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おちゃめくらぶ掲示板

1御茶目菜子:2009/09/12(土) 15:33:12
現在大阪オフ中にょ
現在大阪オフにょ。
昼食を12時に済ませ現在3時のおやつ休憩にょ。
昼ご飯を食べてから現在までいろいろ買い物をしたけどもう3万円くらい使っているにょ。
めぼしいものは大体買えたけどそろそろ資金が尽きるにょ。


マリモーマさんへ
>今日は 大阪オフだけど 関西は 雨が降ってたよ

さっきは結構降っていたにょ。
また詳しくは明日書くにょ。

43御茶目菜子:2009/11/11(水) 13:26:08
私がケータイに求めるもの
ソフトバンク2009年冬モデル発表
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20091110_327726.html
私が現在使っている905SHは発売から3年半、購入から3年経ってしまいさすがにもう
かなり厳しくなっているにょ。
外装はボロボロ、バッテリは持たないというのに加えてワンセグ録画に使用していた
iPEGのサービスが先月末で終了してしまった(サポート対象機種からはずされた)という
ことでもうさすがに限界かなと感じているにょ。

さて、問題は購入したいと思わせる機種がないということにょ。
905SHは液晶の解像度がWQVGA(400x240)ということでWVGA主流の最近の機種と比べると
解像度の面で大きく見劣りするのだけどその分動作は快適にょ。
それにTVもワンセグ、アナログの両方が搭載された数少ない機種だからね。
最近はワンセグで2つのチューナーを内蔵している機種が一部にあるけどデジタル、
アナログのダブルチューナーの905SHはかなり希少機種にょ。
あとは大して目立った特徴のない機種だけに(ワンセグ初期のケータイであるため
当時はワンセグ録画が可能ということだけでもウリの一つになっていたくらい)最近の
ケータイならばどれを買っても大抵は問題はなさそうとはいえ、ケータイの購入
方式が3年前から変わってしまったことが購入を躊躇させる理由となっているにょ。

3年前にソフトバンクが他のキャリアに先駆けて始めたスーパーボーナスは総務省が指示
した端末価格と基本料金を分離したものになっているにょ。
従来は不透明だった0円ケータイの端末代は実は0円ではないというのはこのスーパー
ボーナス導入で明白になったからね。
48000円のケータイも月2000円の分割で支払い、その2000円の割賦金は基本料金から
まかなうことで実質0円になっているというのにすぎないにょ。
従来(スーパーボーナス導入前)だと縛りがなかったために機種変更を再びするのに問題は
なかったけどこのスーパーボーナスは事実上の割賦販売だから2年以内に機種変更や解約を
すると割賦金の残債ができてしまうにょ。
つまり、一見0円のケータイも実は0円ではないというのはそれではっきりするにょ。
あくまで初期負担金0円(および2年間使い続けるという条件下において負担金0円)という
だけだからね。

それがあるからこそ、最新の高性能なケータイを買おうものならば端末価格に相当する
9万〜10万円の買い物をするのと同じくらい吟味をしてしまうにょ。
とはいえ、月2000円までは基本料金と相殺可能なので実質4〜5万円だけどね。
それでも大きいけど8月から最大月に2000円の相殺となる月月割のサービス内容が変わって
しまったにょ。
従来ならば基本料金を含めたものから2000円の相殺だったけど基本料金を除く通話、
通信料金が対象となってしまったからね。
私は5月20日にも書いたように無料通話込みの通話プランで、その無料通話料金の枠内で
毎月まかなえているため通信料金のみが相殺の対象となるけどその通信料金も定額
サービスの下限である1050円でまかなえているために本来ならある最大2000円の月月割
の相殺サービスも1050円程度しか受けることができないために端末価格の実質負担金は
見た目よりも大きくなってしまうことになるのがかなり痛いにょ。

2〜3万円支払えば最新機種に縛り無しで機種変更できた3年前とは違い、今は最新かつ
高性能な機種にしようものならば10万円近い金額が必要(一括払いの場合)で、私の
使用方法では実質負担金でも7万円くらいは必要になるためになかなか機種変更に
踏み切れないでいるにょ。
そこまで支払ってまでも欲しいと思わせるだけの機種があれば話は別だけどそんな機種は
ないからね。
そもそもアプリもWebもそれほどケータイでは使ってないためにそこまでのコストは
かけられないというのもあるにょ。
メールは便利だけどケータイでは満足な速度でタイピングできないために必要な用件が
あるときしか使ってないにょ。
そういうことで、昨年春に発売となったQWERTY配列のキーボード搭載のインターネット
マシン(922SH)には多少は興味があったけど後継機種はなく人気がないためかすぐに
市場から消えてしまったにょ。
インターネットマシンと呼べるものはソフトバンクにはiPhoneがあるしね。

無線LANもついてないのに「インターネットマシン」なんてネーミングをつけていた
922SHは名前負けをしていた感じだったにょ。
ソフトバンクはスマートフォン以外は無線LANを内蔵してなかったけどこの度の新機種
からは無線LAN内蔵の機種が出てきたにょ。
とはいえ、無線LANを使うために毎月別途料金が必要になるというのは解せないにょ。
まぁ無線LANが無料だと無線LANばかり使用されたらARPUが下がってしまうからという
キャリアの判断なんだろうけどね。
でも、個人的には無線LANのために毎月料金を支払うのであれば無線LANは要らないと
いった感じにょ。

せっかくソフトバンクのケータイを使用しているのでiPhoneを使うという手もあるけど
iPhoneだと現状可能であってできなくなることも少なくないために躊躇しているにょ。
iPhoneはメイン機として見ると機能や使い勝手の面において不満はあるけどサブ機として
見れば問題はないとはいえ、サブ機を持つために安くもない基本料金を支払い続ける
というのは馬鹿らしいにょ。

さて、私がケータイに求めるもの・・・というのは昔だったら液晶の解像度だったり
カメラ機能だったり、アプリ実行性能だったりしたけど今となってはそれほど多くは
ないにょ。
ワンセグ、おサイフ機能とハードウェアによるキーが付いていればいいからね。(必須
かと言われたらどれも必須とはいえないけど支払う金額が大きいために妥協はしにくい
というだけ)
メールをまともに使いたいからQWERTY配列のキーボード搭載には惹かれるけどソフト
バンクの場合はスマートフォンを除けば上記のインターネットマシンくらいしか存在
しないにょ。
これがドコモだったらこの度の新製品でもSH-03Bのような機種も存在するからね。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20091110_327814.html
個人的にはラフにポケットに突っ込みたいのでこのような液晶剥き出しモデルよりも
インターネットマシンのようなクラムシェルタイプの方が望ましいにょ。
ただ、インターネットマシンはクラムシェルであるがゆえに電話機としての使い勝手が
今ひとつだったにょ。
だからこそブラッシュアップされた後継機種を望んだのだけど・・・。

大して高望みをしているわけではないけど私の要望を満たす機種がないというのが
なかなか機種変更ができない理由となってるとともに実質負担金増となっていることが
妥協がなかなかできない理由にもなっているにょ。
安ければ何でもいいというのならばスパボ一括で9800円とかの機種を買えばいいこと
だけど2、3年は使い続ける予定なのでそれなりに自分が納得できるものを選びたい
ところだからね。
今の905SH、前機種のV601SH、さらにその前機種のJ-SH04どれも私自身納得いくものを
選んだつもりにょ。
ソフトバンクといえば、2010年春に発売予定されているAndrid端末に興味が惹かれる
ところだけど・・・。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20091110_327844.html
この機種の詳細が分かるまでは機種変更は我慢するかな・・・。

