政治思想総合スレ
-
ウヨ・サヨ・保守・リベラル何でもありで且つ冷静に。思想史なんかも歓迎で。
-
ありがとうございます。
政策的にはかなり素人ですが
私としましては議論できることは可能限り議論していきたいと思っています。
-
こちらも詳しくはないのですが議論していきましょう。
思想は奥が深いですからねえ。お手柔らかに。
-
まず最初に言っておきたいことがあります。
政治思想以前に私は政治に手を突っ込むカルト(創価学会、統一協会など)や
暴力的手段を持って物事を解決しようとする政治団体(右翼、極左の中核派と言われる勢力など)
は政治思想を論ずる以前に社会公共に著しく迷惑をかけているので
私は断固として許せません。政治思想を語る以前だと思います。
私は右翼団体などと政治思想的に重なる部分があるかもしれません。
しかし、たとえ政治思想的に重なっていても
政治に手を突っ込むカルト団体や
暴力的手段を使って物事を解決しようとする団体は
私は右であろうと左であろうと許してはならないと思っています。
これはつい最近、警察白書の昭和48年度から今年度までの公安の部分と
公安調査庁の内外情勢報告を読んで思いました。
そのことを承知の上で議論していきましょう。
-
俺は政治的な軋轢で死んだりするのはまっぴらな臆病な人間なんで,暴力・戦争絶対反対です。
時限爆弾しかける中核派・街宣車乗り回す右翼・信者を洗脳する統一協会いずれも大嫌いであり許すわけにはいけません。
しかしあらゆる場合に暴力が否定されるかとなるとどうかと思うわけです。
アメリカが反テロと抑圧しようとする中に為政者側に非のあるケースはないのか?アラブ人の絶望感をアメリカは理解しているのか?
アメリカのイラク攻撃はイラク民主化がなるのならばと云う条件で賛成派ですが,アメリカの独りよがり外交は国際社会の公共の福祉に反しないのか?この辺についてはどう思われますか?
また創価学会に関してはアンチ学会がうざくて,確かにいろいろ怪しい点が有るのでしょうが,自民党の反学会キャンペーンが一人歩きしているだけなんじゃなの,という印象です。日本は学会が悪の巣窟なのに野放しにして置くほどの野蛮な非法治国家なんですかいね?
-
>しかしあらゆる場合に暴力が否定されるかとなるとどうかと思うわけです。
私は4で日本国内に限って話したので
国際社会のことまで言及したつもりではありませんでした。
イラク問題のことですか?まあ私もアメリカの独りよがり外交は
どうかと思いますが、イージス艦派遣は賛成です。
何故なら、アメリカの言う「悪の枢軸」でイラクと北朝鮮は密接につながっています。
北朝鮮がイラクにミサイル部品を売っているようですしね。
打倒金正日政権を目指す日本国としてはイージス艦派遣は国益にかなっていると思います。
でもアメリカン・スタンダードをグローバル・スタンダードにして
いかにも自分達の価値観は普遍的な価値観だというようにして
押し付けることはどうかと思いますよ。
-
結局,暴力が許されるかは権力者がまっとうかどうかで決まるんでしょうし,そうそう抵抗権を認めるわけでもないですが,とりあえず現代の日本に於いては暴力を使用するのは明らかに間違いであろう政治体制であることにとりあえず感謝ですね。
イージス艦もどーせ高い金かけて派遣するならばアメリカとシステムを直結して一体運用すべきであると思います。集団的自衛権の行使・海外派兵の禁止は戦前の旧日本軍による侵略の反省と云うことになっているが,イラクにイージス艦一隻派遣するのにそんなに反発有るのでしょうか?
テロの原因は不当にイスラエル寄りの外交姿勢にある訳で,ここのところへ公平な立場でアメリカにものをいえる様になればアラブの敵にはならないのではないか?
-
>5
おはようございます。新スレ立ておつかれさまです。
さてイラク攻撃を民主化云々なら賛成とありましたがそれってアメリカ政府
当局及び、攻撃賛成の国民の大義名分に過ぎないんじゃないですかね。
私もフセイン、金正日のような独裁者は今すぐにでもくたばってほしいと願う
者の一人ですが、己の国の事は己で解決しないとどんなに善意で行ったことでも
禍根を残す事に繋がります。側面支援する事で反体制勢力を育てる方向にもって
行くべきなのではないでしょうか?これと同じことを枝野幸男さんが仰っていて
、ああこの人ほど俺とフィーリングのあう(たとえとして適切かな?)政治家は稀
だなと感じましたね。また俺はイラク攻撃には現状では反対です。アメリカの姿勢は
まず最初に結論ありきですし、侵略の被害者であったクエートを除けばアラブ諸国
は一致して反対している事実を重視すべきだと思います。またEU諸国も懸念している
ことを考えても現状では多大なリスクを犯してまで攻撃する必然性はないでのはない
でしょうか? 断っておきますが何がなんでも反対といっているのではありません。
ただ、現状ではイラクを攻撃した事によって得るメリットがデメリットより大きいとは
到底思えませんし、EU諸国が慎重(本音では反対)なのもそこにあると思います。
原油価格が高騰するという話もあるし、そんな事したらますます経済状況が不安定に
なる恐れも十二分にありますし、慎重に対処することを求めます。
それと永住外国人参政権問題と創価学会については時間がないので次回、触れさせていただき
ます。それでは失礼。
-
イラクの民主化という大義名分に賛成なんです。
湾岸戦争は太平洋戦争の日本に対する施策のように無条件降伏→占領→民主化というとこ迄やるべきだったのでは?
フランス・ロシアなどの反対は石油利権のためでイラク国民の事を考えているとは思えません。
-
元々染め上がってましたよ。
でもそれは多くの人が通る道です。
俺だって最初はリベラルがいいと思ってましたから。
-
リベラルに染まっている方が却ってああいうの新鮮なんですかねえ?ため息。
小林などは批判的に読めば十分なのでは?一部の理はあるとは思いますがね。
-
まあ俺が言いたかったことは戦後サヨクに染まっていたということです。
-
戦後民主主義と云う奴をどう批判的に解釈し乗り越えるかなんでしょうけどね。
-
でも俺、国旗国歌法案の時、普通に国歌歌ってました。当時でさえ。
「何でこんなことで騒ぐんだろう」と中学生ながら思ってました。
広島にも拘わらず。(広島っていっても自殺の件は福山の方なんですけどね)
-
広島は平和運動が盛んで社会党左派の力が強くて健全なリベラル勢力が育たないと云うイメージがあります。
広島県を十把ひとからげに原爆・平和で括るのはどうかと思いますね。
そんな学校教育への反撥があったのでしょうか?
-
いいえ全然。
-
左派が牛耳っているというようなことはなかったんですな。
もう文部省が強圧的に指導していたか?
日の丸は好きだが君が代はなんか好きになれませんな。
-
いえ当時僕の学校では国旗国歌法案の時、
国旗、国歌については特に何も言ってませんでした。
でも、バリバリ日教組な感じでしたけどね。
南京大虐殺やら従軍慰安婦もやりましたし。
被爆者の方の話も聞きましたし、原爆のことに関しては結構詳しくやりましたし。
おかげで格保有論をブチ上げるのについ最近までかかりましたが。
-
訂正
格→核兵器
-
広島にいた時はずっと朝日でした。
東京に来た時、兄がとってた都合で読売に変わって
その後朝日に変わって、父の付き合いで今春から産経もとるようになりました。
-
成る程。詮索好きで失敬。
家はずっと朝日でしたな。大学はいってからも取るときは基本的に朝日,最近は日経が多くなって今はとってません。新聞店に連絡するのが面倒くさいもんで。
日本の新聞は個性がないなどと云われますが,複数読み比べると面白いですね。微妙なニュアンスの差なんかが出てて。
-
面白い組み合わせですよ。産経と朝日は。両極端で。(笑)
で、学校の図書室で毎日を読んでます。
最近は産経ばっかり読んで、朝日は政局的なところしか読まなくなりましたね。
日経は俺には難しすぎて待ち合わせのところにあったとしても
政局のところしか読めません。
まあ俺が最初、リベラルに染まったのは
加藤政局における反自民感情と
昔から日本史が好きで思いっきり自虐史観に染まってたからでしょう。
でも自衛隊やら国旗国歌にはそんなに違和感ありませんでしたよ。
日本国憲法九条からなる一国平和主義は信奉してましたけど。
-
西尾史観はどうかと思いますがね。
先日「国民の歴史」を読みましたが別に特に目新しいことを云ってるようには思えなかったです。煽りが利いてて読み物としては面白かったですが。
-
あなたの「国民の歴史」を読んだ感想を見た時
「リベラル派の方にも拘わらずよくこの本を読みましたね。」
って思いましたけど。
俺も一回図書館で借りたんですけど
何せクソ分厚い本ですから部分部分しか読めませんでした。
-
政敵の本こそ読むべきであると思いますよ。
基本的に味方の本など買う必要もないくらいです。(政治家の本買ったことがあるのは支援の意味を込めて菅が最初。)
買うのは癪だったので古本屋で買いましたが。
-
買うのが癪の目的語は勿論「国民の歴史」です。
-
「国民の歴史」は靖国神社遊就館にも置いてある本です。
俺は西尾史観でもコヴァ史観でもなく
で戦前の日本人の感覚で歴史を見れるようになりたいだけです。
-
俺が保守を胡散臭く思うのは「古いもの=善」と見なしているのがその「古いもの」の基準が曖昧で自分たちの都合の良いように取捨選択されている(ように思える)わけです。古いものが良いならほったて小屋や洞窟暮らしをすればいいわけで究極的に後ろ向きな思考だと思うわけです。
戦前の思考,詰まり皇国史観に戻りたいというのが貴君の意見なのでしょうか?それとも江戸時代の本居宣長が万葉人の心「やまとごころ」に戻れと云ったような感じなのでしょうか?いずれにせよ,現代に於いて当時の感性に戻ると云うことが,どのような利点・または正統性があるのか,この点についてはどう思われますか?
-
靖国神社は政治に口出しするべきではないし利用されるべきではないでしょう。
「国民の歴史」などに荷担せず,政治家の参拝も断りる一方で,A級戦犯の分祠等は宗教の自由として断固拒否して欲しいです。
-
俺も立派な人間ではないんで上手く答えられないかもしれませんが
俺が考えられる限りの範囲で答えさせてもらいます。続く
-
また考えが纏ったらお願いします。
-
まず保守思想に関してです。
>古いものが良いならほったて小屋や洞窟暮らしをすればいいわけで
>究極的に後ろ向きな思考
それは誤解です。決してそういう意味ではありません。
字数が長くなりそうなんで次に続きます。
-
保守・リベラル・社民・共産の各イデオロギーの定義づけとかどうですかね。
「反日」云々の話もこっちでやったらどうですか?
-
あげときます。
-
相互主義というのならば
南鮮が在韓邦人に地方参政権を与えるということを言っていますか?
言ってないでしょう。
在日韓国人にだけ一方的に与えるのでは少しも相互主義ではないでしょう。
私も真面目に参拝している人の一人ですが
政治家が参拝すること自体は少しも失礼とは思いません。
(公式参拝と神道方式を取らなかったことは不満ですが)
むしろ殉国者に対して弔う国家として望ましい姿でしょう。
失礼なのは反日に凝り固まっている支那、南北朝鮮の方でしょう。
殉国者を丁重に弔うことは共産主義国でもしている
政治思想以前のごく当たり前のことなのに。
それをするなというのは内政干渉を通り越して
日本に対する明らかな侮辱行為です。到底許すことができません。
-
政争の具にしているのは支那、南北朝鮮の方です。
-
だから相互主義でいいと個人的には思います。
しかし,在日の人々が差別などを受けているのは残念な状況と云わざるを得ない。
靖国神社がお国のために一歩引いた姿勢を見せられないのかと思います。
戦犯の分祀などを主張する政治家の方がよっぽど侮辱行為だと思う。
-
あの三国以外に靖国参拝に文句を言っている国がありますか?
日本に対して北方領土の不法占拠という主権侵害をやっている
あのロシアのエリツィン大統領(当時)ですら靖国神社に参拝しているんですから。
-
戦勝国の余裕ですな。日本に占領された国とは反撥が違うでしょう。
中韓がガタガタ云わなくなったら完全日本は見下されたという事になるでしょうなあ。そうならないよう日本経済頑張らねば。
-
>戦犯の分祀などを主張する政治家の方がよっぽど侮辱行為だと思う。
それも言うまでもありません。
あの三国の日本に対するあらゆる侮辱行為と並んで。
-
>石原シンパ氏
>在日外国人地方参政権付与法案早期成立をというコメントをするようでは
>自由党支持者は民主党に投票したくなくなるでしょう。
自由党(小沢一郎)は民主党と全く同じ立場ですよ。
HP上で「私は永住者に対する参政権の付与は、憲法上・制度上
許容されるべき範囲のものであると考えます」と明言しています。
http://ozawa-ichiro.jp/s1/s1_1.htm
-
>>41補足
ただし「我々自由党では国交のない国(北朝鮮等)の出身の方は
参政権付与の対象にしないという考えです」とも言ってますね。
-
>とはずがたり氏
>地方参政権は相互主義でいいでしょう。
私は地方参政権付与が合憲と言う最高裁の憲法解釈に疑義があるので、
付与自体に反対なのですが、もし付与されるとあれば最低限相互主義であるべきと考えます。
>靖国は政争の具にされていいと思っているのか?まじめに参拝している人に失礼。
>政治家の参拝を自ら断るべきだ。
とはずがたりさんにしては、リベラルさを欠く発言ですね。
憲法上、信教の自由が保障されていることは言うもでもなく、
政治家でもまじめに参拝している人はいるでしょう。政争の具にしている者も確かにいるでしょうが。
私は「私的参拝」であれば、政治家にも信教の自由はあるわけで、憲法上は何ら問題なしと考えます。
小泉の場合は、公式か私的か本人が明確にしていないのは憲法的に問題ですね。
回りは「私的」との解釈なのでしょうが、その辺をつかないマスコミにも問題があるのでは?
外交的には、このタイミングでやるのはプラスにならないことを百も承知で行ったのでしょうが、
どうかしてるんじゃないかとしかいいようがないですね。
拉致被害者の家族を無事帰国させるためには、
中韓を上手く使わなければならない場面がこれからいくらでもあるはずなのに。
軽率としかいいようがない。
また、神道形式であるかどうかは関係ないと思いますが、その宗教の形式に則らない参拝は失礼ですね。
以前、私の知り合いの坊さんは「よく靖国は怒らないなぁ」と言ってました。同感です。
-
>>43補足
「まじめに参拝してる人」の多くは、政治家の公式参拝を望んでいるのでしょうから、
「失礼」かどうか、参拝していない人間が、あれこれ言うべきではないのではないかとも思います。
基本的には、靖国に対してあれこれ言うべきではないというのが私の基本スタンスです。
靖国に参拝する政治家に対してあれこれ言っていくのは有権者として当然ですが。
-
先駆魂さんの冷静なご指摘感謝。頭冷やして考えまふ。
しかし,小泉のやり口はどう考えても一部の有権者への対策で失礼極まりないやり方だと思うわけです。
選挙民というか遺族会等靖国へ行って欲しい連中の顔を立てるためのパフォーマンスにしか見えません。(俺が参拝しない方なのでそう見える傾向があるにしても。)
政治家に行くなと云うのが信教の自由に違反する疑義があるのはもっともですから,靖国神社に拒否して貰いたい訳です。せめて公人の資格では。
>その宗教の形式に則らない参拝は失礼
このことで文句を付けるよりも来て貰うことを重要視していることにより靖国神社そのものがまじめに戦没者を弔っているのか疑わしい,彼らは政治活動をしているのではないか,という事になりません?
なにやら政治家呼びつけて置いて権勢を誇示している様なところがありましてなんともと云う感じがします。
宗教はマスコミが第4権力だとするならば第5権力ぐらいの力は持ってますね。特に京都にいるとその思いが強いです。古都保存税の時なんかの寺社仏閣の徹底抗戦ぶりなんかは,日本にも未だ中世が息づいているようで,見ていて面白かったですが。
創価学会なども含めて宗教家性善説に基づく優遇はやめてもっと税金とっても良いのではと思います。一寸話はずれてしまいましたが。
-
>>45
>小泉のやり口はどう考えても一部の有権者への対策で失礼極まりないやり方だと思うわけです。
確かにそうでしょうし、パフォーマンスではないかとも思いますが、
靖国に「まじめに参拝しいる人」たちが小泉の参拝を望んでいるのですから、
参拝しない側が「失礼」云々という批判をするのは筋違いでしょう。
批判する論法としても適当ではないと思います。「大きなお世話」って言われるだけのことですから。
>このことで文句を付けるよりも来て貰うことを重要視していることにより
>靖国神社そのものがまじめに戦没者を弔っているのか疑わしい,
>彼らは政治活動をしているのではないか,という事になりません?
実は不満があるらしいですけどね。公式に言わないだけで。
逆に、公式には何のコメントを発してないところに、私は靖国神社側の良識があるとは見えませんか?
どこぞの宗教団体のように政治的な意思を表していないのですから。
来ることに関しても、参拝の形式に関しても、靖国側が何か言えば、
それは即、政治的な意思を帯びてしまいます。何も言わないのが良識ではないかと。
一口に政治家といっても地方議員から首相まで何千人といるわけです。
本殿に上がって参拝するわけでなければ、そもそも誰が来てるかを調べることも出来ないわけで。
(私も本殿前でお参りしたことはあります)
政治家だけを差別することは、逆に信教の自由の上からも問題があるのでは?
-
説得的です。ありがとうございました。
経済畑の人間でして思想・外交・安保系は基本的に厨房なんですので一つ寛大にお願いします。
-
>>47
いえ、私のほうこそ色々言いまして、もし気を害する点がありましたら、
どうかご寛恕下さい。マターリと行きましょう。
-
いえ,寧ろ徹底的に叩いて貰うためにも敢えて自分の素朴な疑問をぶつけさせて頂きました。またお願いしまふ。
-
もしよければ、自由党支持者〜石原シンパ〜さんがどんな本を読んで、
今の政治思想に至ったか教えてもらえませんか?
私は、「ゴー宣」は「SAPIO」で毎回読んでいるし、井沢元彦も好きな作家ですし、
産経新聞も図書館で目を通しますが、私はもちろん、それらの主張よりもい右に大きく振れていると感じます。
その国粋主義・皇国史観に至るまでの過程に非常に関心があります。
左の人がどういう過程をたどったかは、周囲にも大勢いるし、容易に分かるんですが、
なかなか右の人と話す機会はないので。
-
今まで周囲にいた右よりな友人・後輩達は
①古くから商売やっている店の息子(旧家意識?防大へ行く)
②戦艦や拳銃が好きで警官になっている(政治好きと云うより拳銃好きだった?)
③駄目な大学生(小林よりのりかを面白いと云って読んでいた。)
④優秀な大学院生(複数)
③〜④あたりは毎度の如く聞かされる平和教育に聞き飽きていたところに右派の主張に斬新さを感じてしまった観があり。日教組ノ歪ンダ教育ガ右翼ヲ量産シテイルノダ,と感じなくもないです。
-
>50
ゴー宣は初期の頃は熱心な読者だったけどね。差別論なんてこれ以上本質に
迫っている本はないと思うし、今でも時々読み返すよ。
でもなんかカリスマ宣言してからナガブチ化(ミュージシャンの)しだしてから
離れたな。それに彼の良さは左右のイデオロギーの2項対立をしなやかに乗り越え
た所にあった訳だから今のスタンスは思想云々は置いといていかがなものかと言う
気がするね。それはともかく俺もサンケイ新聞は図書館でよく読むけどサピオや
ゴー宣まではさすがに読まないな。生理的に受け付けないからね。
敵を知るためにも読んでおく必要はあるのかもしれないが、そういった意味では大した
もんだ。
-
前にも申し上げた通り、きっかけは小林よしのりとか石原慎太郎ですよ。
で、今の様な思想になったのは
「台湾に生きる大和魂」(鄭春河著←元日本人現台湾人)
という靖国神社遊就館に三百円で置いてあった本です。
それと本ではないですがかなり大きな影響を与えたのは
9.17日朝首脳会談です。
加藤政局で政治に興味を持ち
9.17日朝首脳会談で国家主権ということを考えさせられました。
-
元日本人現台湾人というのは元日本領台湾人と云うことですかね?
台湾は割と親日派が多かったと聞きますね。
Amazonでカマヤンさんとこで話題になっていた田原の「日本の戦争」が古本で800円ぐらいで入手できたので買ってみた。これから読みます。
-
>>54
そうです。
大正九年生まれで昭和二十一年に台湾に復員してきたそうです。
「歴史的仮名遣ひ」と旧字体で書かれた(正確には)冊子です。
書かれた時期に関していえば
小冊子をまとめたものなので
時期はバラバラですが
大体、平成五年から平成八年の建国記念日にかけてです。
熊本の殿さんの侵略戦争発言や
村山内閣下に行なわれた謝罪決議と不戦決議を
痛烈に批判しています。
鄭さんは現在もご健在で去年も小冊子を出されています。
その小冊子が去年、遊就館に置いてあって(もちろんタダですよ)
私はそれをとって鄭さんのことを知りました。
-
レジャーランドだモラトリアムだと揶揄されて久しい大学ですが,目的意識があれば(貴君の場合保守思想を極める?)学部など関係なく充実するでしょうね。
親についていくと何処へ飛ばされてしまうのですかな?いずれにせよ頑張って下さい。いかんせん準備期間が短く大変でしょうが二次募集なんかも掻き集めて受験すれば何とか見つかるかもしれませんよ。
-
>>56
しまった。雑談スレに書くつもりが誤爆。
-
別にそこまで保守思想でもないですけどね。
今の日本の一般人の思想があまりにも共産主義に傾いているので。
(歴史に関してはまだまだ不勉強なので詳しいことを
発言するのは避けてきたつもりなのですが。)
事実を元に冷静に分析したいです。
今の一般的な歴史教科書は
歴史観があまりにも偏向している上
南京大虐殺や強制連行や従軍慰安婦など現実になかったことまで書かれているので
ほとんど参考になりません。
ですから今まで学校で習った歴史は
記憶から消し去って
自分で色々歴史に関して勉強していかないと
真実は見えてこないように思います。
-
>>58訂正
歴史に関していえば事実を元に冷静に分析したいです。
-
政治経済の教科書アカいです。
靖国批判やお得意の謝罪賠償もありますし
参政権付与賛成などもありますし。
-
小林よしのりに関していえば
一昨年秋から昨年秋はかなり信奉していて
はっきり言って2chで俗に言われるコヴァでした。
しかし2chでコヴァ、コヴァと言われ
ただ彼の言っていることを代弁していると思われるのはいやだったので
(実際言われてことはありませんが)
彼の作品ばかり読むのはやめました。
上記の通りコヴァコヴァと言われるのがいやなのもあったのですが
どこかのスレで
「小林よしのりの読者がいるんだけど主張が全て小林よしのりと同じ。
自分の頭で考えていない。」
というようなレスを見て
それまでの自分の姿勢を反省して
今は常に自分の頭で考えるように努めています。
私は誰の代弁者でもなく
自由党支持者〜石原シンパ〜ですから。
自由党支持者〜石原シンパ〜なりに物事を考えていこうと思っています。
-
小林よしのりに関してさらにです。
彼を知ったのは時期的には新ゴー宣十巻くらいから(やはり加藤政局の頃)です。
それから食い入るように、随分とゴー宣を読むようになりました。
二週間ごとに出るゴー宣も全ての言葉を崇めるように読んでました。
古いゴー宣(新ゴー宣九巻以前)の主に政治の部分をよく読みました。
それから戦争論、戦争論2、差別論を読みました。
ワシズムも真剣に読みました。
しかし>>61で書いた通り自分の頭で考えることの
重要性に気付いてからはそれほど読んでいません。
元々、彼の場合は漫画だから読みやすいということで
漫画の部分しか読んでいなかったんですけどね。
今はまあ息抜き程度で漫画だけ気楽に読んでいます。
「ああ、こういう情報があってこういう考え方もあるのか」
というように一つの情報源として捉えています。
ワシズムとゴー宣は毎回読んでます。
今でも漫画だけしか読みませんけどね。
ただ彼のおかげで目覚めるきっかけとなった点は非常に感謝しています。
-
ですが自分では気付かないところで
まだまだ悪い意味で彼の思考から抜けきれていない部分があるかもしれません。
この点はこれから常に自分の頭で物事を考えるということを念頭に置いて
正していきたいと思っています。
でも戦争論はいい漫画だと思いますよ。
彼の全てを信じて小林よしのりだけにはまっていくのは、良くないと思いますが
GHQの催眠から目覚めるきっかけとしてはいい本だと思います。
漫画で分かりやすいですしね。
他に彼の著作で読んでみたいと思うのは台湾論です。
台湾について勉強したのですが
基礎的な知識が欠けているので
まず漫画で入門して色々台湾に関する本を読んでいきたいと思います。
-
>>51
ありゃあ平和教育とは言いません。
嘘だらけ反米親共教育ですよ。
奴らが本当に平和主義者なら
アメリカよりも確実に日本へと配備されている
北朝鮮や中共の核の方が許せないはずなのですが・・・。
-
日本人等というちんけな視点ではなくコスモポリタンの眼から見たら,人類を何回も絶滅させることがあたう核兵器を大量に貯蔵する米ソ両大国が悪なのでしょう。
-
>自由党支持者〜石原シンパ〜さん
なるほど。やっぱり小林よしのりや慎太郎がきっかけですか。
リベラルや左翼の人は結構手ひどくこき下ろしますが、
私はけっこう小林よしのり好きですけどね。そんなにひどい作品だとは思わない。
「戦争論&2」「差別論」「脱・正義論」「台湾論」と全部読みましたが、全部面白かったですし。
差別論や脱正義論に関しては結構同意見ですね。さすがに戦争論は見解を異にしますが。
-
ブッシュの猿まねか?どうもこの政党はいらんお節介しかしない。
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20030305k0000m010090001c.html
教育基本法:「人格形成に宗教は必要」 自民党検討特命委
自民党の教育基本法検
討特命委員会(委員長・麻 生太郎政調会長)は4日 会合を開き、同法の見直 しについて「人格形成は宗 教抜きには語れない」など とする意見が大勢を占め た。中央教育審議会の最 終答申原案は「宗教的情 操の育成」を条文化する かどうかの判断を見送っ ており、党として踏み込んだ表記を求める考えだ。
[毎日新聞3月4日] ( 2003-03-04-22:25 )
-
ファシストと呼ばれた国々
http://www.f4.dion.ne.jp/~s.kazuya/faschist.htm
-
日本の周りはファシストだらけで困ります。
-
>>69
困ります→困っています。
-
>>61でも書いたように
私は最近はなるべく自分で考えるようにしています。
私は別に石原慎太郎や小林よしのりの代理人ではありませんから。
統一地方選スレでも書いたように慎太郎の都知事選出馬には
都知事選候補者としてはどうかと思います。
反米に凝り固まりすぎて左翼と共闘している点は納得していません。
-
>反米に凝り固まりすぎて左翼と共闘している点は納得していません。
は小林よしのりのことです。
-
日本で平和主義者と称する人は
ただの反米親共でしかももっとも軍国主義者だという証拠は以下です。
http://touarenmeilv.infoseek.livedoor.com/combouryaku.htm
http://touarenmeilv.infoseek.livedoor.com/antidefense.htm
しかもレーニンはただの反戦主義者をあざ笑い否定しています。
-
>>73の上のリンクが間違っていました。貼りなおします。
http://touarenmeilv.infoseek.livedoor.com/comibouryaku.htm
日本で俗に左派と呼ばれる人が実はただの反米親共であるということは
わざわざこれを見なくても少し考えてみれば分かるとことでもあるのですが。
「平和教育」や「反戦運動」と称されるものは大概アメリカばかりを批判したもので
共産圏に関して大きく批判するものはないことからよくわかります。
-
冷戦期や戦前の資料を現現在に持ってきて批判するのは余り説得的だとは思えないけどねえ。
-
東亜でも日本での思想上の冷戦もまだ終わっていませんよ。
東亜においては中共、北鮮が控え
日本には共産、社民等の組織があり
以前としてこれらの組織は世界同時革命(共産革命)を画策しているのですから。
その思想の根源は何ら変わっていないので
冷戦期や戦前の資料を出しても差し支えないと思います。
共産主義の原点を知るという意味ではむしろ古い資料の方がいいのかもしれません。
今晩貼った
中共の対日工作やコミンテルンのテーゼのままに
共産主義者は実際動いているじゃないですか。
私はこれを初めて読んだ時
ああそういうことだったのかすごく納得しました。
-
具体的には何を指しているのでしょうか?
今や中国は改革開放して経済成長に必死。詰まらぬ裏工作や世界革命などしている暇はないでしょう。
-
具体的な例を挙げましょうか?
それはとはずがたりさんの>>77のレスです。
正に
全日本人に中国への好感、親近感を抱かせるという群衆掌握の心理戦である。
好感、親近感を抱かせる目的は、我が党、我が国への警戒感を無意識の内に
捨て去らせることである。これは日本解放工作成功の絶好の温床となると共に、
一部の日本人反動極右分子が発する
「中共を警戒せよ。日本支配への謀略をやっている」
との呼び掛けを一笑に付し、反動極右はますます孤立するという、
二重の効果を生むものである。
に、はまっていると思います。
特に
とはずがたりさんの
「詰まらぬ裏工作や世界革命などしている暇はないでしょう。」というご発言は
無警戒感の現れで正にはまっている証拠です。
具体的なことは説明することがばかばかしいくらい
丁寧に具体的に書いてあります。
-
具体的に中国がどんな裏工作した為に俺は中国に親近感抱いているのかね?
それなら石原みたいに支那とか三国人とか云ってわざと中韓の日本人嫌いを増やそうとするのは日本政府に対する破壊工作ですな。
中国は老獪な外交大国であり,北朝鮮のように何をするか解らない国ではないと思ってます。勿論彼らの妥協ラインに抵触すれば武力を用いるに躊躇しないであろう事は天安門を見ても明らかであります。
-
具体的に中共がどんな裏工作をしたかは
私が貼ったリンクに非常に丁寧に書いてありますので
わざわざ説明するほどのことではありません。
私は
>>77のレスでとはずがたりさんが
「そんなことをしている暇はないでしょう。」との旨の発言をされたので
とはずがたりさんは中共に対して無警戒だなと思いました。
いやあべこべで慎太郎は
日本人の中韓朝への警戒心を高めるという意味では非常に貢献しています。
中共の対日工作である
日本人の中共への警戒心を無意識の内に捨て去らせるの
逆をやっているのですから。
中共なんて北鮮と同じ穴の狢ですよ。
-
>>78
2ちゃんならともかく、とはずがたりさんの掲示板で、
>具体的なことは説明することがばかばかしいくらい
>丁寧に具体的に書いてあります。
というのは、あまりに礼を欠くレスだと思いますが。
とはずがたりさんには珍しく>>79のレスからは不快感が滲み出てますしね。
-
>>80
>具体的に中共がどんな裏工作をしたかは
>私が貼ったリンクに非常に丁寧に書いてありますので
>わざわざ説明するほどのことではありません。
またそういうことを書く(苦笑)
自分から議論を吹っかけているのだから、
リンク先を見て手前で理解しろっていう横柄な姿勢ではなく、
例えばこの辺りが該当するのでは?といった具合に、
リンク先から引用するぐらいの配慮は必要でしょう。
議論する気がなくて、喧嘩を売っているならともかく、
理性的な話し合いを望んでいるのでしょう?
-
まだまだ若いようで,中国のように悠然とは行かないようです>>81
同じ事をアメリカもフランスもやっているような事しか書いてないと思われますが?
-
そもそもこの資料の信憑性はどうなんでしょう?
西内雅で検索すると以下が引っかかりますが。
http://www.google.com/search?q=%E8%A5%BF%E5%86%85%E9%9B%85&sourceid=opera&num=0&ie=utf-8&oe=utf-8
たまたま保守色の強い人間が持説に都合の良い資料を見つけたのでしょうか?少々胡散臭い人物のようにも思えます。
>>81-82
フォロー感謝です。
-
>>83
いやいや、とはずがたりさんは寛容な方じゃないですか。
自由党支持者〜石原シンパ〜さんが若いと分かってるから、大目に見られる部分もあるでしょうけど。
正直、中共(中国ではなく)に対する考えは、石原シンパさんに近いんですが、
ちょっと傲慢な物言いが過ぎる感がありましたので。横レス失礼。
-
そういえば,さきたまさんは外国人賛成権付与にも反対でしたね。
中国が重視するのは面子です。それさへ守ってやれば交渉出来ない相手ではないと思います。
-
>86
反対です。あれは違憲じゃないという最高裁の判断がおかしいと思いますので。
でも、選択的(例外的でも可)夫婦別姓には賛成ですけどね。
私は、家族全員同じ姓であることを希望しますし、
できれば生涯自分の姓を名乗りたい(妻になる人には姓を変えて欲しい)と思う、
自己中心的かつ保守的な人間ですが、それがどうしても嫌だという人にまで強制するのはいかがなものかと。
その辺が微妙にリベラルなんですかね。エセリベラルだと言われそうですが…
中国はメンツを重んじれば大丈夫と言うのは同感です。
しかし、歴史認識問題(増えつづける南京大虐殺死者数など)、
尖閣諸島、核開発、チベット、東トルキスタンなどなど、
中国のメンツを重んじてばかりいては、解決できない問題も多々あります。
軍事費のいっこうに減らない国に、感謝されないODAを湯水のように注ぎこむのもいかがなものかと。
私の場合は、中国(支那=漢民族)文明が嫌いなのではなく、
(三国志大好き人間です)
中共が嫌いなので、中国が民主化されればベストだと思うんですけどね。
-
>>87は私です。今日はこれやり過ぎだな…
大変失礼致しました。
-
大丈夫です。流れでさきたまさんと判りますよ。
それにしても徳富蘇峰翁が発刊して以来現在に至っていますとあるが本当なんでしょうか?国民新聞など日本史の知識でしかなかったのだが。
ODA注ぎ込みすぎ,台湾,チベット独立は私の持論でもあります。個人的には親台派且つ親中派のつもりなのですが,台湾独立は中国の面子にもろに抵触するので中国は私を味方とは見なさないでしょうな。
夫婦別姓については私も同じ立場です。女房が別姓がいいと強硬に主張したらへこむでしょうなあ。
-
>89
>夫婦別姓については私も同じ立場です。
>女房が別姓がいいと強硬に主張したらへこむでしょうなあ。
えつ?
どうしてですか?
>87さんも
ちょっと、ショックだなあ
-
おはようございます。
ひょっとして別姓論者でしたでしょうか?私の意見表明が不愉快でしたら申し訳ないっす。
学問を志している者として改姓が業績などで不利になることは非常に理解してます。研究室の隣の席の人妻さんも籍は入れてますが普段は別姓を使っているそうです。立派ですなあと思います。
従って別姓じゃないと嫌というのは私の場合,理性的には理解できても,あんまり俺のこと惚れてないんじゃないだろうか?と思うと云うことで,純粋に男のしょーもない虚栄心です。
さきたまさんの冷静で論理的且つ説得的な意見表明を待ちたいと思います。
-
>91 立派ですなあ
というのは誰がでしょう? 人妻さんが?それともその配偶者の方が?
惚れてる ということが相手の苗字を名乗ることとイコール なんでしょうか?
じぶんが苗字を変わるのは嫌だけど、相手が自分に惚れているなら
してほしい、というのはちょっと調子よく聞こえますね。
-
必ずしも社会の理解のない中実行に移せる人妻さんが,です。
勿論,虫の良い願望であることは理解している訳です。
だから本気で別姓にすると云われれば押し切られる自信はあります。
しかし,個人的な願望としては,結婚後は「あなたの苗字になってあげたのよ」といって奥さんのわがままを全部きかされる方が好ましいと云うことです。歪んでますかねえ?
-
”歪んでる”とは思いませんし、
「あなたの苗字を〜」という主張はほほえましてくて笑ってしまいました。
社会にでてみると、女性と男性があまりにも違う待遇の元で
働かざるをえないこの国のあり方に愕然としたことがあります。
”呆然”という言葉が近いかもしれません。
男と女は絶対的に違うものではあるけれど、与えられた権利まで違うということには、
社会に出ないと気付きにくいものですよね。
実際、結婚をし、苗字が変わることで
女性に掛かる負担は相当なものです。
そして、こんな例えはあまり好ましくないけど、
もしも結婚が悲劇になってしまったとき(離婚)、
男の人は、それを内緒にしておけるけど
女性は人にいいたくもない自分のプライバシーを
みんなに言って回らなくてはいけない。
結婚というプラスの変化に対して、
離婚によって再び苗字が変わることの知らせ、連絡を
しなければいけないということが、
どれほど女性を苦しめるか、
男性陣は考えてみてくれたこと あります?
因みに私は離婚経験者ぢゃありませんけどね。
たくさんの同僚を見ていて の 話しです。
-
ほほえましいと云っていただけて幸いです。
確かに女性にかかる負担は男どもの想像以上のものがあるでしょうね。
離婚で苗字が変わると云うこと一つとっても多くの男どもはそんなこと考えたこともないでしょうな。
離婚が多い 職場 なんでしょうか?自立された女性が多いのでしょうね。
職場が男性優位につくられてて女性が働きにくいと云うのも日本が抱える問題点なんではないでしょうか?(これからは人口減少,労働力不足の時代です。)現場の声を聞きたいですのでまた不満ぶちまけて下され。
-
>不満をぶつけて下され か
不満をぶつけてるつもり毛頭ないんですけど・・・・
そんな風に聞こえるかな・・・
ひがみっぽいものの言い方をする人は
好きではないんですけどね。
自分もそうかな。反省しました。
「職場に離婚」多くないですよ。
どの程度なら多いと判断していいのかわかりませんが・・・
複数います。
結婚して苗字が変わります。というのは晴れがましいし、
間違えて旧姓でよんじゃった時にも、ごめん ですむでしょう。
でも、離婚しました。苗字が変わります。と報告されたとき、
周りはどんなリアクションしていいか想像できます?
間違えて結婚していたときの苗字で呼んでしまったとき、
どんなにしらけた雰囲気がただようか・・・
そして、それを受け止めるのは苗字が変わった女性だけであり、
離婚という二人が決めた結論であるにもかかわらず、
事務手続きをして、周りに報告して、煩雑な手続きをして
自分の名前を間違えて呼ばれて
悲しい思いをするのは女性だけだ という事実です。
-
我が隣の席の人妻さんのように通称を使うと云う選択肢は無いのでしょうか?
勿論これは本質的な解決ではないとは思いますが。
別にひがみっぽいものの言い方を感じたわけではないです。むしろひがみっぽくならないように冗談めかした表現のつもりだったんですが。
-
そっか どもども。
失礼しました。
最近はね。世論に押されきたので、
職場での通称使用を認めるという御国からの通達がありまして、
「使えない」という職場は基本的にないはずです。
確かそれは、2001年頃の話だったような・・・
-
なるほど。国も民法の改正をしたくないから通称で我慢しろと云ってきてるのですな。
-
初心者ですさんは水フォーラムが始まってお忙しいのでここへ来てる閑も無いかもしれませんが。
男はやはり詰まらぬ沽券にこだわるもののようです。男としては,この文章は奥さんからの一方的な描写だから旦那にもそれなりの言い分があるのだろうとは思うのですが。
↓
「30代の離婚」③「沽券」にこだわる男たち(森 綾)
http://journal.msn.co.jp/articles/nartist2.asp?w=268496
-
京都へ行ってました。
とはずがたりさんの好きな
善峰寺あたりへ行ってこようかと思ったのですが、
時間が中途半端で化野念仏でおわっちゃいました。
雲ケ畑のあたりはよく仕事で行きます。
川床を堪能されたいときにはぜひ、ご相談ください。
格安にて承りますよ。
ところで、「つまらぬ沽券にこだわる」のは男とか女とかの
問題ぢゃなくパーソナリティの問題かなって思うんですよね。
林真理子が(読んでるわけぢゃないけど)「女だって権力がほしい!」
というのは言い当ててると思うんですけど・・・
-
さきたまさんもとはずがたりさんも自分の結婚相手が別姓を
主張するのは嫌だとは少し意外だな。べつに初心者さんに
へつらう訳じゃないけど俺的にはどうと言うことはないが
少数派なのかな??周りの人間に聞いた事がないのでわかりかねる
けどどうしてそんなに違和感があるのか俺には違和感があるな(笑)
まあそれはともかくとして私的には全然OKですけどね。
中国に関して言えばどちらでもないな。チベットや台湾に対する態度
は問題があるけどかといって石原的な態度をとろうとは微塵も思わない。
是々非々でいいじゃないかと思うが。永住外国人参政権付与に関しては
賛成です。相互主義なんて主張もするつもりもないしね。
その辺はおいおい時間があれば語っていきたいと思います。
-
>ところで、「つまらぬ沽券にこだわる」のは男とか女とかの
>問題ぢゃなくパーソナリティの問題かなって思うんですよね。
>林真理子が(読んでるわけぢゃないけど)「女だって権力がほしい!」
>というのは言い当ててると思うんですけど・・・
そうかもね。女の特性のように言われている嫉妬にしたってでは男はどう
なのかと言えば女性に負けず劣らず凄まじい。
要するに表に出るかでないかのちがいなだけでね。男社会の代表例でもある
政治の世界だって政界はジェラシーの海(by純一郎)って言われているくらい
だし・・(笑)本質的な部分では変わらないと思うよ。言われてるほどにはね。
-
女だって威張りたがりだと思います。
大抵は奥さんに財布握られていますしね。>>101-103
それでも尚男の方が地位とかに拘るのではないか?身長の平均が明らかに女よりも男が高いけど,当然女よりも背の低い男が居るように,勿論沽券に拘らない男もいればを権力を欲しがる女もいるかと。
奥さんが別姓がいいといえば,おおそうしろ。とどっしりと構える事が出来るのが漢だとも思います>>102
川床是非一度堪能してみたいっす!
今度オリーブの木さんが京都へ来る際にオフ会しようと云うことになっているのでいきますかねえ。オリーブの木さん,どうです?男二人で川床は空しいか?
-
京都にお住まいでも川床はまだのようですか・・・
You Must Experienceって思います。(余計なお世話でごめんなさい)
京都が世界に誇れるものはたくさんあるけど、
この川床もそのひとつって、思ったりもしてます。
オフ会のとき、お邪魔でなくお誘い頂ければ、
私もジョイントさせていただきます。
もっともハンドルネームの通り、
政治経済に関しては関心が高い方なだけで、
造詣は深くないので、石になってしまうかも・・・
なんて
と、このタイトル名からは内容が逸脱気味で、
そろそろ元に戻さなきゃって思ってます。
-
>>105
川床は敷居が高くありません?知っている人がいれば非常に心強いっす。
是非行きましょうよ。GWという日程は大丈夫なんですか?今のところ2日が有力です。オリーブの木さんは3日まで在京するようなんでその辺は可変的だとおもいます。またメールで連絡でも頂けると嬉しいです。
勿論,政治経済についてしか喋らないなんて事はないのでご心配なく。京都についてもお詳しそうなので楽しみです。
小さな掲示板でもありますしスレタイにこだわらず流れに任せて色んな事を語れればいいかと思います。
-
>106
いいっすよ。確か貴船でしたよね。ホントに敷居が高い感じがするが(苦笑)
ちなみに3日までいるとはまだなんとも言えません。まあ2日がベストですね。
あーあまだ昨日飲んだ酒が抜けないよー。
-
後輩どもが来てて志明院に行きたいと云ってたので病み上がりにも関わらず行ってきました。相変わらずなかなか良かったです。
-
ゴールデンウィークだと川床はどこもやっていないと思います。
(雲ケ畑、高尾がちょうど蛍・7月に併せてオープンします。
飛び交う蛍のひかりを見ながらいただく懐石はそりゃおすすめです)
貴船は懇意にしている料亭があるので
頼めばあけてくれるとは思いますが、
寒くてビールなんか飲んでられないかもしれません。
川床はやっぱ夏ですね。
敷居ですか 確かにちょっと高いかもしれません。
でも高いのは敷居だけぢゃないと思いますよ。
貴船の料亭は冬のスキー場と一緒で
そのシーズン(夏)に1年分の売上をあげなきゃいけないから
不当に高い。
知り合いがいなきゃ行かない方がいいかもしれない・・なんて
言っていいのかなこんなこと
いずれにせよ
お邪魔させていただけるのでしたら
望外の幸せです。
それまで、ちょこちょこ参加させていただきます。
-
続けてすみません。
建設的な意見も言わなきゃ と戻ってきました。
ぢゃ 雲ケ畑どうですか?
お勧め料亭があります。
とはずがたりさんのすきな、峰定寺も雲ケ畑ですよね?
-
一寸統一地方選に首をつっこみ、その合間に後輩たちの追い出しコンパでしこたま飲み…
なんて生活でてんてこまいです。余りレスできないで済みません。
亀レスなんですが、夫婦別姓の話について。蒸し返すよう申し訳ないですが。
この間、かなーりリベラルな友人と教育論や永住外国人賛成政権付与、イラク問題などを話しこんできましたが、
私は、思想的には結構な保守的であることを再認識してきました。
なんで、間違いなくリベラルなとはずがたりさんはともかく、私は意外じゃないですよ。
オリーブの木さん。>>102
>>91
>さきたまさんの冷静で論理的且つ説得的な意見表明を待ちたいと思います。
待って頂いてもでまへん(笑)
私が妻になる人に自分の姓を名乗ってもらいたい理由は、
・家族は同一のファミリーネームを名乗っていた方が良いという思いこみ
・父親も私も男兄弟や未婚の女兄弟が居ず、私の姓が変わると「家」的に困る
っていう二点ですね。
前者に関しては、私の価値観であり、それを理解していただける人と結婚したいなと。
後者に関しては、要は弟が居ない長男が二代続いて、田舎の墓をどうするかなんていう
封建的な事情もあり、まあ両方の事由があいまって、私は姓を変えたくないし、
相手に変えて欲しいわけです。
ただ、初心者さんのような考え方については当然尊重されるべきであり、
職場での通称使用は、現状よりさらに容易に行えるように、さらに改善されるべきですし、
(もっと言えば、業務担当者名の連続性を考慮したら、通称使用を原則とすべき)
選択的であろうと、例外的であろうと、夫婦別姓は認められるべきでしょう。
同姓に拘る人間まで強制的に別姓にしようというわけではないのですから。
一人娘で「姓」を守らなければいけないという私とは逆の立場の人も居るでしょうし。
相手が姓を変えてくれなくても、私と違って夫婦別姓OKなら、クリアできますからね。
いやぁ、なんだかなんだ言っても私のわがままですから、この部分では妥協してくれる人でないと、
私は結婚できないですね。でも、どうしても嫌だって言われたら、また考えるんでしょうけど(笑)
きっと自分が妥協しそうな気もしますね。自分が惚れた相手ならなおさら。
いいなぁ京都。京都行きてぇぇ!←ストレスたまってます(苦笑)
-
寧ろ雲ヶ畑は岩屋山志明院の方で峰定寺は花脊の方ではなかったかと>初心者ですさん
どうやら我は本格的に京都のことを知らないようですな。云われてみればあれは夏の風物詩。。。皆の意見を纏めると夏に川床を借りてとはずがたり政策総研夏期総大会を京都で挙行すると,こうなりますか?川床の値段にびびったら料亭で(←これだっても少々びびってます。笑)。それにしても
飛 び 交 う 蛍 の ひ か り を 見 な が ら い た だ く 懐 石 ←(・∀・)イイ!!
オリーブの木さんがGWに引き続いて来京してくれるかが鍵か?
後輩どもが来て酒飲んでボックス戻って何故かトランプしてこの時間。風邪引いているのにもうだめぽ…。
-
>112 寧ろ雲ヶ畑は岩屋山志明院の方で峰定寺は花脊の方ではなかったかと
ご指摘の通りです。
間違えました。すみません。
いかんなあ 京都観光の宣伝が仕事なのに・・・
恐縮のきわみ。
>夏に川床を借りてとはずがたり政策総研夏期総大会を京都で挙行すると・・・
いいですねえ。
螢が見られるのは、一応6月10日から7月10日頃まで、と言われていますが、
なにせ自然のもんですから定かではありません。
時間があるなら、京都へ行くには昼間のバスがお勧めです。5千なんぼですからね。
あとは、夜行バスかな。早朝に京都駅に着くので
とはずがたりさんのところでシャワー&仮眠が必要と思われます(私ぢゃなくて)
ということで新幹線をつかわなきゃ結構安く行けますよ。
-
またそのころになったら計画練りましょう。アドバイザリーお願いしまふ。
-
>いいなぁ京都。京都行きてぇぇ!←ストレスたまってます(苦笑)
きたらエエがな。まあ時間と金が問題だけどね。
-
雲が畑辺りはよく存じ上げませんがいいかもしれませんね。
それほどお薦めなら一度訪れる価値があると思われます。
ちなみにGWに高速バスは辛いと思うので新幹線でいくことになるのかな?
1年ぶりに東海道新幹線のるのが楽しみなもんですから。
-
>111 大変楽しく読ませていただきました。僭越ながら感想をすみません。
>家族は同一のファミリーネームを名乗っていた方が良いという思いこみ この「思いこみ」はなぜですか?
人の思想の背景には必ずそうなる要因があると思います。夫婦別姓に反対している自民党保手派議員の主張なんかを聞いていても必ず「苗字が違う=家族の崩壊」という文言がでてくるんですが、これがさっぱり理解できません。
家族の繋がりってのは、苗字の同一性なんかで測れるものではないと思うし、もしも私の父と私の苗字が違っていたら、父との関係も違っていたものになるか、ときかれれば、その答えはNOですね。
同様に私が嫁に行って(この表現も決して好きになれません)苗字が変わったら、私と自分の家族関係=繋がりは変わるのか聞かれればこれもNOです(もちろん世帯をひとつ自分で持つのでそういった変化は出てきますが、心理的な繋がりは苗字なんかで切れたりするもんぢゃないと思うんです)
これはあくまで”こんなこともある”と言うだけの話ですが、私は高校時代にカリフォルニアで大学時代はアイダホに、2度ホームステイをしました。偶然ながらこの2家族とも両親と子供の苗字が違う家庭でした。
2家族とも極めて平均的な”アメリカの家庭”でした。とは言ってもアメリカではファーストネームで呼ぶ習慣があるので、私も結構長いこと、家族がバラバラの苗字を名乗っていることをしらなかったし、これが日本の例にあてはまるとは考えてませんが。
下の名前だって、みんな違うんだから苗字だって違っててもいい、位にしか考えていない私としては「苗字の違いが家族の崩壊」「同一姓=家族のきずな」とかってのは理解に苦しみます。
さきたまさんの「思いこみ」という思想背景を教えてもらってもいいですか?
-
単純な区分けは誤謬のみならず不毛な可能性もありますが
「苗字の違いが家族の崩壊」「同一姓=家族のきずな」→別姓は認めない
が保守で,
別姓を制度として認める→その制度の利用は個人の判断
がリベラルで
別姓を制度として認めるのは当然→別姓の使用を推進
がフェミニズム
と云う理解なんですが,この区分けに於いてはさきたまさんはリベラルなのではないでしょうか?他の面での姿勢は別として。
他には例えば
国旗・国歌
→国定が保守で
→強制はおかしいがリベラルで
→反対が革新
こんな感じでしょうか?
外国人参政権は
反対→保守
相互主義→中道
賛成→左派
でしょうか?
-
>>117
この「思いこみ」はパンで育ったかライスで育ったかと云う様なもので自然なものではないでしょうか?皆がご飯を食べている中,そのご飯食で迷惑を被っている人が居るということを思いやるのはなかなか難しいのだと思われます。しかしパンが良いと云っている人にご飯を喰えというのは明らかに行き過ぎだと思うのですがね。
-
>118 この区分けに於いてはさきたまさんはリベラルなのではないでしょうか? そう思います。全く同感です「職場での通称使用は認められるべきだとと述べらっしゃるし、
選択的であろうと例外的であろうと夫婦別姓は認められるべき」ともおっしゃってますから。
私が知りたかったのは「パンで育ったか、ライスで育ったか〜」ということです。要するに昔から慣習として、女性が改姓してきたから・・・という伝統とか慣習とかっていった観念的なものに基づいているのかどうか聞きたかったんです。
私の親戚には離婚をしている人が一人もいないし、別姓を名乗っている叔母とか従兄弟とかもいない。でも子供の頃から「結婚したらおんなは苗字が変わる」というのはなんか変だと思ってました。
この思想はなんでだろ、と思って質問したんです。なんで日本人は米を食うんだと聞かれたら「昔からそうだった」だけぢゃなくて農耕民族だったからという理屈がついてくるでしょう。
これだけ世の中が発展してきて、女性と男性との権利の上での違いなんてのはほとんどなくなったのに、まだ明治時代の家制度の延長みたいな観念は残っているのかな。ということです。それがちょっと不思議でした。
>皆がご飯を食べている中,そのご飯食で迷惑を被っている人が居るということを思いやるのはなかなか難しいのだと思われます。
この例えは捕鯨問題を連想させますね。日本は古来の食文化(日本が捕鯨を主張するのはそればかりぢゃないことはよく知ってます)として、鯨を食べてきたから、今後も捕らせろ しかし、欧米人にはそれがなかなか理解できない。
>パンが良いと云っている人にご飯を喰えというのは明らかに行き過ぎだと思うのですがね
この例えをだすことでとはずがたりさんが何を言わんとしているのか、私にはちょっと判り難いのですが(鈍くてごめんなさい)私としては再三申し上げた通り「俺・僕が嫌なこと」は「あたしも嫌」だと思うということ。同じ人間ですから。そして、苗字を変えなければいけないことで、自分のプライバシーを強制的に他人に知られてしまう現実を世の男性陣に知っていただきたいという2点につきます。
-
「パンが良いと云っている人にご飯を喰えというのは明らかに行き過ぎだと思う」の部分は別姓制度の創設に強硬に反対している連中を批判した部分です。
私個人はなんで女が姓が変わるコストを払わなくちゃいけないのよと思う女性の方が,あなたに黙ってついて行くわ的な女性よりも魅力的なんじゃないかと思ってます。これと奥さんが一緒の姓のほうがいいとは矛盾しません。
-
>121 ご回答 有難うございます。
-
ちなみに家制度は特に農村部に於いて未だよく機能しています。法事などやっても席順などが暗黙の内に決まっており興味深いなあと思います。席順は本家>分家,男>女となっているんですがね。都市のサラリーマン層には理解不能なのかもしれませんが,分家筋や女性が虐待されていると云う事では全くないので目くじらを立てる気にはなりません。交差点でに信号の支持に従うようなものです。むしろこうした親類縁者の絆があるのを好ましいと思えるほどです。
この制度のもとでは長男が家を継ぐし,男子が居なければ長女が婿を取る,と云うことが普通になされています。夫婦別姓支持が広がらないのもまだまだ日本が農村社会が広汎に残っていると云うことなでしょうかな。
-
>外国人参政権は
>反対→保守
>相互主義→中道
>賛成→左派
>でしょうか?
その論法で行くと民主党や自由党も左派政党って事になりますよ(笑)
相互主義にこだわるのもどうかと思う。
-
こんばんわ。
それなら
反対→孤立主義
相互主義→懐疑主義
賛成→コスモポリタン
といったところでしょうか?
-
>>117(初心者ですさん)
「思いこみ」の思想背景は何か?ということですが、
刷りこみ、とまで言うと大げさですが、幼少から中学校ぐらいまでに、
周囲の家族や親戚縁者が持っていた家族観に大きく影響を受けたのが根底にあると思います。
私の祖父の実家というのが、とはずがたりさんが>>123で書いているような、
いわゆる農村地帯の旧家で、今でも親類縁者の冠婚葬祭だと「本家」「分家」という区分は厳然としてあります。
「本家」の上に「大本家」っていうのもあるぐらいで(←何が大なのか私は知りませんが)、
父も私も男兄弟がいないということもあって、「家」≒「墓」を守っていく使命というか、
「長男=跡取り的」なことをずっと言われてきました。
我が実家はサラリーマン家庭で、何の財産もあるわけではないのですが、
私が「おじいちゃんおばあちゃん子」だったこともあり、
現在のような、家族の姓が共通である方を好もしく思い、
家制度を重んじる考えになっていったのだと思います。
それに加え、小学校高学年から歴史にハマリ出し、特に戦国・江戸時代が好きで、
いわゆる「名門」に憧れる意識が芽生えたのも、また一つの要因かなと思います。
武田家や伊達家の系図とかを覚えたりしていましたね。
出自や門地によって差別されることはあってはならないと思いますが、
名門といわれる家に憧れる気持ちは今も心のどこかにあります。
ちょっととっ散らかってしまいましたが、私のなかでは、
一つ家の屋根の下で同じ姓の人間が暮らす古き(良きとは言いきれませんが)時代の
家族像を理想としているのだろうなと思います。
ただ、そこには「嫁に行く・来る」との思想が当然根底にありますので、
初心者さんのような現代的?開明的?進歩的?(適当な言葉が分からない)な考えの人には
理解し難く、許容できない思想かもしれませんね。
ただ、私自身は最近リベラルでないなと気づかされるところがあって、
それがちょっと嫌で、イラク問題なんかは思考停止してるんですが、
「保守主義が『共通の価値観をみんなでもとう』という方向性であるのに対して、
それとは逆に『価値観はそれぞれ違っていた方がいい、違うことはいいことなのだ』
ということを認める社会がリベラル―」という枝野幸男のリベラル観に共鳴するところがあったので、
別姓絶対反対論者が訴えるところの、「苗字が違う=家族の崩壊」説は違うと思います。
別姓にしたい人にはそれを認める制度をつくるべきだと思っています。
また、苗字を変えなければいけないことで、自分のプライバシーを強制的に他人に知られてしまうというのは
重要な問題だと思います。制度的にも、社会通念的にも「仕事上は通称(旧姓)使用が当たり前」という
世の中になって欲しいものだと思います。
-
ふと思ったんですが「先駆魂」から「さきたま」への移行は「保守的な自分への覚醒」?と何か関係有るのでしょうかな?
-
>126 さきたまさん 大変丁寧な返答有難う御座います。
さきたまさんの優しさが滲み出る文章でちょっとジンときてしまいました。
世の中の流れが変わってきているとはいえ、まだまだ家族は同じ姓が当たり前(というかその方が好ましい)と考える人のほうが圧倒的多数であることを実感させられる事象に遭遇することが、社会にでてからたくさんあります。
自分の感じることが、大勢からずれているということを認識しなければならないのは”寄らば大樹の・・”みたいな言葉に象徴されるように大勢順応主義が是とされてきた日本では決して安易なことではありません。
さきたまさんの家と違って、両親共に旧家の出身でもなんでもないので「家」という発想が私にはそもそも欠落してます。私の母は6人兄弟の長女で祖父は母が中学1年のときに亡くなったので”貧乏人の子沢山の典型”のような家庭で育った母は、当然ながら高等教育なんて受けられる筈もなく「勉強が好きでやりたかったのに」出来る環境ではなかったというのが未だに口癖です。娘に高等教育を受けさせること対しては執念のようなものを持っていて、子供の頃はその母の執念が怖かったときもありました。
小野洋子もそうだったらしいけど、私も子供の頃から母に自立した女性になれ、と言われ続けたし、そのための過大な投資もされてきました。でも、そんな母の教えは社会にでたら窮屈なばかりだし、自分の考え=受けた思想教育はメジャーぢゃない、ということに気付かされてちょっと悲しかったりもしています。
単なる『反対』や『要求』を声高に叫ぶのでなく、なぜそういう発想が生じるのかを知ることは、私にとってとても大切です。引出しは多いほうが生活していくのに便利ですから。
ご自分のプライバシーな部分まで記してくださって有難う御座います。嬉しかった!
-
初心者ですさんは「自分の考え=受けた思想教育」という自己規定を持たれて居らっしゃるんですねえ。
他の人はどうなんでしょうか?確かに私の別姓に寛容な思考も親の影響は大きいでしょうなあ。
-
亀レスですが…
>>127
それとは関係ないです。
前のハンドルネームがちょっと身の丈に合わない感じだったので。
というか、偉そうな感じがするのは嫌だなと思ったんですね。
柔らかい感じになって、自分でも気に入ってます。
そこに込めた意味は、自分だけが分かってればいいかなとも思うので。
>>128
現実社会ではあまり優しい人間って言われたことないですけどね(苦笑)
どちらかといえば、一言多くて嫌がられるタイプかと。
-
>>130
解説感謝っす。
そうですね>名前の意味は自分だけが判ればいい
-
>>131
夜更かしですね。私もですが(笑)
明日も早いので、寝つけなくても無理矢理寝なきゃいけないんですけどねぇ…
>>128
他人の家族に対して無責任に論評するのはどうかと思ったので、
上ではあえてレスするのは避けたのですが、一言だけ。
私は、初心者ですさんのお母さんは、大変立派な方だと思います。
私の祖父も祖母も尋常小学校しか出ていませんが、
父には高等教育を受けさせようと一生懸命働いたそうです。
私は、祖父や祖母の人間性を深く尊敬していますし、
学問を修めているいないで人間の評価が左右されるとも思いませんが、
やれないよりはやれたほうが良いのが学問だと思いますし、
(男女問わず)できないよりできた方が良いのが自立だと思います。
この自立には精神的なものも金銭的なものも含まれますが、
自分が自立するしないを選択するのは別にして、
しようと思えば出来るだけのバックボーンを備えることは大切なことだと思います。
その意味で、私は自立できていないと思いますし、
たぶん自立しているであろう初心者ですさんは立派だと思います。
そして、その環境を作り出した、初心者ですさんのお母さんの考えや人間性は素晴らしいものだと感じました。
私が感じたことをそのまま書いたので、もしかしたら誤解があったり、
不快に思う点があるかもしれません。その場合は言って下さい。
とはずがたりさんに頼んで削除してもらいますので。
-
あれから直ぐ寝ました>>132
最近は朝型になったつもりだったんですが,統一地方選やらスタートレック(←深夜放送のテレビ番組)やらで何やらよく分からない生活パターンになってしまってます(苦笑)
それにしてもさきたまさんは安定して夜型ですね。
-
>さきたまさん
不快に思うだなんてとんでもない です。
-
いまじゃ混合名簿が主流なんですかね?
わざわざ元に戻すのに共産主義を持ち出すあたりが厭らしいねえ。
-
じゃあ、ジェンダーフリーは全部だめってコトなんですね、この校長さんは。
そーいや、環境保護も共産主義思想が出発点という説もあったように思うけど。
-
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030828-00001063-mai-soci
<思想調査>生活保護者ら対象 函館市情報審が実施承認
函館市の生活保護や老人福祉などの担当課が91年、生活保護受給者や市営老人ホームの入所希望者らを対象に宗教など思想・信条調査の実施を市長に届け出、市個人情報保護運営審議会(市長の諮問機関)も承認していたことが28日、分かった。担当課は「届け出はしたが、調査はしていない」と説明しているが、承認は現在も有効だ。
生活保護を担当する保護1課、同2課が91年6月に提出した「個人情報の収集等届出書」には「思想・信条」の項目があり、宗教、主義主張などを調査対象に挙げている。老人ホーム入所手続きを担当する介護高齢福祉課が提出した届出書も宗教などを対象に挙げていた。
同市の個人情報保護条例は91年に制定。原則として思想、信条、宗教などの個人情報の収集を禁じているが「正当な行政執行を行うため必要」な場合は審議会の承認を条件に例外として認めている。
市総務部は「必要と判断して届け出たと理解している。外部への漏えいがないよう職員には徹底している」と説明した。【安味伸一】(毎日新聞)
[8月28日15時14分更新
-
>「背景にあるジェンダーフリー思想は、マルクス主義フェミニズムが根底にあると指摘されている。マルクス主義は共産主義社会の根本思想
笑わせてもらいますた。まあ混合名簿がいいとも思わんがいくらなんでも(以下略
-
他人にこうすべき,と押しつけるのはスターリニズムと云う考えもあるようですしねえ。
ジェンダーとか環境が思想の押しつけになると危険かも。
-
>>141
そうですね。フェミニストにその類の奴多いような気がします。まああくまでリベラルな枠内でお願いしたいものですが。
-
私の思想遍歴というか政治に対する考えの移り変わり
に関して正直に語りたいと思います。
-
其の一
無関心だった頃
細川政権誕生の頃 何かすごく人気のある政権ができたんだなという感じでした。
羽田政権崩壊の頃 あっ羽田って人すぐ辞めたんだねという感じでした。
村山政権の頃 眉毛に特徴のある富ちゃんとかいう爺ちゃんが
総理大臣やっているんだなと思ってました。
橋本政権の頃 日本シリーズの最中、選挙やってて邪魔だななんて思ってました。
橋本総理退陣時 野球中継やってる中、選挙やってて邪魔だななんて思ってました。
もちろんこの頃は広島の教育を受けていたので
バリバリにサヨっていました。
歴史が昔から大好きでこの頃は得意でしたが案の定自虐史観でした。
南京大虐殺も本気で信じてました。
ただ当時でさえも
満州国に関して傀儡だけど
五族協和の理念はいいんじゃないのとは
かすかに思っていました。
-
其の二 少し関心を持ち始めた頃
一三六総裁選の頃 何にも分からず三候補が出演するテレビ番組を見てました。
父が「もうやる前から結果は分かってるよ。」
なんて言っていたことをよく覚えています。
金大中訪日の頃 日本は韓国に対して悪いことをやったから
謝罪と賠償をしないといけないなんて思ってました。
しかし母は前から俗に2chで言われる呆韓状態で
「そんなことないんだよ」と言ってました。
韓国で書かれた韓国の歴史漫画を読んで
尚更、謝罪・賠償史観を強めていました。
-
追加
新進党解散は何故か当時知っていました。
参議院で菅代表が首班指名された時、
「あ、自民党やばいんだな。
自民党が政権交代することはいいんじゃないの」
なんて思ってました。
この頃からぐらいからアンチ自民党でした。
マスコミの言うことを信じていましたので。
-
テポドン発射時には北朝鮮に相当ビビっていまして
国際欄の北朝鮮関連の記事をこの頃は読んでいました。
それも朝日新聞ですが。
自自連立時、あれ小沢一郎って人野党じゃなかったっけ
どうして与党にいるのなんて思ってました。
-
其の三 結構関心を持ち始めた頃
自自公連立崩壊寸前の頃
東京に旅行した際、国会議事堂の参議院の方を見学しました。
尚、兄の家で兄に薦められ「加治隆介の議」を読んで
政治に関心を持ち始めました。
この時、朝鮮半島の38度線の緊張状態、竹島問題を少し知りました。
第42回衆院選の頃
選挙速報をほぼ徹夜で見て
なあんだ結局、自民党が勝ったんじゃないかなんて思って見てました。
朝鮮半島南北首脳会談
これで朝鮮半島にも平和が訪れるなんて思っていたものです。
-
その前に結構、大事なものが抜けてました。
湾岸戦争のことも結構覚えています。
ソ連崩壊は当時何故か知っていまして
レーニン像が引き摺り下ろされるところと
クレムリンでソ連の国旗が降ろされロシアの国旗に変わったところ
はよく覚えています。
ゴルバチョフのことも顔だけよく知っていました。
ブッシュからクリントンに変わった頃のことも何となく覚えています。
-
その前に結構、大事なものが抜けてました。
湾岸戦争のことも結構覚えています。
ソ連崩壊は当時何故か知っていまして
レーニン像が引き摺り下ろされるところと
クレムリンでソ連の国旗が降ろされロシアの国旗に変わったところ
はよく覚えています。
ゴルバチョフのことも顔だけよく知っていました。
ブッシュからクリントンに変わった頃のことも何となく覚えています。
-
二重投稿すみません。
ここから大事なところです。
-
其の四 政治に関心を持ち始めた頃
加藤の乱の頃 「この時は自民党政権が交代する。
世の中が変わる。これは見なくちゃいかん。」
と思って必死でテレビを見ました。
この頃は裏切った堀内派を相当憎んで
加藤派、山崎派を崇拝してました。
何も政策的なことも分からぬままです。
この頃から新聞の政局に関する部分
週刊誌の政局に関するものを
必死で読むようになりました。
-
小泉総理誕生の頃
東京に引っ越してからすぐの総裁選だったので
必死で小泉を応援して僅差で負けて政界再編してくれなんて思ってました。
参院選の自民党の勝利は結構ショックでした。
この頃、加藤こう一を無意味(何故か「こう」の漢字が出ませんでした。)
に好きでHPを見てました。
議員辞職する頃までです。
それとこの頃、漫画で読みやすいなあなんて
小林よしのりのサピオの連載を読み始めました。
-
この頃、「戦争論2」を立ち読みして感動しました。
何か右翼だけどちゃんと筋道通ったこと言っているなあなんて思いました。
ゴー宣の政治の部分を読んで
これが正しいんだなんて思って完全に信者になってました。
田中真紀子更迭の頃は政界再編してくれと思って
結構、田中真紀子を応援してました。
-
同時多発テロの時も
これは大変なことが起きたと思って
この時も必死でテレビを見たものです。
この頃、自由党広場に書き込みをしました。
そして昨春、
補選の情報が欲しいと思いまして
ネットを検索していたら「選GO」に出会ったのです。
そして選GOのリンクから2ch選挙板に出会いました。
この時、新潟は恐らく野党が勝つだろうから
接戦の和歌山2区の情報が欲しいと思いまして
必死に和歌山スレを読んでました。
-
>>156
お疲れ様です。なるほどそう言う経過ですか。保守系の連中はあなたのような感じで入っていってるんでしょうね
>そして選GOのリンクから2ch選挙板に出会いました。
>この時、新潟は恐らく野党が勝つだろうから
>接戦の和歌山2区の情報が欲しいと思いまして
>必死に和歌山スレを読んでました。
俺と一緒だ(笑)ちょうどその頃、GO選から2ちゃんに入りました。とはさんを知ったのも選GOでした(笑)
-
それから新潟勝利、和歌山2区惜敗を見まして
前から思っていた非自民政権を作るには
「まず選挙で過半数を取らなくてはならない。
そのためには野党が選挙協力をしなくてはならない。
そのために自分が出来ることは何かと
考えた場合、
この2ch議員・選挙板で選挙協力の雰囲気を醸成するために
自分が積極的にアピールしていこう」
と思いましてあのように必死で書き込みをし始めたのです。
与党のやることは全て悪だと思って批判ばかりをしたものです。
この頃は、創価は悪だと思ってましたが
共産・社民はそれほど悪とは思ってませんでした。
ただプロ市民は、ちといやだなあとは思っていましたが。
今、当時を振り返ってみますと何にも政策的なことを知らない上に
選GOの情報ばかりを鵜呑みにして稚拙でした。
-
>>157
まあ、人それぞれだと思いますが
私のこれまで書いた変遷を読んでどのように思われましたか?
まだ続きます。
これからが肝心な部分です。
-
自由党支持と当初していたのは
父と兄が小沢党首のことを比較的評価してまして
私も言っていることに筋が通っているなあと思って
一応支持ということにしてました。
自民党はやだ民主党はバラバラ筋が通って
何となく改革してくれそうなのは自由党支持という感じで
思想的なものは当初はそれほど関係ありませんでした。
当時もまだ結構サヨってましたしね。
-
9.17前日の日比谷公会堂の集会と
9.17を受けまして右傾化(笑)しました。
「拉致に加担した奴らは嫌だ」と思いまして
自民党左派と民主党左派と共産と社民が嫌になりました。
9.17直後は
ニュース実況板の北朝鮮スレを必死に読みました。
-
この頃から選挙板と政治板と政治思想板以外も見始めました。
ハン板と極東板を特に読みました。
この時期、何度も靖国神社に参拝しました。
で、急激に右傾化(笑)していきました。
-
この頃は左翼批判、朝鮮半島批判に夢中になっていました。
正直に申し上げれば、
とはずがたりさんやオリーブの木さんを批判することにも
夢中になっていました。
この点は今から振り返ってみれば大変幼稚なことで
申し訳ありませんでした。
当時と大して主張は変わりませんが
当時の言動は好ましいものではなかったので
ここに謝罪します。
-
さらに申し上げますと
このスレの>>78-85の辺りのレスに
自分の思うようにいかなかったので
当時はかなりに頭にきました。
しかし、今から振り返ってみれば
この辺りの自分のレスは感情的で論理力に乏しいものです。
今でも、中共は危険な存在であるという認識は変わりありません。
しかし、当時、私は、
とはずがたりさんに対して侮辱的ともとられかねない
発言をしましたのでその点は今、ここに謝罪します。
支那、中共に関しては当時も勉強不足で今も勉強不足なので
後日、又、真摯に議論しましょう。
-
その後は一人暮らしに慣れるのに苦労して
あまり政治的なことを考える余裕はありませんでしたが
北朝鮮に対するテレビ報道を見て
共産主義体制の恐ろしさと朝鮮半島人の厄介な性格は
いやというほど思い知らされました。
でも北朝鮮報道を見る度に嫌韓から呆韓へと変わっていきました。
-
で、ようやく秋になって一人暮らしにも慣れて
政治的なことを考える余裕ができまして
今に至っています。
まあこれからじっくり色々なことを勉強しようと思っています。
-
歴史観に関していえば自虐史観でも自慰史観でもなく
飽くまで事実として何が起こっていたかを知って
当時、本当は日本人がどのように考えて行動していたのかを
よく検証したいと思っています。
それとどのような行動が日本の国益に結びつき
どのような行動が日本の国益を害するのかという
シビアな国益という観点からも歴史を見ていければなあと思います。
-
以上、かなり長くなってしまいましたが
これで回想は終わりです。
後半は集中力が落ちて自分の思っていた通りに
書けなかったかもしれません。
それは又、後で又は後日語ることに致しまして
これにて終了です。
-
最初に2ch議員・選挙板に来た時の
「野党間の選挙協力の雰囲気を醸成したい」という思いは
民主党と自由党の合併という形で実現しましたから
ひとまず選挙区のことを勉強するのは休みにします。
それよりも政治の基本とは
日本のことを憂い、政策を提言することですから
無学な私で微力ながらもこの掲示板で提言できればと思います。
ただやはり高校時代ほとんど真面目に勉強していないので
まずは基本的なことを勉強したいと思っています。
政局に関しては昔は妄想で語ることが多かったので
これからはなるべく現実を見据えていければと思います。
-
新々民主党に関していえば
まだ結党もしていない現段階では評価することはできません。
政党の命である政策がきっちりと決まったわけではありませんから。
先日も申し上げました様に
二大政党制の第一歩としては評価できると思います。
しかし政策的に新々民主党は
自民党と同じく野合政党で
私の信条とする自由主義政党ではないと思いますので
支持することはできません。
ですが自民党に変わり日本を担える政党になってほしいと意味では
頑張って欲しいと思いますし、私なりに苦言を呈していきたいと思います。
選挙という点ではアンチ創価で選挙区では民主党を支持しますが
比例では自民党か民主党か正直悩みます。
旧自由党支持層の一部と同様自民党に流れるかもしれません。
といっても選挙権はないのですが。
-
加藤の乱の時に思った
自民党崩壊→政界再編のシナリオですが
それよりもまず肝心なことは政策ですから
先に基本的なことをよく勉強します。
政界再編はその後です。
政策軸がなければ政界再編など何も意味がないでしょう。
政策あっての政党ですから。
-
現在は共産主義、支那、ロシア、朝鮮に関して言えば
達観して見ているつもりです。
かつて嫌で嫌で仕方がなくて忌避していましたが、
今は何故、彼らそういった行動を取るのか
非常に関心を持っています。
創価に関してはまだまだよく知らないので
達観して見るという段階には達してません。
-
>創価に関してはまだまだよく知らないので
>達観して見るという段階には達してません。
彼らの生態は良く知ってるので知ってる限りでお答えしますよ。
-
>>174
今、対処の仕様がないほど調子に乗って頭に来ているので
感情的になってしまうんでしょうね。
まずは創価板でしっかり勉強してきます。
-
>>175
おれもあそこの住人だけど彼らの実態が良くわかる反面、いい加減な書きこみもあるから鵜呑みにしないほうが良い。
これはどうかなと疑問に思ったことがあれば私が可能な限り答えます。ただ教義的なものは良くわかりませんが。
-
>>176
ありがとうございます。
創価に関してはとりあえず創価板で勉強してきます。
-
ソ連が崩壊した頃はそうかもしれませんが
今の日共は中共や北朝鮮とヨリを戻しているようですよ。
日中友好議連に入ったり、朝鮮総連の集会に出てるようです。
-
>(自民)党内は「家族制度の崩壊を招く」との反対論が根強く
おまいらが戦後一貫して政権取ってたから家族制度の崩壊が此処まで来たんだ。つべこべいうな。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040119-00000076-mai-pol
<夫婦別姓>議員立法で成立目指す 自民の推進派議員
「夫婦別姓」制度を例外的に容認する野田聖子・元郵政相ら自民党国会議員グループが月内にも会合を開き、19日召集の通常国会で議員立法での関連法案成立を目指す方針を確認することが分かった。グループは02年、導入に必要な民法改正案を党法務部会に提出したが、棚上げ状態になっているため、議論再開を部会に要請する。野田氏は「まとまらなければ党議拘束を外して国会で採決を求める」と話している。
議員グループ「例外的に夫婦の別姓を実現させる会」(笹川尭会長)がまとめている民法改正案は、別姓実現に当たってさまざまな歯止め措置を設けたのが特徴。別姓を名乗るには家庭裁判所の許可を必要とする「家裁許可制案」で、「職業生活上の事情、祖先の祭祀(さいし)の主宰、その他の理由」を要件とし、既婚夫婦は別姓への転換を認めない。
民主党など野党と公明党は夫婦の自由意思で同姓か別姓かを決める「選択的別姓制案」を01年の国会に提出したが、廃案となった。民主党などは早期実現を優先させるため「自民党が家裁許可制案を提出するなら賛成する」と柔軟姿勢で臨む立場で、法案成立は自民党内調整にかかっている。
夫婦別姓は91年に法制審議会が審議を始め、96年に民法改正案要綱をまとめたが、自民党に反対論が強く、政府は法案提出を見送ってきた。01年の内閣府世論調査で賛成(42.1%)が反対(29.9%)を初めて上回ったが、政府は同様の理由で法案提出を断念。野田氏らが議員立法で提出を目指したが、党法務部会で意見が対立していた。
しかし、昨年の衆院選で党内反対派の中心、高市早苗氏が落選するなど情勢は変化しつつある。首相官邸サイドから野田氏に「早く決着をつけてほしい」との打診もあり、今国会に照準を合わせた。野田氏は「論議が始まって10年。これ以上足踏みはできない」と語るが、党内は「家族制度の崩壊を招く」との反対論が根強く、曲折が予想される。(毎日新聞)
[1月19日3時2分更新]
-
>>180
自民党を庇うつもりはないですが、家族制度の崩壊は日教組の教育が悪かったのだと思います。
西欧諸国は勿論、ソ連や中国といった社会主義国でさえ家庭の尊重を教育の場で教えていたのに、
「家族制度は封建的だ」とかで、そういったものを教育の場で否定してきたのではないでしょうか。
あまり何でもかんでも自民党のせいにするのは、いかがなものでしょうか。
-
家族制度を日教組のせいにしてするのは,右翼の論理でして,右翼が日教組がきらいなのは勉強が出来なくて学校の先生にいじめられてからだと思ってます。
そして個人的には家族制度の崩壊を靖国神社に参拝したり,徴兵制を導入したり,夫婦別姓を阻止したり,国旗国歌を強制したり,愛国心や自己犠牲の精神を上から押しつけたりしたからといって阻止する事が出来るとは思ってません。
自由民主党が封建的な制度をその名前に反して導入しようとするのを必死になって止めてきたのが日教組といえるかもしれません。
(この文章は勿論煽り入ってます。)
-
>>180
日教組を庇うつもりはないけど家族制度の崩壊は成熟化社会が行きつくところまで行来ついた結果であって以上でも以下でもないと思います。
確かに「家族制度は封建的」との日教組の思想がそれを助長した面はあると思いますが、根本は個々の家庭環境と言うか方針によるものなのではないでしょうか?
これは保守政治家・論壇によく見られる傾向なのですが何でもかんでも日教組に責任をかぶせるのは連中を買かぶり過ぎですよ(笑)
スケープゴートを見つけ出してふくろ叩きにした所で問題は解決しません。逆に日教組が家庭の尊重をうったえていれば家庭制度の崩壊はありえなかったのでしょうか?
この論議を聞いていると家庭教育の不備を学校に責任転化する愚かな親とダブって仕方ありません。あくまで人間教育を司る主な役割は家庭であって学校(教師)はそれを手助けする存在に過ぎないのですからね。
個々のところを見誤ってはならないと思います。
-
確かに
> 家庭教育の不備を学校に責任転化する愚かな親
が多いような気がしますねぇ。
大家族制度が崩壊して,今迄おじちゃんやおばあちゃんや地域社会迄,皆で担ってきて一定の水準が保たれてきた家庭教育が一人は母親の双肩に掛かるようになって来て,家庭教育が不備にな家庭も増えてきたのではないかと思ってます。
勿論,母親一人に教育を任せる父親も問題でしょうし,父母の二人で面倒見たからといって全て解決する訳でもないし,大家族制度を復活させて明治期のように男が威張っていて女が虐げられていい筈がないですし(嫁と姑は永遠の敵同士のようですし)。
難しいですな。
-
>>183
そうですね。全く同感です。ただ、やはり人間は1人では生きられない生き物ですからある程度のところでゆり戻しはあると楽観視してます。
古今東西、人間の求めるものは根本的なところでは一緒だと思いますから・・・
今はそれを信じて暗中模索する時期なのではないでしょうか?
-
>>181-184
仰る通り、子どもの教育は一義的には家庭に属するものです。
また、近頃の若者の躾がなっておらず、あまりに利己的なのは、親の教育がなっていないからです。
ここまでは全くもってお二方の考えと同じです。
では、「家族制度は封建的」と言って、その親に影響を与えたのは誰でしょうか。
時代が変わって大家族が崩壊し、ただでさえ子どもの面倒を見る大人が減る中で、
影響力の大きい学校の教師がそういうことを吹き込むことによって、
親が子どもをしつけるという当たり前の行為を、
子どもの人権を侵害する間違ったことであるかのように考えるようになったわけです。
そして、そういう考えに毒された世代が今の若者の親なわけです。
勿論、全てを日教組のせいにするつもりはありません。
しかし、そういう親たちに子どもの躾を期待するのは難しいのではないでしょうか。
そして、日教組がそういう状況を作る一助となったのではないでしょうか。
ちなみに、私のところは両親が厳格な上、交流の濃い母方の祖父母がこれまた厳しかったので、
同年代の中では多少マシな方だということを自負していますが。
-
当たり前のことですが、この期に及んで男尊女卑の戦前の家族制度をそのまま復活させるべきだとは思いません。
また、私どもの家族は、ヤモメとなったその母方の祖父と同居しておりまして、
かなり一般家庭と状況が異なり、それが私の考えに多大な影響を与えていることもお伝えしなくてはならないでしょう。
個人的には、夫婦別姓というのは、小さな子どもには分かり辛い制度だと思います。
片親と苗字が違うことで、子どもが悩むこともあるのではないでしょうか。
それで、何も分からぬ子どもが変なことを言って、家庭崩壊の芽が生まれることはあり得ます。
思い出したくないことなのですが、個人的にちょっとそういう経験があったもので。
-
子供心に
世間では同居する家族が本来同一の苗字であり
その内の一人に苗字が違う人が居るのを理解し
そのことが何か変だと感じる
というのは結構難しいことであり,貴君が頭が良かったと云う事でありましょう。
頭の良い子供には誤魔化さずにきちんと説明するべきですし,頭の良い子供なら
世間では同居する家族内で苗字が違っている場合がある
内ではお母さんがorお父さんがそうだけど
これは別に変なことではない
と理解させる迄あと一歩でしょうし,それをいじめる子供が居たとしたらそれは相手の親の教育がなってないからであり,泥棒が入ると行けないから外出止めましょうねと云っているようなもので,本来は泥棒こそが捕まるべきであり,こちらが外出を控えるべきではないと思われます。
> 「家族制度は封建的」と言って、その親に影響を与えたのは誰でしょうか。
>時代が変わって大家族が崩壊し、ただでさえ子どもの面倒を見る大人が減る中で、
>影響力の大きい学校の教師がそういうことを吹き込むことによって、
>親が子どもをしつけるという当たり前の行為を、
>子どもの人権を侵害する間違ったことであるかのように考えるようになったわけです。
日教組はそんな事を吹き込んでいたんでしょうかね?
私も両親には感謝しております。親は子供の自由にしたいことをやらせるべきだと云われたりしますが嘘だと思います。基本的に親は厳格だったような気がしますが(テレビは見せてくれない,玩具も買ってくれない,勉強しろと五月蠅い),一方で自由に好きな事やらせてくれましたとも思ってます。つまり親が気に入らんと言う事はさせて貰えませんでした。まだ年端もいかない子供は碌に周囲が見えていない訳でして,子供がやりたがる事なんて大したことではないので,自由にやりたいこと全部やらす必要はなく,適当に手綱とって親の眼鏡に適う方向の場合は好きなようにやらすと云う事で方向付けしてやれば普通に子供は育つのではないでしょうか。
因みに親父は高校の先生でした。組合にこそ入っていなかったけど。
-
>>187
言葉が足りなかったので申しますが、我が両親は夫婦別姓ではありませんし、母も別姓には反対しています。
日教組だの進歩的知識人だのに関する私の認識についてですが、「吉田茂の遺言」(加瀬俊一)なる本をご覧下さい。
-
>>188
おじいちゃんだけ母方の姓で子供心になんでだろと思ったということですよね。
両親が夫婦別姓だったとは読みとらなかったですよ。
夫婦別姓の例は将来それが制度として補償された場合の例です。
機会が有れば読ませていただきます>「吉田茂の遺言」
-
>>189
祖父の我が家への移籍はつい一昨年のことなので、そのことではないですよ。
細かい話は、本当に話したくないことなので、ご勘弁を。
その本を読んでいただければ、極右でない右翼の立場というものがご理解いただけるかと。
-
>>185
その伝で行けば日教組と言うよりは戦後民主主義が生み出した風潮だと思う。
戦前の体制と較べてアメリカから運ばれてきた(押し付けられた)民主主義が多くの国民にとってかなり魅力的に捉えられ受け入れられた潮流に日教組が乗っかったと受け止める方が妥当なのではないでしょうか?
家族制度の否定と並んで弾劾の対象になっている平和教育にしても多くの国民が戦争の悲惨さを皮膚感覚で学んだ結果、憲法第九条を肯定的に受け入れたという事実が示す通り、いわばコンセンサスととして受け入れられた訳でけして国民感情と乖離したものではなかったのは御存知でしょう。
家族制度と日教組の問題もそれと一緒で国民の多くが家父長制の窮屈さはウンザリだと捉えていたからなんじゃないでしょうかね?その時代の潮流が日教組の思想とオーバークロスし、児童(生徒)はそれを皮膚感覚として受け入れたのだと思います。
今、皮膚感覚と言いましたが昨今の政治に関心のある若者の主流は2ちゃんを見てもわかるようにかなりのタカ派路線です。さて、これは日教組が右旋回した結果なのでしょうか?(笑)違いますよね?
彼らは依然として平和教育路線なのですから。もし、彼らにあなたの仰るような影響力があるのなら間違ってもありえない事象でしょう。結論を言えば戦後民主主義を受け入れた世論が主犯であって日教組はせいぜい従犯程度でしょう。そこの所を間違ってはいけないと思います。
-
http://www.asahi.com/international/update/0130/006.html
国連が同性愛カップル職員にも諸手当 「多様性を尊重」
国連は29日、同性愛の夫婦やカップルの職員に対しても、出身国が同性同士の結婚を法的に認めている場合には、家族手当などを支給することを決めた。アナン事務総長名で全職員に通知された。2月1日からスタートする。
国連報道官によれば、対象となるのは同性結婚を法律で認めているオランダや、パートナーとして認めているフランス、ニュージーランドなど計約10カ国の国籍を持つ職員。米国は一部の州が「共同生活者(シビル・ユニオン)」として認めているが、連邦法では認められていないため適用されない。
国連は全世界に約1万4000人の職員がいるが、該当者が何人になるかは、まだはっきりしないという。アナン氏は通知の中で、この措置について「加盟国の社会や宗教、文化の多様性への尊重を、いっそう確かなものにしていくだろう」と述べている。 (01/30 13:00)
-
同性結婚に反対してるのって、単に「あぶれもん」になるのが恐い
だけでは?などと勘ぐる。
-
宗教が外国からの圧力で神様代えてしまってもいいのか?
俺は分祀には絶対反対だ。まあ政治家の靖国参拝にも反対だけど。
http://www.asahi.com/politics/update/0215/004.html
A級戦犯の分祀検討を 中曽根元首相がTV番組で提案
中曽根元首相は15日のテレビ朝日の報道番組で、小泉首相の靖国神社参拝で首脳の往来が途絶えている日中関係を打開するため、「招魂社をつくって、戦犯の皆さんの御霊(みたま)を移すことは不合理ではない」と述べ、A級戦犯の分祀(ぶんし)を検討すべきだとの考えを示した。
中曽根氏は首相在任中、自らの靖国神社公式参拝に中韓両国が強く反発したことから、遺族や靖国神社に水面下でA級戦犯の分祀を働きかけたが、反対された事実を明らかにしたうえで、「(当時、反対した遺族も)最近は賛成のようだ」と語り、今なら遺族の理解は得られるとの見通しを示した。
(02/15 17:25)
-
【保守思想】
http://www.hpmix.com/home/hirotaka/C3_1.htm
「保守主義といえば、社会的な不平等と権威を擁護する立場が思い浮かぶ。この
伝統的社会秩序を重んじる保守主義は、フランス革命の唱えた自由と平等、民主
政治に敵対するところにあり、エドモンド・バークはその始祖と見なされてきた。し
かし、この身分制の残滓と権威主義を擁護する伝統的保守主義ほど、アメリカにと
って無縁なものはなかった。何故ならば、アメリカには身分制といった封建的な社
会制度が初めからなく、伝統的な保守主義の存在する余地は無かったからである。
アメリカは初めから、自由と平等、人民主権を基本原理として作られた史上最初の
イデオロギー国家であって、それ以外に選択の余地のない国であった。」
-
【保守思想】
http://www.geocities.com/kubozemi10/toue.htm
政治的イデオロギーとして、保守主義を考える場合、通常頭に浮かぶのは、伝統的文化の権威を尊び、身分制的な秩序に支えられた威圧的な統治形態を指し、経済活よりは他の文化的価値を尊ぶ思想形態である。そこでは、人間の自由は伝統や権威、権力によってすみずみまで拘束されている。このタイプの保守主義はヨーロッパや日本など、古い政治的伝統をもつ国々にみられるものである。この伝統的社会秩序を重んじる保守主義は、フランス革命の唱えた自由と平等、民主政治に敵対するところに原点があり、エドマンド・バークはその始祖と見なされている。(3)
しかし、アメリカの保守主義は伝統的価値や倫理の重要性を強調する点で、ヨーロッパのそれに類似しつつも、経済活動を中心とした自由の強調、夜警国家的な「小さな政府」を支持している。これらはヨーロッパでは先のような保守主義に対抗してできた自由主義のスローガンであったが、アメリカではそれがアベコベになっている。(4)
つまりアメリカの保守主義とリベラリズム(小さな政府の生涯を取り除くため、政府の介入を肯定し、個々人の自由を維持させる)の相違点は自由や平等というシンボルそのものではなく、その解釈の違いにある。アメリカにおける保守とリベラルの対立は、このように自由の解釈や理解をめぐる対立であり、いわば内乱、内紛であり、その正しい理解をめぐる熾烈な戦いでもある。
-
【保守思想】
http://www.asahi-net.or.jp/~EW7K-STU/kokkaron-ronkou.htm
268 :佐藤総研 :02/04/06 12:43 ID:Iea82cC6
>>263
「新保守主義」の日本的新定義が必要。
保守、リベラルの定義は各国の政治情勢によって違い、また各時代で変遷して来て
いる。保守を産みの親とした新保守の定義が、変遷しても少しも悪くない。
サッチャー、レーガンの使った新保守概念にとらわれる事無く、亀井、中曽根、小
沢を結び付け、野中、青木等旧経世会的なものを切り捨てて行く政界再編のキーワ
ードとして、「新保守主義」(Neo Conservatism)は有用なツールになり得ると
思う。
「現実政治の必然として耐用年数の過ぎた保守に、新たな命を吹き込む運動」
「堕落した「保守」の背骨を入れ直すための、一種伊勢神宮の式年遷宮のようなもの」
と文字通り「新しい保守」あるいは「保守を改める事」と定義したい。
もともと、エドモンド・バーグの当初保守概念に、ダンテの神曲の台詞を借りれば、
「変わらずに生き残るためには、自ら変わらなければならない」というように維新
(リフォーム)の要素が含まれている。
だがバークの漸進的な維新では弱いと捉え、敢えて急進的要素を意識的に取り入れ
たものを「新保守」と位置付けたい。
この定義ならば日本の現状に合わせ、具体的な政策として限定された範囲で弱者保
護の要素を入れる事も出来る。民主党等のリベラルと結ぶ事も可能だ。
日本的新保守革命を成功させれば、歴史的具体的記述は後から貨車でついて来る。
-
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040309-00000234-kyodo-pol
「昭和の日」法案を提出へ 与党、民主党を揺さぶり
自民、公明両党は9日、「みどりの日」(4月29日)を「昭和の日」、「国民の休日」(5月4日)を「みどりの日」に変更する祝日法改正案を今国会に提出する方針を固めた。夏の参院選をにらみ改正案に異論があるとみられる民主党を揺さぶる狙いがある。
公明党は9日の政調全体会議で法案を了承、自民党も近く党内手続きに入り、了承する。自公両党の共同提案となる見通しだ。
同法案は、2000年の通常国会に提出されたが、当時の森喜朗首相の「神の国」発言の影響で廃案に追い込まれた。02年の通常国会に自民党と保守党が再提出、昨年の通常国会で民主党も賛成し衆院を通過したが、衆院解散で廃案となった。衆院本会議の採決の際には民主党の4議員が造反、役職停止などの処分を受けた。(共同通信)
[3月9日20時57分更新]
-
けっ!夫婦別姓特区でもつくったら?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040312-00000871-jij-pol
夫婦別姓法案、提出見送り=推進派も断念−自民
夫婦別姓を例外的に認める民法改正案の今国会提出が見送られることが12日、固まった。自民党法務部会での反対が根強く、法案提出期限の15日までに党内の了承を得るのは極めて困難だ。同党の推進派議員でつくる「例外的に夫婦の別姓を実現させる会」(笹川堯会長)も12日、最終的に今国会提出を断念した。
同改正案は、旧姓でないと仕事の上で支障を来すなどの理由で、家庭裁判所が許可した夫婦に限り夫婦別姓を認める内容。約2年ぶりに推進派が提出に動いたが、「家族制度の崩壊を招く」などの反対論に押し切られた。 (時事通信)
[3月12日23時1分更新]
-
夫婦別姓めぐり自民推進派、党議拘束外し国会提出を模索
http://www.asahi.com/politics/update/0323/005.html
夫婦別姓を認める民法改正案の今国会提出を目指し、自民党の推進派でつくる「例外的に夫婦の別姓を実現させる会」(会長・笹川尭衆院議員)が、法案への賛否を党議拘束せず、個人の判断に委ねることを条件に党内合意の取り付けに動き出した。自民党は臓器移植法案の採決で党議拘束をはずした例があり、推進派は「夫婦別姓も同様のテーマだ」としているが、党内の反対論は依然根強く、提出にこぎつけられるかどうかは厳しい情勢だ。
民法改正案は夫婦同姓を原則とし、「職業生活上の事情」や「祖先の祭祀(さいし)の主宰」などの理由がある場合に限り、家庭裁判所の許可を得て例外的に別姓を認めるというもの。11日の自民党法務部会で議論したが、「家族制度の崩壊を招く」などの反対論から了承を得られず、今国会提出は見送られる方向となった。
その後、一部の若手議員らから「議会制民主主義のもとで、法案の提出すらできないのはおかしい」などの批判があり、推進派としては党議拘束なしでの国会提出を目指し、改めて総務会メンバーや政調幹部らの理解を求めることにした。
ただ、党執行部側は「人の命にかかわる臓器移植法案とは性格が違う。党議拘束をはずしてもという盛り上がりは感じられない」と消極的で、説得は難航しそうだ。
(03/23 20:45)
-
ミス仙台で良いやん。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040403-00000007-khk-toh
既婚女性らに門戸開放も応募低調 杜の都親善大使
今年から「ミス仙台」の名称をやめ、男性や既婚女性にも門戸を開く「せんだい・杜(もり)の都親善大使」の応募が振るわない。募集開始から1カ月が経過するが、応募は6人にとどまっており、男性はゼロ。12日の締め切りが迫っており、主催者は「仙台の観光のために一役買ってほしい」とPRに懸命だ。
事務局の仙台商工会議所によると、「ミス仙台」の名称だった昨年の応募は159人。毎年、150人前後の応募が集まっていた。
性別による格差の解消を目指すジェンダーフリーの流れを意識し、女性限定や未婚という条件を撤廃したが、「知名度がいまひとつ」(仙台商工会議所)なのが響いているようだ。
今年の審査から、仙台についての問いに答えてもらう筆記を設けたことも、少なからず影響しているよう。「試験を受ける感じがするかもしれないが、問題は極めて簡単。審査ではアピール力のある人材を重視したい」と主催者側は強調する。
各種イベントで観光PRのアシスタントとして活躍する親善大使(3人)には賞金30万円とトロフィーが贈られる。問い合わせは、仙台七夕まつり協賛会事務局022(265)8181へ。
(河北新報)
[4月3日7時4分更新]
-
【コスモポリタン1】
http://members.jcom.home.ne.jp/w3c/MIKI/cosmo.html
新しいコスモポリタン 三木清
底本三木清全集 第15卷
1967年12月18日發行岩波書店
初出 昭和12(1937)年11月「文學界」掲載
ナチスの文化彈壓はあまりにも有名である。それは一つの世界史的事件であると云ふことができるかも知れない。我々は機會ある毎に、この人もドイツから追はれてゐる、あの人ももはや大學にゐないといふことを見出して、ただ驚くばかりである。この十數年來日本で名前の知られてゐたドイツの哲学者で現在なほ母國の大學で活躍してゐる者はどれほどあるであらうか。
歴史を繙くと、殉教者と稱せられるものがある。日本の歴史には比較的少いにしても、西洋の歴史にはそれがなかなか多いのである。
然るに今日その西洋において、あのナチスから迫害を受けた人々の中には殉教者といふべき種類の人間が見當らないやうである。彼らは母國を離れて、或ひはアメリカへ、或ひはイギリスやフランスへ、或ひは北欧へ行つた。彼等は現代のコスモポリタンである。我々は彼等において殉教者でなく、寧ろ新しいコスモポリタンを見るのである。彼等の中には、例へばトーマス・マンの如く、母國に對して抗議を續けてゐる者もなくはない。しかしそれらの人々においてさへ感ぜられるのは、殉教者の意志であるよりもコスモポリタンの感情である。誰が祖國を愛しないであらう。如何なるコスモポリタンが母國を懷かしまないであらう。それは人間の自然の感情である。この人間的自然的關係を離れて政治史的歴史的關係において見るとき、彼等は結局コスモポリタンである。
然るにかやうなコスモポリタンは單に彼等のみではない。現在ドイツに留まつてゐる知識人の中にも同樣のコスモポリタンは多いのである。一時はナチスの代表的哲學者であるかのやうに騷がれたハイデッガーの如きも、ヘルダーリンに關する彼の最近の論文を讀んでみると、彼もまた新しいコスモポリタンの一人である事が感ぜられる。沈黙してゐるコスモポリタンに至つては更に多いであらう。そしてそれはドイツのみのことではない。ロマン・ローランも、ジイドも、ヴァレリイでさへ、或る意味ではコスモポリタンであると云ふことができるであらう。彼等も現代の新しいコスモポリタンである。
コスモポリタンとは何であるか。コスモポリタンとは政治への信頼を失つた人間のことである。世界史上における代表的なコスモポリタン、古代的世界の末期に現はれたストアの哲學者達がすでにさうであつた。彼等の世界主義(コスモポリタニズム)は政治への信頼の喪失から生れてゐる。新しいコスモポリタンの政治に對する不信はいはば普遍的である。彼等は現代の政治に對して懷疑的である。しかも彼等自身何等かの政治のシステムを持つてゐるわけではない。一定の政治のシステムに對して絶對的な信仰を抱いてゐる者、コムミュニストの如きは屡々殉教者のタイプを示してゐる。彼等新しいコスモポリタンは自由主義者と呼ばれるのがつねである。しかし彼等の自由主義は政治のシステムであるのではない。彼等を文化主義者と名附けることも正しくない、なぜなら、もし文化主義が政治主義に對立するものであるならば、かやうに政治主義に對立するといふ理由で文化主義は一つの政治のシステムであるのみでなく、それは一定の政治のシステム──例へばいはゆる「文化國家」の理念──と容易に結び附き得るであらう。彼等にも何等かの政治的幻想があるに相違ない。彼等は政治に對して無關心であるどころか、つねに最大の關心を寄せてゐるのである。しかも彼等は、自己の抱く政治的幻想乃至理想が恐らく決して現實の政治的勢力となり得ないことを自覺してゐる點において、政治への信頼をもつてゐない。そのうへ彼等は、誰もが政治に關心せねばならぬやうな状態をもつて人類の大きな不幸と考へてゐるであらう。
もちろん彼等のコスモポリタニズムをいはゆる天才の孤獨と理解して片附けることができない。なぜなら、かやうなコスモポリタニズムは若干のすぐれた藝術家、思想家にのみ屬するものでなく、今日の世界のインテリゲンチャに多かれ少かれ共通するものであるから。我々は同樣のコスモポリタンを日本のインテリゲンチャにも見出し得たのである。
-
【コスモポリタン2】>>202続
日本のインテリゲンチャはコスモポリタンであるといふ非難はすでに久しく日程に上つてゐる。そして人々は、彼等のコスモポリタニズムが彼等に特有な歐化主義に、彼等の無思慮な西洋崇拜に基くもののやうに云つて、彼等を非難した。しかしこの見方は淺薄である。なぜなら、かやうなコスモポリタニズムは單に我が國においてのみでなく、西洋においても見出されるものであるから。このコスモポリタニズムの本質は、すでに云つたやうに、政治に對する普遍的な懷疑であり、日本のインテリゲンチャにおけるコスモポリタニズムも本質においてこれ以外のものではなかつたのである。彼等はまさにコスモポリタンとして單なる歐化主義者、單なる西洋崇拜家に止まつてゐない筈である。彼等は少くとも西洋のものと同等に日本のものを好んでゐたであらう。また我々は彼等の人間的自然的な感情がまことに日本的であるといふこと、彼等が祖國に對してまことに人間的自然的な愛を抱いてゐるといふことを疑はない。しかし問題はそこにあるのではない。
現代のコスモポリタニズムの世界史的意義について考へてみることは興味のある、そして恐らく重要な問題である。しかし我々はここでは特に日本のインテリゲンチャにおけるコスモポリタニズムについて注意を喚起するに止めよう。それが本質においては西洋崇拜とも祖國愛とも關係のないことについてはすでに述べた。それは根本的には政治への信頼の喪失を意味してゐる。ところで今囘の支那事變は彼等をしてそのコスモポリタニズムを克服せしめたであらうか。言ひ換へれば、彼等はこの事變を機會として政治への信頼を囘復したであらうか。我々の問うてゐるのは單に、彼等が例へば現政府の政治を信頼してゐるかどうかといふやうなことではない。彼等が一般に政治への信頼を囘復したかどうかといふこと、從つて例へば、たとひ現政府の政治には反對するにしても他の政治には信頼し來るやうになつたかどうか、或ひは自ら進んで一定の政治のシステムを持ち得るやうになつたかどうかといふことである。しかもまた注意すべきことは、政治への信頼はつねにただ現實の一定の政治の方向乃至システムに對して決定的に同意するか反對するかにおいて現はれるといふことである。もし彼等のコスモポリタニズムがいかなる政治によつても救はれないものであるとすれば、人類の歴史は不幸な段階に入りつつあると云へないであらうか。それとも彼等はついに歴史の落伍者に過ぎないのであらうか。いづれにしても、我々はこのコスモポリタニズムの行方に現代の政治そのものの行方についての一つの指標を見出すことができるであらう。
この頃、戰爭と文化の問題について色々論ぜられてゐる。しかし實際は、戰爭と文化といふ問題はむしろ一義的な問題でしかない。本格的な問題は却つてつねに「戰後の文化」の問題であり、文化人がこの際最も眞劍に考へておかねばならぬ問題はそこにある。そしてもし戰爭と文化といふ問題が何等か困難な問題であるとすれば、それは戰爭は政治の一つの延長であるといふ意味において、現在政治と文化といふかねての問題が最も鋭く提出されてゐるといふことのためである。そしてこの問題は、政治に對する信頼の喪失から生じてゐたコスモポリタニズムが今日このとき如何に處理されるかといふことにおいて謂はば一つの極限的な問題に達するのである。
-
今日はサンフランシスコ講和条約発効から52年という特別な日です。今日は、本当の終戦記念日(サンフランシスコ講和条約をもって法的に連合国との戦争状態が終了したため)であると同時に独立記念日(サンフランシスコ講和条約をもって占領体制は終わり、日本は主権を回復したため)です。授業が終わった後、大東亜戦争で散華された英霊の方々(もちろん、東京裁判で処刑された戦犯の方々も含みます)会いに靖国神社へ参拝します。
-
君が代斉唱の声量調査 福岡県久留米市教委 (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/education.html?d=30kyodo2004053001000682&cat=38&typ=t
福岡県久留米市教育委員会が、小中学校で今春に行われた卒業式と入学式の際に、君が代を歌う声の大きさを調べていたことが30日、分かった。市民の一部からは「なんの意味があるのか」と疑問の声も上がっている。
市教委などによると、調査は市立の全小中学校計40校が対象。日の丸掲揚の有無を調べるとともに、各校長や出席した市教委職員に聞き取り調査をし、声量を大・中・小の3段階に分類した。
「小」と判断された学校には口頭で指導もしたという。「小」の学校は卒業式では6校、入学式は5校だった。
国旗・国歌に関する教育を徹底するよう求めた請願が市議会に出されたことを受け調査を実施したという。
[ 2004年5月30日13時21分 ]
-
政治思想と云うより男女論だが。
だいたいに於いて男尊女卑型の政党・自民党が女性に配慮した形での出生率向上政策が打ち出せるわけがない。産みたくてもこういう社会では産めないという女性は多い筈だ。自民党型の女性への押しつけではなく「我が侭を聞いてあげられる」(=難しい話しではなく単に女性の社会進出と適合的な施策というだけでよいかと。今は専業主婦に有利な制度になっている)政治態度が必要かと。
出生率が過去最低の1・29、年金改革法“誤算”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040610-00000001-yom-pol
厚生労働省がまとめた2003年の人口動態統計で、1人の女性が生涯に産む子供の数(合計特殊出生率)は、過去最低の1・29となることが9日、明らかになった。
2002年の1・32を大きく下回り、少子化は予測を上回るスピードで進行している。先進国の中でも最も低い水準であり、政府は事態を深刻に受け止めている。成立したばかりの年金改革関連法の前提にも狂いが生じることになり、大きな論議を呼びそうだ。
政府は2002年1月に公表した人口推計(中位推計)で、将来の合計特殊出生率が「2007年に1・306で底を打ち、その後は1・39まで回復する」と予測していた。2003年については、前年と同じ1・32にとどまると想定していた。
今国会で成立した年金改革関連法は、この中位推計をもとに、将来人口を算出し、給付や負担などの財政見通しを計算している。しかし、2003年の実績値が早くも予測値を下回ったことで、同法の前提に狂いが生じ、将来の年金財政が厳しくなるのは必至だ。
同法は、新たに厚生年金を受給する人の給付水準(夫が40年加入、妻が専業主婦のモデル世帯の場合)を、現役世代の平均賃金の50%を下限にすると定めている。
厚労省の試算によると、中位推計よりも合計特殊出生率が低下すると、給付水準は46・4%まで下がる。この場合、同法で定めた保険料負担の上限をさらに引き上げるか、年金支給開始年齢を引き上げるなどの見直しが改めて必要になる。
急速に少子化が進んでいるのは、子育て不安や価値観の変化により、夫婦の子供の数が減っていることなどが要因とされている。
◆合計特殊出生率=1人の女性が一生のうちに平均して何人の子供を産むかを示す推計値。15歳から49歳までの年齢別出生率をもとに算出する。日本では第2次ベビーブームの1973年の2・14から低下傾向にある。2・1を下回ると、人口が減っていくとされる。(読売新聞)
[6月10日3時9分更新]
-
国籍条項なんてあるのか…。
それにしても国体なんて公共工事増やすだけだし4年に1辺ぐらいにしたら?
