき戦い
9/26(木) 19:50配信
産経新聞
岸田文雄首相の後継を決める自民党総裁選(27日投開票)は過去最多の9氏の参戦に伴い、上位2人による決選投票となる公算が大きい。党員・党友票が26日に締め切られたことを受け、水面下では決選投票権を持つ国会議員の支持を他陣営から引き剝がす動きが活発化している。


「ドジャースの試合で大谷翔平が盗塁する場面を見ていた。国会議員票をとったり、とられたりはどこの陣営でもあるだろう」。高市早苗経済安全保障担当相を支援する自民重鎮は26日、記者団に淡々とこう述べた。

各種世論調査では次期総裁候補のうち、小泉進次郎元環境相や石破茂元幹事長、高市氏に人気が集中しており、他の6氏は手を突っ込まれないか警戒を強めている。

小林鷹之前経済安保担当相の陣営関係者は「議員の引き剝がしに剛腕や長老がうごめいている。総裁選で『党の刷新』と言っているのに、昭和の政界に逆戻りするような動きだ」と皮肉る。

決選投票を意識する小泉氏の選挙事務所には支援議員による「血判状」が掲げられ、陣営関係者は「あれを書いておいて他の陣営には移れないだろう」と強調する。

もっとも、引き剝がされる不安は強者も共有している。

26日の小泉陣営の昼食会に参加した若手議員は、総裁選前日の開催を念頭に、「少しでも接触の機会を増やして『囲い込み』たいのだろう。逆に小泉陣営は若手が多く、引き剝がすために必要な政局は苦手だ」と語った。

一方、党内最大勢力だった旧安倍派の参院議員グループ「清風会」は26日、国会内で意見交換を行った。メンバーの多くは誰を支持するか明らかにしておらず、各陣営の注目を集めている。

出席者によると、一回目は自主投票と決定。決選投票の対応は未定だが、ベテラン議員は「阿吽(あうん)の呼吸はあるのではないか」とつぶやいた。

326OS5:2024/09/26(木) 21:05:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/30bb5ced7f79aedee6d03c8ea7e44df6b3ede573
自民党総裁選27日投開票 「決選投票」を見据え駆け引き、石破茂氏は麻生太郎氏と面会
9/26(木) 19:34配信
産経新聞
自民党の麻生太郎副総裁(春名中撮影)

岸田文雄首相の後継を決める自民党総裁選は27日、投開票され、第28代総裁が選出される。過去最多の9人が立候補した混戦の中で、1回目の投票ではいずれの候補も過半数を獲得できず、上位2人による決選投票となるのは確実な情勢だ。選挙戦最終日の26日、各陣営は議員票積み増しに注力し、決選投票を見据えた駆け引きも加熱した。

【図で解説】自民党総裁選の仕組み 決選投票へ駒を進めるには…

各種世論調査などによると、9人のうち小泉進次郎元環境相(43)、石破茂元幹事長(67)、高市早苗経済安全保障担当相(63)の3人が支持を集めており、このうち2人による決選投票となる公算が大きい。小泉氏が選出されれば史上最年少で、高市氏なら史上初の女性総裁となる。

各候補者は26日、最後の呼びかけに奔走した。石破氏は麻生太郎副総裁、菅義偉前首相、二階俊博元幹事長と相次ぎ面会。石破氏は首相在任時の麻生氏に退陣要求を突き付けて関係が悪化していたが、今回は支援を求めたもようだ。旧派閥の領袖(りょうしゅう)らも決選投票の組み合わせを想定した動きを活発化させ、岸田首相は官邸で党幹部らと相次ぎ面会した。

総裁選は27日午後1時過ぎから議員による投票が行われ、党員票とあわせて投開票される。過半数を得た候補者がいない場合、上位2人による決選投票となる。2位が複数いた場合はくじ引きで1人に絞る。決選投票の前には2人の候補による演説を行う。新総裁は同日夕に記者会見する見通しだ。

新総裁の任期は3年。臨時国会が召集される10月1日の衆参両院本会議で新首相に指名され、新内閣を発足させる。

327OS5:2024/09/26(木) 23:27:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/385a69f027f45a2b77afa8d7d1186ce7c2c9e95f
<独自>自民・麻生副総裁が高市氏支持へ、麻生派議員にも指示 1回目から
9/26(木) 22:44配信

産経新聞
自民党の麻生太郎副総裁(春名中撮影)

自民党の麻生太郎副総裁が、総裁選(27日投開票)で高市早苗経済安全保障担当相を支持する意向を固め、岸田文雄首相(党総裁)らに伝えたことが分かった。26日、複数の党幹部が明らかにした。麻生氏はこれまで麻生派(志公会)の河野太郎デジタル相を支援する考えを示していた。麻生派は河野氏や上川陽子外相らに推薦人を出していたが、麻生氏は1回目の投票から高市氏を支援するよう同派議員に指示を出した。

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総裁選は高市氏のほか、石破茂元幹事長と小泉進次郎元環境相の3人が激しく競り合う混戦となっている。麻生氏はこのうち、首相在任中に自らに退陣要求を突きつけた石破氏や、関係が良好ではない菅義偉前首相と近い小泉氏支持には難色を示していた。

ただ、党として派閥解消を掲げる中、麻生氏の派閥単位での指示が同派議員に徹底されるかは不透明だ。

328OS5:2024/09/27(金) 00:31:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8038e6af3628d48d1d7ac36478c09b514b323eb
自民党総裁選で林氏支援の松山参院幹事長、決選は石破氏投票 旧岸田派参院にも働きかけ
9/27(金) 0:14配信

産経新聞
自民党の松山政司参院幹事長=党本部(春名中撮影)

自民党の松山政司参院幹事長は26日、総裁選(27日投開票)で支援している林芳正官房長官(63)が決選投票に残らず、石破茂元幹事長(67)が決選投票に臨んだ場合に投票する意向を固めた。所属した旧岸田派参院議員にも足並みをそろえるよう働きかける。関係者が明らかにした。

329OS5:2024/09/27(金) 13:51:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1d6da40d546b0c14cc88919da45ba1afe7b9ffd
自民総裁選 前回令和3年は河野太郎氏有利の下馬評を覆す結果に、高市早苗氏は躍進
9/27(金) 11:33配信

産経新聞
令和3年9月の自民党総裁選に立候補した(左から)河野太郎ワクチン担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行

菅義偉首相(肩書はいずれも当時)の任期満了に伴い、令和3年9月29日に投開票された前回の自民党総裁選は、岸田文雄前政調会長、河野太郎ワクチン担当相、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4人が新型コロナウイルス対策や経済対策、安定的なエネルギー供給の在り方、党役員任期の制限など党改革を巡って論戦した。女性候補2人が出馬したのは初めてだった。岸田氏が勝利を収めたが、下馬評で有利とされたのは河野氏だった。

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■小石河連合の「失速」

令和2年9月の総裁選で勝利した菅氏は当初、再選を目指す考えを明言しており、安倍晋三前首相や二階俊博幹事長らも菅氏の続投を支持した。ただ、新型コロナの感染拡大や繰り返される緊急事態宣言で国民の不満は募り、内閣支持率は低迷する。3年8月22日、菅氏が、お膝元の横浜市長選で全面支援した小此木八郎前国家公安委員長が破れると、衆院選を前に「菅氏では戦えない」との不満が党内で渦巻いた。

菅氏は局面打開として党役員人事の実施も模索したが、側近の小泉進次郎環境相も「2050年カーボンニュートラル」など菅氏が掲げた政策の継続を重視し、水面下で同じ神奈川県連の河野氏への〝バトンタッチ〟を求める。デジタル庁の創設に携帯電話料金の引き下げ、新型コロナワクチンの「1日100万回接種」の達成─。これらの実績を挙げ、目立った失政がなかった菅氏だったが、9月3日、「新型コロナ対策に専任をしたい」と述べ、事実上の退陣を表明した。

河野氏は10日に立候補を正式に表明する。次期首相候補を尋ねる報道各社の世論調査で石破茂元幹事長とトップ争いをしていたが、令和2年の総裁選で惨敗した石破氏は自身が創設した石破派(水月会)に厭戦感が根強く、出馬を断念。小泉氏とともに河野氏支援を決めた。世論の人気が高かった3人は頭文字から「小石河連合」と報じられ、河野氏の党員票優位が予想されていた。菅氏も河野氏を支持した。

これに先立ち、総裁選の告示・投開票日程が決まった8月26日、岸田、高市両氏はそれぞれ出馬会見に臨む。岸田氏は自身が率いる岸田派(宏池会)に加え、河野氏らが唱える急進的な脱炭素政策などに距離を置く麻生派(志公会)の甘利明税調会長や無派閥の梶山弘志経済産業相らが支援を表明した。安倍氏は菅氏が出馬を見送った後は、高市支持を決め、細田派(清和政策研究会)議員らに働きかけていく。

■1回目も1票差で勝ち切る

野田氏は20人の推薦人確保に難航したが、告示直前に渡海紀三朗元文部科学相が最後の1人に手を上げた。

選挙戦で岸田氏はA6判の「岸田ノート」を手に掲げ、「聞く力」をアピール。中国の人権問題に対応する首相補佐官新設も表明した。高市氏は憲法改正や靖国神社参拝、選択的夫婦別姓導入の反対、皇位継承の男系維持など保守色を出し、保守派の受け皿となる。

河野氏は「女系天皇」や「脱原発」など持論の封印を試みたが、党内に警戒感も広がった。選挙戦最終盤に岸田、高市両陣営の幹部は決選投票で河野氏が勝ち上がった場合、両陣営が協力する方針も確認した。

1回目の投票は河野氏が有利とみられていたが、岸田氏が256票─255票と河野氏を「1票」上回った。高市氏も188票と躍進した。河野氏と一騎打ちとなった決選投票で岸田氏は国会議員票(249票)で河野氏(131票)に大差をつけ、都道府県連票も合わせて257票─170票で河野氏を下し、第27代総裁に就任した。(奥原慎平)

330OS5:2024/09/27(金) 13:52:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1d66604a751a0d6d289ac2fd1dcd7f30be81e67
自民新総裁、午後に選出 石破氏22道県、高市氏15府県でトップ
9/27(金) 5:02配信


時事通信
自民党総裁選の党員・党友票の開票作業=27日午前、名古屋市の同党愛知県連

 岸田文雄首相の後継を選ぶ自民党総裁選は27日、党員・党友票の開票作業が各地で行われ、国会議員票の投票が党本部で始まった。

【ひと目でわかる】自民総裁選の仕組み

 議員票も即日開票される。石破茂元幹事長(67)と高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉進次郎元環境相(43)の三つどもえの争いで、1回目の投票では決着がつかず上位2人による決選投票に進むのは確実な情勢。新総裁は午後3時40分ごろに選出される見通しだ。

 小林鷹之前経済安保担当相(49)、林芳正官房長官(63)、上川陽子外相(71)、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、茂木敏充幹事長(68)も出馬し、候補者数は推薦人制度が導入された1972年以降で最多の9人。政治改革や経済政策などを巡り論戦が交わされた。

 1回目は国会議員票と党員票の各368の計736票を争う。決選投票は国会議員票368と、党員票を各都道府県1票ずつに圧縮した計415票で行われ、過半数は208票となる。

 党員票の開票は午前7時から順次開始。午後に党本部で集計し、各候補に比例配分する。関係者によると、総裁選の党員票は、北海道、青森、岩手、秋田、山形、茨城、群馬、山梨、富山、岐阜、滋賀、和歌山、鳥取、島根、徳島、愛媛、高知、佐賀、大分、宮崎、鹿児島、沖縄22道県で石破氏が、宮城、埼玉、千葉、新潟、石川、福井、長野、愛知、三重、京都、大阪、兵庫、奈良、広島、長崎15府県で高市氏が、神奈川県で小泉氏がトップだった。山口県で林氏、岡山県では加藤氏、栃木県では茂木氏が首位だった。

331OS5:2024/09/27(金) 14:15:15
高市181(72+181)
石破154(46+108)
小泉136(75+61)
林_065(38+27)
小林060(41+19)
茂木047(34+13)
上川040(23+17)
河野030(22+08)
加藤022(16+06)

332OS5:2024/09/27(金) 14:42:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/3175cc020b74a67a54a46eaff5ed365d42c8d035
自民総裁選、決選投票は過去に5回 〝逆転劇〟で宰相の座をつかんだ安倍晋三と石橋湛山氏
9/27(金) 14:28配信


産経新聞
平成24年9月に行われた自民党総裁選の決選投票を制し、当選を果たした安倍晋三氏=党本部(矢島康弘撮影)

27日の自民党総裁選は、1回目の投票で9候補の得票がいずれも過半数に達せず、石破茂元幹事長(67)と高市早苗経済安全保障担当相(63)の上位2人による決選投票にもつれ込んだ。決選投票は議員票368票と都道府県連に割り振られた47票の計415票で争われ、議員票と党員・党友票を同数とした第1回投票より議員票の重みが増す。決選投票が行われたのは過去44回行われた総裁選のなかで5回ある。そのうち、2回で1回目投票の1位と2位が決選投票で入れ替わる逆転劇が起きた。憲政史上最長の政権を築いた安倍晋三元首相もその一人だ。

■地方票で圧倒も議員票で巻き返し

野田佳彦氏(現・立憲民主党代表)が率いた民主党政権下の平成24年9月、野党時代の自民総裁選には安倍氏に加え、石破茂氏、町村信孝氏、石原伸晃氏、林芳正氏の5人が立候補した。1回目の投票では党員票で過半数の165票を得た石破氏がトップに立った。

だが、議員票のみで行われた当時の決選投票では、他陣営と連携していた安倍氏が108票を獲得し、「脱派閥」を掲げた石破氏を19票差で下した。決選投票は昭和47年以来40年ぶりで、2位候補の逆転劇は56年ぶりのことだった。

安倍氏は野党総裁として臨んだ同年12月の衆院選で自民を大勝に導いた。また、地方から多くの支持を集めた石破氏は幹事長に起用された。

■「2・3位連合」で石橋政権に

昭和31年12月の総裁選では、石橋湛山、岸信介、石井光次郎の3氏が立候補した。1回目の投票では最大派閥を率いる岸氏が223票を獲得し、首位に立つも過半数には届かなかった。

決選投票で石橋、石井両陣営が「2・3位連合」を組み、岸氏は石橋氏に7票差で逆転負けを喫した。岸氏の孫である安倍氏が逆転劇で再び総裁になったのとは対照的だが、石橋内閣は短命に終わり、翌32年3月の総裁選で岸氏は圧勝、総理・総裁の座をつかみ取った。

■1票差で決選投票に

岸田文雄、河野太郎、高市早苗、野田聖子の4氏が争った令和3年9月の前回総裁選も決選投票が行われた。上位2人は256票の岸田氏と255票の河野氏。両氏の差は1票差だったが、決選投票では岸田氏が257票を獲得し、170票の河野氏を圧倒した。ただ、都道府県連票では河野氏が47票のうち39票を得て、岸田氏に大差をつけた。

昭和47年7月の総裁選は、それぞれ派閥を率いる三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫各氏のいわゆる「三角大福」が、独自の政策を旗印に激しく主導権争いを展開した。政敵である田中、福田両氏が決選投票に進出するが、田中氏が福田氏との差を広げる形で首位を守り、総裁に選出された。福田氏が宰相の座に就くのは4年半後のことだ。

また、岸氏の後継を選ぶ昭和35年7月の総裁選も決選投票が行われた。1回目の投票で1位になった池田勇人氏が決選投票でも石井氏を下し、逆転劇を許さなかった。

333OS5:2024/09/27(金) 14:44:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/d82855a3454e171846f0b1bacf687f3114d8f5cd
岸田首相「党員票が多い候補」支持の意向伝える 麻生氏は「高市氏」
9/27(金) 11:16配信

朝日新聞デジタル
首相官邸に入る岸田文雄首相(中央)=2024年9月27日午前9時57分、岩下毅撮影

 史上最多の9人が立候補した自民党総裁選は、27日午後に東京・永田町の党本部で投開票が行われ、岸田文雄首相の後継となる新総裁が選出される。選挙戦はいずれも無派閥の石破茂元幹事長(67)、小泉進次郎元環境相(43)、高市早苗経済安全保障相(63)の3氏が軸となっており、このうち上位2人による決選投票にもつれ込むことが確実な情勢だ。

■首相「党員票1位の候補へ」と指示

 最終盤まで激しい国会議員票の奪い合いが行われた。岸田文雄首相は27日午前、旧岸田派の議員らに「高市さんでは政策が合わない。党員票が多い候補へ」との意向を伝えたという。党員票で先行するとみられる石破氏を事実上支持したことになる。昨夜には麻生太郎副総裁が麻生派メンバーに「高市氏を支持で」と伝えたという。

334OS5:2024/09/27(金) 14:45:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fa6fb1e19bf910fa74e05def6ed0ae8861a6882
自民党総裁選の1回目の開票結果は高市早苗氏がトップ 2位の石破茂氏を地方票上回る
9/27(金) 14:38配信

日刊スポーツ
【イラスト】自民党総裁選 候補者一覧

 27日に投開票された自民党総裁選の1回目の開票結果は以下の通り。



 【自民党総裁選】

 ■1回目投開票の結果 国会議員票367票、党員票368票=計735票(過半数368票)

 <1>高市早苗経済安全保障担当相(63)議員票72+党員票109=計181票

 <2>石破茂元幹事長(67)46+108=154票

 ※以上が決選投票へ

 ▼小泉進次郎元環境相(43)75+61=136票

 ▼林芳正官房長官(63)38+27=65票

 ▼小林鷹之前経済安保相(49)41+19=60票

 ▼茂木敏充幹事長(68)34+13=47票

 ▼上川陽子外相(71)23+17=40票

 ▼河野太郎デジタル相(61)22+8=30票

 ▼加藤勝信元官房長官(68)16+6=22票

335OS5:2024/09/27(金) 16:05:36
石破 215 189+26
高市 194 173+21



https://news.yahoo.co.jp/articles/35cb53db70e1f5c3dcd1cc371f21704ddcd31f0f
自民党総裁に石破茂氏、5度目の挑戦で首相へ…高市早苗氏との決選投票制す
9/27(金) 15:31配信
 岸田首相の後継を選ぶ自民党総裁選は27日午後、党本部で投開票を行い、石破茂・元幹事長(67)を第28代総裁に選出した。石破氏は第1回投票で2位となり、決選投票では215票を獲得し、194票だった高市早苗経済安全保障相(63)に勝利した。石破氏は10月1日に召集される臨時国会で第102代首相に指名される予定だ。


 総裁任期は2027年9月30日までの3年となる。

(写真:読売新聞)

 総裁選は、立候補に推薦人が必要となった1972年以降、最多の9人が出馬し、国会議員票368票と党員・党友票368票の計736票で争われた。第1回投票では、高市氏が181票を獲得し、石破氏が154票で続いた。小泉進次郎・元環境相(43)は136票、林芳正官房長官(63)は65票、小林鷹之・前経済安保相(49)60票、茂木敏充幹事長(68)47票、上川陽子外相(71)40票、河野太郎デジタル相(61)30票、加藤勝信・元官房長官(68)22票だった。

 いずれも過半数に届かず、高市氏と石破氏による決選投票が行われた。決選投票は、議員票に加え、各都道府県で党員・党友票の得票が多い候補に1票ずつ47票が割り振られた。


https://news.yahoo.co.jp/articles/a3530f64b7ab41eae89b91bb8cd10b8965a7442c
ドンデン返し 石破茂氏が総裁 惨敗必至の議員票が1回目「46」→決選「189」まさか大激増 高市氏を超える衝撃事態
9/27(金) 15:37配信

 自民党総裁選が27日、東京・自民党本部で行われ、石破茂氏が当選した。

 【1回目投票】

1位 高市氏/議員72・党員109=181

 2位 石破氏/議員46・党員108=154

 3位 小泉氏/議員75・党員61=136票

 石破茂氏と高市氏が決選投票に進み、議員票で優位な高市氏が優勢と目されたが…。

 【決選投票】

 1位 石破氏/議員189票、都道府県26=215

 2位 高市氏/議員173、都道府県21=194

 議員票で不利と目されていた石破氏が「46」→「189」と激増。高市氏を上回った。

336OS5:2024/09/27(金) 16:08:02
悪さ加減の選択 wwww

https://news.yahoo.co.jp/articles/ce8979b036338b0800bcf1791ca80e8e0b7a7d56
自民党総裁選、石破茂氏の勝因は「悪さ加減の選択」問われる実行力…組閣の多様性が課題
9/27(金) 15:43配信

読売新聞オンライン
 9月27日投開票の自民党総裁選での石破茂・元幹事長の勝因は、「悪さ加減の選択」(自民党中堅議員)とも言われた選挙戦で、消去法的な支持が積み重なったことだった。

ベテラン不利でも高い人気を維持
自民党総裁選の決選投票を前に、演説する石破茂・元幹事長(27日、党本部で)=川口正峰撮影

 総裁選序盤では、「政治とカネ」の問題で党勢が苦境に立たされる中、次の総選挙の「顔」として「刷新感」のある新総裁を求める声に勢いがあった。その点で、43歳の小泉進次郎・元環境相や、初の女性首相への期待が高まった高市早苗・経済安全保障相に比べ、今回が5度目の総裁選への出馬となったベテランの石破氏には不利な面もあった。

石破氏の支えは、一般の世論調査でも自民党員に対する調査でも、石破氏の「人気」が根強かったことだ。斜に構え、持論を理路整然と静かに語るスタイルは、以前から世論では好意的に受け止められていた。

 自民党の国会議員の間で「刷新感」を強調すればするほど、それに反発するように、「政治とカネの問題から目をそらさせようとしているだけだ」といった反応が自民党の現状に不満を抱く一般党員の間から漏れていたことも、結果として石破氏にまとわりつく「既視感」「飽き」という弱点を減じた。

高市「右寄り過ぎる」、小泉氏「経験不足」
自民党総裁選の決選投票を前に、演説する高市早苗経済安保相(27日、党本部で)=川口正峰撮影

 9人が乱立した選挙の終盤で、石破、高市、小泉の3氏が抜け出したことが明らかになってくると、「刷新感」では有利だったはずの高市、小泉両氏に対してはむしろ、マイナス面が強く意識されるようになった。

 高市氏には、その「保守右派」の政治理念を「右寄り過ぎる」とする受け止め方があった。「首相になっても靖国神社を参拝する」と宣言するなど、高市氏の一連の「右派」色の強い言動に、外交面で悪影響が出かねないとの指摘も相次いだ。岸田文雄政権で改善した日韓関係が損なわれ、日米韓の連携にヒビが入ると、ロシア、中国、北朝鮮の不穏な動きに有効な対処ができなくなるといった見方は、高市氏を熱心に支持する勢力の動きにはブレーキとなった。

 弁舌はさわやかでよどみないパフォーマンスが「武器」だった小泉氏を支持する陣営の戦略は、「刷新感」で総裁選を勝ち、懸念材料の経験不足などが露呈する前に衆院解散総選挙を行い、勢いで自民党政権を維持することだった。しかし、現行の規定となった総裁選史上最長となった15日間の論戦で、政策理解の不十分、政策実現のための戦略の不透明さ、そして経験不足は早々と露見した。

 一貫して無派閥を貫いてきたことをアピールし、党改革への決意を示しながら、「政治とカネ」の震源となった清和政策研究会(旧安倍派)を長く率いた森喜朗・元首相や、菅義偉・元首相を後ろ盾にしたことは、自民党の古い体質が温存されるのではないかといった見方と結びつけて語られるようになった。党員投票がほぼ終わった選挙終盤に、麻生太郎副総裁や二階俊博・元幹事長といった長老はもとより、「政治とカネ」の問題で自民党を離れた世耕弘成・前参院自民党幹事長にも、旧安倍派の参院議員への影響力を当てにして支援を求めて歩く姿が報じられた。これも、小泉氏にとってはマイナスとなった。

 石破氏も選挙最終盤で、15年前の麻生政権で閣僚を務めながら、首相退陣を迫って関係が悪化した麻生氏を訪ね、直接、支持を求めるなど、なり振り構わぬ動きを見せた。それでも、もともと「刷新感」ではなく「安定感」が売りだった分、マイナス作用は小泉氏に比べて小さかった。

政策の難課題、実現できるか
 石破政権の政策課題には、難しいテーマが目立つ。総裁選で唱えた「アジア版NATO(北大西洋条約機構)構想」や「日米地位協定の改定」には、「非現実的だ」(閣僚経験者)といった批判があり、米政府関係者も懸念を隠さない。政党法の制定、選挙制度改革、夫婦別姓の法制化などは、政権としての体力と時間がいる。

 石破氏は首相に選ばれた後、早期に衆院解散総選挙を行う考えを示している。総裁選での主張を実行に移すには、まずは総選挙での「勝利」が前提になる。総裁選での推薦人20人の中に女性議員が一人もいなかった石破氏が、組閣でどれだけ多様性を示すことができるのかもカギになるだろう。9人が乱れ踊るお祭り騒ぎで自民党はメディアジャックには成功したものの、有権者の信頼を回復できたわけではない。道は険しい。(編集委員 伊藤俊行)

337OS5:2024/09/27(金) 16:10:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ae0895f3197317eb0218cf5c13c6936ecfd8055
推薦人4人が公然と裏切り「加藤勝信君16票」に震撼 推薦20人割れ「闇が深い」「4票どこにw」「可哀想」
9/27(金) 14:47配信

デイリースポーツ
 加藤勝信氏

 自民党総裁選が27日午後に東京・自民党本部で行われた。1回目投票では、過半数を獲得した候補が不在となり、高市早苗氏と石破茂氏とが決選投票に進んだ。小泉進次郎氏は敗れた。

【写真】自民党総裁選の投開票に臨む高市早苗氏 目の覚めるようなブルーのジャケット 高級感が漂っている

 1位 高市氏/議員72・党員109=181

 2位 石破氏/議員46・党員108=154

 3位 小泉氏/議員75・党員61=136票

 一方で加藤勝信氏は「議員16・党員6」の結果。立候補時に20人の議員が、推薦人となっていたはずだが、無記名投票であるため、ささやかれていた「推薦人の裏切り」が現実に発生した。

 開票時に「加藤勝信くん 16票」と読み上げられると、加藤氏は視線を落としたまま、ちいさくうなづく仕草をみせた。

 ネットも騒然。「加藤氏、16票…あれれ?」「総裁選の闇深いわ。加藤元官房長官の議員票が16。推薦人20すら割れてるのが怖い」「加藤さん議員票16,推薦人も削られてた」「加藤16票って推薦人の数より少ないの草w」「4票はどこにw」「4人裏切っとるやんw」「16票で推薦人の20以下でなんだかかわいそう」「 4名離脱」「加藤さんの議員票16って推薦人が裏切ったのか!酷いなあ!」「推薦人から造反出たってこと?」と衝撃が走っている。

338OS5:2024/09/27(金) 16:11:37
どー考えても麻生太郎
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8c4d411c276fdc5d153e223e35914a7f055a65e
どこかの集団票か 高市早苗氏の議員票が激増、一気に30票以上を増やし「72」 田崎史郎氏「急に上積み、どっかのまとまった票が」
9/27(金) 14:21配信
 自民党総裁選が27日午後に東京・自民党本部で行われた。

 1回目投票では、過半数を獲得した候補が不在となり、高市早苗氏と石破茂氏とが決選投票に進んだ。小泉進次郎氏は敗れた。

 1位 高市氏/議員72・党員109=181

 2位 石破氏/議員46・党員108=154

 3位 小泉氏/議員75・党員61=136票

 日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」では、政治評論家の田崎史郎氏が高市氏が獲得した議員票「72」に注目。

 「意外だったのは国会議員票で72票もとられている」と語った。当初の見通しでは40票前後と目されていたと指摘し、「急に32票も上積みされているということは、どっかのまとまった票が乗ったんじゃないかなと思います」と分析した。

339OS5:2024/09/27(金) 17:53:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/f92d90f140039ac7e7616a024a6e90e334ff2bcf
麻生太郎氏が敗北→危機説 田崎史郎氏「当然、副総裁やめる」 石破氏に逆転勝ちされ→人事ポスト失う麻生派「果たして維持できるか」
9/27(金) 17:40配信
デイリースポーツ
 麻生太郎氏

 政治評論家の田崎史郎氏が27日、読売テレビの夕方ニュース「かんさい情報ネットten.」に出演。番組では石破茂氏が勝利した、自民党総裁選を特集した。

【写真】「書き順でバレバレw」 投票中のペンの動きがTVに映った麻生太郎氏

 麻生太郎氏が推す高市早苗氏が議員票で圧倒すると目された決選投票では、議員票での不利がささやかれた石破茂氏が1回目投票から143票を上積みする大激増。キングメーカー同士の争いで、麻生氏が敗れたとの見方も指摘されている。

 番組で、麻生太郎氏の今後の求心力を聞かれた田崎氏は「麻生さんは、やっぱりこれ、勝負したわけですよ」と指摘。麻生派に高市氏支持を伝えたと報じられていることを挙げ「しかし、負けたわけですね。当然、副総裁やめるだろうし」との見方を示した。

 「いま残っている派閥としては麻生派だけなんですけど、果たして麻生派が維持できるか、どうかです」と指摘した。

 これまでは「維持できたのは(人事面で)主流派としてポストをたくさん取ったからです」としたうえで「今度、主流派じゃなくなりますから、果たして結束が保てるかということです」と語った。

340OS5:2024/09/27(金) 17:56:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/0478ac21f71346375c8cf53196b51889b6a97411
5人の議員が石破氏、高市氏、どちらも“拒否”総裁選でまさかの白票・無効票5票に担当記者「聞いたことがない。考えられない」
9/27(金) 17:09配信


ABEMA TIMES
総裁選の結果

 自民党の総裁選挙が27日に行われ、石破茂元幹事長が決選投票の末に、第28代の総裁に選出された。1度目の投票では、高市早苗経済安保担当大臣が1位、石破元幹事長が2位で決選投票に進んだが、本来であれば国会議員票が367票、都道府県連票47票の計414票だったところ、国会議員票の有効票は362票。残り5票は「無効票・白票」として、どちらの候補にも票を投じないという事態が起きた。

【映像】“白票”にどよめきが起こる会場

 1度目の投票で、9人の候補に投じられた国会議員の票数は合計で367票。党員票は368票だった。高市氏は72票+109票の181票、石破氏は46票+108票の154票を獲得して決選投票に。ここでは高市氏は議員票で173票と都道府県連票で21票、石破氏は議員票189票と都道府県連票で26票で、石破氏が新総裁に選ばれた。

 1度目の投票から決選投票で、国会議員票が5つ減っていることに、会場に集まった議員からもどよめきが起こることに。つまり5人の議員が、どちらの候補にも票を入れない選択をしたことになる。これには、テレビ朝日・政治部の官邸キャップを務める千々岩森生氏も「聞いたことがない」と指摘。「こんな貴重な1票を、白票にするなんてありえない。お金を払ったって欲しいぐらいの1票をただで白票にするなんて、考えられない」と続けた。また「石破さんも、高市さんもどっちも嫌だというアレルギーがあるとすれば、そうなる」と解説していた。

 総裁選後、逢沢選挙管理委員長は会見に応じ、1度目の投票で議員票が予定されていた368票から1票少なかったことについては、「参議院議員の高橋はるみ先生が、病を得られて、不在者投票で対応できないかという事で努力したが、それがかなわない状況が確認できたので、貴重な1票は残念だが、選挙の公正の観点から」棄権票と判断したと説明した。

 また、2度目の投票で、さらに5票減ったことには、「無効票が出たのは事実。どういう趣旨で候補者名を記載しなかったのかは、今現在、選管でははかりかねるが、事実は事実として受け止めたい。白票もあり、無効票も確認されたということ」と答えていた。
(ABEMA NEWS)

ABEMA TIMES編集部

341OS5:2024/09/27(金) 17:57:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/fadf5a1c3a00a37811efee05d66fdcdb34adc022
林芳正官房長官「ポスト石破」うかがえる4位に滑り込み 「政策通」が浸透
9/27(金) 16:58配信

産経新聞
27日に投開票された自民党総裁選で、林芳正官房長官(63)は、石破茂新総裁(67)ら上位3人の先頭集団に次ぐ4位に滑り込んだ。次期総裁選への挑戦に望みをつないだといえ、投開票後は党本部で記者団に「非常に非力な私を同志が力いっぱい支えてくれた。素晴らしい成績を残していただいた」と語った。


林氏は岸田文雄首相が率いる旧岸田派(宏池会)でナンバー2の座長だった。今回の総裁選では、当初は知名度不足や同派出身議員以外に支持の広がりを欠くことが指摘され、苦戦が予想された。選挙戦の終盤には石川県能登地方で豪雨が発生し、官房長官として災害対応するために選挙活動の中断も余儀なくされた。

ただ、出馬した9候補が参加した討論番組などでは、よどみなく政策を訴える姿が注目を集め、「政策通」という強みが浸透した。党員・党友票でも9候補中4位となり、一定の評価を集めたといえる。(永原慎吾)

342OS5:2024/09/27(金) 18:03:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a092bfd0ef2d7be5ebc14bc2513d0d6e622522c
河野太郎氏、まさかの9候補中8位 自民総裁選終え言葉少な「私の力不足でこのような結果となりました」
9/27(金) 16:46配


スポニチアネックス
河野太郎氏

 第28代自民党総裁を選ぶ総裁選が27日、都内の自民党本部で投開票され、石破茂元幹事長(67)が第28代総裁に選出された。1回目の投票で9候補中8位に終わり、落選した河野太郎デジタル相(61)がSNSで思いを述べた。

【写真あり】石破茂氏 ファーストレディーとなる美人妻・佳子さんとは…慶大同級生で“名プロデューサー”

 過去最多の9人が立候補する大混戦。石破氏、高市早苗経済安保担当相、小泉進次郎元環境相による三つどもえの争いとなり、石破氏と高市氏による決選投票が行われた。決選投票では、石破氏の215票(議員215票、都道府県26票)に対し、高市氏は194票(議員194票、都道府県21票)という僅差。石破氏は「今回が最後」と銘打った総裁選で、初当選を勝ち取った。

 9候補中8位に終わった河野氏。「総裁選挙、私の力不足でこのような結果となりました。ご支援くださった大勢の皆様、誠にありがとうございました」と感謝を伝え、「今後とも、ご指導、ご鞭撻賜りますようよろしくお願い申し上げます」と言葉少なに結んだ。

 この投稿には「応援し続けます」「政策は河野さんのが一番良かったと思います」「悔しかった分、デジタル化推進応援してます」「楽しみにしてましたが、デジタル化の推進はこれからも重積を担っていただきたいなぁ」「これからもデジタルを中心とした重要な閣僚になって、ますます改革を続けてくださいませ」「大丈夫よ、次はありますから。石破さんも何回もチャレンジしているし、応援してます」と、さまざまなコメントが寄せられた。

343OS5:2024/09/27(金) 18:08:35
ポスト石破は高市か林かな?
小泉と小林は「まだ早い」イメージが付いてしまった気がする。
石破が高市をどう処遇するか?

決選投票で勝利 石破茂元幹事長(67)46+108=154票
○1回目で首位。リベラルよりな石破の次を狙える 高市早苗経済安全保障担当相(63)議員票72+党員票109=計181票
○「まだ早い」のイメージか ポストポスト石破くらいか? 小泉進次郎元環境相(43)75+61=136票
○政策通のイメージはついた 林芳正官房長官(63)38+27=65票
○「まだ早い」のイメージか 小林鷹之前経済安保相(49)41+19=60票
△加藤が出馬したとはいえ平成研をめとめられていない。  茂木敏充幹事長(68)34+13=47票
△年齢的にも次はないでしょう 上川陽子外相(71)23+17=40票
×大惨敗。悲運の3代目確定か? 河野太郎デジタル相(61)22+8=30票
×勝つつもりなかったとはいえ推薦人も固められなかったのは厳しい 加藤勝信元官房長官(68)16+6=22票

344OS5:2024/09/27(金) 18:09:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a400109f90e21e51ea3505d34f6f940c6286ab3
加藤勝信氏が自民党総裁選で赤っ恥! 議員票「16人」→推薦人4人が裏切り他候補に投票
9/27(金) 16:30配信


日刊ゲンダイDIGITAL
お呼びじゃなかった(C)日刊ゲンダイ

 自民党総裁選が27日午後、党本部で投開票が行われ、1回目の投票で1位が高市早苗経済安全保障担当相(63)、2位が石破茂元幹事長(67)となった。有力視されていた小泉進次郎元環境相(43)は3位となり、高市、石破両氏による決選投票の結果、新総裁は石破氏に決定した。

【写真】石破茂vs高市早苗「最終決戦」の行方…総裁選あす投開票“三つ巴の争い”も進次郎は脱落ムード

 衆院選の「顔」として下馬評が高かった小泉氏が3位に沈んだのも驚きだったが、それ以上に《はずい》(恥ずかしい)、《赤っ恥》などとSNS上で声が上がったのが加藤勝信元官房長官(68)だ。

 過去最多の9人が立候補した総裁選に出馬する際には、20人の推薦人が必要。当然、加藤氏もその条件をクリアしたからこそ名乗りを上げたわけだが、1回目の投票で加藤氏の議員票はナント「16人」。

 つまり、推薦人だったはずの4人が裏切って他の候補に投票したことになるわけで、加藤氏も衝撃だったに違いない。

「加藤の乱」ならぬ「加藤の推薦人の乱」ーー。小泉氏は父の純一郎元首相が「政治の中に友達なんかいるわけないと、うちのおやじが言っていたんですよ」と語っていたというが、その通りだろう。

  ◇  ◇  ◇

 高市、石破両氏の激突となった総裁選。●関連記事【もっと読む】『石破茂vs高市早苗「最終決戦」の行方…総裁選あす投開票“三つ巴の争い”も進次郎は脱落ムード』【さらに読む】『総裁選いよいよ最終盤、蠢くキングメーカーたちの思惑…自民議員は彼らを一掃できるのか?』などを取り上げている。

345OS5:2024/09/27(金) 18:11:02
麻生派どうするんだろ?河野に代替わりするの?
https://news.yahoo.co.jp/articles/97d8b4745dfdc05dbb99998c81c05398d19a8054
自民総裁選で河野太郎氏は30票と「失速」、党員票でも8位 前回は2位で255票
9/27(金) 16:07配信


産経新聞
河野太郎氏=(斉藤佳憲撮影)

27日投開票された自民党総裁選に立候補した河野太郎デジタル相(61)は1回目の投票で9人中8位になり、上位2人で争う決選投票に進めなかった。河野氏を巡っては、前回の令和3年総裁選の前後、次期首相候補を尋ねる報道機関の世論調査で1位になるケースもあったが、党員票だけでも8位となった。

【一覧で見る】自民党総裁選、第1回投票で9候補が獲得した票数

3年の総裁選は河野氏ら4人が立候補し、河野氏は1回目の投票で255票(議員票86、党員票169)を獲得した。2位となって決選投票に進んだが、岸田文雄首相(党総裁)に敗れた。

今回は9人が立候補し、得票数は単純比較できないが、河野氏は30票(議員票22、党員票8)と大きく減らす結果となった。

河野氏は9月3日の記者会見で、世論調査で自身の支持が下がっている要因について、マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせるマイナ保険証への一本化推進を挙げて、「『なぜこんなことをしなくてはいけないのか』との声は当然出てくる。承知の上で改革をしなければ国のためにならない」と語っていた。

河野氏は党内で唯一存続している麻生派(志公会)に所属している。

346OS5:2024/09/27(金) 18:13:15


https://news.yahoo.co.jp/articles/06eb2f5ebba0359a1f8d249e222ea6e24d69544e
石破氏陣営は必勝カレーで気勢、涙の村上誠一郎氏「勝つぞー」 党員票1位見通しも報告
9/27(金) 13:17配信


産経新聞
自民党総裁選必勝を期してカレーをパクつく石破茂元幹事長(中央)=27日午前、衆院第2議員会館(奥原慎平撮影)

自民党総裁選に立候補した石破茂元幹事長(67)の陣営は27日午前、投開票を前に国会内で決起集会を行った。石破氏は3年3カ月の民主党政権下の野党時代を振り返り「安倍晋三総裁のもと、幹事長として全力を尽くした。あのときの思いに立ち返りたい。自由闊達な議論ができる自民党、公正公平な自民党、謙虚な自民党(を取り戻す)。国民に正面から向き合い、悲しい人、苦しい人、困った人、どうして分かってくれないのかと思う人たちの思いに応えるため、国難を一致して乗り越えるため、最後まで全力を尽くしたい」と語った。

岸田文雄首相(党総裁)に対しては、「自民党を立て直すために、いろいろな批判にけじめをつけるために大変な決断をした。われわれはその思いに応えていかないといけない」と語った。

あいさつに先立ち、選対本部長を務める岩屋毅元防衛相は、石破氏が党員・党友票で1位になったとの見通しを報告した。

「ガンバローコール」を担当した村上誠一郎元行政改革担当相は「今後の戦いは日本存亡の危機。投票箱の蓋が閉まるまで石破候補のために勝つぞー、勝つぞー、勝つぞー」と涙ながらに絶叫。その後、陣営は一緒にカツカレーを食べ、必勝を期していた。

347OS5:2024/09/27(金) 18:14:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/101b4a96a8f790cffb1d799bb83625e74cbc5d24
総裁選最下位の加藤勝信氏、議員票16票で推薦人数に届かず 5人が引きはがしか
9/27(金) 18:04配信

産経新聞
加藤勝信元官房長官(斉藤佳憲撮影)

27日に投開票された自民党総裁選で、加藤勝信元官房長官(68)は最下位の9位だった。国会議員票は本来、推薦人20人と自身を合わせて21票は獲得できるはずなのに、開票結果は16票。決選投票進出をかけた上位3候補の激しい議員票争奪戦の中、加藤氏の推薦人5人が引きはがされたとみられる。



投票直前の27日昼、党本部での「出陣の会」には推薦人20人がそろい、カツカレーを食べながら勝利を誓い合った。わずか1時間半後、16票という結果が出た。その後の「報告会」には17人が出席し、神妙な顔つきで加藤氏の敗戦の弁を聞いた。投票しなかった議員も出席したことになる。

加藤氏は恨み節は漏らさず、記者団に「皆さんいろんな事情がある中で支えていただいた。本当に感謝の言葉しかない」と語った。

加藤氏は、所属した旧茂木派から茂木敏充幹事長が出馬し、派閥単位の支援は得られず、地元・岡山県選出議員らが中核になった。推薦人集めに苦労し、他派閥の協力を得て告示2日前に出馬表明にこぎつけたため、全員の結束が強固だったとは言い難かった。

演説や討論会では「国民の所得倍増」を繰り返し、経済政策に精通したリーダー像をアピール。しかし「選挙の顔」を選ぶ今回の総裁選において、知名度不足が最大の弱点となった。(田中一世)

348OS5:2024/09/27(金) 18:16:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f35794018336a0c0a85a5d150498a3509525871
「派閥が問題とは思わない」8位に沈んだ河野太郎氏 敗因は派閥との指摘にさばさば反論
9/27(金) 17:47配信

産経新聞
河野太郎デジタル相=27日午後、党本部(関勝行撮影)

27日に投開票された自民党総裁選で8位に終わった河野太郎デジタル担当相(61)は開票後、記者団の取材に応じ、「私の力不足でした」とさばさばした表情で語った。「石破茂新総裁のもと、自民党のみんなでしっかり団結して、日本を前に進めるために頑張っていきたい」とも述べた。

3回目の挑戦となった今回は、所属する麻生派(志公会)に支えられて挑んだ。しかし、同派の議員の支持は他陣営にも分散した。選挙戦ではデジタルセーフティーネットの整備や一国平和主義からの脱却などと訴えたが、議員票も党員票も9候補中、下から2番目と広がりを欠いた。

河野氏は敗因について「終わったばかりなので分析も何も‥」と述べるにとどめた。また、派閥に所属したまま選挙戦に臨んだことに批判もあったことに関しては「派閥が問題だとは思っていない」と重ねて語った。(大島悠亮)

349OS5:2024/09/27(金) 19:23:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3eeaef1cd6bd7b4e0a1d0811ee6f8406b299930
自民新総裁、小林鷹之氏の地元・千葉県連は期待と失望 「国のため、クリーンな政治を」
9/27(金) 19:03配信


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産経新聞
自民党総裁選の開票後、敗戦の弁を語る小林鷹之前経済安保相=27日午後、党本部(鴨志田拓海撮影)

自民党の新総裁が27日、石破茂氏に決まった。千葉県連内からは石破氏の地方での人気の高さから期待する声が上がった。一方で、党総裁選で高市早苗氏への支持に回ったとされる「岩盤保守票」が党から離れるのではと複雑な思いで受け止める地方議員もいた。総裁選で争った小林鷹之前経済安全保障担当相(衆院千葉2区)は力及ばず、敗れた。県政界の反応を聞いた。

「石破氏の勝利は党員の皆さまのおかげ。新政権では(党派閥のパーティー収入不記載事件の)政治とカネの問題で失った国民の信頼を取り戻し、国のためになるクリーンな政治ができればいい。オール自民党で頑張りたい」

本県で石破氏の推薦人となった門山宏哲法務副大臣(衆院比例南関東)は総裁選を終えた直後、こう語った。門山氏の千葉市内の事務所は支持者から「良かった」「頑張ってね」と電話が鳴りやまなかった。

桜田義孝県連会長(衆院比例南関東)は「新総裁が選任され、一党員としてうれしく思う。9人の候補者が白熱した議論を展開し、多くの国民の皆さまにも党の層の厚さを認識いただけた。一致結束し、政策を実現していけると期待する」とコメントを発表した。

友党の公明党県本部の平木大作代表(参院議員)も「結束して国民のための政治に邁進(まいしん)できると確信する」とお祝いのコメントを寄せた。

一方で、高市氏に党員票を投じた本県の自民地方議員などからは先行きを不安視する意見が聞かれた。

「決選投票の結果には失望した。石破人気は地方の都市部はそれほどではない。野党寄りの政策も多く、岩盤保守層は間違いなく逃げる。次の国政選も党の顔にはなれない」(中堅県議)

「石破氏は政策面などで身内の内閣や党を背後から撃ち、不興を買ってきた。党内結束は容易ではないだろう」(ベテラン秘書)

石破新総裁誕生に野党は気もそぞろだ。総裁選でメディアに出演した際、「新政権はなるべく早期に信を問うのも当然だ」と発言していたためだ。

立憲民主県連は「空白区」だった衆院千葉6区に女性県議を立てる方針を決めるなど、対応を急ぐ。



奥野総一郎県連代表(同千葉9区)は「新総裁には『裏金』の解明や政治改革を進めてほしいが、石破氏は結局、旧派閥単位の支援で当選した。これまでの自民党の姿勢と変えられないのではないか」と突き放した。

共産党県委員会の小倉忠平委員長は「いま問われているのは自民党政治そのものを変えることだ。党の『表紙』だけをかえ、新首相が注目を得ている間に総選挙をやってしまおうという党利党略は許されない」と牽制(けんせい)した。

350OS5:2024/09/27(金) 20:25:13
>>77
「5度目の正直」狙う石破茂氏 人気者に立ちはだかる議員票の壁
>>147
脱「裏金」、踏み込む石破氏 安倍派反発、党内に波紋 自民党総裁選
>>178-181
自民総裁選“小石河連合”競合…小泉進次郎氏も出馬へ 勝敗のカギ握る意外な存在
>>226
立候補断念の野田聖子氏、小泉進次郎氏を支援へ…連携模索した石破茂氏陣営「期待したのがバカだった」
>>250
石破茂氏 推薦人まとめ
>>309-310
自民総裁選・小泉氏、石破氏、高市氏、3陣営の「票読み」 決選に進むには140万票がボーダーラインか



旧石破派
石破茂
赤沢亮正(鳥取) 【推薦人】
平将明 【推薦人】
門山宏哲 【推薦人】
田所嘉徳 【推薦人】
冨樫博之 【推薦人】
八木哲也 【推薦人】
舞立昇治(鳥取) 【推薦人】

途中脱退
山本有二 小泉推薦人
古川禎久 斎藤健→小泉支持
山下貴司 加藤推薦人(岡山)
斎藤健  出馬模索→小泉支持
田村憲久 林支持


△ 岸田派 菅G
× 茂木派 麻生派(河野太郎) 安倍派 野田聖子
? 二階派

351OS5:2024/09/27(金) 20:28:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8f3229228ab81c9790a061eeb93301777481480
自民総裁選 「大きな爪痕」千葉の支援者ら小林鷹之氏たたえる 引きはがしで悔しさも
9/27(金) 20:03配信

産経新聞
総裁選を終え、会場を後にする小林鷹之前経済安保担当相(左)ら=27日、自民党本部(鴨川一也撮影)

自民党の小林鷹之前経済安保相(衆院千葉2区)は、総裁選の初陣を飾れなかった。過去最多の9人が名乗りを上げる混戦で国会議員票も党員票も分散したが、地元は「善戦した」「全国に大きな爪痕を残した」と奮闘をたたえた。

【グラフで見る】自民党総裁選 第1回投票、決選投票それぞれの結果

支持率0・1%からのスタートだった。小林氏は8月19日、9人の中で最も早く出馬を表明した。政策に明るいものの、当選4回で閣僚や党三役など要職経験に乏しく、全国的な知名度不足は否めなかった。それでも「脱派閥選挙を徹底する。旧派閥に対する支援は一切求めない」と改革イメージを印象付けてみせた。

街頭演説では、小林氏の愛称「コバホーク」を連呼する応援歌が流れ、陣営カラーのオレンジののぼりがはためく。旧来型の街頭演説とは異なる刷新感も演出することで、支持率はじわじわとアップした。

ところが、総裁選終盤になると、他の陣営が議員票の上積みを図るため、派閥領袖らに接触する「派閥回帰」の動きが相次ぎ、他陣営から支持先を考え直すよう求める「引きはがし」もうごめいた。

「昔の自民党に戻ろうとする動きがある。そんなの絶対にありえない。自らの意思で投票してもらいたい」。投開票日直前の26日夕、地元・千葉市花見川区内でマイクを握った小林氏はこう牽制したが、投開票当日、小林陣営の議員票は41票で、「コアな支持議員」だけが残った。ピーク時は60票程度の議員票を見込んでおり、一部が引きはがされたようだ。陣営関係者は「結局、他陣営から刈り取られるばかりだった」「議員票はもっと獲得できたのに…。悔しい」との声が漏れた。

とはいえ、小林氏を応援してきた地元は善戦をたたえる。川村博章県議(千葉市花見川区)は「最後までブレなかった。次への芽が残った」と話す。茂呂剛県議(八千代市選挙区)も「残念だが、全国に存在感を示すことができてよかった。残した爪痕は大きい」と語った。

「小林鷹之八千代市後援会」の綱島照雄会長はこう答えた。「千葉2区から全国区への足がかりとなった。上のステージに向けて支えたい」(岡田浩明)

352OS5:2024/09/27(金) 20:28:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/58e5d5e1314ac690c8fba65d87df26b606fa5ed3
小林鷹之氏は議員票41票で次も「挑戦」、河野太郎氏は党員票1桁で8位に沈む…敗北陣営に明暗
9/27(金) 19:55配信

読売新聞オンライン
自民党総裁選を終え、議員らにあいさつする小泉進次郎・元環境相(中央)と小林鷹之・前経済安保相(右)(27日、党本部で)=松本拓也撮影

 自民党総裁選では、「総裁候補」としての基盤を築いた候補がいた一方、存在感の低下を印象づける候補もおり、明暗が分かれた。

【一覧表】投票結果…議員票、党員・党友票

 国会議員票で4位の41票を集めた小林鷹之・前経済安全保障相は27日、結果を受け、「『脱派閥』選挙を掲げ、仲間が立ち上がり共に走ってくれた」と記者団に語った。当選同期の4期生以下を中心に支持を集め、次期総裁選にも「挑戦する」と明言した。豊富な閣僚経験のある林官房長官も、災害対応など危機管理を優先させた姿勢も浸透し、全体4位に食い込んだ。

 一方、茂木幹事長は全体6位だった。茂木派から加藤勝信・元官房長官も出馬し、国会議員票が分散したが「幹事長を退任すればもはや影響力はない」との声も上がった。加藤氏の国会議員票は推薦人の20人を下回る16票にとどまり、森山総務会長が「覚悟を持ち推薦人になり、推薦を確認した党員が投票する」と苦言を呈する場面もあった。

 前回決選投票に進んだ河野デジタル相は全体8位で、期待した党員票は1桁に沈んだ。所属する麻生派の支持を得たことには批判もあり、国会議員票は22票にとどまった。出馬に向けての推薦人集めが難航した上川外相は、国会議員票を積み増せず全体7位だった。

353OS5:2024/09/27(金) 20:31:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/834281ec978981d607b571de07c01f2fa6fd3411
1回目は2位…石破氏逆転劇の裏側 高市氏を“うっちゃり”票はどう動いた?
9/27(金) 18:22配信
FNNプライムオンライン

決選投票の末、自民党の新総裁に石破茂氏が選ばれました。

1回目の投票では2位だった石破氏。
この逆転劇の舞台裏について解説します。

1回目の投票では、国会議員の他に全国の党員・党友による投票も行われました。

各都道府県で得票数1位を獲得した候補者を見てみると、神奈川県では小泉進次郎氏、栃木県では茂木敏充氏と、やはり“地元”というのは強く影響したものとみられますが、党員票としては高市早苗氏と石破氏が他の候補者に大きく差をつけて圧勝となりました。

その結果、1回目の投票では高市氏が議員票72票、党員票109票の合計181票。石破氏が議員票46票、党員票108票の合計154票を獲得しました。

1回目の党員票が109票と大きく伸びた高市氏ですが、各都道府県での得票数を見ると、宮城、埼玉、東京、千葉、愛知、京都、福岡など特に大都市での票を集めました。

一方、前評判が高かった小泉氏については、選挙戦中に報じられた答弁の不安定さや、短い言葉で語る姿勢が裏目に出た形となり、得票数が伸びませんでした。

また、自民党の保守系の支持者にとっては選択的夫婦別姓といった考え方について、反発もあったとみられます。

続いて行われた決選投票は、1回目の投票と比べ石破氏の票数が大きく伸びる結果となりました。

当初は、麻生氏のグループと小林氏の保守系の票、さらに茂木氏の派閥の票が高市氏に乗ると予想されていました。

一方、石破氏には、菅氏、林氏、岸田氏らグループの票が乗るとの予想で、こちらのほうがやや優勢かと思われましたが、今回、中間的な小泉氏を支持した人たちのかなり多くの部分が石破氏に流れたとみられています。

さらに岸田派もほぼ一体となったことに加え、茂木派の中でも参議院を中心に票が流れるなど、地殻変動的に「高市氏では次の総選挙に必ずしも勝てないんじゃないか、石破氏のほうが幅広い支持を得られて国も安定するのではないか」と、土壇場で石破氏のほうが有利になったのではないかとみられています。

1回目と2回目で議員票に大きな違いが出た要因の1つには、リーフレット問題などを巡る高市氏への警戒感があったとみられます。

高市氏の人望と比較した時、石破氏のほうが幅広い支持が得られるのではということで、高市氏への不安感を、石破氏の持つ安心感が勝った結果とみられます。

今後、組閣、党の3役も含めどういうふうに選んでいくのか、石破新総裁の動向に注目が集まります。

354OS5:2024/09/27(金) 20:33:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd9d9cb189b06b5476330488a3b84721564668fd
自民新総裁に石破氏 衆院解散「国会論戦後に判断」 決選投票で高市氏逆転
9/27(金) 15:26配信

時事通信
自民党の新総裁に選出された石破茂元幹事長=27日午後、東京・永田町

 岸田文雄首相の後継を決める自民党総裁選は27日、党本部で投開票され、石破茂元幹事長(67)が決選投票で、第1回投票でトップだった高市早苗経済安全保障担当相(63)を逆転で破り、第28代総裁に選出された。

【主な経歴】石破 茂(いしば しげる)氏

 10月1日召集の臨時国会で第102代首相に指名される見通し。石破氏は記者会見で、衆院解散について「野党と論戦を交わした上で(国民に)判断いただきたい」と語った。

 石破氏は「新政権が発足する。なるべく早く審判を賜らねばならない。適切な時期を判断したい」とも述べた。党役員・閣僚人事に関し「共に戦った方にそれぞれ最もふさわしい役職をお願いするのは当然だ」と述べ、他の候補を要職に起用する意向を示した。

 石破氏の総裁任期は2027年9月までの3年間。石破氏は選出後に両院議員総会であいさつし「国民を信じ、勇気と真心を持って真実を語り、日本国をもう一度、皆が笑顔で暮らせる国にするため全身全霊を尽くす」と表明。派閥裏金事件による深刻な政治不信を踏まえ「一丸」となるよう呼び掛けた。

 総裁選には1972年の推薦人制度導入以降で最多の計9人が立候補。1回目の投票は棄権1人を除く国会議員票367票と党員・党友票368票の計735票で争われ、高市氏が181票で1位、石破氏は154票で2位となった。上位2人による決選投票は党員票を47票に圧縮して計414票で行われ、石破氏が215票を獲得し、194票の高市氏を21票差で破った。

 石破氏は直ちに幹事長などの人事に着手。30日に新たな党執行部の陣容を決定する。臨時国会召集日に首相に指名され、石破内閣を発足させる見通しだ。党内では衆院選の日程について、10月27日や11月10日の投開票が取り沙汰される。

355OS5:2024/09/27(金) 20:34:23
9/2の記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f5125393920d60b3e679b14a1e46ed07c5823f1
岸田首相の “本命候補” は石破茂氏!麻生・菅「2大キングメーカー」の排除を狙う策略とは
9/2(月) 18:47配信
 高市早苗経済安保担当相は、自民党総裁選への出馬会見を9月9日にもおこなうと公表した。すでに総裁選への出馬を明らかにした5人と高市経安相、さらに茂木敏充幹事長の出馬もほぼ確実とされており、過去最多の7人以上の立候補が確実になった情勢だ。

 現在の推薦人制度が導入された1971年以降では、これまで最多だった2008年と2012年の5人を上回る混戦になる。

「今回の総裁選では国会議員票が分裂し、1回目の投票で過半数を超える候補者がおらず、決選投票になる公算が大きい。つまり、1回目の投票で上位2位までに入らなければならず、党員党友票を合わせた地方票がまずカギを握りそうです」(政治部記者)

 地方票としては、石破茂元幹事長と小泉進次郎前環境相が2強とされ、大きく離されて高市早苗経安相が続くと予想されている。コバホークこと小林鷹之議員には旧安倍派の若手中堅議員が結集していることから、議員票はトップになる可能性はあるものの、地方票への広がりはほとんど見られないという。むしろ、高市経安相と岩盤保守層票の食い合いになる懸念さえ囁かれる。

 となると、やはり石破元幹事長と小泉前環境相のどちらかが1位になって決選投票になる可能性が高い。

「決選投票は、逆に、議員票の比重が大きくなります。現在、ある程度、固まって動けるのは、旧岸田派と現存する唯一の派閥である麻生派です。

 ただ麻生派は、もともと結束が緩いですからね。今回も麻生太郎元首相が河野太郎デジタル相を派閥候補とする一方、山東昭子顧問は上川陽子外相の出馬を後押ししました。

 つまり、固まって動けるのは旧岸田派だけです。林芳正官房長官が派閥候補ですが、今回は顔見世の意味合いが強く本命ではありません。

 岸田文雄首相は党内への影響力を残すために、総裁選への不出馬を決断したわけですから、ここは勝ち馬を慎重に選ぶはず。そのためにも、旧岸田派が中心になって推す候補が決選投票を制する展開に持ち込み必要があります」(同前)

 もっとも今回の総裁選では、石破元幹事長を除けば、他はすべて岸田内閣で要職を占めた議員で争う。小泉前環境相すら国対副委員長の任にあるのだ。

 となれば、満場一致で小泉首相でほぼ決まりかと思いきや……

「いやいや、岸田首相の本命候補は石破さんですよ」

 と語るのは、石破元幹事長に近い自民党の中堅議員だ。

「今回、石破さんの選対部長には岩屋毅元防衛相、本部長代理に青木一彦議員がつきました。それぞれ旧麻生派と茂木派を退会していますが、岩屋元防衛相は岸田首相の学生時代からの旧友ですし、青木議員は参議院自民党に絶大な影響力があります。

 さらに、旧安倍派最高顧問だった衛藤征一郎元防衛相も選対に入りました。3人とも閥務が長かった議員で、進次郎さんまで一気に世代交代が進むことに不安も不満もあるベテラン・中堅議員を陣営に引き込むことができるはずです。

 そもそも、進次郎さんは自分が2位だった場合、石破さんと連携する可能性すらありますからね。世間が言うほど、進次郎さんが固いわけじゃないんです。

 そして、石破内閣が誕生すれば、麻生元首相はほぼ手駒を失い、菅元首相の影響力も限定的になります。岸田さんの狙いは、この2人のキングメーカーの排除です。

 麻生さんには散々悩まされてきたし、菅さんは今でも、旧岸田派幹部から見れば、『加藤の乱』で真っ先に裏切った逆臣。岸田首相は、石破内閣を誕生させ、キングメーカーとして隠然たる勢力を持つことを狙っています」

 足の引っ張りあいの挙げ句、総選挙に負ければ野党に落ちるだけなのだが……。

356OS5:2024/09/27(金) 21:00:31
>>343
ポスト石破に岸田文雄っての忘れた

357OS5:2024/09/27(金) 21:05:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ea8aec6e1643cf0e1e78b7f7798587955a92a15
石破新総裁、政策通だが遂行能力は? 官僚らに渦巻く期待と警戒
9/27(金) 20:52配信


毎日新聞
自民党の総裁室の椅子に座る石破茂新総裁=同党本部で2024年9月27日午後6時51分、平田明浩撮影

 防衛相や農相などの閣僚を歴任し、「政策通」とも言われる石破茂氏。政策立案を担う霞が関の官僚たちの間では早くも期待と警戒が渦巻いている。


 「公共インフラの重要性にも精通している。災害対応のほか地方の移動手段の不足にも関心が高い」

 国土交通省の幹部は地方創生担当相などを歴任し、総裁選中に防災省の創設などを訴えた石破氏に期待する。総務省幹部も「地方に交付金を配って終わりではない政策をやるために知恵を借りたい」と前向きだ。

 経済産業省の幹部は、11月に大統領選を控える米国との関係を念頭に「石破氏は防衛や外交に詳しいので同志国との連携をしっかりやってくれると思う」とする。

 石破氏は総裁選で経済・財政政策について、岸田文雄首相の路線を引き続くと同時に、富裕層や収益を上げている企業への課税強化に言及してきた。そして現政権との違いを「(実現の)スピード」と説明するなど政策の執行加速を掲げる。

 ただ近年は閣僚などの要職を外れ、自民党内の基盤が弱い石破氏が主張通りの政策を実現できるかは見通せない。ある経済官庁幹部は「新しい政策を打ち出すには時間がかかるのでは」と距離を置く。財務省幹部も「閣僚から何年も離れており、年内に防衛増税の実施時期を決められるかどうか」と懸念を示す。

 石破氏の総裁選中の主張に警戒を示すのはデジタル庁だ。マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」推進に伴い、12月に新規発行を廃止予定の現行保険証について「併用も選択肢として当然だ」としており、「首相の意向次第で方針が変わる可能性もある。説明していく」(幹部)と構える。【杉山雄飛、佐久間一輝、古屋敷尚子、藤渕志保、福富智】

358OS5:2024/09/27(金) 21:06:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bda6cd07adf3545a52f76a79bdc3d346db7b7f5
「ジーンときてます」石破総裁誕生で推薦人の橘氏は興奮冷めやらぬ 富山県選出国会議員は誰に国政を託したのか 
9/27(金) 20:46配信
チューリップテレビ
チューリップテレビ

27日の自民党総裁選で、富山県選出の国会議員は誰に投票したのか聞きました。

破氏の推薦人 橘慶一郎議員(衆院富山3区)「まだ冷めやらぬですね、なんでも聞いてください」「ジーンときてます、実は。こんなこともあるんだなと思っちゃいました、人生。人生こうであるべきなのかな。報われるときもある日突然来るんだなと」

【写真を見る】「ジーンときてます」石破総裁誕生で推薦人の橘氏は興奮冷めやらぬ 富山県選出国会議員は誰に国政を託したのか 

衆議院富山3区選出の橘慶一郎議員は石破氏の推薦人に名を連ね1回目、決選投票ともに石破氏に投票しました。

橘慶一郎議員「みんなを守り切るんだと、日本国を守り、国民を守り切るというその意気込みと、今までの経験を生かしながら、かつ党内はこれから一致団結みんなで頑張らなきゃいけないのでいろんな声にも耳傾けていただいて全員野球で望んでいけるように頑張っていただきたいと思っています」

衆議院富山1区選出の田畑裕明議員は1回目は事前の意向のとおり小林氏に投票、決選投票での投票先は明らかにしませんでした。

田畑裕明議員(衆院富山1区)「分断を招くことは避けたいと思いますから(投票先は)言及は避けさせていただきたいと思います」「(石破氏は)国民に信頼される政治を、そしてまたルールを守ることも含めてですね、何度も言及されておりました。政治は信頼があってこそしっかり前進させることができるんだと思います。総裁のそのイズムをしっかりと私も理解をし、そしてまた富山の有権者の皆さんとの対話、富山の皆さんの生活の安心安全、また経済的な成長をしっかり感じていただける、そうしたことに私もしっかり仕事に励んでいきたいと思います」

衆議院富山2区の上田英俊議員は1回目は茂木氏に決選投票では石破氏に投票したということです。

上田英俊議員(衆院富山2区)「石破先生は富山県にもちょくちょく(来て)地方の現場というものを知っておられますし、また富山県内において、今回の投票結果は石破さんがトップだったということも当然判断材料にはさせていただきました。しっかりと地に足をつけてですね、これからの日本のあるべき姿とか地方のあるべき姿とか、政策として訴えて実現していける力のある総裁だと思っていますので、投票いたしましたし、ご期待申し上げたい」

参議院の野上浩太郎議員は投票先について明らかにしませんでした。

また、参議院の堂故茂参議院議員も1回目、決選投票ともに投票先は公表しないとしています。

チューリップテレビ

359OS5:2024/09/27(金) 21:08:03
>旧岸田派や他の派閥からは、支持を大幅に広げ4位に食い込んだ林官房長官を幹事長に起用し、党運営を安定させるべきだとの声も上がっています。
>高市氏の処遇については「アメリカ・韓国・中国との外交を考えた時に、外交に関わるべきではない」として、党の役職や内政関連の閣僚になるとの見方が上がっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b02b03bacd252efa4ac5df56f9736358559ff249
0石破新総裁“誕生”の舞台裏 最大の功労者は菅前首相と岸田首相
9/27(金) 20:43配信


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FNNプライムオンライン(フジテレビ系)

FNNプライムオンライン

27日に行われた自民党総裁選について、フジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が国会記者会館から最新情報を中継でお伝えします。

今回の逆転劇の最大の功労者は、決選投票で支持に回った菅前首相と岸田首相だとして、石破新総裁自身を含めた3人の意向が大きく反映された体制になるとの見方が上がっています。

石破新総裁は記者会見で、人事の基本的な考え方として、総裁選を争った他の候補者に最もふさわしい役職をお願いすると話しました。

注目の幹事長ポストについては「選挙に強いことが極めて重要だ」とした上で、衆参の選挙で勝利することが要求されるとの見方を示したほか、「なるべく首相に負担をかけてはならない。泥をかぶるのは幹事長の仕事だ」と述べました。

これを受けて、石破陣営からは「まずは衆院選を勝たなければ意味がない。選挙情勢は厳しい」として、「選挙の顔」になる小泉氏の起用に期待する声が上がっています。

ただ、小泉氏の周辺からは「この政権の幹事長ほど難しい役職はない。経験不足を指摘された小泉氏は今は経験を積むべきで、経産、防衛などの重要閣僚がいい」との声が上がっています。

一方、旧岸田派や他の派閥からは、支持を大幅に広げ4位に食い込んだ林官房長官を幹事長に起用し、党運営を安定させるべきだとの声も上がっています。

これまで麻生氏が務めてきた副総裁については「菅前首相を起用し後ろ盾とするのではないか」との見方がある一方、「岸田首相が直接副総理にスライドするのは考えにくい」との声が上がっています。

決選投票を争った高市氏の処遇については「アメリカ・韓国・中国との外交を考えた時に、外交に関わるべきではない」として、党の役職や内政関連の閣僚になるとの見方が上がっています。

また、内閣の要となる官房長官については石破陣営の中核を担った岩屋選対本部長や盟友関係にあった斎藤経産相などの名前が取り沙汰されています。

ただ、2人とも党内の基盤は弱い上、石破新総裁も党内に確たる後ろ盾がないだけに、周辺からは「新体制を安定させるには絶妙なパズルが必要だ」との指摘も出ています。

つい先ほど党内では、各議員に対し、来週前半までに希望の役職を伝えるよう指示があったということで、これらを踏まえて人事に踏み切るものとみられます。

フジテレビ,政治部

360OS5:2024/09/27(金) 21:08:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2c5b4daab6675418575181c5ebe2e8569907b96
本命視された小泉進次郎氏、党員・党友票「惨敗」…論戦で経験不足の見方拭えず
9/27(金) 20:40配信

読売新聞オンライン
自民党総裁選で敗れ、記者団の質問に答える小泉進次郎・元環境相(27日、党本部で)=松本拓也撮影

 自民党総裁選に初挑戦した小泉進次郎・元環境相は27日の投開票で決選投票に進めず、3位で終わった。党員・党友票が集まらなかったのが敗因で、急進的な改革姿勢などが党員の幅広い支持を得られなかった。

【写真】自民党総裁選で敗れ、記者団の質問に答える小泉進次郎・元環境相

 小泉氏は総裁選終了後、記者団に「政治は結果がすべてだ。敗因があるとしたら、私の中で足りないものがあったと思う」と目を赤くしながら語った。

 1回目の投票で国会議員票は候補者9人中トップの75票を獲得したが、党員・党友票は61票で、石破茂・元幹事長と高市早苗経済安全保障相にそれぞれ50票弱もの差をつけられた。

 都道府県別で見ると、地元の神奈川県のみでしか石破氏を上回れず、高市氏に勝てたのも神奈川のほか、青森、秋田、山形、鹿児島、沖縄の計6県のみだった。小泉氏の陣営幹部は「惨敗だ。ここまで党員票が低迷すれば仕方がない」と語った。

 小泉氏は政治改革や規制改革などを1年以内に実現すると強調し、スピード感を前面に打ち出した。出馬表明直後の東京・銀座での街頭演説には多数の聴衆が集まり、次期衆院選での「選挙の顔」としての期待感もあいまって本命候補に躍り出た。

 しかし、論戦が始まると「労働市場改革の本丸」と位置付けた解雇規制の見直しは「解雇の自由化」とみられ、討論会などで他候補から集中砲火を浴びた。小泉氏は「(解雇の)緩和でも自由化でもない」などと釈明したが、懸念を拭い去れなかった。

 世論の賛否が割れる「選択的夫婦別姓」の法制化方針も党内保守層の反発を招いた。法案を国会提出する場合は採決で党議拘束をかけない方針を示したが、他候補からは疑問の声が出た。

 43歳の若さには「経験不足」との見方がつきまとった。「地元で高齢の党員からは、まだ早いと言われた」。小泉氏を支持した議員はそう振り返る。

 23日に立憲民主党代表に野田佳彦・元首相が選ばれると「野田氏と渡り合えない」(若手議員)との声も出た。最終盤に小泉氏の陣営は、党員票での差を国会議員票で補って挽回しようとしたものの及ばなかった。

361OS5:2024/09/27(金) 21:09:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/58955caa65b9356a57de8c38a1ff14e9336b4063
決選投票で逆転、3回目 石破・高市氏、党員票で競る 自民総裁選
9/27(金) 20:33配信


時事通信
自民党総裁選の決選投票=27日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党総裁選は、石破茂元幹事長が三つどもえとなった激戦を決選投票の末に制した。

 1回目の投票で1位だった高市早苗経済安全保障担当相を逆転し、21票差で振り切った。総裁選での逆転劇は3回目。

 過去最多の9人が出馬して議員票(367票、1人棄権)が分散し、1回目投票では党員票(368票)の行方が焦点となった。党員票は全国集計の得票数に応じて各候補に比例配分され、高市氏が首都圏や関西圏で強さを見せ、トップの109票を獲得。石破氏は東北や九州などで支持を広げて108票を得て拮抗(きっこう)した。

 議員票は小泉進次郎元環境相が75票と首位に立ち、高市氏が72票と迫った。石破氏は46票。小泉氏は党員票が61票と、当初期待したほど伸びなかった。全体で3位となり、決選投票に進めなかった。解雇規制見直しを巡る発言などが失速の要因との見方がある。

 一方、決選投票は議員票が全体の約9割を占めて一気に重みを増した。「派閥なき総裁選」と言われたが、一定の議員は「派閥」単位でまとまって行動した可能性がある。

 決選投票に残れなかった7候補に投票した議員は石破氏と高市氏のどちらを選ぶかの決断を迫られた。石破氏は議員票を1回目から143票積み増して189票に。高市氏は101票増やして173票。都道府県連票も石破氏が26で、高市氏の21を上回った。合計は石破氏が215票(得票率52.6%)、高市氏が194票(同47.4%)だった。

 旧岸田派を率いた岸田文雄首相は、所属していた議員に決選投票で石破氏に一本化するよう要請。菅義偉前首相を後ろ盾とする小泉氏の陣営や、旧二階派の一部も石破氏に流れたとみられる。

 麻生派は同派所属の河野太郎デジタル相を含む7陣営に推薦人を出し、所属議員の支持が割れた。決選投票では、同派会長の麻生太郎副総裁が高市氏を支援。旧茂木派はおおむね、衆院議員が高市氏を、参院議員が石破氏を支持したとみられる。

 総裁選で決選投票となったのは今回で6回目。このうち1回目投票の1位と2位が決選投票で入れ替わったのは、1956年(石橋湛山氏が岸信介氏に勝利)、2012年(安倍晋三氏が石破氏に勝利)に続く3例目となった。

 同党によると、高橋はるみ参院議員は病気のため欠席。不在者投票もできず棄権扱いとなった。

362OS5:2024/09/27(金) 21:14:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc9ed62e455003dbece5bdc8e340c77788fa1215
「石破総裁誕生に一役買った」林氏陣営 4位以降の候補者たちは
9/27(金) 21:09配信

毎日新聞
選挙戦を戦った候補者や岸田文雄前総裁(前列左から5人目)と手を取り合う、自民党新総裁に選出された石破茂氏(同6人目)=同党本部で2024年9月27日午後3時39分、平田明浩撮影

 自民党総裁選での得票数は、候補者たちの今後の政治力を占うとされる。石破茂元幹事長(67)、高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉進次郎元環境相(43)の上位3人だけでなく、4〜9位に終わった候補者たちもさまざまな表情で開票結果を受け止めた。

【一覧】石破新総裁の誕生を支えた人たち

 1回目の投票で65票を獲得し、4位だった林芳正官房長官(63)は記者団に「次の活動に生かしていければ」などとそつのないやりとりをしつつ、満足そうな表情を時折見せた。

 林氏は知名度不足という課題を元々抱えていたうえに、石川県能登半島の豪雨災害に現役官房長官として対応するため選挙活動の一時中止も余儀なくされ、陣営は何位で終われるかにやきもきしていた。候補者9人中4位という結果は陣営にとって、次につながる「大健闘」(陣営幹部)だったという。

 更に林氏陣営の中核を担った旧岸田派議員の多くは決選投票で石破氏に投票し、石破総裁誕生に一役買ったと林氏の陣営関係者は誇ってみせた。この陣営関係者は、林氏が旧岸田派ナンバー2の座長だったことを念頭に「(論功行賞として林氏に)それなりの待遇を、とは思っている」とも語った。

 60票を獲得し5位だった小林鷹之前経済安全保障担当相(49)も意気盛んだった。総裁選後、記者団から次期総裁選への対応を問われると「挑戦します。チャレンジャーですから」と即答した。

 他の候補者に先駆けて総裁選への出馬を表明した小林氏の知名度は、総裁選を通じて急上昇。中堅・若手国会議員らからの支持を集め、獲得した国会議員票は林氏を上回る41票。総裁選は今回が初挑戦。年齢的にもまだ若く、「次」に向けての確かな手応えを得たようだ。

 47票で6位だった茂木敏充幹事長(68)は「いろいろ反省する部分はある」と神妙な面持ちで語った。茂木氏は候補者の中で唯一の派閥トップ経験者で、現職の幹事長でもある。特に議員票が34票と伸び悩んだことを重く見ている様子だった。

 告示日前日に9人目の候補者として名乗りを上げた上川陽子外相(71)は40票で7位。次期総裁選について問われると「どのような形で進めていくべきかよく対話をしながら、一つずつ重ねていくことが大事」と述べた。

 河野太郎デジタル相(61)は、決選投票に進んだ2021年の前回総裁選から一転し、30票で8位に沈んだ。麻生派に所属したままだったことが嫌気されたとの見方があるが、河野氏は「派閥が問題だとは思っていない」と記者団に強調。今後の総裁選に向けては「まずは石破総裁のもとで、政策をしっかり進めていけるように頑張っていきたい」と話した。

 告示日には、各候補の出馬に必要な推薦人20人が発表されたが、1回目の議員票の開票結果では加藤勝信元官房長官(68)の議員票が20人を割り込み16票だった。合計得票は22票。加藤氏は「いろんな皆さん、事情がある中で、逆に言えばこうやって支えていただいてきた」と語った。【鈴木悟、野間口陽、加藤明子】

363OS5:2024/09/27(金) 21:18:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/dccb6ea8c764acc74378dc506d95b167b6c1c1e8
自民総裁選、石破茂氏が選出 大逆転勝利は「2つのかたまり」 新内閣の要職に誰が?
9/27(金) 21:03配信
テレビ朝日系(ANN)
自民総裁選、石破茂氏が選出 大逆転勝利は「2つのかたまり」 新内閣の要職に誰が?

 過去最多9人が立候補した自民党総裁選。石破茂氏(67)が新たな総裁に選ばれました。注目の人事について政治部・官邸キャップ千々岩森生記者の解説です。

【画像】政治部・官邸キャップ 注目の人事について解説

■自民党「9人のスター」が誕生?
(Q.今回の総裁選は石破氏が逆転勝利を収めました。しかも、議員票も大きく伸ばし逆転しましたが、何があったのでしょうか?)

 これは2つの「大きなかたまり」が動きました。

 もともと石破氏には46人の議員票がありましたが、ここに今回3位の小泉進次郎氏(43)の陣営が乗りました。

 そしてもう一人のキーパーソンは、岸田文雄氏(67)です。政治的立ち位置は石破氏と近い。さらに立候補していた林芳正氏(63)や上川陽子氏(71)も岸田氏の派閥でしたし、この岸田氏を中心とするグループが乗ったと。つまり「石破・小泉・岸田連合」が決選投票では成立したということになります。

(Q.党役員人事の予想を見ると、幹事長に小泉氏の名前があります)

 可能性が高いわけではないのですが、石破氏が「刷新・改革・新鮮さ」をどう考えるかです。幹事長というのは選挙の顔ですが、小泉氏のような新しい形にしていくか。もしくは小泉陣営に今回入っていた、森山裕氏(79)です。自民党の中で人望もある。経験も豊富です。小泉氏と真逆のタイプですが、このようなタイプも選択肢の一つかと思います。

(Q.副総裁を見てみると、菅義偉氏(75)や岸田氏の名前があります)

 副総裁は本当に党内の「重し」です。これまで石破氏が党内で人気がない、人望が今一歩となっていたなかで、党内に顔が利く菅氏や岸田氏のどちらかを副総裁に据えれば、党も安定感が出るかと思います。

(Q.副総裁は長年、麻生太郎氏(84)が務めていましたが、どうなるでしょうか?)

 今回麻生氏は、直前になって高市氏を支持すると表明し、自民党内はかなりざわつきました。結果的に麻生氏は外れることになると思います。

(Q.閣僚を見ると、官房長官は岩屋毅氏(67)、齋藤健氏(65)です)

 岩屋氏と石破氏は信頼関係が絶大です。今回も最後に石破氏の隣で涙を流していました。

 この岩屋氏と共に小泉陣営にいて、もともと岩屋氏と近かった齋藤氏の名前も挙がってくるかとみています。

(Q.今回、史上最多9人での総裁選となりましたが、共に争った面々はどうなってくるのでしょうか?)

