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政治思想総合スレ

330名無しさん:2009/10/24(土) 13:04:23
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20091019-01-1301.html

日本の「保守」は社会主義
2009年10月19日 The JOURNAL
 鳩山政権が誕生して1ヶ月が過ぎた。この1ヶ月で最も感じた事は日本の政治には「勘違い」が多すぎるという事である。初めての政権交代だから仕方がないと言えばそれまでだが、民主主義の名の下に一党支配が長く続いてきたため、日本人には政治を「考える力」がなくなり、妙な宣伝に乗せられてしまっているのではないかという気がする。
 
 民主主義政治で最も尊重されなければならないのは選挙で示された国民の意思である。選挙で国民は政党の政策を見比べて判断を下す。国民の負託を受けた政党の政策が国家の基本方針となる。そこで政策がリセットされる。国家の政策を国民が選挙で選べる仕組みが民主主義政治である。
 
 かつて「政局よりも政策が大事」と言った総理がいた。それがどれほど愚かな言葉であるかを今回の選挙で国民も理解したと思う。政策を実現するのは選挙=政局である。政策は学者や官僚でも作れるが、政局は政治家にしか出来ない。従って政局で政策を実現するのが政治家の仕事である。学者や官僚は「政局よりも政策が大事」と言うかもしれないが、政治家がその言葉を口にするのはおかしい。しかし前の総理はそう言った。これまで政権交代をさせないようにしてきた官僚のセリフを政治家が代弁させられていたからである。
 
 「危機に政治空白は許されない」という言葉も聞いた。危機こそ国民が団結して対処しなければならない時である。国民から支持された政権が国民の支持を得た政策で内外の課題に立ち向かう必要がある。従って選挙は政治空白どころか危機に対する最善の方法である。国民に支持されない政権がだらだら続く事こそ政治空白を生み出す。この倒錯した論理も政権交代をさせたくない官僚のサル知恵から出てくる。こうして政治の「勘違い」が生まれる。
 
 政権交代が決まった日から新政権が誕生するまでの移行期に、前政権と新政権の政策が異なる場合は、とりあえず前政権の政策を一時停止するのが常識である。ところが我が国では前政権と新政権で意見がくい違う消費者庁が前政権の方針のままスタートしたり、前政権が作った補正予算の執行作業が停止されず、地方自治体が「そのまま執行しろ」と新政権に迫ったりした。
 
 その時の首長達の言いぐさが「一方的に停止するのは民主主義的でない」というものである。選挙で示された国民の意思は前政権の政策を否定して新政権の政策を求めている。それなのに民主主義を盾に前政権の政策を要求する地方自治体の首長達は、国民の意思を何だと思っているのだろうか。民主主義の「勘違い」も甚だしい。
 
 ダムや道路建設の中止についても同様である。新政権の方針に反対する人たちは「民主主義は手続きが大事だ」と言い、「中止は一方的だ」と非難した。しかし中止を求めたのは国民の意思である。無論、民主主義は少数意見を尊重するので少数者の言い分を良く聞く必要はある。修正できる部分があれば修正もする。しかし決定そのものを覆す事は出来ない。覆せばそれこそ民主主義に反する。その事を誰も言わない。みんなで「勘違い」したままである。
 
 野党に転落した自民党は政権奪還のための議論を始めた。大いに議論して確かな再生を図って欲しいと思う。期待もしていた。ところが議論を聞いているうちに首を傾げたくなった。鳩山政権の政策を「社会主義的だ」と批判し、自民党再生のために「保守の旗」を立てると言うのである。自民党を「保守政党」、民主党を「社会主義的政党」と規定して国民の支持を得ようと考えているようだが、それは大きな「勘違い」である。


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