国体に外国人選手参加を認めないのは合憲…最高裁判決 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/education.html?d=11yomiuri20040611i215&cat=35
国民体育大会が外国人選手の参加を認めないのは憲法違反として、日本在住の米国人男性が日本体育協会(東京都渋谷区)などに賠償を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷は11日、男性の上告を棄却する判決を言い渡した。
福田博裁判長は、合理的根拠に基づく不均等は許されるとの最高裁判例を引用、「国体参加資格を日本国籍を持つ選手に限ったことが、憲法に反しないのは明らか」と述べた。
訴えていたのは、仙台市青葉区在住の大学研究員、ダグラス・シューカートさん(46)。
判決などによると、同協会は国体実施要項で参加資格を「日本国籍を有する者」と規定(国籍条項)しており、アイスホッケー選手のシューカートさんは2000―2002年の国体と予選に出場できなかった。
シューカートさんによると、米国ではセミプロチームでプレーし、神奈川県内のクラブチームに所属していた時には、県大会で優勝したこともあるという。1987年に初来日し、いったん米国に帰国後、99年から日本で暮らしている。
仙台地裁は「国体は国民へのスポーツ普及が目的で、国籍条項には合理性がある」と請求を棄却。仙台高裁もこの判断を支持した。
同協会は国籍条項の緩和を進め、現在は中高生、大学生のほか、日本の学校に在籍した社会人も参加できるが、シューカートさんのように在学経験のない定住外国人に参加資格はない。
[ 2004年6月11日23時19分 ]
-
大島渚ではないが,どうも猥褻という概念は取り締まったり判決を下したりする国家権力側の論理の様な気がしてならない。向井よ本気で反省すること無いぞ。
涙のAV廃業宣言…チョコボール向井 (夕刊フジ)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/indecent.html?d=11fuji39519&cat=7&typ=t
ハプニングバーでSEX公開講座を開き、公然わいせつで逮捕・起訴されたAV男優でプロレスラー、チョコボール向井被告(37)。10日、東京地裁で行われた初公判で同被告は男優業の引退を宣言したが意外なウラの顔も発覚した。
「AV男優をすぐ廃業するわけにはいかないが、監督や演出などの作り手に方向転換したい」−。スーツ姿で出廷した向井被告は、か細い声で裁判長に更正を誓った。
事件は3月25日。向井被告は東京・六本木の会員制ハプニングバー「ロック」のSEX講座にギャラ15万円で招かれた。約20人の客を前にAV女優(25)とHしていた瞬間、「そこまでっ!」と捜査員に踏み込まれ、全国初のハプニングバーでの逮捕者となった。
向井被告は「撮影は丸一日拘束されるが、ハプニングバーは短時間で効率のいい収入」「人前でやることは犯罪と分かっていたが、会員制で客をチェックしていると思い、やってしまった」と起訴事実を認めた。
向井被告は平成元年に男優デビュー。「駅弁ファック」で一世を風靡(ふうび)し、カラんだ女優は数千人ともされる。11年には念願だったプロレスラーとなり、4月の保釈後はマットに復帰していた。
この日の公判では、情状酌量のため、出廷したネイルアーティストの内縁の妻が「見た目と全然違います」と、意外な裏の顔も証言した。
「毎年、私の実家の両親にあいさつに行っている。タバコも吸わないし、酒も付き合い程度。朝は6時に起き、ジム通いするのが日課ですごくマジメです。接見したときは泣きながら『すまない』と話していた」。さらに、妻は「近く入籍したい」と断言した。
公判の最後で、裁判長に「軽率な行動を控え、マジメに生きたい」と約束した向井被告。検察側は懲役5月を求刑し、裁判は結審した。判決は23日、言い渡される。
[ 2004年6月11日()13時0分 ]
-
>>206
<スウェーデン>出生率が近年急速に回復 育児環境を充実
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040615-00002028-mai-bus_all
日本と同じように少子・高齢化に悩むスウェーデンの出生率が近年急速に回復していることが14日、内閣府の調査で分かった。育児休業制度や育休・育児手当を充実させる施策を導入している結果とみられ、03年の合計特殊出生率が1.29と過去最低を更新した日本にとって参考になりそうだ。(毎日新聞)
[6月14日19時29分更新]
-
真っ当な保守主義者なら今の自民党は我慢がならない筈で,日本政治の貧困は自民党が下野できない構造にある…
Voice「小泉首相の退陣を求める」(中西輝政)
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C1570102516/E725539792/index.html
今日発売された Voice 8月号は必読ですよ。高坂正堯の正統的後継者で京都を代表する国際政治学者の中西輝政が「この首相(小泉首相)は一日も早く辞めるべきである」と断言している。中西輝政はイギリス政治史の権威で文明史的な視点を持った数少ない国際政治学者。保守(どちらかといえば右)だ。保守であればあるほど小泉首相のポピュリズム政治にはガマンならないのだ。以下抜粋:
まず:
小泉首相は今回の「5・22訪朝」で「三大失態」を犯した。それは、「外交交渉の失敗」といった次元の話ではなく、「法治国家としての日本の有り様」を大きく毀損したという極めて根元的な失態なのである。先の小泉訪朝は、国家としてギリギリ守らなければならない限度さえも超えてしまった歴史的な汚点である。
と始める。
その三大失態を要点だけ抜粋すれば:
まず日朝首脳会談の準備や下交渉に朝鮮総連に大きく依存したこと。朝鮮総連は拉致工作に直接かかわった組織であることが証明されているにもかかわらず、訪朝後もまた朝鮮総連の大会に首相のメッセージを送っている。。日本の法治国家としての原則を崩されようとしている。
二つ目の理由は、「経済制裁はしない」という言質を与えたこと。平城宣言云々の但し書きはまったく意味を持たない。逆に小泉首相は、目下北朝鮮は平城宣言を遵守している(核開発していない)という前提で話を進めたのだから、日本は自ら「六カ国協議」の当事者としての適格性を放棄したことになる。
三つ目の理由は、ジェンキンス氏との面会。自由意思を示せない状況にいるジェンキンス氏との面会したことで、日本は北朝鮮の自由抑制体制を是認し、お墨付きを与えたことになる。この時小泉首相は「あなたの安全を保証する」という念書まで書いたが、アメリカから訴追免除の約束を取り付けていなかった。日本は「総理大臣が進んで無責任な約束をする国」と世界に示すこととなった。
さらに中西輝政は、一国の総理大臣といえども何をしてもいいと言うことではない。一国のリーダーが国益を損なうような行動をとるときに供えて監視機関や安全装置が民主主義国では備わっているのだが、日本にはこのような制度がないので、小泉首相のやりたい放題だと指摘する。具体的には:
5・22訪朝で会談が1時間半ほどで打ち切られ、金正日が席を立って出て行ったとき、慌てて後を追った小泉首相は、金正日から「二人だけで十分だけなら話す」と言われ、別室に二人だけで入っていった。他に入ったのは北朝鮮側の通訳だけで、外務省の人間は同席できなかったと伝えられている。もしこの報道が正確なら、この間、両者の間でどのような会話が交わされたのか、欧米では「国家への反逆(裏切り)」の嫌疑さえ云々されよう。このに“空白の十分間”が生まれたわけで、場合によっては小泉首相に何か個人的な「弱み」があって、それを持ち出された可能性も考えなければならない。これはとうてい、民主主義国の指導者がなすべき外交ではない。今回のような交渉の内容以前の、国家としてのギリギリの埒を失いかねない外交を行った首相は、私の知る限り一人もいない。これによって日本は、「首相一人を絡め取ればなんでも出来る国」という日本への見方を世界中に発信してしまった。
さらに中西は日本の世論を操作することで政治を行う小泉首相の姿勢を厳しく批判する:
日本ではこれまで「民主主義とは、世論に従うことである」という間違った民主主義観をそのまま押し頂いてきた。「小泉政治」はこのような未熟な民主主義観を逆手にとって世論操作を図り、そこにだけ努力を集中して政権を維持してきたところがある。究極の「ポピュリズム政治」である。(小泉首相は)右に振れるときは非常に強い言葉で述べるけれども、状況次第では再び大きく左に振れる。それを動かすのは「支持率」、ただそれだけなのだ。それが小泉首相なのである。「鯛は頭から腐る」
そして、こう結ぶ:
この首相は一日も早く辞めるべきである。
今後、参院選が終わると田中真紀子の「反小泉」の戦いのラッパが吹き鳴らされることになろうと、当面ポピュリズム同士の波乱含みの政局展開を中西は予想している。日本の政治は、いつまでたっても成熟しない様子だ。
せめて選挙に行こう。
-
審議委員は官僚の云うことを上手に聞いて文句を付けない人でないと駄目だから限られてくるのでしょうね〜。
地方の自治体の女性審議委員も仕事しない口だけで男ウケが良いようなろくでもない女ばかりが委員に抜擢され真面目にやってる女性から支持を受けるような人が全く登用されない現実があるようだ。で,登用する側の男は,そういう状況にも関わらず我が市は男女共同参画が実現してると自慢し,登用方法に不満が出てる状況をだから女は足の引っ張り合いをすると決めつけている,様である。まぁこれが田舎の保守の現実であろう。
女性委員78人が掛け持ち 国の審議会、委員会で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040713-00000110-kyodo-pol
政府が13日午前に閣議決定した答弁書によると、国の審議会、委員会の委員を務める女性のうち、複数の審議会などを掛け持ちしている人は昨年9月末現在で計78人に上った。
政府は男女共同参画推進の立場から、2005年度末までに約100ある審議会などの委員で女性が占める割合を30%に引き上げる目標を設置。昨年9月末で1733人の委員のうち女性は465人で26・8%になったことを発表済みだが、かなりの兼務分がカウントされている実態が浮き彫りになった。
兼務数の最多は長見万里野・日本消費者協会参与で、原子力損害賠償紛争審査会、厚生科学審議会、日本工業標準調査会、消費経済審議会、総合資源エネルギー調査会の5つ。原子力損害賠償紛争審査会委員については「5つは多すぎる」(内閣府)ため今年5月末付で辞任した。(共同通信)
[7月13日13時38分更新]
-
まあいいんじゃないんですか?
天皇陛下の靖国神社御親拝。
ここ何年も御親拝もされてないですからね。
-
>>213
石原都知事の発言に関してですが
そんな利用しようとかそういう意味ではないと思いますよ。
国家元首たる天皇陛下が国家のために尽くされた英霊の方々を
霊を弔うことは
国家として極めて自然なことではないでしょうか?
-
幕末の尊皇倒幕派は公武合体派の孝明天皇を毒殺して自分らの思い通りになる明治天皇を即位させたという噂もありますが,そのぐらい便宜的に行動出来たと言う事でしょう。
石原も天皇をそのぐらい柔軟に利用しようと考えてても別段批判にあたらないと思われます。
-
意外です。
働く既婚女性多い地域ほど出生率高い…政府調査で判明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040817-00000104-yom-soci
働く既婚女性の割合が高い地域ほど、1人の女性が生涯に産む子供の数も多い――。こんな傾向が、政府の男女共同参画会議の調査で明らかになった。
会議によると、2000年国勢調査で、25歳から34歳の既婚女性のうち、調査を実施した同年9月に「少しでも働いた」と答えた人の割合(労働力率)は全国平均で44・1%。北陸の59・5%が最も高く、東北、四国、中国、九州(沖縄県除く)が続いた。低いのは近畿36・7%、北海道41・1%などだった。
1人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率は、2001年人口動態統計で全国平均1・33。東北が最高の1・48で、以下は九州、中国、北陸の順。南関東、北海道、近畿は全国平均を下回った。
この結果、「既婚女性の労働力率が高い地域は出生率が高く、労働力率が低い地域は出生率が低い」という大体の傾向が浮かび上がった。男女共同参画会議は「自宅から職場への通勤時間・距離や同居家族の構成、保育施設の充実度などが影響しているのではないか」と見ている。
同会議は女性の労働と出産などの関係を検討する専門調査会を設置し、分析結果を来年夏にまとめる予定の新たな男女共同参画基本計画に関する答申に反映させる考えだ。(読売新聞)
[8月17日14時53分更新]
-
古風な大阪に寂しい東京 独身女性、名古屋は自由
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041014-00000167-kyodo-soci
結婚を焦る古風な大阪、自立心は強いが寂しい東京、親元で自由を楽しむ名古屋。結婚情報会社「オーエムエムジー」(大阪市)が行った三大都市圏の独身女性の意識調査で、地域による女心の違いが浮き彫りになった。
早い時期の結婚を最も強く望んでいるのが大阪。「なるべく早くしたい」は32・0%で、東京の22・3%を大きく上回った。「結婚は家と家との問題」との考えも83・5%と最多で、保守的な家庭観がうかがえる。
東京は「妻の収入が多ければ夫が家事専任でも構わない」が72・8%で、大阪の59・2%と比べ自負心の強さが目立つ。
結婚したくない理由は「理想の相手がいない」が65・0%と大阪の33・3%の倍近くあり、男性を見る目が一番厳しい。
(共同通信) - 10月14日18時1分更新
-
>>213-214
何故追悼施設が靖国神社でなくてはならないのか?そもそも英霊を祭ったり
理由や根拠があるのか?そもそも国家機関たる天皇が宗教施設を訪れる事には
問題が無いのか?など、ツッコミどころ満載なんですけど。
安直な思いつきで「いいじゃん!」を連発すると、裏返しとして「池田平和
会館の国家機関化」にも根拠を与えてしまう事になりかねないのでは・・・。
それを良しとするなら何も言えませんが。
-
何でミスコンぐらいで目くじら立てるかねぇ。
京大のミスコンめぐり混乱 賛成派と反対派、議論は平行線
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041111-00000069-kyt-l26
京都大の学園祭で21日に開催が計画されている「ミス&ミスター京大コンテスト」をめぐり、学内で混乱が起きている。主催の学生グループに対し、反対する学生団体がジェンダー(社会的性差)やスポンサーの問題などを指摘し中止を要求。公開で話し合ったが物別れに終わった。京大は伝統的にミスコン批判が強いだけに、「京大初」という企画の行方に注目が集まっている。
コンテストは「第46回11月祭」の企画の一つ。1、2年生有志による実行委が、学園祭を盛り上げ「京大のイメージを良い方向に押し上げたい」と企画した。10月から募集を始め、男女5人ずつの候補者が決まった。当日は男女ペアのゲームやウエディングドレス姿で審査し、投票で初代のミスター京大、ミス京大各1人を決める。
これに対し、文学部や農学部の自治会を中心とする学生たちが反発し、メールなどで反対意見を出した。10日夜には公開の協議が開かれ、学生約50人が参加、双方の代表が約5時間にわたって議論したが平行線だった。
反対する学生は、性の商品化、スポンサー介入による商業主義などを問題視。女性候補者だけがある男性誌に掲載されたことを追及した。一方、主催側は、「容姿だけで選ぶのではない、企画規模からスポンサーは必要」といい、雑誌掲載については「企画の認知度を上げるため」とする。
近年では2002年に神戸大・六甲祭のミスコンが、反対で中止になった。「反対意見には分かる部分もあり、何とか妥協点を見いだして開催したい」と主催側。11月祭事務局は「板挟みで困っているが、民主的な解決を探りたい」という。
評論家・森毅さん(京大名誉教授)の話 早くも前夜祭が始まった感じやね。どっちにしても盛り上がってええんやないの。祭りの原則は盛り上げることと、今まで考えなかったことをやること。賛成派も反対派も既成概念を打ち破って新しいものを生むきっかけにしてほしいね。
(京都新聞) - 11月11日23時6分更新
-
『終末の予感』若田恭二 せりか書房(1997) を読む。
著者は関学の政治心理学の先生
アイデンティティは「自己確認」だとかされてきたが,それは自分で自分を確認できればいいという物ではなく,社会に受け入れられた<わたし>の存在を確認するという事だから,<わたし>が社会に受け入れられていないと感じたら簡単に崩れ去ってしまうもの。
啓蒙思想によれば,人は皆自律的な「近代的自我」を持つべきだとされてきたが,20世紀の大衆社会と呼ばれる状況の元では,我々がそんなもの持っているかは疑わしい限り。リースマンが云ったように,現代の「孤独な群衆」は「自我のはっきりとした核」を以て居らず,他者との関係の中で自分を見いだそうとする。
観光とは近代の現象であり,近代大衆の出現と切り離せない。それは「工業革命の延長上に現れてきた近代(大衆)の新しい生活スタイル」(山下晋二『観光の時間,観光の空間』)
観光は個人の行動にも見えるが,観光産業が作り上げた仕組みに過ぎない。
差違への欲望は近代特有の物。従って果てしない差違への欲望(羨望)をうみだすことができる。
『パパラギ』:1910年代に一人のサモアの酋長が書いた物とされている。
-
これは画期的だが,行政ばっか優遇などという的はずれな批判が起きなきゃいいけど。
生後1年まで男性職員に育児休暇義務づけ 群馬・太田市
http://www.asahi.com/national/update/1201/030.html
群馬県太田市は来年1月1日から男性職員に対し、子どもが生後1年に達する日までの間、連続1週間の育児有給休暇を計6回取るように義務づける。総務省公務員課によると、「すべて把握しているわけではないが、休暇を義務づけるのは聞いたことがない」という。
同市には男女の別なく生後3年間の育児休業制度はあるが、無給のうえ昇級やボーナスの査定に影響するため、男性職員が申請した例はなかった。また「育児は女性」の観念が強く、職場での理解も得にくかったという。規則で強制することで休暇を取りやすくし、男女協働で育児に取り組む環境づくりをめざす。
年20日間の年給とは別に取得できる。休暇後に「育児研修日記」などのリポートを提出させる予定だ。今回の制度は女性職員には適用されないが、市は「男女平等の立場から批判はあるかもしれないが、まずは男性が育児に取り組む環境づくりが必要」としている。
鳥取県倉吉市では、8月1日から産前も含めて計5日取得できる有給休暇制度を始め、現在2人が取得しているという。 (12/01 20:21)
-
カナダは米国と違う流れなのかな。リベラルだな。
カナダ:同性婚合法化を勧告 連邦最高裁
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20041211k0000m030131000c.html
【ニューヨーク高橋弘司】カナダ連邦最高裁は9日、同性婚を容認し、連邦議会に法制化を促す勧告的意見を出した。同国ではすでに6州と1準州で同性婚が合法化されているが、これを連邦全体に拡大するよう求める初の判断。実現すれば、国レベルでの合法化はベルギー、オランダに続いて世界で3番目になる。
カナダ政府はクリスマス休暇明けにも、同性婚合法化法案を議会に提出する方針で、成立する見通し。
同国のオンタリオ州などで伝統的な異性間結婚を規定した法律を「違憲」とする州レベルの判決が出たことを受け、クレティエン前政権が昨年6月、連邦最高裁に勧告を求めていた。
AP通信などによると、今回の勧告的意見は「結婚の法的定義は時代ごとの世論に応じて変化する」と前置き。その上で「数世紀前、結婚は異性間のものと理解されていた。だが、カナダのいくつかの州や欧州の二つの国で同性婚が認められ、今日、その考えは正しいものとはいえなくなった」と指摘し、議会に結婚の再定義を委ねた。
-
えらい云われようだが,女の子はよく見てるからねぇ。まぁ真実を突いてるかもね。
>男子学生の5悪を「幼児的、バカ、無責任、無神経、うそつき」とまとめた
<女子大生に聞く>今時の男子は「幼児的、バカ、無責任」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041220-00000055-mai-soci
女子学生は、いま時の男子学生をどう見ているのか? 大阪国際大学人間科学部(守口市)の心理コミュニケーション学科の12人が、女子学生を対象にしたアンケートを、「男の値打ち 女の目」と題した卒業論文にまとめた。結果は、「幼児的、無責任」など、どうも評判はよろしくない。
宮本二美生教授のゼミで学ぶ4年の奥村彩子さん、砂山素美さんら女子学生が共同で調査した。質問はコミュニケーション能力、社会に対する姿勢など20項目。調査対象は、阪大、京大、神戸大、関関同立や女子大など京阪神の4年制15大学の計300人。11項目については、回答をプラスイメージとマイナスイメージに分けてまとめた。
男子学生の印象では、幼児的52・3%がトップ。優しい45%が2番だが、バカ40・3%と続いた。言動から思いつく四字熟語では、大言壮語、優柔不断、軽佻浮薄(けいちょうふはく)が上位を占めた。
評価を具体的に聞くと、意思がかたい、迫力がある、節度がある、マナーがよいの質問で、「ノー」が「イエス」を上回った。また、デリカシーがない、がさつ、見えっ張り、下心が見え見え、未熟、うそをつく、口が軽い、の質問で「イエス」が多かった。この項目では、「元気がない、社会性がない、幼い」という分析をしている。
授業態度では、不まじめは61%を占めた。理由として、183人が「寝ているか、しゃべっている」を挙げた。
全体では、マイナス回答の総計が8702で、プラス回答の7659を大きく引き離した。これらから、男子学生の5悪を「幼児的、バカ、無責任、無神経、うそつき」とまとめた。そのうえで、「大人になりきれていない」という声が強いと分析している。やる時はやる、責任感がある、といった好印象の回答もかなりあったが、女子学生の「期待値」も入っていると見ている。
研究メンバーの川岸真紀さんは「目的を持たず、何となく生きている人が多い」と語るが、「女子学生も一緒と思う」と付け加えた。
宮本教授は「男子学生は幼いという印象を持っていたが、やはりそうか。他人を理解しない、主体性がないなど、大人になりきれていない。危機には違いないが、学生自身が危機感を持っているところに救いがある」と分析している。
(毎日新聞) - 12月20日16時7分更新
-
2CHで管巻いてる暇なよしりん信者め,ちゃんと買ってやれよなぁ。。
<「発言者」>西部邁氏主幹の月刊オピニオン誌 3月廃刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050115-00000025-mai-soci
評論家・西部邁氏主幹の月刊オピニオン誌「発言者」(秀明出版会)が3月発売の最終号で廃刊することが分かった。同誌は94年創刊の保守系月刊誌。2月発売の3月号は休刊し、3月に発売する号を最終に廃刊とする。西部氏の事務所によると、財政上の理由で廃刊を決めた。今後はほかのオピニオン誌の創刊を目指すという。
(毎日新聞) - 1月15日10時53分更新
-
2chからのコピペですけど
▼問題の番組。
『戦争をどう裁くか −第2回ー「問われる戦時性暴力」』(01年1月30日教育テレビで放送)
≪番組制作≫ NHKエンタープライズ21
≪主催者≫ 重信房子(日本赤軍) 五島昌子(土井たか子秘書)
≪製作協力≫ VAWW-NET-JAPAN(従軍慰安婦問題を扱う市民団体)
女性国際戦犯法廷 (VAWW-NET-JAPANが主催する人民法廷)
≪運営≫ 池田恵理子(上記の両団体の運営委員、そしてNHKエンタープライズ21のプロデューサー)
≪裁判長≫ 松井やより(元朝日新聞記者)
≪被告人≫ 昭和天皇(欠席) 日本軍(欠席)
≪弁護人≫ なし
≪検察官≫ 鄭南用(日本国からビザ発給を停止されている北朝鮮工作員)
黄虎男(同上)
≪傍聴人≫ 事前に誓約書を書かせて厳選
≪判決≫ 昭和天皇 有罪 (傍聴人の間で大歓声とウェーブが巻き起こった)
-
連合軍の「爆弾ホロコースト」、独ザクセン州議会で極右議員が問題発言
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/050122-200746.html
【ベルリン22日豊田剛】ドイツ東部ドレスデンにあるザクセン州議会で二十一日、極右・ドイツ国家民主党(NPD)の議員がホロコースト(ユダヤ人大量殺人)犠牲者のための追悼をボイコットした。
同州議会は、今月二十七日にアウシュビッツ強制収容所解放六十周年を、二月十三日には連合軍によるドレスデン空爆から六十年を迎えることで、会議前に犠牲者のために黙祷が捧げられた。それを不満としたNPD議員十二人は退席した。
十二人は黙祷の後、再び席についたが、アプフェル代表はドレスデン空爆を「大量殺人」と非難。ホロコーストの犠牲者と同様、空爆犠牲者の数を正確に調べる必要があると述べた。また別の議員は、連合軍による「爆弾ホロコースト」と発言した。
同州最大与党のキリスト教民主同盟(CDU)などは、NPD議員の発言が大衆扇動の罪に該当するとし、検察当局に調査を求める意向。
NPDは、昨年の州議会選挙で9・3%の得票率で大躍進した。
-
州の権限が侵害されているということで国の法律が違憲。
独の大学、有料化の動き…「無償」条項に違憲判決
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050205-00000214-yom-int
【ベルリン=宮明敬】北欧諸国やフランスと並んで「無償教育」の砦(とりで)となってきたドイツで、大学教育有料化の動きが本格化してきた。
連邦憲法裁判所がこのほど、授業料徴収を一律に禁じてきた高等教育基本法27条を「違憲」としたのを受け、大学を運営する州政府の多くが、1学期500―2000ユーロ(1ユーロは約135円)の授業料を徴収する方針を表明したからだ。有料化は、低所得層の子弟や発展途上国からの留学生を締め出すことにもなりかねない。
ドイツの大学は、国の補助を受けて州が運営する公立大学が大半だ。教授らへの謝礼や給与の一部となった「聴講料」が1970年に廃止されて以来、「授業料なし」が定着していた。
社民党と緑の党から成るシュレーダー政権は2002年、この無償教育を高等教育基本法27条で「大学での勉学は最初の学士号取得まで無料とする」と、わざわざ明文化したが、憲法裁は同条項を「教育行政を主管する州の権限を侵害する」と判断したのだ。
大学教育有料化案は、90年代半ばの各大学学長会議で、研究・教育条件の悪化に歯止めをかける自衛策として初めて浮上した。
背景には、90年の東西ドイツ統一後、旧東独地域への予算投入や景気の長期低迷で大学への補助が削られ、大学側が学科の統廃合や人員削減を迫られていた事情がある。国内の大学に見切りをつけた優秀な研究者や学生が米国などの大学に流出し、技術立国ドイツの地盤沈下も大きな問題になっていた。
27条が違憲とされたことで、「有料化への道は開かれた」(独各紙)と受け止められている。ブルマーン連邦教育相は「低所得者子弟の大学進学率を高めた現制度を台無しにすべきでない」と警告しているが、バイエルン州が今秋にも授業料徴収を始めると表明するなど、国政野党のキリスト教民主・社会同盟が政権を握る州では有料化の動きが加速している。
一部の州が授業料の有料化に踏み切れば、無償の大学がある州へと、学生の大移動が起きかねない。このため、無償教育を続ける方針の社民党主導の州でも、「無料は州内の学生に限らざるを得ない」(ラインラント・ファルツ州のユルゲン・ツェルナー学術相)との声が上がっている。
ドイツでは最近、高福祉の象徴だった無償医療や長期失業手当にメスが入り、教育も聖域ではなくなりつつある。
(読売新聞)
-
よく最近日本は保守化してるといいますが、そういう言い方ってどうなん、と思うわけです。
「妻は家庭」初めて少数派 反対48%、賛成45%
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050205-00000097-kyodo-soci
内閣府が5日付で発表した「男女共同参画社会に関する世論調査」によると、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という考え方に「反対」と答えた人が48・9%で、「賛成」の45・2%を1979年の調査開始以来初めて上回った。79年の調査では賛成72・5%、反対20・4%だった。
男性の回答者では賛成49・8%が反対43・3%より多かったものの、2002年の前回調査から賛成が1・5ポイント減った。女性は賛成41・3%、反対53・8%。内閣府は「女性の社会進出に対する意識変化に加え、夫婦で働かないと生活が苦しい経済状況も背景にあるのでは」と分析している。
一方、結婚している人に、家庭で実権を握っているのは誰かを聞いたところ、「夫」と回答した人は48・5%で前回調査と比べて7・1ポイント減り半数以下になった。逆に「妻」と答えたのは22・7%で5・8ポイント増えており、夫の「権威」低下も浮き彫りになった。家計費を管理しているのは妻が67・1%、夫は14・1%だった。
-
六曜記載、人権配慮欠く 大津市が手帳全面回収
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050211-00000079-kyodo-soci
大津市職員互助会が昨年末に発行した2005年版職員手帳に「大安」や「仏滅」などの「六曜」が記載されていたことを、人権団体が「不適切だ」と指摘、発行済みの約3800冊を近く全面回収することが11日、分かった。
同市人事課によると、「日柄の良しあしと関連付けられる六曜は非科学的な迷信」などとの理由で、人権問題に配慮して1990年版から六曜の記載をやめていた。
昨年初当選した目片信市長が「国会議員の手帳には六曜があり便利。職員手帳にも記載してはどうか」と提案。復活したが、自治体によっては「結婚式は大安吉日に」といった迷信や因習で生活を縛ることは差別など人権侵害につながるとし、人権教育で啓発しているケースがあるという。
手帳は約200万円の費用をかけて作成。職員は無償で市民も1冊510円で購入できる。
(共同通信) - 2月11日16時24分更新
-
アメリカ、イタリア、中南米が賛成。
日本、中国、連合王国、ベルギーが反対。
なぜ真っ向から対立してしまうのか。
<クローン技術>禁止の政治宣言、国連総会で採択
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050219-00000027-mai-int
【ニューヨーク高橋弘司】国連総会の第6委員会(法律委員会)は18日、医療目的の胚(はい)性幹細胞(ES細胞)研究を含めたヒト・クローン技術を禁止するよう加盟国に求める政治宣言を賛成多数で採択した。日本や中国、英国などが反対した。当初、総会での合意を目指していた国際条約の策定作業が加盟国間の激しい対立で暗礁に乗りあげたため、拘束力のない政治宣言にとどめる妥協が成立した。
政治宣言は「生命科学の急速な進歩に伴い、人間の尊厳や人権、個人の基本的自由に関する倫理的な懸念が起こっている」とした。その上で、加盟国に対し「生命を適切に保護する必要措置を取る」とともに「人間の尊厳と相容れないヒト・クローン作りを全面的に禁止する」よう呼びかけた。
今回の委員会採択をめぐっては、クローン技術の全面禁止を求めるブッシュ米政権や中南米諸国と、医療目的に限り認めるよう主張する欧州や日本などが激しく対立した。最終的にホンジュラスが提案した政治宣言には、71カ国が賛成し、35カ国が反対、43カ国が棄権した。宣言は今春の総会で正式に採択される見込み。
(毎日新聞) - 2月19日11時40分更新
クローン禁止宣言採択 日本は反対、拘束力なし
http://www.sankei.co.jp/news/050219/kok045.htm
国連総会の第6委員会(法律)は18日、治療目的も含むクローン技術を禁止するよう加盟国に求める政治宣言を賛成71、反対35、棄権43の賛成多数で採択した。宣言に法的拘束力はなく、日本や英国、中国、ベルギーなど採択に反対した国の多くは無視するとみられる。
採択をめぐっては、イタリアや米国、中南米諸国などクローン技術の全面禁止を求める諸国と、治療目的に限り認めるよう主張してきた日本など部分容認派が激しく対立した。宣言は早ければ3月にも総会で正式に採択される。
宣言は「生命科学の適用において、人間の生命保護に必要なあらゆる方策を講じるよう加盟国に求める」とし、治療研究目的のクローン胚(はい)づくりも禁止。加盟国にこれに基づく法律の策定も求めた。
だが、既にヒトクローン胚の研究を認める方針を決めている日本や英国などにとっては従えない内容。日本国連代表部の北岡伸一次席大使は「日本は厳しい条件の下で治療目的の研究を認めており、宣言は日本国内の政策に影響を与えるものではない」と述べた。
第6委員会は当初、法的拘束力のあるヒトクローン禁止条約の策定を目指して協議を続けてきたが、昨年11月までの協議で対立が解けず、条約に代わって各国政府に受け入れやすい政治宣言の採択を目指すことで合意していた。
(共同)(02/19 13:11)
-
大揺れ名門ハーバード 総長「女性差別」発言で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050220-00000035-kyodo-int
【ニューヨーク19日共同】クリントン米政権下で財務長官を務めた米ハーバード大のサマーズ総長が女性差別発言をしたとされる問題で、総長の不信任投票を求める動きが教授の間に広がるなど、世界屈指の名門大が大揺れとなっている。
18日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルなどが伝えた。
総長が17日になってしぶしぶ公開した発言録によると、1月14日の米経済調査局(NBER)での講演で、科学や工学の分野で高水準の業績を残した女性が少ないのは「(女性)固有の素質の問題」の可能性があると発言。
総長は17日、大学の教授会に「違う表現で発言すべきだった」と謝罪する書簡を提出したが、発言録の内容は「衝撃的」(フィッシャー同大教授)と波紋を広げた。
(共同通信) - 2月20日14時9分更新
-
18歳未満の死刑「違憲」 米最高裁が判決
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2005030101003556
【ワシントン1日共同】米主要メディアによると、米連邦最高裁は1日、18歳未満の未成年者に対する死刑は著しく残酷だとして違憲判決を下した。死刑反対派にとって大きな勝利となった。
最高裁は既に15歳以下の未成年者への死刑判決は違憲との判断を下しているが、今回の判決は、16歳と17歳当時の犯罪に対して死刑判決を下すことも禁ずることを意味する。最高裁の判決は違憲5人に対し、合憲4人だった。
米国では現在、19州で16歳、17歳当時の犯罪に死刑を言い渡すことが可能。今回の判決により、死刑判決を受けて刑の執行を待っている70人の死刑囚に影響が出る。
-
>>224
いまはこれです。花田紀凱編集長の新雑誌。
http://web-will.jp/index.html
-
韓国で戸主制廃止可決 女性差別解消、先進制度に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050302-00000167-kyodo-int
【ソウル2日共同】韓国国会は2日の本会議で、日本の植民地時代に戸籍制度として導入された「戸主制」の廃止などを盛り込んだ民法改正案を賛成多数で可決した。反日感情が根強く残る韓国だが、今回の改正は反日の色合いは薄く、男女平等などを願う女性や市民団体の長年の訴えが実ったものだ。2008年1月から施行される。
今回の改正ではまた、姓が同じで、その姓の発祥地も同一である「同姓同本」の男女の結婚を禁じた条項廃止も決定。家族制度をめぐり、儒教思想の影響が残る封建的な法体系が先進的な形に大きく生まれ変わる。
(共同通信) - 3月2日19時41分更新
-
国連「女性の地位委員会」、欧州が米国の中絶禁止推進に反対
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050302-00000211-reu-int
[国連 1日 ロイター] 米国は、2月28日から始まった国連「女性の地位委員会」閣僚級会合が採択する宣言に中絶禁止を盛り込みたい考えだが、欧州連合(EU)は、この動きに反対している。
今回の会合は、1995年の世界女性会議で採択した「北京行動綱領」を検証し、女性の地位向上への努力を推進させることが目的。
ただ、米ブッシュ政権は、宣言の最終案に中絶の権利に関する修正を盛り込むことを提案しており、会合では意見が対立している。
「女性の地位委員会」が起草した宣言案は、95年の綱領を再確認するもの。フランスのアメリーヌ職業平等担当相は、95年の綱領は中絶を擁護しているわけではないが、今回の2005年宣言で中絶に関して修正を加えることは、この問題で後退したとの印象を世界に与えることになると話している。
(ロイター) - 3月2日17時32分更新
-
厳密には政治思想とはいえないが・・
茶髪、保護者の過半数が容認 県が青少年意識調査
http://www.ibaraki-np.co.jp/main/weekly01.htm
高校生の茶髪に保護者の過半数が理解を示している−。県の実施した青少年意識・活動調査で、こんな親の意識実態が浮き彫りになった。高校生がピアスをしたり、ゲームセンターなどで深夜まで遊ぶことも親の三人に一人は容認し、制服の長さを変えることを許さない親も半分以下にとどまることが明らかになった。子どもの校則違反にも寛大な“もの分かりのいい親”の割合は五年前の調査に比べ大幅に増えており、「家庭の教育力」の在り方に一石を投じそうだ。
調査は小中高校生(小学生は五、六年生)とその保護者、一般青年(十八歳−二十九歳)の計約六千人を対象に、二〇〇四年十月−十二月にアンケート方式で実施。五千九十三人から回答を得た。調査は一九九四年、九九年に続いて三回目。
回答データの中で、県青少年健全育成審議会(委員長・阿部哲夫獨協大教授)が注目するのは、子どもの問題行動に対する保護者側の受け止め方。前回調査に比べ著しく寛容になった。
特に、高校生の保護者の場合、自分の子どもが髪を染めることについて「絶対に許さない」と回答したのは全体の40・2%にとどまり、「かまわない」(11・6%)、「場合によっては許せる」(44・6%)を合わせると容認派が過半数を占めた。前回調査は設問がやや異なるが、保護者の71・9%が「させたくない」と回答、「してもよい」は28・1%だった。
自分の子どもがゲームセンターやカラオケで夜遅くまで遊ぶことについても、高校生の保護者の29・9%は「かまわない」「場合によっては許される」と回答。前回調査で「してもよい」は2・7%だった。
子どもが制服の長さを変えたり、ピアスをすることについても同様の結果が見られた=グラフ参照。
こうした状況について県女性青少年課は「モラルや規律に対する意識は子どもたちよりも大人の側で大きく変化している。価値観の多様化で社会共通の規範を求めにくくなっている」と話す。
このほか、調査では、携帯電話の普及で、子どもたちの間に「ケータイ依存症」が広がっていることも分かった。携帯電話の普及率は小学生26・0%(男子18・6%、女子33・9%)▽中学生48・3%(男子36・9%、女子60・1%)▽高校生96・2%(男子95・0%、女子97・6%)。
「ケータイを使うようになって変わったと思うこと」という設問に対し、高校生の42・0%が「ケータイを持ち歩かないと不安になる」と回答。「メールを気にするようになった」は高校生で52・0%、中学生でも47・6%に達しており、子どもたちが携帯電話を手放せなくなっている事情をうかがわせた。
-
韓国、戸主制を廃止へ 1人1籍、女性の法的地位向上
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050402-00000010-san-int
集票狙い?政治的意図チラリ
【ソウル=久保田るり子】家系を男性が継承する韓国の家長制度を法的に規定してきた「戸主制」が廃止されることになり、同国の「家族」の考え方は根本的な変化の時代に入った。三年後の二〇〇八年から韓国は一人一籍となり女性の法的地位が向上する。金大中前政権、盧武鉉政権と進歩的政権が進めてきた民主化の「成果」だが、女性票を狙う“政治的意図”も取りざたされている。
戸主制廃止は韓国の国会が先月、関連の民法改正案を可決して決まった。家系が父、息子、孫の男児と引き継がれる戸主制は男社会の象徴であり、「男尊女卑の元凶」と主張してきた女性団体は、一斉に「バンザイ!」の声を上げた。
日本の戸籍制度では戸主は男女を問わない。姓についても夫婦どちらの姓も選択できる。また離婚後に子供は実父母のどちらの姓も選べ、継父の籍に入ることに何の問題もない。だが、韓国では女性は結婚後も旧姓で子供は終生、父の籍に置かれる。このため、母親が離婚したり再婚しても子供が実父の籍に残るため女性の不満が強く、「子供は誰のものか」との論争がテレビドラマにもなった。
戸主制廃止で法律上は「家父長」の概念がなくなり、代わって身分登録簿「家族籍簿」ができるが、家族籍簿には戸主はなく本人を基準に家族関係が記載されることになる。一人一籍のため両親の離婚や再婚などは記載されず、家族各人がそれぞれ家族籍簿を持つことになる。少なくとも法的には「家」の継続性は薄れ、家長中心の「家族」から「個人」の時代に変化することになる。
儒教の父系血縁関係を社会の基礎としてきた韓国社会ではコペルニクス的ともいえる転換だ。韓国は家の系譜「族譜」や「本貫」(一族の発祥地)を民族の伝統としてきたからだ。
街の声を聴くと、「ようやく男女平等の時代」(四十代女性)という意見よりむしろ、「かかわりのあるのは離婚や再婚など問題のある人だけ。普通の家族には関係ない」(四十代男性)「何が変わるかぴんとこない」(三十代女性)といった戸惑いも聞かれた。
戸主制度廃止は韓国女性解放運動のシンボルともなってきた。金大中、盧武鉉政権と進歩的政権が推進し、野党も反対する理由はなかったが、昨年の総選挙前は地方の保守層の反発を恐れた与野党が「戸主制論議」を一時凍結するなど多分に政治的な課題でもあった。
「日本より先進的な制度になった」と進歩陣営では歓迎するが、廃止が儒教的な価値観が根強く残る韓国社会や韓国の男女間の意識にどんな変化をもたらすかは未知数だ。
(産経新聞) - 4月2日2時58分更新
-
ローマ法王の死、政教分離の仏で“半旗論争”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050405-00000215-yom-int
【パリ=島崎雅夫】政教分離を国家理念とするフランスで、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の死去に伴い、政府が政府庁舎などの国旗を半旗とするよう命じた措置をめぐって論議が巻き起こっている。
同措置はラファラン首相が2日夜のヨハネ・パウロ2世の死去に伴い24時間、政府庁舎や全国の市町村庁舎の国旗を半旗とするよう関係者に命じたもの。ヨハネ・パウロ1世など過去の法王や友好国の国家元首の死去、さらには昭和天皇崩御の際にも半旗としたことを挙げ、「共和国の慣習」(内務省)に応じた措置であることを強調した。実際にはほとんどすべての行政機関で半旗が掲げられた。
ところが、社会党の一部や環境政党などは100年近く続く「政教分離」の原則に抵触するとして反発。特に同原則を適用し、昨年9月からイスラム教徒の女子生徒が公立学校でスカーフを着用することなどを禁じたため、「原則に二重基準を導入するもの」との意見が出ている。
仏は長年の宗教対立を避けるため1905年、政教分離を定める法律を制定したが、当時はほとんど皆無だったイスラム教徒が現在は仏人口の約8%を占めるまでになっている。
(読売新聞) - 4月5日23時7分更新
-
差がはっきりしてきた。なぜだろうか。
結婚観は阪神圏が保守的? 首都圏との比較意識調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050411-00000171-kyodo-soci
結婚や家事に対する考えが、阪神圏の方が首都圏より保守的なことが、博報堂生活総合研究所(東京都千代田区)が1994年から10年間実施した意識調査で分かった。
98年と2004年の調査を比較すると、「未婚で子どもがいてもかまわない」は首都圏は4・5ポイント上昇し、32・4%だったが、逆に阪神圏は0・1ポイント減少し、28・8%だった。
「夫も家事や育児を優先すべきだ」は、首都圏は94年から04年の間に11・5ポイント伸びたが、阪神圏は6・2ポイントと伸びが小さく、「夫婦はどんなことがあっても離婚しない方がよい」も、首都圏が39・2%から28・8%に減少したのに対し、阪神圏は41・9%から33・6%と下げ幅が小さかった。
(共同通信) - 4月11日19時10分更新
-
国籍確認訴訟:原告の訴え棄却−−地裁判決 /京都
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050414-00000150-mailo-l26
出生届の際に、嫡出子と非嫡出子の区別は差別につながるなどとして日本人の母親が一部の欄を記載しなかったために受理されず、戸籍謄抄本に名前が記載されず、日本国籍確認ができないとして旅券発給を拒否された京都市内の女子高校生(15)と女児(8)=共に母親が法定代理人=が、国に国籍の確認と慰謝料各50万円の支払いなどを求めた訴訟の判決が13日、京都地裁であった。水上敏裁判長は、国籍確認について「国は原告らの国籍保有を認めており、訴えの利益がない」と却下、出生届不受理などの慰謝料についても「理由がない」として棄却した。
判決によると、原告の2人は02年8月に一般旅券発給を申請したが、戸籍謄抄本の不提出を理由に拒否された。1人は同年11月、法務省民事局長に国籍証明書発行を申請したが、拒否された。
裁判では国籍確認の利益があるかが争点となった。原告は「国籍保有を要件とする資格、職種などは多い。参政権や海外渡航の自由に危険や不安が生じている」などと主張したが、水上裁判長は「仮に国籍が確認されても、判決の効力は国以外に及ばない。旅券不発給も戸籍謄抄本の不提出が理由」などとして退けた。
判決について、原告側代理人の吉田容子弁護士は「(婚外子や女性への差別を助長する)今の制度を受け入れろというのと同じ」などと、不満を述べた。【太田裕之】
4月14日朝刊
(毎日新聞) - 4月14日17時7分更新
-
「美少女アダルト」アニメ規制を…超党派議員が初会合
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050420-00000513-yom-soci
「ロリータ系」「美少女アダルト」などと呼ばれるわいせつなアニメやコンピューターゲームの規制を目指す超党派の国会議員の会合が20日、発足した。
衆議院からは、呼びかけ人となった野田聖子議員(自民)をはじめ、牧野聖修議員(民主)、東門美津子議員(社民)らが、参議院からは江田五月議員(民主)、世耕弘成議員(自民)らが出席。法律による規制を求めているNPO法人「ジュベネイル・ガイド」が、女児のわいせつなアニメ画像がインターネットで容易に入手できる実態などを報告した。
野田議員は「刑法のわいせつ物の概念にとらわれず、子どもの人権をどう守るかという点に絞って知恵を出し合いたい」などと問題を提起した。
(読売新聞) - 4月20日20時53分更新
-
上記のNPO法人「ジュベネイル・ガイド」とは?
http://d.hatena.ne.jp/axgx/20050331/
http://d.hatena.ne.jp/axgx/20050412/
> つまり、エロゲーを法規制しろと喚いて署名を集めているジュベネイル・ガイドの代表である酒井道子氏は、
> 驚くべき事にエロゲー会社『アクティブ』の社長にしてソフ倫の元委員長だというのだ。
> ―――という大層な趣旨を掲げたNPOの事務所が、「超ハード陵虐究極野球拳ゲーム」や、
> 「SM陵辱系過激ムービー満載本格的緊縛麻雀」などといった“青少年に悪影響を与えるような”
> 内容のソフトを販売している企業と同じ場所にあるなんてさ。
> 以前から「ジュべネイル・ガイドは、新たな倫理機構を立ち上げる為にソフ倫を攻撃している自作自演団体では?」という指摘があったけど、
> かかる馬鹿げた事実を目の当りにしてはその通りだと思わざるを得ないよね。結局は利権が目的という事か。
-
>>243
ひでぇなぁ。
青少年を健全に育成するためにもセックスを変に抑圧するのはいくない(・∀・)
性におおらか,が日本の良き伝統の筈。やりたい盛りの高校生諸君にはエロ本ぐらい買わせてやるべきだし,援助交際だって社会勉強である。
巨大な付加価値を生み出すアニメ産業の根底にポルノが不可欠なのは江戸時代の事例を見ても明らかである。もっと解禁を。
まぁこういうのは時の権力との緊張関係が或る程度ひつようなんかね?手鎖50日の刑ぐらい?
-
http://www.utobrain.co.jp/review/2003/041501/
かつて重力のない架空の島であるロードス島で、何百メートルも飛び上がるのを自慢したほら吹きたちに、哲学者のヘーゲルは言い放った。「ここがロードスだ。ここで跳べ」。そう、ロードスはこの日本なのだ。
http://www.geocities.jp/ron_nakamura2001/sub8.htm
さて、マルクスに戻ろう。資本論の第1部、第1編、4章の一節を紹介したい。
「・・・幼虫から成虫への彼の発展は、流通面で行われなければならず、しかも流通面で行われてはならない。以上が問題の条件である。ここがロードス島だ。ここで跳べ!」
この日本語はマルクス研究の大家・長谷部文雄氏の名訳だが、この文章からだけで意味するところを理解するのは至難といえる。ヒントとしては、「ロードス島」という地名だがこれはエーゲ海に浮かぶギリシャ領の島で、ギリシャ時代には島の北部に港町があり、そこもロードス(Rhodes)と呼ばれた。そのロードス港の入口には、巨大なヘリオス(ギリシャ神話の太陽神)の青銅像が立っていたとされるが、実は、このヘリオスの像が世界七不思議のひとつとされていた。答えを急ごう。この文章の意味としては、あちら立てればこちら立たずといった二律背反する課題に直面したとき、とても考えられないような(七不思議にも似た)発想で、問題を解決せよとマルクスは読者を励ましているのではないだろうか。長谷部文雄氏に弓を引く積りなど毛頭ないが、最後の部分を分かりやすく私流に翻訳すると「問題解決のためにロードスへ飛べ!」としたいところだ。
http://www.geocities.jp/hgonzaemon/intro_marx_intro.html
お金とは何かを明らかにしたマルクス
Hic Rhodus, hic salta! 「ここがロードス島だ。ここで跳べ」(イソップ寓話集の中で、ロードス島でなら高く跳べると言い張る走り高跳びの選手に、ある人がいった言葉)なのである。
http://www.geocities.jp/hgonzaemon/capital.html
『資本論』──カール・マルクス 第一章 商品の訳
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/1212/nyusu3.html
イエスはローマ帝国に楯突く「政治的犯罪人」として十字架にかけられたが、その死後、原始キリスト教団が弾圧の中で布教活動を続け、「世界宗教」になっていったことは周知の事実である。 また、19世紀末にロシアの学生革命家が社会変革のために、「ヴィ・ナロード(人民の中で)!」を叫び、農村の中に入って活動したことを思い出してほしい。 そして、ロシア帝国の専制支配と非妥協的な闘いを進め、非業の死を遂げた若い革命家の熱情に学ばねばならない。 われわれは、底の底に潜行して、一歩一歩活路を見出していかなければならない。確かに困難な道である。しかし、わが国の労働運動は、ここからしか解決の展望は見えてこない。 「ここがロードス島だ。ここで跳べ!」(ヘーゲル『法哲学序文』)
-
男と女。
夫「土曜夜9時」、妻「月曜朝10時」=最も心地よい時間−シチズン時計調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050526-00000066-jij-soci
1週間で最も心地よい時間は、夫は自宅でくつろぐ土曜午後9時、妻は夫が出勤した後の月曜午前10時−。時の記念日の6月10日を前に、シチズン時計が毎年行っているアンケート調査で、時間に対する夫婦の意識の違いが浮かび上がった。
(時事通信) - 5月26日23時1分更新
-
今更ですが限りなく自由を謳歌する為の社会思想をいくつか紹介。
http://www.cannabist.org/index.html
カンナビスト(麻薬合法化論者)。タバコの煙が減るのは環境にも優しく、
個人的にも煙が苦手なので有難いです。
http://picnic.to/~ami/
児童ポルノ規制反対運動(但し絵に限る)。社会的に全く無害な図画・映像
関係への規制は論外として、実写については「被写体に害が及ばない」という
事を考えれば69まではOKという事になるのかしら?
余談ですが、69までは法的には浮気に該当しません。とはいえやり過ぎて
捨てられないように・・・。orz
-
個人的には大麻解禁に賛成ですし,児童ポルノの規制にも反対ですね。
大麻には害が少ないとよく聞きまして(例えばhttp://www.taima.org/jp/drug1.htmやhttp://www.cannabist.org/database/mmmf/index.html#indexlistなど)そういうもんだと思いこんでいるんですが,これは本当なんですかね?
大麻禁止がアメリカの禁酒法みたいな悪法だとするとすぐにでも撤廃すべきだとは思いますが。解禁されてもマリファナなどやらないとは思いますが,コーヒーなんかは常習者だしねぇ。
あと児童ポルノが禁止ならすべての(殺人事件や犯罪が発生する)推理小説を発禁にしなければならないのではないかと思います。
-
>>248
AMIの問題点としてしばしば指摘されるところは「絵の問題に限る事で実写
規制の問題点をスケープゴートしてるのではないか?」という点ですね。以前
のような実写解禁を団体として容認するのは国際情勢から見て難しいかもしれ
ませんが。
デンマークには「児童性愛愛好者協会」(http://www.danpedo.dk 現在
閉鎖中)という、「児童性愛・児童性愛者への偏見を取り除く」活動を公で
合法的に行なっていた団体がありましたが、会員が児童売春の元締めなどを
やっていた事が発覚して地下に潜ってしまいました。
何処か「子供の性的自己決定権、性行為の自由、性的表現活動の自由」を
推進する活動を行なっている団体はあるものでしょうか?別に自分が加入し
たりする訳ではありませんが。
またまた余談ですが、ロリコンとスカトロマニアはかなりかぶってる気が
するのですが、何か理由があるのでしょ〜か???
-
>ロリコンとスカトロマニアはかなりかぶってる気がするのですが
なんでそんなことを知ってるの?自分がそうなの?自分は違うけどそういうお友達が多いの?
それと政治思想とどう関係あるの?
-
自民党の耄碌ジジイどもが勝手な性役割押しつけて女性が子供を産みにくくしてるんだよ。誰だこんな事云う奴は。マスコミもただの問題発言として取り上げるんじゃなくて,自民党のクソ政治家どもの発想が審議委員の人選や風潮を介してこういう発言の背後に有るという構造的な部分を切り込んで欲しいね。
政府税調 配偶者控除議論 委員の発言波紋
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050721-00000009-san-pol
「家でごろごろしている主婦が子供を産まないんです」
政府税制調査会(首相の諮問機関)の配偶者控除の存廃をめぐる議論の中で、複数の委員が専業主婦を侮辱したと受け取れる発言をしていたことが議事録で分かり、波紋を広げている。政府税調の事務局を務める財務省では「議事録を公開することで、税制改正論議の透明性を高めている」としているが、配偶者控除の廃止論議は賛否が分かれており、委員の発言は今後の改正論議にも影響しそうだ。
“侮辱発言”が明らかになったのは、「サラリーマン増税」と批判された個人所得課税改革の論点整理に向けて行われた五月二十七日の基礎問題小委員会の議事録。
議事録では配偶者控除の存廃をめぐり、ある委員が「働く女の人は(人生に)前向きで、子供を産みたい。働かないで家でごろごろしている主婦が子供を産まないんです」としたうえで、「いまパラサイト・ワイフというのができてきた。つまり、生命力のない人たちがたくさん生じていて、お金を持ってぶらぶらしているんですよ」と発言した。
別の委員も「働いている女性の方がちゃんとご飯を作るというデータもあるんです。専業主婦で時間がいっぱいある人こそ、コンビニで買ってきて発泡スチロールで食べさせちゃうというのが多いんです」と追随した。
こうした発言を民放のワイドショーなどが放送し、二十日の参院の郵政民営化審議でも、民主党議員が質問の中で問題視した。
基礎問題小委員会は、学識経験者やエコノミストら女性三人を含む計二十六人で構成され、税制改正の実質的な審議を行っている。議事録について財務省は「個人攻撃などの発言は委員の了解を得て手直しするが、審議の透明性を優先し、発言内容は原則そのまま公開している」と強調している。委員同士の真剣な意見の応酬は大切だが、専業主婦への配慮が欠けた点は否めず、今後も尾を引きそうだ。
(産経新聞) - 7月21日2時54分更新
-
講義内容がなかなか興味深い。
既出失礼だったら失礼。
熊谷弘オフィシャルサイト:Kuma-Log
http://www.kumagai.ne.jp/index.php
-
熊谷、一皮向けたね。ていうか、マキャベリかよ。
-
熊さんは民主党内の保守派のとりまとめ役として菅と同じくらい期待してたんですけどねぇ〜。
岡田が代表選で敗れたからと云って離党してたけど今の岡田代表を見て何を思うのでしょうか?
数年前に熊さんの地盤,静岡県は水窪の山の中の某集落で見かけた図↓
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/kan-kuma.jpg
-
<堀江貴文社長>『天皇は日本の象徴』に違和感、大統領制に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050906-00000097-mai-pol
衆院選広島6区に無所属で立候補しているライブドアの堀江貴文社長は6日、東京都内の日本外国特派員協会で講演し、天皇制について「憲法が『天皇は日本の象徴である』というところから始まるのには違和感がある。歴代の首相や内閣が(象徴天皇制を)何も変えようとしないのは多分、右翼の人たちが怖いから」などと指摘した。
そのうえで日本の国家体制について「大統領制にした方がいい。特にインターネットが普及して世の中の変化のスピードが速くなっている。リーダーが強力な権力を持っていないと対応していけない」と語った。【谷川貴史】
(毎日新聞) - 9月6日19時29分更新
-
>>256
これって天皇制廃止して大統領制にって事だよねw。
自民党議員どもが聞いたら卒倒するぞ(笑)
-
ほりえもん、本当に怖いものしらずだねぇ。気に入ったww
-
>>257
卒倒してます。
-
>>256-259
日刊ゲンダイではもっと詳しく報じていますね。
>公的年金はもうなくすなりするしかない。老後は自分たちで準備をした方がフェアだし効率もいいからです。
↑生活保護や年金のお世話にならない「勝ち組」ならではの余裕と言うか傲慢と言うか・・・・・
■ ホリエモン「天皇は不要、公的年金は廃止だ!」海外メディアも呆れた大独演会
──────────────────────────────────────
「日本も大統領制にすべき」「公的年金はもうやめちゃった方がいい」――ホリエモンこと広島6区に無所属で立候補した堀江貴文(32)がきのう(6日)、日本外国特派員協会での講演で、こんな持論を披露した。海外メディアに「改革者」を印象付けようとしたようだが、「論理、説得力ゼロ」「歴史も政治システムも理解していない無知なティーンエージャーか」と失笑を買っていた。
まずは大統領制導入。
「今の世の中、ネットの普及で変化のスピードが速くなっているから、どの組織でもリーダーが強力な権力を持っていないと対応していけないと思うんです。日本が明治時代に英国の立憲君主制を導入したのは、たまたま天皇がいたからで、国家の経営を考えたからではないじゃないですか」
どうやら国家元首の役割を、ライブドアの経営と同じレベルと考えているらしい。
そして大胆な天皇不要論を口にした。
「だいたい憲法が『天皇は日本の象徴』というところから始めることに違和感がある。天皇は実際のところ象徴だけ。別に権力があるわけじゃないし、(国民は)誰も気にしてないでしょう。歴代の首相や内閣が(象徴天皇制を)何も変えようとしないのは多分右翼の人たちが怖いからだと思う」
選挙の争点になっている年金制度改革でも、仰天プランを披露した。
「公的年金はもうなくすなりするしかない。老後は自分たちで準備をした方がフェアだし効率もいいからです。年金が運用難になっているのは、国が巨大な年金基金をつくったから。これからは国民が自分で運用できる私的年金制度を拡大していくことが一番いい。どうしても年金を納められない人は生活保護の延長でケアしていくしかない。年金問題では、今の制度が必要かどうかという議論もあると思う」
ホリエモンを亀井静香の刺客に仕立てた小泉首相は、「やっぱり自民党公認にしなくてよかったぁ」と胸をなで下ろしているだろう。
[My HP] http://politics.mtcedar.com/
http://mtcedar.txt-nifty.com/
-
選挙結果とリンクしてますね。
日本国民であること「誇り」9割…読売世論調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000217-yom-soci
日本国民であることを「誇り」に思う人が9割近くに達する反面、政府がいざという時、「国民や領土を守っていけるのか」と危惧(きぐ)する人が半数に上ることが、「国家観」に関する読売新聞社の全国世論調査(面接方式)で明らかになった。
戦後60年の節目を迎え、国のあり方が改めて問われる中、国家戦略のなさや、日本外交の頼りなさを嘆く人も7割強を占めた。
調査は、8月6、7の両日実施。「日本国民であることを誇りに思う」かどうかを聞いたところ、「非常に」47%、「多少は」41%を合わせて、計88%が「誇りに思う」と答えた。
「ぜひとも国の役に立ちたい」と考える人は68%で、同種の質問を実施した1986年、94年の両調査(各59%)より増え、過去最高となった。
しかし、日本が将来、「国民の生命・財産や領土を守っていけると思うか」では、「守っていける」41%に対し、「そうは思わない」が50%で上回り、日本の先行きへの不安がくっきりと表れた。
国際社会での日本の地位についても、日本は「国力などに見合った地位や尊敬を得ていない」と不満を感じる人が65%に上った。また、戦後60年間での日本のイメージでも、「他国の顔色をうかがっている国」が74%、「明確な長期目標や国家戦略に欠ける国」が71%に上るなど、厳しい見方が目立った。
一方、日本が他国に侵略された場合の対応については、「安全な場所へ逃げる」「武器以外の方法で抵抗する」が、ともに35%でトップ。「武器を持って抵抗する」は17%で、同じ質問をした80年調査(21%)、2002年調査(19%)を下回った。
(読売新聞) - 9月15日23時53分更新
-
男子の権利は此処迄侵害されている!!
もはや立ってしょんべんも許されない時代なのか!
まぁ俺もしょんべん横の方にとばして母親にしょっちゅう怒られてたしなぁ。
そこから坐ってしなさいっ!ってなるのは何らかの飛躍がないと思いつかないような気もするけど。。
http://www.toto.co.jp/press/2002/04/02.htm
〜立ちション派、座りション派?〜
「男性のトイレスタイルアンケート」
02/04/02
Q.あなたの夫や息子さんは自宅のトイレで小用をする時に、
立ってしますか?座ってしますか?
座って小便をする人が14.7%
圧倒的に「立ってしている派」が多いものの、「座ってしている派」が全体の1/7の14.7%もいました。これは女性が回答したアンケート結果なので、実際はさらに多いのかもしれません。しかし男性が自発的に座って排尿するとは考えにくいので、便器まわりを汚さないための手段と推測されます。
-
首相の靖国参拝は違憲 大阪高裁判決
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050930-00000119-kyodo-soci
小泉純一郎首相の靖国神社参拝は政教分離を定めた憲法に違反し、精神的苦痛を受けたとして、台湾先住民ら188人が国と首相、靖国神社に1人当たり1万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(大谷正治裁判長)は30日、参拝を「公的」とした上で「憲法の禁止する宗教的活動に当たる」として違憲と認定した。
判決は参拝の公私の別に対する小泉首相の姿勢について「政教分離原則が論議されている中で、公に明確にすべきだ」と批判した。賠償請求については「参拝や信仰を奨励したり、自らの行為を見習わせることを意図したものではなく、思想、信教の自由など権利を侵害していない」として退け、控訴を棄却した。
小泉首相の靖国参拝を「違憲」としたのは昨年4月の福岡地裁に続き2例目で、高裁では初めて。今後の靖国参拝をめぐり内外で慎重な対応を求める声が高まるのは必至だ。
弁護団は判決後の集会で「上告しないことが賢明だ」と提案したが、原告側の一部は「家族と相談したい」と述べた。
(共同通信) - 9月30日13時23分更新
-
護憲堅持、市場万能を否定 「社民党宣言」第2次案
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051027-00000222-kyodo-pol
社会民主党宣言(第2次案) - 社会民主党
http://www5.sdp.or.jp/central/topics/sengen2.html
社民党は27日の常任幹事会で、1996年に作成した「基本政策」に代わる綱領的文書として作成中の「社民党宣言」の第2次案を決定した。護憲路線の堅持と、市場経済万能主義の否定が柱。地方組織などと党内論議を重ね、来年2月の党大会で採択する方針だ。
第2次案は「自由・平等・連帯」を社会民主主義の理念と位置付け、理念実現の前提として「平和」が不可欠と指摘。「人間の一切の権利を奪う戦争を絶対的に否定して、平和な社会の構築に努力する」と強調した。
また「憲法を変え、日本を再び『戦争のできる国』へと回帰させることを否定する」と護憲路線を堅持。「市場の機能を万能としてすべて競争に委ね、資産や所得の格差を放置する立場には立たない」と格差解消の取り組みを重視している。
基本的な政策課題として、安全保障分野では「核兵器の廃絶をはじめ、最終的にあらゆる軍事力の保有が否定された非武装の世界を目指す」と表明。現行の衆院小選挙区制度に関し「民意を切り捨てている」と批判し、見直しを求めている。
(共同通信) - 10月27日19時26分更新
-
内田春菊さん3度目離婚「戸籍制度反対」
http://news.goo.ne.jp/news/nikkan/geino/20051029/p-et-tp0-051029-0007.html?fr=rk
2005年10月29日 (土) 09:47
漫画家の内田春菊さん(46)が離婚していたことが28日、分かった。3度目の離婚となる。関係者によると、今月上旬に、夫の俳優貴山侑哉(たかやま・ゆうや)との離婚届を提出した。「戸籍制度に反対するため」と話しているという。内田さんは80年に最初に結婚、93年に再婚、00年に貴山と再々婚した。離婚後も同居しており、連載している出版社のホームページには「事実婚にチェンジしました。やっぱり嫁にはなれない」などと書いている。子供は、貴山との間にもうけた2人を含めて計4人いる。
内田春菊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E7%94%B0%E6%98%A5%E8%8F%8A
内田 春菊(うちだ しゅんぎく、1959年8月7日 - )は、漫画家、小説家、エッセイスト、女優、歌手。本名は鈴木 滋子(旧姓は内田)。長崎県長崎市生まれ。長崎県立長崎南高等学校卒業。慶應義塾大学文学部哲学科(通信制)中退。株式会社ノックアウト所属。代表作に『若奥様玉地獄』など。東京電力のキャラクター「でんこちゃん」も彼女の作品である。
1984年、双葉社発行の『小説推理』に掲載された『シーラカンスぶれいん』で漫画家としてデビュー。1993年に発表した初めての小説『ファザーファッカー』はベストセラーとなり、直木賞・芥川賞の候補作となった(1995年に映画化)。翌1994年には『わたしたちは繁殖している』・『ファザーファッカー』で第4回ドゥマゴ文学賞を受賞。同年『南くんの恋人』がテレビドラマ化(2004年にもリメイク)された。
クラブ歌手だった経歴を生かし、1983年にラテンバンド「アベックス」を結成して歌手活動も行なっている。また、女優として映画やビデオにも出演している。
また、子どもの名前はとてもユニークで長男:在波(あるふぁ)、長女:紅多(べーた)、次女:紅甘(がんま)、次男:出誕(でるた)となっている
-
ついに「単純所持」を初適用。
漫画など「絵」への対象拡大の懸念もあるが、この条例ではスパイウェアの形で知らないうちに
任意のファイルをハードディスクにダウンロードされてしまうというケースも適用されてしまう
危険な条例ですね。
児童ポルノ禁止を初適用 奈良県警、書類送検へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051109-00000137-kyodo-soci
奈良県警少年課と奈良西署は9日、児童ポルノを所持していたとして、県の「子どもを犯罪の被害から守る条例」違反の疑いで同県生駒市の無職男性(23)を書類送検する方針を固めた。同条例の適用は初めて。
条例は、13歳未満の子どもに付きまとう行為や児童ポルノの所持などを全国で初めて禁止。昨年11月に発生した奈良市の女児誘拐殺人事件を受けて、7月1日に施行された。罰則は30万円以下の罰金か拘留、科料。
調べでは、男性は自宅の部屋に、13歳未満の女児を撮影したポルノDVD1枚を持っていた疑い。県警は今月初め、自宅を家宅捜索し、成人のポルノを含む百数十点を押収した。
男性は「子どもに興味があった」などと供述しているという。
(共同通信) - 11月9日16時24分更新
参考:子どもを犯罪の被害から守る条例 第十三条(子どもポルノの所持等の禁止)
平成十七年七月一日 奈良県条例第九号
http://www.pref.nara.jp/somu-so/jourei/reiki_honbun/ak40110811.html
-
>>267
そういうのは司法解釈では排除されると思うんです。あまりに妥当性に欠けますから。
ただ、予測可能性の点でいうと、不足してますよね(条例はあまり分析されることがないし)。それに、もし「保管」ではないとか過失によるとかいうのが実情であって本来は切られるべきケースであっても、微妙なところだからそういう反論が認められない事実上のリスクもあります。
条例によって身近な生活・行動に制限をかけるのって不意打ち的な要素が比較的強い気がします。自律的な政治が行われるべきという観点からは、もっと議論がなされるべきなんでしょう。
-
>>267
ちょっとこれはひどい条例ですな。見たことない。
少女ポルノは覚せい剤と同じですか、ひどいなあ、これ。
これ罰則が拘留または30万円以下の罰金もしくは科料なんで、住居不定以外は勾留できない。
逮捕はされてもその後の検事勾留はなし。
つまり、書類送検後に在宅で罰金になるか、逮捕されても送検直後に罰金になるかの
どっちかしかないんですね、住居不定以外の時は。
ですから、奈良県警としてもおっかなびっくりだと思いますよ。
-
事実上は、そういう性的傾向が見られる人を、なんとか牽制しようとする意図ですよね。
他の犯罪と合わせ技になったり、他で微妙なケースをこれで処理するとか。
曖昧といえば、迷惑防止条例自体曖昧ですよね。まああれは基本的にお外でなにかやらないと適用されづらいんでしょうけど。
-
>>270
だれもそこまで警察に望んでいないってなあ。
販売目的者を炙り出したいというのが本音じゃないんでしょうか。
迷惑防止条例なんてのは必要悪です。
たとえば、痴漢を処罰するように刑法を改正するとかできないんでしょうか。
危険運転致死傷作ったみたいに。
-
>>271
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1112072544/42
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1112072544/44
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1112072544/45
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kouhoushi/no1/koramu/koramu7.htm
http://www1.plala.or.jp/kunibou/yomoyama/chikan.html
>理論的には、女性の身体に触れる行為をした痴漢をすべて強制わいせつで処罰することも可能であるが、刑の重さ、また、強制わいせつ罪の「暴行」をあまり緩めて解釈するのも相当ではないとも考えられることから、痴漢をすべて強制わいせつ罪で立件することはせず、程度の軽いものは迷惑条例違反で立件しているのである。
過去の例より広く強制わいせつを認定するってなことになるんですかねぇ。
ただ、行政としては便利使いできる規定も依然として欲しいところでしょうね。
危険運転致死傷のような加重ではなく、窃盗や公務執行妨害に罰金刑を設置したような下限の引き下げで対処することになるのでしょうか。
-
窃盗に罰金刑作ると大変だぞう。
金がないから窃盗するわけで、罰金未納付者だらけになるぞ。
労役場留置連発、拘置所は封筒貼りばかり。
司法を失対事業にするおつもりでしょうか。
と法務省の頭の固い検察官僚に言いたいですな。
-
当時の日本の無能なる指導者どもは日本の舵取りを誤り日本国民と世界市民に多大なる迷惑を与えた戦争犯罪人であり,日本国からみれば紛れもない非国民である。
まぁこの教師が駄目教師であろうことは容易に想像が付くが,女生徒との教師の間に感情的なもつれみたいのがあったんじゃないの?俺の研究仲間は小学校の時に先生に虐められて不登校に成って今でもその先生の事を恨んでいるようだが,すげぇのんびりした所のある奴で先生がいらいら来ても仕方がないと俺でも思う所がある。
<召集令状>生徒に配り、「非国民」批判も 福岡の中学教師
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051217-00000052-mai-soci
福岡県志免町の町立志免中学校(結城慎一郎校長)で社会科の男性教諭(48)が、授業で「臨時召集令状」を全2年生218人に配って戦争参加の意思を聞き、「いかない」と回答した女子生徒に「非国民」と書いて返却していたことが分かった。結城校長は「戦争の悲惨さなどを教えるためで、問題はない」と話している。
町教委の説明によると教諭は10月27、31日に「第二次世界大戦とアジア」の授業をした。教諭は副教材に掲載されている「臨時召集令状」をコピーし、裏面に戦争に「いく」「いかない」の、どちらかを丸で囲ませ、その理由を記入させた。
「いく」「いかない」の意思表示をしたのは208人で白紙が10人。「いく」理由は「当時としては仕方がない」「家族を守るため」など。「いかない」は「家の事情」「今はいきたくない」などだった。
「いかない」と回答した女子生徒の一人が、理由に「戦いたくないし死にたくないから。あと人を殺したくないから」と書いた。これに対し、教諭は赤ボールペンで「×」印を付け「非国民」と書き入れて返した。
女子生徒はショックを受け事情を知った女子生徒の保護者らは「社会科の教諭を代えてほしい」と話しているという。
町教委は、非国民と書いたことについて「確認できず分からない」という。そのうえで授業の狙いを(1)召集令状の持つ意味を理解させる(2)生徒の歴史認識を把握する――としており「決して思想信条を調べるものではない」と説明している。
[中原剛](毎日新聞) - 12月17日10時21分更新
-
法王が初のイブミサ
中絶を暗に批判
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20051226/mng_____kok_____003.shtml
【ローマ=共同】ローマ法王ベネディクト十六世は二十四日深夜(日本時間二十五日朝)から二十五日未明にかけ、バチカンで就任後初めてクリスマスイブのミサを執り行い「争いのあるところに平和を。憎しみのあるところに愛を。暗闇に光を」と、神に平和への祈りをささげた。
同日正午からは、ミサが行われたサンピエトロ大聖堂前の広場で世界へのメッセージを読み上げ、特に紛争や緊張が続く地域としてアフリカ、中東とともに朝鮮半島を挙げ、平和の重要さを説いた。その後は各国語でお祝いの言葉を述べ、日本語でも「クリスマス、新年おめでとうございます」と話した。
ミサの際には、広場に数千人が集まった。昨年は療養中の前法王、故ヨハネ・パウロ二世を気遣い重苦しい空気だったが、この日は大スクリーンで法王の姿を見た信者らが素直にクリスマスを祝い、明るい雰囲気に満たされた。
ミサで法王は特に「救い主(キリスト)の生まれたベツレヘム(ヨルダン川西岸)で苦しむ人たちのために祈ろう」と、パレスチナ紛争の終結を願った。また「クリスマスの輝きが、まだ生まれてこない子供たちをも照らさんことを」と述べ、中絶を暗に批判。「神は無防備な子供の姿(キリスト)で現れた」と話し、小さな命の大切さを説いた。
カトリックは出生前の胎児の生命も一人の人間として尊ぶ立場を取っている。
-
>>275
中絶批判は当然です。
-
公安もそろそろ職安送り?
成田の反対運動のおかげで高コストの海上空港ばかり作られるようになったのではないかな?
高い公共事業費を負担させられてる可哀想な我々国民は過激派を徹底的に弾圧しよう〜♪
ちゅーか大衆運動に転身した元過激派は自民党にも連合にも共産党にも見放された人たちの受け皿としてその存在意義は非常に有意義なんでは?
過激派テロ・ゲリラ 昨年初の「発生ゼロ」 活動路線“変質” 警察庁調べ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060106-00000020-san-soci
時限式の発射・発火装置などを使った過激派(極左暴力集団)によるテロ・ゲリラ事件が昨年、一件も発生しなかったことが警察庁の調べで分かった。現行方法の統計を取り始めた昭和五十年以降、発生ゼロの年は初めて。時代の推移で過激派の活動路線も変質した形だが、警察庁は、成田空港の暫定平行滑走路延伸問題などをめぐって今年も過激派がテロ・ゲリラを起こす可能性があるとして、引き続き警戒を強めている。
過激派は昭和三十二年、路線をめぐる対立などから日本共産党を離党・除名となったメンバーが中心となって誕生。三十年代は学生運動の中に次第に勢力を拡大して「六〇年安保闘争」に取り組みながら、首相官邸乱入事件(三十五年)などを引き起こした。
六〇年安保闘争後は分裂を続けたが、四十年代に入り、中核派▽共産同(社学同)系▽社青同解放派(後の革労協)−の主力三派が発足させた「三派系全学連」が軸となり「七〇年安保闘争」時代に突入した。
「新宿騒乱事件」(四十三年)や「東大安田講堂事件」(四十四年)など、鉄パイプや火炎瓶によるゲリラ闘争を連続的に起こし、七〇年安保闘争終了後は成田闘争を中心とした活動を展開。四十六年ごろには、集団武装闘争からテロ・ゲリラを主体とした戦術へと転換していった。
テロ・ゲリラについての明確な定義はないが、警察庁は攻撃対象が個人の場合にテロ、施設などの場合にゲリラと区別している。四十年代まで、爆弾事件のみを集計していたが、五十年からは現行の手法でテロ・ゲリラを対象に統計を取り始めた。
成田空港の開港を四日後に控えた五十三年三月二十六日には、過激派による管制塔襲撃事件が発生するなど、この年は百二十八件のテロ・ゲリラが発生。五十年以降で第一のピークとなった。
六十一年には、天皇陛下(昭和天皇)の在位六十年記念式典や東京サミットなどをめぐり、八十九件のテロ・ゲリラが発生して第二のピークを迎えた。さらに、平成に入ってからは、即位の礼・大嘗祭のあった二年に百四十三件と統計を取り始めてから最多の件数を記録した。
しかし、過激派はその後、労働運動や大衆運動を通じた組織拡大に重点を移し、テロ・ゲリラの発生件数は六年以降、毎年一ケタ台で推移してきた。
それでも、成田空港の暫定平行滑走路延伸問題(北側延伸)をめぐり、警察庁では「反対同盟とこれを支援する過激派が引き続き成田国際空港会社や千葉県などに対する抗議行動、現地闘争に取り組むとみられる」と分析。その上で、「北側延伸に伴う公聴会や工事開始が行われた場合には、テロ・ゲリラ事件を引き起こす恐れも否定できない」と警戒を強めている。
(産経新聞) - 1月6日2時35分更新
-
西尾幹二氏、「つくる会」離脱…名誉会長の称号返上
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060117-00000317-yom-soci
「新しい歴史教科書をつくる会」(八木秀次会長)の創設、運営に携わってきた評論家の西尾幹二氏は17日、同会の名誉会長の称号を返上し、完全に同会から離れたと発表した。
西尾氏は「若い人と言葉が通じなくなってきて、むなしい。しかし思想活動には変更はない」と話している。
(読売新聞) - 1月17日23時36分更新
-
建物への落書きは「建造物損壊」、最高裁初判断 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/damage.html?d=19yomiuri20060119i101&cat=35&typ=t
公園のトイレにペンキで「戦争反対」などと落書きしたとして、建造物損壊の罪に問われた東京都杉並区の書店員木下正樹被告(27)に対し、最高裁第3小法廷(浜田邦夫裁判長)は、上告を棄却する決定をした。
決定は17日付。懲役1年2月、執行猶予3年とした1、2審判決が確定する。建物への落書きに建造物損壊罪が成立するとした最高裁の初判断で、同小法廷は「建物の外観や美観を著しく汚損し、原状回復に困難を生じさせたのは、損壊に当たる」と述べた。
壁を壊すなど建物の機能を損なった場合は明らかに同罪が成立するが、落書きについては明確な司法判断がなく、拘留(30日未満)と科料(1万円未満)の罰則しかない軽犯罪法違反を適用することが多かった。今後は、5年以下の懲役が科される同罪を適用しやすくなり、商店街のシャッターなどへの落書きが社会問題化する中で、抑止効果が期待できそうだ。
1、2審判決によると、木下被告は2003年4月、杉並区の区立公園内にある公衆トイレの外壁に、赤や黒のスプレー式のペンキを使って、「戦争反対」「反戦」などと大きな文字で落書きした。
弁護側は、「落書きがあったからトイレを使用できないと思う人はおらず、建物の機能を損なっていないから、建造物損壊罪は成立しない」と無罪を主張していた。
[ 2006年1月19日3時2分 ]
-
http://shinrankai.hp.infoseek.co.jp/
何故私は親鸞会をやめたのか
http://www.nurs.or.jp/~juunenso/shinrankai.htm
浄土真宗親鸞会の謎
-
字義矛盾だけどもうミス○○を既婚者に開放してもええんちゃうの??
既婚者だと観光地のアピールできないとかあえりえないしさ。
「ミス駒子」1人に 選考後にミセスとわかり取り消し
2006年04月05日20時33分
http://www.asahi.com/national/update/0405/TKY200604050281.html
越後湯沢を舞台にした川端康成の小説「雪国」にちなみ、新潟県湯沢町の観光をアピールする「第45代ミス駒子」の3人が、選考から1カ月で1人になってしまった。主催する湯沢温泉観光協会は、選考後に既婚者だったことが発覚した1人(29)の資格を取り消し、別の1人(30)の辞退を受け入れた。
「雪国」に登場するヒロインの名前を付けたミス駒子は、温泉やスキーなど同町の観光PRのために62年に創設。18歳以上の未婚女性が条件で、45代目には82人の応募があった。3月3日、1次選考を突破した10人から3人が選出された。
ところが、先月末、東京都在住の「駒子」が既婚者だったことが外部からの指摘で発覚。神奈川県在住のもう1人は、自ら選考時に公約した、同温泉で撮影した写真をホームページで連載するという企画が実現できないとして、辞退した。
同協会によると「他のキャンペーンと重複していた女性を失格としたことはあったが、今回のようなケースは初めて」。予定されていた年10〜15回の活動は、「前年度のミスに協力をお願いするなどして乗り切りたい」としている。
残る中原美紀さん(24)=埼玉県所沢市在住=は「不安もありますが、生まれ故郷の湯沢を精いっぱいアピールしたい」と話している。
-
>>281
名称は難しいところでしょうけど、そっちのほうがいいですねー。
最近のミス○○ってどこかちょっと痛々しいと感じます。特に各地のマイナーなミスは。
特に未婚女性にキャンペーンしていただく必要性を感じないし、どうせ多くが手当たりしだい申し込んでて地元を知らないし。
でも、この取り消しは仕方ないのかな。ここの場合、小説のイメージもあるのかもしれないし(^^;
-
>>282
しかし選ばれたと云う事は既婚者である事以外は主催者側のイメージにぴったりだったんじゃないでしょうかねぇ〜??
駒子ってどうしても人妻がやっちゃ行けないような役柄でしたっけ??
-
ほんと女って強欲・・。
団塊世代:退職金、だれのもの? 男性の7割「自分と妻」/女性の半数以上「自分」
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/news/20060409ddm013100017000c.html
◇団塊会社員に「退職金、だれのもの?」と尋ねたら…
団塊の世代の会社員の男女に「受け取る退職金はだれのもの」か尋ねたところ、男性の7割が「自分と妻のもの」と答えたのに対し、女性の半数以上が、「自分のもの」と考えていることが、NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会のアンケートで分かった。「定年後、一緒に暮らしたい人」という問いに対して男性は約9割が「妻」と回答したが、女性は6割強にとどまるなど男女で違いが表れた。
昨年11、12月に首都圏、近畿圏、中京圏など都市圏を中心に56〜59歳の会社員470人(男性387人、女性83人)を調査した。
受け取る退職金について、男性の69・3%が「自分と妻のもの」と答え、「自分のもの」と回答したのは11・6%にとどまった。一方、女性は「自分と夫のもの」は24・1%、「自分のもの」は55・4%で、退職金に対する考え方の違いが浮き彫りになった。
退職金の使い道について、全体の70・2%が「生活費」だった。定年後の生活資金(複数回答可)は98・2%が「公的年金」をあげ、「これまでの貯蓄」(67・4%)、「退職金」(67・0%)が続いた。
また、「定年後一緒に暮らす相手」についての質問では、男性は91・2%が「妻」と答えたが、女性は61・4%にとどまった。「特に暮らしたい人はいない」との回答は女性が13・3%だったのに対し、男性は3・4%だった。[有田浩子]
毎日新聞 2006年4月9日 東京朝刊
-
>>281-283
片言丸氏に同感。イタいの多いね。ミス「駒子」って、踊り子ですよ踊り子。
そのうち、京都で「ミス細雪」、静岡で「ミス天城越え」とか出てくるんじゃないの
-
>>284
まぁ旦那は会社のストレスを奥さんに癒して貰ってるから仕方がないのか。。
女性のストレス、トップは「夫」=男性は「妻に安らぎ」−民間アンケート
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060520-00000049-jij-soci
男性は家庭に安らぎを感じているが、女性にとっては家庭がストレスのもと−。発毛施術サービスの「毛髪クリニックリーブ21」(大阪市)が行ったアンケート調査で20日、こんな結果が出た。
誰から一番ストレスを与えられるかを尋ねたところ、男性はトップが「会社の上司」で37%。次いで「取引先」16%、「会社の部下」9%と仕事関係が上位を占めた。
一方、女性の1位は「だんな」。5人に1人がストレスの最大要因と回答した。2位は「会社の上司」だったが、「子供」も3位に入った。
逆に「ストレスを解消してくれる人は」の質問に、男性で最も多かったのは「妻」(25%)で、2位の「子供」(21%)と合わせ、ほぼ半数が家庭に癒やしや安らぎを感じていた。解消法も「家族とのだんらん」が最多で、「睡眠」「酒」が続いた。
(時事通信) - 5月20日15時1分更新
-
近現代史向けかもしれないけれど、いわゆる民社系の"誕生"と絡む話なので此方に。
そう言えば、此処最近の民社系って社会主義はおろか民主にも程遠いことを公言する面々が多い気がしますなぁ。そうでしょ?>にっし〜氏@社会主義青年フォーラム
CIAが左派弱体化へ秘密資金 50−60年代、保革両勢力に
http://www.chunichi.co.jp/00/kok/20060719/eve_____kok_____004.shtml
【ワシントン=共同】米中央情報局(CIA)が1950年代から60年代にかけて、日本の左派勢力を弱体化させ保守政権の安定化を図るため当時の岸信介、池田勇人両政権下の自民党有力者と、旧社会党右派を指すとみられる「左派穏健勢力」に秘密資金を提供、旧民社党結党を促していたことが18日、分かった。同日刊行の国務省編さんの外交史料集に明記された。同省の担当者によると、日本政界への秘密工作を米政府として公式に認めたのは初めて。
米ソ冷戦が本格化した当時、日本を反共の「とりで」にしようと、自民党への支援に加え、左派勢力を分断する露骨な内政干渉まで行った米秘密工作の実態が発覚。日本の戦後政治史や日米関係史の再検証にもつながる重要史実といえそうだ。
同省刊行の史料集「米国の外交」第29巻第2部によると米政府は58−68年「日本の政治動向への影響を狙った4つの秘密計画」を承認。アイゼンハワー政権は58年の総選挙前に「数人の親米保守の有力政治家」への資金提供を行うことをCIAに認めた。
資金提供を受けた政治家には「米ビジネス界からの支援」との説明がなされたという。依然機密扱いの公文書を基に書かれた史料集は額や個人名を明かしていないが「適度の資金援助」が60年代も続いたとしている。
またCIAは59年以降「左派穏健勢力」を社会党から分断し、「より親米で責任ある野党」の出現を目指した「別の秘密計画」を展開。民主社会党(後の民社党)が誕生する60年には、計7万5000ドルの資金援助を行い、秘密工作が打ち切られる64年まで同額程度の支援が続けられた。
米紙は94年、米元高官の証言を基に、CIAが自民党に数百万ドルの資金援助をしていたと報じたが、当時の自民党首脳は否定。米政府が秘密工作を公式に認めたことで、同党の説明責任が問われるのは必至だ。
[My HP] http://politics.mtcedar.com/
http://professorgiko.fc2web.com/
http://mtcedar.txt-nifty.com/
-
クロカン死去
<元革マル最高幹部>黒田寛一氏死亡 公安当局の調べで確認
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060810-00000046-mai-soci
過激派「革マル派」の最高指導者、黒田寛一元議長(78)が今年6月下旬に埼玉県内の病院で死亡していたことが、公安当局の調べで分かった。黒田元議長は同派が結成された1963年から最高幹部で議長を務めた。96年の政治集会で、議長を退くことが表明されたが、その後も最高指導者として組織を指揮していたという。
-
マルクス主義者によるサイト
http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/index.html
紙屋研究所
-
http://www.kinpy-fanclub.org/
キンピー問題と日本共産党・民主青年同盟
-
シモ−ヌ・ド・ボーヴォワール(作家)
http://www.ainoue.com/ai/11-20/18simone.html
-
高齢者が社会に求めること・・・ともつながり、その意味では政治思想。
下の世代と現在別居という高齢者が急増している。
http://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/h17_sougou/index.html
「子どもと同居希望」減少 内閣府の高齢者意識調査
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=home&NWID=2006102501000662
内閣府は25日、60歳以上を対象にした「高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査」の結果を発表、将来子どもとの同居を希望する人は計41・1%で、2001年の前回調査と比較して5・7ポイント、1995年からは19・8ポイント減少するなど、「同居希望」が減少していることが分かった。
現在、子どもと同居している人は43・7%で、01年から3・9ポイント、95年から15・4ポイントそれぞれ減少した。
調査は昨年12月から今年1月にかけて、全国の60歳以上の男女3000人を対象に行い、回収率は62・9%。
手すりを設置したり、風呂の浴槽を入りやすいものに取り換えるなど、住宅を過去5年間にリフォームした人は約4割に上った。リフォーム詐欺事件などが多発しているが、リフォームした人のうち計93・0%が「満足」または「まあ満足」と答えた。
家の中でくつろぐ場所は「畳や床」が56・0%で01年から5・7ポイント減少したのに対し、「ソファやいす」が36・6%で10・6ポイント増加。寝る場所も「ベッド」が10・7ポイント増の38・7%となり、高齢者の生活スタイルの変化が浮き彫りになった。
-
運動不足を痛感中なので学校迄歩いて行くことにしたが,途中にある古本屋で
国際革命文庫15
『日本革命的共産主義者同盟小史 ─日本トロツキズム運動の20年─』
党史編纂委員会・編
新時代社
という本が目に飛び込んできた。面白そうだ。
見ると革命系の書物が沢山積んである。どれも一冊100円の叩き売り状態。
革命家が生活に困ったか革命生活に敗れて撤退するに辺り処分したのであろうか。
奥付見ると1977の出版であるから今から30年も前の本だ。
新書程度の大きさで当時の値段で\700-もする。結構高価だ。革命への寄付金込みの値か?
で,調べてみたらなんと電子化されてた・・
http://redmole.m78.com/bunko/bunko00.html
-
京都の大学院で文系の研究(経済学or社会思想史or歴史学or社会学)をされてる方且つどっかの大学非常勤講師且つ左派系の思想の持ち主でいらっしゃるようである。
【政治言語としての「改革」の揚棄のために】
=史論=
http://tsunehito.exblog.jp/i2
=大学改革=
http://tsunehito.exblog.jp/i6
=不毛な二元論の克服=
http://tsunehito.exblog.jp/i5
-
ネット参拝は是か非か、初詣で前に揺れる神社界
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061216it04.htm?from=top
初詣でシーズンを前に、インターネット上で「参拝」「祈願」ができたり、お守りやお札を販売したりする試みを巡って、神社界が揺れている。
全国約8万か所の神社を管理・指導する神社本庁(東京)は、「ネット上に神霊は存在しない」と、今年初めて自粛を求める通知を出した。しかし、導入している神社からは「神社に親しみを持ってもらえる」「遠方の人の助けになる」との声もあり、本庁では頭を抱えている。
地元で「安産の神様」として知られる高知県南国市の新宮神社。ホームページで「インターネット参拝」を選ぶと、「ネット記帳」の欄が表示される。願い事を書き込み、「私のお願いをよろしく」というボタンをクリックすると、神社に電子メールが送信され、無料で祈願してもらえる。
森国英夫宮司(64)は「遠隔地でお参りできない人にも神社を身近に感じてもらえる。メールがきっかけで、直接参拝につながる例も多い」と話す。正月には毎年、全国から数十人のネット参拝者がいるという。
ほかにも、メールを受けて有料で祈願し、後日、お札などを郵送する「ネット祈願」や、ネット上でお守りやお札を買える神社も、数年前から登場している。
こうした動きに、神社本庁は今年7月、「信仰の尊厳を損ないかねない」と、全国の神社に自粛を求める異例の通知を出した。本庁の瀬尾芳也調査課長は「神霊は神社という場所や空間に鎮座するもので、足を運んでもらうのが基本。ネットの有効性は認めるが、仮想的、疑似的な側面が広がりすぎると、本来の信仰の形が崩れる」と説明する。
だが、通知後も推進派は少なくない。10月からネット上でのお守り販売を始めた東海地方の神社の宮司は「地方の小さな神社にとってネットは有力な手段。ネットだから心がこもっていないとは言えないはず」とし、メールでの祈願を受け付ける関東地方の神社の宮司も「海外から『お守りを分けてほしい』というメールも来る。営利目的ではなく、信仰の尊厳を傷つけているとは思わない」と話す。
これまでも、病人などには電話や手紙でお守り、お札の販売を受け付ける神社は多く、「手紙はよくてメールはダメというのはおかしい」という意見もある。本庁では、研究を重ね、来年にはネット利用の指針か報告書を出す方針だ。
井上順孝・国学院大教授(宗教社会学)は「お札だって木や紙に印字したモノであり、どこに神聖性を見いだすかは受け手の判断によっても変わる。技術は日々進歩し、一律の統制は難しいが、指針を作るなら、『尊厳とは何か』という視点を踏まえつつ、現場の神職や氏子の意見も取り入れるべきだ」と話している。
(2006年12月16日14時32分 読売新聞)
-
てか、これって普通逆じゃねーのか?検察側こそテロだと指弾すべきでしょーに。どっからか圧力かかってんのか???