 決選投票を争った高市早苗氏(63)は必ず入ってくると思います。そして、若手のホープとして今回名乗りを上げた小林鷹之氏(49)も十分あり得ると思います。

 もともと近かった改革派の河野太郎氏(61)も考えられます。功労者であり、実力者でもある上川氏と加藤勝信氏(68)も入ってくるかもしれません。

 今回自民党は、ある意味で「9人のスター」が生まれたと考えれば、顔が売れただけではなく実力もあるので、石破氏以外の8人は多くが党幹部か閣僚として登用されると思います。

(Q.本当に自民党が変わったかどうかは、我々も見ていかなくてはいけませんね)

 まさにそうです。改革が必要だからこそ石破氏が当選したわけですし、不可欠な要素です。

(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年9月27日放送)

テレビ朝日

364OS5:2024/09/27(金) 21:19:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/6247da56386eee022f30923446a21c8989a6c230
後藤謙次氏 自民党総裁選、決選投票で石破氏逆転の舞台裏解説 麻生時代は終わった?「事実上…」
9/27(金) 21:05配信
スポニチアネックス
東京・赤坂のTBS社屋

 政治ジャーナリストの後藤謙次氏が27日、BS-TBS「報道1930」(月〜金曜後7・30)に生出演。自民党総裁選の決選投票で石破茂氏の「逆転勝ち」について解説した。

【写真あり】ファーストレディーとなる石破氏の美人妻・佳子さん

 高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉進次郎元環境相(43)による三つどもえの争いとなり、1回目の投票で過半数を獲得した候補はなく、石破氏と高市氏による上位2人の決選投票に。1回目の投票では高市氏181票(議員票72、党員・党友票109)、石破氏154票(議員票46、党員・党友票108)だったが、2回目の投票で石破氏215票(議員票189、地方票26)、高市氏194票(議員票173、地方票21)と、石破氏の逆転勝利となった。

 後藤氏は逆転が起きた理由として「一番大きいと思ったのは岸田さんのところ」と旧岸田派の力が大きかったと指摘。「岸田さんのところは候補者がいなかった。林さん、上川さんに乗せていた票を石破さんのところにそっくり乗せた」と林芳正氏と上川陽子氏の支持票が流れたと分析した。

 「伏線があって、石破さんが24日に岸田さんと電話会談している。2つの質問、それは日米地位協定の改定問題、アジア版NATOについて問いただした。(石破氏は)物事の議論をするのにとっかかかりが必要なんで、今すぐという話じゃないと釈明した上で、岸田政権の政策の継続性というところで約束してるわけです」と政策を継続する約束を取り付けたことがプラスに働いたとみられる。

 また「昨日の夜、麻生さんが岸田総理に電話して、もう一度3頭政治をやろうと。岸田、麻生、茂木という岸田政権を支えた3人をもう一度、次の高市さんのところでやろうと。それに対して岸田さんは拒絶した。その時点で、小泉さんたちのグループ含め、当選できなかった人の大勢が石破さんに流れた。それがこの差で逆転したと思う」とし、「麻生派は一枚岩になりきれなかった。そこの差が出たんだと思います」と指摘した。

 麻生派が支援した高市氏は僅差で敗れ、麻生時代は終わったかという質問に「私は事実上終わったと思いますね」とズバリ。

 「長老グループの退場の総裁選だったと思います。森喜朗さん、二階さん、83歳の麻生さん、そして菅さん。たった一人、60代で残ったのが岸田さん。しかも岸田派は解散しながら形は残っている。という面では、岸田さんに石破さんが大いに頼る部分が多いと思う。発足する人事も岸田さんのアドバイスをかなり受けるんだという形で進んでいくと思います」と見通しを示した。

365OS5:2024/09/27(金) 21:32:58
https://mainichi.jp/articles/20240927/k00/00m/010/326000c?inb=ys
回目投票2位からの逆転劇 石破氏の総裁選勝利を生んだ「秋波」
深掘り
川口峻
竹内望
毎日新聞
2024/9/27 20:03(最終更新 9/27 21:24)

 過去最多の9人が出馬し、異例の混戦となった自民党総裁選が27日投開票され、決選投票の末、石破茂元幹事長(67)=無派閥=が逆転勝利を収めた。決選投票は、高市早苗経済安全保障担当相(63)とわずか21票差だった。何が勝敗を分けたのか。

「誤算」だった1回目投票の結果
 「私もこの仕事を38年やっているが、こんな総裁選は初めて体験した。今までは派閥の合従連衡で総裁が決まることが多かったが、今回はそれがなかった」

 新総裁に選出された後の記者会見で、石破氏はそう振り返った。

 石破陣営にとって、1回目の投票結果は「誤算」だった。陣営は1回目の党員・党友票(地方票)で首位に立ち、総裁となる正統性を示すことで決選投票を優位に進める狙いだった。

 地方票の開票が進んでいた27日昼。石破氏の壮行会で、選対本部長を務める岩屋毅元防衛相は「石破氏がトータルで1位になることは確実だ」と自信を見せていた。

 しかし、ふたを開けると、優勢とみられていた地方票は1票差で高市氏の後じんを拝し、議員票に至っては26票の差をつけられた。

 議員票の比重が大きくなる決選投票で、最大派閥の安倍派(解散を決定)や麻生派の多くの議員から支持を受ける高市氏と戦うことになった石破氏。勝利に…

https://mainichi.jp/articles/20240927/k00/00m/010/333000c
麻生、安倍派は「消極的支持」で広がり欠く 決選投票で破れた高市氏
深掘り
遠藤修平
園部仁史
高橋祐貴
毎日新聞
2024/9/27 20:00(最終更新 9/27 21:06)

 過去最多の9人が出馬し、異例の混戦となった自民党総裁選が27日投開票され、決選投票の末、石破茂元幹事長(67)=無派閥=が逆転勝利を収めた。決選投票は、高市早苗経済安全保障担当相(63)と21票差の激戦。何が勝敗を分けたのか。

決して高くなかった注目度
 「高市早苗くん72票」

 1回目の投票で高市氏の議員票が読み上げられると、投開票会場となった党本部8階ホールに詰めかけた自民議員から「おおーっ!」とどよめきが起きた。報道各社の事前調査での30〜40票を大きく上回る結果だったためだ。

 序盤戦では、高市氏への注目度は決して高くはなかった。出馬表明の時期は9人中7番目。ようやく集まった推薦人20人には政治資金パーティー裏金事件で収支報告書に不記載があった議員が13人に上り、推薦人集めに苦労したことがうかがわれた。

 潮目を変えたのは、予想…


https://mainichi.jp/articles/20240926/k00/00m/010/377000c?inb=ys
小泉氏まさかの失速 「次世代のリーダー候補」決選投票残れず
森口沙織
毎日新聞
2024/9/27 14:10(最終更新 9/27 19:01)
 27日投開票された自民党総裁選で、小泉進次郎元環境相(43)は、党所属の国会議員票368票と党員・党友票(地方票)368票の計736票で争われた1回目の投票で3位に終わり、上位2人による決選投票に進めなかった。「次世代のリーダー候補」の初出馬は大きな注目を集め、議員票は9候補中トップだったものの、想定外だった地方票の伸び悩みが影響し、失速した格好だ。

 「よく分析したい。チームは最高だったので、敗因があるとしたら、私の中で足りないものがあったと思う」。総裁選後、記者団に敗因を問われた小泉氏はこう答えた。

 「大丈夫なのか?」「やばいでしょ」

 選挙戦が終盤にさしかかった9月下旬の3連休、小泉陣営に衝撃が走った。週末に陣営が実施した地方票の動向調査の結果が想定以上に悪かったためで、関係者によると、石破茂元幹事長(67)がトップに立ち、高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉氏の順だった。なかでも関係者を驚かせたのは、小泉氏と2位高市氏との差。決選投票に進めるかどうかを占う大事な数字だが、10ポイントほどの差がついていたという。陣営関係者は「地方票がこんなにも積み上げられていないのは予想外だ」と力なく語った。

 そもそも小泉氏の最大の強みは地方票獲得にも通じる高い知名度と人気だ。小泉氏は9人の候補のなかで最も若く、元首相の純一郎氏を父に持つ。9月6日の出馬記者会見では、「聖域なき規制改革」など改革姿勢を前面に押し出し、早期の衆院解散・総選挙に踏み切る考えを示すなど話題をさらった。街頭演説には5000人を超える聴衆(陣営発表)を集め、その勢いをまざまざと示した。

 選挙期間中、議員からの支持は着実に広がりを見せた。告示日に発表された推薦人には、出馬を断念した野田聖子元総務相が入り、それ以降も、同じく出馬を断念した斎藤健経済産業相や、岸田文雄首相側近の木原誠二幹事長代理らが陣営に加わった。小泉氏周辺は「日々、どんどん増えている」と手応えを語っていた。

 一方で、…

366OS5:2024/09/27(金) 21:33:33
https://mainichi.jp/articles/20240927/k00/00m/010/296000c
「安倍氏の天敵」石破新総裁 自民党内に残る拒否感、どうなる衆院選
深掘り
川口峻
竹内望
毎日新聞
2024/9/27 18:49(最終更新 9/27 20:42)

自民党総裁選は27日、決選投票の結果、石破茂元幹事長(67)が高市早苗経済安全保障担当相(63)を破り、第28代総裁に選出された。

 石破新総裁は10月1日に新首相に指名される見通しで、厳しさを増す安全保障環境や経済対策など、山積する国内外の課題に向き合うことになる。近く実施される可能性がある次期衆院選を見据え、挙党態勢を構築できるかも問われる。

日米地位協定「見直しに着手」
 防衛庁長官や防衛相を歴任するなど安全保障政策に精通しているとされる石破氏。総裁選でもロシアのウクライナ侵攻に触れ、アジア版NATO(北大西洋条約機構)の創設に意欲を示すなど持論を展開した。

 総裁選9候補による17日の那覇市の演説会では、米軍の法的な特権を認めた日米地位協定について「見直しに着手する」と表明。「主権国家としての責任を果たしていかなければいけない」として、沖縄県内の米軍基地を自衛隊との共同管理にすべきだと主張した。

 10日の政策発表記者会見では地位協定改定に関し「検討を始める」としており、より踏み込んだ形だ。運用改善にとどまらない改定は、戦後の歴代政権が手を付けられなかった課題で、石破氏はまずは党内議論を開始させたい考えだ。

金融所得課税、実行なら株価に影響も
 総裁選では、岸田文雄政権が棚上げした金融所得課税の強化が論点として再浮上し、石破氏は…

367OS5:2024/09/27(金) 21:35:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/62419dbd17f24e7bcf31e88a25c34304d47b3e64
麻生派の高市氏支援が逆効果?石破氏“大逆転”で涙の議員も…小泉氏陣営や旧岸田派が石破氏支持に流れたか
9/27(金) 16:03配信
FNNプライムオンライン

自民党総裁選の結果と党内の反応について、最新情報を国会記者会館の瀬島記者がお伝えします。

【画像】激闘の総裁選を終え、小泉進次郎氏の目には光るものが…

一回目の結果が大きく覆る大逆転劇ともいえる展開に、会場内からは大きなどよめきが起こり、涙を流す議員の姿もみられました。

あるベテラン議員は「アメリカ、中国との外交関係を考えても良い結果になった」と話している他、岸田総理周辺は、「ギリギリの戦いだった。皆、衆議院選挙でどちらが勝てるかを考えたのではないか」と話しています。

一方、高市陣営からは「党員票の結果を覆すことになり、ありえない」との声もあがっています。

一回目では、予想より差を付けて高市氏が勝利していたため、一時、高市氏優勢との見方も出ていたため、これを覆す結果に驚きの声も多く上がっています。

逆転の要因については、高市氏を麻生派などが支援したものの、「これが逆効果だったのでは」との見方もあがっていて、決選投票では、3位となった小泉氏陣営や旧岸田派が大きな塊として、石破氏に流れたものとみられます。

石破氏はこの後週末にかけて、人事構想を練る見通しで、ライバル候補を起用するのかなどが焦点となります。

フジテレビ,政治部

368OS5:2024/09/27(金) 21:37:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/37f9554e429c6d42790c96544d8e845e06e249e6
「石破新総裁誕生」の立役者となった”もうひとりのキングメーカー”とは? 決選投票「大逆転」の舞台裏
9/27(金) 20:09配信
集英社オンライン
やはり背後ではドンたちが…

9月27日に行われた自民党総裁選は、1回目の投票で2位に甘んじた石破茂元幹事長が、逆転で当選した。序盤は「進次郎の圧勝まである」といわれ、終盤は「高市が猛追」といわれた今回の総裁だが、最後に笑ったのは石破氏だった。その背後ではやはり“派閥ボス”たちがうごめいていて…

【写真】総裁選「影の勝利者」といわれるのはこの人

逆転を狙った麻生氏の「一手」
結局はキングメーカーの座を争う“派閥ボス”たちの意向がモノを言う総裁選だった。

9月27日に行われた自民総裁選は石破茂元幹事長が当選した。

石破氏は1回目投票で、181票を集めてトップになった高市早苗経済安全保障相に次ぐ2位(154票)に甘んじたものの、決選投票では議員票を143票も積み増して高市氏に逆転勝利、第102代総理大臣に就くことが確定的となった。

この逆転劇をもたらしたのは水面下での派閥ボスらによるめまぐるしい攻防戦があった。まずは唯一、派閥を維持している麻生派の麻生太郎副総裁。

麻生氏の狙いは次期首相を自らの手で誕生させ、総裁選後も自民党内で主流派の地位に留まり、影響力を維持すること。

「ただ、麻生派として推していた河野太郎デジタル相、上川陽子外相ともに支持が増えず、決戦投票に残れない見込みとなった。

一方でキングメーカー争いをする菅義偉元首相は関係のよい石破氏、小泉進一郎元環境相が決選投票に駒を進める可能性が大で、どちらが当選してもいい左うちわ状態。

このままでは手駒切れの麻生氏は非主流派に転落するだけでなく、84歳という年齢を考えれば、政界引退も迫られかねない崖っぷち状態にありました」(全国紙政治部デスク)

そこで打ち出したのが河野、上川支持を見合わせ、1回目の投票から麻生派として決選投票に残りそうな高市氏に票を集めて、チーム菅に対抗するという作戦だった。

「麻生氏が高市支持に回り、茂木派にも同調を呼びかけたという情報が自民党内に飛び交ったのは総裁選2日前の9月25日夜半のこと。

総裁選当日、1回目投票で直前まで議員票は35票ほどと目されていた高市氏が72票も集めて総裁選会場がどよめきましたが、この異様な票の積み増しは麻生派、茂木派、さらには勝ち馬に乗ろうとする約45票の浮動票からの得票があったから。

実際、54人もいる麻生派が推す河野氏の得票は22票にすぎなかった。麻生氏の呼びかけを受け、かなりの麻生グループ票が高市氏へと流れたと考えるべきでしょう」(前同)

ただし、結果は石破陣営の大逆転。当選のあいさつをする石破氏を見つめる麻生氏が苦虫を嚙み潰したような表情だったことは言うまでもない。

高笑いが止まらない岸田派
対照的に会心の表情だったのが、麻生、菅両氏とキングメーカーを争う岸田首相だった。

総裁選前日の26日午後、岸田グループ内にこんな首相の支持が飛び交ったのだ。岸田派国会議員秘書がこう証言する。

「決戦投票で岸田グループとしてどのような投票行動をとるのか、アメリカからの外遊帰国後も音沙汰なしだった岸田首相が突然、だれであろうと1回目投票で1位になった候補に岸田グループとして投票をしようとの呼びかけがあったんです」

この指呼びかけの意味することは「事実上の石破氏への投票指示だった」と指摘するのは前出の政治部デスクだ。

「党員の投票も反映される1回目投票こそ民意であり、それを尊重して決選投票では1位候補に投票することになったというのが、岸田首相周辺の説明でした。

369OS5:2024/09/27(金) 21:37:48
この言い分なら岸田グループが派閥による数字合わせに動いたという批判を浴びずにすむ。

ただ、その時点ではだれもが1回目投票では地方人気の高い石破氏がトップに立つと考えていた。つまり、1位候補に投票せよという呼びかけはイコール”石破に投票せよ”という指示なんです」

その真意を汲んだ岸田グループ議員は、1回目投票で予想を覆して高市氏が1位になるというサプライズにも動じず、石破候補に票を投じたと見られる。

「靖国参拝継続、対中国外交の強硬路線化など、高市さんの政策は自民内でも最右派。

その高市さんが首相では穏健保守層などが離反し、総選挙は戦えないというのが岸田首相の持論。対中関係を重視する公明党も高市政権誕生には消極的だった。

そこに直前の岸田首相の指示で決戦投票では岸田グループは結束して石破支持に回った。それが石破氏の議員票143票積み増しとなって現れ、決戦投票での大逆転につながったというわけです。

これで岸田グループの主流派入りは決まった。石破新政権では岸田派は閣僚ポストや党人事でかなりのポストを得られるのではと期待しています」(前同)

岸田派は高笑いが止まらないのではないか?

進次郎氏は「官房長官」か「幹事長」?
それではもう一人のドン、菅元首相の動きはどうだったのか? 政治ジャーナリストがこう解説する。

「これは既定路線通りです。まずは進次郎氏を全力で推し、決選投票に残れなかった場合は関係の良好な石破推しに切り替えるというのが菅元首相の作戦。実際、決選投票では小泉陣営に投票した75人の国会議員のうち、かなりの部分がそのまま横滑りで石破氏に投票したと見ています」

じつは石破氏は7月1日に二階派の大番頭である武田良太元総務相を交え、菅元首相と都内のホテルで食事をしている。

「その時、総裁選での支援を求める石破氏に対して、菅元首相は『今回は同じ神奈川県選出の進次郎を推す。ただし、それはあくまでも神奈川県連として推すということ』と伝えたと聞いています。

その意味することは個人としては石破支援もありうるということ。石破氏も小泉氏が決戦投票に進めず、神奈川県連で推すという縛りがなくなれば、菅元首相は2回目投票では自分の支援に回ってくれるという手ごたえを感じたはずです」

永田町では菅・小泉陣営が石破当選に貢献したことから、組閣後に小泉氏が官房長官、または党幹事長に就任するのではという観測が早くも浮上するほどだ。

まぎれもなく菅・小泉連合軍は新政権で勝ち組に残ったと言えるだろう。

とはいえ、裏金問題など、自民党への怒りはまだまだ大きい。

党再生に向けて派閥を解消したとアピールしておきながら、実際には決戦投票直前に派閥ボスたちがキングメーカーの座を賭けて水面下で数字合わせに走っていたとわかれば、次の総選挙で自民は有権者にそっぽを向かれ、敗北することになるかもしれない。

次期衆院選は年内、早ければ11月初旬にも行われる見込みだ。

取材・文/集英社オンラインニュース班


集英社オンライン編集部ニュース班

370OS5:2024/09/27(金) 21:41:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/05ade07ba403070ef017fa231d506268fd750553
派閥単位の動き制約、党内基盤弱い2人が決選投票に…石破茂・新総裁「今までと全く異なる」
9/27(金) 21:29配信

読売新聞オンライン
自民党の総裁選を終えて、健闘をたたえ合う石破茂新総裁(右から2人目)と高市早苗経済安保相(同4人目)ら。中央は岸田首相(27日、党本部で)=川口正峰撮影

 27日に投開票された自民党総裁選は、派閥単位の動きが制約され、地方の声が大きく反映される結果となった。「派閥」を支持基盤とする候補は苦戦を強いられる一方、かねてから党内基盤が弱いと指摘され続けてきた石破茂・元幹事長と高市経済安全保障相が決選投票に進み、「脱派閥」も印象付けた。

 「(これまでは)派閥の合従連衡で総裁が決まることが多かった。今回は今までと全く異なる総裁選だった」

 石破氏は党本部で開かれた新総裁選出後の記者会見で、こう強調した。

 党派閥の政治資金規正法違反事件を受け、派閥解消の流れを受けて初となった今回の総裁選では、派閥の締め付けが緩くなり、立候補に推薦人が必要となった1972年以降、過去最多の9人が出馬した。

 候補が乱立し、それぞれに推薦人を出した結果、派閥や旧派閥の支持は分散した。唯一従来の派閥を維持する麻生派でも、麻生副総裁が河野デジタル相の支持を表明する一方、推薦人は7陣営に分かれた。

 旧安倍派も支持はバラバラだった。福田達夫・元総務会長ら中堅・若手が小林鷹之・前経済安保相を支持したが、「裏金議員」の負のイメージが解消されず、表立った支援を敬遠されるケースもあった。

 「股裂き状態だ」(中堅)との悲鳴が上がったのは、総裁派閥だった旧岸田派だ。同派から林官房長官と上川外相が出馬したほか、岸田首相側近の木原誠二幹事長代理らが小泉進次郎・元環境相を支持した。旧茂木派も茂木幹事長と加藤勝信・元官房長官の2人が出馬した。

 派閥単位の支持が割れた結果、1回目の投票で党員票の比重が高まり、党員票を激しく奪い合った石破、高市両氏が決選投票に進み、最後まで競り合った。当初は出馬に必要な20人の推薦人確保も危ぶまれた両氏だけに、党内では「総裁選が様変わりした証しだ」と受け止められている。

 もっとも、最終盤では麻生派や旧岸田派がそれぞれの枠組みで連携する動きを見せた。党内には「権力闘争は党を活性化させる。一定の塊は必要だ」(閣僚経験者)との声も出ている。

371OS5:2024/09/27(金) 21:50:44
https://www.tokyo-np.co.jp/article/356985
「あれで石破さんに決めた議員は多いと思う」 決選投票前、最後の訴えで石破茂氏が語った「お詫び」 自民総裁選
2024年9月27日 20時52分
27日の自民党総裁選の決選投票で、国会議員票の行方の決め手となったのは、石破茂氏と高市早苗氏の「最後の訴え」だった? 
今回の総裁選では、決選投票に残った2人の候補者に5分間ずつのスピーチの時間が設けられた。石破氏の演説には「心を動かされた」(旧岸田派中堅)などと好意的な反応が見られた半面、高市氏は制限時間を超えて話し続けてスタッフに指摘されるなど、ちぐはぐな印象を与えたようだ。(デジタル編集部)
決選投票を前に支持を訴える石破茂氏=9月27日午後、自民党本部で(佐藤哲紀撮影)

石破氏は冒頭、第2次安倍晋三政権など歴代政権に批判的な立場をとることが多かった過去について「多くの足らざるところがあり、多くの方々の気持ちを傷つけた」と述べ、「心からお詫びを申し上げる」と謝罪。その上で、「1人残らず同志が、来たる国政選挙において議席を得ることができるよう、日本国のために全身全霊を尽くしていく」と呼び掛けた。
2人の演説を聞いた麻生派の若手は「最後のスピーチで石破さんに決めた議員は多いと思う。高市さんはもっと準備すべきだった」と話した。

372OS5:2024/09/27(金) 21:50:58
【石破茂氏の演説全文】
衆議院議員の石破茂であります。冒頭、お正月の震災そして先般の豪雨、犠牲になられた方、傷つかれた方、そういう皆様方に心から哀悼の誠を表し、お見舞いを申し上げる次第であります。そして今この瞬間も懸命に職務に当たっておられる多くの皆様方に、心から敬意を表します。
決選投票を前に支持を訴える石破茂氏=9月27日午後、自民党本部で(木戸佑撮影)

この総裁選挙に当たりまして、ここまでこさせていただくことができました。大勢の同志議員の皆様、そして全国の党員党友の皆様そして広く国民の皆様方に、賜りましたご厚情に心から厚く御礼を申し上げます。
この総裁選挙は岸田総理総裁が、この自由民主党に対する多くの不信、そういうものにけじめをつけるために、自ら身を引かれた。ということに大きな要因がございます。
岸田総理総裁が、3年にわたりまして内政そして外交を果たしてこられた大きなご功績に同志の皆様とともに、心から敬意を表します。総理総裁、誠にありがとうございました。
私は至らぬものでありまして、議員生活38年になります。
多くの足らざるところがあり、多くの方々の気持ちを傷つけたり、いろんな嫌な思いをされたりされた方が多かったかと思います。自らの至らぬ点を心からお詫びを申し上げます。とともに、この総裁選挙を通じまして、多くのことを学ばせていただきました。
ともに戦いました多くの候補者の皆様方から、多くの教えをいただきました。政治家としての生きざまも教えていただきました。総裁選が終わりました後は、本当に心を一つにして、日本国のために自由民主党のために、ともに手を携え、全身全霊を尽くしたいと思っております。
立候補への決意を表明しましたときに、私は育ちました地元の神社の前で出馬表明をいたしました。暑い日でした。
もう今から60年も前のことになります。夏休みでした。そこで夏祭りがありました。今ほど豊かではなかったけれど、そこには大勢の人の笑顔がありました。今ほど豊かではなかったかもしれないけれど、大勢の人が幸せそうでした。もう一度そういう日本を取り戻したいと思っています。
お互いが悪口を言い合ったり、足を引っ張ったりするのではなく、ともに助け合い、悲しい思いでいる人、苦しい思いでいる人、そういう人たちを助け合うような、そういう日本にしてまいりたいと思っております。
決選投票を前に支持を訴える高市早苗氏=9月27日午後、自民党本部で(木戸佑撮影)

日本を守りたい。国民を守りたい。地方を守りたい。そしてルールを守る自民党でありたい。そのように思い、訴えてまいりました。
日本を守りたいと思います。この総裁選挙の間も様々なことがございました。今のままでいいと私は全く思っておりません。
安全保障に長く携わってまいりました。国を守ってまいります。そして、国民を守ってまいります。1人1人が幸せを実感できる。安心と安全を実感できる。もう一度1人1人に笑顔が戻ってくる。そういう日本を必ず作ってまいります。
地方を守っていかなければなりません。どんどんと人口が減っていく、そういう地方であってはなりません。地方を取り戻してまいります。
そして、ルールを守る自民党でなければなりません。ルールを守る自由民主党、そして国民を信じる自由民主党でなければなりません。
国民の皆様方は、なお自民党を信じていないかもしれない。しかしながら私は国民を信じて逃げることなく、正面から語る自由民主党を作ってまいります。勇気と真心を持って真実を語る。そういう自由民主党を、私は同志の皆様とともに必ず作り、1人残らず、同志が来る国政選挙において議席を得ることができますように、日本国のために全身全霊を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

373OS5:2024/09/27(金) 21:55:08
https://www.asahi.com/articles/ASS9W3RWSS9WUTFK00BM.html
石破総裁が誕生した逆転劇の要因 「結局、岸田だ」高市陣営は恨み節
有料記事自民

今野忍2024年9月27日 20時31分
 27日に投開票が行われた自民党総裁選は、決選投票の末、石破茂元幹事長(67)=無派閥=が勝利した。勝敗の行方を左右したのは、退任する岸田文雄首相(67)が率いる旧岸田派の支援だった。国民目線の政治の実現に向けて、新首相となる石破氏の手腕が試される。

 自民党本部8階のホール。決選投票の結果が発表されると、新総裁に決まった石破氏は立ち上がり、周囲の議員に頭を下げた。そして、うっすら笑みを浮かべ、右手を高々と上げた。

 初挑戦は2008年。歴代最多の5度目の立候補となった今回の総裁選を、石破氏自身が「最後の戦い」と位置づけた。

 12年の総裁選は、地方票で圧倒的な支持を得ながら決選投票で安倍晋三氏に逆転を許した。議員の仲間を増やすため、15年には自らの派閥を立ち上げた。

 だが「議員同士の会合より読書を優先したい」と群れることを嫌う石破氏の周囲に、なかなか仲間は集まらなかった。

 18年、20年の総裁選に挑んだが、いずれも敗退。責任を取って派閥会長を辞し、仲間は散り散りになった。党内の誰もが「石破は終わった」と感じていた。

374OS5:2024/09/27(金) 22:35:04
衆議院 令和6年9月19日現在
258自由民主党・無所属の会
099立憲民主党・無所属
045日本維新の会・教育無償化を実現する会
032公明党
010日本共産党
007国民民主党・無所属クラブ
004有志の会
003れいわ新選組
007無所属
  額賀福志郎 議長
  海江田万里 副議長
  秋本真利   >>1754汚職事件で起訴
 池田佳隆  >>1452裏金問題で起訴
  塩谷立    >>1659裏金問題で離党勧告
  吉川赳   >>41パパ活で離党  
  吉田豊史  >>145金銭問題で離党勧告


参議院 令和6年9月26日現在
114自由民主党
041立憲民主・社民・無所属
027公明党
021日本維新の会・教育無償化を実現する会
011国民民主党・新緑風会
011日本共産党
005れいわ新選組
002沖縄の風
002NHKから国民を守る党
011各派に属しない議員
  尾辻秀久 議長
  長浜博行 副議長
  大野泰正 自民離党裏金
  世耕弘成 自民離党裏金
  鈴木宗男 維新離党(ロシア訪問)
  寺田静  野党系当選2019秋田
  堂込麻紀子野党系当選2022茨城
  永江孝子 野党系当選2019愛媛
   (嘉田由紀子と碧水会→解消)
  上田清司 国民民主推薦当選2022さいたま
   (24年1月国民民主会派を脱会)
    https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1348989696/8276
  神谷宗幣 参政党比例2022
  平山佐知子2016民進党線2017離党  2022非自民非民主系で再選

375OS5:2024/09/27(金) 22:36:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/073621adef1aa40dc2a68f5c0a570da51e1067a0
小泉進次郎氏が総裁選で失速した理由、政策打ち出しの初動ミス挽回できず、地方票に泣く
9/27(金) 21:55配信

産経新聞
自民党総裁選後、報道陣の取材に応じる小泉進次郎元環境相=27日午後、党本部(鴨志田拓海撮影)

「議員票1位、党員票3位、胸を張って堂々と(陣営の選対事務所に)戻ってこられた。皆さんが使ってくれた時間を、何倍にもお返しできるように頑張っていきたい」

小泉進次郎元環境相(43)は27日、自民党総裁選終了後に支援を受けた議員たちを前にこう述べた。

「ポスト岸田」の大本命として国会議員票では首位となる75票を集めたが、党員票で石破茂元幹事長と高市早苗経済安全保障担当相に想定以上の大差をつけられた。

小泉純一郎元首相を父に持ち、巧みな弁舌を併せ持つ小泉氏は当初、抜群の知名度で党員票でも優位に立つとみられていた。

しかし、報道各社の調査によると、他の総裁選候補と臨んだ討論会を重ねるごとに失速の傾向が強まっていった。選挙戦中盤に地方創生などに関する追加公約を発表したが、勢いは取り戻せなかった。

小泉氏を支援した若手議員は解雇規制の見直しなどを念頭に「政策の打ち出し方を誤らなければ勝っていた」と悔やむ。

特に、これまでの家族観を変える選択的夫婦別姓制度の早期導入は、保守層の警戒を招いたとの見方が根強い。

14日に名古屋市で行われた初の合同街頭演説会で夫婦別姓に触れた際も聴衆の反応は鈍かった。総裁選の途中から急遽、「愛国心」に言及し始めたが、後の祭りだった。

島根県連幹部は「党員は一般有権者よりも年齢層が比較的高い。小泉氏の主張が『わがこと』として響かなかったのではないか」と解説する。

史上最年少首相の誕生は党員の厚い壁に阻まれた。小泉氏は記者団に「この糧を次の一つ一つに生かしていきたい」と意気込んだ。(竹之内秀介)

376OS5:2024/09/27(金) 22:37:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/95b37962b9b9c9986a7b67a6e14f23609774c58d
安倍氏国葬から2年 高市早苗氏総裁選善戦も「包囲網」で敗れる、保守層の期待変わらず
9/27(金) 21:52配信
産経新聞
自民党総裁選後、報道陣の取材に応じる高市早苗経済安全保障担当相=27日午後、党本部(鴨志田拓海撮影)

27日に行われた自民党総裁選で、高市早苗経済安全保障担当相(63)が決選投票の末、女性初の首相の座を逃した。選挙管理委員会が文書郵送の禁止を通知して以降に政策リーフレットが全国の党員らに届いたことが他陣営から問題視され、これが尾を引いたとの見方もある。ただ、1回目の投票で最多の181票を獲得したことで、保守層からの期待の大きさを改めて見せつけた形だ。

高市氏は総裁選後、目を赤くしながら党本部で記者団の取材に応じ、「私自身の力不足だ。多くの方に助けていただきながら申し訳ない」と語った。

前回総裁選で支援を受けた安倍晋三元首相の死去に伴い、党内基盤の弱体化が懸念された中、1回目の投票では9候補の中でトップに立った。

しかし、上位2人による決選投票では一転、国会議員票が伸びを欠いた。陣営関係者は、18日に高市氏の地元秘書が記者会見を開き、他陣営にも同様の事案があると持ち出したことも念頭に「『高市包囲網』ができてしまった」と悔やんだ。

もっとも、高市氏の勢いはリーフレット問題が発覚した後も衰えなかったことは事実だ。安倍氏と同様、男系による皇位継承の伝統を守り抜くという意志や、これまでの家族観を変える選択的夫婦別姓制度導入に慎重な姿勢などが党員から高く評価されたとみられる。

「今日で安倍元首相の国葬儀から2年になる。良い報告ができなかったことを申し訳なく思っている。今後の予定については申し上げられる状況にはない」

高市氏は記者団にこう述べるにとどめた。しかし、自民幹部は「高市氏は都市圏などで想定以上に支持を集めた。保守層への影響力は大きく、石破茂新総裁がどう処遇するかが重要になる」と語った。(長橋和之)

377OS5:2024/09/27(金) 22:54:43
https://www.tokyo-np.co.jp/article/356902
「飛ばし記事だ」河野太郎氏が批判 「麻生太郎氏が高市早苗氏支援」一部報道は「選挙妨害」 自民党総裁選
2024年9月27日 13時12分
自民党総裁選の投開票日となった27日午前、候補者の1人である河野太郎デジタル相が記者会見で「こういう報道は選挙妨害でもありますし、政治不信を招く要因だと思います」と語気を強めて批判する場面があった。(デジタル編集部)
自民党総裁選の報道を批判した河野太郎デジタル相(デジタル庁の会見動画のスクリーンショット)

河野氏が言及したのは、所属する自民党麻生派のトップである麻生太郎副総裁が、総裁選で高市早苗経済安全保障担当相を支持する意向を固めたとする産経新聞の報道だ。
産経新聞は26日夜、「<独自>自民・麻生副総裁が高市氏支持へ、麻生派議員にも指示 1回目から」と題して報じた。複数の党幹部に確認した話として、麻生氏が派閥議員に、総裁選の1回目の投票から高市氏を支援するように指示を出したという内容だ。
閣議後の記者会見で報道について問われた河野氏は、「そんなことは全く、私、聞いておりませんし、麻生副総裁は、きょうの私の決起集会にも出席予定と聞いております」と事実関係を否定した。
◆「どれだけ政策を訴えても政局ばかり優先される」
報道機関への苦言は止まらず、「結局、候補者がどれだけ政策を訴えても政局ばかりが優先され、しかも、こういう『飛ばし記事』(事実確認が不十分な記事)があたかも事実であるかのごとく流されるのは、極めて残念」などと1分超にわたって訴えた。
以前は、自民党総裁にふさわしい政治家の世論調査で上位に入ることがあった河野氏だが、今回の総裁選では苦戦を強いられている。
自民党麻生派会長の麻生太郎副総裁

8月26日の立候補表明の記者会見では、河野氏は「かつて世論調査やると、『河野太郎さん第1位』ということもあった」と苦笑いを浮かべつつ、「残念ながら少し数字が悪くなっておりますが、デジタル化を進めていく上であったり、いろんなことが影響しているのかなというふうに思います。世論の支持を得られるように努力をしていきたい」と語っていた。
国民人気に陰りがみられる河野氏が頼ったのは、麻生派の支援だった。河野氏は、同じ神奈川県連所属で「脱派閥」を唱える菅義偉前首相とも近い関係にあるが、今回は菅氏と距離のある麻生氏に頼った形だ。
河野氏は記者会見で、派閥のあり方について「自民党全体として派閥は解散すべきとした方向性は妥当だと考えるか」と問われると、「カネについては、派閥のパーティーはやらないということになり、この問題はなくなってきた。人事についても自民党のガバナンスコードで、派閥による人事はやらないということになっている」と答え、派閥解散に慎重な姿勢を示した。

378OS5:2024/09/27(金) 23:04:42
来年は都議選と参院選が重なる年なのか
ここが石破総理の鬼門かな?
逆に乗り越えられれば黄金の3年間か


2025年7月参院選
2025年7月都議選
2025年10月衆院任期満了

2027年4月統一地方選
2028年7月参院選
2028年末ころ 次の任期満了

379OS5:2024/09/27(金) 23:06:10
総裁の任期満了が27年9月だから黄金の2年間か

2025年7月参院選
2025年7月都議選
2025年10月衆院任期満了

2027年4月統一地方選
2027年9月自民党総裁任期満了
2028年7月参院選
2028年末ころ 次の任期満了

380OS5:2024/09/27(金) 23:29:40
https://www.sankei.com/article/20240927-NRCJKLX5LZPZTILIZ63TNOZ7ZA/
小泉進次郎氏が総裁選で失速した理由、政策打ち出しの初動ミス挽回できず、地方票に泣く
2024/9/27 21:48
「議員票1位、党員票3位、胸を張って堂々と(陣営の選対事務所に)戻ってこられた。皆さんが使ってくれた時間を、何倍にもお返しできるように頑張っていきたい」

小泉進次郎元環境相(43)は27日、自民党総裁選終了後に支援を受けた議員たちを前にこう述べた。

「ポスト岸田」の大本命として国会議員票では首位となる75票を集めたが、党員票で石破茂元幹事長と高市早苗経済安全保障担当相に想定以上の大差をつけられた。

小泉純一郎元首相を父に持ち、巧みな弁舌を併せ持つ小泉氏は当初、抜群の知名度で党員票でも優位に立つとみられていた。


しかし、報道各社の調査によると、他の総裁選候補と臨んだ討論会を重ねるごとに失速の傾向が強まっていった。選挙戦中盤に地方創生などに関する追加公約を発表したが、勢いは取り戻せなかった。

小泉氏を支援した若手議員は解雇規制の見直しなどを念頭に「政策の打ち出し方を誤らなければ勝っていた」と悔やむ。

特に、これまでの家族観を変える選択的夫婦別姓制度の早期導入は、保守層の警戒を招いたとの見方が根強い。

14日に名古屋市で行われた初の合同街頭演説会で夫婦別姓に触れた際も聴衆の反応は鈍かった。総裁選の途中から急遽、「愛国心」に言及し始めたが、後の祭りだった。


島根県連幹部は「党員は一般有権者よりも年齢層が比較的高い。小泉氏の主張が『わがこと』として響かなかったのではないか」と解説する。

史上最年少首相の誕生は党員の厚い壁に阻まれた。小泉氏は記者団に「この糧を次の一つ一つに生かしていきたい」と意気込んだ。(竹之内秀介)

381OS5:2024/09/27(金) 23:30:05
https://www.sankei.com/article/20240927-K5QT3LCLHFI3NFX72PU6V3HZRE/
安倍氏国葬から2年 高市早苗氏総裁選善戦も「包囲網」で敗れる、保守層の期待変わらず
2024/9/27 21:45
27日に行われた自民党総裁選で、高市早苗経済安全保障担当相(63)が決選投票の末、女性初の首相の座を逃した。選挙管理委員会が文書郵送の禁止を通知して以降に政策リーフレットが全国の党員らに届いたことが他陣営から問題視され、これが尾を引いたとの見方もある。ただ、1回目の投票で最多の181票を獲得したことで、保守層からの期待の大きさを改めて見せつけた形だ。

高市氏は総裁選後、目を赤くしながら党本部で記者団の取材に応じ、「私自身の力不足だ。多くの方に助けていただきながら申し訳ない」と語った。

前回総裁選で支援を受けた安倍晋三元首相の死去に伴い、党内基盤の弱体化が懸念された中、1回目の投票では9候補の中でトップに立った。

しかし、上位2人による決選投票では一転、国会議員票が伸びを欠いた。陣営関係者は、18日に高市氏の地元秘書が記者会見を開き、他陣営にも同様の事案があると持ち出したことも念頭に「『高市包囲網』ができてしまった」と悔やんだ。

もっとも、高市氏の勢いはリーフレット問題が発覚した後も衰えなかったことは事実だ。安倍氏と同様、男系による皇位継承の伝統を守り抜くという意志や、これまでの家族観を変える選択的夫婦別姓制度導入に慎重な姿勢などが党員から高く評価されたとみられる。

「今日で安倍元首相の国葬儀から2年になる。良い報告ができなかったことを申し訳なく思っている。今後の予定については申し上げられる状況にはない」

高市氏は記者団にこう述べるにとどめた。しかし、自民幹部は「高市氏は都市圏などで想定以上に支持を集めた。保守層への影響力は大きく、石破茂新総裁がどう処遇するかが重要になる」と語った。(長橋和之)

382OS5:2024/09/27(金) 23:51:55
https://news.goo.ne.jp/article/dot/nation/dot-235133.html#google_vignette
逆転勝利した石破茂・新総裁に訪れる最初の難問 「とんがっている」高市氏をどう処遇するのか
2024/09/27 21:47
 9人もの立候補者が乱立した自民党の総裁選を制したのは、石破茂元幹事長だった。

 各種の情勢調査などから9人のうち、石破氏と高市早苗経済安保相、小泉進次郎元環境相の3人がリードしていることが明らかで、3人のうち2人が決選投票に進むとみられていた。実際、9月27日の投開票結果は、1回目の投票で高市氏が1位で181票、石破氏が2位で154票を獲得し、決選投票に進んだ。「勝ち馬」とみられた小泉氏は136票で3位に沈んだ。

 1回目の投票で高市氏は国会議員票で2位、党員票は1位だった。とくに決戦投票で重視される議員票で72票を獲得して、46票の石破氏に大きな差をつけ、このまま勝利するかと思われた。

 だが、決選投票では石破氏が215票を獲得し、194票の高市氏を押さえて、新総裁の座を掴み取った。獲得した議員票は、石破氏が189票、高市氏が173票で、2回目の投票で、国会議員が大挙して石破氏に流れたことがわかる。

■石破氏が選ばれた3つのポイント
 自民党の政務調査役を長く務めた政治評論家の田村重信氏は、こう解説する。

「石破氏が選ばれたポイントは3つほどあると思います。衆院の解散総選挙が近いこと、野党の立憲民主党が論戦に強い野田佳彦元首相を代表に選んだこと、そして総理大臣の靖国神社参拝など、とんがっている高市氏より総裁選5回目という安定感の石破氏、という結果でしょう」

 田村氏が「とんがっている高市氏」というのは、タカ派的な高市氏の発言や行動が、批判を招きかねないという点だろう。高市氏はこれまで靖国神社に春・秋の例大祭と終戦の日に参拝をしてきたといい、総裁選中に靖国参拝について問われた際には、

「靖国神社は戦争を美化する施設ではなく、外交問題にされるべきではない。自分の気持ちに正直でありたい。適切な時期に普段通り、淡々とお参りしていく」

 と総裁選で勝利し、総理大臣になっても靖国参拝を続けることを公言していた。


総裁選後、報道陣に対応する高市氏
■「10月にすぐ靖国参拝は、やばい」
 1回目は小泉氏、決選投票では石破氏に投票したというA議員は、

「高市氏が首相になっても靖国参拝を続けるというのは、極端に右寄りの自民党になりかねないと引っかかった。岸田文雄首相になって、韓国との関係を改善し、中国とも話し合いのテーブルにつけるように立て直した。それをゼロどころかマイナスにしかねない。それに靖国神社の秋の例大祭は10月中旬。高市氏が総裁になったとしたらすぐに靖国参拝になります。それはやばい」

 と、石破氏を選んだ理由を説明した。

 また、立憲民主党のある幹部は、

「うちの新代表となった野田佳彦元首相は国会論戦には定評がある。高市氏が勝ったほうが、正直突っ込みどころが多くて、選挙も戦いやすかった。石破氏なら、大きな失策はしないだろうから、アテが外れた」

 と苦い表情を見せた。

 今後、石破氏は首班指名後に組閣、党役員人事に着手する。総裁選で多くの議員票を獲得した高市氏をないがしろにするわけにはいかず、重要閣僚もしくは、党役員で処遇するものとみられる。

 1回目、決選投票とも高市氏に投票したB議員は、こう注文をつける。

「1回目の議員票の差から、高市氏が勝つと思ったので残念だ。勝てなかったが、高市氏に多くの支持があったことも事実。石破氏は総裁選の結果をしっかり受け止め、それに見合うポストで起用してほしい。高市氏を支援した議員が冷や飯を食うようなことがないように、石破氏側には物申すつもりだ」

383OS5:2024/09/27(金) 23:52:09
■「高市氏に財務相や外相は難しい」
 石破氏の推薦人となったC議員はこう話す。

「石破氏が最初に直面する難問が、高市氏の処遇だろう。高市氏はすでに総務相、党の政調会長など要職を務めている。決選投票の結果を受けて高市氏を重用するなら、閣僚では財務相か外相、防衛相となるだろう。だが、財政政策では石破氏とかなり距離感があるし、靖国参拝のことで、当然のことながら外相は難しい。防衛相も同様だ。高市氏の起用でもめれば、石破氏の政権運営は最初から厳しいものとなる」


新総裁に決まり、岸田首相と握手を交わす石破氏
 また、高市氏の推薦人に裏金議員や旧統一教会関連議員がいたことについて、こう言う。

「国民から見れば、裏金も旧統一教会問題も終わっていない。とてもそんな議員は登用できませんが、重用しないと高市氏側はメンツもあって黙っていないでしょう」

■安倍元首相は負けた石破氏を幹事長にした
 前出の田村氏はこう話す。

「高市氏は党の幹事長に据えるのが一番ではないか。高市氏は1回目の投票で、党員票で石破氏より1票上回ってトップだった。国民からの支持が高いことを示したので、総選挙では動きやすい幹事長が適役だ。靖国参拝のことで様々な指摘もあるだろうが、閣僚ではなく幹事長だと、『党としての考え』だとワンクッションおけて、かわすことができる」

 石破氏や安倍晋三元首相ら5人が争った12年の総裁選では、1回目の投票で石破氏は安倍氏を上回りトップに立った。しかし、決選投票で安倍元首相が逆転。総裁となった安倍氏は、石破氏を幹事長として起用した。

 今回は正反対の展開となり勝利した石破氏。最初の難問、高市氏のポストをどう判断するだろうか。

(AERA dot.編集部・今西憲之)

384OS5:2024/09/28(土) 05:03:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1a46fbf8529e2b0964f55480350bf603579cbbb
キングメーカー争いも過熱 石破茂総裁誕生に岸田首相動く?高市氏推し麻生太郎氏はひとり負け?
9/28(土) 5:00配信

日刊スポーツ
石破茂氏(2024年9月19日撮影)

 自民党総裁選は27日に投開票され、決選投票の結果、石破茂元幹事長(67)が高市早苗経済安保相(63)を逆転で破り、第28代総裁に選出された。5度目の挑戦での悲願達成。1回目投票で46票だった議員票は、決選投票で189票に激増した。今も麻生派を束ねる麻生太郎副総裁(84)が高市氏支援で動くとの情報が流れる中、新たなキングメーカーを目指す岸田文雄首相(67)が旧岸田派をまとめ、石破氏を押し上げたと見る向きも。麻生氏の影響力低下は必至だが、結局は派閥が水面下でうごめく権力闘争の末、9人が乱立した前代未聞の大乱戦総裁選は幕を閉じた。
 ◆  ◆  ◆
 石破氏が初めて味わう総裁選の勝利は、大逆転劇だった。1回目の投票は党員票こそ高市氏と1票差の108票だったが、「同僚に人気がない」といわれる懸案の国会議員票は46票と3位に沈んだ。トップの高市氏と26票差がつき、党内では「石破さんは厳しい」との声も出た。
 しかし決選投票で石破氏は国会議員票で高市氏を16票差で逆転。215票対194票と21票の僅差とはいえ劣勢をひっくり返した。
 26日夜以降、石破氏と「犬猿の仲」の麻生氏が、決選投票で派閥として高市氏を支援するとの情報が流れた。「石破氏憎し」で高市氏支援で派閥をまとめ「勝ち馬」に乗ろうとしたとみられる麻生氏だが、関係者によると、岸田文雄首相の指示で旧岸田派のまとまった票が、石破氏に流れたとという。「岸田首相は、麻生氏の支援の確約を取れずに今回の出馬見送りに追い込まれた。麻生氏が高市氏を担いで、あわよくば今後もキングメーカーとして君臨しようとすることに、反発があったのではないか」(関係者)。
 さらに石破氏支持票が増えた背景には、時にタカ派的な言動で知られる高市氏への懸念から「バランス感覚という良識がはたらいた」(中堅議員)面もあったとみられる。しかし最後は結局、派閥がうごめいた。岸田首相はともかく、安倍、菅、岸田政権でにらみをきかせてきた麻生氏の影響力低下は必至だ。小泉進次郎元環境相(43)を全面支援し、麻生氏と「キングメーカー対決」といわれた菅義偉前首相(75)は、石破氏と関係は悪くない。「麻生氏のひとり負け」(党関係者)との声もある。
 石破氏は、4度目の総裁選の後、1度は「もう出るのはやめよう」と決めたが、激動する国際情勢や災害多発など、国民生活に多くの問題を抱えた日本の現状を踏まえ、「最後の戦いに」と退路を断って臨んだ。総裁としての初会見では「国会議員を38年やっているが、こんな総裁選は初めて」と、結果が読めなかった戦いを振り返った。
 今後の焦点になるのが衆院解散の時期だ。「野党と論戦を交わし(国民に)なるべく早く審判を受けなければならない」と、国会論戦後の解散を示唆した。その後の出演したBSフジの番組では「年を越えて、というのは想定しにくい」と述べ、年内に行う考えを示した。
 人事については白紙としたが、幹事長は「選挙に強いことが重要」と述べ、派閥単位での起用は否定。総裁選で戦った他の8人の要職起用については「それぞれ、最もふさわしい役職にお願いするのは当然のことだ」と述べた。
 ただ、裏金事件への国民の評価は、総裁が代わっても変わらない。「日本をもう1度、みんなが笑顔で暮らせる安全で安心な国にする。全身全霊を尽くす」と訴え、総裁のいすにも初めて座った石破氏だが、悲願達成後は、中身が問われる厳しい現実が待っている。【中山知子】

385OS5:2024/09/28(土) 05:04:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/f31c86c407f95c3495b55f212556ee8dae5a2bd9
小泉進次郎氏は失速3位も選対委員長への登用論浮上 幹事長就任案も
9/28(土) 4:40配信

スポニチアネックス
自民党総裁選後に開かれた両院議員総会で、握手する石破茂新総裁(右)と小泉進次郎氏。中央は高市早苗氏(代表撮影)

 最有力とみられていた小泉進次郎氏は1回目投票で3位に沈んだ。敗北が決まると目には涙。敗因について「私の中で足りないものがあったと思う」と言及。次期衆院選に向けて「自分のできることをしっかり実行し(石破政権を)支えていきたい」と述べた。

 敗因として挙げられるのが選択的夫婦別姓の法制化。前向きな候補は他にもいたが「1年以内」と区切ったのは小泉氏のみ。一般世論に比べ保守的とされる党員。高市氏に食われていき、党員票は61票にとどまった。

 同じく「1年以内」を掲げた解雇規制の見直しも足かせに。討論会で挙がった異論や拙速批判に具体的な反論をできず、国会答弁を不安視する空気が増大。岸田派関係者は「来夏改選を控える参院側を中心に小泉敬遠論が間違いなく広がっていた」と指摘。期限を示すことで実行力をアピールする狙いが裏目に出て、議員票も75票と伸び悩んだ。

 とはいえ、後見人である菅義偉前首相と良好な関係にある石破氏の選出で、初めての党四役となる選挙対策委員長への登用論が浮上。党関係者は「閣僚となると国会で野党の標的になるのは避けられない」とした上で「一般有権者の間では依然として人気が高い。無党派層対策の“選挙の顔”としてうってつけ」と話した。一方、史上最年少43歳での幹事長就任案も取り沙汰されている。いずれにせよ、裏金議員の公認問題への対応が最初の関門となりそうだ。

386OS5:2024/09/29(日) 22:44:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/585915f4721464642bb833192781d6c825e1ee9a
麻生氏が最高顧問、過去に岸信介氏らの名も 党役員・閣僚人事の全容
9/29(日) 21:20配信

朝日新聞デジタル

自民党本部に入る麻生太郎副総裁=2024年9月27日午後0時43分、東京・永田町、杜宇萱撮影

 自民党の石破茂新総裁による党役員・閣僚人事の全容が29日、判明した。党最高顧問に麻生太郎副総裁(84)を充て、総務会長には鈴木俊一財務相(71)を起用する。1日に発足する新内閣では、いずれも防衛相経験者の岩屋毅衆院議員(67)を外相に、中谷元衆院議員(66)を防衛相に起用。こども政策担当相は三原じゅん子・元厚生労働副大臣(60)で、初入閣となる。


■組織運動本部長に小渕氏、小泉氏は選対委員長

 幹事長に内定している森山裕総務会長(79)が同日、都内で麻生氏と会談した。関係者によると、森山氏から最高顧問を打診し、麻生氏は応じる意向を示したという。総裁選の決選投票で高市早苗経済安全保障相(63)を支持した麻生氏を処遇し、党の最高意思決定機関である総務会のトップに麻生派の鈴木氏を充てることで挙党態勢を演出する。過去には首相経験者の岸信介氏、福田赳夫氏らが最高顧問を務めた。

 また、組織運動本部長に小渕優子選挙対策委員長(50)、国会対策委員長に坂本哲志農林水産相(73)を充てる。副総裁に菅義偉前首相(75)、政調会長に小野寺五典元防衛相(64)、選対委員長に小泉進次郎元環境相(43)はすでに内定している。

■文科相に阿部俊子氏、三原じゅん子氏も初入閣

 閣僚人事では、裏金問題で政治資金収支報告書の不記載が発覚した議員は起用しない方向だ。

 外相の岩屋氏、防衛相の中谷氏はいずれも石破氏に近く、外交・安全保障を重視する姿勢を打ち出した。石破氏が主張する日米地位協定の改定やアジア版NATO創設の実現に向けた交渉を担当する。女性閣僚は三原氏のほか、文部科学相に阿部俊子・文科副大臣(65)を起用する。

 総裁選で石破氏の推薦人となった村上誠一郎元行政改革相(72)は総務相、小里泰弘首相補佐官(66)は農林水産相、平将明党広報本部長代理(57)はデジタル相、赤沢亮正財務副大臣(63)は経済再生相に充てる。

 法相に牧原秀樹(53)、厚生労働相に福岡資麿(51)、経済産業相に武藤容治(68)、環境相に浅尾慶一郎(60)、復興相に伊藤忠彦(60)、国家公安委員長に坂井学(59)、経済安保相に城内実(59)、沖縄・北方担当相に伊東良孝(75)の8氏が就く。

 安全保障担当の首相補佐官には長島昭久衆院議員(62)が就く。官僚トップの事務の官房副長官は佐藤文俊・元総務事務次官(67)を起用する。政務の官房副長官は橘慶一郎衆院議員(63)と青木一彦参院議員(63)が内定している。

朝日新聞社

387OS5:2024/09/29(日) 22:45:36

https://news.yahoo.co.jp/articles/b0a172af6a942327f57849be8633968a8a6e6f3e
副総裁・菅氏、総務会長・鈴木氏 財務・加藤氏、外務・岩屋氏 石破内閣、1日発足
9/29(日) 15:06配信

時事通信


 自民党の石破茂新総裁は30日、新たな党執行部を決定する。

 副総裁に無派閥の菅義偉前首相(75)、総務会長に麻生派の鈴木俊一財務相(71)を起用。閣僚人事では、財務相に加藤勝信元官房長官(68)、防衛相に中谷元・元防衛相(66)を充て、外相に岩屋毅元防衛相(67)を調整している。臨時国会が召集される10月1日の首相指名を経て、同日中に石破内閣を発足させる方針だ。


 党役員は、政調会長に旧岸田派の小野寺五典元防衛相(64)、国対委員長に旧森山派の坂本哲志農林水産相(73)を充てる。麻生太郎副総裁(84)を最高顧問で処遇。既に森山裕総務会長(79)が幹事長、総裁選で3位だった無派閥の小泉進次郎元環境相(43)が選対委員長に内定している。

 閣僚では、武藤容治衆院議員(68)を経済産業相、小里泰弘首相補佐官(66)を農水相、城内実副幹事長(59)を経済安全保障担当相に起用。浅尾慶一郎参院議院運営委員長(60)を環境相、伊東良孝衆院議員(75)を地方創生担当相、三原じゅん子参院議員(60)をこども政策担当相、伊藤忠彦氏を復興相に充てる。

 福岡資麿参院政審会長(51)を厚生労働相、阿部俊子文部科学副大臣(65)を文科相で調整。坂井学元官房副長官(59)と赤沢亮正財務副大臣(63)の入閣が固まり、平将明衆院議員(57)の起用を検討している。いずれも初入閣となる。

 旧岸田派の林芳正官房長官(63)と公明党の斉藤鉄夫国土交通相(72)は続投させる。復興相には御法川信英国対委員長代理(60)の起用を検討していたが、見送った。関係者は御法川氏が選挙運動に専念したいと辞退したとしている。

 固まった陣容を見ると、石破、菅、森山3氏で政権の骨格を形成。岩屋氏は総裁選で石破陣営の選対本部長を務め、赤沢、平両氏は旧石破派のメンバーだった。小泉氏と三原氏は菅氏に近い。城内氏は坂本氏と同じ旧森山派に所属した。

 一方、石破氏が処遇を明言した総裁選候補のうち、高市早苗経済安保担当相は党総務会長を固辞。小林鷹之前経済安保担当相は広報本部長を打診されたが、「仲間を優先してほしい」と辞退した。


 政務の官房副長官に橘慶一郎衆院議員(63)、青木一彦参院議員(63)、事務の副長官に佐藤文俊元総務事務次官(67)も固まった。

388OS5:2024/09/29(日) 22:46:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/7acf8cf17257df004849d92b801e2a12a9d81885
小林鷹之氏は党広報本部長打診を固辞 推薦人念頭「ポストは仲間に」
9/29(日) 15:47配信

朝日新聞デジタル
自民党総裁選を終え、取材に応じる小林鷹之前経済安保相=2024年9月27日午後3時49分、東京・永田町の自民党本部、杜宇萱撮影

 自民党の石破茂総裁(67)が党役員・閣僚人事の調整を進める中、小林鷹之前経済安全保障相(49)が、党広報本部長のポストを石破氏から打診され、固辞したことが29日、分かった。広報本部長は、幹事長や政調会長などと同じ「党7役」と呼ばれる幹部職の一つ。

 小林氏は27日投開票の総裁選に立候補。若手・中堅の国会議員を中心に支持を集めたが、9候補中5位に終わった。

 関係者によると、小林氏は総裁選で自身の推薦人となった20人を念頭に、「ポストは仲間に譲ってほしい」と伝えたという。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/a51709ca6866971c0948fa9599ade1966dfa74fa
総務会長に鈴木財務相、外相に岩屋氏 石破新政権の顔ぶれほぼ固まる
9/29(日) 22:06配信


毎日新聞
記者会見をする、自民党の石破茂新総裁=東京都千代田区で2024年9月27日午後6時4分、藤井達也撮影

 自民党の石破茂総裁は29日、党総務会長に鈴木俊一財務相を充てる方針を固めた。閣僚人事では、岩屋毅元防衛相を外相に、加藤勝信元官房長官を財務相に起用。阿部俊子副文部科学相を文科相、福岡資麿党参院政審会長を厚生労働相として初入閣させる方向で調整している。


 石破氏は30日に新しい党執行部を発足させる。石破氏は当初、総裁選で決選投票を戦った高市早苗経済安全保障担当相に総務会長を打診したが、高市氏は固辞していた。鈴木氏は、総裁選で高市氏支持に回った麻生太郎副総裁が率いる麻生派の重鎮で、麻生氏の義弟。総務会長経験もあり、党運営や政権基盤を安定させる狙いがあるとみられる。

 石破氏と良好な関係にある菅義偉前首相は副総裁に起用する。鈴木氏以外の党四役は、幹事長に森山裕総務会長、選対委員長に小泉進次郎元環境相、政調会長に小野寺五典元防衛相の起用が内定している。

 森山氏は29日、東京都内で麻生氏と約20分間会談した。麻生氏は党最高顧問に就くことを受け入れた。

 党国対委員長には坂本哲志農相、組織運動本部長には小渕優子選対委員長をそれぞれ充てる。幹事長代行には福田達夫元総務会長が内定した。

 1日に発足させる新内閣の閣僚人事ではこのほか、村上誠一郎元行政改革担当相を総務相、中谷元・元防衛相を防衛相、武藤容治元副経済産業相を経産相、牧原秀樹元副経産相を法相、小里泰弘首相補佐官を農相、浅尾慶一郎参院議院運営委員長を環境相で起用する。総裁選で石破陣営を支えた赤沢亮正副財務相を経済再生担当相に充てる。城内実元副外相を経済安保担当相、伊東良孝元副農相を地方創生兼沖縄・北方担当相、伊藤忠彦元副環境相を復興相にそれぞれ起用する。坂井学元官房副長官は国家公安委員長、平将明党広報本部長代理はデジタル相、三原じゅん子元副厚労相はこども政策担当相とする方向で調整している。

 政務の官房副長官には橘慶一郎元副復興相と青木一彦元副国土交通相を、事務の官房副長官には佐藤文俊・元総務事務次官を充てる。政務の首相秘書官には槌道明宏・元防衛審議官と、石破氏の政策秘書を務める吉村麻央氏を起用する。

 石破氏は総裁選を争った8候補について「それぞれ最もふさわしい役職をお願いする」との立場をとる。これまでに林芳正官房長官の続投や、加藤、小泉両氏の要職起用が内定した。石破氏は29日のNHK番組で、林氏の起用に関し「岸田政権を基本的に引き継ぐ。そういう意味ではそういう方に官房長官として座っていただくのは当然だ」と語った。

 一方、党関係者によると、石破氏は小林鷹之前経済安保担当相に党広報本部長を打診したが、小林氏は「選挙で支えてくれた仲間たちが(人事で)生かされることを望む」として辞退したという。【川口峻、高橋祐貴、野間口陽】

389OS5:2024/09/29(日) 22:48:44
https://x.com/kokkai_kengaku/status/1840375863688458552
よもやま
@kokkai_kengaku
石破茂内閣(仮) 2024/09/29 2130
※変更可能性はありますが、閣僚全て埋まりました。

総理 石破茂 旧石破
財務 加藤勝信 旧茂木
総務 村上誠一郎 無派閥
法務 牧原秀樹 菅G
外務 岩屋毅 麻生→離脱
文科 阿部俊子 麻生→棚橋G
厚労 福岡資麿 旧茂木→離脱
農水 小里泰弘 谷垣G→無派閥
経産 武藤容治 麻生
国交 斉藤鉄夫 公明
環境 浅尾慶一郎 麻生
防衛 中谷元 無派閥
官房 林芳正(拉致問題) 留 旧岸田
 副 橘慶一郎 無派閥
 副 青木一彦 旧茂木→離脱
デジ 平将明 旧石破
復興 伊藤忠彦 旧二階
公安 坂井学 菅G
こど 三原じゅん子 菅G
経財 赤沢亮正 旧石破
経安 城内実 無派閥      ←旧森山の訂正あり
地方 伊東良孝 旧二階

副総裁 菅義偉 菅G
幹事長 森山裕 旧森山
総務 鈴木俊一 麻生
政調 小野寺五典 旧岸田
選対 小泉進次郎 無派閥
国対 坂本哲志 旧森山
組織 小渕優子 旧茂木→離脱

390OS5:2024/09/29(日) 23:04:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/84c83cee8ec575563cd44fc00b65af1b8bac3f3b
総務相に村上誠一郎元行政改革担当相起用へ かつて安倍晋三氏を「国賊」と批判し処分
9/29(日) 20:46配信


産経新聞
村上誠一郎元行政改革担当相(矢島康弘撮影)

自民党の石破茂総裁は29日、次期政権の総務相に村上誠一郎元行政改革担当相(72)を起用する方針を固めた。複数の関係者が明らかにした。


村上氏は安倍晋三元首相の死去後、安倍氏を「国賊」と呼び、1年間の党役職停止処分を受けた。先の総裁選では石破氏の推薦人を務めた。


https://news.yahoo.co.jp/articles/8d844a76d712e5cb568aeb80c6c67e645f15a8ac
法相に牧原秀樹氏起用へ 上川氏の推薦人代表 自民の閣僚人事
9/29(日) 20:46配信

毎日新聞
牧原秀樹・自民党衆院議員

 自民党の石破茂総裁は29日、牧原秀樹衆院議員を法相に起用する方針を固めた。

 牧原氏は2005年初当選で現在5期目。衆院比例北関東ブロック選出。東大法学部卒で弁護士資格を持つ。副厚生労働相や副経済産業相などを歴任した。総裁選では上川陽子外相を支援し、推薦人代表となった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d58c8b74685461f000eb5c4fdaf125048aeb771b
次期首相秘書官の8人内定 石破氏、政務2人体制に
9/29(日) 20:45配信

共同通信
 自民党の石破茂総裁は、政権発足時に起用する首相秘書官8人を内定した。政務担当の首相秘書官に槌道明宏元防衛審議官を起用する他、石破氏の政策秘書を務める吉村麻央氏を充て2人体制とする。複数の関係者が29日、明らかにした。槌道氏は、石破氏の防衛相在任時に大臣秘書官を務めた経歴を持つ。

 事務秘書官には、警察庁の土屋暁胤警察大学校副校長兼官房審議官、外務省の貝原健太郎北米局参事官、財務省の中島朗洋主計局次長、厚生労働省の熊木正人官房審議官、経済産業省の井上博雄資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長、防衛省の吉野幸治防衛政策局次長を登用する。

391OS5:2024/09/29(日) 23:33:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/9eede183cc505270e92833c21919554e399c3958
【一覧で見る】自民党新執行部の顔ぶれ
9/29(日) 21:51配信

日テレNEWS NNN
日テレNEWS NNN

自民党の石破茂総裁は、党の新執行部の陣容を固めた。衆議院の解散総選挙を視野に、党の要の幹事長には経験豊富なベテランの森山裕氏。「選挙の顔」として、ともに総裁選を争った小泉進次郎氏を起用する。

◇ ◇ ◇

【自民党新執行部の顔ぶれ】※敬称略。衆参の後の数字は当選回数。

総裁 石破茂 衆12 無派閥
副総裁 菅義偉 衆9 無派閥
幹事長 森山裕 衆7参1 旧森山派
政調会長 小野寺五典 衆8 旧岸田派
総務会長  鈴木俊一 衆10 麻生派
選対委員長 小泉進次郎  衆5 無派閥
国対委員長 坂本哲志 衆7 旧森山派
幹事長代行 福田達夫 衆4 旧安倍派
広報本部長 平井卓也 衆8 旧岸田派
組織運動本部長 小渕優子 衆8 無派閥

【派閥】
無派閥 4
旧岸田派 2
旧森山派 2
旧安倍派 1
麻生派 1

【総裁選候補との関係】
総裁選の高市早苗氏、茂木敏充氏、加藤勝信氏の3陣営からは起用がなかった。

【“裏金議員”の起用】
いわゆる裏金問題に関与した議員のうち、福田達夫氏が執行部に起用された。不記載額は98万円で、日本テレビの取材に対し、これまでに使途についての回答はなし。

■ポイント解説
最注目は決選投票で戦った高市早苗氏の処遇だった。石破総裁は要職である総務会長を打診したが、高市氏は「幹事長以外はやらない」と固辞したという。ある自民党幹部は「異例だ」他の閣僚経験者は「倒閣運動をすでに始める」と話している。

総裁選決選投票の石破総裁と高市氏の票差はわずか21票。安定した政権運営には高市氏や高市氏を支えた議員の協力が不可欠だ。しかし、最初から高市氏が「協力を拒否」した形だ。

これを受けて石破総裁は、麻生派の鈴木俊一氏を総務会長に起用した。総裁選最終盤で高市氏の支持に回った麻生氏の派閥からの起用だけに、人事を固めるにあたっては、幹事長となる森山氏が29日、麻生氏の事務所に足を運んで、了承を得た。

石破総裁は周辺に「人事は大変だ」と苦しい胸の内を語っているという。

392OS5:2024/09/29(日) 23:39:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/0457749ad1e10105bf0ca1cca3b427befe400fc6
総裁選「高市失速→石破大逆転」が起きたなぜ、結局最後に笑ったのは誰だったのか
9/29(日) 17:11配信
 史上最多の9人が出馬し、議員票367票(高橋はるみ参院議員が欠席・棄権で1票減)・党員票368票を争った自民党総裁選では石破茂元幹事長が選任された。

 上位2人の決選投票では、石破氏が高市氏を逆転。決選投票で逆転するのは、故・安倍晋三元首相が復権を果たした2012年9月の総裁選以来だが、この時に涙を飲んだのは石破氏だった。

■過去には大逆転された石破氏

 当時石破氏は1回目の投票で、党員算定票こそ34票にとどまったものの、165票もの党員算定票を獲得し、党員票54票・党員算定票87票の安倍氏をぶっちぎりで引き離した。「党員に人気のある石破氏」のイメージはこの頃から作られたと記憶している。

 だから今回の総裁選でも、党員票では石破氏が優位と思われたが、なんと高市氏が1票差でリードした。しかも高市氏は予想を大きく上回った議員票を獲得。ちなみに筆者が入手した9月20日現在のリストでは、高市氏が確保した議員票は32票にすぎず、その後の各社報道でも、だいたい同じ数字だった。

 それが総裁選当日に72票と大きく増えたのは、“麻生票”が入ったためだ。一部のメディアが投開票日の前夜、麻生太郎元首相から「高市に入れろ」と“指示”が飛んだと報じている。

 「実際には“指示”というほどのものではなかった。すでに他の候補の推薦人になっている人もいるし、まあなんというか、『2回目には高市に入れてくれないか』といったところか」と、麻生派の関係者が打ち明ける。

 そもそも麻生氏は河野太郎デジタル相を支援することを表明済みだ。実際に茂木敏充幹事長が麻生氏に支援を求めた時、「うちには(河野)太郎がいるから」と断っている。

 だが2021年の総裁選で決選投票に残り、岸田文雄首相と闘った河野氏は、今回の総裁選では議員票22票・党員票8票と冴えず、「首相候補」から脱落。「もはや河野は人気がない」ことを事前に察知して、麻生氏は「死票にするよりも」と、高市氏に議員票を振り分けたのだろう。

 その高市氏の党員票はぐんぐんと伸びていた。もし麻生氏が小泉氏と2位争いしていた高市氏に加勢して小泉氏を追い落とせば、その背後にいる菅義偉前首相を刺すこともできる。今回の総裁選は次期総理総裁を選ぶ選挙であると同時に、キングメーカー同士の争いでもある。

393OS5:2024/09/29(日) 23:40:14
■うまく立ち回った岸田首相

 一方で岸田首相は、最終的には石破氏を支持した。岸田首相は2021年12月、自民党内に総裁直轄の財政健全化推進本部を立ち上げ、財政余力の確保を目指した。また、2023年4月には新たな日銀総裁に、異次元の金融緩和を死守した黒田東彦前総裁に替えて植田和男総裁を任命。植田日銀は2024年3月、マイナス金利解除を決定した。

 このようにアベノミクスを徐々に修正していった岸田首相。その路線を継承するには、アベノミクスを堅持し、金利引き上げに反対する高市氏ではなく、財政再建派で円安修正の観点からも金利引き上げを容認する石破氏でなくてはならない。

 もっとも1回目の投票では旧岸田派の林芳正官房長官に票を寄せて、議員票38票・党員票27票を獲得させ、9人中4位に押し上げた。石破政権でも官房長官を続投する予定の林氏は、これで「総理総裁候補」の座を確保したことになる。

 もう1人のキングメーカーである菅義偉前首相は、小泉氏のほか、同じ神奈川県連に所属する河野氏も“駒”として保持し、石破氏との関係も悪くはなかった。ただ河野氏の背後には麻生氏が控えていた。菅氏には菅政権の末期、人気回復の切り札として提示した河野氏の登用を麻生氏に拒否された苦い思い出がある。

 小泉氏は絶大な人気を誇った小泉純一郎元首相の次男で、2009年に初当選して以来、自民党の若手ホープ。父・純一郎氏は「50歳までは出るな」と総裁選出馬を反対していたが、森喜朗元首相らが説得。消極的に“承諾”を得たとされた。

 こうした話題性もあって、当初は他の候補に頭ひとつ分抜きん出ていた小泉氏だが、総裁選が始まるとどんどん失速していった。理由は小泉氏が主張する解雇規制の緩和などの政策で詰めの甘さが露呈したうえ、多数の論客の中ではどうしても力不足が悪目立ちしてしまったからだ。

 ある関係者は「自民党員は目が肥えているから、小泉氏は政策能力不足で票が入らないだろう」と述べていたが、その通りに小泉氏は決選に残ることはできなかった。

■多くの議員が「次の選挙」を考えて投票

 こうして決選投票では、岸田・菅票は石破氏に入る段取りとなった。かたや高市氏には麻生票の他、麻生氏に近い茂木氏も「決選で高市に入れろ」と指令を出したと言われている。しかし、すべての票が“ボス”の思惑通りに動いたとは限らない。多くの議員票は「次の選挙」を考えて投じられたのではないか。

 そして今回の総裁選の流れを作ったのは、岸田首相だろう。旧岸田派から林氏と上川氏を出馬させて、総裁選の最中は両者の間でバランスをとり、林氏を突出させなかった。また岸田首相の側近である松山政司参院幹事長を通じて、多くの参議院票を石破氏に入れたと見られる。

 臨時国会が10月1日に招集され、石破氏は第102代総理大臣に指名される。ともに戦った8人について「ふさわしい役職をお願いしたい」と、石破氏はノーサイドの姿勢を示すが、党内の力学は大きく変化することは間違いない。「田中角栄の最後の弟子」と言われる石破氏は、いったいどのような政権運営を行うのか――。

安積 明子 :ジャーナリスト

394OS5:2024/09/29(日) 23:41:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a88674e97b2271f0d46cc912e7599372237b122
石破茂氏が頭を悩ますのは高市早苗氏と茂木敏充氏の処遇 あまり受け入れたくないが、敵にも回したくない
9/28(土) 18:17配信
AERA dot.
自民党総裁選で当選し、自民党総裁選で新総裁に選ばれた石破茂氏=24年9月

 自民党総裁選で逆転勝利した石破茂氏。ようやく念願がかなっただけに喜びもひとしおだろうが、そう浸ってもいられない。次の政権運営に向けた人事にとりかからなければならないが、悩みどころは今回の総裁選に出馬した候補者の処遇だ。長年、政治取材をしてきた政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「高市早苗氏と茂木敏充氏をどうするかが難しい」と話す。逆転勝利となった総裁選の裏側と、注目の人事について聞いた。

【写真】石破氏の人事構想で外れる?入る? 気になる2人はこちら

*  *  *

■党内に広がった「決選投票は石破」の声

――まずは総裁選を振り返って。石破氏は国民人気がある一方で、「議員人気が低い」と言われ続けてきました。しかし、今回は決選投票で大逆転しました

 党員党友票の見立てとして、高市さんが想像以上に高かったことには驚きましたが、実は、決選投票では石破氏が勝つのは事前の取材で明白でした。今週に入ってから「決選投票では石破さんに入れる」と話す議員は多かったんです。派閥まんべんなく20人くらいに取材をしたんですが、9割くらいが「石破」と言ってたんですね。参院議員は、1年後に選挙を控えているというのが大きな要因になっていましたが、衆院では、立憲民主党の代表に野田佳彦氏がなった、というのが影響していました。安倍派の若手議員は、「高市さんが総裁になったら保守票の半分くらいが立憲にいく可能性がある」と危惧していました。野田氏との論戦になったときにどうなるのか、と。高市氏は右派の中でも先鋭的です。野田氏は、穏健な保守、いわゆる中道右派です。この2人が議論になったら、同じ保守なら穏健保守の野田氏にしよう、という動きが出てきてもおかしくないわけです。保守票は、無党派層(中間保守票)にも広がりがあるわけですから、それを取り込まれるとまずい。そう考えると石破さんだな、となるわけです。

――派閥の動きはどうだったのでしょう

 岸田派は決選投票になったらまるっと石破氏に流れていました。麻生派は54人いるといっても、前ほどの結束力はないです。河野太郎氏の推薦人になった18人くらいの麻生派はいますが、それでも彼らは小泉進次郎氏にいっているし、決選投票になったら石破氏ということになりました。麻生氏が動いたところで20票くらい。菅義偉氏に近い加藤勝信氏の推薦人の中からも石破氏にいっています。林芳正氏も岸田派なので石破氏に。従来の、派閥のトップが「白」と言ったら黒いカラスも白くなるような票の動き方はしなくなったわけですよ。議員が個々で動くような、いつもとは違う力学が思った以上に働いた。そういう選挙になったのだと思いますよ。

■党内から出る、「小泉氏を幹事長に」の声

――今後の注目は人事ですが、どのように見ていますか

 まあ土曜、日曜に石破さんがニヤニヤしながら考えると思いますよ(笑)。論功行賞で一つのポイントとなるのは、バッと乗ってくれたであろう岸田派に対してですよね。林氏、上川陽子氏をしっかり入れることになれば、その現れだと思います。二つ目のポイントは、「小石河連合」です。小泉氏、河野氏を閣僚にするのか、党三役にするのか。僕が取材している限りでは、8月に石破氏は菅氏と会っているんです。菅氏は、「もし進次郎が出るなら、申し訳ないけど進次郎を応援する。神奈川県連として、進次郎を応援します』という“建前”をつけてきたらしいです。これは、わざわざ大儀をつけて「石破氏は切るよ」じゃなくて、「また一緒にやろう」という信号なんだと石破氏は受け取りました。今回は岸田文雄首相が総裁選不出馬を表明したことで、小石河の3人はそれぞれで戦いましたが、結束は保っていたんです。おそらく、河野、小泉両氏のところからも半分以上は石破氏に票がいってると思います。そうすると、例えば小泉氏を選挙対策委員長にするとか。党内からは幹事長に推す声もあります。河野氏は先鋭化するところがありますが、総務会長などが適任じゃないでしょうか。

395OS5:2024/09/29(日) 23:41:43
――他の候補者らについてはどうでしょうか

 忘れていけないのは、加藤氏です。菅政権時代の官房長官ですから、いわば菅氏の右腕。菅氏が加藤氏のことを非常に高く評価しており、肝いりですから、ここは入ってくるのではないでしょうか。官房長官人事でいうと、斎藤健氏を推す声が党内からは多いです。石破派を離脱していますが、石破氏は斎藤氏のことを買っています。難しいのは高市氏と茂木氏でしょうね。茂木氏は次を狙っていると思いますので、石破氏としてはあまり入れたくないだろうけど、敵に回すのもあまり得策ではないです。高市氏は、石破氏とは政策が正反対です。石破氏が受け入れたら懐が深いと思いますが…なかなか難しいのではないでしょうか。
■石破氏にかかる「これまでの総裁よりも大きい重圧」

――鈴木さんが石破氏に期待することはどんなことでしょうか

 石破氏の立場が変わります。これまで自民党を批判してきたが故に国民人気を獲得してきました。しかし、今度は自分が総裁になりましたから、批判してきた分、自分がしっかりと改革をしなければなりません。むしろ、期待が大きい分、これまでの総裁よりもかかる重圧は重いと思います。ここで重要なのは、経済政策です。「岸田路線を継承する」というようなことを少し前にわざわざ言っているんですね。いやらしい言い方だけど、「握ったのかな」とも思いました。つまり、「岸田さんの経済政策を継承します。だから(票を)お願いします」みたいな話がもしあったとすれば、どうなのかと思います。

 また、岸田氏の経済政策の検証も済んでいません。賃上げは物価上昇に追いついていないし、投資政策も迷走しています。「これで良かったのか」という検証をしてほしい。安倍晋三元首相の時代に戻さず、今の時代、状況にあった経済政策を、“石破さんらしい”ものを出してほしい。(岸田政権の経済政策を)継承していったら財務省の手のひらに乗っかるといったことも出てくるので、ここはしっかりやってほしいと思いますね。

(聞き手:AERAdot.編集部 小山歩)

 鈴木哲夫(すずき・てつお)1958年生まれ。テレビ局記者などを経て、2013年からフリージャーナリスト。政治、災害、事件、福祉など、多岐にわたるテーマを取材。近著に、『期限切れのおにぎり―日本危機管理の真実』『石破茂の頭の中』など。

小山歩

396OS5:2024/09/29(日) 23:43:37

加藤推薦人
2007 :OS5 :2024/09/29(日) 22:59:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/07da86a9531436317d8a26317e9bd471c80c0959
御法川氏、入閣取りやめ 「本人が辞退」と関係者
9/29(日) 21:23配信

共同通信
御法川信英氏

 自民党の石破茂総裁は御法川信英国対委員長代理を新内閣の復興相に充てる方向で調整していたが、29日になって急きょ取りやめた。関係者は「御法川氏本人が辞退した」と述べた。次期衆院選に集中するためとの見方が出ている。

397OS5:2024/09/30(月) 00:00:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9dff54bd55f683bcbc44b929c063f8e05329c99

自民組織本部長に小渕氏 幹事長代行は福田氏
9/29(日) 20:57配信


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時事通信
 自民党の石破茂新総裁は29日、組織運動本部長に小渕優子選対委員長(50)、幹事長代行に福田達夫元総務会長(57)を充てる人事を内定した。

 平井卓也広報本部長(66)は留任する。

398OS5:2024/09/30(月) 00:03:48
高市の推薦人からの起用がゼロ&石破推薦人が8人って偏重過ぎて大丈夫か!?



