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政治思想総合スレ

1■とはずがたり:2002/12/07(土) 02:10
ウヨ・サヨ・保守・リベラル何でもありで且つ冷静に。思想史なんかも歓迎で。

2自由党支持者〜石原シンパ〜:2002/12/07(土) 02:12
ありがとうございます。
政策的にはかなり素人ですが
私としましては議論できることは可能限り議論していきたいと思っています。

3■とはずがたり:2002/12/07(土) 02:14
こちらも詳しくはないのですが議論していきましょう。
思想は奥が深いですからねえ。お手柔らかに。

4自由党支持者〜石原シンパ〜:2002/12/07(土) 02:46
まず最初に言っておきたいことがあります。
政治思想以前に私は政治に手を突っ込むカルト(創価学会、統一協会など)や
暴力的手段を持って物事を解決しようとする政治団体(右翼、極左の中核派と言われる勢力など)
は政治思想を論ずる以前に社会公共に著しく迷惑をかけているので
私は断固として許せません。政治思想を語る以前だと思います。
私は右翼団体などと政治思想的に重なる部分があるかもしれません。
しかし、たとえ政治思想的に重なっていても
政治に手を突っ込むカルト団体や
暴力的手段を使って物事を解決しようとする団体は
私は右であろうと左であろうと許してはならないと思っています。
これはつい最近、警察白書の昭和48年度から今年度までの公安の部分と
公安調査庁の内外情勢報告を読んで思いました。
そのことを承知の上で議論していきましょう。

5■とはずがたり:2002/12/07(土) 03:49
俺は政治的な軋轢で死んだりするのはまっぴらな臆病な人間なんで,暴力・戦争絶対反対です。
時限爆弾しかける中核派・街宣車乗り回す右翼・信者を洗脳する統一協会いずれも大嫌いであり許すわけにはいけません。
 しかしあらゆる場合に暴力が否定されるかとなるとどうかと思うわけです。
 アメリカが反テロと抑圧しようとする中に為政者側に非のあるケースはないのか?アラブ人の絶望感をアメリカは理解しているのか?
アメリカのイラク攻撃はイラク民主化がなるのならばと云う条件で賛成派ですが,アメリカの独りよがり外交は国際社会の公共の福祉に反しないのか?この辺についてはどう思われますか?

また創価学会に関してはアンチ学会がうざくて,確かにいろいろ怪しい点が有るのでしょうが,自民党の反学会キャンペーンが一人歩きしているだけなんじゃなの,という印象です。日本は学会が悪の巣窟なのに野放しにして置くほどの野蛮な非法治国家なんですかいね?

6自由党支持者〜石原シンパ〜:2002/12/07(土) 04:23
>しかしあらゆる場合に暴力が否定されるかとなるとどうかと思うわけです。
私は4で日本国内に限って話したので
国際社会のことまで言及したつもりではありませんでした。
イラク問題のことですか?まあ私もアメリカの独りよがり外交は
どうかと思いますが、イージス艦派遣は賛成です。
何故なら、アメリカの言う「悪の枢軸」でイラクと北朝鮮は密接につながっています。
北朝鮮がイラクにミサイル部品を売っているようですしね。
打倒金正日政権を目指す日本国としてはイージス艦派遣は国益にかなっていると思います。
でもアメリカン・スタンダードをグローバル・スタンダードにして
いかにも自分達の価値観は普遍的な価値観だというようにして
押し付けることはどうかと思いますよ。

7■とはずがたり:2002/12/07(土) 09:31
結局,暴力が許されるかは権力者がまっとうかどうかで決まるんでしょうし,そうそう抵抗権を認めるわけでもないですが,とりあえず現代の日本に於いては暴力を使用するのは明らかに間違いであろう政治体制であることにとりあえず感謝ですね。
 イージス艦もどーせ高い金かけて派遣するならばアメリカとシステムを直結して一体運用すべきであると思います。集団的自衛権の行使・海外派兵の禁止は戦前の旧日本軍による侵略の反省と云うことになっているが,イラクにイージス艦一隻派遣するのにそんなに反発有るのでしょうか?
テロの原因は不当にイスラエル寄りの外交姿勢にある訳で,ここのところへ公平な立場でアメリカにものをいえる様になればアラブの敵にはならないのではないか?

8オリーブの木:2002/12/07(土) 12:38
>5
おはようございます。新スレ立ておつかれさまです。
さてイラク攻撃を民主化云々なら賛成とありましたがそれってアメリカ政府
当局及び、攻撃賛成の国民の大義名分に過ぎないんじゃないですかね。
私もフセイン、金正日のような独裁者は今すぐにでもくたばってほしいと願う
者の一人ですが、己の国の事は己で解決しないとどんなに善意で行ったことでも
禍根を残す事に繋がります。側面支援する事で反体制勢力を育てる方向にもって
行くべきなのではないでしょうか?これと同じことを枝野幸男さんが仰っていて
、ああこの人ほど俺とフィーリングのあう(たとえとして適切かな?)政治家は稀
だなと感じましたね。また俺はイラク攻撃には現状では反対です。アメリカの姿勢は
まず最初に結論ありきですし、侵略の被害者であったクエートを除けばアラブ諸国
は一致して反対している事実を重視すべきだと思います。またEU諸国も懸念している
ことを考えても現状では多大なリスクを犯してまで攻撃する必然性はないでのはない
でしょうか? 断っておきますが何がなんでも反対といっているのではありません。
ただ、現状ではイラクを攻撃した事によって得るメリットがデメリットより大きいとは
到底思えませんし、EU諸国が慎重(本音では反対)なのもそこにあると思います。
原油価格が高騰するという話もあるし、そんな事したらますます経済状況が不安定に
なる恐れも十二分にありますし、慎重に対処することを求めます。
それと永住外国人参政権問題と創価学会については時間がないので次回、触れさせていただき
ます。それでは失礼。

9■とはずがたり:2002/12/07(土) 21:07
イラクの民主化という大義名分に賛成なんです。
湾岸戦争は太平洋戦争の日本に対する施策のように無条件降伏→占領→民主化というとこ迄やるべきだったのでは?

フランス・ロシアなどの反対は石油利権のためでイラク国民の事を考えているとは思えません。

10自由党支持者〜石原シンパ〜:2002/12/12(木) 22:28
元々染め上がってましたよ。
でもそれは多くの人が通る道です。
俺だって最初はリベラルがいいと思ってましたから。

11■とはずがたり:2002/12/12(木) 23:07
リベラルに染まっている方が却ってああいうの新鮮なんですかねえ?ため息。
小林などは批判的に読めば十分なのでは?一部の理はあるとは思いますがね。

12自由党支持者〜石原シンパ〜:2002/12/12(木) 23:37
まあ俺が言いたかったことは戦後サヨクに染まっていたということです。

13■とはずがたり:2002/12/12(木) 23:42
戦後民主主義と云う奴をどう批判的に解釈し乗り越えるかなんでしょうけどね。

14自由党支持者〜石原シンパ〜:2002/12/12(木) 23:46
でも俺、国旗国歌法案の時、普通に国歌歌ってました。当時でさえ。
「何でこんなことで騒ぐんだろう」と中学生ながら思ってました。
広島にも拘わらず。(広島っていっても自殺の件は福山の方なんですけどね)

15■とはずがたり:2002/12/12(木) 23:51
広島は平和運動が盛んで社会党左派の力が強くて健全なリベラル勢力が育たないと云うイメージがあります。
広島県を十把ひとからげに原爆・平和で括るのはどうかと思いますね。
そんな学校教育への反撥があったのでしょうか?

16自由党支持者〜石原シンパ〜:2002/12/12(木) 23:52
いいえ全然。

17■とはずがたり:2002/12/12(木) 23:57
左派が牛耳っているというようなことはなかったんですな。
もう文部省が強圧的に指導していたか?
日の丸は好きだが君が代はなんか好きになれませんな。

18自由党支持者〜石原シンパ〜:2002/12/13(金) 00:05
いえ当時僕の学校では国旗国歌法案の時、
国旗、国歌については特に何も言ってませんでした。
でも、バリバリ日教組な感じでしたけどね。
南京大虐殺やら従軍慰安婦もやりましたし。
被爆者の方の話も聞きましたし、原爆のことに関しては結構詳しくやりましたし。
おかげで格保有論をブチ上げるのについ最近までかかりましたが。

19自由党支持者〜石原シンパ〜:2002/12/15(日) 02:34
訂正
格→核兵器

20自由党支持者〜石原シンパ〜:2002/12/15(日) 14:05
広島にいた時はずっと朝日でした。
東京に来た時、兄がとってた都合で読売に変わって
その後朝日に変わって、父の付き合いで今春から産経もとるようになりました。

21■とはずがたり:2002/12/15(日) 14:11
成る程。詮索好きで失敬。
家はずっと朝日でしたな。大学はいってからも取るときは基本的に朝日,最近は日経が多くなって今はとってません。新聞店に連絡するのが面倒くさいもんで。
日本の新聞は個性がないなどと云われますが,複数読み比べると面白いですね。微妙なニュアンスの差なんかが出てて。

22自由党支持者〜石原シンパ〜:2002/12/15(日) 14:23
面白い組み合わせですよ。産経と朝日は。両極端で。(笑)
で、学校の図書室で毎日を読んでます。
最近は産経ばっかり読んで、朝日は政局的なところしか読まなくなりましたね。
日経は俺には難しすぎて待ち合わせのところにあったとしても
政局のところしか読めません。
まあ俺が最初、リベラルに染まったのは
加藤政局における反自民感情と
昔から日本史が好きで思いっきり自虐史観に染まってたからでしょう。
でも自衛隊やら国旗国歌にはそんなに違和感ありませんでしたよ。
日本国憲法九条からなる一国平和主義は信奉してましたけど。

23■とはずがたり:2002/12/15(日) 14:37
西尾史観はどうかと思いますがね。
先日「国民の歴史」を読みましたが別に特に目新しいことを云ってるようには思えなかったです。煽りが利いてて読み物としては面白かったですが。

24自由党支持者〜石原シンパ〜:2002/12/15(日) 14:44
あなたの「国民の歴史」を読んだ感想を見た時
「リベラル派の方にも拘わらずよくこの本を読みましたね。」
って思いましたけど。
俺も一回図書館で借りたんですけど
何せクソ分厚い本ですから部分部分しか読めませんでした。

25■とはずがたり:2002/12/15(日) 14:54
政敵の本こそ読むべきであると思いますよ。
基本的に味方の本など買う必要もないくらいです。(政治家の本買ったことがあるのは支援の意味を込めて菅が最初。)
買うのは癪だったので古本屋で買いましたが。

26■とはずがたり:2002/12/15(日) 14:55
買うのが癪の目的語は勿論「国民の歴史」です。

27自由党支持者〜石原シンパ〜:2002/12/15(日) 15:05
「国民の歴史」は靖国神社遊就館にも置いてある本です。
俺は西尾史観でもコヴァ史観でもなく
で戦前の日本人の感覚で歴史を見れるようになりたいだけです。

28■とはずがたり:2002/12/15(日) 15:16
俺が保守を胡散臭く思うのは「古いもの=善」と見なしているのがその「古いもの」の基準が曖昧で自分たちの都合の良いように取捨選択されている(ように思える)わけです。古いものが良いならほったて小屋や洞窟暮らしをすればいいわけで究極的に後ろ向きな思考だと思うわけです。

戦前の思考,詰まり皇国史観に戻りたいというのが貴君の意見なのでしょうか?それとも江戸時代の本居宣長が万葉人の心「やまとごころ」に戻れと云ったような感じなのでしょうか?いずれにせよ,現代に於いて当時の感性に戻ると云うことが,どのような利点・または正統性があるのか,この点についてはどう思われますか?

29■とはずがたり:2002/12/15(日) 15:21
靖国神社は政治に口出しするべきではないし利用されるべきではないでしょう。
「国民の歴史」などに荷担せず,政治家の参拝も断りる一方で,A級戦犯の分祠等は宗教の自由として断固拒否して欲しいです。

30自由党支持者〜石原シンパ〜:2002/12/15(日) 15:47
俺も立派な人間ではないんで上手く答えられないかもしれませんが
俺が考えられる限りの範囲で答えさせてもらいます。続く

31■とはずがたり:2002/12/15(日) 15:58
また考えが纏ったらお願いします。

32自由党支持者〜石原シンパ〜:2002/12/15(日) 17:07
まず保守思想に関してです。
>古いものが良いならほったて小屋や洞窟暮らしをすればいいわけで
>究極的に後ろ向きな思考
それは誤解です。決してそういう意味ではありません。
字数が長くなりそうなんで次に続きます。

33先駆魂:2003/01/11(土) 23:47
保守・リベラル・社民・共産の各イデオロギーの定義づけとかどうですかね。
「反日」云々の話もこっちでやったらどうですか?

34先駆魂:2003/01/11(土) 23:48
あげときます。

35自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/01/15(水) 23:56
相互主義というのならば
南鮮が在韓邦人に地方参政権を与えるということを言っていますか?
言ってないでしょう。
在日韓国人にだけ一方的に与えるのでは少しも相互主義ではないでしょう。

私も真面目に参拝している人の一人ですが
政治家が参拝すること自体は少しも失礼とは思いません。
(公式参拝と神道方式を取らなかったことは不満ですが)
むしろ殉国者に対して弔う国家として望ましい姿でしょう。
失礼なのは反日に凝り固まっている支那、南北朝鮮の方でしょう。
殉国者を丁重に弔うことは共産主義国でもしている
政治思想以前のごく当たり前のことなのに。
それをするなというのは内政干渉を通り越して
日本に対する明らかな侮辱行為です。到底許すことができません。

36自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/01/16(木) 00:02
政争の具にしているのは支那、南北朝鮮の方です。

37■とはずがたり:2003/01/16(木) 00:06
だから相互主義でいいと個人的には思います。
しかし,在日の人々が差別などを受けているのは残念な状況と云わざるを得ない。

靖国神社がお国のために一歩引いた姿勢を見せられないのかと思います。
戦犯の分祀などを主張する政治家の方がよっぽど侮辱行為だと思う。

38自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/01/16(木) 00:07
あの三国以外に靖国参拝に文句を言っている国がありますか?
日本に対して北方領土の不法占拠という主権侵害をやっている
あのロシアのエリツィン大統領(当時)ですら靖国神社に参拝しているんですから。

39■とはずがたり:2003/01/16(木) 00:13
戦勝国の余裕ですな。日本に占領された国とは反撥が違うでしょう。
中韓がガタガタ云わなくなったら完全日本は見下されたという事になるでしょうなあ。そうならないよう日本経済頑張らねば。

40自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/01/16(木) 00:34
>戦犯の分祀などを主張する政治家の方がよっぽど侮辱行為だと思う。
それも言うまでもありません。
あの三国の日本に対するあらゆる侮辱行為と並んで。

41先駆魂:2003/01/16(木) 04:36
>石原シンパ氏
>在日外国人地方参政権付与法案早期成立をというコメントをするようでは
>自由党支持者は民主党に投票したくなくなるでしょう。
自由党(小沢一郎)は民主党と全く同じ立場ですよ。
HP上で「私は永住者に対する参政権の付与は、憲法上・制度上
許容されるべき範囲のものであると考えます」と明言しています。
http://ozawa-ichiro.jp/s1/s1_1.htm

42先駆魂:2003/01/16(木) 04:44
>>41補足
ただし「我々自由党では国交のない国(北朝鮮等)の出身の方は
参政権付与の対象にしないという考えです」とも言ってますね。

43先駆魂:2003/01/16(木) 05:28
>とはずがたり氏
>地方参政権は相互主義でいいでしょう。
私は地方参政権付与が合憲と言う最高裁の憲法解釈に疑義があるので、
付与自体に反対なのですが、もし付与されるとあれば最低限相互主義であるべきと考えます。
>靖国は政争の具にされていいと思っているのか?まじめに参拝している人に失礼。
>政治家の参拝を自ら断るべきだ。
とはずがたりさんにしては、リベラルさを欠く発言ですね。
憲法上、信教の自由が保障されていることは言うもでもなく、
政治家でもまじめに参拝している人はいるでしょう。政争の具にしている者も確かにいるでしょうが。
私は「私的参拝」であれば、政治家にも信教の自由はあるわけで、憲法上は何ら問題なしと考えます。
小泉の場合は、公式か私的か本人が明確にしていないのは憲法的に問題ですね。
回りは「私的」との解釈なのでしょうが、その辺をつかないマスコミにも問題があるのでは?
外交的には、このタイミングでやるのはプラスにならないことを百も承知で行ったのでしょうが、
どうかしてるんじゃないかとしかいいようがないですね。
拉致被害者の家族を無事帰国させるためには、
中韓を上手く使わなければならない場面がこれからいくらでもあるはずなのに。
軽率としかいいようがない。
また、神道形式であるかどうかは関係ないと思いますが、その宗教の形式に則らない参拝は失礼ですね。
以前、私の知り合いの坊さんは「よく靖国は怒らないなぁ」と言ってました。同感です。

44先駆魂:2003/01/16(木) 05:34
>>43補足
「まじめに参拝してる人」の多くは、政治家の公式参拝を望んでいるのでしょうから、
「失礼」かどうか、参拝していない人間が、あれこれ言うべきではないのではないかとも思います。
基本的には、靖国に対してあれこれ言うべきではないというのが私の基本スタンスです。
靖国に参拝する政治家に対してあれこれ言っていくのは有権者として当然ですが。

45■とはずがたり:2003/01/16(木) 14:28
先駆魂さんの冷静なご指摘感謝。頭冷やして考えまふ。

しかし,小泉のやり口はどう考えても一部の有権者への対策で失礼極まりないやり方だと思うわけです。
選挙民というか遺族会等靖国へ行って欲しい連中の顔を立てるためのパフォーマンスにしか見えません。(俺が参拝しない方なのでそう見える傾向があるにしても。)

政治家に行くなと云うのが信教の自由に違反する疑義があるのはもっともですから,靖国神社に拒否して貰いたい訳です。せめて公人の資格では。
>その宗教の形式に則らない参拝は失礼
このことで文句を付けるよりも来て貰うことを重要視していることにより靖国神社そのものがまじめに戦没者を弔っているのか疑わしい,彼らは政治活動をしているのではないか,という事になりません?
なにやら政治家呼びつけて置いて権勢を誇示している様なところがありましてなんともと云う感じがします。

宗教はマスコミが第4権力だとするならば第5権力ぐらいの力は持ってますね。特に京都にいるとその思いが強いです。古都保存税の時なんかの寺社仏閣の徹底抗戦ぶりなんかは,日本にも未だ中世が息づいているようで,見ていて面白かったですが。
創価学会なども含めて宗教家性善説に基づく優遇はやめてもっと税金とっても良いのではと思います。一寸話はずれてしまいましたが。

46先駆魂:2003/01/16(木) 18:30
>>45
>小泉のやり口はどう考えても一部の有権者への対策で失礼極まりないやり方だと思うわけです。
確かにそうでしょうし、パフォーマンスではないかとも思いますが、
靖国に「まじめに参拝しいる人」たちが小泉の参拝を望んでいるのですから、
参拝しない側が「失礼」云々という批判をするのは筋違いでしょう。
批判する論法としても適当ではないと思います。「大きなお世話」って言われるだけのことですから。
>このことで文句を付けるよりも来て貰うことを重要視していることにより
>靖国神社そのものがまじめに戦没者を弔っているのか疑わしい,
>彼らは政治活動をしているのではないか,という事になりません?
実は不満があるらしいですけどね。公式に言わないだけで。
逆に、公式には何のコメントを発してないところに、私は靖国神社側の良識があるとは見えませんか?
どこぞの宗教団体のように政治的な意思を表していないのですから。
来ることに関しても、参拝の形式に関しても、靖国側が何か言えば、
それは即、政治的な意思を帯びてしまいます。何も言わないのが良識ではないかと。
一口に政治家といっても地方議員から首相まで何千人といるわけです。
本殿に上がって参拝するわけでなければ、そもそも誰が来てるかを調べることも出来ないわけで。
(私も本殿前でお参りしたことはあります)
政治家だけを差別することは、逆に信教の自由の上からも問題があるのでは?

47■とはずがたり:2003/01/16(木) 23:58
説得的です。ありがとうございました。

経済畑の人間でして思想・外交・安保系は基本的に厨房なんですので一つ寛大にお願いします。

48先駆魂:2003/01/17(金) 00:52
>>47
いえ、私のほうこそ色々言いまして、もし気を害する点がありましたら、
どうかご寛恕下さい。マターリと行きましょう。

49■とはずがたり:2003/01/17(金) 00:56
いえ,寧ろ徹底的に叩いて貰うためにも敢えて自分の素朴な疑問をぶつけさせて頂きました。またお願いしまふ。

50先駆魂:2003/01/26(日) 05:19
もしよければ、自由党支持者〜石原シンパ〜さんがどんな本を読んで、
今の政治思想に至ったか教えてもらえませんか?
私は、「ゴー宣」は「SAPIO」で毎回読んでいるし、井沢元彦も好きな作家ですし、
産経新聞も図書館で目を通しますが、私はもちろん、それらの主張よりもい右に大きく振れていると感じます。
その国粋主義・皇国史観に至るまでの過程に非常に関心があります。
左の人がどういう過程をたどったかは、周囲にも大勢いるし、容易に分かるんですが、
なかなか右の人と話す機会はないので。

51■とはずがたり:2003/01/26(日) 11:09
今まで周囲にいた右よりな友人・後輩達は
①古くから商売やっている店の息子(旧家意識?防大へ行く)
②戦艦や拳銃が好きで警官になっている(政治好きと云うより拳銃好きだった?)
③駄目な大学生(小林よりのりかを面白いと云って読んでいた。)
④優秀な大学院生(複数)
③〜④あたりは毎度の如く聞かされる平和教育に聞き飽きていたところに右派の主張に斬新さを感じてしまった観があり。日教組ノ歪ンダ教育ガ右翼ヲ量産シテイルノダ,と感じなくもないです。

52オリーブの木:2003/01/26(日) 15:22
>50
ゴー宣は初期の頃は熱心な読者だったけどね。差別論なんてこれ以上本質に
迫っている本はないと思うし、今でも時々読み返すよ。
でもなんかカリスマ宣言してからナガブチ化(ミュージシャンの)しだしてから
離れたな。それに彼の良さは左右のイデオロギーの2項対立をしなやかに乗り越え
た所にあった訳だから今のスタンスは思想云々は置いといていかがなものかと言う
気がするね。それはともかく俺もサンケイ新聞は図書館でよく読むけどサピオや
ゴー宣まではさすがに読まないな。生理的に受け付けないからね。
敵を知るためにも読んでおく必要はあるのかもしれないが、そういった意味では大した
もんだ。

53自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/02/23(日) 01:50
前にも申し上げた通り、きっかけは小林よしのりとか石原慎太郎ですよ。
で、今の様な思想になったのは
「台湾に生きる大和魂」(鄭春河著←元日本人現台湾人)
という靖国神社遊就館に三百円で置いてあった本です。
それと本ではないですがかなり大きな影響を与えたのは
9.17日朝首脳会談です。
加藤政局で政治に興味を持ち
9.17日朝首脳会談で国家主権ということを考えさせられました。

54■とはずがたり:2003/02/23(日) 01:56
元日本人現台湾人というのは元日本領台湾人と云うことですかね?
台湾は割と親日派が多かったと聞きますね。

Amazonでカマヤンさんとこで話題になっていた田原の「日本の戦争」が古本で800円ぐらいで入手できたので買ってみた。これから読みます。

55自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/02/23(日) 02:10
>>54
そうです。
大正九年生まれで昭和二十一年に台湾に復員してきたそうです。
「歴史的仮名遣ひ」と旧字体で書かれた(正確には)冊子です。
書かれた時期に関していえば
小冊子をまとめたものなので
時期はバラバラですが
大体、平成五年から平成八年の建国記念日にかけてです。
熊本の殿さんの侵略戦争発言や
村山内閣下に行なわれた謝罪決議と不戦決議を
痛烈に批判しています。
鄭さんは現在もご健在で去年も小冊子を出されています。
その小冊子が去年、遊就館に置いてあって(もちろんタダですよ)
私はそれをとって鄭さんのことを知りました。

56■とはずがたり:2003/02/23(日) 02:30
レジャーランドだモラトリアムだと揶揄されて久しい大学ですが,目的意識があれば(貴君の場合保守思想を極める?)学部など関係なく充実するでしょうね。
親についていくと何処へ飛ばされてしまうのですかな?いずれにせよ頑張って下さい。いかんせん準備期間が短く大変でしょうが二次募集なんかも掻き集めて受験すれば何とか見つかるかもしれませんよ。

57■とはずがたり:2003/02/23(日) 02:31
>>56
しまった。雑談スレに書くつもりが誤爆。

58自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/02/23(日) 03:33
別にそこまで保守思想でもないですけどね。
今の日本の一般人の思想があまりにも共産主義に傾いているので。
(歴史に関してはまだまだ不勉強なので詳しいことを
 発言するのは避けてきたつもりなのですが。)
事実を元に冷静に分析したいです。
今の一般的な歴史教科書は
歴史観があまりにも偏向している上
南京大虐殺や強制連行や従軍慰安婦など現実になかったことまで書かれているので
ほとんど参考になりません。
ですから今まで学校で習った歴史は
記憶から消し去って
自分で色々歴史に関して勉強していかないと
真実は見えてこないように思います。

59自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/02/23(日) 03:39
>>58訂正
歴史に関していえば事実を元に冷静に分析したいです。

60自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/02/23(日) 20:31
政治経済の教科書アカいです。
靖国批判やお得意の謝罪賠償もありますし
参政権付与賛成などもありますし。

61自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/02/23(日) 20:50
小林よしのりに関していえば
一昨年秋から昨年秋はかなり信奉していて
はっきり言って2chで俗に言われるコヴァでした。
しかし2chでコヴァ、コヴァと言われ
ただ彼の言っていることを代弁していると思われるのはいやだったので
(実際言われてことはありませんが)
彼の作品ばかり読むのはやめました。
上記の通りコヴァコヴァと言われるのがいやなのもあったのですが
どこかのスレで
「小林よしのりの読者がいるんだけど主張が全て小林よしのりと同じ。
自分の頭で考えていない。」
というようなレスを見て
それまでの自分の姿勢を反省して
今は常に自分の頭で考えるように努めています。
私は誰の代弁者でもなく
自由党支持者〜石原シンパ〜ですから。
自由党支持者〜石原シンパ〜なりに物事を考えていこうと思っています。

62自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/02/23(日) 21:19
小林よしのりに関してさらにです。
彼を知ったのは時期的には新ゴー宣十巻くらいから(やはり加藤政局の頃)です。
それから食い入るように、随分とゴー宣を読むようになりました。
二週間ごとに出るゴー宣も全ての言葉を崇めるように読んでました。
古いゴー宣(新ゴー宣九巻以前)の主に政治の部分をよく読みました。
それから戦争論、戦争論2、差別論を読みました。
ワシズムも真剣に読みました。
しかし>>61で書いた通り自分の頭で考えることの
重要性に気付いてからはそれほど読んでいません。
元々、彼の場合は漫画だから読みやすいということで
漫画の部分しか読んでいなかったんですけどね。
今はまあ息抜き程度で漫画だけ気楽に読んでいます。
「ああ、こういう情報があってこういう考え方もあるのか」
というように一つの情報源として捉えています。
ワシズムとゴー宣は毎回読んでます。
今でも漫画だけしか読みませんけどね。
ただ彼のおかげで目覚めるきっかけとなった点は非常に感謝しています。

63自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/02/23(日) 21:31
ですが自分では気付かないところで
まだまだ悪い意味で彼の思考から抜けきれていない部分があるかもしれません。
この点はこれから常に自分の頭で物事を考えるということを念頭に置いて
正していきたいと思っています。
でも戦争論はいい漫画だと思いますよ。
彼の全てを信じて小林よしのりだけにはまっていくのは、良くないと思いますが
GHQの催眠から目覚めるきっかけとしてはいい本だと思います。
漫画で分かりやすいですしね。
他に彼の著作で読んでみたいと思うのは台湾論です。
台湾について勉強したのですが
基礎的な知識が欠けているので
まず漫画で入門して色々台湾に関する本を読んでいきたいと思います。

64自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/02/23(日) 23:07
>>51
ありゃあ平和教育とは言いません。
嘘だらけ反米親共教育ですよ。
奴らが本当に平和主義者なら
アメリカよりも確実に日本へと配備されている
北朝鮮や中共の核の方が許せないはずなのですが・・・。

65■とはずがたり:2003/02/24(月) 04:38
日本人等というちんけな視点ではなくコスモポリタンの眼から見たら,人類を何回も絶滅させることがあたう核兵器を大量に貯蔵する米ソ両大国が悪なのでしょう。

66さきたま:2003/02/24(月) 09:12
>自由党支持者〜石原シンパ〜さん
なるほど。やっぱり小林よしのりや慎太郎がきっかけですか。
リベラルや左翼の人は結構手ひどくこき下ろしますが、
私はけっこう小林よしのり好きですけどね。そんなにひどい作品だとは思わない。
「戦争論&2」「差別論」「脱・正義論」「台湾論」と全部読みましたが、全部面白かったですし。
差別論や脱正義論に関しては結構同意見ですね。さすがに戦争論は見解を異にしますが。

67■とはずがたり:2003/03/05(水) 03:47
ブッシュの猿まねか?どうもこの政党はいらんお節介しかしない。
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20030305k0000m010090001c.html
教育基本法:「人格形成に宗教は必要」 自民党検討特命委

自民党の教育基本法検
討特命委員会(委員長・麻 生太郎政調会長)は4日 会合を開き、同法の見直 しについて「人格形成は宗 教抜きには語れない」など とする意見が大勢を占め た。中央教育審議会の最 終答申原案は「宗教的情 操の育成」を条文化する かどうかの判断を見送っ ており、党として踏み込んだ表記を求める考えだ。

[毎日新聞3月4日] ( 2003-03-04-22:25 )

68■とはずがたり:2003/03/13(木) 18:38
ファシストと呼ばれた国々
http://www.f4.dion.ne.jp/~s.kazuya/faschist.htm

69自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 18:44
日本の周りはファシストだらけで困ります。

70自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 18:45
>>69
困ります→困っています。

71自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 22:52
>>61でも書いたように
私は最近はなるべく自分で考えるようにしています。
私は別に石原慎太郎や小林よしのりの代理人ではありませんから。
統一地方選スレでも書いたように慎太郎の都知事選出馬には
都知事選候補者としてはどうかと思います。
反米に凝り固まりすぎて左翼と共闘している点は納得していません。

72自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 22:53
>反米に凝り固まりすぎて左翼と共闘している点は納得していません。
は小林よしのりのことです。

73自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/14(金) 01:14
日本で平和主義者と称する人は
ただの反米親共でしかももっとも軍国主義者だという証拠は以下です。
http://touarenmeilv.infoseek.livedoor.com/combouryaku.htm
http://touarenmeilv.infoseek.livedoor.com/antidefense.htm
しかもレーニンはただの反戦主義者をあざ笑い否定しています。

74自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/14(金) 01:22
>>73の上のリンクが間違っていました。貼りなおします。
http://touarenmeilv.infoseek.livedoor.com/comibouryaku.htm
日本で俗に左派と呼ばれる人が実はただの反米親共であるということは
わざわざこれを見なくても少し考えてみれば分かるとことでもあるのですが。
「平和教育」や「反戦運動」と称されるものは大概アメリカばかりを批判したもので
共産圏に関して大きく批判するものはないことからよくわかります。

75■とはずがたり:2003/03/14(金) 01:27
冷戦期や戦前の資料を現現在に持ってきて批判するのは余り説得的だとは思えないけどねえ。

76自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/14(金) 01:38
東亜でも日本での思想上の冷戦もまだ終わっていませんよ。
東亜においては中共、北鮮が控え
日本には共産、社民等の組織があり
以前としてこれらの組織は世界同時革命(共産革命)を画策しているのですから。
その思想の根源は何ら変わっていないので
冷戦期や戦前の資料を出しても差し支えないと思います。
共産主義の原点を知るという意味ではむしろ古い資料の方がいいのかもしれません。
今晩貼った
中共の対日工作やコミンテルンのテーゼのままに
共産主義者は実際動いているじゃないですか。
私はこれを初めて読んだ時
ああそういうことだったのかすごく納得しました。

77■とはずがたり:2003/03/14(金) 01:43
具体的には何を指しているのでしょうか?

今や中国は改革開放して経済成長に必死。詰まらぬ裏工作や世界革命などしている暇はないでしょう。

78自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/14(金) 02:10
具体的な例を挙げましょうか?
それはとはずがたりさんの>>77のレスです。
正に

全日本人に中国への好感、親近感を抱かせるという群衆掌握の心理戦である。
好感、親近感を抱かせる目的は、我が党、我が国への警戒感を無意識の内に
捨て去らせることである。これは日本解放工作成功の絶好の温床となると共に、
一部の日本人反動極右分子が発する
「中共を警戒せよ。日本支配への謀略をやっている」
との呼び掛けを一笑に付し、反動極右はますます孤立するという、
二重の効果を生むものである。

に、はまっていると思います。
特に
とはずがたりさんの
「詰まらぬ裏工作や世界革命などしている暇はないでしょう。」というご発言は
無警戒感の現れで正にはまっている証拠です。

具体的なことは説明することがばかばかしいくらい
丁寧に具体的に書いてあります。

79■とはずがたり:2003/03/14(金) 02:19
具体的に中国がどんな裏工作した為に俺は中国に親近感抱いているのかね?

それなら石原みたいに支那とか三国人とか云ってわざと中韓の日本人嫌いを増やそうとするのは日本政府に対する破壊工作ですな。

中国は老獪な外交大国であり,北朝鮮のように何をするか解らない国ではないと思ってます。勿論彼らの妥協ラインに抵触すれば武力を用いるに躊躇しないであろう事は天安門を見ても明らかであります。

80自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/14(金) 02:42
具体的に中共がどんな裏工作をしたかは
私が貼ったリンクに非常に丁寧に書いてありますので
わざわざ説明するほどのことではありません。
私は
>>77のレスでとはずがたりさんが
「そんなことをしている暇はないでしょう。」との旨の発言をされたので
とはずがたりさんは中共に対して無警戒だなと思いました。

いやあべこべで慎太郎は
日本人の中韓朝への警戒心を高めるという意味では非常に貢献しています。
中共の対日工作である
日本人の中共への警戒心を無意識の内に捨て去らせるの
逆をやっているのですから。

中共なんて北鮮と同じ穴の狢ですよ。

81さきたま:2003/03/14(金) 02:44
>>78
2ちゃんならともかく、とはずがたりさんの掲示板で、
>具体的なことは説明することがばかばかしいくらい
>丁寧に具体的に書いてあります。
というのは、あまりに礼を欠くレスだと思いますが。
とはずがたりさんには珍しく>>79のレスからは不快感が滲み出てますしね。

82さきたま:2003/03/14(金) 02:49
>>80
>具体的に中共がどんな裏工作をしたかは
>私が貼ったリンクに非常に丁寧に書いてありますので
>わざわざ説明するほどのことではありません。
またそういうことを書く(苦笑)
自分から議論を吹っかけているのだから、
リンク先を見て手前で理解しろっていう横柄な姿勢ではなく、
例えばこの辺りが該当するのでは?といった具合に、
リンク先から引用するぐらいの配慮は必要でしょう。
議論する気がなくて、喧嘩を売っているならともかく、
理性的な話し合いを望んでいるのでしょう?

83■とはずがたり:2003/03/14(金) 02:50
まだまだ若いようで,中国のように悠然とは行かないようです>>81

同じ事をアメリカもフランスもやっているような事しか書いてないと思われますが?

84■とはずがたり:2003/03/14(金) 02:56
そもそもこの資料の信憑性はどうなんでしょう?

西内雅で検索すると以下が引っかかりますが。
http://www.google.com/search?q=%E8%A5%BF%E5%86%85%E9%9B%85&sourceid=opera&num=0&ie=utf-8&oe=utf-8
たまたま保守色の強い人間が持説に都合の良い資料を見つけたのでしょうか?少々胡散臭い人物のようにも思えます。

>>81-82
フォロー感謝です。

85さきたま:2003/03/14(金) 02:59
>>83
いやいや、とはずがたりさんは寛容な方じゃないですか。
自由党支持者〜石原シンパ〜さんが若いと分かってるから、大目に見られる部分もあるでしょうけど。
正直、中共(中国ではなく)に対する考えは、石原シンパさんに近いんですが、
ちょっと傲慢な物言いが過ぎる感がありましたので。横レス失礼。

86■とはずがたり:2003/03/14(金) 03:05
そういえば,さきたまさんは外国人賛成権付与にも反対でしたね。

中国が重視するのは面子です。それさへ守ってやれば交渉出来ない相手ではないと思います。

87名無しさん:2003/03/14(金) 03:19
>86
反対です。あれは違憲じゃないという最高裁の判断がおかしいと思いますので。
でも、選択的(例外的でも可)夫婦別姓には賛成ですけどね。
私は、家族全員同じ姓であることを希望しますし、
できれば生涯自分の姓を名乗りたい(妻になる人には姓を変えて欲しい)と思う、
自己中心的かつ保守的な人間ですが、それがどうしても嫌だという人にまで強制するのはいかがなものかと。
その辺が微妙にリベラルなんですかね。エセリベラルだと言われそうですが…

中国はメンツを重んじれば大丈夫と言うのは同感です。
しかし、歴史認識問題(増えつづける南京大虐殺死者数など)、
尖閣諸島、核開発、チベット、東トルキスタンなどなど、
中国のメンツを重んじてばかりいては、解決できない問題も多々あります。
軍事費のいっこうに減らない国に、感謝されないODAを湯水のように注ぎこむのもいかがなものかと。
私の場合は、中国(支那=漢民族)文明が嫌いなのではなく、
(三国志大好き人間です)
中共が嫌いなので、中国が民主化されればベストだと思うんですけどね。

88さきたま:2003/03/14(金) 03:20
>>87は私です。今日はこれやり過ぎだな…
大変失礼致しました。

89■とはずがたり:2003/03/14(金) 03:28
大丈夫です。流れでさきたまさんと判りますよ。

それにしても徳富蘇峰翁が発刊して以来現在に至っていますとあるが本当なんでしょうか?国民新聞など日本史の知識でしかなかったのだが。

ODA注ぎ込みすぎ,台湾,チベット独立は私の持論でもあります。個人的には親台派且つ親中派のつもりなのですが,台湾独立は中国の面子にもろに抵触するので中国は私を味方とは見なさないでしょうな。

夫婦別姓については私も同じ立場です。女房が別姓がいいと強硬に主張したらへこむでしょうなあ。

90初心者です:2003/03/14(金) 10:46
>89
>夫婦別姓については私も同じ立場です。
>女房が別姓がいいと強硬に主張したらへこむでしょうなあ。

えつ?
どうしてですか?

>87さんも 

ちょっと、ショックだなあ

91■とはずがたり:2003/03/14(金) 11:22
おはようございます。

ひょっとして別姓論者でしたでしょうか?私の意見表明が不愉快でしたら申し訳ないっす。

学問を志している者として改姓が業績などで不利になることは非常に理解してます。研究室の隣の席の人妻さんも籍は入れてますが普段は別姓を使っているそうです。立派ですなあと思います。

従って別姓じゃないと嫌というのは私の場合,理性的には理解できても,あんまり俺のこと惚れてないんじゃないだろうか?と思うと云うことで,純粋に男のしょーもない虚栄心です。
さきたまさんの冷静で論理的且つ説得的な意見表明を待ちたいと思います。

92初心者です:2003/03/14(金) 11:50
>91 立派ですなあ 
というのは誰がでしょう? 人妻さんが?それともその配偶者の方が?

惚れてる ということが相手の苗字を名乗ることとイコール なんでしょうか?
じぶんが苗字を変わるのは嫌だけど、相手が自分に惚れているなら
してほしい、というのはちょっと調子よく聞こえますね。

93■とはずがたり:2003/03/14(金) 12:00
必ずしも社会の理解のない中実行に移せる人妻さんが,です。

勿論,虫の良い願望であることは理解している訳です。
だから本気で別姓にすると云われれば押し切られる自信はあります。

しかし,個人的な願望としては,結婚後は「あなたの苗字になってあげたのよ」といって奥さんのわがままを全部きかされる方が好ましいと云うことです。歪んでますかねえ?

94初心者です:2003/03/14(金) 12:28
”歪んでる”とは思いませんし、
「あなたの苗字を〜」という主張はほほえましてくて笑ってしまいました。

社会にでてみると、女性と男性があまりにも違う待遇の元で
働かざるをえないこの国のあり方に愕然としたことがあります。
”呆然”という言葉が近いかもしれません。
男と女は絶対的に違うものではあるけれど、与えられた権利まで違うということには、
社会に出ないと気付きにくいものですよね。

実際、結婚をし、苗字が変わることで
女性に掛かる負担は相当なものです。
そして、こんな例えはあまり好ましくないけど、
もしも結婚が悲劇になってしまったとき(離婚)、
男の人は、それを内緒にしておけるけど
女性は人にいいたくもない自分のプライバシーを
みんなに言って回らなくてはいけない。
結婚というプラスの変化に対して、
離婚によって再び苗字が変わることの知らせ、連絡を
しなければいけないということが、
どれほど女性を苦しめるか、
男性陣は考えてみてくれたこと あります?

因みに私は離婚経験者ぢゃありませんけどね。
たくさんの同僚を見ていて の 話しです。

95■とはずがたり:2003/03/14(金) 13:00
ほほえましいと云っていただけて幸いです。

確かに女性にかかる負担は男どもの想像以上のものがあるでしょうね。
離婚で苗字が変わると云うこと一つとっても多くの男どもはそんなこと考えたこともないでしょうな。

離婚が多い 職場 なんでしょうか?自立された女性が多いのでしょうね。

職場が男性優位につくられてて女性が働きにくいと云うのも日本が抱える問題点なんではないでしょうか?(これからは人口減少,労働力不足の時代です。)現場の声を聞きたいですのでまた不満ぶちまけて下され。

96初心者です:2003/03/14(金) 13:11
>不満をぶつけて下され か
不満をぶつけてるつもり毛頭ないんですけど・・・・
そんな風に聞こえるかな・・・
ひがみっぽいものの言い方をする人は
好きではないんですけどね。
自分もそうかな。反省しました。

「職場に離婚」多くないですよ。
どの程度なら多いと判断していいのかわかりませんが・・・
複数います。
結婚して苗字が変わります。というのは晴れがましいし、
間違えて旧姓でよんじゃった時にも、ごめん ですむでしょう。
でも、離婚しました。苗字が変わります。と報告されたとき、
周りはどんなリアクションしていいか想像できます?
間違えて結婚していたときの苗字で呼んでしまったとき、
どんなにしらけた雰囲気がただようか・・・
そして、それを受け止めるのは苗字が変わった女性だけであり、
離婚という二人が決めた結論であるにもかかわらず、
事務手続きをして、周りに報告して、煩雑な手続きをして
自分の名前を間違えて呼ばれて
悲しい思いをするのは女性だけだ という事実です。

97■とはずがたり:2003/03/14(金) 13:16
我が隣の席の人妻さんのように通称を使うと云う選択肢は無いのでしょうか?
勿論これは本質的な解決ではないとは思いますが。

別にひがみっぽいものの言い方を感じたわけではないです。むしろひがみっぽくならないように冗談めかした表現のつもりだったんですが。

98初心者です:2003/03/14(金) 13:28
そっか どもども。
失礼しました。

最近はね。世論に押されきたので、
職場での通称使用を認めるという御国からの通達がありまして、
「使えない」という職場は基本的にないはずです。
確かそれは、2001年頃の話だったような・・・

99■とはずがたり:2003/03/14(金) 13:40
なるほど。国も民法の改正をしたくないから通称で我慢しろと云ってきてるのですな。

100■とはずがたり:2003/03/18(火) 19:43
初心者ですさんは水フォーラムが始まってお忙しいのでここへ来てる閑も無いかもしれませんが。

男はやはり詰まらぬ沽券にこだわるもののようです。男としては,この文章は奥さんからの一方的な描写だから旦那にもそれなりの言い分があるのだろうとは思うのですが。

「30代の離婚」③「沽券」にこだわる男たち(森 綾)
http://journal.msn.co.jp/articles/nartist2.asp?w=268496

101初心者です:2003/03/21(金) 17:52
京都へ行ってました。
とはずがたりさんの好きな
善峰寺あたりへ行ってこようかと思ったのですが、
時間が中途半端で化野念仏でおわっちゃいました。

雲ケ畑のあたりはよく仕事で行きます。
川床を堪能されたいときにはぜひ、ご相談ください。
格安にて承りますよ。

ところで、「つまらぬ沽券にこだわる」のは男とか女とかの
問題ぢゃなくパーソナリティの問題かなって思うんですよね。
林真理子が(読んでるわけぢゃないけど)「女だって権力がほしい!」
というのは言い当ててると思うんですけど・・・

102オリーブの木:2003/03/22(土) 00:36
さきたまさんもとはずがたりさんも自分の結婚相手が別姓を
主張するのは嫌だとは少し意外だな。べつに初心者さんに
へつらう訳じゃないけど俺的にはどうと言うことはないが
少数派なのかな??周りの人間に聞いた事がないのでわかりかねる
けどどうしてそんなに違和感があるのか俺には違和感があるな(笑)
まあそれはともかくとして私的には全然OKですけどね。
中国に関して言えばどちらでもないな。チベットや台湾に対する態度
は問題があるけどかといって石原的な態度をとろうとは微塵も思わない。
是々非々でいいじゃないかと思うが。永住外国人参政権付与に関しては
賛成です。相互主義なんて主張もするつもりもないしね。
その辺はおいおい時間があれば語っていきたいと思います。

103オリーブの木:2003/03/22(土) 00:45
>ところで、「つまらぬ沽券にこだわる」のは男とか女とかの
>問題ぢゃなくパーソナリティの問題かなって思うんですよね。
>林真理子が(読んでるわけぢゃないけど)「女だって権力がほしい!」
>というのは言い当ててると思うんですけど・・・
そうかもね。女の特性のように言われている嫉妬にしたってでは男はどう
なのかと言えば女性に負けず劣らず凄まじい。
要するに表に出るかでないかのちがいなだけでね。男社会の代表例でもある
政治の世界だって政界はジェラシーの海(by純一郎)って言われているくらい
だし・・(笑)本質的な部分では変わらないと思うよ。言われてるほどにはね。

104■とはずがたり:2003/03/22(土) 02:24
女だって威張りたがりだと思います。
大抵は奥さんに財布握られていますしね。>>101-103

それでも尚男の方が地位とかに拘るのではないか?身長の平均が明らかに女よりも男が高いけど,当然女よりも背の低い男が居るように,勿論沽券に拘らない男もいればを権力を欲しがる女もいるかと。

奥さんが別姓がいいといえば,おおそうしろ。とどっしりと構える事が出来るのが漢だとも思います>>102

川床是非一度堪能してみたいっす!
今度オリーブの木さんが京都へ来る際にオフ会しようと云うことになっているのでいきますかねえ。オリーブの木さん,どうです?男二人で川床は空しいか?

105初心者です:2003/03/22(土) 13:21
京都にお住まいでも川床はまだのようですか・・・
You Must Experienceって思います。(余計なお世話でごめんなさい)
京都が世界に誇れるものはたくさんあるけど、
この川床もそのひとつって、思ったりもしてます。
オフ会のとき、お邪魔でなくお誘い頂ければ、
私もジョイントさせていただきます。

もっともハンドルネームの通り、
政治経済に関しては関心が高い方なだけで、
造詣は深くないので、石になってしまうかも・・・
なんて

と、このタイトル名からは内容が逸脱気味で、
そろそろ元に戻さなきゃって思ってます。

106■とはずがたり:2003/03/23(日) 09:44
>>105
川床は敷居が高くありません?知っている人がいれば非常に心強いっす。
是非行きましょうよ。GWという日程は大丈夫なんですか?今のところ2日が有力です。オリーブの木さんは3日まで在京するようなんでその辺は可変的だとおもいます。またメールで連絡でも頂けると嬉しいです。

勿論,政治経済についてしか喋らないなんて事はないのでご心配なく。京都についてもお詳しそうなので楽しみです。

小さな掲示板でもありますしスレタイにこだわらず流れに任せて色んな事を語れればいいかと思います。

107オリーブの木:2003/03/23(日) 14:49
>106
いいっすよ。確か貴船でしたよね。ホントに敷居が高い感じがするが(苦笑)
ちなみに3日までいるとはまだなんとも言えません。まあ2日がベストですね。
あーあまだ昨日飲んだ酒が抜けないよー。

108■とはずがたり:2003/03/23(日) 17:19
後輩どもが来てて志明院に行きたいと云ってたので病み上がりにも関わらず行ってきました。相変わらずなかなか良かったです。

109初心者です:2003/03/23(日) 21:37
ゴールデンウィークだと川床はどこもやっていないと思います。
(雲ケ畑、高尾がちょうど蛍・7月に併せてオープンします。
飛び交う蛍のひかりを見ながらいただく懐石はそりゃおすすめです)

貴船は懇意にしている料亭があるので
頼めばあけてくれるとは思いますが、
寒くてビールなんか飲んでられないかもしれません。

川床はやっぱ夏ですね。

敷居ですか 確かにちょっと高いかもしれません。
でも高いのは敷居だけぢゃないと思いますよ。
貴船の料亭は冬のスキー場と一緒で
そのシーズン(夏)に1年分の売上をあげなきゃいけないから
不当に高い。
知り合いがいなきゃ行かない方がいいかもしれない・・なんて
言っていいのかなこんなこと

いずれにせよ
お邪魔させていただけるのでしたら
望外の幸せです。

それまで、ちょこちょこ参加させていただきます。

110初心者です:2003/03/23(日) 21:52
続けてすみません。
建設的な意見も言わなきゃ と戻ってきました。

ぢゃ 雲ケ畑どうですか?
お勧め料亭があります。
とはずがたりさんのすきな、峰定寺も雲ケ畑ですよね?

111さきたま:2003/03/24(月) 06:35
一寸統一地方選に首をつっこみ、その合間に後輩たちの追い出しコンパでしこたま飲み…
なんて生活でてんてこまいです。余りレスできないで済みません。

亀レスなんですが、夫婦別姓の話について。蒸し返すよう申し訳ないですが。
この間、かなーりリベラルな友人と教育論や永住外国人賛成政権付与、イラク問題などを話しこんできましたが、
私は、思想的には結構な保守的であることを再認識してきました。
なんで、間違いなくリベラルなとはずがたりさんはともかく、私は意外じゃないですよ。
オリーブの木さん。>>102

>>91
>さきたまさんの冷静で論理的且つ説得的な意見表明を待ちたいと思います。
待って頂いてもでまへん(笑)
私が妻になる人に自分の姓を名乗ってもらいたい理由は、
・家族は同一のファミリーネームを名乗っていた方が良いという思いこみ
・父親も私も男兄弟や未婚の女兄弟が居ず、私の姓が変わると「家」的に困る
っていう二点ですね。
前者に関しては、私の価値観であり、それを理解していただける人と結婚したいなと。
後者に関しては、要は弟が居ない長男が二代続いて、田舎の墓をどうするかなんていう
封建的な事情もあり、まあ両方の事由があいまって、私は姓を変えたくないし、
相手に変えて欲しいわけです。
ただ、初心者さんのような考え方については当然尊重されるべきであり、
職場での通称使用は、現状よりさらに容易に行えるように、さらに改善されるべきですし、
(もっと言えば、業務担当者名の連続性を考慮したら、通称使用を原則とすべき)
選択的であろうと、例外的であろうと、夫婦別姓は認められるべきでしょう。
同姓に拘る人間まで強制的に別姓にしようというわけではないのですから。
一人娘で「姓」を守らなければいけないという私とは逆の立場の人も居るでしょうし。
相手が姓を変えてくれなくても、私と違って夫婦別姓OKなら、クリアできますからね。
いやぁ、なんだかなんだ言っても私のわがままですから、この部分では妥協してくれる人でないと、
私は結婚できないですね。でも、どうしても嫌だって言われたら、また考えるんでしょうけど(笑)
きっと自分が妥協しそうな気もしますね。自分が惚れた相手ならなおさら。

いいなぁ京都。京都行きてぇぇ!←ストレスたまってます(苦笑)

112■とはずがたり:2003/03/24(月) 09:31
寧ろ雲ヶ畑は岩屋山志明院の方で峰定寺は花脊の方ではなかったかと>初心者ですさん

どうやら我は本格的に京都のことを知らないようですな。云われてみればあれは夏の風物詩。。。皆の意見を纏めると夏に川床を借りてとはずがたり政策総研夏期総大会を京都で挙行すると,こうなりますか?川床の値段にびびったら料亭で(←これだっても少々びびってます。笑)。それにしても
飛 び 交 う 蛍 の ひ か り を 見 な が ら い た だ  く 懐 石 ←(・∀・)イイ!!
オリーブの木さんがGWに引き続いて来京してくれるかが鍵か?

後輩どもが来て酒飲んでボックス戻って何故かトランプしてこの時間。風邪引いているのにもうだめぽ…。

113初心者です:2003/03/24(月) 13:37
>112 寧ろ雲ヶ畑は岩屋山志明院の方で峰定寺は花脊の方ではなかったかと
ご指摘の通りです。
間違えました。すみません。
いかんなあ 京都観光の宣伝が仕事なのに・・・
恐縮のきわみ。
>夏に川床を借りてとはずがたり政策総研夏期総大会を京都で挙行すると・・・
いいですねえ。

螢が見られるのは、一応6月10日から7月10日頃まで、と言われていますが、
なにせ自然のもんですから定かではありません。

時間があるなら、京都へ行くには昼間のバスがお勧めです。5千なんぼですからね。
あとは、夜行バスかな。早朝に京都駅に着くので
とはずがたりさんのところでシャワー&仮眠が必要と思われます(私ぢゃなくて)
ということで新幹線をつかわなきゃ結構安く行けますよ。

114■とはずがたり:2003/03/24(月) 14:31
またそのころになったら計画練りましょう。アドバイザリーお願いしまふ。

115オリーブの木:2003/03/24(月) 23:07
>いいなぁ京都。京都行きてぇぇ!←ストレスたまってます(苦笑)
きたらエエがな。まあ時間と金が問題だけどね。

116オリーブの木:2003/03/24(月) 23:21
雲が畑辺りはよく存じ上げませんがいいかもしれませんね。
それほどお薦めなら一度訪れる価値があると思われます。
ちなみにGWに高速バスは辛いと思うので新幹線でいくことになるのかな?
1年ぶりに東海道新幹線のるのが楽しみなもんですから。

117初心者です:2003/03/25(火) 13:21
>111 大変楽しく読ませていただきました。僭越ながら感想をすみません。
>家族は同一のファミリーネームを名乗っていた方が良いという思いこみ この「思いこみ」はなぜですか?
人の思想の背景には必ずそうなる要因があると思います。夫婦別姓に反対している自民党保手派議員の主張なんかを聞いていても必ず「苗字が違う=家族の崩壊」という文言がでてくるんですが、これがさっぱり理解できません。
家族の繋がりってのは、苗字の同一性なんかで測れるものではないと思うし、もしも私の父と私の苗字が違っていたら、父との関係も違っていたものになるか、ときかれれば、その答えはNOですね。
同様に私が嫁に行って(この表現も決して好きになれません)苗字が変わったら、私と自分の家族関係=繋がりは変わるのか聞かれればこれもNOです(もちろん世帯をひとつ自分で持つのでそういった変化は出てきますが、心理的な繋がりは苗字なんかで切れたりするもんぢゃないと思うんです)
これはあくまで”こんなこともある”と言うだけの話ですが、私は高校時代にカリフォルニアで大学時代はアイダホに、2度ホームステイをしました。偶然ながらこの2家族とも両親と子供の苗字が違う家庭でした。
2家族とも極めて平均的な”アメリカの家庭”でした。とは言ってもアメリカではファーストネームで呼ぶ習慣があるので、私も結構長いこと、家族がバラバラの苗字を名乗っていることをしらなかったし、これが日本の例にあてはまるとは考えてませんが。

下の名前だって、みんな違うんだから苗字だって違っててもいい、位にしか考えていない私としては「苗字の違いが家族の崩壊」「同一姓=家族のきずな」とかってのは理解に苦しみます。
さきたまさんの「思いこみ」という思想背景を教えてもらってもいいですか?

118■とはずがたり:2003/03/26(水) 02:12
単純な区分けは誤謬のみならず不毛な可能性もありますが

「苗字の違いが家族の崩壊」「同一姓=家族のきずな」→別姓は認めない
が保守で,
別姓を制度として認める→その制度の利用は個人の判断
がリベラルで
別姓を制度として認めるのは当然→別姓の使用を推進
がフェミニズム
と云う理解なんですが,この区分けに於いてはさきたまさんはリベラルなのではないでしょうか?他の面での姿勢は別として。

他には例えば
国旗・国歌
→国定が保守で
→強制はおかしいがリベラルで
→反対が革新
こんな感じでしょうか?

外国人参政権は
反対→保守
相互主義→中道
賛成→左派
でしょうか?

119■とはずがたり:2003/03/26(水) 02:19
>>117
この「思いこみ」はパンで育ったかライスで育ったかと云う様なもので自然なものではないでしょうか?皆がご飯を食べている中,そのご飯食で迷惑を被っている人が居るということを思いやるのはなかなか難しいのだと思われます。しかしパンが良いと云っている人にご飯を喰えというのは明らかに行き過ぎだと思うのですがね。

120初心者です:2003/03/26(水) 13:42
>118 この区分けに於いてはさきたまさんはリベラルなのではないでしょうか? そう思います。全く同感です「職場での通称使用は認められるべきだとと述べらっしゃるし、
選択的であろうと例外的であろうと夫婦別姓は認められるべき」ともおっしゃってますから。

私が知りたかったのは「パンで育ったか、ライスで育ったか〜」ということです。要するに昔から慣習として、女性が改姓してきたから・・・という伝統とか慣習とかっていった観念的なものに基づいているのかどうか聞きたかったんです。
私の親戚には離婚をしている人が一人もいないし、別姓を名乗っている叔母とか従兄弟とかもいない。でも子供の頃から「結婚したらおんなは苗字が変わる」というのはなんか変だと思ってました。
この思想はなんでだろ、と思って質問したんです。なんで日本人は米を食うんだと聞かれたら「昔からそうだった」だけぢゃなくて農耕民族だったからという理屈がついてくるでしょう。
これだけ世の中が発展してきて、女性と男性との権利の上での違いなんてのはほとんどなくなったのに、まだ明治時代の家制度の延長みたいな観念は残っているのかな。ということです。それがちょっと不思議でした。

>皆がご飯を食べている中,そのご飯食で迷惑を被っている人が居るということを思いやるのはなかなか難しいのだと思われます。
この例えは捕鯨問題を連想させますね。日本は古来の食文化(日本が捕鯨を主張するのはそればかりぢゃないことはよく知ってます)として、鯨を食べてきたから、今後も捕らせろ しかし、欧米人にはそれがなかなか理解できない。

>パンが良いと云っている人にご飯を喰えというのは明らかに行き過ぎだと思うのですがね
この例えをだすことでとはずがたりさんが何を言わんとしているのか、私にはちょっと判り難いのですが(鈍くてごめんなさい)私としては再三申し上げた通り「俺・僕が嫌なこと」は「あたしも嫌」だと思うということ。同じ人間ですから。そして、苗字を変えなければいけないことで、自分のプライバシーを強制的に他人に知られてしまう現実を世の男性陣に知っていただきたいという2点につきます。

121■とはずがたり:2003/03/26(水) 14:29
「パンが良いと云っている人にご飯を喰えというのは明らかに行き過ぎだと思う」の部分は別姓制度の創設に強硬に反対している連中を批判した部分です。

私個人はなんで女が姓が変わるコストを払わなくちゃいけないのよと思う女性の方が,あなたに黙ってついて行くわ的な女性よりも魅力的なんじゃないかと思ってます。これと奥さんが一緒の姓のほうがいいとは矛盾しません。

122初心者です:2003/03/26(水) 15:30
>121 ご回答 有難うございます。

123■とはずがたり:2003/03/26(水) 16:13
ちなみに家制度は特に農村部に於いて未だよく機能しています。法事などやっても席順などが暗黙の内に決まっており興味深いなあと思います。席順は本家>分家,男>女となっているんですがね。都市のサラリーマン層には理解不能なのかもしれませんが,分家筋や女性が虐待されていると云う事では全くないので目くじらを立てる気にはなりません。交差点でに信号の支持に従うようなものです。むしろこうした親類縁者の絆があるのを好ましいと思えるほどです。

この制度のもとでは長男が家を継ぐし,男子が居なければ長女が婿を取る,と云うことが普通になされています。夫婦別姓支持が広がらないのもまだまだ日本が農村社会が広汎に残っていると云うことなでしょうかな。

124オリーブの木:2003/03/26(水) 23:28
>外国人参政権は
>反対→保守
>相互主義→中道
>賛成→左派
>でしょうか?
その論法で行くと民主党や自由党も左派政党って事になりますよ(笑)
相互主義にこだわるのもどうかと思う。

125■とはずがたり:2003/03/26(水) 23:32
こんばんわ。

それなら
反対→孤立主義
相互主義→懐疑主義
賛成→コスモポリタン
といったところでしょうか?

126さきたま:2003/03/27(木) 02:42
>>117(初心者ですさん)
「思いこみ」の思想背景は何か?ということですが、
刷りこみ、とまで言うと大げさですが、幼少から中学校ぐらいまでに、
周囲の家族や親戚縁者が持っていた家族観に大きく影響を受けたのが根底にあると思います。
私の祖父の実家というのが、とはずがたりさんが>>123で書いているような、
いわゆる農村地帯の旧家で、今でも親類縁者の冠婚葬祭だと「本家」「分家」という区分は厳然としてあります。
「本家」の上に「大本家」っていうのもあるぐらいで(←何が大なのか私は知りませんが)、
父も私も男兄弟がいないということもあって、「家」≒「墓」を守っていく使命というか、
「長男=跡取り的」なことをずっと言われてきました。
我が実家はサラリーマン家庭で、何の財産もあるわけではないのですが、
私が「おじいちゃんおばあちゃん子」だったこともあり、
現在のような、家族の姓が共通である方を好もしく思い、
家制度を重んじる考えになっていったのだと思います。
それに加え、小学校高学年から歴史にハマリ出し、特に戦国・江戸時代が好きで、
いわゆる「名門」に憧れる意識が芽生えたのも、また一つの要因かなと思います。
武田家や伊達家の系図とかを覚えたりしていましたね。
出自や門地によって差別されることはあってはならないと思いますが、
名門といわれる家に憧れる気持ちは今も心のどこかにあります。
ちょっととっ散らかってしまいましたが、私のなかでは、
一つ家の屋根の下で同じ姓の人間が暮らす古き(良きとは言いきれませんが)時代の
家族像を理想としているのだろうなと思います。
ただ、そこには「嫁に行く・来る」との思想が当然根底にありますので、
初心者さんのような現代的?開明的?進歩的?(適当な言葉が分からない)な考えの人には
理解し難く、許容できない思想かもしれませんね。

ただ、私自身は最近リベラルでないなと気づかされるところがあって、
それがちょっと嫌で、イラク問題なんかは思考停止してるんですが、
「保守主義が『共通の価値観をみんなでもとう』という方向性であるのに対して、
それとは逆に『価値観はそれぞれ違っていた方がいい、違うことはいいことなのだ』
ということを認める社会がリベラル―」という枝野幸男のリベラル観に共鳴するところがあったので、
別姓絶対反対論者が訴えるところの、「苗字が違う=家族の崩壊」説は違うと思います。
別姓にしたい人にはそれを認める制度をつくるべきだと思っています。
また、苗字を変えなければいけないことで、自分のプライバシーを強制的に他人に知られてしまうというのは
重要な問題だと思います。制度的にも、社会通念的にも「仕事上は通称(旧姓)使用が当たり前」という
世の中になって欲しいものだと思います。

127■とはずがたり:2003/03/27(木) 08:11
ふと思ったんですが「先駆魂」から「さきたま」への移行は「保守的な自分への覚醒」?と何か関係有るのでしょうかな?

128初心者です:2003/03/27(木) 14:07
>126 さきたまさん 大変丁寧な返答有難う御座います。
さきたまさんの優しさが滲み出る文章でちょっとジンときてしまいました。
世の中の流れが変わってきているとはいえ、まだまだ家族は同じ姓が当たり前(というかその方が好ましい)と考える人のほうが圧倒的多数であることを実感させられる事象に遭遇することが、社会にでてからたくさんあります。
自分の感じることが、大勢からずれているということを認識しなければならないのは”寄らば大樹の・・”みたいな言葉に象徴されるように大勢順応主義が是とされてきた日本では決して安易なことではありません。
さきたまさんの家と違って、両親共に旧家の出身でもなんでもないので「家」という発想が私にはそもそも欠落してます。私の母は6人兄弟の長女で祖父は母が中学1年のときに亡くなったので”貧乏人の子沢山の典型”のような家庭で育った母は、当然ながら高等教育なんて受けられる筈もなく「勉強が好きでやりたかったのに」出来る環境ではなかったというのが未だに口癖です。娘に高等教育を受けさせること対しては執念のようなものを持っていて、子供の頃はその母の執念が怖かったときもありました。
小野洋子もそうだったらしいけど、私も子供の頃から母に自立した女性になれ、と言われ続けたし、そのための過大な投資もされてきました。でも、そんな母の教えは社会にでたら窮屈なばかりだし、自分の考え=受けた思想教育はメジャーぢゃない、ということに気付かされてちょっと悲しかったりもしています。
単なる『反対』や『要求』を声高に叫ぶのでなく、なぜそういう発想が生じるのかを知ることは、私にとってとても大切です。引出しは多いほうが生活していくのに便利ですから。
ご自分のプライバシーな部分まで記してくださって有難う御座います。嬉しかった!

129■とはずがたり:2003/03/27(木) 17:38
初心者ですさんは「自分の考え=受けた思想教育」という自己規定を持たれて居らっしゃるんですねえ。
他の人はどうなんでしょうか?確かに私の別姓に寛容な思考も親の影響は大きいでしょうなあ。

130さきたま:2003/04/16(水) 02:54
亀レスですが…

>>127
それとは関係ないです。
前のハンドルネームがちょっと身の丈に合わない感じだったので。
というか、偉そうな感じがするのは嫌だなと思ったんですね。
柔らかい感じになって、自分でも気に入ってます。
そこに込めた意味は、自分だけが分かってればいいかなとも思うので。

>>128
現実社会ではあまり優しい人間って言われたことないですけどね(苦笑)
どちらかといえば、一言多くて嫌がられるタイプかと。

131■とはずがたり:2003/04/16(水) 03:00
>>130
解説感謝っす。
そうですね>名前の意味は自分だけが判ればいい

132さきたま:2003/04/16(水) 03:21
>>131
夜更かしですね。私もですが(笑)
明日も早いので、寝つけなくても無理矢理寝なきゃいけないんですけどねぇ…

>>128
他人の家族に対して無責任に論評するのはどうかと思ったので、
上ではあえてレスするのは避けたのですが、一言だけ。

私は、初心者ですさんのお母さんは、大変立派な方だと思います。
私の祖父も祖母も尋常小学校しか出ていませんが、
父には高等教育を受けさせようと一生懸命働いたそうです。
私は、祖父や祖母の人間性を深く尊敬していますし、
学問を修めているいないで人間の評価が左右されるとも思いませんが、
やれないよりはやれたほうが良いのが学問だと思いますし、
(男女問わず)できないよりできた方が良いのが自立だと思います。
この自立には精神的なものも金銭的なものも含まれますが、
自分が自立するしないを選択するのは別にして、
しようと思えば出来るだけのバックボーンを備えることは大切なことだと思います。
その意味で、私は自立できていないと思いますし、
たぶん自立しているであろう初心者ですさんは立派だと思います。
そして、その環境を作り出した、初心者ですさんのお母さんの考えや人間性は素晴らしいものだと感じました。

私が感じたことをそのまま書いたので、もしかしたら誤解があったり、
不快に思う点があるかもしれません。その場合は言って下さい。
とはずがたりさんに頼んで削除してもらいますので。

133■とはずがたり:2003/04/16(水) 11:01
あれから直ぐ寝ました>>132
最近は朝型になったつもりだったんですが,統一地方選やらスタートレック(←深夜放送のテレビ番組)やらで何やらよく分からない生活パターンになってしまってます(苦笑)
それにしてもさきたまさんは安定して夜型ですね。

134初心者です:2003/04/16(水) 17:14
>さきたまさん

不快に思うだなんてとんでもない です。

137■とはずがたり:2003/06/27(金) 16:01
いまじゃ混合名簿が主流なんですかね?

わざわざ元に戻すのに共産主義を持ち出すあたりが厭らしいねえ。

138ホントは社民支持@奄美大島:2003/06/27(金) 16:55
じゃあ、ジェンダーフリーは全部だめってコトなんですね、この校長さんは。
そーいや、環境保護も共産主義思想が出発点という説もあったように思うけど。

139とはずがたり:2003/08/29(金) 00:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030828-00001063-mai-soci

<思想調査>生活保護者ら対象 函館市情報審が実施承認

 函館市の生活保護や老人福祉などの担当課が91年、生活保護受給者や市営老人ホームの入所希望者らを対象に宗教など思想・信条調査の実施を市長に届け出、市個人情報保護運営審議会(市長の諮問機関)も承認していたことが28日、分かった。担当課は「届け出はしたが、調査はしていない」と説明しているが、承認は現在も有効だ。

 生活保護を担当する保護1課、同2課が91年6月に提出した「個人情報の収集等届出書」には「思想・信条」の項目があり、宗教、主義主張などを調査対象に挙げている。老人ホーム入所手続きを担当する介護高齢福祉課が提出した届出書も宗教などを対象に挙げていた。

 同市の個人情報保護条例は91年に制定。原則として思想、信条、宗教などの個人情報の収集を禁じているが「正当な行政執行を行うため必要」な場合は審議会の承認を条件に例外として認めている。

 市総務部は「必要と判断して届け出たと理解している。外部への漏えいがないよう職員には徹底している」と説明した。【安味伸一】(毎日新聞)
[8月28日15時14分更新

140おりーぶの木:2003/08/30(土) 00:19
>「背景にあるジェンダーフリー思想は、マルクス主義フェミニズムが根底にあると指摘されている。マルクス主義は共産主義社会の根本思想
笑わせてもらいますた。まあ混合名簿がいいとも思わんがいくらなんでも(以下略

141とはずがたり:2003/08/30(土) 00:29
他人にこうすべき,と押しつけるのはスターリニズムと云う考えもあるようですしねえ。
ジェンダーとか環境が思想の押しつけになると危険かも。

142おりーぶの木:2003/08/30(土) 00:32
>>141
そうですね。フェミニストにその類の奴多いような気がします。まああくまでリベラルな枠内でお願いしたいものですが。

144日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 21:00
私の思想遍歴というか政治に対する考えの移り変わり
に関して正直に語りたいと思います。

145日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 21:16
其の一
無関心だった頃

細川政権誕生の頃 何かすごく人気のある政権ができたんだなという感じでした。
羽田政権崩壊の頃 あっ羽田って人すぐ辞めたんだねという感じでした。
村山政権の頃   眉毛に特徴のある富ちゃんとかいう爺ちゃんが
         総理大臣やっているんだなと思ってました。
橋本政権の頃   日本シリーズの最中、選挙やってて邪魔だななんて思ってました。
橋本総理退陣時  野球中継やってる中、選挙やってて邪魔だななんて思ってました。

もちろんこの頃は広島の教育を受けていたので
バリバリにサヨっていました。
歴史が昔から大好きでこの頃は得意でしたが案の定自虐史観でした。
南京大虐殺も本気で信じてました。
ただ当時でさえも
満州国に関して傀儡だけど
五族協和の理念はいいんじゃないのとは
かすかに思っていました。

146日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 21:26
其の二 少し関心を持ち始めた頃

一三六総裁選の頃 何にも分からず三候補が出演するテレビ番組を見てました。
         父が「もうやる前から結果は分かってるよ。」
         なんて言っていたことをよく覚えています。
金大中訪日の頃  日本は韓国に対して悪いことをやったから
         謝罪と賠償をしないといけないなんて思ってました。
         しかし母は前から俗に2chで言われる呆韓状態で
         「そんなことないんだよ」と言ってました。
         韓国で書かれた韓国の歴史漫画を読んで
         尚更、謝罪・賠償史観を強めていました。

147日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 21:32
追加
新進党解散は何故か当時知っていました。
参議院で菅代表が首班指名された時、
「あ、自民党やばいんだな。
 自民党が政権交代することはいいんじゃないの」
なんて思ってました。
この頃からぐらいからアンチ自民党でした。
マスコミの言うことを信じていましたので。

148日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 21:35
テポドン発射時には北朝鮮に相当ビビっていまして
国際欄の北朝鮮関連の記事をこの頃は読んでいました。
それも朝日新聞ですが。
自自連立時、あれ小沢一郎って人野党じゃなかったっけ
どうして与党にいるのなんて思ってました。

149日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 21:43
其の三 結構関心を持ち始めた頃
自自公連立崩壊寸前の頃
 東京に旅行した際、国会議事堂の参議院の方を見学しました。
 尚、兄の家で兄に薦められ「加治隆介の議」を読んで
 政治に関心を持ち始めました。
 この時、朝鮮半島の38度線の緊張状態、竹島問題を少し知りました。
第42回衆院選の頃
 選挙速報をほぼ徹夜で見て
 なあんだ結局、自民党が勝ったんじゃないかなんて思って見てました。
朝鮮半島南北首脳会談
 これで朝鮮半島にも平和が訪れるなんて思っていたものです。

150日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 21:50
その前に結構、大事なものが抜けてました。
湾岸戦争のことも結構覚えています。
ソ連崩壊は当時何故か知っていまして
レーニン像が引き摺り下ろされるところと
クレムリンでソ連の国旗が降ろされロシアの国旗に変わったところ
はよく覚えています。
ゴルバチョフのことも顔だけよく知っていました。
ブッシュからクリントンに変わった頃のことも何となく覚えています。

151日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 21:50
その前に結構、大事なものが抜けてました。
湾岸戦争のことも結構覚えています。
ソ連崩壊は当時何故か知っていまして
レーニン像が引き摺り下ろされるところと
クレムリンでソ連の国旗が降ろされロシアの国旗に変わったところ
はよく覚えています。
ゴルバチョフのことも顔だけよく知っていました。
ブッシュからクリントンに変わった頃のことも何となく覚えています。

152日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 21:51
二重投稿すみません。
ここから大事なところです。

153日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 21:58
其の四 政治に関心を持ち始めた頃
加藤の乱の頃 「この時は自民党政権が交代する。
       世の中が変わる。これは見なくちゃいかん。」
       と思って必死でテレビを見ました。
       この頃は裏切った堀内派を相当憎んで
       加藤派、山崎派を崇拝してました。
       何も政策的なことも分からぬままです。
       この頃から新聞の政局に関する部分
       週刊誌の政局に関するものを
       必死で読むようになりました。

154日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 22:08
小泉総理誕生の頃 
東京に引っ越してからすぐの総裁選だったので
必死で小泉を応援して僅差で負けて政界再編してくれなんて思ってました。
参院選の自民党の勝利は結構ショックでした。
この頃、加藤こう一を無意味(何故か「こう」の漢字が出ませんでした。)
に好きでHPを見てました。
議員辞職する頃までです。
それとこの頃、漫画で読みやすいなあなんて
小林よしのりのサピオの連載を読み始めました。

155日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 22:15
この頃、「戦争論2」を立ち読みして感動しました。
何か右翼だけどちゃんと筋道通ったこと言っているなあなんて思いました。
ゴー宣の政治の部分を読んで
これが正しいんだなんて思って完全に信者になってました。
田中真紀子更迭の頃は政界再編してくれと思って
結構、田中真紀子を応援してました。

156日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 22:32
同時多発テロの時も
これは大変なことが起きたと思って
この時も必死でテレビを見たものです。
この頃、自由党広場に書き込みをしました。
そして昨春、
補選の情報が欲しいと思いまして
ネットを検索していたら「選GO」に出会ったのです。
そして選GOのリンクから2ch選挙板に出会いました。
この時、新潟は恐らく野党が勝つだろうから
接戦の和歌山2区の情報が欲しいと思いまして
必死に和歌山スレを読んでました。

157おりーぶの木:2003/09/13(土) 22:44
>>156
お疲れ様です。なるほどそう言う経過ですか。保守系の連中はあなたのような感じで入っていってるんでしょうね
>そして選GOのリンクから2ch選挙板に出会いました。
>この時、新潟は恐らく野党が勝つだろうから
>接戦の和歌山2区の情報が欲しいと思いまして
>必死に和歌山スレを読んでました。
俺と一緒だ(笑)ちょうどその頃、GO選から2ちゃんに入りました。とはさんを知ったのも選GOでした(笑)

158日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 22:46
それから新潟勝利、和歌山2区惜敗を見まして
前から思っていた非自民政権を作るには
「まず選挙で過半数を取らなくてはならない。
 そのためには野党が選挙協力をしなくてはならない。
 そのために自分が出来ることは何かと
 考えた場合、
 この2ch議員・選挙板で選挙協力の雰囲気を醸成するために
 自分が積極的にアピールしていこう」
 と思いましてあのように必死で書き込みをし始めたのです。
 与党のやることは全て悪だと思って批判ばかりをしたものです。
 この頃は、創価は悪だと思ってましたが
 共産・社民はそれほど悪とは思ってませんでした。
 ただプロ市民は、ちといやだなあとは思っていましたが。
 今、当時を振り返ってみますと何にも政策的なことを知らない上に
 選GOの情報ばかりを鵜呑みにして稚拙でした。

159日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 22:53
>>157
まあ、人それぞれだと思いますが
私のこれまで書いた変遷を読んでどのように思われましたか?
まだ続きます。
これからが肝心な部分です。

160日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 23:01
自由党支持と当初していたのは
父と兄が小沢党首のことを比較的評価してまして
私も言っていることに筋が通っているなあと思って
一応支持ということにしてました。
自民党はやだ民主党はバラバラ筋が通って
何となく改革してくれそうなのは自由党支持という感じで
思想的なものは当初はそれほど関係ありませんでした。
当時もまだ結構サヨってましたしね。

161日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 23:24
9.17前日の日比谷公会堂の集会と
9.17を受けまして右傾化(笑)しました。
「拉致に加担した奴らは嫌だ」と思いまして
自民党左派と民主党左派と共産と社民が嫌になりました。
9.17直後は
ニュース実況板の北朝鮮スレを必死に読みました。

162日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 23:28
この頃から選挙板と政治板と政治思想板以外も見始めました。
ハン板と極東板を特に読みました。
この時期、何度も靖国神社に参拝しました。
で、急激に右傾化(笑)していきました。

163日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 23:38
この頃は左翼批判、朝鮮半島批判に夢中になっていました。
正直に申し上げれば、
とはずがたりさんやオリーブの木さんを批判することにも
夢中になっていました。
この点は今から振り返ってみれば大変幼稚なことで
申し訳ありませんでした。
当時と大して主張は変わりませんが
当時の言動は好ましいものではなかったので
ここに謝罪します。

164日帝極右保守反動分子:2003/09/13(土) 23:59
さらに申し上げますと
このスレの>>78-85の辺りのレスに
自分の思うようにいかなかったので
当時はかなりに頭にきました。
しかし、今から振り返ってみれば
この辺りの自分のレスは感情的で論理力に乏しいものです。
今でも、中共は危険な存在であるという認識は変わりありません。
しかし、当時、私は、
とはずがたりさんに対して侮辱的ともとられかねない
発言をしましたのでその点は今、ここに謝罪します。
支那、中共に関しては当時も勉強不足で今も勉強不足なので
後日、又、真摯に議論しましょう。

165日帝極右保守反動分子:2003/09/14(日) 03:27
その後は一人暮らしに慣れるのに苦労して
あまり政治的なことを考える余裕はありませんでしたが
北朝鮮に対するテレビ報道を見て
共産主義体制の恐ろしさと朝鮮半島人の厄介な性格は
いやというほど思い知らされました。
でも北朝鮮報道を見る度に嫌韓から呆韓へと変わっていきました。

166日帝極右保守反動分子:2003/09/14(日) 03:31
で、ようやく秋になって一人暮らしにも慣れて
政治的なことを考える余裕ができまして
今に至っています。
まあこれからじっくり色々なことを勉強しようと思っています。

167日帝極右保守反動分子:2003/09/14(日) 03:37
歴史観に関していえば自虐史観でも自慰史観でもなく
飽くまで事実として何が起こっていたかを知って
当時、本当は日本人がどのように考えて行動していたのかを
よく検証したいと思っています。
それとどのような行動が日本の国益に結びつき
どのような行動が日本の国益を害するのかという
シビアな国益という観点からも歴史を見ていければなあと思います。

168日帝極右保守反動分子:2003/09/14(日) 03:44
以上、かなり長くなってしまいましたが
これで回想は終わりです。
後半は集中力が落ちて自分の思っていた通りに
書けなかったかもしれません。
それは又、後で又は後日語ることに致しまして
これにて終了です。

169日帝極右保守反動分子:2003/09/14(日) 04:02
最初に2ch議員・選挙板に来た時の
「野党間の選挙協力の雰囲気を醸成したい」という思いは
民主党と自由党の合併という形で実現しましたから
ひとまず選挙区のことを勉強するのは休みにします。
それよりも政治の基本とは
日本のことを憂い、政策を提言することですから
無学な私で微力ながらもこの掲示板で提言できればと思います。
ただやはり高校時代ほとんど真面目に勉強していないので
まずは基本的なことを勉強したいと思っています。
政局に関しては昔は妄想で語ることが多かったので
これからはなるべく現実を見据えていければと思います。

170日帝極右保守反動分子:2003/09/14(日) 04:15
新々民主党に関していえば
まだ結党もしていない現段階では評価することはできません。
政党の命である政策がきっちりと決まったわけではありませんから。
先日も申し上げました様に
二大政党制の第一歩としては評価できると思います。
しかし政策的に新々民主党は
自民党と同じく野合政党で
私の信条とする自由主義政党ではないと思いますので
支持することはできません。
ですが自民党に変わり日本を担える政党になってほしいと意味では
頑張って欲しいと思いますし、私なりに苦言を呈していきたいと思います。
選挙という点ではアンチ創価で選挙区では民主党を支持しますが
比例では自民党か民主党か正直悩みます。
旧自由党支持層の一部と同様自民党に流れるかもしれません。
といっても選挙権はないのですが。

171日帝極右保守反動分子:2003/09/14(日) 04:23
加藤の乱の時に思った
自民党崩壊→政界再編のシナリオですが
それよりもまず肝心なことは政策ですから
先に基本的なことをよく勉強します。
政界再編はその後です。
政策軸がなければ政界再編など何も意味がないでしょう。
政策あっての政党ですから。

173日帝極右保守反動分子:2003/11/29(土) 19:28
現在は共産主義、支那、ロシア、朝鮮に関して言えば
達観して見ているつもりです。
かつて嫌で嫌で仕方がなくて忌避していましたが、
今は何故、彼らそういった行動を取るのか
非常に関心を持っています。
創価に関してはまだまだよく知らないので
達観して見るという段階には達してません。

174おりーぶの木:2003/11/29(土) 19:39
>創価に関してはまだまだよく知らないので
>達観して見るという段階には達してません。
彼らの生態は良く知ってるので知ってる限りでお答えしますよ。

175日帝極右保守反動分子:2003/11/29(土) 19:46
>>174
今、対処の仕様がないほど調子に乗って頭に来ているので
感情的になってしまうんでしょうね。
まずは創価板でしっかり勉強してきます。

176おりーぶの木:2003/11/29(土) 19:53
>>175
おれもあそこの住人だけど彼らの実態が良くわかる反面、いい加減な書きこみもあるから鵜呑みにしないほうが良い。
これはどうかなと疑問に思ったことがあれば私が可能な限り答えます。ただ教義的なものは良くわかりませんが。

177日帝極右保守反動分子:2003/11/29(土) 19:57
>>176
ありがとうございます。
創価に関してはとりあえず創価板で勉強してきます。

178日帝極右保守反動分子:2003/11/30(日) 00:20
ソ連が崩壊した頃はそうかもしれませんが
今の日共は中共や北朝鮮とヨリを戻しているようですよ。
日中友好議連に入ったり、朝鮮総連の集会に出てるようです。

179とはずがたり:2004/01/19(月) 10:44
>(自民)党内は「家族制度の崩壊を招く」との反対論が根強く
おまいらが戦後一貫して政権取ってたから家族制度の崩壊が此処まで来たんだ。つべこべいうな。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040119-00000076-mai-pol
<夫婦別姓>議員立法で成立目指す 自民の推進派議員

 「夫婦別姓」制度を例外的に容認する野田聖子・元郵政相ら自民党国会議員グループが月内にも会合を開き、19日召集の通常国会で議員立法での関連法案成立を目指す方針を確認することが分かった。グループは02年、導入に必要な民法改正案を党法務部会に提出したが、棚上げ状態になっているため、議論再開を部会に要請する。野田氏は「まとまらなければ党議拘束を外して国会で採決を求める」と話している。

 議員グループ「例外的に夫婦の別姓を実現させる会」(笹川尭会長)がまとめている民法改正案は、別姓実現に当たってさまざまな歯止め措置を設けたのが特徴。別姓を名乗るには家庭裁判所の許可を必要とする「家裁許可制案」で、「職業生活上の事情、祖先の祭祀(さいし)の主宰、その他の理由」を要件とし、既婚夫婦は別姓への転換を認めない。

 民主党など野党と公明党は夫婦の自由意思で同姓か別姓かを決める「選択的別姓制案」を01年の国会に提出したが、廃案となった。民主党などは早期実現を優先させるため「自民党が家裁許可制案を提出するなら賛成する」と柔軟姿勢で臨む立場で、法案成立は自民党内調整にかかっている。

 夫婦別姓は91年に法制審議会が審議を始め、96年に民法改正案要綱をまとめたが、自民党に反対論が強く、政府は法案提出を見送ってきた。01年の内閣府世論調査で賛成(42.1%)が反対(29.9%)を初めて上回ったが、政府は同様の理由で法案提出を断念。野田氏らが議員立法で提出を目指したが、党法務部会で意見が対立していた。

 しかし、昨年の衆院選で党内反対派の中心、高市早苗氏が落選するなど情勢は変化しつつある。首相官邸サイドから野田氏に「早く決着をつけてほしい」との打診もあり、今国会に照準を合わせた。野田氏は「論議が始まって10年。これ以上足踏みはできない」と語るが、党内は「家族制度の崩壊を招く」との反対論が根強く、曲折が予想される。(毎日新聞)
[1月19日3時2分更新]

180憲政擁護者:2004/01/19(月) 18:10
>>180
自民党を庇うつもりはないですが、家族制度の崩壊は日教組の教育が悪かったのだと思います。
西欧諸国は勿論、ソ連や中国といった社会主義国でさえ家庭の尊重を教育の場で教えていたのに、
「家族制度は封建的だ」とかで、そういったものを教育の場で否定してきたのではないでしょうか。
あまり何でもかんでも自民党のせいにするのは、いかがなものでしょうか。

181とはずがたり:2004/01/19(月) 19:44
家族制度を日教組のせいにしてするのは,右翼の論理でして,右翼が日教組がきらいなのは勉強が出来なくて学校の先生にいじめられてからだと思ってます。
そして個人的には家族制度の崩壊を靖国神社に参拝したり,徴兵制を導入したり,夫婦別姓を阻止したり,国旗国歌を強制したり,愛国心や自己犠牲の精神を上から押しつけたりしたからといって阻止する事が出来るとは思ってません。
自由民主党が封建的な制度をその名前に反して導入しようとするのを必死になって止めてきたのが日教組といえるかもしれません。
(この文章は勿論煽り入ってます。)

182おりーぶの木:2004/01/19(月) 20:19
>>180
日教組を庇うつもりはないけど家族制度の崩壊は成熟化社会が行きつくところまで行来ついた結果であって以上でも以下でもないと思います。
確かに「家族制度は封建的」との日教組の思想がそれを助長した面はあると思いますが、根本は個々の家庭環境と言うか方針によるものなのではないでしょうか?
これは保守政治家・論壇によく見られる傾向なのですが何でもかんでも日教組に責任をかぶせるのは連中を買かぶり過ぎですよ(笑)
スケープゴートを見つけ出してふくろ叩きにした所で問題は解決しません。逆に日教組が家庭の尊重をうったえていれば家庭制度の崩壊はありえなかったのでしょうか?
この論議を聞いていると家庭教育の不備を学校に責任転化する愚かな親とダブって仕方ありません。あくまで人間教育を司る主な役割は家庭であって学校(教師)はそれを手助けする存在に過ぎないのですからね。
個々のところを見誤ってはならないと思います。

183とはずがたり:2004/01/19(月) 20:26
確かに
> 家庭教育の不備を学校に責任転化する愚かな親
が多いような気がしますねぇ。

大家族制度が崩壊して,今迄おじちゃんやおばあちゃんや地域社会迄,皆で担ってきて一定の水準が保たれてきた家庭教育が一人は母親の双肩に掛かるようになって来て,家庭教育が不備にな家庭も増えてきたのではないかと思ってます。
勿論,母親一人に教育を任せる父親も問題でしょうし,父母の二人で面倒見たからといって全て解決する訳でもないし,大家族制度を復活させて明治期のように男が威張っていて女が虐げられていい筈がないですし(嫁と姑は永遠の敵同士のようですし)。
難しいですな。

184おりーぶの木:2004/01/19(月) 20:57
>>183
そうですね。全く同感です。ただ、やはり人間は1人では生きられない生き物ですからある程度のところでゆり戻しはあると楽観視してます。
古今東西、人間の求めるものは根本的なところでは一緒だと思いますから・・・
今はそれを信じて暗中模索する時期なのではないでしょうか?

185憲政擁護者:2004/01/20(火) 00:56
>>181-184
仰る通り、子どもの教育は一義的には家庭に属するものです。
また、近頃の若者の躾がなっておらず、あまりに利己的なのは、親の教育がなっていないからです。
ここまでは全くもってお二方の考えと同じです。

では、「家族制度は封建的」と言って、その親に影響を与えたのは誰でしょうか。
時代が変わって大家族が崩壊し、ただでさえ子どもの面倒を見る大人が減る中で、
影響力の大きい学校の教師がそういうことを吹き込むことによって、
親が子どもをしつけるという当たり前の行為を、
子どもの人権を侵害する間違ったことであるかのように考えるようになったわけです。
そして、そういう考えに毒された世代が今の若者の親なわけです。
勿論、全てを日教組のせいにするつもりはありません。
しかし、そういう親たちに子どもの躾を期待するのは難しいのではないでしょうか。
そして、日教組がそういう状況を作る一助となったのではないでしょうか。

ちなみに、私のところは両親が厳格な上、交流の濃い母方の祖父母がこれまた厳しかったので、
同年代の中では多少マシな方だということを自負していますが。

186憲政擁護者:2004/01/20(火) 01:12
当たり前のことですが、この期に及んで男尊女卑の戦前の家族制度をそのまま復活させるべきだとは思いません。
また、私どもの家族は、ヤモメとなったその母方の祖父と同居しておりまして、
かなり一般家庭と状況が異なり、それが私の考えに多大な影響を与えていることもお伝えしなくてはならないでしょう。

個人的には、夫婦別姓というのは、小さな子どもには分かり辛い制度だと思います。
片親と苗字が違うことで、子どもが悩むこともあるのではないでしょうか。
それで、何も分からぬ子どもが変なことを言って、家庭崩壊の芽が生まれることはあり得ます。
思い出したくないことなのですが、個人的にちょっとそういう経験があったもので。

187とはずがたり:2004/01/20(火) 11:30
子供心に
世間では同居する家族が本来同一の苗字であり
その内の一人に苗字が違う人が居るのを理解し
そのことが何か変だと感じる
というのは結構難しいことであり,貴君が頭が良かったと云う事でありましょう。

頭の良い子供には誤魔化さずにきちんと説明するべきですし,頭の良い子供なら
世間では同居する家族内で苗字が違っている場合がある
内ではお母さんがorお父さんがそうだけど
これは別に変なことではない
と理解させる迄あと一歩でしょうし,それをいじめる子供が居たとしたらそれは相手の親の教育がなってないからであり,泥棒が入ると行けないから外出止めましょうねと云っているようなもので,本来は泥棒こそが捕まるべきであり,こちらが外出を控えるべきではないと思われます。

> 「家族制度は封建的」と言って、その親に影響を与えたのは誰でしょうか。
>時代が変わって大家族が崩壊し、ただでさえ子どもの面倒を見る大人が減る中で、
>影響力の大きい学校の教師がそういうことを吹き込むことによって、
>親が子どもをしつけるという当たり前の行為を、
>子どもの人権を侵害する間違ったことであるかのように考えるようになったわけです。
日教組はそんな事を吹き込んでいたんでしょうかね?

私も両親には感謝しております。親は子供の自由にしたいことをやらせるべきだと云われたりしますが嘘だと思います。基本的に親は厳格だったような気がしますが(テレビは見せてくれない,玩具も買ってくれない,勉強しろと五月蠅い),一方で自由に好きな事やらせてくれましたとも思ってます。つまり親が気に入らんと言う事はさせて貰えませんでした。まだ年端もいかない子供は碌に周囲が見えていない訳でして,子供がやりたがる事なんて大したことではないので,自由にやりたいこと全部やらす必要はなく,適当に手綱とって親の眼鏡に適う方向の場合は好きなようにやらすと云う事で方向付けしてやれば普通に子供は育つのではないでしょうか。
因みに親父は高校の先生でした。組合にこそ入っていなかったけど。

188憲政擁護者:2004/01/20(火) 14:42
>>187
言葉が足りなかったので申しますが、我が両親は夫婦別姓ではありませんし、母も別姓には反対しています。

日教組だの進歩的知識人だのに関する私の認識についてですが、「吉田茂の遺言」(加瀬俊一)なる本をご覧下さい。

189とはずがたり:2004/01/20(火) 15:21
>>188
おじいちゃんだけ母方の姓で子供心になんでだろと思ったということですよね。
両親が夫婦別姓だったとは読みとらなかったですよ。
夫婦別姓の例は将来それが制度として補償された場合の例です。

機会が有れば読ませていただきます>「吉田茂の遺言」

190憲政擁護者:2004/01/20(火) 16:14
>>189
祖父の我が家への移籍はつい一昨年のことなので、そのことではないですよ。
細かい話は、本当に話したくないことなので、ご勘弁を。

その本を読んでいただければ、極右でない右翼の立場というものがご理解いただけるかと。

191おりーぶの木:2004/01/20(火) 21:45
>>185
その伝で行けば日教組と言うよりは戦後民主主義が生み出した風潮だと思う。
戦前の体制と較べてアメリカから運ばれてきた(押し付けられた)民主主義が多くの国民にとってかなり魅力的に捉えられ受け入れられた潮流に日教組が乗っかったと受け止める方が妥当なのではないでしょうか?
家族制度の否定と並んで弾劾の対象になっている平和教育にしても多くの国民が戦争の悲惨さを皮膚感覚で学んだ結果、憲法第九条を肯定的に受け入れたという事実が示す通り、いわばコンセンサスととして受け入れられた訳でけして国民感情と乖離したものではなかったのは御存知でしょう。
家族制度と日教組の問題もそれと一緒で国民の多くが家父長制の窮屈さはウンザリだと捉えていたからなんじゃないでしょうかね?その時代の潮流が日教組の思想とオーバークロスし、児童(生徒)はそれを皮膚感覚として受け入れたのだと思います。
今、皮膚感覚と言いましたが昨今の政治に関心のある若者の主流は2ちゃんを見てもわかるようにかなりのタカ派路線です。さて、これは日教組が右旋回した結果なのでしょうか?(笑)違いますよね?
彼らは依然として平和教育路線なのですから。もし、彼らにあなたの仰るような影響力があるのなら間違ってもありえない事象でしょう。結論を言えば戦後民主主義を受け入れた世論が主犯であって日教組はせいぜい従犯程度でしょう。そこの所を間違ってはいけないと思います。

192とはずがたり:2004/01/30(金) 15:11

http://www.asahi.com/international/update/0130/006.html
国連が同性愛カップル職員にも諸手当 「多様性を尊重」

 国連は29日、同性愛の夫婦やカップルの職員に対しても、出身国が同性同士の結婚を法的に認めている場合には、家族手当などを支給することを決めた。アナン事務総長名で全職員に通知された。2月1日からスタートする。

 国連報道官によれば、対象となるのは同性結婚を法律で認めているオランダや、パートナーとして認めているフランス、ニュージーランドなど計約10カ国の国籍を持つ職員。米国は一部の州が「共同生活者(シビル・ユニオン)」として認めているが、連邦法では認められていないため適用されない。

 国連は全世界に約1万4000人の職員がいるが、該当者が何人になるかは、まだはっきりしないという。アナン氏は通知の中で、この措置について「加盟国の社会や宗教、文化の多様性への尊重を、いっそう確かなものにしていくだろう」と述べている。 (01/30 13:00)

193しょむ研水泡:2004/01/31(土) 21:49
 同性結婚に反対してるのって、単に「あぶれもん」になるのが恐い
だけでは?などと勘ぐる。

194とはずがたり:2004/02/16(月) 01:39
宗教が外国からの圧力で神様代えてしまってもいいのか?
俺は分祀には絶対反対だ。まあ政治家の靖国参拝にも反対だけど。

http://www.asahi.com/politics/update/0215/004.html
A級戦犯の分祀検討を 中曽根元首相がTV番組で提案

 中曽根元首相は15日のテレビ朝日の報道番組で、小泉首相の靖国神社参拝で首脳の往来が途絶えている日中関係を打開するため、「招魂社をつくって、戦犯の皆さんの御霊(みたま)を移すことは不合理ではない」と述べ、A級戦犯の分祀(ぶんし)を検討すべきだとの考えを示した。

 中曽根氏は首相在任中、自らの靖国神社公式参拝に中韓両国が強く反発したことから、遺族や靖国神社に水面下でA級戦犯の分祀を働きかけたが、反対された事実を明らかにしたうえで、「(当時、反対した遺族も)最近は賛成のようだ」と語り、今なら遺族の理解は得られるとの見通しを示した。

(02/15 17:25)

195とはずがたり:2004/02/23(月) 12:41
【保守思想】

http://www.hpmix.com/home/hirotaka/C3_1.htm
「保守主義といえば、社会的な不平等と権威を擁護する立場が思い浮かぶ。この
伝統的社会秩序を重んじる保守主義は、フランス革命の唱えた自由と平等、民主
政治に敵対するところにあり、エドモンド・バークはその始祖と見なされてきた。し
かし、この身分制の残滓と権威主義を擁護する伝統的保守主義ほど、アメリカにと
って無縁なものはなかった。何故ならば、アメリカには身分制といった封建的な社
会制度が初めからなく、伝統的な保守主義の存在する余地は無かったからである。
アメリカは初めから、自由と平等、人民主権を基本原理として作られた史上最初の
イデオロギー国家であって、それ以外に選択の余地のない国であった。」

196とはずがたり:2004/02/23(月) 12:41
【保守思想】

http://www.geocities.com/kubozemi10/toue.htm
 政治的イデオロギーとして、保守主義を考える場合、通常頭に浮かぶのは、伝統的文化の権威を尊び、身分制的な秩序に支えられた威圧的な統治形態を指し、経済活よりは他の文化的価値を尊ぶ思想形態である。そこでは、人間の自由は伝統や権威、権力によってすみずみまで拘束されている。このタイプの保守主義はヨーロッパや日本など、古い政治的伝統をもつ国々にみられるものである。この伝統的社会秩序を重んじる保守主義は、フランス革命の唱えた自由と平等、民主政治に敵対するところに原点があり、エドマンド・バークはその始祖と見なされている。(3)

 しかし、アメリカの保守主義は伝統的価値や倫理の重要性を強調する点で、ヨーロッパのそれに類似しつつも、経済活動を中心とした自由の強調、夜警国家的な「小さな政府」を支持している。これらはヨーロッパでは先のような保守主義に対抗してできた自由主義のスローガンであったが、アメリカではそれがアベコベになっている。(4)

 つまりアメリカの保守主義とリベラリズム(小さな政府の生涯を取り除くため、政府の介入を肯定し、個々人の自由を維持させる)の相違点は自由や平等というシンボルそのものではなく、その解釈の違いにある。アメリカにおける保守とリベラルの対立は、このように自由の解釈や理解をめぐる対立であり、いわば内乱、内紛であり、その正しい理解をめぐる熾烈な戦いでもある。

197とはずがたり:2004/02/23(月) 12:42
【保守思想】

http://www.asahi-net.or.jp/~EW7K-STU/kokkaron-ronkou.htm
268 :佐藤総研 :02/04/06 12:43 ID:Iea82cC6
>>263
「新保守主義」の日本的新定義が必要。

保守、リベラルの定義は各国の政治情勢によって違い、また各時代で変遷して来て
いる。保守を産みの親とした新保守の定義が、変遷しても少しも悪くない。
サッチャー、レーガンの使った新保守概念にとらわれる事無く、亀井、中曽根、小
沢を結び付け、野中、青木等旧経世会的なものを切り捨てて行く政界再編のキーワ
ードとして、「新保守主義」(Neo Conservatism)は有用なツールになり得ると
思う。

「現実政治の必然として耐用年数の過ぎた保守に、新たな命を吹き込む運動」
「堕落した「保守」の背骨を入れ直すための、一種伊勢神宮の式年遷宮のようなもの」

と文字通り「新しい保守」あるいは「保守を改める事」と定義したい。
もともと、エドモンド・バーグの当初保守概念に、ダンテの神曲の台詞を借りれば、
「変わらずに生き残るためには、自ら変わらなければならない」というように維新
(リフォーム)の要素が含まれている。
だがバークの漸進的な維新では弱いと捉え、敢えて急進的要素を意識的に取り入れ
たものを「新保守」と位置付けたい。

この定義ならば日本の現状に合わせ、具体的な政策として限定された範囲で弱者保
護の要素を入れる事も出来る。民主党等のリベラルと結ぶ事も可能だ。
日本的新保守革命を成功させれば、歴史的具体的記述は後から貨車でついて来る。

198とはずがたり:2004/03/10(水) 03:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040309-00000234-kyodo-pol
「昭和の日」法案を提出へ 与党、民主党を揺さぶり

 自民、公明両党は9日、「みどりの日」(4月29日)を「昭和の日」、「国民の休日」(5月4日)を「みどりの日」に変更する祝日法改正案を今国会に提出する方針を固めた。夏の参院選をにらみ改正案に異論があるとみられる民主党を揺さぶる狙いがある。
 公明党は9日の政調全体会議で法案を了承、自民党も近く党内手続きに入り、了承する。自公両党の共同提案となる見通しだ。
 同法案は、2000年の通常国会に提出されたが、当時の森喜朗首相の「神の国」発言の影響で廃案に追い込まれた。02年の通常国会に自民党と保守党が再提出、昨年の通常国会で民主党も賛成し衆院を通過したが、衆院解散で廃案となった。衆院本会議の採決の際には民主党の4議員が造反、役職停止などの処分を受けた。(共同通信)
[3月9日20時57分更新]

199とはずがたり:2004/03/13(土) 06:24
けっ!夫婦別姓特区でもつくったら?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040312-00000871-jij-pol
夫婦別姓法案、提出見送り=推進派も断念−自民

 夫婦別姓を例外的に認める民法改正案の今国会提出が見送られることが12日、固まった。自民党法務部会での反対が根強く、法案提出期限の15日までに党内の了承を得るのは極めて困難だ。同党の推進派議員でつくる「例外的に夫婦の別姓を実現させる会」(笹川堯会長)も12日、最終的に今国会提出を断念した。
 同改正案は、旧姓でないと仕事の上で支障を来すなどの理由で、家庭裁判所が許可した夫婦に限り夫婦別姓を認める内容。約2年ぶりに推進派が提出に動いたが、「家族制度の崩壊を招く」などの反対論に押し切られた。 (時事通信)
[3月12日23時1分更新]

200とはずがたり:2004/03/24(水) 17:25

夫婦別姓めぐり自民推進派、党議拘束外し国会提出を模索
http://www.asahi.com/politics/update/0323/005.html

 夫婦別姓を認める民法改正案の今国会提出を目指し、自民党の推進派でつくる「例外的に夫婦の別姓を実現させる会」(会長・笹川尭衆院議員)が、法案への賛否を党議拘束せず、個人の判断に委ねることを条件に党内合意の取り付けに動き出した。自民党は臓器移植法案の採決で党議拘束をはずした例があり、推進派は「夫婦別姓も同様のテーマだ」としているが、党内の反対論は依然根強く、提出にこぎつけられるかどうかは厳しい情勢だ。

 民法改正案は夫婦同姓を原則とし、「職業生活上の事情」や「祖先の祭祀(さいし)の主宰」などの理由がある場合に限り、家庭裁判所の許可を得て例外的に別姓を認めるというもの。11日の自民党法務部会で議論したが、「家族制度の崩壊を招く」などの反対論から了承を得られず、今国会提出は見送られる方向となった。

 その後、一部の若手議員らから「議会制民主主義のもとで、法案の提出すらできないのはおかしい」などの批判があり、推進派としては党議拘束なしでの国会提出を目指し、改めて総務会メンバーや政調幹部らの理解を求めることにした。

 ただ、党執行部側は「人の命にかかわる臓器移植法案とは性格が違う。党議拘束をはずしてもという盛り上がりは感じられない」と消極的で、説得は難航しそうだ。

(03/23 20:45)

201とはずがたり:2004/04/03(土) 16:07
ミス仙台で良いやん。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040403-00000007-khk-toh
既婚女性らに門戸開放も応募低調 杜の都親善大使

 今年から「ミス仙台」の名称をやめ、男性や既婚女性にも門戸を開く「せんだい・杜(もり)の都親善大使」の応募が振るわない。募集開始から1カ月が経過するが、応募は6人にとどまっており、男性はゼロ。12日の締め切りが迫っており、主催者は「仙台の観光のために一役買ってほしい」とPRに懸命だ。

 事務局の仙台商工会議所によると、「ミス仙台」の名称だった昨年の応募は159人。毎年、150人前後の応募が集まっていた。

 性別による格差の解消を目指すジェンダーフリーの流れを意識し、女性限定や未婚という条件を撤廃したが、「知名度がいまひとつ」(仙台商工会議所)なのが響いているようだ。

 今年の審査から、仙台についての問いに答えてもらう筆記を設けたことも、少なからず影響しているよう。「試験を受ける感じがするかもしれないが、問題は極めて簡単。審査ではアピール力のある人材を重視したい」と主催者側は強調する。

 各種イベントで観光PRのアシスタントとして活躍する親善大使(3人)には賞金30万円とトロフィーが贈られる。問い合わせは、仙台七夕まつり協賛会事務局022(265)8181へ。
(河北新報)
[4月3日7時4分更新]

202とはずがたり:2004/04/27(火) 17:11
【コスモポリタン1】

http://members.jcom.home.ne.jp/w3c/MIKI/cosmo.html
新しいコスモポリタン 三木清
底本三木清全集 第15卷
1967年12月18日發行岩波書店
初出 昭和12(1937)年11月「文學界」掲載

 ナチスの文化彈壓はあまりにも有名である。それは一つの世界史的事件であると云ふことができるかも知れない。我々は機會ある毎に、この人もドイツから追はれてゐる、あの人ももはや大學にゐないといふことを見出して、ただ驚くばかりである。この十數年來日本で名前の知られてゐたドイツの哲学者で現在なほ母國の大學で活躍してゐる者はどれほどあるであらうか。

 歴史を繙くと、殉教者と稱せられるものがある。日本の歴史には比較的少いにしても、西洋の歴史にはそれがなかなか多いのである。

 然るに今日その西洋において、あのナチスから迫害を受けた人々の中には殉教者といふべき種類の人間が見當らないやうである。彼らは母國を離れて、或ひはアメリカへ、或ひはイギリスやフランスへ、或ひは北欧へ行つた。彼等は現代のコスモポリタンである。我々は彼等において殉教者でなく、寧ろ新しいコスモポリタンを見るのである。彼等の中には、例へばトーマス・マンの如く、母國に對して抗議を續けてゐる者もなくはない。しかしそれらの人々においてさへ感ぜられるのは、殉教者の意志であるよりもコスモポリタンの感情である。誰が祖國を愛しないであらう。如何なるコスモポリタンが母國を懷かしまないであらう。それは人間の自然の感情である。この人間的自然的關係を離れて政治史的歴史的關係において見るとき、彼等は結局コスモポリタンである。

 然るにかやうなコスモポリタンは單に彼等のみではない。現在ドイツに留まつてゐる知識人の中にも同樣のコスモポリタンは多いのである。一時はナチスの代表的哲學者であるかのやうに騷がれたハイデッガーの如きも、ヘルダーリンに關する彼の最近の論文を讀んでみると、彼もまた新しいコスモポリタンの一人である事が感ぜられる。沈黙してゐるコスモポリタンに至つては更に多いであらう。そしてそれはドイツのみのことではない。ロマン・ローランも、ジイドも、ヴァレリイでさへ、或る意味ではコスモポリタンであると云ふことができるであらう。彼等も現代の新しいコスモポリタンである。

 コスモポリタンとは何であるか。コスモポリタンとは政治への信頼を失つた人間のことである。世界史上における代表的なコスモポリタン、古代的世界の末期に現はれたストアの哲學者達がすでにさうであつた。彼等の世界主義(コスモポリタニズム)は政治への信頼の喪失から生れてゐる。新しいコスモポリタンの政治に對する不信はいはば普遍的である。彼等は現代の政治に對して懷疑的である。しかも彼等自身何等かの政治のシステムを持つてゐるわけではない。一定の政治のシステムに對して絶對的な信仰を抱いてゐる者、コムミュニストの如きは屡々殉教者のタイプを示してゐる。彼等新しいコスモポリタンは自由主義者と呼ばれるのがつねである。しかし彼等の自由主義は政治のシステムであるのではない。彼等を文化主義者と名附けることも正しくない、なぜなら、もし文化主義が政治主義に對立するものであるならば、かやうに政治主義に對立するといふ理由で文化主義は一つの政治のシステムであるのみでなく、それは一定の政治のシステム──例へばいはゆる「文化國家」の理念──と容易に結び附き得るであらう。彼等にも何等かの政治的幻想があるに相違ない。彼等は政治に對して無關心であるどころか、つねに最大の關心を寄せてゐるのである。しかも彼等は、自己の抱く政治的幻想乃至理想が恐らく決して現實の政治的勢力となり得ないことを自覺してゐる點において、政治への信頼をもつてゐない。そのうへ彼等は、誰もが政治に關心せねばならぬやうな状態をもつて人類の大きな不幸と考へてゐるであらう。

 もちろん彼等のコスモポリタニズムをいはゆる天才の孤獨と理解して片附けることができない。なぜなら、かやうなコスモポリタニズムは若干のすぐれた藝術家、思想家にのみ屬するものでなく、今日の世界のインテリゲンチャに多かれ少かれ共通するものであるから。我々は同樣のコスモポリタンを日本のインテリゲンチャにも見出し得たのである。

203とはずがたり:2004/04/27(火) 17:12
【コスモポリタン2】>>202

 日本のインテリゲンチャはコスモポリタンであるといふ非難はすでに久しく日程に上つてゐる。そして人々は、彼等のコスモポリタニズムが彼等に特有な歐化主義に、彼等の無思慮な西洋崇拜に基くもののやうに云つて、彼等を非難した。しかしこの見方は淺薄である。なぜなら、かやうなコスモポリタニズムは單に我が國においてのみでなく、西洋においても見出されるものであるから。このコスモポリタニズムの本質は、すでに云つたやうに、政治に對する普遍的な懷疑であり、日本のインテリゲンチャにおけるコスモポリタニズムも本質においてこれ以外のものではなかつたのである。彼等はまさにコスモポリタンとして單なる歐化主義者、單なる西洋崇拜家に止まつてゐない筈である。彼等は少くとも西洋のものと同等に日本のものを好んでゐたであらう。また我々は彼等の人間的自然的な感情がまことに日本的であるといふこと、彼等が祖國に對してまことに人間的自然的な愛を抱いてゐるといふことを疑はない。しかし問題はそこにあるのではない。

 現代のコスモポリタニズムの世界史的意義について考へてみることは興味のある、そして恐らく重要な問題である。しかし我々はここでは特に日本のインテリゲンチャにおけるコスモポリタニズムについて注意を喚起するに止めよう。それが本質においては西洋崇拜とも祖國愛とも關係のないことについてはすでに述べた。それは根本的には政治への信頼の喪失を意味してゐる。ところで今囘の支那事變は彼等をしてそのコスモポリタニズムを克服せしめたであらうか。言ひ換へれば、彼等はこの事變を機會として政治への信頼を囘復したであらうか。我々の問うてゐるのは單に、彼等が例へば現政府の政治を信頼してゐるかどうかといふやうなことではない。彼等が一般に政治への信頼を囘復したかどうかといふこと、從つて例へば、たとひ現政府の政治には反對するにしても他の政治には信頼し來るやうになつたかどうか、或ひは自ら進んで一定の政治のシステムを持ち得るやうになつたかどうかといふことである。しかもまた注意すべきことは、政治への信頼はつねにただ現實の一定の政治の方向乃至システムに對して決定的に同意するか反對するかにおいて現はれるといふことである。もし彼等のコスモポリタニズムがいかなる政治によつても救はれないものであるとすれば、人類の歴史は不幸な段階に入りつつあると云へないであらうか。それとも彼等はついに歴史の落伍者に過ぎないのであらうか。いづれにしても、我々はこのコスモポリタニズムの行方に現代の政治そのものの行方についての一つの指標を見出すことができるであらう。

 この頃、戰爭と文化の問題について色々論ぜられてゐる。しかし實際は、戰爭と文化といふ問題はむしろ一義的な問題でしかない。本格的な問題は却つてつねに「戰後の文化」の問題であり、文化人がこの際最も眞劍に考へておかねばならぬ問題はそこにある。そしてもし戰爭と文化といふ問題が何等か困難な問題であるとすれば、それは戰爭は政治の一つの延長であるといふ意味において、現在政治と文化といふかねての問題が最も鋭く提出されてゐるといふことのためである。そしてこの問題は、政治に對する信頼の喪失から生じてゐたコスモポリタニズムが今日このとき如何に處理されるかといふことにおいて謂はば一つの極限的な問題に達するのである。

204さむらい:2004/04/28(水) 07:12
今日はサンフランシスコ講和条約発効から52年という特別な日です。今日は、本当の終戦記念日(サンフランシスコ講和条約をもって法的に連合国との戦争状態が終了したため)であると同時に独立記念日(サンフランシスコ講和条約をもって占領体制は終わり、日本は主権を回復したため)です。授業が終わった後、大東亜戦争で散華された英霊の方々(もちろん、東京裁判で処刑された戦犯の方々も含みます)会いに靖国神社へ参拝します。

205とはずがたり:2004/05/30(日) 17:10
君が代斉唱の声量調査 福岡県久留米市教委 (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/education.html?d=30kyodo2004053001000682&cat=38&typ=t

 福岡県久留米市教育委員会が、小中学校で今春に行われた卒業式と入学式の際に、君が代を歌う声の大きさを調べていたことが30日、分かった。市民の一部からは「なんの意味があるのか」と疑問の声も上がっている。

 市教委などによると、調査は市立の全小中学校計40校が対象。日の丸掲揚の有無を調べるとともに、各校長や出席した市教委職員に聞き取り調査をし、声量を大・中・小の3段階に分類した。

 「小」と判断された学校には口頭で指導もしたという。「小」の学校は卒業式では6校、入学式は5校だった。

 国旗・国歌に関する教育を徹底するよう求めた請願が市議会に出されたことを受け調査を実施したという。

[ 2004年5月30日13時21分 ]

206とはずがたり:2004/06/11(金) 03:07
政治思想と云うより男女論だが。
だいたいに於いて男尊女卑型の政党・自民党が女性に配慮した形での出生率向上政策が打ち出せるわけがない。産みたくてもこういう社会では産めないという女性は多い筈だ。自民党型の女性への押しつけではなく「我が侭を聞いてあげられる」(=難しい話しではなく単に女性の社会進出と適合的な施策というだけでよいかと。今は専業主婦に有利な制度になっている)政治態度が必要かと。

出生率が過去最低の1・29、年金改革法“誤算”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040610-00000001-yom-pol

 厚生労働省がまとめた2003年の人口動態統計で、1人の女性が生涯に産む子供の数(合計特殊出生率)は、過去最低の1・29となることが9日、明らかになった。

 2002年の1・32を大きく下回り、少子化は予測を上回るスピードで進行している。先進国の中でも最も低い水準であり、政府は事態を深刻に受け止めている。成立したばかりの年金改革関連法の前提にも狂いが生じることになり、大きな論議を呼びそうだ。

 政府は2002年1月に公表した人口推計(中位推計)で、将来の合計特殊出生率が「2007年に1・306で底を打ち、その後は1・39まで回復する」と予測していた。2003年については、前年と同じ1・32にとどまると想定していた。

 今国会で成立した年金改革関連法は、この中位推計をもとに、将来人口を算出し、給付や負担などの財政見通しを計算している。しかし、2003年の実績値が早くも予測値を下回ったことで、同法の前提に狂いが生じ、将来の年金財政が厳しくなるのは必至だ。

 同法は、新たに厚生年金を受給する人の給付水準(夫が40年加入、妻が専業主婦のモデル世帯の場合)を、現役世代の平均賃金の50%を下限にすると定めている。

 厚労省の試算によると、中位推計よりも合計特殊出生率が低下すると、給付水準は46・4%まで下がる。この場合、同法で定めた保険料負担の上限をさらに引き上げるか、年金支給開始年齢を引き上げるなどの見直しが改めて必要になる。

 急速に少子化が進んでいるのは、子育て不安や価値観の変化により、夫婦の子供の数が減っていることなどが要因とされている。

 ◆合計特殊出生率=1人の女性が一生のうちに平均して何人の子供を産むかを示す推計値。15歳から49歳までの年齢別出生率をもとに算出する。日本では第2次ベビーブームの1973年の2・14から低下傾向にある。2・1を下回ると、人口が減っていくとされる。(読売新聞)
[6月10日3時9分更新]

207とはずがたり@体育嫌い:2004/06/12(土) 01:44
国籍条項なんてあるのか…。
それにしても国体なんて公共工事増やすだけだし4年に1辺ぐらいにしたら?

国体に外国人選手参加を認めないのは合憲…最高裁判決 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/education.html?d=11yomiuri20040611i215&cat=35

 国民体育大会が外国人選手の参加を認めないのは憲法違反として、日本在住の米国人男性が日本体育協会(東京都渋谷区)などに賠償を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷は11日、男性の上告を棄却する判決を言い渡した。

 福田博裁判長は、合理的根拠に基づく不均等は許されるとの最高裁判例を引用、「国体参加資格を日本国籍を持つ選手に限ったことが、憲法に反しないのは明らか」と述べた。

 訴えていたのは、仙台市青葉区在住の大学研究員、ダグラス・シューカートさん(46)。

 判決などによると、同協会は国体実施要項で参加資格を「日本国籍を有する者」と規定(国籍条項)しており、アイスホッケー選手のシューカートさんは2000―2002年の国体と予選に出場できなかった。

 シューカートさんによると、米国ではセミプロチームでプレーし、神奈川県内のクラブチームに所属していた時には、県大会で優勝したこともあるという。1987年に初来日し、いったん米国に帰国後、99年から日本で暮らしている。

 仙台地裁は「国体は国民へのスポーツ普及が目的で、国籍条項には合理性がある」と請求を棄却。仙台高裁もこの判断を支持した。

 同協会は国籍条項の緩和を進め、現在は中高生、大学生のほか、日本の学校に在籍した社会人も参加できるが、シューカートさんのように在学経験のない定住外国人に参加資格はない。


[ 2004年6月11日23時19分 ]

208とはずがたり:2004/06/12(土) 01:49
大島渚ではないが,どうも猥褻という概念は取り締まったり判決を下したりする国家権力側の論理の様な気がしてならない。向井よ本気で反省すること無いぞ。


涙のAV廃業宣言…チョコボール向井 (夕刊フジ)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/indecent.html?d=11fuji39519&cat=7&typ=t

 ハプニングバーでSEX公開講座を開き、公然わいせつで逮捕・起訴されたAV男優でプロレスラー、チョコボール向井被告(37)。10日、東京地裁で行われた初公判で同被告は男優業の引退を宣言したが意外なウラの顔も発覚した。

 「AV男優をすぐ廃業するわけにはいかないが、監督や演出などの作り手に方向転換したい」−。スーツ姿で出廷した向井被告は、か細い声で裁判長に更正を誓った。

 事件は3月25日。向井被告は東京・六本木の会員制ハプニングバー「ロック」のSEX講座にギャラ15万円で招かれた。約20人の客を前にAV女優(25)とHしていた瞬間、「そこまでっ!」と捜査員に踏み込まれ、全国初のハプニングバーでの逮捕者となった。

 向井被告は「撮影は丸一日拘束されるが、ハプニングバーは短時間で効率のいい収入」「人前でやることは犯罪と分かっていたが、会員制で客をチェックしていると思い、やってしまった」と起訴事実を認めた。

 向井被告は平成元年に男優デビュー。「駅弁ファック」で一世を風靡(ふうび)し、カラんだ女優は数千人ともされる。11年には念願だったプロレスラーとなり、4月の保釈後はマットに復帰していた。

 この日の公判では、情状酌量のため、出廷したネイルアーティストの内縁の妻が「見た目と全然違います」と、意外な裏の顔も証言した。

 「毎年、私の実家の両親にあいさつに行っている。タバコも吸わないし、酒も付き合い程度。朝は6時に起き、ジム通いするのが日課ですごくマジメです。接見したときは泣きながら『すまない』と話していた」。さらに、妻は「近く入籍したい」と断言した。

 公判の最後で、裁判長に「軽率な行動を控え、マジメに生きたい」と約束した向井被告。検察側は懲役5月を求刑し、裁判は結審した。判決は23日、言い渡される。

[ 2004年6月11日()13時0分 ]

209とはずがたり:2004/06/14(月) 21:25
>>206

<スウェーデン>出生率が近年急速に回復 育児環境を充実
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040615-00002028-mai-bus_all

 日本と同じように少子・高齢化に悩むスウェーデンの出生率が近年急速に回復していることが14日、内閣府の調査で分かった。育児休業制度や育休・育児手当を充実させる施策を導入している結果とみられ、03年の合計特殊出生率が1.29と過去最低を更新した日本にとって参考になりそうだ。(毎日新聞)
[6月14日19時29分更新]

210とはずがたり:2004/07/11(日) 04:14
真っ当な保守主義者なら今の自民党は我慢がならない筈で,日本政治の貧困は自民党が下野できない構造にある…

Voice「小泉首相の退陣を求める」(中西輝政)
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C1570102516/E725539792/index.html

今日発売された Voice 8月号は必読ですよ。高坂正堯の正統的後継者で京都を代表する国際政治学者の中西輝政が「この首相(小泉首相)は一日も早く辞めるべきである」と断言している。中西輝政はイギリス政治史の権威で文明史的な視点を持った数少ない国際政治学者。保守(どちらかといえば右)だ。保守であればあるほど小泉首相のポピュリズム政治にはガマンならないのだ。以下抜粋:

まず:

小泉首相は今回の「5・22訪朝」で「三大失態」を犯した。それは、「外交交渉の失敗」といった次元の話ではなく、「法治国家としての日本の有り様」を大きく毀損したという極めて根元的な失態なのである。先の小泉訪朝は、国家としてギリギリ守らなければならない限度さえも超えてしまった歴史的な汚点である。

と始める。

その三大失態を要点だけ抜粋すれば:

まず日朝首脳会談の準備や下交渉に朝鮮総連に大きく依存したこと。朝鮮総連は拉致工作に直接かかわった組織であることが証明されているにもかかわらず、訪朝後もまた朝鮮総連の大会に首相のメッセージを送っている。。日本の法治国家としての原則を崩されようとしている。

二つ目の理由は、「経済制裁はしない」という言質を与えたこと。平城宣言云々の但し書きはまったく意味を持たない。逆に小泉首相は、目下北朝鮮は平城宣言を遵守している(核開発していない)という前提で話を進めたのだから、日本は自ら「六カ国協議」の当事者としての適格性を放棄したことになる。

三つ目の理由は、ジェンキンス氏との面会。自由意思を示せない状況にいるジェンキンス氏との面会したことで、日本は北朝鮮の自由抑制体制を是認し、お墨付きを与えたことになる。この時小泉首相は「あなたの安全を保証する」という念書まで書いたが、アメリカから訴追免除の約束を取り付けていなかった。日本は「総理大臣が進んで無責任な約束をする国」と世界に示すこととなった。

さらに中西輝政は、一国の総理大臣といえども何をしてもいいと言うことではない。一国のリーダーが国益を損なうような行動をとるときに供えて監視機関や安全装置が民主主義国では備わっているのだが、日本にはこのような制度がないので、小泉首相のやりたい放題だと指摘する。具体的には:

5・22訪朝で会談が1時間半ほどで打ち切られ、金正日が席を立って出て行ったとき、慌てて後を追った小泉首相は、金正日から「二人だけで十分だけなら話す」と言われ、別室に二人だけで入っていった。他に入ったのは北朝鮮側の通訳だけで、外務省の人間は同席できなかったと伝えられている。もしこの報道が正確なら、この間、両者の間でどのような会話が交わされたのか、欧米では「国家への反逆(裏切り)」の嫌疑さえ云々されよう。このに“空白の十分間”が生まれたわけで、場合によっては小泉首相に何か個人的な「弱み」があって、それを持ち出された可能性も考えなければならない。これはとうてい、民主主義国の指導者がなすべき外交ではない。今回のような交渉の内容以前の、国家としてのギリギリの埒を失いかねない外交を行った首相は、私の知る限り一人もいない。これによって日本は、「首相一人を絡め取ればなんでも出来る国」という日本への見方を世界中に発信してしまった。

さらに中西は日本の世論を操作することで政治を行う小泉首相の姿勢を厳しく批判する:

日本ではこれまで「民主主義とは、世論に従うことである」という間違った民主主義観をそのまま押し頂いてきた。「小泉政治」はこのような未熟な民主主義観を逆手にとって世論操作を図り、そこにだけ努力を集中して政権を維持してきたところがある。究極の「ポピュリズム政治」である。(小泉首相は)右に振れるときは非常に強い言葉で述べるけれども、状況次第では再び大きく左に振れる。それを動かすのは「支持率」、ただそれだけなのだ。それが小泉首相なのである。「鯛は頭から腐る」

そして、こう結ぶ:

この首相は一日も早く辞めるべきである。

今後、参院選が終わると田中真紀子の「反小泉」の戦いのラッパが吹き鳴らされることになろうと、当面ポピュリズム同士の波乱含みの政局展開を中西は予想している。日本の政治は、いつまでたっても成熟しない様子だ。

せめて選挙に行こう。

211とはずがたり:2004/07/13(火) 18:00
審議委員は官僚の云うことを上手に聞いて文句を付けない人でないと駄目だから限られてくるのでしょうね〜。
地方の自治体の女性審議委員も仕事しない口だけで男ウケが良いようなろくでもない女ばかりが委員に抜擢され真面目にやってる女性から支持を受けるような人が全く登用されない現実があるようだ。で,登用する側の男は,そういう状況にも関わらず我が市は男女共同参画が実現してると自慢し,登用方法に不満が出てる状況をだから女は足の引っ張り合いをすると決めつけている,様である。まぁこれが田舎の保守の現実であろう。

女性委員78人が掛け持ち 国の審議会、委員会で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040713-00000110-kyodo-pol

 政府が13日午前に閣議決定した答弁書によると、国の審議会、委員会の委員を務める女性のうち、複数の審議会などを掛け持ちしている人は昨年9月末現在で計78人に上った。
 政府は男女共同参画推進の立場から、2005年度末までに約100ある審議会などの委員で女性が占める割合を30%に引き上げる目標を設置。昨年9月末で1733人の委員のうち女性は465人で26・8%になったことを発表済みだが、かなりの兼務分がカウントされている実態が浮き彫りになった。
 兼務数の最多は長見万里野・日本消費者協会参与で、原子力損害賠償紛争審査会、厚生科学審議会、日本工業標準調査会、消費経済審議会、総合資源エネルギー調査会の5つ。原子力損害賠償紛争審査会委員については「5つは多すぎる」(内閣府)ため今年5月末付で辞任した。(共同通信)
[7月13日13時38分更新]

212さむらい:2004/08/16(月) 01:08
まあいいんじゃないんですか?
天皇陛下の靖国神社御親拝。
ここ何年も御親拝もされてないですからね。

214さむらい:2004/08/16(月) 21:07
>>213
石原都知事の発言に関してですが
そんな利用しようとかそういう意味ではないと思いますよ。
国家元首たる天皇陛下が国家のために尽くされた英霊の方々を
霊を弔うことは
国家として極めて自然なことではないでしょうか?

215とはずがたり:2004/08/16(月) 21:14
幕末の尊皇倒幕派は公武合体派の孝明天皇を毒殺して自分らの思い通りになる明治天皇を即位させたという噂もありますが,そのぐらい便宜的に行動出来たと言う事でしょう。
石原も天皇をそのぐらい柔軟に利用しようと考えてても別段批判にあたらないと思われます。

216とはずがたり:2004/08/17(火) 17:51
意外です。

働く既婚女性多い地域ほど出生率高い…政府調査で判明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040817-00000104-yom-soci

 働く既婚女性の割合が高い地域ほど、1人の女性が生涯に産む子供の数も多い――。こんな傾向が、政府の男女共同参画会議の調査で明らかになった。

 会議によると、2000年国勢調査で、25歳から34歳の既婚女性のうち、調査を実施した同年9月に「少しでも働いた」と答えた人の割合(労働力率)は全国平均で44・1%。北陸の59・5%が最も高く、東北、四国、中国、九州(沖縄県除く)が続いた。低いのは近畿36・7%、北海道41・1%などだった。

 1人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率は、2001年人口動態統計で全国平均1・33。東北が最高の1・48で、以下は九州、中国、北陸の順。南関東、北海道、近畿は全国平均を下回った。

 この結果、「既婚女性の労働力率が高い地域は出生率が高く、労働力率が低い地域は出生率が低い」という大体の傾向が浮かび上がった。男女共同参画会議は「自宅から職場への通勤時間・距離や同居家族の構成、保育施設の充実度などが影響しているのではないか」と見ている。

 同会議は女性の労働と出産などの関係を検討する専門調査会を設置し、分析結果を来年夏にまとめる予定の新たな男女共同参画基本計画に関する答申に反映させる考えだ。(読売新聞)
[8月17日14時53分更新]

217とはずがたり:2004/10/15(金) 00:57
古風な大阪に寂しい東京 独身女性、名古屋は自由
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041014-00000167-kyodo-soci

 結婚を焦る古風な大阪、自立心は強いが寂しい東京、親元で自由を楽しむ名古屋。結婚情報会社「オーエムエムジー」(大阪市)が行った三大都市圏の独身女性の意識調査で、地域による女心の違いが浮き彫りになった。
 早い時期の結婚を最も強く望んでいるのが大阪。「なるべく早くしたい」は32・0%で、東京の22・3%を大きく上回った。「結婚は家と家との問題」との考えも83・5%と最多で、保守的な家庭観がうかがえる。
 東京は「妻の収入が多ければ夫が家事専任でも構わない」が72・8%で、大阪の59・2%と比べ自負心の強さが目立つ。
 結婚したくない理由は「理想の相手がいない」が65・0%と大阪の33・3%の倍近くあり、男性を見る目が一番厳しい。
(共同通信) - 10月14日18時1分更新

218水泡 まつ太朗:2004/10/18(月) 19:45
>>213-214
 何故追悼施設が靖国神社でなくてはならないのか?そもそも英霊を祭ったり
理由や根拠があるのか?そもそも国家機関たる天皇が宗教施設を訪れる事には
問題が無いのか?など、ツッコミどころ満載なんですけど。
 安直な思いつきで「いいじゃん!」を連発すると、裏返しとして「池田平和
会館の国家機関化」にも根拠を与えてしまう事になりかねないのでは・・・。
それを良しとするなら何も言えませんが。

219とはずがたり:2004/11/16(火) 17:56
何でミスコンぐらいで目くじら立てるかねぇ。

京大のミスコンめぐり混乱 賛成派と反対派、議論は平行線
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041111-00000069-kyt-l26

 京都大の学園祭で21日に開催が計画されている「ミス&ミスター京大コンテスト」をめぐり、学内で混乱が起きている。主催の学生グループに対し、反対する学生団体がジェンダー(社会的性差)やスポンサーの問題などを指摘し中止を要求。公開で話し合ったが物別れに終わった。京大は伝統的にミスコン批判が強いだけに、「京大初」という企画の行方に注目が集まっている。
 コンテストは「第46回11月祭」の企画の一つ。1、2年生有志による実行委が、学園祭を盛り上げ「京大のイメージを良い方向に押し上げたい」と企画した。10月から募集を始め、男女5人ずつの候補者が決まった。当日は男女ペアのゲームやウエディングドレス姿で審査し、投票で初代のミスター京大、ミス京大各1人を決める。
 これに対し、文学部や農学部の自治会を中心とする学生たちが反発し、メールなどで反対意見を出した。10日夜には公開の協議が開かれ、学生約50人が参加、双方の代表が約5時間にわたって議論したが平行線だった。
 反対する学生は、性の商品化、スポンサー介入による商業主義などを問題視。女性候補者だけがある男性誌に掲載されたことを追及した。一方、主催側は、「容姿だけで選ぶのではない、企画規模からスポンサーは必要」といい、雑誌掲載については「企画の認知度を上げるため」とする。
 近年では2002年に神戸大・六甲祭のミスコンが、反対で中止になった。「反対意見には分かる部分もあり、何とか妥協点を見いだして開催したい」と主催側。11月祭事務局は「板挟みで困っているが、民主的な解決を探りたい」という。
 評論家・森毅さん(京大名誉教授)の話 早くも前夜祭が始まった感じやね。どっちにしても盛り上がってええんやないの。祭りの原則は盛り上げることと、今まで考えなかったことをやること。賛成派も反対派も既成概念を打ち破って新しいものを生むきっかけにしてほしいね。
(京都新聞) - 11月11日23時6分更新

220とはずがたり:2004/11/19(金) 19:15
『終末の予感』若田恭二 せりか書房(1997) を読む。
著者は関学の政治心理学の先生

アイデンティティは「自己確認」だとかされてきたが,それは自分で自分を確認できればいいという物ではなく,社会に受け入れられた<わたし>の存在を確認するという事だから,<わたし>が社会に受け入れられていないと感じたら簡単に崩れ去ってしまうもの。

啓蒙思想によれば,人は皆自律的な「近代的自我」を持つべきだとされてきたが,20世紀の大衆社会と呼ばれる状況の元では,我々がそんなもの持っているかは疑わしい限り。リースマンが云ったように,現代の「孤独な群衆」は「自我のはっきりとした核」を以て居らず,他者との関係の中で自分を見いだそうとする。

観光とは近代の現象であり,近代大衆の出現と切り離せない。それは「工業革命の延長上に現れてきた近代(大衆)の新しい生活スタイル」(山下晋二『観光の時間,観光の空間』)
観光は個人の行動にも見えるが,観光産業が作り上げた仕組みに過ぎない。

差違への欲望は近代特有の物。従って果てしない差違への欲望(羨望)をうみだすことができる。

『パパラギ』:1910年代に一人のサモアの酋長が書いた物とされている。

221とはずがたり:2004/12/02(木) 00:23
これは画期的だが,行政ばっか優遇などという的はずれな批判が起きなきゃいいけど。

生後1年まで男性職員に育児休暇義務づけ 群馬・太田市
http://www.asahi.com/national/update/1201/030.html

 群馬県太田市は来年1月1日から男性職員に対し、子どもが生後1年に達する日までの間、連続1週間の育児有給休暇を計6回取るように義務づける。総務省公務員課によると、「すべて把握しているわけではないが、休暇を義務づけるのは聞いたことがない」という。

 同市には男女の別なく生後3年間の育児休業制度はあるが、無給のうえ昇級やボーナスの査定に影響するため、男性職員が申請した例はなかった。また「育児は女性」の観念が強く、職場での理解も得にくかったという。規則で強制することで休暇を取りやすくし、男女協働で育児に取り組む環境づくりをめざす。

 年20日間の年給とは別に取得できる。休暇後に「育児研修日記」などのリポートを提出させる予定だ。今回の制度は女性職員には適用されないが、市は「男女平等の立場から批判はあるかもしれないが、まずは男性が育児に取り組む環境づくりが必要」としている。

 鳥取県倉吉市では、8月1日から産前も含めて計5日取得できる有給休暇制度を始め、現在2人が取得しているという。 (12/01 20:21)

222無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/11(土) 01:29
カナダは米国と違う流れなのかな。リベラルだな。

カナダ:同性婚合法化を勧告 連邦最高裁
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20041211k0000m030131000c.html

 【ニューヨーク高橋弘司】カナダ連邦最高裁は9日、同性婚を容認し、連邦議会に法制化を促す勧告的意見を出した。同国ではすでに6州と1準州で同性婚が合法化されているが、これを連邦全体に拡大するよう求める初の判断。実現すれば、国レベルでの合法化はベルギー、オランダに続いて世界で3番目になる。

 カナダ政府はクリスマス休暇明けにも、同性婚合法化法案を議会に提出する方針で、成立する見通し。

 同国のオンタリオ州などで伝統的な異性間結婚を規定した法律を「違憲」とする州レベルの判決が出たことを受け、クレティエン前政権が昨年6月、連邦最高裁に勧告を求めていた。

 AP通信などによると、今回の勧告的意見は「結婚の法的定義は時代ごとの世論に応じて変化する」と前置き。その上で「数世紀前、結婚は異性間のものと理解されていた。だが、カナダのいくつかの州や欧州の二つの国で同性婚が認められ、今日、その考えは正しいものとはいえなくなった」と指摘し、議会に結婚の再定義を委ねた。

223とはずがたり:2004/12/20(月) 20:25
えらい云われようだが,女の子はよく見てるからねぇ。まぁ真実を突いてるかもね。
>男子学生の5悪を「幼児的、バカ、無責任、無神経、うそつき」とまとめた

<女子大生に聞く>今時の男子は「幼児的、バカ、無責任」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041220-00000055-mai-soci

 女子学生は、いま時の男子学生をどう見ているのか? 大阪国際大学人間科学部(守口市)の心理コミュニケーション学科の12人が、女子学生を対象にしたアンケートを、「男の値打ち 女の目」と題した卒業論文にまとめた。結果は、「幼児的、無責任」など、どうも評判はよろしくない。
 宮本二美生教授のゼミで学ぶ4年の奥村彩子さん、砂山素美さんら女子学生が共同で調査した。質問はコミュニケーション能力、社会に対する姿勢など20項目。調査対象は、阪大、京大、神戸大、関関同立や女子大など京阪神の4年制15大学の計300人。11項目については、回答をプラスイメージとマイナスイメージに分けてまとめた。
 男子学生の印象では、幼児的52・3%がトップ。優しい45%が2番だが、バカ40・3%と続いた。言動から思いつく四字熟語では、大言壮語、優柔不断、軽佻浮薄(けいちょうふはく)が上位を占めた。
 評価を具体的に聞くと、意思がかたい、迫力がある、節度がある、マナーがよいの質問で、「ノー」が「イエス」を上回った。また、デリカシーがない、がさつ、見えっ張り、下心が見え見え、未熟、うそをつく、口が軽い、の質問で「イエス」が多かった。この項目では、「元気がない、社会性がない、幼い」という分析をしている。
 授業態度では、不まじめは61%を占めた。理由として、183人が「寝ているか、しゃべっている」を挙げた。
 全体では、マイナス回答の総計が8702で、プラス回答の7659を大きく引き離した。これらから、男子学生の5悪を「幼児的、バカ、無責任、無神経、うそつき」とまとめた。そのうえで、「大人になりきれていない」という声が強いと分析している。やる時はやる、責任感がある、といった好印象の回答もかなりあったが、女子学生の「期待値」も入っていると見ている。
 研究メンバーの川岸真紀さんは「目的を持たず、何となく生きている人が多い」と語るが、「女子学生も一緒と思う」と付け加えた。
 宮本教授は「男子学生は幼いという印象を持っていたが、やはりそうか。他人を理解しない、主体性がないなど、大人になりきれていない。危機には違いないが、学生自身が危機感を持っているところに救いがある」と分析している。
(毎日新聞) - 12月20日16時7分更新

224とはずがたり:2005/01/16(日) 16:38
2CHで管巻いてる暇なよしりん信者め,ちゃんと買ってやれよなぁ。。

<「発言者」>西部邁氏主幹の月刊オピニオン誌 3月廃刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050115-00000025-mai-soci

 評論家・西部邁氏主幹の月刊オピニオン誌「発言者」(秀明出版会)が3月発売の最終号で廃刊することが分かった。同誌は94年創刊の保守系月刊誌。2月発売の3月号は休刊し、3月に発売する号を最終に廃刊とする。西部氏の事務所によると、財政上の理由で廃刊を決めた。今後はほかのオピニオン誌の創刊を目指すという。
(毎日新聞) - 1月15日10時53分更新

225名無しさん:2005/01/17(月) 01:36
2chからのコピペですけど

▼問題の番組。

『戦争をどう裁くか −第2回ー「問われる戦時性暴力」』(01年1月30日教育テレビで放送)

≪番組制作≫  NHKエンタープライズ21
≪主催者≫   重信房子(日本赤軍) 五島昌子(土井たか子秘書)
≪製作協力≫  VAWW-NET-JAPAN(従軍慰安婦問題を扱う市民団体)
          女性国際戦犯法廷 (VAWW-NET-JAPANが主催する人民法廷)
≪運営≫    池田恵理子(上記の両団体の運営委員、そしてNHKエンタープライズ21のプロデューサー)
≪裁判長≫   松井やより(元朝日新聞記者)
≪被告人≫   昭和天皇(欠席) 日本軍(欠席)
≪弁護人≫   なし
≪検察官≫   鄭南用(日本国からビザ発給を停止されている北朝鮮工作員)
          黄虎男(同上)
≪傍聴人≫   事前に誓約書を書かせて厳選

≪判決≫  昭和天皇 有罪 (傍聴人の間で大歓声とウェーブが巻き起こった)

226片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/01/23(日) 12:10
連合軍の「爆弾ホロコースト」、独ザクセン州議会で極右議員が問題発言
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/050122-200746.html

【ベルリン22日豊田剛】ドイツ東部ドレスデンにあるザクセン州議会で二十一日、極右・ドイツ国家民主党(NPD)の議員がホロコースト(ユダヤ人大量殺人)犠牲者のための追悼をボイコットした。
 同州議会は、今月二十七日にアウシュビッツ強制収容所解放六十周年を、二月十三日には連合軍によるドレスデン空爆から六十年を迎えることで、会議前に犠牲者のために黙祷が捧げられた。それを不満としたNPD議員十二人は退席した。

 十二人は黙祷の後、再び席についたが、アプフェル代表はドレスデン空爆を「大量殺人」と非難。ホロコーストの犠牲者と同様、空爆犠牲者の数を正確に調べる必要があると述べた。また別の議員は、連合軍による「爆弾ホロコースト」と発言した。

 同州最大与党のキリスト教民主同盟(CDU)などは、NPD議員の発言が大衆扇動の罪に該当するとし、検察当局に調査を求める意向。

 NPDは、昨年の州議会選挙で9・3%の得票率で大躍進した。

228片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/06(日) 01:23:10
州の権限が侵害されているということで国の法律が違憲。

独の大学、有料化の動き…「無償」条項に違憲判決
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050205-00000214-yom-int

 【ベルリン=宮明敬】北欧諸国やフランスと並んで「無償教育」の砦(とりで)となってきたドイツで、大学教育有料化の動きが本格化してきた。

 連邦憲法裁判所がこのほど、授業料徴収を一律に禁じてきた高等教育基本法27条を「違憲」としたのを受け、大学を運営する州政府の多くが、1学期500―2000ユーロ(1ユーロは約135円)の授業料を徴収する方針を表明したからだ。有料化は、低所得層の子弟や発展途上国からの留学生を締め出すことにもなりかねない。

 ドイツの大学は、国の補助を受けて州が運営する公立大学が大半だ。教授らへの謝礼や給与の一部となった「聴講料」が1970年に廃止されて以来、「授業料なし」が定着していた。

 社民党と緑の党から成るシュレーダー政権は2002年、この無償教育を高等教育基本法27条で「大学での勉学は最初の学士号取得まで無料とする」と、わざわざ明文化したが、憲法裁は同条項を「教育行政を主管する州の権限を侵害する」と判断したのだ。

 大学教育有料化案は、90年代半ばの各大学学長会議で、研究・教育条件の悪化に歯止めをかける自衛策として初めて浮上した。

 背景には、90年の東西ドイツ統一後、旧東独地域への予算投入や景気の長期低迷で大学への補助が削られ、大学側が学科の統廃合や人員削減を迫られていた事情がある。国内の大学に見切りをつけた優秀な研究者や学生が米国などの大学に流出し、技術立国ドイツの地盤沈下も大きな問題になっていた。

 27条が違憲とされたことで、「有料化への道は開かれた」(独各紙)と受け止められている。ブルマーン連邦教育相は「低所得者子弟の大学進学率を高めた現制度を台無しにすべきでない」と警告しているが、バイエルン州が今秋にも授業料徴収を始めると表明するなど、国政野党のキリスト教民主・社会同盟が政権を握る州では有料化の動きが加速している。

 一部の州が授業料の有料化に踏み切れば、無償の大学がある州へと、学生の大移動が起きかねない。このため、無償教育を続ける方針の社民党主導の州でも、「無料は州内の学生に限らざるを得ない」(ラインラント・ファルツ州のユルゲン・ツェルナー学術相)との声が上がっている。

 ドイツでは最近、高福祉の象徴だった無償医療や長期失業手当にメスが入り、教育も聖域ではなくなりつつある。
(読売新聞)

229片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/06(日) 01:34:55
よく最近日本は保守化してるといいますが、そういう言い方ってどうなん、と思うわけです。

「妻は家庭」初めて少数派 反対48%、賛成45%
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050205-00000097-kyodo-soci

 内閣府が5日付で発表した「男女共同参画社会に関する世論調査」によると、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という考え方に「反対」と答えた人が48・9%で、「賛成」の45・2%を1979年の調査開始以来初めて上回った。79年の調査では賛成72・5%、反対20・4%だった。
 男性の回答者では賛成49・8%が反対43・3%より多かったものの、2002年の前回調査から賛成が1・5ポイント減った。女性は賛成41・3%、反対53・8%。内閣府は「女性の社会進出に対する意識変化に加え、夫婦で働かないと生活が苦しい経済状況も背景にあるのでは」と分析している。
 一方、結婚している人に、家庭で実権を握っているのは誰かを聞いたところ、「夫」と回答した人は48・5%で前回調査と比べて7・1ポイント減り半数以下になった。逆に「妻」と答えたのは22・7%で5・8ポイント増えており、夫の「権威」低下も浮き彫りになった。家計費を管理しているのは妻が67・1%、夫は14・1%だった。

230名無しさん:2005/02/11(金) 20:04:54
六曜記載、人権配慮欠く 大津市が手帳全面回収
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050211-00000079-kyodo-soci

 大津市職員互助会が昨年末に発行した2005年版職員手帳に「大安」や「仏滅」などの「六曜」が記載されていたことを、人権団体が「不適切だ」と指摘、発行済みの約3800冊を近く全面回収することが11日、分かった。
 同市人事課によると、「日柄の良しあしと関連付けられる六曜は非科学的な迷信」などとの理由で、人権問題に配慮して1990年版から六曜の記載をやめていた。
 昨年初当選した目片信市長が「国会議員の手帳には六曜があり便利。職員手帳にも記載してはどうか」と提案。復活したが、自治体によっては「結婚式は大安吉日に」といった迷信や因習で生活を縛ることは差別など人権侵害につながるとし、人権教育で啓発しているケースがあるという。
 手帳は約200万円の費用をかけて作成。職員は無償で市民も1冊510円で購入できる。
(共同通信) - 2月11日16時24分更新

231片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/19(土) 15:17:35
アメリカ、イタリア、中南米が賛成。
日本、中国、連合王国、ベルギーが反対。
なぜ真っ向から対立してしまうのか。

<クローン技術>禁止の政治宣言、国連総会で採択
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050219-00000027-mai-int

 【ニューヨーク高橋弘司】国連総会の第6委員会(法律委員会)は18日、医療目的の胚(はい)性幹細胞(ES細胞)研究を含めたヒト・クローン技術を禁止するよう加盟国に求める政治宣言を賛成多数で採択した。日本や中国、英国などが反対した。当初、総会での合意を目指していた国際条約の策定作業が加盟国間の激しい対立で暗礁に乗りあげたため、拘束力のない政治宣言にとどめる妥協が成立した。
 政治宣言は「生命科学の急速な進歩に伴い、人間の尊厳や人権、個人の基本的自由に関する倫理的な懸念が起こっている」とした。その上で、加盟国に対し「生命を適切に保護する必要措置を取る」とともに「人間の尊厳と相容れないヒト・クローン作りを全面的に禁止する」よう呼びかけた。
 今回の委員会採択をめぐっては、クローン技術の全面禁止を求めるブッシュ米政権や中南米諸国と、医療目的に限り認めるよう主張する欧州や日本などが激しく対立した。最終的にホンジュラスが提案した政治宣言には、71カ国が賛成し、35カ国が反対、43カ国が棄権した。宣言は今春の総会で正式に採択される見込み。
(毎日新聞) - 2月19日11時40分更新

クローン禁止宣言採択 日本は反対、拘束力なし
http://www.sankei.co.jp/news/050219/kok045.htm

 国連総会の第6委員会(法律)は18日、治療目的も含むクローン技術を禁止するよう加盟国に求める政治宣言を賛成71、反対35、棄権43の賛成多数で採択した。宣言に法的拘束力はなく、日本や英国、中国、ベルギーなど採択に反対した国の多くは無視するとみられる。

 採択をめぐっては、イタリアや米国、中南米諸国などクローン技術の全面禁止を求める諸国と、治療目的に限り認めるよう主張してきた日本など部分容認派が激しく対立した。宣言は早ければ3月にも総会で正式に採択される。

 宣言は「生命科学の適用において、人間の生命保護に必要なあらゆる方策を講じるよう加盟国に求める」とし、治療研究目的のクローン胚(はい)づくりも禁止。加盟国にこれに基づく法律の策定も求めた。

 だが、既にヒトクローン胚の研究を認める方針を決めている日本や英国などにとっては従えない内容。日本国連代表部の北岡伸一次席大使は「日本は厳しい条件の下で治療目的の研究を認めており、宣言は日本国内の政策に影響を与えるものではない」と述べた。

 第6委員会は当初、法的拘束力のあるヒトクローン禁止条約の策定を目指して協議を続けてきたが、昨年11月までの協議で対立が解けず、条約に代わって各国政府に受け入れやすい政治宣言の採択を目指すことで合意していた。
(共同)(02/19 13:11)

232片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/02/21(月) 01:56:55
大揺れ名門ハーバード 総長「女性差別」発言で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050220-00000035-kyodo-int

 【ニューヨーク19日共同】クリントン米政権下で財務長官を務めた米ハーバード大のサマーズ総長が女性差別発言をしたとされる問題で、総長の不信任投票を求める動きが教授の間に広がるなど、世界屈指の名門大が大揺れとなっている。
 18日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルなどが伝えた。
 総長が17日になってしぶしぶ公開した発言録によると、1月14日の米経済調査局(NBER)での講演で、科学や工学の分野で高水準の業績を残した女性が少ないのは「(女性)固有の素質の問題」の可能性があると発言。
 総長は17日、大学の教授会に「違う表現で発言すべきだった」と謝罪する書簡を提出したが、発言録の内容は「衝撃的」(フィッシャー同大教授)と波紋を広げた。
(共同通信) - 2月20日14時9分更新

233片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/02(水) 02:28:08
18歳未満の死刑「違憲」 米最高裁が判決
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&amp;PG=STORY&amp;NGID=intl&amp;NWID=2005030101003556

 【ワシントン1日共同】米主要メディアによると、米連邦最高裁は1日、18歳未満の未成年者に対する死刑は著しく残酷だとして違憲判決を下した。死刑反対派にとって大きな勝利となった。
 最高裁は既に15歳以下の未成年者への死刑判決は違憲との判断を下しているが、今回の判決は、16歳と17歳当時の犯罪に対して死刑判決を下すことも禁ずることを意味する。最高裁の判決は違憲5人に対し、合憲4人だった。
 米国では現在、19州で16歳、17歳当時の犯罪に死刑を言い渡すことが可能。今回の判決により、死刑判決を受けて刑の執行を待っている70人の死刑囚に影響が出る。

234片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/02(水) 02:35:56
>>224
いまはこれです。花田紀凱編集長の新雑誌。
http://web-will.jp/index.html

235片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/02(水) 19:46:06
韓国で戸主制廃止可決 女性差別解消、先進制度に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050302-00000167-kyodo-int

 【ソウル2日共同】韓国国会は2日の本会議で、日本の植民地時代に戸籍制度として導入された「戸主制」の廃止などを盛り込んだ民法改正案を賛成多数で可決した。反日感情が根強く残る韓国だが、今回の改正は反日の色合いは薄く、男女平等などを願う女性や市民団体の長年の訴えが実ったものだ。2008年1月から施行される。
 今回の改正ではまた、姓が同じで、その姓の発祥地も同一である「同姓同本」の男女の結婚を禁じた条項廃止も決定。家族制度をめぐり、儒教思想の影響が残る封建的な法体系が先進的な形に大きく生まれ変わる。
(共同通信) - 3月2日19時41分更新

236片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/02(水) 19:47:39
国連「女性の地位委員会」、欧州が米国の中絶禁止推進に反対
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050302-00000211-reu-int

 [国連 1日 ロイター] 米国は、2月28日から始まった国連「女性の地位委員会」閣僚級会合が採択する宣言に中絶禁止を盛り込みたい考えだが、欧州連合(EU)は、この動きに反対している。
 今回の会合は、1995年の世界女性会議で採択した「北京行動綱領」を検証し、女性の地位向上への努力を推進させることが目的。
 ただ、米ブッシュ政権は、宣言の最終案に中絶の権利に関する修正を盛り込むことを提案しており、会合では意見が対立している。
 「女性の地位委員会」が起草した宣言案は、95年の綱領を再確認するもの。フランスのアメリーヌ職業平等担当相は、95年の綱領は中絶を擁護しているわけではないが、今回の2005年宣言で中絶に関して修正を加えることは、この問題で後退したとの印象を世界に与えることになると話している。
(ロイター) - 3月2日17時32分更新

237片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/03/07(月) 18:30:00
厳密には政治思想とはいえないが・・

茶髪、保護者の過半数が容認 県が青少年意識調査
http://www.ibaraki-np.co.jp/main/weekly01.htm

 高校生の茶髪に保護者の過半数が理解を示している−。県の実施した青少年意識・活動調査で、こんな親の意識実態が浮き彫りになった。高校生がピアスをしたり、ゲームセンターなどで深夜まで遊ぶことも親の三人に一人は容認し、制服の長さを変えることを許さない親も半分以下にとどまることが明らかになった。子どもの校則違反にも寛大な“もの分かりのいい親”の割合は五年前の調査に比べ大幅に増えており、「家庭の教育力」の在り方に一石を投じそうだ。
 調査は小中高校生(小学生は五、六年生)とその保護者、一般青年(十八歳−二十九歳)の計約六千人を対象に、二〇〇四年十月−十二月にアンケート方式で実施。五千九十三人から回答を得た。調査は一九九四年、九九年に続いて三回目。
 回答データの中で、県青少年健全育成審議会(委員長・阿部哲夫獨協大教授)が注目するのは、子どもの問題行動に対する保護者側の受け止め方。前回調査に比べ著しく寛容になった。
 特に、高校生の保護者の場合、自分の子どもが髪を染めることについて「絶対に許さない」と回答したのは全体の40・2%にとどまり、「かまわない」(11・6%)、「場合によっては許せる」(44・6%)を合わせると容認派が過半数を占めた。前回調査は設問がやや異なるが、保護者の71・9%が「させたくない」と回答、「してもよい」は28・1%だった。
 自分の子どもがゲームセンターやカラオケで夜遅くまで遊ぶことについても、高校生の保護者の29・9%は「かまわない」「場合によっては許される」と回答。前回調査で「してもよい」は2・7%だった。
 子どもが制服の長さを変えたり、ピアスをすることについても同様の結果が見られた=グラフ参照。
 こうした状況について県女性青少年課は「モラルや規律に対する意識は子どもたちよりも大人の側で大きく変化している。価値観の多様化で社会共通の規範を求めにくくなっている」と話す。
 このほか、調査では、携帯電話の普及で、子どもたちの間に「ケータイ依存症」が広がっていることも分かった。携帯電話の普及率は小学生26・0%(男子18・6%、女子33・9%)▽中学生48・3%(男子36・9%、女子60・1%)▽高校生96・2%(男子95・0%、女子97・6%)。
 「ケータイを使うようになって変わったと思うこと」という設問に対し、高校生の42・0%が「ケータイを持ち歩かないと不安になる」と回答。「メールを気にするようになった」は高校生で52・0%、中学生でも47・6%に達しており、子どもたちが携帯電話を手放せなくなっている事情をうかがわせた。

238片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/02(土) 16:01:18
韓国、戸主制を廃止へ 1人1籍、女性の法的地位向上
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050402-00000010-san-int
集票狙い?政治的意図チラリ
 【ソウル=久保田るり子】家系を男性が継承する韓国の家長制度を法的に規定してきた「戸主制」が廃止されることになり、同国の「家族」の考え方は根本的な変化の時代に入った。三年後の二〇〇八年から韓国は一人一籍となり女性の法的地位が向上する。金大中前政権、盧武鉉政権と進歩的政権が進めてきた民主化の「成果」だが、女性票を狙う“政治的意図”も取りざたされている。
 戸主制廃止は韓国の国会が先月、関連の民法改正案を可決して決まった。家系が父、息子、孫の男児と引き継がれる戸主制は男社会の象徴であり、「男尊女卑の元凶」と主張してきた女性団体は、一斉に「バンザイ!」の声を上げた。
 日本の戸籍制度では戸主は男女を問わない。姓についても夫婦どちらの姓も選択できる。また離婚後に子供は実父母のどちらの姓も選べ、継父の籍に入ることに何の問題もない。だが、韓国では女性は結婚後も旧姓で子供は終生、父の籍に置かれる。このため、母親が離婚したり再婚しても子供が実父の籍に残るため女性の不満が強く、「子供は誰のものか」との論争がテレビドラマにもなった。
 戸主制廃止で法律上は「家父長」の概念がなくなり、代わって身分登録簿「家族籍簿」ができるが、家族籍簿には戸主はなく本人を基準に家族関係が記載されることになる。一人一籍のため両親の離婚や再婚などは記載されず、家族各人がそれぞれ家族籍簿を持つことになる。少なくとも法的には「家」の継続性は薄れ、家長中心の「家族」から「個人」の時代に変化することになる。
 儒教の父系血縁関係を社会の基礎としてきた韓国社会ではコペルニクス的ともいえる転換だ。韓国は家の系譜「族譜」や「本貫」(一族の発祥地)を民族の伝統としてきたからだ。
 街の声を聴くと、「ようやく男女平等の時代」(四十代女性)という意見よりむしろ、「かかわりのあるのは離婚や再婚など問題のある人だけ。普通の家族には関係ない」(四十代男性)「何が変わるかぴんとこない」(三十代女性)といった戸惑いも聞かれた。
 戸主制度廃止は韓国女性解放運動のシンボルともなってきた。金大中、盧武鉉政権と進歩的政権が推進し、野党も反対する理由はなかったが、昨年の総選挙前は地方の保守層の反発を恐れた与野党が「戸主制論議」を一時凍結するなど多分に政治的な課題でもあった。
 「日本より先進的な制度になった」と進歩陣営では歓迎するが、廃止が儒教的な価値観が根強く残る韓国社会や韓国の男女間の意識にどんな変化をもたらすかは未知数だ。
(産経新聞) - 4月2日2時58分更新

239片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/06(水) 15:21:30
ローマ法王の死、政教分離の仏で“半旗論争”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050405-00000215-yom-int

 【パリ=島崎雅夫】政教分離を国家理念とするフランスで、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の死去に伴い、政府が政府庁舎などの国旗を半旗とするよう命じた措置をめぐって論議が巻き起こっている。

 同措置はラファラン首相が2日夜のヨハネ・パウロ2世の死去に伴い24時間、政府庁舎や全国の市町村庁舎の国旗を半旗とするよう関係者に命じたもの。ヨハネ・パウロ1世など過去の法王や友好国の国家元首の死去、さらには昭和天皇崩御の際にも半旗としたことを挙げ、「共和国の慣習」(内務省)に応じた措置であることを強調した。実際にはほとんどすべての行政機関で半旗が掲げられた。

 ところが、社会党の一部や環境政党などは100年近く続く「政教分離」の原則に抵触するとして反発。特に同原則を適用し、昨年9月からイスラム教徒の女子生徒が公立学校でスカーフを着用することなどを禁じたため、「原則に二重基準を導入するもの」との意見が出ている。

 仏は長年の宗教対立を避けるため1905年、政教分離を定める法律を制定したが、当時はほとんど皆無だったイスラム教徒が現在は仏人口の約8%を占めるまでになっている。
(読売新聞) - 4月5日23時7分更新

240無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/11(月) 19:49:03
差がはっきりしてきた。なぜだろうか。

結婚観は阪神圏が保守的? 首都圏との比較意識調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050411-00000171-kyodo-soci

 結婚や家事に対する考えが、阪神圏の方が首都圏より保守的なことが、博報堂生活総合研究所(東京都千代田区)が1994年から10年間実施した意識調査で分かった。
 98年と2004年の調査を比較すると、「未婚で子どもがいてもかまわない」は首都圏は4・5ポイント上昇し、32・4%だったが、逆に阪神圏は0・1ポイント減少し、28・8%だった。
 「夫も家事や育児を優先すべきだ」は、首都圏は94年から04年の間に11・5ポイント伸びたが、阪神圏は6・2ポイントと伸びが小さく、「夫婦はどんなことがあっても離婚しない方がよい」も、首都圏が39・2%から28・8%に減少したのに対し、阪神圏は41・9%から33・6%と下げ幅が小さかった。
(共同通信) - 4月11日19時10分更新

241名無しさん:2005/04/16(土) 21:46:32
国籍確認訴訟:原告の訴え棄却−−地裁判決 /京都
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050414-00000150-mailo-l26

 出生届の際に、嫡出子と非嫡出子の区別は差別につながるなどとして日本人の母親が一部の欄を記載しなかったために受理されず、戸籍謄抄本に名前が記載されず、日本国籍確認ができないとして旅券発給を拒否された京都市内の女子高校生(15)と女児(8)=共に母親が法定代理人=が、国に国籍の確認と慰謝料各50万円の支払いなどを求めた訴訟の判決が13日、京都地裁であった。水上敏裁判長は、国籍確認について「国は原告らの国籍保有を認めており、訴えの利益がない」と却下、出生届不受理などの慰謝料についても「理由がない」として棄却した。
 判決によると、原告の2人は02年8月に一般旅券発給を申請したが、戸籍謄抄本の不提出を理由に拒否された。1人は同年11月、法務省民事局長に国籍証明書発行を申請したが、拒否された。
 裁判では国籍確認の利益があるかが争点となった。原告は「国籍保有を要件とする資格、職種などは多い。参政権や海外渡航の自由に危険や不安が生じている」などと主張したが、水上裁判長は「仮に国籍が確認されても、判決の効力は国以外に及ばない。旅券不発給も戸籍謄抄本の不提出が理由」などとして退けた。
 判決について、原告側代理人の吉田容子弁護士は「(婚外子や女性への差別を助長する)今の制度を受け入れろというのと同じ」などと、不満を述べた。【太田裕之】

4月14日朝刊
(毎日新聞) - 4月14日17時7分更新

242名無しさん:2005/04/20(水) 23:43:20
「美少女アダルト」アニメ規制を…超党派議員が初会合
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050420-00000513-yom-soci

 「ロリータ系」「美少女アダルト」などと呼ばれるわいせつなアニメやコンピューターゲームの規制を目指す超党派の国会議員の会合が20日、発足した。

 衆議院からは、呼びかけ人となった野田聖子議員(自民)をはじめ、牧野聖修議員(民主)、東門美津子議員(社民)らが、参議院からは江田五月議員(民主)、世耕弘成議員(自民)らが出席。法律による規制を求めているNPO法人「ジュベネイル・ガイド」が、女児のわいせつなアニメ画像がインターネットで容易に入手できる実態などを報告した。

 野田議員は「刑法のわいせつ物の概念にとらわれず、子どもの人権をどう守るかという点に絞って知恵を出し合いたい」などと問題を提起した。

(読売新聞) - 4月20日20時53分更新

243名無しさん:2005/04/20(水) 23:44:58
上記のNPO法人「ジュベネイル・ガイド」とは?

http://d.hatena.ne.jp/axgx/20050331/
http://d.hatena.ne.jp/axgx/20050412/

> つまり、エロゲーを法規制しろと喚いて署名を集めているジュベネイル・ガイドの代表である酒井道子氏は、
> 驚くべき事にエロゲー会社『アクティブ』の社長にしてソフ倫の元委員長だというのだ。

> ―――という大層な趣旨を掲げたNPOの事務所が、「超ハード陵虐究極野球拳ゲーム」や、
> 「SM陵辱系過激ムービー満載本格的緊縛麻雀」などといった“青少年に悪影響を与えるような”
> 内容のソフトを販売している企業と同じ場所にあるなんてさ。

>  以前から「ジュべネイル・ガイドは、新たな倫理機構を立ち上げる為にソフ倫を攻撃している自作自演団体では?」という指摘があったけど、
> かかる馬鹿げた事実を目の当りにしてはその通りだと思わざるを得ないよね。結局は利権が目的という事か。

244とはずがたり:2005/04/21(木) 00:20:29
>>243
ひでぇなぁ。

青少年を健全に育成するためにもセックスを変に抑圧するのはいくない(・∀・)
性におおらか,が日本の良き伝統の筈。やりたい盛りの高校生諸君にはエロ本ぐらい買わせてやるべきだし,援助交際だって社会勉強である。
巨大な付加価値を生み出すアニメ産業の根底にポルノが不可欠なのは江戸時代の事例を見ても明らかである。もっと解禁を。
まぁこういうのは時の権力との緊張関係が或る程度ひつようなんかね?手鎖50日の刑ぐらい?