44御茶目菜子:2009/11/12(木) 12:59:44
コンデジとデジタル一眼の間を埋めるには・・・
ユニット式デジタルカメラGXR発表
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091110_327768.html
デジカメはそのセンサーサイズによってコンデジ、デジタル一眼に分類されているけど
このGXRはその両方に属するものといえるにょ。
レンズ交換式カメラというのは一眼、レンジファインダー式などで多く採用されている
けれどセンサーユニットまで交換可能なものというのは目新しいにょ。
センサーサイズによってそのデジカメの性格付けが行われており、それが交換可能という
ことは自由度は飛躍的に高まるにょ。
センサーがAPS-Cで固定だとフランジバックやイメージサークルサイズによってレンズの
設計に制約が出来てしまうし、そのセンサーにマッチしたレンズというのはなかなか
難しいけどこのようにレンズとセンサーが一体型であれば用途によって最適なものが
選択できるため有利になるにょ。
あと、デジタル一眼だとレンズ交換時にホコリの侵入が気になるけどセンサー剥き出し
ではないために安心できるという面が大きいにょ。

ただ、問題は価格面とシステムの将来性にょ。
価格面では一眼レフだとレンズのみの交換で済むのだけどこのようなユニット式の場合
センサーのコスト分割高になってしまうにょ。
実際(35mm換算)50mmF2.5のマクロレンズで予価7万円というのは安くないからね。
あと様々なユニットの発売を予定しているみたいだけど1機種だけでそんなにユニットを
多数出して元が取れないと思うのでこのGXRがヒットし、それと互換性のある後継機種が
発売されることが必要となるにょ。(各社一眼レフのマウントユニットを出せばどの
メーカーのレンズも使える夢のデジタル一眼になるけど一体型であるメリットが失われて
しまうという問題がある)
それにヒットしないと自分が欲しいユニットが発売される可能性も低いしね。
1機種のみで終わってしまうとそのユニットの生産もすぐにストップしかねないために
後から手に入れたいという場合に入手性が困難になってしまうにょ。
これは新マウントで登場したデジタル一眼が1機種のみで終了してしまった場合と同じ
といえるにょ。
デジタル一眼は膨大なレンズシステムがあるからこそ多くのユーザーに受け入れられて
いるわけだからね。
ユニットが換算50mm(APS-C)と換算24-72mm(1/1.7インチ)のみだとDP1とGRDIIIの
2台を買うのが安くて使い勝手がいいにょ。

私はモバイル機器に関してはモバイルランクを設定しているというのはここで幾度も
書いたけどランクBに位置する小型のコンデジ、ランク外(ランクD)に位置する
デジタル一眼レフは定着化しているもののランクCのデジカメとして普段持ち歩ける
サイズで高画質で撮影できシャッターや絞りなどが設定できるようなものが欲しいと
感じているにょ。
あらかじめ撮影目的があり、カメラを持ち出すならばデジタル一眼であるK200Dの登場と
なるわけだけどそうでないけど撮影したいという場合は普段持ち歩いているコンデジの
Nikon S1だとシャッター速度や絞りといった露出コントロールができないために記録
ではなく撮影目的では不満があるにょ。
それに画質も今となってはもう少し良いものが欲しいしね。
私の手持ち機種だとPanasonicのFZ-5(500万画素)やOlympusのC-730UltraZoom(300万
画素)などがシャッター速度、絞りが調整でき、なおかつ持ち歩きが可能なレベルの
サイズとなっているけどこちらも画質面では不満があるからね。
そういうときこそマイクロ一眼であるE-P1やGF1のようなものが有用にょ。

「高画質=高画素」ではないということはここで幾度も書いてきたけど画素数とは一定の
ラインまでは増加による恩恵が大きいは確かにょ。
しかし、画素数が増えれば増えるほど理論上の解像感が高くなる反面それに対応した
レンズや被写体が求められ、特に小さなコンデジ用のセンサーでは1000万画素を超えたら
そのセンサー性能を発揮するには標準的なデジタル一眼以上の高性能なレンズや明暗差が
あまりなく全体的に明るい被写体が求められてくるにょ。
つまり、小さなコンデジ用のセンサーでは1000万画素を超えるような画素数はあまり
良いとはいえないということにょ。
上記のGXRのようにセンサーがレンズが一体型であり、コンデジ用のセンサーであっても
それを十分に生かせるような被写体ならばユニットとして有用となるにょ。
しかし、小さなセンサーは小型で安価というデジカメに搭載してこそ意味があるにょ。

センサーサイズ至上主義といってしまえばそれまでだけど「一眼」の中ではセンサー
サイズが小さなフォーサーズでさえ、高級コンデジに位置する1/1.7インチセンサーの
5倍のサイズとなっているからね。
普及クラスの1/2.33インチセンサーと比べると約10倍のサイズ差となるにょ。
一体化されていることでレンズや画像処理エンジンを最適化可能といってもその差を
埋めることはできないにょ。
それにセンサーサイズが小さいが故に露出コントロールの幅が狭く(少し絞っただけで
パンフォーカスになるし、回折現象の影響を受けてしまう)それならばオート専用でも
いいじゃんとなってしまいかねないにょ。
とはいえ、画質そのものでいえば、晴天屋外の被写体においてはGRDIIIなどの高級
コンデジはセンサーサイズが小さい割りには侮りがたいものがあるにょ。
ただ、やはり暗所性能はセンサーサイズが小さい分だけ不利になるにょ。
しかし、WX1のような裏面照射センサー登場によってコンデジの暗所性能はワンランク
高めることが可能になるにょ。(最大2倍の効果)
WX1のマルチショットで実現する手持ち夜景モードはセンサーサイズが1桁違うデジタル
一眼並の暗所画質となっているからね。(裏面照射で2倍x6回のマルチショットで単純
計算では12倍の性能と考えれば想定の範囲内だけど)

GXRは価格面を考えれば割高だけど高級コンデジとデジタル一眼の間に新たな選択肢が
できたということを考えれば悪くない感じにょ。
選択肢が増えること自体はユーザーにとっては大歓迎だからね。
モバイルランクCに位置するモバイル性と画質の両方を加味したデジカメは欲しいけど
割高な製品ばかり(PCでいえばモバイルノートに位置するからやむを得ないけど)と
いうことで、ランクBに位置する小型コンデジのリプレイスが先かも・・・。

45御茶目菜子:2009/11/13(金) 14:52:48
問題点を自覚してこそ改善しようとする考えが生まれてくる
11月6日に書いたアクションゲーム制作講座の入門編のサンプルだけど第1回にしては
内容が長すぎるということでやはり2回に分けることにしたにょ。
ただ、2回に分けるだけでは意味がないし、当たり判定の方も長くなりそうなので2回に
分割して前半は問題提起で後半で解決という感じにする予定にょ。
何でちらつかないようにする必要があるのかというのは実際に複数のキャラを動作させて
みないと分からないから第1回でそれを行う理由付けは今ひとつだったからね。(1つの
キャラだと目立たないことが複数のキャラを表示することで目立つことは良くある)
これによって入門編は全2回から全4回へと変更になるにょ。

◎キャラ移動1
 キャラを上下左右に動かす
◎当たり判定1
 座標を使った当たり判定
◎キャラ移動2
 キャラをちらつきなく上下左右に動かす
◎当たり判定2
 複数キャラとの当たり判定

とりあえず、この入門編はシューティングゲームの入門も兼ねているにょ。
まぁBASICだと処理速度の関係でまともなシューティングゲームを作ろうものならば
初級レベルの技術では無理なのでアクションゲームの初級編を終了させてからでないと
難しいと思うにょ。
RPGやシミュレーションゲームでも自キャラの移動やメニュー画面でのカーソルの移動
などでこの入門レベルの知識がないと難しいからすべてのゲームの入門といっても
過言ではないにょ。