総理 石破茂  旧石破
財務 加藤勝信 旧茂木 【総裁選出馬】
総務 村上誠一郎 無派閥【石破推薦人】
法務 牧原秀樹 菅G【上川推薦人】
外務 岩屋毅 麻生→離脱【石破推薦人】
文科 阿部俊子 麻生→棚橋G【加藤推薦人】
厚労 福岡資麿 旧茂木→離脱 (石井準一らと茂木派離れる)【参院】
農水 小里泰弘 谷垣G→無派閥【石破推薦人】
経産 武藤容治 麻生【河野推薦人】
国交 斉藤鉄夫 公明
環境 浅尾慶一郎 麻生【河野推薦人】【元民主党】【参院】
防衛 中谷元 無派閥 (岸田内閣の総理補佐官)
官房 林芳正(拉致問題) 留 旧岸田【総裁選出馬】
 副 橘慶一郎 無派閥【石破推薦人】
 副 青木一彦 旧茂木→離脱【石破推薦人】
デジ 平将明 旧石破【石破推薦人】
復興 伊藤忠彦 旧二階【河野推薦人】
公安 坂井学 菅G
こど 三原じゅん子 菅G【小泉推薦人】【参院】
経財 赤沢亮正 旧石破【石破推薦人】
経安 城内実 無派閥      ←旧森山の訂正あり
地方 伊東良孝 旧二階【石破推薦人】

副総裁 菅義偉 菅G
幹事長 森山裕 旧森山
総務 鈴木俊一 麻生
政調 小野寺五典 旧岸田
選対 小泉進次郎 無派閥【総裁選出馬】
国対 坂本哲志 旧森山
組織 小渕優子 旧茂木→離脱
広報 平井卓也 旧岸田 
幹事長代行 福田達夫 安倍派


石破 (推薦人8人入閣)
高市 総務会長を辞退 (推薦人の入閣等なし)
小泉 選対委員長(推薦人1人の入閣)
林  官房長官続投(推薦人の入閣等なし ただし岸田派の小野寺が政調会長)
小林 広報本部長を辞退 (推薦人の入閣等なし ただし福田は小林を支援)
茂木 報道なし(推薦人の入閣等なし)
上川 報道なし(推薦人1人の入閣)
河野 報道なし(推薦人3人の入閣)
加藤 財務大臣(推薦人1人の入閣)

森山派 森山・城内・坂本の3枠
菅系  菅/加藤/小泉/ 牧原・坂井・三原

399OS5:2024/09/30(月) 00:06:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/2629d6b55883424f27fc624758d59babf67577b5
石破氏、衆院選シフト鮮明に 挙党態勢の構築腐心
9/29(日) 7:02配信
時事通信
自民党総裁選を終え、握手する石破茂新総裁(右)と小泉進次郎元環境相。中央は高市早苗経済安全保障担当相=27日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党の石破茂新総裁は、党運営の要となる幹事長に森山裕総務会長を選んだ。

 10月1日召集の臨時国会中の衆院解散が想定される中、選対委員長に就く小泉進次郎元環境相との「二枚看板」で、野党の攻勢に対抗する考えだ。小泉氏を含め、総裁選のライバル候補の要職起用などで、挙党態勢の構築にも腐心した。

 「選挙に勝つこと。党内を掌握すること。泥をかぶる(こと)」。石破氏は27日の記者会見で、幹事長に求める資質をこう説明。28日は、公明党大会への出席などを除き、衆院議員宿舎にこもって人事構想を練った。

 森山氏は、党役員や閣僚の経験が豊富。過去に選対委員長を務め、全国の選挙区情勢に通じている。岸田文雄首相や麻生太郎副総裁、菅義偉前首相ら重鎮も手堅い仕事ぶりを評価。石破氏はこれらを踏まえ、挙党態勢の構築に向けて適任と判断したようだ。

 国民的人気の高い小泉氏には、衆院選の「顔」としての役割を期待。派閥裏金事件の逆風が続く中、党の刷新を印象付ける狙いも透ける。小泉氏自身も全国行脚に意欲的だ。

 安定した行政手腕に定評のある林芳正官房長官は続投させる意向。狙いは「霞が関」の掌握だ。政府関係者も「政策の安定性や省庁との連携を考えれば、林氏の留任が望ましい」と歓迎する。

 党内基盤が脆弱(ぜいじゃく)な石破氏としては、林氏の続投で岸田氏の路線継続をアピールし、後ろ盾を得る思惑もあるとみられる。菅氏に対する副総裁就任の打診も同様の理由からだ。

 一方、総裁選の決選投票で争った高市早苗経済安全保障担当相は、石破氏と距離を置く姿勢をにじませる。28日には、自身のX(旧ツイッター)で「1人の国会議員として知恵を絞り働く」と記し、早くも人事に予防線を張った。今後の政権運営で、不安定要因となる可能性もある。

400OS5:2024/09/30(月) 00:10:19
https://news.ntv.co.jp/category/politics/5a76cf0ac3354617b58a77476518f429
自民党・石破総裁、議員に「役職希望」聞く “脱派閥”で初の試み
日本テレビ放送網
2024年9月29日 9:06
自民党・石破総裁、議員に「役職希望」聞く “脱派閥”で初の試み
自民党は多くの派閥が解消されたことを受け、党所属の衆議院議員を対象に、初めてとなるオンラインでの役職希望アンケートを始めました。

アンケートは石破総裁の指示で行われ、これまでに経験した主な役職などに加えて党、政府、国会での役職を第5希望まで回答できるようになっています。

回答は任意となっていますが、案内のメールには「至急」と書かれ、30日正午が締め切りとなっています。

これまで、副大臣や政務官、党の部会長などの人事については、派閥ごとの「枠」が設けられ、派閥が要望をまとめていました。

ただ、いわゆる裏金事件を受けて、派閥が人事に関与することを禁止したため、アンケートに基づいて人事を行うこととしたものです。

401OS5:2024/09/30(月) 00:15:40
https://www.asahi.com/articles/ASS9Y3PTKS9YUTFK00XM.html
石破人事、固辞相次ぎ火種 難しい挙党態勢、船出は分断消えぬまま
有料記事自民

西村圭史2024年9月29日 20時39分

 新たに自民党を率いる石破茂総裁は、29日も党幹部・閣僚の人事調整を進めた。総裁選で決選投票まで激しく競り合った高市早苗経済安全保障相らにも重職を充てる挙党態勢を目指したが、ライバルたちは相次ぎ固辞。石破自民党は、火種を抱えた船出になりそうだ。

 28日、夕方に東京・赤坂の衆院議員宿舎に戻った石破氏が、本格的な人事の調整に着手した。最側近の赤沢亮正財務副大臣や、官房副長官に内定した橘慶一郎衆院議員、青木一彦参院議員らも集まった。

 石破氏は、その会合の前に政権の骨格を固めた。党ナンバー2の幹事長に「党人派」として与野党に太いパイプを築く森山裕総務会長を指名。後ろ盾となる副総裁には、菅義偉前首相の起用を決めた。

派閥単位の調整できず、全議員に希望募ったが…

402OS5:2024/09/30(月) 00:18:49
https://www.asahi.com/articles/ASS9W4DMXS9WTZNB007M.html
「山口9人目」めざした林氏、県内党員票の過半数 安倍氏には及ばず
自民

大室一也 白石昌幸 山野拓郎 青瀬健2024年9月28日 10時30分

 自民党の新総裁に、石破茂・元党幹事長が選ばれた。山口県内から9人目の首相をめざして立候補した林芳正・官房長官は1回目の投票で9人中4位。県内の議員・党員はだれに投票したのか。林氏の支持者や自民党県連、県内の主な政党は結果をどう受け止めたのか。

 林氏は県内の党員・党友の有効投票の56%にあたる6650票を獲得。高市氏の2647票、石破氏の1091票を大きく上回った。

 ただ、故・安倍晋三氏が「8人目の首相」をめざした2006年の総裁選で、安倍氏は95%にあたる1万3023票を獲得しており、この時ほど県内の党員・党友の支持を集めることはできなかった。21年の前回総裁選で、安倍氏は高市氏を支援しており、そうした経緯も影響を与えたとみられる。

 決選投票では、県連の1票は、県内の党員・党友投票で石破氏を上回った高市氏に投じられた。

 総裁選の終了後、県連所属の国会議員らに取材したところ、投票先を明かさない人が多かった。

 高村正大衆院議員は「いろんな人間関係のしがらみがあるから」と、2回の投票とも投票先を明かさなかった。高村氏は麻生派に所属しており、麻生太郎副総裁は同派メンバーに高市氏支持の方針を伝えたとされる。その高市氏が敗れたことで、「多分我々の派閥は冷や飯を食うことになるらしいです」と語った。

 北村経夫参院議員は、1回目の投票先は明かさなかったものの、決選投票では高市氏に投票したと述べた。候補9人の中に若手もいたことに触れ、「自民党も若い力が出てきた」と評価。「新しい総裁の下、一致団結して選挙に臨んでいきたい」と話した。

 江島潔参院議員は2回ともだれに投票したかコメントせず、「派閥(安倍派)は解散しているので、本当に個々人の判断で動いています」と語った。決選投票に進んだ2人の票は僅差(きんさ)だったが、「一致結束して、自民党として再び信頼を取り戻していくことが一番大事。そのためには大変いい総裁選だったんじゃないか」と評価した。

 杉田水脈衆院議員の事務所は、杉田氏が2回とも高市氏に投票したことを明らかにした。(大室一也)

     ◇

 下関市貴船町4丁目にある林氏の地元事務所には、午後1時ごろから後援会の幹部らが集まり、テレビで総裁選の行方を見守った。林氏の表情が映し出されるたびに、事務所では拍手が起きた。

 林氏は4位で、決選投票に残れなかったが、支持者からは「よし、小林鷹之氏より上だ」「いや、4位で喜んでいてはいけない」といった声が上がった。

 総裁選後に取材に応じた岡本博之・下関後援会長(81)は「もう少し(順位が)低いかと思っていたが、今後に期待できる結果だ。全国の皆さんも林さんがどういう人間なのかある程度理解したと思う。ますます頑張って日本のかじ取りをしてほしい」と評価した。

 全国の党員・党友票では伸び悩んだが、「(林氏は)非常に穏やかに物を言う。もう少し思いをむき出しにして一般の人にPRする必要がある」。次の総裁選に向けては「我々が応援するのは一緒だが、本人の判断に任せるしかない。また本人から報告があると思うので、どうするかを聞いてからだ」と述べるにとどめた。

 県議会棟の自民党会派の控室では、本会議を終えた議員らがテレビで決選投票の様子を見守った。午後3時20分すぎ、1回目の投票でトップだった高市氏を抑えて石破氏が新総裁に選ばれると、「あらー」という声が上がった。友田有・県連幹事長は「ちょっとびっくりしている。国会議員票でこれだけ差がついたのはどういう中身だったのか」と首をかしげた。

 県内の党員・党友投票で林氏が過半数を獲得したことについては、「たいへん高い票をいただいたと思っているし、これからの活躍を期待したい」と語った。

 県議が結成した「林芳正先生を総理にする議員の会」の守田宗治会長は、4位という結果について「林先生の政治力が全国の党員に浸透しているのではないか。今後につながるという期待を大きく持った」と話した。県内での得票率が6割に迫ったことについて、「会としては活動が一定浸透したと思う」と述べた。

 今後については、「林先生は外交面も内政面も非常に安定感のある政治家。今後、どういう局面にあってもどういう立場にあってもご活躍して頂ける方だ」と期待を示した。(白石昌幸、山野拓郎、青瀬健)

403OS5:2024/09/30(月) 00:19:07
  ◇

 小田村克彦・立憲民主党県連代表 政治とカネの問題を原因究明、解決してもらいたい。石破さんが言われてきたことが本人の意思でガバナンスが効くなら、目指すものを国民に説明し、信を問うだろう。看板が変わっただけで政治とカネの問題を帳消しにする総選挙はあってはならない。

 伊藤博文・日本維新の会県3区支部長 首班指名があり、所信表明演説で政策パッケージが打ち出されるので、まずはその内容を見定め、日本維新の会の方針や対案など政策論とあわせ、政治姿勢とともに有権者の理解を求め、いつ選挙になっても正々堂々と戦い、支持を広げたい。

 曽田聡・公明党県本部幹事長 (石破氏は)政治経験も豊富で、ブレのない考え方が見て取れた。鳥取県出身の総裁として、地方を元気にしてもらいたい。より強固な自公連立を続けるため、自公連立の信を問い、民意を問う総選挙は年内のなるべく早い時期に行うことを期待している。

 吉田貞好・共産党県委員長 石破氏は持論として憲法9条2項を削除し、自衛隊を国防軍にせよと主張する党内きっての改憲タカ派。総裁選では自衛隊明記論で9人が足並みをそろえたが、戦争のための国づくりをさらに進める危険な人物。共産党は次の総選挙で正面から対決していく。

 大内一也・国民民主党県連代表 まずはしっかり政権運営、特に能登半島の震災復興、今回の豪雨災害の対応に当たっていただきたい。国民民主党もその点はしっかり協力し、他の政策については是々非々で議論を進める。解散・総選挙となればわが党の政策を訴え、正々堂々と戦っていく。

 佐々木明美・社民党県連合代表 新総裁が誕生したようだが、期待は何もなし。私たちは憲法を活かした平和・外交・人権尊重政治、大企業優遇税制を改正し最低賃金1500円、税金は日々の暮らし対策最優先などを追求する。市民と立憲野党の連携共闘を協調性をもって取り組む。

404OS5:2024/09/30(月) 09:16:47
牧原秀樹はvs枝野幸男で一度も小選挙区で勝てていない。
現職大臣の落選するとすれば彼くらいか?
他は選挙強い もしくは比例上位見込み

405OS5:2024/09/30(月) 17:22:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/163d015f67bc4057f00ff03dfe89071e3b1db5db
「反高市」「反安倍」が露骨、石破茂総裁〝論功行賞〟の閣僚人事 「挙党一致」「刷新感」程遠い布陣 古い自民党を想起、党内分断を懸念
9/30(月) 17:00配信


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夕刊フジ
自民党の石破茂総裁

自民党の石破茂総裁は30日までに、閣僚・党幹部人事の骨格を固めた。総裁選で石破氏を支援した側近や、決選投票で票を上乗せした岸田文雄首相の旧岸田派、菅義偉前首相率いる無派閥系の議員が重用された。保守派が支持し、第1回投票でトップだった高市早苗経済安保相には幹事長や重要閣僚ではなく、総務会長を打診して固辞された。「論功行賞」「リベラル重用・保守外し」「安倍晋三路線からの決別」という色彩が鮮明で、「挙党一致」「刷新感」には程遠い布陣といえる。古い自民党を想起させ、深刻な党内分断を懸念する声もある。石破氏は10月1日召集の臨時国会で首相に就任後、9日にも衆院解散に踏み切り、「15日公示、27日投開票」の日程で衆院選を実施する意向だが、暗雲が垂れ込める船出となりそうだ。

【写真】石破茂氏が学生時代に一目惚れした美人妻の佳子さん

15日公示、27日投開票 衆院選へ

「それぞれの能力を最大限発揮できる人事を考えたい」「最もふさわしい役職をお願いするのは当然」「『どの派閥から何人』とは考えない」

石破氏は総裁選後、裏金事件を発端にした派閥解消の流れを受け、「挙党一致」や「党刷新」を反映した人事を実行する意向を重ねて強調していた。

ところが、30日朝までに明らかになった人事を見ると、石破氏に近いリベラル系議員や、決選投票を含む総裁選で支援した面々が重用された。 決選投票で激突した高市氏は「私を支えてくれた方々の登用を」と自身はポストを固辞したが、安倍政権を支えた保守派は少なかった=別表。

例えば、外相に内定した岩屋毅元防衛相と、防衛相に決まった中谷元・元防衛相は、国防族として石破氏と親しい。総務相に起用が固まった村上誠一郎元行政改革担当相は総裁選では石破氏の推薦人を務めたが、安倍元首相の死去後、安倍氏を「国賊」と呼び、1年間の党役職停止処分を受けた人物である。

旧石破派としては、経済再生担当相に内定した赤沢亮正財務副大臣と、デジタル相に内定した平将明広報本部長代理がいる。

平氏は総裁選中のBS番組で、高市氏への支持拡大について、政策リーフレットを全国党員らに郵送したことが一要因と主張した。「高市潰し」と批判する声もあった。

ちなみに、高市氏側はリーフレット完成は総裁選出馬が不透明だった7月末で、選管通知前の今月4日時点で発送完了していたと説明している。

旧岸田派も目立つ。

決選投票当日、岸田首相は「決選投票は、高市氏以外の党員票が多い候補でいく」と旧岸田派議員らに〝指令〟を出したとされる。この論功行賞なのか、旧岸田派では、林芳正官房長官が内閣の要である同ポストを続投、小野寺五典元防衛相が政調会長に抜擢された。

同じく決選投票で票を上乗せした菅義偉前首相の周辺では、菅氏の副総裁をはじめ、法相に牧原秀樹元経産副大臣、国家公安委員長に坂井学元官房副長官、こども担当相に三原じゅん子参院議員の起用が固まった。財務相に内定した加藤勝信元官房長官も菅氏と懇意だ。

島田氏「対北外交の危険性が顕在化か」

406OS5:2024/09/30(月) 17:23:08
今回の人事をどう見るか。

政治評論家の有馬晴海氏は「通常、総裁選が終われば『ノーサイド』だが、相反する人事になった。石破氏に近い人材が重用され、決選投票で石破氏を推した菅氏のお膝元である『神奈川勢』の坂井氏や三原氏らが登用されている。政権ナンバー2の官房長官には、岸田派の林氏が続投する見通しだ。よく悪くもブレない、わが道を行く姿勢が特徴だった石破氏だっただけに、『強み』がそがれた印象だ」と評する。

保守政治を象徴した「安倍・高市外し」の背景は何か。総裁選で展開された露骨な「高市潰し」が影響しているのか。

有馬氏は「高市氏が総務会長を、小林鷹之前経済安保相が党広報本部長を固辞し、〝対立〟が強調される形になった。本来、不本意でもポストは受け、閑職でも党内や閣内に足場を残し、政治力の芽を温存するのがセオリーだったが、今回は違う。保守系を中心にした『石破氏への忌避感』もさることながら、『石破政権は長く続かない』との見方から、あえて行動をともにしない判断も働いたのではないか」と分析する。

外交面、特に北朝鮮による拉致問題への強い懸念も浮上している。

福井県立大学の島田洋一名誉教授は「石破氏と、外相に固まった岩屋氏、防衛相就任が予想される中谷氏がそろって、日朝国交正常化推進議員連盟(日朝議連)に所属している。同議連は、北朝鮮に寄り添う姿勢が批判されてきた。石破氏が総裁選で主張した『東京と平壌への連絡事務所設置』の構想も相まって、日本人拉致問題を置き去りにした対北外交の危険性が顕在化しそうだ。安倍元首相は『拉致問題解決』を悲観としていた。安倍氏を『国賊』と呼んだ村上氏を総務相に起用するなど、あまりにも『反安倍』の露骨な人事だ」と指摘する。

党内分断も指摘される石破新体制だが、今後どうなるか。

あるベテラン議員は「石破氏支持者も、高市氏支持者も、熱心であればあるほど、相いれない。それほど、政治信条が違う。異例ずくめの人事だが、事実上、『倒閣運動』が始まっているともいえる。総裁選は僅差だった。高市氏の支援が受けられない以上、党内はほぼ半分で『断絶』した状態になっている。早期の総選挙に踏み切るのも、『敵の敵は味方』論で難局を回避するためではないか」と語った。

407OS5:2024/09/30(月) 17:24:43
珍しく、ひろゆきに賛同する
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b8c5ee49b7c8bd2cd4ac0ba14be983748a50597
ひろゆき氏 高市早苗氏の総裁選敗因に言及「やる気のある無能な味方は敵より怖い」
9/30(月) 15:56配信

東スポWEB
ひろゆき氏

 2ちゃんねる開設者で実業家のひろゆき氏(47)が30日「X」(旧ツイッター)を更新。自民党の自民党の党首選の決選投票の末敗れた高市早苗氏に言及した。


 27日に行われた自民党の党首選で、高市氏は決選投票の末に石破茂氏に敗れた。高市氏の敗因については一部の支持者がSNS上などで攻撃的なスタンスを取っていたことがあげられている。

 ひろゆき氏は「今後を考えた時、悔しい気持ち分かりますが『高市先生のためにならないから、他候補やその推薦者に攻撃的リプとかしないで』は、今後も頭の片隅に残して欲しいです」という自民・小野紀美議員のコメントを紹介した記事を引用。

 その上で「『やる気のある無能な味方は、敵より怖い』現象ですね」と、“無能な味方”が高市氏の足を引っ張ったという見解を示した。

東スポWEB

408OS5:2024/09/30(月) 20:06:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/af5db3d64d9caa5f8e357aa0895a432c5a988ee6
「次」見据え…高市早苗氏は石破政権と距離置く構え 「国賊」発言の村上氏起用も党内刺激
9/30(月) 19:49配信

産経新聞
自民党総裁選後の両院議員総会で握手を交わす石破茂新総裁(左)と高市早苗経済安全保障担当相=27日午後、党本部(鴨川一也撮影)

先の自民党総裁選で石破茂総裁に決選投票で敗れた高市早苗経済安全保障担当相は、新政権と距離を置く構えだ。党内では人事などを巡って石破氏に対する不満がくすぶっており、高市氏としても次期総裁選を見据え、自由に行動できる道を選んだとみられる。

【表でみる】自民の新体制、判明した閣僚の顔ぶれ

■総務会長の提示「低く見られすぎ」

「丁重にお断りした」。党役員人事で石破氏から総務会長就任を打診された高市氏は周囲にこう語る。総裁選で支援を受けた同僚議員らから「(党ナンバー2の)幹事長以外は受けるべきではない」と助言されたことも背中を押した。

安倍晋三元首相は平成24年の総裁選で、決選投票の末に破った石破氏を幹事長に起用し、挙党態勢を構築した。しかし、今回の総裁選の1回目の投票で最も多くの票を集めて決選投票に進んだ高市氏に対し、石破氏が提示した役職は総務会長だった。

高市氏周辺は「低く見られすぎだ」と憤る。もっとも石破氏には好待遇だとの思いがあり、固辞された後、周囲に「そうですかって感じだな」と淡々と語った。

■人事「振り切れてしまった」

石破氏が、安倍氏を「国賊」と呼び、1年間の党役職停止処分を受けた村上誠一郎元行政改革担当相を総務相に起用する方針を固めたことも党内を刺激している。

旧安倍派の若手議員は「われわれに対する宣戦布告だ」と激怒。石破氏と親しい自民重鎮も「果たして新政権は持つのか…。人事が振り切れてしまった」と懸念する。

総裁選で高市氏を支持した中堅議員は「無役」でいた方が次期総裁選挑戦に好都合だと指摘。「地方をこれまで以上に回って牙を研げばいい。下手に役職に就いたら言動も制限される」と巻き返しを誓う。(竹之内秀介、長橋和之)

409OS5:2024/09/30(月) 21:26:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/78867617f4dbf09f5e20f0e1c89a319bf7829456
石破政権は菅・森山氏が中核 茂木氏は外れ主流派が逆転、火種くすぶる
9/30(月) 21:07配信
産経新聞
自民党の茂木敏充氏(関勝行撮影)

30日に発足した自民党の新執行部の肝は森山裕幹事長と菅義偉副総裁だ。石破茂総裁が首相として内政や外交に追われる中、森山氏が選挙や国会運営など党務を掌握し、菅氏が石破総裁の後見役を担う。岸田文雄政権発足当初は冷や飯を食わされた森山氏と、終始無役だった菅氏が再び中核に。一方、主流派を謳歌(おうか)した茂木敏充前幹事長は外れ、主流派と非主流派の立場が逆転した。

【表でみる】自民の新体制、判明した閣僚の顔ぶれ

■新政権人事で火種

「自民党が最も誇れることは、いろんな議論をするが、いったん決まったらみんなで(一致して)実現する歴史を作ってきたことだ」。森山氏が30日の記者会見で語気を強めたのは「挙党態勢」を訴えたときだった。

30日までに固まった新政権の人事は火種を残した。総裁選に立候補した高市早苗、小林鷹之両氏は石破総裁から打診されたポストを固辞。こうした党内事情を意識し、森山氏は記者会見で「党内の融和に十分配慮する」と強調した。

石破総裁が森山氏の幹事長起用を考えていることを水面下で伝えたのは9月27日の総裁選直後だった。石破氏は同日夜の記者会見で「泥をかぶるのが幹事長の仕事」と語ったが、すでに「森山幹事長」が念頭にあった。

■辛酸なめた茂木氏

菅氏には「全体を取りまとめてほしい」と政権の重し役を依頼した。

石破氏周辺によれば、石破氏本人は予算委員会開催を経た11月以降の衆院選実施が念頭にあった。だが、考えを変え、最速の「10月27日投開票」を決断したのは森山氏の進言を受け入れたからで、菅氏も同じ考えだったという。

人事でも、菅氏が寵愛(ちょうあい)する小泉進次郎氏を党四役の選対委員長に、菅政権の官房長官だった加藤勝信氏を財務相に起用し、国会運営の司令塔には森山氏側近の坂本哲志農林水産相を充てた。

辛酸をなめたのが幹事長だった茂木氏だ。茂木氏は麻生太郎副総裁、岸田首相との3人で政権を動かしているとして「三頭政治」と表現していた。しかし、決選投票では麻生氏とともに高市氏に投票した。茂木氏と歩調を合わせた旧茂木派議員は党役員や内閣に登用されなかった。

ただ、石破総裁は首相経験者の麻生氏の協力は不可欠だと判断。9月29日夕、森山氏が麻生事務所に出向き、最高顧問就任と義弟の鈴木俊一財務相の総務会長起用、麻生派の武藤容治衆院議員の経済産業相起用を依願し、承諾された。仮に菅氏に断られた場合は副総裁を打診する意向だった。(田中一世)

410OS5:2024/09/30(月) 22:27:46
https://mainichi.jp/articles/20240930/k00/00m/010/291000c
意趣返し? 岸田首相も憂う「鬱憤晴らす」石破政権の“無派閥”人事
深掘り
遠藤修平
小田中大
政治

速報

国政選挙
毎日新聞
2024/9/30 21:07(最終更新 9/30 21:07)

記者会見をする石破茂総裁=東京都千代田区で2024年9月30日午後3時4分、渡部直樹撮影
 「派閥なき総裁選」を経て誕生する石破政権だが、派閥解消の流れは閣僚人事にどう反映されたのか。

 目を引くのは無派閥議員の多さだ。新内閣で20人の閣僚のうち、12人に及んだ。他に麻生派と二階派が各2人、茂木派、旧岸田派、旧森山派が各1人だった。

 2021年10月の岸田文雄政権発足時の派閥別(名称は当時)の構成は、岸田派3人▽竹下派4人▽細田派4人▽麻生派3人▽二階派2人――と派閥均衡で起用された。一方、無派閥は3人に過ぎなかった。

 今回は最大勢力となった無派閥は、総裁選で石破氏や小泉進次郎元環境相を推した議員らで構成される。ただし、実態は旧石破グループと小泉氏を支援した菅義偉前首相のグループが多くを占める。岸田文雄政権での非主流派が、石破体制で主流派に転じたと言える。

 安全保障政策に詳しい「国防族」が目立つのも特徴だ。入閣する防衛相経験者は石破氏を含め、岩屋毅、中谷元、林芳正の計4氏を数える。安全保障担当の首相補佐官には長島昭久元副防衛相を起用する。党側でも、政調会長に就いた小野寺五典氏や衆院議院運営委員長に就く予定の浜田靖一前国対委員長が防衛相を務めた。石破氏は国防族の代表格だが、党内の人脈は乏しい。自らと個人的な親交がある議員を起用した結果とみられる。

安倍派の入閣なし
 …

411OS5:2024/10/01(火) 07:31:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/b028c3ae175419fd8047a38dcbd3bece07a7c5a3
「党内融和」へ調整力発揮なるか 森山裕氏が自民党幹事長に就任 地元・鹿児島4区は党ナンバー2の活躍に期待「地方の時代来る」
10/1(火) 7:00配信

南日本新聞
新執行部呼び込みで総裁室に入る森山裕氏=30日、東京・永田町の自民党本部

 自民党の森山裕前総務会長(79)=衆院鹿児島4区=が30日、党幹事長に就いた。県関係では故・二階堂進氏以来で、国会対策委員長など多くの要職に就き党務に精通する手腕を買われての抜てきとなった。総裁選による摩擦への対応や、解散・総選挙も間近に控え早くも調整力の発揮が求められる局面だ。会見では「党内融和に十分配慮する」と決意を語った。

【写真】記者会見後、写真撮影に応じる森山裕氏(左から2人目)ら党4役と菅義偉副総裁=30日、東京・永田町の自民党本部

 衆院議員会館内の事務所には朝から祝電やコチョウラ

ンが続々届き、秘書らは多数の来客対応に追われた。午後1時、呼び出しを受けた森山氏は硬い表情で総裁室入り。総務会で幹事長就任が決まると「石破総裁を支え安定した党運営に努める」とあいさつした。

 鹿児島市議から国政に転じ、財務副大臣や農相を歴任。安倍・菅政権では国対委員長を歴代最長務め、与野党に幅広い人脈を持つ。

 岸田政権下では、選挙対策委員長として衆院小選挙区定数「10増10減」の候補者調整を進め、派閥裏金事件の聞き取り調査の座長も引き受けるなど、歴代首相の信頼を得てきた。

 就任会見では「私は浅学非才。どちらかというと高齢者の部類に入る」とした上で、「若い人の意見も高齢者の意見も受け止める政治をするのが大事」と強調。日本経済が転換点にあることを念頭に「党内融和に十分配慮し、野党協議もしっかりやり、政治を間違いのないようにしたい」と抱負を述べた。

 裏金事件による政治不信を巡っては「国民の信頼回復に向けさらに努力しないといけない」。総裁選による摩擦も指摘される中、挙党態勢をどう築くか問われると、「自民党の歴史で最も誇れるのは、一度決まったら皆でそれを実現する歴史を作ってきたことだ。総裁選で出た結論には、皆が真摯(しんし)に謙虚に向かうことが大事だ」とした。



 「難局を打開できるのは、この人しかいない」。自民党の森山裕氏(79)=衆院鹿児島4区=が幹事長に就任した30日、旧知の地元関係者は人口減少や低迷する地方経済への手腕に期待した。党ナンバー2として派閥裏金事件で落ち込む信頼の回復も求めた。

 永野和行肝付町長(73)は「地方に光が当たる時代が来るのでは」と声を弾ませた。党役員として多忙でも、週末のたびに地元で国政報告会を開き有権者と語り合う姿を知るからだ。地方創生を掲げる石破茂新総裁とも考え方が近いとみる。

 県関係者が党幹事長に就くのは、旧高山町出身の故二階堂進氏以来。森山氏は基幹産業の農林水産業にも精通しており、「資材高騰や子牛価格低迷などの厳しい状況を理解している。国政に反映して」と注文した。

森山氏は2005年の衆院選で郵政民営化に反対して無所属で出馬、党本部が送り込んだ対立候補を破った。

 当時の鹿屋市長だった山下栄さん(89)=鹿屋・肝属地区後援会長=は、「地方を守るため、不利になってもぶれない姿勢を今も貫いている」と感慨深げ。党には裏金事件などの逆風が吹くが「党を変えられるのはこの人しかいない。これまで同様、いろいろな人の話を聞いて整理し答えを出すはずだ」と期待する。

 鹿児島市議出身で、37歳で全国最年少議長(当時)にも就いた森山氏は度々、「本籍は地方自治にある」と強調してきた。

 40年以上の付き合いがあり、国政初挑戦の際には陣営幹部も務めた入船攻一市議(79)は「市議時代から週末は県内各地に足を運び、現場の声を聞いて鹿児島全体の課題に目を向けていた」と明かす。「築いた人脈を何より大事にする。なるべくして幹事長になった。新総裁をしっかり支えて」とエールを送った。

南日本新聞 | 鹿児島

412OS5:2024/10/01(火) 07:31:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffc9d694c5187fb456e49e7a79d5a137553b4a87
早期解散「ご祝儀相場」狙い 重鎮助言、議論重視から一転 高市氏要職固辞、火種に〔深層探訪〕
10/1(火) 7:00配信


時事通信
自民党新総裁に就任し、記者会見する石破茂氏=27日、東京・永田町の同党本部

 自民党の石破茂新総裁が「10月総選挙」にかじを切った。総裁選では、臨時国会で与野党議論を重視する発言もあったが、早期解散を促す重鎮らの意向もあり、「ご祝儀相場」を見込んで衆院解散戦略を転換した。党内では総裁選のライバル候補が人事への協力を拒否。新政権は船出を前に早くも揺れている。

 ◇「党首討論をやれ」
 「いろんな可能性は否定しない」。石破氏は29日、出演したNHK番組で衆院選「10月投開票」の可能性を問われ、珍しく言葉少なにこう言い切った。

 半月前、総裁選の渦中にあった石破氏は真逆とも取れる発言をしていた。小泉進次郎元環境相が臨時国会で新首相選出後、直ちに解散すべきだと唱えたのに対し、「(与野党による)本当のやりとりは予算委員会だ。国民の判断材料を提供するのは責任だ」と反論。全閣僚出席の下で一定の審議を行う意向を示していた。

 ただ、派閥裏金事件による逆風の中、審議時間を十分確保すれば野党の厳しい追及にさらされるのは必至。政権発足直後に期待される高い内閣支持率がおぼつかなくなる可能性さえある。

 「党首討論をやったほうがいい。1日で済むから」。総裁選後の27日、自縄自縛に陥りつつある石破氏に助言したのは、旧岸田派を動かし「石破総裁」誕生につなげた岸田文雄首相だ。脳裏には2021年総裁選直後の衆院選勝利を弾みに、3年間政権の座を占めた経験がある。同じく決選投票で石破氏を支持した菅義偉前首相も総裁選後、周囲に「選挙は早いほうがいい」と語った。

 28日夜、東京都内の議員宿舎で机を囲んだ石破氏と最側近らは投開票日を「10月27日」「11月10日」の2パターンとすることで一致。「時間はもうない」と決断を迫られた石破氏は29日の民放番組で「党首討論をやるなら、予算委の時間は短くてもいい」と話すなど、ここ数日は国会論戦で党首討論に比重を置く発言を続けていた。

 連立を組む公明党は「10月27日投開票」に向けすでに準備に入っており、同党幹部は「早い決断は歓迎だ」と語った。

 野党は石破氏の変わり身に批判を強める。「論戦から逃げるなら『裏金解散』『臭いものにふた解散』だ」。立憲民主党の野田佳彦代表は29日、盛岡市で記者団の取材に応じ、早速けん制した。

 ◇「論功行賞」
 人脈の幅の狭さゆえ石破氏の党内基盤は盤石にはほど遠く、解散を先送りすれば不協和音が表面化しかねない事情も抱える。

 28日夕、石破氏から直接、総務会長就任を打診された高市早苗経済安全保障担当相は「自分より若手を処遇してください」と、にべもなく断った。決選投票で逆転され、求めていた幹事長ポストが得られなかったことへの不満は明らかで、高市氏を支援する自民中堅は「無役で次に備える」と、早くも捲土(けんど)重来を口にする。

 一方、陣容が明らかになってきた新政権人事では、総裁選で自身を支えた陣営議員や岸田首相、菅前首相に近い顔触れが並び、「身内」への配慮を優先させた格好だ。

 安倍政権以降は主流派だった麻生派や旧安倍、旧茂木両派からの登用は限定的となる見通し。旧安倍派の若手は「論功行賞のオンパレードだ」と、「非主流派」転落に恨みを募らせた。総裁選で表面化した亀裂は深まりを見せている。

413OS5:2024/10/01(火) 12:02:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/c17020a21e8ec12ae3bc898f2af94e28bec94f94
閣僚・党人事で明暗、勝利貢献の旧岸田派・旧森山派を厚遇…旧茂木派・旧安倍派はほとんど起用せず
10/1(火) 8:10配信

読売新聞オンライン
初役員会に臨む石破新総裁(中央)ら。右隣は菅副総裁、左隣は森山幹事長(30日、党本部で)

 自民党の執行部・閣僚人事は、派閥や旧派閥の処遇で明暗が分かれた。石破茂新総裁は総裁選での勝利に貢献した旧岸田派などを厚遇しつつ、「反石破」に回った麻生派への配慮もにじませた。旧茂木派と旧安倍派はほとんど起用せず、「非主流派」を印象付けた。

 総裁選の決選投票で、石破氏は岸田首相が率いた旧岸田派の支援を受け逆転勝利した。閣僚人事では同派ナンバー2の座長だった林官房長官を続投させ、党四役にも小野寺五典・元防衛相を政調会長に起用した。小野寺氏は30日の記者会見で衆院解散・総選挙に向け、「政権公約の取りまとめに入りたい」と語った。

 旧森山派の重用も目立つ。幹事長に森山裕総務会長が就き、党運営を主導する。森山氏は岸田氏や菅前首相との関係が良好で、党内では存在感が高まるとの見方が多い。

(写真:読売新聞)

 菅氏と近い議員の登用も多い。選挙対策委員長に小泉進次郎・元環境相を充てたほか、閣僚人事では坂井学・元官房副長官らの入閣が内定した。いずれも決選投票では石破氏を支持したとされる。

 党内融和にも工夫を凝らした。麻生太郎・前副総裁を最高顧問としたほか、麻生派から鈴木俊一財務相が総務会長に起用され、閣僚にも2人が内定した。麻生氏は決選投票で高市経済安全保障相を支持したが、冷遇すれば、「党内不和の火種になりかねない」(中堅)と判断したとみられる。

 「負け組」となったのは茂木敏充・前幹事長が率いた旧茂木派と、旧安倍派だ。

 総裁選で敗れた茂木氏は要職から外れた。一方、茂木氏と距離のある加藤勝信・元官房長官は財務相に内定し、派内では「茂木氏が入り込む余地をなくすためでは」との見方もある。

 最盛期に100人を数えた旧安倍派は、幹事長代行に福田達夫・元総務会長の起用が決まったが、入閣はゼロ。今年1〜2月に派閥を退会した岩屋毅・元防衛相、福岡資麿参院政策審議会長を含め、内定した閣僚19人のうち11人が無派閥で、対照的な結果となった。

414OS5:2024/10/01(火) 12:04:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/b60b88ad432582dc2d4eadf9df41037aca3c2cfd
田崎史郎氏 石破新内閣をバッサリ「非主流派の在庫一掃セール」 閣僚19人中、6人が“身内議員”「ここまでやるか」
10/1(火) 10:42配信

デイリースポーツ
 田崎史郎氏

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が1日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。石破内閣の顔ぶれについて、「非主流派の在庫一掃セール」と切り捨てた。

【写真】幼少期の石破茂氏 眉毛キリッ!髪の毛ビシッと分けた美少年

 番組では、この日午後に開かれる衆院本会議の首相指名選挙を経て発足する石破新内閣の閣僚人事の顔ぶれについて特集。閣僚19人のうち、初入閣は13人で、総裁選で石破氏の推薦人を務めた議員6人を起用したことを報じた。

 内閣のうちおよそ3分の1を“身内”で固めたことについて、同局官邸キャップの千々岩森生氏は「おっと思いましたよね。なかなか見たことのないぐらいの数。石破さんとずっと一緒にやってきたからこそ、冷や飯を食わされていたと。能力、実力、党内の評価も高いけども、そういうポストに冷や飯ゆえに入ってこれなかった人は別なんですが…。固有名詞は言いませんけれども、ちょっと、という人は何人かいます…」とその顔ぶれに疑問を呈した。

 田崎氏は「何か非主流派の在庫一掃セールみたいな感じなんですね。これまで非主流、石破さんと近いがゆえに冷遇された人たちを一挙に起用している感じなんですね」とバッサリ。

 これまで一貫して安倍元首相に批判的だった村上誠一郎氏を総務相として起用したことに触れ、「この中でも村上さんに対する批判はかなり強くて。さきほど執行部の一人と話しましたら、その方も『ここまでやる必要あったのか?』というようなことを言われてました」と明かした。

 「菅(義偉副総裁)さんがこれにかかわってらっしゃるという観測もあるんですけど、確認しましたら、菅さんがこの人事に全くかかわってない。この人事は石破さんと森山幹事長で進められた人事じゃないかと思います。ここまでやるかってことですよ」と話した。

 石破氏が組閣を前に「派閥はもうなくなった。どの派閥から何人ということは考えない」と話していたが、田崎氏は「派閥解消を理由にしたあまりに露骨な身内びいきんお人事になっている」と断じていた。

415OS5:2024/10/01(火) 13:58:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/b803523edda88e1ab37e3025f50e696fd18e4a5f
「麻生氏」の誤算のもとは「茂木コンピューター」の狂いにあり
10/1(火) 6:01配信


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デイリー新潮
推薦人が足りなかった2人が
連携して動いてきた麻生太郎氏と茂木敏充氏

 過去最多の9人が立候補し、過去最長の選挙戦を経て9月27日に投開票された自民党総裁選。石破茂氏の勝利が決まったあとの麻生太郎副総裁の苦々しい表情は大いに話題になった。

【写真をみる】進次郎氏と“蜜月関係”だった「政界のプリンス」って?

 ギリギリまで石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境相、そして高市早苗経済安保相の三つ巴の展開が予想された決選投票で、どの組み合わせが進むのかさえなかなか断定できない中、キングメーカーの1人である副総裁の麻生太郎氏やそれに連なる幹事長の茂木敏充氏はミスを犯していたという(肩書はいずれも当時)。

「もう随分長く政治の現場を見てきましたが、間違いなく最も読みきれない戦いだったと思います」

 と、政治部デスク。

「フタを開けるまで石破、小泉、高市の各氏の誰が決選投票に進むのか、なかなか見えない大激戦でした。結果的に高市、石破の両氏になったわけですが、いずれも当初は20人の推薦人に手が届かないかもしれないとの見方も浮上していたほどでした。乱戦ぶりを物語っていたと思います」(同)

麻生氏と茂木氏の誤算
 キングメーカーの1人である麻生太郎氏は当初、自派閥の河野太郎デジタル相を推してきたが、見込みなしと判断すると、有力3氏の中では高市氏支持で連携を強めて行く。

「決選投票が石破vs小泉となると、いずれももう1人のキングメーカーである“菅義偉前首相銘柄”なので麻生氏としては、その組み合わせを何としてでも回避したかったはず。結果として高市vs石破となって、高市氏に乗るのは自然な流れでした。そもそも石破氏に対しては麻生政権時に“麻生おろし”を演じられたことについて、看過しがたいとの思いを抱き続けてきたとされています」(同)

 今回の投開票日直前に麻生・石破会談がありましたが、両者の関係がどの程度修復されたのか、あるいはやはりまったく溝が埋まらなかったのか、現時点でもミステリーなのだという。

「決選投票に臨むにあたって、麻生氏と茂木氏は連携して高市氏を推したわけですが、誤算がありましたね」(同) キングメーカーの1人である麻生太郎氏は当初、自派閥の河野太郎デジタル相を推してきたが、見込みなしと判断すると、有力3氏の中では高市氏支持で連携を強めて行く。

「決選投票が石破vs小泉となると、いずれももう1人のキングメーカーである“菅義偉前首相銘柄”なので麻生氏としては、その組み合わせを何としてでも回避したかったはず。結果として高市vs石破となって、高市氏に乗るのは自然な流れでした。そもそも石破氏に対しては麻生政権時に“麻生おろし”を演じられたことについて、看過しがたいとの思いを抱き続けてきたとされています」(同)

 今回の投開票日直前に麻生・石破会談がありましたが、両者の関係がどの程度修復されたのか、あるいはやはりまったく溝が埋まらなかったのか、現時点でもミステリーなのだという。

「決選投票に臨むにあたって、麻生氏と茂木氏は連携して高市氏を推したわけですが、誤算がありましたね」(同)

小泉支持票と旧岸田派の行方
「茂木氏はこの手の票読みや情勢分析に長けており、これまでに外したことがないとされてきました。茂木コンピューターなんて持て囃す向きもいたくらいです。今回も自信を持って麻生氏に進言し、麻生氏もこれを受け入れ、高市支持で共に行動しました」(同)

 どこで見誤ったのだろうか。

「1回目の投票で国会議員票を最も獲得したのは小泉氏で75票です。この票の多くは石破氏に向かうとしても、少しは割れるだろうと見ていました。さらに、旧岸田派も石破支持で動くだろうが、一部は高市支持に流れると判断していました」

 決選投票での票差は21。一見大きいように映るが……。

「わずか11票動けば逆転なので決して大きいとは言えません。が、茂木氏は態度が微妙な議員がどちらに投票するかをギリギリまで見極め、ある程度の確度で高市勝利を弾き出していただけに、今回の結果には落胆しているようです」(同)

 AIが感情を持つレベルにまで達していないのと同様、実績を誇る「茂木コンピューター」もまた同志たちの心を読み切ることは難しかったということになるだろう。当面、茂木氏は冷や飯を食うことになるとも見られているが、その間にヴァージョンアップは出来るだろうか。

デイリー新潮編集部

新潮社

416OS5:2024/10/01(火) 16:37:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa8ac59c4fd16da0576421ee290a5bc476afc412
高市早苗氏に1票 参院の首相指名選挙で…茂木敏充氏にも 総裁選で石破茂首相と戦った2人
10/1(火) 15:52配信

日刊スポーツ
高市早苗氏(2024年9月9日撮影)

 首相指名選挙が行われた1日の参院本会議で、自民党総裁の座を石破茂総裁(67)と争った高市早苗前経済安保相(63)と茂木敏充前幹事長(68)に1票ずつが投じられた。

【写真】第102代首相に指名され拍手される中、起立する自民党の石破茂総裁

 尾辻秀久参院議長が参院(計242票)の投票結果を読み上げた際、石破氏に143票、立憲民主党の野田佳彦代表に45票、日本維新の会の馬場伸幸代表に21票、国民民主党の玉木雄一郎代表に12票、共産党の田村智子委員長に11票が投じられた。

 これに続いて、国民民主党の伊藤孝恵参院議員、参院会派「沖縄の風」の伊波洋一参院議員、参政党の神谷宗幣参院議員の名前が読み上げられた後、高市氏と茂木氏も含めて、それぞれに1票が投じられたことが報告された。

 石破氏が首相に指名された衆院本会議の首相指名選挙では、自民党議員で名前が読み上げられたのは石破氏だけだった。今回の参院での結果に、インターネット上でも「参議院の首班指名選挙で高市早苗さんに1票が入るwwwwww」「キター!高市早苗君1票」など、話題になっている。

 参院の首相指名選挙でも石破氏が首相に指名され、石破氏は正式に第102代内閣総理大臣に選出された。

417OS5:2024/10/01(火) 16:44:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/bea3edf329114680ccb706739e8b773d973841f9
副議長事務所も異例批判、れいわはプラカードで投票妨害 大波乱の首相指名
10/1(火) 16:00配信


J-CASTニュース
壇上で紙を掲げる、れいわ新選組の大石晃子共同代表。直後に衛視によって排除された(写真:ロイター/アフロ)

 自民党の石破茂新総裁が2024年10月1日に召集された臨時国会で、第102代首相に指名された。石破氏はこれに先立つ9月30日に総裁として開いた記者会見で、「新政権は、できる限り早期に国民の審判を受けることが重要だと考えている。諸条件が整えば、10月27日に総選挙を行いたい」と解散・総選挙を表明した。

【画像】副議長の事務所も異例の批判を展開した

 首相就任前の解散宣言に、野党からの批判が続出。立憲民主党出身の海江田万里衆院副議長の事務所アカウントも「首班指名の本会議を何だと思っているのか」などと異例の批判を展開した。首相指名選挙では、プラカードを掲げて排除される議員もおり、波乱含みの新政権スタートだ。

■石破「不適切とは考えていない」野田「不見識極まりない」

 石破氏は9月30日、党本部での臨時総務会で人事を決定。その後に開いた記者会見で、衆院選の日程を10月27日に予定していることを明かした。首相指名前の解散宣言は異例ながら、石破氏は「異例のことだが、不適切とは考えていない」と語っていた。

 石破氏の方針には、野党からの批判が相次いでいる。

 立憲民主党の野田佳彦代表は、国会内で報道陣に対し「首相就任前であり国会軽視だ。不見識極まりない」と遺憾の意を示していた。

 海江田氏の事務所公式Xは、9月30日深夜、「本日(9月30日)午後3時過ぎの石破自民党新総裁の記者会見をテレビで見ていて驚きました」と投稿した。

 首相指名前の解散宣言について「明らかにフライングの発言で、明日の国会での首班指名の本会議を何だと思っているのかと考えざるを得ません」とつづり、「それにそもそも、総裁選では早期解散を主張する小泉進次郎代議士を諫めるかたちで、十分議論を重ねて、国民に選択肢を示してから解散すべきであると主張していたことを多くの国民が覚えています。これでは食言を重ねたこれまでの自民党総裁と何ら変わりがありません」と石破氏の主張が二転三転しているのではないかと批判した。議長と副議長は就任時に会派を離脱するのが慣例。その上で与党批判を展開するのは珍しい。

れいわ大石氏「こういう茶番はやめろー!」
 衆院本会議で行われた首相指名選挙の投票でもアクシデントがあった。れいわ新選組共同代表の大石晃子衆院議員は投票箱の前まで歩み寄ると「能登の補正予算を」と書いた大きなプラカードを取り出し、両手に掲げて立ち止まった。

 額賀福志郎議長に「やめてください」と制止されるも、「こういう茶番はやめろー! なんやねんこの茶番は! 被災者は投票なんかできません!」などと繰り返した。投票は議員らが大石氏の背後を通る形で行われ、大石氏はマイクを遮断されるも声を張り上げ、主張を続けた。

 場内にざわめきが広がる中、「降壇してください! 直ちに降壇をすべきです」と促されるも、大石氏は数分間にわたって壇上に立ち続けた。「演壇で物品を掲げる行為はおやめください。降壇を命じます」との指示を受けても抗議を続けた大石氏は、その後2人の女性衛視によって排除された。

※タグは以下をいれてください

418OS5:2024/10/01(火) 21:45:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/dac512711ff8dc43fc8fdf7e036904f99b24913e
高市、茂木氏に各1票 離党世耕氏は石破氏 参院本会議
10/1(火) 19:56配信


時事通信
 参院本会議で1日に行われた首相指名選挙で、参院会派「NHKから国民を守る党」の斉藤健一郎氏と浜田聡氏が自民党総裁選に出馬して石破茂首相に敗れた候補に投票した。

 斉藤氏は高市早苗前経済安全保障担当相に、浜田氏は茂木敏充前幹事長に1票を投じた。

 石破氏には自民、公明両党のほか、無所属の鈴木宗男、世耕弘成両氏らが投票し、143票だった。参院安倍派に影響力があるとされる世耕氏を巡っては、総裁選で高市氏支持を呼び掛けたと指摘する声もあった。

419OS5:2024/10/01(火) 21:52:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/72a6850ef765f4e79d09c002a0ed912e15c491f7
「一人良識派」自任する「国賊」発言の村上誠一郎氏 20年ぶり入閣に処分後も残るしこり
10/1(火) 17:54配信
産経新聞
総務相に起用される村上誠一郎元行政改革担当相(矢島康弘撮影)

自民党の村上誠一郎元行政改革担当相が1日夜に発足する石破茂内閣で総務相に起用される。入閣は初入閣した平成16年以来。村上氏は党内で「一人良識派」を自任し、安倍晋三元首相の政権運営に強く異論を唱え続けたことで知られる。安倍氏が令和4年7月に銃撃され死去した後、安倍氏を「国賊」と呼んだとして1年間の役職停止処分を受けた。処分を終えたとはいえ、死者に向けた心ない言葉を巡り、党内に感情的なしこりを残している。

【石破新内閣の顔ぶれ】村上誠一郎氏、武藤容治氏、三原じゅん子氏ら初入閣は13人

■石破氏の思いにじむ登用

「担当範囲が広いから準備が大変だよ」

村上氏は1日、周囲にこう漏らしつつ、20年ぶりの入閣に表情を引き締めた。

村上氏は戦国時代に瀬戸内海を制圧した海軍衆「村上水軍」の末裔(まつえい)で、村上一族の18代目という。立憲民主党の岡田克也前幹事長は義弟に当たる。平成28年6月には『自民党ひとり良識派』(講談社現代新書)という著書も出版した。

石破氏とは昭和61年の衆院選初当選同期の間柄で、平成30年、令和2年の総裁選で石破氏の推薦人を務めた。今回も石破氏を支援し、決起集会では涙ながらに「勝つぞー」と声を張り上げた。

9月28、29日に複数のポジションを石破氏と調整した結果、総務相に任じられたという。論功行賞の色彩より、花形のポストに当てられる機会のなかった「正論を吐く能力ある友人」(石破氏)に対する石破氏の強い思いがにじむ登用となった。

一方、村上氏は安全保障法制、特定秘密保護法に関する法案審議や森友・加計学園問題などを巡って安倍氏に対し厳しく注文を付ける。旧民進党や立憲民主党、共産党などと足並みを合わせるような主張に、安倍氏に批判的な記者から「党重鎮」としてコメント取材を受ける機会は少なくなかった。

■「安倍派に対する宣戦布告」

安倍氏が死去した後は、記者団に対し安倍氏について「国賊」と言い放ったとして、発言内容が報じられた。党紀委員会は令和4年10月、村上氏の発言を事実と認定し、党員としての品位をけがす行為に当たるとして、1年間の党役職停止処分を決めた。当時、石破氏も「私なら、あのような表現は使わない」と苦言を呈していた。

その後、村上氏は記者会見で、「発言を撤回し、深くおわび申し上げる」と釈明し、安倍氏の遺族に謝罪に赴きたい考えも示した。安倍氏に対する思いを問われると「(国賊という)意図は全くなかった」と述べ、10秒以上沈黙した後、「残念に思う。政策について正しいかどうか言っていただけで、(安倍氏に対する)個人的な感情を考慮したことはない」と語った。

3年10月に処分は終えたものの、村上氏の入閣は党内で複雑な感情をもって、受け止められている。

石破内閣の入閣予定者も村上氏の起用に「まずいかもしれない」と表情を曇らせ、安倍氏を慕う旧安倍派(清和政策研究会)の若手は「耐えられない。旧安倍派に対する宣戦布告ではないか」と語る。(奥原慎平)

420OS5:2024/10/01(火) 21:54:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/980f71e4f7e11ce11b7f66e38b5c3e5665e06dd2
麻生太郎氏、自民執行部の写真撮影を辞す 一礼後退室に石破氏も深々お辞儀、遺恨か慣例か
10/1(火) 12:09配信
産経新聞
自民党臨時総務会に出席する(左から)石破茂総裁、森山裕幹事長、麻生太郎最高顧問=9月30日午後、党本部(春名中撮影)

自民党の石破茂総裁率いる党執行部人事が了承された9月30日の臨時総務会で、最高顧問に就任した麻生太郎前副総裁が集合写真の撮影を辞する場面があった。15年前の首相時、石破氏に退陣を迫られた経緯がある麻生氏。両者の間の溝の深さが早くも露呈したとの見方のほか、慣例上麻生氏が身を引いたとの指摘もある。

【イラストでみる】石破茂新総裁はこんな人

「新たに最高顧問を創設した。麻生太郎くんをお迎えしたい」

石破氏は総務会で、手元の紙に目を落としながら、こう述べた。

最高顧問は常設の役職ではなく、平成6年に退任した中曽根康弘元首相以来となるという。党則によれば、「顧問は総裁又は党執行機関の諮問に応じて意見を述べる」とされ、名誉職の色が強い。

麻生氏も「石破総裁のもと、最高顧問という役職を拝命することになりました。全力を挙げて邁進(まいしん)させていただきます」などと応じた。険しい表情は崩さなかった。

会合が終わると、新執行部での写真撮影が急遽求められたが、席を立った麻生氏は石破氏に向かい、一礼。引き留める声が飛ぶ中、会議室の出口に向かった。

先の総裁選で、麻生氏は石破氏に敗れた高市早苗経済安全保障担当相を支援した。平成21年には麻生内閣の支持率が低下する中、当時農林水産相だった石破氏が麻生氏に退陣を促すなど遺恨が残ったとされる。

会場を後にしようとする麻生氏に対し、石破氏は深々と頭を下げていた。その後は「グータッチ」のポーズを求めるカメラマンに対し、「グータッチ。最近はグータッチなのか」と言いながら、執行部のメンバーらと撮影に応じた。

421OS5:2024/10/01(火) 22:32:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/60f420c1bf75a4d32251f5187413438c54604e1a
石破茂内閣 閣僚19人の横顔 国際弁護士に俳優、配管工、元刺客…異色の経歴持つ閣僚も
10/1(火) 21:55配信


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産経新聞
石破茂内閣

石破茂内閣が1日、発足した。自民党総裁選で石破陣営の推薦人となった6人を閣僚に登用するなど石破首相自身が信頼するメンバーらを据えた。初入閣は13人。閣僚19人の横顔を紹介する。

【イラストでみる】石破茂新総裁はこんな人

◆村上誠一郎総務相 安倍氏を「国賊」発言で処分

石破茂首相と昭和61年の衆院選初当選同期で、首相が平成30年、令和2年の総裁選に出馬した際に推薦人となった仲だ。

安倍晋三元首相に対しては、森友・加計学園問題や安全保障法制などを巡り批判。安倍氏の死去後、「国賊」と発言したとして、党紀委員会から1年間の党役職停止処分を受けた。戦国時代に瀬戸内海で活動した海賊衆「村上水軍」の末裔。

◆牧原秀樹法相 地元のライバルは立民・枝野元代表

総裁選では、上川陽子前外相の推薦人代表として奔走した。愛称は「マッキー」。大学受験中、バラエティー番組にレギュラー出演した異色の経歴を持つ。国際弁護士から政界に転身。環境政務官時代に動物愛護に力を入れ、殺処分ゼロに向けた「牧原プラン」を策定した。

地元のライバルは立憲民主党の枝野幸男元代表で、一度も実現していない選挙区当選が悲願。

◆岩屋毅外相 総裁選では石破陣営の選対本部長

衆院当選9回を重ねるベテランだが、2度の落選で7年の浪人生活を送った苦労人。総裁選では石破茂陣営の選対本部長を務め、石破総裁誕生に奔走した。国防族として知られるが、時の首相に対し持論を展開することも。

ホームページでは趣味のギターの弾き語りの動画や、孫とのセッションの様子の写真を投稿し、普段は見せない一面も披露している。

◆加藤勝信財務相 安倍氏最側近だった「たわし」

総裁選では「国民の所得倍増」を掲げ、政策通ぶりや安定した答弁はSNSでも好評。最下位の9位だったが、政権の要職に起用された。

旧大蔵省出身。義父の加藤六月元農林水産相は安倍晋三元首相の父、晋太郎元外相の側近で、加藤、安倍両家は家族ぐるみの付き合いだった。安倍政権を最側近の一人として支えた。髪質の硬さからSNSでは「たわし」の愛称で呼ばれる。

◆阿部俊子文科相 看護・福祉に精通する元「刺客」

平成17年の衆院選で、郵政民営化に反対した平沼赳夫元経済産業相の「刺客」として、縁もゆかりもなかった岡山3区から出馬。比例復活当選を果たし、現在6期目。数少ない女性閣僚として初入閣となった。

看護師を目指して短大に進学した後、「老人施設の経営者になる」ために米国に留学。博士号を取得した。好きな言葉は、ヘレン・ケラーの「希望は人を成功に導く」。

◆福岡資麿厚労相 参院で返り咲きの苦労人

平成21年の衆院選で議席を失い、翌年の参院選でくら替えして返り咲いた苦労人。自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受け、所属していた旧茂木派を退会した。

小学2年で剣道を始め、慶大剣道部で副将を務めた腕前を持つ。党厚生労働部会長を務め、厚労行政に明るい。ただ、扱う政策の幅が広い厚労相は、安定感のある国会答弁など求められるハードルは高い。

422OS5:2024/10/01(火) 22:33:08
◆小里泰弘農水相 阪神大震災時は震災担当相秘書官

証券会社勤務、父の小里貞利元自民党総務会長の秘書を経て平成17年に衆院初当選した。谷垣禎一元総裁の側近で、旧谷垣グループの事務総長を長年、務めた。

23年の東日本大震災では、阪神大震災時の震災担当相秘書官経験を生かし、野党でありながら対策を立案した。農林水産行政にも精通する。趣味は魚をさばくところまでやり遂げる釣り。

◆武藤容治経産相 4代続く政治家一家、父は通産相

衆院当選5回ながら重要閣僚の一つである経済産業相に抜擢された。4代続く政治家一家で育ったが、父・嘉文通産相(現経産相)の秘書、酒造会社経営と多彩な経歴を持つ。経験を生かし、中小企業・小規模事業者対策などに取り組む。

高校時代にアイスホッケー部でインターハイに出場した経験も。所属する麻生派では、「いい人」と評価が高い。

◆斉藤鉄夫国交相 ライドシェアの全面解禁は慎重

公明党枠となって久しい国土交通相を引き続き担う。党代表を退任した山口那津男氏と同じ72歳。15年ぶりの代表交代で刷新が進む中、衆院当選10回のベテランは健在だ。

自動車大手の「型式指定」認証申請不正、自身が慎重なライドシェアの全面解禁といった課題が山積し、手腕が問われる。東工大院出身の工学博士。鉄道とあんこが大好物。

◆浅尾慶一郎環境相 祖父と父は在外公館の大使

曽祖父2人が衆院議員、祖父と父が在外公館の大使を務めた「華麗なる一族」出身。平成10年参院選で民主党公認で初当選。みんなの党結成に参加し、21年に衆院に転身した。

26年の同党解散に際し代表として政党交付金総額14億円超の国庫返納を決断。落選を経験し、令和4年参院選で自民党公認で当選した。赤ワインを好んで飲むが、酒はさほど強くなく、酔うタイプだ。

◆中谷元防衛相 「千手観音大臣」、3度目の登板

元陸上自衛官で、厳しい訓練で有名な「レンジャー隊員」の教官を務めた。安全保障政策に精通し、防衛庁長官時代も含め、3度目の防衛相就任となった。前回は安保関連法の審議で忍耐強さと実直さを発揮し、成立に尽力。びっしり付箋を貼った答弁原稿を用意した様子から、「千手観音大臣」とも呼ばれた。カラオケで強烈な風刺を効かせた替え歌を披露する一面も。

◆林芳正官房長官 音楽と食愛する「ピンチヒッター」

政策全般に通じ、時の政権が閣僚の不祥事などで窮地に陥るたびに後任に起用されてきたことから「政界のピンチヒッター」の異名を持つ。

楽器演奏を得意とし、外相時代はジョン・レノンの「イマジン」をピアノで即興演奏し、各国外相の拍手喝采を浴びた。会食好きで、飲食店予約サイト「食べログ」を重宝。座右の銘は松尾芭蕉が見いだした俳諧の理念とされる「不易流行」。

423OS5:2024/10/01(火) 22:33:21
◆平将明デジタル相 政界進出前は青果仲卸業を営む

令和3年に解散した旧石破派のメンバー。先端技術の動向に明るく、生成人工知能(AI)などに関する党プロジェクトチームで座長を務める。政界進出前は青果仲卸業を営み、資金繰りに奔走した経験も。平成17年、日本青年会議所会頭選挙に立候補。OBである麻生太郎最高顧問の「影響力」を排除するためだったが、落選。市場で使うモートラ(運搬用の小型車)の操縦も得意。

◆伊藤忠彦復興相 事態急転で悲願の初入閣

入閣が予定されていた他の議員が辞退したため、急遽の差し替えで復興相のポストにすべり込んだ。5期目で悲願の初入閣。旧二階派で二階俊博元幹事長に師事し、国土強靱化や環境分野の政策に明るい。総裁選では河野太郎氏の推薦人を務めた。

父は東海銀行の元頭取で、伯父は山本壮一郎元宮城県知事。小渕恵三元首相の秘書を務めた経験もある。座右の銘は「天下為公」。

◆坂井学国家公安委員長 菅義偉氏最側近の元配管工

菅義偉副総裁の最側近。菅氏を慕う衆院の中堅・若手らでつくるグループ「ガネーシャの会」のまとめ役で、菅政権時代は官房副長官として支えた。総裁選では小泉進次郎陣営の中核を担った。

東大法学部卒で松下政経塾生でもあったエリートだが、熊本県で配管工として働いた異色の経歴を持つ。小学生から大学卒業までは野球漬けの日々。趣味はウオーキング。

◆三原じゅん子こども相 医療制度改革訴え政界入り

TBSドラマ「3年B組金八先生」の生徒役で有名に。女優や歌手として活躍するかたわら、子宮頸がんを患った経験から医療制度改革の必要性を訴え平成22年参院選で初当選。菅義偉副総裁に近く、28年参院選では菅氏の地元・神奈川選挙区から立候補、トップ当選を果たした。

カーレーサーとして活躍していたことも。4月に愛車が盗難に遭ったことが話題になった。

◆赤沢亮正経済再生相 政策通の「石破マニア」

自ら「趣味は石破茂」というほど、同じ鳥取県選出の石破首相の側近を自任する「石破マニア」。旧石破派の政策委員長として過去の総裁選で政策集の作成に携わった。首相が「最後の戦い」とした今回の自民党総裁選でも奔走した。

元国土交通省の官僚で、平成17年の衆院選で初当選。内閣府副大臣や財務副大臣を歴任して政策全般に明るく、国会対策にも精通する。

424OS5:2024/10/01(火) 22:33:37

◆城内実経済安保相 造反、落選経験の保守論客

外務官僚を経て平成15年衆院選で初当選。安倍晋三元首相に見いだされたが、17年の郵政民営化法案採決では本会議場内での安倍氏の説得を振り切って反対。「刺客」を放たれ、落選の憂き目に遭った。

復党後は保守論客として活動。総裁選では高市早苗氏を支援した。高市氏が顧問の「保守団結の会」幹部で、靖国神社参拝を欠かさない。趣味はレコード収集とサッカー。

◆伊東良孝地方創生相 美術教諭でアマチュア画家

総裁選でいち早く石破茂首相支持を決め、推薦人として勝利に貢献。75歳と遅咲きでの初入閣となった。初当選は60歳だった平成21年衆院選で、自民党への逆風をはねのけた。

農林水産副大臣を2回務めた農水族で、国対副委員長や衆院議院運営委員会理事を経験し、国会運営にも明るい。大学時代に美術教諭の資格を取得。アマチュア画家の顔を持ち、ギターの腕前もプロ並み。

425OS5:2024/10/01(火) 22:35:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a7c6f99eebeb333afc2f23677dc328e9f637210
岸田文雄政権、1094日に幕 外交・安全保障・経済…実績への評価高く再登板の芽も
10/1(火) 19:49配信
産経新聞
花束を受け取り、笑顔を見せる岸田文雄首相=1日午後、首相官邸(岩崎叶汰撮影)

岸田文雄前首相は1日、戦後の首相で8番目の長さとなった政権運営に幕を下ろした。反撃能力(敵基地攻撃能力)を盛り込んだ国家安全保障戦略など安保関連3文書を策定し、戦後日本の安全保障政策を転換したほか、賃上げへの注力でデフレ脱却の土台を築いた。自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件の責任を取る形となったが、外交・安全保障、経済など政策的な実績への評価は高く、再登板の芽も残す。

【時系列で見る】岸田文雄政権の歩み

■棚上げの政策課題に結論

「3年間、多くの皆さんに支えていただいた。感謝の気持ちでいっぱいだ」

岸田氏は1日午後、記者団の問いかけに笑顔で答え、官邸を後にした。スタッフからは花束が贈られ、大きな拍手で見送られた。

3年に及んだ岸田政権の最大のテーマは、棚上げになっていた政策課題に結論を出していくことだった。エネルギーの安定供給のため原発の再稼働にかじを切ったほか、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を断行した。

外交では米国のバイデン大統領や、韓国の尹錫悦大統領と強固な信頼関係を築き、日韓関係を修復。日米韓の枠組みを強化し、東アジアの安全保障体制を再構築した。ロシアのウクライナ侵略にあたっては欧米と足並みをそろえた対露制裁とウクライナ支援を実施した。

退陣表明後も中国による日本産水産物の全面禁輸措置の緩和にこぎ着け、任期の最後まで結果にこだわった。周辺は「一点突破ではなく、必要なことを全てやった」と振り返った。

■将来的に岸田氏「1強」か

一方で脆弱(ぜいじゃく)な党内基盤のため、党運営には苦しめられた。就任当初は麻生太郎副総裁(当時)ら重鎮への根回しを怠らなかったが、不記載事件の発覚後は党改革の姿勢を示すため、トップダウンで旧岸田派(宏池会)解散などに踏み切り、調整不足を指摘されることもあった。

9月の総裁選では岸田路線の継承のため石破茂新首相の支援に回り、勝利に導いたことで新たなキングメーカーに浮上した。党有力者の麻生氏や菅義偉副総裁が70〜80歳代と高齢のため、将来的には60歳代の岸田氏の「1強」になるとの見方があり、再登板説が早くもささやかれている。

岸田氏は「俺のことはいい」とけむに巻くが、側近の一人は「いよいよ国難というときには出てきてもらうしかない」と話す。(永原慎吾)

426OS5:2024/10/01(火) 22:44:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/1aa0b3f7a440f6b9a47458366e580ab1972675c0
旧安倍派事務局長に有罪判決、事件は節目迎えるも告発相次ぎ再捜査 公選法違反で立件も
9/30(月) 18:50配信

産経新聞
東京地検が入る中央合同庁舎=東京都千代田区

自民党の派閥パーティー収入不記載事件は、最大派閥だった旧安倍派事務局長の松本淳一郎被告に有罪判決が下され、一つの節目を迎えた。だが、その後も告発は続き、東京地検特捜部は再捜査を進めている。事件の余波は収まっていない。

特捜部は昨年12月、政治資金規正法違反の疑いで旧安倍派の事務所などを捜索。1月までに不記載額が計3000万円を超えた国会議員や秘書ら10人を起訴・略式起訴する一方、ほかの議員らは不起訴とし、捜査を一度は終結させた。

だが、事件の端緒の一つとなった告発をした神戸学院大の上脇博之教授らが、政治資金収支報告書への不記載が発覚しても刑事処分がなかった議員らを次々に告発。対象議員は数十人を超えており、特捜部は一部を不起訴としたものの、再捜査を進めている。

一連の捜査の過程では堀井学元衆院議員(52)が有権者に香典を違法に配布していた公選法違反の疑いも発覚した。

堀井氏の不記載額は2000万円弱だったが、特捜部は公選法違反罪と政治資金規正法違反罪の「合わせ技一本」(検察幹部)で略式起訴した。

不起訴とされた議員については検察審査会への申し立ても続いている。検察幹部は「不記載額が相応に高額だが不起訴となった議員について検審がどう判断するか注目している」としている。

427OS5:2024/10/02(水) 10:55:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/23da07681af4732f788177f36cac30339687bcb6

石破茂首相に旧安倍派「喧嘩売ってんのか」の声→やりすぎ人事、閣僚ゼロの冷や飯 田崎氏明かす「よっぽど安倍さんに恨み辛みがあったのか」
10/1(火) 23:05配信



デイリースポーツ
 石破茂首相

 自民党の石破茂新総裁が1日の衆参両院の本会議で102代首相に指名され、皇居での親任式、閣僚の認証式を経て、夜に石破内閣が発足した。

【写真】まるでファッションショー 全身黒でビシッと決めた三原じゅん子大臣→1時間後、雰囲気ガラリで颯爽と登場

 発表された閣僚は石破氏に近い議員が重用されているとの指摘もあり、麻生派、旧茂木派、旧二階派からはいずれも2人が入閣したが、旧安倍派からはゼロだった。

 テレビ朝日「モーニングショー」では、総務相に起用された村上誠一郎氏が、22年に安倍晋三元首相の国葬への欠席理由を説明する際に、安倍氏について「国賊」と発言したとして、1年間の党役職停止処分を受けていることがテーマとなり、政治評論家の田崎史郎氏は、高市早苗氏の陣営から「俺たちに喧嘩売るのか」との声があがっていると述べた。

 石破氏の人事を「総理大臣は絶大な権力なわけですから、身内は控えて、ほかの派閥に譲るということをやってきたんですけど、それをあまりやってない」と指摘。自民執行部の1人も「ここまでやる必要があったのか」と話している、と語った。

 またTBS「ひるおび」でも、田崎氏は旧安倍派を「干してる、果たしてこんなこと許されるのかって感じの人事です」「(党内で)勝ち組負け組に関わらず、不評ですね」と述べた。

 「よっぽど安倍さんに対する恨み辛みがあったのかなと思うんですよね。この12年間のうっぷんを晴らす象徴のよう」と語った。

428OS5:2024/10/02(水) 10:56:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0edd4de2ad5f4f75110fa6f328c21e171d9d2ed
無派閥過半数、「論功」鮮明 若手ゼロ、女性2人 石破内閣
10/2(水) 7:10配信


時事通信
 1日発足の石破内閣では自民党の無派閥議員が過半数を占め、「脱派閥」をアピールする陣容となった。

 石破茂首相は党総裁選で自らを支えた面々を手厚く処遇し、「論功行賞」の側面も鮮明となった。一方で若手の登用はなく、女性も2人にとどまった。

 首相と閣僚計20人のうち無派閥(旧石破グループ、旧谷垣グループ含む)は11人。麻生派、旧茂木派、旧二階派から各2人、旧岸田派と旧森山派から各1人が入った。公明党は従来通り1人。旧安倍派からの入閣はなかった。

 村上誠一郎総務相や岩屋毅外相、赤沢亮正経済再生担当相、伊東良孝地方創生担当相ら6人は総裁選で石破氏の推薦人を務めた。特に赤沢氏は首相の最側近と言える存在だ。小泉進次郎氏を推した坂井学国家公安委員長も、決選投票では石破氏支持に回った。

 総裁選の対抗馬では林芳正官房長官が再任され、加藤勝信氏が財務相として再入閣した。関係者によると、両氏については首相が総裁選の論戦を通じて力量を評価したという。

 一方、現職閣僚として戦った高市早苗、上川陽子、河野太郎の3氏は内閣を離れた。ただ、上川、河野両氏と小泉、加藤両氏の推薦人は計6人が閣僚に就任。首相と距離を置く高市氏の推薦人からはゼロだった。

 全20人の平均年齢は63.6歳。直近の第2次岸田再改造内閣発足時(2023年9月)の63.5歳とほぼ変わらなかった。最高齢は伊東氏の75歳、最年少は福岡資麿厚生労働相の51歳だった。

 初入閣は13人。岸田政権からの続投は林氏と公明の斉藤鉄夫国土交通相の2人だ。閣僚はいずれも衆院5回以上か参院3回以上の当選を重ねており、「若手」の起用は見送られた。

 女性は阿部俊子文部科学相と三原じゅん子こども政策担当相。共に初めての閣僚だ。民間からの登用もなかった。参院からは福岡、三原両氏と浅尾慶一郎環境相が入った。衆院当選回数の最多は首相と村上氏で、12回を数える。

429OS5:2024/10/02(水) 11:02:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/900b4ab53f3b99037beeea1c81255c3c7e2ef832
決戦見据え攻防激化 「論戦なき解散」野党猛反発 内憂外患、揺れる石破自民〔深層探訪〕
10/2(水) 7:00配信

時事通信
自民党新執行部の発足を受けて、記者会見する自民党の石破茂総裁=30日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党の石破茂総裁が熟議を重んじる姿勢を一変させ、10月27日に衆院選を行う意向を表明した。新政権発足の余勢を駆って衆院解散に踏み切るのは、時間がたてばたつほど政権運営が立ちゆかなくなる恐れがあるとの危機感の裏返しだ。野党は「党利党略」と猛反発。1日召集の臨時国会は冒頭から大荒れの兆しだ。自民内では「石破人事」への不満が渦巻いており、政権発足を前に「内憂外患」があらわになりつつある。

【写真】記者団の取材に応じる立憲民主党の野田佳彦代表

 ◇「変節」
 「かなり異例と承知している。理由は(全国の)選挙管理委員会の準備で、それ以外はない」。石破氏は30日、党本部で記者会見に臨み、首相就任を待たずに解散表明を急ぐ理由を問われ、言葉少なにこう語った。

 衆院議員の任期満了は約1年後。実務的な準備を考慮するなら、選挙日程に余裕を持たせればいい。「真実を語る」をモットーとしてきた石破氏がつじつまの合わない説明に終始したのは、衆院選の投開票日を日程的に極めて窮屈な10月27日とする理由を合理的に説明できないためだ。

 東京地裁は30日、自民派閥裏金事件で旧安倍派の会計責任者に有罪判決を言い渡した。野党各党は同日、「裏金議員」の政治倫理審査会出席を10月1日からの臨時国会で求めることを確認。事件の余波が収まる気配はない。

 党内では事件による衆院選への影響は避けられないと懸念が募っており、公明党は新内閣の高支持率を期待できる「ハネムーン」期間が終わる前の解散が望ましいとのメッセージを公然と送る。

 石破氏の解散表明と歩調を合わせた動きも着々と進む。自民は30日、臨時国会の会期を10月9日までとする方針を立憲民主党に伝達した。石破氏が総裁選で約束した「衆院選前の十分な質疑」を確保するのは不可能で、「選挙重視」(政府関係者)への「変節」は否めない。

 ◇「野党分断」
 「まさか論戦から逃げるとは思わなかった。がっぷり四つに(組もう)と思っていたが、いきなり張り手で来た」。立民の野田佳彦代表は30日、石破氏の姿勢を痛烈に批判。「政治とカネの議論を一定程度やってから信を問うのがあるべき姿だ」と強調した。

 代表就任から間もない野田氏には早期解散を避けたい事情もある。衆院選で目標とする政権交代をたぐり寄せるには野党の候補者調整が不可欠。しかし、10月9日に解散されれば「すみ分けを話す時間もない」(立民関係者)ためだ。

 「野党の分断」は第2次安倍政権以降、自民が選挙戦略で最も重視してきた要素だ。立民若手は「議席の大幅な積み上げは難しいかもしれない」と漏らす。

 野党は30日、臨時国会を10月9日までとする案を受け入れず、召集前日に会期が決まらない異例の事態となった。国民民主党の玉木雄一郎代表は記者団に「石破氏は自民を変える前に自分自身が変わってしまった。早くも赤信号がともった」と批判のトーンを上げた。

 ◇「党内対策」
 自民内に目を転じれば、党役員・閣僚人事を巡る不満が充満している。石破氏の人事は自身を支持した議員の処遇が目立つ一方、「裏金議員」を抱える旧安倍派からの起用をほぼ見送った。党内からは「男性ばかり」「どこがオールスターなのか」などの声も上がる。

 長年確執のあった麻生太郎元首相には「最高顧問」を用意。森山裕幹事長が29日に麻生氏の事務所に足を運び、何とか政権運営への協力を取り付けた。麻生氏は30日の臨時総務会で「総選挙で必ず安定政権を獲得するようまい進する」と語ったが、この後の写真撮影には加わらず、会議室を後にした。

 「早期解散は党内の『反乱』に先手を打つ狙いもある」。自民関係者はこう解説した。

430OS5:2024/10/02(水) 11:04:55
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「防災庁設置準備担当相」新設 石破新内閣「ロシア経済分野協力」は置かず
10/1(火) 18:19配信




産経新聞
首相官邸に入る赤沢亮正氏=1日午後(斉藤佳憲撮影)

石破茂内閣の林芳正官房長官は1日、新閣僚の担当を発表した。石破首相が目指す「防災省」設置に向け、新たに「防災庁設置準備担当」の閣僚を置いた。首相の側近である赤沢亮正経済再生担当相が兼務する。

【石破新内閣の顔ぶれ】村上誠一郎氏、武藤容治氏、三原じゅん子氏ら初入閣は13人

首相は自民党総裁選の公約で防災省設置を主張し、その前段階として「防災庁」設置を目指すとしていた。

また、新たに「サイバー安全保障担当」の閣僚も設置した。喫緊の課題であるサイバーセキュリティー対策の態勢強化を狙ったとみられる。平将明デジタル相が兼務する。

一方、前政権まで経済産業相が兼任していた「ロシア経済分野協力担当」は今回の内閣で置かなかった。同担当は、平成28年に当時の安倍晋三首相が北方領土返還をめぐる対ロシア経済協力を具体化するために新設した。だが、2年前のロシアによるウクライナ侵略で状況は一変。その後も歴代政権は担当相を置いていた。

431OS5:2024/10/02(水) 17:12:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/251475af9849b61c1476d85c4183808e73b1ee11
無派閥貫き重要ポスト 橘氏、官房副長官に 万葉集朗唱「交代式にとっておきます」
10/2(水) 8:02配信

北國新聞社
官邸からの呼び込みの電話を受ける橘氏=1日午後2時40分、衆院第1議員会館

 富山3区選出の橘慶一郎衆院議員が議員生活15年で、官邸の中枢を担う重要ポストをつかんだ。初当選時から派閥には所属せず「無派閥」で活動を続け、一部からは「出世のためには派閥に入った方がいい」と諭される時もあった。派閥政治への不信感が高まる中で風向きは変わり、「脱派閥総裁選」を経て、橘氏の歩みが報われた。

【写真】橘氏の官房副長官が決まり、電話に対応するスタッフ=高岡市内

  ●「身が引き締まる」

 1日午後2時35分、本会議を終え、衆院第1議員会館の事務所に戻ってきた橘氏。「任命されたので、官邸に入ってください」。40分に槌道明宏首相秘書官から電話が入った。「身が引き締まる思い」と緊張した面持ちで官邸に向かった。

 約2時間後には初仕事として林芳正官房長官が閣僚名簿を読み上げる会見に同席。参院側の青木一彦、事務の佐藤文俊両官房副長官とともに紹介された。皇居での認証式後は、石破首相の記者会見にも同席し、初閣議に臨んだ。

 この日は万葉集をモチーフにした赤色のネクタイを着用した橘氏。国会での質疑で恒例となっている万葉集の朗唱にちなみ、今の心境を聞かれると「明日の副長官の交代式でのあいさつにとっておきます」と笑顔を見せた。

 本会議に先立って開かれた自民党代議士会では報告係として最後に仕事をこなした。「内閣総理大臣の指名では投票用紙に石破茂とフルネームを記入してください」と説明し、議院運営委員会理事を辞職した。

 事務所には角田悠紀高岡市長らから祝福の電話が相次ぎ、続々とコチョウランが届いた。恒例となっている官邸の階段での記念撮影は深夜に及び、晴れの日の行事を終えた頃にはやや疲れた表情を見せていた。

432OS5:2024/10/02(水) 17:16:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/66fb5471fb3b23280fecda7cbbe8e9df3b536954
新潟県は閣僚不毛地帯?石破内閣にも入閣なし 「大臣ゼロ期間」は全国最長
10/2(水) 11:51配信


新潟日報
国会議事堂

 10月1日に発足した石破内閣の閣僚に新潟県関係の国会議員の名はなかった。新潟県は2012年の政権交代で安倍晋三内閣が発足して以降、約12年間大臣を出していない。新潟日報社の調べでは、大臣ゼロ期間の長さは全都道府県で最長となっている。

 自民党では衆院で当選5回以上、参院で3回以上が「入閣適齢期」とされる。新潟県関係では衆院当選6回の鷲尾英一郎氏(比例北陸信越)、衆院当選5回の高鳥修一氏(比例北陸信越)、参院当選3回の佐藤信秋氏(新潟市出身、比例代表)が当てはまる。

 だが 鷲尾氏は2019年の自民入党後の当選はまだ1回。高鳥氏は政治資金パーティー裏金事件を巡り4月に党から処分を受けた。佐藤氏は任期満了となる25年夏に引退する意向を示している。

 新潟県は戦後、19人が入閣した有力県だったが、衆院選に小選挙区制が導入された1996年以降、勢いを失っている。入閣は、旧民主党政権で田中真紀子氏が文部科学相を務めた2012年10〜12月を最後に途絶えている。

433OS5:2024/10/02(水) 17:17:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9fc4e9f21f585af517dd72910461441654996a3
石破新内閣、経済閣僚の顔ぶれに抜擢感なく 景気浮揚へ課題山積、キーマンは平デジタル相
10/2(水) 11:34配信

産経新聞
記者団の取材に応じる石破茂首相=2日午前、首相官邸(春名中撮影)

1日発足した石破茂内閣では、経済閣僚の顔ぶれにサプライズはなく、要となる政策の推進役を側近や経験豊富な議員で固めた。首相の弱点とされる経済政策では「デフレからの完全脱却」など前政権の基本路線を踏襲し、安定感に重きが置かれる。景気底上げに向けて課題が山積する中、新内閣には総裁選で首相が打ち出した政策を実現するための具体策が求められる。

【一覧表で見る】石破茂内閣 閣僚19人の横顔 国際弁護士に俳優、配管工、元刺客…異色の経歴持つ閣僚も

石破ショック-。自民党総裁就任を受け、9月30日に株価が一時2千円超も下落したことはこう揶揄(やゆ)された。首相の経済政策を巡る不透明感は根強く、市場関係者の悲観的な見方を払拭できるかが喫緊の課題だ。

大黒柱である財務相と金融担当相には、総裁選で安倍晋三元首相の経済政策「アベノミクス」の継承を掲げた加藤勝信氏を起用。石破氏は総裁選で金融所得課税の強化に言及し、市場の警戒感が強まった経緯もあることから、軌道修正を急ぐ。

加藤氏は自民党税制調査会で各年度の重要テーマの結論を固める「インナー」のメンバーとして税制改正に関わり、厚生労働相や官房長官として働き方改革などにも取り組んだ政策通。旧大蔵省OBでもあり、財務省幹部も「よく存じ上げている方」「政策の理解は早そう」と期待を込める。

経済・財政政策の司令塔である経済再生担当相を任されたのは、総裁選で石破陣営の経済政策のブレーンを務めた最側近の赤沢亮正氏だ。物価を上回る賃上げや最低賃金の引き上げ前倒しなどの実現に向け「どのように加藤氏とバランスを取り、経済運営を進めるかが注目される」(野村総合研究所の木内登英エグゼクティブ・エコノミスト)。

石破カラーの経済政策では地方創生を担う地方創生担当相に伊東良孝氏、農業振興を担う農林水産相に小里泰弘氏と、総裁選で推薦人を務めた2人を充てた。

もっとも、首相は地方経済や農業のテコ入れにデジタル技術の活用を挙げており、デジタル相に就いた平将明氏がキーマンになる。平氏は自民党の人工知能(AI)活用などの作業チームで座長を務める党きってのデジタル通。行政改革のためデジタル化を急ぐべきだというのが持論で、改革のスピード感も期待される。

エネルギー政策でも原発活用を打ち出した前政権の路線をおおむね引き継ぐ見通しだ。ただ、首相は当初「原発ゼロ」にも言及しており、電力業界などでは方針転換が本物か訝(いぶか)しむ声もある。とはいえ、経済産業相に就いた武藤容治氏は自民党の総合エネルギー戦略調査会事務局長や経産副大臣を歴任するなどエネルギー政策に明るく、「現実的な政策運営を推進するだろう」(経産省幹部)と期待する声が上がっている。(万福博之、永田岳彦)

434OS5:2024/10/02(水) 17:59:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1686444ad146e7cf50098a3db91fbadfdb3bd88
「選挙の顔」小泉氏出番 無党派取り込みに期待、拙い論戦力に疑問視も 自民選対委員長就任
10/1(火) 9:58配信

西日本新聞
小泉進次郎氏

 自民党の選挙対策委員長に就任した小泉進次郎氏は、初めて臨んだ記者会見で「(次期衆院選では)一人でも多くの仲間を当選させたい」と意気込んだ。起用は高い知名度や発信力を武器に無党派層への浸透を図る狙いがある。小泉氏にとっては総裁選で支持が伸びなかった党員にアピールして「次」に備える好機。ただ、論戦力不足が露呈した今、「選挙の顔」に疑問を投げかける声もある。 

 「党一丸となって、しっかりと結果を残せるよう全力を尽くす」。会見で力強く語った小泉氏。周辺によると、9月27日の投開票の数時間後には石破氏側から打診された。森山裕幹事長からも「頼むな」と連絡があったという。「全国を飛び回り、無党派層の掘り起こしを期待されているのだろう」と小泉氏周辺はみる。

 総裁選で3位だった小泉氏。議員票こそトップの75を獲得したが、党員票は61にとどまった。各地で「応援弁士」を務めれば、党員に顔を売ることができる。初めての党の要職。経験豊富で「党人派」の森山氏の下で、候補者調整などの難題で汗をかくことができるか、早速試される。

 一方、起用した石破氏は小泉氏に対し、「若さ、華やかさ、人気があるのは良いこと」と総裁選中に持ち上げていた。中盤以降失速したとはいえ国民人気は高いままとみられ、党内融和の観点からも執行部に引き入れたことで「ウィンウィン」と石破氏周辺は解説した。

 小泉氏陣営で支えた中堅議員は「総裁選では『経験を積みなさい、勉強してください』ということを突き付けられた。まずは“選挙の顔”として頑張ればいい」とエールを送る。総裁選の討論での拙さから、党関係者は「客寄せパンダでいいのか。(総裁選で)メッキははがれた。国民をばかにしているのでは」といぶかしむ。

 敗戦を財産にし、次もこのチームで戦いたい-。小泉氏は30日午前、総裁選で支援を受けた議員の秘書を集め、「来たるべき再挑戦」に意欲をにじませた。

 (金子晋輔、小川勝也、村田直隆)

西日本新聞

435OS5:2024/10/02(水) 20:37:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/64f15032d13431061888093a8b98ad35264d1585
挙党態勢とは無縁の「お友達内閣」 自民内から石破首相に不満の声 衆院選前に揺らぐ結束
10/2(水) 19:53配信

産経新聞
初閣議を終え、石破茂首相(前列中央)と記念撮影に臨む新閣僚ら=1日午後、首相官邸(鴨川一也撮影)

2日に本格始動した石破茂内閣を巡って、自民党内で不協和音が生じている。新閣僚に先の総裁選で首相を支えた推薦人や、自らに近い「国防族」が目立つ一方、40代以下の若手の起用は皆無で、女性閣僚も2人にとどまったからだ。衆院選を目前に党の結束は早くも揺らぎつつある。

【石破新内閣の顔ぶれ】俳優に元刺客…異色の経歴持つ閣僚も

「所管内容の状況や本人の手腕、経験を踏まえて首相が起用したものだ」

林芳正官房長官は2日の記者会見で、新内閣の人選の経緯をこう説明した。

だが、首相の「お友達偏重」は隠しようがない。村上誠一郎総務相や岩屋毅外相、最側近の赤沢亮正経済再生担当相ら計6人はいずれも総裁選で首相の推薦人を務めた。岩屋氏や中谷元防衛相ら首相と同じ国防族の起用も目立つ。

特に波紋を呼んでいるのが、安倍晋三元首相の死後に安倍氏を「国賊」と呼び、役職停止1年の処分を受けた村上氏だ。2日の会見では「遺族に謝罪した。もう終わったものと考えている」と火消しに走ったが、党内では「(安倍長期政権下で)『冷や飯』を食べる期間が長すぎて怨念のようなものを感じる」(旧安倍派の中堅議員)と首相への不信感を招いている。

■「若手抜擢する気ない」指摘も

衆院選の目玉となる若手や女性閣僚を積極的に登用しようとした形跡もない。直近の第2次岸田文雄再改造内閣には40代が2人いたが石破内閣はゼロ。先の総裁選で小泉進次郎選対委員長を支援した中堅議員は「普通ならば総裁選で戦った(49歳の)小林鷹之元経済安全保障担当相を閣僚に起用する。人事を見て若手を抜擢する気がないことがよく分かった」と突き放す。

直近の内閣で5人いた女性閣僚も2人に減少した。そのうちの一人の三原じゅん子こども政策担当相は2日の記者会見で、「適材適所の結果と受け止めている」と述べるにとどめた。

岸田前首相は不記載事件で後退した党勢回復に向けて今回の組閣で「ドリームチーム」の誕生を望んだ。しかし、挙党態勢とは程遠い陣容に党内では「まったくドリームチームじゃない」(別の中堅議員)といった声が大勢だ。(永原慎吾、竹之内秀介)

436OS5:2024/10/02(水) 21:07:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/34c21e5e0dbd061724066b084426dc310bc51849
衆院選、小泉進次郎氏が「次の首相」へ正念場の応援行脚 石破氏「殺人的な忙しさになる」
10/2(水) 20:37配信
産経新聞
自民党議員の国政報告会で気勢を上げる小泉進次郎選対委員長(中央)=2日午後、石川県七尾市(竹之内秀介撮影)

自民党の小泉進次郎選対委員長は2日、石川県入りし、地震や記録的豪雨で被災した能登半島を視察するとともに、県選出国会議員らの支援を訴えた。次期衆院選が目前に迫る中、「選挙の顔」として全国の激戦区でテコ入れを急ぐ。先の総裁選では地方票が伸び悩み3位に終わった。衆院選で結果を残せなければ「次の首相候補」のイメージが崩れかねず、初の党四役就任から早くも正念場を迎えている。

【写真】小泉進次郎氏、政界きっての〝人たらし〟 人の顔や名前をすぐに覚える記憶力があり…

小泉氏は2日、石川県七尾市で開かれた西田昭二総務政務官=衆院石川3区=の国政報告会に出席し、「私は総裁選に負けたが、西田さんを負けさせるわけにはいかない」と呼びかけた。会場からは拍手が起き、根強い人気ぶりを見せつけた。西田氏は令和3年の前回衆院選で、立憲民主党候補に約4000票差で辛勝しており、今回も接戦が予想される。

石破茂内閣発足に伴う「ご祝儀ムード」が期待できるとはいえ、派閥のパーティー収入不記載事件に端を発した自民への逆風は止んでいない。小泉氏は周囲に「このままでは自民候補がバタバタと倒れかねない。先頭に立って全力で全国を回るしかない」と危機感をにじませる。

小泉氏はこの日、同県羽咋市長選に出馬した自民系候補の応援にも入った。地域で一定の集票力を持つ首長候補にも目配せし、衆院選に向けて地固めをしたいとの思惑が透ける。首相からは「殺人的な忙しさだが、よろしく」と伝えられているという。

高い知名度と巧みな弁舌を併せ持つ小泉氏は、平成21年の初当選直後から応援弁士として全国で引っ張りだことなった。自民重鎮は「演説力にかけては党内トップクラスだ」と太鼓判を押す。

小泉氏は総裁選の1回目の投票で、国会議員票を最も多く獲得したが、選択的夫婦別姓制度導入などの訴えが響かずに地方票で苦戦した。総裁選で小泉氏を支援した閣僚経験者は「選対委員長として汗をかく姿を見せることが党員の支持拡大につながる」と指摘する。(竹之内秀介)

437OS5:2024/10/03(木) 16:21:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/197c95235b30bb2203cecb7932a3457075e0de5a
外相で入閣、岩屋毅氏は落選も2度経験…妻「足踏みが長い夫だが皆さんが諦めず支えてくれたおかげ」
10/3(木) 10:42配信

読売新聞オンライン
首相官邸に入る外相が決まった岩屋氏

 1日に発足した石破内閣で、大分3区の岩屋毅・衆院議員(67)が外相として2度目の入閣を果たし、地元関係者からは喜びの声が相次いだ。大分県関係国会議員の入閣は、2019年9月に発足した第4次安倍再改造内閣で沖縄・北方相に就いた自民党の衛藤晟一参院議員(77)(比例)以来。難しい国際情勢下での重任に「経験を生かして、手腕を発揮してもらえると思う」との期待に沸いた。

【写真】入閣発表をテレビで見て拍手する知子夫人ら

 大分県別府市の事務所では、支持者ら約30人が組閣の状況をテレビで見守った。岩屋氏が首相官邸に入る映像が流れると、一斉に歓声と拍手が起こった。

 岩屋氏は、政治改革を唱えて新党さきがけに参加し、新進党を経て自民党に復党した。2度の落選も経験した。支持者と一緒に見守っていた知子夫人(62)は「足踏みが長い夫だが、皆さんが長く諦めず、支えてくれたおかげ」とあいさつ。その後の取材に「地元や全国の観光地のために力を発揮してほしい」と話した。

 18年10月〜19年9月に、防衛相を務めた岩屋氏。後援会の女性部「あおぞら会」の緒方里恵子会長(66)は「中国、ロシアとの関係、台湾有事など課題が多いが、平和を守る外交をしてくれると思う」と期待を込めた。

 岩屋氏の地元・別府市は、多くの国々の留学生を受け入れている立命館アジア太平洋大(APU)もある国際色豊かな都市。同市にはロシアの侵略を受けるウクライナからも、15世帯28人(1日現在)が避難している。

 避難民を支援している同市のNPO法人「Beautiful World」の小野ヤーナ理事長(42)は岩屋氏の外相起用を受け、「直接話を聞いてもらったこともあり、避難民の現状を含む日本で暮らす外国人への理解はあると思う。ウクライナと日本のつながりが深まることを期待している」と歓迎した。

