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自民党スレ2
171
:
OS5
:2024/09/01(日) 22:57:59
▽不安が最悪の形で的中した
その後の経緯は必然でもあり、皮肉でもある。捜査から距離を置いた代償として、検察の動きを察知するのが遅れた。
当初、岸田派の政治資金収支報告書への不記載問題について岸田派幹部は「事務的ミスで、安倍派、二階派とは性質が全く違う。立件はされない」と楽観視していた。首相も報告を受けて「検察としては大きな問題はないと考えているようだ」と安堵していた。
岸田派解散の意向を記者団に明らかにする岸田首相=1月18日
事態が急変したのは1月17日だった。宏池会の元会計責任者が立件されそうだ、との情報が首相の耳に入った。漠然とした不安が最悪の形で的中した。翌日から「岸田派立件」の報道が火を噴いた。
岸田首相の反応は素早かった。1月18日午後、総理執務室に岸田派幹部を官邸の裏口から呼び込んだ。時間をずらして一人一人と向き合い、今後の対応方針を相談した。隣には岸田派ナンバー2の座長を務める林芳正官房長官を座らせた。
「自民党の未来を守らなければなりません。そのために宏池会を解散しようと思います」。岸田首相が静かに切り出すと、ある幹部は「総理の判断にお任せします。解散しても人間関係は変わらないですから」と応じた。「では攻めの気持ちで解散しようと思います。派閥の若い連中をよろしく頼みます」。反対する幹部はいなかった。
▽断腸の思いか、責任回避か
宏池会を1957年に創設したのは池田勇人元首相である。岸田首相が最も尊敬する人物だ。「軽武装・経済重視」の理念を長年掲げ、タカ派と称される清和政策研究会(安倍派)と比較して、自民党内のハト派と位置付けられてきた。大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一も首相に輩出した。官僚出身者が多く、政局に弱い「お公家集団」とやゆされることもある。
岸田首相は宏池会について「誰よりも愛着があるつもりだ」と自負してきた。そんな派閥を巡る急転直下の解散決断について、その日の夜に複雑な心境を周囲に明かした。
「俺は宏池会と同じ年に生まれたんだ。人生、宏池会と一緒にあったようなものだと思っている。それに自ら終わりを告げるってのは、やっぱり思うところはある。だけど、ここで決断しなければ自民党が終わると思ったんだ」
岸田首相としては断腸の思いで、政治改革に取り組む姿勢を示したかった。ただ裏腹に裏金問題の早期の幕引きを図り、首相自身の責任論をかわす思惑があるのではないかとの見方が広がる。
それを助長したのが手続きに時間がかかる現実だ。派閥解散を表明しても事務所や資金の清算に数カ月かかってしまう。しかも派閥存続論の麻生太郎副総裁への根回しがなく、政治的後ろ盾の不興を買ってしまった。
再発防止策となるはずの改正政治資金規正法の成立を経ても裏金批判のうねりは消えず、自民党内の「岸田降ろし」につながる。6月の通常国会閉幕に合わせるように、菅義偉前首相がインタビューでのろしを上げた。
「岸田首相自身が裏金事件の責任に触れずに今日まで来ている。そのことに不信感を持っている国民は結構多い」
対する岸田首相は周囲にこう漏らした。「何をどうしたって今は批判されるんだろうなぁ。でも、中途半端に投げ出すわけにはいかねぇんだよ」
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