アクションゲームの初級編についても大ざっぱな案はすでに練ってあるのでとりあえず
予定している流れを書いてみることにするにょ。(分かる人にはこの書いている内容を
見ただけでどんな感じのゲームを用意するかは分かると思う)
どれも前の回までの内容を踏まえてそれを利用してステップアップという感じで構成
しているにょ。

◎固定画面ゲーム
 マップチップによる当たり判定
◎縦スクロールゲーム
 キャラクタ単位での縦スクロール、POINTによる当たり判定
◎横スクロールゲーム
 キャラクタ単位での横スクロール、ジャンプ処理
◎ジャンプアクションゲーム
 同時キー入力
◎100m走
 処理の効率化
◎固定画面ゲーム(改)
 フォント書き換え

これらは書いてみないとテキストサイズが分からないけど恐らく大半が前後編になるの
ではないかと思われるにょ。
初級編をマスターしたら中級者の仲間入りとなるような講座にする予定だけど「中級者」
と呼べるレベルになるためにはこれだけではまだ十分とはいえないのでもう1つか2つ
くらい制作するゲームを用意する予定にょ。

中級編はOPASを利用したスクロールやコンピュータの思考ルーチンのある対戦型の
アクションゲームについて書いてみようと思うけど初級編をクリアした人ならば
わざわざ作り方を説明しなくてもいいので講座形式ではなく当たり判定の応用編や敵の
思考ルーチンの作り方やOPASの具体的な使用方法などを別途書くかもしれないにょ。
まぁその前にまずは初級編が企画倒れにしないように頑張らないといけないにょ。
最低でも入門編だけは確実に仕上げるつもりだけどね。

46御茶目菜子:2009/11/14(土) 13:19:07
YouTubeが1080pに対応するのはいいけれど・・・
YouTube、1080pのHD動画への対応を発表
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091113_328814.html
昨年720pのHD動画に対応したYouTubeだけど今度はついに1080pの動画に対応となったにょ。
現時点ではFlash動画はGPUの再生支援が効かないためにCPUパワーが非常に重要となって
いるけど720pならばコマ落ちなく再生させるには動画にもよるけどPenM2GHzくらい、
多少のコマ落ちを許容してもPenM1.5〜1.6GHzくらい必要であり、ネットブックに搭載の
Atomではかなりコマ落ちが大きかったにょ。

正式対応は来週だけどHD動画の中でも1080pで投稿されたものに関しては再投稿する
ことなく自動的に1080pとなり、fmt=37オプションを付けることで1080pで再生が可能に
なるにょ。
http://www.youtube.com/watch?v=a8jZ2oNOytQ&fmt=37
http://www.youtube.com/watch?v=D0z_wNNx1sc&fmt=37
http://www.youtube.com/watch?v=dg1OFnFaYJA&fmt=37
1080pでは、もはやPenMでは再生不能にょ。
私がネット用に使っているPenM740(1.73GHz)のノートPCは720pのものであればほとんど
コマ落ちはないのだけど1080pではコマ落ちが酷く見るに堪えられないにょ。
ちなみに一番上のリンク先のAIRを一旦ローカルに保存してGOM Playerで再生しても
PenMではコマ落ちが大きかったにょ。(IE上でさせるよりもGOMの方が重いかも?)
軽い部分は30fps出るけど重い部分は10fpsくらいに落ち込んでしまうにょ。
むしろ、CoreSolo U1400(1.2GHz)のR5の方がまともなくらいにょ。
R5ならばGOM Playerで再生時には最低値が12fpsだからね。(どんぐりの背比べでどちらも
鑑賞には堪えられないけど)

いずれは1080pに対応するだろうと思っていたけど予想以上に速かったにょ。
これまでは720pまで再生できれば十分という認識だったけどこれからは1080pでの再生を
視野に入れてPCを買わなければいけなくなってしまったにょ。
とはいえ、Flashも再生支援対応を今行っているところだからこれが実現すればIntel
ならばG4x以降、AMDならばRADEON HD2xxx以降、780G以降、nVidiaならばGF8xxx以降の
GPUを搭載のPCであれば再生支援機能によってスムーズに再生できるようになるはずにょ。
だからCPUパワーで劣るAtom搭載機でもION搭載のネットブックやAtom Z搭載機(US15Wが
HD動画支援機能に対応)などでも再生できるようになるにょ。
ただ、再生支援機能は新しいコーデックが登場したときには役に立たなくなってしまう
ために支援機能のみに頼ることもできないにょ。(というか、上記のように現時点では
FlashではH.264の再生支援対応には対応していない)
そうなると、やはりCPU性能の高いものの方が有利にょ。
ちなみに私のCore2Duo E8400(3GHz)搭載の自作PCでは上記AIRの動画をIE上で再生して
最大負荷30%だったにょ。(平均すれば20%程度)

YouTubeの1080p対応で取り残されるのがAtom N+945GSEのネットブックにょ。
720pの段階で厳しいのに1080pでは絶望的で、その上HD動画の再生支援がないからね。
YouTubeが対応するということは他の動画サイトも1080pへの対応も十分考えられるため
ネット動画再生にネットブックは完全に力不足なってしまうにょ。
まぁネットブックよりも少しだけマシ(720pならば許容できるレベルのコマ落ちで再生が
可能)というだけの私のR5も似たようなものだけどね。
720pであれあば一旦ダウンロードして再生するのならばネットブックでも十分に再生が
できていたけど1080pではその手も使えないにょ。(CoreSolo搭載のR5でもコマ落ちが
酷いわけだし)
視聴するのに一旦ローカルに保存してさらに再エンコするという手間を掛けるならば
もはやPCである必要さえなくなってしまうにょ。
Atomは今後も大幅にクロックが上がることはないし、PineViewに内蔵のGPUはHD動画の
再生支援機能を持たないためにネットブックはかなり厳しい立場にたたされそうにょ。

47御茶目菜子:2009/11/15(日) 12:35:20
Atomが駄目ならCoreを買えばいいじゃない
昨日も書いたようにYouTubeの1080p対応でネットブックは厳しくなったにょ。
まぁ無理にHDで見なければ問題ないといえばそれまでだけどネットブックとはいえ
Windows PCであるが故に普通のPCという認識が多くのユーザーにあるのは事実にょ。
これが、PDAやスマートフォンであればHDではなく「見れる」ということで満足可能なの
だけどPC、しかも現在普通に店頭で売られている現役PCである以上は普通に再生させたい
というユーザーが居てもおかしくないにょ。

ネットブックに性能を求めるなというのはネットブックがどのようなものかを知って
いれば分かることだけどAtomがどのようなCPUかということを分かる人であれば今は
ネットブックではなくCULVノートという選択肢があるにょ。
発売前に数量限定とはいえ49800円という価格で一部の間で話題になったACERのAspire
AS1410だけど今では価格com最安値も50899円となっているにょ。
http://kakaku.com/item/K0000063049/
AS1410が別格の安さで後は高価だし国内メーカーのものは10万円近い価格だからCULV
ノートなんて・・・と思っていたらLOOX Cが54500円まで下がっていたにょ。
http://kakaku.com/item/K0000062904/
発売開始時の価格が8万円だったから1ヶ月も経たないうちに2万円以上下落したことに
なるにょ。
確かに、製造コストを考えればネットブック+2万円くらいで落ち着くだろうからネット
ブックが3万円台ならばCULVノートは5万円台になる・・・という単純的な計算がこうも
簡単に実現されてしまったにょ。
さすがにネットブックが最新モデルで3万円を切る製品がない(3万円を切っているものは
型落ち品に限られる)ように5万円を切る価格というのは型落ち品でない限りは難しい
ためにCULVの主力品は5万円くらいが相場になってきそうにょ。