 佐藤知事は1日の定例記者会見で「日本を代表し、各国と交渉する大変重要な職責にあたる。大分の国際化も支援してくれるとありがたい」と語った。

438OS5:2024/10/03(木) 17:00:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0962fc781aab114de08fadfa8d971a893b96454f
異例の“居抜き人事”に…大半を再任にした石破内閣 副大臣と政務官人事が決定 立憲・野田代表は衆院選での野党候補一本化へ本格調整
10/3(木) 13:02配信


FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン

石破首相は、3日、副大臣と政務官の人事を決定し、衆議院の解散総選挙を月末に控える中、大半を再任させる異例の「居抜き人事」となった。


林官房長官:
所管分野の状況や本人の手腕や経験などを踏まえて行われた。

石破内閣の副大臣と政務官人事は、午前の閣議で決定した。

10月27日に衆議院の解散・総選挙の投開票が控えているため、人事は副大臣が大臣として入閣し、空席となった財務・文科副大臣と公明党の議員のポスト以外は再任となった。

本格人事は選挙後に行われる予定だ。

副大臣は午後に皇居での認証式を経て、夕方に初めての会議を開く予定だ。

立憲・野田代表「裏金問題まだ終わっていない」
また、立憲民主党の野田代表は、次の衆議院選挙での野党候補の一本化に向けて、他の野党と相次いで党首会談を行い、本格的な調整に入った。

立憲民主党・野田佳彦代表:
裏金問題はまだ終わっていない。政治への信頼を取り戻すため、自公過半数割れを目指すことの必要性について認識を共有することができた。

国民民主党や日本維新の会との党首会談で、立憲側は自民党派閥の裏金事件に関係した議員の選挙区で、野党の対抗馬の一本化を呼びかけた。

これに対し、国民民主は慎重な姿勢を示し、維新は今後擁立する場合には立憲側と協議する方針を伝えた。

党首会談は、3日午後には共産党とも予定している。
(「Live News days」10月3日放送より)

Live News days

439OS5:2024/10/03(木) 17:04:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/853daacd640f35135ddfc774d1e49d403ac5b795
文科副大臣に武部新氏 衆院選控え、自民の大半は再任
10/3(木) 11:04配信

共同通信
首相官邸

 政府は3日の臨時閣議で、石破内閣発足に伴う副大臣・政務官人事を決定した。文部科学副大臣に武部新衆院議員、財務副大臣に斎藤洋明衆院議員を充てた。27日投開票の衆院選を控え、自民党の副大臣・政務官の大半が再任された。副大臣は皇居での認証式を経て初の会議を開く。

 1日に就任した石破茂首相は9日に衆院を解散する方針。多くを再任するのは現行憲法下で最短の就任8日後の衆院解散となり、時間的な制約が生まれたことが背景にある。一方、同様に発足直後に衆院を解散した2021年の岸田内閣では、副大臣・政務官を大幅に入れ替える人事を行った。

 今回副大臣に登用された武部、斎藤両氏の前任は閣僚に就任した阿部俊子、赤沢亮正両氏。阿部氏は文科相、赤沢氏は経済再生担当相として入閣し、副大臣が空席となった。

 公明党の副大臣・政務官計6人は全て交代した。副大臣は復興に輿水恵一衆院議員、財務に横山信一参院議員、厚生労働に鰐淵洋子衆院議員を起用。政務官は文科に金城泰邦衆院議員、農林水産に庄子賢一衆院議員、経済産業に竹内真二参院議員を充てた。

440OS5:2024/10/04(金) 06:31:22
公明議員のこと無視
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0ffb006856288452092834f30c0030111121a55
48人中交代は2人 石破首相 副大臣・政務官人事も「刷新感」なし「らしさがどんどん消えている」
10/4(金) 5:30配信


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スポニチアネックス
石破茂首相

 政府は3日の臨時閣議で、石破内閣発足に伴う副大臣・政務官人事を決定し、文部科学副大臣に武部新衆院議員、財務副大臣に斎藤洋明衆院議員を充てた。武部、斎藤両氏の前任は、閣僚に就任した阿部俊子(文科相)、赤沢亮正(経済再生担当相)両氏。自民から任命されている副大臣・政務官48人のうち交代したのはこの2人の副大臣のみで、ほかは再任。新内閣もふたを開けてみれば女性閣僚は2人。国民から期待されていた“刷新感”とは程遠い人事が続いている。

 石破茂首相は9日に衆院を解散する方針。“ほぼ再任”の人事の背景には、現行憲法下で最短の就任8日後の衆院解散で時間的な制約が生まれたことと、27日投開票の衆院選前に新たな失言やスキャンダルのリスクを回避する狙いもあるとみられる。政治評論家の伊藤惇夫氏は「(裏金事件で)安倍派からも起用できないので選択肢が狭まった」と指摘。「早期解散を最優先にしたことで、人事も含め、石破氏らしさがどんどん消えている」とした。

 衆院選の最大のテーマでもある「裏金議員」の公認問題もなし崩し的な対応になりそうだ。非公認、小選挙区で公認はするが比例区での重複立候補は認めない、支給する公認料(選挙活動資金)の減額などのペナルティー案が現時点で挙がっている。石破氏は総裁選出馬表明で「公認するにふさわしいかの議論は徹底的に行われるべきだ」と非公認も辞さない姿勢を見せたが、その後トーンダウン。伊藤氏は「非公認にするのは難しいだろう。石破首相にとっては、比例重複を外せるかどうかだ。ただ有権者は非公認にできるかどうかを見ている」とした。

 総裁選では選択的夫婦別姓の導入に前向きだったが、総裁に選出後に公明党と交わした連立政権合意文書にはその項目はなかった。「選挙を乗り切れば政権も安定し軌道に乗る、やりたいことはそれ以降に、と考えているのではないか」と伊藤氏。総裁選で訴えた日米地位協定の改定については「大統領が誰になるかにもよるが、米国は前向きではない。政権安定後に手をつけることに期待したいが、実現できれば歴史に名を残す政権になる」とその難しさを指摘。石破氏は金融所得課税の強化についても軌道修正した。“ブレっぷり”に有権者は困惑するばかり。投票行動に大きく影響する可能性も否定できない。

441OS5:2024/10/04(金) 21:41:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/18ffaafaa8d1b4f8656a45c45a68aaf30c6832b4
「新三頭政治」政権が船出 森山氏存在感、旧安倍派に不満も 予算委拒否に野党猛反発〔深層探訪〕
10/4(金) 7:00配信
時事通信
初閣議を終え、記念撮影する石破茂首相(前列中央)と閣僚ら=1日午後、首相官邸

 石破茂内閣が27日投開票の衆院選に向けて臨戦態勢で始動した。自民党役員や内閣の布陣では、党内基盤が極めて弱い石破首相に代わり、調整力に定評がある森山裕幹事長の存在感が高まる一方、総裁選で争った高市早苗前経済安全保障担当相の要職起用や旧安倍派からの入閣が見送られ、党内には不満が募る。政権発足直後の高支持率を期待した「超早期解散」戦略を巡り、野党は、国会論戦を重視するとした当初の首相発言との「矛盾」に猛反発。臨時国会の初日から与野党が激突した。

【写真】天皇陛下から任命を受ける石破茂首相

 ◇「国賊」発言
 石破内閣の閣僚19人のうち、6人は総裁選で首相の推薦人に名前を連ねた議員。「非主流派」とされたメンバーを積極的に登用したのが特徴だ。

 首相が率いた旧石破派に所属した側近の赤沢亮正経済再生担当相、平将明デジタル相が初入閣。安倍晋三元首相を「国賊」と表現し、党の処分を受けたこともある村上誠一郎総務相の起用には、旧安倍派などから「反発が大きい」(石破内閣の閣僚)。

 首相と同じく防衛相経験者の岩屋毅氏を外相、中谷元氏を防衛相に充てた。党の政策責任者である政調会長にも小野寺五典元防衛相を起用。「国防族」政権の色彩が強まる一方、首相の人脈の狭さを露呈した形だ。

 ◇党内で「政権交代」
 権力構図は一変した。岸田政権では岸田文雄首相(当時)、麻生太郎副総裁(同)、茂木敏充幹事長(同)の三者が「三頭政治」と称して政権運営を担ったが、麻生、茂木両氏は中枢から退いた。

 石破政権は、森山氏と菅義偉副総裁が首相を支える「第2回三頭政治」ともいえる体制。非主流派だった石破氏と菅氏らによる党内「政権交代」が起きた格好だ。人事面では、菅氏に近い坂井学国家公安委員長らを閣僚に起用した。

 加藤勝信財務相は、総裁選の決選投票で高市氏に投票したものの、菅、森山両氏が強く推薦し、重要閣僚として処遇された。党幹部は「旧茂木派出身の加藤氏を重用することが茂木氏へのけん制になる」と解説した。

 ◇短期決戦へ攻防
 首相は森山氏の進言を受け入れ、10月総選挙を決断した。政権発足直後の「ハネムーン期間」に踏み切る衆院選で勝利し、求心力を高めたい狙いだ。短期決戦をにらみ、4日にも衆院選公約をまとめる。

 首相は総裁選中に、衆院解散の前に予算委員会などを開き、与野党論戦を重視すると大見えを切った。この「食言」に野党は強く反発。予算委開催を求めたが、与党は拒否。国会初日から日程を巡り与野党が紛糾し、衆院本会議の開会時間が30分遅れた。

 9日の衆院解散を前提に、与党は臨時国会の会期を「9日まで」と提案。会期に関する衆院本会議採決の直前、立憲民主党の小川淳也幹事長が異例となる反対討論に立ち、「国会を9日間で閉じることは何もやる気がないのと全く同じだ」と糾弾した。

 こうした批判に対し、首相は1日夜の記者会見で「国民に早く信を問うべきだ。判断いただける材料を提供することに努める」と反論した。

 与野党は、4日に首相の所信表明演説を行うことでは合意したが、各党代表質問などその後の日程は決まらなかった。麻生派の閣僚経験者は石破政権について「国会運営が乱暴だ。もっと丁寧にやるべきだ」と指摘した。

442OS5:2024/10/05(土) 17:30:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a5d3d553564a5a2157654e6f98cd7e12855b3a6
「党高政低」、森山裕幹事長の強みは【解説委員室から】
10/5(土) 10:30配信


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時事通信
首相官邸に入る自民党の森山裕幹事長=1日、東京・永田町

 1日に就任した石破茂首相(67)は、自民党総裁選での発言を翻し、野党と本格論戦をせずに9日に衆院を解散(15日公示、27日投開票)する方針だ。説き伏せたのは森山裕幹事長(79)。新政権が発足するや、官邸よりも党の影響力が強い「党高政低」が鮮明となった。党を牛耳る森山氏の強みは?(時事通信解説委員長 高橋正光)

【ひと目でわかる】石破内閣の顔触れ

 ◇トップ狙わぬ大番頭

 森山氏は1945年4月、鹿児島県鹿屋市生まれ。働きながら高校の夜間部に通った苦労人。中古車販売会社を設立し、事業が軌道に乗ると、鹿児島市議選に出馬。市議を23年間務め、98年の参院選で初当選(鹿児島選挙区)した。そして、党税調のドンと言われた山中貞則氏の死去に伴う2004年4月の衆院補選(旧鹿児島5区)で衆院にくら替えし、当選7回を数える。

 この間、第2次安倍晋三政権で農水相として初入閣。その後、国対委員長に就き、歴代最長の1534日間務めた。さらに、選対委員長、総務会長を経て、石破政権発足に伴い幹事長に就任した。

 自民党の歴史を振り返っても、地方議員や首長を20年以上務めてから国政に転じ、ナンバー2の幹事長に上り詰めたのは、森喜朗政権の野中広務氏くらい。経歴からも稀有(けう)な政治家だ。

 森山氏が安倍、菅義偉、岸田文雄の三つの政権で、絶えず要職を任された理由の第一は、年齢的にトップを狙う野心がなく、首相に忠誠を尽くし、職務に励んだことだ。任命権者の首相にとっては、要職を任せて力をつけても、寝首をかかれる心配がない。安心して仕事を任せられ、抜群の調整力を発揮して必ず結果を出す。貴重な存在と言える。

 岸田政権の末期、岸田前首相と「ポスト岸田」への意欲を隠さない茂木敏充前幹事長との関係が、ぎくしゃくしたことと対照的だ。

 ◇「犬猿」の二人と良好

 二つ目の強みは、豊富な政界人脈だ。石破首相が総裁選の決選投票で、高市早苗前経済安保相を逆転したのは、菅元首相が後見役を務める小泉進次郎選対委員長の陣営、岸田前首相が率いた旧岸田派それぞれの大半が、支持に回ったから。この結果、菅、岸田両氏がキングメーカーとして、政権に君臨することになった。

 一方、3年前の総裁選で菅氏を不出馬に追い込んだのは岸田氏。そして今回、岸田氏の追い落としに動いたのは菅氏。まさに「犬猿の仲」だが、石破首相が安定して政権を運営するには、両氏への配慮が欠かせない。さまざまな課題で両氏の間に立ち、調整できるのは、それぞれと良好な関係にある森山氏以外、見当たらない。

 また、石破首相が衆院選を乗り切れば、次の「政治決戦」は来年夏の参院選。その前に、来年1月召集の通常国会が控え、野党と全面対決となるのは必至だ。

 歴代最長の国対委員長の在職期間が示すように、立憲民主党などの野党に太いパイプがあるのは明らか。国会を乗り切る上でも、森山氏の豊富な野党人脈は貴重だ。長く「党内野党」的な存在で党内外に足場がない石破首相が、森山氏に幹事長を依頼したのは、政権維持という点では妥当な判断だろう。

443OS5:2024/10/05(土) 17:31:03
公明・学会と太いパイプ

 三つ目の強みは、公明党や同党の支持母体である創価学会とのパイプだ。第2次安倍政権で連立を組む公明党とのパイプ役を務めたのは、官房長官だった菅氏。菅氏はしばしば懇意の学会幹部と直接連絡を取り合い、安倍氏の了解を得て、政策として実現させた。この構図は、菅政権になっても変わらなかった。

 しかし、岸田政権が発足し、「公明嫌い」とされる麻生太郎前副総裁と茂木前幹事長が党の実権を握ると、公明党とのパイプが一気に細くなった。象徴的な例が、衆院小選挙区の「10増10減」に伴う、自民、公明両党の候補者調整を巡る対立だ。反発した公明党は東京での選挙協力の打ち切りを一方的に通告。当時幹事長の石井啓一代表は「東京における自公の信頼関係は地に落ちた」と自民党を激しく非難した。

 こうした岸田政権にあって、公明党との関係修復に務めた1人が森山氏。旧安倍派などの裏金事件を受けた政治資金規正法の改正が焦点となった先の通常国会の最終盤。パーティー券購入者の公開基準について、公明党が押し切られる形で両党幹事長は「10万円超」とすることで大筋合意した。

 ところが、これが報じられるや、野党各党は「自民党と同じ穴のむじな」と公明党を揶揄(やゆ)。学会内から激しい不満が噴出し、あわてた山口那津男代表(当時)は、総務会長の森山氏に事情を説明し、さらなる譲歩を求めた。

 森山氏は首相の岸田氏と「譲歩やむなし」を確認すると、菅元首相に協力を要請。菅氏の了解を取り付けると、岸田氏は、麻生、茂木両氏の反対を押し切り、公開基準を「5万円超」とすることを決めた。

 この結果、党や学会幹部の森山氏に対する信頼が一気に高まった。石破政権では、森山氏が公明・学会との最大のパイプ役であるのは間違いない。

 森山氏が公明党との関係を重視するのは、鹿児島市議時代に薫陶を得た地元の二階堂進元幹事長の影響もある。二階堂氏は、公明党の仲介を得て、日中国交回復を実現した田中角栄元首相の側近。二階堂氏から、交渉の一端を聞かされている。

 ◇衆院選勝利なら「石山茂裕」政権

 衆院選で自民党が単独過半数を維持できれば、石破政権は国民から信任されたことになり、石破首相の求心力は高まるだろう。同時に、選挙を指揮、勝利に導いた森山幹事長の影響力もさらに強まるのは確実。「党高政低」の実態が変わることはないだろう。

 石破政権は事実上、石破首相と森山幹事長の2人の政権。政界で、それぞれの性と名から一文字ずつ取り「石山茂裕政権」と呼ぶ声が聞かれるかもしれない。

 もっとも、野党各党は発言のブレが目立つ石破首相を「変節した」などと厳しく批判しており、国民がすんなりと信任するかは分からない。審判は27日に下る。

444OS5:2024/10/06(日) 16:12:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/493b1672bcab343bf38ef831bd8d6d329c145cff
「高市、用意しとけ」次の総裁選に向けた麻生氏の助言 高市早苗氏が目指す総理の座 石破政権の次を見据え課題払しょくに動き
10/6(日) 6:32配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
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総裁選直前の9月24日、報道各社の世論調査で高市氏の支持率が次第に上がっていく中、高市氏の総裁選を支えてきた側近議員はしみじみとこう語った。

【写真で見る】麻生氏と菅氏が隣り合わせ 本会議場で石破総理の演説を見る2人の表情

高市氏の側近議員
「去年の勉強会発足の頃を考えると、今の状況は予想外の展開になっている」

前回とは違い、後ろ盾となってくれた安倍元総理はもういない。しかし、高市氏は安倍氏から「戦い方を教えていただいた」と話す。安倍氏の薫陶を受けた高市氏の、1年にも渡る総裁選の戦いを追った。

■安倍元総理なき総裁選 仲間づくりへ「日本のチカラ研究会」発足

2021年の総裁選では安倍元総理の後ろ盾を得て、「泡沫候補」から岸田文雄氏に次いで2番目の議員票を獲得するなど善戦した高市氏。来たるべき総裁選に向けて高市氏が取り組んだのが「仲間作り」だった。

そこで高市氏を中心として去年11月中旬に立ち上げたのが「日本のチカラ研究会」。総合的な国力強化のために外交や防衛などについて講師を招いて月に1〜2回勉強会を開くもので、入会者は当初50人にのぼった。

しかし政局的な動きと自民党内では受け取られたため、自民党幹部からは公然と批判の声があがることになる。

世耕参院幹事長(当時)
「現職閣僚がこういう形で勉強会を立ち上げるのは、私はいかがなものかと思っている」(11月17日の会見)

批判的な声が上がる中、派閥に所属している議員は勉強会に参加しづらいこともあり、参加者は終始10〜19人にとどまった。また、勉強会設立をきっかけに、2021年の総裁選で高市氏のことを支えた議員の一部は高市氏と距離を置くことになり、参加人数は最後まで、総裁選立候補に必要な推薦人の数である「20人」を超えることはなかった。

紆余曲折あった「日本のチカラ研究会」だが、臨時国会が始まったら勉強会を再開することが決まっている。純粋な勉強会ではなく、政局的な動きを見せるのか。今後の動きが注目される。

■総裁選に関する言動を戦略的に封印 まずは悲願の重要法案成立へ

高市氏は2回目となる総裁選の出馬に、かねてから意欲を隠さなかった。

高市氏
「まずはセキュリティ・クリアランスを仕上げます。そしてまた(総裁選を)戦わせていただきます」(2023年10月、民放BS番組)
「『身を屈して、分を守り、天の時を待つ』という心境」(1月8日、ラジオ番組)

高市氏は年明けまでは総裁選の出馬について公然と意欲を示してきたものの、2024年の通常国会に入ってからは経済安保担当大臣就任以来の悲願であったセキュリティ・クリアランス制度の成立に奔走していたこともあり、総裁選に関する発言が聞かれなくなった。

その背景として、高市氏に近い議員は「出る杭は打たれやすい。総裁選に関する言動を早い段階ですることはマイナスに働く」と考えて、意欲が表に出ないように高市氏に助言していたことがある。7月31日に「日本のチカラ研究会」の参加者と都内のホテルで懇親会を開いた際も、記者やカメラが待っていない裏口からホテルに入る徹底ぶりであった。

こうした中、8月14日岸田前総理が突如、総裁選不出馬を表明。この日を境に永田町は一気に総裁選ムードに包まれていく。これまで総裁選に関してノーコメントを貫いてきた高市氏も、8月下旬に出馬の意向を周辺議員に伝達した。

そして“過去最多”9人の候補による総裁選レースがスタートすることになる。

445OS5:2024/10/06(日) 16:12:31
■禁断のリーフレット送付問題 党内に禍根を残す形に

総裁選の1回目の投票で勝敗の左右を握る地方票について、当初は石破氏と小泉氏が優勢と見られていて、高市氏は両者と差が開いているというのが世論調査の大方の結果だった。

しかし、報道各社の自民党員を対象とした世論調査では、日を追うごとに高市氏の数字が伸びていく。こうした中、9月9日、高市氏側が作成した政策リーフレットが自民党員らに届いたという報告が相次いだ。

自民党の選挙管理委員会が“党員らへの文書の郵送を告示前から禁止する”ことなどを決めた後に届いたことから、他の陣営や党員らから“ルール違反ではないか”などと抗議の声が相次いで上がった。

石破陣営議員
「あれがありなら、次から皆同じ事をする。やった者勝ちを許してはいけない」

自民党幹部
「総裁選の正当性が問われることになる。事実上総理大臣を決める選挙で、ルールを守るようにと言わなきゃいけないこと自体情けないよな」

また、このリーフレット送付問題は自民党の政治資金不記載問題と本質的には変わらないという指摘も。

別の石破陣営議員
「高市陣営がやってることって、裏金づくりと同じだと思う。『やっても良いと思っていた』、『ルールを逸脱していない』。これって、政治資金不記載議員の弁明と一緒だもん」

高市氏側は「発送したのはルールが決まる前。リーフレットでは総裁選挙には全く触れておらず、党の方針に一切違反はしていない」と反論。林官房長官や石破元幹事長の陣営などは選挙管理委員会に抗議したが、管理委員会は「注意は既にしているから、追加の処分は行わない」ことを決定した。

“リーフレット問題”は高市氏の選挙戦に逆風になるかと思われたが、これ以降も世論調査の数字は下がることはなかった。

446OS5:2024/10/06(日) 16:12:54
■1位となった1回目投票結果 「どよめき」と「愕然」

迎えた9月27日、運命の投開票日。

マスコミ各社が、高市氏が固めた議員票は30〜40票と伝える中、地方票でどれだけ上乗せできるかが、決選投票に進むためのポイントと見られていた。

午前、各都道府県連で地方票が開票されていく。石破氏と高市氏が頭一つ抜けていて、議員票次第では1回目の投票で1位となって決選投票に進める可能性があるとの情報に接した高市氏は「よしっ!」と呟き、気合を入れて総裁選の会場である自民党本部8階ホールへ向かって行った。

そして1回目投票の結果発表では…。

総裁選管理委員会・逢沢一郎委員長
「議員票は高市早苗君、72票」

この瞬間、自民党本部でテレビ中継を見ていた記者からは「どよめきの声」があがった。というのも、前述した報道各社の倍の数字だったからだ。

しかし、高市陣営の中心メンバーは72票という数字に”悪い意味で”「愕然とした」と言う。

高市陣営幹部
「マスコミの皆さんは低く報道されてたけど、基礎票で54票は見込んでいた。そこに麻生さんと世耕さんの力添えで上乗せした結果、議員票で90票以上は1回目で行く計算だったんだよ」

その後発表された地方票は石破氏に1票差をつけて1位となり、議員票との合計で石破氏に27票差をつける1位で高市氏は決選投票へ進むことになった。

■逆転負けの決選投票 勝敗の分かれ目は?

1回目投票を終えた直後に、決選投票に進んだ2人の演説が行われる。

午前中に高市氏は決選投票前の演説について、以下のように記者とやり取りがあった。

記者
「決選投票前の演説の内容をお考えになったりは?」

高市氏
「全く(考えていない)。もう考え方はいつも一緒ですので」

原稿を見ずに政策や持論を語れるのが強みと言われる高市氏だが、出馬会見の日の朝は宿舎にこもって話す内容を整理していた。このように特に大事なスピーチは周到に準備する印象があっただけに、「決選投票前の演説内容は全く考えていない」と答える高市氏に違和感を覚えた。

1人5分の持ち時間が与えられる中、石破氏は5分ほぼピッタリで演説を終える。一方で高市氏は5分を超えても話し続け、6分半を過ぎた頃に超過してる旨を伝えられ、結果的に7分の演説になってしまったのである。

ある若手議員は、この決選投票前の演説が勝敗を決したターニングポイントだと見る。

旧安倍派・高市氏周辺(陣営には入らず)
「決戦前の演説を聞いて、高市さんはダメだなと思った。一方の石破さんはすごい良かったもんね、作り込まれていた」

演説後に行われた決選投票では、高市氏は議員票173票、都道府県連票21票の合計194票。いずれも石破氏を下回り、総裁の座を掴むことはできなかった。

447OS5:2024/10/06(日) 16:13:18
■「21票差」の総裁選を終えて非主流派に 見据える先は?

高市氏は総裁選が行われた27日の夜、自身を支えた数人の議員と慰労会を開いた際、「2012年総裁選の決選投票で勝ち抜いた安倍元総理が石破氏を幹事長に起用した例がある。ポストを受けるなら幹事長しかない」という方針を決めていた。

総裁選を終えた翌日、石破総裁から高市氏へ自民党4役の1つである総務会長のポストが打診されたが、高市氏は前日の話し合いの通り、これを固辞する。これにより2021年の総裁選以降、政調会長や経済安保担当大臣を歴任してきた高市氏は、役職なしの“いち衆院議員”となった。

少し時を戻して総裁選後の話に戻る。高市陣営の報告会と議員会館での挨拶回りを終えた高市氏は、総裁選で自身の支援に回った麻生氏のもとを訪ねた。その場で麻生氏は高市氏に対して以下のように助言した。

民党・麻生元総理
「自民党の歴史の中で3年以上総理を務めた例は7人しかいねえ。俺も菅も一年で終わった。石破はもっと短いかもしれねえ。だから高市、用意しとけ。議員は仲間作りが大事だから、これから半年くらい飲み会に行け」

安倍氏がいない中「仲間作り」に取り組んだものの、輪を広げきれず総裁の座には届かなかった高市氏。しかし「変化」は確実に見られる。前回は世話になった議員に対して「お礼がなかった」などと批判を受けたが、今回高市氏は総裁選のお礼を綴った手紙を各議員に送った。

自民党内では高市氏が総務会長ポストを固辞したことについて「挙党一致体制を拒否したということだ」「ノーサイドという言葉を知らないのか」といった苦言も出ている。しかし、麻生氏の助言を胸に、次の総裁選に向けて高市氏は既に走り出している。

TBSテレビ政治部 平河クラブ
大室 裕哉

448OS5:2024/10/06(日) 16:14:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c8b6d3337b6fafe8ed928c2ae6254ba930f80f8
【速報】石破首相 衆院選公認問題「相当程度の非公認が生じる」説明責任不十分な者など 不記載議員の重複は認めず
10/6(日) 14:17配信

FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン

自民党総裁の石破茂首相は6日、政治資金問題を受けた衆院選の公認問題について、党本部で記者団に対し、党の処分の重い人や説明責任を十分果たしていない人など、「相当程度の非公認が生じる」と述べた。

公認されないのは、既に行った党の処分を踏まえ、
▲非公認より重い処分を受けた人。
「党員資格停止」となった旧安倍派幹部の西村康稔元経産相、下村博文元文科相、高城毅元国対委員長が対象。
▲現時点で処分が継続していて、政治倫理審査会で説明責任を果たしていない人。
萩生田光一元政調会長、三ッ林裕巳衆院議員、旧二階派の平沢勝栄元復興相らが非公認となる見通し。
▲説明責任を十分に果たさず、地元での理解が十分に進んでいないと判断される人。

石破氏は、「結果として相当程度の非公認が生じることとなるが、国民の信頼を得る観点から公認権者として責任を持って最終的に判断をする」と強調した。

さらに、派閥の政治資金パーティーを巡る不記載があったその他の議員についても、「比例名簿への搭載はしない」として、重複立候補を認めない方針を示した。

フジテレビ,政治部

449OS5:2024/10/07(月) 07:44:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/69db66cc35483efa947b364ea04778901a95b7c5
森山幹事長の存在感突出 裏金公認・解散・人事を主導 自民
10/7(月) 6:44配信

時事通信
自民党の幹事長に就任し、記者会見する森山裕氏=9月30日、東京・永田町の同党本部

 自民党の森山裕幹事長の存在感が、政権内で突出している。

 石破茂首相に早期の衆院解散を進言。党役員・閣僚人事では、首相に批判的な麻生派の麻生太郎会長と直談判して最高顧問就任を実現した。派閥裏金事件に関係した旧安倍派議員らの公認問題でも、党内調整を主導した。ただ、その影響力の強さから「事実上の『森山内閣』だ」(閣僚経験者)とやゆする声も上がる。

 「非常にタイトな日程で国会や国政が進んでいく。しっかり党の運営を図りたい」。森山氏は4日、幹事長の職務に全力を傾注する考えを示した。

 森山氏は国対委員長を歴代最長の約4年2カ月務めたほか、党四役の選対委員長や総務会長を歴任。党内外に豊富な人脈を持つ。党内基盤が脆弱(ぜいじゃく)な首相は、その調整力に期待して「党の要」に起用したとみられる。

 森山氏の影響力が最初に発揮されたのは衆院解散だ。幹事長就任が内定すると、新政権の「刷新感」を最大限生かすため、臨時国会での与野党論戦を極力避ける「27日投開票」の日程を提案。首相は総裁選で、解散前の衆参予算委員会の開催に前向きな考えを示していたが、森山氏の意見を受け入れ方針転換した。

 人事では、会長を務めた旧森山派が国対委員長と閣僚のポストも得た。8人の最小勢力では極めて異例だ。さらに、総務会長の調整が難航すると、麻生氏の個人事務所を訪問。麻生派の鈴木俊一前財務相の起用と、麻生氏自身の最高顧問就任について了承を得た。

 幹事長として試金石になるのは、裏金議員の公認問題だ。党への厳しい批判が収まる兆しは見えず、首相は6日、裏金議員の一部を非公認とする方針を明らかにした。旧安倍派は反発しており、衆院選の結果にかかわらず、政権が揺らぐリスクをはらむ。

 森山氏の幹事長就任に関し、党内は「正論を好む首相を現実路線に引き戻す役割」(若手)とおおむね好意的。ただ、党幹部として支えた菅義偉元首相が政権末期に解散や人事を模索して迷走したのは、森山氏の意向が影響したとの見方もある。政府関係者は「政局的判断が必ずしも正しい人ではない」と指摘した。

450OS5:2024/10/07(月) 19:20:49
https://www.asahi.com/articles/ASSB72SM6SB7UTFK01HM.html?iref=pc_politics_$PAGE_TYPE_EN_list_n
首相の能登視察、官邸Xの言葉遣い修正 与党からも「違和感満載」
国吉美香2024年10月7日 18時49分
 林芳正官房長官は7日の記者会見で、首相官邸の公式X(旧ツイッター)について、石破茂首相に対して敬語を使った投稿があり、言葉遣いを修正したことを明らかにした。党内外から表現が不適切と指摘する声が上がっており、林氏は「投稿翌日に表現を適正化した。私からも改めて適切な情報発信を行うよう指示をした」と述べた。

 首相官邸のXでは5日、1月の地震や9月の記録的な大雨で大きな被害が出た能登半島の被災地を、石破氏が同日に訪問した様子を紹介。「お一人お一人と話され、困難な環境下にある人々のために力を尽くす決意を新たにされました」などと表現していた。翌日、「一部、表現の適正化を行いました」と断ったうえで、「お一人お一人と話し、困難な環境下にある人々のために力を尽くす決意を新たにしました」と修正した。

 投稿に対しては、「なぜ、総理官邸が広報用Xで、石破総理に敬語使うのか?違和感満載のツイート」(佐藤正久参院議員)などと、自民党内からも表現を疑問視する声が上がっていた。(国吉美香)

451OS5:2024/10/08(火) 14:14:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/64bcf01de478ae73027ddf3b44bc7c2d413e40ac
早くも始まった“ポスト石破”探し「小林、茂木、武田、萩生田…」政界のフィクサーが注目する「怪力男」の正体
10/8(火) 9:10配信

みんかぶマガジン
(c) Adobe Stock

 石破茂総裁が誕生した。長期政権になるのか短命政権になるか……。一体どうなるかはまだ何もわからないが、政治の世界は常在戦場。早くもポスト石破は誰になるのかと、永田町の噂好きの間では話題になっている。政治に詳しいジャーナリストの池谷悟氏が解説するーー。

早くも次の総理を探す永田町
 自民党総裁選が終わった。過去最多の9人が立候補した今回の総裁選だが、今回の敗戦者から「その次の総理候補」も見えた。当然、決選投票に残った高市早苗氏や得票数で3位だった小泉進次郎氏にも「次こそは」という想いもあるだろうが、それ以外の候補者も大きく名をあげた。

 例えば、小泉進次郎と同じく40代の候補者として小林鷹之氏は「コバホーク」という愛称で売り出して認知度を一気にあげた。しかし、党員票も議員票も思うようには伸びなかった。政策については「明らかに保守の立場をとっていたが、もともとはそんな保守的な人物ではなかったはず」(閣僚経験者)だといい、コバホークらしさを党員らに今後更にアピールできれば、次回は違う結果になるだろう。

 岸田文雄政権で自民党幹事長を務めた茂木敏充氏もアピールに成功した。茂木氏はもともとは怖いイメージが先行していた議員だ。また幹事長というポジションにいることからこれまであまり自分を出してこなかったが、今年の春ごろから総裁選を見据えてイメージアップ戦略に打って出た。PR会社らと一緒に「優しい話し方や笑顔の練習」(広告会社幹部)を断行し、数多くのウェブメディアやユーチューブチャンネルに登場。若年層へのリーチをはかった。政策についても候補者の中で唯一「増税しない」という方針を打ち出し、現役世代からの支持を集めた。自民党内のポジション的にしばらくは厳しい状況が続くかもしれないが、だからこそその時に備えて準備もしやすいだろう。

  意外な形で注目を集めたのは林芳正氏だ。総裁選報道がヒートアップしつつあった9月6日に官邸内のエレベーターの故障により30分間閉じ込められてしまった。そんなハプニングもあったが、小泉純一郎内閣で外務大臣を務めた田中真紀子氏が、総裁選候補の中で唯一、林氏を「賢いし経験もあるし、育ちもいい」と絶賛。ワイドショーを中心に話題を呼んでいた。石破政権でも引き続き官房長官として任命されるなど、今後も国民から注目されることは多いはずだ。

旧安倍派の行方、求められる強いリーダー像
 一方で今回の総裁選ではあまり話題に上らなかったのが旧安部派の面々である。故安倍晋三安倍総理の死去、そして裏金問題以降、永田町の中心からは遠ざかっている。今回は多くの派閥がなくなった中での総裁選だったが、皮肉なことに改めて派閥が持つ政治力を実感した総裁選でもあった。派閥の解消を拒んだ麻生派に小泉氏も石破氏も頭を下げに行くなど、総裁選終盤には麻生太郎氏の動向に大きな注目が集まっていた。

 旧安倍派を巡っては、かつて松野博一氏、高木毅氏や萩生田光一氏、西村康稔氏に加え現在は離党している世耕弘成氏の「五人衆」による集団指導体制をしいてきた。だが、そんな状況の中でも裏金問題の加熱前には「萩生田をたてよう」(旧安部派議員)という動きがあったという。今回の総裁選でも離党した世耕のもとに小泉陣営と高市陣営から協力の要請がきていた。未だに自民党での影響力は強い。トップが誰になるにせよ、旧安倍派が再び一つにまとまるようなことが起きれば永田町を大きく動かしかねない。

 菅義偉政権時代に総務大臣を務めた武田良太氏も見過ごせない。「剛腕」「二階派の若頭」などの異名を持つ武田氏だが、大臣時代には楽天を携帯電話事業に参入させるなど改革の手腕をふるった。新しい総理になっても自民党の支持率が回復しない場合、武田氏のような「強いリーダー像」を国民が求める可能性はある。

452OS5:2024/10/08(火) 14:14:48
怪力の官房副長官
 また、まだ国民の認知度はそこまで高くはないが自民党内で着々と成果を残し、注目を集めている若手議員もいる。 

 9月22日の日刊スポーツで<「怪力」官房副長官に「おおお」場内どよめき 40キロ内閣総理大臣杯抱え上げ再び大の里に授与>という見出しが踊った。

 9月22日、東京・両国国技館で行われた大相撲秋場所千秋楽の表彰式において、2場所ぶりに優勝を果たした関脇・大の里(24=二所ノ関)に内閣総理大臣杯が授与されたが、その場に登場したのが村井氏だ。この内閣総理大臣杯は重さが40キロ以上あり、通常はサポートが必要とされる。しかし、村井氏は今年の5月にもサポートなしで自力でこの重い杯を持ち上げ、大の里に授与した。今回が2度目の登場となり、その「怪力ぶり」を再び見せた。

東大、財務省、ハーバード
 岸田政権の官房副長官であった村井英樹氏は埼玉県さいたま市でサラリーマン家庭に生まれ、いわゆる「地盤」「看板」「カバン」といった典型的な政治家の支えを持たない。しかし、ジャーナリストの田原総一朗氏が「政策的に分からないことは、村井さんに聞く」と語るなど、政治家としての能力の高さのみで頭角を現した。

 村井氏は東京大学を卒業後、財務省に入省し、その後ハーバード大学大学院を修了。2012年には初めて衆議院議員に当選し、2016年に36歳で自民党副幹事長に就任した。自民党の歴史上最年少の副幹事長就任であり、党内外から大きな驚きがあった。また内閣官房副長官として岸田政権において要職を務めている点も注目されている。政界の“フィクサー”からも信頼されるなど、将来の総裁候補としての期待が一層高まっている。

 埼玉県の「最終兵器」として、日本全体をリードする存在になることが期待されている 。将来は代理ではなく、横綱に総理大臣杯を手渡す日が来るのかもしれない。

池谷 悟

453OS5:2024/10/08(火) 22:02:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4484b252282bb29b8e0664818085e9dde835a43
首相、10日からラオスへ初外遊 持論封印で〝石破カラー〟出せるか
10/8(火) 20:33配信
産経新聞
石破茂首相(春名中撮影)

石破茂首相は10〜12日の日程で、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議出席のため、ラオスを訪問する。首相就任後初めての外遊で、9日に衆院を解散してほとんど間を置かずに日本をたつ異例の日程となる。首相としては衆院選を前に外交成果をアピールする機会だが、持論であるアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想などは封印するとみられる。

【写真】石破茂氏が学生時代に一目惚れした美人妻の佳子さん

■積極的な首脳外交を展開

「各国首脳との会談を重ねるなど、私自ら積極的な首脳外交を展開していく」

首相は8日の参院本会議で、ASEAN関連首脳会議に向け、意欲を語った。

首相は9日に立憲民主党の野田佳彦代表らと党首討論に臨んだ後、午後3時半から開かれる衆院本会議で衆院を解散し、10日午前に政府専用機でラオスに向かう予定だ。

同国の首都ビエンチャンに到着後、10日午前(日本時間10日午後)にASEANと日本の首脳会議を開催。その後、ASEANプラス3(日中韓)首脳会議に出席する。

11日にはASEANに日米中露など8カ国を加えた東アジア首脳会議(EAS)に出席するほか、東南アジアなどとの脱炭素の連携枠組み「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」の首脳会合で議長を務める。

首相は一連の国際会議の合間を縫って、中国の李強首相や韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領ら各国首脳との個別会談も調整する。李氏との会談では中国軍機による領空侵犯や深圳(しんせん)で起きた中国人の男による日本人男児(10)の殺害事件に関し、説明や再発防止を求めるとみられる。

■アジア版NATO封印か

一方、アジア地域のリーダーが一堂に会するASEAN関連首脳会議は、首相が創設を訴えてきたアジア版NATOについて説明する絶好の機会といえる。ただ、アジア版NATOに対しては、国内外で実現性を疑問視する見方が根強いうえ、中国を刺激する可能性もあるだけに、首相は持論を封印する見込みだ。

衆院選を前に、首相が初の対面の首脳外交で独自色を出せるかは不透明だ。(原川貴郎)

454OS5:2024/10/08(火) 22:19:18
https://www.sankei.com/article/20241007-PXDXQ2ZBCFJBZEGKYCD446JGQM/
石破首相「事務的ミスあった」 旧派閥の政治資金パーティー巡り刑事告発
2024/10/7 11:09

石破茂首相は7日、自身が代表を務めた政治団体「水月会」による政治資金パーティーを巡り、政治資金規正法違反容疑で告発されたことについて「事務的なミスがあったことは好ましくない。厳粛に受け止める」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。

水月会事務局で収入の記載誤りがあったと説明。「事務的なミスが起こることがないようにしたい」と強調し、今後、訂正されるとした。

神戸学院大の上脇博之教授が3日、東京地検に告発状を出した。告発状によると、石破氏らが代表を務めた水月会は、2019〜21年に開いた政治資金パーティーで、収支報告書の収入に計80万円分少なく記載したとしている。

455OS5:2024/10/08(火) 22:23:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/7791cd1e9693c0f59bb0ccd39b83020a5857866b
石破首相「岸田路線」前面に 参院代表質問 経済、外交・安保踏襲、個性見えずジレンマも
10/8(火) 18:10配信

産経新聞
参院本会議で答弁する石破茂首相=8日午後、参院本会議場(相川直輝撮影)

石破茂首相は8日、参院本会議の代表質問に臨んだ。岸田文雄前首相の経済政策「新しい資本主義」を加速させることを強調したほか、防衛力の抜本強化も推進する考えを示した。経済や外交・安全保障で成果を挙げてきた岸田路線を踏襲し政権の安定感をアピールする狙いが透けるが、首相の個性が見えてこないジレンマも抱える。

【写真】石破茂氏が学生時代に一目惚れした美人妻の佳子さん

「岸田政権の3年間は経済、エネルギー政策、子供政策、安全保障政策、外交政策など幅広い分野で具体的な成果が形になった3年間だった」

首相はこの日の代表質問で岸田氏の政権運営をこうたたえた。岸田氏が率いた自民党旧岸田派(宏池会)の松山政司参院幹事長から、岸田氏が取り組んだ政策の成果について質問され、答えたものだ。首相は岸田氏が掲げた「新しい資本主義」について「さらに加速度をつけ、賃上げと投資が牽引(けんいん)する成長型経済を実現し、日本経済の未来をつくり、日本経済を守り抜く」と訴えた。

また、岸田氏のレガシー(遺産)の一つとなった防衛力の抜本強化に向けた増税方針に関しては「今を生きるわれわれの将来世代への責任」という岸田氏が国会答弁などで繰り返し使ってきた表現をそのまま引用し、必要性を強調した。

就任前に前向きな考えを示した選択的夫婦別姓に関しても「家族のあり方の根幹にかかわる問題だ。政府としては国民各層の意見や国会での議論の動向を踏まえ、必要な検討を行う」と述べるにとどめ、岸田氏の慎重姿勢を踏襲した。

首相がことさらに岸田路線の継承を訴え、岸田氏に秋波を送るのは、首相の党内基盤の脆弱(ぜいじゃく)さが根幹にある。岸田氏は総裁選の決選投票で首相を支援し、政権発足の立役者となった。人事構想などには直接はかかわらなかったが、首相はその後、自民派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を巡り、次期衆院選で不記載があった議員らの比例代表との重複立候補を認めない方針を提示。旧安倍派(清和政策研究会)などの反発を買っており、今後、岸田氏への依存は一層強まる可能性がある。

岸田氏も周囲には「できることは協力したい」と話す。

もっとも、肝心の独自色はこの日ほとんど目立たず、自らをトップとして立ち上げる自衛官の処遇改善に向けた関係閣僚会議の初会合を、今月中に開催すると表明したことなどにとどまった。

政権幹部は、首相が現実的な岸田路線に着地したことを「政府としての答弁なんだから当然だ」と歓迎するが、立憲民主党の田名部匡代参院議員はこう突き放した。

「ようやく首相になったのに、なぜ自身のやりたいことを貫かないのか」(永原慎吾)

456OS5:2024/10/08(火) 22:41:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/a327bc13dc9be22b351be30b77c04621214f7b0e
《不可解な入閣辞退の裏側》“菅側近”御法川信英衆院議員が贈賄逮捕のラブホ経営者から400万円超の献金を受けていた
10/8(火) 16:16配信


文春オンライン
秋田3区が地盤の御法川氏 ©︎時事通信社

 菅義偉副総裁の側近として知られる自民党の御法川信英衆院議員(60)が、秋田県が発注した公共事業を巡る贈収賄事件で今月逮捕された人物から、過去に少なくとも412万円の献金を受けていたことが「 週刊文春 」の取材でわかった。不可解な入閣辞退との関連性が焦点となりそうだ。

【写真】「ラブホ経営者から400万円超の献金」“菅氏の鏡像”の除幕式で熱弁をふるう御法川氏

与野党の調整に長けた国対族として存在感を示してきた
 御法川氏は2003年に秋田3区から出馬し、初当選。財務副大臣や国土交通副大臣の経験もあるが、永田町では与野党間の調整に長けた国対族として存在感を示してきた。現在、当選6期目。

「注目を集めたのが、不可解な入閣辞退です。同じ秋田が地盤で近い関係にある菅氏の復権に伴って、石破政権では復興相での起用が検討されましたが、本人の意向で取りやめになったと報じられました」(政治部記者)

 実は、地元関係者の間では「有力支援者への捜査が数カ月前から進んでいたことが、原因ではないか」と取り沙汰されているという。

県職員に現金100万円を渡した疑い
 その御法川氏の有力支援者とされるのが、10月6日に秋田県警に贈賄容疑で逮捕されたA容疑者(51)。昨年7月に秋田県内で起きた記録的大雨の復旧事業に伴う下請け業務を、自らが取締役を務める土木建設会社にあっせんしてもらう代わりに、県職員に現金100万円を渡した疑いがもたれている。

「A氏は複数の会社を経営し、不動産や飲食、中古車など、様々な事業を手がけている人物です。横手市内ではラブホテルも経営しています」(地元関係者)

 実際、A氏は御法川氏の資金管理団体などに過去、少なくとも計412万円を献金していた。

入閣辞退との関連性は「事実ではありません」と否定
 御法川氏の事務所に見解を尋ねると、「(入閣取りやめの理由がA氏への捜査だという指摘は)いずれも事実ではありません」とのみ回答した。

「 週刊文春電子版 」ではオリジナル記事として、御法川氏の人物像や経歴、麻生太郎氏(党最高顧問)との因縁、A容疑者と取締役を務める会社の実名、A容疑者からの御法川氏側への献金の詳細などについて報じている。

「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル

457OS5:2024/10/10(木) 18:13:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd9ac6895c10152cbbe6b7e26bce570468284a7a
「負け惜しみにしか聞こえない」 落日の麻生太郎氏、最高顧問を打診され「俺も大勲位と同じ立場か」
10/10(木) 6:08配信
デイリー新潮
麻生太郎氏

 ともに第2次安倍政権を支えた間柄ながら、彼ら二人の首相経験者の間には常に緊張感が漂っていた。かたや菅義偉氏(75)は一貫して無派閥、こなた麻生太郎氏(84)は裏金問題の発覚以降も自派閥を維持。両者は総裁選でくっきり明暗が分かれ、麻生氏の落日がなお鮮明に。

【写真】「メッチャ美人!」の声続々 対抗馬・石破氏が大学時代に“一目ぼれ”した妻・佳子さんの秘蔵写真

 ***

 菅氏は3年前の退陣以来、非主流派として無役に甘んじてきた。その菅氏を新副総裁に任命したのは、石破新政権の象徴的な人事といえよう。

「菅氏は小泉進次郎氏を支援していましたが、裏で石破氏にも保険を掛けていました。推薦人集めに苦労していた石破氏のために、“誰か出せないか”と周囲に声をかけただけではありません。総裁選の終盤、小泉氏の失速が明らかになると、近しい議員に内々で“決選投票では石破だ”との意向を伝えていたのです」(政治部デスク)

苦杯を嘗めた麻生氏
 党内基盤の弱い石破氏が党のトップとなるのに、菅氏の助力は必要不可欠だった。それゆえの論功行賞というわけだが、それは菅氏本人を要職で遇しただけにとどまらなかった。

 菅グループから坂井学元官房副長官(59)が国家公安委員長に、また牧原秀樹元経産副大臣(53)が法相に抜てきされたほか、

「菅氏の地元・神奈川県選出で、菅氏と近い三原じゅん子参議院議員(60)も、子ども担当相で初入閣を果たしています」(同)

 新政権が菅カラーに染まった一方で、苦杯を嘗(な)めたのが麻生氏だ。岸田派や茂木派までもが解消に動く中、麻生氏だけは派閥を存続させたが、今回そのかじ取りでしくじった。

「自派閥の河野太郎前デジタル相(61)の劣勢が確定的になると、麻生氏自身、高市早苗前経済安全保障担当相(63)支持に傾きました。首相時代に退陣を自らに突きつけてきた石破氏を麻生氏は蛇蝎(だかつ)のごとく嫌ってきた。一方、党内で覇を競う菅氏が後ろ盾の小泉氏のことも支持できない。高市氏が決選に残る道に望みをつなぐしかなかった」(同)

麻生氏の直電
 追い込まれた麻生氏は投開票日の前日、岸田文雄前首相(67)に電話をかけて高市氏支援を要請している。

「その際、麻生氏は“岸田、茂木、麻生の三頭政治をまたやろう”と口説いたといいますが、岸田氏が誘いに乗ることはなかった。岸田氏としてはタカ派色の濃い高市氏の政策を受け入れられなかっただけではない。政権末期に面従腹背の態度をあからさまにした茂木敏充前幹事長(69)と再び組むなど、到底受け入れがたかったのです」(同)

 麻生氏は投開票当日の昼ごろまで、自派閥で他候補の推薦人に名を連ねる議員にまで直電。「1回目の投票から高市で頼む」と依頼を続けたというが万事休す。

「派内では麻生氏の義弟である鈴木俊一新総務会長(71)を筆頭に複数人がそうした指示に従わず、決選でも石破氏に投票した。麻生派ながら鈴木氏が総務会長の要職に就いたのは、決選での行動の見返りの意味合いもあります」(同)

 敗戦の将、麻生氏は結果、最高顧問に棚上げに。

「副総裁と異なり、最高顧問は党則に規定のない完全な名誉職で、大勲位こと中曽根康弘元首相が1994年に退任して以来、30年ぶりに復活したポストです。麻生さんは“俺も大勲位と同じ立場か”なんて周囲に語っているのですが、負け惜しみにしか聞こえません」(自民党関係者)

 最高位の勲章を賜るのにふさわしい人物ならば、恩讐を越えて党内融和を図るべきところだが、その心境には至りそうにない。

 関連記事【「親離れができていない」「たくさん助けたけど一方通行」 石破首相の「決定的な欠陥」を恩人らが指摘】では、恩人らが明かした石破首相の政治家としての「決定的な欠陥」について詳しく報じている。

「週刊新潮」2024年10月10日号 掲載

新潮社

458OS5:2024/10/22(火) 17:26:02
スレ間違えてた
9602:OS5:2024/10/20(日) 20:51:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/119390067298d17e7a61fdd04cb4cf8553a96551
維新、万博アピールより「政治とカネ」追及 自民は対抗 公約に「大阪再興」明記
10/19(土) 18:07配信


産経新聞
大阪・関西万博を巡る各党の姿勢

来年4月の開幕まで半年を切った2025年大阪・関西万博を巡り、衆院選(27日投開票)における自民党と日本維新の会の公約の違いが際立っている。政権与党の自民は成長戦略の一環として万博を活用し「大阪の再興」に取り組むと明記。一方、本拠地・大阪への万博誘致を推進した維新は「政治とカネ」の問題追及を優先し、重点の基幹政策に万博を盛り込まなかった。

【リストでみる】夕刊フジが作成した「大阪全選挙区当落予測」

大阪府内の小選挙区議席の奪還を期す自民の公約からは、10年以上にわたり大阪の政治を主導してきた維新への対抗意識がうかがえる。

人工知能(AI)など「新技術の社会実装(実社会での活用)を先行体験する」機会として万博を活用すると記載。成長分野に対する規制緩和と投資などを通じ「所得増加と経済成長を実感できる〝経済都市・大阪〟の再興」を掲げた。自民府連幹部は「国家事業として自公で連携して進める」と強調する。

一方の維新。吉村洋文共同代表(大阪府知事)は衆院選公示の15日、大阪市内での演説で「新しい経済、新しい未来をつくっていく。そのきっかけが万博だ」と成功への決意をアピールした。

ただ、公約上の位置づけには変化がみられる。令和4年の参院選公約では万博成功に向けて「国と開催都市、官民が強力に連携して国内機運の醸成に努める」と明記したが、今回は公約の基幹政策として特記せず、439項目にわたる公約全文の中で参院選のときと同様の記載をしている。

吉村氏は万博を運営する日本国際博覧会協会の副会長も務めるが、自民の派閥パーティー収入不記載事件の影響で今回、政治改革が主要争点に浮上したことから「『政治とカネ』の問題をただすことが重要。何を前面に打ち出すかだ」と語る。

他党はどうか。自民と連立を組む公明は、これまで予算管理を徹底するよう国に提言。自民との大阪版共通政策では健康・医療や環境などの分野の最新技術を社会実装させ、国際競争力を高めるとする。公明府本部幹部は「万博成功のため、政権与党で全力を尽くす」と意気込む。

立憲民主党や国民民主党はこれまで万博開催に反対はしていないが、予算増額や安全管理を問題視。3月には大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)の会場建設現場でガス爆発が起きており、立民府連幹部は「維新が夢洲に誘致した責任は重い」と話す。

反対姿勢を明確に打ち出すのが共産党だ。夢洲で12年秋にカジノを含む統合型リゾート施設(IR)が開業予定であることを踏まえ、公約では万博について「カジノのインフラ整備に公金を投入するために誘致された」と批判し、中止すべきだとしている。れいわ新選組や社民党、参政党も万博中止を主張している。(山本考志)

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https://news.yahoo.co.jp/articles/63ba4512ba81b0a536db7b0892fabc6bd5de4299
総選挙惨敗予測で「石破おろし」加速も次期首相最有力は「高市早苗氏」ではない 急浮上した“意外な人物” 古賀茂明
10/22(火) 6:32配信



 衆議院選挙が後半戦に入った。10月27日に投開票されるが、依然として自民への逆風は強く、自民党議席がかなり減り、立憲民主党の議席が大幅に増えるというのがほぼ一致した見方だ。選挙の最大の焦点は、自民と公明党による与党勢力が過半数割れとなり、政権維持が難しくなる事態が生じるか否かになってきた。

【写真】「次の首相」の最有力候補はこちら

 もちろん、過半数割れになっても、非公認候補と無所属候補を取り込み、さらには日本維新の会や大きな躍進が予想される国民民主党などの野党勢力を連立や閣外協力に引っ張りこんだりすることで、自民党中心の政権が継続する可能性は高いが、その場合でも、与党側の結束を維持するのはかなり難しくなるだろう。

 自民内部では、9月の総裁選で党員・党友票で石破茂首相を上回った高市早苗前経済安全保障相が、公然と反石破の姿勢を見せ、唯一温存された派閥・麻生派を率いる麻生太郎党最高顧問が次の総裁選が近いから準備をしておけとアドバイスしたと報じられるなど、石破氏の党内基盤は足元から脅かされている。

 さらに、党役員や閣僚人事などで旧安倍派を徹底的に冷遇したこと、裏金議員の非公認や比例重複立候補禁止の方針を打ち出したことなど自民党内では旧安倍派のみならず、こうした石破氏の政治手法に対する不満が鬱積している。選挙に勝っても石破氏には協力しないという議員の声も報じられるほどだ。

 これらの反石破勢力は、石破おろしを決行して、高市氏あるいは他の議員を新総裁、首相にしたいと機を窺っている。

 選挙後の臨時国会や来年の通常国会で野党から不信任案の提出があれば、仮に自公過半数による政権を維持できていたとしても、反石破勢力の造反でこれが可決されるおそれもないとは言えない。そこまでいかなくても、造反をちらつかせながら、石破首相の政策の推進を邪魔する勢力も出てくるだろう。

 米国の共和党が、ごく少数の極右議員のゴリ押しを受け入れないと、多数を占める下院でも議会運営を思うように進められないのによく似た状況になっている。

 先週の本コラムでは、石破茂首相の下で行った衆議院の総選挙で自民大敗となれば、来年の参議院選挙までに総裁選前倒しで高市早苗新総裁・首相誕生の可能性があるという話を書いた。

 先の総裁選の結果、高市極右政権誕生が阻止されてほっと一息ついたと思っている人から見れば、絶対避けたいシナリオだろう。

 では、高市首相ではなく、他の自民党議員が率いる政権が誕生するとしたら、誰が首相になるのだろうか。

 仮に、来年の参議院選までに総裁を代えるという場合は、任期満了ではなく、臨時の総裁選となるので、党員・党友の投票を行うフルスペックの総裁選ではなく、党所属の国会議員だけが投票する選挙になる可能性が高い。

■林芳正氏の「異例」のコメント

 その場合でも、選挙が近ければ、党員や一般有権者に人気のある「選挙の顔」を選ぶ選挙になりがちだ。来年の夏には参議院選挙が行われるので、その前の総裁選は選挙の顔選びになるという見方もある。しかし、参議院選では、参議院議員の約半数が改選されるだけで、残りの半数はその3年後まで安泰である。また、衆議院議員は今回の選挙後4年の任期が残っているので、しばらくの間は選挙のことをあまり気にしなくて済む。つまり、自民党議員の大半は、選挙最優先という判断はしない可能性が高いのだ。

 その代わりに、自分にとって得になる候補を選ぶことになる。求めるものは、利権かもしれないし、ポストかもしれない。候補者が直接そうした利益を供与してくれなくても、麻生派はもちろん、解消はしたが事実上存続していると言って良い旧派閥のボスの言うことを聞くことで、そうした利益を得られるという場合もある。

 その結果、大きく言えば、自民党議員の利権を維持拡大してくれそうな候補で、党内の多数の議員に嫌われていない議員が有力になると言って良いだろう。

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 具体的には誰が有力なのか。

 総裁選の第1回投票で石破氏、高市氏に次ぐ3位につけた小泉進次郎元環境相は、今回の総裁選で能力がないという評価が定着したばかりなので、すぐに総裁選に出られる状況にはない。以前は人気の高かった河野太郎前デジタル相も完全に脱落した。

 ここで次期総裁に最も近い候補として浮上するのが、先の総裁選で小泉氏に次ぐ4位につけた林芳正官房長官である。

 林氏は、石破氏のように尖った主張をすることはなく、高市氏のように右に偏った言動もしない。何を聞かれても、揚げ足を取られないように、しかも、反感を持たれないような穏当な言い回しでその場を収める能力はピカイチだ。大臣経験も豊富で、行政手腕にも定評があり、論客としても知られる。党内に敵も少ない。

 林氏は、官房長官の職にとどまり、石破氏を支える姿勢だが、石破おろしになったとき、石破氏を最後まで守って次の総裁ポストを狙わないのかと言えば、もちろん、そんなことはない。立場上、自ら石破おろしに動くわけにはいかないが、石破氏が辞任を表明すれば、迷わず立候補するだろう。

 それを示すある驚きのニュースが報じられた。

 10月11日の時事ドットコムplusの記事だが、その見出しは、

「林官房長官、拉致解決『有効な手だてを』 自民総裁選に意欲―新閣僚インタビュー」

 というものだった。

 その記事の中で、林氏は、「総裁を引き続き目指すか」と聞かれて、

「(9月の総裁選で9人中)4位という素晴らしい成績を頂いたことは大変うれしく思っている。一方で喜んでいてはいけない。戦う以上は勝たなければならない。引き続き精進を重ねたい」と述べている。

 これは極めて異例なことだ。

■立憲・野田代表は政権交代を目指していない?

 なぜなら、石破総裁の任期はまだ3年近くある。3年後の総裁選のことを聞かれたら、「まだ先のことで何も考えていない」と答えるのが普通だ。

 しかも、林氏は、石破政権の官房長官だから、石破氏を最後まで支える役回りにある。

 首相を支えるという趣旨のコメントはしているものの、次の総裁選に意欲を示したと取られる発言をするのは極めて不適切だ。時事通信もこれに驚いたからこそ、「自民総裁選に意欲」という見出しまでつけて報じたのだろう。

 普段は、非常に慎重で落ち着いた言動をとることで知られる林氏が、このような発言をしてしまったのは、おそらく、「次の総裁選は近い」という考えに取り憑かれていたからではないか。

 それほど、自民党内の反石破の雰囲気が強まっているのだ。

 林氏以外にも候補はいる。加藤勝信財務相はその一人だ。今回の総裁選で人望のなさが露呈した茂木敏充前幹事長の可能性は低そうだが、一方で、総裁選に立候補できなかった斎藤健前経産相なども浮上する可能性はある。

 だが、彼らのうちの一人が首相になったら日本の政治は大きく変わるかと問われれば、答えはNOだろう。石破氏とどちらが良いかと問われれば、石破氏と答える人がかなりいるのではないか。

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 こう考えると、今回の選挙で、政権交代が実現できないと、仮に石破政権が倒れても、大きな政治の変化は期待できないことがわかる。

 では、政権交代を目指す野党の状況はどうか。ここで一番重要なのは、もちろん野党第1党の立憲民主党だ。9月の同党代表選で、「政権交代前夜」をキャッチフレーズに新代表になった野田佳彦元首相は、野党協力を行って自公の議席を減らして自公過半数割れに追い込むと繰り返し訴えた。

 しかし、その言葉に行動が伴っていない。

 彼は、代表選の時から、共産党とは連立しないと明言した。多くの選挙区で共産候補が立たないことでなんとか当選できる候補を多数抱える立憲は、共産に協力を要請する立場なのに、いきなり上から目線で切って捨てるような発言をしたのだ。私は、この時点で、実は政権交代など目指していないのではないかと疑ったくらいだ。

 さらに政策面でも、野田氏は立憲の公約を事実上大幅に後退させた。

 集団的自衛権の行使を容認する安保法制に関する違憲部分は廃止するというのが立憲の公約なのに、野田氏は、違憲でも直ちには廃止できないとわざわざ明言した。しかも、それは、国会での法改正が必要という理由ではなく、相手があるからということだった。

 つまり、アメリカが怒ると大変だから違憲でもすぐには変更しないという意味になる。憲法よりもアメリカへの忖度が優先するということだから、「立憲」に真っ向から反する立場の表明だ。こんな発言をされれば、共産党も立場がない。選挙協力はしたくてもできなくなり、立憲候補がいる選挙区に多数の候補者を立ててしまった。

■石破氏に対する強烈な「恨み」

 野田氏は、今回の選挙は10年に一度来るかどうかというような政権交代のチャンスだと強調していたが、その割には、選挙協力のための努力は全くしていない。ある政治記者は、「野田氏は選挙協力のために努力すると口では言いながら、驚くほど何もしなかった、完全な詐欺師だ。一体何のために代表になったのか。もし自公過半数割れにならなければ、全て野田氏の責任。仮に立憲の議席が大幅に増えても辞任すべきだ」と語っていた。

 確かに、自公過半数割の可能性さえ見える中で、仮に野党協力不在によって、ギリギリ自民中心の政権が維持されるとなれば、野田氏の責任は極めて大きいと言わざるを得ない。

 このままいくと、立憲は選挙で共産の協力を得られないだけでなく、選挙後も、維新や国民などが是々非々で自民補完勢力として動く中で、大きな図体を持て余す無用の野党第1党になる可能性すらある。

 ここで終わっては身も蓋もないので、政権交代が起きなくても何か望みはないかと考えると、微かな希望がないわけではない。

 それは、裏金事件という自民党が犯した大きな失策で与えられた政権交代のチャンスを野党が活かせなくても、もう一度、自民党が野党に大きなチャンスを与えてくれる可能性があるという話だ。

 中でも一番ドラスティックなのは、来年の参議院選までの間に、反石破の空気がさらに盛り上がり、高市グループ、旧安倍派などが、野党の不信任案に賛成または棄権などをすることで、不信任を可決させ、石破内閣に解散か総辞職を突きつけるという展開だ。もちろん、このような反党行為には、除名などの厳しい処分をせざるを得ない。その先には、自民党の分裂、維新や国民と一部の自民党議員の合流などの政界再編が起きるシナリオがほのかに見える。

 政権与党であることの重要性を自民党議員は骨身に染みて感じている。そう簡単に党の分裂など起こすはずはないというのが常識的な見方だろう。

 しかし、今回は、そうした理性的判断が、石破氏に対する強烈な「恨み」という感情的な要因で捻じ曲げられる可能性があるように思える。政治は理屈では動かないのだ。

 そのような展開になれば、与野党を超えた政界再編が起きて、日本政治大転換の始まりになるのではないか。

 これもまた、野党の力によるのではなく、自民党の大失策に期待するというおかしな話だが、こうした荒唐無稽とも言える「夢」にすがるくらいしか日本の政治には希望が持てないということなのかもしれない。

古賀茂明

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https://news.yahoo.co.jp/articles/6e33aef6402771481b8c43d00d898b47f23fcaf9
創価学会の大幹部が「あいつだけは勘弁ならねえ」と激怒…裏金で逆風の「萩生田光一氏」と公明党との間に決定的な溝が生まれた理由とは
10/22(火) 11:14配信
デイリー新潮
学会票は4万4000票あまり
松井氏支援の効果は

 かつて将来を嘱望された自民党の元幹部が逆風に喘いでいる。官房副長官、経産大臣、文科大臣、自民党政調会長など幹部職を歴任した萩生田光一氏だ。

【写真】 「祈りは絶対にかなう!」と語った聖教新聞紙面。動画の番組案内も

 安倍晋三元総理に近かった萩生田氏は旧安倍派に所属し、一連の裏金問題の象徴的な存在となった。そのため、今回の衆院選では野党の立憲民主党に有田芳生元参院議員を対抗馬として立てられることに。現状、各社の世論調査などでは両者がデッドヒートを繰り広げている。

 その萩生田氏にとって手痛かったのは無所属での出馬になったことだろう。石破茂首相は一連の問題を受け、裏金議員の一部を非公認としたが、萩生田氏も例外ではなく、公明党からの推薦も出ていない。

 もっとも萩生田氏は折から公明党との関係が不安視されていた。

 地元政界関係者が解説する。

「萩生田さんの地元である八王子市は創価大学や東京富士美術館など学会関連施設が多く集まる創価学会の大票田です。萩生田さんは前回衆院選で14万9000票あまりを獲得していますが、そのうち学会票は4万4000票あまり、得票のうち実に30%を学会票に依存していると自民党の中で見られています」

 そのため、萩生田氏は地元では公明党・創価学会に全く頭の上がらない状態だった。

「八王子には地元選出の都議で公明党の東村邦浩さんがいます。東村さんは都議会公明党で幹事長を務めるドンのような存在です。萩生田さんが大臣になれたのも、東村さんの支援があってこそ。そのため、萩生田さんは平身低頭で東村さんに接してきました」

萩生田氏が支援者を擁立
 その萩生田氏と公明党・創価学会の信頼関係に亀裂が生じたのは昨年5月のことだった。選挙区の10増10減に伴う調整の中で、新設される東京28区(練馬区の一部)について両者で大揉めしたのである。

 その経緯を「週刊新潮」は当時、仔細に報じている。

 公明党は新設される選挙区の中でも、東京28区で擁立することを狙っていた。しかし、萩生田氏がある候補を立てると言って、強硬だったのだ。

「28区に、八王子の医師で萩生田さんの支援者だった安藤高夫・前衆院議員を自民党候補として立てたのです。支援者だけに、公明党が独自候補を擁立したいと要求しても萩生田さんが安藤さんを外さないのでは、といわれていました」(都連所属の自民党議員)

 さらに隣の東京29区でも公明党候補が出馬することを公にしているにもかかわらず、自民党の独自候補を立てる動きが水面下であった。しかも、その候補は萩生田氏を子飼いとする森喜朗元総理がかわいがっていた人物だったのだ。

 こうした一連の動きが創価学会の怒りを買った。

「東京における自公の信頼関係は地に落ちた」

 公明党の石井啓一幹事長が会見でそう語ったほどである。中でも激怒したのは創価学会の大幹部として知られる佐藤浩副会長だった。

「菅義偉元首相との強いパイプを活かし、政治担当として学会に君臨してきました。自公で何かトラブルが起こると最後は、菅-佐藤ラインで解決するということがままありました」(政治部デスク)

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“本当にその対応でいいのか”
 最近では自公のパイプが弱まっているとされるが、その大きな要因は菅氏が首相を退き、メインプレーヤーでなくなったことも一因と言えるだろう。

 その佐藤氏、当時、萩生田氏に対する怒りを周囲に以下のようにぶちまけていた。

 学会関係者がささやく。

「佐藤さんは党幹部の中でも28区と29区で譲らない萩生田さんに対する怒りをあらわにしていました。周囲に“あいつだけは勘弁ならねぇ”と怒気を隠すことなく語っていたそうです。佐藤さんは萩生田さんに対し“本当にその対応でいいのか”と念押ししていたのに、何も変わらなかった。佐藤さんは“こちらが折れると思ってなめているんだろう”と怒り心頭だったんですよ」

 結局、28区については安藤氏が立候補することになったものの、29区については独自候補擁立を見送った。それでも、萩生田氏と創価学会のしこりは残っているとされる。一方で、今回の衆院選の投開票に向け、公明党との関係改善に向けた動きもあると言われている。

「各社の世論調査などではここのところ、萩生田さんが支持を伸ばし始めているのは事実です。とはいえ、公明党・創価学会の関係が悪化していたことが尾を引き、そのため、学会もあからさまに萩生田さんを支援することはできません。かといって、学会票がそのまま有田さんに流れるとも思えず、事態はまだ流動的です」(先のデスク)

 自らの振る舞いが招いた事態とはいえ、萩生田氏は今回の逆風から、当選を果たすことができるのか。

デイリー新潮編集部

新潮社

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9608:OS5:2024/10/22(火) 17:19:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6ebd035a51c1632d865152744a4af54fff506f4
石破首相〝戦後最短内閣〟の危機 衆院選終盤情勢で永田町に衝撃、自公で過半数割れの可能性「有権者に見透かされている」
10/22(火) 17:00配信
産経・FNN調査

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が公表した衆院選(27日投開票)の終盤情勢調査(19、20日実施)が、永田町に衝撃を与えている。石破茂首相(総裁)率いる自民党は大きく議席を減らし、連立政権を組む公明党と合わせても過半数(233議席)を割り込む可能性があるという。一方、立憲民主党は大幅増の勢いという。石破首相は1日に就任したばかりだが、「戦後最短内閣」の危機に直面している。

「石破首相は、衆院選の勝敗ラインを『自公で過半数』と明言した。公約の一番には『ルールを守る』と掲げた。早期解散や政策を含め、決裁者は首相自身だ。自公で過半数割れなら、責任論は不可避だろう」

自民党ベテラン議員は大逆風の中でこう語った。

産経・FNNの情勢調査によると、自民党は公示前の256議席から、小選挙区と比例代表を合わせて「60議席程度減少」する可能性がある。公明党を加えた与党全体でも、公示前の288議席から70議席程度落ち込みそうだという。

これに対し、野党第1党の立憲民主党(公示前98議席)は「50議席程度増やす」見込みで、国民民主党(同7議席)は「15議席程度を積み増す」勢いという。共産党(同10議席)も数議席増の可能性がある。日本維新の会(同43議席)は議席維持が困難な情勢だという。

ベストセラー作家の百田尚樹氏らが立ち上げた政治団体「日本保守党」は、公職選挙法上の「所属国会議員5人以上」の政党要件を満たす可能性がある。

石破政権が大苦戦に見舞われている背景としては、石破首相の「変節」や「豹変(ひょうへん)」、安倍晋三元首相を「国賊」と罵倒した人物の入閣、すでに処分を受けた政治資金「不記載」議員に対し、新たに「非公認」「比例重複を認めず」という対応を決めたことがありそうだ。

自公両党で過半数割れなら、石破首相は政権を維持するため、新たな政党の連立参加や閣外協力を模索する展開になるとの見方が浮上している。

ただ、野党幹部は「選挙結果は『国民の審判』であり、過半数割れなら『石破内閣はノー』ということだ。連立の枠組み拡大で延命したら、民意の無視にほかならない」と批判する。

ちなみに、戦後、首相の在職日数の最短は東久邇宮稔彦王(ひがしくにのみや なるひこおう)の54日。石破首相はこれを更新するのか。

政治学者の岩田温氏は「自公で過半数を割れば、『石破内閣の総辞職』もあり得る。石破首相には当初の発言を翻して早期解散に踏み切ったことに始まり、ウソが多い。不記載議員への『非公認』対応なども基準が明確ではない。(時事通信の)内閣支持率が危険水域(28%)だったことも含め、有権者に見透かされている。戦後最短内閣になる可能性はゼロではない」と語った。

465OS5:2024/10/22(火) 17:36:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d74afda915072ed63f4570cc97ff072ae0bf5d5
特別国会、来月7日召集案 衆院選次第でずれ込みも 政府・自民
10/22(火) 16:18配信
時事通信
国会議事堂=東京都千代田区

 27日投開票の衆院選後に開く特別国会について、政府・自民党内で11月7日に召集する案が浮上していることが分かった。

 首相指名選挙を行って第2次石破内閣を発足させ、5日間程度で閉会する日程を想定している。ただ、与党が衆院で過半数を割り込めば政権樹立に向けた与野党の駆け引きが活発化し、召集がずれ込む可能性もあり、日程は流動的だ。

 複数の政府・自民関係者が22日明らかにした。石破茂首相(自民総裁)は、11月15日からペルーで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、同18日からブラジルで行われる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)への出席を検討している。臨時国会は2024年度補正予算案の編成作業を考慮し、同月下旬〜12月上旬に召集する案が出ている。

466OS5:2024/10/27(日) 21:52:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/9eb6f77ec35f131d3d1bf0d852881f0429e38ea7
自民・公明「過半数割れ」で政局に突入か、想定される三つのシナリオ…追加公認・一本釣り・連立
10/27(日) 21:02配信

読売新聞オンライン
 第50回衆院選は、メディア各社の開票速報によると、有権者は自公政権に対し、厳しい審判を下したようだ。「自民党派閥のパーティー収入不記載事件」を受け、選挙戦では「政治とカネ」の問題に関心が高まった。与党が勝敗ライン「自公で過半数(233議席)」を下回る見通しとなったことで、永田町は今後、波乱含みの政局に突入しそうな気配である。



石破氏の去就は?
過半数割れでどうなる

 まず注目されるのは、石破茂首相(自民党総裁)が引責辞任するかどうかだ。

 1980年代以降の短命政権は、1994年に非自民連立で首相となった羽田孜(つとむ)政権の64日、1989年にリクルート問題で退陣した竹下政権の後を継いだ宇野宗佑(そうすけ)政権の69日がある。石破退陣となれば、これを上回る、たった1か月の超短命政権となる。

 もっとも、石破氏が即座に辞任するかどうかは微妙だ。

 そもそも自民党への逆風は、前の岸田政権から続くもので、さらに言えば「不記載事件」は、旧安倍派が震源地だった。自分一人にその責任を押しつけられるのは石破氏としては不本意だろう。

 党内に「石破おろし」の動きが起きるかもしれないが、首相指名選挙を行う特別国会は11月7日召集の見通しである。それまでの短期間に「石破おろし」の動きが自民党内でうねりをあげそうにはない。本来、「反石破」の旗振り役になる可能性があった旧安倍派の「裏金議員」の多くは落選の見込みが濃厚だ。

追加公認、「一本釣り」
 そうなると「当面、石破退陣がない」との前提で政局は動く。

 自民党内でいくつか手順が想定されている。

 特別国会に向け、まず自民・森山執行部が取りかかるのは当選者の「追加公認」だ。非公認だった当選者を追加で公認する。追加公認は手っ取り早い当選者の「かさ上げ」である。公示直後に党執行部が非公認議員が代表を務める支部に「2000万円」を給付したのも「追加公認」のための下慣らしだ。

 次は「保守系無所属」の当選者を囲い込み。自民入党を迫る。そのあとは、野党議員の「一本釣り」ではないか。

 「一本釣り」は90年代後半、自民党がしばしば使った手法だ。

 96年10月の衆院選で自民党は過半数に届かなかった。このため、当時の野中広務幹事長代理らが野党・新進党議員らの引き抜き工作を進め、単独過半数を回復した実績がある。当時、野中氏は自身のことを「釣り堀屋のオヤジ」と自嘲していた。

森山氏「連立枠組みの拡大」に言及
 これまでは小手先的な手段だが、少数与党のままだと政権基盤が危うい。

 そのため自民は「連立枠組みの拡大」に打って出る可能性がある。キーマンは森山裕自民党幹事長だ。

 選挙期間中、森山氏は、テレビ番組で意味深な発言をしている。

 「(与党が)過半数割れをしようとしまいと、同じ政策を持って、国の発展を図ろうという政党とは、協議は前向きにしていくべきだ」

 「政策的に一致することができれば、拒むことはあってはならない」

 森山氏の念頭には日本維新の会や国民民主党があるのはいうまでもない。

 ただ、衆院選で激しく角を突き合わせた直後だけに、両党が即座に連立入りする、というわけではない。実際、国民の玉木雄一郎代表や維新の馬場伸幸代表は記者団の質問に対し、連立入りを否定している。

 とりあえずは、来年通常国会の会期中、2025度予算案の衆院採決時あたりが「連立枠組み拡大」の一つの目安ではないか。これまで政府予算案に国民や維新は賛成した経緯がある。

 ここで一つ指摘しておきたい。自民にとって「国民の連立参画」は大きな意味がある。国民は立憲民主党とともに連合が有力支持基盤である。国民が連立に加われば、連合票を切り崩すことになる。連合を支持基盤とする国民、立憲両党は「また裂き」状態になる。

 連立の枠組み拡大とまではいかないが、与野党が政策ごとの部分連合(パーシャル連合)で連携するという選択肢もある。

 このほか永田町では、立憲民主党を加えた「与野党大連立」を指摘する向きもあるが、その可能性は極めて低いと見たほうがいい。政治を活性化させる「政権交代」の意味がなくなるからだ。

467OS5:2024/10/27(日) 21:53:10
自民1強時代の終焉
 ただ、永田町は「一寸先は闇」だ。何が起こるかわからない。「55年体制」で敵対してきた自民党と社会党が手を結び「自社さ政権」(1994〜98年)を発足させたケースもある。

 第2次安倍政権(2012年)以降、「自民1強・野党多弱」の時代が長く続いた。今回の衆院選でその構図に変化が出てきたことは間違いない。それが政権交代につながるのかは今の時点では不透明だ。来年夏の参院選に向けて政局はさらに流動化しそうだ。(編集委員・吉田清久)

468OS5:2024/10/27(日) 22:24:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6f2c671d623597866c5e30ed477b342bcbc5b35
〈石破“1ヶ月天下”の危機〉「自公過半数割れ」予測に永田町大激震…「ポスト石破」「連立拡大」最悪のケース想定で自民ドタバタ
10/24(木) 7:02配信
集英社オンライン
自民にとって最悪の結果になるか

衆院選の投開票日まで1週間を切り、報道各社の情勢調査で、自公の過半数割れの可能性が相次いで報じられている。自民党内では、当初の「自民で単独過半数を取れなくても、自公での過半数は大丈夫」とのムードは消え去り、悲愴感もただよう。そして早くも「過半数割れ後」を見据え、「ポスト石破」や「連立拡大」に向けたシミュレーションがささやかれ始めた。



前回、予測通りとなった朝日の情勢調査に永田町は戦々恐々
投開票日を1週間後に控えた10月20日夜、朝日新聞デジタルに情勢調査をもとにした「自公過半数、微妙な情勢」との見出しが躍ると、永田町関係者の間で衝撃が走った。

他社の調査がおおむね「自民で単独過半数割れの可能性はあるが、自公で過半数は確保できる情勢」という傾向だったなか、朝日新聞が予測した自公の獲得議席は、中心値で225議席。過半数の233議席に届かなかった。

「朝日新聞は前回の衆院選で、他社が軒並み『自民の単独過半数は微妙』と予測していたなか、『自民が単独過半数確保の勢い』と予測し、その結果通りになりました。
朝日の調査に一目置く人は多く、『自公過半数、微妙』の見出しに、自民党内の雰囲気は重いです」(全国紙政治部記者)

実際に、ある自民陣営関係者も「ウチの議員は、前回は小選挙区で大差をつけて勝てていました。今回は、裏金議員でもないのに情勢調査で大差をつけられ負けています。党が先週末に実施した調査も、その前の週よりも悪い結果になっていて、比例復活も危なそうです。日に日に野党候補に差を広げられています」と嘆く。

石破茂首相は集会で、かつて安倍晋三元首相が使ってきた「悪夢の民主党政権」というフレーズを口にした。

かつて自身が「過去に終わった政権のことを引き合いに出して『自分たちが正しいんだ』というやり方は危ない」と警鐘を鳴らしてきたフレーズを使わなければならないほど、追い込まれている。

対する野党は「今回は有権者の反応も良い。前回は相手に余裕の戦いだと思われていたが、今回は首相も応援に入ってきた。自民陣営の焦りを感じる」(立憲民主党候補者)と勢いづく。

469OS5:2024/10/27(日) 22:25:35
裏金議員の追加公認、国民民主取り込み画策も…
最終盤に入り石破首相や党幹部は、19、20日に実施した情勢調査をもとに、野党候補と10ポイント差以内の選挙区を重点選挙区としてピックアップした。

「『自民王国』のはずが、安倍元首相の甥、岸信千世氏が立憲の平岡秀夫氏と激戦を繰り広げる山口2区、現職閣僚の坂井学国家公安委員長と立憲の山崎誠氏が競る神奈川5区、維新の地盤である大阪府内の全選挙区などが重点選挙区となったようです。

そして、10ポイント以上の差で負けている選挙区も多数ありますが、そういったところは『切り捨て』られた形です。最終盤は、野党候補と僅差で競り、勝てる可能性がある重点選挙区を中心に、石破首相や党幹部が応援に駆けつけます」(自民党関係者)

そして早くも、自公が過半数割れした後を見据えた話も出てきている。

自公で過半数が取れなかった場合、非公認となっていた裏金議員の当選者も追加公認するとみられているが、現在、小選挙区で優勢なのは西村康稔元経産相や平沢勝栄元復興相など数人にとどまる。

そこで、連立拡大も視野に入ってくるという。

「21日夜には、19、20日に実施した自民党の情勢調査の結果をもとに、石破首相や森山裕幹事長、小泉進次郎選挙対策委員長らが今後の戦略を話し合いましたが、自公で過半数が取れなかった場合に備え、国民民主党を取り込む相談もしたようです」(自民党関係者)

早くも流れる“ポスト石破”の名前
ただ、全国紙政治部記者はこう解説する。

「国民民主党には国民・立憲の支持母体である連合の組織内議員もいるため、与党入りは簡単ではありません。

また、これまで自民と国民民主の間は麻生太郎最高顧問が取り持ってきました。石破首相と犬猿の仲の麻生氏が仲介役に入れるかというと、これも難しいです。

一方、同じく自民への協力が取りざたされる維新は、菅義偉副総裁と関係が近いですが、維新も党勢不振など課題が山積で、与党入りとなるとハレーションが大きく、できても部分的な政策ごとの協力くらいでしょう」

21日夜、石破首相ら党幹部の雰囲気は非常に暗く、石破政権が早くも行き詰まることを覚悟している様子だったという。

「石破首相が衆院選の勝敗ラインを『自公で過半数』と設定していた以上、その目標を割り込むと、石破首相の責任論が出るのは必至です。党内基盤が弱い石破首相だけに、史上最短の1ヶ月で退陣という可能性も現実味を増してきます。

党内では早くも『高市早苗氏は、近しい議員の落選が相次ぎそうだし、緊急で総裁選をやるなら党員票の割合も低いから、次は無理』『リリーフとして安定感のある林芳正官房長官では』など、ポスト石破に関する憶測が流れています」(同前)

自民党内では「最後に野党がゆるんで、負けを最小限にとどめられないか」と弱気な声も聞こえてくる。

「5度目の正直」でようやく首相の座についた石破首相は、「1ヶ月天下」で終わってしまうのか。有権者の下す審判の行方は……。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

集英社オンライン編集部ニュース班

470OS5:2024/10/28(月) 06:25:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/6030d284a4871436eb7e0521d59be54a25bf972d
石破首相、辞任せず国民民主に協力呼びかけ政権維持図る意向
10/28(月) 5:00配信

読売新聞オンライン
自民党の開票センターで候補者名が記されたボードに、当選確実を示す赤いバラを付ける石破首相(27日午後9時43分、東京都千代田区で)=川口正峰撮影

 第50回衆院選は27日投開票された。自民党は「政治とカネ」の問題を受けて大敗し、公明党を合わせた与党で総定数465の過半数(233議席)に届かなかった。立憲民主党は、公示前から議席を大幅に増やした。今後、政権の枠組みを巡って与野党の攻防が始まり、政局が流動化する可能性もある。日本維新の会や、公示前から議席を伸ばした国民民主党の動向も焦点となる。

 与党の過半数割れは2009年衆院選以来だ。自民は第1党は維持した。

 与党での過半数確保を勝敗ラインに掲げていた石破首相(自民総裁)は27日夜、NHK番組で「非常に厳しいご審判をいただいたと認識している。謙虚に厳粛に受け止めている」と語った。その上で、野党の協力を得て自民中心の政権を維持する考えを強調した。

 首相は28日未明、周囲に対し、辞任せず政権維持に向け国民民主に協力を呼びかける意向を示した。

 自民は衆院選にあたり、政治資金問題に関わった前議員ら44人のうち10人を公認せず、34人は比例選との重複立候補を認めなかった。自民、公明両党は選挙戦で、経済政策や外交・安全保障政策の実績を強調して自公政権の継続を訴えたが、選挙戦終盤には、自民が非公認となった候補側に2000万円の政党交付金を支給していたことが発覚し、逆風が強まった。

 公明の西田幹事長は27日夜、BS朝日の番組で「『政治とカネ』を含め与党への怒り、厳しい反応が如実に表れている。公示後に『2000万円問題』が急浮上したこともだめ押しになっている」と語った。

 公明は21年の前回選で9選挙区に候補を擁立して全勝したが、今回は11人が小選挙区選に出馬し、当選は4人にとどまった。

 立民は与党の過半数割れを目標として、選挙戦では自民の政治資金問題を徹底的に批判した。野田代表は28日未明の記者会見で、「目標を達成できたことは大きな成果だ」と語った。他の野党との連携に向けては27日のフジテレビ番組で「自公政権継続がダメという立場と、政治改革を推進するという点で一致するなら対話はしていきたい」と意欲を示した。

