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政治思想総合スレ

814とはずがたり:2021/08/21(土) 17:07:06

日本でなぜポピュリズムが台頭しないのかを中東メディアが分析
8/21(土) 7:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/7cc57811242ed2c468e5b66b1eb5f13434ee507e
クーリエ・ジャポン

2016年9月、大統領選討論会で、共和党候補としてスピーチをしたドナルド・トランプPhoto by Win McNamee / Getty Images

カタールメディア「アルジャジーラ」が「日本ではなぜポピュリズムが人気がないのか」とする記事を掲載した。

【画像】日本でなぜポピュリズムが台頭しないのかを中東メディアが分析

欧米に比べて日本ではポピュリズムが目立たないと指摘したうえで、選挙制度や経済格差、「比較的統一された文化」など、あらゆる角度からその理由を分析している。中東メディアが見た日本の姿はどのようなものだろうか。

日本を静かに通り過ぎた
1987年4月1日、当時の首相だった中曽根康弘は、急進的な労働組合運動に致命的な打撃を与えた。

中曽根は、国鉄を7つの民営鉄道会社に分割。その過程で、強大な国鉄労働組合は壊滅させ、日本のボトムアップ政治の主要なプラットフォームは消滅したのだった。

中曽根の国鉄分割は、日本の独立した組合の力に対する、とどめの一撃だった。これは、1981年にアメリカでロナルド・レーガン大統領が航空管制官組合員を解雇したことや、1985年にイギリスでマーガレット・サッチャー首相が全国炭鉱労働組合を屈服させたのと同様だった(中曽根がこれらの指導者と個人的な友人であり、政治的な同盟者であったことは偶然ではない)。

1980年代末までに、日本のほとんどの労働組合は、慎重で保守的な日本労働組合総連合会(連合)の傘下に再編された。連合は、30年以上の歴史の中で大規模なストライキを支援したことのないおとなしい労働組織であり、労働者の雇用保障、毎年の小幅な賃上げ、職場の安全性向上策などを主張し、体制側の小さな立場で甘んじてきた。

労働組合を手なずけたことで、中曽根の期待通りに10年も経たないうちに野党第1党の日本社会党が崩壊。それまで、日本社会党は国内第2位の政党だったが、選挙戦に動員できる組合員の後ろ盾を欠き、経済団体や専門家団体の政権与党への支援に対抗できなくなった。

これにより、反体制的な政治運動、つまり草の根的な意見や反体制的な意見を推進する政治運動が、日本の政界で成長し、発展する余地があった時代は終わりを告げた。

言い換えれば、これが2020年代初頭に他の先進民主主義国を席巻したポピュリズムの波が、満足もしくは無関心な日本を静かに通り過ぎたように見える要因の1つでもある。

北米や欧州に比べて相対的に弱め
まず言っておかねばならないが、「ポピュリズム」について誰もが認める定義はない。一般的には「国民」の代表者として、来るべき進歩を妨げているとされる腐敗したエリートと闘う政治指導者が含まれている。

それ以上に、ポピュリズムがどんなものかを具体的に説明するのは難しい。

いずれにせよ、日本の政治家が好んでメンバーになりたがるG7の国々の北米やヨーロッパに比べて、現在の日本ではポピュリズムが弱めという相対的なコンセンサスが得られている。

このような日本におけるポピュリズム政治の相対的弱さを説明するのに、政治システムに構造的な障害があると指摘する学者もいる。

西南学院大学のクリス・ウィンクラー准教授は、日本の政治システムは「どの政党にとっても、特にポピュリスト政党にとって非常に高いハードルがある」と考えている。

長く政権を維持してきた自民党を除いて、国政レベルの政治家は、投票での勝算を高めるため、異なる意見を持つ人々と妥協したり、他の小政党と協力したりすることを余儀なくされる。


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