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政治思想総合スレ
560
:
とはずがたり
:2016/02/17(水) 18:51:11
>>559-560
保守概念の捉え方は
櫻田氏に軍配が上がる
こうした保守論壇の分断は、そもそも「保守」という言葉を、どう捉えるかという立場の相違に起因する。
具体的に言えば、櫻井氏の指す「保守」は、現在の日本の政治、およびマスコミが想定している「保守」である。一方で、櫻田氏の語る「保守」とは、より大きな国家像で政治体制を眺めた場合に想定される「保守」である。
じつは、言葉の意味のみを考えれば、どちらも正解なのである。「広辞苑」に当たってみよう。
【保守】
(1)たちまもること。正常な状態などを維持すること。「機械の―」
(2)旧来の風習・伝統を重んじ、それを保存しようとすること。⇔革新
対中政策からみれば、櫻田氏の「保守」が(1)に該当し、櫻井氏のそれが(2)ということになるのだろう。どちらも「保守」である。
だが、ここで国体の統治権から考えた場合の「保守」概念は、櫻田氏のそれに軍配を上げざるを得ない。
現状の政治体制を維持するということが「保守」であるならば、中国との関係を改善し、日本政府の立場を安定させるという意味で、安倍氏の訪中もまた「保守」になる。
つまり「保守」とは、政治体制、あるいは国家の主権を維持・保存するために変わることを許しているのだ。いや、変わらなければ、「保守」とはいえないのである。なぜなら、世界は常に変化し、現実社会は必ず変わるからだ。
不変の思想に捉われるのは、じつは「革新」であり、それは現行の政治体制の否定につながる。現実社会が不変であるという概念から出発した「保守」は、結果、革新勢力と同根なのである。
『諸君!』の冒頭で、櫻田氏の語った次の言葉が真の「保守」を端的に表している。
〈私がイメージする保守政治家とは、複雑に変転する現実と予測不可能な未来を前にして、常に国民の幸福の総和が最大限になるよう、臨機応変に政策を打ち出す人々のことです。しかし、最近、保守を自称する政治家たちの言動を観察していると、彼らは「政治活動家」ではないかと思うことがあります。「政治活動家」とは、自分の頭の中に思い描いたビジョンに現実のほうを合わせようという行動原理の持ち主で、共産主義者がその典型例です。「北朝鮮と交渉する政治家は売国奴云々」といった狭溢な視座しか持てず、自ずと選択肢を狭めてしまう。また、自分の政治信条と少しでも違うところのある者を排除してしまう。安倍氏が自分と近しい者ばかりを集めて「お友達内閣」を形成したのは、その好例でしょう。これではイデオロギー先行型の左翼活動家とたいして変わらない。本来の保守政治家はもっとフレキシブルであるべきで、いざとなれば社民党と話ができるぐらいの腹がなければなりません〉
筆者はこれにほぼ同意する。
この際、自称「保守政治家」たちは、そろそろ本当の「保守」を勉強しなおしたらどうだろうか。
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