この煽りを受けてかLet'snoteも急激な値下がりを見せているにょ。
コストダウンによって発売当初から最安値では10万円を切っていたR8のシングルコア
モデルR8Wはついに6万円台に突入したにょ。
http://kakaku.com/item/K0000039160/
この異常な値下がりの背景にはCULVノートの登場が大きく影響していると思われるにょ。
LOOX Cと比べるとシングルコアで6万円台というのは割高に思える人もいそうだけど
筐体自体は定価約20万円のLet'snoteと同じだからこの価格でもトップレベルの堅牢性や
軽量化が実現されているにょ。
もしも6月にR5の中古を買ってなかったらこの価格ならばR8を買っていたところにょ。
R5と比べるとシングルコアCPUなのにファンが搭載とか、4セルバッテリのため駆動時間は
短めとかいう問題はあるもののバッテリ駆動時間は実駆動で5時間くらいはあるし、
メモリは3GBまで搭載可能でWindows7に正式対応しているというのが大きいにょ。
それにHDDがSATAなので最新の大容量HDDやSSDなど換装の自由度も高いしね。
CULVノートはセレロンとはいえCoreマイクロアーキテクチャのデュアルコアCPUを搭載
なのに5万円少々で購入可能という非常に大きなアドバンテージはあるものの11.6インチの
筐体ではフットプリント至上主義(B5用紙サイズ未満のノートでないと持ち歩けない)の
私には大きすぎるからね。
視認性が落ちても10インチクラスのものが登場しない限りはR5の代替は務まらないにょ。

私のように極端にフットプリントを気にするという人でない限りはAS1410やLOOX Cは
価格を考えれば非常に魅力的なものにょ。
多少重いけどネットブックの6セルバッテリ搭載モデルと比較してもあまり差はないし、
実駆動では多くのネットブックより駆動時間が長いからね。
YouTubeの1080p対応によってAtom搭載のネットブックは安い代わりに妥協する機会が
増えてしまったのでネットブック(Atom)では物足りないという人はCULVノートを
買えばいいというだけの話にょ。

48御茶目菜子:2009/11/16(月) 13:55:35
USB3.0を生かすには・・・
すでにインターフェイスカードが発売されていた「USB3.0」だけどようやく対応機器が
発売になったにょ。
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20091114/etc_buffalo.html
まず最初に発売されたのはUSB3.0対応の外付けHDDにょ。
3.5インチHDDは最新の500GBプラッタを搭載したモデルはシーケンシャルリードで
120〜130MB/sの速度が出ているのだけどUSB2.0だとバスがボトルネックとなり30〜35MB/s
しか出なかったにょ。
しかし、このUSB3.0によってバスのボトルネックが無くなりHDDの性能をフルに生かす
ことが可能になったにょ。

USB3.0は理論上5Gbpsとなっているけど実効だとせいぜい半分程度しか出せないだろうし
最初はコントローラがそこまで発揮できない(USB2.0も理論上480Mbpsだったけど
登場時の実効速度は15〜20MB/sしかでなかった)とはいえ、理論値の半分の半分でも
150MB/sなわけだから最新のHDDでもバスがボトルネックにはならないにょ。

しかし、ExpressCardのUSB3.0インターフェイスカードを使用する場合、現状のPCに採用
されているExpressCard1.2では理論帯域が2.5Gbpsしかなく、これはUSB3.0の5Gbpsの半分
となっておりUSB3.0の性能を引き出すことは理論的にできないにょ。
よって、USB3.0の性能を生かすためためには5Gbpsの帯域を持つExpressCard2.0スロットと
2.0対応のUSB3.0カードが必須となるにょ。(規格そのものが今年の6月に正式に定まった
ために対応製品待ちの状態)
これはデスクトップPCにもおいてもいえ、PCI-Ex1のUSB3.0インターフェイスカードを
使用する場合、PCI-E2.0に対応している必要があるにょ。
IntelのチップセットであればP38で対応され、G4x、P4x世代以降ならばすべて対応している
ために現在普通に売られている新品マザーボードならば大半は満たされるにょ。(昨年
6月に組んだ私の自作PCもPCI-E2.0対応のP45にした)

USB3.0ならばHDDを外付けで使用しても内蔵と変わらない性能が得られるとはいえ、現状
ではeSATAでもそれは可能なのでそれほどのアドバンテージはないにょ。
とはいえUSB3.0はストレージ専用のeSATAとは違い汎用性が高いというのがウリだからね。
私はUSB2.0に関しては2002年に外付けCD-Rドライブと一緒に導入したけど現状でUSB3.0
ならではというものがないので導入はまだ先になりそうにょ。
マウスやキーボードという速度を要求しないものならばUSB1.1でも問題なかったけどそれ
以外のものでは何をするにも大きなボトルネックになっていた(例えばUSB1.1の外付け
DVDドライブで市販のDVD-VIDEOを再生させるとどんな高速なCPUを使ってもコマ落ちして
しまう)ということでUSB2.0導入の恩恵は大きかったけどUSB3.0の恩恵を強く感じるものは
USB2.0よりも圧倒的に少ないからね。(速度の恩恵が大きな外付けHDDは上記のように
すでにeSATAで実現可能なわけだし)
だから、USB3.0はUSB2.0よりは緩やかな普及になるのではないかと思われるにょ。

49御茶目菜子:2009/11/17(火) 14:22:54
「わかる」=「できる」ではない
ゲーム制作講座は自分の中で書きたいことがたくさんありすぎてまとまらないにょ。
とりあえず、ポケコンでBASICを始めたばかりの人が中級者になれるような講座にして
おきたいということで段階を経てステップアップするという方式をとるということだけは
すでに決定しているけどね。
当初は初級レベルの人を対象の講座を考えていたけど想定してなかった入門編を加えた
理由は入門編に書いてあるようなことを理解せずに初級編に入ったら躓きそうと感じた
からにょ。
基本を疎かにしているのに「できない」と感じている人は結構多そうからね。
それでは中級者にはなれないにょ。

さて、度々出てくる「中級者」という言葉は人によって認識が違うだろうけど私の考えは
こちらに書いている通りにょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/E500/level.htm
要は私の中級者の定義ではプログラミングが「できる」ということに加えて「分かる」
ということが必須条件となっているということにょ。
「分かる」と「できる」に関しては私はPJ93年7月号でも書いたけどこれは片方だけ
満たしては駄目で両方とも満たす必要があるにょ。
それはどうしてかというと両者は互いに必要条件とも十分条件ともいえないからにょ。
「分かる」と「できる」というのは似たようなことでありどっちでも変わらないという
認識を持っている人も中にはいるのではないかと思うけどそれは正しくはないにょ。

「分かっていることならばできるのでは?」というのは「できる人」から見た考えで
あって「分かるからできる」とは必ずしもいえないにょ。
数学でいうと例題の解き方が分かるからといって応用問題が解けるようになるとは
いえないからね。
それを考えると「分かる」というのは「できる」ということの一歩手前の段階といえる
と言えそうにょ。

しかし、分からなくてもできるこというものもあるにょ。
鉄棒の逆上がりはやり方は分からなくても見ただけでできる人は大勢いると思うにょ。
このように運動においてはその原理を知らなくてもできることは多々あるにょ。
とはいえ、「分かった上でできた」というのと「(分からないけど)やってみたら何と
なくできた」のとでは雲泥の差があるにょ。
「何となくできる」という状態では出来なくなった時になぜできないのかが分からない
からね。
レベルが低いうちは「できるから問題ない」となるけど少しレベルが上がってくれば
できなくなる場合があり、そうなった場合「なぜできないかが分からない」という状態に
なってしまいかねないにょ。