245とはずがたり@ロードス島:2005/04/21(木) 21:29:23
http://www.utobrain.co.jp/review/2003/041501/
かつて重力のない架空の島であるロードス島で、何百メートルも飛び上がるのを自慢したほら吹きたちに、哲学者のヘーゲルは言い放った。「ここがロードスだ。ここで跳べ」。そう、ロードスはこの日本なのだ。

http://www.geocities.jp/ron_nakamura2001/sub8.htm
さて、マルクスに戻ろう。資本論の第1部、第1編、4章の一節を紹介したい。

「・・・幼虫から成虫への彼の発展は、流通面で行われなければならず、しかも流通面で行われてはならない。以上が問題の条件である。ここがロードス島だ。ここで跳べ!」

この日本語はマルクス研究の大家・長谷部文雄氏の名訳だが、この文章からだけで意味するところを理解するのは至難といえる。ヒントとしては、「ロードス島」という地名だがこれはエーゲ海に浮かぶギリシャ領の島で、ギリシャ時代には島の北部に港町があり、そこもロードス(Rhodes)と呼ばれた。そのロードス港の入口には、巨大なヘリオス(ギリシャ神話の太陽神)の青銅像が立っていたとされるが、実は、このヘリオスの像が世界七不思議のひとつとされていた。答えを急ごう。この文章の意味としては、あちら立てればこちら立たずといった二律背反する課題に直面したとき、とても考えられないような(七不思議にも似た)発想で、問題を解決せよとマルクスは読者を励ましているのではないだろうか。長谷部文雄氏に弓を引く積りなど毛頭ないが、最後の部分を分かりやすく私流に翻訳すると「問題解決のためにロードスへ飛べ!」としたいところだ。

http://www.geocities.jp/hgonzaemon/intro_marx_intro.html
お金とは何かを明らかにしたマルクス
 Hic Rhodus, hic salta! 「ここがロードス島だ。ここで跳べ」(イソップ寓話集の中で、ロードス島でなら高く跳べると言い張る走り高跳びの選手に、ある人がいった言葉)なのである。
http://www.geocities.jp/hgonzaemon/capital.html
『資本論』──カール・マルクス 第一章 商品の訳

http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/1212/nyusu3.html
イエスはローマ帝国に楯突く「政治的犯罪人」として十字架にかけられたが、その死後、原始キリスト教団が弾圧の中で布教活動を続け、「世界宗教」になっていったことは周知の事実である。  また、19世紀末にロシアの学生革命家が社会変革のために、「ヴィ・ナロード(人民の中で)!」を叫び、農村の中に入って活動したことを思い出してほしい。 そして、ロシア帝国の専制支配と非妥協的な闘いを進め、非業の死を遂げた若い革命家の熱情に学ばねばならない。  われわれは、底の底に潜行して、一歩一歩活路を見出していかなければならない。確かに困難な道である。しかし、わが国の労働運動は、ここからしか解決の展望は見えてこない。 「ここがロードス島だ。ここで跳べ!」(ヘーゲル『法哲学序文』)

246とはずがたり:2005/05/27(金) 18:23:50

男と女。

夫「土曜夜9時」、妻「月曜朝10時」=最も心地よい時間−シチズン時計調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050526-00000066-jij-soci

 1週間で最も心地よい時間は、夫は自宅でくつろぐ土曜午後9時、妻は夫が出勤した後の月曜午前10時−。時の記念日の6月10日を前に、シチズン時計が毎年行っているアンケート調査で、時間に対する夫婦の意識の違いが浮かび上がった。 
(時事通信) - 5月26日23時1分更新

247水泡まつ太朗:2005/05/29(日) 05:40:55
 今更ですが限りなく自由を謳歌する為の社会思想をいくつか紹介。

http://www.cannabist.org/index.html
 カンナビスト(麻薬合法化論者)。タバコの煙が減るのは環境にも優しく、
個人的にも煙が苦手なので有難いです。

http://picnic.to/~ami/
 児童ポルノ規制反対運動(但し絵に限る)。社会的に全く無害な図画・映像
関係への規制は論外として、実写については「被写体に害が及ばない」という
事を考えれば69まではOKという事になるのかしら?
 余談ですが、69までは法的には浮気に該当しません。とはいえやり過ぎて
捨てられないように・・・。orz

248とはずがたり:2005/05/29(日) 13:07:40
個人的には大麻解禁に賛成ですし,児童ポルノの規制にも反対ですね。

大麻には害が少ないとよく聞きまして(例えばhttp://www.taima.org/jp/drug1.htmhttp://www.cannabist.org/database/mmmf/index.html#indexlistなど)そういうもんだと思いこんでいるんですが,これは本当なんですかね?
大麻禁止がアメリカの禁酒法みたいな悪法だとするとすぐにでも撤廃すべきだとは思いますが。解禁されてもマリファナなどやらないとは思いますが,コーヒーなんかは常習者だしねぇ。
あと児童ポルノが禁止ならすべての(殺人事件や犯罪が発生する)推理小説を発禁にしなければならないのではないかと思います。

249水泡まつ太朗:2005/05/29(日) 18:41:33
>>248
 AMIの問題点としてしばしば指摘されるところは「絵の問題に限る事で実写
規制の問題点をスケープゴートしてるのではないか?」という点ですね。以前
のような実写解禁を団体として容認するのは国際情勢から見て難しいかもしれ
ませんが。
 デンマークには「児童性愛愛好者協会」(http://www.danpedo.dk 現在
閉鎖中)という、「児童性愛・児童性愛者への偏見を取り除く」活動を公で
合法的に行なっていた団体がありましたが、会員が児童売春の元締めなどを
やっていた事が発覚して地下に潜ってしまいました。
 何処か「子供の性的自己決定権、性行為の自由、性的表現活動の自由」を
推進する活動を行なっている団体はあるものでしょうか?別に自分が加入し
たりする訳ではありませんが。
 またまた余談ですが、ロリコンとスカトロマニアはかなりかぶってる気が
するのですが、何か理由があるのでしょ〜か???

250名無しさん:2005/05/29(日) 20:23:59
>ロリコンとスカトロマニアはかなりかぶってる気がするのですが
なんでそんなことを知ってるの?自分がそうなの?自分は違うけどそういうお友達が多いの?
それと政治思想とどう関係あるの?

251とはずがたり:2005/07/21(木) 22:33:59
自民党の耄碌ジジイどもが勝手な性役割押しつけて女性が子供を産みにくくしてるんだよ。誰だこんな事云う奴は。マスコミもただの問題発言として取り上げるんじゃなくて,自民党のクソ政治家どもの発想が審議委員の人選や風潮を介してこういう発言の背後に有るという構造的な部分を切り込んで欲しいね。

政府税調 配偶者控除議論 委員の発言波紋
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050721-00000009-san-pol

「家でごろごろしている主婦が子供を産まないんです」
 政府税制調査会(首相の諮問機関)の配偶者控除の存廃をめぐる議論の中で、複数の委員が専業主婦を侮辱したと受け取れる発言をしていたことが議事録で分かり、波紋を広げている。政府税調の事務局を務める財務省では「議事録を公開することで、税制改正論議の透明性を高めている」としているが、配偶者控除の廃止論議は賛否が分かれており、委員の発言は今後の改正論議にも影響しそうだ。
 “侮辱発言”が明らかになったのは、「サラリーマン増税」と批判された個人所得課税改革の論点整理に向けて行われた五月二十七日の基礎問題小委員会の議事録。
 議事録では配偶者控除の存廃をめぐり、ある委員が「働く女の人は(人生に)前向きで、子供を産みたい。働かないで家でごろごろしている主婦が子供を産まないんです」としたうえで、「いまパラサイト・ワイフというのができてきた。つまり、生命力のない人たちがたくさん生じていて、お金を持ってぶらぶらしているんですよ」と発言した。
 別の委員も「働いている女性の方がちゃんとご飯を作るというデータもあるんです。専業主婦で時間がいっぱいある人こそ、コンビニで買ってきて発泡スチロールで食べさせちゃうというのが多いんです」と追随した。
 こうした発言を民放のワイドショーなどが放送し、二十日の参院の郵政民営化審議でも、民主党議員が質問の中で問題視した。
 基礎問題小委員会は、学識経験者やエコノミストら女性三人を含む計二十六人で構成され、税制改正の実質的な審議を行っている。議事録について財務省は「個人攻撃などの発言は委員の了解を得て手直しするが、審議の透明性を優先し、発言内容は原則そのまま公開している」と強調している。委員同士の真剣な意見の応酬は大切だが、専業主婦への配慮が欠けた点は否めず、今後も尾を引きそうだ。
(産経新聞) - 7月21日2時54分更新

253名無しさん:2005/08/20(土) 22:00:18
講義内容がなかなか興味深い。
既出失礼だったら失礼。

熊谷弘オフィシャルサイト:Kuma-Log
http://www.kumagai.ne.jp/index.php

254小説吉田学校読者:2005/08/20(土) 22:26:43
熊谷、一皮向けたね。ていうか、マキャベリかよ。

255とはずがたり:2005/08/21(日) 00:05:13
熊さんは民主党内の保守派のとりまとめ役として菅と同じくらい期待してたんですけどねぇ〜。
岡田が代表選で敗れたからと云って離党してたけど今の岡田代表を見て何を思うのでしょうか?

数年前に熊さんの地盤,静岡県は水窪の山の中の某集落で見かけた図↓
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/kan-kuma.jpg

256名無しさん:2005/09/06(火) 22:43:04
<堀江貴文社長>『天皇は日本の象徴』に違和感、大統領制に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050906-00000097-mai-pol

 衆院選広島6区に無所属で立候補しているライブドアの堀江貴文社長は6日、東京都内の日本外国特派員協会で講演し、天皇制について「憲法が『天皇は日本の象徴である』というところから始まるのには違和感がある。歴代の首相や内閣が(象徴天皇制を)何も変えようとしないのは多分、右翼の人たちが怖いから」などと指摘した。
 そのうえで日本の国家体制について「大統領制にした方がいい。特にインターネットが普及して世の中の変化のスピードが速くなっている。リーダーが強力な権力を持っていないと対応していけない」と語った。【谷川貴史】
(毎日新聞) - 9月6日19時29分更新

257あかかもめ:2005/09/06(火) 23:40:29
>>256
これって天皇制廃止して大統領制にって事だよねw。
自民党議員どもが聞いたら卒倒するぞ(笑)

258あかかもめ:2005/09/06(火) 23:41:15
ほりえもん、本当に怖いものしらずだねぇ。気に入ったww

259さむらい:2005/09/07(水) 01:49:48
>>257
卒倒してます。

260杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2005/09/08(木) 20:22:24
>>256-259
日刊ゲンダイではもっと詳しく報じていますね。

>公的年金はもうなくすなりするしかない。老後は自分たちで準備をした方がフェアだし効率もいいからです。
↑生活保護や年金のお世話にならない「勝ち組」ならではの余裕と言うか傲慢と言うか・・・・・

■ ホリエモン「天皇は不要、公的年金は廃止だ!」海外メディアも呆れた大独演会
──────────────────────────────────────

「日本も大統領制にすべき」「公的年金はもうやめちゃった方がいい」――ホリエモンこと広島6区に無所属で立候補した堀江貴文(32)がきのう(6日)、日本外国特派員協会での講演で、こんな持論を披露した。海外メディアに「改革者」を印象付けようとしたようだが、「論理、説得力ゼロ」「歴史も政治システムも理解していない無知なティーンエージャーか」と失笑を買っていた。

 まずは大統領制導入。
「今の世の中、ネットの普及で変化のスピードが速くなっているから、どの組織でもリーダーが強力な権力を持っていないと対応していけないと思うんです。日本が明治時代に英国の立憲君主制を導入したのは、たまたま天皇がいたからで、国家の経営を考えたからではないじゃないですか」
 どうやら国家元首の役割を、ライブドアの経営と同じレベルと考えているらしい。
 そして大胆な天皇不要論を口にした。
「だいたい憲法が『天皇は日本の象徴』というところから始めることに違和感がある。天皇は実際のところ象徴だけ。別に権力があるわけじゃないし、(国民は)誰も気にしてないでしょう。歴代の首相や内閣が(象徴天皇制を)何も変えようとしないのは多分右翼の人たちが怖いからだと思う」
 選挙の争点になっている年金制度改革でも、仰天プランを披露した。
「公的年金はもうなくすなりするしかない。老後は自分たちで準備をした方がフェアだし効率もいいからです。年金が運用難になっているのは、国が巨大な年金基金をつくったから。これからは国民が自分で運用できる私的年金制度を拡大していくことが一番いい。どうしても年金を納められない人は生活保護の延長でケアしていくしかない。年金問題では、今の制度が必要かどうかという議論もあると思う」
 ホリエモンを亀井静香の刺客に仕立てた小泉首相は、「やっぱり自民党公認にしなくてよかったぁ」と胸をなで下ろしているだろう。

[My HP] http://politics.mtcedar.com/
      http://mtcedar.txt-nifty.com/

261名無しさん:2005/09/18(日) 02:43:48
選挙結果とリンクしてますね。

日本国民であること「誇り」9割…読売世論調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000217-yom-soci

 日本国民であることを「誇り」に思う人が9割近くに達する反面、政府がいざという時、「国民や領土を守っていけるのか」と危惧(きぐ)する人が半数に上ることが、「国家観」に関する読売新聞社の全国世論調査(面接方式)で明らかになった。

 戦後60年の節目を迎え、国のあり方が改めて問われる中、国家戦略のなさや、日本外交の頼りなさを嘆く人も7割強を占めた。

 調査は、8月6、7の両日実施。「日本国民であることを誇りに思う」かどうかを聞いたところ、「非常に」47%、「多少は」41%を合わせて、計88%が「誇りに思う」と答えた。

 「ぜひとも国の役に立ちたい」と考える人は68%で、同種の質問を実施した1986年、94年の両調査(各59%)より増え、過去最高となった。

 しかし、日本が将来、「国民の生命・財産や領土を守っていけると思うか」では、「守っていける」41%に対し、「そうは思わない」が50%で上回り、日本の先行きへの不安がくっきりと表れた。

 国際社会での日本の地位についても、日本は「国力などに見合った地位や尊敬を得ていない」と不満を感じる人が65%に上った。また、戦後60年間での日本のイメージでも、「他国の顔色をうかがっている国」が74%、「明確な長期目標や国家戦略に欠ける国」が71%に上るなど、厳しい見方が目立った。

 一方、日本が他国に侵略された場合の対応については、「安全な場所へ逃げる」「武器以外の方法で抵抗する」が、ともに35%でトップ。「武器を持って抵抗する」は17%で、同じ質問をした80年調査(21%)、2002年調査(19%)を下回った。
(読売新聞) - 9月15日23時53分更新

262とはずがたり【男と女】:2005/09/19(月) 14:08:51
男子の権利は此処迄侵害されている!!
もはや立ってしょんべんも許されない時代なのか!
まぁ俺もしょんべん横の方にとばして母親にしょっちゅう怒られてたしなぁ。
そこから坐ってしなさいっ!ってなるのは何らかの飛躍がないと思いつかないような気もするけど。。

http://www.toto.co.jp/press/2002/04/02.htm
〜立ちション派、座りション派?〜
「男性のトイレスタイルアンケート」
02/04/02

Q.あなたの夫や息子さんは自宅のトイレで小用をする時に、
立ってしますか?座ってしますか?
座って小便をする人が14.7%

圧倒的に「立ってしている派」が多いものの、「座ってしている派」が全体の1/7の14.7%もいました。これは女性が回答したアンケート結果なので、実際はさらに多いのかもしれません。しかし男性が自発的に座って排尿するとは考えにくいので、便器まわりを汚さないための手段と推測されます。

263名無しさん:2005/09/30(金) 21:06:29
首相の靖国参拝は違憲 大阪高裁判決
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050930-00000119-kyodo-soci

 小泉純一郎首相の靖国神社参拝は政教分離を定めた憲法に違反し、精神的苦痛を受けたとして、台湾先住民ら188人が国と首相、靖国神社に1人当たり1万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(大谷正治裁判長)は30日、参拝を「公的」とした上で「憲法の禁止する宗教的活動に当たる」として違憲と認定した。
 判決は参拝の公私の別に対する小泉首相の姿勢について「政教分離原則が論議されている中で、公に明確にすべきだ」と批判した。賠償請求については「参拝や信仰を奨励したり、自らの行為を見習わせることを意図したものではなく、思想、信教の自由など権利を侵害していない」として退け、控訴を棄却した。
 小泉首相の靖国参拝を「違憲」としたのは昨年4月の福岡地裁に続き2例目で、高裁では初めて。今後の靖国参拝をめぐり内外で慎重な対応を求める声が高まるのは必至だ。
 弁護団は判決後の集会で「上告しないことが賢明だ」と提案したが、原告側の一部は「家族と相談したい」と述べた。
(共同通信) - 9月30日13時23分更新

265名無しさん:2005/10/28(金) 00:20:40
護憲堅持、市場万能を否定 「社民党宣言」第2次案
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051027-00000222-kyodo-pol
社会民主党宣言(第2次案) - 社会民主党
http://www5.sdp.or.jp/central/topics/sengen2.html

 社民党は27日の常任幹事会で、1996年に作成した「基本政策」に代わる綱領的文書として作成中の「社民党宣言」の第2次案を決定した。護憲路線の堅持と、市場経済万能主義の否定が柱。地方組織などと党内論議を重ね、来年2月の党大会で採択する方針だ。
 第2次案は「自由・平等・連帯」を社会民主主義の理念と位置付け、理念実現の前提として「平和」が不可欠と指摘。「人間の一切の権利を奪う戦争を絶対的に否定して、平和な社会の構築に努力する」と強調した。
 また「憲法を変え、日本を再び『戦争のできる国』へと回帰させることを否定する」と護憲路線を堅持。「市場の機能を万能としてすべて競争に委ね、資産や所得の格差を放置する立場には立たない」と格差解消の取り組みを重視している。
 基本的な政策課題として、安全保障分野では「核兵器の廃絶をはじめ、最終的にあらゆる軍事力の保有が否定された非武装の世界を目指す」と表明。現行の衆院小選挙区制度に関し「民意を切り捨てている」と批判し、見直しを求めている。
(共同通信) - 10月27日19時26分更新

266とはずがたり:2005/10/29(土) 11:51:57
内田春菊さん3度目離婚「戸籍制度反対」
http://news.goo.ne.jp/news/nikkan/geino/20051029/p-et-tp0-051029-0007.html?fr=rk
2005年10月29日 (土) 09:47

 漫画家の内田春菊さん(46)が離婚していたことが28日、分かった。3度目の離婚となる。関係者によると、今月上旬に、夫の俳優貴山侑哉(たかやま・ゆうや)との離婚届を提出した。「戸籍制度に反対するため」と話しているという。内田さんは80年に最初に結婚、93年に再婚、00年に貴山と再々婚した。離婚後も同居しており、連載している出版社のホームページには「事実婚にチェンジしました。やっぱり嫁にはなれない」などと書いている。子供は、貴山との間にもうけた2人を含めて計4人いる。

内田春菊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E7%94%B0%E6%98%A5%E8%8F%8A

内田 春菊(うちだ しゅんぎく、1959年8月7日 - )は、漫画家、小説家、エッセイスト、女優、歌手。本名は鈴木 滋子(旧姓は内田)。長崎県長崎市生まれ。長崎県立長崎南高等学校卒業。慶應義塾大学文学部哲学科(通信制)中退。株式会社ノックアウト所属。代表作に『若奥様玉地獄』など。東京電力のキャラクター「でんこちゃん」も彼女の作品である。

1984年、双葉社発行の『小説推理』に掲載された『シーラカンスぶれいん』で漫画家としてデビュー。1993年に発表した初めての小説『ファザーファッカー』はベストセラーとなり、直木賞・芥川賞の候補作となった(1995年に映画化)。翌1994年には『わたしたちは繁殖している』・『ファザーファッカー』で第4回ドゥマゴ文学賞を受賞。同年『南くんの恋人』がテレビドラマ化(2004年にもリメイク)された。

クラブ歌手だった経歴を生かし、1983年にラテンバンド「アベックス」を結成して歌手活動も行なっている。また、女優として映画やビデオにも出演している。

また、子どもの名前はとてもユニークで長男:在波(あるふぁ)、長女:紅多(べーた)、次女:紅甘(がんま)、次男:出誕(でるた)となっている

267名無しさん:2005/11/12(土) 23:23:43
ついに「単純所持」を初適用。
漫画など「絵」への対象拡大の懸念もあるが、この条例ではスパイウェアの形で知らないうちに
任意のファイルをハードディスクにダウンロードされてしまうというケースも適用されてしまう
危険な条例ですね。

児童ポルノ禁止を初適用 奈良県警、書類送検へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051109-00000137-kyodo-soci

 奈良県警少年課と奈良西署は9日、児童ポルノを所持していたとして、県の「子どもを犯罪の被害から守る条例」違反の疑いで同県生駒市の無職男性(23)を書類送検する方針を固めた。同条例の適用は初めて。
 条例は、13歳未満の子どもに付きまとう行為や児童ポルノの所持などを全国で初めて禁止。昨年11月に発生した奈良市の女児誘拐殺人事件を受けて、7月1日に施行された。罰則は30万円以下の罰金か拘留、科料。
 調べでは、男性は自宅の部屋に、13歳未満の女児を撮影したポルノDVD1枚を持っていた疑い。県警は今月初め、自宅を家宅捜索し、成人のポルノを含む百数十点を押収した。
 男性は「子どもに興味があった」などと供述しているという。
(共同通信) - 11月9日16時24分更新

参考:子どもを犯罪の被害から守る条例 第十三条(子どもポルノの所持等の禁止)
   平成十七年七月一日 奈良県条例第九号
http://www.pref.nara.jp/somu-so/jourei/reiki_honbun/ak40110811.html

268片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/13(日) 01:10:36
>>267
そういうのは司法解釈では排除されると思うんです。あまりに妥当性に欠けますから。
ただ、予測可能性の点でいうと、不足してますよね(条例はあまり分析されることがないし)。それに、もし「保管」ではないとか過失によるとかいうのが実情であって本来は切られるべきケースであっても、微妙なところだからそういう反論が認められない事実上のリスクもあります。
条例によって身近な生活・行動に制限をかけるのって不意打ち的な要素が比較的強い気がします。自律的な政治が行われるべきという観点からは、もっと議論がなされるべきなんでしょう。

269小説吉田学校読者:2005/11/13(日) 01:34:51
>>267
ちょっとこれはひどい条例ですな。見たことない。
少女ポルノは覚せい剤と同じですか、ひどいなあ、これ。
これ罰則が拘留または30万円以下の罰金もしくは科料なんで、住居不定以外は勾留できない。
逮捕はされてもその後の検事勾留はなし。
つまり、書類送検後に在宅で罰金になるか、逮捕されても送検直後に罰金になるかの
どっちかしかないんですね、住居不定以外の時は。
ですから、奈良県警としてもおっかなびっくりだと思いますよ。

270片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/13(日) 01:43:56
事実上は、そういう性的傾向が見られる人を、なんとか牽制しようとする意図ですよね。
他の犯罪と合わせ技になったり、他で微妙なケースをこれで処理するとか。
曖昧といえば、迷惑防止条例自体曖昧ですよね。まああれは基本的にお外でなにかやらないと適用されづらいんでしょうけど。

271小説吉田学校読者:2005/11/13(日) 02:15:39
>>270
だれもそこまで警察に望んでいないってなあ。
販売目的者を炙り出したいというのが本音じゃないんでしょうか。

迷惑防止条例なんてのは必要悪です。
たとえば、痴漢を処罰するように刑法を改正するとかできないんでしょうか。
危険運転致死傷作ったみたいに。

272片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/13(日) 02:34:20
>>271
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1112072544/42
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1112072544/44
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1112072544/45
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kouhoushi/no1/koramu/koramu7.htm
http://www1.plala.or.jp/kunibou/yomoyama/chikan.html
>理論的には、女性の身体に触れる行為をした痴漢をすべて強制わいせつで処罰することも可能であるが、刑の重さ、また、強制わいせつ罪の「暴行」をあまり緩めて解釈するのも相当ではないとも考えられることから、痴漢をすべて強制わいせつ罪で立件することはせず、程度の軽いものは迷惑条例違反で立件しているのである。

過去の例より広く強制わいせつを認定するってなことになるんですかねぇ。
ただ、行政としては便利使いできる規定も依然として欲しいところでしょうね。
危険運転致死傷のような加重ではなく、窃盗や公務執行妨害に罰金刑を設置したような下限の引き下げで対処することになるのでしょうか。

273小説吉田学校読者:2005/11/13(日) 03:43:46
窃盗に罰金刑作ると大変だぞう。
金がないから窃盗するわけで、罰金未納付者だらけになるぞ。
労役場留置連発、拘置所は封筒貼りばかり。
司法を失対事業にするおつもりでしょうか。

と法務省の頭の固い検察官僚に言いたいですな。

274とはずがたり:2005/12/17(土) 14:08:12
当時の日本の無能なる指導者どもは日本の舵取りを誤り日本国民と世界市民に多大なる迷惑を与えた戦争犯罪人であり,日本国からみれば紛れもない非国民である。
まぁこの教師が駄目教師であろうことは容易に想像が付くが,女生徒との教師の間に感情的なもつれみたいのがあったんじゃないの?俺の研究仲間は小学校の時に先生に虐められて不登校に成って今でもその先生の事を恨んでいるようだが,すげぇのんびりした所のある奴で先生がいらいら来ても仕方がないと俺でも思う所がある。

<召集令状>生徒に配り、「非国民」批判も 福岡の中学教師
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051217-00000052-mai-soci

 福岡県志免町の町立志免中学校(結城慎一郎校長)で社会科の男性教諭(48)が、授業で「臨時召集令状」を全2年生218人に配って戦争参加の意思を聞き、「いかない」と回答した女子生徒に「非国民」と書いて返却していたことが分かった。結城校長は「戦争の悲惨さなどを教えるためで、問題はない」と話している。
 町教委の説明によると教諭は10月27、31日に「第二次世界大戦とアジア」の授業をした。教諭は副教材に掲載されている「臨時召集令状」をコピーし、裏面に戦争に「いく」「いかない」の、どちらかを丸で囲ませ、その理由を記入させた。
 「いく」「いかない」の意思表示をしたのは208人で白紙が10人。「いく」理由は「当時としては仕方がない」「家族を守るため」など。「いかない」は「家の事情」「今はいきたくない」などだった。
 「いかない」と回答した女子生徒の一人が、理由に「戦いたくないし死にたくないから。あと人を殺したくないから」と書いた。これに対し、教諭は赤ボールペンで「×」印を付け「非国民」と書き入れて返した。
 女子生徒はショックを受け事情を知った女子生徒の保護者らは「社会科の教諭を代えてほしい」と話しているという。
 町教委は、非国民と書いたことについて「確認できず分からない」という。そのうえで授業の狙いを(1)召集令状の持つ意味を理解させる(2)生徒の歴史認識を把握する――としており「決して思想信条を調べるものではない」と説明している。
[中原剛](毎日新聞) - 12月17日10時21分更新

275名無しさん:2005/12/26(月) 22:49:17
法王が初のイブミサ
中絶を暗に批判
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20051226/mng_____kok_____003.shtml

 【ローマ=共同】ローマ法王ベネディクト十六世は二十四日深夜(日本時間二十五日朝)から二十五日未明にかけ、バチカンで就任後初めてクリスマスイブのミサを執り行い「争いのあるところに平和を。憎しみのあるところに愛を。暗闇に光を」と、神に平和への祈りをささげた。

 同日正午からは、ミサが行われたサンピエトロ大聖堂前の広場で世界へのメッセージを読み上げ、特に紛争や緊張が続く地域としてアフリカ、中東とともに朝鮮半島を挙げ、平和の重要さを説いた。その後は各国語でお祝いの言葉を述べ、日本語でも「クリスマス、新年おめでとうございます」と話した。

 ミサの際には、広場に数千人が集まった。昨年は療養中の前法王、故ヨハネ・パウロ二世を気遣い重苦しい空気だったが、この日は大スクリーンで法王の姿を見た信者らが素直にクリスマスを祝い、明るい雰囲気に満たされた。

 ミサで法王は特に「救い主(キリスト)の生まれたベツレヘム(ヨルダン川西岸)で苦しむ人たちのために祈ろう」と、パレスチナ紛争の終結を願った。また「クリスマスの輝きが、まだ生まれてこない子供たちをも照らさんことを」と述べ、中絶を暗に批判。「神は無防備な子供の姿(キリスト)で現れた」と話し、小さな命の大切さを説いた。

 カトリックは出生前の胎児の生命も一人の人間として尊ぶ立場を取っている。

276さむらい:2005/12/27(火) 02:16:30
>>275
中絶批判は当然です。

277とはずがたり:2006/01/07(土) 11:12:00

公安もそろそろ職安送り?
成田の反対運動のおかげで高コストの海上空港ばかり作られるようになったのではないかな?
高い公共事業費を負担させられてる可哀想な我々国民は過激派を徹底的に弾圧しよう〜♪
ちゅーか大衆運動に転身した元過激派は自民党にも連合にも共産党にも見放された人たちの受け皿としてその存在意義は非常に有意義なんでは?

過激派テロ・ゲリラ 昨年初の「発生ゼロ」 活動路線“変質” 警察庁調べ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060106-00000020-san-soci

 時限式の発射・発火装置などを使った過激派(極左暴力集団)によるテロ・ゲリラ事件が昨年、一件も発生しなかったことが警察庁の調べで分かった。現行方法の統計を取り始めた昭和五十年以降、発生ゼロの年は初めて。時代の推移で過激派の活動路線も変質した形だが、警察庁は、成田空港の暫定平行滑走路延伸問題などをめぐって今年も過激派がテロ・ゲリラを起こす可能性があるとして、引き続き警戒を強めている。
 過激派は昭和三十二年、路線をめぐる対立などから日本共産党を離党・除名となったメンバーが中心となって誕生。三十年代は学生運動の中に次第に勢力を拡大して「六〇年安保闘争」に取り組みながら、首相官邸乱入事件(三十五年)などを引き起こした。
 六〇年安保闘争後は分裂を続けたが、四十年代に入り、中核派▽共産同(社学同)系▽社青同解放派(後の革労協)−の主力三派が発足させた「三派系全学連」が軸となり「七〇年安保闘争」時代に突入した。
 「新宿騒乱事件」(四十三年)や「東大安田講堂事件」(四十四年)など、鉄パイプや火炎瓶によるゲリラ闘争を連続的に起こし、七〇年安保闘争終了後は成田闘争を中心とした活動を展開。四十六年ごろには、集団武装闘争からテロ・ゲリラを主体とした戦術へと転換していった。
 テロ・ゲリラについての明確な定義はないが、警察庁は攻撃対象が個人の場合にテロ、施設などの場合にゲリラと区別している。四十年代まで、爆弾事件のみを集計していたが、五十年からは現行の手法でテロ・ゲリラを対象に統計を取り始めた。
 成田空港の開港を四日後に控えた五十三年三月二十六日には、過激派による管制塔襲撃事件が発生するなど、この年は百二十八件のテロ・ゲリラが発生。五十年以降で第一のピークとなった。
 六十一年には、天皇陛下(昭和天皇)の在位六十年記念式典や東京サミットなどをめぐり、八十九件のテロ・ゲリラが発生して第二のピークを迎えた。さらに、平成に入ってからは、即位の礼・大嘗祭のあった二年に百四十三件と統計を取り始めてから最多の件数を記録した。
 しかし、過激派はその後、労働運動や大衆運動を通じた組織拡大に重点を移し、テロ・ゲリラの発生件数は六年以降、毎年一ケタ台で推移してきた。
 それでも、成田空港の暫定平行滑走路延伸問題(北側延伸)をめぐり、警察庁では「反対同盟とこれを支援する過激派が引き続き成田国際空港会社や千葉県などに対する抗議行動、現地闘争に取り組むとみられる」と分析。その上で、「北側延伸に伴う公聴会や工事開始が行われた場合には、テロ・ゲリラ事件を引き起こす恐れも否定できない」と警戒を強めている。

(産経新聞) - 1月6日2時35分更新

278名無しさん:2006/01/18(水) 00:23:10
西尾幹二氏、「つくる会」離脱…名誉会長の称号返上
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060117-00000317-yom-soci

 「新しい歴史教科書をつくる会」(八木秀次会長)の創設、運営に携わってきた評論家の西尾幹二氏は17日、同会の名誉会長の称号を返上し、完全に同会から離れたと発表した。

 西尾氏は「若い人と言葉が通じなくなってきて、むなしい。しかし思想活動には変更はない」と話している。
(読売新聞) - 1月17日23時36分更新

279とはずがたり:2006/01/19(木) 14:19:39
建物への落書きは「建造物損壊」、最高裁初判断 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/damage.html?d=19yomiuri20060119i101&amp;cat=35&amp;typ=t

 公園のトイレにペンキで「戦争反対」などと落書きしたとして、建造物損壊の罪に問われた東京都杉並区の書店員木下正樹被告(27)に対し、最高裁第3小法廷(浜田邦夫裁判長)は、上告を棄却する決定をした。

 決定は17日付。懲役1年2月、執行猶予3年とした1、2審判決が確定する。建物への落書きに建造物損壊罪が成立するとした最高裁の初判断で、同小法廷は「建物の外観や美観を著しく汚損し、原状回復に困難を生じさせたのは、損壊に当たる」と述べた。

 壁を壊すなど建物の機能を損なった場合は明らかに同罪が成立するが、落書きについては明確な司法判断がなく、拘留(30日未満)と科料(1万円未満)の罰則しかない軽犯罪法違反を適用することが多かった。今後は、5年以下の懲役が科される同罪を適用しやすくなり、商店街のシャッターなどへの落書きが社会問題化する中で、抑止効果が期待できそうだ。

 1、2審判決によると、木下被告は2003年4月、杉並区の区立公園内にある公衆トイレの外壁に、赤や黒のスプレー式のペンキを使って、「戦争反対」「反戦」などと大きな文字で落書きした。

 弁護側は、「落書きがあったからトイレを使用できないと思う人はおらず、建物の機能を損なっていないから、建造物損壊罪は成立しない」と無罪を主張していた。

[ 2006年1月19日3時2分 ]

280とはずがたり:2006/03/07(火) 00:10:27
http://shinrankai.hp.infoseek.co.jp/
何故私は親鸞会をやめたのか

http://www.nurs.or.jp/~juunenso/shinrankai.htm
浄土真宗親鸞会の謎

281とはずがたり:2006/04/05(水) 23:25:37
字義矛盾だけどもうミス○○を既婚者に開放してもええんちゃうの??
既婚者だと観光地のアピールできないとかあえりえないしさ。

「ミス駒子」1人に 選考後にミセスとわかり取り消し
2006年04月05日20時33分
http://www.asahi.com/national/update/0405/TKY200604050281.html

 越後湯沢を舞台にした川端康成の小説「雪国」にちなみ、新潟県湯沢町の観光をアピールする「第45代ミス駒子」の3人が、選考から1カ月で1人になってしまった。主催する湯沢温泉観光協会は、選考後に既婚者だったことが発覚した1人(29)の資格を取り消し、別の1人(30)の辞退を受け入れた。

 「雪国」に登場するヒロインの名前を付けたミス駒子は、温泉やスキーなど同町の観光PRのために62年に創設。18歳以上の未婚女性が条件で、45代目には82人の応募があった。3月3日、1次選考を突破した10人から3人が選出された。

 ところが、先月末、東京都在住の「駒子」が既婚者だったことが外部からの指摘で発覚。神奈川県在住のもう1人は、自ら選考時に公約した、同温泉で撮影した写真をホームページで連載するという企画が実現できないとして、辞退した。

 同協会によると「他のキャンペーンと重複していた女性を失格としたことはあったが、今回のようなケースは初めて」。予定されていた年10〜15回の活動は、「前年度のミスに協力をお願いするなどして乗り切りたい」としている。

 残る中原美紀さん(24)=埼玉県所沢市在住=は「不安もありますが、生まれ故郷の湯沢を精いっぱいアピールしたい」と話している。

282片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/06(木) 01:35:42
>>281
名称は難しいところでしょうけど、そっちのほうがいいですねー。
最近のミス○○ってどこかちょっと痛々しいと感じます。特に各地のマイナーなミスは。
特に未婚女性にキャンペーンしていただく必要性を感じないし、どうせ多くが手当たりしだい申し込んでて地元を知らないし。
でも、この取り消しは仕方ないのかな。ここの場合、小説のイメージもあるのかもしれないし(^^;

283とはずがたり:2006/04/06(木) 01:52:17
>>282
しかし選ばれたと云う事は既婚者である事以外は主催者側のイメージにぴったりだったんじゃないでしょうかねぇ〜??
駒子ってどうしても人妻がやっちゃ行けないような役柄でしたっけ??

284とはずがたり:2006/04/15(土) 02:20:05
ほんと女って強欲・・。

団塊世代:退職金、だれのもの? 男性の7割「自分と妻」/女性の半数以上「自分」
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/news/20060409ddm013100017000c.html

 ◇団塊会社員に「退職金、だれのもの?」と尋ねたら…

 団塊の世代の会社員の男女に「受け取る退職金はだれのもの」か尋ねたところ、男性の7割が「自分と妻のもの」と答えたのに対し、女性の半数以上が、「自分のもの」と考えていることが、NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会のアンケートで分かった。「定年後、一緒に暮らしたい人」という問いに対して男性は約9割が「妻」と回答したが、女性は6割強にとどまるなど男女で違いが表れた。

 昨年11、12月に首都圏、近畿圏、中京圏など都市圏を中心に56〜59歳の会社員470人(男性387人、女性83人)を調査した。

 受け取る退職金について、男性の69・3%が「自分と妻のもの」と答え、「自分のもの」と回答したのは11・6%にとどまった。一方、女性は「自分と夫のもの」は24・1%、「自分のもの」は55・4%で、退職金に対する考え方の違いが浮き彫りになった。

 退職金の使い道について、全体の70・2%が「生活費」だった。定年後の生活資金(複数回答可)は98・2%が「公的年金」をあげ、「これまでの貯蓄」(67・4%)、「退職金」(67・0%)が続いた。

 また、「定年後一緒に暮らす相手」についての質問では、男性は91・2%が「妻」と答えたが、女性は61・4%にとどまった。「特に暮らしたい人はいない」との回答は女性が13・3%だったのに対し、男性は3・4%だった。[有田浩子]
毎日新聞 2006年4月9日 東京朝刊

285小説吉田学校読者:2006/04/15(土) 10:48:12
>>281-283
片言丸氏に同感。イタいの多いね。ミス「駒子」って、踊り子ですよ踊り子。
そのうち、京都で「ミス細雪」、静岡で「ミス天城越え」とか出てくるんじゃないの

286とはずがたり:2006/05/21(日) 12:26:47
>>284
まぁ旦那は会社のストレスを奥さんに癒して貰ってるから仕方がないのか。。

女性のストレス、トップは「夫」=男性は「妻に安らぎ」−民間アンケート
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060520-00000049-jij-soci

 男性は家庭に安らぎを感じているが、女性にとっては家庭がストレスのもと−。発毛施術サービスの「毛髪クリニックリーブ21」(大阪市)が行ったアンケート調査で20日、こんな結果が出た。
 誰から一番ストレスを与えられるかを尋ねたところ、男性はトップが「会社の上司」で37%。次いで「取引先」16%、「会社の部下」9%と仕事関係が上位を占めた。
 一方、女性の1位は「だんな」。5人に1人がストレスの最大要因と回答した。2位は「会社の上司」だったが、「子供」も3位に入った。
 逆に「ストレスを解消してくれる人は」の質問に、男性で最も多かったのは「妻」(25%)で、2位の「子供」(21%)と合わせ、ほぼ半数が家庭に癒やしや安らぎを感じていた。解消法も「家族とのだんらん」が最多で、「睡眠」「酒」が続いた。 
(時事通信) - 5月20日15時1分更新

287杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/07/24(月) 23:25:34
近現代史向けかもしれないけれど、いわゆる民社系の"誕生"と絡む話なので此方に。
そう言えば、此処最近の民社系って社会主義はおろか民主にも程遠いことを公言する面々が多い気がしますなぁ。そうでしょ?>にっし〜氏@社会主義青年フォーラム

CIAが左派弱体化へ秘密資金 50−60年代、保革両勢力に
http://www.chunichi.co.jp/00/kok/20060719/eve_____kok_____004.shtml

 【ワシントン=共同】米中央情報局(CIA)が1950年代から60年代にかけて、日本の左派勢力を弱体化させ保守政権の安定化を図るため当時の岸信介、池田勇人両政権下の自民党有力者と、旧社会党右派を指すとみられる「左派穏健勢力」に秘密資金を提供、旧民社党結党を促していたことが18日、分かった。同日刊行の国務省編さんの外交史料集に明記された。同省の担当者によると、日本政界への秘密工作を米政府として公式に認めたのは初めて。

 米ソ冷戦が本格化した当時、日本を反共の「とりで」にしようと、自民党への支援に加え、左派勢力を分断する露骨な内政干渉まで行った米秘密工作の実態が発覚。日本の戦後政治史や日米関係史の再検証にもつながる重要史実といえそうだ。

 同省刊行の史料集「米国の外交」第29巻第2部によると米政府は58−68年「日本の政治動向への影響を狙った4つの秘密計画」を承認。アイゼンハワー政権は58年の総選挙前に「数人の親米保守の有力政治家」への資金提供を行うことをCIAに認めた。

 資金提供を受けた政治家には「米ビジネス界からの支援」との説明がなされたという。依然機密扱いの公文書を基に書かれた史料集は額や個人名を明かしていないが「適度の資金援助」が60年代も続いたとしている。

 またCIAは59年以降「左派穏健勢力」を社会党から分断し、「より親米で責任ある野党」の出現を目指した「別の秘密計画」を展開。民主社会党(後の民社党)が誕生する60年には、計7万5000ドルの資金援助を行い、秘密工作が打ち切られる64年まで同額程度の支援が続けられた。

 米紙は94年、米元高官の証言を基に、CIAが自民党に数百万ドルの資金援助をしていたと報じたが、当時の自民党首脳は否定。米政府が秘密工作を公式に認めたことで、同党の説明責任が問われるのは必至だ。

[My HP] http://politics.mtcedar.com/
      http://professorgiko.fc2web.com/
      http://mtcedar.txt-nifty.com/

288小説吉田学校読者:2006/08/10(木) 23:49:49
クロカン死去

<元革マル最高幹部>黒田寛一氏死亡 公安当局の調べで確認
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060810-00000046-mai-soci

 過激派「革マル派」の最高指導者、黒田寛一元議長(78)が今年6月下旬に埼玉県内の病院で死亡していたことが、公安当局の調べで分かった。黒田元議長は同派が結成された1963年から最高幹部で議長を務めた。96年の政治集会で、議長を退くことが表明されたが、その後も最高指導者として組織を指揮していたという。

289とはずがたり:2006/08/30(水) 11:41:46
マルクス主義者によるサイト

http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/index.html
紙屋研究所

290とはずがたり:2006/10/08(日) 01:00:18

http://www.kinpy-fanclub.org/
キンピー問題と日本共産党・民主青年同盟

291とはずがたり:2006/10/16(月) 15:01:14
シモ−ヌ・ド・ボーヴォワール(作家)
http://www.ainoue.com/ai/11-20/18simone.html

292片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/26(木) 02:08:24
高齢者が社会に求めること・・・ともつながり、その意味では政治思想。
下の世代と現在別居という高齢者が急増している。

http://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/h17_sougou/index.html

「子どもと同居希望」減少 内閣府の高齢者意識調査
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&amp;PG=STORY&amp;NGID=home&amp;NWID=2006102501000662

 内閣府は25日、60歳以上を対象にした「高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査」の結果を発表、将来子どもとの同居を希望する人は計41・1%で、2001年の前回調査と比較して5・7ポイント、1995年からは19・8ポイント減少するなど、「同居希望」が減少していることが分かった。
 現在、子どもと同居している人は43・7%で、01年から3・9ポイント、95年から15・4ポイントそれぞれ減少した。
 調査は昨年12月から今年1月にかけて、全国の60歳以上の男女3000人を対象に行い、回収率は62・9%。
 手すりを設置したり、風呂の浴槽を入りやすいものに取り換えるなど、住宅を過去5年間にリフォームした人は約4割に上った。リフォーム詐欺事件などが多発しているが、リフォームした人のうち計93・0%が「満足」または「まあ満足」と答えた。
 家の中でくつろぐ場所は「畳や床」が56・0%で01年から5・7ポイント減少したのに対し、「ソファやいす」が36・6%で10・6ポイント増加。寝る場所も「ベッド」が10・7ポイント増の38・7%となり、高齢者の生活スタイルの変化が浮き彫りになった。

293とはずがたり:2006/11/23(木) 16:04:14

運動不足を痛感中なので学校迄歩いて行くことにしたが,途中にある古本屋で

国際革命文庫15
『日本革命的共産主義者同盟小史 ─日本トロツキズム運動の20年─』
党史編纂委員会・編
新時代社

という本が目に飛び込んできた。面白そうだ。
見ると革命系の書物が沢山積んである。どれも一冊100円の叩き売り状態。
革命家が生活に困ったか革命生活に敗れて撤退するに辺り処分したのであろうか。

奥付見ると1977の出版であるから今から30年も前の本だ。
新書程度の大きさで当時の値段で\700-もする。結構高価だ。革命への寄付金込みの値か?

で,調べてみたらなんと電子化されてた・・
http://redmole.m78.com/bunko/bunko00.html

294とはずがたり:2006/11/26(日) 03:29:11
京都の大学院で文系の研究(経済学or社会思想史or歴史学or社会学)をされてる方且つどっかの大学非常勤講師且つ左派系の思想の持ち主でいらっしゃるようである。

【政治言語としての「改革」の揚棄のために】
=史論=
http://tsunehito.exblog.jp/i2
=大学改革=
http://tsunehito.exblog.jp/i6
=不毛な二元論の克服=
http://tsunehito.exblog.jp/i5

295片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/16(土) 19:10:38
ネット参拝は是か非か、初詣で前に揺れる神社界
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061216it04.htm?from=top

 初詣でシーズンを前に、インターネット上で「参拝」「祈願」ができたり、お守りやお札を販売したりする試みを巡って、神社界が揺れている。

 全国約8万か所の神社を管理・指導する神社本庁(東京)は、「ネット上に神霊は存在しない」と、今年初めて自粛を求める通知を出した。しかし、導入している神社からは「神社に親しみを持ってもらえる」「遠方の人の助けになる」との声もあり、本庁では頭を抱えている。

 地元で「安産の神様」として知られる高知県南国市の新宮神社。ホームページで「インターネット参拝」を選ぶと、「ネット記帳」の欄が表示される。願い事を書き込み、「私のお願いをよろしく」というボタンをクリックすると、神社に電子メールが送信され、無料で祈願してもらえる。

 森国英夫宮司(64)は「遠隔地でお参りできない人にも神社を身近に感じてもらえる。メールがきっかけで、直接参拝につながる例も多い」と話す。正月には毎年、全国から数十人のネット参拝者がいるという。

 ほかにも、メールを受けて有料で祈願し、後日、お札などを郵送する「ネット祈願」や、ネット上でお守りやお札を買える神社も、数年前から登場している。

 こうした動きに、神社本庁は今年7月、「信仰の尊厳を損ないかねない」と、全国の神社に自粛を求める異例の通知を出した。本庁の瀬尾芳也調査課長は「神霊は神社という場所や空間に鎮座するもので、足を運んでもらうのが基本。ネットの有効性は認めるが、仮想的、疑似的な側面が広がりすぎると、本来の信仰の形が崩れる」と説明する。

 だが、通知後も推進派は少なくない。10月からネット上でのお守り販売を始めた東海地方の神社の宮司は「地方の小さな神社にとってネットは有力な手段。ネットだから心がこもっていないとは言えないはず」とし、メールでの祈願を受け付ける関東地方の神社の宮司も「海外から『お守りを分けてほしい』というメールも来る。営利目的ではなく、信仰の尊厳を傷つけているとは思わない」と話す。

 これまでも、病人などには電話や手紙でお守り、お札の販売を受け付ける神社は多く、「手紙はよくてメールはダメというのはおかしい」という意見もある。本庁では、研究を重ね、来年にはネット利用の指針か報告書を出す方針だ。

 井上順孝・国学院大教授(宗教社会学)は「お札だって木や紙に印字したモノであり、どこに神聖性を見いだすかは受け手の判断によっても変わる。技術は日々進歩し、一律の統制は難しいが、指針を作るなら、『尊厳とは何か』という視点を踏まえつつ、現場の神職や氏子の意見も取り入れるべきだ」と話している。

(2006年12月16日14時32分 読売新聞)

296杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/01/11(木) 23:52:16
てか、これって普通逆じゃねーのか?検察側こそテロだと指弾すべきでしょーに。どっからか圧力かかってんのか???

加藤紘議員宅放火、弁護側「テロ」、検察側「生活苦」
http://www.asahi.com/national/update/0111/TKY200701110386.html
2007年01月11日22時47分

 昨夏の終戦記念日に、山形県鶴岡市にある加藤紘一・元自民党幹事長の実家兼事務所を全焼させたとして、現住建造物等放火罪などに問われた右翼団体幹部の初公判が11日、山形地裁(金子武志裁判長)であった。被告は起訴事実をほぼ認めたため、「動機」が主な争点になった。弁護側は情状に不利になるにもかかわらず、あえて犯行の計画性を強調し、右翼思想に基づくテロだと訴えた。検察側は、生活苦など個人的な事情が動機だったと指摘した。

 起訴されたのは、東京都文京区湯島、堀米正広被告(65)。昨年8月15日夕、加藤氏宅に侵入し、ガソリンをまいて放火。木造一部2階建て380平方メートルを全焼させたとされる。

 罪状認否で被告は「加藤氏に謝罪するつもりは一切ない」と述べた。

 検察側は冒頭陳述で、被告がギャンブルで多額の借金を抱え、病気で苦しんでいたことを指摘。ここ10年ほどは街宣活動をしておらず、思想的背景は薄いとして「二十数年間右翼らしい活動ができなかったので、最後は華々しく行動したいと決意した」と指摘した。

 これに対し弁護側は、被告が靖国参拝に批判的な財界要人の殺害を計画し、自宅周辺を下見していたことや、「ターゲット」として自民党幹部らの実名を書いたメモがあったことを、あえて公表した。

 弁護側は、犯行は右翼思想に基づく政治テロだと強調。被告が、「文芸春秋」06年8月号を読んで、加藤氏が01年、「8月15日に参拝すれば日中関係は必ずもめる。15日を外せば、何とかもめないで済む」と小泉前首相に提言していたことを知ったと説明。同年の参拝が13日に前倒しされたのは、加藤氏が中国の意向をくんで小泉前首相に工作した結果と受け止め、「公憤にかられて」標的に選んだとした。

 弁護士は一人で、被告の所属する右翼団体が紹介したという。

     ◇

 堀米被告の動機について、山形県警は事件当初から、「思想性は低い」との見方を強めていた。当時、公安当局は、小泉前首相の靖国神社参拝を批判する要人へのテロを警戒して、主要な右翼団体とその構成員を監視。加藤氏の事務所にも自主的な警戒を要請していた。

 だが堀米被告には目立った活動がなく、被告の所属団体を所管する警視庁と山形県警にも事前の情報はなかった。

 公判で明らかになった検察側と弁護側の動機立証上の対立について、右翼団体の動向に詳しい「一水会」顧問の鈴木邦男氏は「被告側は、発言の場を求めている。検察側は保守思想と今回の事件は、別のものだとしたいのではないか」と分析。「個人的には、思想が背景にあったと思うが、別の方法で表現して欲しかった」と話した。

297片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/12(金) 21:53:07
加藤紘一氏実家放火:動機で検察、弁護側対立−−初公判 /山形
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamagata/news/20070112ddlk06040251000c.html

 ◇警察官警備、傍聴人の持ち物検査も

 山形地裁で11日に開かれた加藤紘一衆院議員(67)の実家・事務所放火事件の初公判は、右翼団体幹部、堀米正広被告(65)の動機を巡り、検察と弁護側の意見が対立した。

 検察側の冒頭陳述によると、堀米被告は右翼団体幹部だが、10年近く街宣活動に参加していなかった。ギャンブルなどで借金を重ね、糖尿病に顔面神経まひも患い、仕事を辞めさせられた。「二十数年間、組織に身を置いたにもかかわらず、これといった行動がとれなかった。どうせ死ぬなら最後に華々しい行動を起こし、存在意義を示したい」と考え、犯行を決意したという。

 一方、弁護側は冒頭陳述で「首相による靖国神社参拝は道義の回復のために、ぜひとも必要なこと」という信念に従って、参拝自粛を求める人たちを狙っていたと主張した。標的には「日本経済新聞社の社主」も含まれていたことを明らかにした。

 同地裁には堀米被告を支援する80人以上の右翼関係者が集まり、警察官が警備に当たった。建物内でも開廷前、金属探知機で傍聴人の持ち物検査をするなど、ものものしい雰囲気に包まれた。

 次回公判は2月14日で、供述調書の任意性などに関する被告人質問がある予定。【大久保渉、林奈緒美】

毎日新聞 2007年1月12日

299やおよろず:2007/05/19(土) 21:55:10
自公民社連立政権が続いていたからね〜

300とはずがたり:2007/05/29(火) 19:46:09
読み込んでしまった。

孤言的時評
http://members.at.infoseek.co.jp/masa_n/column/column.htm

301名無しさん:2007/06/16(土) 22:16:21
わいせつ図画:漫画も 出版社社長の罰金刑確定へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070616k0000m040156000c.html

 露骨に性描写した漫画を出版したとして、わいせつ図画頒布罪に問われた出版社「松文館」(東京都豊島区)社長、貴志元則被告(58)に対し、最高裁第1小法廷(才口千晴裁判長)は14日付で、被告側の上告を棄却する決定を出した。漫画がわいせつ図画にあたるかどうかが初めて争われた事件で、罰金150万円とした2審・東京高裁判決(05年6月)が確定する。

 被告側は「同罪は表現の自由を定めた憲法に違反する」などと無罪を主張し上告していたが、小法廷は「違憲でないことは判例で極めて明らか。裁判記録を検討しても2審の判断は正当だ」と棄却した。

 問題とされたのは、全編の3分の2が性器や性交などを描写した成人向け単行本「蜜室(みっしつ)」。02年4月に一般書店で1冊920円で販売された。

 1審・東京地裁(04年1月)は「身体が現実に近い形態で描かれ修正も弱く過激な性表現。わいせつ物に該当する」として懲役1年、執行猶予3年を言い渡した。2審は「わいせつ性は実写に比べて相当開きがあり、懲役刑は重過ぎる」と刑を軽くした。[高倉友彰]

毎日新聞 2007年6月15日 23時32分 (最終更新時間 6月15日 23時54分)

302とはずがたり:2007/07/03(火) 11:16:24
論文・書籍
管理人に寄せられた論文や社会民主主義の関連する書籍を紹介します。
http://homepage2.nifty.com/socialist-consort/Opinions/

303名無しさん:2007/07/13(金) 22:11:08
安倍首相:靖国神社の「みたままつり」にちょうちん奉納
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070714k0000m010047000c.html

 安倍晋三首相は13日から始まった靖国神社(東京都千代田区)の「みたままつり」にちょうちんを奉納した。肩書はなく「安倍晋三」と名前だけ書かれたものが他に奉納した約90人の国会議員のちょうちんとともに境内に並べられた。初穂料(奉納金)は一灯1万円で、私費から奉納した。

 首相は今年4月の例大祭に、神前に供える真榊(まさかき)料を「内閣総理大臣」名で私費(5万円)で奉納した。

 小泉純一郎前首相も、首相在任中に「小泉純一郎」と書かれたちょうちんを奉納していた。野党党首では、民主党の小沢一郎代表と国民新党の綿貫民輔代表が「衆院議員」の肩書を明記したものを奉納した。[高山祐]

毎日新聞 2007年7月13日 19時23分 (最終更新時間 7月13日 20時10分)

304名無しさん:2007/07/18(水) 21:42:57
訃報:日本共産党元名誉議長の宮本顕治氏死去、98歳
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070718k0000e010083000c.html

 日本共産党元名誉議長の宮本顕治(みやもと・けんじ)氏が18日午後2時33分、老衰のため、東京都内の病院で死去した。98歳。自宅は東京都多摩市連光寺1の31の28。

 1958年に書記長に就任し党の実権を掌握。(1)国会で多数派を形成し政権を目指す平和革命(2)外国の共産党の影響を受けない自主独立路線−−に代表される「宮本路線」(綱領路線)を推し進め、現在の共産党の基礎を築いた。1997年を境に党の活動の一線から退いた。その後、党指導部は綱領見直しなど柔軟路線を進める一方で、宮本氏が敷いた基本路線を維持している。戦前、戦後を通して日本の左翼運動の一翼を担ったカリスマだった。

 宮本氏は08年、山口県光井村(現在の光市)の肥料米穀商の長男として生まれ、旧制松山高校から東大経済学部に進んだ。東大在学中の29年に芥川龍之介を批判した「敗北の文学」で雑誌「改造」の懸賞文芸評論1等になり、以降プロレタリア文学運動の理論的担い手になった。

 共産党入党は31年。翌年、党員文学者の故宮本(旧姓中条)百合子さんと結婚、間もなく地下に潜った。33年に中央委員となったが、同年暮れにいわゆる「スパイ査問事件」で逮捕され、治安維持法違反などで終戦直後の45年10月まで、網走刑務所などで12年近い獄中生活を送った。この間、非転向を貫いた。

 戦後45年12月の第4回党大会で、再び中央委員に。徳田球一書記長(当時)らと対立し一時反主流派に身を置いたが、党再建を図る58年の第7回党大会で書記長に選出され、70年に幹部会委員長、82年に議長に就任。この間不破氏らを要職につけ、最高実力者の地位を確立した。77年から、参院議員を2期。94年6月に一過性脳虚血発作で入院してから体力の衰えが目立ち、97年9月の第21回党大会で名誉議長となり、一線を退いた。同大会直後の10月の常任幹部会に出席した後、公の場に姿を見せておらず、2000年11月の第22回党大会ではほかの名誉職と横並びの「名誉役員」となった。

 対外的には旧ソ連、中国の両共産党と距離を置く「自主独立」路線を確立。特に中国共産党とは66年、ベトナム侵略に反対する国際的な統一行動にソ連を入れるべきでないと主張する毛沢東主席(当時)に対し、訪中した宮本氏が強く反発して会談が決裂。その後、関係断絶に至ったが、不破氏が98年7月に訪中、江沢民総書記と首脳会談を行い、32年ぶりに関係を正常化した。

 国内的には、議会重視の平和革命路線をとり、民主主義に対立する「プロレタリアート独裁」の用語を党綱領から削除、「マルクス・レーニン主義」も「科学的社会主義」に置き換えた。ソ連・東欧の共産主義政権崩壊の際は「ソ連型社会主義の敗北で、日本共産党は違う」と強調、党員の動揺を抑えた。
毎日新聞 2007年7月18日 15時42分 (最終更新時間 7月18日 17時03分)

305名無しさん:2007/07/20(金) 01:03:34
中ソが日本共産党に多額の資金援助=50〜60年代、CIAが掌握
7月19日18時0分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070719-00000129-jij-int

 [ワシントン19日時事]18日に死去した日本共産党の宮本顕治元議長が「自主独立路線」を築く以前の1950〜60年代、同党が旧ソ連や中国から多い年で年間計40万ドルの資金提供を受けていたとの情報を米中央情報局(CIA)がつかんでいたことが、機密指定を最近解除されたCIA報告書で明らかになった。
 日本共産党がソ連から資金援助を受けていたことは、ソ連崩壊後に解禁されたロシアの公文書で判明しているが、CIAも中国ルートを含めた資金の流れを掌握していたことが分かった。報告書は、共産党に対する外国の年間資金援助額を30万〜40万ドルと見た場合、同党年間収入の約4分の1に達していたことになると指摘している。

最終更新:7月19日18時0分

306とはずがたり:2007/08/15(水) 12:34:25

終戦記念日に拘るというのは遺族会に哀悼の誠を捧げていると云う事なんだな。

小泉前首相が靖国参拝 2年続けて終戦記念日に
http://www.asahi.com/politics/update/0815/TKY200708150096.html
2007年08月15日10時41分

 小泉前首相は15日午前8時20分ごろ、東京・九段北の靖国神社に参拝した。首相だった昨年に続き、小泉氏は2年連続で終戦記念日の参拝を選んだ。安倍首相や安倍内閣の閣僚による参拝は予定されていないが、この日は朝から国会議員による個人参拝や集団参拝が相次いだ。

 小泉氏は車で靖国神社を訪れ、モーニング姿で本殿に上がった。同神社によると、肩書はつけずに「小泉純一郎」と個人名を記帳し、供花料を私費で払ったという。供花料の金額や参拝形式は「一個人の参拝について明らかにしない」としている。

 小泉氏は参拝後、記者団の問いかけにはいっさい答えず、無言のまま境内を立ち去った。

 また、日本遺族会会長の古賀誠・元自民党幹事長は同日朝、昇殿せずに参拝した。記者団から安倍内閣の閣僚による参拝がないことを問われると、古賀氏は「一人ひとりの心の問題だ。たまたまお一人も都合がつかなかったということもあるのだろう」と答えた。

 このほか、超党派の国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長=島村宜伸・元文相)も同日午前、集団参拝した。

307名無しさん:2007/08/21(火) 00:34:01
インドネシアの女子高生向け処女検査、抗議受け中止に
2007年 08月 20日 15:24 JST
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-27463920070820

 [ジャカルタ 20日 ロイター] インドネシア西ジャワ州のインドラマユの町で、女子高生を対象に処女検査を実施する計画があったものの、一般市民からの抗議を受けて中止となった。複数の現地メディアが報じた。

 携帯電話で配信された、2人の高校生が性交渉を行う動画を見た同町の幹部が、処女検査を提案したといわれている。

 地元オンライン・ニュース・サービス「Detik.com」は、「多くの人たちが反対したので、(計画を)断念した」という同幹部の話を引用した。

 同幹部からのコメントは得られなかったが、複数の報道によると、同幹部は生徒たちが婚前交渉を行わないようにするため、別の防止策を検討しているという。

 英語紙のジャカルタ・ポストは、生徒、親、活動家たちが、同計画を「人権侵害」ととらえていた、と伝えた。

 世界最大のイスラム教徒を抱えるインドネシアでは、多くの者が「純潔さ」を重視する一方で、若者世代では婚前交渉も珍しい話ではなくなっている。

308とはずがたり:2007/09/11(火) 10:35:07

こんなの教育ではなく思想だよなあ。

次期の教科書、自由社から出版 つくる会が発表
http://www.asahi.com/national/update/0907/TKY200709070325.html
2007年09月07日19時13分

 「新しい歴史教科書をつくる会」(会長・藤岡信勝拓殖大教授)は7日、次期の教科書は自由社(東京)から出版する、と発表した。年度内に予定されている学習指導要領改訂を受けて、中学の歴史と公民の教科書を出す予定。藤岡会長は「数社から名乗りがあり、つくる会の教科書を出すのに最もふさわしいと判断した」と語った。自由社は月刊誌「自由」などを出版している。

 これまでつくる会の教科書を発行し、現在は断絶状態となっている扶桑社(同)は、新しく作った子会社の育鵬社から別の教科書を出す方針。

309とはずがたり:2007/11/01(木) 20:07:59
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/4001-4007
>保守勢力の後退
日本会議会長の発言だと保守路線の後退ってのは靖国に参拝して憲法を改正するってゆう薄っぺらいものの様だ。
アメリカと財界の二本柱の戦後の保守本流ってのは消えて無くなってしまったんでしょうかねぇ?
少なくとも冷戦崩壊とソ連と左翼が無くなってから靖国と憲法改正と結びついた西側陣営としての日本と云う位置づけの稀少性を保守陣営は失って思想的になったか?

日本会議国会議員懇:設立10周年…保守路線後退を懸念
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071007k0000m010045000c.html

 保守派の有識者による「日本会議」と国会議員でつくる「日本会議国会議員懇談会」は6日、設立10周年の記念大会を東京都内で開いた。同会議会長の三好達・元最高裁長官はあいさつで、福田康夫首相について「はなはだ遺憾ながら、靖国神社に参拝しないことを明言し、所信表明演説で憲法改正にまったく触れなかった」と批判。「戦後レジームからの脱却」を唱えた安倍晋三前首相の退陣を踏まえ「これまでの流れに対する揺り戻しが危惧(きぐ)される」と指摘し、保守路線後退に強い懸念を示した。

 大会には、同懇談会会長の平沼赳夫元経済産業相のほか山谷えり子首相補佐官、民主党の松原仁衆院議員ら国会議員を含む約3000人が出席。平沼氏は「守るべき伝統をしっかり守っていくことが必要だ」と強調した。【堀井恵里子】

毎日新聞 2007年10月6日 19時49分

310とはずがたり:2007/11/05(月) 00:23:02
国政の人権擁護法案の試金石に成るだけに運用して見て欲しかったが。

県人権救済条例:廃止へ 検討委が意見書、知事初表明 /鳥取
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20071103ddlk31040056000c.html

 県人権救済条例を見直す検討委員会(会長、永山正男・鳥取大副学長)は2日、「(凍結中の現条例による)加害者の氏名公表や調査拒否の過料など強権的な手法は慎重であるべきだ」などとして事実上、現条例の廃止を求める意見書を、平井伸治知事に提出した。平井知事は「いずれ廃止することは避けられない」と述べ、現条例を廃止する考えを初めて表明した。

 06年5月から計18回の委員会を経て10月18日にまとまった意見書では「人権問題を広く対象とし、準司法的に取り扱う現行条例は十分に機能しない」などと指摘。▽公務員による侵害に限定した救済条例▽家庭内の虐待を除き、十分な救済制度のない子どものための救済条例▽障害者や外国人などへの差別行為に限定した差別禁止条例−−などを制定し人権侵害の対象を限定する案や、相談、紹介、施策提言機能を充実する施策の必要性などを提言している。

 平井知事は、現条例廃止の時期について「廃止すればいいのではなく、今後どう施策を進めていくか考えることが大事」として、各担当部局で新たな条例や予算措置などによる施策を整備した上で、廃止する考えを示した。

 意見書を提出した永山会長は「条例をどう扱うかは政治に任せたい。個人の尊重のために提案した施策について検討してもらいたい」としている。【田辺佑介】

毎日新聞 2007年11月3日

311とはずがたり:2007/12/02(日) 19:07:51
結局はこの法案,解放同盟の糾弾会・つるし上げみたいなのが合法化されてしまうのではないかと云うのが一番の懸案事項なんじゃないのか?

伊吹幹事長「私の人権が侵害された!」
2007.11.30 23:48
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071130/stt0711302348010-n1.htm

 人権擁護法案の審議機関である自民党人権問題調査会(会長・太田誠一元総務庁長官)が、12月3日の活動再開を前に早くも足並みが乱れ始めた。伊吹文明幹事長は顧問就任を「了承していない」と不快感を表明。他のメンバーも「事後承諾だった」と不満をもらしており、来年の通常国会提出に向け、意見がまとまるか微妙な情勢だ。

 「何の了解もなく顧問にさせられ、私の人権は侵害された。よって、もう会合には行かない!」

 30日午前、党総務会終了後、伊吹氏は、太田氏に厳しい口調でこう通告し、釈明も聞かずにその場を後にした。

 同調査会は福田政権発足後の11月9日、新体制を決定。伊吹氏ら党四役に加え、青木幹雄前参院議員会長、山崎拓元副総裁らが顧問となる重厚な布陣を敷いた。反対派の安倍晋三前首相の牽制(けんせい)を狙ってか、盟友の塩崎恭久元官房長官を会長代理に就任させた。

 だが、伊吹氏は顧問就任を知らなかったとみえ、30日の記者会見でも「私の人権がまったく無視されたまま、顧問就任と報道され非常に問題だ」と強い不快感を表明。直後に太田氏に顧問就任を正式要請されて“キレた”ようだ。

 人権擁護法案は党内が賛否二分しており、2年前も推進派と反対派が激しく対立した。古賀誠選対委員長ら推進派は来年の通常国会への再提出を目指すが、反対派は提出阻止に向けネットワークを広げつつある。

 「勘の鋭い伊吹氏は党内の空気を察して防波堤を張ったのでは」(閣僚経験者)との見方もあり、「自分の会長就任も報道で知った」と漏らす太田氏も頭を抱えている。

312とはずがたり:2007/12/21(金) 15:00:30
浅田彰【「J回帰」の行方】
http://www.kojinkaratani.com/criticalspace/old/special/asada/voice0003.html
『VOICE』2000年3月号(PHP研究所)

 2000年になって振り返ってみると1990年代の日本文化を「J回帰」という言葉で特徴付けられるのではないかと思う。J? JAPANのJである。

 それは「J‐POP」というネーミングから始まった。中身は「洋楽」に対して「邦楽」と呼ばれていたものと大差ない。ただ、「J‐POP」というと、いかにもポップな、しかし日本的で身近な感じがする、というわけだ。それに追随したのが「J文学」である。「渋谷系」の若者の、ポップな、しかし背伸びすることのない等身大の生活を描いた「クズ小説」(秀実)の類が、このネーミングによって一躍脚光を浴びることになったのである。

 知的な領域で起こった日本回帰現象もそれと無縁ではないだろう。たとえば、90年代の論壇・文壇で活躍した福田和也の場合。彼は、フランス文学研究者だった頃から、フランス人の隠したがる対独協力文学者を研究するといった批評的な悪意を持ち合わせていた。だが、パリで日本人留学生がプルーストの手稿に群がる姿への違和感を抑えきれなくなった彼は、ついにフランスを捨て、日本に回帰する。とはいえ、パンク右翼を自称する彼の日本回帰は、あくまでも表層的な模像(シミュラクル)としての日本への回帰――「J回帰」だったというべきだろう。

 この福田和也の「J回帰」に、若い批評家たちも追随する。たとえば、80年代に一見コスモポリタンなポストモダン・アートを紹介していた椹木野衣は、90年代になると、サブカルチャーばかりがはびこる「悪い場所」としての日本で畸形的な発展を遂げた「日本・現代・美術」――いわば「Jアート」に力点を置くようになった。前回紹介した水戸芸術館での「日本ゼロ年」展はそのマニフェストである。また、デリダ研究でデビューした東浩紀も、彼によればサブカルチャーよりさらに土着的なものである日本の「おたく文化」(たとえば日本の貧しい都市の風景の上にSF的なイメージを重ね描きするアニメ)に足場を置いて、新たな「J批評」を展開しようとしている(*)。そこからは、80年代のポストモダニズムは、日本という条件を忘れた表面的なコスモポリタニズムとして批判されるのである。

 繰り返すが、このような日本回帰の対象は、あくまでもサブカルチャーや「おたく文化」の日本なのであって、伝統の日本ではない。その意味で、それは「J回帰」と呼ぶにふさわしいだろう。

313とはずがたり:2007/12/21(金) 15:00:44
>>312-313
 ちなみに、昨年の天皇即位十周年記念式典を見ていると、天皇制さえ「J天皇制」に変質したかに見える。かつて「大日本帝国」は「皇紀二千六百年」を記念する音楽をリヒャルト・シュトラウスらに委嘱した。一昔前でも、天皇のための「奉祝曲」といえば、黛敏郎のような作曲家が作っていただろう。ところが、先の式典では、首相のまわりをGLAYやSPEEDが囲み、元X JAPANのYOSHIKIが「奉祝曲」を演奏したのである。皇室の伝統的なイメージなどかなぐり捨ててでも大衆――とくに若者に迎合しようとするポピュリズムが、アルファベットだらけの「J‐POP」で飾り立てられた「J天皇制」を生む。それに対して、昔ながらの天皇制批判の立場からYOSHIKIに公開質問状を出した左翼知識人もいた。だが、そんなことをしても「暖簾に腕押し」だろう。おそらく、問題は、日本の伝統の核としての天皇制というより、「J回帰」の焦点としての「J天皇制」なのだ。

 大きく言うと、このような「J回帰」はかなりの程度まで経済的に決定されていると見ていいだろう。フレドリック・ジェイムソンの指摘を待つまでもなく、ポストモダン消費社会のコスモポリタニズムは、名実ともにボーダーレスとなった世界資本主義の文化的表現である。現在でもそのような多文化主義(マルチカルチュラリズム)が世界の大勢であるには違いない。だが、とくに日本の場合、80年代の好況から90年代の不況への転換の中で、そうした世界資本主義への反発のほうが前面に出て、「J回帰」につながっていったのである。

 おそらくここに「J回帰」のどうしようもない浅薄さがある。かつて内村鑑三はJAPANのJとJESUS(キリスト教)のJの緊張の中で思考しようとした。次の世代では、外から与えられた絶対的なドグマという意味で、共産主義がキリスト教に取って代わった。いずれにせよ、そこではJは苛烈なイデオロギー闘争の只中にあったのだ。だが、いまの「J回帰」を条件付けているのは、グローバルな経済というなまの現実でしかない。90年代に不況の中でグローバル化の波に晒された日本が、文化のレヴェルで自閉しようとする。「J回帰」とはおそらくその徴候にほかならないのだ。それは不況が終わるまで続くのだろうか。それは一体いつのことなのだろうか。

(*) たとえば、東浩紀「オタクから遠く離れてリターンズ」『QUICK JAPAN』vol.21、とくに190〜191頁を見よ。もちろん、東浩紀はオタク的ナショナリズムを肯定するのではなく、むしろ、それを踏まえた上での批評/批判の重要性を強調している。ここではそのような姿勢を全体として「J批評」と呼んでいる。


付記:
 このコラムを書いたとき、1年あまり後にX JAPANの曲が小泉純一郎の率いる自由民主党のテーマ・ソングとなることまでは、さすがに予想していなかった。

314とはずがたり:2008/02/10(日) 13:11:04
面白い。

ユートピア研究
http://www.geocities.com/genitolat/Utopia/index.html
 1.ピューリタンの民主主義社会
 2.クエーカーたちの理想都市
 3.シェーカーズ教徒村
 4.イエズス会のミッション
 5.ユートピア社会主義者の夢
 6.オーウェンの協同組合
 7.フリエの生産・消費協同社会
 8.ロシアの農民ユートピア国
 9.トルストイの「イワン王国」
 10.ガンジーのインド独立国家
 11.武者小路実篤の「新しき村」
 12.毛沢東の「人民公社」
 13.伊藤勇雄の人類文化学園
 14.農大生たちの「杉野農場」
 15.ブラジルの弓場農場
 16.シュタイナー「ひびきの村」
 17.ヤマギシ会「ヤマギシの村」
 18.脱日本運動の「ノアの方舟」
 19.パラグアイのメノニータ社会
 20.モルモンの理想郷ユタ
 21.アドベンチストの学園村
 22.イスラエルのキブツ
 23.エホバの証人の地上天国
 24.デンマークの共同体
 25.ヒッピーの生活共同体
 26.マレーシアのイスラム村
 27.ドイツの学生生活共同体
 28.宮沢賢治のイーハトーブ
 29.宮崎駿のユートピア文学
 30.南米の理想郷「インカ都市」
 31.万国の架け橋「琉球王国」
 32.国宝美術作品の理想郷図
 33.理想的未来都市ブラジリア
 34.秘密のユートピア 
 35.都市工学のユートピア:海市
 36.宇宙空間のユートピア計画
 37.ユートピア的企業例:トヨタ
 38.ユートピア的企業精神:松下
 39.ユートピアを模索する産業
 40.ユートピア商売のリゾート産業
 41.フィンドホーン共同体
 42.光の都市ダマヌール
 43.生産勤労共同体:共働学舎
 44.共生共存企業:わっぱの会
 45.無所有奉仕共同体:一燈園
 46.小さな共同社会:癒しの郷
 47.宗教的社会福祉企業大倭教
 48.理想的社会造りのNPO

315とはずがたり:2008/03/12(水) 15:58:54
悪質な検閲である。まぁ稲田など次ぎの改選で消えて無くなるからいいだろうけどよ。
だいたいこういう右派議員は日本の評判を落とす反日的な議員である。
心ある国民はこういう右翼議員全員をお国の為に叩き落とさねばならんね( ´_ゝ`)

靖国映画「事前試写を」 自民議員が要求、全議員対象に
2008年03月09日03時24分
http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY200803080237.html

 靖国神社を題材にしたドキュメンタリー映画の国会議員向け試写会が、12日に開かれる。この映画は4月公開予定だが、内容を「反日的」と聞いた一部の自民党議員が、文化庁を通じて試写を求めた。配給会社側は「特定議員のみを対象にした不自然な試写には応じられない」として、全国会議員を対象とした異例の試写会を開くことを決めた。映画に政府出資の基金から助成金が出ていることが週刊誌報道などで問題視されており、試写を求めた議員は「一種の国政調査権で、上映を制限するつもりはない」と話している。

 映画は、89年から日本に在住する中国人監督、李纓(リ・イン)さんの「靖国 YASUKUNI」。4月12日から都内4館と大阪1館でのロードショー公開が決まっている。

 李監督の事務所と配給・宣伝会社の「アルゴ・ピクチャーズ」(東京)によると、先月12日、文化庁から「ある議員が内容を問題視している。事前に見られないか」と問い合わせがあった。マスコミ向け試写会の日程を伝えたが、議員側の都合がつかないとして、同庁からは「試写会場を手配するのでDVDかフィルムを貸して欲しい。貸し出し代も払う」と持ちかけられたという。

 同社が議員名を問うと、同庁は22日、自民党の稲田朋美衆院議員と、同議員が会長を務める同党若手議員の勉強会「伝統と創造の会」(41人)の要請、と説明したという。同庁の清水明・芸術文化課長は「公開前の作品を無理やり見せろとは言えないので、要請を仲介、お手伝いした」といい、一方で「こうした要請を受けたことは過去にない」とも話す。

 朝日新聞の取材に稲田議員は、「客観性が問題となっている。議員として見るのは、一つの国政調査権」と話す。同じく同党議員でつくる「平和靖国議連」と合同で試写会を開き、試写後に同庁職員と意見交換する予定だったという。

 「靖国」は、李監督が97年から撮影を開始。一般の戦没遺族のほか、軍服を着て自らの歴史観を絶叫する若者や星条旗を掲げて小泉元首相の参拝を支持する米国人など、終戦記念日の境内の様々な光景をナレーションなしで映し続ける。先月のベルリン国際映画祭などにも正式招待された。アルゴの宣伝担当者は「イデオロギーや政治色はない」と話すが、南京事件の写真で一部で論争になっているものも登場することなどから、マスコミ向けの試写を見た神社新報や週刊誌が昨年12月以降、「客観性を欠く」「反日映画」と報道。文化庁が指導する独立行政法人が管理する芸術文化振興基金から06年度に助成金750万円が出ていたことも問題視した。同基金は政府出資と民間寄付を原資とし、運用益で文化支援している。

 稲田議員は「表現の自由や上映を制限する意図はまったくない。でも、助成金の支払われ方がおかしいと取り上げられている問題を議員として検証することはできる」。

 アルゴ側は「事実上の検閲だ」と反発していたが、「問題ある作品という風評が独り歩きするよりは、より多くの立場の人に見てもらった方がよい」と判断し、文化庁と相談のうえで全議員に案内を送った。会場は、同庁が稲田議員らのために既におさえていた都内のホールを使う。

 李監督は「『反日』と決めつけるのは狭い反応。賛否を超えた表現をしたつもりで、作品をもとに議論すべきだ」と話す。

316とはずがたり@管理人:2008/11/03(月) 22:02:08
大昔に立て逃げされたスレを削除するに当たり移動。
古けりゃいいってんなら皇族には猿語でも喋らせときゃいいんだ。

皇族方の外国語使用を制限すべし
1 名前:波江究一 投稿日: 2003/03/22(土) 18:57
皇族方の公式の場にての外国語使用を制限すべし 波江究一
国歌案及び大嘗祭を京都にて行ふべき旨提案致しておきました。
その動機としては、
縁起でも無いこといふやうですが、昨年の高円宮様の頓死は
皇祖皇宗の神霊のお怒りの触れて身代はりになられたと受け止め
てゐます。次に皇后様がお出かけ先で英語講演に及ばれる暁には
ご帰国の際には皇太后になつてをられませう。
その文明生みなした王朝の子孫が、その文明の真髄たる国語を
控へい、下にをらうといふが如きことはなさるべきでは無い。
言語は危険物です。
外国の元首使臣接遇に於て意思疎通に滞り無きやう英語活用な
さるは大いに結構ですが、国民にむけてやらかされては日本語
及び日本文明がギャグになつてしまひます。荒井注の天皇ギャグ
まがひのことを本物の皇室の方が、真顔でなさるべきでは無い。
天皇タイ訪問の際英語で挨拶あられた時以後の皇族方の言語の
扱ひは以後先例として採用すべからず、その旨不文律とするか、
明記すべきなるか。いづれにしてもあの方々の言語能力は見せ
びらかす為にある物では無いのです。国全体のツキを保つ為に
もご自戒あつて然るべきでせう。まして児童文学とは皇后様
個人の趣味にすきごませんからね。国民を付き合はすべからず
天皇皇后の立場でそれをなすつては、日本は英語文明の正朔を
奉ずる、支配に従属すると宣言したも同じ効果を伴つてしまひます。

317とはずがたり:2009/02/27(金) 14:30:12

街宣車って登録が必要なんかと思ったらそもそも車輌としての登録であった。
それにしてもカネが集まらずに困窮してたのなら誠に結構な話である。
右翼団体本部長にして会社員だそうだなどんな会社に勤めてるんでしょうかね。普段は普通の会社員なんでしょうか?

未登録街宣車を運行、容疑の右翼幹部逮捕 静岡南署
02/25 14:49
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20090225000000000053.htm

 車両のナンバー登録を怠り、自賠責保険の契約も結ばずに大型街宣車を運行したとして、静岡南署と県警警備課は25日、道路運送車両法違反などの疑いで、藤枝市岡部町子持坂、右翼団体本部長、会社員の容疑者(39)を逮捕した。
 調べでは、容疑者は昨年11月22日午後6時ごろ、藤枝市内の路上で、ナンバーが未登録で、自賠責保険の契約もしていない大型街宣車を運行した疑い。失効の告示を受けた臨時運行許可番号標(仮ナンバー)を取り付けて走っていたという。
 大型街宣車は観光バスを改造した車両。車体の側面に右翼の団体名などが記されていた。2月に入り、静岡市駿河区の「道の駅・宇津ノ谷峠」の駐車場に止めたままになっていたため、利用者から県警に苦情が寄せられていたという。同署などは大型街宣車を押収するとともに、事務所など関係先を家宅捜索した。
 県警によると、同団体は同市葵区に総本部事務所がある県内最大勢力の右翼団体の1つ。県内各地で街宣車を使った活動を展開しているという。

318とはずがたり:2009/03/01(日) 01:33:29

まっ安保スレ対象の話題じゃあないな。。

田母神氏、講演引っ張りだこ 「言論タブー」照らし出す
2009.2.28 23:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090228/plc0902282302005-n1.htm

 日本の「侵略戦争」を否定した論文を執筆して航空幕僚長を解任された田母神俊雄氏(60)が、全国の講演で引っ張りだこになっている。2月の講演回数は計24回にもおよび、3月1日には米ロサンゼルス在住の日本人に招かれ渡米する。一方、防衛省への配慮から講演を延期する団体も現れるなど、“田母神人気”は言論タブーの存在も照らし出しているようだ。

 「『核兵器を持たない方が安全』と言うのは、日本の政治家だけ」「東京裁判は復讐(ふくしゅう)劇だ」「(植民地支配を謝罪した)村山談話を踏まえた幹部教育をしたら、自衛隊はつぶれる」

 歯に衣着せぬ物言いに、会場から拍手が頻繁にわき起こる。建国記念の日の2月11日、東京都新宿区の日本青年館で行われた田母神氏の講演会には、定員300人の会場に、立ち見でも入り切れないほどの聴衆が詰めかけた。主催者によると、用意した700部のパンフレットはすべてなくなったという。

 コラムニストの勝谷誠彦氏は、田母神人気について「日本の防衛に30年以上奉職してきた実体験の重みを聴衆は感じており、保守派の言論人の発言とは一線を画している」と話す。

 2月の講演は半数が東京都内で行われ、ほかは秋田、新潟、千葉、神奈川、愛知、愛媛、広島と全国にわたる。4、19の両日には会場3カ所をはしごした。

 3月1日のロス講演の主催者は「田母神氏を更迭した麻生首相らの決断は不可解で、報道を聞いても日本で行われていることの真実が見えてこない。米在住の日本人に、田母神氏の言わんとするところを直接聞いてもらいたい」と話す。

319とはずがたり:2009/03/01(日) 01:33:46
>>318-319
 日本の「侵略戦争」を否定した論文を執筆して航空幕僚長を解任された田母神俊雄氏(60)が、全国の講演で引っ張りだこになっている。2月の講演回数は計24回にもおよび、3月1日には米ロサンゼルス在住の日本人に招かれ渡米する。一方、防衛省への配慮から講演を延期する団体も現れるなど、“田母神人気”は言論タブーの存在も照らし出しているようだ。

 「『核兵器を持たない方が安全』と言うのは、日本の政治家だけ」「東京裁判は復讐(ふくしゅう)劇だ」「(植民地支配を謝罪した)村山談話を踏まえた幹部教育をしたら、自衛隊はつぶれる」

 歯に衣着せぬ物言いに、会場から拍手が頻繁にわき起こる。建国記念の日の2月11日、東京都新宿区の日本青年館で行われた田母神氏の講演会には、定員300人の会場に、立ち見でも入り切れないほどの聴衆が詰めかけた。主催者によると、用意した700部のパンフレットはすべてなくなったという。

 コラムニストの勝谷誠彦氏は、田母神人気について「日本の防衛に30年以上奉職してきた実体験の重みを聴衆は感じており、保守派の言論人の発言とは一線を画している」と話す。

 2月の講演は半数が東京都内で行われ、ほかは秋田、新潟、千葉、神奈川、愛知、愛媛、広島と全国にわたる。4、19の両日には会場3カ所をはしごした。

 3月1日のロス講演の主催者は「田母神氏を更迭した麻生首相らの決断は不可解で、報道を聞いても日本で行われていることの真実が見えてこない。米在住の日本人に、田母神氏の言わんとするところを直接聞いてもらいたい」と話す。

320杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2009/04/20(月) 21:06:55
木下商店の賠償ビジネスでエージェントとして動き、しかもそれを小説で取り上げた梶山季之を訴えた猛女だからなぁ・・・・・警察にまで文句言ってるし (;゚Д゚)
http://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10245914101.html

デヴィ夫人、右翼とトラブル 街宣車に植木鉢投げる
http://www.asahi.com/national/update/0420/TKY200904200313.html
2009年4月20日20時15分

 故スカルノ元インドネシア大統領夫人でタレントのデヴィ・スカルノさん(69)の東京都渋谷区神山町の自宅前で19日午前9時半ごろ、街宣車で乗り付けた右翼団体の男性とデヴィさんが口論となるなどの騒動があった。渋谷署は、街宣車の一部やデヴィさんのカメラが壊れたとして、双方から器物損壊の疑いで事情を聴いている。
 同署によると、右翼団体が北朝鮮のミサイル発射問題を巡るデヴィさんの発言に対して抗議活動をしたところ、デヴィさんは街宣車に向かって自宅2階から植木鉢を投げたという。その後、男性とデヴィさんが路上で口論になり、男性はデヴィさんのカメラを壊したとしている。
 デヴィさんは自身のブログで、5日の北朝鮮によるミサイル発射実験は「人工衛星だ」などと主張 http://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10235856625.html 。10日に北朝鮮を訪問する http://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10238819113.html と記していた。

321とはずがたり:2009/07/29(水) 17:26:49

安保スレじゃあなくこっちが適当かな。

田母神講演は「真の平和構築の道考えるため」主催者が意見広告
2009.7.27 18:16
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090727/plc0907271816003-n1.htm

 元航空幕僚長、田母神(たもがみ)俊雄氏を原爆記念日(8月6日)に広島市内に招いて開催予定の講演会「ヒロシマの平和を疑う〜田母神俊雄氏が語る、広島発真の平和メッセージ」に秋葉忠利同市長が日程変更を要請した問題で、主催者の「日本会議広島」は講演会を予定通り開催することを決め、27日付の中国新聞朝刊に意見広告を掲載した。

 意見広告は「核兵器のない世界」は主催者の願いと強調。一昨年以降、秋葉市長が「広島平和宣言」で北朝鮮の核について言及しておらず、「核兵器や戦争がない世界」の実現には「その精神を掲げつつ、現実的脅威に万全を期して備えることが必要」と指摘した。

 北朝鮮のミサイルや核実験強行など現実の脅威を踏まえ、再び核兵器の犠牲にならないよう考えることが「真の平和構築の道」と、企画趣旨を説明した。主催者側は市の要請を受けて検討した結果、講演会を開催すると市側に伝えた。満席となった今でも参加したいという問い合わせが殺到しているという。

 講演会には秋葉市長が「表現の自由は尊重する」としつつも「被爆者や遺族の悲しみを増す恐れがある」というのが「広島市の立場」として日程変更を要請。広島県原爆被害者団体協議会など7団体も連名で抗議していた。同市は意見広告について「把握していない」としたうえで、主催者側にも「特に現時点でコメントするつもりはない」(平和推進課)とした。

322とはずがたり:2009/08/16(日) 01:14:54

靖国、衆参44議員が参拝 閣僚は野田担当相のみ 首相、鳩山代表の姿なく
2009.8.15 19:37
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090815/plc0908151948006-n1.htm
靖国神社を参拝し、手を振る野田消費者相=15日午後1時28分、東京・九段北

 64回目の終戦の日を迎えた15日、小泉純一郎、安倍晋三の両元首相をはじめ、前衆院議員と参院議員44人が東京・九段北の靖国神社を参拝した。閣僚で参拝したのは野田聖子消費者行政担当相一人だけ。麻生太郎首相や民主党の鳩山由紀夫代表は参拝しなかった。

 超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・島村宜伸元農水相)は15日午前、計36人が集団で参拝。政府関係者では佐藤剛男法務副大臣、岸信夫防衛政務官、萩生田光一文科政務官ら、民主党からは松原仁前衆院議員、前田武志、羽田雄一郎両参院議員ら4人が参加した。

 参拝後、島村氏は、首相の参拝見送りを「衆院選を目前に控え自民党にも参拝に賛同する人、反対する人がいる。いろいろおもんぱかって自粛したのではないか」と説明。国立追悼施設建設構想については「英霊の率直な気持ちがどこにあるかに考えの基本を置くべきだ。無意味だ」と批判した。

323名無しさん:2009/08/25(火) 22:16:24
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news2/20090825-OYT1T01068.htm
前空幕長「広島平和記念式典は左翼運動」と発言
 前航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏が25日、宮崎市の繁華街で、衆院選宮崎1区に立候補している無所属前議員の応援演説を行い、広島市で6日に行われた平和記念式典(原爆死没者慰霊式・平和祈念式)について「日本弱体化の左翼運動」などと発言した。

 田母神氏は広島原爆忌の6日に広島市で講演したことに触れながら、式典の参列者について「広島市民も広島県民もほとんどいない。原爆の被爆者も、被爆者の2世もほとんどいない」「並んでいるのは全国からバスで集まってきた左翼ばかり」などと述べた。

 この発言に対し、広島県原爆被害者団体協議会の坪井直(すなお)理事長は「真実とはほど遠い。相手にもしたくないが、間違ったことが風評になることは止めなければいけない」と憤る。広島市原爆被害対策部の担当者は「事実誤認であり、コメントできない」としている。

(2009年8月25日20時35分 読売新聞)

324名無しさん:2009/09/29(火) 21:40:52
http://www.sankei-kansai.com/2009/09/29/20090929-015134.php

2009年9月29日

大型街宣車、姿消す 右翼にも排ガス規制の波
 車の排ガス規制の強化に伴い、右翼団体の街宣活動の象徴的な存在だった大型街宣車が、大阪府内では数台にまで激減していることが29日、府警への取材で分かった。規制対象外の小型車に乗り換えたり、街宣車を廃止したりする団体が相次いでおり、中には徒歩でのデモ行進に切り替える動きも。府では10月から排ガス規制がさらに強化される予定で、府警幹部は「他府県からの流入も含め、府内で活動する大型街宣車はほぼなくなるのでは」とみている。

 第二次大戦末期に対日参戦した旧ソ連への抗議活動が集中する8月9日の「反ロシアデー」。日曜日となった今年は、六十数台の街宣車が大阪府豊中市の在大阪ロシア連邦総領事館前などで街宣活動を繰り返した。ただほとんどが乗用車のワゴン車などを改造した中、小型の街宣車で、確認できた大型街宣車は他県ナンバーの1台だけだった。

 警察関係者によると、右翼団体が街宣車を本格的に使うようになったのは、昭和40年代後半から。警察白書には49年に「宣伝カー」の記述が初めて登場した。現在、活発に活動する右翼団体は全国で約900団体(構成員約1万人)で、約1800台の街宣車があるとみられている。

 大型街宣車だけに絞った統計はないが、府警関係者によると、排ガス規制が始まる平成4年ごろまでは、府内でも活動集中日には100台前後の街宣車の大隊列が確認され、半数以上が大型バスなどを改造した大型街宣車だった。

 しかし、排ガス規制の強化とともにその数は減少。府警が規制区域外の他府県で車を不正に登録する「車庫飛ばし」の摘発に乗り出したこともあって、街宣車自体が減り、なかでも大型街宣車は数台程度になっている。

 排ガス浄化装置を取り付ければ規制区域でも登録できるが、1台の設置費は数十万円から百数十万円。景気低迷の中、コスト面からも大型街宣車の維持が困難になっているという。

 さらに大阪府では10月から、他府県で登録した特殊自動車が府内の規制区域で業務する場合も、排ガス基準の適合が義務付けられる。

 このため、規制対象外の小型乗用車に乗り換える動きが広がっているほか、街宣車を廃止し他団体の車に相乗りしたり、徒歩でデモ行進をしたりする団体も。府警幹部は「排ガス規制の強化によって、活動形態が変わるという思わぬ効果が出てきた」と分析する。

 大阪市に本部を置く右翼団体幹部は「駐車場代が月28万円に膨らんだといって、大型街宣車を泣く泣く手放した活動家もいる。維持費を考えれば、街宣車の小型化は時代の流れ。大型車で大音響の軍歌を流して回るような活動ではなく、われわれの主張に耳を傾けてもらえる方法を考えていく必要がある」と話した。



(2009年9月29日 14:39

325とはずがたり:2009/09/29(火) 23:10:50
排ガス規制で街宣カーを根絶やしに♪
いいこんだw

2009年9月29日
大型街宣車、姿消す 右翼にも排ガス規制の波
http://www.sankei-kansai.com/2009/09/29/20090929-015134.php

 車の排ガス規制の強化に伴い、右翼団体の街宣活動の象徴的な存在だった大型街宣車が、大阪府内では数台にまで激減していることが29日、府警への取材で分かった。規制対象外の小型車に乗り換えたり、街宣車を廃止したりする団体が相次いでおり、中には徒歩でのデモ行進に切り替える動きも。府では10月から排ガス規制がさらに強化される予定で、府警幹部は「他府県からの流入も含め、府内で活動する大型街宣車はほぼなくなるのでは」とみている。

 第二次大戦末期に対日参戦した旧ソ連への抗議活動が集中する8月9日の「反ロシアデー」。日曜日となった今年は、六十数台の街宣車が大阪府豊中市の在大阪ロシア連邦総領事館前などで街宣活動を繰り返した。ただほとんどが乗用車のワゴン車などを改造した中、小型の街宣車で、確認できた大型街宣車は他県ナンバーの1台だけだった。

 警察関係者によると、右翼団体が街宣車を本格的に使うようになったのは、昭和40年代後半から。警察白書には49年に「宣伝カー」の記述が初めて登場した。現在、活発に活動する右翼団体は全国で約900団体(構成員約1万人)で、約1800台の街宣車があるとみられている。

 大型街宣車だけに絞った統計はないが、府警関係者によると、排ガス規制が始まる平成4年ごろまでは、府内でも活動集中日には100台前後の街宣車の大隊列が確認され、半数以上が大型バスなどを改造した大型街宣車だった。

 しかし、排ガス規制の強化とともにその数は減少。府警が規制区域外の他府県で車を不正に登録する「車庫飛ばし」の摘発に乗り出したこともあって、街宣車自体が減り、なかでも大型街宣車は数台程度になっている。

 排ガス浄化装置を取り付ければ規制区域でも登録できるが、1台の設置費は数十万円から百数十万円。景気低迷の中、コスト面からも大型街宣車の維持が困難になっているという。

 さらに大阪府では10月から、他府県で登録した特殊自動車が府内の規制区域で業務する場合も、排ガス基準の適合が義務付けられる。

 このため、規制対象外の小型乗用車に乗り換える動きが広がっているほか、街宣車を廃止し他団体の車に相乗りしたり、徒歩でデモ行進をしたりする団体も。府警幹部は「排ガス規制の強化によって、活動形態が変わるという思わぬ効果が出てきた」と分析する。

 大阪市に本部を置く右翼団体幹部は「駐車場代が月28万円に膨らんだといって、大型街宣車を泣く泣く手放した活動家もいる。維持費を考えれば、街宣車の小型化は時代の流れ。大型車で大音響の軍歌を流して回るような活動ではなく、われわれの主張に耳を傾けてもらえる方法を考えていく必要がある」と話した。



(2009年9月29日 14:39)

326名無しさん:2009/10/17(土) 22:11:38
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/091017/tky0910172037004-n1.htm

「日本解体を阻止せよ」保守派議員が総決起集会 政権への批判続出
2009.10.17 19:32
 衆院選での自民党大敗と民主党政権発足を受け、日本の保守勢力の結束を図るシンポジウム「10・17 日本解体阻止!! 守るぞ日本!国民総決起集会」(草莽全国地方議員の会など主催)が17日、東京・平河町の砂防会館で開かれた。

 平沼赳夫元経済産業相は講演で、鳩山由紀夫首相ら民主党幹部が在日外国人地方参政権付与に意欲を示していることについて「どこの国の政党か、慄然(りつぜん)とした」と批判。「自民党にも変な議員はいる。自民党を含め、保守が再結集し、真の保守政党をつくることが必要だ」と訴えた。

 また、山谷えり子参院議員は、政権への日教組の影響に強い懸念を表明。自公政権で推し進めた道徳教育や教員免許更新制度が次々に否定される現状を憂い、「来夏の参院選で自民党が勝ち、逆ねじれを起こさなければ大変なことになる」と訴えた。

 集会には約1400人が参加。首相が掲げる温室効果化ガス25%削減や、選択的夫婦別姓の導入などへの懸念の声が相次ぎ、集会後、参加者は国会付近をデモ行進した。

327名無しさん:2009/10/19(月) 21:23:52
保守とは何ぞや。

関連
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/6370-6382

http://copipe.info/archives/10035
専業主婦が一般的だったのは高度経済成長期の数十年、たった1世代でしかないという事実 19 :名無しさん@十周年:2009/10/16(金) 17:55:02 ID:MVkpniAp0
専業主婦が一般的だったのは高度経済成長期の数十年、たった1世代でしかないという事実
よくあることなんだけど、今現在の社会的な慣習を永続的なものだとみんな勘違いしちゃうんだよ。
みんなでクルマを持つようになってまだたった1世代。
腕時計をするようになって1世代だが、携帯のせいで売り上げが3分の1に激減
社会人のたしなみと誰も疑ってなかったはずのものが、1世代であっけなく終了。
タバコと酒の消費量は戦後で1人あたり5倍くらいになってて、今みたいにパカパカ摂取するようになって1世代。
(だから健康被害とか出てくるんですよ。当たり前やがな)
バカみたいな飲み会とかやってたのは実は団塊だけ。タバコは今のペースならあと0.5世代で滅ぶ。
自由恋愛も1〜2世代ですよね。だいたい告白という風習が少女漫画から広まったものじゃなかったっけ。1世代。
(社会慣習は意外とフィクションの影響を受けている)
日本女性がブラジャーをつけるようになって1.5世代くらいか。
今のスタイルの葬式がもうちょっと長くて2世代くらい?

ほかにも「実はたった1世代」ってモノや慣習は無数にある。ちょっとこの事実にお前ら恐怖したほうがいいです。

だからまあ、なんも考えず親世代の真似をしようとするのはやめろ。無理だから。
親の言うことも聞くな。だいたい親もこの辺のこと分かってねえから。愚者は経験に学ぶ。しかもたった1世代の。
終身雇用なんてギャグだし、ローンで家建てる前に経済誌でも購読するべきだし。
ブルーカラーやホワイトカラーどころか、最近はゴールドカラーって新しい職種が出てきてるなんて言われている。

せっかくなのでこれも
ttp://d.hatena.ne.jp/nishiohirokazu/20090401/1238588872

> * 2010年に需要のある仕事上位10位は
> * 2004年にはまだ存在していませんでした。

> わたしたちは指数的に成長する時代に生きています。
> 5000万人の視聴者を獲得するまでにかかった年数
> * ラジオ 38年 * テレビ 13年 * インターネット 4年 * iPod 3年 * Facebook 2年

変化に対応できないと、ものすごい勢いで取り残されてしまうよ。簡単に墓場まで逃げ切れると思うな

328名無しさん:2009/10/19(月) 21:42:24
リバタリアン堀江

関連
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/5531

http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10367498376.html
2009-10-18 10:56:16
戸籍なくすの賛成
テーマ:政治・経済

戸籍制度見直しへ議連 民主有志

また保守派が文句言いそうなネタではあるが、保守というのは保守であるから保守なのであって、保守には「どうして?」とか「なぜ?」は通じない。どんな屁理屈つけても変化を嫌う。延々と変化に対する屁理屈が続くだけだ。だから結局最後は少数派になって無視できる程度になるまで我慢するしかないのだ。

戸籍制度が無くなれば婚外子なんていう訳の分からない差別もなくなるだろうし、そもそも家という概念も綺麗に消えてなくなる。今までの古臭い結婚制度を使う人も少なくなるだろう。大体、好きでもないしセックスもしないのに一緒に住むなんて意味不明だ。子供がいようが、シングルでも子供を育てられる社会制度を作れば済むことだ。

一夫一妻制の結婚なんてのは前にも書いたけど(技術が経済のパイをひろげるって話 その2)、農地の長子相続のための仕組みで、誰でも平等に結婚できるようにするためのものなのだ。戸籍が無くなり住民票でも母親さえ分かれば後は誰の子供かを、父親が認知する仕組みにすればいいのではないか。そうすりゃ柔軟性のない今の結婚制度ではなく、一妻多夫や一夫多妻のような状態もありうるし、気に入らなくなったら同居を解消するなり、と柔軟性が持たせられるようになる。

まあ、今でも籍を入れずに事実上の夫婦別姓を貫いている人もいれば、別居婚や週末婚などを実行している人もいるし、結婚と離婚を繰り返す人も居る。でも、社会制度に縛られて自由になれない人たちのほうが多数派なのではないだろうか。そういう意味で戸籍の廃止は意味があると考える。

ところで、告知です。今度週刊で音声ポッドキャスティングを始めました。

「ホリエモンのビジネスウィークリー」

ってのをやります。ラジオ政治経済談義みたいな感じの雰囲気ですね。どうぞよろしく。

ところで、最近下記の本を貰いました。


訳者解説 -新教養主義宣言リターンズ- (木星叢書)
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伽藍とバザールの翻訳で有名な山形 浩生さんの訳書の中の訳者解説だけを集めたという珍しい本です。編集者によれば彼の解説というのは、訳書そのものを簡潔に解説しており、それを読むだけでも簡単な理解はできるということで、そういう意味ではオトクな本かもしれません。しかし、彼は野村総研の社員だそうですが回りが独立を薦めても頑なに拒んでいるそうです。安定した本業があってこその、仕事のクオリティなんでしょうかね?

329名無しさん:2009/10/20(火) 19:26:52
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102001000212.html

衛藤副議長ら靖国参拝 例大祭、閣僚参加なし
 超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(幹事、尾辻秀久自民党参院議員会長)のメンバーは20日午前、秋季例大祭に合わせ東京・九段北の靖国神社を参拝した。衛藤征士郎衆院副議長ら衆参両院の計54人が参加した。

 与党の民主党からは羽田雄一郎、田名部匡省両参院議員らが参拝。鳩山内閣の閣僚、副大臣、政務官はいなかった。自民党からは田野瀬良太郎総務会長、古賀誠元幹事長らが参加。無所属の平沼赳夫元経済産業相や新党大地代表の鈴木宗男衆院外務委員長も参拝した。

 参拝後、尾辻氏は鳩山由紀夫首相が靖国神社を参拝しない意向を表明していることに関し「国は(戦争で)亡くなっていった方々に靖国でお祭りすると約束した。首相はきちんとお参りすべきだ」と述べた。自民党の谷垣禎一総裁は19日に参拝した。

2009/10/20 10:39 【共同通信】

330名無しさん:2009/10/24(土) 13:04:23
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20091019-01-1301.html

日本の「保守」は社会主義
2009年10月19日 The JOURNAL
 鳩山政権が誕生して1ヶ月が過ぎた。この1ヶ月で最も感じた事は日本の政治には「勘違い」が多すぎるという事である。初めての政権交代だから仕方がないと言えばそれまでだが、民主主義の名の下に一党支配が長く続いてきたため、日本人には政治を「考える力」がなくなり、妙な宣伝に乗せられてしまっているのではないかという気がする。
 
 民主主義政治で最も尊重されなければならないのは選挙で示された国民の意思である。選挙で国民は政党の政策を見比べて判断を下す。国民の負託を受けた政党の政策が国家の基本方針となる。そこで政策がリセットされる。国家の政策を国民が選挙で選べる仕組みが民主主義政治である。
 
 かつて「政局よりも政策が大事」と言った総理がいた。それがどれほど愚かな言葉であるかを今回の選挙で国民も理解したと思う。政策を実現するのは選挙=政局である。政策は学者や官僚でも作れるが、政局は政治家にしか出来ない。従って政局で政策を実現するのが政治家の仕事である。学者や官僚は「政局よりも政策が大事」と言うかもしれないが、政治家がその言葉を口にするのはおかしい。しかし前の総理はそう言った。これまで政権交代をさせないようにしてきた官僚のセリフを政治家が代弁させられていたからである。
 
 「危機に政治空白は許されない」という言葉も聞いた。危機こそ国民が団結して対処しなければならない時である。国民から支持された政権が国民の支持を得た政策で内外の課題に立ち向かう必要がある。従って選挙は政治空白どころか危機に対する最善の方法である。国民に支持されない政権がだらだら続く事こそ政治空白を生み出す。この倒錯した論理も政権交代をさせたくない官僚のサル知恵から出てくる。こうして政治の「勘違い」が生まれる。
 
 政権交代が決まった日から新政権が誕生するまでの移行期に、前政権と新政権の政策が異なる場合は、とりあえず前政権の政策を一時停止するのが常識である。ところが我が国では前政権と新政権で意見がくい違う消費者庁が前政権の方針のままスタートしたり、前政権が作った補正予算の執行作業が停止されず、地方自治体が「そのまま執行しろ」と新政権に迫ったりした。
 
 その時の首長達の言いぐさが「一方的に停止するのは民主主義的でない」というものである。選挙で示された国民の意思は前政権の政策を否定して新政権の政策を求めている。それなのに民主主義を盾に前政権の政策を要求する地方自治体の首長達は、国民の意思を何だと思っているのだろうか。民主主義の「勘違い」も甚だしい。
 
 ダムや道路建設の中止についても同様である。新政権の方針に反対する人たちは「民主主義は手続きが大事だ」と言い、「中止は一方的だ」と非難した。しかし中止を求めたのは国民の意思である。無論、民主主義は少数意見を尊重するので少数者の言い分を良く聞く必要はある。修正できる部分があれば修正もする。しかし決定そのものを覆す事は出来ない。覆せばそれこそ民主主義に反する。その事を誰も言わない。みんなで「勘違い」したままである。
 
 野党に転落した自民党は政権奪還のための議論を始めた。大いに議論して確かな再生を図って欲しいと思う。期待もしていた。ところが議論を聞いているうちに首を傾げたくなった。鳩山政権の政策を「社会主義的だ」と批判し、自民党再生のために「保守の旗」を立てると言うのである。自民党を「保守政党」、民主党を「社会主義的政党」と規定して国民の支持を得ようと考えているようだが、それは大きな「勘違い」である。

331名無しさん:2009/10/24(土) 13:04:37
>>330

 日本の自民党と民主党との間に英国の保守党と労働党や米国の共和党と民主党のような違いを作れるかと言えば難しいと私は思う。なぜなら日本の「保守」は戦前から一貫して「社会主義的経済政策」を推進し、戦後はまるで官僚と一体化して、ソ連や中国もうらやむ社会主義的成果を作り上げてきたからである。
 
 これまでの日本に社会主義的政党はあっても、英国や米国のような保守政党は存在しなかった。自民党は「保守」を自称してきたが、世界から見れば一党独裁の社会主義政権である。それが官僚の作成した計画経済で高度成長を成し遂げた。その結果、世界でも例を見ない貧富の差の少ない一億総中流国家を作った。その成功体験を持つ自民党が、そもそもの力の源泉を投げ捨てて、英国や米国のような保守政党に脱皮できるのだろうか。
 
 英国の保守党と労働党との間には基本的に富裕層と労働層を支持基盤にする階級的な違いがあり、両党はそれぞれの支持基盤を基に中間層を取り合う事で政権獲得を目指す。米国の共和党と民主党は「政府の関与を嫌う小さな政府信奉者」と「政府に政策の実行を求める大きな政府信奉者」をそれぞれの支持基盤とし、共和党はキリスト教の一夫一婦制を重んじて妊娠中絶に反対、民主党は女性の社会進出を認め、中絶に寛容な傾向を持つ。
 
 ところが日本は英国のような階級対立も米国のような政策的対立もないまま自民党の一党支配が続いてきた。自民党は「国民政党」と称して国民のあらゆる階層を支持者に組み込み長期政権を可能にした。言い換えればかつての日本に自民党と対立する野党はなかった。メディアは旧社会党を野党と呼んだが、それは国民にこの国を民主主義と思わせる目くらましの虚構である。旧社会党は選挙に過半数の候補者を決して擁立せず、自民党単独政権を絶対にやめさせないところに存在理由があった。それが93年の自民党分裂まで続いた日本の政治構造である。
 
 従ってそれまで日本の政治に本当の意味での保守も革新もなく、官僚と自民党と財界とが一体となって計画経済を推し進める仕組みが全てであり、労働組合も野党もその構造に組み込まれていた。戦前の「国家総動員態勢」が戦後も民主主義の装いの下に継続されてきたのである。日本が高度経済成長を達成して世界第二位の経済大国に上り詰めると、この構造に慢心と腐敗が生まれた。冷戦の終焉で世界が変わると日本の戦後構造は機能しなくなり、坂道から転げ落ちるように日本は転落を始めた。新たな統治構造を作る必要が生まれ「政権交代」が叫ばれるようになった。
 
 従って定期的な政権交代と官僚支配に代わる国民主権の統治構造を作るのがこれからの日本政治の課題である。明治政府が徳川幕藩体制に代わる統治の仕組みを作るまでに22年かかった。今回もそれぐらい時間がかかるかも知れない。まずは基礎作りをするために自民党が自らの立脚点を探し求める事は大事だが、「保守政党VS社会主義政党」と言う対立軸は余りにも安易である。私の目から見ると官僚支配のピラミッド体制を温存してきた自民党の方が社会主義的で、脱官僚を掲げ、ピラミッド体制の中間部分である業界団体や企業を飛ばし、政府が直接国民を支援する民主党の方が社会主義的でない。むしろ新自由主義と通ずる思想を感じる。
 
 大体自民党は「弱者に優しい」事を「社会主義」だと「勘違い」しているようだが、社会主義は「官僚が力を持って計画経済を行う体制」である。「さらば財務省」という本を書いた元官僚が「まえがき」に「霞ヶ関は社会主義だ」と驚いたように書いていたが、私はそれも知らずに官僚になった人間がいることに驚いた。官僚が社会主義的であるのは当然である。官僚の養成のために作られた東京大学がかつてマルクス・レーニン主義の牙城であったのも何の不思議もない。だから旧大蔵省が作った税制は金持ちを作らない税制なのである。
 
 自民党が真に二大政党の一方の軸になると考え、さらにこれまでの社会主義的体質から脱皮しようとするならば、まずは官僚統治に代わる仕組みを作るために民主党と手を組み、国権の最高機関と言われながら官僚機構の手のひらに載せられてきた国会を本物の最高機関にする改革に取り組むべきである。そして日本政治の最大テーマである少子高齢化に対応するために、「小さな政府VS大きな政府」という米国式の対立軸より、むしろ福祉国家の先進諸国から対立軸のモデルを探し、その一方を目指すべきではないか。そうしないと「勘違い」をしたまま解党への道を突き進む事になりかねない。
(田中良紹)

332とはずがたり:2009/10/25(日) 16:10:34
>>331
社会党が与党になる気がなかったと云う側面を云う時にそのエビデンスとしてこの過半数の候補者を擁立したことがないってのが屡々挙げられるけど,書き手の頭の悪さを醸し出すので止めた方がいいと常々思う。
>旧社会党は選挙に過半数の候補者を決して擁立せず、自民党単独政権を絶対にやめさせないところに存在理由があった

333とはずがたり:2009/10/25(日) 16:34:39
【正論】元駐タイ大使・岡崎久彦 「リベラル政権」の桎梏忘れるな
2009.9.1 02:58
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1074159913/314-315

334名無しさん:2009/10/25(日) 20:41:48
>>332
とはさんとしては、
「社会党は与党になる気があり、かつ「過半数擁立せず論」は間違っている」というスタンスなのでしょうか?
もしくは「社会党は与党になる気はなかったが、論拠として「過半数擁立せず論」はふさわしくない」
というスタンスなのでしょうか?

私は上記論文の書き手と同じスタンスなのですが、
とはさんと認識が異なることは珍しいので、ちょっと気になって伺ってみました。

335とはずがたり:2009/10/25(日) 21:02:35
>>334
社会党だって与党には成りたかったでしょうけど,まあ其処はあんま成る気無かったかもwとも思いますね。
其処ではなくて,過半数の候補者出さないと与党に成る気がないなら公明党も民社党も新自由クラブも与党に成る気は無かった事になりますよね。
実際細川政権では過半数の候補者出さずに与党に成れたのですし,余りにピントのずれた理由な気が致します。
政権への戦略・戦術としては社共共闘,社公民路線,構造改革路線,実行可能性・現実性は兎も角色々あったわけですし。

336名無しさん:2009/10/26(月) 21:26:46
>>335
なるほどー。おっしゃることよくわかります。
私も前言を翻すと、というかもう少し言葉を正確に書くと、
「社会党は与党になる気はあったかもしれないが、自らの手で政権交代をする気はなかった」
「社会党は与党になる気はあったかもしれないが、自らの手で自民を政権からひきずりおろす気はなかった」
というところでしょうか。

社会党単独でもそうですし、例えば民公共と選挙前に連立政権の政策協定を結んだこともなかったですよね。
なので結果的に与党になる・政権交代が起こることはあっても、
自民党を政権からおろすことを主体的には考えていなかったと思っています。

337とはずがたり:2009/10/26(月) 22:20:20
>>336
社会党はいざ政権可能な組み合わせを前にしないと保守・中道と組むなら左派の革新と組むなら右派の説得が出来なかったでしょうから内向きの左右の対立もあってそういう意味で戦略的に行動を起こせなかったのは事実ですよね。。「まあ其処はあんま成る気無かったかもwとも思いますね」って俺が書いたのもその辺の事があるからです。

併し主体的に多数派形成して主導権を握っての政権を目指さねばならないってのは保守政党からの論理・視点で必ずしもそれでないと駄目ってのはちょっと一方的な考え方かもとも思います。

あと,元々の>>330-331の本文に関しては自民党を社会主義だと云うのは矢張り抵抗がありますね。
自民党の共有する明治時代への郷愁,政友会以来の地元への利益導入は矢張り保守だし,寧ろ明治政府の藩閥官僚以来の計画執行能力に長けた官僚主導の統治機構に乗っかるしかなかった様に自民党自身には利権配分機能は有ったけど行政統治機能は無かったと云う事であったのかなと云う印象です。

338名無しさん:2009/10/27(火) 19:18:19
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091027/crm0910271830028-n1.htm

民主党本部に木刀男 建造物侵入容疑で現行犯逮捕
2009.10.27 18:50

このニュースのトピックス:脅迫・強要
 27日午後4時45分ごろ、東京都千代田区永田町の民主党本部で「男が棒のようなものを振り回している」と110番通報があった。男は現場に居合わせた警備員2人に取り押さえられ、建造物侵入の現行犯で逮捕された。

 警視庁麹町署によると、男は自称山梨県居住のアルバイト、相川哲一(てつひと)容疑者(24)。容疑を認め、「民主党をやっつけたかった」という趣旨の供述をしているという。逮捕当時、男は長さ約50センチの木刀のようなものを持っていた。

339名無しさん:2009/11/12(木) 21:26:33
「保守」に絡めて、何となく思いついたことをつらつらと書いてみます。

都市で監視カメラの増強が行われると、左派系の学者や市民団体が、
「監視社会・管理社会・統制社会だ。オーウェルの「1984」と地続きであることを警戒しなければならない」
というのが定番であるように思います。

たしかに「自由⇔統制」という軸で見れば保守的な事象であるのかもしれません。
ただし、監視カメラ等の設備なしに防犯を行うとしたら、
田舎的・閉鎖的な相互監視社会の復活、となってしまうように思います。
そっちもずいぶん「保守」的な話です。
(自分の身は自立自存で守るべきという立場もあるかもしれませんが公助共助の否定という意味では
ネオリベ的保守とも言えそうです)

私個人はどちらかといえば自分を左派だと思っていますが、
粘着質の相互監視社会が復活するくらいなら、
自由を切り売りしても、監視カメラでの防犯を望んでしまいます。

以上は左派の学者や市民団体がどういう対案を出しているか調べもせずに書いてしまいました。
教育などで犯罪者が生まれないようにすべき等のそもそも論に逃げないとすれば、
自由な社会の維持のために必要なコストとして・社会貢献として、
自主的な防犯活動(ボランティアでの夜回り・声かけなど)を行うのが成熟社会だ、というような論調なんでしょうか。

(保守や左派は相対的なものだ、といったことを書くつもりはなかったのですが、
思考の流れを披瀝していったらそんな感じになっちゃいましたね……)

340名無しさん:2009/11/28(土) 13:43:37
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091127/stt0911271149006-n1.htm
千葉法相、「反日集会」に祝電 参院議員として送った
2009.11.27 11:48

このニュースのトピックス:国籍法
 千葉景子法相は27日の閣議後会見で、慰安婦への補償や、永住外国人への地方参政権付与を求める市民集会に祝電を送ったことを明らかにした。その上で、法相として集会の内容に賛意を示したことにつながるとの指摘については「参院議員ということで対応した。そういうことは決してない」と述べた。

 また、千葉氏は祝電を送った理由を「まったくこれまでの議員としてのお付き合い。ご無礼がないように儀礼的にお出しをしたもので、それ以上のことはない」と説明した。

 集会は21日に川崎市内で開かれた「川崎・富川(ぷちよん)市民集会」。「過去を変えるな、未来を変えよう!」をテーマに韓国・富川市の市議を招き、民主党の川内義博参院議員も祝電を送った。開催趣意書によると、富川市議会は9月に「日本軍『慰安婦』問題解決を促す決議」を採択。決議には姉妹都市である川崎市への働きかけが盛り込まれている。

341とはずがたり@自己転載:2009/12/16(水) 04:00:02
民主政権スレに投下しちゃったけどこっちだな。

1728 名前:とはずがたり[] 投稿日:2009/12/15(火) 00:13:19
神道懇談会と真・保守政策研究会の面子きぼーん。

天皇会見に批判相次ぐ=自民
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;rel=j7&amp;k=2009121400837

 天皇陛下と中国の習近平国家副主席の会見が特例的に設定された問題をめぐって14日、自民党などから鳩山由紀夫首相らの対応を批判する声が相次いだ。
 自民党の谷垣禎一総裁は同日、談話を発表し、「小沢一郎民主党幹事長が自己の権威を顕示する目的があったとすれば、許し難い暴挙だ」と批判。鳩山由紀夫首相とともに責任を追及していく考えを示した。
 また、自民党や無所属議員による神道政治連盟国会議員懇談会(会長・安倍晋三元首相)など3団体は、国会内で共同記者会見を開いた。真・保守政策研究会の平沼赳夫最高顧問は「小沢氏の強権で認めたことが明らかになってきた。国民各界各層が反対を表明しないといけない」と語った。 
 会見に先立ち、神道懇談会と同研究会は国会内で相次いで会合を開き、内閣総辞職と陛下と習氏の会見中止を求める決議文をまとめた。いずれの会合も約20人が出席した。(2009/12/14-20:19)

342 ◆sn2EOyFHzg:2010/01/24(日) 01:36:11
小沢一郎スレに寄せたレスを転載した上で、ヨーロッパ型イデオロギー判定サイトの和訳を貼り付けます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1191664843/269

保守思想にも色々な潮流がありますので、具体的にどの類型の保守思想と特定しない限り、論者の間で思い描いている保守思想の中身が異なって議論が噛み合わないということになりそうです。
その際、政治と経済の2軸で分類するポリティカルコンパスよりも、外交・安保、経済、社会・文化の3軸で分類した方が正確な理解に繋がると自分は思います。

例えば一口に「アメリカ的保守」と言っても、外交・安保軸と社会・文化軸では政府の強大な権限と介入を認めつつも経済軸では市場重視の共和党主流派の保守と、3軸全てにおいて政府の介入を排除するリバタリアンでは様相がかなり異なります。
また西欧のキリスト教民主政党やサッチャー以前の英国保守党にあるような、社会・文化軸では伝統と道徳重視だが経済軸では温情主義的で、外交では現実主義的というようなヨーロッパ型保守もある訳です。

個人的にはアメリカの「保守−リベラル」型イデオロギー分類は世界的にもかなり特異なタイプだと思いますので、それに基づくポリティカルコンパスよりもヨーロッパの伝統的なイデオロギー分類も基づく↓のサイトの方が好みです。
http://selectsmart.com/FREE/select.php?client=Polphil
問題は英語のサイトということですが……(汗)
以前和訳を作ったので希望があればどこかにアップします。

ヨーロッパ型イデオロギー分類の問題点は東アジア型開発政治をうまく射程に収められないことですね。
まあイデオロギーに限らず福祉国家の分類でも東アジアは欧米の類型にうまく当てはまらないので、社会科学の課題なんでしょうけど。

343 ◆sn2EOyFHzg:2010/01/24(日) 01:39:47
◆和訳者による前口上

 SelectSmartという海外の何でも判定サイトの政治カテゴリーにある、European Political Ideologies Selector(欧州版政治イデオロギーテスト、Douglas Dowell作成)を和訳付きで紹介します。

 以前、ネット界隈で「日本版ポリティカルコンパス」やYahoo!の「政治ポジションテスト」といった、自分の政治的・経済的立ち位置(いわゆるイデオロギー)を判定するテストが話題になったことがありました。これらのテストは2次元の座標軸に結果をプロットすることで各自の立場を比較可能な数値で表すことに成功していますが、設問や解説に若干の混乱が見られることや*、同じグループ内にある微妙な立場の違いや政治(思想)的文脈を掬い取ることができないなど、個人的にしっくり来ない部分がありました。

 その点、European Political Ideologies Selectorは2×2のマトリックスではなく、記述的なカテゴリー(ファシストや社会民主主義など)との近さをランキング方式で判定することで、各自の考え方が既存のどのイデオロギーと親和的かを分かりやすく把握することができます。このため「ポリティカルコンパス」や「政治ポジションテスト」では「リベラル左派」に括られてしまう社会民主主義・古典的社会主義・共産主義はそれぞれ区別されますし、ファシズムやアナーキズムなど通常のテスト結果では表現されない極端な政治的立場も反映されます。また、(「社会主義」と「自由主義」といった)一見相容れないと思われるイデオロギー陣営も実は(「社会民主主義」と「社会的リベラル」のように)特定の下位カテゴリーにおいては非常に近しい、というような思想的近接性もテスト結果に反映されます。

 このように、European Political Ideologies Selectorは従来の政治テストを補完する玄人好みの特徴を持っていますが、元が英文ということもあって日本では全く知られていません。このまま埋もれさせておくのには勿体ない代物なので、ここで和訳を付けて紹介することにしました。


* 「日本版ポリティカルコンパス」の場合、政治的考え方に関する設問について55年体制的な「保守-革新」対立軸(憲法・靖国・天皇など、政治体制をめぐる争点)とアメリカ的な「保守-リベラル」対立軸(ジェンダーや人権など、文化的価値観と個人の自由をめぐる争点)が混在し、概念に混乱に見られる。「政治ポジションテスト」の方は単純かつ明瞭に出来ているものの、各グループに属する政治家の例示があまりに大味すぎてテスト結果の参考にならない点が玉に瑕。

344 ◆sn2EOyFHzg:2010/01/24(日) 01:41:53
◆作成者による前書き

 Most political quizzes are geared to an American audience. "Liberal" means left, "Conservative" means right, and a whole range of European positions don't exist. This selector is intended to rank political philosophies and their subsections for you in European terms. In order for this quiz to work properly, answer with the longer term and general principles in mind. In other words, if you believe in the abolition of the private sector, answer on that basis even if you have a thousand-year timescale in mind! For those who wish to know my bias, I came out as a "social liberal".

 ほとんどの政治テストはアメリカ人を対象に作られています。「リベラル」は左派、「保守」は右派を意味し、数多くのヨーロッパ的な政治的立場がごっそり抜け落ちています。このテストは様々な政治哲学やその下位区分をヨーロッパの用法に則ってランク付けし、その中のあなたの立場を明らかにするものです。このテストを受けるに当たっては、長期そして一般的な原理原則を念頭に回答してください。つまり、仮に「民間セクターの廃止」という信条を持っているのなら、それが千年単位(!)のスケールの話であったとしてもその原則に従って回答してください。なお作成者のバイアスについて告白すると、私(作成者)は「社会的リベラル」という結果が出ました。


◆回答方法

 まず入力ページを開いてください。質問は合計で24(+1)問あります。まずプルダウンメニューから「I agree(賛成)」「I disagree(反対)」「Not Sure(どちらでもない/意見なし)」のいずれかの回答を選びます。その次にそれぞれの質問について「What priority do you place on your selection above? (この回答をどれくらい重視していますか?/どれくらいのプライオリティを与えますか?)」という設問があるので、これに対する回答をスクロールバー(実際には5段階評価のようです)で入力します。

 全部入力が終わったら「CLICK FOR RESULTS」という黄色いボタンをクリックすれば結果が表示されます。(「Predict Your Result」というプルダウンメニューから自分の結果を予想してみることもできますが、あくまでオプションです。)

345 ◆sn2EOyFHzg:2010/01/24(日) 01:49:06
◆質問

1. The individual is a more important unit than the class, nation or any other group.
 個人は階級、国民、その他いかなる集団よりも重要な単位である。

2. Compromise is not desirable in itself - it is only acceptable as a "least bad" option.
 妥協はそれ自体としては望ましいものではない。「一番悪くない(最もマシ)」な選択肢としてのみ許容できる。

3. Freedom is endangered by so-called "social" rights (e.g. the "right" to healthcare).
 自由はいわゆる社会権(例・医療を受ける権利)によって脅かされている。

4. The smaller the state, the freer the people.
 政府(国家)が小さければ小さいほど人々は自由である。

5. Absolute economic equality is a valid aim.
 絶対的な経済的平等は正当な目標である。

6. "That government is best which governs not at all."
 「最良の政府とは全く統治しない政府である。」

7. Marriage between a man and a woman is, in principle, preferable to cohabitation of any kind.
 原則として、男女間の結婚はいかなる種類の同棲(内縁関係)よりも好ましい。

 ※注: この場合の「同棲」は男女間に限られないと考えられます。

8. Representative democracy is the best system of government out of the alternatives we have.
 我々が有している選択肢の中で、代表民主制(代議制民主主義)が最良の政府形態である。

9. Globalisation is, overall, an undesirable phenomenon.
 全般的に、グローバリゼーションは望ましくない現象である。

10. A number of checks and balances between several different institutions is a desirable feature of government.
 政府諸機関の間にチェック・アンド・バランス(抑制と均衡)の仕組みを張り巡らせることは統治機構のあり方として望ましい。

11. Environmental conservation is absolutely central to our well-being, and is at least as important as economic issues.
 環境保護は我々の幸福(well-being)にとって枢要であり、他の経済的問題と少なくとも同じくらい重要である。

12. Economic growth is not necessarily a desirable phenomenon.
 経済成長は必ずしも望ましい現象ではない。

13. Religion should be actively protected by government.
 宗教は政府によって積極的に保護されるべきである。

346 ◆sn2EOyFHzg:2010/01/24(日) 01:49:16
14. It is wrong, a priori, for the private sector to be directly involved in the provision of public services.
 民間セクターが公的サービスの供給に直接的に関わることはアプリオリに間違ったことである。

 ※注: 「アプリオリに」=「具体的事例にかかわらず、原則的に言って」という意味合いです。

15. It is preferable, a priori, for the private sector to be directly involved in the provision of public services where possible.
 可能であれば民間セクターが公的サービスの供給に直接的に関わることは、アプリオリに好ましいことである。

16. Individual rights do not come before individual responsibilities.
 個人の権利は個人の義務に先立たない。(個人の義務があっての個人の権利である。)

17. Free trade is fair trade.
 自由貿易は公正な貿易である。

18. "Deregulation" is just management speak for cutting back on workers' rights.
 「規制緩和」とは単に経営者が労働者の権利を削減する方便に過ぎない。

19. Crime is not primarily a result of economic or social conditions or lack of education, and is best dealt with by retribution and/or deterrence.
 犯罪は本来、経済的・社会的環境や教育の欠如の結果などではなく、報復や抑止によってこそ最も効果的に対処できるものである。

20. Political power should be exercised at the lowest effective level.
 政治的権力は実効的な最も低いレベルで行使されるべきである。

 ※注: 「最も低いレベル」とは「最も身近なレベル」と考えてよいと思われます。地方分権や市民自治を想定した設問でしょう。

21. Racial and gender equality should be promoted by government.
 人種的平等やジェンダーの平等は政府によって推進されるべきである。

22. The number of people entering developed countries should be curtailed.
 先進国にやってくる人の数を減らすべきである。

23. When change occurs, it should be gradual and should fit with existing conditions.
 変化が起きる場合、それは漸進的かつ既存の条件と適合する形で起きるべきだ。

24. Third World Debt should be cancelled.
 発展途上国の債務は帳消しにされるべきだ。

Lastly, aside from your interest in Politics & Government, which describes you best?
 最後に、あなたは下のどのグループに当てはまりますか?

 ※注: 年齢と性別を選択。

347 ◆sn2EOyFHzg:2010/01/24(日) 01:54:13
◆各イデオロギーの解説

 以下の結果はアルファベット順にならんでます。(原文省略)

Anarcho-capitalist
 あなたは 【無政府的資本主義者】 です。無政府的資本主義者は「最良の政府とは最小の統治を行う政府である」というジェファーソン的な信念を発展させ、「最良の政府とは全く統治しない政府である」と考えます。無政府的資本主義の理論によれば市場は個人の行動を規制する存在として政府に取って代わることができるとされます。(その帰結として私的裁判所、民間警察などに至ります。)

Anarcho-communist
 あなたは 【無政府的共産主義者】 です。無政府的共産主義者は共同生活を営む分権的な小集団に基づいた国家(政府)無き社会を目指しています。

Christian democrat (in the UK, "One Nation conservative")
 あなたは 【キリスト教民主主義者】 です。(イギリスでは「一国保守主義者」となります。)あなたは安定と義務という通常の保守的信念を共有してはいますが、そのような義務の中には「富める者にはより恵まれない者を助ける責任がある」というものも含まれると信じています。あなたは社会的には保守的でしょうが、(経済的には)国家が一定の公的サービスを供給する混合経済を支持しています。キリスト教民主主義は第2次世界大戦後、1870年代に端を発するより教条的なカトリック政党を引き継ぐ形で興隆しました。

Classical socialist
 あなたは 【古典的社会主義者】 です。古典的社会主義者は結果の平等という原則を信じており、これは平等性の拡大(例・かつての英国労働党)を意味することもあれば可能な限りの絶対的平等を意味することもあります。しかしながら、あなたは単に公的サービス(公共交通・保健医療など)だけではなく産業の「要衝」(例・鉄鋼)をも傘下に収める、膨大な公的セクターを信じています。個人的道徳についてのあなたの考えは一般的に言ってかなり寛容でしょうが、この政治的グループの内部でかなりの相違が見受けられます。

Communist
 あなたは 【共産主義者】 です。あなたは(少なくとも理論的には)所得の絶対的平等を信じています。そして、資本主義体制そのものに反対しています。あなたは市場経済を廃止し労働者―通常は国家を意味しています―が経済の礎を統制するシステムに置き換えることを望んでいます。個人的道徳についての考えは人によって変わります―伝統的な共産主義者はより権威主義的ですが、現代の「ユーロコミュニスト」はリベラルな傾向があります。

Ecologist or Green
 あなたは 【環境保護主義者】 ないし 【緑(グリーン)】 です。あなたは現代において我々にとっての唯一にして最大の課題は自然環境への脅威だと信じており、自然を保護するためにラディカルな行動を取らねばならないと感じています―人類の啓蒙された自己利益のため(いわゆる「浅い環境保護主義」)であれ、(よりラディカルに)人間を中心的な種と捉えずに、生態系の全体の観点から(いわゆる「極端な環境保護主義」)であれ。

348 ◆sn2EOyFHzg:2010/01/24(日) 01:54:39
Fascist
 あなたは 【ファシスト】 です。あなたは権威主義的な社会的価値観を伴ったネイションへの強い信条と、他者に自分の考えを押し付ける意思とを併せ持っています。あなたは移民に強く反対し、それと戦うために過激な行動を取ることを厭いません。

Libertarian conservative
 あなたは 【リバタリアン保守】 です。あなたは自由市場こそが経済活動を組織する最良の方法であると考えていますが、これと共に権威と義務というより伝統的な社会的価値観への固執も併せ持っています。

Market liberal
 あなたは 【市場リベラル(自由主義者)】 です。あなたは伝統的な自由への信念―「積極的自由」ではなく、「消極的自由」―を頑なに守っています。つまり、最小限の国家こそが自由の一番の保証人である、ということです。従ってあなたはレッセフェール的経済政策を支持し、社会的問題についてもかなり寛容でしょう(ただし、社会的リベラルほどは熱がこもってない)。

Social democrat
 あなたは 【社会民主主義者】 です。他の社会主義者同様、あなたは経済的により平等な社会を信じていますが、計画経済なる発想は一切投げ捨てました。あなたは国家が特定の重要サービスを供給し、社会全体の福利のために市場の生産性を活用する、という混合経済を信じています。社会民主主義者の多くは社会的リベラルと区別することが難しく、両者とも寛容な社会観を共有しています。

Social liberal
 あなたは 【社会的リベラル(自由主義者)】 です。全てのリベラル(自由主義者)同様、あなたは(政治の)中心的な目的として個人の自由を信奉しています。ただし、あなたは経済的機会・教育・医療などの欠如も抑圧的な国家と同じくらい自由を害すると信じています。それゆえ、一般的に社会的リベラルは人権と市民的自由を最も声高に擁護する人々であり、また、混合経済と、公共サービスの供給を通じて人々の市民的自由や社会権を保障し能力を伸ばすような国家を支持しています。

the Third Way
 あなたは 【第3の道】 を信奉しています。「第3の道」はなかなか漠然とした概念ですが、経済的効率(すなわちある程度の介入を伴った市場経済)と社会的責任を両立させるという考えに基づいています。その焦点は総体としてのコミュニティに力が置かれており、必ずしも平等それ自体ではありません。「第3の道」信奉者の社会的価値観は穏健から保守まで広がっていますが、最近は様々な社会的争点でタフな姿勢を取ることを厭わなくなっています。

349 ◆sn2EOyFHzg:2010/01/24(日) 02:05:17
>>343-348
以上です。長文連投、失礼しました。

ちなみに自分の結果は1位「social liberal」、2位「Third Way」でした。
ありがちと言えばありがちな結果ですが……。

今読み返してみて思いますが、この判定サイト、世界史的な文脈の中に自分を位置づけるのには役立ちますが、現代日本の政治状況に照らして考えるのには今一つですね。
やはり平成の日本政治にとって最大の対立軸は、自民党一党優位の下で築かれた戦後日本の政治・行政・経済体制を維持するのか改革するのかにあると思うので。

350おま天:2010/01/24(日) 03:39:39
>◆sn2EOyFHzg
お疲れ様でした。早速、私もやってみました。
リベラリストを自認している私ですが、その通りの結果になりました。

1位 social liberal
2位 social democrat
3位 ecologist or green
4位 classical socialist
5位 communist
6位 Third Way

日本では左派とリベラルが混同されがちですが、
それを明確に区別しようとするような選択肢がチラホラありますね。
3や5は特にそういうものを感じました。

351とはずがたり:2010/01/24(日) 12:54:02
あざーっす。
貼り付け乙でした〜ヽ(´ー`)/

自分じゃあ第三の道かと思ってたんですけどね〜。まあ(良く管理された)市場への信認は高いっす。

1位 a market liberal
2位 a libertarian conservative
3位 a social democrat
4位 a social liberal
5位 a Christian democrat
6位 an anarcho-capitalist
7位 the Third Way

352新党日本支持者:2010/01/25(月) 01:13:02
やってみました。social liberal と social democrat が上に来たのは良いのですが、
anarcho-capitalist が2位という結果には驚きました。
自分自身は社民主義に近い左翼リバタリアン(世界に政党がほとんど無い)のつもりですので、古典的自由主義や最小国家論より右な無政府資本主義とは・・・笑
個人主義のウェイトを上げすぎたからでしょうか^^;

1位 social liberal
2位 anarcho-capitalist
3位 social democrat
4位 Third Way
5位 communist
6位 ecologist or green
7位 market liberal
8位 classical socialist
9位 anarcho-communist
10位 fascist
11位 libertarian conservative
12位 Christian democrat

353神奈川一区民:2010/01/26(火) 19:27:01

1位 social liberal
2位 ecologist or green
3位 Christian democrat
4位 social democrat    
5位 Third Way
6位 market liberal
7位 anarcho-capitalist 
8位 libertarian conservative 
9位 fascist 
10位 anarcho-communist
11位 classical socialist
12位 communist

自分はこんな感じです。

354新党日本支持者:2010/01/27(水) 21:56:55
>>342
>外交・安保、経済、社会・文化の3軸で分類した方が

イスラエルの政界が見事にこの3軸中心ですよね。
外交軸重視の政党が、タカ派のリクード、中間派のカディマ、ハト派の労働党、超ハト派のメレツと共産党、
他にアラブ系の穏健派政党と過激派政党があって、外交軸系の政党が主たる地位を築いていますね。

一方、社会・文化軸の主張を掲げる党がキャスティングボートを握ることも多いので、
特に正統派の支持を受けたシャス党が代表例でしょうか。
一般に外交超タカ派に分類されやすいリーベルマンのイスラエル我が家は、
僕個人としては、反シャスでリバタリアン系(特に社会リベラルの主張が最優先)のシヌイを以前に支持していた層が、
移行してきたものと見ていまして、外交タカ派ではなく、社会・文化軸の社会リベラルに分類したいです。
ロシア系移民の支持を受けていて親露であったり、単純な外交タカ派(通常は親英米派が多い、リクードなど。)
と看做すには無理があるような気がします。

外交系、あるいは社会・文化系軸に比べると、経済軸を最重視する政党が目立ちませんね。
もっとも、労働党、メレツなどハト派政党の多くが社会民主主義を掲げていますが、
かといってリクードが小さな政府派でもないし。

ほぼ消滅したシヌイは、社会・文化の社会リベラルを第一優先にしながら、
経済的に小さな政府を同時に掲げていたので、古典的自由主義というか、王道的リバタリアン政党だったと思います。
ここで言うマーケットリベラルとはかなり近いが、より重視する政策が逆、ということになりますか。

【市場リベラル(自由主義者)】 …優先政策は経済的に小さな政府。社会・文化面での寛容政策も掲げる。
【イスラエル旧シヌイ党】…優先政策は社会・文化面での寛容政策。小さな政府をも目指す。

355新党日本支持者:2010/01/27(水) 22:12:22
キリスト教民主主義と言うのは知らなかったので興味深いですね。
欧州のキリスト教民主同盟などが該当するのでしょうか。

アメリカのキリスト教根本主義・ファンダメンタリスト達との違いは、
社会・文化軸においてそこまで過激で教条的ではないということと、
経済においては福祉国家寄りであるという感じでしょうか(米キリスト教保守は小さな政府志向)。

アメリカでは、おそらくカトリック層がこれに近いでしょうね。
南米のカトリック社会主義“解放の神学”とまではいかなくても
カトリックには元来経済面での福祉国家的傾向があったと思いますし、
一方で、中絶反対など一部の政策ではプロテスタント系根本主義と共闘することもあり、
バチカンに緩やかに統制されていることから、極端な主張は出にくいと。

一方プロテスタントは同性愛者による団体もあったりで、
極保守派からウルトラリベラル派まで幅が広いようですね。
また、米ではユダヤ教徒も改革派(リフォームド)が8割を占めていることから、リベラルな傾向が強いとのことです。
ここの分類で言うと【社会リベラル】兼【市場リベラル】または【社会リベラル】兼【社会民主主義】に該当するのでしょうが。

リバタリアニズム関連については、
【市場リベラル】は経済優先のリバタリアン。
【社会リベラル】兼【市場リベラル】は経済より社会文化軸の寛容性を重視するリバタリアン、
【社会リベラル】兼【社会民主主義者】 または【社会リベラル】兼【古典的社会主義者】を左翼リバタリアンとするのが
分かりやすいと思いますがどうでしょうか?

左翼リバタリアンについては、台湾民進党が該当すると聞いたことがあります。
元党首はリベラルという言葉を多用していたので(方向性は似かよるとも)厳密に該当するか自身がありません^^;
欧州では単に断り無くリベラルと言えばリバタリアニズムのことを指すはずなので、欧州的思想理解になっていたのかもしれませんが。

356 ◆sn2EOyFHzg:2010/01/28(木) 02:05:37
>>355
キリスト教民主主義というのは、ドイツのCDU/CSUとか、オランダのCDA、イタリアの旧DCとかですね。
かつてのドイツ中央党のようなカトリック政党が源流ですが、ドイツやオランダだと教派を超えた政党になってます。
仰る通り社会・文化軸では教条的ではなく経済においては福祉国家寄りです。

左翼リバタリアンという用法は欧米では見受けられるようですね。
具体的な政党でいうとドイツの緑の党がそれに当たるようです。
古い組合体質に嫌気がさした学生活動家たちがSPDを飛び出して結成した政党なので、環境問題に限らず個人のライフスタイルの自由を掲げる辺りがリバタリアンとされるそうです。

>欧州では単に断り無くリベラルと言えばリバタリアニズムのことを指すはず

リバタリアニズムというか、古典的自由主義(市場リベラル)ですね。
最近の日本人がアメリカに影響されて使う「リベラル」は社会的リベラルの方で、その感覚でヨーロッパの新聞等を読むと混乱します。

余談ですが、上の「市場リベラル」と「リバタリアン保守」(いわゆるアメリカ共和党主流派的な保守)の区分に則ると、近年の自民党的「保守」内での小泉純一郎の特異性が際立つ気がします。
小泉と安倍晋三ら清和会系保守議員はよく「ネオリベ」などと一緒くたにされますが、安倍らが経済における構造改革路線だけでなく特定の道徳観や価値観を国民に押し付けようとしていたのに対して、小泉は社会・文化面では意外なほど淡泊だったように思います。
安倍が「リバタリアン保守」だとすれば、小泉は日本では珍しい「市場リベラル」なのかなと。

357新党日本支持者:2010/01/28(木) 23:56:21
>>356
>ドイツの緑の党

すごいw
ただの環境政党としか思っていなかったのですが、かなり濃いリバタリアン色出てますねー。
普通の社会民主主義では、マリファナ解禁までは行かないですものねぇ。

緑の党 (ドイツ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%91%E3%81%AE%E5%85%9A_(%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84)

>マリファナ使用の自由化、ゲイとレズビアンの権利の向上、自由主義教育や育児を主張した。


僕は今まで英独では自由民主党が主たるリバタリアニズムの
担い手だと思っていました。

リバタリアン党
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E5%85%9A

>リバタリアン党の名称を用いないが同様の政策を採る政党がある。
>自由民主党 (ドイツ)


>安倍と小泉

小泉みたいな小さな政府主義って、政党単位ではあまり存在しないですよね。
新党日本やみんなの党は無駄の排除や効率化を謳ってはいるものの、弱者福祉も強く掲げている為、
「第三の道」的だというイメージがあります。国新も大地も平沼Gも経済左派ですよね。

そういや安倍って、社会・文化軸では保守ですが、
以外に親中親韓派ですよね。
就任後すぐ、訪韓訪中して首脳会談してたし。

兄貴が確か三菱商事の中国支社長であったり、
父の晋太郎や祖父の岸信介の、韓国保守派との人脈が生きてるのかもしれませんね。

358建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/01/28(木) 23:58:19
>>357
おい、一緒にがんばるぞ

359新党日本支持者:2010/01/29(金) 00:02:46
そういえば、アンソニー・ギデンズの「第三の道」は、
昔読んだのですが、結局何が言いたいか分かりませんでした。
リバタリアン入門の方は、森村本、副島本共に分かりやすかったのに><;

一応、「中規模の政府、中程度の福祉」という理解でいいのでしょうか。
それとも新党日本やみんなの党のように、
それなりに手厚いセーフティーネットを効率的に行おうと言う公正公平さ重視な方向なのかな。

360新党日本支持者:2010/01/29(金) 00:04:39
>>358
>おい、一緒にがんばるぞ

らいおんちゃんも、◆sn2EOyFHzg さんの
欧州版政治イデオロギーテストやってみてよw

http://selectsmart.com/FREE/select.php?client=Polphil

361新党日本支持者:2010/01/29(金) 00:09:20
1位がFascistとかにならないようにね^^;

362とはずがたり:2010/01/29(金) 00:25:26
>>357
>緑の党 (ドイツ)
>マリファナ使用の自由化、ゲイとレズビアンの権利の向上、自由主義教育や育児を主張した。
へぇ,知りませんでした。
日本の社民党も一皮剥けてこんな感じの政党に成ればいいのに。。

363新党日本支持者:2010/01/29(金) 00:51:31
大麻解禁やセクシャルマイノリティの人権擁護には僕も賛成です

364新党日本支持者:2010/01/29(金) 23:52:38
らいおんちゃんが答えたらこういう結果になるだろうなーと、
勝手に予想してみた^^;
早く本人の回答結果が見たいな〜w

1位 fascist
2位 Christian democrat
3位 libertarian conservative
4位 Third Way
5位 classical socialist
6位 communist
7位 social democrat
8位 ecologist or green
9位 market liberal
10位 anarcho-communist
11位 social liberal
12位 anarcho-capitalist

365新党日本支持者:2010/01/30(土) 00:26:37
>>357
>小泉みたいな小さな政府主義って、政党単位ではあまり存在しないですよね。

すみません、これ訂正します。
よく考えると、かつての小沢自由党や旧民主党は、
小さな政府的な政策を掲げていたような記憶があります。

366新党日本支持者:2010/01/31(日) 01:40:33
穢い図ですが、一応作ってみました。
こんな理解でよろしいでしょうか?そりゃ違うだろ、等ツッコミあると嬉しいです^^;

           大きな政府          
              ⑤
              │
ラ             │   ④         ラ
イ             │       ⑩     イ
フ        ③    │             フ
ス             │             ス
タ⑦――――――――⑫――――――――⑪タ
イ             │             イ
ル             │             ル
統             │             放
制             │             任
的    ⑧       │     ⑨       的
              │            
              ↓            ①
           小さな政府


無政府的資本主義者・・・①
無政府的共産主義者・・・?
キリスト教民主主義者・・・③
古典的社会主義者・・・④
共産主義者・・・⑤
環境保護主義者・・・?
ファシスト・・・⑦
リバタリアン保守・・・・⑧
市場リベラル・・・⑨
社会民主主義者・・・⑩
社会的リベラル・・・⑪
第3の道・・・⑫

367新党日本支持者:2010/01/31(日) 15:07:56
少し加えてみました。

           大きな政府          
              ⑤
              │          ⑮
ラ    ⑭        │   ④         ラ
イ             │       ⑩     イ
フ        ③    │             フ
ス             │             ス
タ⑦――――――――⑫――――――――⑪タ
イ             │             イ
ル             │             ル
統             │             放
制             │             任
的    ⑧       │     ⑨       的
              ⑯         ⑬   
              ↓            ①
           小さな政府


無政府的資本主義者・・・①
無政府的共産主義者・・・?
キリスト教民主主義者・・・③
古典的社会主義者・・・④
共産主義者・・・⑤
環境保護主義者・・・?
ファシスト・・・⑦
リバタリアン保守・・・・⑧
市場リベラル・・・⑨
社会民主主義者・・・⑩
社会的リベラル・・・⑪
第3の道・・・⑫

最小国家論者…⑬
権威主義者…⑭
左翼リバタリアン…⑮
新自由主義者…⑯

368新党日本支持者:2010/01/31(日) 15:58:58
イスラエル版を作ってみました。
◆sn2EOyFHzg さんのおっしゃる外交・安保軸がイスラエルの政党にとっては
重要政策になっています。タカ派の中ではリクードがやや世俗、親露派のベイテイヌが超世俗、
一方、国家宗教党や国家統一党はタカ派かつ宗教保守です。
逆に、宗教保守色が強いシャスやトーラーユダヤ教連合は、そこまでタカ派ではありません。
アラブ系政党はイスラムナショナリズムを掲げるラアム・タアルと、
穏健派でリベラルなバラドや共産党(穏健派アラブ人とユダヤ人の党)があります。
消滅しましたが、市場リベラルでリバタリアン色・世俗食が強いのシヌイという党が第三政党であったことがあります。
この票はベイテイヌに吸収されたと思われます。
シヌイを除けば、経済軸では多くの政党が貧困層の福祉重視を掲げています。

            世俗主義          
               ↑            
            ⑪ │           ③
         ⑨    │              
              ④            
汎             │ ①           シ
ア    ⑫       │             オ
ラ ←―――――――┼――――②―――→ニ
ブ             │             ス
主             │             ト
義             │ ⑥       ⑦
               │             
  ⑧           │        ⑩
              │   ⑤
              ↓
            宗教保守


カディマ・・・①
リクード・・・②
イスラエル我が家(タカ派だが親露)・・・③
労働党・・・④
シャス・・・⑤
トーラーユダヤ教連合・・・⑥
国家統一党・・・⑦
ラアム・タアル(アラブ系宗教保守)・・・⑧
ハダシュ(共産党)・・・⑨
ユダヤの家(旧国家宗教党)・・・⑩
新党メレツ・・・⑪
バラド(アラブ系穏健派)・・・⑫

369新党日本支持者:2010/02/06(土) 13:49:37
この発言を見るとらいおんちゃんは意外とネットウヨでも無いのかな?

144 :建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/02/05(金) 02:03:33
また一人…日本人の「身勝手な正義」の犠牲となった外国人が出た。
朝青龍の引退、事の発端は…彼が強く成れば成るほど、日本愚民は
「悪役」のレッテルを張り…やれ「横綱の品格」だの「心・技・体」だのと
日本的幻想を押し付けて…で、決定的にしたのは「仮病サッカー事件」
だろうか…何が悪いのだ? モンゴル人が自分の母国為にした事を…
他国の日本愚民が非難するか? そのくせ自分達は…WBCなどで、
日本人が日本の為に参加しないと「大バッシング」する…。
やだ、やだ…だから日本人は、どこの国からも「快く思われない」んだよ…

370おま天:2010/02/06(土) 23:13:10
>>369
ネトウヨをキャラとして演じてただけのはずなんだけど、
そのキャラが癖になってやめられなくなってるっぽいのですよw
もうそろそろハッキリしろとも思うのですがねw

371とはずがたり:2010/02/06(土) 23:41:25
自分のネトウヨ性向が恥ずかしいのは理解出来る位賢いからキャラとして演じてただけを演じてる,かと思ってましたがw

372新党日本支持者:2010/02/07(日) 01:30:50
どちらにしろ香ばしい御仁なんですね^^;
これからの活躍にも期待ですw

373新党日本支持者:2010/02/12(金) 02:01:29
みんなの党より平沼Gの方が新自由主義寄りらしいです。
民主は、ちょうど巧い具合に中道、
自民は保守色を強め、幸福実現党や改革クラブに近づく始末。

民主に一番近いのは国新、次いで新党日本、みんなの党、共産党の順だとか。

「右」に寄り過ぎた自民党と、巧みなポジショニングの民主党
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-976.html

374新党日本支持者:2010/02/12(金) 02:02:45
(引用開始)

衆議院選挙の公示をいよいよ明日に控え、そろそろ大新聞の情勢調査の記事が出始める頃だと思う。選挙が公示されると、ブログに書ける記事にも何かと制約が生じ、自由に言いたいことが言える記事も、総選挙前では今日が最後になると思うので、思う存分書きたいと思う。当ブログ管理人は、今週後半にブログの夏休みをとる予定だが、その頃にはもう総選挙の流れは不動のものになっていることだろう。

今日は、先週の12日に公開された、「毎日jp」の「毎日ボートマッチ えらぼーと」に掲載された、各党の候補予定者の回答を分析した結果を公開したい。このところ当ブログはこの「えらぼーと」の話題ばかりだが、昨年夏に「毎日新聞叩きに反対するキャンペーン」の開始を宣言した当ブログらしいといえるだろう。当時話題になった毎日デイリーニューズの「エロ記事事件」自体は批判されて当然だが、城内実だの某経済評論家だのが、騒ぎに乗じて毎日新聞に言いがかりをつけて私怨を晴らそうとしたことは、不愉快きわまりなかった。

下衆たちのことはともかくとして、今回の「えらぼーと」の設問を最初に見た時は、正直言ってなんてシンプルというかプリミティブな設問なんだ、と思って拍子抜けしたが、各党の立候補予定者の回答見ていくと、予想外に党ごとの政策の差がはっきりと現れていることがわかってきた。特に、このところ立場が接近してきて違いがわからなくなった印象を受けていた自民党と民主党の差が、思っていた以上に大きいことには驚かされた。

「えらぼーと」の設問は20項目あるが、当ブログ管理人は、それぞれの設問について各政党の候補予定者の回答の平均を求め、それをもとに政党間の政策の距離を算出してみた。たとえば、憲法9条改正の是非を問うた第1問では、「改正賛成」に1点、「反対」に0点を割り振り、政党ごとの平均値を求めた。全員が改正賛成なら1点、全員が改正反対なら0点、両者が同数なら0.5点といった具合だ。こうして、全20問の設問に対応する各政党のポジションを決定し、各点間の距離を求めた結果を下表に示す。ここで距離は0から1の間の数値を取り、その値が小さいほど政党間の距離が近いことを意味する。

http://blog-imgs-29.fc2.com/c/a/p/caprice/200908171023349e6.jpg

375新党日本支持者:2010/02/12(金) 02:03:54
個々の設問について、各党のスタンスを順番に並べた結果は、『kojitakenの日記』のエントリ「毎日新聞「えらぼーと」への回答に見る各党のスタンス」にまとめたので、あわせてご参照いただければ幸いである。

なお、表でピンク色の表示は政党間の距離が近い(0.3以下)ことを示し、グレーの白抜き数字の表示は、政党間の距離が大きい(0.5以上)ことを示す。

一見してわかることは、民主党が中道右派から左派までをカバーする巧みなポジショニングをしていることで、連立相手に想定している社民党、国民新党、新党日本といずれも近い距離にあるだけではなく、共産党や「みんなの党」とも十分近い距離を保っている。ここで、社民党と共産党は民主党より左側、国民新党、新党日本、みんなの党は民主党より右側に位置するから、民主党は両者の中間にあって左右両方とも協調できる位置取りをしているといえるのである。

一方、自民党と距離が近いといえるのは平沼グループ(当ブログにおける呼称は「平沼一派」)だけであり、社民、共産の両左翼政党だけではなく、新党日本および新党大地とも距離が大きい。これは、左翼政党とはイデオロギーの対立があることに加えて、自民党が小泉構造改革に一定の評価を与えていて、製造業の派遣労働や最低賃金の引き上げに関して、大企業寄りのスタンスを露骨に示していることが、中道右派のうち特に新自由主義に批判的な勢力と距離が開いた理由と考えられる。自民党と民主党との距離も、思いのほか大きい。そんな中、自民党と平沼一派とは異様に距離が近いことが注目され、これは平沼一派が、看板のはずの郵政民営化反対さえ明確にできておらず、労働問題に関してもかなり大企業寄りで、かつ外交・安全保障問題に関しては自民党以上にタカ派的である(自民党よりやや右に位置する)ことが影響している。平沼一派から見ると国民新党ともっとも距離が近いことからわかるように、「郵政総選挙」でともに刺客を送られた出発点においては、亀井静香と平沼赳夫はごく近いスタンスにいたのだが、国民新党を結成して民主・社民との接点を探り続けた亀井静香と、自民党に恋々とこだわり続けていまだに新党結成にさえ至っていない平沼赳夫の差が、4年経ってどうしようもないほど大きく広がったといえる。民主党から見て一番距離の近い政党は国民新党であるのに対し、平沼一派は民主党より自民党との距離の方がはるかに近いのである。

376新党日本支持者:2010/02/12(金) 02:04:47
公明党は、本来は中道政党なのに、距離が近いと言えるのは「みんなの党」だけであり、これは自民党との連立に足を引っ張られている形だ。このことから予想されるのは、下野後の早い時期に公明党が自民党との提携を解消することである。権力を持っていない自民党など、公明党にとって何のメリットもないから、提携解消は当然だろう。

みんなの党は、民主党よりやや新自由主義寄りだが、思ったほどではなく、意外にも平沼一派の方がより新自由主義寄りだ。この党も、選挙後に政界再編でうごめくことは間違いない。平沼一派との距離も近いから、平沼一派を取り込んだ上で民主党の右派勢力に手を突っ込むことは十分考えられる。そのためには彼らだけでは力不足だが、おそらく橋下徹や中田宏らが彼らに加勢することになるだろう。また新党日本(回答者は2人)は事実上民主党と同じと考えて良いが、民主党より新自由主義と距離を置いている。新党大地はそれよりは右寄りで、まあ佐藤優と親しい鈴木宗男の北海道ローカル政党だからしょうがない。

注目されるのは、社民党と共産党の距離がきわめて近いことで、今回調べた政党(平沼一派を含む)間の66通りの組み合わせの中でも、突出して小さい0.12という値を示す。つまり、両党は実質的に同じ主張を持つ政党である。歴史的な経緯があってそれぞれ別の政党で互いに仲も悪いのだろうが、政党が分かれていることによって比例ブロックにおける議席の確保が困難になっていることを考えれば、両党は合流を検討するのが筋だと当ブログは考える。

最後に、改革クラブ(回答者は西村真悟1人だけ)と幸福実現党は、どうしようもない極右政党であって、お互いと自民党および平沼一派以外のすべての政党との距離が離れている。逆に言うと、こんなトンデモ政党と距離がさほど離れていない自民党や平沼一派が痛いともいえるわけだ。よくいわれる「二大政党制においては二大政党の政策は中道寄りになる」という説との対応を考えると、民主党はみごとにこの説に当てはまっているが、自民党は政策が右に偏り過ぎていて、それが中道やや保守寄りの人が多いと思われる無党派層の支持を得られない原因になっていると考えられる。逆に言うと、民主党のポジショニングが選挙に勝つ上では最適だったということで、これは、2006年4月の代表就任と同時に、かつて「自民党より過激」と言われた民主党の新自由主義志向路線を改めて「国民の生活が第一」路線を打ち出した小沢一郎の寄与が大きかったというほかない。小沢一郎は今年5月に代表の座を退いたが、辞任がまた民主党の支持を押し上げた。ある意味では、30日の総選挙は小沢一郎の政治生活の集大成といえるかもしれない。そうはいっても当ブログ管理人は小沢一郎に対しては一定の批判を持っているのだが、認めるべきところは認めるしかないという思いを強くしている今日この頃である。

(引用終了)

377 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/12(金) 12:45:36
今さらながら、やってみました。

1位 social liberal
2位 market liberal
3位 anarcho-capitalist
4位 libertarian conservative
5位 Christian democrat
6位 social democrat

07位 Third Way
08位 ecologist or green
09位 fascist
10位 classical socialist
11位 communist
12位 anarcho-communist

social liberal が上位になるのはとは板の主流としてw、自分は市場経済への期待値が高い、というよりも、
市場経済に介入・管理しようとする政府が嫌い、というのがよく分かりました。
それこそが日本の政治・経済の病原であり、>>349で述べられる「自民党一党優位の下で築かれた戦後日本の
政治・行政・経済体制」だと、私は捉えているので、その点が2-5位の自由主義万歳wに反映されたのかな、と。
とはさん>>351や新党日本支持者さん>>352も、同じじゃないのかな。

こういう各自の立つ位置を知るのは、コミュニケーションにとって有意義ですね。
コミュニケーションとは、各自の違いを認め合うことというのが、私の信念。

378新党日本支持者:2010/02/12(金) 23:00:07
>>377
僕の場合、
中道右派リバタリアン(古典的自由主義に近い)→左派リバタリアンという思想転向を経験してます。
経済的なものを除くと、リバタリアンが掲げる過激な個人主義の部分はいずれにせよ変わっていませんので、
社民主義の近辺のいわゆるリベラリストより突出した急進的な主張を一部で持っています。

設問で言うと、
“ 個人は階級、国民、その他いかなる集団よりも重要な単位である。”
“個人の権利は個人の義務に先立たない。(個人の義務があっての個人の権利である。)”
に強く賛成し、
“ 原則として、男女間の結婚はいかなる種類の同棲(内縁関係)よりも好ましい。”

“宗教は政府によって積極的に保護されるべきである。”
に思いっきり反対を付けちゃう訳です(笑)

そういった反愛国心・親個人主義的姿勢がアナルコキャピタリストに繋がったような気がします。

379新党日本支持者:2010/02/12(金) 23:02:04
ただ経済的な意味でのセーフティーネットはある程度公平公正かつ幅広く取りこぼしがないものを、とも考えていまして、
その意味で新党日本やみんなの党が掲げるベーシックインカムやミニマムインカムなんかに賛成しています。

ベーシックインカムの代わりに基礎年金・生活保護・失業保険・景気対策目的の公共事業・最低賃金制・公務員や
正社員への手厚い法的保護なんかは廃止できる(しても社会的に大きな問題にならないだろう)と思いますので、
経済的な中道右派の立場からでも、ベーシックインカムは支持するに足るとは思いますが・・・。

そう考えると、左派リバタリアンと思っていた自分ですが、
依然として思想的には古典的自由主義者(≒中道右派リバタリアン)の位置に留まっているのかもしれません^^;

田中康夫やホリエモン、ミルトン・フリードマンも、
むしろ小さな政府を実現するために、ベーシックインカムを推進していますし(次レスで引用します)。

◆ESPAyRnbN2 さんの問いかけをキッカケに
もう一度自分の思想を見つめ直す機会にめぐまれました。ありがとうございますm(_ _)m

380新党日本支持者:2010/02/12(金) 23:04:24
田中康夫の東京ペログリ日記リターンズ|Web SPA!
http://spa.fusosha.co.jp/spa0004/number00009657.php

(引用開始)

「額に汗して働くタクシーの運転手よりも、生活保護受給者の方が恵まれる逆転現象が生じ、
も一旦、受給資格を得た大半の方は、自らの意志で非受給者へと歩もうとはしていない残念な現実」を
脱却する最後の手段がベーシック・インカム、と述べた根拠に関しては、市内20万世帯の5%、即ち1万世帯近くが
生活保護世帯として「既得権益化」する尼崎市の実情を踏まえ、追って詳説。

(引用終了)

381新党日本支持者:2010/02/13(土) 00:32:47
>>378訂正します。

“個人の権利は個人の義務に先立たない。(個人の義務があっての個人の権利である。)”

には強いNoの立場です。
義務に関しては、リバタリアンライクに最小限という考えなので、
政治家が国民の道徳義務をコントロールしようという保守派と対立する立場です。

よく言う、「他人の自由を侵害しない範囲で最大限に認められるべき自由」の信奉者です。
ただ原理的にやると、肖像権や著作権、特許権なんかも否定されてしまうので、そこでの考えがまとまっていませんが^^;

382おま天:2010/02/13(土) 04:10:04
もう1回やってみると同時に、各グループとの一致度も読み取ってみました。
これってちゃんと1位の棒グラフの長さが100ピクセルになってるのですね。

1位 Social Liberal (100)
2位 Social Democrat (76)
3位 Ecologist or Green (76)
4位 Classical Socialist (36)
5位 Communist (36)
6位 Market Liberal (33)
7位 Anarcho-Capitalist (25)
8位 Third Way (22)
9位 Anarcho-Communist (12)
10位 Fascist (1)
11位 Christian Democrat (1)
12位 Libertarian Conservative (1)

>>350と微妙に順位が変わっていますが、似たようなものです。
上位と下位を見ると、一番近いのは新党日本支持者さんのようです。
たぶん個人主義のウェイトの高さが共通してるからだと思います。
若干の違いは新党日本支持者さんのほうが市場への信頼が
私よりやや高いことから来てるのでしょうね。

面白いと思ったのは私と新党日本支持者さんがそろって
Christian DemocratとLibertarian Conservativeへの
一致度が極端すぎるほどに低いという点です。

これは「社会−文化軸」において保守的価値観を
極度に嫌っていることが反映されてるのかもしれません。

ふと思ったんですが、浣腸氏がこれを真面目にやったら、
意外に私と近い結果が出そうな気がするのですよね。(苦笑
あの人、本音では大のネオリベ嫌い&個人主義者っぽいですので。

383新党日本支持者:2010/02/13(土) 23:06:30
>>382
>もう1回やってみると同時に、各グループとの一致度も読み取ってみました。
>これってちゃんと1位の棒グラフの長さが100ピクセルになってるのですね。

おお、これは気付かなかったです。
もう一度やってみようかな?

