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自民党スレ2

302OS5:2024/09/24(火) 16:57:52
◆小泉は「菅頼み」?

 総裁選は国会議員票368票に同数の党員・党友票を合わせた計736票で争い、1回目の投票で過半数を得た候補がいなければ上位2人での決選投票となる。2回目の投票では議員票368票に、党員・党友票は各都道府県に1票ずつの47票が割り振られ、議員票の比重が大きい。2回目の投票で3位以下の議員票をどう取り込むかが勝負の行方を左右する。

 368票の議員票のうち、9人の立候補者の推薦人は、「20人×9人」で180人。立候補者9人を加えた189人の国会議員は1回目の投票先が決まっていると言える。事実上、残り179人の国会議員と105万人の党員・党友の争奪戦となるが、候補者乱立により票が分散し、誰も過半数を取れず、決選投票となる公算は大きい。

 自民党の派閥が「一致団結、箱弁当」と呼ばれ、「親分が右を向けば右、左を向けば左」という時代もあった。政治記者は派閥の領袖、幹部の意向を取材すればよかった。今は違う。裏金事件を受け、麻生派を除いて各派閥は解散を表明。実際に政治団体の派閥の解散届を総務相宛てに出したのは森山派と岸田派だけだが、派閥集団的な動きはなお残っており、水面下で決選投票をにらんだ合従連衡が進む可能性がある。

 キーパーソンは前首相・菅義偉と副総裁・麻生太郎の二人。それに退陣する岸田の動きも注目される。誰がキングメーカーとして生き残るか、永田町の生存競争では、小泉の後ろ盾である非主流派・無派閥の菅が無派閥議員を束ね、リードしているとの見方がある。「無派閥の菅が一番、派閥的な動きをしている」(党関係者)と言われるほどだ。

 菅は9月8日、横浜市内で行われた小泉の街頭演説で街宣車の上に現れた。炎天下の中、小泉と一緒に立つ菅は無表情だった。熱中症になるのではないかと心配するほどの暑さの中、マイクを通した菅の声はしっかりしていた。

「何としても今度の総裁選挙、小泉進次郎さんに日本のかじ取りを託したい。そんな思いで皆さんと一緒になって、応援させていただいています」

「私に割り当てられた時間は2分です」と断った短いあいさつの中で、菅は小泉への支持を鮮明に示して街宣車を降りた。

 この場面は、テレビニュースや動画を通じ、小泉のバックにいる菅の存在感を強烈にアピールした。小泉と同じ自民党神奈川県連の一人として、街宣車で地元候補への支持を訴えるのは当然とも言える。だが、菅は表に出ないで、裏に回って小泉を支えるのではないかとささやかれていたので、菅の早々の登場にはいささか驚いた。分かっていることとはいえ、菅の支持表明は党内に波紋を呼び、「小泉政権になったら、菅の傀儡(かいらい)政権だな」(閣僚経験者)と見なされるようになった。

「小泉の能力、経験不足を補うためには、菅に頼るしかないだろう」と永田町や霞が関の関係者が思うのは当然だろう。ただ、小泉がアピールしたかった「刷新感」は雲散霧消し、「政治が変わる」という期待感も薄れた感がある。「誰も小泉が総裁になって政権を担えるとは思っていない。政権運営は菅頼みだろう」(自民関係者)という声が広がったのは事実だ。

「選挙の顔」として、若くて発信力があり、人気の高い小泉に期待する自民党内の声は多い。小泉は有権者の不信を招いた「政治とカネ」をめぐる問題に関し、政策活動費の廃止、旧文通費の見直しを打ち出したが、裏金議員の公認問題では「最終的に新執行部で厳正な判断を下す」と述べるにとどまった。裏金事件の再調査に踏み込む姿勢を示さないのは、どの候補者も一緒だ。今の自民党に再調査まで期待するのは無理な相談である。

 石破は「国民の納得が必要で、納得しないなら党の責任者である総裁が確認しなければならない」などと述べているが、では、総裁が確認して、納得して、国民に説明できるまで党内の再調査を進めるのかどうか。よく分からないが、それは難しいだろう。

 小泉は、できる限り早期の衆院解散を行うと主張する。国会の衆院予算委員会での与野党論戦が行われる前に解散に踏み切りたい考えのようだ。苦手な論戦を回避したいとの思惑が透けて見える。10月解散で投開票日は早ければ10月27日、または11月10日などが取り沙汰されている。石破が予算委での与野党論戦を経てから解散との考えを示していたのは、小泉に比べて論戦に自信があるからで、そこは違いをアピールしたいところなのだ。


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