さて、プログラミングに話を戻すと全く分からない状態ではプログラミングができる
はずがないので「分かる」ということが「できる」ということの必要条件であることは
確実にょ。
それなのになぜ中級者の定義にそんなものを加えているのかというと自分が組んだもの
なのに分かってない人が意外に多いからにょ。
「分かった(ような気がする)」→「(何となく)できた」という繰り返しで実は
不完全なまま先に進んでいる人が以外に多いからにょ。
例えば、数学は積み上げ式の教科であるためにそういう不完全な理解によって学習を
進めていたら一定のラインで破綻してしまうため中学や高校で壁を感じてしまうにょ。
進めば進むほどどこが分からないのか自分でも分からないという状態に陥ってしまう
からね。
「何が分からないのか分かる」ということが分かるための第一歩だけどそれが分からない
のであれば手の施しようがないにょ。

そうならないためには「分かる」→「できる」のさらに一歩進んだ状態にする必要が
あるにょ。
それが「深まる」という状態にょ。
「分かる」=「できる」ではない以上は「分かればOK」とか「できればOK」というのは
駄目で、それを両方満たした状態にする必要があるにょ。(それが両方満たせないうちは
私の定義では初級者止まり)
「分かる」「できる」→「深まる」ということで、理解が深まった状態にする(=完全に
身に付いた状態にする)ことが中級者には必要となるにょ。(深まった状態にならずに
分かったつもりになって次々とやっていても実際は完全に身に付いてないためにいざと
いうときに分からなくなってしまう)

とはいえ、中級者の定義のところでは「分かる」ではなく「把握する」と書いているので
ここまで長々と説明しなくても良さそうなものだけどね。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?stype=0&ei=UTF-8&dtype=0&p=%E6%8A%8A%E6%8F%A1
まぁ定義云々はおいといて、自分がやりたいことが普通にできるようになれば一般的に
いえば中級者といってもいいと思うにょ。
ただ、入門者が中級者になるということは難しいということは今回書いたことを見れば
分かると思うにょ。
BASICは他の言語と比べれば中級者になるのが最も簡単な言語だろうけどBASICは融通が
利きやすい言語であるがゆえに中途半端な理解でコーディングしても普通に動作する
ことが多いため「できた(つもり)」という状態になりやすい(つまり自称「中級者」の
状態)のが厄介にょ。
だからこそ、どんな内容にすべきか私が悩んでいるわけだしね(笑)

50御茶目菜子:2009/11/18(水) 14:12:15
画素数なんて飾りです
デジカメは「高画素=高画質」ではないということはここで何度も書いたけどそれでは
何が最も影響するのかというとやはりセンサーサイズにょ。
何せ一眼レフ用のフルサイズのセンサーとローエンドのコンデジ用のセンサー(1/2.33
インチ)では面積が30倍以上違うからね。
その差は簡単には覆ることはないけどセンサー性能そのものも年々向上しているため
差は縮まる・・・わけがなくその最新のセンサーをフルサイズの一眼レフで使用すれば
そのサイズ差が性能差となって現れるにょ。
その最新のセンサーを搭載したプロ用デジタル一眼レフのD3sの性能はどんなものなのか。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20091117_329535.html

このD3sは画素数だけ見れば1200万画素ということで最新のエントリーコンデジと同程度
だし、ケータイもハイエンドのものは1200万画素に達しているので画素数が画質に
与える要素が最も大きいならばこのD3sはエントリーコンデジやケータイのカメラと比較
しても大差ない性能となってしまうにょ。
確かに十分なレンズ性能があり、十分な明るさや明暗差の少ない被写体ならば高画素と
いうのは解像感を高めるのに有用で、それが場合によっては高画質に繋がってくるけど
画素数が同じであっても1画素当たりの面積は30倍以上異なるためにそれが暗所での
画質や明暗差の大きな被写体を撮影時に大きく影響してくるにょ。
実際は裏面照射のようなセンサーでない限りは回路の線幅の影響が大きいため1画素
あたりの面積は計算よりもずっと小さいものになるにょ。(センサーサイズが大きな
フルサイズセンサーの場合、回路の線幅が無視できるサイズだけど極小ピッチの
コンデジセンサーの場合はそれだけで実効面積は半減してしまう)

D3sの撮影サンプルを見る限りはISO6400あたりまではA4〜A3サイズで使えそうなレベルで
常用が可能に感じるにょ。(一般的なコンデジの基本感度と同じレベルの画質)
ISO12800からはノイズがかなり載ってくるもののISO25600くらいまでならばB5で十分
使えそうに感じるけどさすがに最高のISO102400ではかなりノイジーであり使うのは
できるだけ避けたい感じにょ。
とはいえ、ISO102400というのは月明かりでもノンフラッシュで手持ち撮影が可能な感度
だからそれでここまで撮れれば撮影の幅はかなり大きくなるにょ。
私が見た感じでは1/2.33インチ1200万画素のコンデジで言うならばISO1600くらいの
ノイズ量だけどそう考えるとコンデジの64倍の高感度ということになるにょ。
私が持っているデジタル一眼のK200Dと比べるとD3sのISO6400がK200DのISO800くらい、
もしくはそれよりやや上に感じるにょ。(つまり3段分以上の差)
フルサイズということでAPS-Cの2倍強の面積だけどそれを差し引いてもさらに2段分くらい
高感度なのはセンサー性能と画像処理エンジンに優れているからだと思われるにょ。

APS-Cでも1000万画素を超えるとレンズがボトルネックになってくるのだけどこれは
フルサイズであれば1.4倍レンズに余裕があるため1200万画素に抑えたことでレンズに
余裕があるとともに回折限界も余裕が出てくるにょ。
コンデジの場合は1/2.33インチ1200万画素だとF2.8を超えると回折現象のため徐々に
画質低下するけどレンズには収差がつきもので開放から2〜3段絞ったところが最高に
なるけど絞ることができないにょ。
その点フルサイズで1200万画素であれば5段分有利になるにょ。(F16までは実用レベル)

作例を見てもD3sは同じ画素数のコンデジとは別格の画質となっているにょ。
これで、「高画素=高画質」ではないということは誰の目で見ても明らかにょ。(一眼
レフだからレンズ性能が高いのではなく画素ピッチに余裕があるためにレンズ性能が
ボトルネックになってないというだけ)
昔だったらデジタル一眼はコンデジと比べ、「画素数が多いから高画質」と思う人も
いただろうけど画素数が同じになってしまえば画素数が画質に与える影響というのは
小さいということが分かってしまうにょ。(コンデジにおいても300〜400万画素くらい
までは画素数アップが画質アップの大きな要因となっていたのも確かだけど)
とはいっても、低価格化、小型化が行われてきたコンデジにおいて今更センサーサイズを
大きくして高画質という方向性は難しいにょ。(元々センサーが小さかったコンデジ
だけど技術革新で筐体サイズの小型化が可能になったため昔のコンデジはセンサー
サイズに似合わない筐体サイズだったというだけ)

シグマDP-1のようにAPS-C並のセンサーを使ったり、リコーのGXRのようにユニット式で
APS-Cセンサーを使用可能にするという方法もあるけど現実的な選択は裏面照射によって
小さなセンサーを有効活用するというのが精一杯にょ。(それでも最大2倍くらいの
効果は望めるわけだし)
コンデジで画素数を上げるのは理論上のピーク性能の引き上げにはなっても実効性能では
プラスとはいえず、逆にマイナスとなりかねないからね。(裏面照射でない限りは回路の
幅を考えると画素数が増えれば増えるほど同じセンサーサイズでも実効面積は狭くなる)
コンデジで1000万画素というのはフルサイズのデジタル一眼レフで3億画素に相当する
ためにいかに無茶なことをしているかが分かるにょ。
逆にこのD3sの画素ピッチでコンデジを作れば40万画素になるわけだから今の技術で
40万画素のコンデジ用のセンサー(1/2.33インチ)を作ればD3sと同レベルの感度や
画質を得ることができるにょ。(ただし、VGAサイズだけど)
いくら画素数は画質にプラスの影響を与えず、増えていくとマイナス面が目立つとはいえ
ここまで画素数が少なければ話は別にょ。
L版プリントでも最低150万画素(300dpiでプリント時)は欲しいからね。