 衆院選後は30日以内に特別国会が召集され、首相指名選挙が行われる。与党が過半数割れしたことで、維新や国民を含めて与野党の駆け引きが活発化するとみられる。

 維新の馬場代表は27日夜、NHKの番組で、自公両党との協力について「全く考えていない。『政治とカネ』の問題で国民の怒りに火がついている」と否定した。一方、立民との連携についても、大阪市での共同記者会見で「(立民は)外交・安全保障、エネルギー、憲法など基本的な政策で党内がまとまっていない」と消極的な姿勢を示した。

 国民の玉木代表も文化放送のラジオ番組で、自公との協力について「考えていない」と否定しつつ、「政策を実現できるよう、協力できるところとは協力していきたい」とした。

 衆院選は21年10月以来3年ぶりに行われ、衆院小選挙区の「10増10減」を受けた新区割りが初めて適用された。小選挙区選289、比例選176の総定数465議席を争った。

471OS5:2024/10/28(月) 06:58:10

2847 :OS5 :2024/10/28(月) 06:56:11
■■■■現役大臣■■■■■■■■■■■
合計4選挙区
 ・埼玉5区(4人)調査なし立>自
✕牧原秀樹 53☆法相    自前(5)
◎枝野幸男 60☆元党代表  立前(10)
  共産:山本悠子 参政:辻村千尋

 ・神奈川5区(4人)自=立
◎坂井学  59☆国家公安委長自前(5)
△山崎誠  61☆元横浜市議 立前(3)
✕久坂くにえ51☆元鎌倉市議 維新 
  共産:高宮美智子

 ・愛知8区(3人)自=立
△伊藤忠彦 60☆復興相   自前(5)
◎伴野豊  63☆元国交副大臣立前(6)
  共産:古川大暁

 ・鹿児島3区(2人)立=自
✕小里泰弘 66☆農水相   自前(6)推(公)
◎野間健  66☆党国対副委長立前(3)
  共産:(無)


2848 :OS5 :2024/10/28(月) 06:57:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d54cd1b8576bea0802065bce74a25264b9a1597
落選の牧原氏、法相退く意向「ふさわしくないと判断いただいた。ありがたく受け入れる」
10/28(月) 3:40配信

産経新聞
支持者に頭を下げる牧原秀樹法相=28日午前2時12分、さいたま市中央区の選挙事務所

衆院選埼玉5区で敗れ、比例復活もならなかった現職法相で自民党前職の牧原秀樹氏(53)は28日午前2時10分ごろ、さいたま市中央区の選挙事務所に姿を現した。詰めかけた約30人の支持者を前に姿を現し、「法相にふさわしくないと判断いただいた。ありがたく受け入れる」と述べ、法相を退く意向を示した。

牧原氏は「厳しい中で7万8千人以上の人が名前を書いてくださったことに心より感謝申し上げます」と頭を下げた上で、「結果はひとえに私のせいだとの思いがある。申し訳ない気持ちでいっぱい」と敗戦の弁。「現実を受け止められない感覚がある」と議席を失ったショックを隠し切れない様子だった。

その後、集まった報道陣を前に「今回は平成21年を上回る冷たい風を感じた」と、自民党に対する有権者の厳しい姿勢を話した。今後についてはこれから考えるとするにとどめた。

牧原氏は実績や地元愛を強調する選挙戦を展開。派閥パーティー収入不記載事件にはかかわっていなかったが、公示前に自らや秘書が旧統一教会や関連団体の会合などに出席していたことが明らかになっていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/af4e654755ef49bec368e62a292ac8cadd87d909
小里泰弘農相も落選 総力戦及ばず 選挙期間中に公務重なり 鹿児島3区
10/28(月) 4:30配信

スポニチアネックス
鹿児島3区

 鹿児島3区では自民前職の小里泰弘農相(66)が立民の野間健氏(60)に敗れた。

 石破茂首相ら幹部が相次いで応援に入り、組織力を駆使した総力戦を展開したが、無党派層や保守票の一部を取り込んだ野間氏に及ばなかった。

 小里氏は農相就任を前面に押し出したが、初入閣は追い風とならず終始先行を許した。前回衆院選でも野間氏が小里氏との対決を制していた。

 選挙期間中にJA全国大会や鳥インフルエンザの対応など、農相の公務が重なった。19日に石破首相が応援に入った際にも本人は不在で、その効果を十分に生かし切れなかった。

472OS5:2024/10/28(月) 07:09:03
■公明
✕石井啓一代表(埼玉14)
◎岡本三成政調会長(東京29)

■自民
【安倍派幹部】
 ◎西村康稔(兵庫9)  無所属
 ◎世耕弘成(和歌山2) 造反無所属
 ◎松野博一(千葉3)
 ◎萩生田光一(東京24)
 ✕下村博文(東京11)  
 ✕高木毅(福井2)

【番狂わせあるかも】
 平沢勝栄(東京17区)
 ◎稲田朋美(福井1区)
 ✕武田良太(福岡11区)

【現役大臣で危ないところ(いずれも比例重複あり)】
✕牧原秀樹(埼玉5区) 
◎坂井学(神奈川5区) 
△伊藤忠彦(愛知8) 
✕野間健(鹿児島3区)

■立憲
この情勢で小選挙区落選の可能性がある候補
◎逢坂誠二(北海道8)
◎海江田万里(東京1)
◎渡辺周(静岡6)
◎馬淵澄夫(奈良1)
◎小川淳也(香川1)

473OS5:2024/10/28(月) 10:49:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/00adc4365bb9939e36b0c1d33d9aca2690475db5
首相の退陣論、自民内で浮上…勝敗ライン割り込み中堅参院議員「続投難しい」
10/28(月) 8:00配信

読売新聞オンライン

自民党の開票センターでインタビューを受ける石破首相(27日午後10時36分、東京都千代田区で)=川口正峰撮影

 衆院選で自民、公明両党が過半数を割り込んだことで、自民内では石破首相(党総裁)の退陣論が浮上している。無所属議員と連携を図っても「少数与党」となった場合、自民は国民民主党などと政策ごとに協力する「部分連合」で政権運営を継続したい構えだが、野党側との協議は難航する可能性がある。

 首相は9月の党総裁選や新内閣発足の勢いを衆院選にそのまま持ち込むため、首相就任から8日後の衆院解散、26日後の投開票という「戦後最短日程」で今回の決戦に臨んだが、当ては大きく外れた。

 最大の要因は、自民派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、有権者の自民への怒りや不信感が極めて強かったことだ。自民は政治資金問題があった前議員らを非公認にする対応をとったものの、選挙戦終盤には、非公認候補が代表を務める党支部にも党本部が2000万円を支出したことが判明し、更なる批判を招いた。

 首相は27日のNHK番組で、「自民はもっと反省しなさいという国民の強い意思が出てきた。きちんと(党を)変えていかないと参院選でまた厳しい批判を賜る」と危機感を示した。

 首相は自公の過半数確保を勝敗ラインに掲げていたこともあり、自民の中堅参院議員は森山幹事長や小泉進次郎選挙対策委員長らの辞任に加え、「首相の責任は重大で、続投は難しい」と指摘した。

 森山氏は28日、党本部で「補正予算や来年度予算の編成に向けて微力を尽くしたい」と記者団に述べ、続投の意向をにじませた。小泉氏は27日のテレビ朝日の番組で自らの進退に関し、「(首相に)私の身柄は預けますと伝えてある」と語った。

 今後、国会では野党側が主導権を握り、与党側は綱渡りの対応を迫られそうだ。

 自民執行部は、国民や日本維新の会と政策などの個別テーマごとに連携を図る方針だ。調整に手間取ることも想定されるが、野党が立憲民主党を中心にまとまる事態を避けることに全力を挙げるとみられる。

 1993年の衆院選では、宮沢首相率いる自民が過半数割れし、野党の新生党や日本新党が躍進した。その後の連立協議で、「非自民」勢力が日本新党の細川護熙代表をかついで新内閣を樹立した。

474OS5:2024/10/28(月) 10:53:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c44fd681486c1f63b5786a64b9c11ba1aa6fed0
小泉進次郎・選対委員長が辞任へ…自民党大敗の責任を取り
10/28(月) 4:43配信

読売新聞オンライン
衆院選の開票速報を受け、厳しい表情の小泉選対委員長(27日午後8時6分、東京都千代田区で)=松本拓也撮影

 自民党の小泉進次郎選挙対策委員長は、衆院選で同党が大敗した責任を取り、辞任する意向を固めた。複数の党関係者が明らかにした。与党が過半数を割り込んだ選挙結果を受け、責任を明確にする必要があると判断した。28日に石破首相(自民党総裁)に伝え、表明する方向だ。

475OS5:2024/10/28(月) 11:55:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4e591fce4e38e9650ff986fbc83e7bee7a5644d
田崎史郎氏、「モーニングショー」で自民党・森山裕幹事長「進退」解説「責任論は当然出てくる」…辞めた場合の後任も言及「あのポストが務まるのは1人だけ」
10/28(月) 9:20配信

スポーツ報知
田崎史郎氏

 テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)は28日、第50回衆院選が27日に投票、即日開票され、自民党が大きく議席を減らし、公明党をあわせた与党で過半数の233議席には届かなかったことを報じた。

 自民党は、公示前の247議席から191議席へ大きく減らし、公明党も32議席から24議席となった。一方、野党側は立憲民主党は98議席から148議席に躍進。国民民主党が7議席から28議席と大きく議席を伸ばしたが日本維新の会は6議席減らし38議席だった。

 スタジオには政治ジャーナリストの田崎史郎氏が出演。スタジオでは、今回の結果を受け自民党の森山茂裕幹事長が辞任を否定したことを報じた。この意向に田崎氏は「森山さんの責任は今後出てくるだろうと思います」と明かした。

 その理由を自民党が「裏金問題」を受け非公認とした候補が代表者を務める政党支部に公示後、党から政党交付金2000万円を支給していた問題が発覚したことに「2000万円の給付を誰が決めたかなんです。自民党のシステムとして総裁である総理と幹事長のどちらかが決めないとできないんです。今回のケースを探っていきますと、幹事長の森山さんが具体的に決めているんです。お金を支給することについては石破さんもOKしているんですけど、いつどのような形で出すかを決めたのは森山さんなんです。官邸の人たちはまさか選挙中に配るとは思ってなかったということなんです。そういう意味じゃ森山さんの責任論は当然出てくると思います」と解説していた。

 さらに出演者から森山氏が辞めた場合、自民党内をどうまとめるのかを問われた田崎氏は「今、森山さんは辞められる意志はないですけど、もし森山さんが辞められた場合、あのポストが務まるのは1人だけだと思います」とし「菅義偉さんだと思います」と明かした。

 出演者から菅氏の健康状態を聞かれた田崎氏は「昨日もちょっと話したんですけど非常に元気でした。電話の調子は」とコメントしていた。

報知新聞社

476OS5:2024/10/28(月) 12:47:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/45489fd2a5852d089164966a93e8695258d0cc90
自民・小泉進次郎選対委員長、辞表提出 「責任を取る」
10/28(月) 12:30配信
毎日新聞
衆院選から一夜明け、自民党本部で厳しい表情を見せる小泉進次郎選対委員長=東京都千代田区で2024年10月28日午前11時10分、手塚耕一郎撮影

 自民党の小泉進次郎選対委員長は28日、党本部で記者団に「選対委員長としての責任を取ると総裁に辞表を渡し、受理してもらった」と明らかにした。

 小泉氏は2009年の衆院選で初当選。19年に第2次安倍政権で環境相として初入閣した。9月の総裁選に初出馬し、3位に終わったが、同月に選対委員長に就任した。【森口沙織】

477OS5:2024/10/28(月) 21:26:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/10065a9500b4fd76100aaa02061281a6bc421340
森山裕幹事長責任論も拡大…衆院選惨敗の自民党「過半数割れショック」で重苦しい空気に
10/28(月) 20:40配信

日刊スポーツ
石破茂首相(右)と森山裕幹事長(2024年9月30日撮影)

 第50回衆院選は28日、全465議席の当選者が確定した。自民党は公示前から65減の191議席。公明との与党で215議席と、過半数の233議席を下回る惨敗だ。小泉進次郎選対委員長は引責辞任し、森山裕幹事長の責任論も拡大している。石破茂首相は会見で自らの責任を問われ「現下の課題に取り組むことで職責を果たしたい」と、正面から答えなかった。立憲民主党や国民民主党は大きく議席を伸ばし、少数与党に転落した石破首相の政権運営は厳しさを増している。

    ◇   ◇   ◇  

 野党に転落した09年衆院選以来、15年ぶりの与党過半数割れ。自民党は28日、重苦しい空気に包まれた。獲得した191議席は公示前から65減。牧原秀樹法相ら閣僚2人が落選し、閣僚経験者の落選も相次ぎ、「大惨敗だ」と肩を落とす関係者もいた。

 選挙対策の責任者だった小泉進次郎選対委員長は辞表を提出し、受理された。激戦区を中心に応援に回ったが勝利に導けなかった候補も多く、取材に「選挙の結果を受け止める立場。私に責任がある」と述べた。

 党内では、実質的に選挙を仕切った森山幹事長の責任論も広がっている。敗北の決定打となった裏金非公認候補への2000万円支給は、森山氏の名前で文書が出された。老練な手腕には石破首相も信頼を置くが、地方組織からも執行部の対応を批判する声が出始め、「過半数割れショック」への不満が広がるばかり。森山氏は進退について「微力を尽くし責任を果たしたい」と続投の意向を示しているが、このまま党のまとめ役として責任を果たせるのか、不透明な情勢だ。

 一方、石破首相は自民党総裁としての会見で「今回の厳しい結果は自民党の改革姿勢への厳しいご叱責(しっせき)。党内論理の優先が、厳しい結果につながった」と語った。2000万円支給についても「『分かった』という反応があったと思っていない」と説明不足を認め、選挙前に野党が再三求めた政策活動費の廃止や旧文通費の使途公開などの「速やかな実現」を、いまさら語るひと幕も。首相自身の責任を問う質問も続いたが「国政の停滞は許されず、現下の厳しい課題に取り組むことで職責を果たしたい」と繰り返し、正面から答えなかった。

 少数与党となり、今後は野党との連携の可能性も含む綱渡りの政権運営が予想される。かつて少数与党となった羽田政権は、64日で終幕した。初陣からいきなりつまずいた石破首相のこの先は、見通せなくなってきている。【中山知子】

478OS5:2024/10/28(月) 21:56:14
衆院議員のみ
麻生派40→31
茂木派32→27
岸田派34→26
二階派31→21
安倍派59→20
森山派07→07



https://news.yahoo.co.jp/articles/58012d5fbebf27b56cdd142007ca60574f1162fc
自民旧安倍派3分の1の20人に 裏金逆風、衆院勢力変化
10/28(月) 19:00配信


共同通信
 27日投開票の衆院選を経て、自民党内の衆院勢力構図は大きく変わった。派閥裏金事件に多くの前議員が関わった旧安倍派は昨年12月1日時点の59人から、約3分の1の20人に激減。旧安倍派と同様、政治資金収支報告書に不記載のあった旧二階派は31人から21人に減らした。

 旧安倍派のうち9人は、裏金事件に関与して自民非公認となり、無所属で立候補した。このうち萩生田光一、西村康稔両氏を除く7人が落選した。

 旧二階派は、自民非公認で出馬した平沢勝栄氏が当選したものの、比例代表との重複立候補が認められなかった武田良太氏が落選した。

 旧岸田派は34人から26人、旧茂木派は32人から27人にそれぞれ減らした。旧森山派は増減なしの7人。党内で唯一、存続している麻生派は公示前の40人から31人となった。

479OS5:2024/10/28(月) 22:21:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/67a000fce43507da0bfc443564873f40c2b713af
「石破総裁の責任、進退も含めてしっかり考えるべき」衆院選自民党惨敗で党山口県連が痛烈に批判
10/28(月) 15:24配信
tysテレビ山口
テレビ山口

27日に投開票が行われた衆議院議員選挙は、自民党が議席を256から191まで大幅に減らし、与党が過半数割れする惨敗となりました。自民党山口県連の友田有幹事長は28日、「2000万円を配ったことが要因だ。石破総裁は、進退も含めてしっかり考えるべきで、総裁の責任だった」と痛烈に批判しました。

山口県内の小選挙区は、3議席を自民党の前職が死守したものの、山口2区の岸信千世氏は、立憲民主党の平岡秀夫氏を相手に、わずか1700票差の激戦となりました。これらの結果については「ほっとしているものの、全国的には大変厳しい判断をいただいた」とし、後半になって大きく伸び悩んだと振り返りました。

「不記載の問題等で、皆さん方からご指摘を受けた中での選挙だった。それで、260ぐらいあった議席が減ったんだろうと思う」と分析。非公認とした候補者側に2000万円の活動費を支給したことが原因とし、「(非公認の)大変厳しい判断を下した結果が、敗因となった。石破総裁が責任を取るべきだ」と批判しました。

テレビ山口

480OS5:2024/10/28(月) 22:23:27
https://nordot.app/1223523755733615343?c=724086615123804160
自民大敗「首相ら退陣を」 千葉県連会長の桜田元五輪相
2024/10/28


 自民党千葉県連会長の桜田義孝元五輪相は28日、衆院選での自民大敗を受け、石破茂首相(自民総裁)ら党執行部は早期に退陣すべきだとの考えを示した。千葉市で記者会見し「議席をあれだけ減らした。責任はある。退陣しないでのうのうと続けるのは到底耐えられない」と述べた。

 桜田氏は先の衆院解散前に議員引退を表明。衆院選に出馬しなかった。

© 一般社団法人共同通信社

481OS5:2024/10/29(火) 13:40:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/08fe86de048829e5639f14f6ebfa333f9b589e94
尾辻参院議長が辞任へ 体調不良、近く後任内定
10/29(火) 10:16配信
共同通信
尾辻秀久参院議長

 尾辻秀久参院議長(84)は議長を辞任する意向を固め、自民党幹部に伝えた。体調不良を理由としている。議員は来年夏の任期まで続ける。関係者が29日明らかにした。与党は近く後任人事を内定する。11月11日召集の方向で調整している特別国会で新議長が選出される見通しだ。

 尾辻氏は1989年に比例代表で参院初当選。2013年参院選から鹿児島選挙区に転出し、当選6回。厚労相や参院予算委員長などを歴任した。22年8月、議長に就任し、自民会派を離れた。

 昨年12月に発熱を訴え、元日に皇居での「新年祝賀の儀」を欠席するなど体調が不安視されていた。今年7月、改選を迎える来年夏の参院選には出馬せず、引退する意向を示した。

 参院は3年ごとの改選に合わせて正副議長が交代し、議長は第1党、副議長は野党第1党が推す議員を選ぶ慣習がある。

482OS5:2024/10/29(火) 13:44:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/25b28956c859609d5a7503c49e5be1901fa12313
「私が辞めねば政権持たない」、自民・小泉進次郎氏 首相・幹事長の慰留振り切り辞任
10/28(月) 21:30配信
自民党の小泉進次郎氏が28日、選対委員長を辞任したのは、党執行部の誰かが与党過半数割れの責任を取らなければ、石破茂政権が批判に耐え切れず、退陣は避けられないとの危機感を抱いたからだ。小泉氏は首相と森山裕幹事長に慰留されたが、振り切った。

衆院選の大勢が判明した28日未明、小泉氏は党本部の一室で、首相と森山氏と向き合った。大敗を受け辞任する考えを伝えた小泉氏に対し、首相と森山氏は翻意を促した。だが、小泉氏の意思は固かった。

「それでも私が辞めなければ政権が持ちませんよ」

党内では与党の過半数割れを受け、小泉氏の辞任▽森山、小泉両氏の辞任▽首相退陣―の3つの引責案が取り沙汰された。小泉氏は27日夜のテレビ番組で「いかなる形であろうと私が責任をとる」と語った。

首相らは執行部の枠組み維持を説いたが、小泉氏は自身が責任を取ることで、政権への打撃を最小限に抑えられると主張。首相らは最終的に慰留を断念し、辞表を受理した。小泉氏は28日、記者団に「選対委員長が責任を取るのは最低限必要なことだ」と辞任の理由を説明した。

ただ、首相や執行部への批判はやんでいない。与党過半数割れは平成21年以来で、党幹部の一人は「1人が腹を切って済む話ではない」と漏らす。小泉氏に近い中堅議員は「(首相らへの)恨みはみんな持っている。『石破おろし』が始まるだろう」と語った。(竹之内秀介)

483OS5:2024/10/29(火) 21:39:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/25b28956c859609d5a7503c49e5be1901fa12313
「私が辞めねば政権持たない」、自民・小泉進次郎氏 首相・幹事長の慰留振り切り辞任
10/28(月) 21:30配信

産経新聞
自民党本部に入る小泉進次郎選対委員長=28日午前、東京・永田町(鴨志田拓海撮影)

自民党の小泉進次郎氏が28日、選対委員長を辞任したのは、党執行部の誰かが与党過半数割れの責任を取らなければ、石破茂政権が批判に耐え切れず、退陣は避けられないとの危機感を抱いたからだ。小泉氏は首相と森山裕幹事長に慰留されたが、振り切った。



衆院選の大勢が判明した28日未明、小泉氏は党本部の一室で、首相と森山氏と向き合った。大敗を受け辞任する考えを伝えた小泉氏に対し、首相と森山氏は翻意を促した。だが、小泉氏の意思は固かった。

「それでも私が辞めなければ政権が持ちませんよ」

党内では与党の過半数割れを受け、小泉氏の辞任▽森山、小泉両氏の辞任▽首相退陣―の3つの引責案が取り沙汰された。小泉氏は27日夜のテレビ番組で「いかなる形であろうと私が責任をとる」と語った。

首相らは執行部の枠組み維持を説いたが、小泉氏は自身が責任を取ることで、政権への打撃を最小限に抑えられると主張。首相らは最終的に慰留を断念し、辞表を受理した。小泉氏は28日、記者団に「選対委員長が責任を取るのは最低限必要なことだ」と辞任の理由を説明した。

ただ、首相や執行部への批判はやんでいない。与党過半数割れは平成21年以来で、党幹部の一人は「1人が腹を切って済む話ではない」と漏らす。小泉氏に近い中堅議員は「(首相らへの)恨みはみんな持っている。『石破おろし』が始まるだろう」と語った。(竹之内秀介)

484OS5:2024/10/30(水) 03:27:01
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/548859
前首相、影響力維持に暗雲【衆院選自公大敗 変わる風景】②一兵卒が行く
2024/10/29
(最終更新: 2024/10/29)
 前首相の岸田文雄(67)は衆院選広島1区で11選を決めた後、マイクを握った。「総理を3年務めた直後の選挙。だからこそ、より多くの力を皆さんにいただけた」。続く報道陣の取材。自民党派閥の裏金事件には触れず「経済や外交で大きな成果を上げた」。選挙中の演説でも日韓関係の改善や賃上げ実現など岸田内閣の実績に話を向けた。

 さかのぼること3年。岸田が党総裁選で勝利し、首相の座を射止めた要因の一つが党改革への期待感だった。2019年の参院選広島選挙区の大規模買収事件を念頭に岸田は不祥事を起こした国会議員は「説明責任が大事だ」と訴えていた。

 首相就任後に発覚した自民党派閥の裏金事件への対応はどうだったか。関係議員ら85人のうち国会の政治倫理審査会に出席したのは9人。党の処分も39人にとどまり、野党から「国民は納得していない」と批判を浴びた。政治資金規正法の改正でも厳罰化より党内融和を優先したと国民には映り、内閣支持率は低迷を続けた。

 岸田はことし8月、翌月に控えた党総裁選に出ず、党派閥の裏金事件の責任を取るとして首相退任を表明した。記者会見では「新たなリーダーを一兵卒として支える」と語った。

 総裁選では、岸田が率いた旧岸田派の多くが決選投票で石破茂(67)の支持に回ったとされる。党広島県議の一人は「『党の顔』を代えて早期解散を促し、衆院選勝利への道筋を付けたかったのだろう」と話す。さらに石破首相の下で与党が勝利すれば、政権や党への影響力も維持できるという岸田の狙いも見通した。

 シナリオ通り、石破は内閣発足前の9月30日に衆院解散を明言。首相就任から戦後最短の8日後に衆院を解散し「超短期決戦」に突入した。予算委員会での政策論戦もなく始まった衆院選は、石破が路線を引き継ぐとした岸田政権への審判にもなった。

 岸田は公示後「一兵卒」として青森県から沖縄県まで飛び回り、党候補の応援に入った。

 岸田は自らの選挙では勝利したものの、自民党は191議席と公示前から65議席減らして惨敗。公明党を含めた与党は過半数を割り込んだ。

 岸田陣営も選挙戦で厳しさを感じていた。「今回は岸田には入れない」。陣営幹部は支援者から電話で厳しい言葉を受けたという。自身の得票数は前回選の4分の3に落ち込んだ。自民党の大敗は裏金事件への批判に加え、岸田政権の3年間への厳しい評価の表れでもあった。

 岸田は今後も影響力を保つシナリオを描けるのか。投開票から2日後の29日午前、東京・永田町の議員会館には各議員の部屋を次々と訪ね歩く、岸田の姿があった。=敬称略

(衆院選取材班)

485OS5:2024/10/30(水) 09:17:08
>>478
https://news.yahoo.co.jp/articles/996c90a3642d2c7d12ec30dd6cf34fcdd3c7d192
衆院選で自民旧派閥に明暗…麻生・茂木派は一定の維持、安倍派は議席大幅減で今や見る影もなし
10/30(水) 6:48配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党派閥の「政治とカネ」の問題が焦点となった今回の衆院選では、当選者数を巡り、派閥や旧派閥の間で明暗が分かれた。麻生派などは一定の議席数を維持したが、政治資金問題で批判を浴びた旧安倍派は立候補者50人中28人が落選し、派閥の解散決定時から衆院の所属議員数が約6割減った。打撃を受けた旧派閥を中心に、党内では執行部への不満が高まっている。

 当選者数を派閥・旧派閥別でみると、党内派閥として唯一残る麻生派が31人(立候補者40人)と最多となった。これに旧茂木派の27人(同33人)、旧岸田派の26人(同35人)が続く。今後の影響力にも直結するとみられ、旧茂木派幹部は衆院選後、「苦戦したこの選挙戦で規模をほぼ維持できたのは大きい」と語った。

 一方で、政治資金収支報告書の不記載で逆風にさらされた旧安倍派は、当選者数が22人(同50人)にとどまった。2012年衆院選で初当選した「安倍チルドレン」も大多数が落選し、最盛期は100人に達した「最大派閥」は今や見る影もない。

 同じく批判を浴びた旧二階派の当選者数は22人(同26人)に達したが、派中枢で事務総長を務めた武田良太・元総務相が落選するなど、大きなダメージを受けた。同派会長だった二階俊博・元幹事長や、側近の林幹雄・元経済産業相も引退しており、同派の閣僚経験者は「もはや集まろうと思っても集まれない」と嘆く。

 自民は政治資金問題で旧安倍、二階両派議員を対象に立候補者10人を公認せず、公認となった34人についても比例選への重複立候補を認めなかった。選挙戦直前の決定に、党内では「二重処分だ」(旧安倍派中堅)と不満の声がくすぶった。

 さらに追い打ちをかけたのが、非公認候補が代表を務める党支部に対し、党本部が2000万円を支出した問題だ。選挙戦終盤に問題が判明すると、野党側は「非公認は見せかけだ」と追及を強め、自民失速の大きな要因となった。

 落選した閣僚経験者の一人は「『2000万円問題』で全て持って行かれた。勝敗が決まったのは最後の3日だ」と肩を落とし、旧安倍派の若手も「党本部の失策で仲間を失った」と怒りをあらわにした。

 当選者の追加公認を巡っても、石破首相(党総裁)が28日の記者会見で「国民の理解」を判断基準にすると発言したことに「まだ問題を引きずるのか」と戸惑いが広がる。来夏には参院選が控えており、党内では「石破氏ではもう持たない。参院議員は納得しない」(中堅)と、半ば公然と批判の声がささやかれている。

486OS5:2024/10/30(水) 09:18:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/59f9e5aa5d4d5fa9c9dcbcd905ad120ab4d121fe
野党との交渉カードとして温存する思惑も 衆院選で落選の2閣僚はしばらく続投
10/29(火) 20:58配信


産経新聞
閣議に臨む牧原秀樹法相=29日午前、首相官邸(春名中撮影)

石破茂首相は、27日投開票の衆院選で落選した牧原秀樹法相と小里泰弘農林水産相を、首相指名が行われる特別国会まで続投させることを決めた。2人はすでに辞意を表明しているが、調整中の召集日が11月11日と迫っているためだ。少数与党転落を受け、党内外で駆け引きが繰り広げられており、協力を求める野党との交渉カードとして閣僚ポストを保留しておく計算も働いているようだ。



■落選後「民間人閣僚」に批判も

「議員としての身分を失う以上は大臣としての役割を果たせない。当然辞任することになる」。小里氏は衆院選後初の閣議に出席した後、首相官邸で記者団の取材に沈痛な表情を浮かべ、こう続けた。

「(辞任の)具体的な日時はご迷惑をおかけしない形の対応をしたい」

現役閣僚の落選は平成28年参院選の岩城光英法相と島尻安伊子沖縄北方担当相以来。24年に自民党と公明党が政権を奪還した衆院選では、当時の民主党政権の現職閣僚8人が落選した。22年の参院選では民主党政権で千葉景子法相が落選したが、その後も民間人閣僚として49日間務めた際は批判も出た。

だが、牧原、小里両氏は辞意を表明しているにもかかわらず、首相は閣僚の即時交代には踏み切らなかった。11日に予定される首相指名の行方に大きく影響するからだ。

■入閣拒否の恐れも

自公は衆院選で改選前から73議席減らし、少数与党に転落した。首相は自民党総裁として首相指名に臨むが、党内での不満は高まっており「所属議員の欠席が出る可能性もある」(党関係者)との見方もある。仮に首相指名されなければ石破内閣は退陣となり、当然、閣僚は改めて選び直すことになる。

こうした事態を回避するため、自民は国民民主党や日本維新の会との「連立」や政策ごとに協力する「部分連合」の道を模索している。現時点では国民民主との部分連合が有力視されているが、仮に連立となった場合に閣僚ポストは野党に対して大きな交渉材料となりうる。早急に自民から後任の閣僚を選べばカードを失うことになるという思惑も透けて見える。

一方、後任閣僚を自民から起用するとしても難航する可能性がある。党内では政府や党執行部への不満が渦巻き、「石破政権は短命ではないか」(党若手議員)との声もあるためだ。中堅議員は「石破内閣発足時に総務会長のポストを高市早苗前経済安保担当相に断られたことが、けちのつけ始めだ」と話す。人事で入閣拒否などが起きれば政権の求心力低下はますます加速しかねない。(大島悠亮)

487OS5:2024/10/30(水) 10:35:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1c3d23d06461bf29f60f877ec14be54a4cea6af
「石破降ろし」自民に兆し 森山氏の責任問う声も
10/30(水) 7:05配信

時事通信
閣議に臨む石破茂首相(中央)ら=29日午前、首相官邸

 衆院選で与党が過半数割れとなった事態を受け、自民党内で石破茂首相の責任を問う声が相次いでいる。

【ひと目でわかる】各党の獲得議席数

 大敗のショックで今はまとまりを欠くものの、特別国会での首相指名選挙が近づけば、党内で「石破降ろし」のうねりが広がる可能性も否定できない。党務を仕切ってきた森山裕幹事長への批判も高まっており、政権運営はさらに厳しさを増しつつある。

 「まずは執行部で今回の選挙結果をどう総括するのか。それからの話だ」。9月の党総裁選で首相と争った小林鷹之元経済安全保障担当相は29日、千葉市内で記者団から首相らの責任を問われると、現在の対応に不満をにじませた。

 首相は投開票翌日の28日、「国政の停滞は許されない」と続投を表明し、森山氏も職にとどまった。「責任論が広がってしまう」。小泉進次郎氏の選対委員長辞任についても、首相はこう難色を示したという。

 必ずしも高い目標とは言えなかった「与党過半数」を割り込む結果にもかかわらず、首相が直ちに引責を否定したことに、地方組織からは「退陣しないのは耐えられない」(桜田義孝千葉県連会長)との声が表面化。小野田紀美参院議員は「石破政権の信を問うて、この結果ということを軽視しすぎでは」とSNSに投稿した。

 首相が総裁選での訴えをほごにして、超短期での衆院解散・総選挙に「変節」した背景には、森山氏の助言もあった。選挙戦最終盤で猛反発を浴びた非公認候補側への2000万円支給も、森山氏が決定したとされる。「森山氏が今回の『戦犯』なのは明らかだ」。自民中堅は憤りを隠さない。

 首相への拒否感が強かった旧安倍派は「裏金議員」らが次々と落選し、弱体化は明らかだ。ただ、特別国会での首相指名選挙を控え、党内から大敗の責任論が上がるのは避けられそうにない。

 29日に国会内で開かれた旧安倍派参院有志の会合では、来年夏の参院選をにらんで、首相への不満が続出した。「マグマがたまっている。このままでは終わらない」。自民ベテランは「石破降ろし」を予告する。

 ある閣僚経験者は「首相指名選挙まで何も対応しないわけにはいかないだろう」と述べ、執行部は党内向けに説明の場などを設けざるを得ないとの見通しを示した。

488OS5:2024/10/31(木) 16:29:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/a18d33449927dbadf0fec8c4090c1fb4252e8112
最大勢力は麻生派に、旧安倍派は第5勢力へ後退 旧森山派は選挙後も維持 自民の衆院構図
10/31(木) 15:26配信



27日投開票された衆院選で、自民党内の衆院勢力図が変わった。麻生太郎最高顧問が会長を務める麻生派(志公会)は31人と、解散した旧派閥を含めて最大勢力となった。最大派閥だった旧安倍派は昨年12月1日時点の59人から20人に減らし、第5勢力に後退。麻生派、旧茂木派、旧岸田派の3勢力が上位を占める結果となった。旧森山派は、各派が減らす中、唯一落選者を出さなかった。

旧安倍派のうち9人は、派閥パーティー収入不記載事件に関与して自民を非公認となり、無所属で立候補した。このうち萩生田光一元政調会長、西村康稔元経済産業相を除く7人が落選した。両氏を除き当選者は20人だった。

旧茂木派は32人から27人に減らした。若宮健嗣元万博相や橋本岳元厚生労働副大臣ら中堅の有望株を失った。旧岸田派は34人から26人に減らし、盛山正仁前文部科学相や武井俊輔元外務副大臣らが落選した。

旧二階派は昨年12月時点で31人だったが、自民非公認で当選した平沢勝栄元復興相を除く21人が当選した。同派会長だった二階俊博元幹事長、林幹雄元経済産業相が引退し、武田良太元総務相が落選するなど同派を差配した実力者が姿を消した。一方、細野豪志元環境相は自民候補で最も多い14万1千票を獲得した。

旧森山派は森山裕幹事長や坂本哲志国対委員長、城内実経済安全保障担当相ら立候補した7人全員が当選した。

石破茂首相(党総裁)を中心とする旧石破グループでは、メンバーだった門山宏哲法務副大臣、八木哲也環境副大臣らが落選した。

489OS5:2024/10/31(木) 22:21:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/81a1a5ded9a8a46fefb8fbeb5903d5fefe20e2af
自民旧安倍派、雌伏の時 衆院選で3分の1に激減、石破首相への反感くすぶるも展望開けず
10/31(木) 20:03配信

産経新聞
今後の政局でキーマンと目される萩生田光一氏(左)と西村康稔氏(春名中撮影)

27日投開票の衆院選の結果、自民党の最大派閥だった旧安倍派の衆院での勢力が選挙前と比べ約3分の1に激減し、次世代の幹部候補も次々と落選した。派閥パーティー収入不記載事件に関与した旧安倍派議員らに対し、非公認や比例重複を認めない対応を打ち出した石破茂首相(自民総裁)を「絶対に許さない」と〝石破おろし〟を口にする同派議員もいるが、展望は見通せない。

【グラフでみる】自民党派閥の衆院勢力の変化

■59人が20人に

「帰ってきたら暴れましょう」

旧安倍派を取り仕切っていた有力者「5人衆」の一人は衆院選の公示直前、同派若手に対し、電話でこう呼びかけた。念頭にあるのが首相への不満だ。

旧安倍派では不記載事件に関与したとして9人が非公認となった。また、不記載があった他の小選挙区候補は比例代表との重複立候補を認められなかった。こうした党本部の対応が響き、衆院選後の議員数は昨年12月1日時点の59人から20人に激減した。

不記載議員らは今年4月に離党勧告や党員資格停止、党の役職停止などの処分を受けた。非公認などの措置は「二重処分」にあたるとの反感が派内で渦巻く。旧安倍派中堅は「いざ選挙という段階で首相に背後から撃たれた」と怒りをあらわにする。

■「今は力蓄える時期」

派内で人望が厚かった西村明宏元環境相=当選6回=や和田義明氏=当選3回=らも落選した。派の屋台骨を担ってきた中堅クラスが多く落選したため、派内はいびつな構造になった。一方で5人衆は選挙戦で粘り強さを見せ、高木毅元国対委員長を除いて4人が再選した。

このうち、今後の政局でキーマンと目されているのが萩生田光一元政調会長と西村康稔元経済産業相だ。旧安倍派の一部は、11月11日召集予定の特別国会に合わせて会合を開く予定だ。同派若手は「当面は党幹部に太いパイプを持つ萩生田、西村両氏を軸に結集していくだろう」との見方を示す。

衆院選で与党過半数割れに陥ったことで自民にとって、非公認で当選した萩生田氏らの重要性は増している。自民はすでに萩生田氏ら旧安倍派以外も含む6人に自民会派入りを打診し、了承された。追加公認に向けた第一歩との見方がある。萩生田氏は当選後、党から追加公認の打診があった場合の対応を記者団に問われ、「党のマニフェストもまだ見ていない。どういう公約で戦ったのかも、現時点で分からないので、党幹部と相談しながら方向を決めたい」と述べるにとどめた。

萩生田氏周辺は「あまりに多くの仲間を失い過ぎた。今は静かに力を蓄える時期だ」と語る。(竹之内秀介)

490OS5:2024/10/31(木) 22:26:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/e58bc992e6542d9b2d4fc7744ba4ee76ea27657b
萩生田氏ら「党所属」扱いせず 自民、批判懸念で異例対応
10/31(木) 20:44配信

時事通信
萩生田光一氏(写真左)と平沢勝栄氏

 自民党執行部は31日、萩生田光一元政調会長と平沢勝栄元復興相を「党所属国会議員」の扱いとしないよう党内に指示した。



 派閥裏金問題に関わった両氏は衆院選で公認を得られず、無所属で当選。しかし、自民の衆院会派に同日入ったため、ルール上は「党所属国会議員」となるはずだった。

 党執行部は非公認議員を公認議員と同様の位置付けにすれば世論の批判を浴びかねないと懸念し、異例の対応を取ることにしたとみられる。

 自民内では(1)党籍を保有(2)衆参両院の自民会派に所属―する場合に「党所属国会議員」として扱うのがルール。萩生田、平沢両氏は党役職停止1年の処分を受けているが、党籍は保持している。さらに党執行部の要請を受けて31日に会派入りしたため、形式上は2要件を満たす形となった。

 世耕弘成、西村康稔両氏も同時に会派入りしたが、離党勧告と党員資格停止の処分を受けているため、「党所属国会議員」とはならない。

 「党所属国会議員」として扱われなければ、総裁選で出馬したり議員として投票したりできず、党大会の構成員にもなれない。党内からはやむを得ないとの意見の一方、「ルールを守らない党になってしまった」(関係者)と困惑する声も出ている。

491OS5:2024/11/01(金) 07:59:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/b92c3a3df2ce009ec386924c52db4056f5ea7776
国民取り込み、キーマンは菅氏 榛葉幹事長と太いパイプ【解説委員室から】
11/1(金) 7:03配信
時事通信
衆院選で当選確実となった自民党の菅義偉副総裁(左)の名前に花を付ける石破茂首相(同党総裁)=10月27日

 衆院選での自民、公明両党の与党過半数割れを受け、石破茂首相は政権維持を目指し、国民民主党の取り込みに懸命だ。11月11日に召集される特別国会での首相指名選挙で同党の玉木雄一郎代表は、自民党、立憲民主党のいずれにもくみしない方針のため、石破首相が再び指名され、少数与党の連立政権として継続する可能性が高い。政権維持に必要な国民の協力を得る上で、キーマンの一人は、榛葉賀津也幹事長にパイプのある自民党の菅義偉副総裁だ。(時事通信解説委員長 高橋正光)

【ひと目でわかる】衆院選2024・各党の獲得議席

 ◇参院選、水面下で支援

 榛葉氏は2001年参院選(静岡選挙区)に旧民主党から出馬して初当選、現在4期目。この間、玉木氏と共に2018年の結党に参加し、20年から幹事長を務めている。菅氏に近い自民党中堅によると、菅氏と榛葉氏は党派を超えて親交があり、互いに信頼し合う仲だ。

 それを裏付ける一つは、榛葉氏が4回目の当選を果たした19年参院選。国民と同根の立憲民主党も静岡選挙区(定数2)に候補者を立てたことから、自民現職も含めた三つどもえの激戦となり、地元では榛葉氏の当選を危ぶむ声も漏れた。

 この時動いたのが、安倍晋三内閣の官房長官だった菅氏。組織力から自民現職の当選が動きそうにないこともあり、水面下で榛葉氏を支援したという。

 一方、榛葉氏は、自身の議席を奪いにきた当時の枝野幸男代表や福山哲郎幹事長ら立民執行部への不信感を募らせた。立民の代表はその後、泉健太氏を経て、野田佳彦氏に代わったが、立民に対するわだかまりが消えたかは分からない。榛葉氏は29日のBS-TBSの番組で、立民側から首相指名選挙で野田代表への投票を求められ、断ったことを明らかにした。

 国民は衆院選で、税額控除に関するいわゆる「103万円の壁」の見直しなどで「所得を増やす」と訴え、躍進した。自民党の森山裕幹事長は31日、国会内で榛葉氏らと会談し、公明党も交えて政策協議を進めることで合意。自民、国民の党首会談を11月9日にも開くことを申し合わせた。

 国民との調整に動く森山氏は、菅政権で国対委員長を務めるなど、菅氏の信頼が厚いことで知られる。

 少数与党政権は常時、野党が結束すれば内閣不信任決議案が可決されるリスクにさらされる。国民か日本維新の会のいずれかの協力がなければ、政権維持はままならない。こうした状況下、石破首相が国民の取り込みを優先するのは、大阪の4選挙区で維新に議席を奪われた公明党の、維新に対する拒否反応が強い事情もある。「国民の協力を得る上で、菅、榛葉ラインが有効に作用するだろう」。自民中堅は期待を込めて、こう指摘する。

 また、政権中枢で維新に太いパイプがあるのも菅氏。いずれ、同党の協力取り付けに本腰を入れる段階になれば、石破首相は菅氏のパイプに頼ることになるだろう。

 ◇名古屋市長選も交渉カード

 国民の取り込みという点で、政界でひそかに注目されているのが、衆院選に出馬した河村たかし氏の失職に伴う名古屋市長選(11月10日告示、同24日投開票)。自民党が候補者を擁立するかどうかだ。

 市長選には、出馬のために国民を離党した参院議員と、河村氏の後継の前副市長らが名乗りを上げている。一方、自民党市議団は10月上旬、市議の擁立を決めたが、党本部の了承が得られず、白紙に戻ったまま。

 衆院選で国民は、愛知県内の3選挙区で新たに議席を得ており、国民系の市長が誕生すれば、地盤の強化につながる。名古屋市長選で自民党が独自候補を立てず、国民系参院議員の支援に回ることは、国民を取り込む上で、交渉のカードになり得る。自民党内では、衆院選での苦戦を予想した森山氏が「名古屋市議団の動きにストップをかけた」との見方がもっぱらだ。

 高橋 正光(たかはし・まさみつ)1986年4月時事通信社入社。政治部首相番、自民党小渕派担当、梶山静六官房長官番、公明党担当、外務省、与党、首相官邸各クラブキャップ、政治部次長、政治部長、編集局長などを経て、2021年6月から現職。

492OS5:2024/11/01(金) 07:59:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/7325906a0637095518a4547e7a6f074a42b112fb
石破政権1カ月、強まる逆風 退陣否定、いばらの道
11/1(金) 7:04配信

時事通信
GX実行会議で発言する石破茂首相(左)=31日午後、首相官邸

 石破茂首相は11月1日で就任1カ月を迎えた。

 就任直後に踏み切った衆院解散・総選挙は裏目に出て与党過半数割れの惨敗を喫した。退陣を否定し政策実現に意欲を示すものの、派閥裏金事件の逆風は収まらない。いばらの道が続くのは確実だ。

 政府は11月中旬にも総合経済対策をまとめる方針。首相は31日、首相官邸で加藤勝信財務相から報告を受け、「引き続きしっかり検討してほしい」と指示した。求心力が低下する中、どこまで「石破カラー」を出せるかが課題だ。

 首相は9月の自民党総裁選で金融所得課税強化や選択的夫婦別姓導入を訴えたものの、衆院選では封印し「変節」批判を受けた。首相側近は「独自色を出さないように党から抑えられていた」と明かした。

 今後は看板政策の実現に力を注ぐ考えだ。地方創生に関し、「新しい地方経済・生活環境創生本部」で近く本格的な議論に着手。持論である防災庁設置に向けても11月1日に準備室を設置し、具体化を急ぐ。

 首相に近いベテランは「持論を控えて裏目に出た。これからは首相の思いを忠実に出すべきだ」と首相に助言し、首相も同意したという。

 ただ、「少数与党」となり、政策実現のハードルは高まった。予算案や法案を与党だけで成立させることはできず、政府関係者は「野党の賛成がないと政策が前に進まなくなる」と懸念する。

 派閥裏金事件は火種として残る。自民は裏金事件に関与した世耕弘成氏ら4人の会派入りを決めたが、石破氏に近い閣僚経験者は「急ぐ必要はなかった」と述べ、「悪手」だったと認めた。野党は国会で裏金問題の再調査や、関係議員の政治倫理審査会での弁明を求める構えだ。

 自民関係者は、1994年4月に発足した羽田内閣と重ね合わせる。「少数与党になり2カ月で退陣した」と指摘し、石破政権の先行きを案じた。

493OS5:2024/11/01(金) 19:12:18
石破氏に近い閣僚経験者は「急ぐ必要はなかった」と述べ、「悪手」だったと認めた。

ほんと、それ。
無所属議員引き入れて過半数になるなら、意地でもやる意味あるけど、足しても過半数にならないのに。無所属の会でも有志の会でもよかったのでは?

494OS5:2024/11/02(土) 14:41:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4052e1a03b362fa44a1c0e850a7ed113ce62a41
参院議長、関口氏で調整 自民、議員会長は武見氏検討
11/1(金) 16:32配信

時事通信
自民党の関口昌一参院議員会長

 自民党は1日、体調不良を理由に辞任の意向を固めている尾辻秀久参院議長(84)の後任に、関口昌一参院議員会長(71)を推す方向で調整に入った。

 複数の党関係者が明らかにした。参院では与党が過半数を維持しているため、立憲民主党は比較第1党からの議長選出を了承しており、関口氏は11日召集予定の特別国会で新議長に選ばれる見通しだ。

 関口氏の後任には武見敬三前厚生労働相(72)を充てる方向で検討が進んでいる。

495OS5:2024/11/02(土) 15:32:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/a064f0ae4871206b27dbde7cc4e089469a088aeb
自民、参院議長に関口昌一氏調整 衆院議長は額賀福志郎氏が続投方針
11/1(金) 18:30配信

朝日新聞デジタル
自民党の関口昌一参院議員会長=2024年1月26日午後、国会内、岩下毅撮影

 自民党は、体調不良により辞任する意向を示した尾辻秀久参院議長(84)の後任に、関口昌一・参院議員会長(71)を推す方針を固めた。11日召集予定の特別国会の初日に選出される見通し。

 関口氏は埼玉選挙区選出で当選5回。埼玉県議を経て、2003年の参院補欠選挙で初当選した。参院国会対策委員長などを歴任し、自民党の参院執行部トップにあたる参院議員会長を19年から務めている。

 一方、自民党は衆院選で比較第1党を維持したことを受け、衆院議長に引き続き、額賀福志郎氏(80)を推す方針だ。

 正副議長は衆院選後の特別国会ごとに交代するのが慣例だが、皇室典範改正の各党協議が継続中であることを踏まえ、続投が望ましいと判断した。額賀氏が選出されれば、衆院選をまたいで連続で議長を務めるケースは戦後6人目になる。

朝日新聞社

496OS5:2024/11/02(土) 15:41:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c930959c100c1ce113d152a538515cade0b645a
石破首相、立・国党首と11日会談 国会運営で協力要請へ
11/1(金) 20:25配信

時事通信
記者団の質問に答える石破茂首相=1日午後、首相官邸

 石破茂首相(自民党総裁)は、立憲民主党の野田佳彦、国民民主党の玉木雄一郎両代表と特別国会を召集予定の11日に、それぞれ党首会談を行う方向で調整に入った。


 衆院選での与党過半数割れを踏まえ、国会運営などで協力を要請する。複数の関係者が1日、明らかにした。

 首相は同日、首相官邸で記者団に「選挙で示された民意を厳粛、謙虚に受け止め、丁寧にこれから先の政権運営に当たらなければならない」と強調。10日には日本維新の会の馬場伸幸代表とも党首会談に臨む見通しだ。

497OS5:2024/11/02(土) 15:42:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/48aeb376fecc7cd07e176fcbfb6adeb743930a7a
「息つく暇も…」石破政権1カ月 少数与党いばらの道 国民民主を完全に取り込めず
11/1(金) 20:49配信

産経新聞
内閣発足1カ月を迎え記者団の取材に応じる石破茂首相=1日午後、首相官邸(春名中撮影)

石破茂首相は1日、政権発足から1カ月を迎えた。就任早々に打って出た衆院解散・総選挙は与党の過半数割れとなり、自ら設定した勝敗ラインを下回った。続投を選んだが、政権運営はいばらの道だ。



「息つく暇もない1カ月だった。総選挙で示された民意を厳粛に、謙虚に受け止め、丁寧に政権運営にあたっていく」。首相は1日、記者団にそう述べた。

首相は1日に「防災庁」設置準備室の発足式に出席したほか、10月には自衛官の処遇改善も閣僚会議での検討に着手。こうした「石破印」の政策実現を、政権の推進力としたい考えだ。

とはいえ、環境は厳しさを増すばかりだ。衆院選直後には、執行部の「顔」の一人として起用した小泉進次郎氏が選対委員長を辞任。首相や森山裕幹事長を守るためという理屈だったが、政権の求心力低下を印象付けた。「慰留してとどまるようでは小泉進次郎ではないのだろう。進次郎が進次郎たるゆえんはそういうことだろ…」。首相は辞表を受理した後、周辺にそう漏らした。

与党過半数割れを受け、首相は国民民主党との連携を模索。同党が、特別国会の首相指名選挙で立憲民主党に同調しない方針を決めたことで、政権継続の最初の関門は何とかクリアできる算段は立った。

ただ、国民民主との協調は連立や閣外協力ではなく「政策ごとの連携」にとどまった。一方で国民民主は1日、政治改革で立民と連携する方針を幹事長会談で確認した。つまり首相は「政治とカネ」では、結束した野党から攻勢にさらされる公算が大きい。

外交も難しい局面が続く。首相は今月中旬に南米で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議などに合わせバイデン米大統領や中国の習近平国家主席らと会談する方向で調整している。北朝鮮のウクライナ派兵や核実験準備など、国際情勢がますます緊迫化する中で、首脳外交の成果が問われる。

国内外に課題が山積する中だが、首相は1日、周囲に決意を口にした。「政治とカネに決着をつけ、外交でも結果を出さねばならない」

498名無しさん:2024/11/02(土) 15:54:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/632a9bf73c987abdc67e5326854b4619e74008e7
国民との連携、生命線に 自民、政権維持に懸命 野党結集、課題山積〔深層探訪〕
11/2(土) 7:00配信


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時事通信
 衆院選で大幅に議席を減らした自民党が、国民民主党との距離を急速に縮めている。公明党と合わせても過半数割れとなり、特別国会での首相指名選挙やその後の国会審議も見据え、「是々非々」路線を掲げる国民の動向が政権の命運を左右し得るためだ。一方、立憲民主党が目指す「非自民勢力」結集のハードルは高い。

 ◇指名へ安堵
 「石破茂首相指名の見通しが立った」。自民幹部は30日、国民が首相指名選挙で決選投票も含め「玉木雄一郎代表」に投票する方針を決めると、ほっと胸をなで下ろした。

 衆院選で自民は191議席、公明党は24議席の計215議席にとどまった。自民幹部は30日、派閥裏金事件に関わるなどして衆院選に無所属で臨み、当選した6人が衆院会派入りすると明らかにした。それでも選出に必要な投票総数の過半数を満たすのは困難な情勢だ。

 首相指名選挙で野党がそれぞれの党首に投票すれば、首相と立民の野田佳彦代表の上位2人による決選投票となる見通しだ。その際、国民が玉木氏に投じた票は無効扱いとなり、石破氏が野田氏を上回る可能性が高い。このため、国民の投票方針は事実上、石破政権の継続を認める意味合いを含む。

 ◇高揚
 自民は岸田政権下でも国民の連立入り構想を温めていた。首相指名を乗り切っても、その先の臨時国会では2024年度補正予算案の審議などが控え、少数与党で引き続き政策実現を図るには野党の協力が不可欠だ。

 「玉木さんと私の憲法観は似ている」。首相は衆院選後、周辺にこう漏らしていた。開票直後から自民は国民と接触し、両党は31日に幹事長会談を開くと発表。来月14日にも決定する経済対策では、国民が衆院選で掲げた「手取りを増やす政策」に触れる方向で、経済官庁幹部は「自民はのめるものは全部のむつもりだ」と話す。

 玉木氏はこれまで、共に連合を支持団体とする立民と憲法やエネルギー政策での違いを際立たせる独自路線を歩んだ。しかし、昨年末には前原誠司元外相らが党を離れるなど、野党内で存在感は薄れがちだった。

 玉木氏は30日、記者団に「われわれが議席を4倍に増やした。与野党を超えて解決型の政治を実現せよという民意だ」と宣言。政局のキャスチングボートを握った格好で、連立入りに否定的な連合からは「彼は高揚している」と冷ややかな声も上がる。

 ◇高い敷居
 「決選投票で協力をお願いします」。立民の野田代表は30日、日本維新の会、共産党と相次いで党首会談に臨み、首相指名での協力を要請。ただ、色よい反応があったのは共産だけで、維新は態度を保留した。

 衆院選で躍進を遂げた立民だが、世論の追い風が強く吹いているとは言えない。比例代表の総得票数は1156万票で、前回21年から7万票増にとどまった。自民と国民が接近する事態に、立民若手は「決選投票で野党が『玉木首相』に動くシナリオも考えるべきでは」とささやく。

 野田氏は玉木氏との会談にも意欲を示しているが、国民からの返事はつれない。「早く話し合いができればいいが、なかなか敷居が高いので困っている」。野田氏は30日、記者団にこうぼやいてみせ、「政策実現の上でも、野党で政権をつくった方が手っ取り早いのではないか」ともどかしさをにじませた。

499OS5:2024/11/02(土) 16:47:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c5ecc6c2fd7282b7aed2ecef1aae19ac74e20f8
【独自解説】与党“大敗”は岸田政権時代のせい?自民党執行部の腹の内 “政界の119番”がピンチヒッター登板か…今後起こり得る想定内・想定外と政治家が言いづらいウラ話
11/2(土) 12:00配信
 2024年10月27日に行われた衆議院選挙で、与党は“大敗”とも言える結果に。責任は一体誰に?もし石破氏が辞めたら?政治家が言いづらい“内緒話”を、『読売テレビ』高岡達之特別解説委員が解説します。

■「一番若手に責任を取らせるのか」の声も…小泉氏一人の辞任で“火消し”?
『読売テレビ』高岡達之特別解説委員

 今回の選挙は、裏金だけで投票されたかというと、そうでもないと思います。「物価高のほうが先だった」、あるいは「学校や子育ての支援のほうが先だった」と言う方もいます。「では、そっちを先にやって、政治改革を後に回します」と言うと、これもまた大変なことになります。

まず野党は“火消し”を…

 大切なのは『順番』です。一番負けてしまった与党、特に自民党側は、ある意味“火消し”をしなければいけません。「責任者の特定」から始めないとダメです。

今回、“表に出た”責任者3人

 「責任を取る」とは言いますが、責任者といわれる党の執行部の方々は皆さん、「いやいや、もう一人の問題ではないんです。これは執行部で決めました」と言います。しかし、それでは落選した方などの不満は収まらないわけです。そうなると、今回の選挙で表に出た責任者は3人。石破茂さん・“選挙を仕切る”といわれる幹事長の森山裕さん・選対委員長の小泉進次郎さんです。

小泉氏は“参院選で応援に来てほしい人”

 まず、小泉さんが辞表を出しました。ただ、気になるのは、「選挙の全ての責任」とおっしゃったことです。確かに選対委員長は選挙で走り回りますが、私もしくは東京の自民党の人たちの解釈は、“全ての責任”はどちらかというと、あとの2人です。

 私の“永田町雀”からは、「一番若手に、先に責任を取らせるのか」「2025年には参議院選挙があって、小泉さんが応援演説に来てくれたら、それなりに力がある。その“一番来てほしい人”から辞めさせるのか」という声があります。

小泉氏には“まだまだ次がある”

 ただ、小泉さんは一番辞表を“出しやすい人”です。まだこのご年齢・ご経験で、「次がまだまだあるんだから、早めに責任を取って、この政局から抜けとけよ」というようなアドバイスも、ひょっとしたら、あったかもしれません。

 あとの2人は、早々と続投です。「微力を尽くしたい」など言い方はいろいろありますが、「残る」との意向を示されています。

 これはご本人たちが言ったわけではなく、「ご本人たちはそう思っているだろう」というふうに言う議員さんの話ですが、「今回の敗因は、いわゆる裏金問題もそうですけど、『全部、岸田時代のことではないか』『岸田さんがビシッと処分しておいてくれたら、こんなことやらなくて良かったんだ』という思いが、腹の中にあるのではないか」と分析する人もいます。

石破降ろしより“森山降ろし”?

 また、なかなか自民党の中でも具体的な声は上がっていませんが、「石破降ろしより、むしろ森山降ろしではないか」と、ブスブスとマグマが吹き出しています。

全国の小選挙区を決めてきたのは森山氏

 というのも、森山さんは風貌から見てベテランで大変温和な方で、ずっと選挙対策委員長として全国を回って、全ての小選挙区の人たちの調整をしてきたからです。森山さんは、岸田さんに対して「早く解散してくれ」と言っていたようですが、「してくれなかった」と周囲に漏らしていたといいます。

500OS5:2024/11/02(土) 16:48:12
■強く生き残り、帰ってきた重鎮たち…今後注目なのは岸田氏の動向か
強く生き残り帰ってきた重鎮たち

 「世代交代を」と言われながらも、重鎮たちはしぶとく強く生き残って、帰ってきました。

早々に“当確”の麻生氏・茂木氏・菅氏

 最年長の“派閥の長”麻生太郎さんは、「選挙カーの梯子を駆け上がる」というふうに言われて、悠々と20時に一発当確です。茂木敏充さんも、菅義偉さんも帰ってきました。体調が心配と言われながら、早々に当確です。この人たちが、また発言力を持って帰ってきました。重鎮は、やはり強いです。

岸田氏の今後に注目

 そんな中、私が「この人の行動に今注目が集まっている」と指摘したいのは、岸田文雄さんです。岸田さんも早々と当確して戻ってきましたが、先ほどお話ししたように「いや、“岸田さんの時”の話でしょ」ということです。麻生さんは岸田さんを大変評価していて、「賃金を上げる流れも作ったではないか」というふうにも言われていますが、岸田さんが今後どうするかに注目が集まっています。

■もし石破氏が「辞める」と言ったら?“次”に期待されるのは、あの人だが…
今後起き得る“想定外”とは

 ここからは、「想定外が起こるかもしれない」という話をします。石破さんから「私が責任を取る」という一言は、少なくとも2024年10月28日午後5時12分現在、ありません。ですが、長いことニュースをやっていると、わからないんです。1時間後に、「やっぱり私は辞める」と言っているかもしれません。そうなったら、これはもう大変なことになるわけですが、永田町の理屈があろうがなかろうが、次を決めなければいけません。

“次”に期待される高市氏だが…

 やはり期待されるのは、高市早苗さんです。今回も、逆風の方ばかり130人の応援演説依頼を受けて、「落ちようが当選しようが、私はちゃんと義理を果たします」という姿勢を示されました。しかし私は、いきなりの“登板”は周りの方々も進言しないと思います。

高市氏は「責めない・動かない・発言しない」?

 高市さんご本人の意見を紹介しているわけでも、ご本人に確認を取っているわけでもないので、“そういう周りの声がある”ということでお話ししていきますが、高市さんはしばらく「責めない・動かない・発言しない」を貫くのではないかということです。

 “責めない”というのは、「石破さんがどうだ」「森山さんがどうだ」ということを言わないということです。そのために、130か所、全国を回りました。「自分は無役だけど、自民党のいずれかの時期に、また“顔”に戻る。だから、自民党が大変な時に、それなりに力を尽くします」ということです。

高市氏は地道に“仲間づくり”か

 そして“動かない”、ニュースになるような“発言をしない”。そうした中で、地道に仲間作りをされるんだろうと思います。

高市氏も“ピンチヒッター”は望んでいない

 そして、共同インタビューでも「国家経営をいつかやりたい」ということを言っていましたが、絶対にピンチヒッターは望んでいないと思います。首相になるんだったら、長期政権でしょう。すると、ここからどんどん想定外に入っていきます。

501OS5:2024/11/02(土) 16:48:35
■次なるピンチヒッターは「政界の119番」 “絶妙の4番手”本領発揮か
ピンチヒッターは林氏?

 選挙の前から、「もしダメになったら、この人のほうが高市さんより先にピンチヒッターをやるのでは」といわれていた人が、一人います。それが、林芳正さんです。

 なんと、誕生日が1月19日。ご自身で「私は政界の119番です」と言っている人が、本当に1月19日生まれです。林さんは、歴代の内閣が「大変!」「不祥事!」「大臣が足りない!」という状況になると、必ず呼ばれてきました。

林氏は“絶妙の4番手”

 私が言っているのではなく、永田町の人で言う人がいるんですが、林さんは「絶妙の4番手」だと。総裁選では上から石破さん・高市さん・小泉さんでしたが、皆さん今はそれぞれ事情があります。4番手ということは、議員や地方の支持もそれなりにあって、やはり手堅く、今回“不記載の話”も関係がないといわれています。また、官房長官ですから、むしろ日本の政府そのものをずっと守っていました。

■“もしトラ”なら「石破さんで大丈夫か?」との声が…1年を切った参院選前に、何かが起きる?
11月前半、大荒れの予感

 しかし、そうも言っていられません。再び大荒れになりそうなのが、11月の前半。11月5日になると、トランプさんなら再び・ハリスさんなら女性初のアメリカ大統領が決まるからです。

どちらに決まってもおかしくない状況

 支持率は今、せめぎ合っています。問題は、トランプさんがもう一度返り咲いた時です。「石破さんで大丈夫か?」という声が出ます。

トランプ氏が話すのは『強いリーダー』のみ

 トランプさんは、安倍元首相と交渉していた時もそうでしたが、強いリーダーとしか話しません。「いろんなやり取りをしないと政権を維持できないような人と、前向きの話をしてくれるだろうか?」となりますから、すぐに石破降ろしが起きるわけではないでしょうが、また想定外のことが進んでいくと思われます。

すでに参院選前の感覚の中、何かが起きる―

 実は今、永田町は「参議院選挙前」の感覚です。あと1年あるので、我々からすると時間があるように思いますが、政治家からすると「時間がない」です。いろんな想定内・想定外の一番のピークは、4月の予算成立直後。何かが起きるでしょうか―。

(「かんさい情報ネットten.」2024年10月28日放送)

502OS5:2024/11/05(火) 21:43:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0615157d3be40d74c50356058aa1f591fb60fc30
石破おろし起きぬ自民 党内抗争の余裕なく 7日の両院議員懇が試金石
11/5(火) 19:39配信

産経新聞
自民党役員会に臨む(左から)森山裕幹事長、石破茂首相、菅義偉副総裁=5日午前、党本部(春名中撮影)

先の衆院選で議席を大幅に減らした自民党では石破茂首相(党総裁)の退陣を求める「石破おろし」は起きず、来週の首相指名選挙で石破首相が再選出される公算が大きい。危機的状況の中、野党に政権を奪われないことが最優先で、党内抗争の余裕はないからだ。ただし不満はくすぶっており、7日の両院議員懇談会が試金石となる。

■「今度こそ国民に見放される」

同懇談会は全自民議員が参加でき、首相も出席する。首相は5日の党役員会で「意見をたまわり、今後の党運営にともに努力していきたい」と述べた。勝敗ラインの「与党過半数」を下回ったことから首相への不満が相次ぐ公算が大きい。首相に批判的な中堅議員は周囲に「辞任すべきだと言う」と息巻いた。

とはいえ、「即退陣」を求める声は広がっていない。来週の首相指名選挙までに交代させる時間がない上に、予算案などの可決に必要な衆院過半数の獲得に向けて現執行部の下、野党・国民民主党の協力を得る交渉も始まった。「今、党内で足の引っ張り合いをしたら、自民は政権を維持できない」(幹部)との認識が支配的だ。

旧安倍派中堅は「まずは経済対策。できなければ今度こそ国民に見放される」と語り、年内の今年度補正予算案の成立を目指すことを優先すべきだと語る。

■交代圧力強まるのは来夏か

首相に批判的な議員が多い旧安倍派の実力者、萩生田光一元政調会長も1日夜のインターネット番組で「就任して1カ月。どんどん変えたら政権が不安定化する」と語った。反石破勢力から期待されている高市早苗元経済安全保障担当相も発信を控えており、党内の大勢が首相を見限る状況にはなっていない。

2、3両日の産経新聞社・FNNの合同世論調査では、首相は「続投してもよい」との回答が55・3%に達した。

反石破勢力の参院議員は「石破さんにはボロボロになっても来年度予算を通してもらい、退陣してもらう」と語り、来年度予算成立後の来年春の石破おろしを予告する。

平成13年には、当時の森喜朗首相が「7月の参院選を戦えない」との声の高まりを受け、予算成立後の4月に内閣総辞職した。来夏の参院選前に選挙の「顔」の交代圧力が強まる可能性がある。(田中一世)

503OS5:2024/11/06(水) 10:10:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b1dbdf0161ee4038830f947f9c1180b2babf842崖っぷちの石破首相 在職日数戦後最短記録更新なるか 新たなスキャンダルあれば現実味
11/6(水) 6:13配信
産経新聞
衆院選の開票が進み、厳しい表情を見せる石破茂首相=10月27日夜、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

10月1日に発足して間もない石破茂内閣が早くもピンチを迎えている。新体制で臨んだ先の衆院選で大敗し、少数与党に転落。党内からは不満の声が噴出し、石破首相(自民党総裁)が頼みとする支持率も急降下している。崖っぷちに立つ首相の背中を新たなスキャンダルが押せば、首相在職日数の戦後最短記録更新も現実味を帯びる。

■報道各社の世論は軒並み下落

「先般の衆院選の結果を厳粛かつ謙虚に受け止め、経済対策、補正予算について、党派を超え、優れた方策を取り入れ、意義あるものを実現するなど、多くの党の理解を得て、丁寧に国家に責任を持った政策運営をしていきたい」

林芳正官房長官は5日の記者会見で、各種世論調査が示した内閣支持率の急落についてこう語った。

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が2、3両日に実施した合同世論調査によると、石破内閣の支持率は政権発足直後の前回調査から9・5ポイント下がり43・8%だった。

他社の調査も同様の傾向を示している。共同通信は18・6ポイント下落し、32・1%。朝日新聞は12ポイント下がって34%となった。自民の「政治とカネ」の問題をめぐるチグハグな対応や、安倍晋三元首相を「国賊」と呼んだ人物の登用を象徴とする「お友達偏重人事」などが批判されたとみられる。

大逆風の中で注目を集めているのが石破首相の在職日数だ。戦後最短は東久邇宮稔彦王の54日(昭和20年8月17日〜昭和20年10月9日)。選挙で国民から厳しい審判を下された石破首相とは異なり、GHQ(連合国軍総司令部)との確執を受けた内閣総辞職だった。

もっとも、石破首相の退陣は「時期尚早」というのが自民内の相場観だ。衆院選で公示前の4倍となる28議席に増やした国民民主党との連携に光明を見いだしたとの声は少なくない。

■「火中の栗を拾いたくない」

火中の栗を拾いたくないという思惑も透ける。少数与党の党首となれば、法案成立に向けた他党との交渉などで神経をすり減らす事態は避けられない。

先の自民総裁選で高市早苗元政調会長を支援した自民関係者は「今、首相を辞めさせる必要はない。どうせ政権は長くはもたない。首相交代論が強まる来年の参院選までに予算成立など困難な問題を処理させればいい」と強調。「(決起の際は)線香花火では駄目だ。一気に大爆発を起こす必要がある。高市政権を誕生させる」とも息まいた。

とはいえ、首相はダウン寸前のボクサーであり、大逆風にいつまで耐えられるかは見通せない。

「特に来年に都議選を控える東京都連内部で首相へのマグマがたまっているようだ。政権は今、国会運営をめぐる調整で手いっぱいだが、地方の声を聞く会議を早期に開き、衆院選の謝罪と敗因分析をすることになるのではないか」

自民幹部は衆院選後の党内の雰囲気についてこう指摘した。また、内閣の早期退陣を否定しつつ、「このタイミングで閣僚のスキャンダルが新たに一つでも二つでも出てくると厳しい。特に『政治とカネ』に絡んでいたら最悪だ」と記録更新に懸念も示した。(内藤慎二)

504OS5:2024/11/06(水) 10:11:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb3093ab3e022a64d9089747808a8fb541dfa648
自民選対委員長に木原誠二氏を起用へ…継続性の観点で代行から昇格
11/6(水) 5:00配信

読売新聞オンライン
木原誠二氏

 自民党は、衆院選の敗北を受けて辞任した小泉進次郎選挙対策委員長の後任に、木原誠二選対委員長代行を起用する方向で調整に入った。

 複数の自民幹部が明らかにした。木原氏は岸田前首相の側近で、9月の自民総裁選では小泉氏を支援した。石破内閣発足に合わせて小泉氏が選対委員長に就くと、木原氏は選対委員長代行として補佐していた。

 自民は来年の東京都議選や参院選を見据え、継続性の観点から木原氏を昇格させる方針だ。

505OS5:2024/11/06(水) 20:49:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/e28a885c60882ee9220a53b1d5783e3d1572b8f7
参院自民で新体制発足も参院選に不安 課題は政倫審への対応、旧安倍派は石破首相に不信感
11/6(水) 20:24配信
産経新聞
関口昌一参院議員会長(春名中撮影)

自民党は6日の参院議員特別総会で、体調不良で参院議長を辞任する尾辻秀久氏の後任に関口昌一参院議員会長を推す方針を確認した。関口氏の後任に武見敬三前厚生労働相を充てる人事も了承し、参院自民の新体制が発足した。衆院選大敗で党内に来夏の参院選への不安が広がる中、新執行部には参院選への悪影響を避けるために「政治とカネ」の問題への速やかな対応が求められる。

武見氏は、福岡資麿厚労相が10月に入閣後、空席になっていた参院政審会長に古川俊治氏を指名。松山政司参院幹事長、石井準一参院国対委員長の再任とともに特別総会で了承された。武見氏は所属する麻生派(志公会)を離れる意向を示した。

■支持高まるよう頑張る

総会後、松山氏は記者団の取材に対し「国民の理解を得た上で、参院選のころには(自民への)支持率が高まるようにがんばりたい」と意気込みを語った。

新執行部が最初に直面するのは、派閥パーティー収入不記載事件を受けた政治倫理審査会(政倫審)への対応だ。参院は先の通常国会で、不記載事件に関係した議員に対する出席要求を全会一致で議決した。議決の有効期限は決まっておらず、出席しなければ、野党の追及が続くことになる。

石破茂首相(自民総裁)が衆院選で政倫審出席を公認判断の材料とし、参院選でも同様の対応をする考えを示していることもあり、参院自民幹部は「政倫審は年内に決着をつけないと参院選を戦えない」と話す。

■不満噴出の可能性も

一方、出席を求められた多くが所属する旧安倍派(清和政策研究会)の参院議員は6日、国会内で会合を開き、政倫審への対応などを協議。参院選への影響を考慮し、早期に落着させる方向性を確認した。だが、首相が衆院選直前に急遽、不記載があった候補者を非公認などとしたことへの不信感も根強く、ベテラン議員は「政倫審へ出席後に方針が二転三転しない保証はどこにもない」と漏らす。

これまで自民は水面下で野党に対し、政倫審出席の代わりに弁明書を国会に提出する方法を提案し、一定の理解を得ていた。だが、立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長は6日、石井氏との会談で「衆院選の審判は非常に重い」と指摘し、出席を強く求めた。

自民側は臨時国会での政倫審開催は受け入れる方向だが、旧安倍派議員の不満が噴出する可能性もあり、執行部は開催方法などを慎重に検討している。(永井大輔)

506OS5:2024/11/09(土) 08:22:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/9db32287bf9452b55f9d973835bcbe6b081d91e7
自民「結束」主張が大勢 石破首相陳謝、退陣要求も 衆院選総括で両院懇談会
11/7(木) 20:25配信

時事通信
自民党の両院議員懇談会で、衆院選の結果について陳謝する石破茂首相(中央奥)=7日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党は7日、大敗した衆院選を総括するため、所属する全議員を対象にした両院議員懇談会を党本部で開いた。

 出席した石破茂首相(党総裁)に対し、数人が2024年度補正予算案成立後など時期を見て退陣するよう要求したが、党と政権の危機的状況を踏まえ、結束を求める意見が大勢を占めた。事実上、当面の首相続投を容認した結果となった。

 懇談会は森山裕幹事長や萩生田光一元政調会長ら約200人が参加し、50人程度が発言。2時間を予定していたが、3時間に及んだ。首相らの冒頭発言のみ報道陣に公開された。

 首相は「国民の期待に十分応えられず、おわびしなければならない。誠に申し訳ない」と頭を下げた。その上で、厳しい国際情勢や経済対策、政治改革などに触れ「意見を承り、より謙虚、丁寧に運営していきたい」と改めて続投する意向を示した。森山氏も「強く責任を感じている」と陳謝した。

507OS5:2024/11/11(月) 21:22:50
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241111/k10014634871000.html
【一覧】第2次石破内閣の顔ぶれと内閣のデータ
2024年11月11日 18時56分

第103代の総理大臣に選出された石破総理大臣は閣僚人事を行いました。衆議院選挙で議席を失った2人と公明党の代表交代に伴う1人のあわせて3人の後任を新たに起用し、ほかは再任しました。

総務相に村上誠一郎氏
総務大臣に再任された村上誠一郎氏は、衆議院比例代表四国ブロック選出の当選13回で、72歳。
愛媛県今治市出身で1986年の衆議院選挙で初当選し、行政改革担当大臣や財務副大臣などを務めてきました。自民党では無派閥で活動し、先の総裁選挙では石破総理大臣の推薦人に名を連ねました。
石破総理大臣としては、みずからに近く行財政に知見のあるベテランの村上氏を再任することで地方行政を後押しする政権の姿勢を示すねらいがあるものとみられます。

法相に鈴木馨祐氏
法務大臣に起用された鈴木馨祐氏は、衆議院比例代表南関東ブロック選出の当選6回で、47歳。
先の衆議院選挙で落選した牧原法務大臣の後任です。旧大蔵省の職員などを経て2005年の衆議院選挙で初当選し、これまでに外務副大臣や財務副大臣などを務めました。ことしの通常国会で政治資金規正法を改正した際には、自民党の作業チームの座長として法案のとりまとめなどにあたりました。麻生派に所属し先の総裁選挙では河野太郎氏の推薦人に名を連ねました。
石破総理大臣としては、鈴木氏の政策手腕を評価するとともに40代の閣僚起用によって刷新感を打ち出すねらいがあるものとみられます。鈴木氏は初めての入閣です。

外相に岩屋毅氏
外務大臣に再任された岩屋毅氏は衆議院大分3区選出の当選10回で、67歳。
衆議院議員の秘書や大分県議会議員を経て、1990年の衆議院選挙で初当選しました。これまでに外務副大臣や衆議院文部科学委員長などを歴任し、2018年に安倍内閣の防衛大臣として初入閣しました。ことし2月に自民党麻生派を退会して無派閥で活動し、先の総裁選挙では石破総理大臣の推薦人代表となりました。
石破総理大臣としては、みずからに近く、安全保障分野に精通する岩屋氏を外務大臣に再任することで安定的に外交政策を進めたいねらいがあるものとみられます。

財務相に加藤勝信氏 金融相を兼務
財務大臣に再任された加藤勝信氏は、衆議院岡山3区選出の当選8回で、68歳。
旧大蔵省で勤務したあと、義理の父親の加藤六月 元農林水産大臣の秘書などを経て、2003年の衆議院選挙で初当選しました。安倍内閣では官房副長官や自民党の総務会長などを歴任し、2020年に発足した菅内閣では官房長官として支えました。厚生労働行政をはじめ、幅広い分野の政策に明るいことで知られ、これまでに厚生労働大臣を3回、務めています。先の総裁選挙に初めて立候補し、「所得倍増」などを訴えましたが決選投票に残ることはできませんでした。加藤氏は旧茂木派の出身です。
石破総理大臣としては、政策通として知られ豊富な政治経験のある加藤氏を再任することで政権運営の安定につなげるねらいがあるものとみられます。

文部科学相に阿部俊子氏
文部科学大臣に再任された阿部俊子氏は、衆議院比例代表九州ブロック選出の当選7回で65歳。
大学の助教授や日本看護協会の副会長を経て2005年の衆議院選挙で初当選し、これまでに外務副大臣や文部科学副大臣などを務め第1次石破内閣で初めて入閣しました。おととし自民党麻生派を退会して無派閥で活動し、先の総裁選挙では加藤勝信氏の推薦人に名を連ねました。
石破総理大臣としては、阿部氏の内政・外交両面の知見をいかし、教育行政を推進していきたいねらいがあるものとみられます。

厚生労働相に福岡資麿氏
厚生労働大臣に再任された福岡資麿氏は参議院佐賀選挙区選出の当選3回で、51歳。衆議院議員を1期務めたあと、2010年の参議院選挙で初当選しました。
これまでに自民党の参議院政策審議会長や厚生労働部会長、それに参議院議院運営委員長などを歴任し、第1次石破内閣で初めて入閣しました。福岡氏は旧茂木派の出身です。
石破総理大臣としては、厚生労働分野に精通した福岡氏を再任することで、政策の円滑な実現を図るねらいがあるものとみられます。

508OS5:2024/11/11(月) 21:23:03
農相に江藤拓氏
農林水産大臣に起用された江藤拓氏は、衆議院宮崎2区選出の当選8回で、64歳。先の衆議院選挙で落選した小里農林水産大臣の後任です。
建設大臣などを務めた父親の故・江藤隆美元衆議院議員の秘書を経て2003年の衆議院選挙で初当選しました。2018年10月に当時の安倍内閣で総理大臣補佐官に起用され、よくとし9月の内閣改造で農林水産大臣として初入閣しました。その後も自民党の総合農林政策調査会長や衆議院災害対策特別委員長などを歴任しました。党内では無派閥で活動しています。
石破総理大臣としては、農業をはじめ幅広い政策に精通している江藤氏を再び農林水産大臣に起用することで政策を着実に実現するねらいがあるものとみられます。

経済産業相に武藤容治氏
経済産業大臣に再任された武藤容治氏は衆議院岐阜3区選出の当選6回で、69歳。衆議院議員の秘書や建築資材会社の社長などを経て、2005年の衆議院選挙で初当選しました。
これまでに外務副大臣や経済産業副大臣などを務め、第1次石破内閣で初めて入閣しました。自民党麻生派に所属し、先の総裁選挙では河野太郎氏の推薦人に名を連ねました。
石破総理大臣としては、企業経営の経験もある武藤氏を再任することで、より実効性のある経済産業政策を進めたいねらいがあるものとみられます。

国土交通相に中野洋昌氏
国土交通大臣に起用された公明党の中野洋昌氏は、衆議院兵庫8区選出の当選5回で、46歳。
このほど公明党の代表に就任した斉藤国土交通大臣の後任です。国土交通省の課長補佐を経て2012年の衆議院選挙で初当選し、これまでに経済産業政務官や党の国土交通部会長などを務めました。ことしの通常国会で政治資金規正法を改正した際には、党の実務者協議のメンバーとして自民党との調整などにあたりました。
石破総理大臣としては、連立を組む公明党の意向を踏まえて中野氏を起用することで、政権運営を円滑に進めるねらいがあるものとみられます。中野氏は初めての入閣です。

環境相に浅尾慶一郎氏
環境大臣に再任された浅尾慶一郎氏は参議院神奈川選挙区選出の当選3回で60歳。銀行員を経て1998年の参議院選挙で当時の民主党から立候補して初当選しました。その後、みんなの党で衆議院議員となり、党の代表も務めました。
党の解散後は無所属を経ておととしの参議院選挙に自民党の候補として臨み国政復帰を果たしました。そして、第1次石破内閣で初めて入閣しました。麻生派に所属し先の総裁選挙では河野太郎氏の推薦人に名を連ねました。
石破総理大臣としては、幅広い分野の政策に明るい浅尾氏を再任することで、政策を着実に実行していくねらいがあるものとみられます。

防衛相に中谷元氏
防衛大臣に再任された中谷元氏は、衆議院高知1区選出の当選12回で、67歳。陸上自衛隊を経て1990年の衆議院選挙で初当選し、防衛庁長官や自民党の安全保障調査会長などを歴任しました。
第3次安倍内閣では防衛大臣として、戦後日本の安全保障政策の大きな転換となった安全保障関連法の成立に尽力しました。また、岸田内閣では人権問題を担当する総理大臣補佐官を務めたほか、衆議院憲法審査会の与党側の筆頭幹事として憲法論議にも取り組みました。中谷氏は旧谷垣グループの出身です。
石破総理大臣としては、安全保障分野に精通する中谷氏を再任することで、政策の推進を図るねらいがあるものとみられます。

官房長官に林芳正氏
官房長官に再任された林芳正氏は、衆議院山口3区選出の当選2回で、63歳。商社に勤務したあと、大蔵大臣を務めた父 義郎氏の秘書官などを経て、1995年の参議院選挙で初当選しました。
参議院選挙には5回連続で当選し、この間、防衛大臣や農林水産大臣、文部科学大臣などを歴任しました。3年前の衆議院選挙で山口3区に立候補して初当選し、岸田内閣で去年9月まで外務大臣を務めました。そして去年12月に自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で辞任した松野前官房長官の後任の官房長官に就任しました。旧岸田派の出身で、先の総裁選挙では同じ派閥出身の議員を中心に支持を集めて1回目の投票で4位となり、第1次石破内閣でも官房長官を引き続き務めました。
石破総理大臣としては、閣僚経験が豊富な林氏を内閣の要となる官房長官に再任することで政権運営を円滑に進めるねらいがあるものとみられます。

509OS5:2024/11/11(月) 21:23:22
デジタル相に平将明氏 行政改革相を兼務
デジタル大臣に再任された平将明氏は、衆議院東京4区選出の当選7回で、57歳。東京青年会議所の理事長などを経て、2005年の衆議院選挙で初当選しました。これまでにIT政策や地方創生を担当する内閣府副大臣や衆議院の原子力問題調査特別委員長などを務めてきました。
デジタル政策に精通していることで知られ、自民党のデジタル社会推進本部でAIに関する作業チームの座長も務めました。かつて石破総理大臣が率いた派閥に所属したこともあり、先の総裁選挙では石破総理大臣の推薦人に名を連ねました。そして、第1次石破内閣で初入閣しました。
石破総理大臣としては、デジタル分野の政策に詳しい平氏を再任することで、関連施策の着実な実現を図るねらいがあるものとみられます。

復興相に伊藤忠彦氏
復興大臣に再任された伊藤忠彦氏は、衆議院比例代表東海ブロック選出の当選6回で、60歳。愛知県議会議員を2期務めたあと、2005年の衆議院選挙で初当選し、これまでに総務政務官や環境副大臣などを務めました。
そして、第1次石破内閣で初入閣しました。先の自民党総裁選挙では河野太郎氏の推薦人の1人として名を連ねました。伊藤氏は旧二階派の出身です。
石破総理大臣としては、復興や環境分野を中心に伊藤氏の豊富な経験や実績を評価し、再任を決めたものとみられます。

国家公安委員長に坂井学氏 防災相を兼務
国家公安委員長に再任された坂井学氏は、衆議院神奈川5区選出の当選6回で、59歳。衆議院議員の秘書を経て、2005年の衆議院選挙で初当選しました。
これまでに財務副大臣や総務副大臣などを歴任し、菅内閣では官房副長官を務め、第1次石破内閣で初入閣しました。自民党では無派閥で活動しています。
石破総理大臣としては、菅副総裁に近い坂井氏を再任することで、政権基盤を固めたいねらいがあるものとみられます。

こども政策相に三原じゅん子氏 男女共同参画相 女性活躍相兼務
こども政策担当大臣に再任された三原じゅん子氏は参議院神奈川選挙区選出の当選3回で、60歳。俳優としてテレビドラマなどで活躍したあと、2010年の参議院選挙で初当選しました。
その後、厚生労働副大臣や自民党の女性局長を務めたほか、岸田内閣では、男女共同参画などを担当する野田少子化担当大臣の大臣補佐官にも就任しました。
また、44歳の時にがんを患って闘病した経験から、命や健康を守る政策のほか、女性の雇用をめぐる問題などに取り組んできました。そして、第1次石破内閣で初入閣しました。党では無派閥で活動し先の総裁選挙では小泉進次郎氏の推薦人に名を連ねました。
石破総理大臣としては、知名度のある三原氏を再任することで、女性活躍を推進する姿勢を示すねらいもあるものとみられます。