384新党日本支持者:2010/02/13(土) 23:31:19
もう一度やってみました。
今回は良く分からないものはNot Sureを多用し、
賛成反対の数を絞りました。その上で優先度を1・3・5のみにして答えた結果です・・・。

1位 social liberal(100)
2位 anarcho-capitalist(65)
3位 market liberal(57)
4位 Third Way(34)
5位 ecologist or green(34)
6位 social democrat(30)
7位 classical socialist(1)
8位 communist(1)
9位 libertarian conservative(1)
10位 fascist(1)
11位 anarcho-communist(1)
12位 Christian democrat(1)

前回やったよりも、新自由主義的結果が出てきて少しガッカリです^^;
これでも元共産党支持者なんですよ!ええ、本当に。

僕自身はかなり左寄りに答えたつもりなのですが、
設問14と15、17、18で公的機関の民営化と規制緩和、自由貿易
に肯定的な回答をしたのが原因かもしれません。
もちろん、小泉主導の郵政民営化には反対ですがw

3〜5はそれなりに左寄りに答えたはずなのになぁ・・・。
北欧型社民主義とか大好きなのに、social democratが前回の3位から6位に落ち込んでしまった><
マーケットリベラルが上に来てるし(汗

385新党日本支持者:2010/02/13(土) 23:40:42
これでもホームレスへの公的支援は不足していると思っているんですけどねぇ。

>>382
仰る通り、「社会−文化軸」において保守的価値観は確かに嫌いです。
キリスト教原理主義・イスラム教原理主義なんか狂ってるとしか思いませんし、
日本の保守原理主義者に至っては、夫婦別姓で家庭が崩壊するだの靖国は日本の伝統で首相の公式参拝が必要だの
日の丸を狂信的に愛せよだのジェンダーフリーバッシングだの
もういい加減にしろ!という感じです。

ですので、新党日本以外では社民党なんかが好きです。
国新は選択的夫婦別姓反対と取調べ全面可視化への消極姿勢で愛想尽きました・・・。

386 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/15(月) 16:17:43
欧州でいう左派というのは、政府の積極介入(福祉や富の再分配の点で)を求める傾向があるので、
それを嫌う(ように見える)新党日本やみんなの党の意見に近い新党日本支持者の場合、
自由主義の色合いが付いてしまうのかもしれませんね。

また、日本では小泉・竹中改革で破壊された(と言われる)権利は、自然権とも言える生命権、
とまでは言わなくても生存権の侵害を主張しているのが殆どなので、欧州では左派だろうが右派だろうが、
それは保護されて当たり前、と考えられているように思います。
欧州で言う行き過ぎた労働権ってのは、日本の労働環境と違いすぎますから。

387新党日本支持者:2010/02/16(火) 01:03:47
反応ありがとうございます。

確かに、両党の政策である最小限所得保障なんかは、ワーキングプア層にとっては収入増になるので、
経済左派的側面もあるのですが、基本的にミルトン・フリードマンが生活保護や年金を廃止する為の代替として唱えたものですしね。
現にホリエモンも同じ理由で支持していますし、小さな政府思考になるのでしょう。

僕自身は、基礎年金・生活保護・失業保険・景気対策目的の公共事業・最低賃金制・公務員や
正社員への手厚い法的保護を廃止する代わりに、月額数万円のベーシックインカムで取りこぼしの無いセーフティネットを構築し、
また、健康保険制度や障害者年金に関しては残すべきとの立場です。
過渡期の制度として、民主党の子供手当てなんかを支持していますが、本来手当てが必要な層は成人の低所得・非正規雇用層ではないかなと。

別の視点としては、セーフティネットをシンプル化することによって、
生活保護受給世帯とギリギリ受給できない世帯の逆転現象などの不公正・不公平を解消できるのではないか、
あるいは、同一労働同一賃金などの公正さ・フェアオープンな社会を志向する傾向があります。それで新党日本をプッシュしてます。

388新党日本支持者:2010/02/16(火) 01:06:25
>>386
>自由主義の色合いが付いてしまうのかもしれませんね。

参考までに、こう答えたんですよ。
他に経済右派・左派を分ちそうな項目ってありますかねぇ・・・。

3. Freedom is endangered by so-called "social" rights (e.g. the "right" to healthcare).
 自由はいわゆる社会権(例・医療を受ける権利)によって脅かされている。
→いいえ。ウェイト最大。最左派的回答。

4. The smaller the state, the freer the people.
 政府(国家)が小さければ小さいほど人々は自由である。
→いいえ。ウェイト最大。最左派的回答。

5. Absolute economic equality is a valid aim.
 絶対的な経済的平等は正当な目標である。
→いいえ。ウェイト最小。第三の道的回答?

6. "That government is best which governs not at all."
 「最良の政府とは全く統治しない政府である。」
→社会−文化軸では賛成、経済軸では反対だったので(典型的な社民主義者の考えだと思います)、Not Sureにしました。

14. It is wrong, a priori, for the private sector to be directly involved in the provision of public services.
 民間セクターが公的サービスの供給に直接的に関わることはアプリオリに間違ったことである。
→いいえ。ウェイト中。民営化そのものには反対しませんが、郵政民営化の例もあり、ウェイト大にはしませんでした。

15. It is preferable, a priori, for the private sector to be directly involved in the provision of public services where possible.
 可能であれば民間セクターが公的サービスの供給に直接的に関わることは、アプリオリに好ましいことである。
→はい。ウェイト中。

17. Free trade is fair trade.
 自由貿易は公正な貿易である。
→はい。ウェイト中。最小限の国内産業保護は必要な場合もあると思い、ウェイト大にはしませんでした。

18. "Deregulation" is just management speak for cutting back on workers' rights.
 「規制緩和」とは単に経営者が労働者の権利を削減する方便に過ぎない。
→いいえ。ウェイト中。十分なセーフティネットがあれば、規制緩和は望ましいと思います。

389新党日本支持者:2010/02/16(火) 01:08:04
>>386
>欧州で言う行き過ぎた労働権ってのは、日本の労働環境と違いすぎますから。

欧州の労働事情を詳しく知らないのですが、
どのようになっているのですか?
漠然と、北欧型労働社会にユートピア幻想を抱いていますが^^;

390おま天:2010/02/16(火) 01:46:56
>>388
こうして見ると新党日本支持者さんが私と比べて
経済軸で大きく右寄りというふうにも見えないですね。

ちなみに私のほうも少し書いてみます。
3. 4. → どちらも新党日本支持者さんと全く同じ
5. → いいえでウェイト最大(この点は私のほうが右っぽい?)
6. → いいえでウェイト最大
14. → 答えるたびにウェイトが微妙に変わりますが同じです
15. → 私はこっちもいいえにしてしまうんですね。ウェイトは中ぐらいです

17.と18.が私がとりわけ迷ってしまう選択肢で、
はいといいえが変わってしまうこともあります。
なので、いずれにしてもウェイトは低く答えています。

これよりもう少し経済右派寄り(2004年頃まではそうでした)に答えてみたりもしましたが、
その場合も2位がMarket LiberalになってAnarchro-Capitalistにはならなかったですね。
ただ、4位ぐらいに上がってきてはいました。

391新党日本支持者:2010/02/17(水) 22:14:36
原因が分かりました。
冒頭の問いで、ウェイト大にして個人主義的に答えた上で、
他を全て「分からない」にすると、 market liberalとsocial liberalとanarcho-capitalistの値が
均等にMAXになりました。
個人は最も重要だ、という問いが福祉否定のニュアンスをもっているようですね。

1. The individual is a more important unit than the class, nation or any other group.
 個人は階級、国民、その他いかなる集団よりも重要な単位である。

392新党日本支持者:2010/02/18(木) 21:46:18
神奈川一区民さんがよくご自身のことを反自民保守と表現されていますが、
どのような思想なのでしょうか。少し気になったもので^^;

国民新党のような反米保守ですか?

393神奈川一区民:2010/02/18(木) 22:29:54
>>392
単純に自民党が嫌いというのが大きいです
ね。だから、自民党的な小澤氏が嫌いなん
です。昔は保守二大政党論者だったので、
新自由クラブ、進歩党や新党さきがけが好
きでした。イデオロギーとしては、昔は親
中ハト派で今は反米タカ派です。180度
変わりましたけどね。決して国民新党は嫌
いではないです。新党日本も好きです。自
分は判官贔屓なので、支持政党にも影響し
ていると思います。自分はそんなに深い意
味で反自民保守を名乗っているわけではあ
りません。

394新党日本支持者:2010/02/18(木) 23:06:12
なるほど、ありがとうございます。
左翼に関しては、やはり否定的に捉える感じですか?

社共両党のような教条的なグループから、
民主党内の旧社会党グループなどのような穏健左派まで。

たぶん、後者はそんなに嫌いじゃないんじゃないかと推察しますが^^;

保守と言ってもいろいろありますので、
加藤紘一のような保守本流、反左翼ではない穏健な容共保守もあると思いますし、
非自民・非社共勢力の結集という意味での保守なのかもしれませんし。

容共派の田中康夫も自称保守だったりしますしね。

395神奈川一区民:2010/02/18(木) 23:23:46
>>394
社共は好きではありません。何でも反対す
るような思考停止した考えが好きではあり
ません。加藤紘一氏も嫌いではないです。
ただ、加藤の乱でのヘタレぶりにやになり
ました。公明党も嫌いです。民主党も小澤
一派以外は好きなので、横路氏は好きかも
知れないですね。
一概に自分が反米タカ派とは言い切れない
ですね。

396新党日本支持者:2010/02/18(木) 23:45:39
ありがとうございますー♪

僕も昔は共産党支持者でしたが、幻滅して見限った口です。
横路好きでしたら意外と僕とスタンスが近いかもしれませんね。
社会党右派萌えなんですよ。民社協会はあまり好きじゃないですがw

加藤紘一はもう一度加藤の乱引き起こして欲しいなぁ。
あのまま老いぼれて引退なんてちょっと勿体ない気がします。

>反米タカ派

外交に関してはどういう考えをお持ちですか?
僕なんかは、領土問題であんまり先鋭化した主張はせずに、
アメリカ始めロシア中国インド豪州韓国台湾などと軍事同盟やFTAをバンバン進めちゃえばいいのにと
全方位外交の考えを持ってます。

397神奈川一区民:2010/02/18(木) 23:57:24
>>396
外交的には日本の国益を重視した外交です
ね。今の外交は米国追従だから、そこから
の脱却ですね。普天間の移設も海外に移設
すべきだと考えています。自立した外交を
望んでいます。外交的には明らかにタカ派
ですね。

398とはずがたり:2010/02/18(木) 23:59:42
詰まり一区民さんとしては自主憲法制定して自衛隊改組して軍隊持つべきと云う感じでしょうかね?

399神奈川一区民:2010/02/19(金) 00:08:26
>>398
そうですね。自衛隊は自分の考えでは軍隊
だと思いますので、日本国憲法では違憲だ
と思います。ですので、憲法を改憲しない
といけないと思っています。ただ、自衛隊
の海外派遣には反対です。

400とはずがたり:2010/02/19(金) 00:55:15
なるほど。専守防衛に徹するけど,アメリカの庇護は要らんと言うかんじでしょうか。

法学の人は違憲状態が堪らなく嫌なんでしょうかねぇ。
俺は理念として現実とミスマッチでも9条は世界に誇れる条文として残して良いと思います。

代わりに自衛隊の海外派兵は認めても良いように思います。戦争への反省を理由に,海賊の取締にも軍隊出せないようでは国際社会への責任が果たせていない様に思います。

401 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/19(金) 12:00:01
>>397
> 普天間の移設も海外に移設すべきだと考えています。自立した外交を望んでいます

政治思想とはちょっとズレるかもしれませんが、興味があったので。
普天間移設がこじれたのは、移設「後」の展望を鳩山政権が語れなかったからだと思います。
例えば、民主で一番タカ派と言われがちの前原は海外移設派なんですが、その後がまるで違います。

前原→不足分を自衛隊強化で補い、日米安保の片務的条項を改めて強化、日米共同で東アジアの安保を担う
社民→平和外交?
鳩山→東アジア共同体 by 寺島?

このあたりをどう考えているのかな、と。
スレ違いになるようでしたら、↓でお願いします。
国際関係・安全保障論
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/

402 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/19(金) 12:03:06
>>400
> 法学の人は違憲状態が堪らなく嫌なんでしょうかねぇ。

いや、そうでもないっスよ。
現実的に自衛隊は必要だし、解釈改憲は良くないが、現実に即して改憲したら更なる解釈改憲を進めるだけだ、と
杉原閥で左派系の恩師も言ってました。

403神奈川一区民:2010/02/19(金) 18:41:50
>>400
9条自体は素晴らしいと思います。ただ、
形骸化してますよね。日本は戦後、平和外
交をしてきました。自衛隊を海外派遣しな
いことによって、日本は信頼を得てきたと
思います。海外では米国より信頼があると
思います。
 中曽根内閣時代、シーレーン防衛の為に
自衛隊を派遣しようとした時、後藤田正晴
氏が反対したことによって派遣断念に追い
込まれました。後藤田氏の判断は間違いで
はないと思います。
やはり、自衛隊の海外派遣はしない方が外
交上いいと思います。

>>402
そういう考えもあるのですね。
憲法改正は半永久的に無理なので、そうい
う考えが一番現実的だと思います。

404とはずがたり:2010/02/19(金) 20:02:13
>>402
左派系の人はそう考え,右派系の人は取り敢えず違憲状態を何とかしろと主張する感じなんでしょうか?

中曽根のは西側だ東側だと云う立場にたっての海外派兵だったと思うんですけど,ソマリアの海賊の攻撃からの防衛に第二次大戦で反省しているんでぇ,出せないですわ,では本当に何を反省してるんだかって感じでは?
海外侵掠出来ないのだから国際社会の航海の安全も守る義務ねーやって姿勢は正しいとは思えないです。

まあ北清事変で多国籍軍で共同出兵したときも今のソマリアの海賊ぐらいの感覚だったのかも知れませんけど。

405神奈川一区民:2010/02/19(金) 20:35:35
>>404
日本は敗戦国というのを引き摺っているの
が大きいですね。ソマリアの海賊問題は自
衛隊を派遣すべきですけど、派遣して騒ぐ
国がある以上難しいと思います。
海賊から日本の船を守る為に自衛隊を派遣
するのは国民のコンセンサスを得られると
は思いますが。

406おま天:2010/02/19(金) 22:01:35
今のやり取りを見る限り神奈川一区民さんは特にタカ派ではないように見えますね。
自衛隊の海外派遣については他の人のほうがもっと積極的ぽい気もしますし。
あくまで「言うべきことは言う外交」としての「タカ派」なのですかね。
フランスのドゴールぽい感じなのですかね。

407神奈川一区民:2010/02/19(金) 22:25:36
>>406
ありがとうございます。
日本人が思っている以上に海外から日本は
評価されていると思いますよ。(但し、韓
国、北朝鮮や中国は除く)せっかく先人が
築いた平和外交は大事にしたいです。
自分は愛国心があると思ってますので、そ
ういう意味ではタカ派だと思います。

408とはずがたり:2010/02/19(金) 22:26:52
>>405
>派遣して騒ぐ国がある以上難しいと思います。
俺あんま知らないんですけど何処の国がどの位騒ぎましたん??

>>406
俺が自己規定としての左翼であるみたいに,自己規定としてのタカ派なんでしょうね。

ドゴールに関しては知りませんでしたがアルジェリア独立容認など世の趨勢見えてたんですねぇ。ちょっと印象違いました。
>しかしアルジェリアに対してド・ゴールは、担ぎ出した人々の思惑とは逆に、独立は必至と判断していた。ド・ゴール自身が後年の回想録で第一次インドシナ戦争の背景にある民族自決の動きを理解していたこと、また当初は完全独立ではない緩やかな連邦制も模索した(実際に国民にも提案している)ことを明かしている。これが原因で将軍達の反乱が勃発、結局アルジェリア領有の継続を主張する右翼組織OASのテロによる反対を押し切って、1962年、独立を承認した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB

409神奈川一区民:2010/02/19(金) 22:40:44
>>408
中国、韓国、北朝鮮あたりですね。
何をやっても文句言う国ですけどね。

同じ敗戦国のドイツやイタリアはどうでし
ょうね。やっぱり、軍隊を派遣するのでし
ょうか。

410とはずがたり:2010/02/19(金) 23:52:12
>>409
ソマリアに関しては実際なんかいってましたかね?
中国当たりが多少がたがた云っても仕方がない気がします。
実際にあの辺の海上輸送の不安定でASEAN諸国など迷惑を蒙っているでしょうし,文句は云わないのでは?

ドイツやイタリアはNATOに加盟しているから,軍隊をあちこちに派遣した実績有るんじゃなかったでしたっけ?
この辺うろ覚えなんで不正確かも知れません。

411神奈川一区民:2010/02/20(土) 01:58:15
>>410
自分が間違いでした。

公海上の海賊取り締まりは国際海洋法で認
められているのですね。日本の場合は国内
問題で難しいみたいですね。ドイツは法整
備をしてからフリゲートを現場海域へ送っ
たようですね。国際法で認められている以
上、誰も文句言えないですね。

412とはずがたり:2010/02/20(土) 02:20:13
>>411
すみませぬ。お調べいただき感謝です。

ああいうこそ決然と派遣すればいいのではないかと思います。
アフガンやイラクは明らかに当事者の片一方に肩入れすることになるのに対して,そういう党派対立色が薄くて折角国際貢献できるのに,と残念に思いますね。

413チバQ:2010/03/17(水) 21:23:54
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001003150010
ルポ 新「保守」 (上)
2010年03月15日


「行動する保守」などが呼びかけたデモ行進。女性を先頭に立て、在日本大韓民国民団の本部前まで歩いた=2月21日午後、東京都港区、福留庸友撮影

●右翼超える「市民の会」


 警官隊に制止されながら、100人を超す男女が、日の丸を手に叫び声をあげる。
 「日本から出て行け」「ゴキブリ」「キムチ」
 各国の外交施設が集まる東京都港区。2月21日、韓国大使館領事部や在日本大韓民国民団の入るビルの前で、「行動する保守」を名乗る人々が、インターネットで呼びかけた街頭デモがあった。
 この翌日は、日本と韓国が領有権を争う竹島(韓国名・独島)について、世論を喚起しようと島根県が定めた記念日。「軍事力を含めた手段で竹島を奪還せよ」。横断幕に太文字の主張が躍る。
 「攘夷」。参加者が持参した旗や看板にも、いかつい言葉が並ぶ。新聞にそのまま書けない、在日韓国・朝鮮人を犯罪者扱いする表現もある。
 彼らが「反日」と見なすものすべてが非難の対象だ。看板には民主党や中国、北朝鮮を批判する文言も。取材する記者にもヤジが飛ぶ。デモの後、人々は近くのオーストラリア大使館に移動して拳を上げた。「(捕鯨問題で)日本を侮辱する白人と開戦するぞ」
 バス停に立ち、遠巻きにデモ隊を眺めていた一般の女性が記者に聞いてきた。「あの人たちって右翼なの?」


 彼らは「在日特権を許さない市民の会」(在特会)などここ数年に結成された保守系市民団体の集合体だ。黒塗りの街宣車や特攻服に象徴される、従来の「右翼」と呼ばれる政治団体とは異なる。
 参加者に声をかけた。デモのために日の丸を買った中野区の女子大生(19)、「報道は偏っている」と話す横浜市青葉区の外食チェーンの男性管理職(49)、拉致問題の「救う会」に入っていたという茨城県つくば市の化学会社の男性社員(36)……。口々に「周辺国に、日本人はなめられている」などと答える。「これまでは『愛国運動』と言えば右翼。私たち普通の市民が参加できる運動がやっとできた」とも。
 参加団体の中で最大の在特会は2006年末に結成された。ネット上の登録会員はこの1年でほぼ倍増し8千人になり、3月から全国に23支部を置いた。この日、名古屋や福岡でも、外国人参政権反対などをテーマに街宣を行った。
 特に関西で活動が先鋭化する。「キムチ臭い」。昨年12月、日本の小学校にあたる京都の朝鮮初級学校前に集まり拡声機で騒いだ。学校が隣の公園を運動場代わりに使っていることに対し、朝礼台やスピーカーを公園から撤去する実力行使に出て、互いに刑事告発する事態になっている。
 京都弁護士会は、在特会側の行為を「公園使用の批判を超え、差別を助長する嫌がらせ」と非難する声明を発表。右翼団体「一水会」顧問の鈴木邦男さん(66)は2月発売の著書で、彼らの活動を「右翼以上に過激」「右翼は乗り越えられた」と評した。


 東京都港区のデモが終わった夕方、参加者は、日の丸や段ボール製の看板をカバンにしまい、地下鉄に乗って家路についた。前橋市の男性行政書士(54)は家族に活動を「差別的」と非難されているという。名刺をくれた後、「話を聞いてくれてありがとう」と頭を下げて、立ち去った。
 罵声を浴びた民団では、在日本大韓民国青年会の会合が開かれていた。在日3世の金宗沫前会長(33)は「こっそりとした差別はあっても、憎しみを直接ぶつける市民デモなんて以前はなかった」と戸惑う。「興奮したサッカーのサポーターが騒いでいる感じ。近所に暮らす、普通の人だと思うと怖い」
     ◇
 民族主義的な主張や外国人の排斥を、公然と唱える新たな保守団体が現れ、勢いを増す。どんな人々なのか。(西本秀)


【同志社大の板垣竜太准教授(朝鮮近現代史)の話】
 在特会の主張は『マンガ嫌韓流』や類書がベースだ。誇張や事実のつまみ食いで、朝鮮半島や在日の人々を批判し、植民地支配を正当化する主張は、今やネットに蔓延する。「韓国併合」から100年たっても、日本社会の下地で朝鮮人蔑視が続く。さらに拉致問題で北朝鮮批判があふれ、関係ない在日への攻撃を黙認する雰囲気が広がる。フランスでは移民排斥を唱える極右に、市民団体が「私の友人に手を出すな」と呼びかけて対抗した。在特会だけが問題ではない。日本が、多様性に開かれた社会になれるか問われている。

414チバQ:2010/03/17(水) 21:24:34
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001003160005
ルポ 新「保守」(中)
2010年03月16日


在特会の街頭デモに参加する人たち。インターネット上で生中継された=1月17日、名古屋市中村区、竹谷俊之撮影

●ネット発 危うい動員


 2月下旬のデモの様子を、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)はインターネットの動画サイトで生中継した。全国から同時にアクセスした視聴者は1千人を超す。
 「マスメディアは無視する。我々の武器は動画だ」
 在特会の桜井誠会長(38)はマスコミが報じない自らの主張を広めるため、ネットを自前の「放送局」にした。
 街頭活動に撮影隊が同行して中継するほか、録画を「ニコニコ動画」「You Tube」など動画サイトに投稿し、常時閲覧可能にしている。抗議相手や警官とのもみあいなど偶発的な事件が話題を呼んでアクセスが増えると、次の動員につながる。


 昨年12月に京都の朝鮮学校前で騒いだ動画は、早回しの映像に軽快なBGMが付いた、音楽ビデオのような導入で始まる。この3カ月で計9万回以上閲覧された。
 「嫌韓流」をテーマにした本の執筆者でもある桜井会長は「私の演説は一種のエンターテインメント。テレビの演出と一緒」と語る。約10分の「You Tube」画像の中で、「寄生虫」など外国人をののしる表現を差し挟むのがコツという。
 相手が留守でも、画像を撮るために「抗議」を演じることもある。
 千葉県浦安市の社会保険労務士の男性(32)は「最初は強烈。でも、繰り返し見るとオレもあれくらい怒ってもいいと思った」。いま男性は街宣でマイクを握る。「国賊」「反日マスコミ」。1月に東京・有楽町で声を張り上げた。
 ネット発の危うさと軽さ。在特会は、街頭活動を「祭り」と呼ぶ。ある話題で一斉に盛り上がるネット用語と同じノリだ。名古屋のデモには、ネットで見た岐阜の中学生5人組が、「売国奴」と書いた手製の看板を手に加わった。
 不透明な点もある。
 桜井会長の名はペンネームで、本名や職業は取材に明かさない。事務所や活動費は寄付で賄っているという。
 会員には、参院選に候補を擁立する保守系政治団体など既存団体の関係者も交じる。街頭デモの際は、警察への届け出や街宣車の手配など、手慣れた彼らが指南する。
 警察も活動を注視する。警察内で購読されている雑誌「治安フォーラム」は2月号で、民族主義的主張を打ち出す新たな市民運動を「過激な傾向を示す」と指摘した。


 在特会の主張は、在日韓国・朝鮮人らが日本に滞在し、普通に暮らすこと自体を、ほかの外国人と比べて「特権」と批判するものだ。生活保護の受給や外国人犯罪と、在日との関係を強調し、社会に潜在的にある差別意識や、生活不安をくすぐる。現在、朝鮮学校への助成廃止などを求め、自治体や地方議会への働きかけを狙う。幹部は語る。「過激な映像や批判的報道で、名前が売れた。次は行政との交渉力をつける番だ」



【北海道大大学院の中島岳志准教授(政治思想史)の話】 


 政治はここ10年、既得権たたきに躍起だった。規制緩和や郵政民営化、公務員改革、事業仕分けなど、国民の「自分より得しているヤツがいる」というねたみをあおり、支持を得る。ワイドショーも対立構図に乗った。在特会の「特権」という発想や、ネット動画の中で運動を演じるのも、劇場型政治の戯画だ。経済政策の選択の幅が狭まり、政治の対立軸として、夫婦別姓や死刑、外国人参政権など「価値観」を問う問題が前面に出てきた。「左・右」ではなく、「好き・嫌い」で政治を判断する時代になっている。

415チバQ:2010/03/17(水) 21:25:37
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001003170004
ルポ 新「保守」(下)
2010年03月17日

●不安の時代に根張る


 「行動する保守」に集うのは、「ネット右翼」という言葉だけではくくれない人たちだ。
 「民主党を粉砕するぞ」
 名古屋で1月、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)が開いたデモでマイクを握った情報処理会社の男性社員(31)は「一二三(ひふみ)」という仮名で参加する。会社では、運動のことを話題にしない。
 政治には無関心だった。理系大学院を終えた後、就職してから「嫌韓流」の本に出会い、はまった。一人暮らしの一二三にとって、運動は、同僚には話せない歴史観や靖国問題などを話題にできる場だ。「国に貢献している」とも感じられる。
 彼らは、従来の「保守」とは趣が異なる。地縁や商売で結ばれた自民党後援会のような共同体組織ではない。都会的なバラバラの個人が集い、仲間を発見する。


 既成政党すべてに不満を抱く無党派も目立つ。「民主はサヨク、日本をダメにしたのは自民」。東京のデモに参加した化学会社の男性社員(36)はこう語る。小泉純一郎首相当時の自民は支持したが、2006年に安倍晋三首相(当時)に代わると、「タカ派と期待したのに、靖国参拝しなかった」と幻滅した。
 在特会が生まれたのは、この時期だ。小泉時代に目覚め、受け皿を失った保守無党派層の先端部分なのか。政権交代が、危機感に拍車をかける。
 政治不信は運動論にも表れる。彼らは日本会議など従来の保守団体を「会議で議論ばかり。我々は行動する」(桜井誠会長)と批判する。一方の日本会議は「私たちは時間をかけても、政治や行政に働きかけ、法や制度の変更を目指す」(江崎道朗専任研究員)という。


 時代の気分にも根を張る。「スパイの子供」。彼らは、朝鮮学校前でこう騒いだ。拉致問題を背景に、朝鮮学校を高校無償化の対象から外すことを検討する政府の発想と重なる。
 経済規模で日本と並んだ中国への警戒感も働く。「このままではのみ込まれ、日本はチベットのようになる」。外国人参政権反対デモに参加した2女の父親という国立大の男性職員(45)は語った。
 社会の流動化や閉塞(へいそく)感、国際環境の変化に対する危機感……。先の見えない日本への不安に、運動が油を注いで、極端な敵意を膨らます。
 東西統一直後のドイツで、若者に「外国人は出て行け」と突き飛ばされた経験のある大阪大大学院の木戸衛一准教授(ドイツ政治)は「在特会は、人種差別的なヘイトクライム(憎悪犯罪)をあおっている」と見る。「人種差別撤廃条約を批准しながら、日本は差別を禁じる国内法の整備を留保してきた。ドイツ刑法の『民衆扇動罪』のような歯止めが必要だ」と指摘する。(この連載は西本秀が担当しました)


 【関西学院大の鈴木謙介助教(社会学)の話】
 市民参加の保守運動が登場したのは90年代後半からだ。「新しい歴史教科書」の運動が先駆け、拉致問題で保守世論が盛り上がり、その延長に在特会が生まれた。世の中全体では少数派だが、ネットの発信力で潜在的な支持者を開拓し、街頭行動を呼びかけ存在感を増している。参加者は、行動は過激だが、社会的関心が高いという意味でマジメ。これまで市民運動と言えば「左」で、「右」の受け皿が育っていない。保守的なものを求めると、過激な団体に流れるほかない不幸がある。より極端に走る人々が現れると怖い。

416とはずがたり:2010/04/18(日) 13:05:57
昨晩は珍走団は五月蠅かったつくばですが,今日は右翼が鬱陶しいわい。。

417建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/04/18(日) 16:35:48
某都知事だけでなく、ヘイトスピーチ(言葉による攻撃)を議論と誤解している人が多いのじゃないか? 
軽蔑し、侮辱し、罵詈雑言を浴びせることは、「批判」ではなくヘイトスピーチでしかないのに。
ヘイトスピーチの応酬では、戦争にしかならない。健全で建設的な議論の文化を築く必要がある。

418チバQ:2010/04/19(月) 22:52:27
帰化はネガティブなことではない と言っているはずなのに
名誉毀損で訴えるってなんか違和感・・・・

http://www.mbs.jp/news/jnn_4407615_zen.shtml
社民党首、都知事は「帰化」発言撤回を

 社民党の福島党首は、石原東京都知事が「与党を形成しているいくつかの政党の党首とか、与党の大幹部に、帰化した人が多い」という趣旨の発言をしたことに対して、「事実誤認に基づいたものだ」として、撤回を求めました。

 「石原氏のように政治家の政治信条を“帰化したからだ”という事実誤認に基づいて説明をすることが、私の政治信条を歪め、踏みにじるものです。私の名誉を毀損していると考えます」(社民党 福島みずほ 党首)

 福島氏が撤回を求めた石原氏の発言は、先週17日に都内で開かれた「全国地方議員緊急決起集会」の席上でのもので、石原氏は、「与党を形成しているいくつかの政党の党首とか、与党の大幹部は調べてみると多い」と発言したということです。

 これに対して福島氏は、「私も私の両親も帰化した者ではない」と否定した上で、「帰化した人は日本人であり、帰化した者ではない日本人と同等の権利義務がある」と指摘。「石原氏のように、そのことを問題とすること自体、人種差別ではないか」と批判しました。

 その上で、永住外国人に地方参政権を認める政治信条について「“帰化したからだ”という事実誤認に基づき、説明をすることが私の政治信条を歪め、踏みにじるものだ。私の名誉を毀損している」と述べ、石原氏に対して撤回を求めました。(19日12:00)

419とはずがたり:2010/04/19(月) 23:10:26
名誉毀損の構成要件は事実と違ってれば良かったんでしたっけ?

420神奈川一区民:2010/04/19(月) 23:14:37
>>418
石原慎太郎氏は新井将敬氏を馬鹿にしてい
たからね。石原氏のような政治家がいるか
ら、在日外国人の帰化が進まない。

421建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/04/19(月) 23:23:45
>>420
中国、韓国、北朝鮮あたりですね。
何をやっても文句言う国ですけどねwwww

422名無しさん:2010/04/20(火) 01:29:52
>>418
一応マジレスしとくと、石原発言は
「参政権促進派は帰化した人が祖国への奉仕のようなものとして頑張ってる」
が要旨では?
だからそれ以外の理由でそういう活動してる人からは「私の活動の根本の部分に対する誤解を広めるものだ」となってもおかしくないのでは。

「作家なんて所詮カネ儲けて女にモテて銀座で豪遊したくて文筆活動してるんだろ?都知事や政治家になりたがるような人も何人もいるがまさに俗物主義の権化じゃないか」
みたいな事左翼が言えば石原は喜んで告訴に踏み切ると思うのだけど。
無論「金儲け」も「モテ」もネガティブな事じゃないでしょうけど、それが「一番の理由だろ」みたいに言われて流布されるのは名誉毀損と思う人もいると思うよ。

423栃木都民:2010/04/20(火) 12:56:44
石原と新井は衆議院旧東京2区で同じ自民党ながら、激烈な争いをしていたからね。
とくに、蒲田駅周辺を握っていた在日韓国人関係が新井について、当時の自民党長老都議が反発、火に油を注いだ歴史もある。
その腹いせもあるのでは。
在日朝鮮人といっても、3世、4世になると日本人と結婚したり、すっかり日本人化している。
まして、韓国社会でも帰胞だのいわれて差別される、親の世代が生きている間は親の面子を立てているけど、きっかけがあれば国籍取得をするだろう。

424建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/04/20(火) 19:40:41
千葉9と神奈川1、オマエらは在日特権を許さない会に入れよwww

425名無しさん:2010/05/02(日) 03:12:18
>>新井将敬氏

保守系の論客として活躍した新井将敬氏。
死後「彼は日本人以上に日本人であった」と言われた。

426とはずがたり:2011/04/06(水) 14:18:22

さも自分の意見だけが正義だと喚き散らす連中はあんま信頼されないと思うけど,こんな時は気をつけないとあかんやろうね。。

「自粛」「不謹慎」同調圧力に警鐘 識者ら
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201104050161.html
2011年4月5日11時5分

 歴史的な災厄に直面する日本社会に今、「正しさ」を錦の御旗に掲げた同調圧力が働き始めてはいないか。識者たちから、そのような懸念が聞こえ始めている。オールジャパン的な体制が必要視される状況にあって、「団結」の内実を問おうとする視点だ。

 「私は『自粛』『不謹慎』反対運動を立ち上げることにしよう」。ジャーナリストの佐々木俊尚は週刊ポスト4月1日号に、そう記した。

 ある音楽公演に「不謹慎だ」「節電しろ」と批判が相次いだことを紹介。「節電は必要だが、我々は普通に経済活動をし、日常生活を送ればいいのだ」と述べたうえで、こう警鐘を鳴らした。「『人がつながって一致団結する』ということと、『圧力をかける空気をつくりだす』という行為は表裏一体で、容易にダークサイドに転ぶ」

 フランス現代思想が専門の内田樹も同誌で、「『この非常時に、そんなふるまいが許されるか』という恫喝(どうかつ)から『非国民』という名指しまではわずかの距離しかない」と述べた。

 作家の高橋源一郎は3月下旬、ツイッターで「祝辞 『正しさ』について」と題する連続ツイートをした(http://togetter.com/li/114133)。

 震災を前に「なにかをしなければならないのだけれど、なにをしていいのかわからない」と訴える学生に、「『正しさ』への同調圧力」に押しつぶされないように、と助言する。悲劇を前に連帯や希望を語ることは「正しい」。しかし「社会の全員が同じ感情を共有しているわけでは」ないのだよ、と。

 「自分にとって大きな負担となる金額」を寄付する意思を明かしつつ、それも「正しいから」ではなく「ただ『時期』が来たから」するのだと、正月に還暦を迎えた作家は記した。

 「気をつけて」と、高橋はツイートで次世代に呼びかけている。「『不正』への抵抗は、じつは簡単です。けれど、『正しさ』に抵抗することは、ひどく難しいのです」(塩倉裕)

427とはずがたり:2011/04/21(木) 03:02:06
サンケイの記事だけど俺も陰翳歓迎。暗い駅は寧ろ欧州風の落ち着きがあって良いではないかと利用する度に思った。

東日本大震災 「暗さ」「陰影」歓迎するムードへ 東京の夜は明るすぎた
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110418-00000109-san-soci
産経新聞 4月18日(月)7時56分配信

 東日本大震災の影響で、首都圏を中心に繁華街のネオンが消え、経済活動が沈滞ムードに包まれる。一方で、節電が暗さに対する日本人の意識に変化をもたらしている。「陰影」という日本建築の概念に光が当てられ、夜の暗さを再評価する機運が出てきた。「東京の夜はこれまで明るすぎた」−。そんな自戒の念が聞こえてくる。(日出間和貴)

[フォト] 石原氏“自販機悪玉論”に業界困惑…

 東日本大震災から1カ月近くが過ぎた4月上旬、東京都内の駅構内で「地下鉄の暗さ」について、2人の中年男性が気になる会話をしていた。

 「震災以降、東京の地下鉄はまるでロンドンのように暗くなった」

 「ヨーロッパを旅すれば分かるけど、駅の構内はこんなもの。この暗さにもだんだん慣れてきた」

 企業や家庭で進められる節電の励行。夏場に向けた電力抑制を控え、まちの暗さを受容する感性はさらに歓迎されていいはずだ。

 昼から夜へ、明るさの谷間に当たる「たそがれ時」に対する意識は、国民性や気候風土が反映される。日本の夜の明るさや派手なライトアップに長年、疑問を投げかけてきた東京工大の乾正雄名誉教授(建築工学)によると、日本では日没の1時間前に照明をつけるが、ヨーロッパではほぼ日没の頃。明るさの余韻を惜しむかのように照明をなかなかつけないという。

 乾名誉教授は、過度に明るい夜間の環境が「人に常に動き回ることばかりを強いて、じっと考える能力を喪失させたことはうたがいようがない」と、『夜は暗くてはいけないか』(朝日新聞社、1365円)で指摘する。確かに、こうこうと輝く蛍光灯のもとでは哲学することは向かない。

 昭和8年、作家の谷崎潤一郎(1886〜1965年)は47歳のときに日本家屋が織りなす薄暗さの美について論じた『陰翳(いんえい)礼讃』を刊行した。この一冊は、海外の建築家の間でも建築思想の「手本」として読み継がれてきた。

 米国の現代美術家、ジェームズ・タレルも影響を受けた一人。設計した宿泊・体験施設「光の館」(新潟県十日町市)の館内には、光を知覚するさまざまな仕掛けが施されている。「来館者は寝泊まりしながら、自然光と人工光が織りなす『陰影の美』の作品世界を肌で触れることができる」(同館)。明るさに慣れた都会人に、夜の闇と隣り合わせだった時代へのタイムスリップが人気を呼んでいる。

 ◆無駄な光なくす

 一方、全国に先駆けて、平成元年に「光害(ひかりがい)防止条例」を制定した岡山県美星(びせい)町(現井原市)。天文台のある美星町の区域内に適用される条例で、過剰照明の自粛を呼びかけ、夜10時以降は各家庭でも消灯することを励行する内容だ。条例には「美しい夜空を見よう」という目的があり、星の見え方は市民のモラルにかかっている。

 美星天文台の綾仁(あやに)一哉台長は「暮らしの中から無駄な光をなくし、照明を水平よりも上に向けないようにするだけでも星はきれいに見える。都会の空に本来の夜空が戻ることは、節電による一つの形といえる」と評価する。

 谷崎の『陰翳礼讃』にある一節。〈暗い部屋に住むことを余儀なくされたわれわれの先祖は、いつしか陰翳のうちに美を発見し、やがては美の目的に添うように陰翳を利用するに至った〉

 「闇の世界」を完全に忘れ去る前に、現代人が心に留めておきたい警句といえる。

428栃木都民:2011/04/21(木) 11:21:40
>>423
蒲田西口でのD都議(石原系)と在日との争いは激烈でしたね。土建業内でも反目しあっていましたから。
まあ、石原も新井も見えないところではかなりダーティでしたからね。それにたかる選挙民が一番のもんだいですが。
新井のお母さんは一生懸命なものがありましたね、自死したときは見ていられませんでした。
一世にはいろいろな人がいましたが、戦前の教育を受けたこともあり仁義を大切にしていましたね。
ちなみに私は自民党でも、石原陣営でも新井陣営でもありません。

429片言丸:2011/04/24(日) 17:21:25
「原発議論が民主主義深める」サンデル教授インタビュー
2011年4月24日9時17分
http://www.asahi.com/international/update/0423/TKY201104230335.html

 サンデル教授は22日、米ハーバード大の学生主催のシンポジウムの後、朝日新聞などの取材に応じた。主なやりとりは次の通り。

 ――福島第一原発の問題をどう見ているか。

 危機が起きる前、米国は原発推進に向かっていたが、再考を迫られた。他のすべての国も、エネルギー政策の安全性やリスクを新たな枠組みで議論することが避けられないだろう。

 だが、根本的には、膨大なエネルギー消費に依存する物質的に豊かな生活様式をどうするか、我々がどんな社会に住みたいかという価値観の問題になる。

 ――日本での原発の賛否をめぐる議論は激しいものになるかもしれない。

 私のアドバイスは、思慮深く、丁寧な議論をすること。絶対に議論を避けてはならない。社会が直面する最も困難な課題について、賛否両派が相互に敬意を持って、公然と討議できれば、民主主義は深まる。だからこそ、建設的に議論するための枠組みの設定が非常に重要となってくる。

 ――誰が枠組み設定を担うべきか。

 政治指導者に責任があるが、しばしば機能しない。有権者が望まないからだ。民主主義に不可欠な、自ら考えて議論する市民を育む教育の責任が大きい。メディアも意味ある議論を提起する義務がある。

 ――日本政府は11年度予算の途上国援助(ODA)削減を決めた。

 日本が震災後の緊急事態を過ぎた時、途上国援助で再び寛大な役割を担うことに、私は疑念がない。(ケンブリッジ=春日芳晃)

430とはずがたり:2013/05/14(火) 00:15:49

中立性欠くと被告側抗議=ネオナチ裁判、最初から波乱―ドイツ
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-130507X729.html
2013年5月7日(火)16:26

 【ベルリン時事】ドイツ各地でトルコ系住民ら10人を殺害したとして起訴されたネオナチ組織の女ベアーテ・チェーペ被告(38)の初公判が6日、ミュンヘン上級地方裁判所で開かれた。被告側は裁判官が中立ではないと抗議。公判は14日まで中断され、波乱の幕開けとなった。

 被告は「国家社会主義地下運動」を名乗る男女3人組の1人で、2000年から07年にかけ、10人を殺害したとされる。警察は当初、事件を移民間の抗争として捜査していた。しかし、11年11月に銀行強盗に失敗したメンバーの男2人が死亡した後、アジトを捜索したところ、殺害現場を撮影したDVDや使用した拳銃が見つかり、犯行が発覚した。

 被告側は、入廷の際に被告側だけ身体検査を求められたことに不満を表明。裁判官は公平ではないと主張した。

431とはずがたり:2013/06/03(月) 17:50:00

東洋学園大学教授・櫻田淳 平成の「富国強兵」路線に専念を
2013.6.3 03:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130603/stt13060303080000-n1.htm

 「歴史認識」に絡む橋下徹大阪市長の一連の発言が投げ掛けた波紋の後、韓国紙、中央日報が「原爆投下は神の懲罰である」と言い放った論評を掲載したことは、日韓両国における「ナショナリズム言説」の応酬の風景を出現させたようである。

 ≪正義語れる官軍になってこそ≫

 古来、「歴史認識」は大概、「戦争で勝った側」のものが世に流布する。「勝てば官軍、敗(ま)ければ賊軍」という言葉は、「敗れた側」にとって、どれほど理不尽にして悔しいものであっても、一つの真理を表している。故に、端的にいえば、「次の戦争」で「戦勝国」になってしまえば、「歴史認識」の案件は決着がつく。

 ここでいう「次の戦争」とは、武力行使を伴う文字通りの「戦争」という意味にとどまらず、経済、産業、技術上の優位の維持、さらには対外広報・文化・芸術・スポーツなどを通じた対外影響力の確保という意味の「競争」を含むものである。こうした「戦争」や「競争」に際して、いかに「勝ち組」に回るか。筆者は、そうしたことにこそ何よりの関心を抱いているし、そのことこそ、真剣な議論に値するものであろう。

 筆者は、突き放した物の言い方をさせてもらえれば、第二次世界大戦という「近代以降、偶々(たまたま)、敗れた一度だけの対外戦争」に係る弁明には大した意義を感じていないし、その弁明に日本の政治家が精力を尽瘁(じんすい)するのは、率直に無益なことであると考えている。

 故に、筆者が安倍晋三首相の再度の執政に期待するのは結局のところは、「次の戦争」で「戦勝国」としての立場を確実に得るために必要な態勢の整備である。

 「アベノミクス」と総称される経済再生施策から、憲法改正を含む安全保障に係る態勢の拡充、さらには安倍首相が就任直後に披露した「アジアの民主主義的な安全保障ダイヤモンド」構想に示された対外政策方針に至るまで、安倍首相が推し進める平成版「富国強兵」路線は、こうした考慮に裏付けられてこそ、意義を持つものであろう。

432とはずがたり:2013/06/03(月) 17:50:10
>>431-432
 ≪橋下発言は「必然性」が薄弱≫

 逆にいえば、こうした平成版「富国強兵」路線の貫徹に具体的に寄与しない政策対応は、「歴史認識」の扱いを含めて、全て棚上げにしても何ら支障はない。国際政治で問題とされるのは、結局は「力」である。安倍首相には、日本の「力」の復活に専念してもらえれば、宰相の仕事としては十分である。

 翻って、橋下市長の一連の発言において批判されるべきは、その発言の中身というよりも、それを語る「必然性」が誠に薄弱だということにある。要するに、「橋下市長は、自らの歴史認識を開陳することで、何をしようとしたのか」が、曖昧なのである。橋下市長は、一連の発言を通じて、第二次世界大戦の「敗戦国」としての日本の立場を弁護しようとしたのであろう。

 目下、特に米国、英国を含む欧州諸国、さらには豪印両国や東南アジア諸国は、日本の「次の戦争」における盟邦であると期待されているし、その故にこそ、安倍首相は、第2次内閣発足以後、これらの国々との「提携」を加速させている。しかし、橋下市長の発言のように、「従軍慰安婦」の解釈を含めて日本が「敗戦国」としての立場の弁明に走ることは、これらの国々との「提携」を進める際の妨げになる。

 というのも、これらの国々の多くは、結局は、「戦勝国」であるからである。「歴史認識」のような「互いに妥協できない」案件を不用意に持ち出し、「敗戦国」と「戦勝国」の立場の違いを結果として際立たせるような言動は、果たして賢明であるのか。橋下市長に問われているのは、その言動の当否ではなく、その言動を披露する際の「賢明さ」なのである。

 ≪中朝韓の対日批判資格を問え≫

 因(ちな)みに、中朝韓3カ国からの対日批判への対応は、そもそも「戦勝国」ですらない韓朝両国、さらには「戦勝国」の地位を継いだだけの中国が何故、あたかも自ら「戦勝国」であるかのように装って、対日批判に走っているかという「資格」を問い質(ただ)し続ければ、それで十分であろう。

 「正義」は、「戦争」や「競争」に勝ってから語るべきものである。しかし、勝ってから語られる「正義」は、大概、白々しいものでしかない。政治における「正義」とは、そうしたものである。当代日本の政界やその周辺には、「正義」、即(すなわ)ち「自らにとっての『正しいこと』」を口にしていれば、必ず受け容(い)れられると信じている「政治活動家」は、政治的スペクトラムの左右を問わず、至るところに盤踞(ばんきょ)している。

 政治家は、国家・社会にとって「必要なこと」よりも自らにとって「正しいこと」を優先させる言動に走れば、瞬時に「政治活動家」に変貌する。橋下市長の一連の発言に因(よ)る騒動の顛末(てんまつ)が示すのは、彼もまた、その「政治活動家」の一例であったという事実であろう。(さくらだ じゅん)

433とはずがたり:2013/08/02(金) 09:53:46

麻生副総理の憲法改正めぐる発言の詳細
http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201307310772.html

 麻生太郎副総理が29日、東京都内でのシンポジウムでナチス政権を引き合いにした発言は次の通り。

ナチスの憲法改正「手口学んだら」麻生氏発言に関する記事はこちら
 僕は今、(憲法改正案の発議要件の衆参)3分の2(議席)という話がよく出ていますが、ドイツはヒトラーは、民主主義によって、きちんとした議会で多数を握って、ヒトラー出てきたんですよ。ヒトラーはいかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。全然違いますよ。ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから。ドイツ国民はヒトラーを選んだんですよ。間違わないでください。

 そして、彼はワイマール憲法という、当時ヨーロッパでもっとも進んだ憲法下にあって、ヒトラーが出てきた。常に、憲法はよくても、そういうことはありうるということですよ。ここはよくよく頭に入れておかないといけないところであって、私どもは、憲法はきちんと改正すべきだとずっと言い続けていますが、その上で、どう運営していくかは、かかって皆さん方が投票する議員の行動であったり、その人たちがもっている見識であったり、矜持(きょうじ)であったり、そうしたものが最終的に決めていく。

 私どもは、周りに置かれている状況は、極めて厳しい状況になっていると認識していますから、それなりに予算で対応しておりますし、事実、若い人の意識は、今回の世論調査でも、20代、30代の方が、極めて前向き。一番足りないのは50代、60代。ここに一番多いけど。ここが一番問題なんです。私らから言ったら。なんとなくいい思いをした世代。バブルの時代でいい思いをした世代が、ところが、今の20代、30代は、バブルでいい思いなんて一つもしていないですから。記憶あるときから就職難。記憶のあるときから不況ですよ。

 この人たちの方が、よほどしゃべっていて現実的。50代、60代、一番頼りないと思う。しゃべっていて。おれたちの世代になると、戦前、戦後の不況を知っているから、結構しゃべる。しかし、そうじゃない。

 しつこく言いますけど、そういった意味で、憲法改正は静かに、みんなでもう一度考えてください。どこが問題なのか。きちっと、書いて、おれたちは(自民党憲法改正草案を)作ったよ。べちゃべちゃ、べちゃべちゃ、いろんな意見を何十時間もかけて、作り上げた。そういった思いが、我々にある。

 そのときに喧々諤々(けんけんがくがく)、やりあった。30人いようと、40人いようと、極めて静かに対応してきた。自民党の部会で怒鳴りあいもなく。『ちょっと待ってください、違うんじゃないですか』と言うと、『そうか』と。偉い人が『ちょっと待て』と。『しかし、君ね』と、偉かったというべきか、元大臣が、30代の若い当選2回ぐらいの若い国会議員に、『そうか、そういう考え方もあるんだな』ということを聞けるところが、自民党のすごいところだなと。何回か参加してそう思いました。

 ぜひ、そういう中で作られた。ぜひ、今回の憲法の話も、私どもは狂騒の中、わーっとなったときの中でやってほしくない。

 靖国神社の話にしても、静かに参拝すべきなんですよ。騒ぎにするのがおかしいんだって。静かに、お国のために命を投げ出してくれた人に対して、敬意と感謝の念を払わない方がおかしい。静かに、きちっとお参りすればいい。

 何も、戦争に負けた日だけ行くことはない。いろんな日がある。大祭の日だってある。8月15日だけに限っていくから、また話が込み入る。日露戦争に勝った日でも行けって。といったおかげで、えらい物議をかもしたこともありますが。

 僕は4月28日、昭和27年、その日から、今日は日本が独立した日だからと、靖国神社に連れて行かれた。それが、初めて靖国神社に参拝した記憶です。それから今日まで、毎年1回、必ず行っていますが、わーわー騒ぎになったのは、いつからですか。

 昔は静かに行っておられました。各総理も行っておられた。いつから騒ぎにした。マスコミですよ。いつのときからか、騒ぎになった。騒がれたら、中国も騒がざるをえない。韓国も騒ぎますよ。だから、静かにやろうやと。憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。

 わーわー騒がないで。本当に、みんないい憲法と、みんな納得して、あの憲法変わっているからね。ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありませんが、しかし、私どもは重ねて言いますが、喧噪(けんそう)のなかで決めてほしくない。

434とはずがたり:2013/08/02(金) 09:56:55
ワイマール憲法下でナチスが政権取ったのはわーわー騒がしい喧騒の中なイメージなんだけど,麻生に取ってみたら,ナチスは冷静に粛々と政権取った(から評価できる)と云うイメージなんか?

435とはずがたり:2013/12/01(日) 10:53:55

石破氏ブログに批判の声 「政治家としての資質を疑う」
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/TKY201311300366.html
朝日新聞2013年11月30日(土)23:37

 特定秘密保護法案を大きな声で批判するデモは「テロ行為」なのか――。自民党の石破茂幹事長のブログに、デモ参加者や識者から怒りの声があがった。

 「なんだ、これは」。29日のデモに参加した東京都世田谷区のパート、中山照章さん(60)は同日夜にツイッターでブログを知り、驚いた。「『法案は民主主義を壊すものだ』と訴えている矢先に、反対意見を狙い撃ちにしたい政権の本音が出た。反対運動が盛り上がってきて、焦っているのではないか」と話す。

 「デモとは何か」の著書がある五野井郁夫・高千穂大准教授(国際政治学)は「人々が声をあげるのは、法案を承服していないから。(テロを)石破氏は『絶叫戦術』と言うが、やむにやまれず声を出しているのであり、テロ行為と変わらないというのは民主主義を愚弄(ぐろう)している」と指摘。そのうえで、石破氏の政治家としての資質にこう疑問を投げかけた。

 「民主主義とは異なる意見をいかにして取り入れていくかということ。議会の外にも民主主義はあり、議員会館にいて静穏を妨げるも何もない。石破さんを応援するものだったらよく、意に沿わないものだったら否定するのだろう。言論の自由を否定する石破さんの政治家としての資質を疑う」 ジャーナリストの大谷昭宏さんは、「法案を成立させたい『本音』を暴露したような発言だ。自分たちがつくった法律に対して、声を上げる人、何かしらのアピールをする人の存在を真摯(しんし)に受け止めず、『異端分子』としか受け止めていない証しだと思う」と話す。

 「国民の知る権利が奪われる重要な問題なのに、(石破氏は)異論を唱える人たちを切り捨てている。過去には、安倍晋三首相も選挙運動を批判した聴衆を『左翼の人たち』と言った。そういう発想の人たちが法案を通そうとしている恐ろしさを感じる」

436とはずがたり:2013/12/10(火) 09:38:18

通名制度を見直し 変更数十回など不正の温床となるケースも 片山さつき議員
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20131209/plt1312091534001-n1.htm
2013.12.09

 安倍晋三政権が、外国人の通名(通称名=日本人名)の厳格化に乗り出した。総務省自治行政局外国人住民基本台帳室長が先月15日に通達を出し、外国人が通名を記載する際には要件を厳格にした上で、原則として変更を許さないものとしたのだ。総務大臣政務官時代からこの問題に取り組んできた、自民党の片山さつき参院議員が、通名の問題点を語った。

 「日本人が改名するには、家裁の許可が必要です。しかし、外国人の場合、届けるだけで通名を変えられる。これはいかにもおかしい。通達により通名が容易に変更できなくなって当然です」

 片山氏はこう語る。

 外国人が通名を変える例は珍しくない。中には、数十回も変えたケースもあり、不正の温床になることも。実際、11月1日、埼玉県警組織犯罪対策課と大宮西署は何度も通名を変えて約160個もの端末を転売した韓国籍の男性を、組織犯罪処罰法違反および詐欺容疑で逮捕した。

 片山氏は「通名制度も、そろそろ見直した方がいい」といい、存在への疑問をこう語る。

 「通名制度は、昭和14(1939)年の創氏改名制度で日本名を持った人々が、敗戦後の21(46)年の姓名復旧令で、その日本名を使用したのが始まりです。日本で生きていくにはその方が便利だったというほかに、戦後の混乱期に、一度登録した通名で商業登記や不動産登記などの手続きが積みあげられてしまった側面もありました」

 だが、通名を記載できた旧外国人登録制度(2012年廃止)とは異なり、現行制度では、特別永住者証明書にも在留カードにも、通名を記載する個所がなくなった。片山氏は続ける。

 「戦後生まれの人は、通名を持つ意味は少ない。日本名を名乗りたければ帰化すればいいのです」

 確かに、そうすれば通名を隠れみのにして外国人が政治献金することも防止できる。さらに通名は、日本の安全保障にも影響しうる可能性がある。さらに、片山氏はこう警告する。

 「中国の習近平国家主席が国防動員法に基づいて、日本にいる中国人に登録を求めています。中国が沖縄県・尖閣周辺の空域に『防空識別圏』を設置するなど国内外で緊張感が高まる現在、通名で潜伏する中国人たちが北京政府の指示の下でいきなり蜂起するようなことは、絶対に避けなければなりません」 (安積明子)

437とはずがたり:2014/01/07(火) 19:17:18
アメリカの対中基本姿勢は第二次大戦前から機会均等・門戸開放だしな。
対中利権と云う程の事ではないにせよ,日本に過剰に肩入れして対中の利潤機会を失いたくないのはアメリカも他国と同様。戦略爆撃機飛ばして中国側から何の妨碍も受けなかったことで実質的に問題なしと判断下したのであろう。
靖国も首相とかに参拝して欲しければ宗教性を排すとかA級戦犯除けるとか色々やらないとあかんやろ。
桜井の云う健全なナショナリズムが靖国参拝なんかで養われる訳がない。気持ち悪いわ( ゜д゜)、

【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】
米への失望禁じ得ず
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140106/plc14010603160002-n1.htm
2014.1.6 03:16

 …わが国唯一の同盟国であるアメリカを最重要の戦略的パートナーと位置づけつつも、いま、私は、オバマ政権への失望を禁じ得ない。

 安倍晋三首相の靖国神社参拝を受けて、東京の米国大使館が「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させる行動をとったことに米国は失望している」と表明したことに、失望と懸念を抱いている。

 米国の反応を、膨張し続ける中国がどう解釈するかを考えれば、オバマ政権が長期的視点で中国の戦略を分析し、その真意を測ることをおろそかにしてはいないかと、懸念せざるを得ない。

 国務省も大使館同様の声明を発表した。米国は靖国問題が政治的要素となった経緯についてどれほど調べた上で発表したのだろうか。

 靖国参拝が問題視され始めたのは、歴代の日本国首相が合計60回の参拝を果たしたあとの1985年9月だった。いわゆる「A級戦犯」合祀が明らかになった79年以降も、歴代首相は6年半にわたって21回参拝した。中国の非難はそのあとだ。時間軸で見る中国の靖国参拝非難は、同問題が中国の政治的思惑から生じたもので、日本たたきのカードであることを示している。

 12月26日、安倍首相は靖国神社のみならず鎮霊社にも参拝し祈りをささげた。鎮霊社には靖国に祀られていない全ての戦死者、日本人のみならず外国人戦死者の霊も祀られている。

 靖国の英霊にも、鎮霊社の英霊にも、さまざまな民族と宗教の人がいる。両御社での鎮魂の祈りは、宗教、民族および国境を越えてなされていることを心に刻みたい。

 首相の参拝意図は…平和を守(る)…との誓いである。その上で日本に命をささげた人々に心からの哀悼の誠をささげるものだ。オバマ大統領がアーリントンで祖国に殉じた英霊に敬意を表し祈りをささげるのと何ら変わりはない。指導者として、当然の責務である。

 米国が日中関係に踏み込むのであれば…法治国家の指導者として他に踏み込むべき事柄があるのではないか。

438とはずがたり:2014/01/07(火) 19:17:36
>>437-438
 たとえば尖閣諸島である。国際法上も日本国領土であることが明らかだからこそ、日本占領のとき、米国はこれを施政権下においたのではなかったか。であれば、尖閣諸島は日本国の領土であるとの見解を明らかにしてもよいのではないか。法を無視し、軍事力を背景にした中国の膨張主義の前に、どちらにもくみしない米国の姿勢が中国の尖閣領有への主張を増長させる要素のひとつとなっていることに、留意せざるを得ない。

 だがここで急いでつけ加えたい。日本人が日本の領土である尖閣防衛の任務を果たすのは当然であり、米国の助力を努々(ゆめゆめ)、当然と思ってはならない。同時に、尖閣諸島の地政学的および戦略的重要性を認識すれば、米国が立場を明確にして尖閣に対する中国の冒険主義を抑制することは米国の国益にも合致する。

 尖閣問題についても、靖国問題と同じく、事実に基づいた長期的観察を行い、それを大きな戦略的枠組みの中で分析する必要がある。

 米国は常に「現状変更は好ましくない」との牽制球を日本に投げてきた。日本政府は中国の反発への恐れと、米国の意向の尊重という2つの要素を前に、尖閣諸島が明確な日本国領土であるにもかかわらず、船だまりも作らず、日本国民の上陸も許さず、現状維持に終始してきた。

 対照的なのが中国だ。彼らは日本の反発を無視し、米国の出方をうかがいながら…少しずつ、現状変更に挑み続けてきた。

 振りかえってみよう。78年、トウ小平は日中間に棚上げ合意など存在しないにもかかわらず、記者会見で「棚上げに合意」と発表した。中国の現状変更への挑戦はこの時点から始まっている。…東シナ海における彼らの執拗さは、南シナ海でベトナムやフィリピンから島々を奪い続けてきた執拗なる40年と重なる。つまり、現状維持を要求する相手を、米国はずっと間違えてきたと言わざるを得ない。

 11月23日に中国が突如尖閣を含む形で防空識別圏(ADIZ)を設定した。ホワイトハウスはいち早く…中国を強く批判したが、12月4日、バイデン副大統領は北京での習近平主席との会談でADIZを撤回せよとは要求しなかった。加えて米政府は…事実上、民間機に飛行計画の提出を促した。

 ADIZに関する国際社会の常識を変え、領空であるかのように扱う中国に、撤回を求めないオバマ政権の、守るべき原理原則や価値観とは何なのだろうか。

 米国国務省は、靖国参拝に関して推移を見守るという。米国の大戦略や方針が定かでないかに見えるいま、大事なのは日本の国家意思の堅固なることだ。激変する日本周辺の状況の中で、日本は偏狭であってはならず、健全な民主主義国家でなければならない。そのために必要なのが健全なナショナリズムである。安倍首相が鎮霊社に祈りを捧げ、靖国神社を参拝したことは、その意味で極めて正しいことなのだ。

439とはずがたり:2014/01/07(火) 19:19:18

靖国参拝を米国が許容できない理由
日米の認識のギャップ
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3484
2014年01月07日(Tue)
辰巳由紀 (スティムソン・センター主任研究員)

安倍総理が昨年12月26日に靖国神社に参拝して以降、フェイスブックなどのソーシャルネットワークサイトやその他のメディアでは「安倍総理の靖国神社参拝に対するアメリカの反応」に注目が集まっている。米国政府は参拝当日に、アメリカ大使館が参拝に「失望」を表明する声明を出すという異例の対応をしたが、この声明を巡り、アメリカ大使館のウェブサイトが「炎上」する事態にまで発展しているという日本の報道も見た。しかし、おおむね日本では「アメリカ政府はそんなに腹を立ててはいない」「日米関係にはあまり影響はないだろう」という楽観的な雰囲気のようだ。

 ワシントンで生活している身としては、大いなる違和感を感じる。ワシントンでアジア政策に何らかの関わりを持っている人たちの間では、今回の総理による靖国参拝は大問題として認識されており、安倍総理を見る目は格段に厳しくなっているからだ。ちなみに、前掲のアメリカ大使館が出した声明も、「大使館に出させたのは手ぬるかった。ホワイトハウスからの声明として出すべきだった」という声すら一部からは挙がっているほどなのだ。

靖国とアーリントンは「似て非なるもの」

 ここまで書くと「米国は中国や韓国による働きかけに影響されているのだ。日本がきちんと説明すれば、米国も理解してくれるはずだ」という声が返ってくるかもしれない。しかしお断りしておきたいのは、今回の批判はそのような観点から出てきているものではなく、それ故に日本にとっては今後、非常に取扱いが難しい問題になる可能性が高いということだ。

 私自身の経験から言えば、アメリカ政府の関係者やアメリカ人研究者と話をするとき、中国や韓国の専門家が相手であっても「戦争に負けたら、国のために犠牲になった人に尊敬の念を表してはいけないのか?」という問いに「そうだ」と答えることができる人はまずいない。いわゆる「歴史問題」に関する誤解や疑問について日本の立場を丁寧に説明すれば、「日本が国のために命をささげた人たちを追悼し、敬意を表すことは批判されるべきではない」という点については、同意してくれるようになることが殆どだ。

 しかし、その場合でも、「戦争の犠牲者に対する日本人指導者による敬意の表し方」としての「靖国神社参拝」はどうしても理解してもらえないのだ。特に、ちょっと日本に詳しい人になると、1979年にA級戦犯が合祀されて以降、天皇陛下が靖国神社を参拝していないことも知っており、「天皇陛下ですら参拝していない場所を参拝することに、なぜ一部の日本の指導者はそこまでこだわるのか」となる。

 ちなみに、靖国神社参拝の正当性を主張する際に、米国バージニア州のアーリントン国立墓地を引き合いに出し、「アーリントン国立墓地だって南北戦争時の南軍の兵士が埋葬されていても大統領が献花したりするのだから、靖国神社に総理が参拝して何が問題なのだ」という論調を日本で目にすることがあるが、これはアメリカ人には全く受け入れられないたとえである。

 彼らに言わせると、アーリントン国立墓地は、確かに南軍の兵士も埋葬されているが、宗教色のない墓地であり、敷地内に奴隷制や朝鮮戦争、ベトナム戦争の正当性を主張するような資料館もない。さらに「米軍で戦闘地域に派遣される時に『アーリントンで会おう』と言って出発する兵士なんかいないよ」というあるアメリカ人の研究者の言葉が端的に示すように、国立墓地の存在が米軍人の精神的支柱になってはいないという意味で、靖国神社とアーリントン国立墓地は「似て非なるもの」なのだ。

440とはずがたり:2014/01/07(火) 19:19:32

 このような背景をもとに、安倍政権発足後、米国は水面下であらゆる機会をとらえて「靖国参拝だけはしないでもらいたい」と安倍総理本人やその周辺などに水面下で伝えてきた。政府関係者だけではなく、自民党に知己の多い民間の研究者からも、一貫して同じメッセージが出ていた。昨年10月に日米安全保障協議会(2プラス2)会合のために来日したヘーゲル国防長官とケリー国務長官が揃って千鳥ヶ淵に献花に赴いたのも、「戦争の犠牲者に追悼の意をささげるのであれば、こちらの施設があるではないか」という明確なメッセージだった。

 それにも拘わらず先月、安倍総理が靖国神社参拝に踏み切ったことで「安倍は個人の信条を日米同盟の将来や日本の国益に優先させる指導者なのか? そうだとすると、尖閣諸島で状況が緊迫するようなことがあった場合に、理性的な対応をしてくれることを本当に期待できるのか? わざと中国を挑発するような行為に走らないといえるのか?」という不信感が湧き上がっている。「大局的判断よりも自分の思い入れにこだわる指導者を米国は信頼できるのか? そのような人物がけん引する日本という国との関係を強化することで、米国がリスクを抱え込んでしまう可能性はないのか?」というわけで、米国の東アジアにおける立ち位置を考慮したうえでの「日本リスク論」が首をもたげているのである。

 このような不信感は、参拝から2週間が経過した今も根強く残っている。これまでは靖国神社参拝を「日本と中国・韓国の間の過去の歴史を巡る問題の一つ」であるとして、事態を静観していた米国が、今回の靖国神社参拝を契機に、この問題に当事者意識を持ち始めるに至っているのである。

日米関係への影響は不可避

 特に今回、総理の靖国神社参拝についての事前説明が日本側から全くなかった(参拝するという通報も、参拝の30分前に行われたという話もある)ことが、米政府の苛立ちを強めているようだ。ビジネスライクなことで知られるオバマ大統領は「サプライズ」を何よりも嫌うが、今回の参拝はオバマ政権にとっては「サプライズ」以外の何物でもなかった。小泉政権時代のように、米国との関係が指導者の強力な個人的関係にけん引され、ブッシュ大統領の強い意向を受けた米政府が、小泉総理に対する表立った批判を一貫して抑制していたような時代ではない。

 しかも、今回の参拝は、米国からの度重なるメッセージを無視して強行された、という見方がワシントンではほぼ、定着している。「水面下でのメッセージが伝わらないなら、これからはもっとはっきりと、公の場で米国は発言すべきではないか」という主張がジワジワと説得力を増している。今回のアメリカ大使館から出た声明がその第一歩となってしまう可能性も十分にあるのだ。

 参拝以降、「来春のオバマ訪日は中止すべきでは」との声も根強く残っている。「訪日は中止すべきではない」という意見の人の中にも、「オバマ大統領本人の口から、はっきりと安倍総理に米国の不快感を伝えたほうがいい」と思っている人がいる。つまり、日本での認識とは異なり、今回の参拝は今後の日米関係に何らかの影響を及ぼすことは避けられないというのがワシントンの雰囲気なのだ。

441とはずがたり:2014/01/07(火) 19:19:52
>>439-441
米国の不信感と当事者意識

 要は、米国では、靖国神社とは、A級戦犯の合祀や、敷地内の資料館「遊就館」の展示を含め、戦前の日本の行為を正当化する象徴的存在なのである。つまり、そこに日本の総理が参拝することは、事後にどのような説明があったとしても「第二次世界大戦前の日本の行為を正当化する歴史観の肯定」であり、サンフランシスコ講和条約以降の国際秩序(当然、日米安全保障体制もその一部に含まれる)の否定につながる。これは中国や韓国の反応を抜きにして、米国として許容できないものなのである。

 さらに日本の総理が靖国神社に参拝することで、中国や韓国に「日本の軍国主義化」について大騒ぎをする絶好の口実を与えることになり、日本にはこれからアジア太平洋地域で安定した安全保障環境を作り出すために一層、安全保障分野での役割を拡大してもらいたいと考える米国にとっては非常に具合が悪い。つまり、日米同盟をこれから深化させていきたいという米国の意図が本物であればなおさら、日本の総理大臣による靖国神社参拝は敵に塩を送るに等しく、「百害あって一利なし」の行為なのだ。


 今回、残念なのは、「安倍総理靖国参拝」の衝撃が余りに大きく、「沖縄県の普天間飛行場の辺野古移設案受け入れ」という日米関係の実務面では極めて重要な成果が全く注目を集めていないことだ。しかも、この件について日本政府に謝意を表明するために行われたはずの日米防衛電話会談の中でも「日本が隣国との関係改善に努力することの重要性」についてヘーゲル国防長官が言及している。

 昨年12月17日に発表された日本初の国家安全保障戦略、新防衛大綱、新中期防衛力整備計画から明らかになった「アジア太平洋地域の安定という公共財のために日本は努力を拡大する」「自衛隊をより機動的に運用する」「本土防衛に必要な能力を強化する」といった方向性をもとに日米防衛協力の指針(ガイドライン)など、より具体的な防衛協力の中身を議論しようというときに、日米関係、ひいては安倍政権を見るオバマ大統領や閣僚の目が厳しくなるというのは、この作業に従事する事務レベルの人間にとっては、非常にやりにくい状況なのである。

米国に配慮しつつ参拝する方法はなかったのか

 国に命をささげた人に敬意を表し、追悼の意を表すために靖国神社に総理として参拝したい、して何が悪い、という安倍総理の思いも理解できる。しかし、この問題はまだ日本の中でも意見が分かれている。日本の国内がそのような状況なのだから、参拝を「国民との約束」と説明するのは無理があったのではないか。であるならば、米国にも一定の配慮を示しつつ、靖国神社を参拝するような方法は模索できなかったのだろうか。

 参拝そのものへの注目が大きすぎてほとんどのメディアが報じていないが、靖国神社参拝後に安倍総理が出した声明は「不戦の誓い」がはっきりと言及され、参拝に当たっての安倍総理の思いが伝わってくる、非常に良く書かれたものだ。たとえば、靖国神社参拝直後に千鳥ヶ淵にも献花し、そのあと、正式な記者会見を開いてあの声明を読みあげ、記者からの質問に答える、という方法を取ったらどうだっただろうか。

 安倍政権は、政権発足以降、「日米同盟間の信頼の回復」を掲げて安全保障政策上の様々な措置を積極的に講じてきた。国家安全保障戦略の策定や防衛大綱・中期防衛力整備計画の見直しはもちろん、国家安全保障会議の発足や特別秘密情報保護法の成立など、いずれも、日本の安全保障政策が国際安全保障環境に迅速に反応し、種々の政策を打ち出す即応性を得るためには必要とされてきたもので、日米同盟にとってもプラスになるものばかりである。政策実務面で日本が着実な前進を見せ始めた今、今回の靖国参拝が指導者間の「信頼」に傷をつけ、実務者の足を引っ張るようなことにならないことを願うばかりである。

442とはずがたり:2014/01/07(火) 19:32:40

首相靖国参拝 東南アジアは冷静
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140104044.html
産経新聞2014年1月4日(土)07:56
 ■インドネシア 「中韓主張は一面的」

 ■シンガポール 「関係改善見切った」

 安倍晋三首相らによる靖国神社参拝をめぐり、中国と韓国は年初から機関紙の論評や会見で安倍首相批判を行った。一方、第二次大戦で日本の占領統治を受けるなどした東南アジア諸国では、安倍首相の立場に理解を示す冷静な論調が目立った。

                   ◇

 インドネシアで最も影響力のあるコンパス紙は、12月28日付の社説で安倍晋三首相の参拝について、東シナ海の領土をめぐる日中の緊張が高まっているこの時期に行ったのは「適切なタイミングでなかった」としつつも、「(靖国問題で)自らを被害者と位置付ける中韓の主張は一面的な見解だ」とクギをさした。

 その上で、今回の参拝は戦死者の霊に祈りをささげ、日本国民が再び戦争の惨禍に苦しむことのないように取り組む決意を伝えたとする「安倍首相の見解」を紹介した。

 同紙はさらに、「靖国神社には、現在は戦争犯罪者と見なされている数百人だけでなく、戦争の犠牲となった(各国の)約250万人も祭られている」と指摘し、国に命をささげた人々のために参拝することは日本の指導者として当然だとする安倍首相の立場にも言及した。

 一方、シンガポールのストレーツ・タイムズ紙(12月27日付)は、安倍首相が参拝に踏み切ったのは、これまで摩擦を避けようと終戦記念日や春秋の例大祭で参拝を見送ったにもかかわらず中韓が強硬姿勢を崩さず、「冷え切った中韓との関係に改善の見込みは少ないと見切ったためだ」との分析記事を掲載。中韓の敵視政策が逆に参拝の呼び水となったとの見方を示した。

 また、ベトナムやインドは政府声明などで参拝の是非に言及せず、対話による問題解決を促すにとどまった。

 日本の「軍国主義化」を非難する中韓のように、先の戦争の文脈で参拝そのものを批判したのは、これまでのところ、台湾と、中国系の人口が大半を占めるシンガポールだけで、一部で主張されるような、靖国問題を含む歴史認識問題で「日本がアジアで孤立する」といった事態は想定し難いという事実が改めて浮き彫りとなった。

 日本は、敗戦後の1955年にインドネシアのバンドンで開かれた「アジア・アフリカ会議」で国際社会に本格復帰してからは、欧米の過酷な植民地支配からの独立を果たしたアジア諸国の経済発展に貢献し、「平和国家」としての揺るぎない信頼を築いた。

 安倍首相も就任1年足らずの昨年11月までに東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟全10カ国を訪問し、ASEANを地域協力の「最も重要な基軸」に据える立場を明確にした。

 ASEANも中国との南シナ海領有権問題などを念頭に、日本との安全保障協力の強化を目指している。

 中韓が今年、靖国問題でもASEAN切り崩しの外交攻勢をかけてくるのは必至だ。日本は、これに対抗し、アジアの友邦諸国と結束を固めていくことが一層重要となっている。(黒瀬悦成)

443とはずがたり:2014/02/16(日) 17:37:21

>米国の首都のワシントン国立大聖堂にもアメリカ合衆国を敵として戦い、戦後に戦犯扱いされた将軍たちが祭られている事実
靖国も賊軍の会津藩や長岡藩の戦死者も弔えば良い。

【あめりかノート】
靖国参拝 オバマ政権の偽善 ワシントン駐在客員特派員・古森義久
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131229/amr13122903080000-n1.htm
2013.12.29 03:08

 米国のオバマ政権は安倍晋三首相の靖国神社参拝に対し「失望」を表明した。その背後には靖国に祭られた霊の中に米国を敵として戦い、戦後に戦犯と断じられた人たちがいるからという理由づけもあることは明白である。

 だが米国の首都のワシントン国立大聖堂にもアメリカ合衆国を敵として戦い、戦後に戦犯扱いされた将軍たちが祭られている事実が新たな注視を集めたことは皮肉だといえる。オバマ政権の、自国と日本に適用する価値基準が明らかに背反しているからだ。

 首都中心部にそびえる大聖堂はキリスト教のあらゆる宗派の礼拝や追悼の国家的な場となってきた。多数の大統領の国葬や歴史上の人物の式典が催され、無数の米国民が参拝してきた。

 大聖堂のネーブ(身廊)と呼ばれる中央の礼拝堂の祭壇わきには南北戦争でアメリカ合衆国に反旗を翻し、奴隷制を守るために戦った南部連合軍の最高司令官のロバート・E・リーとその右腕のストーンウォール・ジャクソンという2人の将軍の霊をたたえる碑文と生前の活動を描く多色のステンドグラスが存在する。その慰霊表示は礼拝堂の壁面全体でも、よく目立つ巨大な一角を占めてきた。

 その事実が話題になることはこれまで少なかったが、12月11日、大聖堂で南アフリカの大統領だったネルソン・マンデラ氏の追悼式が催されたのを機に議論を生んだ。

 ワシントン・ポストの首都圏コラムニストのジョン・ケリー氏が「なぜリーとジャクソンが大聖堂で栄誉を受けるのか」と題する記事で疑問を提起したのだ。「人種平等のために戦ったマンデラ氏を悼む場に人種平等阻止のため戦った2人が堂々と祭られていることに驚いた」との指摘だった。

 バージニア州のランドルフメーコン大学のエビー・テロノ歴史学教授も「首都の大聖堂にこの首都自体を破壊しようとした将軍たちの慰霊表示があることは矛盾」との見解を述べた。

 だが両将軍の大聖堂への祭祀(さいし)は1953年と歴史は古い。南部連合の子孫の女性団体が20年がかりで訴え、実現させた。その結果はリー将軍らの「高貴な信念の豪胆なキリスト教戦士」という碑文での聖人化であり、戦場での勇猛な活躍ぶりのガラス画化だった。

 こうした疑問に対し大聖堂の広報官は「南軍将軍の慰霊表示も米国の歴史のキリスト教の視点からの紹介であり、歴史にはよい部分も悪い部分もある」として公式の反対はないと言明した。死者の霊は生前の行動によって責められることはないとの見解だった。

 だからこそこの大聖堂にオバマ大統領も閣僚たちも頻繁に参拝するのだろう。だが、その政権は靖国に対しては問われる前に日本の首相の参拝への「失望」を喧伝(けんでん)するのだ。ブッシュ前政権が当時の小泉純一郎首相の靖国参拝を認め、むしろ中国の圧力に屈するなという意向を示したのとは対照的である。

 日本の首相は頻繁に靖国を参拝すべきだというジョージタウン大学のケビン・ドーク教授は「オバマ政権の靖国への態度は大聖堂の現実からみると明らかに偽善的だ」と論評するのだった。

444とはずがたり:2014/02/22(土) 22:46:10

倉山満「“自称・保守”にいま一度、覚悟を問い直したい」
http://nikkan-spa.jp/587712
2014.02.17 雑学

平成25年10月1日、安倍晋三首相がデフレ下での増税を発表した日に、改めて「保守とは何か、世に問う」と決心したという憲政史家の倉山満氏。昨年の増税騒動において何を感じたのか? 

「デフレ化での増税がアベノミクスに反することは子供でもわかる話です。加えて政権の命綱である政策にキズがつけば、即、政局です。安倍内閣が幸いなことにまだ続いているのは、相手が劣化して弱っているからであり、三角大福の時代であれば、即死でした。実際、増税を呑んだことによって公明党の山口那津男代表には釘を刺され、例大祭には行けなくなりました。たかが増税ひとつを阻止できずに、何が『戦後レジームからの脱却』か、と思ったのです」

――保守政治家として期待される安倍首相の限界を感じた、ということでしょうか?

「私が標榜する保守とは『成熟した保守』です。学術用語で言うところの『保守』ではなく、一言で語るならば大局観を持った態度のことです。『韓国人が嫌いだ』とか、『安倍晋三首相がやることはすべて正しい』といったような、脊椎反射のような貧しい愛国心のことではありません。広い視野と深い見識を養い、日本を『滅亡』から救うことのできる態度を指します。私は今でも安倍首相こそ日本の指導者にふさわしいと信じています。ほかに比肩しうる保守政治家が今の永田町にはいないからです。いわゆる保守色の強い安倍首相があえて、『まずは経済』と宣言した。この事実には間違いなく、大きな意味があったはずなのです」

――しかし残念ながら、安倍首相は財務省を中心とした日本のエスタブリッシュメントが推進する増税という同調圧力に屈してしまいました。

「日本中の企業が4月から6月までは景気が悪化するから備えなければ、と躍起になっています。推進派も含めて『増税すれば景気は悪くなる』と認めている。誰より、安倍首相本人がそれをわかっています。しかし、そんな安倍首相ですら同調圧力に負け、増税を止められなかった。日本人が『保守』と言う場合、いったい何を『保ち守って』いるのか。具体的に何をすれば我々は日本を『保ち守った』 ことになるのか。いま一度、整理して考えたくなったのです」

――新刊『保守の心得』では、増税政局における倉山さんの忸怩たる思いが伝わってきます。「日本はすでに滅んでいる」という指摘もじつに刺激的です。

「『保守の実現』を何とするかは、一言では回答できないのですが、保守の反対を『滅亡』だと定義してみました。国が滅亡しなければ、少なくとも日本は保たれていると仮定するわけです。滅亡とは具体的にどんな状態か。八通り例を挙げてみました。

445とはずがたり:2014/02/22(土) 22:47:04
>>>444-445

一、民族殲滅…………タスマニア
二、国家灰燼…………カルタゴ、満洲
三、民族奴隷化………チベット
四、国家解体…………旧ユーゴスラビア
五、衛星国化…………東欧諸国(冷戦期)
六、内戦直前状態……ドイツ・ワイマール共和国、スペイン(フランコ登場期)
七、国内代理戦争……スウェーデン(ナポレオン戦争期)
八、ニュートラル……三島由紀夫の定義した日本

 滅亡は一様ではなく段階があります。タスマニアのように民族ごと最後の一人に至るまでイギリスに滅ぼされてしまう例もあれば、満洲のようにいつの間にか国が失われている、という滅亡もあります。最初に現実を突きつけますと、今の日本はすでに滅んでいます。なぜかというと、七の『国内代理戦争』状態にあるからです。しかし、完全に滅んでいるわけではない。では、愛する日本を完全な滅亡から救うにはどうすればいいか、それを考えてほしいと思うのです」

――敗戦から70年、外国の軍隊が駐留し、事実上はアメリカの属国です。滅亡状態にある日本を自らの手で正常な状態に戻すことが「成熟した保守」の目指すべき道だと説いています。日本が敗戦国から脱却するための方法として、昭和天皇のお言葉を掲げて解説していらっしゃいます。

「昭和戦中期に昭和天皇は『明治大帝の遺訓である憲法を遵守すること、財界を安定させること、外交で無理をしないこと』と毎年のように交代する内閣に必ず申し渡したそうです。大日本帝国は陛下の意思を実行できずに滅亡しました。憲法、財政、外交。この三つの分野だけは、絶対に道を誤ってはいけないのです。もし、踏み外せば、国家の滅亡が待っています。まず、憲法で大事なことは、日本の歴史を見直すこと。日本国憲法を改正するという考えをやめ、帝国憲法をもとに作り直していくべきです。財政とは、正しい経済学の知見に基づくことです。財務官僚がでっち上げたデマに惑わされるなど論外です。役人や御用学者たちの方便に騙されてはいけません。 外交については、マトモな軍隊を持って初めて発言力があるのだと自覚しましょう。自衛隊はアメリカの軍楽隊より弱い、といえば、ほとんどの日本人にとって衝撃でしょう。しかし、現実を見据えないと、正しい議論はできないのです」

倉山氏の新刊『保守の心得』は「学校では教えてくれない『保守入門の書』」を掲げている。「日本は好きだけど何をしたらいいのかわからない」という方は必読だろう。左によった価値観が支配している日本社会に一石を投じる書となりそうだ。 <取材・文/犬飼孝司 写真/本多 誠>

【プロフィール】
倉山満氏。憲政史研究者。シリーズ累計20万部を突破したベストセラー『嘘だらけの日米近現代史』『嘘だらけの日中近現代史』『嘘だらけの日韓近現代史』に続いて、『保守の心得』を3月1日に発売

446名無しさん:2014/02/26(水) 12:09:02
お前は、喫煙して「他人に迷惑をかける」から死んでくれ!!

http://www.youtube.com/watch?v=sixBUhZbJqo

車内や密室での喫煙を全面禁止!! 窓等を開けて喫煙も、全面禁止!! 煙!の匂いが、髪の毛や他に染み着く!!
屋内喫煙の全面禁止!、屋内喫煙場所は撤去!、屋内に喫煙場所は設置しない!
喫煙者の為に、灰皿を準備するな!! 喫煙を推奨してるのか!

喫煙者は、絶対に屋外喫煙!! 屋外の野天のみ!!、喫煙可能で後始末の義務化!!
喫煙者に、灰皿等の持参と後片付けを義務づけ!! 強力な罰則規定を!

全ての煙草、一律に1箱1000円へ!!

宜しく!!

447とは:2014/03/05(水) 17:53:37
大沢真幸のちくま新書の戦後の思想空間を拾ったので読む。思想や哲学は言いっぱなし、レッテル貼りでまぁいい商売だよなとは思うが、まぁそんなにいいなら自分がやれよってのが我が経済学の倫理だから別にいいよなぁ以上の表明はしない。寧ろエビデンス、エビデンスと五月蠅いから経済学は詰まらないんだろうなw

大沢先生、この後女性問題で大学辞めたってのを前提で読むとちょっと凄みも出る。因みに一度講義を受けたこともあるが面白かった。

448とはずがたり:2014/03/07(金) 00:14:09
竹田もきしょければ石原も醜い。あーやだねぇ。。┐('〜`;)┌

石原慎太郎、衝撃発言「皇室は日本の役に立たない」「皇居にお辞儀するのはバカ」
ビジネスジャーナル 2014年3月3日 17時00分 (2014年3月6日 23時08分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140303/Bizjournal_201403_post_4279.html

「負けたのにヘラヘラ『楽しかった』はありえない」「メダルをかじるな」、そして「君が代は聴くのでなく直立不動で歌え」。
 2月23日に閉幕したソチ五輪に関連して、「明治天皇の玄孫」として話題の右派論客である慶應義塾大学講師・竹田恒泰氏が、日本選手に対して上記のコメントをTwitterに投稿して物議を醸したが、スポーツの国際大会では出場選手に対して、しばしば国家への忠誠を強要するようなプレッシャーがかけられることがある。
 中でも厳しいのは試合前や表彰式での「国歌斉唱」のチェックで、元サッカー日本代表の中田英寿氏のように「国歌を歌っていない」として右翼から街宣や抗議を受けたケースも少なくない。
 そんな中、意外な人物が「国歌なんて歌わない」と堂々と宣言して一部で話題になっている。
 政治家でありながら中韓に対してネトウヨ顔負けのヘイトスピーチ的発言を繰り返し、東京都知事時代には尖閣諸島の買収を宣言して領土問題再燃のきっかけをつくった人物。日本維新の会共同代表・石原慎太郎氏である。

●石原氏「国歌は歌わない」
「文學界」(文藝春秋/3月号)に「石原慎太郎『芥川賞と私のパラドクシカルな関係』」と題されたインタビューが掲載されているのだが、そこで石原氏は「皇室について、どのようにお考えですか」と聞かれ、次のような発言をしているのだ。
「いや、皇室にはあまり興味はないね。僕、国歌歌わないもん。国歌を歌うときにはね、僕は自分の文句で歌うんです。『わがひのもとは』って歌うの」
 つまり、石原氏は国歌を歌わないばかりか、仕方なく歌う場合には歌詞を「君が代は(天皇の世は)」ではなく「わがひのもとは(私の日本は)」と歌詞を変えてしまうというのだ。
 代表的な右派論客が堂々と天皇をないがしろにするような発言をしていることに驚かれる読者もいるかもしれないが、石原氏がもともと反天皇制的なスタンスを取っていることは一部では知られていた。今から約50年前、天皇一家の処刑シーンを描いた深沢七郎の小説『風流夢譚』をめぐって、右翼団体構成員が版元の中央公論社の社長夫人と家政婦を死傷させる事件が起きているが、事件の直前に石原氏はこの小説について、こんなコメントを寄せている。
「とても面白かった。皇室は無責任極まるものだし、日本になんの役にも立たなかった。そういう皇室に対するフラストレーションを我々庶民は持っている」(「週刊文春」<文藝春秋/1960年12月12日号>)

●国歌斉唱時の起立義務付けをしながら、自分は斉唱拒否
 先に紹介した「文學界」インタビューでも、石原氏は戦時中、父親から「天皇陛下がいるから皇居に向かって頭を下げろ」と言われた際、「姿も見えないのに遠くからみんなお辞儀する。バカじゃないか、と思ったね」と語っている。
 もちろん思想信条は自由だし、最近は反韓反中がメインで天皇に対しては否定的という右派論客も少なくない。だが、石原氏は都知事時代、都立高教員に国歌斉唱時の起立を強制し、不起立の教師を次々に処分していたのではなかったか。また、日本維新の会の共同代表で石原氏のパートナー・橋下徹氏も大阪府知事だった11年、国歌斉唱時に教職員の起立を義務付けた、いわゆる「君が代条例」を大阪府で成立させている。
 一方で国民に愛国心を強制しながら、自分は平気で「国歌が嫌い」と斉唱を拒否するというのは、いくらなんでもご都合主義がすぎるのではないか。
(文=エンジョウトオル)

449とはずがたり:2014/03/18(火) 19:51:33
保守的な山梨はどーしよーもねーなー・・・
「介護以外の話をしない」ことを条件にするなど大変に失礼な話しだ。。

山梨市、上野千鶴子さんの講演会中止 反対意見寄せられ
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASG3G3FZ5G3GUZOB002.html
朝日新聞2014年3月14日(金)19:53

山梨県山梨市が、18日に予定していた社会学者の上野千鶴子さんの講演会を中止したことがわかった。介護や、最期までひとりで生きる心構えを語る予定だったが、上野さんの別のテーマでの発言を問題視する人から反対が寄せられ、市長が中止を決めた。

 市によると、講演は昨秋、依頼。今年2月に広報し、164人の参加希望があった一方、上野さんのツイッターやコラムでの発言を例に「公費で催す講演会の講師としてふさわしくない」という意見が約10件メールなどで寄せられた。

 例示されたのは、読者の悩みに答える朝日新聞のコラム「悩みのるつぼ」で、少年の性欲の悩みに対し、異性とのつきあいについて上野さんが答えた2012年12月8日付の回や、「セクシィ・ギャルの大研究」「スカートの下の劇場」などの著書タイトル。

上野千鶴子さん講演、一転開催 山梨市 開催要求相次ぎ
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASG3K3TVPG3KUZOB003.html
朝日新聞2014年3月17日(月)12:54

 山梨県山梨市が社会学者上野千鶴子さんの講演会「ひとりでも最期まで在宅で」を中止するとした問題で17日、市が中止を撤回し講演会を予定通り18日に開催することが分かった。

 市によると、中止が報じられた14日以降、市民から開催を求める意見が相次いだことから、市の担当者が望月清賢(せいき)市長に翻意を促し、一転、開催が決まった。担当者が16日夜、上野さんに電話で伝えた。その際、「介護以外の話をしない」ことを上野さんに確認し、同意を得たという。

 望月市長は17日朝、朝日新聞の取材に対し「いろいろとうるさいのでコメントしない。結果をみて判断してほしい」と述べた。

450とはずがたり:2014/04/04(金) 20:43:36

【痛快!テキサス親父】日韓関係を悪化させた元凶は「朝日新聞」と「吉田清治氏」
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140320/dms1403201741007-n1.htm
2014.03.21

 ハ〜イ! みなさん。今回は、俺の地元・テキサスの『ダラス・モーニングニュース』に掲載された記事を紹介したい。「韓国が戦時中の慰安婦について日本を猛攻撃」という記事だ。読者のみなさんには、「慰安婦=戦時売春婦」であることは、もう説明するまでもないだろう。

 記事には、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の発言内容が書かれていた。要約すると、彼女は日本に対して「過去を否定しない勇気が必要だ」といい、安倍晋三首相率いる日本政府については「国家主義で、第2次世界大戦を賛美している」と批判しているという。

 原爆を2つも落とされ、無条件降伏に追い込まれ、何年間も国土を占領される屈辱を味わった第2次大戦を日本が賛美しているって? 韓国はそんな分析をしていて、本当に大丈夫か?

 同紙によると、朴氏は中国の共産主義者(=習近平国家主席ら)には協調的な言葉を並べているというが、これもおかしい。中国は先の大戦後、東トルキスタンやチベットに軍事介入し、朝鮮戦争に参戦、ベトナムに侵攻、インドやソ連と国境紛争を起こすなど、周囲の国々と衝突して数多くの犠牲者を出している。

 日本と中国のどちらが戦争を賛美しているかは一目瞭然だろう。

 記事は、朝鮮半島分断の責任が米国にあるような記述となっているが、冗談じゃない。朝鮮戦争で、米軍は3万6000人以上の死者を出しながら、韓国を共産主義者から守った。現在でも約2万8000人の米軍人が、韓国人を守るために命をかけている。

 慰安婦問題については、きっかけをつくった人物と、問題を大きくしたメディアがある。

 元軍人の吉田清治氏は1983年、戦時中に済州島で慰安婦狩りをしたという著書「私の戦争犯罪」を出版した。当然、韓国側は「許せない!」と反日感情で燃え上がり、国連の報告書にも紹介された。日本の朝日新聞などは吉田氏を何度も紙面に登場させた。

 ところが、しばらくして慰安婦狩りは吉田氏の創作だと判明したという。マスコミが「なぜ、こんなことをしたのか?」と追及すると、吉田氏は「本に真実を書いても何の利益もない(=売れない)」「事実を隠し自分の主張を混ぜて書くのは新聞だってやる」と開き直ったらしい。

 朝日新聞は吉田氏の件以外に、戦時勤労動員制度の『女子挺身隊』と慰安婦を結び付け、「強制連行した」などと報じた。米軍の資料でも「慰安婦は雇用されていた」とある。慰安婦問題で日本を現在のような窮地に追い込み、日韓関係を悪化させた責任はこの辺にありそうだ。

 米国にも日本にも、おかしなメディアがあり、嘘つきがいる。日本人は自国の名誉を守るため、慰安婦に関する証拠・事実を明らかにして、徹底的に責任追及をすべきだ。朴氏も勇気を持って歴史を振り返り、「日本叩き」のプロパガンダを即刻止めるべきだ。

 親愛なるみなさんと貴国に神の祝福がありますように。米国に神のご加護がありますように。

 では、また会おう!

 ■トニー・マラーノ 評論家。1949年生まれ。テキサス州在住のイタリア系米国人。サラリーマンを定年退職後、さまざまなニュースについて動画サイト「ユーチューブ」などで連日、評論活動を行っている。世界のあらゆる“悪”と戦う「プロパガンダ・バスター」でもある。大変な親日家であり、日本でも圧倒的ファンを獲得している。

451とはずがたり:2014/04/16(水) 16:29:32
警備部って何する所?

反ヘイトスピーチ団体元代表逮捕 生活保護費を不正受給疑い
共同通信 2014年4月15日 16時52分 (2014年4月15日 16時54分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140415/Kyodo_BR_MN2014041501001760.html

 大阪府警警備部は15日、生活保護費を不正受給したとして詐欺の疑いで、ヘイトスピーチ(憎悪表現)への反対行動を行っていた市民団体「友だち守る団」(昨年5月解散)の元代表林啓一容疑者(52)=大阪市西成区橘=を逮捕した。
 警備部によると、守る団は「在日特権を許さない市民の会(在特会)」などの右派系市民グループに対抗するとして、昨年2月に結成。最大で約30人のメンバーを抱え、ヘイトスピーチが行われる場所に行き、非難の言葉を浴びせてきた。
 逮捕容疑は無収入とする虚偽の申告書を大阪市に提出し、2011年6月〜12年2月に生活保護費約110万円をだまし取った疑い。

452とはずがたり:2014/04/17(木) 10:45:31
如何に教育勅語が神聖化され軍国主義に国民をかりかて人を殺し殺される為に使われたかをちゃんと教育する良い機会になるかもね。

<教育勅語>だれが?1年生全員の机に置かれる 青森高校
毎日新聞社 2014年4月16日 22時18分 (2014年4月16日 23時24分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140416/Mainichi_20140417k0000m040113000c.html

 青森県立青森高(青森市)で14日朝、1年生281人の教室の机に、戦前の教育理念を示した「教育勅語」を印刷した紙が置かれていたことが分かった。学校関係者は「全く意図が分からない」と困惑している。

 教育勅語は1890年に明治天皇の名で出され、親孝行や夫婦の和をうたう一方、戦前の軍国化を進める根拠となったとされる。

 同校によると、14日午前7時過ぎに小川拓哉教頭が校舎4階の1年生の教室を廊下から見回った際に、各机の上に紙が置かれているのを見た。教頭は始業前の自習で使う資料と思ったが、同8時20分ごろに学年主任に確認して学習用資料ではないと判明。既に生徒が手にしていたため、「危険性はなく、教育勅語そのものを否定も肯定もしない」として回収はしなかった。

 同校によると、紙は縦約30センチ、横約7センチの短冊形。縦書きで教育勅語の全文が記され、日付だけが「平成二十六年四月十四日」と変更され、「御名御璽(ぎょめいぎょじ)」の記載はなかったという。

 11日の終業時に紙はなかったが、週末の12〜13日に模擬試験が行われたほか、14日は午前6時から職員玄関が開いていた。【宮城裕也】

453とはずがたり:2014/06/03(火) 12:30:51
こんなことあったの?

ブッシュ元大統領 靖国参拝申し出たが日本側が明治神宮変更- NEWSポストセブン(2014年5月10日16時00分)
http://news.infoseek.co.jp/article/postseven_255131

 先日来日したアメリカのオバマ大統領が明治神宮に参拝した意味を日本のマスコミは正しく報じなかった。国家神道に敬意を示したとか、日韓併合を決めた明治天皇を評価したことになる、などと日本に都合のよい解釈をする右派論客やネット上の保守派が多かったようだが、実際には全く逆で、これは安倍晋三首相らの靖国参拝に対する強烈な抗議の意思表明である。

 明治神宮には2002年にブッシュ大統領も参拝したが、その時の経緯が今回の真相を教えている。
 
 ブッシュ氏は当初、対テロ戦争協力への返礼の意味も込めて、小泉首相がこだわる靖国神社への参拝を申し出た。戦勝国アメリカの大統領が参拝すれば、中韓も批判の根拠を失う可能性があった。しかし、当時の政府はそれを決断できず、日本側から要請して明治神宮に変更してもらったのだ。

 つまり、米側から「明治神宮に行きたい」と言ってきた今回の真意は、「我々は靖国神社には決して行かない」というメッセージなのである。現実を直視すべきだ。

※SAPIO2014年6月号

454とはずがたり:2014/07/08(火) 19:56:08
やれやれ在特会からも切られちゃったのかね?
>1審判決後は在特会と距離を置き、街宣にも加わっていないという。

産経新聞 産経新聞 2014年07月08日15時43分
「幼い子への配慮なく反省」右派系団体、後悔の念も ヘイトスピーチ訴訟
http://news.livedoor.com/article/detail/9021177/

 朝鮮学校に対するヘイトスピーチで在日特権を許さない市民の会(在特会)に賠償を命じた1審京都地裁判決を支持し、在特会側の控訴を棄却した大阪高裁判決。

 右派系市民団体のメンバーで、今回のヘイトスピーチに加わり賠償を命じられた男性(45)は「幼い子供たちへの配慮がなかったことは反省している」と後悔を募らせた。

 3児の父。京都市の管理する公園を朝鮮学校が校庭として不正使用していたと聞き、「社会への問題提起が必要」と街宣に参加した。ところが「ぶち殺せ」と繰り返した街宣に授業中の児童らは号泣。1審判決も「差別意識を世間に訴える意図があった」とし、政治活動とは認めなかった。

 「人種差別とされたのは歯がゆいが、手段を間違えれば誤解されるのだと痛感した」。1審判決後は在特会と距離を置き、街宣にも加わっていないという。

 在日韓国・朝鮮人らを対象にしたデモは、今もコリアンタウンがある東京・新大久保や大阪・鶴橋を中心に頻繁に発生するなど社会問題化。安倍晋三首相は昨年5月の国会答弁で、ヘイトスピーチを「結果として自分たちを辱めている」と批判。「日本の国旗が焼かれても、その国の国旗を焼くべきではない。それが私たちの誇りだ」と述べた。

 韓国や北朝鮮に厳しい保守派の論客として知られる杏林大の田久保忠衛名誉教授(国際政治学)も、ヘイトスピーチには苦言を呈する。

 「どんな理由があったとしても、人種差別的な批判の仕方は言語道断だ。法で規制する以前に、日本人の品格や良識で、このような問題を封じ込めなければならない」

455とはずがたり:2014/07/08(火) 19:59:26

ヘイトスピーチ:大阪高裁「違法」在特会側の控訴棄却
http://mainichi.jp/select/news/20140708k0000e040206000c.html
毎日新聞 2014年07月08日 12時35分(最終更新 07月08日 14時51分)

 京都朝鮮第一初級学校(現・京都朝鮮初級学校)を運営する京都朝鮮学園がヘイトスピーチで名誉を傷付けられたとして、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と会員らに計3000万円の賠償などを求めた訴訟の控訴審判決が8日、大阪高裁であった。森宏司裁判長は「在日朝鮮人を嫌悪・蔑視する発言は下品かつ低俗で、強い違法性が認められる」と述べ、在特会と会員ら8人に計約1220万円の支払いなどを命じた1審判決を支持、在特会側の控訴を棄却した。在特会側は上告する方針。

 原告側の代理人によると、ヘイトスピーチの違法性を認めたうえで、高額の賠償を命じた司法判断は高裁レベルでは初めて。

 判決によると、会員らは第一初級学校が京都市管理の公園を運動場として不法占拠していると訴えた。2009年12月〜10年3月、京都市南区にあった学校の周辺で計3回の街宣をし、「朝鮮学校を日本からたたき出せ」「スパイの子ども」などと演説した。この様子を撮影した動画をインターネット上で公開した。

 判決はこの街宣について、「多数の児童らが在校する日中に、多人数でいきなり押しかけて拡声機を使って怒号して威嚇した」と指摘。在日朝鮮人とその子ども、朝鮮学校側への社会的な差別意識を助長させ、増幅させる悪質な行為だと厳しく批判した。

 さらに、日本での在日朝鮮人の民族教育に重大な支障を与えただけでなく、「何の落ち度もない朝鮮学校の児童が被った精神的苦痛も多大だった」と述べた。そして、国連の人種差別撤廃条約の趣旨、個人の幸福追求権を定めた憲法13条などに照らし、この街宣を違法と判断し、学校側への高額の賠償を命じるのが相当と結論付けた。

 また、第一初級学校が統合移転した、京都市伏見区の新校舎の半径200メートル以内での街宣も禁じた。

 在特会側は昨年10月の1審・京都地裁判決を不服として控訴していた。控訴審で在特会側は、朝鮮学校側が公園を無許可で占有していたことを追及するための街宣であり、公益性があったと主張、「発言も差別ではなく、政治的意見だ」と反論した。

 この街宣を巡っては、訴訟の被告でもある会員ら4人が威力業務妨害などの容疑で逮捕され、全員の有罪判決が確定している。一方、朝鮮学校の当時の校長も公園に無断でサッカーゴールなどを置いたとして、都市公園法違反罪で罰金刑を受けた。【服部陽】

456とはずがたり:2014/07/08(火) 20:03:30
この記事では切られちゃってるけど人種差別を禁止する条約なんかも利用して高額の賠償金を認めたそうだ。
醜い右の日本人が賠償金奪われるのは小気味よいわ。最高裁でも同様の判決が下されることを望む。
お金が朝鮮総連経由で北朝鮮資金源になってしまうのはちょいと残念だけど・・。。

ヘイトスピーチ「街宣差し止め」一審支持 朝鮮学校妨害
http://www.asahi.com/articles/ASG7765WPG77PTIL023.html
太田航2014年7月8日11時43分

 京都朝鮮第一初級学校(京都市、現・京都朝鮮初級学校)周辺で「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の会員らがヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)をしたことが名誉毀損(きそん)にあたるかが争われた訴訟の判決が8日、大阪高裁であった。森宏司裁判長は在特会側の控訴を棄却。「学校の児童が人種差別という不条理な行為で多大な精神的被害を被った」と述べ、約1226万円の異例の高額賠償と新たな街宣活動の差し止めを命じた一審・京都地裁判決を維持した。

 原告代理人によると、ヘイトスピーチに対する損害賠償が高裁段階で認められたのは初めて。在特会側は上告する方針だ。

 一審判決によると、在特会の会員らは2009年12月〜10年3月、当時京都市南区にあった同校周辺で、「キムチ臭いで」「保健所で処分しろ、犬の方が賢い」「朝鮮半島へ帰れ」などと3回にわたり演説した。この演説内容が名誉毀損や業務妨害にあたるとして、同校を運営する学校法人「京都朝鮮学園」が計3千万円の損害賠償や学校周辺での街宣活動の禁止を求めていた。

457とはずがたり:2014/08/17(日) 10:58:13
福田め,いいこといってるじゃあないか。
この手の批判を謙虚に受け止めて前提として成立しているとした上で,人智への信頼を持ちたいと俺は思ふのである。

2014.8.16 13:01
【賢者に学ぶ】イデオロギーになりえない 保守派が「保守主義」という矛盾
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140816/lif14081613010019-n1.html

 劇作家の福田恆存(1912〜1994年)は、保守の本質について極めて正確に指摘している。すなわち保守は「主義」、つまりイデオロギーになりえないと。

 「私の生き方ないし考へ方の根本は保守的であるが、自分を保守主義者とは考へない。革新派が改革主義を掲げるやうには、保守派は保守主義を奉じるべきではないと思ふからだ」(「私の保守主義観」)

 当然だ。保守とはイデオロギーを警戒する姿勢のことである。保守は常に疑い、思考停止を戒める。安易な解決策に飛びつかず、矛盾を矛盾のまま抱え込む。保守の基盤は歴史や現実であり、そこから生まれる《常識》である。

 彼らは革新勢力の《非常識》に驚き、「乱暴なことはやめましょう」と警告する。つまり、保守は常に革新勢力の後手にまわる宿命を負っており、特定の理念を表明するものではない。福田によれば、保守は改革主義の火の手があがるのを見て始めて自分が「保守派」であることに気づくような存在なのだ。

 一方、革新勢力は、歴史や現実の中に障害物や敵を見出(みいだ)す。よってその外部に「歴史観」「世界観」を設定する必要がある。

 近代とは、自由・平等・人権といった理念を完全な形で実現しようとする運動であるが、その背後にあるのは、歴史に法則(見とほし)が存在するという信仰、すなわち進歩史観だ。

 こうした思考回路を根本の部分で拒絶するのが保守である。

 「保守派は見とほしをもつてはならない。人類の目的や歴史の方向に見とほしのもてぬことが、ある種の人々を保守派にするのではなかったか」(同前)

 しかし、不幸にもあえて「保守」の立場を明確に打ち出さなければならない時代がやってきた。「歴史の進歩」というスローガンの下、《常識》の破壊が急速に進んだからだ。

 この「あえて」という部分が消滅したところに、俗流保守主義は発生する。

 彼らは自分たちの正義を愛し、徒党を組み、理想を声高に叫ぶ。過去から目を逸(そ)らし、「新しい国」の創生を訴える。

 福田はイデオロギーに堕した「保守主義」、および十年一日「保守的」スローガンを唱えて自己愛に浸る俗流保守主義者を深く軽蔑し、避けた。

458とはずがたり:2014/08/17(日) 10:58:34
>>457-458

 本来の保守主義は、自由や平等の節度なき拡張を批判してきたはずだ。しかし戦後、特に冷戦構造下において、思考が捻(ね)じ曲げられた俗流保守主義者は、臆面もなく「際限なき自由」およびグローバリズムを唱えだすようになった。彼らは革新勢力と同様の腐臭を放ちながら、伝統の破壊に勤(いそ)しむようになる。挙句(あげく)の果てには憲法に「理想と未来の姿」を盛り込むなどと発言する首相まで登場した。

 福田は、戦後保守の欺瞞(ぎまん)を見抜いていた。

 「保守派は見とほしをもつてはならない。人類の目的や歴史の方向に見とほしのもてぬことが、ある種の人々を保守派にするのではなかったか」(同前)

 しかし、不幸にもあえて「保守」の立場を明確に打ち出さなければならない時代がやってきた。「歴史の進歩」というスローガンの下、《常識》の破壊が急速に進んだからだ。

 この「あえて」という部分が消滅したところに、俗流保守主義は発生する。

 彼らは自分たちの正義を愛し、徒党を組み、理想を声高に叫ぶ。過去から目を逸(そ)らし、「新しい国」の創生を訴える。

 福田はイデオロギーに堕した「保守主義」、および十年一日「保守的」スローガンを唱えて自己愛に浸る俗流保守主義者を深く軽蔑し、避けた。

 本来の保守主義は、自由や平等の節度なき拡張を批判してきたはずだ。しかし戦後、特に冷戦構造下において、思考が捻(ね)じ曲げられた俗流保守主義者は、臆面もなく「際限なき自由」およびグローバリズムを唱えだすようになった。彼らは革新勢力と同様の腐臭を放ちながら、伝統の破壊に勤(いそ)しむようになる。挙句(あげく)の果てには憲法に「理想と未来の姿」を盛り込むなどと発言する首相まで登場した。

 福田は、戦後保守の欺瞞(ぎまん)を見抜いていた。

「だが、保守派が保守主義をふりかざし、それを大義名分化したとき、それは反動になる。大義名分は改革主義のものだ。もしそれが無ければ、保守派があるいは保守党が危殆(きたい)に瀕(ひん)するといふのならば、それは彼等が大義名分によつて隠さなければならぬ何かをもちはじめたといふことではないか」(同前)

 当時も今もきちんと理解されたとは言い難い福田の指摘を、このご時勢だからこそ、正面から捉える必要があるのではないか。

適菜収(てきな・おさむ)
 昭和50年、山梨県出身。早稲田大で西洋文学を学び、ニーチェを専攻する。卒業後、出版社勤務を経て、現在は作家・哲学者として執筆活動に専念。「日本を救うC層の研究」「日本をダメにしたB層の研究」、呉智英氏との対談「愚民文明の暴走」など著書多数。

459とはずがたり:2014/10/23(木) 11:26:13
日本の名誉とか直ぐ口にする連中は信用成らんと思ってるけど,そういう連中が増えてるのは危険やねぇ。。

朝日「誤報」で日本が「誤解」されたという誤解
2014年09月18日(木)12時18分
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2014/09/post-677.php

 いわゆる「従軍慰安婦」問題をめぐる証言記事に関して朝日新聞が誤りを認め、取り消したことに関連して、あらためてこの「従軍慰安婦」の議論が盛んになっています。その議論の多くは「誤報」、つまり「狭義の強制」があったと報道されたことで、「国際社会の誤解」を招いた朝日新聞には責任があるという考え方です。

 例えば安倍首相は9月14日のNHKの番組で、朝日新聞が「世界に向かってしっかりと取り消していくことが求められている」と述べたそうですし、加藤勝信官房副長官も17日の記者会見で、「誤報に基づく影響の解消に努力してほしい」と述べています。

 また朝日新聞の訂正直後に実施された、読売新聞の世論調査によれば、『朝日新聞の過去の記事が、国際社会における日本の評価に「悪い影響を与えた」と思う人が71%に達した』そうです。

 しかし、こうした「国際社会に誤解されている」という議論は、それ自体が「誤解」であると考えるべきです。以下、その理由を指摘したいと思います。

 一点目は、80年代末にこの「従軍慰安婦」問題が知られるようになって以降、たとえ偽りの証言や、誤報によって「狭義の強制」があったという伝わり方をしたとしても「現在の日本国の名誉や評判」はまったく傷付かなかったということです。

 ですから「国際社会における日本の評価に悪影響があった」という印象、あるいは加藤官房副長官の言う「誤報による影響」というのは、そうした理解の全体が「誤解」です。

 理由は簡単です。国際社会では、サンフランシスコ講和を受け入れ、やがて国連に加盟した「日本国」は、「枢軸国日本」つまり、常任理事国でありながら国際連盟を脱退し、更にナチス・ドイツ、ファシスト党のイタリアと組んで第二次世界大戦を起こした「枢軸国日本」とは「全く別」であることを認識しており、そこに一点の疑念もないからです。

 それは、講和を受け入れたという法的な理由だけではありません。戦後の日本政府、日本企業、日本人が国際社会で活動するにあたって、国際法や各国法を遵守し、多くの国や地域の中で際立った国際貢献を行い、例えば国連安保理の非常任理事国にも再三選出されているように、戦後の日本および日本人の行動が国際社会から信頼されているからです。

 現在の日本国と枢軸国日本が別である以上、第二次大戦の戦中に枢軸国日本が起こした非人道的な行為に関しては、現在の日本国が、現在の世代として政府の正式謝罪を行ったり、現在の世代の納税した国庫金から補償をしたりする必要はありません。

 補償に関しては「講和条約で解決済み」だというのは、別に責任から逃げているわけではなく、「講和によって枢軸国日本から日本国への移行が相手国により承認された」、つまり「現在の日本国は枢軸国日本ではない」ことが相手国から承認されたことを意味するからです。これは、サンフランシスコ講和の対象外であった、日中、日ソの各講和や日韓条約でも全く同様です。

460とはずがたり:2014/10/23(木) 11:27:09
日本の名誉とか直ぐ口にする連中は信用成らんと思ってるけど,そういう連中が増えてるのは危険やねぇ。。

朝日「誤報」で日本が「誤解」されたという誤解
2014年09月18日(木)12時18分
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2014/09/post-677.php

 いわゆる「従軍慰安婦」問題をめぐる証言記事に関して朝日新聞が誤りを認め、取り消したことに関連して、あらためてこの「従軍慰安婦」の議論が盛んになっています。その議論の多くは「誤報」、つまり「狭義の強制」があったと報道されたことで、「国際社会の誤解」を招いた朝日新聞には責任があるという考え方です。

 例えば安倍首相は9月14日のNHKの番組で、朝日新聞が「世界に向かってしっかりと取り消していくことが求められている」と述べたそうですし、加藤勝信官房副長官も17日の記者会見で、「誤報に基づく影響の解消に努力してほしい」と述べています。

 また朝日新聞の訂正直後に実施された、読売新聞の世論調査によれば、『朝日新聞の過去の記事が、国際社会における日本の評価に「悪い影響を与えた」と思う人が71%に達した』そうです。

 しかし、こうした「国際社会に誤解されている」という議論は、それ自体が「誤解」であると考えるべきです。以下、その理由を指摘したいと思います。

 一点目は、80年代末にこの「従軍慰安婦」問題が知られるようになって以降、たとえ偽りの証言や、誤報によって「狭義の強制」があったという伝わり方をしたとしても「現在の日本国の名誉や評判」はまったく傷付かなかったということです。

 ですから「国際社会における日本の評価に悪影響があった」という印象、あるいは加藤官房副長官の言う「誤報による影響」というのは、そうした理解の全体が「誤解」です。

 理由は簡単です。国際社会では、サンフランシスコ講和を受け入れ、やがて国連に加盟した「日本国」は、「枢軸国日本」つまり、常任理事国でありながら国際連盟を脱退し、更にナチス・ドイツ、ファシスト党のイタリアと組んで第二次世界大戦を起こした「枢軸国日本」とは「全く別」であることを認識しており、そこに一点の疑念もないからです。

 それは、講和を受け入れたという法的な理由だけではありません。戦後の日本政府、日本企業、日本人が国際社会で活動するにあたって、国際法や各国法を遵守し、多くの国や地域の中で際立った国際貢献を行い、例えば国連安保理の非常任理事国にも再三選出されているように、戦後の日本および日本人の行動が国際社会から信頼されているからです。

 現在の日本国と枢軸国日本が別である以上、第二次大戦の戦中に枢軸国日本が起こした非人道的な行為に関しては、現在の日本国が、現在の世代として政府の正式謝罪を行ったり、現在の世代の納税した国庫金から補償をしたりする必要はありません。

 補償に関しては「講和条約で解決済み」だというのは、別に責任から逃げているわけではなく、「講和によって枢軸国日本から日本国への移行が相手国により承認された」、つまり「現在の日本国は枢軸国日本ではない」ことが相手国から承認されたことを意味するからです。これは、サンフランシスコ講和の対象外であった、日中、日ソの各講和や日韓条約でも全く同様です。

 第2の誤解は、したがって「枢軸国日本」の行動への批判がされると、まるで自分たちが批判されたように感じて、反論や名誉回復を行わなくてはならないという心情になる、そのこと自体が「誤解」であるということです。

461とはずがたり:2014/10/23(木) 11:27:31
>>460-461
 もちろん、「国のかたち」はサンフランシスコ講和によって変わったけれども、民族や文化の上で一貫性はあるし、その延長で、戦場で亡くなった多くの兵士も自分たちと同じ日本人であり、そうした犠牲者に「枢軸国の不名誉」を押し付けることはしたくない、それは自然な心情としてあると思います。

 ですが、この問題に関しても、個々の兵士に至る日本軍の「全員が戦争犯罪人」であるという考え方は「講和」の精神にはありません。あくまで誤った方針へと指導した責任者のみの罪を問うという「講和条件」で和平を実現したのであって、個々の兵士や戦没者の全員の名誉まで否定しているわけではありません。

 ですから、偽証言や誤報に基づく問題があったからといって「慰安所を設置した軍隊」としてまるで日本軍全体や個々の戦没者までが不名誉な印象で固定化されているわけではありません。批判の対象としては、そのような「慰安所を設けなければ士気が保てない」ような作戦を続けて、実際に「慰安所設置」に関わった軍の上層部へのものであると理解すべきです。

 第3の誤解は、それでも軍の方針や軍の上層部の名誉を回復したいとして、これはこの欄でも再三申し上げてきたことですが、「狭義の強制」つまり銃剣を突きつけて「人さらいのように」女性を集めたというのは「事実でない」と主張することに「効果はない」ということです。

 つまり「強制連行ではなかったが人身売買だった」、または「軍や警察が女性の身柄を拘束した事例があるが、それは業者の財産権という社会秩序維持のためだった」、「脱走を取り締まったが、それは戦地での危険から保護をするためだった」、「一晩に大勢の相手をさせたが、少なくとも対価として金銭の支払いはあった」という「事実の訂正」をしたからといって、国際社会の評価は変わらないと考えるべきです。

 というよりも、「事実関係の訂正キャンペーン」を強化すれば「日本軍の従軍慰安婦という問題を初めて知ることになる」人を増やしてしまうだけです。そうした人々が「なるほど人身売買であって民間主導の経済行為だったのだ」と「理解」を示して「ポジティブな印象」を持つ可能性はゼロだと思います。

 この論点に関しては、「現在の価値観で過去の問題を断罪している」とか「19世紀まで奴隷制を実施していたアメリカに言われたくない」などという反論があるようですが、こうした言い方も日本を一歩外に出れば現実論として全く説得力は持ちません。

 第4の誤解は、「狭義の強制はなかった」という点など、「枢軸国日本の名誉回復」を進めることが、国際社会での日本の立場を強化するという考え方です。これは大変に危険な誤解です。というのは、この考え方で押し切れば、中国や韓国は「現在の日本政府や日本人は枢軸国日本の名誉にこだわる存在」つまり「枢軸国の延長」だというプロパガンダを国内外で展開することが可能になります。

 そうしたプロパガンダがあるレベルを越えていくようですと、国際社会における日本の政治活動や経済活動に支障を来すばかりか、特に中国の場合は日本を仮想敵とした軍拡の口実にもなっていきかねません。そのように対立を激化させた責任が日本にあるとなれば、アメリカなど同盟国の心証も悪化させることになります。

 第5の誤解は、これは「朝日新聞」の立場に近い人々の間に見られると思いますが、日本の保守的な世論や、あるいは安倍政権がこの問題で強硬になれば、「いつかは強い外圧が来て何とかしてくれるだろう」という見通しがあるように感じられます。これも誤解だと思います。

 国際社会は「激しく日本批判をするような面倒なこと」はせず、むしろ日本を軽視したり無視したりするだけでしょう。というのは「慰安婦問題に関する事実関係の訂正をしたい」という日本の意向が「全く理解できない」からです。反発する以前に「理由が分からない」ことでの違和感、不快感がひたすら深まるだけだと思います。

 そうかと言って、日本の主張に「国際社会に挑戦する」ような危険性や覚悟が見えるわけではありません。ですから「もう一度戦争をしたがっている」という危険性ではなく、「この程度の男尊女卑や既得権益擁護の古さを抱えている」という象徴的なニュアンスで感じ取って、例えば市場としての優先順位を下げたり、投資額を抑制したりという静かな動きを加速する、つまり国際社会のリアクションとしては、軽視、あるいは無視ということになるだけではないでしょうか。

 いずれにしてもこの議論では、「誤報により誤解されているから、その誤解を解きたい」という考えそのものが「誤解」だということを理解していただきたいと思います。

462とはずがたり:2014/12/05(金) 11:02:48
「右派が脅迫キャンペーン」=慰安婦問題で安倍政権批判―米紙社説
時事通信社 2014年12月5日 05時46分 (2014年12月5日 10時56分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20141205/Jiji_20141205X401.html

 【ニューヨーク時事】4日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、従軍慰安婦問題に関する社説を掲げ「安倍晋三政権に鼓舞された右派政治勢力が脅迫キャンペーンを展開中だ」と批判した。安倍政権は歴史のごまかしを求める勢力に迎合する火遊びをしていると訴えた。
 「日本の歴史粉飾」と題する社説は、日本の右派勢力が朝日新聞の慰安婦記事取り消しにつけ込み、アジアの女性が性的に虐げられた歴史的事実を否定するため、執拗(しつよう)に朝日新聞非難を続けていると主張した。
 ニューヨーク・タイムズは3日付の紙面でも日本国内の朝日新聞非難キャンペーンを取り上げた記事を1面に掲載した。慰安婦問題についてニューヨーク・タイムズは、元慰安婦の証言などから強制連行があったとする見方を一貫して取っている。

463とはずがたり:2014/12/06(土) 10:36:00
石原も戦争の被害やつらさから頑張って立ち直った戦後レジームの日本人の枠内の人間なんですねぇ〜。

石原慎太郎、衝撃発言「皇室は日本の役に立たない」「皇居にお辞儀するのはバカ」
ビジネスジャーナル 2014年3月3日 17時00分 (2014年5月31日 12時08分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140303/Bizjournal_201403_post_4279.html

「負けたのにヘラヘラ『楽しかった』はありえない」「メダルをかじるな」、そして「君が代は聴くのでなく直立不動で歌え」。
 2月23日に閉幕したソチ五輪に関連して、「明治天皇の玄孫」として話題の右派論客である慶應義塾大学講師・竹田恒泰氏が、日本選手に対して上記のコメントをTwitterに投稿して物議を醸したが、スポーツの国際大会では出場選手に対して、しばしば国家への忠誠を強要するようなプレッシャーがかけられることがある。
 中でも厳しいのは試合前や表彰式での「国歌斉唱」のチェックで、元サッカー日本代表の中田英寿氏のように「国歌を歌っていない」として右翼から街宣や抗議を受けたケースも少なくない。
 そんな中、意外な人物が「国歌なんて歌わない」と堂々と宣言して一部で話題になっている。
 政治家でありながら中韓に対してネトウヨ顔負けのヘイトスピーチ的発言を繰り返し、東京都知事時代には尖閣諸島の買収を宣言して領土問題再燃のきっかけをつくった人物。日本維新の会共同代表・石原慎太郎氏である。

●石原氏「国歌は歌わない」
「文學界」(文藝春秋/3月号)に「石原慎太郎『芥川賞と私のパラドクシカルな関係』」と題されたインタビューが掲載されているのだが、そこで石原氏は「皇室について、どのようにお考えですか」と聞かれ、次のような発言をしているのだ。
「いや、皇室にはあまり興味はないね。僕、国歌歌わないもん。国歌を歌うときにはね、僕は自分の文句で歌うんです。『わがひのもとは』って歌うの」
 つまり、石原氏は国歌を歌わないばかりか、仕方なく歌う場合には歌詞を「君が代は(天皇の世は)」ではなく「わがひのもとは(私の日本は)」と歌詞を変えてしまうというのだ。
 代表的な右派論客が堂々と天皇をないがしろにするような発言をしていることに驚かれる読者もいるかもしれないが、石原氏がもともと反天皇制的なスタンスを取っていることは一部では知られていた。今から約50年前、天皇一家の処刑シーンを描いた深沢七郎の小説『風流夢譚』をめぐって、右翼団体構成員が版元の中央公論社の社長夫人と家政婦を死傷させる事件が起きているが、事件の直前に石原氏はこの小説について、こんなコメントを寄せている。
「とても面白かった。皇室は無責任極まるものだし、日本になんの役にも立たなかった。そういう皇室に対するフラストレーションを我々庶民は持っている」(「週刊文春」<文藝春秋/1960年12月12日号>)

●国歌斉唱時の起立義務付けをしながら、自分は斉唱拒否
 先に紹介した「文學界」インタビューでも、石原氏は戦時中、父親から「天皇陛下がいるから皇居に向かって頭を下げろ」と言われた際、「姿も見えないのに遠くからみんなお辞儀する。バカじゃないか、と思ったね」と語っている。
 もちろん思想信条は自由だし、最近は反韓反中がメインで天皇に対しては否定的という右派論客も少なくない。だが、石原氏は都知事時代、都立高教員に国歌斉唱時の起立を強制し、不起立の教師を次々に処分していたのではなかったか。また、日本維新の会の共同代表で石原氏のパートナー・橋下徹氏も大阪府知事だった11年、国歌斉唱時に教職員の起立を義務付けた、いわゆる「君が代条例」を大阪府で成立させている。
 一方で国民に愛国心を強制しながら、自分は平気で「国歌が嫌い」と斉唱を拒否するというのは、いくらなんでもご都合主義がすぎるのではないか。
(文=エンジョウトオル)

464とはずがたり:2014/12/11(木) 07:54:05
このくたばり損ないは脳梗塞だったのか。

石原慎太郎がヤバすぎる!ついに「支那と戦争して勝つ」と明言!
http://lite-ra.com/2014/08/post-334.html

 日本維新の会解党にともなって、「次世代の党」をたちあげ、最高顧問の椅子に座った石原慎太郎。…石原は先日、発売された「週刊現代」(8月9日号)で、今の野望は何か、と聞かれてこう答えたのだ。
「支那(中国)と戦争して勝つこと」
 この発言は…作家・石原慎太郎が最近になって上梓した短編集『やや暴力的に』(文藝春秋)の著者インタビューでのことだ。…石原は表題作「やや暴力的に」を書いた理由いついて昨年患った脳梗塞をあげている。
「主治医によると、『(棺桶に)片足だけでなく両足を突っ込んだ状態』だったそうです。…それで、これからも小説を書いて行けるのか少し不安だったので試しに書いてみたのが表題作「やや暴力的に」です」…問題は…インタビュー末尾のアンケート企画「私のいちばん」においてだ。これは著者の「いちばん」をQ&A方式で10項目に渡り一問一答するもの。…その中で石原は「いちばんの野望は?」との問いに前記の驚愕発言をしたのだ。おそらく多くの人々は見落としてしまっていると思われる誌面のスミに掲載された一言。…たしかに石原はこれまでも暴言や問題発言を繰り返してきた。中国や韓国に対しても「三国人発言」に始まり差別発言を連発。…好戦的な主張を繰り返してきた。もはや暴言は石原の代名詞であり、何を言っても問題視されなくなっている。

 しかし今回…“戦争して勝つ” とはっきり口にしたということも驚きだが、この発言によって、石原が2年前に仕掛けた行動の動機が明らかになったといえる…周知のように、日中関係がここまで悪化したきっかけは、2012年の日本政府による尖閣諸島国有化だが、この政府の動きをひきずりだしたのは、当時の都知事・石原慎太郎だった。その数ヶ月前に石原が突如、尖閣を都で購入する事を発表したため、当時の民主党政権と外務省が日中の紛争になることおそれて国有化を行ったのだ。
 いわば、石原こそが日中関係悪化の仕掛人なのだが、当時、石原の行動の動機は尖閣という領土を中国に侵犯されないために、動きの鈍い国のかわりに立ち上がった、ということになっていた。だが、「いちばんの野望は支那…と戦争して勝つこと」という今回の発言を聞くと、それは逆だったのではないかと思えてくる。石原はとにかく中国との戦争がしたくてしようがなかった。そのきっかけをつくるために尖閣諸島を購入しようとした──。
 実際、日経新聞電子版で連載された「検証・尖閣国有化(3)」(13年3月27日)には、尖閣諸島問題をめぐって石原が当時の野田首相に対して、戦争の覚悟を迫る言動をしていたことが記されている。…2012年8月19日…首相の野田佳彦は首相公邸…に密かに…石原慎太郎を招き入れ、頂上会談に臨んだ」「…石原が野田に対して、『中国と戦争になってもやむを得ない』という趣旨の強硬論を展開した」「内輪の会合では、石原さんは『中国と戦争になっても仕方ない…』と言っていた。米専門家の分析として、海空戦力であれば、自衛隊は人民解放軍を凌駕しているという趣旨の話を再三していた。『通常戦争なら…勝てる』という趣旨だった」(首相補佐官の長島昭久の回想)。
 いったいなぜ、石原はここまで中国と戦争をしたいのか。実は石原の過去の発言をチェックしてみると…とにかく中国人を差別し、中国に異常な敵愾心を燃やしている事がよくわかる。…ようするに、日本人より下流の民族だと見下していた中国が、次第に国力や経済力を付けてきたことが、我慢ならないのだ。だから、中国と戦争をして国力のちがいを見せつけてやりたい、そう思っているのだろう…しかも、気になるのは、慎太郎のこうした戦争への欲望がここにきてより露骨になり、エスカレートしていることだ。かつては、あくまで非公式な場所での発言だったのが、メディア上で堂々と戦争への野心を語るようになってしまった。
 これは、おそらく昨年石原を襲った大きな出来事が関係している。13年2月、石原は…入院した。病名は脳梗塞。…入院の間、石原は“暴力”をテーマに小説を書いた。つまり、石原は生命の危機を経験したことで、これまで以上に自分の野望を実現したいと考え始めたのではないか。
 今年7月、石原はこれまで手元に置き続けたいとこだわってきた膨大な蔵書約3200冊を、逗子市の図書館に寄贈している。その際、石原は「本を手放すのは覚悟がいる」と発言しつつ、「終幕が近いから」と寄贈の理由を説明したが、石原の言う「戦争の覚悟」と「本を手放す覚悟」は本質的には同じものではないのか…そんなごく個人的な「覚悟」に巻き込まれる国民はたまったものではない…
(エンジョウトオル)

465とはずがたり:2014/12/19(金) 11:34:34
日本の財政の会計は何が問題なんだ?そこだけ気になったから嫌いな石原の会見だけど一部削除しつつ転載

2014.12.16 15:18
石原慎太郎氏引退会見詳報(1)「晴れ晴れとした気持ちで政界去れる」
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/141216/plt14121615180025-n1.html

 石原慎太郎前衆院議員(次世代の党最高顧問)は16日、東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見し、「今度の選挙で(落選という)結果になって、私は引退を決心した」と述べ、政治活動からの引退を表明した。政治家人生を振り返った石原氏は「歴史の十字路に何度か自分の身をさらして立つことができたことは政治家としても物書きとしてもありがたい経験だった」と語り、「欣快(きんかい)として、わりと晴れ晴れとした気持ちで政界を去れる」と語った。会見の詳細は以下の通り。

 「皆さん、こんにちは。僭越(せんえつ)でございますが、大してニュースバリューもないこの私が個人の資格で皆さんにこうやって大がかりな記者会見を申し込んだ理由は、私も延べ50年以上政治に携わってきたが、結局、今度の選挙でああいう結果になって、私は引退を決心した。ただ、(衆院選の)開票日に、いってはいけないが、自宅にまで浅薄なメディアの先兵が押しかけて、歩く途中もマイクを突きつけて『一言、二言』と(コメントを求められた)。そこで、後にゆっくり話させてくれということで、日本記者クラブにご厚意いただいて、この機会を設けさせていただいた。私が申し上げたいことを端的に申し上げて、皆さんに批判をいただきたい」

 「結論から言えば、かねがね私はこの解散が決まったときに、選挙をきっかけに引退をするつもりだった。私自身も肉体的にひびが入ったりもして、見回してみると国会議員の中の最高齢者になった。これ非常に皮肉な話だ。かつては奥野誠亮さんという尊敬していた大先輩が、90歳を過ぎるまでかくしゃくとして国会議員を務められたそうだが、とても私にはその自信も能力もないので、これをきっかけに引退ということを声明しようと思った」

 「私の実家の石原家は、武田武士の残党だった。武田家は(織田)信長に滅ばされて雲散霧消した。武田の赤備えというのは戦国時代有名だったそうで、武田武士を争って3つの藩が抱えたそうだ。1つは毛利藩、1つは井伊藩、もう1つは伊予藩だった。私の先祖は甲州から追われて伊予藩に抱えられたそうだ」

 「…政治家として、どの国も物書きが政治に参画、コミットするのは例がないわけではない。ゲーテとか、(フランスの)ドゴール(大統領)の文化相を務めた(アンドレ)マルローの例もある」

2014.12.16 17:18
石原慎太郎氏引退会見詳報(2)「『新党ヤマト』でいけばよかった」
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/141216/plt14121617180026-n1.html

−−次世代の党が選挙戦で前面に打ち出したのは自主憲法制定だった。それに対する世の中の評価については。

「憲法は良い意味でも悪い意味でも、これだけ日本社会に定着してしまうと、国民の関心はあまりない気がする。本当に憲法を変えなくてはいけないと考えている人は、残念ながら希少な存在でしかなくなったと思う」

「皆さんもメディアの方々だから文章について講釈するのはうるさいことだと思うが、あの醜い前文ひとつを見ても、間違いが非常に多い。私も最後の予算委員会で安倍(晋三)総理に話したが、言葉には助詞、動詞、形容詞、いろいろあり、助詞も非常に大事な要素だ。この助詞の間違いが前文にたくさんある。例えば『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して』という部分だが、人にお金を貸すとき、『あなたに信頼してお金を貸します』とは言わない。やっぱり『信義を信頼』だ」

466とはずがたり:2014/12/19(金) 11:34:53
「かつて…福田恒存さんと前文の話をしているとき、『石原君、勘定してごらん。5つも6つも7つも8つも助詞の間違いがあるぞ』と言う。私も本当にその通りだと思う。9条を変えるとなると大事になるから、せめて『に』だけは国文学者を集めて、変えようじゃないかと総理に言った。それが蟻の一穴となって憲法を変えることができるんじゃないかと。安倍さんは残念ながら答えませんでしたな」

−−石原氏はかつては300万票を得票したこともある。その石原氏が比例で出馬しながら、これだけ集票が落ちた。

「…選挙の結果はいいでしょう。もう勘弁してください」

 −−今回の選挙で自公3分の2体制になったが、民意は何を示したと評価するか。

「それを逆に明かしているのは共産党の躍進だと思う。なんというか、今回、共産党に多くの支持が集まったのは、いま自分たちを囲んでいるもろもろの社会的な現実に対する、みんなが漠として感じている現況への不満の社会心理学的なリアクションだと思う。何が不満かというと、色んな格差が出てきた」

「例えば経済一つにしても、私は新聞を読まずに主にテレビで情報を拾っているが、ニュースの度に、経済を評価する指標に株の値段があげられる。経済動向を測るメジャースティックに株の値段が真っ先に取り上げられる。私はあまり良いことじゃないと思う。ほとんどの人が株なんてやってない」

 「確かに株価は2倍になった。でも株価が何を表しているかというと、経済界の上層部、つまり上場を果たしている企業の内容だ。それだけをもって、日本全体が良くなっている、国民の生活が向上しつつある、そういった判定を下すには確かな指標にはならないと思う。その不満や不安がこの結果になった気がする」

 「それとメディアの怠慢だと思う。前から言ってきたが、なんで日本の会計制度を変えないのか。日本は単式簿記で大福帳の域を出ない。どんな国でも複式簿記ですよ。日本は国家の財政運営に財務諸表がない。バランスシートがない。そんな近代国家はないですよ。国家の体をなしている国で、日本と同じように大福帳の域を出ないのは、私の知る限り北朝鮮とフィリピンとパプアニューギニアぐらいですな」

 「メディアが頑張って、少し勉強して、声を起こして経済界が動いたらこの国は変わってくると思う。国の借金は1兆円近くあると言いながら、個人の持っている金融資本は1250兆くらいある。このギャップが埋められない」

2014.12.16 18:17コメント1
石原慎太郎氏引退会見詳報(3)「橋下徹は、若いときの田中角栄」
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/141216/plt14121618170030-n1.html

−−橋下徹という政治家について、今後の彼の生き方も含め、どんな思いでみているか。

「彼は天才ですね。私は絶対、彼は(衆院選に)出るべきだったと思っている。前日まで私は何度も電話をして口説いた。彼は彼なりの言い分で、『自分はちょっと風呂敷を広げすぎたから、これを畳まなくちゃいかん』と。風呂敷って何か。大阪都構想ですよ。…」

「私は大阪が衰退するということは、日本の衰退だと思う。橋下君も感じていると思うし、安倍総理にしても自民党の政治家も、大阪というものをもう少し持ち上げないと、日本のバランスが取れないと痛感していると思う」

「橋下君はそれを念願するんだったら、国会に出てくるべきだ。安倍君とも(菅義偉)官房長官とも親しい仲らしいし、そういった人脈を通じて、とにかく国会で内閣を動かさないと大阪は持ち上がってこない。僕は絶対、彼は出るべきだったと思う」

467とはずがたり:2014/12/19(金) 11:35:17

−−橋下氏は総理になる器か。総理になる可能性はあるか。

「僕はあると思う。あんなに演説のうまい人をみたことない。言葉の調子は違うが、田中角栄だね。若いときの。それから例が良くないかもしれないけど、彼の演説のうまさ、迫力というのは若いときのヒトラーですよ。ヒトラーは後にバカなことをしたが」

「ドイツの外交官が『石原さん、ヒトラーは悪名を被っているが、若い時にやったことは間違っていなかった。ただ、ユダヤ人を偏見で虐殺したことは許せないが』と言っていた。私はその言葉を是とするし、橋下徹ってのは彼に該当する政治家だ。惜しいことをしたなあ。彼は必ずもう一回でてくるだろう。再登場すると思う。させなきゃいかんですよ」

−−石原氏は(前東京都知事の)猪瀬直樹氏に副知事を経験させ、後継に指名したが、(医療法人徳洲会グループから)5千万円の提供を受けて問題になった。誤算だったか。
「それはわからないが、私は彼を評価している。物書きのくせにあんなに数字に精通して、数字の虚構を見破ることできる男を私は知らなかった。それから役人が体裁の上でつく嘘を見破るのも非常にうまい。彼は日本でも一流のノンフィクション作家だったから、そういうリサーチ能力は非常にあった。非常に惜しい人を失ったと思う。東京のためにも大きな損失だった」

−−その5千万円をいただいた相手は(「徳洲会」前理事長の)徳田虎雄氏だった。徳田氏はもともと石原さんのファンであり支持者だったが、違和感はなかったか。
「むしろ私が徳田さんのファンだ。彼は本当に日本のシュバイツァーといっていいのか、見事な志を持った大事業家だと思う。日本の医師会が彼に反発し、自民党が彼をボイコットしたのは間違いだと思う。彼だけの自己犠牲を踏まえて病院の経営で人を助けた人がいますか」

−−猪瀬氏から石原氏に相談はなかったのか。
「ない。個人の金融の問題ですから」

−−数ある歴史の十字路の中で、忘れ得ない十字路は。
「私は日本の国会議員として初めてアメリカの戦略基地を訪れた。(元首相の)佐藤(栄作)さんが向こうの国務省にはかってくれたんだろうが。佐藤ってすごい人だと思う。沖縄返還交渉で非核三原則を唱えながら、アメリカの大統領のジョンソンに『日本は核を持ちたい、日本の核について協力してくれ』って言って断られている。それを諦めた後、沖縄返還の時にニクソン(元米大統領)と丁々発止やりながら、ドイツと一緒に核開発をしようと思って話をもちかけている。これだけの大きな二枚舌を使った政治家はいないと思う」

「私はそれで『アメリカの核の抑止力はない、アメリカの核の傘というのは全く信用できない』ということを暴いた。そのおかげで私は核保有論者にされたが、あの体験は日本に覚醒をもたらしたと思うし、自分にとっても歴史的な十字路に立ったポイントだと思っている」

2014.12.16 19:10
石原慎太郎氏引退会見詳報(4)「共産中国は嫌いだ。中国の若者は共産党独裁の壊滅を」
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/141216/plt14121619100035-n1.html

−−中国人が石原先生にどういう質問があるかインターネットで集めた。3つの質問に絞って質問する
「絞って3つ?」
−−先生は本当に中国が嫌いか。また嫌いだとしたらどういう理由か
「嫌い。共産主義も嫌い。共産中国嫌いだ。あなた方がチベットをなくしたんだ」
−−東京都が尖閣諸島を買おうという運動で日中関係は悪化した。今の結果は望んでいるか。日中関係はこれからどうすればいいか
「もうちょっと頭冷やして、共産党の独裁というのを壊滅させることだ。それがあなたも含めて幸せなことではないか」
−−中国の若者に対してメッセージを
「自分の人生を自由闊達に開いていくために共産党の独裁というのを壊滅させなければだめだ」

468とはずがたり:2014/12/19(金) 11:35:44
>>465-468
−−自主憲法制定まではいかないが、憲法改正を唱えている方は今の自民党内では半数を…
「当たり前じゃないですか。自民党の党是じゃないですか」

−−本当にこれで終わりなのか。終わりなら次は何をするのか。今日は田中角栄元首相の命日だが、宿敵の田中角栄氏と、長期政権になるであろう安倍晋三首相に政治家として何を言い残すか

「安倍さんには初志貫徹してもらいたい。しかし、角栄という人物は素晴らしかった。あんなおもしろい人はいなかった。私はかつて若い仲間と選挙権を18歳に下げようというキャンペーンをやった。選挙権を18歳に下げようという会合をやるために『自民党のホールを貸してくれ』と申し込みに行った。幹事長は田中角さん。角さんが『何に使うんだ』と言うから、『選挙権を18歳に下げるキャンペーン』と言ったら、『馬鹿なことを言うな。馬鹿なことを。何を馬鹿なことを言っているんだお前。選挙権は25歳でいいんだ。25歳で。頭冷やせ馬鹿』と言われて、私は後になってその通りだなと思った。成人式に親を連れてこなくちゃいけない連中が多い時代に18歳まで選挙権下げるのは間違いだ。絶対反対だ。25歳で十分だ」

−−ロッキード事件の背景に角福戦争があったのか。それともアメリカの謀略か
「日本のエネルギー問題でウラニウムの取得というものをアメリカルートじゃなくて自分で開発しようと動きだした。これはアメリカの虎の尾を踏んだと思う。しかもロッキード裁判というのはめちゃくちゃな裁判だ。アメリカの刑法を日本に持ち込んできて、向こうでやった免責証言は日本の裁判で使われて、しかもそれに対する日本側の反対尋問を許さない。こんなでたらめな暗黒裁判はない」

2014.12.16 19:20
石原慎太郎氏引退会見詳報(5完)「尖閣の中国公船、私なら追っ払う」
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/141216/plt14121619200037-n1.html

−−週刊誌で「シナと戦争して勝つこと」と発言。文学者としての発言なのか、政治家としての発言か。日本政府が尖閣諸島を国有化した後に海域の緊張が続いている
「私が首相なら追っ払う。ある週刊誌のインタビューで『一番したいこと』を聞かれたので『シナと戦争して勝つこと』と。私は日本人として言った」

−−衝突が起きてもいいのか
「衝突を仕掛けているのは中国だ。けんか仕掛けているのは向こうだ。日本の領海に入っているのはシナ人の方だ。頭を冷やした方がいいよ、シナの人は」

−−若い芸術家の育成以外にトライしてみたいことがあれば
「新しくつくった財団で、アラブとか東南アジアとか、日本人と違った感性を持っている若い芸術家がいるから、そういう人たちに日本に来てもらい、刺激を受けて、新しい芸術を世界のために展開してもらいたい。その手伝いをできるだけするつもりだ」

−−政治生活で成し遂げたことは何か。心残りは何か
「小さなことで都知事の立場でやれたことはいくつかあった。ただ、痛快だったのは日本の経済使節団が中国に行った。周恩来が『これからいかなる日本人も歓迎する』と言った。経済人が『青嵐会も歓迎するか』と聞いたら、周恩来が呵々大笑(かかたいしょう)して『私は彼らを非常に評価している。青嵐会の人たちは昔の日本人ですね』と発言したそうだ。心残りは憲法が一字も変わらなかったことだ」

−−今の心境は
「いくつで死ぬか知らないが間もなく死ぬのだろう。死ぬまでは言いたいことを言って、やりたいことをやる。人から憎まれて死にたいと思う」

469とはずがたり:2015/01/01(木) 09:33:20
放火か?

靖国神社でぼや 建造物侵入容疑で男逮捕
共同通信 2014年12月31日 19時21分 (2014年12月31日 19時24分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20141231/Kyodo_BR_MN2014123101001256.html

 靖国神社の境内を調べる捜査員と消防隊員ら=31日午後6時36分、東京都千代田区
[拡大写真]

 31日午後5時ごろ、東京都千代田区の靖国神社境内で、国内外の戦死者を慰霊するために建てられた「鎮霊社」から出火し、屋根などの一部を焼いた。警視庁によると、けが人は確認されていない。
 警視庁はこのぼやに関連し、建造物侵入の疑いで20代とみられる男を現行犯逮捕した。出火の経緯についても調べる。
 男の行動を不審に思った靖国神社の職員らが取り押さえ、通報を受けて駆け付けた警察官に引き渡した。
 靖国神社のホームページなどによると、鎮霊社は靖国神社に合祀されない国内外の戦死者を慰霊するため、1965年に建てられた。

470名無しさん:2015/01/24(土) 16:53:06
ただの民族主義新聞ではない模様

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150119-00000013-sasahi-eurp

以前の名は「ハラキリ」テロ襲撃の新聞社は一癖あり?〈AERA〉
dot. 1月19日(月)16時11分配信

 襲撃事件で注目を浴びることとなった、フランスの週刊新聞「シャルリー・エブド」。フランスでも独特の存在感を放つ新聞だという。今回の事件はこの新聞と、さらにフランスの歴史的背景も関わっているようだ。

「ハラキリ」。Hを飛ばして発音するフランス語では「アラキリ」と読む。

 これが、今回の襲撃事件によって世界的に有名になったフランスの週刊新聞「シャルリー・エブド」の1960年代の名前だった。日本と関わりがあったわけではない。世間の良識をあざ笑う際どさの象徴だった。

 創刊当時は月刊だった「ハラキリ」の創刊号には、腹を切り裂いた刀差しの歌舞伎役者のような奇妙な絵が描かれている。それから約半世紀。「シャルリー・エブド」と名前を変えた雑誌は、イスラムの預言者ムハンマドの風刺画を掲載したことに怒りを覚えたアルジェリア系フランス人のイスラム教徒たちによって、記者や漫画家12人が惨殺される事件の主役になった。

 すっかり「言論の自由」の砦に祭り上げられた「シャルリー・エブド」だが、もともとの定位置は、一癖も二癖もあるゴシップ紙。「批判したがり」の風刺漫画家と左派の編集者たちがたむろする梁山泊のような存在だった。ほかで拒否される作家の画もどんどん載せる炎上商売が得意で、部数は通常は5万部程度。それがフランス史上最大級の支援の輪を巻き起こし、「生存者号」と銘打った最新号が500万部という驚異的な部数を売り上げる日が来るとは。

「ハラキリ」の名前を捨てたのは70年のことだ。ドゴール大統領の死を揶揄した表紙で発禁処分を受け、現在の「シャルリー・エブド」に改名して発行を続けたとされる。この経緯が本当ならば、フランスで唱える言論の自由も必ずしも「無条件」ではない、ということになる。

 シャルリー・エブドは過去に繰り返し預言者ムハンマドの風刺画を掲載していたので、いかにも反ムスリム路線の雑誌であるかのように見られているが、それは誤解だ。風刺漫画で嘲笑した対象にはユダヤ教やキリスト教も。フランス人の誇る革命以来の「政教分離」を脅かすような相手はみな攻撃したのだ。「神」への批判もフランスでは罰せられない、はずだった。

 しかし、その論理は、イスラム教徒には通じなかった。欧州のムスリム社会に詳しい内藤正典・同志社大学大学院教授は、「いじめの構図と同じです。フランス人は自分が国内のイスラム教徒をいじめていることに気づかない」と指摘する。

「フランスにはカトリック教会の抑圧から市民が自由を勝ち取った歴史があります。だから教会もキリストも嘲笑する自由があると考える。イスラム教徒も、たとえば、エジプトのムバラクやイラクのフセインを風刺されても怒らない。しかし、預言者ムハンマドだけは別格なのです。なのに、フランス人は、フランスで生きる以上、お前たちも受け入れなければならないと求めます。フランス人からすれば啓蒙しているつもりなのです」

※AERA 2015年1月26日号より抜粋

471名無しさん:2015/01/31(土) 01:17:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150130-00000107-jij-cn
西側価値観、大学に持ち込むな=改革・自由派学者に圧力―強まる言論統制・中国
時事通信 1月30日(金)17時38分配信

 【北京時事】中国の袁貴仁・教育相はこのほど、大学の教授らに対して西側諸国の教材使用に対する管理を強化するよう指示した上で、「西側の価値観を伝える教材をわれわれの教室に持ち込んでは絶対いけない」として、自由や民主主義など西側民主国家の普遍的価値観を教えないよう要求した。中国共産党系のメディアでは改革・自由派学者に対する圧力が一層強まっている。
 30日の国営新華社通信(電子版)によると、袁氏は「党の指導を攻撃・誹謗(ひぼう)したり、社会主義のイメージを損ねたりする言論が大学の教室に現れることを絶対に許さない」と強調。「習近平総書記による重要講話精神を教材に盛り込み、教室に持ち込み、学生の頭脳に入れるよう着実に推し進める必要がある」と訴えた。

472名無しさん:2015/02/05(木) 23:59:55
政治思想とはちょっと違うかもしれませんが、
有識者会議の名のもとに「民意の洗礼を受けない少数者」が政治に関与するのはどうかと思う。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&amp;k=2015020400414
戦後70年談話、有識者会議を先行=菅長官

 菅義偉官房長官は4日午前の記者会見で、安倍晋三首相が8月に発表する戦後70年談話の作成に当たり、与党側との調整を求める声が出ていることに関し、「まず、有識者の皆さんと相談させていただく形になる」と述べ、有識者会議での検討を先行させる考えを示した。(2015/02/04-12:08)

473とはずがたり:2015/02/08(日) 21:14:05

思想的な話題である感じもするのでこちらにも転載

仏風刺画:表現の自由を脅かす「タブー」への反発
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1401097607/325-326n
2015年02月06日

 1月7日にパリで起きたフランスの週刊紙「シャルリーエブド」襲撃事件は、容疑者がイスラム過激派を名乗り、また同紙がこれまで再三、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載していた背景から、「イスラム教徒」、「表現の自由」という、この国の根幹に関わる問題を浮き彫りにしている。

…まずシャルリーエブド紙について触れなければならない。事件1週間後のパリ各地のキヨスクには、早朝から発売を待つ人の行列ができた。今でこそ世界に名を知られることになった同紙だが、通常の発行部数は3万部程度で、事件後、初めて手にしたというフランス人が大半だ。日本に比較対象になるようなメディアが見当たらないので例えるのが難しいが、それほど大上段に構えた反権力の言論機関という趣はない。普段から紙面はイラストや漫画で大半が埋められており…低俗に近い印象を与えるものも多い。

 事件1週間後の表紙に掲載されたムハンマドが涙を流す風刺画について、「まだやるか」と国内外のイスラム教徒を中心に抗議の声が上がったが、過去の風刺画と比べると、相当、抑制している印象を受けた。過去にはそれほどひどいものがあった。

私は2012年9月、当時は別の場所にあったシャルリーエブド紙を取材に訪れたことがある。当時も今回同様、ムハンマドの風刺画の掲載を巡って、世界中で反発が起きていた。今回の事件で難を逃れた当時のジェラル・ビアル編集主幹が取材に応じ「なぜ反感を持たれるのか理解できない。見たくない人は見なければいいだけだ」と語った。…
 シャルリーエブド紙の言い分は「自分たちは常に時事問題を扱っており、たまたま今回、ムハンマドを取り上げただけだ。ムハンマドだけを特別に批判の対象にしていない」という趣旨だった。確かにその通りだ。だが当時掲載されたムハンマドの風刺画は、紹介するのがはばかられる内容だった。イスラム教ではそもそも預言者を描くこと自体が禁忌だ。「これはイスラム教徒が怒っても当然だろう」と率直に思った。

 議論を複雑にしているのが、ユーモアのセンスの違いだ。フランス人は自分たちが奥深いユーモアを理解し、それを分からない方が悪いぐらいに思っている印象がある。これまでにも仏メディアは再三、福島第1原発事故で避難生活を余儀なくされている人の神経を逆なでするような…風刺画などを載せている。毎回、日本大使館が抗議するなどの騒ぎになったが、当のフランス人たちは「ユーモアの範囲内」として、あまりピンときていない様子だった。私が日本に一時帰国してフランスに戻った直後、支局で鼻血が出た時に、フランス人の助手が「フクシマの影響かもね」と言って笑った時にも不快感を持った。文化的に個人の主張が先に立ち、周囲を思いやる感覚にやや欠ける国民であるというのが、この国で人物観察をしている私の印象だ。一方で、裏を返せば、相手の無神経さを許容する土壌もある。なのでイスラム教徒の感じる怒り、違和感は当然、理解できる。

 だが、言論の自由をことのほか大切にするフランス人の感覚も同時に理解しなければならない。…フランスで、自由、平等、友愛の国是は絶対的な価値を持っている。その自由の根幹となるのが表現の自由だ。そしてその自由を最も脅かすのが、タブーと自己規制だ。相手への思いやりと自己規制の線引きは難しい。

 そこに移民の統合の問題が絡んでくる。… フランス政府は戦後の成長期の労働力不足を補うために北アフリカの旧植民地から労働者を招いた。1970年代以降に彼らが祖国の家族を連れて来たいと言った時、フランス社会に同化させる政策が足りなかったと今、指摘されている。実際、パリの郊外には白人が一人もいないような移民の集住地域ができ、就職を含めたさまざまな場面で差別を受ける状態が続いている。

 フランス人に接していて、イスラム教徒を話題にする時、ことさら差別につながりかねない言葉や表現に気をつかっているのに気付くことがある。自由、平等の共和国の理念に反する差別が存在することに後ろめたさを感じ、また認めたくないのかもしれない。やや極端に言うなら、イスラム教徒の移民に対し、社会全体が腫れ物に触るように接しているような印象すら受ける。そしてその、ある意味、タブー視することこそが、時には自由の理念への脅威となる。シャルリーエブドのムハンマド風刺には、ユーモアのセンスの違いや文化的なある種の無神経さに加え、フランス社会に表れた新たなタブーへの反発という背景がある。…【パリ宮川裕章】

474名無しさん:2015/02/11(水) 11:00:26
少子化解消には、
「早婚化の推奨」という左派が嫌いそうな対策と、
「非摘出子の法的・社会的容認」という右派が嫌いそうな政策を、
どちらも奨励する必要があるのが、
思想的に面白いです。

日本人の結婚観と、少子化対策の問題
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1148427444/984-985

475名無しさん:2015/02/11(水) 11:05:32
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150210-00042018-gendaibiz-pol
「イスラム国」事件における自己責任論と、個人を侵食する全体主義について 文/ 角幡唯介(ノンフィクション作家、探検家)
現代ビジネス 2月10日(火)6時2分配信

 文/ 角幡唯介(ノンフィクション作家、探検家)

日本人拘束事件がもたらした心の騒めき
 ISIL(いわゆる「イスラム国」)による日本人拘束事件は、ここ数年のあいだで最も強烈なインパクトを与えられたニュースだった。

 個人的な感想になるかもしれないが、一連の報道を通じて私に大きな衝撃を与え続けたのは、一貫して二人の、とりわけ後藤健二さんの目のなかに宿る心情だった。最初に公開された二人がオレンジ色の囚人服のようなものを着せられ、砂漠の荒野に座らされて、隣で黒づくめの男がナイフを振りかざす、あの映像---。

 後に判明したところによると、あれは合成だったらしいのだが、しかし、あの映像のなかの後藤健二さんの、カメラのこちら側に向かって激しく訴えかけるような視線に、私は心の奥底を揺さぶられたような思いがした。そしてその後に続くいくつかの写真と、ナイフを首に当てられる直前、観念したかのように目をつぶった最後の表情を見たときは言葉を失った。

 いったい彼はどのような気持ちで「イスラム国」の支配地域に侵入することを決断したのか。やはりこうなることをある程度予測して行動を起こしたのだろうか。テロリストたちに拘束され、何ヵ月間も監禁される間、彼は何を思い、どのように過ごしてきたのだろう。そしてまさに自らの死が現実のものとして、しかもそれが斬首という極めて残酷な形態で実現しようとする瞬間、彼は何を思っていたのだろう。後悔したのだろうか。怖くなかったのか。死は織り込み済みだったのか。最後の瞬間に何を念じたのか---。

 この事件がわれわれにもたらした心の騒めきは、じつにこうした彼らの心情を、われわれ自身が想像しようとすることによって引き起こされたものだった(そしてその騒めきは「イスラム国」が一連の非道な映像を公開することによってもたらされたものでもあった)。私は今でも彼らが拘束されたときの映像を思い返すたび、吐き気を催したくなるような暗澹たる気分になる。

 あの映像を通して想像させられた、命が潰されようとしている瞬間の彼らの極限的な心情に比べると、たとえば安倍晋三のごとき見せかけの勇ましさに自己陶酔するだけの小人物が、後藤さん殺害の報せを聞いてどれだけ顔を紅潮させようが、そこには胡散くささと白々しさしか感じられなかった。

476名無しさん:2015/02/11(水) 11:05:54
>>475

「公に迷惑をかける人間は死んで当然」なのか
 だからだろうか、今回の事件に関しては、2004年のイラク人質事件のときのような激しい「自己責任論」が新聞やテレビなどで表だって論じられることはなかった。だが、ネット上では相も変わらず、後藤さんや湯川さんに対して口さがない罵詈雑言が浴びせられているようだ。

 たしかに危険を前提にこうした行動をとる際、自己責任は当然の原則である。行動者は自らが選択した行動の帰結を、自らの責任で完結させなければならない。だが、日本における自己責任論は、「公に迷惑をかける人間は死んで当然」とでもいうような、非常に歪なかたちに変形しており、そこに何ともいえない違和感をおぼえるのだ。

 自己責任の問題は、究極的には、個人と国家の関係をどのように捉えるかという視点に収斂される。行動者の原則からすると、今度の事件で二人が殺害されたこと自体は、冷酷なようだが、致し方ない面があった。彼ら自身もそのリスクを承知のうえでシリアに入国した以上、殺害されるという最悪の結果に対して、彼ら自身が抗議できる立場にはないからである。リスクを前提に行動する者は「生きて帰るための自助努力」を怠ってはならず、それは絶対的に貫徹されなければならない行動者のモラルであるといえる。

 しかし、あくまでもそれは行動者の側からみた自己責任であり、そのことに国家がどのように関与するかは、まったくの別問題だ。いうまでもなく私たち日本国民には憲法によって渡航の自由が認められており、表現や言論の自由も認められている。一方で近代国家には自国民を保護する義務があり、私たちは自分の生命と財産を守ってくれるという前提があるからこそ、高い税金と引き換えに国家の存在を許容しているのである。そして当然のことながら、「自国民保護の原則」は無制限に適用されなければならない。

 例えば自動車事故が起きて運転手が大ケガをした場合、その運転手が素面だったら救助するが、酔っ払っていたら救助しない、などという判断があってはならない。それと同様に、この行為は安全無害だから保護する、この行為は事前にリスクが伴うことがわかっていたのに勝手に決行したのだから自己責任で放っておく、というふうに、国家が国民の行為を選別することがあっては絶対にならないはずだ。

 自国民保護に関して、国家が何らかの恣意的な基準を用いて選別することが断固として認められないのは、それが憲法で保護された国民の自由や権利を侵害することに繋がりかねないからである。この問題は少し考えたら誰でも簡単に理解できることだと思う。これは危険で、これは安全などと、公権力が個人の行動の内容を好き勝手に判別する状態がまかり通れば、その判断基準は当然、公権力側に都合のいいように拡大的に適用され、ゆくゆくは言論や表現の自由が認められない中国のような強権的政治体制に発展してしまうことだろう。

 民主主義社会を維持しようと思えば、われわれ個人は、自分たちの自由と権利を侵害するような武器を、安易に国家の側に明け渡してはならないのである。

477名無しさん:2015/02/11(水) 11:06:17
>>476

外交関係を優先して自国民の命を軽視した安倍首相
 しかし一方で、このような原則論を声高に叫んでも、なにかとても虚しい気がしてくる。今回のような「自己責任論」が噴出する背景には、そのような表面的な論理とは全く別物の、もっと根深い、日本国民全般の精神から発せられる原因があるような気がするからだ。要するに日本人というのはその心性として、個人が自ら判断して行動を起こすこと、それ自体に対して、徹底して否定的な態度を取る傾向があるような気がするのだ。

 仮に今回の事件が、後藤健二という個人ではなく、例えばアンマンの日本大使館員が湯川遥菜さんの情報収集活動をしている最中に拘束されて殺害された事件だったとしたら、同じような非難は巻き起こっただろうか。まず、起こらなかっただろう。

 もちろんこの大使館員は職務命令を守った結果、事件に巻きこまれたわけだから、自己責任の原則は適用されないという理屈は、ひとまず成り立つ。しかし逆の見方をするとそれは、公や組織に命じられて事件に巻きこまれたかぎりは非難しないが、個人が判断して行動したことで事件に巻きこまれた場合は非難する、ということを意味してもいる。

 つまり後藤さんとこの大使館員の本質的な相違は、判断の主体がどこにあったのかという点に帰せられるわけで、あくまで日本人が非難するかどうかの基準にしているのは、「公によるものか、個人によるものか」という部分に過ぎないのだ。この議論においては活動の中身に対する吟味は完全に置き去りにされている。彼がシリアで何をしようとしていたのか、崇高なことだったのか、ろくでもない目的だったのか、そんなことは関係ないのである。中身はどうあれ、彼が個人の判断で活動していたということに対してバッシングを浴びせているのだ。

 個人に厳しく公に甘いという傾向は、今回の事件に対する安倍首相の行動に対する国民感情や、マスコミ各社の批判の弱さを見てもよくわかる。そもそも2月3日の参院予算委員会における岸田文雄外相の答弁によると、政府は昨年12月3日の時点で後藤さんが「イスラム国」に拘束されていた事実を把握していたという。その時点ですでに米国の記者や英国のNGO関係者が残虐な方法で殺害されていたわけだから、政府は「イスラム国」に拘束された二人が非常に危険な状態にあることを認識していたはずだ。

 それなのになぜ安倍首相は、あろうことかイスラムの仇敵であるイスラエルで「『イスラム国』がもたらす脅威を少しでも食い止める」などと自己陶酔的に演説し、周辺各国に2億ドルの支援を約束したのだろう。少なくとも、このタイミングで「イスラム国」を敵視するような演説をしたら二人の命が危険に晒されることは当然予見できたはずだ(もし予見できなかったのなら、それは客観的な情勢分析能力の欠如という別の意味で問題は深刻である)。そして実際に「イスラム国」は、この演説を逆手に取り2億ドルの身代金を要求してきたわけだから、どう考えても安倍首相の雄々しい演説と今回の事件との間には明確な因果関係が横たわっているのである。

 これはテロに屈するとか屈しないとかそういう話ではなく、安倍晋三という男が「自国民保護の原則」をどのように捉えているかの問題なのだ。要するに彼は米国との外交関係を優先して二人の命を軽視した。少なくともそう非難されても仕方のない失敗だった。である以上、政治は結果責任が原則であるのだから、安倍首相が二人を死に追いやった責任は免れようもなく、本来なら内閣が吹き飛ぶような事態になってもおかしくないはずだ。

 ところがどういうわけが、この点に関するマスコミ各社の責任追及は歯ぎしりしたくなるほど緩く、また全体的な国民感情も安倍首相や外務省の判断ミスに非常に寛容なものがあるように感じられるのだ。

478名無しさん:2015/02/11(水) 11:07:16
>>477

個人の自由や権利を侵害しはじめた安倍政権
 公というのは常に個人の自由と権利を侵食しようとする性向がある。そのため個人は常に意識的に緊張感を持ってこれと対峙しなければならない。個人より公を上のものと考える風潮は近年、いよいよ強まっており、今回の「イスラム国」事件における自己責任論のあり方と、安倍政権に対する批判の弱さはその端的な表れであるようにも思える。今のように、個人が自ら進んで自己の自由や権利を放擲し、公に対して追従的になろうとするならば、日本の社会と政治体制は必然的に全体主義的な方向に進まざるをえないだろう。

 いや、政治のほうはすでに悪びれもせずにその全体主義的嗜好を露わにしはじめた。それを象徴するようなニュースが、たまたま今日(2月8日)の新聞朝刊に掲載されていた。外務省は7日、シリアへの渡航を計画していたフリーランスのカメラマンに対し、渡航を中止させるために旅券を返納させたと発表したのだ。これは恐るべき挙行といわねばならない。

 このカメラマンが言う「現地での取材を自粛することはテロに屈することになる」という意見は、まったくの正論だ。彼らのようなジャーナリストがいなければ「イスラム国」のような特異な政治体制下で抑圧されている人々の困窮は決して伝わらないだろう。そして何よりも、事実を正常に伝えられる社会が維持されることは、自称ナショナリストたちが後生大事に抱える国益などよりも、よほど大きな価値があるのではないか。たとえその行為にどれだけ危険が伴ったとしても、個人がその信条に従って行動するかぎり、国家から不当な干渉を受けるいわれはないはずなのである。

 だが、ついに国家は破廉恥にも、「イスラム国」の事件を口実に個人の自由や権利を侵害することを決定したらしい。原則を踏みにじり、ついに個人を呑みこもうとしはじめたのである。

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角幡唯介 (かくはた・ゆうすけ)
1976年北海道芦別市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、同大探検部OB。02〜03年、長らく謎の川とされてきたチベット、ヤル・ツアンポー川峡谷の未踏査部を単独で探検し、ほぼ全容を解明。03年朝日新聞社入社、08年退社。10年、学生時代の探検を題材に執筆した『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で第8回開高健ノンフィクション賞、11年同作品で第42回大宅壮一ノンフィクション賞、第1回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞。次作『雪男は向こうからやって来た』では12年第31回新田次郎文学賞を受賞。続く『アグルーカの行方』は13年第35回講談社ノンフィクション賞を受賞。13年からは朝日新聞の書評委員を務めるなど、書評も精力的に執筆している。
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角幡唯介

479名無しさん:2015/02/19(木) 22:28:02
中谷坂太郎さんについて存じ上げませんでしたが興味深い。


https://twitter.com/paramilipic/status/567989574514786305
靖国神社については朝鮮戦争において海上保安庁特別掃海隊でなくなった方の遺族が合祀を求めているが神社側に拒否されている。神社側は「日本の戦争ではない」「海上保安庁が行ったこと」として合祀=戦死は認めないという立場のようだ。

特別掃海隊戦死者-合祀基準問題
http://trekky.matrix.jp/logs/log/eid285.html

しかしながら,靖国神社の合祀基準は変遷はあるものの非常に厳格です。「陛下のために国難に殉じた日本国民」の一点です。
おそらく,靖国側の判断は朝鮮戦争時における行動について,「占領下での米軍の要請」という点に難色を示したものであると考えます。実際の回答は「太平洋戦争(大東亜戦争)までの戦死者に限る」だったそうです。多分,前者を換言したものと考えますが,これでは言葉足らずでしょうね。
これはSF講和条約締結(1951年)をもって戦争終結とする定義に反しますので,この言葉だけでは,いわゆるA級戦犯の方々の合祀にも整合性がなくなってしまいます。もう少し,熟考した回答を靖国側は用意した方が良かったのではと思います。

靖国に合祀されない殉国者〜中谷坂太郎
http://ameblo.jp/yamatogusa/entry-11515174325.html

2014年05月20日 18:54 投稿
【宮崎哲弥】ザ・ボイス そこまで言うか!H26/05/20【戦後初の戦死者】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23597116
動画の説明文:
今回の『ザ・フォーカス』は必聴!! 城内康伸さんの著書【昭和二十五年 最後の戦死者】を引き合いに、軍事に対する関心が高まっている今こそ、「実は日本も、極秘裏に朝鮮戦争へ"参戦"していた!」という真実に向き合おうと主張されました。
お恥ずかしながら私、『日本特別掃海隊』のことはもちろん、その戦死者である中谷坂太郎さんが、おかしな理屈で靖国に合祀されないという不条理さも一切知りませんでした……。
まぁ、当時すでに施行されていた日本国憲法からすれば極めて不都合な話ですし、靖国神社が事なかれ主義に走るのも仕方がないのかも。こんなところにも戦後レジームがあったのかと憤ると同時に、掃海隊を誇りに思う内容でした。

日本最後の一覧
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
日本が参戦した戦争による日本人最後の戦死者
朝鮮戦争における中谷坂太郎(1950年10月17日没、当時21歳)。元山沖で、海上保安庁所属の掃海艇が触雷したことによる。

【集団的自衛権】戦後唯一の「日本人戦死者」の中谷坂太郎さんは、集団的自衛権によって戦死していた…。
http://matome.naver.jp/odai/2140415132731852901

本当の「靖國神社問題」
http://www.geocities.jp/huckbeinboxer/yasukuni011.html

日本特別掃海隊
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%89%B9%E5%88%A5%E6%8E%83%E6%B5%B7%E9%9A%8A
日本特別掃海隊(にほんとくべつそうかいたい)とは、朝鮮戦争の際に国連軍の要求で日本の海上保安庁が派遣した掃海隊。特別掃海隊とも。

480名無しさん:2015/02/20(金) 00:20:18
>>472
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000034-mai-pol
<戦後70年談話>来週に有識者初会合 座長代理に北岡氏
毎日新聞 2月19日(木)13時5分配信

 政府は、安倍晋三首相が8月にも発表する戦後70年談話に関する有識者会議の初会合を来週に開催することを決めた。座長に西室泰三日本郵政社長(79)、座長代理に北岡伸一国際大学長(66)を充てる方針。複数の政府筋が明らかにした。

 70年談話を巡って政府は、有識者会議の意見を踏まえた上で、8月にも決定する。当初は有識者会議を2月初めに開く予定だったが、委員の人選などに時間がかかり、ずれ込んだ。

 北岡氏は首相の私的懇談会「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の座長代理、日中両国の学者らによる「日中歴史共同研究」の日本側座長を務めた。首相のブレーンの一人として知られる。また西室氏は、日本と中国の有識者らでつくる「新日中友好21世紀委員会」の日本側座長を務めている。

 菅義偉官房長官は19日午前の記者会見で有識者会議について「歴史・政治に造詣の深い学者、言論界、ビジネス界など幅広い分野から委員を人選する最終調整をしている」と述べた。【木下訓明、松本晃】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000578-san-pol
戦後70年首相談話 有識者会議は思想・年齢など幅広く人選 与党調整念頭に“軟着陸”狙う
産経新聞 2月19日(木)20時32分配信

 安倍晋三首相が第2次政権発足直後に表明した戦後70年談話作成に向けた具体的な作業が動き始める。19日に発表された有識者会議「21世紀構想懇」の人選は、歴史認識をめぐる表現に神経をとがらせる自民党ベテランや公明党との調整も念頭に置いたものだ。幅広い層の声を反映させた形を取りながら、首相が目指す新たな未来志向の談話発表へ慎重に“軟着陸”を狙っている。

 21世紀構想懇のメンバー16人は、最年長の西室泰三日本郵政社長(79)から最年少の瀬谷ルミ子日本紛争予防センター理事長(37)まで幅広い年代の有識者を集めた。学者がやや目立つものの、会社経営者のほか、報道機関からは論調の異なる読売新聞と毎日新聞から1人ずつ選び、バランスを取った。慰安婦問題などを念頭に女性も3人入っている。

 首相は、民主党政権下の平成24年8月の産経新聞単独インタビューで、過去の植民地支配と侵略を謝罪した戦後50年の「村山富市首相談話」に関し「(河野洋平官房長官談話なども含め)全ての談話を見直す必要がある。新たな政府見解を出すべきだ」と明言。同年12月に首相就任後は、歴代内閣の歴史認識を「全体として引き継いでいく」とトーンダウンさせたが、「首相の本音が村山談話の見直しなのは変わっていない」(周辺)という。

 首相が強い意欲を持つ政策を実現させるため、首相が活用しているのが今回の21世紀構想懇のような有識者会議だ。短兵急に物事を進めた第1次政権の反省を踏まえ、有識者会議でさまざまに議論をさせながら、与党内や世論の理解を深めていく手法だ。昨年7月の集団的自衛権の行使容認の閣議決定前にも「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」で前さばきの議論をさせ、とりまとめを実現した。

 こうした回りくどいプロセスを踏むのは、連立を組む公明党への配慮もある。公明党は村山談話の見直しに慎重姿勢で、山口那津男代表は18日も70年談話に関し「(過去の談話と)全く意味の変わるものにならないように」と首相を牽制(けんせい)している。「70年談話の作成にあたっては21世紀構想懇の提言を踏まえる」という形を取ることで、公明党からも了解を得たい考えだ。

 今回の21世紀構想懇にもも、京都大の中西輝政名誉教授ら首相の考えに近い学識経験者が複数入っていることから「議論をリードしながら、思想信条の異なるメンバーの意見をまとめていく」(自民党幹部)との期待がある。

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は19日の記者会見で「今度の懇談会は70年の首相談話を書くことを目的としたものではない」と述べ、21世紀構想懇の提言は談話作成の参考に過ぎないとの見方を強調。「談話を作成するのはあくまでも官邸」(政府高官)というのだ。

 談話作成にあたり幅広く意見を聞きながらも、主導権は絶対に渡さない。そこには歴史認識をめぐる首相の強い意志があるといえそうだ。(桑原雄尚)

481名無しさん:2015/02/20(金) 00:20:35
>>480

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2015021900610
70年談話、25日検討着手=政府が有識者会議開催へ

 菅義偉官房長官は19日の記者会見で、安倍晋三首相が今夏に発表する戦後70年談話について検討する有識者会議の初会合を25日に開催することを明らかにした。西室泰三日本郵政社長、北岡伸一国際大学長ら16人のメンバーも併せて発表した。首相は同会議での議論を踏まえて談話をまとめる意向で、過去の侵略と植民地支配へのおわびを明記した1995年の村山富市首相談話などとの整合性をどう取るかが焦点となる。
 会議の名称は「20世紀を振り返り21世紀の世界秩序と日本の役割を構想するための有識者懇談会」(21世紀構想懇談会)。メンバーの内訳は歴史や外交・安全保障を専門とする学者が10人、経済界3人、マスコミ2人、NPO1人。座長に西室氏、座長代理に北岡氏が互選される見通しだ。
 西室氏は有識者会議「新日中友好21世紀委員会」の日本側座長を務める。中国側の立場に理解のある同氏の起用で、首相の歴史認識に批判的な中国への配慮を示す狙いがあるとみられる。
 メンバーには、集団的自衛権の行使容認に道を開いた政府の有識者懇談会の座長代理を務めた北岡氏のほか、中西輝政京大名誉教授、宮家邦彦立命館大客員教授ら、首相の外交・安保観に近いと目される学者も入った。
 人選について、菅長官は会見で「歴史、政治に造詣の深い、幅広い分野・世代の方々にお願いした」と説明。戦後50年の村山談話や同60年の小泉談話を踏まえ「歴史認識に関する歴代内閣の立場は全体を引き継ぐ」と従来の説明を繰り返した。ただ、首相自身は「侵略と植民地支配」や「反省とおわび」の文言をそのまま用いることには否定的な見解を示している。
 その他のメンバーは次の通り。
 飯塚恵子読売新聞アメリカ総局長▽岡本行夫岡本アソシエイツ代表取締役▽川島真東大大学院准教授▽小島順彦三菱商事会長▽古城佳子東大大学院教授▽白石隆政策研究大学院大学長▽瀬谷ルミ子日本紛争予防センター理事長▽西原正平和・安全保障研究所理事長▽羽田正東大副学長▽堀義人グロービス経営大学院学長▽山内昌之東大名誉教授▽山田孝男毎日新聞政治部特別編集委員。 (2015/02/19-18:56)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2015021900432
北岡、中西氏も起用=座長は西室氏-70年談話検討会議

 政府は19日、安倍晋三首相が今夏に発表する戦後70年談話について検討する有識者会議のメンバーを固めた。西室泰三日本郵政社長のほか、北岡伸一国際大学長、中西輝政京大名誉教授、山内昌之東大名誉教授、白石隆政策研究大学院大学長ら十数人が起用される。月内に初会合を開き、座長には西室氏が互選される見通しだ。 
 北岡、中西両氏は首相に近い保守の論客。北岡氏は集団的自衛権の行使容認をめぐる第2次政権の有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の座長代理、中西氏は第1次政権の「美しい国づくり企画会議」のメンバーをそれぞれ務めた。山内氏は中東、白石氏は東南アジアの地域情勢に詳しい。(2015/02/19-13:15)

482名無しさん:2015/02/20(金) 00:20:56
>>481

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150219/k10015591271000.html
首相談話 有識者懇談会の設置発表
2月19日 18時26分

菅官房長官は午後の記者会見で、戦後70年となることし、安倍総理大臣が発表する「総理大臣談話」を巡って、日本郵政社長の西室泰三氏らをメンバーとする有識者懇談会を設置し来週、初会合を開くことを発表しました。
政府は懇談会の議論を踏まえ、ことし夏をめどに談話を取りまとめる方針です。

この中で菅官房長官は、「『20世紀を振り返り、21世紀の世界秩序と日本の役割を構想するための有識者懇談会=21世紀構想懇談会』を総理大臣の下に設置する」と述べ、戦後70年となることし、安倍総理大臣が発表する「総理大臣談話」を巡って、安倍総理大臣の私的諮問機関として、学識経験者や財界人らからなる有識者懇談会を設置することを発表しました。
懇談会のメンバーは、日中両国の有識者からなる「新日中友好21世紀委員会」の日本側の座長を務めた日本郵政社長の西室泰三氏や、集団的自衛権の行使を巡る政府の有識者懇談会の座長代理を務めた国際大学学長の北岡伸一氏、三菱商事会長で、経団連副会長の小島順彦氏、認定NPO法人日本紛争予防センター理事長の瀬谷ルミ子氏ら16人です。
菅官房長官は「安倍政権としては、戦後50年の村山談話、60年の小泉談話を含めて、歴史認識に関する歴代内閣の立場は全体としては引き継ぎ、今後も引き継いでいく考えだ。70年の談話は、それを前提として作成する」と述べました。
そのうえで菅官房長官は、懇談会のメンバーについて「多様な視点から議論いただくので、歴史や政治に造詣(ぞうけい)の深い学者のほか、言論界やビジネス界など、幅広い分野や世代のかたがたにお願いした。どのような成果物を出すかも含め、懇談会のなかで議論される」と述べました。
懇談会は、来週25日に初会合を開き、政府はその議論を踏まえ、ことし夏をめどに「総理大臣談話」を取りまとめる方針です。

民主・岡田代表「しっかり議論したい」
民主党の岡田代表は記者団に対し、「バランスのある、極端な人がいない人選を望みたい。70年談話については、安倍総理大臣の考えが非常に大事なので、しっかり議論していきたい。『懇談会で議論しているから言えない』といった答弁は、私は認めない。どういう談話を出すかで、日本に対する世界の受け止め方は大きく変わってしまうので、よりよいものを作るために、いろいろ議論していきたいと思っている」と述べました。

483とはずがたり:2015/02/24(火) 17:25:29
BLOGOS編集部2015年02月23日 17:42
【詳報】"日本国の誇りを取り戻す"?「朝日新聞を糺す国民会議」の水島総氏・加瀬英明氏が会見
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1114775789/1118-1123

この水島と加瀬は何者だ??水島の経歴はなんとなく想像着くけど加瀬のはよく判らんね。プロ市民って秀逸な造語があるけどプロ右翼みたいなもんか?まあ本来右翼は昔からそれ(右翼活動)で飯喰ってる訳だからそもそも本源的にプロなんだけど。

加瀬英明
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E7%80%AC%E8%8B%B1%E6%98%8E

父は外交官の加瀬俊一、母・寿満子は元日本興業銀行総裁小野英二郎の娘である。また従兄妹にはジョン・レノンの妻オノ・ヨーコがいる。自由社社長。

東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、イェール大学・コロンビア大学に留学。​青年時代から、外交官である父・俊一の影響を受けて育った事などがきっかけで、評論・執筆活動をおこなうようになる。

編集委員会代表を務める月刊誌「自由」2007年10月号の「巻頭言」では、終戦時の昭和天皇の態度について「要は天皇以下、当時の指導者たちには、国民に対する責任感が全くなかった。この無責任な人間としての心を失った姿が、戦後日本の狂いの初めであると思う。苦境に際して、己の責任を回避して、他に責任を転嫁、己の生き残りを優先する。迷惑をかけた人々に対し、何らの責任を取ろうとしない。この無責任体制が、今日の日本をもたらしたと言えないか」、「先の参議院選挙で、戦後最強の保守勢力・自民党が歴史的大敗北をした。その時とった、安倍総理の姿勢をみて、思わず敗戦時の昭和天皇のことを想い出した。安倍総理も彼を支える側近の人たちも、終戦時の天皇同様、責任を回避する言動に終始し、党・支持者に対し、責任を取る発言をしなかった。そして世論の過半数が辞めるべきだというなか、総理は内閣続投の意思表示をするだけだった。敗戦時に天皇や側近者たちが、敗戦の責任を国民に詫びることなく、天皇制度の維持画策に狂奔したのと全く同じである」と書いた。

水島総
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E5%B3%B6%E7%B7%8F

水島 総(みずしま さとる、1949年(昭和24年)6月18日 - )は、日本の経営者、映画監督、脚本家、プロデューサー、政治活動家、日本文化チャンネル桜代表取締役社長。頑張れ日本!全国行動委員会幹事長。

1968年(昭和43年)、静岡県立静岡高等学校卒業。1972年(昭和47年)、早稲田大学第一文学部ドイツ文学専攻卒業。その後、フリーランスのディレクターとして200本以上のフジテレビなどのテレビドラマの脚本・演出を手がけ[1]、後に映画にも進出。日本国内においてフィリピンに関する番組を放送してきた「ウィンズ・フィリピノ・チャンネル」を主宰。2004年(平成16年)、株式会社日本文化チャンネル桜を設立。8月15日より、スカパー!Ch.767にて放送開始。

484名無しさん:2015/03/01(日) 11:06:54
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150228-00010000-chuokou-int
「言論の自由」、その痛みと覚悟(時評2015)
中央公論 2月28日(土)16時27分配信

言論の自由とは何か。風刺を含め、およそ批判や批評の意味は何か。二〇一五年が始まって早々に、私たちに突きつけられた問いである。

 一月七日、フランスの風刺雑誌『シャルリー・エブド』本社を武装テロリストたちが襲い、編集長や画家を始め多数の関係者が犠牲になった。かねてイスラム教の預言者ムハンマドを題材とする風刺画を掲載してきた同誌へのテロ行為に対し、言論の自由を訴え、犠牲者を追悼する動きが各地で起こり、一月十一日のパリの大行進には一六〇万人もの人々が参加した。

 言論の自由は民主的社会の根本原理である。政治権力に対する批判はもちろん、宗教権威に対する批判も制限されてはならない。十八世紀の哲学者ヴォルテールは、自身がはげしいカトリック教会批判で一度は国外生活を余儀なくされた人物であるが、「あなたの意見には反対だが、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」という言葉を残している。寛容と言論の自由のために戦い続けた一生であった。

 ポイントは、自分にとって不快な意見であっても、あるいは自分にとって不快な意見こそ、それを主張する権利を認めなければならないということである。その言説が守るに値するから擁護するというのではない。それなら、気に食わない言説は抑圧してもかまわないことになる。「お前の言説は私の気分を害するものだからけしからん」という不寛容とは対極にあるのが、ヴォルテールの立場であった。

 しかしながら、「とはいえ、あまりに下品だったり、信者を愚弄したりするような風刺にも問題がある」という意見が少なくないのも事実だ。政治権力を批判するならともかく、現実に差別を受けている少数者の信仰まで風刺する必要があるのか。そのように考えるならば、言論の自由にも制限があってしかるべきということになる。

 これに対し、宗教戦争の過去をもつ欧州においては、多数派の宗教も少数派の宗教も等しく批判の対象となる。例外的に批判を免れるものをつくりだせば、やがてそれが暴走する可能性を否定できない。自らが信じるもの、権威とするものを批判されれば誰でも腹が立つが、それを認めてこそ自由で民主的な社会は保持される。このような信念に支えられた欧州の「言論の自由」とは、血塗られた過去の経験に基づく原則であって、単なる理想論ではない。

 はたして、日本社会はこの原則を受け止められるのか。奇しくも年末のテレビ番組では、人気歌手のふるまいが議論を呼んだ。実際に彼にどれだけの政治的意図があったのかわからない。とはいえ、権威をからかい、権力を揶揄するかに思える行動をすべて批判している限り、社会の寛容度は間違いなく低下する。彼が謝罪に追い込まれたのをみて、あらためて日本社会における批評の自由を考えざるをえなかった。「空気を読む」を当然とする国において、言論の自由を守ることは実に難しい。

 ちなみに、パリの襲撃事件後に出た『シャルリー・エブド』の表紙には、ムハンマドを思わせる人物が泣きながら「私はシャルリー」という標語を掲げている姿が描かれている。そこに添えられているのは、「すべては赦される」という言葉である。仲間を殺されたシャルリーの側も、批判されたイスラムの側も、相互に痛みを覚えつつ、それでも憎悪の連鎖を防がねばならないという決意を訴えかけたものであろう。

 言論の自由とは何か、それはどれだけの代償と痛みを伴って守られるべきものなのか。世界においてテロが横行する時代だからこそ、あらためて考えねばならない。どのような選択をするにせよ、覚悟が必要なのは言うまでもない。
(了)

宇野重規 政治学者
最終更新:2月28日(土)16時27分

485名無しさん:2015/03/01(日) 15:10:02
中学生同士のキスでも逮捕か…性犯罪罰則強化の“ズレた”発想
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1112072544/2112-2113

486名無しさん:2015/03/08(日) 15:37:55
少年犯罪の厳罰化を求める右派が実名報道に賛成し、
更生の道を閉ざさない為に左派が実名報道に反対するのが一般的ですが、
実名報道による私刑により、国家による裁判権・刑罰権の独占を侵害されたと国家主義者が怒り、
国家による裁判権・刑罰権の独占の解放だと喜ぶ極左アナキストがいるような倒錯的な状況になれば、
日本の言論も幅が広くて面白いと思います。

川崎中1殺害「ここが犯人の自宅らしいよ」実名さらしネット中継、どんな問題がある?
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1112072544/2117-2118

「週刊新潮」が18歳少年の実名を報道する理由
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1112072544/2119

487名無しさん:2015/03/11(水) 23:50:51
http://www.logsoku.com/r/entrance2/1417699508/
http://project99.jp/?page_id=75
■大阪民国・トンキン連呼などの地域対立や男女対立・世代対立・人気競争etc.を煽っているのは在日
対立・格付け・コンプ煽り/デフレ→少子化→移民/TPP・反原発/自作自演ネガキャン
『サルでもわかるTPP』で検索   ★関連 ニュース速報+


★サルでもわかるTPPがヤバい9つの理由 1分55秒辺りから
https://www.youtube.com/watch?v=sP_LTg4dVHc
■まとめブログランキング
http://blog.livedoor.com/ranking/
■最近のまとめブログの総合記事ランキング  漏れ・時間差有り
http://matome-blog.jp/-/-/-/twitter/-/-/day/1/

488名無しさん:2015/03/21(土) 00:34:10
>>487のリンクを2chに貼っているやつがいるようです。
2chにはNGワードなどで直接は書き込めないから、
とはさん掲示板に書き込んだ上で、2chで宣伝しているんでしょう。
とはさんが、もし気になるようであれば、何らかの対策されたほうがよいかもです。



【必勝】次世代の党 七十【 [転載禁止](c)2ch.net
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/giin/1426689053/93

93 名前:無党派さん[] 投稿日:2015/03/21(土) 00:08:05.15 ID:JTXCZ7Kl
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1039194613/487
  ↑ ↑  ↑ ↑  ↑ ↑

489とはずがたり:2015/03/21(土) 11:18:42
>>488
おお,有り難うございます。
>>487のどこが引っ掛かるんですかねぇ・・。最近よく見てるのは議員板ではなく道路板なんですがトンキン連呼とか酷いので前以てNGワード指定で透明あぼーんしてます。。
レスに関しましては板の運営に支障が出ない限りどんな意見でも削除とかはなるべくしたくないので暫く様子を見てみます!

