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自民党スレ2

14OS5:2024/07/29(月) 17:19:35
地方から退陣論
 岸田は2021年9月に行われた前回総裁選の1回目投票で当時、行政・規制改革相の河野太郎(61)に党員・党友票で及ばず、国会議員票との合計で1票差で1位となった。決選投票では、元首相の安倍晋三の差配で3位だった当時、前総務相の高市早苗(63)の票を取り込み、各派閥から幅広い支持を得て河野を突き放した。

 次期総裁選の様相はこの時とは全く異なる。

 岸田の後ろ盾となり、党内で絶大な影響力を誇った安倍は22年7月、銃撃事件で亡くなった。麻生派(55人)以外の派閥は政治資金規正法違反事件をきっかけに政治団体としての解散を決め、組織的な票はとりまとめにくくなっている。

 岸田派の中堅議員は岸田の苦境について、「1回目で勝ち残れるのかどうかも分からない」と漏らした。

 岸田は今月8日夜、総務会長の森山裕(79)と政調会長の渡海紀三朗(76)、選挙対策委員長の小渕優子(50)をひそかに首相公邸に呼び、事件後に党地方組織と行った車座対話の様子などを尋ねた。

 3人が「地方の怒りはすさまじい」と異口同音に答えると、岸田は押し黙った。

 県連幹部や一部の国会議員は次期衆院選を意識し、「新たな選挙の顔」が必要だとして、岸田退陣論を公然と口にし始めている。

 新潟県選出の衆院議員は最近、支持者回りで「もう応援できない」と拒まれ、岸田のポスターをはがすことも求められ、絶句した。

煮え切らぬ態度
 岸田はいち早く岸田派の解散を宣言し、脱派閥の流れを作ったが、総裁選では党員・党友の大量得票は見込めず、麻生派や岸田派の議員票を当てにせざるを得ない状況に陥っている。

 先の通常国会では政治資金規正法改正を巡り、公明党に大幅に譲歩して麻生の不興を買い、岸田は焦った。6月18日に続き、25日も麻生を会食に誘い、懸命に関係修復を図ったが、隔たりは埋めきれていないとみる向きが多い。

 両者の認識で特にずれがあるのが、幹事長の茂木敏充(68)の扱いだ。党内には、総裁ポストに意欲を見せる茂木に対し、主君の織田信長を裏切り、自害に追い込んだ明智光秀のイメージを重ねる見方がある。

 「茂木は光秀にはならないと言っています。総裁選で勝ちたいのであれば、茂木は重要でしょう」

 麻生は25日の会合で岸田にこう助言した。

 茂木も茂木派を「政策集団」に衣替えし、約40人の勢力を保持している。麻生には、総裁選で麻生、茂木、岸田3派が再結束すべきだとの思いがあるとみられる。

 しかし、岸田は煮え切らない。茂木に距離を置きつつ、麻生への配慮もあり、党内の一部が求める「幹事長交代」に動くこともしないでいる。

 衆院議員の任期は来年10月末までで、総裁選の勝者は衆院解散権の行使について判断を求められる。岸田の心境は弱気へと揺れ動くこともあるようだ。

 今月8日夕、視察先から帰京する途中だった岸田は、JR名古屋駅の貴賓室で岸田派衆院議員の石原正敬(52)から解散の可能性について尋ねられ、「その時の権利を誰が持っているかだよね」と笑い、総裁の座を維持するのは容易ではないとの思いをにじませた。(敬称略)

 自民党総裁の任期満了が9月に迫り、再選を目指す岸田首相とポスト岸田候補らの戦いが事実上、始まっている。混沌(こんとん)とした権力闘争の行方を追う。


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