経済再生相に赤澤亮正氏 感染症危機管理相を兼務
経済再生担当大臣に再任された赤澤亮正氏は、衆議院鳥取2区選出の当選7回で、63歳。国土交通省の職員を経て、2005年の衆議院選挙で初当選しました。これまでに、内閣府副大臣や財務副大臣、それに、衆議院環境委員長などを歴任しました。
自民党では、かつて石破総理大臣が率いた派閥に所属したこともあり、先の総裁選挙では、石破総理大臣の推薦人に名を連ねました。第1次石破内閣で初入閣し「防災庁」の設置準備も担当しています。
石破総理大臣としては、みずからに近く経済や防災の分野の政策に明るいことで知られる赤澤氏を再任することで、重視する政策を前に進めたいねらいがあるとみられます。

経済安保相に城内実氏 科学技術相を兼務
経済安全保障担当大臣に再任された城内実氏は、衆議院静岡7区選出の当選7回で、59歳。外務省の職員を経て2003年の衆議院選挙で初当選し、2005年に郵政民営化関連法案に反対して自民党を離党しましたが、その後、復党しました。
これまでに外務副大臣や環境副大臣のほか、衆議院外務委員長などを務め第1次石破内閣で初入閣しました。城内氏は旧森山派の出身です。
石破総理大臣としては、外交経験を通じて経済安全保障分野にも精通した城内氏を再任することで、関連施策のいっそうの強化を図るねらいがあるものとみられます。

510OS5:2024/11/11(月) 21:23:47
地方創生相に伊東良孝氏 沖縄・北方相 消費者相 万博相を兼務
地方創生担当大臣に再任された伊東良孝氏は衆議院比例代表北海道ブロック選出の当選6回で、75歳。
北海道議会議員や釧路市長を務めたあと、2009年の衆議院選挙で初当選し、これまでに財務政務官や農林水産副大臣などを歴任しました。先の自民党総裁選挙では、石破総理大臣の推薦人に名を連ね第1次石破内閣で初入閣しました。伊東氏は旧二階派の出身です。
石破総理大臣としては、自治体の実情などに詳しい伊東氏を再任することで、自身が力を入れる地方創生分野の政策を着実に前に進めたいねらいがあるものとみられます。

また、官房副長官には、橘慶一郎・衆議院議員と青木一彦・参議院議員、それに、佐藤文俊・元総務事務次官が再任されます。
さらに内閣法制局長官は岩尾信行氏が再任されます。

初入閣の3人は

法務大臣として初入閣する鈴木馨祐氏は、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し、「総理からは、『さまざまな懸案もある担務なのでしっかり頑張ってくれ』との言葉をいただいた。日本のさまざまな法制度、法治国家としての基盤や基礎に関わる大臣職であり、きちんと国民の安心安全を守れるよう全力で取り組んでいきたい」と述べました。

国土交通大臣として初入閣する公明党の中野洋昌氏は総理大臣官邸で記者団に対し「国土交通省は国民の命と暮らしを守る、まさに安全安心を守るという大変に重大な責務のある役所なので身の引き締まる思いだ。しっかりとお役に立てるよう全力で仕事にまい進してまいりたい」と述べました。中野氏は国土交通省の課長補佐をへて衆議院議員となったという経歴をもっていて「もともと行政で仕事をしていたところは間違いなく生かせると思うし、政治家になってからは国土交通以外の分野を中心に活動してきたので国益という観点から幅広い立場で行政を見ていきたい」と述べました。

農林水産大臣に起用された江藤拓氏は記者団に対し、「石破総理大臣からは、『農政の転換点において責任は重大だからしっかりやってくれ』という話だった。2度目の農林水産大臣だが、前回とは違って、熟議の国会にしないといけないので、野党にも、より現実的な歩み寄れるようなご提案をいただきたいと思うし、その提案については真摯に受け止めて応えていきたい」と述べました。一方、農業予算については、「これから新しい農政の形を作っていく、構造を転換するということだからそこには新しい予算の仕組みが必要だ。農林水産予算を増やしていくことは当然の願いだ」と述べました。

再任が16人
第2次石破内閣の閣僚は、第1次石破内閣の閣僚のうち先の衆議院選挙で落選した2人と公明党の代表に就任した1人の合わせて3人を除く16人が再任されました。新たに起用された3人では初入閣が2人、閣僚経験者の再入閣が1人となっています。

平均年齢は61.95歳 1.6歳若く
石破総理大臣と19人の閣僚の平均年齢は第2次石破内閣が正式に発足する11日の時点で61.95歳と、第1次石破内閣発足時の63.55歳よりも1.6歳若くなっています。最高齢は地方創生担当大臣に再任された伊東良孝氏で75歳。最年少は国土交通大臣に起用された中野洋昌氏で46歳です。石破総理大臣と19人の閣僚を年代別にみますと70代が2人、60代が12人、50代が4人、40代は2人です。40代の2人はいずれも初入閣です。

女性の入閣は再任2人
女性の入閣は再任された阿部俊子氏と三原じゅん子氏の2人で第1次石破内閣から変わりませんでした。

参議院からの入閣は再任された福岡資麿氏、浅尾慶一郎氏、三原じゅん子氏の3人で、第1次石破内閣や去年9月に発足した第2次岸田第2次改造内閣と同じです。

第2次石破内閣の閣僚の顔ぶれを所属する自民党の派閥や出身の旧派閥ごとに見ますと、無派閥の議員が9人と最も多く、麻生派が3人、旧茂木派と旧二階派がそれぞれ2人、旧岸田派と旧森山派がそれぞれ1人となっています。旧安倍派からの起用は引き続きありませんでした。公明党はこれまでと同じ1人でした。第1次石破内閣と比較すると無派閥が1人減って麻生派が1人増えました。

第2次石破内閣の衆議院議員の閣僚を当選回数別にみますと、最も多いのは、村上誠一郎氏の13回です。次いで中谷元氏が12回、岩屋毅氏が10回となっています。一方、当選回数が少ないのは参議院議員として5回当選し、衆議院議員としては当選2回の林芳正氏を除けば、当選5回が中野洋昌氏、当選6回が鈴木馨祐氏、武藤容治氏、伊藤忠彦氏、坂井学氏、伊東良孝氏の5人です。このほか、当選8回が2人、7回が4人となっています。一方、参議院議員の3人は、いずれも当選3回となっています。

511OS5:2024/11/11(月) 21:23:57
少数与党はいまの憲法のもとで5例
衆議院の事務局によりますと、いまの憲法のもと衆議院で過半数を割り込んだ少数与党が政権運営を担ったのは5例あります。戦後の1948年に発足した第2次吉田内閣。1953年の第5次吉田内閣。1954年の第1次鳩山内閣。1955年の第2次鳩山内閣。そして1994年4月に発足した羽田内閣です。少数与党のもとでは、予算案や法案を成立させるにも野党側との協調が欠かせず、内閣不信任決議案もすべての野党が賛成すれば可決されるなど、厳しい政権運営を強いられ、在任期間が短くなるケースも少なくありません。羽田内閣では、総理大臣指名選挙のあと、連立与党内で新たな統一会派を結成する動きに、同じ与党の社会党が反発して離脱し少数与党として政権運営を担いました。組閣まで3日を要し、1994年度の予算成立が6月にずれ込みました。その直後に、野党の自民党が「民意を反映していない」として内閣不信任決議案を提出し、採決前に羽田内閣は総辞職に追い込まれました。在任期間は戦後2番目に短い64日でした。また、第2次吉田内閣は4か月しか続かず、第1次鳩山内閣は発足した翌月に衆議院を解散しました。

首相 少数与党の中 野党側の協力得ながら政治を前に進められるか
石破総理大臣は、ことし9月の自民党総裁選挙で総裁に選出され、5回目の挑戦で党のトップの座をつかみました。10月1日に第102代の総理大臣に就任し、石破内閣を発足させます。

初めての所信表明演説では物価高を上回る賃上げの定着や、地方創生、それに「防災庁」の創設などを掲げました。そして9日に「国民の信任を得て政策を推進したい」として、衆議院の解散に打って出ます。就任8日後という戦後最短の期間での解散でした。

石破総理大臣は、掲げる政策をアピールし「日本を守り国民の暮らしを守ることができるのは自公政権だけだ」と支持を訴えました。一方、収支報告書に不記載があった議員ら12人を公認しないなど、政治とカネの問題に厳格に対応する姿勢を示しました。これに対し、野党側は「国会での十分な議論から逃げようとする『裏金隠し解散』」だと追及し論戦となりました。

こうした中、終盤戦には、自民党が非公認とした候補者が代表を務める政党支部にも2000万円が支給されていたことが明らかになります。野党側は「裏の公認料だ」などと一斉に批判し、与党への逆風が強まりました。選挙の結果、自民・公明両党は215議席と大きく議席を減らし、過半数を割り込みました。

過半数割れは民主党政権が誕生した15年前の2009年以来でした。石破総理大臣は、極めて厳しい審判を受けたという認識を示す一方、自民・公明両党による連立政権は維持し、総理大臣を続投する意向を表明。野党の主張も取り入れながら政権運営にあたっていく方針を示しました。

自民・公明両党は、選挙で28議席に増やした国民民主党との間で、新たな経済対策や、いわゆる「103万円の壁」の見直しなど、政策ごとに協議を進めることになりました。少数与党という厳しい状況の中、野党側の協力を得ながら政治を着実に前に進めていけるかが問われることになります。

512OS5:2024/11/12(火) 13:02:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/707cb44ab73e8d8ef04abd556000e3dcf8b285e2
自民選対委員長に木原誠二氏 岸田前首相の最側近 総務会で了承
11/12(火) 12:30配信

産経新聞
自民党政治改革本部総会に臨む木原誠二氏=12日午前、党本部(春名中撮影)

自民党は12日の総務会で、先の衆院選で自民が大幅に議席を減らしたことを受けて辞任した小泉進次郎前選対委員長の後任に、木原誠二選対委員長代行を起用する人事を了承した。石破茂政権で木原氏は、小泉氏を補佐する選対委員長代行を務め、来夏の参院選や東京都議選を見据え、継続性を重視したとみられる。

木原氏について、鈴木俊一総務会長は総務会後の記者会見で「厳しい選挙に小泉氏とともに対応してきた方であり、有能な方だ。来年の都議選、参院選にもしっかり対応してくれると期待している」と述べた。

木原氏は衆院東京20区選出で、現在6期目。岸田文雄前首相の最側近として知られ、官房副長官や党幹事長代理などを歴任した。

513OS5:2024/11/13(水) 19:37:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/06f98289564ff98adaf391e2e253404bc9bf5fa8
副大臣、自民の女性は起用なし 裏金議員を回避、政務官も
11/13(水) 17:07配信

共同通信
臨時閣議に臨む(左から)村上総務相、石破首相、中谷防衛相=13日午後、首相官邸

 政府は13日の臨時閣議で、第2次石破内閣の副大臣26人、政務官28人を決定した。副大臣人事では公明党の鰐淵洋子氏を厚生労働副大臣に再任したが、自民党から女性の起用はなかった。派閥裏金事件で政治資金収支報告書に不記載があった議員の登用は見送られた。旧安倍派からは、不記載がなかった滝波宏文農林水産副大臣と政務官6人の計7人が名を連ねた。

 裏金議員に関し、自民には衆院選で「みそぎ」が済んだとして要職から排除すべきでないとの声があるものの、石破茂首相は世論の理解を得られないと判断したとみられる。年内に目指す政治資金規正法の再改正に向け、野党の追及を避ける狙いもありそうだ。

 政務官には自民から女性5人を起用。内閣府に友納理緒、内閣府兼復興に今井絵理子、農水に山本佐知子の各氏を充て、外務に英利アルフィヤ、生稲晃子両氏を就けた。

 旧安倍派からは政務官に友納、生稲両氏の他、デジタル兼内閣府に岸信千世、外務に松本尚、厚労に安藤高夫と吉田真次の各氏を選んだ。

514OS5:2024/11/14(木) 01:56:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8d282554f5727c72951af356af46e68a1b8d351
自民の初当選議員2人、議場でスマホ撮影 党幹部が口頭注意
11/13(水) 18:04配信

朝日新聞デジタル
衆院本会議場で首相指名選挙の投票をする衆院議員ら=2024年11月11日午後2時30分、国会内、杜宇萱撮影

 衆院選で初当選した自民党議員2人が本会議場で写真撮影したとして、13日の衆院議院運営委員会の理事会で、自民の理事が陳謝した。自民幹部が2人を口頭で注意したという。

 衆院規則では、写真撮影についての明確な規定はないが、議院の品位を重んじることや、議事に関係のないものの閲読禁止を定めている。

 自民関係者などによると、口頭注意を受けたのは向山淳氏=北海道8区=と福田かおる氏=東京18区=。11日の衆院本会議場で、スマートフォンで写真撮影したという。2人はそれぞれX(旧ツイッター)で、規則を知らなかったとして謝罪している。

朝日新聞社

515OS5:2024/11/14(木) 22:12:29
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241113/k10014637411000.html
第2次石破内閣 副大臣 政務官が決定 “不記載議員”起用せず
2024年11月13日 18時15分

第2次石破内閣の発足に伴って、政府は13日の臨時閣議で、副大臣の人事を決定しました。政治資金収支報告書に不記載のあった自民党議員の起用はありませんでした。

副大臣に決まったのは自民党から23人、公明党から3人の合わせて26人です。このうち女性は1人です。

【デジタル副大臣】
◇穂坂泰氏
穂坂氏は、内閣府副大臣を兼務します。

【復興副大臣】
◇公明党の輿水恵一氏
◇鈴木憲和氏

【内閣府副大臣】
◇瀬戸隆一氏
◇辻清人氏
◇鳩山二郎氏

【総務副大臣】
◇冨樫博之氏
◇参議院議員の阿達雅志氏

【法務副大臣】
◇高村正大氏

【外務副大臣】
◇藤井比早之氏
◇宮路拓馬氏

【財務副大臣】
◇斎藤洋明氏
◇公明党の参議院議員の横山信一氏

【文部科学副大臣】
◇武部新氏
◇野中厚氏

【厚生労働副大臣】
◇仁木博文氏
◇公明党の鰐淵洋子氏

【農林水産副大臣】
◇笹川博義氏
◇参議院議員の滝波宏文氏

【経済産業副大臣】
◇大串正樹氏
◇参議院議員の古賀友一郎氏
大串氏と古賀氏は、内閣府副大臣を兼務します。

【国土交通副大臣】
◇古川康氏
◇参議院議員の高橋克法氏
高橋氏は、内閣府副大臣と復興副大臣を兼務します。

【環境副大臣】
◇小林史明氏
◇参議院議員の中田宏氏
中田氏は、内閣府副大臣を兼務します。

【防衛副大臣】
◇本田太郎氏
本田氏は、内閣府副大臣を兼務します。

政務官人事 28人
政務官も決まりました。副大臣の人事と同じく、政治資金収支報告書に不記載のあった自民党議員の起用はありませんでした。

政務官に決まったのは自民党から25人、公明党から3人の合わせて28人です。このうち女性は5人です。

【デジタル政務官】
◇岸信千世氏
岸氏は、内閣府政務官を兼務します。

【内閣府政務官】
◇西野太亮氏
◇参議院議員の友納理緒氏
◇参議院議員の今井絵理子氏
今井氏は、復興政務官を兼務します。

【総務政務官】
◇川崎秀人氏
◇古川直季氏
◇参議院議員の長谷川英晴氏

【法務政務官】
◇神田潤一氏

【外務政務官】
◇英利アルフィヤ氏
◇松本尚氏
◇参議院議員の生稲晃子氏

【財務政務官】
◇東国幹氏
◇土田慎氏

【文部科学政務官】
◇公明党の金城泰邦氏
◇参議院議員の赤松健氏
赤松氏は、復興政務官を兼務します。

【厚生労働政務官】
◇安藤高夫氏
◇吉田真次氏

【農林水産政務官】
◇公明党の庄子賢一氏
◇参議院議員の山本佐知子氏

【経済産業政務官】
◇参議院議員の加藤明良氏
◇公明党の参議院議員の竹内真二氏
加藤氏は内閣府政務官を、竹内氏は内閣府政務官と復興政務官を兼務します。

【国土交通政務官】
◇高見康裕氏
◇参議院議員の吉井章氏
◇国定勇人氏
国定氏は、内閣府政務官と復興政務官を兼務します。

【環境政務官】
◇五十嵐清氏
◇勝目康氏
勝目氏は、内閣府政務官を兼務します。

【防衛政務官】
◇金子容三氏
◇参議院議員の小林一大氏
小林氏は、内閣府政務官を兼務します。

516OS5:2024/11/15(金) 14:44:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4537c419afabf353f8899e921f1860fb3b7fc36
河野太郎氏を選対委員長代理に起用 自民、総務会で報告
11/15(金) 13:31配信
自民党は15日、河野太郎前デジタル相を選対委員長代理に起用したと発表した。同日の総務会で、木原誠二選対委員長が選対役員人事について報告した。

河野氏は衆院神奈川15区選出で、現在10期目。外相や防衛相などを歴任した。知名度が高く、党総裁選にはこれまで3度挑戦している。

鈴木俊一総務会長は記者会見で、河野氏について「いろいろな選挙を応援し、それぞれの地域の選挙事情などにも詳しい方だ。ふさわしい人事で、ぜひ頑張ってほしい」と述べた。

517OS5:2024/11/19(火) 19:25:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/b41e56acee96a7336ab07907dffed5618b66a1d6
座ったまま握手、スマホ操作に1人腕組み…石破茂首相、APECでの映像がSNSで物議
11/19(火) 11:55配信

産経新聞
カナダのトルドー首相(左)と座ったまま握手に応じる石破茂首相=15日、ペルー・リマ(首相官邸ホームページより)

南米歴訪中の石破茂首相を巡って、ペルーの首都リマで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)での立ち居振る舞いがSNSで物議を醸している。駆け寄ってきた外国首脳に対し座ったまま握手を交わし、腕組みしたまま式典に臨んだ様子が映像で報じられており、外交上のマナーとして違和感を指摘するコメントが少なくない。APEC閉幕に合わせた各国首脳との集合写真の記念撮影も、首相は交通渋滞に巻き込まれた結果、欠席した。

「日本でも仲間を作らないタイプと聞いていますが、外交の場ではフレンドリーに振る舞ってほしい」

タレントのフィフィさんは18日、X(旧ツイッター)でこう苦言を呈した。

フィフィさんが合わせて投稿したのが日本テレビ「真相報道 バンキシャ!」が報じた会議前の首相の様子。

各国首脳が和やかな様子で談笑する中、首相は椅子に座ったまま、スマートフォンを操作している。手元の書類をめくっていると、マレーシアのアンワル首相が近づいて握手を求め、首相も応じたが、座ったままだった。カナダのトルドー首相らが首相の椅子に駆け寄って握手を求めた際も首相は立ち上がらなかった。

リマの大統領官邸での歓迎式典を伝える別の映像では、他の3人の首脳が両手を前に手の平を重ねるなどして式典を見守る中、首相1人が腕を組んでいる様子が報じられた。厳かな表情を浮かべる韓国の尹錫悦大統領とは対照的だ。

首相は16日の各国首脳との集合写真の記念撮影欠席を余儀なくされている。林芳正官房長官は18日の記者会見で、「集合写真への出席を予定していたが、当日急に発生した事故渋滞により、結果的に対応が困難となった」と説明した。

首相はリマ郊外のフジモリ元大統領の墓で献花しており、その後の渋滞で写真撮影に間に合わなかったという。

このことについて、首相側近は「集合写真に写らないのは失態といえるかは別だが、現状の首相にとって象徴的かもしれない。(自民が大敗した衆院選の結果など)ダメダメな状況が指摘される中、弱り目にたたり目だ」と嘆いた。(奥原慎平)

518OS5:2024/11/19(火) 21:33:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/784d741124dd9d6e16cf543680b19e792598ae1b自民半導体議連、新会長に山際大志郎氏 落選の甘利明氏は名誉会長に
11/19(火) 21:13配信

朝日新聞デジタル
半導体戦略推進議員連盟の会合であいさつする甘利明氏=2024年11月19日午後1時10分、東京都千代田区

 自民党の半導体戦略推進議員連盟の会合が19日開かれ、先月の衆院選で落選した甘利明氏が会長を退き、後任に山際大志郎氏が選出された。甘利氏は名誉会長に就いた。

 議連は2021年に甘利氏が主導して設立した。甘利氏は冒頭のあいさつで「半導体は経済安全保障上の最大の戦略物資だ。(公的支援を)始めた以上は必ず成功させる。そうしないとチョークポイント(要衝)を握られる国の側に回ってしまう」と訴えた。

 また、近く取りまとめられる経済対策で30年度までに人工知能(AI)や半導体分野に10兆円以上を公的支援する方針について議論。「今回のフレームを金科玉条とすることなく今後も必要に応じて支援を行う必要がある」などとする決議文を採択した。(長橋亮文)

朝日新聞社

519OS5:2024/11/20(水) 09:24:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ea46c994c14e52f0b56973e6fcb90b71094446a
自公「2幹2国」朝食会スタイルで復活 少数与党転落で連携を再強化
11/19(火) 17:41配信


産経新聞
自民党の森山幹事長(左)と 石破首相

自民、公明両党の幹事長・国対委員長が意見交換する会合「2幹2国」が19日朝、都内のホテルで開かれた。岸田文雄政権下では昼に国会内で行うことが多かったが、久々に日本料理店で朝食を共にする形式が復活し、今後、火曜日の朝に定例開催することでも合意した。与党過半数割れで迎える臨時国会に向け、連携を再強化する狙いだ。

「少数与党なので、お互いがいろいろな問題の共通認識を持ち、丁寧に野党と話をしていかなければいけない」

会合後、自民の坂本哲志国対委員長は朝食会スタイル復活の意義を記者団にそう説明した。会合自体の開催も約5カ月ぶりだ。

2幹2国は歴代政権で行われてきたが、特に安倍晋三、菅義偉両政権で幹事長を5年超務めた自民の二階俊博氏が重視していた。二階氏は「何もなくても毎週会い、関係をつくることが大事だ」とし、ほぼ毎週のように開催して公明との連携を密にした。

ただ、令和3年10月に岸田政権が発足すると、約3カ月にわたり開催が中断された。当時の茂木敏充幹事長と麻生太郎副総裁は公明と距離があり、茂木氏は早起きが苦手なこともあって、再開後も主に国会内で昼に行う形式となった。

会合の内容も形骸化し、自公のパイプは目詰まり気味に。衆院の選挙区調整をめぐっては深刻な対立に陥り、当時の公明の石井啓一幹事長が「信頼関係は地に落ちた」と評するまで悪化したこともあった。

一方、石破茂政権で幹事長に就いた森山裕氏は自公関係を重視しており、30年ぶりの少数与党となる中、連携を強化したい考えだ。党幹部は「今は与党内でもめているヒマはない。自公の密な連携は当然にした上で、野党に意識を向けた国会運営が必要だ」と話した。(永井大輔)

520OS5:2024/11/21(木) 07:49:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/54995b070683d2588bf1e917a2ec7101c711e493
国民民主に大幅譲歩せざるを得なかった自民・公明、合意直前まで続いた文言調整…政権運営には依然不透明感
11/21(木) 7:11配信

読売新聞オンライン
 自民、公明両党は20日、「年収103万円の壁」の見直しなどを巡り、国民民主党との合意にこぎつけ、2024年度補正予算の年内成立に道筋をつけた。少数与党の自公は国民民主の要求に大幅な譲歩をせざるを得ず、石破首相(自民総裁)の政権運営には依然、不透明感が漂っている。


試金石
(写真:読売新聞)

 「今後の政策決定や国会運営は野党の意見をよく聞いて進めていくことが基本となる。このような形で議論したのは初めての試みだ」

 自民の小野寺政調会長は同日、3党の政調会長会談後の記者会見でこう振り返った。自公両党は衆院で過半数に届かず、国民民主と政策ごとに協力する「部分連合」で政権運営を進めることを目指しており、その最初の試金石が総合経済対策だった。

 12日から始まった3党の政調会長の協議は計5回に及んだ。手取り増を掲げる国民民主の看板政策である「103万円の壁」見直しを巡り、文言の調整は20日の合意直前まで続いた。

 19日の協議で与党から提示した当初案は、基礎控除などの引き上げについて「国・地方の財政への影響などの諸課題に十分留意しつつ、検討を進め、結論を得る」としていた。国民民主は、引き上げ方針の明確化や「財政への影響」の文言削除を要求。与党は「引き上げについて税制改正で検討する」との案を示した後、最終的に「2025年度税制改正の中で議論し引き上げる」と踏み込んで決着した。

距離感
 経済対策には、国民民主の衆院選での公約を踏まえ、「手取りが増え、豊かさが実感できるよう」との文言も盛り込むことになった。玉木代表は20日、自身のX(旧ツイッター)に「ついに『壁』が動きました。でもまだ数センチ。勝負はこれから」と投稿した。

 一方、与党が「交換条件」としてこだわったのは、3党間の合意文書だ。経済対策の財源の裏付けとなる24年度補正予算の年内成立を目指すことや、部分連合を定着させ、25年度当初予算へ賛同を得る布石として、3党が「誠意をもって行動する」との文言を加えた。

 ただ、国民民主の浜口政調会長は20日の記者会見で、当初予算への対応について「今後、判断していきたい」と予防線を張った。党内には「与党から取り込まれてしまう」との警戒感が出ており、自公との政策協議の常設化は今後も認めない構えだ。国民民主幹部は「与党とは絶妙な距離感をとり続けることが大事だ」と語った。

521OS5:2024/11/22(金) 23:37:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b9a814c4ae91dae7ead06f921cb05e07386224d
石破首相、23日に歴代最短の東久邇宮氏に並ぶ 在職54日 最大の壁は来春の予算案審議か
11/22(金) 14:59配信


産経新聞
在職300日以下の首相(通算)

石破茂首相は23日、就任から54日となり、歴代首相で最も在職日数が短かった東久邇宮稔彦(なるひこ)氏に並ぶ。少数与党の政権運営とはいえ、当面は着実に在職日数を伸ばす見込みだが、来年3月に想定される令和7年度予算の成立を花道にした退陣論もくすぶり、どこまで伸ばせるか。

【年代別でみる】石破内閣を「支持する」が「支持しない」を上回った唯一の年代は?

石破首相を含め歴代65人の首相の中で2番目に短かったのは平成6年に就任した羽田孜氏だった。当時も新生党などの少数与党による連立政権で、行き詰まった羽田氏は64日で退陣した。石破首相は12月3日に羽田氏に並ぶことになる。

同4日に石橋湛山氏、同8日に宇野宗佑氏に並ぶ石破首相は来年1月8日に就任100日を迎える。同月31日には、短い方から歴代5位タイになる見通しだ。

最大の壁は、この後に訪れる可能性が高い。与党が衆院で過半数を割る中、石破首相は2〜3月の予算案審議で厳しい局面に立つことが予想される。自民党内では、石破首相の退陣と引き換えに野党の協力を仰いだ上での予算成立を想定する声も出始めている。

現時点で自民内に「石破おろし」の目立った動きはない。とはいえ、来年夏には東京都議選と参院選が控えており、石破内閣が低調ならば首相交代を求める声も高まりそうだ。

石破首相がこれを乗り切って政権運営を続ければ、6月20日に細川護熙氏、同23日に鳩山由紀夫氏に並ぶ。両氏とも「非自民」の連立政権で首相に就任し、当初は国民の多くの期待を背負ったが、失速も早かった。就任前は報道機関の世論調査で「次の首相にふさわしい人」の筆頭格だった石破首相も内閣支持率は伸び悩んでおり、難局が続くことになる。

522OS5:2024/11/24(日) 23:36:54
複数の国会議員→
日本維新の下地幹郎 (元職)
自民党の中村裕之
自民の岩屋毅
自民の船橋利実
自民の宮崎政久



https://news.yahoo.co.jp/articles/fd4df9a466f7bf6e1ce9e4536e8ff500991fbefc
米、「500ドットコム」元CEOを起訴 日本の国会議員に賄賂提供か
11/22(金) 12:30配信

毎日新聞
米司法省の庁舎=2024年2月14日、秋山信一撮影

 米東部ニュージャージー州の連邦大陪審は、日本のカジノを含む統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件に関連して、国会議員に賄賂を渡したとして中国企業「500ドットコム」(現ビットマイニング)の潘正明・元最高経営責任者(CEO)を海外腐敗行為防止法違反などの罪で連邦地裁に起訴した。米司法省が18日発表した。

 起訴は今年6月18日付。企業側が1000万ドル(約15億4000万円)の罰金の支払いに同意したことを受けて、起訴内容が公表された。企業が米ニューヨーク証券取引所に上場しているため、米司法当局の捜査対象になり、日本の当局も協力した。

 起訴状によると、潘被告は2017年8月ごろ、日本の国会議員1人に200万円を渡した。17年9月にはさらに複数の国会議員らに総額約2650万円の現金を提供したとしている。

 贈賄を仲介したコンサルタントのテキストメッセージの記録には「議員1人に約80万円を支払ったほか、複数の国会議員に20万〜60万円ほどを支払った」との内容が記されていた。

 さらに17年12月には国会議員を含む数人の日本の当局者がマカオを旅行した際、プライベートジェット、ギャンブルのチップ、食事、性接待、宿泊などの費用を負担し、現金も渡していたとされる。司法省によると、潘被告らが賄賂や仲介手数料に使った総額は約190万ドル(約2億9000万円)に上るという。

 起訴状では国会議員の氏名は伏せられているが、収賄側の主要な国会議員は「日本政府でインフラ、輸送、観光を所管している高官」と説明されている。

 IRを巡る汚職事件では、IR担当の副内閣相と副国土交通相を務めていた元衆院議員の秋元司被告が日本で収賄罪などで起訴された。東京高裁(安東章裁判長)は今年3月、懲役4年、追徴金約758万円の実刑とした1審・東京地裁判決(21年9月)を支持する判断を示している。

 今回の米側の起訴状では、他に現金を受け取ったとされる国会議員に関しての詳細は説明がなかった。【ワシントン秋山信一】

523OS5:2024/11/25(月) 11:25:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d06a853d550842eded7d847e650e0e54f43d9f8
石破官邸、指導力発揮できず 自公国主導で経済対策
11/23(土) 7:22配信

時事通信
総合経済対策を閣議決定し、記者団の取材に応じる石破茂首相=22日午後、首相官邸

 政府が22日に閣議決定した総合経済対策は、自民、公明両党と国民民主党の政調会長が取りまとめを主導した。



 「年収103万円の壁」の引き上げ方針の扱いなどで、石破茂首相が指導力を発揮する場面は乏しいまま。衆院選敗北で少数与党となり、官邸主導の政策推進が困難な状況を改めて印象付けた。

 首相は閣議決定を受け、首相官邸で記者団に「今回の経済対策は、与党のみならず国民民主党とも協議し、合意がなされた。裏付けとなる2024年度補正予算案の早期成立を目指したい」と強調した。

 経済対策は、昨年度を上回る24年度補正予算案の歳出規模13兆9000億円程度を明記。物価高対策として住民税非課税世帯への給付金も盛り込まれた。いずれも、首相が衆院選中に訴えた内容だ。

 ただ、取りまとめの過程で官邸側が積極的に動いた形跡はない。衆院選敗北で首相の求心力は低下しており、自民関係者は「誰も首相の指示では動かない」と指摘。官邸幹部も「自民の小野寺五典政調会長に一任し、官邸は見守る姿勢だった」と認める。

 「103万円の壁」の引き上げ幅を巡る今後の協議は、自公国の税調会長を中心に進めることになる。7兆〜8兆円との試算もある税収減をどう補うかも焦点だ。

 自民内では、依然として「税収が減る地方の反対は根強い」(幹部)との慎重論がくすぶる。国民民主との協議が不調に終われば、補正予算案の年内成立に黄信号がともる。

 政権の苦境が続く中、小野寺氏や林芳正官房長官、首相側近の赤沢亮正経済再生担当相、橘慶一郎、青木一彦両官房副長官らが21日夜、東京都内で会食した。今後の国会運営などについて意見交換したとみられる。

524OS5:2024/11/25(月) 11:33:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d13068f05f0a8fd1c66c93b3571828cbedbe0b1
少数与党、膨張予算に拍車 遠のく財政健全化 経済対策
11/23(土) 7:19配信
時事通信
 政府は22日、石破政権として初の総合経済対策を閣議決定した。

 財源の裏付けとなる補正予算案は歳出額が約13兆9000億円と新型コロナ禍前を大きく上回る。自民、公明両党が衆院で過半数を持たない少数与党となり、政策ごとに連携する国民民主党の要求を反映させたことも影響した。今後、予算規模拡大に拍車が掛かるのは必至で、膨張した歳出構造の「平時回帰」は遠のいている。

 石破茂首相は今回の対策について「全ての世代の現在や将来の賃金・所得増加」が最重要課題だと強調した。対策には首相肝煎りの新たな地方創生交付金創設などが盛り込まれたが、衆院選で躍進した国民民主が掲げる「手取りを増やす」政策のうち、「年収103万円の壁」引き上げとガソリン減税を協議する方向性を明記。「石破カラー」はかすんだ感が否めない。

 歳出抑制を阻んだ一因が、コロナ禍以降に延長や復活を繰り返してきた景気対策。今回も低所得世帯向け給付金やエネルギー補助金を計上。内閣府によると、物価高に伴う国民負担の軽減策として国と地方で計約3兆8000億円の支出を行う。賃金上昇が物価高に追い付かない状況下、家計支援を続けることには与野党で異論はなく、来夏の参院選をにらみ歳出圧力が一段と強まりそうだ。

 「金利ある世界」の復活や地政学リスクの高まりなどの課題が山積する中、石破政権は2025年度の当初予算案と税制改正に向けた検討でも野党の協力が不可欠だ。財源の道筋を付けないまま歳出拡大が先行すれば、同年度に国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化する財政健全化目標の達成は一層困難になる。

525OS5:2024/11/27(水) 11:41:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/c01f8c03e3c9dfe839b36ba7d7f86e35c3c3d194
岸田氏の「議連」旗揚げで政界に広がる“波紋”…“ポスト石破”での再登板狙いの臆測も
11/27(水) 8:32配信


東洋経済オンライン
(写真:©2024 Bloomberg Finance LP)

 岸田文雄前首相(67)が自民党の「資産運用立国議員連盟」を設立したことが、政界に複雑な波紋を広げている。「岸田政権で掲げた経済政策を改めてアピールすることで、党勢回復につなげるのが目的」(側近)とされるが、「10・27衆院選」での自民、公明両党大敗による与党過半数割れで、石破茂首相(自民党総裁)の「短命説」もささやかれる中での議連旗揚げだけに、永田町では「“ポスト石破”での再登板への布石」(閣僚経験者)との臆測も飛び交うからだ。

 そもそも岸田氏は、9月の自民党総裁選での石破氏勝利の「陰の立役者」とされ、石破政権発足後も政府・党の要職に側近を送り込むことで、影響力を見せつけている。もちろん、菅義偉副総裁(75)、麻生太郎最高顧問(84)という2人の首相経験者も、政権中枢の立場を維持しているが、「石破政権での自民党権力構図は、すでに“岸田1強”」(政治ジャーナリスト)との見方も多く、「それが、岸田氏の言動に注目が集まる原因」(同)とみられている。

■議連には茂木氏や旧安倍、麻生両派も出席

 同議員連盟は連休前の11月22日に国会内で設立総会を開催。呼びかけ人の岸田氏は、「資産運用立国への取り組みを継続する強い意志を、世界に示さなければいけない」などと述べ、個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の抜本的な拡充策の検討などを提起した。

 この会合には、木原誠二選対委員長ら旧岸田派(宏池会)議員に加え、岸田氏との確執がささやかれている茂木敏充前幹事長や、旧安倍、麻生両派の議員ら20人余が出席、表向き「オール自民党」の体裁も整えていた。

 もともと資産運用立国は、岸田氏が首相在任時に掲げた看板政策の1つだ。家計の金融資産の半分超を占めるとされる預貯金を投資に回し、国民の所得増につなげるというもので、岸田政権では新しい少額投資非課税制度(NISA)の導入などに取り組んだ経緯がある。

 今回の議連旗揚げも通じて、岸田氏が経済政策の発信に積極姿勢をみせているのは、「首相が衆院選でインパクトのある経済政策を打ち出せなかったことが、自民大敗の要因の一つ」(側近)と判断しているからとされる。それも踏まえ岸田氏は、旧岸田派大幹部の小野寺五典氏を政調会長、宮沢洋一氏を税調会長という同党経済政策の司令塔に送り込み、「経済分野での“岸田主導”」(同)を狙っているとの見方がもっぱらだ。

■「103万円の壁」引き上げは旧岸田派主導に

 そうした中、永田町だけでなく国民的にも注目が集まる「103万円の壁」を巡る国民民主党との協議でも、小野寺、宮沢両氏が自民党側の“主役”となり、不透明な要素が多い「自公国」交渉を進めている。特に、宮沢氏は「旧大蔵省出身で、党内きっての税制の専門家」(税調幹部)とされ、旧大蔵省後輩の玉木雄一郎国民民主代表、古川元久同代表代行(税調会長)との交渉も、「水面下では宮沢氏主導で進んでいる」(同)との見方が多い。

 11月28日召集の臨時国会について、与野党が早々と①首相の所信表明と各党代表質問②その後の衆参予算委審議③会期は12月21日までーーなどの日程で事実上合意したことも、「自公国交渉の“円満決着”が前提となっている」(自民国対)とみられている。

 確かに、迷走が想定された臨時国会が波乱なく閉幕すれば、与野党攻防は年明けからの次期通常国会に持ち越され、首相も「超短命政権」の危機を脱することになる。そうなれば「政局の次の節目は、衆参同日選説も浮上している『来夏の政治決戦』となるが、現状では自民党は衆参両院で大苦戦する」(選挙アナリスト)との予測も少なくない。当然、その場合は「首相退陣」が現実味を帯びるからこそ、「今回の岸田氏の動きはそれをにらんだもの」(自民長老)との声が出るのだ。

 政権危機に苦悩する石破首相は、党の派閥パーティー収入不記載事件に端を発した「政治とカネ」問題の再発防止策に力を入れることで窮状打開を狙うが、岸田氏は周囲に「守りだけではなく、攻めも大事だ」と強調する。

526OS5:2024/11/27(水) 11:41:26
■旧岸田派の林氏擁立が「政治常識」だが…

 もちろん、9月の自民総裁選で岸田氏が支援に回ったことが石破首相の勝利の決め手となったのは周知の事実だけに、岸田氏はあくまで石破首相を支える考えを変えてはいないとされる。だが、党内では衆目が一致する「ポスト石破」候補も見当たらないのが実状のため、岸田氏の動向に注目が集まるのだ。

 28日からの臨時国会の最大の焦点となる「103万円の壁」問題が、旧岸田派主導の形で「円満決着」に持ち込めれば、「岸田氏の党内的立場はさらに強まる」(自民長老)ことは間違いない。だからこそ、再登板説も浮上するのだが、岸田氏周辺には「首相経験者としての矜持を示すのなら、旧岸田派ナンバー2の林芳正官房長官を推し立てるのが政治的常識」(最側近)との声も少なくない。

 そもそも岸田氏は、当選同期の安倍晋三元首相(故人)と親交が深く、「安倍氏も岸田氏を自らの後継者と考えていた」(安倍氏側近)のは間違いない。しかし、2020年8月末に安倍氏が体調不安で突然退陣表明したことを受けた総裁選に、石破、菅、岸田の3氏が立候補した際には、安倍氏は菅氏を支持し、岸田氏は大敗。それを受けて、当時の岸田派内では「もう岸田氏の首相就任はないから、林氏に代替わりすべきだ」との声が巻き起こり、「林派」への衣替えが具体化しつつあった。

 ただ、当の岸田氏はこれに猛反発し、「1年後の総裁選で勝負すると決意したことで、林氏との距離ができた」(旧岸田派幹部)というのが実態とされる。「まさにその反発心と政権奪取への執念が、『総裁選勝利・3年間の岸田政権』につながった」(政治ジャーナリスト)ことは間違いない。

■「再登板狙い」なら“岸田1強”喪失も

 さらに、「政治とカネ」問題への拙劣な対応で内閣支持率が低迷し、党内に「岸田降ろし」の風が吹き荒れた2024年7月の時点でも、「秘かに再選戦略を練っていた」(周辺)のは事実。しかし、岸田氏に首相の座を奪われた菅氏が、9月の総裁選での小泉進次郎氏擁立を画策していることを察知した7月末に「総裁選で負ければ政治生命を失うとの判断から、総裁選不出馬宣言による退陣表明に踏み切った」(同)というのが“真相”とされる。

 その後の政局展開をみれば「岸田氏の決断は正しく、石破政権誕生が“岸田1強”への布石となった」(政治ジャーナリスト)ことは間違いない。ただ、首相経験者の岸田氏が「安倍氏の真似をするように再登板を狙うのは邪道」(自民長老)との声も相次ぐ。

 足元の旧岸田派内からも「『ポスト石破』では林氏を担ぐことが岸田氏の党内実力者としての存在価値を高める」(若手)との声が相次ぐだけに、「今回の議連旗揚げとその後の岸田氏の言動次第では、せっかく手に入れた“岸田1強”も失いかねない」(政治ジャーナリスト)との指摘が少なくない。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

527OS5:2024/11/27(水) 17:23:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/be64bc777aef2f43367c68c1fb43d33e053d0818
旧安倍派、東京・平河町の事務所を閉鎖…派閥が管理する残金は党本部に寄付
11/27(水) 17:09配信

読売新聞オンライン
安倍派の政治資金パーティー

 自民党派閥の政治資金規正法違反事件で解散を決めた旧安倍派は27日、東京・平河町の事務所を閉鎖した。派閥が管理する残金は党本部に寄付し、来年3月末までに政治団体としての解散届を総務省に提出する。同派の清算管理委員会が手続きを進めており、26日に今後の段取りを通知した。

 旧茂木、旧岸田、旧二階、旧森山の各派は事務所を閉鎖し、旧岸田、旧森山両派は解散届も提出した。

528OS5:2024/11/28(木) 15:08:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6e2e0f691c5554d012df746e08d6191b13b1bea
猪口邦子議員宅火災2人死亡、発生2時間前帰宅の夫と長女連絡取れず
11/28(木) 11:42配信
 東京都文京区のマンションで27日夜、6階に住む自民党の猪口邦子参院議員(72)宅から出火した火災で、警視庁は28日、室内から見つかった2人が死亡したと発表した。

 警視庁によると、猪口議員は4人暮らし。仕事で外出中の猪口議員と次女は無事だったが、夫で東京大名誉教授の孝さん(80)と、30代の長女と連絡が取れていないという。

 捜査関係者によると、マンションエントランスの防犯カメラには、孝さんと長女がそれぞれ同日午後5時ごろに帰宅する様子が映っていたという。同庁が身元の確認を進めている。

 火災は27日午後7時ごろ発生。文京区小石川2丁目の6階建てマンションの6階部分約150平方メートルが燃え、発生から約9時間後の午前3時50分ごろに鎮火した。

朝日新聞社

529OS5:2024/11/30(土) 00:33:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2a3194f48661b5df1edfa614e4a55979431e18f
参院政倫審、旧安倍派の不記載27人が出席の意向 自民が年内開催求める
11/28(木) 17:06配信
産経新聞
立憲民主党との会談後、記者団の取材に応じる自民党の松山政司参院幹事長=28日午後、国会内(春名中撮影)

自民党の松山政司参院幹事長は28日、派閥パーティー収入不記載事件に関わった旧安倍派の現職の参院議員27人全員が参院政治倫理審査会(政倫審)への出席の意向を示していると明らかにした。国会内で記者団の取材に答えた。27人は先の通常国会で参院政倫審が出席要求を議決したものの、応じていなかった。

松山氏は同日、立憲民主党の参院幹部と会談し、年内の政倫審開催を求めた。公開の有無は各議員の判断に委ねる方針を確認した。松山氏は全員が出席の意向を示したことに関し、10月の衆院選敗北が影響していると語り、「説明責任を果たして政治活動を続けたいというそれぞれの決意だ」と説明した。

立民の斎藤嘉隆参院国対委員長は記者団に「一日も早く弁明させ、真相を明らかにしたい」と述べた。

参院政倫審への不記載議員の出席を巡っては調整が難航していたが、衆院選大敗を受け、石破茂首相(自民総裁)が出席を促した。また、衆院選では衆院政倫審の出席有無が公認の条件となったケースもあり、「来年夏の参院選前の出席は不可避」(参院自民幹部)の情勢となった。

530OS5:2024/12/01(日) 23:26:07
>>522
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbefa332ce35b82bba544e20112d963bd6ca685e
日本の国会議員にIR事業で賄賂か、米司法省が中国企業元CEOを起訴
11/30(土) 21:19配信

読売新聞オンライン
「インフラ、運輸、観光を所管していた政府高官」
 米司法省は、日本の統合型リゾート(IR)事業を巡って日本の国会議員に賄賂を渡したなどとして、中国企業「500.com」(現ビットマイニング)の潘正明・元最高経営責任者(CEO)が海外腐敗行為防止法違反などで起訴されたと発表した。

アメリカ司法省の庁舎前でたなびく国旗=ロイター

 同社はニューヨーク証券取引所に上場しており、米司法省が捜査した。日本の当局の協力も得たとしている。同社が1000万ドルの罰金の支払いに同意し、起訴内容が11月18日に公表された。起訴は6月18日付。

 起訴状によると、潘被告は2017年8月頃、日本の国会議員1人に講演料として約200万円を、9月頃にはこの議員らに現金計約2650万円を提供した。12月頃にはこの議員らがマカオに旅行した際のプライベートジェットなどの費用も負担した。

 この国会議員の名前は伏せられているが、起訴状は日本政府で当時「インフラ、運輸、観光を所管していた政府高官」としている。

 東京地検特捜部が摘発したIR汚職事件では、内閣府の担当副大臣で、国土交通副大臣も務めた秋元司・元衆院議員(53)が17年9月〜18年2月、同社側から総額約760万円相当の賄賂を受領したとする収賄罪などで起訴され、1、2審で懲役4年の実刑判決を受けた。秋元被告は無罪を主張し、上告中。日本側の捜査は終結している。

 同事件を巡っては、同社側が、秋元被告のほか、IRを推進する超党派の議員連盟で当時幹部を務めていた岩屋毅外相(67)ら5議員側に100万円ずつを提供したと供述していたことが分かっている。

 これに関連し、11月29日の閣議後記者会見で見解を問われた岩屋外相は、「中国企業から金銭を受け取った事実は断じてなく、工作を受けたこともない。報道されている中国企業とは、全く付き合いはない」と改めて否定した。

531OS5:2024/12/04(水) 16:06:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/79e2cd0d9183509c6e08c680d6e4c1dfd6db9eb9
自民・小林鷹之氏陣営が勉強会立ち上げへ 総裁選の支援議員ら二十数人が会合で方針確認
11/28(木) 18:53配信

産経新聞
小林鷹之元経済安全保障担当相(春名中撮影)

9月の自民党総裁選で、小林鷹之元経済安全保障担当相を支援した中堅・若手議員らが28日、国会内で会合を開いた。小林氏に加え、先の衆院選で落選した前衆院議員も出席して意見交換が行われ、今後は政策などを議論する勉強会を立ち上げる方針を確認した。

出席者によると、会合にはオンラインも含め二十数人が出席。衆院選で与党が過半数割れしたことを念頭に、石破茂政権を支えていくべきだとの意見などが出たという。今後立ち上げる勉強会には、総裁選で小林氏を支援した議員ら以外にも幅広く参加を呼び掛けていく。

総裁選では、小林氏は「脱派閥」を掲げて選挙戦を展開。中堅・若手を中心に支持を広げたが、知名度不足が響き、9人中5位の結果となった。

次期総裁選については「挑戦する」と明言しており、10月にBSフジ番組に出演した際には、政策本位で仲間づくりを続けていく考えも示していた。

532OS5:2024/12/08(日) 21:23:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/440d7946a6757b70d9e5de70d6eebaf7bfa25a7e
自民・森山幹事長、石破総理と総裁選・決選投票時の都道府県票の見直しで一致「党大会に向けて整理」
12/8(日) 17:43配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
TBS NEWS DIG Powered by JNN

自民党の森山幹事長は石破総理との意見交換で総裁選における決選投票で、現在47票の都道府県票の数や配分を見直すことで一致したと明かし、今後、党大会に向けて整理していくと述べました。

自民党 森山裕 幹事長
「きのう、総理とちょっと意見交換する中で、決選投票の都道府県1票・47票というのは、ちょっといかがなもんですかねという話を2人でしたばかりでしたので、各県の党員の数をやはり考えながら、対応していくことが正しいのではないか」

森山氏はきのう、石破総理と意見交換をし、総裁選の決選投票で、現在、各都道府県1票、あわせて47票となっている地方票についてその数や配分を見直すことで一致したと明らかにしました。

今後47票から増やすのかや比率などについて議論し、来年3月に行われる党大会までに整理していく方針です。

TBSテレビ

533OS5:2024/12/11(水) 21:13:42
  https://news.yahoo.co.jp/articles/b68d60b953ac744c501530a69849fa56b76eab50
【速報】自公国103万円の壁は「178万円目指し来年から引き上げ」で合意 ガソリン税の暫定税率廃止も明記し幹事長が署名
12/11(水) 16:39配信


自民党・公明党・国民民主党の3党の幹事長は11日午後に会談し、年収103万円の壁について、「国民民主党の主張する178万円を目指して来年から引き上げる」ことを明記した合意書に署名した。

ガソリンの暫定税率の廃止についても合意書に明記した。国民民主党はこの合意を受けて、今年度補正予算案の採決で賛成する方針を固め、補正予算案は今国で成立する見通しとなった。

自民党の森山幹事長、公明党の西田幹事長、国民民主党の榛葉幹事長が署名した合意書に明記された内容は以下の通り。

一、いわゆる「103万円の壁」は、国民民主党の主張する178万円を目指して、来年から引き上げる。

二、いわゆる「ガソリンの暫定税率」は廃止する。

上記の各項目の具体的な実施方法等については、引き続き関係者間で誠実に協議を進める。

フジテレビ,政治部

https://news.yahoo.co.jp/articles/4a79ada200f257a0290feef6acb41c541d6c2b50
自民・宮沢税調会長「釈然としない」 自民・公明・国民3党の幹事長合意に苦言
12/11(水) 19:37配信
自民・公明と国民民主3党の幹事長がきょう、いわゆる年収「103万円の壁」について「178万円を目指して来年から引き上げる」などと合意したことについて、宮沢税調会長は「釈然としない」と苦言を呈しました。

宮沢氏は来年度の税制改正をめぐる国民民主党との協議の責任者で、いわゆる年収「103万円の壁」の見直しについては、あさって、自民・公明と国民民主の3党で協議する予定でした。

ところが、きょう、3党の幹事長会談で国民民主側の要望をおおむね受け入れ、現状「103万円」の年収の壁を「178万円を目指して来年から引き上げる」ことで合意しました。

宮沢洋一 税調会長
「(これまでの)3党の税調会長の協議というものは、一歩一歩、前進をしてきたところで、こういう話が出てくることについて言えば、釈然としない感じは正直言ってございます」

宮沢氏は「正直、びっくりしたことは事実」と述べた上で、合意事項の「詳しい解釈については全く聞いていないので、今の段階でコメントしない」と語りました。

TBSテレビ

534OS5:2024/12/11(水) 21:19:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9910d3508fd130d61c02c6d2e98001cf332282f
旧文通費改革、使途公開や残金返還で与野党大筋合意 施行日は来年8月
12/11(水) 15:11配信

産経新聞
村井英樹氏=東京都千代田区(寺河内美奈撮影)

与野党は11日、調査研究広報滞在費(旧文通費)改革に向けた歳費法改正案について大筋合意した。旧文通費の使途公開や残金の国庫返還を義務付け、来年8月1日に施行する。使途の範囲など詳細は施行日までに決めるとした。旧文通費改革について議論してきた衆院与野党協議会の村井英樹座長(自民党)は記者団に「残された(臨時国会の)会期も短いので、来週の本会議で歳費法の改正を行っていきたい」と述べ、臨時国会での改正を実現させる考えを示した。

旧文通費改革を巡っては、衆参両院に与野党協議会が設置され、論点を使途の範囲、使途公開、残金返納などに絞り込んだ。

旧文通費は国会議員に月額100万円支給され、領収書不要で幅広い使途が認められていることから国会議員の「第2の財布」とも呼ばれる。日本維新の会が使途公開による透明性確保を訴えてきた。

535OS5:2024/12/12(木) 07:54:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/16684edf4298818390b6317d40a886c8c8909f7d
政治改革、自民の譲歩焦点 公・国接近、野党強硬 議論五里霧中、会期延長論も〔深層探訪〕
12/12(木) 7:00配信

時事通信
衆院予算委員会で挙手する石破茂首相=10日午前、国会内

 政治資金規正法再改正に向けた国会での議論が10日、スタートした。派閥裏金事件を巡る自民党への批判がやまない中、各党とも自民と一線を画す対応を取っており、石破茂首相が掲げる「年内決着」を実現するには、「少数与党」がどこまで各党に譲歩して合意形成を図れるかがカギを握る。ただ、企業・団体献金を中心に各党の隔たりは大きく、議論の行方は五里霧中だ。

 ◇「生き残り」
 「各党間で真摯(しんし)な話し合いがなされている。政府の立場でいつまでにと申し上げるのは越権だ」。立憲民主党の長妻昭代表代行が10日の衆院予算委員会で企業・団体献金禁止を含む年内の規正法再改正を迫ると、首相はこう言葉を濁した。

 予算委の合間に開かれた10日の衆院政治改革特別委員会で、与野党は規正法再改正に関するそれぞれの考え方を表明。立民や日本維新の会、共産党などほぼ全党派が企業・団体献金禁止の主張を展開する一方、自民は「禁止より公開だ」との立場から存続の方針を改めて力説した。

 自民の孤立をより深めるように、連立を組む公明党は独自の動きを取り始めた。政治資金を監視する第三者機関設置のための法案を10日、国民民主党と共同で提出。自民が想定する第三者機関が外交上の配慮などを理由に非公開にできる「公開方法工夫支出」の監査にとどまるのに対し、公明などの案は政治資金全般に及ぶのが違いだ。

 公明による異例の対応は、衆院選の結果、法案提出に必要な議席を確保できなくなったのも一因だ。自民は「予想の範囲」(閣僚経験者)と平静を装うが、公明の斉藤鉄夫代表は記者団に「政治改革に与野党は関係ない」と強調した。

 公明は衆院選で「裏金」候補30人超を推薦し、野党から「共犯」と批判を浴びた。その苦い教訓から、公明は「政治決戦」と位置付ける来年の東京都議選と参院選に向けて「甘い対応は命取りになる」(幹部)と危機感を強めており、自民に「助け船」を出す気配は見られない。

 自民が部分連合の相手と位置付ける国民民主も距離を置く。10日の特別委では企業・団体献金について「全党派で一致できる共通点を見いだしていく」(長友慎治氏)と自民を突き放した。「どうやったらアピールし、生き残れるかを各党が考えている」。自民重鎮はこう頭を抱えた。

 ◇答弁に危うさ
 国会日程も窮屈さを増しつつある。土日を除けば会期内に審議に充てられる日は8日間を残すのみ。しかし、自民執行部は会期末の21日までのシナリオを描き切れていない。自民政治改革本部の小泉進次郎事務局長が10日、「夜も土日も(審議を)提案していきたい」と記者団に強調すると、参院幹部は「勝手にやってくれ」と吐き捨てるように語った。

 ここにきて、首相の答弁の危うさも目立ち始めた。10日の衆院予算委では旧安倍派幹部らに政治倫理審査会での弁明を促すよう迫られ、「『自発的に出ることを促す』のは日本語として理解できない」としゃくし定規に反論。野党は「石破論法だ」(長妻氏)と反発を強める。

 並行して進む2024年度補正予算案の審議も不透明感が漂う。自民は12日の衆院通過を目指しているが、「年収103万円の壁」見直しを巡る協議が難航する中、国民民主は補正予算案への賛成を明言しておらず、「賛成多数」確保のめどは立っていない。

 国民民主の榛葉賀津也幹事長は10日夜、静岡市内で記者団に「衆院過半数割れの事実をもう少ししっかり受け止めないといけない」と自民をけん制した。自民内では「カレンダーが見えない」(参院幹部)として、規正法の再改正と補正予算案の成立を確実にするため、会期を数日間延長する案も取り沙汰され始めている。

536OS5:2024/12/13(金) 12:58:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/50a115a7cda210ab0a4d84f88390a652727ffa35
自民「三正面作戦」奏功、補正予算成立へ 立民に配慮、28年ぶり修正
12/13(金) 12:01配信

西日本新聞
国会議事堂

 2024年度補正予算案の衆院通過は、「少数与党」になった自民党の3野党に対する「三正面作戦」が奏功した。税制協議を進める国民民主党だけではなく、野党第1党の立憲民主党や、日本維新の会に対しても予算や看板政策の協力と引き換えに譲歩を引き出した。予算否決のリスクを分散して保険をかける“窮余の策”で難局をしのぐ戦略が、今後も通用するかは見通せない。

【図表】補正予算案巡る与野党構図

 12日夜、首相官邸。「多くの賛成を得て成立をした。単に成立をすればいいということではなく、本当にいい議論ができた」。石破茂首相は維新、国民の賛成を得ての予算通過を評価し、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 自民が特に腐心したのは、予算委員長ポストを握る立民対策。立民が納得しなければ、採決するための委員会を開く日程すら決められないからだ。

 自民側は立民の野田佳彦代表が経済誌で「党独自の補正予算案を出す」と言及したことに着目。立民の主張を反映する方策を模索し、審議入りの9日から国対間で接触を重ねた。

 立民がこだわったのは「能登半島地震の復興に予備費から1千億円の積み増し」。自民側は当初、首相が予算委で答弁すると持ちかけたが、立民は応じず、予算案の修正で折り合った。立民は28年ぶりの修正を「画期的」と歓迎した。

 採決は自民が描いた12日となり、立民は「全ての要望が反映されなかった」と衆院本会議で反対に回ったが、すんなり衆院通過。「互いにメンツを立てる約束を果たせた」と自民国対幹部はひと息ついた。

 自立の交渉がヤマ場を迎えていた10日夜から11日午前。「立民が予算案に賛成する」とのうわさが永田町で駆け巡った。

 「103万円の壁」引き上げと予算案への対応をてんびんにかけていた国民内では、自立の接近に「そこまでするのか」(ベテラン議員)と衝撃が広がった。11日午後、唐突に行われた与党との幹事長会談で引き上げ時期などを確約する覚書を交わした。自民幹部は「少数与党は大変」とこぼしつつも、引き上げ幅に関してはあいまいさを残す文言で決着し、予算案への賛成を確約させた。

 自民は、政権との融和路線と一線を画す新体制になった維新にも触手を伸ばした。10日に与党と維新の政調会長会談を開き、来年度当初予算案の要望を聴取して「地ならし」。12日朝には維新が重視する「教育無償化」について近く協議を始めることで合意し、予算案の賛同も得た。

 当初、国民と政策ごとに連携する「部分連合」を目指した政府、与党だったが、自民幹部は一連の交渉を振り返り「一本足打法は限界がある」。自民重鎮は「幅広く窓口を設けることは大事」と強調した。

 野党交渉の本番は来年度当初予算案だ。自民幹部は「今回は結果的にうまくいっただけ。次は分からない」と自嘲した。安定した政権運営の枠組みが築けていない状況に変わりなく、激しい与野党対立をしのげるのか不安要素を抱えたままだ。 (東京報道部取材班)

西日本新聞

537OS5:2024/12/13(金) 14:16:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/83319b88adc3230533a876c4724d5af2bfeab5b9
トランプ氏 安倍昭恵さんと面会へ 週末にフロリダ州の邸宅で夕食会か メラニア夫人も同席
12/13(金) 11:01配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN

アメリカのトランプ次期大統領が安倍元総理の妻・昭恵さんとフロリダ州の邸宅で今週末に面会する見通しであることがわかりました。


複数の関係者によりますと、トランプ氏から昭恵さんに対して訪米の要請があり、2人は今週末にフロリダ州の邸宅「マール・ア・ラーゴ」でメラニア夫人とともに面会する見通しです。

安倍元総理との首脳外交で親密な関係を構築していたトランプ氏から就任前にぜひ会いたいとの呼びかけが昭恵さんにあったということです。

また、CNNテレビの記者は面会は私的な夕食会のかたちで15日に行われ、メラニア夫人も同席するとSNSに投稿しています。

トランプ氏は大統領だった2018年に安倍総理夫妻を「マール・ア・ラーゴ」に招待していて、日米首脳会談を行ったほか、両夫妻そろっての夕食会を開き、歓待しています。

TBSテレビ

538OS5:2024/12/13(金) 21:08:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/1402acc0cd9a185661dffca2a7f8833cccff57cc
自民党静岡県連の支部長3区・山本裕三氏「留任」8区・稲葉大輔氏「保留」で党本部に回答へ
12/13(金) 18:39配信
静岡放送(SBS)
静岡放送

自民党静岡県連は2024年10月の衆議院選挙で落選した静岡3区と8区の支部長について、3区は山本裕三氏を「留任」させ、8区の稲葉大輔氏は「保留」という形で党本部に回答すると決めました。

自民党静岡県連によりますと、12月10日付で自民党本部から、10月の衆議院選挙で落選した静岡3区の山本裕三氏と8区の稲葉大輔氏について、支部長として推薦したいという案が届いたということです。

回答期限は12月16日となっていて、県連役員や地元支部などと協議した結果、3区は山本裕三氏を留任させることが決定しました。

一方、8区の稲葉大輔氏については、地元支部などと今後の体制について協議を重ねている最中だとして「保留」という形で党本部に回答すると決めました。今後、就任を目指していくということです。

自民党静岡県連の相坂摂治幹事長は、支部長の決定について「2025年7月の衆参同時(選挙)の可能性がゼロではないので、1日も早くスタートを切りたい」と述べました。

静岡放送

539OS5:2024/12/16(月) 22:34:44
これは小野寺失言だな
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_VAGDLOMDUVHRFBQAKLHYLZQ3RI.html

「なぜ学生が103万円まで働くのか」自民・小野寺氏 Xで釈明「学業専念支援が政治」
2024/12/16 09:55産経新聞

「なぜ学生が103万円まで働くのか」自民・小野寺氏 Xで釈明「学業専念支援が政治」

自民党の小野寺五典政調会長(春名中撮影)

(産経新聞)

自民党の小野寺五典政調会長は15日、X(旧ツイッター)に、年収103万円を超えると所得税が生じる「103万円の壁」の引き上げを巡って、「野党各党は壁をとっぱらえとかいうが、根本おかしいと思う。なぜ学生が103万円まで働かないといけないのか」と自身が同日に札幌市で講演した内容を報じる記事を引用し、「『学業に専念できるよう政治が支援するのが本筋』との意図です」と説明した。

「103万円の壁」の引き上げを巡っては、自民、公明、国民民主3党が引き上げで合意。13日の3党協議で自公は非課税枠を123万円に引き上げることを提案したが、178万円への引き上げを目指す国民民主は「話にならない」(古川元久税制調査会長)と応じなかった。

小野寺氏はXで、自身の学生時代について「授業料の減免を受け、大学構内の寮に住み、奨学金とバイトで生活費を捻出した」と振り返り、「だからこそ、学生には学業に専念できる国の支援が必要と思っている」と強調。「学生には安心してさまざまな活動に励み、視野を広げて社会人基礎力を磨いてほしい」と訴えた。

小野寺氏は札幌市内の講演でも「学生に十分学業に専念できるような支援をすること。本来はこれを国会でやるべき」とも述べていた。

一方、国民民主の玉木雄一郎代表(役職停止)は15日、Xで小野寺氏の講演の記事を引用し、学生が働かざるを得ない背景について、「・長いデフレで親の所得も伸びない。・インフレで生活費が上昇。・奨学金の所得制限で学生支援も不十分」などと指摘し、小野寺氏を念頭に「学生も親の生活も厳しいのです。まるで(18世紀に豪華な宮廷生活を送った)マリーアントワネットみたいな感覚ですね」と書き込んだ。


https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/sponichi-spngoo-20241216-0101.html
橋下徹氏 自民・小野寺政調会長の103万円の壁見直しは“おかしい”に「自民党政治が悪かったから…」
2024/12/16 08:46スポニチアネックス

橋下徹氏 自民・小野寺政調会長の103万円の壁見直しは“おかしい”に「自民党政治が悪かったから…」

橋下徹氏

(スポニチアネックス)

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が16日までに自身のSNSを更新。自民党の小野寺五典政調会長(衆院宮城5区)が“103万円の壁”引き上げに対して疑問を呈する発言をしたことに言及した。

 小野寺氏は15日、札幌市で開かれた党のセミナーで講演し、アルバイトをしている大学生らを扶養する親の税負担に関する“103万円の壁”引き上げについて「根本おかしい」と疑問を呈した。

 小野寺氏は「野党各党は壁を取っ払えと話しているが、根本、おかしいと思う。なぜ学生が103万円まで働かなければいけないのか」と指摘。

 また、「学生は将来のためにしっかり勉強してほしい。学業に専念できるような支援を国会で議論すべき」と述べた。

 橋下氏は「『なんで学生が103万円まで働かないといけないのか』自民・小野寺政調会長『103万円の壁』引き上げで疑念」と題された記事を引用し、「学生が働かなければならないほどの学費高騰、親の収入不足、奨学金制度の不十分さの現状を知らないのかな。自民党政治が悪かったから働かないといけないのに」とつづった。

540OS5:2024/12/18(水) 00:04:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a29c13ae99598ab8c2c5f83c2b7312729f13a89田崎史郎氏が「誠意」発言で炎上の宮沢洋一税調会長を酷評「本当に政治オンチ」「もともとは…」
12/17(火) 10:09配信


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日刊スポーツ
テレビ朝日(2023年10月撮影)

 政治ジャーナリスト田崎史郎氏は17日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜午前8時)に出演し、「年収103万円の壁」を、178万円を目指して引き上げることで合意した自民、公明、国民民主3党の幹事長の合意内容に対する自民党の宮沢洋一税調会長のコメントについて「本当に政治オンチと思った」と酷評した。

【写真】自民党の宮沢洋一税調会長

 3党の幹事長は、12月11日、国民民主党が主張する「103万円の壁」を、同党の主張に沿って「178万円を目指して来年から引き上げる」ことで合意。これに対し、13日の3党の税制調査会(税調)幹部の会合では、与党から国民民主に、178万円を目指すどころか「123万円」という数字が提案され、国民民主は反発し一蹴。これに関し、かつては時の首相も口出しできない「聖域」といわれた自民党税調の宮沢会長は「(123万円は)誠意を見せたつもりだ」とコメントしたことで、SNSで大炎上し「ラスボス」と評するコメントもある。宮沢氏は、178万円に触れた3党幹事長合意にも「釈然としない」と不快感を示していた。

 田崎氏は、与党として123万円を提案した宮沢氏の反応について「よくよく考えても、この人は本当に政治オンチと思った」と指摘。「123万というのはもともと財務省が考えていた数字。財務省と打ち合わせの上で言った」と独自情報を明かし「それ(123万円)で決着するならいいが、国民から一蹴され、それ以上を出さないといけなくなった。もし『110万円くらい』と言って、それから123万円にしたら落ち着いたかもしれない。(早々に)本音の部分を出してしまったので、それ以上出さないといけなくなった。本当にヘタだ」と述べた。

 宮沢氏の発言の背景について、宮沢氏が参院議員であることに言及し「参院は自公が多数で過半数をもっている。衆院が少数与党になっている現実に、考えがついていっていないのではないか」と述べた。一方で「178万円にすると、財務省の試算では7〜8兆円の減収になるという。そこまでの財源を見いだすのは難しい。国民民主党の弱さは、財源を示していないことだ」とも指摘した。

 田崎氏は「178万円を目指して来年から引き上げる」という3党幹事長合意の額にどこまで近づくか、ということについて「123万円から増える可能性はあるが、178万には至らないのではないか。(取材では)最初は『130万円』くらいと聞いていたが、宮沢さんがやってしまったので、それで落ち着くかどうか」と分析した。

541OS5:2024/12/19(木) 11:14:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/a40e86da9b05ca124e9beecdcf18f811400cc25d
「103万円の壁」対応に苦慮、自民が維新・国民民主を「両てんびん」に…強硬姿勢の国民民主に軟化促す
12/19(木) 6:48配信

読売新聞オンライン
 自民党が少数与党の苦境を乗り切るため、野党第3党の国民民主党に続き、第2党である日本維新の会に接近している。国民民主が「103万円の壁」見直しなどで兆円単位の財源が必要な政策を強硬に主張することに苦慮しているためで、教育無償化を目指す維新を取り込み、国民民主の軟化を促したい考えだ。


打ち切り
(写真:読売新聞)

 「協議をしっかり見守っていこう。国民に納得いただける根拠のある数字を出さなきゃいけない」

 石破首相(自民党総裁)は18日昼、公明の斉藤代表と首相官邸で昼食をともにした際、年収103万円を超えると所得税が課される「103万円の壁」の引き上げに関してこう述べ、3党の税制調査会長らによる協議を続けるべきだとの考えを示した。

 首相にとって最も頼りにする協力相手は国民民主だ。しかし、国民民主は看板政策である「103万円の壁」見直しについて、178万円への引き上げで強気の姿勢を崩さず、代表代行の古川元久税調会長は自公の123万円案に怒り、17日の協議を一方的に打ち切った。

 政府は178万円への引き上げで7兆〜8兆円の税収減を見込む。国民民主はガソリン税に上乗せされている暫定税率の廃止も求めており、これには1・5兆円程度の減収が想定される。

 政府高官は「財源には限りがある。国民民主はハードルを上げすぎて落としどころが分からなくなっている」と不信感をのぞかせた。

急浮上
 こうした中、連携先として急浮上しているのが維新だ。維新は重視する教育無償化の実現に向け、与党が協議体の設置を約束したことで今年度補正予算に賛成した。前原誠司共同代表は18日の党会合で来年度予算案に関しても「教育無償化で誠実な対応があるかどうかを見極める」と述べ、賛成に含みを持たせた。

 維新が求める高校授業料無償化には約6000億円が必要とされる。維新幹部は「国民民主よりもうちの方が安上がりだ」と語った。

 もっとも、自民ベテランは「維国の対抗心につけ込む手法は危うい。相当うまく立ち回らなければ、いずれの協力も失いかねない」と懸念を口にした。

 維新内では前原路線への異論も出ており、「来年度予算案への賛成でまとめるのは難しい」との見方がある。国民民主の玉木代表(役職停止中)は18日、国会内で自公が123万円で譲歩しようとしないことについて、「維新と本予算を成立させる約束ができたんでしょうかね」と記者団に不快感を示した。

542OS5:2024/12/19(木) 19:37:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/dea10bb2c0cf47a6e30896898466414a4e927e0c
自民・小林鷹之氏、勉強会発足 「ポスト石破」見据え足場固め? 「政局の話は関係ない」
12/19(木) 19:20配信

産経新聞
勉強会の初会合で挨拶する自民党の小林鷹之元経済安保相(中央)=19日午前後、国会内(春名中撮影)

9月の自民党総裁選に立候補した小林鷹之元経済安全保障担当相ら有志議員による勉強会の初会合が19日、国会内で開かれた。先の衆院選の落選者も含め、約40人が参加した。今後も定期的に開催され、政策などの議論が行われる予定だが、小林氏が次期総裁選への出馬に意欲を示していることから、「ポスト石破」を見据えた足場固めの狙いもあるとみられる。

勉強会の名称は「2050年のわが国のかたち・社会のあり方を考える研究会」。会合で、小林氏は「党の中で政策を考える場はたくさんあるが、中長期の国のあり方を議論する場は、あまりなかったのではないか」と述べた。

勉強会の位置づけについては「政局の話は関係ない」と強調。その上で「自民が少数与党だろうが、何だろうが、どういう立場に置かれても、私たちなりの軸を持って国家運営に携わっていくことが重要だ」と語った。

呼びかけ人には渡海紀三朗党政治改革本部長や浜田靖一衆院議院運営委員長、石井準一参院国対委員長らが名を連ねた。この日は、小林氏が「今後の日本のあり方について」と題した講演を行った。

総裁選で、小林氏は「脱派閥選挙を徹底したい」と訴え、党の刷新を期待する中堅・若手を中心に支持を広げた。しかし、知名度不足の課題が払拭できず、出馬した9人中5位の結果となった。次期総裁選については「挑戦する」と明言している。

543OS5:2024/12/26(木) 20:34:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/67810c9ffaf73846e0039fe19d57605a772dc2f1
続く「辰年選挙」のジンクス、自民一強のサイクルが終焉 「旧民主に似てきた」と指摘も 政治回顧2024(上)
12/23(月) 19:35配信

産経新聞
元日の能登半島地震とともに幕を開けた令和6年の辰年も、あと1週間余りとなった。辰年は、過去にも明治維新をはじめ、時代を画する出来事が起こってきた歴史もあって「変革の年」だと言われる。

選挙にまつわるジンクスもある。昭和27年、同51年、平成12年、同24年という辰年にあった衆院選では、いずれも当時の与党が議席を減らした。そして今年10月の衆院選でも自民・公明の与党が過半数割れし、「辰年選挙」のジンクスが続く形になった。

■総裁は「党内野党」から

振り返って12年前の辰年選挙では、当時の与党・民主党が惨敗し、自民党が安倍晋三総裁、石破茂幹事長のもとで政権を奪還した。安倍氏は党内で常に主導権を握り、野党を圧倒する「一強政治」を築いた。一方で旧民主党勢力などの野党は多弱化が進んだ。

安倍氏の後を継いだ菅義偉、岸田文雄両政権でも「自民一強」の基本構図は変わらなかった。しかし昨年から表面化した派閥パーティー収入不記載事件は国民の大きな怒りを買い、状況は一変した。

自民が今年9月の総裁選で、「党内野党」といわれた石破氏を総裁に選出したのは、危機感の表れではあった。石破首相は就任後、間を置かず衆院解散・総選挙に踏み切ったが、自民への逆風はやまなかった。

「悪夢のような民主党政権というが、あのころを覚えている人はずいぶん減った」。首相は選挙戦で政敵・安倍氏の言葉を引用し、野党の政権担当能力の欠如を攻撃した。しかし選挙結果は惨敗に終わり、ちょうど干支(えと)(えと)のサイクルで政治の風景が激変した。

■前向きな政策実現競争も

もとより党内基盤も弱い石破首相の政権運営は綱渡りの連続で、政治は先行きが見通せない状況だ。

自民の衆院選大敗を決定付けたのは、選挙戦終盤に発覚した非公認候補への2000万円支給問題だった。選挙後、首相らを支える官邸スタッフの一人は、ノーチェックで支給が決まった党の危機管理とガバナンス(統治)の欠如を指摘し、「民主党政権に似てきた」と嘆いた。

「年収103万円の壁」引き上げを巡り、少数与党の自公両党は国民民主党との3党幹事長会談で、「178万円を目指して来年から引き上げる」と合意した。自民の宮沢洋一税制調査会長は「釈然としない」と頭越しの決定に不快感を示したが、国民民主の関係者は「所属議員がマスコミの前で公然と執行部を批判するのは、民主党政権そのものだ」と指摘した。

新たな政治状況にポジティブな面を見いだせないこともない。首相は低姿勢で「熟議」を打ち出す一方、国民民主など野党側も与党との協議を通じ、それぞれの政策実現を競い始めた。政局優先の日程闘争やスキャンダル追及など、不毛な光景は目立たなくなった。

激動の辰年が終わり、もうじき巳年を迎える。脱皮を繰り返して成長するヘビのごとく、政治も「再生」の年となることを祈りたい。(官邸クラブキャップ 千葉倫之)

544OS5:2024/12/26(木) 20:35:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ab559f00e75b06275afec923980839e2f89957c
少数与党なのに「党高政低」の逆説 過半数に13議席届かず、交渉役の森山幹事長に権力集中 政治回顧2024(中)
12/24(火) 19:06配信
産経新聞
令和6年5〜8月の主な出来事

国会の風景は、与党が過半数を割った10月の衆院選を経て一変した。与野党や霞が関の関心は、国会運営がどう変化するのか。その予兆は衆院選の投開票日に早くも見えた。

「維新とは親和性が高いと思っています」

10月27日、日本維新の会の幹部は自民党の森山裕幹事長から電話を受けた。少数与党となった自民が国民民主党や維新に協力を依頼する-そんな多数派工作が水面下で始まっていた。

■経済対策が初めての成果

初めて目に見える成果が出たのは11月20日。政府の経済対策について自民、公明、国民民主の3党政調会長が合意文書を交わした。国民民主に譲歩し、同党の看板政策「年収103万円の壁」の引き上げ検討を明記した。引き上げ幅の協議が膠着すると、12月11日に3党幹事長が「178万円を目指して来年から引き上げる」との合意文書を交わした。これで国民民主は補正予算賛成に回った。

24日に成立した政治改革関連法は、法案修正や他党との交渉を自民の木原誠二選対委員長や小泉進次郎前選対委員長が主に担った。石破茂首相は15日、衆院議員宿舎で森山氏らと会い、党総裁として、立憲民主党に譲歩することで法案を成立させる方針を了承した。

重要な政策判断を首相や石破官邸が主導した形跡はうかがえない。首相に近い議員は「石破さんは森山さん頼み」と語る。

浮かび上がるのは、安倍晋三政権のように首相や首相官邸に決定権が集中する「政高党低」が覆り、党の力が強い「党高政低」となった力学の変化だ。

衆院の会派構成は自公合わせて220議席で、過半数の233に13議席届かない。首相がどのような政策を打ち出しても野党各党が「ノー」なら万事休す。法案や予算案を通すには野党の一部を引き込み13議席の穴を埋める必要があり、自民の交渉役が重要となる。

その結果、森山氏ら党中枢に仕事と権力が集中している。森山氏は歴代最長の党国対委員長経験者で、野党との交渉に慣れている。現在の国対委員長は側近の坂本哲志氏だ。

■かつては「参院のドン」

与党の数が減り、弱ったからこそ、政権内で党の力が増す-。そんな逆説的な状況は、かつてもあった。

森山氏が参院議員時代に目をかけられた青木幹雄元参院議員会長が、当時の小泉純一郎首相さえ配慮を重ねる「参院のドン」に上り詰めたのは、平成元(1989)年以来、参院で自民が過半数に届かない時代が長かったからだ。

1990年代から2000年代にかけて野党人脈を広げた青木氏。野党側も青木氏らとパイプを持つ輿石東・元民主党参院議員会長が力を増し、旧民主党政権では参院議員ながら党幹事長に就いた。

自民は来年の通常国会でも「国民民主か維新を引き寄せ、野党を結束させないことが大事」(現職閣僚)だ。森山氏について、周辺は「自分が首相を支えなければと思っているだけ」と代弁するが、「野党に譲りすぎだ」という自民内の厳しい視線も注がれる。(与党キャップ 田中一世)

545OS5:2024/12/27(金) 11:16:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/20cf37db509805ae4cc53ccf0c11aa182416eb80
自民裏金議員、5人を起訴猶予 特捜部、65人一斉不起訴
12/26(木) 17:32配信
 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、東京地検特捜部は26日、政治資金規正法違反の疑いで告発された元官房長官の松野博一衆院議員や元国対委員長の高木毅元衆院議員、秘書ら計65人を一斉に不起訴とした。国会議員や元議員は計18人で、うち現職3人と元職2人が犯罪事実を認めつつ裁量で起訴を見送る起訴猶予だった。今後、検察審査会に審査が申し立てられる可能性がある。

 旧安倍派の議員や元議員で不起訴となった16人のうち、松野氏や高木氏らが嫌疑不十分とされた一方、簗和生衆院議員、関芳弘衆院議員、宮本周司参院議員の現職3氏と、元衆院議員の菅家一郎、衛藤征士郎の元職2氏が起訴猶予と判断された。

 簗氏と関氏は今月、国会の政治倫理審査会に出席。簗氏は「派閥が不適切な処理をしているとは思いもよらなかった」、関氏は「(派閥で)法的な処理がなされていると思っていた」とそれぞれ主張した。

 また特捜部は、検審の不起訴不当の議決を受け再捜査していた萩生田光一、世耕弘成両衆院議員のそれぞれの秘書2人を再び起訴猶予とした。

546OS5:2024/12/28(土) 19:45:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/39c9095538d209884d25c3017b17074875e7be1b
石破首相「大臣の5倍、10倍はしんどい」 就任3カ月
12/28(土) 14:56配信

毎日新聞
石破茂首相

 石破茂首相が28日の読売テレビ番組で、首相就任からまもなく3カ月を迎えることを巡り、「今は全分野が来るので、量的にも質的にも、今までやってきた大臣の5倍、10倍はしんどい。それはわかっていて、やってんだろという話だけど」とこぼす一幕があった。

 首相はこれまで防衛相、農相、地方創生担当相と閣僚を歴任してきた。首相は「閣僚の時は閣僚として一生懸命やったけど、いざとなったら『総理どうしましょうか?』と相談に行くことができる。三つぐらい選択肢を示して『さあ、総理お決めください』ということだった」と説明。その上で「今度はそういう相手がいないので、最後は自分が決めるということだ」と言葉を継いだ。

 首相は近く、首相官邸に隣接する首相公邸に入居する見通しだ。【鈴木悟】

547OS5:2024/12/30(月) 18:02:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/fce5f8f6da8dfa19be4ca9af14bf9c1308d99925
自民の国会調整役、元閣僚ずらり 衆院選で適材落選、重厚な配置に
12/30(月) 16:06配信

共同通信
 自民党が衆院の常任、特別委員会で野党との調整役を担う与党筆頭理事に閣僚経験者を並べている。従来は入閣前の中堅が就いて経験を積むのが主流だったが、先の衆院選で多くの適任者が落選し、派閥裏金事件に関係した議員の起用を控えた結果、重厚な配置となった。少数与党として初めて臨む通常国会で、経験を生かして委員会運営を円滑に進める役割が期待されそうだ。

 衆院には常任、特別委が計24あり、自民は過半数の14委員会で与党筆頭理事に閣僚経験者を充てている。2024年1月の通常国会召集時の7人と比べ倍増。与野党攻防の主な舞台である政治改革特別委では斎藤健前経済産業相が担っている。

548OS5:2025/01/02(木) 08:59:46
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20241214-OYT1T50003/

どんな質問にも動じない「鉄壁の林」…官房長官就任1年、「ポスト石破」へ旧岸田派の結束確認
2024/12/14 10:45

 林芳正官房長官(63)が14日で就任1年を迎える。自民党派閥の政治資金問題で昨年12月に緊急登板した後、岸田、石破両内閣を支え、今年9月の自民党総裁選に出馬して一定の存在感を示した。「ポスト石破」をにらみ、課題の党内基盤の強化にも取り組んでいる。

記者会見する林官房長官(13日、首相官邸で)=川口正峰撮影
 「この1年、内閣の要として全力を尽くしてきた。石破首相を支え、職責を果たすことに専念していく」


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 林氏は13日の記者会見で、将来の首相就任への意欲を問う質問には直接答えず、官房長官としての実績を強調するにとどめた。

 林氏は、衆参合わせて30年近い政治経験と7度の入閣を誇り、「永田町随一の政策通」とも評される。政府のスポークスマンとして臨む1日2回の記者会見では「どんな質問にも動じない鉄壁ぶり」(周辺)を見せ、能登半島地震など危機管理でも落ち着いた対応が際立つ。

林官房長官の衆院へのくら替え以降の動き
 知名度不足も指摘されるが、史上最多の9人が乱立した9月の党総裁選では、4位に食い込んだ。その後の組閣で、石破首相は、非主流派として長く要職から離れていた自身の政権運営にとって、林氏の手腕が不可欠と判断し、林氏に官房長官の続投を求めた。

 林氏は将来の総裁選再挑戦を巡り、「戦う以上は勝たなければならない」と語っており、足場固めに余念がない。支持基盤として期待するのは、林氏が長く座長を務めた旧岸田派だ。今月12日夜には、小野寺政調会長ら総裁選で自身を支持した旧岸田派の議員らと東京・赤坂の衆院議員宿舎内の会議室で杯を交わし、結束を確認した。10月の衆院選で初当選した議員も顔を見せた。

 ただ、総裁選では、旧岸田派から上川陽子・前外相も出馬したほか、一部は小泉進次郎元環境相の支持に回っており、一枚岩とは言えないのが現状だ。

 党内では、林氏について「与えられた仕事は完璧にこなすが、主導的に政権を引っ張っていく姿勢に欠ける」(閣僚経験者)と見る向きもある。少数与党として綱渡りの政権運営が続く中、どこまで首相を支えきれるかが、ポスト石破に向けた試金石となりそうだ。

549OS5:2025/01/02(木) 09:01:09

https://www.sankei.com/article/20241214-GVDCDMEYZFPPNPWSKVRTJW4LGM/
少数与党の「内閣の要」林芳正官房長官が就任1年 ポスト石破へ足場固めも
2024/12/14 17:54
林芳正官房長官は14日、就任から1年を迎えた。岸田文雄政権から唯一、続投した閣僚として石破茂首相を支えており、安定した答弁と政策能力で目立った失点はない。衆院選大敗で少数与党に転落し、自民党内に首相への不満も渦巻く中、林氏は「ポスト石破」に向けた足場固めも進めている。

「今日で1年目だが、昨年12月に官房長官兼拉致問題担当相を拝命した。拉致被害者家族一人一人の思いや痛切な声を直接伺ってきた」

林氏は14日、東京都内で開かれた北朝鮮による拉致問題の討論会でこう述べた。外相経験もある林氏は米国や韓国などにもパイプを持つ。自身の強みも踏まえ、この日も政権の最重要課題に取り組む姿勢を示した。


林氏は党派閥パーティー収入不記載事件を受け辞任した松野博一氏の後任として昨年12月、官房長官に就任。7度の入閣や約30年の政治経験に基づく手腕で首相を支え、記者会見では挑発的な質問も淡々とかわす安定感を見せる。

知名度不足が課題だったが、総裁選では有力候補3人に次ぐ4位に食い込み、「人柄や政策への高い知見が浸透し、認知度はかなり高まった」(周辺)。来年夏に参院選を控える中、党内では令和7年度予算案成立後の「石破おろし」の可能性がささやかれており、林氏への待望論も静かに広がっている。


一方、支持基盤はなお盤石とは言い難い。所属した旧岸田派は総裁選でメンバーの支持動向が分散。領袖だった岸田氏は林氏を支援したが、その岸田氏も11月、旧派閥メンバーを中心とした議連を立ち上げて再始動した。総裁選で林氏を支援した若手からは「もし動くなら岸田さんを応援したい」との声も漏れる。

林氏は総裁選後も旧岸田派のメンバーだけでなく、先の衆院選で初当選した若手とも会食などを重ねる。13日の記者会見で首相の座への意欲を問われると「首相を支え、職責を果たす。内閣の要として持てる力を発揮し仕事をやり抜きたい」と語るにとどめた。(永井大輔)

550OS5:2025/01/02(木) 09:01:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7efe61b093cf5c871991b205e6befd702bc44c4
2025年、石破首相に立ちはだかる3つの壁 36年前の悪夢とは…「ポスト石破」は誰?
1/2(木) 7:00配信

日テレNEWS NNN
2024年10月1日、総理大臣に指名された石破茂氏。総裁選挙はなんと5度目の挑戦。

衆議院選挙で与党過半数割れに追い込まれた石破政権。2025年の通常国会では、最重要課題の予算成立に向け野党の協力を得るメドは立ってない。“12年に一度”の東京都議選と参院選がともに行われる年に、石破首相に立ちはだかる3つの壁とポスト石破について解説する。(政治部 自民党担当 長谷栞里)

【図解】石破内閣発足時の支持率は2006年以降ワースト2位?過去の政権と見比べる

■第1の壁 2025年度予算 “野党の協力”が必須
自民・公明が過半数の議席を得られず“少数与党”となり「国会の景色が一変した」永田町。衆議院予算委員会の委員長など、重要ポストが野党の手に渡る中、2025年は与党にとってさらに苦しい場面が続くことが予想される。

国会で審議される予算案や法案は基本的に衆議院・参議院で“過半数の賛成”で可決されて初めて成立する。つまり、現状の与党の衆議院の議席数では、野党にも賛成してもらわない限り、2025年度の本予算案が成立させられないのだ。

2024年、少数与党になって初めての臨時国会では「補正予算」を成立させるために、与党は野党の協力を取り付けるために奔走することになった。

■国民民主と維新“両にらみ”で協議
自民・公明・国民民主の政調会長が、国民の看板政策「103万円の壁見直し」を取り入れ経済対策に盛り込むことで合意(2024年11月)

衆院選で大きく議席を伸ばした国民民主党の“看板政策”である「103万円の壁見直し」を取り入れ、日本維新の会とは「教育無償化についての協議開始」で合意。野党2党の賛成を取り付けたことで、何とか補正予算の成立にこぎつけた。

だが、2025年の通常国会では野党から本予算案の賛成を取り付けるメドや道筋は立っていない。国民民主は103万円の壁を「178万円」にすることを求めて、自民・公明を引き続き揺さぶり続けている。また維新も党内が一枚岩ではなく、教育無償化の協議を通じて与党との距離が近づくことへの反発が出ている。

夏には参議院選挙を控える中、国民民主・維新とともに与党に接近し過ぎることは選挙にマイナスとなりかねず、予算賛成へのハードルは高いと言わざるを得ない。

仮に政府・与党が予算を成立させられないと新年度から政策が実行できなくなり、政府の機能が停止するおそれもある。そのため、政府・与党内からは「予算の成立と引き換えに、石破首相は退陣に追い込まれるのではないか」との見方も出ている。

■第2の壁 “内閣不信任案” 可決が現実のものに?
石破首相が予算の壁を乗り越えることができたとしても、次に立ちはだかるのが「内閣不信任決議案」という壁だ。

衆議院で出席議員の過半数が賛成すれば可決される不信任案は、これまでのように「出しても与党側に否決される」国会会期末の“風物詩”ではなく、野党が一致結束さえすれば「出せば通る」不信任案となっている。

野党が内閣不信任案を出して可決された場合、石破内閣は10日以内に“総辞職”するか、“衆議院を解散”しなければならない。過去には、少数与党政権だった羽田内閣が野党に内閣不信任案を提出され、政権発足からわずか64日で総辞職に追い込まれた例もある。

不信任案が可決されるリスクを抱えた石破政権にとって通常国会は後半にかけて緊張感のある状態が続くことになる。

551OS5:2025/01/02(木) 09:02:07
■第3の壁 “12年に一度”のダブル選挙
小泉純一郎フィーバーで都議選・参院選ともに勝利をおさめた2001年

そして、通常国会の2つの壁を乗り越えられたとしても、石破首相には「選挙」という壁も待ち受けている。

2025年は夏に「東京都議会議員選挙」と「参議院選挙」が相次いで行われる予定なのだ。この2つの選挙が同じ年に開かれるのは、12年に一度のこと。選挙の時期が接近しているため、先行する都議選の結果がそのまま参院選の結果と連動することが多い。

過去を振り返ると直近の2013年は民主党からの“政権奪還”直後、2001年は政権発足直後の小泉純一郎フィーバーで、いずれも自民党が都議選・参院選ともに勝利をおさめている。

一方で、さらに12年前の1989年は都議選で、野党の社会党が議席を3倍に増やし、自民党は大敗。直後に行われた参院選でも惨敗し、自民党は結党以来初めて参議院での過半数割れへと追い込まれた。

当時の宇野宗佑首相は辞任、参院選に勝利した日本社会党の土井たか子委員長が「山が動いた」の名言を残したことでも有名だ。

そして歴史はめぐり、2つの選挙を控える2025年。都議選では、小池都知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」が国民民主党との連携を模索しているほか、前回の都知事選に出馬した石丸伸二氏が新党を立ち上げて都議選に挑む見通しだ。

自民党にとっては厳しい展開が予想され、36年前の“悪夢の再来”を危惧する声も出始めている。

都議選が近づくにつれ、「石破総理という顔のままで2つの選挙に勝てるのか?」という声が自民党内から上がり、石破おろしに発展することも予想される。

■“ポスト石破”は誰なのか?
「ポスト石破」の筆頭は林芳正官房長官。要職を歴任した安定感に定評あり。

では仮に石破首相が退陣に追い込まれた場合、「ポスト石破」となりうるのは一体誰なのか?