加藤紘議員宅放火、弁護側「テロ」、検察側「生活苦」
http://www.asahi.com/national/update/0111/TKY200701110386.html
2007年01月11日22時47分
昨夏の終戦記念日に、山形県鶴岡市にある加藤紘一・元自民党幹事長の実家兼事務所を全焼させたとして、現住建造物等放火罪などに問われた右翼団体幹部の初公判が11日、山形地裁(金子武志裁判長)であった。被告は起訴事実をほぼ認めたため、「動機」が主な争点になった。弁護側は情状に不利になるにもかかわらず、あえて犯行の計画性を強調し、右翼思想に基づくテロだと訴えた。検察側は、生活苦など個人的な事情が動機だったと指摘した。
起訴されたのは、東京都文京区湯島、堀米正広被告(65)。昨年8月15日夕、加藤氏宅に侵入し、ガソリンをまいて放火。木造一部2階建て380平方メートルを全焼させたとされる。
罪状認否で被告は「加藤氏に謝罪するつもりは一切ない」と述べた。
検察側は冒頭陳述で、被告がギャンブルで多額の借金を抱え、病気で苦しんでいたことを指摘。ここ10年ほどは街宣活動をしておらず、思想的背景は薄いとして「二十数年間右翼らしい活動ができなかったので、最後は華々しく行動したいと決意した」と指摘した。
これに対し弁護側は、被告が靖国参拝に批判的な財界要人の殺害を計画し、自宅周辺を下見していたことや、「ターゲット」として自民党幹部らの実名を書いたメモがあったことを、あえて公表した。
弁護側は、犯行は右翼思想に基づく政治テロだと強調。被告が、「文芸春秋」06年8月号を読んで、加藤氏が01年、「8月15日に参拝すれば日中関係は必ずもめる。15日を外せば、何とかもめないで済む」と小泉前首相に提言していたことを知ったと説明。同年の参拝が13日に前倒しされたのは、加藤氏が中国の意向をくんで小泉前首相に工作した結果と受け止め、「公憤にかられて」標的に選んだとした。
弁護士は一人で、被告の所属する右翼団体が紹介したという。
◇
堀米被告の動機について、山形県警は事件当初から、「思想性は低い」との見方を強めていた。当時、公安当局は、小泉前首相の靖国神社参拝を批判する要人へのテロを警戒して、主要な右翼団体とその構成員を監視。加藤氏の事務所にも自主的な警戒を要請していた。
だが堀米被告には目立った活動がなく、被告の所属団体を所管する警視庁と山形県警にも事前の情報はなかった。
公判で明らかになった検察側と弁護側の動機立証上の対立について、右翼団体の動向に詳しい「一水会」顧問の鈴木邦男氏は「被告側は、発言の場を求めている。検察側は保守思想と今回の事件は、別のものだとしたいのではないか」と分析。「個人的には、思想が背景にあったと思うが、別の方法で表現して欲しかった」と話した。
-
加藤紘一氏実家放火:動機で検察、弁護側対立−−初公判 /山形
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamagata/news/20070112ddlk06040251000c.html
◇警察官警備、傍聴人の持ち物検査も
山形地裁で11日に開かれた加藤紘一衆院議員(67)の実家・事務所放火事件の初公判は、右翼団体幹部、堀米正広被告(65)の動機を巡り、検察と弁護側の意見が対立した。
検察側の冒頭陳述によると、堀米被告は右翼団体幹部だが、10年近く街宣活動に参加していなかった。ギャンブルなどで借金を重ね、糖尿病に顔面神経まひも患い、仕事を辞めさせられた。「二十数年間、組織に身を置いたにもかかわらず、これといった行動がとれなかった。どうせ死ぬなら最後に華々しい行動を起こし、存在意義を示したい」と考え、犯行を決意したという。
一方、弁護側は冒頭陳述で「首相による靖国神社参拝は道義の回復のために、ぜひとも必要なこと」という信念に従って、参拝自粛を求める人たちを狙っていたと主張した。標的には「日本経済新聞社の社主」も含まれていたことを明らかにした。
同地裁には堀米被告を支援する80人以上の右翼関係者が集まり、警察官が警備に当たった。建物内でも開廷前、金属探知機で傍聴人の持ち物検査をするなど、ものものしい雰囲気に包まれた。
次回公判は2月14日で、供述調書の任意性などに関する被告人質問がある予定。【大久保渉、林奈緒美】
毎日新聞 2007年1月12日
-
自公民社連立政権が続いていたからね〜
-
読み込んでしまった。
孤言的時評
http://members.at.infoseek.co.jp/masa_n/column/column.htm
-
わいせつ図画:漫画も 出版社社長の罰金刑確定へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070616k0000m040156000c.html
露骨に性描写した漫画を出版したとして、わいせつ図画頒布罪に問われた出版社「松文館」(東京都豊島区)社長、貴志元則被告(58)に対し、最高裁第1小法廷(才口千晴裁判長)は14日付で、被告側の上告を棄却する決定を出した。漫画がわいせつ図画にあたるかどうかが初めて争われた事件で、罰金150万円とした2審・東京高裁判決(05年6月)が確定する。
被告側は「同罪は表現の自由を定めた憲法に違反する」などと無罪を主張し上告していたが、小法廷は「違憲でないことは判例で極めて明らか。裁判記録を検討しても2審の判断は正当だ」と棄却した。
問題とされたのは、全編の3分の2が性器や性交などを描写した成人向け単行本「蜜室(みっしつ)」。02年4月に一般書店で1冊920円で販売された。
1審・東京地裁(04年1月)は「身体が現実に近い形態で描かれ修正も弱く過激な性表現。わいせつ物に該当する」として懲役1年、執行猶予3年を言い渡した。2審は「わいせつ性は実写に比べて相当開きがあり、懲役刑は重過ぎる」と刑を軽くした。[高倉友彰]
毎日新聞 2007年6月15日 23時32分 (最終更新時間 6月15日 23時54分)
-
論文・書籍
管理人に寄せられた論文や社会民主主義の関連する書籍を紹介します。
http://homepage2.nifty.com/socialist-consort/Opinions/
-
安倍首相:靖国神社の「みたままつり」にちょうちん奉納
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070714k0000m010047000c.html
安倍晋三首相は13日から始まった靖国神社(東京都千代田区)の「みたままつり」にちょうちんを奉納した。肩書はなく「安倍晋三」と名前だけ書かれたものが他に奉納した約90人の国会議員のちょうちんとともに境内に並べられた。初穂料(奉納金)は一灯1万円で、私費から奉納した。
首相は今年4月の例大祭に、神前に供える真榊(まさかき)料を「内閣総理大臣」名で私費(5万円)で奉納した。
小泉純一郎前首相も、首相在任中に「小泉純一郎」と書かれたちょうちんを奉納していた。野党党首では、民主党の小沢一郎代表と国民新党の綿貫民輔代表が「衆院議員」の肩書を明記したものを奉納した。[高山祐]
毎日新聞 2007年7月13日 19時23分 (最終更新時間 7月13日 20時10分)
-
訃報:日本共産党元名誉議長の宮本顕治氏死去、98歳
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070718k0000e010083000c.html
日本共産党元名誉議長の宮本顕治(みやもと・けんじ)氏が18日午後2時33分、老衰のため、東京都内の病院で死去した。98歳。自宅は東京都多摩市連光寺1の31の28。
1958年に書記長に就任し党の実権を掌握。(1)国会で多数派を形成し政権を目指す平和革命(2)外国の共産党の影響を受けない自主独立路線−−に代表される「宮本路線」(綱領路線)を推し進め、現在の共産党の基礎を築いた。1997年を境に党の活動の一線から退いた。その後、党指導部は綱領見直しなど柔軟路線を進める一方で、宮本氏が敷いた基本路線を維持している。戦前、戦後を通して日本の左翼運動の一翼を担ったカリスマだった。
宮本氏は08年、山口県光井村(現在の光市)の肥料米穀商の長男として生まれ、旧制松山高校から東大経済学部に進んだ。東大在学中の29年に芥川龍之介を批判した「敗北の文学」で雑誌「改造」の懸賞文芸評論1等になり、以降プロレタリア文学運動の理論的担い手になった。
共産党入党は31年。翌年、党員文学者の故宮本(旧姓中条)百合子さんと結婚、間もなく地下に潜った。33年に中央委員となったが、同年暮れにいわゆる「スパイ査問事件」で逮捕され、治安維持法違反などで終戦直後の45年10月まで、網走刑務所などで12年近い獄中生活を送った。この間、非転向を貫いた。
戦後45年12月の第4回党大会で、再び中央委員に。徳田球一書記長(当時)らと対立し一時反主流派に身を置いたが、党再建を図る58年の第7回党大会で書記長に選出され、70年に幹部会委員長、82年に議長に就任。この間不破氏らを要職につけ、最高実力者の地位を確立した。77年から、参院議員を2期。94年6月に一過性脳虚血発作で入院してから体力の衰えが目立ち、97年9月の第21回党大会で名誉議長となり、一線を退いた。同大会直後の10月の常任幹部会に出席した後、公の場に姿を見せておらず、2000年11月の第22回党大会ではほかの名誉職と横並びの「名誉役員」となった。
対外的には旧ソ連、中国の両共産党と距離を置く「自主独立」路線を確立。特に中国共産党とは66年、ベトナム侵略に反対する国際的な統一行動にソ連を入れるべきでないと主張する毛沢東主席(当時)に対し、訪中した宮本氏が強く反発して会談が決裂。その後、関係断絶に至ったが、不破氏が98年7月に訪中、江沢民総書記と首脳会談を行い、32年ぶりに関係を正常化した。
国内的には、議会重視の平和革命路線をとり、民主主義に対立する「プロレタリアート独裁」の用語を党綱領から削除、「マルクス・レーニン主義」も「科学的社会主義」に置き換えた。ソ連・東欧の共産主義政権崩壊の際は「ソ連型社会主義の敗北で、日本共産党は違う」と強調、党員の動揺を抑えた。
毎日新聞 2007年7月18日 15時42分 (最終更新時間 7月18日 17時03分)
-
中ソが日本共産党に多額の資金援助=50〜60年代、CIAが掌握
7月19日18時0分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070719-00000129-jij-int
[ワシントン19日時事]18日に死去した日本共産党の宮本顕治元議長が「自主独立路線」を築く以前の1950〜60年代、同党が旧ソ連や中国から多い年で年間計40万ドルの資金提供を受けていたとの情報を米中央情報局(CIA)がつかんでいたことが、機密指定を最近解除されたCIA報告書で明らかになった。
日本共産党がソ連から資金援助を受けていたことは、ソ連崩壊後に解禁されたロシアの公文書で判明しているが、CIAも中国ルートを含めた資金の流れを掌握していたことが分かった。報告書は、共産党に対する外国の年間資金援助額を30万〜40万ドルと見た場合、同党年間収入の約4分の1に達していたことになると指摘している。
最終更新:7月19日18時0分
-
終戦記念日に拘るというのは遺族会に哀悼の誠を捧げていると云う事なんだな。
小泉前首相が靖国参拝 2年続けて終戦記念日に
http://www.asahi.com/politics/update/0815/TKY200708150096.html
2007年08月15日10時41分
小泉前首相は15日午前8時20分ごろ、東京・九段北の靖国神社に参拝した。首相だった昨年に続き、小泉氏は2年連続で終戦記念日の参拝を選んだ。安倍首相や安倍内閣の閣僚による参拝は予定されていないが、この日は朝から国会議員による個人参拝や集団参拝が相次いだ。
小泉氏は車で靖国神社を訪れ、モーニング姿で本殿に上がった。同神社によると、肩書はつけずに「小泉純一郎」と個人名を記帳し、供花料を私費で払ったという。供花料の金額や参拝形式は「一個人の参拝について明らかにしない」としている。
小泉氏は参拝後、記者団の問いかけにはいっさい答えず、無言のまま境内を立ち去った。
また、日本遺族会会長の古賀誠・元自民党幹事長は同日朝、昇殿せずに参拝した。記者団から安倍内閣の閣僚による参拝がないことを問われると、古賀氏は「一人ひとりの心の問題だ。たまたまお一人も都合がつかなかったということもあるのだろう」と答えた。
このほか、超党派の国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長=島村宜伸・元文相)も同日午前、集団参拝した。
-
インドネシアの女子高生向け処女検査、抗議受け中止に
2007年 08月 20日 15:24 JST
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-27463920070820
[ジャカルタ 20日 ロイター] インドネシア西ジャワ州のインドラマユの町で、女子高生を対象に処女検査を実施する計画があったものの、一般市民からの抗議を受けて中止となった。複数の現地メディアが報じた。
携帯電話で配信された、2人の高校生が性交渉を行う動画を見た同町の幹部が、処女検査を提案したといわれている。
地元オンライン・ニュース・サービス「Detik.com」は、「多くの人たちが反対したので、(計画を)断念した」という同幹部の話を引用した。
同幹部からのコメントは得られなかったが、複数の報道によると、同幹部は生徒たちが婚前交渉を行わないようにするため、別の防止策を検討しているという。
英語紙のジャカルタ・ポストは、生徒、親、活動家たちが、同計画を「人権侵害」ととらえていた、と伝えた。
世界最大のイスラム教徒を抱えるインドネシアでは、多くの者が「純潔さ」を重視する一方で、若者世代では婚前交渉も珍しい話ではなくなっている。
-
こんなの教育ではなく思想だよなあ。
次期の教科書、自由社から出版 つくる会が発表
http://www.asahi.com/national/update/0907/TKY200709070325.html
2007年09月07日19時13分
「新しい歴史教科書をつくる会」(会長・藤岡信勝拓殖大教授)は7日、次期の教科書は自由社(東京)から出版する、と発表した。年度内に予定されている学習指導要領改訂を受けて、中学の歴史と公民の教科書を出す予定。藤岡会長は「数社から名乗りがあり、つくる会の教科書を出すのに最もふさわしいと判断した」と語った。自由社は月刊誌「自由」などを出版している。
これまでつくる会の教科書を発行し、現在は断絶状態となっている扶桑社(同)は、新しく作った子会社の育鵬社から別の教科書を出す方針。
-
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/4001-4007
>保守勢力の後退
日本会議会長の発言だと保守路線の後退ってのは靖国に参拝して憲法を改正するってゆう薄っぺらいものの様だ。
アメリカと財界の二本柱の戦後の保守本流ってのは消えて無くなってしまったんでしょうかねぇ?
少なくとも冷戦崩壊とソ連と左翼が無くなってから靖国と憲法改正と結びついた西側陣営としての日本と云う位置づけの稀少性を保守陣営は失って思想的になったか?
日本会議国会議員懇:設立10周年…保守路線後退を懸念
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071007k0000m010045000c.html
保守派の有識者による「日本会議」と国会議員でつくる「日本会議国会議員懇談会」は6日、設立10周年の記念大会を東京都内で開いた。同会議会長の三好達・元最高裁長官はあいさつで、福田康夫首相について「はなはだ遺憾ながら、靖国神社に参拝しないことを明言し、所信表明演説で憲法改正にまったく触れなかった」と批判。「戦後レジームからの脱却」を唱えた安倍晋三前首相の退陣を踏まえ「これまでの流れに対する揺り戻しが危惧(きぐ)される」と指摘し、保守路線後退に強い懸念を示した。
大会には、同懇談会会長の平沼赳夫元経済産業相のほか山谷えり子首相補佐官、民主党の松原仁衆院議員ら国会議員を含む約3000人が出席。平沼氏は「守るべき伝統をしっかり守っていくことが必要だ」と強調した。【堀井恵里子】
毎日新聞 2007年10月6日 19時49分
-
国政の人権擁護法案の試金石に成るだけに運用して見て欲しかったが。
県人権救済条例:廃止へ 検討委が意見書、知事初表明 /鳥取
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20071103ddlk31040056000c.html
県人権救済条例を見直す検討委員会(会長、永山正男・鳥取大副学長)は2日、「(凍結中の現条例による)加害者の氏名公表や調査拒否の過料など強権的な手法は慎重であるべきだ」などとして事実上、現条例の廃止を求める意見書を、平井伸治知事に提出した。平井知事は「いずれ廃止することは避けられない」と述べ、現条例を廃止する考えを初めて表明した。
06年5月から計18回の委員会を経て10月18日にまとまった意見書では「人権問題を広く対象とし、準司法的に取り扱う現行条例は十分に機能しない」などと指摘。▽公務員による侵害に限定した救済条例▽家庭内の虐待を除き、十分な救済制度のない子どものための救済条例▽障害者や外国人などへの差別行為に限定した差別禁止条例−−などを制定し人権侵害の対象を限定する案や、相談、紹介、施策提言機能を充実する施策の必要性などを提言している。
平井知事は、現条例廃止の時期について「廃止すればいいのではなく、今後どう施策を進めていくか考えることが大事」として、各担当部局で新たな条例や予算措置などによる施策を整備した上で、廃止する考えを示した。
意見書を提出した永山会長は「条例をどう扱うかは政治に任せたい。個人の尊重のために提案した施策について検討してもらいたい」としている。【田辺佑介】
毎日新聞 2007年11月3日
-
結局はこの法案,解放同盟の糾弾会・つるし上げみたいなのが合法化されてしまうのではないかと云うのが一番の懸案事項なんじゃないのか?
伊吹幹事長「私の人権が侵害された!」
2007.11.30 23:48
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071130/stt0711302348010-n1.htm
人権擁護法案の審議機関である自民党人権問題調査会(会長・太田誠一元総務庁長官)が、12月3日の活動再開を前に早くも足並みが乱れ始めた。伊吹文明幹事長は顧問就任を「了承していない」と不快感を表明。他のメンバーも「事後承諾だった」と不満をもらしており、来年の通常国会提出に向け、意見がまとまるか微妙な情勢だ。
「何の了解もなく顧問にさせられ、私の人権は侵害された。よって、もう会合には行かない!」
30日午前、党総務会終了後、伊吹氏は、太田氏に厳しい口調でこう通告し、釈明も聞かずにその場を後にした。
同調査会は福田政権発足後の11月9日、新体制を決定。伊吹氏ら党四役に加え、青木幹雄前参院議員会長、山崎拓元副総裁らが顧問となる重厚な布陣を敷いた。反対派の安倍晋三前首相の牽制(けんせい)を狙ってか、盟友の塩崎恭久元官房長官を会長代理に就任させた。
だが、伊吹氏は顧問就任を知らなかったとみえ、30日の記者会見でも「私の人権がまったく無視されたまま、顧問就任と報道され非常に問題だ」と強い不快感を表明。直後に太田氏に顧問就任を正式要請されて“キレた”ようだ。
人権擁護法案は党内が賛否二分しており、2年前も推進派と反対派が激しく対立した。古賀誠選対委員長ら推進派は来年の通常国会への再提出を目指すが、反対派は提出阻止に向けネットワークを広げつつある。
「勘の鋭い伊吹氏は党内の空気を察して防波堤を張ったのでは」(閣僚経験者)との見方もあり、「自分の会長就任も報道で知った」と漏らす太田氏も頭を抱えている。
-
浅田彰【「J回帰」の行方】
http://www.kojinkaratani.com/criticalspace/old/special/asada/voice0003.html
『VOICE』2000年3月号(PHP研究所)
2000年になって振り返ってみると1990年代の日本文化を「J回帰」という言葉で特徴付けられるのではないかと思う。J? JAPANのJである。
それは「J‐POP」というネーミングから始まった。中身は「洋楽」に対して「邦楽」と呼ばれていたものと大差ない。ただ、「J‐POP」というと、いかにもポップな、しかし日本的で身近な感じがする、というわけだ。それに追随したのが「J文学」である。「渋谷系」の若者の、ポップな、しかし背伸びすることのない等身大の生活を描いた「クズ小説」(秀実)の類が、このネーミングによって一躍脚光を浴びることになったのである。
知的な領域で起こった日本回帰現象もそれと無縁ではないだろう。たとえば、90年代の論壇・文壇で活躍した福田和也の場合。彼は、フランス文学研究者だった頃から、フランス人の隠したがる対独協力文学者を研究するといった批評的な悪意を持ち合わせていた。だが、パリで日本人留学生がプルーストの手稿に群がる姿への違和感を抑えきれなくなった彼は、ついにフランスを捨て、日本に回帰する。とはいえ、パンク右翼を自称する彼の日本回帰は、あくまでも表層的な模像(シミュラクル)としての日本への回帰――「J回帰」だったというべきだろう。
この福田和也の「J回帰」に、若い批評家たちも追随する。たとえば、80年代に一見コスモポリタンなポストモダン・アートを紹介していた椹木野衣は、90年代になると、サブカルチャーばかりがはびこる「悪い場所」としての日本で畸形的な発展を遂げた「日本・現代・美術」――いわば「Jアート」に力点を置くようになった。前回紹介した水戸芸術館での「日本ゼロ年」展はそのマニフェストである。また、デリダ研究でデビューした東浩紀も、彼によればサブカルチャーよりさらに土着的なものである日本の「おたく文化」(たとえば日本の貧しい都市の風景の上にSF的なイメージを重ね描きするアニメ)に足場を置いて、新たな「J批評」を展開しようとしている(*)。そこからは、80年代のポストモダニズムは、日本という条件を忘れた表面的なコスモポリタニズムとして批判されるのである。
繰り返すが、このような日本回帰の対象は、あくまでもサブカルチャーや「おたく文化」の日本なのであって、伝統の日本ではない。その意味で、それは「J回帰」と呼ぶにふさわしいだろう。
-
>>312-313
ちなみに、昨年の天皇即位十周年記念式典を見ていると、天皇制さえ「J天皇制」に変質したかに見える。かつて「大日本帝国」は「皇紀二千六百年」を記念する音楽をリヒャルト・シュトラウスらに委嘱した。一昔前でも、天皇のための「奉祝曲」といえば、黛敏郎のような作曲家が作っていただろう。ところが、先の式典では、首相のまわりをGLAYやSPEEDが囲み、元X JAPANのYOSHIKIが「奉祝曲」を演奏したのである。皇室の伝統的なイメージなどかなぐり捨ててでも大衆――とくに若者に迎合しようとするポピュリズムが、アルファベットだらけの「J‐POP」で飾り立てられた「J天皇制」を生む。それに対して、昔ながらの天皇制批判の立場からYOSHIKIに公開質問状を出した左翼知識人もいた。だが、そんなことをしても「暖簾に腕押し」だろう。おそらく、問題は、日本の伝統の核としての天皇制というより、「J回帰」の焦点としての「J天皇制」なのだ。
大きく言うと、このような「J回帰」はかなりの程度まで経済的に決定されていると見ていいだろう。フレドリック・ジェイムソンの指摘を待つまでもなく、ポストモダン消費社会のコスモポリタニズムは、名実ともにボーダーレスとなった世界資本主義の文化的表現である。現在でもそのような多文化主義(マルチカルチュラリズム)が世界の大勢であるには違いない。だが、とくに日本の場合、80年代の好況から90年代の不況への転換の中で、そうした世界資本主義への反発のほうが前面に出て、「J回帰」につながっていったのである。
おそらくここに「J回帰」のどうしようもない浅薄さがある。かつて内村鑑三はJAPANのJとJESUS(キリスト教)のJの緊張の中で思考しようとした。次の世代では、外から与えられた絶対的なドグマという意味で、共産主義がキリスト教に取って代わった。いずれにせよ、そこではJは苛烈なイデオロギー闘争の只中にあったのだ。だが、いまの「J回帰」を条件付けているのは、グローバルな経済というなまの現実でしかない。90年代に不況の中でグローバル化の波に晒された日本が、文化のレヴェルで自閉しようとする。「J回帰」とはおそらくその徴候にほかならないのだ。それは不況が終わるまで続くのだろうか。それは一体いつのことなのだろうか。
(*) たとえば、東浩紀「オタクから遠く離れてリターンズ」『QUICK JAPAN』vol.21、とくに190〜191頁を見よ。もちろん、東浩紀はオタク的ナショナリズムを肯定するのではなく、むしろ、それを踏まえた上での批評/批判の重要性を強調している。ここではそのような姿勢を全体として「J批評」と呼んでいる。
付記:
このコラムを書いたとき、1年あまり後にX JAPANの曲が小泉純一郎の率いる自由民主党のテーマ・ソングとなることまでは、さすがに予想していなかった。
-
面白い。
ユートピア研究
http://www.geocities.com/genitolat/Utopia/index.html
1.ピューリタンの民主主義社会
2.クエーカーたちの理想都市
3.シェーカーズ教徒村
4.イエズス会のミッション
5.ユートピア社会主義者の夢
6.オーウェンの協同組合
7.フリエの生産・消費協同社会
8.ロシアの農民ユートピア国
9.トルストイの「イワン王国」
10.ガンジーのインド独立国家
11.武者小路実篤の「新しき村」
12.毛沢東の「人民公社」
13.伊藤勇雄の人類文化学園
14.農大生たちの「杉野農場」
15.ブラジルの弓場農場
16.シュタイナー「ひびきの村」
17.ヤマギシ会「ヤマギシの村」
18.脱日本運動の「ノアの方舟」
19.パラグアイのメノニータ社会
20.モルモンの理想郷ユタ
21.アドベンチストの学園村
22.イスラエルのキブツ
23.エホバの証人の地上天国
24.デンマークの共同体
25.ヒッピーの生活共同体
26.マレーシアのイスラム村
27.ドイツの学生生活共同体
28.宮沢賢治のイーハトーブ
29.宮崎駿のユートピア文学
30.南米の理想郷「インカ都市」
31.万国の架け橋「琉球王国」
32.国宝美術作品の理想郷図
33.理想的未来都市ブラジリア
34.秘密のユートピア
35.都市工学のユートピア:海市
36.宇宙空間のユートピア計画
37.ユートピア的企業例:トヨタ
38.ユートピア的企業精神:松下
39.ユートピアを模索する産業
40.ユートピア商売のリゾート産業
41.フィンドホーン共同体
42.光の都市ダマヌール
43.生産勤労共同体:共働学舎
44.共生共存企業:わっぱの会
45.無所有奉仕共同体:一燈園
46.小さな共同社会:癒しの郷
47.宗教的社会福祉企業大倭教
48.理想的社会造りのNPO
-
悪質な検閲である。まぁ稲田など次ぎの改選で消えて無くなるからいいだろうけどよ。
だいたいこういう右派議員は日本の評判を落とす反日的な議員である。
心ある国民はこういう右翼議員全員をお国の為に叩き落とさねばならんね( ´_ゝ`)
靖国映画「事前試写を」 自民議員が要求、全議員対象に
2008年03月09日03時24分
http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY200803080237.html
靖国神社を題材にしたドキュメンタリー映画の国会議員向け試写会が、12日に開かれる。この映画は4月公開予定だが、内容を「反日的」と聞いた一部の自民党議員が、文化庁を通じて試写を求めた。配給会社側は「特定議員のみを対象にした不自然な試写には応じられない」として、全国会議員を対象とした異例の試写会を開くことを決めた。映画に政府出資の基金から助成金が出ていることが週刊誌報道などで問題視されており、試写を求めた議員は「一種の国政調査権で、上映を制限するつもりはない」と話している。
映画は、89年から日本に在住する中国人監督、李纓(リ・イン)さんの「靖国 YASUKUNI」。4月12日から都内4館と大阪1館でのロードショー公開が決まっている。
李監督の事務所と配給・宣伝会社の「アルゴ・ピクチャーズ」(東京)によると、先月12日、文化庁から「ある議員が内容を問題視している。事前に見られないか」と問い合わせがあった。マスコミ向け試写会の日程を伝えたが、議員側の都合がつかないとして、同庁からは「試写会場を手配するのでDVDかフィルムを貸して欲しい。貸し出し代も払う」と持ちかけられたという。
同社が議員名を問うと、同庁は22日、自民党の稲田朋美衆院議員と、同議員が会長を務める同党若手議員の勉強会「伝統と創造の会」(41人)の要請、と説明したという。同庁の清水明・芸術文化課長は「公開前の作品を無理やり見せろとは言えないので、要請を仲介、お手伝いした」といい、一方で「こうした要請を受けたことは過去にない」とも話す。
朝日新聞の取材に稲田議員は、「客観性が問題となっている。議員として見るのは、一つの国政調査権」と話す。同じく同党議員でつくる「平和靖国議連」と合同で試写会を開き、試写後に同庁職員と意見交換する予定だったという。
「靖国」は、李監督が97年から撮影を開始。一般の戦没遺族のほか、軍服を着て自らの歴史観を絶叫する若者や星条旗を掲げて小泉元首相の参拝を支持する米国人など、終戦記念日の境内の様々な光景をナレーションなしで映し続ける。先月のベルリン国際映画祭などにも正式招待された。アルゴの宣伝担当者は「イデオロギーや政治色はない」と話すが、南京事件の写真で一部で論争になっているものも登場することなどから、マスコミ向けの試写を見た神社新報や週刊誌が昨年12月以降、「客観性を欠く」「反日映画」と報道。文化庁が指導する独立行政法人が管理する芸術文化振興基金から06年度に助成金750万円が出ていたことも問題視した。同基金は政府出資と民間寄付を原資とし、運用益で文化支援している。
稲田議員は「表現の自由や上映を制限する意図はまったくない。でも、助成金の支払われ方がおかしいと取り上げられている問題を議員として検証することはできる」。
アルゴ側は「事実上の検閲だ」と反発していたが、「問題ある作品という風評が独り歩きするよりは、より多くの立場の人に見てもらった方がよい」と判断し、文化庁と相談のうえで全議員に案内を送った。会場は、同庁が稲田議員らのために既におさえていた都内のホールを使う。
李監督は「『反日』と決めつけるのは狭い反応。賛否を超えた表現をしたつもりで、作品をもとに議論すべきだ」と話す。
-
大昔に立て逃げされたスレを削除するに当たり移動。
古けりゃいいってんなら皇族には猿語でも喋らせときゃいいんだ。
皇族方の外国語使用を制限すべし
1 名前:波江究一 投稿日: 2003/03/22(土) 18:57
皇族方の公式の場にての外国語使用を制限すべし 波江究一
国歌案及び大嘗祭を京都にて行ふべき旨提案致しておきました。
その動機としては、
縁起でも無いこといふやうですが、昨年の高円宮様の頓死は
皇祖皇宗の神霊のお怒りの触れて身代はりになられたと受け止め
てゐます。次に皇后様がお出かけ先で英語講演に及ばれる暁には
ご帰国の際には皇太后になつてをられませう。
その文明生みなした王朝の子孫が、その文明の真髄たる国語を
控へい、下にをらうといふが如きことはなさるべきでは無い。
言語は危険物です。
外国の元首使臣接遇に於て意思疎通に滞り無きやう英語活用な
さるは大いに結構ですが、国民にむけてやらかされては日本語
及び日本文明がギャグになつてしまひます。荒井注の天皇ギャグ
まがひのことを本物の皇室の方が、真顔でなさるべきでは無い。
天皇タイ訪問の際英語で挨拶あられた時以後の皇族方の言語の
扱ひは以後先例として採用すべからず、その旨不文律とするか、
明記すべきなるか。いづれにしてもあの方々の言語能力は見せ
びらかす為にある物では無いのです。国全体のツキを保つ為に
もご自戒あつて然るべきでせう。まして児童文学とは皇后様
個人の趣味にすきごませんからね。国民を付き合はすべからず
天皇皇后の立場でそれをなすつては、日本は英語文明の正朔を
奉ずる、支配に従属すると宣言したも同じ効果を伴つてしまひます。
-
街宣車って登録が必要なんかと思ったらそもそも車輌としての登録であった。
それにしてもカネが集まらずに困窮してたのなら誠に結構な話である。
右翼団体本部長にして会社員だそうだなどんな会社に勤めてるんでしょうかね。普段は普通の会社員なんでしょうか?
未登録街宣車を運行、容疑の右翼幹部逮捕 静岡南署
02/25 14:49
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20090225000000000053.htm
車両のナンバー登録を怠り、自賠責保険の契約も結ばずに大型街宣車を運行したとして、静岡南署と県警警備課は25日、道路運送車両法違反などの疑いで、藤枝市岡部町子持坂、右翼団体本部長、会社員の容疑者(39)を逮捕した。
調べでは、容疑者は昨年11月22日午後6時ごろ、藤枝市内の路上で、ナンバーが未登録で、自賠責保険の契約もしていない大型街宣車を運行した疑い。失効の告示を受けた臨時運行許可番号標(仮ナンバー)を取り付けて走っていたという。
大型街宣車は観光バスを改造した車両。車体の側面に右翼の団体名などが記されていた。2月に入り、静岡市駿河区の「道の駅・宇津ノ谷峠」の駐車場に止めたままになっていたため、利用者から県警に苦情が寄せられていたという。同署などは大型街宣車を押収するとともに、事務所など関係先を家宅捜索した。
県警によると、同団体は同市葵区に総本部事務所がある県内最大勢力の右翼団体の1つ。県内各地で街宣車を使った活動を展開しているという。
-
まっ安保スレ対象の話題じゃあないな。。
田母神氏、講演引っ張りだこ 「言論タブー」照らし出す
2009.2.28 23:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090228/plc0902282302005-n1.htm
日本の「侵略戦争」を否定した論文を執筆して航空幕僚長を解任された田母神俊雄氏(60)が、全国の講演で引っ張りだこになっている。2月の講演回数は計24回にもおよび、3月1日には米ロサンゼルス在住の日本人に招かれ渡米する。一方、防衛省への配慮から講演を延期する団体も現れるなど、“田母神人気”は言論タブーの存在も照らし出しているようだ。
「『核兵器を持たない方が安全』と言うのは、日本の政治家だけ」「東京裁判は復讐(ふくしゅう)劇だ」「(植民地支配を謝罪した)村山談話を踏まえた幹部教育をしたら、自衛隊はつぶれる」
歯に衣着せぬ物言いに、会場から拍手が頻繁にわき起こる。建国記念の日の2月11日、東京都新宿区の日本青年館で行われた田母神氏の講演会には、定員300人の会場に、立ち見でも入り切れないほどの聴衆が詰めかけた。主催者によると、用意した700部のパンフレットはすべてなくなったという。
コラムニストの勝谷誠彦氏は、田母神人気について「日本の防衛に30年以上奉職してきた実体験の重みを聴衆は感じており、保守派の言論人の発言とは一線を画している」と話す。
2月の講演は半数が東京都内で行われ、ほかは秋田、新潟、千葉、神奈川、愛知、愛媛、広島と全国にわたる。4、19の両日には会場3カ所をはしごした。
3月1日のロス講演の主催者は「田母神氏を更迭した麻生首相らの決断は不可解で、報道を聞いても日本で行われていることの真実が見えてこない。米在住の日本人に、田母神氏の言わんとするところを直接聞いてもらいたい」と話す。
-
>>318-319
日本の「侵略戦争」を否定した論文を執筆して航空幕僚長を解任された田母神俊雄氏(60)が、全国の講演で引っ張りだこになっている。2月の講演回数は計24回にもおよび、3月1日には米ロサンゼルス在住の日本人に招かれ渡米する。一方、防衛省への配慮から講演を延期する団体も現れるなど、“田母神人気”は言論タブーの存在も照らし出しているようだ。
「『核兵器を持たない方が安全』と言うのは、日本の政治家だけ」「東京裁判は復讐(ふくしゅう)劇だ」「(植民地支配を謝罪した)村山談話を踏まえた幹部教育をしたら、自衛隊はつぶれる」
歯に衣着せぬ物言いに、会場から拍手が頻繁にわき起こる。建国記念の日の2月11日、東京都新宿区の日本青年館で行われた田母神氏の講演会には、定員300人の会場に、立ち見でも入り切れないほどの聴衆が詰めかけた。主催者によると、用意した700部のパンフレットはすべてなくなったという。
コラムニストの勝谷誠彦氏は、田母神人気について「日本の防衛に30年以上奉職してきた実体験の重みを聴衆は感じており、保守派の言論人の発言とは一線を画している」と話す。
2月の講演は半数が東京都内で行われ、ほかは秋田、新潟、千葉、神奈川、愛知、愛媛、広島と全国にわたる。4、19の両日には会場3カ所をはしごした。
3月1日のロス講演の主催者は「田母神氏を更迭した麻生首相らの決断は不可解で、報道を聞いても日本で行われていることの真実が見えてこない。米在住の日本人に、田母神氏の言わんとするところを直接聞いてもらいたい」と話す。
-
木下商店の賠償ビジネスでエージェントとして動き、しかもそれを小説で取り上げた梶山季之を訴えた猛女だからなぁ・・・・・警察にまで文句言ってるし (;゚Д゚)
http://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10245914101.html
デヴィ夫人、右翼とトラブル 街宣車に植木鉢投げる
http://www.asahi.com/national/update/0420/TKY200904200313.html
2009年4月20日20時15分
故スカルノ元インドネシア大統領夫人でタレントのデヴィ・スカルノさん(69)の東京都渋谷区神山町の自宅前で19日午前9時半ごろ、街宣車で乗り付けた右翼団体の男性とデヴィさんが口論となるなどの騒動があった。渋谷署は、街宣車の一部やデヴィさんのカメラが壊れたとして、双方から器物損壊の疑いで事情を聴いている。
同署によると、右翼団体が北朝鮮のミサイル発射問題を巡るデヴィさんの発言に対して抗議活動をしたところ、デヴィさんは街宣車に向かって自宅2階から植木鉢を投げたという。その後、男性とデヴィさんが路上で口論になり、男性はデヴィさんのカメラを壊したとしている。
デヴィさんは自身のブログで、5日の北朝鮮によるミサイル発射実験は「人工衛星だ」などと主張 http://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10235856625.html 。10日に北朝鮮を訪問する http://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10238819113.html と記していた。
-
安保スレじゃあなくこっちが適当かな。
田母神講演は「真の平和構築の道考えるため」主催者が意見広告
2009.7.27 18:16
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090727/plc0907271816003-n1.htm
元航空幕僚長、田母神(たもがみ)俊雄氏を原爆記念日(8月6日)に広島市内に招いて開催予定の講演会「ヒロシマの平和を疑う〜田母神俊雄氏が語る、広島発真の平和メッセージ」に秋葉忠利同市長が日程変更を要請した問題で、主催者の「日本会議広島」は講演会を予定通り開催することを決め、27日付の中国新聞朝刊に意見広告を掲載した。
意見広告は「核兵器のない世界」は主催者の願いと強調。一昨年以降、秋葉市長が「広島平和宣言」で北朝鮮の核について言及しておらず、「核兵器や戦争がない世界」の実現には「その精神を掲げつつ、現実的脅威に万全を期して備えることが必要」と指摘した。
北朝鮮のミサイルや核実験強行など現実の脅威を踏まえ、再び核兵器の犠牲にならないよう考えることが「真の平和構築の道」と、企画趣旨を説明した。主催者側は市の要請を受けて検討した結果、講演会を開催すると市側に伝えた。満席となった今でも参加したいという問い合わせが殺到しているという。
講演会には秋葉市長が「表現の自由は尊重する」としつつも「被爆者や遺族の悲しみを増す恐れがある」というのが「広島市の立場」として日程変更を要請。広島県原爆被害者団体協議会など7団体も連名で抗議していた。同市は意見広告について「把握していない」としたうえで、主催者側にも「特に現時点でコメントするつもりはない」(平和推進課)とした。
-
靖国、衆参44議員が参拝 閣僚は野田担当相のみ 首相、鳩山代表の姿なく
2009.8.15 19:37
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090815/plc0908151948006-n1.htm
靖国神社を参拝し、手を振る野田消費者相=15日午後1時28分、東京・九段北
64回目の終戦の日を迎えた15日、小泉純一郎、安倍晋三の両元首相をはじめ、前衆院議員と参院議員44人が東京・九段北の靖国神社を参拝した。閣僚で参拝したのは野田聖子消費者行政担当相一人だけ。麻生太郎首相や民主党の鳩山由紀夫代表は参拝しなかった。
超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・島村宜伸元農水相)は15日午前、計36人が集団で参拝。政府関係者では佐藤剛男法務副大臣、岸信夫防衛政務官、萩生田光一文科政務官ら、民主党からは松原仁前衆院議員、前田武志、羽田雄一郎両参院議員ら4人が参加した。
参拝後、島村氏は、首相の参拝見送りを「衆院選を目前に控え自民党にも参拝に賛同する人、反対する人がいる。いろいろおもんぱかって自粛したのではないか」と説明。国立追悼施設建設構想については「英霊の率直な気持ちがどこにあるかに考えの基本を置くべきだ。無意味だ」と批判した。
-
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news2/20090825-OYT1T01068.htm
前空幕長「広島平和記念式典は左翼運動」と発言
前航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏が25日、宮崎市の繁華街で、衆院選宮崎1区に立候補している無所属前議員の応援演説を行い、広島市で6日に行われた平和記念式典(原爆死没者慰霊式・平和祈念式)について「日本弱体化の左翼運動」などと発言した。
田母神氏は広島原爆忌の6日に広島市で講演したことに触れながら、式典の参列者について「広島市民も広島県民もほとんどいない。原爆の被爆者も、被爆者の2世もほとんどいない」「並んでいるのは全国からバスで集まってきた左翼ばかり」などと述べた。
この発言に対し、広島県原爆被害者団体協議会の坪井直(すなお)理事長は「真実とはほど遠い。相手にもしたくないが、間違ったことが風評になることは止めなければいけない」と憤る。広島市原爆被害対策部の担当者は「事実誤認であり、コメントできない」としている。
(2009年8月25日20時35分 読売新聞)
-
http://www.sankei-kansai.com/2009/09/29/20090929-015134.php
2009年9月29日
大型街宣車、姿消す 右翼にも排ガス規制の波
車の排ガス規制の強化に伴い、右翼団体の街宣活動の象徴的な存在だった大型街宣車が、大阪府内では数台にまで激減していることが29日、府警への取材で分かった。規制対象外の小型車に乗り換えたり、街宣車を廃止したりする団体が相次いでおり、中には徒歩でのデモ行進に切り替える動きも。府では10月から排ガス規制がさらに強化される予定で、府警幹部は「他府県からの流入も含め、府内で活動する大型街宣車はほぼなくなるのでは」とみている。
第二次大戦末期に対日参戦した旧ソ連への抗議活動が集中する8月9日の「反ロシアデー」。日曜日となった今年は、六十数台の街宣車が大阪府豊中市の在大阪ロシア連邦総領事館前などで街宣活動を繰り返した。ただほとんどが乗用車のワゴン車などを改造した中、小型の街宣車で、確認できた大型街宣車は他県ナンバーの1台だけだった。
警察関係者によると、右翼団体が街宣車を本格的に使うようになったのは、昭和40年代後半から。警察白書には49年に「宣伝カー」の記述が初めて登場した。現在、活発に活動する右翼団体は全国で約900団体(構成員約1万人)で、約1800台の街宣車があるとみられている。
大型街宣車だけに絞った統計はないが、府警関係者によると、排ガス規制が始まる平成4年ごろまでは、府内でも活動集中日には100台前後の街宣車の大隊列が確認され、半数以上が大型バスなどを改造した大型街宣車だった。
しかし、排ガス規制の強化とともにその数は減少。府警が規制区域外の他府県で車を不正に登録する「車庫飛ばし」の摘発に乗り出したこともあって、街宣車自体が減り、なかでも大型街宣車は数台程度になっている。
排ガス浄化装置を取り付ければ規制区域でも登録できるが、1台の設置費は数十万円から百数十万円。景気低迷の中、コスト面からも大型街宣車の維持が困難になっているという。
さらに大阪府では10月から、他府県で登録した特殊自動車が府内の規制区域で業務する場合も、排ガス基準の適合が義務付けられる。
このため、規制対象外の小型乗用車に乗り換える動きが広がっているほか、街宣車を廃止し他団体の車に相乗りしたり、徒歩でデモ行進をしたりする団体も。府警幹部は「排ガス規制の強化によって、活動形態が変わるという思わぬ効果が出てきた」と分析する。
大阪市に本部を置く右翼団体幹部は「駐車場代が月28万円に膨らんだといって、大型街宣車を泣く泣く手放した活動家もいる。維持費を考えれば、街宣車の小型化は時代の流れ。大型車で大音響の軍歌を流して回るような活動ではなく、われわれの主張に耳を傾けてもらえる方法を考えていく必要がある」と話した。
(2009年9月29日 14:39
-
排ガス規制で街宣カーを根絶やしに♪
いいこんだw
2009年9月29日
大型街宣車、姿消す 右翼にも排ガス規制の波
http://www.sankei-kansai.com/2009/09/29/20090929-015134.php
車の排ガス規制の強化に伴い、右翼団体の街宣活動の象徴的な存在だった大型街宣車が、大阪府内では数台にまで激減していることが29日、府警への取材で分かった。規制対象外の小型車に乗り換えたり、街宣車を廃止したりする団体が相次いでおり、中には徒歩でのデモ行進に切り替える動きも。府では10月から排ガス規制がさらに強化される予定で、府警幹部は「他府県からの流入も含め、府内で活動する大型街宣車はほぼなくなるのでは」とみている。
第二次大戦末期に対日参戦した旧ソ連への抗議活動が集中する8月9日の「反ロシアデー」。日曜日となった今年は、六十数台の街宣車が大阪府豊中市の在大阪ロシア連邦総領事館前などで街宣活動を繰り返した。ただほとんどが乗用車のワゴン車などを改造した中、小型の街宣車で、確認できた大型街宣車は他県ナンバーの1台だけだった。
警察関係者によると、右翼団体が街宣車を本格的に使うようになったのは、昭和40年代後半から。警察白書には49年に「宣伝カー」の記述が初めて登場した。現在、活発に活動する右翼団体は全国で約900団体(構成員約1万人)で、約1800台の街宣車があるとみられている。
大型街宣車だけに絞った統計はないが、府警関係者によると、排ガス規制が始まる平成4年ごろまでは、府内でも活動集中日には100台前後の街宣車の大隊列が確認され、半数以上が大型バスなどを改造した大型街宣車だった。
しかし、排ガス規制の強化とともにその数は減少。府警が規制区域外の他府県で車を不正に登録する「車庫飛ばし」の摘発に乗り出したこともあって、街宣車自体が減り、なかでも大型街宣車は数台程度になっている。
排ガス浄化装置を取り付ければ規制区域でも登録できるが、1台の設置費は数十万円から百数十万円。景気低迷の中、コスト面からも大型街宣車の維持が困難になっているという。
さらに大阪府では10月から、他府県で登録した特殊自動車が府内の規制区域で業務する場合も、排ガス基準の適合が義務付けられる。
このため、規制対象外の小型乗用車に乗り換える動きが広がっているほか、街宣車を廃止し他団体の車に相乗りしたり、徒歩でデモ行進をしたりする団体も。府警幹部は「排ガス規制の強化によって、活動形態が変わるという思わぬ効果が出てきた」と分析する。
大阪市に本部を置く右翼団体幹部は「駐車場代が月28万円に膨らんだといって、大型街宣車を泣く泣く手放した活動家もいる。維持費を考えれば、街宣車の小型化は時代の流れ。大型車で大音響の軍歌を流して回るような活動ではなく、われわれの主張に耳を傾けてもらえる方法を考えていく必要がある」と話した。
(2009年9月29日 14:39)
-
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/091017/tky0910172037004-n1.htm
「日本解体を阻止せよ」保守派議員が総決起集会 政権への批判続出
2009.10.17 19:32
衆院選での自民党大敗と民主党政権発足を受け、日本の保守勢力の結束を図るシンポジウム「10・17 日本解体阻止!! 守るぞ日本!国民総決起集会」(草莽全国地方議員の会など主催)が17日、東京・平河町の砂防会館で開かれた。
平沼赳夫元経済産業相は講演で、鳩山由紀夫首相ら民主党幹部が在日外国人地方参政権付与に意欲を示していることについて「どこの国の政党か、慄然(りつぜん)とした」と批判。「自民党にも変な議員はいる。自民党を含め、保守が再結集し、真の保守政党をつくることが必要だ」と訴えた。
また、山谷えり子参院議員は、政権への日教組の影響に強い懸念を表明。自公政権で推し進めた道徳教育や教員免許更新制度が次々に否定される現状を憂い、「来夏の参院選で自民党が勝ち、逆ねじれを起こさなければ大変なことになる」と訴えた。
集会には約1400人が参加。首相が掲げる温室効果化ガス25%削減や、選択的夫婦別姓の導入などへの懸念の声が相次ぎ、集会後、参加者は国会付近をデモ行進した。
-
保守とは何ぞや。
関連
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/6370-6382
http://copipe.info/archives/10035
専業主婦が一般的だったのは高度経済成長期の数十年、たった1世代でしかないという事実 19 :名無しさん@十周年:2009/10/16(金) 17:55:02 ID:MVkpniAp0
専業主婦が一般的だったのは高度経済成長期の数十年、たった1世代でしかないという事実
よくあることなんだけど、今現在の社会的な慣習を永続的なものだとみんな勘違いしちゃうんだよ。
みんなでクルマを持つようになってまだたった1世代。
腕時計をするようになって1世代だが、携帯のせいで売り上げが3分の1に激減
社会人のたしなみと誰も疑ってなかったはずのものが、1世代であっけなく終了。
タバコと酒の消費量は戦後で1人あたり5倍くらいになってて、今みたいにパカパカ摂取するようになって1世代。
(だから健康被害とか出てくるんですよ。当たり前やがな)
バカみたいな飲み会とかやってたのは実は団塊だけ。タバコは今のペースならあと0.5世代で滅ぶ。
自由恋愛も1〜2世代ですよね。だいたい告白という風習が少女漫画から広まったものじゃなかったっけ。1世代。
(社会慣習は意外とフィクションの影響を受けている)
日本女性がブラジャーをつけるようになって1.5世代くらいか。
今のスタイルの葬式がもうちょっと長くて2世代くらい?
ほかにも「実はたった1世代」ってモノや慣習は無数にある。ちょっとこの事実にお前ら恐怖したほうがいいです。
だからまあ、なんも考えず親世代の真似をしようとするのはやめろ。無理だから。
親の言うことも聞くな。だいたい親もこの辺のこと分かってねえから。愚者は経験に学ぶ。しかもたった1世代の。
終身雇用なんてギャグだし、ローンで家建てる前に経済誌でも購読するべきだし。
ブルーカラーやホワイトカラーどころか、最近はゴールドカラーって新しい職種が出てきてるなんて言われている。
せっかくなのでこれも
ttp://d.hatena.ne.jp/nishiohirokazu/20090401/1238588872
> * 2010年に需要のある仕事上位10位は
> * 2004年にはまだ存在していませんでした。
> わたしたちは指数的に成長する時代に生きています。
> 5000万人の視聴者を獲得するまでにかかった年数
> * ラジオ 38年 * テレビ 13年 * インターネット 4年 * iPod 3年 * Facebook 2年
変化に対応できないと、ものすごい勢いで取り残されてしまうよ。簡単に墓場まで逃げ切れると思うな
-
リバタリアン堀江
関連
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/5531
http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10367498376.html
2009-10-18 10:56:16
戸籍なくすの賛成
テーマ:政治・経済
戸籍制度見直しへ議連 民主有志
また保守派が文句言いそうなネタではあるが、保守というのは保守であるから保守なのであって、保守には「どうして?」とか「なぜ?」は通じない。どんな屁理屈つけても変化を嫌う。延々と変化に対する屁理屈が続くだけだ。だから結局最後は少数派になって無視できる程度になるまで我慢するしかないのだ。
戸籍制度が無くなれば婚外子なんていう訳の分からない差別もなくなるだろうし、そもそも家という概念も綺麗に消えてなくなる。今までの古臭い結婚制度を使う人も少なくなるだろう。大体、好きでもないしセックスもしないのに一緒に住むなんて意味不明だ。子供がいようが、シングルでも子供を育てられる社会制度を作れば済むことだ。
一夫一妻制の結婚なんてのは前にも書いたけど(技術が経済のパイをひろげるって話 その2)、農地の長子相続のための仕組みで、誰でも平等に結婚できるようにするためのものなのだ。戸籍が無くなり住民票でも母親さえ分かれば後は誰の子供かを、父親が認知する仕組みにすればいいのではないか。そうすりゃ柔軟性のない今の結婚制度ではなく、一妻多夫や一夫多妻のような状態もありうるし、気に入らなくなったら同居を解消するなり、と柔軟性が持たせられるようになる。
まあ、今でも籍を入れずに事実上の夫婦別姓を貫いている人もいれば、別居婚や週末婚などを実行している人もいるし、結婚と離婚を繰り返す人も居る。でも、社会制度に縛られて自由になれない人たちのほうが多数派なのではないだろうか。そういう意味で戸籍の廃止は意味があると考える。
ところで、告知です。今度週刊で音声ポッドキャスティングを始めました。
「ホリエモンのビジネスウィークリー」
ってのをやります。ラジオ政治経済談義みたいな感じの雰囲気ですね。どうぞよろしく。
ところで、最近下記の本を貰いました。
訳者解説 -新教養主義宣言リターンズ- (木星叢書)
posted with amazlet at 09.10.18
山形 浩生
バジリコ
売り上げランキング: 2489
Amazon.co.jp で詳細を見る
伽藍とバザールの翻訳で有名な山形 浩生さんの訳書の中の訳者解説だけを集めたという珍しい本です。編集者によれば彼の解説というのは、訳書そのものを簡潔に解説しており、それを読むだけでも簡単な理解はできるということで、そういう意味ではオトクな本かもしれません。しかし、彼は野村総研の社員だそうですが回りが独立を薦めても頑なに拒んでいるそうです。安定した本業があってこその、仕事のクオリティなんでしょうかね?
-
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102001000212.html
衛藤副議長ら靖国参拝 例大祭、閣僚参加なし
超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(幹事、尾辻秀久自民党参院議員会長)のメンバーは20日午前、秋季例大祭に合わせ東京・九段北の靖国神社を参拝した。衛藤征士郎衆院副議長ら衆参両院の計54人が参加した。
与党の民主党からは羽田雄一郎、田名部匡省両参院議員らが参拝。鳩山内閣の閣僚、副大臣、政務官はいなかった。自民党からは田野瀬良太郎総務会長、古賀誠元幹事長らが参加。無所属の平沼赳夫元経済産業相や新党大地代表の鈴木宗男衆院外務委員長も参拝した。
参拝後、尾辻氏は鳩山由紀夫首相が靖国神社を参拝しない意向を表明していることに関し「国は(戦争で)亡くなっていった方々に靖国でお祭りすると約束した。首相はきちんとお参りすべきだ」と述べた。自民党の谷垣禎一総裁は19日に参拝した。
2009/10/20 10:39 【共同通信】
-
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20091019-01-1301.html
日本の「保守」は社会主義
2009年10月19日 The JOURNAL
鳩山政権が誕生して1ヶ月が過ぎた。この1ヶ月で最も感じた事は日本の政治には「勘違い」が多すぎるという事である。初めての政権交代だから仕方がないと言えばそれまでだが、民主主義の名の下に一党支配が長く続いてきたため、日本人には政治を「考える力」がなくなり、妙な宣伝に乗せられてしまっているのではないかという気がする。
民主主義政治で最も尊重されなければならないのは選挙で示された国民の意思である。選挙で国民は政党の政策を見比べて判断を下す。国民の負託を受けた政党の政策が国家の基本方針となる。そこで政策がリセットされる。国家の政策を国民が選挙で選べる仕組みが民主主義政治である。
かつて「政局よりも政策が大事」と言った総理がいた。それがどれほど愚かな言葉であるかを今回の選挙で国民も理解したと思う。政策を実現するのは選挙=政局である。政策は学者や官僚でも作れるが、政局は政治家にしか出来ない。従って政局で政策を実現するのが政治家の仕事である。学者や官僚は「政局よりも政策が大事」と言うかもしれないが、政治家がその言葉を口にするのはおかしい。しかし前の総理はそう言った。これまで政権交代をさせないようにしてきた官僚のセリフを政治家が代弁させられていたからである。
「危機に政治空白は許されない」という言葉も聞いた。危機こそ国民が団結して対処しなければならない時である。国民から支持された政権が国民の支持を得た政策で内外の課題に立ち向かう必要がある。従って選挙は政治空白どころか危機に対する最善の方法である。国民に支持されない政権がだらだら続く事こそ政治空白を生み出す。この倒錯した論理も政権交代をさせたくない官僚のサル知恵から出てくる。こうして政治の「勘違い」が生まれる。
政権交代が決まった日から新政権が誕生するまでの移行期に、前政権と新政権の政策が異なる場合は、とりあえず前政権の政策を一時停止するのが常識である。ところが我が国では前政権と新政権で意見がくい違う消費者庁が前政権の方針のままスタートしたり、前政権が作った補正予算の執行作業が停止されず、地方自治体が「そのまま執行しろ」と新政権に迫ったりした。
その時の首長達の言いぐさが「一方的に停止するのは民主主義的でない」というものである。選挙で示された国民の意思は前政権の政策を否定して新政権の政策を求めている。それなのに民主主義を盾に前政権の政策を要求する地方自治体の首長達は、国民の意思を何だと思っているのだろうか。民主主義の「勘違い」も甚だしい。
ダムや道路建設の中止についても同様である。新政権の方針に反対する人たちは「民主主義は手続きが大事だ」と言い、「中止は一方的だ」と非難した。しかし中止を求めたのは国民の意思である。無論、民主主義は少数意見を尊重するので少数者の言い分を良く聞く必要はある。修正できる部分があれば修正もする。しかし決定そのものを覆す事は出来ない。覆せばそれこそ民主主義に反する。その事を誰も言わない。みんなで「勘違い」したままである。
野党に転落した自民党は政権奪還のための議論を始めた。大いに議論して確かな再生を図って欲しいと思う。期待もしていた。ところが議論を聞いているうちに首を傾げたくなった。鳩山政権の政策を「社会主義的だ」と批判し、自民党再生のために「保守の旗」を立てると言うのである。自民党を「保守政党」、民主党を「社会主義的政党」と規定して国民の支持を得ようと考えているようだが、それは大きな「勘違い」である。
-
>>330
日本の自民党と民主党との間に英国の保守党と労働党や米国の共和党と民主党のような違いを作れるかと言えば難しいと私は思う。なぜなら日本の「保守」は戦前から一貫して「社会主義的経済政策」を推進し、戦後はまるで官僚と一体化して、ソ連や中国もうらやむ社会主義的成果を作り上げてきたからである。
これまでの日本に社会主義的政党はあっても、英国や米国のような保守政党は存在しなかった。自民党は「保守」を自称してきたが、世界から見れば一党独裁の社会主義政権である。それが官僚の作成した計画経済で高度成長を成し遂げた。その結果、世界でも例を見ない貧富の差の少ない一億総中流国家を作った。その成功体験を持つ自民党が、そもそもの力の源泉を投げ捨てて、英国や米国のような保守政党に脱皮できるのだろうか。
英国の保守党と労働党との間には基本的に富裕層と労働層を支持基盤にする階級的な違いがあり、両党はそれぞれの支持基盤を基に中間層を取り合う事で政権獲得を目指す。米国の共和党と民主党は「政府の関与を嫌う小さな政府信奉者」と「政府に政策の実行を求める大きな政府信奉者」をそれぞれの支持基盤とし、共和党はキリスト教の一夫一婦制を重んじて妊娠中絶に反対、民主党は女性の社会進出を認め、中絶に寛容な傾向を持つ。
ところが日本は英国のような階級対立も米国のような政策的対立もないまま自民党の一党支配が続いてきた。自民党は「国民政党」と称して国民のあらゆる階層を支持者に組み込み長期政権を可能にした。言い換えればかつての日本に自民党と対立する野党はなかった。メディアは旧社会党を野党と呼んだが、それは国民にこの国を民主主義と思わせる目くらましの虚構である。旧社会党は選挙に過半数の候補者を決して擁立せず、自民党単独政権を絶対にやめさせないところに存在理由があった。それが93年の自民党分裂まで続いた日本の政治構造である。
従ってそれまで日本の政治に本当の意味での保守も革新もなく、官僚と自民党と財界とが一体となって計画経済を推し進める仕組みが全てであり、労働組合も野党もその構造に組み込まれていた。戦前の「国家総動員態勢」が戦後も民主主義の装いの下に継続されてきたのである。日本が高度経済成長を達成して世界第二位の経済大国に上り詰めると、この構造に慢心と腐敗が生まれた。冷戦の終焉で世界が変わると日本の戦後構造は機能しなくなり、坂道から転げ落ちるように日本は転落を始めた。新たな統治構造を作る必要が生まれ「政権交代」が叫ばれるようになった。
従って定期的な政権交代と官僚支配に代わる国民主権の統治構造を作るのがこれからの日本政治の課題である。明治政府が徳川幕藩体制に代わる統治の仕組みを作るまでに22年かかった。今回もそれぐらい時間がかかるかも知れない。まずは基礎作りをするために自民党が自らの立脚点を探し求める事は大事だが、「保守政党VS社会主義政党」と言う対立軸は余りにも安易である。私の目から見ると官僚支配のピラミッド体制を温存してきた自民党の方が社会主義的で、脱官僚を掲げ、ピラミッド体制の中間部分である業界団体や企業を飛ばし、政府が直接国民を支援する民主党の方が社会主義的でない。むしろ新自由主義と通ずる思想を感じる。
大体自民党は「弱者に優しい」事を「社会主義」だと「勘違い」しているようだが、社会主義は「官僚が力を持って計画経済を行う体制」である。「さらば財務省」という本を書いた元官僚が「まえがき」に「霞ヶ関は社会主義だ」と驚いたように書いていたが、私はそれも知らずに官僚になった人間がいることに驚いた。官僚が社会主義的であるのは当然である。官僚の養成のために作られた東京大学がかつてマルクス・レーニン主義の牙城であったのも何の不思議もない。だから旧大蔵省が作った税制は金持ちを作らない税制なのである。
自民党が真に二大政党の一方の軸になると考え、さらにこれまでの社会主義的体質から脱皮しようとするならば、まずは官僚統治に代わる仕組みを作るために民主党と手を組み、国権の最高機関と言われながら官僚機構の手のひらに載せられてきた国会を本物の最高機関にする改革に取り組むべきである。そして日本政治の最大テーマである少子高齢化に対応するために、「小さな政府VS大きな政府」という米国式の対立軸より、むしろ福祉国家の先進諸国から対立軸のモデルを探し、その一方を目指すべきではないか。そうしないと「勘違い」をしたまま解党への道を突き進む事になりかねない。
(田中良紹)
-
>>331
社会党が与党になる気がなかったと云う側面を云う時にそのエビデンスとしてこの過半数の候補者を擁立したことがないってのが屡々挙げられるけど,書き手の頭の悪さを醸し出すので止めた方がいいと常々思う。
>旧社会党は選挙に過半数の候補者を決して擁立せず、自民党単独政権を絶対にやめさせないところに存在理由があった
-
【正論】元駐タイ大使・岡崎久彦 「リベラル政権」の桎梏忘れるな
2009.9.1 02:58
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1074159913/314-315
-
>>332
とはさんとしては、
「社会党は与党になる気があり、かつ「過半数擁立せず論」は間違っている」というスタンスなのでしょうか?
もしくは「社会党は与党になる気はなかったが、論拠として「過半数擁立せず論」はふさわしくない」
というスタンスなのでしょうか?
私は上記論文の書き手と同じスタンスなのですが、
とはさんと認識が異なることは珍しいので、ちょっと気になって伺ってみました。
-
>>334
社会党だって与党には成りたかったでしょうけど,まあ其処はあんま成る気無かったかもwとも思いますね。
其処ではなくて,過半数の候補者出さないと与党に成る気がないなら公明党も民社党も新自由クラブも与党に成る気は無かった事になりますよね。
実際細川政権では過半数の候補者出さずに与党に成れたのですし,余りにピントのずれた理由な気が致します。
政権への戦略・戦術としては社共共闘,社公民路線,構造改革路線,実行可能性・現実性は兎も角色々あったわけですし。
-
>>335
なるほどー。おっしゃることよくわかります。
私も前言を翻すと、というかもう少し言葉を正確に書くと、
「社会党は与党になる気はあったかもしれないが、自らの手で政権交代をする気はなかった」
「社会党は与党になる気はあったかもしれないが、自らの手で自民を政権からひきずりおろす気はなかった」
というところでしょうか。
社会党単独でもそうですし、例えば民公共と選挙前に連立政権の政策協定を結んだこともなかったですよね。
なので結果的に与党になる・政権交代が起こることはあっても、
自民党を政権からおろすことを主体的には考えていなかったと思っています。
-
>>336
社会党はいざ政権可能な組み合わせを前にしないと保守・中道と組むなら左派の革新と組むなら右派の説得が出来なかったでしょうから内向きの左右の対立もあってそういう意味で戦略的に行動を起こせなかったのは事実ですよね。。「まあ其処はあんま成る気無かったかもwとも思いますね」って俺が書いたのもその辺の事があるからです。
併し主体的に多数派形成して主導権を握っての政権を目指さねばならないってのは保守政党からの論理・視点で必ずしもそれでないと駄目ってのはちょっと一方的な考え方かもとも思います。
あと,元々の>>330-331の本文に関しては自民党を社会主義だと云うのは矢張り抵抗がありますね。
自民党の共有する明治時代への郷愁,政友会以来の地元への利益導入は矢張り保守だし,寧ろ明治政府の藩閥官僚以来の計画執行能力に長けた官僚主導の統治機構に乗っかるしかなかった様に自民党自身には利権配分機能は有ったけど行政統治機能は無かったと云う事であったのかなと云う印象です。
-
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091027/crm0910271830028-n1.htm
民主党本部に木刀男 建造物侵入容疑で現行犯逮捕
2009.10.27 18:50
このニュースのトピックス:脅迫・強要
27日午後4時45分ごろ、東京都千代田区永田町の民主党本部で「男が棒のようなものを振り回している」と110番通報があった。男は現場に居合わせた警備員2人に取り押さえられ、建造物侵入の現行犯で逮捕された。
警視庁麹町署によると、男は自称山梨県居住のアルバイト、相川哲一(てつひと)容疑者(24)。容疑を認め、「民主党をやっつけたかった」という趣旨の供述をしているという。逮捕当時、男は長さ約50センチの木刀のようなものを持っていた。
-
「保守」に絡めて、何となく思いついたことをつらつらと書いてみます。
都市で監視カメラの増強が行われると、左派系の学者や市民団体が、
「監視社会・管理社会・統制社会だ。オーウェルの「1984」と地続きであることを警戒しなければならない」
というのが定番であるように思います。
たしかに「自由⇔統制」という軸で見れば保守的な事象であるのかもしれません。
ただし、監視カメラ等の設備なしに防犯を行うとしたら、
田舎的・閉鎖的な相互監視社会の復活、となってしまうように思います。
そっちもずいぶん「保守」的な話です。
(自分の身は自立自存で守るべきという立場もあるかもしれませんが公助共助の否定という意味では
ネオリベ的保守とも言えそうです)
私個人はどちらかといえば自分を左派だと思っていますが、
粘着質の相互監視社会が復活するくらいなら、
自由を切り売りしても、監視カメラでの防犯を望んでしまいます。
以上は左派の学者や市民団体がどういう対案を出しているか調べもせずに書いてしまいました。
教育などで犯罪者が生まれないようにすべき等のそもそも論に逃げないとすれば、
自由な社会の維持のために必要なコストとして・社会貢献として、
自主的な防犯活動(ボランティアでの夜回り・声かけなど)を行うのが成熟社会だ、というような論調なんでしょうか。
(保守や左派は相対的なものだ、といったことを書くつもりはなかったのですが、
思考の流れを披瀝していったらそんな感じになっちゃいましたね……)
-
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091127/stt0911271149006-n1.htm
千葉法相、「反日集会」に祝電 参院議員として送った
2009.11.27 11:48
このニュースのトピックス:国籍法
千葉景子法相は27日の閣議後会見で、慰安婦への補償や、永住外国人への地方参政権付与を求める市民集会に祝電を送ったことを明らかにした。その上で、法相として集会の内容に賛意を示したことにつながるとの指摘については「参院議員ということで対応した。そういうことは決してない」と述べた。
また、千葉氏は祝電を送った理由を「まったくこれまでの議員としてのお付き合い。ご無礼がないように儀礼的にお出しをしたもので、それ以上のことはない」と説明した。
集会は21日に川崎市内で開かれた「川崎・富川(ぷちよん)市民集会」。「過去を変えるな、未来を変えよう!」をテーマに韓国・富川市の市議を招き、民主党の川内義博参院議員も祝電を送った。開催趣意書によると、富川市議会は9月に「日本軍『慰安婦』問題解決を促す決議」を採択。決議には姉妹都市である川崎市への働きかけが盛り込まれている。
-
民主政権スレに投下しちゃったけどこっちだな。
1728 名前:とはずがたり[] 投稿日:2009/12/15(火) 00:13:19
神道懇談会と真・保守政策研究会の面子きぼーん。
天皇会見に批判相次ぐ=自民
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2009121400837
天皇陛下と中国の習近平国家副主席の会見が特例的に設定された問題をめぐって14日、自民党などから鳩山由紀夫首相らの対応を批判する声が相次いだ。
自民党の谷垣禎一総裁は同日、談話を発表し、「小沢一郎民主党幹事長が自己の権威を顕示する目的があったとすれば、許し難い暴挙だ」と批判。鳩山由紀夫首相とともに責任を追及していく考えを示した。
また、自民党や無所属議員による神道政治連盟国会議員懇談会(会長・安倍晋三元首相)など3団体は、国会内で共同記者会見を開いた。真・保守政策研究会の平沼赳夫最高顧問は「小沢氏の強権で認めたことが明らかになってきた。国民各界各層が反対を表明しないといけない」と語った。
会見に先立ち、神道懇談会と同研究会は国会内で相次いで会合を開き、内閣総辞職と陛下と習氏の会見中止を求める決議文をまとめた。いずれの会合も約20人が出席した。(2009/12/14-20:19)
-
小沢一郎スレに寄せたレスを転載した上で、ヨーロッパ型イデオロギー判定サイトの和訳を貼り付けます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1191664843/269
保守思想にも色々な潮流がありますので、具体的にどの類型の保守思想と特定しない限り、論者の間で思い描いている保守思想の中身が異なって議論が噛み合わないということになりそうです。
その際、政治と経済の2軸で分類するポリティカルコンパスよりも、外交・安保、経済、社会・文化の3軸で分類した方が正確な理解に繋がると自分は思います。
例えば一口に「アメリカ的保守」と言っても、外交・安保軸と社会・文化軸では政府の強大な権限と介入を認めつつも経済軸では市場重視の共和党主流派の保守と、3軸全てにおいて政府の介入を排除するリバタリアンでは様相がかなり異なります。
また西欧のキリスト教民主政党やサッチャー以前の英国保守党にあるような、社会・文化軸では伝統と道徳重視だが経済軸では温情主義的で、外交では現実主義的というようなヨーロッパ型保守もある訳です。
個人的にはアメリカの「保守−リベラル」型イデオロギー分類は世界的にもかなり特異なタイプだと思いますので、それに基づくポリティカルコンパスよりもヨーロッパの伝統的なイデオロギー分類も基づく↓のサイトの方が好みです。
http://selectsmart.com/FREE/select.php?client=Polphil
問題は英語のサイトということですが……(汗)
以前和訳を作ったので希望があればどこかにアップします。
ヨーロッパ型イデオロギー分類の問題点は東アジア型開発政治をうまく射程に収められないことですね。
まあイデオロギーに限らず福祉国家の分類でも東アジアは欧米の類型にうまく当てはまらないので、社会科学の課題なんでしょうけど。
-
◆和訳者による前口上
SelectSmartという海外の何でも判定サイトの政治カテゴリーにある、European Political Ideologies Selector(欧州版政治イデオロギーテスト、Douglas Dowell作成)を和訳付きで紹介します。
以前、ネット界隈で「日本版ポリティカルコンパス」やYahoo!の「政治ポジションテスト」といった、自分の政治的・経済的立ち位置(いわゆるイデオロギー)を判定するテストが話題になったことがありました。これらのテストは2次元の座標軸に結果をプロットすることで各自の立場を比較可能な数値で表すことに成功していますが、設問や解説に若干の混乱が見られることや*、同じグループ内にある微妙な立場の違いや政治(思想)的文脈を掬い取ることができないなど、個人的にしっくり来ない部分がありました。
その点、European Political Ideologies Selectorは2×2のマトリックスではなく、記述的なカテゴリー(ファシストや社会民主主義など)との近さをランキング方式で判定することで、各自の考え方が既存のどのイデオロギーと親和的かを分かりやすく把握することができます。このため「ポリティカルコンパス」や「政治ポジションテスト」では「リベラル左派」に括られてしまう社会民主主義・古典的社会主義・共産主義はそれぞれ区別されますし、ファシズムやアナーキズムなど通常のテスト結果では表現されない極端な政治的立場も反映されます。また、(「社会主義」と「自由主義」といった)一見相容れないと思われるイデオロギー陣営も実は(「社会民主主義」と「社会的リベラル」のように)特定の下位カテゴリーにおいては非常に近しい、というような思想的近接性もテスト結果に反映されます。
このように、European Political Ideologies Selectorは従来の政治テストを補完する玄人好みの特徴を持っていますが、元が英文ということもあって日本では全く知られていません。このまま埋もれさせておくのには勿体ない代物なので、ここで和訳を付けて紹介することにしました。
* 「日本版ポリティカルコンパス」の場合、政治的考え方に関する設問について55年体制的な「保守-革新」対立軸(憲法・靖国・天皇など、政治体制をめぐる争点)とアメリカ的な「保守-リベラル」対立軸(ジェンダーや人権など、文化的価値観と個人の自由をめぐる争点)が混在し、概念に混乱に見られる。「政治ポジションテスト」の方は単純かつ明瞭に出来ているものの、各グループに属する政治家の例示があまりに大味すぎてテスト結果の参考にならない点が玉に瑕。
-
◆作成者による前書き
Most political quizzes are geared to an American audience. "Liberal" means left, "Conservative" means right, and a whole range of European positions don't exist. This selector is intended to rank political philosophies and their subsections for you in European terms. In order for this quiz to work properly, answer with the longer term and general principles in mind. In other words, if you believe in the abolition of the private sector, answer on that basis even if you have a thousand-year timescale in mind! For those who wish to know my bias, I came out as a "social liberal".
ほとんどの政治テストはアメリカ人を対象に作られています。「リベラル」は左派、「保守」は右派を意味し、数多くのヨーロッパ的な政治的立場がごっそり抜け落ちています。このテストは様々な政治哲学やその下位区分をヨーロッパの用法に則ってランク付けし、その中のあなたの立場を明らかにするものです。このテストを受けるに当たっては、長期そして一般的な原理原則を念頭に回答してください。つまり、仮に「民間セクターの廃止」という信条を持っているのなら、それが千年単位(!)のスケールの話であったとしてもその原則に従って回答してください。なお作成者のバイアスについて告白すると、私(作成者)は「社会的リベラル」という結果が出ました。
◆回答方法
まず入力ページを開いてください。質問は合計で24(+1)問あります。まずプルダウンメニューから「I agree(賛成)」「I disagree(反対)」「Not Sure(どちらでもない/意見なし)」のいずれかの回答を選びます。その次にそれぞれの質問について「What priority do you place on your selection above? (この回答をどれくらい重視していますか?/どれくらいのプライオリティを与えますか?)」という設問があるので、これに対する回答をスクロールバー(実際には5段階評価のようです)で入力します。
全部入力が終わったら「CLICK FOR RESULTS」という黄色いボタンをクリックすれば結果が表示されます。(「Predict Your Result」というプルダウンメニューから自分の結果を予想してみることもできますが、あくまでオプションです。)
-
◆質問
1. The individual is a more important unit than the class, nation or any other group.
個人は階級、国民、その他いかなる集団よりも重要な単位である。
2. Compromise is not desirable in itself - it is only acceptable as a "least bad" option.
妥協はそれ自体としては望ましいものではない。「一番悪くない(最もマシ)」な選択肢としてのみ許容できる。
3. Freedom is endangered by so-called "social" rights (e.g. the "right" to healthcare).
自由はいわゆる社会権(例・医療を受ける権利)によって脅かされている。
4. The smaller the state, the freer the people.
政府(国家)が小さければ小さいほど人々は自由である。
5. Absolute economic equality is a valid aim.
絶対的な経済的平等は正当な目標である。
6. "That government is best which governs not at all."
「最良の政府とは全く統治しない政府である。」
7. Marriage between a man and a woman is, in principle, preferable to cohabitation of any kind.
原則として、男女間の結婚はいかなる種類の同棲(内縁関係)よりも好ましい。
※注: この場合の「同棲」は男女間に限られないと考えられます。
8. Representative democracy is the best system of government out of the alternatives we have.
我々が有している選択肢の中で、代表民主制(代議制民主主義)が最良の政府形態である。
9. Globalisation is, overall, an undesirable phenomenon.
全般的に、グローバリゼーションは望ましくない現象である。
10. A number of checks and balances between several different institutions is a desirable feature of government.
政府諸機関の間にチェック・アンド・バランス(抑制と均衡)の仕組みを張り巡らせることは統治機構のあり方として望ましい。
11. Environmental conservation is absolutely central to our well-being, and is at least as important as economic issues.
環境保護は我々の幸福(well-being)にとって枢要であり、他の経済的問題と少なくとも同じくらい重要である。
12. Economic growth is not necessarily a desirable phenomenon.
経済成長は必ずしも望ましい現象ではない。
13. Religion should be actively protected by government.
宗教は政府によって積極的に保護されるべきである。
-
14. It is wrong, a priori, for the private sector to be directly involved in the provision of public services.
民間セクターが公的サービスの供給に直接的に関わることはアプリオリに間違ったことである。
※注: 「アプリオリに」=「具体的事例にかかわらず、原則的に言って」という意味合いです。
15. It is preferable, a priori, for the private sector to be directly involved in the provision of public services where possible.
可能であれば民間セクターが公的サービスの供給に直接的に関わることは、アプリオリに好ましいことである。
16. Individual rights do not come before individual responsibilities.
個人の権利は個人の義務に先立たない。(個人の義務があっての個人の権利である。)
17. Free trade is fair trade.
自由貿易は公正な貿易である。
18. "Deregulation" is just management speak for cutting back on workers' rights.
「規制緩和」とは単に経営者が労働者の権利を削減する方便に過ぎない。
19. Crime is not primarily a result of economic or social conditions or lack of education, and is best dealt with by retribution and/or deterrence.
犯罪は本来、経済的・社会的環境や教育の欠如の結果などではなく、報復や抑止によってこそ最も効果的に対処できるものである。
20. Political power should be exercised at the lowest effective level.
政治的権力は実効的な最も低いレベルで行使されるべきである。
※注: 「最も低いレベル」とは「最も身近なレベル」と考えてよいと思われます。地方分権や市民自治を想定した設問でしょう。
21. Racial and gender equality should be promoted by government.
人種的平等やジェンダーの平等は政府によって推進されるべきである。
22. The number of people entering developed countries should be curtailed.
先進国にやってくる人の数を減らすべきである。
23. When change occurs, it should be gradual and should fit with existing conditions.
変化が起きる場合、それは漸進的かつ既存の条件と適合する形で起きるべきだ。
24. Third World Debt should be cancelled.
発展途上国の債務は帳消しにされるべきだ。
Lastly, aside from your interest in Politics & Government, which describes you best?
最後に、あなたは下のどのグループに当てはまりますか?
※注: 年齢と性別を選択。
-
◆各イデオロギーの解説
以下の結果はアルファベット順にならんでます。(原文省略)
Anarcho-capitalist
あなたは 【無政府的資本主義者】 です。無政府的資本主義者は「最良の政府とは最小の統治を行う政府である」というジェファーソン的な信念を発展させ、「最良の政府とは全く統治しない政府である」と考えます。無政府的資本主義の理論によれば市場は個人の行動を規制する存在として政府に取って代わることができるとされます。(その帰結として私的裁判所、民間警察などに至ります。)
Anarcho-communist
あなたは 【無政府的共産主義者】 です。無政府的共産主義者は共同生活を営む分権的な小集団に基づいた国家(政府)無き社会を目指しています。
Christian democrat (in the UK, "One Nation conservative")
あなたは 【キリスト教民主主義者】 です。(イギリスでは「一国保守主義者」となります。)あなたは安定と義務という通常の保守的信念を共有してはいますが、そのような義務の中には「富める者にはより恵まれない者を助ける責任がある」というものも含まれると信じています。あなたは社会的には保守的でしょうが、(経済的には)国家が一定の公的サービスを供給する混合経済を支持しています。キリスト教民主主義は第2次世界大戦後、1870年代に端を発するより教条的なカトリック政党を引き継ぐ形で興隆しました。
Classical socialist
あなたは 【古典的社会主義者】 です。古典的社会主義者は結果の平等という原則を信じており、これは平等性の拡大(例・かつての英国労働党)を意味することもあれば可能な限りの絶対的平等を意味することもあります。しかしながら、あなたは単に公的サービス(公共交通・保健医療など)だけではなく産業の「要衝」(例・鉄鋼)をも傘下に収める、膨大な公的セクターを信じています。個人的道徳についてのあなたの考えは一般的に言ってかなり寛容でしょうが、この政治的グループの内部でかなりの相違が見受けられます。
Communist
あなたは 【共産主義者】 です。あなたは(少なくとも理論的には)所得の絶対的平等を信じています。そして、資本主義体制そのものに反対しています。あなたは市場経済を廃止し労働者―通常は国家を意味しています―が経済の礎を統制するシステムに置き換えることを望んでいます。個人的道徳についての考えは人によって変わります―伝統的な共産主義者はより権威主義的ですが、現代の「ユーロコミュニスト」はリベラルな傾向があります。
Ecologist or Green
あなたは 【環境保護主義者】 ないし 【緑(グリーン)】 です。あなたは現代において我々にとっての唯一にして最大の課題は自然環境への脅威だと信じており、自然を保護するためにラディカルな行動を取らねばならないと感じています―人類の啓蒙された自己利益のため(いわゆる「浅い環境保護主義」)であれ、(よりラディカルに)人間を中心的な種と捉えずに、生態系の全体の観点から(いわゆる「極端な環境保護主義」)であれ。
-
Fascist
あなたは 【ファシスト】 です。あなたは権威主義的な社会的価値観を伴ったネイションへの強い信条と、他者に自分の考えを押し付ける意思とを併せ持っています。あなたは移民に強く反対し、それと戦うために過激な行動を取ることを厭いません。
Libertarian conservative
あなたは 【リバタリアン保守】 です。あなたは自由市場こそが経済活動を組織する最良の方法であると考えていますが、これと共に権威と義務というより伝統的な社会的価値観への固執も併せ持っています。
Market liberal
あなたは 【市場リベラル(自由主義者)】 です。あなたは伝統的な自由への信念―「積極的自由」ではなく、「消極的自由」―を頑なに守っています。つまり、最小限の国家こそが自由の一番の保証人である、ということです。従ってあなたはレッセフェール的経済政策を支持し、社会的問題についてもかなり寛容でしょう(ただし、社会的リベラルほどは熱がこもってない)。
Social democrat
あなたは 【社会民主主義者】 です。他の社会主義者同様、あなたは経済的により平等な社会を信じていますが、計画経済なる発想は一切投げ捨てました。あなたは国家が特定の重要サービスを供給し、社会全体の福利のために市場の生産性を活用する、という混合経済を信じています。社会民主主義者の多くは社会的リベラルと区別することが難しく、両者とも寛容な社会観を共有しています。
Social liberal
あなたは 【社会的リベラル(自由主義者)】 です。全てのリベラル(自由主義者)同様、あなたは(政治の)中心的な目的として個人の自由を信奉しています。ただし、あなたは経済的機会・教育・医療などの欠如も抑圧的な国家と同じくらい自由を害すると信じています。それゆえ、一般的に社会的リベラルは人権と市民的自由を最も声高に擁護する人々であり、また、混合経済と、公共サービスの供給を通じて人々の市民的自由や社会権を保障し能力を伸ばすような国家を支持しています。
the Third Way
あなたは 【第3の道】 を信奉しています。「第3の道」はなかなか漠然とした概念ですが、経済的効率(すなわちある程度の介入を伴った市場経済)と社会的責任を両立させるという考えに基づいています。その焦点は総体としてのコミュニティに力が置かれており、必ずしも平等それ自体ではありません。「第3の道」信奉者の社会的価値観は穏健から保守まで広がっていますが、最近は様々な社会的争点でタフな姿勢を取ることを厭わなくなっています。
-
>>343-348
以上です。長文連投、失礼しました。
ちなみに自分の結果は1位「social liberal」、2位「Third Way」でした。
ありがちと言えばありがちな結果ですが……。
今読み返してみて思いますが、この判定サイト、世界史的な文脈の中に自分を位置づけるのには役立ちますが、現代日本の政治状況に照らして考えるのには今一つですね。
やはり平成の日本政治にとって最大の対立軸は、自民党一党優位の下で築かれた戦後日本の政治・行政・経済体制を維持するのか改革するのかにあると思うので。
-
>◆sn2EOyFHzg
お疲れ様でした。早速、私もやってみました。
リベラリストを自認している私ですが、その通りの結果になりました。
1位 social liberal
2位 social democrat
3位 ecologist or green
4位 classical socialist
5位 communist
6位 Third Way
日本では左派とリベラルが混同されがちですが、
それを明確に区別しようとするような選択肢がチラホラありますね。
3や5は特にそういうものを感じました。
-
あざーっす。
貼り付け乙でした〜ヽ(´ー`)/
自分じゃあ第三の道かと思ってたんですけどね〜。まあ(良く管理された)市場への信認は高いっす。
1位 a market liberal
2位 a libertarian conservative
3位 a social democrat
4位 a social liberal
5位 a Christian democrat
6位 an anarcho-capitalist
7位 the Third Way
-
やってみました。social liberal と social democrat が上に来たのは良いのですが、
anarcho-capitalist が2位という結果には驚きました。
自分自身は社民主義に近い左翼リバタリアン(世界に政党がほとんど無い)のつもりですので、古典的自由主義や最小国家論より右な無政府資本主義とは・・・笑
個人主義のウェイトを上げすぎたからでしょうか^^;
1位 social liberal
2位 anarcho-capitalist
3位 social democrat
4位 Third Way
5位 communist
6位 ecologist or green
7位 market liberal
8位 classical socialist
9位 anarcho-communist
10位 fascist
11位 libertarian conservative
12位 Christian democrat
-
1位 social liberal
2位 ecologist or green
3位 Christian democrat
4位 social democrat
5位 Third Way
6位 market liberal
7位 anarcho-capitalist
8位 libertarian conservative
9位 fascist
10位 anarcho-communist
11位 classical socialist
12位 communist
自分はこんな感じです。
-
>>342
>外交・安保、経済、社会・文化の3軸で分類した方が
イスラエルの政界が見事にこの3軸中心ですよね。
外交軸重視の政党が、タカ派のリクード、中間派のカディマ、ハト派の労働党、超ハト派のメレツと共産党、
他にアラブ系の穏健派政党と過激派政党があって、外交軸系の政党が主たる地位を築いていますね。
一方、社会・文化軸の主張を掲げる党がキャスティングボートを握ることも多いので、
特に正統派の支持を受けたシャス党が代表例でしょうか。
一般に外交超タカ派に分類されやすいリーベルマンのイスラエル我が家は、
僕個人としては、反シャスでリバタリアン系(特に社会リベラルの主張が最優先)のシヌイを以前に支持していた層が、
移行してきたものと見ていまして、外交タカ派ではなく、社会・文化軸の社会リベラルに分類したいです。
ロシア系移民の支持を受けていて親露であったり、単純な外交タカ派(通常は親英米派が多い、リクードなど。)
と看做すには無理があるような気がします。
外交系、あるいは社会・文化系軸に比べると、経済軸を最重視する政党が目立ちませんね。
もっとも、労働党、メレツなどハト派政党の多くが社会民主主義を掲げていますが、
かといってリクードが小さな政府派でもないし。
ほぼ消滅したシヌイは、社会・文化の社会リベラルを第一優先にしながら、
経済的に小さな政府を同時に掲げていたので、古典的自由主義というか、王道的リバタリアン政党だったと思います。
ここで言うマーケットリベラルとはかなり近いが、より重視する政策が逆、ということになりますか。
【市場リベラル(自由主義者)】 …優先政策は経済的に小さな政府。社会・文化面での寛容政策も掲げる。
【イスラエル旧シヌイ党】…優先政策は社会・文化面での寛容政策。小さな政府をも目指す。
-
キリスト教民主主義と言うのは知らなかったので興味深いですね。
欧州のキリスト教民主同盟などが該当するのでしょうか。
アメリカのキリスト教根本主義・ファンダメンタリスト達との違いは、
社会・文化軸においてそこまで過激で教条的ではないということと、
経済においては福祉国家寄りであるという感じでしょうか(米キリスト教保守は小さな政府志向)。
アメリカでは、おそらくカトリック層がこれに近いでしょうね。
南米のカトリック社会主義“解放の神学”とまではいかなくても
カトリックには元来経済面での福祉国家的傾向があったと思いますし、
一方で、中絶反対など一部の政策ではプロテスタント系根本主義と共闘することもあり、
バチカンに緩やかに統制されていることから、極端な主張は出にくいと。
一方プロテスタントは同性愛者による団体もあったりで、
極保守派からウルトラリベラル派まで幅が広いようですね。
また、米ではユダヤ教徒も改革派(リフォームド)が8割を占めていることから、リベラルな傾向が強いとのことです。
ここの分類で言うと【社会リベラル】兼【市場リベラル】または【社会リベラル】兼【社会民主主義】に該当するのでしょうが。
リバタリアニズム関連については、
【市場リベラル】は経済優先のリバタリアン。
【社会リベラル】兼【市場リベラル】は経済より社会文化軸の寛容性を重視するリバタリアン、
【社会リベラル】兼【社会民主主義者】 または【社会リベラル】兼【古典的社会主義者】を左翼リバタリアンとするのが
分かりやすいと思いますがどうでしょうか?
左翼リバタリアンについては、台湾民進党が該当すると聞いたことがあります。
元党首はリベラルという言葉を多用していたので(方向性は似かよるとも)厳密に該当するか自身がありません^^;
欧州では単に断り無くリベラルと言えばリバタリアニズムのことを指すはずなので、欧州的思想理解になっていたのかもしれませんが。
-
>>355
キリスト教民主主義というのは、ドイツのCDU/CSUとか、オランダのCDA、イタリアの旧DCとかですね。
かつてのドイツ中央党のようなカトリック政党が源流ですが、ドイツやオランダだと教派を超えた政党になってます。
仰る通り社会・文化軸では教条的ではなく経済においては福祉国家寄りです。
左翼リバタリアンという用法は欧米では見受けられるようですね。
具体的な政党でいうとドイツの緑の党がそれに当たるようです。
古い組合体質に嫌気がさした学生活動家たちがSPDを飛び出して結成した政党なので、環境問題に限らず個人のライフスタイルの自由を掲げる辺りがリバタリアンとされるそうです。
>欧州では単に断り無くリベラルと言えばリバタリアニズムのことを指すはず
リバタリアニズムというか、古典的自由主義(市場リベラル)ですね。
最近の日本人がアメリカに影響されて使う「リベラル」は社会的リベラルの方で、その感覚でヨーロッパの新聞等を読むと混乱します。
余談ですが、上の「市場リベラル」と「リバタリアン保守」(いわゆるアメリカ共和党主流派的な保守)の区分に則ると、近年の自民党的「保守」内での小泉純一郎の特異性が際立つ気がします。
小泉と安倍晋三ら清和会系保守議員はよく「ネオリベ」などと一緒くたにされますが、安倍らが経済における構造改革路線だけでなく特定の道徳観や価値観を国民に押し付けようとしていたのに対して、小泉は社会・文化面では意外なほど淡泊だったように思います。
安倍が「リバタリアン保守」だとすれば、小泉は日本では珍しい「市場リベラル」なのかなと。
-
>>356
>ドイツの緑の党
すごいw
ただの環境政党としか思っていなかったのですが、かなり濃いリバタリアン色出てますねー。
普通の社会民主主義では、マリファナ解禁までは行かないですものねぇ。
緑の党 (ドイツ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%91%E3%81%AE%E5%85%9A_(%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84)
>マリファナ使用の自由化、ゲイとレズビアンの権利の向上、自由主義教育や育児を主張した。
僕は今まで英独では自由民主党が主たるリバタリアニズムの
担い手だと思っていました。
リバタリアン党
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E5%85%9A
>リバタリアン党の名称を用いないが同様の政策を採る政党がある。
>自由民主党 (ドイツ)
>安倍と小泉
小泉みたいな小さな政府主義って、政党単位ではあまり存在しないですよね。
新党日本やみんなの党は無駄の排除や効率化を謳ってはいるものの、弱者福祉も強く掲げている為、
「第三の道」的だというイメージがあります。国新も大地も平沼Gも経済左派ですよね。
そういや安倍って、社会・文化軸では保守ですが、
以外に親中親韓派ですよね。
就任後すぐ、訪韓訪中して首脳会談してたし。
兄貴が確か三菱商事の中国支社長であったり、
父の晋太郎や祖父の岸信介の、韓国保守派との人脈が生きてるのかもしれませんね。
-
>>357
おい、一緒にがんばるぞ
-
そういえば、アンソニー・ギデンズの「第三の道」は、
昔読んだのですが、結局何が言いたいか分かりませんでした。
リバタリアン入門の方は、森村本、副島本共に分かりやすかったのに><;
一応、「中規模の政府、中程度の福祉」という理解でいいのでしょうか。
それとも新党日本やみんなの党のように、
それなりに手厚いセーフティーネットを効率的に行おうと言う公正公平さ重視な方向なのかな。
-
>>358
>おい、一緒にがんばるぞ
らいおんちゃんも、◆sn2EOyFHzg さんの
欧州版政治イデオロギーテストやってみてよw
http://selectsmart.com/FREE/select.php?client=Polphil
-
1位がFascistとかにならないようにね^^;
-
>>357
>緑の党 (ドイツ)
>マリファナ使用の自由化、ゲイとレズビアンの権利の向上、自由主義教育や育児を主張した。
へぇ,知りませんでした。
日本の社民党も一皮剥けてこんな感じの政党に成ればいいのに。。
-
大麻解禁やセクシャルマイノリティの人権擁護には僕も賛成です
-
らいおんちゃんが答えたらこういう結果になるだろうなーと、
勝手に予想してみた^^;
早く本人の回答結果が見たいな〜w
1位 fascist
2位 Christian democrat
3位 libertarian conservative
4位 Third Way
5位 classical socialist
6位 communist
7位 social democrat
8位 ecologist or green
9位 market liberal
10位 anarcho-communist
11位 social liberal
12位 anarcho-capitalist
-
>>357
>小泉みたいな小さな政府主義って、政党単位ではあまり存在しないですよね。
すみません、これ訂正します。
よく考えると、かつての小沢自由党や旧民主党は、
小さな政府的な政策を掲げていたような記憶があります。
-
穢い図ですが、一応作ってみました。
こんな理解でよろしいでしょうか?そりゃ違うだろ、等ツッコミあると嬉しいです^^;
大きな政府
⑤
│
ラ │ ④ ラ
イ │ ⑩ イ
フ ③ │ フ
ス │ ス
タ⑦――――――――⑫――――――――⑪タ
イ │ イ
ル │ ル
統 │ 放
制 │ 任
的 ⑧ │ ⑨ 的
│
↓ ①
小さな政府
無政府的資本主義者・・・①
無政府的共産主義者・・・?
キリスト教民主主義者・・・③
古典的社会主義者・・・④
共産主義者・・・⑤
環境保護主義者・・・?
ファシスト・・・⑦
リバタリアン保守・・・・⑧
市場リベラル・・・⑨
社会民主主義者・・・⑩
社会的リベラル・・・⑪
第3の道・・・⑫
-
少し加えてみました。
大きな政府
⑤
│ ⑮
ラ ⑭ │ ④ ラ
イ │ ⑩ イ
フ ③ │ フ
ス │ ス
タ⑦――――――――⑫――――――――⑪タ
イ │ イ
ル │ ル
統 │ 放
制 │ 任
的 ⑧ │ ⑨ 的
⑯ ⑬
↓ ①
小さな政府
無政府的資本主義者・・・①
無政府的共産主義者・・・?
キリスト教民主主義者・・・③
古典的社会主義者・・・④
共産主義者・・・⑤
環境保護主義者・・・?
ファシスト・・・⑦
リバタリアン保守・・・・⑧
市場リベラル・・・⑨
社会民主主義者・・・⑩
社会的リベラル・・・⑪
第3の道・・・⑫
最小国家論者…⑬
権威主義者…⑭
左翼リバタリアン…⑮
新自由主義者…⑯
-
イスラエル版を作ってみました。
◆sn2EOyFHzg さんのおっしゃる外交・安保軸がイスラエルの政党にとっては
重要政策になっています。タカ派の中ではリクードがやや世俗、親露派のベイテイヌが超世俗、
一方、国家宗教党や国家統一党はタカ派かつ宗教保守です。
逆に、宗教保守色が強いシャスやトーラーユダヤ教連合は、そこまでタカ派ではありません。
アラブ系政党はイスラムナショナリズムを掲げるラアム・タアルと、
穏健派でリベラルなバラドや共産党(穏健派アラブ人とユダヤ人の党)があります。
消滅しましたが、市場リベラルでリバタリアン色・世俗食が強いのシヌイという党が第三政党であったことがあります。
この票はベイテイヌに吸収されたと思われます。
シヌイを除けば、経済軸では多くの政党が貧困層の福祉重視を掲げています。
世俗主義
↑
⑪ │ ③
⑨ │
④
汎 │ ① シ
ア ⑫ │ オ
ラ ←―――――――┼――――②―――→ニ
ブ │ ス
主 │ ト
義 │ ⑥ ⑦
│
⑧ │ ⑩
│ ⑤
↓
宗教保守
カディマ・・・①
リクード・・・②
イスラエル我が家(タカ派だが親露)・・・③
労働党・・・④
シャス・・・⑤
トーラーユダヤ教連合・・・⑥
国家統一党・・・⑦
ラアム・タアル(アラブ系宗教保守)・・・⑧
ハダシュ(共産党)・・・⑨
ユダヤの家(旧国家宗教党)・・・⑩
新党メレツ・・・⑪
バラド(アラブ系穏健派)・・・⑫
-
この発言を見るとらいおんちゃんは意外とネットウヨでも無いのかな?