490名無しさん:2015/03/22(日) 15:28:12
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150317-00010002-shincho-pol
「反知性主義」って何? 注目のキーワードを解説
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 3月17日(火)13時1分配信

■発売前からランキング1位に
 最近、「反知性主義」という言葉がよく使われている。

 憲法学の泰斗の名前すら知らずに憲法改正につき進む安倍総理を批判するときや、科学的知見を無視して放射能の恐怖を煽る環境活動家を批判するとき、あるいは「イスラーム国」を批判する際にも、この言葉が使われている。

 にわかに注目を集めつつあるキーワードに、出版業界も素早く反応。次々と「反知性主義」の関連本が刊行されている。

 なかでも人気思想家の内田樹氏が編著を務める『日本の反知性主義』(晶文社)は、発売1か月前からamazonランキングの「日本の政治」部門でトップを独走している状況だ。

 ところで、「反知性主義」とは、そもそもどのような意味なのか。

『反知性主義』(新潮選書)の著者で、国際基督教大学(ICU)副学長の森本あんり教授に話を聞いた。

■「反知性主義」ってなに?
 森本教授は次のように解説する。

「反知性主義(anti-intellectualism)は、もともとアメリカで生まれた言葉です」

「冷戦初期のアメリカでは、多くの知識人がさしたる根拠もなく“共産主義者”とレッテルを貼られ、大衆から攻撃されました。この知識人への理不尽な攻撃を、リチャード・ホフスタッターという学者が“反知性主義”という概念で分析したのです」

「日本でも、福島原発事故や歴史認識問題をきっかけに、盛んに反知性主義という言葉が使われるようになりました。元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏は、反知性主義を『実証性や客観性を軽んじ、自分が理解したいように世界を理解する態度』と定義しています」

「最近ネットでは、自分とは異なる考え方をする人に対して“反知性主義”という言葉を使う傾向が見られます。要するに、“お前はバカだ”と言う代わりに“反知性主義”というレッテルを貼るわけです」

 しかし、「反知性主義を単なる“バカ”という意味で使うのは誤りだ」と森本教授は指摘する。

■「反知性主義=バカ」ではない
 では、森本教授は「反知性主義」をどう捉えているのか。

「本来の反知性主義とは、知性そのものへの反対ではなく、知性が権力と癒着して人々の生活に余計な口出しをすることへの反対です」

「たとえば、学者が原子力の研究をすること自体には反対しないが、特定の学者が行政や業界と癒着して国の原発政策推進や世論誘導に加担するようになったら、それには強く反発する」

「つまり反知性主義には“反権威主義”という重要な側面があるのです。だから、アメリカにはハーバード大など名門大学出身の“反知性主義者”もたくさんいます」

「権力の暴走を許さない健全な社会を維持していくために、日本にも“知性的な反知性主義者”が増えて欲しい。そのような願いを込めて『反知性主義』という本を書きました」

 どうやら「反知性主義」という言葉には、われわれが思いもよらないポジティブな意味があるようだ。いま注目急上昇のキーワードだけに、その本来の意味をしっかりと押さえておきたい。

SHINCHOSHA All Rights Reserved.

491名無しさん:2015/03/22(日) 15:30:00
>>486

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150319-00010003-shincho-soci
「少年法」なんて単なる要望に過ぎない/呉智英(評論家) 少年犯罪の「実名・写真報道」私の考え〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 3月19日(木)9時0分配信

 そもそも今の少年法は昭和23年に制定された法律で、少年が犯した事件について、名前や住所を新聞やその他の出版物に掲載することを禁じています。その理由として、未成年が社会的に弱い立場であることや、教育で更生する可能性が大きいことなどが挙げられていて、罰則規定はない。そのためにグレーゾーンが生まれている。以前、佐藤道夫札幌高検検事長が“罰則がないことは要望に近い”という見解を出していましたが、そういうことではないか、と思います。本当に少年保護が必要なら罰則を設けるべきです。グレーゾーンのままでいるため、是か非かという議論が繰り返されているのです。

 少年法とは立場が違うかもしれませんが、心神喪失者の犯罪についても同様の議論が起こっています。1981年に起ったパリの人肉事件で、犯人の佐川一政は心神喪失を理由にフランスの裁判で不起訴処分になった。こうなるとマスコミは佐川の本名は出せなくなった。一部では実名を報道する動きもありましたが、大手新聞は全て仮名として扱いました。その後、唐十郎が佐川との書簡をまとめた『佐川君からの手紙』という小説を82年に発表し、芥川賞も受賞した。作品名に『佐川君』と入っていたため、実名を知らなかった人にもそれが伝わり、新聞も書籍広告を○○君とは出来ず、そのまま載せていました。同様に今回の事件をノンフィクションライターが名前入りの作品として上梓したら、どうするんでしょうかね。

 それはともかく、今回私が問題にしたいのは、法律上のことではなく、現況に即して考えていない点です。反社会的行為に対して刑罰を与えることは、社会を維持していくうえで大切なことです。民衆は組織を維持するために、私刑を行なう権利を持っているはずなんです。ところが、現在の法律では、反社会的な行為を行なった人間に対して、罰を与えられる加罰権は国家権力しか持っていない。

 週刊新潮が実名報道をすると、週刊新潮には社会的制裁を加える権利はない、と主張する民権主義者と呼ばれる人たちがいます。一方、民衆は、今回の犯人がどういう育ち方をしてきたのか、家庭環境はどうだったのか、詳しく知りたいと思っている。さらにこの人間が何という名前で、今後関わることがあるかもしれない場合の参考にしようとしている。それなのに、法律の立場は実名を出すな、というものです。これは民衆の意見を国家が禁止していることになる。ですから人権主義者、民権主義者を標榜している人間が、国家権力の側に立っていることがおかしいと考えます。彼らが国家の言い分を擁護している現状が問題なのです。

「特集 少年犯罪の『実名・写真報道』私の考え」より
※「週刊新潮」2015年3月19日号

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493名無しさん:2015/04/11(土) 20:50:44
http://politas.jp/features/2/article/162
【沖縄県知事選】「ネット右翼」はなぜ沖縄の米軍を擁護するのか?
古谷経衡 (評論家/著述家)2014年11月14日

11月16日に投開票を控えた沖縄県知事選は、普天間飛行場の辺野古への移設に反対する翁長雄志氏(前那覇市長)と容認派の仲井真弘多氏(現職)の接戦となっている。
そんな中、「ネット上で右派的、国粋主義的な言動を行う人々」=通称「ネット右翼(「ネット保守」とも呼ばれる)」界隈では、基地移設容認を掲げる仲井真氏への支持が圧倒的に強い。
彼らは、沖縄における反基地運動や集会を「反日左翼の仕業である」として、強い呪詛の対象として捉えている。加えて沖縄の米軍を「日本を護る存在」として捉え、在沖の米兵を悪者のように言うのは、「反日だ」と罵っている。
インターネット空間の中では、翁長氏に対する中傷も百花繚乱である。曰く「氏は支那(中国)から支援を受けている」「氏が知事になれば沖縄が中国に占領される」云々である。「ネット右翼」がこのように時として過激な「反基地」「反米軍」への敵意を剥き出しにするのはなぜか。
このようなネット空間での「基地擁護」と対になった「基地反対派への呪詛」の理由を知るには、まず「ネット右翼」の構造自体を俯瞰する必要がある。
◆「保守」と「ネット右翼」の違い
まず私は、「保守」と「ネット右翼」を常に分けて考えるようにしている。
「保守」とは、戦後日本の中で、全国紙「産経新聞」と、論壇誌『正論』を中心として(所謂「正論路線」)伝統的に自民党清和会(福田派)のタカ派的国家観を支持する人々の事を指す。言わずもがな、この正論路線のイデオロギー的骨子は「反共」と「親米」である。
これに対して「ネット右翼」は、こうした「保守」の自民党的出自とは違う、全く別の場所=インターネット空間から発生したクラスタ(集団)である。特にゼロ年代の初頭、2002年の日韓ワールドカップ前後からその傾向が顕著となった。つまり「保守」と「ネット右翼」は、その「出自の違い」でもって明確に区別することができるのである。
ところが、本来「保守」とは全く違った出自に由来する「ネット右翼」の主張や見解は、「保守」の理屈と余り変わらない。なぜなら、ゼロ年代以降に登場してきたインターネット空間における「ネット右翼」の依拠する理論的支柱は、「保守の理屈」に寄生しているからである。これは例えば、「保守」の論客が「中国脅威論」を唱えれば、ネット右翼が「支那人けしからん」、「日米同盟強化」を唱えれば「米軍基地に反対する人間は全員反日」という理屈になる。
なぜ「コピー」ではなく「寄生」なのか。それは、実のところ「保守」と目される人々が出版したり寄稿したりする本や雑誌の詳細を読むこと無く、そのヘッドライン(見出し)のみを観て自説に採用しているからである。「コピー」は原文を引用する場合があるが、「ネット右翼」はそもそも原文を読まず、「保守」の言う理屈のヘッドラインと目次しか見ていない。
だから本当は「中国脅威論」にもそれなりの軍事的な分析や薀蓄が含まれているのだが、そうした部分を一切無視してタイトルだけを拝借して「支那人けしからん」というふうになる。まこと「保守」から発信される情報の、そのヘッドラインにだけに寄生する「ネット右翼」のこうした行為を、私は「ヘッドライン寄生(見出し寄生)」と名づけている。
沖縄基地問題に関する保守とネット右翼の関係
つまり「ネット右翼」の言説の上流にあるのは、ほぼすべて「保守」と目される人々による理論である、と観ることができる。「ネット右翼」は体系化された「保守」の理屈にそのまま寄生し、ヘッドラインだけを見て表現を過激に加工することで自身の理屈に採用しているきらいがある。

494名無しさん:2015/04/11(土) 20:51:22
>>493
◆「保守」に寄生する「ネット右翼」
なぜネット右翼が在沖米軍を養護し、それに反対する人々を激しく呪詛するのか―-それは「ネット右翼」が寄生している宿主である「保守」が、「親米」だからである。
試しに、現在YouTubeで50万回近くの再生回数がある「『5分でわかる!』沖縄から米軍基地が無くなったら」というネットユーザーが匿名で投稿した動画を視聴してみる。「沖縄が平和なのは、米軍基地が存在しているからだ」という、典型的な「親米保守」の「米軍抑止力」理屈に依拠している。
問題なのは、この動画の中に登場するある保守系のジャーナリストが、「もし、沖縄から米軍が撤退したら、中国人民解放軍の工作員が忍び込んで、あっという間に沖縄が中国に占領される」という自説を、傍証としてこの動画の中に引用していることだ。
しかしこの自説は、あくまで彼の「シミュレーション」に過ぎない。しかも動画内で引用されているこの場面というのは、安保政策でタカ派的価値観を標榜するある宗教団体が母体となって設立した、宗教系出版社から刊行された書籍の、特典付録映像として収録されたDVD映像からの引用なのである。
私はジャーナリストが宗教団体に関与するべきではない、と言っているのではない。宗教団体が製作するビデオ番組に出演するべきではない、とも言っていない。
しかし、「沖縄に中国の工作員が紛れ込んだ末、中国軍が沖縄を占領する」というストーリーは、数多くの(突拍子もない)可能性の中の一つに過ぎないが、こうした「親米保守」と目される保守派の人々が「シミュレーション」として語った筋書きの一つが、まるで「重大な根拠」のようにしてネット動画の中で引用され、それがネット空間の中で拡散されている現実がある。「ネット右翼」が如何に「保守」の「論調の一部」に寄生し、それを無批判・無検証に拡散しているのかが、分かるだろう。
◆問われる「保守」のカタチ
たしかに、中国の軍事費は毎年10%以上のの増加をみせており、不透明な部分も多く指摘されている。中国人民解放軍は特に空軍力と海軍力の近代化を急いでおり、現代戦に不可欠な無人機の開発も怠っていない。南沙諸島、西沙諸島での中国軍とベトナム、フィリピンなどとの緊張と衝突は現実問題として起こっている。いまや世界第2位の経済大国になった中国に対し「中国脅威論」が展開されるのは無理もない(ただし私は、軍事的な観点から、中国軍の沖縄本島侵攻の能力は現段階ではほぼゼロであると考える)。
その抑止力として、沖縄に米軍を存置させるのが、日本の安保政策にとって必要不可欠だ、という理屈は理解できる一方で、反基地運動を展開し、米軍に嫌悪感を示す人々を「反日、中国の手先」と決めつけるのは愚の骨頂だ。
翁長雄志氏は、選挙戦の演説の中で「私は保守の政治家である」といった。本土の保守派が聞けば、「辺野古移設反対で日米同盟に亀裂がはいるというのに、何が保守だ!」と怒る人が大勢いる。しかし、その理屈はあくまで「親米保守」の理屈であり、多分翁長氏が言う「保守」の姿とは違っているのだろう。
一般的に「保守」とは、「伝統や文化を守り、育てていく姿勢」と理解されている。沖縄から基地をなくし、沖縄が先祖から受け継いだ伝統的な土地を回復する、という主張は、おそらく沖縄にとっては「最も保守的」で「ナショナリスト」的な立ち位置なのかもしれない。
私は同じ日本人である沖縄県民が、米軍の兵士に乱暴されたり、陵辱されるのを「安保のためのやむを得ない犠牲」と黙って見過ごす態度が、本当の愛国的態度だとは思えない。本土の保守は、「親米保守」にこだわるあまり、そうした沖縄の「ナショナリズム」を蔑視し、侮っている。時として本土の保守の無思慮な物言いが、沖縄の人々を傷つけているとさえ感じる。
沖縄県知事選挙は辺野古移設を問うもの以上に、「保守とはなにか」という根源的な問いかけを行っている。

▼古谷経衡 (ふるや・つねひら)
評論家/著述家。1982年札幌市生まれ。立命館大学文学部卒。インターネットと保守、マスコミ、アニメ評論など幅広い分野で執筆、講演活動などを行なっている。著書に『クールジャパンの嘘』(総和社)、『反日メディアの正体』(KKベストセラーズ)、『ネット右翼の逆襲』(総和社)、『若者は本当に右傾化しているのか』(アスペクト)、『もう、無韓心でいい』(ワック)、『ヘイトスピーチとネット右翼』(オークラ出版/共著)など。

495とはずがたり:2015/05/08(金) 20:24:26

元朝日の植村隆氏、NYで安倍首相を批判 櫻井よしこ氏らも 「私はこの闘いに負けない!」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150505-00000527-san-n_ame
産経新聞 5月5日(火)15時53分配信

 【ニューヨーク=黒沢潤】元朝日新聞記者で慰安婦報道に関わった北星学園大(札幌市)の非常勤講師、植村隆氏は4日、米ニューヨーク市で講演し、集まった約80人を前に「私は激しいバッシングを受けている。この闘いに負けない」と強調した。

 植村氏は「捏造」と指摘される元慰安婦の証言を取り上げた記事(1991年8月)について「捏造だと攻撃することは、慰安婦問題をなきものにしようということにもつながる」と主張。日本が戦後70年間守り続けてきた「言論の自由」や民主主義への攻撃でもあるとし、「勇気を持って辛い体験を話した慰安婦のおばあさんたちの尊厳をも傷つける」と訴えた。

 一方、日本で1990年代半ばから「歴史修正主義者の動き」が出てきたとして「教科書から慰安婦問題を除くべきだという運動が始まり、そのリーダーの1人が安倍(晋三)首相だ」と批判した。

 また、植村氏非難を繰り広げる言論人として、ジャーナリストの櫻井よしこさんと東京基督教大学の西岡力教授の名を挙げ、櫻井さんについて「暴力的な言辞を繰り返す側に立ち、あおっている」と述べた。

 植村氏は、北星学園大への抗議電話などが相次いでいることも紹介した上で、不快感を表明。かつて、関西地方の女子大への就職が決まっていたにもかかわらず、抗議メールが殺到したこともあり、大学が翻意したことについて「最初、憤ったが、大学側も被害者である」と語った。娘までもネットで誹謗中傷されているとし、「異常な事態だ」と訴えた。

 英語通訳を通じて講演した植村氏は最後に自ら英語で、「I WILL FIGHT(私は闘い続ける)」と強調した。

 植村氏は先月下旬、米国の大学の招待により、中西部シカゴ一帯で全米講演を開始した。5日には東部プリンストン、8日にはロサンゼルスでも講演する予定だ。

最終更新:5月5日(火)21時27分

496とはずがたり:2015/05/21(木) 08:26:01

去年の10月の記事。

橋下・大阪市長:在特会会長と面談 怒号応酬、10分で物別れ
http://mainichi.jp/area/news/20141021ddn041010010000c.html
毎日新聞 2014年10月21日 大阪朝刊

 特定の民族への憎悪や差別をあおる「ヘイトスピーチ」の規制を検討している大阪市の橋下徹市長は20日、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井誠会長と市役所で面談した。双方が声を荒らげ、怒号も飛び交って紛糾し、当初30分間の予定だったが、10分足らずで終了した。

 面談は冒頭、橋下市長が発言を促したところ、桜井会長が「あんたが言い出したことやろ」と言い返し、険悪な雰囲気に。橋下市長は「民族や国籍をひとくくりにし、評価をするような発言はやめろ」「制度に文句があるなら選挙に出て訴えろ」などと発言。桜井会長も「一地方の首長ごときでふざけたこと言うな」などと反論した。両者が立ち上がって詰めより、警備関係者が制止する場面もあった。

 大阪高裁が今年7月の判決で、在特会による朝鮮学校へのヘイトスピーチを違法な人種差別と認定したことを受け、市は9月、審議会に対策のあり方を諮問。橋下市長は7月の記者会見で「大阪市内で(ヘイトスピーチを)やめてもらえるなら直接、僕が対応してもいい」と話したことを受け、在特会側が面談を申し入れた。

 一方、在日コリアンには面談に反対する人もおり、NPO法人「コリアNGOセンター」(大阪市生野区)の金光敏事務局長は「何のための面談か全く意味が分からなかった。在特会の社会的認知を高めただけ。市民の代表の市長が公の場で罵倒される姿に不快な感じがした」と話した。

497とはずがたり:2015/06/01(月) 07:50:29
日本の伝統的な考え方は神仏習合である。明治維新以降失われた日本の考え方を取り戻すべきだ。神社なんて寺の片隅でじっとしとればいいのだ。

2015.6.1 07:20更新
元NHKアナで宮司の宮田修氏「戦後教育で失われた日本の考え方取り戻すべきだ」 
http://www.sankei.com/west/news/150601/wst1506010013-n1.html

 日本会議福岡(会長、松尾新吾・九州電力相談役)の総会が31日、福岡国際ホール(福岡市中央区)で開かれた。宮司で元NHKアナウンサーの宮田修氏が講演し、「戦後教育の中で失われた伝統的な日本の考え方を取り戻すべきだ」と訴えた。

 宮田氏は平成14年、千葉県長南町の熊野神社で宮司のなり手がいないと知り、通信教育で神職資格を取得した。NHK退職後、同神社の宮司を務めている。

 宮田氏は「常に新しい出来事を報じてきたアナウンサーとして、毎年同じ場所、同じ時刻、同じメンバーで神事を営む神社の世界は奇異に映った。ただ、これは、来年も出席しようと、互いの健康を慈しむ考え方なんです。こうした温かな先人の考え方を取り戻したい」と述べた。

 総会の冒頭、松尾氏は憲法改正について「今年12月に設立予定の『(新しい憲法をつくる)県民会議』で、改正機運を盛り上げよう」と呼びかけた。

498名無しさん:2015/06/14(日) 11:07:48
http://blogos.com/article/116621/
小林よしのり2015年06月13日 13:45占領期を二つに分けてもしょうがない

八木秀次が朝日新聞の記事中で、「戦後レジーム」とは
ポツダム体制のことで、7年間の占領期の前半のこと、
憲法と教育基本法がその象徴だと言っている。

後半はサンフランシスコ体制で、日本を反共の防波堤に
するために、講和条約と日米安保条約と自衛隊の創設に
繋がると勝手な分析をしている。

安倍首相の言う「戦後レジームからの脱却」とは、前半の
ポツダム体制からの脱却のことで、だから教育基本法を
見直し、憲法改正を訴えるのだと八木は言う。

そうは言っても、安倍首相はアメリカが怖くて、
ポツダム宣言の間違いを明確に否定することも出来ず、
主権回復記念日までやったくせに、アメリカに対して、
思想・言論の自由を主張できない。

野党と共に、安倍首相も、ポツダム体制の蟻地獄に
引きずり込まれてしまった。

さらに言うなら、日米安保条約もポツダム宣言の枠外の
ものでもなく、岸信介の安保改定もまた米国追従の強化に
過ぎないのだが、この国の自称保守派はどういうわけか、
岸信介神話を盲信していて、真実がなにも見えていない。

最高裁の砂川判決が岸信介政権下で画策されたものである
という事実すら知らないのか、見たくないのか、
安倍政権&自称保守の知性の劣化は果てしない。

499名無しさん:2015/06/14(日) 20:39:44
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150612-00010005-agora-pol
安倍政権にとりつく国家社会主義の亡霊 --- 池田 信夫
アゴラ 6月12日(金)12時11分配信

【アゴラVlog】安倍首相はピーターパンになれるのか(https://youtu.be/gapXJ9weaNU

日銀の黒田総裁(http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NPEAH36KLVR801.html)は「ピーターパンは飛べるかどうか疑った瞬間に永遠に飛べなくなってしまう」といって、前向きな姿勢を強調したという。もちろん前向きの姿勢は大事だが、それだけで空を飛ぶことはできない。ピーターパンが空を飛ぶためには、飛ぶ能力が必要だ。

普通の人間がいくら「空を飛べる」と思っても飛べないのは、飛ぶ能力がないからだ。これを経済学では、潜在成長率という。これは向こう10年の平均で実質ゼロ成長というのが大方の予想だが、経済財政諮問会議で安倍首相は「成長率を上げて2018年度にプライマリーバランス(PB)の赤字を1%にする」という中間目標(http://www.nikkei.com/article/DGXLASDE02H02_S5A600C1PP8000/)を表明した。

今の赤字は3.3%だが、内閣府は「2017年4月に消費税率を上げればPBは0.8%改善します。残り2.5%を5年間の健全化計画の期間で割ると、単年度では0.5%の改善が必要です」といったそうだ。

2020年度に赤字をゼロにするには、その2年前の2018年度に1%に減らす必要がある。それには2018年までに赤字を2.3%減らす必要があるが、増税の効果0.8%を除くと3年で1.5%、つまり年率0.5%の削減が必要だ。

この計算は正しいが、問題はどうやって減らすかだ。普通それは歳出削減しかないが、首相は「景気が回復すれば税収は上がる」という。だが内閣府の計算(http://www5.cao.go.jp/keizai3/econome/h27chuuchouki2.pdf)では、図のように名目成長率が3%以上の「経済再生ケース」を想定しても、年率0.2%しか改善しない。1.5%程度の「ベースラインケース」では赤字は拡大する。

歳出削減なしで赤字を毎年0.5%減らすためには、ピーターパンのような魔法が必要だ。そこでリフレ派の愛好する税収弾性値が出てくる。これは名目成長率が1%上がると税収が何%上がるかという数値だが、小黒一正氏(http://agora-web.jp/archives/1644256.html)もいうように1程度と考えるのが常識で、今の計画でもそうなっている。

ところが高橋洋一氏(http://diamond.jp/articles/-/72638)によれば、「景気の回復局面では税収弾性値は3〜4程度」になるので、名目3.6%の成長率を見込めば、PBは2020年には楽々と黒字になるという。今の見通しは「日銀のインフレ目標2%と矛盾している」から、2%のインフレになるという。

これは「政府が成長すると思えば成長する」というピーターパンの論理だ。昨年の名目成長率は1%で、ここ10年の平均で0.6%だ。「3%を超える成長」という前提が満たされていないのだから、税収弾性値が上がることもありえない。

このように財政が戦時経済なみにボロボロになっているとき、さらなる成長で税収増をはかろうという発想は、朝日新聞論説委員だった笠信太郎(http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51941099.html)と同じだ。彼は1939年にこう書いた。

“軍事行動は謂ゆる治安工作と並行して抗日勢力の徹底的粉砕を目指して進められなければならぬ。[…]その経済的基礎は東亜経済ブロックの上に置かねばならぬ。莫大ではあるが今はまだ価値なきものとして地下に埋もれる満支の資源の開発を遂行する」(『日本経済の再編成』pp.6〜7)”

この「東亜経済ブロック」は、当時行なわれていた日中戦争で構築する予定だった。このころ政府債務はGDPの200%に近づいていたが、それは満州や中国から掠奪すれば返せる。財源は国債を日銀が引き受けるので、いくらでも調達できる――朝日新聞のこの「財政計画」は軍部に歓迎され、国債発行は爆発的に増えた。その後どうなったかは、誰もが知る通りである。

このように「国家が決めれば社会はその計画どおり動く」と考える国家社会主義をファシズムと呼ぶ。安倍首相を「ファシスト」とか「ヒトラー」と呼ぶのは間違いだが、彼のまわりには(かつてリフレ派と呼ばれた)ファシストが横行している。今度はかつての戦時経済の教訓に学び、ファシストにだまされてはいけない。

池田 信夫

500とはずがたり:2015/06/15(月) 21:37:14
リテラ > スキャンダル > 事件 > 佳子さま脅迫犯は安倍支持のネトウヨ
「佳子さま脅迫犯は“在日”」はデマ! 容疑者は安倍首相を支持するネトウヨだった!
http://lite-ra.com/2015/05/post-1124.html
【この記事のキーワード】ネトウヨ, 小杉みすず, 皇室 2015.05.22

501とはずがたり:2015/06/17(水) 22:45:10
流石岡崎ちゃんとわかってんじゃないか。
>「いったん過去となった問題が復活した発端は、すべて、日本人の手によるものである。

朝日のせいだと云いたいのかも知れないけど小泉や安倍のせいでもあるぞ。
>現にその後の歴史問題の提起は、悉く日本のジャーナリズムから外国への働きかけに発している」

日韓歴史問題は解決可能!? 安倍首相のブレーンが遺した言葉
SPA! 2015年6月17日 16時10分 (2015年6月17日 16時40分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20150617/Spa_20150617_00870206.html

 先日、九州・山口など8エリアで23資産ある明治日本の産業革命遺産が一気に世界遺産登録されるかもしれないというニュースが話題となった。ユネスコの諮問機関イコモスが登録を勧告しており、今月28日から7月8日までドイツにて開かれる世界遺産委員会で正式決定される可能性が高いとメディアは一斉に報道した。

 しかし、ここで大きな壁があるという。世界遺産委員会の参加国である韓国が「この23資産のうち7資産で朝鮮半島出身者が強制労働させられた」と猛反発しているとも伝えているのだ。これに対して、日本政府は登録の対象は1910年(日韓併合)までのもので、韓国側が主張する第2次世界大戦下での労働とは異なる問題だと反論しているそうだ。

 どちらが正しいかは専門家に任せるとして、こういう報道を耳にするたびに日本と韓国の歴史問題が解決できる日など来ないと思っている人も多いのではないか。

 しかし、外交評論家の岡崎久彦氏(昨年10月逝去)は著書『国際情勢判断・半世紀』(育鵬社)の中で「日本と韓国の歴史問題は解決可能である」と語っている。岡崎氏は外務省に入省後、初代情報調査局長や駐タイ大使などを歴任し、安倍首相のブレーンとしても知られていた。

 本書によると岡崎氏は生前、「韓国では李承晩大統領以降、徹底した反日政策を行っており、特に1980年代末は日本を批判しない人間は非国民扱いされた時期もあった」と指摘しており、この時期の対日批判の厳しさは今の朴槿恵政権と同じか、それ以上と認めていた。

 しかし、続けて「1998年訪日した金大中大統領は日本側のお詫びを受け入れ、それ以降は『韓国政府は過去の問題を持ち出さないようにしたい。自分が責任をもつ』と言明した」というのだ。

 この約束は堅持され、その後2年間、韓国の首脳、閣僚レベルで対日批判は全くなかったそうだ。これは日韓歴史問題が解決可能であり、また現に1度は解決されたことを示すものだと岡崎氏は当時から主張していたのだ。

 また、本書を読み進めていくと、岡崎氏は驚くべきことを述べている。なんと1970年代には既に「戦後」は終わっていたのだという。実際にそう記している箇所を引用してみよう。

「現在、歴史問題は、日本が戦後70年間放置して解決をしなかった問題だといわれている。ところが、1970年代は、それはもう過去のこととなっていた。1980年という年、1年間を取ってみると、私は外務省から防衛庁に出向し、その間、国会で300回は立って答弁したが、日本の戦争の過去の歴史問題が取り上げられたことは皆無である」

 では、現在、なぜ歴史問題が再燃しているのだろうか。その理由も遺しているので、最後に紹介したい。

「いったん過去となった問題が復活した発端は、すべて、日本人の手によるものである。(中略)現にその後の歴史問題の提起は、悉く日本のジャーナリズムから外国への働きかけに発している」

 岡崎氏は「日本側に原因があった」と本書で指摘していたのである。 <取材・文/吉留哲也>

502名無しさん:2015/06/20(土) 10:48:40
http://www.huffingtonpost.jp/2014/12/30/maggots-reveal-liberal-or-conservative_n_6395006.html
あなたがリベラルか保守かは、「気持ち悪い写真」に対する脳の反応でわかる(研究結果)
The Huffington Post | 執筆者: Macrina Cooper-White
投稿日: 2014年12月31日 09時35分 JST 更新: 2014年12月31日 09時35分 JST TWO BRAIN

ある一風変わった研究によれば、ウジ虫や、バラバラにされた動物の死骸、ひどく汚れたキッチンシンクなどの写真に対する「脳の反応」によって、その人がリベラルか保守派かを、かなり正確に言い当てることができるという。

この研究を率いたバージニア工科大学カリリオン研究所のリード・モンタギュー教授は、研究に関するリリースで、「驚くべきことに、不快な写真に対する脳の反応だけで、その人の政治的信条が十分に予測できることがわかった」と述べている。

学術誌「Current Biology」に掲載されたこの研究では、83人の男性と女性の被験者に一連の画像を見せ、そのときの脳の活動状態をfMRIと呼ばれる装置で観察した。被験者に見せられた画像には、上述したような不快な写真のほかに、赤ちゃんや美しい風景といった快く感じる写真、そして中立的な写真が混在していた。

その後、被験者はそれぞれの写真について、どのくらい「ゾッとした」か等の評価を求められ、さらに政治的信条の調査も受けた。この調査には、公立学校における礼拝は違憲かどうかという問題や、銃規制、移民、同性婚に対する考え方についての質問が含まれていた。

写真の評価では、リベラルな人と保守的な人に大きな違いはなかった。しかし研究チームは、その人がリベラルか保守派かによって、写真を見たときの脳の活動状態に違いがあることに気付いた。

具体的には、嫌悪感や感情の制御、注意力、そして記憶に関連する脳の領域の活動に違いが生じ、その部分の活動を分析して、その人の政治的傾向を95%の精度で予測できるほどだったという。また、リリースによると、保守派の人は、不快な画像に対してより大きな反応を示すという。

こうした不快な画像に対する反応の違いは、脳の先天的な「配線」による、つまり、遺伝的に引き継いだものである可能性が高い、と研究チームは考えている(もともとは、病気や汚染を遠ざけようとした原始的な反応から生じたものと研究チームは見ている)。

ただし、モンタギュー教授によると、遺伝子が政治的な考え方に及ぼす影響は固定的なものではなく、ちょうど「身長の遺伝」と同じようなものだという。つまり、「人の身長は遺伝によって決まるが、遺伝だけで決まるわけではない。人の最終的な身長は、栄養や睡眠、飢餓などで変わりうる。とはいえ、背の高い人の子供はやはり背が高い傾向があり、そこが出発点になると考えてもいいだろう」とのことだ。

さらにモンタギュー教授は、脳の遺伝的構造によって政治的な考え方の違いが生じるという認識は、政治的緊張の緩和に役立つ可能性もあると付け加えた。

「政治的な問題に対して半ば自動的に起きる反応が、まさに反射的な「反応」にすぎないのかもしれない、ということが理解され始めれば、沸き立つボイラーのような最近の激しい政治的議論の温度を、少しは下げられるのではないでしょうか」と、モンタギュー教授は述べている。

文末のスライドショーでは、特別な手法で色付けされた脳細胞の写真を紹介している。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:水書健司、合原弘子/ガリレオ]

503名無しさん:2015/06/20(土) 11:29:08
http://www.huffingtonpost.jp/2014/12/08/neo-nazi-man-mauled_n_6292126.html
ネオナチの男性、ライオンの群れに飛び込む 何をしたかったのか?【画像】
The Huffington Post UK | 執筆者: Chris York
投稿日: 2014年12月09日 14時14分 JST 更新: 2014年12月10日 09時48分 JST

ネオナチ運動家と言われている45歳の男性が、スペイン・バルセロナ動物園のライオンの囲いの柵を乗り越えて中に入り、大怪我を負った。

その男性は軍隊の制服を身にまとい、保安用フェンスをよじ登り、一頭の雌ライオンの前に立ちはだかったが、あっという間にその男性はライオンが通るトンネルに引きずり込まれて3匹のライオンに襲われた。

ライオンたちは明らかに男と遊んでいただけ

警察と消防隊員たちはホースで放水してライオンたちを追い払ったが、約30分後に救出された男性は、全身引っかき傷と噛み跡だらけだった。男性は重傷を負って病院へ運ばれたが、命に別状はないという。

この事件は恐れおののく観客たちの目の前で起こった。

ネオナチの男性が担架で運ばれる

その男性は地元では「ジャスト ・ホセMP」と呼ばれ、全身をかぎ十字で覆い、市内のあちこちでデモをしていることはよく知られていた。11月には中絶反対運動を起こして逮捕された。ライオンの囲いの中で何をしようと目論んでいたのかは明らかでない。

バルセロナ市役所長官イグナシ・アーメンゴル氏は、「ライオンたちは殺すつもりなどなかったですよ。彼と遊ぼうとしていただけです」と語っている。

504名無しさん:2015/06/20(土) 22:39:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150618-00000009-wordleaf-pol
安倍氏を支援する「日本会議」ってどんな存在?
THE PAGE 6月19日(金)7時0分配信

 安保法制をめぐる議論が紛糾してきたことで、あらためて「日本会議」の存在がクローズアップされています。安倍政権に非常に近いといわれる日本会議とはどのような存在なのでしょうか。

 6月4日に行われた衆議院の憲法審査会では、参考人として出席した3名の憲法学者全員が、現在議論が進められている安保法制について「違憲」であるとの見解を示しました。特に、与党が推薦した参考人までもが「違憲」と述べたことで、与党内では混乱が広がっています。

 その後、参考人として意見を述べた早稲田大学の長谷部恭男教授と慶応大学の小林節名誉教授が記者会見を行い、日本会議が安倍政権に対して大きな影響を与えていると発言したことから、あらためてこの団体が注目を浴びることになったわけです。

 日本会議は、国内でも有数の保守系任意団体で「日本を守る会」と「日本を守る国民会議」が統合して1997年に組織されました。日本を守る会は、神社本庁など神道系の団体などで構成され、日本を守る国民会議は、主に保守系の文化人や旧軍関係者などで構成されていました。両者の価値観が近かったことから、統合し、より大きな団体へと変貌しました。

 日本会議の設立宣言では、日本の現状について「先人が培い伝えてきた伝統文化は軽んじられ、光輝ある歴史は忘れ去られまた汚辱され、国を守り社会公共に尽くす気概は失われ、ひたすら己の保身と愉楽だけを求める風潮が社会に蔓延し、今や国家の溶解へと向いつつある」とし、これを克服するための国民運動が必要であると主張しています。具体的には、いわゆる東京裁判史観の是正や憲法改正、卑屈な謝罪外交の転換などを掲げています。

 このような基本的価値観は「美しい国」を標榜し「日本を取り戻す」と宣言した安倍首相とかなり重複していますから、同団体が安倍政権と密接な関係になるのはある意味で当然のことと考えてよいでしょう。

 今回、両教授が記者会見で言及したことで話題となりましたが、以前から日本会議が憲法改正や安保法制などについて安倍政権に強い影響力を持っていることは、よく知られていました。実際、日本会議と連携している国会議員グループである、日本会議国会議員懇談会には安倍政権から多数の議員が参加しています。

 もっとも、同団体に対しては、海外のメディアやリベラル系の知識人などから「軍国主義的」「男女差別的」であるとして批判の声も出ています。

(The Capital Tribune Japan)

505名無しさん:2015/08/10(月) 15:16:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150806-00000026-asahi-soci
デモ参加を理由に就職差別、上川法相「あってはならぬ」
朝日新聞デジタル 8月6日(木)13時38分配信

 安全保障関連法案に反対し、国会前でデモを続けている学生団体「SEALDs(シールズ)」について、有田芳生参院議員(民主)は6日の参院法務委員会で「『そんなことをすると就職差別されるよ』などと攻撃され、ネット上で学生の名前や大学名、顔写真がさらされている。ゆゆしき問題だ」と指摘し、政府の見解を尋ねた。上川陽子法相は「事実関係は正確には把握していない」と断ったうえで「一般論として、デモ行進など集団行動の自由は表現の自由として憲法上保障されている。それのみを理由として就職等の差別がされるとすれば、それはあってはならないことだ」と答えた。

朝日新聞社

506名無しさん:2015/08/12(水) 18:36:07
http://www.asahi.com/articles/ASH5W6QNVH5WUTIL04C.html
保守系、春と思いきや… 田母神氏と水島氏、内紛か
秋山惣一郎2015年5月29日08時15分

 安倍政権の安定で、保守系の世界は我が世の春――。と思いきや、ちょっと状況が違うようだ。

 中国や韓国、公明党、朝日新聞やリベラル勢力を斬りまくり、講演、執筆活動を続ける田母神俊雄・元航空幕僚長(66)。だが23日に出演したインターネット配信の番組では、少し様子が違った。今回の攻撃対象は、行動派の保守系言論人として知られる水島総氏(65)。保守色の強い番組を制作、ネットなどで配信する「日本文化チャンネル桜」(CH桜)の社長だ。

 弁護士も同席し、水島氏の金銭絡みの「疑惑」について語る田母神氏は、司会者から「『右』の有力なタレント2人が、いがみあっても……」などといさめられたが、約1時間にわたって水島氏の批判を続けた。

 両氏は近年、二人三脚で運動を展開してきた。2010年、水島氏を中心に結成した運動団体「頑張れ日本!全国行動委員会」で田母神氏が会長を務め、昨年2月の都知事選では、水島氏は田母神氏の選対本部長に就き、予想を大きく上回る61万票を獲得した。

 しかし2月、都知事選で集めた政治資金について、金銭疑惑が出てきた、と水島氏がCH桜で指摘した。「浄財を預けてくれた方々に申し訳できない。選対本部長だった私にも問題を明らかにする責任がある」と水島氏は言う。

 後日、釈明会見を開いた田母神氏らは事務所スタッフによる約3千万円の流用疑惑について明らかにし、「誠に申し訳ない」「私の監督不行き届き」と謝罪する一方、「都知事選後に水島氏から残金を水島氏側の政治団体へ移すよう求められた」とぶちまけた。「事実無根だ」と水島氏は猛反発し、CH桜で「疑惑は3千万円にとどまらない」と追及を続けた。

 会見以降、沈黙を守り「専守防衛に徹してきた」と言う田母神氏だが、23日の番組で「中韓から文句言われて黙ってる日本みたいだ」として、水島氏こそ「疑惑」に答えよ、と反撃を開始。対する水島氏も即座に「一方的な誹謗(ひぼう)中傷だ」とCH桜で応戦した。

 つい1年ほど前まで、盟友関係にあった2人の確執は、都知事選がきっかけだったといわれる。

 選挙終盤、保守色を抑えて幅広い層の支持を得るよう促す水島氏に対し、保守層取り込みを図る田母神氏は「侵略戦争、南京事件、従軍慰安婦、全部ウソ」などと自説を前面に押し出した。このころから運動論の相違が生じ始めたとされる。新党構想などでも、意見が対立、今回の問題で溝は決定的になった。

 田母神氏は「けんかを続けるつもりはないが、水島氏が攻撃するなら続ける。早く決着して次へ進みたい」と話す。水島氏は「決して保守の泥仕合や内紛ではない。正義を貫き、不正の真相を解明する責任を果たすためだ」と言う。

 保守派の評論家、古谷経衡(つねひら)氏は「保守と一口に言っても、ネット右翼や陰謀論者、民族派までと幅広い。過去の戦争を巡る評価についての論争も起きており、この問題に限らず、保守の亀裂が表面化してきた」と話す。

 保守系の雑誌やサイトなど、論争の場も多種多様だ。また、言論の場だけに収まらず、争いの舞台が法廷に移ったり、街宣車が登場したりする場合もある。

 その上で古谷氏は「数年前までは、打倒民主党政権で団結していたが、念願の安倍政権が誕生し、大きな敵がいなくなった。中国の抗日民族統一戦線が日本の敗戦で内戦を再開したように、共通の敵を失った政治運動が陥りがちなことだ」と分析している。(秋山惣一郎)

507名無しさん:2015/08/15(土) 21:39:32
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150812-00076475-diamond-soci
リベラル陣営にも出始めた「言論統制」の空気への危惧
ダイヤモンド・オンライン 8月12日(水)8時0分配信

● 「日本ならず者国家論」再考(1): 「改憲」こそ「ならず者国家」のレッテルを脱する道

 この連載では、「日本ならず者国家論」という論考を何度も出してきた(第59回などを参照のこと)。それは、憲法9条の存在が、日本を「かつて侵略戦争を起こした、ならず者国家の地位に貶めたままにしている」という主張である。

 もちろん筆者は、憲法9条についての「通説」を理解している。通説とは、護憲派の「憲法9条によって、日本が平和国家として国際社会での地位を確立してきた」という主張だ。だが、筆者は真逆の考えを持っている。むしろ、日本は「憲法9条があるからこそ、中国、韓国などの近隣諸国から信頼を得られず、過去の過ちを反省していないと批判され続けている」のではないかと考える。なぜなら、日本国憲法の制定過程を振り返れば、憲法9条とは「かつて侵略戦争を起こした、ならず者国家である日本が、再び軍事的冒険に走らないよう抑え込むことを目的としたもの」であることは、明らかだからだ(第85回・2p)。

 例えば、子どもの喧嘩で、金属バットを持った子が、相手を殴ってケガをさせてしまったとしよう。殴った子は、二度と乱暴なことができないように、親から金属バットを取り上げられるだろう。第二次大戦の敗戦国である日本の立場とは、この金属バットで殴った子と同じようなものだ。かつて侵略戦争を起こし、世界中を戦争の惨禍に巻き込んだ日本が、二度と戦争を起こすことがないようするには、兵器を取り上げるしかない。憲法9条とは、「日本という暴れ者から兵器を取り上げる」ことを規定したものに他ならないのである。

 確かに、日本は戦後70年、憲法9条を守り「平和国家」の道を歩んできた。奇跡的な高度経済成長を成し遂げ、世界中の途上国を支援してきた。国際社会の信頼も回復したように思える。だが、それは憲法9条という制約の下で、日本という「ならず者」が大人しく罪を償ってきた過程である。更生が終わって、日本の本質が変わったと証明されたわけではないのである。

 実際、国際社会では、日本に対する不信感が根強く残っているのが現実だ。多くの日本人にとっては不本意であろうが、第二次大戦中の従軍慰安婦問題は「性奴隷」だとみなされ、重大な人権侵害を犯したと批判され続けている。「捕虜虐待の問題」に対する憎悪も世界中で残っている。一般的に、これらの批判は中国・韓国に限定されるものと考えられがちだが、実態はまったく違っている。むしろ、日本に対して最も厳しい批判を展開しているのは、欧州の知識人層なのである(第69回・5p)。

508名無しさん:2015/08/15(土) 21:41:21
>>507

 そもそも、第二次大戦の戦勝記念日の式典が世界中の国々で毎年開催されるが、どこの国に対する戦勝かといえば、それは「ドイツ」とともに「日本」でもある。なによりも、国際連合では、日本に対する「敵国条項」がいまだに残っている。日本がいまだに「ならず者国家」である証拠だ。なによりも、日本国憲法制定の過程を振り返れば、憲法9条とは、かつて日本と戦争を戦った国が、日本が再び近隣諸国を侵略し蹂躙する「ならず者国家」に戻らないために設けた、特別な条項なのである。

 また、日本国内においても、東西冷戦下の55年体制下の社会党・共産党や、その流れを汲むリベラル陣営は、憲法9条の目的が「ならず者国家」を抑えるためのものだと実質的に認めてきた。彼らは「自民党政権は戦前の軍国主義の流れを引き継いでおり、憲法改正により再軍備を図ろうとし、再び世界中を恐怖に陥れる危険な存在だ、だから憲法9条を守らねばならない」と訴え続けてきたのだ。

 従って、日本が「ならず者国家」のレッテルから脱するには、まず憲法9条が撤廃される必要がある。そして、それだけでは不十分だ。「憲法9条がないとならず者国家に戻る」と疑う国内外の勢力を納得させるためには、憲法9条を撤廃後に、どんなに困難な国際紛争に直面しても、知恵を振り絞り、ありとあらゆる手段を用いて、外交交渉で問題解決する姿勢を貫き続けねばならない。この覚悟ある姿勢を何十年も続けて、初めて日本は「世界で最もシビリアンコントロールの効いた平和国家」として認められることになるのだ(第59回・4)。

● 「日本ならず者国家論」再考(2): 真の平和国家と認められるために、長く続く茨の道

 それでは、「憲法を変えて軍隊を保持する。しかし、シビリアンコントロールと徹底した外交努力で、軍隊を使わない平和国家」となることを志向するとは、どういうことだろうか。

 戦争を防ぎたければ、まず現実的な安全保障政策に精通しなければならない。安全保障政策の本質は「武器を使わないために、武器を揃えること」であり、「武器を使うことになったら失敗」である。だから、平和を志向する者ほど安全保障政策を学ぶ必要がある。

 また、現実的な政策だけではない。「なぜ戦争は起こるのか」「戦争を防ぐにはどうするのか」という、より本質的な問題を突き詰めて考えていく必要がある。戦史研究、外交史研究、兵器研究、地政学、国際関係論、政治学などさまざまな学問を広く、深く学んでいかなければならない(第85回)。

509名無しさん:2015/08/15(土) 21:42:42
>>508

 それは、「ひたすら憲法を守れば平和国家になれる」「安全保障を論じること自体が悪」であるという古い固定観念とは一線を画す姿勢である。一方で、「改憲すれば軍隊を自由に使える」「戦争をするために安全保障政策を進める」という単細胞的な思考とも相容れないものだ。厳しい覚悟を持って、さまざまなことを学び、考えながら、長い時間をかけて茨の道を一歩一歩進んでいくことになるのである。

● 「知の拠点」であるはずの大学で 次第に広がる自由な言論がやりづらい空気

 日本が「ならず者国家」のレッテルから脱し、「真の平和国家」を志向するための「知の拠点」となるべきは大学であるはずだ。しかし、その現状は深刻だといわざるを得ない。

 もちろん、政治に関心がないといわれ、政府に反発するデモなどとてもイメージできなかった日本の大学生から、「戦争反対」のムーブメントが起こってきたこと自体は、評価に値すると思う。海外では、学生は政府の意思決定に強い影響力を持つ「アクター」の1つである(第91回・3p)。香港の民主化運動や、英国の学費値上げに反対するデモなどだけではなく、学生は世界中で「民族問題」「マイノリティの人権」「反核」「軍縮」「環境問題」など、さまざまな社会問題に対して、常に意見を表明している。それと比べると、日本の学生はあまりに政治に対する意識が低く、政府に無視される存在でしかなかった。その意味で、今回大学生が「戦争に行きたくない」と政府に訴えようとしていること自体は、悪いことではない。

 しかし、大学生は「純粋」であればいいかもしれないが、学者は純粋なだけではいけないはずだ。現在、さまざまな大学で、「安保法制成立に反対する声明」を学者が連名で出す動きが広がっている。筆者は、学者の連名での意見表明自体に肯定的ではない(第107回)。だが、百歩譲って、それも「言論の自由」だと認めることはできる。ところが、安保法制に肯定的な考えを表明した同じ大学の1人の学者を、集団で「大学の名誉を傷つけた」と批判したというのは、いかがなものだろうか。

 それは、「言論の自由」「思想信条の自由」「学問の独立」を守るべき大学という場に与える悪影響が大きすぎるのだ。まず、さまざまな学問領域で先端を走るべき若手の研究者たちが、委縮して自由に意見を言えなくなってしまうことだ。

510名無しさん:2015/08/15(土) 21:47:37
>>509

 学者として外国育ちの筆者には無縁な世界だが、日本の大学には「徒弟制度」のようなものが残っている。学者の間で師匠・弟子の上下関係が存在するのだ。今回連名で声明を出した学者たちは「師匠」であり、若手は「弟子」である。弟子が自由に意見を表明して「大学の名誉を傷つけた」と師匠に非難されるとなれば、若手は「破門」を恐れて沈黙するしかなくなってしまう。

 たとえ直接的に師匠・弟子の関係でない学者の間でも、自由に意見を表明した結果、多数の学者から連名で「大学の名誉を傷つけた」と責められることになるのは面倒である。できればこの問題には触れないで沈黙しようということになってしまう。現在、学内での自由闊達な議論は次第に失われ、重い空気が流れつつあるように思う。

 その上、問題なのは学生に対する悪影響である。学者は大学教員として、学生の成績評価者なのである。大学での成績は、学生の人生を左右することもある重いものであり、学者が学生に対して、ある種の「権力」を持っているのは明らかだ。だから、学者が自らの思想信条を明らかにする時、授業の受講生である学生に対して、極めて慎重な配慮が必要になってくるのだ。

 筆者は、この連載をはじめ、論壇のさまざまな場で政治・社会問題に対して考えを表明する機会が多い。だからこそ授業等では、学生に対して「私と異なる意見を持っても全く問題がない。試験やレポートにそれを書いても構わない。むしろ、多様な意見は歓迎である」と繰り返し話をしてきた。しかし残念ながら、それでも試験の答案用紙に、筆者の意見をまるでコピーしたような答えを書く学生が少なくないのである。

 学者は、大学で学ぶ若者の「言論の自由」「思想信条の自由」「学問の独立」を守らねばならない。しかし、現実の大学教育の現場では、それは簡単なことではない。慎重に取り扱わなければならないことなのである。ところが、そのことに軽率な学者が多すぎるように思うのだ。

 そして、更に問題なのは、憲法学を「平和を守る善い学問」とし、国際関係や政治学、安全保障研究、戦史研究、外交史研究、地政学、戦時国際法を「現実と称して戦争へ向かう悪い学問」というレッテルを張り、大学の研究から排除するような空気が流れていることだ。以前、この連載では、そういう署名運動をやっている学者グループを批判したことがある(第95回・2p)。その時点では、変わった学者たちがいるというだけの印象だった。だが、現在では日本のさまざまな大学で、そういう動きが広がっているように感じている。

511名無しさん:2015/08/15(土) 21:48:29
>>510

● 保守とリベラルによる言論統制合戦: 自由・独立を失う社会は、衰退の道を歩むしかない

 筆者は、年頭の当サイト記事「5つのポイントで占う2015年」で、以下の通り指摘していた。

  『安倍首相による統制の強化は、リベラル陣営の強硬な反発を生み、活動を活発化させるだろう。だが、リベラル陣営は日本人が本来持つ「多様性」を重視するわけではない。むしろ、リベラル陣営こそ、言論統制の本家本元的な側面を持っている(中略)。

 このような動きは、ある意味保守陣営の統制よりも性質が悪いものとなるだろう。保守の統制は下品なだけだが、リベラルは一見教養があるように見える上に、大学教授という権威を身に纏っているからだ。要するに、保守だけではなく、リベラル両陣営からも言論を統制する動きが起こり、日本社会全体に自由に発言できない空気が広がっていく懸念がある』

 現在の日本社会は今、この通りに進んでいるのではないだろうか。国政選挙で連勝を重ね、衆参両院で安定多数を確保した安倍晋三政権は、「やりたい政策」への意欲を隠さなくなり、言論統制的なやり方も目立ってきていた。しかし、これに反発したリベラル陣営によって、猛烈な反対運動が始まった。

 リベラル陣営による反対運動は、保守側の自民党若手議員の勉強会での大放言のような、下品なことを言って批判されると首相自ら平謝りという単純なものではない。大学教授や識者のような知性・品格・権威を纏った人たちが、次第に自由な言論がしづらくなる空気を作り、周到に異論を排除している。そして、社会全体を画一的な考えに染めようとしているのだ。

 日本社会は「右傾化」したと言われる。だが、その反動として急速にリベラルも強くなり始めていることを見逃してはいけない。そして、どちらも人々の言論を統制しようとして競い合っている。その結果、日本社会では、現実的な思考を持つ多数派である「中道」的な人々が、自由に意見を言いにくい空気が流れ始めている。

 現代は、保守やリベラルが主張する「絶対賛成」「絶対反対」で成り立つほど、単純にはできていない。どのような政治・社会問題でも、その現実的な解決策は、絶対的な「賛成」「絶対」の中間にある、多様な考えの中から見つけざるを得ないのだ。だからこそ「言論の自由」「思想信条の自由」「学問の独立」を守ることが重要になってくる。社会が自由・独立を失う時、人々は現実的な問題解決の術を失い思考停止となる。その結果、衰退への道を歩むしかなくなってしまうのである。

上久保誠人

512とはずがたり:2015/08/16(日) 09:51:29
>>507-511
この上久保某(立命の先生らしい)は哲学と並んで研究が胡散臭い(=まともに研究しているのか解りにくい)法学・政治学の分野の状況を大学全体に敷衍する致命的なミスをしてますねー。
経済学は規範論の前に実証論が来ると云う認識があるし,全てにメリットとデメリットがあるから自然と中庸になりますし,絶滅危惧種の一部のマル経学者(立命とかには健在)は違うんかも知れませんが,学生に政治的立場を押しつけにならないように気を遣うのが教員としての正しいスタンスだと思うんですがねぇ・・。
因みに我が師匠は核武装論者にして西村慎吾支持の自称「中道」ですけどw

多分自分はアメリカの風通しのいい場所で学んだし自分はまともな研究していると云う自負があって日本の状況が駄目に見えて苛立ちあるんでしょうけど学者としてもう一寸状況を冷静に客観的に分析出来ないと。。

513名無しさん:2015/08/28(金) 00:16:46
政治は政治家がやるものという発想が日本人的ですね。

http://news.livedoor.com/article/detail/10490027/
フィフィ 安保関連法案に反対する学生の抗議へ皮肉「ぬるいハンスト」
2015年8月20日 11時30分 トピックニュース

20日、タレントのフィフィが自身のTwitter上で、安保関連法案に反対する学生たちによるハンガーストライキを皮肉った。
フィフィは数日前から、国会前でハンガーストライキを行う学生に厳しくコメントし、「学生さん、世の中変えたいなら、ハンガーストライキするんでは無くてね、たくさん勉強して、政治家になって、この国のために努力したらいいんだよ」と諭していた。
そして20日、フィフィは、27日に国会前で予定されているハンガーストライキの詳細を伝えた上で、「日の出てる間、水も抜くイスラムの断食月よりぬるいハンストに正直驚いた次第です」と、その内容を痛烈に皮肉っている。
なお、「断食月」(ラマダーン)として定められた約1ヶ月間、イスラム教徒たちは日の出から日没までずっと断食する習慣を持っている。
皮肉を発した意図について、フィフィは「7時間程度の絶食でハンストなんていう君達がこの過酷な社会に出たらどうなるか考えただけで…」「悪意に満ちてると言われようが、私は世の中の厳しさを教えたいと思いますから」とコメントし、学生を慮っての故だと説明している。
そして、フィフィは「戦争反対!の一方で、若者をハンストに駆り立てる連中のがよっぽど悪意に満ちてると思いませんか?」「しかもこの程度の断食でハンストって、彼ら笑い者です」と、学生たちを煽動する存在に対して、不快感をあらわにしている。

514名無しさん:2015/08/28(金) 00:17:01
>>513

学生ハンスト実行委員会 ? ?@hansutojitsu

本日日刊スポーツにこのような記事が掲載されました。


日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/1525730_m.html
フィフィが皮肉 学生の「ぬるいハンストに驚いた」
20:37 - 2015年8月19日

学生ハンスト実行委員会 ? ?@hansutojitsu
記事には『午後2時〜9時(2日目以降は午前10時から)の数時間にわたって行うとし、水を飲むことはOKだという。』とあり、その後に『ストライキの内容に、フィフィは20日ツイッターで(続く)
20:37 - 2015年8月19日

学生ハンスト実行委員会 ? ?@hansutojitsu
@hansutojitsu 「日の出てる間、水も抜くイスラムの断食月よりぬるいハンストに正直驚いた次第です」と痛烈に皮肉った。』と書いてあります。(続く)
20:39 - 2015年8月19日

学生ハンスト実行委員会 ? ?@hansutojitsu
@hansutojitsu 「午後2時〜9時の数時間」の「ぬるいハンスト」というのは明らかな虚偽であり、私たちに対する名誉毀損です。
このような事実無根の中傷を日刊スポーツが記事に取り上げ全国に発信するのは、中傷に加担することであり、メディアとしてあってはならないことです。(続く)
20:40 - 2015年8月19日

学生ハンスト実行委員会 ? ?@hansutojitsu
@hansutojitsu 私たちは日刊スポーツに対して即刻当該記事を削除し、訂正と謝罪を掲載することを求めます。
私たちの行動に賛同してくれる方にも日刊スポーツに対して抗議をしていただけますようお願い致します。
20:43 - 2015年8月19日


学生ハンスト実行委員会
https://twitter.com/hansutojitsu

515とはずがたり:2015/09/10(木) 05:25:18
2013年の記事。嫌韓デモ反対デモなんてあったんだな。現在は安保反対デモが盛り上がってるけどこの頃から実際に参加する風潮は育っていたのかも。

嫌韓デモの現場で見た日本の底力
http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2013/08/post-715.php
2013年08月17日(土)14時14分
〔7月30日号掲載〕

 6月30日、私は最近話題になっている嫌韓デモに行ってみた。このデモは東京の新大久保で何年も前から、毎週日曜日に行われているものだ。私は不安を胸に家を出た。自分の身も心配だったが、新大久保の人々のことも、日本の対外イメージのことも心配だった。

 実は新大久保はサンフランシスコのチャイナタウンやパリの日本人街と同じような「観光スポット」だ。外国人にとって、新大久保のコリアンタウンを歩くことは伊勢丹新宿店の地階と同じくらい楽しさと驚きに満ちている。伊勢丹が日本がいかに洗練されているかを示しているとすれば、新大久保の街が示しているのは日本が外国人に対してフレンドリーで開かれた国であり、他国の文化が生き生きと存在できる国だということだ。

 だがデモのせいで、新大久保は日本が外国人にとっていかに不快な国になり得るかを象徴する場所となった。嫌韓デモの数百人の参加者は自らを愛国者だと考えているのだろうが、実際は日本の力をそいでいるに等しい。憎しみをまき散らすデモ隊の存在を許すのは日本の恥だ。

 新大久保で店を営む在日コリアンは、税金を払って日本政府の財政を潤している一方で誰の脅威にもなっていない。だが「朝鮮人を殺せ」と日本人の誰かが言えば、それは日本という国を自ら攻撃していることにほかならない。こうした発言はジャーナリストや一般の人々によって世界中に伝えられると考えていい。そして日本のイメージにも、尖閣問題や東京への五輪誘致における日本の立場にも悪影響を与えるだろう。アメリカやフランスも、外国人居住者や韓国系の自国民をきちんと守れない国の側になど、簡単に立ちはしないはずだ。

 私は不安を胸に家を出たと書いたが、帰宅したとき、私の心は喜びに満ちていた。在日の人々は決して嫌韓デモの挑発に乗らない。だからこそ約2500人の日本人が彼らを守るために自発的に集まり、嫌韓デモに反対するデモを行っている。また、警察は嫌韓デモ隊が新大久保の中心部に入ることを許さなかった。彼らは自らの任務を果たし、私にはジャーナリストの仕事をすることを許した。

 感動の瞬間を何度も目にした。反対デモの人々に「本当にありがとう」とささやいていた在日コリアンの姿もあった。普通のサラリーマンや学生、OLが一緒になって嫌韓デモ隊に立ち向かい、「差別反対!」と叫んでいた。私から見ればこの人たちこそ、真の愛国者だ。彼らは日本の名誉を守っていたのだから。

■健全な民主主義は日本の誇り

 このうち1人はフタミさんという法律を学ぶ学生で、以前から嫌韓デモへの抗議活動をしてきた。彼は多くの日本の若者が忘れている政治参加の尊さを身をもって示していた。「最初は10人しかいなくて、警察の車に守ってもらった。それが今では2500人だ」と彼は言う。

 警察は非常に緊張していたが、称賛に値する自制心を持って任に当たっていた。そして私の報道の自由も守ってくれた。道路を封鎖していた機動隊に私は、嫌韓デモ隊の話を聞くために非常線を抜けてもいいかと尋ねた。隊員たちは躊躇したが、上官が一喝した。「この人はジャーナリストなんだからすぐに通せ!」

 日本の文化の力、外国人居住者をおおらかに受け入れる姿勢、そしてアジアでは特に長く健全な民主主義の歴史は、この国が世界に誇れるものだ。私は新大久保でこのすべてを目の当たりにした。ますます専制的になりつつある中国の隣にあって、民主主義は日本に非常に有利な武器として働くだろう。

 6月30日の朝、私は外国人をめぐる状況が悪化したら自分は日本に住み続けられるだろうかと自問しながら家を出た。帰宅したとき、私は3人のわが子が日本国籍を持つことを誇りに思っていた。
レジス・アルノー
COLUMNIST PROFILE
Regis Arnaud レジス・アルノー
1971年、フランス生まれ。仏フィガロ紙記者、在日フランス商工会議所機関誌フランス・ジャポン・エコー編集長を務めるかたわら、演劇の企画なども行う。

516名無しさん:2015/09/27(日) 13:38:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150927-00000012-asahi-ent
そもそもの「保守」って何? 日本独特の「ねじれ」内包
朝日新聞デジタル 9月27日(日)10時10分配信

 保守と革新、右翼と左翼など、とかく政治の世界は分類好きだ。とりわけ保守は「守旧」の意味で用いられる一方、最近では「保守の革新を」なんて言われることも。保守って何?

 政治用語の保守を生んだのは、近代の始まりを告げたフランス革命とされる。「自由・平等・友愛」を掲げ、個人が対等に政治参加することを目指した革命だが、その過程で、王政を保とうとしたのが保守、王政を倒そうとした勢力が革新だった。そんな革新勢力に真っ向から反対したのが「保守主義の父」、エドマンド・バークだ。対岸の英国で書かれた「フランス革命の省察」に、こうある。

 「物事をこれまでとは正反対にするというのも、安直さにかけては、すべてをぶち壊すのといい勝負である。前例のないことを試すのは、じつは気楽なのだ」(佐藤健志訳、PHP刊)

 いかにも頑固おやじが現状維持を掲げているようにみえるが、この書が後世に残ったのは革命の行く末を的確に見据えていたから。急進的改革でフランスは混乱の極みとなり、いずれ軍人による独裁を招くと。そう、ナポレオンだ。


 「保守」とは、広辞苑によると「たもちまもること」、反対語に「革新」とある。近年、日本の政治家の言葉にも「変える」「ぶっ壊す」がはやっている。革新派が増えたのか。

 「日本では保守という言葉に、ねじれがありますね」と話すのは「戦後日本の国家保守主義」を著した上智大の中野晃一教授(比較政治学)だ。日本の近代が始まった明治維新でいえば幕府を守るのが保守、新政府は革新だが……。

 「明治“維新”は王政“復古”を伴った。前近代に起源を持つ階層を維持する意味で保守なのに、後発国として国家主導の下に近代化改革を進めた。いわば、革新性を内包する保守が生まれた」。国の役割も日本は独特という。「英米の保守は個人の思想信条や経済活動などは、宗教や市場に任せろという考えなのですが、日本の保守は戦後に至っても、国家が個人を主導する考えが残っています」

朝日新聞社

517名無しさん:2015/10/03(土) 09:17:48
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151002-00079330-diamond-soci
「日本大好き」な保守系の国民は本当に増えているのか?
ダイヤモンド・オンライン 10月2日(金)8時0分配信

 安倍政権の誕生以降、保守系の思想を持つ日本人が増えてきたと言われている。内閣府が行った調査でも、「『国を愛する』という気持ちが強い」と答えた人の割合は、「弱い」と答えた人の割合を大きく上回っている。「日本大好き」な国民が増えることは悪いことではないが、こうした風潮が極端な排外主義に結びついてしまう可能性を懸念する声もある。「日本大好き」な日本人は、実際に増えているのだろうか。またそうだとしたら、それは今の日本にとって何を意味するのだろうか。(取材・文/フリーライター・宮崎智之、編集協力/プレスラボ)

● なんだか最近、「日本大好き」な 日本人が増えているような気がする

 最近、あなたは「日本大好き」な日本人が増えていると感じないだろうか。こうした「日本大好き」な日本人はメディアなどで、いわゆる「保守」と形容される人たちとほぼ同義と捉えられている。

 若者をはじめとする日本社会の保守化が指摘され始めたのは、日本の歴史教科書を巡る議論が盛り上がり始めた1990年代後半頃からだった。とりわけ保守色が強い安倍政権が誕生してからは、その傾向が顕著になっている。尖閣諸島や竹島の領土問題など、民主党政権時から顕在化した安全保障環境の悪化の影響もその背景にあると思われるが、一部では保守的な思想が右傾化とも呼べる状態に転じ、在日韓国人や朝鮮人に対するヘイトスピーチ、ネット右翼による過激な言動など、目に余る事態も起こっている。

 もちろん、「日本好き」な日本人が増えることは悪いことではないし、国民に団結感が生まれるという意味では、むしろよいことと言える。しかし、極端な保守化による排外主義が社会を覆うことに対しては、警戒する声も大きい。

 保守化の潮流に乗ってか、メディアでは日本人や日本を礼賛する企画が目立つようになり、韓国や中国を批判したいわゆる嫌韓・嫌中本の出版も増えてきている。さしずめ、“日本礼賛ブーム”とも呼べるような状況が、足もとでは進行しているのだ。

 内閣府が今年3月に発表した『社会意識に関する世論調査』では、「『国を愛する』という気持ちが強い」と答えた割合が55.4%と、「弱い」(6.6%)の割合を大きく上回っている。また、「『国を愛する』という気持ちをもっと育てる必要がある」と考えている人の割合は75.8%で、こちらも「そうは思わない」(12.5%)よりも圧倒的に割合が高い。

518名無しさん:2015/10/03(土) 09:18:09
>>517

 だが一方で、「自国のために戦う意思」がある日本人は11%と、64ヵ国中で最も低いという国際機関による調査結果もある。

 2つのデータを比較して見る限り、一概に「日本大好き」な日本人が増えているかどうかは判断できない。「日本好き」な日本人は、実際に増えているのだろうか。またそうだとしたら、それは今の日本にとって何を意味するのだろうか。

● 保守的な考えを持つ人、反発する人 分断された日本人の心象風景

 まずは、筆者の周囲の人々の声を拾ってみた。

 ある20代の女性は、こう語る。

 「日本人の海外での活躍や、海外の人から見た日本の魅力にスポットライトを当てるテレビ番組は、観ていて楽しいです。日本に住んでいたらわからないような、日本の良さに気づかされて、勇気が出るような気がします」

 一方で、こんな意見もある。 

 「嫌韓・嫌中本のブームには、正直乗れません。書店で大々的に平積みされているのを見ると、オリンピック前なのにこんなことでいいのか、と疑問に思います。嫌韓・嫌中本を押し出している書店では、本を買いたくないというのが本音です」(30代・男性)

 実際に書店側からも、嫌韓・嫌中本のブームを疑問視する声が上がり、“反ヘイト本”のコーナーを設けるなどの動きも出ている。

 最近では安全保障法制を巡り、国会前などで激しいデモが繰り広げられている。SEALDsに代表されるように、現政権に対する若者たちからの反発も強い。かたや、こうした動きに対する批判も頻出していて、国民の間で“分断”とも呼べるような状況が発生している。

 SNSの普及により、誰でも気軽に政治的な発言ができるようになってきたことも、この“分断”を加速させている。リアルの場で親しくしている友人や同僚が、突然排外的とも受け取れる意見を投稿し、眉をひそめた経験をした人も多いだろう。各人の政治的スタンスが可視化されやすくなってきたことで、「日本好きな日本人」が増えている印象を持つこともあると思う。

519名無しさん:2015/10/03(土) 09:18:40
>>518

 では、こうした状況を識者はどう分析しているのか。保守系の動向に詳しく、近著に『左翼も右翼もウソばかり』(新潮新書)、『ネット右翼の終わり──ヘイトスピーチはなぜ無くならないのか』(晶文社)などがある評論家の古谷経衡氏は、昨今の「日本大好き」な日本人の増加について、こう指摘する。

 「定義にもよりますが、一般的に想定されているような憲法9条改正や自虐史観の見直しなどの動きを右傾化・保守化と表現するならば、それは確実に進んでいると言えます。ただし、その流れの主体は40代や50代以上の中高年で、嫌韓・嫌中本の購入層のメインも、この年代です」(古谷氏)

● 若者の保守化は進んでいない 保守化しているのはむしろ中高年

 保守化の動きは主に中高年によるものと指摘する古谷氏。メディアで度々指摘されている「若者の保守化」については、否定的だ。

 「若者が右傾化しているという事実を示す信頼できるデータは存在しません。私が保守系の集会やデモなどを取材する限りは、若者は少ないように感じています。また、靖国神社の『みたままつり』に若者がたくさん訪れていることを保守化・右傾化の証左とする言説もあります。しかし、報道されているように、『みたままつり』は“ナンパ祭り”とも一部から呼ばれていて、若者のマナーの悪さが問題になり、今年から露店の出店が禁止されました。ですから、本当に戦没者慰霊や歴史問題に関心があって靖国に来ている若者がどれだけいるのか、実際のところはわかりません」

 つまり、社会全体は保守化しているものの、一部で指摘されているように、突出して若者だけにその傾向があるというわけではないのだという。

 「中国がここまでの大国になるとは思わなかった、と感じている日本人は多いはずです。そんななか、尖閣諸島の領土問題など、安全保障環境が庶民の皮膚感覚として明らかに緊張したものになっています。さらに、日本経済も落ち込み、国民の自信もなくなってきた。『日本は強い』『日本は素晴らしい』といった言葉が目立つのも、自信のなさの裏返しだと思います。本当に強い国は、自分からそんなことは言いませんから」(古谷氏)

 古谷氏によると、保守系の人は「今までが、日本の悪口が多すぎた。その反動が、日本礼賛の風潮に現れている。自国を持ち上げるのはどの国も同じで、国際標準に戻っただけだ」と説明することが多いという。それが、昨今の“日本礼賛ブーム”につながっているのだと。

 しかし、「先進国のマスコミはどこも、自国に手厳しい批判を浴びせるのが当然です。彼らの言う『世界標準』は、彼らが一番嫌っている中国や韓国を見て言っているにすぎないと評価することもできます」(古谷氏)とも。

520名無しさん:2015/10/03(土) 09:19:04
>>519

 さらに、過激な言動が度々問題になる「ネット右翼」について、古谷氏は次のように分析している。

 「2002年に開催された日韓共催のワールドカップが嫌韓のきっかけになったという指摘がありますが、“疑惑の判定”などによって、嫌韓ムードがネット上で盛り上がりを見せたのは事実でしょう。そして、彼らは『こんなに問題があるのに、マスコミが報道しないのはおかしい』と考え、フラストレーションの矛先を報道機関に向けました。この流れが、韓国に偏重した番組編成を行っているなどとして実施されたフジテレビ抗議デモへとつながっていきました」(古谷氏)

● ネット右翼が陥る 「ヘッドライン寄生」とは? 

 ネット右翼に大きな影響を与えたのは、インターネット上の動画生配信サービスだと古谷氏は指摘する。「ネット右翼は読書リテラシーに乏しい人が多いため、動画配信が大きな影響力を持ったのです。また、私は『ヘッドライン寄生』と呼んでいますが、雑誌やインターネット記事の見出しのみで判断して、中身を読まずに自分の都合の良い解釈をする人が多いことも特徴です」(古谷氏)という。

 しかし、ネット右翼を一部の過激な集団として無視していいかと言ったら、そうではない。在日韓国人・朝鮮人に対するヘイトスピーチなどが問題化している「在日特権を許さない市民の会」(在特会)は、インターネットを駆使して、活動の幅を広げていったとされている。

 ネット右翼が形成する“ネット世論”は、一定の影響力を持っており、デモや企業への不買運動に発展するケースがある。こうした現状に、政治家や企業の経営者も彼らの影響力を無視できなくなってきたという指摘もある。

 ただし、古谷氏は「ネット右翼の影響力は限定的」だと分析している。

 「自民党よりもさらに右寄りな主張を展開した次世代の党は、インターネットに票田があると読んでネット上の活動を活発にしていました。しかし、結果は先の衆院選の比例で141万票しかとれず、改選前の19議席から、2議席へと議席数を激減させました。東京都知事選で田母神俊雄氏が61万票を獲得したことを根拠に、600万票は獲得できると踏んでいたようですから、かなりのショックだったでしょう。ネット右翼は大した票田にならないことに、政治家たちも気づき始めています」(古谷氏)

521名無しさん:2015/10/03(土) 09:19:36
>>520

 また、在特会の会員らが京都市の朝鮮学校に対して行った差別的な街宣活動についての訴訟では、約1200万円の損害賠償が確定している。こうした動きから、「ネット右翼の勢いは、これから弱まっていくのではないか」と古谷氏は予測する。

 「保守、右翼系は、共産や社民と違って全国組織が存在しません。つまり、不満のはけ口がない。リアルの場にはけ口がないため、インターネットに書き込むことでフラストレーションを解消しているのです。だから、過剰にインターネット上で彼らが目立ってしまう。しかし、その影響力は、衆院選の投票結果からもわかるとおり、限定的だと判断できます」(古谷氏)

 政治が一部の極端な保守におもねるのは、極端な保守に票田があると考えたから。メディアが“日本礼賛ブーム”を煽るのも、視聴者や読者のニーズがあると考えたから。ならば、こうした風潮に陰りが見え始めたときには、事態は収束するということだろうか。

● “健全な愛国心”を 育てるためには何が必要か? 

 何度も言うが、愛国心を持つことは悪いことではない。重要なのは、排外的な思想や極端な意見に流されない“健全な愛国心”を育むことだ。

 そのためには、どんな意識を持つことが必要なのだろうか。古谷氏は、こう指摘する。

 「現在は、嫌韓・嫌中といった思想が、保守だと勘違いされてしまっています。保守系の人たちも、自分たちの陣営に動員するために、それを利用してきたという側面がある。ちょっと韓国や中国に対して否定的な意見を言えば、国士だと騒ぎ立て、逆に肯定的な意見を言えば、反日だ売国だと批判する。そもそも、寛容の精神こそ保守思想の本質だったはずなのに、韓国や中国だけではなく、LGBTにも不寛容な態度を保守陣営は取っています。こうした思想とは切り離して、本当の保守思想を提示できなければ、素朴に日本を愛しているような良識的な人たちには、敬遠され続けることでしょう」

 排外主義に陥らず、誰もが日本を素朴に愛せるようになる社会。極端なナショナリズムを廃し、それを保守思想と安易に結び付けないことが、本当の意味での“保守復権”になるということを、忘れてはならない。

 保守的な思想がいいかどうかは、一概に言えることではない。1つだけ言えることは、「日本大好き」な日本人たちに対する評価は、彼らのマインドの「質」によって変わってくる、ということだろう。

宮崎智之

522名無しさん:2015/10/03(土) 09:20:50
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151002-00079329-diamond-soci
橋下新党誕生の大波紋、日本の政党に正義は見えるか(上)
ダイヤモンド・オンライン 10月2日(金)8時0分配信

● 「おおさか維新」ついに旗揚げ!  合従連衡を繰り返す野党の性

 10月1日夜、橋下徹大阪市長が記者会見を開き、新党「おおさか維新の会」の設立を正式に発表した。会見の中で「民主党と丸ごと一緒になるのは、改革を放棄したと見なさざるをえない」と厳しく「維新の党」を批判する場面もあった。

 ことの発端は、9月13日投開票の山形市長選挙をめぐり、維新の党の柿沢未途幹事長が、民主党・共産党が支援する候補者を応援に行ったことが党内で問題視された事件だった。安保法制をめぐって「野党再編」の流れが醸成される中、ダブル選挙を前に「維新純化」を志向する「橋下徹」派がこれに反発した、という構図である。

 8月27日、橋下徹大阪市長と松井一郎大阪府知事は維新の党からの離党を表明。自分たちが創った政党を「離党」するというのは、奇妙な話ではある。

 思えば、維新の党が結党されてから約1年しか経っていない。ここ数年、毎年のように野党は合従連衡を繰り返している。民主党政権が崩壊し、みんなの党が瓦解し、日本維新の会から次世代の党が飛び出し、日本維新の会が結いの党と合流して、維新の党が結成されたかと思えば、今度は本家の大阪選出の議員達が離党――。こんな状況では、野党を支持したくても「どこを選べばいいのかわからない」と感じている人も多いかもしれない。

 アメリカ、イギリスといった他の先進国を見れば、これほどの頻度で新党ができたり政党が分裂したりする事態などあまり例がない。なぜ、日本はこんなにも政党が合従連衡を繰り返すのか。そして、なぜ橋下徹大阪市長は最後の決戦を前に、再び新党を立ち上げたのか。一方で、政界再編は進むのか。「一強多弱」を脱し、自民党と対抗する野党勢力は日本に出現するのか。

 注目の大阪の政局を題材に、各政党の政治思想を分類し、日本の政党政治の問題点も指摘しつつ、橋下新党発足が持つ意義について考察したい。

 まず、日本の政党が合従連衡を繰り返すメカニズムを理解するために、今の既存政党を政治理念に基づいて分類してみたい。その上で、なぜ政党が離合集散するのか、1つの説明を試みたい。

523名無しさん:2015/10/03(土) 09:21:10
>>522

 当然、読者諸氏の中には自民党支持者もいれば、維新支持者、共産党支持者もいるだろう。中には、自分が好きではない政党に対しては罵詈雑言をぶつけたくなる激しい人もいるかもしれないが、ここはひとつ冷静に考えてみたい。そもそも政党とは、どこもそれぞれの「正義」に基いて日本を良くするために行動しているのだ。そのそれぞれの「正義」が何であるかを理解することが、政党を理解するための第一歩であろう。「改革」と叫ばれても、何をどうしたいのかがわからなければ、支持することなんてできない。

● 「保守 vs 革新」のウソ なぜ日本の政党はわかりづらいか

 では、それぞれの政党はどういった「正義」=「政治理念」を持っているのだろうか。政党を軸によって分類することは可能なのだろうか。

 政党を分類する軸として古典的なものとしては、「保守 vs 革新」という軸である。多くの人と政治談義をする中で感じることは、政治について少しでも興味のある人や、かつての「自民党 vs 社会党」という二大政党政治の記憶を持つ中高年層の中には、この軸を頼りに政局を理解している人が多いように思う。

 しかし、「この軸はもう死んでいる」と筆者は考えている。

 政治活動をしていると「松井さんは保守なんですか? 」と質問されることが多々ある。そんなとき、逆に「保守って何ですか? 」と尋ね返すと、千差万別の答えが返ってくる。つまり、定義があまりにも曖昧なのである。使うとなんだか「政治通」っぽいから使われているだけで、実は単なる「思考停止ワード」に過ぎない。

 敗戦後すぐの時代であれば、日本の伝統や国家体制を守り切ろうとする保守と、敗戦を契機に国家体制を大きく変えようとする革新という軸は、意味があったかもしれない。特に、当時は社会主義思想が輝いていた時代だったから、「社会主義こそ革新が目指す道」と位置付けられたのも自然だったと思う。

 ただ、戦後から70年もの月日が経過し、社会主義国家が次々と破綻し、方向転換してしまったなかで、「保守 vs 革新」という軸はもはや意味をなさない。にもかかわらず、多くの「政治好き」な人々は、このカビの生えたような議論をどこかで聞きかじり、この枠組みに当てはめて、21世紀の政局を理解しようとする。だから、おかしなことになってしまう。

 一方で、テレビなどに出演する政治家や野党系の有識者などが、「守旧 vs 改革」という軸を持ち出し「我こそは改革派」と主張したりする光景を時々見かけるが、これは一方的に政敵を「守旧」とラベリングしているだけで、あまり意味のある軸とは言えない。

 そこで筆者は、今の政党を分類するための軸として、財政政策と安全保障政策の2つの軸によるマトリクスを提唱したい。

524名無しさん:2015/10/03(土) 09:21:36
>>523

● 政治とは税金の使い道を考えること 1つ目の軸は「公助か自助か」

 政治とは、国民に税金を支払わせ、その使い道を決める営みとも言える。税金とは、基本的には「再分配」のために使われるものである。簡単に言えば、強制的に徴収された税金を社会的弱者や未来への投資に使うことで、社会を持続可能なものにするのが目的だ。

 そこで、政治思想としては、税を多くとって的確に再分配することが社会的平等につながる、という「大きな政府」思想と、税はなるべく少なくして政府の役割は必要最低限に抑えた方がよい、という「小さな政府」思想に分類することができる。ただ、「大きい」「小さい」という言葉は「何と比較するか」によって変わってしまう言葉であるため、実はわかりにくい。

 100兆円を超える予算を組み、極論を言えば、東京都で得た税収を日本全国の地方へ再分配する仕組みを基調とした自公政権による財政政策を、「小さな政府」と呼ぶ人は少ないのではないか。有権者から支持され続けているアベノミクスも、通貨を大量に発行し、政府が財政出動を行うことで景気を下支えする、という「大きな政府」的な経済施策に思える。

 一方、共産党や社会党の掲げる政治思想も、社会的平等を実現するために積極的に政府が動く「大きな政府」的なものであるし、民主党政権が実現した「子ども手当」なども、政府が徴収した税を再配分する制度であり、支払う先を多少変えただけで、税による「公助」を維持するという意味においては同じことである。

 かつて、自民党と社会党の二大政党が安定していたのは、日本経済が大きく伸びていた時代だったため、経済界が稼いだお金から多額の税金を徴収し、それを再分配することで社会的平等を実現するというサイクルが回っていたからである。財政的には「大きな政府」同士で差がなくとも、「保守 vs 革新」という軸で十分差別化できたのである。ところが、今は日本の財政が火の車になり、かつ北海道から沖縄まで中央政府が再分配機能を的確に果たすには限界があることが露呈したことで、「大きな政府」が維持できなくなった点に、日本が直面している問題の本質がある。

 「大きな政府」が維持できなくなった今、それでも政府・税金による「公助」をできる限り維持しようとするのか、それとも「自助」(共助)を中心とした個人の自立や地域の助け合いに委ねるのか、というのが今の軸になろうかと思う。

525名無しさん:2015/10/03(土) 09:22:02
>>524

 この点、「自助」を基本理念として大きく打ち出す「維新」は、今存在する政党の中では差別化された存在と言えよう。特に「維新」の看板政策である大阪都構想などは、地方が国から自立する、という「自助」に基づく統治機構改革である。昨日の会見の中でも、橋下徹市長は「東京一極集中を改める」とビジョンを示した。大都市である大阪が中央から交付税交付金をもらうことを考えることをやめ、自ら稼げる「副首都」へ進化せねばならないとする政治思想は厳しくもあるが、日本が直面する課題に正面から向き合う政治思想と言えると思う。

 かつては民主党内にも「自助」を主張する勢力はいたが、党勢が落ち、労働組合の影響が強まるにつれ、「公助」の主張が目立つようになった。また、民主党はよくも悪くも「政権交代の実現」を目的とした政党であったため、自助を打ち出す政策は有権者から全国的な支持を得るのはどうしても難しく、「子育て支援」「高速道路無料化」など、財政出動を伴う政策を打ち出してしまうこととなった。したがって、「民主党の一部」と合流を検討してきたものの、「民主党と丸ごと」合流することに反発した理由はここにある。

 ある意味、「自助」を主張しながら大阪でいまだに根強い支持を得続ける「維新」は、日本の政党史上極めて珍しい事例だと思う。

● 腕の見せ所は外交と安全保障 2つ目の軸は集団的自衛権への賛否

 国政においては、外交こそが腕の見せ所である。天然資源に乏しく、食糧自給率も低い日本に住む人々の生活を支えるには、海外諸国との関係を円滑化させることが必要不可欠である。中でも、「軍隊」を持たないという日本の特徴に鑑みれば、安全保障の議論は政治思想としては大きな存在感を持つと言えよう。

 この軸によれば、今回の安保法案への賛否でわかるように、与党と野党ではっきりと分類できるように見える。だが、実際は野党の中にも「憲法解釈による変更」に抵抗を示しただけで、集団的自衛権自体には絶対的に反対しているわけではない、という政治家は多い。何を隠そう、筆者自身も、憲法改正を伴い国民の判断を仰いだ上であれば、集団的自衛権は認めても問題ないと考えている1人である。

 たとえば、「維新」はどちらかと言えば、集団的自衛権には賛成の立場であろう。したがって、「維新」は「自助」という1つ目の軸が譲れない分、2つ目の軸である安全保障では与党からバーターを仕掛けられる隙がある。実際、松井一郎府知事は、離党を表明する2日前の8月25日夜、菅義偉官房長官と会食している。おそらく安保法制やダブル選挙について、意見交換があったと思われる。これが、「維新が自民党に寄っている」と一部の人から批判された理由である。その批判は的を射ているだろうか。

 >>後編『橋下新党誕生の大波紋、日本の政党に正義は見えるか(下)』に続きます。

松井雅博

526名無しさん:2015/10/03(土) 09:35:04
http://diamond.jp/articles/-/38103
TOP>経済・経営・社会>日本経済の憂鬱
日本経済の憂鬱
【第4回】 2013年7月3日
佐和隆光
日本ではうやむやな保守対リベラルの対立軸

日本では政治家も有権者も、「理念」と「思想」にうとくなってきたようだ。2012年衆院選の民主党惨敗は、同党の経済無策、とりわけ野田政権の消費税増税に起因するとみてよい。正統派リベラル政党ならば、フランス大統領のオランドとおなじく「雇用と成長」を金看板にかかげ、富裕層への所得増税により、所得格差の縮小と財政赤字の削減をめざすべきだった。果たして、続く安倍政権は…?

「成長と雇用」そして弱者救済

?2013年衆院選で、民主党が大敗を喫した最大の原因は、初回で述べたとおり、民主党の執行部が、デフレとゼロ成長に苦吟(くぎん)する寡黙な大衆へのシンパシーを決定的に欠いていたことにあったのではなかろうか。

?欧米先進諸国では、保守主義者は財政規律を重視し、社会保障費を必要最低限まで切りつめようとする。また保守主義者は、財政政策の有効性を否定し、「小さな政府」を志向する。他方、リベラリストの政策は失業率の低下を、そのための経済成長を第一義とし、財政金融政策の有効性を信じて疑わない。個人所得税制の累進度を高め、税収を確保しつつ、社会保障の充実により富の再分配に努めるのが、欧米のリベラル政党が共有する政策綱領である。

?一例を挙げよう。

?2012年5月8日にフランス大統領に選ばれたフランソワ・オランド(1954?、在任2012・5?)は「成長と雇用」を金看板とする公約をかかげ、「年収100万ユーロ(約1億3000万円)以上の高額所得者の最高限界税率を現行の41%から75%に引き上げる」という構想をうちだした。ところが、憲法評議会が「最高税率75%は憲法に定める『税の平等』を逸脱する」として違憲判決をくだしたため、「従業員に年収100万ユーロを超える給与を支払った企業に対して、税率75%の富裕税を課する」と、課税対象を個人から企業に変更することにより、違憲判決をまぬかれる挙にでた。

?富裕層の所得増税の方針をうちだしたオランド政権が発足して間もなく、100名を超える高額所得者がベルギー国籍を取得し、有名な俳優ジェラール・ドパルデュー(1948?)は、所得税率が一律13%のロシアの国籍を取得した。なお、フランス、ロシアともに二重国籍を認めている。ただし、どちらの国に所得納税するかは、選択の自由にまかされている。

527名無しさん:2015/10/03(土) 09:36:10
>>526

?ようするに、リバタリアンのニコラ・サルコジ(1955?、2007.5?2012.5)前大統領に対抗して、オランドは、雇用と成長、そして格差解消を公約としてかかげたのだ。

?サルコジは「所得税減税が人びとの勤労意欲を高め、経済成長に寄与する」、「福祉予算の削減により財政規律を維持する」とのレーガノミクスの信奉者だったかのようだ。そのモットーは「もっと働き、もっと稼ごう」だった。他方、オランドは、リベラル左派(社会民主主義)の立場から、「緊縮財政は経済成長をさまたげる」、「財政支出による景気テコ入れは、短期的には財政赤字の拡大になるが、経済成長による税収増の結果、中期的には財政再建をもたらす」と主張し、さらには所得格差の拡大に歯止めをかけようとする。

リベラル色が褪せた民主党

?日本の民主党が正統派リベラル政党だったのなら、オランドとおなじく「雇用と成長」を金看板にかかげ、消費税増税ではなく、富裕層への所得増税により、所得格差の縮小と財政赤字の削減をめざすべきだった。2012年衆院選の惨敗は、民主党政権の経済無策、とりわけ野田政権の消費税増税に起因するとみてよい。正統派リベラル政権ならば、まずは正規雇用の確保と賃金の上昇を第一義とし、そのために必要不可欠な経済成長に取り組み、消費税増税ではなく個人所得税制の累進度を高めることにより財政赤字の縮減をはかりつつ、公共投資を誘い水とする内需誘発効果を発揮させ、国内総生産の成長と雇用の拡大をめざすべきであった。

?安倍政権の「第3の矢」である成長戦略については、産業競争力会議、規制改革会議などで議論された。規制改革を重視する民間議員と、産業政策的な官主導の成長戦略を提唱する議員とに二分されており、当初から意見の集約はむずかしそうだった。また、民主党の日本再生戦略とおなじく、提案される諸施策のいずれもが、即効性を欠くもの、あるいは効果の有無の判断を事前にくだしにくいものばかりであり、第3の矢が的を射抜き、拍手喝采を浴びるとはとても思えない。

次回は7月4日更新予定です。

<新刊書籍のご案内>

日本経済の憂鬱?デフレ不況の政治経済学

経済無策からポピュリズムへ――。
アベノミクスのねらいは、小泉構造改革との決別、そして国家資本主義の復活なのだ。

?アベノミクスは官主導色が強いという意味でケインズ派的である一方、規制改革にも熱心なところは新古典派的でもある。その本性は「国家資本主義」にあり、個人主義や自由主義、民主主義という普遍的な価値を脅かす憲法改正への通過点かもしれない。

?空前絶後の壮大な社会実験であるアベノミクスの是非を考えるうえで、“道案内役”を果たす1冊だ。

528名無しさん:2015/10/03(土) 10:21:31
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151002-00010002-shincho-pol
NHKでも紹介された「安保法案賛成デモ」美女軍団の正体〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 10月2日(金)8時1分配信

 まさか官邸から文句を言われないように、なんて考えたわけでもないだろうけど……。さすが、NHKは、安保関連法案に関する報道に際してもバランス重視である。法案の採決が近くなって、賛成派の街頭演説を紹介した。しかも、街宣車に乗っているのは美人の女性が4名。彼女たちは一体、何者か。

 ***

 彼女たちが集会を開いたのは9月12日のこと。NHKは、翌日のニュースで、

〈集会は法案に賛成する人たちで作るグループがツイッターなどで呼びかけ開いたもので、新宿駅前には主催者の発表でおよそ200人が集まりました〉

 と紹介した。集会では、「YES!安保法案」と書かれたうちわなどを手にする人や、日の丸を掲げる人の姿も見られたという。「安保関連法に反対するママの会」は知られているが、彼女たちは「守ろうニッポン!!」(通称・まもにち)という団体のメンバーなのだ。

「発起人は、今年40歳になるごく普通のOLです。12日も私と一緒に街宣を盛り上げてくれました」

 と説明するのは、広報担当の橘紅葉さん。

「反対派がメディアで取り上げられる中、賛成派もいるのにと思ったのが、会を作るきっかけ。それから、彼女が友達を集め始めたのです。コアメンバーは12名。私自身は、小学生の娘を持つ母親です。政治や歴史に関するブログも書いています」

 ネット上では、幸福の科学や生長の家と関係があるのではないかと囁かれているが、全く関係ないとか。

 ある公安関係者も、

「民主党政権時、尖閣諸島を巡る問題、長引くデフレ不況などを受け、民主党本部前で座り込みの抗議活動を行う人たちが現れた。その人たちも、『まもにち』に入っているようだが、背後に特定の政党や宗教団体はいない。ごく普通の人たちの集まりと見ています」

 発起人の女性の素性は今のところ明かせないという。

「12日の街宣が終わってから、恐らく反対派の方だと思うんですが、メンバーが後をつけられたそうです。何か起きた場合は、誰も責任を取れませんからね」(橘さん)

 最後に「反対するママの会」については、

「ママの会には、中核派の人がいたりしますよね。そういう人が一般メディアで紹介されていることには驚きます。ママの会の人も私たちも、子供を大切に思う気持ちは一緒。また、今回活動してみて、リスクが伴うこともわかりました。ですから、彼女たちの全てを否定するつもりはありません」(同)

 さて、今後、サイレントマジョリティを盛り上げる活動となるか。

【特集】「狂躁『安保法制』の後遺症」より
※「週刊新潮」2015年10月1日号

SHINCHOSHA All Rights Reserved.

529名無しさん:2015/10/03(土) 13:33:21
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151002-00000005-sasahi-pol
「キミらの民主主義なんだぜ!」英米ジャーナリストと外務省OB鼎談〈週刊朝日〉
dot. 10月2日(金)7時7分配信

 採決をめぐって与野党が攻防を繰り広げた安全保障関連法がついに成立した。英エコノミスト誌記者のデイビッド・マックニール氏、前NYタイムズ東京支局長のマーティン・ファクラー氏と外務省OBの孫崎享氏が、国会の非民主主義について鼎談した。

*  *  *
孫崎:安全保障関連法がついに可決・成立しました。国会の周りでは反対派のデモが今も続けられ、若者から高齢者まで幅広く参加するなど、大きなうねりとなりました。

ファクラー(以下、F):安保反対運動は、世の中の流れを大きく変えたと思う。この3年ほど、日本はネット右翼のやりたい放題だった。それが怖くて言論界が萎縮してしまい、国民的な議論が抑えられていた。そこに大学生を中心としたSEALDs(シールズ)が現れて、国会前では数万人規模のデモが起こった。新大久保(新宿区)での数十人規模のヘイトスピーチデモと比べてスケールがまったく違う。子ども連れのお母さんやサラリーマンも参加していた。明らかに特定のイデオロギーを持つ人だけではなかった。これまで右寄りの議論しかなかったのが、リベラル勢力が出てきてバランスができた。

マックニール(以下、M):右派と左派のバランスが変わったというのは、同じ意見です。SEALDsの出現などとともに、市民が立ち上がった。これは興味深い展開になりました。一方で、今は右派が安堵して、静観しているだけかもしれない。今後、安保反対派の勢力がどのように政治的な力に結びつくのか。そこに注目しています。

孫崎:さっそく、共産党の志位和夫委員長が、他の野党との選挙協力も含めた「国民連合政府」構想を出しましたね。7月末までは、共産党は沖縄以外での選挙協力はないと言っていた。それが変わったのは、デモのエネルギーを直接感じたからではないでしょうか。

M:英国を例に出すと、ブレア政権は、米国のイラク戦争、新自由主義的経済政策などに対し、国民的合意を得ないで支持をした、として問題視されました。それが今年9月、「反緊縮」「反核」「反武力行使」「反新自由主義」をスローガンにしたジェレミー・コービン氏を労働党の新党首に押し上げる原動力になった。デモが政治的勢力として姿を現したのです。

孫崎:共産党と他の野党の連立ができなくても、与党の脅威になることは間違いない。民主党が勝った2009年の衆院選を分析すると、ほとんどの小選挙区に候補者を立てていた共産党が、異例的に候補者を絞っていた。選挙で候補者を立てないことは、結果として野党と選挙協力をしたことと同じになる。

M:日本で最大の問題は、政策の是非を堂々と議論せず、非民主主義的に決定してしまうことです。政権に白紙委任しすぎ。たとえば、国民的な議論もなく、1978年に厚生省(当時)と靖国神社の宮司の間で、14人のA級戦犯の合祀を秘密裏に決めた。後に政治問題となり、外交面でも大きな影響を与えました。

F:メディアにも大きな責任がある。戦後70年の歴史で、戦争責任、靖国神社、自衛隊の違憲論議、慰安婦問題などはタブー扱いされてきた。しかし、これこそが国民的議論を起こすためのツボです。今、日本人には率直な議論が必要とされている。メディアがそこから逃げてはいけない。私はツボを押し続けるから、ネット右翼からイヤがらせされるけど(笑)。

孫崎:昭和天皇は敗戦の責任をとって退位すべきだったと思っています。こういった議論も、もっとメディアでもされるべきでした。

M:13年に、伊勢神宮で20年に一度の遷宮がありました。そこで、最大の儀式である「遷御(せんぎょ)の儀」に、安倍首相と、麻生太郎副総理など8人の閣僚が参列しました。戦後、内閣総理大臣が遷御の儀に参加したのは初めてでした。伊勢神宮には、三種の神器のうちの一つがあります。この参列を見て、私は日本は保守派へシフトしていると感じました。ところが、NHKや大手新聞各紙は、このことについてほとんど分析しませんでした。ただのお祝い事として報じたのです。

(構成 本誌・西岡千史/松元千枝)

※週刊朝日  2015年10月9日号より抜粋

530名無しさん:2015/10/03(土) 13:33:59
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151002-00000002-sasahi-pol
前NYタイムズ東京支局長「米国はアジアを中国に任せるかも」〈週刊朝日〉
dot. 10月2日(金)7時6分配信

 安倍晋三首相は来年の参院選を見据え、「新3本の矢」なる経済政策に力点を移している。英エコノミスト誌記者のデイビッド・マックニール氏、前NYタイムズ東京支局長のマーティン・ファクラー氏と外務省OBの孫崎享氏が、沖縄の基地問題をぶった切った!

*  *  *
ファクラー(以下、F):政府は辺野古基地は中国の台頭に対抗するための抑止力として考えています。ところが、軍事的にドライに見ると、沖縄本島に海兵隊を置くことは、戦略上よくないという見方を持っている人がペンタゴン(米国防総省)にもいます。沖縄にある海兵隊の基地は中国に近すぎて攻撃を受けやすく、抑止力にならないとの見方です。

孫崎:米軍が重要視する嘉手納基地も含めて、沖縄本島は中国のミサイルの射程圏内。もし米中間で戦争が起きれば、沖縄にいる空軍はマヒしてしまう。

F:一つの大きな部隊ではなく、小規模な部隊をオーストラリアやグアムなどに分散して配置したほうがいいと話す米国の軍人もいます。ペンタゴンも将来は沖縄に2万人の師団を置く必要はないと考えていると思う。

マックニール(以下、M):外国人の特派員記者が沖縄の基地問題を積極的に取材するのは、ある意味では本土の日本人よりも、沖縄の人のほうが沖縄の歴史や日米安保について広い知識を持っているから。取材をすると疑問に思うのは、沖縄で反対の声があり、日本にとって取り返しのつかない事態になる可能性を秘めているのに、なぜ、政府は米軍基地を沖縄に押し付けたままにするのでしょうか。

孫崎:歴史的に見ても、敗戦後にGHQに沖縄を長期的に貸してもいいと言ったのは昭和天皇。そのことは『昭和天皇実録』にも書かれています。さらに、重光葵は外相時代に在日米軍の撤退を求めるために、最初に陸軍、次に海軍と空軍に撤退してもらおうと考えていたが、昭和天皇はそれにも否定的な意見を重光に伝えていました。こういった史実もメディアではタブー視され、本土ではほとんど知られていないが、沖縄の人たちは史実を勉強し、知っています。これは一例ですが、東京と沖縄の溝が埋まらないのは、こういった歴史が共有できていないからです。

F:基地問題解決のヒントは、沖縄に米軍基地や海兵隊を置いても米国に軍事的なメリットはあまりないという点を突くことです。

M:翁長知事は6月の訪米で、沖縄に多くの海兵隊を置くことに否定的だったマケイン氏(米国上院軍事委員長)と会談しました。ところが、実際に会ったら辺野古推進になっていた。ケネディ駐日大使も同じ。まるで政府からの通達でもあったかのように「日本の内政問題」と言うだけだった。

F:それは当然のことなんですよ。オバマ大統領からすれば、辺野古移設の問題は鳩山由紀夫首相のときに混乱したから、これ以上関わりたくないのが本音。だから、共和党のマケイン氏とオバマ政権には、立ち位置に違いはない。それでも、大統領が代わり、日本政府が本気で交渉すれば、米国の方針が変わる可能性があります。

M:安保法制が国会で成立し、自衛隊が海外に出て、集団的自衛権を行使する可能性もあります。悪いシナリオだと、いずれ日本と中国の間で何らかの紛争が起こる可能性もある。

孫崎:では、米国に頼ればいいかというと、そうではない。先日、米国のシンクタンクであるランド研究所が新しい報告書を出しました。そのなかで、台湾周辺で米国と中国が衝突した場合、中国に優位性が出ていると書かれています。以前から専門家の間では指摘されていたことですが、権威あるシンクタンクが認めたことの影響は大きい。今後、これは米国の基本的な認識になっていくでしょう。仮に尖閣諸島で日中間の紛争が起きても、米国は日本と一緒に戦うことはしないと思う。

F:米国は、10年後には日本を見放して中国を選ぶかもしれませんよ。米国は、中国のことをかつてのソ連のようには考えていない。世界的な覇権は狙っていないと考えていますから。むしろ、取引次第ではアジアは中国に任せることもあるかもしれません。

孫崎:これが国際政治の現実ですよ。日本が「米国と仲良くしておけば、安全保障は大丈夫」と思っていても、米国や中国の動向次第で、安倍首相の思い描く未来にはならない。そこをちゃんと分析せずに、突き進められると、恐ろしいことになる。

F:いずれ、日本は米国だけでなく、中国にも頭を下げることになるかも(笑)。そうならないために集団的自衛権を認め、米国の武器を買い、中国より日本が米国のためになることを懸命にアピールしている。

(構成 本誌・西岡千史/松元千枝)

※週刊朝日  2015年10月9日号より抜粋

531名無しさん:2015/10/11(日) 14:55:36
>>506

http://www.asahi.com/articles/DA3S11779456.html
(ニュースQ3)昨日の友は今日の… 保守系に異変?=訂正・おわびあり
2015年5月29日05時00分

 安倍政権の安定で、保守系の世界は我が世の春――。と思いきや、ちょっと状況が違うようだ。

 ■政治資金巡りお互いに批判

 中国や韓国、公明党、朝日新聞やリベラル勢力を斬りまくり、講演、執筆活動を続ける田母神俊雄・元航空幕僚長(66)。だが23日に出演したインターネット配信の番組では、少し様子が違った。今回の攻撃対象は、行動派の保守系言論人として知られる水島総氏(65)。保守色の強い番組を制作、ネットなどで配信する「日本文化チャンネル桜」(CH桜)の社長だ。

 弁護士も同席し、水島氏の金銭絡みの「疑惑」について語る田母神氏は、司会者から「『右』の有力なタレント2人が、いがみあっても……」などといさめられたが、約1時間にわたって水島氏の批判を続けた。

 両氏は近年、二人三脚で運動を展開してきた。2010年、水島氏を中心に結成した運動団体「頑張れ日本!全国行動委員会」で田母神氏が会長を務め、昨年2月の都知事選では、水島氏は田母神氏の選対本部長に就き、予想を大きく上回る61万票を獲得した。

 しかし2月、都知事選で集めた政治資金について、金銭疑惑が出てきた、と水島氏がCH桜で指摘した。「浄財を預けてくれた方々に申し訳できない。選対本部長だった私にも問題を明らかにする責任がある」と水島氏は言う。

 後日、釈明会見を開いた田母神氏らは事務所スタッフによる約3千万円の流用疑惑について明らかにし、「誠に申し訳ない」「私の監督不行き届き」と謝罪する一方、「都知事選後に水島氏から残金を水島氏側の政治団体へ移すよう求められた」とぶちまけた。「事実無根だ」と水島氏は猛反発し、CH桜で「疑惑は3千万円にとどまらない」と追及を続けた。

 ■14年都知事選、確執生まれる

 つい1年ほど前まで、盟友関係にあった2人の確執は、都知事選がきっかけだったといわれる。

 選挙終盤、保守色を抑えて幅広い層の支持を得るよう促す水島氏に対し、保守層取り込みを図る田母神氏は「侵略戦争、南京事件、従軍慰安婦、全部ウソ」などと自説を前面に押し出した。このころから運動論の相違が生じ始めたとされる。新党構想などでも、意見が対立、今回の問題で溝は決定的になった。

 田母神氏は「けんかを続けるつもりはないが、水島氏が攻撃するなら続ける。早く決着して次へ進みたい」と話す。水島氏は「決して保守の泥仕合や内紛ではない。正義を貫き、不正の真相を解明する責任を果たすためだ」と言う。

 ■打倒民主政権、共通の敵失う

 保守派の評論家、古谷経衡(つねひら)氏は「保守と一口に言っても、ネット右翼や陰謀論者、民族派までと幅広い。過去の戦争を巡る評価についての論争も起きており、この問題に限らず、保守の亀裂が表面化してきた」と話す。

 保守系の雑誌やサイトなど、論争の場も多種多様だ。また、言論の場だけに収まらず、争いの舞台が法廷に移ったり、街宣車が登場したりする場合もある。

 その上で古谷氏は「数年前までは、打倒民主党政権で団結していたが、念願の安倍政権が誕生し、大きな敵がいなくなった。中国の抗日民族統一戦線が日本の敗戦で内戦を再開したように、共通の敵を失った政治運動が陥りがちなことだ」と分析している。

 (秋山惣一郎)

 <訂正して、おわびします>

 ▼5月29日付朝刊社会面「ニュースQ3 昨日の友は今日の… 保守系に異変?」の記事で、「都知事選で集めた政治資金約1億2千万円のうち、約3千万円を田母神氏の事務所スタッフが流用していた、と水島氏がCH桜で公表した」とあるのは、「都知事選で集めた政治資金について、金銭疑惑が出てきた、と水島氏がCH桜で指摘した」の誤りでした。事務所スタッフによる約3千万円の流用疑惑が具体的に明らかになったのは、田母神俊雄氏が後日に開いた記者会見の場でした。

532名無しさん:2015/10/11(日) 14:57:18
http://blogos.com/article/109971/
YOSHIDA Toru 吉田徹2015年04月12日 17:02
「右傾化」は「左傾化」とともに。

4月11日の朝日新聞(朝刊)で掲載された「右傾化」についてのインタビューに刺激されたわけではありませんが、「右傾化」を論じる場合は、国を問わず、中々に難しいものがあるようです。

・(耕論)「右傾化」 三浦瑠麗さん、平沼赳夫さん、さやわかさん:朝日新聞デジタル

(ちなみにさやわかさんの議論のするどさに驚嘆しました)

私のフィールドのフランスの事例でいうと、極右・国民戦線の台頭などもあり、やはり2000年代に入ってから「右傾化(droitisation)」の議論がされてきました。確かに社会が「ぎすぎす」してきて、治安や安全保障についての争点が訴求力を持ってきたという意味で日本と似ているのですが、他方ではかなり綿密な意識調査をしてみると、異文化や他者への寛容度はむしろ高まっているというようなデータもあり(こうしたデータは上のインタビューでも指摘されています)、中々まとまったことは言えないというのが相場になっています。アメリカでも、マイノリティに対する寛容度が高まる一方、政治的急進主義が進んでいるという実態があります。

その「微妙さ」を前提としないで、「右傾化している」ということを所与として語っているのは中野雅至さんの本かもしれません。

・Amazon.co.jp: 右傾社会ニッポン (携書132): 中野雅至: 本

色々と「脇の甘い」部分もある本ですが、「日本は右傾化しているのか?」を問う議論を展開しているというよりも、「右傾化とは何か、なぜ生じるのか?」という問いに答えている本として読むべきなのだと思います。

一方で、独自の調査でもって、特に若い世代は「右傾化」していない、とする論者もいます。

・若者は本当に右傾化しているのか: 古谷経衡: 本

ただこの本も、既存の右傾化している日本の保守思想・言論へのアンチテーゼを打ち出すのがメインになっており、果たして実際に右傾化しているのかどうかについては、データが偏っていることもあり、やはり判然としません。

さて、「右傾化しているのか?」ということを考えた時、実際にはどうなのでしょうか。

「ネトウヨ」という呼称が一般化して極右的な言説が垂れ流され、反韓デモにヘイトスピーチ、「マスゴミ」批判のシュプレヒコールをみると、確かに「右傾化している」と言いたくなります。2014年の都知事選では田母神俊雄候補が獲得した61万票のうち、得票数の4分の1(24%)が20代だったことを取り上げて、若者の右傾化とする議論もあります(ただ、投票率をみればこれはやや言い過ぎではないか、という上の古谷経衡の指摘もありました。そもそも世界の中で最も厭戦意識の高い青年層を抱えているのは日本です)。

ここではこうした論争に決着を付けることなど到底できません。ただ、いくつかの手がかりを提示できればと思います。

ただこうした議論を展開する場合、やはり何を持って「右傾化」とするのかという基準が明らかでないと曖昧な議論にしかなりません。恣意的な基準を避けて、一番簡単なのは、自らをどう位置づけているのかということを訊ねることです。

そうすると、国際比較調査の「世界価値観調査」では、2005年に自らが右寄りでも左寄りでもないと考える日本の有権者は、7割近くと、圧倒的多数を占めることになります。これは新聞社による同じような世論調査でも同様の傾向が出ます。

他方、NHK放送文化研究所の調査(2010年)によると、「保守的」と自己定義する有権者は60%、「革新的」とするのは38%でした。また、内閣府の「社会意識に関する世論調査」でみると、2005年をボトムに「個人の利益より国民全体の利益を大切にすべき」という意識が2005年には最低の37%だったのが、2013年には53%に増えています。さらに「国を愛する気持ちの程度が強い」とする有権者が2000年には46%と最低だったのが、2008年に57%、2013年に58%と右肩上がりになっています。これだけを拾うと日本が「右傾化している」という指摘は正しいかのようにもみえます。

533名無しさん:2015/10/11(日) 14:58:02
>>532

ただ、そうした場合、問われるべきは日本の右傾化は安倍政権や自民党政権云々の話ではなく、もっと長いトレンドの中で捉えなおすべき事象であり、北朝鮮をめぐる危機、中国の台頭、3.11によるセキュリティ重視志向など、複数の要因が絡んでいると考えなければなりません。

もうひとついえば、右(傾化)という概念は、左(傾化)という概念と対になっていることを前提にしないとなりません。右も左も、相対的な概念だからで、絶対的に論じることはできません。

歴史的には、右派的価値は「個人」や「伝統」を重視すること、左派的価値は「平等」や「理性」を重視することと考えられてきました。それに最近では「秩序」や「権威」を重んじる「保守」、「自決定権」や「自律」を重んじる「リベラル」の軸が交差するようになりました。

言い換えれば、価値をめぐる問いがあってはじめて「右傾化」しているかどうかを論じることが可能になるのです。一言に「右傾化」といっても、政治と経済、社会で「右傾化」が何を意味するかは矛盾することがあります。例えば政治での「権威」と「経済」での自由競争は対立することがあり、さらに「保守」と「右派」、「リベラル」と「左翼」も同義ではありません。

何れにしても、「右傾化」の是非云々以前に、まずはそのセットとなる「左派的価値」がどう再定義され得るのか、そこから対立線上に「右」や「保守」を位置づけるということも考えるべきではないでしょうか(それゆえ、「9条改正」と「改正反対」が最もわかりやすい右と左の事例だったりするのです)。その様々なマトリックスを完成させて、はじめて右傾化についての議論が可能になるように思います。

ちなみに、その際に大事にしなければならないのはイギリスの心理学者アイゼンクの指摘でしょう。アイゼンクは戦後イギリスの保守党、自由党の支持者が「柔らかい心」を持っていて、共産主義者やファシストが「堅固な心」を持っているという調査をしています。この「堅固な心」に対していかに戦うか――それが今の時代の「左派的価値」の再定義につながる筈です。

534名無しさん:2015/10/11(日) 15:02:02
http://news.livedoor.com/article/detail/10650832/
田母神俊雄氏が差別問題に持論「例外的な生き方への配慮は不要」
2015年9月30日 14時58分

30日、田母神俊雄氏がTwitterで「弱者への配慮」について持論を展開した
「弱者や例外的な生き方にそこまで配慮は不要」とつづっている
「例外に配慮しすぎると社会の活力はどんどん失われる」とも記した

◆田母神俊雄氏が「弱者への配慮」について持論を展開

田母神俊雄
@toshio_tamogami
フォローする
弱者に対する配慮は必要。しかし弱者にすべてを合わせようとすると世の中はどんどん衰退する。弱者にならないように頑張れと子どもたちを励ますことが大切。社会を発展させてきたのは時の権力者と金持ちだ。権力者と金持ちを攻撃することが社会正義だということが行き過ぎると国の活力は失われる。
2015/9/30 7:5

田母神俊雄氏が「弱者への配慮」に苦言「社会の活力が失われる」
2015年9月30日 14時58分 トピックニュース

30日、田母神俊雄氏が自身のTwitteアカウントで、差別問題への持論を投稿した。

田母神氏は、「結婚をして子どもを持つ喜びを紹介した」とされる高校の保健教育用の副読本に関して報じた、29日の産経新聞の内容を紹介した。

田母神俊雄 ? @toshio_tamogami
9月29日の産経27面。結婚をして子どもを持つ喜びを紹介した高校の保険教育用の副読本に文句を言う人たちがいる。結婚をしない、子どもを持たないという多様な生き方に配慮してないとか。そんな生き方が普通であるわけがない。日本の国が続かなくなる。弱者や例外的な生き方にそこまで配慮は不要だ
2015年9月30日 06:44

記事では副読本に対して「結婚をしない、子どもを持たないという多様な生き方に配慮してない」といった批判があるとした上で、田母神氏は、「そんな生き方が普通であるわけがない」と断言し、「弱者や例外的な生き方にそこまで配慮は不要」と綴った。

田母神俊雄 ? @toshio_tamogami
女性が数人集まっていてその中に一人子供を産めない人がいたとする。そのような席ではその一人の女性に対する配慮は必要であろう。しかし自分の意志で結婚をしない、子供を産まないことを選択している人に対してはその配慮は不要であると思う。例外に配慮しすぎると社会の活力はどんどん失われる。
2015年9月30日 06:58

また、田母神氏は「弱者に対する配慮は必要」としながらも「弱者にすべてを合わせようとすると世の中はどんどん衰退する」「社会を発展させてきたのは時の権力者と金持ちだ。権力者と金持ちを攻撃することが社会正義だということが行き過ぎると国の活力は失われる」と、心情だけでなく別の角度から問題を見る必要性を論じていた。

田母神俊雄 ? @toshio_tamogami
弱者に対する配慮は必要。しかし弱者にすべてを合わせようとすると世の中はどんどん衰退する。弱者にならないように頑張れと子どもたちを励ますことが大切。社会を発展させてきたのは時の権力者と金持ちだ。権力者と金持ちを攻撃することが社会正義だということが行き過ぎると国の活力は失われる。
2015年9月30日 07:05

535名無しさん:2015/11/03(火) 15:51:35
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151103-00055903-playboyz-soci
「国家のミニチュアになってはいけない!」 クールなデモより人間本来の“暴力”を取り戻す必要性とは
週プレNEWS 11月3日(火)6時0分配信

本書をぱらぱらとめくってみる。「ブタのようにうんと腹のでた警官二人組にとめられた」「原子力装置を破壊せよ」「ケンカだ、愉快だ、気分がよい」……。

カゲキな、時にはロックな文句が目に飛び込んでくる。といっても、不まじめな本では決してない。アナキズム研究者の栗原 康氏が「暴力」を論じた『現代暴力論「あばれる力」を取り戻す』は、人間らしく生きたいと願う人々へ贈られた饒舌(じょうぜつ)なエールであり、破天荒な人間賛歌だ。

―「暴力」というキーワードについてお聞かせください。

栗原 暴力っていうのは自分たちが日常的に持っている生きる力のことを呼んでまして、これは完全に戦前のアナキスト・大杉栄の思想に依拠しています。どんな形で生きてもいい。力の発揮の仕方というのは無数にあり得るし、どこで楽しもうとそれは自由なんだと、そういう考え方です。恋愛でもそうですし、文章を書くのでも、音楽やるにしても、なんでもそうだと思いますが、尺度にとらわれず、生きる力をあばれるような形で発揮していく。

これって本当は普通に人間が誰でもやっているはずだと思うんです。それを「暴力」という言葉で表現してみました。

―私たちが本来持っているその力に対峙(たいじ)するものとして、この本では「国家の暴力」が出てきます。

栗原 人の生きる力のほうがより幅の広いものなのに、それを囲い込み、組織的に言うことをきかせていくのが「国家の暴力」です。国家の振るっている暴力は基本的に「人をいかに奴隷化するか」にあります。もともと奴隷制国家のやっていたことの起源というのは「戦争捕虜」でした。戦争捕虜に対しては、殺されたくなかったら自分の個性とか人間性を捨てて従え、と言いきかせていく。

これをやられるとどうなるかというと、完全に人間が無力化されてしまいます。生きる力を失なってしまう。しかも恐ろしいのは、一度その囲いの中に入ってしまうと、無理やりやらされているのに、自分から進んでやってるように思ってしまうのです。それを大杉栄は「奴隷根性」と呼んでいます。古代の話をしているのですが、手段がより巧妙になっただけで現在でもそうなんじゃないかなと常々思っていました。

―その巧妙な手段の具体例として原発が挙げられています。原発再稼働反対のデモにも参加されたとのことですが、国家の暴力に対抗する術(すべ)はあるのでしょうか?

栗原 まず意識することから始めるしかないと思います。原発は、平時でも近隣の住民を支配するうってつけの装置でしたが、事故以来、その力が言説レベルで広範囲に拡散しています。事故直後は本当は関東近辺でも危なかったと思うのですが、逃げろと言うと「気にしすぎだ」「経済が止まってしまう」と押さえ込まれる。そして今は、放射能が危ないと言うと「ヒステリーだ」と言われてしまう。

それを社会の同調圧力と呼ぶにしろ、根底にあるのは経済活動を続けさせる、そのために人を動員する国家の暴力です。経済が止まっても人が生きられればいいと思うのですが、そう考えることは異端とされ排除される。放射能込みで経済に動員していく力が今、極限まで高まっているように思います。

僕が事故直後、本当に怖がっていたのは、実は逆のことでした。旧ソ連が行なったチェルノブイリの例もあるように、強制的に移住させるほうに権力が向かうと思っていたのです。本当はそれでいいのですが、その過程であんまり国家の強制力が強くなると市民生活がぶっ壊されるわけで、そこにはちょっと反対しなくちゃいけないのかなくらいに思っていたんですけど。ところが真逆だった(笑)。事故っても安全だと言わんばかりです。それで、せめて再稼働を阻止しなければと考え、デモにも行きました。

536名無しさん:2015/11/03(火) 15:51:46
>>535

―しかしデモの現場では時とともに、主催者側が参加者を「モノみたいに」扱うようになっていったと書かれています。また終章では、「国家のミニチュアになってはいけない」とありますが、これは人々が集団で行動を起こす際の危うさを見事についた表現だと思います。そのことと関連して、一連の反安保法案デモについてはどうお考えでしょうか?

栗原 あれだけ人を集めてやっていることは尊重したいと思います。デモ自体は大事ですし。ただ、学生の子たちがやっているというので威勢がいいのかなあと思って行ってみると、人数はすごく集まっているのに、統制がすごいんです。「きれいに並んでください!」なんてコールがあったりして。「なんでこんなこと言われなきゃいけないんだ」と思いますね(笑)。

メディアを意識して、自分たちは平和的でクールにやっていると見せかけなきゃいけないと、いわば自主規制してしまっているようです。もっと怒りを表現してもいいのに、自分たちでミニチュアの国家になって抑えちゃってる。

つまり、あばれる力がないんです。周りを意識しすぎている。その根っこはおそらく、学生が主体だから「就活」だろうと思い当たりました。発揮される力が一緒なんです。就活の時にはいかに自分がクールか見せなきゃいけない。笑顔で、きちんと問われたことに対してコミュニケーション能力を駆使して答えないといけない。労働倫理にしばられてセルフマネージメントをやらされているのが現状で、その根性がデモにまで及んでいる。それならいったん「働かない」という前提から、行動を起こしてみるのがいいでしょう。

―労働という大前提を変えてみると、どういった行動が可能になるのでしょうか?

栗原 そこから動き始めるとしたら本来何やっても自由なはずなんですね。普通、海外で安倍くらいのことやられたら絶対暴動になってると思います。ギリシャだったら国会焼き打ちとか(笑)。それくらいあばれるのが自然ですから。そこで、メディア受けなんて考えずに思い切ってハチャメチャにやってしまう。路上であばれることができると自分の感覚が変わってきます。「あれしちゃダメ」だらけの感覚が消えて「あれもこれもできるんだ」という無数の力が自分の中に湧いてくるのに気づく。街頭でもサークルでも職場でもどこでもいいから一度そういう感覚を取り戻す。それが大事だと思います。

(取材・文/前川仁之 撮影/藤木裕之)

●栗原 康(くりはら・やすし)
1979年生まれ、埼玉県出身。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。『大杉栄伝 永遠のアナキズム』(夜光社)で第5回「いける本大賞」受賞。個性あふれる文体から紡ぎ出される文章は、まるで講談を聞いているかのようにリズミカルで必読

■『現代暴力論「あばれる力」を取り戻す』
(角川新書 800円+税)
最注目のアナキズム研究者が「なぜ個人も家庭も社会も我慢を強いられてしまうのか?」という難題を平易に解き明かす。本書では、世の中にはびこる“隷従の空気”を打ち破るべく、あえて現代社会で暴力を肯定し直している。「わたしたちは、いつだって暴動を生きている」と語る著者による、国家を相手取った挑戦的な一冊

537名無しさん:2015/11/10(火) 20:59:07
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151110-00067110-hbolz-soci
稲田朋美と「軍歌を歌う幼稚園」を結ぶ、「生長の家原理主義」ネットワーク ――シリーズ【草の根保守の蠢動 第22回】
HARBOR BUSINESS Online 11月10日(火)16時21分配信

 前回、「椛島有三率いる日本青年協議が運営する日本会議」及び「安倍晋三の筆頭ブレーンとされる伊藤哲夫率いる日本政策研究センター」の両者とも、その淵源は、70年安保の頃に生まれた「生長の家学生運動」にあることを再度確認した。さらにその上で、「日本会議」「日本政策研究センター」だけではない、「生長の家学生運動」に淵源を持つ、「第三のライン」があるのではないか?という点を示唆した。

(動画リンク⇒http://youtu.be/LAY2jsefbZA

 この「第三のライン」を考える上で鍵となるのが前回写真を挙げた「生長の家」の根本教典である「生命の實相」を振り上げながら講演する稲田朋美と、「園児に戦時歌謡を歌わせる愛国幼稚園」である塚本幼稚園だ。

 再掲した稲田朋美の写真は、YouTubeに残されていた「ダイジェスト第6回東京靖国一日見真会」という動画のキャプチャ。この動画で、稲田朋美のひとつ前に登場する白髪の老人がいる。

 彼の名前は、中島省治。「宗教法人生長の家」の書籍や月刊誌を出版するために作られた「日本教文社」の社長をかつて務めた人物だ。しかし中島省治は、この講演で、宗教法人「生長の家」の月刊機関誌である「月刊生長の家」第1,000号を取り上げ

「(昭和5年に創刊された)『月刊生長の家』は1000号を迎えたが、『彼ら』はその節目を寿がない。明らかに82年間の生長の家の歴史を否定している。」

 と、やり玉に挙げている(動画25:00頃から)。

 自分がかつて社長を務めた会社の母体である「生長の家」の機関誌を、コテンパンに批判するのだからただごとではない。

 さらに中島は続ける。

「『彼ら』は潜在意識の奥底で『自分たちには1000号を寿ぐ資格がない』と思っているのだろう(会場拍手)。その代わり、現在116号を迎えた、『谷口雅春先生を学ぶ』誌こそが、実相界(※1)における、1000号なのだ(会場大きな拍手)」(動画26:00頃)。

 つまり彼は、「谷口雅春先生を学ぶ」誌こそが、昭和5年に谷口雅春によって創刊された「月刊生長の家」の後継誌だと言っているのだ。そして、中島の言葉をそのまま読み取れば、中島が批判している対象の『彼ら』とは、とりもなおさず「月刊生長の家」を刊行している現在の「宗教法人生長の家」であり、万雷の拍手から見て、会場の人々も中島のこの見解に同意している。のがわかる

 現在の「宗教法人生長の家」が、社会運動や政治運動からは完全に手を引き、「エコロジー左翼」ともいうべき路線になっている。そして中島の言葉とその言葉に対する会場の反応を見れば、このイベントの出席者たちが、現在の教団の姿勢に反旗を翻すと同時にその月刊機関誌を完全に否定し、「谷口雅春先生に学ぶ」誌こそが、本物であるとさえ言っている。

 そう、これは「教団の路線変更を否定し、忠実に「生長の家」の創始者・谷口雅春先生の教えを学ぶ者だ」という「生長の家」原理主義者(※2)のイベント」といえるものだ。

 そして、この原理主義団体のイベントで掲げられていた機関誌を遡ることで、官邸側のイデオローグ、百地章と稲田朋美と塚本幼稚園の接点が見えてきたのだ。

538名無しさん:2015/11/10(火) 20:59:35
>>537

◆生長の家原理主義の機関誌創刊号にあった「接点」

 この原理主義団体が奉ずる機関誌「谷口雅春先生を学ぶ」は、中島の言葉からすると「116号」を迎えているという。書影には平成二十四年五月号とあるので単純に逆算すれば平成14年10月に創刊したことになる。

 平成14年といえば、2002年。日韓ワールドカップの年であり、当時の小泉首相が電撃的に北朝鮮を訪問し、日本人拉致被害者5人が24年ぶりに帰国した年だ。そして、この小泉北朝鮮訪問によって、安倍晋三の知名度が急上昇した。つまり2002年は、日韓ワールドカップ、安倍晋三、拉致問題と、現在我々が直面する「急激な右傾化路線」の端緒を開いた年でもある。

 そんな年に「谷口雅春先生を学ぶ」は創刊された。これは、ぜひとも、創刊号の内容を見てみてみたいではないか。

 宗教法人の分派活動が出している機関誌だけに、入手は困難を極めたが、ついに創刊号の内容がわかるものを入手することに成功した。

 残念なことに創刊号そのものではない。合本第一集とある。創刊号から第十二号まで、1年分をまとめたものだ。しかし12号分を単純に重ねわせて製本し直し一冊の書籍にしたものでしかないため、各号の奥付まで全てきっちり残っている。資料としての利用価値は充分あるだろう。

 創刊号の内容については次回以降詳しく解説するとして、奥付に本連載読者にはお馴染みの名前が登場する。

 発行人は前出の「谷口雅春先生を学ぶ誌こそが、生長の家の伝統を引き継ぐものだ」と力説していたの中島省治。そしてその横にあったのがーー

編集人 百地章

 百地章だ! あの、「集団的自衛権を合憲とする憲法学者」として、菅官房長官が名前を挙げた百地章が、「谷口雅春先生を学ぶ」創刊号の編集人だったのだ!

 政府が「集団的自衛権は合憲である」と主張する際には、百地章のコメントが必ず引用されていた。つまり、この夏、百地章は官邸側のイデオローグのような立場にいた百地章が、「谷口雅春先生を学ぶ」創刊号の編集人だったのだ。そして、冒頭で見たように、「谷口雅春先生を学ぶ会」の会合で、稲田朋美は「祖母から受け継いだ」という「生長の家」の根本教典である「生命の実相」を振りかざしながら講演している。

「官邸側のイデオローグ」百地章と「安倍後継の最有力候補」稲田朋美は、「生長の家原理主義運動」という同じ志を持つインナーサークルに属するわけだ。残るは、「愛国幼稚園」・塚本幼稚園と「生長の家原理主義運動」のつながりだ。

 そしてその鍵も「谷口雅春先生を学ぶ」の合本第1集にあった。それは第五号の告知コーナーだった。

「第一回『我が師谷口雅春を語る』」というイベントの告知だ。

 講師は仙頭泰。創刊号に収録されたたった2つの論説のうち一つを書いた人物で元生長の家ハワイ教化部長だった人物だ。この人物の講話を聞くのがこのイベントの要旨。注目すべきはイベントの場所だ。「塚本幼稚園」とある。そう、まさに、あの、「愛国幼稚園」が会場なのだ。いかに私立幼稚園とはいえ、幼稚園が外部団体に場所を貸し出すとはなかなか考えにくい。

539名無しさん:2015/11/10(火) 20:59:45
>>538

 さらに連絡先に「籠池」という名前が見える。籠池という苗字はそうある苗字ではない。イベントの主催者なのだろう、連絡先の電話番号を掲載している。この籠池なる人物、塚本幼稚園のwebサイト内の「園長の部屋」というコーナーで執筆をしている人物と同姓なのである。

 園児に戦時歌謡を歌わせる塚本幼稚園、そして籠池姓の人物が「生長の家原理主義運動」と強く関わりがあると言っても過言ではなかろう。

「安倍後継の最有力候補」稲田朋美や「官邸側のイデオローグ」百地章、そして園児に戦時歌謡を歌わせる「塚本幼稚園」を繋ぐ「生長の家原理主義」運動という一本の線が浮かび上がってきたわけだ。

 この連載でこれまで振り返ってきたように、安倍政権を支える「日本会議」の事務総長・椛島有三も、安倍晋三の筆頭ブレーンと目される伊藤哲夫も、「生長の家」から出た人々だ。椛島有三や伊藤哲夫を排出した、宗教法人「生長の家」は、1983年に政治運動から撤退した。しかし、その路線変更を良しとしない古参信徒たちが今、教団に反旗を翻し「生長の家原理主義」運動を展開中であり、その運動に、稲田朋美や百地章など、安倍政権と深いつながりを持つ政治家・学者が参画している。さらにこの「生長の家原理主義」運動は、塚本幼稚園の事例のように、政治の世界だけでなく、市民社会の中にあって、ファナテイックな右傾化風潮を醸し出す要素の一つとなっているように思えてならないのだ。

※1「生長の家」の教義における重要概念の一つ。「生長の家」では「実相界にいたれば、病なし」などと説く。本稿ではこの言葉を「全ての迷いが払われた究極の境地」の意だとだけ解説しておく。この言葉を含め、その他の「生長の家」の教義用語については、本連載の書籍版にて詳しく解説する予定だ。

※2このイベントの参加者たちは、自分たちの活動や運動を「本流運動」と呼んでいる。しかし「生長の家」の分派活動は、この他にも数グループ存在しており、みな「本流運動」を自称している。本連載では混乱を避けるため、かつまた、このイベントの参加者たちが「谷口雅春先生を学ぶ」誌を中心にしていることから、このイベントの参加者たちの集団を「生長の家原理主義者団体」、その主張内容を「生長の家原理主義」と呼称することとする。

<取材・文/菅野完Twitter ID:@noiehoie)

ハーバー・ビジネス・オンライン

540名無しさん:2015/11/10(火) 21:00:52
>>537

「日本会議」問題の本質を見誤らせる幼稚な議論――シリーズ【草の根保守の蠢動 第20回】
HARBOR BUSINESS Online 10月25日(日)16時21分配信
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1226053946/369

541名無しさん:2015/11/11(水) 22:30:56
日本会議関連らしい。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151111-00010000-jindepth-pol
[古森義久]【NHKは改憲が嫌い?】〜改憲1万人集会vs護憲70人集会〜
Japan In-depth 11月11日(水)10時26分配信

11月10日午後6時すぎのNHKテレビの全国ニュースをみていて思わず笑ってしまった。
NHKがいかに憲法の改正が嫌いで、護憲が好きかが露骨に示されたからだった。客観性を欠く偏向があふれた「ニュース」の扱いだった。
このニュースには「改憲派、護憲派それぞれ集会」という見出しがついていた。この見出しから判断すれば、文字通り、改憲、護憲の両派の同じような集会が開かれたことの報道だと思うだろう。ところが大違いだったのだ。

まず紹介されたのは日本武道館での憲法改正を求める大集会の光景だった。国家基本問題研究所の桜井よしこ氏や自民党、民主党などの代表が共催の形をとり、インド、ベトナムからの代表も加わってのこれまででも最大規模の改憲派集会だった。参加人数は主催者側発表で1万1千人、画面には巨大な日本武道館が1階、2階席からアリーナまで人で満員の状況が映った。武道館の最大収容が1万3千席だというから、発表どおりの膨大な人数であることは一目瞭然だった。

ところが続いてNHKが同じニュースとして報じたのは「今の憲法を守るべきだという立場の人たちが東京都内で集会を開き」という項目だった。その光景は公立中学校の小さな教室ふうの部屋、しかも窓のないクラスルームのような小部屋に年輩の男女がぱらぱらと座っているシーンだった。こんな集いを武道館を埋め尽くす人数の集会と同じレベルの集会だとして報道するのだ。

NHKはしかもこの護憲派の集いを「東京都内で集会」というだけで具体的な情報をなにも報じなかった。私が自分の目で見ただけでは参加者は30人ほどだった。だがNHKは「主催者側の発表でおよそ70人」というのだ。

主催者側発表を信じたとしても、1万1千対70とは並列かつ対等、均等に並べて提示すべき数字だろうか。だれがみてもあまりにかけ離れた数字である。であるのにNHKは無理をして護憲派の集会をプレイアップしてみせて、改憲派の大集会と同じふうに扱ったのだ。その背後にあるのは明らかに報道上での護憲派の超優遇である。改憲派への偏見、あるいは差別と呼んでよいだろう。

古森義久(ジャーナリスト・国際教養大学 客員教授)

542名無しさん:2015/11/11(水) 22:31:42
>>541

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151111-00010001-jindepth-pol
[安倍宏行]【改憲を求め、都内で1万人集まる】〜来年の参院選に向け、憲法改正発議を〜
Japan In-depth 11月11日(水)18時0分配信

あの日本武道館(東京都千代田区)が満員になるとは。
正直、これほどとは思っていなかった。10日行われた、「今こそ憲法改正を!1万人大会」がそれだ。有識者らでつくる「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が主催したもの。会場には小雨が降ったりやんだりする中、1万1,321名の人が詰めかけた。
「国民の会」共同代表でジャーナリストの櫻井よしこ氏は、「憲法改正の機は熟しつつある」との認識を示した上で、「今、世界は驚くほど変化している」とし、南シナ海と東シナ海での中国の行動や、ウクライナや中東におけるロシアの行動を、「国際法の順守や問題の平和的解決という決まり事を、力の行使で現状変更を迫る手法で取って替えるもの」と厳しく非難した。

又櫻井氏は、現行の日本国憲法では、中国やロシアの脅威に対し、「まともに対処することができない」と指摘するとともに、大規模な自然災害に対しても「緊急事態条項さえない現行憲法では、国民の命を守り通すことは困難」とした。

その上で櫻井氏は、「現在、戦後初めて衆参両院で憲法改正の発議に必要な三分の二の議席の確保が可能な状況が生まれている」とし、「国民全員が何故憲法改正が必要なのかを互いに確認し合うこと」が大切だと述べた。最後に、「来年7月の参院選を一つの目標として憲法改正の実現に向け全員の力を結集していこう」と檄を飛ばした。

予算委員会に出席していた安倍首相は欠席したがビデオメッセージを寄せ、現行憲法が占領軍の影響下で原案が作成されたものであるとの認識を示した上で、「私たち自身の手で憲法を作るという精神こそが新しい時代を切り拓いていくことに繋がる」と述べた。

また、安倍首相は憲法改正の向けた議論が今始まっている、とし、国民的議論が深められることが大切だ、との認識を示した。また、憲法改正の発議の成否を決めるのはあくまで国民投票であるとした上で、国民的コンセンサスを得る為に党派を超えて取り組むべきだとの認識を示した。

続いて挨拶した次世代の党中山恭子代表は、「日本国憲法は独立国家の憲法ではないとしっかり認識する必要がある。」とし、「拉致された国民を救うことが出来ていない。」と述べて、日本は平和の維持すら危うくなっている、との危機感を示した。その上で、「日本は独立国家として長い歴史と伝統を持つ、日本の心を大切にした、日本人自らの手による自主憲法を制定しなければならない。」と述べた。

543名無しさん:2015/11/11(水) 22:31:52
>>542

又、アメリカカリフォルニア州弁護士でタレントのケント・ギルバード氏は、「今の憲法には致命的におかしいことがある。元首の規定がないことだ。」と指摘、「象徴天皇とは、GHQ(連合国軍総司令部)の妥協の産物だ」との考えを示した。

さらに、「米国人の一人として断言する。(GHQは)ただ単に日本を弱い国にしたいから9条を作った。簡単に言えば制裁だ。(日本人は)早く目を覚ましてください。」と呼びかけると同時に、「米国が私たちを守ってくれるという依存症が日本国内に蔓延している。そうした病を早く払しょくすべき。自分の国は自分で守るという当たり前のことが憲法改正を通じて現実なることを願う。」と期待感を示すと、多くの観衆から拍手が沸き起こった。

会場には数十名の国会議員と同じく数十名の地方議員も参列した。「国民の会」事務局によると、会が目指している憲法改正への賛同者は、445万2,921名に達し、国会議員の署名は超党派で422名、地方議会での決議は31都道府県議会、「県民の会」は全47都道府県にて結成されたという。

大会は、1 各党が憲法改正案を提示し国民的大議論を巻き起こすこと、2 国会が憲法改正を速やかに発議し、国民投票を実施すること、の2点を決議して終了した。今後の会の運動としては、1 1000万人賛同者の達成、国会議員署名と地方会議会決議の推進、この力で憲法改正の国会発議を実現することと、2 憲法改正の国民啓発映画(作家百田尚樹氏指揮)の上映運動などによる国民世論の形成などを挙げた。

櫻井氏は国民投票の時期を来年の参院選としたが、実際に国会発議が行われるかどうかはその時の政治状況に左右されるため、不透明だ。改憲に向けての動きが国民的議論にまで発展するためには、メディアがこれまで以上に論点を明らかにし、取り上げていくことが不可欠だ。

一方で、安保法案の時も、与野党は対立するばかりで、国の安全保障のためにどのような法整備が必要なのかという本質的な議論にまで深まらなかったことは、私たち国民の側にも責任がある。憲法改正は、国の在り方にかかわる最重要課題であることを考えると、私たち一人一人がこれまで以上に真剣にこの問題に向き合い、考えていくことが求められる。それが私たちの子々孫々に対する責任であろう。

安倍宏行(Japan In-depth 編集長/ジャーナリスト)

544名無しさん:2015/11/14(土) 16:59:23
http://lite-ra.com/2015/11/post-1668.html
日本会議が牛耳る改憲大集会に安倍首相がメッセージ、百田尚樹も参加! ネトウヨ丸出し改憲運動の恐ろしい行方
【この記事のキーワード】安倍晋三, 宮島みつや, 憲法, 百田尚樹 2015.11.11

 読売新聞社が先週末実施した全国世論調査によれば、安倍内閣の支持率は51%で、先月調査から5ポイント上昇。5カ月ぶりに不支持を上回った。
 支持率上昇は、日中韓首脳会談が評価された結果だと分析されている。8月に戦後70年談話を発表した際もそうだったが、支持率が低迷すると、安倍首相はリベラルとも受け取れるような行動をして、目眩ましをしてきた。それがまんまと功を奏したということらしい。
 だが、もちろん、この首相の危険な本質はまったく変わっていない。昨日11月10日の衆院予算委員会で、安倍首相は、民主党の岡田克也代表から「安保法制と同様に数がそろえば憲法改正をやるつもりではないか」と問われ、「数がそろえばというのは民主主義のルール」「(憲法改正の)数をそろえるために衆参両院で大勝する」「緊急事態条項からやる」と憲法改正を目指すことを改めて明言した。
 言葉だけではない。安倍首相は実際に、例の狂信的右派団体と一体になって、本気で改憲の世論づくりを進めているのだ。
 そのことがはっきりとわかったのが、同じ11月10日、東京・日本武道館で開かれた「今こそ憲法改正を!1万人大会」という大規模集会だった。この集会、主催は昨年10月に結成された「美しい日本の憲法をつくる国民の会」という団体だが、実態は、共同代表として櫻井よし子氏と並んで田久保忠衛・日本会議会長、三好達・日本会議名誉会長の名があるように、日本最大の極右組織・日本会議の“改憲キャンペーン大集会”だ。
 この日、会場につめかけた参加者は、主催者発表で1万1328人。武道館の駐車場には何台もの大型バスが駐車されていたが、これは、地方の日本会議が「1泊2日の東京研修ツアー」などと称して、全国からシンパを動員していたからだ。来場者層は中年から老年が大半に見えたが、実際「北海道本部」や「愛知県本部」など各地方のHP上で「研修ツアー」が告知されていたことが確認できる。

545名無しさん:2015/11/14(土) 17:02:20
>>544

 そして驚くべきは、そんなカルト的極右組織の集会に、なんと安倍晋三が現役総理大臣として登場したことである。
「70年間のときの流れとともに、世の中が大きく変わりました。この間、憲法は一度も改正されていませんが、21世紀にふさわしい憲法を追求する時期に来ていると思います」
「憲法改正に向けて渡っていく橋は整備されたのであります」
 そう改憲は眼前だと意気込むメッセージを寄せ、来場者から大喝采を浴びた安倍首相。当日の会場アナウンスによれば、安倍首相は本来会場入りして生演説を行う予定だったが、衆院予算委と日程が被ったため、やむなくビデオメッセージでの出演となったという。
 もっとも、安倍首相および安倍内閣が日本会議と切っても切れぬ仲にあることは、いまさら言うまでもないだろう。事実、会場には古屋圭司、衛藤晟一、下村博文、山谷えり子、新藤義孝、城内実、有村治子、礒崎陽輔……など安倍首相の盟友や側近をはじめ、多数の政治家が来賓として出席していたが、彼らが所属する日本会議国会議員懇談会の特別顧問を務めるのが、他ならぬ安倍晋三だ。
 しかし、国内のみならず海外からも安倍政権と極右団体の“近すぎる距離”が問題視されているこのタイミングで、まさか当の日本会議のイベントに生で登壇しようとするとは……。
 しかも、日本会議の改憲案のトンデモぶりは、自民党案の比ではない。日本会議新憲法研究会がまとめた「新憲法の大綱」が掲載されている『新憲法のすすめ 日本再生のすすめ』(大原康男・百地章/明成社/2001年)の中では、「国民の義務として、教育を受ける義務、納税の義務に加えて、新たに遵法義務及び国を守る義務を明記する」として、「国民」に「国を守る義務」を課している。ようするに、日本会議は徴兵制を目的とした憲法改正を企図した集団なのだ。
 安倍首相は、こんな極右組織と一体化して改憲運動へ取り組んでいくことを高らかに宣言したのである。
 では、彼らはいったい何をやっていくつもりなのか。当日、会場で配られたパンフレット(「あなたの力で憲法改正の実現を」)によれば、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の事業内容は、1000万人を目標とする改憲賛同署名活動、国民啓発用のパンフレット、チラシ、ポスター等の作成、そして「憲法改正啓発映画」の制作と全国での上映運動等。ようするに、地方で草の根改憲運動を展開するということらしい

546名無しさん:2015/11/14(土) 17:03:52
>>545

 だが、この日の集会の様子を見ていると、その中身はとてもまともな運動とは思えないものだ。それを象徴するのが、やはり会場で上映された「憲法改正啓発映画」の予告編だろう。
 この映画、いちおう「憲法改正ドキュメント映画」というふれこみだが、制作総指揮がなんとあの百田尚樹氏で、ナレーターは津川雅彦氏。こんなデマばかりふりまいているネトウヨオヤジに憲法改正をPRさせるのかと唖然としていたら、その内容はやっぱりとんでもないものだった。
 津川氏の「日本国憲法は日本を守るどころか、逆に日本を破壊しかねない危険さえ持っています」というナレーションに護憲デモの映像がインサートされ、「GHQに押し付けられた憲法!?」というデカデカとしたテロップの後に、嘘くさいGHQと日本政府関係者のやりとりの再現VTR映像が流れる……。「ドキュメント映画」どころか、カルト宗教が信者獲得のためにつくった陰謀論満載のプロパガンダ映画なのである。
 壇上で挨拶した百田氏は「(映画の)内容は日本国憲法がいかにデタラメに作られたか」「(本編は)予告編の100倍面白いです!」と豪語していたが、さて、どんなトンデモ映像が出来上がるのかという意味で、これは二重に恐ろしい。
 しかも「憲法改正へのご提言」として登壇した人物のなかには、近年ネトウヨ的な言動に磨きがかかっているケント・ギルバート氏の姿が。会場では大いにウケていたが、ケント氏の発言内容はひどいものだった。
「護憲派のなかには、これ(9条)を崇高な規定だと頑なに信じる人がいます。(略)『憲法9条を世界遺産にしよう』というのもありました。妄想がここまでくるとアヤシイ新興宗教の教義のようです」
「アヤシイ新興宗教」とか、元モルモン教宣教師のお前に言われたくないわ、とツッコミたくなったが、そんなケント氏の“9条攻撃”に会場からは割れんばかりの拍手が……。
 とにかく、浅薄な極右思想まるだしの連中がデマだらけの日本国憲法攻撃をしているその様子は、改憲集会というより、ネトウヨのヘイト集会と勘違いしてしまいそうになるくらいのレベルの低さだった。
 とはいえ、日本会議を見くびることはできない。とりわけ驚かざるをえないのが、会場で発表された「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の結成から1年での「国民運動の成果」だろう。

547名無しさん:2015/11/14(土) 17:04:23
>>546

 この会は、47都道府県に「県民の会」なる下部組織を結成しているが、11月2日現在、31都府県の地方議会で「憲法改正の早期実現を求める」決議がなされており、加えて12月中にも3道県で決議されることが決定的だという。会場にも約200人の地方議員が来場していた。そして、同じく改憲に署名した国会議員の人数も11月10月現在で422名にも達したと報告された。さらに、集会の終盤に大会決議を読み上げたのは、日本青年会議所(JC)の副会頭だ。本サイトでも既報の事柄だが、日本会議は、国会議員、地方議会、JCにまたがる巨大な全国ネットワークを形成していることが、数字や光景としてはっきりと現れているのだ。
 安倍首相が、リスクを度外視してこの集会に参加したのも、その日本会議の持つ多大な影響力を鑑みた結果だろう。むしろ、個人的に改憲への異常な執念を持つ安倍首相にとって、日本会議こそが、真の政治的本心をむき出しにできる場所だと言ってもいいかもしれない。
「『美しい日本の憲法をつくる国民の会』の皆さまにおかれては、憲法改正1000万賛同者の拡大運動を中心に、日本の国づくりの国民的議論を盛り上げていただいており大変心強く思います。21世紀にふさわしい憲法を自らの手で作り上げていく。その精神を日本全体に広めていくために、今後ともご尽力をいただきたいと存じます。憲法改正に向けて、ともに、着実に歩みを進めてまいりましょう」
 そう会場メッセージで力を込めた宰相の目には、もはや国民全体の姿など映っていないのではないか。“お仲間”のカルト的極右組織によるバックアップで、自らの野心を達成しようとする安倍首相。もしかすると、すでにこの国はかなりのレベルで“カルト化”が進んでいるのかもしれない。
(宮島みつや)

548名無しさん:2015/11/15(日) 12:01:39
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151115-00068003-hbolz-soci
リポート「改憲1万人集会」/「国歌斉唱」と「リベラル揶揄」だけで支えられる一体感――シリーズ【草の根保守の蠢動 第24回】
HARBOR BUSINESS Online 11月15日(日)9時21分配信

 前回も触れたように、この大会の内容そのものに特筆すべき新奇なものはない。櫻井よしこ、ケントギルバート、百田尚樹、細川珠生といった一連の登壇者の顔ぶれもいつもと同じで、速報する価値はない。登壇者の顔ぶれが知りたければ、ポスターでも見ていればいい。一万人前後しか参加者のいないリベラル陣営の集会で、大江健三郎や澤地久枝が登壇することに、速報として報道する価値がないのと同じだ。

 登壇者の発言内容も、十年一日のごとく一緒。何の代わり映えもない。確かに、現職の総理大臣たる安倍晋三が「改憲集会」にビデオメッセージを寄せたことは、強く批判されるべきだろう。公務員の憲法尊重擁護義務はどうなったのだと。しかし安倍政権の立憲主義軽視路線は今に始まったことではない。そして今後も続くだろう。であれば、それへの批判は、イベント報道と切り離した論説として行うべきだろうし、このイベントに触れるとしても、「現政権による立憲主義軽視路線の一事例」として扱うのが自然だ。

 だが、このイベントの「周囲」や「ディテール」そして「語られなかったこと」には、やはり、冷静に検証する価値はある。そしてその検証からこそ「日本会議」の姿が見えてくる。ちょうど、冷戦時代では、東側諸国における党大会の内容よりもむしろ席次や発言順位からこそ、権力構造の変化を読み取れたように。

◆君が代斉唱で生まれた「グルーブ感」

 大会は予定どおり14:00きっかりに始まった。各種教団からの大量動員人員が皆、時間までに端整に座っている。なんの熱狂も興奮もない。

 司会挨拶の後、国歌斉唱に進む。二時間ほどの大会の中で(※) 、この国歌斉唱は「会場全体の一体感」が生まれた数少ない瞬間の一つだった。適切な言葉でないかも知れぬが、「グルーブ感」さえある。

 この「国歌斉唱におけるグルーブ感の発生」こそが日本会議を理解するカギを握る。一口に「保守系」と言っても、動員対象となった各教団は、それぞれ掲げる政策目標も運動への温度感も違う。皇室崇敬に重きを置かない教団もあれば、教育勅語にしか興味のない教団もある。さらには、改憲を至上命題としない教団すら存在する。すべての教団が従来の「保守」や「右翼」といった範疇に入るわけではない。そんな多種多様な人々が「なんとなく保守ぽい」という極めて曖昧な共通項だけでゆるやかに同居しているのが「日本会議」だとも言える。そして「国歌斉唱」は「なんとなく保守ぽい」だけで集まる人々を束ねる数少ない要素の一つなのだ。

549名無しさん:2015/11/15(日) 12:01:50
>>548

◆「9条遵守」と「朝日新聞」と

 国歌斉唱の他に、会場の一体感が生まれた瞬間があと二つだけある。

「日本国憲法を作った国・アメリカ出身です」と自己紹介したケント・ギルバートが「(9条を堅持するのは)怪しい新興宗教の教義です」と発言した瞬間と、改憲プロパガンダ映画のプロデューサーだという百田尚樹が「(日本人の目をくらますのは)朝日新聞、あ、言ってしまった」と発言した瞬間だ。

 ケント・ギルバートの発言は、彼がモルモン教の宣教師として来日したことや当該発言が崇教真光や霊友会や仏所護念の動員によって占められる聴衆に向かって発せられたことを考えると、「2015年おまえがいうな大賞」でも授与したいところだ。百田尚樹の発言も「まだそのネタで飯食おうとしてるの?」と哀れみを持って接するべき性格のものでしかない。

 しかしながら、ここで会場の一体感が生まれたことには注目に値するだろう。

 ケント・ギルバートの発言も、百田尚樹の発言も「9条遵守派」や「朝日新聞」という「なんとなくリベラルっぽい」とされる(真偽のほどはさておき)ものを揶揄の対象としている。そしてその発言の瞬間にこそ、国歌斉唱のときと同じ、一体感が生まれた。利害関係の大幅に異なる各教団や団体の連帯を生むものは、この「国歌斉唱」と「リベラル揶揄」しかないのだ。一昔前に掃いて捨てるほどいた、小林よしのりを読んで何かに目覚めた中学生たちと、大差ない。

 しかしこの実に幼稚な糾合点が、日本会議事務方の手にかかると、見事に「圧力装置」として機能しだす。

 日本会議事務方が行っているのは、「国歌斉唱」と「リベラル揶揄」という極めて幼稚な糾合点を軸に「なんとなく保守っぽい」有象無象の各種教団・各種団体を取りまとめ、「数」として顕在化させ、その「数」を見事にコントロールする管理能力を誇示し、政治に対する圧力に変えていく作業なのだ。

 個々の構成員は高齢でそのくせ考えが幼稚でかつ多種多様かもしれぬが、これを束ねる事務方は、極めて優秀だ。この事務方の優秀さが、自民党の背中を押し改憲の道へ突き進ませているものの正体なのだろう。

 次章「語られなかった9条改正」では、9条改正ではなく「何が」語られたかによって明らかになる、彼らはどのような集団と連携しているのかについて検証する。

(※) 大会終了時刻は、筆者の時計で16:03。政治家や経営者など話が長くわがままな人士のスピーチが続く大会であるにもかかわらず、きっちり予定時間内に収めている。これも日本会議界隈の事務処理能力の高さを物語るエピソードだろう。

<取材・文/菅野完(Twitter ID:@noiehoie) 撮影/我妻慶一 菅野完>

ハーバー・ビジネス・オンライン

551とはずがたり:2015/11/26(木) 12:55:43
その指摘は当たらない?コミュニケーションを遮断する"菅語"とは
http://wpb.shueisha.co.jp/2015/11/25/57215/
2015年11月25日

552とはずがたり:2015/12/03(木) 14:15:56
>>550

靖国トイレ爆発音事件 不審な男は韓国人か
2015年12月3日 10:59
http://www.news24.jp/articles/2015/12/03/07316404.html

 先月、東京の靖国(やすくに)神社のトイレで爆発音がした事件で、現場付近の防犯カメラに映っていた不審な男は来日していた韓国人で、既に帰国していたことが分かった。

 この事件は先月23日、靖国神社南門付近のトイレで爆発音があり、金属製のパイプや乾電池などが見つかったもの。その後の捜査関係者への取材で、事件前後に防犯カメラに映っていた不審な男は韓国人で、事件直後に帰国していたことが分かった。

 また、男は千代田区内のホテルに宿泊していたほか、現場から見つかった乾電池にはハングルの記載があったという。

 警視庁公安部は、男が事件に関与した可能性があるとみて、宿泊先の部屋を捜索するなど、調べを進めている。

553とはずがたり:2015/12/04(金) 15:44:11
【靖国爆発】韓国当局が「政治犯」と認定すれば日本側に打つ手なし
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%80%90%E9%9D%96%E5%9B%BD%E7%88%86%E7%99%BA%E3%80%91%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%BD%93%E5%B1%80%E3%81%8C%E3%80%8C%E6%94%BF%E6%B2%BB%E7%8A%AF%E3%80%8D%E3%81%A8%E8%AA%8D%E5%AE%9A%E3%81%99%E3%82%8C%E3%81%B0%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%81%B4%E3%81%AB%E6%89%93%E3%81%A4%E6%89%8B%E3%81%AA%E3%81%97/ar-AAfYq5G
産経新聞
17 時間前

 靖国神社で爆発音がした事件で、すでに出国した韓国人の男の関与が浮上した。容疑が固まれば日韓犯罪人引き渡し条約に基づく身柄の引き渡しの要請など、国境を超えた捜査が始まる。ただ、韓国司法当局が容疑者引き渡しの例外となる「政治犯」と認定すれば、日本側に打つ手はない。捜査には日韓関係も影響するとみられ、行方は予断を許さない状況だ。

 「捜査共助要請も含め、日本は法と証拠に基づいて適正に捜査を進めていく」。菅義偉官房長官は3日の記者会見で、韓国側に情報提供や身柄の引き渡しを求める考えを示した。

 専門家によると、日本と韓国は双方の国内にいる犯罪者を引き渡す条約を締結している。ただ、条約が想定するのは殺人などの重罪で、容疑が靖国神社の敷地内に立ち入った「建造物侵入」など比較的軽い罪にとどまる場合は、引き渡しの要求が難しくなる。警視庁が捜査を重ね、爆発物の使用などを処罰する「爆発物取締罰則違反」などの容疑で逮捕状が取得できるかが、引き渡し要求の前提条件となりそうだ。

 また、条約は「自国で裁くことを条件に自国民の引き渡しを拒める」とも定めており、韓国内で代理処罰に付される可能性がある。

 もう一つの焦点は、今回の事件が「政治犯罪」に当たるかどうかだ。政治犯罪となれば条約上、無条件で引き渡しを拒否でき、男は罪に問われない。

 動機解明などのため捜査員を韓国に派遣する選択肢もあり得るが、韓国側の協力が得られるか不透明だ。専門家は「靖国神社が関わっている以上、両国間の政治的判断や駆け引きが加わるのは避けられない」と指摘。捜査関係者は「今回の捜査のハードルは極めて高い。時間がかかる捜査になりそうだ」としている。

554名無しさん:2015/12/31(木) 09:34:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151231-00000001-asahi-soci
慰安婦問題合意に「失望」 保守層、ネットで首相に反発
朝日新聞デジタル 12月31日(木)0時18分配信

 「期待していただけに失望です」「これ以上は安倍政権を支持しません」。日韓両国が慰安婦問題で合意した28日午後以降、安倍晋三首相のフェイスブックのコメント欄には、支持者らによる嘆きや憤りの書き込みが相次いだ。ツイッターでも、安倍政権の姿勢を疑問視する保守層らの投稿がリツイートを伸ばした。

 保守派の評論家古谷経衡(つねひら)さんは、ネット上の保守層は今回の合意に反発する反応が多いと感じたといい、「安倍首相を『嫌韓のスター』にまつりあげてきたネット保守にとって、慰安婦問題では一切の妥協を許さない強行姿勢を期待していた。それだけに、裏切られたという思いだろう」と指摘する。

 だが「批判は一時的なもの」とみる。これまで尖閣諸島への公務員常駐検討など安倍政権の方針が実現しなくても支持はぶれず、現状では強硬姿勢の受け皿になるような主要政党もないとして、今後の選挙への影響は少ないと予想する。

 ソーシャルメディアに詳しいジャーナリストの津田大介さんは、「旧日本軍の関与」という文言をめぐって賛否が割れていると分析する。「河野談話のときに言及された強制の言葉が消え、慰安婦問題の強制性に反発していた層は『前進』と評価している。一方、慰安婦問題がなかったと主張する層は、軍の関与を認めたことを『妥協』と捉えている。あいまいかつ中道的な妥結策だからこそ、ネットでの意見も割れているのだろう」とみる。(渡辺洋介、吉浜織恵)

朝日新聞社

555とはずがたり:2016/02/11(木) 16:48:13
自由党の田舎保守→我田引鉄の原敬路線→立憲政友会→田中派or小沢
大隈の立憲改進党→都市・改革保守・協調外交→立憲民政党→宏池会or民主党
と云う感じの中途半端なねじれがある。
更には
平田篤胤の国家神道→山県の薩長藩閥政府→岸の革新官僚国家総動員体制→安倍ちゃんor日本のこころ
と云う系譜か?無理矢理だけどw

日本の経済政策は、なぜ右派と左派でねじれているのか?
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2016/02/post-808_1.php
2016年02月09日(火)16時30分

 前回のエントリ「なぜ日本には『左派勢力の旗手』が出現しないのか?」には多くの反響をいただきました。その中であらためて考えさせられたのは、日本では「右派がリベラルな経済政策」を取り、「左派が保守的な経済政策」を取っているという「経済政策のねじれ」です。

 現在進行中のアベノミクスがいい例です。自国通貨の価値を毀損してまで流動性を供給するとか、公共投資を増やしてケインズ的な効果を狙うというのは、国際的な常識から見れば極めてリベラルな経済政策に属します。ですから、現在の安倍政権というのは政治的には保守ですが、経済政策は相当に左寄りだということが言えます。

 反対に、「目先の景気よりも、中長期的な財政規律」を心配する態度であるとか、自国の通貨を防衛しようという立場、あるいは公共投資などの支出を抑制しようと言う姿勢は、保守の経済政策になります。ですから、安倍政権と比較すると、その前の民主党政権というのは政治的にはリベラルでも、経済政策は保守ということになります。円高を放置したり、ハコモノ行政を「仕分け」しようとしたりしただけでなく、社会保障と税の一体改革を志向し、その際には給付増や再分配でなく財政規律を優先したというのは、明らかな保守政策です。

 なぜ日本の政治風土には、このような顕著な経済政策の「ねじれ」があるのでしょうか?

