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政治思想総合スレ
220
:
とはずがたり
:2004/11/19(金) 19:15
『終末の予感』若田恭二 せりか書房(1997) を読む。
著者は関学の政治心理学の先生
アイデンティティは「自己確認」だとかされてきたが,それは自分で自分を確認できればいいという物ではなく,社会に受け入れられた<わたし>の存在を確認するという事だから,<わたし>が社会に受け入れられていないと感じたら簡単に崩れ去ってしまうもの。
啓蒙思想によれば,人は皆自律的な「近代的自我」を持つべきだとされてきたが,20世紀の大衆社会と呼ばれる状況の元では,我々がそんなもの持っているかは疑わしい限り。リースマンが云ったように,現代の「孤独な群衆」は「自我のはっきりとした核」を以て居らず,他者との関係の中で自分を見いだそうとする。
観光とは近代の現象であり,近代大衆の出現と切り離せない。それは「工業革命の延長上に現れてきた近代(大衆)の新しい生活スタイル」(山下晋二『観光の時間,観光の空間』)
観光は個人の行動にも見えるが,観光産業が作り上げた仕組みに過ぎない。
差違への欲望は近代特有の物。従って果てしない差違への欲望(羨望)をうみだすことができる。
『パパラギ』:1910年代に一人のサモアの酋長が書いた物とされている。
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