144 :建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/02/05(金) 02:03:33
また一人…日本人の「身勝手な正義」の犠牲となった外国人が出た。
朝青龍の引退、事の発端は…彼が強く成れば成るほど、日本愚民は
「悪役」のレッテルを張り…やれ「横綱の品格」だの「心・技・体」だのと
日本的幻想を押し付けて…で、決定的にしたのは「仮病サッカー事件」
だろうか…何が悪いのだ? モンゴル人が自分の母国為にした事を…
他国の日本愚民が非難するか? そのくせ自分達は…WBCなどで、
日本人が日本の為に参加しないと「大バッシング」する…。
やだ、やだ…だから日本人は、どこの国からも「快く思われない」んだよ…
-
>>369
ネトウヨをキャラとして演じてただけのはずなんだけど、
そのキャラが癖になってやめられなくなってるっぽいのですよw
もうそろそろハッキリしろとも思うのですがねw
-
自分のネトウヨ性向が恥ずかしいのは理解出来る位賢いからキャラとして演じてただけを演じてる,かと思ってましたがw
-
どちらにしろ香ばしい御仁なんですね^^;
これからの活躍にも期待ですw
-
みんなの党より平沼Gの方が新自由主義寄りらしいです。
民主は、ちょうど巧い具合に中道、
自民は保守色を強め、幸福実現党や改革クラブに近づく始末。
民主に一番近いのは国新、次いで新党日本、みんなの党、共産党の順だとか。
「右」に寄り過ぎた自民党と、巧みなポジショニングの民主党
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-976.html
-
(引用開始)
衆議院選挙の公示をいよいよ明日に控え、そろそろ大新聞の情勢調査の記事が出始める頃だと思う。選挙が公示されると、ブログに書ける記事にも何かと制約が生じ、自由に言いたいことが言える記事も、総選挙前では今日が最後になると思うので、思う存分書きたいと思う。当ブログ管理人は、今週後半にブログの夏休みをとる予定だが、その頃にはもう総選挙の流れは不動のものになっていることだろう。
今日は、先週の12日に公開された、「毎日jp」の「毎日ボートマッチ えらぼーと」に掲載された、各党の候補予定者の回答を分析した結果を公開したい。このところ当ブログはこの「えらぼーと」の話題ばかりだが、昨年夏に「毎日新聞叩きに反対するキャンペーン」の開始を宣言した当ブログらしいといえるだろう。当時話題になった毎日デイリーニューズの「エロ記事事件」自体は批判されて当然だが、城内実だの某経済評論家だのが、騒ぎに乗じて毎日新聞に言いがかりをつけて私怨を晴らそうとしたことは、不愉快きわまりなかった。
下衆たちのことはともかくとして、今回の「えらぼーと」の設問を最初に見た時は、正直言ってなんてシンプルというかプリミティブな設問なんだ、と思って拍子抜けしたが、各党の立候補予定者の回答見ていくと、予想外に党ごとの政策の差がはっきりと現れていることがわかってきた。特に、このところ立場が接近してきて違いがわからなくなった印象を受けていた自民党と民主党の差が、思っていた以上に大きいことには驚かされた。
「えらぼーと」の設問は20項目あるが、当ブログ管理人は、それぞれの設問について各政党の候補予定者の回答の平均を求め、それをもとに政党間の政策の距離を算出してみた。たとえば、憲法9条改正の是非を問うた第1問では、「改正賛成」に1点、「反対」に0点を割り振り、政党ごとの平均値を求めた。全員が改正賛成なら1点、全員が改正反対なら0点、両者が同数なら0.5点といった具合だ。こうして、全20問の設問に対応する各政党のポジションを決定し、各点間の距離を求めた結果を下表に示す。ここで距離は0から1の間の数値を取り、その値が小さいほど政党間の距離が近いことを意味する。
http://blog-imgs-29.fc2.com/c/a/p/caprice/200908171023349e6.jpg
-
個々の設問について、各党のスタンスを順番に並べた結果は、『kojitakenの日記』のエントリ「毎日新聞「えらぼーと」への回答に見る各党のスタンス」にまとめたので、あわせてご参照いただければ幸いである。
なお、表でピンク色の表示は政党間の距離が近い(0.3以下)ことを示し、グレーの白抜き数字の表示は、政党間の距離が大きい(0.5以上)ことを示す。
一見してわかることは、民主党が中道右派から左派までをカバーする巧みなポジショニングをしていることで、連立相手に想定している社民党、国民新党、新党日本といずれも近い距離にあるだけではなく、共産党や「みんなの党」とも十分近い距離を保っている。ここで、社民党と共産党は民主党より左側、国民新党、新党日本、みんなの党は民主党より右側に位置するから、民主党は両者の中間にあって左右両方とも協調できる位置取りをしているといえるのである。
一方、自民党と距離が近いといえるのは平沼グループ(当ブログにおける呼称は「平沼一派」)だけであり、社民、共産の両左翼政党だけではなく、新党日本および新党大地とも距離が大きい。これは、左翼政党とはイデオロギーの対立があることに加えて、自民党が小泉構造改革に一定の評価を与えていて、製造業の派遣労働や最低賃金の引き上げに関して、大企業寄りのスタンスを露骨に示していることが、中道右派のうち特に新自由主義に批判的な勢力と距離が開いた理由と考えられる。自民党と民主党との距離も、思いのほか大きい。そんな中、自民党と平沼一派とは異様に距離が近いことが注目され、これは平沼一派が、看板のはずの郵政民営化反対さえ明確にできておらず、労働問題に関してもかなり大企業寄りで、かつ外交・安全保障問題に関しては自民党以上にタカ派的である(自民党よりやや右に位置する)ことが影響している。平沼一派から見ると国民新党ともっとも距離が近いことからわかるように、「郵政総選挙」でともに刺客を送られた出発点においては、亀井静香と平沼赳夫はごく近いスタンスにいたのだが、国民新党を結成して民主・社民との接点を探り続けた亀井静香と、自民党に恋々とこだわり続けていまだに新党結成にさえ至っていない平沼赳夫の差が、4年経ってどうしようもないほど大きく広がったといえる。民主党から見て一番距離の近い政党は国民新党であるのに対し、平沼一派は民主党より自民党との距離の方がはるかに近いのである。
-
公明党は、本来は中道政党なのに、距離が近いと言えるのは「みんなの党」だけであり、これは自民党との連立に足を引っ張られている形だ。このことから予想されるのは、下野後の早い時期に公明党が自民党との提携を解消することである。権力を持っていない自民党など、公明党にとって何のメリットもないから、提携解消は当然だろう。
みんなの党は、民主党よりやや新自由主義寄りだが、思ったほどではなく、意外にも平沼一派の方がより新自由主義寄りだ。この党も、選挙後に政界再編でうごめくことは間違いない。平沼一派との距離も近いから、平沼一派を取り込んだ上で民主党の右派勢力に手を突っ込むことは十分考えられる。そのためには彼らだけでは力不足だが、おそらく橋下徹や中田宏らが彼らに加勢することになるだろう。また新党日本(回答者は2人)は事実上民主党と同じと考えて良いが、民主党より新自由主義と距離を置いている。新党大地はそれよりは右寄りで、まあ佐藤優と親しい鈴木宗男の北海道ローカル政党だからしょうがない。
注目されるのは、社民党と共産党の距離がきわめて近いことで、今回調べた政党(平沼一派を含む)間の66通りの組み合わせの中でも、突出して小さい0.12という値を示す。つまり、両党は実質的に同じ主張を持つ政党である。歴史的な経緯があってそれぞれ別の政党で互いに仲も悪いのだろうが、政党が分かれていることによって比例ブロックにおける議席の確保が困難になっていることを考えれば、両党は合流を検討するのが筋だと当ブログは考える。
最後に、改革クラブ(回答者は西村真悟1人だけ)と幸福実現党は、どうしようもない極右政党であって、お互いと自民党および平沼一派以外のすべての政党との距離が離れている。逆に言うと、こんなトンデモ政党と距離がさほど離れていない自民党や平沼一派が痛いともいえるわけだ。よくいわれる「二大政党制においては二大政党の政策は中道寄りになる」という説との対応を考えると、民主党はみごとにこの説に当てはまっているが、自民党は政策が右に偏り過ぎていて、それが中道やや保守寄りの人が多いと思われる無党派層の支持を得られない原因になっていると考えられる。逆に言うと、民主党のポジショニングが選挙に勝つ上では最適だったということで、これは、2006年4月の代表就任と同時に、かつて「自民党より過激」と言われた民主党の新自由主義志向路線を改めて「国民の生活が第一」路線を打ち出した小沢一郎の寄与が大きかったというほかない。小沢一郎は今年5月に代表の座を退いたが、辞任がまた民主党の支持を押し上げた。ある意味では、30日の総選挙は小沢一郎の政治生活の集大成といえるかもしれない。そうはいっても当ブログ管理人は小沢一郎に対しては一定の批判を持っているのだが、認めるべきところは認めるしかないという思いを強くしている今日この頃である。
(引用終了)
-
今さらながら、やってみました。
1位 social liberal
2位 market liberal
3位 anarcho-capitalist
4位 libertarian conservative
5位 Christian democrat
6位 social democrat
07位 Third Way
08位 ecologist or green
09位 fascist
10位 classical socialist
11位 communist
12位 anarcho-communist
social liberal が上位になるのはとは板の主流としてw、自分は市場経済への期待値が高い、というよりも、
市場経済に介入・管理しようとする政府が嫌い、というのがよく分かりました。
それこそが日本の政治・経済の病原であり、>>349で述べられる「自民党一党優位の下で築かれた戦後日本の
政治・行政・経済体制」だと、私は捉えているので、その点が2-5位の自由主義万歳wに反映されたのかな、と。
とはさん>>351や新党日本支持者さん>>352も、同じじゃないのかな。
こういう各自の立つ位置を知るのは、コミュニケーションにとって有意義ですね。
コミュニケーションとは、各自の違いを認め合うことというのが、私の信念。
-
>>377
僕の場合、
中道右派リバタリアン(古典的自由主義に近い)→左派リバタリアンという思想転向を経験してます。
経済的なものを除くと、リバタリアンが掲げる過激な個人主義の部分はいずれにせよ変わっていませんので、
社民主義の近辺のいわゆるリベラリストより突出した急進的な主張を一部で持っています。
設問で言うと、
“ 個人は階級、国民、その他いかなる集団よりも重要な単位である。”
“個人の権利は個人の義務に先立たない。(個人の義務があっての個人の権利である。)”
に強く賛成し、
“ 原則として、男女間の結婚はいかなる種類の同棲(内縁関係)よりも好ましい。”
や
“宗教は政府によって積極的に保護されるべきである。”
に思いっきり反対を付けちゃう訳です(笑)
そういった反愛国心・親個人主義的姿勢がアナルコキャピタリストに繋がったような気がします。
-
ただ経済的な意味でのセーフティーネットはある程度公平公正かつ幅広く取りこぼしがないものを、とも考えていまして、
その意味で新党日本やみんなの党が掲げるベーシックインカムやミニマムインカムなんかに賛成しています。
ベーシックインカムの代わりに基礎年金・生活保護・失業保険・景気対策目的の公共事業・最低賃金制・公務員や
正社員への手厚い法的保護なんかは廃止できる(しても社会的に大きな問題にならないだろう)と思いますので、
経済的な中道右派の立場からでも、ベーシックインカムは支持するに足るとは思いますが・・・。
そう考えると、左派リバタリアンと思っていた自分ですが、
依然として思想的には古典的自由主義者(≒中道右派リバタリアン)の位置に留まっているのかもしれません^^;
田中康夫やホリエモン、ミルトン・フリードマンも、
むしろ小さな政府を実現するために、ベーシックインカムを推進していますし(次レスで引用します)。
◆ESPAyRnbN2 さんの問いかけをキッカケに
もう一度自分の思想を見つめ直す機会にめぐまれました。ありがとうございますm(_ _)m
-
田中康夫の東京ペログリ日記リターンズ|Web SPA!
http://spa.fusosha.co.jp/spa0004/number00009657.php
(引用開始)
「額に汗して働くタクシーの運転手よりも、生活保護受給者の方が恵まれる逆転現象が生じ、
も一旦、受給資格を得た大半の方は、自らの意志で非受給者へと歩もうとはしていない残念な現実」を
脱却する最後の手段がベーシック・インカム、と述べた根拠に関しては、市内20万世帯の5%、即ち1万世帯近くが
生活保護世帯として「既得権益化」する尼崎市の実情を踏まえ、追って詳説。
(引用終了)
-
>>378訂正します。
“個人の権利は個人の義務に先立たない。(個人の義務があっての個人の権利である。)”
には強いNoの立場です。
義務に関しては、リバタリアンライクに最小限という考えなので、
政治家が国民の道徳義務をコントロールしようという保守派と対立する立場です。
よく言う、「他人の自由を侵害しない範囲で最大限に認められるべき自由」の信奉者です。
ただ原理的にやると、肖像権や著作権、特許権なんかも否定されてしまうので、そこでの考えがまとまっていませんが^^;
-
もう1回やってみると同時に、各グループとの一致度も読み取ってみました。
これってちゃんと1位の棒グラフの長さが100ピクセルになってるのですね。
1位 Social Liberal (100)
2位 Social Democrat (76)
3位 Ecologist or Green (76)
4位 Classical Socialist (36)
5位 Communist (36)
6位 Market Liberal (33)
7位 Anarcho-Capitalist (25)
8位 Third Way (22)
9位 Anarcho-Communist (12)
10位 Fascist (1)
11位 Christian Democrat (1)
12位 Libertarian Conservative (1)
>>350と微妙に順位が変わっていますが、似たようなものです。
上位と下位を見ると、一番近いのは新党日本支持者さんのようです。
たぶん個人主義のウェイトの高さが共通してるからだと思います。
若干の違いは新党日本支持者さんのほうが市場への信頼が
私よりやや高いことから来てるのでしょうね。
面白いと思ったのは私と新党日本支持者さんがそろって
Christian DemocratとLibertarian Conservativeへの
一致度が極端すぎるほどに低いという点です。
これは「社会−文化軸」において保守的価値観を
極度に嫌っていることが反映されてるのかもしれません。
ふと思ったんですが、浣腸氏がこれを真面目にやったら、
意外に私と近い結果が出そうな気がするのですよね。(苦笑
あの人、本音では大のネオリベ嫌い&個人主義者っぽいですので。
-
>>382
>もう1回やってみると同時に、各グループとの一致度も読み取ってみました。
>これってちゃんと1位の棒グラフの長さが100ピクセルになってるのですね。
おお、これは気付かなかったです。
もう一度やってみようかな?
-
もう一度やってみました。
今回は良く分からないものはNot Sureを多用し、
賛成反対の数を絞りました。その上で優先度を1・3・5のみにして答えた結果です・・・。
1位 social liberal(100)
2位 anarcho-capitalist(65)
3位 market liberal(57)
4位 Third Way(34)
5位 ecologist or green(34)
6位 social democrat(30)
7位 classical socialist(1)
8位 communist(1)
9位 libertarian conservative(1)
10位 fascist(1)
11位 anarcho-communist(1)
12位 Christian democrat(1)
前回やったよりも、新自由主義的結果が出てきて少しガッカリです^^;
これでも元共産党支持者なんですよ!ええ、本当に。
僕自身はかなり左寄りに答えたつもりなのですが、
設問14と15、17、18で公的機関の民営化と規制緩和、自由貿易
に肯定的な回答をしたのが原因かもしれません。
もちろん、小泉主導の郵政民営化には反対ですがw
3〜5はそれなりに左寄りに答えたはずなのになぁ・・・。
北欧型社民主義とか大好きなのに、social democratが前回の3位から6位に落ち込んでしまった><
マーケットリベラルが上に来てるし(汗
-
これでもホームレスへの公的支援は不足していると思っているんですけどねぇ。
>>382
仰る通り、「社会−文化軸」において保守的価値観は確かに嫌いです。
キリスト教原理主義・イスラム教原理主義なんか狂ってるとしか思いませんし、
日本の保守原理主義者に至っては、夫婦別姓で家庭が崩壊するだの靖国は日本の伝統で首相の公式参拝が必要だの
日の丸を狂信的に愛せよだのジェンダーフリーバッシングだの
もういい加減にしろ!という感じです。
ですので、新党日本以外では社民党なんかが好きです。
国新は選択的夫婦別姓反対と取調べ全面可視化への消極姿勢で愛想尽きました・・・。
-
欧州でいう左派というのは、政府の積極介入(福祉や富の再分配の点で)を求める傾向があるので、
それを嫌う(ように見える)新党日本やみんなの党の意見に近い新党日本支持者の場合、
自由主義の色合いが付いてしまうのかもしれませんね。
また、日本では小泉・竹中改革で破壊された(と言われる)権利は、自然権とも言える生命権、
とまでは言わなくても生存権の侵害を主張しているのが殆どなので、欧州では左派だろうが右派だろうが、
それは保護されて当たり前、と考えられているように思います。
欧州で言う行き過ぎた労働権ってのは、日本の労働環境と違いすぎますから。
-
反応ありがとうございます。
確かに、両党の政策である最小限所得保障なんかは、ワーキングプア層にとっては収入増になるので、
経済左派的側面もあるのですが、基本的にミルトン・フリードマンが生活保護や年金を廃止する為の代替として唱えたものですしね。
現にホリエモンも同じ理由で支持していますし、小さな政府思考になるのでしょう。
僕自身は、基礎年金・生活保護・失業保険・景気対策目的の公共事業・最低賃金制・公務員や
正社員への手厚い法的保護を廃止する代わりに、月額数万円のベーシックインカムで取りこぼしの無いセーフティネットを構築し、
また、健康保険制度や障害者年金に関しては残すべきとの立場です。
過渡期の制度として、民主党の子供手当てなんかを支持していますが、本来手当てが必要な層は成人の低所得・非正規雇用層ではないかなと。
別の視点としては、セーフティネットをシンプル化することによって、
生活保護受給世帯とギリギリ受給できない世帯の逆転現象などの不公正・不公平を解消できるのではないか、
あるいは、同一労働同一賃金などの公正さ・フェアオープンな社会を志向する傾向があります。それで新党日本をプッシュしてます。
-
>>386
>自由主義の色合いが付いてしまうのかもしれませんね。
参考までに、こう答えたんですよ。
他に経済右派・左派を分ちそうな項目ってありますかねぇ・・・。
3. Freedom is endangered by so-called "social" rights (e.g. the "right" to healthcare).
自由はいわゆる社会権(例・医療を受ける権利)によって脅かされている。
→いいえ。ウェイト最大。最左派的回答。
4. The smaller the state, the freer the people.
政府(国家)が小さければ小さいほど人々は自由である。
→いいえ。ウェイト最大。最左派的回答。
5. Absolute economic equality is a valid aim.
絶対的な経済的平等は正当な目標である。
→いいえ。ウェイト最小。第三の道的回答?
6. "That government is best which governs not at all."
「最良の政府とは全く統治しない政府である。」
→社会−文化軸では賛成、経済軸では反対だったので(典型的な社民主義者の考えだと思います)、Not Sureにしました。
14. It is wrong, a priori, for the private sector to be directly involved in the provision of public services.
民間セクターが公的サービスの供給に直接的に関わることはアプリオリに間違ったことである。
→いいえ。ウェイト中。民営化そのものには反対しませんが、郵政民営化の例もあり、ウェイト大にはしませんでした。
15. It is preferable, a priori, for the private sector to be directly involved in the provision of public services where possible.
可能であれば民間セクターが公的サービスの供給に直接的に関わることは、アプリオリに好ましいことである。
→はい。ウェイト中。
17. Free trade is fair trade.
自由貿易は公正な貿易である。
→はい。ウェイト中。最小限の国内産業保護は必要な場合もあると思い、ウェイト大にはしませんでした。
18. "Deregulation" is just management speak for cutting back on workers' rights.
「規制緩和」とは単に経営者が労働者の権利を削減する方便に過ぎない。
→いいえ。ウェイト中。十分なセーフティネットがあれば、規制緩和は望ましいと思います。
-
>>386
>欧州で言う行き過ぎた労働権ってのは、日本の労働環境と違いすぎますから。
欧州の労働事情を詳しく知らないのですが、
どのようになっているのですか?
漠然と、北欧型労働社会にユートピア幻想を抱いていますが^^;
-
>>388
こうして見ると新党日本支持者さんが私と比べて
経済軸で大きく右寄りというふうにも見えないですね。
ちなみに私のほうも少し書いてみます。
3. 4. → どちらも新党日本支持者さんと全く同じ
5. → いいえでウェイト最大(この点は私のほうが右っぽい?)
6. → いいえでウェイト最大
14. → 答えるたびにウェイトが微妙に変わりますが同じです
15. → 私はこっちもいいえにしてしまうんですね。ウェイトは中ぐらいです
17.と18.が私がとりわけ迷ってしまう選択肢で、
はいといいえが変わってしまうこともあります。
なので、いずれにしてもウェイトは低く答えています。
これよりもう少し経済右派寄り(2004年頃まではそうでした)に答えてみたりもしましたが、
その場合も2位がMarket LiberalになってAnarchro-Capitalistにはならなかったですね。
ただ、4位ぐらいに上がってきてはいました。
-
原因が分かりました。
冒頭の問いで、ウェイト大にして個人主義的に答えた上で、
他を全て「分からない」にすると、 market liberalとsocial liberalとanarcho-capitalistの値が
均等にMAXになりました。
個人は最も重要だ、という問いが福祉否定のニュアンスをもっているようですね。
1. The individual is a more important unit than the class, nation or any other group.
個人は階級、国民、その他いかなる集団よりも重要な単位である。
-
神奈川一区民さんがよくご自身のことを反自民保守と表現されていますが、
どのような思想なのでしょうか。少し気になったもので^^;
国民新党のような反米保守ですか?
-
>>392
単純に自民党が嫌いというのが大きいです
ね。だから、自民党的な小澤氏が嫌いなん
です。昔は保守二大政党論者だったので、
新自由クラブ、進歩党や新党さきがけが好
きでした。イデオロギーとしては、昔は親
中ハト派で今は反米タカ派です。180度
変わりましたけどね。決して国民新党は嫌
いではないです。新党日本も好きです。自
分は判官贔屓なので、支持政党にも影響し
ていると思います。自分はそんなに深い意
味で反自民保守を名乗っているわけではあ
りません。
-
なるほど、ありがとうございます。
左翼に関しては、やはり否定的に捉える感じですか?
社共両党のような教条的なグループから、
民主党内の旧社会党グループなどのような穏健左派まで。
たぶん、後者はそんなに嫌いじゃないんじゃないかと推察しますが^^;
保守と言ってもいろいろありますので、
加藤紘一のような保守本流、反左翼ではない穏健な容共保守もあると思いますし、
非自民・非社共勢力の結集という意味での保守なのかもしれませんし。
容共派の田中康夫も自称保守だったりしますしね。
-
>>394
社共は好きではありません。何でも反対す
るような思考停止した考えが好きではあり
ません。加藤紘一氏も嫌いではないです。
ただ、加藤の乱でのヘタレぶりにやになり
ました。公明党も嫌いです。民主党も小澤
一派以外は好きなので、横路氏は好きかも
知れないですね。
一概に自分が反米タカ派とは言い切れない
ですね。
-
ありがとうございますー♪
僕も昔は共産党支持者でしたが、幻滅して見限った口です。
横路好きでしたら意外と僕とスタンスが近いかもしれませんね。
社会党右派萌えなんですよ。民社協会はあまり好きじゃないですがw
加藤紘一はもう一度加藤の乱引き起こして欲しいなぁ。
あのまま老いぼれて引退なんてちょっと勿体ない気がします。
>反米タカ派
外交に関してはどういう考えをお持ちですか?
僕なんかは、領土問題であんまり先鋭化した主張はせずに、
アメリカ始めロシア中国インド豪州韓国台湾などと軍事同盟やFTAをバンバン進めちゃえばいいのにと
全方位外交の考えを持ってます。
-
>>396
外交的には日本の国益を重視した外交です
ね。今の外交は米国追従だから、そこから
の脱却ですね。普天間の移設も海外に移設
すべきだと考えています。自立した外交を
望んでいます。外交的には明らかにタカ派
ですね。
-
詰まり一区民さんとしては自主憲法制定して自衛隊改組して軍隊持つべきと云う感じでしょうかね?
-
>>398
そうですね。自衛隊は自分の考えでは軍隊
だと思いますので、日本国憲法では違憲だ
と思います。ですので、憲法を改憲しない
といけないと思っています。ただ、自衛隊
の海外派遣には反対です。
-
なるほど。専守防衛に徹するけど,アメリカの庇護は要らんと言うかんじでしょうか。
法学の人は違憲状態が堪らなく嫌なんでしょうかねぇ。
俺は理念として現実とミスマッチでも9条は世界に誇れる条文として残して良いと思います。
代わりに自衛隊の海外派兵は認めても良いように思います。戦争への反省を理由に,海賊の取締にも軍隊出せないようでは国際社会への責任が果たせていない様に思います。
-
>>397
> 普天間の移設も海外に移設すべきだと考えています。自立した外交を望んでいます
政治思想とはちょっとズレるかもしれませんが、興味があったので。
普天間移設がこじれたのは、移設「後」の展望を鳩山政権が語れなかったからだと思います。
例えば、民主で一番タカ派と言われがちの前原は海外移設派なんですが、その後がまるで違います。
前原→不足分を自衛隊強化で補い、日米安保の片務的条項を改めて強化、日米共同で東アジアの安保を担う
社民→平和外交?
鳩山→東アジア共同体 by 寺島?
このあたりをどう考えているのかな、と。
スレ違いになるようでしたら、↓でお願いします。
国際関係・安全保障論
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/
-
>>400
> 法学の人は違憲状態が堪らなく嫌なんでしょうかねぇ。
いや、そうでもないっスよ。
現実的に自衛隊は必要だし、解釈改憲は良くないが、現実に即して改憲したら更なる解釈改憲を進めるだけだ、と
杉原閥で左派系の恩師も言ってました。
-
>>400
9条自体は素晴らしいと思います。ただ、
形骸化してますよね。日本は戦後、平和外
交をしてきました。自衛隊を海外派遣しな
いことによって、日本は信頼を得てきたと
思います。海外では米国より信頼があると
思います。
中曽根内閣時代、シーレーン防衛の為に
自衛隊を派遣しようとした時、後藤田正晴
氏が反対したことによって派遣断念に追い
込まれました。後藤田氏の判断は間違いで
はないと思います。
やはり、自衛隊の海外派遣はしない方が外
交上いいと思います。
>>402
そういう考えもあるのですね。
憲法改正は半永久的に無理なので、そうい
う考えが一番現実的だと思います。
-
>>402
左派系の人はそう考え,右派系の人は取り敢えず違憲状態を何とかしろと主張する感じなんでしょうか?
中曽根のは西側だ東側だと云う立場にたっての海外派兵だったと思うんですけど,ソマリアの海賊の攻撃からの防衛に第二次大戦で反省しているんでぇ,出せないですわ,では本当に何を反省してるんだかって感じでは?
海外侵掠出来ないのだから国際社会の航海の安全も守る義務ねーやって姿勢は正しいとは思えないです。
まあ北清事変で多国籍軍で共同出兵したときも今のソマリアの海賊ぐらいの感覚だったのかも知れませんけど。
-
>>404
日本は敗戦国というのを引き摺っているの
が大きいですね。ソマリアの海賊問題は自
衛隊を派遣すべきですけど、派遣して騒ぐ
国がある以上難しいと思います。
海賊から日本の船を守る為に自衛隊を派遣
するのは国民のコンセンサスを得られると
は思いますが。
-
今のやり取りを見る限り神奈川一区民さんは特にタカ派ではないように見えますね。
自衛隊の海外派遣については他の人のほうがもっと積極的ぽい気もしますし。
あくまで「言うべきことは言う外交」としての「タカ派」なのですかね。
フランスのドゴールぽい感じなのですかね。
-
>>406
ありがとうございます。
日本人が思っている以上に海外から日本は
評価されていると思いますよ。(但し、韓
国、北朝鮮や中国は除く)せっかく先人が
築いた平和外交は大事にしたいです。
自分は愛国心があると思ってますので、そ
ういう意味ではタカ派だと思います。
-
>>405
>派遣して騒ぐ国がある以上難しいと思います。
俺あんま知らないんですけど何処の国がどの位騒ぎましたん??
>>406
俺が自己規定としての左翼であるみたいに,自己規定としてのタカ派なんでしょうね。
ドゴールに関しては知りませんでしたがアルジェリア独立容認など世の趨勢見えてたんですねぇ。ちょっと印象違いました。
>しかしアルジェリアに対してド・ゴールは、担ぎ出した人々の思惑とは逆に、独立は必至と判断していた。ド・ゴール自身が後年の回想録で第一次インドシナ戦争の背景にある民族自決の動きを理解していたこと、また当初は完全独立ではない緩やかな連邦制も模索した(実際に国民にも提案している)ことを明かしている。これが原因で将軍達の反乱が勃発、結局アルジェリア領有の継続を主張する右翼組織OASのテロによる反対を押し切って、1962年、独立を承認した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB
-
>>408
中国、韓国、北朝鮮あたりですね。
何をやっても文句言う国ですけどね。
同じ敗戦国のドイツやイタリアはどうでし
ょうね。やっぱり、軍隊を派遣するのでし
ょうか。
-
>>409
ソマリアに関しては実際なんかいってましたかね?
中国当たりが多少がたがた云っても仕方がない気がします。
実際にあの辺の海上輸送の不安定でASEAN諸国など迷惑を蒙っているでしょうし,文句は云わないのでは?
ドイツやイタリアはNATOに加盟しているから,軍隊をあちこちに派遣した実績有るんじゃなかったでしたっけ?
この辺うろ覚えなんで不正確かも知れません。
-
>>410
自分が間違いでした。
公海上の海賊取り締まりは国際海洋法で認
められているのですね。日本の場合は国内
問題で難しいみたいですね。ドイツは法整
備をしてからフリゲートを現場海域へ送っ
たようですね。国際法で認められている以
上、誰も文句言えないですね。
-
>>411
すみませぬ。お調べいただき感謝です。
ああいうこそ決然と派遣すればいいのではないかと思います。
アフガンやイラクは明らかに当事者の片一方に肩入れすることになるのに対して,そういう党派対立色が薄くて折角国際貢献できるのに,と残念に思いますね。
-
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001003150010
ルポ 新「保守」 (上)
2010年03月15日
「行動する保守」などが呼びかけたデモ行進。女性を先頭に立て、在日本大韓民国民団の本部前まで歩いた=2月21日午後、東京都港区、福留庸友撮影
●右翼超える「市民の会」
警官隊に制止されながら、100人を超す男女が、日の丸を手に叫び声をあげる。
「日本から出て行け」「ゴキブリ」「キムチ」
各国の外交施設が集まる東京都港区。2月21日、韓国大使館領事部や在日本大韓民国民団の入るビルの前で、「行動する保守」を名乗る人々が、インターネットで呼びかけた街頭デモがあった。
この翌日は、日本と韓国が領有権を争う竹島(韓国名・独島)について、世論を喚起しようと島根県が定めた記念日。「軍事力を含めた手段で竹島を奪還せよ」。横断幕に太文字の主張が躍る。
「攘夷」。参加者が持参した旗や看板にも、いかつい言葉が並ぶ。新聞にそのまま書けない、在日韓国・朝鮮人を犯罪者扱いする表現もある。
彼らが「反日」と見なすものすべてが非難の対象だ。看板には民主党や中国、北朝鮮を批判する文言も。取材する記者にもヤジが飛ぶ。デモの後、人々は近くのオーストラリア大使館に移動して拳を上げた。「(捕鯨問題で)日本を侮辱する白人と開戦するぞ」
バス停に立ち、遠巻きにデモ隊を眺めていた一般の女性が記者に聞いてきた。「あの人たちって右翼なの?」
彼らは「在日特権を許さない市民の会」(在特会)などここ数年に結成された保守系市民団体の集合体だ。黒塗りの街宣車や特攻服に象徴される、従来の「右翼」と呼ばれる政治団体とは異なる。
参加者に声をかけた。デモのために日の丸を買った中野区の女子大生(19)、「報道は偏っている」と話す横浜市青葉区の外食チェーンの男性管理職(49)、拉致問題の「救う会」に入っていたという茨城県つくば市の化学会社の男性社員(36)……。口々に「周辺国に、日本人はなめられている」などと答える。「これまでは『愛国運動』と言えば右翼。私たち普通の市民が参加できる運動がやっとできた」とも。
参加団体の中で最大の在特会は2006年末に結成された。ネット上の登録会員はこの1年でほぼ倍増し8千人になり、3月から全国に23支部を置いた。この日、名古屋や福岡でも、外国人参政権反対などをテーマに街宣を行った。
特に関西で活動が先鋭化する。「キムチ臭い」。昨年12月、日本の小学校にあたる京都の朝鮮初級学校前に集まり拡声機で騒いだ。学校が隣の公園を運動場代わりに使っていることに対し、朝礼台やスピーカーを公園から撤去する実力行使に出て、互いに刑事告発する事態になっている。
京都弁護士会は、在特会側の行為を「公園使用の批判を超え、差別を助長する嫌がらせ」と非難する声明を発表。右翼団体「一水会」顧問の鈴木邦男さん(66)は2月発売の著書で、彼らの活動を「右翼以上に過激」「右翼は乗り越えられた」と評した。
東京都港区のデモが終わった夕方、参加者は、日の丸や段ボール製の看板をカバンにしまい、地下鉄に乗って家路についた。前橋市の男性行政書士(54)は家族に活動を「差別的」と非難されているという。名刺をくれた後、「話を聞いてくれてありがとう」と頭を下げて、立ち去った。
罵声を浴びた民団では、在日本大韓民国青年会の会合が開かれていた。在日3世の金宗沫前会長(33)は「こっそりとした差別はあっても、憎しみを直接ぶつける市民デモなんて以前はなかった」と戸惑う。「興奮したサッカーのサポーターが騒いでいる感じ。近所に暮らす、普通の人だと思うと怖い」
◇
民族主義的な主張や外国人の排斥を、公然と唱える新たな保守団体が現れ、勢いを増す。どんな人々なのか。(西本秀)
【同志社大の板垣竜太准教授(朝鮮近現代史)の話】
在特会の主張は『マンガ嫌韓流』や類書がベースだ。誇張や事実のつまみ食いで、朝鮮半島や在日の人々を批判し、植民地支配を正当化する主張は、今やネットに蔓延する。「韓国併合」から100年たっても、日本社会の下地で朝鮮人蔑視が続く。さらに拉致問題で北朝鮮批判があふれ、関係ない在日への攻撃を黙認する雰囲気が広がる。フランスでは移民排斥を唱える極右に、市民団体が「私の友人に手を出すな」と呼びかけて対抗した。在特会だけが問題ではない。日本が、多様性に開かれた社会になれるか問われている。
-
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001003160005
ルポ 新「保守」(中)
2010年03月16日
在特会の街頭デモに参加する人たち。インターネット上で生中継された=1月17日、名古屋市中村区、竹谷俊之撮影
●ネット発 危うい動員
2月下旬のデモの様子を、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)はインターネットの動画サイトで生中継した。全国から同時にアクセスした視聴者は1千人を超す。
「マスメディアは無視する。我々の武器は動画だ」
在特会の桜井誠会長(38)はマスコミが報じない自らの主張を広めるため、ネットを自前の「放送局」にした。
街頭活動に撮影隊が同行して中継するほか、録画を「ニコニコ動画」「You Tube」など動画サイトに投稿し、常時閲覧可能にしている。抗議相手や警官とのもみあいなど偶発的な事件が話題を呼んでアクセスが増えると、次の動員につながる。
昨年12月に京都の朝鮮学校前で騒いだ動画は、早回しの映像に軽快なBGMが付いた、音楽ビデオのような導入で始まる。この3カ月で計9万回以上閲覧された。
「嫌韓流」をテーマにした本の執筆者でもある桜井会長は「私の演説は一種のエンターテインメント。テレビの演出と一緒」と語る。約10分の「You Tube」画像の中で、「寄生虫」など外国人をののしる表現を差し挟むのがコツという。
相手が留守でも、画像を撮るために「抗議」を演じることもある。
千葉県浦安市の社会保険労務士の男性(32)は「最初は強烈。でも、繰り返し見るとオレもあれくらい怒ってもいいと思った」。いま男性は街宣でマイクを握る。「国賊」「反日マスコミ」。1月に東京・有楽町で声を張り上げた。
ネット発の危うさと軽さ。在特会は、街頭活動を「祭り」と呼ぶ。ある話題で一斉に盛り上がるネット用語と同じノリだ。名古屋のデモには、ネットで見た岐阜の中学生5人組が、「売国奴」と書いた手製の看板を手に加わった。
不透明な点もある。
桜井会長の名はペンネームで、本名や職業は取材に明かさない。事務所や活動費は寄付で賄っているという。
会員には、参院選に候補を擁立する保守系政治団体など既存団体の関係者も交じる。街頭デモの際は、警察への届け出や街宣車の手配など、手慣れた彼らが指南する。
警察も活動を注視する。警察内で購読されている雑誌「治安フォーラム」は2月号で、民族主義的主張を打ち出す新たな市民運動を「過激な傾向を示す」と指摘した。
在特会の主張は、在日韓国・朝鮮人らが日本に滞在し、普通に暮らすこと自体を、ほかの外国人と比べて「特権」と批判するものだ。生活保護の受給や外国人犯罪と、在日との関係を強調し、社会に潜在的にある差別意識や、生活不安をくすぐる。現在、朝鮮学校への助成廃止などを求め、自治体や地方議会への働きかけを狙う。幹部は語る。「過激な映像や批判的報道で、名前が売れた。次は行政との交渉力をつける番だ」
【北海道大大学院の中島岳志准教授(政治思想史)の話】
政治はここ10年、既得権たたきに躍起だった。規制緩和や郵政民営化、公務員改革、事業仕分けなど、国民の「自分より得しているヤツがいる」というねたみをあおり、支持を得る。ワイドショーも対立構図に乗った。在特会の「特権」という発想や、ネット動画の中で運動を演じるのも、劇場型政治の戯画だ。経済政策の選択の幅が狭まり、政治の対立軸として、夫婦別姓や死刑、外国人参政権など「価値観」を問う問題が前面に出てきた。「左・右」ではなく、「好き・嫌い」で政治を判断する時代になっている。
-
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001003170004
ルポ 新「保守」(下)
2010年03月17日
●不安の時代に根張る
「行動する保守」に集うのは、「ネット右翼」という言葉だけではくくれない人たちだ。
「民主党を粉砕するぞ」
名古屋で1月、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)が開いたデモでマイクを握った情報処理会社の男性社員(31)は「一二三(ひふみ)」という仮名で参加する。会社では、運動のことを話題にしない。
政治には無関心だった。理系大学院を終えた後、就職してから「嫌韓流」の本に出会い、はまった。一人暮らしの一二三にとって、運動は、同僚には話せない歴史観や靖国問題などを話題にできる場だ。「国に貢献している」とも感じられる。
彼らは、従来の「保守」とは趣が異なる。地縁や商売で結ばれた自民党後援会のような共同体組織ではない。都会的なバラバラの個人が集い、仲間を発見する。
既成政党すべてに不満を抱く無党派も目立つ。「民主はサヨク、日本をダメにしたのは自民」。東京のデモに参加した化学会社の男性社員(36)はこう語る。小泉純一郎首相当時の自民は支持したが、2006年に安倍晋三首相(当時)に代わると、「タカ派と期待したのに、靖国参拝しなかった」と幻滅した。
在特会が生まれたのは、この時期だ。小泉時代に目覚め、受け皿を失った保守無党派層の先端部分なのか。政権交代が、危機感に拍車をかける。
政治不信は運動論にも表れる。彼らは日本会議など従来の保守団体を「会議で議論ばかり。我々は行動する」(桜井誠会長)と批判する。一方の日本会議は「私たちは時間をかけても、政治や行政に働きかけ、法や制度の変更を目指す」(江崎道朗専任研究員)という。
時代の気分にも根を張る。「スパイの子供」。彼らは、朝鮮学校前でこう騒いだ。拉致問題を背景に、朝鮮学校を高校無償化の対象から外すことを検討する政府の発想と重なる。
経済規模で日本と並んだ中国への警戒感も働く。「このままではのみ込まれ、日本はチベットのようになる」。外国人参政権反対デモに参加した2女の父親という国立大の男性職員(45)は語った。
社会の流動化や閉塞(へいそく)感、国際環境の変化に対する危機感……。先の見えない日本への不安に、運動が油を注いで、極端な敵意を膨らます。
東西統一直後のドイツで、若者に「外国人は出て行け」と突き飛ばされた経験のある大阪大大学院の木戸衛一准教授(ドイツ政治)は「在特会は、人種差別的なヘイトクライム(憎悪犯罪)をあおっている」と見る。「人種差別撤廃条約を批准しながら、日本は差別を禁じる国内法の整備を留保してきた。ドイツ刑法の『民衆扇動罪』のような歯止めが必要だ」と指摘する。(この連載は西本秀が担当しました)
【関西学院大の鈴木謙介助教(社会学)の話】
市民参加の保守運動が登場したのは90年代後半からだ。「新しい歴史教科書」の運動が先駆け、拉致問題で保守世論が盛り上がり、その延長に在特会が生まれた。世の中全体では少数派だが、ネットの発信力で潜在的な支持者を開拓し、街頭行動を呼びかけ存在感を増している。参加者は、行動は過激だが、社会的関心が高いという意味でマジメ。これまで市民運動と言えば「左」で、「右」の受け皿が育っていない。保守的なものを求めると、過激な団体に流れるほかない不幸がある。より極端に走る人々が現れると怖い。
-
昨晩は珍走団は五月蠅かったつくばですが,今日は右翼が鬱陶しいわい。。
-
某都知事だけでなく、ヘイトスピーチ(言葉による攻撃)を議論と誤解している人が多いのじゃないか?
軽蔑し、侮辱し、罵詈雑言を浴びせることは、「批判」ではなくヘイトスピーチでしかないのに。
ヘイトスピーチの応酬では、戦争にしかならない。健全で建設的な議論の文化を築く必要がある。
-
帰化はネガティブなことではない と言っているはずなのに
名誉毀損で訴えるってなんか違和感・・・・
http://www.mbs.jp/news/jnn_4407615_zen.shtml
社民党首、都知事は「帰化」発言撤回を
社民党の福島党首は、石原東京都知事が「与党を形成しているいくつかの政党の党首とか、与党の大幹部に、帰化した人が多い」という趣旨の発言をしたことに対して、「事実誤認に基づいたものだ」として、撤回を求めました。
「石原氏のように政治家の政治信条を“帰化したからだ”という事実誤認に基づいて説明をすることが、私の政治信条を歪め、踏みにじるものです。私の名誉を毀損していると考えます」(社民党 福島みずほ 党首)
福島氏が撤回を求めた石原氏の発言は、先週17日に都内で開かれた「全国地方議員緊急決起集会」の席上でのもので、石原氏は、「与党を形成しているいくつかの政党の党首とか、与党の大幹部は調べてみると多い」と発言したということです。
これに対して福島氏は、「私も私の両親も帰化した者ではない」と否定した上で、「帰化した人は日本人であり、帰化した者ではない日本人と同等の権利義務がある」と指摘。「石原氏のように、そのことを問題とすること自体、人種差別ではないか」と批判しました。
その上で、永住外国人に地方参政権を認める政治信条について「“帰化したからだ”という事実誤認に基づき、説明をすることが私の政治信条を歪め、踏みにじるものだ。私の名誉を毀損している」と述べ、石原氏に対して撤回を求めました。(19日12:00)
-
名誉毀損の構成要件は事実と違ってれば良かったんでしたっけ?
-
>>418
石原慎太郎氏は新井将敬氏を馬鹿にしてい
たからね。石原氏のような政治家がいるか
ら、在日外国人の帰化が進まない。
-
>>420
中国、韓国、北朝鮮あたりですね。
何をやっても文句言う国ですけどねwwww
-
>>418
一応マジレスしとくと、石原発言は
「参政権促進派は帰化した人が祖国への奉仕のようなものとして頑張ってる」
が要旨では?
だからそれ以外の理由でそういう活動してる人からは「私の活動の根本の部分に対する誤解を広めるものだ」となってもおかしくないのでは。
「作家なんて所詮カネ儲けて女にモテて銀座で豪遊したくて文筆活動してるんだろ?都知事や政治家になりたがるような人も何人もいるがまさに俗物主義の権化じゃないか」
みたいな事左翼が言えば石原は喜んで告訴に踏み切ると思うのだけど。
無論「金儲け」も「モテ」もネガティブな事じゃないでしょうけど、それが「一番の理由だろ」みたいに言われて流布されるのは名誉毀損と思う人もいると思うよ。
-
石原と新井は衆議院旧東京2区で同じ自民党ながら、激烈な争いをしていたからね。
とくに、蒲田駅周辺を握っていた在日韓国人関係が新井について、当時の自民党長老都議が反発、火に油を注いだ歴史もある。
その腹いせもあるのでは。
在日朝鮮人といっても、3世、4世になると日本人と結婚したり、すっかり日本人化している。
まして、韓国社会でも帰胞だのいわれて差別される、親の世代が生きている間は親の面子を立てているけど、きっかけがあれば国籍取得をするだろう。
-
千葉9と神奈川1、オマエらは在日特権を許さない会に入れよwww
-
>>新井将敬氏
保守系の論客として活躍した新井将敬氏。
死後「彼は日本人以上に日本人であった」と言われた。
-
さも自分の意見だけが正義だと喚き散らす連中はあんま信頼されないと思うけど,こんな時は気をつけないとあかんやろうね。。
「自粛」「不謹慎」同調圧力に警鐘 識者ら
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201104050161.html
2011年4月5日11時5分
歴史的な災厄に直面する日本社会に今、「正しさ」を錦の御旗に掲げた同調圧力が働き始めてはいないか。識者たちから、そのような懸念が聞こえ始めている。オールジャパン的な体制が必要視される状況にあって、「団結」の内実を問おうとする視点だ。
「私は『自粛』『不謹慎』反対運動を立ち上げることにしよう」。ジャーナリストの佐々木俊尚は週刊ポスト4月1日号に、そう記した。
ある音楽公演に「不謹慎だ」「節電しろ」と批判が相次いだことを紹介。「節電は必要だが、我々は普通に経済活動をし、日常生活を送ればいいのだ」と述べたうえで、こう警鐘を鳴らした。「『人がつながって一致団結する』ということと、『圧力をかける空気をつくりだす』という行為は表裏一体で、容易にダークサイドに転ぶ」
フランス現代思想が専門の内田樹も同誌で、「『この非常時に、そんなふるまいが許されるか』という恫喝(どうかつ)から『非国民』という名指しまではわずかの距離しかない」と述べた。
作家の高橋源一郎は3月下旬、ツイッターで「祝辞 『正しさ』について」と題する連続ツイートをした(http://togetter.com/li/114133)。
震災を前に「なにかをしなければならないのだけれど、なにをしていいのかわからない」と訴える学生に、「『正しさ』への同調圧力」に押しつぶされないように、と助言する。悲劇を前に連帯や希望を語ることは「正しい」。しかし「社会の全員が同じ感情を共有しているわけでは」ないのだよ、と。
「自分にとって大きな負担となる金額」を寄付する意思を明かしつつ、それも「正しいから」ではなく「ただ『時期』が来たから」するのだと、正月に還暦を迎えた作家は記した。
「気をつけて」と、高橋はツイートで次世代に呼びかけている。「『不正』への抵抗は、じつは簡単です。けれど、『正しさ』に抵抗することは、ひどく難しいのです」(塩倉裕)
-
サンケイの記事だけど俺も陰翳歓迎。暗い駅は寧ろ欧州風の落ち着きがあって良いではないかと利用する度に思った。
東日本大震災 「暗さ」「陰影」歓迎するムードへ 東京の夜は明るすぎた
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110418-00000109-san-soci
産経新聞 4月18日(月)7時56分配信
東日本大震災の影響で、首都圏を中心に繁華街のネオンが消え、経済活動が沈滞ムードに包まれる。一方で、節電が暗さに対する日本人の意識に変化をもたらしている。「陰影」という日本建築の概念に光が当てられ、夜の暗さを再評価する機運が出てきた。「東京の夜はこれまで明るすぎた」−。そんな自戒の念が聞こえてくる。(日出間和貴)
[フォト] 石原氏“自販機悪玉論”に業界困惑…
東日本大震災から1カ月近くが過ぎた4月上旬、東京都内の駅構内で「地下鉄の暗さ」について、2人の中年男性が気になる会話をしていた。
「震災以降、東京の地下鉄はまるでロンドンのように暗くなった」
「ヨーロッパを旅すれば分かるけど、駅の構内はこんなもの。この暗さにもだんだん慣れてきた」
企業や家庭で進められる節電の励行。夏場に向けた電力抑制を控え、まちの暗さを受容する感性はさらに歓迎されていいはずだ。
昼から夜へ、明るさの谷間に当たる「たそがれ時」に対する意識は、国民性や気候風土が反映される。日本の夜の明るさや派手なライトアップに長年、疑問を投げかけてきた東京工大の乾正雄名誉教授(建築工学)によると、日本では日没の1時間前に照明をつけるが、ヨーロッパではほぼ日没の頃。明るさの余韻を惜しむかのように照明をなかなかつけないという。
乾名誉教授は、過度に明るい夜間の環境が「人に常に動き回ることばかりを強いて、じっと考える能力を喪失させたことはうたがいようがない」と、『夜は暗くてはいけないか』(朝日新聞社、1365円)で指摘する。確かに、こうこうと輝く蛍光灯のもとでは哲学することは向かない。
昭和8年、作家の谷崎潤一郎(1886〜1965年)は47歳のときに日本家屋が織りなす薄暗さの美について論じた『陰翳(いんえい)礼讃』を刊行した。この一冊は、海外の建築家の間でも建築思想の「手本」として読み継がれてきた。
米国の現代美術家、ジェームズ・タレルも影響を受けた一人。設計した宿泊・体験施設「光の館」(新潟県十日町市)の館内には、光を知覚するさまざまな仕掛けが施されている。「来館者は寝泊まりしながら、自然光と人工光が織りなす『陰影の美』の作品世界を肌で触れることができる」(同館)。明るさに慣れた都会人に、夜の闇と隣り合わせだった時代へのタイムスリップが人気を呼んでいる。
◆無駄な光なくす
一方、全国に先駆けて、平成元年に「光害(ひかりがい)防止条例」を制定した岡山県美星(びせい)町(現井原市)。天文台のある美星町の区域内に適用される条例で、過剰照明の自粛を呼びかけ、夜10時以降は各家庭でも消灯することを励行する内容だ。条例には「美しい夜空を見よう」という目的があり、星の見え方は市民のモラルにかかっている。
美星天文台の綾仁(あやに)一哉台長は「暮らしの中から無駄な光をなくし、照明を水平よりも上に向けないようにするだけでも星はきれいに見える。都会の空に本来の夜空が戻ることは、節電による一つの形といえる」と評価する。
谷崎の『陰翳礼讃』にある一節。〈暗い部屋に住むことを余儀なくされたわれわれの先祖は、いつしか陰翳のうちに美を発見し、やがては美の目的に添うように陰翳を利用するに至った〉
「闇の世界」を完全に忘れ去る前に、現代人が心に留めておきたい警句といえる。
-
>>423
蒲田西口でのD都議(石原系)と在日との争いは激烈でしたね。土建業内でも反目しあっていましたから。
まあ、石原も新井も見えないところではかなりダーティでしたからね。それにたかる選挙民が一番のもんだいですが。
新井のお母さんは一生懸命なものがありましたね、自死したときは見ていられませんでした。
一世にはいろいろな人がいましたが、戦前の教育を受けたこともあり仁義を大切にしていましたね。
ちなみに私は自民党でも、石原陣営でも新井陣営でもありません。
-
「原発議論が民主主義深める」サンデル教授インタビュー
2011年4月24日9時17分
http://www.asahi.com/international/update/0423/TKY201104230335.html
サンデル教授は22日、米ハーバード大の学生主催のシンポジウムの後、朝日新聞などの取材に応じた。主なやりとりは次の通り。
――福島第一原発の問題をどう見ているか。
危機が起きる前、米国は原発推進に向かっていたが、再考を迫られた。他のすべての国も、エネルギー政策の安全性やリスクを新たな枠組みで議論することが避けられないだろう。
だが、根本的には、膨大なエネルギー消費に依存する物質的に豊かな生活様式をどうするか、我々がどんな社会に住みたいかという価値観の問題になる。
――日本での原発の賛否をめぐる議論は激しいものになるかもしれない。
私のアドバイスは、思慮深く、丁寧な議論をすること。絶対に議論を避けてはならない。社会が直面する最も困難な課題について、賛否両派が相互に敬意を持って、公然と討議できれば、民主主義は深まる。だからこそ、建設的に議論するための枠組みの設定が非常に重要となってくる。
――誰が枠組み設定を担うべきか。
政治指導者に責任があるが、しばしば機能しない。有権者が望まないからだ。民主主義に不可欠な、自ら考えて議論する市民を育む教育の責任が大きい。メディアも意味ある議論を提起する義務がある。
――日本政府は11年度予算の途上国援助(ODA)削減を決めた。
日本が震災後の緊急事態を過ぎた時、途上国援助で再び寛大な役割を担うことに、私は疑念がない。(ケンブリッジ=春日芳晃)
-
中立性欠くと被告側抗議=ネオナチ裁判、最初から波乱―ドイツ
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-130507X729.html
2013年5月7日(火)16:26
【ベルリン時事】ドイツ各地でトルコ系住民ら10人を殺害したとして起訴されたネオナチ組織の女ベアーテ・チェーペ被告(38)の初公判が6日、ミュンヘン上級地方裁判所で開かれた。被告側は裁判官が中立ではないと抗議。公判は14日まで中断され、波乱の幕開けとなった。
被告は「国家社会主義地下運動」を名乗る男女3人組の1人で、2000年から07年にかけ、10人を殺害したとされる。警察は当初、事件を移民間の抗争として捜査していた。しかし、11年11月に銀行強盗に失敗したメンバーの男2人が死亡した後、アジトを捜索したところ、殺害現場を撮影したDVDや使用した拳銃が見つかり、犯行が発覚した。
被告側は、入廷の際に被告側だけ身体検査を求められたことに不満を表明。裁判官は公平ではないと主張した。
-
東洋学園大学教授・櫻田淳 平成の「富国強兵」路線に専念を
2013.6.3 03:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130603/stt13060303080000-n1.htm
「歴史認識」に絡む橋下徹大阪市長の一連の発言が投げ掛けた波紋の後、韓国紙、中央日報が「原爆投下は神の懲罰である」と言い放った論評を掲載したことは、日韓両国における「ナショナリズム言説」の応酬の風景を出現させたようである。
≪正義語れる官軍になってこそ≫
古来、「歴史認識」は大概、「戦争で勝った側」のものが世に流布する。「勝てば官軍、敗(ま)ければ賊軍」という言葉は、「敗れた側」にとって、どれほど理不尽にして悔しいものであっても、一つの真理を表している。故に、端的にいえば、「次の戦争」で「戦勝国」になってしまえば、「歴史認識」の案件は決着がつく。
ここでいう「次の戦争」とは、武力行使を伴う文字通りの「戦争」という意味にとどまらず、経済、産業、技術上の優位の維持、さらには対外広報・文化・芸術・スポーツなどを通じた対外影響力の確保という意味の「競争」を含むものである。こうした「戦争」や「競争」に際して、いかに「勝ち組」に回るか。筆者は、そうしたことにこそ何よりの関心を抱いているし、そのことこそ、真剣な議論に値するものであろう。
筆者は、突き放した物の言い方をさせてもらえれば、第二次世界大戦という「近代以降、偶々(たまたま)、敗れた一度だけの対外戦争」に係る弁明には大した意義を感じていないし、その弁明に日本の政治家が精力を尽瘁(じんすい)するのは、率直に無益なことであると考えている。
故に、筆者が安倍晋三首相の再度の執政に期待するのは結局のところは、「次の戦争」で「戦勝国」としての立場を確実に得るために必要な態勢の整備である。
「アベノミクス」と総称される経済再生施策から、憲法改正を含む安全保障に係る態勢の拡充、さらには安倍首相が就任直後に披露した「アジアの民主主義的な安全保障ダイヤモンド」構想に示された対外政策方針に至るまで、安倍首相が推し進める平成版「富国強兵」路線は、こうした考慮に裏付けられてこそ、意義を持つものであろう。
-
>>431-432
≪橋下発言は「必然性」が薄弱≫
逆にいえば、こうした平成版「富国強兵」路線の貫徹に具体的に寄与しない政策対応は、「歴史認識」の扱いを含めて、全て棚上げにしても何ら支障はない。国際政治で問題とされるのは、結局は「力」である。安倍首相には、日本の「力」の復活に専念してもらえれば、宰相の仕事としては十分である。
翻って、橋下市長の一連の発言において批判されるべきは、その発言の中身というよりも、それを語る「必然性」が誠に薄弱だということにある。要するに、「橋下市長は、自らの歴史認識を開陳することで、何をしようとしたのか」が、曖昧なのである。橋下市長は、一連の発言を通じて、第二次世界大戦の「敗戦国」としての日本の立場を弁護しようとしたのであろう。
目下、特に米国、英国を含む欧州諸国、さらには豪印両国や東南アジア諸国は、日本の「次の戦争」における盟邦であると期待されているし、その故にこそ、安倍首相は、第2次内閣発足以後、これらの国々との「提携」を加速させている。しかし、橋下市長の発言のように、「従軍慰安婦」の解釈を含めて日本が「敗戦国」としての立場の弁明に走ることは、これらの国々との「提携」を進める際の妨げになる。
というのも、これらの国々の多くは、結局は、「戦勝国」であるからである。「歴史認識」のような「互いに妥協できない」案件を不用意に持ち出し、「敗戦国」と「戦勝国」の立場の違いを結果として際立たせるような言動は、果たして賢明であるのか。橋下市長に問われているのは、その言動の当否ではなく、その言動を披露する際の「賢明さ」なのである。
≪中朝韓の対日批判資格を問え≫
因(ちな)みに、中朝韓3カ国からの対日批判への対応は、そもそも「戦勝国」ですらない韓朝両国、さらには「戦勝国」の地位を継いだだけの中国が何故、あたかも自ら「戦勝国」であるかのように装って、対日批判に走っているかという「資格」を問い質(ただ)し続ければ、それで十分であろう。
「正義」は、「戦争」や「競争」に勝ってから語るべきものである。しかし、勝ってから語られる「正義」は、大概、白々しいものでしかない。政治における「正義」とは、そうしたものである。当代日本の政界やその周辺には、「正義」、即(すなわ)ち「自らにとっての『正しいこと』」を口にしていれば、必ず受け容(い)れられると信じている「政治活動家」は、政治的スペクトラムの左右を問わず、至るところに盤踞(ばんきょ)している。
政治家は、国家・社会にとって「必要なこと」よりも自らにとって「正しいこと」を優先させる言動に走れば、瞬時に「政治活動家」に変貌する。橋下市長の一連の発言に因(よ)る騒動の顛末(てんまつ)が示すのは、彼もまた、その「政治活動家」の一例であったという事実であろう。(さくらだ じゅん)
-
麻生副総理の憲法改正めぐる発言の詳細
http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201307310772.html
麻生太郎副総理が29日、東京都内でのシンポジウムでナチス政権を引き合いにした発言は次の通り。
ナチスの憲法改正「手口学んだら」麻生氏発言に関する記事はこちら
僕は今、(憲法改正案の発議要件の衆参)3分の2(議席)という話がよく出ていますが、ドイツはヒトラーは、民主主義によって、きちんとした議会で多数を握って、ヒトラー出てきたんですよ。ヒトラーはいかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。全然違いますよ。ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから。ドイツ国民はヒトラーを選んだんですよ。間違わないでください。
そして、彼はワイマール憲法という、当時ヨーロッパでもっとも進んだ憲法下にあって、ヒトラーが出てきた。常に、憲法はよくても、そういうことはありうるということですよ。ここはよくよく頭に入れておかないといけないところであって、私どもは、憲法はきちんと改正すべきだとずっと言い続けていますが、その上で、どう運営していくかは、かかって皆さん方が投票する議員の行動であったり、その人たちがもっている見識であったり、矜持(きょうじ)であったり、そうしたものが最終的に決めていく。
私どもは、周りに置かれている状況は、極めて厳しい状況になっていると認識していますから、それなりに予算で対応しておりますし、事実、若い人の意識は、今回の世論調査でも、20代、30代の方が、極めて前向き。一番足りないのは50代、60代。ここに一番多いけど。ここが一番問題なんです。私らから言ったら。なんとなくいい思いをした世代。バブルの時代でいい思いをした世代が、ところが、今の20代、30代は、バブルでいい思いなんて一つもしていないですから。記憶あるときから就職難。記憶のあるときから不況ですよ。
この人たちの方が、よほどしゃべっていて現実的。50代、60代、一番頼りないと思う。しゃべっていて。おれたちの世代になると、戦前、戦後の不況を知っているから、結構しゃべる。しかし、そうじゃない。
しつこく言いますけど、そういった意味で、憲法改正は静かに、みんなでもう一度考えてください。どこが問題なのか。きちっと、書いて、おれたちは(自民党憲法改正草案を)作ったよ。べちゃべちゃ、べちゃべちゃ、いろんな意見を何十時間もかけて、作り上げた。そういった思いが、我々にある。
そのときに喧々諤々(けんけんがくがく)、やりあった。30人いようと、40人いようと、極めて静かに対応してきた。自民党の部会で怒鳴りあいもなく。『ちょっと待ってください、違うんじゃないですか』と言うと、『そうか』と。偉い人が『ちょっと待て』と。『しかし、君ね』と、偉かったというべきか、元大臣が、30代の若い当選2回ぐらいの若い国会議員に、『そうか、そういう考え方もあるんだな』ということを聞けるところが、自民党のすごいところだなと。何回か参加してそう思いました。
ぜひ、そういう中で作られた。ぜひ、今回の憲法の話も、私どもは狂騒の中、わーっとなったときの中でやってほしくない。
靖国神社の話にしても、静かに参拝すべきなんですよ。騒ぎにするのがおかしいんだって。静かに、お国のために命を投げ出してくれた人に対して、敬意と感謝の念を払わない方がおかしい。静かに、きちっとお参りすればいい。
何も、戦争に負けた日だけ行くことはない。いろんな日がある。大祭の日だってある。8月15日だけに限っていくから、また話が込み入る。日露戦争に勝った日でも行けって。といったおかげで、えらい物議をかもしたこともありますが。
僕は4月28日、昭和27年、その日から、今日は日本が独立した日だからと、靖国神社に連れて行かれた。それが、初めて靖国神社に参拝した記憶です。それから今日まで、毎年1回、必ず行っていますが、わーわー騒ぎになったのは、いつからですか。
昔は静かに行っておられました。各総理も行っておられた。いつから騒ぎにした。マスコミですよ。いつのときからか、騒ぎになった。騒がれたら、中国も騒がざるをえない。韓国も騒ぎますよ。だから、静かにやろうやと。憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。
わーわー騒がないで。本当に、みんないい憲法と、みんな納得して、あの憲法変わっているからね。ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありませんが、しかし、私どもは重ねて言いますが、喧噪(けんそう)のなかで決めてほしくない。
-
ワイマール憲法下でナチスが政権取ったのはわーわー騒がしい喧騒の中なイメージなんだけど,麻生に取ってみたら,ナチスは冷静に粛々と政権取った(から評価できる)と云うイメージなんか?
-
石破氏ブログに批判の声 「政治家としての資質を疑う」
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/TKY201311300366.html
朝日新聞2013年11月30日(土)23:37
特定秘密保護法案を大きな声で批判するデモは「テロ行為」なのか――。自民党の石破茂幹事長のブログに、デモ参加者や識者から怒りの声があがった。
「なんだ、これは」。29日のデモに参加した東京都世田谷区のパート、中山照章さん(60)は同日夜にツイッターでブログを知り、驚いた。「『法案は民主主義を壊すものだ』と訴えている矢先に、反対意見を狙い撃ちにしたい政権の本音が出た。反対運動が盛り上がってきて、焦っているのではないか」と話す。
「デモとは何か」の著書がある五野井郁夫・高千穂大准教授(国際政治学)は「人々が声をあげるのは、法案を承服していないから。(テロを)石破氏は『絶叫戦術』と言うが、やむにやまれず声を出しているのであり、テロ行為と変わらないというのは民主主義を愚弄(ぐろう)している」と指摘。そのうえで、石破氏の政治家としての資質にこう疑問を投げかけた。
「民主主義とは異なる意見をいかにして取り入れていくかということ。議会の外にも民主主義はあり、議員会館にいて静穏を妨げるも何もない。石破さんを応援するものだったらよく、意に沿わないものだったら否定するのだろう。言論の自由を否定する石破さんの政治家としての資質を疑う」 ジャーナリストの大谷昭宏さんは、「法案を成立させたい『本音』を暴露したような発言だ。自分たちがつくった法律に対して、声を上げる人、何かしらのアピールをする人の存在を真摯(しんし)に受け止めず、『異端分子』としか受け止めていない証しだと思う」と話す。
「国民の知る権利が奪われる重要な問題なのに、(石破氏は)異論を唱える人たちを切り捨てている。過去には、安倍晋三首相も選挙運動を批判した聴衆を『左翼の人たち』と言った。そういう発想の人たちが法案を通そうとしている恐ろしさを感じる」
-
通名制度を見直し 変更数十回など不正の温床となるケースも 片山さつき議員
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20131209/plt1312091534001-n1.htm
2013.12.09
安倍晋三政権が、外国人の通名(通称名=日本人名)の厳格化に乗り出した。総務省自治行政局外国人住民基本台帳室長が先月15日に通達を出し、外国人が通名を記載する際には要件を厳格にした上で、原則として変更を許さないものとしたのだ。総務大臣政務官時代からこの問題に取り組んできた、自民党の片山さつき参院議員が、通名の問題点を語った。
「日本人が改名するには、家裁の許可が必要です。しかし、外国人の場合、届けるだけで通名を変えられる。これはいかにもおかしい。通達により通名が容易に変更できなくなって当然です」
片山氏はこう語る。
外国人が通名を変える例は珍しくない。中には、数十回も変えたケースもあり、不正の温床になることも。実際、11月1日、埼玉県警組織犯罪対策課と大宮西署は何度も通名を変えて約160個もの端末を転売した韓国籍の男性を、組織犯罪処罰法違反および詐欺容疑で逮捕した。
片山氏は「通名制度も、そろそろ見直した方がいい」といい、存在への疑問をこう語る。
「通名制度は、昭和14(1939)年の創氏改名制度で日本名を持った人々が、敗戦後の21(46)年の姓名復旧令で、その日本名を使用したのが始まりです。日本で生きていくにはその方が便利だったというほかに、戦後の混乱期に、一度登録した通名で商業登記や不動産登記などの手続きが積みあげられてしまった側面もありました」
だが、通名を記載できた旧外国人登録制度(2012年廃止)とは異なり、現行制度では、特別永住者証明書にも在留カードにも、通名を記載する個所がなくなった。片山氏は続ける。
「戦後生まれの人は、通名を持つ意味は少ない。日本名を名乗りたければ帰化すればいいのです」
確かに、そうすれば通名を隠れみのにして外国人が政治献金することも防止できる。さらに通名は、日本の安全保障にも影響しうる可能性がある。さらに、片山氏はこう警告する。
「中国の習近平国家主席が国防動員法に基づいて、日本にいる中国人に登録を求めています。中国が沖縄県・尖閣周辺の空域に『防空識別圏』を設置するなど国内外で緊張感が高まる現在、通名で潜伏する中国人たちが北京政府の指示の下でいきなり蜂起するようなことは、絶対に避けなければなりません」 (安積明子)
-
アメリカの対中基本姿勢は第二次大戦前から機会均等・門戸開放だしな。
対中利権と云う程の事ではないにせよ,日本に過剰に肩入れして対中の利潤機会を失いたくないのはアメリカも他国と同様。戦略爆撃機飛ばして中国側から何の妨碍も受けなかったことで実質的に問題なしと判断下したのであろう。
靖国も首相とかに参拝して欲しければ宗教性を排すとかA級戦犯除けるとか色々やらないとあかんやろ。
桜井の云う健全なナショナリズムが靖国参拝なんかで養われる訳がない。気持ち悪いわ( ゜д゜)、
【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】
米への失望禁じ得ず
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140106/plc14010603160002-n1.htm
2014.1.6 03:16
…わが国唯一の同盟国であるアメリカを最重要の戦略的パートナーと位置づけつつも、いま、私は、オバマ政権への失望を禁じ得ない。
安倍晋三首相の靖国神社参拝を受けて、東京の米国大使館が「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させる行動をとったことに米国は失望している」と表明したことに、失望と懸念を抱いている。
米国の反応を、膨張し続ける中国がどう解釈するかを考えれば、オバマ政権が長期的視点で中国の戦略を分析し、その真意を測ることをおろそかにしてはいないかと、懸念せざるを得ない。
国務省も大使館同様の声明を発表した。米国は靖国問題が政治的要素となった経緯についてどれほど調べた上で発表したのだろうか。
靖国参拝が問題視され始めたのは、歴代の日本国首相が合計60回の参拝を果たしたあとの1985年9月だった。いわゆる「A級戦犯」合祀が明らかになった79年以降も、歴代首相は6年半にわたって21回参拝した。中国の非難はそのあとだ。時間軸で見る中国の靖国参拝非難は、同問題が中国の政治的思惑から生じたもので、日本たたきのカードであることを示している。
12月26日、安倍首相は靖国神社のみならず鎮霊社にも参拝し祈りをささげた。鎮霊社には靖国に祀られていない全ての戦死者、日本人のみならず外国人戦死者の霊も祀られている。
靖国の英霊にも、鎮霊社の英霊にも、さまざまな民族と宗教の人がいる。両御社での鎮魂の祈りは、宗教、民族および国境を越えてなされていることを心に刻みたい。
首相の参拝意図は…平和を守(る)…との誓いである。その上で日本に命をささげた人々に心からの哀悼の誠をささげるものだ。オバマ大統領がアーリントンで祖国に殉じた英霊に敬意を表し祈りをささげるのと何ら変わりはない。指導者として、当然の責務である。
米国が日中関係に踏み込むのであれば…法治国家の指導者として他に踏み込むべき事柄があるのではないか。
-
>>437-438
たとえば尖閣諸島である。国際法上も日本国領土であることが明らかだからこそ、日本占領のとき、米国はこれを施政権下においたのではなかったか。であれば、尖閣諸島は日本国の領土であるとの見解を明らかにしてもよいのではないか。法を無視し、軍事力を背景にした中国の膨張主義の前に、どちらにもくみしない米国の姿勢が中国の尖閣領有への主張を増長させる要素のひとつとなっていることに、留意せざるを得ない。
だがここで急いでつけ加えたい。日本人が日本の領土である尖閣防衛の任務を果たすのは当然であり、米国の助力を努々(ゆめゆめ)、当然と思ってはならない。同時に、尖閣諸島の地政学的および戦略的重要性を認識すれば、米国が立場を明確にして尖閣に対する中国の冒険主義を抑制することは米国の国益にも合致する。
尖閣問題についても、靖国問題と同じく、事実に基づいた長期的観察を行い、それを大きな戦略的枠組みの中で分析する必要がある。
米国は常に「現状変更は好ましくない」との牽制球を日本に投げてきた。日本政府は中国の反発への恐れと、米国の意向の尊重という2つの要素を前に、尖閣諸島が明確な日本国領土であるにもかかわらず、船だまりも作らず、日本国民の上陸も許さず、現状維持に終始してきた。
対照的なのが中国だ。彼らは日本の反発を無視し、米国の出方をうかがいながら…少しずつ、現状変更に挑み続けてきた。
振りかえってみよう。78年、トウ小平は日中間に棚上げ合意など存在しないにもかかわらず、記者会見で「棚上げに合意」と発表した。中国の現状変更への挑戦はこの時点から始まっている。…東シナ海における彼らの執拗さは、南シナ海でベトナムやフィリピンから島々を奪い続けてきた執拗なる40年と重なる。つまり、現状維持を要求する相手を、米国はずっと間違えてきたと言わざるを得ない。
11月23日に中国が突如尖閣を含む形で防空識別圏(ADIZ)を設定した。ホワイトハウスはいち早く…中国を強く批判したが、12月4日、バイデン副大統領は北京での習近平主席との会談でADIZを撤回せよとは要求しなかった。加えて米政府は…事実上、民間機に飛行計画の提出を促した。
ADIZに関する国際社会の常識を変え、領空であるかのように扱う中国に、撤回を求めないオバマ政権の、守るべき原理原則や価値観とは何なのだろうか。
米国国務省は、靖国参拝に関して推移を見守るという。米国の大戦略や方針が定かでないかに見えるいま、大事なのは日本の国家意思の堅固なることだ。激変する日本周辺の状況の中で、日本は偏狭であってはならず、健全な民主主義国家でなければならない。そのために必要なのが健全なナショナリズムである。安倍首相が鎮霊社に祈りを捧げ、靖国神社を参拝したことは、その意味で極めて正しいことなのだ。
-
靖国参拝を米国が許容できない理由
日米の認識のギャップ
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3484
2014年01月07日(Tue)
辰巳由紀 (スティムソン・センター主任研究員)
安倍総理が昨年12月26日に靖国神社に参拝して以降、フェイスブックなどのソーシャルネットワークサイトやその他のメディアでは「安倍総理の靖国神社参拝に対するアメリカの反応」に注目が集まっている。米国政府は参拝当日に、アメリカ大使館が参拝に「失望」を表明する声明を出すという異例の対応をしたが、この声明を巡り、アメリカ大使館のウェブサイトが「炎上」する事態にまで発展しているという日本の報道も見た。しかし、おおむね日本では「アメリカ政府はそんなに腹を立ててはいない」「日米関係にはあまり影響はないだろう」という楽観的な雰囲気のようだ。
ワシントンで生活している身としては、大いなる違和感を感じる。ワシントンでアジア政策に何らかの関わりを持っている人たちの間では、今回の総理による靖国参拝は大問題として認識されており、安倍総理を見る目は格段に厳しくなっているからだ。ちなみに、前掲のアメリカ大使館が出した声明も、「大使館に出させたのは手ぬるかった。ホワイトハウスからの声明として出すべきだった」という声すら一部からは挙がっているほどなのだ。
靖国とアーリントンは「似て非なるもの」
ここまで書くと「米国は中国や韓国による働きかけに影響されているのだ。日本がきちんと説明すれば、米国も理解してくれるはずだ」という声が返ってくるかもしれない。しかしお断りしておきたいのは、今回の批判はそのような観点から出てきているものではなく、それ故に日本にとっては今後、非常に取扱いが難しい問題になる可能性が高いということだ。
私自身の経験から言えば、アメリカ政府の関係者やアメリカ人研究者と話をするとき、中国や韓国の専門家が相手であっても「戦争に負けたら、国のために犠牲になった人に尊敬の念を表してはいけないのか?」という問いに「そうだ」と答えることができる人はまずいない。いわゆる「歴史問題」に関する誤解や疑問について日本の立場を丁寧に説明すれば、「日本が国のために命をささげた人たちを追悼し、敬意を表すことは批判されるべきではない」という点については、同意してくれるようになることが殆どだ。
しかし、その場合でも、「戦争の犠牲者に対する日本人指導者による敬意の表し方」としての「靖国神社参拝」はどうしても理解してもらえないのだ。特に、ちょっと日本に詳しい人になると、1979年にA級戦犯が合祀されて以降、天皇陛下が靖国神社を参拝していないことも知っており、「天皇陛下ですら参拝していない場所を参拝することに、なぜ一部の日本の指導者はそこまでこだわるのか」となる。
ちなみに、靖国神社参拝の正当性を主張する際に、米国バージニア州のアーリントン国立墓地を引き合いに出し、「アーリントン国立墓地だって南北戦争時の南軍の兵士が埋葬されていても大統領が献花したりするのだから、靖国神社に総理が参拝して何が問題なのだ」という論調を日本で目にすることがあるが、これはアメリカ人には全く受け入れられないたとえである。
彼らに言わせると、アーリントン国立墓地は、確かに南軍の兵士も埋葬されているが、宗教色のない墓地であり、敷地内に奴隷制や朝鮮戦争、ベトナム戦争の正当性を主張するような資料館もない。さらに「米軍で戦闘地域に派遣される時に『アーリントンで会おう』と言って出発する兵士なんかいないよ」というあるアメリカ人の研究者の言葉が端的に示すように、国立墓地の存在が米軍人の精神的支柱になってはいないという意味で、靖国神社とアーリントン国立墓地は「似て非なるもの」なのだ。
-
このような背景をもとに、安倍政権発足後、米国は水面下であらゆる機会をとらえて「靖国参拝だけはしないでもらいたい」と安倍総理本人やその周辺などに水面下で伝えてきた。政府関係者だけではなく、自民党に知己の多い民間の研究者からも、一貫して同じメッセージが出ていた。昨年10月に日米安全保障協議会(2プラス2)会合のために来日したヘーゲル国防長官とケリー国務長官が揃って千鳥ヶ淵に献花に赴いたのも、「戦争の犠牲者に追悼の意をささげるのであれば、こちらの施設があるではないか」という明確なメッセージだった。
それにも拘わらず先月、安倍総理が靖国神社参拝に踏み切ったことで「安倍は個人の信条を日米同盟の将来や日本の国益に優先させる指導者なのか? そうだとすると、尖閣諸島で状況が緊迫するようなことがあった場合に、理性的な対応をしてくれることを本当に期待できるのか? わざと中国を挑発するような行為に走らないといえるのか?」という不信感が湧き上がっている。「大局的判断よりも自分の思い入れにこだわる指導者を米国は信頼できるのか? そのような人物がけん引する日本という国との関係を強化することで、米国がリスクを抱え込んでしまう可能性はないのか?」というわけで、米国の東アジアにおける立ち位置を考慮したうえでの「日本リスク論」が首をもたげているのである。
このような不信感は、参拝から2週間が経過した今も根強く残っている。これまでは靖国神社参拝を「日本と中国・韓国の間の過去の歴史を巡る問題の一つ」であるとして、事態を静観していた米国が、今回の靖国神社参拝を契機に、この問題に当事者意識を持ち始めるに至っているのである。
日米関係への影響は不可避
特に今回、総理の靖国神社参拝についての事前説明が日本側から全くなかった(参拝するという通報も、参拝の30分前に行われたという話もある)ことが、米政府の苛立ちを強めているようだ。ビジネスライクなことで知られるオバマ大統領は「サプライズ」を何よりも嫌うが、今回の参拝はオバマ政権にとっては「サプライズ」以外の何物でもなかった。小泉政権時代のように、米国との関係が指導者の強力な個人的関係にけん引され、ブッシュ大統領の強い意向を受けた米政府が、小泉総理に対する表立った批判を一貫して抑制していたような時代ではない。
しかも、今回の参拝は、米国からの度重なるメッセージを無視して強行された、という見方がワシントンではほぼ、定着している。「水面下でのメッセージが伝わらないなら、これからはもっとはっきりと、公の場で米国は発言すべきではないか」という主張がジワジワと説得力を増している。今回のアメリカ大使館から出た声明がその第一歩となってしまう可能性も十分にあるのだ。
参拝以降、「来春のオバマ訪日は中止すべきでは」との声も根強く残っている。「訪日は中止すべきではない」という意見の人の中にも、「オバマ大統領本人の口から、はっきりと安倍総理に米国の不快感を伝えたほうがいい」と思っている人がいる。つまり、日本での認識とは異なり、今回の参拝は今後の日米関係に何らかの影響を及ぼすことは避けられないというのがワシントンの雰囲気なのだ。
-
>>439-441
米国の不信感と当事者意識
要は、米国では、靖国神社とは、A級戦犯の合祀や、敷地内の資料館「遊就館」の展示を含め、戦前の日本の行為を正当化する象徴的存在なのである。つまり、そこに日本の総理が参拝することは、事後にどのような説明があったとしても「第二次世界大戦前の日本の行為を正当化する歴史観の肯定」であり、サンフランシスコ講和条約以降の国際秩序(当然、日米安全保障体制もその一部に含まれる)の否定につながる。これは中国や韓国の反応を抜きにして、米国として許容できないものなのである。
さらに日本の総理が靖国神社に参拝することで、中国や韓国に「日本の軍国主義化」について大騒ぎをする絶好の口実を与えることになり、日本にはこれからアジア太平洋地域で安定した安全保障環境を作り出すために一層、安全保障分野での役割を拡大してもらいたいと考える米国にとっては非常に具合が悪い。つまり、日米同盟をこれから深化させていきたいという米国の意図が本物であればなおさら、日本の総理大臣による靖国神社参拝は敵に塩を送るに等しく、「百害あって一利なし」の行為なのだ。
今回、残念なのは、「安倍総理靖国参拝」の衝撃が余りに大きく、「沖縄県の普天間飛行場の辺野古移設案受け入れ」という日米関係の実務面では極めて重要な成果が全く注目を集めていないことだ。しかも、この件について日本政府に謝意を表明するために行われたはずの日米防衛電話会談の中でも「日本が隣国との関係改善に努力することの重要性」についてヘーゲル国防長官が言及している。
昨年12月17日に発表された日本初の国家安全保障戦略、新防衛大綱、新中期防衛力整備計画から明らかになった「アジア太平洋地域の安定という公共財のために日本は努力を拡大する」「自衛隊をより機動的に運用する」「本土防衛に必要な能力を強化する」といった方向性をもとに日米防衛協力の指針(ガイドライン)など、より具体的な防衛協力の中身を議論しようというときに、日米関係、ひいては安倍政権を見るオバマ大統領や閣僚の目が厳しくなるというのは、この作業に従事する事務レベルの人間にとっては、非常にやりにくい状況なのである。
米国に配慮しつつ参拝する方法はなかったのか
国に命をささげた人に敬意を表し、追悼の意を表すために靖国神社に総理として参拝したい、して何が悪い、という安倍総理の思いも理解できる。しかし、この問題はまだ日本の中でも意見が分かれている。日本の国内がそのような状況なのだから、参拝を「国民との約束」と説明するのは無理があったのではないか。であるならば、米国にも一定の配慮を示しつつ、靖国神社を参拝するような方法は模索できなかったのだろうか。
参拝そのものへの注目が大きすぎてほとんどのメディアが報じていないが、靖国神社参拝後に安倍総理が出した声明は「不戦の誓い」がはっきりと言及され、参拝に当たっての安倍総理の思いが伝わってくる、非常に良く書かれたものだ。たとえば、靖国神社参拝直後に千鳥ヶ淵にも献花し、そのあと、正式な記者会見を開いてあの声明を読みあげ、記者からの質問に答える、という方法を取ったらどうだっただろうか。
安倍政権は、政権発足以降、「日米同盟間の信頼の回復」を掲げて安全保障政策上の様々な措置を積極的に講じてきた。国家安全保障戦略の策定や防衛大綱・中期防衛力整備計画の見直しはもちろん、国家安全保障会議の発足や特別秘密情報保護法の成立など、いずれも、日本の安全保障政策が国際安全保障環境に迅速に反応し、種々の政策を打ち出す即応性を得るためには必要とされてきたもので、日米同盟にとってもプラスになるものばかりである。政策実務面で日本が着実な前進を見せ始めた今、今回の靖国参拝が指導者間の「信頼」に傷をつけ、実務者の足を引っ張るようなことにならないことを願うばかりである。
-
首相靖国参拝 東南アジアは冷静
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140104044.html
産経新聞2014年1月4日(土)07:56
■インドネシア 「中韓主張は一面的」
■シンガポール 「関係改善見切った」
安倍晋三首相らによる靖国神社参拝をめぐり、中国と韓国は年初から機関紙の論評や会見で安倍首相批判を行った。一方、第二次大戦で日本の占領統治を受けるなどした東南アジア諸国では、安倍首相の立場に理解を示す冷静な論調が目立った。
◇
インドネシアで最も影響力のあるコンパス紙は、12月28日付の社説で安倍晋三首相の参拝について、東シナ海の領土をめぐる日中の緊張が高まっているこの時期に行ったのは「適切なタイミングでなかった」としつつも、「(靖国問題で)自らを被害者と位置付ける中韓の主張は一面的な見解だ」とクギをさした。
その上で、今回の参拝は戦死者の霊に祈りをささげ、日本国民が再び戦争の惨禍に苦しむことのないように取り組む決意を伝えたとする「安倍首相の見解」を紹介した。
同紙はさらに、「靖国神社には、現在は戦争犯罪者と見なされている数百人だけでなく、戦争の犠牲となった(各国の)約250万人も祭られている」と指摘し、国に命をささげた人々のために参拝することは日本の指導者として当然だとする安倍首相の立場にも言及した。
一方、シンガポールのストレーツ・タイムズ紙(12月27日付)は、安倍首相が参拝に踏み切ったのは、これまで摩擦を避けようと終戦記念日や春秋の例大祭で参拝を見送ったにもかかわらず中韓が強硬姿勢を崩さず、「冷え切った中韓との関係に改善の見込みは少ないと見切ったためだ」との分析記事を掲載。中韓の敵視政策が逆に参拝の呼び水となったとの見方を示した。
また、ベトナムやインドは政府声明などで参拝の是非に言及せず、対話による問題解決を促すにとどまった。
日本の「軍国主義化」を非難する中韓のように、先の戦争の文脈で参拝そのものを批判したのは、これまでのところ、台湾と、中国系の人口が大半を占めるシンガポールだけで、一部で主張されるような、靖国問題を含む歴史認識問題で「日本がアジアで孤立する」といった事態は想定し難いという事実が改めて浮き彫りとなった。
日本は、敗戦後の1955年にインドネシアのバンドンで開かれた「アジア・アフリカ会議」で国際社会に本格復帰してからは、欧米の過酷な植民地支配からの独立を果たしたアジア諸国の経済発展に貢献し、「平和国家」としての揺るぎない信頼を築いた。
安倍首相も就任1年足らずの昨年11月までに東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟全10カ国を訪問し、ASEANを地域協力の「最も重要な基軸」に据える立場を明確にした。
ASEANも中国との南シナ海領有権問題などを念頭に、日本との安全保障協力の強化を目指している。
中韓が今年、靖国問題でもASEAN切り崩しの外交攻勢をかけてくるのは必至だ。日本は、これに対抗し、アジアの友邦諸国と結束を固めていくことが一層重要となっている。(黒瀬悦成)
-
>米国の首都のワシントン国立大聖堂にもアメリカ合衆国を敵として戦い、戦後に戦犯扱いされた将軍たちが祭られている事実
靖国も賊軍の会津藩や長岡藩の戦死者も弔えば良い。
【あめりかノート】
靖国参拝 オバマ政権の偽善 ワシントン駐在客員特派員・古森義久
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131229/amr13122903080000-n1.htm
2013.12.29 03:08
米国のオバマ政権は安倍晋三首相の靖国神社参拝に対し「失望」を表明した。その背後には靖国に祭られた霊の中に米国を敵として戦い、戦後に戦犯と断じられた人たちがいるからという理由づけもあることは明白である。
だが米国の首都のワシントン国立大聖堂にもアメリカ合衆国を敵として戦い、戦後に戦犯扱いされた将軍たちが祭られている事実が新たな注視を集めたことは皮肉だといえる。オバマ政権の、自国と日本に適用する価値基準が明らかに背反しているからだ。
首都中心部にそびえる大聖堂はキリスト教のあらゆる宗派の礼拝や追悼の国家的な場となってきた。多数の大統領の国葬や歴史上の人物の式典が催され、無数の米国民が参拝してきた。
大聖堂のネーブ(身廊)と呼ばれる中央の礼拝堂の祭壇わきには南北戦争でアメリカ合衆国に反旗を翻し、奴隷制を守るために戦った南部連合軍の最高司令官のロバート・E・リーとその右腕のストーンウォール・ジャクソンという2人の将軍の霊をたたえる碑文と生前の活動を描く多色のステンドグラスが存在する。その慰霊表示は礼拝堂の壁面全体でも、よく目立つ巨大な一角を占めてきた。
その事実が話題になることはこれまで少なかったが、12月11日、大聖堂で南アフリカの大統領だったネルソン・マンデラ氏の追悼式が催されたのを機に議論を生んだ。
ワシントン・ポストの首都圏コラムニストのジョン・ケリー氏が「なぜリーとジャクソンが大聖堂で栄誉を受けるのか」と題する記事で疑問を提起したのだ。「人種平等のために戦ったマンデラ氏を悼む場に人種平等阻止のため戦った2人が堂々と祭られていることに驚いた」との指摘だった。
バージニア州のランドルフメーコン大学のエビー・テロノ歴史学教授も「首都の大聖堂にこの首都自体を破壊しようとした将軍たちの慰霊表示があることは矛盾」との見解を述べた。
だが両将軍の大聖堂への祭祀(さいし)は1953年と歴史は古い。南部連合の子孫の女性団体が20年がかりで訴え、実現させた。その結果はリー将軍らの「高貴な信念の豪胆なキリスト教戦士」という碑文での聖人化であり、戦場での勇猛な活躍ぶりのガラス画化だった。
こうした疑問に対し大聖堂の広報官は「南軍将軍の慰霊表示も米国の歴史のキリスト教の視点からの紹介であり、歴史にはよい部分も悪い部分もある」として公式の反対はないと言明した。死者の霊は生前の行動によって責められることはないとの見解だった。
だからこそこの大聖堂にオバマ大統領も閣僚たちも頻繁に参拝するのだろう。だが、その政権は靖国に対しては問われる前に日本の首相の参拝への「失望」を喧伝(けんでん)するのだ。ブッシュ前政権が当時の小泉純一郎首相の靖国参拝を認め、むしろ中国の圧力に屈するなという意向を示したのとは対照的である。
日本の首相は頻繁に靖国を参拝すべきだというジョージタウン大学のケビン・ドーク教授は「オバマ政権の靖国への態度は大聖堂の現実からみると明らかに偽善的だ」と論評するのだった。
-
倉山満「“自称・保守”にいま一度、覚悟を問い直したい」
http://nikkan-spa.jp/587712
2014.02.17 雑学
平成25年10月1日、安倍晋三首相がデフレ下での増税を発表した日に、改めて「保守とは何か、世に問う」と決心したという憲政史家の倉山満氏。昨年の増税騒動において何を感じたのか?
「デフレ化での増税がアベノミクスに反することは子供でもわかる話です。加えて政権の命綱である政策にキズがつけば、即、政局です。安倍内閣が幸いなことにまだ続いているのは、相手が劣化して弱っているからであり、三角大福の時代であれば、即死でした。実際、増税を呑んだことによって公明党の山口那津男代表には釘を刺され、例大祭には行けなくなりました。たかが増税ひとつを阻止できずに、何が『戦後レジームからの脱却』か、と思ったのです」
――保守政治家として期待される安倍首相の限界を感じた、ということでしょうか?
「私が標榜する保守とは『成熟した保守』です。学術用語で言うところの『保守』ではなく、一言で語るならば大局観を持った態度のことです。『韓国人が嫌いだ』とか、『安倍晋三首相がやることはすべて正しい』といったような、脊椎反射のような貧しい愛国心のことではありません。広い視野と深い見識を養い、日本を『滅亡』から救うことのできる態度を指します。私は今でも安倍首相こそ日本の指導者にふさわしいと信じています。ほかに比肩しうる保守政治家が今の永田町にはいないからです。いわゆる保守色の強い安倍首相があえて、『まずは経済』と宣言した。この事実には間違いなく、大きな意味があったはずなのです」
――しかし残念ながら、安倍首相は財務省を中心とした日本のエスタブリッシュメントが推進する増税という同調圧力に屈してしまいました。
「日本中の企業が4月から6月までは景気が悪化するから備えなければ、と躍起になっています。推進派も含めて『増税すれば景気は悪くなる』と認めている。誰より、安倍首相本人がそれをわかっています。しかし、そんな安倍首相ですら同調圧力に負け、増税を止められなかった。日本人が『保守』と言う場合、いったい何を『保ち守って』いるのか。具体的に何をすれば我々は日本を『保ち守った』 ことになるのか。いま一度、整理して考えたくなったのです」
――新刊『保守の心得』では、増税政局における倉山さんの忸怩たる思いが伝わってきます。「日本はすでに滅んでいる」という指摘もじつに刺激的です。
「『保守の実現』を何とするかは、一言では回答できないのですが、保守の反対を『滅亡』だと定義してみました。国が滅亡しなければ、少なくとも日本は保たれていると仮定するわけです。滅亡とは具体的にどんな状態か。八通り例を挙げてみました。
-
>>>444-445
一、民族殲滅…………タスマニア
二、国家灰燼…………カルタゴ、満洲
三、民族奴隷化………チベット
四、国家解体…………旧ユーゴスラビア
五、衛星国化…………東欧諸国(冷戦期)
六、内戦直前状態……ドイツ・ワイマール共和国、スペイン(フランコ登場期)
七、国内代理戦争……スウェーデン(ナポレオン戦争期)
八、ニュートラル……三島由紀夫の定義した日本
滅亡は一様ではなく段階があります。タスマニアのように民族ごと最後の一人に至るまでイギリスに滅ぼされてしまう例もあれば、満洲のようにいつの間にか国が失われている、という滅亡もあります。最初に現実を突きつけますと、今の日本はすでに滅んでいます。なぜかというと、七の『国内代理戦争』状態にあるからです。しかし、完全に滅んでいるわけではない。では、愛する日本を完全な滅亡から救うにはどうすればいいか、それを考えてほしいと思うのです」
――敗戦から70年、外国の軍隊が駐留し、事実上はアメリカの属国です。滅亡状態にある日本を自らの手で正常な状態に戻すことが「成熟した保守」の目指すべき道だと説いています。日本が敗戦国から脱却するための方法として、昭和天皇のお言葉を掲げて解説していらっしゃいます。
「昭和戦中期に昭和天皇は『明治大帝の遺訓である憲法を遵守すること、財界を安定させること、外交で無理をしないこと』と毎年のように交代する内閣に必ず申し渡したそうです。大日本帝国は陛下の意思を実行できずに滅亡しました。憲法、財政、外交。この三つの分野だけは、絶対に道を誤ってはいけないのです。もし、踏み外せば、国家の滅亡が待っています。まず、憲法で大事なことは、日本の歴史を見直すこと。日本国憲法を改正するという考えをやめ、帝国憲法をもとに作り直していくべきです。財政とは、正しい経済学の知見に基づくことです。財務官僚がでっち上げたデマに惑わされるなど論外です。役人や御用学者たちの方便に騙されてはいけません。 外交については、マトモな軍隊を持って初めて発言力があるのだと自覚しましょう。自衛隊はアメリカの軍楽隊より弱い、といえば、ほとんどの日本人にとって衝撃でしょう。しかし、現実を見据えないと、正しい議論はできないのです」
倉山氏の新刊『保守の心得』は「学校では教えてくれない『保守入門の書』」を掲げている。「日本は好きだけど何をしたらいいのかわからない」という方は必読だろう。左によった価値観が支配している日本社会に一石を投じる書となりそうだ。 <取材・文/犬飼孝司 写真/本多 誠>
【プロフィール】
倉山満氏。憲政史研究者。シリーズ累計20万部を突破したベストセラー『嘘だらけの日米近現代史』『嘘だらけの日中近現代史』『嘘だらけの日韓近現代史』に続いて、『保守の心得』を3月1日に発売
-
お前は、喫煙して「他人に迷惑をかける」から死んでくれ!!
http://www.youtube.com/watch?v=sixBUhZbJqo
車内や密室での喫煙を全面禁止!! 窓等を開けて喫煙も、全面禁止!! 煙!の匂いが、髪の毛や他に染み着く!!
屋内喫煙の全面禁止!、屋内喫煙場所は撤去!、屋内に喫煙場所は設置しない!
喫煙者の為に、灰皿を準備するな!! 喫煙を推奨してるのか!
喫煙者は、絶対に屋外喫煙!! 屋外の野天のみ!!、喫煙可能で後始末の義務化!!
喫煙者に、灰皿等の持参と後片付けを義務づけ!! 強力な罰則規定を!
全ての煙草、一律に1箱1000円へ!!
宜しく!!
-
大沢真幸のちくま新書の戦後の思想空間を拾ったので読む。思想や哲学は言いっぱなし、レッテル貼りでまぁいい商売だよなとは思うが、まぁそんなにいいなら自分がやれよってのが我が経済学の倫理だから別にいいよなぁ以上の表明はしない。寧ろエビデンス、エビデンスと五月蠅いから経済学は詰まらないんだろうなw
大沢先生、この後女性問題で大学辞めたってのを前提で読むとちょっと凄みも出る。因みに一度講義を受けたこともあるが面白かった。
-
竹田もきしょければ石原も醜い。あーやだねぇ。。┐('〜`;)┌
石原慎太郎、衝撃発言「皇室は日本の役に立たない」「皇居にお辞儀するのはバカ」
ビジネスジャーナル 2014年3月3日 17時00分 (2014年3月6日 23時08分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140303/Bizjournal_201403_post_4279.html
「負けたのにヘラヘラ『楽しかった』はありえない」「メダルをかじるな」、そして「君が代は聴くのでなく直立不動で歌え」。
2月23日に閉幕したソチ五輪に関連して、「明治天皇の玄孫」として話題の右派論客である慶應義塾大学講師・竹田恒泰氏が、日本選手に対して上記のコメントをTwitterに投稿して物議を醸したが、スポーツの国際大会では出場選手に対して、しばしば国家への忠誠を強要するようなプレッシャーがかけられることがある。
中でも厳しいのは試合前や表彰式での「国歌斉唱」のチェックで、元サッカー日本代表の中田英寿氏のように「国歌を歌っていない」として右翼から街宣や抗議を受けたケースも少なくない。
そんな中、意外な人物が「国歌なんて歌わない」と堂々と宣言して一部で話題になっている。
政治家でありながら中韓に対してネトウヨ顔負けのヘイトスピーチ的発言を繰り返し、東京都知事時代には尖閣諸島の買収を宣言して領土問題再燃のきっかけをつくった人物。日本維新の会共同代表・石原慎太郎氏である。
●石原氏「国歌は歌わない」
「文學界」(文藝春秋/3月号)に「石原慎太郎『芥川賞と私のパラドクシカルな関係』」と題されたインタビューが掲載されているのだが、そこで石原氏は「皇室について、どのようにお考えですか」と聞かれ、次のような発言をしているのだ。
「いや、皇室にはあまり興味はないね。僕、国歌歌わないもん。国歌を歌うときにはね、僕は自分の文句で歌うんです。『わがひのもとは』って歌うの」
つまり、石原氏は国歌を歌わないばかりか、仕方なく歌う場合には歌詞を「君が代は(天皇の世は)」ではなく「わがひのもとは(私の日本は)」と歌詞を変えてしまうというのだ。
代表的な右派論客が堂々と天皇をないがしろにするような発言をしていることに驚かれる読者もいるかもしれないが、石原氏がもともと反天皇制的なスタンスを取っていることは一部では知られていた。今から約50年前、天皇一家の処刑シーンを描いた深沢七郎の小説『風流夢譚』をめぐって、右翼団体構成員が版元の中央公論社の社長夫人と家政婦を死傷させる事件が起きているが、事件の直前に石原氏はこの小説について、こんなコメントを寄せている。
「とても面白かった。皇室は無責任極まるものだし、日本になんの役にも立たなかった。そういう皇室に対するフラストレーションを我々庶民は持っている」(「週刊文春」<文藝春秋/1960年12月12日号>)
●国歌斉唱時の起立義務付けをしながら、自分は斉唱拒否
先に紹介した「文學界」インタビューでも、石原氏は戦時中、父親から「天皇陛下がいるから皇居に向かって頭を下げろ」と言われた際、「姿も見えないのに遠くからみんなお辞儀する。バカじゃないか、と思ったね」と語っている。
もちろん思想信条は自由だし、最近は反韓反中がメインで天皇に対しては否定的という右派論客も少なくない。だが、石原氏は都知事時代、都立高教員に国歌斉唱時の起立を強制し、不起立の教師を次々に処分していたのではなかったか。また、日本維新の会の共同代表で石原氏のパートナー・橋下徹氏も大阪府知事だった11年、国歌斉唱時に教職員の起立を義務付けた、いわゆる「君が代条例」を大阪府で成立させている。
一方で国民に愛国心を強制しながら、自分は平気で「国歌が嫌い」と斉唱を拒否するというのは、いくらなんでもご都合主義がすぎるのではないか。
(文=エンジョウトオル)
-
保守的な山梨はどーしよーもねーなー・・・
「介護以外の話をしない」ことを条件にするなど大変に失礼な話しだ。。
山梨市、上野千鶴子さんの講演会中止 反対意見寄せられ
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASG3G3FZ5G3GUZOB002.html
朝日新聞2014年3月14日(金)19:53
山梨県山梨市が、18日に予定していた社会学者の上野千鶴子さんの講演会を中止したことがわかった。介護や、最期までひとりで生きる心構えを語る予定だったが、上野さんの別のテーマでの発言を問題視する人から反対が寄せられ、市長が中止を決めた。
市によると、講演は昨秋、依頼。今年2月に広報し、164人の参加希望があった一方、上野さんのツイッターやコラムでの発言を例に「公費で催す講演会の講師としてふさわしくない」という意見が約10件メールなどで寄せられた。
例示されたのは、読者の悩みに答える朝日新聞のコラム「悩みのるつぼ」で、少年の性欲の悩みに対し、異性とのつきあいについて上野さんが答えた2012年12月8日付の回や、「セクシィ・ギャルの大研究」「スカートの下の劇場」などの著書タイトル。
上野千鶴子さん講演、一転開催 山梨市 開催要求相次ぎ
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASG3K3TVPG3KUZOB003.html
朝日新聞2014年3月17日(月)12:54
山梨県山梨市が社会学者上野千鶴子さんの講演会「ひとりでも最期まで在宅で」を中止するとした問題で17日、市が中止を撤回し講演会を予定通り18日に開催することが分かった。
市によると、中止が報じられた14日以降、市民から開催を求める意見が相次いだことから、市の担当者が望月清賢(せいき)市長に翻意を促し、一転、開催が決まった。担当者が16日夜、上野さんに電話で伝えた。その際、「介護以外の話をしない」ことを上野さんに確認し、同意を得たという。
望月市長は17日朝、朝日新聞の取材に対し「いろいろとうるさいのでコメントしない。結果をみて判断してほしい」と述べた。
-
【痛快!テキサス親父】日韓関係を悪化させた元凶は「朝日新聞」と「吉田清治氏」
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140320/dms1403201741007-n1.htm
2014.03.21
ハ〜イ! みなさん。今回は、俺の地元・テキサスの『ダラス・モーニングニュース』に掲載された記事を紹介したい。「韓国が戦時中の慰安婦について日本を猛攻撃」という記事だ。読者のみなさんには、「慰安婦=戦時売春婦」であることは、もう説明するまでもないだろう。
記事には、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の発言内容が書かれていた。要約すると、彼女は日本に対して「過去を否定しない勇気が必要だ」といい、安倍晋三首相率いる日本政府については「国家主義で、第2次世界大戦を賛美している」と批判しているという。
原爆を2つも落とされ、無条件降伏に追い込まれ、何年間も国土を占領される屈辱を味わった第2次大戦を日本が賛美しているって? 韓国はそんな分析をしていて、本当に大丈夫か?