(1)まず歴史的経緯が大きなファクターとしてあると思います。日本の左派は、明治のキリスト教博愛主義に始まって、大正から昭和にかけての社会主義運動もそうですが、社会改良運動という高学歴の人々による、国際情勢にも通じた「上からの改革」だったわけです。戦後の革命論議や市民運動も、結局は都市型であり主導したのは富裕層が中心だったと思われます。

(2)戦後に急成長した「余裕のなさ」も大きな要素です。国際化しつつ中長期ビジョンが描けるというのは、「余裕のある層」に限られる一方で、困窮層、日々の経営に必死な中小企業経営者は「生き延びるためには目先の利害」にフォーカスするしかなかったし、また利権には敏感になるしかなかったのです。そんな途上国的なカルチャーが長く続き、今は反対に「縮小途上」ということで同様の「余裕のなさ」が保守思想と結びついて、政治勢力となっています。

556とはずがたり:2016/02/11(木) 23:12:27

2016年 02月 11日 10:12 JST
アングル:米国では無名の「テキサス親父」、日本の右派に人気
http://jp.reuters.com/article/angle-texas-daddy-idJPKCN0VJ0CN

[オースティン(米テキサス州) 7日 ロイター] - 米テキサス州ダラスにある自宅オフィスで、日本の右寄りな見方を支持する動画をソーシャルメディア向けに制作する男性、トニー・マラーノ氏(66)は自国ではほぼ無名な存在だが、日本では「テキサス親父」としてタカ派の間で名をはせている。

定年退職したマラーノ氏の著作やTシャツ、講演ツアーなど、ちょっとしたビジネスが生まれるほどだ。一部の動画は30万回以上も視聴されている。一方で、同氏が日本の国家主義者たちの代弁者となっていると批判する声も聞かれる。

「私はただ自分の意見を言っているだけ。(批判する人たちは)なぜ恐れているのか。どんな危害も与えるつもりはない」と、ニューヨーク市のブルックリンなまりでマラーノ氏は語る。

マラーノ氏は日本の右派から受け入れられている数少ない欧米人の一人だが、そのおどけた態度と毒舌は同氏を際立たせている。

同氏が日本で注目を集めるようになったのは約7年前、日本に対して攻撃的な反捕鯨活動を行っていた「シー・シェパード」を批判し始めたときだった。

テキサスから投稿した動画は遠く日本まで届き、マラーノ氏のファンは増えていった。同氏も日本について興味をそそられるようになり、研究を深め、動画を増やしていった。一段と注目が集まるようになるにつれ、同氏の悪名も広がった。

その後、出版の話が持ち上がり、数年のうちに支持者らがテキサス親父の日本事務局を立ち上げるまでになった。同事務局によると、マラーノ氏は日本語でこれまでに7冊の本を出版し、今年さらに3冊出る予定だという。

<1年で80本以上の動画配信>

かつては電話会社に勤め、人生の約半分をテキサスで過ごしているというマラーノ氏は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で「PropagandaBuster」というチャンネルを持っている。同氏はほとんど日本語を話さない。

マラーノ氏は、自身のミッションについて、米国と韓国と日本の軍事同盟を強化すること、そして権力者に真実を語ることだとしている。

同氏は過去1年間で80本以上の動画を発表。動画には日本の視聴者のために日本語字幕がついているが、これは事務局が提供している。同事務局には、翻訳者7人と編集者3人がいる。

話題となっているテーマの1つに従軍慰安婦問題がある。専門家の間では、慰安婦の数をめぐり議論が続いている。韓国の活動家が朝鮮人の被害者は20万人にも上るとする一方、ほんのわずかしか名乗り出ていない。

マラーノ氏と日本の右派の多くは、1944年の米軍による報告書に、そのような女性たちは自ら進んで売春行為を行ったと書いてあると解釈するが、それは誤りだとする批判の声も上がっている。

マラーノ氏は、従軍慰安婦の問題は疑わしいと主張する。

同氏は約2年前、カリフォルニア州グレンデール市の慰安婦像の隣に座り日本の国旗を振ったことで、韓国のソーシャルメディア上で非難の嵐を巻き起こした。殺害するとの脅迫状を受け取ったという。

日本と韓国は昨年12月、長年にわたり両国関係の障害となっていた従軍慰安婦問題で合意に達した。日本は元慰安婦に対し心からのおわびと反省を表明するとともに、元慰安婦支援のための財団を韓国政府が設立し、日本政府が約10億円を拠出することを明らかにした。

脱植民地化を目指す日米フェミニストネットワーク(FeND)は、マラーノ氏が、従軍慰安婦を歴史的に否定し、自身の日本語著作について理解していないと非難。「彼(マラーノ氏)の立場は、歴史文書の完全に歪曲(わいきょく)した解釈に基づいている」と、FeND共同呼びかけ人の小山エミ氏は語った。

(Jon Herskovitz記者 翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)

557とはずがたり:2016/02/17(水) 18:49:24
こやつは保守派だから俺とは立場が異なるし,本稿にも突っ込みたいところは色々あるけど,結構穏健で穏当な事を云っている様である。

2015.11.12 05:00
【正論】
南シナ海情勢で日本は明治以来の「信念」「確信」を問われている 東洋学園大学教授・櫻田淳
http://www.sankei.com/premium/news/151112/prm1511120008-n1.html

 南シナ海を舞台にした米中両国の確執は、米国が「航行の自由」作戦を発動させたことにより、新たな局面を迎えた。米国政府は、中国が自ら造成した人工島を基点として領海と主張する海域に、駆逐艦を投入したのである。

 ≪引き継がれた「航行の自由」≫

 「航行の自由」作戦には、既に日豪両国や欧州連合(EU)が「支持」を表明している。これに加えて、常設仲裁裁判所(PCA)は、南シナ海での「紛争」に関して、フィリピン政府が申し立てていた仲裁手続きを進めることを決めた。「PCAには紛争仲裁の管轄権はない」という中国政府の主張を退けたのである。

 南シナ海情勢に対する米国の関与の本格化は、中国が従来の姿勢を改めるのでなければ、この海域での緊張が相当に永く続くであろうということを示している。日本人にも、この海域の事情に関わっていく「論理」を見極める時節が来ている。

 そもそも、南シナ海情勢が浮かび上がらせた「航行の自由」の原則は、フーゴ・グロティウスが17世紀初頭に『海洋自由論』を著して以来の「近代の所産」の一つである。17世紀以降、英国はグロティウスの故国、オランダから「航行の自由」の原則と「自由貿易」の理念を引き継ぎ、それを自らの帝国運営の大義にした。そして20世紀以降、米国がそれを継いだ。

 日本は実質上、この「UP(オランダ)からUK(英国)、そしてUS(米国)へ」という海洋国家「覇権」の変遷の中で、これらの国々と密接な関係を保ってきた。明治初年、箱館戦争終結前夜、榎本武揚が黒田清隆に遺失を恐れるあまりに手渡したのが、オランダから持ち帰った『海律全書』という国際海洋法の書であったという有名な挿話は、オランダ由来の海洋法秩序の受容が日本の「近代」の出発点であった事情を象徴的に物語っている。

 振り返れば、過去数年の国際政治の緊張点は、梅棹忠夫(民族学者)が著書『文明の生態史観』で提示した「日本/『中国世界』+『インド世界』」の境界領域、あるいは「西ヨーロッパ/『ロシア世界』+『地中海・イスラム世界』」の境界領域に集中している。

558とはずがたり:2016/02/17(水) 18:49:44
>>557-558
 ≪「中国世界」からの深刻な挑戦≫

 梅棹は日本と西欧諸国の「近似性」として、中世の封建制を経て近代社会への脱皮を成し遂げた軌跡を指摘している。その「近似性」の故にこそ、日本は西欧諸国と同様に、「自由」「民主主義」「人権」「法の支配」といった西欧由来の「近代の所産」を、自らのものとして奉ずることができている。

 2010年代という現在の時代は、そうした「近代の所産」を永らく奉じてきた日本、西欧諸国、そしてその文明上の後嗣としての米豪両国の流儀が、梅棹の言葉にある「中国世界」「ロシア世界」、さらには「地中海・イスラム世界」から深刻な挑戦を受けている最中であると説明できよう。

 その挑戦によって招かれた国際政治上の緊張が具体的に現れている風景こそ、東にあっては、東シナ海や南シナ海における海洋「紛争」であり、西にあっては、たとえばウクライナ紛争に加え、シリア内戦が促したイスラム国(IS)の擡頭(たいとう)や欧州諸国への難民流入である。そこでは、前に触れた「近代の所産」が明白な脅威にさらされているのである。

 ≪対外関係の基軸となる大義≫

 このように考えれば、南シナ海情勢が日本に問いかけるものの本質が、浮かび上がってこよう。

 先刻の日中韓首脳会談直前、日本の「懸念」を向けられた王毅中国外相は、「日本は南シナ海と何の関係があるのだ」と語ったと報じられているけれども、この王毅外相の発言は「域外国は容喙(ようかい)するな」の変奏であり、自らの「勢力圏」であると想定する海域には中国政府の意志が優越するという「近代以前の論理」を表したものであろう。

 しかし、前に触れたように、米国が展開する「航行の自由」作戦に日豪両国やEUが「支持」を表明しているのは、それが「近代の所産」を護持するものだからである。ちなみに、米国政府は、韓国に対しても南シナ海情勢での共同歩調を迫ったけれども、韓国政府は、それに応じることはなかったようである。韓国は、梅棹の言葉にある「中国世界」に回帰しようとしているのであろう。

 日本が西欧諸国や米豪との提携を対外関係の基軸として位置付けているのは、地勢環境云々(うんぬん)以前にこうした国々と「近代の所産」の擁護という大義で一致しているからである。それは日本にとっては「近代」の価値を、自らのものとすべく奮励した明治以来の足跡の延長線上にあるものである。

 南シナ海情勢が問いかけているのは、日本が永きに渉(わた)って刻んだ足跡に対する「信念」や「確信」といったものである。当節、日本の対外姿勢で最も戒められるべきは、その明治以来の「信念」や「確信」に違背する振る舞いであろう。(さくらだ じゅん)

559とはずがたり:2016/02/17(水) 18:50:52
>>558
なるほど〜。

『諸君!』で櫻田淳氏が喝破した、
“自称”保守政治家のいかがわしさ
http://diamond.jp/articles/-/6039
上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役] 【第75回】 2009年4月23日

 月刊誌がまたひとつ消えようとしている。

 文藝春秋発売の『諸君!』が来月6月号でもって休刊になる。同誌では、筆者も何度か論文を寄せたり、対談を行なったりした。そう考えると一抹の寂しさを禁じえない。

 思想は相反するものの、昨年休刊した『論座』(朝日新聞社)、あるいは『現代』(講談社)同様、自らの仕事場でもあった月刊誌が次々と休刊していく。その役割は終焉を迎えようとしているのだろうか。

 文藝春秋の中興の祖、池島信平の発案によって同誌が創刊されたのは、40年前のことである。以来、『諸君!』は保守論壇の中核を成し、一定の地位を築いてきた。

 その『諸君!』の今月号(5月号)の巻頭鼎談「麻生太郎よ、保守の気骨を見せてくれ」(櫻井よしこ×櫻田淳×宮崎哲弥)は出色であった。保守の意味、その歴史的な役割、そして、真の保守とは何かということをテーマに遠慮なく論じている。

 とりわけ、ジャーナリストの櫻井よしこ氏と評論家の櫻田淳氏の「保守論争」は、久しぶりに読む者を興奮させるものであった。

 余談だが、あまりの興奮に、筆者は思わず発売当日、論者のひとりである宮崎氏に電話をかけてしまったくらいだ。

〈櫻田 私が気持ち悪いと思うのは、近年、みずから「保守」と名乗る政治家が増えたことです。私が理解する限りは、保守主義政党としての自由民主党は、『立党宣言』(一九五五年)から『新綱領』(二〇〇五年)に至るまで、「保守」を謳ったことは一度もありません。吉田はもとより、鳩山一郎、岸信介、あるいは「三角大福中」に至るまで、歴代自民党総裁は明らかに保守主義者でしょうが、私は彼らが自ら「保守」とアピールした例は寡聞にして知らない。保守を叫ぶ政治家が目立つようになったのは一九九〇年代後半以降、つい最近のことですよ。そもそも「俺は◯◯主義者だ」と叫ぶような御仁に、本物がいた例がない(苦笑)。なんともいかがわしい現象です〉

 ここで櫻田氏の指摘するいかがわしい偽者の「保守」とは一体誰を指しているのであろうか。しばらく読み進めていくと、次のようなくだりに突き当たる。長くなるので、ポイントだけを引用しよう。

〈櫻井 (略)私が考える保守の条件はもっとシンプルで、「国家としての日本の生存を第一に考える」というものです。これが唯一にして絶対の条件です。「日本の生存」という言葉には文化・文明、価値観における日本らしさの維持も、重要な要素として含まれる。日本らしさを保って、この国際社会の熾烈な闘いの中で、きっちりと生き残る。日本国民の安寧を守り、日本を素晴らしい国家として存続させ、国の将来を担保する。それが最終目的であり、その他はすべて手段にすぎない(略)。

櫻田 手段であるならばお伺いしたい。私が安倍氏を唯一評価しているのは、総理就任直後に中韓両国を歴訪したことです。小泉時代に滞っていた両国との関係を修復し、外交戦略の道具としてきちんと使える状態に戻した。これは大きな功績だと思うのですが。

櫻井 私は安倍氏の中韓歴訪は率直に言って失敗だったと思います。(略)安倍氏は靖国参拝を曖昧にしたまま訪中した。結果、日本の立場を貫くことは出来ず、尖閣問題も東シナ海ガス田問題も不問に付した。まさに中国の思う壺です。のちに安倍氏は保守政治家らしからぬ外交・内政政策で支持率を失っていきましたが、この訪中は支持率低下への序章だったのです〉

560とはずがたり:2016/02/17(水) 18:51:11
>>559-560
保守概念の捉え方は
櫻田氏に軍配が上がる

 こうした保守論壇の分断は、そもそも「保守」という言葉を、どう捉えるかという立場の相違に起因する。

 具体的に言えば、櫻井氏の指す「保守」は、現在の日本の政治、およびマスコミが想定している「保守」である。一方で、櫻田氏の語る「保守」とは、より大きな国家像で政治体制を眺めた場合に想定される「保守」である。

 じつは、言葉の意味のみを考えれば、どちらも正解なのである。「広辞苑」に当たってみよう。

【保守】
(1)たちまもること。正常な状態などを維持すること。「機械の―」
(2)旧来の風習・伝統を重んじ、それを保存しようとすること。⇔革新

 対中政策からみれば、櫻田氏の「保守」が(1)に該当し、櫻井氏のそれが(2)ということになるのだろう。どちらも「保守」である。

 だが、ここで国体の統治権から考えた場合の「保守」概念は、櫻田氏のそれに軍配を上げざるを得ない。

 現状の政治体制を維持するということが「保守」であるならば、中国との関係を改善し、日本政府の立場を安定させるという意味で、安倍氏の訪中もまた「保守」になる。

 つまり「保守」とは、政治体制、あるいは国家の主権を維持・保存するために変わることを許しているのだ。いや、変わらなければ、「保守」とはいえないのである。なぜなら、世界は常に変化し、現実社会は必ず変わるからだ。

 不変の思想に捉われるのは、じつは「革新」であり、それは現行の政治体制の否定につながる。現実社会が不変であるという概念から出発した「保守」は、結果、革新勢力と同根なのである。

『諸君!』の冒頭で、櫻田氏の語った次の言葉が真の「保守」を端的に表している。

〈私がイメージする保守政治家とは、複雑に変転する現実と予測不可能な未来を前にして、常に国民の幸福の総和が最大限になるよう、臨機応変に政策を打ち出す人々のことです。しかし、最近、保守を自称する政治家たちの言動を観察していると、彼らは「政治活動家」ではないかと思うことがあります。「政治活動家」とは、自分の頭の中に思い描いたビジョンに現実のほうを合わせようという行動原理の持ち主で、共産主義者がその典型例です。「北朝鮮と交渉する政治家は売国奴云々」といった狭溢な視座しか持てず、自ずと選択肢を狭めてしまう。また、自分の政治信条と少しでも違うところのある者を排除してしまう。安倍氏が自分と近しい者ばかりを集めて「お友達内閣」を形成したのは、その好例でしょう。これではイデオロギー先行型の左翼活動家とたいして変わらない。本来の保守政治家はもっとフレキシブルであるべきで、いざとなれば社民党と話ができるぐらいの腹がなければなりません〉

 筆者はこれにほぼ同意する。

 この際、自称「保守政治家」たちは、そろそろ本当の「保守」を勉強しなおしたらどうだろうか。

561とはずがたり:2016/02/26(金) 18:26:20

黒人差別の丸山議員が「民主主義は戦勝国の論理」とトンデモ発言…自民党に蔓延する「国民主権廃止」思想
http://lite-ra.com/2016/02/post-1995.html
2016.02.21

「例えばいま、アメリカは黒人が大統領になっているんですよ。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ。はっきり言って」
 自民党の丸山和也参議院議員がアメリカのオバマ大統領を念頭に「黒人奴隷」と発言した問題は、海外メディアでも「日本のトランプ氏?」(CNN)などと報じられ波紋を広げている。丸山議員は「大変誤解されている」「批判は不条理で非常に怒りを覚える」などと逆ギレしているが、発言が人種差別を想起させると考えもしなかった時点で、人権問題に対する意識があまりにも低すぎると言わざるを得ない。
 だが、実は、丸山議員は今回の「オバマは黒人奴隷」発言以前にも、こんなことを言っていたのをご存知だろうか?

〈参議院予算委で、一年間民主主義とは何かを長谷川三千子先生を講師に勉強したことを述べたが、いわゆる民主主義は第一次世界大戦の戦勝国を正当化するために作り出された用語であることを学問的にしった。17条の憲法や五カ条のご誓文の優れて真に民主的なことについても。〉(丸山氏のツイッターより、2013年5月16日)
 ……いったい、何を言っているのだろうか、この人は。「民主主義は第一次世界大戦の戦勝国が正当化するために作り出された用語」だって? そんなわけがないだろう。

 そもそも、民主主義(デモクラシー)の語源はギリシャ語の「デモクラティア」(民衆による支配)だ。古代ギリシャにすでにその萌芽が見られ、また、現在でいうところの民主主義も、そのエートスはロック、ルソーの影響をうけたアメリカ合衆国憲法やフランス革命にあらわれている。いうまでもなく、第一世界大戦よりも100年以上も前の話だ。

 しかし、丸山氏はこうした史実を無視しておいて、「17条の憲法や五カ条のご誓文の優れて真に民主的」などというのだから、もはや意味不明だ。ちなみに、聖徳太子の17条憲法はそもそも為政者を縛る「憲法」ではなく、役人の行動を規定した「法」である。しかも、その第3条には「承詔必謹。君則天之。臣則地之」とあるが、これは「命令は絶対である。君主が天で臣下が地だ」という意味。「民主主義」を政治上の概念としてとらえれば、それは立憲主義と密接的に結びつき、専制主義を回避して大衆の政治的意思を自由にすることであるから、どう考えても17条の憲法は「民主的」ではない。

 念のため確認しておくが、丸山氏は法律の専門家であるはずの弁護士で、再選経験のある国会議員である。そういう人がこんな陰謀論まがいを喧伝していること自体、いまの自民党のレベルが相当悲惨なことになっている証明だろう。

 しかも、この陰謀論をふきこんだのは、あの長谷川三千子・埼玉大学名誉教授だ。長谷川氏といえば、日本会議代表委員も務める極右論客で、自民党下野時に結成された「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」では代表幹事になるなど安倍首相とも昵懇の仲。安倍政権のタカ派政策の思想的支柱とも呼ばれている人物だ。そんな長谷川氏の“民主主義観”や“人権観”はこのとおりである。
〈現代の民主主義理論は、広く「国家」のうちに錯乱を持ち込んだだけでなく、家族の内側にまで入り込んで、そこに「権力者に対する闘争」のドグマを植えつけようとしている〉
〈いまわれわれが「人権」という名で呼んでいるものは、すべて丸ごと無効である〉(『民主主義とは何なのか』文藝春秋)

 その凄まじさに腰を抜かしそうになるが、しかも、長谷川氏は、なんと日本国憲法の第1条で規定されている「国民主権」までも否定したいらしい。さすがにそこまでは……と思うだろうが、いや、実際にそう明言しているのだ。



562仲間邦雄!chugokuden:2016/03/07(月) 01:47:09
>・・・性の開放 ソヴィエト 統一教会 生長の家 日本会議 太平洋支配 独立 ウクライナ内戦 中東民主化 アラブの春 琉球民族 先住民 国連 ユネスコ 地政学 アメリカ


検索したらこのスレが上がったようだからいうけど



どうやらYHVHが最後の砦らしい 沖縄がその波止場になるんだろうな



【悠仁親王誕生の秘話】

島   神武天皇のことを調べたら、実は沖縄から出ているんですよ。・・・中略・・・。
中丸  そうですね。いろんなところに近いしね。
島   悠仁親王が秋篠宮殿下、紀子様の間に生まれました。そのときに女系天皇の問題が潮を引くように
雲散霧消しましたね。そこに裏話がありまして、皇室に二千数百年来伝わる玉手箱があるそうです。
・・・中略・・・私は島民の古老から聞いたんですけど、玉手箱を開いたら、
沖縄の久高島に行けという文章が入っていたそうです。
皇族を代表して秋篠宮殿下と紀子様がお2人で行って礼拝したそうです。(p.267)
http://blogs.yahoo.co.jp/chanchan_yanagi/54035088.html

563とはずがたり:2016/05/16(月) 18:26:34

元朝日記者、韓国の大学へ=来春、教授に就任-北星学園大
http://www.jiji.com/jc/article?k=2015112600607&amp;g=soc

 従軍慰安婦報道に関わった元朝日新聞記者の植村隆氏(57)が非常勤講師を務める北星学園大(札幌市)は26日、植村氏が今年度で非常勤講師を辞め、来年3月から韓国の私立大の招聘(しょうへい)教授に就任すると発表した。
朝日新聞に330万円賠償命令=遊技機メーカーの名誉毀損-東京地裁

 北星学園大によると、植村氏が勤務するのは韓国カトリック大学校で、北星学園大の提携校という。任期は来年3月から1年。植村氏から19日に申し出があった。
 昨年から北星学園大には、植村氏を辞めさせないと学生に危害を加えるとの脅迫が続いていた。田村信一学長は記者会見で、「大学への攻撃は日本の大学の在り方に対する挑戦だった。この問題を総括し、社会に発信したい」と話した。
 会見に同席した植村氏は「これまでの北星学園大の対応に感謝している。捏造(ねつぞう)記者というでっち上げに対する闘いは今後も続く。負けるわけにはいかない」と強調した。(2015/11/26-15:57)

564とはずがたり:2016/05/16(月) 18:27:20
暴走容疑、右翼に初適用=鳩山元首相車包囲の団体-20人、免許取り消しも・警視庁
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016051600130&amp;g=soc

 鳩山由紀夫元首相が乗った車を街宣車で取り囲んだとして摘発された右翼団体「草莽崛起(そうもうくっき)の会」について、警視庁公安部は16日、道交法違反の共同危険行為(暴走行為)容疑で構成員20人を書類送検した。集団での赤信号無視が確認されたためで、右翼団体に「共同危険」を適用するのは初めてという。20人は今後、運転免許を取り消される可能性がある。
〔写真特集〕世界のパトカー〜どこまでも追いかけるぞ!〜

 送検されたのは東京、神奈川、埼玉、千葉、栃木の5都県に住む構成員20人。送検容疑は昨年10月4日午前、東京都千代田区や港区の道路で、20台の車を連ねて移動する際、赤信号無視を繰り返すなどし、交通の危険を生じさせた疑い。
 公安部によると、構成員は「20台が一丸となって走らないと意味がない」という趣旨の供述をしているが、一部は容疑を否認している。
 共同危険行為の違反点数は25点で、免許取り消しの対象となる。書類送検された20人は今後、居住地の公安委員会による聴聞などの手続きを経て、免許取り消しの行政処分を受ける可能性がある。再取得できるまでの欠格期間は2年以上となり、同会の活動に影響するとみられる。(2016/05/16-11:29)

565名無しさん:2016/05/28(土) 10:40:41
http://news.infoseek.co.jp/article/postseven_414973/
話題の「日本会議」に関係者「実像は地味な文化活動ですよ」
NEWSポストセブン / 2016年5月28日 7時0分

 あまり広く知られていない団体を取り扱った本が大ベストセラーになっている。『日本会議の研究』(菅野完・著/扶桑社新書)──。“研究対象”となった日本会議は安倍政権と密接な関係が指摘される一方、その規模や資金力、目的などの全貌は謎に包まれている団体だ。そこで、渦中の日本会議の幹部・関係者に直接、「日本会議とは何か」を聞いた。

 日本会議の代表委員を務める長谷川三千子・埼玉大学名誉教授は、「日本会議についての誤解を解きたい」として取材に応じた。

「日本会議は日本文化を正しく研究し、おかしな日本文化論を正常に戻す活動をしています。日本会議主催のシンポジウムなどで、私も聖徳太子の十七条の憲法といった日本文化をテーマに何度か講演をしました。実像は、地味な文化活動ですよ。

 それなのに、特に海外ではとんでもない誤解が広まっている。2年前に伊勢志摩で日仏の学者20人が集まってシンポジウムを開催した際に、フランス側から比較文化論の大御所の小堀桂一郎先生(東大名誉教授)を外してほしいといわれた。小堀先生が日本会議の副会長をされていて、極右団体のトップだと思われていたようです。とんでもない虚像が海外では広まっていて、正しい情報発信が必要だと思いました」

 安倍政権への影響力が大きいという見方にも長谷川名誉教授は首を傾げる。

「私の記憶では(安倍氏が勝利した)4年前の総裁選では、日本会議は(安倍氏に)非常に冷淡でしたよ。安倍政権に対し影響力があるということではなく、安倍政権の中心にいる方々が日本文化を大切にしようとしているだけだと思います。保守全体が幅広くネットワークをつくっているのが日本会議ですから、共感するところが多いのでしょう」

 そう語った上で「ただ、私は議員と日本会議がどこまで協力体制にあるのかはわからない」と付け加えた。「つくる国民の会」の代表発起人の政治評論家・屋山太郎氏は、自身と日本会議の関係について、こんな言い方をした。

「発起人なんてやっていたかな? 頼まれて“いいよ”っていったかもしれない。憲法改正には賛成だから。日本会議の中で活動はしていない。日本会議は安倍政権と関連があるから、あまり近づかないようにしている。政治性があると政治評論家としてはダメだから。

 安倍政権への影響力? 日本会議としては憲法改正に期待しているということだろう。安倍政権でなければやってくれないという期待はあると思うよ。日本会議は自民党の保守層にとって思想の源流というか、信条の拠り所のような存在じゃないかな」

※週刊ポスト2016年6月3日号

566名無しさん:2016/06/05(日) 13:19:59
http://this.kiji.is/111800648678522885?c=40245355334500353
スノーデン氏、日本社会に懸念
特定秘密保護法を問題視
2016/6/4 21:18

 インターネットを通じ、シンポジウムに参加した元CIA職員のエドワード・スノーデン氏=4日、東京都文京区
 2013年に米政府の個人情報収集を暴露したエドワード・スノーデン元米中央情報局(CIA)職員は4日、日本の特定秘密保護法制定や憲法9条の解釈変更などを問題視し、日本社会に「権威主義が忍び寄っている」と懸念を示した。

 ロシアに亡命中のスノーデン氏は、東京都内で開かれたシンポジウムにインターネット回線を通じて参加。報道番組の看板キャスターが最近相次いで交代したことなども挙げ「日本の報道の自由は静かな圧力により、危機にひんしている」と述べ、報道の自由を守る必要があると訴えた。

567名無しさん:2016/06/05(日) 13:49:40
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016060100391&amp;g=pol
「日本の国柄受け継ぐ」=安倍首相

 安倍晋三首相(自民党総裁)は1日、東京都内で開かれた明治神宮崇敬会の創立70周年と同婦人部の結成40周年を記念した大会に出席し、「日本人に生まれたことに自信と誇りを持ち、優れた文化や伝統、助け合いの精神に富み、謙虚で礼儀正しい日本の国柄をしっかり受け継いでいく」などとあいさつした。(2016/06/01-12:35)

568とはずがたり:2016/06/06(月) 07:22:09

ヘイトデモ
出発直後に中止…抗議の数百人が囲む 川崎
http://mainichi.jp/articles/20160606/k00/00m/040/013000c
毎日新聞2016年6月5日 18時41分(最終更新 6月5日 22時20分)

 在日コリアンへの差別をあおるヘイトスピーチを繰り返してきた男性らが5日、川崎市内で計画したデモが、出発直後に中止された。デモ反対を訴える市民ら数百人が参加者を包囲し、警察の説得もあって主催者側が中止した。

 この日午前9時ごろ、デモ参加者の集合場所となっていた同市中原区の公園に、デモに抗議する市民らが集まり始めた。同11時ごろ、デモを呼びかけた男性と参加者十数人が公園周辺に到着すると、「ヘイトデモ反対」「帰れ」などと叫び、中止を訴えた。

 これまで繰り返しヘイトデモの被害を受けた同市の在日コリアン3世、崔江以子(チェ・カンイジャ)さん(42)は、主催者の男性に「共生」を求める手紙を手渡した。

 午前11時過ぎ、デモがスタート。在日コリアンを差別する文章が書かれたプラカードを掲げてデモ隊が約10メートル進んだところで、抗議する市民らがデモ隊を取り囲んだため進めなくなり、足止め状態となった。

 居合わせた警察が「デモを実施すると危険な状態になる」として中止するよう説得。午前11時40分ごろ、男性らは中止を決め、公園周辺を後にした。崔さんは「(ヘイト被害の)絶望の記憶が希望で上書きされました」と語った。【後藤由耶/写真映像報道センター】

569名無しさん:2016/06/11(土) 12:09:49
安倍政権は「リベラル」なのか 与野党政調会長らに聞く
6月10日(金)11時1分配信
http://news.yahoo.co.jp/feature/206

570名無しさん:2016/07/03(日) 20:42:48
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160629-00000245-sasahi-pol
街頭デモで安倍政権を応援 旧統一教会系の国際勝共連合が支援する大学生集団「UNITE」の正体〈週刊朝日〉
dot. 7月1日(金)7時0分配信

 昨年、国会前デモを社会現象に発展させたSEALDs(シールズ・自由と民主主義のための学生緊急行動)が、大きな話題を呼んだ。しかし、今、それに対抗するように「安倍政権賛成」を謳う大学生集団が現れた。その正体にジャーナリストの鈴木エイトが迫った。

*  *  *
 参院選公示日の6月22日午後、JR郡山駅前(福島県郡山市)で街頭演説を行った安倍晋三首相の声に、もっとも力がこもったのは共産党に話題が及んだときだった。

「共産党は日米同盟廃止ですよ。自衛隊を憲法違反だとはっきり言っているじゃないですか! いったいどうやって日本を守っていくんですか!」

 その前日午後6時──。東京・高田馬場駅前には、ラッパー風のSEALDsとは雰囲気が違う、就活学生のようなリクルートスーツに身を包み街頭演説を行う大学生集団が現れた。

「安倍政権を支えよう!」「日本共産党にだまされるな」「憲法改正賛成!」「安保関連法制賛成!」と声高に叫ぶ若者たち。

 スマホ片手に熱弁を振るうスタイルこそ今どきの若者だが、その主張内容はSEALDsとは真逆。この謎めいた大学生集団はこの日、全国26カ所で同様の街宣活動を行ったという。彼らは何者なのか。その名は「UNITE(ユナイト)」──。

 4人の東大生によって今年1月に結成された。

 UNITEは瞬く間に全国各地へ派生し、5月末には東京・渋谷で首都圏の学生230人を動員しデモ行進を行うまでにその規模は膨らんだ。プラカードを掲げ、「安倍政権を支えよう!」と叫ぶデモ隊の様子は、テレビ東京のニュースで「改憲支持 大学生が渋谷でデモ」と報じられた。

 この報道を受けて、自民党IT戦略特命委員長の平井卓也衆院議員がフェイスブックに6月1日、「このようなデモはあまり報道されませんが、学生はシールズというイメージは間違いです」と書き込んだ。

 精力的に街宣活動を展開するUNITEは6月12日にも全国21カ所の都市で一斉演説を行うなど、安倍政権を支持する大学生たちの街頭活動が一大ムーブメントとなっているようにも見える。

571名無しさん:2016/07/03(日) 20:43:10
>>570

 しかしながら、このUNITEを追うと、陰で支援している、とある団体の存在が浮かび上がってきた。演説する学生らがかけているタスキ、掲げる横断幕には「国際勝共連合」という文字が見える。

「国際勝共連合」といえば、1968年に旧統一教会(昨年8月、「世界平和統一家庭連合」に改称)の文鮮明教祖(2012年死去)が設立した反共産主義を掲げる右翼系政治組織だ。

 UNITEの街宣演説では国際勝共連合のスタッフやトップガンと呼ばれるエリート研修を受けた旧統一教会の地区教会幹部らが同行していた。

 現場を仕切る姿を記者は何度も目撃している。

 UNITEに参加している学生について調べてみると、合同結婚式などでマッチングされた旧統一教会信者の両親から生まれた2世信者が多いこともわかった。

遊説を行っていたUNITEメンバーに「UNITEは全員統一教会の2世?」と聞いたところ、女性メンバーは「全員じゃないけど、ほとんどがそうです」と回答している。

 さらにUNITEの結成メンバー2人を含む男性5人にも確認すると、全員が同教団の2世と認めた。

 選挙権の年齢が18歳以上に引き下げられることを意識してか、UNITEは現職の議員を招き、高校生50人と「“若者の政治”を考える救国塾」なるイベントを6月18日、都内で開催した。関係者によると、参加した高校生の中にも2世信者が複数いたという。

 あまり知られていないが、国際勝共連合は今、注目されている日本会議に負けず劣らず、安倍政権を熱心に支援している団体だ。

 国際勝共連合の設立に際しては、安倍首相の祖父・岸信介元首相が支援したことも周知の事実だ。

 国際勝共連合はこれまで一貫して「自主憲法制定」「新憲法に家族条項」「夫婦別姓反対」「安保法制への賛成」などを主張し、安倍政権と思想的に極めて近い関係にある。国政選挙では、旧統一教会、国際勝共連合などが自民党議員に対し、秘書の提供、運動員の派遣など選挙協力をしてきたとされる。

 本誌で既報したが、衆院選の2カ月前の14年10月には都内で開かれた旧日本統一教会・徳野英治会長の特別講演で、安倍首相の懐刀の萩生田光一官房副長官、中川雅治参院議員らが来賓として挨拶。

 旧統一教会が同年9月に開催したイベントに祝電を打った自民党大物議員はこう話していた。

572名無しさん:2016/07/03(日) 20:43:34
>>571

「統一教会は支援をいただいている団体。統一教会というより、勝共連合の人たちという認識。お付き合いは古い。安倍政権を支持していただいています」

 さらに13年の参院選では元産経新聞政治部長で安倍首相の盟友とされる北村経夫参院議員を旧統一教会の友好団体である世界平和連合が支援した。

「選挙事務所では世界平和連合の名刺を持つ女性事務員が働き、北村議員は旧統一教会の複数の教会で講演。教団が8万票前後の組織票を入れたと聞いている」(北村事務所元スタッフ)

 首相補佐官の衛藤晟一参院議員も14年1月、「世界戦略総合研究所(以下、世界総研)」なる団体が参院議員会館内で行った会合で講演を行っていた。

 世界総研の所長を務める阿部正寿氏は、著書によると、「昭和44年5月、文鮮明先生御夫妻による祝福(合同結婚)を受ける」という経歴で、旧統一教会と関わりのある人物だ。

 世界総研のHP(現在は閉鎖)にはかつて、10年2月、首相に返り咲く前の安倍氏が会合に参加した写真もデカデカと掲載されていた。

 安倍政権支持を訴える学生組織・UNITEの連絡先として掲載されていたのは国際勝共連合の電話番号(現在は削除)だったので、取材を申し込んだところ、以下の回答が寄せられた。

「UNITEは、本連合の遊説隊勉強会に参加していた学生が、その理念や活動に共鳴して自主的に立ち上げた組織です。メンバー構成については、わかりません。(UNITEの)遊説が行われる場所で、トラブルなどが起きた場合の速やかな解決のために協力するようにと、本連合の地方事務局には連絡しております」(国際勝共連合広報局)

 UNITEをフェイスブックで紹介した自民党の平井議員にも取材を申し込んだが、回答はなかった。

 しかしながら、安倍政権にしてみれば、UNITEや国際勝共連合が熱心に支持してくれるのはありがたいが、今回の参院選の争点にしたくない「憲法改正」を街頭で声高に叫ばれるのはありがた迷惑というところか。

※週刊朝日  2016年7月8日号

573名無しさん:2016/07/10(日) 12:03:10
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160709-00000422-besttimes-pol
「国際主義」VS「民族主義」の時代へ
BEST TIMES 7月9日(土)18時0分配信

混乱する国際情勢の背景には、「国際主義」と「民族主義」の戦いが見え隠れしています。そして、私たちは「国際主義」が善で、「民族主義」が悪のような印象を受けます。「グローバルな世界」は一見、「素晴らしい世界」のように感じますが、果たしてそうでしょうか?  元駐ウクライナ兼モルバド大使・馬渕睦夫氏が、国際主義の危険性に警告を鳴らします。

 国際主義には様々な形があります。「共産主義」「社会主義」「リベラル思想」「新保守主義(ネオコン)」「新自由主義(リバタリアリズム)」……。これらの共通項は国家の価値や民族の価値、すなわちナショナリズムの否定であり、ナショナリズムを消滅させて世界を統一すること、つまり、「世界政府」を樹立することです。国際主義のいずれのイデオロギーも、世界政府を樹立することが最終目的であるのです。


 この中では、特にリベラル思想がなぜ世界政府と結びつくのかとの疑問を持たれる方も少なくないと思います。リベラル思想とは一般には「自由主義」などと訳されることがありますが、これ自体が一種の“洗脳(、、)”なのです。
リベラリストは、国家を軽視する傾向にあります。国民よりも市民なのです。市民とは伝統的価値とは無縁です。市民的価値のために地域社会を越えて連帯するのです。彼らは伝統社会の連帯意識が希薄であるので、市民的価値を創造して伝統的な絆に縛られない連帯を求めているのです。論理の必然として、既存の社会秩序を否定する方向に流れてしまいます。
 このような思考が結局国家否定に向かうのは避けられないことなのです。リベラルであることは知識人の証明のように誤解されていますが、リベラル思想の持つ陥穽に注意しておく必要があります。
 現在のアメリカの指導原理は、国際主義です。社会主義(共産主義)、リベラリズム、ネオコン、新自由主義など、その時々によって表に出てくるイデオロギーの呼称は変わりますが、根底になるのは国際主義であり、世界の門戸を開放させて世界統一政府を建設することなのです。
 その意味で、アメリカこそ世界の現状変革勢力、つまり“左翼勢力”であるのです。この点を決して誤解してはなりません。アメリカは民主主義の砦でもなく、自由主義の伝道国でもありません。「世界政府」を目指す、「既存秩序破壊国家」なのです。
 アメリカ(政府を牛耳る国際主義者)の敵は、ナショナリズムです。そして彼らは、ナショナリズムの強い国を締めつけようとします。この戦略の下にウクライナ危機に伴うプーチン大統領のロシアに対する制裁政策があります。
 アメリカはプーチンがクリミアを併合したことに対して、解決へ向けての仲介努力を一切行うことなく、対露制裁を強化し続けていることは、満洲事変以降のアメリカの対日締め付け政策を彷彿とさせるものがあります。
 先の大戦時、アメリカは日本の言い分に一切耳を傾けませんでした。結局このようなアメリカの頑なな態度が、真珠湾攻撃に繋がったのでした。
 この歴史の故事から連想しますと、もし今後ともアメリカが一方的にロシア締めつけを強化して行けば、米露の全面戦争になる危険性を排除することができないのです。
 一言で言えば、ロシアのプーチン大統領なロシア愛国者でありロシア市場のグローバル化に反対しているのです。だから、アメリカのグローバリストたちがウクライナ危機を裏から演出し、プーチン追い落としを図っているのです。


<『アメリカの社会主意者が日米戦争を仕組んだ』(馬渕睦夫/著)より抜粋>


文/馬渕 睦夫

574とはずがたり:2016/07/26(火) 12:47:10
社民党の意見は2%のキチガイのものだから聞く必要なしと云ってるけど社民と共産の意見はよく似てるし社民と共産以外の人にも似た意見はあるのだから5-10%の意見になる。少数意見として取り上げる価値があると云う事で,こういう意見こそ、屁理屈というべきである。

「社民党の意見に意味はあるのか」 百田尚樹氏の大胆な問題提起
http://www.dailyshincho.jp/article/2015/10060830/?all=1
『大放言』百田尚樹 著

 安保法案成立後、野党は次の参議院選挙に向けて選挙協力や連立についての協議を始めている。共産党との共闘について、現時点では民主党はさすがに積極的ではないようだが、社民党などは前のめりだとも伝えられている。果たしてこの動きが、あらたな政権交代の呼び水となるかどうかは不明だが、「そもそも得票数2%程度の政党の意見にどれほどの意味があるのか」と大胆な問題提起をしているのが、作家の百田尚樹氏である。

 百田氏は、新著『大放言』の中で、「少数意見を取り上げるべきか?」という項を設けて、この問題を論じている。「少数意見を無視するな!弾圧だ!」と反発する前に、百田氏の意見に耳を傾けてみていただきたい(以下、『大放言』より)。

 ***

■得票率2パーセントの政党の存在意義

 国会で「政党」として認められるのは、所属議員の数が5人以上か、直近の国政選挙で得票率が2パーセント以上ある政治団体という決まりがある。つまり議員が4人以下で得票率が2パーセントに満たない場合は政党としては認められないのだ。私はこれはまっとうな規則であると思う。

 世の中には「少数意見を大切にしろ」という意見がある。一見、非常にもっともな意見のように聞こえるが、はたしてそうだろうか。

 たとえば社民党という政党がある。昔は「社会党」と言った。人権のない旧ソビエト連邦を理想的な国家とし、人民を奴隷化して金日成主席の絶対王政とも言える北朝鮮と友好関係を結び、長年、かの国による日本人拉致事件はでっちあげであると主張してきた政党であるが、さすがに積年の嘘と売国的主張により、国民の支持を失い、最近では得票率はぎりぎり2パーセントを超えるくらいで、議員数も最低ラインだ。それでも党首は「少数意見を取り上げろ」と主張するが、私は「ちょっと待ってくれ」と言いたい。

 得票率2パーセントの意見というのは、はたして少数意見なのだろうか。

■50人に1人のバカ

 たとえば中学校のクラスに50人いたら(今は少子化でこんな大勢のクラスはないが)、2パーセントというのは、そのうちのたった1人である。

 みなさんも中学時代を思い返してもらいたいのだが、いつの時代でも50人に1人くらいむちゃくちゃな意見を言うバカがいたはずだ。他の49人がうんざりして、「また、こいつがむちゃくちゃ言い出した」という存在だ。町内会でも50人にひとりくらいは、どうにも対処のしようがない厄介者がいる。2パーセントというのは、そういう数字なのである。

 たしかに「少数意見」ではあるが、98パーセントが「納得できない」という意見は、切り捨てていい意見だと思う。

 私は少数意見として取り上げる価値のあるものは10パーセント、少なくとも5パーセントの支持くらいは必要だと思う。つまり50人のクラスなら、その意見を持っている人間が2人くらいは必要という計算になる。

 こんなことを言えば、「弱者を切り捨てるのか!」と怒鳴る人が出てくるのは目に見えている。

575とはずがたり:2016/07/26(火) 12:47:25
>>574-575
■多数の人は「少数切り捨て」を望んでいない

 前にある野党議員とこの話題をしたとき、彼は顔を真っ赤にしてこう言った。

「もし障碍者に優しい社会を作りたいと考えても、彼らが国民全体の2パーセント以下なら、彼らに対しての政策はやらなくていいということか!」と。

 こういう意見こそ、屁理屈というべきである。

 障碍者に優しい社会を作りたいと考えているのは2パーセント以下の障碍者ではない。私も含めてそれ以外の多数の健常者だってそう考えている。つまり、その意見は決して2パーセントの少数意見ではない。

 私が言っているのは、「2パーセント以下の人しか賛意を得られない意見は無視していいのではないか」ということだ。何度も言うが、これは少数意見の切り捨てではない。

 50人に1人しか理解できない意見というものは、本来は耳を傾ける意見ではない。これはほとんどノイズと言えるものである。

 こんなことを言うと、「絶対多数が常に正しいと言えるのか!」、「少数意見を弾圧したかつてのナチスドイツはどうなんだ!」と言う人がいる。だから少数意見を侮るなかれという理屈だ。

 実はナチスに関しては多くの人が誤解している。ナチスが政権を取った1932年の選挙では得票率は37・3パーセントだった。彼らが恐ろしいのは、非常に狡猾で悪辣な方法でもって、その他の62・7パーセントの意見を封じてしまったことにある。しかしナチス以外のすべての政党を潰してから行われた1933年11月の選挙でも、ナチスの得票率は92・2パーセントだった。ナチスの例は実は民主主義の弱点を示唆しているのだが、ここでそれに踏み込むと、本一冊あっても足りないので、ここで措く。

■全員が納得する政策などない

 話を戻すと、「少数意見を大切に」という言葉は、正しく美しい言葉に見える。それだけに危険な面を含んでいる。

 100パーセントの人が満足できる政策や施策など、この世に存在しない。そんなものを目指せば、あらゆる議論が前に進まない。しかし現実には、たったの2パーセント、いやときには1パーセント以下の反対で、物事が前に進まないということが多くある。

 私は弱者切り捨てを主張しているわけではない。新しい政策で損をする人を助けるべきだという意見が5〜10パーセント以上あれば、その意見には真剣に耳を傾けるべきであると思う。しかし2パーセント前後しかない超少数の意見は、厳しいようだが無視してもいいと思う。

 誤解しないでもらいたいのだが、「少数意見を切り捨てる」ということと「大多数の意見を通す」ということは同じではない。それはまったく違う次元のものだ。(後略)

 ***

 これを「大放言、いや暴言だ」と思うか、「いや正論だ」と思うかは人それぞれである。もっとも、「少数意見を大切にせよ」という人たちならば、百田氏の意見にもきっと何らかの意味を見出すことだろう。

デイリー新潮編集部

576名無しさん:2016/07/31(日) 13:53:08
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160701-00010001-otapolz-ent
民進党が「規制派に乗っ取られた?」選挙公約をめぐりオタクたちに新たな混乱
おたぽる 7月1日(金)11時0分配信

「アベノミクス」への評価とか「安保法制」とか、いまいち争点が判然とせず、盛り上がりに欠ける参院選。そうした中で、本サイトの読者が注目しているのは「表現の自由を守ってくれそうな政党・候補者はどこ?」というところだろうか。

 もはや、オタクも政治とは無縁ではいられないのか。29日には、全国同人誌即売会連絡会による啓発サイト「とにかく選挙に行こう!!」が立ち上がった。コミックマーケットやコミティア、ガタケットをはじめとして全国の主要な同人誌即売会が参加するこの団体は、サイトの中で次のように記す。

<近年では東京都青少年育成条例や、児童ポルノ禁止法の改定、TPPによる著作権侵害の非親告罪化など、私たちの同人誌の世界も、様々な局面で政治の波を受けてきました。(中略)

東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、国内最大の展示場である東京ビッグサイトが一定期間使用できないといった同人誌即売会の会場に関わることも、同様に私たちが考えねばならない政治の問題なのです。

同人誌で繋がった私たちの「とにかく選挙に行こう!!投票しよう」という行動が、この先の私たち自身の未来、そして、さらに若い次の世代にも繋がっていくはずです。>(原文ママ)

 このサイトは、あくまで投票行動を行うことを啓発するのが趣旨。サイト内には「このサイトは、特定の政党や会派、候補者への投票を促すためのものではありません」という一文も記されている。

 コミックマーケットをはじめとした同人誌即売会は、あくまで政治的には中立のスタンスを崩さない。本音としては、さまざま主張したいところもあるのだろうか、場を維持していくためには、これが精いっぱいの行動といったところだろう。とはいえ、初めての試みである、この啓発サイトがオタクにどのような効果をもたらすのかは注目したいところだ。

 さて、今回の参院選で「表現規制」に興味を持つオタクたちを驚かせているのが、あたかも「規制派」に寝返ったかに見える民進党の公約である。

 同党が公開した「民進党政策集2016」には、次のような公約が掲げられている。

■メディアにおける性・暴力表現について、人々の心理・行動に与える影響について調査を進めるとともに、バーチャルな分野を含め、技術の進展及び普及のスピードに対応した対策を検討し、推進します。

■売買春等にいける買い手を生まないための教育・啓発など、「女性の性を商品化する風潮」を変える取り組みを具体的に進めます。
(ともに原文ママ)

 あたかも新たな「表現規制」を行うかのような公約。同党は民主党の時代から「表現規制」に関する立法に賛成する議員と反対する議員が同居する政党ではあった。しかし、近年ではどちらかというと規制には反対のほうが多数派と見られていた。そうした中で、降って湧いた公約に、現在の参院選で「表現規制」に反対する民進党の候補を支持していた人々にも動揺が広がっているのである。

577名無しさん:2016/07/31(日) 13:53:19
>>576

 いったい、どういう経緯でこのような公約が盛り込まれたかは、今後の取材が必要であろう。だが、そうした検証や批判よりも先に湧いているのは陰謀論である。

「規制派議員が政策集をつくるメンバーに入っていた」「民進党は表現規制派団体に乗っ取られた」といった、なにも確証のない情報が、渦巻いているのである。

 この公約には民進党内部でも疑問を覚える者はいるらしく、中野区議会議員の森たかゆき氏は自身のTwitter(@moritakayuki)で「私もこの文言が入ったのは非常に不本意です」と発言している。

 あたかも、民進党が「規制派に寝返り」、オタク文化への規制強化が待ったなしかのごとく広がる妄想。だが、ここで冷静に考えなくてはならないのは、政党が掲げる「公約」の価値である。

 そもそも、政党の「公約」なんて実行できなかったり、撤回・違反されるのが当たり前。

 TPPに反対していたハズの自民党は、参加してるのは、その好例。民主党も政権を取ったときには数々の公約を掲げたが、そのいくつが実行されたというのか。

「表現規制に反対するから」という理由で、票を投じる先に選んでいるオタクも多い日本共産党なんて、歴史が長いだけにもっとひどい。「ポルノ」規制には断固として賛成していたし、反原発運動には反対していたし、さらに歴史を遡ると「農村でゲリラをやれ」と若い党員を送り込んだ挙げ句に、突如、武装闘争を放棄してすべてなかったことにした黒歴史が……。

 結局「公約」なんてものは、その場しのぎの公式見解程度のもの。それよりも、候補者ひとりひとりが人間として信用できるかを見極めるのが重要だと思うぞ。

(文=ルポライター/昼間たかし http://t-hiruma.jp/

578とはずがたり:2016/08/13(土) 08:20:22
<稲田防衛相>15日の靖国参拝は見送りへ
毎日新聞社 2016年8月12日 21時13分 (2016年8月13日 00時33分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20160812/Mainichi_20160813k0000m010099000c.html

 稲田朋美防衛相は12日、終戦記念日の8月15日の靖国神社参拝を見送る意向を固めた。13?16日の日程でアフリカ東部のジブチを訪問するため。保守系の稲田氏はこれまで、終戦記念日に靖国を参拝しており、中韓両国のメディアが稲田氏の動向を注視していた。尖閣諸島や慰安婦問題で両国との関係が微妙な中で、防衛相として参拝すれば外交への影響も出かねないことを考慮したとみられる。

 ジブチでは、ソマリア沖の海賊対処に当たる海上自衛隊の拠点などを視察する。稲田氏は第2次安倍政権発足後、行政改革担当相だった2013、14年と、自民党政調会長だった昨年も終戦記念日に靖国を参拝。ただ、今月3日の防衛相就任以降は抑制的な言動に終始し、「韓国と連携し、中国との話し合いも大事だ」と述べていた。ジブチ訪問は出発前日の12日に行われた持ち回り閣議で正式決定。海外に赴くことで物理的に参拝できない状況を作ろうとしたようだ。

 稲田氏は12日の訪問発表に先立ち、視察先の石川県小松市で記者団に「靖国は心の問題で、私自身は安倍内閣の一員として適切に判断していきたい」と目を潤ませ、声を詰まらせつつ語った。【村尾哲】

579とはずがたり:2016/08/13(土) 08:30:11

靖国必ず参拝・過去に核発言 「タカ派」の稲田防衛相
http://www.asahi.com/articles/ASJ834K14J83UTFK00L.html?iref=com_alist_8_01
岡村夏樹、二階堂勇
2016年8月4日07時24分

 稲田朋美防衛相は、自民党内きっての「タカ派」として知られる。終戦記念日には必ず靖国神社に参拝し、日本が核保有を検討すべきだと発言をしたこともある。こうした言動が、中国や韓国との関係を悪化させないか。政府・与党内から不安視する声が出ている。

 「心の問題だと思っている。行くとか行かないとか、行くべきであるとか、行くべきでないとか申し上げるべきではない。安倍内閣の一員として適切に行動して参りたい」。稲田氏は3日夜、首相官邸で開かれた就任会見で、終戦記念日に靖国神社を参拝するかを記者団に聞かれ、こう述べるにとどめた。

 稲田氏は初当選を果たした翌年の2006年、新人議員約30人とともに、連合国が戦犯らを裁いた東京裁判が不当だと訴える「伝統と創造の会」を設立。以来、メンバーとともにサンフランシスコ講和条約が発効した4月28日と終戦記念日の8月15日は必ず、靖国神社に参拝してきた。12年の月刊誌の対談では、靖国神社の英霊があつく弔われなければ「安全保障もあるわけがない」と発言したこともある。

 また、12年には雑誌の対談で…

580とはずがたり:2016/08/19(金) 11:30:51
村上は最近は保守派の主流派から遠ざけられてて不満いっぱいの様だ。色々筋の通ったことを云ってるようにも見えるけどそこから明治憲法の復活が出てきちゃうのかねぇ。。そんなに古いのがいいなら大宝律令復活させりゃあいいんだw

「日本会議」の源流、村上正邦が参院選後に語る「改憲」
http://news.yahoo.co.jp/feature/256
7月14日(木)11時30分配信

016年参議院議員選挙は与党が圧勝。憲法改正を掲げる改憲勢力が、非改選を含めて憲法改正の発議に必要な3分の2の議席を獲得した。これにより俄然「改憲」が現実味を増すことになった。この結果を、長年改憲を訴えてきた右派(保守派)はどう捉えているのか。そこで訪ねたのが、かつて自民党で「参院のドン」と呼ばれた村上正邦氏だ。村上氏は、目下安倍政権に大きな影響を与えているといわれる右派政治団体「日本会議」の生みの親でもある。さぞ喜んでいるだろうと事務所を訪れると、村上氏は「安倍政権はダメだ!」と憤っていた。
(ジャーナリスト・岩崎大輔、森健/Yahoo!ニュース編集部)

見たでしょう、谷垣幹事長の含み笑い

村上正邦(むらかみ・まさくに)1932(昭和7)年、福岡県生まれ。1980年、「生長の家」の組織内候補として参議院全国区で初当選、4選を果たす。労働大臣、参議院自民党幹事長、参議院自民党議員会長を歴任。2000年、参議院憲法調査会初代会長に就任。2001年、KSD事件を巡る受託収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕・起訴され、有罪。2010年に刑期満了。2013年に再審請求を行った。(撮影: 幸田大地)

あれ、あなた見たでしょう、(参院選開票中継で)当選のリボンをつけるところ。あそこで安倍(晋三首相)さんは笑いをこらえきれないような表情だった。大勝利だったから。ところが横にいた谷垣(禎一)幹事長はどんな顔をしていたか。含み笑いだよ。どういう笑いの違いか? 安倍さんは「これで安倍内閣は安泰、長期政権だ」という笑顔。谷垣さんは「これで安倍政権は終わったな」という含み笑いだよ。

──勝利したのに、どういうことでしょうか。
勝利は勝利だけど、この政権は長続きしないだろう、と谷垣さんは思っていたようだった。参議院選挙なのに、閣僚の岩城光英法務相(福島)、島尻安伊子沖縄北方担当相(沖縄)は落選した。この痛手は小さくない。ここが勝負どころと思ったが、負けている。
谷垣さんは自民党総裁も経験しているから、党運営の難しさを理解している。大勝の裏で安倍政権の崩壊は近い、と気が付いているんだ。それは党内の動きが見えているからだろう。織田信長も配下の中に俺を裏切る奴はいないだろうと思っていた。しかし、明智光秀に殺された。この繰り返しなんだよ、人間の性っちゅうのは。必ず明智光秀が出て来る! 思い上がりは必ず崩壊するものだ。

──もうそういう動きがあるということですか。
これとは言えないが、あるでしょう。憲法改正ばかり注力するようなことになったら、日々の政治判断がおろそかになって足元をすくわれかねないよ。谷垣さんの憂いは、私にはびしっと伝わったよ。
そう大きな声でまくし立てるのが、「参院のドン」と呼ばれた村上正邦氏だ。1932年生まれの83歳。宗教団体「生長の家」の組織内候補として参議院全国区に出馬し、1980年に初当選。以後、参院で自民党の右派(国家主義者、保守派)として大きな存在を誇ってきた。1999年には参議院に憲法調査会設置を主導、2000年4月に小渕恵三首相が倒れた際、急遽森喜朗内閣をつくったとされる「五人組」(村上正邦参院議員会長、森喜朗幹事長、野中広務幹事長代理、亀井静香政調会長、青木幹雄内閣官房長官。肩書は当時)の1人でもある。

その村上氏が昨今注目されているのは、安倍政権に小さくない影響を与えているとされる右派政治団体「日本会議」の生みの親でもあるためだ。

選挙運動中、憲法の「け」の字も出さなかった。姑息なんですよ!

──村上さんは長年憲法改正を訴えてきました。今回その参院で与党など改憲勢力が3分の2をとりました。千載一遇のチャンスです。なぜそんなに憂えているんですか。

まさに憲法改正だからですよ! この参院選で、安倍さんは堂々と主張してよかったんです。しかし、彼は憲法改正論議を避けて、禁句にしてしまった。憲法の「け」の字も出さなかった。参院選の選挙運動期間中、アベノミクス、カネの話ばかりしていた。それなのに、選挙が終わった途端、憲法改正を言い出している。姑息なんですよ! 姑息すぎる。谷垣さんは選挙前から「まだ憲法改正の時期じゃないです」と言っていた。そこは私は谷垣さんの思いと重なるし、尊重したいが、谷垣さんは憲法問題に消極的で、改正したい内容にも違いがあるので、党内をまとめられないのではないだろうか。党内をまとめる力量が不足しているということだ。

581とはずがたり:2016/08/19(金) 11:31:15

──はっきり争点とすべきだったわけですね。
当然ですよ。昨年の安全保障関連法制もそうでしょう。集団的自衛権の話をするのにホルムズ海峡の話だとか持ちだして、あんなひどい議論はない。こういう議論は、誰もがわかるように時間をかけ、お互いが納得してやっていかないといけないんですよ。与野党で時間をかけて熟議する。結論が出るまで夜中まで付き合う。それがいまは公明党との数の論理だけです。

──安保法制のときには山本太郎議員がゆっくり歩く「牛歩戦術」をやっていました。
そう、あれはよかった。だから、あの後、彼をうちの事務所に呼んだんだ。よくやったよと。「国会を取りまき、院外でも早速あれをやれ!」と激励しておいた。政治的な考えはまったく違うが、そんな話をしているんじゃない。彼の議論を尽くしたいという姿勢はたいしたものだ。ところが、最近の自民党にはまったく熟議がない。夜中までかけて、喧嘩なんてしない。熟議した法案なんてないでしょう。それじゃあ、いい法案なんてできるわけがない。

──第2次政権発足後の2013年春には96条(憲法の改正手続きに関する規定)から改正したいという話が出ましたが、相当な不評を浴びて案が消えていきました。そして2014年暮れからは礒崎陽輔首相補佐官などが憲法改正で「緊急事態条項」の新設をたびたび口にするようになりました。メディアを通して改憲に対しての反応を見ているという説もあります。
でも、それらも本格的に国会で議論してないでしょ。本当に隠すのなら隠し通せばいいけれど、そこまで徹底もしない。だから、ちょろちょろ(様子見のように)話が出てくる。言ってみれば、安倍さんの希望は「憲法改正に手を付けました」と名前を残したいだけなんだよ。(歴代首相を多く生み出してきた)長州人として。この先、閣議決定で「憲法改正やります」と銘打つとは思いますよ。でも、関心があるのは自分のこと。おじいちゃんができなかったことを俺はやったぞと。そう歴史に刻みたいんだ。やりきらなくてもいいんだよ。

日本会議ができるときは、私が「この人」「あの人」と議員の名前を挙げた

安倍首相の周囲には、しかし、安倍首相自身よりも熱心に改憲を含む国家主義的な活動をしてきた人たちがいる。それが右派団体「日本会議」である。日本会議は、宗教人や文化人が構成する「日本を守る会」と財界人や学者、政治家らが構成する「日本を守る国民会議」が1997年に統合されてできた団体で、結成当初から改憲を掲げてきた。村上氏はその前身の「日本を守る会」の設立時(1974年)、同事務局の実務を担っており、同会議の源流をつくった存在だった。

日本会議は統合されてからは、全国各地で「国民運動」を展開するとともに、次第に国会議員を巻き込んで活動の幅を広げていった。第3次安倍政権では、閣僚20名のうち、じつに11名が日本会議国会議員懇談会のメンバーとされている。

一方で、村上氏自身は現在は日本会議側から距離を置かれているという。

1997年に日本会議ができるときは、私が「この人」「あの人」と名前を挙げて、議員を推薦していった。それを椛島有三事務総長がメモをして持ち帰り、日本会議に入れていったわけだ。いまの閣僚にもたくさんいる。新しく入った稲田(朋美・政調会長、2005年初当選)なんか知らんけどね。

──最近は日本会議と距離があるようですが。

私を除外していることにさみしさを感じますね。古い人間を排除して、新しい人間だけでやろうというのは、思想の断絶なんです。私を入れれば憲法はこうすべき、と歴史がつながる。伝統というのは過去から連綿とつながるもので、連続性があるんだから。それを私は大事にしているし、聞く耳、貸す耳はもっているつもりだよ。首相が私を敬遠しているのでしょう。日本会議も側近もそうでしょう。

──日本会議のホームページを読むと、日本会議は「夫婦別姓の反対」「男らしさや女らしさを否定する男女共同参画への反対」「反日的な歴史教科書問題」「東京裁判史観の反対」などが掲げられていて、「憲法改正」も彼らの政策提言の強い主張になっています。日本会議は安倍政権の政策にどの程度関わっているのでしょうか。
日本会議が指示しているわけではないが、同じ方向を向いている。また、そういう同じ考えをもつような人を、安倍さんが人事として登用してきているのは確かだ。

安倍さんは考えが一貫していない。私からすると苛立たしい

582とはずがたり:2016/08/19(金) 11:31:37

──安倍首相が日本会議の同士たちに方向付けされているという見方もあるようです。
そういう力もあるでしょう。ただ、私は安倍さん自身はよくわからない。若い頃は寡黙だった印象しかない。安倍晋太郎さんのそばに秘書官でいて、「おい晋三! ペンもってこい」と言われて、さっとペンを出す。お父さんにじゃれるでもなく、冗談を言うでもなく、飼い猫みたいな印象。まあ、いいとこの育ちですよ。

彼は、おじいさんの岸信介(元首相)はA級戦犯ではないという思いはあるし、岸信介を誰よりも尊敬しているのでしょう、東京裁判などの間違った歴史は修正したいと考えている。けれど、考えが一貫しているわけではない。たとえて言えば、“ぬえ”的な人。現実的かもしれないが、私からすると苛立たしい。アメリカにはいいように利用されている。ただ、岸さんだって、実際はアメリカとの関係を重視して、主義主張は捨てて柔軟に適合してきた。そういう意味では、孫も似ているかもしれない。

──この参院選でも、3年半経ったのに「アベノミクスは道半ば」と言い続けていました。
問題は「道半ば」ではなく、道を突き進んだ先がどうなるのかを言わないことだ。彼は困ったときには経済を持ち込めばいいと思っている。それで3回の選挙を戦ってきた。彼はいつも「道半ば」という言葉を使って逃げ道にする。

──識者の中には、失敗を追及されてもそれに答えていないと不信を抱いている人もいます。

言葉のマジシャンなんだ。予算委員会を聞いているとわかる。饒舌に語ったにもかかわらず、何を言いたいのかわからない。何も伝えてないというのはすごい。

結局、選挙で勝ち負けを決めていけばいいと思っているだけですよ。野党が言っているように、選挙前は経済の話をして数を得たら、特定秘密保護法や安全保障関連法案をごり押しする。引いたり押したりして、1日でも長く安倍政権を持続させる。そのため使えるものは何でも使う。

安倍さんのミキサーにかける。ミキサーというのは、たくさんの諮問会議。役人、学者、経済人を集めて議論させる。そこで得た結論を彼の結論とするということですよ。

改憲は根本から。まず明治憲法に戻すんですよ

──憲法では、安倍政権はまず何を変えたいと考えているのでしょう。
私とは憲法観の違いで歴史的、伝統的、文化的プロセスが違っていると思っています。何をどう変えるにせよ、プロセスを大事にしろ、と言いたいね。衆参両院憲法審査会でも各党による改憲項目の絞り込みは簡単ではない。公明党を説得できるのか。できなきゃ切るのか。議論を重ねていくしかないだろう。

──村上さん自身は現行の憲法をどのように改憲すべきと考えていますか。

そりゃ、根本から変えるということ。全部ですよ。

──根本というと。

明治憲法に戻すんですよ。いまの日本国憲法はアメリカが占領しやすいようにつくった憲法なんだから。もともと日本には明治につくった大日本帝国憲法がある。だから、その明治憲法に復元する。そこから復元と言って古臭いなら、明治憲法を現代に合わせて調整し、問う。日本のためにつくる。伝統を大切にする。美しい日本の国を守る。

──さすがに明治憲法では「復古主義的」という批判が起こると思いますが……。

いや、私はそうは思わない。だって封建的、骨董的というけど、そんなことはないと思う。自然の流れです。滴滴としずくが流れるように過去も現在もつながっているんだから。いまの日本国憲法は、占領基本法、占領行政法なんだから、当然ながら、サンフランシスコ講和条約が(1952年に)発効し、日本が独立を回復した時点で、無効になるはずの代物なんだ。だからこそ、(1955年の)保守合同で自民党が結党した際に、党是として「自主憲法制定」を掲げたわけだ。自主憲法制定と憲法改正は天と地ほどの違いがあることを忘れてはいけないね。
憲法改正は今の占領基本法を是として、これを容認し、都合の悪いところだけを修正するということだ。安倍さんが、そんなことをしたら、おじいちゃんの岸信介さんが泣くよ!

583とはずがたり:2016/08/19(金) 11:32:10
>>580-583
──村上さんの政治家になった原点である宗教団体「生長の家」の3代目総裁からも、去る6月9日、「与党とその候補者を支持しない」という発表がありました。安倍首相の政治姿勢や「憲法改正の右傾路線、日本会議の政治路線を「時代錯誤的」と批判しています。

3代目総裁の谷口雅宣さんが「生長の家」と「政治」の断絶を決断した……。彼が最近どういう批判をしたのか、私は存じ上げていないんです。ただ、意図するところはわかる。いまの3代目は初代の谷口雅春先生の思想を記した『生命の実相』を絶版にした。私は、初代総裁の谷口雅春先生の後を継ぐものとして、そうした3代目総裁の振る舞いはいかがなものですか、という立場です。今も雅春先生の論旨を大切にしていますから。信徒と教団を継ぐ代表者の違いが明らかに出ています。

「玉石混淆」というけど、「石」ばかりだ

──今回の参院選。与党は過半数の議席を獲得しましたが、候補者の人選には疑問の声も少なくありません。たとえば、沖縄出身で元「SPEED」というグループの今井絵理子氏。沖縄の基地問題を尋ねたところ、「これから勉強します」という発言でした。元参院議員として、どう感じていますか。

ああいう女の子が出てきちゃったら、もうね……。タレントだとか、名前の通った知名度があればいいのか、って話だ。よく「玉石混淆」というけど、今回の参院選は「石」ばかりだ。当選のあいさつをみても国際的な話題にふれたり、大局的な視点からものを言ったりした人がいない。数が多いと勢いは出るが、中身がない人がバッジをつけても不幸なことだろう。

──本来、参議院は衆議院ではできない長期的で概念的な議論をする場のはずでした。

そうなんだ。参議院は一回当選したら6年は解散がない。いつ解散があるかわからない衆議院とそこが違う。だから、国の根幹をなす外交や防衛、今回の憲法改正のような長期にわたって話し合いを必要とするものは、参議院が先鞭をつけてやるべきなんだよ。私が議員をやめて、いなくなったあと、参議院からそうした風潮は薄れ、議論のテーマが衆議院と変わらなくなった。
今回の参院選では、自民党本部で当選のリボンをつけるところに、参議院議員会長や参議院幹事長も報道されていなかった。参議院の存在感が希薄になっているのを感じるね。参院選なのに、参議院の勝利感が出てこないんだから。これじゃ、参議院選挙の意義もわからなくなるよ。

──冒頭に自民党で変化が感じられると指摘されていました。今後、自民党内が分裂したり、荒れたりといった変化もありますか。

具体的にはなんとも言えない。しかしね、党内では、二階俊博総務会長が動いて、野中広務元官房長官が復党するなど、いろいろ動きが出てきている。この先、安倍一強という力関係が次第に変わってくると思う。そうしてバランスが崩れたときに、しっかりやり通せるか。次の自民党総裁選(2018年9月)までに安倍内閣が倒れる可能性だってないわけじゃない。

──いずれにしても、衆参両院で改憲勢力が3分の2の議席を占めたことは、改憲の発議の要件を満たします。今回の参院選では改憲は争点にしなかったということは、改憲を発議するときには、衆院を解散して民意をはかるのでしょうか。

うーん、解散ばかりはわからん。けれども総裁の残りの任期が2年ある。その2年の間に、ぎりぎりの所までは行くんじゃないだろうか。長州人として、青史(せいし。歴史)に名前を残したいだろうから。
言うまでもなく、国民投票で過半数がとれず、否決される可能性もある。事前の調査で、そのハードルが高いと思えば、やらないでしょうが、やる寸前まで行くでしょう。それこそが「俺は憲法に手を付けた」と青史に名を残すことになるから。その意味では彼には、すぐやりたいという気持ちはあるでしょう。
だが、憲法改正は、そう簡単にはいかんだろう。与党・野党ともに真剣にぶつかる熟議、それも1年程度で済む話ではないだろう。数年はやりあわないといけない議題だ。数だけにたのんで決めてしまうようなことはあってはならない。その熟議が安倍さんにできるかどうか。私もその地力を見たいと思う。

森健(もり・けん)
1968年東京都生まれ。ジャーナリスト。2012年、『「つなみ」の子どもたち』で大宅壮一ノンフィクション賞、2015年『小倉昌男祈りと経営』で小学館ノンフィクション大賞を受賞。
公式サイト
岩崎大輔(いわさき・だいすけ)
1973年静岡県生まれ。ジャーナリスト、講談社「FRIDAY」記者。主な著書に『ダークサイド・オブ・小泉純一郎「異形の宰相」の蹉跌』、『団塊ジュニアのカリスマに「ジャンプ」で好きな漫画を聞きに行ってみた』など。

584旧ホントは社民支持@鹿児島市:2016/08/20(土) 01:25:22
>>574
次世代の党とか維新政党・新風なんかはもっとなくてもいいっていうことなんですね。

585名無しさん:2016/09/03(土) 19:03:53
http://www.news-postseven.com/archives/20160903_444764.html
東京タワー近くのフリーメイソン日本総本部に潜入
2016.09.03 16:00

 今日まで、その“謎めいた組織”は様々に語られてきた。曰く、「世界を牛耳る陰謀組織」「日本や世界の歴史を動かした」「秘密の儀式を行っている」等々……。怪しげな言説に彩られた「フリーメイソン」の実態に迫るべく、日本にある15のロッジ(拠点)を束ねる総本部「日本グランドロッジ」に足を踏み入れた。

 東京都港区芝公園。東京タワーに近い一等地に、漆黒の建物がひっそりと佇む。厳重にロックされた厚い扉を開けると、色鮮やかなステンドグラスに白色無垢のレリーフが広がる。奥には「HONOR ROLL(栄誉名簿)」と彫られたネームプレートがあり、「ICHIRO HATOYAMA」の文字が見える。自民党初代総裁・鳩山一郎元首相その人である。

 日本グランドロッジを主宰する第60代グランドマスターの猪俣典弘氏の案内で、建物の地下へ。

「ここが“世界を牛耳る秘密結社”の中枢です」

 猪俣氏が冗談めかしながら重厚な木製ドアを開けると、今度は青と白を基調とした広大な空間が現れた。

 中央に置かれた祭壇を3本のポールが囲み、正面の壁には「至高の存在」を表すという〈G〉の文字が高く掲げられる。片隅には地球儀と天球儀を頂点に抱く2本の柱がそびえ、頭上には青い丸天井が広がる。

 この部屋こそ、フリーメイソンが「謎の儀式」を執り行う「ブルーロッジ」だ。

「このホールはフリーメイソンの世界観を表現しています。会員はすべての社会的な肩書を外し、ひとりの人間としてここに入ります」(猪俣氏)

 フリーメイソンとは何か。その起源に定説はない。古代ユダヤ民族統合の象徴である「ソロモン神殿」を建設した職人集団とする説もある。中でも有力なのは、城塞や教会などの建築技術を口伝した中世ヨーロッパの石工組合が起源とするものだ。

 1717年6月にロンドンで4つのロッジが、個々のロッジを束ねるグランドロッジを結成して“近代フリーメイソン”が誕生し、現在、全世界の会員数は約600万人とされる。日本の会員数はピーク時の3分の1ほどで現在約1600人(うち日本人は約200人)だという。お互いを「ブラザー」と呼び合うメンバーの結束は非常に強い。

 一方、その実態は外から見えにくく、古くから、「世界を牛耳る秘密結社」「世界史の真の支配者」などと囁かれてきた。たとえば、先の大戦時にナチスが喧伝した「フリーメイソンが世界征服を企てている」という陰謀説。日本でも、かつてオウム真理教がその陰謀史観を真似し、「闇の世界政府」の中心にフリーメイソンがいると嘯いた。

「フリーメイソンの基本理念は、『善人をさらに善人にする』です。人種、宗教、社会的地位などを問わないゆえ、危険思想とみなされたこともありますが、メイソンの教えを実践して自己研鑽を重ねれば、より良く生きることができる。フリーメイソンとは、生き方(way of life)そのものです」

※SAPIO2016年10月号

586名無しさん:2016/09/05(月) 23:17:09
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160902-00010000-jindepth-int
「日本会議」を悪魔化する欧米メディア その1「ファシズムへの回帰」?
Japan In-depth 9月2日(金)11時0分配信

「日本ではいまカルト集団が秘密裡に安倍晋三首相とも結託し、男女平等を失くし、外国人を除去し、日本を戦前の帝国主義へと引き戻そうとしている」――
こんなとてつもない「報道」が最近の米欧ニュースメディアの一部に流れ始めた。カルトとはふつう、「狂信的宗教集団」という意味である。そんな集団がいま現在の日本で安倍首相とも連携して、戦前の「危険な軍国主義、帝国主義への復活」を進めている、というのだ。

この報道でのカルトとは日本の民間政治団体の「日本会議」のことである。そしてその団体を危険な秘密結社扱いする冒頭の記述はアメリカのネット新聞「デーリー・ビースト」に7月中旬に掲載された記事からの紹介である。同記事は「宗教カルトが日本を秘密裡に支配する」というタイトルだった。 

この「デーリー・ビースト」というネット新聞は大手のニューズウィーク誌とも連携して政治・文化のニュースや評論を伝え、年間2100万のアクセス数を誇っている。

この記事の筆者は日本を主要拠点とするアメリカ人のフリージャーナリスト、ジェイク・エーデルスタイン氏だった。同氏は英字読売の記者だったこともあり、日本の組織暴力についての著書もある。

この途方もない報道は最近の「日本会議」叩きの一環である。日本会議(田久保忠衛会長)とは民間の政治団体で、確かに保守派ではあるが、現実にはその活動にいまの民主主義の枠を壊そうとする形跡はまったくない。その主張は普通の日本人なら言わずもがなでわかっている常識の範囲内のことだといえよう。

日本会議は目指す運動目標として、以下のような項目を掲げる。

「美しい伝統の国柄を明日の日本へ」

「新しい時代にふさわしい新憲法の制定」

「国の名誉と国民の命を守る政治」

「日本の感性をはぐくむ教育の創造」

「国の安全を高め世界へ平和貢献」

「共生共栄の心で結ぶ世界との友好」



以上のような運動目標からは軍国主義や帝国主義の片鱗もうかがわれないのだ。

だがそれでもアメリカの一部メディアでは「日本会議・安倍晋三悪者論」が目立つ。極端な一例はアメリカの政治雑誌「ナショナル・レビュー」最新号掲載の「日本のファシズムへの回帰」と題する記事だった。

筆者は日本関連分野ではほぼ無名のジョシュ・ゲルトナーという人物だが、内容は安倍首相の率いる自民党が参院選で大勝し、日本会議の支持を得て憲法改正へと進むのは、日本がファシズムの国になることだと断じていた。

この記事も日本会議は明治憲法と、戦前同様の天皇制を復活させ、個人の自由の抑圧を狙うとした上で、安倍氏が主導する自民党の新憲法草案も全く同じ趣旨だと書いていた。だから日本は国際孤立の危険な道を暴走していくとも警告するのだった。


(その2に続く。全2回。この記事は雑誌「月刊テーミス」2016年9月号からの転載です。)

古森義久(ジャーナリスト・国際教養大学 客員教授)

587とはずがたり:2016/09/27(火) 20:07:42
在特会に賠償命令=在日女性に差別発言―大阪地裁
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-160927X338.html
15:41時事通信

 インターネット上の民族差別発言で精神的苦痛を受けたとして、在日朝鮮人のフリーライター李信恵さん(45)が、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と元会長の桜井誠氏に計550万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、大阪地裁であった。増森珠美裁判長は人格権の侵害を認め、在特会側に計77万円の支払いを命じた。

 判決によると、桜井氏は2013年、ネットの動画サービスや街宣活動で「朝鮮人のババア」などと発言した。

 増森裁判長は、発言について「執拗(しつよう)に繰り返して李さんを攻撃し、社会通念上許される限度を超える侮辱行為」と指摘。李さんが虚偽の記事を執筆しているとの印象を与え、名誉毀損(きそん)に当たると判断した。

 その上で「ネット上などで名指しし悪質。在日朝鮮人に対する差別を助長、増幅させる意図が明らかだ」と述べた。

 判決後の記者会見で、李さんは「民族差別と認められたことは本当にうれしい。小さな勝利かもしれないが、積み重ねていきたい」と話した。

 在特会側は「在特会に対する社会的偏見に基づく一方的な判決で不当。控訴を検討中」とのコメントを出した。

588とはずがたり:2016/10/16(日) 18:22:47
結局右翼って自分は死ななくてもいい立場に立ちながら国民にお国の為に死ねって云ふ連中と,自分が死ねと云われるとは思ってない想像力の欠如したバカからなってて,度しがたいなぁ。。
想像力の欠如した連中は稲田や曽野に美味い飯喰わせて自分は泥水啜りながら餓えててくれぃ。

稲田朋美議員語る「男子も女子も自衛隊に体験入隊すべき」
http://jisin.jp/serial/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/POL/22048
投稿日: 2015年11月01日 06:00 JST

稲田朋美衆議院議員(56)は安倍総理の“側近”といわれ、“女性初の総理”候補と目されている。来年の参院選に向け党政調会長の続投が決まった彼女が、本誌記者の直撃インタビューを快諾してくれた。稲田議員が語る安保法制とは。

??9月に可決した安保法制について。安倍総理は「国民の理解が得られていない」と認めているが。

「まだ《戦争法案》とか、《徴兵制になるかもしれない》などという不安を持っている方たちには、しっかり説明を尽くすべきだと思います。どんな国でも自分の国を守るって必要。必要最小限の自衛権を行使できるようにしておくのは重要なことだと思います」

??自民党の憲法改正草案では、自衛隊を「国防軍」と表記していますが?

「うん、私は自衛軍であろうが国防軍であろうが、名称にはこだわりません」

??核保有に関しては、過去に《日本独自の核保有を、単なる議論や精神論ではなく国家戦略として検討すべき》(『正論』’11年3月号より)と発言していますが?

「っていうか、議論もしないというのは絶対おかしいと思います。ただ、いま核を持つということをわが国で考えるというのは、かなり非現実的だと思いますが……」

さらに自衛隊に関して言えば、次のような発言も過去に見られる。《教育体験のような形で、若者全員に一度は自衛隊に触れてもらう制度はどうですか……『草食系』といわれる今の男子たちも背筋がビシッとするかもしれませんね》(前出『正論』同号)

「……もう、かつてはすごく勇ましいよね(笑)。徴兵制というのは、まったく憲法に違反していると思いますし、徴兵制で集めて国を守るというのもナンセンスだと思う。でも、たとえば自衛隊に一時期、体験入学するとか、農業とか、そういう体験をすることはすごく重要だと思います」

??それは男子だけですか?

「(稲田議員はキッパリと)男子も女子もですね。『やれ』と言っているのではなくて、そういう教育制度として、たとえば農村体験であったり、ボランティアだったり(と同様に)するのは重要だと思います」

??徴兵制とは言わないまでも志願者を募る方法もありますが、若年層の貧富の格差が指摘される昨今、高い日当で募集されたりはしませんか?

「そういうことは考えないね、ぜんぜん。いま自衛隊の倍率は7倍ですよ。いろんな動機で入る人がいるでしょうが、基本的に災害から国民を守るとか平和活動をしたいと思う若者が多いと思います」

??安保法制で自衛隊の志願者は減っていくのでは?

「本当に7倍ですよ。息子の友人も、海上自衛隊の幹部候補生(の試験)を受けて、入りました。一線で国を守りたいという若者もいますから」

??最後に、“女性初の総理”候補として、今後のビジョンは?

「総理はなりたいと思ってなれるものでもないし、努力だけでなれるものでもない。日々の精進も必要だし、タイミング、運、人の輪も必要だと思う。私はいまの日々の仕事を一生懸命することに尽きるかなと思います」

589名無しさん:2016/10/16(日) 19:32:52
http://www.sankei.com/west/print/161012/wst1610120042-c.html
2016.10.12 10:46
稲田防衛相「在特会に近い」報道、二審も敗訴

 稲田朋美防衛相が、週刊誌「サンデー毎日」(毎日新聞社発行)で「在日特権を許さない市民の会」(在特会)を支持しているような印象を与える記事を掲載され、名誉を傷つけられたとして、同社に550万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決が12日、大阪高裁であり、田中敦裁判長は請求を退けた1審大阪地裁判決を支持、稲田氏側の控訴を棄却した。

 判決によると、同誌は平成26年10月5日号に「安倍とシンパ議員が紡ぐ極右在特会との蜜月」と題する記事を掲載。稲田氏の資金管理団体が在特会に近い人物らから計21万2千円の寄付を受けたと指摘した。

 判決理由で田中裁判長は見出しの「蜜月」という表現について「寄付を受けたという事実を基礎とする意見、論評に当たり、稲田氏への人身攻撃を意図したものとは認められない」と述べた。

 毎日新聞社は「当社の主張が認められた妥当な判決だと考える」とのコメントを出した。

c2016 The Sankei Shimbun & SANKEI DIGITAL All rights reserved.

590名無しさん:2016/10/16(日) 19:36:17
http://news.livedoor.com/article/detail/12144773/
中韓反発の靖国参拝 稲田朋美防衛相は「心の問題」「適切に行動」
2016年10月14日 11時38分 産経新聞

 稲田朋美防衛相は14日の記者会見で、中国、韓国両政府が閣僚による靖国参拝に反対していることについて「いかなる国であっても、いかなる歴史観を持とうとも、自分の国のために命をささげた方々に追悼の意を表することは国民の心の問題だ」と語った。

 ただ、自身の参拝については改めて明言を避けた。

 17日から始まる靖国神社・秋の例大祭での自身の参拝に関しても問われ、「参拝するかしないかは心の問題で、行くか行かないということは言うべきではない。安倍晋三内閣の一員として適切に判断して行動していきたい」と述べるにとどめた。

591とはずがたり:2016/11/03(木) 19:04:53
2014年の記事だけど”鉄板高視聴率アニメ『サザエさん』の視聴率低下”http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1265646497/322はその後どうなったのかな?

3100 名前:チバQ[] 投稿日:2016/11/03(木) 17:32:06
第二十四条
婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。[1]
配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161103-00000003-mai-soci
<日本会議>「理想はサザエさん一家」啓発 24条改正巡り
毎日新聞 11/3(木) 2:30配信

<日本会議>「理想はサザエさん一家」啓発 24条改正巡り
憲法改正を訴える日本会議や関連団体の頒布物=東京都千代田区で2016年11月2日撮影
 改憲運動を展開している保守団体「日本会議」(田久保忠衛会長)は、憲法24条を改正すべきだとの主張を強めている。背景には伝統的な家族を理想とする心情がにじむ。家族のあり方は憲法で定めるべきか--。

 「サザエさんが今も高い国民的人気を誇るのはなぜでしょう」。日本会議の関連団体が制作した啓発DVDの一場面。ナレーターは24条により家族の解体が進んだ結果、さまざまな社会問題が起きているとして、3世代同居のサザエさん一家を理想と持ち上げた。

592とはずがたり:2016/11/03(木) 19:29:50
>放送開始から今年で48年目となる長寿番組「サザエさん」。ところが、その人気ぶりに異変が起きている。フジテレビの看板番組として、最盛期には40%近くあった視聴率が、今年5月、7月と2度も1桁台を記録してしまった。

>サザエが娘であることによって、『サザエさん』は、「家制度に抑圧される嫁」という現実の日本の家族がはらんできた問題と無関係な存在になったのだ。

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1265646497/525-527

人気が低落してるばかりか日本会議の論理も破綻してる様だ。同居する場合圧倒的に嫁取りであって婿取りでは無いしどうせ日本会議は嫁取りを理想としてるんだろうし。

593名無しさん:2016/11/20(日) 14:41:04
http://www.asahi.com/articles/DA3S12650503.html
(日本会議をたどって:2)民族派で自治会を握る=訂正・おわびあり
2016年11月9日16時30分

 2人が長崎大学で出会わなかったら――。1965年入学の椛島有三(かばしまゆうぞう)(71)と、翌年入学の安東巌(あんどういわお)だ。安東の年齢は明らかでない。

 2人は新宗教「生長の家」を信仰していた。生長の家は当時、反共愛国をうたい、「生長の家学生会全国総連合」(生学連、66年結成)もまた、民族派学生団体として存在感を示していた。

 安東は69年、生学連新聞に「学園正常化への闘い」という回想文を寄せている。

 〈「てめえら、どういう考えでこんなビラ配るんだ!!」バシッと言う平手打ちと共に椛島さんの身体が横倒しになった。今朝まで徹夜して作った2千枚のビラがバラバラとなり踏みにじられる。昭和41年7月3日、長崎大学正門前での事である〉

 〈この日のことを僕は永久に忘れない。なぜなら、この事件こそが、僕等をして学生運動正常化に走らしめた直接の原因だからである。それは、学館問題で騒然としていた大学を憂え、椛島さんと僕の2人で学園正常化有志会を結成。「デモ反対・全学連反対」のビラを配ろうとした矢先のリンチであった。(中略)僕が全学連打倒を決意したのはまさにこの時である〉

 ここに書かれた「昭和41年」は1966年。ビートルズ来日公演が社会現象になる一方で、70年安保に向けた左右の闘争準備が進み、各地で小競り合いが頻発していた。長崎大もその一つだった。

 その模様を記した安東は、長い闘病の末、20代後半で大学生になった。民族派学生運動のカリスマとされ、その後、教団幹部に進んだ。

 一方の椛島は70年、生学連出身の仲間らとOB組織「日本青年協議会」を結成。97年の「日本会議」設立以来、事務方トップに立ち続ける。

 長崎大生だった2人は、リンチを受けた怒りをバネに、学生自治会の選挙に取り組んだ。10月の選挙では、仲間を委員長に擁立して364票を獲得し、293票の対立候補を破った。国立大初とされる民族派の自治会が誕生した。

 2人はこの勝利に満足しなかった。「原理研究会」(世界平和統一家庭連合=旧統一教会=の学生組織)などと協力して「長崎大学学生協議会」(長大学協)を結成。サークル横断の「学協方式」という戦術を編み出した。

 ビラ、新聞、講演会、学習会を駆使する学内マスコミの確立……。組織的な戦術は「ひな型」として、生学連ネットワークで全国に広がった。各地の大学で自治会掌握をめざす行動が相次いだ。

 現首相補佐官の衛藤晟一(69)、元自民党衆院議員の井脇ノブ子(70)、憲法学者の百地章(70)、安倍首相のブレーンとされる伊藤哲夫(69)たちだ。教育学者の高橋史朗(65)も後に続いた。

 そんな椛島と安東に、早くから注目する早大生がいた。後に新右翼「一水会」代表になる鈴木邦男(73)だ。当時、生学連書記長として、長崎大を何度も訪れた。「自治会選に勝つなんて思ってもみない。そこで勝った。戦略、行動力ともすごい人たちだった」と振りかえる。=敬称略

 (藤生明)

 <訂正して、おわびします>

 ▼9日付総合2面「日本会議をたどって(2)」で、「安藤の年齢は明らかでない」とあるのは「安東の年齢は明らかでない」の誤りでした。確認が不十分でした。

594名無しさん:2016/11/26(土) 11:49:35
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161123-00020652-president-pol
『日本会議の研究』菅野完著
プレジデント 11/23(水) 11:15配信

 今年に入って、国内外のメディアが“現政権に強い影響力を持つ極右団体”として、国民運動団体「日本会議」を立て続けに特集した。安倍晋三首相を筆頭に多数の国会議員や団体がここに所属している。

 この団体を追った書籍で最も注目されたのが本書だ。

 「多様な人たちが日本会議で一緒に運動を続けられるのは、政策目標や綱領によるものではなく、単に“左翼が嫌い”の一点だけです。日本のオジサンやオバサンは権利や自由を主張する左翼が嫌いじゃないですか。新しいことも、よそ者も嫌い。それって、まさに“日本”でしょう?  よく考えられたネーミングです」

 著者の前職はBPOサービス企業の企画営業。受託業務の品質管理で磨かれた鋭い目配りが取材にも活きている。

 初版8000部が発売後わずか3週間で5刷、計12万6000部。発売当日に、当の日本会議から版元に出版停止の申し入れがあった。また参院選前には、宗教団体「生長の家」が「与党とその候補者を支持しない」との声明で、本書を梃子に日本会議が現政権に時代錯誤的な影響を与えている、と批判した。

 「日本会議は戦前・戦後の労働運動と創価学会の宗教運動の両方から人々を組織化する運動を学び、それを地方で地道に展開してきたのです」

 これは、安倍政権の支持基盤に対する新たな論点だ。

 シンジケートは各方面に要人を散らしてコネクションを広げ、互いを担保し保証しつつ、その影響力を拡張する。本書はまさしくその一端を担う組織の深奥を抉り出した。

 ただ、複数の組織や人脈が入り組む日本会議だけ凝視しても、見える事柄は限られる。反目関係も含め、全体の相関や構図はいまだ不明だ。

藤野光太郎=文 永井 浩=撮影

595とはずがたり:2017/01/07(土) 09:57:18

販売禁止認める仮処分=扶桑社「日本会議の研究」―東京地裁
時事通信社 2017年1月6日 20時29分 (2017年1月6日 23時57分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170106/Jiji_20170106X441.html

 扶桑社が昨年5月に発売した新書「日本会議の研究」(菅野完氏著)で虚偽の記述をされ、名誉を毀損(きそん)されたとして、宗教団体の元幹部が同社に販売禁止などを求めた仮処分申請で、東京地裁(関述之裁判長)は6日、記述の一部を削除しない限り販売を禁止する決定をした。
 同書は、保守系団体「日本会議」の沿革や活動をまとめた内容で、元幹部について「(同団体を)支配する人物」などと記載している。
 関裁判長は、元幹部の宗教団体での活動に関する一部記述について「著者は元幹部に取材自体を行っていないと自認しており、第三者に取材したという資料も提出されていない」と指摘。真実ではない可能性が高く、元幹部が受ける損害を避けるために販売差し止めが必要だと判断した。
 扶桑社の話 一部削除を求められたことは誠に遺憾。今後の対応は決定内容を精査し決める。

596とはずがたり:2017/01/07(土) 20:55:34
百田尚樹が千葉大医学部生レイプ事件で「犯人は在日」の無根拠ヘイトスピーチ! しかもその言い訳がヒドすぎる
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E7%99%BE%E7%94%B0%E5%B0%9A%E6%A8%B9%E3%81%8C%E5%8D%83%E8%91%89%E5%A4%A7%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E9%83%A8%E7%94%9F%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%97%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E3%81%A7%E3%80%8C%E7%8A%AF%E4%BA%BA%E3%81%AF%E5%9C%A8%E6%97%A5%E3%80%8D%E3%81%AE%E7%84%A1%E6%A0%B9%E6%8B%A0%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%81%EF%BC%81-%E3%81%97%E3%81%8B%E3%82%82%E3%81%9D%E3%81%AE%E8%A8%80%E3%81%84%E8%A8%B3%E3%81%8C%E3%83%92%E3%83%89%E3%81%99%E3%81%8E%E3%82%8B/ar-AAkOJYp#page=2
LITERA
株式会社サイゾー
2016/11/27

 百田尚樹がまたやらかした。千葉大医学部の学生が飲み会に参加していた女性を集団で暴行したとして、集団強姦致傷容疑で逮捕された事件で、氏名が公表されなかったことについて、「犯人の学生たちは大物政治家の息子か、警察幹部の息子か、などと言われているが、私は在日外国人たちではないかという気がする」とツイートしたのだ。

 当然ながら、これには「ヘイトスピーチだ」「人種差別だ」といった批判が殺到した。一般ユーザーだけではない。津田大介氏もツイッターで「この人この種の発言懲りずに何度も繰り返してるし、単にツイッターの利用規約違反なので、ツイッター社はしかるべき警告を発した上でそれでもやめないようなら、この人のアカウントを停止すればいいんじゃないかな」と厳しく批判した。

 ところが、こうしたときになんの反省の色もみせないのが百田センセイである。なんと、「私は犯人が公表されない理由の一つを推論したにすぎない。しかも民族も特定していない。こんな言論さえヘイトスピーチなのか」と反論したのだ。

 このおっさんは本気でこんな子どもみたいな言い訳が通用すると思っているのだろうか。どう考えても、百田が言ったことは、容疑者の氏名が公表されなかった原因の推論でもなんでもない。

 これまでの犯罪報道を見れば明らかなように、在日外国人が犯罪を犯した場合も実名は発表されるし、報道もされている。にもかかわらず、わざわざ「在日外国人たち」などといったのは、ようするに、レイプ犯罪イコール在日というイメージをふりまきたかっただけなのだ。

 あらためて言うまでもないが、ヘイトスピーチとは、ただの批判や悪口のことではない。人種、民族、国籍、性などの属性を有するマイノリティの集団もしくは個人に対し、その属性を理由とする差別的表現のことだ。そういう意味では、百田の発言は立派なヘイトスピーチである。いや、それどころか、百田の発言はなんの根拠もないまま在日外国人を犯罪者と決めつけるものであり、関東大震災の時に、朝鮮人が井戸に毒を入れたというデマを広め、朝鮮人の大量虐殺を扇動した行為とほとんど同じと言ってもいい。

 さらに、百田尚樹はこのツイートのあとも懲りずに、悪質なデマをふりまいている。

597とはずがたり:2017/01/07(土) 20:55:53
>>596-597
〈沖縄高江のヘリパッド基地反対運動のデモ隊のメンバーの多くが、今、朴大統領辞任デモのために韓国に渡っていて、現在、高江のデモ隊はがらがらだという。 朴大統領を引きずり降ろそうとしている運動の背後にいるのは、北朝鮮と中国。つまりは、そういうこと。〉

 まったく、そのグロテスクな差別思想とおつむが煮えてるとしか思えない陰謀論には辟易するしかないが、しかし、恐ろしいのはこうしたヘイトデマがネトウヨや安倍政権支持者の間で、ほとんど真実として流通していることだ。彼らはこれまでも、相模原の障がい者大量殺人事件はじめ、重大犯罪が起きるたびに、ネトウヨたちは「容疑者は在日」というデマを信じ込んで拡散してきた。

 そして、この拡散に大きな役割を果たしてきたのが百田をはじめとする極右論客たちだ。たとえば、竹田恒泰は今年5月に小金井市のアイドル刺傷事件が起きた際、〈小金井ライブハウス殺人未遂事件で逮捕された人物は「自称・岩埼友宏容疑者」と報道されている。自称ということは本名でないということ。なぜ本名で報道しない?ここが日本のメディアのおかしいところ。臆する必要はない。本名で報道すべき。これは私の憶測だが、容疑者は日本国籍ではないと思われる。〉などとデマをツイートした。

 あるいは昨年のイスラム国日本人人質殺害事件では、田母神俊雄が後藤健二さんについて、〈イスラム国に拉致されている後藤健二さんと、その母親の石堂順子さんは姓が違いますが、どうなっているのでしょうか。ネットでは在日の方で通名を使っているからだという情報が流れていますが、真偽のほどは分かりません。〉とまったくのデタラメを拡散した。

 しかも、こうした人種差別発言、ヘイトは、一時、強い批判を浴びたり、ヘイトスピーチ規制法成立などで下火になるかと思われたが、ここにきて、完全に復活モードにある。

 つい最近も日本維新の会のネトウヨ、足立康史政調副会長がツイッターに〈国籍のことを言うのはポリコレに反するので本当は控えたいのですが、ストレスたまると午後の地元活動に影響するので書いてしまいます。普通、帰化した政治家は国への忠誠をオーバーなほど表現するものですが、民進党議員は反対で、蓮舫代表の言動は中国の、憲法審の白眞勲委員は朝鮮の代弁者のようです〉などという、帰化した人たちへの露骨な人種差別ツイートをしたが、おそらく、この傾向はドナルド・トランプの米大統領選に当選したことと無関係ではないだろう。

 トランプが支持を得たことで、人種差別が市民権を得たばかりか、ヘイトスピーチをがなることが大衆へのアピールにつながるなどと考えている頭の悪い連中が増えているのだ。

 おそらく、この先、日本でも国会議員や政府の閣僚が平気で人種差別発言をふりまき、その責任をまったく追及されないような状況が起きるのではないか。そして、一方では、こんな下劣な陰謀論と差別デマを平気でふりまく百田のような人間が政権と一体になって、憲法改正の国民運動を展開していく。

 この国はこれからますますグロテスクになっていく。

(編集部)

598名無しさん:2017/01/15(日) 08:56:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170106-00000080-asahi-soci
「日本会議の研究」販売差し止め 地裁が扶桑社に命令
朝日新聞デジタル 1/6(金) 20:02配信

 憲法改正運動を進める「日本会議」の成り立ちなどを書いた書籍「日本会議の研究」(扶桑社)の記述で名誉を傷つけられたとして、宗教団体「生長の家」元幹部の男性が販売差し止めなどを求めた仮処分の申し立てで、東京地裁(関述之〈のぶゆき〉裁判長)は6日、同社に販売差し止めなどを命じる決定を出した。男性の代理人弁護士が明らかにした。

 同書は菅野完(すがのたもつ)氏が取材・執筆し、昨年5月に出版。男性側は、男性が学生運動をしていた当時の活動などについて書かれた6カ所について、真実ではなく、男性の社会的評価を低下させた、と申し立てた。

 決定は、このうち1カ所について、「裏付ける客観的な資料が存在しない。著者は男性に取材をしておらず、真実でない可能性が高い」と判断。この部分を削除しない限り販売しないよう扶桑社に命じた。

 同社は「当社の主張がほぼ認められたが、一部削除を求められたことは誠に遺憾」とする談話を出した。

朝日新聞社

599名無しさん:2017/01/22(日) 23:43:14
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170121-00010001-jindepth-int
EUを生んだカトリック左派 しぶといヨーロッパの左翼 その2
Japan In-depth 1/21(土) 23:00配信

EU(欧州連合)の初代委員長で、共通通貨ユーロの導入はじめ現在の「統合されたヨーロッパ」の実現に大きな功績を残したジャック・ドロールは、1925年パリ生まれ。
14歳の時に第二次世界大戦が勃発し、パリもナチス・ドイツ軍に占領された。年上の友人の多くは、対独レジスタンスに参加して命を落としたという。

実は農民だった彼の父親も、第一次世界大戦に動員され、ドイツ帝国軍の砲撃で瀕死の重傷を負わされた。その戦傷が直接の原因だったのかどうかまでは明確な記録や証言がないが、戦後すぐ離農して、パリの労働者街に移住している。このため、終生ドイツ人を憎んでいたそうだ。

ジャック・ドロール(以下ドロール)自身も、思春期に上記のような体験をしていることを思えば、大のドイツ嫌いになっても不思議ではなかった。しかし、そうはならなかった。

シャルル・ドゴール将軍率いるフランス亡命政府は、戦争に勝った後も、復讐からはなにも生まれないとし、ソ連の脅威に対抗する意味もあったとは言え、「ドイツとの歴史的和解に基づくヨーロッパの平和的連帯」を模索するようになったからで、ドロールはこの思想に共鳴したのである。

その一方、熱心なカトリック信者であった両親の影響で、13歳の時にCFTC(フランス・キリスト教労働者同盟)に加入している。

いわゆるカトリック左派の全国組織だ。カトリック左派と言われても、一般の日本人にはいささかイメージしにくいであろうが、キリスト教の教義に照らせば、貧富の差は悪に他ならないので、これを正してゆくべきである、とする思想は、結構古くからあるらしい。

中南米のカトリック教会の中からは「解放の神学」と呼ばれる思想が台頭し、ニカラグアでは左翼政権誕生に寄与するなど、国際的な注目を集めた。フランスのカトリック左派もまた、労働者や零細農民を貧困から解放するためには、教会を中心とした慈善活動だけでは限界があるとして、政治活動に力を入れ、この結果「第二の左翼」の別名を授けられるまでになっていた。

ドロール自身、自分の政治的な立ち位置が左翼であると自認しながらも、「マルクス主義に心惹かれたことは一度もない。フランスの左翼でこういうことを公言するのは、私くらいなものだろう」

と語っている。そんなドロールだったが、社会党(第一の左翼?)の方では彼を放っておかなかった。

1974年の大統領選挙で、左翼統一候補となったものの、中道右派のジスカールデスタンに敗れたミッテラン社会党主は、CFTCの中心的存在となっていたドロールを、社会党ナンバー2として迎え入れたのである。

ドロール自身、いつかフランスの首相になりたい、という野心を抱くようになっており、ミッテランの勝利を見越して、勝ち馬に乗る決心をしたものと衆目が一致している。ドゴール派にも近い左翼という特異な人脈を持っていたのも、これで説明が付く。

1970年代後半から、ヨーロッパで左翼勢力が大きく伸び、相次いで政権を奪取した背景については次回に述べるが、ミッテランも1981年の大統領選挙に勝利し、左翼連合政権を誕生させた(その後、共産党は離脱)。しかしながら、ドロールは首相の座にはつけなかった。彼は生粋の左翼とは見なされず、したがって左翼政権支持者の間で人気がなかったので、ミッテランとしても指名を躊躇せざるを得なかったのだ。そこでドロールは、「首相が無理ならEC(当時)の委員長に」という交換条件を持ちかけ、ミッテランも受け容れた。

その後フランスは、1986年の議会選挙で社会党が大敗したのをきっかけに、保革共同(保守派のシラク首相が就任)を経て保守政権へと変遷するのだが、ECの機能を強化してEUへと発展させる上で、ミッテランとドロールが果たした役割は非常に大きい。

とりわけ1989年に冷戦が終結すると、フランス社会党は、党是をそれまでの社会主義国家建設からヨーロッパ統合へと大きく舵を切ることになるのだが、この原動力となったのも、ドロールを筆頭に「第二の左翼」から社会党政権に合流してきた面々であった。

EUについては、その拙速な拡大主義とともに、社会主義的政策の数々も、しばしば批判の対象と成ってきたのだが、その当否はひとまず置いて、成り立ちと思想的背景から見たならば、さほど奇異なことではないとご理解いただけるであろう。

林信吾(作家・ジャーナリスト)

600とはずがたり:2017/01/25(水) 20:22:11
変わりゆく「右翼」 “愛国”の現場から
http://news.yahoo.co.jp/feature/422
2016/11/9(水) 10:41 配信

日本の右傾化が言われて久しい。ただ、「街宣車」「戦闘服」といった“右翼スタイル”をあまり見かけなくなったな、と感じる人も多いのではないか。実は、右翼団体のメンバーは高齢化が進み、若い世代はほとんど活動に参加していないのだという。ネット上では右翼的で過激な言論が飛び交い、街頭でも極端な「ヘイトスピーチ」が目立つ時代。そんな現在を右翼団体はどんな思いで見詰めているのだろうか。古くから「愛国」を掲げてきた右翼は、いま―。(Yahoo!ニュース編集部)

六本木で「中国との国交断絶せよ!」
9月29日の木曜日。もうすぐ10月だというのに、東京の気温はこの日、27度を超えた。時折、雨もぱらつく。暑苦しさも感じる中、六本木の街路に100人近くのデモ隊が現れた。「日中国交を断絶せよ!」「中国共産主義を打倒せよ!」。そんなシュプレヒコールを響かせながら、六本木ヒルズの前を進む。先頭には横断幕を掲げた「街宣車」があった。
この日は、右翼団体の間で「反中共デー」と呼ばれる日だった。日本と中国の国交正常化は1972年の9月29日。共産党が実権を握る中国との国交を許さない、との理由で、右翼団体は毎年この日に中国との国交断絶を訴え、デモなどを続けてきた。

冷めた視線に「自分のことしか考えてない」
六本木では、シュプレヒコールに耳を傾ける人はほとんどいない。手で耳を塞ぎながら足早に通り過ぎる人もいた。ショッピングに来たという若い女性は「人に迷惑をかけるのは、恥ずかしい。日中国交? どうでもいいです」と立ち去った。

大日本愛国党(愛国党)の総本部長、舟川孝さん(55)は、そんな様子を意に介していないようだった。
「みんな問題意識が低いんだよ。そういう人は自分のことしか考えてないの。仕事とかね。問題意識が低いから、けげんそうな顔をするんだと思いますよ」。舟川さんの周囲には「守れ尖閣諸島!」と書かれたのぼりを持った人が、何人も歩いている。「今これだけ日中間の問題がクローズアップされている。そんな中で、このスローガンを見れば何か思うはず。この活動は世論の喚起をしているわけですからね」

「国土をどう守るのか。それが趣旨」
デモの解散後、いくつかの右翼団体は近くの中国大使館に向かった。大使館前で宣伝活動するためだ。ところが、はるか手前で道路は警官隊によって封鎖され、街宣車は大使館に近づくことができない。すぐ、双方のにらみ合いが始まった。「ふざけるな、警視庁! 日本を守らず中国を守るのか! ここを通せ!」。メンバーの大声が響く。

経済規模が格段に大きくなった中国には今、日本や米国などから膨大なカネ、ヒト、モノが流れ込む。その逆の流れもある。「共産主義の脅威」など、もう無いのではないか。愛国党の榎本隆生さん(45)にそこを聞くと、こんな答えが返ってきた。
「共産主義だから、っていうわけじゃなくて、『守れ尖閣諸島』とここに書いてあるように、日本の国土を守るためにどうしたらいいの、って。共産主義国家による侵略を阻止しよう、というのが趣旨。国土があって、そこに人が住んで、産業が生まれて、文化が生まれて、国になっていく。国土を守るために何をすればいいのか、ってことです」

「テロは抑止力」の発想
街宣車を用いる活動スタイルは、愛国党の総裁だった赤尾敏氏が始めたとされる。
戦前に国会議員だった赤尾氏は、1951年に党を結成し、「日本はソ連・中共を叩くために、米英と組むべき」と主張。街宣車に日の丸とともに星条旗、ユニオンジャックを掲げた。1990年に91歳で没する前まで、ほぼ毎日、一説には3万回を超す演説を行ったといわれ、特に銀座・数寄屋橋には頻繁に足を運んだ。

愛国党の総本部は、下町の風情を残す東京・田端にある。居酒屋や工具店が並ぶ通り沿いの一角だ。中に入ると、神棚と並んで故・山口二矢氏のデスマスクがあった。
山口氏は1960年、東京・日比谷公会堂で行われていた3党首演説会の会場で、演説中だった日本社会党(現社民党)委員長の浅沼稲次郞氏を刺殺したことで知られる。当時、彼は17歳。自身の行動が党に迷惑をかけるなどと判断し、愛国党を離れた身だった。聴衆として会場に入った右翼団体メンバーが「売国奴、浅沼!」といった激しいヤジを浴びせる中、「愛国少年」は突然、短刀で浅沼氏を突き刺す。多くの報道陣も見守る中でのテロは当時、社会に大きな衝撃を与えた。
この事件に限らず、政財界の要人を相次いで狙った戦前の「血盟団事件」のように、かつての右翼には「要人テロ」を否定しない考えがあった。

601とはずがたり:2017/01/25(水) 20:22:26

今も右翼はテロを容認するのだろうか。
事務所で向かい合った榎本さんは「正当化できるかできないかで言うと、(テロは)正当化できない」と言った後、「ただし」と続けた。
「それがなかったら誰も議員さんを止められなくなるでしょう? 悪政に対する抑止力として、僕らはいなきゃいけない。必要悪。(そういうものが無いと政治家は)言いっぱなし、やりっぱなし。思い付きで政治をやっていると、苦しむ人がいっぱい出てくる」

「僕が(総本部長の)舟川から愛国党に誘われた時、『愛国心なんかないですよ』と話した。そしたら『いや、愛国党は愛国心を持つ人の団体じゃない。全ての人民が自ずと愛せる国に変えていこうという党なんだ』って。ああ、そうなんだ、って……。こんなこと、できることならやりたくないけど、(世の中が)まともじゃないから世直しするわけで」

活動家の減少と高齢化、止まらず
時代は大きく変わり、右翼の活動も荒波に揉まれている。何よりも高齢化が進んだ。
愛国党の榎本さんも「俺は45歳だけど、『貴重な40代』って言われる。20代なんて『幻の20代』。若い人が、政治に興味を失っている」と話す。毎年9月29日の「反中共デー」も参加者の減りが目立つ。今年の約100人は、昨年の半分だったという。
「警察白書」は1981年版まで、右翼の数を12万人と記載していた。それが2015年には「8000人」(警察庁広報室)。正確な数は把握できていないにしても、大幅な減少は疑いない。

「日本の右翼」「評伝・赤尾敏」の著書を持つジャーナリストの猪野健治さんによると、1960?70年代は左翼の力が大きく、その対抗勢力として右翼の活動も活発だった。衰退が決定的になったのは、1990年代初めの冷戦崩壊。ソ連や東欧などの社会主義国が消えて「反共」は敵を失った。その後は全国各地の自治体で騒音を規制する条例ができたり、強化されたりと、法的な規制も厳しくなった。「法律的な締め付けで外堀が埋められて、自由に発言できなくなっている。牙を抜かれた状態。(右翼活動家も)何かやったら、すぐ逮捕される」

日本最大の右翼団体「街宣はしない」
時代が変化する中、日本最大の右翼団体と言われる日本青年社(東京)は、2008年から都内での街宣活動をやめている。それが功を奏したのか、会員の減少や高齢化はない、と言う。
総本部室長の山﨑誠さんは「右翼=街宣車=特攻服というイメージを国民に持たれている。果たして、それでいいのか、と。一般市民から耳を塞がれる運動は、見直さないといけない。その代わり、ホームページに主張を掲載している」と話す。
もっとも、日本青年社はそれ以前から、街宣とは違う活動を続けていた。1978年と96年の2度にわたり、尖閣諸島に灯台を建設し、2005年にはその一つを日本政府に無償提供した。2009年にはロシア側の招きに応じてモスクワを訪問し、元首相らと会談して北方領土問題で意見交換を行ったこともある。
山﨑さんは言う。
「政府がやりたくてもできないものに、我々はレールをひく。道筋をつける。あとは政府同士(の交渉)になる。彼らが動きやすい道筋をつけるのは大事な運動です」

602とはずがたり:2017/01/25(水) 20:22:49
>>600-602
「ヘイト」に対しては「卑怯」「ただの差別」
伝統的な右翼活動は最近、別の環境変化にも遭遇している。
韓国人や中国人などに対し、「日本から出ていけ!」「ゴキブリ」などと差別的な言葉や罵声を投げつけ、街頭を集団で練り歩く人々の群れがそれだ。ネット上での呼び掛けに応じて集まり、若い世代も多く参加する。ヘイトスピーチ規制法の制定などによって、風向きは変わりつつあるものの、そうした活動に対し、伝統的な右翼活動家は辛らつだ。
日本青年社理事長の山本正實さんは「もともと日本の文化に『満座の場面で、大声で、声なき人をののしる』という卑怯な文化はない」と言い切る。
30年前から愛国党の活動に参加する男性の意見はこうだ。「僕らは中国共産党“政府”に対しては文句を言うけど、中国人に文句を言うわけじゃない。ネットの人たちは個人的なこともあげつらって差別的なことを言う。僕らは今度、そっちを是正していかなくてはいけない」

愛国党の榎本さんは、さらに手厳しい。「あなたたち(メディア)が右翼と言うから、彼らは右翼になっちゃう。ネットにあふれているのは、ただの差別的な発言。人種を一括りにして『劣っている』という発言などあり得ない」
そうした団体と愛国党の活動を一緒くたにされた経験が、榎本さんにはある。その日、愛国党が訪れた場所では、直前まで別の団体がヘイトスピーチをしていた。その団体は、在日朝鮮人に対して「あらゆる差別的な言葉」を投げつけていたという。愛国党もその団体と同列に見なされ、「差別主義者」と批判されたのだ、と。
「『天皇陛下を中心に団結せよ』って宣伝カーに書いてあるだけなのに…。僕らは差別しに行ったわけじゃない。朝鮮総連の解体を訴えに行ったんだ。在日朝鮮人すべてが悪いなんて、僕らは言わない」

「日の丸が泣いている」
政治団体「一水会」元最高顧問の鈴木邦男さん(73)も、今の日本の“空気”に危機感を抱いているという。鈴木さんは以前、「対米自立」を訴えるなど、既存の「親米右翼」とは違った活動を展開し、「新右翼」と呼ばれた。

「今は何か違ったことをすると、すぐ『北朝鮮に帰れ』と言われる」
3年前、在日朝鮮人に対してヘイトスピーチを繰り返す団体の動画を見たことがある。先頭に日の丸。鈴木さんには、その旗が「泣いている」ように見えたという。
「日の丸はもともと、対話の精神を表現するもの。日本は古来、大陸から人が自由に入ってきた。漢字もそう。そういう外国の文化や人に助けられて発展してきた。なのに、日の丸を先頭にして差別運動するのはおかしいじゃないか? 今の日本は“ストーカーに狙われている国”だと感じる。『俺はお前が好きなんだ、だからお前も俺を認めてくれ』と」
鈴木さんはこうも続けた。
「作家の三島由紀夫は自決する2年前、『私は「愛国心」という言葉が好きではない』と書いています。『この言葉は官製のにおいがする』と。『どことなく押しつけがましい』と。当時は全然、分からなかった。でも、今やっと分かるよ」

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603とはずがたり:2017/01/29(日) 10:20:36
保守陣営は日本がコミンテルンに踊らされたバカ扱いしてるのか。なんと自虐的な連中だろうか。…と読んでて思ったがこの筆者も同じ意見だった。

アパホテル問題の核心〜保守に蔓延する陰謀史観〜
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/01/post-6822.php
2017年1月27日(金)15時00分
古谷経衡(文筆家)

<アパホテルが南京大虐殺などを否定した本を客室に置いていたことで中国政府からも批判を浴びているが、問題の書籍にみられるような「コミンテルン陰謀史観」はネット右翼などにとってもはや「史実」。こうした歴史観を信奉する日本人の存在が無視されている>

アパ=右、は業界内で常識
 大手ホテルチェーンAPA(以下アパ)が運営する同ホテルの客室に、同ホテル代表の元谷外志雄氏(ペンネーム・藤誠志)による「南京大虐殺の否定」などのオピニオン書籍(『本当の日本の歴史 理論近現代史学2』)が置かれたことが、大きな問題になっている。中国側の「炎上」に対し、当のアパは「本は(客室から)撤回しない」と断固とした主張を自社サイトに掲載した。…

 結論から言って、私企業であるアパが元谷氏の著書を同ホテル室内に置くことは、言論の自由であり問題はない。仮に元谷氏が左翼・リベラル思想の持ち主で、自社の客室に「憲法9条を世界遺産に」とか「大陸への侵略を子々孫々まで懺悔し続けるべし」という内容の書籍を設置したとしてもそれは許容されるべきである。まさに「私はあなたの意見には反対だ。しかし、あなたがそれを主張する権利は死守する」というヴォルテールの名言の適用が適当であろう。

 更に元来アパグループが、2008年より懸賞論文「真の近現代史観」を主催していることや、私塾「勝兵塾」などの運営を通じて、保守界隈、保守言論界隈に「喰い込んで」いることは、少しでも保守界隈の事情に触れたことがあるものなら、誰でも知る「常識」といえることなのである。つまり私がこのニュースに触れた第一印象は「いまさら何を言っているのだ」というものである。「アパ=保守・右、元谷氏=保守界隈のパトロン」的性格は、すわ10年近く前からこの界隈で常識であった。それをいまさら「発見」され、問題視されるのは、やや遅きに失した「発見」のような気もする。

問題の核心=コミンテルン陰謀史観
 ところが私が指摘したいこの「アパホテル問題」の核心というのはこの部分ではない。アパホテルは1月17日に自社グループの公式サイトにて、問題になった件の元谷氏による書籍の一部を引用して、次のように反論を展開している。その一部を引用する。

日本を激怒させ国民党政府軍と戦争をさせる為に、中国保安隊によって日本人婦女子を含む二百二十三人が残虐に虐殺された「通州事件」や、「大山大尉惨殺事件」、更には、国民党政府軍に潜入していたコミンテルンのスパイである南京上海防衛隊司令官の張治中の謀略によって、上海に合法的に駐留していた日本海軍陸戦隊四千二百人に対して、三万人の国民党政府軍が総攻撃を仕掛けた第二次上海事変を起こすなど、中国は日本に対して次々に挑発を繰り返し、それまで自重し冷静な対応を取っていた日本も、中国との全面戦争を余儀なくされたのであり、不当に日本が中国を侵略したわけではない。(中略)そもそも既に南京を攻略した日本軍にとって、南京で虐殺行為をする理由はない。一方、通州事件や大山大尉惨殺事件、第二次上海事件などでの日本人に対する残虐行為には、日本軍を挑発し、国民党政府軍との戦争に引きずり込むというコミンテルンの明確な意図があったのである。
(出典:アパグループ・客室設置の書籍について*一部筆者による要約あり、強調筆者)

 つまり元谷氏は、日中戦争は一連のコミンテルンによる陰謀によるものであり、日本側はむしろ被害者であった、と一貫して主張しているのである。コミンテルンとはソ連時代の「第三インターナショナル(共産党国際団体)」を指すが、この「コミンテルンの明確な意図」、つまり日中戦争の勃発と、そして日米戦争への進展はすべて「コミンテルンの陰謀」である、というニュアンスが元谷氏の著書の中に繰り返し強調されている。それが南京事件を否定する元谷氏の精神世界の根本になっている。

604とはずがたり:2017/01/29(日) 10:21:12

 しかしこの「コミンテルン陰謀史観」というのは、何も元谷氏固有の思想ではない。日中戦争もひいては日米戦争(彼らは大東亜戦争と呼称したがる)は、すべて「コミンテルンによって引き起こされた謀略」であり、当時の日本はその被害者であるという史観は、元谷氏のみならず、この国の保守界隈、そしてその保守界隈の言説を無批判に信奉するネット右翼(保守)界隈には、もはや普遍的に通底する「正史」なのである。

 要するに「アパホテル問題」とは、保守界隈に蔓延する「コミンテルン陰謀史観」の氷山の一角が、たまたまアメリカ人と中国人2名によるユーチューバーによって「発見」されただけで、その氷山の下には元谷氏と全く同じような「コミンテルン陰謀史観」を信じる人々の無数の群れが存在することが無視されていることにこそ、私は問題の根深さを感じるのである。

田母神論文と陰謀史観
 2008年、アパが主催する「真の近現代史観」懸賞論文の第一回「最優秀藤誠志賞」を飾ったものこそ、いわゆる「田母神論文」であり、その筆者・元航空幕僚長田母神俊雄が一躍時の人になった。田母神が書いた「論文」こそ、現在保守界隈に広く流布されている「コミンテルン陰謀史観」の根底を見事にトレースしたものとなっている。「論文」と銘打っておきながら、出典の引用箇所の明示が全くないこの田母神の論文を「論文」と呼んでよいのかは兎も角としても、当時の田母神の「論文」には、今回の元谷氏の「南京否定」の背景にある「コミンテルン陰謀史観」が、まったく同じ調子で登場する。

この日本軍に対し蒋介石国民党は頻繁にテロ行為を繰り返す。邦人に対する大規模な暴行、惨殺事件も繰り返し発生する。(中略)これに対し日本政府は辛抱強く和平を追求するが、その都度蒋介石に裏切られるのである。実は蒋介石はコミンテルンに動かされていた。1936年の第2次国共合作によりコミンテルンの手先である毛沢東共産党のゲリラが国民党内に多数入り込んでいた。コミンテルンの目的は日本軍と国民党を戦わせ、両者を疲弊させ、最終的に毛沢東共産党に中国大陸を支配させることであった。
(出典:田母神論文(アパ公式サイト)、強調筆者)

 更に田母神は、「実はアメリカもコミンテルンに動かされていた」(同)などといって、日米交渉の「最後通牒(-実際にはそれ以前に日本は対米開戦を決意していたのだが)」たるハル・ノートの起草も、コミンテルンのスパイ分子によるものだと断定して、日中戦争から日米戦争までの15年戦争の流れの背景にあるものを一貫して「コミンテルンの陰謀」に求めている。田母神はその根拠として、以下3冊の書籍を「引用部分を示さないまま」に、列挙している。3冊の書籍とは「マオ 誰も知らなかった毛沢東(ユン・チアン)」、「黄文雄の大東亜戦争肯定論(黄文雄)」、「日本よ、"歴史力"を磨け(櫻井よしこ編)」である。

「コミンテルン陰謀史観」を信じた時系列は、元谷氏が先か田母神が先かは、鶏が先か卵が先かの堂々巡りと同じで不毛であるが、いずれにせよ元谷氏と田母神ははるか以前から「コミンテルン陰謀史観」なるものを共通して信奉し、そしていつしかこの「コミンテルン陰謀史観」は広く保守界隈と、それに寄生するネット右翼(保守)界隈にとって「正史」として広く受け入れられていく。

 2016年に田母神は公選法違反で逮捕・起訴され、保守界隈内部での地位は揺らいだが、依然として元谷氏が自書の中で述べているのでわかる通り、「ポスト田母神」以降の保守界隈でも「コミンテルン陰謀史観」は「日本が中国を侵略したわけではない」ことの根拠として平然と用いられ、それが延伸して「日米戦争もコミンテルンの陰謀」と、あの戦争の肯定の根拠として広範に用いられているのである。

 保守系言論人の言説を「オウム返し」する傾向が強いネット右翼(保守)の中にも、この「コミンテルン陰謀史観」は必ずと言ってよいほど頻出する精神世界である。日本はコミンテルンの謀略によって「嵌められた」被害者であり、よって南京事件も日本のイメージを失墜させるためにコミンテルンが計画した謀略だ、というのがその世界観の骨子である。これはつまり冒頭にあげた元谷氏の精神世界と全く同一といってよい。

605とはずがたり:2017/01/29(日) 10:21:36
コミンテルン陰謀史観は正しいのか?秦郁彦氏による分析
 はてさて、この「コミンテルン陰謀史観」とは歴史学的にはどの程度正しいといえるのだろうか。「コミンテルン陰謀史観」を、一刀両断のごとく喝破したのが歴史学者の秦郁彦氏である。秦氏はその著書「陰謀史観」(新潮社)の中で、田母神が2008年にアパの「真の近現代史観」論文の中で開陳した「コミンテルン陰謀史観」を「田母神史観」と命名し、以下のように鋭利にこの「史観」のトンデモ性を指摘している。

くだんの田母神論文は「ソ連情報機関の資料が発掘され......最近ではコミンテルンの仕業という説が極めて有力になってきている」と書いた。根拠としてあげられているのは、『マオ 誰も知らなかった毛沢東』のほかに『黄文雄の大東亜戦争肯定論』と櫻井よし子編『日本よ、「歴史力」を磨け』だが、後の二冊は『マオ』の受け売りだから、同じ周り灯篭を眺めたに過ぎないともいえる。(中略)田母神俊雄は「盧溝橋事件にしても、中国軍が最初に発砲したことは今では明らかになっている」と述べた後、「侵略どころかむしろ日本は戦争に引きずり込まれた被害者である」と断じる。さらに飛躍して「実は蒋介石はコミンテルンに動かされていた...目的は日本軍と国民党を戦わせ、両者を疲弊させ、最終的に毛沢東共産党に中国大陸を支配させることであった」と結論づけた。「シナ事変をはじめたのは中国側で、泥沼にひきづり込んだのはアメリカとイギリスでした」と論じる渡辺昇一史観と同工異曲かもしれない。因果関係を説明するのに、結果から原因へさかのぼる安直な論法だが、コミンテルン陰謀論者の間では珍しくない。蒋介石ばかりかルーズベルトや東条英機でさえも被害者に仕立てられるのだが、さすがに直取引は説得性が弱いと考えてか、側近や部下たちのシンパやスパイに踊らされたという構図にする例が多い。
(出典:秦郁彦著『陰謀史観(新潮社)』P.158、P.170〜171、一部書籍名を補足、強調筆者)

 この他にも秦氏は明確な歴史的根拠を分析して「田母神史観=コミンテルン陰謀史観」なるものをことごとく撃砕している。そして上記引用でも述べたように、田母神の根拠とした3冊の書籍は、ユン・チアンによる『マオ 誰も知らなかった毛沢東』(日本刊行2005年)の受け売り(黄文雄、櫻井よし子)であることを見抜いている。ユン・チアンによる『マオ 誰も知らなかった毛沢東』を黄氏や櫻井氏や或いは田母神がどのように「受け売りしたのか」の詳細な分析は「学問的に無意味」と考えて秦氏は記述していないが、あえて私が書くとすると、まず最初にユン・チアンの、

計画(上海事変)の首謀者が蒋介石ではなく、ほぼ間違いなくスターリンだった、という点である。(中略)スパイは張治中という名の将軍で、(中略)モスクワは国民党軍の高い位置にスパイを送り込もうという確固たる意志を持っていた。
(出典:『マオ 誰も知らなかった毛沢東』戦争拡大の影に共産党スパイ P.341、一部要約あり)

 などがあり、それを黄(2006年)、櫻井(2007年)が追認していった、というのが時系列的に正しい説明であろう。そして2008年の田母神論文(2008年)と結実する。つまりユン・チアン(2005年)→1年後に黄、さらにその1年後に櫻井、そして3年越しに田母神と、この「コミンテルン陰謀史観」は培養されていったのである。

 このような保守界隈で「正史」となっていったゼロ年代後半の「コミンテルン陰謀史観」の総決算が田母神論文であり、今回の「アパホテル問題」は、現在でも根強く残る、何ら歴史的根拠のないこの時期に培養された「コミンテルン陰謀史観」の残滓たる、「氷山の一角」なのである。

素人でもおかしいと分かるコミンテルン陰謀史観
 仮に歴史の素人でも、ソ連のスパイが毛沢東や蒋介石などを通じて日本を意のままに操り、やがてそれが日米戦争にまで進展するという歴史観は、裏返すと「ソ連のスパイに騙されて大戦争をするほど、当時の日本人は馬鹿だった」と言っているのに等しく、これこそ自虐史観の総本山のように思えるのではないか。「コミンテルン陰謀史観」を採用すればするほど、当時の日本や日本人は、ソ連のスパイに騙されて操られるくらい、馬鹿で愚鈍であったと自虐しているに等しいであろう。

606とはずがたり:2017/01/29(日) 10:22:08

 1936年から1938年にかけて、ソ連はスペイン内戦に介入し、多数の共産党員や軍事顧問団をスペイン政府軍側に送った。しかし、ソ連が支援したスペイン政府軍は、反乱軍たるフランコ将軍に勝てなかった。あるいは1941年6月、独ソ不可侵条約を侵犯してドイツ軍がソ連領に殺到した。ソ連軍は散々蹂躙され、すわモスクワ陥落寸前にまで戦局は悪化した。コミンテルンが毛沢東や蒋介石を意のままに動かし、ひいてはルーズベルトまでを操って日本に戦争を仕掛けるように差し向けるほどの実力を持っているのだとしたら、どうしてフランコに勝てないのだろうか。どうしてドイツ軍に対して独ソ戦緒戦で完全敗北を重ねたのだろうか。このように「コミンテルン陰謀史観」とは、単純な教科書知識のみであっても、簡単に撃砕することのできる、歴史学的根拠の全くない、出鱈目・トンデモの類なのである。
>>603-606
 問題は、このような何ら歴史的根拠のない陰謀論が、元谷氏をはじめ保守界隈に地下茎のように行き渡り、それに寄生するネット右翼(保守)をはじめ、多くの保守界隈の人々がいまだにこの「コミンテルン陰謀史観」を信奉しているということだ。今回の「アパホテル問題」は、単にアパホテルの経営者の個人的思想の開陳というお話ではなく、保守界隈に蔓延する「コミンテルン陰謀史観」から出発した「日本被害者史観」の培養、そして南京事件の完全否定や慰安婦の全否定などの、歴史的根拠のない「間違った」歴史観の先端が世界に露呈したという点だ。

「史学」を名乗れぬトンデモ陰謀史観
 本稿冒頭で述べた通り、たとえ間違いとはいえ、自らの信じる歴史観を本にまとめ、それを私企業が客室に置く行為は言論の自由である。しかし、その内容は到底「真の近現代史観」とか「理論近現代史学」などと、苟も「史学」を冠するには到底ふさわしくない俗流にも劣る、根拠なき「陰謀史観」に他ならないのである。糾弾されるべきなのはアパグループとか元谷氏ではなく、このようなトンデモ「陰謀史観」を正史として疑わず、そのまま界隈の常識として運用し続ける保守界隈全般の知的堕落に向かうべきではないだろうか。

 なぜなら、すでに書いたように、仮に元谷氏の著作を客室から撤去したにせよ、この手の陰謀論は次から次へと、また別の場所で沸き起こるからである。誰かがこのような陰謀論の歴史学的根拠の無さを指摘しようにも「反日だ」「左翼だ」の一言で、逆に被糾弾者間の結束が強まるだけだからである。

 すでに述べたように「コミンテルン陰謀史観」は、保守界隈に根深く浸透しており、専業作家ではない元谷氏は、すでに先行していた黄氏や櫻井氏の言葉を転用したに過ぎないと容易に推察できる。そしてその黄や櫻井すら、秦氏が鋭利に指摘したようにその「元ネタ」はユン・チアンの本にすぎない。まさに秦氏の指摘通り「同じ周り灯篭を眺めたに過ぎない」といえるのである。

 秦郁彦氏は、陰謀史観の本質を次のように評している。

(陰謀史観にある)この種の矛盾や疑問を問いただしても、仕掛け人たちはびくともしない。論証をされても「参った」とは言わないし、予言が外れても平気で手直しするだけに終わる。読者も苦にしないどころか、逆に「トリック破り」を白眼視する傾向さえある。だからこそ、陰謀論と陰謀史観はいつの時代でも栄えていくのだろう。
(出典:前掲書、P.248、括弧内筆者)

 第二、第三の「アパホテル問題」は、またすぐに発生するだろう。

古谷経衡(ふるやつねひら)文筆家。1982年北海道生まれ。立命館大文学部卒。日本ペンクラブ正会員、NPO法人江東映像文化振興事業団理事長。主な著書に「草食系のための対米自立論」(小学館)、「ヒトラーはなぜ猫が嫌いだったのか」(コアマガジン)、「左翼も右翼もウソばかり」(新潮社)、「ネット右翼の終わり」(晶文社)、「戦後イデオロギーは日本人を幸せにしたか」(イーストプレス)など多数。

607とはずがたり:2017/01/29(日) 19:28:46

2016年12月20日 08時27分 更新
スピン経済の歩き方:
「日本の鉄道は世界一」という人がヤバい理由
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1612/20/news045.html

「鉄道が時間通りに到着するのはスゴい!」といった声を耳にすることがあるが、筆者の窪田氏はこのような自慢をし始めると「ヤバいのでは」と警鐘を鳴らしている。なぜ、ヤバいのか。
[窪田順生,ITmedia

… そうそう、こういうところは日本人が世界一なんだよ、と誇らしげな気持ちになっている方たちには申し訳ないが、個人的には「運行ダイヤの正確さを世界に誇る国」とみられているのは、あまり喜ばしいことではないと思っている。

 なぜか。実はあまりにも度を越した「電車の正確さ」というのは、ファシズム(全体主義)に陥った社会特有の現象だからだ。

 何を言っているのだ、この反日ライターはとお怒りになる方も多いかもしれないが、実は過去にも鉄道の正確さをファシズムと結びつけたジャーナリストがいる。

 その人は、ヒトラーにインタビューを行い、「ナチ党なんてポピュリズム集団だろ」と多くの知識人が鼻で笑っていた時代から、欧州を覆いはじめたファシズムの台頭に警鐘を鳴らしていた。

 もうお分かりだろう、ピーター・F・ドラッカーだ。

戦後の「自信の取り戻し方」に大きな問題

 ドラッカーは、1933年、ヒトラーが政権をとった日の数週間後に書き始めた『「経済人」の終わり』(ダイヤモンド社)の中で以下のように書いている。

 『イタリアの印象を聞かれて、「乞食がいなかった。汽車が時間通りに走っていた」と答えた老婦人を馬鹿にしてはならない。なまじの論文よりも、よほどファシズムの本質をついている。ファシズムにおいては、汽車が時間通りに走り、乞食が大通りから追い払われる。南大西洋で最高速の船を運航し、世界一道幅の広い道路をつくる。組織と技術の細部それ自体が目的と化す。技術的、経済的、軍事的な有用性さえ、二の次となる』(経済人の終わり)

 どうだろう、今の日本社会と妙にシンクロしないか。

 「日本の鉄道は世界一」をうたうわけだから普通に考えれば、「世界一快適な通勤ラッシュ」とか「世界一安全な鉄道」とか「交通機関としての有用性」に注目があたるはずだ。しかし、なぜか「運行ダイヤの正確さ」という「技術の細部」にフォーカスがあてられ、いつの間にやらそれを追求すること自体が目的化してしまう。

 技術や組織力なんてどうでもいいなどと言っているわけではない。本来、人間を幸せにする目的のために「組織」や「技術」があるはずのに、いつの間にやらそこにいる人間をすっ飛ばして、「組織」や「技術」が最も優先されるという本末転倒な事態に、日本人は陥りがちだと申し上げたいのだ。

608とはずがたり:2017/01/29(日) 19:28:58
>>607-608
 人間という「個」をすっ飛ばしてしまう傾向はいろんなところからもみてとれる。先ほどの内閣府の調査で、日本の若者たちが「自信がない」と述べていたが、それはあくまで「個」に限定される。実は「自国民であることに誇りを持っている」と70%以上が回答をしており、米国(76.2%)、英国(72.7%)らに次ぐ高い水準となっている。また、「自国のために役立つと思うようなことをしたい」というのでは、なんと54.5%でトップ。つまり、日本の若者たちは個人としての自信はないが、日本という「組織」の話になると、他国の若者と比較にならないほどの自信をもっているというのだ。

 「いや、日本人は集団行動が好きだからだよ」とか「日本人は個人よりも公を重んじるからだ」とかいろいろ言う方がいるが、個人的にはそういう生来(せいらい)ものではなく、戦後の「自信の取り戻し方」に大きな問題があると思っている。

 …50〜60代が、まだ若者だったころからバブル崩壊くらいまでに、「退却神経症」という病気が注目された。聞きなれない言葉だと思うが、当時の日本経済新聞で、その「病」にかかったと思しき山本(仮名)という若者が上司とともに、病院を訪れた様子が描かれている。

 『場所は都内の精神科の病院。母親ともども山本を連れて来た上司は「能力はあるのに、自分中心主義で無気力。退社時刻の五時になると、残業を命じても、帰ってしまう」と山本の「病状」を医師に訴えた。

 カルテには「いわゆる退却神経症か?」と書き込まれた。会社のために二十四時間戦う――そうしたビジネス最前線から逃げ出す「病」というわけだ』(日本経済新聞 1991年11月10日)

自分たちは重い「病」にかかっている

 今の若者の感覚すれば、いったい何がいけないのだと思うかもしれないが、当時は組織に貢献をしない若者は「病」とされたのだ。「ファシズム」と聞くと、「確かに戦時中は日本もそういうところがあったかもしれないけど今はこんなに自由じゃない」と思う人がほとんどだが、現代にいたるまで日本は一貫としてファシズム的社会が続いているのだ。… 日本はこういう「個」で自信に満ちて生きる若者を徹底的に排除してきた。「日本はスゴい!」「日本は世界一!」と声高に叫ぶ人はたくさんいるのに、「俺はスゴい!」と言える人が少ないのは、そういう理由だ。

… かつてドラッカーがファシズムの本質だと述べた「運行ダイヤの正確さ」を誇らしげに感じてしまう我々に問題はないのか。そろそろ自分たちが重い「病」にかかっていることを自覚したほうがいい。

609とはずがたり:2017/02/03(金) 11:21:25

alt-right(オルタナ右翼)とはようするに何なのか
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/09/alt-right.php
2016年9月5日(月)17時10分
八田真行(駿河台大学経済経営学部専任講師、GLOCOM客員研究員)

<米大統領選の中で、alt-right(オルタナ右翼)と呼ばれるもう一つの右翼・保守思想が注目を集めている。その思想は、既存の保守主義とどのように違うのか、どのように生まれたのか考える...>

現行の右翼・保守思想に対するオルタナティヴ
 alt-right(オルタナ右翼)について日本語で読めるまとまった紹介がまだ無いようなので、私なりに書いてみることにした。政治学は専門ではないし、そもそも私の関心はalt-right全般ではなく前に取り上げた新反動主義だけなのだが、一応様々な文献を読んだり(ここしばらくアメリカのメディアはalt-right関係の記事を量産している)、alt-rightな人々が集う掲示板やチャット、Twitterのハッシュタグを覗いたりはしてみた。といっても、あくまで個人的な解釈と考えてもらいたい。

【参考記事】アメリカの「ネトウヨ」と「新反動主義」

 まず、「alt-」rightというくらいなので、rightすなわちアメリカにおける現行の右翼・保守思想に対するオルタナティヴ(別の選択肢)がalt-rightということになる。一言で言えば、スタンダードなrightでは手ぬるい、と考える人々がalt-rightなわけだ。ちなみに、alt-rightというのは彼らが自分で名乗った自称(alt-rightの代表的論客の一人であるリチャード・B・スペンサーという人が名付け親だと言われている)であって、反対派が勝手に貼ったレッテルではない。

 で、ここで言うrightとは具体的に言えば米共和党が現在掲げる保守主義である。米共和党の主張というのも時代によって相当変化しているのでなかなか一概に言えないのだが、ブッシュ(息子)政権以来のこの十数年くらいだと、大きく分けて3つの党派がせめぎ合ってきたように思われる。

1. ネオコンサバティズム(新保守主義)

 いわゆる「ネオコン」で、アメリカでも「ネオコン」という略称のほうが通りが良い。「小さな政府」や経済的・個人的自由の称揚、大企業優遇、自由貿易やグローバリゼーション(もちろん移民も)の推進、そしてイラク戦争のような海外への(軍事行動を含む)積極関与など、米共和党と言われてすぐ思い浮かぶような政策はだいたいネオコン的である。ブッシュ政権でいわゆるネオコン人脈が要職を占めたこともあり、現在でも共和党の主流派においては、ネオコン的な思想が(かつてほどではないにしても)支配的のように思われる。

2. ペイリオコンサバティズム(旧保守主義)

 秩父でパレオエクスプレスというSL列車が走っているが、あのパレオと同じで、パレオというのは「旧」を意味する(本来の発音は「ペイリオ」だが)。「ペイリオコン」とも呼ばれ、ネオコンに対する旧来型の保守を意味する。

 ペイリオコンは「小さな政府」を志向し、経済的自由を重視して福祉国家を敵視する。この点ではネオコンとだいたい同じだが、後はほとんど全ての点でネオコンとは逆である。ネオコンのような海外への介入主義ではなく、国外には出来るだけ手を出さないという孤立主義が強い(イラクやアフガンの泥沼化がこの傾向に拍車をかけている)。キリスト教の伝統に強く支配されているので、同性婚や妊娠中絶など個人的・社会的自由に関しては非常に保守的である。グローバリゼーションにも反対で、移民に反対だし、多文化主義を拒否して西洋的な慣習を重視する。

 ペイリオコンは、そもそもネオコンが保守だと思っていないのである。実際、初期のネオコンは大体が共産主義者から転向した人々で、特にいわゆるトロツキストが多かった。トロツキーは世界に共産主義を輸出するという世界革命論を唱えていた人だが、ネオコンは共産主義の代わりに(腕ずくでも)自由を世界に広めようとした。これは過去との継続性や漸進主義を重視するオーソドックスな保守の立場からすれば、ずいぶん変な考え方なわけだ。

610とはずがたり:2017/02/03(金) 11:22:00
3. リバタリアニズム

 リバタリアニズムは、私的財産権の不可侵を基本に経済的な自由も個人的・社会的な自由も最大限に重視するという、自由至上主義である。国家や政府は個人の自由を侵害するものと見なし、その最小化・民営化を目指す。一方で全ては自己責任であり個人の自由なので、当事者が望む以上同性婚もOK、ドラッグもOK、なんでもOKである。伝統的な価値や宗教などは重視しないし、無神論者も多い。リバタリアニズムをさらに徹底させた政党として、リバタリアン党というのもある。

 共和党とリバタリアニズム、あるいはペイリオコンを考える上で厄介なのがティーパーティ運動である。そもそもティーパーティ運動は、名付け親がリバタリアニズムの旗頭だったロン・ポールだったくらいで、リバタリアニズムの流れを汲んでいる。しかしある時点から、ペイリオコンの支持基盤である宗教保守派の影響力が非常に強くなり、どちらかといえばペイリオコンの色彩が強くなった。宗教右派の支持が強いテッド・クルーズやベン・カーソンがティーパーティ運動の代表的な候補とされることがその象徴だ。

alt-rightは既存の保守主義とどのように違うのか
 では、alt-rightはこの3派とどのように違うのか。

 alt-rightの統一されたイデオロギーは存在しないのではっきりしたことは言えないのだが、とりあえず注目すべき点は、alt-rightがネット発の運動だということである。伝統的な右派政治運動、あるいはNational Reviewのような保守思想とつながりの深い雑誌等ではなく、保守系とされるウェブメディアや掲示板、チャットルーム、TwitterやFacebook等における議論から育ってきた。また、ミームの拡散のようなソーシャル・メディアの活用やネット荒らし(trolling)、果てはサイバー攻撃など、良きにつけ悪きに付けネットの使い方が洗練されている。だから、「アメリカのネトウヨ」なわけだ。ちなみにalt-rightは若者による運動と言われることもあるが、平均年齢は3?40歳程度と比較的高めであるとも言われている(ただし、これには諸説ある)。

 さらに、インディアナ大学の研究チームがハッシュタグ#AltRightMeansの付いたツイート約5万件の分析をしていて、それによればalt-rightで頻出するテーマは3つに大別されるとのことである。

1. 反フェミニズム、反多文化主義、反ポリティカル・コレクトネス、白人の罪悪感と特権

 反フェミ、反多文化主義(ようするに移民排斥)、反PCはalt-rightの根幹であり、相互に関連している。これは、一言で言えば「自分が言いたいことを言えない」ということへの不満なのだと思う。言うとリベラルに言葉狩りされ、人非人のごとく糾弾される(と、少なくとも当人たちは思っている)。こうしたことへの不満がalt-rightを駆動する最大のエネルギーなのだ。ちなみに、こうした自分たちに批判的なリベラルのことをalt-rightではSJW(Social Justice Warrior)と呼び、攻撃対象としている。SJWは直訳すれば「社会正義の闘士」「正義の味方」ということで、別に悪い意味ではないのだが、alt-right的には、むしろ独りよがりの抑圧的な糾弾者、くらいの蔑称となっている。

 更に言えば、alt-rightはいわゆるアイデンティティ・ポリティクスから多くを学んだのである。アイデンティティ・ポリティクスとは、女性や黒人など社会的に抑圧されている集団が、マイノリティであることをてこに政治的な目標を達成しようとする活動のことだが、その手法が多くalt-rightに取り入れられている。よって、自分たちが批判されると、白人差別だ!ヘイトスピーチだ!などと反撃するようになったのだ(実際、そう言われても仕方が無いようなアホなリベラルというのも結構いるのだが)。裏を返せば、白人を中心とするalt-rightは、すでに自分たちがマイノリティだと思っているのである。これが、移民や多文化主義への嫌悪、排外主義につながっている。

 なお、最後の白人の罪悪感と特権(white guilt and privilege)というのは、ようするに白人は特別であるということと、それとは裏腹に白人が不当に迫害されているという考え方である。黒人が黒人であることに誇りを持つと言っても誰も批判しないのに、白人が白人であることに誇りを持つなどと言うとすぐレイシスト扱いされる(そしてアメリカでレイシスト扱いされるということは社会的な破滅である)、というような。

611とはずがたり:2017/02/03(金) 11:23:11

2. レイシズム、ミソジニー

 1とかぶる部分もあるが、露骨なレイシズムやミソジニー(女性嫌悪)的言説もよく見かける。レイシズムに関しては、素朴な白人至上主義や陰謀論的反ユダヤ主義もあれば、いわゆるレイシャリズム(racialism)、あるいはレイス・リアリズム―人種間、あるいは個々の人間の間において遺伝子レベルで知的・身体的能力に違いがあり、平等は幻想である―といった、疑似科学的、優生学的な装いをまとったものもある。アメリカのレイシズムというと黒人差別という印象が強いのだが、私が見たところ、むしろ「平等の否定」あるいは「格差の肯定」のほうに力点が置かれているように思う(ので、黒人やユダヤ人のalt-rightというのも皆無ではない)。先に書いた新反動主義の一部のように、人種差別というよりは能力差別、知能差別に力点を置く派もある。

 alt-rightにおけるミソジニー、あるいはマノスフィア(manosphere、男性中心世界とでも訳すべきか)に関してはいろいろとややこしいので、詳しい話は別稿に回したい。とりあえず、もてない男、性的弱者がalt-rightに走る、というような単純な話ではないと思う。

 一応強調しておくと、日本ではalt-rightにはアニメオタクが多い、あるいはアニオタがalt-rightになる、というような言説が見られるが、これは違うと思う。何人かの著名なalt-rightがアニメ好きであることは間違いないし、Twitter等でアニメアイコンを使う人がいるのも事実だが、他のウェブメディアのコメント欄等を見ると大多数というほどではないし、アニメ・ヘイターもいる。そもそも女性のalt-rightも相当数いる(alt-rightのミソジニーは強烈なので、これはこれで意味がよく分からないのだが)。ただ、日本に関して、移民を入れない同質的な日本はもめ事が少なくて豊かで平和でうらやましい、というような肯定的な言説は散見される。

3. ヒラリー・クリントンへの嫌悪というか憎悪

 ヒラリーへの攻撃もまたすさまじい。ヒラリーはパワフルな女性でリベラルで、おまけに長年ワシントンを牛耳ってきたエスタブリッシュメント、インサイダーだ。alt-rightに叩かれる要素が揃いすぎているわけである。

 加えて、そもそも民主主義や現在のアメリカの政治体制そのものへの懐疑のようなものがあり、それが新反動主義のような形で噴出している。こうした一派も、一般にはalt-rightの一部とされる。

alt-rightと3派の関係は
 さて、大ざっぱに言えば、alt-rightと3派は以下のような関係にあると思われる。

 ・まず、そもそもレイシズムを全面に押し出すと、それだけで共和党内では(少なくともオフィシャルには)受け入れられない。なにせ痩せても枯れても奴隷を解放した「リンカーンの党」なのである。また、共和党内で神格化されているレーガン大統領は、レイシズムを嫌っていた。

 ・alt-rightはネオコンとは非常に食い合わせが悪い。移民反対、(自国産業や文化を破壊する)グローバリゼーション反対、自由貿易反対、ワシントンのエスタブリッシュメント反対、大企業反対(先にも述べたように、オキュパイ運動などとも実は接点がある)なので、ほとんど全てにおいてネオコンとは敵対する。

 ・alt-rightはペイリオコンとは比較的相性が良い(なので、人によってはペイリオコンの後継者がalt-rightだという見方をする人もいる)。移民の問題、あるいはジェンダーというか男らしさ女らしさの問題、リベラル嫌悪などでは共闘できる。しかし、alt-rightは宗教的戒律を重視しないので、多くがLGBTQ支持、同性婚支持、妊娠中絶支持、ドラッグ合法化支持であり、快楽的なライフスタイルを好んでいる。この点でペイリオコンとは同調できない。

 ・alt-rightはリバタリアンとは共通する要素が多い。ホンネを剥き出しにしたリバタリアニズムがalt-right、という感もある。新反動主義のようなものは、堕落したリバタリアニズムと捉えることもできよう。しかし自由貿易や移民問題においては、リバタリアンとalt-rightに大きな意見の相違がある。

 ゆえに、3派のどれとも重なる部分もあれば、全く相容れない部分もある、というのがalt-rightになる。

612とはずがたり:2017/02/03(金) 11:23:18
>>609-612
 2016年の共和党大統領候補予備選では、3派を代表する候補が出馬していた。ネオコンがジェブ・ブッシュやマルコ・ルビオ、ペイリオコンがテッド・クルーズやベン・カーソン、リバタリアニズムがランド・ポールである。

 しかし今までの話からも明らかなように、彼らはalt-rightとは相容れない部分が多すぎる。そこに政治の世界では全くのアウトサイダーながら、alt-rightにぴったりの候補が現れたのである。彼は移民に反対し(国境に壁)、自由貿易を否定し、ワシントンやウォール街に巣くう既得権者をやっつけた。強い男性(のイメージだけはなんとなくある)であり、女性を軽蔑し(しかし嫁さんは美人)、ポリティカル・コレクトネスをものともしない下品なホンネを語った。

 alt-rightが嫌うネオコンに支持されたジェブやルビオを完全に打ちのめし、宗教右派が支持するテッド・クルーズも退け、リバタリアンのランド・ポールを寄せ付けなかった。それがドナルド・トランプだ。トランプの政策は支離滅裂と称されることが多いが、alt-rightの政策も(都合の)良いとこ取りというか十分支離滅裂なので、ちょうど良かったのである。

 トランプの台頭は、もう一つの興味深い事実も示唆している。それは、共和党支持者の大多数は、実のところ別に共和党の主流思想の支持者ではなかった、ということだ。彼らはなんとなく民主党がイヤなので共和党、という程度で投票していたのであって、自分たちの嗜好によりマッチする候補者が出てくれば、そちらに投票する。トランプはこうした共和党支持層の中のサイレント・マジョリティをうまくつかんだのである。

 そしてこのサイレント・マジョリティこそが、alt-rightの培地ともなっているわけだ。さらに言えば、リベラルのほうでもバーニー・サンダースは、民主党、あるいはアメリカ人の少なからぬ数が、今まで蛇蝎のごとく嫌われているとされてきた社会民主主義的な志向を持っていることを明らかにしたという点で、トランプと似通った立ち位置と言えるのである。

613とはずがたり:2017/02/05(日) 22:52:34
何所のスレに投下するか迷ったけど右翼スレ化してたけど政治論そのものとして此処へ投下。

アメリカ
トランプ政権は必ず行き詰まる!いまこそ問われる民主主義の「限界」
【連載】たそがれる国家(4)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50878
内山 節哲学者

民主的に生まれた「独裁権力」

1804年、ナポレオン・ボナパルトは国民投票によってフランスの皇帝となった。フランス革命後の混乱やヨーロッパ諸国のフランス包囲網との戦いのなかで、ナポレオンはその前から完全に権力を掌握していたが、ついにこの年、独裁権力を完成させたのである。

1933年には選挙結果を受けて、ドイツでヒトラーが首相に就任している。翌年には総統となり、ナチスによる独裁権力を確立した。

このふたつの政権がおこなった政治の内容は、もちろん大きく異なっている。だが国民投票や選挙によって独裁権力を確立したという点では共通性をもっている。

国民の投票という「民主的」方法で権力を確立し、しかしその結果生まれた権力は、「民主的」な政権とはほど遠いものであった。このような政治権力のあり方を、私は「民主王朝制」と呼ぶことにする。民主的な手段で、王朝を確立したということである。

ヒトラーは民主的な方法で独裁権力を確立した〔PHOTO〕gettyimages
それとは逆に、「王朝民主制」というかたちも成立しうるだろう。王朝としての絶対権力を揺るがさないかぎりで、民主的な手法を取り入れるということである。

民主主義は政治権力が民主的に選ばれるだけではなく、政策の成立過程やその実行過程もまた民主的におこなわれることによって完成する。だがこのような完全な民主主義は成立したためしがない。実際には程度の差こそあれ、民主王朝制のような性格をもちながら現実の政治はおこなわれてきたといった方がいい。

ただし古い王朝制と民主王朝制には、国民投票や選挙によって王朝が生まれるか否かという相違だけではなく、次のような違いがある。

古い王朝制は特定の階級、階層を基盤にして成立していた。近代以前の王朝は、その多くは領主権力を基盤にしている。

それに対して民主王朝制は、「全人民」のための権力という性格をもつことになる。

ナポレオンはフランスの「全人民」の皇帝であったし、それがゆえにこのような権力のかたちはボナパルティズム権力といわれるようになった。ナチズムも全ドイツ人の権力としてみずからを位置づけている。決して特定階級の権力ではないのである。

そしてそれがゆえに、民主主義と民主王朝制は区別がつきにくくもなる。

トランプ政権の行方

たとえば、まだはじまったばかりではっきりとはしないが、アメリカのトランプ政権の方向性は、いまのところより強権的な民主王朝制に向かっているように思われる。

あたかも絶対権力をもった王様であるかのように、大統領令の連発やツイッターによる攻撃、閣僚の任命をおこないながら、いわば独裁的な大統領になろうとしているかのごとくである。

614とはずがたり:2017/02/05(日) 22:52:45

ところがトランプは、「全人民」の大統領になる基盤を失っている。彼を支持する人たちの大統領なのである。

そしてそうである以上、彼を支持しない人たちとの軋轢を生みつづけることになるだろう。この対立があるかぎり民主主義は維持されるのであり、彼の政策のいくつかは法的にも否定されることになるかもしれない。

とすると民主王朝制的な権力が生まれた結果、民主主義が維持されるということになる。

民主王朝制の国・韓国(とは註:この辺http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1440116307/2673-2674も参照)

もっとわかりやすいのは韓国である。

韓国でも大統領は選挙によって選出される。ところが当選した大統領は、あたかも王朝の王様であるかのごとく一族や側近を優遇し、近づいてくる資本家などに便宜を与える。まさに民主王朝制なのである。

だから政権が変わると、敗北した王朝のように不幸な日々がもたらされてしまう。

そういう構造だから、王朝は権力を維持しなければならないし、他の政治家たちは権力の獲得のためには何でもするという行動にでる。一方は王朝を維持しようとし、他方は新王朝を確立しようとするのである。

ところがそのために必要なことは選挙で勝つことだ。とすると「国民の意志」に迎合することや国民を扇動することが必要になってくる。典型的なデマゴーグの政治が発生するのである。ポピュリズムは大衆迎合だが、デマゴーグは人々の支持を得るためには何でもやる扇動政治家である。

だが韓国の状況も、そう言って片づけてしまうこともまたできない。なぜなら選挙へと向かう国民のプロセスのなかには、政策の確立過程やその執行過程の民主的な運営を求める意志が内包されているからである。

民主主義を内包しながら、民主王朝制が展開してきた、それが李承晩独裁政権が終わってからの韓国の歴史だったといってもよい。

民主主義の危機?