通常国会中に総理・総裁が交代する場合、政治空白を作ることはできないため、フルスペックの自民党総裁選をやっている時間的余裕はない。そのため、両院議員総会を開いて国会議員票を中心に一定数の地方票を加えて総裁選を実施することが想定される。つまり、ポスト石破は“緊急登板”という形になる可能性が高い。

「ポスト石破」候補と言われる2024年総裁選挙に出馬した議員たち

そこで自民党内でまず最初に“即戦力”の候補者として名前が挙がるのが林芳正官房長官だ。林氏はこれまでも不祥事などがあった閣僚の後任として、何度も緊急登板した経験があり、数々の要職を歴任した安定感には定評がある。

ただ、林氏が所属していた旧岸田派の議員からは「再登板の可能性を残したい岸田前首相が林氏への『代替わり』を許さないのではないか」との声も出ている。党内の支持をどれだけ拡大できるかが課題と言える。

また、「ポスト石破」として、前回の総裁選で決選投票に進み、首相の座まで“あと一歩”に迫った高市早苗・前経済安全保障担当大臣を推す声もある。高市氏は党内の保守系グループ「保守団結の会」の会合に顔を出したり、これまでは苦手だった政治家との夜の会食の機会を増やしたりしていて、次の総裁選を見据えた動きとみられている。

ただ、前回の総裁選で高市氏を支持した議員で落選した人が多く、支持基盤に不安を抱えるほか、保守色が強いことから「選挙の顔」となるのか不安視する向きもある。

そのほか、ポスト石破には前回の総裁選に出馬した議員の名前も挙がる。

茂木敏充・前幹事長は、第一次トランプ政権下で日米貿易交渉を担当し、「タフ・ネゴシエーター」と呼ばれるなど、外交経験と即戦力なのが強みだ。

また、「刷新感」や「選挙の顔」となることを期待して小泉進次郎・元環境相や、小林鷹之・元経済安保相を推す声もある。小泉氏は政治改革をめぐる与野党協議を担当し、小林氏は総裁選での陣営メンバーを中心に勉強会をスタートさせている。

ただ、「即戦力」・「安定感」・「選挙の顔」という条件を全て満たすポスト石破は見当たらず、いずれの候補も「帯に短し、たすきに長し」で決定打を欠いている状況だ。

■どうなる2025年
1月24日から始まる見通しの通常国会。石破政権は3つの壁を乗り越え、本予算案を無事に成立させた上で、内閣不信任案のリスクを乗り切り、都議選・参院選の「ダブル選挙」に勝利できるのか?

ポスト石破の候補者たちの動向も含め、石破政権の2025年は先行きが見えない不透明な展開になりそうだ。

552OS5:2025/01/02(木) 15:41:48
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/578868
10:00
(最終更新: 12:04)
■広島(2-2) 
22自無 19無自
西田英範43 党県支部長 自新
森本真治51 厚労委理事 立現
自民 1議席奪還を期す
 元経済産業省官僚の自民党新人西田英範と、3選を目指す立憲民主党現職の森本真治が準備を進める。立憲民主党現職の宮口治子(48)は広島選挙区での立候補を見送り、党本部に処遇を一任している。

 広島選挙区は長く自民党と旧民主党勢力が改選2議席を分け合ってきた。だが2019年に自民党本部が2議席独占を狙い、党県連が推す現職の溝手顕正に加え、新人の河井案里を擁立。この結果、野党系無所属として出た森本と河井が当選し、溝手が落選した。

 その後に大規模買収事件が発覚。河井が有罪確定で当選無効になったことに伴う21年の再選挙には6人が立ち、宮口が初当選した。森本と宮口が選挙後に加わった立憲民主党が改選2議席を独占している。

 自民党県連は24年5月に西田の擁立を決め、1議席の奪還を期す。西田は再選挙に続いて2度目の国政挑戦となる。党県連特別顧問として県内各地を回っており、市町の首長や業界団体を訪ねて支持拡大を図る。

 立憲民主党県連は24年11月、2議席の維持は難しいとみて候補者を森本に一本化すると決定。森本は最大の支援団体の連合広島の推薦を受け、傘下の労働組合などを回る。県内各市町で支援者を集めた会合も開く。

 日本維新の会は改選定数2以上の複数区の全てに候補者擁立を目指す考えを示していたが、党県総支部の空本誠喜代表は24年12月、党の情勢を踏まえて「擁立は厳しい」との認識を示した。国民民主党県連は旧民主党勢力が森本へ一本化する動きを受け、擁立を見送る構え。共産党は候補者を立てる方針で党県委員会が選定を進める。(河野揚、根石大輔、伊藤友一)

■山口(1-2)
22自 19自
北村経夫69 元経産政務官 自(安)現
山崎珠江46 英語教室運営 参新
野党候補 調整の動きも
 4選を目指す自民党現職の北村経夫と参政党新人の山崎珠江が立候補を予定する。ほかの野党の山口県組織や市民団体にも擁立に向けた動きがあるが候補者の選定までには至っておらず、市民団体は1月中にも会合を開いて調整を急ぐ構え。

 参院山口選挙区は林芳正が再選した2001年以降、自民党の候補者が議席を守り続けている。北村は13年に参院選比例代表で初当選。林の衆院くら替え出馬に伴う21年の参院山口選挙区補欠選挙に、比例代表から転出して臨んで3選した。

 北村は24年7月に公認候補となり、10月の衆院選では与野党一騎打ちの大接戦となった山口2区を中心に小選挙区の候補者の集会などを回った。山崎は12月下旬、衆院選の比例中国に続く国政挑戦へ名乗りを上げた。

 市民団体「市民連合@やまぐち」(市民連合)は衆院選に向け立憲民主党、共産党、れいわ新選組、社民党、新社会党の5党派と野党一本化の会合を重ねたが実現しなかった。ただ、山口2区で競り負けた立憲民主党の候補が比例復活したことに一定の手応えを得ており「参院選は全県で一対一の対立構図をつくりたい」と擁立を目指す。

 一方、市民連合の会合に加わっていない国民民主党県連も独自候補を模索する。「いい人が名乗りを上げてくれたら後押ししたい」と含みを持たせている。(藤田龍治、堅次亮平)

553OS5:2025/01/02(木) 15:42:02

■岡山(1-2)
22自 19自
小林孝一郎47元岡山県議 自新
広森 志穂33派遣社員 参新
野党共闘か乱立か 焦点
 2期目の自民党現職石井正弘が2024年7月、次回参院選に立候補しないと表明。同党は11月、元岡山県議小林孝一郎の擁立を決めた。参政党は12月、派遣社員の広森志穂を候補者に選んだ。立憲民主党は候補者選考を進め、他の野党も候補者擁立を検討しており、構図は定まっていない。

 自民党の小林は県議を3期途中まで務め、21年の衆院選比例中国にブロック単独立候補し、落選。同党県連は県全域での知名度拡大を急いでいる。参政党は22年の前回選挙に続いて女性候補者を立てた。減税と積極財政による地方創生を訴えて支持拡大を図る。

 岡山選挙区は、当時民主党現職だった元参院議長の故江田五月氏が引退した16年以降、自民党が3連勝。一方、24年10月の衆院選で自民、公明両党の県内比例票は約34万票にとどまり、野党各党の計約40万票を下回った。県全域で1議席を争う夏の参院選で野党が結束すれば、与党を上回る可能性がある。

 ただ、立憲民主党に加え、国民民主党も現時点で人選を進める。日本維新の会や共産党も今後方針を固める予定で、野党共闘が進むのかどうかも焦点になりそうだ。(坂田茂)

■島根・鳥取(1-2)
22自 19自
舞立 昇治49農水政務官 自(無)現
亀谷 優子38党県委員 共新
自民に候補入れ替え案
 2016年に島根・鳥取の合区選挙区となって4回目の選挙となる。改選を迎える現職は自民党の鳥取県出身の舞立昇治。3選を目指して立候補するとみられていたが、比例代表特定枠で19年に初当選した島根県出身の現職三浦靖との入れ替え案が浮上。候補者はいまだに決まっていない。

 名簿順位で優遇される特定枠の候補者は、合区エリアへの配慮から選挙区に候補を立てない県から選んできた。だが、特定枠に同じ人が連続で選ばれることへの異論があり、党内から選挙区に三浦を立て、特定枠の候補者を舞立とする案が出たという。

 舞立は、19年の参院選でも合区で当選しているほか、24年4月の衆院補選でも頻繁に島根1区入りしており、知名度では三浦に勝っている。島根県連は三浦では浸透に時間がかかると懸念しており、結論は出ていない。近く鳥取県連とも協議する予定だ。

 一方の野党。共産党は24年12月になって元大田市議で新人の亀谷優子の擁立を発表した。立憲民主党は候補者を擁立する方向で調整し、国民民主党も擁立を模索しており、構図は定まっていない。(土井誠一、新山創、上田光)

554OS5:2025/01/06(月) 07:20:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/20614c2da401cebcfe8c355baeb16cdeb90d45c4
自民グループ活発化、政局に備え 勉強会・議連、派閥単位も
1/6(月) 7:04配信

時事通信
自民党の会合であいさつする高市早苗前経済安全保障担当相(左から2人目)=2024年11月21日、東京・永田町の同党本部

 自民党で、党内政局に備えた議員グループの動きが活発化している。

 派閥解散を踏まえ、政策実現を前面に掲げた議員連盟や勉強会が次々と開かれるほか、従来の派閥単位の集まりも続く。不安定な政権運営を強いられる石破茂首相(党総裁)の足元で、次を見据えた駆け引きが始まっている。

 高市早苗前経済安全保障担当相は昨年12月、保守系議員らでつくる「保守団結の会」の懇談会に出席。先の総裁選で高市氏を支持した議員が多く参加し、高市氏は「もう一回みんなで結集して頑張ろう」と呼び掛けたという。関係者によると、高市氏は新たな政策勉強会の発足を検討している。

 懇談会では、自民以外の与野党に導入論が広がる選択的夫婦別姓制度導入への反対論が相次いだ。高市氏らは参院選をにらみ、保守層へのアピールを強める考えとみられる。

 小林鷹之元経済安保相は国家ビジョンを議論する勉強会を新設し、今月下旬に次回会合を開く予定だ。12月の初会合には総裁選で小林氏を支援した中堅・若手議員に加え、浜田靖一衆院議院運営委員長、石井準一参院国対委員長らベテランも含め約30人が出席。小林氏はインターネット番組で「いずれ総裁選はある。挑戦できるように仲間との関係をつくっておく」と意欲を示す。

 岸田文雄前首相は石破政権を支える姿勢を示しつつ、グループ活動に精力的だ。アジア脱炭素化に向けた議員連盟の最高顧問に就任し、設立総会で「多くの皆さまと議論し、行動していきたい」と述べた。同議連には萩生田光一元政調会長、小泉進次郎元環境相らが顔をそろえた。

 岸田氏が発足させた「資産運用立国議員連盟」には側近の木原誠二選対委員長や茂木敏充前幹事長らが参加。首相退陣後も旧岸田派議員らと会食を重ねる。同派に所属した議員の結束に努めながら、党内の実力者との連携を探っているもようだ。

 旧茂木派や旧二階派の議員も会合を開き、求心力維持に余念がない。ただ、派閥解消の引き金となった裏金事件は幕引きできていない。「古い自民党」の象徴とされた派閥政治の復活には、参院選を控え「有権者にどう映るのか」(麻生派中堅)との懸念の声も漏れる。党幹部は「次を見据えるのは早い。先を走れば転ぶこともある」と述べ、「ポスト石破」を巡る党内の動きをけん制した。

555OS5:2025/01/07(火) 08:52:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4194aaca3e3f732ed888572d531e1cd113366d1
秋葉国家安保局長交代へ 後任に岡野外務次官有力
1/7(火) 0:12配信

共同通信
秋葉剛男氏、岡野正敬氏

 政府は、外交・安全保障政策の総合調整を担う国家安全保障局の秋葉剛男局長(66)を近く交代させる方向で調整に入った。後任には岡野正敬外務事務次官(60)の起用が有力視されている。政府関係者が6日明らかにした。秋葉氏は外交・安保政策の長期指針「国家安全保障戦略」など安保関連3文書の改定を主導した。


 米国では20日にトランプ次期大統領が正式に就任する。石破茂首相は2月以降の訪米と日米首脳会談を模索しており、外交・安保分野でカウンターパートを担う国家安保局も新体制で備える狙いがあるとみられる。

 秋葉氏は外務省で総合外交政策局長や外務審議官、事務次官を歴任。菅義偉内閣だった2021年7月、警察庁出身の北村滋氏の後任として3代目局長に就いた。以降、岸田文雄前首相、石破首相の下で米中両国などとの外交を支えた。

 岡野氏は外務省で国際法局長や総合外交政策局長を歴任後、岸田政権で外交担当の官房副長官補を務めた。

556OS5:2025/01/07(火) 18:28:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/8943b2899c0eb571c8a8257d91e4cdd86ce91715<独自>TPPに常設の事務局検討 日本政府、国内設置に意欲 議長国の負担増大
1/7(火) 17:31配信

産経新聞
英国の加盟を承認したTPP閣僚級会合で記念写真に納まる各国の閣僚ら=2023年7月、ニュージーランド・オークランド(共同)

アジア太平洋を中心とした12カ国でつくる環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)で事務局設置が検討されていることが7日、明らかになった。トランプ次期米政権の保護主義的な政策への警戒や中国の貿易制限などによる経済的威圧が強まる中で、自由貿易の枠組みを維持・拡大するための議長国の負担は増しており、常設の支援体制の構築は急務になっているためだ。日本政府は国内への事務局設置に意欲を示している。

TPPでは今年、2018年の発足以来初の協定内容見直しに向けた報告書を取りまとめる。今後、専門の作業部会を立ち上げて事務局設置などを加盟国で協議し、報告書に盛り込む。

現在、TPPには常設の事務局がなく、持ち回りの議長国が事務局の機能を担う。他の国際枠組みでは、アジア太平洋経済協力会議(APEC)はシンガポールに事務局を置くが、インド太平洋経済枠組み(IPEF)は設けていない。

TPPの事務局設置案が浮上する背景には議長国の負担増大がある。議長国はTPP協定の運用状況の確認など通常業務のほか、今後は24年11月に加盟交渉に入ったコスタリカの審査取りまとめや、協定内容の見直しに向けた委員会の運営なども加わる。

事務局設置以外に、委員会運営を各国に分散して負担軽減を図るなど幅広い方法も検討されている。だが、事務局の設置が正式に決まれば、「日本が手を挙げたらいい」「(日本が)取りにいくだろう」との声が政府高官から上がっている。

トランプ氏は米大統領就任後にメキシコとカナダに25%、中国に追加で10%の関税を課すと表明しており、国際社会で保護主義的な通商政策への影響が広がることが懸念される。高度な自由貿易圏を目指すTPPが求心力を維持するには、体制強化が欠かせない。

中国も21年にTPPへの加盟を申請し、揺さぶりをかけ続けている。26年には中国加盟に前向きなベトナムの議長国就任を控える。「加盟国で結束を固め、自由貿易の規律を守る姿勢が重要になってくる」(関係者)。

TPPは24年12月に英国が加盟して12カ国体制となり、世界の国内総生産(GDP)の約15%に当たる14・7兆ドル(約2300兆円)の経済圏に拡大した。

557OS5:2025/01/09(木) 21:33:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/710ba8c60a53f672817d3972c2b8a117ab4b9bff
少数与党で際立つ「森山マジック」、老練な国会運営に首相「おかげで何とか持ちこたえている」
1/9(木) 11:02配信

読売新聞オンライン
 少数与党下で自民党ナンバー2として国会運営を切り盛りする森山幹事長が存在感を増している。豊富な国会対策の経験を生かし、先の臨時国会では2024年度補正予算や政治改革関連3法の「軟着陸」に貢献した。通常国会では参院選を控え、野党が攻勢を強めるのは必至で、森山氏の政治手腕が問われる場面が続きそうだ。

【一覧】森山幹事長の手腕に対する、周囲の「評価」と「課題」

補正・政治改革は「軟着陸」

幅広い人脈
自民党熊本県連の会合であいさつする森山幹事長(8日、熊本市で)=鷹尾洋樹撮影

 「各党の意見もしっかり聞き、できるだけ多くの会派の理解をいただきたい」

 森山氏は8日、熊本市内で記者団にこう述べ、25年度予算案の年度内成立に向け、野党との合意形成に注力する考えを示した。

 臨時国会では、政策ごとの連携を野党に呼びかけた。国民民主党とは「年収103万円の壁」見直し、日本維新の会とは教育無償化の実現に向けた協議体の新設で合意し、両党から補正予算への賛成を取り付けた。立憲民主党の修正要求を受け入れて国民民主を揺さぶる老練さも見せ、自民幹部は「森山マジックだ」と表現した。

 派閥の政治資金問題では、旧安倍派内で衆院政治倫理審査会への出席に否定的な議員が多い中、派中枢だった萩生田光一・元政調会長との調整に乗り出し、関係議員全員の出席にメドをつけた。党による8億円の寄付も主導し、石破首相(自民総裁)は「森山氏のおかげで自民は何とか持ちこたえている」と全幅の信頼を寄せる。

 党国対委員長を歴代最長の4年2か月余り務めた森山氏の武器は、幅広い与野党の人脈だ。立民の安住淳・衆院予算委員長もその一人で、森山氏は7日の記者会見で、安住氏の臨時国会での委員会運営を「大臣だけでなく、省庁の責任ある人にも説明を求めていた。重ねることが熟議の国会になっていく」と持ち上げてみせた。

対決ムード
 ただ、参院選を前に、対決ムードが高まる通常国会は、一筋縄ではいかなそうだ。「103万円の壁」を巡る協議の成り行き次第では、国民民主が25年度予算案に反対したり、内閣不信任決議案に同調したりする可能性もある。

 野党にも見せ場を作りつつ妥協点を探る森山氏の手法には、「言いたい放題の野党に譲りすぎ」(自民ベテラン)との批判がつきまとう。森山氏は8日、熊本市内で行われた党会合で「財源の裏付けのない話はしてはいけない」と指摘し、財政規律の緩みを懸念する党内の声を代弁した。

 衆院選の大敗や、非公認候補が代表を務める自民支部に2000万円が支給された問題では、森山氏の責任を問う声も党内に根強く残っており、参院選に向け、挙党態勢を築けるかどうかが課題となる。

558OS5:2025/01/09(木) 22:26:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bc36d8d9d1b192f3f4f3f95a50637f3faebd974自民青年局が総裁選改革で提言へ 地方票比重増、投票「18歳以上」 若手取り込み狙う
1/9(木) 20:40配信


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産経新聞
自民党本部=東京・永田町

自民党青年局は9日、全国青年部長・青年局長合同オンライン会議を開き、党総裁選の見直しに向けた意見を聴取した。地方や若手の意見を見直しに反映させる狙い。決選投票における地方票の比重を増し、投票年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げることなどを求める意見が上がり、近く提言をまとめる。自民は月内にも本格的に党内議論を始め、3月の党大会で総裁公選規程を改正したい考えだ。

中曽根康隆青年局長は会議で「青年局らしい、真に総裁選改革に資するような意見をいただきたい」と呼び掛けた。青年局は見直しにあたり、事前に47都道府県の青年部・青年局に対し、①地方の声の反映②若年層の取り込み③お金のかからない選挙-の3つの検討項目を示し、会議に臨んだ。

①に関しては昨年12月、森山裕幹事長が決選投票での地方票について「党大会に向けて整理することになる」と述べ、比重を増す方向で見直す意向を示していた。現行、決選投票では国会議員票が1人1票なのに対し、都道府県連は党員数に関係なく各1票が割り振られる。会議でも「地方票の比重を増す方向に賛同の意見は多かった」(青年局幹部)という。

②については投票年齢引き下げのほか、学生の党費値下げや入党手続きのデジタル化などを求める声があった。③では各候補の政策リーフレットの配布などは各陣営がそれぞれ行うのではなく、党が一括して行うようにすべきとの意見が出た。

また、昨年9月の総裁選で過去最多の9人が立候補したことを踏まえ、候補者を絞る予備選の必要性を訴える出席者もおり、提言に盛り込む方向で調整する。

自民は今月末にも党政治改革本部で規程改正に向けた本格議論を始動させる。青年局は議論開始前に渡海紀三朗党政治改革本部長に提言を渡す。

見直し議論では地方票の扱いや投票年齢の引き下げが主要論点となる見通しだ。現在、総裁選で党員投票を行えるのは「日本国籍を有する20歳以上」とされている。ただ、公職選挙法では選挙権年齢を18歳以上と定めており、若年層の取り込みを図る上でも18歳以上に引き下げる方向で検討が進む見通しだ。

総裁選の見直しは、先の総裁選で選挙管理委員長を務めた逢沢一郎衆院議員が昨年12月、森山氏に議論を要請した。(小沢慶太)

559OS5:2025/01/10(金) 11:37:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc703d9a934932184912d971eaaa72b8265079b3
「ポスト石破」の“本命”、林官房長官の行く末 政界の119番「火消し専門」からの脱皮がカギ
1/10(金) 9:02配信
 「今年の政局は何でもあり」との見方が広がる中、注目度の高い政治家の1人が林芳正官房長官(63)だ。岸田文雄、石破茂両政権で連続して官房長官を務め、「ポスト石破」の“本命”との声も少なくないからだ。ただ、「内閣の要」としては発信力不足も目立ち、「『勝負の夏』までにいかに変身できるかが課題」(政治ジャーナリスト)とみられている。

 昨年12月14日に官房長官就任1年を迎えた林氏だが、永田町での呼び名は「政界の119番」。誕生日の1月19日に引っ掛けての“風説”だが、「本人も自認している」(周辺)と言われる。歴任した主要閣僚の多くが、前任の不祥事による辞任や更迭を受けた「ピンチヒッターでの就任」だったのが理由だ。

 これもあってか、有力者がひしめく「ポスト石破レース」でも、与党内に「当面の混乱回避のための救援投手」の役割を期待する向きが少なくない。しかし、「総理総裁の座は、中継ぎで務められるほど甘いものではない」(自民長老)との指摘も多く、だからこそ、「トップリーダーになるための覚悟と変身」(政治ジャーナリスト)が求められているのだ。

■衆院にくら替えは「首相になるため」

 林氏は政界でも有数の名門家系の4代目となる典型的な世襲議員。参院議員5期を経て衆院にくら替えして現在2期目だが、くら替えの理由が「総理大臣を狙うため」(側近)だったことは広く知られている。現職は内閣官房長官=沖縄基地負担軽減担当、拉致問題担当=で、首相の臨時代理就任順位は第1位という最重要閣僚。だからこそ、「次期首相に最も近い人物」(自民幹部)としてその言動が注目されているのだ。

 この林氏の閣僚歴を過去に遡る形で振り返ると、内閣官房長官(第87代)=第2次岸田第2次改造内閣=、外相(第151代)、文部科学相(第22・23代)、農林水産相(第54・57代)、内閣府特命担当相(経済財政政策)=麻生内閣=、防衛相(第5代)=福田康夫改造内閣=とまさに主要閣僚のオンパレード。さらに閣僚就任前の役職も、大蔵政務次官、参議院憲法審査会会長、同外交防衛委員長や自民党の経済成長戦略本部座長、税制調査会副会長、政調会長代理、参議院政審会長など要職ばかりだ。

 政府与党内でも「群を抜く華麗な経歴」(自民幹部)の林氏だが、国民的知名度が今一つであることの理由は「用心深く、自己宣伝を嫌う性格」(同)だからとみる向きが多い。官房長官就任1年目の前日の12月13日、官邸での定例会見で記者団から感想を聞かれた林氏は、手元の答弁メモを読み上げる形で「内閣の要として国政全般にわたって政権を支え、危機管理、政府のスポークスマン、政府部内や国会との総合調整などの職責を果たすことに全力を尽くして参りました」と語り、首相就任への意欲を問われても「この会見は官房長官の立場で臨んでいるものです」と口をつぐんだままだった。

■8度の入閣もほとんど「緊急リリーフ」役

 防衛相、農林水産相、文部科学相、外相など8度の入閣経験を誇る林氏だが、就任の経緯をみると前任者の辞任などによる緊急登板が極めて多い。現職の官房長官も、2023年12月に自民党旧安倍派を中心とする、いわゆる巨額裏金問題で、同派幹部だった当時の松野博一官房長官の更迭を受けてのリリーフ役だった。

 さらに、昨年10月1日に誕生した現石破政権での官房長官続投も、「水面下での曲折を経ての人事だった」(官邸筋)とみられている。というのも、「石破首相は当初、総裁選での石破陣営の参謀格だった岩屋毅氏(現外相)を官房長官としたい考えだったが、森山裕幹事長ら党幹部が林氏の続投を求めたため断念した」(同)というのが“真相とされるからだ。

 もともと石破首相と林氏は「極めて親しい関係」(同)で、自民が野党だった旧民主党政権下では約2年間にわたり「石破政調会長・林政調会長代理」として“共闘”した。さらに、昨年9月の総裁選でも「政策分野では石破、林両氏の主張が重なる部分も多かったことが、最終的に石破首相が林官房長官を決断した背景にある」(自民幹部)ことは間違いない。

560OS5:2025/01/10(金) 11:37:53
 そうした経緯にもかかわらず、少数与党という「宙づり国会」での、「内閣の大番頭としての活動が極めて限定的」(同)なのは、「政権内での林氏自身の立場が影響している」(政治ジャーナリスト)とみる向きが少なくない。そもそも林氏の与野党人脈は、5期にわたる参院議員時代に作り上げられたものが大半で、「衆院議員としては外相、官房長官として党務から遠ざかっていたため、党運営や国会対策は森山幹事長に委ねるしかない」(官邸筋)のが実態とされる。

■石破官邸では“外様”、「実質官房長官」は赤沢氏

 加えて、「政府内でも、政策判断や各省庁の人事などでも、林氏の存在感が希薄」(同)とされる。2000年以降の自民党内閣での官房長官像を振り返ると、小泉純一郎政権での福田康夫氏や、安倍晋三政権での菅義偉氏など、「実質的に内閣の切り回し役を務めた名官房長官が存在した」(同)が、現状をみる限り「林氏は、毎日2回の定例会見でも踏み込んだ発言はほとんどなく、内政・外交分野での大きな動きに対しても『無味乾燥なコメント』でお茶を濁す場面ばかり」(官邸記者クラブ関係者)との見方が支配的だ。

 旧岸田派(宏池会)ナンバー2だった林氏だが、「岸田政権下の官邸では、首相を囲む旧岸田派の側近の中の1人という位置づけで、岸田首相も林氏より木原誠二氏(現自民選対委員長)の意見を尊重していた」(同派幹部)というのが実態だった。さらに「林氏は石破政権では完全な外様で、石破首相と同じ鳥取県選出の赤沢亮正経済再生相が『実質的な官房長官役』を果たしている」(官邸筋)とみられている。

 それでも林氏が「ポスト石破の本命の座」を堅持しているのは、9人もの候補が乱立した昨年9月の総裁選で、「3強」とされた石破、高市早苗、小泉進次郎の3氏に次ぐ4位に入ったことが最大の要因だ。党内保守派の代表として、石破政権での「反石破勢力の旗頭」とされる高市氏、「総裁選での不可思議な言動で、国民的人気の先細り」(自民長老)が目立つ小泉氏が、「どちらもポスト石破候補としての広がりに欠けることが、林氏の“本命説”を後押ししている」(政治ジャーナリスト)ことは否定できない。

 ここにきて、林氏と極めて親しく林政権誕生を期待している複数の旧岸田派幹部からは、「夏の政治決戦までの半年間が林氏の正念場。今までの慎重居士の殻を破り、中継ぎなどではなく、ことあるごとに“大官房長官”として宰相を目指す姿勢を打ち出すことが必要」との叱咤激励が相次ぐ。ただ、自民党内では「いまだに、外相時代のビートルズ名曲の弾き語りばかりが話題になる林氏が、そう簡単に“政局の林”に変身できるはずがない」(閣僚経験者)との悲観的見方が多いのも実情だ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

561OS5:2025/01/10(金) 13:07:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec5f71d7b1c1c5e0ccb678612f9064fa77420ed2
石破首相に敗れた8人、再挑戦見据えじわり始動…非主流は勉強会や地方回り・主流は露出高め実績づくり
1/10(金) 7:58配信

読売新聞オンライン
 昨年9月の自民党総裁選で石破首相(党総裁)に敗れた8人が、再挑戦を見据えた活動を徐々に活発化させている。党内で衆目の一致する「ポスト石破」がいない中、首相と距離を置く非主流派は独自に足場固めを急ぎ、主流派は露出を高めつつ実績を積み重ねて影響力を強める構えだ。

【図表】総裁選出馬9人の政治資金収入

非主流
主な「ポスト石破」の動き

 総裁選5位だった小林鷹之・元経済安全保障相は9日、経済安保関連の党本部の会合であいさつし、日本製鉄のUSスチール買収計画を巡り「中止すれば米国にとって国家安全保障上の懸念に該当する」と米政府に異議を唱えた。

 小林氏は総裁選後、党広報本部長ポストを固辞して非主流派となった。昨年12月には、2050年に目指すべき国家像などを議論する勉強会を発足させており、党内では「いずれ政策集団に育っていく」(若手)との見方が出ている。

 決選投票で敗れた高市早苗・前経済安保相も石破政権で要職を外れたが、昨年11月下旬から地方回りを強化。昨年12月20日発売の月刊誌では「全て一からやり直しだ。歯を食いしばってもう一回、まわろうと思っている」と強調した。

 保守色の強い党員からの支持が厚い高市氏は、現時点では「党内が混乱していると見られる」(側近)として表立った政権批判を控えているが、選択的夫婦別姓制度で石破首相が推進に傾いた場合、反対派の急先鋒(せんぽう)となる可能性がある。

 閣僚経験が豊富な茂木敏充・前幹事長も非主流派に転じた一人だ。安倍政権時代に外相などで日米貿易協議をまとめた実績を生かし、通常国会中に米欧政治などの勉強会を発足させる予定で、トランプ米次期政権をにらんで存在感を発揮したい考えとみられる。

主流
 一方、政権内で実績を残して後継をうかがう代表格が、林官房長官だ。連日の記者会見での安定感には定評があり、9日は物価高対策について「総合経済対策の裏付けとなる補正予算を迅速かつ適切に執行していく」と述べた。

 林氏は総裁選で4位に食い込んだことで、所属した旧岸田派内で「『ポスト石破』を狙える位置につけた」との期待感が出ている。1月下旬には総裁選で支援を受けた議員による夜会合を予定しており、党内の基盤作りに励んでいる。

 主流派の一角の小泉進次郎・元環境相は、昨年10月の衆院選後に選挙対策委員長を辞任したものの、その後は党政治改革本部事務局長として政治改革関連3法の成立に汗をかいた。昨年の臨時国会では法案提出者として度々国会答弁に立ち、総裁選で不安視された「発言が不安定」とのイメージの払拭(ふっしょく)に努める。

 石破首相と近く、首相が昨年末の講演で小泉氏について「いつかは首相になる方だ。そのために尽力しなければいけない」と発言したこともあった。

 加藤財務相は、新年度予算案編成など閣僚業務の傍ら、側近議員の会合に駆けつけ、総裁選への意欲をのぞかせる。河野太郎・前デジタル相は、党選対委員長代理として新人議員向けにSNS活用の講習会を開くなど得意分野を磨き、上川陽子・前外相も閣僚経験を踏まえた議員連盟活動を強化している。

 石破政権が少数与党の苦境にある中、「ポスト石破」に向けたあからさまな活動は党内の反発を招く可能性がある。一方、通常国会では野党の攻勢も予想され、今後は内閣支持率の推移やライバルの動向をにらんだ各陣営の神経戦も繰り広げられそうだ。

562OS5:2025/01/21(火) 17:15:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/11f24ad6e42366bc66e9cedf280137c6f5e57789
旧安倍派、解散決定から1年経っても逆風やまず…「当面はくすぶり続ける」と嘆きの声も
1/21(火) 11:45配信

読売新聞オンライン
参院政治倫理審査会で弁明を行う旧安倍派の岡田直樹・元地方創生相(右)(20日午後、国会で)

 自民党の最大派閥だった旧安倍派が、派閥の政治資金規正法違反事件を受けて派閥解散を決めてから1年が過ぎた。今年度内に正式に解散する方針だが、野党は「政治とカネ」の問題で追及の手を緩めていない。旧安倍派に所属した議員の役職登用も進まず、逆風が収まる兆しはない。

【図表】旧安倍派、解散決定以降の主な動き

 旧安倍派で政治資金収支報告書に不記載があった岡田直樹・元地方創生相は20日の参院政治倫理審査会に出席し、「(派閥)解散まで会員で、今でも哀惜の念を持っている」と述べ、派閥が直面した状況への悔しさをにじませた。「問題発覚まで不記載を認識していなかった」と釈明したが、野党議員から「疑惑の解明には到底つながらない」との厳しい言葉を浴びた。

 派閥の政治資金パーティーを巡る事件を巡っては、当時の岸田首相が昨年1月18日に旧岸田派の解散方針を発表し、不記載議員が所属した旧安倍派と旧二階派も翌日に解散表明に追い込まれた。両派は今後、解散届を総務省に提出予定で、旧安倍派は3月末までの解散を目指す。旧安倍派は残金を党本部に寄付し、「みそぎ」を済ませたい考えだ。

 ただ、参院政倫審では旧安倍派の弁明予定者が14人控える。立憲民主党などは旧安倍派の会計責任者の参考人招致も要求している。

 野党や世論の反発への懸念もあり、旧安倍派で不記載のあった議員の大半は党や政府などの役職から外されたままだ。自民内では「一定の(説明)責任を果たした人は役職に就いてもいいのではないか」(松山政司参院幹事長)との意見があるが、「『政治とカネ』の象徴で起用は容易でない」と見る向きも多い。萩生田光一・元政調会長ら4月まで役職停止などの処分が続く有力議員もいる。

 自民は先の衆院選で公認を受けた議員や落選者の支部長就任を順次決めているが、非公認で落選した下村博文・元文部科学相(東京11区)や高木毅・元国会対策委員長(福井2区)らの扱いは保留となっている。党執行部内では「厳しい対応を取った手前、すぐ選任とはいかない」との声が多い。旧安倍派の閣僚経験者は「この問題は当面はくすぶり続ける」と嘆く。

563OS5:2025/01/26(日) 12:39:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7bece47771cae7da60a7aa36a11fc49ee7039ff
シナリオなき選挙イヤー国会 予算成否、石破首相の命運左右 裏金なお関門、くすぶる「解散」〔深層探訪〕
1/26(日) 7:00配信

時事通信
第217通常国会が召集され、自民党両院議員総会であいさつする石破茂首相(左奥)=24日午前、国会内

 昨秋の衆院選で少数与党の政治状況となって以降、初の通常国会が開幕した。政権の命運が懸かる2025年度予算案の着実な成立に向け、石破茂首相は与野党の「熟議」を呼び掛けた。ただ、自民党の裏金事件は新たな広がりが見られ、夏の参院選などを意識する野党との距離が詰まるか不透明だ。局面打開へ衆院解散に打って出る可能性も首相は排除しておらず、予測不能な長丁場の攻防が始まった。

【ひと目でわかる】内閣支持率の推移

 ◇維国頼み
 「党派を超えた合意形成を図るため、責任ある立場で熟議し、国民の納得と共感を得られることが必要だ」。24日、衆参両院本会議で施政方針演説に臨んだ首相は結びでこう力説した。

 衆院選前なら「美辞麗句」とも受け止められるフレーズだが、自民、公明両党が衆院の過半数を失った現状では文字通りの切実さを帯びる。25年度予算案の成立が大幅に遅れるなどすれば、政権の存続にも影響しかねないためだ。

 昨年の臨時国会では日本維新の会と国民民主党から24年度補正予算に賛成を取り付けた。今国会も維・国頼みが基本方針。召集前、それぞれの看板である高校無償化、「年収の壁」見直しに関して政調会長会談を開いた。

 1990年代前半の政治的混乱の中で自民を離れた経験を持つ首相は、自らの野党人脈も活用する構え。維新の前原誠司共同代表とは議員宿舎でひそかに会談した。施政方針演説では衆院選挙制度に関する「党派を超えた検証」を改めて訴えた。視線の先には小選挙区制見直しを唱える国民民主の古川元久代表代行らの姿がある。

 「歩調の合う党とやるしかない」。周辺にこう語る首相からは、政権維持への焦りがうかがえる。

 ◇対決モード
 もっとも維・国との協議は財源を巡って隔たりが小さくない。加えて、23年から続く自民の「政治とカネ」の問題が改めて関門になるのは必至だ。

 野党は予算審議の前提として、派閥裏金事件の内情を知ると目される旧安倍派会計責任者(当時)の参考人招致を要求。衆院予算委員会の審議日程が決まらない状況だ。「裏金の説明を」「会計責任者を呼べ」。施政方針演説中、野党席からはこうした声が飛んだ。

 昨年から積み残しとなった企業・団体献金の扱いもポイントだ。結論を出す期限は3月末。存続を主張する自民に対して野党各党は禁止の立場で、溝は埋まっていない。

 今国会が会期延長なく6月22日で閉じれば、参院選は7月20日投開票となる可能性が高い。その「前哨戦」とも位置付けられる東京都議選を巡っては、自民会派の裏金事件が波及する見通しだ。地方組織ぐるみの裏金づくりに疑いの目を向ける野党との対決構図は熱を帯びつつある。

 ◇「不信任」焦点に
 当面の政局のヤマ場は予算案の衆院採決が迫る2月下旬とみられる。立憲民主党の野田佳彦代表は24日、記者団に「国会審議で甘くはやらない」と強調した。

 今国会は選択的夫婦別姓制度の議論も注目点。実現に前向きとされる首相と、森山裕幹事長ら執行部の足並みは必ずしもそろっておらず、導入を求める立民などが首相に「踏み絵」を迫る場面も予想される。

 維新の前原氏は、企業・団体献金廃止法案が否決されれば「重大な判断」を下す可能性に触れた。内閣不信任決議案を念頭に置いた発言だ。

 過去、通常国会の審議を通じて内閣支持率が下落し、求心力低下につながったケースは多い。首相は昨年末、不信任決議に絡めて衆院解散に踏み切る可能性に言及した。「他に手段がなければ信を問うことになる。首相も腹を決めているだろう」。野党ペースで進みそうな気配に、自民幹部は早くも「解散カード」をちらつかせた。

564OS5:2025/01/29(水) 08:05:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/1625cafb9415b6059d049bddcbe92955be0c3337
林・茂木・高市・小林鷹之の各氏「ポスト石破」向け勉強会など開催「こんな時期に」の声も
1/28(火) 20:37配信

産経新聞
自民党

自民党内で「ポスト石破」を見据えた動きが広がり始めている。昨年の党総裁選で石破茂首相に敗れた候補らが勉強会や議員連盟の再始動などを通じ、再挑戦に向けた足場固めを図る。党内では麻生派(志公会)を除く派閥が解散を決め、旧派閥の枠組みが流動化する現状は新たな仲間づくりの好機ともいえるが、少数与党で首相が苦境に立つ中、露骨な活動は党内の反発にもつながりかねない。

【画像】前回の総裁選で企業が選んでいた自民の「次のトップ」

「コンテンツが日本の基幹産業となる。しっかり支えなければならない」。林芳正官房長官は28日、国会内で開かれた漫画やアニメなどの普及・振興を図る自民の「コンテンツ産業振興議員連盟」の会合で、新会長に就任し、こう語った。

この日の会合には、岸田文雄前首相をはじめ、城内実経済安全保障担当相、小渕優子党組織運動本部長ら現職の閣僚や党幹部ら有力議員が顔をそろえた。同議連の開催は7年7カ月ぶりだ。党関係者によると、公務などで忙しい現職の官房長官が議連会長に就任するのは珍しく、党内には「官邸にいながら、首相の次を狙っている」(若手議員)と見る向きもある。出席者の一人は「他意はない」としつつ、「旧派閥を横断したそうそうたるメンバーだ」と胸を張った。

自民の茂木敏充前幹事長も「ポスト石破」に向けた動きを見せる。27日夜には岸田氏を東京都内の日本料理店に招き、2時間以上にわたって酒を酌み交わした。岸田政権時には政権運営を巡り両氏の間に不和が生じたとされるが、関係改善を図る思惑があったようだ。29日には旧茂木派の中堅・若手を中心とした勉強会を開く。安倍晋三政権時代に経済再生担当相として日米貿易協定の交渉に臨んだ実績を生かし、トランプ米政権への対応などについて議論し、結束を固める構えだ。

昨年の総裁選に出馬した議員ではこのほか、高市早苗前経済安保担当相が党の「治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会」会長として、交流サイト(SNS)を通じた「闇バイト強盗」対策の提言などで存在感を維持している。小林鷹之元経済安保担当相も勉強会を立ち上げ、30日にも2度目の会合を開く。

ただ、政治とカネの問題で少数与党に転落するなど自民には依然、国民から厳しい視線が注がれている。今国会でも首相は難しい国会運営が予想され、自民若手は「こんな時期だからあまり党内で争ったり、派手な動きをしたりしない方がいい」とつぶやいた。(永井大輔)

565OS5:2025/01/29(水) 22:47:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/00e8cce44cd80af8c8159644f532668c2aa4315a
自民・茂木敏充氏「ポスト石破」見据え躍動 旧茂木派が勉強会、萩生田・稲田両氏らも出席
1/29(水) 20:42配信


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産経新聞
自民党の旧茂木派(平成研究会)議員を中心とした中堅・若手が29日、勉強会を立ち上げた。茂木敏充前幹事長が講師役として出席し、旧安倍派の萩生田光一元政調会長や稲田朋美元防衛相、野田聖子元総務相らも含め約70人が出席した。昨年の総裁選に出馬した茂木氏の「ポスト石破」を見据えた動きとみられる。

会合では、茂木氏が安倍晋三政権時代に経済再生担当相として日米貿易協定の交渉に臨んだ経験を踏まえ、トランプ米大統領との向き合い方など外交政策について意見交換した。昨年の衆院選で初当選した新人議員も出席した。

会合後、記者団の取材に応じた茂木氏は「予想以上に多くの人に集まってもらった」と手応えを語り、メンバーに関しては「固定ではなく自由に、関心のある方に集まってもらう」と説明した。今後も、外交や経済などをテーマに、定期的に開催する方針だ。

石破茂内閣の支持率が低迷する中、党内には新しいグループが次々と誕生している。茂木氏のほかにも林芳正官房長官や小林鷹之元経済安全保障担当相ら総裁選に出馬した有力議員が議員連盟や勉強会などを通じて仲間集めと党内基盤強化を図っている。

566OS5:2025/01/31(金) 15:44:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c9d97cb4ff09e9debb26981df41925d045c0702
自民に旧派閥越えた連携の動き…会食・勉強会で囲い込み、首相周辺「仲間作りしている場合ではない」
1/31(金) 7:28配信

読売新聞オンライン
自民党本部

 自民党内で、派閥・旧派閥の垣根を越えて連携を広げる動きが活発化している。唯一、派閥として残る麻生派(志公会)は30日、旧二階派議員が加わり、計46人となった。各派閥に所属していた議員の囲い込みを図ろうとする勉強会なども相次いで開かれている。

【図解】自民旧派閥などに関する最近の動き

これまではご法度
 「これまで色々な関わりを持っている人も多いと思うが、これからは志公会の同志として共に励んでいきたい」

 党最高顧問で麻生派を率いる麻生太郎・元首相は同日昼に開かれた今年初の派閥の定例会合で、山口壮・元環境相の入会を紹介した。山口氏は旧二階派の事務総長を務めた当選8回のベテランで、会合後には記者団に「(麻生氏とは)日本の発展のために志を同じくするところがある」と入会理由を語った。

 これまで他派閥からの引き抜きはご法度だったが、派閥解消により党内は流動化が進んでいる。麻生氏は自派以外の中堅・若手とも会食を重ね、今月22日には東京・赤坂の日本料理店で田野瀬太道(旧森山派)、鈴木英敬(旧安倍派)各衆院議員らと会食した。麻生氏周辺は「若手や後進を育てていく場だ」と解説した。

次の政局にらむ
 昨秋の総裁選で石破首相に敗れた議員らが、派閥横断的な勉強会を結成する動きも相次ぐ。

 旧二階派の小林鷹之・元経済安全保障相は30日、国会内で開いた勉強会で、安倍晋三・元首相に関する著書を持つ船橋洋一・元朝日新聞社主筆を講師に招いた。昨年12月に開始し、この日は2回目。出席議員約30人には旧安倍派が目立った。小林氏は、保守層で発表に慎重論が多い戦後80年にあわせた首相談話について「出す必要は全くない」と言い切った。

 茂木敏充・前幹事長が29日に初開催した勉強会にも、旧茂木派の議員のほか、旧安倍派から萩生田光一・元政調会長ら10人以上が出席した。高市早苗・前経済安保相や加藤財務相らが幹部を務める保守系議員連盟「創生日本」も2月上旬に会合を開き、活動を再開させる予定だ。

 次の政局をにらんだ動きとの見方がもっぱらで、首相周辺からは「少数与党で国会運営が大変な時、仲間作りなどをしている場合ではない」と冷ややかな声も出ている。

567OS5:2025/01/31(金) 15:44:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/bfac8d655a31fbef76a1c08f42c9d07f06300e05
「文春さん出番です」岩屋外相めぐる「女性の宿舎侵入」トレンド入り→SNSに真相究明期待の声?
1/31(金) 15:06配信



日刊スポーツ
岩屋毅氏(2023年5月撮影)

 「女性の宿舎侵入」「見知らぬ女性が侵入」などのワードが31日、SNS上のトレンドワードになった。

 石破政権の岩屋毅外相が30日、東京・赤坂にある衆院議員宿舎の自室に不審者が侵入する事案があったことを明かしたことを受けたもの。

 この案件は同日、「デイリー新潮」が報じて表面化。岩屋氏がトランプ米大統領の就任式で訪米していた間、留守にしていたはずの宿舎の自室に、帰国後、面識のない女性がいたとし、岩屋氏が帰宅した際に「鉢合わせ」になったという内容だった。岩屋氏は30日、報道内容を「事実だ」と認め「何の被害もなく、すぐにお帰りいただいた」と説明したが、同宿舎には石破首相ら要人の部屋もあることから、周辺の警備強化を求めたことも明かした。

 「デイリー新潮」は、岩屋氏は日本を出発する際「うっかり施錠せず部屋を出ていた」とし「(帰国時には)部屋にはなぜか鍵がかかっていた」と、政府関係者のコメントを掲載している。また岩屋氏はすぐ警察に通報し、最終的に女性の身柄は確保されたという内容も報じている。

 SNSには「一歩間違えば案件だったの怖すぎでしょう」といった不安の声のほか「議員宿舎はセキュリティー強固な筈だが見知らぬ人が入れるのか?」「国の大臣の自室へ見知らぬ女性が侵入できちゃうセキュリティが心配」「マンションの隣室に無断で入った俳優が警察の取り調べ受けてなかったか…? 議員会館に知らない女が入ってたら、まずは身柄確保では…?ヤバすぎない?」「そんなもんでいいの?」など、議員宿舎の警備体制を疑問視するコメントも多く寄せられた。

 一方で、ことの真相がいまひとつ不透明であることもあってか、真相究明への期待からか、「文春さん出番です」とのコメントもみられた。

568OS5:2025/01/31(金) 15:45:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/b77fb49ef89595f7ebd8375373f05511d82209d4
岩屋毅外相、赤坂議員宿舎の自室への不審者侵入を認める 「何の被害もなかった」
1/30(木) 21:09配信


産経新聞
記者団の取材に応じる岩屋毅外相=30日午後、外務省(原川貴郎撮影)

岩屋毅外相は30日、東京・赤坂の衆院議員宿舎の自室に不審者の侵入事案があったことを明らかにした。週刊新潮のニュースサイト「デイリー新潮」が、岩屋氏が不在にしている間、面識のない女性が無施錠の岩屋氏宅に侵入していたと報じた記事の内容をおおむね認めた。

岩屋氏は外務省で記者団の取材に応じ、報道について「それは事実だ」とし、「何の被害もなかった」と説明した。その上で「警察当局、宿舎の管理会社に、こういうことがあってはならないので、さらにしっかり警備を強化してもらいたいと申し上げた」と述べた。

赤坂の衆院宿舎には石破茂首相の部屋もある。

569OS5:2025/02/02(日) 07:33:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/83776f1dc8b57c2662fae56119f79b47da615024
自公維、高校無償化で神経戦 中旬ヤマ場、駆け引き激化へ
2/2(日) 6:35配信


時事通信
首相官邸に入る石破茂首相=1月31日、東京・永田町

 高校授業料の無償化を巡り、自民、公明両党と日本維新の会が神経戦を繰り広げている。

 維新は2025年度予算案に賛成する条件として、4月からの所得制限撤廃を主張。与党は方向性に賛同しつつも、早期実施は困難だとして維新に譲歩を求めている。協議のヤマ場と目される2月中旬に向け、双方の駆け引きが激しさを増しそうだ。

 「もう(受験生は)今の授業料で願書を書いて応募している。4月から無償化と言われても『話が違うじゃないか』となってしまう」。石破茂首相(自民総裁)は1月31日夜のテレビ番組で、4月からの所得制限撤廃に難色を示した。

 与党と維新の協議がスタートしたのは昨年12月。与党が衆院で過半数を割り、予算案への賛成を取り付ける必要に迫られたことが背景にある。「103万円の壁」見直しに関する与党と国民民主党の協議が途絶えているのと対照的に、自公維3党は年明け以降も実務者協議を重ねている。

 もっとも、協議の内実はこう着状態にある。現行の就学支援金制度は年収910万円未満の世帯が対象。その年収なら公立は無償で、私立の生徒には年11万8800円(年収590万円未満なら39万6000円)を上限に支援金が出る。

 維新はこの制度を4月から拡充し、公立、私立の別なく所得制限を撤廃するよう要求。同時に私立の支援金の上限を63万円に引き上げるよう求めている。来年から0〜2歳児の保育料、学校給食費を無償化することも訴える。

 これに対し、与党は法改正やシステム改修に時間がかかるとして、4月からの実施は困難との立場を崩していない。首相は31日の番組で「私学も無償化すると、公立に行く人が減ってしまう」と述べ、私立の支援金拡充にも懸念を示した。

 とはいえ、協議の時間は限られている。25年度から何らかの措置を実施するなら、予算案の修正が必要。国会審議の日程を逆算すると「2月中旬がヤマ場」(自民幹部)だ。維新内からは「最後は4月からの支援金を事後に支給する遡及(そきゅう)案も考えられる」と妥協を探る声も漏れる。

 国民民主の主張を丸のみすれば7兆〜8兆円の税収減が見込まれるのに対し、高校無償化の財源は6000億円。自民内からは「維新の方が安上がりだ」と妥結を求める声も上がる。ただ、維新は社会保険料引き下げも予算案賛成の条件とする構えを変えていないため、慎重論も消えていない。

570OS5:2025/02/05(水) 20:37:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e5edce69245f43687c40b761eb534f106dcb3c7
自民「創生日本」再始動、通称使用拡大案を提示「国の根幹めぐり党が割れるようでは…」
2/5(水) 18:59配信

産経新聞
保守系議連、創生「日本」の総会で発言する自民党の中曽根弘文会長代行(中央)=5日午後、国会内(春名中撮影)

安倍晋三元首相が会長を務めた自民党の保守系議員連盟「創生『日本』」は5日、国会内で総会を開き、選択的夫婦別姓制度を巡り議論した。総会の開催は約2年ぶりで、旧姓の通称使用を拡大する党内の複数の案が示された。同制度の導入を巡っては党内で賛否が割れているが、同議連は通称使用拡大での意見集約を目指す方針だ。

「夫婦別姓は国民の間でも実際にどういうものか、実施したらどうなのかなど理解されていない点もある。議員も同様ではないか」

同議連会長代行の中曽根弘文元外相はこう強調した。総会には、萩生田光一元政調会長や高市早苗前経済安全保障担当相、小林鷹之元経済安保担当相ら約40人が参加した。

この日は産経新聞の皆川豪志編集局コンテンツ統括を講師に招き、「ごまかしの選択的夫婦別姓議論」と題した講演も行われた。皆川氏は、産経新聞が同制度について小中学生約2000人を対象に行ったアンケートの結果を説明し、「国の根幹にかかわる家族のあり方を巡り、党内の意見が割れるようでは有権者に見放されるのではないか」と苦言を呈した。

同制度の導入には、立憲民主党などの野党に加え、連立を組む公明党も前向きな姿勢を示しており、今国会での焦点となる見通しだ。自民では今月中旬にも「氏制度のあり方に関する検討ワーキングチーム(WT)」での議論が本格化するが、推進派、慎重派が混在している状況で、党内議論は難航が予想される。

「自民離れ加速」選択的夫婦別姓への懸念

一方、保守系議員を中心とした慎重派は、今月に入って発信を強めている。4日には有志グループ「保守団結の会」が会合を開き、制度導入に向けた拙速な議論を牽制(けんせい)した。慎重派の念頭には、家族のあり方を変えうる制度を導入すれば「保守層のさらなる自民離れが加速する」(中堅)との懸念があるためだ。

ただ、安倍氏の死去後、党内の保守系議員の結集軸は失われたままだ。慎重派が党内議論を主導できるかどうかの予測は難しい状況だ。(今仲信博)

571OS5:2025/02/10(月) 21:19:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3da369153bcb69dc89a53dfcbe395aeb627a28d
「異例ずくめ」石破首相の日米首脳会談の舞台裏…トランプ大統領による石破首相への“配慮”
2/10(月) 16:36配信
 石破茂首相にとって「一世一代の大勝負」(側近)となった8日未明(日本時間)のアメリカ・ワシントン・ホワイトハウスでのトランプ大統領との初の対面首脳会談での「成果」は、国内だけでなく国際的にも高い評価を獲得。

 石破首相自身も得意満面で帰国すると、疲れも見せずに各主要メディアのインタビューなどで、トランプ大統領との「相性のよさ」や「日米同盟のさらなる強化・発展」をアピールし続けている。

■「関税」でのディール本番はこれから

 最大の焦点だった日本製鉄のUSスチール買収問題についても、「投資するが、買収はしない」との妥協案を落とし所に、なんとか円満決着への道筋をつけた。この「石破外交の強かさ」(外交専門家)に、中央政界でも与党だけでなく、多くの主要野党が日米首脳会談の成功を評価するという、過去に例のない展開となっている。

 ただ、有識者の間でも「大成功の印象が振りまかれているが、最大の原因はそもそも期待値が極めて低かったことへの反動」(同)との厳しい見方もある。たしかに、トランプ大統領の得意とする「関税」でのディール(駆け引き)の本番はこれからで、「新たな日米黄金時代」の裏側には、日本の巨額な対米貿易黒字解消策の達成時期や財政負担など、難題は山積しており、「石破対米外交」の前途には、「なお多くの落とし穴が並んでいる」(同)というのが実態だ。

 今回の石破首相訪米による日米首脳会談について、与野党各幹部は石破首相帰国直後の9日午前から一斉に論評。自民党の森山裕幹事長は「日米同盟をさらなる高みに引き上げていくことを確認したことは重要な成果だ」、小野寺五典同党政調会長も「USスチールの問題は『買収ではなく投資』という、よく考えられたメッセージを伝え、問題の解消に近づけることができた」などと高く評価。与党公明党の斉藤鉄夫代表も「個人的な信頼関係を築く重要な一歩となった会談」とコメントした。

 一方、野党側も、立憲民主党代表の野田佳彦氏が「日米安全保障条約の第5条が沖縄県の尖閣諸島に適用されることも確認できた。一定の成果を挙げた」と評価し、日本維新の会共同代表の前原誠司氏は「『自由で開かれたインド太平洋』の堅持に向けて日米同盟の抑止力・対処力を強化していくことを確認したことを歓迎する」と述べ、古川元久・国民民主党代表代行も同様の認識で足並みを揃えた。

 これに対し、田村智子・共産党委員長は「卑屈で危険な『日米同盟絶対』の姿が露呈した。アメリカ言いなりの政治は変えていかなければならないし、トランプ大統領とどのような約束をしてきたのかも含めて国会で徹底追及していきたい」と厳しく批判した。

572OS5:2025/02/10(月) 21:19:33
■互いに褒め合い、慣例破りの「公開会談」に

 そこで、今回の石破首相の訪米を振り返ると、「過去に例のない異例ずくめの日米首脳会談」(政治ジャーナリスト)だったことが浮き彫りになる。首相動静などを踏まえると、石破首相の訪米日程は1泊3日で、現地滞在時間が約24時間なのに対し、フライトが約25時間という「弾丸出張」。「窮屈な国会日程が原因」(自民国対)とはいえ、「全く時間的余裕がない訪米を余儀なくされた」(官邸筋)ことは否定しようがない。

 その一方で、石破首相は事前に国会日程の合間を縫って、秘書官や外務・防衛担当者らとの「訪米勉強会」を繰り返し、“対トランプ戦略”を練り上げて日米首脳会談に臨んだのも事実だ。

 今回のホワイトハウスでの日米首脳会談がスタートしたのは現地時間7日正午前(日本時間8日午前2時前)。多くのメディアの見守る中、両首脳は「(石破首相は)安倍昭恵夫人から素晴らしい人だと聞いている」(トランプ大統領)、「大統領選で銃撃された写真は、歴史的な写真」(石破氏)という、まずは互いに褒め合い、笑顔での握手で親密さをアピールした。

 事前に予定されていた会談時間は「30分間」(官邸筋)で、これまでの例に倣えば、「冒頭2,3分がカメラ撮りとしてメディアに公開されるはずだった」(同)が、この日ばかりは両首脳がカメラの前で会話を続行。その中で、「日本の対米投資額は世界一だ」と語りかける石破氏に対し、トランプ大統領は「投資は素晴らしいが、貿易赤字は解消しなくてはいけない」とくぎを刺したが、石破氏は「いすゞ(自動車)が新たにアメリカで工場を作る」と切り返した。


 本来、こうした具体的なやり取りは非公開というのが外交常識で、あわてた日本側同席者は「メディアを外に出して」とスタッフに指示したが、トランプ大統領はお構いなしに会話を続け、見守るメディアの質問にまで答える形で、「(日本への関税は)選択肢としてある」などと踏み込んだ発言まで披露した。

 同席者らによると、メディア公開での両首脳の会話は「20分超」で、「首脳会談の大半が公開という異例中の異例の事態」(日本側同行筋)。同行した外務省幹部は「いすゞ(自動車)の話などは、本来はカメラが出たあとに話す予定だったが、石破首相も仕方なくカメラ前での表明になった」と苦笑するばかりだった。

■「トランプ主導」の共同記者会見でも石破首相に“配慮”

 さらに、こうした「異例」は首脳会談だけでなく共同記者会見でも続いた。両首脳の共同会見では、冒頭部分でそれぞれの首脳が、それぞれの国のメディアを指名するのが慣行。しかし、この日、記者の「指名権」は司会であるトランプ大統領の手に全て委ねられ、トランプ大統領が指名したのはほとんどがアメリカメディアで、日本メディアが指名されたのはわずか2社だけだった。

 その一方で、共同会見で際立ったのはトランプ大統領の石破首相への“配慮”。トランプ大統領の就任後初の首脳会談の相手はイスラエルのネタニヤフ首相で、石破首相は2番目だったが、ネタニヤフ首相への対応と違って、トランプ大統領は会談の冒頭、石破首相に記念の写真をプレゼントするという異例の演出をした。

 さらに、共同会見でアメリカメディアの質問に石破首相が「仮定の質問には答えられない。それが日本の国会答弁」と笑顔でかわすと、すかさずトランプ大統領が「これは、賢い回答だ」と首相を持ち上げ、会場が大爆笑となると、トランプ大統領が「石破首相に質問は?」と繰り返すなど、トランプ大統領による石破首相へのリップサービスが目立った。

573OS5:2025/02/10(月) 21:19:48
■矢継ぎ早の「トランプ提案」に苦しい釈明も

 こうして首脳会談は「成功裏」に終わり、内外の評価も得たが、会談後もトランプ大統領は矢継ぎ早に「関税」を軸とする外交方針を打ち出し、世界を困惑させている。その中で、トランプ大統領は、日本製鉄によるUSスチール(USS)買収計画について9日(日本時間10日)に、「日鉄はUSSの株式の過半数を保有しない」と述べた。

 これに対し、林官房長官は10日午前の記者会見で、「日本製鉄は本件を単なる買収と見ているのではなく、日米がウィンウィンになれるような、これまでとは全く異なる大胆な提案を検討していると承知している」と述べた。一方で、それ以上の踏み込んだコメントは控えたが、日鉄側が苦しい対応を迫られる可能性は残るとしている。

 そうした中、国会では12日参院、13日衆院でそれぞれ本会議が行われ、石破首相の訪米報告とそれに対する質疑が実施される。いったんは大多数が訪米を評価した野党各党であったが、今後の展開次第では厳しい追及が行われる可能性もあり、石破首相が「いつまでも『得意満面』を続けることは難しそうだ」(政治ジャーナリスト)との見方も広がっている。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

574OS5:2025/02/10(月) 21:22:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/60dc404629bc8e0230e886c873f9ed3f5d46234f
対トランプ、無難な滑り出し 「信頼構築」首相手応え 貿易・防衛、火種消えず〔深層探訪〕
2/10(月) 7:00配信

時事通信
ホワイトハウス前で石破茂首相を出迎えるトランプ米大統領(AFP時事)

 石破茂首相がトランプ米大統領との初の会談を終えた。日米関係の「新たな黄金時代」をうたった首脳共同声明を会談後に発表。トランプ氏との人間関係も「意外に相性が合った」(自民党幹部)との声が出るほど順調な滑り出しを見せ、政府内には「所期の目的は達成した」と安堵(あんど)が広がる。ただ、トランプ氏は対日関税の強化にも言及しており、火種は消えていない。

【写真】石破茂首相との共同記者会見で質問者を指すトランプ米大統領

 ◇トランプ対策チーム
 「仮定の質問にはお答え致しかねる、というのが日本の定番の国会答弁だ」。会談後の共同記者会見で、米国が対日関税を上げた場合に報復するかとただされると、首相は冗談を飛ばした。トランプ氏は「とてもいい答えだ」と相好を崩した。

 緊張感をにじませていた会談前とは異なり、会見での首相は時折、笑顔を見せた。トランプ氏の印象を問われた首相は「かなり個性強烈で恐ろしい方だという印象がなかったわけではないが、本当に誠実な方だと感じた」。不安視する声のあった「信頼関係」の構築に手応えをのぞかせた。

 会談までは曲折の連続だった。当初はトランプ氏就任前の昨年11月の会談を模索したが、国内法を理由に難色を示され断念。安倍晋三元首相の昭恵夫人と面会したトランプ氏が会談に意欲を示したことを受け、今度は1月を模索したが、日程調整が進まず、見送らざるを得なかった。

 ようやくセットできた会談に向け、首相は周到に準備を重ねた。関係省庁幹部を集めた「トランプ対策チーム」を編成し、休日も返上して会談をシミュレーション。「予測不能」な言動に備えて幅広い想定問答をつくり、米国への日本の経済的貢献をアピールする地図も作成した。

 トランプ氏は生前の安倍氏と親密な関係にあった。首相にとって安倍氏はライバルだが、首相はその立ち居振る舞いも参考にした。政府関係者の一人は「首相はある時点からこだわりを捨てた。『安倍氏はこうした』と言われても不快な顔をしなくなった。それだけ真剣だった」と証言する。

 ◇サプライズ
 首相はトランプ氏が就任後にホワイトハウスに招いた2人目の首脳となった。日本政府内には日本重視の表れと評価する声もあったが、型破りな発言で連日のように物議を醸すトランプ氏だけに、「2期目は本当に出方が読めない」(首相官邸関係者)と戦々恐々とした空気が漂った。

 会談での首相はトランプ氏への気遣いが目立った。昨年7月のトランプ氏銃撃事件を「拳を天に突き上げた写真が非常に印象的だった」と振り返り、トランプ氏が掲げる「米国を再び偉大に」を自身の看板政策「地方創生」と重ね、「深い思いやりに基づくものだ」と持ち上げた。

 トヨタ自動車などが米国に新たな投資を行うとサプライズで発表。一方で日米地位協定改定などの持論には触れず、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」からの再離脱などに苦言を呈することもなかった。トランプ氏は会見で「安倍氏のようにこの首相も偉大になる」と満足げに語った。

 ◇対日関税「イエス」
 日本政府は従前の外交の継続という「成果」を勝ち取った。共同声明では対日防衛義務を定めた日米安全保障条約5条の沖縄県・尖閣諸島への適用を再確認。日米韓などトランプ氏が嫌う多国間の協力枠組みの継続も申し合わせ、日本人拉致問題解決への支持を取り付けることにも成功した。

 もっとも、初会談の時間は限定的で、トランプ政権との火種が消えたわけではない。トランプ氏は日本の「防衛費倍増」を評価しつつ、「増額を楽しみにしている」と言及。「対日貿易赤字が解消しなければ関税措置も選択肢か」と記者団に問われると、「イエス」と即答した。

 トランプ氏は来週中に関税に関する何らかの方針を発表すると表明するなど、今後の展開は見通せない。自民の閣僚経験者は「初会談で首相に花を持たせたのも、戦略かもしれない。ディール(取引)好きの大統領だ。今後要求をつり上げてくるだろう」と警戒感をあらわにした。(ワシントン時事)

575OS5:2025/02/19(水) 21:37:00
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20250218-567-OYT1T50117.html
授業料無償化へ旧安倍派中心に反発「我々の公約ではない」…自民執行部に批判、ガス抜きに腐心
2025/02/18 22:19読売新聞

授業料無償化へ旧安倍派中心に反発「我々の公約ではない」…自民執行部に批判、ガス抜きに腐心

自由民主党本部 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党旧安倍派会計責任者の衆院予算委員会への参考人招致や、所得制限なしの高校授業料無償化を巡り、旧安倍派を中心に自民内で反発が出ている。

 党本部で18日に開かれた文部科学部会などの合同会議では、「所得制限なしの私学無償化は我々の公約ではない」などと執行部への批判が相次いだ。文科相経験者の萩生田光一・元政調会長(旧安倍派)は会合後、「将来に遺恨を残す」と記者団に懸念を示した。

 参考人招致に対しても、旧安倍派の中堅議員は「いつまで政治資金問題を引きずるのか」といらだちをあらわにしている。

 森山幹事長は17日夜、東京都内で萩生田氏らと会食しており、不満を和らげる狙いがあったとみられる。

576OS5:2025/02/20(木) 23:15:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4391d092ee0ac417ad125e5cc66efdfaaadcc5bなぜ中国菓子「月餅」 法務省職員に配布の公選法違反疑惑 法相事務所「説明したとおり」
2/20(木) 12:04配信


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産経新聞
閣議後記者会見に臨む鈴木馨祐法相=18日午前、国会

鈴木馨祐法相(衆院比例南関東=千葉、神奈川、山梨)が1月下旬、法務省全職員に菓子を配布した問題がくすぶっている。公職選挙法では、政治家が選挙区内の有権者に物品を寄付することを禁じている。鈴木氏の選挙区の有権者に、法務省職員が含まれている可能性は高い。また、数ある菓子の中で、なぜ中国菓子「月餅」を選んだのか。鈴木氏の事務所に質問状を送り、違法性の認識や月餅を選んだ理由を聞いた。

【図で解説】自民党党紀員会の処分一覧

「国会が始まるタイミングで、職員への慰労や激励の趣旨で差し入れた」「差し入れということに尽きる。詳細を答えるのは差し控える」

鈴木氏は18日の閣議後記者会見で、月餅配布についてこう語った。

この件は、週刊現代が最新号で「現役法務大臣に公職選挙法違反疑惑」として、鈴木氏が崎陽軒の「月餅」3個セットを配布したと報じたもの。配られた月餅の写真には、包装に「いつもお仕事お疲れさまです」といったねぎらいの言葉と、「法務大臣 鈴木馨祐」という署名、法務省の赤れんが棟の絵が描かれていた。特注品であることが分かる。

有権者への物品提供では、自民党の小野寺五典政

調会長が2000年、線香セットを配布したとして書類送検され、議員辞職している。

このため、産経新聞は19日、鈴木氏の事務所に、①公選法に違反する可能性を認識していたのか②鈴木氏が外務副大臣や財務副大臣を務めた際、同様の差し入れを行ったことはあるのか③数ある菓子の中でなぜ、中国菓子である月餅を差し入れ品として選んだのか-を尋ねた。

鈴木氏の事務所は同日夕、書面で以下のように回答してきた。

「お尋ねについては、先日の法務大臣記者会見で御説明したとおりです」

577OS5:2025/02/20(木) 23:16:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/a268774d1911cd6c7bb2910d6372c7c934eb201e
法相、法務省職員に月餅配布 「差し入れ」釈明 公選法抵触の可能性
2/18(火) 16:41配信


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毎日新聞
閣議後の記者会見で、法務省職員に対する菓子の配布について説明する鈴木馨祐法相=東京都千代田区で2025年2月18日午前8時46分、三上健太郎撮影

 鈴木馨祐法相は18日の閣議後記者会見で、法務省の職員に1月下旬、私費で購入した菓子を配布したと明らかにした。受け取った職員が選挙区内に住んでいれば公職選挙法(寄付の禁止)に触れる可能性もあるが、「慰労と激励の趣旨。世間でいう『差し入れ』に尽きる」と述べるにとどめた。

 関係者によると、配布されたのは中国菓子の月餅で、本省勤務の職員に配られた。3個入りで菓子箱の包装には鈴木法相の名前入りのメッセージのほか、法務省の赤れんが棟がデザインされていたという。1箱数百円程度とみられる。

 鈴木法相は2024年の衆院選で神奈川7区(横浜市港北区)で敗れ、比例南関東ブロック(千葉、神奈川、山梨の3県)で選出された。総務省によると、比例復活の場合は比例のエリアも禁止対象になる。

 鈴木法相は会見で、「通常国会が始まるタイミングで、日夜、職務に精励いただいている職員全体に向けて菓子を差し入れた」と説明した。詳細な配布数については答えなかった。

 法務省内部では「上司が部下を『一生懸命頑張ろう』と励ましただけで、全く問題ない」とする意見がある一方、「わざわざそんなことをやらなくてもいいのにとは思った」との受け止め方もある。【三上健太郎】

578OS5:2025/02/21(金) 12:42:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/158df2d045a6b5a29ec0aeb1937583d4d5bea427
自民の積極財政議連、離党の世耕氏にも出席求める 多数落選で苦慮
2/21(金) 10:00配信

朝日新聞
登院盤の名を指さす無所属の世耕弘成・衆院議員=2024年11月11日午前10時31分、国会内、杜宇萱撮影

 自民党の若手議員らでつくる「責任ある積極財政を推進する議員連盟」が20日、石破政権下での初会合を開いた。昨年の衆院選で安倍派を中心に財政出動に積極的な議員が多数落選。この日は裏金問題を受けて離党した世耕弘成元経済産業相にも出席を求めるなど、再び影響力を強めようと躍起になっている。


 会合には約30人が出席。安倍政権時代に政府に連動する形で異次元の金融緩和を進めた黒田東彦・前日本銀行総裁が講演した。

 政界全体を見渡せば野党も減税や社会保険料の軽減を訴えており、議連幹部は「積極財政を叫んでも差別化が難しい」と悩む。安倍政権時代に内閣官房副長官や経済産業相を歴任した世耕氏の出席により、財政出動の主張を強く押し出したいねらいで、世耕氏はいまだ離党している立場だが出席した。(笹山大志)

朝日新聞社


https://www.asahi.com/articles/AST241T7KT24UQIP00YM.html?oai=AST2N3HWZT2NUTFK001M&ref=yahoo
「財政再建VS積極出動」 自民党内に続く相克、組織統合でどうなる
有料記事

伊沢健司 笹山大志2025年2月4日 16時00分
 日本が進むべき道は財政再建か、積極出動か――。自民党内で長らく続く路線対立をめぐり、それぞれの主張を掲げてきた二つの組織が統合されることになった。ただし意見の一致による再編ではなく、時代の勢いが反映された格好だ。

 統合されるのは、再建派の「財政健全化推進本部」(本部長・古川禎久元法相)と積極派の「財政政策検討本部」(本部長・西田昌司参院議員)。新たな組織のトップは党の政策責任者でもある小野寺五典政調会長が担い、その下に古川氏と西田氏が就く方向だ。政府が6月ごろにまとめる「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」に向け、近く議論を開始する。

 財政政策を扱う組織が併存してきたのは、時の政調会長の意向によるところが大きい。

 2015年、再建派である当時の稲田朋美政調会長が「財政再建に関する特命委員会」を立ち上げた。この組織は、岸田文雄政調会長時代に格上げされた。

579OS5:2025/02/21(金) 20:57:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f9f40f921f6e0c227d1f6e326e82cd94c07d8e9
高市早苗氏「怒ってます」 「103万円の壁」自民案「初耳」と憤慨→自民ラスボスを人事で推した大物の名前も暴露
2/21(金) 18:29配信

デイリースポーツ
 高市早苗氏

 自民党の高市早苗衆院議員が20日付でX投稿。「年収103万円の壁」の見直しを議論する自民、公明、国民民主3党の税制調査会幹部による協議について「3党協議に関する報道を見て、私だけではなく他の自民党所属国会議員達も落胆し、怒っています」と投稿した。

【写真】自民ラスボスを推した大物 WBCでは始球式を担当

 「私が知る限り3党協議前に平場(自民党所属国会議員が誰でも参加できる会議)は開催されておらず、自民党の提案とされる内容は、税制調査会のインナーと呼ばれる幹部数名で決めたのでしょうか。私も含めて報道で初めて知ったと憤る議員が多数です」と記した。

 「国民の皆様の手取りを増やして消費も増やすことによる経済成長(結果的に税収増にも繋がる)が目的なら、複雑な年収制限は効果的ではありません」とし、一方で「働き控え対策(人手不足対策)が目的なら、税と社会保険を一体で見直さなければ、壁は残ります」「物価高対策が目的なら、食料品やガソリン等を安くするための税の議論が必要です」と指摘した。

 2021年の自民党総裁選後の人事として、「宮沢議員の税制調査会長就任を強く推してこられた岸田前総裁の現在のご意見もチャンスがあれば伺ってみたく存じますが、自民党所属国会議員の多数意見とは思えない自民党の提案。税制調査会インナーの皆様には、今一度、熟考して頂きたく存じます」と求めた。

580OS5:2025/02/26(水) 08:30:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/439534973025b714991986cb3565a31df9382e4f
自民「れいわ新選組ショック」30代支持率で逆転、公明と対応協議へ「30代の意見大事」 産経・FNN合同世論調査
2/26(水) 7:30配信
産経新聞
昨年10月の衆院選以降、若年層の自民党支持率が落ち込み、自民が危機感を強めている。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が今月22、23両日実施した合同世論調査で18〜29歳の支持率は11・8%、30代が11・2%とそれぞれ令和5年1月以降最も低い数字となった。30代は国民民主党(15・9%)に加えて、れいわ新選組(14・4%)にも後塵を拝する結果となった。

■昨年10月は国民、れいわ凌駕も

「30代の意見をどう聞くか、いろいろな世論調査を見ても非常に大事なことではないか」

自民党の森山裕幹事長は25日午前、党本部で記者会見し、こう語った。これに先駆けて森山氏は東京都内で公明党幹部と会談し、両党の青年、女性部局合同で政策などを議論する場を設置する考えで一致した。

産経新聞などの2月の合同世論調査は自民、国民民主、れいわの3党が18〜39歳で「3強」を形成する結果となった。一方、昨年10月時点で自民は2党を凌駕しており、18〜29歳でそれぞれ19・7%、1・6%、3・1%、30代で28・1%、5・5%、1・8%だった。

■若者のれいわ支持急伸、自民に危機感

衆院選を契機に若年層の支持政党の動向に変化が生じる。

躍進した国民民主は11月以降、増減を繰り返しつつ18〜29歳で14・9〜25・4%を、30代で11・0%〜15・9%の高い水準を維持し、自民とトップ争いを演じる。

最近、存在感を発揮しているのがれいわだ。特に30代で昨年11月は2・5%に過ぎなかったが、12月に4・7%、1月に7・0%、2月には14・4%まで急伸した。2月の数字はれいわにとって令和5年1月以降最高となる。

逆に自民党は2月の30代支持率(11・2%)が昨年10月(28・1%)の4割に、18〜29歳の支持率(11・8%)は10月(19・7%)の6割に落ち込んでおり、党内には危機感がにじむ。

■長島首相補佐官「侮るべからず」

自民の佐藤正久参院議員は24日、X(旧ツイッター)で「地方で感じる肌感覚とほぼ同じ世論調査結果。国民に向き合わないと政治に対する信頼は得られない」と投稿した。

自民党の長島昭久首相補佐官も24日、Xにれいわ新選組について「侮るべからず。現状に対する若い世代の不満や不安を確実にすくい上げて政策提言している」と指摘し、「政府与党として真剣に向き合い、そのいくばくかでも実現させるべきだ。若い世代の税や社会保険料負担、奨学金返還の軽減は急務だ」と強調した。

自民党の菊地崇良・仙台市議は「自民の保守らしからぬ姿などが幻滅を招いているのはわかるが、れいわに後れをとる理由の分析は難しい」とXに書き込んだ。

■れいわ、30代で立民も逆転

2月の合同世論調査でれいわの30代の支持率は14・4%で、昨年10月調査の1・8%の8倍となった。18〜29歳も6・7%と同3・1%から倍増した。

れいわの高井崇志幹事長は25日、30代での支持率を伸ばしている背景について産経新聞の取材に「ネットの力と消費税廃止を一貫して訴えていることかと思う」と指摘した。山本太郎代表が各地で支援者らとの「おしゃべり会」やデモ活動を精力的に展開していることも一因に挙げた。

30代の政党支持率を巡って、立憲民主党も昨年11月は11・4%だったが、12月は4・9%、今年1月は6・3%、2月は1・5%と、自民党と同様にれいわに逆転関係を描いている。(奥原慎平)

581OS5:2025/03/04(火) 18:49:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/c825750a0ee7663b7df253a61866d8ace6a66dc7
「野党に譲歩しすぎだ」予算案、薄氷の衆院通過 主導権奪われ受け身の自民内に不満も
3/4(火) 18:23配信


産経新聞
衆院本会議で令和7年度予算案が可決され起立、一礼する石破茂首相(右)と閣僚=4日午後、国会・衆院本会議場(春名中撮影)

4日の衆院本会議で、石破茂政権は大きな関門の一つだった令和7年度予算案の衆院通過をクリアした。ただ、予算案への賛成を取り付けるための一部野党との政策協議では主導権を奪われ、石破首相のリーダーシップは見えなかった。少数与党で予算案を成立させるためとはいえ、野党への譲歩の多さには自民党内で不満が渦巻く。

「ようやくここまでたどり着けた」。衆院通過を受けて、政権幹部は安堵(あんど)の表情を浮かべた。

国会運営は綱渡りの連続だった。今国会での論戦が本格化する前、首相は国会運営を巡って周囲に「受け身は良くない」と繰り返した。野党と政策ごとに連携する「部分連合(パーシャル連合)」でうまく立ち回ることで、政権の安定を維持したい考えだった。

だが、これまでのように自民、公明両党だけで法案を成立させることができない少数与党では「受け身」を脱することはできなかった。政府・与党は野党に押し込まれる形で予算案の修正を早々に決定。政府の当初予算案が国会審議で修正されるのは29年ぶりで、国会での減額修正は70年ぶりだ。

予算案への賛成を取り付けるために日本維新の会とは合意文書を交わし、維新が強く求める高校教育無償化を予算案に盛り込んだ。賛否以前に採決の環境を整えるために、立憲民主党が強く凍結を主張した高額療養費制度を一部見直すなど野党への譲歩が目立った。

政府関係者は「とにかく予算成立が至上命令だ。少数与党の現状では主導権は握れない」と説明する。一方で「野党のバラマキに加担している。譲歩し過ぎだ」(自民中堅)との批判がくすぶる。

また、野党との政策協議では首相のリーダーシップに疑問符が付いた。首相自身が「信頼している」と語る自民の森山裕幹事長と小野寺五典政調会長に交渉を委ねたが、党内からは「官邸から指示がない」と戸惑いの声が漏れた。

予算案の衆院通過後は、「政治とカネ」の問題を巡り、企業・団体献金の扱いに関する政治資金規正法改正案の審議が待ち構える。与野党は企業・団体献金の扱いについて今月末までに結論を得ることで合意しているが、廃止を求める立民や維新に対し、首相はかねて自民案の「禁止ではなく公開」を防衛ラインに設定してきた。だが、予算案同様に野党の攻勢が強まれば譲歩せざるを得ない可能性もある。