同紙によると、朴氏は中国の共産主義者(=習近平国家主席ら)には協調的な言葉を並べているというが、これもおかしい。中国は先の大戦後、東トルキスタンやチベットに軍事介入し、朝鮮戦争に参戦、ベトナムに侵攻、インドやソ連と国境紛争を起こすなど、周囲の国々と衝突して数多くの犠牲者を出している。
日本と中国のどちらが戦争を賛美しているかは一目瞭然だろう。
記事は、朝鮮半島分断の責任が米国にあるような記述となっているが、冗談じゃない。朝鮮戦争で、米軍は3万6000人以上の死者を出しながら、韓国を共産主義者から守った。現在でも約2万8000人の米軍人が、韓国人を守るために命をかけている。
慰安婦問題については、きっかけをつくった人物と、問題を大きくしたメディアがある。
元軍人の吉田清治氏は1983年、戦時中に済州島で慰安婦狩りをしたという著書「私の戦争犯罪」を出版した。当然、韓国側は「許せない!」と反日感情で燃え上がり、国連の報告書にも紹介された。日本の朝日新聞などは吉田氏を何度も紙面に登場させた。
ところが、しばらくして慰安婦狩りは吉田氏の創作だと判明したという。マスコミが「なぜ、こんなことをしたのか?」と追及すると、吉田氏は「本に真実を書いても何の利益もない(=売れない)」「事実を隠し自分の主張を混ぜて書くのは新聞だってやる」と開き直ったらしい。
朝日新聞は吉田氏の件以外に、戦時勤労動員制度の『女子挺身隊』と慰安婦を結び付け、「強制連行した」などと報じた。米軍の資料でも「慰安婦は雇用されていた」とある。慰安婦問題で日本を現在のような窮地に追い込み、日韓関係を悪化させた責任はこの辺にありそうだ。
米国にも日本にも、おかしなメディアがあり、嘘つきがいる。日本人は自国の名誉を守るため、慰安婦に関する証拠・事実を明らかにして、徹底的に責任追及をすべきだ。朴氏も勇気を持って歴史を振り返り、「日本叩き」のプロパガンダを即刻止めるべきだ。
親愛なるみなさんと貴国に神の祝福がありますように。米国に神のご加護がありますように。
では、また会おう!
■トニー・マラーノ 評論家。1949年生まれ。テキサス州在住のイタリア系米国人。サラリーマンを定年退職後、さまざまなニュースについて動画サイト「ユーチューブ」などで連日、評論活動を行っている。世界のあらゆる“悪”と戦う「プロパガンダ・バスター」でもある。大変な親日家であり、日本でも圧倒的ファンを獲得している。
-
警備部って何する所?
反ヘイトスピーチ団体元代表逮捕 生活保護費を不正受給疑い
共同通信 2014年4月15日 16時52分 (2014年4月15日 16時54分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140415/Kyodo_BR_MN2014041501001760.html
大阪府警警備部は15日、生活保護費を不正受給したとして詐欺の疑いで、ヘイトスピーチ(憎悪表現)への反対行動を行っていた市民団体「友だち守る団」(昨年5月解散)の元代表林啓一容疑者(52)=大阪市西成区橘=を逮捕した。
警備部によると、守る団は「在日特権を許さない市民の会(在特会)」などの右派系市民グループに対抗するとして、昨年2月に結成。最大で約30人のメンバーを抱え、ヘイトスピーチが行われる場所に行き、非難の言葉を浴びせてきた。
逮捕容疑は無収入とする虚偽の申告書を大阪市に提出し、2011年6月〜12年2月に生活保護費約110万円をだまし取った疑い。
-
如何に教育勅語が神聖化され軍国主義に国民をかりかて人を殺し殺される為に使われたかをちゃんと教育する良い機会になるかもね。
<教育勅語>だれが?1年生全員の机に置かれる 青森高校
毎日新聞社 2014年4月16日 22時18分 (2014年4月16日 23時24分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140416/Mainichi_20140417k0000m040113000c.html
青森県立青森高(青森市)で14日朝、1年生281人の教室の机に、戦前の教育理念を示した「教育勅語」を印刷した紙が置かれていたことが分かった。学校関係者は「全く意図が分からない」と困惑している。
教育勅語は1890年に明治天皇の名で出され、親孝行や夫婦の和をうたう一方、戦前の軍国化を進める根拠となったとされる。
同校によると、14日午前7時過ぎに小川拓哉教頭が校舎4階の1年生の教室を廊下から見回った際に、各机の上に紙が置かれているのを見た。教頭は始業前の自習で使う資料と思ったが、同8時20分ごろに学年主任に確認して学習用資料ではないと判明。既に生徒が手にしていたため、「危険性はなく、教育勅語そのものを否定も肯定もしない」として回収はしなかった。
同校によると、紙は縦約30センチ、横約7センチの短冊形。縦書きで教育勅語の全文が記され、日付だけが「平成二十六年四月十四日」と変更され、「御名御璽(ぎょめいぎょじ)」の記載はなかったという。
11日の終業時に紙はなかったが、週末の12〜13日に模擬試験が行われたほか、14日は午前6時から職員玄関が開いていた。【宮城裕也】
-
こんなことあったの?
ブッシュ元大統領 靖国参拝申し出たが日本側が明治神宮変更- NEWSポストセブン(2014年5月10日16時00分)
http://news.infoseek.co.jp/article/postseven_255131
先日来日したアメリカのオバマ大統領が明治神宮に参拝した意味を日本のマスコミは正しく報じなかった。国家神道に敬意を示したとか、日韓併合を決めた明治天皇を評価したことになる、などと日本に都合のよい解釈をする右派論客やネット上の保守派が多かったようだが、実際には全く逆で、これは安倍晋三首相らの靖国参拝に対する強烈な抗議の意思表明である。
明治神宮には2002年にブッシュ大統領も参拝したが、その時の経緯が今回の真相を教えている。
ブッシュ氏は当初、対テロ戦争協力への返礼の意味も込めて、小泉首相がこだわる靖国神社への参拝を申し出た。戦勝国アメリカの大統領が参拝すれば、中韓も批判の根拠を失う可能性があった。しかし、当時の政府はそれを決断できず、日本側から要請して明治神宮に変更してもらったのだ。
つまり、米側から「明治神宮に行きたい」と言ってきた今回の真意は、「我々は靖国神社には決して行かない」というメッセージなのである。現実を直視すべきだ。
※SAPIO2014年6月号
-
やれやれ在特会からも切られちゃったのかね?
>1審判決後は在特会と距離を置き、街宣にも加わっていないという。
産経新聞 産経新聞 2014年07月08日15時43分
「幼い子への配慮なく反省」右派系団体、後悔の念も ヘイトスピーチ訴訟
http://news.livedoor.com/article/detail/9021177/
朝鮮学校に対するヘイトスピーチで在日特権を許さない市民の会(在特会)に賠償を命じた1審京都地裁判決を支持し、在特会側の控訴を棄却した大阪高裁判決。
右派系市民団体のメンバーで、今回のヘイトスピーチに加わり賠償を命じられた男性(45)は「幼い子供たちへの配慮がなかったことは反省している」と後悔を募らせた。
3児の父。京都市の管理する公園を朝鮮学校が校庭として不正使用していたと聞き、「社会への問題提起が必要」と街宣に参加した。ところが「ぶち殺せ」と繰り返した街宣に授業中の児童らは号泣。1審判決も「差別意識を世間に訴える意図があった」とし、政治活動とは認めなかった。
「人種差別とされたのは歯がゆいが、手段を間違えれば誤解されるのだと痛感した」。1審判決後は在特会と距離を置き、街宣にも加わっていないという。
在日韓国・朝鮮人らを対象にしたデモは、今もコリアンタウンがある東京・新大久保や大阪・鶴橋を中心に頻繁に発生するなど社会問題化。安倍晋三首相は昨年5月の国会答弁で、ヘイトスピーチを「結果として自分たちを辱めている」と批判。「日本の国旗が焼かれても、その国の国旗を焼くべきではない。それが私たちの誇りだ」と述べた。
韓国や北朝鮮に厳しい保守派の論客として知られる杏林大の田久保忠衛名誉教授(国際政治学)も、ヘイトスピーチには苦言を呈する。
「どんな理由があったとしても、人種差別的な批判の仕方は言語道断だ。法で規制する以前に、日本人の品格や良識で、このような問題を封じ込めなければならない」
-
ヘイトスピーチ:大阪高裁「違法」在特会側の控訴棄却
http://mainichi.jp/select/news/20140708k0000e040206000c.html
毎日新聞 2014年07月08日 12時35分(最終更新 07月08日 14時51分)
京都朝鮮第一初級学校(現・京都朝鮮初級学校)を運営する京都朝鮮学園がヘイトスピーチで名誉を傷付けられたとして、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と会員らに計3000万円の賠償などを求めた訴訟の控訴審判決が8日、大阪高裁であった。森宏司裁判長は「在日朝鮮人を嫌悪・蔑視する発言は下品かつ低俗で、強い違法性が認められる」と述べ、在特会と会員ら8人に計約1220万円の支払いなどを命じた1審判決を支持、在特会側の控訴を棄却した。在特会側は上告する方針。
原告側の代理人によると、ヘイトスピーチの違法性を認めたうえで、高額の賠償を命じた司法判断は高裁レベルでは初めて。
判決によると、会員らは第一初級学校が京都市管理の公園を運動場として不法占拠していると訴えた。2009年12月〜10年3月、京都市南区にあった学校の周辺で計3回の街宣をし、「朝鮮学校を日本からたたき出せ」「スパイの子ども」などと演説した。この様子を撮影した動画をインターネット上で公開した。
判決はこの街宣について、「多数の児童らが在校する日中に、多人数でいきなり押しかけて拡声機を使って怒号して威嚇した」と指摘。在日朝鮮人とその子ども、朝鮮学校側への社会的な差別意識を助長させ、増幅させる悪質な行為だと厳しく批判した。
さらに、日本での在日朝鮮人の民族教育に重大な支障を与えただけでなく、「何の落ち度もない朝鮮学校の児童が被った精神的苦痛も多大だった」と述べた。そして、国連の人種差別撤廃条約の趣旨、個人の幸福追求権を定めた憲法13条などに照らし、この街宣を違法と判断し、学校側への高額の賠償を命じるのが相当と結論付けた。
また、第一初級学校が統合移転した、京都市伏見区の新校舎の半径200メートル以内での街宣も禁じた。
在特会側は昨年10月の1審・京都地裁判決を不服として控訴していた。控訴審で在特会側は、朝鮮学校側が公園を無許可で占有していたことを追及するための街宣であり、公益性があったと主張、「発言も差別ではなく、政治的意見だ」と反論した。
この街宣を巡っては、訴訟の被告でもある会員ら4人が威力業務妨害などの容疑で逮捕され、全員の有罪判決が確定している。一方、朝鮮学校の当時の校長も公園に無断でサッカーゴールなどを置いたとして、都市公園法違反罪で罰金刑を受けた。【服部陽】
-
この記事では切られちゃってるけど人種差別を禁止する条約なんかも利用して高額の賠償金を認めたそうだ。
醜い右の日本人が賠償金奪われるのは小気味よいわ。最高裁でも同様の判決が下されることを望む。
お金が朝鮮総連経由で北朝鮮資金源になってしまうのはちょいと残念だけど・・。。
ヘイトスピーチ「街宣差し止め」一審支持 朝鮮学校妨害
http://www.asahi.com/articles/ASG7765WPG77PTIL023.html
太田航2014年7月8日11時43分
京都朝鮮第一初級学校(京都市、現・京都朝鮮初級学校)周辺で「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の会員らがヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)をしたことが名誉毀損(きそん)にあたるかが争われた訴訟の判決が8日、大阪高裁であった。森宏司裁判長は在特会側の控訴を棄却。「学校の児童が人種差別という不条理な行為で多大な精神的被害を被った」と述べ、約1226万円の異例の高額賠償と新たな街宣活動の差し止めを命じた一審・京都地裁判決を維持した。
原告代理人によると、ヘイトスピーチに対する損害賠償が高裁段階で認められたのは初めて。在特会側は上告する方針だ。
一審判決によると、在特会の会員らは2009年12月〜10年3月、当時京都市南区にあった同校周辺で、「キムチ臭いで」「保健所で処分しろ、犬の方が賢い」「朝鮮半島へ帰れ」などと3回にわたり演説した。この演説内容が名誉毀損や業務妨害にあたるとして、同校を運営する学校法人「京都朝鮮学園」が計3千万円の損害賠償や学校周辺での街宣活動の禁止を求めていた。
-
福田め,いいこといってるじゃあないか。
この手の批判を謙虚に受け止めて前提として成立しているとした上で,人智への信頼を持ちたいと俺は思ふのである。
2014.8.16 13:01
【賢者に学ぶ】イデオロギーになりえない 保守派が「保守主義」という矛盾
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140816/lif14081613010019-n1.html
劇作家の福田恆存(1912〜1994年)は、保守の本質について極めて正確に指摘している。すなわち保守は「主義」、つまりイデオロギーになりえないと。
「私の生き方ないし考へ方の根本は保守的であるが、自分を保守主義者とは考へない。革新派が改革主義を掲げるやうには、保守派は保守主義を奉じるべきではないと思ふからだ」(「私の保守主義観」)
当然だ。保守とはイデオロギーを警戒する姿勢のことである。保守は常に疑い、思考停止を戒める。安易な解決策に飛びつかず、矛盾を矛盾のまま抱え込む。保守の基盤は歴史や現実であり、そこから生まれる《常識》である。
彼らは革新勢力の《非常識》に驚き、「乱暴なことはやめましょう」と警告する。つまり、保守は常に革新勢力の後手にまわる宿命を負っており、特定の理念を表明するものではない。福田によれば、保守は改革主義の火の手があがるのを見て始めて自分が「保守派」であることに気づくような存在なのだ。
一方、革新勢力は、歴史や現実の中に障害物や敵を見出(みいだ)す。よってその外部に「歴史観」「世界観」を設定する必要がある。
近代とは、自由・平等・人権といった理念を完全な形で実現しようとする運動であるが、その背後にあるのは、歴史に法則(見とほし)が存在するという信仰、すなわち進歩史観だ。
こうした思考回路を根本の部分で拒絶するのが保守である。
「保守派は見とほしをもつてはならない。人類の目的や歴史の方向に見とほしのもてぬことが、ある種の人々を保守派にするのではなかったか」(同前)
しかし、不幸にもあえて「保守」の立場を明確に打ち出さなければならない時代がやってきた。「歴史の進歩」というスローガンの下、《常識》の破壊が急速に進んだからだ。
この「あえて」という部分が消滅したところに、俗流保守主義は発生する。
彼らは自分たちの正義を愛し、徒党を組み、理想を声高に叫ぶ。過去から目を逸(そ)らし、「新しい国」の創生を訴える。
福田はイデオロギーに堕した「保守主義」、および十年一日「保守的」スローガンを唱えて自己愛に浸る俗流保守主義者を深く軽蔑し、避けた。
-
>>457-458
本来の保守主義は、自由や平等の節度なき拡張を批判してきたはずだ。しかし戦後、特に冷戦構造下において、思考が捻(ね)じ曲げられた俗流保守主義者は、臆面もなく「際限なき自由」およびグローバリズムを唱えだすようになった。彼らは革新勢力と同様の腐臭を放ちながら、伝統の破壊に勤(いそ)しむようになる。挙句(あげく)の果てには憲法に「理想と未来の姿」を盛り込むなどと発言する首相まで登場した。
福田は、戦後保守の欺瞞(ぎまん)を見抜いていた。
「保守派は見とほしをもつてはならない。人類の目的や歴史の方向に見とほしのもてぬことが、ある種の人々を保守派にするのではなかったか」(同前)
しかし、不幸にもあえて「保守」の立場を明確に打ち出さなければならない時代がやってきた。「歴史の進歩」というスローガンの下、《常識》の破壊が急速に進んだからだ。
この「あえて」という部分が消滅したところに、俗流保守主義は発生する。
彼らは自分たちの正義を愛し、徒党を組み、理想を声高に叫ぶ。過去から目を逸(そ)らし、「新しい国」の創生を訴える。
福田はイデオロギーに堕した「保守主義」、および十年一日「保守的」スローガンを唱えて自己愛に浸る俗流保守主義者を深く軽蔑し、避けた。
本来の保守主義は、自由や平等の節度なき拡張を批判してきたはずだ。しかし戦後、特に冷戦構造下において、思考が捻(ね)じ曲げられた俗流保守主義者は、臆面もなく「際限なき自由」およびグローバリズムを唱えだすようになった。彼らは革新勢力と同様の腐臭を放ちながら、伝統の破壊に勤(いそ)しむようになる。挙句(あげく)の果てには憲法に「理想と未来の姿」を盛り込むなどと発言する首相まで登場した。
福田は、戦後保守の欺瞞(ぎまん)を見抜いていた。
「だが、保守派が保守主義をふりかざし、それを大義名分化したとき、それは反動になる。大義名分は改革主義のものだ。もしそれが無ければ、保守派があるいは保守党が危殆(きたい)に瀕(ひん)するといふのならば、それは彼等が大義名分によつて隠さなければならぬ何かをもちはじめたといふことではないか」(同前)
当時も今もきちんと理解されたとは言い難い福田の指摘を、このご時勢だからこそ、正面から捉える必要があるのではないか。
適菜収(てきな・おさむ)
昭和50年、山梨県出身。早稲田大で西洋文学を学び、ニーチェを専攻する。卒業後、出版社勤務を経て、現在は作家・哲学者として執筆活動に専念。「日本を救うC層の研究」「日本をダメにしたB層の研究」、呉智英氏との対談「愚民文明の暴走」など著書多数。
-
日本の名誉とか直ぐ口にする連中は信用成らんと思ってるけど,そういう連中が増えてるのは危険やねぇ。。
朝日「誤報」で日本が「誤解」されたという誤解
2014年09月18日(木)12時18分
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2014/09/post-677.php
いわゆる「従軍慰安婦」問題をめぐる証言記事に関して朝日新聞が誤りを認め、取り消したことに関連して、あらためてこの「従軍慰安婦」の議論が盛んになっています。その議論の多くは「誤報」、つまり「狭義の強制」があったと報道されたことで、「国際社会の誤解」を招いた朝日新聞には責任があるという考え方です。
例えば安倍首相は9月14日のNHKの番組で、朝日新聞が「世界に向かってしっかりと取り消していくことが求められている」と述べたそうですし、加藤勝信官房副長官も17日の記者会見で、「誤報に基づく影響の解消に努力してほしい」と述べています。
また朝日新聞の訂正直後に実施された、読売新聞の世論調査によれば、『朝日新聞の過去の記事が、国際社会における日本の評価に「悪い影響を与えた」と思う人が71%に達した』そうです。
しかし、こうした「国際社会に誤解されている」という議論は、それ自体が「誤解」であると考えるべきです。以下、その理由を指摘したいと思います。
一点目は、80年代末にこの「従軍慰安婦」問題が知られるようになって以降、たとえ偽りの証言や、誤報によって「狭義の強制」があったという伝わり方をしたとしても「現在の日本国の名誉や評判」はまったく傷付かなかったということです。
ですから「国際社会における日本の評価に悪影響があった」という印象、あるいは加藤官房副長官の言う「誤報による影響」というのは、そうした理解の全体が「誤解」です。
理由は簡単です。国際社会では、サンフランシスコ講和を受け入れ、やがて国連に加盟した「日本国」は、「枢軸国日本」つまり、常任理事国でありながら国際連盟を脱退し、更にナチス・ドイツ、ファシスト党のイタリアと組んで第二次世界大戦を起こした「枢軸国日本」とは「全く別」であることを認識しており、そこに一点の疑念もないからです。
それは、講和を受け入れたという法的な理由だけではありません。戦後の日本政府、日本企業、日本人が国際社会で活動するにあたって、国際法や各国法を遵守し、多くの国や地域の中で際立った国際貢献を行い、例えば国連安保理の非常任理事国にも再三選出されているように、戦後の日本および日本人の行動が国際社会から信頼されているからです。
現在の日本国と枢軸国日本が別である以上、第二次大戦の戦中に枢軸国日本が起こした非人道的な行為に関しては、現在の日本国が、現在の世代として政府の正式謝罪を行ったり、現在の世代の納税した国庫金から補償をしたりする必要はありません。
補償に関しては「講和条約で解決済み」だというのは、別に責任から逃げているわけではなく、「講和によって枢軸国日本から日本国への移行が相手国により承認された」、つまり「現在の日本国は枢軸国日本ではない」ことが相手国から承認されたことを意味するからです。これは、サンフランシスコ講和の対象外であった、日中、日ソの各講和や日韓条約でも全く同様です。
-
日本の名誉とか直ぐ口にする連中は信用成らんと思ってるけど,そういう連中が増えてるのは危険やねぇ。。
朝日「誤報」で日本が「誤解」されたという誤解
2014年09月18日(木)12時18分
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2014/09/post-677.php
いわゆる「従軍慰安婦」問題をめぐる証言記事に関して朝日新聞が誤りを認め、取り消したことに関連して、あらためてこの「従軍慰安婦」の議論が盛んになっています。その議論の多くは「誤報」、つまり「狭義の強制」があったと報道されたことで、「国際社会の誤解」を招いた朝日新聞には責任があるという考え方です。
例えば安倍首相は9月14日のNHKの番組で、朝日新聞が「世界に向かってしっかりと取り消していくことが求められている」と述べたそうですし、加藤勝信官房副長官も17日の記者会見で、「誤報に基づく影響の解消に努力してほしい」と述べています。
また朝日新聞の訂正直後に実施された、読売新聞の世論調査によれば、『朝日新聞の過去の記事が、国際社会における日本の評価に「悪い影響を与えた」と思う人が71%に達した』そうです。
しかし、こうした「国際社会に誤解されている」という議論は、それ自体が「誤解」であると考えるべきです。以下、その理由を指摘したいと思います。
一点目は、80年代末にこの「従軍慰安婦」問題が知られるようになって以降、たとえ偽りの証言や、誤報によって「狭義の強制」があったという伝わり方をしたとしても「現在の日本国の名誉や評判」はまったく傷付かなかったということです。
ですから「国際社会における日本の評価に悪影響があった」という印象、あるいは加藤官房副長官の言う「誤報による影響」というのは、そうした理解の全体が「誤解」です。
理由は簡単です。国際社会では、サンフランシスコ講和を受け入れ、やがて国連に加盟した「日本国」は、「枢軸国日本」つまり、常任理事国でありながら国際連盟を脱退し、更にナチス・ドイツ、ファシスト党のイタリアと組んで第二次世界大戦を起こした「枢軸国日本」とは「全く別」であることを認識しており、そこに一点の疑念もないからです。
それは、講和を受け入れたという法的な理由だけではありません。戦後の日本政府、日本企業、日本人が国際社会で活動するにあたって、国際法や各国法を遵守し、多くの国や地域の中で際立った国際貢献を行い、例えば国連安保理の非常任理事国にも再三選出されているように、戦後の日本および日本人の行動が国際社会から信頼されているからです。
現在の日本国と枢軸国日本が別である以上、第二次大戦の戦中に枢軸国日本が起こした非人道的な行為に関しては、現在の日本国が、現在の世代として政府の正式謝罪を行ったり、現在の世代の納税した国庫金から補償をしたりする必要はありません。
補償に関しては「講和条約で解決済み」だというのは、別に責任から逃げているわけではなく、「講和によって枢軸国日本から日本国への移行が相手国により承認された」、つまり「現在の日本国は枢軸国日本ではない」ことが相手国から承認されたことを意味するからです。これは、サンフランシスコ講和の対象外であった、日中、日ソの各講和や日韓条約でも全く同様です。
第2の誤解は、したがって「枢軸国日本」の行動への批判がされると、まるで自分たちが批判されたように感じて、反論や名誉回復を行わなくてはならないという心情になる、そのこと自体が「誤解」であるということです。
-
>>460-461
もちろん、「国のかたち」はサンフランシスコ講和によって変わったけれども、民族や文化の上で一貫性はあるし、その延長で、戦場で亡くなった多くの兵士も自分たちと同じ日本人であり、そうした犠牲者に「枢軸国の不名誉」を押し付けることはしたくない、それは自然な心情としてあると思います。
ですが、この問題に関しても、個々の兵士に至る日本軍の「全員が戦争犯罪人」であるという考え方は「講和」の精神にはありません。あくまで誤った方針へと指導した責任者のみの罪を問うという「講和条件」で和平を実現したのであって、個々の兵士や戦没者の全員の名誉まで否定しているわけではありません。
ですから、偽証言や誤報に基づく問題があったからといって「慰安所を設置した軍隊」としてまるで日本軍全体や個々の戦没者までが不名誉な印象で固定化されているわけではありません。批判の対象としては、そのような「慰安所を設けなければ士気が保てない」ような作戦を続けて、実際に「慰安所設置」に関わった軍の上層部へのものであると理解すべきです。
第3の誤解は、それでも軍の方針や軍の上層部の名誉を回復したいとして、これはこの欄でも再三申し上げてきたことですが、「狭義の強制」つまり銃剣を突きつけて「人さらいのように」女性を集めたというのは「事実でない」と主張することに「効果はない」ということです。
つまり「強制連行ではなかったが人身売買だった」、または「軍や警察が女性の身柄を拘束した事例があるが、それは業者の財産権という社会秩序維持のためだった」、「脱走を取り締まったが、それは戦地での危険から保護をするためだった」、「一晩に大勢の相手をさせたが、少なくとも対価として金銭の支払いはあった」という「事実の訂正」をしたからといって、国際社会の評価は変わらないと考えるべきです。
というよりも、「事実関係の訂正キャンペーン」を強化すれば「日本軍の従軍慰安婦という問題を初めて知ることになる」人を増やしてしまうだけです。そうした人々が「なるほど人身売買であって民間主導の経済行為だったのだ」と「理解」を示して「ポジティブな印象」を持つ可能性はゼロだと思います。
この論点に関しては、「現在の価値観で過去の問題を断罪している」とか「19世紀まで奴隷制を実施していたアメリカに言われたくない」などという反論があるようですが、こうした言い方も日本を一歩外に出れば現実論として全く説得力は持ちません。
第4の誤解は、「狭義の強制はなかった」という点など、「枢軸国日本の名誉回復」を進めることが、国際社会での日本の立場を強化するという考え方です。これは大変に危険な誤解です。というのは、この考え方で押し切れば、中国や韓国は「現在の日本政府や日本人は枢軸国日本の名誉にこだわる存在」つまり「枢軸国の延長」だというプロパガンダを国内外で展開することが可能になります。
そうしたプロパガンダがあるレベルを越えていくようですと、国際社会における日本の政治活動や経済活動に支障を来すばかりか、特に中国の場合は日本を仮想敵とした軍拡の口実にもなっていきかねません。そのように対立を激化させた責任が日本にあるとなれば、アメリカなど同盟国の心証も悪化させることになります。
第5の誤解は、これは「朝日新聞」の立場に近い人々の間に見られると思いますが、日本の保守的な世論や、あるいは安倍政権がこの問題で強硬になれば、「いつかは強い外圧が来て何とかしてくれるだろう」という見通しがあるように感じられます。これも誤解だと思います。
国際社会は「激しく日本批判をするような面倒なこと」はせず、むしろ日本を軽視したり無視したりするだけでしょう。というのは「慰安婦問題に関する事実関係の訂正をしたい」という日本の意向が「全く理解できない」からです。反発する以前に「理由が分からない」ことでの違和感、不快感がひたすら深まるだけだと思います。
そうかと言って、日本の主張に「国際社会に挑戦する」ような危険性や覚悟が見えるわけではありません。ですから「もう一度戦争をしたがっている」という危険性ではなく、「この程度の男尊女卑や既得権益擁護の古さを抱えている」という象徴的なニュアンスで感じ取って、例えば市場としての優先順位を下げたり、投資額を抑制したりという静かな動きを加速する、つまり国際社会のリアクションとしては、軽視、あるいは無視ということになるだけではないでしょうか。
いずれにしてもこの議論では、「誤報により誤解されているから、その誤解を解きたい」という考えそのものが「誤解」だということを理解していただきたいと思います。
-
「右派が脅迫キャンペーン」=慰安婦問題で安倍政権批判―米紙社説
時事通信社 2014年12月5日 05時46分 (2014年12月5日 10時56分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20141205/Jiji_20141205X401.html
【ニューヨーク時事】4日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、従軍慰安婦問題に関する社説を掲げ「安倍晋三政権に鼓舞された右派政治勢力が脅迫キャンペーンを展開中だ」と批判した。安倍政権は歴史のごまかしを求める勢力に迎合する火遊びをしていると訴えた。
「日本の歴史粉飾」と題する社説は、日本の右派勢力が朝日新聞の慰安婦記事取り消しにつけ込み、アジアの女性が性的に虐げられた歴史的事実を否定するため、執拗(しつよう)に朝日新聞非難を続けていると主張した。
ニューヨーク・タイムズは3日付の紙面でも日本国内の朝日新聞非難キャンペーンを取り上げた記事を1面に掲載した。慰安婦問題についてニューヨーク・タイムズは、元慰安婦の証言などから強制連行があったとする見方を一貫して取っている。
-
石原も戦争の被害やつらさから頑張って立ち直った戦後レジームの日本人の枠内の人間なんですねぇ〜。
石原慎太郎、衝撃発言「皇室は日本の役に立たない」「皇居にお辞儀するのはバカ」
ビジネスジャーナル 2014年3月3日 17時00分 (2014年5月31日 12時08分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140303/Bizjournal_201403_post_4279.html
「負けたのにヘラヘラ『楽しかった』はありえない」「メダルをかじるな」、そして「君が代は聴くのでなく直立不動で歌え」。
2月23日に閉幕したソチ五輪に関連して、「明治天皇の玄孫」として話題の右派論客である慶應義塾大学講師・竹田恒泰氏が、日本選手に対して上記のコメントをTwitterに投稿して物議を醸したが、スポーツの国際大会では出場選手に対して、しばしば国家への忠誠を強要するようなプレッシャーがかけられることがある。
中でも厳しいのは試合前や表彰式での「国歌斉唱」のチェックで、元サッカー日本代表の中田英寿氏のように「国歌を歌っていない」として右翼から街宣や抗議を受けたケースも少なくない。
そんな中、意外な人物が「国歌なんて歌わない」と堂々と宣言して一部で話題になっている。
政治家でありながら中韓に対してネトウヨ顔負けのヘイトスピーチ的発言を繰り返し、東京都知事時代には尖閣諸島の買収を宣言して領土問題再燃のきっかけをつくった人物。日本維新の会共同代表・石原慎太郎氏である。
●石原氏「国歌は歌わない」
「文學界」(文藝春秋/3月号)に「石原慎太郎『芥川賞と私のパラドクシカルな関係』」と題されたインタビューが掲載されているのだが、そこで石原氏は「皇室について、どのようにお考えですか」と聞かれ、次のような発言をしているのだ。
「いや、皇室にはあまり興味はないね。僕、国歌歌わないもん。国歌を歌うときにはね、僕は自分の文句で歌うんです。『わがひのもとは』って歌うの」
つまり、石原氏は国歌を歌わないばかりか、仕方なく歌う場合には歌詞を「君が代は(天皇の世は)」ではなく「わがひのもとは(私の日本は)」と歌詞を変えてしまうというのだ。
代表的な右派論客が堂々と天皇をないがしろにするような発言をしていることに驚かれる読者もいるかもしれないが、石原氏がもともと反天皇制的なスタンスを取っていることは一部では知られていた。今から約50年前、天皇一家の処刑シーンを描いた深沢七郎の小説『風流夢譚』をめぐって、右翼団体構成員が版元の中央公論社の社長夫人と家政婦を死傷させる事件が起きているが、事件の直前に石原氏はこの小説について、こんなコメントを寄せている。
「とても面白かった。皇室は無責任極まるものだし、日本になんの役にも立たなかった。そういう皇室に対するフラストレーションを我々庶民は持っている」(「週刊文春」<文藝春秋/1960年12月12日号>)
●国歌斉唱時の起立義務付けをしながら、自分は斉唱拒否
先に紹介した「文學界」インタビューでも、石原氏は戦時中、父親から「天皇陛下がいるから皇居に向かって頭を下げろ」と言われた際、「姿も見えないのに遠くからみんなお辞儀する。バカじゃないか、と思ったね」と語っている。
もちろん思想信条は自由だし、最近は反韓反中がメインで天皇に対しては否定的という右派論客も少なくない。だが、石原氏は都知事時代、都立高教員に国歌斉唱時の起立を強制し、不起立の教師を次々に処分していたのではなかったか。また、日本維新の会の共同代表で石原氏のパートナー・橋下徹氏も大阪府知事だった11年、国歌斉唱時に教職員の起立を義務付けた、いわゆる「君が代条例」を大阪府で成立させている。
一方で国民に愛国心を強制しながら、自分は平気で「国歌が嫌い」と斉唱を拒否するというのは、いくらなんでもご都合主義がすぎるのではないか。
(文=エンジョウトオル)
-
このくたばり損ないは脳梗塞だったのか。
石原慎太郎がヤバすぎる!ついに「支那と戦争して勝つ」と明言!
http://lite-ra.com/2014/08/post-334.html
日本維新の会解党にともなって、「次世代の党」をたちあげ、最高顧問の椅子に座った石原慎太郎。…石原は先日、発売された「週刊現代」(8月9日号)で、今の野望は何か、と聞かれてこう答えたのだ。
「支那(中国)と戦争して勝つこと」
この発言は…作家・石原慎太郎が最近になって上梓した短編集『やや暴力的に』(文藝春秋)の著者インタビューでのことだ。…石原は表題作「やや暴力的に」を書いた理由いついて昨年患った脳梗塞をあげている。
「主治医によると、『(棺桶に)片足だけでなく両足を突っ込んだ状態』だったそうです。…それで、これからも小説を書いて行けるのか少し不安だったので試しに書いてみたのが表題作「やや暴力的に」です」…問題は…インタビュー末尾のアンケート企画「私のいちばん」においてだ。これは著者の「いちばん」をQ&A方式で10項目に渡り一問一答するもの。…その中で石原は「いちばんの野望は?」との問いに前記の驚愕発言をしたのだ。おそらく多くの人々は見落としてしまっていると思われる誌面のスミに掲載された一言。…たしかに石原はこれまでも暴言や問題発言を繰り返してきた。中国や韓国に対しても「三国人発言」に始まり差別発言を連発。…好戦的な主張を繰り返してきた。もはや暴言は石原の代名詞であり、何を言っても問題視されなくなっている。
しかし今回…“戦争して勝つ” とはっきり口にしたということも驚きだが、この発言によって、石原が2年前に仕掛けた行動の動機が明らかになったといえる…周知のように、日中関係がここまで悪化したきっかけは、2012年の日本政府による尖閣諸島国有化だが、この政府の動きをひきずりだしたのは、当時の都知事・石原慎太郎だった。その数ヶ月前に石原が突如、尖閣を都で購入する事を発表したため、当時の民主党政権と外務省が日中の紛争になることおそれて国有化を行ったのだ。
いわば、石原こそが日中関係悪化の仕掛人なのだが、当時、石原の行動の動機は尖閣という領土を中国に侵犯されないために、動きの鈍い国のかわりに立ち上がった、ということになっていた。だが、「いちばんの野望は支那…と戦争して勝つこと」という今回の発言を聞くと、それは逆だったのではないかと思えてくる。石原はとにかく中国との戦争がしたくてしようがなかった。そのきっかけをつくるために尖閣諸島を購入しようとした──。
実際、日経新聞電子版で連載された「検証・尖閣国有化(3)」(13年3月27日)には、尖閣諸島問題をめぐって石原が当時の野田首相に対して、戦争の覚悟を迫る言動をしていたことが記されている。…2012年8月19日…首相の野田佳彦は首相公邸…に密かに…石原慎太郎を招き入れ、頂上会談に臨んだ」「…石原が野田に対して、『中国と戦争になってもやむを得ない』という趣旨の強硬論を展開した」「内輪の会合では、石原さんは『中国と戦争になっても仕方ない…』と言っていた。米専門家の分析として、海空戦力であれば、自衛隊は人民解放軍を凌駕しているという趣旨の話を再三していた。『通常戦争なら…勝てる』という趣旨だった」(首相補佐官の長島昭久の回想)。
いったいなぜ、石原はここまで中国と戦争をしたいのか。実は石原の過去の発言をチェックしてみると…とにかく中国人を差別し、中国に異常な敵愾心を燃やしている事がよくわかる。…ようするに、日本人より下流の民族だと見下していた中国が、次第に国力や経済力を付けてきたことが、我慢ならないのだ。だから、中国と戦争をして国力のちがいを見せつけてやりたい、そう思っているのだろう…しかも、気になるのは、慎太郎のこうした戦争への欲望がここにきてより露骨になり、エスカレートしていることだ。かつては、あくまで非公式な場所での発言だったのが、メディア上で堂々と戦争への野心を語るようになってしまった。
これは、おそらく昨年石原を襲った大きな出来事が関係している。13年2月、石原は…入院した。病名は脳梗塞。…入院の間、石原は“暴力”をテーマに小説を書いた。つまり、石原は生命の危機を経験したことで、これまで以上に自分の野望を実現したいと考え始めたのではないか。
今年7月、石原はこれまで手元に置き続けたいとこだわってきた膨大な蔵書約3200冊を、逗子市の図書館に寄贈している。その際、石原は「本を手放すのは覚悟がいる」と発言しつつ、「終幕が近いから」と寄贈の理由を説明したが、石原の言う「戦争の覚悟」と「本を手放す覚悟」は本質的には同じものではないのか…そんなごく個人的な「覚悟」に巻き込まれる国民はたまったものではない…
(エンジョウトオル)
-
日本の財政の会計は何が問題なんだ?そこだけ気になったから嫌いな石原の会見だけど一部削除しつつ転載
2014.12.16 15:18
石原慎太郎氏引退会見詳報(1)「晴れ晴れとした気持ちで政界去れる」
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/141216/plt14121615180025-n1.html
石原慎太郎前衆院議員(次世代の党最高顧問)は16日、東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見し、「今度の選挙で(落選という)結果になって、私は引退を決心した」と述べ、政治活動からの引退を表明した。政治家人生を振り返った石原氏は「歴史の十字路に何度か自分の身をさらして立つことができたことは政治家としても物書きとしてもありがたい経験だった」と語り、「欣快(きんかい)として、わりと晴れ晴れとした気持ちで政界を去れる」と語った。会見の詳細は以下の通り。
「皆さん、こんにちは。僭越(せんえつ)でございますが、大してニュースバリューもないこの私が個人の資格で皆さんにこうやって大がかりな記者会見を申し込んだ理由は、私も延べ50年以上政治に携わってきたが、結局、今度の選挙でああいう結果になって、私は引退を決心した。ただ、(衆院選の)開票日に、いってはいけないが、自宅にまで浅薄なメディアの先兵が押しかけて、歩く途中もマイクを突きつけて『一言、二言』と(コメントを求められた)。そこで、後にゆっくり話させてくれということで、日本記者クラブにご厚意いただいて、この機会を設けさせていただいた。私が申し上げたいことを端的に申し上げて、皆さんに批判をいただきたい」
「結論から言えば、かねがね私はこの解散が決まったときに、選挙をきっかけに引退をするつもりだった。私自身も肉体的にひびが入ったりもして、見回してみると国会議員の中の最高齢者になった。これ非常に皮肉な話だ。かつては奥野誠亮さんという尊敬していた大先輩が、90歳を過ぎるまでかくしゃくとして国会議員を務められたそうだが、とても私にはその自信も能力もないので、これをきっかけに引退ということを声明しようと思った」
「私の実家の石原家は、武田武士の残党だった。武田家は(織田)信長に滅ばされて雲散霧消した。武田の赤備えというのは戦国時代有名だったそうで、武田武士を争って3つの藩が抱えたそうだ。1つは毛利藩、1つは井伊藩、もう1つは伊予藩だった。私の先祖は甲州から追われて伊予藩に抱えられたそうだ」
「…政治家として、どの国も物書きが政治に参画、コミットするのは例がないわけではない。ゲーテとか、(フランスの)ドゴール(大統領)の文化相を務めた(アンドレ)マルローの例もある」
2014.12.16 17:18
石原慎太郎氏引退会見詳報(2)「『新党ヤマト』でいけばよかった」
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/141216/plt14121617180026-n1.html
−−次世代の党が選挙戦で前面に打ち出したのは自主憲法制定だった。それに対する世の中の評価については。
「憲法は良い意味でも悪い意味でも、これだけ日本社会に定着してしまうと、国民の関心はあまりない気がする。本当に憲法を変えなくてはいけないと考えている人は、残念ながら希少な存在でしかなくなったと思う」
「皆さんもメディアの方々だから文章について講釈するのはうるさいことだと思うが、あの醜い前文ひとつを見ても、間違いが非常に多い。私も最後の予算委員会で安倍(晋三)総理に話したが、言葉には助詞、動詞、形容詞、いろいろあり、助詞も非常に大事な要素だ。この助詞の間違いが前文にたくさんある。例えば『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して』という部分だが、人にお金を貸すとき、『あなたに信頼してお金を貸します』とは言わない。やっぱり『信義を信頼』だ」
-
「かつて…福田恒存さんと前文の話をしているとき、『石原君、勘定してごらん。5つも6つも7つも8つも助詞の間違いがあるぞ』と言う。私も本当にその通りだと思う。9条を変えるとなると大事になるから、せめて『に』だけは国文学者を集めて、変えようじゃないかと総理に言った。それが蟻の一穴となって憲法を変えることができるんじゃないかと。安倍さんは残念ながら答えませんでしたな」
−−石原氏はかつては300万票を得票したこともある。その石原氏が比例で出馬しながら、これだけ集票が落ちた。
「…選挙の結果はいいでしょう。もう勘弁してください」
−−今回の選挙で自公3分の2体制になったが、民意は何を示したと評価するか。
「それを逆に明かしているのは共産党の躍進だと思う。なんというか、今回、共産党に多くの支持が集まったのは、いま自分たちを囲んでいるもろもろの社会的な現実に対する、みんなが漠として感じている現況への不満の社会心理学的なリアクションだと思う。何が不満かというと、色んな格差が出てきた」
「例えば経済一つにしても、私は新聞を読まずに主にテレビで情報を拾っているが、ニュースの度に、経済を評価する指標に株の値段があげられる。経済動向を測るメジャースティックに株の値段が真っ先に取り上げられる。私はあまり良いことじゃないと思う。ほとんどの人が株なんてやってない」
「確かに株価は2倍になった。でも株価が何を表しているかというと、経済界の上層部、つまり上場を果たしている企業の内容だ。それだけをもって、日本全体が良くなっている、国民の生活が向上しつつある、そういった判定を下すには確かな指標にはならないと思う。その不満や不安がこの結果になった気がする」
「それとメディアの怠慢だと思う。前から言ってきたが、なんで日本の会計制度を変えないのか。日本は単式簿記で大福帳の域を出ない。どんな国でも複式簿記ですよ。日本は国家の財政運営に財務諸表がない。バランスシートがない。そんな近代国家はないですよ。国家の体をなしている国で、日本と同じように大福帳の域を出ないのは、私の知る限り北朝鮮とフィリピンとパプアニューギニアぐらいですな」
「メディアが頑張って、少し勉強して、声を起こして経済界が動いたらこの国は変わってくると思う。国の借金は1兆円近くあると言いながら、個人の持っている金融資本は1250兆くらいある。このギャップが埋められない」
2014.12.16 18:17コメント1
石原慎太郎氏引退会見詳報(3)「橋下徹は、若いときの田中角栄」
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/141216/plt14121618170030-n1.html
−−橋下徹という政治家について、今後の彼の生き方も含め、どんな思いでみているか。
「彼は天才ですね。私は絶対、彼は(衆院選に)出るべきだったと思っている。前日まで私は何度も電話をして口説いた。彼は彼なりの言い分で、『自分はちょっと風呂敷を広げすぎたから、これを畳まなくちゃいかん』と。風呂敷って何か。大阪都構想ですよ。…」
「私は大阪が衰退するということは、日本の衰退だと思う。橋下君も感じていると思うし、安倍総理にしても自民党の政治家も、大阪というものをもう少し持ち上げないと、日本のバランスが取れないと痛感していると思う」
「橋下君はそれを念願するんだったら、国会に出てくるべきだ。安倍君とも(菅義偉)官房長官とも親しい仲らしいし、そういった人脈を通じて、とにかく国会で内閣を動かさないと大阪は持ち上がってこない。僕は絶対、彼は出るべきだったと思う」
-
−−橋下氏は総理になる器か。総理になる可能性はあるか。
「僕はあると思う。あんなに演説のうまい人をみたことない。言葉の調子は違うが、田中角栄だね。若いときの。それから例が良くないかもしれないけど、彼の演説のうまさ、迫力というのは若いときのヒトラーですよ。ヒトラーは後にバカなことをしたが」
「ドイツの外交官が『石原さん、ヒトラーは悪名を被っているが、若い時にやったことは間違っていなかった。ただ、ユダヤ人を偏見で虐殺したことは許せないが』と言っていた。私はその言葉を是とするし、橋下徹ってのは彼に該当する政治家だ。惜しいことをしたなあ。彼は必ずもう一回でてくるだろう。再登場すると思う。させなきゃいかんですよ」
−−石原氏は(前東京都知事の)猪瀬直樹氏に副知事を経験させ、後継に指名したが、(医療法人徳洲会グループから)5千万円の提供を受けて問題になった。誤算だったか。
「それはわからないが、私は彼を評価している。物書きのくせにあんなに数字に精通して、数字の虚構を見破ることできる男を私は知らなかった。それから役人が体裁の上でつく嘘を見破るのも非常にうまい。彼は日本でも一流のノンフィクション作家だったから、そういうリサーチ能力は非常にあった。非常に惜しい人を失ったと思う。東京のためにも大きな損失だった」
−−その5千万円をいただいた相手は(「徳洲会」前理事長の)徳田虎雄氏だった。徳田氏はもともと石原さんのファンであり支持者だったが、違和感はなかったか。
「むしろ私が徳田さんのファンだ。彼は本当に日本のシュバイツァーといっていいのか、見事な志を持った大事業家だと思う。日本の医師会が彼に反発し、自民党が彼をボイコットしたのは間違いだと思う。彼だけの自己犠牲を踏まえて病院の経営で人を助けた人がいますか」
−−猪瀬氏から石原氏に相談はなかったのか。
「ない。個人の金融の問題ですから」
−−数ある歴史の十字路の中で、忘れ得ない十字路は。
「私は日本の国会議員として初めてアメリカの戦略基地を訪れた。(元首相の)佐藤(栄作)さんが向こうの国務省にはかってくれたんだろうが。佐藤ってすごい人だと思う。沖縄返還交渉で非核三原則を唱えながら、アメリカの大統領のジョンソンに『日本は核を持ちたい、日本の核について協力してくれ』って言って断られている。それを諦めた後、沖縄返還の時にニクソン(元米大統領)と丁々発止やりながら、ドイツと一緒に核開発をしようと思って話をもちかけている。これだけの大きな二枚舌を使った政治家はいないと思う」
「私はそれで『アメリカの核の抑止力はない、アメリカの核の傘というのは全く信用できない』ということを暴いた。そのおかげで私は核保有論者にされたが、あの体験は日本に覚醒をもたらしたと思うし、自分にとっても歴史的な十字路に立ったポイントだと思っている」
2014.12.16 19:10
石原慎太郎氏引退会見詳報(4)「共産中国は嫌いだ。中国の若者は共産党独裁の壊滅を」
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/141216/plt14121619100035-n1.html
−−中国人が石原先生にどういう質問があるかインターネットで集めた。3つの質問に絞って質問する
「絞って3つ?」
−−先生は本当に中国が嫌いか。また嫌いだとしたらどういう理由か
「嫌い。共産主義も嫌い。共産中国嫌いだ。あなた方がチベットをなくしたんだ」
−−東京都が尖閣諸島を買おうという運動で日中関係は悪化した。今の結果は望んでいるか。日中関係はこれからどうすればいいか
「もうちょっと頭冷やして、共産党の独裁というのを壊滅させることだ。それがあなたも含めて幸せなことではないか」
−−中国の若者に対してメッセージを
「自分の人生を自由闊達に開いていくために共産党の独裁というのを壊滅させなければだめだ」
-
>>465-468
−−自主憲法制定まではいかないが、憲法改正を唱えている方は今の自民党内では半数を…
「当たり前じゃないですか。自民党の党是じゃないですか」
−−本当にこれで終わりなのか。終わりなら次は何をするのか。今日は田中角栄元首相の命日だが、宿敵の田中角栄氏と、長期政権になるであろう安倍晋三首相に政治家として何を言い残すか
「安倍さんには初志貫徹してもらいたい。しかし、角栄という人物は素晴らしかった。あんなおもしろい人はいなかった。私はかつて若い仲間と選挙権を18歳に下げようというキャンペーンをやった。選挙権を18歳に下げようという会合をやるために『自民党のホールを貸してくれ』と申し込みに行った。幹事長は田中角さん。角さんが『何に使うんだ』と言うから、『選挙権を18歳に下げるキャンペーン』と言ったら、『馬鹿なことを言うな。馬鹿なことを。何を馬鹿なことを言っているんだお前。選挙権は25歳でいいんだ。25歳で。頭冷やせ馬鹿』と言われて、私は後になってその通りだなと思った。成人式に親を連れてこなくちゃいけない連中が多い時代に18歳まで選挙権下げるのは間違いだ。絶対反対だ。25歳で十分だ」
−−ロッキード事件の背景に角福戦争があったのか。それともアメリカの謀略か
「日本のエネルギー問題でウラニウムの取得というものをアメリカルートじゃなくて自分で開発しようと動きだした。これはアメリカの虎の尾を踏んだと思う。しかもロッキード裁判というのはめちゃくちゃな裁判だ。アメリカの刑法を日本に持ち込んできて、向こうでやった免責証言は日本の裁判で使われて、しかもそれに対する日本側の反対尋問を許さない。こんなでたらめな暗黒裁判はない」
2014.12.16 19:20
石原慎太郎氏引退会見詳報(5完)「尖閣の中国公船、私なら追っ払う」
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/141216/plt14121619200037-n1.html
−−週刊誌で「シナと戦争して勝つこと」と発言。文学者としての発言なのか、政治家としての発言か。日本政府が尖閣諸島を国有化した後に海域の緊張が続いている
「私が首相なら追っ払う。ある週刊誌のインタビューで『一番したいこと』を聞かれたので『シナと戦争して勝つこと』と。私は日本人として言った」
−−衝突が起きてもいいのか
「衝突を仕掛けているのは中国だ。けんか仕掛けているのは向こうだ。日本の領海に入っているのはシナ人の方だ。頭を冷やした方がいいよ、シナの人は」
−−若い芸術家の育成以外にトライしてみたいことがあれば
「新しくつくった財団で、アラブとか東南アジアとか、日本人と違った感性を持っている若い芸術家がいるから、そういう人たちに日本に来てもらい、刺激を受けて、新しい芸術を世界のために展開してもらいたい。その手伝いをできるだけするつもりだ」
−−政治生活で成し遂げたことは何か。心残りは何か
「小さなことで都知事の立場でやれたことはいくつかあった。ただ、痛快だったのは日本の経済使節団が中国に行った。周恩来が『これからいかなる日本人も歓迎する』と言った。経済人が『青嵐会も歓迎するか』と聞いたら、周恩来が呵々大笑(かかたいしょう)して『私は彼らを非常に評価している。青嵐会の人たちは昔の日本人ですね』と発言したそうだ。心残りは憲法が一字も変わらなかったことだ」
−−今の心境は
「いくつで死ぬか知らないが間もなく死ぬのだろう。死ぬまでは言いたいことを言って、やりたいことをやる。人から憎まれて死にたいと思う」
-
放火か?
靖国神社でぼや 建造物侵入容疑で男逮捕
共同通信 2014年12月31日 19時21分 (2014年12月31日 19時24分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20141231/Kyodo_BR_MN2014123101001256.html
靖国神社の境内を調べる捜査員と消防隊員ら=31日午後6時36分、東京都千代田区
[拡大写真]
31日午後5時ごろ、東京都千代田区の靖国神社境内で、国内外の戦死者を慰霊するために建てられた「鎮霊社」から出火し、屋根などの一部を焼いた。警視庁によると、けが人は確認されていない。
警視庁はこのぼやに関連し、建造物侵入の疑いで20代とみられる男を現行犯逮捕した。出火の経緯についても調べる。
男の行動を不審に思った靖国神社の職員らが取り押さえ、通報を受けて駆け付けた警察官に引き渡した。
靖国神社のホームページなどによると、鎮霊社は靖国神社に合祀されない国内外の戦死者を慰霊するため、1965年に建てられた。
-
ただの民族主義新聞ではない模様
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150119-00000013-sasahi-eurp
以前の名は「ハラキリ」テロ襲撃の新聞社は一癖あり?〈AERA〉
dot. 1月19日(月)16時11分配信
襲撃事件で注目を浴びることとなった、フランスの週刊新聞「シャルリー・エブド」。フランスでも独特の存在感を放つ新聞だという。今回の事件はこの新聞と、さらにフランスの歴史的背景も関わっているようだ。
「ハラキリ」。Hを飛ばして発音するフランス語では「アラキリ」と読む。
これが、今回の襲撃事件によって世界的に有名になったフランスの週刊新聞「シャルリー・エブド」の1960年代の名前だった。日本と関わりがあったわけではない。世間の良識をあざ笑う際どさの象徴だった。
創刊当時は月刊だった「ハラキリ」の創刊号には、腹を切り裂いた刀差しの歌舞伎役者のような奇妙な絵が描かれている。それから約半世紀。「シャルリー・エブド」と名前を変えた雑誌は、イスラムの預言者ムハンマドの風刺画を掲載したことに怒りを覚えたアルジェリア系フランス人のイスラム教徒たちによって、記者や漫画家12人が惨殺される事件の主役になった。
すっかり「言論の自由」の砦に祭り上げられた「シャルリー・エブド」だが、もともとの定位置は、一癖も二癖もあるゴシップ紙。「批判したがり」の風刺漫画家と左派の編集者たちがたむろする梁山泊のような存在だった。ほかで拒否される作家の画もどんどん載せる炎上商売が得意で、部数は通常は5万部程度。それがフランス史上最大級の支援の輪を巻き起こし、「生存者号」と銘打った最新号が500万部という驚異的な部数を売り上げる日が来るとは。
「ハラキリ」の名前を捨てたのは70年のことだ。ドゴール大統領の死を揶揄した表紙で発禁処分を受け、現在の「シャルリー・エブド」に改名して発行を続けたとされる。この経緯が本当ならば、フランスで唱える言論の自由も必ずしも「無条件」ではない、ということになる。
シャルリー・エブドは過去に繰り返し預言者ムハンマドの風刺画を掲載していたので、いかにも反ムスリム路線の雑誌であるかのように見られているが、それは誤解だ。風刺漫画で嘲笑した対象にはユダヤ教やキリスト教も。フランス人の誇る革命以来の「政教分離」を脅かすような相手はみな攻撃したのだ。「神」への批判もフランスでは罰せられない、はずだった。
しかし、その論理は、イスラム教徒には通じなかった。欧州のムスリム社会に詳しい内藤正典・同志社大学大学院教授は、「いじめの構図と同じです。フランス人は自分が国内のイスラム教徒をいじめていることに気づかない」と指摘する。
「フランスにはカトリック教会の抑圧から市民が自由を勝ち取った歴史があります。だから教会もキリストも嘲笑する自由があると考える。イスラム教徒も、たとえば、エジプトのムバラクやイラクのフセインを風刺されても怒らない。しかし、預言者ムハンマドだけは別格なのです。なのに、フランス人は、フランスで生きる以上、お前たちも受け入れなければならないと求めます。フランス人からすれば啓蒙しているつもりなのです」
※AERA 2015年1月26日号より抜粋
-
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150130-00000107-jij-cn
西側価値観、大学に持ち込むな=改革・自由派学者に圧力―強まる言論統制・中国
時事通信 1月30日(金)17時38分配信
【北京時事】中国の袁貴仁・教育相はこのほど、大学の教授らに対して西側諸国の教材使用に対する管理を強化するよう指示した上で、「西側の価値観を伝える教材をわれわれの教室に持ち込んでは絶対いけない」として、自由や民主主義など西側民主国家の普遍的価値観を教えないよう要求した。中国共産党系のメディアでは改革・自由派学者に対する圧力が一層強まっている。
30日の国営新華社通信(電子版)によると、袁氏は「党の指導を攻撃・誹謗(ひぼう)したり、社会主義のイメージを損ねたりする言論が大学の教室に現れることを絶対に許さない」と強調。「習近平総書記による重要講話精神を教材に盛り込み、教室に持ち込み、学生の頭脳に入れるよう着実に推し進める必要がある」と訴えた。
-
政治思想とはちょっと違うかもしれませんが、
有識者会議の名のもとに「民意の洗礼を受けない少数者」が政治に関与するのはどうかと思う。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015020400414
戦後70年談話、有識者会議を先行=菅長官
菅義偉官房長官は4日午前の記者会見で、安倍晋三首相が8月に発表する戦後70年談話の作成に当たり、与党側との調整を求める声が出ていることに関し、「まず、有識者の皆さんと相談させていただく形になる」と述べ、有識者会議での検討を先行させる考えを示した。(2015/02/04-12:08)
-
思想的な話題である感じもするのでこちらにも転載
仏風刺画:表現の自由を脅かす「タブー」への反発
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1401097607/325-326n
2015年02月06日
1月7日にパリで起きたフランスの週刊紙「シャルリーエブド」襲撃事件は、容疑者がイスラム過激派を名乗り、また同紙がこれまで再三、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載していた背景から、「イスラム教徒」、「表現の自由」という、この国の根幹に関わる問題を浮き彫りにしている。
…まずシャルリーエブド紙について触れなければならない。事件1週間後のパリ各地のキヨスクには、早朝から発売を待つ人の行列ができた。今でこそ世界に名を知られることになった同紙だが、通常の発行部数は3万部程度で、事件後、初めて手にしたというフランス人が大半だ。日本に比較対象になるようなメディアが見当たらないので例えるのが難しいが、それほど大上段に構えた反権力の言論機関という趣はない。普段から紙面はイラストや漫画で大半が埋められており…低俗に近い印象を与えるものも多い。
事件1週間後の表紙に掲載されたムハンマドが涙を流す風刺画について、「まだやるか」と国内外のイスラム教徒を中心に抗議の声が上がったが、過去の風刺画と比べると、相当、抑制している印象を受けた。過去にはそれほどひどいものがあった。
私は2012年9月、当時は別の場所にあったシャルリーエブド紙を取材に訪れたことがある。当時も今回同様、ムハンマドの風刺画の掲載を巡って、世界中で反発が起きていた。今回の事件で難を逃れた当時のジェラル・ビアル編集主幹が取材に応じ「なぜ反感を持たれるのか理解できない。見たくない人は見なければいいだけだ」と語った。…
シャルリーエブド紙の言い分は「自分たちは常に時事問題を扱っており、たまたま今回、ムハンマドを取り上げただけだ。ムハンマドだけを特別に批判の対象にしていない」という趣旨だった。確かにその通りだ。だが当時掲載されたムハンマドの風刺画は、紹介するのがはばかられる内容だった。イスラム教ではそもそも預言者を描くこと自体が禁忌だ。「これはイスラム教徒が怒っても当然だろう」と率直に思った。
議論を複雑にしているのが、ユーモアのセンスの違いだ。フランス人は自分たちが奥深いユーモアを理解し、それを分からない方が悪いぐらいに思っている印象がある。これまでにも仏メディアは再三、福島第1原発事故で避難生活を余儀なくされている人の神経を逆なでするような…風刺画などを載せている。毎回、日本大使館が抗議するなどの騒ぎになったが、当のフランス人たちは「ユーモアの範囲内」として、あまりピンときていない様子だった。私が日本に一時帰国してフランスに戻った直後、支局で鼻血が出た時に、フランス人の助手が「フクシマの影響かもね」と言って笑った時にも不快感を持った。文化的に個人の主張が先に立ち、周囲を思いやる感覚にやや欠ける国民であるというのが、この国で人物観察をしている私の印象だ。一方で、裏を返せば、相手の無神経さを許容する土壌もある。なのでイスラム教徒の感じる怒り、違和感は当然、理解できる。
だが、言論の自由をことのほか大切にするフランス人の感覚も同時に理解しなければならない。…フランスで、自由、平等、友愛の国是は絶対的な価値を持っている。その自由の根幹となるのが表現の自由だ。そしてその自由を最も脅かすのが、タブーと自己規制だ。相手への思いやりと自己規制の線引きは難しい。
そこに移民の統合の問題が絡んでくる。… フランス政府は戦後の成長期の労働力不足を補うために北アフリカの旧植民地から労働者を招いた。1970年代以降に彼らが祖国の家族を連れて来たいと言った時、フランス社会に同化させる政策が足りなかったと今、指摘されている。実際、パリの郊外には白人が一人もいないような移民の集住地域ができ、就職を含めたさまざまな場面で差別を受ける状態が続いている。
フランス人に接していて、イスラム教徒を話題にする時、ことさら差別につながりかねない言葉や表現に気をつかっているのに気付くことがある。自由、平等の共和国の理念に反する差別が存在することに後ろめたさを感じ、また認めたくないのかもしれない。やや極端に言うなら、イスラム教徒の移民に対し、社会全体が腫れ物に触るように接しているような印象すら受ける。そしてその、ある意味、タブー視することこそが、時には自由の理念への脅威となる。シャルリーエブドのムハンマド風刺には、ユーモアのセンスの違いや文化的なある種の無神経さに加え、フランス社会に表れた新たなタブーへの反発という背景がある。…【パリ宮川裕章】
-
少子化解消には、
「早婚化の推奨」という左派が嫌いそうな対策と、
「非摘出子の法的・社会的容認」という右派が嫌いそうな政策を、
どちらも奨励する必要があるのが、
思想的に面白いです。
日本人の結婚観と、少子化対策の問題
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1148427444/984-985
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150210-00042018-gendaibiz-pol
「イスラム国」事件における自己責任論と、個人を侵食する全体主義について 文/ 角幡唯介(ノンフィクション作家、探検家)
現代ビジネス 2月10日(火)6時2分配信
文/ 角幡唯介(ノンフィクション作家、探検家)
日本人拘束事件がもたらした心の騒めき
ISIL(いわゆる「イスラム国」)による日本人拘束事件は、ここ数年のあいだで最も強烈なインパクトを与えられたニュースだった。
個人的な感想になるかもしれないが、一連の報道を通じて私に大きな衝撃を与え続けたのは、一貫して二人の、とりわけ後藤健二さんの目のなかに宿る心情だった。最初に公開された二人がオレンジ色の囚人服のようなものを着せられ、砂漠の荒野に座らされて、隣で黒づくめの男がナイフを振りかざす、あの映像---。
後に判明したところによると、あれは合成だったらしいのだが、しかし、あの映像のなかの後藤健二さんの、カメラのこちら側に向かって激しく訴えかけるような視線に、私は心の奥底を揺さぶられたような思いがした。そしてその後に続くいくつかの写真と、ナイフを首に当てられる直前、観念したかのように目をつぶった最後の表情を見たときは言葉を失った。
いったい彼はどのような気持ちで「イスラム国」の支配地域に侵入することを決断したのか。やはりこうなることをある程度予測して行動を起こしたのだろうか。テロリストたちに拘束され、何ヵ月間も監禁される間、彼は何を思い、どのように過ごしてきたのだろう。そしてまさに自らの死が現実のものとして、しかもそれが斬首という極めて残酷な形態で実現しようとする瞬間、彼は何を思っていたのだろう。後悔したのだろうか。怖くなかったのか。死は織り込み済みだったのか。最後の瞬間に何を念じたのか---。
この事件がわれわれにもたらした心の騒めきは、じつにこうした彼らの心情を、われわれ自身が想像しようとすることによって引き起こされたものだった(そしてその騒めきは「イスラム国」が一連の非道な映像を公開することによってもたらされたものでもあった)。私は今でも彼らが拘束されたときの映像を思い返すたび、吐き気を催したくなるような暗澹たる気分になる。
あの映像を通して想像させられた、命が潰されようとしている瞬間の彼らの極限的な心情に比べると、たとえば安倍晋三のごとき見せかけの勇ましさに自己陶酔するだけの小人物が、後藤さん殺害の報せを聞いてどれだけ顔を紅潮させようが、そこには胡散くささと白々しさしか感じられなかった。
-
>>475
「公に迷惑をかける人間は死んで当然」なのか
だからだろうか、今回の事件に関しては、2004年のイラク人質事件のときのような激しい「自己責任論」が新聞やテレビなどで表だって論じられることはなかった。だが、ネット上では相も変わらず、後藤さんや湯川さんに対して口さがない罵詈雑言が浴びせられているようだ。
たしかに危険を前提にこうした行動をとる際、自己責任は当然の原則である。行動者は自らが選択した行動の帰結を、自らの責任で完結させなければならない。だが、日本における自己責任論は、「公に迷惑をかける人間は死んで当然」とでもいうような、非常に歪なかたちに変形しており、そこに何ともいえない違和感をおぼえるのだ。
自己責任の問題は、究極的には、個人と国家の関係をどのように捉えるかという視点に収斂される。行動者の原則からすると、今度の事件で二人が殺害されたこと自体は、冷酷なようだが、致し方ない面があった。彼ら自身もそのリスクを承知のうえでシリアに入国した以上、殺害されるという最悪の結果に対して、彼ら自身が抗議できる立場にはないからである。リスクを前提に行動する者は「生きて帰るための自助努力」を怠ってはならず、それは絶対的に貫徹されなければならない行動者のモラルであるといえる。
しかし、あくまでもそれは行動者の側からみた自己責任であり、そのことに国家がどのように関与するかは、まったくの別問題だ。いうまでもなく私たち日本国民には憲法によって渡航の自由が認められており、表現や言論の自由も認められている。一方で近代国家には自国民を保護する義務があり、私たちは自分の生命と財産を守ってくれるという前提があるからこそ、高い税金と引き換えに国家の存在を許容しているのである。そして当然のことながら、「自国民保護の原則」は無制限に適用されなければならない。
例えば自動車事故が起きて運転手が大ケガをした場合、その運転手が素面だったら救助するが、酔っ払っていたら救助しない、などという判断があってはならない。それと同様に、この行為は安全無害だから保護する、この行為は事前にリスクが伴うことがわかっていたのに勝手に決行したのだから自己責任で放っておく、というふうに、国家が国民の行為を選別することがあっては絶対にならないはずだ。
自国民保護に関して、国家が何らかの恣意的な基準を用いて選別することが断固として認められないのは、それが憲法で保護された国民の自由や権利を侵害することに繋がりかねないからである。この問題は少し考えたら誰でも簡単に理解できることだと思う。これは危険で、これは安全などと、公権力が個人の行動の内容を好き勝手に判別する状態がまかり通れば、その判断基準は当然、公権力側に都合のいいように拡大的に適用され、ゆくゆくは言論や表現の自由が認められない中国のような強権的政治体制に発展してしまうことだろう。
民主主義社会を維持しようと思えば、われわれ個人は、自分たちの自由と権利を侵害するような武器を、安易に国家の側に明け渡してはならないのである。
-
>>476
外交関係を優先して自国民の命を軽視した安倍首相
しかし一方で、このような原則論を声高に叫んでも、なにかとても虚しい気がしてくる。今回のような「自己責任論」が噴出する背景には、そのような表面的な論理とは全く別物の、もっと根深い、日本国民全般の精神から発せられる原因があるような気がするからだ。要するに日本人というのはその心性として、個人が自ら判断して行動を起こすこと、それ自体に対して、徹底して否定的な態度を取る傾向があるような気がするのだ。
仮に今回の事件が、後藤健二という個人ではなく、例えばアンマンの日本大使館員が湯川遥菜さんの情報収集活動をしている最中に拘束されて殺害された事件だったとしたら、同じような非難は巻き起こっただろうか。まず、起こらなかっただろう。
もちろんこの大使館員は職務命令を守った結果、事件に巻きこまれたわけだから、自己責任の原則は適用されないという理屈は、ひとまず成り立つ。しかし逆の見方をするとそれは、公や組織に命じられて事件に巻きこまれたかぎりは非難しないが、個人が判断して行動したことで事件に巻きこまれた場合は非難する、ということを意味してもいる。
つまり後藤さんとこの大使館員の本質的な相違は、判断の主体がどこにあったのかという点に帰せられるわけで、あくまで日本人が非難するかどうかの基準にしているのは、「公によるものか、個人によるものか」という部分に過ぎないのだ。この議論においては活動の中身に対する吟味は完全に置き去りにされている。彼がシリアで何をしようとしていたのか、崇高なことだったのか、ろくでもない目的だったのか、そんなことは関係ないのである。中身はどうあれ、彼が個人の判断で活動していたということに対してバッシングを浴びせているのだ。
個人に厳しく公に甘いという傾向は、今回の事件に対する安倍首相の行動に対する国民感情や、マスコミ各社の批判の弱さを見てもよくわかる。そもそも2月3日の参院予算委員会における岸田文雄外相の答弁によると、政府は昨年12月3日の時点で後藤さんが「イスラム国」に拘束されていた事実を把握していたという。その時点ですでに米国の記者や英国のNGO関係者が残虐な方法で殺害されていたわけだから、政府は「イスラム国」に拘束された二人が非常に危険な状態にあることを認識していたはずだ。
それなのになぜ安倍首相は、あろうことかイスラムの仇敵であるイスラエルで「『イスラム国』がもたらす脅威を少しでも食い止める」などと自己陶酔的に演説し、周辺各国に2億ドルの支援を約束したのだろう。少なくとも、このタイミングで「イスラム国」を敵視するような演説をしたら二人の命が危険に晒されることは当然予見できたはずだ(もし予見できなかったのなら、それは客観的な情勢分析能力の欠如という別の意味で問題は深刻である)。そして実際に「イスラム国」は、この演説を逆手に取り2億ドルの身代金を要求してきたわけだから、どう考えても安倍首相の雄々しい演説と今回の事件との間には明確な因果関係が横たわっているのである。
これはテロに屈するとか屈しないとかそういう話ではなく、安倍晋三という男が「自国民保護の原則」をどのように捉えているかの問題なのだ。要するに彼は米国との外交関係を優先して二人の命を軽視した。少なくともそう非難されても仕方のない失敗だった。である以上、政治は結果責任が原則であるのだから、安倍首相が二人を死に追いやった責任は免れようもなく、本来なら内閣が吹き飛ぶような事態になってもおかしくないはずだ。
ところがどういうわけが、この点に関するマスコミ各社の責任追及は歯ぎしりしたくなるほど緩く、また全体的な国民感情も安倍首相や外務省の判断ミスに非常に寛容なものがあるように感じられるのだ。
-
>>477
個人の自由や権利を侵害しはじめた安倍政権
公というのは常に個人の自由と権利を侵食しようとする性向がある。そのため個人は常に意識的に緊張感を持ってこれと対峙しなければならない。個人より公を上のものと考える風潮は近年、いよいよ強まっており、今回の「イスラム国」事件における自己責任論のあり方と、安倍政権に対する批判の弱さはその端的な表れであるようにも思える。今のように、個人が自ら進んで自己の自由や権利を放擲し、公に対して追従的になろうとするならば、日本の社会と政治体制は必然的に全体主義的な方向に進まざるをえないだろう。
いや、政治のほうはすでに悪びれもせずにその全体主義的嗜好を露わにしはじめた。それを象徴するようなニュースが、たまたま今日(2月8日)の新聞朝刊に掲載されていた。外務省は7日、シリアへの渡航を計画していたフリーランスのカメラマンに対し、渡航を中止させるために旅券を返納させたと発表したのだ。これは恐るべき挙行といわねばならない。
このカメラマンが言う「現地での取材を自粛することはテロに屈することになる」という意見は、まったくの正論だ。彼らのようなジャーナリストがいなければ「イスラム国」のような特異な政治体制下で抑圧されている人々の困窮は決して伝わらないだろう。そして何よりも、事実を正常に伝えられる社会が維持されることは、自称ナショナリストたちが後生大事に抱える国益などよりも、よほど大きな価値があるのではないか。たとえその行為にどれだけ危険が伴ったとしても、個人がその信条に従って行動するかぎり、国家から不当な干渉を受けるいわれはないはずなのである。
だが、ついに国家は破廉恥にも、「イスラム国」の事件を口実に個人の自由や権利を侵害することを決定したらしい。原則を踏みにじり、ついに個人を呑みこもうとしはじめたのである。
----------
角幡唯介 (かくはた・ゆうすけ)
1976年北海道芦別市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、同大探検部OB。02〜03年、長らく謎の川とされてきたチベット、ヤル・ツアンポー川峡谷の未踏査部を単独で探検し、ほぼ全容を解明。03年朝日新聞社入社、08年退社。10年、学生時代の探検を題材に執筆した『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で第8回開高健ノンフィクション賞、11年同作品で第42回大宅壮一ノンフィクション賞、第1回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞。次作『雪男は向こうからやって来た』では12年第31回新田次郎文学賞を受賞。続く『アグルーカの行方』は13年第35回講談社ノンフィクション賞を受賞。13年からは朝日新聞の書評委員を務めるなど、書評も精力的に執筆している。
----------
角幡唯介
-
中谷坂太郎さんについて存じ上げませんでしたが興味深い。
https://twitter.com/paramilipic/status/567989574514786305
靖国神社については朝鮮戦争において海上保安庁特別掃海隊でなくなった方の遺族が合祀を求めているが神社側に拒否されている。神社側は「日本の戦争ではない」「海上保安庁が行ったこと」として合祀=戦死は認めないという立場のようだ。
特別掃海隊戦死者-合祀基準問題
http://trekky.matrix.jp/logs/log/eid285.html
しかしながら,靖国神社の合祀基準は変遷はあるものの非常に厳格です。「陛下のために国難に殉じた日本国民」の一点です。
おそらく,靖国側の判断は朝鮮戦争時における行動について,「占領下での米軍の要請」という点に難色を示したものであると考えます。実際の回答は「太平洋戦争(大東亜戦争)までの戦死者に限る」だったそうです。多分,前者を換言したものと考えますが,これでは言葉足らずでしょうね。
これはSF講和条約締結(1951年)をもって戦争終結とする定義に反しますので,この言葉だけでは,いわゆるA級戦犯の方々の合祀にも整合性がなくなってしまいます。もう少し,熟考した回答を靖国側は用意した方が良かったのではと思います。
靖国に合祀されない殉国者〜中谷坂太郎
http://ameblo.jp/yamatogusa/entry-11515174325.html
2014年05月20日 18:54 投稿
【宮崎哲弥】ザ・ボイス そこまで言うか!H26/05/20【戦後初の戦死者】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23597116
動画の説明文:
今回の『ザ・フォーカス』は必聴!! 城内康伸さんの著書【昭和二十五年 最後の戦死者】を引き合いに、軍事に対する関心が高まっている今こそ、「実は日本も、極秘裏に朝鮮戦争へ"参戦"していた!」という真実に向き合おうと主張されました。
お恥ずかしながら私、『日本特別掃海隊』のことはもちろん、その戦死者である中谷坂太郎さんが、おかしな理屈で靖国に合祀されないという不条理さも一切知りませんでした……。
まぁ、当時すでに施行されていた日本国憲法からすれば極めて不都合な話ですし、靖国神社が事なかれ主義に走るのも仕方がないのかも。こんなところにも戦後レジームがあったのかと憤ると同時に、掃海隊を誇りに思う内容でした。
日本最後の一覧
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
日本が参戦した戦争による日本人最後の戦死者
朝鮮戦争における中谷坂太郎(1950年10月17日没、当時21歳)。元山沖で、海上保安庁所属の掃海艇が触雷したことによる。
【集団的自衛権】戦後唯一の「日本人戦死者」の中谷坂太郎さんは、集団的自衛権によって戦死していた…。
http://matome.naver.jp/odai/2140415132731852901
本当の「靖國神社問題」
http://www.geocities.jp/huckbeinboxer/yasukuni011.html
日本特別掃海隊
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%89%B9%E5%88%A5%E6%8E%83%E6%B5%B7%E9%9A%8A
日本特別掃海隊(にほんとくべつそうかいたい)とは、朝鮮戦争の際に国連軍の要求で日本の海上保安庁が派遣した掃海隊。特別掃海隊とも。
-
>>472
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000034-mai-pol
<戦後70年談話>来週に有識者初会合 座長代理に北岡氏
毎日新聞 2月19日(木)13時5分配信
政府は、安倍晋三首相が8月にも発表する戦後70年談話に関する有識者会議の初会合を来週に開催することを決めた。座長に西室泰三日本郵政社長(79)、座長代理に北岡伸一国際大学長(66)を充てる方針。複数の政府筋が明らかにした。
70年談話を巡って政府は、有識者会議の意見を踏まえた上で、8月にも決定する。当初は有識者会議を2月初めに開く予定だったが、委員の人選などに時間がかかり、ずれ込んだ。
北岡氏は首相の私的懇談会「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の座長代理、日中両国の学者らによる「日中歴史共同研究」の日本側座長を務めた。首相のブレーンの一人として知られる。また西室氏は、日本と中国の有識者らでつくる「新日中友好21世紀委員会」の日本側座長を務めている。
菅義偉官房長官は19日午前の記者会見で有識者会議について「歴史・政治に造詣の深い学者、言論界、ビジネス界など幅広い分野から委員を人選する最終調整をしている」と述べた。【木下訓明、松本晃】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000578-san-pol
戦後70年首相談話 有識者会議は思想・年齢など幅広く人選 与党調整念頭に“軟着陸”狙う
産経新聞 2月19日(木)20時32分配信
安倍晋三首相が第2次政権発足直後に表明した戦後70年談話作成に向けた具体的な作業が動き始める。19日に発表された有識者会議「21世紀構想懇」の人選は、歴史認識をめぐる表現に神経をとがらせる自民党ベテランや公明党との調整も念頭に置いたものだ。幅広い層の声を反映させた形を取りながら、首相が目指す新たな未来志向の談話発表へ慎重に“軟着陸”を狙っている。
21世紀構想懇のメンバー16人は、最年長の西室泰三日本郵政社長(79)から最年少の瀬谷ルミ子日本紛争予防センター理事長(37)まで幅広い年代の有識者を集めた。学者がやや目立つものの、会社経営者のほか、報道機関からは論調の異なる読売新聞と毎日新聞から1人ずつ選び、バランスを取った。慰安婦問題などを念頭に女性も3人入っている。
首相は、民主党政権下の平成24年8月の産経新聞単独インタビューで、過去の植民地支配と侵略を謝罪した戦後50年の「村山富市首相談話」に関し「(河野洋平官房長官談話なども含め)全ての談話を見直す必要がある。新たな政府見解を出すべきだ」と明言。同年12月に首相就任後は、歴代内閣の歴史認識を「全体として引き継いでいく」とトーンダウンさせたが、「首相の本音が村山談話の見直しなのは変わっていない」(周辺)という。
首相が強い意欲を持つ政策を実現させるため、首相が活用しているのが今回の21世紀構想懇のような有識者会議だ。短兵急に物事を進めた第1次政権の反省を踏まえ、有識者会議でさまざまに議論をさせながら、与党内や世論の理解を深めていく手法だ。昨年7月の集団的自衛権の行使容認の閣議決定前にも「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」で前さばきの議論をさせ、とりまとめを実現した。
こうした回りくどいプロセスを踏むのは、連立を組む公明党への配慮もある。公明党は村山談話の見直しに慎重姿勢で、山口那津男代表は18日も70年談話に関し「(過去の談話と)全く意味の変わるものにならないように」と首相を牽制(けんせい)している。「70年談話の作成にあたっては21世紀構想懇の提言を踏まえる」という形を取ることで、公明党からも了解を得たい考えだ。
今回の21世紀構想懇にもも、京都大の中西輝政名誉教授ら首相の考えに近い学識経験者が複数入っていることから「議論をリードしながら、思想信条の異なるメンバーの意見をまとめていく」(自民党幹部)との期待がある。
菅義偉(すがよしひで)官房長官は19日の記者会見で「今度の懇談会は70年の首相談話を書くことを目的としたものではない」と述べ、21世紀構想懇の提言は談話作成の参考に過ぎないとの見方を強調。「談話を作成するのはあくまでも官邸」(政府高官)というのだ。
談話作成にあたり幅広く意見を聞きながらも、主導権は絶対に渡さない。そこには歴史認識をめぐる首相の強い意志があるといえそうだ。(桑原雄尚)
-
>>480
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015021900610
70年談話、25日検討着手=政府が有識者会議開催へ
菅義偉官房長官は19日の記者会見で、安倍晋三首相が今夏に発表する戦後70年談話について検討する有識者会議の初会合を25日に開催することを明らかにした。西室泰三日本郵政社長、北岡伸一国際大学長ら16人のメンバーも併せて発表した。首相は同会議での議論を踏まえて談話をまとめる意向で、過去の侵略と植民地支配へのおわびを明記した1995年の村山富市首相談話などとの整合性をどう取るかが焦点となる。
会議の名称は「20世紀を振り返り21世紀の世界秩序と日本の役割を構想するための有識者懇談会」(21世紀構想懇談会)。メンバーの内訳は歴史や外交・安全保障を専門とする学者が10人、経済界3人、マスコミ2人、NPO1人。座長に西室氏、座長代理に北岡氏が互選される見通しだ。
西室氏は有識者会議「新日中友好21世紀委員会」の日本側座長を務める。中国側の立場に理解のある同氏の起用で、首相の歴史認識に批判的な中国への配慮を示す狙いがあるとみられる。
メンバーには、集団的自衛権の行使容認に道を開いた政府の有識者懇談会の座長代理を務めた北岡氏のほか、中西輝政京大名誉教授、宮家邦彦立命館大客員教授ら、首相の外交・安保観に近いと目される学者も入った。
人選について、菅長官は会見で「歴史、政治に造詣の深い、幅広い分野・世代の方々にお願いした」と説明。戦後50年の村山談話や同60年の小泉談話を踏まえ「歴史認識に関する歴代内閣の立場は全体を引き継ぐ」と従来の説明を繰り返した。ただ、首相自身は「侵略と植民地支配」や「反省とおわび」の文言をそのまま用いることには否定的な見解を示している。
その他のメンバーは次の通り。
飯塚恵子読売新聞アメリカ総局長▽岡本行夫岡本アソシエイツ代表取締役▽川島真東大大学院准教授▽小島順彦三菱商事会長▽古城佳子東大大学院教授▽白石隆政策研究大学院大学長▽瀬谷ルミ子日本紛争予防センター理事長▽西原正平和・安全保障研究所理事長▽羽田正東大副学長▽堀義人グロービス経営大学院学長▽山内昌之東大名誉教授▽山田孝男毎日新聞政治部特別編集委員。 (2015/02/19-18:56)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015021900432
北岡、中西氏も起用=座長は西室氏-70年談話検討会議
政府は19日、安倍晋三首相が今夏に発表する戦後70年談話について検討する有識者会議のメンバーを固めた。西室泰三日本郵政社長のほか、北岡伸一国際大学長、中西輝政京大名誉教授、山内昌之東大名誉教授、白石隆政策研究大学院大学長ら十数人が起用される。月内に初会合を開き、座長には西室氏が互選される見通しだ。
北岡、中西両氏は首相に近い保守の論客。北岡氏は集団的自衛権の行使容認をめぐる第2次政権の有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の座長代理、中西氏は第1次政権の「美しい国づくり企画会議」のメンバーをそれぞれ務めた。山内氏は中東、白石氏は東南アジアの地域情勢に詳しい。(2015/02/19-13:15)
-
>>481
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150219/k10015591271000.html
首相談話 有識者懇談会の設置発表
2月19日 18時26分
菅官房長官は午後の記者会見で、戦後70年となることし、安倍総理大臣が発表する「総理大臣談話」を巡って、日本郵政社長の西室泰三氏らをメンバーとする有識者懇談会を設置し来週、初会合を開くことを発表しました。
政府は懇談会の議論を踏まえ、ことし夏をめどに談話を取りまとめる方針です。
この中で菅官房長官は、「『20世紀を振り返り、21世紀の世界秩序と日本の役割を構想するための有識者懇談会=21世紀構想懇談会』を総理大臣の下に設置する」と述べ、戦後70年となることし、安倍総理大臣が発表する「総理大臣談話」を巡って、安倍総理大臣の私的諮問機関として、学識経験者や財界人らからなる有識者懇談会を設置することを発表しました。
懇談会のメンバーは、日中両国の有識者からなる「新日中友好21世紀委員会」の日本側の座長を務めた日本郵政社長の西室泰三氏や、集団的自衛権の行使を巡る政府の有識者懇談会の座長代理を務めた国際大学学長の北岡伸一氏、三菱商事会長で、経団連副会長の小島順彦氏、認定NPO法人日本紛争予防センター理事長の瀬谷ルミ子氏ら16人です。
菅官房長官は「安倍政権としては、戦後50年の村山談話、60年の小泉談話を含めて、歴史認識に関する歴代内閣の立場は全体としては引き継ぎ、今後も引き継いでいく考えだ。70年の談話は、それを前提として作成する」と述べました。
そのうえで菅官房長官は、懇談会のメンバーについて「多様な視点から議論いただくので、歴史や政治に造詣(ぞうけい)の深い学者のほか、言論界やビジネス界など、幅広い分野や世代のかたがたにお願いした。どのような成果物を出すかも含め、懇談会のなかで議論される」と述べました。
懇談会は、来週25日に初会合を開き、政府はその議論を踏まえ、ことし夏をめどに「総理大臣談話」を取りまとめる方針です。
民主・岡田代表「しっかり議論したい」
民主党の岡田代表は記者団に対し、「バランスのある、極端な人がいない人選を望みたい。70年談話については、安倍総理大臣の考えが非常に大事なので、しっかり議論していきたい。『懇談会で議論しているから言えない』といった答弁は、私は認めない。どういう談話を出すかで、日本に対する世界の受け止め方は大きく変わってしまうので、よりよいものを作るために、いろいろ議論していきたいと思っている」と述べました。
-
BLOGOS編集部2015年02月23日 17:42
【詳報】"日本国の誇りを取り戻す"?「朝日新聞を糺す国民会議」の水島総氏・加瀬英明氏が会見
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1114775789/1118-1123
この水島と加瀬は何者だ??水島の経歴はなんとなく想像着くけど加瀬のはよく判らんね。プロ市民って秀逸な造語があるけどプロ右翼みたいなもんか?まあ本来右翼は昔からそれ(右翼活動)で飯喰ってる訳だからそもそも本源的にプロなんだけど。
加瀬英明
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E7%80%AC%E8%8B%B1%E6%98%8E
父は外交官の加瀬俊一、母・寿満子は元日本興業銀行総裁小野英二郎の娘である。また従兄妹にはジョン・レノンの妻オノ・ヨーコがいる。自由社社長。
東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、イェール大学・コロンビア大学に留学。青年時代から、外交官である父・俊一の影響を受けて育った事などがきっかけで、評論・執筆活動をおこなうようになる。
編集委員会代表を務める月刊誌「自由」2007年10月号の「巻頭言」では、終戦時の昭和天皇の態度について「要は天皇以下、当時の指導者たちには、国民に対する責任感が全くなかった。この無責任な人間としての心を失った姿が、戦後日本の狂いの初めであると思う。苦境に際して、己の責任を回避して、他に責任を転嫁、己の生き残りを優先する。迷惑をかけた人々に対し、何らの責任を取ろうとしない。この無責任体制が、今日の日本をもたらしたと言えないか」、「先の参議院選挙で、戦後最強の保守勢力・自民党が歴史的大敗北をした。その時とった、安倍総理の姿勢をみて、思わず敗戦時の昭和天皇のことを想い出した。安倍総理も彼を支える側近の人たちも、終戦時の天皇同様、責任を回避する言動に終始し、党・支持者に対し、責任を取る発言をしなかった。そして世論の過半数が辞めるべきだというなか、総理は内閣続投の意思表示をするだけだった。敗戦時に天皇や側近者たちが、敗戦の責任を国民に詫びることなく、天皇制度の維持画策に狂奔したのと全く同じである」と書いた。
水島総
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E5%B3%B6%E7%B7%8F
水島 総(みずしま さとる、1949年(昭和24年)6月18日 - )は、日本の経営者、映画監督、脚本家、プロデューサー、政治活動家、日本文化チャンネル桜代表取締役社長。頑張れ日本!全国行動委員会幹事長。
1968年(昭和43年)、静岡県立静岡高等学校卒業。1972年(昭和47年)、早稲田大学第一文学部ドイツ文学専攻卒業。その後、フリーランスのディレクターとして200本以上のフジテレビなどのテレビドラマの脚本・演出を手がけ[1]、後に映画にも進出。日本国内においてフィリピンに関する番組を放送してきた「ウィンズ・フィリピノ・チャンネル」を主宰。2004年(平成16年)、株式会社日本文化チャンネル桜を設立。8月15日より、スカパー!Ch.767にて放送開始。
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150228-00010000-chuokou-int
「言論の自由」、その痛みと覚悟(時評2015)
中央公論 2月28日(土)16時27分配信
言論の自由とは何か。風刺を含め、およそ批判や批評の意味は何か。二〇一五年が始まって早々に、私たちに突きつけられた問いである。
一月七日、フランスの風刺雑誌『シャルリー・エブド』本社を武装テロリストたちが襲い、編集長や画家を始め多数の関係者が犠牲になった。かねてイスラム教の預言者ムハンマドを題材とする風刺画を掲載してきた同誌へのテロ行為に対し、言論の自由を訴え、犠牲者を追悼する動きが各地で起こり、一月十一日のパリの大行進には一六〇万人もの人々が参加した。
言論の自由は民主的社会の根本原理である。政治権力に対する批判はもちろん、宗教権威に対する批判も制限されてはならない。十八世紀の哲学者ヴォルテールは、自身がはげしいカトリック教会批判で一度は国外生活を余儀なくされた人物であるが、「あなたの意見には反対だが、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」という言葉を残している。寛容と言論の自由のために戦い続けた一生であった。
ポイントは、自分にとって不快な意見であっても、あるいは自分にとって不快な意見こそ、それを主張する権利を認めなければならないということである。その言説が守るに値するから擁護するというのではない。それなら、気に食わない言説は抑圧してもかまわないことになる。「お前の言説は私の気分を害するものだからけしからん」という不寛容とは対極にあるのが、ヴォルテールの立場であった。
しかしながら、「とはいえ、あまりに下品だったり、信者を愚弄したりするような風刺にも問題がある」という意見が少なくないのも事実だ。政治権力を批判するならともかく、現実に差別を受けている少数者の信仰まで風刺する必要があるのか。そのように考えるならば、言論の自由にも制限があってしかるべきということになる。
これに対し、宗教戦争の過去をもつ欧州においては、多数派の宗教も少数派の宗教も等しく批判の対象となる。例外的に批判を免れるものをつくりだせば、やがてそれが暴走する可能性を否定できない。自らが信じるもの、権威とするものを批判されれば誰でも腹が立つが、それを認めてこそ自由で民主的な社会は保持される。このような信念に支えられた欧州の「言論の自由」とは、血塗られた過去の経験に基づく原則であって、単なる理想論ではない。
はたして、日本社会はこの原則を受け止められるのか。奇しくも年末のテレビ番組では、人気歌手のふるまいが議論を呼んだ。実際に彼にどれだけの政治的意図があったのかわからない。とはいえ、権威をからかい、権力を揶揄するかに思える行動をすべて批判している限り、社会の寛容度は間違いなく低下する。彼が謝罪に追い込まれたのをみて、あらためて日本社会における批評の自由を考えざるをえなかった。「空気を読む」を当然とする国において、言論の自由を守ることは実に難しい。
ちなみに、パリの襲撃事件後に出た『シャルリー・エブド』の表紙には、ムハンマドを思わせる人物が泣きながら「私はシャルリー」という標語を掲げている姿が描かれている。そこに添えられているのは、「すべては赦される」という言葉である。仲間を殺されたシャルリーの側も、批判されたイスラムの側も、相互に痛みを覚えつつ、それでも憎悪の連鎖を防がねばならないという決意を訴えかけたものであろう。
言論の自由とは何か、それはどれだけの代償と痛みを伴って守られるべきものなのか。世界においてテロが横行する時代だからこそ、あらためて考えねばならない。どのような選択をするにせよ、覚悟が必要なのは言うまでもない。
(了)
宇野重規 政治学者
最終更新:2月28日(土)16時27分
-
中学生同士のキスでも逮捕か…性犯罪罰則強化の“ズレた”発想
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1112072544/2112-2113
-
少年犯罪の厳罰化を求める右派が実名報道に賛成し、
更生の道を閉ざさない為に左派が実名報道に反対するのが一般的ですが、
実名報道による私刑により、国家による裁判権・刑罰権の独占を侵害されたと国家主義者が怒り、
国家による裁判権・刑罰権の独占の解放だと喜ぶ極左アナキストがいるような倒錯的な状況になれば、
日本の言論も幅が広くて面白いと思います。
川崎中1殺害「ここが犯人の自宅らしいよ」実名さらしネット中継、どんな問題がある?
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1112072544/2117-2118
「週刊新潮」が18歳少年の実名を報道する理由
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1112072544/2119
-
http://www.logsoku.com/r/entrance2/1417699508/
http://project99.jp/?page_id=75
■大阪民国・トンキン連呼などの地域対立や男女対立・世代対立・人気競争etc.を煽っているのは在日
対立・格付け・コンプ煽り/デフレ→少子化→移民/TPP・反原発/自作自演ネガキャン
『サルでもわかるTPP』で検索 ★関連 ニュース速報+
★サルでもわかるTPPがヤバい9つの理由 1分55秒辺りから
https://www.youtube.com/watch?v=sP_LTg4dVHc
■まとめブログランキング
http://blog.livedoor.com/ranking/
■最近のまとめブログの総合記事ランキング 漏れ・時間差有り
http://matome-blog.jp/-/-/-/twitter/-/-/day/1/
-
>>487のリンクを2chに貼っているやつがいるようです。
2chにはNGワードなどで直接は書き込めないから、
とはさん掲示板に書き込んだ上で、2chで宣伝しているんでしょう。
とはさんが、もし気になるようであれば、何らかの対策されたほうがよいかもです。
【必勝】次世代の党 七十【 [転載禁止](c)2ch.net
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/giin/1426689053/93
93 名前:無党派さん[] 投稿日:2015/03/21(土) 00:08:05.15 ID:JTXCZ7Kl
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1039194613/487
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
-
>>488
おお,有り難うございます。
>>487のどこが引っ掛かるんですかねぇ・・。最近よく見てるのは議員板ではなく道路板なんですがトンキン連呼とか酷いので前以てNGワード指定で透明あぼーんしてます。。
レスに関しましては板の運営に支障が出ない限りどんな意見でも削除とかはなるべくしたくないので暫く様子を見てみます!
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150317-00010002-shincho-pol
「反知性主義」って何? 注目のキーワードを解説
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 3月17日(火)13時1分配信
■発売前からランキング1位に
最近、「反知性主義」という言葉がよく使われている。
憲法学の泰斗の名前すら知らずに憲法改正につき進む安倍総理を批判するときや、科学的知見を無視して放射能の恐怖を煽る環境活動家を批判するとき、あるいは「イスラーム国」を批判する際にも、この言葉が使われている。
にわかに注目を集めつつあるキーワードに、出版業界も素早く反応。次々と「反知性主義」の関連本が刊行されている。
なかでも人気思想家の内田樹氏が編著を務める『日本の反知性主義』(晶文社)は、発売1か月前からamazonランキングの「日本の政治」部門でトップを独走している状況だ。
ところで、「反知性主義」とは、そもそもどのような意味なのか。
『反知性主義』(新潮選書)の著者で、国際基督教大学(ICU)副学長の森本あんり教授に話を聞いた。
■「反知性主義」ってなに?
森本教授は次のように解説する。
「反知性主義(anti-intellectualism)は、もともとアメリカで生まれた言葉です」
「冷戦初期のアメリカでは、多くの知識人がさしたる根拠もなく“共産主義者”とレッテルを貼られ、大衆から攻撃されました。この知識人への理不尽な攻撃を、リチャード・ホフスタッターという学者が“反知性主義”という概念で分析したのです」
「日本でも、福島原発事故や歴史認識問題をきっかけに、盛んに反知性主義という言葉が使われるようになりました。元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏は、反知性主義を『実証性や客観性を軽んじ、自分が理解したいように世界を理解する態度』と定義しています」
「最近ネットでは、自分とは異なる考え方をする人に対して“反知性主義”という言葉を使う傾向が見られます。要するに、“お前はバカだ”と言う代わりに“反知性主義”というレッテルを貼るわけです」
しかし、「反知性主義を単なる“バカ”という意味で使うのは誤りだ」と森本教授は指摘する。
■「反知性主義=バカ」ではない
では、森本教授は「反知性主義」をどう捉えているのか。
「本来の反知性主義とは、知性そのものへの反対ではなく、知性が権力と癒着して人々の生活に余計な口出しをすることへの反対です」
「たとえば、学者が原子力の研究をすること自体には反対しないが、特定の学者が行政や業界と癒着して国の原発政策推進や世論誘導に加担するようになったら、それには強く反発する」
「つまり反知性主義には“反権威主義”という重要な側面があるのです。だから、アメリカにはハーバード大など名門大学出身の“反知性主義者”もたくさんいます」
「権力の暴走を許さない健全な社会を維持していくために、日本にも“知性的な反知性主義者”が増えて欲しい。そのような願いを込めて『反知性主義』という本を書きました」
どうやら「反知性主義」という言葉には、われわれが思いもよらないポジティブな意味があるようだ。いま注目急上昇のキーワードだけに、その本来の意味をしっかりと押さえておきたい。
SHINCHOSHA All Rights Reserved.