近代になって生まれた政治制度には、つねにこのような問題がつきまとってきたのである。

その原因は、国家があまりにも大きな権力をえてしまったことにある。

大統領制であれ議院内閣制であれ、選挙に勝ってしまえば強大な権力を手に入れることができる。

もちろん制度としては行政と立法、司法は別だ。立法府の同意がなければ行政は法律や条約をつくることはできないし、司法は憲法にしたがってそれを監視することになる。

だがこの三権分立も理想どおりに展開したことはない。

行政と立法の関係でいえば大統領制の方が大統領と国会の対立を生みやすく、内閣と国会が一体化してしまう議院内閣制よりはましだということもできるが、実際にはさまざまな懐柔や選挙への思惑などがあって、立法府による行政府への批判が正当なものである保証もまたないのである。

さらには司法の独立性が十分に機能している国を探すことの方が困難なのが現実である。

すなわち、選挙に勝てばあまりにも大きな権力を手に入れることができるがゆえに、つくられた権力は民主王朝制的な性格を大なり小なり帯びることになり、選挙に勝つことが絶対化されるためにポピュリズムやデマゴーグの政治が跋扈することになる。

それは民主主義の危機というものではなく、民主主義がもつ属性だと考えた方がいい。

615とはずがたり:2017/02/05(日) 22:53:06
>>613-615
完全な民主主義などない

中国などは、独裁権力を維持しうる範囲で民主的な制度を取り込もうとする。ある程度民主的な制度を取り入れないと、独裁権力を維持できないからである。

そういうあり方を王朝民主制と呼べば、他方では民主王朝制が生まれてくる。現代世界は、このような構図のなかでとらえることもできる。

ただし民主王朝制には、ソフトな民主王朝制とハードな民主王朝制があると考えておいた方がいい。ハードな民主王朝制としてはナチス・ドイツがあった。それは批判を許さない独裁権力として成立した。

だが自由な批判が許されている国でも、批判する過程での意思表示の過程などで民主主義が機能しているだけであって、政治権力としては強大な権力が維持されていることに変わりはない。

かつてマックス・ウェーバーは『職業としての政治』のなかで、「『すべての国家は暴力の上に基礎づけられている』。トロツキーは例のブレスト―リトウスクでこう喝破したが、この言葉は実際正しい」(岩波文庫 脇圭平訳)と述べていたが、国家は暴力を独占することによってその機能を維持している。

ウェーバーは、ゆえに高い倫理性を政治を職業とする者たちに求めていたのだが、そう提起するほかないほどに、国家は権力を集積させているのである。

そしてそのことがひとつの王朝を成立させてしまうことになる。ただし王朝の成立のためには選挙に勝つことが必要になる。それがポピュリズムやデマゴーグを発生させることになる。

比較的民主的だと思われている国にあるのはソフトな民主王朝制であり、強権的だと思われているのはハードな民主王朝制であるという違いはあっても、国家が強大な権力をもつ以上、完全な民主主義は成立しようもないのである。

トランプ政権のジレンマ

とすると現在世界で争われているのは、ソフトな民主王朝制を維持するのか。ハードな民主王朝制が必要なのかという対立だということになる。

前者は自由、平等、友愛、民主主義といった近代の理念、近代の建前の維持を求め、後者は何よりも自分たちの利益を重視する。強い国家をつくることによって、自分たちの利益を守ってもらおうとするのである。

トランプ政権は、後者の立場を支持する人たちを基盤にして成立した。そしてそれがゆえにジレンマに陥るだろう。

後者の人たちの希望に応じなければ支持基盤を失うし、その路線だけで動けば「全人民」の大統領としての強い王朝をつくることはできないからである。それだけでは、絶えず強い批判を受ける政権になってしまう。

完全な王朝をつくるためには「全人民」の支持が不可欠なのである。たとえそれをポピュリズムやデマゴーグによって成立させるとしても、その技術に長けている必要がある。だがいままでの過程でみえてきていることは、トランプ政権にはその能力がないようだということである。

ただし私たちに突きつけられている課題は、近代の民主主義が民主王朝制を生んでしまうことをどう克服するかにある。

この問題が克服されないかぎり、私たちはソフトな民主王朝制の下で管理されるか、ハードの民主王朝制の下で縛られるかという選択しかなくなってしまうからである。

そしてそのことがみえてきた時代のなかに、私は黄昏れる近代、黄昏れる近代国家の時代を感じている。

(*連載バックナンバーはこちら http://gendai.ismedia.jp/list/author/takashiuchiyama

616とはずがたり:2017/02/05(日) 22:56:34
>>613-615

日本哲学
安倍政権が「強い国家」を目指すほど、国家は結局弱くなる単純な理由
【連載】たそがれる国家(3)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50570
内山 節哲学者
プロフィール
1950年、東京生まれ。哲学者。1970年代より東京と群馬県上野村を往復して暮らしている。主な著書に『労働過程論ノート』『哲学の冒険』『時間についての十二章』『森にかよう道』『貨幣の思想史』『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』などがある。主要著作は『内山節著作集』(全15巻、農文協)に収録されている。

国家というもののとらえ方

国家のとらえ方は、時間幅の設定の仕方によって変化する。

それはこういうことである。

たとえば今日の私たちは電気のない生活など考えられない。ところが長い人類史のなかでは、人間が電気とともに暮らしたのはせいぜいこの100年間くらいのことであり、何をするにも電気が必要な生活をするようになってからは、まだ50年くらいしかたっていない。

人類史全体をみれば、電気のない生活の方がはるかに長いが、いまの私たちにはそんなことは想像することもできない。

国家も同じような面をもっている。50万年近い人類史をみれば、国家のない社会で人々が生きていた時間の方が圧倒的に長かった。

* * *

日本で国家の形成がはじまるのは律令制に向けた整備がはじまる頃で、乙巳の変(いっしのへん)、大化改新を起点としても、その前の冠位十二階の制定あたりを起点としたとしても、まだ1500年もたっていない。

その前の「日本」は、権力者が発生してから以降も、朝鮮半島と結んだ豪族たちが存在していただけであって、「日本」という国家が意識されていたわけでもないし、彼らは国家の統治者でもなかった。

しかも律令制の整備がすすめられてからも、国家を意識していたのは支配階層の人たちだけであって、普通の庶民たちにとっては国家は縁のないものであった。

江戸時代までの日本では、人々は自分の暮らす地域を「くに」と表現していたのであって、それもまた確定された地域のことではなかった。遠方の人たちに対しては藩を「くに」として語ったが、同じ藩内の人に対しては自分の暮らす村や町、その周辺が「くに」になる。

明治時代に入ると日本は近代国家の建設に向かうが、といっても多くの人たちは国民意識などはもっていなかった。それが芽生えてくるのは日清戦争以降であり、定着したのは日露戦争の頃だと考えてよい。

現在の私たちは日本国民であることを意識しながら暮らしているが、その歴史は電気の歴史とあまり変わらないのである。

にもかかわらず、電気のない生活を経験した人がほとんどいなくなったように、現在の人間たちは国家のない暮らしを経験したことがない。だから国家は絶対的に必要な基盤のように感じる。

だが、もしも電気に変わる便利なエネルギーが開発されれば、次第に電気は衰退していくのと同じように、国家を必要としない時代や、国家の下で暮らすメリットよりもデメリットの方が大きい時代が生まれれば、国家もまた衰退へと向かうかもしれないのである。

617とはずがたり:2017/02/05(日) 22:56:52
国家は本質的に無根拠である

ところでいま私は、「国家もまた衰退に向かうのかもしれない」と曖昧な言い方をしたのだけれど、なぜ曖昧なのかといえば、国家とはそもそも無根拠性を基盤にした創造物だからである。

たとえば律令制を整備する過程で、日本の支配層は、日本という国家を形成しようとしている。しかしその動機は日本における支配権の確立であり、当時の朝鮮半島の混乱のなかで、中国とも朝鮮の国々とも違う自立した支配圏をつくりだすことにあった。

つまりそれは、どのような統治権を確立するかという問題であり、その推進が国家を生みだしただけなのである。国家自身に成立根拠があったわけではない。統治権の確立が、結果として国家を生みだしたのであって、国家自体は無根拠性の上に成立している。

江戸時代になれば幕府を軸にした武家国家が生まれてくるが、これもまた幕府による統治権の確立が日本という武家国家を生みだしたのであって、国家自体はやはり根拠なく形成されている。

そしてそれは明治になっても変わることはなかった。

欧米がもっている近代的な技術、経済、軍事力などを目にして、日本も近代国家を形成する方向にむかう。日本を取り巻く当時の国際情勢や日本の社会変化のなかで、より強力な中央集権国家として近代国家を形成する方向に、当時の日本はむかった。

だがここでも、国家自体がそれを求めたわけではない。当時の政治に国家をよりどころにする必要性があったということであって、国家自体が近代国家をつくる根拠をもっていたわけではないのである。

国家は、本質的に、無根拠な成立物なのである。

それは諸外国においても変わらない。ただし私たちは成立したものの内部で暮らしているがゆえに、それが根拠のある産物であるかのように感じるだけである。

根拠がないという「強さ」

だがこのことは、国家の弱さを意味しているわけではない。むしろ逆に、そのことにこそ国家の強さがあるといってもかまわない。

根拠があって生まれたものは、その根拠が崩れれば存続する理由がなくなる。ところが根拠なく生まれたものは、ある種の超越的な基盤をもっている。根拠を超えているという超越性である。

すなわち、その無根拠性がゆえに国家は超越的に必要なもののように感じられてくる。

とすると、国家はその根拠を明確にしてはいけないものだということになる。つまり、曖昧性をもっていなければならないのである。そして曖昧なものである以上は、それが衰退していくときがあるとしても、それもまた曖昧にすすむことになるだろう。

逆に述べれば、国家に明確な根拠をつくろうとする試みは、国家を弱体化させることになるだろう。

たとえば昭和初年代、10年代の日本をみてみよう。このとき日本は明確な国家の根拠をつくろうとした。

国民は天皇の赤子として位置づけられ、天皇のために命を捨てることは最大の「親孝行」であり、国民の美徳であるとされた。皇居遙拝が義務づけられ、皇民化教育が強化された。

そして日本人はアジアの人々を欧米の支配から解放する任務をもった優れた民族であるとされた。国内的にも対外的にも、日本が日本である根拠が明確にされたのである。

それは、一瞬、すべての国民がひとつの方向性に向かって団結する強固な国家をつくったかにみえた。

だがわずか20年もたたないうちに、その結果は明らかになる。国家の崩壊というかたちで。

根拠の明確化は国家の弱体化を招いていたのである。なぜそんなことが起こるのかといえば、国家の強さはその無根拠性にあるからである。根拠の明確化は、国家が誕生したそもそもの原理に反する。

同じことがドイツやイタリアなどのファシズム政権下でも起こった。

ナチズムがおこなったことは、ゲルマン民族の国家という根拠の明確化であり、優れたゲルマン民族を柱とする世界の確立という、これもまた国家の根拠の明確化である。だがそれらもまた、20年ももたないうちに崩壊した。

618とはずがたり:2017/02/05(日) 22:57:20
>>616-618
安倍政権がはまる落とし穴

逆に述べれば、戦後の日本は強い国家を形成していたといってもよい。

1950年代後半からの日本の指針は、ひたすら経済発展におかれていた。経済発展が人々の所得をふやし、そのことが豊かな暮らしを実現する。この論理が日本を支配していた。国家よりも経済だったのである。

この雰囲気のなかでは、国家の根拠も曖昧なままにおかれた。もちろん国民は税を納めなければならなかったし、税の使い道が妥当だとみんなが思っていたわけではない。だがそういうこと以上に、経済が戦後日本の根拠だったのである。

それは国家に根拠を求めない時代をつくりだし、その雰囲気にある程度政治も対応することによって、無根拠性がつくる強靱さを成立させていたのが戦後の日本の国家だったといってもよい。何となくつづく国家が成立していたのである。

とするといまの日本の政権は、自分たちの意志とは逆の政治を進めようとしていることになる。

なぜ憲法九条を改正したいのか。それは国家の姿を明確化したいからであろう。

なぜ国家への忠誠心を高めようとするのか。国家あっての国民であることをはっきりさせたいのであろう。

そしてそれらの先に描かれていくのは、国家としての日本の根拠の明確化である。それを成し遂げなければ戦後レジュームからの脱却はできないと考えているのだろうが、この道は国家の弱体化でしかない。

なぜなら、くり返すが、そもそも国家は根拠があって生まれたものではないのである。ゆえに無根拠性という強さを最大限に活かすことしか、持続的な国家はつくれない。

このような視点からみれば、今日の世界は、国家の黄昏に向かっているようにみえる。

強い政治、根拠のある国家を求める動きが広がり、扇動政治家たちがそれをあおり立てている。その姿のなかに、私はむしろ、黄昏れる国家をみている。

619とはずがたり:2017/03/03(金) 06:27:36
言いたい訳ないやろがw
千葉麗子こんなんなっちゃってたのか。
そんなに愛国したいならお国の為に自分の息子を戦争で殺してから言え( ゜д゜)、 Peッ

教育勅語を否定する人は「家庭内暴力をどんどんしましょう」「じゃんじゃん浮気しましょう」と言いたいの?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170223-00004705-besttimes-soci
BEST TIMES 2/23(木) 6:00配信

620とはずがたり:2017/03/10(金) 16:07:29
2017年2月11日 紙面から
この国のかたち 3人の論者に聞く
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/1792-1793

「平等に貧しくなろう」上野千鶴子女史の記事炎上から何を学び考えるべきか
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/1794
山本一郎 | 個人投資家・作家
2/14(火) 20:15

2017.02.21 Tue
脱成長派は優し気な仮面を被ったトランピアンである――上野千鶴子氏の「移民論」と日本特殊性論の左派的転用
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/1797-1806
北田暁大 / 社会学

621とはずがたり:2017/03/18(土) 16:12:50
日本の教育が狂い始めた! 森友学園騒動に潜む、根が深い“本当の問題”
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20170318/Shueishapn_20170318_81823.html
週プレNews 2017年3月18日 06時00分 (2017年3月18日 16時02分 更新)

籠池理事長が小学校の申請を取り下げたことで、事態は収束に向かうと思われた「森友学園騒動」。

しかし、稲田朋美防衛相が同学園との関係について虚偽答弁したり、岡山の加計学園に「第2の森友疑惑」が浮上したり…。

* * *

幼稚園児に教育勅語を暗唱させたり、「安倍首相がんばれ」と宣誓させたり、そんな教育内容も話題となった森友学園。3月10日に開かれた同学園の会見は、籠池泰典(かごいけ・やすのり)理事長のブチ切れシーンが繰り返しテレビで流された。会見の場にいた作家の菅野完(たもつ)氏はこう語る。

「彼の立場からすれば『小学校をつくるためずっと市民運動をしてきた。ついに実現しかけた寸前で突然、夢がついえた』ということ。その無念さをまだ言葉にできていない感じでした」

そして今、森友学園と近い思想をアピールしてきた“お仲間”たちは、一斉に距離を置き始めている。

だが、気になるのは、同時に「籠池はバカだが、教育勅語は悪くない」というアピールが目立ってきたことだ。元“お仲間”の稲田朋美防衛大臣は「教育勅語の精神は親孝行、友達を大切にする、夫婦仲良くする、高い倫理観で世界中から尊敬される道義国家を目指すこと」と国会で答弁し、『産経新聞』も「『非常事態の発生の場合は、真心をささげて、国の平和と安全に奉仕しなければなりません』という部分もある。だが、(中略)過激な主張だとは必ずしも思えない」(3月13日)とした。だが、ここで驚きの事実を。実は稲田大臣が言及したり、森友学園がホームページに転載していた教育勅語は、元の教育勅語とは別モノだったのだ!

『「日本スゴイ」のディストピア―戦時下自画自賛の系譜』などの著書がある編集者の早川タダノリ氏が解説する。

「稲田さんは教育勅語の本質として、世界に誇れる『道義立国』を目指したもの、と言いますが、教育勅語の原典に『道義立国』なんて言葉はないんですよ。

今の保守系の人たちが使っているのは、昭和40年頃に国民道徳協会の佐々木盛雄という政治家(1908〜2001年。元衆議院議員)が現代語訳したもの。佐々木氏は、この訳をつくる際、原典からかなり飛躍した解釈をした。例えば原典の『以テ天壌無窮(てんじょうむきゅう)ノ皇運ヲ扶翼(ふよく)スヘシ』はざっくり言うと“永遠に続く天皇の盛運を助けなさい”なんですが、佐々木氏は『国の平和と安全に奉仕しなければなりません』と訳して、天皇に奉仕せよという部分を消した。こういった形で、教育勅語を戦後っぽく洗練されたものに“捏造”(ねつぞう)し、使いやすいものにした」

では、50年前の“超訳”が、今また人気となっているのはどういうこと?

95年くらいからの動きですが、特に第1次安倍政権の頃から、教育勅語や論語を読ませるNPOや教職員団体などの運動が活発化した。また、広島や沖縄などには、教育勅語を基に道徳授業を行なう公立学校や幼稚園がすでに複数あります」(早川氏)

でも、「親を大切に」というメッセージは正しいけど、そんな当然のこと、わざわざ教育勅語を持ち出さなくても、ヒップホップでもなんでもよくない?

「やはりそこは、天皇の権威があるから。これが軍人の山本五十六(いそろく)の言葉だったら、彼らも使わないでしょう」(早川氏)

では、彼らは“超訳”教育勅語を広めて何をしたいのか?

「よく戦前回帰といわれますが、彼らは想像上の『戦前』に憧れているにすぎません。ただ、オウム真理教の事件や阪神・淡路大震災があった95年くらいから、『少年犯罪が増えている。社会が乱れてきた』といった不安が広がり始める。そもそも戦前のほうが治安は良かったなんて大嘘なんですが、そんな思い込みの上に『それは今、教育勅語のような道徳の指針がないからだ』と考える人が増え始めた。彼らは『若者は戦前のように秩序を守り、目上の人を敬え』と訴えるわけです」

◆教育勅語は捏造されている? 森友学園問題の本質とは? 3月18日発売『週刊プレイボーイ』14号「日本の教育が狂い始めた!!」では、「第2の森友疑惑」なども紹介!

622とはずがたり:2017/03/20(月) 06:04:02
関西だか大阪の支部長だかなんだかだったんちゃうの?

【森友学園問題】籠池泰典氏は6年前に日本会議退会
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%80%90%E6%A3%AE%E5%8F%8B%E5%AD%A6%E5%9C%92%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%80%91%E7%B1%A0%E6%B1%A0%E6%B3%B0%E5%85%B8%E6%B0%8F%E3%81%AF%EF%BC%96%E5%B9%B4%E5%89%8D%E3%81%AB%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E9%80%80%E4%BC%9A/ar-AAokk56
産経新聞
5日前

 民間政治団体「日本会議」は14日までに、学校法人「森友学園」(大阪市)の籠池泰典理事長が平成23年1月に同団体を退会していたことを明らかにした。13日付で超党派の保守系議員でつくる「日本会議国会議員懇談会」に加盟する各議員に通知した。

 日本会議は1日付でも「森友学園への国有地払い下げと日本会議は無関係です」との見解を同懇談会に伝えていた。

623とはずがたり:2017/03/21(火) 13:35:17
プロ市民にプロウヨ,プロマスゴミとプロしか居ないのはそれだけ偏向した主義・主張に対する大衆の需要が旺盛で喰っていけるからだよな。。
輿論の分断は深い。。右派・タカ派の民社党は大嫌いだったが今こそ「左右の全体主義に対決」しなくてはならない時なのかもしれない。

【群馬「正論」懇話会】「沖縄県民も我慢の限界」 我那覇真子氏、偏向報道や独立論を批判
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%80%90%E7%BE%A4%E9%A6%AC%E3%80%8C%E6%AD%A3%E8%AB%96%E3%80%8D%E6%87%87%E8%A9%B1%E4%BC%9A%E3%80%91%E3%80%8C%E6%B2%96%E7%B8%84%E7%9C%8C%E6%B0%91%E3%82%82%E6%88%91%E6%85%A2%E3%81%AE%E9%99%90%E7%95%8C%E3%80%8D-%E6%88%91%E9%82%A3%E8%A6%87%E7%9C%9F%E5%AD%90%E6%B0%8F%E3%80%81%E5%81%8F%E5%90%91%E5%A0%B1%E9%81%93%E3%82%84%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E8%AB%96%E3%82%92%E6%89%B9%E5%88%A4/ar-AAo5aqj#page=2
産経新聞
2017/03/09

【群馬「正論」懇話会】「沖縄県民も我慢の限界」 我那覇真子氏、偏向報道や独立論を批判: 講演した我那覇真子氏© 産経新聞 提供 講演した我那覇真子氏
 「沖縄県民も我慢の限界を超えました」。前橋商工会議所会館(前橋市日吉町)で9日、開かれた群馬「正論」懇話会の第44回講演会(「故郷は反日にあらず 沖縄最前線」)で、専門チャンネルキャスターの我那覇真子氏は基地問題反対派の暴力性や地元紙の偏向報道、さらに琉球独立論まで訴え始めた反対派の動きを映像や資料を交えながら示し、批判した。沖縄の赤裸々な現状報告に、産経新聞の「正論路線」と雑誌「正論」に共鳴する会員らは耳を傾けた。

 我那覇氏は反基地派が道路を違法駐車の車で埋めて走行を妨害したり、違法テントを張っての座り込み、防衛局職員を挑発するなどの暴力や迷惑行為を連日のように繰り返す様子を、映像を使いながら紹介した。権限もないのに勝手に検問を実施し車両走行を規制する横暴ぶりも指摘した。

 地元紙の「琉球新報」や「沖縄タイムス」が一切、報じない中、東京MXテレビが「ニュース女子」で実態を取り上げ、これに市民団体が人権侵害として批判していることに「どこが沖縄ヘイトなのか。論点をずらしているだけ」と批判。市民団体の共同代表、辛淑玉(シンスゴ)氏には「(沖縄戦で)祖国を守るために沖縄の人間は戦ったのに、彼女は沖縄を日本の植民地呼ばわりし地元紙で独立をけしかけている。いい加減、県民も我慢できない」と訴えた。

 反対派に不都合な点を一切報じない地元紙の偏向報道にも矛先を向け、「彼らは紙面を使って情報を操作し、沖縄の言論を一定方向に持っていこうとしている」と批判。ただ「2紙は県内シェアの98%を占め、信じている人がたくさんいる」と危惧した。

 また「辺野古の人たちはほとんどが基地移設を容認している」とし、北部訓練場などが徐々に返還され政府は負担軽減方針を実行しているが、そうした成果も報道されないとした。

 一方で「反対運動は行き詰まりを見せており、その中で沖縄独立論も提唱されだした」とし、その真意を「独立すれば沖縄は琉球のものだから日米の基地を追い出せるという論法。今、その先頭に立った格好なのが翁長知事だ」とした。

 我那覇氏は「いつも沖縄県民は取り残されている。基地の問題でも、沖縄の人は誰も文句を言っていないのに、よそからやってきた人たちが割って入ったり情報をゆがめたりして、問題でないものを勝手に問題にしている」と主張した。

 高崎市の上原弘子さん(75)は「まさに沖縄のジャンヌダルク。日本という国を守るため沖縄の基地問題について多くの人に伝えていってほしい」と話した。茨城県日立市の公務員、渡部史子さん(45)は「沖縄の基地問題について本土では報道されない問題点を知ることができた。ネットで情報を得ていたが、今日の講演で真実だと再認識した」と語った。

                   ◇

【プロフィル】我那覇真子

 がなは・まさこ 平成元年、沖縄県名護市出身。早稲田大を卒業後、地元に戻り普天間基地の辺野古移設問題などで発言を開始。平成27年4月、沖縄の言論をゆがめているとして地元2大紙を批判し「正す会」を設立。同年9月、スイスの国連人権理事会で翁長雄志知事が基地問題を「日本政府による沖縄県民への人権侵害」と批判したことに「真実ではない。政治的プロパガンダにだまされないで」と訴え、注目された。

624とはずがたり:2017/05/08(月) 16:05:44
H神社は日枝神社かな?

極右の女神"櫻井よしこは「神社」に住んでいた! 神社本庁と改憲運動の一方、神社の所有地に520㎡の豪邸
リテラ 2017年5月6日 12時00分 (2017年5月8日 14時56分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170506/Litera_3135.html

 櫻井よしこといえば、安倍首相応援団の筆頭で、様々な民間右派組織の顔をつとめる"極右のマドンナ"。脂ぎった保守オヤジやネット右翼たちから絶大な人気を誇っているが、最近、その櫻井氏を丸ごと一冊特集した雑誌が発売されたのをご存知だろうか。

 産経新聞発行の「正論」の姉妹誌「別冊正論」。表紙には〈一冊まるごと櫻井よしこさん。〉、コンサバティブな白のジャケットに身を包んだ櫻井氏が、支持者たちを悩殺するおなじみの微笑みを浮かべている。

 その内容はまさに"アイドル本"と呼ぶにふさわしい。櫻井氏の論文や対談記事のまとめはもとより、櫻井氏の私生活にもスポットライトを当てているのが特徴だ。たとえば、巻頭特集である一週間「密着取材」レポでは、海苔を食べるときには醤油をつけた面を外側にしてご飯を巻くなど、櫻井氏のどうでもいい一面が明かされている。さらには「あなたは気付いているか 進化する『よしこヘアー』」なる専属美容師へのインタビューまで収録。たしかに、あの独特なボリューミーヘアの秘密は、ファンならずとも気にならなくもない。

 しかし、そんな〈一冊まるごと櫻井よしこさん〉の大特集にはひとつだけ、不自然にも書かれていないことがある。それは、櫻井よしこが"どこに住んでいるのか"ということだ。

 一つだけそれらしき記述はある。〈東京都心ながら静かで緑の多い住宅地〉。前述の一週間密着レポではそう書いているが、これは事実ではない。実は、櫻井氏は住宅地でなく、"神社のなか"に住んでいるのだ。

 東京・港区の一等地にあるH神社。素盞嗚尊(すさのおのみこと)などを御祭神とする有名な神社だが、そんなH神社の木々茂る東側入り口から境内に入ると、社殿の方へと向かう道脇に、衝立で囲われた一軒家がある。白を基調とした外観の巨大な鉄筋コンクリート造の建物。表札こそ見当たらないが、ここが「櫻井良子」の自宅である。

 登記簿によれば、地上2階地下1階、総床面積約520平方メートルに及ぶ、個人の邸宅とは思えないような超のつく豪邸。ちなみにこの建物には建築した2004年の翌年、2005年に1億7000万円の根抵当権がついているが、わずか6年で抹消されている。

 いやはや、極右言論活動って儲かるんだなあ、と改めて感心するが、問題はその豪邸が建っている土地だ。こちらも登記簿をみてみると、なんとH神社の所有なのである。つまり、櫻井氏はH神社の境内の一角を借りて、この巨大な建物を建てた、そういうことらしい。

 となると、頭をよぎるのは、櫻井氏の政治活動と神社の関係だ。周知のように、櫻井氏は少し前から、全国で約7万9000の神社を統括している宗教法人・神社本庁とタッグを組んで、改憲や歴史修正主義的活動に取り組んできた。

 たとえば、そのひとつが、本サイトでも昨年1月レポートした、神社の境内で行われた憲法改正実現のための「1000万人」署名運動。これは神社本庁が、改憲団体「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の運動の一環として行っていたものだ。同団体は神社本庁も参加するあの日本会議のフロント団体だが、櫻井よしこはその共同代表をつとめている。

 その際一昨年、改憲署名活動が行われた神社には、櫻井氏の顔が大きく写し出されたポスターが貼られ、「国民の手でつくろう美しい日本の憲法」「ただいま、1000万人賛同者を募集しています。ご協力下さい」なる文言とともに笑みを浮かべていた。

 そんな櫻井氏が、神社の敷地内で生活しているなんて、これはちょっと生臭い匂いがしてくるではないか。実際、一昨年には、櫻井氏が住んでいるH神社でも改憲署名活動が行われ、拝殿や社務所に通じる門には櫻井氏のポスターがババーン!と貼られていた。

 櫻井氏のこうした神社界(神社本庁)と一体化した政治言論活動と、神社の土地を借り、巨大な建物を建てているということは何か関係があるのではないか。

625とはずがたり:2017/05/08(月) 16:06:06
>>624-625
 もちろん、寺社が敷地を借地にしているケースは珍しくはないが、借地上の建物は「非堅固建物に限る」「木造家屋に限る」という条件が付いているケースも多く、個人にこんな巨大なコンクリート造の建物を建てさせるというのは珍しい。しかも、櫻井氏の周辺からは「土地はただではないが、かなり格安で借りているらしい」という情報も入ってきた。

 そこで、まず、土地を貸しているH神社に電話で問い合わせてみた。すると、電話口の担当者は、櫻井氏の自宅の土地が神社の所有物であることは認めたが、「櫻井先生の自宅以外にも境内に3つのお家が建てられております。いずれも地代をいただいています」と無償提供ではないという。また、櫻井氏の言論活動と関係があるのではないか?という質問については「当神社と櫻井さんに個人的なつながりがあるからとか、櫻井先生が神社界に力をいれているから土地を貸しているということではない」と強く否定した。

 ところどころ、櫻井氏のことを「櫻井先生」と呼んでいることが気になるが、H神社は櫻井氏を敷地内に住まわせていることと櫻井氏の活動は無関係だというのだ。

 しかし一方で、櫻井氏は、自らの言論活動のなかで、H神社とその国家神道礼賛の主張を、土地を借りていることは隠したまま、PRしたことがある。

 櫻井氏が連載している「週刊新潮」(新潮社)のコラム「日本ルネッサンス」で、このH神社のことを大々的に取り上げ、元旦に開かれる歳旦祭で、H神社の宮司が「天皇陛下は、私たちよりずっと早く、陽も上がらない時間に、国民全員のために祈って下さっています。有難いことだと感謝せずにはいられません」とあいさつしたことを紹介。そのうえで、GHQが「神社神道を国教とする制度を廃止し、政教分離の原則を確立し、宗教と教育から軍国主義と超国家主義を除去」したと批判し、宮司のあいさつが「皇室の祈りは天皇家の私的行事に矮小化されて現在にいたっている」ことを嘆くものだと解説していた。

 また、櫻井氏の言論が地主への利益誘導ではなかったとしても、思想的な影響はどうなのか。櫻井氏はかなり前から改憲を主張していたし、タカ派的な論客ではあったが、90年代頃まではここまで戦前回帰、国家主義的な思想を声高にがなりたててはいなかった。むしろ、薬害エイズ事件などでは、国家犯罪を追及する姿勢も見せていた。

 それが、2000年代に入ると、GHQによる神道指令は誤りだったとの論陣を張って、極端な国家主義や歴史修正主義を声高に叫び始め、その思想をどんどんエスカレートさせていった。H神社の敷地に家を建てたのは、その極端な右傾化のまっただなかのことだ。ここに何かしらの"縁"がなかったと、はたして言い切れるのだろうか。

 ここはやはり、櫻井氏本人に聞いてみるしかないと、以下のような内容の質問状(略)を送った。…

 しかし残念ながら、締め切り期限を過ぎても、櫻井氏からの返事はなかった。

 ただ、少なくとも櫻井氏が神社の境内の土地を借りるというある種の利害関係にあること、その言論や活動がこの十数年の間に急速に右傾化し、いまや神社本庁と完全に歩調を一にしていることはまぎれもない事実だ。

 新右翼団体「一水会」元顧問の鈴木邦男氏が、ウェブマガジン「マガジン9」の連載コラムで、「櫻井よしこさんの思い出」と題して、その思想の変化を書いたことがある。80年代初期、鈴木氏が他の新右翼過激派とともに運動に没頭していたころ、当時「クリスチャン・サイエンス・モニター」の記者だった櫻井氏から外国人記者仲間との飲み会に誘われた時の思い出をひきながら、こう書いている。

〈「この人が鈴木さん。日本の過激な新右翼なのよ。怖いんです」と皆に僕を紹介する。「オー、ノー」とか、「テリブル」という声が上がる。それだけを覚えている。他は全て忘れたが。しかし、30年経った今、櫻井さんの方が怖いし、過激だ。〉
〈あの頃は、櫻井さんは中立だったし、やや左だったかもしれない。それなのに今は僕を飛び越えて右に進み、保守陣営の女神さまだ。〉
(「マガジン9」第123回 13年4月17日より)

 新右翼の鈴木氏が〈怖いし、過激だ〉といういまの櫻井氏の思想はどこからきているのか。なぜ、ジャーナリストが神社本庁や日本会議と濃密な関係を築き、極右の女神的存在になってしまったのか。少なくとも、その主張がいったい誰を利するのかを、われわれはよく見定める必要があるだろう。
(編集部)

626とはずがたり:2017/05/17(水) 10:22:35
政治
まやかしの保守 ついに「日本会議」政治が沈没す=伊藤智永
https://mainichi.jp/sunday/articles/20170327/org/00m/010/006000d?inb=ys
2017年3月28日
サンデー毎日

「森友疑惑」とは、保守ネットワークを温床とする構造的な腐食ではないか。「保守業界」をえぐり続ける異能記者が、安倍政権が利用した「日本会議」の空疎な正体を明らかにし、まやかしの愛国蜜月政治の落日を論証する。

「安倍晋三先生に敬愛以上のものを持っていた。昭恵夫人ともども、小学校開設にご助力頂いていると認識していた。多くの皆さんの期待に舞い上がっていた。国有地取得では神風が吹いた、見えない力が働いたのかなと感じた。昭恵夫人に助けを頂こうと考えたが、8億円もの想定外の値引きには当時びっくりした。何らかの政治的関与、口利きがあったのだと思う。九分九厘できていたのに、応援してくれていた人が手のひらを返すように離れていく。安倍首相も国会で私を『しつこい人だ』と言い出した。私だけを悪者にする政府や大阪府のやり方に、おかしいぞ、これはどうなっているのかな、不可思議な力が働いているのかなという心境になり、何もかもお話しすることにした」

「森友学園」の籠池泰典理事長が国会の証人喚問で語った証言は、今後「事件」に発展するのかという観点から見れば、カネの授受など真偽の確かでない部分が多かった。だが、なぜこんなスキャンダルが起きたのかという世相や政治潮流への関心で見るなら、安倍首相夫妻をシンボルとする「保守」ネットワークが問題の温床だった構図が、かなり生々しく飲み込めた。

 籠池氏は自ら認めたように、「安倍流保守」の人脈と影響力をもってすれば、殊更に刑事犯罪を問われかねない賄賂を贈ったり、請託をしなくても、行政が特別の配慮や手心を加えてくれて当然と思い込んでいたと言うのだ。

 了見違いも甚だしいが、呆(あき)れたことに、そんな了見違いが第2次安倍政権の4年間に(国有地の取得要望書提出は政権発足の9カ月後)、籠池氏自身も「驚き舞い上がる」ほどのスピード感で、あれよあれよと取り運ばれ、「九分九厘」成就する寸前だったというのだ。「事件」になるかどうかに関係なく、これだけですでに政治腐敗と言わずして何であろう。

 これが氷山の一角でないとは思いにくい。古典的なカネの介在した「疑獄」とは異質の「保守」思想が媒介する構造腐食が進行していると考えるべきではないのか。

「森友問題」の背景を考える時、草の根右派組織「日本会議」の存在を避けて通ることはできない。籠池氏は、「保守業界」で日本会議大阪の幹部(運営委員)として知られていた。日本会議によると、小学校の用地問題が始まる前の2011年1月に退会届を出していたので「関係は絶たれていた」というが、籠池氏を知る人々は会員資格のあるなしに関わらず、「愛国教育に熱心な日本会議系の籠池氏」と認識していた。「瑞穂の國記念小學院」の勧誘パンフレットには、「森友学園にお越しいただいた方々」として過去に講演したことのある安倍昭恵氏や鴻池祥肇(こうのいけよしただ)元防災担当相をはじめ「保守」論客20人の顔写真が掲載されていた。ほとんどが日本会議「系」だ。小学校建設計画に関わった人々は、そこに政治力の影を感じ取っていた。その中には、大阪府や政府の役人たちも含まれていたはずだ。

「保守の名刺代わりになると思って」
 日本会議について論じる時、この「空気感」は大事なポイントである。なぜなら、日本会議は誰がメンバーで、どういう役職者たちが、どこで、いつ、何を、どうやって決めているのか、はっきりしないところに組織の特徴があるからだ。むしろ意図的にあいまいにして、正体不明な雰囲気を強みにしているフシがある。隠されれば、なお知りたくなる。だから昨年来、日本会議の解説本がちょっとしたブームになった。

627とはずがたり:2017/05/17(水) 10:22:45

 日本会議に関するデータは、ギョッとするような数字が並ぶ。与野党の国会議員約290人が「日本会議国会議員懇談会」(会長=平沼赳夫(たけお)元経産相、特別顧問=安倍晋三首相、麻生太郎副総理・財務相)メンバーで、安倍内閣では閣僚19人のうち15人を占める。全47都道府県に地方本部、その下に240超の支部があり、所属する地方議員は約1800人超、憲法改正の早期実現を求める1000万人署名運動を展開し、全国の8割に相当する37都道府県議会で同趣旨の決議を採択の予定……。

 海外メディアが「日本最大の右翼団体」「安倍右派政権を操る巨大勢力」などとおどろおどろしく形容するゆえんだが、実情を取材してみると、国会でも地方でも自覚のある熱心な会員議員はほんの一握りで、大半が「皆が入っていて誘われたから」「保守の名刺代わりになると思って」「多少なりとも票集めの足しになれば」といった動機のあやふやな「会員」らしいと気づく。名簿に載っているのに「私も入っているの?」「よく知らない」「退会した」と答える議員も少なくないので拍子抜けする。

 戦後70年の一昨年、いくつかの土地(群馬県高崎市、長野市、大阪府茨木市、奈良県天理市、福岡県飯塚市、長崎市など)の自治体や地方議会で、戦前・戦中の朝鮮人強制連行に関する史跡の説明板や碑文が「反日的だ」として撤去や書き換えを求める動きが起きた。そうした碑や史跡は全国に何百もある。そのごく一部について、偏った地域で、一斉に同じテーマの同じ要求が、同じ手法で起きた。その傾向と現地の顔ぶれから、日本会議の「組織的キャンペーン」と疑われた(日本会議広報担当者は否定)。

 飯塚市の事例を取材した。市議会で質問した議員は日本会議系だったが、内容に事実誤認があり、迫力に欠け、市側の説明でおとなしく引っ込んだ。その後も質問は繰り返されたが、議員は気乗りしない様子で、地元の事情通は「市内に本家がある麻生家とつながりの深い熱心な日本会議メンバー2人から強く促されたやらせ質問だから」と苦笑していた。断っておくが、まさか麻生氏がやらせたというわけではない。麻生氏の周辺に近づき、その盛名をかたる右派活動家がおそらく独自に動いた。しかし、権勢を誇る副総理の名前が背後にちらつき、よそでも同じ動きがあると報じられれば、事情をよく知らない人々には権力と結びついた「組織」や「勢力」を想像させずにおかない。同じように各地の地方議会で質問や決議を重ねて「量」を大きく見せかけ、実態は空疎な「質」を偽装する、それが日本会議の手法なのだ。

こんな組織で日本国の黒幕?
 そうした外見に引き寄せられる人たちもいて、神奈川県など一部地域で会合は盛況だが、全国会員数は公称約3万8000人。小さくはないが、参院議員を単独で当選させられる集票力はない。1万人規模の全国大会を開く時は、「新宗教」と呼ばれる教義も主張もまちまちな宗教団体の信者で埋め尽くされる。会場をのぞくと、聴衆はまじめそうだが驚くほど熱気がなく、文字通り「動員」されただけとすぐ分かる。選挙の時はそれぞれの推薦候補を抱えているので、集会用の「サクラ」である。

 言わば「張りぼて」だが、それでも1997年の創立以来、国旗国歌法制定(99年)と「愛国」「道徳」を盛り込んだ教育基本法改正(2006年・第1次安倍政権)の実績が、官界に一定の政治力を認知させた。想定外の第2次安倍政権の発足で「ついに政権まで握った」という「黒幕神話」を生んだ。しかし、知れば知るほど理念も実体も空疎なのに当惑するのだ。こんな組織で日本国の黒幕なのか?

 これまで一番腑(ふ)に落ちた分析は、日本会議設立に深く関与し、初期の活動に少なからず力を貸してきた村上正邦・元労相の評価だ。

「日本会議自体にそんな力はない。ビラや集会や地方議会決議といった昔の左翼のやり方をまねて大きく見せかけているだけだ。力を失ったオールド左翼の連中が昔の自分たちの幻影に怯(おび)えている。その幻影の力を安倍が利用しているんで、日本会議が安倍を操っているんじゃない。逆なんだ。安倍は賢い。自分には人を畏怖(いふ)させるものがないと分かっていた。最初は日本会議が安倍を教育しようと近づいたんだが、そのうち安倍は自分に大きな背後勢力が付いていると見せることが政官界への隠然たる影響力になると気づいた。日本会議はいつの間にか立場が逆転したと気づいているし、憲法改正でも靖国参拝でも安倍の日和見路線に不満があるけど、こうなっては利用されるしかない」

628とはずがたり:2017/05/17(水) 10:22:57
>>626-628
 一昨年6月、現在病気療養中の日本会議国会議員懇談会長の平沼氏に永田町の事務所で取材した際、「日本会議の中に外には出せない安倍首相への不満が溜(た)まっているのでは」と率直に尋ねたところ、平沼氏はゆっくり二度うなずいてから、厳しい表情で「それでもしっかり支えていきますよ」と言葉を発したのを思い出す。

 ねじれを抱えながらも「日本会議幻想」は「安倍流保守政治」を支える基盤であり続け、官僚機構はデータの数字とあやふやな伝聞を元に、政治力の幻影を実像と見なして、恐らくは「便宜」や「忖度(そんたく)」を計らい、結果的に幻影に実体を肉付けしてしまった。それが「森友問題」なのではないか。「事件」化に拘(こだわ)るなら、このまま誰が悪者なのか藪(やぶ)の中で終わる可能性もあるが、政治腐食の温床と構図はかなり分かってきた。日本会議系につながっていれば、昭恵夫人と親しくしていたら、この政権では何かおいしいことにありつけそうだという歪(ゆが)んだ政治の風潮があり、「第2、第3の森友問題」もあるのだろうと皆が知ってしまった。

 これをきっかけに、日本会議は安倍政治の柱石から弾(はじ)き出されていくだろう。理由は行政の腐敗だけではない。安倍首相が政権延命を優先し、実は憲法改正や靖国参拝に慎重だからばかりでもない。もっと本格的な政策の根幹で、日本会議と安倍政権にはひびが入っており、これまでフタをされていた「期待外れだ」「迷惑だ」という相互不信が増幅されていくと予見できるからだ。

政権長期化で「目障りな支持層」に
 日本会議は、愛国教育・あるべき家族像・歴史認識といった一見伝統的な理念問題を運動の柱に掲げる。これに対し、安倍内閣はグローバリゼーションを勝ち抜くための経済産業省的ナショナリズムを政権運営の軸に据える。つじつまを合わせようにも、ずれが出る。

 たとえば日本会議の「忠君愛国」「歴史美化」には、ヘイト・スピーチまがいの「排外主義」が紛れ込んでも自浄力が弱い。「あるべき家族像」では女性の立場や役割が従属的になりがちで、経済成長に不可欠な「輝く女性」政策としばしば相容(あいい)れない。そもそも日本会議には本格的な経済政策・国家経営ビジョンがないので、安倍政権が長期化すれば次第に「目障り」で「面倒な」支持層へ追いやられていくのは避けがたい。

「ブレグジット(英国のEU離脱)、トランプ(米政権)・ショック」後の国際情勢に対応した外交政策の転換も、日本会議と安倍政権では発想が異なる。中国・韓国・北朝鮮に対するプライド以外に日本会議の外交政策は不明だが、国際政治学者の田久保忠衛会長は時事通信ワシントン支局長を経験したベテランジャーナリスト出身らしく、「トランプ米大統領ともプーチン露大統領とも仲良くしていれば、中国を牽制(けんせい)できる」と言わんばかりの楽観的な安倍外交に最近、方々で公然と警告を発している。

 田久保氏は日中戦争時代の米中関係、ニクソン米大統領が電撃訪中した米中接近の歴史的教訓から、トランプ政権が習近平・国家主席の「新型大国関係」(米中2大国=G2で太平洋をはじめとする国際関係を仕切ろうという戦略的互恵関係)路線に同調する可能性は否定できないと指摘。最悪の展開を避けるため、今こそ日本が先に中国との融和・協調路線をとるべきだと主張している。領土問題棚上げの日露交渉進展にも大反対だ。

 経済・外交政策の骨格で不協和音が大きくなりつつある時、「森友問題」は起きた。スキャンダルはウヤムヤにできたとしても、長期政権の路線問題は簡単に溝が埋まらない。遅かれ早かれ「日本会議政治」の地盤沈下はあらわになる。「森友問題」は、その思いがけない呼び水となる。

いとう・ともなが
 1962年東京生まれ。毎日新聞政治部、ジュネーブ特派員を経て、編集局編集委員。毎月第1土曜日の朝刊にコラム「時の在りか」を執筆。著書に『靖国戦後秘史―A級戦犯を合祀した男』(角川ソフィア文庫)、『靖国と千鳥ケ淵』(講談社+α文庫)ほか

(サンデー毎日4月9日号から)

629とはずがたり:2017/07/10(月) 08:52:16
>「朝日新聞は国家の恩恵を受けているんだから、国益にかんする報道をしっかりしてもらいたい」「反日的な報道、捏造報道、これだけはやめてもらいたい」と、朝日新聞批判に話題を移したのだった。
朝日新聞は国から便宜を図って貰いながらちゃんと反日的な報道してるなら問題ないじゃ無いか。便宜を図ってもらって提灯記事を書く方は問題だけえが。

リテラ > 社会 > オピニオン > 百田など森友学園大好き文化人の醜態
百田尚樹、青山繁晴、竹田恒泰…森友学園を賞賛し協力してきた極右文化人たちが見苦しい開き直りと話のスリカエ
http://lite-ra.com/2017/03/post-2964.html
2017.03.04

 ようやくテレビでも連日取り上げられるようになった学校法人森友学園への国有地格安売却問題。…安倍首相の「嘘」がどんどんと暴かれている状態だ。

 そんななか、同じように醜態をさらしているのが、森友学園が運営する塚本幼稚園を礼賛してきた極右文化人たちだ。塚本幼稚園で開かれる講演会には、昭恵夫人以外にも、さまざまなネトウヨの神とも言うべき“極右芸人”たちが揃いも揃って登場、HPでも熱烈な推薦文を寄せていたが、その彼らがいま、ある者は「俺は無関係!」と強調したり、ある者はなんとか問題をすり替えようと必死になっているのである。

 その筆頭は、昨年11月19日に塚本幼稚園で講演をおこなった作家の百田尚樹センセイだろう。2月28日放送の『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCシアター)では、国有地払い下げ問題を、国会で日本維新の会の丸山穂高議員が主張した「国有地の格安払い下げは朝日新聞や読売新聞、朝鮮学校にも行われている」という質疑を取り上げるかたちで紹介。その上で百田は、「たかだか一小学校の払い下げを問題とするなら、こういう問題もひっくるめて問題にせなあかんのですね、本当はね」と、問題をすり替え。「朝日新聞は国家の恩恵を受けているんだから、国益にかんする報道をしっかりしてもらいたい」「反日的な報道、捏造報道、これだけはやめてもらいたい」と、朝日新聞批判に話題を移したのだった。

 たしかに、朝日新聞社や読売新聞社だけでなく、百田センセイの大好きな産経新聞社も含め、ほとんどの大手新聞社、テレビ局が国有地を時価の半分以下という格安の価格で払い下げてもらっている。こうしたマスコミの行為は報道の自立を妨げるもので、当サイトでもしばしば批判してきたが、かといって森友学園の不正は別次元の話。そんなことを理由に森友学園の不正が肯定できるはずもない。
 そもそも、新聞社の国有地払い下げはほとんどが40年以上前の話であり、売却価格も最初から明らかにされ、とりあえず言論機関の公共性を考えて優先的に土地を提供するという大義名分もあった。しかし、森友学園の問題は、たったいま起きていることであり、価格の隠ぺい、新聞社やテレビ局の比ではない値引きがおこなわれ、かつ、政治家への口利き依頼までが明らかになっているのだ。

 つまり、百田は自分が絶賛してきたトンデモ学校法人をかばうために、昔の話をもち出して、ごまかしているにすぎないのだ。橋下徹も同じ論法で、森友学園からの要望を受けて私立小設置基準の規制を緩和した自分たちの責任を回避しようとしていたが、見苦しいとしか言いようがない。

 しかも、百田は、これだけでは飽き足らず、こんなデマまで語っていた。
「『サンデーモーニング』でしたっけ。TBSの。あんなかで岸井ナントカという人がですね、『教育勅語はヘイトだ』と言ったらしいですね。教育勅語がヘイトって、頭おかしいんちゃうかと思いますね」
 念のため指摘しておくが、『サンデーモーニング』で、岸井はそんなことを語っていない。教育勅語を暗唱させている場面につづいて、幼稚園が「よこしまな考え方を持った在日韓国人や支那人」と書いた文書を配布していたことをVTRで紹介。それを受けて岸井は「幼稚園児に教育勅語を暗唱させるなんて、いまどき考えられない上に、ちょっとヘイト的なあれがある」と語っただけだ。つまり「教育勅語がヘイト」と言ったのではなく、配布された差別文書を指して「ヘイト的」と指摘したに過ぎないのだ。
 このデマを見ると、以前から囁かれていた“百田センセイはネトウヨまとめサイトをネタ元にしている”説がにわかに信憑性をおびてくるが、いずれにせよ、天皇に命を捧げよと洗脳する軍国教育の象徴たる教育勅語を「素晴らしい」などと褒めあげるあんたの頭こそ「おかしいんとちゃうか」という話だろう。

630とはずがたり:2017/07/10(月) 08:52:57

 だが、こうして問題のすり替えをおこなっているのは、百田だけではない。やはり塚本幼稚園で講演をおこなったことがある参院議員の青山繁晴は、百田と同じ『真相深入り!虎ノ門ニュース』において、塚本幼稚園が教育勅語を暗唱させていることを「それ(教育方針)とこれ(国有地売却問題)とを一緒にするのはまったくおかしい」と報道を批判し、こう述べた。
「(テレビ局は)よく言うよ、洗脳なんて。いままで日本軍は悪いことばっかりしましたって洗脳を放送でやってきて」
「教育勅語だから悪いという根拠は一体何なんですかね」
「教育基本法に基づいての歴史教育が結局、中国、韓国の嘘を生んだ」「どれだけ嘘を教えられてきたか」
 しかも青山議員は、“日教組が優遇されてきたんだから教育勅語を教える学校は逆に排除されるはず。だから森友学園は特権的な扱いは受けていない”などと持論を展開させたのだ。ネトウヨ脳ここに極まれり、である。

 また、青山議員と同様に「国有地問題と教育方針は別問題だ!」と主張したのは、塚本幼稚園の愛国教育を〈超ユニークな教育〉などといち早く喧伝した産経新聞に所属する久保田るり子編集局編集委員だ。
 久保田編集委員は2月28日放送『みんなのニュース』(フジテレビ)に出演、同番組では前述の選手宣誓で園児が「日本を悪者として扱っている中国・韓国が心改め、歴史教科書で嘘を教えないようお願い致します」と言わされていたことに対し、中国・韓国メディアが批判的に紹介していることを伝えたのだが、これを受けて久保田編集委員はこんな発言をおこなった。
「中韓の批判は自分たちの国絡みでですね、虚構の歴史観に基づいてる教科書をつくってる国にこんなこと言われる筋合いまったくなくて、プライベートの学校でどんな教育しようとそれは勝手だと思うんですね」
 幼稚園児がこんなグロテスクな宣誓をさせられていることが問題になっているのに、久保田編集委員は中韓批判に話をスライドさせたのだ。しかも「(私立という)プライベートの学校でどんな教育しようと勝手」とは、この新聞記者は、教育基本法を読んだことがないのか。
 少なくとも、教育基本法は「特定の党派支持」を禁じており、これは私立学校にも適用される。あの選手宣誓は明らかに教育基本法違反だろう。
 さらに閉口してしまうのは、塚本幼稚園の推薦の声をHPに寄せていた田母神俊雄だ。田母神はTwitterで、塚本幼稚園の元園児の保護者らが同園の教育実態を訴えていることについて〈私はこの人が本当に保護者であるのかわからないと思っています〉などと、あろうことか保護者らを標的に。また、〈国会では相変わらず安倍内閣倒閣運動が行われています。左翼偏向マスコミもこれに加担しています〉〈国会議員が入学予定の児童や父兄のことはそっちのけで権力闘争に明け暮れている〉と、当然の疑惑追及を「安倍内閣倒閣運動」と言い出す始末なのだ。
 選挙資金を不透明なかたちで処理し、運動員を買収したとして公職選挙法違反で起訴されている御仁がいったい何を偉そうに語っているのだろうか。
 ほかにも、やはり同園HPに推薦の声が掲載されていた竹田恒泰は、〈講師として招かれたので講演したことはありますが、小学校設立に当たって推薦した事実はありません。安倍さんも勝手に名前を使われていたようですね〉とTwitterに投稿。同じく推薦人だった日本のこころを大切にする党の中山成彬も〈私も園児に教育勅語を斉唱させている幼稚園ということで視察したことがあるが、経営者自身が勅語の精神を理解していないようだ〉と、同じように逃げ腰の投稿をおこなっている。

631とはずがたり:2017/07/10(月) 08:53:07
>>629-631
 このように、塚本幼稚園を絶賛してきた応援団たちは、無関係を装いつつ問題の核心をはぐらかし、この期に及んでも「教育勅語の何が悪い!」「中韓の教育も一緒だろ」などと塚本幼稚園の教育を擁護するのである。
 そして、櫻井よしこ、曽野綾子、渡部昇一など塚本幼稚園を絶賛し協力してきた文化人・知識人は他にもまだまだいる。きっとこういう連中がこれから、「月刊Hanada」「WiLL」「正論」などで見苦しい話のスリカエと開き直りを展開するのだろう。
 いや、それは文化人・知識人だけではない。現に、3月1日の参院予算委では、共産党の小池晃議員が塚本幼稚園の件の選手宣誓を取り上げると、自民党議員の席からは「素晴らしい!」「正しい!」などというヤジが飛んだ。さらに、教育勅語の暗唱に対しても、「いいじゃないか!」と声があがったからだ。
 既報の通り、明治初期に発布された教育勅語は、皇国史観を植えつけ、いざ戦争があれば公に身を捧げ永遠に続くべき皇室の運命を助けよと命じる軍国主義的イデオロギーそのものであり、このなかでは基本的人権は認められていない。こんなものを幼稚園児に叩き込むことは洗脳以外の何物でもないが、国会の場でおいてさえ、自民党議員たちはそれを肯定してみせるのである。
 いま、多くの国民が塚本幼稚園の教育に異常さを感じているが、現在の安倍首相率いる自民党はあれを異常とはまったく感じていない。このことの恐ろしさを、いまこそあらためて考えるべきだろう。
(編集部)

632とはずがたり:2017/07/10(月) 08:53:44

『朝生』初出演の百田尚樹があらゆるテーマで無知さらけ出し大恥! 改憲派学者からも「本当に右なのか」と
http://lite-ra.com/2017/06/post-3215.html
2017.06.03

633とはずがたり:2017/07/10(月) 08:54:17

百田尚樹の韓国ヘイト本がヒドい!「韓国は不潔」「朝鮮にハングルを広めたのは日本」など差別デマと歴史修正のオンパレード
リテラ 2017年6月25日 20時30分 (2017年7月1日 19時56分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20170625/Litera_3272.html

634とはずがたり:2017/07/10(月) 09:02:51
面白いw

産めよ増やせよ大和撫子((旧日本の独立を目指して)))
http://blog.ap.teacup.com/applet/jiritu/archive?ap_protect=a9zht66qdww

日本民族とその文化は消滅過程にあります。この状況は世界の最先端でもあります.このブログはその打開の可能性を探る思考実験を目的としていますのでなんでもあり。

635とはずがたり:2017/07/10(月) 12:40:38
マルヤス水軍
ランチ500円から おまかせ漁師丼+漁師汁
なかなか

636とはずがたり:2017/07/13(木) 15:13:58

青山繁晴が閉会中審査で大恥! 質問は悉く前川氏に論破され、出会い系通い問題はデマがばれて質問できず
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170711/Litera_3306.html
リテラ 2017年7月11日 09時44分 (2017年7月13日 14時56分 更新)

637孫呉陳:2017/08/12(土) 23:01:34
独島は韓国領土である。

638とはずがたり:2017/08/19(土) 21:16:46
「反ネオナチ」進める米テック企業 アップルペイも決済禁止に
https://news.goo.ne.jp/article/forbesjapan/business/forbesjapan-17392
08:00フォーブス ジャパン

グーグルやドメイン登録サイト大手の「GoDaddy」から追放されたネオナチサイト「The Daily Stormer」がその2日後の8月16日、ロシアのドメインで復活していたことが分かった。復活の数時間後には再び閲覧できなくなった

アメリカのテック企業の間では、8月12日にバージニア州で発生した白人至上主義グループと反対勢力の衝突を受け、極右的サイトをインターネットから追放しようという動きが広まっている。

15日には掲示板サイトRedditが、「民主党員は社会から物理的に隔離されるべき」という考え方を掲げる「Physical_Removal」コミュニティーを削除した。

フェイクニュース対策が不十分と批判されているフェイスブックも今後、ネオナチや極右的サイトへのリンクを許可しないとしている。この件に関し、マーク・ザッカーバーグは16日、次のような公式見解を示した。

「私たちのコミュニティーでは憎悪は許されない。だからこそヘイトクライムやテロを推進し称賛するような投稿は削除してきた。シャーロッツビルでの一件も例外ではない。状況を注視し脅迫を示唆する投稿は削除していく。フェイスブックが誰にとっても安心できるサイトになるよう努力することを誓う」

ザッカーバーグはさらに「ネオナチと白人至上主義は間違っているという明白な事実を理解できない人がいるのは残念なことだ」とし、トランプ大統領を暗に批判した。

決済サービスにおいても極右を締め出す動きが始まっている。15日にはトランプ大統領の支持者ピーター・ティールが創業したペイパルが、利用規約を強調する投稿を行った。

「ペイパルは憎悪や暴力、人種差別を推進する活動に関する決済や寄付に利用されないよう努力している。規制対象にはKKK、白人至上主義団体、ナチ団体など人種差別的な考え方を推進する団体が含まれる」との声明をペイパルの担当者が発表した。

アップルも白人至上主義関連のアパレルを取り扱うサイトの、アップルペイの使用を禁止する取り組みを始めている。
Clare O'Connor

639とはずがたり:2017/08/20(日) 16:50:05
極右に反対、全米デモ=4万人、ボストン行進
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170820X966.html
15:50時事通信

 【ニューヨーク時事】米南部バージニア州シャーロッツビルで白人至上主義者や極右支持者と、反対派による衝突事件が発生してから1週間が経過した。これに合わせ、全米各地で19日、反対派によるデモが行われた。東部マサチューセッツ州ボストンでは「トランプ反対」「極右団体禁止」といったプラカードを掲げ推定4万人がデモ行進した。

 ボストン中心部の公園ではこの日、保守派による集会「言論の自由」大会が開かれた。保守派の講演者らが招かれ、トランプ大統領支持者や極右勢力も参加したとみられる。

 デモはこれに抗議する形で行われた。公園周辺の通りを「白人至上主義者らは去れ」などと叫びながら練り歩いた。

 シャーロッツビルでは12日、極右支持者や白人至上主義者らと反対派が衝突。極右とみられる男が反対派のデモ隊に車で突っ込み、女性1人が死亡する惨事となった。

 このため、ボストン市警は19日、衝突回避のためバリケードを設置して公園を封鎖。警官約500人が出動し、厳重警備態勢を敷いた。大きな衝突は起きなかったが、報道によると、警官隊などとの小競り合いで30人以上が逮捕された。

 トランプ大統領は、シャーロッツビルでの衝突後、白人至上主義者側を擁護するような発言をして批判を浴びた。19日は一転、ツイッターに「ボストンでのデモに参加して敵対感情や憎悪を非難した多くの人々を称賛したい。わが国は間もなく一つになれるだろう」と書き込み、デモへの支持を表明してみせた。

 この日はこのほか、ジョージア州アトランタやルイジアナ州ニューオーリンズ、カリフォルニア州ラグナビーチ、テキサス州ダラスなどでもデモが行われた。それぞれ数百人が参加し、人種差別や白人優位などに抗議した。

640さきたま:2017/10/05(木) 15:50:07
非共産の野党再編・民進党解党論者である、松井孝治の「リベラル」論。
鳩山内閣官房副長官、参議院議員(京都府)2期、前原・鳩山らの側近と呼ばれ、
政界引退後、慶應義塾大学総合政策学部教授。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1960785804135606&amp;id=100006126152789&amp;notif_id=1507109782515417&amp;notif_t=feedback_reaction_generic
【私の「リベラル」体験と違和感】

希望の党の民進党「リベラル派」排除が話題になっているが、今日某大手新聞社(保守系)の記者さんから取材の電話があり、リベラルって何ですかね?という質問を受けた。
現在の日本の政治状況では、リベラル=左派というように使いがちだが、本来は自由主義者という意味なのだと思う。もっとも現代の日本では、全体主義者や共産主義者は少数になっているので、単純に自由主義ということでは差別化されにくい。
私が12年間の議員生活を民主党という政党で送って、党内の「リベラル派」と呼ばれる代表的政治家について、これは感覚が違う!と実感した事例を2つ挙げて、私なりのリベラル政治家像と、それに対する個人的違和感を申し上げたい。
(私が感じた違和感よりも、以下の二人の政治家の考え方にむしろ共感を感ずるという方もおいでだと思う。個人の思想や価値観の問題なので、それはそれで尊重するしかない。例えば、保守の論客とみなされていた小林秀雄氏がご存命ならば、政治が国民の意識のどこまでに関与すべきと考えられたであろうか、と思いを巡らすに、必ずしも定かでない。)
一つ目は、枝野幸男氏の考え方である。
2002年の9月の代表選挙で、若手から勝てる候補者を出そうということで、20人の推薦人を確保した前原陣営と野田陣営でどちらかに候補者を一本化のため予備選をやろうということになった。
公開討論会をネット中継するなど正々堂々と論争の末、世論調査で雌雄を決し、敗れた陣営は勝者を応援することを合意し、その前提として、二人の間で共有する時代認識、国家観、政治手法を文書にまとめようという話になって、その文書を私が起案した。
その中に
「国民の生命、財産と名誉を守ることが国家の第一使命であり、現実の国際関係を直視し、尊厳ある外交・安全保障政策を樹立・展開する。」
という一文があった。
これに枝野さんが異議を挟んだのである。
枝野さんの意見は、国民の生命、財産を守るのは国家の使命だけれど、国民の名誉を守るのが国家の使命というのには違和感があり(「少なくとも自分の趣味ではない」と明言されたことを覚えている)、出来れば、名誉という文言を削るべきというものだった。
前原さんも野田さんも原案通りで構わないという意見だったし、枝野さんも最終的にはお二人がよければということで拘られなかったので、枝野さんの異議は取り入れられなかった。
しかし、枝野さん流のこの「リベラリズム」は、私の中に強い印象を残した。
折しも今週はノーベル賞週間だが、日本人がノーベル賞を取ったり、オリンピックでメダルを獲得したりすること、もう少し抽象的に言えば、平和国家であることや世界に誇る芸術文化国家であることは国家・国民の名誉であり、それを推進・振興することは、当然、国家の第一使命と思いこんでいた私には、枝野さん異議は正直驚きであったし、世の中には国民の名誉、すなわち国家の名誉というものを随分クールに捉える政治家もいるものなんだなと視野を開かれた思いすらした。が、それ以降枝野さんとは距離を置くようになった。

641さきたま:2017/10/05(木) 15:50:48
>>640続き

二つ目は、菅直人氏の考え方である。
2003年のマニフェストを作るに当たり、私も政権プランの作成などに関与したのだが、最初の見開きページは菅代表の親筆ということになり、最後に出てきた文書が「最小不幸社会」と題するものだった。
政治の目標は、病気や貧困、戦争など国民の「不幸」の原因を取り除くことであり、国民の「幸福」は個人の内面にあるものだから、政治は関与するべきではない、というのが菅氏の考えである。
確かに一つの見識であるには違いないけれど、政治というものが、そのようなドライなものであって良いのか、個人の内心に関わることも含めて、政治とは、国民の幸福の最大化を図るためにも様々な政策を展開すべき存在ではないのかと思う私は、そのペーパーを見た瞬間から、個人的に強い違和感を感じた。
マニフェスト冒頭のその文書は、我々に諮られることもなく、党首ご親筆ですからご一任下さいということで決定されたのだが、初代マニフェストとして比較的好評だった民主党マニフェストに汚点が残ったように私は感じたのだった。
このように、枝野氏、菅氏ともに、国家や共同体は、国民個人の名誉であるとか、幸福感であるとか、その内心には極力関与すべきでないという、個人主義観が強いのが特徴だと思う。
つまり、個人を、国家に代表される共同体と切り離し、共同体が個人の領域に関わることをよしとしないところ、個人の国家からの自由を重んずるところに、菅氏、枝野氏のリベラリズムの共通項があるように感じるのだ。
こうした考え方の延長線上に、国旗や国歌についての捉え方、道徳教育、情操教育についての国家や共同体の関与についての冷淡さが存在するのだろう。
かくいう私も、国家が国民の内心にずかずかと踏み込み、介入するような社会には反対なのは当然である。
しかし、国際社会で日本人や日本国が名誉ある地位を得るために懸命にサポートし、努力するのが政府の第一の役割のひとつだし、単に国民の不幸の要因を減少させるだけでなく、日本人の幸福感の向上のために知恵を絞って各種の政策を展開するのが、政府や公共体の使命であるというのが、私の感覚である。
枝野さんや菅さんのような、国民の名誉や幸福感は個人の内心領域であって極力国家は関与すべきでないというリベラリズムが我が国のリベラル政治家にあまねく存在する特徴ではないという反論もあるかも知れないけれど(現にお二人とは見解の異なる「リベラル派」議員もいるようにも思える)、私個人の「リベラル体験」と違和感は、象徴的には、以上申し述べた二つの体験にある。

642さきたま:2017/10/05(木) 16:09:13
>>640-641
自分の考え方としては、どちらかと言えば松井に近いかもしれない。
枝野と違い、国民の名誉を守るのが国家の使命というのには違和感はない。
第一使命とまでは思わないが。
菅のいう、国民の「幸福」は個人の内面にあるものだから、政治は関与するべきではないという考えは理解できる。
ただ、子供たちの自己肯定感が諸外国に比べ低いと言われている昨今、
>日本人の幸福感の向上のために知恵を絞って各種の政策を展開するのが、政府や公共体の使命である
という松井の意見には頷ける。
二人ともドライと言えばドライ。
ただ、
>個人の内心に関わることも含めて、政治とは、国民の幸福の最大化を図るためにも様々な政策を展開すべき存在ではないのかと思う
という松井の意見だが、内心に踏み込む部分は、さじ加減が難しい。
>道徳教育、情操教育についての国家や共同体の関与についての冷淡さが存在するのだろう。
とも書いているが、道徳教育について国が積極的に関与するのはいかがなものかとも思う。

ともあれ、枝野や菅の思想は、まさにリベラリズム、自由主義ではないかと思う。
枝野は保守を標榜し、保守とリベラルは対立する概念ではないとも言っているが、
政治思想的には、二人はリベラリストなのではないだろうか。

643とはずがたり:2017/10/08(日) 12:26:48
>(当時の)小沢一郎氏のめざしたのは「小さな政府」で、彼が『日本改造計画』で描いた構想は、自民党と霞が関のコンセンサスに近かった。
此に関しては池田は此処http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1191664843/2136でも書いてゐる。

>小沢氏の理念は80年代の英米の改革の延長で、「新自由主義」といわれるような特殊な思想ではなかった
池田はこう書いてるが,ばらまき大好き化するこの15年間程の小沢の様子は,寧ろ当時の小沢が霞ヶ関に祭り上げられた御輿で本心ではなかったのではないか?御輿は軽くて…を思い出すがw

立憲民主党で日本から「社会主義の亡霊」が消える
https://news.goo.ne.jp/article/jbpress/politics/jbpress-51281
10月06日 07:00JBpress

 民進党代表代行の枝野幸男氏など左派が、新党「立憲民主党」を設立した。これは民進党が希望の党に合流したときから予想されていた展開で、前原誠司代表も「想定内だ」とコメントした。希望の党の小池百合子代表が憲法改正を否定する左派を公認するはずがなく、それが合流の目的だったと思われる。

 共産党はさっそく新党との共闘を表明し、全国で独自候補を取り下げ始めた。もともと小選挙区で共産党が勝つ見込みはないので、その票が立憲民主党に入ると、意外に健闘するのではないか。これで「自民・公明」と「希望・維新」と「立憲・共産」という3極の戦いになるが、この構図には既視感がある。

よみがえる「社共共闘」
 55年体制で「革新勢力」が最盛期だったころ、社会党は共産党と組む社共共闘か、民社党・公明党と組む社公民共闘かで揺れていたが、東京都の美濃部知事をはじめとする革新自治体で選挙戦を制したのは社共共闘だった。

 その背景には、総評という労働組合の動員力があった。民社党系の同盟は大きな勢力にはなれなかったので、社公民は選挙に弱く、社会党の主流は「プロレタリア独裁」をめざす社会主義協会だった。これは共産党の方針とも似ていたので、1970年代まで「社会主義」が野党の共通の目標だった。

 1980年代には社会主義の実態が分かってきたので、社会党の土井たか子委員長は「護憲」を持ち出した。その中身は第9条の一国平和主義で、社会主義のように体系的な理論はないが、争いを好まない日本人にはなじんだ。立憲民主党は、このころの社会党に戻って「社共共闘」で生き残るつもりだろう。

 だが冷戦が終わると、社会主義と労働組合の力が弱まった。英米でサッチャー・レーガンの保守革命が起こり、日本でも中曽根内閣で国鉄と電電公社の民営化が行われた。小沢一郎氏のめざしたのは「小さな政府」で、彼が『日本改造計画』で描いた構想は、自民党と霞が関のコンセンサスに近かった。

 この構想は1992年まで順調に進んでいたが、彼が自民党竹下派の後継争いで敗れて挫折した。自民党を離党した小沢氏は93年に政権交代を実現したが、彼の強権的な手法に反発して、社会党は94年に非自民連立政権を離脱した。これによってできた村山内閣は自衛隊と日米安保条約を認めたために社会党は崩れ去り、ここから今に至る野党の迷走が始まった。

失われた日本の「保守革命」
 小沢氏の理念は、それなりに一貫していた。彼が自民党の幹部だったときは、ハト派を追い出して「社公民」と合併させ、保守とリベラルの二大政党にしようという保守二党論だったが、彼が自民党を離党して社公民と合流したことが混乱の始まりだった。

 細川政権の最大会派は社会党であり、何かにつけて小沢氏と対立した。この「ねじれ」を解消するため、彼は1994年に自民党の右派を引き込んで社会党などを切ろうとしたが、自民党は社会党の委員長を首相に指名する奇策で裏をかき、自社さ連立政権ができた。

644とはずがたり:2017/10/08(日) 12:27:06
>>643-644
 のちに小沢氏にインタビューしたとき「55年体制では自民党と社会党は地下茎でつながっていて、国会は実質的に全会一致だった。そうでなければ自社の連立政権なんかできるはずがない」というので、「ではなぜ自社さに裏をかかれたのか」と質問したら、「あそこまで節操がないとは思わなかった。私も若かった」と笑っていた。

 細川政権で実現した小選挙区制で、日本も英米型の二大政党になるはずだった。小沢氏も社会党を追い出したあと、新進党で二大政党をめざしたが、社会党とさきがけなどが民主党をつくった。このときの自民・新進・民主の3極も今回の選挙に近いが、消えるのは民主だと多くの人が予想した。

 ところが小沢氏はこのときも新進党をまとめるのに失敗し、1997年末に解党してしまった。これが彼の最大の失敗だった。このとき右派を自由党に結集しようとしたが、それは50人余りの小政党になってしまった。日本の保守革命は、このとき失われたままである。

 小泉政権は不良債権の最終処理という構造改革は実現したが、それ以外は大したことはできなかった。それは小泉首相の「個人商店」だったので、内閣が変わると自民党は昔の自民党に戻ってしまった。

日本の「長過ぎた社会主義」の終わり
 小池氏は新進党のときから小沢氏にずっとついて行った「元祖小沢ガール」だ。自由党で自民党と連立するところまで同じだったが、連立解消のとき自由党に戻らなかった。彼の失敗を見た小池氏は、その教訓を学んでいるだろう。

 その1つは、政治を動かすのは理念ではなく人気だということだ。小沢氏の理念は80年代の英米の改革の延長で、「新自由主義」といわれるような特殊な思想ではなかったが、自民党にも野党にも抵抗されて実現しなかった。日本人は大きな変化や強いリーダーをきらうからだ。

 小池氏には一貫した理念がないが、それは意図的だろう。「寛容な改革保守」という希望の党の理念は何も言っていないに等しいが、理念で投票する有権者はいない。テレビで受ける「原発ゼロ」などのキャッチフレーズがあればいいのだ(実現できなくても)。

 もう1つは、緊縮財政では選挙に勝てないということだ。小沢氏は『日本改造計画』で消費税率10%を提唱したが、それはいまだに実現していない。消費税の増税を掲げた政権は橋本内閣以降、必ず選挙に負けたからだ。

 10%を超えるインフレと高金利に苦しんだ1980年代の英米では財政規模の縮小が必要だったが、今の日本では国債をいくら発行しても金利が上がらない。アベノミクスはゼロ金利を利用して社会保障の負担を将来世代に先送りする「21世紀型ネズミ講」だが、永遠にゼロ金利が続かない限り先送りは続けられない。

「消費税の増税凍結」を掲げる小池氏は、経済は理解していないが、消費税が政治的な危険物だということは知っている。税収が増えないで社会保障給付が増えると将来世代の負担が増えるが、彼らは選挙権をもっていない。いま60歳以上の高齢者に何がアピールするかを考えるのが賢い政治家である。

 追い出される立憲民主党には、こういう狡猾さはない。その純粋さで同情票は集まるかもしれないが、彼らが社会党と同じ運命をたどることは確実だ。小池氏が彼らを排除して「社共共闘」に追い込んだのは一歩前進である。

 彼女は何も実のある改革はできない(政権も取れない)だろうが、真の政策論争は冷戦後も生き延びてきた社会主義の亡霊が消えたところから始まる。この25年、政治を混乱させてきた亡霊を追い払い、資本主義を取り戻すことが日本の残された希望である。

(池田 信夫)

645さきたま:2017/10/09(月) 10:12:27
記事
鈴木しんじ2017年10月09日 07:58
立憲民主党はリベラル政党としての立場を明確にすべき
http://blogos.com/article/251129/
「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」(通称:市民連合)が7日に、立憲民主党、日本共産党、社会民主党の3野党の代表者を都内の会合に招き、衆院選に関する政策要望書を提出、3党の選挙協力も求めた。要望書は、①憲法違反の安保法制を上書きする形での憲法改正とりわけ第9条改正への反対、②特定秘密保護法、安保法制、共謀罪法など安倍政権が行った立憲主義に反する諸法律の白紙撤回、③原発ゼロ実現を目指すことを柱としたものであり、3党もこれを受け入れた。

要望書の内容は、これまでの民進・共産・自由・社民の4野党に対して提出されてきたものと同じであり、極めて妥当なものである。要望書は実質的に3党の共通公約であり、今後は市民連合と3野党間で正式な政策協定書が締結され、市民連合の山口代表と3野党党首が共同で記者会見を行い、3野党間での選挙協力の確認と共に公表されることが望ましい。マスコミの選挙報道がいまだに自民VS希望が中心となっている状況を変え、今回の選挙が3極間の戦い、いや、自民党とその補完勢力VS立憲主義者・リベラル派の戦いであることをもっとアピールしなければならない。そのために市民連合と3野党は結束を深め、知恵を絞るべきである。

気にかかる枝野代表の「リベラル」に対する認識
さて、私が以前から訴えていた形で立憲主義者・リベラル派の共同戦線ができつつある状況はうれしいが、一点気になることがある。ほとんどの立憲民主党の創設メンバーが自らをリベラルと定義しているのだが、私は枝野代表自身の「リベラル」についての認識に疑問を感じざるを得ないのである。枝野氏は認識を改め、立憲民主党を保守政党でないリベラル政党だと明言すべきだ。

枝野氏は「右か左かなんていうイデオロギーの時代じゃないんです。上からか、草の根からか。これが21世紀の本当の対立軸なんです。リベラル新党よくできたと期待を頂いているんです。保守とリベラルがなんで対立するんですか。保守とリベラルは対立概念ではありません(https://twitter.com/CDP2017/status/915592634437181440)。 」と述べている。

そもそも「リベラル」とは何かということになるのだが、結論から先に言えば「社民・リベラル」という言葉があるように、現在の日本においては、経済政策的には社会民主主義、政治的・社会政策的には政治的な自由・個人の権限を尊重する進歩主義として使われていると考えてよいだろう。こうした政策傾向はアメリカの民主党・イギリスの労働党・ドイツの社会民主党・イタリアの民主党、韓国の共に民主党など民主主義国家の二大政党の一翼を担う中道左派政党が共通して持つものである。

中道左派と対峙する中道右派政党は、アメリカの共和党やイギリスの保守党のように、経済政策的には企業活動重視の小さな政府志向(新自由主義的傾向)が強く、政治・社会的な政策では保守的な伝統的価値観を重視する傾向が強い。

646さきたま:2017/10/09(月) 10:13:20
>>645続き
「保守‐リベラル」は対立概念。上からか下からかは政策を決定しない
立憲民主党は再分配機能の強化、LGBT差別解消、選択的夫婦別姓の実現を訴えており、経済的には社会民主主義傾向が強く政治・社会的には進歩主義的である。一方で、自民党は自らを保守政党と述べている。安倍政権は経済政策的には極端に新自由主義的だとは言えないが、ホワイトカラー・エグゼンプション(高度プロフェッショナル制度)や裁量労働制の拡大を進めようとしていることは事実であり、社会政策の志向については、政権の中心メンバーの有力な支持団体である日本会議との関係を見ても政権が日本の伝統的価値観を重視しているのは明らかである。

かなり中道色を強くした自民党政策集2017を見ても、LGBT差別解消、選択的夫婦別姓の実現に関しては、それらを目指すとは書かれていない。特に選択的夫婦別姓の実現に関しては否定的な自民党議員が多い(https://mainichi.jp/articles/20151217/k00/00m/010/132000c)のは事実である。以上から、いわゆる「保守」または「右」と「リベラル」または「左」には目指す方向性に大きな差があり、今日においても政治的対立軸として機能しているのは明らかである。

「上からか、草の根からか」、これが21世紀の本当の対立軸と言っているのも根拠がない。上からか草の根からかは、方法論であり政策論ではない。どのような政策志向を持つ人間がどのようして選挙で選ばれるかは、その時の状況によって変化する。草の根運動が原動力となって選ばれた政治家は、オバマ前米大統領のようにリベラルでもありえるし、トランプ現米大統領のように排他主義的ポピュリズムを主張する人物でもありえる。さらに言えば、アメリカにおいて保守的な共和党候補を応援してきた「ティーパーティー運動」はまぎれもなく草の根運動である。


中途半端な立ち位置では失敗する。積極的にリベラルを訴えるべき
立憲民主党が保守政党である自民党と対峙する二大政党の一翼を目指すならば、自らを非保守のリベラル政党だと明確に定義すべきである。民主党および民進党は、党内にリベラル派と保守派が混在し、それが党の性格を不明確にし、衰退につながった。

9月に行われた民進党の代表選において、「今回の代表選の争点は保守とリベラルの対立ではない」と訴えていた議員が少なからずいたが、私にはそのような主張は愚かに思えた。結局は保守かリベラルかで小池百合子氏から踏み絵を踏まされ、党が分裂したのである。中途半端な立ち位置では失敗する。

冷戦後に初当選した進歩主義的な考えを持つ政治家の中には、自分をリベラルと定義することに躊躇する人が多いように思われる。リベラル→左→社会主義と思われ、支持の拡大につながらないことを恐れているのだろう。しかしながら、そのような姿勢は非常に後ろ向きである。そもそも社会主義とは「資本主義の弊害に反対し、より平等で公正な社会を目指す思想、運動、体制(http://blogos.com/article/242327/)」であり、社会民主主義を含む広い概念である。必ずしも市場経済と対立する概念ではない。

自らを民主社会主義者だと述べた、リベラル派のバーニー・サンダース米上院議員が昨年の大統領選であれだけ広い支持を集めたことを思い出してほしい。むしろ、リベラルであることの意義を有権者に対して積極的に訴えていくことが求められているのではないか。

647さきたま:2017/10/09(月) 10:14:20
>>646続き
補論:リベラリズムと社会民主主義
リベラリズム(Liberalism)を日本語に訳すと、「自由主義」となる。ややこしいのが自由主義には複数の意味合いがあり、代表的なものに政治的自由主義と経済的自由主義がある。前者は個人の政治的な自由を重視し、政治的な自由を達成するには社会的な公正を実現しなければならず、そのためには政府の経済への介入を認めるという立場である。これは社会自由主義とも言われる。

一方で後者は、経済における意思決定は最大限個人にゆだねるべきであり、できるだけ政府などの組織集団がかかわるべきでないという立場である。小さな政府を標榜する経済的「新自由主義」に親和性が強い。よって同じ言葉で正反対の意味を持つのであるが、日本とアメリカではリベラルは政治的自由主義→社会自由主義の意味合いで使われることが多い。

この理由として、①アメリカでは冷戦時代より社会民主主義を含む社会主義全般にアレルギーに強かったこと、②日本では社会主義を標榜し自衛隊および日米安保に否定的な態度を取っていた左派政党である日本社会党および日本共産党の勢力が冷戦後に低下したことから、社会主義や左派を名乗ると支持が広まらないという認識が広まったことが挙げられ、両国において社会民主主義の代わりにリベラルという言葉が多用されるようになったと考えられよう。

なお、社会民主主義とは社会主義を「資本主義の弊害に反対し、より平等で公正な社会を目指す思想、運動、体制」と考えた場合、その一部に属し、社会的な労働者の貧困、失業などの不平等問題を議会や政府の管理と介入により解決して行こうというものである。

一部では社会主義=共産主義と誤解されているが、社会主義自体は非常に広い概念であり、日本ではかつて冷戦期に野党として存在していた日本社会党・民社党・公明党・日本共産党・社会民主連合はいずれも「社会主義」の実現を目標としていた。一方で社会民主主義は、暴力革命やプロレタリア独裁を否定する点で、旧共産圏諸国の共産党が掲げていたマルクス・レーニン主義と大きく異なることに留意されたい。

リベラリズム(社会自由主義)と社会民主主義はもともと違う文脈から登場した言葉ではあるが、政府の介入による再分配・人権や環境を重視した進歩主義的価値観・国際協調主義を主張するなど多くの点で共通点がある。現在は社民・リベラルという言葉があるように、両者は実質的にほぼ同義語に近くなっているといっても過言ではないだろう。

648とはずがたり:2017/10/09(月) 11:09:33
>>642
余力を残してぱっぱと辞めちゃった印象の松井ですがこの辺の違和感が原因だとすると残念ですね〜。

俺は国が金メダル取る為に大金注ぎ込むとかはバカバカしいなとは思うので菅や枝野に近いのかも。
国体にせよ五輪にせよ公共事業の言い訳にしか成ってない気がするからスポーツ振興に批判的な部分は大きいんだけど

649さきたま:2017/10/09(月) 12:08:25
>>648
大金の額によりますが、俺は五輪選手の強化に国費を他の主要国に近いレベルで投入するのは賛成です。
オリンピックで日の丸が揚がって君が代が流れると、泣けるたちです。
ただ、それを強制的に押し付けるのはいかがなものかと思うので、その辺はリベラルな部分なのかなと思います。
下記の新党さきがけの政治理念にも「皇室の尊重」がありましたが、あの理念こそ、寛容な穏健保守を体現しているのかなとも思います。
自分としては、やはり穏健な保守からリベラル、中道左派までを包摂する政党が二大勢力の一翼を担ってほしいですね。
もちろん、自公のように改革保守とリベラル・中道左派政党が完全に棲み分けできるなら、それでもよいのですが。



田中秀征 政権ウォッチより
http://diamond.jp/articles/-/35979
>新党さきがけの政治理念
「さきがけの灯」とは何か

「さきがけの灯」とは何か。

 それは、6月21日の結党に際して発表した『われわれの政治理念』である。これは『さきがけ五綱領』とも言われるわれわれの旗であった。

一、私たちは日本国憲法を尊重する。憲法がわが国の平和と繁栄に寄与してきたことを高く評価するとともに、時代に応じた見直しの努力も続け、憲法の理念の積極的な展開を図る。

二、私たちは、再び侵略戦争を繰り返さない固い決意を確認し、政治的軍事的大国主義を目指すことなく、世界の平和と繁栄に積極的に貢献する。

三、地球環境は深刻な危機に直面している。私たちは美しい日本列島、美しい地球を将来世代に継承するため、内外政策の展開に当たっては、より積極的な役割を果たす。

四、私たちはわが国の文化と伝統の拠り所である皇室を尊重するとともに、いかなる全体主義の進出も許さず、政治の抜本的改革を実現して健全な議会政治の確立を目指す。

五、私たちは、新しい時代に臨んで、自立と責任を時代精神に据え、社会的公正が貫かれた質の高い実(じつ)のある国家、『質実国家』を目指す。

650とはずがたり:2017/11/04(土) 14:24:50

保守もそうなんだけどね
>その理由は、自らの軸となるはずのスタンスを、聞こえがよい借り物の言葉で表現しているあたりにあるのかもしれない。

民進党分裂! 枝野氏、辻元氏が掲げる「リベラル」ってなんだ?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171005-00531096-shincho-pol
10/5(木) 6:10配信 デイリー新潮

辻元氏は本当に「リベラル」か
 所属政党の民進党が小池百合子東京都知事が率いる「希望の党」と合流することで、「排除」されることになった枝野幸男、辻元清美、赤松広隆といった前議員たちは、「リベラル派」「リベラル系」とくくられることが多く、また次のような発言から本人たちもそのような自負があることは見て取れる。

「私はリベラルの力を信じている」(辻元氏)

「リベラルを代表する政党は基本的に作るべきだと思う」(赤松氏)

 もっとも、ここで言う「リベラル」の定義は実にあいまいだ。「反安倍」というのは、現時点での政治的立場を示すものに過ぎないので、「リベラル」の条件とはならない。

 過去の言動から推察するに、彼らの頭の中にある「リベラル」とは「憲法9条死守」「安保法制違憲論」といった立場のことのようにも見える。当人たちは「弱者の味方をするのがリベラル」といった解釈をしているフシも見られるが、現状、日本国内に「弱者の敵」を公言している政党は存在しないので、あまり意味はないだろう。

 このあいまいさの根本には、もともと欧米で生まれた概念である「リベラル」を、政治家たちが聞こえのよいキャッチフレーズとして用いてきたからだ、とも言える。そのため、本家アメリカの政治事情を知る人からすれば、日本の「リベラル」は極めて奇異に映るようだ。

 どこがおかしいのか。元財務官僚の山口真由氏は、新著『リベラルという病』の中で、「奇妙な日本のリベラル」と題した章で、詳しく解説している。以下、同書をもとに、日本の「リベラル」の矛盾を見てみよう。

民進党分裂! 枝野氏、辻元氏が掲げる「リベラル」ってなんだ?
「正しさ」には、限界がある。日本の若き知性が「アメリカ」の謎を解く! 『リベラルという病』 山口真由[著]
本家のリベラルとは
 まず、そもそもアメリカの「リベラル」と「コンサバ(保守)」の財政、経済に対するスタンスを見てみよう。簡単に整理すると、次のようになる。

・リベラル(民主党)……「大きな政府」志向。政府の市場への介入に積極的。財政支出に積極的。

・コンサバ(共和党)……「小さな政府」志向。政府の市場への介入に消極的。財政支出にも消極的で財政均衡を重要視する。

 ところが従来、日本の民進党はといえば、財政の均衡を政策の中に取り入れている。これは欧米の「リベラル」では考えられない。ところが一方で、年金のかさ上げ、医療や介護の自己負担の軽減も主張していた。

 つまり「財政均衡を目指しつつも、社会保障は拡大する」というスタンスなので「大きな政府」なのか「小さな政府」なのか、わからない方針を打ち出してきたのだ。

651とはずがたり:2017/11/04(土) 14:25:02
>>650
 市場に対する姿勢もどっちつかずだった。

 2013年頃から、安倍政権はしきりに経済界に対して労働者の賃金引き上げを求めてきた。これは欧米では、「リベラル」型の政策である。本来は民間の問題であるべき賃金引き上げに首を突っ込むのは、労働者の味方である「リベラル」の行なうべきことなのだ。

 しかしながら、こうした政策に対して民進党がエールを送っていたようには見えない。また、朝日新聞などの「リベラル」メディアもまた政府の介入に批判的だった。

「リベラル」イコールハト派ではない
「経済政策、財政政策は国の事情がある。日本のリベラルの存在意義は、外交、安保政策にあるのだ。つまり護憲だ」――辻元氏や赤松氏ならこう反論するだろうか。

 しかし、残念なことにこの点から見ても、日本の「リベラル」は欧米の常識からは大きく逸脱している。『リベラルという病』から引用しよう。

「日本ではタカ派、ハト派という言葉があり、軍事力に肯定的で強硬な主張を持つ人をタカ派、軍事力に否定的で平和主義に根差す人をハト派と呼んだりする。タカ派とハト派、右翼と左翼は、必ずしも一致するものではない。だが、タカ派はどちらかといえば右派と結びつきやすく、ハト派は左寄りの傾向がある」

 これが日本では一般的な認識で、辻元氏らもそれゆえに「護憲派である自分たちこそリベラルだ」と主張するのだろう。しかし、本来はそうではない、と山口氏は指摘する。

「アメリカの共和党と民主党の場合は、むしろ逆だ。民主主義と人権の理想を高く掲げる民主党は、『野蛮』な地域に民主主義を布教するのが正義と考える。したがって、民主主義を広めるためには、武力による介入も辞さない」

 世論が反対する中、第2次大戦への参戦を決めたルーズベルト大統領は民主党(リベラル)であり、一方で共和党(コンサバ)は、この手の大戦への介入には消極的だった。

 このように見ていくと、枝野氏らが「リベラル」というのは少なくとも国際的にはまったく理解されないことがよくわかる。もちろん、「私たちは日本型のリベラルなのだ」と強弁することも不可能ではないのかもしれない。

 しかし、現状、枝野氏や辻元氏らは、小池氏と前原氏の謀略、あるいはペテンによって割を食った「被害者」として同情こそされても、必ずしも多くの共感を集めているとは言い難い。その理由は、自らの軸となるはずのスタンスを、聞こえがよい借り物の言葉で表現しているあたりにあるのかもしれない。

 果たして本当に辻元氏の言うところの「リベラルの力」が見せられるかどうか。来たる総選挙は最後の戦場となるのかもしれない。

デイリー新潮編集部

2017年10月5日 掲載
新潮社

652とはずがたり:2017/11/07(火) 17:40:42
バカ(若)者は自民党が利権屋政党だって知らないんだな。。困ったもんだ。

「自民党こそリベラルで革新的」:20代の「保守・リベラル」観はこんなに変わってきている
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171104-00010001-binsider-bus_all
11/4(土) 8:10配信 BUSINESS INSIDER JAPAN

「自民党こそリベラルで革新的」:20代の「保守・リベラル」観はこんなに変わってきている
若い世代ほど自民党を「リベラル」だと感じる傾向が強く、18〜29歳が唯一民進党よりも自民党の方を「リベラル」だと見ている。
若者は本当に「保守化」しているのか。若者の自民党支持率は高く、今回の衆院選でも、18〜19歳の47%、20代の49%(ANN調べ)が比例で自民党に投票したという出口調査結果も出ており、こうした結果から若者が「保守化」しているとも言われる。

一方、実際に若者の声を聞くと従来のイデオロギー観とは全く違った政党観が見えてくる。

読売新聞社と早稲田大学現代政治経済研究所が2017年7月3日〜8月7日に共同で行った調査結果によると、40代以下は自民党と日本維新の会を「リベラル」な政党だと捉えており、共産党や公明党を「保守的」な政党だと捉えているという。

対して、50代以上は、従来のように、自民党や日本維新の会を「保守」と捉え、共産党を「リベラル」だと捉えるなど、大きな「断層」が生じている。

特に、若い世代ほど自民党を「リベラル」だと感じる傾向が強く、18〜29歳が唯一民進党よりも自民党の方を「リベラル」だと見ている。

「改革」を強調する自民と維新
なぜ、自民党を「リベラル」だと思うのか。

話を聞いた若者が共通して挙げたのは、「自民や維新こそ革新的」だという点。

「安倍政権の経済政策(アベノミクス)や憲法改正、積極外交、内閣人事局の設置などは今までになく、維新の大阪都構想や地方分権(道州制)など、どちらも改革志向にある。一方、その抵抗勢力である民進党や社民・共産党はリベラルとは逆のところにいると思う」(首都圏の国立大学院2年、24)

特に10代や20代前半にとっては政権末期の民主党や、民主党政権時代の「自民党=野党」のイメージが強く、「改革派」の自民党、「抵抗勢力」の野党(民進党、共産党)という構図で捉えているようだ。

都内の国立大2年の男子学生(20)はこう語る。

「自民党は働き方改革やデフレ脱却など、抜本的ではなくとも、悪かった日本の景気や雇用状況を改革しようとしているように見える」

実際、2018年卒の大学生・大学院生の就職内定率(10月1日時点、ディスコ調べ)が92.7%と調査を始めた2005年以降過去最高になり、日経平均株価は約21年ぶりの高値となるなど、数値的にも良い結果が出ている。こうした数字は10代や20代にもSNSなどで目に入っており、成果を出している印象を受けやすい。

他方、野党は改革の方向を争う相手ではなく、「現状肯定派」に見えている。

「野党はアベノミクスに変わる経済政策の具体策を提示できておらず、単に自民党政権の政策を中止しろと言っているだけ。年功序列とか前時代的な給与・労働体系を守ろうとする現状肯定派であり、旧来の枠組みから脱出することのない保守的なものに映る」(前出の国立大生)

653とはずがたり:2017/11/07(火) 17:40:56

小学校高学年に自民党の政権復帰を体験した中学3年の男子学生(15)は、「共産党や民進党は政権批判ばかりしていて、共産主義も過去の時代遅れの思想で古いイメージが強い。自民党は新しい経済政策で株高などを実現させており、憲法改正も含めて改革的なものを感じる」と話す。

実際、各党の衆院選公約を見ると、維新と自民党が最も「改革」という言葉を使っており、自民党が政権を奪還した2012年の衆院選公約の29回、2014年衆院選の34回、2017年の40回とその使用頻度も増加傾向にある。

他方、今回選挙の公約を見ると、希望の党は17回、立憲民主党は0回と、こうした言葉遣いも党のイメージに表れているのかもしれない。

「大きな政府」の自民党
「経済政策がリベラル」という意見もある。

実際、アベノミクスの主要な政策の一つである金融緩和は、イギリス労働党やスペインの左翼政党「ポデモス」も掲げており、日本においてもマルクス経済学者の松尾匡立命館大教授も「左派こそ金融緩和を重視するべき」だと主張している。

首都圏の28歳男性会社員は世界的に見れば安倍政権は「リベラル」だという。

「前原代表の『All for All』が出て変わってきたと思うが、民主党政権時代の事業仕分けや、財政健全化を重視して増税を掲げるなど、民進党の方が緊縮的な印象が強い。自民党も家族など伝統的な価値観を重視しているとは思うが、介護保険など高齢者を社会で支える政策も実現しているし、野党がそれに代わる価値観を提示しているとも思えない。

非正規社員のような弱者救済の観点でも、大企業の正社員中心で構成される連合が支持母体にいる時点で限界がある」
また、前出の男子学生(20)も自民党の経済政策が小さな政府志向ではないと話す。

「働き方改革や管製賃上げなどで市場原理に介入し、長時間労働規制など労働者の権利を守る改革も実行している」

日本に真のリベラル政党はない
これに対し、東京大学の井上達夫教授(法哲学)は日本に真のリベラル政党はない、という。

欧米の思想の流れでは、保守とリベラルの対立は、政治、経済、軍事外交の3側面に分けて考えられる。ただ、実際は経済と軍事外交面では混乱しており、日本においても、政治面が最も明確に分かれている。

自民党は、靖国神社公式参拝や選択的夫婦別姓反対、特定秘密保護法など、伝統保持や秩序維持のために市民的・政治的人権をある程度制限しようとしており、政治面において保守であることは明確だ。

若者に聞いても政治面で自民党が保守であることを否定する人はいない。それに不満を持っている若者も多い。ただ、若者にとってより重要なのは経済政策であり、安全保障に関してもある程度の「改革」の必要性は認めている。

「政治面は確かに自民党が保守だと思うけど、経済政策とか他の政策で判断してる」(前出の大学院生)

654とはずがたり:2017/11/07(火) 17:41:13
>>652-654
「女性活躍推進は不十分で、配偶者控除の見直しが十分に進まないなど、部分的な不満はもちろんある。一方で、安全保障に関しては現実的にある程度の強化が必要だろうし、安倍政権は外交も積極的に行うなど、そこまで保守的(タカ派)だとは思わない。それに反対ばかり掲げている野党の安保政策がリベラルだとも思わない」(前出の男性会社員)

これに対して井上さんは、日本のリベラルと称する勢力の「憲法9条を護持せよ」という護憲派は本来のリベラルの姿勢ではない、と指摘している。

「リベラリズムの根本原理は、対立する人々の公正な共生の枠組みを成している正義の理念にある。これは公正な政治的競争のルールたる立憲主義の尊重を要請する。

護憲派は改憲派を憲法破壊勢力と批判するが、護憲派も専守防衛・個別的自衛権の枠内なら自衛隊・安保を政治的に容認しており、戦力の保持行使を禁じた9条との矛盾を糊塗(こと)してきた。政治的ご都合主義で憲法を蹂躙(じゅうりん)してきた点では彼らも同罪だ。彼らが立憲主義を標榜(ひょうぼう)するなら、最低限、護憲的改憲(専守防衛・個別的自衛権の枠内で戦力保持行使を認める9条2項の明文改正)を主張すべきだ」(「読売新聞10月17日朝刊」より)

また、自民党についても「北朝鮮問題がこれほど緊迫化しているのに、安倍首相も9条2項温存の加憲案で戦略としての自衛隊の認知を回避しており、護憲派と同じく平和ボケ。国防を真剣に考えるのが保守だとしたら、安倍政権は保守の名に値しない」と批判している(「読売新聞」同より)。

決して現状を肯定している訳ではない
20歳の男子学生は、そもそも今の若者にイデオロギー対立はなく、いかに改革志向であるかが重要だと話す。

「今の若者にイデオロギー対立を背景にした『保守』と『リベラル』の構図はなく、自民党の政策にも両方の政策が混ざっていて、欧米のようにわかりやすい対比軸はない。『保守』と『リベラル』を分けるものは、いかに日本を良くする改革的な個別政策を掲げているかという面で判断されるのではないか」

実際、30代以下の世代は他の世代と異なり、自民党の次に希望の党を支持し、「改革」志向を重視している。憲法改正に賛成する若者も多く、安倍首相が掲げる自衛隊を明記する憲法9条改正についても、全体では「反対」45%が「賛成」36%を上回っているが、18〜29歳のみが「賛成」49%が「反対」34%安倍政権による憲法改正を支持している結果も出ている(朝日新聞社が10月23、24日に実施した全国世論調査より)。

自民党支持の結果から、若者は「保守化」していると見られがちだが、若者から見れば、自民党は「改革派」であり、決して現状維持を望んでいる訳ではない。

立憲民主党の枝野幸男代表は選挙期間中のインタビューや街頭演説で自身のスタンスを「保守」、なかでも「リベラル保守」であると語り、東京工業大学の中島岳志教授は共産党を「保守」だと主張するなど(「緊急対談 衆院選で問われる日本政治の新しい対決軸、リベラル陣営のリアリズムとは(山下芳生×中島岳志)」より)、従来の「リベラル」政党が「リベラル」のイメージから脱しようとする傾向にあるが、若年層の支持を得るには、いかに日本を変えていくかをより強く提示していく必要があるだろう。

(文:室橋祐貴)

655とはずがたり:2017/11/14(火) 19:24:02
ナベシュウさんも歴史修正主義者やったんかい。がっかりだぞナベシュウ。

https://twitter.com/Tsukurukai/status/929971671552819200?s=06
新しい歴史教科書をつくる会【公式】?
@Tsukurukai
フォローする @Tsukurukaiをフォローします
その他
開催1か月前!
本年12月13日は南京陥落80周年。
下記4人の国会議員による演説会が開催されます。是非ご参加下さい。
原田義昭(衆議院議員・自民党)
松原仁(衆議院議員・希望の党)
山田宏(参議院議員・自民党)
渡辺周(衆議院議員・希望の党)

656とはずがたり:2017/11/26(日) 07:57:05
右派偏向メディアの事を信じちゃうバカが増えてるからなあ。

ネット保守膨張の裏に安倍政権を応援するサクラやステマあり
スマダン 2017年9月27日 20時30分
ライター情報:勝部元気
https://www.excite.co.jp/News/smadan/E1506509621145/

クラウドソーシングサービス「ランサーズ」にて、保守系のコミュニティサイトにおけるコメントが30円で発注されていることが発覚し、ネット上を騒がせています。

現在は制限がかかって閲覧することはできませんが、「政治系サイトのコメント欄への書き込み。保守系の思想を持っている方」として、とりわけ以下のような人を対象として仕事が募集されていたようです。

「安倍政治を応援している方」
「テレビや新聞の左翼的な偏向報道が許せない方」
「産経新聞の論調に好感を持っている方」

エコーチェンバーが人工的に作られていた衝撃

発注者選考にかなり偏向があるにもかかわらず、メディアの報道を偏向と批判的に表現していることには笑ってしまいましたが、同じくクラウドソーシングサービスを展開する「クラウドワークス」でも、保守系のブログが1記事800円で発注されていたことがつい先日発覚しており、保守系のサイトで「サクラ」を利用しているのはおそらく他にもあるのでしょう。

保守系のテレビ番組「チャンネル桜」のように、保守系の人々は桜をそのアイコンに据えることが多いように感じていましたが、どうやら「サクラ」という行為にかなり寛容な人々も多いようです。

インターネットの世界は現実世界を超えて似たような価値観の人々が一か所に集まることができるため、閉ざされたコミュニティの中で同様の意見が繰り返し流されることで、あたかもそれが社会の多数派の意見や正しい意見のように思えてしまうことがあります。これまで何度か指摘しましたが、いわゆる「エコーチェンバー現象」と言われているものです。

それは本来、思想の近しい人々が集まることで自ずと発生するものとして考えられてきたわけですが、今回の一連のケースで人工的に作られている場合もあるということが判明し、衝撃を受けた人も少なくないはずです。

クラウドソーシングを批判しても意味が無い

ただし、一連の問題を「クラウドソーシングサービスのような新しい仕組みによって生まれた新しい問題」としてクラウドソーシングサービスを展開する企業を非難するのは間違いです。もちろん適切な対策を進める必要があるとは思いますが、彼らは問題を生じさせた張本人ではありません。

今回のようなケースに限らず、サクラやステルスマーケティングといった行為は昔から行われていました。むしろクラウドソーシングサービスが発達したことで、陰で行われていたブラックな取引がそのプラットフォームに乗っかったことで可視化されたというのが正しい見方だと思います。

逆に言えば、クラウドソーシング各社が対応することで、取引は再び闇の中で行われるようになるために、このようなインターネットにおける政治関連のサクラ対策やステルスマーケティング対策はこれからが本番と言えるでしょう。

それは昨年2016年に大きな騒動となった「WELQ問題」を見ても明らかです。DeNAが運営していたキュレーションサイト「WELQ」では、トンデモ医療系の記事や著作権を侵害するコピー記事が掲載され、その発注の一部がクラウドソーシングサービス経由で行われていたことも問題となりました。

657とはずがたり:2017/11/26(日) 07:57:28
>>656-657
その後、クラウドソーシング各社は対策を取り、大手企業が展開するキュレーションメディアも軒並みコンプライアンスを重視して閉鎖等の対策を始めましたが、それらの縛りを受けなくて済んでいる企業によるサイトでは非科学的なトンデモ記事が量産され続けているのが実態です。

WELQも保守系サイトも「心の貧困ビジネス」

結局のところ、そのような記事が蔓延る背景にあるのは、トンデモ医療系の記事や野党を見下して罵る記事を掲載すればアクセス数を稼ぐことができるからであり、ニーズが存在する限り、形を変えて問題が顕在化するのではないのでしょうか。

保守系のサイトを見ても、正常なネットリテラシーを持った人であれば、一目瞭然で「怪しい」「偏り過ぎている」「フェイクも混じっている」と思うはずですが、「世界がポストトゥルース(事実が重要視されないこと)を覆っている」と言われているように、それらのサイトの購読者は情報の信頼性を重視していない可能性が高い。

おそらく自己肯定感が低く、誰かを見下したくて仕方ない人たちが、権威主義や保守的思想に傾倒し、それらを掲げる記事やコメントを読んで溜飲を下げているのだと思われます。それゆえ、正常なネットリテラシーを持った人ならば信じないものまであっさりと信じ込んでしまうのでしょう。

WELQ問題でも、既存の医療網でカバーできていない不安定な状態にある人々に、トンデモ医療がつけ込んでいました。今回も構造としては非常に近いのでしょう。つまり、これらは「心の貧困ビジネス」であり、そのような視点から対策を行わなければならないと思うのです。

民進党は保守系サイトを根こそぎ訴えるべき

なお、これら一連の問題は「放っておけばよい」では決して済まされません。少しずつ膨張し、ひいては既存メディアの中まで広がっていきます。実際に既存メディアの中にも、ネトウヨ的思想を抱いたコメンテーターが平然と並んでいます。

そして最も歪んだ保守思想に侵されたのが産経新聞だと思うのです。産経新聞は昔から保守の立場ですが、15年前は今のように偏向報道が激しくなかった記憶があります。今では目を当てることも痛々しい記事が並んでいる状態です。

また、子供たちが当たり前にスマホで情報収集する時代です。それなのに、学校教育におけるメディアリテラシーは外部講師を招いた講演を年1回で済ませてしまうことも少なくありません。これでは、適切なリテラシーが育つはずがないでしょう。不安定な時期に前述のような保守系サイトに触れれば、あっという間に感化されてしまいます。まるで、孤立する移民がアルカイダやイスラム国に傾倒するように…

本来はしっかりと法的な規制を設けるべきだと思うのですが、残念ながら擁護される立場にある安倍政権は、規制に対して腰が重いことが考えられます。ですので、事実無根の記事を書かれた側が片っ端から名誉毀損の裁判を起こすのが良いのではないでしょうか? もちろん民進党や共産党等の野党もそれくらいやるべきでしょう。現状の野党はネット空間とその影響力をあまりに甘く見過ぎていますから。
(勝部元気)

658さきたま:2017/11/26(日) 16:14:06
>>656-657
その記事では産経新聞も批判していますし、産経新聞も朝日を批判する資格があるのかかっていうぐらい誤報を放ってますが、産経よりもさらにレベルが落ちる右翼系まとめサイトやまとめ的Twitterアカウントを盲信してる人も、ネット上では頻繁に見かけますね。
この板にも、右翼まとめサイトやら右翼系Twitterアカウントから、到底残す価値があると思えない記事をコピペしてる方々がいらっしゃいますが、そのような記事でも残そうと言われるとはずがたりさんの姿勢こそ、リベラリズムの真骨頂ではないかと、私には思えます。

659とはずがたり:2017/11/27(月) 17:38:41
どこだろう??取り敢えず此処に。
或る種の真理が含まれてるけどと云ふか逆にえげつない真理を指摘してるそのせいなのか余り説得力有るとは思えなかった。てか最期の方のそれが会社員批判に向ける辺りがやや強引な気がする。

「意識高い系」社員につけるクスリはない スクールカーストで下層にいた者の劣等感だ
https://www.msn.com/ja-jp/news/money/%EF%BD%A2%E6%84%8F%E8%AD%98%E9%AB%98%E3%81%84%E7%B3%BB%EF%BD%A3%E7%A4%BE%E5%93%A1%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%91%E3%82%8B%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%A7%E4%B8%8B%E5%B1%A4%E3%81%AB%E3%81%84%E3%81%9F%E8%80%85%E3%81%AE%E5%8A%A3%E7%AD%89%E6%84%9F%E3%81%A0/ar-AAuhX5L#page=2
東洋経済オンライン
古谷 経衡
2017/10/31

 「意識高い系」と呼ばれる若者が増えている。

 彼らは(1)自分のプロフィールを誇張する、(2)SNSで意識の高い発言を連発する、(3)人脈を必要以上に自慢する、(4)学生団体を立ち上げて前のめりに活動する、といった特徴がある。

 一見、行動力があり、優秀に見える。だが、中身は薄く、行動が空回りしていることが多い。意識高い系の若者が生まれる背景や実態とはいったい何なのか。『「意識高い系」の研究』(文春新書)を上梓した古谷経衡氏は警告する。

「意識高い系」と「リア充」は違う
 本当に「意識の高い人」は、目標達成のために地をはうような努力をいとわないが、「意識高い系の人」は泥くさい努力をしない。確たる経験や実績もないのに、自己評価があまりにも高く、根拠なき自信に満ちあふれており他者を見下す。

 また「意識高い系」と「リア充」は混同されることが多い。が、この両者は、まったく非なるものだ。テレビやラジオに出演したり、本を書いたりしているので、「古谷さんはリア充ですね」と言われることがあるが、私はリア充ではない。リア充の定義が間違っている。

 「リア充」とは、現在の生活が充実している状態を示すのではなく、社会階層を示す。リア充はすべて都会に住んでいるのではなく、地方にもリア充はいる。

 意識高い系が生まれる背景には、”土地の所有”と”スクールカースト”といった要素が存在する。日本では土地に土着することで、大きなアドバンテージが得られる。また高校時代のスクールカーストは、その後の人生に大きな影響を与える。

 「リア充」の定義は次のとおりだ。

 1. 土地に土着している(”ジモティ”と呼ばれることもある)
2. その土地は両親または親戚などから相続したもの(または相続する予定)
3. スクールカーストでは第一階級(支配層)に属していた
4. 青春時代に自明の支配階級だったので、承認欲求が満たされており、他者へのアピールの必要性を有さない
5. 自己評価は妥当で特にプライドが高いわけではない

 一方、「意識高い系」の定義は「リア充」とは正反対。

660とはずがたり:2017/11/27(月) 17:38:52

 1. 土地に土着していない
2. 土地を両親または親族などから相続していない
3. スクールカーストでは第二階級以下(被支配階級)に属していた
4. 青春時代に被支配階級だったため、承認経験が満たされておらず、その反動で、必要以上に他者にアピールする(承認を欲している)
5. 自己評価が不当に高い(異様にプライドが高い)

 ”スクールカースト”とは、学校空間で、特に高校における生徒間の序列のこと。インドのカースト制度になぞらえて、スクールカーストと呼ぶ。同じ高校の中であっても、目に見えない序列・階級が厳然と存在する。スクールカーストを規定するのは、学力ではなく、容姿と社交性だ。

 スクールカーストの第一階級(支配階級)は、容姿端麗で異性にモテることが多く、学校行事などの”ハレ”の場をリードしていく。学校空間を支配する階級といえる。第二階級(被支配階級)は、第一階級にあこがれながら、容姿や社交性で水をあけられている。ただ、第一階級の話題についていけないわけでもないので、中途半端な階級である。

 第三階級は、学校をリードする第一階級にはまったくついて行けず、第二階級よりも容姿や社交性に劣り、学校空間での序列は最下層に位置付けられる。第一階級には無視され、第二階級からは嘲笑される存在なのだ。

「意識高い系」には2パターンある
 「リア充」は土地に支払う賃料やローンがないため、所得水準が低くても可処分所得が多い。親や祖父母の代から土着していることで、土地の上に成立する濃密な交友関係が形成されている。こうした関係は仕事にも好影響を及ぼす。高校時代のスクールカーストが上位だったので、社交性や異性交遊の経験に富んでおり、無理して自分をアピールする必要はない。自分自身を過大にも過小にも評価しない。青春時代の最も重要な時期に、あらかた他者からの承認が満たされているからだ。

 意識高い系には2つパターンがある。まず1つが「地方上洛組」。地方でのスクールカーストが第二階級以下だったため、東京などの大都市へ移住して、チヤホヤされる立場に成り上がろうとする人々だ。

 戦国時代、武将が地方から京都に攻め上って天下を取ろうとしたのになぞらえて、私はこうしたパターンの人々を「地方上洛組」と呼ぶ。彼らは周囲からの承認を得るための自己アピールがものすごい。

 地方出身者で、「こんな(高級)ホテルに泊まっている」「(有名な)こんな人と会っている」「こんな異業種交流会に参加している」とSNSにやたらとアップする人は、意識高い系の「地方上洛組」だ。土地を移動して、青春時代の地味な人間関係や上下関係(スクールカースト)をリセットしようとするのが、このタイプである。

 もう1つのパターンが「在地下剋上組」。大都市圏で生まれ育ち、親などから土地を相続したとしても、すべての人がリア充ではない。恵まれた環境で育っても、高校時代にスクールカーストの第二階級以下に属する人々がいる。

 こうした人たちは、都会にいながらリア充を目指す。住んでいる場所を変えないまま、自分のステータスを上昇させようとするので、「在地下剋上組」と呼ぶ。

 リア充は、大学に進学してメジャーなスポーツ系サークルに入部し、高校時代から継続して社交の中心になる。一方、「在地下克上組」は、大学内で注目されるメジャーなサークルには入部しない。どちらかといえばマイナーで、社会的な大義を掲げるサークルに活路を求める。

661とはずがたり:2017/11/27(月) 17:39:20
>>659-661
 「在地下剋上組」は、高校時代にコンプレックスを感じていた支配階級たる第一階級に会いたくないので、政治や環境、地域などをテーマにしたサークルに入る。リア充にとって、現状は満ち足りて充足したよい社会なので、社会に対して疑問や問題意識を持っていない。そのため社会の改良を掲げた大義を持つマイナーサークルに入部することはない。

 社会に関連する活動であれば、学外のさまざまな領域と接点を持つ。学外での活動が増加すれば、同じ地域や同じ大学にいる、リア充と接点を持たなくて済む。マスコミが好む大義を掲げているので、時として取材などを受ける。それまで地味で承認されない青春時代の悶々とした欲求が満たされていく。こうして意識高い系のプライドは満たされる。

「意識高い系」は大義で欲望を隠す
 意識高い系の人たちは、高校時代まで冴えない存在だったので、周囲から承認されたいとの欲望が強い。しかし、意識高い系が非常にやっかいなのは、自分の欲望をストレートに表現しないことだ。

 これまで承認されることが少なかったので、欲望をストレートに表現して他者から敬遠されることを恐れている。よって意識高い系は、社会的な大義で本来の欲望を隠す。

 私は「承認されたい」「評価されたい」という欲望を悪いとは言っていない。それは自然な欲望であり、向上心や創意工夫の源でもある。とはいえ、どの分野でも成功した人は、他者にアピールなどせず地道な努力をしている。意識高い系には、努力に伴う、汗臭さや泥臭さがまったく感じられない。

 汗にまみれた汚い自分は、スクールカースト第二階級(場合によっては第三階級)時代の地味で冴えない自分を想起させるため、プライドが傷つく。そこで「意識高い系」は地道な努力をしようとしない。つねに他者から承認されやすい、多幸的で抽象的な大義を掲げることにのみ腐心する。

「意識高い系」は企業で使えない
 意識高い系は就職の志望動機に、”社会貢献”を掲げることが多い。資本主義社会において、企業は利益を追求する存在なのに、社会貢献を第一に言うのはおかしい。営利企業に入社し非営利を追求するのは矛盾している。しかし、しゃにむにカネを稼ぐのは下品なこと、というイメージを持っており、社会貢献という大義を掲げるのだ。

 起業する場合であっても、単に”起業”と言わずに、”社会起業”という。起業だけでは金儲けという印象を与えるので恐れるのだろう。社会貢献という大義を掲げていれば、「カネを稼ぎたい」「世間から注目されたい」というグロテスクな欲望を隠蔽することができ、時として他者からの喝采を浴びる可能性もある。「意識高い系」に社会企業や社会貢献が蔓延するのはこのためだ。

 実際には承認を求めているにすぎないので、その内容はマスコミ受けすれば何でもよい。「俺は(私は)社会貢献企業のCEOをやっている」と自慢し、「すごい」とチヤホヤされたいというのが、根本的な目的であり真の欲求である。繰り返すように、「リア充」はすでに青春時代に承認欲が満たされているので、このようなアピールの必要がない。

 彼らを見ていると、とうてい、資本主義社会に生きる人間とは思えない。かって松下幸之助は”産業報国”といって、利益を稼ぐことが国家への貢献につながると説いた。カネを稼ぐことこそが社会貢献になるはずだが、彼らの目的は報国でも社会貢献でもなく他者からの承認=チヤホヤなので、こういった思考に陥るのである。

 「意識高い系」の学生を採用するには危険だと思う。長続きしないので採用コストがムダになってしまう。彼らは大義を語り、入社試験を通過しても、その後の業務に耐えられない。…

662とはずがたり:2017/11/27(月) 22:01:45
保守派は国賊だなあ。

>また「Japanese Imperial Armed Forces」は確実に大日本帝国軍の事をさしていますが、なぜか吉村市長は「日本バッシングになる」と述べています。これは非常に不思議な態度です。
>なぜならナチスドイツと現在のドイツが別物であるように、大日本帝国と現在の日本は別物だからです。つまり大日本帝国軍の所業が非難されても現在の日本がバッシングされたことにはなりません。…そう考えれば、「吉村市長は大日本帝国と戦後日本を連続した存在とみなす思想信条の持ち主であるからこそ、大日本帝国軍による慰安婦問題に反発している」とみなされても不思議はありません。
>であれば、サンフランシスコ市議会も市長も歴史修正主義などに屈するわけにはいきませんから、慰安婦像の寄贈受入を拒否する事はできません。

>日本人の自称保守界隈のこうした歴史修正主義と個人攻撃に対してカンポス委員は「恥を知れ」と批判。
仮に慰安婦の問題を抜きにしても、日本が引き起こした戦争によって青春時代に辛い思いをしたであろう高齢女性を公然と個人攻撃するさまが、客観的にどれだけ異様に見えるかに気付くことができる人は「歴史の真実を求める世界連合会」にいなかったのでしょうか。

サンフランシスコの慰安婦像設置、日本の自称保守界隈による「歴史戦」のせいだった
BUZZAP! 2017年11月27日 18時00分 (2017年11月27日 21時30分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/it_g/20171127/Buzzap_46235.html

大阪市が「姉妹都市解消」を決定するなど、揺れに揺れるサンフランシスコの「慰安婦像」。
そもそも一体どうして建てられることになったのかを突き詰めていくと、そこには日本の保守を名乗る人々がせっせと掘った墓穴がありました。詳細は以下から。

◆サンフランシスコ市と大阪市が姉妹都市解消へ

今年60年目を迎えたアメリカ合衆国のサンフランシスコと大阪市の姉妹都市関係。その解消を11月24日に大阪市の吉村洋文市長が正式に表明しました。一部メディアを中心に安倍首相とトランプ大統領の極めて友好な関係が強調される中、いったいなぜこのような事態に至ったのでしょうか。
姉妹都市解消の理由として吉村市長が挙げているのは、在米中国系民間団体が設置した慰安婦像と碑文をサンフランシスコ市が公共物化したこと。
サンフランシスコの市議会は慰安婦問題の市への寄贈を受け入れる決議案を11月14日の時点で全会一致で可決しており、エドウィン・リー市長は10日以内に拒否権を行使することが可能でしたが、自動執行を待つことなく、11月22日に決議案への署名を行っています。
慰安婦像について吉村市長がリー市長との会談を求めた書簡に対して、サンフランシスコ市側はメールで「会談は可能だが、慰安婦像について交渉の余地はない」と返信。
さらに安倍首相が「我が国政府の立場と相いれず極めて遺憾」と述べ、リー市長に対し拒否権を行使して像を受け入れないよう政府として申し入れていましたが、こちらも実を結びませんでした。

ではいったいなぜ慰安婦像の寄贈の受入を市議会が全会一致で可決し、市長も積極的に署名を行ったのでしょうか。そこには日本の自称保守界隈の「歴史戦」によって掘られた深い墓穴がありました。

◆問題の慰安婦像はどのようなものなのか?
まずは今回問題になっている慰安婦像がどのようなものかをざっとおさらいしておきましょう。
この像は、朝鮮半島と中国とフィリピン出身の若い女性3人が手をつなぎ円を描く様子を描いたブロンズ像。作者はイギリス生まれの彫刻家Steven Whyteさんです。

像の資料によると、この像が象徴するのは多様性、連帯、勇気、さらには記憶、回復力、正義とされています。
この像について吉村市長が問題視したのは碑文の記述です。吉村市長は碑文に対して「『日本軍が強制連行し、数十万人の女性を性奴隷にし、そのほとんどが捕虜のうちに亡くなった』というのは、一方的な主張だ。確実に歴史的事実でないものは日本バッシングになる。違うものは違うと明確に意思表示すべきだ」と主張しています。
少し長くなりますが、実際の碑文を掲示します。

663とはずがたり:2017/11/27(月) 22:02:01

“Our worst fear is that our painful history during World War II will be forgotten”
? former “Comfort Woman”
This monument bears witness to the suffering of hundreds of thousands of women and girls, euphemistically called “comfort women,” who were sexually enslaved by the Japanese Imperial Armed Forces in 13 Asian-Pacific countries from 1931 to 1945.
【Most of】 these women died during their wartime captivity. This dark history was hidden for decades, until the 1990s, when the survivors courageously broke their silence. They helped move the world to declare that sexual violence as a strategy of war is a crime against humanity for which governments must be held accountable.
This memorial is dedicated to the memory of these women, and to the crusade to eradicate sexual violence and sex trafficking throughout the world.
「私たちが最も恐れるのはこの痛ましい第二次世界大戦中の歴史が忘れ去られることだ」
かつての「従軍慰安婦」
この記念碑は遠回しに「従軍慰安婦」と呼ばれ、アジア13ヶ国で1931年から1945年の間に大日本帝国軍によって性奴隷にされた数十万人の女性と少女たちの苦悩を証言するものです。女性らの大半が戦争中にとらわれの身のまま死んでゆきました。この悲惨な歴史は1990年代に至り、生存者らが勇気を持って沈黙を破るまで何十年も隠され続けてきました。彼女らは軍事戦略として行われる性暴力が、政府に責任のある人道に対する罪であることを世界が言明するための後押しとなりました。
この記念碑は性奴隷にされた女性たちの記憶と、現在も世界中に広がる性暴力と性的人身売買を根絶する運動のために捧げられます。
(Nichi Bei >> Wartime sex-slave memorial’s inscription finalizedより引用、拙訳)

まずここで吉村市長の主張との齟齬を指摘しておくと、碑文の「most of」を「ほとんど」と訳してしまうのはニュアンス的に行き過ぎで、せいぜい「大半の」といったもの。

また「Japanese Imperial Armed Forces」は確実に大日本帝国軍の事をさしていますが、なぜか吉村市長は「日本バッシングになる」と述べています。これは非常に不思議な態度です。
なぜならナチスドイツと現在のドイツが別物であるように、大日本帝国と現在の日本は別物だからです。つまり大日本帝国軍の所業が非難されても現在の日本がバッシングされたことにはなりません。
例えばナチスドイツと現在のドイツを連続した存在とみなし、ナチスの所業を批判されると反発してホロコースト否定論をぶち上げる人物は確実に歴史修正主義者、ネオナチ扱いされます。そう考えれば、「吉村市長は大日本帝国と戦後日本を連続した存在とみなす思想信条の持ち主であるからこそ、大日本帝国軍による慰安婦問題に反発している」とみなされても不思議はありません。
であれば、サンフランシスコ市議会も市長も歴史修正主義などに屈するわけにはいきませんから、慰安婦像の寄贈受入を拒否する事はできません。

◆そもそも、なぜ市議会は慰安婦像の寄贈受入を全会一致で可決したのか
この時点では吉村市長の自爆のように見えますが、問題のターニングポイントは2015年にまで遡ります。慰安婦碑の設置が議題とされたサンフランシスコ市議会監理委員会の公共安全と近隣サービス委員会がこの年の9月17日に開催されました。

この委員会で証言を行ったのは先日のトランプ大統領のアジア歴訪の際に韓国での夕食会に出席した元従軍慰安婦のイ・ヨンス(李容洙)さん。

カリフォルニア州グレンデール市の慰安婦像撤去訴訟の原告の1人であり、在米日本人らによるNPO法人「歴史の真実を求める世界連合会(GAHT)」の目良浩一代表は、わざわざ委員会を訪れて歴史修正主義全開の演説を行ったのみならず、このイ・ヨンスさんが「嘘吐き」で「単なる売春婦」と個人攻撃を行ったのです。以下に目良浩一代表本人によるブログポストを引用します。

"私は、そこで言われている慰安婦説が、史実に沿わないことを説いた。第一に、20万人説が、虚偽であること、第二に、強制連行があったとすることが真実でないこと、更に彼らが性奴隷であったことが真実でないと述べた。

664とはずがたり:2017/11/27(月) 22:02:58

更に、具体例をあげますとして、「本日ここで証言されたイ・ヨンスさんは、サンフランシスコ州立大学の人類学教授、C.サラ・ソー氏の2008年の『慰安婦』と称する図書によりますと、ある日の早朝に友だちと共に家をこっそり出て、慰安婦の斡旋員のところへ行き、」と述べた時に議長のマー氏が制止した。
マー氏: イさんは、そんなことは言っていない。君は、彼女が嘘つきだというのか。
目良: 最後まで言わしてください。
マー氏: 彼女はそんなことは言っていない。
目良: 私は、彼女が言ったことを繰り返すことはしません。この本に書いてあることを述べているのです。この本を読んでください。続けます。
「そこで赤いドレスと革靴をもらって大いに喜んだ」とあります。これがこの本に書いてあることです。
(_サンフランシスコ市議会委員会への参加者からの報告! _ 歴史の真実を求める世界連合会より引用)

こちらがイ・ヨンスさんの演説と、それに続いて行われた日本の自称・保守界隈による演説です。字幕から日本語の自動翻訳を選択することができます。
https://youtu.be/kIIfZCedXcA

日本人の自称保守界隈のこうした歴史修正主義と個人攻撃に対してカンポス委員は「恥を知れ」と批判。

仮に慰安婦の問題を抜きにしても、日本が引き起こした戦争によって青春時代に辛い思いをしたであろう高齢女性を公然と個人攻撃するさまが、客観的にどれだけ異様に見えるかに気付くことができる人は「歴史の真実を求める世界連合会」にいなかったのでしょうか。

このような動きに日本政府が関わっていないことが強く懸念されていたにもかかわらず、今回政府が直接申し入れを行ったことが、火に油を注ぐ結果になっています。

カンポス委員の発言部分の動画。
これねぇ…。本来は中立で日本政府や大阪の立場にも理解を示していたサンフランシスコ市が、以後完全に日本の一部活動家を毛嫌いするようになり、慰安婦像の設立が決定的になった瞬間。
それほど彼らは無礼で支離滅裂で見るに耐えなかった。議論以前の問題。
結果がこれですよ。 pic.twitter.com/QmWgWaZgxW
? ブルドッグ (@Bulldog_noh8) 2017年11月25日

665とはずがたり:2017/11/27(月) 22:06:46

委員の演説の全文はT.Katsumi氏のツイッターモーメントhttps://twitter.com/i/moments/934749469584715776にまとめられています。そして委員の演説は最後に、慰安婦像の必要性が歴史修正主義者らの存在によって裏付けられたことを明確に指し示しています。

カンポス委員「しかし彼らの嘘や無知の問題は,彼らが[過去] 何が起きたかを否定すればするほど,そして彼らがあなたのような人を攻撃すればするほど,このモニュメントが必要であることを証明してしまうことにあります」
? T.Katsumi
(@tkatsumi06j) 2017年11月26日

カンポス「なぜなら,これだけの年月を経ても [過去に起きたことを] 否定し続ける人びとがいるのならば,尚のこと,その証となるものの存在が重要になるからです」
? T.Katsumi
(@tkatsumi06j) 2017年11月26日

つまり日本の自称保守界隈による歴史修正主義的発言とイ・ヨンスさんへの個人攻撃によってサンフランシスコ市議会に慰安婦像が必要であると強く認識させてしまい、全会一致での寄贈の受入に繋がったということ。「歴史戦」を標榜して攻め込んだつもりが、極めて壮大なオウンゴールを決めてしまったということになります。

◆「歴史の真実を求める世界連合会(GAHT)」という組織はいったい何?
この「歴史の真実を求める世界連合会(GAHT)」なる組織の会長を務めるのは日本会議代表委員の加瀬英明氏。
今上天皇の生前退位に対して「畏れ多くも、陛下はご存在事態が尊いというお役目を理解されていないのではないか」と意見して物議を醸した人物でもあります。

ここに発起人として「新しい歴史教科書をつくる会」の創設者である藤岡信勝前会長、自称保守界隈のなでしこアクションの山本優美子氏らが名を連ねています。
また、GAHTの活動を強力にバックアップし続けているメディアが産経新聞。

元日本のこころを大切にする党代表(現:希望の党)中山恭子議員や自民党の山田宏参院議員が賛同しているとし、記事内で目良代表の報告会に両議員が出席し、以下のように発言したことを紹介しています。

"中山氏は「真実ではない事柄で日本の名誉が傷つけられる。小さな力だが、私自身も懸命に名誉回復のために動いていきたい」とあいさつ。山田氏は「目良先生が投じた一石は、『日本は黙っていないぞ』ということをきちんとさせる意味でも大きなことだった」と目良氏をたたえた。"
(米慰安婦像撤去訴訟 目良浩一代表が報告会 「英語で世界に発信していく」 ? 産経ニュースより引用)

中山恭子議員に至っては保守系チャンネル「チャンネル桜」で目良代表のインタビューまで行っています。

【日いづる国より】目良浩一、アメリカ訴訟社会での慰安婦像闘争[桜H28_5_20] ? YouTube
https://youtu.be/eDbxhyIgXBU

平たく言うと自称保守界隈のいつもの面々が、慰安婦像について国内の支持者向けのアピールと同じノリで海外で演説を行ったところ、当然のように総スカンを食らった揚げ句「歴史修正主義者が存在している以上、このモニュメントは必要だ」と結論づけさせてしまった今回の騒動。

日本に「歴史修正主義国家」のレッテルを貼り、国自体の品位を貶めた最悪の行動です。
◆もはや「偏向」どころか大本営発表、産経新聞の報じ方があまりにもひどい

なお、今回特筆すべきが、歴史の真実を求める世界連合会(GAHT)の自称「歴史戦」活動をバックアップしている産経新聞の報道のひどさ。

上記でもお伝えしたように、2015年に行われた委員会ではGAHT・目良浩一代表が歴史修正主義者として文字通りフルボッコにされた揚げ句、日本の恥を異国の地で知らしめてしまったわけですが、記事ではそのようなことには一切触れず、「元慰安婦、証言の食い違い指摘され激高」などと、さも自分たちに正義があったかのようなタイトルを付けています。

666とはずがたり:2017/11/27(月) 22:07:27
>>662-666
【歴史戦】米サンフランシスコ市にも慰安婦碑・像設置の公算 22日に市議会で採決、元慰安婦、証言の食い違い指摘され激高 ? 産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/150918/wor1509180039-n1.html

しかし主張が認められることは一切なく、むしろ慰安婦像の設置を強くアシストする形になったわけですが、産経新聞は反省の色を見せるどころか「地域交流が潰された」と被害者面にシフト。このような事態を招いたのは一体誰のどのような活動で、その活動を強力に後押ししたのはどのメディアだったのかを省みてもらいたいものです。

【歴史戦】「姉妹都市解消は当然」潰された地域交流…在米日本人ら怒り サンフランシスコ慰安婦像(1/2ページ) ? 産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/171123/wor1711230040-n1.html

「外から見てどう思われるか」を無視した「歴史戦」を繰り返す自称・保守界隈と産経新聞。

もはや現代のインパール作戦と言っていいほどの無謀さですが、「歴史修正主義」のレッテルを貼られて困るのは日本、そして日本人であることに、いい加減気付いてもらえませんでしょうか。

【サンフランシスコの慰安婦像設置、日本の自称保守界隈による「歴史戦」のせいだった】を全て見る
http://buzzap.jp/news/20171127-sf-comfort-women-statue/

667とはずがたり:2017/11/28(火) 20:34:19

大阪市長、姉妹都市解消後「民間交流の補助金取りやめ」 TBS News i 2017年11月24日 14時11分 (2017年11月24日 15時30分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/society_g/20171124/Tbs_news_111832.html

 アメリカのサンフランシスコ市が従軍慰安婦像を公共物として受け入れると決めたことに対し、大阪市の吉村市長は姉妹都市関係を解消して民間交流への補助金もやめる考えを示しました。
 「信頼関係は完全に破壊されたと思いますので、サンフランシスコ市との姉妹関係は解消する」(大阪市 吉村洋文 市長)

 大阪市の姉妹都市であるサンフランシスコ市のリー市長は、中国系市民団体が建てた従軍慰安婦像を市の公共物として受け入れる決議案を22日、承認しました。リー市長は23日、「慰安婦像については、交渉の余地はない」と伝えてきたということで、吉村市長は24日朝、姉妹都市関係を解消したうえで、民間交流への補助金についても、やめる考えを示しました。

 「民間のお金で交流するのは続けてもらったらいいと思いますが、大阪市民の税を投入することはしないと考えています」(大阪市 吉村洋文 市長)

 吉村市長は大阪市議会の意思表示などを確認したうえで、年内にも関係解消の手続きを完了させたいとしています。(24日13:49)

668とはずがたり:2017/11/28(火) 20:40:16

大阪市長、姉妹都市解消後「民間交流の補助金取りやめ」
TBS News i 2017年11月24日 14時11分 (2017年11月24日 15時30分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/society_g/20171124/Tbs_news_111832.html

 アメリカのサンフランシスコ市が従軍慰安婦像を公共物として受け入れると決めたことに対し、大阪市の吉村市長は姉妹都市関係を解消して民間交流への補助金もやめる考えを示しました。
 「信頼関係は完全に破壊されたと思いますので、サンフランシスコ市との姉妹関係は解消する」(大阪市 吉村洋文 市長)

 大阪市の姉妹都市であるサンフランシスコ市のリー市長は、中国系市民団体が建てた従軍慰安婦像を市の公共物として受け入れる決議案を22日、承認しました。リー市長は23日、「慰安婦像については、交渉の余地はない」と伝えてきたということで、吉村市長は24日朝、姉妹都市関係を解消したうえで、民間交流への補助金についても、やめる考えを示しました。

 「民間のお金で交流するのは続けてもらったらいいと思いますが、大阪市民の税を投入することはしないと考えています」(大阪市 吉村洋文 市長)

 吉村市長は大阪市議会の意思表示などを確認したうえで、年内にも関係解消の手続きを完了させたいとしています。(24日13:49)

669とはずがたり:2017/12/21(木) 08:22:40
前原が一緒に飯喰って原口が連帯を示したバノンだけどこのために来日してたみたいだ。

J-CPAC 2017実行委員会
http://jcpac.org/about/

J-CPAC2017実行委員会はアジアで最初に開催される Conservative Political Action Conferenceの運営母体として、 American Conservative Unionを中心とする有志連合によって 構成されております。

アメリカのConservatismと、日本の保守思想の二つの保守の考え方をもとにした政策・社会を日本で実現することを目的としてJ-CPAC2017を開催し、永続的なコンフェレンスにする事を大きな目的としております。

登壇者
http://jcpac.org/speakers/

670とはずがたり:2018/01/21(日) 19:30:02
おいおい。。
なんか陰謀論者の片棒担ぐようなミステリアスな死に方すんなよなあ。

どっかの三橋といい,変な予告横行しとるな。。

けど鞍点安定を理解してる正統派の経済学者としての西部の保守には一定のリスペクトがない訳ではない。全然経済学者としての業績は知らないからそんなにリスペクトしてないけど。
ご冥福をお祈りします。

評論家・西部邁さん死去、多摩川で自殺か 78歳…遺書のような文書も
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180121-00000512-san-soci
1/21(日) 16:36配信 産経新聞

 21日午前6時40分ごろ、東京都大田区の多摩川河川敷で、「男性が川に飛び込んだようだ」と110番通報があった。駆けつけた警視庁田園調布署が男性を救助し、病院に搬送したものの、まもなく死亡が確認された。死亡したのは評論家の西部邁(すすむ)さん(78)で目撃情報などから自殺とみられ、同署で当時の状況を調べている。

 同署によると、西部さんに着衣の乱れや目立った外傷などはなく、付近では遺書のような文書も見つかった。

 西部さんが21日未明から行方不明になっており、同居していた家族が探していたところ、多摩川に流されている西部さんを発見したという。

 現場は東急東横線多摩川駅から西に約600メートルの野球のグラウンドやサッカー場などがある河川敷近く。


保守の真髄 老酔狂で語る文明の紊乱 (講談社現代新書) 新書 ? 2017/12/13
西部 邁 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E4%BF%9D%E5%AE%88%E3%81%AE%E7%9C%9F%E9%AB%84-%E8%80%81%E9%85%94%E7%8B%82%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8B%E6%96%87%E6%98%8E%E3%81%AE%E7%B4%8A%E4%B9%B1-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E8%A5%BF%E9%83%A8-%E9%82%81/dp/4062884550

カン太壱号
5つ星のうち5.0西部氏の自殺を、このままスルーするつもりか?貴様ら!?
2017年12月29日
形式: 新書|Amazonで購入
本書には、西部氏が今年の10/22に自死する予定であったが、総選挙と重なり、少し延期したという旨が、サラッと書いてある。もし、本書のあとがきをそのままツイートしたら、即通報される類の、ありそうでなさそうな奇書である。
以前からの氏の発言をたどっても、これがフェイクでないのは明らかだ。しかし、しかし、その前に!誰か、誰か、大物が反応してくれんのかい!?。小林よしのり氏でも、宮台真司氏でも、西部氏が自死する前に、もう1バトル見せてくれ。頼むよ。

671とはずがたり:2018/01/21(日) 21:52:02
そういうことね。

1350 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2018/01/21(日) 19:30:18
https://www.asahi.com/articles/ASL1P55P9L1PUTIL00Z.html
評論家の西部邁さんが死去 多摩川で自殺か
2018年1月21日16時38分

21日午前6時40分ごろ、東京都大田区田園調布5丁目の多摩川で、評論家の西部邁さん(78)の長男から、「父親が川に入った」と110番通報があった。警視庁と消防が、男性を救出したが、約2時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。

 田園調布署によると、男性は西部さんだった。同日未明に家族が「父親がいない」と110番通報していた。行方を捜しているなかで、多摩川で長男が見つけ、通報したという。河川敷に遺書が残されていたといい、署は自殺の可能性があるとみている。

1351 名前:名無しさん[] 投稿日:2018/01/21(日) 20:56:46
http://www.sankei.com/life/news/180121/lif1801210036-n1.html

「俺は本当に死ぬつもりなんだぞ」 妻の死から思索深め…
西部邁さん死去2018.1.21 20:19
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講演する西部邁さん=2010年3月29日、奈良市(前川純一郎撮影)1/1枚
 「ウソじゃないぞ。俺は本当に死ぬつもりなんだぞ」-。21日に死去した西部邁さん(78)はここ数年、周囲にそう語っていた。平成26年の妻の死などによって自身の死への思索を深め、著作などでもしばしば言及していた。

 昨年12月に刊行された最後の著書「保守の真髄(しんずい)」の中で、西部さんは「自然死と呼ばれているもののほとんどは、実は偽装」だとし、その実態は「病院死」だと指摘。自身は「生の最期を他人に命令されたり弄(いじ)り回されたくない」とし「自裁死」を選択する可能性を示唆していた。

 言論人として人気を集めたきっかけは、テレビ朝日の討論番組「朝まで生テレビ!」。「保守」を思想レベルまで引き上げた知性は、左右を問わず多くの知識人の尊敬を集めた。

 知人らによると、東京・新宿で、酒を飲みながら知識人らと語り合うのが大好きだった。ケンカや後輩への説教もしばしばだったが、相手を後からなだめたり、後日、電話で酒場に誘ったり。優しさと人なつっこさもあった。たばこもこよなく愛し、「思考の道具」と言ってはばからなかった。

 親米の論客からは「反米」と批判されたが、最大の問題意識は独立の精神を失い、米国頼みになった日本人に向いていた。いつも「今の日本人は…」と憤りを語っていた。

672とはずがたり:2018/01/22(月) 10:19:50

米重克洋
16時間前
報道研究者/JX通信社 代表取締役
報告オーサー
https://news.yahoo.co.jp/profile/author/yoneshigekatsuhiro/comments/posts/15165234760418.bbea.01513/

彼が最期の書と銘打って出した「保守の真髄」に、「自裁死」を仄めかす記述が多くある。ごく一部を掻い摘んで要約すると、自然死は実際のところ「病院死」で、彼はそれを「選びたくないと強く感じている」とする。他にも死生観を批評するなかで最終的に自裁死つまり自殺を選ぶであろうことが繰り返し示唆されており、今回のことはかなり以前から予定されていたように見える。

それに続くあとがきには、家族への礼の言葉のあと、彼の「ある私的な振る舞い」の予定日に衆院総選挙が行われること、雑誌の引き継ぎの仕事があることなどから本書を「自分の目でみる始末となった」とある。もともとは10月に決行するつもりだったのかもしれない。

ただ、彼は結果として救助後病院に搬送されて2時間後死亡確認に至っており、避けたいとしていた「病院死」になったように見える。本人の強い意志とはいえ死も自由ではないことを感じる。ご冥福をお祈りしたい。

673名無しさん:2018/01/22(月) 14:34:30
【夢を紡いで #1】<西部邁>「馬鹿」を考え続けた人生
https://www.youtube.com/watch?v=9LhigUWVIjE

674名無しさん:2018/01/22(月) 20:32:45
https://www.asahi.com/sp/articles/ASL1P7HCXL1PUCVL00F.html?iref=sp_new_news_list_n

田原さん「強烈な個性、失われ残念」 西部邁さん死去
2018年1月21日23時15分

<ジャーナリスト田原総一朗さんの話>
 「朝まで生テレビ!」に出演をお願いした時、「悪役になることを承知で出演してくれないか」と頼んだ。かつては学者や評論家というと、左翼なのが当たり前。それでも出演してくれ、ラジカルなことを率直に語ってくれた。民主主義は、ポピュリズムを生み、ファシズムにつながるから危険である、といったこともすでに語っていた。
評論家の西部邁さんが死去 多摩川で自殺か
 僕は彼とは意見は違ったけれども人間として信頼していた。決して何が起きても時流におもねらない。そういう人物でした。
 昨年秋にラジオ放送で会った時も、今の日本のあり方を痛烈に批判していた。彼のような強烈な個性が(今の日本社会から)失われてしまったことを残念に思う。
     ◇
<西部さんと親交が深かった中島岳志・東京工業大学教授(近代思想史)の話>
 文芸評論家がおもに担ってきた戦後保守の中で、著作「ソシオ・エコノミックス」(1975年)などで社会科学的な思考を導入して保守思想を展開した突出した思想家だった。人間の合理性を疑いながらも、徹底して合理的に考え続け、保守とリベラルとは相互補完的な関係にあると早くから考えていた。
 「思想家は時評から退いてはならない」という言葉を何度も聞かされた。テレビなどメディアへの露出もその信念に基づくものだったと思う。明治時代の中江兆民や福沢諭吉らのように、思想とは、今起きていることにどう切り込むかによって生まれるという強い信念を最後まで持っていた。死をとても残念に思う。

675とはずがたり:2018/02/04(日) 16:54:49
反米でハイエク的保守だったようだね。

俺も保守だから神仏習合推進派だ。明治以降の狂った神道なんかは絶滅させるべきだと思う。寺の片隅に再び押し込んでしまへ。

左右の壁を軽々と乗り越えた保守派論客、西部邁が残した問いかけ
https://dot.asahi.com/aera/2018013100013.html?page=1
桐島瞬2018.2.1 11:30AERA#お悔やみ

西部邁(にしべ・すすむ)/1939年、北海道生まれ。64年、東京大学経済学部卒業。在学中、東大自治会委員長・全学連中央執行委員として60年安保闘争に参加。学生運動から離脱後は、大学院に進学して近代経済学を研究し、横浜国立大学助教授、東大教養学部助教授、同教授を歴任。テレビ朝日系の「朝まで生テレビ!」に出演するなど、保守派論客として活躍した。最近まで雑誌「表現者」顧問(撮影/高井正彦)

2017年5月発売の本誌で弟子の中島岳志さんと対談をした西部さん。保守と右翼の違いやトランプ米政権などについて縦横に語った(撮影/写真部・大野洋介)

 評論家の西部邁さん(78)が1月21日早朝、亡くなった。東京都大田区の多摩川に自ら身を投じた。右派にあって保守思想を説きながら、思想の壁を乗り越えて左派とも論じあった思想家は、どう生きたのか。ジャーナリスト桐島瞬が取材した。

【弟子の中島岳志さんと対談をした西部さん】

*  *  *
「a few weeks」

 年明け、西部さんに近い知人は、日本語で「数週間」を意味する言葉を本人から聞かされていた。

 東京工業大学教授で西部さんと師弟関係にある中島岳志さん(42)は、そのときの様子をこう振り返った。

「1月5日に仕事の打ち合わせでお宅にうかがった際、集まった人たちの前で『a few weeks』と言われたのです。先生は病院で死なずに元気なうちに自ら命を絶つ『自裁死』を選ぶと以前から決めていて、昨年になっていよいよだということで死に方を含めて聞かされていた。そのため、『数週間』が何を意味するのかすぐに分かりました」

 昨年後半、実行を一度延期したことを聞いていたため、次回に会う時がお別れの会になると気づいていた。

「会ってしまえば自死を後押しすることになる。とはいえ、行かなければもう会えないかもしれない。会いたいけど会いたくない複雑な気持ちでした」

 頸椎(けいつい)からくる腕の痛みがここ2、3年激しくなっていた。西部さんの著作の装丁などを担当し、25年以上の交流がある芦澤泰偉さん(69)が言う。

「頸椎を痛めたのは4年ほど前。先生はリビングルームに製図版を置き、一心不乱に原稿を書き連ねるタイプ。こうした長年の蓄積が首に負担をかけ、両手が冷えと痛みに襲われるようになりました。活動は以前通りでも、家でも常に手袋と赤外線ヒーターが欠かせず、外で講義中に激しい痛みに耐えきれず途中で帰ってくることもありました」

676とはずがたり:2018/02/04(日) 16:55:06

 最近は痛みから字が書けなくなり、昨年12月に出版され、遺作となった『保守の真髄 老酔狂で語る文明の紊乱』(講談社現代新書)は、娘の智子さんに語りかけるという、口述筆記でまとめられた。

 その中に書かれているが、いわゆる「病院死」では他人に見せたくない苦痛や不安をさらしてしまう。2014年には、8年間にわたる看病の末に妻を亡くした。子どもたちに同じ負担をかけたくないとの配慮もあった。加えて人生に対するやるせなさも追い打ちをかけたようだ。

「自分が今まで書いてきたことを、誰も真剣にとらえていないと嘆いていました。先生は机に向かって本を書くだけではなく、討論会を開いたりして実践的に行動していた。直感が鋭い人だったので、相手のちょっとした反応から見抜いてしまう。生きることにどこかむなしさを感じていたのではないでしょうか」(芦澤さん)

 西部さんは、自宅から約7キロ離れた東京都大田区田園調布の多摩川で見つかった。芦澤さんは事前にこの場所を知らされていた。

●首相への励ましと距離

「3年ほど前、タクシーの中で『芦澤、やるとしたら俺はこの多摩川だぞ』と言われました。拳銃で自分を撃てば、川に倒れて死ねると。銃の入手はうまくいかずにあきらめたようですが」(芦澤さん)

 テレビ朝日系の「朝まで生テレビ!」などの討論番組では、保守論客として怒りにも似た激しさとロジックを言葉に込め、論争相手をじわじわと追い詰めていった。そんなねちっこさがいまも印象に残る人も少なくないだろう。それと同時に繊細さも持ち合わせていた。中島さんが言う。

「言葉に非常に強い思索があり、相手がどうしてその言葉を使ったのかとずっと考え、そこから人間の普遍を見ていた。だから人物評も非常に鋭く、なぜそういう行動をしたのかをいつも的確に分析していました。かと思えば、若者や気持ちのよい人間と楽しく過ごしたいという意識も強く、自らその場を盛り上げる気配りや優しさも持っていました」

 昨年12月発売の本誌でウーマンラッシュアワーの村本大輔さんと対談した際も常に笑いを絶やさず、元旦に村本さんが討論番組の「朝まで生テレビ!」に出演して発言が炎上したときにも、心配していたという。

 西部さんの優しさを象徴するエピソードとして中島さんが挙げるのは、07年、安倍晋三首相が病気で総理を辞めたときのことだ。

「私が安倍内閣はいかにおかしかったかを雑誌に書いたら、先生にこう叱られました。『中島君が書いていることは全部正しい。けれどもドブに落ちた人間をたたくな。知識人なら励まそうという態度を取らないといけない』。その後、先生は安倍さんを励ます会を開き、保守の勉強会をしばらく続けていました。すごいのは、安倍さんが政権に返り咲くと今度は遠ざけていたことです。権力と距離を取る姿勢はさすがだと思いました」

●保守派に対する不満

 芦澤さんや中島さんが口をそろえて言うのは、「先生から酒場で多くのことを教わった」ことだ。西部さんは飲みながら議論をするのが好きで、新宿界隈の飲み屋をはしごしながらいろんな人たちと酒を酌み交わしたという。自宅の近くにある行きつけのバー、「ローズ」のママ、坂本ナポリさん(59)が言う。

「西部先生が主宰していた雑誌『表現者』の打ち合わせで10人ぐらい集まると、政治の話が延々と終わらない。かと思えば、思想的に右と左の両方の人たちを集めて楽しく飲むこともありました。歌もお好きで、三橋美智也や島倉千代子、イタリア映画の主題歌などをよく口ずさんでいたのを覚えています」

677とはずがたり:2018/02/04(日) 16:55:29
>>675-677
 そんな西部さんも、正しい保守が日本に定着しないことにはいら立ちを見せていたという。

 昨年5月発売の本誌で、西部さんは中島さんとの対談でこう語っている。

「トランプ米大統領をはじめ、世界の指導者でもゴロツキがたくさん出てきた。(略)反社会的勢力が得意とする、『俺たちは、場面場面でものを言っとるんじゃ』という態度と同じ。そういう人間は矛盾を指摘されてもまったく動じない。昔の保守政治家には、相矛盾した二つをギリギリつなげる微妙で繊細な語彙(ごい)、ユーモアがあった。今は、それもなくなり、ただの乱暴な言葉だけだ」

 中島さんが解説する。

「保守思想のエッセンスは、人間は間違いやすい存在で、その人間が構成する社会は永遠に不完全。だからこそ長い年月をかけて残ってきた伝統や慣習に言語化されえない英知が含まれていて、それを継承しながら世の中を徐々に変化させる改革でなくてはならないというものです。ですが、日本のほとんどの保守派と言われる人たちはその思想を共有していないことに不満を持っていました」

 具体的には日米安保を基軸とする親米保守派を批判し、時として論争を巻き起こした。

「アメリカは近代的な理性によってユートピアをつくることができると考えている点で、ソ連と同じ左翼国家と捉えていました。そのアメリカニズムを日本が喜び勇んで取り入れたことに憤りがあったのです。西部先生のこうした考えは、左派として活躍した学生運動の頃から一貫しているのだと思います」

●寅さんじゃないけど

 芦澤さんも「戦後、あまりにも経済に流されてしまった日本はもっとしっかりしないといけないと、文化と自立の大切さを教えてもらった」と回顧する。

『保守の真髄』のなかで西部さんは、「死に方は生き方の総仕上げ」とし、世界最長寿国の日本人が死に方を真剣に考えない姿勢を嘆いた。

 村本さんとの本誌対談では、西部さんは最後にこんな言葉を残している。

「ストレスがあって白髪が増えてハゲになっても女房や子どもには何も知らせず、さも楽しげに老いたオオカミとして暮らしているように見せないといけない。寅さんじゃないけど、男はつらいんだよ」

 いかに生きるかを社会に問いかけて生を終えた思想家。その鋭い言葉をもう少し聞きたかった。(ジャーナリスト・桐島瞬)

※AERA 2018年2月5日号

678とはずがたり:2018/02/15(木) 13:46:55
東大在籍してて保守系の国際政治学者で業績大したことなしってことで,るりるりがハゲゾエ前都知事にしか見えない。

力の応酬を前提とするのがリアリズムでそれを肯定的に捉えるのが保守だと思ってますが,まあ侵掠があるんだという前提の保守ならあのくらいの警鐘は鳴らしてもいいんちゃうかと思うけど,旗幟を鮮明にして左派からの当たりがキツくなったせいかえらい叩かれてるイメージ。

ご本人頭の佳い方なのでそろそろ自分の学問上の限界を認識されて電波芸人に転身することを決意されたのだろう。俺は美人には甘いのである。

三浦瑠麗「北朝鮮スリーパー・セル潜伏」の情報源は"ネッシー"スクープの英タブロイド紙! 公安も失笑したフェイク
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12218-7500/
2018年02月14日 15時30分 リテラ

 国際政治学者の三浦瑠麗氏が、2月11日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ)で「北朝鮮のテロリスト分子が日韓に潜んでおり、とりわけ大阪が危険だ」との差別助長発言を口にして大炎上している。

 三浦氏はこの炎上について、12日、自分のブログと『ハフィントンポスト』の取材に応じ反論したが、これがなんの反論にもなっていないひどいシロモノ。正直、もう少しマシな言い訳をするだろうと思って原稿を出すのを待っていたのだが、反論を読んで、三浦氏が公安警察の実態も北朝鮮の工作員の現状もまったく知らず、公安プロパガンダの資料や書籍すら読んだことのないまま、ネトウヨ並みの妄想を垂れ流していただけであることがよくわかった。

 三浦氏の反論のいったい何がひどいのか、その問題点を指摘する前に、まず三浦氏のそもそもの発言を正確に引用しておこう。三浦が『ワイドナショー』で、米朝戦争が起きたときのリスクとして語ったのはこんな発言だった。

「実際に戦争がはじまったら、テロリストが、仮に金正恩さんが殺されても、スリーパー・セルと言われて、もう指導者が死んだってわかったら、もう一切外部との連絡を絶って都市で動きはじめる、スリーパー・セルっていうのが活動をはじめるって言われてるんです」

 ここで司会の東野幸治が「普段潜っている暗殺部隊?」と訊くと、三浦氏は「テロリスト分子がいるわけです」と断言。テロップではスリーパー・セルの解説として「一般市民を装って潜伏している工作員やテロリスト」と流し、三浦氏はこうつづけた。

「それがソウルでも東京でも、もちろん大阪でも。いま結構大阪ヤバイって言われていて」
「いざというときに最後のバックアッププランですよ。そうしたら首都攻撃するよりかは、正直、他の大都市が狙われる可能性もあるので、東京じゃないからと安心はできない、っていうのがあるので」

●公安捜査官が「スリーパー・セルなんて言葉は聞いたことがない」

 発言の差別性については後述するとして、三浦氏の発言でまず、違和感をもったのが「スリーパー・セル」という言葉だった。三浦氏は北朝鮮の潜伏テロリストのことを「スリーパー・セルと言われて」と、あたかもそれが専門用語のように語っていたが、本当にこんな呼ばれ方をしているのだろうか。たしかに、欧米では市民生活に入り込んでいるイスラム過激派などのことをスリーパー・セルと呼ぶケースもあるが(ただしその存在を強調する行為については、ムスリム差別につながるという批判の声も大きい)、少なくとも日本で公安捜査員や公安担当記者が北朝鮮の潜伏工作員に対してこんな言葉を使っているのを聞いたことがない。

 今回、改めてベテラン公安捜査官に話を聞いたが、同じ答えが返ってきた。

「長く公安にいるけど、スリーパー・セルなんて言葉は誰も使わないし、聞いたこともない。スリーパーという言葉はあるけどね。ただ、これもソトイチ(警視庁公安部外事一課のこと)のロシア担当がよく使う言葉。北朝鮮担当のいるソトニ(警視庁公安部外事二課のこと)ではあまり使わない」

 しかも、日本の公安で使われているスリーパーというのは、情報収集担当の工作員もしくは協力者のことで、破壊工作をおこなうテロリストとは違う。彼らのおもな活動は日本で資料や情報を収集して本国に送ること。テロについては訓練を受けていないため、その能力も技術もないというのが一般的な見方だ。

 実際、これまで日本で起きた北朝鮮のスパイ事件を振り返っても、情報収集、密入国、密輸、さらに背乗りと呼ばれる日本人の戸籍乗っ取り事件がほとんど。1970〜1980年代はじめに起きた拉致事件をのぞいては、直接的に日本でテロを仕掛けた、あるいはその準備をしたとして検挙されたケースはゼロに近い。北朝鮮工作員が日本人になりすまして潜伏していたとされる事件で比較的新しいものというと、1985年に発覚した西新井事件が有名だが、これも当局が確定している活動内容は、情報収集や協力者の獲得、背乗りなどでしかない。

679とはずがたり:2018/02/15(木) 13:48:13
 しかも、2000年代以降、北朝鮮に関しては、テロどころか、情報収集や背乗り事件さえ少なくなっている。

「2000年代に北朝鮮の拉致事件が明るみに出て以降、公安は北朝鮮への監視を強化した。北朝鮮の工作活動については現在、警視庁公安部の外事二課、公安調査庁、それから各府県警の外事を合計すると、数千人規模の捜査員が監視している状態です。ところが、これだけの人間を投入しても、ここ10年くらいはほとんど事件らしい事件はない。開店休業状態です。ただ、公安は予算を減らされたくないので、週刊誌や公安御用ジャーナリストに『北朝鮮のスパイがウヨウヨいる』とか『テロの準備をしている』などの根拠のない情報を流すんですよ。でも、そういう記事を読んでも、具体的にあげているのは全部古い事件ばかりなんですけどね」(全国紙公安担当記者)

 現に、公安調査庁が毎年、テロの危機を煽る『内外情勢の回顧と展望』という報告書を出しているが、その2017年版を読んでも、北朝鮮および朝鮮総連にページを大量に割いているわりに日本国内の工作活動の実例はおろか、潜伏している工作員の人数や動きについての記述さえ一切ない。

「まあ、北朝鮮のテロリストが絶対に潜伏していないかといえば、"悪魔の証明"なので絶対にないとは言えないですが、少なくとも、当局がその動きをまったく掴んでいないのは間違いない。本当に動きがあれば、予算をとりたいから、マスコミや政治家に具体的な情報を流すなどして煽るはず。それができないというのは、実態がないからですよ」(前出・全国紙公安担当記者)

 ちなみに、三浦氏が強調していた「北朝鮮のテロがヤバイのは大阪」という情報についても同様の反応だった。

「大阪がヤバイなんて話はそれこそ与太話としても聞いたことがない」(前出・全国紙公安担当記者)
「どう考えても、テロが起きるとしたら、首都でしょう。あるいは、新幹線か原発ですよ」(前出・警視庁のベテラン公安捜査官)

●三浦の根拠はネッシー報道の「デイリーメール」と三流タブロイド

 だとすると、三浦氏はいったい何を根拠に「大都市には北朝鮮のテロリストが潜伏していて、戦争が起きたらテロを起こす」「大阪がヤバイ」などと自信満々に語ったのか。もしかしたら、国際政治学者じゃないと知り得ないすごい情報源や資料をもっているのかと思って、反論を楽しみに待っていたのだが、ブログやインタビューを読んで愕然とした。

 三浦氏は自身のブログで、今回起こっている批判について〈すべての情報源を明らかにすることはできませんが、本件は、専門家の間では一般的な認識〉〈国民にとって重要なことですので、どのような状況か、公開情報となっているものを紹介していきましょう〉と大見栄を切った後、真っ先に〈韓国の情報源に基づく英国の記事〉を紹介するのだが、それがなんと、あの「デイリー・メール」の記事だったのだ。

「デイリー・メール」というのは、ご存じの方もいると思うが、フェイクがしばしば問題になっている有名なイギリスの右派系タブロイド紙。1934年に、ネッシーが湖面から首を出した写真を初めて掲載して大きな話題になった、といえば、そのレベルがわかるだろう。

 信頼性の低さはいまも変わっておらず、つい最近、ウィキペディアが「デイリー・メール」の引用禁止を決定したばかり。また、その差別的論調もしばしば問題になっており、2016年には玩具メーカーのレゴが移民や難民などへの、あからさまな「憎悪扇動」を理由に、同紙とのプロモーション活動を当面停止すると発表。2017年にはEU離脱にかんする記事と写真が性差別だと問題になったこともある。

 また、この三浦氏が掲げた「デイリー・メール」記事は同紙が取材したものですらなく、同紙よりもさらにお下劣な日本でいう実話誌のようなタブロイド紙「デイリー・スター」の記事を引用したものだった。しかも、両紙の記事とも北朝鮮本国が工作員に向けてラジオ放送で暗号を送っているというよく聞く話を書いているだけで、北朝鮮のスリーパー・セルがテロを起こそうとしているなんていう話は一切書いていない。

 三浦氏は今回の反論で〈このレベルの発言が難しいとなれば、この国でまともな安保論議をすることは不可能です。〉〈考えてみれば、これもまた、安全保障を法解釈でしか語れなかった結果として、この国に根付いてしまった悪癖かもしれません。〉と、お得意の"馬鹿なあなたたちに教えてあげる"的説教を繰り広げていたが、その根拠に、実話誌並みのメディアをもちだしてくるとは、何かのギャグとしか思えない。

 その他の根拠も同様だ。三浦氏が続いてあげたのは、大阪府の朝鮮総連傘下の商工会の人間が1980年の拉致事件に関わっていたことを報じた読売新聞の記事、拉致問題の目的を解説した平成二十九年版の警察白書、古川勝久氏の著書『北朝鮮 核の資金源』......。

680とはずがたり:2018/02/15(木) 13:48:48

 そう、三浦氏があげている根拠はすべて、先に指摘した予算獲得目的に公安がもちだしている古い話の焼き直しか、テロとは関係のない情報収集活動や非合法経済活動についての解説でしかないのだ。結局、2018年現在、「テロを起こす可能性のあるテロリストが潜伏している」「大阪がヤバイ」と言う根拠はまったく示せていないのである。

 正直にいうと、三浦氏は今回、公安のプロパガンダや御用ジャーナリストの著作を多用して反論をしてくるのではないかと予想していた。たとえば、まったく裏の取れないテロ計画を書きたてている公安ジャーナリストの麻生幾氏や、公安捜査官をヒーロー扱いする荒唐無稽な公安ヨイショルポなどで知られるTBSの公安担当記者・竹内明氏など。とくに竹内氏の場合は、北朝鮮の潜伏工作員のルポや『スリーパー浸透工作員』なる小説も書いている。

 しかし、三浦氏の今回の反論はこうした公安プロパガンダ以前のレベルだった。彼女の反論を読んでいると、ただのシロウトが断片的な情報をつぎはぎしてもっともらしいことを言っているだけなのではないか、もしかしたら、エージェントとテロリスト、諜報活動と破壊工作、工作員と協力者や土台人との区別さえついていないのではないかとさえ思えてくる。

●根拠のない「大阪がヤバイ」発言の裏に在日朝鮮人差別

 本サイトは以前、三浦氏が実は専門的知識がまったくないのに、それらしい言葉と自信満々の言い切りで、"知的な国際政治学者"を偽装しているだけじゃないのか、というフェイク疑惑を指摘したことがあるが、今回の発言や反論でその疑惑はさらに深まったといえよう。

 ただし、三浦氏の今回の発言の問題はフェイクというだけではない。最大の問題は、「北朝鮮のスリーパーセル=在日朝鮮人」と想起させ、差別を助長したことだ。

 それを象徴しているのが、「大阪がヤバイ」という発言だ。公安の専門家たちが「大阪がヤバイなんて話を聞いたことがない」と口を揃えていたことは先に述べた。実際、三浦氏の反論を読んでも、その根拠は示されておらず「第二の都市だから」というものでしかない(実際は第二の都市は横浜だが)。

 どう考えても、三浦氏は大阪には在日が多いから「大阪がヤバイ」と言っているとしか思えないのだ。

 三浦氏は『ハフィントンポスト』のインタビューで、「在日コリアンに対する差別や偏見を助長するというTwitterの反応についても、私は番組中、在日コリアンがテロリストだなんて言っていません。逆にそういう見方を思いついてしまう人こそ差別主義者だと思います」と反論していたが、しかし、ブログのほうの反論では、日本に北朝鮮のテロリストが潜伏している根拠として、朝鮮総連を名指ししてこう書いている。

〈日本でも読売新聞が、大阪府の朝鮮総連傘下の商工会の人間が1980年の拉致事件に関わっていたということを過去に報道していますから、その当時大阪にテロ組織があったことはわかります。〉

 40年近く前の事件で大阪の朝鮮総連関係者が拉致事件に関わっていたことをもちだして、当時、大阪にテロ組織があったと断言し、今もテロリストが大阪に「ヤバイ」くらい潜伏しているという主張を正当化しているのだ。これは、在日朝鮮人をテロリスト、朝鮮総連をテロ組織といっているのと同じだろう。

 たしかに、朝鮮総連が金日成、金正日、金正恩と三代に渡る独裁政権を支持し、北朝鮮の政府機関の一部という役割になってきたのは事実だ。金王朝を資金的に支えてきた時期もあるし、2000年代初めまでは、学習組(がくしゅうそ)という対日思想工作の組織も有し、北朝鮮の工作活動に在日朝鮮人が協力したケースもある。

  しかし、総連が担っていたのはおもに思想工作や協力者の獲得、資金援助であり、対日テロの実行ではない。また、北朝鮮本国の意向を受けて動いていたのはごく一部の幹部やエリートであり、ほとんどの在日朝鮮人は、総連の政治性に疑問を抱きながらも、在日コミュニティを維持し、日本社会の苛烈な朝鮮人差別から自分の身を守るために、総連に加入してきたのである。

 しかも、総連はいまや、かつてと比較にならないくらい弱体化している。加入者は激減し、高齢化が進み、総連に忠誠を誓っているような人はほとんどが70代以上。どうみても、テロを実行できる組織ではない。

 にもかかわらず、三浦氏はこうした現実を無視し、総連や在日をテロリストの温床のように決めつけるのだ。その無根拠ぶり、論理の飛躍、差別性はヘイトを繰り返すネトウヨとかわりはない。関東大震災時に朝鮮人虐殺事件を引き起こしたデマと通ずる、在日朝鮮人に対する差別を煽る、悪質かつ極めて危険なものだ。

681とはずがたり:2018/02/15(木) 13:49:17
>>678-681
●自称国際政治学者・三浦瑠麗の"青山繁晴"化が止まらない!