51御茶目菜子:2009/11/19(木) 14:04:38
いよいよFlashが再生支援対応に!
11月14日に書いたようにYouTubeがフルHDに対応し、まともに再生するには高いCPU性能が
必要になったにょ。
高いCPU性能が必要な理由はFlashプレイヤーがGPUに搭載の動画再生支援を使わないため
純粋にCPUパワーのみで再生しているからにょ。
最近のGPUはどれもH.264再生支援を搭載しており、チップセット内蔵GPUであっても
ネットブックに使われている945GSE(GMA950)以外は現行のPCであればすべての機種で
再生支援を備えているにょ。
これを使わないのは非常に勿体ないのだけど対応が大変なためずっと先送りにされ続けて
きたにょ。
しかし、Flash10.1からはついに再生支援機能に対応するようになったにょ。

そのFlash10.1のベータ版がついにリリースされたにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20091118_329706.html
この記事を見る限り、ION(Atom+GF9400M GS)でもフルHD(1080p)のものがコマ落ち
なく再生可能(しかもCPU負荷は50〜70%)とのことにょ。
再生支援機能を使わない場合は720Pでさえコマ落ちするのでいかに支援機能が有用かが
分かるにょ。

ただし、現行で対応しているのはIntelならばG4x、ATiならばRADEON HD3xxx以降、
nVidiaならばGF8xxx以降となっているにょ。
つまり、IntelであればAtom ZのチップセットであるUS15W内蔵GPU(GMA500)やRADEON
ならばHD2xxxには対応していないにょ。
ドライバとFlashプレイヤーの両方の対応が必要となるために対応されるのは現時点では
未定にょ。(RADEON HD2xxxはたぶん足きりされそうな予感)

私のPCであれば唯一対応しているのが自作PCのみにょ。(RADEON HD4850搭載)
まだベータ版ということで不具合もあるので正式版がリリースされたらどの程度変わるか
試してみることにするにょ。
とはいえ、フルHDといってもYouTubeの場合、ビットレートもBlu-rayほどは高くないため
最大負荷30%程度でコマ落ちなく再生できている(ほとんどの部分は10〜20%のCPU負荷)
ということで再生支援に対応してもCPU負荷が少し下がるだけでION搭載のネットブック
ほどの劇的な効果は期待できないだろうけどね。

52御茶目菜子:2009/11/20(金) 13:23:07
標準搭載されることに価値がある
現在発売中のNetWalkerに辞書搭載モデルが登場にょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091119_329347.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gyokai/20091119_329837.html
価格は5000円アップとなり、想定価格は約5万円となるとのことにょ。
価格comを見る限りNetWalkerの実売平均価格は約4万円なのでこの辞書内蔵のPC-Z1Jは
実売では4.5万円程度になると思われるにょ。

辞書はこの手の小型デバイスとしては需要の高いコンテンツであり、ザウルスでも初代の
PI-3000から国語辞典・英和辞典・和英辞典の統合辞典が搭載されていたにょ。
電子辞書はあると便利だけどコストゼロで搭載可能なものはなく搭載によってコスト
アップは必至にょ。
電子辞書端末の価格のうち相当量がその内蔵コンテンツの金額で占められてそうだけど
最近はコンテンツ数を各社競い合っているのでその量は増える一方にょ。
まぁ微細化によって大容量ROMもかなり安く作れるようになっているというのも搭載数が
増えている理由になってそうにょ。(ROMが安くなってもコンテンツのコストが安くなる
とはいえない)

さて、NetWalkerに搭載の辞書だけどわずか7冊ということで市販されている電子辞書と
比べたら貧弱にょ。
電子辞書として見るならば5万円というのはフラッグシップ機種並の価格なので100冊
以上は内蔵していて当たり前という感じさえあるけどそんなに内蔵してしまったら内蔵
フラッシュが圧迫されるし、コストアップになるから5万円では収まらなくなるにょ。
そう考えると電子辞書というのを前面に出して販売すると肩すかしを食らう可能性が
あるために電子辞書機能を持つWeb端末というとらえ方でいた方が良さそうにょ。

ただ、このような端末で辞書機能を搭載するというのは単体で完結する電子辞書とは
異なるメリットがあるにょ。
あくまで電子辞書は辞書でありそれ以上でもそれ以下でもないからね。
電子化されていることで紙の辞書よりは軽いということと辞書をまたいだ検索が可能と
いうメリットはあるけどね。
常時Webに繋がった端末であればWeb上の辞書で語句の意味などを調べられるために
ローカル辞書の必然性は薄いにょ。
ザウルス(MI)でもインターネット辞書を活用するアプリを公式公開していたからね。

しかし、単体でWebに繋がるケータイなどと異なりNetWalkerのようなWeb端末は基本的に
無線LANが使える場所でしかネット接続ができない(USBに常時通信端末を挿している人は
少ないだろうからわざわざ接続するというアクションが加わる)ためにインターネット
辞書に頼ってばかりはいられないにょ。(辞書が必要になるのはその場ということが多い
ため後から調べるというのではその価値は薄れる)
そうなったときにローカル辞書が有用になるにょ。
とはいえ、EPWING形式の辞書データを持っていれば普通に電子辞書として活用可能に
なるためにわざわざ辞書内蔵のこの新型NetWalkerはあまり魅力ではないという人も
多そうにょ。
だから辞書を標準搭載するならば他の機能と連動した検索ができなければその価値は
ないといっても過言ではにょ。

とはいえ、EPWING対応の辞書はあまり売られてないので辞書内蔵というのは意味がある
けど個人的にはセルフ開発可能な環境を内蔵して欲しいにょ。
Linuxだから調べればたくさんそういった開発環境はあるのだけど標準搭載するという
ことに非常に意味があることだからね。
ポケコンでも標準でBASICを搭載しているからBASICを使う意味があったからね。(私も
標準でBASICが付いてなかったらここまでBASICにハマってなかったと思う)
NetWalkerではオフィスソフトはOoOを搭載しているけどこれも様々なものがWeb上にある
から好きなのを使えばいいということで標準搭載しない場合を考えたら分かるにょ。

標準で搭載されているということが最も大きく特にライセンスが絡むものは非常にそれが
重要になってくるにょ。
例えばPJとベーマガがまだ健在だとして、BASICのチェックサムではPJで有名なBCSを
使ったものをベーマガに投稿した際にはBCSは何か分からないし、他誌で公開されたもの
であるが故にBCSのリスト公開はできないにょ。(というか、PJでの投稿であってもBCSの
制作者本人の投稿でない限りは公開は難しい)
Webで公開する場合でも著作権はあるためそういうことを考えずにすむ「アリス」を私は
考案したわけだしね。
「調べればある(買えばある)」というのと「標準搭載している」というのは雲泥の差が
あるにょ。

53御茶目菜子:2009/11/21(土) 13:46:34
USB3.0が急速に普及しないワケ
私は11月16日にはUSB3.0はUSB2.0よりもゆるやかな普及と書いたけどUSB3.0に期待を寄せて
いる人は非常に多いにょ。
しかし、SATAが3.0で6Gbpsに達したためにUSB3.0はeSATAに対して速度面でのアドバン
テージは無くアドバンテージは汎用性の高さくらいだからね。

