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政治思想総合スレ
774
:
名無しさん
:2020/09/11(金) 13:52:57
>>773
一方、安倍首相はⅣのゾーンの政治家で、岸田さんとは真逆のタイプです。二人は、理念や政策では、相容れない政治家のはずです。
しかし、岸田さんは、安倍さんからの首相の禅譲を狙い、外務大臣・政調会長として安倍内閣を支えてきました。そして、その過程で、安倍内閣と対立しないように、考え方をⅣに寄せていき、態度を曖昧にしてきました。
その結果、一体、何をやりたい政治家なのかが不明瞭になり、風見鶏の側面ばかりが目立つようになりました。
拙著『自民党』では、安倍内閣期の岸田さんを、ど真ん中のゼロ地点に置きました。つまり、特色がなく、どのような国家を作りたいのかが全く見えない政治家なのです。
メディアでは「発信力が乏しい」とよく言われていますが、それもそのはずです。積極的に発信することを控えることで、自らのポジションを獲得してきたのが、これまでの歩みだったからです。
総裁選を闘うにあたって、岸田さんはこれまでの曖昧な態度からの脱却を目指しています。格差社会の是正を強調することで、リスクの社会化を打ち出していますが、やはり時すでに遅しです。
自らが支えてきた安倍政権を高く評価する姿勢との矛盾を埋めることが出来ず、信頼を失っているというのが現状でしょう。しかも、リベラルな価値への言及が欠如しているため、踏み込みが足りません。
総裁戦後、岸田さんが行うべきことは政治哲学の再構築です。菅さんのような策謀術もなく、政治哲学もしっかりしないようでは、首相への道は開かれないでしょう。
■石破茂:保守本流のフラッグを獲得
最後に、石破茂さんを見ていきたいと思います。石破さんは岸田さんとは対照的に、近年は安倍内閣と距離を置き、批判的なスタンスを示してきました。時にその批判は厳しく、「首相を後ろから撃っている」と言われるほどでした。
石破さんは、もともと図のⅢに位置づけられる政治家でした。このゾーンは新自由主義で、河野太郎さんなども、同じ枠に位置づけられる政治家です。
しかし、石破さんはこの数年で、ポジションを変化させています。それはⅢからⅡへの変化です。このゾーンは前述のように宏池会が担ってきた保守本流の枠なのですが、ここが岸田さんの曖昧な態度によって空洞になっていました。そこに場所を見つけ、安倍内閣と対峙したのが石破さんです。
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