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政治思想総合スレ
725
:
とはずがたり
:2018/10/19(金) 16:32:59
>>724
■防大4年のときに「三島事件」を体験した
――防衛大学校時代では、1970年に起きた「三島事件」。…軍隊ごっこみたいに言う人も当時いたと思うんですが、…このころの防衛大学校校長はどなたでしたか?
田母神 猪木正道さんです。…
――猪木正道さんは『正論』などでも執筆活動され、保守論壇の大御所という感じがしますが、一方で民社党を支持する論者でもありました。田母神さんが学校で見た猪木さんの印象はどういうものでしたか?
田母神 ちょっとリベラルだなという感じは、当時から受けていましたね。たとえば「イギリスでは国防省の軍人は制服を着ないんだ。だから自衛隊も防衛庁の中では制服を着ないほうがいいんじゃないか」という話を猪木さんがされるのを聞いた覚えがあるんです。私はそれは違うんじゃないかって反発してしまいましたね。あと、猪木さんの三島事件に対する評価にショックを受けました。
――どんな評価だったんでしょうか。
田母神 事件が起こるまで猪木さんは三島を絶賛していたはずなんです。私たち学生の前でもそういう話をしていたように思います。ところが、あの事件後、評価がコロッと変わったんです。三島由紀夫はとんでもないやつだ、と。私は学生ながらに「学校長、人ってそんなに変われるもんですか」と思ってしまいましたよ。あれは、けっこうショッキングでした。
■「プロレスラーに飛び掛かるバカはいない」
――最近ですと陸上型イージス、イージスアショアに防衛予算を支出することが問題にもなりました。田母神さんは…日本がアメリカ製のものばかり買うことに批判的なことを書かれていましたよね。
田母神 イージスアショアについて言えばね、これはお金が無限にあれば必要な兵器だと思いますが、自衛隊の予算の現実から、日本は攻撃力を持たないまま、これ以上守りを固めるのは優先順位が間違っていると思います。戦争に巻き込まれないためには日本は攻撃力を持たなければなりません。そもそも世界の空軍というのは、主体が攻撃力。戦闘機、爆撃機の攻撃力です。ところが日本の場合、航空自衛隊は守りに偏った空軍で、その割合は守りが8割、攻撃が2割といったところ。そうなると自然と、攻撃についてはアメリカに依存せざるを得なくなる。これではアメリカの国家戦略の思うがままですよ。自衛隊の戦力発揮がアメリカに依存する構造が強化されて、自衛隊の自立が出来ません。
自衛隊の自立が出来なければ日本国の自立はできません。日本が今持つべきは攻撃力です。相手を攻撃する能力がなければ抑止力になりません。…
田母神 戦争って結局「金儲け」のためにやるものなんですよ。でも北朝鮮の場合、アメリカや日本に向けてミサイル撃って戦争を仕掛けても、儲からないことは目に見えている。そんなことしたら、北朝鮮は余計締め上げられるだけなんです。アメリカだって同じ「金儲け」の論理から北朝鮮を先制攻撃しないわけです。なぜかというと、北朝鮮があったほうがアメリカの国益に資するから。ああいう「ならず者国家」があるから、世界にはアメリカが必要だろうと。イージスアショアが必要だろうと。北朝鮮という国は、アメリカにとって武器を販売するための「理由」になっているんです。
■「安全保障的リアリズム」は、いつ頃から身についた?
――そういったある種の「安全保障的リアリズム」は、いつ頃から身についたと思われますか?
田母神 自衛隊にいる間になぜ戦争になるのか、戦争の原因などを考えることが多くあります。もちろん自衛隊幹部学校における教育も影響しているとは思います。基本的に幹部学校で自衛官の教官から教えられるものは戦術、戦法、指揮、統率といったものが多いのですが、そのほかの外交とは何たるかといったあたりは外部招聘の講師の話を聞いて学ぶことが多かった。自衛隊の実務と学校教育を通じて自分なりの戦争観が出来上がっていったと思います。40歳を過ぎるころには今のような考えになっていたと思います。
――どんな講師の方が来たか覚えていますか?
田母神 それはやっぱり渡部昇一先生がいて、田久保忠衛先生もいらっしゃいましたね。あとは、経済学者の加藤寛先生、内橋克人先生等を覚えております。各省庁の役人の課長ぐらいの人もけっこう来ていましたね。外務省の大使経験者も何人かおられたと思います。
――その頃、新聞はとっていましたか?
田母神 上司から「産経新聞をとったらどうだね」と言われて購読してました。それ以来、産経は読んでいますね。月刊誌としては『正論』を読むようになりました。
――拘置所の中で産経が読めなくて困ったという話が著書にありますが。
田母神 あれには参った。仕方がないから読売で我慢した。…
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