 もちろん、これは三浦氏だけの問題ではない。安倍首相の側近の極右政治家や安倍応援団のジャーナリスト、評論家からも同様のフェイク、在日ヘイトが山ほど垂れ流されている。

 たとえば、2016年、自民党のデマ拡散屋である長尾敬議員は自民党の会合の場において公安調査庁が朝鮮総連の人数を「おおむね7万人」と明らかにしたことを受け、「会合では、公安調査庁から初めて、『朝鮮総連には工作員などが(日本国内に)約7万人いる』という報告があった」と発言(「zakzak」16年2月22日付)。それによってネット上では「北朝鮮の工作員は7万人もいる!」などというデマが広がっていった。

 また、"ネトウヨのグル"青山繁晴議員も、なんの根拠も示さないまま「北朝鮮の工作員は2万人いる」「コアで武装してるのは400〜500人です」などといったデマをテレビやネット番組で繰り返し続けている。

 しかし、三浦氏の場合は、ネトウヨにしか支持者のいない長尾や青山と違って"知的で中立の立場から物事を俯瞰している国際政治学者"というイメージがあるからもっとタチが悪い。まったく根拠がない「在日=スリーパーセル」という差別的デマがネトウヨだけでなくもっと広い層にまで広がっていく可能性があるのだ。

 そう考えると、メディア関係者はそろそろ、三浦氏への認識を変えたほうがいいのではないか。たしかに、当初は中立的なブランディングをしていたし、だからこそリベラルメディアも積極的に彼女を起用してきた。しかし、最近は「大日本帝国が人権を極端に抑圧したのはせいぜい二年間」といった無茶苦茶な歴史修正主義発言や、森友加計問題での強引な安倍政権擁護など、どんどん地金が出てきている。

 しかも、今回の一件で、フェイク疑惑はさらに深まり、その差別体質もあきらかになった。

 なんの根拠もないのに知識や情報があるふりをしてフェイク情報をふりまき、歴史修正主義や安倍政権を正当化し、ヘイトを助長する。みんな騙されていたけど、三浦瑠麗という国際政治学者って実は、あの青山繁晴センセイと同じカテゴリーの人だったんじゃないだろうか。
(編集部)

682とはずがたり:2018/02/15(木) 14:06:46
江川達也はこんなやつだったのか〜。

江川達也氏が“在日韓国の方”に言及「済州島でいい暮らしをして欲しい」
http://news.livedoor.com/article/detail/14290702/
2018年2月12日 17時6分 トピックニュース

12日、漫画家の江川達也氏が自身のFacebook上で、「在日韓国の方は済州島でいい暮らしをして欲しい」と言い放った。

江川氏は、ニュース配信サイト「ハフポスト」が11日に掲載したネット記事に反応。

記事は、前日10日に行われた韓国・平昌オリンピックの女子アイスホッケーにおける、南北合同チーム対スイス戦で起きたことについて記されたものだ。観客席にいた北朝鮮応援団員たちは「謎の男性」のお面を身に付け、統一旗を振って南北合同チームの応援をしたという。

江川氏は、記事に対し「韓国と北朝鮮は早く統一するといいね」「統一して、やんわりとした国になって欲しい」「日本にお金を要求しない国になって欲しい」とコメントしている。

さらに江川氏は、済州島について「別の国がいいと思う」とし、「半島より済州島が繁栄し済州島から避難してきた在日韓国の方は済州島でいい暮らしをして欲しい」と、現在も日本国内で暮らす在日韓国人に対して言及したのだ。

その他にも江川氏は、安倍晋三首相が訪韓した際、現地の人々から「スーパースター級の歓待」を受けたとする一般人のブログエントリーもシェアして、「韓国の人は信用できないなー」と断言。「そんなに日本好きなら、親日派をリーダーに選んで、竹島から去って、日本への金の請求をやめたらいいのに」と痛烈な意見を展開していた。

683とはずがたり:2018/02/17(土) 22:23:38

三浦瑠麗の再反論“大震災時に北朝鮮工作員の迫撃砲発見”に阪神大震災を取材した記者たちが「聞いたことない」
2018.02.17
http://lite-ra.com/2018/02/post-3808_3.html

 実は、三浦氏が根拠にしたと思しき記事が、阪神大震災から12年も経った後に読売新聞に掲載されていた。

 2007年1月19日付の読売新聞朝刊の連載「核の脅威 20XX年 北朝鮮が…」3回目の「重要施設を警備せよ」という記事に、こんな記述があるのだ。

〈日本に長年潜入中の休眠工作員(スリーパー)もいる。政府関係者によると、阪神大震災の時、ある被災地の瓦礫から、工作員のものと見られる迫撃砲などの武器が発見されたという〉

 記事自体は迫撃砲発見がメインではなく、ほんの数行、こう書いてあるだけなのだが、おそらく三浦氏はこの読売報道をさして〈公開情報〉と言っているのだろう。というのも、新聞記事検索の範囲をデータベース上の全期間に拡げて調べたが、阪神大震災で北朝鮮工作員の「迫撃砲」が発見されたという新聞報道は後にも先にもこの読売記事しか見つからなかったからだ。

 いや、新聞だけではない。公安プロパガンダの真偽不明な情報が大好きな週刊誌でも「迫撃砲発見」の記事は見つけることができなかった(週刊誌記事の場合は、新聞記事のようにキーワード検索をかけても出てこないケースがあるので、100%ないとは言えないが)。

 しかし、他に報道がまったく見つからないということからもわかるように、この読売の記事じたいが相当に怪しいシロモノだ。「政府関係者によると」というかたちで、なんの根拠もディテールも示さないまま「発見されたという」などと伝聞を書いているだけ。その迫撃砲が見つかった場所も、どういうタイプの迫撃砲だったのかも一切書いていない。これ、公安系のネタによくある典型的な飛ばし記事ではないのか。公安情報に詳しい前出の西岡氏も苦笑しながらこう話す。

「たしかに、一目でヨタ記事ってわかる感じの記事やね(笑)。まず、こんな公安情報を『捜査関係者』でなく『政府関係者』が話してるという時点で、信憑性が感じられない。みんな公安のことを誤解しているみたいだから言うとくけど、もし、北朝鮮の迫撃砲が見つかったりしたら、公安は絶対に隠したりせえへんよ。公安にとっては、捜査を広げる千載一遇のチャンスなんやから、総連にガサ入れするなり、絶対に事件化に向けて動き出す。とくに、兵庫県警の外事というのは、北朝鮮がらみの事件はすごく積極的で、“無理筋”の事件でも強引に事件化する傾向があるくらいやからね。迫撃砲を押収しただけでほっとくはずがない。
 迫撃砲が見つかったのに当局が隠したとかいう人がいたら逆に聞きたいけど、それを何十年も隠し続けるメリットってなんなの? 公安はこんなおいしいネタをそのままにしておくほどお人好しじゃない。仮に事件化が無理なケースでも、マスコミには絶対にリークする。しかも、公安がリークするときは、記事にできるだけのディテールをちゃんと流すよ。瓦礫になっていてもその土地が誰の持ち物で誰が住んでいたかはわかるわけやから、所有者の情報は出してくるし、最低限、その迫撃砲がどこの国の製造なのか、型式はどういうものなのかも流す。今回、そういう情報が一切出てこない、読売がそういうディテールを一切書いていないというのは、そんな事実がなかったからとしか思えない。まあ、読み物連載やし、デマをふりまくのが大好きな政治家とかから噂話を聞いて、裏も取らずに適当に書いただけちゃうんかな」

684とはずがたり:2018/03/14(水) 19:10:18
西部邁自殺 警視庁が事件性の疑いで再捜査 文春オンライン 2018年3月14日 16時00分 (2018年3月14日 19時01分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/society_g/20180314/Bunshun_6558.html
 今年1月21日に多摩川で入水自殺を遂げた評論家の西部邁氏(享年78)。西部氏の死をめぐって、警視庁捜査一課が再捜査に動き始めたことが「週刊文春」の取材で分かった。



「事件当初、警視庁田園調布署は、現場に遺書が残されていたことから自殺と判断しました。しかし、その後、いくつもの不可解な点が見つかった。自殺を手助けした人物がいる可能性が高いと見て、捜査一課の捜査が続いています」(捜査関係者)


 遺体発見の前夜、西部氏は新宿の行きつけのバーでウォッカを痛飲。深夜11時過ぎ、長女をタクシーで帰した西部氏は7時間後、帰らぬ人となって発見された。


 最大の謎が西部氏の遺体の状況だ。多摩川から引き上げられた遺体は、工事現場用のハーネスで固定され、白いロープが結び付けられていたという。


 西部氏の親族が語る。


「邁さんは手が不自由で、食事をするときは箸ではなくスプーンです。それにシャツのボタンを留められず、長女が手伝っていました。ロープの片側は木に巻きつけられていたといいますが、彼1人でロープを結べるとは思えません」


 捜査一課は“空白の7時間”の解明を進めている。


 3月15日(木)発売の「週刊文春」では、西部氏の遺体や遺書に残された3つの謎、捜査一課の捜査状況などについて詳報している。


(「週刊文春」編集部)

685とはずがたり:2018/03/14(水) 21:04:09
思考停止のバカどもだったという訳さ

2018-03-12
リフレ派は、いったい安倍政権の何を守りたいのか?
http://inunohibi.hatenablog.com/entry/2018/03/12/201208

 この記事でスクリーンショットされた一人一人のことは詳しく知らないのだが、ツイッターで政治系のトレンドワードを見るたびに話しに飛びついているアイコンがちらほらいる。根が軽率なんだな・・・。
 私も他人ごとではない、もともと軽率な性格だから。冷静に考えれば、朝日新聞がいつもいつもねつ造をしている社会のガンみたいな新聞紙だったら、今回の件といわず、もうとっくにつぶれているだろう。・・・というのが大人のバランス感覚だが、彼らはそれを見失ってしまった。

 マーシャルだったか、経済学者には「温かい心と冷徹な頭脳」が必要だ、といった。温かい心がなければ貧しい人を救おうとは思わず、書斎に閉じこもる空理空論の徒になるし、冷徹な頭脳がなければ、義憤だけで世の中を批判して、しばしば分析を間違ってしまうだろう。

 今回の朝日たたきには、多くのリフレ派が加わっていたことから「リフレ派最低」という声もある。反リフレでも、池田信夫氏のように言動に問題ある人物は、いくらでもいる。リフレのせいにしちゃかわいそうだし、リフレ派の中にも「貧しい人を救う」という温かい心があったはず。

 リフレ派が安倍政権を擁護するのは、「反リフレから安倍政権のリフレ政策を守る」ためだったはずなのに、身も心も安倍政権と同一化してしまったようで、現在は「安倍内閣に責任が及ぶ」ことを必死になって防ごうとしている。(例、田中秀臣氏とか。)
 しかし、現時点で文書改ざんの責任者といえる佐川宣寿氏を、「適材適所」で国税庁長官に栄転させたのは、安倍首相なんだよなぁ。安倍首相、麻生財務相が全く知らなかった、かかわらなかったというなら、それはそれでおそろしく人を見る目がなかったことになる。財務省憎しのリフレ派にとっても、それは由々しき事態なのでは? この期に及んで、「安倍総理に責任はないよー」というリフレ派は何を守っているんだ?
 馬淵澄夫氏は落選しちゃったけど、野党にもリフレ派はいる。安倍政権でなければだめなんだ、っていう理由はないよね。消費税も一度増税しちゃったし。経済の難しい仕組みはわからないが、リフレ政策を「いいな」と思っていた私でも、消費税増税で失望した。あれでアベノミクスはプラスマイナスゼロ、どころかマイナスだろう。

 今の日本の好景気や失業率の改善は、おそらく世界的な景気回復に助けられているだけで、日銀の物価上昇率2%も達成できていない。つまり、リフレ政策から見れば中途半端な政権を、リフレ派は全力で守りに行ってるわけ。
 どうしてこんなことになったのか、というのは、単なる物笑いの種ではなく、思想史的な考察対象になりえるだろう。

686とはずがたり:2018/03/30(金) 11:13:41
2018年3月25日日曜日
札幌第11回■詳報

upload=2018/03/25 13:30
update=2018/03/25 17:40
櫻井よしこ氏が自身のウソを認める!
「捏造決めつけ」記述にも重大な誤り
次回7月6日に結審、判決は秋以降に
http://sasaerukai.blogspot.jp/2018/03/11_25.html

687とはずがたり:2018/04/03(火) 14:41:19
「ぼっち」でいじめられていた少女が“三浦瑠麗”になるまで
https://www.excite.co.jp/News/society_g/20180403/Bunshun_6808.html
文春オンライン 2018年4月3日 11時00分 (2018年4月3日 14時21分 更新)

 国際政治学者、三浦瑠麗さん。1980年生まれの彼女の発する言葉は常に注目の的だ。「ワイドナショー」でのスリーパーセルに関する発言で“炎上”したのも記憶に新しいが、良くも悪くも大衆の感情を刺激する影響力を持った人物だということだろう。東大卒の美女で絵に描いたようなエリートコースを歩んできた──と思いきや、子どもの頃に受けたいじめ、「ぼっち」だった学生時代、東大も当初進学したのは農学部と、意外にも遠回りしたり、少数派に身を置いたりしながら現在に至ったのだという。三浦さんの国際政治学者としての思想を形づくったバックグラウンドに迫る。

■近畿財務局職員の自殺をめぐる炎上発言騒動の真意
──国会は森友学園問題をめぐって紛糾しています。先日、近畿財務局の50代の職員が自殺するという痛ましい出来事がありました。このとき、三浦さんはテレビで「人が死ぬほどの問題じゃない」と発言して……。

三浦 炎上してましたね。あれはTwitterで一部が切り取られ、拡散しました。全文をお聞きいただければ分かると思うのですが、「財務省は、早く改ざんを認めて謝罪しようよ」ということを官僚のみなさんに伝えたかったんです。「早くごめんなさいをしないと、現場で弱い立場に置かれている人が追い詰められてしまうよ。この不祥事は人が死ななければいけないような問題ではないのに」という意味でした。どこかで隠ぺいをストップしないと。…

   ◆

■視聴者に受け入れられやすい女性の話し方
──なぜ三浦さんの発言は時に炎上を招いてしまうと思われますか。

三浦 うーん。普段から、三浦は上から目線でものを言うと感じている男性が多いようですね。それが許せる人と、許せない人がいる気がします。私は、確かにわりとはっきりものを言います。俯瞰した立場から論理を組み立てて、合理的な話し方をするほうです。正直、特定の陣営に属さない個人、しかも女性がものを言うことへの強烈な違和感が一部にあるんだと思います。ただ、私自身の経験では、反発されるのは日本でだけ。米欧でも、あるいはインドや中国の人と議論しても、そういうふうにはなりません。
 女性の専門家や評論家がテレビに出て話をするときに、視聴者に受け入れられやすい話し方というある種の型がある気がします。たとえば「私が国連事務総長の○○さんに伺ったところでは……」とまず権威のある人の知見を述べてから自分の意見を補足するといったやり方です。私もそういう話し方を少し真似すればよいのかもしれませんが、自分ではしませんので。

「三浦は冷酷な人間だ」「嫌いだ」と感じる人が、2015年に新書( 『日本に絶望している人のための政治入門』 )を出させていただいてから今までの間に増えたことは確かです。それまでとそれ以後とで私の属性は変わっていないので、何が変わったかといったら、基本的には知名度と、人が私の言説に触れる機会が増えたということだと思います。

──昨年の10月、「朝日新聞デジタル」で 三浦さんが山尾志桜里さんの衆院選の街頭演説をルポ したことがありました。そこで、記者が「保守派の論客とされる三浦さんは、山尾さんの街頭演説をどう聴きましたか」と質問したときに、三浦さんは「私は自由と進歩を信じているので保守ではないんですね」と答えて、これもまた論議を呼びました。

三浦 たぶん私の立ち位置が、あまりない組み合わせなんだと思います。社会政策はリベラルで、私個人の属性は女性で、LGBTの権利拡大を推す立場を取っている。同時に、安保政策については抑制的なリアリストで、国家にまつわることについてはナショナリスト的な部分も持っている。その組み合わせ自体が従来の枠組みではあり得ないと日本では思われているから、誤解が生じやすいのかもしれません。

688とはずがたり:2018/04/03(火) 14:42:26

■なぜ特異な立ち位置に存在しているのか?
──三浦さんは、処女作 『シビリアンの戦争』 の頃から徴兵制を提案し、憲法9条についても改憲を恐れるべきではなく、9条2項を削除し、シビリアン・コントロール下に位置付けるべきと明言してきています。そうしたことから「保守派の論客」という見方をされ、安倍政権と三浦さんを重ね合わせる人もいる一方で、安倍首相と親しいジャーナリストの山口敬之氏による性被害を訴えた伊藤詩織さんの 『Black Box』 に、三浦さんは深い共感を寄せ、「鋼の強さ、誰にも殺せない感受性、娘をこのように育てたいと思いました」とコメントを寄せています。

三浦 私個人は何も変わっていません。自分の頭で考え、感じたこと、考えたことに忠実に発言しているだけです。でも、私の立ち位置が今までになかったものだったから、従来の対立構図には収まらないんだと思います。それはきっと、私が日本というものを分かっていないからなんでしょうね。こういう言説はこっち側の陣営に属し、その場合は「反○○」という立場を取って、定食メニューのような特定の政策の組み合わせを主張しないとおかしい、という暗黙の了解の中に収まらず、常に枠から飛び出してきてしまう。

 それは私が日本の集団生活というものに馴染んでこなかったこと、いわゆる「ぼっち」だったことと関係しているかもしれません。社会というものに染まれずにずっと生きてきたので、誰が敵で誰が味方かという構図に疎いし、それに器用に合わせて生き抜く術を知らないのだと思います。一人でお昼を食べることは最初は寂しかったかもしれないけど、そのうちそれが当たり前になってしまって、他の人と食べるやり方もわからなくなってしまった、みたいな。



三浦 小さい頃から外食をほとんどしなかったので、ハンバーガーの食べ方がよくわからない。人前で口を開くことすらいやでした。小学校高学年からいじめも始まったので、給食などのタイミングで人と一緒にいる必然性がなかったですね。

──いじめというのは女子からですか? 男子からですか?

三浦 最初は女子ですね。服装やメガネや、あるいは浮いていること自体について……私は家の教育方針でテレビを見たことがほとんどありませんでしたから。両親は学生結婚をして、母は22歳のときに最初の子供を産んで、5人の子供を育てながらずっと専業主婦をしてきました。世間知らずのまま親になったという感じだったんでしょうね。教育方針は割と極端だった。私は3番目なんですが、特に上の3人は本当に厳しく育てられました。
 洋服は、一言でいえば、今風ではなかった。キャラクター物も持っていませんでしたし、ちょっと時代錯誤的な洋服や、生活協同クラブで共同購入した色違いの無地のTシャツ3枚組みたいなものを着ていました。

■お姫様ごっこができなかった少女時代
──メガネは小学校の頃からかけていたんですか。

三浦 私は3歳のころからすでに視力が0.1しかなかったので、小・中とずっとメガネをかけていました。子供のころは、基本、人と話さずに童話の世界にのめり込んでいました。小学校から家まで見渡せるくらいの田んぼ道だったので、ずっと本を読みながら帰っていました。『ナルニア国物語』とか『指輪物語』といったファンタジーや『赤毛のアン』に没頭していましたね。

 父がまだ東大の助手のときに子供が5人になりまして、私は大学院の終わり頃の子供ですが、その後も防大の教員で公務員でしたから、子沢山である以上は節約が基本でした。機械音の出るようなおもちゃを買ってもらったことなんてありませんでした。泥団子を作ったり、作物を育ててチャボの世話をしたり、社会主義の村みたいな幼少期だったかもしれないですね(笑)。

 お姫様ごっこのような衣装にも憧れたけれど、そういうことはうちでは出来なかったです。だから、親戚がバービー人形をお土産に持ってきてくれたときの嬉しさたるやなかったですね(笑)。本に没頭したのも、図書館があって、そこに行けば本がタダで読めて、自分を楽しませてくれるものが無尽蔵にあるように思えたからなんだと思います。

689とはずがたり:2018/04/03(火) 14:42:32
>>687-689
■異質だからはじき出されて、ずっと本を読んでいた

三浦 … 高校生くらいになると、無視のされ方も変わってきますが、私の原体験というのは、異質だからはじき出される、だったら一人で居よう。一人で居たらもっと本を読む、もっと頭でっかちになる……その繰り返しの中で「一人で居る」ことを学んだということにあると思います。

三浦瑠麗(みうら・るり)

国際政治学者。1980年神奈川県生まれ。東京大学農学部卒業。東京大学公共政策大学院修了。東京大学大学院法学政治学研究科修了。博士(法学)。専門は国際政治。現在、東京大学政策ビジョン研究センター講師。主著に 『シビリアンの戦争』 (岩波書店)、 『「トランプ時代」の新世界秩序』 (潮新書)、 『日本に絶望している人のための政治入門』 (文春新書)、 『国民国家のリアリズム』 (角川新書、共著)。2017年12月、第18回正論新風賞を受賞。

◆◆◆

※三浦瑠麗が語る「感動の涙を醜いと思ってた」中学時代──国際政治学者・三浦瑠麗さんインタビュー ♯2に続く  http://bunshun.jp/articles/-/6816

690とはずがたり:2018/04/06(金) 15:29:01
>>684

警視庁
西部邁さん自殺ほう助容疑で2人逮捕 MX関係者
https://mainichi.jp/articles/20180406/k00/00m/040/158000c
毎日新聞2018年4月5日 23時39分(最終更新 4月6日 01時18分)

 今年1月に自殺した評論家、西部邁(すすむ)さん(当時78歳)の自殺を手助けしたとして、警視庁捜査1課は5日、埼玉県上尾市富士見2、会社員、青山忠司(54)と東京都江東区福住1、会社員、窪田哲学(45)の両容疑者を自殺ほう助容疑で逮捕した。両容疑者は容疑を認めており、窪田容疑者は「先生の死生観を尊重して力になりたかった」と供述しているという。

 同課によると、青山容疑者は西部さんが主宰する塾の塾頭をしていたことがあり、窪田容疑者は西部さんが出演していた東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)の子会社の番組担当者だった。

 逮捕容疑は1月21日未明、東京都大田区田園調布5の多摩川に西部さんを連れて行き、体にハーネスを装着させるなどして自殺を手助けしたとしている。

 同課によると、遺体発見時、西部さんの体のハーネスと川岸の木がロープで結び付けられていた。西部さんは病気の影響で両手が不自由だったことから、何者かが手助けしたとみて捜査。同日未明に新宿区内で西部さんと一緒に歩く窪田容疑者の姿が防犯カメラに映っていた。

 西部さんの遺書のうち1通は捜査関係者に宛てて「自分の意志による自殺です」という趣旨のことが書かれていたという。西部さんは4年前に妻を亡くし、自殺を口にするようになっていた。

「申し訳ない」西部さんの長女
 西部さんの長女の智子さん(49)は東京都世田谷区の自宅で取材に応じ「2人とも父を慕ってくれていた。なぜ自殺を手伝ってくれと頼んだのか、申し訳ない」と声を詰まらせた。西部さんと青山容疑者は20年来、窪田容疑者は10年来の付き合いだったという。【竹内麻子】【春増翔太、山本佳孝、土江洋範】

窪田容疑者、熱心な「信者」
 「口数が少なくて穏やかだが、内に熱いものを秘めている人だと思っていた」。西部さんが自殺直前に訪れていた新宿区のバーのママは、窪田容疑者の印象をそう振り返る。西部さんと窪田容疑者は1カ月に1度は他の仲間と連れ立って来店する常連だった。

 MXの関係者によると、窪田容疑者は局内でも「西部さんの熱心な信者」として知られ、討論番組「西部邁ゼミナール」を担当していた。番組には青山容疑者がゲスト出演することもあった。この関係者は「追悼番組も3月31日に放映したばかりだった。番組製作に携わるスタッフが事件を起こしていたことが信じられない」と話した。

 西部さんは最近の著書で「これまでに3度自死の準備に取り組んだが、予期不可能な事態で頓挫した」などと語っていた。捜査1課によると、窪田容疑者が自殺に使われたハーネスを用意し、青山容疑者がレンタカーを借りたという。【神保圭作】

【ことば】自殺ほう助
 自殺を決意している人に対し、道具や方法を提供するなど、自殺を容易にする手助けをすること。刑法202条(自殺関与及び同意殺人)に規定されており、法定刑は6月以上7年以下の懲役または禁錮。

691とはずがたり:2018/04/12(木) 16:02:47
なぬ!?イエローハットは右翼企業だったか。
オートバックスに回帰しないとあかんな。。

経済界「極右&ヘイト」ミシュラン発表!(前編) 
アパから出光創業者まで…歴史修正主義や極右、ヘイト思想に侵されている企業・経営者を判定する
http://lite-ra.com/2017/02/post-2888.html
2017.02.01

 安倍政権の下で、日本企業による歴史修正主義、排外主義が相次いで問題になっている。何度か本サイトでも取り上げてきたが、言わずもがな、日本企業によるヘイトスピーチやリビジョニズムの喧伝は極右思想と地続きにあり、国際的スタンダードから逸脱した“日本の恥”に他ならない。しかし、一般の消費者の視点からは、そうした企業のグロテスクな性格は覆い隠されやすく、残念なことに間接的にヘイトや歴史修正に加担してしまっていることもあるだろう。

 そこで今回は、歴史修正主義や極右思想をもっている、あるいはヘイト的行動に関与していると思われる8つの会社もしくは経営者をリストアップ。経営者や創業者らのヘイトや歴史修正などの総合的悪質性(極右度)と、安倍政権との関係も含めた政治力及び社会的影響力(影響度)を、それぞれ最大星5つで評価してみた。

 ちなみに、産経新聞社や青林堂など、極右ヘイト運動を牽引する“新聞・出版業界の恥垢”と呼ぶべき輩たちについては、該当企業があまりにも多すぎるので今回は割愛。別の機会に譲ることにしたので、あらかじめご了承いただきたい。

 それでは、企業経営者ウヨミシュラン、まずは前編の4社を紹介しよう。これだけでも、極右思想やヘイトがいかに色んな分野に広がっているかがわかってもらえるはずだ。(編集部)

……………………………

●アパホテル(アパグループ)
「南京大虐殺はなかった」と主張し核武装まで提言! 安倍首相の有力支援者は“極右のタニマチ”

極右度 ★★★★★
影響度 ★★★

 本サイトでも既報のとおり「南京虐殺はなかった」などと主張する元谷外志雄・アパグループ代表の歴史修正本が国際問題となっているアパホテル。この問題を受けアパはHPに“反論声明”を出して開き直りを見せているが、その詐術やトンデモについてはすでに詳しく解説したので過去記事をご覧いただきたい。

 だが、見方を変えれば、今回の問題となったトンデモ歴史修正本は、アパという企業の極右性をあらわす氷山の一角にすぎないとも言える。

 近年のアパといえば、2008年に始まり、田母神俊雄が航空幕僚長更迭のきっかけとなった「真の近代史観」懸賞論文の主催が有名だろう。総額賞金額は巨額の500万円で、実に今年で10年目を迎える。第1回の田母神以降も、“ナンチャッテ皇族芸人”こと竹田恒泰(第2回)、“尖閣ビデオ流出男”こと一色正春(第4回)、また政治家からも民進党の極右議員・松原仁(第6回)や、ネトウヨを地で行く杉田水脈(第7回)など、錚々たる(?)メンツにペンネームを冠した「最優秀藤誠志賞」(賞金300万円)を贈呈している。これぞ、アパがトンデモ歴史修正主義界隈の“タニマチ”と言われる所以である。

 また、元谷代表が取り組むのは、歴史修正運動だけではない。持論として「平時には米軍が核兵器を保持・管理するが、戦時にはこれらの核兵器を同盟国に提供して事実上核武装するという核抑止の新しいオプション」なる日本の核武装まで提言している(『謀略に!翻弄された近現代 誇れる国、日本。』アパグループ)。

 政界人脈にもぬかりない。元谷代表は同郷の森喜朗元首相と近しく、安倍晋三の秘密後援組織「安晋会」の副代表も務めた。ほか、私塾の「勝兵塾」の講師には、下村博文、今村雅弘、馳浩、原田義昭、片山さつき、佐藤正久、長尾敬などの極右政治家が多数名を連ねる。なかでも、森の子分格である馳浩と、一昨年「南京大虐殺や慰安婦の存在自体を、我が国はいまや否定しようとしている」と公言した原田義昭は、毎回のように勝兵塾月例会に参加していた。

「代表は日本の保守のオピニオンリーダーのお一人であり、安倍首相のビッグサポーターとして知られていらっしゃいますから」

 アパグループの機関誌「Apple Town」2月号の対談で、こんなふうに元谷代表をヨイショしたのは片山さつき。長年にわたって極右界隈に“資金”を投げ続けた実績も含めて「極右度」は★4つ、その歴史修正運動が自民党の中枢にも浸透していることから「影響度」を★3つとしてみた。今後もこの「安倍のビッグサポーター」の動向を注視せねばならないだろう。

692とはずがたり:2018/04/12(木) 16:03:08
●アリさんマークの引越社
“ブラック”だけじゃない、社員に「北朝鮮人は帰れ」のヘイト攻撃! 採用では部落差別も

極右度 ★★★★
影響度 ★

 赤井英和のCMで知られる「アリさんマークの引越社」(株式会社引越社)。グループ会社である引越社関東の現役社員からの告発で、長時間労働や残業代未払いはもちろん、引越し作業中の荷物破損や車両事故の損害を社員に弁償させるというとんでもない制度を敷いていたことが発覚。2015年のブラック企業大賞にノミネートされ、「アリ得ないで賞」も受賞した。

 だが、忘れてはならないのは、引越社関東はブラックであるだけでなく、卑劣なヘイトスピーチで社員を追い詰める“ヘイト企業”の側面が指摘されたことだ。

 追い出し部屋に異動された末、懲戒解雇された社員のA氏が、「FLASH」(光文社)2015年11月17日号で、引越社関東の「差別採用」の実情についてこう告発している。「研修では被差別部落出身者への露骨な差別が叩き込まれました。この会社は人間を人間とも思わない本当のブラック企業です」。実際、同社の管理職研修では、採用NGの対象として、「労働基準法に詳しい人」などの条件以外に、「三国人、ミツ、ヨツ」などの差別用語を使いながら、「韓国人」「朝鮮人」「被差別部落出身者」を採用しないように指導されることを、複数の社員・元社員が証言している。

 もともとA 氏は、2014年から羽田支店の営業専任職に就き優秀な成績を収めていた。だが、15年1月、営業車で交通事故を起こした際に、会社側から48万円の弁償金を請求されたことに疑問を感じ、組合に加入。団体交渉を行った。すると、会社側は突如、A氏を営業部からアポイント部に配置転換させ、その後、明らかに追い出し部屋であるシュレッダー係への配転を命じる。A氏は見せしめとして、一人だけオレンジ色の長袖シャツを着るよう強要されたという。

 しかも、この不当な配転に対し、A氏が東京都労働委員会に不当労働行為救済申立てを行うとともに、東京地裁に「配転無効」の訴えを起こすと、引越社はなんと懲戒解雇処分を通知してきた。A氏は解雇無効、地位保全の仮処分を申し立てた。すると、会社は解雇こそ撤回したものの、復職したA氏を信じられないヘイトスピーチで出迎えた。

 仕事は相変わらずシュレッダー係で、引越社がA氏に解雇を通知したときに張り出した、氏名と顔写真そして「罪状」なるタイトルで解雇理由が書かれた脅しの紙もそのまま。そして、A氏が仕事をするシュレッダー機の前には、A氏の写真の切り抜きに「北朝鮮人は帰れ」の文字が書かれた紙が貼られていたのである。

 A氏が言うように、ブラック企業は「人を人と思わない」ほど、社員を酷使し搾取する。その意味でも、A氏が被害にあったヘイトはやはりブラック企業との親和性の高さを物語っている。差別はマイノリティだけが直面する問題ではなく、労働者・生活者全体に関わる重大な人権問題であることを再認識する必要がある。アリさんマークの引越社には、一連の社員への不当な処遇に連なる民族・出自差別の悪質性から「極右度」★4をつけたい。

●イエローハット
創業者は日本会議系改憲団体にも参加、安倍応援の報道圧力団体“視聴者の会”スポンサー? 

極右度 ★
影響度 ★

 イエローハットといえば、カー用品チェーンを展開する東証一部上場企業。目印の黄色いカウボーイハットや、明るいイメージのテレビCM、Jリーグチームのスポンサーについていることもあって、“極右企業”のイメージが薄い人も多いかもしれない。

 しかし、イエローハットの創業者で、2008年まで相談役を務めた鍵山秀三郎氏はバリバリの右派、歴史修正主義者である。

 鍵山氏といえば、もともと「便所を磨けば心が磨かれる」をモットーにした掃除の啓蒙活動で知られるが、他方で「清掃」と称し、沖縄の基地運動で住民がフェンスに反対の意思表示を行ってきたものを撤去する運動を支援。また、日本会議の関連集会で講演し、フロント団体「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の代表発起人や、「日本教育再生機構」の顧問も務めるなど、保守・極右陣営に積極的に食い込む存在だ。

693とはずがたり:2018/04/12(木) 16:03:34
>>691-693
 しかし、このイエローハット創業者について、とりわけ注目せねばならないのは、報道圧力団体「放送法遵守を求める視聴者の会」との関係だろう。「視聴者の会」といえば、TBS『NEW23』のアンカー・岸井成格に「放送法違反だ」と言いがかりをつける意見広告を産経新聞と読売新聞に出し、結果、岸井氏を番組降板まで追いやった団体。同会は、安倍晋三のヨイショ本『約束の日 安倍晋三試論』(幻冬舎)でデビューした自称文芸評論家の小川榮太郎事務局長を筆頭とする“安倍応援団”だが、鍵山氏はその「視聴者の会」の「共同呼びかけ人」のひとりとして中心的役割を担っているとみられる。

 本サイトは15年11月、「視聴者の会」にメールで質問し、鍵山氏またはイエローハット社が同会に資金を提供した事実があるか、質したことがあった。このとき同会事務局は、「資金提供者に関する詳細はお答えできません」と言葉を濁したのだが、ハッキリと否定しないところを見ると、この報道圧力団体の陰に鍵山氏がいる可能性は、やはり捨てきれない。

 現段階でイエローハットという会社じたいに明確な政治性や差別性は見えないので、極右度、影響度ともに★1としたが、創業者・鍵山氏が極右界隈とつながる人物であることは事実。今後の展開には要注意といえよう。

●出光興産
『海賊とよばれた男』では描かれなかった創業者の歴史修正と右翼殺人テロ礼賛

極右度 ★★★★★
影響度 ★★

 石油元売り業界第2位の出光興産。業界5位の昭和シェル石油との合併話が出光側の創業家の抵抗で泥沼化しているが、昨年末、その創業者である出光佐三氏(故人)をモデルにした映画『海賊とよばれた男』(原作・百田尚樹)が公開されたことは記憶に新しい。安倍首相も原作『海賊とよばれた男』は愛読書で、元旦には映画も鑑賞しに行ったという。

 しかし、この出光興産という企業、百田の小説では“社員への愛情で溢れる愛国企業”というふうに描かれているが、そもそも、出光といえば“定年なし、タイムカードなし、労働組合なし”が有名で、実際は労組をタブー化するブラック企業の典型例と指摘されることも少なくなかった。そして、百田が“憂国の士”として美化する創業者・佐三氏は、実のところ「日本はいかなる場合でも自衛の戦争」と断言する先の戦争の肯定派で、「現在は、憲法をタテにとって、つまらんことばかりをいっておる」「なんといったって、天皇中心の憲法ですよ」と主張する戦前回帰の改憲派(過去記事参照)。さらには、なんと右翼による殺人テロを大絶賛するほどの極右人士であったのだ。

 たとえば、佐三氏の四女で映像作家の出光真子氏がこう証言している。真子氏は出光家の強い家父長制のなかで常に父に怯え、学生時代の60年安保のときもデモに参加したことを言えなかったというが、他方で、同時期の浅沼稲次郎刺殺事件というテロについては、父・佐三氏がこう絶賛していたと自伝で綴る。

「一方、同じ年に起こった社会党委員長の浅沼稲次郎が、論壇で右翼の一少年山口二矢に刺殺された事件について、父は犯人の山口二矢をほめたたえた。そのときも、父と私はふたりきりでダイニング・ルームにいた。テーブルの向こうで、父は、私が女なのが残念でしょうがないといった様子で、男だったら彼を見習え、日本にも未だこういう若者がいたのだと、声を震わせている。父がこれほど激して人をほめるのを見るのは、私には珍しかった。
 どんな理由があっても、人を殺すのはよくないとこころの中で思ったが、私は黙っていた」(『ホワット・ア・うーまんめいど』岩波書店)

 まさに唖然とするほかない。ところが、こうした佐三氏の明確な極右性は『海賊とよばれた男』では完全にネグられ、お国のために身を粉にする熱血経済人に“毒抜き”されていた。しかし、佐三氏の遺志は、現在の出光興産にも脈々と引き継がれており、現在も労組がないばかりか、昭和シェルとの合併騒動では出光創業家が労組の有無を「企業文化の違い」として反対理由に挙げている。ここは、創業者・出光佐三の極端に右翼的なキャラクターを鑑み「極右度」を最大の★5とし、合併騒動の今後を見守っていくことにしよう。

(編集部/後編に続く)

694とはずがたり:2018/04/12(木) 16:04:02
JR東海かあ。。これは使わない訳には行かないのが残念なところやね・・

経済界「極右&ヘイト」ミシュラン発表!(後編)
JR東海からDHCまで…安倍政権と一体化して歴史修正主義や極右、ヘイト思想を撒き散らす企業経営者たち
http://lite-ra.com/2017/02/post-2889.html
2017.02.01

 歴史修正主義や極右思想をもっている、あるいはヘイト的行動に関与していると思われる会社や経営者をリストアップし、五つ星で評価する経済界ウヨ&ヘイトミシュラン。前編に続き、後編も4社を紹介しょう。超大企業のトップから極右で有名なあの企業まで。うんざりするかもしれないが、これが現実だ。

●JR東海
名誉会長は在特会のヘイトデモを擁護していた“安倍晋三のブレーン中のブレーン”

極右度 ★★★★
影響度 ★★★★★

 極右財界人といえば、やはりJR東海の“天皇”として君臨してきた葛西敬之代表取締役名誉会長を抜きには語れないだろう。しかも、葛西氏は安倍首相に近しい財界集団「四季の会」とその流れを汲む「さくら会」を主催する親米保守論客で、第一次安倍政権下の2006年には国家公安委員や教育再生会議委員に就任し、その後の首相再登板も猛烈に後押しした、安倍晋三の最大のブレーン。その政治力や、実に政権を介してNHKの会長人事すら左右するといわれる。

 事実、葛西氏は安倍が当時自民党の幹事長代理だった2005年、「Voice」(PHP研究所)で対談しているのだが、そのなかでも安倍に対し、思想面や歴史認識に関してこう助言していた。

「靖国神社の問題は日本人の『心』に関わる問題です。それを『国家と国家』の問題として扱うことが、そもそもおかしいのです」
「(前略)日本は、六十年前で足を止めている歴史観に揺さぶられる必要はない。われわれは六十年間、努力してきたし、実績も上げてきた。これからも努力していく。『私たちは将来の日中関係について、安定的であることをいちばん大切だと思っている』と、堂々と述べればいいのです」

 まるで、安倍の靖国神社に対する姿勢や、2015年の戦後70年談話などで繰り返している「未来志向」という名の“歴史忘却作戦”の元ネタかと見紛うばかりだ。そして、この安倍との対談から5年後には、親米反中を唱えるタカ派・葛西氏の極右性が、グロテスクな差別主義としてあらわになったこともあった。

 国家公安員委員会の記録によれば、葛西氏が委員であった2010年9月、定例会議のなかで、「極端な『民族主義・排外主義的主張』に基づき、『外国人参政権反対』などと訴える市民運動」(=在特会などのヘイト団体)の話題になった際、「『右派系』と言うより、『極右系』と呼称すべきなのではないか」と言った委員長に対して葛西氏が噛みつき、こうした旨の意見を述べたという。

「『極端な民族主義・排外主義』と言えるのか」
「これからはこのようないわゆる『声なき声』を取り上げる形でインターネットによる情報交換が出てくる。このグループについては、『極右』と呼ぶべきものではないと思う。(略)事前に、よく実態を知り、適正に評価することが大事なのではないかと思う」

 つまり、国家公安委員会委員として、完全な排外主義とヘイト運動に対し、極めて肯定的な発言をしていたのだ。ありえないとしか言いようがない。

 しかも、おそろしいのは、第二次安倍政権以降も葛西氏の安倍政権への影響力が衰えを知らないところだ。首相動静によれば、第二次安倍政権以降だけでも安倍首相と少なくとも36回は直接顔を合わせており、前述のように、NHK会長人事への介入も取り沙汰された。また、15年には日本会議のフロント改憲団体「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の代表発起人にも名を連ね、いよいよ、安倍首相とともに戦前復古的な改憲へ邁進するらしい。「極右度」はトップクラスの★4、「影響度」は文句無しで★5とするのがふさわしいだろう。

695とはずがたり:2018/04/12(木) 16:04:19
●高須クリニック
ネトウヨを自認する院長の暴走がとまらない! ホロコーストの否定まで

極右度 ★★★★★
影響度 ?

 高須クリニックは「企業」という感じでもないが、院長の高須克弥氏の問題発言の連発ぶりを見ていると、やはりリストアップしておく必要があるだろう。

 熱烈な安倍政権の支持者である高須院長は、一昨年の安保法制の際もツイッターで〈平和ボケの若者を悲しく思います!〉と反対デモやSEALDsを攻撃し、韓国や中国に対しても「竹島くらい日本が制圧しちゃえばいいんだよ」「韓国の海軍なんてたいしたことないでしょ。自衛隊が本気を出せば制圧できる」「尖閣の上空を侵犯している中国の無人機だったら、警告をした上で撃ち落としてもいいじゃないの?」(「NEWSポストセブン」)と、タカ派丸出し。挙句の果てに、ナチスの賛美まで飛び出した。

〈ヒトラーは無私の人。ドイツ国民が選んで指示してた。ドイツそのもの。都合の悪いことは全部ヒトラーとナチスのせいにして逃げたドイツ国民はズルい!〉(原文ママ)
〈ドイツのキール大学で僕にナチスの偉大さを教えて下さった黒木名誉教授にお会いした。励まして下さった!嬉しい なう〉
〈ナチスはがんばる女性の支援に積極的でした。スポーツも振興してました。僕は変わってません〉
〈ナチスが消滅してもナチスの科学は不滅〉
〈南京もアウシュビッツも捏造だと思う〉

 ホロコーストの完全否定とは、社会的地位のある人間のセリフとは到底思えない“日本の恥”そのものだが、さらにはツイッターで「チョン」などと平気で口にするなど、差別意識も相当なもの。こうしたネトウヨ発言の連発には、さすがに高須院長の長男・力弥氏がツイッターで、〈高須クリニックのために院長が率先してマイノリティ差別をやめてください〉〈父は相手を挑発する目的で軽々しく差別語を発言する性格で、その点をなんとか改めてもらいたいと思っております〉と諌めるほどだった。

 しかし、この人はまったく反省する様子がない。最近もブログで、アパの歴史修正本問題発覚後に、恋人の西原理恵子氏とともにアパホテルに宿泊したことを報告し、〈書籍を撤去しないアパホテルの経営者を支援するのは日本人として当然のことだ〉〈早速著書熟読 何にも間違ってないよ 正しいことが書いてある〉と全面擁護している。

 このようにネトウヨ丸出しの発言を繰り返す高須院長の極右度は文句なしの★5。影響力のほうも、15年頃から極右オピニオン誌「正論」(産経新聞社)にもしばしば登場するようになって、ネタや冗談では済まなくなってきた。高須クリニックはテレビでもCMをガンガン流している有力スポンサーでもあり、テレビ朝日『報道ステーション』のスポンサーを安保法制反対デモの報じ方に怒って降りるという圧力行動も展開している。もしかしたら、そのうち影響力も★がどんどん増えてきたりするかもしれない。

●DHC
『ニュース女子』のスポンサーだけじゃない、会長は「似非日本人は母国に帰れ」と在日差別

極右度 ★★★★★
影響度 ★★★

 化粧品やサプリメントを主力商品とするDHC。今月はじめ、グループのCS放送局DHCシアターが制作する『ニュース女子』(TOKYO MX)の高江ヘリパッド建設工事デマ報道と、出演者が「のりこえねっと」共同代表の一人である在日3世の辛淑玉氏に対し「韓国人がなぜ反対運動に参加するのか」という人種差別にもとづく発言をして大問題に。続いて、DHCの公式販売サイトでは、吉田嘉明DHC会長が在日コリアンとその子孫に対する剥き出しのヘイトを吐き出した文書を「会長メッセージ」の名目で掲載していることも発覚。そこには、このような差別発言が連ねられていた。

696とはずがたり:2018/04/12(木) 16:04:29
〈本物、偽物、似非ものを語るとき在日の問題は避けて通れません。この場合の在日は広義の意味の在日です。いわゆる三、四代前までに先祖が日本にやってきた帰化人のことです〉
〈問題なのは日本人として帰化しているのに日本の悪口ばっかり言っていたり、徒党を組んで在日集団を作ろうとしている輩です。いわゆる、似非日本人、なんちゃって日本人です〉
〈私どもの会社も大企業の一員として多岐にわたる活動から法廷闘争になるときが多々ありますが、裁判官が在日、被告側も在日の時は、提訴したこちら側が 100%の敗訴になります。裁判を始める前から結果がわかっているのです。似非日本人はいりません。母国に帰っていただきましょう〉

 韓国や北朝鮮にルーツを持つ人たちに対して、「似非日本人」「なんちゃって日本人」と悪意をぶつけ、さらに“裁判所は在日を贔屓していて日本人が敗訴するようになっている”などと、なんの根拠もないデマを撒き散らし、挙句に“母国に帰れ!”と恫喝……。明らかに、差別を扇動するヘイトスピーチ、ヘイトクライムに他ならない。

 しかも、恐怖なのは、こうしたヘイト扇動をHPで展開しているだけでなく、このDHCという企業が有力政治家とも繋がっていることだ。吉田会長といえば、2014年に渡辺喜美(当時・みんなの党代表)に8億円もの供与を「週刊新潮」(新潮社)で暴露、大問題へと発展したことが記憶に新しいが、このとき、「渡辺氏を通じて安倍晋三首相にも接近しようとしていた」(「FACTA」14年5月号)とも報じられた。そして実際、吉田会長がオーナーを務めるDHCシアターの濱田麻記子社長は、もともと安倍首相の母・洋子氏と親しく、2010〜11年には下野時代の安倍と現・神奈川県知事の黒岩祐治のトーク番組『晋ちゃん&黒ちゃんのシンクロナイストーク』なる番組もつくっていた。沖縄をめぐる虚偽報道や、在日差別を繰り出すグループ企業が、こうして政界に深く食い込んでいるという事実は重いだろう。

 なお、DHCは『ニュース女子』を地上波で放送したTOKYO MXの最大のスポンサーでもある。「しんぶん赤旗」1月20日付によれば、MXの2015年(16年3月決算)での総売り上げ164億7000万円のうち、主な相手先としてDHCが23億5900万円(14.3%)で、2位以下を大きく引き離す1位。同紙は〈もはやDHC抜きのMXテレビはありえないほど、いびつな収益構造〉と指摘している。金で放送局を牛耳り、極右ヘイト番組をつくってテレビで垂れ流す。それがDHCのやり方らしい。極右度は文句無しの★5つ、影響度は★4つだ。

●フジ住宅
韓国人差別の“ヘイトハラスメント”で訴えられ、極右教科書の不正採択運動の疑惑も

極右度 ★★★★
影響度 ★★

 フジ住宅株式会社は大阪府岸和田市に本社を置く大手不動産会社。近畿圏でグループ会社とともに分譲マンションや賃貸管理などの事業を行っている。ホームページで掲げる企業理念のなかには、「国家のために当社を経営する」ともある東証一部上場企業だ。

 2015年、そのフジ住宅をめぐって、現役パート社員で在日コリアン3世の女性が、会社内でヘイトスピーチを記した文書を連日配布され精神的苦痛を受けたなどとして、フジ住宅と同社代表取締役の今井光郎会長を訴えた。フジ住宅では13年頃から、今井会長の名で、韓国や中国を批判する書籍や雑誌記事のコピーを社員に配布し、また、それを読んだ社員からの「(韓国人は)全般的に自己主張が強い、自分を有利にするための上手な嘘を平気でつく」などの感想文のコピーもほぼ連日配られていたという。その詳細は「紙の爆弾」(鹿砦社)16年1月号に掲載されたノンフィクション作家・朴順梨氏のレポート「『社内文書』訴訟 大阪「フジ住宅」で起きたヘイトハラスメント事件」に詳しい。

697とはずがたり:2018/04/12(木) 16:04:51
>>694-697
 記事によれば、13年5月、ある社員が今井会長に贈呈した『マンガ日狂組の教室──学校が危ない!!』(晋遊舎ムック)のカラーコピーが、パート社員女性を含む部署の全員に配布されたという。それはこんな内容だった。

〈日教組をいわゆる「自虐史観」の犯人とし、「金さん」という生徒が「強制連行はなかった。創氏改名も強制ではなかった」と語る。在日の存在を利用した上で、あたかも「日本の植民地政策は正しかった!」とでも言いたげな独善的な内容に彼女は、涙と吐き気が止まらなくなった〉

 しかも、その後も「慰安婦は高級娼婦」とする本を紹介する社員が現われたりとエスカレートしていった。15年1月、パート女性は会社に対して中国や韓国への差別的な内容を記した配布物をやめるよう改善を申し入れ、大阪弁護士会へ人権救済の申し立ても行ったが、こうした行為は止まらず、逆に会社は退職推奨まで行い、その頃から会社側から嫌がらせ的なこともされたという。さらに提訴の直後には「社内資料に『恩知らず』『相談する相手を間違えた人』と、私を批判する社員の意見が会長名で配布されました」(同記事より、パート女性の証言)という。

 このレポートを読む限り、フジ住宅では、ヘイト本を使った社員へのハラスメント行為が行われていたようにしか思えない。しかも、このフジ住宅をめぐる裁判にはもうひとつ、パワハラ案件が関わっている。実は、フジ住宅には「新しい歴史教科書をつくる会」の流れをくむ育鵬社の歴史教科書採択運動に社員を半ば強制的に動員した疑惑があり、女性はその精神的苦痛も受けていたのだ。

 実は、15年の大阪市教委の採択会議では市民アンケートの結果として、育鵬社教科書に肯定的な意見が約7割を占めていた。育鵬社の中学校教科書の全国シェアが歴史、公民ともに約5〜6%(16年度)であることを考えても極めて異常だが、「週刊金曜日」16年2月26日号に掲載された市民団体「子どもたちに渡すな!あぶない教科書大阪の会」の伊賀正浩氏の報告によれば、育鵬社側から情報を受け取ったフジ住宅の今井会長が「数多くの教科書アンケートを記入していただければ、育鵬社に採択される可能性が高くなる」と社員に呼びかけ、勤務時間中に社用車で展示会場を回ることを推奨し、未記入のアンケート用紙を最低1232枚持ち帰らせて記入、投函させていたという。さらに同誌16年4月29日号では、この不正疑惑を巡るフジ住宅の内部文書の存在も明かされている。

 こうした社員への“ヘイトハラスメント”の告発や、歴史修正教科書の採択運動への会社ぐるみによる関与疑惑を考えて、極右度を★4つ、影響度を★2つとした。

………………………

 いかがだっただろうか。経営者によるむき出しのヘイトスピーチに歴史修正主義の拡散、さらに極右議員たちとつるんだり、極右の教科書採択運動にまで関与するという、この国の“極右ヘイト企業”の危うさを紹介してきたつもりだ。しかし、こうした事案は、氷山の一角にすぎない。というのも、この記事で紹介したのは極端な例であって、他にも企業経営者のなかには、与党の有力政治家たちと結びついて自らの利権を強めようとするなかで、自民党右派の極右思想や歪曲された歴史観にかぶれてしまうケースがかなり多いからだ。

 今後も本サイトは「日本の恥」である差別や歴史修正を振りまく企業を徹底的に追及していくつもりだ。会社からのヘイト攻撃や異様な極右体質に悩まされている人は、泣き寝入りせず、ぜひとも情報を提供していただきたい。

(編集部)

698とはずがたり:2018/04/14(土) 23:19:22
クソウヨばっかりだ。。

【安倍第3次改造内閣】 相変わらずの日本(にっぽん)会議と神道(しんとう)政治連盟所属議員だ。
https://blog.goo.ne.jp/tonsan2/e/1e1c94bc0275dc29766e03f6f2f1f26a
2017年08月04日 05時14分49秒 | 日記
8月4日(金)

699とはずがたり:2018/04/15(日) 22:17:27
保守系の人とツイッターで議論したが興味深かった。
劣化して行く,というか議論がどんどん専門化して行くので多くの事象に素人になっていくので議論を通じて考えを深めていく必要があるんだろうけど,世の中はどんどん忙しくなって時間なくなってツイッター的な脊髄反射的な反応がメインの社会になっていく。。

https://twitter.com/tohazugatali1/status/985471527066845184
とはずがたり
@tohazugatali1
その他 とはずがたりさんが加藤AZUKI@「忌」怖い話Echo怪談をリツイートしました
先程の加藤さんの「安倍政権が右派」というより「排他性利己主義的有権者の増加が安倍政権を安定維持している」という感じというご指摘もこの「成熟する程に劣化していく民主主義の限界」の文脈で理解出来そうですね。とはずがたりさんが追加

加藤AZUKI@「忌」怖い話Echo怪談
@azukiglg
返信先: @azukiglgさん
【有能】 民主主義に則ると有能な人材は輩出されにくいらしい 【無能】http://togetter.com/li/401562
【熟成と】 成熟するほどに劣化していく民主主義の限界について 【劣化と】http://togetter.com/li/488745


3:54 - 2018年4月15日

700とはずがたり:2018/04/21(土) 11:01:19
新極右「オルト・ライト」も結局は低迷
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180420-00010006-newsweek-int
4/20(金) 19:18配信 ニューズウィーク日本版

カウンター勢力の活動と相次ぐ暴力沙汰で急失速
「ハイル、トランプ!(トランプ万歳)」――男は部屋を埋めた聴衆にがなり立てた。「国民万歳! 勝利万歳!」

孤独なオタクをのみ込む極右旋風

16年11月、米大統領選がドナルド・トランプの番狂わせの勝利に終わって程なく、リチャード・B・スペンサーは、ワシントンで白人至上主義者たちに熱弁を振るっていた。スペンサーは、白人ナショナリズムの新極右勢力「オルト・ライト」の名付け親とも言われている論客だ。

ネットに拡散された演説の模様は、多くのトランプ批判派が最も恐れていたシナリオを裏付けるものに思えた。トランプの登場が人種差別主義の極右勢力を勢いづけ、社会の主流に押し上げたように感じられた。

それから約1年半。3月のある日、スペンサーはミシガン州立大学で演説したが、聴衆の数はワシントンの演説よりはるかに少なく、スペンサーも意気が上がらないように見えた。

「真の運動になるには、今のような生みの苦しみを乗り越えなくてはならない」と、スペンサーは述べた。会場の外では、支持者が反差別活動家に数で圧倒されていた。

この日、最も衝撃的だったのは、そこに誰が来ていないかだった。まず、講演の実現に尽力した弁護士のカイル・ブリストウの姿が会場になかった。ブリストウはこれに先立ち、運動からの離脱を表明していた。

さらにスペンサーの盟友で、しばしばポッドキャストでユダヤ陰謀論を展開していたマイク・ペイノビッチ(通称マイク・イノク)もいなかった。やはり盟友のエリオット・クライン(通称イーライ・モズリー)は、イラク戦争への従軍に関して嘘を述べていた疑いが2月に報じられて以降、公の場に現れていない(クラインは本誌の取材要請に返答していない)。

スペンサーの演説を拡散する上で大きな役割を果たしてきたネオナチ系ウェブサイトのデイリーストーマーも、この講演を取り上げることを拒んだ。代わりに、映画のアカデミー賞を嘲笑する記事を大きく載せた。

<潮目が変わった昨年夏>

オルト・ライトはつまずき、社会の主流に受け入れられるには程遠い状況に見える。運動は内部分裂し、ネット上での存在感も小さくなった(ツイッターなどのオンラインサービスが、差別的な書き込みを理由にオルト・ライト系アカウントを凍結したためだ)。反差別活動家との暴力的な衝突により、マイナスのイメージが染み付いたと指摘する論者もいる。

白人至上主義は分裂するのが普通
昨年8月の時点では、状況はまるで違って見えた。バージニア州シャーロッツビルで行われた白人至上主義の集会「右派団結」には、1000人もの白人男性が集まった。

しかし、大勢の反差別活動家も現地に駆け付け、両者の間で小競り合いが起きた。そして、極右思想の持ち主である20歳のジェームズ・フィールズが自動車で群衆に突っ込み、抗議に来ていたヘザー・ハイヤーの命を奪ったとされる。大半の主流メディアはこの事件に衝撃を受け、共和党政治家もほとんどがオルト・ライトと距離を置くようになった。

逆風はまだ続いた。昨年10月には、スペンサーがフロリダ大学を訪れた際に起きた発砲事件で、支持者3人が殺人未遂で逮捕された。同じく10月にテネシー州で行われた集会は、抗議グループの半分しか参加者を集められなかった。

701とはずがたり:2018/04/21(土) 11:01:32
>>700

32歳だった白人女性、ケイト・スタインルの死をめぐる問題も見落とせない。スタインルは15年6月、不法移民のメキシコ人男性が発砲した銃の流れ弾に当たって死亡したが、男性は裁判で無罪になった。

その評決に抗議してネオナチと白人至上主義者がホワイトハウス前に集まり、スペンサーやペイノビッチのようなオルト・ライトの大物たちもスピーチをした。選挙中のトランプが事件に言及したこともあり、オルト・ライトが勢力を誇示する場になっても不思議ではなかった。

しかし、集まった白人男性は20人ほど。大勢の反差別団体のメンバーから抗議の声を浴びせられた。結局、30分もたたずに警察に導かれて退散する羽目になった。メディアでもほとんど取り上げられなかった。

反対派によれば、オルト・ライトは新しい運動ではなく、さまざまなヘイトグループが名称を変えたものにすぎない。シャーロッツビルの出来事は、一過性の例外だったというわけだ。

「歴史的に見て、白人至上主義の運動はばらばらに分裂するのが普通」だと、ヘイトグループを監視する名誉毀損防止連盟(ADL)のカーラ・ヒルは言う。「彼らはシャーロッツビルで『右派団結』集会を開いたが、そもそも彼らが本当に団結したことなど一度もない」

いわゆるアンチファ(反ファシズム)の抗議活動家は、最近のオルト・ライト失速は自分たちの功績だと主張する。『アンチファ――反ファシスト・ハンドブック』の著者マーク・ブレイによれば、白人至上主義者はトランプ政権1年目の終わりまでに、公共の場での組織的動員が不可能になった。

シャーロッツビルとその後の集会は、この種の活動が必然的に逮捕、抗議、内紛につながることを示したと、ブレイは言う。「私は慎重ながらも楽観的だ。近い将来、アンチファについて語る必要もなくなるだろう」

増加する過激派の暴力
武力衝突も辞さないアンチファの抗議運動は有効だったと認める意見は、極右の間にもある。ネオナチ団体「伝統主義労働党」の共同創設者(3月に党指導部から引退)マット・パロットは、あるオルト・ライト系フォーラムにこう書き込んだ。

「アンチファは......(主流派のリベラルが)できなかったことをやってのけた。オルト・ライトの半分以上を道路や公共の広場から追い出し、意気消沈させ、無力化した」

スペンサーも3月11日に投稿した動画で、大学当局とアンチファの抗議のせいで予定の演説を続けるのが困難になったと認め、運動方針を全面的に再考せざるを得なくなったと言った。「正直、厳しい状況だ」

<暴力事件は増えている>

それでもオルト・ライトは自分たち自身の言動が勢力拡大を阻んでいる可能性を認めたくないようだ。シャーロッツビルで催涙ガスと唐辛子スプレーを使用した容疑で自宅軟禁中のクリストファー・キャントウェルは昨年末、自身が運営するポッドキャストにデイリーストーマーの技術担当責任者アンドルー・アウェンハイマーを招いた。

ポッドキャストでアウェンハイマーは、シャーロッツビルの事件後にデイリーストーマーが閲覧不可になったことへの報復として、ユダヤ人殺害を示唆した。彼の言論の自由を検閲している(と本人が思っている)ユダヤ人支配層に対し、アウェンハイマーは言った。

「われわれが平和的に反対意見を唱えるのを許さないのなら、残された選択肢はおまえたちを殺すことしかない。おまえたちの子供らや家族全体もな」

実際、オルト・ライト絡みの暴力事件は増えている。17年は1970年以降で過激派の暴力事件による死者が5番目に多かったと、ADLは今年、発表した。しかも殺人事件の59%は、極右によるものだったという。

善良な白人保守派の運動参加を重視するオルト・ライトの指導者は、こうした暴力事件に狼狽しているようだ。論客の1人ブラッド・グリフィンは先日、アウェンハイマーを非難。おかげで自分たちが危険視され、当局ににらまれていると主張した。

テキサス州のライター兼アンチファ活動家キット・オコンネルは、「追い込まれたネズミ」の暴発を懸念しているという。新参者のオルト・ライトが永続的な政治運動を確立するという夢を諦め、代替手段として暴力に走る可能性だ。

追い込まれているかどうかはともかく、専制主義的な白人のユートピアというオルト・ライトの夢はまだ生きている。白人至上主義団体「アイデンティティー・エウロパ」は、テネシー州ナッシュビルで開かれた3月10日の集会にスペンサーの演説の3倍の聴衆を集めた。

それでもスペンサーが3月11日の動画で認めたように、全体的に見ればオルト・ライトは苦戦している。「われわれは今、悪戦苦闘に近い状態にある。勝利は簡単に手に入らない」

<本誌2018年4月24日号掲載>

702とはずがたり:2018/04/23(月) 21:42:34
八幡の毎度の低レベルな政権擁護も其れが何だ?だよ

安倍政権vs野党、低レベル論戦に失望 八幡和郎氏が緊急寄稿「それが何だ?と言いたい」
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/180413/plt18041320140020-n1.html?obtp_src=www.iza.ne.jp
2018.4.13 20:14

703とはずがたり:2018/04/24(火) 22:16:26
こんな頭の悪い奴だったとはねえ

【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】安倍首相は解散総選挙で「国民の信」を問え 財務省解体含む官僚機構改革を公約に
https://www.zakzak.co.jp/soc/amp/180421/soc1804210001-a.html?__twitter_impression=true
2018.4.21

704とはずがたり:2018/05/07(月) 22:57:42
内閣府がアパグループの歴史修正主義活動を「公益目的事業」に認定! 森友加計と同様、安倍首相のサポーターに忖度か
http://lite-ra.com/2018/05/post-3986.html?utm_source=onesignal&amp;utm_medium=button&amp;utm_campaign=push
2018.05.01

705とはずがたり:2018/05/30(水) 23:31:11
マクロン仏大統領、国家主義を攻撃 米議会での演説で
http://www.bbc.com/japanese/43902965
2018年04月26日

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は25日、米議会の上下両院合同会議で演説し、国家主義と米国単独主義を非難した。

マクロン氏は、国家主義的、米国単独主義的政策は世界的な繁栄に対する脅威だと述べた。

同氏の言葉は明示的ではないものの、ドナルド・トランプ米大統領の掲げる米国第一主義的政策に対する事実上の攻撃だと広く解釈されている。

マクロン氏は演説で「自由と寛容さ、平等な権利」を掲げる米国とフランスの「壊すことのできない絆」を称賛しつつ、国際貿易やイラン問題、環境問題などでも立場の違いを鮮明にした。今回の訪米で見せてきたこれまでの温かい愛想のよさとは対照的だった。

同氏はこの議会演説で、3分間のスタンディングオベーションを受けた。

マクロン大統領はトランプ大統領と緊密な関係を築いており、同氏は今回の訪米で、トランプ政権下で初めて国賓として迎えられた海外指導者となった。

ただ、マクロン氏の言葉は、両大統領が全ての課題で合意しているわけではないことを示した。

同氏は米国単独主義や孤立主義、国家主義は「恐怖に対する一時的な救済策として魅力的に思えるかもしれない。しかし、世界への扉を閉ざしても世界の進歩は止まらない。それは市民の恐怖をなくすのではなく、あおるのだ」と述べた。

BBCのジョン・ソープル北米編集長はツイッターで、「『我々は単独主義や孤立主義、国家主義を選択できるが、それは市民の恐怖をあおるだけだ』。この言葉は、マクロン氏からトランプ氏への、明示的でないが事実上の非難だ」と述べた。



706とはずがたり:2018/07/01(日) 22:30:15
思想というのも烏滸がましい人権ネタだが

二審もまとめサイト運営者敗訴=在日女性への差別的表現―大阪高裁
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180628-00000065-jij-soci
6/28(木) 16:17配信 時事通信

 インターネット上の投稿をまとめたサイト「保守速報」の差別的な表現で精神的苦痛を受けたとして、在日朝鮮人のフリーライター李信恵さん(46)が運営者の男性に2200万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(江口とし子裁判長)は28日、男性に200万円の支払いを命じた一審大阪地裁判決を支持し、双方の控訴を棄却した。

 
 江口裁判長は保守速報について「人種差別、女性差別に当たる内容を含む記事が多数存在している。不法行為は複合差別に根差すもので非常に悪質」と指摘。「記事掲載が執拗(しつよう)に繰り返され、多大な精神的苦痛を被ったと認められる」と判断した。

 判決によると、保守速報は2013年7月から約1年間、ネット掲示板「2ちゃんねる」の李さんに関する投稿を引用するなどした記事を掲載した。

707とはずがたり:2018/07/07(土) 22:00:21
主張が"打倒左翼"しかない"オタサーの姫"
ネット右翼から熱狂的な支持を獲得
政治・社会 2018.6.13 #自民党 #ネット右翼
文筆家 古谷 経衡
http://president.jp/articles/-/25408

708とはずがたり:2018/07/07(土) 22:49:13
別に趣味に善し悪しがあるけど趣味は各個人にとって大事な物だからそれでいいじゃないかと思う俺はどうでも良い事に拘泥する哲学はバカげてる様に思える。哲学の唯一の解明すべき課題は何故自分は自分であるのかと云ふ事の様に思えるがヴィトゲンシュタインの誰かの理解がなんか似た様な事云ってた気がするが良く憶えてない。

ヒューム「趣味の基準について」:「趣味が良い」ってどういうこと?
http://blog.livedoor.jp/humeanstudent/archives/26357033.html
2018年05月18日 06:01

 早速だが、ヒュームが前提するように、趣味の多様性というものは疑いえないだろう。ゴダールやロメールを愛する「シネフィル」もいれば、ハリウッドのアクション映画を熱狂的に好む「シネフィル」もいる。かくして生まれるのが、カントも指摘した趣味のアンチノミーである。すなわち、趣味の主観性(趣味は主観的なものであり争いえない)と趣味の客観性(趣味にはよしあしがある)の対立である。じぶんの趣味を馬鹿にされると、「それが俺の趣味だ!」と怒る人も、別の場所では「あの人って趣味が良いよね」って言っていたりするかもしれない。我々はどこかじぶんの趣味は不可侵のものであるとかんがえつつ、良い趣味の存在をみとめている。この「ばかげたパラドックス」をいかに解決するか。これは主観性と客観性の対立をめぐる実践的な問いである。これは、18世紀の哲学者たちの主要な問いであったし、客観的真理というかんがえそのものが白眼視される現在においてもおなじだろう。

 さて、ヒュームはいかにこの問題に取り組んだか。まずは彼のエッセイ「趣味の基準について」の議論の構造を把握してみる。常識はふたつのことをおしえる。いっぽうで、「趣味について争うことは無意味」であり、たほうで、「明らかにばかげた趣味が存在する」とおしえるのだ。懐疑哲学が前者を支持することや、美は対象に喚起される感情に過ぎないと譲歩しつつ、ヒュームは後者の立場を支持する。つまり、「趣味のよしあし」が存在することを論証しようとするのである。彼の議論の出発点は「趣味のよしあし」である。さて、「趣味のよしあし」が存在すると主張することは、「趣味はそれぞれ平等である」という主張の放棄である。それは、趣味を良い悪いにわける客観的基準があることを含意する[1]。

709とはずがたり:2018/07/11(水) 13:39:10


2018/07/09
地震と豪雨から考える、大阪で進む「分断」と「衰退」
投資をケチり続けた日本を象徴する光景
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56462
前川 真行 大阪府立大学准教授
1967年生まれ。京都大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現在、大阪府立大学高等教育推進機構 准教授。専門は思想史。共著に『社会的なもののために』など。



真の「貧困」は覆い隠される
近代建築とは、災害に対する抵抗であり、安全の追求である。日本においてそれはとりわけ耐震性、そして不燃性の飽くなき追求の歴史としてあった。それは鉄とコンクリートによる都市の再構築であり、郊外化とは都市計画を通じたその実現であり、つまりは密集の解消だったはずなのだ。

今回の地震は、こうした面での、戦後の建築学および建築技術の達成を証言している。たしかに阪神淡路の地震とのエネルギー量の違い(およそ30分の1程度?)はあるにせよ、われわれはこの課題を高い水準で達成している。歴史的にみるならば、その成果に疑いの余地はない。

事実、ブロック塀倒壊による死者の事例も、もはや抗しがたい災害の結果としてではなく、防げたはずの事故として、私たちに悔恨を強いている。私たちが十分に真面目でなく、賢明でなかったがゆえの人災として、私たちは後悔している。

だが、それがもはや「天災」ではないのならば、そこには理想的な「自然状態」は訪れない。災害の被害は誰もに等しく訪れるわけではない。そして歴史はむしろそのことを教えてくれている。

結果として、災害の共同体の幻想、つまり真に平等に訪れる不幸という幻想を支えるには、ますます人類史的な規模の、つまりは終末論めいた巨大災害のイリュージョンが必要とされるだろう。

そしてまるでそれを補完するように、善良なる庶民たちの連帯という紋切り型のイメージが召喚される。ボランティアとの心温まるふれあい。しかしそれは豊かさのなかに取り残された「貧困」であることを忘れてはならない。そのイメージが悲惨なものであってはならないのは、それが都市と都市圏の「貧困」を覆い隠さねばならないからだろう。

「緊縮」によって沈み込む大阪
大阪はデトロイトやピッツバーグといった、北米の工業都市と似たところがある。東京と比べると、この街は長きにわたってインナーシティ、旧都市周辺部に貧困を囲い込んできた。だからこそ、インフラおよび社会資本投資はこの町にとって重要な意味を持っていたはずなのだ。

だがバブルの崩壊によって、オリンピック誘致の夢は無残に潰え、企業誘致とイベント型開発をミックスした湾岸および旧郊外地区の開発計画は水泡に帰した。その後、財政健全化を名目に「リベラル」なメディアの先導で公務員バッシングが大々的に進められる。

それは、もともと十分とはいえない社会資本投資からの撤退であったことはいうまでもない。政治現象としては、国鉄解体の反復でもあれば、長期停滞の日本を予告するものでもあった。アメリカでも見られた人種主義との結託によるバックラッシュの隠蔽という性格もそこにはあったこともつけ加えておく。

710とはずがたり:2018/07/11(水) 13:39:30
>>709
橋下徹が大阪府知事となったのは、こうした状況のもとである。彼はこの傾向を、いっそう過激に劇場化し、メディアは与えられた餌を貪ることになる。

異様としか言いようのない興奮が「大阪」を包んだ。それはすでに大阪の歴史に深く刻み込まれていた亀裂をさらに深く、深刻なものとした。いわゆる同対法の終焉は、その象徴であったにすぎない。

こうした状況のもと、降って湧いた大規模な金融緩和策は、規制緩和によって進められていた大阪の変容を加速する。大阪はこのとき、自己目的化していた熱狂に与えるべき意味を再発見する。

東京に遅れて、おずおずと開始されていた都心回帰は、ほとんど無軌道ともいえる再開発として本格化した。堆積地に広がる商業、そして工業地区には、低層の集合住宅のなかに高層のタワー型マンションが林立する奇妙な景観が出現している。

それはまるで「輝く都市」(とは註 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BC%9D%E3%81%8F%E9%83%BD%E5%B8%82 )の残酷なパロディのようにもみえる。それは規制緩和と民営化、さらには公有地売却とともに進められた民間デベロッパーによる都市再開発が生み出した都心回帰の景観である。

そしてこの震災にあって、大阪が選んだふたりの首長のうち、ひとりはメディア・アピールに余念がなく、もうひとりはその所在すらあきらかではなかった。後者に至っては「リベラル」なメディアはひとつまみの批判も加えていない。たしかにそれは震災にあっても変わらない、いつもの大阪の日常であった。

公共事業が「課金都市」となった
一週間がすぎて、ようやく北の「大阪」の、郊外直下型地震の、深刻ではないが、だからといって軽微ともいえない被害も少しずつ明らかになってきた。ようやく動き始めたモノレールからは屋根を覆ったブルーシートがいまだに目を引く。

そして、いま、建物の亀裂や天井からの雨漏り、はたまたエレベーターの不具合、さらには管理費用の増額や保険の申請など、私たちはすでにこの「災害」を日常の延長のなかで受容し始めている。

…すでに国家は、みずからに課してきた役割を放棄しはじめている。もはやそれは公共事業からの撤退というにとどまらない。いまやそれは公平無私かつ中立的な裁定者という地位の放棄にまで及んでおり、この地震の直前に起きた政治的、そして行政的スキャンダル、つまり縁故資本主義(クローニー・キャピタリズム)と国会提出文書の意図的な操作は、その陰惨なカリカチュアであった。

この間、大阪は獲得した「自由」を謳歌し、東京から招かれた植民地総督に、公共施設と公有地の売却を委ねてきた。それは図書館や公園に加え、地下鉄やバスといった移動のためのインフラにも及んでいる。もとより私鉄とともに成長した都市圏である。郊外に住むならばなおのこと、退職はたちまち移動の制限へと直結する。そして、いまやそれは生活のあらゆる局面へと拡大しようとしている。

福祉国家からの撤退とは、税金から課金というシステムへの転換である。大阪は課金都市として「再生」しようとしている。すでに公園はその運営が情報産業に委ねられた。次には水道というライフラインの、さらには人生そのものへの課金が予定されている。

IR、Integrated Resortとはこの都市が選択した未来であり、そこでは公共が民間に委ねたあらたな「課税」の在り方が予告されている。これがいま、私たちが建設しようとしているユートピアである。…

711とはずがたり:2018/08/25(土) 13:52:44

正体を隠して活動する日本会議の「カルト性」
菅野完
https://hbol.jp/173398
2018.08.24

712とはずがたり:2018/09/09(日) 20:00:21
筑波大も酷いの飼ってるなあ・・。

昔マル経が肩で風切ってた頃は今我々が正論主義者に嫌悪感抱く様に嫌悪感をもたれてたんかな。

俺は左翼だからマル経の方が哲学あるし右派は醜悪だと思うんだけど。

2018.9.4 11:00
【正論】
歴史には「進歩」も「必然」もない 筑波大学大学院教授・古田博司
https://www.sankei.com/life/news/180904/lif1809040007-n1.html

2018.2.15 11:00
【正論】
なぜ親方は101人もいるのか、なぜ首相は平昌五輪開会式に行ったのか…国家を強くする「常識」を持とう 筑波大学大学院教授・古田博司
https://www.sankei.com/column/news/180215/clm1802150006-n3.html

713とはずがたり:2018/09/25(火) 09:14:32

2018年09月11日21:59
ネトウヨはなぜ安倍晋三を熱狂的に支持するのか
http://blog.livedoor.jp/ntuy_hyakka/?p=2

小泉政権、麻生政権の時も熱狂的な支持者は一定数存在したが、ここまで熱狂的な支持者がいる総理大臣は最近では彼くらいだろう。

特に第二次安倍政権が始まった頃から、SNSには「安倍信者」と呼ばれる熱狂的な安倍支持のネトウヨが増えている。

彼らはなぜそこまで安倍晋三という人間に熱狂的になるのだろうか。

一言でいえば、「自己投影しやすいから」だと考える。

自己投影というのは心理学では「自分の嫌なところを他人に重ねて見ること」をいうが、今回の記事では自己投影を「他人を自分と同一人物だと思い込むこと」という意味で使用する。

自己投影でよくあるパターンが、漫画やアニメに登場する主人公と自分を重ねることで、10代の頃は誰もが経験したことがあるのではないだろうか。

自己投影する対象はあまりに自分とかけ離れすぎたキャラクターは不向きである。

漫画やアニメでも自己投影しやすいように、どこにでもいるような平凡な人物が主人公になっている場合が多い。

例えば「ドラえもん」ではのび太が主人公なわけだが、これが出木杉君だったら途端につまらない物語になるだろう。

安倍晋三に関して言えば、彼はいわゆる完璧人間、エリートタイプではない。

確かに総理大臣を祖父に持ち、天皇家とも遠縁にあるなど名家の生まれだが、国会議員や官僚に多い東大、慶応、早稲田出身というわけでもないし、国会での答弁はお世辞でもスマートとは言えない。

家柄を除けば、割と平均的で知り合いなどに1人はいそうなタイプに見える。

しかしながら彼の場合、これが功を成していると言える。

家柄も良くて、高学歴で、国会での答弁もスマートで、何もかも完璧に見えたら、自分たちとは別次元の人に感じるどころか、

むしろ日本という国においては嫉妬の対象になりやすい。

彼の隙があるところが、熱狂的な支持者を作り出す上でプラスに働いているのだ。

さらに、彼もネトウヨと同じ二元論者であるということを忘れてはならない。

彼は過去にこのようなツイートをして、左翼嫌いを鮮明にしていたし、国会答弁でも堂々朝日新聞を批判しており、好き嫌いがかなりハッキリしているタイプだ。

もちろん選挙というのは基本的には与党と野党の戦いになるのだが、政治に興味がある国民は少数派だし、更に本当に政策を理解している国民はもっと限られてくるので、善と悪の対立構造にした方が分かりやすく効率的だ。

安倍政権は自分たちの邪魔をする勢力は悪で、自分たちはその悪を退治する善というイメージづくりに成功している。

ネトウヨもまた二元論者なので、悪を倒すという大義名分ができるわけだし、悪を一緒に倒すという一体感も生まれる。

更に、自己投影する対象は自分の「憧れ」や「果たせなかった夢」を託せる人物であることも大事なポイントだ。

彼らが安倍晋三に憧れている部分は何といっても「長期政権を築いている総理大臣=強い権力者」という部分だろうが、

「1度は退陣したものの、再び総理大臣の座に就いた」という経歴もより彼らが自己投影したくなる要素なのだと思う。このエピソードはネットデモで感動秘話としてよく取り上げられている。

今は報われない自分もいつかは報われる、そんな希望を安倍晋三に託しているのかもしれない。

714とはずがたり:2018/09/26(水) 22:16:19
桜井もなんか捏造してたよな

『朝日』元記者・植村隆裁判で西岡力氏が自らの「捏造」認める
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180926-00010000-kinyobi-soci
9/26(水) 10:15配信 週刊金曜日

「慰安婦」問題否定派の旗手である麗澤大学客員教授の西岡力氏――。彼の論考や発言は、国家基本問題研究所理事長の櫻井よしこ氏をはじめ、右派言説の論理的支柱となり、影響を与え続けてきた。その西岡氏が9月5日に東京地裁で尋問に答えた内容は、彼らに失望と嘆息を与えるかもしれない。西岡氏が、いくつかの重要部分について「間違い」を認めたからだ。

 東京地裁では、元「慰安婦」記事を「捏造」と記述され名誉を傷つけられたとして、元『朝日新聞』記者の植村隆・韓国カトリック大学客員教授が西岡氏らを相手取り、損害賠償などを求めた訴訟が2015年1月から続いている。

 植村氏は1991年8月、韓国での「慰安婦」問題に取り組む市民団体への取材やその聞き取り調査に応じた女性(のちに記者会見で名乗り出た金学順さん)の録音テープを聞いてスクープし、同年12月にも証言を記事化した。

 西岡氏は、植村氏の記事に対し、『週刊文春』2014年2月6日号で「名乗り出た女性は親に身売りされて慰安婦になったと訴状に書き、韓国紙の取材にもそう答えている。捏造記事と言っても過言ではありません」とコメントした。

 しかし、尋問で「そう訴状に書いてあるのか」と問われると、「記憶違いだった」と間違いを認めた。金さんの記者会見を報じた韓国『ハンギョレ』新聞の記事を著作で引用した際、「私は40円で売られて、キーセンの修業を何年かして、その後、日本の軍隊のあるところに行きました」という、元の記事にない文章を書き加えていることを指摘されると、「間違いです」と小声で認めた。

 西岡氏はまた、元「慰安婦」の証言集は読んでおりながら、「挺身隊」名目で「慰安婦」にさせられた韓国人女性の証言は「覚えていない」とし、自らの主張と異なる最新の調査・研究結果も読んでいないと答えた。

(佐藤和雄・ジャーナリスト、大学非常勤講師、2018年9月14日号)

715とはずがたり:2018/09/26(水) 22:16:45
『朝日』元記者裁判が結審
櫻井よしこ氏の「捏造」攻撃のウソ明らかに
中町広志|2018年7月26日10:30AM
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2018/07/26/antena-289/

「私は捏造記者ではありません」と訴える植村隆さん。(撮影/編集部)

元『朝日新聞』記者の植村隆氏が櫻井よしこ氏と新潮社らを名誉毀損で訴えた裁判が7月6日、札幌地裁で結審した。2016年4月に審理が始まってから開かれた口頭弁論は延べ12回だった。

この日、植村弁護団は111ページ、8万2000字に及ぶ「最終準備書面」を提出した。同書面のハイライトは、「本人尋問によって明らかになった被告櫻井の杜撰な調査実態等」と題したパートだ。櫻井氏はどのような取材、調査、確認作業を行なって執筆したのか。植村氏への「捏造」攻撃には正当な根拠があるのか。それらを前回弁論(3月23日)の本人尋問で問い質した結果明らかになった重要な事実が、15ページにわたって詳しく列記されている。主なものを紹介すると――。▽櫻井氏は植村氏や重要な関係者の取材を一切行なっていない▽「慰安婦」だった金学順さんの「訴状」の引用の誤りを繰り返した▽金さんの記者会見の内容と「慰安婦」となった経緯も正確に把握していない▽単なる想像に基づいた記述を行ない、本人尋問にも不合理な供述内容がある▽「慰安婦」問題の講演で架空の話を作り上げた過去もある。

櫻井氏は本人尋問で、誤りやミスをほとんど認めていた。同書面はそれらの発言を次々に引用しながら、「捏造」攻撃のウソを指摘し、その根拠を完全に崩した。

法廷では植村氏と伊藤誠一弁護士(弁護団共同代表)が最後の意見陳述を行なった。植村氏は、「私はもう一度、大きな声で訴えたい。私は捏造記者ではありません」と力をこめ、伊藤弁護士は「被告櫻井は、ジャーナリストとして最も基本的な営為を怠ったことが明らかになった」と語った。

判決は、11月9日午後3時半に同地裁で言い渡される。もうひとつの植村裁判東京訴訟も大詰めを迎えている。9月5日、植村氏、被告西岡力氏、元『週刊文春』記者の3人の尋問が終日行なわれる。

(中町広志・フリー、2018年7月13日号)

716とはずがたり:2018/10/01(月) 12:11:07

ネット右翼に足を引っ張られた佐喜眞候補【沖縄県知事選挙 現地レポ〜敗北の分析】
https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyatsunehira/20181001-00098867/
古谷経衡 | 文筆家/著述家
10/1(月) 5:30



 今回、敗北を喫した佐喜眞氏の敗因は何だったのだろうか。佐喜眞氏は「対決から対話へ」を掲げ、辺野古移設については積極的推進の立場を明確にせず、むしろ経済振興や子育て政策を重点的に主張した。

 前述した2月の名護市長選挙に於ける渡具知武豊氏の勝利の方程式を踏襲した格好である。中でも「県民所得300万円目標」など、なるほど具体的とも言える政策もあった。

 しかしながら私は、佐喜眞氏の敗因は、佐喜眞氏自身は当然のこと、その「外野」にこそあると分析している。「外野」とは何か。それは翁長前知事が健在であった時代から、反翁長(反オール沖縄)の姿勢を鮮明にして、主にネットやCS放送局などを利用して勢力を高めてきた在沖縄のネット右翼活動家達のことだ。

 断って置くが、彼らは佐喜眞選対には一切入っていない。勝手連的に今回の知事選挙で佐喜眞氏を応援していた人々である。彼らは、中央(東京)のCS放送局やネットニュース番組等を行き来し、または保守系論壇誌、あるいは沖縄のコミュニティFM等を活用して、「善意」で以て佐喜眞氏を応援した。

 彼らは、那覇、沖縄、豊見城、うるま、宜野湾、名護など県下公民館などを貸し切り、私が確認しただけで都合50回以上に及ぶ小集会や、ビラ配布、那覇市内等に於ける街宣行動を頻繁に繰り返した。

 9月13日に今回の沖縄県知事選挙が告示されると、彼らは勝手連的に佐喜眞氏への投票を訴え、併せて「玉城デニー陣営から威嚇、暴力的行為を受けた」などとSNS上で訴え続けた。

 これに賛同するネット右翼的傾向を持つユーザーが次々と彼らのツイートを拡散して、「玉城はパヨク」「玉城は売国奴」「玉城は中国の工作員」等というレッテルと共に、恒常的にそれらのリツイートは毎回500〜1,000近くになる勢いとなったのである。

 前述した小集会では、「地元新聞・TVによる世論誘導選挙、中国の沖縄侵略隠しを訴える」という横断幕がほぼ毎回会場に掲げられた。

 ここで重要なのは、地元新聞とは「琉球新報、沖縄タイムス」の二紙を指すと言うこと。また「中国の沖縄侵略」ではなく「沖縄侵略隠し」を訴えているという点で、極めて陰謀論的世界観である。

 つまり、沖縄に於いて中国の侵略が現に行われて居るが、「琉球新報、沖縄タイムス」の二紙がそれを故意に隠している、という主張を繰り返したのだ。



しかし前述した在沖縄のネット右翼活動家らや、及び全国に存在するネット右翼の、「善意による」佐喜眞氏への勝手連的な応援は、沖縄の有権者に佐喜眞氏への親近感を高めるどころか、却ってマイナスの材料になったのではないか?と私は観ている。

 彼らは口々にこう絶叫した。
「玉城デニーが知事になったら、沖縄は中国にのっとられます」
「玉城デニーが知事になったら、中国の工作員が沖縄を破壊します」

 このような、トンデモ陰謀論とも思える連呼とセットに佐喜眞氏を応援することで、常識的な感覚を持った有権者の多くは、むしろ佐喜眞氏へのネガティブイメージを持つに至ったかもしれない。



 こういったネット右翼が叫ぶトンデモ陰謀論的世界観は、中央(東京)から放送される一部の極端に偏向したCS番組や保守系論壇誌、あるいはネットニュースの中で俎上にあがるだけで、実際には「保守」「ネット右翼」という自閉した巨大なサークルの中でしか通用しないジャーゴン(組織内言語)に他ならない。

 だから、在沖縄の街頭で行なわれたこのような叫びやSNSでの拡散は、沖縄の有権者にとってノイズとしてしか認識されなかった。

 彼らが「なんかトンデモな人たちが佐喜眞氏を応援している」という印象を与え続けたのなら、これは佐喜眞陣営にとって痛打以外の何物でも無い。



717とはずがたり:2018/10/01(月) 13:20:45
ネトウヨだったのかw
今回はよくリツイート流れてきてたけど立派な若者に育ってなによりだ。

「日本ではない国に行けば」 翁長知事の息子が投げかけられた言葉
父に続き政治家となった彼は、何を感じているのか。「沖縄保守」への思いを聞いた。
https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/onaga-takeharu
2018/09/30 20:01
籏智 広太 BuzzFeed News Reporter, Japan
瀬谷健介 BuzzFeed News Reporter, Japan

「実は僕、学生時代は『ネトウヨ』だったんですよ」

そうBuzzFeed Newsの取材に語るのは、翁長雄治(31)。那覇市議になって1年が経つ、新米の議員だ。

父親は、前沖縄県知事の翁長雄志。沖縄県名護市辺野古の米軍基地建設への反対を貫きながら、2018年8月8日、任期中にすい臓がんで死去した。

雄志は長年、自民党に所属して沖縄県連幹事長も務め、「沖縄の保守勢力」であることを自認していた。しかし、辺野古への米軍基地建設を巡って中央の自民党政権と激しく対決し、那覇市長の座を辞して県知事選に立候補した。

祖父は那覇市と合併した旧真和志市の市長。伯父は県議と副知事を歴任した。雄治は4人きょうだいのうちでただ一人、政治家となった「3代目」だ。

その雄治から見た、沖縄の保守とは何か。

ーーなぜ、「ネトウヨ」だったんですか?

高校生の時は、柔道が大好きな普通の少年でした。沖縄を離れて関東の体育系大学に進んだため、部活以外にやることがなかった。基本的にすごく引きこもり体質なので、家から出たくない。家にいると、ずっと携帯しか見ないんですよ。

携帯でネットを見ると、当時政権の座にあった民主党がやることは全部悪いんだ。自民党は全て正しいんだ。そうでない議員はみんな「在日」なんだ、という情報がたくさんあった。

そして、ネットで見かけるそういう主張に、だんだん魅せられていった。「在日」が何たるかもよく知らないまま、外国人が日本人になりすましている、みたいにすら感じていました。

まだ「ネトウヨ」という言葉がない頃だったのですが、実際には自分では何も分かっていない、何も考えていないのに、こういう主張を一方的に受け売りすることこそが、「保守的な思想」だと思い込んでいたのです。

ーーどうして、そこから父と同じ道へ?

ネット上で翁長雄志が叩かれているのを見かけるようになったんです。

父が基地の辺野古移設に反対するようになってからです。「国策、米軍基地に反対するやつは反日左翼テロリストだ」と。

ただ僕には、父親への果てしない信頼感があったんです。うちの親父は沖縄のために人生を過ごしていましたし、悪いこと、恥じる事は何もしていない。だからこそ、こういう叩かれ方はおかしいと思ったんですね。

この頃から、政治家を志すようになってきた。そして沖縄に戻り、実際に基地問題を見て、住んでいる人たち、生活する人たちを見て、考え方が変わってきた。

ーーお父さんから、何か政治について言われたこともあるんでしょうか

父から政治について教わったことは、ほとんどありません。

うちには、政治は家業じゃないという家訓があります。僕も那覇市議選に出る時、母親に反対されました。

父にも、立候補を自分で選んだのならば仕方ないとは言われましたが、市議になったあとに相談しても「自分で考えろ」と言われました。



718とはずがたり:2018/10/02(火) 10:20:05
議論を拒否して逆ギレ気味に休(廃)刊して議論の公器としての抛棄の暴挙を許した新潮社の無責任は重い。

「新潮45」休刊に追い込んだ“張本人”の超厳戒講演会を直撃
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238307
投稿日:2018/09/27 14:50

「LGBTは生産性がない」という“トンデモ作文”を寄稿し、老舗出版社「新潮社」の看板雑誌である「新潮45」を休刊に追い込んだ杉田水脈衆院議員。責任を感じておとなしくしていると思ったら大間違い。きのう(26日)も東京都内で開かれた講演会に出席して持論を展開すると聞き、日刊ゲンダイ記者が会場を直撃した。

 杉田氏の講演会を主催したのは「channel AJER」というサイト(運営会社は埼玉・戸田市)。ホームページを見ると、小川榮太郎や藤岡信勝といった「ガチガチの保守系」といわれる人物が登場している。驚いたのは、杉田氏の講演会タイトルが「国連人種差別撤廃委員会参加報告会」だったことだ。LGBTの「差別」を平然と口にする杉田氏が一体、どのツラ下げて「差別撤廃」を言うのか。ギャグ漫画のようなテーマだ。早速、会場に向かった。

 会場の東京・千代田区のビルでは、講演会が始まる前から、4〜5人の取材陣が待ち構えていたのだが、主役の杉田氏本人は隠れるように裏口からこっそりと会場入り。それならばと、主催者に講演会の取材を申し込んだところ、「定員は60人でもう満員になってしまったので参加できない」と完全拒否だ。だが、会場に出入りする人を数えると、多く見積もってもせいぜい20人程度。とても60人とは思えなかった。

 そこで、講演会の終了後、会場から出てきた杉田氏を直撃しようと試みたのだが、講演会の参加者らしき連中が「壁」をつくり取材を妨害。「LGBT差別を許さない」とプラカードを掲げていた人の写真を撮影し、「抗議をやめろ」と怒鳴るなど、まるでヘイトスピーチの集会そのもの。会場周辺は騒然となり、そのスキに杉田氏もコソコソと逃げるようにして立ち去ったから唖然ボー然だ。

 杉田氏の差別発言が掲載されてから2カ月以上経つが、問題は沈静化するどころか周囲を巻き込んで、どんどん悪化している。その原因は、いつまで経っても表舞台に出てこない杉田氏自身にあることは明々白々。国民の前に堂々と出てこられないような人間をいつまでも国会議員にさせていてはダメだ。

719とはずがたり:2018/10/08(月) 00:21:22
めっちゃ興味深いぞ。ネトウヨとオン排含めても5%位なのに80%ぐらいに感じる(;´Д`)

ネトウヨ像覆す8万人調査 浮かぶオンライン排外主義者
https://www.asahi.com/articles/ASLB37DGLLB3UCVL01V.html
河村能宏2018年10月7日05時40分

http://tohazugatali.web.fc2.com/politics/ASLB37DGLLB3UCVL01V.png
ネット右翼とオンライン排外主義者

 「ネット右翼」はどのくらいいて、どのような人たちなのか。その実像に迫ろうと、8万人規模の過去に例のない大規模調査が行われた。ネット右翼と呼べる人たちは全体の1・7%だったほか、これまで語られてきたネット右翼像とは異なるタイプの「オンライン排外主義者」が3・0%存在することも浮かび上がった。

 ネット右翼とは一般的に、保守的・愛国的な政治志向を持ち、中国や韓国などの近隣アジア諸国に対して排外的な言動を行う人を指すことが多かった。規模は小さいとされるが、膨大な情報を生み出すことから、その影響力に注目が集まっている。一方で、ネット右翼の担い手がどんな人たちなのかについて実証的に検証したケースは少なく、多様なネット右翼像が流通しているのが現状だ。

 東北大の永吉希久子准教授(社会意識論)らのグループが東日本大震災以後の人々の社会活動の変化を調べようと、昨年12月に「市民の政治参加に関する世論調査」を実施。ネット調査会社を通じて20〜79歳の東京都市圏に住む約7万7千人の男女にアンケートをした。その際、ネット右翼について調べるための質問も盛り込み、永吉さんが実証的な検証を試みた。

靖国公式参拝、憲法九条の改正、学歴や雇用形態など、アンケートで尋ねた項目から「ネット右翼像」に迫ります

 アンケートでは、「靖国公式参…

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720とはずがたり:2018/10/08(月) 12:04:49
院政期〜鎌倉期の貴族階級好きの俺としては現代の天皇家は権門としては物足りないし戦争責任を取らなかった天皇家ってイメージだったけど今上陛下は口惜しいけど象徴としてのお勤めの中に今何をなすのが日本・国民・皇室にベストかをバランス良く考えてるかが滲んで居て自然と敬愛をせざる得ない。凄いわ。

もう一寸歳取ってたら昭和天皇の行動からも色々読み取れたのかもしれんね。責任取るにしても適当な譲位相手居なかったようだし。。

ネトウヨ氏は靖国に参拝しないで高麗神社に参拝http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1226053946/550-551する今上帝に切れてるようだが,皇室のバランス感覚を理解出来ないのであらう。

天皇皇后は反日左翼!
https://togetter.com/li/1153153

721とはずがたり:2018/10/09(火) 14:27:31
【教育勅語】「同胞を大事に」「親孝行」でも普遍性がない理由
志葉玲 | フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20181005-00099413/
10/5(金) 12:07


安倍政権において、教育勅語を再評価しようという動きがある。今回の柴山文科相の発言の他にも、当時、防衛大臣であった稲田朋美氏は昨年3月8日の参院予算委員会で、

「私は、その教育勅語の精神であるところの、日本が道義国家を目指すべきである、そして親孝行ですとか友達を大切にするとか、そういう核の部分ですね、そこは今も大切なものとして維持をしているところでございます」

出典:2017年3月8日参院予算委員会での稲田朋美氏の発言
 と発言している。また安倍政権としても、同年3月31日、「憲法や教育基本法等に反しないような形で教育勅語を教材として用いることまでは否定されることではない」とする答弁書を閣議決定している。

〇主権者である国民に対し、道徳の押し付けはできない
 こうした安倍政権の教育勅語を容認する言説・政府答弁は、日本国憲法の理念に反するものだ。というのも、日本国憲法は国民主権をその基本原理としているが、これに対し、教育勅語は、当時の絶対君主であり「現人神」であった天皇が臣民に道徳を押し付けるというものだからだ。日本の教育史学研究者による「教育史学会」は、昨年5月に発表した声明文で以下のように指摘している。

 教育勅語は、「朕」と自称する明治天皇が「臣民」に道徳の規準を下す形をとっていること自体が、今日の主権在民の日本国憲法と相容れないものである。

出典:教育史学会の声明
〇「親孝行」等の部分だけの切り離しはできない
 また、教育勅語では「親孝行」であろうが、「友達を大切にしよう」であろうが、各々の部分を切り離すことはなく、それらの道徳観は全て「皇運扶翼」、つまり臣民が天皇のため、命をもささげることへ収斂されていくものなのだ。

〇「全員野球内閣」というより「ほぼ全員日本会議内閣」
 教育勅語は、柴山文科相が言うような「アレンジした形で、今の道徳などに使える」ものではない。どうしても道徳教育がしたいのなら、日本国憲法の理念に沿う別個のカリキュラムをつくるべきである。教育行政のトップである文科相の発言は、責任重大であり、柴山文科相の資質も今後の国会で問いただされることになるだろう。

 だが、問題の本質は、今回の内閣改造が「全員野球内閣」というより、「ほぼ全員日本会議内閣」であるということだ。日本会議は、日本最大級の保守系団体で、安倍晋三首相や麻生太郎財務大臣との関係が深い。今回の第4次安倍改造内閣では、日本会議の活動を支援する議員連盟「日本会議国会議員懇談会」に加盟歴のある閣僚が、19人中14人なのである(関連情報 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-10-04/2018100401_01_1.html )。…

722とはずがたり:2018/10/10(水) 09:54:50
杉田,たいしたことは書いてない(特にハレーション起こそうと書いてる感じでは無い)けどそれだけに子供を産まないから社会的に保護する価値なしとさらっと書いてしまっててどうやったらPC適合的かを理解してないっぽい。。
不妊治療にカネ出すけどLGBTが住みやすくするってのを故意に関連づけてるにも問題で住みやすくってのは家借りたり家単位で税金をみたりとそういう所であってそれは女性が色々な面で苦労する日本という面とも関係してくるけどそういうのを一切無視してて,まあ普段からひどいこといってるからこれを機会にたたいとこって自業自得の面があって杉田もそれが判るからこのていどのことで謝ってたまるかと思うし,謝ったら負け,突っぱねるが勝ちの安倍政権の態度ともシンクロしているということか。

2018年07月22日11:58
カテゴリ読んだ本・雑誌・記事etc
杉田水脈著『「LGBT」支援の度が過ぎる』を全文書き起こす(転載歓迎)
http://blog.livedoor.jp/skeltia_vergber/archives/51543955.html

723とはずがたり:2018/10/18(木) 17:32:33
解説付きでお届け。

https://twitter.com/electionshow17/status/1052818717808029697
/03式柴犬型決戦兵器\
@sbinnn21

国民はすっかり行かなくなったな。候補者一本化とかを考えているのだろう

20:17 - 2018年10月17日
2019 政治決戦ウオッチ
@electionshow17

おっと常連の羽田まで行ってない2019 政治決戦ウオッチさんが追加

0:08 - 2018年10月18日


靖国参拝、衆参議員の71人 秋季例大祭に合わせ
https://www.asahi.com/articles/ASLBL2QVCLBLUTFK001.html
2018年10月18日10時43分

 超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長=尾辻秀久・元厚生労働相)の衆参議員71人が18日朝、秋季例大祭が開かれている東京・九段北の靖国神社に参拝した。

 自民党の加藤勝信総務会長(前厚労相)や森山裕国会対策委員長のほか、安倍内閣の政務三役では磯崎仁彦経済産業副大臣や大西英男総務政務官らが参加した。

 内訳は自民68人、日本維新の会1人、希望の党1人、日本のこころ1人。参拝後に会見した尾辻氏は、参拝しなかった安倍晋三首相について「(今後)お参りがあることを願う」と述べた。

724とはずがたり:2018/10/19(金) 16:32:38
学生運動にかぶれたやつをかぶれた感じが嫌だったとかいってるけど自分も恥ずかしいウヨ思想にかぶれて本当に冷静に周りが見えてない。
こんなのが自衛隊のトップではまたインパールとかやりかねん。自衛隊は先の大戦から一体何を学んだのか?

あれから10年 田母神俊雄が語る「田母神論文事件とは何だったのか?」
https://www.excite.co.jp/News/society_g/20181019/Bunshun_9361.html
文春オンライン 2018年10月19日 07時00分

2008年10月に起きた「田母神論文事件」から10年。現役航空自衛隊トップが公にした論文「日本は侵略国家であったのか」は政府を巻き込んだ大問題に発展し、田母神氏は辞任へ。一体、あの事件は何だったのか。そして“異端の軍官僚”田母神氏の「思想」の源泉とは? 近現代史研究者の辻田真佐憲さんが伺います。(全3回の1回目/ #2 、 #3 へ続く)

――田母神さんの論文「日本は侵略国家であったのか」は、アパホテルで知られるアパグループが主催する第1回「真の近現代史観」懸賞論文で最優秀賞を受賞しました。現役自衛官、しかも空自のトップである航空幕僚長が〈我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡れ衣である〉といった論を公にした衝撃はまさに「事件」と言うべきものでした。あれから10年…今回のインタビューでは「田母神論文」の内容を検証するのではなく、なぜ田母神さんがこうした論文を書くに至ったか、その「歴史観」がどのように形成されたのかをお伺いしたいと思っています。

■自衛隊幹部普通課程で出会った渡部昇一先生の本
――人間が持つ歴史観や思想には必ず読書体験が関わってきます。田母神さんの場合、これに影響を受けたとすぐに思い浮かぶ本は何でしょうか。

田母神 本と言えば亡くなられた渡部昇一先生の本から多くの影響を受けています。30歳の頃に出会った『ドイツ参謀本部』。渡部昇一先生の本です。当時私は市ヶ谷にある自衛隊幹部学校に入校(自衛隊では自衛隊の学校に入ることを入学とは言わず入校という)していました。幹部普通課程という、当時は3ヶ月半くらいのコースがあったんです。自衛隊に入って7、8年経てばみんな交代で入るようなコースなんですけど、そこで教官がいろんな本を紹介するわけです。その中にあったのが『ドイツ参謀本部』。…でも私は不勉強でしてね、その時、渡部先生の専門が言語学だということも知らなかった。ただ単にこれは軍人が読むべき本だと思っていました。そこからこれを書いた渡部先生というのはどんな人だろうと本を渉猟しました。…

ベストセラーになった『知的生活の方法』はもちろん、『日本史から見た日本人』の古代編、鎌倉編、昭和編。私は渡部先生にすっかりハマりまして、私たち仲間内のグループにお招きして講演していただいたこともありました。30代はまさに渡部昇一を読んで過ごしていたようなものです。

――田母神さんは元々理系で、福島県立安積高校でも理系クラスだったんですよね。

田母神 そうです。高校に入ったのが昭和39年、東京五輪の年。日本が高度成長に入ろうとしていた頃で、身近なところでいうと家電の業界が華やかに見えたんですね。それで技術者になりたいと漠然と思っていたんです。ところが親戚に自衛官がいたこともあってか、父が「お前は防衛大学校に行け」と。それに反抗することもなく、まあ自衛官の道に入ったわけです。

■私の原体験「共産党はバカだから」
――防衛大学校時代の話をもう少しお伺いします。入学されたのが昭和42年、1967年のことですから、防大時代に70年安保運動が起きていますよね。同世代の学生が安保反対を唱えている様子を、田母神さんはどのように眺めていたのでしょうか。

田母神 何を騒いでいるんだ、バカだなって思って見てました。夏休みに帰省すると、普通の大学に入った高校の友達と会いますよね。すると、たった3ヶ月大学に行っただけで、やれマルクスがどうしたとか言うやつがいるわけです。私はちょっとカチンときて、「なんだお前、因数分解もできなかったのに、よくそんなことがわかるな」って言ってやりましたよ。

――なんでカチンときたんでしょうね。

田母神 かぶれてる感じがいやだった。私は昔から、左の共産主義的考えに毒されることはなかったから余計に。うちの父はいつも「共産党はバカだ」って言っていた。なんでかと言うと、実家の近くに町議会議員にいつも立候補する共産党の人がいたんですよ。…

選挙に出ると必ず落ちるんだけど、必ず出る。いつだったか聞いたんです、父に。「あの人は、なんで落ちるのがわかっているのに選挙に出続けるんだ」と。その答えが「共産党はバカだから」。これは、私の原体験といえば、原体験なのかもしれませんね。

725とはずがたり:2018/10/19(金) 16:32:59
>>724
■防大4年のときに「三島事件」を体験した
――防衛大学校時代では、1970年に起きた「三島事件」。…軍隊ごっこみたいに言う人も当時いたと思うんですが、…このころの防衛大学校校長はどなたでしたか?

田母神 猪木正道さんです。…

――猪木正道さんは『正論』などでも執筆活動され、保守論壇の大御所という感じがしますが、一方で民社党を支持する論者でもありました。田母神さんが学校で見た猪木さんの印象はどういうものでしたか?

田母神 ちょっとリベラルだなという感じは、当時から受けていましたね。たとえば「イギリスでは国防省の軍人は制服を着ないんだ。だから自衛隊も防衛庁の中では制服を着ないほうがいいんじゃないか」という話を猪木さんがされるのを聞いた覚えがあるんです。私はそれは違うんじゃないかって反発してしまいましたね。あと、猪木さんの三島事件に対する評価にショックを受けました。

――どんな評価だったんでしょうか。

田母神 事件が起こるまで猪木さんは三島を絶賛していたはずなんです。私たち学生の前でもそういう話をしていたように思います。ところが、あの事件後、評価がコロッと変わったんです。三島由紀夫はとんでもないやつだ、と。私は学生ながらに「学校長、人ってそんなに変われるもんですか」と思ってしまいましたよ。あれは、けっこうショッキングでした。

■「プロレスラーに飛び掛かるバカはいない」
――最近ですと陸上型イージス、イージスアショアに防衛予算を支出することが問題にもなりました。田母神さんは…日本がアメリカ製のものばかり買うことに批判的なことを書かれていましたよね。

田母神 イージスアショアについて言えばね、これはお金が無限にあれば必要な兵器だと思いますが、自衛隊の予算の現実から、日本は攻撃力を持たないまま、これ以上守りを固めるのは優先順位が間違っていると思います。戦争に巻き込まれないためには日本は攻撃力を持たなければなりません。そもそも世界の空軍というのは、主体が攻撃力。戦闘機、爆撃機の攻撃力です。ところが日本の場合、航空自衛隊は守りに偏った空軍で、その割合は守りが8割、攻撃が2割といったところ。そうなると自然と、攻撃についてはアメリカに依存せざるを得なくなる。これではアメリカの国家戦略の思うがままですよ。自衛隊の戦力発揮がアメリカに依存する構造が強化されて、自衛隊の自立が出来ません。
自衛隊の自立が出来なければ日本国の自立はできません。日本が今持つべきは攻撃力です。相手を攻撃する能力がなければ抑止力になりません。…

田母神 戦争って結局「金儲け」のためにやるものなんですよ。でも北朝鮮の場合、アメリカや日本に向けてミサイル撃って戦争を仕掛けても、儲からないことは目に見えている。そんなことしたら、北朝鮮は余計締め上げられるだけなんです。アメリカだって同じ「金儲け」の論理から北朝鮮を先制攻撃しないわけです。なぜかというと、北朝鮮があったほうがアメリカの国益に資するから。ああいう「ならず者国家」があるから、世界にはアメリカが必要だろうと。イージスアショアが必要だろうと。北朝鮮という国は、アメリカにとって武器を販売するための「理由」になっているんです。

■「安全保障的リアリズム」は、いつ頃から身についた?
――そういったある種の「安全保障的リアリズム」は、いつ頃から身についたと思われますか?

田母神 自衛隊にいる間になぜ戦争になるのか、戦争の原因などを考えることが多くあります。もちろん自衛隊幹部学校における教育も影響しているとは思います。基本的に幹部学校で自衛官の教官から教えられるものは戦術、戦法、指揮、統率といったものが多いのですが、そのほかの外交とは何たるかといったあたりは外部招聘の講師の話を聞いて学ぶことが多かった。自衛隊の実務と学校教育を通じて自分なりの戦争観が出来上がっていったと思います。40歳を過ぎるころには今のような考えになっていたと思います。

――どんな講師の方が来たか覚えていますか?

田母神 それはやっぱり渡部昇一先生がいて、田久保忠衛先生もいらっしゃいましたね。あとは、経済学者の加藤寛先生、内橋克人先生等を覚えております。各省庁の役人の課長ぐらいの人もけっこう来ていましたね。外務省の大使経験者も何人かおられたと思います。

――その頃、新聞はとっていましたか?

田母神 上司から「産経新聞をとったらどうだね」と言われて購読してました。それ以来、産経は読んでいますね。月刊誌としては『正論』を読むようになりました。

――拘置所の中で産経が読めなくて困ったという話が著書にありますが。

田母神 あれには参った。仕方がないから読売で我慢した。…

726とはずがたり:2018/10/23(火) 10:37:02
2017-05-19
経産省「次官・若手ペーパー」に対する元同僚からの応答
http://hirokimochizuki.hatenablog.com/entry/response.meti

経済産業省の「次官・若手プロジェクト」によるペーパーが話題になっていた。私自身、新卒時に同省で働いていたのだが、このペーパーの作成に私の(個人的に親しい)同期なども関わっているようだ。

不安な個人、立ちすくむ国家 ?モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか? 平成29年5月 次官・若手プロジェクト | 産業構造審議会総会(第20回)‐配布資料 | 経済産業省

さて、全65頁にわたる本ペーパーを一読し、私はその内容をどう理解したか。いろいろと書いてあるが、それほど複雑な資料ではない。根本的なメッセージは「我々はどうすれば良いか」と題された最後のパートにあるp51のスライドに集約されている。

「社会の仕組みを新しい価値観に基づいて抜本的に組み替える」とあるが、3つのポイントを改めて書き起こす。

一律に年齢で「高齢者=弱者」とみなす社会保障をやめ、働ける限り貢献する社会へ
子どもや教育への投資を財政における最優先課題に
「公」の課題を全て官が担うのではなく、意欲と能力ある個人が担い手に(公共事業・サイバー空間対策など)

何が言われているか。それぞれについて、同ペーパー中にて提供されている様々なコンテクストを加味しながらわかりやすく噛み砕くとこうなる。

1.高齢者の数がどんどん増えるなかで、高齢者に対する社会的支出(年金、医療、介護など)が大きくなりすぎており、財政を持続不可能にしている。同時に、まだ働く能力があるにも関わらず、一定の年齢を基準に「高齢者」と認定され、それによって年金などの社会的支出の対象となっている人々が存在している。したがって、後者の人々に働いてもらうことで、高齢者に対する社会的支出の絶対量を抑制し、財政の持続可能性を高める。
2.社会的支出の多くは高齢者に対して支出されており、現役世代や子どもたちに対しての支出が少なすぎる。後者は将来的にペイする「投資」であり、したがって高齢者への支出を減らしてでも、現役・子ども世代への支出を増やすべきである。
3.「公的な課題」の増加と多様化に対して、国だけが対応するのは無理である。国が財政措置などで「公的な課題」の全てを解決しようとするのではなく、意欲と能力ある個人により多くを任せるべきだ。それが個人の生きがいにもつながる。

上記をざっくりまとめ直すとこうなる。

"高齢者の増加によって国に生活保障される「弱者」が増えすぎており、このままでは財政的にもたない。高齢者への支出を削ってでも若者に投資すべき。高齢者への対応含め、公的課題の全てを国の責任とするのは現実的ではないので、人々が国を介さず自分たちの手で解決できる領域をできるだけ広げていきたい。"

で、こういった考え方を2つにまとめるとこうなる。

①「緊縮(=財政の縮小)」

②「世代間対立(=財政の投資化)」

このスタンス、この社会像に私は反対する。

このペーパーを読んで、私は今年の2月に少し話題になったある出来事を思い出した。それは、上野千鶴子氏が中日新聞紙上で述べた内容がきっかけとなってインターネット上で巻き起こった議論のことである。私はそのときも以下の記事で上野氏に対する反論を書いていた。

私が当時まとめた上野氏の主張は以下の通りである。

日本は今転機にある。最大の要因は人口構造の変化。
人口を維持するには自然増か社会増しかない。自然増は無理だから社会増、すなわち移民の受け入れしか方法がない。
したがって、日本には次の選択肢がある。「移民を入れて活力ある社会をつくる一方、社会的不公正と抑圧と治安悪化に苦しむ国にするのか、難民を含めて外国人に門戸を閉ざし、このままゆっくり衰退していくのか。」
「移民政策について言うと、私は客観的に無理、主観的にはやめた方がいいと思っています。」世界的な排外主義の流れがあり、さらに日本人は単一民族神話を信じているから多文化共生には耐えられない。
結局自然増も社会像も無理だから「日本は人口減少と衰退を引き受けるべきです。平和に衰退していく社会のモデルになればいい。」
「日本の場合、みんな平等に、緩やかに貧しくなっていけばいい。国民負担率を増やし、再分配機能を強化する。つまり社会民主主義的な方向です。ところが、日本には本当の社会民主政党がない。」
日本の希望はNPOなど「協」セクターにある。様々な分野で問題解決してる。人が育ってきている。
憲法改正論議についても心配していない。 日本の市民社会は厚みがある。

727とはずがたり:2018/10/23(火) 10:38:52
>>726
経産省のペーパーには移民や外国人についての言及がなかったが、根本的な論理構造は上野氏のそれと多くを共有しているように見える。だいたい、こんな感じである。

"人口の高齢化という構造要因のなかで、(移民の受け入れも)社会民主主義的な(=福祉国家的な)再分配機能の強化も現実的ではない(むしろ再分配機能は別様にずらしつつ縮小すらすべきである)。そして、(高齢者の)労働強化と市民社会による代替が再分配の不足を埋めあわせる鍵になる。"

私個人の感想としては「よく聞く話」というものである。それに対して、最後に、私のスタンスを以下の3つにまとめておく。

①まず「財政的制約」については、現在の税制を思考停止的に前提とすべきではなく、所得税、消費税、相続税、法人税など様々な税目についての検討、加えて課税ベースの強化についてのオプションをしっかりと出していくべきである。それは財務省の仕事だというかもしれないが、そもそもこのペーパーの所管範囲は経産省のそれではない。歳出サイドだけでなく、歳入サイドについても検討・議論の範囲を広げるべきである。もちろん、税だけでなく社会保険や国債などの組み合わせ全体が議論の対象となる。議論の線としては、アトキンソン「21世紀の不平等」などを参考にしており、国家による再分配機能の縮小=新自由主義路線ではなく、再分配機能の再度の強化をこそ志向する。言葉の正しい意味で、「弱者」が増えているからである。

②「制度が依存的な弱者をつくる」という考え方について。その側面があることを否定はしない。では、「制度に頼るべき弱者」と「制度に頼らなくて済む強者」、ある個人がそれらのどちらであるかについて、誰がその線を引くのか。このペーパーのスタンスは明確である。その個人が「自分自身で引く」「自分自身で選択する」のである。そして、そのことがもたらすひどく恐ろしい効果を想像してみてほしい。「一億総活躍」と「財政の持続可能性」が骨がらみになって主張されているさなか、「どんな人生の最期を迎えたいですか?」と社会から個人に対して自己決定が促されるわけである。年金を受け取ることのスティグマは強化され、「延命治療を受けたい」と口に出すことは憚られるようになるだろう。少なくとも私はそういう国にしたくない。表面的な「自己決定」が「社会からの強制」に等しくなる構造を想像するのは容易いからだ。持っている権利を社会の期待に合わせて自ら捨て去ることの恐ろしさに気づいているのは弱者の側だけであり、そして、誰しもいつかは弱者になるのである。

③最後に、そして自分が企業からのNPO支援などに深く関わっているからこそきちんと言っておきたいのだが、「国家が担ってきた領域の個人による代替」について。個人や企業、市民セクターなどが社会課題の解決主体でありうるということが、国が社会問題の最大・最終的な解決主体であるということの責任を免除することを帰結することはありえない。前者は後者に付加されるべきものであって、代替することを想定するべきものではない。NPOセクターに限ってみても、その力がまだまだであることの根本的な要因は、よりプリミティブな意味での質の高い人材の不足と、それと強く相関する活動資金の圧倒的な不足にある。そして、国家は国家業務の外部委託や助成金などの投入という形で、NPOセクターへの最大の資金の出し手なのである。その事実を踏まえずに「公を民が担うのだ」というビジョンを掲げることは、緊縮財政の実現を通じて、結果としてのNPOセクターの縮小を招くだろう。

さて、経産省による「次官・若手ペーパー」の内容に触れてきた。ウェブ上での反応を見ると「新しい内容」と捉える向きもあるようだが、こう整理してみれば明瞭なように、これまで何度も言い古されてきた緊縮・福祉国家再編の論理であり、新しさはほとんどない。むしろ、本資料についてきちんと考察・理解しておくべきことは、このペーパーが現在の政府全体の動きとどこが同じでどこが違うかである。基本線としては「一億総活躍社会」という政府全体のスローガン及び関連する政策内容とかなりの程度呼応していると私は判断している。その意味でも新しさはほとんどないと言えるように思う。

力ある者が真面目な気持ちで危機を煽るとき、力なき者は自分の立っている地平を見失ってはならない。なぜなら、力なき者たちが自らの支えを失ったとき、彼ら=私たちが自分の指導者として誰を選ぶにいたるか。その想像力こそが、煽られた危機に臨む私たちにとっての試金石となるからである。

ーーーーー
望月優大(もちづきひろき)
慶應義塾大学法学部政治学科、東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了(ミシェル・フーコーの統治性論/新自由主義論)。経済産業省、Googleなどを経て、現在はIT企業でNPO支援等を担当。1985年埼玉県生まれ。

728とはずがたり:2018/11/05(月) 08:59:45
SAPIOも不定期刊に。先鋭化する右派雑誌現場の意外な“事情”
https://www.businessinsider.jp/post-178294
竹下 郁子 , 浜田 敬子 and 川村力 [Business Insider Japan]
Oct. 29, 2018, 06:30 AM MEDIA6,756

小学館は10月26日、保守系の隔月刊雑誌『SAPIO』が2019年1月4日発売号をもって不定期での刊行になると発表した。同誌関係者から「事実上の休刊」という情報を事前に得ていたBusiness Insider Japan編集部は、前日の25日に同社に質問状を送っており、その回答からほどなくして上記の内容がメディア各社によって報じられた。

『新潮45』(新潮社)の休刊を機にヘイトと距離を起き始めた大手出版社と、より先鋭化する中小出版社。保守論壇の「再編成の始まり」の構図が透けて見えてきた??。

SAPIO不定期刊は「リスクマネジメント」

以下はBusiness Insider Japan編集部が2018年10月25日に小学館の広報を通じて『SAPIO』編集部に送った質問とその回答の一部だ。


質問:編集体制、企画内容について、御社内ではどのような評価が為されているのでしょうか。また、そうした誌面の内容や社内からの評価は休刊に関係しているのでしょうか。

回答:「『SAPIO』は創刊以来、月2回刊、月刊、隔月刊、そして適時刊と、状況に応じた刊行形態を常に模索してまいりました。今回の変更もその流れでかなり以前から検討してきたことで、ご質問にあるような背景はございません」

同誌は1989年創刊。2016年1?3月に11万3833部あった発行部数も、2018年4?6月の最新の調査では8万5000部まで減少していた(日本雑誌協会)。

同誌で連載を持っていた小林よしのりさんは、今回の決定を受けてブログにこう記している。

「雑誌の年齢層は超高齢化していて、その老人層は極右化・ネトウヨ化している。『HANADA』『WiLL』のように極右化しなければ、特に言論誌は生き残れない」(「ゴー宣ネット道場」より)

しかし、大手出版社が「極右化」できるのか。同誌関係者は今回の不定期刊化の背景にはやはり『新潮45』問題があったと言う。

「SAPIOの不定期化は実質的な『休刊』だと聞いています。表向きは売り上げが落ちているので刊行を減らすということですが、『新潮45』問題が起きたことで会社のリスクマネジメントとして、『ヘイト系の本や雑誌は出さない』と判断したそうです」

また、ある小学館の社員は、最近の誌面について社内からも疑問の声が上がっていたことを明かす。

「『新潮45』問題が起きる以前から、SAPIOに中韓ヘイト記事が掲載され始めたことを社内で疑問視する声が上がっていました。2年ほど前から編集者が『週刊ポスト』や『NEWSポストセブン』に異動になり、3~4人での編集体制にまで縮小され、最近はルーティン的な誌面づくりに陥っていたようです。休刊間近との見方は社内に定着していましたから、今回の決定に驚きはありませんね」

729とはずがたり:2018/11/05(月) 08:59:55

先鋭化する『Hanada』と『WiLL』

一方で、『新潮45』の休刊を経てなお、保守路線をひた走る雑誌もある。

10月26日発売の『月刊Hanada』(飛鳥新社)は「『新潮45』休刊と言論の自由」と題した84ページに渡る大特集を組んだ。

犯罪である痴漢とLGBTを同様に扱う差別的な寄稿で大きな批判を集めた小川榮太郎氏の独占手記に始まり、櫻井よしこ氏、藤岡信勝氏、月刊『正論』発行人の有元隆志氏、自民党の稲田朋美衆議院議員などが寄稿や対談で登場している。

同日発売の『月刊WiLL』(ワック)でも、新潮45の休刊について「『新潮45』はなぜ腰砕けしたか」(高橋洋一氏、門田隆将氏)、「LGBTに向き合っているのは安倍政権」(松浦大悟氏)、「濁った時代」(曽野綾子氏)などの4つの記事が掲載された。

『Hanada』に寄稿した藤岡氏、『WiLL』に寄稿した松浦氏は、『新潮45』休刊のきっかけになった「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」特集にも寄稿していた人物だ。

『WiLL』といえば、『新潮45』について編集部の公式アカウントで「小川榮太郎氏の論文が『新潮45』の休刊を招いたことはご承知の通りです。弊誌は、現編集体制に移行した2016年4月以降、小川氏を起用しておりません。論壇誌として『本件につきコメントを』と取材依頼がございますが、受ける立場にないことを申し上げます」とツイートしたことが話題になった。

『WiLL』は2004年の創刊。創刊編集長はワック取締役でもあった花田紀凱氏。花田氏はその後2016年に同社を退社し、飛鳥新社で新たに立ち上げた雑誌が『Hanada』だ。ワックの出版局長は言う。

「ライバルは文藝春秋」、自称「保守じゃない」20代が支える

前出の小林よしのり氏は同誌を「極右」だと呼んでいるが、前出の出版局長は反論する。

「右派論壇やヘイト雑誌と言われるのは心外です。私たちは保守論壇誌として創刊しているわけで、韓国を叩くためじゃない。売れるという理由だけでヘイト本を出したり、朝日新聞を叩きながら同紙に年間数千万円の広告費をあげている出版社もありますが、そういう“商売保守”と一緒にされたくありません。私たちは『文藝春秋』のようなガリバー雑誌に追いつけ追い越せと思ってやってきたんですから」

2008年6月号で山口県光市の母子殺害事件の被害者遺族、2009年8月号には論文問題で航空幕僚長を更迭された田母神俊雄氏のそれぞれ独占手記を掲載するなど、ヘイトではなくスクープ、ジャーナリズムによって読者を獲得してきたという認識だ。

同誌で最も部数が伸びたのは、2014年8月に朝日新聞が慰安婦報道で訂正を出した直後に発売した号だ。「史上最悪の大誤報だった!」と題した120ページの特集を組み、発売3日で完売。当時の発行部数は10万部だったが、5万部、3万部と2回重版し、計18万部を発行したという。

『WiLL』の最新号の発行部数は8万部。「Hanadaは6万部、正論は5万部と聞いています」(出版関係者)。『Hanada』と『正論』編集部に確認したところ、『Hanada』は現時点で回答がなく、『正論』は「公開していない」とのことだった。

WiLLの読者は60代以上がメインで、男性が約7割を占める。2017年度の売り上げは前年比170%、2018年も103?105%で推移しているという。

730とはずがたり:2018/11/05(月) 09:00:34
>>728-730
WiLL編集部の3人の編集者のうち2人は20代と若い。20代編集者の一方は、自身を「右派とも保守とも思ったことがない」と話した。

「『ヘイト』と批判するのであれば、具体的にどこの箇所がそれに当たるのか指摘しなければ議論にならない。WiLLにはヘイトスピーチ対策法の対象になるような記事はありません。『政権寄り』と言われることもありますが、各政策を是々非々で論じているつもりです。僕は憲法を含む防衛問題以上に経済政策が重要だと思っていますが、アベノミクスを評価する一方、消費増税には猛反対しているんです。いずれにせよ、既存の読者層だけでなく若い人にも分かりやすい誌面づくりを心がけています」

ネトウヨにウケても財界から拒否される「正論」路線

『WiLL』『Hanada』と並ぶ保守系雑誌と称される月刊『正論』も、岐路に立っている。

『ZAITEN』2018年10月号は、『正論』を発行する産経新聞の幹部が“正論路線”を転換しようとしていると指摘。「嫌韓・嫌中が酷すぎて、ジャンクメディア扱いになっている」(東京編集局長)、「上からは『(新聞の)1?3面の総合面には政治部の原稿よりも、正論路線の色がついていない経済部の原稿の方が載せやすい』と言われている」(経済部デスク)という社員たちの声を報じた。

従来の「正論路線」を支えてきたのは、全国にある「正論懇話会」「正論友の会」だ。ホームページには「産経新聞の正論路線に共鳴、賛同する人の集まり」とあるが、実際に会の運営を任されている産経新聞のある支局長によると、「地元の財界人とのネットワーキングが大きな目的」だという。

「地域によって方法はさまざまなのですが、例えば規模の大きい懇話会では、年会費を約10万円いただく代わりに、正論の年間購読や年数回開く保守系言論人の講演会に無料でご招待しています。皆さん会社の経費で会員になっていらっしゃいますね」(産経新聞支局長)

講演会の協賛企業を探すのも支局長の仕事だが、最近は苦労も多い。

「『色がついて見られるのが嫌』だと断られることも多いです。『協賛金は払うけど協賛企業名を公表するのはやめてほしい』と言われることも。リベラル系の地元新聞への配慮もあるんでしょうね。私も右翼じゃないので、講演会にはエコノミストなどできるだけ政治色の薄い人を呼びたいというのが本音です」

ヘイト本と距離を置き始めたかに見える大手出版社や新聞社もあれば、保守路線をさらに強めようという中小出版社もある。保守論壇は今後どのようになっていくのか。保守の動向に詳しい文筆家の古谷経衡さんは言う。

「保守系雑誌もいろいろありますが、最後まで残るのはおそらく単独で採算がとれている『Hanada』と『WiLL』でしょうね。PHP研究所の『Voice』は前半がネトウヨ路線、後半が既存の文芸路線という、『新潮45』とよく似た二重構造の雑誌で、どちらにも振り切れない苦しさがある。経営的な判断で廃刊になって、以降は単行本でヘイトをやるというのは考えられますね」

イデオロギーがないから、葛藤を抱えているから、商売のためだから??どんな理由であれ、安全な場所から出版という手段を使ってマイノリティを攻撃する結果になっているのだとしたら、それは許されることではない。

「ヘイト本が堂々と本屋に並ぶ、今の日本の言論空間は異常ですよ。出版社も何が売れるか分からないから、ヒットしたら二匹目のドジョウを狙うし、多産する。多産するから事実誤認が起きる。『呆韓論』のヒットの後、同じような本が何冊出版されたか……。対抗手段として、安倍首相の政治団体が小川榮太郎の本を大量買いしたように、ヘイトに対抗したりまっとうな政権批判をしてる本や雑誌を買い占めてランキングを上げるしかないですよ」(古谷さん)

731とはずがたり:2018/11/05(月) 22:55:27
記事

NEWSポストセブン
2018年11月03日 16:00
弁護士懲戒請求、ウヨマゲドン… ネット右翼の思考回路とは
https://blogos.com/article/336283/

732とはずがたり:2018/11/09(金) 22:49:10
非論理的に安倍支持を繰り返す人々は病的だぜ

2018.11.06
ジャーナリズム
安倍首相の政治、特に外交はほぼ完璧…病的に安倍批判を繰り返す人々は非論理的
文=八幡和郎/評論家、歴史作家
https://biz-journal.jp/2018/11/post_25413.html

733とはずがたり:2018/11/22(木) 13:11:37
ジャーナリスト・櫻井よしこ氏が会見(全文1)私は日本会議とは何の関係もない
11/16(金) 14:56配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181116-00010004-wordleaf-soci
THE PAGE

ジャーナリスト・櫻井よしこ氏が会見(全文1)私は日本会議とは何の関係もない
ジャーナリストの櫻井よしこ氏

 ジャーナリストの櫻井よしこ氏は16日、東京都千代田区の外国特派員協会で記者会見を行った。

【動画】慰安婦記事訴訟 ジャーナリストの櫻井よしこ氏が会見(2018年11月16日)

※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードはYouTubeのTHE PAGEチャンネル上の「慰安婦記事訴訟 ジャーナリストの櫻井よしこ氏が会見(2018年11月16日)」に対応しております。

櫻井よしこ氏の冒頭あいさつ
櫻井:皆さん、今日はありがとうございました。たくさんの方においでいただいて、きのうは植村さんのお話を聞き、今日は私の話ということになりましたので、両方のお話をよく聞いてくださればと思います。今日の司会の方のご紹介をありがたく思いますけれども、まず私をリーディングリビジョニストというふうにご紹介なさいました。このこと自体が私はある種の価値判断をもって、一方的な見方をしているのではないかと思います。そして日本会議のことを言いましたけれども、私は日本会議とはなんの関係もありません。そのことだけは間違った前提でお話をしてほしくないと思いまして、今日これからのお話の前の大前提が間違っているということをまず指摘したいと思います。



734とはずがたり:2018/12/29(土) 13:10:52

2018.12.28 2018.12.29
つくる会、元会長や会員たちの盗用癖を告白
https://rondan.net/10100

田中英道
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E8%8B%B1%E9%81%93

1960年、都立日比谷高校卒業。
1964年、東京大学文学部仏文科卒業。
1966年、同美術史学科卒業、ストラスブール大学に留学。
1969年、「ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの作品」で博士号取得。
1970年、国立西洋美術館研究員。
1973年、東北大学文学部講師。
1976年、東北大学文学部助教授。
1992年、東北大学文学部教授。
1996年、「ミケランジェロ・システィナ礼拝堂天上画の研究」で東北大博士(文学)。この間、ローマ大学とボローニャ大学にて客員教授、ベルリン大学招聘教授を務める。
2006年、東北大を定年退官し名誉教授となり、国際教養大学特任教授に就任。酒田市より阿部次郎文化賞を受賞。

歴史教科書について
2001年9月より、新しい歴史教科書をつくる会(つくる会)の会長を務めた。2005年『新しい日本史観の確立』で、日本近代史にのみ熱意を燃やす「つくる会」の運動に疑問を呈し、もっと幅広い歴史観の見直しの必要性を主張している[2]。つくる会の分裂後は、2006年に設立された「日本教育再生機構」で顧問を務めている[3]。

日本国史学会発起人の1人[4]。

日本国史学会
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E5%8F%B2%E5%AD%A6%E4%BC%9A

日本学術会議協力学術研究団体の指定する協力学術研究団体ではなく、日本歴史学協会に加盟しておらず[4]、日本学術会議などによる「学会名鑑」にも登録していない[5]。

戦後日本の歴史学はマルクス主義唯物史観のもとで形成され、その残滓は日本の歴史学関連学会の基本となっているとして、それら唯物論的な経済史観、階級闘争史観とは異なる日本の国史を形成・議論する場所として創設したと述べている[3]。日本国史学会主催のシンポジウムや講演会は麗澤大学や慶応大学、同志社大学、神社などで開催されている[6]。

2016年までは、東京都港区芝5丁目にあるビルの4階に事務所を置いていた(竹田恒泰が経営する「株式会社竹田恒泰事務所[7]」や竹田が主催する「竹田研究会[8]」と同一の住所)[9]。2017年現在は、東京都江戸川区南小岩6丁目の出版社内に事務所を構える[2]。

735とはずがたり:2019/01/05(土) 18:04:47
思想家じゃないと思うけど,そんなことは兎も角この胡散臭い小僧はなんと落合信彦の小僧だった。。吃驚。

ツイッターで誰かが今で云う上杉隆とか云っててわろたよw

小学生の家庭学習
落合陽一はどうして天才に?!父である落合信彦と母の子育て・子供時代を調べてみました
https://tablet-zemi.com/600/
更新日:2018年7月30日

736とはずがたり:2019/01/16(水) 12:19:34

戦後の保守論壇はもう一寸まともだったと思うけど左派の知性に知性で対抗しようとしてきたけど1/3以上で拒否権持つ左派に数では優るものの終ぞ勝てなかったのでもう適当にやることにしたと思われる。こっちの戦略の方が有効だったみたいだし。

2018.12.13 2018.12.14
「保守速報」の敗訴確定から見る、保守系まとめサイトと、保守論壇界のゆくえ
https://rondan.net/7551

737とはずがたり:2019/02/07(木) 20:45:51
日本会議が首相に「遺憾の意」 新元号の事前公表へ不満
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190203-00000009-kyodonews-pol
2/3(日) 2:00配信 共同通信
日本会議が首相に「遺憾の意」 新元号の事前公表へ不満
1月4日、年頭記者会見をする安倍首相=三重県伊勢市
 安倍晋三首相を支持する保守系団体「日本会議」が、皇位継承に伴う新元号を4月1日に事前公表する首相方針に「遺憾の意」を示す見解を機関誌に掲載したことが2日、分かった。天皇代替わり前の公表は「歴史上なかった」として、先例としないことも求めた。憲法改正など基本理念を共有する有力支持団体が不満を表明するのは「異例中の異例」(関係者)で、波紋を広げそうだ。

 日本会議と連携する自民党保守派は皇室の伝統を尊重する観点から、5月1日に皇太子さまが新天皇に即位された後に改元政令を公布するよう訴えたが、首相が受け入れなかった経緯がある。

738とはずがたり:2019/02/12(火) 10:08:31

酒気帯び運転の疑いで会社役員逮捕 日本会議福岡の幹部
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190211-00000028-asahi-soci
2/11(月) 15:55配信
朝日新聞デジタル

 福岡県警中央署は11日、福岡市南区高宮4丁目の会社役員、小菅亥三郎容疑者(71)を道路交通法違反(酒気帯び運転など)の疑いで逮捕し発表した。

 発表によると同日午前0時40分ごろ、酒気を帯びた状態で同市南区高宮2丁目付近の車道で乗用車を運転した疑いがある。パトカーに約1キロ追跡される間に信号無視や一時不停止も繰り返したという。呼気1リットルあたり0・37ミリグラムのアルコールが検出され、「(約3時間前まで)知人と飲食店で清酒を飲んだ」などと話しているという。

 小菅容疑者は不動産資格の専門校運営会社(福岡市中央区)の代表取締役。改憲をめざす団体「日本会議福岡」の副理事長も務め、同団体によると11日に市内で開く建国記念の日の関連イベントに出席予定だったという。

朝日新聞社

739とはずがたり:2019/02/12(火) 15:23:27

杉田水脈議員を京都地裁に提訴 阪大教授らが名誉毀損で
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190212-00000031-mai-soci
2/12(火) 14:51配信 毎日新聞

 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員にツイッターやインターネットテレビなどで誹謗(ひぼう)中傷され名誉を傷つけられたとして、牟田和恵・大阪大教授ら研究者4人が12日、杉田氏に計約1100万円の損害賠償とツイッターへの謝罪文掲載などを求めて京都地裁に提訴した。

 原告は他に岡野八代・同志社大教授、伊田久美子・大阪府立大教授、古久保さくら・大阪市立大准教授。2014〜17年度に日本学術振興会の科学研究費助成を受けた「ジェンダー平等社会の実現に資する研究と運動の架橋とネットワーキング」の研究を担当していた。

 訴状によると、杉田氏は昨年3〜7月、自身のツイッターや出演番組などで、原告らが16年に開いたシンポジウムを巡り「活動家支援に科研費を流用している」と発言したり、科研費を使わず原告らが昨年5月に制作公開した動画「慰安婦問題は#MeTooだ!」などを「助成期間終了後に科研費を使って制作した」「国益を損なう」と述べ、名誉を傷つけたとしている。【澤木政輝】

740とはずがたり:2019/02/27(水) 08:19:29
反緊縮とか胡散臭さ満載だったけど一寸,山本太郎を評価した。

山本太郎「日本母親連盟研究」
https://www.youtube.com/watch?v=svGIKH_5uLM&amp;feature=youtu.be

741とはずがたり:2019/03/03(日) 16:25:47

83歳“孤高の思想家”西尾幹二の遺言「時代の嵐に閉じ込められても、しなければならないこと」
“最後の思想家”西尾幹二83歳インタビュー #3
http://bunshun.jp/articles/-/10475
辻田 真佐憲

742とはずがたり:2019/03/11(月) 11:02:40
クソウヨネタばかりで不愉快なこのスレを浄化しよう。哲学スレとしても活用

清水書院・人と思想(36)ヤスパース(宇都宮芳明著・東大出身・北大文学部教授)(1969←ふるっ!)を読む

ヤスパース(1883生まれ/17Cのデカルト,18Cのカントと違って今世紀[20C]の偉大な哲学者/1883はマルクスが亡くなりムッソリーニが生まれた年)

存在論(哲学の主流)→認識論→形而上学への反転

この反転の流れの中の実存主義(本人は実存主義では無いと自己規定。サルトル等との相違)

キルケゴールとニーチェの影響を受ける。前者はキリスト的で後者は反キリスト的であるが同一性があることを見抜いた


法学部─(医学部転部)→精神科医『精神病理学総論』(1913)→心理学『世界観の心理学』(1919)→哲学『哲学』(1931)

哲学者である事を拒否したM・ウェーバーに哲学者としての姿を見る。

形而上学は好きだが超越者≒神を想定するヤスパースには共感出来ないな,俺は。

ハイデッガーが『存在と時間』で存在の意味の解明を目指したのに対して我々の「存在意識の変革」を目指す。

まあ最期迄読んでみようとは思う。

743とはずがたり:2019/03/13(水) 10:36:53
大陸合理論とデカルト
http://byzantine21.com/Descartes.html
デカルトの思想

 今回のテーマはルネ・デカルト(1596-1650),大陸合理論の祖といわれる人物です.
時代としては17世紀前半に活躍した人ですから,イギリスのF・ベーコンより一世代後ということになります(日本なら江戸時代の前半,3代将軍徳川家光の時代).

 知識はすべて経験から得られ,本来人間の精神は白紙状態であったと考えるイギリス経験論に対して,大陸の合理論では人間の理性は元々天性に備わっているものと考えます.そして,経験の積み重ねで真理に近づこうとする経験論に対して,絶対的真理から全ての法則を導こうとする立場を取ります.これが帰納法に対して演繹法と呼ばれるものです.

 デカルトは,この最初の絶対的な真理を見つけるために,いったん全てのものを疑ってかかります.… 次から次へと疑っていくと,正しいと思えるものはどんどん無くなって行きます.しかし,今この瞬間何かを考えている自分という存在自体は疑いようのない真実です.これが有名な「我思う,故に我有り(cogito ergo sum コギト・エルゴ・スム)」というフレーズです.そしてデカルトはここから,真理の体系を作り上げようとしたのです.

 ただし彼はこういった全てを疑う姿勢を実生活には持ち込んではいけないとも言っています.なぜなら,そんなことをしていたら世の中で暮らしていけないことは自明の理だからです.デカルトにはそんな現実的な部分もあったわけです.…

744とはずがたり:2019/03/13(水) 19:06:12
カントの問題意識:ヒュームとの対決
https://philosophy.hix05.com/Kant/kant101.hughm.html

カントがヒュームによって独断のまどろみから目覚めたと告白していることは、哲学史上有名なことである。ドイツ哲学をあまり評価していないラッセルもそのことを、カントにとってよかったと評価している。もっともラッセルは、その目覚めは一時的なもので、カントは催眠術を発明して再び眠りにつくことができたと皮肉っている。

この告白について、カントは「プロレゴメナ」の序文の中で次のように言っている。「私は率直に告白するが、上に述べたデーヴィッド・ヒュームの警告こそ十数年前に初めて私を独断論の微睡から目覚めさせ、思弁哲学の領域における私の研究に、それまでとは全く異なる方向を与えてくれたものでる」(篠田英雄訳)

ところがこれに続く部分でカントは、「とはいえ彼の結論に関しては、私は彼にとうてい聴従することができなかった」(篠田訳)と書いている。この部分がラッセルにとっては、再度カントを眠りにつかしめた動機なのだということになろう。同時にそれは、その後のドイツ哲学にとっての出発点を提供することになった、と評価することもまた可能である。

ここでカントが言及しているヒュームの主張とは次のようなものである。人間の認識はすべて経験に根差すのであり、したがって主観的なものに過ぎない。その主観的なものが客観的であるかのように映るのは仮象に過ぎないのであり、その仮象を実在と取り違えるのは独断のまどろみなのだと。

それ故、原因と結果の関係についても、多くの人はそれがアプリオリな客観的法則のように思っているがそうではない。アプリオリどころかあくまでも経験の産物なのであり、単なる連想、すなわち観念の主観的な結合にすぎないのだ。原因と結果の関係と思われているものはすべて、時間的な前と後の関係に過ぎない。それが頻繁に生起するために、あたかも原因Aによって結果Bが引き起こされたかのように思い込まれているだけである。

ヒュームのこうした考え方に対して、カントはその土台となる経験論的な見方には賛同する。人間の経験の主観性を認めることで、主観的な産物をあたかも客観的な実在のように思いなす独断論から目覚めたわけである。しかしその土台から導かれる結論については、カントは強く反対した。

人間の認識は、ヒュームのいうように主観的な経験を超越できるものではないが、だからといって必然性や普遍性を持たないということにはならない。因果関係の中には、たんなる主観的な連想を超えた客観的で普遍的かつ必然的なものがあるはずだ。その普遍性・必然性は、たとえば数学の普遍性・必然性とよく似ている。人間の認識にはそういったものが備わっているのだ。でなければヒュームのいうように、泥沼の不可知論に陥るだけだ。カントはこう考え、人間の認識における必然性や普遍性の根拠を為すものは何か、ということの究明に全力を挙げた。「純粋理性批判」はそうした究明の過程を明らかにしたものである。

こうしたわけで「純粋理性批判」は、人間の認識の主観的・経験的な制約を前提にしつつ、そこに必然的・普遍的な認識が生じてくる過程とその条件とについて考察したものである。



745とはずがたり:2019/05/19(日) 08:27:11
チコちゃんでやってたけど高齢になると衝動的になって思いついた親父ギャグ我慢出来なくなるそうで,高齢者の嫌韓発露は若い頃すり込まれたけどポリコレで抑え込まれてた韓国蔑視が歳取って抑えられなくなっただけだと思う。

なぜ嫌韓は高齢者に多いのだろうか
5/18(土) 7:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190518-00000003-mai-soci

◇世代差の激しい韓国への親近感

 日本政府が毎年行っている「外交に関する世論調査」というものがあります。米国や中国、韓国について「親しみを感じるか」などと聞く調査です。昨年末に発表された調査結果では、韓国に親しみを感じるという回答は39.4%でした。2012年の李明博大統領(当時)による島根県・竹島上陸を契機とした日韓関係悪化を受けて14年に31.5%まで落ち込んだものが、少しずつ回復しているという状況です。ただ6割を超えていた09〜11年とは比べるべくもありません。

 調査結果の詳細なデータを見ていると気がつくことがあります。「韓国に親しみを感じる」という回答が18〜29歳では57.4%なのに、70歳以上では28.1%なのです。まさにダブルスコア。他の年代も見ると、30代51%、40代42.3%、50代42.7%、60代31.3%でした。どこで線を引くべきかは難しいところですが、高年齢層の方が韓国に対して厳しいというのは一目瞭然でしょう。

 「嫌韓は高齢者に多い」というのは専門家たちが話題にしていたことなのですが、それを裏付けるような数字です。ヘイトスピーチ対策に取り組んでいる神原元・弁護士は「ヘイトスピーチは若者が憂さばらしでやっているというのは勘違いだ。むしろ、ある程度の社会的地位を持つ50代以上というケースが多い」と指摘しています。直接的なヘイトスピーチというほどではないものの、冒頭に紹介した男性のケースも同じでしょう。

 ◇「昔の韓国」イメージが嫌韓を生んでいる?

 では、どうしてなのか。これは、なかなか難しいところです。まだまだ検証が必要なのですが、1980年代末から韓国にかかわってきた私の感覚では、「昔の韓国」のイメージが作用しているのではないかと感じています。80年代までの日本で韓国に持たれていたイメージは「軍事政権」というネガティブなものでした。

 それに対して90年代後半以降に成人した世代には、K-POPに代表されるような発展した国という明るいイメージしかありません。90年代末に慶応大の小此木政夫教授から「最近の学生はソウル五輪以降のイメージしか持っていない。我々の時代とは全く感覚が違う」と聞いたことがあるのですが、まさにそうした違いでしょう。

 そして「昔の韓国」は、経済的にも、政治的にも、日本とは比べものにならない小さく、弱い存在でした。それなのに、バブル崩壊後に日本がもたついている間に追いついてきて生意気なことを言うようになった。そうした意識が嫌韓につながっているのではないか。そう考えるのが自然なように思えます。67年生まれの私と同世代だという神原弁護士も、同じような感覚を持っているそうです。

 ◇定年後の疎外感を解消した「正義感」

 さらに、定年退職した後に感じる社会からの疎外感というものも無視できないのかもしれません。そのことをうかがわせたのが、神原弁護士と一緒に今年4月に記者会見した男性の証言でした。朝鮮学校への補助金支出を批判するブログにあおられて神原弁護士らに対する懲戒請求を弁護士会に出したものの、後に反省して謝罪したという男性です。

 この男性は定年退職後に、ネットサーフィンをする中で嫌韓的なブログを読むようになったといいます。男性はブログを書いている人物を「保守右翼の大物」だと感じるようになり、「信者」としてブログの指示通りに懲戒請求などを送り続けました。「自分なりの正義感と、日本のためによいことをしているという一種の高揚感もあった」そうです。当時の心境については、「それまで多かった友人や、仕事の仲間、取引先というものが、65歳をすぎて一切なくなってしまった。社会に参加していない、疎外されているようなところがあった。しかし、(ブログに従う行動を取ることで)自分は社会とつながっているんだという自己承認を新たにしたというような意識が働いて、一線を越えてしまったのではないか」と振り返りました。

746とはずがたり:2019/05/28(火) 13:25:59
https://twitter.com/konaske/status/1133133262677692416
電脳アルパカ
? @konaske

加藤清隆や門田隆将のような「誰?」って感じの新型ネトウヨの王子様。

うだつの上がらない毎日からツイッターにデビュー??デマ・ネトウヨ発言でお手軽にバズる

新手のアイドル商法見てる気分。
15:09 - 2019年5月27日

747とはずがたり:2019/06/06(木) 13:06:56
不道徳な安倍政権が支持得て存続してるからな・・,

2016.1.26
これは何かの冗談ですか? 小学校「道徳教育」の驚きの実態
法よりも道徳が大事なの!?
木村 草太 憲法学者 首都大学東京法学系教授
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/47434


なぜ、学校が舞台になると、「骨折ぐらいは仕方ない。お互いに許して団結しよう」という話になってしまうのだろうか。この教材を見た時、私は、「法とは何なのか」をあらためて真剣に考えなくてはならないと思った。

748とはずがたり:2019/06/07(金) 20:23:54

生きていた民社党、保守運動をオルグする
日本会議と共闘する労働戦線は、どう作られてきたか <1>
藤生 明 朝日新聞編集委員
https://webronza.asahi.com/national/articles/2019042700002.html
2019年05月05日

749とはずがたり:2019/08/14(水) 18:26:40

2019年08月08日 11時41分 JST | 更新 2019年08月08日 11時53分 JST
勢いを増す2つの「アンチ・リベラル」思想の正体とは? 専門家に聞いた
リベラルやフェミニズムは“お花畑”なの? 文芸評論家の藤田直哉さんと話し合いました。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/intellectual-dark-web-fujita_jp_5d4105b6e4b0db8affb01dbb
ハフポスト日本版編集部

「リベラルやフェミニズムなんて、エビデンスのない“お花畑”だ」

データやエビデンスなどの「ファクト」を振りかざして、人権や民主主義を攻撃する思想が勢力を増している。

その名も「インテレクチュアル・ダーク・ウェブ」。

ファクトを論拠にマウンティングする行為は、日常的にTwitter上などでも繰り広げられているが、欧米ではこれが、ネット上の“小競り合い”にとどまらない大きな勢力となりつつある。

このような一派をはじめとする「アンチ・リベラル」勢力の存在感の高まりを指摘するのは、文芸評論家の藤田直哉さんだ。…

人権も民主主義もない“暗黒時代”に戻ろう、と呼びかける「暗黒思想」

藤田さんは、「アンチ民主主義」的な考え方が勢いを増す中で、特に影響力を増しているものとして「暗黒啓蒙」と「インテレクチュアル・ダーク・ウェブ」を挙げた。…

《「暗黒啓蒙」とは、民主主義に対抗する「新反動主義」の代表的論客であるニック・ランド氏がまとめた思想です。一言で言うと、一部の優れた人間たちが民衆を支配し、民衆は奴隷のように生きるという、人権も民主主義もない暗黒主義の時代に戻ろうという思想です。

彼らは基本的に、科学技術と資本主義を発展させることこそが、世界にとって良いことだと考えています。科学技術を加速させて、人類が人間を超えた超人となり、想像できないような世界が待っていることを期待している。例えば、クローン人間を作るとか、遺伝子操作をする、脳を改造するなど、一見、突飛でSFっぽい雰囲気が漂いますが、そういうことを本気でやりたがっています。》

しかし、人権や民主主義を主張する人たちは、そうした考えを手放しには認めず、法律などで規制をかけようとする。「だからリベラルを攻撃するんです」と藤田さん。

暗黒啓蒙の信奉者にとって、リベラルは進歩の足枷。その思想を「大聖堂(カテドラル)」と呼び、ある種、古臭い考え方として敵対する。

《例えば民主主義社会では、公平・平等の理念に基づいて「富の再分配」が行われます。お金持ちが稼いだお金は一定のルールに基づき分配される。でも、そんなことをしていたら人類の進歩は遅れてしまう、というのが彼らの主張なのです。一部の賢い人たちが世界を支配して、民衆はそれに従っていた方が世界は良くなる。弱者の面倒を見るよりも、自分たちが理想とする社会を作る方に資源を投入したいと考えています。》

国民国家は、もういらない?

こうした、「暗黒啓蒙」の支持者は、「グローバルIT企業のトップやシリコンバレーの起業家たちに多い」のだという。背景には、テクノロジーの進歩によって、国民国家を維持する必然性が薄れていることがあるという。

《科学技術が進歩することで国や人類全体が豊かになり、それを再分配することでみんなが平等に幸せになると信じられていた時代もありました。戦後の「科学技術立国」として復興し発展していた頃の日本がそうです。それに対して、グローバルに活躍する(シリコンバレーの)エリートたちにとって、ナショナリズムはむしろ不要な拘束だと感じられています。

もうひとつの変化もあります。これまでは、科学技術の進歩は、人類の道徳的進歩とセットで考えられていました。「民主主義」や「人権」は、理性を持った人間が「進歩」によって獲得してきたものだとされています。「暗黒啓蒙」の特徴は、そのような科学技術の進歩と、道徳的な進歩の結びつきを切り離すところにあります》

あらゆるものがインターネットと繋がり、生きる上でインターネットがなくてはならないツールとなった現代。“シリコンバレーの圧勝”とも言われる状況の中で、「ネット強者」たちが、利己的な思想に走る。

Pay Palの創始者で、Facebookの有力投資家であり取締役でもあるIT長者のピーター・ティール氏もこの思想の有力な信奉者で、「源流のひとり」とも言われている。見過ごせないほどの影響力を持った思想であることがわかる。

750とはずがたり:2019/08/14(水) 18:27:24
>>749
彼らが究極的に求めている世界観は、既存の秩序からの「解放」だ。

《科学技術が発展した先には、AIが人間の知能を超える技術的特異点、シンギュラリティを迎えるという考えがあります。彼らが期待している世界というのは、そのさらに先の世界。

その次元にたどり着いた時に初めて人類は、既存の価値観、資本主義やテクノロジーといったものからも「解放」されると、信じているんですね。逆に言えば、それを信じなければいけないほど、閉塞感があるようなんです。…

科学的なエビデンスをベースにしたダークな思想、インテレクチュアル・ダーク・ウェブ。

テクノロジーへの信奉からアンチ・リベラルに走る「暗黒啓蒙」の他に、勢いをますのが冒頭でも紹介した「インレクチュアル・ダーク・ウェブ」だ。

藤田さんは「『啓蒙思想』を感情的な運動と呼ぶとすると、科学的な装いの運動が『インテレクチュアル・ダーク・ウェブ』」と語る。

この場合の「ウェブ」とは、インターネットという意味ではなくて、ダーク思想な知識人たちの繋がりというようなニュアンスだという。

《彼らは、フェミニズムやリベラリズムに対して、「世界はあなたたちが考えているような“お花畑”な世界ではなくて、本当はもっと暗くて残酷なんだぞ」ということを、科学的なエビデンスに基づいて主張して攻撃する人たちです。リベラルという虚構に洗脳されてしまった人たちを目覚めさせてあげようという感じです。

例えば最近では、人間には自由意志があるのか? という議題があります。リベラルにとって自由意志というのはとても重要で、自由意志に基づいて個人は生きていくのだと考えています。近代以降の社会の前提ですよね。それを彼らは時に、脳神経科学や進化論、行動経済学などを引き合いに出して、“科学的に”否定しようとしてきます。科学技術の発展に伴って生じた新しい「人間観」によって、これまでの価値観が揺さぶられている状況だとも言えます》

一見、それが全てかのように思えてしまう科学的データやエビデンス。

しかし藤田さんは、「物事の全てを科学的アプローチだけで考えるのは、危険だと思う」と警鐘を鳴らす。

《そもそも自由も人権も科学的に実在するのではなく、近代以降の人間が『ある』と取り決めてきたもの。その「取り決め」を積み重ねてきた結果として、現在の社会がある。だから、単純に科学やエビデンスだけで物事を捉えてしまうと、色々なものを失ってしまうと思います。

例えば、僕たちは誰かが亡くなった時に「死後の世界で見守ってくれる」などと考えますよね。これってファクトでもエビデンスでも何でもない。でも、この、「ファクトでもエビデンスでもないもの」を全て否定してしまうと、人間はたぶん耐えられないと思います。人間社会の文化はそういうもので成り立っている部分もある、と個人的には感じています。愛だってそうでしょう。人類の存続に必要なものは、ファクトやエビデンスだけではないのです》

自由や人権を「人間の進化を邪魔する存在」として攻撃するダークな思想の高まり。

一方で、効率やスピードを重視するのではなく、のんびりと人生を楽しむ「スローライフ」を良しとする、ムーブメントもある。

究極的には、世界がどんな方向に向かうのか、どの思想が正しく確からしいのかは予言ができない。

しかし予測不可能だからこそ、藤田さんの「自由や人権、公平などは、人間が取り決めてきたもの」という指摘にはハッとさせられる。

政治哲学者のジョン・ロールズは『正義論』の中で「無知のヴェール」という概念を使って、正義にかなった社会とは何か? を定義した。

それは、自分がこの社会で何者なのかーー裕福か貧乏か、白人か黒人か、男か女かーーを一切知らない「無知のヴェール」をかぶった状況で、社会のルールに合意しなければならないとしたら、やはり選び取るのは、基本的人権と自由が約束された社会ではないか、という論法だ。

Twitterでは日々「分断」が可視化され、選挙の投票率も低迷したまま。アメリカではトランプ大統領が再選を目指しはじめるような2019年。

私たちは今一度、「無知のヴェール」について、思いをはせてもいいのではないだろうか。

【文:湯浅裕子 @hirokoyuasa/ 編集:南 麻理江 @scmariesc】

751とはずがたり:2019/08/18(日) 17:37:56

誰の秘書だ?>長男で国会議員秘書の寿行(ひさゆき)さん(56)

伝え続けた非戦の願い 軍装で靖国参拝の名物館長 3月に他界した栗林さん
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190811-03206305-soon-l09
8/11(日) 12:00配信 下野新聞SOON

 那須町の戦争博物館館長で3月に他界した栗林秀行(くりばやしひでゆき)さん=享年(91)=は毎年8月15日、東京・九段北の靖国神社を軍装で参拝し、参拝者に平和の尊さを伝え続けてきた。破天荒な言動で誤解も受けたが、義理堅く、周囲に慕われたという「名物館長」。関係者はその死を悼み、遺志を継ごうと動いている。

 長野県出身の栗林さんは14歳で満蒙(まんもう)開拓青少年義勇軍として旧満州に渡り、終戦後はシベリアに抑留された。帰国後は神戸市での飲食店経営などを経て那須に移住。私財を投じ「国内唯一」の戦争博物館を築いた。

 8月15日の靖国を毎年訪れ、戦友の鎮魂を祈った。夕方まで境内にとどまり、那須での日常と同様に参拝者に「戦争」を語った。明治の陸軍大将乃木希典(のぎまれすけ)に扮(ふん)し、好物の乳酸飲料を飲む姿は、終戦記念日の靖国恒例の光景になっていた。

 「誤解されがちだが、本人は戦争を嫌い、思想的な偏りはなかった。歴史を伝えるため、注目される手段としての軍装だったのではないか」。栗林さんを追った映画を制作した安原伸(やすはらしん)さん(55)=東京都世田谷区=はそう推察する。足跡を伝えようと、映画のDVD化も予定しているという。

 昨年夏、栗林さんは病気で初めて参拝を見送った。すると博物館や関係者に、お見舞いや心配の声が多く寄せられた。長男で国会議員秘書の寿行(ひさゆき)さん(56)は「父の知名度や人脈には何度も驚かされた」と言う。

 栗林さんに毎年付き添っていたバス運転手黒沼弘(くろぬまひろし)さん(38)=千葉県南房総市=は15日、博物館と連携し、栗林さんの訃報と生前の思いを靖国の参拝者に知らせるつもりだ。「世界がきな臭い今だからこそ、館長が躍起になって伝えようとしていた戦争の悲惨さを知ってほしい」と強調する。

 同館は今、財団法人化に向け準備を進める。栗林さんが集めた兵器や兵士の遺言書などの展示品1万5千点以上を散逸させず、安定的に運営を続けるためだ。

 東日本大震災で施設の一部が壊れ、経営も苦しかった時期を抑留当時の仲間の寄付で乗り越えると、栗林さんは「恩返し」として中学生以下の入館無料化に踏み切った。若者に非戦を継承する決意の表れでもあった。同館で十数年にわたり働く高根沢(たかねざわ)ふでさん(66)は「子どものまま年だけ重ねたような人だが、義理堅く、相互扶助の精神もあった」と生前をしのんだ。

 関係者が協力し、10月20日には東京・渋谷で栗林さんのお別れ会が開かれる。

752旧ホントは社民支持@鹿児島2区:2019/08/18(日) 21:42:01
>>751
多分,和田政宗氏の秘書ではないですかねぇ。
https://twitter.com/sabaki1

753とはずがたり:2019/08/18(日) 22:04:23
おお,有り難うございます!