-
>>486
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150319-00010003-shincho-soci
「少年法」なんて単なる要望に過ぎない/呉智英(評論家) 少年犯罪の「実名・写真報道」私の考え〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 3月19日(木)9時0分配信
そもそも今の少年法は昭和23年に制定された法律で、少年が犯した事件について、名前や住所を新聞やその他の出版物に掲載することを禁じています。その理由として、未成年が社会的に弱い立場であることや、教育で更生する可能性が大きいことなどが挙げられていて、罰則規定はない。そのためにグレーゾーンが生まれている。以前、佐藤道夫札幌高検検事長が“罰則がないことは要望に近い”という見解を出していましたが、そういうことではないか、と思います。本当に少年保護が必要なら罰則を設けるべきです。グレーゾーンのままでいるため、是か非かという議論が繰り返されているのです。
少年法とは立場が違うかもしれませんが、心神喪失者の犯罪についても同様の議論が起こっています。1981年に起ったパリの人肉事件で、犯人の佐川一政は心神喪失を理由にフランスの裁判で不起訴処分になった。こうなるとマスコミは佐川の本名は出せなくなった。一部では実名を報道する動きもありましたが、大手新聞は全て仮名として扱いました。その後、唐十郎が佐川との書簡をまとめた『佐川君からの手紙』という小説を82年に発表し、芥川賞も受賞した。作品名に『佐川君』と入っていたため、実名を知らなかった人にもそれが伝わり、新聞も書籍広告を○○君とは出来ず、そのまま載せていました。同様に今回の事件をノンフィクションライターが名前入りの作品として上梓したら、どうするんでしょうかね。
それはともかく、今回私が問題にしたいのは、法律上のことではなく、現況に即して考えていない点です。反社会的行為に対して刑罰を与えることは、社会を維持していくうえで大切なことです。民衆は組織を維持するために、私刑を行なう権利を持っているはずなんです。ところが、現在の法律では、反社会的な行為を行なった人間に対して、罰を与えられる加罰権は国家権力しか持っていない。
週刊新潮が実名報道をすると、週刊新潮には社会的制裁を加える権利はない、と主張する民権主義者と呼ばれる人たちがいます。一方、民衆は、今回の犯人がどういう育ち方をしてきたのか、家庭環境はどうだったのか、詳しく知りたいと思っている。さらにこの人間が何という名前で、今後関わることがあるかもしれない場合の参考にしようとしている。それなのに、法律の立場は実名を出すな、というものです。これは民衆の意見を国家が禁止していることになる。ですから人権主義者、民権主義者を標榜している人間が、国家権力の側に立っていることがおかしいと考えます。彼らが国家の言い分を擁護している現状が問題なのです。
「特集 少年犯罪の『実名・写真報道』私の考え」より
※「週刊新潮」2015年3月19日号
SHINCHOSHA All Rights Reserved.
-
http://politas.jp/features/2/article/162
【沖縄県知事選】「ネット右翼」はなぜ沖縄の米軍を擁護するのか?
古谷経衡 (評論家/著述家)2014年11月14日
11月16日に投開票を控えた沖縄県知事選は、普天間飛行場の辺野古への移設に反対する翁長雄志氏(前那覇市長)と容認派の仲井真弘多氏(現職)の接戦となっている。
そんな中、「ネット上で右派的、国粋主義的な言動を行う人々」=通称「ネット右翼(「ネット保守」とも呼ばれる)」界隈では、基地移設容認を掲げる仲井真氏への支持が圧倒的に強い。
彼らは、沖縄における反基地運動や集会を「反日左翼の仕業である」として、強い呪詛の対象として捉えている。加えて沖縄の米軍を「日本を護る存在」として捉え、在沖の米兵を悪者のように言うのは、「反日だ」と罵っている。
インターネット空間の中では、翁長氏に対する中傷も百花繚乱である。曰く「氏は支那(中国)から支援を受けている」「氏が知事になれば沖縄が中国に占領される」云々である。「ネット右翼」がこのように時として過激な「反基地」「反米軍」への敵意を剥き出しにするのはなぜか。
このようなネット空間での「基地擁護」と対になった「基地反対派への呪詛」の理由を知るには、まず「ネット右翼」の構造自体を俯瞰する必要がある。
◆「保守」と「ネット右翼」の違い
まず私は、「保守」と「ネット右翼」を常に分けて考えるようにしている。
「保守」とは、戦後日本の中で、全国紙「産経新聞」と、論壇誌『正論』を中心として(所謂「正論路線」)伝統的に自民党清和会(福田派)のタカ派的国家観を支持する人々の事を指す。言わずもがな、この正論路線のイデオロギー的骨子は「反共」と「親米」である。
これに対して「ネット右翼」は、こうした「保守」の自民党的出自とは違う、全く別の場所=インターネット空間から発生したクラスタ(集団)である。特にゼロ年代の初頭、2002年の日韓ワールドカップ前後からその傾向が顕著となった。つまり「保守」と「ネット右翼」は、その「出自の違い」でもって明確に区別することができるのである。
ところが、本来「保守」とは全く違った出自に由来する「ネット右翼」の主張や見解は、「保守」の理屈と余り変わらない。なぜなら、ゼロ年代以降に登場してきたインターネット空間における「ネット右翼」の依拠する理論的支柱は、「保守の理屈」に寄生しているからである。これは例えば、「保守」の論客が「中国脅威論」を唱えれば、ネット右翼が「支那人けしからん」、「日米同盟強化」を唱えれば「米軍基地に反対する人間は全員反日」という理屈になる。
なぜ「コピー」ではなく「寄生」なのか。それは、実のところ「保守」と目される人々が出版したり寄稿したりする本や雑誌の詳細を読むこと無く、そのヘッドライン(見出し)のみを観て自説に採用しているからである。「コピー」は原文を引用する場合があるが、「ネット右翼」はそもそも原文を読まず、「保守」の言う理屈のヘッドラインと目次しか見ていない。
だから本当は「中国脅威論」にもそれなりの軍事的な分析や薀蓄が含まれているのだが、そうした部分を一切無視してタイトルだけを拝借して「支那人けしからん」というふうになる。まこと「保守」から発信される情報の、そのヘッドラインにだけに寄生する「ネット右翼」のこうした行為を、私は「ヘッドライン寄生(見出し寄生)」と名づけている。
沖縄基地問題に関する保守とネット右翼の関係
つまり「ネット右翼」の言説の上流にあるのは、ほぼすべて「保守」と目される人々による理論である、と観ることができる。「ネット右翼」は体系化された「保守」の理屈にそのまま寄生し、ヘッドラインだけを見て表現を過激に加工することで自身の理屈に採用しているきらいがある。
-
>>493
◆「保守」に寄生する「ネット右翼」
なぜネット右翼が在沖米軍を養護し、それに反対する人々を激しく呪詛するのか―-それは「ネット右翼」が寄生している宿主である「保守」が、「親米」だからである。
試しに、現在YouTubeで50万回近くの再生回数がある「『5分でわかる!』沖縄から米軍基地が無くなったら」というネットユーザーが匿名で投稿した動画を視聴してみる。「沖縄が平和なのは、米軍基地が存在しているからだ」という、典型的な「親米保守」の「米軍抑止力」理屈に依拠している。
問題なのは、この動画の中に登場するある保守系のジャーナリストが、「もし、沖縄から米軍が撤退したら、中国人民解放軍の工作員が忍び込んで、あっという間に沖縄が中国に占領される」という自説を、傍証としてこの動画の中に引用していることだ。
しかしこの自説は、あくまで彼の「シミュレーション」に過ぎない。しかも動画内で引用されているこの場面というのは、安保政策でタカ派的価値観を標榜するある宗教団体が母体となって設立した、宗教系出版社から刊行された書籍の、特典付録映像として収録されたDVD映像からの引用なのである。
私はジャーナリストが宗教団体に関与するべきではない、と言っているのではない。宗教団体が製作するビデオ番組に出演するべきではない、とも言っていない。
しかし、「沖縄に中国の工作員が紛れ込んだ末、中国軍が沖縄を占領する」というストーリーは、数多くの(突拍子もない)可能性の中の一つに過ぎないが、こうした「親米保守」と目される保守派の人々が「シミュレーション」として語った筋書きの一つが、まるで「重大な根拠」のようにしてネット動画の中で引用され、それがネット空間の中で拡散されている現実がある。「ネット右翼」が如何に「保守」の「論調の一部」に寄生し、それを無批判・無検証に拡散しているのかが、分かるだろう。
◆問われる「保守」のカタチ
たしかに、中国の軍事費は毎年10%以上のの増加をみせており、不透明な部分も多く指摘されている。中国人民解放軍は特に空軍力と海軍力の近代化を急いでおり、現代戦に不可欠な無人機の開発も怠っていない。南沙諸島、西沙諸島での中国軍とベトナム、フィリピンなどとの緊張と衝突は現実問題として起こっている。いまや世界第2位の経済大国になった中国に対し「中国脅威論」が展開されるのは無理もない(ただし私は、軍事的な観点から、中国軍の沖縄本島侵攻の能力は現段階ではほぼゼロであると考える)。
その抑止力として、沖縄に米軍を存置させるのが、日本の安保政策にとって必要不可欠だ、という理屈は理解できる一方で、反基地運動を展開し、米軍に嫌悪感を示す人々を「反日、中国の手先」と決めつけるのは愚の骨頂だ。
翁長雄志氏は、選挙戦の演説の中で「私は保守の政治家である」といった。本土の保守派が聞けば、「辺野古移設反対で日米同盟に亀裂がはいるというのに、何が保守だ!」と怒る人が大勢いる。しかし、その理屈はあくまで「親米保守」の理屈であり、多分翁長氏が言う「保守」の姿とは違っているのだろう。
一般的に「保守」とは、「伝統や文化を守り、育てていく姿勢」と理解されている。沖縄から基地をなくし、沖縄が先祖から受け継いだ伝統的な土地を回復する、という主張は、おそらく沖縄にとっては「最も保守的」で「ナショナリスト」的な立ち位置なのかもしれない。
私は同じ日本人である沖縄県民が、米軍の兵士に乱暴されたり、陵辱されるのを「安保のためのやむを得ない犠牲」と黙って見過ごす態度が、本当の愛国的態度だとは思えない。本土の保守は、「親米保守」にこだわるあまり、そうした沖縄の「ナショナリズム」を蔑視し、侮っている。時として本土の保守の無思慮な物言いが、沖縄の人々を傷つけているとさえ感じる。
沖縄県知事選挙は辺野古移設を問うもの以上に、「保守とはなにか」という根源的な問いかけを行っている。
▼古谷経衡 (ふるや・つねひら)
評論家/著述家。1982年札幌市生まれ。立命館大学文学部卒。インターネットと保守、マスコミ、アニメ評論など幅広い分野で執筆、講演活動などを行なっている。著書に『クールジャパンの嘘』(総和社)、『反日メディアの正体』(KKベストセラーズ)、『ネット右翼の逆襲』(総和社)、『若者は本当に右傾化しているのか』(アスペクト)、『もう、無韓心でいい』(ワック)、『ヘイトスピーチとネット右翼』(オークラ出版/共著)など。
-
元朝日の植村隆氏、NYで安倍首相を批判 櫻井よしこ氏らも 「私はこの闘いに負けない!」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150505-00000527-san-n_ame
産経新聞 5月5日(火)15時53分配信
【ニューヨーク=黒沢潤】元朝日新聞記者で慰安婦報道に関わった北星学園大(札幌市)の非常勤講師、植村隆氏は4日、米ニューヨーク市で講演し、集まった約80人を前に「私は激しいバッシングを受けている。この闘いに負けない」と強調した。
植村氏は「捏造」と指摘される元慰安婦の証言を取り上げた記事(1991年8月)について「捏造だと攻撃することは、慰安婦問題をなきものにしようということにもつながる」と主張。日本が戦後70年間守り続けてきた「言論の自由」や民主主義への攻撃でもあるとし、「勇気を持って辛い体験を話した慰安婦のおばあさんたちの尊厳をも傷つける」と訴えた。
一方、日本で1990年代半ばから「歴史修正主義者の動き」が出てきたとして「教科書から慰安婦問題を除くべきだという運動が始まり、そのリーダーの1人が安倍(晋三)首相だ」と批判した。
また、植村氏非難を繰り広げる言論人として、ジャーナリストの櫻井よしこさんと東京基督教大学の西岡力教授の名を挙げ、櫻井さんについて「暴力的な言辞を繰り返す側に立ち、あおっている」と述べた。
植村氏は、北星学園大への抗議電話などが相次いでいることも紹介した上で、不快感を表明。かつて、関西地方の女子大への就職が決まっていたにもかかわらず、抗議メールが殺到したこともあり、大学が翻意したことについて「最初、憤ったが、大学側も被害者である」と語った。娘までもネットで誹謗中傷されているとし、「異常な事態だ」と訴えた。
英語通訳を通じて講演した植村氏は最後に自ら英語で、「I WILL FIGHT(私は闘い続ける)」と強調した。
植村氏は先月下旬、米国の大学の招待により、中西部シカゴ一帯で全米講演を開始した。5日には東部プリンストン、8日にはロサンゼルスでも講演する予定だ。
最終更新:5月5日(火)21時27分
-
去年の10月の記事。
橋下・大阪市長:在特会会長と面談 怒号応酬、10分で物別れ
http://mainichi.jp/area/news/20141021ddn041010010000c.html
毎日新聞 2014年10月21日 大阪朝刊
特定の民族への憎悪や差別をあおる「ヘイトスピーチ」の規制を検討している大阪市の橋下徹市長は20日、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井誠会長と市役所で面談した。双方が声を荒らげ、怒号も飛び交って紛糾し、当初30分間の予定だったが、10分足らずで終了した。
面談は冒頭、橋下市長が発言を促したところ、桜井会長が「あんたが言い出したことやろ」と言い返し、険悪な雰囲気に。橋下市長は「民族や国籍をひとくくりにし、評価をするような発言はやめろ」「制度に文句があるなら選挙に出て訴えろ」などと発言。桜井会長も「一地方の首長ごときでふざけたこと言うな」などと反論した。両者が立ち上がって詰めより、警備関係者が制止する場面もあった。
大阪高裁が今年7月の判決で、在特会による朝鮮学校へのヘイトスピーチを違法な人種差別と認定したことを受け、市は9月、審議会に対策のあり方を諮問。橋下市長は7月の記者会見で「大阪市内で(ヘイトスピーチを)やめてもらえるなら直接、僕が対応してもいい」と話したことを受け、在特会側が面談を申し入れた。
一方、在日コリアンには面談に反対する人もおり、NPO法人「コリアNGOセンター」(大阪市生野区)の金光敏事務局長は「何のための面談か全く意味が分からなかった。在特会の社会的認知を高めただけ。市民の代表の市長が公の場で罵倒される姿に不快な感じがした」と話した。
-
日本の伝統的な考え方は神仏習合である。明治維新以降失われた日本の考え方を取り戻すべきだ。神社なんて寺の片隅でじっとしとればいいのだ。
2015.6.1 07:20更新
元NHKアナで宮司の宮田修氏「戦後教育で失われた日本の考え方取り戻すべきだ」
http://www.sankei.com/west/news/150601/wst1506010013-n1.html
日本会議福岡(会長、松尾新吾・九州電力相談役)の総会が31日、福岡国際ホール(福岡市中央区)で開かれた。宮司で元NHKアナウンサーの宮田修氏が講演し、「戦後教育の中で失われた伝統的な日本の考え方を取り戻すべきだ」と訴えた。
宮田氏は平成14年、千葉県長南町の熊野神社で宮司のなり手がいないと知り、通信教育で神職資格を取得した。NHK退職後、同神社の宮司を務めている。
宮田氏は「常に新しい出来事を報じてきたアナウンサーとして、毎年同じ場所、同じ時刻、同じメンバーで神事を営む神社の世界は奇異に映った。ただ、これは、来年も出席しようと、互いの健康を慈しむ考え方なんです。こうした温かな先人の考え方を取り戻したい」と述べた。
総会の冒頭、松尾氏は憲法改正について「今年12月に設立予定の『(新しい憲法をつくる)県民会議』で、改正機運を盛り上げよう」と呼びかけた。
-
http://blogos.com/article/116621/
小林よしのり2015年06月13日 13:45占領期を二つに分けてもしょうがない
八木秀次が朝日新聞の記事中で、「戦後レジーム」とは
ポツダム体制のことで、7年間の占領期の前半のこと、
憲法と教育基本法がその象徴だと言っている。
後半はサンフランシスコ体制で、日本を反共の防波堤に
するために、講和条約と日米安保条約と自衛隊の創設に
繋がると勝手な分析をしている。
安倍首相の言う「戦後レジームからの脱却」とは、前半の
ポツダム体制からの脱却のことで、だから教育基本法を
見直し、憲法改正を訴えるのだと八木は言う。
そうは言っても、安倍首相はアメリカが怖くて、
ポツダム宣言の間違いを明確に否定することも出来ず、
主権回復記念日までやったくせに、アメリカに対して、
思想・言論の自由を主張できない。
野党と共に、安倍首相も、ポツダム体制の蟻地獄に
引きずり込まれてしまった。
さらに言うなら、日米安保条約もポツダム宣言の枠外の
ものでもなく、岸信介の安保改定もまた米国追従の強化に
過ぎないのだが、この国の自称保守派はどういうわけか、
岸信介神話を盲信していて、真実がなにも見えていない。
最高裁の砂川判決が岸信介政権下で画策されたものである
という事実すら知らないのか、見たくないのか、
安倍政権&自称保守の知性の劣化は果てしない。
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150612-00010005-agora-pol
安倍政権にとりつく国家社会主義の亡霊 --- 池田 信夫
アゴラ 6月12日(金)12時11分配信
【アゴラVlog】安倍首相はピーターパンになれるのか(https://youtu.be/gapXJ9weaNU)
日銀の黒田総裁(http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NPEAH36KLVR801.html)は「ピーターパンは飛べるかどうか疑った瞬間に永遠に飛べなくなってしまう」といって、前向きな姿勢を強調したという。もちろん前向きの姿勢は大事だが、それだけで空を飛ぶことはできない。ピーターパンが空を飛ぶためには、飛ぶ能力が必要だ。
普通の人間がいくら「空を飛べる」と思っても飛べないのは、飛ぶ能力がないからだ。これを経済学では、潜在成長率という。これは向こう10年の平均で実質ゼロ成長というのが大方の予想だが、経済財政諮問会議で安倍首相は「成長率を上げて2018年度にプライマリーバランス(PB)の赤字を1%にする」という中間目標(http://www.nikkei.com/article/DGXLASDE02H02_S5A600C1PP8000/)を表明した。
今の赤字は3.3%だが、内閣府は「2017年4月に消費税率を上げればPBは0.8%改善します。残り2.5%を5年間の健全化計画の期間で割ると、単年度では0.5%の改善が必要です」といったそうだ。
2020年度に赤字をゼロにするには、その2年前の2018年度に1%に減らす必要がある。それには2018年までに赤字を2.3%減らす必要があるが、増税の効果0.8%を除くと3年で1.5%、つまり年率0.5%の削減が必要だ。
この計算は正しいが、問題はどうやって減らすかだ。普通それは歳出削減しかないが、首相は「景気が回復すれば税収は上がる」という。だが内閣府の計算(http://www5.cao.go.jp/keizai3/econome/h27chuuchouki2.pdf)では、図のように名目成長率が3%以上の「経済再生ケース」を想定しても、年率0.2%しか改善しない。1.5%程度の「ベースラインケース」では赤字は拡大する。
歳出削減なしで赤字を毎年0.5%減らすためには、ピーターパンのような魔法が必要だ。そこでリフレ派の愛好する税収弾性値が出てくる。これは名目成長率が1%上がると税収が何%上がるかという数値だが、小黒一正氏(http://agora-web.jp/archives/1644256.html)もいうように1程度と考えるのが常識で、今の計画でもそうなっている。
ところが高橋洋一氏(http://diamond.jp/articles/-/72638)によれば、「景気の回復局面では税収弾性値は3〜4程度」になるので、名目3.6%の成長率を見込めば、PBは2020年には楽々と黒字になるという。今の見通しは「日銀のインフレ目標2%と矛盾している」から、2%のインフレになるという。
これは「政府が成長すると思えば成長する」というピーターパンの論理だ。昨年の名目成長率は1%で、ここ10年の平均で0.6%だ。「3%を超える成長」という前提が満たされていないのだから、税収弾性値が上がることもありえない。
このように財政が戦時経済なみにボロボロになっているとき、さらなる成長で税収増をはかろうという発想は、朝日新聞論説委員だった笠信太郎(http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51941099.html)と同じだ。彼は1939年にこう書いた。
“軍事行動は謂ゆる治安工作と並行して抗日勢力の徹底的粉砕を目指して進められなければならぬ。[…]その経済的基礎は東亜経済ブロックの上に置かねばならぬ。莫大ではあるが今はまだ価値なきものとして地下に埋もれる満支の資源の開発を遂行する」(『日本経済の再編成』pp.6〜7)”
この「東亜経済ブロック」は、当時行なわれていた日中戦争で構築する予定だった。このころ政府債務はGDPの200%に近づいていたが、それは満州や中国から掠奪すれば返せる。財源は国債を日銀が引き受けるので、いくらでも調達できる――朝日新聞のこの「財政計画」は軍部に歓迎され、国債発行は爆発的に増えた。その後どうなったかは、誰もが知る通りである。
このように「国家が決めれば社会はその計画どおり動く」と考える国家社会主義をファシズムと呼ぶ。安倍首相を「ファシスト」とか「ヒトラー」と呼ぶのは間違いだが、彼のまわりには(かつてリフレ派と呼ばれた)ファシストが横行している。今度はかつての戦時経済の教訓に学び、ファシストにだまされてはいけない。
池田 信夫
-
リテラ > スキャンダル > 事件 > 佳子さま脅迫犯は安倍支持のネトウヨ
「佳子さま脅迫犯は“在日”」はデマ! 容疑者は安倍首相を支持するネトウヨだった!
http://lite-ra.com/2015/05/post-1124.html
【この記事のキーワード】ネトウヨ, 小杉みすず, 皇室 2015.05.22
-
流石岡崎ちゃんとわかってんじゃないか。
>「いったん過去となった問題が復活した発端は、すべて、日本人の手によるものである。
朝日のせいだと云いたいのかも知れないけど小泉や安倍のせいでもあるぞ。
>現にその後の歴史問題の提起は、悉く日本のジャーナリズムから外国への働きかけに発している」
日韓歴史問題は解決可能!? 安倍首相のブレーンが遺した言葉
SPA! 2015年6月17日 16時10分 (2015年6月17日 16時40分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20150617/Spa_20150617_00870206.html
先日、九州・山口など8エリアで23資産ある明治日本の産業革命遺産が一気に世界遺産登録されるかもしれないというニュースが話題となった。ユネスコの諮問機関イコモスが登録を勧告しており、今月28日から7月8日までドイツにて開かれる世界遺産委員会で正式決定される可能性が高いとメディアは一斉に報道した。
しかし、ここで大きな壁があるという。世界遺産委員会の参加国である韓国が「この23資産のうち7資産で朝鮮半島出身者が強制労働させられた」と猛反発しているとも伝えているのだ。これに対して、日本政府は登録の対象は1910年(日韓併合)までのもので、韓国側が主張する第2次世界大戦下での労働とは異なる問題だと反論しているそうだ。
どちらが正しいかは専門家に任せるとして、こういう報道を耳にするたびに日本と韓国の歴史問題が解決できる日など来ないと思っている人も多いのではないか。
しかし、外交評論家の岡崎久彦氏(昨年10月逝去)は著書『国際情勢判断・半世紀』(育鵬社)の中で「日本と韓国の歴史問題は解決可能である」と語っている。岡崎氏は外務省に入省後、初代情報調査局長や駐タイ大使などを歴任し、安倍首相のブレーンとしても知られていた。
本書によると岡崎氏は生前、「韓国では李承晩大統領以降、徹底した反日政策を行っており、特に1980年代末は日本を批判しない人間は非国民扱いされた時期もあった」と指摘しており、この時期の対日批判の厳しさは今の朴槿恵政権と同じか、それ以上と認めていた。
しかし、続けて「1998年訪日した金大中大統領は日本側のお詫びを受け入れ、それ以降は『韓国政府は過去の問題を持ち出さないようにしたい。自分が責任をもつ』と言明した」というのだ。
この約束は堅持され、その後2年間、韓国の首脳、閣僚レベルで対日批判は全くなかったそうだ。これは日韓歴史問題が解決可能であり、また現に1度は解決されたことを示すものだと岡崎氏は当時から主張していたのだ。
また、本書を読み進めていくと、岡崎氏は驚くべきことを述べている。なんと1970年代には既に「戦後」は終わっていたのだという。実際にそう記している箇所を引用してみよう。
「現在、歴史問題は、日本が戦後70年間放置して解決をしなかった問題だといわれている。ところが、1970年代は、それはもう過去のこととなっていた。1980年という年、1年間を取ってみると、私は外務省から防衛庁に出向し、その間、国会で300回は立って答弁したが、日本の戦争の過去の歴史問題が取り上げられたことは皆無である」
では、現在、なぜ歴史問題が再燃しているのだろうか。その理由も遺しているので、最後に紹介したい。
「いったん過去となった問題が復活した発端は、すべて、日本人の手によるものである。(中略)現にその後の歴史問題の提起は、悉く日本のジャーナリズムから外国への働きかけに発している」
岡崎氏は「日本側に原因があった」と本書で指摘していたのである。 <取材・文/吉留哲也>
-
http://www.huffingtonpost.jp/2014/12/30/maggots-reveal-liberal-or-conservative_n_6395006.html
あなたがリベラルか保守かは、「気持ち悪い写真」に対する脳の反応でわかる(研究結果)
The Huffington Post | 執筆者: Macrina Cooper-White
投稿日: 2014年12月31日 09時35分 JST 更新: 2014年12月31日 09時35分 JST TWO BRAIN
ある一風変わった研究によれば、ウジ虫や、バラバラにされた動物の死骸、ひどく汚れたキッチンシンクなどの写真に対する「脳の反応」によって、その人がリベラルか保守派かを、かなり正確に言い当てることができるという。
この研究を率いたバージニア工科大学カリリオン研究所のリード・モンタギュー教授は、研究に関するリリースで、「驚くべきことに、不快な写真に対する脳の反応だけで、その人の政治的信条が十分に予測できることがわかった」と述べている。
学術誌「Current Biology」に掲載されたこの研究では、83人の男性と女性の被験者に一連の画像を見せ、そのときの脳の活動状態をfMRIと呼ばれる装置で観察した。被験者に見せられた画像には、上述したような不快な写真のほかに、赤ちゃんや美しい風景といった快く感じる写真、そして中立的な写真が混在していた。
その後、被験者はそれぞれの写真について、どのくらい「ゾッとした」か等の評価を求められ、さらに政治的信条の調査も受けた。この調査には、公立学校における礼拝は違憲かどうかという問題や、銃規制、移民、同性婚に対する考え方についての質問が含まれていた。
写真の評価では、リベラルな人と保守的な人に大きな違いはなかった。しかし研究チームは、その人がリベラルか保守派かによって、写真を見たときの脳の活動状態に違いがあることに気付いた。
具体的には、嫌悪感や感情の制御、注意力、そして記憶に関連する脳の領域の活動に違いが生じ、その部分の活動を分析して、その人の政治的傾向を95%の精度で予測できるほどだったという。また、リリースによると、保守派の人は、不快な画像に対してより大きな反応を示すという。
こうした不快な画像に対する反応の違いは、脳の先天的な「配線」による、つまり、遺伝的に引き継いだものである可能性が高い、と研究チームは考えている(もともとは、病気や汚染を遠ざけようとした原始的な反応から生じたものと研究チームは見ている)。
ただし、モンタギュー教授によると、遺伝子が政治的な考え方に及ぼす影響は固定的なものではなく、ちょうど「身長の遺伝」と同じようなものだという。つまり、「人の身長は遺伝によって決まるが、遺伝だけで決まるわけではない。人の最終的な身長は、栄養や睡眠、飢餓などで変わりうる。とはいえ、背の高い人の子供はやはり背が高い傾向があり、そこが出発点になると考えてもいいだろう」とのことだ。
さらにモンタギュー教授は、脳の遺伝的構造によって政治的な考え方の違いが生じるという認識は、政治的緊張の緩和に役立つ可能性もあると付け加えた。
「政治的な問題に対して半ば自動的に起きる反応が、まさに反射的な「反応」にすぎないのかもしれない、ということが理解され始めれば、沸き立つボイラーのような最近の激しい政治的議論の温度を、少しは下げられるのではないでしょうか」と、モンタギュー教授は述べている。
文末のスライドショーでは、特別な手法で色付けされた脳細胞の写真を紹介している。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
[日本語版:水書健司、合原弘子/ガリレオ]
-
http://www.huffingtonpost.jp/2014/12/08/neo-nazi-man-mauled_n_6292126.html
ネオナチの男性、ライオンの群れに飛び込む 何をしたかったのか?【画像】
The Huffington Post UK | 執筆者: Chris York
投稿日: 2014年12月09日 14時14分 JST 更新: 2014年12月10日 09時48分 JST
ネオナチ運動家と言われている45歳の男性が、スペイン・バルセロナ動物園のライオンの囲いの柵を乗り越えて中に入り、大怪我を負った。
その男性は軍隊の制服を身にまとい、保安用フェンスをよじ登り、一頭の雌ライオンの前に立ちはだかったが、あっという間にその男性はライオンが通るトンネルに引きずり込まれて3匹のライオンに襲われた。
ライオンたちは明らかに男と遊んでいただけ
警察と消防隊員たちはホースで放水してライオンたちを追い払ったが、約30分後に救出された男性は、全身引っかき傷と噛み跡だらけだった。男性は重傷を負って病院へ運ばれたが、命に別状はないという。
この事件は恐れおののく観客たちの目の前で起こった。
ネオナチの男性が担架で運ばれる
その男性は地元では「ジャスト ・ホセMP」と呼ばれ、全身をかぎ十字で覆い、市内のあちこちでデモをしていることはよく知られていた。11月には中絶反対運動を起こして逮捕された。ライオンの囲いの中で何をしようと目論んでいたのかは明らかでない。
バルセロナ市役所長官イグナシ・アーメンゴル氏は、「ライオンたちは殺すつもりなどなかったですよ。彼と遊ぼうとしていただけです」と語っている。
-
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150618-00000009-wordleaf-pol
安倍氏を支援する「日本会議」ってどんな存在?
THE PAGE 6月19日(金)7時0分配信
安保法制をめぐる議論が紛糾してきたことで、あらためて「日本会議」の存在がクローズアップされています。安倍政権に非常に近いといわれる日本会議とはどのような存在なのでしょうか。
6月4日に行われた衆議院の憲法審査会では、参考人として出席した3名の憲法学者全員が、現在議論が進められている安保法制について「違憲」であるとの見解を示しました。特に、与党が推薦した参考人までもが「違憲」と述べたことで、与党内では混乱が広がっています。
その後、参考人として意見を述べた早稲田大学の長谷部恭男教授と慶応大学の小林節名誉教授が記者会見を行い、日本会議が安倍政権に対して大きな影響を与えていると発言したことから、あらためてこの団体が注目を浴びることになったわけです。
日本会議は、国内でも有数の保守系任意団体で「日本を守る会」と「日本を守る国民会議」が統合して1997年に組織されました。日本を守る会は、神社本庁など神道系の団体などで構成され、日本を守る国民会議は、主に保守系の文化人や旧軍関係者などで構成されていました。両者の価値観が近かったことから、統合し、より大きな団体へと変貌しました。
日本会議の設立宣言では、日本の現状について「先人が培い伝えてきた伝統文化は軽んじられ、光輝ある歴史は忘れ去られまた汚辱され、国を守り社会公共に尽くす気概は失われ、ひたすら己の保身と愉楽だけを求める風潮が社会に蔓延し、今や国家の溶解へと向いつつある」とし、これを克服するための国民運動が必要であると主張しています。具体的には、いわゆる東京裁判史観の是正や憲法改正、卑屈な謝罪外交の転換などを掲げています。
このような基本的価値観は「美しい国」を標榜し「日本を取り戻す」と宣言した安倍首相とかなり重複していますから、同団体が安倍政権と密接な関係になるのはある意味で当然のことと考えてよいでしょう。
今回、両教授が記者会見で言及したことで話題となりましたが、以前から日本会議が憲法改正や安保法制などについて安倍政権に強い影響力を持っていることは、よく知られていました。実際、日本会議と連携している国会議員グループである、日本会議国会議員懇談会には安倍政権から多数の議員が参加しています。
もっとも、同団体に対しては、海外のメディアやリベラル系の知識人などから「軍国主義的」「男女差別的」であるとして批判の声も出ています。
(The Capital Tribune Japan)
-
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150806-00000026-asahi-soci
デモ参加を理由に就職差別、上川法相「あってはならぬ」
朝日新聞デジタル 8月6日(木)13時38分配信
安全保障関連法案に反対し、国会前でデモを続けている学生団体「SEALDs(シールズ)」について、有田芳生参院議員(民主)は6日の参院法務委員会で「『そんなことをすると就職差別されるよ』などと攻撃され、ネット上で学生の名前や大学名、顔写真がさらされている。ゆゆしき問題だ」と指摘し、政府の見解を尋ねた。上川陽子法相は「事実関係は正確には把握していない」と断ったうえで「一般論として、デモ行進など集団行動の自由は表現の自由として憲法上保障されている。それのみを理由として就職等の差別がされるとすれば、それはあってはならないことだ」と答えた。
朝日新聞社
-
http://www.asahi.com/articles/ASH5W6QNVH5WUTIL04C.html
保守系、春と思いきや… 田母神氏と水島氏、内紛か
秋山惣一郎2015年5月29日08時15分
安倍政権の安定で、保守系の世界は我が世の春――。と思いきや、ちょっと状況が違うようだ。
中国や韓国、公明党、朝日新聞やリベラル勢力を斬りまくり、講演、執筆活動を続ける田母神俊雄・元航空幕僚長(66)。だが23日に出演したインターネット配信の番組では、少し様子が違った。今回の攻撃対象は、行動派の保守系言論人として知られる水島総氏(65)。保守色の強い番組を制作、ネットなどで配信する「日本文化チャンネル桜」(CH桜)の社長だ。
弁護士も同席し、水島氏の金銭絡みの「疑惑」について語る田母神氏は、司会者から「『右』の有力なタレント2人が、いがみあっても……」などといさめられたが、約1時間にわたって水島氏の批判を続けた。
両氏は近年、二人三脚で運動を展開してきた。2010年、水島氏を中心に結成した運動団体「頑張れ日本!全国行動委員会」で田母神氏が会長を務め、昨年2月の都知事選では、水島氏は田母神氏の選対本部長に就き、予想を大きく上回る61万票を獲得した。
しかし2月、都知事選で集めた政治資金について、金銭疑惑が出てきた、と水島氏がCH桜で指摘した。「浄財を預けてくれた方々に申し訳できない。選対本部長だった私にも問題を明らかにする責任がある」と水島氏は言う。
後日、釈明会見を開いた田母神氏らは事務所スタッフによる約3千万円の流用疑惑について明らかにし、「誠に申し訳ない」「私の監督不行き届き」と謝罪する一方、「都知事選後に水島氏から残金を水島氏側の政治団体へ移すよう求められた」とぶちまけた。「事実無根だ」と水島氏は猛反発し、CH桜で「疑惑は3千万円にとどまらない」と追及を続けた。
会見以降、沈黙を守り「専守防衛に徹してきた」と言う田母神氏だが、23日の番組で「中韓から文句言われて黙ってる日本みたいだ」として、水島氏こそ「疑惑」に答えよ、と反撃を開始。対する水島氏も即座に「一方的な誹謗(ひぼう)中傷だ」とCH桜で応戦した。
つい1年ほど前まで、盟友関係にあった2人の確執は、都知事選がきっかけだったといわれる。
選挙終盤、保守色を抑えて幅広い層の支持を得るよう促す水島氏に対し、保守層取り込みを図る田母神氏は「侵略戦争、南京事件、従軍慰安婦、全部ウソ」などと自説を前面に押し出した。このころから運動論の相違が生じ始めたとされる。新党構想などでも、意見が対立、今回の問題で溝は決定的になった。
田母神氏は「けんかを続けるつもりはないが、水島氏が攻撃するなら続ける。早く決着して次へ進みたい」と話す。水島氏は「決して保守の泥仕合や内紛ではない。正義を貫き、不正の真相を解明する責任を果たすためだ」と言う。
保守派の評論家、古谷経衡(つねひら)氏は「保守と一口に言っても、ネット右翼や陰謀論者、民族派までと幅広い。過去の戦争を巡る評価についての論争も起きており、この問題に限らず、保守の亀裂が表面化してきた」と話す。
保守系の雑誌やサイトなど、論争の場も多種多様だ。また、言論の場だけに収まらず、争いの舞台が法廷に移ったり、街宣車が登場したりする場合もある。
その上で古谷氏は「数年前までは、打倒民主党政権で団結していたが、念願の安倍政権が誕生し、大きな敵がいなくなった。中国の抗日民族統一戦線が日本の敗戦で内戦を再開したように、共通の敵を失った政治運動が陥りがちなことだ」と分析している。(秋山惣一郎)
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150812-00076475-diamond-soci
リベラル陣営にも出始めた「言論統制」の空気への危惧
ダイヤモンド・オンライン 8月12日(水)8時0分配信
● 「日本ならず者国家論」再考(1): 「改憲」こそ「ならず者国家」のレッテルを脱する道
この連載では、「日本ならず者国家論」という論考を何度も出してきた(第59回などを参照のこと)。それは、憲法9条の存在が、日本を「かつて侵略戦争を起こした、ならず者国家の地位に貶めたままにしている」という主張である。
もちろん筆者は、憲法9条についての「通説」を理解している。通説とは、護憲派の「憲法9条によって、日本が平和国家として国際社会での地位を確立してきた」という主張だ。だが、筆者は真逆の考えを持っている。むしろ、日本は「憲法9条があるからこそ、中国、韓国などの近隣諸国から信頼を得られず、過去の過ちを反省していないと批判され続けている」のではないかと考える。なぜなら、日本国憲法の制定過程を振り返れば、憲法9条とは「かつて侵略戦争を起こした、ならず者国家である日本が、再び軍事的冒険に走らないよう抑え込むことを目的としたもの」であることは、明らかだからだ(第85回・2p)。
例えば、子どもの喧嘩で、金属バットを持った子が、相手を殴ってケガをさせてしまったとしよう。殴った子は、二度と乱暴なことができないように、親から金属バットを取り上げられるだろう。第二次大戦の敗戦国である日本の立場とは、この金属バットで殴った子と同じようなものだ。かつて侵略戦争を起こし、世界中を戦争の惨禍に巻き込んだ日本が、二度と戦争を起こすことがないようするには、兵器を取り上げるしかない。憲法9条とは、「日本という暴れ者から兵器を取り上げる」ことを規定したものに他ならないのである。
確かに、日本は戦後70年、憲法9条を守り「平和国家」の道を歩んできた。奇跡的な高度経済成長を成し遂げ、世界中の途上国を支援してきた。国際社会の信頼も回復したように思える。だが、それは憲法9条という制約の下で、日本という「ならず者」が大人しく罪を償ってきた過程である。更生が終わって、日本の本質が変わったと証明されたわけではないのである。
実際、国際社会では、日本に対する不信感が根強く残っているのが現実だ。多くの日本人にとっては不本意であろうが、第二次大戦中の従軍慰安婦問題は「性奴隷」だとみなされ、重大な人権侵害を犯したと批判され続けている。「捕虜虐待の問題」に対する憎悪も世界中で残っている。一般的に、これらの批判は中国・韓国に限定されるものと考えられがちだが、実態はまったく違っている。むしろ、日本に対して最も厳しい批判を展開しているのは、欧州の知識人層なのである(第69回・5p)。
-
>>507
そもそも、第二次大戦の戦勝記念日の式典が世界中の国々で毎年開催されるが、どこの国に対する戦勝かといえば、それは「ドイツ」とともに「日本」でもある。なによりも、国際連合では、日本に対する「敵国条項」がいまだに残っている。日本がいまだに「ならず者国家」である証拠だ。なによりも、日本国憲法制定の過程を振り返れば、憲法9条とは、かつて日本と戦争を戦った国が、日本が再び近隣諸国を侵略し蹂躙する「ならず者国家」に戻らないために設けた、特別な条項なのである。
また、日本国内においても、東西冷戦下の55年体制下の社会党・共産党や、その流れを汲むリベラル陣営は、憲法9条の目的が「ならず者国家」を抑えるためのものだと実質的に認めてきた。彼らは「自民党政権は戦前の軍国主義の流れを引き継いでおり、憲法改正により再軍備を図ろうとし、再び世界中を恐怖に陥れる危険な存在だ、だから憲法9条を守らねばならない」と訴え続けてきたのだ。
従って、日本が「ならず者国家」のレッテルから脱するには、まず憲法9条が撤廃される必要がある。そして、それだけでは不十分だ。「憲法9条がないとならず者国家に戻る」と疑う国内外の勢力を納得させるためには、憲法9条を撤廃後に、どんなに困難な国際紛争に直面しても、知恵を振り絞り、ありとあらゆる手段を用いて、外交交渉で問題解決する姿勢を貫き続けねばならない。この覚悟ある姿勢を何十年も続けて、初めて日本は「世界で最もシビリアンコントロールの効いた平和国家」として認められることになるのだ(第59回・4)。
● 「日本ならず者国家論」再考(2): 真の平和国家と認められるために、長く続く茨の道
それでは、「憲法を変えて軍隊を保持する。しかし、シビリアンコントロールと徹底した外交努力で、軍隊を使わない平和国家」となることを志向するとは、どういうことだろうか。
戦争を防ぎたければ、まず現実的な安全保障政策に精通しなければならない。安全保障政策の本質は「武器を使わないために、武器を揃えること」であり、「武器を使うことになったら失敗」である。だから、平和を志向する者ほど安全保障政策を学ぶ必要がある。
また、現実的な政策だけではない。「なぜ戦争は起こるのか」「戦争を防ぐにはどうするのか」という、より本質的な問題を突き詰めて考えていく必要がある。戦史研究、外交史研究、兵器研究、地政学、国際関係論、政治学などさまざまな学問を広く、深く学んでいかなければならない(第85回)。
-
>>508
それは、「ひたすら憲法を守れば平和国家になれる」「安全保障を論じること自体が悪」であるという古い固定観念とは一線を画す姿勢である。一方で、「改憲すれば軍隊を自由に使える」「戦争をするために安全保障政策を進める」という単細胞的な思考とも相容れないものだ。厳しい覚悟を持って、さまざまなことを学び、考えながら、長い時間をかけて茨の道を一歩一歩進んでいくことになるのである。
● 「知の拠点」であるはずの大学で 次第に広がる自由な言論がやりづらい空気
日本が「ならず者国家」のレッテルから脱し、「真の平和国家」を志向するための「知の拠点」となるべきは大学であるはずだ。しかし、その現状は深刻だといわざるを得ない。
もちろん、政治に関心がないといわれ、政府に反発するデモなどとてもイメージできなかった日本の大学生から、「戦争反対」のムーブメントが起こってきたこと自体は、評価に値すると思う。海外では、学生は政府の意思決定に強い影響力を持つ「アクター」の1つである(第91回・3p)。香港の民主化運動や、英国の学費値上げに反対するデモなどだけではなく、学生は世界中で「民族問題」「マイノリティの人権」「反核」「軍縮」「環境問題」など、さまざまな社会問題に対して、常に意見を表明している。それと比べると、日本の学生はあまりに政治に対する意識が低く、政府に無視される存在でしかなかった。その意味で、今回大学生が「戦争に行きたくない」と政府に訴えようとしていること自体は、悪いことではない。
しかし、大学生は「純粋」であればいいかもしれないが、学者は純粋なだけではいけないはずだ。現在、さまざまな大学で、「安保法制成立に反対する声明」を学者が連名で出す動きが広がっている。筆者は、学者の連名での意見表明自体に肯定的ではない(第107回)。だが、百歩譲って、それも「言論の自由」だと認めることはできる。ところが、安保法制に肯定的な考えを表明した同じ大学の1人の学者を、集団で「大学の名誉を傷つけた」と批判したというのは、いかがなものだろうか。
それは、「言論の自由」「思想信条の自由」「学問の独立」を守るべき大学という場に与える悪影響が大きすぎるのだ。まず、さまざまな学問領域で先端を走るべき若手の研究者たちが、委縮して自由に意見を言えなくなってしまうことだ。
-
>>509
学者として外国育ちの筆者には無縁な世界だが、日本の大学には「徒弟制度」のようなものが残っている。学者の間で師匠・弟子の上下関係が存在するのだ。今回連名で声明を出した学者たちは「師匠」であり、若手は「弟子」である。弟子が自由に意見を表明して「大学の名誉を傷つけた」と師匠に非難されるとなれば、若手は「破門」を恐れて沈黙するしかなくなってしまう。
たとえ直接的に師匠・弟子の関係でない学者の間でも、自由に意見を表明した結果、多数の学者から連名で「大学の名誉を傷つけた」と責められることになるのは面倒である。できればこの問題には触れないで沈黙しようということになってしまう。現在、学内での自由闊達な議論は次第に失われ、重い空気が流れつつあるように思う。
その上、問題なのは学生に対する悪影響である。学者は大学教員として、学生の成績評価者なのである。大学での成績は、学生の人生を左右することもある重いものであり、学者が学生に対して、ある種の「権力」を持っているのは明らかだ。だから、学者が自らの思想信条を明らかにする時、授業の受講生である学生に対して、極めて慎重な配慮が必要になってくるのだ。
筆者は、この連載をはじめ、論壇のさまざまな場で政治・社会問題に対して考えを表明する機会が多い。だからこそ授業等では、学生に対して「私と異なる意見を持っても全く問題がない。試験やレポートにそれを書いても構わない。むしろ、多様な意見は歓迎である」と繰り返し話をしてきた。しかし残念ながら、それでも試験の答案用紙に、筆者の意見をまるでコピーしたような答えを書く学生が少なくないのである。
学者は、大学で学ぶ若者の「言論の自由」「思想信条の自由」「学問の独立」を守らねばならない。しかし、現実の大学教育の現場では、それは簡単なことではない。慎重に取り扱わなければならないことなのである。ところが、そのことに軽率な学者が多すぎるように思うのだ。
そして、更に問題なのは、憲法学を「平和を守る善い学問」とし、国際関係や政治学、安全保障研究、戦史研究、外交史研究、地政学、戦時国際法を「現実と称して戦争へ向かう悪い学問」というレッテルを張り、大学の研究から排除するような空気が流れていることだ。以前、この連載では、そういう署名運動をやっている学者グループを批判したことがある(第95回・2p)。その時点では、変わった学者たちがいるというだけの印象だった。だが、現在では日本のさまざまな大学で、そういう動きが広がっているように感じている。
-
>>510
● 保守とリベラルによる言論統制合戦: 自由・独立を失う社会は、衰退の道を歩むしかない
筆者は、年頭の当サイト記事「5つのポイントで占う2015年」で、以下の通り指摘していた。
『安倍首相による統制の強化は、リベラル陣営の強硬な反発を生み、活動を活発化させるだろう。だが、リベラル陣営は日本人が本来持つ「多様性」を重視するわけではない。むしろ、リベラル陣営こそ、言論統制の本家本元的な側面を持っている(中略)。
このような動きは、ある意味保守陣営の統制よりも性質が悪いものとなるだろう。保守の統制は下品なだけだが、リベラルは一見教養があるように見える上に、大学教授という権威を身に纏っているからだ。要するに、保守だけではなく、リベラル両陣営からも言論を統制する動きが起こり、日本社会全体に自由に発言できない空気が広がっていく懸念がある』
現在の日本社会は今、この通りに進んでいるのではないだろうか。国政選挙で連勝を重ね、衆参両院で安定多数を確保した安倍晋三政権は、「やりたい政策」への意欲を隠さなくなり、言論統制的なやり方も目立ってきていた。しかし、これに反発したリベラル陣営によって、猛烈な反対運動が始まった。
リベラル陣営による反対運動は、保守側の自民党若手議員の勉強会での大放言のような、下品なことを言って批判されると首相自ら平謝りという単純なものではない。大学教授や識者のような知性・品格・権威を纏った人たちが、次第に自由な言論がしづらくなる空気を作り、周到に異論を排除している。そして、社会全体を画一的な考えに染めようとしているのだ。
日本社会は「右傾化」したと言われる。だが、その反動として急速にリベラルも強くなり始めていることを見逃してはいけない。そして、どちらも人々の言論を統制しようとして競い合っている。その結果、日本社会では、現実的な思考を持つ多数派である「中道」的な人々が、自由に意見を言いにくい空気が流れ始めている。
現代は、保守やリベラルが主張する「絶対賛成」「絶対反対」で成り立つほど、単純にはできていない。どのような政治・社会問題でも、その現実的な解決策は、絶対的な「賛成」「絶対」の中間にある、多様な考えの中から見つけざるを得ないのだ。だからこそ「言論の自由」「思想信条の自由」「学問の独立」を守ることが重要になってくる。社会が自由・独立を失う時、人々は現実的な問題解決の術を失い思考停止となる。その結果、衰退への道を歩むしかなくなってしまうのである。
上久保誠人
-
>>507-511
この上久保某(立命の先生らしい)は哲学と並んで研究が胡散臭い(=まともに研究しているのか解りにくい)法学・政治学の分野の状況を大学全体に敷衍する致命的なミスをしてますねー。
経済学は規範論の前に実証論が来ると云う認識があるし,全てにメリットとデメリットがあるから自然と中庸になりますし,絶滅危惧種の一部のマル経学者(立命とかには健在)は違うんかも知れませんが,学生に政治的立場を押しつけにならないように気を遣うのが教員としての正しいスタンスだと思うんですがねぇ・・。
因みに我が師匠は核武装論者にして西村慎吾支持の自称「中道」ですけどw
多分自分はアメリカの風通しのいい場所で学んだし自分はまともな研究していると云う自負があって日本の状況が駄目に見えて苛立ちあるんでしょうけど学者としてもう一寸状況を冷静に客観的に分析出来ないと。。
-
政治は政治家がやるものという発想が日本人的ですね。
http://news.livedoor.com/article/detail/10490027/
フィフィ 安保関連法案に反対する学生の抗議へ皮肉「ぬるいハンスト」
2015年8月20日 11時30分 トピックニュース
20日、タレントのフィフィが自身のTwitter上で、安保関連法案に反対する学生たちによるハンガーストライキを皮肉った。
フィフィは数日前から、国会前でハンガーストライキを行う学生に厳しくコメントし、「学生さん、世の中変えたいなら、ハンガーストライキするんでは無くてね、たくさん勉強して、政治家になって、この国のために努力したらいいんだよ」と諭していた。
そして20日、フィフィは、27日に国会前で予定されているハンガーストライキの詳細を伝えた上で、「日の出てる間、水も抜くイスラムの断食月よりぬるいハンストに正直驚いた次第です」と、その内容を痛烈に皮肉っている。
なお、「断食月」(ラマダーン)として定められた約1ヶ月間、イスラム教徒たちは日の出から日没までずっと断食する習慣を持っている。
皮肉を発した意図について、フィフィは「7時間程度の絶食でハンストなんていう君達がこの過酷な社会に出たらどうなるか考えただけで…」「悪意に満ちてると言われようが、私は世の中の厳しさを教えたいと思いますから」とコメントし、学生を慮っての故だと説明している。
そして、フィフィは「戦争反対!の一方で、若者をハンストに駆り立てる連中のがよっぽど悪意に満ちてると思いませんか?」「しかもこの程度の断食でハンストって、彼ら笑い者です」と、学生たちを煽動する存在に対して、不快感をあらわにしている。
-
>>513
学生ハンスト実行委員会 ? ?@hansutojitsu
本日日刊スポーツにこのような記事が掲載されました。
日
日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/1525730_m.html
フィフィが皮肉 学生の「ぬるいハンストに驚いた」
20:37 - 2015年8月19日
学生ハンスト実行委員会 ? ?@hansutojitsu
記事には『午後2時〜9時(2日目以降は午前10時から)の数時間にわたって行うとし、水を飲むことはOKだという。』とあり、その後に『ストライキの内容に、フィフィは20日ツイッターで(続く)
20:37 - 2015年8月19日
学生ハンスト実行委員会 ? ?@hansutojitsu
@hansutojitsu 「日の出てる間、水も抜くイスラムの断食月よりぬるいハンストに正直驚いた次第です」と痛烈に皮肉った。』と書いてあります。(続く)
20:39 - 2015年8月19日
学生ハンスト実行委員会 ? ?@hansutojitsu
@hansutojitsu 「午後2時〜9時の数時間」の「ぬるいハンスト」というのは明らかな虚偽であり、私たちに対する名誉毀損です。
このような事実無根の中傷を日刊スポーツが記事に取り上げ全国に発信するのは、中傷に加担することであり、メディアとしてあってはならないことです。(続く)
20:40 - 2015年8月19日
学生ハンスト実行委員会 ? ?@hansutojitsu
@hansutojitsu 私たちは日刊スポーツに対して即刻当該記事を削除し、訂正と謝罪を掲載することを求めます。
私たちの行動に賛同してくれる方にも日刊スポーツに対して抗議をしていただけますようお願い致します。
20:43 - 2015年8月19日
学生ハンスト実行委員会
https://twitter.com/hansutojitsu
-
2013年の記事。嫌韓デモ反対デモなんてあったんだな。現在は安保反対デモが盛り上がってるけどこの頃から実際に参加する風潮は育っていたのかも。
嫌韓デモの現場で見た日本の底力
http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2013/08/post-715.php
2013年08月17日(土)14時14分
〔7月30日号掲載〕
6月30日、私は最近話題になっている嫌韓デモに行ってみた。このデモは東京の新大久保で何年も前から、毎週日曜日に行われているものだ。私は不安を胸に家を出た。自分の身も心配だったが、新大久保の人々のことも、日本の対外イメージのことも心配だった。
実は新大久保はサンフランシスコのチャイナタウンやパリの日本人街と同じような「観光スポット」だ。外国人にとって、新大久保のコリアンタウンを歩くことは伊勢丹新宿店の地階と同じくらい楽しさと驚きに満ちている。伊勢丹が日本がいかに洗練されているかを示しているとすれば、新大久保の街が示しているのは日本が外国人に対してフレンドリーで開かれた国であり、他国の文化が生き生きと存在できる国だということだ。
だがデモのせいで、新大久保は日本が外国人にとっていかに不快な国になり得るかを象徴する場所となった。嫌韓デモの数百人の参加者は自らを愛国者だと考えているのだろうが、実際は日本の力をそいでいるに等しい。憎しみをまき散らすデモ隊の存在を許すのは日本の恥だ。
新大久保で店を営む在日コリアンは、税金を払って日本政府の財政を潤している一方で誰の脅威にもなっていない。だが「朝鮮人を殺せ」と日本人の誰かが言えば、それは日本という国を自ら攻撃していることにほかならない。こうした発言はジャーナリストや一般の人々によって世界中に伝えられると考えていい。そして日本のイメージにも、尖閣問題や東京への五輪誘致における日本の立場にも悪影響を与えるだろう。アメリカやフランスも、外国人居住者や韓国系の自国民をきちんと守れない国の側になど、簡単に立ちはしないはずだ。
私は不安を胸に家を出たと書いたが、帰宅したとき、私の心は喜びに満ちていた。在日の人々は決して嫌韓デモの挑発に乗らない。だからこそ約2500人の日本人が彼らを守るために自発的に集まり、嫌韓デモに反対するデモを行っている。また、警察は嫌韓デモ隊が新大久保の中心部に入ることを許さなかった。彼らは自らの任務を果たし、私にはジャーナリストの仕事をすることを許した。
感動の瞬間を何度も目にした。反対デモの人々に「本当にありがとう」とささやいていた在日コリアンの姿もあった。普通のサラリーマンや学生、OLが一緒になって嫌韓デモ隊に立ち向かい、「差別反対!」と叫んでいた。私から見ればこの人たちこそ、真の愛国者だ。彼らは日本の名誉を守っていたのだから。
■健全な民主主義は日本の誇り
このうち1人はフタミさんという法律を学ぶ学生で、以前から嫌韓デモへの抗議活動をしてきた。彼は多くの日本の若者が忘れている政治参加の尊さを身をもって示していた。「最初は10人しかいなくて、警察の車に守ってもらった。それが今では2500人だ」と彼は言う。
警察は非常に緊張していたが、称賛に値する自制心を持って任に当たっていた。そして私の報道の自由も守ってくれた。道路を封鎖していた機動隊に私は、嫌韓デモ隊の話を聞くために非常線を抜けてもいいかと尋ねた。隊員たちは躊躇したが、上官が一喝した。「この人はジャーナリストなんだからすぐに通せ!」
日本の文化の力、外国人居住者をおおらかに受け入れる姿勢、そしてアジアでは特に長く健全な民主主義の歴史は、この国が世界に誇れるものだ。私は新大久保でこのすべてを目の当たりにした。ますます専制的になりつつある中国の隣にあって、民主主義は日本に非常に有利な武器として働くだろう。
6月30日の朝、私は外国人をめぐる状況が悪化したら自分は日本に住み続けられるだろうかと自問しながら家を出た。帰宅したとき、私は3人のわが子が日本国籍を持つことを誇りに思っていた。
レジス・アルノー
COLUMNIST PROFILE
Regis Arnaud レジス・アルノー
1971年、フランス生まれ。仏フィガロ紙記者、在日フランス商工会議所機関誌フランス・ジャポン・エコー編集長を務めるかたわら、演劇の企画なども行う。
-
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150927-00000012-asahi-ent
そもそもの「保守」って何? 日本独特の「ねじれ」内包
朝日新聞デジタル 9月27日(日)10時10分配信
保守と革新、右翼と左翼など、とかく政治の世界は分類好きだ。とりわけ保守は「守旧」の意味で用いられる一方、最近では「保守の革新を」なんて言われることも。保守って何?
政治用語の保守を生んだのは、近代の始まりを告げたフランス革命とされる。「自由・平等・友愛」を掲げ、個人が対等に政治参加することを目指した革命だが、その過程で、王政を保とうとしたのが保守、王政を倒そうとした勢力が革新だった。そんな革新勢力に真っ向から反対したのが「保守主義の父」、エドマンド・バークだ。対岸の英国で書かれた「フランス革命の省察」に、こうある。
「物事をこれまでとは正反対にするというのも、安直さにかけては、すべてをぶち壊すのといい勝負である。前例のないことを試すのは、じつは気楽なのだ」(佐藤健志訳、PHP刊)
いかにも頑固おやじが現状維持を掲げているようにみえるが、この書が後世に残ったのは革命の行く末を的確に見据えていたから。急進的改革でフランスは混乱の極みとなり、いずれ軍人による独裁を招くと。そう、ナポレオンだ。
「保守」とは、広辞苑によると「たもちまもること」、反対語に「革新」とある。近年、日本の政治家の言葉にも「変える」「ぶっ壊す」がはやっている。革新派が増えたのか。
「日本では保守という言葉に、ねじれがありますね」と話すのは「戦後日本の国家保守主義」を著した上智大の中野晃一教授(比較政治学)だ。日本の近代が始まった明治維新でいえば幕府を守るのが保守、新政府は革新だが……。
「明治“維新”は王政“復古”を伴った。前近代に起源を持つ階層を維持する意味で保守なのに、後発国として国家主導の下に近代化改革を進めた。いわば、革新性を内包する保守が生まれた」。国の役割も日本は独特という。「英米の保守は個人の思想信条や経済活動などは、宗教や市場に任せろという考えなのですが、日本の保守は戦後に至っても、国家が個人を主導する考えが残っています」
朝日新聞社
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151002-00079330-diamond-soci
「日本大好き」な保守系の国民は本当に増えているのか?
ダイヤモンド・オンライン 10月2日(金)8時0分配信
安倍政権の誕生以降、保守系の思想を持つ日本人が増えてきたと言われている。内閣府が行った調査でも、「『国を愛する』という気持ちが強い」と答えた人の割合は、「弱い」と答えた人の割合を大きく上回っている。「日本大好き」な国民が増えることは悪いことではないが、こうした風潮が極端な排外主義に結びついてしまう可能性を懸念する声もある。「日本大好き」な日本人は、実際に増えているのだろうか。またそうだとしたら、それは今の日本にとって何を意味するのだろうか。(取材・文/フリーライター・宮崎智之、編集協力/プレスラボ)
● なんだか最近、「日本大好き」な 日本人が増えているような気がする
最近、あなたは「日本大好き」な日本人が増えていると感じないだろうか。こうした「日本大好き」な日本人はメディアなどで、いわゆる「保守」と形容される人たちとほぼ同義と捉えられている。
若者をはじめとする日本社会の保守化が指摘され始めたのは、日本の歴史教科書を巡る議論が盛り上がり始めた1990年代後半頃からだった。とりわけ保守色が強い安倍政権が誕生してからは、その傾向が顕著になっている。尖閣諸島や竹島の領土問題など、民主党政権時から顕在化した安全保障環境の悪化の影響もその背景にあると思われるが、一部では保守的な思想が右傾化とも呼べる状態に転じ、在日韓国人や朝鮮人に対するヘイトスピーチ、ネット右翼による過激な言動など、目に余る事態も起こっている。
もちろん、「日本好き」な日本人が増えることは悪いことではないし、国民に団結感が生まれるという意味では、むしろよいことと言える。しかし、極端な保守化による排外主義が社会を覆うことに対しては、警戒する声も大きい。
保守化の潮流に乗ってか、メディアでは日本人や日本を礼賛する企画が目立つようになり、韓国や中国を批判したいわゆる嫌韓・嫌中本の出版も増えてきている。さしずめ、“日本礼賛ブーム”とも呼べるような状況が、足もとでは進行しているのだ。
内閣府が今年3月に発表した『社会意識に関する世論調査』では、「『国を愛する』という気持ちが強い」と答えた割合が55.4%と、「弱い」(6.6%)の割合を大きく上回っている。また、「『国を愛する』という気持ちをもっと育てる必要がある」と考えている人の割合は75.8%で、こちらも「そうは思わない」(12.5%)よりも圧倒的に割合が高い。
-
>>517
だが一方で、「自国のために戦う意思」がある日本人は11%と、64ヵ国中で最も低いという国際機関による調査結果もある。
2つのデータを比較して見る限り、一概に「日本大好き」な日本人が増えているかどうかは判断できない。「日本好き」な日本人は、実際に増えているのだろうか。またそうだとしたら、それは今の日本にとって何を意味するのだろうか。
● 保守的な考えを持つ人、反発する人 分断された日本人の心象風景
まずは、筆者の周囲の人々の声を拾ってみた。
ある20代の女性は、こう語る。
「日本人の海外での活躍や、海外の人から見た日本の魅力にスポットライトを当てるテレビ番組は、観ていて楽しいです。日本に住んでいたらわからないような、日本の良さに気づかされて、勇気が出るような気がします」
一方で、こんな意見もある。
「嫌韓・嫌中本のブームには、正直乗れません。書店で大々的に平積みされているのを見ると、オリンピック前なのにこんなことでいいのか、と疑問に思います。嫌韓・嫌中本を押し出している書店では、本を買いたくないというのが本音です」(30代・男性)
実際に書店側からも、嫌韓・嫌中本のブームを疑問視する声が上がり、“反ヘイト本”のコーナーを設けるなどの動きも出ている。
最近では安全保障法制を巡り、国会前などで激しいデモが繰り広げられている。SEALDsに代表されるように、現政権に対する若者たちからの反発も強い。かたや、こうした動きに対する批判も頻出していて、国民の間で“分断”とも呼べるような状況が発生している。
SNSの普及により、誰でも気軽に政治的な発言ができるようになってきたことも、この“分断”を加速させている。リアルの場で親しくしている友人や同僚が、突然排外的とも受け取れる意見を投稿し、眉をひそめた経験をした人も多いだろう。各人の政治的スタンスが可視化されやすくなってきたことで、「日本好きな日本人」が増えている印象を持つこともあると思う。
-
>>518
では、こうした状況を識者はどう分析しているのか。保守系の動向に詳しく、近著に『左翼も右翼もウソばかり』(新潮新書)、『ネット右翼の終わり──ヘイトスピーチはなぜ無くならないのか』(晶文社)などがある評論家の古谷経衡氏は、昨今の「日本大好き」な日本人の増加について、こう指摘する。
「定義にもよりますが、一般的に想定されているような憲法9条改正や自虐史観の見直しなどの動きを右傾化・保守化と表現するならば、それは確実に進んでいると言えます。ただし、その流れの主体は40代や50代以上の中高年で、嫌韓・嫌中本の購入層のメインも、この年代です」(古谷氏)
● 若者の保守化は進んでいない 保守化しているのはむしろ中高年
保守化の動きは主に中高年によるものと指摘する古谷氏。メディアで度々指摘されている「若者の保守化」については、否定的だ。
「若者が右傾化しているという事実を示す信頼できるデータは存在しません。私が保守系の集会やデモなどを取材する限りは、若者は少ないように感じています。また、靖国神社の『みたままつり』に若者がたくさん訪れていることを保守化・右傾化の証左とする言説もあります。しかし、報道されているように、『みたままつり』は“ナンパ祭り”とも一部から呼ばれていて、若者のマナーの悪さが問題になり、今年から露店の出店が禁止されました。ですから、本当に戦没者慰霊や歴史問題に関心があって靖国に来ている若者がどれだけいるのか、実際のところはわかりません」
つまり、社会全体は保守化しているものの、一部で指摘されているように、突出して若者だけにその傾向があるというわけではないのだという。
「中国がここまでの大国になるとは思わなかった、と感じている日本人は多いはずです。そんななか、尖閣諸島の領土問題など、安全保障環境が庶民の皮膚感覚として明らかに緊張したものになっています。さらに、日本経済も落ち込み、国民の自信もなくなってきた。『日本は強い』『日本は素晴らしい』といった言葉が目立つのも、自信のなさの裏返しだと思います。本当に強い国は、自分からそんなことは言いませんから」(古谷氏)
古谷氏によると、保守系の人は「今までが、日本の悪口が多すぎた。その反動が、日本礼賛の風潮に現れている。自国を持ち上げるのはどの国も同じで、国際標準に戻っただけだ」と説明することが多いという。それが、昨今の“日本礼賛ブーム”につながっているのだと。
しかし、「先進国のマスコミはどこも、自国に手厳しい批判を浴びせるのが当然です。彼らの言う『世界標準』は、彼らが一番嫌っている中国や韓国を見て言っているにすぎないと評価することもできます」(古谷氏)とも。
-
>>519
さらに、過激な言動が度々問題になる「ネット右翼」について、古谷氏は次のように分析している。
「2002年に開催された日韓共催のワールドカップが嫌韓のきっかけになったという指摘がありますが、“疑惑の判定”などによって、嫌韓ムードがネット上で盛り上がりを見せたのは事実でしょう。そして、彼らは『こんなに問題があるのに、マスコミが報道しないのはおかしい』と考え、フラストレーションの矛先を報道機関に向けました。この流れが、韓国に偏重した番組編成を行っているなどとして実施されたフジテレビ抗議デモへとつながっていきました」(古谷氏)
● ネット右翼が陥る 「ヘッドライン寄生」とは?
ネット右翼に大きな影響を与えたのは、インターネット上の動画生配信サービスだと古谷氏は指摘する。「ネット右翼は読書リテラシーに乏しい人が多いため、動画配信が大きな影響力を持ったのです。また、私は『ヘッドライン寄生』と呼んでいますが、雑誌やインターネット記事の見出しのみで判断して、中身を読まずに自分の都合の良い解釈をする人が多いことも特徴です」(古谷氏)という。
しかし、ネット右翼を一部の過激な集団として無視していいかと言ったら、そうではない。在日韓国人・朝鮮人に対するヘイトスピーチなどが問題化している「在日特権を許さない市民の会」(在特会)は、インターネットを駆使して、活動の幅を広げていったとされている。
ネット右翼が形成する“ネット世論”は、一定の影響力を持っており、デモや企業への不買運動に発展するケースがある。こうした現状に、政治家や企業の経営者も彼らの影響力を無視できなくなってきたという指摘もある。
ただし、古谷氏は「ネット右翼の影響力は限定的」だと分析している。
「自民党よりもさらに右寄りな主張を展開した次世代の党は、インターネットに票田があると読んでネット上の活動を活発にしていました。しかし、結果は先の衆院選の比例で141万票しかとれず、改選前の19議席から、2議席へと議席数を激減させました。東京都知事選で田母神俊雄氏が61万票を獲得したことを根拠に、600万票は獲得できると踏んでいたようですから、かなりのショックだったでしょう。ネット右翼は大した票田にならないことに、政治家たちも気づき始めています」(古谷氏)
-
>>520
また、在特会の会員らが京都市の朝鮮学校に対して行った差別的な街宣活動についての訴訟では、約1200万円の損害賠償が確定している。こうした動きから、「ネット右翼の勢いは、これから弱まっていくのではないか」と古谷氏は予測する。
「保守、右翼系は、共産や社民と違って全国組織が存在しません。つまり、不満のはけ口がない。リアルの場にはけ口がないため、インターネットに書き込むことでフラストレーションを解消しているのです。だから、過剰にインターネット上で彼らが目立ってしまう。しかし、その影響力は、衆院選の投票結果からもわかるとおり、限定的だと判断できます」(古谷氏)
政治が一部の極端な保守におもねるのは、極端な保守に票田があると考えたから。メディアが“日本礼賛ブーム”を煽るのも、視聴者や読者のニーズがあると考えたから。ならば、こうした風潮に陰りが見え始めたときには、事態は収束するということだろうか。
● “健全な愛国心”を 育てるためには何が必要か?
何度も言うが、愛国心を持つことは悪いことではない。重要なのは、排外的な思想や極端な意見に流されない“健全な愛国心”を育むことだ。
そのためには、どんな意識を持つことが必要なのだろうか。古谷氏は、こう指摘する。
「現在は、嫌韓・嫌中といった思想が、保守だと勘違いされてしまっています。保守系の人たちも、自分たちの陣営に動員するために、それを利用してきたという側面がある。ちょっと韓国や中国に対して否定的な意見を言えば、国士だと騒ぎ立て、逆に肯定的な意見を言えば、反日だ売国だと批判する。そもそも、寛容の精神こそ保守思想の本質だったはずなのに、韓国や中国だけではなく、LGBTにも不寛容な態度を保守陣営は取っています。こうした思想とは切り離して、本当の保守思想を提示できなければ、素朴に日本を愛しているような良識的な人たちには、敬遠され続けることでしょう」
排外主義に陥らず、誰もが日本を素朴に愛せるようになる社会。極端なナショナリズムを廃し、それを保守思想と安易に結び付けないことが、本当の意味での“保守復権”になるということを、忘れてはならない。
保守的な思想がいいかどうかは、一概に言えることではない。1つだけ言えることは、「日本大好き」な日本人たちに対する評価は、彼らのマインドの「質」によって変わってくる、ということだろう。
宮崎智之
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151002-00079329-diamond-soci
橋下新党誕生の大波紋、日本の政党に正義は見えるか(上)
ダイヤモンド・オンライン 10月2日(金)8時0分配信
● 「おおさか維新」ついに旗揚げ! 合従連衡を繰り返す野党の性
10月1日夜、橋下徹大阪市長が記者会見を開き、新党「おおさか維新の会」の設立を正式に発表した。会見の中で「民主党と丸ごと一緒になるのは、改革を放棄したと見なさざるをえない」と厳しく「維新の党」を批判する場面もあった。
ことの発端は、9月13日投開票の山形市長選挙をめぐり、維新の党の柿沢未途幹事長が、民主党・共産党が支援する候補者を応援に行ったことが党内で問題視された事件だった。安保法制をめぐって「野党再編」の流れが醸成される中、ダブル選挙を前に「維新純化」を志向する「橋下徹」派がこれに反発した、という構図である。
8月27日、橋下徹大阪市長と松井一郎大阪府知事は維新の党からの離党を表明。自分たちが創った政党を「離党」するというのは、奇妙な話ではある。
思えば、維新の党が結党されてから約1年しか経っていない。ここ数年、毎年のように野党は合従連衡を繰り返している。民主党政権が崩壊し、みんなの党が瓦解し、日本維新の会から次世代の党が飛び出し、日本維新の会が結いの党と合流して、維新の党が結成されたかと思えば、今度は本家の大阪選出の議員達が離党――。こんな状況では、野党を支持したくても「どこを選べばいいのかわからない」と感じている人も多いかもしれない。
アメリカ、イギリスといった他の先進国を見れば、これほどの頻度で新党ができたり政党が分裂したりする事態などあまり例がない。なぜ、日本はこんなにも政党が合従連衡を繰り返すのか。そして、なぜ橋下徹大阪市長は最後の決戦を前に、再び新党を立ち上げたのか。一方で、政界再編は進むのか。「一強多弱」を脱し、自民党と対抗する野党勢力は日本に出現するのか。
注目の大阪の政局を題材に、各政党の政治思想を分類し、日本の政党政治の問題点も指摘しつつ、橋下新党発足が持つ意義について考察したい。
まず、日本の政党が合従連衡を繰り返すメカニズムを理解するために、今の既存政党を政治理念に基づいて分類してみたい。その上で、なぜ政党が離合集散するのか、1つの説明を試みたい。
-
>>522
当然、読者諸氏の中には自民党支持者もいれば、維新支持者、共産党支持者もいるだろう。中には、自分が好きではない政党に対しては罵詈雑言をぶつけたくなる激しい人もいるかもしれないが、ここはひとつ冷静に考えてみたい。そもそも政党とは、どこもそれぞれの「正義」に基いて日本を良くするために行動しているのだ。そのそれぞれの「正義」が何であるかを理解することが、政党を理解するための第一歩であろう。「改革」と叫ばれても、何をどうしたいのかがわからなければ、支持することなんてできない。
● 「保守 vs 革新」のウソ なぜ日本の政党はわかりづらいか
では、それぞれの政党はどういった「正義」=「政治理念」を持っているのだろうか。政党を軸によって分類することは可能なのだろうか。
政党を分類する軸として古典的なものとしては、「保守 vs 革新」という軸である。多くの人と政治談義をする中で感じることは、政治について少しでも興味のある人や、かつての「自民党 vs 社会党」という二大政党政治の記憶を持つ中高年層の中には、この軸を頼りに政局を理解している人が多いように思う。
しかし、「この軸はもう死んでいる」と筆者は考えている。
政治活動をしていると「松井さんは保守なんですか? 」と質問されることが多々ある。そんなとき、逆に「保守って何ですか? 」と尋ね返すと、千差万別の答えが返ってくる。つまり、定義があまりにも曖昧なのである。使うとなんだか「政治通」っぽいから使われているだけで、実は単なる「思考停止ワード」に過ぎない。
敗戦後すぐの時代であれば、日本の伝統や国家体制を守り切ろうとする保守と、敗戦を契機に国家体制を大きく変えようとする革新という軸は、意味があったかもしれない。特に、当時は社会主義思想が輝いていた時代だったから、「社会主義こそ革新が目指す道」と位置付けられたのも自然だったと思う。
ただ、戦後から70年もの月日が経過し、社会主義国家が次々と破綻し、方向転換してしまったなかで、「保守 vs 革新」という軸はもはや意味をなさない。にもかかわらず、多くの「政治好き」な人々は、このカビの生えたような議論をどこかで聞きかじり、この枠組みに当てはめて、21世紀の政局を理解しようとする。だから、おかしなことになってしまう。
一方で、テレビなどに出演する政治家や野党系の有識者などが、「守旧 vs 改革」という軸を持ち出し「我こそは改革派」と主張したりする光景を時々見かけるが、これは一方的に政敵を「守旧」とラベリングしているだけで、あまり意味のある軸とは言えない。
そこで筆者は、今の政党を分類するための軸として、財政政策と安全保障政策の2つの軸によるマトリクスを提唱したい。
-
>>523
● 政治とは税金の使い道を考えること 1つ目の軸は「公助か自助か」
政治とは、国民に税金を支払わせ、その使い道を決める営みとも言える。税金とは、基本的には「再分配」のために使われるものである。簡単に言えば、強制的に徴収された税金を社会的弱者や未来への投資に使うことで、社会を持続可能なものにするのが目的だ。
そこで、政治思想としては、税を多くとって的確に再分配することが社会的平等につながる、という「大きな政府」思想と、税はなるべく少なくして政府の役割は必要最低限に抑えた方がよい、という「小さな政府」思想に分類することができる。ただ、「大きい」「小さい」という言葉は「何と比較するか」によって変わってしまう言葉であるため、実はわかりにくい。
100兆円を超える予算を組み、極論を言えば、東京都で得た税収を日本全国の地方へ再分配する仕組みを基調とした自公政権による財政政策を、「小さな政府」と呼ぶ人は少ないのではないか。有権者から支持され続けているアベノミクスも、通貨を大量に発行し、政府が財政出動を行うことで景気を下支えする、という「大きな政府」的な経済施策に思える。
一方、共産党や社会党の掲げる政治思想も、社会的平等を実現するために積極的に政府が動く「大きな政府」的なものであるし、民主党政権が実現した「子ども手当」なども、政府が徴収した税を再配分する制度であり、支払う先を多少変えただけで、税による「公助」を維持するという意味においては同じことである。
かつて、自民党と社会党の二大政党が安定していたのは、日本経済が大きく伸びていた時代だったため、経済界が稼いだお金から多額の税金を徴収し、それを再分配することで社会的平等を実現するというサイクルが回っていたからである。財政的には「大きな政府」同士で差がなくとも、「保守 vs 革新」という軸で十分差別化できたのである。ところが、今は日本の財政が火の車になり、かつ北海道から沖縄まで中央政府が再分配機能を的確に果たすには限界があることが露呈したことで、「大きな政府」が維持できなくなった点に、日本が直面している問題の本質がある。
「大きな政府」が維持できなくなった今、それでも政府・税金による「公助」をできる限り維持しようとするのか、それとも「自助」(共助)を中心とした個人の自立や地域の助け合いに委ねるのか、というのが今の軸になろうかと思う。
-
>>524
この点、「自助」を基本理念として大きく打ち出す「維新」は、今存在する政党の中では差別化された存在と言えよう。特に「維新」の看板政策である大阪都構想などは、地方が国から自立する、という「自助」に基づく統治機構改革である。昨日の会見の中でも、橋下徹市長は「東京一極集中を改める」とビジョンを示した。大都市である大阪が中央から交付税交付金をもらうことを考えることをやめ、自ら稼げる「副首都」へ進化せねばならないとする政治思想は厳しくもあるが、日本が直面する課題に正面から向き合う政治思想と言えると思う。
かつては民主党内にも「自助」を主張する勢力はいたが、党勢が落ち、労働組合の影響が強まるにつれ、「公助」の主張が目立つようになった。また、民主党はよくも悪くも「政権交代の実現」を目的とした政党であったため、自助を打ち出す政策は有権者から全国的な支持を得るのはどうしても難しく、「子育て支援」「高速道路無料化」など、財政出動を伴う政策を打ち出してしまうこととなった。したがって、「民主党の一部」と合流を検討してきたものの、「民主党と丸ごと」合流することに反発した理由はここにある。
ある意味、「自助」を主張しながら大阪でいまだに根強い支持を得続ける「維新」は、日本の政党史上極めて珍しい事例だと思う。
● 腕の見せ所は外交と安全保障 2つ目の軸は集団的自衛権への賛否
国政においては、外交こそが腕の見せ所である。天然資源に乏しく、食糧自給率も低い日本に住む人々の生活を支えるには、海外諸国との関係を円滑化させることが必要不可欠である。中でも、「軍隊」を持たないという日本の特徴に鑑みれば、安全保障の議論は政治思想としては大きな存在感を持つと言えよう。
この軸によれば、今回の安保法案への賛否でわかるように、与党と野党ではっきりと分類できるように見える。だが、実際は野党の中にも「憲法解釈による変更」に抵抗を示しただけで、集団的自衛権自体には絶対的に反対しているわけではない、という政治家は多い。何を隠そう、筆者自身も、憲法改正を伴い国民の判断を仰いだ上であれば、集団的自衛権は認めても問題ないと考えている1人である。
たとえば、「維新」はどちらかと言えば、集団的自衛権には賛成の立場であろう。したがって、「維新」は「自助」という1つ目の軸が譲れない分、2つ目の軸である安全保障では与党からバーターを仕掛けられる隙がある。実際、松井一郎府知事は、離党を表明する2日前の8月25日夜、菅義偉官房長官と会食している。おそらく安保法制やダブル選挙について、意見交換があったと思われる。これが、「維新が自民党に寄っている」と一部の人から批判された理由である。その批判は的を射ているだろうか。
>>後編『橋下新党誕生の大波紋、日本の政党に正義は見えるか(下)』に続きます。
松井雅博
-
http://diamond.jp/articles/-/38103
TOP>経済・経営・社会>日本経済の憂鬱
日本経済の憂鬱
【第4回】 2013年7月3日
佐和隆光
日本ではうやむやな保守対リベラルの対立軸
日本では政治家も有権者も、「理念」と「思想」にうとくなってきたようだ。2012年衆院選の民主党惨敗は、同党の経済無策、とりわけ野田政権の消費税増税に起因するとみてよい。正統派リベラル政党ならば、フランス大統領のオランドとおなじく「雇用と成長」を金看板にかかげ、富裕層への所得増税により、所得格差の縮小と財政赤字の削減をめざすべきだった。果たして、続く安倍政権は…?
「成長と雇用」そして弱者救済
?2013年衆院選で、民主党が大敗を喫した最大の原因は、初回で述べたとおり、民主党の執行部が、デフレとゼロ成長に苦吟(くぎん)する寡黙な大衆へのシンパシーを決定的に欠いていたことにあったのではなかろうか。
?欧米先進諸国では、保守主義者は財政規律を重視し、社会保障費を必要最低限まで切りつめようとする。また保守主義者は、財政政策の有効性を否定し、「小さな政府」を志向する。他方、リベラリストの政策は失業率の低下を、そのための経済成長を第一義とし、財政金融政策の有効性を信じて疑わない。個人所得税制の累進度を高め、税収を確保しつつ、社会保障の充実により富の再分配に努めるのが、欧米のリベラル政党が共有する政策綱領である。
?一例を挙げよう。
?2012年5月8日にフランス大統領に選ばれたフランソワ・オランド(1954?、在任2012・5?)は「成長と雇用」を金看板とする公約をかかげ、「年収100万ユーロ(約1億3000万円)以上の高額所得者の最高限界税率を現行の41%から75%に引き上げる」という構想をうちだした。ところが、憲法評議会が「最高税率75%は憲法に定める『税の平等』を逸脱する」として違憲判決をくだしたため、「従業員に年収100万ユーロを超える給与を支払った企業に対して、税率75%の富裕税を課する」と、課税対象を個人から企業に変更することにより、違憲判決をまぬかれる挙にでた。
?富裕層の所得増税の方針をうちだしたオランド政権が発足して間もなく、100名を超える高額所得者がベルギー国籍を取得し、有名な俳優ジェラール・ドパルデュー(1948?)は、所得税率が一律13%のロシアの国籍を取得した。なお、フランス、ロシアともに二重国籍を認めている。ただし、どちらの国に所得納税するかは、選択の自由にまかされている。
-
>>526
?ようするに、リバタリアンのニコラ・サルコジ(1955?、2007.5?2012.5)前大統領に対抗して、オランドは、雇用と成長、そして格差解消を公約としてかかげたのだ。
?サルコジは「所得税減税が人びとの勤労意欲を高め、経済成長に寄与する」、「福祉予算の削減により財政規律を維持する」とのレーガノミクスの信奉者だったかのようだ。そのモットーは「もっと働き、もっと稼ごう」だった。他方、オランドは、リベラル左派(社会民主主義)の立場から、「緊縮財政は経済成長をさまたげる」、「財政支出による景気テコ入れは、短期的には財政赤字の拡大になるが、経済成長による税収増の結果、中期的には財政再建をもたらす」と主張し、さらには所得格差の拡大に歯止めをかけようとする。
リベラル色が褪せた民主党
?日本の民主党が正統派リベラル政党だったのなら、オランドとおなじく「雇用と成長」を金看板にかかげ、消費税増税ではなく、富裕層への所得増税により、所得格差の縮小と財政赤字の削減をめざすべきだった。2012年衆院選の惨敗は、民主党政権の経済無策、とりわけ野田政権の消費税増税に起因するとみてよい。正統派リベラル政権ならば、まずは正規雇用の確保と賃金の上昇を第一義とし、そのために必要不可欠な経済成長に取り組み、消費税増税ではなく個人所得税制の累進度を高めることにより財政赤字の縮減をはかりつつ、公共投資を誘い水とする内需誘発効果を発揮させ、国内総生産の成長と雇用の拡大をめざすべきであった。
?安倍政権の「第3の矢」である成長戦略については、産業競争力会議、規制改革会議などで議論された。規制改革を重視する民間議員と、産業政策的な官主導の成長戦略を提唱する議員とに二分されており、当初から意見の集約はむずかしそうだった。また、民主党の日本再生戦略とおなじく、提案される諸施策のいずれもが、即効性を欠くもの、あるいは効果の有無の判断を事前にくだしにくいものばかりであり、第3の矢が的を射抜き、拍手喝采を浴びるとはとても思えない。
次回は7月4日更新予定です。
<新刊書籍のご案内>
日本経済の憂鬱?デフレ不況の政治経済学
経済無策からポピュリズムへ――。
アベノミクスのねらいは、小泉構造改革との決別、そして国家資本主義の復活なのだ。
?アベノミクスは官主導色が強いという意味でケインズ派的である一方、規制改革にも熱心なところは新古典派的でもある。その本性は「国家資本主義」にあり、個人主義や自由主義、民主主義という普遍的な価値を脅かす憲法改正への通過点かもしれない。
?空前絶後の壮大な社会実験であるアベノミクスの是非を考えるうえで、“道案内役”を果たす1冊だ。
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151002-00010002-shincho-pol
NHKでも紹介された「安保法案賛成デモ」美女軍団の正体〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 10月2日(金)8時1分配信
まさか官邸から文句を言われないように、なんて考えたわけでもないだろうけど……。さすが、NHKは、安保関連法案に関する報道に際してもバランス重視である。法案の採決が近くなって、賛成派の街頭演説を紹介した。しかも、街宣車に乗っているのは美人の女性が4名。彼女たちは一体、何者か。
***
彼女たちが集会を開いたのは9月12日のこと。NHKは、翌日のニュースで、
〈集会は法案に賛成する人たちで作るグループがツイッターなどで呼びかけ開いたもので、新宿駅前には主催者の発表でおよそ200人が集まりました〉
と紹介した。集会では、「YES!安保法案」と書かれたうちわなどを手にする人や、日の丸を掲げる人の姿も見られたという。「安保関連法に反対するママの会」は知られているが、彼女たちは「守ろうニッポン!!」(通称・まもにち)という団体のメンバーなのだ。
「発起人は、今年40歳になるごく普通のOLです。12日も私と一緒に街宣を盛り上げてくれました」
と説明するのは、広報担当の橘紅葉さん。
「反対派がメディアで取り上げられる中、賛成派もいるのにと思ったのが、会を作るきっかけ。それから、彼女が友達を集め始めたのです。コアメンバーは12名。私自身は、小学生の娘を持つ母親です。政治や歴史に関するブログも書いています」
ネット上では、幸福の科学や生長の家と関係があるのではないかと囁かれているが、全く関係ないとか。
ある公安関係者も、
「民主党政権時、尖閣諸島を巡る問題、長引くデフレ不況などを受け、民主党本部前で座り込みの抗議活動を行う人たちが現れた。その人たちも、『まもにち』に入っているようだが、背後に特定の政党や宗教団体はいない。ごく普通の人たちの集まりと見ています」
発起人の女性の素性は今のところ明かせないという。
「12日の街宣が終わってから、恐らく反対派の方だと思うんですが、メンバーが後をつけられたそうです。何か起きた場合は、誰も責任を取れませんからね」(橘さん)
最後に「反対するママの会」については、
「ママの会には、中核派の人がいたりしますよね。そういう人が一般メディアで紹介されていることには驚きます。ママの会の人も私たちも、子供を大切に思う気持ちは一緒。また、今回活動してみて、リスクが伴うこともわかりました。ですから、彼女たちの全てを否定するつもりはありません」(同)
さて、今後、サイレントマジョリティを盛り上げる活動となるか。
【特集】「狂躁『安保法制』の後遺症」より
※「週刊新潮」2015年10月1日号
SHINCHOSHA All Rights Reserved.
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151002-00000005-sasahi-pol
「キミらの民主主義なんだぜ!」英米ジャーナリストと外務省OB鼎談〈週刊朝日〉
dot. 10月2日(金)7時7分配信
採決をめぐって与野党が攻防を繰り広げた安全保障関連法がついに成立した。英エコノミスト誌記者のデイビッド・マックニール氏、前NYタイムズ東京支局長のマーティン・ファクラー氏と外務省OBの孫崎享氏が、国会の非民主主義について鼎談した。
* * *
孫崎:安全保障関連法がついに可決・成立しました。国会の周りでは反対派のデモが今も続けられ、若者から高齢者まで幅広く参加するなど、大きなうねりとなりました。
ファクラー(以下、F):安保反対運動は、世の中の流れを大きく変えたと思う。この3年ほど、日本はネット右翼のやりたい放題だった。それが怖くて言論界が萎縮してしまい、国民的な議論が抑えられていた。そこに大学生を中心としたSEALDs(シールズ)が現れて、国会前では数万人規模のデモが起こった。新大久保(新宿区)での数十人規模のヘイトスピーチデモと比べてスケールがまったく違う。子ども連れのお母さんやサラリーマンも参加していた。明らかに特定のイデオロギーを持つ人だけではなかった。これまで右寄りの議論しかなかったのが、リベラル勢力が出てきてバランスができた。
マックニール(以下、M):右派と左派のバランスが変わったというのは、同じ意見です。SEALDsの出現などとともに、市民が立ち上がった。これは興味深い展開になりました。一方で、今は右派が安堵して、静観しているだけかもしれない。今後、安保反対派の勢力がどのように政治的な力に結びつくのか。そこに注目しています。
孫崎:さっそく、共産党の志位和夫委員長が、他の野党との選挙協力も含めた「国民連合政府」構想を出しましたね。7月末までは、共産党は沖縄以外での選挙協力はないと言っていた。それが変わったのは、デモのエネルギーを直接感じたからではないでしょうか。
M:英国を例に出すと、ブレア政権は、米国のイラク戦争、新自由主義的経済政策などに対し、国民的合意を得ないで支持をした、として問題視されました。それが今年9月、「反緊縮」「反核」「反武力行使」「反新自由主義」をスローガンにしたジェレミー・コービン氏を労働党の新党首に押し上げる原動力になった。デモが政治的勢力として姿を現したのです。
孫崎:共産党と他の野党の連立ができなくても、与党の脅威になることは間違いない。民主党が勝った2009年の衆院選を分析すると、ほとんどの小選挙区に候補者を立てていた共産党が、異例的に候補者を絞っていた。選挙で候補者を立てないことは、結果として野党と選挙協力をしたことと同じになる。
M:日本で最大の問題は、政策の是非を堂々と議論せず、非民主主義的に決定してしまうことです。政権に白紙委任しすぎ。たとえば、国民的な議論もなく、1978年に厚生省(当時)と靖国神社の宮司の間で、14人のA級戦犯の合祀を秘密裏に決めた。後に政治問題となり、外交面でも大きな影響を与えました。
F:メディアにも大きな責任がある。戦後70年の歴史で、戦争責任、靖国神社、自衛隊の違憲論議、慰安婦問題などはタブー扱いされてきた。しかし、これこそが国民的議論を起こすためのツボです。今、日本人には率直な議論が必要とされている。メディアがそこから逃げてはいけない。私はツボを押し続けるから、ネット右翼からイヤがらせされるけど(笑)。
孫崎:昭和天皇は敗戦の責任をとって退位すべきだったと思っています。こういった議論も、もっとメディアでもされるべきでした。
M:13年に、伊勢神宮で20年に一度の遷宮がありました。そこで、最大の儀式である「遷御(せんぎょ)の儀」に、安倍首相と、麻生太郎副総理など8人の閣僚が参列しました。戦後、内閣総理大臣が遷御の儀に参加したのは初めてでした。伊勢神宮には、三種の神器のうちの一つがあります。この参列を見て、私は日本は保守派へシフトしていると感じました。ところが、NHKや大手新聞各紙は、このことについてほとんど分析しませんでした。ただのお祝い事として報じたのです。
(構成 本誌・西岡千史/松元千枝)
※週刊朝日 2015年10月9日号より抜粋
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151002-00000002-sasahi-pol
前NYタイムズ東京支局長「米国はアジアを中国に任せるかも」〈週刊朝日〉
dot. 10月2日(金)7時6分配信
安倍晋三首相は来年の参院選を見据え、「新3本の矢」なる経済政策に力点を移している。英エコノミスト誌記者のデイビッド・マックニール氏、前NYタイムズ東京支局長のマーティン・ファクラー氏と外務省OBの孫崎享氏が、沖縄の基地問題をぶった切った!