さて、私も過去にUSB3.0については幾度も書いているけどそれを遡ってみてみるとこんな
感じになっているにょ。(ここで書いたものを抜粋もしくは要約)

2002年10月18日
 当面はUSB2.0の帯域で一般ユーザーにとってはほとんど不満は感じないけどUSB3.0が
 登場すれば起爆剤になる。
2007年6月30日
 USB2.0はもう古い。HDDに関してはUSB2.0では役不足。
 USB3.0は策定されてないがeSATAがあるためにそれほど急がれてない。
 IEEE1394と違いeSATAはコスト面のデメリットが少ない。
2007年9月21日
 USB3.0が策定。数年後はUSB3.0を搭載しているかどうかが重要なファクターになる。
2008年12月6日
 USB3.0は外付けVGAで有用。ただし、USB3.0が普及している頃のPCだとオンボードVGA
 性能が高くなっているために性能アップのためではなく2画面、3画面用で有用。
2009年1月9日
 USB3.0はSDXCの速度を生かすのに必要。
2009年5月21日
 USB3.0は早期登場が待たれる。eSATAはストレージ専用で電源のバスパワー供給が不可
 というデメリットがある。USB3.0とeSATAはしばらく共存するだろう。

2002年と2007年のレスは矛盾しているようだけどこれは5年の歳月がいかに大きいかと
いうことを物語っているにょ。
私が2001年に初自作した際に使用した40GBのHDD(5400rpm)のシーケンシャルリードが
22MB/s程度で翌年80GBのHDD(7200rpm)のに換装したけどそれでも30MB/sくらいにょ。
だから2002年10月18日当時は3.5インチHDDでさえUSB2.0でも何とか間に合っていたにょ。
4年前に自作した時に使った300GBのHDDは60MB/sに達しており2007年の時点ではもはや
USB2.0では完全にボトルネックになっていたにょ。
2.5インチHDDでも私のネット用のPCに使っている160GBのHDDは40MB/sを超える速度に
なっているためUSB2.0では足りないにょ。

USB2.0が登場する前には400Mbpsの速度を誇るIEEE1394aがすでにあり、これがUSB2.0と
共存することがなかったのは2007年6月30日に書いたようにコスト面の問題が大きかった
というのが原因だと思われるにょ。
しかし、eSATAはコスト面の負担はIEEE1394よりも小さいにょ。
それは現在のPCにおいてもいえるにょ。
現在は、SATAが標準であるためeSATAは内部配線とコネクタ設置のためのコストだけで
済むけどUSB3.0は別途コントローラが必要だからね。
そうなると搭載されるマザーボードがかなり少なくなってしまうにょ。
これはUSB2.0のときも言えたけどチップセットにコントローラが内蔵されるまでは本格
普及はないにょ。

USB3.0が必要になるのはHDDだけでなくむしろ1月9日に書いたようにeSATAでは代用が
効かないSDXCの方が恩恵が大きいにょ。
SDXCでは初期のものでもリード60MB/sに達するためにUSB2.0ではその速度を生かすことは
できないにょ。
SDHCではSDと比べて速度面の上限が引き上げられなかったのはUSB2.0がボトルネックに
なるためあまり意味がなかったからね。

あとUSB3.0のeSATAに対するアドバンテージは5月21日に書いたようにバスパワーによる
電源供給があるということにょ。
最近急激に普及しているUSBメモリはこの電源供給が可能という面が大きいからね。
eSATAで使用できるeSATAメモリ(?)もあるけど電源供給のためUSBにも接続しなくては
ならないという面倒くささがあったにょ。
そういう面ではUSB3.0メモリが発売されればお手軽さは維持したまま高速にできるにょ。
http://japanese.engadget.com/2009/11/05/super-talent-usb-3-0-superspeed-usb/
この製品は200MB/sの速度が可能となっているけど今まではUSBメモリでは速度をいくら
速くしてもバスがボトルネックになるために高速化はされてこなかったにょ。
だからMLCのUSBメモリは速度面で悲惨になること多かったにょ。
しかし、これからは高速にするためにSSDに搭載されているようなコントローラを搭載し
それによって大きく高性能化することが可能になるにょ。
MLCであるが故にSLCと比べ遅くなるけどそれでもコントローラとDRAMキャッシュ搭載で
ある程度隠蔽が可能だし、大容量データを転送する場合はシーケンシャルの速度が大きく
影響してくるにょ。

最大12Mbps(1.5MB/s)のUSB1.1(1.0)は導入段階ですでに速度面で十分とはいえない
ものだった(Win95と同時発売の私のPC-98でさえ内蔵HDDは2MB/sだったためUSB1.1が
理論値の速度を出せてもすでに当時遅かったHDDよりも遅い)けれどこれはUSB1.1が低速の
シリアルポート(RS-232C)と中速のパラレルポート(プリンタポート)の置き換えが
目的だったためにょ。
したがって、高速接続用のSCSI-2やUltraSCSIはUSB1.1が登場後も残ったにょ。
SCSIをシリアル化したIEEE1394は元々アップル社が開発したFireWireを標準規格として
認可したものだけどAV機器(DV)とPCを接続するための規格(iLINK)として国内では
普及していったにょ。

IEEE1394がすでに標準規格として認可された後に登場したUSB2.0は(規格上)USB1.1の
40倍の速度ということで400MbpsのIEEE1394aよりも速かったにょ。
ただし、USB2.0は当初は理論値の3割程度しか出なかったので実効速度はIEEE1394aの方が
速かった上にCPU負荷もIEEE1394aの方が小さかったにょ。
それでもUSB2.0が勝てたのは上記のようなコスト面の問題があったからにょ。
IEEE1394aは特許の関係上使うためにはライセンス料金を支払う必要があったし、対応機器
製造にもUSBよりもコストがかかったにょ。

それを踏まえて現状を見てみるにょ。
すでに高速ポートがあり、それを新世代のUSBが置き換えを狙うという点においては
USB3.0 vs eSATAはUSB2.0 vs IEEE1394と似たような感じになっているけどeSATAは
IEEE1394と違いコストアップ要素がないという点が異なるにょ。
確かにチップセットにUSB3.0コントローラが内蔵されれば自然にUSB3.0が普及していく
だろうけどそれまではゆるやかな普及になると11月16日に書いたのはそれが影響して
いるためにょ。
現状ではUSB3.0対応製品はeSATAよりも圧倒的に少ないために現状ではUSB3.0を積極的に
選ぶメリットはあまりないしね。(eSATA、USB3.0どちらも新規導入ならば将来性を
考えてUSB3.0を選ぶのはありだけど)

54御茶目菜子:2009/11/22(日) 12:24:03
DSi LLは買い換えを阻害している・・・?
昨日DSi LLが発売されたにょ。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20091121_330807.html
このLLは現行のDSiと比べて画面サイズや筐体サイズが大幅に拡大化されており脳トレや
国語辞典ソフトなどを搭載した派生機種にょ。
価格は1100円アップだけどプラス要素を考えれば妥当なところか・・・。

さて、私はモバイル機器は大きさには拘るタイプということでこのDSi LLにはあまり
魅力を感じないけどDSは年齢層が幅広いことや画面タッチを行うゲームが多いために
3インチ程度の小さな画面では小さいという不満の声も上がっていたからね。
画面解像度(256x192)を考えれば個人的には3インチ程度(DS、DS Liteが3インチ、
DSiが3.25インチ)で十分だし、DSiでも98ppiというドットピッチはノートPCの感覚
からすれば特に文字が見にくいということもないからね。
とはいえ、それは普段からPCでの文字を見慣れている人の発想にょ。
一般人の画面での文字サイズの比較対象となるのは37インチや42インチなどのHDTVにょ。
42インチフルHDのTVでは52ppiとなり、DSiよりも遙かにドットサイズが大きいにょ。
とはいえ、鑑賞距離も異なるので単純に比較はできないし、何よりTVは文字を見る
ものではないので文字を見るためのデバイスとして比較対象となるのは活字印刷にょ。

