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政治思想総合スレ

773名無しさん:2020/09/11(金) 13:52:32
>>772

 菅さんは『サンデー毎日』2014年1月5日号に掲載されたインタビュー(「ぬるま湯ニッポンを大改革する 安倍政権の大番頭 菅義偉官房長官」)で、安倍さんと出会った時のことを、次のように述べています。

 正直言うとね、国家観というものが私にはなかったんです(笑)。安倍さんの話を聞いて、すごいなあと。安倍さんが官房副長官のときです

 菅さんは自分自身で明言しているように、「国家観」に対する関心を持っていません。歴史認識などについても、右派的なこだわりを強く持っているわけではありません。価値の問題については、非常にプラグマティックに行動する政治家だといえるでしょう。

 ■岸田文雄が失敗し続ける理由

 次に岸田文雄さんを見ていくことにしましょう。岸田さんは極めてスタンスが曖昧な政治家です。明確なヴィジョンを打ち出すことが出来ず、どのような国家構想を持っているのかが見えづらいことが特徴です。これは、ある意味でバランスのとれた政治家ということができると思いますが、実態としては典型的な風見鶏で、権力者の顔色を見ることに長けた人といえるでしょう。

 岸田さんは、報道されているように、安倍さんからの禅譲を狙っていました。しかし、私は拙著『自民党 価値とリスクのマトリクス』の中で、禅譲への期待を持つべきではないと指摘しました。これには根拠があります。

 安倍首相がかつて、繰り返し語っていたエピソードがあります。それは、祖父の岸信介が60年安保騒動の際に、大野伴睦に禅譲を明記した念書を渡し、協力を求めたと言うものです。岸の後に首相の座に就いたのは、大野ではなく池田勇人です。つまり、岸は自ら記した念書を反故にしたのです。

 これについて、安倍首相は岸の行為を高く評価しています。政治は心情倫理よりも責任倫理が重要であって、結果責任こそが重要だと述べています。安倍首相が禅譲話を反故にすることは、本人の書いたものをしっかり研究しておけば、容易に想像できたことです。

 岸田さんは本来、図のⅡのゾーンに位置づけられるべき政治家です。このゾーンは、彼が率いる宏池会が担ってきたゾーンで、自民党の保守本流とされるものでした。


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