* * *
ファクラー(以下、F):政府は辺野古基地は中国の台頭に対抗するための抑止力として考えています。ところが、軍事的にドライに見ると、沖縄本島に海兵隊を置くことは、戦略上よくないという見方を持っている人がペンタゴン(米国防総省)にもいます。沖縄にある海兵隊の基地は中国に近すぎて攻撃を受けやすく、抑止力にならないとの見方です。
孫崎:米軍が重要視する嘉手納基地も含めて、沖縄本島は中国のミサイルの射程圏内。もし米中間で戦争が起きれば、沖縄にいる空軍はマヒしてしまう。
F:一つの大きな部隊ではなく、小規模な部隊をオーストラリアやグアムなどに分散して配置したほうがいいと話す米国の軍人もいます。ペンタゴンも将来は沖縄に2万人の師団を置く必要はないと考えていると思う。
マックニール(以下、M):外国人の特派員記者が沖縄の基地問題を積極的に取材するのは、ある意味では本土の日本人よりも、沖縄の人のほうが沖縄の歴史や日米安保について広い知識を持っているから。取材をすると疑問に思うのは、沖縄で反対の声があり、日本にとって取り返しのつかない事態になる可能性を秘めているのに、なぜ、政府は米軍基地を沖縄に押し付けたままにするのでしょうか。
孫崎:歴史的に見ても、敗戦後にGHQに沖縄を長期的に貸してもいいと言ったのは昭和天皇。そのことは『昭和天皇実録』にも書かれています。さらに、重光葵は外相時代に在日米軍の撤退を求めるために、最初に陸軍、次に海軍と空軍に撤退してもらおうと考えていたが、昭和天皇はそれにも否定的な意見を重光に伝えていました。こういった史実もメディアではタブー視され、本土ではほとんど知られていないが、沖縄の人たちは史実を勉強し、知っています。これは一例ですが、東京と沖縄の溝が埋まらないのは、こういった歴史が共有できていないからです。
F:基地問題解決のヒントは、沖縄に米軍基地や海兵隊を置いても米国に軍事的なメリットはあまりないという点を突くことです。
M:翁長知事は6月の訪米で、沖縄に多くの海兵隊を置くことに否定的だったマケイン氏(米国上院軍事委員長)と会談しました。ところが、実際に会ったら辺野古推進になっていた。ケネディ駐日大使も同じ。まるで政府からの通達でもあったかのように「日本の内政問題」と言うだけだった。
F:それは当然のことなんですよ。オバマ大統領からすれば、辺野古移設の問題は鳩山由紀夫首相のときに混乱したから、これ以上関わりたくないのが本音。だから、共和党のマケイン氏とオバマ政権には、立ち位置に違いはない。それでも、大統領が代わり、日本政府が本気で交渉すれば、米国の方針が変わる可能性があります。
M:安保法制が国会で成立し、自衛隊が海外に出て、集団的自衛権を行使する可能性もあります。悪いシナリオだと、いずれ日本と中国の間で何らかの紛争が起こる可能性もある。
孫崎:では、米国に頼ればいいかというと、そうではない。先日、米国のシンクタンクであるランド研究所が新しい報告書を出しました。そのなかで、台湾周辺で米国と中国が衝突した場合、中国に優位性が出ていると書かれています。以前から専門家の間では指摘されていたことですが、権威あるシンクタンクが認めたことの影響は大きい。今後、これは米国の基本的な認識になっていくでしょう。仮に尖閣諸島で日中間の紛争が起きても、米国は日本と一緒に戦うことはしないと思う。
F:米国は、10年後には日本を見放して中国を選ぶかもしれませんよ。米国は、中国のことをかつてのソ連のようには考えていない。世界的な覇権は狙っていないと考えていますから。むしろ、取引次第ではアジアは中国に任せることもあるかもしれません。
孫崎:これが国際政治の現実ですよ。日本が「米国と仲良くしておけば、安全保障は大丈夫」と思っていても、米国や中国の動向次第で、安倍首相の思い描く未来にはならない。そこをちゃんと分析せずに、突き進められると、恐ろしいことになる。
F:いずれ、日本は米国だけでなく、中国にも頭を下げることになるかも(笑)。そうならないために集団的自衛権を認め、米国の武器を買い、中国より日本が米国のためになることを懸命にアピールしている。
(構成 本誌・西岡千史/松元千枝)
※週刊朝日 2015年10月9日号より抜粋
-
>>506
http://www.asahi.com/articles/DA3S11779456.html
(ニュースQ3)昨日の友は今日の… 保守系に異変?=訂正・おわびあり
2015年5月29日05時00分
安倍政権の安定で、保守系の世界は我が世の春――。と思いきや、ちょっと状況が違うようだ。
■政治資金巡りお互いに批判
中国や韓国、公明党、朝日新聞やリベラル勢力を斬りまくり、講演、執筆活動を続ける田母神俊雄・元航空幕僚長(66)。だが23日に出演したインターネット配信の番組では、少し様子が違った。今回の攻撃対象は、行動派の保守系言論人として知られる水島総氏(65)。保守色の強い番組を制作、ネットなどで配信する「日本文化チャンネル桜」(CH桜)の社長だ。
弁護士も同席し、水島氏の金銭絡みの「疑惑」について語る田母神氏は、司会者から「『右』の有力なタレント2人が、いがみあっても……」などといさめられたが、約1時間にわたって水島氏の批判を続けた。
両氏は近年、二人三脚で運動を展開してきた。2010年、水島氏を中心に結成した運動団体「頑張れ日本!全国行動委員会」で田母神氏が会長を務め、昨年2月の都知事選では、水島氏は田母神氏の選対本部長に就き、予想を大きく上回る61万票を獲得した。
しかし2月、都知事選で集めた政治資金について、金銭疑惑が出てきた、と水島氏がCH桜で指摘した。「浄財を預けてくれた方々に申し訳できない。選対本部長だった私にも問題を明らかにする責任がある」と水島氏は言う。
後日、釈明会見を開いた田母神氏らは事務所スタッフによる約3千万円の流用疑惑について明らかにし、「誠に申し訳ない」「私の監督不行き届き」と謝罪する一方、「都知事選後に水島氏から残金を水島氏側の政治団体へ移すよう求められた」とぶちまけた。「事実無根だ」と水島氏は猛反発し、CH桜で「疑惑は3千万円にとどまらない」と追及を続けた。
■14年都知事選、確執生まれる
つい1年ほど前まで、盟友関係にあった2人の確執は、都知事選がきっかけだったといわれる。
選挙終盤、保守色を抑えて幅広い層の支持を得るよう促す水島氏に対し、保守層取り込みを図る田母神氏は「侵略戦争、南京事件、従軍慰安婦、全部ウソ」などと自説を前面に押し出した。このころから運動論の相違が生じ始めたとされる。新党構想などでも、意見が対立、今回の問題で溝は決定的になった。
田母神氏は「けんかを続けるつもりはないが、水島氏が攻撃するなら続ける。早く決着して次へ進みたい」と話す。水島氏は「決して保守の泥仕合や内紛ではない。正義を貫き、不正の真相を解明する責任を果たすためだ」と言う。
■打倒民主政権、共通の敵失う
保守派の評論家、古谷経衡(つねひら)氏は「保守と一口に言っても、ネット右翼や陰謀論者、民族派までと幅広い。過去の戦争を巡る評価についての論争も起きており、この問題に限らず、保守の亀裂が表面化してきた」と話す。
保守系の雑誌やサイトなど、論争の場も多種多様だ。また、言論の場だけに収まらず、争いの舞台が法廷に移ったり、街宣車が登場したりする場合もある。
その上で古谷氏は「数年前までは、打倒民主党政権で団結していたが、念願の安倍政権が誕生し、大きな敵がいなくなった。中国の抗日民族統一戦線が日本の敗戦で内戦を再開したように、共通の敵を失った政治運動が陥りがちなことだ」と分析している。
(秋山惣一郎)
<訂正して、おわびします>
▼5月29日付朝刊社会面「ニュースQ3 昨日の友は今日の… 保守系に異変?」の記事で、「都知事選で集めた政治資金約1億2千万円のうち、約3千万円を田母神氏の事務所スタッフが流用していた、と水島氏がCH桜で公表した」とあるのは、「都知事選で集めた政治資金について、金銭疑惑が出てきた、と水島氏がCH桜で指摘した」の誤りでした。事務所スタッフによる約3千万円の流用疑惑が具体的に明らかになったのは、田母神俊雄氏が後日に開いた記者会見の場でした。
-
http://blogos.com/article/109971/
YOSHIDA Toru 吉田徹2015年04月12日 17:02
「右傾化」は「左傾化」とともに。
4月11日の朝日新聞(朝刊)で掲載された「右傾化」についてのインタビューに刺激されたわけではありませんが、「右傾化」を論じる場合は、国を問わず、中々に難しいものがあるようです。
・(耕論)「右傾化」 三浦瑠麗さん、平沼赳夫さん、さやわかさん:朝日新聞デジタル
(ちなみにさやわかさんの議論のするどさに驚嘆しました)
私のフィールドのフランスの事例でいうと、極右・国民戦線の台頭などもあり、やはり2000年代に入ってから「右傾化(droitisation)」の議論がされてきました。確かに社会が「ぎすぎす」してきて、治安や安全保障についての争点が訴求力を持ってきたという意味で日本と似ているのですが、他方ではかなり綿密な意識調査をしてみると、異文化や他者への寛容度はむしろ高まっているというようなデータもあり(こうしたデータは上のインタビューでも指摘されています)、中々まとまったことは言えないというのが相場になっています。アメリカでも、マイノリティに対する寛容度が高まる一方、政治的急進主義が進んでいるという実態があります。
その「微妙さ」を前提としないで、「右傾化している」ということを所与として語っているのは中野雅至さんの本かもしれません。
・Amazon.co.jp: 右傾社会ニッポン (携書132): 中野雅至: 本
色々と「脇の甘い」部分もある本ですが、「日本は右傾化しているのか?」を問う議論を展開しているというよりも、「右傾化とは何か、なぜ生じるのか?」という問いに答えている本として読むべきなのだと思います。
一方で、独自の調査でもって、特に若い世代は「右傾化」していない、とする論者もいます。
・若者は本当に右傾化しているのか: 古谷経衡: 本
ただこの本も、既存の右傾化している日本の保守思想・言論へのアンチテーゼを打ち出すのがメインになっており、果たして実際に右傾化しているのかどうかについては、データが偏っていることもあり、やはり判然としません。
さて、「右傾化しているのか?」ということを考えた時、実際にはどうなのでしょうか。
「ネトウヨ」という呼称が一般化して極右的な言説が垂れ流され、反韓デモにヘイトスピーチ、「マスゴミ」批判のシュプレヒコールをみると、確かに「右傾化している」と言いたくなります。2014年の都知事選では田母神俊雄候補が獲得した61万票のうち、得票数の4分の1(24%)が20代だったことを取り上げて、若者の右傾化とする議論もあります(ただ、投票率をみればこれはやや言い過ぎではないか、という上の古谷経衡の指摘もありました。そもそも世界の中で最も厭戦意識の高い青年層を抱えているのは日本です)。
ここではこうした論争に決着を付けることなど到底できません。ただ、いくつかの手がかりを提示できればと思います。
ただこうした議論を展開する場合、やはり何を持って「右傾化」とするのかという基準が明らかでないと曖昧な議論にしかなりません。恣意的な基準を避けて、一番簡単なのは、自らをどう位置づけているのかということを訊ねることです。
そうすると、国際比較調査の「世界価値観調査」では、2005年に自らが右寄りでも左寄りでもないと考える日本の有権者は、7割近くと、圧倒的多数を占めることになります。これは新聞社による同じような世論調査でも同様の傾向が出ます。
他方、NHK放送文化研究所の調査(2010年)によると、「保守的」と自己定義する有権者は60%、「革新的」とするのは38%でした。また、内閣府の「社会意識に関する世論調査」でみると、2005年をボトムに「個人の利益より国民全体の利益を大切にすべき」という意識が2005年には最低の37%だったのが、2013年には53%に増えています。さらに「国を愛する気持ちの程度が強い」とする有権者が2000年には46%と最低だったのが、2008年に57%、2013年に58%と右肩上がりになっています。これだけを拾うと日本が「右傾化している」という指摘は正しいかのようにもみえます。
-
>>532
ただ、そうした場合、問われるべきは日本の右傾化は安倍政権や自民党政権云々の話ではなく、もっと長いトレンドの中で捉えなおすべき事象であり、北朝鮮をめぐる危機、中国の台頭、3.11によるセキュリティ重視志向など、複数の要因が絡んでいると考えなければなりません。
もうひとついえば、右(傾化)という概念は、左(傾化)という概念と対になっていることを前提にしないとなりません。右も左も、相対的な概念だからで、絶対的に論じることはできません。
歴史的には、右派的価値は「個人」や「伝統」を重視すること、左派的価値は「平等」や「理性」を重視することと考えられてきました。それに最近では「秩序」や「権威」を重んじる「保守」、「自決定権」や「自律」を重んじる「リベラル」の軸が交差するようになりました。
言い換えれば、価値をめぐる問いがあってはじめて「右傾化」しているかどうかを論じることが可能になるのです。一言に「右傾化」といっても、政治と経済、社会で「右傾化」が何を意味するかは矛盾することがあります。例えば政治での「権威」と「経済」での自由競争は対立することがあり、さらに「保守」と「右派」、「リベラル」と「左翼」も同義ではありません。
何れにしても、「右傾化」の是非云々以前に、まずはそのセットとなる「左派的価値」がどう再定義され得るのか、そこから対立線上に「右」や「保守」を位置づけるということも考えるべきではないでしょうか(それゆえ、「9条改正」と「改正反対」が最もわかりやすい右と左の事例だったりするのです)。その様々なマトリックスを完成させて、はじめて右傾化についての議論が可能になるように思います。
ちなみに、その際に大事にしなければならないのはイギリスの心理学者アイゼンクの指摘でしょう。アイゼンクは戦後イギリスの保守党、自由党の支持者が「柔らかい心」を持っていて、共産主義者やファシストが「堅固な心」を持っているという調査をしています。この「堅固な心」に対していかに戦うか――それが今の時代の「左派的価値」の再定義につながる筈です。
-
http://news.livedoor.com/article/detail/10650832/
田母神俊雄氏が差別問題に持論「例外的な生き方への配慮は不要」
2015年9月30日 14時58分
30日、田母神俊雄氏がTwitterで「弱者への配慮」について持論を展開した
「弱者や例外的な生き方にそこまで配慮は不要」とつづっている
「例外に配慮しすぎると社会の活力はどんどん失われる」とも記した
◆田母神俊雄氏が「弱者への配慮」について持論を展開
田母神俊雄
@toshio_tamogami
フォローする
弱者に対する配慮は必要。しかし弱者にすべてを合わせようとすると世の中はどんどん衰退する。弱者にならないように頑張れと子どもたちを励ますことが大切。社会を発展させてきたのは時の権力者と金持ちだ。権力者と金持ちを攻撃することが社会正義だということが行き過ぎると国の活力は失われる。
2015/9/30 7:5
田母神俊雄氏が「弱者への配慮」に苦言「社会の活力が失われる」
2015年9月30日 14時58分 トピックニュース
30日、田母神俊雄氏が自身のTwitteアカウントで、差別問題への持論を投稿した。
田母神氏は、「結婚をして子どもを持つ喜びを紹介した」とされる高校の保健教育用の副読本に関して報じた、29日の産経新聞の内容を紹介した。
田母神俊雄 ? @toshio_tamogami
9月29日の産経27面。結婚をして子どもを持つ喜びを紹介した高校の保険教育用の副読本に文句を言う人たちがいる。結婚をしない、子どもを持たないという多様な生き方に配慮してないとか。そんな生き方が普通であるわけがない。日本の国が続かなくなる。弱者や例外的な生き方にそこまで配慮は不要だ
2015年9月30日 06:44
記事では副読本に対して「結婚をしない、子どもを持たないという多様な生き方に配慮してない」といった批判があるとした上で、田母神氏は、「そんな生き方が普通であるわけがない」と断言し、「弱者や例外的な生き方にそこまで配慮は不要」と綴った。
田母神俊雄 ? @toshio_tamogami
女性が数人集まっていてその中に一人子供を産めない人がいたとする。そのような席ではその一人の女性に対する配慮は必要であろう。しかし自分の意志で結婚をしない、子供を産まないことを選択している人に対してはその配慮は不要であると思う。例外に配慮しすぎると社会の活力はどんどん失われる。
2015年9月30日 06:58
また、田母神氏は「弱者に対する配慮は必要」としながらも「弱者にすべてを合わせようとすると世の中はどんどん衰退する」「社会を発展させてきたのは時の権力者と金持ちだ。権力者と金持ちを攻撃することが社会正義だということが行き過ぎると国の活力は失われる」と、心情だけでなく別の角度から問題を見る必要性を論じていた。
田母神俊雄 ? @toshio_tamogami
弱者に対する配慮は必要。しかし弱者にすべてを合わせようとすると世の中はどんどん衰退する。弱者にならないように頑張れと子どもたちを励ますことが大切。社会を発展させてきたのは時の権力者と金持ちだ。権力者と金持ちを攻撃することが社会正義だということが行き過ぎると国の活力は失われる。
2015年9月30日 07:05
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151103-00055903-playboyz-soci
「国家のミニチュアになってはいけない!」 クールなデモより人間本来の“暴力”を取り戻す必要性とは
週プレNEWS 11月3日(火)6時0分配信
本書をぱらぱらとめくってみる。「ブタのようにうんと腹のでた警官二人組にとめられた」「原子力装置を破壊せよ」「ケンカだ、愉快だ、気分がよい」……。
カゲキな、時にはロックな文句が目に飛び込んでくる。といっても、不まじめな本では決してない。アナキズム研究者の栗原 康氏が「暴力」を論じた『現代暴力論「あばれる力」を取り戻す』は、人間らしく生きたいと願う人々へ贈られた饒舌(じょうぜつ)なエールであり、破天荒な人間賛歌だ。
―「暴力」というキーワードについてお聞かせください。
栗原 暴力っていうのは自分たちが日常的に持っている生きる力のことを呼んでまして、これは完全に戦前のアナキスト・大杉栄の思想に依拠しています。どんな形で生きてもいい。力の発揮の仕方というのは無数にあり得るし、どこで楽しもうとそれは自由なんだと、そういう考え方です。恋愛でもそうですし、文章を書くのでも、音楽やるにしても、なんでもそうだと思いますが、尺度にとらわれず、生きる力をあばれるような形で発揮していく。
これって本当は普通に人間が誰でもやっているはずだと思うんです。それを「暴力」という言葉で表現してみました。
―私たちが本来持っているその力に対峙(たいじ)するものとして、この本では「国家の暴力」が出てきます。
栗原 人の生きる力のほうがより幅の広いものなのに、それを囲い込み、組織的に言うことをきかせていくのが「国家の暴力」です。国家の振るっている暴力は基本的に「人をいかに奴隷化するか」にあります。もともと奴隷制国家のやっていたことの起源というのは「戦争捕虜」でした。戦争捕虜に対しては、殺されたくなかったら自分の個性とか人間性を捨てて従え、と言いきかせていく。
これをやられるとどうなるかというと、完全に人間が無力化されてしまいます。生きる力を失なってしまう。しかも恐ろしいのは、一度その囲いの中に入ってしまうと、無理やりやらされているのに、自分から進んでやってるように思ってしまうのです。それを大杉栄は「奴隷根性」と呼んでいます。古代の話をしているのですが、手段がより巧妙になっただけで現在でもそうなんじゃないかなと常々思っていました。
―その巧妙な手段の具体例として原発が挙げられています。原発再稼働反対のデモにも参加されたとのことですが、国家の暴力に対抗する術(すべ)はあるのでしょうか?
栗原 まず意識することから始めるしかないと思います。原発は、平時でも近隣の住民を支配するうってつけの装置でしたが、事故以来、その力が言説レベルで広範囲に拡散しています。事故直後は本当は関東近辺でも危なかったと思うのですが、逃げろと言うと「気にしすぎだ」「経済が止まってしまう」と押さえ込まれる。そして今は、放射能が危ないと言うと「ヒステリーだ」と言われてしまう。
それを社会の同調圧力と呼ぶにしろ、根底にあるのは経済活動を続けさせる、そのために人を動員する国家の暴力です。経済が止まっても人が生きられればいいと思うのですが、そう考えることは異端とされ排除される。放射能込みで経済に動員していく力が今、極限まで高まっているように思います。
僕が事故直後、本当に怖がっていたのは、実は逆のことでした。旧ソ連が行なったチェルノブイリの例もあるように、強制的に移住させるほうに権力が向かうと思っていたのです。本当はそれでいいのですが、その過程であんまり国家の強制力が強くなると市民生活がぶっ壊されるわけで、そこにはちょっと反対しなくちゃいけないのかなくらいに思っていたんですけど。ところが真逆だった(笑)。事故っても安全だと言わんばかりです。それで、せめて再稼働を阻止しなければと考え、デモにも行きました。
-
>>535
―しかしデモの現場では時とともに、主催者側が参加者を「モノみたいに」扱うようになっていったと書かれています。また終章では、「国家のミニチュアになってはいけない」とありますが、これは人々が集団で行動を起こす際の危うさを見事についた表現だと思います。そのことと関連して、一連の反安保法案デモについてはどうお考えでしょうか?
栗原 あれだけ人を集めてやっていることは尊重したいと思います。デモ自体は大事ですし。ただ、学生の子たちがやっているというので威勢がいいのかなあと思って行ってみると、人数はすごく集まっているのに、統制がすごいんです。「きれいに並んでください!」なんてコールがあったりして。「なんでこんなこと言われなきゃいけないんだ」と思いますね(笑)。
メディアを意識して、自分たちは平和的でクールにやっていると見せかけなきゃいけないと、いわば自主規制してしまっているようです。もっと怒りを表現してもいいのに、自分たちでミニチュアの国家になって抑えちゃってる。
つまり、あばれる力がないんです。周りを意識しすぎている。その根っこはおそらく、学生が主体だから「就活」だろうと思い当たりました。発揮される力が一緒なんです。就活の時にはいかに自分がクールか見せなきゃいけない。笑顔で、きちんと問われたことに対してコミュニケーション能力を駆使して答えないといけない。労働倫理にしばられてセルフマネージメントをやらされているのが現状で、その根性がデモにまで及んでいる。それならいったん「働かない」という前提から、行動を起こしてみるのがいいでしょう。
―労働という大前提を変えてみると、どういった行動が可能になるのでしょうか?
栗原 そこから動き始めるとしたら本来何やっても自由なはずなんですね。普通、海外で安倍くらいのことやられたら絶対暴動になってると思います。ギリシャだったら国会焼き打ちとか(笑)。それくらいあばれるのが自然ですから。そこで、メディア受けなんて考えずに思い切ってハチャメチャにやってしまう。路上であばれることができると自分の感覚が変わってきます。「あれしちゃダメ」だらけの感覚が消えて「あれもこれもできるんだ」という無数の力が自分の中に湧いてくるのに気づく。街頭でもサークルでも職場でもどこでもいいから一度そういう感覚を取り戻す。それが大事だと思います。
(取材・文/前川仁之 撮影/藤木裕之)
●栗原 康(くりはら・やすし)
1979年生まれ、埼玉県出身。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。『大杉栄伝 永遠のアナキズム』(夜光社)で第5回「いける本大賞」受賞。個性あふれる文体から紡ぎ出される文章は、まるで講談を聞いているかのようにリズミカルで必読
■『現代暴力論「あばれる力」を取り戻す』
(角川新書 800円+税)
最注目のアナキズム研究者が「なぜ個人も家庭も社会も我慢を強いられてしまうのか?」という難題を平易に解き明かす。本書では、世の中にはびこる“隷従の空気”を打ち破るべく、あえて現代社会で暴力を肯定し直している。「わたしたちは、いつだって暴動を生きている」と語る著者による、国家を相手取った挑戦的な一冊
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151110-00067110-hbolz-soci
稲田朋美と「軍歌を歌う幼稚園」を結ぶ、「生長の家原理主義」ネットワーク ――シリーズ【草の根保守の蠢動 第22回】
HARBOR BUSINESS Online 11月10日(火)16時21分配信
前回、「椛島有三率いる日本青年協議が運営する日本会議」及び「安倍晋三の筆頭ブレーンとされる伊藤哲夫率いる日本政策研究センター」の両者とも、その淵源は、70年安保の頃に生まれた「生長の家学生運動」にあることを再度確認した。さらにその上で、「日本会議」「日本政策研究センター」だけではない、「生長の家学生運動」に淵源を持つ、「第三のライン」があるのではないか?という点を示唆した。
(動画リンク⇒http://youtu.be/LAY2jsefbZA)
この「第三のライン」を考える上で鍵となるのが前回写真を挙げた「生長の家」の根本教典である「生命の實相」を振り上げながら講演する稲田朋美と、「園児に戦時歌謡を歌わせる愛国幼稚園」である塚本幼稚園だ。
再掲した稲田朋美の写真は、YouTubeに残されていた「ダイジェスト第6回東京靖国一日見真会」という動画のキャプチャ。この動画で、稲田朋美のひとつ前に登場する白髪の老人がいる。
彼の名前は、中島省治。「宗教法人生長の家」の書籍や月刊誌を出版するために作られた「日本教文社」の社長をかつて務めた人物だ。しかし中島省治は、この講演で、宗教法人「生長の家」の月刊機関誌である「月刊生長の家」第1,000号を取り上げ
「(昭和5年に創刊された)『月刊生長の家』は1000号を迎えたが、『彼ら』はその節目を寿がない。明らかに82年間の生長の家の歴史を否定している。」
と、やり玉に挙げている(動画25:00頃から)。
自分がかつて社長を務めた会社の母体である「生長の家」の機関誌を、コテンパンに批判するのだからただごとではない。
さらに中島は続ける。
「『彼ら』は潜在意識の奥底で『自分たちには1000号を寿ぐ資格がない』と思っているのだろう(会場拍手)。その代わり、現在116号を迎えた、『谷口雅春先生を学ぶ』誌こそが、実相界(※1)における、1000号なのだ(会場大きな拍手)」(動画26:00頃)。
つまり彼は、「谷口雅春先生を学ぶ」誌こそが、昭和5年に谷口雅春によって創刊された「月刊生長の家」の後継誌だと言っているのだ。そして、中島の言葉をそのまま読み取れば、中島が批判している対象の『彼ら』とは、とりもなおさず「月刊生長の家」を刊行している現在の「宗教法人生長の家」であり、万雷の拍手から見て、会場の人々も中島のこの見解に同意している。のがわかる
現在の「宗教法人生長の家」が、社会運動や政治運動からは完全に手を引き、「エコロジー左翼」ともいうべき路線になっている。そして中島の言葉とその言葉に対する会場の反応を見れば、このイベントの出席者たちが、現在の教団の姿勢に反旗を翻すと同時にその月刊機関誌を完全に否定し、「谷口雅春先生に学ぶ」誌こそが、本物であるとさえ言っている。
そう、これは「教団の路線変更を否定し、忠実に「生長の家」の創始者・谷口雅春先生の教えを学ぶ者だ」という「生長の家」原理主義者(※2)のイベント」といえるものだ。
そして、この原理主義団体のイベントで掲げられていた機関誌を遡ることで、官邸側のイデオローグ、百地章と稲田朋美と塚本幼稚園の接点が見えてきたのだ。
-
>>537
◆生長の家原理主義の機関誌創刊号にあった「接点」
この原理主義団体が奉ずる機関誌「谷口雅春先生を学ぶ」は、中島の言葉からすると「116号」を迎えているという。書影には平成二十四年五月号とあるので単純に逆算すれば平成14年10月に創刊したことになる。
平成14年といえば、2002年。日韓ワールドカップの年であり、当時の小泉首相が電撃的に北朝鮮を訪問し、日本人拉致被害者5人が24年ぶりに帰国した年だ。そして、この小泉北朝鮮訪問によって、安倍晋三の知名度が急上昇した。つまり2002年は、日韓ワールドカップ、安倍晋三、拉致問題と、現在我々が直面する「急激な右傾化路線」の端緒を開いた年でもある。
そんな年に「谷口雅春先生を学ぶ」は創刊された。これは、ぜひとも、創刊号の内容を見てみてみたいではないか。
宗教法人の分派活動が出している機関誌だけに、入手は困難を極めたが、ついに創刊号の内容がわかるものを入手することに成功した。
残念なことに創刊号そのものではない。合本第一集とある。創刊号から第十二号まで、1年分をまとめたものだ。しかし12号分を単純に重ねわせて製本し直し一冊の書籍にしたものでしかないため、各号の奥付まで全てきっちり残っている。資料としての利用価値は充分あるだろう。
創刊号の内容については次回以降詳しく解説するとして、奥付に本連載読者にはお馴染みの名前が登場する。
発行人は前出の「谷口雅春先生を学ぶ誌こそが、生長の家の伝統を引き継ぐものだ」と力説していたの中島省治。そしてその横にあったのがーー
編集人 百地章
百地章だ! あの、「集団的自衛権を合憲とする憲法学者」として、菅官房長官が名前を挙げた百地章が、「谷口雅春先生を学ぶ」創刊号の編集人だったのだ!
政府が「集団的自衛権は合憲である」と主張する際には、百地章のコメントが必ず引用されていた。つまり、この夏、百地章は官邸側のイデオローグのような立場にいた百地章が、「谷口雅春先生を学ぶ」創刊号の編集人だったのだ。そして、冒頭で見たように、「谷口雅春先生を学ぶ会」の会合で、稲田朋美は「祖母から受け継いだ」という「生長の家」の根本教典である「生命の実相」を振りかざしながら講演している。
「官邸側のイデオローグ」百地章と「安倍後継の最有力候補」稲田朋美は、「生長の家原理主義運動」という同じ志を持つインナーサークルに属するわけだ。残るは、「愛国幼稚園」・塚本幼稚園と「生長の家原理主義運動」のつながりだ。
そしてその鍵も「谷口雅春先生を学ぶ」の合本第1集にあった。それは第五号の告知コーナーだった。
「第一回『我が師谷口雅春を語る』」というイベントの告知だ。
講師は仙頭泰。創刊号に収録されたたった2つの論説のうち一つを書いた人物で元生長の家ハワイ教化部長だった人物だ。この人物の講話を聞くのがこのイベントの要旨。注目すべきはイベントの場所だ。「塚本幼稚園」とある。そう、まさに、あの、「愛国幼稚園」が会場なのだ。いかに私立幼稚園とはいえ、幼稚園が外部団体に場所を貸し出すとはなかなか考えにくい。
-
>>538
さらに連絡先に「籠池」という名前が見える。籠池という苗字はそうある苗字ではない。イベントの主催者なのだろう、連絡先の電話番号を掲載している。この籠池なる人物、塚本幼稚園のwebサイト内の「園長の部屋」というコーナーで執筆をしている人物と同姓なのである。
園児に戦時歌謡を歌わせる塚本幼稚園、そして籠池姓の人物が「生長の家原理主義運動」と強く関わりがあると言っても過言ではなかろう。
「安倍後継の最有力候補」稲田朋美や「官邸側のイデオローグ」百地章、そして園児に戦時歌謡を歌わせる「塚本幼稚園」を繋ぐ「生長の家原理主義」運動という一本の線が浮かび上がってきたわけだ。
この連載でこれまで振り返ってきたように、安倍政権を支える「日本会議」の事務総長・椛島有三も、安倍晋三の筆頭ブレーンと目される伊藤哲夫も、「生長の家」から出た人々だ。椛島有三や伊藤哲夫を排出した、宗教法人「生長の家」は、1983年に政治運動から撤退した。しかし、その路線変更を良しとしない古参信徒たちが今、教団に反旗を翻し「生長の家原理主義」運動を展開中であり、その運動に、稲田朋美や百地章など、安倍政権と深いつながりを持つ政治家・学者が参画している。さらにこの「生長の家原理主義」運動は、塚本幼稚園の事例のように、政治の世界だけでなく、市民社会の中にあって、ファナテイックな右傾化風潮を醸し出す要素の一つとなっているように思えてならないのだ。
※1「生長の家」の教義における重要概念の一つ。「生長の家」では「実相界にいたれば、病なし」などと説く。本稿ではこの言葉を「全ての迷いが払われた究極の境地」の意だとだけ解説しておく。この言葉を含め、その他の「生長の家」の教義用語については、本連載の書籍版にて詳しく解説する予定だ。
※2このイベントの参加者たちは、自分たちの活動や運動を「本流運動」と呼んでいる。しかし「生長の家」の分派活動は、この他にも数グループ存在しており、みな「本流運動」を自称している。本連載では混乱を避けるため、かつまた、このイベントの参加者たちが「谷口雅春先生を学ぶ」誌を中心にしていることから、このイベントの参加者たちの集団を「生長の家原理主義者団体」、その主張内容を「生長の家原理主義」と呼称することとする。
<取材・文/菅野完Twitter ID:@noiehoie)
ハーバー・ビジネス・オンライン
-
>>537
「日本会議」問題の本質を見誤らせる幼稚な議論――シリーズ【草の根保守の蠢動 第20回】
HARBOR BUSINESS Online 10月25日(日)16時21分配信
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1226053946/369
-
日本会議関連らしい。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151111-00010000-jindepth-pol
[古森義久]【NHKは改憲が嫌い?】〜改憲1万人集会vs護憲70人集会〜
Japan In-depth 11月11日(水)10時26分配信
11月10日午後6時すぎのNHKテレビの全国ニュースをみていて思わず笑ってしまった。
NHKがいかに憲法の改正が嫌いで、護憲が好きかが露骨に示されたからだった。客観性を欠く偏向があふれた「ニュース」の扱いだった。
このニュースには「改憲派、護憲派それぞれ集会」という見出しがついていた。この見出しから判断すれば、文字通り、改憲、護憲の両派の同じような集会が開かれたことの報道だと思うだろう。ところが大違いだったのだ。
まず紹介されたのは日本武道館での憲法改正を求める大集会の光景だった。国家基本問題研究所の桜井よしこ氏や自民党、民主党などの代表が共催の形をとり、インド、ベトナムからの代表も加わってのこれまででも最大規模の改憲派集会だった。参加人数は主催者側発表で1万1千人、画面には巨大な日本武道館が1階、2階席からアリーナまで人で満員の状況が映った。武道館の最大収容が1万3千席だというから、発表どおりの膨大な人数であることは一目瞭然だった。
ところが続いてNHKが同じニュースとして報じたのは「今の憲法を守るべきだという立場の人たちが東京都内で集会を開き」という項目だった。その光景は公立中学校の小さな教室ふうの部屋、しかも窓のないクラスルームのような小部屋に年輩の男女がぱらぱらと座っているシーンだった。こんな集いを武道館を埋め尽くす人数の集会と同じレベルの集会だとして報道するのだ。
NHKはしかもこの護憲派の集いを「東京都内で集会」というだけで具体的な情報をなにも報じなかった。私が自分の目で見ただけでは参加者は30人ほどだった。だがNHKは「主催者側の発表でおよそ70人」というのだ。
主催者側発表を信じたとしても、1万1千対70とは並列かつ対等、均等に並べて提示すべき数字だろうか。だれがみてもあまりにかけ離れた数字である。であるのにNHKは無理をして護憲派の集会をプレイアップしてみせて、改憲派の大集会と同じふうに扱ったのだ。その背後にあるのは明らかに報道上での護憲派の超優遇である。改憲派への偏見、あるいは差別と呼んでよいだろう。
古森義久(ジャーナリスト・国際教養大学 客員教授)
-
>>541
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151111-00010001-jindepth-pol
[安倍宏行]【改憲を求め、都内で1万人集まる】〜来年の参院選に向け、憲法改正発議を〜
Japan In-depth 11月11日(水)18時0分配信
あの日本武道館(東京都千代田区)が満員になるとは。
正直、これほどとは思っていなかった。10日行われた、「今こそ憲法改正を!1万人大会」がそれだ。有識者らでつくる「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が主催したもの。会場には小雨が降ったりやんだりする中、1万1,321名の人が詰めかけた。
「国民の会」共同代表でジャーナリストの櫻井よしこ氏は、「憲法改正の機は熟しつつある」との認識を示した上で、「今、世界は驚くほど変化している」とし、南シナ海と東シナ海での中国の行動や、ウクライナや中東におけるロシアの行動を、「国際法の順守や問題の平和的解決という決まり事を、力の行使で現状変更を迫る手法で取って替えるもの」と厳しく非難した。
又櫻井氏は、現行の日本国憲法では、中国やロシアの脅威に対し、「まともに対処することができない」と指摘するとともに、大規模な自然災害に対しても「緊急事態条項さえない現行憲法では、国民の命を守り通すことは困難」とした。
その上で櫻井氏は、「現在、戦後初めて衆参両院で憲法改正の発議に必要な三分の二の議席の確保が可能な状況が生まれている」とし、「国民全員が何故憲法改正が必要なのかを互いに確認し合うこと」が大切だと述べた。最後に、「来年7月の参院選を一つの目標として憲法改正の実現に向け全員の力を結集していこう」と檄を飛ばした。
予算委員会に出席していた安倍首相は欠席したがビデオメッセージを寄せ、現行憲法が占領軍の影響下で原案が作成されたものであるとの認識を示した上で、「私たち自身の手で憲法を作るという精神こそが新しい時代を切り拓いていくことに繋がる」と述べた。
また、安倍首相は憲法改正の向けた議論が今始まっている、とし、国民的議論が深められることが大切だ、との認識を示した。また、憲法改正の発議の成否を決めるのはあくまで国民投票であるとした上で、国民的コンセンサスを得る為に党派を超えて取り組むべきだとの認識を示した。
続いて挨拶した次世代の党中山恭子代表は、「日本国憲法は独立国家の憲法ではないとしっかり認識する必要がある。」とし、「拉致された国民を救うことが出来ていない。」と述べて、日本は平和の維持すら危うくなっている、との危機感を示した。その上で、「日本は独立国家として長い歴史と伝統を持つ、日本の心を大切にした、日本人自らの手による自主憲法を制定しなければならない。」と述べた。
-
>>542
又、アメリカカリフォルニア州弁護士でタレントのケント・ギルバード氏は、「今の憲法には致命的におかしいことがある。元首の規定がないことだ。」と指摘、「象徴天皇とは、GHQ(連合国軍総司令部)の妥協の産物だ」との考えを示した。
さらに、「米国人の一人として断言する。(GHQは)ただ単に日本を弱い国にしたいから9条を作った。簡単に言えば制裁だ。(日本人は)早く目を覚ましてください。」と呼びかけると同時に、「米国が私たちを守ってくれるという依存症が日本国内に蔓延している。そうした病を早く払しょくすべき。自分の国は自分で守るという当たり前のことが憲法改正を通じて現実なることを願う。」と期待感を示すと、多くの観衆から拍手が沸き起こった。
会場には数十名の国会議員と同じく数十名の地方議員も参列した。「国民の会」事務局によると、会が目指している憲法改正への賛同者は、445万2,921名に達し、国会議員の署名は超党派で422名、地方議会での決議は31都道府県議会、「県民の会」は全47都道府県にて結成されたという。
大会は、1 各党が憲法改正案を提示し国民的大議論を巻き起こすこと、2 国会が憲法改正を速やかに発議し、国民投票を実施すること、の2点を決議して終了した。今後の会の運動としては、1 1000万人賛同者の達成、国会議員署名と地方会議会決議の推進、この力で憲法改正の国会発議を実現することと、2 憲法改正の国民啓発映画(作家百田尚樹氏指揮)の上映運動などによる国民世論の形成などを挙げた。
櫻井氏は国民投票の時期を来年の参院選としたが、実際に国会発議が行われるかどうかはその時の政治状況に左右されるため、不透明だ。改憲に向けての動きが国民的議論にまで発展するためには、メディアがこれまで以上に論点を明らかにし、取り上げていくことが不可欠だ。
一方で、安保法案の時も、与野党は対立するばかりで、国の安全保障のためにどのような法整備が必要なのかという本質的な議論にまで深まらなかったことは、私たち国民の側にも責任がある。憲法改正は、国の在り方にかかわる最重要課題であることを考えると、私たち一人一人がこれまで以上に真剣にこの問題に向き合い、考えていくことが求められる。それが私たちの子々孫々に対する責任であろう。
安倍宏行(Japan In-depth 編集長/ジャーナリスト)
-
http://lite-ra.com/2015/11/post-1668.html
日本会議が牛耳る改憲大集会に安倍首相がメッセージ、百田尚樹も参加! ネトウヨ丸出し改憲運動の恐ろしい行方
【この記事のキーワード】安倍晋三, 宮島みつや, 憲法, 百田尚樹 2015.11.11
読売新聞社が先週末実施した全国世論調査によれば、安倍内閣の支持率は51%で、先月調査から5ポイント上昇。5カ月ぶりに不支持を上回った。
支持率上昇は、日中韓首脳会談が評価された結果だと分析されている。8月に戦後70年談話を発表した際もそうだったが、支持率が低迷すると、安倍首相はリベラルとも受け取れるような行動をして、目眩ましをしてきた。それがまんまと功を奏したということらしい。
だが、もちろん、この首相の危険な本質はまったく変わっていない。昨日11月10日の衆院予算委員会で、安倍首相は、民主党の岡田克也代表から「安保法制と同様に数がそろえば憲法改正をやるつもりではないか」と問われ、「数がそろえばというのは民主主義のルール」「(憲法改正の)数をそろえるために衆参両院で大勝する」「緊急事態条項からやる」と憲法改正を目指すことを改めて明言した。
言葉だけではない。安倍首相は実際に、例の狂信的右派団体と一体になって、本気で改憲の世論づくりを進めているのだ。
そのことがはっきりとわかったのが、同じ11月10日、東京・日本武道館で開かれた「今こそ憲法改正を!1万人大会」という大規模集会だった。この集会、主催は昨年10月に結成された「美しい日本の憲法をつくる国民の会」という団体だが、実態は、共同代表として櫻井よし子氏と並んで田久保忠衛・日本会議会長、三好達・日本会議名誉会長の名があるように、日本最大の極右組織・日本会議の“改憲キャンペーン大集会”だ。
この日、会場につめかけた参加者は、主催者発表で1万1328人。武道館の駐車場には何台もの大型バスが駐車されていたが、これは、地方の日本会議が「1泊2日の東京研修ツアー」などと称して、全国からシンパを動員していたからだ。来場者層は中年から老年が大半に見えたが、実際「北海道本部」や「愛知県本部」など各地方のHP上で「研修ツアー」が告知されていたことが確認できる。
-
>>544
そして驚くべきは、そんなカルト的極右組織の集会に、なんと安倍晋三が現役総理大臣として登場したことである。
「70年間のときの流れとともに、世の中が大きく変わりました。この間、憲法は一度も改正されていませんが、21世紀にふさわしい憲法を追求する時期に来ていると思います」
「憲法改正に向けて渡っていく橋は整備されたのであります」
そう改憲は眼前だと意気込むメッセージを寄せ、来場者から大喝采を浴びた安倍首相。当日の会場アナウンスによれば、安倍首相は本来会場入りして生演説を行う予定だったが、衆院予算委と日程が被ったため、やむなくビデオメッセージでの出演となったという。
もっとも、安倍首相および安倍内閣が日本会議と切っても切れぬ仲にあることは、いまさら言うまでもないだろう。事実、会場には古屋圭司、衛藤晟一、下村博文、山谷えり子、新藤義孝、城内実、有村治子、礒崎陽輔……など安倍首相の盟友や側近をはじめ、多数の政治家が来賓として出席していたが、彼らが所属する日本会議国会議員懇談会の特別顧問を務めるのが、他ならぬ安倍晋三だ。
しかし、国内のみならず海外からも安倍政権と極右団体の“近すぎる距離”が問題視されているこのタイミングで、まさか当の日本会議のイベントに生で登壇しようとするとは……。
しかも、日本会議の改憲案のトンデモぶりは、自民党案の比ではない。日本会議新憲法研究会がまとめた「新憲法の大綱」が掲載されている『新憲法のすすめ 日本再生のすすめ』(大原康男・百地章/明成社/2001年)の中では、「国民の義務として、教育を受ける義務、納税の義務に加えて、新たに遵法義務及び国を守る義務を明記する」として、「国民」に「国を守る義務」を課している。ようするに、日本会議は徴兵制を目的とした憲法改正を企図した集団なのだ。
安倍首相は、こんな極右組織と一体化して改憲運動へ取り組んでいくことを高らかに宣言したのである。
では、彼らはいったい何をやっていくつもりなのか。当日、会場で配られたパンフレット(「あなたの力で憲法改正の実現を」)によれば、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の事業内容は、1000万人を目標とする改憲賛同署名活動、国民啓発用のパンフレット、チラシ、ポスター等の作成、そして「憲法改正啓発映画」の制作と全国での上映運動等。ようするに、地方で草の根改憲運動を展開するということらしい
-
>>545
だが、この日の集会の様子を見ていると、その中身はとてもまともな運動とは思えないものだ。それを象徴するのが、やはり会場で上映された「憲法改正啓発映画」の予告編だろう。
この映画、いちおう「憲法改正ドキュメント映画」というふれこみだが、制作総指揮がなんとあの百田尚樹氏で、ナレーターは津川雅彦氏。こんなデマばかりふりまいているネトウヨオヤジに憲法改正をPRさせるのかと唖然としていたら、その内容はやっぱりとんでもないものだった。
津川氏の「日本国憲法は日本を守るどころか、逆に日本を破壊しかねない危険さえ持っています」というナレーションに護憲デモの映像がインサートされ、「GHQに押し付けられた憲法!?」というデカデカとしたテロップの後に、嘘くさいGHQと日本政府関係者のやりとりの再現VTR映像が流れる……。「ドキュメント映画」どころか、カルト宗教が信者獲得のためにつくった陰謀論満載のプロパガンダ映画なのである。
壇上で挨拶した百田氏は「(映画の)内容は日本国憲法がいかにデタラメに作られたか」「(本編は)予告編の100倍面白いです!」と豪語していたが、さて、どんなトンデモ映像が出来上がるのかという意味で、これは二重に恐ろしい。
しかも「憲法改正へのご提言」として登壇した人物のなかには、近年ネトウヨ的な言動に磨きがかかっているケント・ギルバート氏の姿が。会場では大いにウケていたが、ケント氏の発言内容はひどいものだった。
「護憲派のなかには、これ(9条)を崇高な規定だと頑なに信じる人がいます。(略)『憲法9条を世界遺産にしよう』というのもありました。妄想がここまでくるとアヤシイ新興宗教の教義のようです」
「アヤシイ新興宗教」とか、元モルモン教宣教師のお前に言われたくないわ、とツッコミたくなったが、そんなケント氏の“9条攻撃”に会場からは割れんばかりの拍手が……。
とにかく、浅薄な極右思想まるだしの連中がデマだらけの日本国憲法攻撃をしているその様子は、改憲集会というより、ネトウヨのヘイト集会と勘違いしてしまいそうになるくらいのレベルの低さだった。
とはいえ、日本会議を見くびることはできない。とりわけ驚かざるをえないのが、会場で発表された「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の結成から1年での「国民運動の成果」だろう。
-
>>546
この会は、47都道府県に「県民の会」なる下部組織を結成しているが、11月2日現在、31都府県の地方議会で「憲法改正の早期実現を求める」決議がなされており、加えて12月中にも3道県で決議されることが決定的だという。会場にも約200人の地方議員が来場していた。そして、同じく改憲に署名した国会議員の人数も11月10月現在で422名にも達したと報告された。さらに、集会の終盤に大会決議を読み上げたのは、日本青年会議所(JC)の副会頭だ。本サイトでも既報の事柄だが、日本会議は、国会議員、地方議会、JCにまたがる巨大な全国ネットワークを形成していることが、数字や光景としてはっきりと現れているのだ。
安倍首相が、リスクを度外視してこの集会に参加したのも、その日本会議の持つ多大な影響力を鑑みた結果だろう。むしろ、個人的に改憲への異常な執念を持つ安倍首相にとって、日本会議こそが、真の政治的本心をむき出しにできる場所だと言ってもいいかもしれない。
「『美しい日本の憲法をつくる国民の会』の皆さまにおかれては、憲法改正1000万賛同者の拡大運動を中心に、日本の国づくりの国民的議論を盛り上げていただいており大変心強く思います。21世紀にふさわしい憲法を自らの手で作り上げていく。その精神を日本全体に広めていくために、今後ともご尽力をいただきたいと存じます。憲法改正に向けて、ともに、着実に歩みを進めてまいりましょう」
そう会場メッセージで力を込めた宰相の目には、もはや国民全体の姿など映っていないのではないか。“お仲間”のカルト的極右組織によるバックアップで、自らの野心を達成しようとする安倍首相。もしかすると、すでにこの国はかなりのレベルで“カルト化”が進んでいるのかもしれない。
(宮島みつや)
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151115-00068003-hbolz-soci
リポート「改憲1万人集会」/「国歌斉唱」と「リベラル揶揄」だけで支えられる一体感――シリーズ【草の根保守の蠢動 第24回】
HARBOR BUSINESS Online 11月15日(日)9時21分配信
前回も触れたように、この大会の内容そのものに特筆すべき新奇なものはない。櫻井よしこ、ケントギルバート、百田尚樹、細川珠生といった一連の登壇者の顔ぶれもいつもと同じで、速報する価値はない。登壇者の顔ぶれが知りたければ、ポスターでも見ていればいい。一万人前後しか参加者のいないリベラル陣営の集会で、大江健三郎や澤地久枝が登壇することに、速報として報道する価値がないのと同じだ。
登壇者の発言内容も、十年一日のごとく一緒。何の代わり映えもない。確かに、現職の総理大臣たる安倍晋三が「改憲集会」にビデオメッセージを寄せたことは、強く批判されるべきだろう。公務員の憲法尊重擁護義務はどうなったのだと。しかし安倍政権の立憲主義軽視路線は今に始まったことではない。そして今後も続くだろう。であれば、それへの批判は、イベント報道と切り離した論説として行うべきだろうし、このイベントに触れるとしても、「現政権による立憲主義軽視路線の一事例」として扱うのが自然だ。
だが、このイベントの「周囲」や「ディテール」そして「語られなかったこと」には、やはり、冷静に検証する価値はある。そしてその検証からこそ「日本会議」の姿が見えてくる。ちょうど、冷戦時代では、東側諸国における党大会の内容よりもむしろ席次や発言順位からこそ、権力構造の変化を読み取れたように。
◆君が代斉唱で生まれた「グルーブ感」
大会は予定どおり14:00きっかりに始まった。各種教団からの大量動員人員が皆、時間までに端整に座っている。なんの熱狂も興奮もない。
司会挨拶の後、国歌斉唱に進む。二時間ほどの大会の中で(※) 、この国歌斉唱は「会場全体の一体感」が生まれた数少ない瞬間の一つだった。適切な言葉でないかも知れぬが、「グルーブ感」さえある。
この「国歌斉唱におけるグルーブ感の発生」こそが日本会議を理解するカギを握る。一口に「保守系」と言っても、動員対象となった各教団は、それぞれ掲げる政策目標も運動への温度感も違う。皇室崇敬に重きを置かない教団もあれば、教育勅語にしか興味のない教団もある。さらには、改憲を至上命題としない教団すら存在する。すべての教団が従来の「保守」や「右翼」といった範疇に入るわけではない。そんな多種多様な人々が「なんとなく保守ぽい」という極めて曖昧な共通項だけでゆるやかに同居しているのが「日本会議」だとも言える。そして「国歌斉唱」は「なんとなく保守ぽい」だけで集まる人々を束ねる数少ない要素の一つなのだ。
-
>>548
◆「9条遵守」と「朝日新聞」と
国歌斉唱の他に、会場の一体感が生まれた瞬間があと二つだけある。
「日本国憲法を作った国・アメリカ出身です」と自己紹介したケント・ギルバートが「(9条を堅持するのは)怪しい新興宗教の教義です」と発言した瞬間と、改憲プロパガンダ映画のプロデューサーだという百田尚樹が「(日本人の目をくらますのは)朝日新聞、あ、言ってしまった」と発言した瞬間だ。
ケント・ギルバートの発言は、彼がモルモン教の宣教師として来日したことや当該発言が崇教真光や霊友会や仏所護念の動員によって占められる聴衆に向かって発せられたことを考えると、「2015年おまえがいうな大賞」でも授与したいところだ。百田尚樹の発言も「まだそのネタで飯食おうとしてるの?」と哀れみを持って接するべき性格のものでしかない。
しかしながら、ここで会場の一体感が生まれたことには注目に値するだろう。
ケント・ギルバートの発言も、百田尚樹の発言も「9条遵守派」や「朝日新聞」という「なんとなくリベラルっぽい」とされる(真偽のほどはさておき)ものを揶揄の対象としている。そしてその発言の瞬間にこそ、国歌斉唱のときと同じ、一体感が生まれた。利害関係の大幅に異なる各教団や団体の連帯を生むものは、この「国歌斉唱」と「リベラル揶揄」しかないのだ。一昔前に掃いて捨てるほどいた、小林よしのりを読んで何かに目覚めた中学生たちと、大差ない。
しかしこの実に幼稚な糾合点が、日本会議事務方の手にかかると、見事に「圧力装置」として機能しだす。
日本会議事務方が行っているのは、「国歌斉唱」と「リベラル揶揄」という極めて幼稚な糾合点を軸に「なんとなく保守っぽい」有象無象の各種教団・各種団体を取りまとめ、「数」として顕在化させ、その「数」を見事にコントロールする管理能力を誇示し、政治に対する圧力に変えていく作業なのだ。
個々の構成員は高齢でそのくせ考えが幼稚でかつ多種多様かもしれぬが、これを束ねる事務方は、極めて優秀だ。この事務方の優秀さが、自民党の背中を押し改憲の道へ突き進ませているものの正体なのだろう。
次章「語られなかった9条改正」では、9条改正ではなく「何が」語られたかによって明らかになる、彼らはどのような集団と連携しているのかについて検証する。
(※) 大会終了時刻は、筆者の時計で16:03。政治家や経営者など話が長くわがままな人士のスピーチが続く大会であるにもかかわらず、きっちり予定時間内に収めている。これも日本会議界隈の事務処理能力の高さを物語るエピソードだろう。
<取材・文/菅野完(Twitter ID:@noiehoie) 撮影/我妻慶一 菅野完>
ハーバー・ビジネス・オンライン
-
その指摘は当たらない?コミュニケーションを遮断する"菅語"とは
http://wpb.shueisha.co.jp/2015/11/25/57215/
2015年11月25日
-
>>550
靖国トイレ爆発音事件 不審な男は韓国人か
2015年12月3日 10:59
http://www.news24.jp/articles/2015/12/03/07316404.html
先月、東京の靖国(やすくに)神社のトイレで爆発音がした事件で、現場付近の防犯カメラに映っていた不審な男は来日していた韓国人で、既に帰国していたことが分かった。
この事件は先月23日、靖国神社南門付近のトイレで爆発音があり、金属製のパイプや乾電池などが見つかったもの。その後の捜査関係者への取材で、事件前後に防犯カメラに映っていた不審な男は韓国人で、事件直後に帰国していたことが分かった。
また、男は千代田区内のホテルに宿泊していたほか、現場から見つかった乾電池にはハングルの記載があったという。
警視庁公安部は、男が事件に関与した可能性があるとみて、宿泊先の部屋を捜索するなど、調べを進めている。
-
【靖国爆発】韓国当局が「政治犯」と認定すれば日本側に打つ手なし
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%80%90%E9%9D%96%E5%9B%BD%E7%88%86%E7%99%BA%E3%80%91%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%BD%93%E5%B1%80%E3%81%8C%E3%80%8C%E6%94%BF%E6%B2%BB%E7%8A%AF%E3%80%8D%E3%81%A8%E8%AA%8D%E5%AE%9A%E3%81%99%E3%82%8C%E3%81%B0%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%81%B4%E3%81%AB%E6%89%93%E3%81%A4%E6%89%8B%E3%81%AA%E3%81%97/ar-AAfYq5G
産経新聞
17 時間前
靖国神社で爆発音がした事件で、すでに出国した韓国人の男の関与が浮上した。容疑が固まれば日韓犯罪人引き渡し条約に基づく身柄の引き渡しの要請など、国境を超えた捜査が始まる。ただ、韓国司法当局が容疑者引き渡しの例外となる「政治犯」と認定すれば、日本側に打つ手はない。捜査には日韓関係も影響するとみられ、行方は予断を許さない状況だ。
「捜査共助要請も含め、日本は法と証拠に基づいて適正に捜査を進めていく」。菅義偉官房長官は3日の記者会見で、韓国側に情報提供や身柄の引き渡しを求める考えを示した。
専門家によると、日本と韓国は双方の国内にいる犯罪者を引き渡す条約を締結している。ただ、条約が想定するのは殺人などの重罪で、容疑が靖国神社の敷地内に立ち入った「建造物侵入」など比較的軽い罪にとどまる場合は、引き渡しの要求が難しくなる。警視庁が捜査を重ね、爆発物の使用などを処罰する「爆発物取締罰則違反」などの容疑で逮捕状が取得できるかが、引き渡し要求の前提条件となりそうだ。
また、条約は「自国で裁くことを条件に自国民の引き渡しを拒める」とも定めており、韓国内で代理処罰に付される可能性がある。
もう一つの焦点は、今回の事件が「政治犯罪」に当たるかどうかだ。政治犯罪となれば条約上、無条件で引き渡しを拒否でき、男は罪に問われない。
動機解明などのため捜査員を韓国に派遣する選択肢もあり得るが、韓国側の協力が得られるか不透明だ。専門家は「靖国神社が関わっている以上、両国間の政治的判断や駆け引きが加わるのは避けられない」と指摘。捜査関係者は「今回の捜査のハードルは極めて高い。時間がかかる捜査になりそうだ」としている。
-
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151231-00000001-asahi-soci
慰安婦問題合意に「失望」 保守層、ネットで首相に反発
朝日新聞デジタル 12月31日(木)0時18分配信
「期待していただけに失望です」「これ以上は安倍政権を支持しません」。日韓両国が慰安婦問題で合意した28日午後以降、安倍晋三首相のフェイスブックのコメント欄には、支持者らによる嘆きや憤りの書き込みが相次いだ。ツイッターでも、安倍政権の姿勢を疑問視する保守層らの投稿がリツイートを伸ばした。
保守派の評論家古谷経衡(つねひら)さんは、ネット上の保守層は今回の合意に反発する反応が多いと感じたといい、「安倍首相を『嫌韓のスター』にまつりあげてきたネット保守にとって、慰安婦問題では一切の妥協を許さない強行姿勢を期待していた。それだけに、裏切られたという思いだろう」と指摘する。
だが「批判は一時的なもの」とみる。これまで尖閣諸島への公務員常駐検討など安倍政権の方針が実現しなくても支持はぶれず、現状では強硬姿勢の受け皿になるような主要政党もないとして、今後の選挙への影響は少ないと予想する。
ソーシャルメディアに詳しいジャーナリストの津田大介さんは、「旧日本軍の関与」という文言をめぐって賛否が割れていると分析する。「河野談話のときに言及された強制の言葉が消え、慰安婦問題の強制性に反発していた層は『前進』と評価している。一方、慰安婦問題がなかったと主張する層は、軍の関与を認めたことを『妥協』と捉えている。あいまいかつ中道的な妥結策だからこそ、ネットでの意見も割れているのだろう」とみる。(渡辺洋介、吉浜織恵)
朝日新聞社
-
自由党の田舎保守→我田引鉄の原敬路線→立憲政友会→田中派or小沢
大隈の立憲改進党→都市・改革保守・協調外交→立憲民政党→宏池会or民主党
と云う感じの中途半端なねじれがある。
更には
平田篤胤の国家神道→山県の薩長藩閥政府→岸の革新官僚国家総動員体制→安倍ちゃんor日本のこころ
と云う系譜か?無理矢理だけどw
日本の経済政策は、なぜ右派と左派でねじれているのか?
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2016/02/post-808_1.php
2016年02月09日(火)16時30分
前回のエントリ「なぜ日本には『左派勢力の旗手』が出現しないのか?」には多くの反響をいただきました。その中であらためて考えさせられたのは、日本では「右派がリベラルな経済政策」を取り、「左派が保守的な経済政策」を取っているという「経済政策のねじれ」です。
現在進行中のアベノミクスがいい例です。自国通貨の価値を毀損してまで流動性を供給するとか、公共投資を増やしてケインズ的な効果を狙うというのは、国際的な常識から見れば極めてリベラルな経済政策に属します。ですから、現在の安倍政権というのは政治的には保守ですが、経済政策は相当に左寄りだということが言えます。
反対に、「目先の景気よりも、中長期的な財政規律」を心配する態度であるとか、自国の通貨を防衛しようという立場、あるいは公共投資などの支出を抑制しようと言う姿勢は、保守の経済政策になります。ですから、安倍政権と比較すると、その前の民主党政権というのは政治的にはリベラルでも、経済政策は保守ということになります。円高を放置したり、ハコモノ行政を「仕分け」しようとしたりしただけでなく、社会保障と税の一体改革を志向し、その際には給付増や再分配でなく財政規律を優先したというのは、明らかな保守政策です。
なぜ日本の政治風土には、このような顕著な経済政策の「ねじれ」があるのでしょうか?
(1)まず歴史的経緯が大きなファクターとしてあると思います。日本の左派は、明治のキリスト教博愛主義に始まって、大正から昭和にかけての社会主義運動もそうですが、社会改良運動という高学歴の人々による、国際情勢にも通じた「上からの改革」だったわけです。戦後の革命論議や市民運動も、結局は都市型であり主導したのは富裕層が中心だったと思われます。
(2)戦後に急成長した「余裕のなさ」も大きな要素です。国際化しつつ中長期ビジョンが描けるというのは、「余裕のある層」に限られる一方で、困窮層、日々の経営に必死な中小企業経営者は「生き延びるためには目先の利害」にフォーカスするしかなかったし、また利権には敏感になるしかなかったのです。そんな途上国的なカルチャーが長く続き、今は反対に「縮小途上」ということで同様の「余裕のなさ」が保守思想と結びついて、政治勢力となっています。
-
2016年 02月 11日 10:12 JST
アングル:米国では無名の「テキサス親父」、日本の右派に人気
http://jp.reuters.com/article/angle-texas-daddy-idJPKCN0VJ0CN
[オースティン(米テキサス州) 7日 ロイター] - 米テキサス州ダラスにある自宅オフィスで、日本の右寄りな見方を支持する動画をソーシャルメディア向けに制作する男性、トニー・マラーノ氏(66)は自国ではほぼ無名な存在だが、日本では「テキサス親父」としてタカ派の間で名をはせている。
定年退職したマラーノ氏の著作やTシャツ、講演ツアーなど、ちょっとしたビジネスが生まれるほどだ。一部の動画は30万回以上も視聴されている。一方で、同氏が日本の国家主義者たちの代弁者となっていると批判する声も聞かれる。
「私はただ自分の意見を言っているだけ。(批判する人たちは)なぜ恐れているのか。どんな危害も与えるつもりはない」と、ニューヨーク市のブルックリンなまりでマラーノ氏は語る。
マラーノ氏は日本の右派から受け入れられている数少ない欧米人の一人だが、そのおどけた態度と毒舌は同氏を際立たせている。
同氏が日本で注目を集めるようになったのは約7年前、日本に対して攻撃的な反捕鯨活動を行っていた「シー・シェパード」を批判し始めたときだった。
テキサスから投稿した動画は遠く日本まで届き、マラーノ氏のファンは増えていった。同氏も日本について興味をそそられるようになり、研究を深め、動画を増やしていった。一段と注目が集まるようになるにつれ、同氏の悪名も広がった。
その後、出版の話が持ち上がり、数年のうちに支持者らがテキサス親父の日本事務局を立ち上げるまでになった。同事務局によると、マラーノ氏は日本語でこれまでに7冊の本を出版し、今年さらに3冊出る予定だという。
<1年で80本以上の動画配信>
かつては電話会社に勤め、人生の約半分をテキサスで過ごしているというマラーノ氏は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で「PropagandaBuster」というチャンネルを持っている。同氏はほとんど日本語を話さない。
マラーノ氏は、自身のミッションについて、米国と韓国と日本の軍事同盟を強化すること、そして権力者に真実を語ることだとしている。
同氏は過去1年間で80本以上の動画を発表。動画には日本の視聴者のために日本語字幕がついているが、これは事務局が提供している。同事務局には、翻訳者7人と編集者3人がいる。
話題となっているテーマの1つに従軍慰安婦問題がある。専門家の間では、慰安婦の数をめぐり議論が続いている。韓国の活動家が朝鮮人の被害者は20万人にも上るとする一方、ほんのわずかしか名乗り出ていない。
マラーノ氏と日本の右派の多くは、1944年の米軍による報告書に、そのような女性たちは自ら進んで売春行為を行ったと書いてあると解釈するが、それは誤りだとする批判の声も上がっている。
マラーノ氏は、従軍慰安婦の問題は疑わしいと主張する。
同氏は約2年前、カリフォルニア州グレンデール市の慰安婦像の隣に座り日本の国旗を振ったことで、韓国のソーシャルメディア上で非難の嵐を巻き起こした。殺害するとの脅迫状を受け取ったという。
日本と韓国は昨年12月、長年にわたり両国関係の障害となっていた従軍慰安婦問題で合意に達した。日本は元慰安婦に対し心からのおわびと反省を表明するとともに、元慰安婦支援のための財団を韓国政府が設立し、日本政府が約10億円を拠出することを明らかにした。
脱植民地化を目指す日米フェミニストネットワーク(FeND)は、マラーノ氏が、従軍慰安婦を歴史的に否定し、自身の日本語著作について理解していないと非難。「彼(マラーノ氏)の立場は、歴史文書の完全に歪曲(わいきょく)した解釈に基づいている」と、FeND共同呼びかけ人の小山エミ氏は語った。
(Jon Herskovitz記者 翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)
-
こやつは保守派だから俺とは立場が異なるし,本稿にも突っ込みたいところは色々あるけど,結構穏健で穏当な事を云っている様である。
2015.11.12 05:00
【正論】
南シナ海情勢で日本は明治以来の「信念」「確信」を問われている 東洋学園大学教授・櫻田淳
http://www.sankei.com/premium/news/151112/prm1511120008-n1.html
南シナ海を舞台にした米中両国の確執は、米国が「航行の自由」作戦を発動させたことにより、新たな局面を迎えた。米国政府は、中国が自ら造成した人工島を基点として領海と主張する海域に、駆逐艦を投入したのである。
≪引き継がれた「航行の自由」≫
「航行の自由」作戦には、既に日豪両国や欧州連合(EU)が「支持」を表明している。これに加えて、常設仲裁裁判所(PCA)は、南シナ海での「紛争」に関して、フィリピン政府が申し立てていた仲裁手続きを進めることを決めた。「PCAには紛争仲裁の管轄権はない」という中国政府の主張を退けたのである。
南シナ海情勢に対する米国の関与の本格化は、中国が従来の姿勢を改めるのでなければ、この海域での緊張が相当に永く続くであろうということを示している。日本人にも、この海域の事情に関わっていく「論理」を見極める時節が来ている。
そもそも、南シナ海情勢が浮かび上がらせた「航行の自由」の原則は、フーゴ・グロティウスが17世紀初頭に『海洋自由論』を著して以来の「近代の所産」の一つである。17世紀以降、英国はグロティウスの故国、オランダから「航行の自由」の原則と「自由貿易」の理念を引き継ぎ、それを自らの帝国運営の大義にした。そして20世紀以降、米国がそれを継いだ。
日本は実質上、この「UP(オランダ)からUK(英国)、そしてUS(米国)へ」という海洋国家「覇権」の変遷の中で、これらの国々と密接な関係を保ってきた。明治初年、箱館戦争終結前夜、榎本武揚が黒田清隆に遺失を恐れるあまりに手渡したのが、オランダから持ち帰った『海律全書』という国際海洋法の書であったという有名な挿話は、オランダ由来の海洋法秩序の受容が日本の「近代」の出発点であった事情を象徴的に物語っている。
振り返れば、過去数年の国際政治の緊張点は、梅棹忠夫(民族学者)が著書『文明の生態史観』で提示した「日本/『中国世界』+『インド世界』」の境界領域、あるいは「西ヨーロッパ/『ロシア世界』+『地中海・イスラム世界』」の境界領域に集中している。
-
>>557-558
≪「中国世界」からの深刻な挑戦≫
梅棹は日本と西欧諸国の「近似性」として、中世の封建制を経て近代社会への脱皮を成し遂げた軌跡を指摘している。その「近似性」の故にこそ、日本は西欧諸国と同様に、「自由」「民主主義」「人権」「法の支配」といった西欧由来の「近代の所産」を、自らのものとして奉ずることができている。
2010年代という現在の時代は、そうした「近代の所産」を永らく奉じてきた日本、西欧諸国、そしてその文明上の後嗣としての米豪両国の流儀が、梅棹の言葉にある「中国世界」「ロシア世界」、さらには「地中海・イスラム世界」から深刻な挑戦を受けている最中であると説明できよう。
その挑戦によって招かれた国際政治上の緊張が具体的に現れている風景こそ、東にあっては、東シナ海や南シナ海における海洋「紛争」であり、西にあっては、たとえばウクライナ紛争に加え、シリア内戦が促したイスラム国(IS)の擡頭(たいとう)や欧州諸国への難民流入である。そこでは、前に触れた「近代の所産」が明白な脅威にさらされているのである。
≪対外関係の基軸となる大義≫
このように考えれば、南シナ海情勢が日本に問いかけるものの本質が、浮かび上がってこよう。
先刻の日中韓首脳会談直前、日本の「懸念」を向けられた王毅中国外相は、「日本は南シナ海と何の関係があるのだ」と語ったと報じられているけれども、この王毅外相の発言は「域外国は容喙(ようかい)するな」の変奏であり、自らの「勢力圏」であると想定する海域には中国政府の意志が優越するという「近代以前の論理」を表したものであろう。
しかし、前に触れたように、米国が展開する「航行の自由」作戦に日豪両国やEUが「支持」を表明しているのは、それが「近代の所産」を護持するものだからである。ちなみに、米国政府は、韓国に対しても南シナ海情勢での共同歩調を迫ったけれども、韓国政府は、それに応じることはなかったようである。韓国は、梅棹の言葉にある「中国世界」に回帰しようとしているのであろう。
日本が西欧諸国や米豪との提携を対外関係の基軸として位置付けているのは、地勢環境云々(うんぬん)以前にこうした国々と「近代の所産」の擁護という大義で一致しているからである。それは日本にとっては「近代」の価値を、自らのものとすべく奮励した明治以来の足跡の延長線上にあるものである。
南シナ海情勢が問いかけているのは、日本が永きに渉(わた)って刻んだ足跡に対する「信念」や「確信」といったものである。当節、日本の対外姿勢で最も戒められるべきは、その明治以来の「信念」や「確信」に違背する振る舞いであろう。(さくらだ じゅん)
-
>>558
なるほど〜。
『諸君!』で櫻田淳氏が喝破した、
“自称”保守政治家のいかがわしさ
http://diamond.jp/articles/-/6039
上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役] 【第75回】 2009年4月23日
月刊誌がまたひとつ消えようとしている。
文藝春秋発売の『諸君!』が来月6月号でもって休刊になる。同誌では、筆者も何度か論文を寄せたり、対談を行なったりした。そう考えると一抹の寂しさを禁じえない。
思想は相反するものの、昨年休刊した『論座』(朝日新聞社)、あるいは『現代』(講談社)同様、自らの仕事場でもあった月刊誌が次々と休刊していく。その役割は終焉を迎えようとしているのだろうか。
文藝春秋の中興の祖、池島信平の発案によって同誌が創刊されたのは、40年前のことである。以来、『諸君!』は保守論壇の中核を成し、一定の地位を築いてきた。
その『諸君!』の今月号(5月号)の巻頭鼎談「麻生太郎よ、保守の気骨を見せてくれ」(櫻井よしこ×櫻田淳×宮崎哲弥)は出色であった。保守の意味、その歴史的な役割、そして、真の保守とは何かということをテーマに遠慮なく論じている。
とりわけ、ジャーナリストの櫻井よしこ氏と評論家の櫻田淳氏の「保守論争」は、久しぶりに読む者を興奮させるものであった。
余談だが、あまりの興奮に、筆者は思わず発売当日、論者のひとりである宮崎氏に電話をかけてしまったくらいだ。
〈櫻田 私が気持ち悪いと思うのは、近年、みずから「保守」と名乗る政治家が増えたことです。私が理解する限りは、保守主義政党としての自由民主党は、『立党宣言』(一九五五年)から『新綱領』(二〇〇五年)に至るまで、「保守」を謳ったことは一度もありません。吉田はもとより、鳩山一郎、岸信介、あるいは「三角大福中」に至るまで、歴代自民党総裁は明らかに保守主義者でしょうが、私は彼らが自ら「保守」とアピールした例は寡聞にして知らない。保守を叫ぶ政治家が目立つようになったのは一九九〇年代後半以降、つい最近のことですよ。そもそも「俺は◯◯主義者だ」と叫ぶような御仁に、本物がいた例がない(苦笑)。なんともいかがわしい現象です〉
ここで櫻田氏の指摘するいかがわしい偽者の「保守」とは一体誰を指しているのであろうか。しばらく読み進めていくと、次のようなくだりに突き当たる。長くなるので、ポイントだけを引用しよう。
〈櫻井 (略)私が考える保守の条件はもっとシンプルで、「国家としての日本の生存を第一に考える」というものです。これが唯一にして絶対の条件です。「日本の生存」という言葉には文化・文明、価値観における日本らしさの維持も、重要な要素として含まれる。日本らしさを保って、この国際社会の熾烈な闘いの中で、きっちりと生き残る。日本国民の安寧を守り、日本を素晴らしい国家として存続させ、国の将来を担保する。それが最終目的であり、その他はすべて手段にすぎない(略)。
櫻田 手段であるならばお伺いしたい。私が安倍氏を唯一評価しているのは、総理就任直後に中韓両国を歴訪したことです。小泉時代に滞っていた両国との関係を修復し、外交戦略の道具としてきちんと使える状態に戻した。これは大きな功績だと思うのですが。
櫻井 私は安倍氏の中韓歴訪は率直に言って失敗だったと思います。(略)安倍氏は靖国参拝を曖昧にしたまま訪中した。結果、日本の立場を貫くことは出来ず、尖閣問題も東シナ海ガス田問題も不問に付した。まさに中国の思う壺です。のちに安倍氏は保守政治家らしからぬ外交・内政政策で支持率を失っていきましたが、この訪中は支持率低下への序章だったのです〉
-
>>559-560
保守概念の捉え方は
櫻田氏に軍配が上がる
こうした保守論壇の分断は、そもそも「保守」という言葉を、どう捉えるかという立場の相違に起因する。
具体的に言えば、櫻井氏の指す「保守」は、現在の日本の政治、およびマスコミが想定している「保守」である。一方で、櫻田氏の語る「保守」とは、より大きな国家像で政治体制を眺めた場合に想定される「保守」である。
じつは、言葉の意味のみを考えれば、どちらも正解なのである。「広辞苑」に当たってみよう。
【保守】
(1)たちまもること。正常な状態などを維持すること。「機械の―」
(2)旧来の風習・伝統を重んじ、それを保存しようとすること。⇔革新
対中政策からみれば、櫻田氏の「保守」が(1)に該当し、櫻井氏のそれが(2)ということになるのだろう。どちらも「保守」である。
だが、ここで国体の統治権から考えた場合の「保守」概念は、櫻田氏のそれに軍配を上げざるを得ない。
現状の政治体制を維持するということが「保守」であるならば、中国との関係を改善し、日本政府の立場を安定させるという意味で、安倍氏の訪中もまた「保守」になる。
つまり「保守」とは、政治体制、あるいは国家の主権を維持・保存するために変わることを許しているのだ。いや、変わらなければ、「保守」とはいえないのである。なぜなら、世界は常に変化し、現実社会は必ず変わるからだ。
不変の思想に捉われるのは、じつは「革新」であり、それは現行の政治体制の否定につながる。現実社会が不変であるという概念から出発した「保守」は、結果、革新勢力と同根なのである。
『諸君!』の冒頭で、櫻田氏の語った次の言葉が真の「保守」を端的に表している。
〈私がイメージする保守政治家とは、複雑に変転する現実と予測不可能な未来を前にして、常に国民の幸福の総和が最大限になるよう、臨機応変に政策を打ち出す人々のことです。しかし、最近、保守を自称する政治家たちの言動を観察していると、彼らは「政治活動家」ではないかと思うことがあります。「政治活動家」とは、自分の頭の中に思い描いたビジョンに現実のほうを合わせようという行動原理の持ち主で、共産主義者がその典型例です。「北朝鮮と交渉する政治家は売国奴云々」といった狭溢な視座しか持てず、自ずと選択肢を狭めてしまう。また、自分の政治信条と少しでも違うところのある者を排除してしまう。安倍氏が自分と近しい者ばかりを集めて「お友達内閣」を形成したのは、その好例でしょう。これではイデオロギー先行型の左翼活動家とたいして変わらない。本来の保守政治家はもっとフレキシブルであるべきで、いざとなれば社民党と話ができるぐらいの腹がなければなりません〉
筆者はこれにほぼ同意する。
この際、自称「保守政治家」たちは、そろそろ本当の「保守」を勉強しなおしたらどうだろうか。
-
黒人差別の丸山議員が「民主主義は戦勝国の論理」とトンデモ発言…自民党に蔓延する「国民主権廃止」思想
http://lite-ra.com/2016/02/post-1995.html
2016.02.21
「例えばいま、アメリカは黒人が大統領になっているんですよ。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ。はっきり言って」
自民党の丸山和也参議院議員がアメリカのオバマ大統領を念頭に「黒人奴隷」と発言した問題は、海外メディアでも「日本のトランプ氏?」(CNN)などと報じられ波紋を広げている。丸山議員は「大変誤解されている」「批判は不条理で非常に怒りを覚える」などと逆ギレしているが、発言が人種差別を想起させると考えもしなかった時点で、人権問題に対する意識があまりにも低すぎると言わざるを得ない。
だが、実は、丸山議員は今回の「オバマは黒人奴隷」発言以前にも、こんなことを言っていたのをご存知だろうか?
〈参議院予算委で、一年間民主主義とは何かを長谷川三千子先生を講師に勉強したことを述べたが、いわゆる民主主義は第一次世界大戦の戦勝国を正当化するために作り出された用語であることを学問的にしった。17条の憲法や五カ条のご誓文の優れて真に民主的なことについても。〉(丸山氏のツイッターより、2013年5月16日)
……いったい、何を言っているのだろうか、この人は。「民主主義は第一次世界大戦の戦勝国が正当化するために作り出された用語」だって? そんなわけがないだろう。
そもそも、民主主義(デモクラシー)の語源はギリシャ語の「デモクラティア」(民衆による支配)だ。古代ギリシャにすでにその萌芽が見られ、また、現在でいうところの民主主義も、そのエートスはロック、ルソーの影響をうけたアメリカ合衆国憲法やフランス革命にあらわれている。いうまでもなく、第一世界大戦よりも100年以上も前の話だ。
しかし、丸山氏はこうした史実を無視しておいて、「17条の憲法や五カ条のご誓文の優れて真に民主的」などというのだから、もはや意味不明だ。ちなみに、聖徳太子の17条憲法はそもそも為政者を縛る「憲法」ではなく、役人の行動を規定した「法」である。しかも、その第3条には「承詔必謹。君則天之。臣則地之」とあるが、これは「命令は絶対である。君主が天で臣下が地だ」という意味。「民主主義」を政治上の概念としてとらえれば、それは立憲主義と密接的に結びつき、専制主義を回避して大衆の政治的意思を自由にすることであるから、どう考えても17条の憲法は「民主的」ではない。
念のため確認しておくが、丸山氏は法律の専門家であるはずの弁護士で、再選経験のある国会議員である。そういう人がこんな陰謀論まがいを喧伝していること自体、いまの自民党のレベルが相当悲惨なことになっている証明だろう。
しかも、この陰謀論をふきこんだのは、あの長谷川三千子・埼玉大学名誉教授だ。長谷川氏といえば、日本会議代表委員も務める極右論客で、自民党下野時に結成された「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」では代表幹事になるなど安倍首相とも昵懇の仲。安倍政権のタカ派政策の思想的支柱とも呼ばれている人物だ。そんな長谷川氏の“民主主義観”や“人権観”はこのとおりである。
〈現代の民主主義理論は、広く「国家」のうちに錯乱を持ち込んだだけでなく、家族の内側にまで入り込んで、そこに「権力者に対する闘争」のドグマを植えつけようとしている〉
〈いまわれわれが「人権」という名で呼んでいるものは、すべて丸ごと無効である〉(『民主主義とは何なのか』文藝春秋)
その凄まじさに腰を抜かしそうになるが、しかも、長谷川氏は、なんと日本国憲法の第1条で規定されている「国民主権」までも否定したいらしい。さすがにそこまでは……と思うだろうが、いや、実際にそう明言しているのだ。
…
-
>・・・性の開放 ソヴィエト 統一教会 生長の家 日本会議 太平洋支配 独立 ウクライナ内戦 中東民主化 アラブの春 琉球民族 先住民 国連 ユネスコ 地政学 アメリカ
検索したらこのスレが上がったようだからいうけど
どうやらYHVHが最後の砦らしい 沖縄がその波止場になるんだろうな
【悠仁親王誕生の秘話】
島 神武天皇のことを調べたら、実は沖縄から出ているんですよ。・・・中略・・・。
中丸 そうですね。いろんなところに近いしね。
島 悠仁親王が秋篠宮殿下、紀子様の間に生まれました。そのときに女系天皇の問題が潮を引くように
雲散霧消しましたね。そこに裏話がありまして、皇室に二千数百年来伝わる玉手箱があるそうです。
・・・中略・・・私は島民の古老から聞いたんですけど、玉手箱を開いたら、
沖縄の久高島に行けという文章が入っていたそうです。
皇族を代表して秋篠宮殿下と紀子様がお2人で行って礼拝したそうです。(p.267)
http://blogs.yahoo.co.jp/chanchan_yanagi/54035088.html
-
元朝日記者、韓国の大学へ=来春、教授に就任-北星学園大
http://www.jiji.com/jc/article?k=2015112600607&g=soc
従軍慰安婦報道に関わった元朝日新聞記者の植村隆氏(57)が非常勤講師を務める北星学園大(札幌市)は26日、植村氏が今年度で非常勤講師を辞め、来年3月から韓国の私立大の招聘(しょうへい)教授に就任すると発表した。
朝日新聞に330万円賠償命令=遊技機メーカーの名誉毀損-東京地裁
北星学園大によると、植村氏が勤務するのは韓国カトリック大学校で、北星学園大の提携校という。任期は来年3月から1年。植村氏から19日に申し出があった。
昨年から北星学園大には、植村氏を辞めさせないと学生に危害を加えるとの脅迫が続いていた。田村信一学長は記者会見で、「大学への攻撃は日本の大学の在り方に対する挑戦だった。この問題を総括し、社会に発信したい」と話した。
会見に同席した植村氏は「これまでの北星学園大の対応に感謝している。捏造(ねつぞう)記者というでっち上げに対する闘いは今後も続く。負けるわけにはいかない」と強調した。(2015/11/26-15:57)
-
暴走容疑、右翼に初適用=鳩山元首相車包囲の団体-20人、免許取り消しも・警視庁
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016051600130&g=soc
鳩山由紀夫元首相が乗った車を街宣車で取り囲んだとして摘発された右翼団体「草莽崛起(そうもうくっき)の会」について、警視庁公安部は16日、道交法違反の共同危険行為(暴走行為)容疑で構成員20人を書類送検した。集団での赤信号無視が確認されたためで、右翼団体に「共同危険」を適用するのは初めてという。20人は今後、運転免許を取り消される可能性がある。
〔写真特集〕世界のパトカー〜どこまでも追いかけるぞ!〜
送検されたのは東京、神奈川、埼玉、千葉、栃木の5都県に住む構成員20人。送検容疑は昨年10月4日午前、東京都千代田区や港区の道路で、20台の車を連ねて移動する際、赤信号無視を繰り返すなどし、交通の危険を生じさせた疑い。
公安部によると、構成員は「20台が一丸となって走らないと意味がない」という趣旨の供述をしているが、一部は容疑を否認している。
共同危険行為の違反点数は25点で、免許取り消しの対象となる。書類送検された20人は今後、居住地の公安委員会による聴聞などの手続きを経て、免許取り消しの行政処分を受ける可能性がある。再取得できるまでの欠格期間は2年以上となり、同会の活動に影響するとみられる。(2016/05/16-11:29)
-
http://news.infoseek.co.jp/article/postseven_414973/
話題の「日本会議」に関係者「実像は地味な文化活動ですよ」
NEWSポストセブン / 2016年5月28日 7時0分
あまり広く知られていない団体を取り扱った本が大ベストセラーになっている。『日本会議の研究』(菅野完・著/扶桑社新書)──。“研究対象”となった日本会議は安倍政権と密接な関係が指摘される一方、その規模や資金力、目的などの全貌は謎に包まれている団体だ。そこで、渦中の日本会議の幹部・関係者に直接、「日本会議とは何か」を聞いた。
日本会議の代表委員を務める長谷川三千子・埼玉大学名誉教授は、「日本会議についての誤解を解きたい」として取材に応じた。
「日本会議は日本文化を正しく研究し、おかしな日本文化論を正常に戻す活動をしています。日本会議主催のシンポジウムなどで、私も聖徳太子の十七条の憲法といった日本文化をテーマに何度か講演をしました。実像は、地味な文化活動ですよ。
それなのに、特に海外ではとんでもない誤解が広まっている。2年前に伊勢志摩で日仏の学者20人が集まってシンポジウムを開催した際に、フランス側から比較文化論の大御所の小堀桂一郎先生(東大名誉教授)を外してほしいといわれた。小堀先生が日本会議の副会長をされていて、極右団体のトップだと思われていたようです。とんでもない虚像が海外では広まっていて、正しい情報発信が必要だと思いました」
安倍政権への影響力が大きいという見方にも長谷川名誉教授は首を傾げる。
「私の記憶では(安倍氏が勝利した)4年前の総裁選では、日本会議は(安倍氏に)非常に冷淡でしたよ。安倍政権に対し影響力があるということではなく、安倍政権の中心にいる方々が日本文化を大切にしようとしているだけだと思います。保守全体が幅広くネットワークをつくっているのが日本会議ですから、共感するところが多いのでしょう」
そう語った上で「ただ、私は議員と日本会議がどこまで協力体制にあるのかはわからない」と付け加えた。「つくる国民の会」の代表発起人の政治評論家・屋山太郎氏は、自身と日本会議の関係について、こんな言い方をした。
「発起人なんてやっていたかな? 頼まれて“いいよ”っていったかもしれない。憲法改正には賛成だから。日本会議の中で活動はしていない。日本会議は安倍政権と関連があるから、あまり近づかないようにしている。政治性があると政治評論家としてはダメだから。
安倍政権への影響力? 日本会議としては憲法改正に期待しているということだろう。安倍政権でなければやってくれないという期待はあると思うよ。日本会議は自民党の保守層にとって思想の源流というか、信条の拠り所のような存在じゃないかな」
※週刊ポスト2016年6月3日号
-
http://this.kiji.is/111800648678522885?c=40245355334500353
スノーデン氏、日本社会に懸念
特定秘密保護法を問題視
2016/6/4 21:18
インターネットを通じ、シンポジウムに参加した元CIA職員のエドワード・スノーデン氏=4日、東京都文京区
2013年に米政府の個人情報収集を暴露したエドワード・スノーデン元米中央情報局(CIA)職員は4日、日本の特定秘密保護法制定や憲法9条の解釈変更などを問題視し、日本社会に「権威主義が忍び寄っている」と懸念を示した。
ロシアに亡命中のスノーデン氏は、東京都内で開かれたシンポジウムにインターネット回線を通じて参加。報道番組の看板キャスターが最近相次いで交代したことなども挙げ「日本の報道の自由は静かな圧力により、危機にひんしている」と述べ、報道の自由を守る必要があると訴えた。
-
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016060100391&g=pol
「日本の国柄受け継ぐ」=安倍首相
安倍晋三首相(自民党総裁)は1日、東京都内で開かれた明治神宮崇敬会の創立70周年と同婦人部の結成40周年を記念した大会に出席し、「日本人に生まれたことに自信と誇りを持ち、優れた文化や伝統、助け合いの精神に富み、謙虚で礼儀正しい日本の国柄をしっかり受け継いでいく」などとあいさつした。(2016/06/01-12:35)
-
ヘイトデモ
出発直後に中止…抗議の数百人が囲む 川崎
http://mainichi.jp/articles/20160606/k00/00m/040/013000c
毎日新聞2016年6月5日 18時41分(最終更新 6月5日 22時20分)
在日コリアンへの差別をあおるヘイトスピーチを繰り返してきた男性らが5日、川崎市内で計画したデモが、出発直後に中止された。デモ反対を訴える市民ら数百人が参加者を包囲し、警察の説得もあって主催者側が中止した。
この日午前9時ごろ、デモ参加者の集合場所となっていた同市中原区の公園に、デモに抗議する市民らが集まり始めた。同11時ごろ、デモを呼びかけた男性と参加者十数人が公園周辺に到着すると、「ヘイトデモ反対」「帰れ」などと叫び、中止を訴えた。
これまで繰り返しヘイトデモの被害を受けた同市の在日コリアン3世、崔江以子(チェ・カンイジャ)さん(42)は、主催者の男性に「共生」を求める手紙を手渡した。
午前11時過ぎ、デモがスタート。在日コリアンを差別する文章が書かれたプラカードを掲げてデモ隊が約10メートル進んだところで、抗議する市民らがデモ隊を取り囲んだため進めなくなり、足止め状態となった。
居合わせた警察が「デモを実施すると危険な状態になる」として中止するよう説得。午前11時40分ごろ、男性らは中止を決め、公園周辺を後にした。崔さんは「(ヘイト被害の)絶望の記憶が希望で上書きされました」と語った。【後藤由耶/写真映像報道センター】
-
安倍政権は「リベラル」なのか 与野党政調会長らに聞く
6月10日(金)11時1分配信
http://news.yahoo.co.jp/feature/206
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160629-00000245-sasahi-pol
街頭デモで安倍政権を応援 旧統一教会系の国際勝共連合が支援する大学生集団「UNITE」の正体〈週刊朝日〉
dot. 7月1日(金)7時0分配信
昨年、国会前デモを社会現象に発展させたSEALDs(シールズ・自由と民主主義のための学生緊急行動)が、大きな話題を呼んだ。しかし、今、それに対抗するように「安倍政権賛成」を謳う大学生集団が現れた。その正体にジャーナリストの鈴木エイトが迫った。
* * *
参院選公示日の6月22日午後、JR郡山駅前(福島県郡山市)で街頭演説を行った安倍晋三首相の声に、もっとも力がこもったのは共産党に話題が及んだときだった。
「共産党は日米同盟廃止ですよ。自衛隊を憲法違反だとはっきり言っているじゃないですか! いったいどうやって日本を守っていくんですか!」
その前日午後6時──。東京・高田馬場駅前には、ラッパー風のSEALDsとは雰囲気が違う、就活学生のようなリクルートスーツに身を包み街頭演説を行う大学生集団が現れた。
「安倍政権を支えよう!」「日本共産党にだまされるな」「憲法改正賛成!」「安保関連法制賛成!」と声高に叫ぶ若者たち。
スマホ片手に熱弁を振るうスタイルこそ今どきの若者だが、その主張内容はSEALDsとは真逆。この謎めいた大学生集団はこの日、全国26カ所で同様の街宣活動を行ったという。彼らは何者なのか。その名は「UNITE(ユナイト)」──。
4人の東大生によって今年1月に結成された。
UNITEは瞬く間に全国各地へ派生し、5月末には東京・渋谷で首都圏の学生230人を動員しデモ行進を行うまでにその規模は膨らんだ。プラカードを掲げ、「安倍政権を支えよう!」と叫ぶデモ隊の様子は、テレビ東京のニュースで「改憲支持 大学生が渋谷でデモ」と報じられた。
この報道を受けて、自民党IT戦略特命委員長の平井卓也衆院議員がフェイスブックに6月1日、「このようなデモはあまり報道されませんが、学生はシールズというイメージは間違いです」と書き込んだ。
精力的に街宣活動を展開するUNITEは6月12日にも全国21カ所の都市で一斉演説を行うなど、安倍政権を支持する大学生たちの街頭活動が一大ムーブメントとなっているようにも見える。
-
>>570
しかしながら、このUNITEを追うと、陰で支援している、とある団体の存在が浮かび上がってきた。演説する学生らがかけているタスキ、掲げる横断幕には「国際勝共連合」という文字が見える。
「国際勝共連合」といえば、1968年に旧統一教会(昨年8月、「世界平和統一家庭連合」に改称)の文鮮明教祖(2012年死去)が設立した反共産主義を掲げる右翼系政治組織だ。
UNITEの街宣演説では国際勝共連合のスタッフやトップガンと呼ばれるエリート研修を受けた旧統一教会の地区教会幹部らが同行していた。
現場を仕切る姿を記者は何度も目撃している。
UNITEに参加している学生について調べてみると、合同結婚式などでマッチングされた旧統一教会信者の両親から生まれた2世信者が多いこともわかった。
遊説を行っていたUNITEメンバーに「UNITEは全員統一教会の2世?」と聞いたところ、女性メンバーは「全員じゃないけど、ほとんどがそうです」と回答している。
さらにUNITEの結成メンバー2人を含む男性5人にも確認すると、全員が同教団の2世と認めた。
選挙権の年齢が18歳以上に引き下げられることを意識してか、UNITEは現職の議員を招き、高校生50人と「“若者の政治”を考える救国塾」なるイベントを6月18日、都内で開催した。関係者によると、参加した高校生の中にも2世信者が複数いたという。
あまり知られていないが、国際勝共連合は今、注目されている日本会議に負けず劣らず、安倍政権を熱心に支援している団体だ。
国際勝共連合の設立に際しては、安倍首相の祖父・岸信介元首相が支援したことも周知の事実だ。
国際勝共連合はこれまで一貫して「自主憲法制定」「新憲法に家族条項」「夫婦別姓反対」「安保法制への賛成」などを主張し、安倍政権と思想的に極めて近い関係にある。国政選挙では、旧統一教会、国際勝共連合などが自民党議員に対し、秘書の提供、運動員の派遣など選挙協力をしてきたとされる。
本誌で既報したが、衆院選の2カ月前の14年10月には都内で開かれた旧日本統一教会・徳野英治会長の特別講演で、安倍首相の懐刀の萩生田光一官房副長官、中川雅治参院議員らが来賓として挨拶。
旧統一教会が同年9月に開催したイベントに祝電を打った自民党大物議員はこう話していた。
-
>>571
「統一教会は支援をいただいている団体。統一教会というより、勝共連合の人たちという認識。お付き合いは古い。安倍政権を支持していただいています」
さらに13年の参院選では元産経新聞政治部長で安倍首相の盟友とされる北村経夫参院議員を旧統一教会の友好団体である世界平和連合が支援した。
「選挙事務所では世界平和連合の名刺を持つ女性事務員が働き、北村議員は旧統一教会の複数の教会で講演。教団が8万票前後の組織票を入れたと聞いている」(北村事務所元スタッフ)
首相補佐官の衛藤晟一参院議員も14年1月、「世界戦略総合研究所(以下、世界総研)」なる団体が参院議員会館内で行った会合で講演を行っていた。
世界総研の所長を務める阿部正寿氏は、著書によると、「昭和44年5月、文鮮明先生御夫妻による祝福(合同結婚)を受ける」という経歴で、旧統一教会と関わりのある人物だ。
世界総研のHP(現在は閉鎖)にはかつて、10年2月、首相に返り咲く前の安倍氏が会合に参加した写真もデカデカと掲載されていた。
安倍政権支持を訴える学生組織・UNITEの連絡先として掲載されていたのは国際勝共連合の電話番号(現在は削除)だったので、取材を申し込んだところ、以下の回答が寄せられた。
「UNITEは、本連合の遊説隊勉強会に参加していた学生が、その理念や活動に共鳴して自主的に立ち上げた組織です。メンバー構成については、わかりません。(UNITEの)遊説が行われる場所で、トラブルなどが起きた場合の速やかな解決のために協力するようにと、本連合の地方事務局には連絡しております」(国際勝共連合広報局)
UNITEをフェイスブックで紹介した自民党の平井議員にも取材を申し込んだが、回答はなかった。
しかしながら、安倍政権にしてみれば、UNITEや国際勝共連合が熱心に支持してくれるのはありがたいが、今回の参院選の争点にしたくない「憲法改正」を街頭で声高に叫ばれるのはありがた迷惑というところか。
※週刊朝日 2016年7月8日号
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160709-00000422-besttimes-pol
「国際主義」VS「民族主義」の時代へ
BEST TIMES 7月9日(土)18時0分配信
混乱する国際情勢の背景には、「国際主義」と「民族主義」の戦いが見え隠れしています。そして、私たちは「国際主義」が善で、「民族主義」が悪のような印象を受けます。「グローバルな世界」は一見、「素晴らしい世界」のように感じますが、果たしてそうでしょうか? 元駐ウクライナ兼モルバド大使・馬渕睦夫氏が、国際主義の危険性に警告を鳴らします。
国際主義には様々な形があります。「共産主義」「社会主義」「リベラル思想」「新保守主義(ネオコン)」「新自由主義(リバタリアリズム)」……。これらの共通項は国家の価値や民族の価値、すなわちナショナリズムの否定であり、ナショナリズムを消滅させて世界を統一すること、つまり、「世界政府」を樹立することです。国際主義のいずれのイデオロギーも、世界政府を樹立することが最終目的であるのです。
この中では、特にリベラル思想がなぜ世界政府と結びつくのかとの疑問を持たれる方も少なくないと思います。リベラル思想とは一般には「自由主義」などと訳されることがありますが、これ自体が一種の“洗脳(、、)”なのです。
リベラリストは、国家を軽視する傾向にあります。国民よりも市民なのです。市民とは伝統的価値とは無縁です。市民的価値のために地域社会を越えて連帯するのです。彼らは伝統社会の連帯意識が希薄であるので、市民的価値を創造して伝統的な絆に縛られない連帯を求めているのです。論理の必然として、既存の社会秩序を否定する方向に流れてしまいます。
このような思考が結局国家否定に向かうのは避けられないことなのです。リベラルであることは知識人の証明のように誤解されていますが、リベラル思想の持つ陥穽に注意しておく必要があります。
現在のアメリカの指導原理は、国際主義です。社会主義(共産主義)、リベラリズム、ネオコン、新自由主義など、その時々によって表に出てくるイデオロギーの呼称は変わりますが、根底になるのは国際主義であり、世界の門戸を開放させて世界統一政府を建設することなのです。
その意味で、アメリカこそ世界の現状変革勢力、つまり“左翼勢力”であるのです。この点を決して誤解してはなりません。アメリカは民主主義の砦でもなく、自由主義の伝道国でもありません。「世界政府」を目指す、「既存秩序破壊国家」なのです。
アメリカ(政府を牛耳る国際主義者)の敵は、ナショナリズムです。そして彼らは、ナショナリズムの強い国を締めつけようとします。この戦略の下にウクライナ危機に伴うプーチン大統領のロシアに対する制裁政策があります。
アメリカはプーチンがクリミアを併合したことに対して、解決へ向けての仲介努力を一切行うことなく、対露制裁を強化し続けていることは、満洲事変以降のアメリカの対日締め付け政策を彷彿とさせるものがあります。
先の大戦時、アメリカは日本の言い分に一切耳を傾けませんでした。結局このようなアメリカの頑なな態度が、真珠湾攻撃に繋がったのでした。
この歴史の故事から連想しますと、もし今後ともアメリカが一方的にロシア締めつけを強化して行けば、米露の全面戦争になる危険性を排除することができないのです。
一言で言えば、ロシアのプーチン大統領なロシア愛国者でありロシア市場のグローバル化に反対しているのです。だから、アメリカのグローバリストたちがウクライナ危機を裏から演出し、プーチン追い落としを図っているのです。
<『アメリカの社会主意者が日米戦争を仕組んだ』(馬渕睦夫/著)より抜粋>
文/馬渕 睦夫
-
社民党の意見は2%のキチガイのものだから聞く必要なしと云ってるけど社民と共産の意見はよく似てるし社民と共産以外の人にも似た意見はあるのだから5-10%の意見になる。少数意見として取り上げる価値があると云う事で,こういう意見こそ、屁理屈というべきである。
「社民党の意見に意味はあるのか」 百田尚樹氏の大胆な問題提起
http://www.dailyshincho.jp/article/2015/10060830/?all=1
『大放言』百田尚樹 著
安保法案成立後、野党は次の参議院選挙に向けて選挙協力や連立についての協議を始めている。共産党との共闘について、現時点では民主党はさすがに積極的ではないようだが、社民党などは前のめりだとも伝えられている。果たしてこの動きが、あらたな政権交代の呼び水となるかどうかは不明だが、「そもそも得票数2%程度の政党の意見にどれほどの意味があるのか」と大胆な問題提起をしているのが、作家の百田尚樹氏である。
百田氏は、新著『大放言』の中で、「少数意見を取り上げるべきか?」という項を設けて、この問題を論じている。「少数意見を無視するな!弾圧だ!」と反発する前に、百田氏の意見に耳を傾けてみていただきたい(以下、『大放言』より)。
***
■得票率2パーセントの政党の存在意義
国会で「政党」として認められるのは、所属議員の数が5人以上か、直近の国政選挙で得票率が2パーセント以上ある政治団体という決まりがある。つまり議員が4人以下で得票率が2パーセントに満たない場合は政党としては認められないのだ。私はこれはまっとうな規則であると思う。
世の中には「少数意見を大切にしろ」という意見がある。一見、非常にもっともな意見のように聞こえるが、はたしてそうだろうか。
たとえば社民党という政党がある。昔は「社会党」と言った。人権のない旧ソビエト連邦を理想的な国家とし、人民を奴隷化して金日成主席の絶対王政とも言える北朝鮮と友好関係を結び、長年、かの国による日本人拉致事件はでっちあげであると主張してきた政党であるが、さすがに積年の嘘と売国的主張により、国民の支持を失い、最近では得票率はぎりぎり2パーセントを超えるくらいで、議員数も最低ラインだ。それでも党首は「少数意見を取り上げろ」と主張するが、私は「ちょっと待ってくれ」と言いたい。
得票率2パーセントの意見というのは、はたして少数意見なのだろうか。
■50人に1人のバカ
たとえば中学校のクラスに50人いたら(今は少子化でこんな大勢のクラスはないが)、2パーセントというのは、そのうちのたった1人である。
みなさんも中学時代を思い返してもらいたいのだが、いつの時代でも50人に1人くらいむちゃくちゃな意見を言うバカがいたはずだ。他の49人がうんざりして、「また、こいつがむちゃくちゃ言い出した」という存在だ。町内会でも50人にひとりくらいは、どうにも対処のしようがない厄介者がいる。2パーセントというのは、そういう数字なのである。
たしかに「少数意見」ではあるが、98パーセントが「納得できない」という意見は、切り捨てていい意見だと思う。
私は少数意見として取り上げる価値のあるものは10パーセント、少なくとも5パーセントの支持くらいは必要だと思う。つまり50人のクラスなら、その意見を持っている人間が2人くらいは必要という計算になる。
こんなことを言えば、「弱者を切り捨てるのか!」と怒鳴る人が出てくるのは目に見えている。
-
>>574-575
■多数の人は「少数切り捨て」を望んでいない
前にある野党議員とこの話題をしたとき、彼は顔を真っ赤にしてこう言った。
「もし障碍者に優しい社会を作りたいと考えても、彼らが国民全体の2パーセント以下なら、彼らに対しての政策はやらなくていいということか!」と。
こういう意見こそ、屁理屈というべきである。
障碍者に優しい社会を作りたいと考えているのは2パーセント以下の障碍者ではない。私も含めてそれ以外の多数の健常者だってそう考えている。つまり、その意見は決して2パーセントの少数意見ではない。
私が言っているのは、「2パーセント以下の人しか賛意を得られない意見は無視していいのではないか」ということだ。何度も言うが、これは少数意見の切り捨てではない。
50人に1人しか理解できない意見というものは、本来は耳を傾ける意見ではない。これはほとんどノイズと言えるものである。
こんなことを言うと、「絶対多数が常に正しいと言えるのか!」、「少数意見を弾圧したかつてのナチスドイツはどうなんだ!」と言う人がいる。だから少数意見を侮るなかれという理屈だ。
実はナチスに関しては多くの人が誤解している。ナチスが政権を取った1932年の選挙では得票率は37・3パーセントだった。彼らが恐ろしいのは、非常に狡猾で悪辣な方法でもって、その他の62・7パーセントの意見を封じてしまったことにある。しかしナチス以外のすべての政党を潰してから行われた1933年11月の選挙でも、ナチスの得票率は92・2パーセントだった。ナチスの例は実は民主主義の弱点を示唆しているのだが、ここでそれに踏み込むと、本一冊あっても足りないので、ここで措く。
■全員が納得する政策などない
話を戻すと、「少数意見を大切に」という言葉は、正しく美しい言葉に見える。それだけに危険な面を含んでいる。
100パーセントの人が満足できる政策や施策など、この世に存在しない。そんなものを目指せば、あらゆる議論が前に進まない。しかし現実には、たったの2パーセント、いやときには1パーセント以下の反対で、物事が前に進まないということが多くある。
私は弱者切り捨てを主張しているわけではない。新しい政策で損をする人を助けるべきだという意見が5〜10パーセント以上あれば、その意見には真剣に耳を傾けるべきであると思う。しかし2パーセント前後しかない超少数の意見は、厳しいようだが無視してもいいと思う。
誤解しないでもらいたいのだが、「少数意見を切り捨てる」ということと「大多数の意見を通す」ということは同じではない。それはまったく違う次元のものだ。(後略)
***
これを「大放言、いや暴言だ」と思うか、「いや正論だ」と思うかは人それぞれである。もっとも、「少数意見を大切にせよ」という人たちならば、百田氏の意見にもきっと何らかの意味を見出すことだろう。
デイリー新潮編集部
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160701-00010001-otapolz-ent
民進党が「規制派に乗っ取られた?」選挙公約をめぐりオタクたちに新たな混乱
おたぽる 7月1日(金)11時0分配信
「アベノミクス」への評価とか「安保法制」とか、いまいち争点が判然とせず、盛り上がりに欠ける参院選。そうした中で、本サイトの読者が注目しているのは「表現の自由を守ってくれそうな政党・候補者はどこ?」というところだろうか。
もはや、オタクも政治とは無縁ではいられないのか。29日には、全国同人誌即売会連絡会による啓発サイト「とにかく選挙に行こう!!」が立ち上がった。コミックマーケットやコミティア、ガタケットをはじめとして全国の主要な同人誌即売会が参加するこの団体は、サイトの中で次のように記す。
<近年では東京都青少年育成条例や、児童ポルノ禁止法の改定、TPPによる著作権侵害の非親告罪化など、私たちの同人誌の世界も、様々な局面で政治の波を受けてきました。(中略)
東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、国内最大の展示場である東京ビッグサイトが一定期間使用できないといった同人誌即売会の会場に関わることも、同様に私たちが考えねばならない政治の問題なのです。
同人誌で繋がった私たちの「とにかく選挙に行こう!!投票しよう」という行動が、この先の私たち自身の未来、そして、さらに若い次の世代にも繋がっていくはずです。>(原文ママ)
このサイトは、あくまで投票行動を行うことを啓発するのが趣旨。サイト内には「このサイトは、特定の政党や会派、候補者への投票を促すためのものではありません」という一文も記されている。
コミックマーケットをはじめとした同人誌即売会は、あくまで政治的には中立のスタンスを崩さない。本音としては、さまざま主張したいところもあるのだろうか、場を維持していくためには、これが精いっぱいの行動といったところだろう。とはいえ、初めての試みである、この啓発サイトがオタクにどのような効果をもたらすのかは注目したいところだ。
さて、今回の参院選で「表現規制」に興味を持つオタクたちを驚かせているのが、あたかも「規制派」に寝返ったかに見える民進党の公約である。
同党が公開した「民進党政策集2016」には、次のような公約が掲げられている。
■メディアにおける性・暴力表現について、人々の心理・行動に与える影響について調査を進めるとともに、バーチャルな分野を含め、技術の進展及び普及のスピードに対応した対策を検討し、推進します。
■売買春等にいける買い手を生まないための教育・啓発など、「女性の性を商品化する風潮」を変える取り組みを具体的に進めます。
(ともに原文ママ)
あたかも新たな「表現規制」を行うかのような公約。同党は民主党の時代から「表現規制」に関する立法に賛成する議員と反対する議員が同居する政党ではあった。しかし、近年ではどちらかというと規制には反対のほうが多数派と見られていた。そうした中で、降って湧いた公約に、現在の参院選で「表現規制」に反対する民進党の候補を支持していた人々にも動揺が広がっているのである。
-
>>576
いったい、どういう経緯でこのような公約が盛り込まれたかは、今後の取材が必要であろう。だが、そうした検証や批判よりも先に湧いているのは陰謀論である。
「規制派議員が政策集をつくるメンバーに入っていた」「民進党は表現規制派団体に乗っ取られた」といった、なにも確証のない情報が、渦巻いているのである。
この公約には民進党内部でも疑問を覚える者はいるらしく、中野区議会議員の森たかゆき氏は自身のTwitter(@moritakayuki)で「私もこの文言が入ったのは非常に不本意です」と発言している。
あたかも、民進党が「規制派に寝返り」、オタク文化への規制強化が待ったなしかのごとく広がる妄想。だが、ここで冷静に考えなくてはならないのは、政党が掲げる「公約」の価値である。
そもそも、政党の「公約」なんて実行できなかったり、撤回・違反されるのが当たり前。
TPPに反対していたハズの自民党は、参加してるのは、その好例。民主党も政権を取ったときには数々の公約を掲げたが、そのいくつが実行されたというのか。
「表現規制に反対するから」という理由で、票を投じる先に選んでいるオタクも多い日本共産党なんて、歴史が長いだけにもっとひどい。「ポルノ」規制には断固として賛成していたし、反原発運動には反対していたし、さらに歴史を遡ると「農村でゲリラをやれ」と若い党員を送り込んだ挙げ句に、突如、武装闘争を放棄してすべてなかったことにした黒歴史が……。
結局「公約」なんてものは、その場しのぎの公式見解程度のもの。それよりも、候補者ひとりひとりが人間として信用できるかを見極めるのが重要だと思うぞ。
(文=ルポライター/昼間たかし http://t-hiruma.jp/)
-
<稲田防衛相>15日の靖国参拝は見送りへ
毎日新聞社 2016年8月12日 21時13分 (2016年8月13日 00時33分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20160812/Mainichi_20160813k0000m010099000c.html
稲田朋美防衛相は12日、終戦記念日の8月15日の靖国神社参拝を見送る意向を固めた。13?16日の日程でアフリカ東部のジブチを訪問するため。保守系の稲田氏はこれまで、終戦記念日に靖国を参拝しており、中韓両国のメディアが稲田氏の動向を注視していた。尖閣諸島や慰安婦問題で両国との関係が微妙な中で、防衛相として参拝すれば外交への影響も出かねないことを考慮したとみられる。
ジブチでは、ソマリア沖の海賊対処に当たる海上自衛隊の拠点などを視察する。稲田氏は第2次安倍政権発足後、行政改革担当相だった2013、14年と、自民党政調会長だった昨年も終戦記念日に靖国を参拝。ただ、今月3日の防衛相就任以降は抑制的な言動に終始し、「韓国と連携し、中国との話し合いも大事だ」と述べていた。ジブチ訪問は出発前日の12日に行われた持ち回り閣議で正式決定。海外に赴くことで物理的に参拝できない状況を作ろうとしたようだ。
稲田氏は12日の訪問発表に先立ち、視察先の石川県小松市で記者団に「靖国は心の問題で、私自身は安倍内閣の一員として適切に判断していきたい」と目を潤ませ、声を詰まらせつつ語った。【村尾哲】
-
靖国必ず参拝・過去に核発言 「タカ派」の稲田防衛相
http://www.asahi.com/articles/ASJ834K14J83UTFK00L.html?iref=com_alist_8_01
岡村夏樹、二階堂勇
2016年8月4日07時24分
稲田朋美防衛相は、自民党内きっての「タカ派」として知られる。終戦記念日には必ず靖国神社に参拝し、日本が核保有を検討すべきだと発言をしたこともある。こうした言動が、中国や韓国との関係を悪化させないか。政府・与党内から不安視する声が出ている。
「心の問題だと思っている。行くとか行かないとか、行くべきであるとか、行くべきでないとか申し上げるべきではない。安倍内閣の一員として適切に行動して参りたい」。稲田氏は3日夜、首相官邸で開かれた就任会見で、終戦記念日に靖国神社を参拝するかを記者団に聞かれ、こう述べるにとどめた。
稲田氏は初当選を果たした翌年の2006年、新人議員約30人とともに、連合国が戦犯らを裁いた東京裁判が不当だと訴える「伝統と創造の会」を設立。以来、メンバーとともにサンフランシスコ講和条約が発効した4月28日と終戦記念日の8月15日は必ず、靖国神社に参拝してきた。12年の月刊誌の対談では、靖国神社の英霊があつく弔われなければ「安全保障もあるわけがない」と発言したこともある。
また、12年には雑誌の対談で…
-
村上は最近は保守派の主流派から遠ざけられてて不満いっぱいの様だ。色々筋の通ったことを云ってるようにも見えるけどそこから明治憲法の復活が出てきちゃうのかねぇ。。そんなに古いのがいいなら大宝律令復活させりゃあいいんだw
「日本会議」の源流、村上正邦が参院選後に語る「改憲」
http://news.yahoo.co.jp/feature/256
7月14日(木)11時30分配信
016年参議院議員選挙は与党が圧勝。憲法改正を掲げる改憲勢力が、非改選を含めて憲法改正の発議に必要な3分の2の議席を獲得した。これにより俄然「改憲」が現実味を増すことになった。この結果を、長年改憲を訴えてきた右派(保守派)はどう捉えているのか。そこで訪ねたのが、かつて自民党で「参院のドン」と呼ばれた村上正邦氏だ。村上氏は、目下安倍政権に大きな影響を与えているといわれる右派政治団体「日本会議」の生みの親でもある。さぞ喜んでいるだろうと事務所を訪れると、村上氏は「安倍政権はダメだ!」と憤っていた。
(ジャーナリスト・岩崎大輔、森健/Yahoo!ニュース編集部)
見たでしょう、谷垣幹事長の含み笑い
村上正邦(むらかみ・まさくに)1932(昭和7)年、福岡県生まれ。1980年、「生長の家」の組織内候補として参議院全国区で初当選、4選を果たす。労働大臣、参議院自民党幹事長、参議院自民党議員会長を歴任。2000年、参議院憲法調査会初代会長に就任。2001年、KSD事件を巡る受託収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕・起訴され、有罪。2010年に刑期満了。2013年に再審請求を行った。(撮影: 幸田大地)
あれ、あなた見たでしょう、(参院選開票中継で)当選のリボンをつけるところ。あそこで安倍(晋三首相)さんは笑いをこらえきれないような表情だった。大勝利だったから。ところが横にいた谷垣(禎一)幹事長はどんな顔をしていたか。含み笑いだよ。どういう笑いの違いか? 安倍さんは「これで安倍内閣は安泰、長期政権だ」という笑顔。谷垣さんは「これで安倍政権は終わったな」という含み笑いだよ。
──勝利したのに、どういうことでしょうか。
勝利は勝利だけど、この政権は長続きしないだろう、と谷垣さんは思っていたようだった。参議院選挙なのに、閣僚の岩城光英法務相(福島)、島尻安伊子沖縄北方担当相(沖縄)は落選した。この痛手は小さくない。ここが勝負どころと思ったが、負けている。
谷垣さんは自民党総裁も経験しているから、党運営の難しさを理解している。大勝の裏で安倍政権の崩壊は近い、と気が付いているんだ。それは党内の動きが見えているからだろう。織田信長も配下の中に俺を裏切る奴はいないだろうと思っていた。しかし、明智光秀に殺された。この繰り返しなんだよ、人間の性っちゅうのは。必ず明智光秀が出て来る! 思い上がりは必ず崩壊するものだ。
──もうそういう動きがあるということですか。
これとは言えないが、あるでしょう。憲法改正ばかり注力するようなことになったら、日々の政治判断がおろそかになって足元をすくわれかねないよ。谷垣さんの憂いは、私にはびしっと伝わったよ。
そう大きな声でまくし立てるのが、「参院のドン」と呼ばれた村上正邦氏だ。1932年生まれの83歳。宗教団体「生長の家」の組織内候補として参議院全国区に出馬し、1980年に初当選。以後、参院で自民党の右派(国家主義者、保守派)として大きな存在を誇ってきた。1999年には参議院に憲法調査会設置を主導、2000年4月に小渕恵三首相が倒れた際、急遽森喜朗内閣をつくったとされる「五人組」(村上正邦参院議員会長、森喜朗幹事長、野中広務幹事長代理、亀井静香政調会長、青木幹雄内閣官房長官。肩書は当時)の1人でもある。
その村上氏が昨今注目されているのは、安倍政権に小さくない影響を与えているとされる右派政治団体「日本会議」の生みの親でもあるためだ。
選挙運動中、憲法の「け」の字も出さなかった。姑息なんですよ!