ウヨ議員の秘書か。。
まあ栗林父氏が幾ら反戦が趣旨とは云え終戦記念日に軍服着て靖国でパフォーマンスしてたとするとその辺がいいとこですかねえ。。

754とはずがたり:2019/09/01(日) 20:01:16
三橋とかもう経済評論してないよね。中韓を崩壊させたいという欲求系妄想系思想にすぎん

ネトウヨ経済評論を見える化してみたら大崩壊!?
http://aiko-hj.blog.jp/archives/20483533.html
2019年08月18日 20:00

755とはずがたり:2019/09/12(木) 12:29:18
カネ出すと貰えるらしいし皇室とは無関係の褒章とのこと。

長谷川豊氏「心から感謝」東久邇宮文化褒章を受賞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181101-00379359-nksports-ent
11/1(木) 18:14配信

日刊スポーツ
長谷川豊氏「心から感謝」東久邇宮文化褒章を受賞

東久邇宮文化褒章を受章した長谷川豊氏

フリーアナウンサーの長谷川豊氏(43)が1日、「東久邇宮文化褒章」を受章した。

都内で行われた式典に出席し、「フリーになった後、コツコツと積み重ねた活動をこのような形で評価して頂き、心から感謝しています。これからまた新しい一歩のつもりで、日本の皆さんのために頑張ります」と話した。

同賞は高松宮賞、秩父宮賞と並ぶ3大宮賞の1つで、文化事業や社会貢献、教育分野で著しい功績を残した人物に与えられる賞。13年にフジテレビを退社した長谷川氏は、メディアや政治の裏を本音で話す講演会が好評で、全国で100回以上行った実績などが評価された。

756とはずがたり:2019/11/12(火) 14:31:45
見識ですな〜。こんなのを税金で呼んで生徒に強制的に聞かせるとか教育上あり得ない。

言論の封殺とか云ってる連中もいたが批判は全く当たらない。

富山・朝日町教委、竹田恒泰氏講演中止 「教育勅語広める」授業に批判
毎日新聞2019年11月11日 20時55分(最終更新 11月11日 23時36分)
https://mainichi.jp/articles/20191111/k00/00m/040/272000c

 富山県朝日町教委は11日、作家の竹田恒泰氏を招いて13日に予定していた講演会を中止すると発表した。町立朝日中学と県立泊高校の授業の一環だったが、竹田氏の講演会への批判的な意見が保護者や町民から相次いだ上、開催を妨害する趣旨の電話があり、「会場の安全確保に支障が出る恐れがある」と説明している。

 町教委によると、「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」との演題で竹田氏が約1時間話す予定だった。会場は町文化体育センターで両校生徒約500人が聴講、保護者や近隣住民らも無料参加できるものだった。

 しかし、今月に入って批判が相次ぎ、多い時で1日に十数件の電話やメールが寄せられ、町教委は7日、生徒の聴講中止を決定。10日には開催の妨害を予告する趣旨の電話が町教委にかかり、講演会自体の中止を決めた。

 インターネット上にも「なぜ教育勅語を復興させようとする竹田氏を呼ぶのか」「教育勅語のような考えを広める竹田氏の講演会を税金で企画して中高生を強制参加させることは憲法違反では」などの書き込みがあった。【森野俊】

757とはずがたり:2019/11/12(火) 15:46:36
ネトウヨ経済評論を見える化してみたら大崩壊!?
http://aiko-hj.blog.jp/archives/20483533.html
2019年08月18日 20:00

758とはずがたり:2020/06/26(金) 14:03:42
マルクスが人間の生殖活動を生産と呼んでいたから杉田みおが生産性使うのは問題ないと元マルキストらしく擁護する藤岡。

杉田がマルクス用語使う訳ないじゃん。擁護したいだけ,あほかよw

藤岡信勝手記「言論圧力に屈した新潮社よ、恥を知れ」
『藤岡信勝』 2018/09/28
https://ironna.jp/article/10794

759さきたま:2020/08/16(日) 12:03:02
どのスレが適切か分からなかったのですが、戦後75年の区切りの年なので、各党の談話を貼っておきます。

自由民主党
終戦記念日にあたって 党声明
令和2年8月15日
https://www.jimin.jp/news/statement/200460.html
本日、75回目の終戦記念日を迎えました。先の大戦で犠牲となられたわが国並びに全ての国の英霊に対し、衷心より哀悼の誠を捧げますとともに、二度とわが国は戦争への道を歩まないと強く決意いたします。

戦後75年が経ち、先の大戦を経験した世代が少なくなる中で、あの惨禍を風化させてはなりません。唯一の戦争被爆国として、常に歴史と謙虚に向き合い、被爆の実相を次の世代に語り継ぐことが何よりも大切であります。

今日、日本を取り巻く安全保障環境は厳しさと不確実性を増しています。憲法の範囲内で、国際法を順守しつつ、専守防衛の考え方の下、あらゆる脅威への抑止力・対処力を向上させていくことが求められています。

自由民主党は、環境の変化を冷静に見極め、国民の生命と安全を断固として守り抜くとともに、世界の平和と繁栄に積極的に貢献し、恒久平和の実現に全力を尽くしてまいります。

760さきたま:2020/08/16(日) 12:13:53
終戦の日 公明党アピール
2020/08/15 00:19
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2008150003.html
 本日、75回目の終戦記念日を迎えました。先の大戦で犠牲となられた内外の全ての方々に謹んで哀悼の意を表すとともに、ご遺族ならびにいまなお深い傷痕に苦しむ皆さまに心からのお見舞いを申し上げます。

 8月15日は、「平和への誓い」を新たにする日です。同じ75年前、広島と長崎に原爆が投下されました。被爆者の高齢化が進み、「被爆の実相」をいかに次世代に継承していくかが懸念され、さらにそれだけに戦争遺構や戦争の記録を後世に残していくことが重要になっています。私たち公明党は過去の侵略を反省し、戦争の残酷さを語り伝えていくことを固く決意しています。

 今、新型コロナウイルス禍で、各国の市民生活はさまざまな困難に直面しています。世界ではコロナ禍の対応をめぐって、自国中心主義の台頭もみられ、戦後に作り上げてきた国際協調の衰退を危惧する指摘も少なくありません。こうした中で、欧州連合(EU)がコロナ禍克服に向けた「復興基金」創設で合意し、結束力を見せたことは、国際社会のあるべき方向性を示す希望となりました。

 日本はコロナの感染拡大防止と、社会活動・経済活動の両立に全力で取り組んでいます。公明党は感染拡大が始まって以来、政府の対策をリードし、現在も政府とともに治療薬・ワクチンの確保、開発や「新しい生活様式」の定着などコロナ禍を乗り越えるため総力を挙げています。

 また、国際平和の実現において、公明党は、いかなる危機的な状況下でも、粘り強く冷静に対話と行動を続けることが王道であり、相互尊重や国際協調といった価値観に基づく、より良い世界を支える鍵であると考えています。これこそが日本国憲法がめざす「恒久平和主義」と「国際協調主義」の精神に通じる道です。

 世界は、今年創設75年を迎える国連が進める「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成をめざしています。このSDGsが掲げる「誰一人取り残さない」とのメッセージは、欠乏と恐怖から個人を守る「人間の安全保障」の具現化にほかなりません。国際社会の絆を深めなければならない今だからこそ、SDGs を着実に進める努力が必要です。

 国際協調体制の中心は、国連の場であるべきです。その上で、国際連携をより発展・拡充し、国連の機能を補完するような形で、多国間による安全保障対話の場の創設を検討することも重要であると考えます。とりわけ、米国と中国の双方で不信の広がりもみられますが、同盟国であり、友好国である日本がより多方面の国々も含めた信頼醸成の要役を担うよう努力することは、わが国の大事な平和貢献の一つではないでしょうか。

 そして、大切な平和貢献を語る上で触れなければならない最重要な課題は、核兵器の廃絶です。2017年7月に国連総会で核兵器禁止条約が採択されました。公明党は、核兵器を違法とした同条約を、大局的に核兵器に関する国是である非核三原則を国際規範にまで高めた画期的なものとして評価しています。一方、同条約に反対の核保有国と非保有国の対立で、核廃絶に向けて必要な対話は停滞しています。双方の対話実現に向けて、世界で唯一の戦争被爆国の日本がその橋渡し役として存在感を示す必要があります。次回の核拡散防止条約(NPT)再検討会議を通じ、核軍縮を進めるための共通の基盤を探ることが重要であり、公明党が核廃絶に向けた対話を促進して参ります。

 終戦記念日にあたり、公明党は、この半世紀、「平和の党」として闘い抜いてきた使命と責任を肝に銘じ、私たちの時代の最大の試練を克服し、世界の平和と人類の繁栄に貢献する国づくりに邁進(まいしん)していくことを、重ねてお誓い申し上げます。

 2020年8月15日 公明党

761さきたま:2020/08/16(日) 12:16:09
【代表談話】75回目の終戦の日を迎えて
https://cdp-japan.jp/news/20200814_3322
2020年8月15日

【代表談話】75回目の終戦の日を迎えて

立憲民主党代表
枝野幸男

 本日、75回目の終戦の日を迎えました。先の戦争で犠牲となられた内外全ての方々に思いを致し、国民の皆さまとともに改めて衷心より哀悼の誠を捧げます。

 先の大戦では、国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私たちは、この反省を痛切に胸に刻み、二度と戦争の惨禍を繰り返すことのないよう、改めて誓います。

 終戦から75年という長い月日が流れ、戦争の体験を語ることのできる方々が年々少なくなってきているのも事実です。戦争の記憶が国民の中で薄れていく中で、戦争の悲劇が忘れ去られるようなことがあってはなりません。私たちには、戦争の記憶を語り継ぎ、平和の尊さを次世代に伝えていく義務があります。

 一方で安倍・自公政権は、憲法解釈変更による歯止めなき集団的自衛権の容認や、憲法改悪の動き、防衛費の際限なき膨張、先制攻撃と受け取られかねない敵基地攻撃能力の保有の検討等、戦後のわが国が育んできた立憲主義、平和主義を脅かす動きを強めており、こうした動きは断じて容認できません。

 立憲民主党は、綱領や基本政策において、歴史の教訓を胸に刻み、日本の外交・安全保障の基本姿勢である国際協調と専守防衛を貫くとの立場を明確にしています。こうした原点を忘れることなく、戦後75年の節目となるこの終戦の日に、改めて国際社会の平和と繁栄に貢献する決意を新たにいたします。

762さきたま:2020/08/16(日) 12:18:14
2020年08月15日
【談話】戦後75年の終戦の日にあたって
https://www.dpfp.or.jp/article/203234
2020年8月15日
戦後75年の終戦の日にあたって(談話)
国民民主党代表 玉木雄一郎

 本日、75回目の節目の終戦記念日を迎えました。

 先の大戦では多くの方が戦場で斃れ、一般国民も原爆、空襲、沖縄戦などの戦禍に巻き込まれ尊い命を落としました。また、終戦後も、異国での抑留中や、原爆や傷病の後遺症で亡くなられる方も多くいました。ここに、すべての犠牲者の方々に衷心より哀悼の誠を捧げます。

 今日の日本の平和と繁栄は、戦争によって命を落とされた方々の尊い犠牲と、戦後の辛苦に耐え復興の道を歩んでこられた先人のご努力の上に成り立っています。こうした先人たちへの敬意と感謝を忘れず、平和で豊かな日本を維持・発展させて参ります。

 また、憲法の平和主義に則り、不戦の誓いのもと、戦後75年間、日本が歩んできた道は世界に誇れるものだと確信しています。私たちは、昭和、平成と引き継いできた戦争の惨禍の教訓と恒久平和の願いを風化させることなく、令和の世代へと語り継いで参ります。

 今日では国家間の戦争だけでなく、テロをはじめとした新しい紛争の脅威が出現しています。国民の安全や平和を守るための備えを万全としつつ、我が国の平和主義、民主主義を守り、発展させるため、あらゆる努力を払っていくことを 国民の皆様にお誓い致します。

763さきたま:2020/08/16(日) 12:21:23
松井一郎代表による「戦没者を追悼し平和を祈念する日」について談話発表のお知らせ
2020.08.15
https://o-ishin.jp/news/2020/08/15/9998.html
「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に際し、先の大戦で亡くなわれた方々をはじめ、祖国のために殉じた全ての戦没者に対し哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
終戦から75年の歳月が流れました。四半世紀を3度重ねた節目の日を、世界が新たな感染症と戦うさなかに迎えました。この間、我が国は戦後の焦土と、朽ち果てた社会から奇跡の復興を遂げ、元号も昭和から平成、そして昨年、令和へとたどりました。
しかしながら、戦争の記憶も薄れつつあります。現在、私たちが当たり前のように享受する平和と繁栄が、先人たちの尊い犠牲の上にもたらされていることを片時も忘れてはなりません。戦争の悲惨さと、それ故の平和の尊さを脈々と後世に伝えてゆくことは、今を生きる私たちの重大な責務であります。あの惨劇を二度と繰り返してはなりません。
昨今の世界情勢を概観すると、朝鮮半島や南シナ海、ホルムズ海峡等で軍事的な緊張が見られ、安全保障環境は我が国周辺も例にもれず不確実性を増しつつあります。私たち日本維新の会は、民主主義、自由主義、人権、法の支配等の価値観を共有する国々・地域と手を携え、国際緊張を緩和し平和を実現、維持するために全力を傾注してまいります。
併せて、憲法9条の在り方につきましても引き続き正面から向き合い、国民の声に真摯に耳を傾け、慎重に検討を重ねていく所存であります。

令和2年8月15日
日本維新の会
代表 松井一郎

764さきたま:2020/08/16(日) 12:24:37
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-08-15/2020081501_04_1.html
2020年8月15日(土)
終戦記念日にあたって
日本共産党書記局長 小池晃

 一、75回目の終戦記念日にあたり、日本軍国主義による侵略戦争と植民地支配の犠牲となった内外の人々に深い哀悼の意を表します。

 今年の終戦記念日は、世界と日本で新型コロナウイルスがいまだ猛威を振るう中で迎えました。多くの国民が「戦争につながる軍事費を削ってコロナ対策に」と願っているにもかかわらず、安倍政権は今年度も過去最高の軍事費を更新し、憲法9条の改悪に執念を燃やしています。日本共産党は、コロナ禍のもとで国民の健康と生活を守るとともに、9条を守り抜き、9条を生かした平和な日本を築くために全力をあげます。

 一、日米安保条約改定から今年で60年。9月には、安保法制=戦争法の強行から5年が経過するなか、安倍政権は、日米軍事同盟の強化と大軍拡をすすめ、沖縄での米軍新基地建設を強行しようとしています。さらに、憲法9条を変え、無制限の集団的自衛権の行使、海外での武力行使ができる国にしようとしています。安倍改憲を阻止し、安保法制を廃止して、「戦争する国」づくりをストップさせるため、平和を願うすべてのみなさんが力を合わせることを心から呼びかけます。

 一、政府・自民党はいま、公然と「敵基地攻撃能力」を保有しようとしています。国民の世論と運動によって陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備が断念に追い込まれたことを逆手に取った暴挙です。敵基地攻撃は事実上の先制攻撃であり、国際法違反です。これまで「攻撃的兵器を保有することは、自衛のための最小限度の範囲を超えることになるから、いかなる場合も許されない」としてきた憲法上の立場を完全に蹂躙(じゅうりん)したものにほかならず、絶対にゆるされません。軍拡競争の悪循環を生み、北東アジアの緊張をさらに激化させるのは明らかです。日本共産党はこの企てを断固阻止するとともに、憲法9条を生かした外交で平和な日本と北東アジアをつくるために力を尽くします。

 一、国連で2017年に採択された核兵器禁止条約は、米国など核保有国による妨害にもかかわらず、現時点で82カ国が署名し、44カ国が批准しました。条約発効に必要な50カ国の批准へ向け、さらなる国際世論を巻き起こす時です。

 日本世論調査会の8月発表の調査では、核兵器禁止条約に「参加すべき」という国民は72%にのぼっています。にもかかわらず、安倍政権は唯一の戦争被爆国にもかかわらず、「核抑止力」を口実に、被爆者・国民の悲願に冷たく背を向け続けています。安倍政権を倒し、被爆者と圧倒的多数の国民が望む核兵器禁止条約に参加する政府をつくるため、市民と野党の共闘をさらに発展させることを呼びかけます。

765さきたま:2020/08/16(日) 12:26:13
http://www5.sdp.or.jp/comment_index#post-5047
敗戦75年にあたって(声明)
社会民主党

 第二次世界大戦の終結から75年目の8月15日を迎えました。日本の侵略戦争と植民地支配に始まり、15年にもわたった太平洋戦争は、多くの国々に多大な苦痛と損害を与え、日本も存亡の危機に陥りました。戦争の犠牲となってたおれ、傷つき、苦しめられたすべての人々に、心から哀悼の誠を捧げます。遺族の皆さま、そして今もなお戦争被害に苦しまれている皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。戦禍を生き延びた人々にとっての一筋の光明が、恒久平和を誓った日本国憲法でした。75年の平和国家への歩みを振り返り、再び戦争の時代を招来しないよう努め、後世に引き継いでいくことが、私たちの責務です。

 安倍政権は、「積極的平和主義」と称して日米同盟を強化し、軍事費を8年連続で増やしてきました。特定秘密保護法や「共謀罪」の制定、「戦争法」の制定などを強行してきました。そして、自衛隊を中東に派遣し、今や「専守防衛」すらかなぐり捨てる「敵基地攻撃能力」の保有を進めようとしています。そのうえ、緊急事態条項の創設や憲法9条2項の死文化を目的とした明文改憲が行われれば、米軍とともに歯止めなく「戦争する国」へと突き進むことになります。社民党は、9条改悪と軍事大国化に反対する多くの人々と力を合わせ、改憲発議阻止と立憲主義・民主主義・平和主義に反する安倍政権の打倒に全力をあげます。

 地上戦で20万人を超える尊い命が奪われた沖縄は、戦後も米軍が「銃剣とブルドーザー」で住民を追い出し、「捨て石」として米国の軍事支配下に置かれました。沖縄県民は、今も在日米軍基地の7割超を押し付けられ、米軍ヘリの事故や米軍人・軍属による事件、危険なオスプレイの飛行訓練など、軍隊による不条理に苦しめられ、平和憲法より日米安保条約や日米地位協定が優先する日常を強いられています。安倍政権は、沖縄県民の平和の思いを踏みにじり、辺野古新基地建設を強行しています。社民党は、新基地建設反対、米軍基地の整理・縮小・返還、日米地位協定全面改正を求め、平和と民主主義をめざすたたかいの先頭に立ちます。

 広島・長崎は、原子爆弾によって、21万4千人余の命が奪われ、今日も被爆による苦しみが続いています。国連の「核兵器禁止条約」の採択や、核兵器廃絶国際キャンペーンのノーベル平和賞受賞など、核廃絶に向かう潮流が大きくなる一方、中距離核戦力廃棄条約の失効など、核超大国は逆行する動きを強めています。米トランプ政権に追従する日本政府は、核抑止力論に固執し、「核兵器禁止条約」に背を向けています。原爆症認定の問題のほか、在外被爆者や被爆二世の問題など、被爆者に対する行政には様々な問題が残されています。また、空襲被害者など民間の戦争被害者は今も切り捨てられ、放置されたままです。政府は、被爆者の思いを踏みにじり、「黒い雨」訴訟の控訴を強行しましたが、社民党は、すべての戦争被害の責任を認め、差別することなく救済を急ぐよう強く求めます。

 戦後75年の今年、「戦後最大の試練」というべき新型コロナ禍に見舞われています。新型コロナ禍は、分断や対立を助長するとともに、管理や統制の強化、新しい強権政治やファシズムへの契機となることに警戒しなければなりません。また、戦没者追悼式や慰霊祭の中止や延期、規模縮小、参列の取りやめが相次ぐなど、新型コロナ禍は、戦後75年の節目の恒久平和と鎮魂の祈りにも陰を落としています。そうした中、戦争体験の風化を防ぎ、記憶を継承するため、オンライン講話や証言DVDの上映など、新しい平和教育も模索されています。不戦・恒久平和の願いは、決してコロナには負けることはありません。

 詩人・石垣りんは、105名の戦没者名簿に寄せた詩の中で、「死者の記憶が遠ざかるとき、同じ速度で、死は私たちに近づく」、「戦争の記憶が遠ざかるとき、戦争がまた私たちに近づく。そうでなければ良い」、「八月十五日。眠っているのは私たち。苦しみにさめているのはあなたたち」(「弔詞」)とうたいました。戦争の記憶を遠ざけて、戦争に近づくという愚かさを重ねてはいないでしょうか。今こそ目を覚まし、戦争の愚かしさと平和の尊さを次代につなげていくことが重要です。社民党は、先人たちの思いを引き継ぎ、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにする」決意を胸に刻み、「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有する」ことを前文にうたう平和憲法をしっかりと活かし、恒久平和の実現に全力で努力し続けることをお誓い申し上げます。

以上

766さきたま:2020/08/16(日) 12:28:26
2020.8.15 山本太郎 代表談話『敗戦の日』
https://reiwa-shinsengumi.com/comment/5185/
戦没者の方々の御冥福を心からお祈り申し上げるとともに、
すべての戦争被害者のみなさまにお見舞い申し上げます。

国家として、二度と同じ過ちは起こさない、という誓いのためにも、
戦争被害者に対する救済は行わなければなりません。

厚生労働省の発表による
各都道府県発表の空襲死者の合計は、56万2708人。
未だ果たされていない空襲被害者への賠償、
原爆被害者の全面救済は必須です。

日本の戦没者の概数は約240万人にものぼりますが、
この戦争によって亡くなったのは日本人ばかりではありません。

過去、間違った政治判断の連続で、自国のみならず、
アジア諸国にも甚大なる被害を与えました。

この事実を真摯に反省する政治責任を全うし、
アジア地域のみならず、
世界平和実現を牽引する役割を日本が担っていけるよう、
皆さんと力を合わせていくことを誓います。

れいわ新選組代表 山本太郎

767さきたま:2020/08/16(日) 12:44:23
>>759-766の各党談話を見ると、
第二次大戦における、我が国の加害者の面に言及していないのが、
自民、国民民主、維新の3党。
こうしてみると、国民民主党は民社党なのだなあと思いますね。

更新が遅れているのか、公明の談話がウェブサイトで見つけられず。

維新の松井が「戦没者を追悼し平和を祈念する日」(鈴木内閣で閣議決定された名称)に際しという談話を出しているのは、
行政の長である知事らしい感じがしました。

768とはずがたり:2020/08/30(日) 02:12:33
( ゜д゜)、 Peッ

「次の総理、現在の路線受け継いで」 日本会議コメント
安倍首相辞任へ
https://www.asahi.com/articles/ASN8X6H85N8XUTIL03D.html?ref=tw_asahi
2020年8月28日 19時50分

 日本会議広報部は28日、安倍首相の辞意表明にあたってコメントを発表した。「憲法、外交、安全保障、拉致や領土問題、そして経済、教育の分野で、日本の主権と国益を守る取り組みをされてきました。憲法改正については、歴代の総理大臣の中でもとりわけて熱心に取り組んでこられました」と振り返ったうえで、「病気を理由に、道半ばで辞任されることは、誠に残念でなりません」「次の総理大臣になる方には、現在の路線を受け継がれ、憲法改正の実現に向けて、積極的に取り組まれることを切に望みます」とした。

769とはずがたり:2020/09/05(土) 10:13:20

# ライフ# エンタメ# 週刊現代
ユーミンと大物右翼「頭山家」の知られざる血脈と交流
ポップカルチャー界の「華麗なる一族」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/51254?page=2

770名無しさん:2020/09/11(金) 13:50:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/66f0c7f33255a7e4097af61690f351eebd4b5bca
首相裏切りの予兆、気づかなかった岸田氏 総裁選3候補の真の姿は?
9/11(金) 7:32配信

 菅義偉官房長官の圧倒的優位が伝えられている自民党総裁選。かつては安倍首相からの禅譲をめぐる盟約説が取り沙汰され、「ポスト安倍」の本命とも呼ばれた岸田文雄政調会長が窮地に立たされている。だが、政治学者で『自民党 価値とリスクのマトリクス』(スタンド・ブックス)の著書もある中島岳志・東京工業大教授によれば、首相が禅譲話を反故にする予兆は過去の発言からすでにあった。また、首相に最も近い立場とされる菅氏は実は根っからの右派ではない。石破茂元幹事長はこの数年で政治姿勢を大きく変化させたという。イメージで語られがちな3候補の真の姿を過去の著作などからあぶり出し、ポジションの違いをマトリックス図に表してもらった。

*  *  *  *  *

 ■政治家を見極めるための「4類型」

 自民党総裁選が始まりました。テレビ番組はこの話題で持ちきりですが、どうしても「どの派閥が誰を支持している」とか、「二階幹事長がどう動いたか」とか、「石破さんがなぜ国会議員票を獲得できないのか」といった政界ワイドショーに話が流れていく傾向があります。しかし、自民党総裁選は、日本の首相選びに直結します。重要なのは、それぞれの政治家の理念やヴィジョン、特質を見極めることであるはずです。

 政治家の考え方を見極めるためには、私たちがしっかりした座標軸を持っておく必要があります。その時、私が提案しているのは、下記のような図です=図1=。

 政治は内政面において、主に「お金」の問題と、「価値」の問題をめぐって仕事をしています。図では縦軸に「お金」、横軸に「価値」を配置しています。

 「リスクの個人化」というのは、様々なリスクに対して個人で対応することを基本とする自己責任型です。そのため、税金は安くなりますが行政サービスも小さくなります。いわゆる「小さな政府」になります。

 一方、「リスクの社会化」は、セーフティーネット強化型です。税金は高くなるかもしれませんが、行政サービスも手厚くなります。いわゆる「大きな政府」になります。

 「リベラル」というのは、多様な価値観への寛容な態度を意味します。逆に「パターナル」は、「父権的」と訳されるように、力を持った人間が個人の価値の問題に介入するあり方を意味します。例えば、選択的夫婦別姓についての賛否であれば、リベラルは個人の価値観を尊重する立場から賛成、逆にパターナルは「日本人は同性であるべき」という価値の介入を行うため、反対になるでしょう。

771名無しさん:2020/09/11(金) 13:51:24
>>770

 従来の「右」「左」という二分法よりも、このマトリクスで政治家を理解する方が、より適切な位置づけが出来るのではないかと、私は考えています。

 ■菅義偉:「値下げおじさん」と「忖度おじさん」

 さて、具体的な候補者の特徴を見ていくことにしましょう。まずは、最有力とされている菅義偉さんです。

 菅さんのポイントは二つです。まず一つ目は、大衆の欲望に非常に敏感なポピュリストであるという点です。菅さんは「令和おじさん」や「パンケーキおじさん」と言われていますが、本質はそうではありません。私は、「値下げおじさん」と呼ぶのが的確だと思っています。

 菅さんが国会議員に当選したのは1996年の衆議院選挙です。そして、最初の重要な成功体験は、国土交通大臣政務官時代に手がけた東京湾アクアラインETC割引の実施でした。総務大臣時代にはNHK受信料値下げを主張し、世論の支持を背景にNHK人事に介入しました。

 そして、最近は携帯電話料金の値下げを主張し、今回の総裁選でもこの点を強調しています。他にも総務大臣時代の「ふるさと納税」導入。これも返礼品がもらえるという「大衆への利益供与」です。

 辺野古基地移転問題をめぐって沖縄の世論とぶつかった際には、USJ・ディズニーランド、カジノなどの大型リゾート施設の誘致に動き、揺さぶりをかけました。このように「値下げ」「返礼品」「リゾート誘致」のような大衆的欲望に直接訴えかける政策が、菅さんの特徴です。

 二つ目の特徴は、「忖度おじさん」です。よく知られているように、菅さんは官房長官として官僚の人事を掌握し、彼らを支配することに成功しました。官僚機構の中では「上目遣い」が横行し、菅さんを忖度して行動する官僚が目立つようになりました。

 菅さんは、このような統制のあり方に、極めて自覚的です。彼は野党時代の2012年3月に『政治家の覚悟-官僚を動かせ』という本を出していますが、ここで次のように述べています。

772名無しさん:2020/09/11(金) 13:51:47
>>771

 人事権は大臣に与えられた大きな権限です。どういう人物をどういう役職に就けるか。人事によって、大臣の考えや目指す方針が組織の内外にメッセージとして伝わります。効果的に使えば、組織を引き締めて一体感を高めることができます。とりわけ官僚は「人事」に敏感で、そこから大臣の意思を鋭く察知します。

 ここでご本人が明言しているように、菅さんは「人事」を掌握することによって、官僚たちに権力者の意思を察知させ、忖度を働かせることができると考えています。

 同様に、菅さんはメディアの統制にも成功しました。安倍政権下では、官房長官の記者会見が形骸化し、予定調和的な質疑が横行するようになりました。官僚やメディアの人間に対して、人事や情報を使って忖度させ、自らの意思を察知させることで、主体的に服従させるメカニズムを構築していきました。

 菅さんが首相になった場合、この仕組みが国民の側にまで及ぶことを想定する必要があります。安倍内閣下では秘密保護法や共謀罪(テロ等準備罪)が成立しています。これらは一般市民が対象とされる法律で、いくつかの見せしめ逮捕によって、政府批判の自主規制を働かせることが可能になります。忖度による主体的服従システムは、私たち国民にも及ぶ可能性が十分にあります。この点に、私たちは注意深くなければなりません。

 菅さんという政治家は、理念に基づいて何かをやりたいというタイプの政治家ではありません。政治は権力闘争でありパワーゲームであるという認識に立っている人です。一般企業でも、社長を目指す人の中には、「社長になって何かやりたい人」と「とにかく社長になりたい人」の両方がいますが、菅さんは「とにかく社長になりたい人」タイプです。社長になり、権力を維持すること自体が目的化するタイプといえるでしょう。

 そのため、菅さんを理念やビジョンで位置づけるのは、なかなか難しいところがあるのですが、前掲の図の中に位置づけるとすれば、Ⅳの位置になります。これは安倍首相と同じゾーンで、日本型ネオコンといえる枠組みです。

 今回の総裁選でも「自助」を強調しているように、「リスクの個人化」傾向が強いことは明白です。一方で、価値の問題については、安倍内閣に同調してきたものの、強い関心やこだわりを持たないことが特徴といえるでしょう。

773名無しさん:2020/09/11(金) 13:52:32
>>772

 菅さんは『サンデー毎日』2014年1月5日号に掲載されたインタビュー(「ぬるま湯ニッポンを大改革する 安倍政権の大番頭 菅義偉官房長官」)で、安倍さんと出会った時のことを、次のように述べています。

 正直言うとね、国家観というものが私にはなかったんです(笑)。安倍さんの話を聞いて、すごいなあと。安倍さんが官房副長官のときです

 菅さんは自分自身で明言しているように、「国家観」に対する関心を持っていません。歴史認識などについても、右派的なこだわりを強く持っているわけではありません。価値の問題については、非常にプラグマティックに行動する政治家だといえるでしょう。

 ■岸田文雄が失敗し続ける理由

 次に岸田文雄さんを見ていくことにしましょう。岸田さんは極めてスタンスが曖昧な政治家です。明確なヴィジョンを打ち出すことが出来ず、どのような国家構想を持っているのかが見えづらいことが特徴です。これは、ある意味でバランスのとれた政治家ということができると思いますが、実態としては典型的な風見鶏で、権力者の顔色を見ることに長けた人といえるでしょう。

 岸田さんは、報道されているように、安倍さんからの禅譲を狙っていました。しかし、私は拙著『自民党 価値とリスクのマトリクス』の中で、禅譲への期待を持つべきではないと指摘しました。これには根拠があります。

 安倍首相がかつて、繰り返し語っていたエピソードがあります。それは、祖父の岸信介が60年安保騒動の際に、大野伴睦に禅譲を明記した念書を渡し、協力を求めたと言うものです。岸の後に首相の座に就いたのは、大野ではなく池田勇人です。つまり、岸は自ら記した念書を反故にしたのです。

 これについて、安倍首相は岸の行為を高く評価しています。政治は心情倫理よりも責任倫理が重要であって、結果責任こそが重要だと述べています。安倍首相が禅譲話を反故にすることは、本人の書いたものをしっかり研究しておけば、容易に想像できたことです。

 岸田さんは本来、図のⅡのゾーンに位置づけられるべき政治家です。このゾーンは、彼が率いる宏池会が担ってきたゾーンで、自民党の保守本流とされるものでした。

774名無しさん:2020/09/11(金) 13:52:57
>>773

 一方、安倍首相はⅣのゾーンの政治家で、岸田さんとは真逆のタイプです。二人は、理念や政策では、相容れない政治家のはずです。

 しかし、岸田さんは、安倍さんからの首相の禅譲を狙い、外務大臣・政調会長として安倍内閣を支えてきました。そして、その過程で、安倍内閣と対立しないように、考え方をⅣに寄せていき、態度を曖昧にしてきました。

 その結果、一体、何をやりたい政治家なのかが不明瞭になり、風見鶏の側面ばかりが目立つようになりました。

 拙著『自民党』では、安倍内閣期の岸田さんを、ど真ん中のゼロ地点に置きました。つまり、特色がなく、どのような国家を作りたいのかが全く見えない政治家なのです。

 メディアでは「発信力が乏しい」とよく言われていますが、それもそのはずです。積極的に発信することを控えることで、自らのポジションを獲得してきたのが、これまでの歩みだったからです。

 総裁選を闘うにあたって、岸田さんはこれまでの曖昧な態度からの脱却を目指しています。格差社会の是正を強調することで、リスクの社会化を打ち出していますが、やはり時すでに遅しです。

 自らが支えてきた安倍政権を高く評価する姿勢との矛盾を埋めることが出来ず、信頼を失っているというのが現状でしょう。しかも、リベラルな価値への言及が欠如しているため、踏み込みが足りません。

 総裁戦後、岸田さんが行うべきことは政治哲学の再構築です。菅さんのような策謀術もなく、政治哲学もしっかりしないようでは、首相への道は開かれないでしょう。

 ■石破茂:保守本流のフラッグを獲得

 最後に、石破茂さんを見ていきたいと思います。石破さんは岸田さんとは対照的に、近年は安倍内閣と距離を置き、批判的なスタンスを示してきました。時にその批判は厳しく、「首相を後ろから撃っている」と言われるほどでした。

 石破さんは、もともと図のⅢに位置づけられる政治家でした。このゾーンは新自由主義で、河野太郎さんなども、同じ枠に位置づけられる政治家です。

 しかし、石破さんはこの数年で、ポジションを変化させています。それはⅢからⅡへの変化です。このゾーンは前述のように宏池会が担ってきた保守本流の枠なのですが、ここが岸田さんの曖昧な態度によって空洞になっていました。そこに場所を見つけ、安倍内閣と対峙したのが石破さんです。

775名無しさん:2020/09/11(金) 13:53:17
>>774

 Ⅱのゾーンには、野田聖子さんなども位置づけられますが、党内での支持基盤が脆弱なため、石破さんが保守本流のフラッグを奪取したといえるでしょう。

 今回の総裁選では、この姿勢がより明確になりました。政策パンフレットでは「格差是正」を掲げ、「福祉社会の実現」を説いています。「教育無償化によりアンダークラスやシングルマザーなどの抱える教育格差問題を解決します」と踏み込んでおり、「リスクの社会化」路線を鮮明にしています。

 アベノミクスは低所得者の固定化を生んだと批判し、格差縮小こそが経済の拡大につながるとして、消費税減税も視野に入れた発言を行っています。

 さらに、選択的夫婦別姓についても賛成の意を示し、リベラルな価値観を押し出しています。政策パンフレットでも「多様性」を重んじることを強調し、「自由と寛容さを高めて女性、若者、高齢者にフェアな社会を実現します」と謳っています。

 出馬の記者会見では「一人一人が居場所のある社会の実現」を冒頭に述べ、社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)の重要性にも踏み込んでいます。

 菅さんや岸田さんが、安倍内閣の継承を基本路線としているのに対して、石破さんは明確に逆の方向性を提示しているのが特色です。

                *

 3人の現在の位置づけを図で表わしてみましょう=図2=。

 総裁選での論戦は、必然的に【菅vs石破】という構造になるでしょう。石破さんがⅡのゾーンを奪ったことによって、岸田さんの立ち位置の不明瞭さが、一層際立つ構造になっています。

 菅さんは理念やヴィジョンに基づく政治家ではないため、融通無碍(むげ)なところがあります。そのため、攻めの石破さんに対して、柔軟にかわす菅さんというやりとりが繰り返されるように思います。

 そして、石破さんの議論に説得力があればあるほど、菅さんはその政策を受け入れるという場面が出てくると思います。菅さんは「値下げ」に代表されるように、国民に具体的な利益を配分することで支持を得ようとする志向性が高いため、「自助」「自己責任」を掲げながら、ピンポイントの配分を積極的に行う可能性があります。

 総裁選を見る際には、是非、上記の図を参考に、候補者の位置づけを確認していただければと思います。そのことによって、誰がどのような方向性で、これからの日本を率いていこうとしているのかが明確になり、争点もはっきりしてくると思います。細部の政策への賛否だけでなく、大きな理念の違いに注目し、巨視的な観点からこの国のあり方を問い返すことが重要です。総裁選を有意義なものにできるかどうかは、国民のまなざしにかかっています。

776名無しさん:2020/11/02(月) 09:56:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9a0ff1a88e40e05631c157910376119b2a54a7d
「ネトウヨ VS パヨクの虚しい“宗教戦争”」倉山満×有田芳生、まさかの対談
11/2(月) 8:31配信

―[言論ストロングスタイル]―

 本人の意向はさておき一般的に「倉山満」は右の言論人にして憲政史家、「有田芳生」は左の言論人にして政治家、ともに筋金入り、ということになっている。今回、左右どちらにとっても一見「ウソだろ、やめてくれ」な対談が実現した。きっかけは倉山満氏の新刊『保守とネトウヨの近現代史』(扶桑社刊)。献本先の有田氏から編集部に感想のメールが届いたのだ。有田氏はまた同新刊に関してツイッターでつぶやくことすでに10回以上。「眼からウロコが落ちる」と評するそのポイントとは?

「なんだ、ほとんど考えが一緒じゃないか」と
倉山:ここ、扶桑社の応接室なんですが、場所も含めてアウェイみたいなところに来ていただきました。

有田:オウム事件の時はSPA!によく登場していましたし、SPA!に連載していた勝谷誠彦さんとも亡くなる直前までつきあいがあったので、敵陣に乗り込むみたいな気持ちはまったくありませんよ(笑)。

倉山:立場が違ってもファクトを共有しないとまずいのではないかということで書いたのが『保守とネトウヨの近現代史』です。そこに有田さんは反応してくださった。

有田:ほとんど違和感がない。なにより、自分がこれまで生きてきた歴史とぴったり合うんです。同時代体験として楽しく読ませていただきました。僕が若い頃の状況を倉山さんは、「保守」と言われる人たちは言論界の端っこの方でいじめられていた、と評価している。僕も同じ感覚。そういう人たちが、安倍政権になって、自分たちの世界がきたみたいな理解をされたんじゃないか。「おわりに」でこう書かれていますね。

《歴史家は安倍内閣を長いだけで何もできなかった政権と断罪するだろう。そして、そんな安倍晋三にぶら下がっただけの「保守」「ネトウヨ」など、日本の歴史から忘れ去られるだろう》。僕と感覚が一緒です。総括としてもすっきりしています。

人間の評価に零点も百点もあるはずがない
倉山:結局、人間の評価に零点も百点もあるはずがないということなんです。「自分は与党支持だから安倍さんの言うことは全部応援する」。「自分は野党だから安倍さんの言うことは全部否定する」。これはおかしい。それは、帰依する、ということで自分の頭で考えてはいません。

有田:本が届いた時、ちょうど、杉田水脈さんが五回目の炎上中で、杉田さんのところから読み始めたんです。杉田さんが山口敬之さんを守ったのは、伊藤詩織さんに対する憎しみからなんだ、と書かれていますね。

倉山:それ以外に想像がつきません。難しい説明かもしれませんが、これはまるで宗教戦争です。安倍零点か百点か。反安倍か反・反安倍か。一ミリも譲れなければ伊藤さんは(反・反安倍派から)悪魔とみなされるんです。それは杉田さんも同じことで、一般の人たちからも悪い人だと言われたりする。ここは強調しておきたいんですが、杉田さんは悪い人ではありません。「賢か愚か」と「善か悪か」という話とではぜんぜん違います。

777名無しさん:2020/11/02(月) 09:56:57
>>776

「有田さんの方が安倍さんに同情的で、私の方が批判的という(笑)」
有田:ネットはものすごくイメージをつくっちゃう。僕なんか、北朝鮮のスパイだとか工作員だとかと、今でも言われているはずです。

倉山:有田さんも悪魔化されていると思います。逆に、私なんか、どう思われているんですかね。

有田:上念司さんとテレビで罵りあったことがあって、その上念さんと一緒にやっているというイメージの倉山さんだから、罵りあう対象なのかな、とは思っていましたね。偏見があったのか、申し訳ないけれども初めて読ませていただいたのがこの本で、そう言っていいのかどうかわからないけれども、なんだ、ほとんど考えが一緒じゃないか、と。

倉山:私の位置づけは、「保守なのに安倍批判している変わり者」でした。私は、8年間の安倍内閣で、最初の1年間は熱烈支持、真ん中は消極的支持、最後の1年間は積極的不支持と明言しています。

有田:その経過をお聞きしたい。

倉山:経済です。憲法うんぬんの前にメシが食えないと生きていけない。安倍さんはまず経済と言ってくれて、金融緩和、アベノミクスはいいけれども消費増税を宣言してから効果が止まり、なまぬるい、けれどもやめるよりはましかなというので消極的支持。2019年の参議院選挙で、安倍さんは何もできないままだらだらと続ける気なんだな、ということで積極的不支持。景気回復ぐらいやってくれないまま長く続くのであれば他の人に代わってもらわなければ困る。そういう経過ですね。

安倍政権で拉致問題の成果は確かにありました
有田:僕は拉致問題を20年くらい、北朝鮮にも2回行って、いろいろなことをやってきました。けれども、結局、安倍さんに期待していたんです。公平を期すために言っておくと、安倍政権で拉致問題の成果は確かにありました。2014年に横田滋さん早紀江さん夫妻が、めぐみさんの娘ウンギョンさんとモンゴルのウランバートルで会いました。横田さんがお願いをして実現したんだけれども、具体的に実行してくれたのは安倍政権です。

また、安倍さんは否定はせずとも認めていないんですが、政府認定拉致被害者の田中実さんと特定失踪者の金田龍光さんが生きている、と北朝鮮側が2014年に伝達してきている。被害者を取り戻すことはできなかったけれども、北朝鮮が伝えてこざるをえないような状況は、これも成果だったと思うんです。しかし、6年経つのに政府は事実を確認していない。安倍政権の成果だったんだから、菅さんに代わったけれども、それを前に進めてほしいなと思っているんです。

倉山:お話をしていると、有田さんの方が安倍さんに同情的で、私の方が批判的という(笑)。

有田:2年前ですか、安倍昭恵さんを責任者にして、横田早紀江さんもついて平壌にのりこもうという計画があったんです。僕が、山崎拓さんのところに行き、どう思われますかと聞いたところ、それはいいな、と。ただし、北朝鮮にとってはお金なんだから、二階俊博さんをかまして、密かにお金を出すからという計画でどうか、ということになりましたが結局、二階さんのところまではいかず、当時官房長官の菅さんが「つぶしました」と。森友学園が問題になってしまったこともあり、昭恵さんの立場も難しいな、というのであきらめたことがありましたね。

倉山:安倍さんが8年やってできないのなら、いったい誰ができるのか。総括する時期がきたなと思って書いたのが『保守とネトウヨの近現代史』です。右だから支持だろう、左だから批判的だろう。そういう単純な話ではないという本です。

―[言論ストロングスタイル]―

【倉山 満】
’73年、香川県生まれ。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務め、’15年まで日本国憲法を教える。現在、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰し、大日本帝国憲法や日本近現代史、政治外交について積極的に言論活動を行っている。ベストセラーになった『嘘だらけシリーズ』のほか、『保守とネトウヨの近現代史』が9月25日に発売された

日刊SPA!

778とはずがたり:2020/12/03(木) 22:14:17
チャンネル桜、敗訴確定 香山リカさんの名誉毀損
2020.12.3 18:05社会裁判
https://www.sankei.com/smp/affairs/news/201203/afr2012030029-s1.html
最高裁判所=東京都千代田区(伴龍二撮影)
最高裁判所=東京都千代田区(伴龍二撮影)
 インターネット配信された動画で名誉を傷つけられたとして、精神科医、香山リカさんが損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(岡村和美裁判長)は、番組制作会社「日本文化チャンネル桜」と出演者1人の上告を退ける決定をした。2日付。名誉毀損(きそん)に当たると認め、計100万円の支払いを命じた1、2審判決が確定した。

 1、2審判決によると、平成28年10月に「【沖縄の声】ヘリパッド反対派を初起訴、香山リカのツイートが法に触れる可能性あり」と題した動画を制作し、共有サイトで配信した。出演者が香山さんのツイッターでの投稿に触れ「医師法の違反が疑われて監査が入った」などと、事実と異なる発言をした。


 令和元年10月の1審東京地裁判決は「医師としての社会的評価に影響を与える」と賠償を命じ、2審東京高裁も支持した。

779名無しさん:2020/12/04(金) 00:32:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/3443ccfb83f6a78ed32897e3a8b33fcce2035334
「右でも左でもない普通の日本人」を自認する人ほど、陰謀論を信じやすかった…!
12/3(木) 7:01配信

日本におけるネトウヨと陰謀論の関係
 先日のアメリカ大統領選では、接戦州の選挙結果もさることながら、トランプ大統領自身が選挙不正をTwitter上で訴える「断末魔の叫び」が日本のメディアでも連日大きく報じられた。実際には、選挙不正を示す確たる証拠はなく、単なる「陰謀論」にすぎないとの見方が大勢であるとはいえ、ロイター通信の報道では、今なお、共和党支持者の52%が「真の勝者はトランプだ」と答えるなど、その「陰謀論」を信じるトランプ支持者も数多くいるようである。

 もっとも、陰謀論やデマの類は今に始まったわけではなく、古今東西にわたって存在する。もちろん、日本もその例外ではない。日本においても、たとえば「ネトウヨ」(ネット右翼)が発する陰謀論がネット上にはごまんとあふれている。辻大介の研究によれば、ネトウヨはネットユーザー全体のおよそ1〜2%に過ぎないと推定されるものの(辻、2017)、その存在感は年々増しているように思われる。

 実際に、2010年代以降、「右傾化」や「ネット右翼」に関する数多の書籍や論文が出版されているし(e.g. 小熊・樋口編 、2020;田辺編、2019;樋口ほか、2019ほか)、2014年都知事選において、自衛隊元航空幕僚長の田母神俊雄氏が20代の得票率で第2位となったことも大きな話題となった(遠藤・ジョウ、2019)。

 こうしたネトウヨの社会的・政治的属性に関しては、辻(2017)などの詳細な分析がある。しかし、彼/彼女らが発する陰謀論的な言説がとどまることなく広がり続けているメカニズムの方はさほど解明が進んでいない。そこで以下では、この点に関する筆者の研究成果の紹介を通じて、日本の世論に陰謀論がどの程度入り込んでいるのか、それがどのような人々によって受容されているのかを考えてみたい。

「普通の日本人」という免罪符
 筆者が、陰謀論を信じるメカニズムを考えるうえで注目しているキーワードが「普通の日本人」である。筆者は、研究上、「ネトウヨ」的な言説を展開するアカウントを定期的に観察しているのだが、彼/彼女らのツイートやプロフィールには、この「普通の日本人」という表現が驚くほど頻繁に登場する。

 そこで「普通の日本人」とネトウヨにまつわる「逸話」を紹介したい。時は2018年5月頃、ネット掲示板上に「YouTubeのネトウヨ動画を報告しまくって潰そうぜ」というスレッドが立ち上がった。それに賛同したネットユーザーは「ネトウヨ春のban祭り」と呼び、「ネトウヨ動画には、YouTubeが規約で禁止する差別的表現が含まれている」という建前のもと、その種のYouTuberを大量に同社に規約違反として通報したことで、実際に、多くのアカウントが凍結される騒ぎとなった。

 この「祭り」の中、アカウントを凍結されたユーザーの一人が、YouTubeのフォーラムに、アカウント凍結への抗議を投稿した一文「I am a Japanese general adult man」が話題となった。推測するに、当該ユーザーは「私は単なる普通の日本人であり、極端な政治活動家ではない」と言いたかったのであろうが、残念ながら、この英文では「私は日本のアダルトマン将軍である」という意味になってしまう(もっともYouTube側は「日本語のフォーラムに投稿してください」と返信する「大人の対応(? )」であった)。

 筆者は、この事件を通じて「普通の日本人」というレトリックがネトウヨ的言説を支える「免罪符」となっているように感じるようになった。つまり、「極端な政治思想を持つわけでもない『普通の日本人』がやっていることなのだから、自分の言説は許容されるべきだ」という期待がこの言葉には表れている、というわけだ。

780名無しさん:2020/12/04(金) 00:32:42
>>779

「在日認定」と「普通の日本人」
 「普通の日本人」というレトリックとネトウヨ的言説の奇妙な相性のよさを示す現象をもう一つ説明したい。それが「在日認定」である。「在日認定」とは、メディア上で、とくに韓国や中国に味方するような発言をした芸能人やコメンテーターを「○○は在日朝鮮人だ」と勝手に「認定」することを指す。

 「在日認定」された著名人は、ネット上だけでなく、所属組織への電話攻撃(いわゆる「電凸」)などの直接的な被害を受けることもある――言うまでもなく、その人が実際にどのような出自やバックグラウンドであっても、そのこと自体を批判や非難の対象とすることは明確に「差別」である。

 一部の「愛国者」を自称する人々の論理では、「在日認定」とは、相手を「日本の敵」とみなすことの宣言となる。つまり、自称「愛国者」たちは、気に食わない相手を「特殊な存在」「敵」とすることで自身を(相対的に)「普通」と位置づけ、さらに「敵」への反撃は「普通の日本人」なら当然のことだと正当化しているように思われる。ここでもやはり「普通の日本人」というレトリックが、ある種の「免罪符」となっているといえよう。

筆者が知る限り、「在日認定」は、主に2010年代以降に台頭した保守系団体「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の主張に端を発しているように思われる。在特会は、とくに永住権を有する在日朝鮮人は不当に政治的・社会的な優遇を受けており、「普通の日本人」こそ(相対的に)不利益を被っていると主張する*1
。もっとも、極端な主張をする在特会であるが、そのメンバーには「ネットで真実を見るまでは」ごくごく一般的だった人も少なくないことも知られている(樋口、2014)。

「みんなと同じ意見」は「普通」でない?
 「普通の日本人」という意識は、ネトウヨ的言説、陰謀論の受容のしやすさと関係しているのではないか――このような問題意識から、筆者は「普通の日本人(意識)」と陰謀論の関係を検証するために、2019年3月に全国1509名を対象とするWEB調査を行った。以下では、この調査結果にもとづいて「普通の日本人(意識)」と陰謀論の関係をデータ分析を通じて明らかにしていきたい。

 本調査では、自分をどれくらい「普通」と認識しているかという「普通の日本人意識」を探るために、「政治に関することについて、私は他の多くの日本人と同じような意見を持っていると思うか」という質問を設けた。

 この質問への回答は「そう思う(3.23%)」「ややそう思う(49.74%)」「あまりそうは思わない(32.01%)」「そうは思わない(15.02%)」であった。「そう思う」+「ややそう思う」は全体の53%、「あまりそうは思わない」+「そうは思わない」は47%近くと大きく二分される結果となった。

そこで以下では、前者を「普通自認層」、後者を「非普通自認層」に大きく二つの層にわけた上で、ネトウヨ的言説に関する6つの質問への賛成度を2つの層ごとに示した(図1)*2
。(ここでは数値が大きいほど賛成度が高い。また各質問のカッコ中の「M」は全体の平均値、「SD」は標準偏差を示す)----------
? 日本の左派系団体の多くは、韓国に操られている(M=2.21、SD=1.59)
? 左派政党の議員は、韓国のために政治をしているのではないかと感じる(M=2.32、SD=1.62)
? マスコミはどこも韓国寄りなので信用できない(M=2.3、SD=1.47)
? 在日朝鮮人は、平等の名の下に過剰な要求をしている(M=3.11、SD=1.65)
? あらゆる政策について、日本国民の利益が最優先されるべきだ(M=3.44、SD=1.35)
? どのような政治的決定であっても、外国人の意見を取り入れる必要はない(M=2.35、SD=1.3)
----------

 図1 普通意識ごとの「ネトウヨ的言説」賛同度の違い

 図1より、全体的に、普通自認層ほど「日本の政治的・社会的機関の中枢は韓国(人)に支配されている」と考える傾向が強いことがわかる。また、新しいレイシズムやゼノフォビア(外国人への排外主義)意識に関しても、自身を「普通」と自認する層の方が非普通自認層よりも高い。

 さらに、図1の赤線で示した全体の平均値と比べると、非普通自認層より普通自認層のほうが平均値よりもやや高い傾向にある。「普通」を「平均的なこと」と捉えるならば、「私の政治的意見は普通だ」と思う人の方が、逆説的に、「平均的な日本人の意見」から外れがちなのである。

781名無しさん:2020/12/04(金) 00:33:10
>>780

みんな「ホンネ」では陰謀論を信じている?
 「自分は他の人と同じような政治的意見を持っていると思っている」人ほど、日本人の平均値からズレている。この事実は、もしかしたら、陰謀論についても、自分を「普通」と思う人ほど、突飛な説を受け入れてしまう傾向につながっているのではないか…。筆者はこの点について、「リスト実験」(List Experiment)と呼ばれる特殊な方法を使って陰謀論の受容程度についてより深く検証を試みた。

リスト実験は、主に、人々の「本音」を探る際に用いられる。たとえば、先日のアメリカ大統領選挙で指摘された「隠れトランプ派」はまさにこの好例である。「隠れトランプ派」とは、本当はトランプ氏を支持しているにもかかわらず、世論調査で答える際には「トランプ支持を表明すると、自分も差別主義者のように思われるかもしれない」と社会的な体裁を気にして、本心と異なる回答をする層を指す*3


 こうした回答者の心理傾向によって世論調査の結果に偏りが生じることは「社会的期待迎合バイアス(Social Desirability Bias)」として既によく知られている(遠藤、2012;善教、2015)。とくに、意見表明がためらわれるようなセンシティブな話題を質問をすると、一部の回答者は「本音」を隠して、社会的に望ましい方の、いわば「ウソ」の回答をしてしまうことがよくある。

 リスト実験は、こうして隠されてしまう「本音」を引き出すために開発された統計的な推論方法である。筆者の問題関心である『人々は、陰謀論を「本音」ではどう考えているか』を明らかにする上では、極めて有用な手法だといえる。

 リスト実験の方法を簡単に説明しておこう。リスト実験では、まず、被験者をランダムに複数の実験群(グループ)に分けたうえで、実験群ごとに内容が異なる意見リストを提示する。リストの中に「ターゲット」となる意見を加える実験群(処置群)と、それを加えない実験群(統制群)を用意しておくのだ。

そのうえで、被験者には、各リストの中から賛成(もしくは反対)の意見の「数」を回答してもらう。つまり、回答者は、個別の意見ごとに賛否を答える必要はなく、単に「賛成(反対)した意見の数」を答えるだけでよいので、より本音に近い回答を引き出すことができる。そして、もし統制群と処置群の回答数の平均値に(統計的有意な)「差」があるとすれば、それは、「ターゲット」となる意見が選択されたことによって生じたと解釈できる*4
。少し仕組みがややこしいかもしれない。しかし、本研究の具体例を見ていただければ、おそらくこの実験の構造がわかっていただけるだろう。筆者のリスト実験では、3つの意見リストを提示する統制群と、それに陰謀論的意見を加えた4つの意見リストを提示する処置群を用意した。具体的には、以下の質問をするような形で実験を行った*5
。 ***

以下には、Twitter などの SNS 上でみられる書き込みの内容を3(4)つ示しています。これらのうち、あなたも同意できる意見や主張はいくつありますでしょうか。同意できるご意見があれば、その「個数」を教えてください。(それぞれの意見について、個別にお答えいただく必要はありません)*6
 <統制群>
? SNS 上で不適切な動画などを投稿して社会的なバッシングを受ける、いわゆる「炎上」騒動が多発することは好ましくない
? もし災害などでインターネット(WEB)サービスが使えなくなったとしても、さほど自分の生活に影響はない
? 国民は、個人の生活を充実させることよりも、国や社会のことにもっと目を向けるべきだ

 <処置群1:上の3つ+北朝鮮グル説>
? 政府に都合が悪い問題があると決まって北朝鮮からミサイルが発射されるのは、両政府が実は裏でつながっているからだ

 <処置群2:上の3つ+外国政府グル説>
? 安倍政権を批判する勢力は、その裏で、外国政府から人や金などの資源提供を受けている

 ***

782名無しさん:2020/12/04(金) 00:33:37
>>781

みんな「ホンネ」では陰謀論を信じている?
 実験結果を確認する前に、処置で示した2つの陰謀論の信憑性を直接に尋ねる方式(Direct Question:DQ)でも調査しているので、その結果を図2に示した。「同意」「やや同意」の合計率を見ると、北朝鮮グル説は約10%、外国政府グル説では約20%となっている。

 図2 陰謀論的言説への同意の程度(DQ方式)

 一方で、リスト実験の結果はどうだったか。まず基準となる統制群の平均値は1.34である。つまり、陰謀論以外の3つの意見について、回答者は平均して1.3つほど「同意」している(もちろん、それがどの意見についてなのかは筆者にもわからない)。それに対して、処置群1(北朝鮮グル説)は1.58で統制群より0.24ほど高く、これは統計的に有意な差であった。対して、処置群2(外国政府グル説)は1.44で0.1ほど平均値は高いものの、その差は統計的に有意ではなかった。

 細かい計算方法は割愛するが、この結果からわかるのは、「北朝鮮政府と日本政府は裏で実はつながっている」という陰謀論は、人々の「本音」の部分では、24%もの人(日本人のおよそ1/4! )が信じているということになる。

「普通意識」と陰謀論の受容の関係
『「日本人の1/4が、北朝鮮と日本政府は裏で実はつながっている」と信じている』という信じがたい結果を踏まえつつ、本題の「普通の日本人意識」との関係についても、先ほどの実験結果をもとに「普通自認層」「非普通自認層」にわけて深く分析した。図3にその結果を示している*7
。 図3 陰謀論的言説への「ホンネ」度と普通意識の関係

 図3では、○に当たるのは統制群と比べたときの平均値の差(係数)、横棒に「95%信頼区間」(簡単に言えば統計的な誤差のレベル)も示している。大雑把に言えば、もしこの横棒が0の点線のラインをまたいでいなければ、その変数は(ここでは5%水準で)統計学的に有意な結果とみなすことができる。

 つまり「普通自認層」に限定すると、処置群1(北朝鮮グル説)は約37%、さらに処置群2(反安倍勢力と外国政府グル説)についても約41%の人々が信じているのである。その一方、他の日本人と同じような考えを持っているわけではないと考える「非普通自認層」では、陰謀論的な言説を受容する傾向は確認されなかった。

783名無しさん:2020/12/04(金) 00:34:02
>>782

普通じゃない意見を信じる「普通の日本人」
 以上の分析結果を整理すると、大きくわけて以下3つの特徴を指摘できる。

 第一は、日本全体のおよそ1/4の人は「北朝鮮政府と日本政府はグルだ」と考えている。第二は、自身の政治的意見を「他の日本人と同じ」と考える層ほど、ネトウヨ的な言説に賛同しやすい傾向にある。さらに第三は、普通自認層ほど、いわゆる陰謀論を真に受ける傾向にある。裏返すと、「自身の政治的意見は多くの日本人と同じとは限らない」と考える非普通自認層は、陰謀論やデマへの抵抗力があるとも解釈できる。

 さて、今さらながら「普通」の意味を辞書で調べてみると「特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること。それがあたりまえであること。また、そのさま。」とある。

 「KYなやつ(空気読めないやつ)」という表現があるように、「普通」であることは、まさに空気のようなものであって、口に出して確認されることがない。とくに日本人は政治の話をしたがらない傾向があるため、余計に、他者との相対的な政治的意見の違いを認識しにくい。あるいは、社会における価値観が多様化すればするほど、日本人全体で共有可能な「普通」の領域も縮小していく。

 だからこそ、この実験結果は、私たちは時々、「常識のレール」からわざと外れて、少し違う視点で自分を見つめ直す必要性があることを含意しているように思われる。「いやいや、こんな話ヤバいってことくらい“普通”わかるでしょ」――そんな風に笑っているあなたこそ、すでに陰謀論者の「カモ」になっているのかもしれない。

 謝辞
本研究はJSPS科研費若手研究(課題番号:18K12707)「デマの蔓延が政治的帰結に与える影響:テキストマイニングとサーベイ実験による検討」の助成を受けた成果の一部である

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【註】
*1 こうした主張は,いわゆる「新しいレイシズム」とも呼ばれ,民族的な劣等性を主張する「古典的レイシズム」と区別されている(e.g. 高,2015)
*2 なお,これら6つの質問の選択肢は,「そう思う(5)」〜「どちらともいえない(3)」〜「そう思わない(1)」の5点尺度である.また6つの質問ごとに,全体の平均値(図中の赤線)=「普通の賛同レベル」と標準偏差も示している.
*3 もっとも,2016年大統領選における「隠れトランプ」の存在が選挙結果の予測に大きな影響を与えたわけではないことは既に明らかにされている(飯田,2020).
*4 Item Count Technique法とも呼ばれる.方法論的な解説はImai(2011)を参照されたい.
*5 なお,本実験は,北九州市立大学に設置された「人を対象とする研究に関する倫理審査委員会」による倫理審査の承認を受けた上で実施した(受理番号30-11).またここで紹介している実験群は,複数ある実験群の一部である.
*6 実際の実験では,これらのリストの順序もランダムに変わるように設定している.
*7 ここでは,アウトカムは回答数(min=0,max=4),説明変数は各処置群(統制群を参照カテゴリ)のカテゴリ変数として,性別・年齢・教育程度・世帯収入・都市規模,イデオロギーも共変量に投入した重回帰分析の結果を示している.
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【参考文献】
? 飯田健。2020。「研究レポート:2016年大統領選挙に関する実証研究の知見と2020年大統領選挙」『公益財団法人日本国際問題研究所』WEBサイト(URL:https://www.jiia.or.jp/column/post-16.html、2020年11月21日閲覧)。
? Imai、 Kosuke. 2011. Multivariate Regression Analysis for the Item Count Technique. Journal of the American Statistical Association、 Vol. 106(494): 407-16.
? 遠藤晶久・ウィリージョウ。2019。『イデオロギーと日本政治―世代で異なる「保守」と「革新」』新泉社。
? 遠藤晶久。2012。 「後援会動員と日本の有権者:世論調査モード間比較」 『早稲田政治公法研究』100:1-14。
? 小熊英二・樋口直人。2020。『日本は「右傾化」したのか』慶應義塾大学出版会。
? 田辺俊介編。2019。『日本人は右傾化したのか: データ分析で実像を読み解く』勁草書房。
? 高史明。2015。『レイシズムを解剖する: 在日コリアンへの偏見とインターネット』勁草書房。
? 辻大介。2017。「計量調査から見る「ネット右翼」のプロファイル : 2007年/2014年ウェブ調査の分析結果をもとに」『年報人間科学』(38):211-24。
? 樋口直人。2014。『日本型排外主義―在特会・外国人参政権・東アジア地政学』名古屋大学出版会。
? 樋口直人・永吉希久子・松谷満・倉橋耕平・ファビアン シェーファー・山口智美。2019。『ネット右翼とは何か』青弓社。
? 善教将大。2016。『社会的期待迎合バイアスと投票参加:リスト実験による過大推計バイアス軽減の試み』『法と政治』66(4): 715-40。
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秦 正樹(京都府立大学公共政策学部准教授)

784名無しさん:2020/12/06(日) 11:09:30
【国会議員に聞く学術会議問題】「権力行使は禁欲的になるべき」嘉田由紀子氏
12/5(土) 8:01配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/59cbf969e03cc8b6c44206d0fb56478e2d1728f5

785名無しさん:2020/12/06(日) 14:32:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/db4d330eeb5c7edc2271d69196ab30720478873a
「Qアノン」「千人計画」…陰謀論が広がる背景は
12/5(土) 15:35配信

 誰かの筋書きで物事が動いているという根拠のない陰謀論が、ネットなどを媒介に国内外で広がる。論壇では、その原因や弊害を識者が考察している。(文化部 小林佑基)

 米国には、Qアノンと呼ばれる人々がいる。国の機密情報を知る当局者と自称してネットで情報を発信する存在「Q」の陰謀論を安易に信じてしまう人々のことで、トランプ大統領の支持勢力の一つにもなっている。

■格差、貧困、怒りや閉塞感

 米国研究の渡辺靖氏は、「米大統領選を揺るがす『Qアノン』の正体」(『文芸春秋』)で、米国社会では、「陰謀論が拡散しやすい」と指摘する。自助の精神が強く競争も激しい社会だが、競争の敗者が勝者を攻撃する手段に使えば、自らの能力不足を認めずにすむからだ。ただ現在は、史上初めて陰謀論が中央政界を侵食し始めたとする。

 背景には社会の分断が深まり、党派ごとに別の「事実」が存在するようになったことや、コロナ禍で人々の不安や怒りが増したことがあるという。

 敗者を生む格差や貧困も、陰謀論が広まる要因だ。米国思想史の会田弘継氏は、「バイデンの民主党は歴史的敗北を喫した」(『現代ビジネス』11月13日)で、トランプ主義や民主党左派はこのことを問題視しており、「上下対立」こそ米国社会の本質的問題だと訴える。だが、共和・民主の主流派は人種文化や文化問題を強調し、「上下対立を覆い隠そうとした」。だから、コロナ禍による大量死など有利な条件が重なったのに、大統領選で民主党は大勝できなかったと読み解く。

■「不都合な現実」隠す

 ノンフィクションライターの石戸諭(さとる)氏(「中国『千人計画』デマに踊る国会議員たち」、『文芸春秋』)は、優秀な研究者を招請する中国の「千人計画」が実は軍事研究で、日本学術会議が積極的に関わっているとのデマを考察。この陰謀論によって多くの無関係の研究者が攻撃されたが、その背景には、陰謀論者の間に、強い反既得権益意識があるのだという。

 彼らは変化への不安感などから、見たい現実を見てしまう。石戸氏は、日本の安全保障を不安視するなら、研究者が中国を頼らざるを得ない現状こそ問題視すべきだと主張。陰謀論による排外意識が、日本の科学技術予算が少ない「不都合な現実」を隠してしまうと危ぶむ。

■弱さの自覚、閉塞感取り込む必要性

 陰謀論を広めないために何が必要か。先の渡辺氏は、自らを敗者や「下級国民」と考える人々の情動や閉塞(へいそく)感を、切り捨てずに取り込む必要性を訴える。情動は「社会を動かす、無視できない要素」だから、どう向き合っていくかが、「民主主義の大きな課題」だと強調した。

786とはずがたり:2020/12/11(金) 22:32:18

高須克弥院長、知事リコール署名集めで「私の署名押印を勝手に使用」…刑事告訴も
12/11(金) 14:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/499de7cc46e8872eb6467dd6f7edb13ec223cc45
読売新聞オンライン

 大村秀章知事に対するリコール(解職請求)を巡り、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が10日、愛知県庁で記者会見し、リコール活動を中断したことを改めて強調するとともに、一部の請求代表者が活動を続けていることを批判した。

 高須氏は、一部の代表者らが署名集めを継続し、知立市の選挙管理委員会に署名簿を提出しようとしたと説明。弁護士を同席させ、「私の署名押印を勝手に使用した。有印私文書偽造・同行使にあたる」などと主張した。県警に対し、刑事告訴することも明らかにした。

787名無しさん:2020/12/13(日) 14:48:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b874057a03b3d463b1ccb8b6606258944014977
【岩瀬達哉氏書評】肥大化した官僚統治が導く「民主的専制」
12/13(日) 7:05配信

【書評】『民主主義とは何か』/宇野重規・著/講談社現代新書/940円+税
【評者】岩瀬達哉(ノンフィクション作家)

 野党議員が、総理や大臣に論戦を挑む国会中継を見るたびに失望感が拭えないのは、その質問力の低さにある。「社会全体の利益」に関わる問題を取り上げながら、適当にいなされ、追及できないで終わることが多いからだ。

 民主主義を実践する国会において、国民の代表として選出された議員が「疑問に思える行動すべてについて十分な説明」を求められないのは、どこに原因があるのか。本書は古代ギリシャ以来、2500年以上にわたる民主主義の歴史を紐解きながら、さまざまな危機に直面している「議会制中心の民主主義」の現状を明らかにする。

 日本の議会は、「ビスマルク亡き後、ドイツ政治を支配した」「保守的な官僚層」が、政治をコントロールしていた時代と似ている。官僚機構が牛耳る「執行権(行政権)」が、「統治の中心的な機能」を担っており、必要な情報開示をおこなわず、公正な議論を阻んでいるからだ。結果、「行政に対する監督能力」の低下を招き、政府をチェックできない「完全に無力な議会」を生み出している。

 暴君が「都市国家アテナイ」を武力によって統治した専制時代とは違うものの、肥大化した官僚機構による「執行権の強大化」は、「民主的専制」をもたらし「多様な意見の表出と討論」の機会を奪うことになる。

 その批判をかわす手立てとして日本においては、審議会制度があるのかもしれない。民間の有識者による議論を経た政策なり提言を、国会に提出しているので、あらかじめ官僚の暴走には歯止めがかけられているとして──。

 本当にそうだろうか。私は、厚労省の審議会の委員を10年以上務めているが、その実態は「閉じられた場所において」、反対意見を排除し、官僚主導で結論がまとめられ、「多数派の意見は教条化し、硬直化」するのが常だからだ。「日本の民主主義を進化させるため」、なすべきこと、考えるべきことの指針と、歴史認識の重要さを再認識することで、視界が立体的に広がることを実感した。

※週刊ポスト2020年12月18日号

788名無しさん:2020/12/14(月) 16:45:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a7d6fd4c735738f867dae49b840bae7eaf379cf
「日本すごいブーム」とトランプ現象から学ぶべきことがある
12/14(月) 6:00配信

『週刊プレイボーイ』で「挑発的ニッポン革命計画」を連載中の国際ジャーナリスト、モーリー・ロバートソンが、日本がトランプ現象から学ぶべきことについて語る。

* * *

日本でも有名になったQアノンの信奉者を含む、トランプ米大統領の"熱烈支持層"の暴走がいよいよ末期的なモードです。アメリカのために大統領選挙の不正をただし、トランプの大逆転を実現する――そんな世直し衝動に駆られ、あらゆるデマや陰謀論をごちゃ混ぜにした毒々しいカクテルを信者同士で回し飲みしているような状況。

2000年代に穏健保守から共和党を乗っ取った「ティーパーティ運動」以降、保守層が現実から乖離(かいり)して支持層内での"祭り"だけを求めてきたことの成れの果てといってもいいでしょう。

多くの日本人はこのアメリカの惨状に対し、一定の距離を取って傍観しているようですが、昨今の右派ブームの喧騒(けんそう)を思えば、日本にとっても決して人ごとではないというのが僕の考えです。

まず、日本の右派層の一部には、どういうわけかQアノンに同調し、「トランプ大逆転」に望みを託す人たちがいます。

しかも、そのなかには近年の右派論壇を牽引(けんいん)してきた"知識人"もいて、本気なのか商売上の理由なのか、愚にもつかない陰謀論を丸のみし、SNSなどで必死にシェアしているうちに引っ込みがつかなくなってしまった様子です。

今のところ人数としては大したボリュームではありませんし、日本全体への影響力もさほどないでしょうが、日米双方の保守派の劣化過程をウオッチしてきた僕の感触では、両者には重なる点も多いのです。

昨今の日本、特にネット論壇における「リアリズム」を標榜(ひょうぼう)する右派ブームは、3・11の後に表出した左派の矛盾や非現実性を小ばかにすることで存在を確立してきました。

第2次安倍政権の発足後、この流れに一部の放送局や出版社がビジネス目的で便乗すると、嫌韓や反中を含んだ「日本すごい論」が盛り上がり、右派にとって不都合な事実は徹底的に叩き潰(つぶ)すネット右派層がアクティブ化していったように思います。

しかし、ご存じのとおり安倍政権は最後までロシアと中国に対して弱腰で、改憲も頓挫しました。期待は喪失感へと変わり、かつては冷静に反原発論争などに関するファクトチェックをしていたような人たちですら、自分が信じたいフェイクニュースを手繰(たぐ)り寄せ、「これが真実だ」と叫んでいる状況です。

あたかも論理的であるかのように見える"包み紙"で現実を覆い、都合のいい話は真実、都合の悪い話はフェイクと決めつける傾向も加速しています。

僕の予測では、日本の右派ブームは早晩、いったん終わるでしょう。しかし、社会がなんの反省もないままでは、やがて大きなしっぺ返しを食らうことになると思います。"ネトウヨ"はただの愚かな人たち? 本当にそうでしょうか。

3・11以降、あらゆるところで「復興」の錦の御旗(みはた)の下、愛国の物語が紡がれました。「日本すごいマーケティング」が大々的に展開され、それを疑いもなく受け入れたのは、いわゆるネトウヨだけではなかったはずです。

日本がトランプ現象から学ぶべきことは何か。今の日本に、アメリカと同じような"活断層"があるのではないか。とりわけリベラルと呼ばれる人たちは、その事実から目を背けたまま、右派ブームの終焉(しゅうえん)をただ喜んでいてはいけない。心からそう思います。

●モーリー・ロバートソン(Morley ROBERTSON)国際ジャーナリスト。1963年生まれ、米ニューヨーク出身。『スッキリ』(日テレ系)、『報道ランナー』(関テレ)、『所さん!大変ですよ』(NHK総合)などレギュラー出演多数。2年半に及ぶ本連載を大幅加筆・再構成した書籍『挑発的ニッポン革命論 煽動の時代を生き抜け』(集英社)が好評発売中!

789名無しさん:2020/12/14(月) 17:13:20
ネトウヨ芸人も安倍信者も、社会から消えてもらうのみ/倉山満
12/14(月) 8:31配信
週刊SPA!
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0ed4202a9e415f966879cbaeb9bbef1c207ff63

790とはずがたり:2020/12/14(月) 20:41:11
適切なスレがない。。

憲法かな。。でも王制の一般論だしな。。

【主張】「立皇嗣の礼」に寄せて:皇位継承議論と皇族個人の資質
https://note.com/fake_erzherzogin/n/nd53098561d1e
財布を忘れて愉快なオーストリア大公妃
2020/11/09 19:05 フォローする

791とはずがたり:2020/12/17(木) 08:17:41
ネトウヨあほや。日本人のやった罪を世界に普く宣伝して行くスタイル。

【歴史戦】ベルリンの「少女像」期限なしの恒常設置へ、日本側の激しい撤去要請を受け
2020年12月2日12:05 by 深海
https://buzzap.jp/news/20201202-comfort-women-statue-berlin/

792名無しさん:2020/12/26(土) 00:32:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/186ba03f7fcee65c6505ba9c0ce78fb8014496e0
日本が1位!コロナ禍で市民の行動が変わった国調査
12/25(金) 12:10配信

世界約4億人のユーザーをもつオンライン署名サイトChange.org(チェンジ・ドット・オーグ)によると、オフィスがある19カ国中、コロナ禍の市民の行動に最も変化が見られたのは日本だという。その中心にいたのは、長い間、政治に無関心だとみなされてきた若者だった。

新規署名キャンペーンは前年同時期と比べ約3倍に
Change.orgではユーザーが多い上位25カ国において、2020年1月1日から7月31日までにChange.orgのサイト上で起こったユーザーの行動を昨年の同時期と比較。新型コロナウイルスによって市民の意識がどのように変わったのかを「新型コロナウイルス パンデミックレポート」にまとめて発表した。

行動変化のバロメーターは、①「キャンペーン」と呼ばれる署名活動の増加率②集まった賛同数③ユーザーの増加率の3つの指標で測ったという。

日本は、

・新規で立ち上がったキャンペーン数(219.67%増加)

・賛同数(150.56%増加)

・新規ユーザー数(41.37%増加)

という結果に。

アメリカ・イギリスを含むChange.orgのオフィスがある世界19カ国中、最も市民の行動に変化が見られた国は日本だったという。

日本の“出る杭は打たれる”風潮を終わらせるのは若者か
Change.orgによると、新型コロナウイルスの影響を受けてChange.org上で立ち上がったキャンペーンに賛同した人は、世界中で1億1000万人以上にのぼり、世界平均でもキャンペーンの数は約1.6倍(前年比80.23%)増加しているという。

その中でも日本の市民活動に大きな変化が見られた要因の1つは若者にあると、分析している。

4月に休校延長を求めるキャンペーンか200ほど立ち上がり、それらの大半が高校生によるものであったこと。また大学を宛先にして学費軽減を求めるキャンペーンが170以上立ち上がったこと。これは若者が政治参加者となり、声をあげ始めていることを示しているという。

「2020年は日本で暮らす市民にとって『変えたい』と思う社会課題に対して声をあげること、またそれらの声に賛同し、政策決定権のある人たちに届けようとすることがより身近になった一年になったことが見てとれます。

特に日本の若者は、長い間、政治に無関心だとみなされてきました。そんな中、新型コロナウイルスの流行以来、日本の若者の間で政治参加の動きが新しい形で、また、より急激な変化を見せています。

“出る杭は打たれる”風潮に穴が空いたとも言える結果でしょう」(Change.org広報担当者)

Business Insider Japanでは、長期化するコロナの影響による働き方や子育ての変化について取材しています。ぶつかっている壁や不安があれば、どうか教えて下さい。ご連絡は ikuko.takeshita@mediagene.co.jp まで。

(文・竹下郁子)

竹下 郁子

793とはずがたり:2020/12/29(火) 22:36:15
初詣誕生の年、女子高生はブルマーを着用?伝統、古い順ランクは?
https://note.com/maiktsu/n/nbf42d81675cf
maiktsuでBlog副デスク代理(長い)
2020/12/27 07:37 フォローする

794とはずがたり:2020/12/30(水) 11:19:52
初詣は明治中期から…意外と古くない「伝統」の数々
『「日本の伝統」の正体』
西野智紀:HONZ
https://diamond.jp/articles/-/156382
ライフ・社会 週末はこれを読め! from HONZ
2018.1.19 5:04

795とはずがたり:2021/01/01(金) 19:10:59

こやつ何処迄皇室の印象を下げんねんww

http://j-seiji.blog.jp/archives/8761524.html
【悲報】竹田恒泰さん、ツイッターに出会い系の文面を誤爆してしまう →そっと削除
2020年12月31日

796とはずがたり:2021/01/05(火) 23:58:29
大村知事リコールに「無断で名前使用」 現職市長、県議ら証言
2020年12月22日 05時00分 (12月22日 05時02分更新) 会員限定
https://www.chunichi.co.jp/article/174188

797名無しさん:2021/01/07(木) 14:37:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff3232112aa4f2f8bebcf7ddb4ef3d55e032b7e0
「DHC会長の差別発言」にサントリーがやってしまった"たったひとつの間違い"
1/7(木) 9:16配信

プレジデントオンライン

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窪田 順生(くぼた・まさき)
ノンフィクションライター
1974年生。テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者等を経て現職。報道対策アドバイザーとしても活動。数多くの広報コンサルティングや取材対応トレーニングを行っている。著書に『スピンドクター“モミ消しのプロ”が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)、『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)など。
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ノンフィクションライター 窪田 順生

798とはずがたり:2021/02/05(金) 21:20:41
町山も山崎も消費税減税派の無責任野郎で気に喰わないんだけど,その相手が菊地なんとかや竹田と輪を掛けて酷いしょぼすぎるバトルで。。

差別指摘は「公正な論評」 作家の竹田氏敗訴―東京地裁
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021020501172&amp;g=soc
2021年02月05日18時27分

 ツイッターで「差別主義者」などと指摘されたのは名誉毀損(きそん)に当たるとして、作家の竹田恒泰氏が紛争史研究家の山崎雅弘氏を相手取り、550万円の賠償などを求めた訴訟の判決が5日、東京地裁であった。前沢達朗裁判長は投稿について「公正な論評で違法性を欠く」と述べ、請求を棄却した。
強制起訴の被告が死亡 東名あおり、デマ投稿

 判決によると、山崎氏は2019年11月、富山県朝日町教育委員会が、中高生らを対象とした講演会に竹田氏を講師として招くことについて、「問題なのは、公的機関が特定国やその出身者に対する差別やいじめの常習者である竹田氏を登壇させること」などとツイッターに投稿した。
 竹田氏は投稿について「誹謗(ひぼう)中傷で、人格攻撃を繰り返した」と主張。損害賠償と投稿の削除などを求めていた。
 前沢裁判長は、竹田氏が著書で「(中華民族は)民度の低い哀れむべき方々」と記したことや、「韓国は、ゆすりたかりの名人」とツイッターに投稿したことなどに触れ、山崎氏の投稿は人権侵害や差別が広がることを懸念した公益目的があり、「相応の根拠がある」と判断した。
 同日、東京都内で会見した山崎氏は「公正な判断。著名人が公然と特定の民族を差別する今の社会は危険だ」と訴えた。
 竹田氏の代理人弁護士は「依頼人と協議し、今後の対応を決めたい」としている。

799名無しさん:2021/02/14(日) 13:58:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe789ac089a322b45523a423360ebca657dac291
世界がドン引きする日本のトランプ支持者。アメリカ人は「単純にクレイジー」とバッサリ
2/8(月) 18:46配信
週刊SPA!

取材・文/林 泰人

【林泰人】
ライター・編集者。日本人の父、ポーランド人の母を持つ。日本語、英語、ポーランド語のトライリンガルで西武ライオンズファン

日刊SPA!

最終更新:2/8(月) 18:46
週刊SPA!

800名無しさん:2021/02/14(日) 14:00:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/56fd098757fb91f5a065b927497ab00a2d127902
大統領選の陰謀論、日本で広めたのは誰? 英語の数上回るツイートも 〝デマ誤情報〟根絶より大事なこと
2/8(月) 7:00配信
withnews

最終更新:2/8(月) 7:00
withnews

801とはずがたり:2021/03/02(火) 12:07:05

https://twitter.com/J_geiste/status/1364410113277132806
GEISTE
@J_geiste
"関係者は「署名が法定数に届かなければ審査されないのを分かった上で、運動の実績を誇示するために署名を積み増したのではないか」と分析"

目的はこれだよね。民意の水増し。解職請求は住民の直接請求権の本丸なんだから、住民自治や民主主義を根本から毀損した大問題なわけ

<愛知県知事リコール・署名偽造問題>運動低調に危機感、水増しか
指示役は誰? 愛知県警の捜査に注目
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/636514
5:00(共同通信)

 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る不正署名問題で、運動事務局の指示で動員されたアルバイトが佐賀県内で署名を偽造した疑いが明らかになった。「一目で同じ筆跡が並んでいると分かる署名簿」(自治体職員)をなぜ作ったのか。関係者は「署名が集まらない現状に危機感を抱き、水増しに手を染めたのではないか」と指摘する。指示役は誰なのか、愛知県警の捜査が焦点となる。

 「明確に何の関係もない。そう信じている」。リコール運動を始めた美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長は22日に記者会見し、運動事務局による偽造への関与はないと明言した。田中孝博事務局長も「一切関与していない」と改めて強調した。ただ、同席した弁護士は「運動に関与した人は7万人いる。全員の把握は不可能だ」と事務局による調査には限界があると説明した。

 関係者によると署名偽造の構図はこうだ。名古屋市の広告関連会社がリコール事務局から「とにかく人を集めてくれ」と依頼され、アルバイト募集を数百万円で受注。人材紹介会社を通じてバイトを雇った。バイトは昨年10月に佐賀県内の貸会議室に集められ、用意した名簿を基に署名簿に氏名や住所を書き写した。現地では事務局関係者が直接バイトに指示していた疑いがある。

 愛知県選挙管理委員会の調査によると、提出された約43万5千人分の署名のうち、8割超に当たる約36万2千人分が無効と判断されており、バイトによる「偽造署名の大量生産」(名古屋市議)が行われた格好だ。

 本来、署名数が解職の賛否を問う住民投票実施に必要な法定数に届かなければ、選管による署名の審査は行われない。今回のリコール運動の提出署名は法定数の約86万6千人分の半分ほどにとどまり、審査の対象外。運動関係者から不正があったとの指摘を受けて選管が調査した経緯がある。

 署名集めを担う受任者として活動した名古屋市の男性は「街頭署名をやった実感からすると、10万筆くらいだと思っていた」と証言。バイトが動員された昨年10月は、リコール運動が期限を迎える時期と重なることもあり、リコール運動関係者は「署名が法定数に届かなければ審査されないのを分かった上で、運動の実績を誇示するために署名を積み増したのではないか」と分析する。

 県警は県選管からの告発を受け、既に広告関連会社社長から任意で事情を聴くなど捜査を進めている。再発を防ぐためにも全容の解明が求められる。(共同)

802とはずがたり:2021/03/04(木) 19:48:42
広告会社が協力持ち掛けか はがき配布、愛知リコール
2/16(火) 15:42配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/85ffe723b74af14852e8070239e7a8709b1aedcd
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共同通信
 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る不正署名問題で、偽の署名を署名簿に書き込むアルバイトの募集に関わったとされる名古屋市の広告関連会社が、事務局に運動への協力を持ち掛けていたとみられることが16日、関係者への取材で分かった。運動への参加を呼び掛けるはがきの配布を担った他、アルバイト募集にも関与したという。

 関係者によると、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が運動開始を表明した直後の昨年6月、広告関連会社から運動事務局に「協力したい」と連絡があった。運動を支援した名古屋市の河村たかし市長は16日、「ありがたいと受け入れた」と説明した。

803とはずがたり:2021/03/04(木) 19:49:42
2017年(希望騒動前)はこんなこといってたのか。

民進・玉木氏「共産以外の野党は解党して一つに」
2017年9月20日 20時11分
https://www.asahi.com/articles/ASK9N6333K9NUTFK01F.html

 民進党の玉木雄一郎・前幹事長代理は20日のインターネット番組で、「共産党以外の野党は全部選挙の前に解党をして、一つの政党にまとまった方がいい」と述べ、来月22日の投開票の公算が大きくなった衆院選前に民進も解党しての野党再編を主張した。

 玉木氏は昨年の代表選にも立候補した若手の論客。

 解党が望ましい理由について、「小選挙区制の選挙制度では、野党が割れていたら勝てない」「今のままでは(選挙)結果が見えている。インパクトとサプライズを持って(衆院選の)公示日を迎えることが大事だ」と指摘した。

804名無しさん:2021/03/19(金) 09:01:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fbc31f4e56c2d54063808f9e8eb6c3879a1970d
橋下徹氏が苦言「最悪の国家の状態になってきた」…武田総務相がNTTとの会食を認めたことに私見
3/18(木) 14:09配信
スポーツ報知
 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が18日、自身のツイッターを更新。武田良太総務相がこの日の衆院総務委員会で昨年11月にNTTの澤田純社長やJR東海の葛西敬之名誉会長との会食に同席したことを認め、飲食費は自身で1万円を払っていたことについて、私見を述べた。

 これまで武田総務相は「国民の疑念を招く会食はしていません」という内容の答弁を繰り返してきた。

 この問題に橋下氏は「今の日本政府の国会対応はなんなんだろう。こういう指導者の姿勢が官僚全体に伝播する。この程度のことも国会できちんと答えないのか。これくらいのこと、最初からきちんと答えておけばよかったのに」と苦言を呈し、「もう政府の国会答弁を誰も信用しないだろう。最悪の国家の状態になってきた」とツイートした。

報知新聞社

805とはずがたり:2021/04/12(月) 13:02:35
川崎ヘイトデモや余命裁判で有名な「五十六パパ」こと津崎尚道氏が死去  ヘイトが生き甲斐の孤独な老人だった…
http://j-seiji.blog.jp/archives/9497237.html
2021年03月23日

806とはずがたり:2021/04/12(月) 13:06:48

そもそも公認されるのかね?比例復活難しいブロックにまわされるんちゃうか

【点描・永田町】杉田水脈議員は政権の“お荷物”
2020年10月18日19時00分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020101400296&amp;g=pol

自民党本部を訪れ、同党の杉田水脈衆院議員への抗議署名を渡そうとする市民団体「フラワーデモ」のメンバー=10月13日、東京都千代田区

 自民党の会合で「女はいつでもうそをつく」との“トンデモ発言”で集中砲火を浴びているのが、杉田水脈衆院議員(当選2回・53歳)だ。ネット上では同氏の議員辞職を求める活動への賛同署名が殺到、野党側も「政権追及の絶好の材料」と勢いづく。2012年の初当選以来、数々の問題発言で物議を醸してきた杉田氏だが、今回の発言には党執行部も「言語道断で、(重大処分見送りは)今回が最後」(世耕弘成参院幹事長)と苦り切る。ただ、杉田氏は反省の素振りを見せながら発言撤回は拒み、いわゆる「ネット右翼」の声援を拠り所に、今後も議員として発言を続ける構えだ。このため、今後も杉田氏の「ハチャメチャな言動」(自民幹部)が菅義偉首相の政権運営の“お荷物”になりそうだ。

807とはずがたり:2021/04/16(金) 16:09:00
【独自】事務局幹部「偽造に深く関与」認める 愛知県知事リコール不正署名 常滑市議を辞職 
https://www.tokyo-np.co.jp/article/98392
2021年4月16日 05時00分
愛知県常滑市議の辞職願を提出して取材に応じる山田豪氏=15日午前、愛知県常滑市で(成田嵩憲撮影)
愛知県常滑市議の辞職願を提出して取材に応じる山田豪氏=15日午前、愛知県常滑市で(成田嵩憲撮影)

 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る不正署名事件で、リコール活動団体の事務局幹部だった山田豪たけし・同県常滑とこなめ市議(52)が、本紙の取材に「偽造署名に深く関与した」と認めた。具体的な不正行為は「田中孝博事務局長の指示で昨年10月末〜11月上旬、名古屋市内で同一筆跡の大量の署名簿に自ら指印を押した」と明らかにした。山田氏は15日、一連の問題の責任を取って議員辞職した。
【関連記事】「証言が正しいか答えられない」署名偽造に共に関与と名指しされた事務局長
 リコール活動団体の事務局関係者が不正への関与を認めたのは初めて。山田氏は田中事務局長らとともに運動の中心的な役割を担い、活動方針の決定に関わったり、街頭演説で署名を呼び掛けたりしていた。地方自治法違反(署名偽造)の疑いで捜査している愛知県警から、任意で事情聴取を受けている。
 山田氏は取材に「偽造署名に深く関与したことを自覚し、反省している。私自身がやったことを全て世間にさらして、真相究明に向き合いたい。県民のリコール活動を台無しにしてしまい、深くおわび申し上げたい」と謝罪した。
 山田氏の証言について、田中孝博事務局長は本紙の取材に「証言が正しいかどうかについては答えられない」と語った。

808とはずがたり:2021/04/26(月) 12:42:07
ババのなすりつけ合い再開GO!

【名古屋市長選】高須院長「絶交します」 河村氏の当確受け
https://www.chunichi.co.jp/amp/article/243236?__twitter_impression=true
2021年4月25日 21時55分 (4月25日 22時36分更新)

 大村秀章愛知県知事のリコール活動団体会長で、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長は河村氏の当選について「まあ良かったです、とは思うが、義理で市長選が終わるまで我慢していた。リコールをしようと言い出したのは河村さんなのに、私が言い出したとうそをついたことは許せない。いざという時に逃げる人とは今日をもって友達をやめて、絶交します」と話した。
 団体事務局長の田中孝博・元愛知県議は「ホッとしている。不正署名問題が原因で河村氏が落選したら、事務局長として心苦しかった」と話す。ただ「残念な気持ちもある。私が問題を起こした犯人だと断定するような発言を公の場でしていたことについては、市長としての資質を疑っている。このような言動が続けば、河村氏のリコールを求める市民が現れる可能性もあるのではないか」と語った。

809とはずがたり:2021/05/03(月) 12:00:29

署名の書き写しってなんか清書してもしたように読めるけど捏造だろ?違法性の認識は「無かった」ってなんやねん。

高須や河村の関与もちゃんと明らかにしよう。

河村のリコール成功も結構危うかったし,高須は躁状態でSNSで暴れていた。

【独自】一転、事務局長が書き写し依頼認める「署名集まらず焦り 高須院長に恥かかせられなかった」 愛知県知事リコール不正
https://www.tokyo-np.co.jp/article/102050
2021年5月3日 06時00分

 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る不正署名事件で、活動団体事務局長の田中孝博・元愛知県議(59)が、名古屋市の広告関連会社が佐賀市で行ったアルバイトによる大量の署名の書き写し作業を、自ら「依頼した」と明らかにした。違法性の認識は「無かった」とした。田中氏は公の場ではこれまで、一貫して否定か「答えられない」と話してきた。
【関連記事】事務局幹部「偽造に深く関与」認める 愛知県知事リコール不正署名 田中事務局長は「証言が正しいか答えられない」
 田中氏は依頼した理由を「予定通り署名が集まっておらず、焦っていた」と説明。活動団体会長で美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が、会員制交流サイト(SNS)などで署名集めの順調さを発信していたことなどから「恥をかかせるわけにはいかなかった」とも語った。

810とはずがたり:2021/05/22(土) 01:52:30
マルクスなら、今の環境問題に何を思う? 『人新世の「資本論」』が鳴らす警鐘。【VOGUE BOOK CLUB|中村佑子】
BY YUKO NAKAMURA
2020年12月5日
https://www.vogue.co.jp/change/article/vogue-book-club-hitoshinsei-no-shihonron

811とはずがたり:2021/05/24(月) 21:41:18
高須氏関係会社を捜索 リコール運動関与の実態捜査か
会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASP5S6VDTP5ROIPE01F.html
山下寛久、村上潤治、松島研人2021年5月24日 20時50分


 愛知県の大村秀章知事に対するリコール署名の偽造事件で、県警は24日、運動を率いた美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長の名古屋市内の関係会社を地方自治法違反(署名偽造)の疑いで家宅捜索した。佐賀で偽造された署名簿に、高須氏の秘書が指印を押していたことが分かっており、高須氏の運動への関与の実態などを調べるとみられる。

 運動団体事務局長の田中孝博容疑者(59)は、県選挙管理委員会に政治資金収支報告書を提出した際、高須氏から運動団体に1200万円の貸し付けと、150万円の寄付があったことを明らかにしている。高須氏は運動団体の会長で、街頭で署名を呼びかけた。

 高須氏はこれまでの取材に、自らの偽造への関与を強く否定し、「全く知らない。事務局の金が足らない分は約束通り、出しただけだ」と説明している。

偽造された署名、70万筆前後か
 また、佐賀市内でのアルバイ…

812とはずがたり:2021/05/27(木) 23:48:49
高須院長の女性秘書が大量の署名に指印押す不正に関与か 高須院長「何百人もいたそうでその中の1人です」
2021/05/20 11:57東海テレビ
https://news.goo.ne.jp/article/tokaitv/nation/tokaitv-20210520-1157-173169.html
高須院長の女性秘書が大量の署名に指印押す不正に関与か 高須院長「何百人もいたそうでその中の1人です」

高須クリニックの高須克弥院長

(東海テレビ)

 愛知県の大村知事へのリコール運動を巡る署名偽造事件で逮捕された事務局長の次男が、アルバイトに署名の書き写しを直接指導していたとみられることが分かりました。

 リコール団体の事務局長・田中孝博容疑者(59)、妻のなおみ容疑者(58)、次男の雅人容疑者(28)ら4人は去年10月、佐賀市でアルバイトを動員して大量の署名を偽造した疑いで逮捕され、20日朝送検されました。

 警察は4人の認否を明らかにしていません。

 その後の関係者への取材で、田中容疑者の指示を受けた次男の雅人容疑者が佐賀市でアルバイトに署名の書き写しの方法を指導し、妻のなおみ容疑者も立ち会っていたとみられることが新たにわかりました。

 また、雅人容疑者が名簿の原本などを愛知県から車で運んだとみられます。

佐賀県でアルバイトをした男性:
「次男の方は私が座ったすぐ左前の席に座っていらっしゃったのかな。『これは行政の指示でやってるから大丈夫ですよ』みたいな」

 一方、関係者への取材で、リコール団体のトップで高須クリニックの高須克弥院長の女性秘書が、大量の署名に指印を押す不正に関与したとみられることがわかりました。

高須院長:
「『(田中)事務局長の要請だから』と言ってやったんだそうですけど、何百人もそういうこと(指印)をしている人たちがいたそうでして、その中の1人です」

813とはずがたり:2021/06/29(火) 17:25:58
最近とんと聞かないけどこの件どうなったんだ??

リコール運動事務局幹部 警察から任意で事情聴取受けたこと認める 偽造疑惑は「お話しできない」
2021年3月2日 13:15
https://www.nagoyatv.com/news/?id=005417

 愛知県の大村秀章知事のリコール運動を巡る署名の偽造疑惑で、リコール運動事務局の幹部を務めた常滑市議が、警察から任意で事情聴取を受けていたことを認めました。

 愛知県選挙管理委員会は、提出された署名の83.2%を無効と判断し、複数の人物が他人の名前を書いた偽造の疑いがあるなどとして、容疑者不詳で刑事告発し、愛知県警が地方自治法違反の疑いで捜査しています。

 リコール運動事務局の幹部で、愛知県常滑市の市議会議員の山田豪(たけし)市議が2日、報道陣に対して、先月27日に警察から任意で事情聴取を受けていたことを認めました。

「皆様にご迷惑おかけしていることはお詫び申し上げます」
「警察にはお話ししています。(Q.いつ聴取を受けたのか?)土曜日(27日)に協力しました。警察、愛知県警で」(山田豪 常滑市議 2日午前11時過ぎ)

 関係者への取材から、リコール運動事務局の幹部の名前で、名古屋市内の広告関連会社に発注書が出され、佐賀県内でアルバイトを雇って大量の署名の書き写しが行われた疑惑が浮上しています。

 山田市議はこれまでのメ?テレの取材に対しては、一貫して疑惑への関与を否定してきましたが、2日の取材では「一切お話できない」と答えました。

「警察案件になっていまして、警察にしっかりと協力していますので、一切しゃべることを控えさせていただきます。そういう立場です」
「佐賀に行ったとか行ってないとか、今はそれも含めてお話ができないという状況ですので、よろしくお願いします」
「今の段階でお話ししませんが、時が来たら、しっかりお話しします」((山田豪 常滑市議 2日午前11時過ぎ)

【独自】署名偽造、バイト動員か 愛知県知事リコール、広告下請け会社が求人
https://www.chunichi.co.jp/article/202740
2021年2月16日 02時00分 (3月5日 12時07分更新)

名簿を書き写すアルバイトの関連ウェブサイト。募集内容や勤務条件が載っている

 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)に向け、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長らが同県選挙管理委員会に提出した署名簿に、偽造が疑われる大量の署名が含まれていた問題で、多数のアルバイトが、愛知県民らの名前や住所が書かれた名簿を、リコール活動団体の署名簿に書き写していたことが分かった。名古屋市の広告関連会社の下請け会社が、大手人材紹介会社を通じてアルバイトを募集。佐賀市内の貸会議室で書き写させていた。

 関係者によると、署名簿には、高須院長や活動を支援した河村たかし名古屋市長の写真が載っており、活動団体が利用していた署名簿と同じだった。昨年十月の複数の日に、大勢のアルバイトが一人当たり数時間?十数時間ほど、時給九百五十円で参加した。広告関連会社は、どんな経緯で下請け会社が仕事を受注したか内部調査を進めている。...

814とはずがたり:2021/08/21(土) 17:07:06

日本でなぜポピュリズムが台頭しないのかを中東メディアが分析
8/21(土) 7:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/7cc57811242ed2c468e5b66b1eb5f13434ee507e
クーリエ・ジャポン

2016年9月、大統領選討論会で、共和党候補としてスピーチをしたドナルド・トランプPhoto by Win McNamee / Getty Images

カタールメディア「アルジャジーラ」が「日本ではなぜポピュリズムが人気がないのか」とする記事を掲載した。

【画像】日本でなぜポピュリズムが台頭しないのかを中東メディアが分析

欧米に比べて日本ではポピュリズムが目立たないと指摘したうえで、選挙制度や経済格差、「比較的統一された文化」など、あらゆる角度からその理由を分析している。中東メディアが見た日本の姿はどのようなものだろうか。

日本を静かに通り過ぎた
1987年4月1日、当時の首相だった中曽根康弘は、急進的な労働組合運動に致命的な打撃を与えた。

中曽根は、国鉄を7つの民営鉄道会社に分割。その過程で、強大な国鉄労働組合は壊滅させ、日本のボトムアップ政治の主要なプラットフォームは消滅したのだった。

中曽根の国鉄分割は、日本の独立した組合の力に対する、とどめの一撃だった。これは、1981年にアメリカでロナルド・レーガン大統領が航空管制官組合員を解雇したことや、1985年にイギリスでマーガレット・サッチャー首相が全国炭鉱労働組合を屈服させたのと同様だった(中曽根がこれらの指導者と個人的な友人であり、政治的な同盟者であったことは偶然ではない)。

1980年代末までに、日本のほとんどの労働組合は、慎重で保守的な日本労働組合総連合会(連合)の傘下に再編された。連合は、30年以上の歴史の中で大規模なストライキを支援したことのないおとなしい労働組織であり、労働者の雇用保障、毎年の小幅な賃上げ、職場の安全性向上策などを主張し、体制側の小さな立場で甘んじてきた。

労働組合を手なずけたことで、中曽根の期待通りに10年も経たないうちに野党第1党の日本社会党が崩壊。それまで、日本社会党は国内第2位の政党だったが、選挙戦に動員できる組合員の後ろ盾を欠き、経済団体や専門家団体の政権与党への支援に対抗できなくなった。

これにより、反体制的な政治運動、つまり草の根的な意見や反体制的な意見を推進する政治運動が、日本の政界で成長し、発展する余地があった時代は終わりを告げた。

言い換えれば、これが2020年代初頭に他の先進民主主義国を席巻したポピュリズムの波が、満足もしくは無関心な日本を静かに通り過ぎたように見える要因の1つでもある。

北米や欧州に比べて相対的に弱め
まず言っておかねばならないが、「ポピュリズム」について誰もが認める定義はない。一般的には「国民」の代表者として、来るべき進歩を妨げているとされる腐敗したエリートと闘う政治指導者が含まれている。

それ以上に、ポピュリズムがどんなものかを具体的に説明するのは難しい。

いずれにせよ、日本の政治家が好んでメンバーになりたがるG7の国々の北米やヨーロッパに比べて、現在の日本ではポピュリズムが弱めという相対的なコンセンサスが得られている。

このような日本におけるポピュリズム政治の相対的弱さを説明するのに、政治システムに構造的な障害があると指摘する学者もいる。

西南学院大学のクリス・ウィンクラー准教授は、日本の政治システムは「どの政党にとっても、特にポピュリスト政党にとって非常に高いハードルがある」と考えている。

長く政権を維持してきた自民党を除いて、国政レベルの政治家は、投票での勝算を高めるため、異なる意見を持つ人々と妥協したり、他の小政党と協力したりすることを余儀なくされる。

815とはずがたり:2021/08/21(土) 17:07:23
>>814
与党の政治家も同じように妥協を求められる。政権与党は7つの大きな派閥に分かれており、独自の道を歩むことができないようになっている。実際、自民党は1955年に対立する2つの保守政党が合わさってできた政党だ。

ウィンクラー准教授は「トランプのような人物は日本では勝ち目がありません」と断言する。さらに「完全なアウトサイダーでは、勝てません」とも。

テンプル大学ジャパンのマイケル・チュチェック助教授も、本物のトランプのような人物が日本で国のリーダーになるのは期待できない、と同意する。日本では、億万長者がそのような権力の道を歩むことはできない。なぜならこの国では「政界進出を金で買うことはできない」からだ。

日本のお金持ちは丘の上に住まない
しかし、現在の日本のポピュリズムの弱さを説明するのに、選挙制度に注目すべきだという点については、全員が同意しているわけではない。

センター・フォー・アメリカン・プログレスのアジア担当シニア・フェロー、トビアス・ハリスは「選挙制度は単なるルールであり、国民が何かを求めれば、それに合わせて政党システムが変わります」と主張。日本でポピュリズムが流行らない理由は、他にもあると考えている。

ハリスの考えでは、日本のポピュリズムが抑制されているのは、国民年金、失業手当、国民健康保険などの社会的セーフティネットがしっかりと維持されているためであり、そのため日本には悲惨な貧困があまりないか、少なくともそのような貧困が目に見える形で現れていないからだそうだ。

ウィンクラー准教授は、過去20年間で「日本の不平等は拡大している」が、それでも「アメリカのレベルには遠く及ばない」と指摘する。経済協力開発機構(OECD)の最新データによると、日本の貧困率は15.7%で、米国の17.8%と比べても遜色はない。以前よりも経済的に苦しくなってきているとはいえ、ほとんどの日本人は、依然として自分たちは中流階級の一員であると考えているのだ。

また、北米やヨーロッパのように、億万長者が派手な生活をしているということもあまりない。もちろん、日本にも富裕層はいるが、丘の上の豪邸や人里離れたゲートとフェンスで囲まれた住宅地ではなく、他の人々と同じコミュニティに住む傾向がある。平等主義と相互協力を重んじる日本では、富の誇示は社会的に受け入れられない。

そのため、日本では、国を支配する「1%」についての議論は主流ではない。近年、「上級国民」という言葉がソーシャルメディア上で流行しているが、これは、政治家や司法関係者から何らかの形で優遇されている人たちを大まかに意味する。

比較的統一された国民文化
自然災害や人災が起こっても、暴力や略奪はここ数十年でほとんど見聞きすることがなくなったことからもわかるように、日本社会は比較的まとまりがあり、団結している。

ドイツのデュースブルク・エッセン大学のアクセル・クライン教授は「日本には、日本人を 『2つの民族』と呼ぶ人があまりいません」と指摘している。

北米やヨーロッパでは、都市部と農村部の間に経済的・文化的な大きな格差があるが、日本はそうではない。これは、与党自民党の政治権力基盤が地方のコミュニティにあり、主に1945年以降の土地改革が成功したこと、そして一般的に保守的な文化的背景によるものだ。

「自民党は地方を存続させるために多くのことをしています」とクライン教授はみている。「自民党は瀕死の状態にある小さな都市や村に多くの資金を投入しています」。その結果、地方に住む日本人は「自分たちを『忘れられた人々』と呼ぶことはありません」。

ハリスは、日本には「逆転ポピュリズム」があるとすら語る。「もし、都市と農村の格差があるとすれば、日本の純粋な農村の人々から都市のエリートに対して向けられているものではなく、日本の都市の悩める人々が農村に基盤を置くエリートに向けているものです」。地方が「国民の文化的生活の中で忘れられている」わけではないと、ハリスは同意している。

実際、地方の食べ物や習慣は日常的に語られ、重んじられている。都市部の住民は、休日になると地方に出かけて親戚を訪ねたり、日本の別の側面を体験したりするのを楽しみにしている。

このような比較的統一された国民文化は、恨みを軽減し、怒りに満ちた田舎のポピュリズムが支持されるのを防ぐ役割を果たしている。(つづく)

816ゴキブリ負け犬JAPが繰り返す人工地震:2022/04/13(水) 16:11:57
┫「“248の命を狙うの頑張れ”とアメリカの工作組織に言ってる」と投稿して来たということは、[ 7B62-04A6-77EE ]はアメリカの工作組織の一員ではないが、表向きアメリカの工作組織を後方支援するポジションにいることを物語っている。

┫要するに[ 7B62-04A6-77EE ]は渋々アメリカCIAの下働きをさせられている反米・極右のゴキブリ負け犬JAPである。

┫正体を見破られ、自分達が人工地震の仕掛け人であることまで看破された反米・極右のゴキブリ負け犬JAPが 2022年4月13日(水)13:29、腹癒せに小山市付近を狙って茨城南部で最大震度2の人工地震。

┫更に三井物産関係者から 2022年4月10日(日)の午前中に続いて 2022年4月13日(水)15:00、再び「御宅の隣人は入院してICUに入ってるんでしょう?」と 病死に見せ掛けて隣人を殺害することを示唆する不審な電話。

817ゴキブリ負け犬JAPが繰り返す人工地震:2022/04/13(水) 16:13:17
「5ch嫌儲板のユダー」を騙る奇妙な投稿と「ユダーの命を狙え」と囃し立てるバカ、更には茨城南部人工地震、三井物産関係者から再び「御宅の隣人は入院してICUに入ってるんでしょう?」という奇妙な電話


>『まちBBS小山市183』

>248: 利根っこ 2022/04/12 (火) 08:30:50 ID:FWSBSKMQ [C99E-4740-1025]

>/:::<O>::

>>1ユダーと申します。 5ch嫌諸板のコテです。

>みなさん助けてください!

>アメリカの陰謀を暴露したせいで、 自分は、 今、アメリカの工作組織に執拗に命を狙われて います。

>1,これまでに自分が暴露した内容

>・東日本大震災がアメリカの人工地震であり、福島第一原発の爆発がアメリカによるテ口攻撃であること。

>・憲法改正が中国と核戦争を引き起こすためのアメリカの仕掛けであること。

>・新型コロナウィルスがアメリカの生物兵器であり、モンゴロイドを標的にした生物兵器であること。

>・異次元緩和がハイパーインフレを引き起こすための仕掛けであること。

>2,自分がアメリカの工作組織から受けている攻撃

>・生物兵器による攻撃。 2020年1月に、早くも新型コロナに感染させられ、肺炎を発症しました。

>・心筋梗塞や脳梗塞、癌を誘発させるような毒ガスをばら撒かれています。

>・家族が癌に罹患させられました。 自分の家系は癌家系でもないにも関わらず、 2016年頃 同時期に、 祖父母と父親が癌を患い、そのうち、祖父は2017年に死去しました。

>・電磁波兵器による攻撃を受けています。 これは間違いなく存在します。 血管に損傷を与え て、脳出血や心筋梗塞を誘発させようとしています。

>3,アメリカはすでに未来と通信しています。 あらゆる未来技術を手に入れています。 それを隠しているだけです。

>電磁波兵器、思考盗聴、感情の操作、 光学迷彩、 メテオ兵器などすべて開発済みです。

>4、この世界はすでに「1984」の世界です。

>世界中のあらゆる人間が詳細に管理されています。

>陰謀論者や政治家、芸能人、 ジャーナリスト などのうち、アメリカの都合の悪い人間はすべて狙われています。

>それらの人々が癌を患ったり、 原因不明の体調不良になるのは、アメリカの工作組織による攻撃が原因です。

>ytjytgh





>254: 利根っこ 2022/04/12(火) 10:02:11 ID:/4rN/7+A [ 7B62-04A6-77EE ]

>CIA工作員がんばれ!





>262: 利根っこ 2022/04/12(火) 13:26:09 ID:/4rN/7+A [ 7B62-04A6-77EE ]
>260

>なにか勘違いしてないか?

>「お前がCIA工作員だ」とは言ってない。

>「248の命を狙うの頑張れ」とアメリカの工作組織に言ってる。





┫まず 正確には「5ch嫌儲板のユダー」であるにも拘わらず 「5ch嫌諸板」と自己紹介に誤った表記をしているから コイツ([C99E-4740-1025]) は偽物のユダーであったことが分かる。

┫ネット検索したところ、上掲の“>>1ユダーと申します。 5ch嫌諸板のコテです。みなさん助けてください!” は『まちBBS小山市183』限定で投稿されており、マルチ・コピペではなかったことが分かる。

┫「CIA工作員がんばれ!」とアメリカ人の多様な価値観を茶化す投稿をして来た[ 7B62-04A6-77EE ]は、そのことから反米・極右か反米・極左のゴキブリ負け犬JAPであることが分かる。

┫「“248の命を狙うの頑張れ”とアメリカの工作組織に言ってる」と投稿して来たということは、[ 7B62-04A6-77EE ]はアメリカの工作組織の一員ではないが、表向きアメリカの工作組織を後方支援するポジションにいることを物語っている。

┫要するに[ 7B62-04A6-77EE ]は渋々アメリカCIAの下働きをさせられている反米・極右のゴキブリ負け犬JAPである。

┫正体を見破られ、自分達が人工地震の仕掛け人であることまで看破された反米・極右のゴキブリ負け犬JAPが 2022年4月13日(水)13:29、腹癒せに小山市付近を狙って茨城南部で最大震度2の人工地震。

┫更に三井物産関係者から 2022年4月10日(日)の午前中に続いて 2022年4月13日(水)15:00、再び「御宅の隣人は入院してICUに入ってるんでしょう?」と 病死に見せ掛けて隣人を殺害することを示唆する不審な電話。

818ゴキブリ負け犬JAPが繰り返す人工地震:2022/04/19(火) 10:27:38
陸自の爆音ヘリがオナニー飛行訓練を繰り返している。
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反米・極右の長州閥、安倍が核戦力を有するロシアと手を結んで在日米軍を追い出そうと企み、プーチン大統領に「返還される北方領土には米軍基地を置きません」と直接 伝えた時もダンマリを決め込んで国益や国の安全保障よりも自己保身に血眼になり、陸幕長に昇格した反米・極左のポンコツ東大卒ゴキブリ野郎。
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東支那海の日本側EEZ内で支那人が勝手に天然ガスを採掘しても追い払う様子なし。
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「今日のウクライナ危機は明日の日本の危機」であるにも拘わらず、義勇兵として実戦を経験し 見聞を広めようという意欲ゼロ。
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こんなことでは日本が周辺の共産主義国家から侵略されても何処の国も義勇兵を送ってくれない。
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オナニー飛行訓練を繰り返すだけの陸自。 コイツらの何処が「命懸けで国を守ります」なのか。

819とはずがたり:2022/04/22(金) 06:54:55

すげえな,,

【衝撃スクープ】日本第一党・桜井誠党首 中核派の男性活動家と交際か!?愛国者の献金が反日極左に?
https://www.nisho.biz/post/0402242003

日本第一党・桜井誠党首にまさかの疑惑が浮上した。当時未成年であった男性Aに飲酒をさせ、性的関係を持ったとされる。その後もAに「お手当」を払う形式での援助交際のような関係を続けているという。

Aは中核派のデモ行進にも参加するような人物で、日章新聞には証拠の画像も届いている。

Aとの援助交際を続けている資金源はどこか。ある関係者はこのように指摘する。

「党員・支持者の党費・献金が、党を通じて人件費・経費などの形で桜井氏に渡り、『お手当』『小遣い』としてAに渡ったのでは無いだろうか」

Aが中核派の関係者であるのなら、機関紙『前進』の購読やカンパ、党費などを通じて、中核派に桜井氏の「お手当」が渡った可能性は否定できない。

820陸自のオナニー飛行訓練:2022/05/17(火) 12:03:18
ロシアの外交官を追放して終わりじゃなくて、日本経済を没落させ 核戦力を有するロシアと手を結んで同盟国アメリカを日本から追い出そうとした清和会をブルジョア政党である自民党から追放しないと。
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長きに亘り共産主義マルクス経済学のメッカであり、戦前の井上準之助の頃から『国策デフレ』を繰り返して日本経済を没落させた国賊ポン銀・財務省とポンコツ東大を解体しないと。
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国賊ポン銀・財務省とポンコツ東大に三井財閥が癒着して『国策デフレ』を強行し日本経済を破滅させ内地は失業者と餓死者が溢れ返ったので 追い詰められた戦前の軍部は内地の失業者を送り込むため『満洲は日本の生命線』、『王道楽土』、『五族協和』を唱えて満洲事変を引き起こし 満洲国を建国するに至ったのである。
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同じ過ちを絶対に繰り返しては ならない。
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平成日本経済を没落させた『国策デフレ』や出鱈目『量的金融緩和』に付和雷同した三井財閥を経団連から追放しないと。
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反米・極左と反米・極右を国会や霞が関から追放しないと。
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何時まで経っても日本は復活できないぞ。

821名無しさん:2022/05/21(土) 17:03:35
栃木県って『支那かぶれ竹下派の巣窟』なんだっけ? 隣の群馬県と違ってマトモな総理大臣が一人も出てねえド田舎だったな、トツグ県ww
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支那は日本の反米・極右をハニ・トラで絡め捕って大日本帝国憲法と日本軍を復活させると共に日米安保条約を破棄させて在日米軍を追い出し、日本を支那の核の傘の下に組み入れようと躍起になってんだっけ?
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中国共産党の傀儡である『支那かぶれ竹下派』としては、大日本帝国憲法と日本軍を復活させると共に日米安保条約を破棄させて在日米軍を追い出す以上、自衛隊と米軍が一体化しては困るので、北関東の内陸で自衛隊単独のオナニー飛行訓練をやらせたい訳かww
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『支那かぶれ竹下派の巣窟』である宇都宮の陸自航空学校とスバルのヘリ工場を 岩国か三沢の米軍基地の隣に移転させろ!

822支那かぶれ反米・極右JAPがコソコソと みみっちい人工地震:2022/05/22(日) 15:50:58

>>維新の会と同様、中国共産党の傀儡である『支那かぶれ竹下派』としては、まず大日本帝国憲法と日本軍を復活させると共に日米安保条約を破棄し、次いで在日米軍を追い出した上で日本を支那の核の傘の下に組み入れたい と…
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>>つまり自衛隊と米軍が一体化してしまっては在日米軍を追い出しづらくなるので、支那かぶれ竹下派の巣窟である北関東の内陸(ド田舎の宇都宮あたり)では自衛隊単独のオナニー飛行訓練にこだわってる訳だな。
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★共産主義一党独裁体制の支那は既にオワコンだ。
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★いくら中国共産党に媚びを売ったって維新の会や竹下派の天下は絶対に やって来ねえぞww
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★陸自航空学校とスバルのヘリ工場を 岩国か三沢の米軍基地の隣に移転させ、自衛隊と米軍の一体化を強力に推進して、中国共産党の日米分断工作に断固たる態度で対抗しろよ!
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>>2022年5月22日(日)午後12時24分頃、茨城県沖で最大震度5弱の人工地震。
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★ハニトラで中国共産党に絡め捕られた日本の反米・極右が人工地震を起こして悪足搔きww
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★今晩からバイデン大統領が来日するので その前にコソコソ人工地震ww
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★どんなに屈辱的な罵声を浴びせられてもバイデン大統領の滞日中に首都直下で人工大地震を起こす度胸など無い支那かぶれの腰抜けゴキブリ負け犬JAP!
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★中国共産党に唆された日本の反米・極右(維新の会と竹下派)よ! 悔しかったらバイデン大統領の滞日中に首都直下で人工大地震を起こしてみろ! オマエ等 中国共産党お抱えの反米・極右なんだろ? 「自分達は正真正銘の反米なんだ」ってトコを中国共産党の親分に見せてやれや!
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★中国共産党から吹き込まれた通りに 「広島・長崎原爆の遺恨を覚えたるか! 仇討ちだ!」っつってバイデン大統領の滞日中に首都直下人工大地震を起こしてみろ、支那かぶれ腰抜け維新の会! 支那かぶれ負け犬JAPの竹下派!
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★どうせバイデン大統領の来日前にコソコソと みみっちい人工地震を起こすのが精一杯なんだろ、支那かぶれ反米・極右の維新の会、支那かぶれ竹下派ww 
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★度胸のねえ腰抜け供は とっとと消えろ!

823トツグ県は支那かぶれ負け組の竹下派の巣窟:2022/05/24(火) 20:59:19
「陸自の航空学校なんて北関東(栃木と茨城)に2つも要らんわなぁ」
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→これ正論。
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宇都宮の陸自航空学校とスバルのヘリ工場を米軍三沢基地か岩国基地の隣に移転し 自衛隊と米軍の一体化を推進すべし!






近代日本を代表する啓蒙思想家である福沢諭吉翁は、上役の出鱈目な考えに盲従して犬死にする(赤穂浪士や山本五十六のような)日本人を『丁稚の権助』と批判し、支那人や朝鮮人の盲信する儒教を否定、西洋の優れた諸制度やライフスタイルを積極的に紹介して、脱亜入欧と独立自尊を説いた。
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ところが折角 慶應義塾に学んだにも拘わらず、ハニー・トラップに引っ掛かったのか何か知らんけど、支那にかぶれて『中国共産党お抱えの竹下派』に魅入られる不良塾員が少なからず見受けられた…
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小沢一郎に山岡賢次、船田元…
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一生を懸けて脱亜入欧と独立自尊を説いた福翁に逆らい、『脱欧入亜』して『支那にかぶれた』不良塾員は一体なにを考えているのか?
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説得力のある理由も示さずに『脱欧入亜』して『支那にかぶれる』ような不良塾員だから、直前の総選挙で国政への復帰を果たしたばかりの船田元は2003年11月29日(土)に御膝元の足銀が経営破綻するという手荒い歓迎を同じ慶応塾員の小泉純一郎や竹中平蔵から受けた。
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それまで3回も公的資金注入を受け 順調に経営再建中だった地元銀行を目の前で強引に潰されるというのは船田元にとって良い面の皮だったろうよ?
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そう言えば自民党栃木県連会長も『中国共産党お抱えの竹下派』茂木敏充だったなww
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隣の群馬は総理大臣を何人も出してるってのに トツグの田舎ッペは こんなのばっかかww
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因みに現在の足銀は、茨城の常陽と『めぶきFG』とかいうの作ったが、結局めぶきFG社長は代々 常陽の人間で 『中国共産党お抱えの竹下派』の巣窟である栃木の足銀行員は『格下扱い』だww
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船田元は相変わらず『中国共産党お抱えの竹下派』に留まり、『脱欧入亜』して『支那にかぶれた』不良塾員の侭だなww
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中国共産党の意を体して『自衛隊と米軍の一体化』に逆らい、陸自航空学校とスバルのヘリ工場を宇都宮のド田舎に単独で抱え込んで、米軍と自衛隊を一体化させる気ゼロだなww
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支那かぶれ負け組の竹下派(船田元や茂木敏充)は親米派住民の頭上を宇都宮の陸自爆音ヘリに繰り返し徘徊させている。 
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『中国共産党お抱えの竹下派』の巣窟である栃木の田舎ッペ供は この侭 支那かぶれ負け組の竹下派(船田元や茂木敏充)の泥船を漕ぎ続ける積もりなのかww
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トツグの田舎ッペ供は もっとシゴかれねえと目が覚めねえようだなww

824近所迷惑な番犬の無駄吠えを撒き散らす東武鉄道社員宅:2022/06/21(火) 14:50:14
東武鉄道社員宅の番犬が やかましい!
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朝夕のアーバンパーク・ラインやスカイツリー・ラインの超満員電車だけでウンザリしてんだけど(精神的苦痛の賠償金を払え、まったく!) 、東武鉄道社員は自宅でも番犬の無駄吠え撒き散らして近隣住民に迷惑かけてんのか? 東武鉄道は困った会社だな…
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門扉が1つしか無い高い塀に囲まれた家屋に住んでる東武鉄道社員が、来訪者の来る玄関とは母屋の反対側に番犬の犬小屋を移動したこと自体きわめて不自然な行動。 あれでは番犬の役割を果たさない。
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敢えて玄関と反対側に移動した犬小屋に面する近隣住人を番犬の無駄吠えの標的にする故意があるとしか考えられないぞ。
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自宅警備員をやってる東武鉄道社員の姉、「行かず後家」が番犬のマイクロチップに電波でも送って四六時中 無駄吠えさせる動物虐待をしとるんか? 
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近所の誰とも挨拶しない、近所の誰からも視線を逸らす「変わり者の行かず後家」。 日中は母屋に閉じ篭もって来訪者が来ても居留守だそうだ。
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品川区の会社はリストラされたんか? それとも在宅勤務してんのか? もうコロナ・シフトは明けた筈だろ?
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夜間しか出歩かないので 近所の誰もが 「変わり者の行かず後家」の顔や声を思い出せない、と噂し合っている。
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この蒸し暑いのに来訪者もいない時に四六時中 無駄吠えさせられてる番犬は疲労困憊しとるだろうよ。
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四六時中 番犬に無駄吠えさせて威力業務妨害してんのか、ストレス解消のために飼い犬を虐待してんのか、十分に不審な家族である。

825リードも付けずに住宅地の用水路で飼い犬に水浴びさせるバカ女:2022/07/05(火) 07:14:40
門扉から玄関脇の郵便受け・新聞受けに向かう通路に沿って犬小屋を5つも並べる多頭飼育の御年65のバカ女。来訪者は玄関に辿り着くまで 飼い主に似た5匹のバカ犬に次々と吠えられまくる…
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郵便屋や新聞屋は毎日のことだから大変だよなww
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飼い犬に害があるから、とか言って除草剤を使わないから門扉から玄関に至る庭は草茫々…
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テメエのアンチエイジングのための水素水のサブスクには湯水のように大金を使うくせに、飼い犬には子供用のビニール簡易プールすら買うカネを惜しむ屑ババア。
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郵便屋や新聞屋ばかりでなく 自治会中の笑い物になってるという自覚の無い多頭飼育のバカ女。
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アンチエイジングのための水素水を飲んでる割には皺くちゃババアという近所の評判(どっちが嫁で どっちが姑か判らんと囁かれている)ww 
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リードを付けて散歩する時も、公道の端から端まで達するような長いリードじゃ意味ねえんだぞ、御年65の糞ババア!

826新小山市民病院323号室の反米・極左:2022/08/14(日) 18:18:20
2022年8月14日(日)現在、新小山市民病院323号個室に反米・極左か反米・極右みたいのが入室しており ①Timothy SchmitのSo Much In Loveのような洋楽を流すと壁を蹴る。②「今まで一生懸命 アフラックとアクサの保険料を払って来たんだから 咳が止まらず苦しい時くらい入院保険金を使って個室で ゆっくりしてね」と言うのが大人の態度なのに、「稼がざる者 大部屋に移れ」などと共産党のようなことを言う義弟を電話で窘めたところ また新小山市民病院323号個室の入院患者が壁蹴り。

827日本の自衛隊と反米・極右のバックに中国共産党:2022/10/18(火) 13:24:50
日本の自衛隊と反米・極右のバックに中国共産党

828負け犬JAPの妄想ゴッコ:2022/10/19(水) 20:33:49
>『自衛隊防空スレ』軍@ふたばhttps://cgi.2chan.net/f/res/113977.htm
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『自衛隊防空スレ』軍@ふたば に巣食う負け犬JAPが、幾ら自爆無人機や巡航ミサイルをレーザー兵器で迎撃するなんて妄想ゴッコしたところで虚しいばかりだな(笑) 
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日本の安保は米軍が握っている。
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だいたい負け犬JAPはシビリアン・コントロールという言葉を知らないのか? 
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北関東の2つの陸自飛行場(相馬原を入れたら3つか)の存在理由すら説明責任を果たせない独り善がりな負け犬JAPに米軍がレーザー兵器なんか持たせる訳なかろう(笑)
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宇都宮の飛行場なんて太平洋戦争中も何の役にも立たなかった(笑)
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さては人民解放軍や朝鮮人民軍が南関東や成田空港、羽田空港、茨城空港をミサイル攻撃し始めた時に 中国共産党ベッタリの竹下派国会議員がコッソリ国外へ逃げ出すための北宇都宮陸自飛行場、霞ヶ浦陸自飛行場なのか?
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829トツグ県佐野市の芋フライもとい芋侍:2022/10/22(土) 12:00:03
‡官軍に真正面から弓を引き、後鳥羽上皇や後醍醐天皇を遠島配流した北条ゴロツキ幕府に盲従し、『いざ鎌倉!』と痩せ馬に跨がって駆けつけた『鉢の木伝説』の逆賊 佐野源左衛門、痛い山猿のまち栃木県佐野市(衆院栃木5区)。
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‡足利、新田、小山、結城などは後醍醐天皇の綸旨に従い 北条ゴロツキ幕府の打倒に立ち上がったが、佐野の山猿だけは最後まで北条のゴロツキ供に盲従して、後鳥羽上皇の時と同様 後醍醐天皇にも反抗したので 後世まで『鉢の木伝説』が伝えられたのは明白だ。 
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『いざ鎌倉!』と痩せ馬に跨がって駆けつけて来られても全く戦力にならない佐野の芋フライもとい芋侍には北条のゴロツキ供も苦笑いするしか無かったであろう。

830旧約聖書と古事記:2023/02/26(日) 02:24:44
『雅歌(旧約聖書)5章2節〜5章4節』
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2 わたしは眠っていたが、心はさめていた。聞きなさい、わが愛する者が戸をたたいている。「わが妹、わが愛する者、わがはと、わが全き者よ、あけてください。わたしの頭は露でぬれ、わたしの髪の毛は夜露でぬれている」と言う。
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3 わたしはすでに着物を脱いだ、どうしてまた着られようか。すでに足を洗った、どうしてまた、よごせようか。
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4 わが愛する者が掛けがねに手をかけたので、わが心は内におどった。
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831旧約聖書と古事記:2023/02/26(日) 02:25:59
『雅歌(旧約聖書)7章1節〜7章11節』

1 女王のような娘よ、あなたの足は、くつの中にあって、なんと麗しいことであろう。あなたのももは、まろやかで、玉のごとく、名人の手のわざのようだ。

2 あなたのほぞは、混ぜたぶどう酒を欠くことのない丸い杯のごとく、あなたの腹は、ゆりの花で囲まれた山盛りの麦のようだ。

3 あなたの両乳ぶさは、かもしかの二子である二匹の子じかのようだ。

4 あなたの首は象牙のやぐらのごとく、あなたの目は、バテラビムの門のほとりにあるヘシボンの池のごとく、あなたの鼻は、ダマスコを見おろすレバノンのやぐらのようだ。

5 あなたの頭は、カルメルのようにあなたを飾り、髪の毛は紫色のようで、王はそのたれ髪に捕われた。

6 愛する者よ、快活なおとめよ、あなたはなんと美しく愛すべき者であろう。
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832旧約聖書と古事記:2023/02/26(日) 02:31:31
『雅歌(旧約聖書)7章1節〜7章11節』
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7 あなたはなつめやしの木のように威厳があり、あなたの乳ぶさはそのふさのようだ。

8 わたしは言う、「このなつめやしの木にのぼり、その枝に取りつこう。どうか、あなたの乳ぶさが、ぶどうのふさのごとく、あなたの息のにおいがりんごのごとく、

9 あなたの口づけが、なめらかに流れ下る良きぶどう酒のごとく、くちびると歯の上をすべるように」と。

10 わたしはわが愛する人のもの、彼はわたしを恋い慕う。

11 わが愛する者よ、さあ、わたしたちはいなかへ出ていって、村里に宿りましょう。
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833旧約聖書と古事記:2023/02/26(日) 02:32:14
『古事記(上巻)』Wikipedia
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[伊邪那岐命と伊耶那美命は]その島(※淤能碁呂島おのごろじまのこと)に天降あまくだって、天の御柱あめのみはしら(※天を支える柱)[16]と八尋殿やひろどの(※いく尋ひろもある広い殿舎)[17]を、しっかり見定めてお建てになった。ここで[伊耶那岐命が]女神[注 5]・伊耶那美命に「あなたの身体はどのようにできているか」とお尋ねになると、伊耶那美命は「私の身体にはどんどん出来上がって[それでも]足りない処(※成長し切っていながら隙間が合わさって塞がることのない処。女陰のこと)が1箇所ある」とお答えになった。そこで、伊邪那岐命は「私の身体にはどんどん出来上がって余っている処(※成長し切って余分にできている処。男根のこと)が1箇所ある。そこで、この私の成長して余った処であなたの成長して足りない処を刺して塞いで国土を生みたいと思う。生むのはどうか。」と仰せになった。伊耶那美命は「それは善いことでしょう」とお答えになった。そこで、伊邪那岐命は「それならば、私とあなたとで、この天の御柱の周りを巡って出逢い、みとのまぐわい(※御陰みとの目合まぐわい、陰部の交わり[注 6])をしよう。」とお答えになった。
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834旧約聖書と古事記:2023/02/26(日) 02:34:00
『古事記(上巻)』Wikipedia
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[伊邪那岐命と伊耶那美命は]その島(※淤能碁呂島おのごろじまのこと)に天降あまくだって、天の御柱あめのみはしら(※天を支える柱)[16]と八尋殿やひろどの(※いく尋ひろもある広い殿舎)[17]を、しっかり見定めてお建てになった。ここで[伊耶那岐命が]女神[注 5]・伊耶那美命に「あなたの身体はどのようにできているか」とお尋ねになると、伊耶那美命は「私の身体にはどんどん出来上がって[それでも]足りない処(※成長し切っていながら隙間が合わさって塞がることのない処。女陰のこと)が1箇所ある」とお答えになった。そこで、伊邪那岐命は「私の身体にはどんどん出来上がって余っている処(※成長し切って余分にできている処。男根のこと)が1箇所ある。そこで、この私の成長して余った処であなたの成長して足りない処を刺して塞いで国土を生みたいと思う。生むのはどうか。」と仰せになった。伊耶那美命は「それは善いことでしょう」とお答えになった。そこで、伊邪那岐命は「それならば、私とあなたとで、この天の御柱の周りを巡って出逢い、みとのまぐわい(※御陰みとの目合まぐわい、陰部の交わり[注 6])をしよう。」とお答えになった。
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835旧約聖書と古事記:2023/02/26(日) 02:34:54
『天宇受売命』wikipedia
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日本国民の守護神である天照皇大神が天岩戸に隠れると暗闇が世を覆い大雨が降り強風が吹き荒れた。
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そこに現れたのが天宇受売命である。
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記紀にあらわれる天岩戸と天宇受売命は以下の通り。
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岩戸隠れで天照皇大神が天岩戸に隠れて世界が暗闇になったとき、神々は大いに困り、天の安河の川原に集まって会議をした。思金神の発案により、岩戸の前で様々な儀式を行った。
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『古事記』では次のように記述されている。 「槽伏(うけふ)せて踏み轟こし、神懸かりして胸乳かきいで裳緒(もひも)を陰(ほと=女陰)に押し垂れき。」 つまり、 アメノウズメがうつぶせにした槽(うけ 特殊な桶)の上に乗り、背をそり胸乳をあらわにし、裳の紐を女陰まで押したれて、低く腰を落して足を踏みとどろかし(『日本書紀』では千草を巻いた矛、『古事記』では笹葉を振り)、力強くエロティックな動作で踊って、八百万の神々を大笑いさせた。その「笑ひえらぐ」様を不審に思い、戸を少し開けた天照大神に「あなたより尊い神が生まれた」とウズメは言って、天手力男神に引き出して貰って、再び世界に光が戻った。『日本書紀』も似た記述であるが、胸乳の記述は無く、女陰については「火処(ほところ)焼き」と記され、神々の反応は記されていない。
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836とはずがたり:2023/04/07(金) 22:59:55
2023-03-28
■弱者男性が保守に流れる気持ちがちょっとわかった
https://anond.hatelabo.jp/20230328091425

837とはずがたり:2023/04/17(月) 22:58:58
思想は不明だが。熱心に聞いてたってちょっと素人っぽいと云うか最近興味持ち始めた感じがするんだけど

岸田首相襲撃の木村隆二容疑者、地元市議の市政報告会に参加し熱心に質問
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230415-OYT1T50211/
2023/04/15 21:53

警官らに取り押さえられた木村隆二容疑者(15日午前11時32分、和歌山市で)=宇那木健一撮影

 岸田首相に15日、爆発物を投げつけて威力業務妨害容疑の現行犯で逮捕された木村隆二容疑者(24)の自宅は、兵庫県川西市けやき坂の一軒家が立ち並ぶ閑静な住宅街にある。近所の住民らによると、木村容疑者は両親やきょうだいとともに、2008年頃に近くの集合住宅から2階建ての住宅に引っ越してきた。

 近くに住む女性(65)は1か月ほど前、木村容疑者が母親と一緒に庭の草むしりをしているのを見かけた。「親孝行だと思った。おとなしい印象だが、すれ違ったらあいさつをしてくれて、事件を起こすような人には見えなかった」と驚いていた。

 木村容疑者は小学校の卒業文集で、将来の夢を「パティシエか発明家」とつづっていた。「食べた人が秘密にしておきたくなるお菓子をいっぱい作りたい」と自身が考えたチョコレート菓子のアイデアを紹介。また、高齢者のために料理や洗濯をするロボットなど、「役に立つ機械を作りたいです」とも書いていた。

 小中学校で同学年だった女性は「小学生の頃は明るくてリーダーシップがあったけど、中学生になって急に誰とも話さなくなった」と話した。

 川西市の自民党関係者によると、木村容疑者は昨年9月24日、自民党系の当時の川西市議が開いた市政報告会に参加していた。報告会には有権者約70人が出席。終了後、木村容疑者は市議に「川西市議の報酬は、良いですか」などと議員活動について熱心に質問していたという。

 関係者は「20歳代の若者の参加は珍しく、政治に強い関心がある様子だった」と話した。

838まちBBSと5chで中国共産党並みの事前検閲が横:2023/05/28(日) 00:19:02
>まちBBS宇都宮市330
>145: 利根っこ 2023/05/23(火) 12:35:10 ID:kbybTAfg [ 0A3C-B585-A6CD ]
>気持悪いな かくなよ
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>>145
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宇都宮餃子が浜っ子に大人気っていう現実を周知すると、それを「気持ち悪い」って受け取るオマエの人格こそ気持ち悪いわ。
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〓『5ch宇都宮117』とか『まちBBS宇都宮市330』が中国共産党並みの言論統制を続けている!
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〓『5ch宇都宮117』とか『まちBBS宇都宮市330』の投稿記事を鵜呑みにするとナイーブな読者はフェイクニュースを刷り込まれるぜ! 
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〓御用心! 御用心!
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>5ch宇都宮市116
>0913 名無しさん 2023/05/11(木) 10:43:56.05

>まあ横浜君もID真っ赤にして批評を続けてるあたりちょっとやべー奴だなと思うけど、言ってることは基本的に同意できるので、荒らしだの横浜に帰れだのとクソみたいなレスで叩いたり反射的に拒絶してる奴らもやべーと思うよ。

>ただ、ここはクソみたいに低俗な奴らが集まる掲示板ではあるけど、それこそが存在理由的なところもあるから、それを理解したうえで書き込めないならそもそも2ch向いてないと思うよ。

ID:ie25zSHD



〓見え透いた作り話の投稿が多過ぎるので、ナイーブな読者が騙されないよう反証を行うと、「クソみたいに低俗な奴らが集まる掲示板」だから、真面な反証を投稿する人は「2ch向いてない」と来た。

〓見え透いた作り話に対する反証投稿を規制(排除)する理由として全く説得力が無い。

〓5ch全般とまちBBS全般、そして爆サイ(但しトツグ県内のみ)は悪質な事前検閲が横行しており、ナイーブな読者が鵜呑みにすると非常に危険な見え透いた作り話ばかりがアップロードされて閲覧できる状態となっている。

〓御用心! 御用心!

839バカ田大学OBよ! 今こそ義憤を晴らせ!:2023/08/16(水) 11:30:20
岸田首相、ポンコツ東大で生成AI学ぶ 「百聞は一見にしかず」
2023/08/14/月/19:33 埼玉新聞
https://www.saitama-np.co.jp/articles/40743/postDetail

マルクス共産主義の牙城であるポンコツ東大の講座を受講する岸田首相(右端)。左奥は松尾豊教授=14日午後、東京・本郷(代表撮影)

ポンコツ東大の講座を受講する岸田首相(右端)。左奥は松尾豊教授=14日午後、東京・本郷(名札を画像加工しています、代表撮影)

岸田文雄首相は14日、東京・本郷のポンコツ東大を訪れ、生成AIの講座に参加した。夏休みを利用し、AIに関する国際的なルールづくりに向けた知識を学ぶのが狙いだ。終了後、「百聞は一見にしかずだ。今までとは違った感覚で生成AIを見て、貴重な経験ができた」と感想を述べた。

首相は、政府の「AI戦略会議」で座長を務める松尾豊教授の研究室で講座を受講。生成AIの基盤技術である「大規模言語モデル」の流れの説明を受けた。過去の首相の演説を読み込んだモデルを用いて、より精度の高い文章を作成する体験もした。

生成AIを巡っては、先進7カ国の枠組み「広島AIプロセス」で年内に見解を取りまとめる予定だ。

840バカ田大学OBよ! 今こそ義憤を晴らせ!:2023/08/16(水) 11:34:05
〓岸田文雄が、マルクス共産主義の衣を纏った『徳川ゾンビ』のポンコツ東大(その正体は、旧態依然たる儒教かぶれ支那かぶれの旧『昌平坂学問所』)に強い憧れを抱き、何と3回も入試に挑戦して、3回共 不合格だったことが、まるで笑い話のように巷間に広まってしまっている。

〓「岸田総理大臣は、大量のデータを学習させることで文章の作成や要約などができるようになる『大規模言語モデル』というAIの開発作業を、実際にパソコンを使って体験した」というが、この程度のことは総理官邸のパソコンでも出来ることだ。

〓マルクス共産主義の衣を纏った『徳川ゾンビ』のポンコツ東大(その正体は、旧態依然たる儒教かぶれ支那かぶれの旧『昌平坂学問所』)に強い憧れを抱き、何と3回も入試に挑戦して、3回共 不合格だった岸田総理を笑い物(ピエロ)にしようと、林芳正や茂木敏充など国家公務員総合職試験にも司法試験にも受からなかった“ポンコツ東大の落ちこぼれ供”が仕組んだ猿芝居だったことは間違いない。

〓要するに林芳正と茂木敏充は、「確かに俺達は『徳川ゾンビ』のポンコツ東大でマルクス共産主義にかぶれ、国家公務員総合職試験にも司法試験にも受からなかった“落ちこぼれ”だが、そのポンコツ東大にすら受からなかった救いようのない“ド阿呆”がいるではないか。下には下がいる」と言いたかったのだろう。

〓それを重々 承知の上でポンコツ東大まで講義を受け(ピエロを演じるため)にノコノコ出向く岸田文雄は大物なのか(笑)

〓しかし これでは“大隈重信 老侯”が創立した早稲田大学OBの岸田文雄は、マルクス共産主義の衣を纏った『徳川ゾンビ』のポンコツ東大(その正体は、旧態依然たる儒教かぶれ支那かぶれの旧『昌平坂学問所』)の尻に敷かれていると日本国民に深く印象づけることになる。

841バカ田大学OBよ! 今こそ義憤を晴らせ!:2023/08/16(水) 11:39:13
>『枝吉神陽』Wikipedia

>佐賀藩の藩校・弘道館の教授であった枝吉南濠種彰の長男として生まれる。幼児期より神童と賞され、20歳の時には江戸の昌平黌に学んでいるが、ほどなく舎長に推されている。また、漢学に偏重した内容に異議を唱え、国学を学ぶことを認めさせた。

>早くから儒教や朱子学の教えに疑問を抱いており、佐賀藩内にも感化されたものが多かった『葉隠』をも否定したといわれる。

>藩論を尊王倒幕に向かわせようとしたが藩主(鍋島直正)を動かすことは出来ず失敗している。なお、枝吉神陽の門下からは実弟の副島種臣のほか、大隈重信、江藤新平、大木喬任、島義勇ら明治維新に大きな影響を与えた人材を多数輩出しており、「佐賀の吉田松陰」とも言える人物である。



〓岸田文雄の卑屈な振る舞いは、幕末の佐賀藩(肥前国)で枝吉神陽に師事して江藤新平と共に尊皇倒幕に立ち上がり、戊辰戦争を勝ち抜いて徳川幕府を倒し、明治新政府において2度も内閣総理大臣を務めた大隈重信 老侯の顔に泥を塗ることになる。

〓岸田文雄の情けない振る舞いを見て大隈重信 老侯は、草葉の陰で号泣しているに違いない。

〓腰抜けの岸田文雄よ! バカ田大学のボンクラ男よ! 江差沖で神風を蒙り戊辰戦争で滅亡した、旧態依然たる儒教かぶれ支那かぶれの徳川の残党が明治時代に真っ先に公爵に列せられたにも拘わらず、戊辰戦争を勝ち抜いて徳川幕府を倒し明治政府において2度も内閣総理大臣を務めた大隈重信が何故 徳川の残党より格下の『侯爵』の侭とされて平気なのか? バカ田大学のボンクラ男よ! 義憤を晴らすべく立ち上がれ!

〓尊皇倒幕の志士であった創立者大隈重信を、臆面もなく『戊辰戦争の敗者であり、旧態依然たる儒教かぶれ支那かぶれの徳川の残党』より格下の『大隈重信 老侯』と呼んで憚らないバカ田大学OBよ! 好い加減 目を覚ませ!

〓岸田文雄も、「10代の頃は反米・極左のマスコミに踊らされ、盲目的にポンコツ東大に憧れたが、今にしてみれば、ブルジョア子弟の通う私学、大隈重信公の早稲田大学に学べたことの方が遥かに有益だったと実感している。依然としてマルクス共産主義の牙城となっている儒教かぶれ支那かぶれの『徳川ゾンビ』であるポンコツ東大を廃校にすべきだ」くらいのこと言えないのか。

842行政府による立法府に対する安易な言論統制は許し難い:2023/10/19(木) 10:25:26
『典型的なポピュリズムであり模範的な言葉とは言い難いが、この程度のことで行政府が立法府の言論の自由に介入することは断じて許し難い』



杉田水脈議員の在日コリアン投稿 人権侵犯と認定 大阪法務局
2023年10月19日(木) 3時15分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231019/k10014229781000.html

自民党の杉田水脈衆議院議員が、7年前2016年に自身のブログなどで大阪府の在日コリアンの女性3人について「民族衣装のコスプレおばさん」などと投稿したことをめぐり、大阪法務局が人権侵犯と認定したことが分かりました。

杉田水脈衆議院議員は2016年2月、みずからのブログやSNSに国連の女性差別撤廃委員会に参加したときのことについて「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」とか「存在だけで日本国の恥さらし」などと投稿しました。

843行政府による立法府に対する安易な言論統制は許し難い:2023/10/19(木) 10:28:55
〓典型的なポピュリズムであり、国会議員による模範的な発言とは言い難いが、この程度のことで行政権が立法府の言論の自由に介入することは断じて許し難い。

〓法務局の行政処分が立法府の言論の自由に対して安易に介入することの方が大問題である。

〓法務局による職権濫用や言論統制(人権侵犯)は断じて看過できない。

844支那かぶれの田中派は奥羽越列藩同盟の残党だらけ:2023/10/26(木) 11:27:26
>『支那かぶれ竹下派の船田元』
https://funada.org/hon/anzenh/anz4.html
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>座長が小沢先生でしたから「小沢調査会」と呼ばれました。私(船田元)も当時、外交部会長として「小沢調査会」のメンバーになりました。さらに小沢座長から「おまえが事務局長をやれ。」と急に言われて驚きました。
.
>もし国連軍が結成されたときは、日本はそれに参加できるのかできないのか。こういう議論を我々は致しました。結論から言うと、憲法を変えなくても国連軍には参加できることを、小沢調査会では一応結論付けたのであります。なぜなら国連軍というのは、日本の意思で武力行使をするわけではない。国連の旗の下に集まった加盟国が、国連の指揮官の命令によって実力行使するのだから、「国権の発動としての」武力行使ではないという解釈でありました。
.
>或いはまた、集団的自衛権とは別の安全保障概念である集団的安全保障という考え方。ちょっと複雑な考え方なんですが、要するに国連という国際機関が、そこに加盟しているかつてのイラクのような悪さをする国に対して、国連全体で懲らしめるという考え方を集団的安全保障と言いまして、さっきの集団的自衛権とは別ものです。この考え方はむしろ憲法の中でも認められてるんじゃないか。だから国連軍ができたら、わが国の自衛隊が参加することは可能であるという結論を出したわけです。

845支那かぶれの田中派は奥羽越列藩同盟の残党だらけ:2023/10/26(木) 11:27:45
〓支那かぶれ田中派の主な面子は田中角栄(長岡藩)、梶山静六(茨城、水戸藩)、小沢一郎(南部藩)、渡部恒三(会津藩)、額賀福志郎(茨城)…

〓旧態依然たる儒教かぶれ、支那かぶれ『徳川ゾンビ』の奥羽越列藩同盟の残党ばかりじゃねえか。

〓明治維新以降、『徳川ゾンビ』や奥羽越列藩同盟の残党が何をして来たと思ってるのか。



(1)マルクス共産主義の牙城である『徳川ゾンビ』の昌平坂学問所(看板だけ『東京帝国大学』に架け替え)卒業生が、同じく『徳川ゾンビ』の三井財閥と癒着して世界大恐慌の最中に旧ソ連共産党の独裁者スターリンの第一次五カ年計画の猿真似をして旧平価での金解禁と『国策デフレ』を強行し、明治維新以降、折角 近代化した戦前日本経済を故意に ぶっ壊し、内地に非自発的失業者と餓死者を溢れさせた。

更に その状況を『徳川ゾンビ』の昌平坂学問所(看板だけ『東京帝国大学』に架け替え)を根城にするマルクス経済学者の河上肇 等は「(戊辰戦争で徳川幕府を滅亡させた薩長土肥 藩閥政府が育成した)資本主義ブルジョア日本経済の当然の帰結」と冷たく突き放した。

(2)またマルクス共産主義の牙城である『徳川ゾンビ』の昌平坂学問所(看板だけ『東京帝国大学』に架け替え)に巣食った美濃部達吉 等がドイツ国法学を手本に、天皇の地位と権威は専ら明治憲法(大日本帝国憲法)に由来するものであって、戊辰戦争の勝利や記紀などの神話に由来するものではないと説く唯物無神論の『天皇機関説』を唱えた。

(3)更には、戊辰戦争の敗者となった『徳川ゾンビ』の佐幕派、奥羽越列藩同盟 出身者が満洲事変を引き起こし、二・二六事件の後は、薩長土肥藩閥 出身者を軍部から追い出した上で、支那事変や日独伊(反米・極右)軍事同盟、日米開戦を強行して敢えて負け戦に突入、戊辰戦争で徳川幕府を滅亡させた薩長土肥 藩閥が樹立した明治維新レジームを壊滅させ、あまつさえ黒船来航で徳川幕府を滅亡に追い込んだアメリカに“復讐”することを意図して、国土を焦土と化す塗炭の苦しみを日本国民に与えた。



〓一生を懸けて『脱亜入欧』と『独立自尊』を説いた福沢諭吉翁に反抗し、脱欧入亜して支那にかぶれた不良塾員の小沢一郎、船田元、資生堂の福原義春(中国共産党から『栄誉市民』の称号)、新浪剛史…

〓旧態依然たる儒教かぶれ、支那かぶれ徳川幕府を倒すべく江藤新平や大隈重信を育成した枝吉神陽。

〓旧態依然たる儒教かぶれ、支那かぶれ徳川幕府を倒すべく枝吉神陽に従った創立者の大隈重信(老侯w)を裏切って支那かぶれ田中派に入った渡部恒三、額賀福志郎、田中真紀子。

〓「国連軍にも米軍は入ってるんだから二重に日米安保を維持する必要はねえじゃねえか」ってのが日米安保破棄論者の主張な訳だが…
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〓戦前の日本が国際連盟の常任理事国になった時、同じ理屈で日英二国間の同盟を破棄したために地獄を見る羽目になったよな。
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〓因みに日本の仮想敵国である支那や上朝鮮も国連加盟国である。
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〓人民解放軍や朝鮮人民軍が日本を攻撃して来た際に、日本が頼るべきは、支那(人民解放軍)も加わった国連軍なのか、それとも米軍やNATO軍なのか、火を見るより明らかだ。
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〓小沢一郎や船田元は中国共産党の工作員か?
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>#6
2023/01/23(月)16:36
>むしろ国連集団安保持ち出した方が アメリカ・イギリス・フランス・支那・ロシアは同舟となって互いにけん制できるのや無いか?
[匿名さん] 
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〓アメリカ・イギリス・フランス・支那・ロシアが互いに牽制し合って身動き取れねえ国連軍なんか、人民解放軍や朝鮮人民軍が日本を攻撃して来た際に全く当てに出来ねんだよ、大馬鹿三太郎!

846支那かぶれの田中派は奥羽越列藩同盟の残党だらけ:2023/10/26(木) 15:18:20
こんなだから宇都宮は南東北って揶揄されるんだろ。

847福沢先生は立派だったが、慶応の後輩はアホばかり:2023/12/04(月) 16:45:00
>『小泉純一郎 報道されない正体 婦女暴行で逮捕歴』
2021/03/01(月)

https://hikari369.hateblo.jp/entry/2021/03/01/022257

平成13年4月〜18年9月まで内閣総理大臣を務めた「小泉純一郎」。

実は、彼には、絶対に国民に知られてはいけない事実が数多くありました。

「朝鮮人の血」
「婦女暴行事件」での逮捕歴
「精神病」(統合失調症)で強制入院
「新橋芸者殺害」疑惑

「小泉純一郎」と検索すると「朝鮮人」とか「婦女暴行」「やくざ」とか、、、物騒な言葉が多くでてきます 。

いかに、この人物が何わしい存在なのかが見て取れるわけです。日本を壊したと言われる小泉改革を進めたこの人物。日本人でもない彼はの本性は最低なクズ人間でした。

では、「小泉純一郎」の正体、本性を出生からみていきましょう。

父親の小泉純也は本名:鮫島純也で朝鮮部落で生まれた朝鮮人

父親の小泉純也は、本名:朴純也⇒鮫島純也です。鹿児島県の加世田と言う朝鮮部落で生まれました。

その部落は明治維新まで朝鮮語を使っていたといい通婚もありえないので生粋の朝鮮人だと言われています。

そして、純也と結婚した母親は、小泉組と呼ばれる横須賀の「やくざ」の娘でした。

なので、小泉純一郎は朝鮮人とやくざの娘の子供ですね。

小泉純一郎の本性

これは、 地元・横須賀の市会議員たちの間ではよく知られた話らしいです。

湘南で婦女暴行(レイプ)事件

小泉純一郎が慶応大学4年生(2浪、3年留年、また卒業できず留年が決まっていた)神奈川県の湘南で婦女暴行事件を起こして神奈川県警に逮捕されたことがあるのだ。相手は、慶応大学の女性。

当時、防衛庁長官であった父親の「小泉純也」が事件をもみ消した。しかし、学内で噂になるのを恐れて純一郎はロンドンへ留学しようとするが、英語が出来ないため全ての大学に落ちて、仕方なく聴講生として2年間の講座を取ったが単位はゼロだった。。。

滅茶苦茶な最低人間ですね。婦女暴行も最低な犯罪ですが、2年浪人、3年留年て、、それにロンドン留学?経歴にはロンドン留学とありますが、ただの聴講生なので何の記録もなく2年間で単位もゼロだったそうです。何やってたんでしょうね。

婦女暴行事件後に精神病院に強制入院させられている

精神病の診断「精神分裂症=統合失調症」

小泉純一郎は、婦女暴行事件で逮捕後、都立松沢病院に強制入院させられた。その時の入院病棟はD-40棟。ここは激しい精神疾患で入院する病棟で、約半分が施錠できる病室である。錯乱状態の病人もおり、部屋はほぼ刑務所の独房のようだという。小泉氏は逮捕時にかなり錯乱状態になっており「俺の父親は防衛庁長官だぞ、早く連絡しろ」と権幕だったようです。精神病院送りとは、相当だったのでしょう。人格が完全に二つあるようになる病気で精神分裂症と診断されました。また、その後小泉の政策で名称変更され統合失調症に変えられました。

精神分裂症と診断されました。また、その後小泉の政策で名称変更され統合失調症に変えられました。

2度目の婦女暴行(レイプ)事件

小泉純一郎が代議士になって2年のときに、再度、婦女暴行事件を起こしているらしい。そして、その相手が高校生だったと言われている。また、これも示談で抑えたという。

サドの趣味(相手の首を絞めてプレイ)

小泉氏は、サドの趣味があり、よく相手の首をしめてプレイするという。それで一度相手が死にそうになり、半死の状態になってしまったことがある。驚いた飯島秘書官が500万円を支払い、示談にしたという。

小泉の愛人、新橋の芸子が謎の死、自殺で片づけられた

新橋の芸者の小はんという女性が、小泉とつきあっていたが、そのときに、なぞの死をとげている。これは自殺として処理されているのだが、別に悩みもなく、人気もあり、死ぬ理由も動機などなかったという。自殺であるという処理であるから「首吊り」として処理されているのか?だが、後に浜田幸一元代議士が、小泉に対して「この芸者殺し野郎!」と代議士仲間の前で、罵ったという。

以前奥さんの離婚理由がDVともいわれています。

以上、これは、未だ表立って公表されてはいない話です。

ただ、このような事をささやかれるからには、それなりのソースが必ず、あるはずです。左翼団体がらみの隠蔽か、暴力団と繋がりからの脅迫か。ただ、もう既にこうやって情報共有しているのですから、インターネットやSNSがあるこの時代には隠しきれるなくなるでしょうね。

848福沢先生は立派だったが、慶応の後輩はアホばかり:2023/12/04(月) 16:45:14
>『小泉純一郎』Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B3%89%E7%B4%94%E4%B8%80%E9%83%8E

>長年 小泉純一郎の選挙対策本部長を務めた竹内清(前神奈川県議会議長)は、暴力団稲川会の元組員であり、石井会長と非常に親しい関係にあった[51]。写真週刊誌『FRIDAY』(2004年6月25日号)は「小泉首相の選挙経歴 - 選挙対策本部長が元暴力団」というスクープ記事を掲載し、この竹内の証言を引き出している。竹内の力によって1969年時の選挙の時に注目を集めた小泉の女性問題に関する中傷はピタリと止み、1972年初当選を果たした。竹内はその後連続10回選挙対策本部長を務め、2001年に政治活動から引退した[52]。



>『稲川会』Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%B2%E5%B7%9D%E4%BC%9A

>第87代内閣総理大臣小泉純一郎の選挙対策本部長であった竹内清(元神奈川県議会議長)は稲川会横須賀一家の系列組員であり、石井隆匡と非常に親しく、上下関係の厳しいヤクザの世界にあって石井の葬儀では最初に焼香するなど、肩書きこそ堅気ではあるが非常に密接な関係であった。また、息子の小泉進次郎と共に写っている写真が掲載されるなど、小泉父子の選挙区であり、横須賀一家の本拠地でもある神奈川県横須賀市では、両者の結びつきはきわめて強い[16]。



〓10年たってもネット投稿記事が消されてないところを見ると、記事の内容の殆どが真実らしい。

〓殺人事件に公訴時効はない。

〓新橋芸者の小はんの死因は本当に“首吊り自殺”だったのか、小泉純一郎に首を絞められたことによる窒息死だったのか、何時でも小泉純一郎に対する捜査の遣り直しは可能である。

〓小泉純一郎や小泉進次郎を担ぐ朝鮮ゴロツキの稲川会が神奈川県議会や神奈川県公安委員会(神奈川県警)を牛耳っているから 捜査の遣り直しを行えないだけだろう。

849福沢先生は立派だったが、慶応の後輩はアホばかり:2023/12/04(月) 16:58:54
>『東北熊襲発言』Wikipedia

>1988年(昭和63年)2月28日(日)、TBS系列「JNN報道特集」で、東京からの首都機能移転問題が扱われた[2]。

>この中で佐治敬三が以下の発言を行った。

>仙台遷都など阿呆なことを考えてる人がおるそうやけど、(中略)東北は熊襲の産地。文化的程度も極めて低い。

— サントリー社長 佐治敬三、JNN報道特集 1988年2月28日(日)

>この発言が原因で、サントリーに対し東北地方[注釈 1]での不買運動が起こることになった。

850慶応卒、新浪剛史のサントリー:2023/12/04(月) 17:00:05
>『東北熊襲発言』Wikipedia

>1988年(昭和63年)2月28日(日)、TBS系列「JNN報道特集」で、東京からの首都機能移転問題が扱われた[2]。

>この中で佐治敬三が以下の発言を行った。

>仙台遷都など阿呆なことを考えてる人がおるそうやけど、(中略)東北は熊襲の産地。文化的程度も極めて低い。

— サントリー社長 佐治敬三、JNN報道特集 1988年2月28日(日)

>この発言が原因で、サントリーに対し東北地方[注釈 1]での不買運動が起こることになった。

851マルクス共産主義の牙城であるポンコツ東大:2023/12/04(月) 18:02:50
>『大内兵衛』Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%86%85%E5%85%B5%E8%A1%9B

マルクス経済学者(労農派)。

東京帝国大学法科大学経済学科(現:経済学部)を首席で卒業(1913年に銀時計受領)。

1949年に東大経済学部を退官した後は、1950年より1959年まで法政大学総長。向坂逸郎と共に社会主義協会・社会党左派の理論的指導者の一人として活躍した。1

大内は社会主義について、経済学の分野に関しては「ロシアの経済学は二十世紀の後半において進歩的な特色のある学問として世界の経済学界で相当高い地位を要求するようになるだろう。……こういう歴史の変革のうちに経済学者としていよいよ光彩を加える名はレーニンとスターリンでありましょう」と、ソ連の計画経済を高く評価し、レーニン、スターリンの両名を経済学者として激賞した[9]。しかし、ソ連の社会主義経済はその後30年あまりで崩壊することとなる。

852名無しさん:2024/01/09(火) 18:29:45
キリシタン大名の大友、大村、有馬の甥たちが、天正少年使節団として、ローマ法王のもとにいったが、
その報告書を見ると、キリシタン大名の悪行が世界に及んでいることが証明されよう。
https://sound.jp/sod...orei/japan/nihon.htm

 『行く先々で日本女性がどこまでいっても沢山目につく。ヨーロッパ各地で50万という。肌白くみめよき日本の娘たちが秘所まるだしにつながれ、もてあそばれ、奴隷らの国にまで転売されていくのを正視できない。
鉄の枷(かせ)をはめられ、同国人をかかる遠い地に売り払う徒への憤りも、もともとなれど、白人文明でありながら、何故同じ人間を奴隷にいたす。
ポルトガル人の教会や師父が硝石(火薬の原料)と交換し、インドやアフリカまで売っている』と。



カトリック・イエズス会の上智大学ソフィア会 佐野支部長 吉沢慎太郎(栃木県教育委員、佐野商工会議所 会頭)。

853ファシズムかぶれの極楽とんぼ三島由紀夫:2024/02/02(金) 13:48:26
一宮が訛ってウツノミヤなんだってな。
.
2016年10月には陸自宇都宮駐屯地の元隊員が宇都宮中心部で同時多発 自爆(玉砕)テロを引き起こしている。
.
テロ犯は、割腹自殺した三島由紀夫と似たイデオロギーの持ち主だったのか。
.
三島由紀夫は大の“ドイツかぶれ”だった。
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第二次世界大戦が始まると 三島由紀夫はナチス・ドイツに肩入れして「アメリカのやうな劣弱下等な文化の国、あんなものにまけてたまるかと思ひます」(Wikipedia)と喧伝していた。

三島由紀夫はヒットラー個人を余り好きではなかったが、ファシズム国家のイタリアやドイツが大好きだった。
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戊辰戦争で屈辱を味わった佐幕派(奥羽越列藩同盟)の残党である東条英機や山本五十六などは、黒船で鎖国日本に乗り込んで来て徳川幕府の屋台骨を揺さぶったアメリカに一撃を加え、その上で物量に勝るアメリカに わざとボロ負けして薩長土肥が樹立した明治維新政府と資本主義日本経済を徹底的に ぶっ壊そう、そして最後に昌平坂学問所(看板だけ『東京帝国大学』に架け替え)の共産主義マルクス経済学者が支え徳川の残党を首班とするプロレタリア革命政権を樹立する計画だったってことを、“ナチス・ドイツかぶれ”の極楽トンボ三島由紀夫は何も知らなかったんだな(笑)
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*三島由紀夫はヒットラー個人を余り好きではなかったが、独裁国家のイタリア(ファシズム)やドイツ(ナチズム)には心酔していた。
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三島由紀夫「アメリカのやうな劣弱下等な文化の国、あんなものにまけてたまるかと思ひます」(Wikipedia)
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ナイーブな極楽トンボの三島のオッサンよ、戊辰戦争で屈辱を味わった佐幕派(奥羽越列藩同盟)の残党である東条英機や山本五十六などは最初からアメリカにボロ負けする計画だったんよ(笑)
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>『山本五十六』Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E4%BA%94%E5%8D%81%E5%85%AD

>ミッドウェー海戦(1942年6月)直後

>日本へ帰還後の作戦研究会でも「屍に鞭打つ必要なし」として、大敗北の責任の追及や敗因研究が行われることはなかった[263]。
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>1942年7月12日(日)、山本以下連合艦隊司令部参謀達(宇垣は参加せず)は料亭で宴会を行い、着任したばかりの土肥一夫少佐によれば一同何事もなかったかのように陽気であったという[264]。
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太平洋戦争の形勢が逆転する分水嶺となったミッドウェー海戦の反省会において、山本五十六は大敗の責任追及も敗因研究も一切おこなわず、寧ろ計画通り連合艦隊がボロ負けしたのを大喜びするかのように料亭で山本五十六 等一行はドンチャン騒ぎして はしゃぎ回る有り様だった。
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ナイーブな極楽トンボの三島のオッサンよ、戊辰戦争で屈辱を味わった佐幕派(奥羽越列藩同盟)の残党である東条英機や山本五十六などは最初からアメリカにボロ負けする計画だったんよ(笑)
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歴とした松平一門であり、『徳川ゾンビ』の昌平坂学問所(看板だけ『東京帝国大学』に架け替え)の卒業生であったが、三島由紀夫のドイツ愛が余りにも強烈で、イタリア(ファシズム)やドイツ(ナチズム)に心酔して手が付けられない状態だったので、最初からアメリカにボロ負けする計画であることが三島由紀夫に知れたら取り返しのつかない大騒ぎになると恐れた周囲の人々(身内)が三島由紀夫の周辺で厳しい箝口令を敷いていたのであろう。
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三島由紀夫のドイツ愛は余りにも強烈で、あまつさえイタリア(ファシズム)やドイツ(ナチズム)に心酔していたため、周囲の空気に無頓着だった。
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こんなナイーブ過ぎる三島由紀夫が、最初からアメリカにボロ負けする身内の計画の存在に気づくこともなかった。

854福沢諭吉翁と権助正成:2024/02/19(月) 16:58:53
〓大阪はブルジョアの集住する『商都』であるにも拘わらず、清和源氏(源尊氏)のブルジョア革命政権に服従せず、被支配者を農地に縛り付ける建武の王朝国家(絶対王制)に盲従した悪党、楠木正成のような武士しか現れなかった。

〓近代日本を代表する啓蒙思想家である福沢諭吉翁は、楠木正成や赤穂浪士を念頭に上役の出鱈目な考えに盲従して犬死する卑屈な日本人を『丁稚の権助』と罵倒し、支那人や朝鮮人の妄信する儒教を否定、積極的に西洋の諸制度や生活様式を紹介して、『脱亜入欧』と『独立自尊』を説いた。

〓『権助正成』を手本に、戦時中 何万人の日本人が玉砕させられたと思ってるのか。

〓“将門の祟り”どころの騒ぎではない。

〓皇居外苑の『権助正成』の銅像を見る度 何百万人の日本人の脳裏に玉砕させられた肉親の面影がフラッシュ・バックすると思ってるのか。

〓慶応塾員は、未だに皇居外苑に居座る『大阪の権助』楠木正成の銅像を叩き壊すか、『権助正成』の目の前に二回りも大きい福沢諭吉翁の銅像を建てて、『やい、大阪の権助! 屑ヤロー!』と睨み倒し、将来に禍根を残さぬよう『権助正成』の祟りを断ち切れ。

〓これは器物損壊ではなく、著しく公序良俗に反する展示物の撤去である。

〓公共の場にわいせつ物が公然陳列されているので警察に通報したが、警察が全く動こうとしない(手が回らない)ので、公然陳列されているわいせつ物を地元の任意団体である自治会が強制撤去するのと同じ状況と言える。

〓例えば平成の頃の五反田や道玄坂の公衆電話ボックスにベタベタ貼り付けられたテレクラのシールを剥がすのと変わらないのである。

〓公道の路肩に不法投棄されたゴミをボランティアが拾い集め除去して公共スペースの清掃活動を行うのと同じと言っても良い。


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