選択的夫婦別姓制度導入のための民法改正案も各党間の駆け引きが激化する見通しだ。対応を誤れば自民の岩盤支持層の離反が加速し、政権の足元は大きく崩れかねない。政府関係者は首相の今後の政権運営について、こうくぎを刺す。

「譲歩の〝残高〟はもうない」(末崎慎太郎)

582名無しさん:2025/03/12(水) 22:37:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ab1f902bb522324349cffa979e84130bf049cc9
「石破総理のままでは参院選で大惨敗する」自民党内から公然と総理退陣要求 正念場迎える石破総理
3/12(水) 18:09配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN

「石破総理のままでは参院選で大惨敗する」。自民党内から公然と石破総理の退陣を求める声があがりました。

自民党 西田昌司 参院議員
「(参院選で)大惨敗するでしょう。選挙やるには今の体制ではできない」

こう危機感をあらわにするのは、夏に参議院選挙を控える自民党の西田昌司議員。公然と石破総理の退陣を要求したのです。

自民党 西田昌司 参院議員
「もう一度総裁選をやり直す、そういう手続きをやってほしい。国民から信任を得るためにも、総裁の交代をしなきゃならないっていうのは当然みんな思っている」

新年度予算案の成立後に総裁選を実施し、新しいリーダーのもとで参院選を戦うべきだと主張しました。

この発言に党内からは賛否の声が…

自民・中堅議員(今年改選)
「夏に選挙を控えている参院議員の本音を代弁してくれているよ」
政権幹部
「“石破おろし”は広がらないでしょ。(自民党)内部がゴタゴタしているって国民から見られるほうが良くない」

「高額療養費制度」をめぐる度重なる政府の方針転換に、去年の総裁選で戦った相手からも総理の政権運営に注文がついていました。

自民党 小林鷹之 衆院議員
「(政府の)政策の決定が、意思決定が二転三転しているように私自身は感じています。自民党として、どう政策をしっかりと決めていくのかっていうところ。今はそこが、ややぶれてるように感じています」

ある参院幹部は「選挙に勝つには総理の交代よりも目玉政策をだすことだ」と指摘していて、石破総理は今、正念場を迎えています。

TBSテレビ

583OS5:2025/03/14(金) 08:08:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/1208407c2de32fb328f62f6238886f15832b4575
【速報】自民・大空議員「翌朝中身を確認し石破事務所に返した」 石破首相側からの商品券10万円でSNSに投稿
3/13(木) 23:22配信

FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン

自民党の大空幸星衆院議員は3月13日、自身のXへの投稿で、石破首相と3月3日夜に会食した直前に石破事務所から商品券10万円分を受け取ったことに関し、翌朝に自身が石破事務所を訪問し、商品券を返したことを明らかにした。

大空議員は「総理側から初当選議員15人に商品券が配布されたとの報道がありました。私は懇親会の翌朝に中身を確認し、直ちに石破事務所に伺い、お返しいたしました」と投稿した。

フジテレビ,政治部
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5bb1bfd0d8aeddc499d964dee127b55a08a03c9
石破首相、自民議員に商品券10万円 新人十数人、「法的問題なし」 野党批判、進退に言及
3/13(木) 20:51配信


時事通信
記者団の質問に答える石破茂首相=13日午後、首相公邸

 石破茂首相が、昨秋の衆院選で初当選した自民党議員に対し、10万円相当の商品券を配っていたことが13日分かった。

【ひと目でわかる】内閣支持率の推移

 3日夜に首相公邸で開いた懇談会の出席者十数人が対象で、総額は百数十万円に上るとみられる。政治資金規正法は個人が政治家に金銭などを寄付することを禁止しており、野党は首相の進退に言及するなど一斉に批判した。

 首相は13日深夜、公邸で記者団の取材に応じ、商品券を渡したことは認めた上で「政治活動に関する寄付ではなく、規正法上の問題はない。公職選挙法にも抵触しない」と強調。同時に「心配をかけていることは大変申し訳ない」と陳謝した。

 首相周辺によると、首相から懇談会に際して「お土産を渡したい」と相談され、事前に各議員の事務所へ配布した。この周辺は「首相のポケットマネーから出した。問題ないと思っていた」と釈明。「スーツ代の足しになれば」と考えたとも語った。

 懇談会には大空幸星、森下千里両氏ら15人が参加。関係者は取材に「各議員と連絡を取り合って返却することになった」と明かした。

 これを受け、立憲民主党の小川淳也幹事長は取材に「退陣を求める可能性もある深刻な問題だ」と指摘。国民民主党の玉木雄一郎代表はユーチューブ番組で「法令違反を犯しているとしたら、首相の職にあり続けることは難しい」と同調した。

 日本維新の会の前原誠司共同代表も取材に「あり得ない。一種の『買収』と受け止められても仕方ない」と断じた。

584OS5:2025/03/14(金) 17:14:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/b22a9a4493d3ba82678d69ae1f98990c68cf608d
【独自】石破10万円問題はこうしてリークされた…もらった議員、反石破議員が次々と明かした「石破おろし」全舞台裏
3/14(金) 16:46配信


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現代ビジネス
「もらったお金はまだ机に入っています」
GettyImages

石破茂首相が首相公邸で開催した、自民党の当選1回の新人議員との会食で、1人10万円の商品券を手渡していたことがわかった。3月3日の会食の日、石破首相の秘書は会食前に、15人の新人議員の事務所を訪れて「お土産代わり」として手渡したといい、総額は150万円に及ぶ。石破首相本人にかかわる 政治とカネのスキャンダルだ。

【写真】阿鼻叫喚、80年前の東京大空襲、この光景が信じられますか

この会食に出席した新人議員の一人、Aさんが「現代ビジネス」にこう証言する。

「石破首相の秘書が急にお見えになられて『総理からのお土産です』と百貨店の袋から取り出して、手渡されました。中身を見ると分厚いもので、確認したら商品券でしたので、正直、いいのかな?と思った。

他の新人議員に連絡を取ると『自分のところもきた。どうしよう』と困惑していた。とりあえず、事務所の鍵のかかる机に入れています。政治とカネが注目される中で、どう対応していいかわからない……」

3月13日、石破首相の商品券10万円で初報を打ったのは、朝日新聞だった。午後8時42分に《石破首相側が15人に議員側に商品券配布 10万円ずつか、複数証言》とフラッシュで速報。その後、他のメディアも相次いで、報じる中で、石破首相は急遽、深夜11時20分から取材に応じざるを得ない状況に追い込まれた。

「3月3日、自民党所属の当選1回の衆議院議員15名、会食。それに先立ち、出席議員の事務所に商品券をお届けいたしました。会食のお土産としてご家族への労いなどから、私自身の私費、ポケットマネーで用意をしたものでございます。これは法律に抵触するものではございません」

と火消しに走った。記者から政治資金規正法に触れることはないのかと質問が出ると、石破首相は「政治資金規正法第何条のどの趣旨をおっしゃっておられますか。第何条のどの条文をおっしゃっておられますか」と記者に質問を繰り返した。

「21条の2項に抵触するのでは?」とさらに聞かれると「ですので、そこのどこの部分ですか?」と再度、記者に確認。

「21条2項、政治活動ではないか?」と聞かれると「政治活動ではございません。どこが政治活動というのをおっしゃっておられますか」と反論。いらだっているのが明らかだった。

政治資金規正法21条の2項は《公職の候補者の政治活動に関する寄附の禁止》として、政治活動の寄附を禁じている。政治資金に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授はこう語る。

「石破首相がポケットマネー、政治活動ではないと強調したのは政治資金規正法21条の2項を念頭に置いて危ないと感じたからでしょう。しかし、そこを強調すればするほど、政治活動に見えますよ。公邸で官房長官らも参加しているのですから、政治活動、政治資金規正法に触れるのではないかと感じます」

「私自身もテレビ局に教えた」
「安倍派、二階派、岸田派などから政治とカネがの問題が噴出するなか、昨年9月の総裁選で石破首相が選出された理由は、かなり前の派閥を解消し、カネにクリーンという点が大きく評価されたからでした。

しかし、今回の商品券10万円を15人に渡した問題が発覚しました。合計150万円というのは、今の政治情勢から鑑みれば突出した金額。大きなイメージダウンはすぐに政局に直結してもおかしくない」

こう話すのは、石破首相と付き合いも長い、政治評論家の田村重信氏だ。

なぜ、今回、朝日新聞がいち早くスクープすることができたのか。会食があったのは3月3日と10日以上も前のことである。

自民党の安倍派の国会議員、B氏はこう明かす。

585OS5:2025/03/14(金) 17:15:30
「3月5日頃だったと思うが『石破首相が手土産だと商品券10万円をくれた』と新人議員が言っていた。本当かなあと訝しんでいたら、そんな新人議員が他に何人もいるという噂が党内で広がりつつあった。

私自身も当選1回の時に、官邸で食事会があって確か20万円か30万円くらいの商品券か、それに類するものを頂戴した経験があるから本当だと思った。

そんな中、『反石破』の複数の議員がその情報を記者にささやき、朝日新聞や他のメディアも取材をはじめた。私もテレビ局にもこんな情報があるよと教えたよ。

メディアのなかで、最初に事実関係を詰められたのは、朝日新聞だったということ。石破首相にすれば身内から刺されたってことだね」

このB氏は最後にこう言った。

「これで党内政局は一気に加速する。つまり石破おろしですよ」

今年は夏に参議院選挙、6月には東京都議選と大型選挙が待ち受けている。党内では、低迷する支持率、人気のなさに石破首相では選挙の顔にならないと「首相退陣論」が水面下で渦巻いている。

3月12日、自民党の参議院総会で、西田昌司参議院議員は

「今の体制では、参議院選挙戦えない。早く総裁選をやって、新たなリーダーを選び直す必要がある」「みんな石破首相を交代させなきゃと思っている」

と石破首相に退陣を突き付けた。

やぶれかぶれ解散
自民党の大臣経験者、C氏は

「ただでさえ、あちこちで石破おろしの火だねがある。そこに15万円の商品券の問題で、石破首相自身が、火をつけてしまった。長期政権は、もはや難しくなった。

こうなった以上、次の総裁として選挙に勝てる顔を選ぶべきだ。ただ、石破首相もせっかくつかみ取った首相の座は離したくない。

怖いのは、石破首相がやぶれかぶれで、ゴールデンウイーク直後あたりに解散総選挙に打って出ること。ここで惨敗すれば、政権交代になりかねない。当然、都議選や参議院選挙でも勝てないだろうから、自民党がボロボロになってしまいかねない」

一方で、立憲民主党の幹部はこう言う。

「すでに衆議院は少数与党に追い込んでいる。今回の商品券事件で、維新も国民民主党もとても、自民党に同調はしないはず。そうなれば、内閣不信任案を出して多数をとることができる。

衆参ダブルより、先に解散総選挙が来るのではないか。石破首相がこんな形で自ら、こけてくれるなんて、野党にとってはラッキーな展開だ」

土俵際に追い込まれつつある石破首相。前出のB氏は意気軒昂にこう語る。

「政治資金ではない、私費でやったので悪くないで押し通せると踏んで、深夜の記者会見に臨んだ。しかし『オレは悪くない』という態度がよけいに反感を呼んでいる。

もう石破首相ではダメだ。安倍派も裏金事件ではみそぎが終わっている。自分でやめないなら、自民党としては不信任で負けるのは恰好悪いでしょうから、こちらがおろすしかない。派閥がなくなっても結束はまだまだかたいものがある。これまで石破首相にやられた分を倍返ししてやりたよ」

田村氏もこう続ける。

「記者会見を見た印象だが、私費だからいいだろうという感じにとらえた国民が多いんじゃないか。この物価高、賃金は上がらない中で、石破首相の口ぶりから『たった1人10万円』『過去にも配布した』とも話した。あまりに国民感情からは離れており、石破首相らしくない言葉でブーメランとして返ってきそうな気配です。これまで自民党の中では『良心』というイメージだったのに…」

10万円事件で、一気に政局は流動化しかねない。

現代ビジネス編集部

586OS5:2025/03/15(土) 09:19:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/834692515c5645c38fddc9f3e1a088fc2e13d442
野党、首相資質を疑問視 与党も「国民とずれ」「軽率」 商品券配布
3/15(土) 7:12配信
時事通信
記者会見する立憲民主党の野田佳彦代表=14日、国会内

 野党各党は14日、石破茂首相が自民党衆院議員に商品券を配布したことを一斉に批判した。

【図解】企業・団体献金を巡る各党方針

 政治資金規正法に違反する可能性に言及。自民党派閥裏金事件を受け、企業・団体献金の見直しを議論しているさなかで、首相の資質を問う声も相次いだ。与党からも苦言が出た。

 立憲民主党の野田佳彦代表は記者会見で、商品券配布は政治資金規正法に抵触する可能性があると強調。「政治感覚としていかがなものか。自民党の政治文化の根っこを見せられた」と非難した。

 日本維新の会の前原誠司共同代表は会見で「極めて不適切だ。国民から見ると許されない感覚だ」と断じ、議員への配布を「一種の買収ではないか」と問題視した。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は記者団に「規正法違反が疑われるトップに、政治とカネの問題を解決する資格があるのか」と指摘。「道義的、政治的責任は免れない。疑惑の払拭ができないのであれば、首相の職を続けることは困難になる」との認識を示した。

 共産党の田村智子委員長は、政治活動に当たらないとの首相の説明を「詭弁(きべん)だ」と断言し、「典型的な裏金だ。首相の資格はない」と主張した。

 一方、公明党の斉藤鉄夫代表は「国民の感覚とずれている。国民の理解を得られないことは厳に慎むべきだ」と批判。自民の坂本哲志国対委員長も「政治とカネの問題が言われている時に軽率だ」と苦言を呈した。

 自民の森山裕幹事長は記者団に、裏金事件への批判に触れ「『李下(りか)に冠を正さず』を意識しながら活動することが大事だ」と語った。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/aff4fdea5895268a5bc4878e4baff6def05658fc
商品券問題に対応悩む維新…「与党寄り」との反発に配慮の一方、首相退陣なら高校無償化などの合意履行に懸念も
3/15(土) 7:09配信

読売新聞オンライン
記者会見に臨む日本維新の会の前原誠司共同代表(14日午前、国会で)

 石破首相(自民党総裁)が当選1回の自民衆院議員に10万円の商品券を配布していた問題を巡り、今後の日本維新の会の対応が焦点となっている。2025年度予算案の衆院採決で賛成に回った維新に対しては、政府・与党内でなお国会運営の協力への期待があるが、維新は政府・与党との距離感に頭を悩ませている。(田村直広)

【図解】一目でわかる…維新と政府・自民党の関係

 「今後、我が党としてどのように石破政権と向き合うのか、予算にどのように対応していくか、党内で話をしていきたい」

 維新の前原誠司共同代表は14日に開いた緊急記者会見でそう述べ、今後の党の方向性について慎重に検討する考えを示した。

 参院で審議中の予算案は、再修正を経て可決された後、衆院に回付される見通しとなっている。再修正案が成立するには、衆院で過半数の同意を得る必要があり、維新は与党とともに同意するかどうかの判断を求められることになる。

 再修正案には、維新をはじめとする野党の主張が一定程度反映されていることから、維新内でも「いきなり反対に回ることはない」との声が根強い。ただ、高校授業料の無償化などで自民、公明両党と3党合意を結んで以降、維新内では「与党寄りと見られて参院選で不利になる」とする執行部批判がくすぶり続けている。前原氏が記者会見で慎重姿勢を見せたのは、こうした党内の不満に配慮したためとみられる。

 一方、政府・与党との全面対決にかじを切って首相を退陣に追い込むかどうかについては、党内で様々な思惑が交錯している。

 維新は3党合意で、高校授業料無償化に関する予算案修正を受け入れさせたが、25年度予算案に盛り込まれたのは、年11万8800円支給される就学支援金の所得制限撤廃で、私立高校生のいる世帯への支給上乗せは26年度からの対応となっている。維新の持論である社会保険料の引き下げを含む社会保障改革は、与党との協議体設置が決まったばかりで、「首相を辞めさせたら合意が履行されないのではないか」(中堅)との懸念がある。

 ただ、国民民主党の玉木代表が首相の退陣に言及するなど、野党の追及姿勢は強まっており、維新幹部は「政権の延命に手を貸したら党がもたない」と語る。首相の与党内での求心力も低下しており、維新としては与党や他の野党の動向を見極めながら今後の政局対応を判断していく構えだ。

587OS5:2025/03/15(土) 09:20:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d55d8be77ab26ba0293d1dd629316c8bb941083
石破首相、商品券問題を予算委で陳謝…国民民主党・玉木代表は辞任要求「何らかの形で責任を」
3/14(金) 21:29配信

読売新聞オンライン
参院予算委員会で答弁する石破首相(14日、国会で)=源幸正倫撮影

 石破首相(自民党総裁)は14日、首相公邸で会食した当選1回の自民衆院議員15人に10万円の商品券を配布した問題について、参院予算委員会で違法性を否定したうえで陳謝した。野党は首相の責任を追及し、国民民主党の玉木代表は辞任を要求した。与党内からも夏の参院選への影響を懸念して批判が相次いでおり、首相は厳しい立場に追い込まれている。

【図】一目でわかる…内閣支持率の推移

 首相は予算委で、商品券配布は「政治活動に関する寄付に該当せず、政治資金規正法に抵触しない。(配布相手に)私の選挙区の人もおらず、公職選挙法にも抵触しない」と釈明した。

 商品券は土産代わりに私費で用意したもので、官房機密費(内閣官房報償費)は充てていないと主張。過去に配布した回数は「両手で数えて足りるか足りないかぐらいだ」と振り返った。

国民民主党の玉木代表

 ただ、額が10万円だったことなどについては、「世の中の常識と違うという指摘は甘んじて受けねばならない。真摯(しんし)に厳しく反省しなければいけない」と述べた。

 予算委に先立ち、玉木氏は国会内で、「首相が何らかの形で責任を取らないと、予算も法律も前に進まない可能性が高い。あらゆる選択肢を視野に厳しく向かい合う」と記者団に述べ、内閣不信任決議案が提出された場合、賛成に回る考えを示唆した。立憲民主党の野田代表は記者会見で「(首相の)政治責任は間違いなくある」と強調した。

 政府・与党は2025年度予算案の再修正案について、近く参院で可決後、衆院でも同意を得て、今年度内に成立させることを目指している。日本維新の会の吉村代表(大阪府知事)は「今回は首相の行為の問題で、予算案の内容が変わるわけではない」と周囲に語り、再修正案の衆院での同意に応じる考えを示した。 立民も首相の責任追及は続けつつ、再修正案の採決には応じ、日程闘争は避ける構えを見せている。

 一方、自民の森山幹事長は「『李下(りか)に冠を正さず』が大事だ」と記者団に述べ、疑惑を持たれる行動は避けるべきだと苦言を呈した。公明党の斉藤代表は記者会見で、「国民から納得、理解を得られないような行為は厳に慎むべきだ」と語った。

588OS5:2025/03/15(土) 09:21:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/26e560f54839b2fe0f8976e4d17826d042dfec87
石破首相、自民にも進退論 違法性・機密費使用を否定 商品券配布、野党攻勢
3/14(金) 13:30配信



時事通信
参院予算委員会で答弁する石破茂首相=14日午後、国会内

 石破茂首相は14日、自民党の新人衆院議員15人に配布した10万円分の商品券について「政策推進や特定候補推薦の意図は全くない」と述べ、政治資金規正法には抵触しないとの認識を示した。

 原資として官房機密費(内閣官房報償費)の使用も否定。ただ、首相自身に「政治とカネ」の問題が発覚し、野党は攻勢を強める方針だ。自民内は、夏の参院選へ危機感を募らせており、一部に進退論も浮上している。

 首相は参院予算委員会で、3日夜に首相公邸で開いた懇談会の「土産」として商品券配布を認め、改めて陳謝。「高額で世の中の常識と違うとの指摘は甘んじて受ける」と語った。

 規正法は、政治活動に関して個人から政治家への金銭などの寄付を禁じている。

 首相は、商品券配布の趣旨について「(議員)本人と家族へのねぎらい」と説明。政治活動ではないと強調した。過去に同様の事例があったことも認め、回数は「両手で数えて足りるか足りないかぐらいだ」と述べた。

 与党幹部は首相を支える構えだ。自民の森山裕幹事長は記者団に「首相の責任の取り方は2025年度予算案の早期成立だ」と擁護。公明党の斉藤鉄夫代表は記者会見で「耳を疑った。国民の理解を得られる行為ではない」としつつも、進退は「課題に取り組んで国民の信頼を回復することに尽きる」と述べた。

 もっとも、自民の青山繁晴参院議員は記者団に「進退も含めて自ら決めるべきだ」と述べ、予算成立後の辞任を公然と要求。党内には「退陣に追い込まれる可能性は十分ある」(関係者)との見方がくすぶる。

 これに対し、立民の野田佳彦代表は会見で「政治活動の寄付に当たる」と指摘した。首相の政治責任を問う一方、内閣不信任決議案の提出については「説明責任を果たすよう追及し、その先のことは考えたい」と述べるにとどめた。立民内は「石破首相を相手に参院選を戦いたい」との声が強い。

 日本維新の会の前原誠司共同代表は会見で「国民感情は厳しい」と批判。衆院で賛成した予算案に関し、「(参院で)賛否と結び付けるか党内で話し合いたい」と含みを残した。

 与野党が月内の意見集約を目指す企業・団体献金の在り方を巡る議論にも影響する可能性がある。

589OS5:2025/03/15(土) 09:51:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f72e38c8b63fbe5701abe2a2a53941461e74a9f
小泉進次郎議員 石破首相「合法10万円商品券」援護お断り→納得とか言ったら絶対「お前っ」って言われる 国会で1回生を野次るな「説明すべきは総理」
3/14(金) 21:10配信

デイリースポーツ
 小泉進次郎氏

 自民党の小泉進次郎衆院議員が14日、衆院政治改革特別委員会に出席。同委員会で「政治資金規正法改正案」が審議された中で、石破茂首相が自民新人議員15人に手土産として10万円の商品券を配布し、「政治資金規正法違反ではない」と主張している問題を問われた。


 進次郎氏は「与野党で政治資金規正法の改正に取り組む中で、国民の皆さんに疑念を抱かせたとしたら、悔しい思いをしているのは、我々も同じ」と述べた。

 「いま、この裏側(参院予算委)で、石破総理が説明している」とし、「さきほど1回生が質問に立っているときに野党席からヤジが飛んでましたが、まず説明すべきは総理総裁」と断じた。

 「1回生からすれば困惑した部分もあると思うが、最終的に返した。こういった形でまさに総理はいま説明している」と述べた。

 進次郎議員は、自身は石破首相の説明に納得しているかと聞かれると、「説明はしっかり多くの皆さんが納得するまでされるということなので」とし、「これ私が納得するかどうかではなく、国民のみなさんに納得いただかなければいけない」と述べた。

 再度、自身は納得しているのかと問われると、「いやこれですよ、いろいろまた野次飛ばしてますけど、じゃあこれ、私が『納得しました』って言ったら、絶対、お前の納得じゃなくて国民の納得なんだって絶対ヤジると思います」と笑わせた。

 「この問題、いま正直申し上げて、私は分かりません。分かるのは総理」と述べた。

590OS5:2025/03/15(土) 10:55:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a13d7d01a04afcd73bc0ca5ba1c202016ce1ea8
40歳代の自民支持、初の1割切り 時事通信3月世論調査【解説委員室から】
3/15(土) 8:30配信


時事通信
国民民主党の玉木雄一郎代表(左)と自民党の石破茂首相(党総裁)【時事通信社】

 時事通信社の3月世論調査によると、自民党の支持率は17.9%で、2月と比べ変化はなかった。ただ、「40歳代」は9.6%(前月比6.3ポイント減)で、初めて1割を切った。「18〜29歳」(6.5%)、「30歳代」(8.4%)ともに4カ月連続の1ケタ台で、中年以下の世代の支持離れが鮮明だ。(時事通信解説委員長・高橋正光)

【ひと目でわかる】3月の各政党支持率

◆9.6%、国民と拮抗

 調査は7〜10日に、全国の18歳以上の2千人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は59.3%。

 それによると、これらの世代の国民民主党の支持率は「18〜29歳」21.3%、「30歳代」10.0%で、いずれも自民を上回り、「40歳代」は9.6%と初めて拮抗(きっこう)した。「50歳代」「60歳以上」はこれまで同様、自民が大きく上回った。

 国民全体の支持率は8.0%(前月比1.9%増)と、過去最高を更新。性別では、女性は(5.2%)男性(10.4%)の半分で、役職停止3カ月の処分が明けた玉木雄一郎代表の女性問題が尾を引いている可能性がある。

◆29歳以下の立民支持、1%届かず

 一方、立憲民主党の支持率は4.2%(前月比1.2ポイント減)に下落。昨年9月に就任した野田佳彦代表体制下で、最低を記録するとともに、国民との支持率の差が広がった。

 また、立民の世代別の支持率を見ると、「18〜29歳」は0.9%で、2カ月連続で1%に届かなかった。「30歳代」は1.6%、「40歳代」は2.5%で、若い世代への支持拡大が引き続き課題だ。

 2025年度予算案をめぐっては、日本維新の会が高校教育の無償化などで自民、公明の与党と合意。賛成に回るなど存在感をアピールした。しかし、支持率は2.4%(前月比0.4ポイント増)に伸びたものの、1月(2.8%)には届かなかった。効果は限定的と言えそうだ。

591OS5:2025/03/15(土) 17:52:01

衆議院
定数465
自民196
公明024
維新038

維新が欠席すると、計427(過半数214)
自民+公明=220
だから 維新が欠席して予算を可決させるってシナリオもありそうですね
(野党からボロクソ言われるでしょうが)

592OS5:2025/03/16(日) 09:57:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d08515ab0a7ee4c86b69641c91ea2418522725c
石破首相窮地、政局不透明に 商品券配布、苦しい釈明 野党、退陣要求のタイミング熟慮〔深層探訪〕
3/16(日) 7:00配信

時事通信
参院予算委員会で答弁する石破茂首相=14日午後、国会内

 低空飛行を続けてきた石破茂首相が窮地に陥った。自民党内に商品券を配った問題は、売りだった「クリーン」のイメージを根底から揺さぶる。違法性を否定する説明は苦しさを拭えず、野党は国会で追及を強めつつ「退陣」要求のカードをいつ切るか見定める。参院選を前に、またも「政治とカネ」で揺れる与党側では首相の求心力が一気に低下し、政局は急速に不透明さを増してきた。

【ひと目でわかる】内閣支持率の推移

 ◇詭弁
 「身内を見て、国民を見る気持ちが欠けていた」。14日の参院予算委員会で常識外れの「土産」の妥当性を責め立てられた首相は、非を認めざるを得なかった。

 3日夜、首相公邸で開いた自民衆院1期生15人との会食に際し、首相は自ら指示して1人10万円分の商品券を配った。受け取った側はいぶかしみ、「珍しくて事務所に保管した」と明かす。

 13日昼には党執行部も事実関係を把握。ある幹部は「手の打ちようがなかった」とずさんな対応にあきれ顔を浮かべた。

 政治資金規正法は政治家個人の「政治活動」に対する金銭などの寄付を禁止しており、総務省は「商品券は金銭に含まれる」との見解を示す。ただ、首相は「苦労してきた本人、家族へのねぎらい」だと繰り返し、「政治活動」に当たらないとの立場だ。

 予算委で日本維新の会の柳ケ瀬裕文氏は「明らかな詭弁(きべん)」と批判。「首相として求心力を高めようということだ。政治活動以外の何物でもない」と切り捨てた。

 ◇悪習
 自民総裁選や国会対策を巡り不明朗な金銭授受があったとの証言は絶えない。ある閣僚経験者は「要人の会食に土産はつきもの。10万円くらいは普通だ」と、かつての「悪習」が形を変えて残ってきたと証言する。

 首相が「政治の師」と慕う田中角栄元首相は「金権政治」の代名詞的存在でもある。首相は3日の会食以外でも商品券を配ったと認めており、予算委では「両手で数えて足りるか足りないか」の回数だったと説明したが、額などはあいまいな言い回しに終始した。

 「らしくないことをした」。自民執行部の一人は天を仰いだ。

 ◇打算
 2025年度予算案の修正協議に応じてきた野党も、高額療養費制度見直しを巡る政権の迷走や企業・団体献金存続にこだわる自民の姿勢を見て、対決姿勢を徐々に強めつつあった。そこへ降ってきた首相自身の問題を受け、各党とも責任を厳しく問う構えだ。

 まずポイントになるのは予算審議の「出口」。政府は高額療養費見直し凍結を踏まえ、参院で予算案を再修正する方針だ。可決後、与党が過半数を割る衆院で改めて採決する必要がある。衆院で予算案に賛成した維新の前原誠司共同代表は「もらった方が買収されたと思っても仕方ない」と断じ、今後の対応を再検討する考えを示した。

 弱体化した石破政権を「生かさず殺さず」(野党筋)のまま、参院選に臨みたいとの打算も見え隠れする。立民のベテランは「首相が自民の『顔』のままがいい」と吐露。14日、首相の進退について問われた野田佳彦代表は「まだそこまでの話ではない」と慎重な物言いに終始した。内閣不信任決議案の提出時期も焦点となるが、立民中堅は「誰かがブレーキをかけている」と話し、幹部は様子見だと明かした。

 自民では既に、改選期の参院議員から首相の退陣論が公然と出ている。中堅議員の一人は14日、「支持率が落ちる。もう間違いなく戦えない」と悲鳴を上げた。

 昨秋の衆院選大敗後も首相が続投できたのは「ポスト石破」の不在も大きい。ただ、参院選を控えて自民内では旧派閥や首相経験者同士の会合の動きが活発化しつつあり、世論の推移次第で退陣論が一気に広がる可能性もある。森山裕幹事長は14日、麻生太郎元首相と党本部で会談した。

 01年の参院選を前に低支持率にあえぐ当時の森喜朗首相は退陣に追い込まれた。「あの時と重なって見えてきた」。自民関係者はこう話した。

593OS5:2025/03/16(日) 18:04:05
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2025031601000610.html
野田氏「首相退陣は求めない」 説明責任追及、早期幕引き許さず
2025/03/16 16:32共同通信

 立憲民主党の野田佳彦代表は16日、青森市内で講演し、石破茂首相が自民党衆院1期生に商品券を配った問題を巡り、首相が説明責任を果たさないまま退陣して幕引きを図るのは認めないとの考えを示した。「徹底して説明を求める。内閣不信任決議案提出や退陣を求める声があるが、私は簡単に求めない」と述べた。国会の政治倫理審査会への出席も要求した。

 自民内で出ている首相退陣論に触れ「トップを代えて清新なイメージで参院選に臨みたい、衆院を解散したいということだろうが、そうは問屋が卸さない」と強調。1期生との会食は政治活動に当たるとして「政治資金規正法に抵触する可能性が十分ある」とした。

 首相の説明責任に関し「政倫審で説明を聞こうじゃないか。何回やったのか、歴代首相もやっていたのかなど自民党の政治文化について説明責任を果たすまで追及する」と語った。

 国民民主党の玉木雄一郎代表も16日のフジテレビ番組で「政倫審で弁明し、一定の区切りを付けるべきだ」と重ねて出席を要求した。

594OS5:2025/03/17(月) 17:19:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/72aa702e77af83ffa079d09ae865cc24c2ee8c12
「歴代の首相の慣例」石破総理”商品券問題”で自民・舞立参院議員が地元会合で発言→「事実誤認、推測に基づく発言であり、撤回します」
3/17(月) 15:04配信

BSS山陰放送
山陰放送

石破総理が共に会食した自民党の当選1回の衆議院議員の事務所に、1人10万円相当の商品券を配っていた問題に絡み、自民党の舞立昇治参議院議員が、16日に地元・鳥取で行われ会合で、「歴代の首相が慣例として普通にやっていたこと」と述べた問題で、舞立議員はきょう、BSSの取材に対し「事実誤認、推測に基づく発言」だったとし、発言を撤回しました。


自民党鳥取県連は16日、夏の参院選の対応を協議するため鳥取市内で会合を開きました。

出席者によると、冒頭のあいさつで舞立議員は、鳥取県連会長で県選出の石破総理の商品券配布を巡る問題について触れ、「想像以上にお騒がせしている」としつつ「歴代の首相が慣例として普通にやっていたこと」と述べたということです。

さらに舞立議員は、「いまの情勢や物価高の厳しい状況の中、一般常識とかけ離れているという指摘については真摯に受け止めるべき」などとする趣旨の発言をした一方で、法的な問題はないという認識を示したということです。

こうしたなか舞立議員は17日、BSS山陰放送の取材に対し、商品券に関する部分について、として、「事実誤認、推測に基づく発言であり、撤回します」とコメントしました。

山陰放送

595OS5:2025/03/19(水) 18:28:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/05c0eabbcb3a4c5997bad0b3fceacdd34d385b9e
岸田前首相、商品券を配布 10万円分、政務官との懇談で
3/19(水) 13:12配信

共同通信
自民党の岸田文雄前首相

 自民党の岸田文雄前首相の在任中に首相公邸で開かれた政務官との懇談に合わせ、岸田氏側が10万円分の商品券を出席者に配っていたことが分かった。党関係者が19日、明らかにした。岸田氏の事務所は同日「常に法令に従って適正に対応している」と取材に答えた。


 岸田氏は2021年10月から24年10月まで首相を務めた。関係者によると、22年に政務官の自民議員と岸田氏との懇談会の前後、岸田氏事務所の秘書から10万円の商品券が届けられたという。

 石破茂首相は19日の参院予算委員会で「私が確認したものでもない。コメントする立場にはない」とした。立憲民主党の小沼巧氏は、岸田氏の参考人招致を求めた。

 立民の野田佳彦代表は「自民党の政治文化の問題ではないか。構造的に根の深い問題になってきた」と国会内で記者団に指摘。国民民主党の古川元久代表代行は記者会見で「歴代首相が慣例で行っていた疑念を持たれても仕方ない。自民党で調べ、説明する必要がある」と強調した。

596OS5:2025/03/24(月) 22:05:48
https://www.sankei.com/article/20250324-TSGUHVSCVFLIPOP3BVYYB7PA7A/

「石破首相を降ろしても妙案がない」 商品券問題で内閣支持率急落も 広がりを欠く退陣論
2025/3/24 20:29
石破茂政権への逆風が止まらない。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による合同世論調査では、石破首相の商品券配布問題が打撃となり、内閣支持率が急落し、政権発足以降最低となった。一方、首相の退陣を求める民意は約3割にとどまる。夏の参院選を前に、自民党内には首相交代論がくすぶるが、党勢回復の兆しが見えない中、「石破降ろし」の動きは広がりを欠いている。

「世論調査の結果は、常に謙虚に受け止め、その要因を分析していきたい」。自民の森山裕幹事長は記者会見で、厳しい表情で語った。内閣支持率の急落に、商品券問題が影響したことは明らかだ。合同世論調査では、「違法性はない」などとする首相の説明に8割近くが否定的な評価を下しており、国民の納得は得られていない。

「辞める必要はない」が6割超
ただ、首相に「政治とカネ」の問題が浮上しても、首相は「辞める必要はない」との回答は62・6%に上り、「辞めるべきだ」(32・7%)を大きく上回った。首相の方針が二転三転し、政権の迷走ぶりを印象付けた高額療養費制度の見直しを巡っても、今年8月からの利用者負担引き上げ見送りの判断自体は評価する回答が7割を超えた。

自民ベテランは「商品券問題は発覚のタイミングは悪かったが、首相が辞めるほどの問題ではない」との見方を示す。

選挙を控える参院自民を中心に「けじめをつけるべきだ」(西田昌司参院議員)などと批判の声が上がるが、現時点で首相の進退にまで踏み込んだ発言は一部にとどまっている。

岩盤保守層の「自民離れ」顕著
首相が退陣したとしても、参院選に向けた展望が開けるかは見通せない。高齢世代を中心とした岩盤保守層の「自民離れ」は顕著で、自民の支持率も現行形式の調査を開始して以降、最低となった。自民ベテランは「地方はもっと深刻だ。『顔』を代えたぐらいでは、自民が変わったとは思われないと考えている人が多い」と語った。岸田文雄前政権では、地方組織からの厳しい突き上げが退陣のきっかけの一つとなったが、現政権では表立った動きはまだ少ない。

「首相を降ろしたところで、妙案がない」。自民重鎮は、諦め顔でつぶやいた。(今仲信博)

597OS5:2025/03/28(金) 08:59:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/19162520063b45f8aaa052578e2d307afa4aed87
国民民主出身の首相補佐官・矢田稚子氏、退任へ 首相が方針固める
3/27(木) 23:30配信

朝日新聞
「女性の職業生活における活躍推進プロジェクトチーム」が取りまとめた報告書を、座長の矢田稚子首相補佐官(右)から受け取る石破茂首相=2025年3月26日午後4時47分、首相官邸、岩下毅撮影

 石破茂首相は、国民民主党の元参院議員で賃金・雇用を担当する矢田稚子首相補佐官を、近く退任させる方針を固めた。27日、複数の政権幹部が明らかにした。

 矢田氏は2016年参院選で、電機などの企業の労働組合で作る「電機連合」の組織内候補として旧民進党公認で初当選し、国民民主の副代表も務めた。22年の参院選で落選後、23年9月に岸田内閣で首相補佐官に起用され、石破内閣でも続投していた。政権側は「国民民主党や連合とのパイプを期待した」(官邸幹部)が、官邸内では「うまく機能していない」との指摘も出ていた。(小林圭、南有紀)

朝日新聞社

598OS5:2025/04/16(水) 21:32:42
https://www.sankei.com/article/20250415-HXR45WWPUVL7RGSQGPLFM75VGE/
自民、現金給付案下火に 石破首相と森山幹事長協議 ポイント案浮上、参院側「減税」も
2025/4/15 18:47
政府・自民党が検討している国民一律の現金給付に関し、自民内で15日、見直しを求める動きが強まった。物価高を受けた経済対策の目玉として3万〜5万円程度を給付する案が出ていたが、世論に不評で下火になった。給付額がふくらむ場合は早急に補正予算案を編成し、6月22日までの今国会で成立させる必要があるため、石破茂首相が近く可否を最終判断する。

森山氏、経済効果を疑問視
自民の森山裕幹事長と小野寺五典政調会長は15日、報道陣の目を避けて裏門から官邸に入り、首相と経済対策について協議した。両氏は現金給付に慎重な意見を伝えたとみられる。

森山氏は前日の記者会見で「今までも何回か給付したが、データを見ると(消費ではなく)預金に回ったと受け取れる」と経済効果に疑問を呈していた。

両氏の官邸訪問に先立つ党役員連絡会では、平井卓也広報本部長が各種世論調査の結果を報告したという。共同通信社が12、13両日に実施した全国電話世論調査では、国民一律の現金給付案に「賛成」37・5%、「反対」55・3%だった。同時期の読売新聞や毎日新聞の調査でも否定的な回答が大幅に上回った。

現金給付と合わせ、食料品を対象とした時限的な消費税減税も検討されている。党内では「首相が現金給付と減税に前向き」という見方が広がっている。

野党の「バラマキ」批判も影響か
現金給付に関しては、先週までは党執行部内に賛成論が多かった。しかし野党による「選挙目当てのバラマキ」批判や、週末の各種世論調査の結果を受け、機運はしぼみつつある。

代替案の一つとして与党内で15日、マイナンバーカード保有者に「マイナポイント」を付与し、カードを持たない人には現金給付する案も浮上した。

一方で減税は、夏に選挙を控える参院自民や公明党も求めている。森山、小野寺両氏ら執行部の大半や加藤勝信財務相は、社会保障費の財源確保などの観点から難色を示している。

選挙が近い参院議員は世論に敏感だ。参院自民は15日、党所属の参院議員全員に現金給付や減税を含む経済対策のアンケートを行うと決めた。各議員が聞いた有権者の声を対策に反映させる狙いで、週内にも取りまとめたい方向だ。(田中一世、永井大輔)

599OS5:2025/05/06(火) 15:09:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe37024183081f8267758484f935f083a006b11d
西田氏のひめゆり発言、研究者ら批判 「証言や資料を無視」「歴史修正主義者だ」
5/6(火) 8:31配信

琉球新報
沖縄戦で沖縄陸軍病院第三外科壕だったひめゆりの塔=糸満市

 自民党の西田昌司参院議員が那覇市内で開かれた「憲法シンポジウム」(主催・県神社庁など、共催・自民党県連)で、糸満市のひめゆりの塔の説明に「歴史の書き換えだ」などと発言したことについて、沖縄戦研究者からは「改憲世論をつくっていくための恣意的で乱暴な歴史の見方であり、発言だ」と批判が上がっている。

【証言】元ひめゆり学徒「手足切断、恐ろしかった」

 沖縄大学客員教授の新城俊昭氏は「沖縄戦の実相から何も学ぼうとしていない姿勢が見える」と指摘した。西田議員の発言だけでなく、2021年には「ひめゆり学徒隊」を「ひめゆり部隊」と記載する歴史教科書があったことにも触れ「沖縄の平和教育はたくさんの沖縄戦体験者の証言、沖縄県、日米とさまざまな資料による研究成果を基に行われている。ひめゆり資料館もリニューアルするなど新たな見せ方もしている。もし間違えていることがあるのなら、根拠を示しながら間違えを指摘してほしい」と語った。

 「ひめゆり資料館の展示内容に、議員が言うようなものはない」と指摘するのは琉球大准教授の北上田源氏。沖縄戦と歴史教育に関する西田議員の発言について「体験者の語りと研究の蓄積を、現場で反映しようとしてきたことを無視した乱暴な発言だ」と断じた。「ずっと前から改憲と歴史修正主義を結びつける言説はあるが、今回は呼ばれて話をしており、国会議員としての発言が問われる。歴史と真摯(しんし)に向き合って発言することを求めたい」と語った。

 沖縄国際大名誉教授の石原昌家氏は「沖縄戦での日本軍の絶対方針は、国体護持のため、米軍への徹底抗戦だった。それが住民や兵士に多大な戦死者を生じさせたことは客観的事実だ」とし、「『殉国美談』にするような沖縄戦捏造(ねつぞう)の『歴史修正主義者』による発言だ」と指摘した。

 (中村万里子、屋嘉部長将)

600OS5:2025/05/08(木) 15:40:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/951ea0c837fd0b0b5fbd9ca0cdaa021f86f47361
「会場凍るようだった」国場衆院議員、自民県連の責任言及 西田氏ひめゆり発言 沖縄
5/8(木) 14:01配信
琉球新報
国場幸之助氏

自民党の西田昌司参院議員と同様に「憲法シンポジウム」(主催・県神社庁など、共催・自民党県連)に講演者として登壇した国場幸之助衆院議員は7日、取材に答え、会場の様子を振り返った。西田氏の発言を受けて参加者は「だんだんと表情がこわばっていったように感じた。会場の雰囲気が凍っていくような、まずいことを話しているのではと感じているように見えた」と語った。共催者である自民党県連の責任にも言及した。



 国場氏は「なぜ憲法に関するシンポジウムでこんなことを話しているのか、理解できなかった」という。ただ「自民党県連は共催者として、招いた講師がどのような内容を話すのか、事前に確認するべきだった」と、県連の責任を指摘したシンポジウムには国場氏のほか、座波一県議、西銘啓史郎県議、大浜一郎県議、又吉清義県議、喜屋武力県議が参加していたという。

The Ryukyu Shimpo Co., Ltd

601OS5:2025/05/18(日) 17:36:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a61ee9b69dcfadd8d5213c032baa1492e51879a8
自民・森山氏、参院選へ正念場 「影の総理」政権浮揚見えず
5/18(日) 7:01配信

時事通信
講演する自民党の森山裕幹事長=17日午前、鹿児島県屋久島町

 夏の参院選が迫る中、石破政権の屋台骨を支える自民党の森山裕幹事長が正念場を迎えている。

【主な経歴】森山 裕(もりやま ひろし)氏

 政権を揺さぶるコメ価格高騰を巡って政府・与党の対応を主導し、参院自民が求める消費税減税の見送りにも道筋を付けた。党内には「影の総理」とささやく声もあるが、政権浮揚の足掛かりはつかめておらず、一部からいら立ちの声も漏れる。

 「政治生命を懸けて、この問題に対応したい」。財政規律派を自負する森山氏は17日、鹿児島県屋久島町で国政報告会を開き、野党が夏の参院選で消費税減税を争点化しようとする動きをけん制した。

 石破政権の運営はナンバー2である森山氏がリードする場面が目立つ。国対委員長を4年2カ月務める中で培った野党とのパイプを生かし、少数与党の国会運営を差配。日本維新の会や国民民主党との修正協議の陣頭指揮を執り、2024年度補正予算や25年度予算の成立にこぎ着けた。

 コメ価格引き下げに向けては、トランプ米政権との関税交渉の取引にも使える「一石二鳥」の策として、米国産米の輸入拡大案が政府内で浮上。首相もテレビ番組で「一つの選択肢としてあり得る」と語ったが、農林族の代表格の森山氏はすぐに「輸入拡大の話はない」と打ち消した。

 政府備蓄米の流通を促すため、政府は16日、入札参加条件の緩和を発表。関係者によると、森山氏が農林水産省と水面下で調整を進めた結果だ。

 消費税を巡っては、参院選公約の「目玉」として参院自民や公明党から減税への期待が強まり、首相も一時期「一概に否定しない」と含みを持たせた。しかし、森山氏は首相公邸をひそかに訪問して首相を説得。首相は今や「国の財政はどうなるのか」と慎重姿勢を鮮明にしている。

 もっとも、「森山路線」が成果を上げているとは言いがたい。農水省は18週ぶりの米価下落を12日に発表したが、わずか19円だ。

 衆院選での苦戦は、裏金事件を受け非公認とした候補側への、森山氏が決めたとされる2000万円支給も遠因との見方が強い。野党各党が消費税減税をそろって唱える中、参院自民には「自民だけ減税反対では参院選も戦えない」(中堅)と不満が渦巻く。参院選の投開票日と想定される7月20日まで残り約2カ月。内閣支持率が低迷を脱する兆しは見えていない。

602OS5:2025/05/19(月) 19:25:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e7772634a8e7344e0568237abf4c40363cba4c2
江藤農水相、コメ発言は「ウケ狙いで強めに」 修正し陳謝も辞任は否定
5/19(月) 13:43配信

産経新聞
参院予算委員会で答弁に臨む江藤拓農水相=19日午前、国会内(春名中撮影)

江藤拓農林水産相は19日、コメを買ったことがないとの講演会での発言を巡り、「コメは買っている。実態と違う言い方をした」と釈明した。売るほどあるとの発言は「言い過ぎだった」と説明し、一連の発言について「撤回というより修正したい」と述べた。農水省で記者団の取材に答えた。

【写真】江藤農水相が「コメ買ったことない」「売るほどある」と発言

江藤氏は「お騒がせしてしまったことは大変遺憾だ。配慮が足りなかった」と陳謝。その上で「会場が盛り上がっていたので、受けを狙って強めに言った」と語った。自らの進退について問われると「(備蓄米放出の)結果を出すことで応えたい」として辞任を否定した。

江藤氏は佐賀市で18日に開催された講演で、価格高騰が続くコメに関し「(私は)買ったことがない。支援者の方がたくさん下さるのでまさに売るほどある。私の家の食品庫には」などと発言した。

603OS5:2025/05/19(月) 22:02:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/07d2e0ecc78d187dce25616879db258cc8cfc725
「令和のマリー・アントワネット」農相のコメ巡る発言、与野党が批判
5/19(月) 19:40配信

毎日新聞
参院決算委員会で立憲民主党・羽田次郎氏の質問に対し、「コメ買ったことない」と自身が発言したことについて釈明する江藤拓農相=国会内で2025年5月19日午後2時33分、平田明浩撮影

 江藤拓農相が「コメを買ったことはない」などと発言したことを巡り、与野党からは19日、批判が相次いだ。

 立憲民主党の小川淳也幹事長は記者団に「(農相は)米の生産、流通、米価の安定に責任を持つべき立場だ。庶民感覚からかけ離れた不適切さ、不穏当さが問われる」と非難した。「パンがないなら、お菓子を食べればいい」と言ったと伝わるフランス革命当時の王妃を引き合いに「『令和のマリー・アントワネット』と言ってきた人もいる」と指摘。江藤氏への不信任案提出の可能性については「否定するわけにはいかない。ただ、政権自身の自らに対する処断が問われるべきだ」と、石破茂首相の判断を促した。

 日本維新の会の前原誠司共同代表も「消費者のことを考えていなかった。結局本音が出たということだ」と強調。コメの価格高騰が続いていることも踏まえ「結果が出ていないわけで、不信任に値するのではないか」と話した。

 一方、国民民主党の玉木雄一郎代表は「思った量が買えないという国民がたくさんいる中で配慮に欠けた発言だ」と指摘したが、野党で足並みをそろえての不信任案提出については「そういう質のものではない。本来やるべき仕事で結果出してもらいたい」と距離を置いた。

 与党にも困惑が広がった。公明党の斉藤鉄夫代表は、一般論とした上で「農相という最も国民が関心を持っている政策を担当する大臣として、注意して発言をする立場にある。大臣として最も大切なところではないか」と苦言を呈した。

 自民党の森山裕幹事長は19日の記者会見で「配慮を欠いた発言だ」と批判した上で、「今後も米の価格が正常な形となるようにしっかりと対応してほしい」と述べ、続投を容認する考えを示した。【安部志帆子、野間口陽、遠藤修平】

604OS5:2025/05/21(水) 12:57:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd5927e09b58b4f81ed75e2449db2af40e13e0c0
江藤農相辞任、参院選に打撃 楽観から一転、野党要求にあらがえず
5/21(水) 10:16配信


毎日新聞
辞表を提出した後、首相官邸を後にする江藤拓農相(中央)=首相官邸で2025年5月21日午前8時18分、後藤由耶撮影

 「コメは買ったことがない」などと発言した江藤拓農相が辞任に追い込まれた。昨秋の衆院選で「少数与党」となり、一致結束した野党の要求にあらがえなかった形だ。夏に参院選を控える石破政権にとって大きな打撃となる。


 失言が表面化した19日の段階で、政権は楽観していた。立憲民主党と日本維新の会の幹部が農相不信任決議案提出の可能性に言及したものの、国民民主党の玉木雄一郎代表は「やるべき仕事で結果を出してもらいたい」と否定的な考えを示していたからだ。衆院では野党が多数を占めるが、足並みがそろわなければ不信任案は可決されない。

 ところが、20日になると、立憲の野田佳彦代表が「国民感情を逆なでする発言で、その任にあらずだ」と批判のトーンを強め、国民民主からも「庶民感覚、生産者の思いが分からない農相は即刻辞めるべきだ」(榛葉賀津也幹事長)との声が上がるようになった。

 20日午後には立憲、国民民主など野党5党の国対委員長が会談し、江藤氏や首相が退任を判断しない場合、農相不信任案の提出も検討することを確認し、足並みをそろえた。これにより、不信任案が提出されれば可決される可能性が高まった。

 江藤氏に対しては「更迭すれば、コメ政策に空白が生じてしまう」(自民党幹部)として職務を全うすべきだとの意見の一方で、自発的な辞任を促す声が与党内から上がっていた。自民の閣僚経験者は「あの発言で続投するのは無理だ。耐えられない」との見方を示し、与党幹部は「首相は早く手を打って江藤氏をクビにしたほうがいい」と話した。

 コメ価格の安定に向けて、政府備蓄米の放出など対策が続く中での農相の辞任は与党にとっては痛手だ。

 17、18両日の毎日新聞の世論調査で、石破内閣の支持率は22%と過去最低を更新。コメ高騰への効果的な対策が打てないことに加え、社会保障の財源確保を理由に消費減税に慎重な姿勢を示す首相に対する不満が表れた形で、反転攻勢の兆しは見えない。参院選での目玉政策も見えず「過半数維持は絶望的だ」(自民参院議員)との声も漏れる。

 一方、野党は農相不信任案の提出検討では足並みをそろえたが、6月の国会会期末に向けて内閣不信任案提出の是非が焦点となる。今後、与野党の攻防が更に激しくなりそうだ。【池田直、内田帆ノ佳】

605OS5:2025/05/21(水) 20:43:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/75d7fcfe721f3b70a3ad8be5d634562f7ce579e7
江藤氏父子、舌禍で閣僚辞任 コメ、植民地支配
5/21(水) 17:03配信
時事通信
石破茂首相に農林水産相の辞表を提出後、報道各社の取材に応じる江藤拓氏(左端)=21日午前、首相官邸

 江藤拓農林水産相は21日、「コメは買ったことがない」と発言した問題で、事実上更迭された。

【写真】故江藤隆美氏

 父は建設相や運輸相などを歴任した故江藤隆美氏。その父も総務庁長官当時に植民地支配を巡る発言が問題となり、親子2代にわたって舌禍で閣僚を辞任する事態となった。

 江藤拓氏は18日の講演で価格が高止まりするコメに関し、支援者からもらうコメが売るほどあり「コメは買ったことはありません」などと発言。その後、「受けを狙って強めに言った」「宮崎ではたくさんいただくと『売るほどある』とよく言う。宮崎弁的な言い方だった」などと釈明したが、与野党の批判は収まらなかった。

 隆美氏は、村山内閣で総務庁長官を務めていた1995年、韓国の植民地支配について「日本はいいこともした」と発言。オフレコ取材の場での発言だったが報じられ、総務庁長官の辞任に至った。

606OS5:2025/05/21(水) 21:54:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/592fa66f9a9c28ebc36a58e7efc48f53c3a506ee
「世間知らず」 江藤氏に地元も反発 後任の小泉氏にも消えぬ不安…
5/21(水) 20:38配信

毎日新聞
経営する店舗で玄米を精米機にかける飯塚良二さん=東京都足立区で2025年5月21日午前10時8分、阿部絢美撮影

 消費者の感情を逆なでする発言で、江藤拓氏が21日に農相を更迭された。備蓄米放出の効果は表れず、コメ価格の高騰が続くなかでの担当閣僚による失言。「辞任は当然だ」「庶民の感覚が分かっていない」。全国の消費者や農家らはあきれ、憤った。【重春次男、下薗和仁、阿部絢美、斎藤文太郎】

【写真で見る】還元水、ばんそうこう、不正受給… 00年以降9人、歴代農相

 「コメの高騰で多くの人が困っているご時世に、あんな発言が出ることに驚いた。地域の実情を本当に分かっているのか」。江藤氏の地元の宮崎県延岡市で、支援者の会社員男性(27)が語気を強めた。

 江藤氏が「宮崎ではたくさんいただくと『売るほどある』とよく言う。宮崎弁的な言い方」と釈明したことに対し、「宮崎弁ではなく普通の言葉だ。少しでも罪を軽くしたかったのでは。宮崎県民の前で話せるのか」と憤った。

 宮崎県美郷町で稲作農家を営む男性(75)は「『コメは買ったことがない』とは世間知らずな発言だ。農業県の宮崎選出の大臣として残念な対応で、辞任は当然だ」と切り捨てた。

 江藤氏の後援会の壱岐良文事務局長(70)は「支持者からのお叱りの電話が多い」と言葉少なに話した。

 江藤氏は、建設相などを歴任した父隆美氏(2007年死去)の地盤を継いだ2世議員だ。03年に衆院宮崎2区から初当選し、現在8期目。19年に農相で初入閣し、昨秋の衆院選後に発足した第2次石破内閣で再び農相に就任した。

 父隆美氏も失言で閣僚を辞任した過去がある。日韓関係を巡り「植民地時代、日本は良いこともした」と発言。韓国政府の反発を招き、1995年に総務庁長官を辞任した。

 選挙区で江藤氏を支える自民県議は「昔より丸くなったとはいえ、気の短い面があった。コメの価格を下げていく途中でこうなったのは残念だ」と肩を落とした。

 発言への反発や批判は、東京でも相次いだ。

 東京・原宿の「小池精米店」の小池理雄(ただお)社長(53)は「消費者の感覚も現場の実態も分かっていない大臣だった。辞任は仕方ない」と突き放した。

 小池社長は、コメ価格の高騰に気をもんできた。昨年来のコメ不足で農家や卸業者が値上げすれば、販売価格に転嫁せざるを得ない。「お客さんへの値上げの説明が終わったら、仕入れ先からまた値上げと言われた」

 その仕入れ先もコメの確保に苦心しており、6月は納入できないと告げてきた業者もある。「備蓄米放出で流通量が増えた実感はない」と小池社長。後任の小泉進次郎氏について「改革マインドには期待しているが、何を言い出すか分からない心配はある」と語った。

 東京都足立区でコメの精米や販売を手がける飯塚良二さん(75)は「米屋の実情が全く見えていない発言だった」と断じた。一家で60年以上営業しているが、これほどの価格高騰は経験したことがないという。

 飯塚さんは「5キロを税込み5000円で販売すると『もうけているだろう』と言われるが、とんでもない。例年より利益率を10%も下げて販売している。仕入れ値が高すぎて、これがギリギリ」と語る。さらに「うちのような末端に備蓄米は届かない」とし、小泉氏には「現場を歩いて実態を見て」と注文した。

 足立区内のスーパーにいた40代女性は「(江藤氏は)本当にコメを買ったことがなく、庶民の感覚が分からなかったのでは」と冷ややかに語った。食べ盛りの子ども2人がいる女性の家庭では毎週、少なくとも5キロのコメを消費するという。「少しでも安くなることを願う」と語った。

607名無しさん:2025/05/22(木) 18:41:33
田舎だと大抵米を作っているから米(加工品除く)を買う経験は無いだろうな。
まぁ都会の人は戦後直後みたいに高価な着物や宝石を持って農家巡りでもしたら良い。

608OS5:2025/05/23(金) 06:59:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e44c1bc2696de3f3dcbc9ca2aa2ebb0a58f6bad
岸田前首相が「再登板」を狙って意気軒昂 “犬猿の仲”も解消か 「会食に応じるなどこじれた関係の修復に努めていてる
5/23(金) 5:50配信

デイリー新潮
岸田文雄前首相

 昨夏に「政治とカネ」の問題で退陣表明を余儀なくされた岸田文雄前首相が意気軒昂だ。しかし、その動きに“復権狙い”との臆測が。


 ***

現役首相のような歓待ぶり
 政治部デスクが解説する。

「岸田氏は、5月3日から5日間の日程でインドネシアとマレーシアを訪問した。石破茂首相の特使との立場で、インドネシアではプラボウォ大統領と、マレーシアではアンワル首相と会談。いずれも現役の首相のような歓待ぶりでしたよ」

“外交の岸田”の本領発揮か、齋藤健前経済産業相、萩生田光一元自民党政調会長といった大物を伴っての歴訪だった。

 連休中の動静を振り返れば、岸田氏は国内でも“露出”に励んでいた。

「4月29日には裕子夫人を伴い、東京ドームで巨人×広島戦をバックネット裏の最前列で観戦。広島選出の岸田氏は筋金入りのカープファンとしても有名で、狙ったのかどうか、テレビ中継ではたびたび夫妻の姿が映し出されていました」

総裁選を見越して支持者集め
 その岸田氏は、首相退任から間もない昨年11月に国民の資産運用を後押しする「資産運用立国議員連盟」を、翌12月に日本と東南アジア諸国の脱炭素化を推進する「アジア・ゼロエミッション共同体議員連盟」を立ち上げている。

「本人は表向き“オレは石破政権を支える”と公言していますが、一方で存在のアピールには積極的。これが捲土重来を期したものとみられている」

 次期総裁選を見越した支持者集めに積極的だとも。

 自民党関係者が言う。

「旧岸田派の議員を中心に、定期的に会合を持っています。昨年の党総裁選で石破さんを支持したことで、高市早苗前経済安全保障担当相を推した麻生太郎元首相との関係が悪化しました。最近は茂木敏充前幹事長も交えた3人の会食に応じるなど、こじれた関係の修復にも努めています」

旧岸田派の“本音”
 麻生氏は御年84歳、菅義偉元首相は76歳。その点、岸田氏はまだ67歳だから“キングメーカー”として君臨するより、当選同期の安倍晋三元首相のように再登板を狙っているのか。

「ご本人は色気があるようですが、旧派閥の仲間の多くは“石破さんの次は(同じ岸田派だった)林芳正官房長官にやらせたい”との意向です。岸田さんはそれが気に入らないようで、会合で林さんと顔を合わせても、ぎこちない様子です」

 とは旧岸田派議員の一人。

「先の総裁選で、岸田さんの側近の木原誠二選対委員長や村井英樹前官房副長官は小泉進次郎元環境相を支援した。岸田さんも、自分が出られないなら元“同僚”の林さんではなく進次郎氏を推すはず。そうなれば、林シンパが反発して旧岸田派は空中分解ですが」

 岸田氏の“再登板”へのハードルは高そうだ。再び先の政治部デスクの解説。

「岸田政権は防衛力強化や原発推進、少子化対策など実績は残したものの、肝心の国民ウケがイマイチでした。石破政権は消費税減税を否定して支持率を下げましたが、岸田氏はいまもSNSなどで“増税メガネ”とのフレーズで批判されている。以前からの財務省寄りの発言も非難の的です」

 前述のプロ野球の試合は、広島が延長12回の末にサヨナラ負けを喫した。“持ってる男”でもなさそうで――。

「週刊新潮」2025年5月22日号 掲載

新潮社

609OS5:2025/05/24(土) 20:24:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f7b05449250dac6058a6c8e7829d2e33c0e6850
石破首相、農水相に小泉氏 コメ失言の江藤氏更迭 参院選へ打撃、米価抑制指示
5/21(水) 16:13配信

時事通信
辞令交付後、撮影に応じる小泉進次郎農林水産相(中央)。左は石破茂首相、右は林芳正官房長官=21日午後、首相官邸

 江藤拓農林水産相(64)は21日、米価高騰が続く中で「コメは買ったことがない」と発言して国民の不信を招いた責任を取り、石破茂首相に首相官邸で辞表を提出、受理された。

 首相による事実上の更迭人事。首相は自民党の小泉進次郎前選対委員長(44)を後任に起用し、信頼回復のため、米価安定に強力に取り組むよう指示した。

 首相は当初、江藤氏を続投させる考えだったが、野党から更迭要求が強まり、方針転換に追い込まれた。石破内閣の閣僚更迭は初めてで、6月の東京都議選や夏の参院選を控え、政権にとって打撃となる。

 首相は記者団に「全て任命権者たる私の責任だ。いかなる批判も受け止める」と強調。党首討論の中で米価について「(5キロ)3000円台でなければならない」と語り、4000円未満への抑制を目指す考えを示した。

 江藤氏の辞任後、首相は小泉氏を官邸に呼び、政府備蓄米の放出を入札で行っていることが米価高止まりにつながっているとの指摘を踏まえ、随意契約を活用した売り渡しを検討するよう指示した。小泉氏は「コメ担当相だという思いで集中して取り組む」と記者団に強調した。

 小泉氏は衆院神奈川11区選出の当選6回。党農林部会長として農協改革に取り組んだ経験がある。皇居での閣僚認証式を経て、正式に就任した。

610OS5:2025/05/24(土) 22:04:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/0da9c777f823e3c36b24d1ee90c7742252de2905
年金修正合意で次の焦点は内閣不信任案 提出なら可決の公算大、否決のカギは維新・れいわ
5/24(土) 19:38配信
産経新聞
内閣不信任決議案の可決後の流れ

与党が年金制度改革法案を巡り、立憲民主党の修正案を受け入れる方針にかじを切ったのは、内閣不信任決議案を提出するかどうかの判断を握る野党第一党の立民と共同歩調をとり、提出を封じたいという思惑もある。残り1カ月足らずの今国会は立民の判断が焦点となる。与党過半数割れの現状では、野党が一致すれば不信任案を可決し、石破茂首相に内閣総辞職か衆院解散の2択を迫ることができる。

■農水相辞任で成功体験

立民の野田佳彦代表は24日、年金法案の修正で合意した場合の不信任案提出の是非について「それはそれで適時適切に判断する」と記者団に述べた。ある立民幹部は、同党が提出した選択的夫婦別姓制度導入法案など他の法案に対する自民の対応ぶりも判断材料になると語った。

内閣不信任案は通常国会会期末の6月の「風物詩」といわれてきた。与党の反対多数で否決されるのが目に見えている中、対決姿勢をアピールしたい野党が提出するからだ。今年は事情が異なる。21日、主要野党5党が一致して要求した結果、江藤拓前農林水産相を辞任に追い込む成功体験を得た。

■自公は過半数まで13人足りず

では、今国会で不信任案が提出された場合、可決や否決に至るにはそれぞれどのようなケースがあり得るのか。

体調不良などによる欠席者がいないと仮定すると、採決に加わらない議長をのぞく衆院議員は464人。「過半数233」を巡る争いだ。

自民、公明の「与党220人」は否決しようと反対票を投じるが、過半数まで13人足りない。これに対し、立民など「野党系244人」が一致して不信任案に賛成すれば、過半数233を優に超えて可決できる。

とはいえ、野党が結束するとはかぎらない。

特に近年、採決を棄権しているれいわ新選組の動きが読みにくい。昨年6月の岸田文雄内閣不信任案の採決も「野党第一党の闘っているフリ、茶番にはつきあえない」と棄権した。

れいわの9人が棄権すれば、採決に臨むのは455人で「過半数228」となる。れいわを引いても「野党系235人」で過半数に達する。

与党が否決に持ち込むには、れいわ以外の野党系議員に棄権してもらう必要がある。13人が棄権すれば賛否同数で議長が可否を決する。自民出身の額賀福志郎議長は否決するだろう。14人以上棄権すれば反対多数で否決だ。

しかし与党が野党系13人を切り崩すのは至難の業といえる。

今年度予算に賛成した野党系議員が切り崩しの対象になるかもしれない。少数会派・無所属の議員に棄権を求めるにしても、議長をのぞく14人のうち予算に賛成したのは3人に過ぎない。やはり主要野党の棄権か反対が欠かせない。

■自民は予算賛成の維新に期待

ある自民幹部は、主要野党で唯一、予算に賛成した日本維新の会(38人)に期待する。

首相は21日の党首討論で維新の前原誠司共同代表から、社会保険料引き下げに向けた与党と維新の3党協議が前進していないとして「約束が守られなかったら不信任に値する」と不信任案賛成の意向を突きつけられた。

首相は翌22日、自民の小野寺五典政調会長に協議の進展を指示した。合意を急ぎ、維新が不信任案に賛成しにくい環境整備を図っているとみられる。(田中一世)

611OS5:2025/05/30(金) 10:13:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/572380a73a9f97149ed0f7202f051786ac510fd6
自民農林族「小泉劇場」警戒 米価抑制、農家離反に懸念
5/30(金) 7:06配信
時事通信
参院農林水産委員会で答弁する小泉進次郎農林水産相=29日、国会内

 小泉進次郎農林水産相が打ち出す急進的なコメ価格引き下げ策を、自民党の農林族議員が警戒している。

【主な経歴】小泉 進次郎(こいずみ しんじろう)氏

 夏の参院選で「票田」と位置付ける農家らの離反を招きかねないと懸念するためだ。ただ「小泉劇場」で抵抗勢力と見られるのは避けたいのも本音。米価抑制の必要は認めつつ、生産者への支援拡充を訴え、支持をつなぎ留めたい考えだ。

 「不足感の払拭が極めて大事だ。まず(価格高騰を)一定程度落ち着かせ、適正価格の議論の入り口になればと思う」。小泉氏は29日の参院農水委員会でこう述べ、随意契約した備蓄米による価格引き下げ方針を強調した。同日始まったアイリスオーヤマなどによる予約販売は直ちに完売となった。

 「生産者重視」が目立った従来の農政の大転換に、農家の保護を重んじる農林族は焦りをにじませる。28日の衆院農水委では「5キロ2000円」目標を掲げる小泉氏に対し、北海道を地盤とする鈴木貴子氏が「目先の対応はあっても、中長期的な食料安全保障の信念がない」と真っ向から批判し、「反省」を促した。

 「農業は国の基(もとい)。食と国土を守っていることを忘れてはいけない」。農林族重鎮の森山裕幹事長は26日の記者会見で、足元の流通安定が第一としつつ、くぎを刺した。党三役経験者も「農業票が野党に行ってしまう」と憂慮する。

 小泉氏の積極的な発信がメディアに連日取り上げられ、消費者に膨らむ不満を和らげているのは事実。28日には国民民主党の玉木雄一郎代表が備蓄米を「動物の餌」に例えると、SNS上などで批判を浴びる「敵失」もあった。

 野党が物価高対策で攻勢を続ける中、自民内では「落城寸前の『石破城』に現れた『小泉丸』だ」(中堅)などと、参院選や6月の東京都議選での浮揚効果を期待する向きが多い。ベテラン議員は「当面の対応は間違っていない」と認めざるを得なかった。

 29日の参院農水委では自民の山下雄平氏(佐賀選挙区)が食料自給率アップに向けた生産者支援策の必要を主張。「新たな財源を取りに行くのか」と尋ねると、小泉氏も「全くその通りだ」と応じた。自民幹部は「今はショック療法が必要だが、生産者にもバランスの取れた価格や支援策の道筋を党で検討する」と語った。

612OS5:2025/06/05(木) 08:10:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd7cb1704989800b6bf4743390fb1d90a7bb7a29
小泉進次郎農相は“第1候補“ではなかった 石破首相の当初構想は農水族…元自民重鎮明かす
6/5(木) 5:00配信


日刊スポーツ
伊吹文明氏(2015年12月撮影)

 元自民党衆院議員で衆院議長も務めた伊吹文明氏(87=21年に政界引退)が4日放送のBSフジ「プライムニュース」に出演。


 価格高騰のコメに関する失言により事実上の更迭となった江藤拓前農相の後任候補として、石破茂首相(67)が当初は小泉進次郎農相以外の農水族議員を想定していたことを明かした。

 番組では小泉農相の備蓄米放出や、江藤前農相の「(コメを)買ったことがありません」との失言などをあらためて取り上げた。読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏は、失言発覚の直後は江藤前農相を一時慰留していた石破首相のスタンスについて「1日待ったからといって発言が消せるわけではない。なんで石破さんが慰留…まああれは(林芳正)官房長官がそう言ったという話になっていますけど。冷徹に、切るときは切らないと、取り返しのつかないことになる」と指摘し、伊吹氏も「橋本さんのおっしゃる通りだと思います」と応じた。

 伊吹氏は続けて「ただ、石破さんの場合は、自分だけの判断で党内を運営できるだけの基盤が作れてないんじゃないのかな、僕の感じからすると。それは彼の今までのいろいろな発言とか、各派との関係の中で出てくることなんだけれども」と言及。さらに「結果的に小泉さんが出てきて、火事場の緊急火消しはうまくやっているわけなんだけれど、まず更迭のタイミングが遅れた。その後、実は小泉さんをストレートに農水大臣に、という判断ではなかったんですよ。何人かの農水族の人たちを考えていたから」と明かした。その上で「だから、需給バランス、農政改革という感覚が最初から総理にあったのかどうか、ということも、ちょっと難しいことになるよね」と、石破首相の判断力に疑問が残るとした。

 橋本氏も「その通り。なんとなく、最初から『小泉さんが次の人にふさわしい』という判断ではない、と私も聞いている」と、伊吹氏の主張を肯定した。

613OS5:2025/06/11(水) 14:03:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/a58071f581970c25c546b42665fc790ebbd9d45a
参院選後を見据えて“3頭体制”が復活か、岸田前首相「まさかの再登板説」にザワつく混沌政局の行方
6/11(水) 9:02配信

東洋経済オンライン
岸田前首相の呼びかけで「3頭体制」が復活か。再登板にも意欲を示しているとされ、永田町がにわかにザワつき始めている(写真:時事)

 7月20日の投開票がほぼ確実視される参議院選挙の公示(7月3日)まであと3週間余り。実質的な国会会期末となる6月20日に立憲民主党が内閣不信任決議案を提出するかどうかが、目下の政局の最大の焦点となっている。

 だが、決断を迫られる同党の野田佳彦代表は「総合的に判断」と繰り返すばかり。永田町関係者の間では「提出見送りの公算大」との見方が広がり始めた。

 もともと、会期末の「不信任勝負」に慎重だった野田氏は、石破茂首相からの「不信任案が出れば即解散で衆参ダブル選」という“脅し”なども踏まえて、「トランプ関税での日米交渉中に政治空白をつくるのは国益を損なう」との理由で、不信任案の提出を見送る意向を固めつつあるとされる。

 その背景には、主要野党に共通する「ダブル選の準備ができていない」との不安があることは間違いない。加えて、コメ価格引き下げに向けた小泉進次郎農水相の大活躍で、内閣支持率と自民党支持率が上昇傾向となっている。各種メディアなどの参院選の事前情勢調査でも「自公が過半数確保で石破政権続投」との予測が多数派となりつつあり、「不信任案提出に対する野党の及び腰を加速させている」(政治ジャーナリスト)という。

■「石破首相の“生殺与奪”は私の対応次第」

 こうした不信任案をめぐる駆け引きの裏でにわかにざわめきが広がっているのが、岸田文雄前首相の活発な動きだ。岸田前政権時代に「3頭体制」と呼ばれた麻生太郎最高顧問、茂木敏充前幹事長との関係を再構築する一方で、「ポスト石破への意欲をにじませている」(旧岸田派幹部)からだ。

 岸田氏自身は建前上、「石破政権を支えるのが私の責任」と繰り返す。だが、政権の主要幹部のほぼ全員と関係が深いことへの自信からか、周辺にも「石破首相の“生殺与奪”は私の対応次第」と漏らしているとされる。

 6月8日にフジテレビの報道番組に出演した岸田氏は、立憲民主党が内閣不信任決議案を提出した場合の対応について、「どう対応するかは石破首相が政治生命をかけて判断する話で、その判断を尊重するしかない」と強調した。これは、自民党内で強まる「不信任案の採決を待たずに衆院解散・総選挙に踏み切るべきだ」との声についても容認する立場を示したと受け止められている。

 そのうえで岸田氏は、衆参ダブル選での自民の勝算について「世の中の雰囲気もしっかり頭に入れておかないといけない。1つひとつの選挙区情勢、野党がどれだけまとまっているか、まとまっていないかといった具体的な判断になる。その積み上げになると、微妙な戦いになるのではないか」と、厳しい戦いになるとの見方を示した。

 さらに、国民が注目するコメ価格高騰対策をめぐって見解を求められると「価格対応だけでは今後の見通しは立たない」と指摘。政府が設置したコメの安定供給に関する閣僚会議で、高騰が生じた要因の検証も行うべきだと主張した。

 ここ数年のコメ価格の推移を振り返ると、岸田政権時代にコメ価格は1.8倍になり、さらに石破政権に代わって1.3倍になっている。これも踏まえた質問に対し、岸田氏は「価格はご指摘のような推移をたどったが、その中で(小泉)大臣の政治判断で随意契約による販売を決定、その5日後には販売が開始された」と指摘した。 

 そのうえで岸田氏は「国民の気持ちに寄り添った対応で、成果は一定評価できる。(これからも)よりスピード感を持って対応しなければならない」と、小泉農水相の対応を高く評価した。

614OS:2025/06/11(水) 14:04:14
■参院選後をにらみ自ら「3頭体制」復活に動く

 こうした一連の岸田氏の発言を多くのメディアが報じる背景には、岸田氏と麻生、茂木両氏との再接近の動きがあることは間違いない。

 岸田政権時代に党中枢として「3頭体制」とも呼ばれた3氏の連携だが、昨秋の党総裁選で対応が割れ、疎遠になったとされる。その3氏が再接近の構えを見せるのは「次期参院選後の政局を見据えての動き」(同)とみる向きが多い。

 年明け以来、会合を重ねてきた3氏は、会期末政局の緊迫化と合わせるように5月28日夜、都内の日本料理店で会食した。表向きには3氏の会食は3月以来とされ、今回は参院選情勢やトランプ関税をめぐる日米交渉などについて意見交換したされる。

 今回の会合について永田町関係者が注目したのは「呼びかけ人が岸田さんだったこと」(旧岸田派幹部)だ。料亭やホテルではなく、庶民的な東京・四谷の和食店を予約したのも岸田氏で、3氏は麻生氏の希望した日本酒のぬる燗を飲みながら、約3時間にわたって談笑したとされる。

 会食後の茂木氏は記者団の取材に応じ、「楽しくやれた。仲が良いことを確認できた」と満面の笑顔で3氏の再接近をアピールしてみせた。

 そもそも岸田氏は、この会合の約1週間前の5月23日にBSの情報番組に出演した際、参院選後の政治情勢について「選挙結果を見たうえで、連立のありようをはじめ、いろいろな知恵を出していくことが求められる」などと、与党過半数割れを前提に「自民、公明両党の連立政権の枠組みを見直す必要がある」との考えを示していた。


 しかし、小泉農水相によるコメ価格引き下げにおける果断な対応で政局の様相が一変。参院選後の石破政権存続の可能性が強まってきたことも踏まえて、「ポスト石破」をにらんだ自らの立ち位置の修正を迫られる状況となったことは間違いない。

■再登板意欲の裏に安倍元首相への対抗意識? 

 自らの再登板の最大の障害となるのは、旧宏池会の「次期会長」と目されてきた林芳正官房長官の存在だ。派閥解散後も結束を維持している旧宏池会メンバーは、“林派”への衣替えを求める声が支配的だという。最近、議員宿舎でひそかに開いた「林氏を囲む会」には無派閥議員も含め約50人が集結したとされ、それが岸田氏への「身内の圧力」となっている。

 5月の連休明けには民放の情報番組で、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった国民民主党の玉木雄一郎代表について「いろいろな世論を聞くたびに、首相候補の1人だと思う」などと、参院選後の自公国連立による「玉木首相」説を唱えていた岸田氏。それだけに、旧岸田派内からも「その変わり身の早さが再登板への執念の表れ」(幹部)と揶揄する声も出る。

 こうした状況について、自民党内では「政権を投げ出した前首相が再登板に意欲を示すこと自体が不見識。素直に旧宏池会メンバーらの意向を踏まえて林氏の支援に回るのが、首相経験者としての進むべき道」(自民党長老)との声が相次ぐ。

 ただ、岸田氏の側近は「再登板によって故・安倍晋三氏と肩を並べることへのこだわりはなお強い」と苦笑する。参院選後も岸田氏の言動が注目され続けることは間違いなさそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

615OS5:2025/06/16(月) 08:26:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/80d9132a65117e1f6a9e733f5c93a4d4355a3873
「カネと人事」で求心力維持した自民党派閥、解散で政治風景に変化…「選挙応援弱くなった」との指摘も
6/16(月) 5:00配信

読売新聞オンライン
 自民党の「派閥」は、長年にわたり、日本の政治の舞台で権力闘争を繰り広げてきた。だが、派閥の政治資金パーティーを巡る問題を受け、昨年には党内の五つの派閥が解散を決め、現在も活動するのは麻生派だけとなった。政治の風景には変化も見え始めている。

「数の力」「鉄の結束」で総裁輩出
 派閥の源流は、1955年の自民党結党時にさかのぼる。党のトップを決める総裁選は、事実上、首相を選ぶ場となった。有力な政治家は総裁の座をつかむため、政策などが近い仲間を集め、活動を始めた。

 自民最古の派閥として幕を下ろした「宏池会」は57年に池田勇人元首相が創設し、岸田文雄前首相ら5人の首相を輩出した。派閥のボスである領袖(りょうしゅう)を総裁にしようと、激しい党内抗争が起きたのは70〜80年代。5大派閥を率い「三角大福中」と呼ばれた三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘の5氏はいずれも首相を務めた。

 「数の力」や「鉄の結束」で知られたのは、田中角栄元首相の田中派や、87年に当時の竹下登幹事長が独立して旗揚げした「経世会」だ。各派閥は毎週木曜に定例会合を開いて昼食をともにし、「一致結束、箱弁当」は団結を示す合言葉となった。

政治資金問題発端に解散 改革へ
 衆院の選挙制度が、同じ選挙区から複数当選する「中選挙区制」から、1人しか当選しない「小選挙区制」に変更されて以降も、派閥は「カネ」や「ポスト」を配分することで求心力を維持してきた。

 夏には「氷代」、年末には「餅代」と称し、所属議員に1人あたり50万〜100万円を支給する慣例は続き、閣僚や党役員の人事では、時の首相は政権運営を安定させるため、各派の領袖から要望を受け、バランスに配慮して登用した。

 一変したのは、派閥が年に1回開いてきた政治資金パーティーを巡り、収入の一部を政治資金収支報告書に記載していない問題が発覚したためだ。東京地検特捜部は昨年1月、安倍派、二階派、岸田派の会計責任者らを立件。当時の岸田首相は岸田派の解散方針を表明し、派閥から「カネと人事」を切り離して「本来の政策集団」とする改革を打ち出した。他派閥も続々と解散を決めた。

勉強会が補完
 党内で唯一、存続する麻生派は、党本部近くに事務所を構える。昨年の衆院選で初当選した新人や、旧二階派の事務総長経験者も加わり、毎週木曜の昼には所属する46人の議員が集まる「例会」を開いている。

 5月8日の例会では、とんかつ弁当が振る舞われ、会長の麻生太郎元首相は「いよいよ本格的な選挙モードに突入する」と発破をかけた。同16日には夏の参院選に向け、派として選挙対策本部の初会合も開いた。

 派閥は、取り込みを図る新人や接戦区の仲間の選挙には「秘書軍団」を派遣し、幹部を応援演説に投入してきた。自民内で派閥に所属しない議員は昨年1月時点には、党所属議員の2割ほどだったが、今では8割超となった。党内からは「派閥がなくなり、選挙応援の力が弱くなった」との指摘も出ている。

 党は、派閥が担ってきた若手議員の教育や選挙対策などの役割を補おうとしている。党員や大学生向けの勉強会などを開いてきた党の「中央政治大学院」は昨年3月、新人や若手議員向けの勉強会を開始した。無派閥議員からの「党内の情報が入ってこない」との声を受け、今年4月からは衆参の本会議前に党役員会の内容を報告する試みも始めた。

(写真:読売新聞)

 もっとも、「食事を共にしながら腹を割って話さないと重要な情報は得られない」(中堅)との不満も漏れている。

616OS5:2025/06/18(水) 15:50:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/b54ce83d783239e4d7c32d9317bf60c1aa5a1c16
ガソリン暫定税率廃止を巡り、自民委員長の解任決議可決 衆院で初
6/18(水) 14:20配信


毎日新聞
衆院本会議で財務金融委員長解任決議案が賛成多数で可決され、解任された自民党の井林辰憲氏(中央)=国会内で2025年6月18日午後2時19分、平田明浩撮影

 野党7党が共同提出したガソリン税の暫定税率廃止法案の審議に与党側が応じなかったとして、衆院財務金融委員会の井林辰憲委員長(自民党)の解任を求める決議案は18日、衆院本会議で立憲民主党や日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で可決された。


 衆院事務局によると、衆院で解任決議が可決されたのは初めて。井林氏は解任され、与野党は後任の選任手続きに入る。

617OS5:2025/06/19(木) 19:46:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fd7ab8a0c1643cf66bc32ba7c13dd928158b177
都議選江東区の2連ポスターは宣伝か否か 自民と立民、衆院議員らが「場外」バトル
6/19(木) 7:00配信
産経新聞
立民候補の2連ポスターを問題視する大空幸星議員のX

東京都議選(22日投開票)の江東区選挙区のポスター掲示板にある立憲民主党の候補者のポスターが、インターネット上で物議を醸している。候補者に隣り合うように地元選出の女性衆院議員の顔写真がほぼ同じ大きさで掲載されていることを、自民党の衆院議員、大空幸星(こうき)氏=比例東京=が問題視。自らのX(旧ツイッター)で都議選を使った宣伝行為だと批判した。これに対し、立民側は所属する衆院議員らが「問題ない」と相次いで応戦。都議選という舞台の「場外」で、衆院議員らがバトルを繰り広げている。

【写真】Xを投稿した、「Z世代の論客」自民の大空幸星氏

問題とされたポスターには、江東区選挙区の女性候補と並んで、女性が秘書を務めた地元選出の衆院議員、酒井菜摘氏=東京15区=の顔写真が掲載されている。

大空氏は14日、Xで「公費で賄われる公営掲示板ポスターやチラシに自分の顔写真を候補者と同じ大きさで掲出」しているとして、「他の選挙を利用して自らの宣伝を堂々と行うという、信じられない行為が行われています」と指摘した。

さらに「誰が候補者で、誰のための選挙を行なっているのか分からないとの混乱の声も次々と有権者から寄せられている」「選挙の趣旨を逸脱し、有権者を愚弄する選挙ハックを許していいのか。今回の件を踏まえ、国会でも問題提起したいと思います」と投稿した。

これに立民関係者は反発。同党の衆院議員で弁護士の米山隆一氏=新潟4区=はXに「衆議院議員の秘書だった事を知名度の足りない自らの宣伝に使うこのポスターは何の問題もなく、謂(いわ)れなき難癖と言って過言でありません」と投稿した。同じく弁護士で衆院議員の松尾明弘氏=東京7区、昨年の都知事選で落選した同党の元参院議員、蓮舫氏らも相次いで疑義や反論を投稿した。

行司役の総務省選挙課は「個別の事案は答えられない」と前置きしたうえで、一般的なケースとして、ポスターに本人以外の顔写真を掲載をすることについては「誰を載せるかは制限されない」と問題にしなかった。

ただ、他の選挙を宣伝するような文章や表現が含まれた場合は「公職選挙法に抵触する可能性が出てくる」と説明した。

江東区の選挙では、酒井氏が昨年4月の衆院東京15区補欠選挙で初当選し、同10月の衆院選で再選した。大空氏は選挙区で酒井氏に敗れ、比例東京ブロックで初当選した。

選挙ポスターを巡っては、昨年7月の東京都知事選で、表現の自由を訴える男性候補が、全裸に近い女性をモデルにしたポスターを掲示。また、候補を大量に擁立した政治団体が掲示スペースを占拠、事実上販売して候補と無関係の同一内容のポスターが大量に貼られるなどの事例が相次いだ。これを受けて、品位を損なう内容の記載を禁止する改正公職選挙法が今年3月、国会で可決・成立している。



【江東区】(4-8)

大つきかおり 58 共新

千葉さきえ 45 立新

さんのへあや 36 無現

高橋たくみ 26 国新

白戸太朗 58 都現

細田いさむ 64 公現

やまざき一輝 52 無元

小林ゆか 53 無新

(選管届け出に基づく)


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