──村上さんは長年憲法改正を訴えてきました。今回その参院で与党など改憲勢力が3分の2をとりました。千載一遇のチャンスです。なぜそんなに憂えているんですか。
まさに憲法改正だからですよ! この参院選で、安倍さんは堂々と主張してよかったんです。しかし、彼は憲法改正論議を避けて、禁句にしてしまった。憲法の「け」の字も出さなかった。参院選の選挙運動期間中、アベノミクス、カネの話ばかりしていた。それなのに、選挙が終わった途端、憲法改正を言い出している。姑息なんですよ! 姑息すぎる。谷垣さんは選挙前から「まだ憲法改正の時期じゃないです」と言っていた。そこは私は谷垣さんの思いと重なるし、尊重したいが、谷垣さんは憲法問題に消極的で、改正したい内容にも違いがあるので、党内をまとめられないのではないだろうか。党内をまとめる力量が不足しているということだ。
-
──はっきり争点とすべきだったわけですね。
当然ですよ。昨年の安全保障関連法制もそうでしょう。集団的自衛権の話をするのにホルムズ海峡の話だとか持ちだして、あんなひどい議論はない。こういう議論は、誰もがわかるように時間をかけ、お互いが納得してやっていかないといけないんですよ。与野党で時間をかけて熟議する。結論が出るまで夜中まで付き合う。それがいまは公明党との数の論理だけです。
──安保法制のときには山本太郎議員がゆっくり歩く「牛歩戦術」をやっていました。
そう、あれはよかった。だから、あの後、彼をうちの事務所に呼んだんだ。よくやったよと。「国会を取りまき、院外でも早速あれをやれ!」と激励しておいた。政治的な考えはまったく違うが、そんな話をしているんじゃない。彼の議論を尽くしたいという姿勢はたいしたものだ。ところが、最近の自民党にはまったく熟議がない。夜中までかけて、喧嘩なんてしない。熟議した法案なんてないでしょう。それじゃあ、いい法案なんてできるわけがない。
──第2次政権発足後の2013年春には96条(憲法の改正手続きに関する規定)から改正したいという話が出ましたが、相当な不評を浴びて案が消えていきました。そして2014年暮れからは礒崎陽輔首相補佐官などが憲法改正で「緊急事態条項」の新設をたびたび口にするようになりました。メディアを通して改憲に対しての反応を見ているという説もあります。
でも、それらも本格的に国会で議論してないでしょ。本当に隠すのなら隠し通せばいいけれど、そこまで徹底もしない。だから、ちょろちょろ(様子見のように)話が出てくる。言ってみれば、安倍さんの希望は「憲法改正に手を付けました」と名前を残したいだけなんだよ。(歴代首相を多く生み出してきた)長州人として。この先、閣議決定で「憲法改正やります」と銘打つとは思いますよ。でも、関心があるのは自分のこと。おじいちゃんができなかったことを俺はやったぞと。そう歴史に刻みたいんだ。やりきらなくてもいいんだよ。
日本会議ができるときは、私が「この人」「あの人」と議員の名前を挙げた
安倍首相の周囲には、しかし、安倍首相自身よりも熱心に改憲を含む国家主義的な活動をしてきた人たちがいる。それが右派団体「日本会議」である。日本会議は、宗教人や文化人が構成する「日本を守る会」と財界人や学者、政治家らが構成する「日本を守る国民会議」が1997年に統合されてできた団体で、結成当初から改憲を掲げてきた。村上氏はその前身の「日本を守る会」の設立時(1974年)、同事務局の実務を担っており、同会議の源流をつくった存在だった。
日本会議は統合されてからは、全国各地で「国民運動」を展開するとともに、次第に国会議員を巻き込んで活動の幅を広げていった。第3次安倍政権では、閣僚20名のうち、じつに11名が日本会議国会議員懇談会のメンバーとされている。
一方で、村上氏自身は現在は日本会議側から距離を置かれているという。
1997年に日本会議ができるときは、私が「この人」「あの人」と名前を挙げて、議員を推薦していった。それを椛島有三事務総長がメモをして持ち帰り、日本会議に入れていったわけだ。いまの閣僚にもたくさんいる。新しく入った稲田(朋美・政調会長、2005年初当選)なんか知らんけどね。
──最近は日本会議と距離があるようですが。
私を除外していることにさみしさを感じますね。古い人間を排除して、新しい人間だけでやろうというのは、思想の断絶なんです。私を入れれば憲法はこうすべき、と歴史がつながる。伝統というのは過去から連綿とつながるもので、連続性があるんだから。それを私は大事にしているし、聞く耳、貸す耳はもっているつもりだよ。首相が私を敬遠しているのでしょう。日本会議も側近もそうでしょう。
──日本会議のホームページを読むと、日本会議は「夫婦別姓の反対」「男らしさや女らしさを否定する男女共同参画への反対」「反日的な歴史教科書問題」「東京裁判史観の反対」などが掲げられていて、「憲法改正」も彼らの政策提言の強い主張になっています。日本会議は安倍政権の政策にどの程度関わっているのでしょうか。
日本会議が指示しているわけではないが、同じ方向を向いている。また、そういう同じ考えをもつような人を、安倍さんが人事として登用してきているのは確かだ。
安倍さんは考えが一貫していない。私からすると苛立たしい
-
──安倍首相が日本会議の同士たちに方向付けされているという見方もあるようです。
そういう力もあるでしょう。ただ、私は安倍さん自身はよくわからない。若い頃は寡黙だった印象しかない。安倍晋太郎さんのそばに秘書官でいて、「おい晋三! ペンもってこい」と言われて、さっとペンを出す。お父さんにじゃれるでもなく、冗談を言うでもなく、飼い猫みたいな印象。まあ、いいとこの育ちですよ。
彼は、おじいさんの岸信介(元首相)はA級戦犯ではないという思いはあるし、岸信介を誰よりも尊敬しているのでしょう、東京裁判などの間違った歴史は修正したいと考えている。けれど、考えが一貫しているわけではない。たとえて言えば、“ぬえ”的な人。現実的かもしれないが、私からすると苛立たしい。アメリカにはいいように利用されている。ただ、岸さんだって、実際はアメリカとの関係を重視して、主義主張は捨てて柔軟に適合してきた。そういう意味では、孫も似ているかもしれない。
──この参院選でも、3年半経ったのに「アベノミクスは道半ば」と言い続けていました。
問題は「道半ば」ではなく、道を突き進んだ先がどうなるのかを言わないことだ。彼は困ったときには経済を持ち込めばいいと思っている。それで3回の選挙を戦ってきた。彼はいつも「道半ば」という言葉を使って逃げ道にする。
──識者の中には、失敗を追及されてもそれに答えていないと不信を抱いている人もいます。
言葉のマジシャンなんだ。予算委員会を聞いているとわかる。饒舌に語ったにもかかわらず、何を言いたいのかわからない。何も伝えてないというのはすごい。
結局、選挙で勝ち負けを決めていけばいいと思っているだけですよ。野党が言っているように、選挙前は経済の話をして数を得たら、特定秘密保護法や安全保障関連法案をごり押しする。引いたり押したりして、1日でも長く安倍政権を持続させる。そのため使えるものは何でも使う。
安倍さんのミキサーにかける。ミキサーというのは、たくさんの諮問会議。役人、学者、経済人を集めて議論させる。そこで得た結論を彼の結論とするということですよ。
改憲は根本から。まず明治憲法に戻すんですよ
──憲法では、安倍政権はまず何を変えたいと考えているのでしょう。
私とは憲法観の違いで歴史的、伝統的、文化的プロセスが違っていると思っています。何をどう変えるにせよ、プロセスを大事にしろ、と言いたいね。衆参両院憲法審査会でも各党による改憲項目の絞り込みは簡単ではない。公明党を説得できるのか。できなきゃ切るのか。議論を重ねていくしかないだろう。
──村上さん自身は現行の憲法をどのように改憲すべきと考えていますか。
そりゃ、根本から変えるということ。全部ですよ。
──根本というと。
明治憲法に戻すんですよ。いまの日本国憲法はアメリカが占領しやすいようにつくった憲法なんだから。もともと日本には明治につくった大日本帝国憲法がある。だから、その明治憲法に復元する。そこから復元と言って古臭いなら、明治憲法を現代に合わせて調整し、問う。日本のためにつくる。伝統を大切にする。美しい日本の国を守る。
──さすがに明治憲法では「復古主義的」という批判が起こると思いますが……。
いや、私はそうは思わない。だって封建的、骨董的というけど、そんなことはないと思う。自然の流れです。滴滴としずくが流れるように過去も現在もつながっているんだから。いまの日本国憲法は、占領基本法、占領行政法なんだから、当然ながら、サンフランシスコ講和条約が(1952年に)発効し、日本が独立を回復した時点で、無効になるはずの代物なんだ。だからこそ、(1955年の)保守合同で自民党が結党した際に、党是として「自主憲法制定」を掲げたわけだ。自主憲法制定と憲法改正は天と地ほどの違いがあることを忘れてはいけないね。
憲法改正は今の占領基本法を是として、これを容認し、都合の悪いところだけを修正するということだ。安倍さんが、そんなことをしたら、おじいちゃんの岸信介さんが泣くよ!
-
>>580-583
──村上さんの政治家になった原点である宗教団体「生長の家」の3代目総裁からも、去る6月9日、「与党とその候補者を支持しない」という発表がありました。安倍首相の政治姿勢や「憲法改正の右傾路線、日本会議の政治路線を「時代錯誤的」と批判しています。
3代目総裁の谷口雅宣さんが「生長の家」と「政治」の断絶を決断した……。彼が最近どういう批判をしたのか、私は存じ上げていないんです。ただ、意図するところはわかる。いまの3代目は初代の谷口雅春先生の思想を記した『生命の実相』を絶版にした。私は、初代総裁の谷口雅春先生の後を継ぐものとして、そうした3代目総裁の振る舞いはいかがなものですか、という立場です。今も雅春先生の論旨を大切にしていますから。信徒と教団を継ぐ代表者の違いが明らかに出ています。
「玉石混淆」というけど、「石」ばかりだ
──今回の参院選。与党は過半数の議席を獲得しましたが、候補者の人選には疑問の声も少なくありません。たとえば、沖縄出身で元「SPEED」というグループの今井絵理子氏。沖縄の基地問題を尋ねたところ、「これから勉強します」という発言でした。元参院議員として、どう感じていますか。
ああいう女の子が出てきちゃったら、もうね……。タレントだとか、名前の通った知名度があればいいのか、って話だ。よく「玉石混淆」というけど、今回の参院選は「石」ばかりだ。当選のあいさつをみても国際的な話題にふれたり、大局的な視点からものを言ったりした人がいない。数が多いと勢いは出るが、中身がない人がバッジをつけても不幸なことだろう。
──本来、参議院は衆議院ではできない長期的で概念的な議論をする場のはずでした。
そうなんだ。参議院は一回当選したら6年は解散がない。いつ解散があるかわからない衆議院とそこが違う。だから、国の根幹をなす外交や防衛、今回の憲法改正のような長期にわたって話し合いを必要とするものは、参議院が先鞭をつけてやるべきなんだよ。私が議員をやめて、いなくなったあと、参議院からそうした風潮は薄れ、議論のテーマが衆議院と変わらなくなった。
今回の参院選では、自民党本部で当選のリボンをつけるところに、参議院議員会長や参議院幹事長も報道されていなかった。参議院の存在感が希薄になっているのを感じるね。参院選なのに、参議院の勝利感が出てこないんだから。これじゃ、参議院選挙の意義もわからなくなるよ。
──冒頭に自民党で変化が感じられると指摘されていました。今後、自民党内が分裂したり、荒れたりといった変化もありますか。
具体的にはなんとも言えない。しかしね、党内では、二階俊博総務会長が動いて、野中広務元官房長官が復党するなど、いろいろ動きが出てきている。この先、安倍一強という力関係が次第に変わってくると思う。そうしてバランスが崩れたときに、しっかりやり通せるか。次の自民党総裁選(2018年9月)までに安倍内閣が倒れる可能性だってないわけじゃない。
──いずれにしても、衆参両院で改憲勢力が3分の2の議席を占めたことは、改憲の発議の要件を満たします。今回の参院選では改憲は争点にしなかったということは、改憲を発議するときには、衆院を解散して民意をはかるのでしょうか。
うーん、解散ばかりはわからん。けれども総裁の残りの任期が2年ある。その2年の間に、ぎりぎりの所までは行くんじゃないだろうか。長州人として、青史(せいし。歴史)に名前を残したいだろうから。
言うまでもなく、国民投票で過半数がとれず、否決される可能性もある。事前の調査で、そのハードルが高いと思えば、やらないでしょうが、やる寸前まで行くでしょう。それこそが「俺は憲法に手を付けた」と青史に名を残すことになるから。その意味では彼には、すぐやりたいという気持ちはあるでしょう。
だが、憲法改正は、そう簡単にはいかんだろう。与党・野党ともに真剣にぶつかる熟議、それも1年程度で済む話ではないだろう。数年はやりあわないといけない議題だ。数だけにたのんで決めてしまうようなことはあってはならない。その熟議が安倍さんにできるかどうか。私もその地力を見たいと思う。
森健(もり・けん)
1968年東京都生まれ。ジャーナリスト。2012年、『「つなみ」の子どもたち』で大宅壮一ノンフィクション賞、2015年『小倉昌男祈りと経営』で小学館ノンフィクション大賞を受賞。
公式サイト
岩崎大輔(いわさき・だいすけ)
1973年静岡県生まれ。ジャーナリスト、講談社「FRIDAY」記者。主な著書に『ダークサイド・オブ・小泉純一郎「異形の宰相」の蹉跌』、『団塊ジュニアのカリスマに「ジャンプ」で好きな漫画を聞きに行ってみた』など。
-
>>574
次世代の党とか維新政党・新風なんかはもっとなくてもいいっていうことなんですね。
-
http://www.news-postseven.com/archives/20160903_444764.html
東京タワー近くのフリーメイソン日本総本部に潜入
2016.09.03 16:00
今日まで、その“謎めいた組織”は様々に語られてきた。曰く、「世界を牛耳る陰謀組織」「日本や世界の歴史を動かした」「秘密の儀式を行っている」等々……。怪しげな言説に彩られた「フリーメイソン」の実態に迫るべく、日本にある15のロッジ(拠点)を束ねる総本部「日本グランドロッジ」に足を踏み入れた。
東京都港区芝公園。東京タワーに近い一等地に、漆黒の建物がひっそりと佇む。厳重にロックされた厚い扉を開けると、色鮮やかなステンドグラスに白色無垢のレリーフが広がる。奥には「HONOR ROLL(栄誉名簿)」と彫られたネームプレートがあり、「ICHIRO HATOYAMA」の文字が見える。自民党初代総裁・鳩山一郎元首相その人である。
日本グランドロッジを主宰する第60代グランドマスターの猪俣典弘氏の案内で、建物の地下へ。
「ここが“世界を牛耳る秘密結社”の中枢です」
猪俣氏が冗談めかしながら重厚な木製ドアを開けると、今度は青と白を基調とした広大な空間が現れた。
中央に置かれた祭壇を3本のポールが囲み、正面の壁には「至高の存在」を表すという〈G〉の文字が高く掲げられる。片隅には地球儀と天球儀を頂点に抱く2本の柱がそびえ、頭上には青い丸天井が広がる。
この部屋こそ、フリーメイソンが「謎の儀式」を執り行う「ブルーロッジ」だ。
「このホールはフリーメイソンの世界観を表現しています。会員はすべての社会的な肩書を外し、ひとりの人間としてここに入ります」(猪俣氏)
フリーメイソンとは何か。その起源に定説はない。古代ユダヤ民族統合の象徴である「ソロモン神殿」を建設した職人集団とする説もある。中でも有力なのは、城塞や教会などの建築技術を口伝した中世ヨーロッパの石工組合が起源とするものだ。
1717年6月にロンドンで4つのロッジが、個々のロッジを束ねるグランドロッジを結成して“近代フリーメイソン”が誕生し、現在、全世界の会員数は約600万人とされる。日本の会員数はピーク時の3分の1ほどで現在約1600人(うち日本人は約200人)だという。お互いを「ブラザー」と呼び合うメンバーの結束は非常に強い。
一方、その実態は外から見えにくく、古くから、「世界を牛耳る秘密結社」「世界史の真の支配者」などと囁かれてきた。たとえば、先の大戦時にナチスが喧伝した「フリーメイソンが世界征服を企てている」という陰謀説。日本でも、かつてオウム真理教がその陰謀史観を真似し、「闇の世界政府」の中心にフリーメイソンがいると嘯いた。
「フリーメイソンの基本理念は、『善人をさらに善人にする』です。人種、宗教、社会的地位などを問わないゆえ、危険思想とみなされたこともありますが、メイソンの教えを実践して自己研鑽を重ねれば、より良く生きることができる。フリーメイソンとは、生き方(way of life)そのものです」
※SAPIO2016年10月号
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160902-00010000-jindepth-int
「日本会議」を悪魔化する欧米メディア その1「ファシズムへの回帰」?
Japan In-depth 9月2日(金)11時0分配信
「日本ではいまカルト集団が秘密裡に安倍晋三首相とも結託し、男女平等を失くし、外国人を除去し、日本を戦前の帝国主義へと引き戻そうとしている」――
こんなとてつもない「報道」が最近の米欧ニュースメディアの一部に流れ始めた。カルトとはふつう、「狂信的宗教集団」という意味である。そんな集団がいま現在の日本で安倍首相とも連携して、戦前の「危険な軍国主義、帝国主義への復活」を進めている、というのだ。
この報道でのカルトとは日本の民間政治団体の「日本会議」のことである。そしてその団体を危険な秘密結社扱いする冒頭の記述はアメリカのネット新聞「デーリー・ビースト」に7月中旬に掲載された記事からの紹介である。同記事は「宗教カルトが日本を秘密裡に支配する」というタイトルだった。
この「デーリー・ビースト」というネット新聞は大手のニューズウィーク誌とも連携して政治・文化のニュースや評論を伝え、年間2100万のアクセス数を誇っている。
この記事の筆者は日本を主要拠点とするアメリカ人のフリージャーナリスト、ジェイク・エーデルスタイン氏だった。同氏は英字読売の記者だったこともあり、日本の組織暴力についての著書もある。
この途方もない報道は最近の「日本会議」叩きの一環である。日本会議(田久保忠衛会長)とは民間の政治団体で、確かに保守派ではあるが、現実にはその活動にいまの民主主義の枠を壊そうとする形跡はまったくない。その主張は普通の日本人なら言わずもがなでわかっている常識の範囲内のことだといえよう。
日本会議は目指す運動目標として、以下のような項目を掲げる。
「美しい伝統の国柄を明日の日本へ」
「新しい時代にふさわしい新憲法の制定」
「国の名誉と国民の命を守る政治」
「日本の感性をはぐくむ教育の創造」
「国の安全を高め世界へ平和貢献」
「共生共栄の心で結ぶ世界との友好」
以上のような運動目標からは軍国主義や帝国主義の片鱗もうかがわれないのだ。
だがそれでもアメリカの一部メディアでは「日本会議・安倍晋三悪者論」が目立つ。極端な一例はアメリカの政治雑誌「ナショナル・レビュー」最新号掲載の「日本のファシズムへの回帰」と題する記事だった。
筆者は日本関連分野ではほぼ無名のジョシュ・ゲルトナーという人物だが、内容は安倍首相の率いる自民党が参院選で大勝し、日本会議の支持を得て憲法改正へと進むのは、日本がファシズムの国になることだと断じていた。
この記事も日本会議は明治憲法と、戦前同様の天皇制を復活させ、個人の自由の抑圧を狙うとした上で、安倍氏が主導する自民党の新憲法草案も全く同じ趣旨だと書いていた。だから日本は国際孤立の危険な道を暴走していくとも警告するのだった。
(その2に続く。全2回。この記事は雑誌「月刊テーミス」2016年9月号からの転載です。)
古森義久(ジャーナリスト・国際教養大学 客員教授)
-
在特会に賠償命令=在日女性に差別発言―大阪地裁
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-160927X338.html
15:41時事通信
インターネット上の民族差別発言で精神的苦痛を受けたとして、在日朝鮮人のフリーライター李信恵さん(45)が、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と元会長の桜井誠氏に計550万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、大阪地裁であった。増森珠美裁判長は人格権の侵害を認め、在特会側に計77万円の支払いを命じた。
判決によると、桜井氏は2013年、ネットの動画サービスや街宣活動で「朝鮮人のババア」などと発言した。
増森裁判長は、発言について「執拗(しつよう)に繰り返して李さんを攻撃し、社会通念上許される限度を超える侮辱行為」と指摘。李さんが虚偽の記事を執筆しているとの印象を与え、名誉毀損(きそん)に当たると判断した。
その上で「ネット上などで名指しし悪質。在日朝鮮人に対する差別を助長、増幅させる意図が明らかだ」と述べた。
判決後の記者会見で、李さんは「民族差別と認められたことは本当にうれしい。小さな勝利かもしれないが、積み重ねていきたい」と話した。
在特会側は「在特会に対する社会的偏見に基づく一方的な判決で不当。控訴を検討中」とのコメントを出した。
-
結局右翼って自分は死ななくてもいい立場に立ちながら国民にお国の為に死ねって云ふ連中と,自分が死ねと云われるとは思ってない想像力の欠如したバカからなってて,度しがたいなぁ。。
想像力の欠如した連中は稲田や曽野に美味い飯喰わせて自分は泥水啜りながら餓えててくれぃ。
稲田朋美議員語る「男子も女子も自衛隊に体験入隊すべき」
http://jisin.jp/serial/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/POL/22048
投稿日: 2015年11月01日 06:00 JST
稲田朋美衆議院議員(56)は安倍総理の“側近”といわれ、“女性初の総理”候補と目されている。来年の参院選に向け党政調会長の続投が決まった彼女が、本誌記者の直撃インタビューを快諾してくれた。稲田議員が語る安保法制とは。
??9月に可決した安保法制について。安倍総理は「国民の理解が得られていない」と認めているが。
「まだ《戦争法案》とか、《徴兵制になるかもしれない》などという不安を持っている方たちには、しっかり説明を尽くすべきだと思います。どんな国でも自分の国を守るって必要。必要最小限の自衛権を行使できるようにしておくのは重要なことだと思います」
??自民党の憲法改正草案では、自衛隊を「国防軍」と表記していますが?
「うん、私は自衛軍であろうが国防軍であろうが、名称にはこだわりません」
??核保有に関しては、過去に《日本独自の核保有を、単なる議論や精神論ではなく国家戦略として検討すべき》(『正論』’11年3月号より)と発言していますが?
「っていうか、議論もしないというのは絶対おかしいと思います。ただ、いま核を持つということをわが国で考えるというのは、かなり非現実的だと思いますが……」
さらに自衛隊に関して言えば、次のような発言も過去に見られる。《教育体験のような形で、若者全員に一度は自衛隊に触れてもらう制度はどうですか……『草食系』といわれる今の男子たちも背筋がビシッとするかもしれませんね》(前出『正論』同号)
「……もう、かつてはすごく勇ましいよね(笑)。徴兵制というのは、まったく憲法に違反していると思いますし、徴兵制で集めて国を守るというのもナンセンスだと思う。でも、たとえば自衛隊に一時期、体験入学するとか、農業とか、そういう体験をすることはすごく重要だと思います」
??それは男子だけですか?
「(稲田議員はキッパリと)男子も女子もですね。『やれ』と言っているのではなくて、そういう教育制度として、たとえば農村体験であったり、ボランティアだったり(と同様に)するのは重要だと思います」
??徴兵制とは言わないまでも志願者を募る方法もありますが、若年層の貧富の格差が指摘される昨今、高い日当で募集されたりはしませんか?
「そういうことは考えないね、ぜんぜん。いま自衛隊の倍率は7倍ですよ。いろんな動機で入る人がいるでしょうが、基本的に災害から国民を守るとか平和活動をしたいと思う若者が多いと思います」
??安保法制で自衛隊の志願者は減っていくのでは?
「本当に7倍ですよ。息子の友人も、海上自衛隊の幹部候補生(の試験)を受けて、入りました。一線で国を守りたいという若者もいますから」
??最後に、“女性初の総理”候補として、今後のビジョンは?
「総理はなりたいと思ってなれるものでもないし、努力だけでなれるものでもない。日々の精進も必要だし、タイミング、運、人の輪も必要だと思う。私はいまの日々の仕事を一生懸命することに尽きるかなと思います」
-
http://www.sankei.com/west/print/161012/wst1610120042-c.html
2016.10.12 10:46
稲田防衛相「在特会に近い」報道、二審も敗訴
稲田朋美防衛相が、週刊誌「サンデー毎日」(毎日新聞社発行)で「在日特権を許さない市民の会」(在特会)を支持しているような印象を与える記事を掲載され、名誉を傷つけられたとして、同社に550万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決が12日、大阪高裁であり、田中敦裁判長は請求を退けた1審大阪地裁判決を支持、稲田氏側の控訴を棄却した。
判決によると、同誌は平成26年10月5日号に「安倍とシンパ議員が紡ぐ極右在特会との蜜月」と題する記事を掲載。稲田氏の資金管理団体が在特会に近い人物らから計21万2千円の寄付を受けたと指摘した。
判決理由で田中裁判長は見出しの「蜜月」という表現について「寄付を受けたという事実を基礎とする意見、論評に当たり、稲田氏への人身攻撃を意図したものとは認められない」と述べた。
毎日新聞社は「当社の主張が認められた妥当な判決だと考える」とのコメントを出した。
c2016 The Sankei Shimbun & SANKEI DIGITAL All rights reserved.
-
http://news.livedoor.com/article/detail/12144773/
中韓反発の靖国参拝 稲田朋美防衛相は「心の問題」「適切に行動」
2016年10月14日 11時38分 産経新聞
稲田朋美防衛相は14日の記者会見で、中国、韓国両政府が閣僚による靖国参拝に反対していることについて「いかなる国であっても、いかなる歴史観を持とうとも、自分の国のために命をささげた方々に追悼の意を表することは国民の心の問題だ」と語った。
ただ、自身の参拝については改めて明言を避けた。
17日から始まる靖国神社・秋の例大祭での自身の参拝に関しても問われ、「参拝するかしないかは心の問題で、行くか行かないということは言うべきではない。安倍晋三内閣の一員として適切に判断して行動していきたい」と述べるにとどめた。
-
2014年の記事だけど”鉄板高視聴率アニメ『サザエさん』の視聴率低下”http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1265646497/322はその後どうなったのかな?
3100 名前:チバQ[] 投稿日:2016/11/03(木) 17:32:06
第二十四条
婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。[1]
配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161103-00000003-mai-soci
<日本会議>「理想はサザエさん一家」啓発 24条改正巡り
毎日新聞 11/3(木) 2:30配信
<日本会議>「理想はサザエさん一家」啓発 24条改正巡り
憲法改正を訴える日本会議や関連団体の頒布物=東京都千代田区で2016年11月2日撮影
改憲運動を展開している保守団体「日本会議」(田久保忠衛会長)は、憲法24条を改正すべきだとの主張を強めている。背景には伝統的な家族を理想とする心情がにじむ。家族のあり方は憲法で定めるべきか--。
「サザエさんが今も高い国民的人気を誇るのはなぜでしょう」。日本会議の関連団体が制作した啓発DVDの一場面。ナレーターは24条により家族の解体が進んだ結果、さまざまな社会問題が起きているとして、3世代同居のサザエさん一家を理想と持ち上げた。
-
>放送開始から今年で48年目となる長寿番組「サザエさん」。ところが、その人気ぶりに異変が起きている。フジテレビの看板番組として、最盛期には40%近くあった視聴率が、今年5月、7月と2度も1桁台を記録してしまった。
>サザエが娘であることによって、『サザエさん』は、「家制度に抑圧される嫁」という現実の日本の家族がはらんできた問題と無関係な存在になったのだ。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1265646497/525-527
人気が低落してるばかりか日本会議の論理も破綻してる様だ。同居する場合圧倒的に嫁取りであって婿取りでは無いしどうせ日本会議は嫁取りを理想としてるんだろうし。
-
http://www.asahi.com/articles/DA3S12650503.html
(日本会議をたどって:2)民族派で自治会を握る=訂正・おわびあり
2016年11月9日16時30分
2人が長崎大学で出会わなかったら――。1965年入学の椛島有三(かばしまゆうぞう)(71)と、翌年入学の安東巌(あんどういわお)だ。安東の年齢は明らかでない。
2人は新宗教「生長の家」を信仰していた。生長の家は当時、反共愛国をうたい、「生長の家学生会全国総連合」(生学連、66年結成)もまた、民族派学生団体として存在感を示していた。
安東は69年、生学連新聞に「学園正常化への闘い」という回想文を寄せている。
〈「てめえら、どういう考えでこんなビラ配るんだ!!」バシッと言う平手打ちと共に椛島さんの身体が横倒しになった。今朝まで徹夜して作った2千枚のビラがバラバラとなり踏みにじられる。昭和41年7月3日、長崎大学正門前での事である〉
〈この日のことを僕は永久に忘れない。なぜなら、この事件こそが、僕等をして学生運動正常化に走らしめた直接の原因だからである。それは、学館問題で騒然としていた大学を憂え、椛島さんと僕の2人で学園正常化有志会を結成。「デモ反対・全学連反対」のビラを配ろうとした矢先のリンチであった。(中略)僕が全学連打倒を決意したのはまさにこの時である〉
ここに書かれた「昭和41年」は1966年。ビートルズ来日公演が社会現象になる一方で、70年安保に向けた左右の闘争準備が進み、各地で小競り合いが頻発していた。長崎大もその一つだった。
その模様を記した安東は、長い闘病の末、20代後半で大学生になった。民族派学生運動のカリスマとされ、その後、教団幹部に進んだ。
一方の椛島は70年、生学連出身の仲間らとOB組織「日本青年協議会」を結成。97年の「日本会議」設立以来、事務方トップに立ち続ける。
長崎大生だった2人は、リンチを受けた怒りをバネに、学生自治会の選挙に取り組んだ。10月の選挙では、仲間を委員長に擁立して364票を獲得し、293票の対立候補を破った。国立大初とされる民族派の自治会が誕生した。
2人はこの勝利に満足しなかった。「原理研究会」(世界平和統一家庭連合=旧統一教会=の学生組織)などと協力して「長崎大学学生協議会」(長大学協)を結成。サークル横断の「学協方式」という戦術を編み出した。
ビラ、新聞、講演会、学習会を駆使する学内マスコミの確立……。組織的な戦術は「ひな型」として、生学連ネットワークで全国に広がった。各地の大学で自治会掌握をめざす行動が相次いだ。
現首相補佐官の衛藤晟一(69)、元自民党衆院議員の井脇ノブ子(70)、憲法学者の百地章(70)、安倍首相のブレーンとされる伊藤哲夫(69)たちだ。教育学者の高橋史朗(65)も後に続いた。
そんな椛島と安東に、早くから注目する早大生がいた。後に新右翼「一水会」代表になる鈴木邦男(73)だ。当時、生学連書記長として、長崎大を何度も訪れた。「自治会選に勝つなんて思ってもみない。そこで勝った。戦略、行動力ともすごい人たちだった」と振りかえる。=敬称略
(藤生明)
<訂正して、おわびします>
▼9日付総合2面「日本会議をたどって(2)」で、「安藤の年齢は明らかでない」とあるのは「安東の年齢は明らかでない」の誤りでした。確認が不十分でした。
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161123-00020652-president-pol
『日本会議の研究』菅野完著
プレジデント 11/23(水) 11:15配信
今年に入って、国内外のメディアが“現政権に強い影響力を持つ極右団体”として、国民運動団体「日本会議」を立て続けに特集した。安倍晋三首相を筆頭に多数の国会議員や団体がここに所属している。
この団体を追った書籍で最も注目されたのが本書だ。
「多様な人たちが日本会議で一緒に運動を続けられるのは、政策目標や綱領によるものではなく、単に“左翼が嫌い”の一点だけです。日本のオジサンやオバサンは権利や自由を主張する左翼が嫌いじゃないですか。新しいことも、よそ者も嫌い。それって、まさに“日本”でしょう? よく考えられたネーミングです」
著者の前職はBPOサービス企業の企画営業。受託業務の品質管理で磨かれた鋭い目配りが取材にも活きている。
初版8000部が発売後わずか3週間で5刷、計12万6000部。発売当日に、当の日本会議から版元に出版停止の申し入れがあった。また参院選前には、宗教団体「生長の家」が「与党とその候補者を支持しない」との声明で、本書を梃子に日本会議が現政権に時代錯誤的な影響を与えている、と批判した。
「日本会議は戦前・戦後の労働運動と創価学会の宗教運動の両方から人々を組織化する運動を学び、それを地方で地道に展開してきたのです」
これは、安倍政権の支持基盤に対する新たな論点だ。
シンジケートは各方面に要人を散らしてコネクションを広げ、互いを担保し保証しつつ、その影響力を拡張する。本書はまさしくその一端を担う組織の深奥を抉り出した。
ただ、複数の組織や人脈が入り組む日本会議だけ凝視しても、見える事柄は限られる。反目関係も含め、全体の相関や構図はいまだ不明だ。
藤野光太郎=文 永井 浩=撮影
-
販売禁止認める仮処分=扶桑社「日本会議の研究」―東京地裁
時事通信社 2017年1月6日 20時29分 (2017年1月6日 23時57分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170106/Jiji_20170106X441.html
扶桑社が昨年5月に発売した新書「日本会議の研究」(菅野完氏著)で虚偽の記述をされ、名誉を毀損(きそん)されたとして、宗教団体の元幹部が同社に販売禁止などを求めた仮処分申請で、東京地裁(関述之裁判長)は6日、記述の一部を削除しない限り販売を禁止する決定をした。
同書は、保守系団体「日本会議」の沿革や活動をまとめた内容で、元幹部について「(同団体を)支配する人物」などと記載している。
関裁判長は、元幹部の宗教団体での活動に関する一部記述について「著者は元幹部に取材自体を行っていないと自認しており、第三者に取材したという資料も提出されていない」と指摘。真実ではない可能性が高く、元幹部が受ける損害を避けるために販売差し止めが必要だと判断した。
扶桑社の話 一部削除を求められたことは誠に遺憾。今後の対応は決定内容を精査し決める。
-
百田尚樹が千葉大医学部生レイプ事件で「犯人は在日」の無根拠ヘイトスピーチ! しかもその言い訳がヒドすぎる
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E7%99%BE%E7%94%B0%E5%B0%9A%E6%A8%B9%E3%81%8C%E5%8D%83%E8%91%89%E5%A4%A7%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E9%83%A8%E7%94%9F%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%97%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E3%81%A7%E3%80%8C%E7%8A%AF%E4%BA%BA%E3%81%AF%E5%9C%A8%E6%97%A5%E3%80%8D%E3%81%AE%E7%84%A1%E6%A0%B9%E6%8B%A0%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%81%EF%BC%81-%E3%81%97%E3%81%8B%E3%82%82%E3%81%9D%E3%81%AE%E8%A8%80%E3%81%84%E8%A8%B3%E3%81%8C%E3%83%92%E3%83%89%E3%81%99%E3%81%8E%E3%82%8B/ar-AAkOJYp#page=2
LITERA
株式会社サイゾー
2016/11/27
百田尚樹がまたやらかした。千葉大医学部の学生が飲み会に参加していた女性を集団で暴行したとして、集団強姦致傷容疑で逮捕された事件で、氏名が公表されなかったことについて、「犯人の学生たちは大物政治家の息子か、警察幹部の息子か、などと言われているが、私は在日外国人たちではないかという気がする」とツイートしたのだ。
当然ながら、これには「ヘイトスピーチだ」「人種差別だ」といった批判が殺到した。一般ユーザーだけではない。津田大介氏もツイッターで「この人この種の発言懲りずに何度も繰り返してるし、単にツイッターの利用規約違反なので、ツイッター社はしかるべき警告を発した上でそれでもやめないようなら、この人のアカウントを停止すればいいんじゃないかな」と厳しく批判した。
ところが、こうしたときになんの反省の色もみせないのが百田センセイである。なんと、「私は犯人が公表されない理由の一つを推論したにすぎない。しかも民族も特定していない。こんな言論さえヘイトスピーチなのか」と反論したのだ。
このおっさんは本気でこんな子どもみたいな言い訳が通用すると思っているのだろうか。どう考えても、百田が言ったことは、容疑者の氏名が公表されなかった原因の推論でもなんでもない。
これまでの犯罪報道を見れば明らかなように、在日外国人が犯罪を犯した場合も実名は発表されるし、報道もされている。にもかかわらず、わざわざ「在日外国人たち」などといったのは、ようするに、レイプ犯罪イコール在日というイメージをふりまきたかっただけなのだ。
あらためて言うまでもないが、ヘイトスピーチとは、ただの批判や悪口のことではない。人種、民族、国籍、性などの属性を有するマイノリティの集団もしくは個人に対し、その属性を理由とする差別的表現のことだ。そういう意味では、百田の発言は立派なヘイトスピーチである。いや、それどころか、百田の発言はなんの根拠もないまま在日外国人を犯罪者と決めつけるものであり、関東大震災の時に、朝鮮人が井戸に毒を入れたというデマを広め、朝鮮人の大量虐殺を扇動した行為とほとんど同じと言ってもいい。
さらに、百田尚樹はこのツイートのあとも懲りずに、悪質なデマをふりまいている。
-
>>596-597
〈沖縄高江のヘリパッド基地反対運動のデモ隊のメンバーの多くが、今、朴大統領辞任デモのために韓国に渡っていて、現在、高江のデモ隊はがらがらだという。 朴大統領を引きずり降ろそうとしている運動の背後にいるのは、北朝鮮と中国。つまりは、そういうこと。〉
まったく、そのグロテスクな差別思想とおつむが煮えてるとしか思えない陰謀論には辟易するしかないが、しかし、恐ろしいのはこうしたヘイトデマがネトウヨや安倍政権支持者の間で、ほとんど真実として流通していることだ。彼らはこれまでも、相模原の障がい者大量殺人事件はじめ、重大犯罪が起きるたびに、ネトウヨたちは「容疑者は在日」というデマを信じ込んで拡散してきた。
そして、この拡散に大きな役割を果たしてきたのが百田をはじめとする極右論客たちだ。たとえば、竹田恒泰は今年5月に小金井市のアイドル刺傷事件が起きた際、〈小金井ライブハウス殺人未遂事件で逮捕された人物は「自称・岩埼友宏容疑者」と報道されている。自称ということは本名でないということ。なぜ本名で報道しない?ここが日本のメディアのおかしいところ。臆する必要はない。本名で報道すべき。これは私の憶測だが、容疑者は日本国籍ではないと思われる。〉などとデマをツイートした。
あるいは昨年のイスラム国日本人人質殺害事件では、田母神俊雄が後藤健二さんについて、〈イスラム国に拉致されている後藤健二さんと、その母親の石堂順子さんは姓が違いますが、どうなっているのでしょうか。ネットでは在日の方で通名を使っているからだという情報が流れていますが、真偽のほどは分かりません。〉とまったくのデタラメを拡散した。
しかも、こうした人種差別発言、ヘイトは、一時、強い批判を浴びたり、ヘイトスピーチ規制法成立などで下火になるかと思われたが、ここにきて、完全に復活モードにある。
つい最近も日本維新の会のネトウヨ、足立康史政調副会長がツイッターに〈国籍のことを言うのはポリコレに反するので本当は控えたいのですが、ストレスたまると午後の地元活動に影響するので書いてしまいます。普通、帰化した政治家は国への忠誠をオーバーなほど表現するものですが、民進党議員は反対で、蓮舫代表の言動は中国の、憲法審の白眞勲委員は朝鮮の代弁者のようです〉などという、帰化した人たちへの露骨な人種差別ツイートをしたが、おそらく、この傾向はドナルド・トランプの米大統領選に当選したことと無関係ではないだろう。
トランプが支持を得たことで、人種差別が市民権を得たばかりか、ヘイトスピーチをがなることが大衆へのアピールにつながるなどと考えている頭の悪い連中が増えているのだ。
おそらく、この先、日本でも国会議員や政府の閣僚が平気で人種差別発言をふりまき、その責任をまったく追及されないような状況が起きるのではないか。そして、一方では、こんな下劣な陰謀論と差別デマを平気でふりまく百田のような人間が政権と一体になって、憲法改正の国民運動を展開していく。
この国はこれからますますグロテスクになっていく。
(編集部)
-
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170106-00000080-asahi-soci
「日本会議の研究」販売差し止め 地裁が扶桑社に命令
朝日新聞デジタル 1/6(金) 20:02配信
憲法改正運動を進める「日本会議」の成り立ちなどを書いた書籍「日本会議の研究」(扶桑社)の記述で名誉を傷つけられたとして、宗教団体「生長の家」元幹部の男性が販売差し止めなどを求めた仮処分の申し立てで、東京地裁(関述之〈のぶゆき〉裁判長)は6日、同社に販売差し止めなどを命じる決定を出した。男性の代理人弁護士が明らかにした。
同書は菅野完(すがのたもつ)氏が取材・執筆し、昨年5月に出版。男性側は、男性が学生運動をしていた当時の活動などについて書かれた6カ所について、真実ではなく、男性の社会的評価を低下させた、と申し立てた。
決定は、このうち1カ所について、「裏付ける客観的な資料が存在しない。著者は男性に取材をしておらず、真実でない可能性が高い」と判断。この部分を削除しない限り販売しないよう扶桑社に命じた。
同社は「当社の主張がほぼ認められたが、一部削除を求められたことは誠に遺憾」とする談話を出した。
朝日新聞社
-
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170121-00010001-jindepth-int
EUを生んだカトリック左派 しぶといヨーロッパの左翼 その2
Japan In-depth 1/21(土) 23:00配信
EU(欧州連合)の初代委員長で、共通通貨ユーロの導入はじめ現在の「統合されたヨーロッパ」の実現に大きな功績を残したジャック・ドロールは、1925年パリ生まれ。
14歳の時に第二次世界大戦が勃発し、パリもナチス・ドイツ軍に占領された。年上の友人の多くは、対独レジスタンスに参加して命を落としたという。
実は農民だった彼の父親も、第一次世界大戦に動員され、ドイツ帝国軍の砲撃で瀕死の重傷を負わされた。その戦傷が直接の原因だったのかどうかまでは明確な記録や証言がないが、戦後すぐ離農して、パリの労働者街に移住している。このため、終生ドイツ人を憎んでいたそうだ。
ジャック・ドロール(以下ドロール)自身も、思春期に上記のような体験をしていることを思えば、大のドイツ嫌いになっても不思議ではなかった。しかし、そうはならなかった。
シャルル・ドゴール将軍率いるフランス亡命政府は、戦争に勝った後も、復讐からはなにも生まれないとし、ソ連の脅威に対抗する意味もあったとは言え、「ドイツとの歴史的和解に基づくヨーロッパの平和的連帯」を模索するようになったからで、ドロールはこの思想に共鳴したのである。
その一方、熱心なカトリック信者であった両親の影響で、13歳の時にCFTC(フランス・キリスト教労働者同盟)に加入している。
いわゆるカトリック左派の全国組織だ。カトリック左派と言われても、一般の日本人にはいささかイメージしにくいであろうが、キリスト教の教義に照らせば、貧富の差は悪に他ならないので、これを正してゆくべきである、とする思想は、結構古くからあるらしい。
中南米のカトリック教会の中からは「解放の神学」と呼ばれる思想が台頭し、ニカラグアでは左翼政権誕生に寄与するなど、国際的な注目を集めた。フランスのカトリック左派もまた、労働者や零細農民を貧困から解放するためには、教会を中心とした慈善活動だけでは限界があるとして、政治活動に力を入れ、この結果「第二の左翼」の別名を授けられるまでになっていた。
ドロール自身、自分の政治的な立ち位置が左翼であると自認しながらも、「マルクス主義に心惹かれたことは一度もない。フランスの左翼でこういうことを公言するのは、私くらいなものだろう」
と語っている。そんなドロールだったが、社会党(第一の左翼?)の方では彼を放っておかなかった。
1974年の大統領選挙で、左翼統一候補となったものの、中道右派のジスカールデスタンに敗れたミッテラン社会党主は、CFTCの中心的存在となっていたドロールを、社会党ナンバー2として迎え入れたのである。
ドロール自身、いつかフランスの首相になりたい、という野心を抱くようになっており、ミッテランの勝利を見越して、勝ち馬に乗る決心をしたものと衆目が一致している。ドゴール派にも近い左翼という特異な人脈を持っていたのも、これで説明が付く。
1970年代後半から、ヨーロッパで左翼勢力が大きく伸び、相次いで政権を奪取した背景については次回に述べるが、ミッテランも1981年の大統領選挙に勝利し、左翼連合政権を誕生させた(その後、共産党は離脱)。しかしながら、ドロールは首相の座にはつけなかった。彼は生粋の左翼とは見なされず、したがって左翼政権支持者の間で人気がなかったので、ミッテランとしても指名を躊躇せざるを得なかったのだ。そこでドロールは、「首相が無理ならEC(当時)の委員長に」という交換条件を持ちかけ、ミッテランも受け容れた。
その後フランスは、1986年の議会選挙で社会党が大敗したのをきっかけに、保革共同(保守派のシラク首相が就任)を経て保守政権へと変遷するのだが、ECの機能を強化してEUへと発展させる上で、ミッテランとドロールが果たした役割は非常に大きい。
とりわけ1989年に冷戦が終結すると、フランス社会党は、党是をそれまでの社会主義国家建設からヨーロッパ統合へと大きく舵を切ることになるのだが、この原動力となったのも、ドロールを筆頭に「第二の左翼」から社会党政権に合流してきた面々であった。
EUについては、その拙速な拡大主義とともに、社会主義的政策の数々も、しばしば批判の対象と成ってきたのだが、その当否はひとまず置いて、成り立ちと思想的背景から見たならば、さほど奇異なことではないとご理解いただけるであろう。
林信吾(作家・ジャーナリスト)
-
変わりゆく「右翼」 “愛国”の現場から
http://news.yahoo.co.jp/feature/422
2016/11/9(水) 10:41 配信
日本の右傾化が言われて久しい。ただ、「街宣車」「戦闘服」といった“右翼スタイル”をあまり見かけなくなったな、と感じる人も多いのではないか。実は、右翼団体のメンバーは高齢化が進み、若い世代はほとんど活動に参加していないのだという。ネット上では右翼的で過激な言論が飛び交い、街頭でも極端な「ヘイトスピーチ」が目立つ時代。そんな現在を右翼団体はどんな思いで見詰めているのだろうか。古くから「愛国」を掲げてきた右翼は、いま―。(Yahoo!ニュース編集部)
六本木で「中国との国交断絶せよ!」
9月29日の木曜日。もうすぐ10月だというのに、東京の気温はこの日、27度を超えた。時折、雨もぱらつく。暑苦しさも感じる中、六本木の街路に100人近くのデモ隊が現れた。「日中国交を断絶せよ!」「中国共産主義を打倒せよ!」。そんなシュプレヒコールを響かせながら、六本木ヒルズの前を進む。先頭には横断幕を掲げた「街宣車」があった。
この日は、右翼団体の間で「反中共デー」と呼ばれる日だった。日本と中国の国交正常化は1972年の9月29日。共産党が実権を握る中国との国交を許さない、との理由で、右翼団体は毎年この日に中国との国交断絶を訴え、デモなどを続けてきた。
冷めた視線に「自分のことしか考えてない」
六本木では、シュプレヒコールに耳を傾ける人はほとんどいない。手で耳を塞ぎながら足早に通り過ぎる人もいた。ショッピングに来たという若い女性は「人に迷惑をかけるのは、恥ずかしい。日中国交? どうでもいいです」と立ち去った。
大日本愛国党(愛国党)の総本部長、舟川孝さん(55)は、そんな様子を意に介していないようだった。
「みんな問題意識が低いんだよ。そういう人は自分のことしか考えてないの。仕事とかね。問題意識が低いから、けげんそうな顔をするんだと思いますよ」。舟川さんの周囲には「守れ尖閣諸島!」と書かれたのぼりを持った人が、何人も歩いている。「今これだけ日中間の問題がクローズアップされている。そんな中で、このスローガンを見れば何か思うはず。この活動は世論の喚起をしているわけですからね」
「国土をどう守るのか。それが趣旨」
デモの解散後、いくつかの右翼団体は近くの中国大使館に向かった。大使館前で宣伝活動するためだ。ところが、はるか手前で道路は警官隊によって封鎖され、街宣車は大使館に近づくことができない。すぐ、双方のにらみ合いが始まった。「ふざけるな、警視庁! 日本を守らず中国を守るのか! ここを通せ!」。メンバーの大声が響く。
経済規模が格段に大きくなった中国には今、日本や米国などから膨大なカネ、ヒト、モノが流れ込む。その逆の流れもある。「共産主義の脅威」など、もう無いのではないか。愛国党の榎本隆生さん(45)にそこを聞くと、こんな答えが返ってきた。
「共産主義だから、っていうわけじゃなくて、『守れ尖閣諸島』とここに書いてあるように、日本の国土を守るためにどうしたらいいの、って。共産主義国家による侵略を阻止しよう、というのが趣旨。国土があって、そこに人が住んで、産業が生まれて、文化が生まれて、国になっていく。国土を守るために何をすればいいのか、ってことです」
「テロは抑止力」の発想
街宣車を用いる活動スタイルは、愛国党の総裁だった赤尾敏氏が始めたとされる。
戦前に国会議員だった赤尾氏は、1951年に党を結成し、「日本はソ連・中共を叩くために、米英と組むべき」と主張。街宣車に日の丸とともに星条旗、ユニオンジャックを掲げた。1990年に91歳で没する前まで、ほぼ毎日、一説には3万回を超す演説を行ったといわれ、特に銀座・数寄屋橋には頻繁に足を運んだ。
愛国党の総本部は、下町の風情を残す東京・田端にある。居酒屋や工具店が並ぶ通り沿いの一角だ。中に入ると、神棚と並んで故・山口二矢氏のデスマスクがあった。
山口氏は1960年、東京・日比谷公会堂で行われていた3党首演説会の会場で、演説中だった日本社会党(現社民党)委員長の浅沼稲次郞氏を刺殺したことで知られる。当時、彼は17歳。自身の行動が党に迷惑をかけるなどと判断し、愛国党を離れた身だった。聴衆として会場に入った右翼団体メンバーが「売国奴、浅沼!」といった激しいヤジを浴びせる中、「愛国少年」は突然、短刀で浅沼氏を突き刺す。多くの報道陣も見守る中でのテロは当時、社会に大きな衝撃を与えた。
この事件に限らず、政財界の要人を相次いで狙った戦前の「血盟団事件」のように、かつての右翼には「要人テロ」を否定しない考えがあった。
-
今も右翼はテロを容認するのだろうか。
事務所で向かい合った榎本さんは「正当化できるかできないかで言うと、(テロは)正当化できない」と言った後、「ただし」と続けた。
「それがなかったら誰も議員さんを止められなくなるでしょう? 悪政に対する抑止力として、僕らはいなきゃいけない。必要悪。(そういうものが無いと政治家は)言いっぱなし、やりっぱなし。思い付きで政治をやっていると、苦しむ人がいっぱい出てくる」
「僕が(総本部長の)舟川から愛国党に誘われた時、『愛国心なんかないですよ』と話した。そしたら『いや、愛国党は愛国心を持つ人の団体じゃない。全ての人民が自ずと愛せる国に変えていこうという党なんだ』って。ああ、そうなんだ、って……。こんなこと、できることならやりたくないけど、(世の中が)まともじゃないから世直しするわけで」
活動家の減少と高齢化、止まらず
時代は大きく変わり、右翼の活動も荒波に揉まれている。何よりも高齢化が進んだ。
愛国党の榎本さんも「俺は45歳だけど、『貴重な40代』って言われる。20代なんて『幻の20代』。若い人が、政治に興味を失っている」と話す。毎年9月29日の「反中共デー」も参加者の減りが目立つ。今年の約100人は、昨年の半分だったという。
「警察白書」は1981年版まで、右翼の数を12万人と記載していた。それが2015年には「8000人」(警察庁広報室)。正確な数は把握できていないにしても、大幅な減少は疑いない。
「日本の右翼」「評伝・赤尾敏」の著書を持つジャーナリストの猪野健治さんによると、1960?70年代は左翼の力が大きく、その対抗勢力として右翼の活動も活発だった。衰退が決定的になったのは、1990年代初めの冷戦崩壊。ソ連や東欧などの社会主義国が消えて「反共」は敵を失った。その後は全国各地の自治体で騒音を規制する条例ができたり、強化されたりと、法的な規制も厳しくなった。「法律的な締め付けで外堀が埋められて、自由に発言できなくなっている。牙を抜かれた状態。(右翼活動家も)何かやったら、すぐ逮捕される」
日本最大の右翼団体「街宣はしない」
時代が変化する中、日本最大の右翼団体と言われる日本青年社(東京)は、2008年から都内での街宣活動をやめている。それが功を奏したのか、会員の減少や高齢化はない、と言う。
総本部室長の山﨑誠さんは「右翼=街宣車=特攻服というイメージを国民に持たれている。果たして、それでいいのか、と。一般市民から耳を塞がれる運動は、見直さないといけない。その代わり、ホームページに主張を掲載している」と話す。
もっとも、日本青年社はそれ以前から、街宣とは違う活動を続けていた。1978年と96年の2度にわたり、尖閣諸島に灯台を建設し、2005年にはその一つを日本政府に無償提供した。2009年にはロシア側の招きに応じてモスクワを訪問し、元首相らと会談して北方領土問題で意見交換を行ったこともある。
山﨑さんは言う。
「政府がやりたくてもできないものに、我々はレールをひく。道筋をつける。あとは政府同士(の交渉)になる。彼らが動きやすい道筋をつけるのは大事な運動です」
-
>>600-602
「ヘイト」に対しては「卑怯」「ただの差別」
伝統的な右翼活動は最近、別の環境変化にも遭遇している。
韓国人や中国人などに対し、「日本から出ていけ!」「ゴキブリ」などと差別的な言葉や罵声を投げつけ、街頭を集団で練り歩く人々の群れがそれだ。ネット上での呼び掛けに応じて集まり、若い世代も多く参加する。ヘイトスピーチ規制法の制定などによって、風向きは変わりつつあるものの、そうした活動に対し、伝統的な右翼活動家は辛らつだ。
日本青年社理事長の山本正實さんは「もともと日本の文化に『満座の場面で、大声で、声なき人をののしる』という卑怯な文化はない」と言い切る。
30年前から愛国党の活動に参加する男性の意見はこうだ。「僕らは中国共産党“政府”に対しては文句を言うけど、中国人に文句を言うわけじゃない。ネットの人たちは個人的なこともあげつらって差別的なことを言う。僕らは今度、そっちを是正していかなくてはいけない」
愛国党の榎本さんは、さらに手厳しい。「あなたたち(メディア)が右翼と言うから、彼らは右翼になっちゃう。ネットにあふれているのは、ただの差別的な発言。人種を一括りにして『劣っている』という発言などあり得ない」
そうした団体と愛国党の活動を一緒くたにされた経験が、榎本さんにはある。その日、愛国党が訪れた場所では、直前まで別の団体がヘイトスピーチをしていた。その団体は、在日朝鮮人に対して「あらゆる差別的な言葉」を投げつけていたという。愛国党もその団体と同列に見なされ、「差別主義者」と批判されたのだ、と。
「『天皇陛下を中心に団結せよ』って宣伝カーに書いてあるだけなのに…。僕らは差別しに行ったわけじゃない。朝鮮総連の解体を訴えに行ったんだ。在日朝鮮人すべてが悪いなんて、僕らは言わない」
「日の丸が泣いている」
政治団体「一水会」元最高顧問の鈴木邦男さん(73)も、今の日本の“空気”に危機感を抱いているという。鈴木さんは以前、「対米自立」を訴えるなど、既存の「親米右翼」とは違った活動を展開し、「新右翼」と呼ばれた。
「今は何か違ったことをすると、すぐ『北朝鮮に帰れ』と言われる」
3年前、在日朝鮮人に対してヘイトスピーチを繰り返す団体の動画を見たことがある。先頭に日の丸。鈴木さんには、その旗が「泣いている」ように見えたという。
「日の丸はもともと、対話の精神を表現するもの。日本は古来、大陸から人が自由に入ってきた。漢字もそう。そういう外国の文化や人に助けられて発展してきた。なのに、日の丸を先頭にして差別運動するのはおかしいじゃないか? 今の日本は“ストーカーに狙われている国”だと感じる。『俺はお前が好きなんだ、だからお前も俺を認めてくれ』と」
鈴木さんはこうも続けた。
「作家の三島由紀夫は自決する2年前、『私は「愛国心」という言葉が好きではない』と書いています。『この言葉は官製のにおいがする』と。『どことなく押しつけがましい』と。当時は全然、分からなかった。でも、今やっと分かるよ」
[制作協力]
オルタスジャパン
-
保守陣営は日本がコミンテルンに踊らされたバカ扱いしてるのか。なんと自虐的な連中だろうか。…と読んでて思ったがこの筆者も同じ意見だった。
アパホテル問題の核心〜保守に蔓延する陰謀史観〜
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/01/post-6822.php
2017年1月27日(金)15時00分
古谷経衡(文筆家)
<アパホテルが南京大虐殺などを否定した本を客室に置いていたことで中国政府からも批判を浴びているが、問題の書籍にみられるような「コミンテルン陰謀史観」はネット右翼などにとってもはや「史実」。こうした歴史観を信奉する日本人の存在が無視されている>
アパ=右、は業界内で常識
大手ホテルチェーンAPA(以下アパ)が運営する同ホテルの客室に、同ホテル代表の元谷外志雄氏(ペンネーム・藤誠志)による「南京大虐殺の否定」などのオピニオン書籍(『本当の日本の歴史 理論近現代史学2』)が置かれたことが、大きな問題になっている。中国側の「炎上」に対し、当のアパは「本は(客室から)撤回しない」と断固とした主張を自社サイトに掲載した。…
結論から言って、私企業であるアパが元谷氏の著書を同ホテル室内に置くことは、言論の自由であり問題はない。仮に元谷氏が左翼・リベラル思想の持ち主で、自社の客室に「憲法9条を世界遺産に」とか「大陸への侵略を子々孫々まで懺悔し続けるべし」という内容の書籍を設置したとしてもそれは許容されるべきである。まさに「私はあなたの意見には反対だ。しかし、あなたがそれを主張する権利は死守する」というヴォルテールの名言の適用が適当であろう。
更に元来アパグループが、2008年より懸賞論文「真の近現代史観」を主催していることや、私塾「勝兵塾」などの運営を通じて、保守界隈、保守言論界隈に「喰い込んで」いることは、少しでも保守界隈の事情に触れたことがあるものなら、誰でも知る「常識」といえることなのである。つまり私がこのニュースに触れた第一印象は「いまさら何を言っているのだ」というものである。「アパ=保守・右、元谷氏=保守界隈のパトロン」的性格は、すわ10年近く前からこの界隈で常識であった。それをいまさら「発見」され、問題視されるのは、やや遅きに失した「発見」のような気もする。
問題の核心=コミンテルン陰謀史観
ところが私が指摘したいこの「アパホテル問題」の核心というのはこの部分ではない。アパホテルは1月17日に自社グループの公式サイトにて、問題になった件の元谷氏による書籍の一部を引用して、次のように反論を展開している。その一部を引用する。
日本を激怒させ国民党政府軍と戦争をさせる為に、中国保安隊によって日本人婦女子を含む二百二十三人が残虐に虐殺された「通州事件」や、「大山大尉惨殺事件」、更には、国民党政府軍に潜入していたコミンテルンのスパイである南京上海防衛隊司令官の張治中の謀略によって、上海に合法的に駐留していた日本海軍陸戦隊四千二百人に対して、三万人の国民党政府軍が総攻撃を仕掛けた第二次上海事変を起こすなど、中国は日本に対して次々に挑発を繰り返し、それまで自重し冷静な対応を取っていた日本も、中国との全面戦争を余儀なくされたのであり、不当に日本が中国を侵略したわけではない。(中略)そもそも既に南京を攻略した日本軍にとって、南京で虐殺行為をする理由はない。一方、通州事件や大山大尉惨殺事件、第二次上海事件などでの日本人に対する残虐行為には、日本軍を挑発し、国民党政府軍との戦争に引きずり込むというコミンテルンの明確な意図があったのである。
(出典:アパグループ・客室設置の書籍について*一部筆者による要約あり、強調筆者)
つまり元谷氏は、日中戦争は一連のコミンテルンによる陰謀によるものであり、日本側はむしろ被害者であった、と一貫して主張しているのである。コミンテルンとはソ連時代の「第三インターナショナル(共産党国際団体)」を指すが、この「コミンテルンの明確な意図」、つまり日中戦争の勃発と、そして日米戦争への進展はすべて「コミンテルンの陰謀」である、というニュアンスが元谷氏の著書の中に繰り返し強調されている。それが南京事件を否定する元谷氏の精神世界の根本になっている。
-
しかしこの「コミンテルン陰謀史観」というのは、何も元谷氏固有の思想ではない。日中戦争もひいては日米戦争(彼らは大東亜戦争と呼称したがる)は、すべて「コミンテルンによって引き起こされた謀略」であり、当時の日本はその被害者であるという史観は、元谷氏のみならず、この国の保守界隈、そしてその保守界隈の言説を無批判に信奉するネット右翼(保守)界隈には、もはや普遍的に通底する「正史」なのである。
要するに「アパホテル問題」とは、保守界隈に蔓延する「コミンテルン陰謀史観」の氷山の一角が、たまたまアメリカ人と中国人2名によるユーチューバーによって「発見」されただけで、その氷山の下には元谷氏と全く同じような「コミンテルン陰謀史観」を信じる人々の無数の群れが存在することが無視されていることにこそ、私は問題の根深さを感じるのである。
田母神論文と陰謀史観
2008年、アパが主催する「真の近現代史観」懸賞論文の第一回「最優秀藤誠志賞」を飾ったものこそ、いわゆる「田母神論文」であり、その筆者・元航空幕僚長田母神俊雄が一躍時の人になった。田母神が書いた「論文」こそ、現在保守界隈に広く流布されている「コミンテルン陰謀史観」の根底を見事にトレースしたものとなっている。「論文」と銘打っておきながら、出典の引用箇所の明示が全くないこの田母神の論文を「論文」と呼んでよいのかは兎も角としても、当時の田母神の「論文」には、今回の元谷氏の「南京否定」の背景にある「コミンテルン陰謀史観」が、まったく同じ調子で登場する。
この日本軍に対し蒋介石国民党は頻繁にテロ行為を繰り返す。邦人に対する大規模な暴行、惨殺事件も繰り返し発生する。(中略)これに対し日本政府は辛抱強く和平を追求するが、その都度蒋介石に裏切られるのである。実は蒋介石はコミンテルンに動かされていた。1936年の第2次国共合作によりコミンテルンの手先である毛沢東共産党のゲリラが国民党内に多数入り込んでいた。コミンテルンの目的は日本軍と国民党を戦わせ、両者を疲弊させ、最終的に毛沢東共産党に中国大陸を支配させることであった。
(出典:田母神論文(アパ公式サイト)、強調筆者)
更に田母神は、「実はアメリカもコミンテルンに動かされていた」(同)などといって、日米交渉の「最後通牒(-実際にはそれ以前に日本は対米開戦を決意していたのだが)」たるハル・ノートの起草も、コミンテルンのスパイ分子によるものだと断定して、日中戦争から日米戦争までの15年戦争の流れの背景にあるものを一貫して「コミンテルンの陰謀」に求めている。田母神はその根拠として、以下3冊の書籍を「引用部分を示さないまま」に、列挙している。3冊の書籍とは「マオ 誰も知らなかった毛沢東(ユン・チアン)」、「黄文雄の大東亜戦争肯定論(黄文雄)」、「日本よ、"歴史力"を磨け(櫻井よしこ編)」である。
「コミンテルン陰謀史観」を信じた時系列は、元谷氏が先か田母神が先かは、鶏が先か卵が先かの堂々巡りと同じで不毛であるが、いずれにせよ元谷氏と田母神ははるか以前から「コミンテルン陰謀史観」なるものを共通して信奉し、そしていつしかこの「コミンテルン陰謀史観」は広く保守界隈と、それに寄生するネット右翼(保守)界隈にとって「正史」として広く受け入れられていく。
2016年に田母神は公選法違反で逮捕・起訴され、保守界隈内部での地位は揺らいだが、依然として元谷氏が自書の中で述べているのでわかる通り、「ポスト田母神」以降の保守界隈でも「コミンテルン陰謀史観」は「日本が中国を侵略したわけではない」ことの根拠として平然と用いられ、それが延伸して「日米戦争もコミンテルンの陰謀」と、あの戦争の肯定の根拠として広範に用いられているのである。
保守系言論人の言説を「オウム返し」する傾向が強いネット右翼(保守)の中にも、この「コミンテルン陰謀史観」は必ずと言ってよいほど頻出する精神世界である。日本はコミンテルンの謀略によって「嵌められた」被害者であり、よって南京事件も日本のイメージを失墜させるためにコミンテルンが計画した謀略だ、というのがその世界観の骨子である。これはつまり冒頭にあげた元谷氏の精神世界と全く同一といってよい。
-
コミンテルン陰謀史観は正しいのか?秦郁彦氏による分析
はてさて、この「コミンテルン陰謀史観」とは歴史学的にはどの程度正しいといえるのだろうか。「コミンテルン陰謀史観」を、一刀両断のごとく喝破したのが歴史学者の秦郁彦氏である。秦氏はその著書「陰謀史観」(新潮社)の中で、田母神が2008年にアパの「真の近現代史観」論文の中で開陳した「コミンテルン陰謀史観」を「田母神史観」と命名し、以下のように鋭利にこの「史観」のトンデモ性を指摘している。
くだんの田母神論文は「ソ連情報機関の資料が発掘され......最近ではコミンテルンの仕業という説が極めて有力になってきている」と書いた。根拠としてあげられているのは、『マオ 誰も知らなかった毛沢東』のほかに『黄文雄の大東亜戦争肯定論』と櫻井よし子編『日本よ、「歴史力」を磨け』だが、後の二冊は『マオ』の受け売りだから、同じ周り灯篭を眺めたに過ぎないともいえる。(中略)田母神俊雄は「盧溝橋事件にしても、中国軍が最初に発砲したことは今では明らかになっている」と述べた後、「侵略どころかむしろ日本は戦争に引きずり込まれた被害者である」と断じる。さらに飛躍して「実は蒋介石はコミンテルンに動かされていた...目的は日本軍と国民党を戦わせ、両者を疲弊させ、最終的に毛沢東共産党に中国大陸を支配させることであった」と結論づけた。「シナ事変をはじめたのは中国側で、泥沼にひきづり込んだのはアメリカとイギリスでした」と論じる渡辺昇一史観と同工異曲かもしれない。因果関係を説明するのに、結果から原因へさかのぼる安直な論法だが、コミンテルン陰謀論者の間では珍しくない。蒋介石ばかりかルーズベルトや東条英機でさえも被害者に仕立てられるのだが、さすがに直取引は説得性が弱いと考えてか、側近や部下たちのシンパやスパイに踊らされたという構図にする例が多い。
(出典:秦郁彦著『陰謀史観(新潮社)』P.158、P.170〜171、一部書籍名を補足、強調筆者)
この他にも秦氏は明確な歴史的根拠を分析して「田母神史観=コミンテルン陰謀史観」なるものをことごとく撃砕している。そして上記引用でも述べたように、田母神の根拠とした3冊の書籍は、ユン・チアンによる『マオ 誰も知らなかった毛沢東』(日本刊行2005年)の受け売り(黄文雄、櫻井よし子)であることを見抜いている。ユン・チアンによる『マオ 誰も知らなかった毛沢東』を黄氏や櫻井氏や或いは田母神がどのように「受け売りしたのか」の詳細な分析は「学問的に無意味」と考えて秦氏は記述していないが、あえて私が書くとすると、まず最初にユン・チアンの、
計画(上海事変)の首謀者が蒋介石ではなく、ほぼ間違いなくスターリンだった、という点である。(中略)スパイは張治中という名の将軍で、(中略)モスクワは国民党軍の高い位置にスパイを送り込もうという確固たる意志を持っていた。
(出典:『マオ 誰も知らなかった毛沢東』戦争拡大の影に共産党スパイ P.341、一部要約あり)
などがあり、それを黄(2006年)、櫻井(2007年)が追認していった、というのが時系列的に正しい説明であろう。そして2008年の田母神論文(2008年)と結実する。つまりユン・チアン(2005年)→1年後に黄、さらにその1年後に櫻井、そして3年越しに田母神と、この「コミンテルン陰謀史観」は培養されていったのである。
このような保守界隈で「正史」となっていったゼロ年代後半の「コミンテルン陰謀史観」の総決算が田母神論文であり、今回の「アパホテル問題」は、現在でも根強く残る、何ら歴史的根拠のないこの時期に培養された「コミンテルン陰謀史観」の残滓たる、「氷山の一角」なのである。
素人でもおかしいと分かるコミンテルン陰謀史観
仮に歴史の素人でも、ソ連のスパイが毛沢東や蒋介石などを通じて日本を意のままに操り、やがてそれが日米戦争にまで進展するという歴史観は、裏返すと「ソ連のスパイに騙されて大戦争をするほど、当時の日本人は馬鹿だった」と言っているのに等しく、これこそ自虐史観の総本山のように思えるのではないか。「コミンテルン陰謀史観」を採用すればするほど、当時の日本や日本人は、ソ連のスパイに騙されて操られるくらい、馬鹿で愚鈍であったと自虐しているに等しいであろう。
-
1936年から1938年にかけて、ソ連はスペイン内戦に介入し、多数の共産党員や軍事顧問団をスペイン政府軍側に送った。しかし、ソ連が支援したスペイン政府軍は、反乱軍たるフランコ将軍に勝てなかった。あるいは1941年6月、独ソ不可侵条約を侵犯してドイツ軍がソ連領に殺到した。ソ連軍は散々蹂躙され、すわモスクワ陥落寸前にまで戦局は悪化した。コミンテルンが毛沢東や蒋介石を意のままに動かし、ひいてはルーズベルトまでを操って日本に戦争を仕掛けるように差し向けるほどの実力を持っているのだとしたら、どうしてフランコに勝てないのだろうか。どうしてドイツ軍に対して独ソ戦緒戦で完全敗北を重ねたのだろうか。このように「コミンテルン陰謀史観」とは、単純な教科書知識のみであっても、簡単に撃砕することのできる、歴史学的根拠の全くない、出鱈目・トンデモの類なのである。
>>603-606
問題は、このような何ら歴史的根拠のない陰謀論が、元谷氏をはじめ保守界隈に地下茎のように行き渡り、それに寄生するネット右翼(保守)をはじめ、多くの保守界隈の人々がいまだにこの「コミンテルン陰謀史観」を信奉しているということだ。今回の「アパホテル問題」は、単にアパホテルの経営者の個人的思想の開陳というお話ではなく、保守界隈に蔓延する「コミンテルン陰謀史観」から出発した「日本被害者史観」の培養、そして南京事件の完全否定や慰安婦の全否定などの、歴史的根拠のない「間違った」歴史観の先端が世界に露呈したという点だ。
「史学」を名乗れぬトンデモ陰謀史観
本稿冒頭で述べた通り、たとえ間違いとはいえ、自らの信じる歴史観を本にまとめ、それを私企業が客室に置く行為は言論の自由である。しかし、その内容は到底「真の近現代史観」とか「理論近現代史学」などと、苟も「史学」を冠するには到底ふさわしくない俗流にも劣る、根拠なき「陰謀史観」に他ならないのである。糾弾されるべきなのはアパグループとか元谷氏ではなく、このようなトンデモ「陰謀史観」を正史として疑わず、そのまま界隈の常識として運用し続ける保守界隈全般の知的堕落に向かうべきではないだろうか。
なぜなら、すでに書いたように、仮に元谷氏の著作を客室から撤去したにせよ、この手の陰謀論は次から次へと、また別の場所で沸き起こるからである。誰かがこのような陰謀論の歴史学的根拠の無さを指摘しようにも「反日だ」「左翼だ」の一言で、逆に被糾弾者間の結束が強まるだけだからである。
すでに述べたように「コミンテルン陰謀史観」は、保守界隈に根深く浸透しており、専業作家ではない元谷氏は、すでに先行していた黄氏や櫻井氏の言葉を転用したに過ぎないと容易に推察できる。そしてその黄や櫻井すら、秦氏が鋭利に指摘したようにその「元ネタ」はユン・チアンの本にすぎない。まさに秦氏の指摘通り「同じ周り灯篭を眺めたに過ぎない」といえるのである。
秦郁彦氏は、陰謀史観の本質を次のように評している。
(陰謀史観にある)この種の矛盾や疑問を問いただしても、仕掛け人たちはびくともしない。論証をされても「参った」とは言わないし、予言が外れても平気で手直しするだけに終わる。読者も苦にしないどころか、逆に「トリック破り」を白眼視する傾向さえある。だからこそ、陰謀論と陰謀史観はいつの時代でも栄えていくのだろう。
(出典:前掲書、P.248、括弧内筆者)
第二、第三の「アパホテル問題」は、またすぐに発生するだろう。
古谷経衡(ふるやつねひら)文筆家。1982年北海道生まれ。立命館大文学部卒。日本ペンクラブ正会員、NPO法人江東映像文化振興事業団理事長。主な著書に「草食系のための対米自立論」(小学館)、「ヒトラーはなぜ猫が嫌いだったのか」(コアマガジン)、「左翼も右翼もウソばかり」(新潮社)、「ネット右翼の終わり」(晶文社)、「戦後イデオロギーは日本人を幸せにしたか」(イーストプレス)など多数。
-
2016年12月20日 08時27分 更新
スピン経済の歩き方:
「日本の鉄道は世界一」という人がヤバい理由
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1612/20/news045.html
「鉄道が時間通りに到着するのはスゴい!」といった声を耳にすることがあるが、筆者の窪田氏はこのような自慢をし始めると「ヤバいのでは」と警鐘を鳴らしている。なぜ、ヤバいのか。
[窪田順生,ITmedia
… そうそう、こういうところは日本人が世界一なんだよ、と誇らしげな気持ちになっている方たちには申し訳ないが、個人的には「運行ダイヤの正確さを世界に誇る国」とみられているのは、あまり喜ばしいことではないと思っている。
なぜか。実はあまりにも度を越した「電車の正確さ」というのは、ファシズム(全体主義)に陥った社会特有の現象だからだ。
何を言っているのだ、この反日ライターはとお怒りになる方も多いかもしれないが、実は過去にも鉄道の正確さをファシズムと結びつけたジャーナリストがいる。
その人は、ヒトラーにインタビューを行い、「ナチ党なんてポピュリズム集団だろ」と多くの知識人が鼻で笑っていた時代から、欧州を覆いはじめたファシズムの台頭に警鐘を鳴らしていた。
もうお分かりだろう、ピーター・F・ドラッカーだ。
戦後の「自信の取り戻し方」に大きな問題
ドラッカーは、1933年、ヒトラーが政権をとった日の数週間後に書き始めた『「経済人」の終わり』(ダイヤモンド社)の中で以下のように書いている。
『イタリアの印象を聞かれて、「乞食がいなかった。汽車が時間通りに走っていた」と答えた老婦人を馬鹿にしてはならない。なまじの論文よりも、よほどファシズムの本質をついている。ファシズムにおいては、汽車が時間通りに走り、乞食が大通りから追い払われる。南大西洋で最高速の船を運航し、世界一道幅の広い道路をつくる。組織と技術の細部それ自体が目的と化す。技術的、経済的、軍事的な有用性さえ、二の次となる』(経済人の終わり)
どうだろう、今の日本社会と妙にシンクロしないか。
「日本の鉄道は世界一」をうたうわけだから普通に考えれば、「世界一快適な通勤ラッシュ」とか「世界一安全な鉄道」とか「交通機関としての有用性」に注目があたるはずだ。しかし、なぜか「運行ダイヤの正確さ」という「技術の細部」にフォーカスがあてられ、いつの間にやらそれを追求すること自体が目的化してしまう。
技術や組織力なんてどうでもいいなどと言っているわけではない。本来、人間を幸せにする目的のために「組織」や「技術」があるはずのに、いつの間にやらそこにいる人間をすっ飛ばして、「組織」や「技術」が最も優先されるという本末転倒な事態に、日本人は陥りがちだと申し上げたいのだ。
-
>>607-608
人間という「個」をすっ飛ばしてしまう傾向はいろんなところからもみてとれる。先ほどの内閣府の調査で、日本の若者たちが「自信がない」と述べていたが、それはあくまで「個」に限定される。実は「自国民であることに誇りを持っている」と70%以上が回答をしており、米国(76.2%)、英国(72.7%)らに次ぐ高い水準となっている。また、「自国のために役立つと思うようなことをしたい」というのでは、なんと54.5%でトップ。つまり、日本の若者たちは個人としての自信はないが、日本という「組織」の話になると、他国の若者と比較にならないほどの自信をもっているというのだ。
「いや、日本人は集団行動が好きだからだよ」とか「日本人は個人よりも公を重んじるからだ」とかいろいろ言う方がいるが、個人的にはそういう生来(せいらい)ものではなく、戦後の「自信の取り戻し方」に大きな問題があると思っている。
…50〜60代が、まだ若者だったころからバブル崩壊くらいまでに、「退却神経症」という病気が注目された。聞きなれない言葉だと思うが、当時の日本経済新聞で、その「病」にかかったと思しき山本(仮名)という若者が上司とともに、病院を訪れた様子が描かれている。
『場所は都内の精神科の病院。母親ともども山本を連れて来た上司は「能力はあるのに、自分中心主義で無気力。退社時刻の五時になると、残業を命じても、帰ってしまう」と山本の「病状」を医師に訴えた。
カルテには「いわゆる退却神経症か?」と書き込まれた。会社のために二十四時間戦う――そうしたビジネス最前線から逃げ出す「病」というわけだ』(日本経済新聞 1991年11月10日)
自分たちは重い「病」にかかっている
今の若者の感覚すれば、いったい何がいけないのだと思うかもしれないが、当時は組織に貢献をしない若者は「病」とされたのだ。「ファシズム」と聞くと、「確かに戦時中は日本もそういうところがあったかもしれないけど今はこんなに自由じゃない」と思う人がほとんどだが、現代にいたるまで日本は一貫としてファシズム的社会が続いているのだ。… 日本はこういう「個」で自信に満ちて生きる若者を徹底的に排除してきた。「日本はスゴい!」「日本は世界一!」と声高に叫ぶ人はたくさんいるのに、「俺はスゴい!」と言える人が少ないのは、そういう理由だ。
… かつてドラッカーがファシズムの本質だと述べた「運行ダイヤの正確さ」を誇らしげに感じてしまう我々に問題はないのか。そろそろ自分たちが重い「病」にかかっていることを自覚したほうがいい。
-
alt-right(オルタナ右翼)とはようするに何なのか
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/09/alt-right.php
2016年9月5日(月)17時10分
八田真行(駿河台大学経済経営学部専任講師、GLOCOM客員研究員)
<米大統領選の中で、alt-right(オルタナ右翼)と呼ばれるもう一つの右翼・保守思想が注目を集めている。その思想は、既存の保守主義とどのように違うのか、どのように生まれたのか考える...>
現行の右翼・保守思想に対するオルタナティヴ
alt-right(オルタナ右翼)について日本語で読めるまとまった紹介がまだ無いようなので、私なりに書いてみることにした。政治学は専門ではないし、そもそも私の関心はalt-right全般ではなく前に取り上げた新反動主義だけなのだが、一応様々な文献を読んだり(ここしばらくアメリカのメディアはalt-right関係の記事を量産している)、alt-rightな人々が集う掲示板やチャット、Twitterのハッシュタグを覗いたりはしてみた。といっても、あくまで個人的な解釈と考えてもらいたい。
【参考記事】アメリカの「ネトウヨ」と「新反動主義」
まず、「alt-」rightというくらいなので、rightすなわちアメリカにおける現行の右翼・保守思想に対するオルタナティヴ(別の選択肢)がalt-rightということになる。一言で言えば、スタンダードなrightでは手ぬるい、と考える人々がalt-rightなわけだ。ちなみに、alt-rightというのは彼らが自分で名乗った自称(alt-rightの代表的論客の一人であるリチャード・B・スペンサーという人が名付け親だと言われている)であって、反対派が勝手に貼ったレッテルではない。
で、ここで言うrightとは具体的に言えば米共和党が現在掲げる保守主義である。米共和党の主張というのも時代によって相当変化しているのでなかなか一概に言えないのだが、ブッシュ(息子)政権以来のこの十数年くらいだと、大きく分けて3つの党派がせめぎ合ってきたように思われる。
1. ネオコンサバティズム(新保守主義)
いわゆる「ネオコン」で、アメリカでも「ネオコン」という略称のほうが通りが良い。「小さな政府」や経済的・個人的自由の称揚、大企業優遇、自由貿易やグローバリゼーション(もちろん移民も)の推進、そしてイラク戦争のような海外への(軍事行動を含む)積極関与など、米共和党と言われてすぐ思い浮かぶような政策はだいたいネオコン的である。ブッシュ政権でいわゆるネオコン人脈が要職を占めたこともあり、現在でも共和党の主流派においては、ネオコン的な思想が(かつてほどではないにしても)支配的のように思われる。
2. ペイリオコンサバティズム(旧保守主義)
秩父でパレオエクスプレスというSL列車が走っているが、あのパレオと同じで、パレオというのは「旧」を意味する(本来の発音は「ペイリオ」だが)。「ペイリオコン」とも呼ばれ、ネオコンに対する旧来型の保守を意味する。
ペイリオコンは「小さな政府」を志向し、経済的自由を重視して福祉国家を敵視する。この点ではネオコンとだいたい同じだが、後はほとんど全ての点でネオコンとは逆である。ネオコンのような海外への介入主義ではなく、国外には出来るだけ手を出さないという孤立主義が強い(イラクやアフガンの泥沼化がこの傾向に拍車をかけている)。キリスト教の伝統に強く支配されているので、同性婚や妊娠中絶など個人的・社会的自由に関しては非常に保守的である。グローバリゼーションにも反対で、移民に反対だし、多文化主義を拒否して西洋的な慣習を重視する。
ペイリオコンは、そもそもネオコンが保守だと思っていないのである。実際、初期のネオコンは大体が共産主義者から転向した人々で、特にいわゆるトロツキストが多かった。トロツキーは世界に共産主義を輸出するという世界革命論を唱えていた人だが、ネオコンは共産主義の代わりに(腕ずくでも)自由を世界に広めようとした。これは過去との継続性や漸進主義を重視するオーソドックスな保守の立場からすれば、ずいぶん変な考え方なわけだ。
-
3. リバタリアニズム
リバタリアニズムは、私的財産権の不可侵を基本に経済的な自由も個人的・社会的な自由も最大限に重視するという、自由至上主義である。国家や政府は個人の自由を侵害するものと見なし、その最小化・民営化を目指す。一方で全ては自己責任であり個人の自由なので、当事者が望む以上同性婚もOK、ドラッグもOK、なんでもOKである。伝統的な価値や宗教などは重視しないし、無神論者も多い。リバタリアニズムをさらに徹底させた政党として、リバタリアン党というのもある。
共和党とリバタリアニズム、あるいはペイリオコンを考える上で厄介なのがティーパーティ運動である。そもそもティーパーティ運動は、名付け親がリバタリアニズムの旗頭だったロン・ポールだったくらいで、リバタリアニズムの流れを汲んでいる。しかしある時点から、ペイリオコンの支持基盤である宗教保守派の影響力が非常に強くなり、どちらかといえばペイリオコンの色彩が強くなった。宗教右派の支持が強いテッド・クルーズやベン・カーソンがティーパーティ運動の代表的な候補とされることがその象徴だ。
alt-rightは既存の保守主義とどのように違うのか
では、alt-rightはこの3派とどのように違うのか。
alt-rightの統一されたイデオロギーは存在しないのではっきりしたことは言えないのだが、とりあえず注目すべき点は、alt-rightがネット発の運動だということである。伝統的な右派政治運動、あるいはNational Reviewのような保守思想とつながりの深い雑誌等ではなく、保守系とされるウェブメディアや掲示板、チャットルーム、TwitterやFacebook等における議論から育ってきた。また、ミームの拡散のようなソーシャル・メディアの活用やネット荒らし(trolling)、果てはサイバー攻撃など、良きにつけ悪きに付けネットの使い方が洗練されている。だから、「アメリカのネトウヨ」なわけだ。ちなみにalt-rightは若者による運動と言われることもあるが、平均年齢は3?40歳程度と比較的高めであるとも言われている(ただし、これには諸説ある)。
さらに、インディアナ大学の研究チームがハッシュタグ#AltRightMeansの付いたツイート約5万件の分析をしていて、それによればalt-rightで頻出するテーマは3つに大別されるとのことである。
1. 反フェミニズム、反多文化主義、反ポリティカル・コレクトネス、白人の罪悪感と特権
反フェミ、反多文化主義(ようするに移民排斥)、反PCはalt-rightの根幹であり、相互に関連している。これは、一言で言えば「自分が言いたいことを言えない」ということへの不満なのだと思う。言うとリベラルに言葉狩りされ、人非人のごとく糾弾される(と、少なくとも当人たちは思っている)。こうしたことへの不満がalt-rightを駆動する最大のエネルギーなのだ。ちなみに、こうした自分たちに批判的なリベラルのことをalt-rightではSJW(Social Justice Warrior)と呼び、攻撃対象としている。SJWは直訳すれば「社会正義の闘士」「正義の味方」ということで、別に悪い意味ではないのだが、alt-right的には、むしろ独りよがりの抑圧的な糾弾者、くらいの蔑称となっている。
更に言えば、alt-rightはいわゆるアイデンティティ・ポリティクスから多くを学んだのである。アイデンティティ・ポリティクスとは、女性や黒人など社会的に抑圧されている集団が、マイノリティであることをてこに政治的な目標を達成しようとする活動のことだが、その手法が多くalt-rightに取り入れられている。よって、自分たちが批判されると、白人差別だ!ヘイトスピーチだ!などと反撃するようになったのだ(実際、そう言われても仕方が無いようなアホなリベラルというのも結構いるのだが)。裏を返せば、白人を中心とするalt-rightは、すでに自分たちがマイノリティだと思っているのである。これが、移民や多文化主義への嫌悪、排外主義につながっている。
なお、最後の白人の罪悪感と特権(white guilt and privilege)というのは、ようするに白人は特別であるということと、それとは裏腹に白人が不当に迫害されているという考え方である。黒人が黒人であることに誇りを持つと言っても誰も批判しないのに、白人が白人であることに誇りを持つなどと言うとすぐレイシスト扱いされる(そしてアメリカでレイシスト扱いされるということは社会的な破滅である)、というような。
-
2. レイシズム、ミソジニー
1とかぶる部分もあるが、露骨なレイシズムやミソジニー(女性嫌悪)的言説もよく見かける。レイシズムに関しては、素朴な白人至上主義や陰謀論的反ユダヤ主義もあれば、いわゆるレイシャリズム(racialism)、あるいはレイス・リアリズム―人種間、あるいは個々の人間の間において遺伝子レベルで知的・身体的能力に違いがあり、平等は幻想である―といった、疑似科学的、優生学的な装いをまとったものもある。アメリカのレイシズムというと黒人差別という印象が強いのだが、私が見たところ、むしろ「平等の否定」あるいは「格差の肯定」のほうに力点が置かれているように思う(ので、黒人やユダヤ人のalt-rightというのも皆無ではない)。先に書いた新反動主義の一部のように、人種差別というよりは能力差別、知能差別に力点を置く派もある。
alt-rightにおけるミソジニー、あるいはマノスフィア(manosphere、男性中心世界とでも訳すべきか)に関してはいろいろとややこしいので、詳しい話は別稿に回したい。とりあえず、もてない男、性的弱者がalt-rightに走る、というような単純な話ではないと思う。
一応強調しておくと、日本ではalt-rightにはアニメオタクが多い、あるいはアニオタがalt-rightになる、というような言説が見られるが、これは違うと思う。何人かの著名なalt-rightがアニメ好きであることは間違いないし、Twitter等でアニメアイコンを使う人がいるのも事実だが、他のウェブメディアのコメント欄等を見ると大多数というほどではないし、アニメ・ヘイターもいる。そもそも女性のalt-rightも相当数いる(alt-rightのミソジニーは強烈なので、これはこれで意味がよく分からないのだが)。ただ、日本に関して、移民を入れない同質的な日本はもめ事が少なくて豊かで平和でうらやましい、