DSiの98ppiの画面だと12ドットフォントでは文字サイズは約8.8ポイントとなるにょ。
これは近年大型化が進んだ新聞の文字サイズよりやや小さめの文字サイズにょ。
つまり新聞の文字が何も問題なく読めるくらいの人でないとDSiでは画面を顔に近づけて
プレイしなくてはならないくなるにょ。
その点、4.2インチ液晶のLLでは76ppiまでドットピッチが大きくなり表示される文字の
大きさも約11.4ポイントとなり新聞よりも一回り大きな文字サイズとなるにょ。
10ポイント程度を閾値と感じる人が多くいると思われるのでこの文字サイズ拡大による
影響は大きいのではないかと思うにょ。

携帯ゲーム機として異例の大幅な大型化や重量増が行われたわけだけど普通に考えると
重くなったり、大きくなったりすれば持つのが厳しくなるから携帯ゲーム機には適さなく
なると考えがちにょ。
それは携帯ゲーム機は手に持ってプレイするものという常識があるからにょ。
携帯ゲーム機なんだから手に持ってプレイ時は画面に顔を近づければいいと感じるかも
しれないけどDSの場合はそのゲームの特徴や筐体形状からテーブルや膝の上において
プレイする人も少なくないからね。
そのために画面へ顔を近づけるという行為はしにくくなるにょ。
つまり、LLで大型化されたのはあくまでニーズがあったからといえるにょ。

私の個人的な考えでは携帯ゲーム機は小さい方がいい・・・となるのだけど小さければ
いいというものではないにょ。
ゲームボーイミクロは小型化のためゲームのプレイはしにくくなっているからね。
画面サイズが小さくなった分は顔に近づけてプレイすればいいけど入力デバイスだけは
どうにもならないにょ。
これはPSP goにもいえるにょ。
小型化の影響でゲームのプレイはしにくくなっているからね。
もっとも、その分携帯性はアップしており、メディアプレイヤー代わりとして使うには
使い勝手が良くなっているから一概には駄目とはいえないけどそうなるとタッチパネルを
採用しなかったのが残念にょ。
互換性云々を言うならばBTを載せた時点で追加機能が加わってるわけだし、何より
UMDドライブがないために最初から互換性は関係ないにょ。(UMDのゲームがgoで動作
しない、つまり、PSP用のゲームであってもgoで使えないものが多いならばDLゲームで
go専用があってもおかしくはない)

さて、LLはニーズがあったこそ作られた派生モデルだから今まで大型化を望んでいた
人ならば買い換えも検討するかもしれないにょ。
ただ、問題点が1つあるにょ。
DSiのDL用のソフトはライセンスが本体に紐付けされているということにょ。
だから新しいのに買い換えても今までDLしたソフトはまた別途料金を払わないとその
本体では使用することができないにょ。
これはWiiでもいえるにょ。
他のゲーム機、例えばPSPなどではダウンロードはアカウントで管理されているために
同一アカウントで認証(同一ソフトで最大5回まで認証可能)を行えば買い換えをした
場合にも追加料金なしで使用が可能になるにょ。
この辺は任天堂は早急に解決してもらいたいところにょ。
あくまで「DLソフトはおまけ」という認識ならば本体に紐付けされても納得はいくけど
1つの製品を買った(使用権を買った)という認識をユーザーが持っている以上は
納得がいきにくいからね。
おまけならば無料、もしくはおまけと認識できるレベルの価格(50〜100円くらい)に
すべきにょ。
だから、DSiをすでに買っていてDLアプリを買い込んでいる人はLLを買いにくくなって
いると思われるにょ。
まぁ新規ユーザー(DSiは持っていないユーザー)ならば何ら問題はないけどね。

55御茶目菜子:2009/11/23(月) 14:10:16
塵も積もれば・・・
OPASのリストの一部に間違いがあったにょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/E500/TECH/OPAS2.HTM
OPASでWeb検索をしていて質問掲示板がひっかかったけど2年半前にみっぴゅさんが指摘
していたのを見て今頃になって修正したにょ。
リストにミスがあったのを指摘された時は一時的にここに修正リストを書いたものの
それをWebに反映させてなかったというわけにょ。
今まで入力したけど動作しなかった人すみませんm(_ _)m

後で修正しようと思ってたら完全に忘れてしまっていたにょ。
う〜ん・・・OPASを使う人がほとんど居ないのはリストが間違っていたのを放置していた
せいかも・・・(たぶん違うけど)
10周年でいろいろ修正してみたけど過去10年間に間違いを指摘された部分やリンク修正は
ほとんど反映されてないために過去ログを全部見て修正し直さないといけないかも・・・。
新コンテンツ以前にやるべきことはたくさんあるけどもうここまで貯めると見直すのが
無理になってしまうにょ(笑)
やはり、その都度ちゃんとやっておかないと駄目にょ。

56御茶目菜子:2009/11/24(火) 13:02:36
7に乗り換えるならば64bit版にすべきかも・・・
Windows7はかつてないくらいのペースで売れている模様にょ。
私もなるべく早いうちに7を導入したいところ(通常ならば最低でもSP1がでてから導入
するところだけど大きな問題も無さそうなのでSP1がでる前に導入するかも)だけど
そうなると32bit版ではなく64bit版にしたいところにょ。
64bit版を導入するにあたってメリット、デメリットは以下のような感じになるにょ。

メリット
◎4GB以上のメモリを認識可能
◎高速になる

デメリット
◎アプリの互換性
◎ドライバ

メリットの4GBのメモリを認識可能というのは今更ここでいうことではないけど4GBの
メモリであっても32bit版Windowsならば3GB少々しか使用できないにょ。
32bit版アプリを動作させる場合、どうせ1アプリ2GBの制限があるからそんなにメモリも
要らないとはいえ64bit版Windowsならば4GBフルに使えるというメリットはあるにょ。
それに64bitアプリならばその2GBの制限はない上にメモリを8GBやそれ以上認識可能という
メリットは出てくるにょ。(搭載可能な量や認識可能な量はOSのSKUやマザーボードの
仕様による)
Vistaでは全SKUで32bit版と64bit版が用意され、64bit版の普及の第一歩となったものの
64bit版の大きなメリットであるメモリ搭載量の制限の緩和はメモリの価格の下落によって
ようやく簡単に実現が可能なものとなったにょ。(Vista登場時の97年初頭と比べメモリの
価格は大幅に下落しているため8GB搭載した自作PCを組むのは容易となっている)

速度面に関しては同じアプリの32bit版と64bit版を比較すれば64bit版の方が速度面に
おいて有利になるのは確実だけど32bit版では互換レイヤー上で動作(エミュレーション
での動作)しているために速くなるどころか逆に遅くなることが懸念されるにょ。
http://www.4gamer.net/games/086/G008641/20091121002/
速くなるかどうかはアプリ次第だけど気になるほど遅くなることはないために平均すれば
64bit版Windows上での動作速度は32bit版アプリであっても32bit版Windows上での動作と
比べ同レベルの速度は期待できそうにょ。

さて、デメリットはアプリの互換性だけど互換性に関しては32bit/64bitによるものか
OSのバージョンによるものなのかを切り分けて考えないといけないにょ。
32bit版XPで動作していたものが64bit版の7で動作しない場合は後者の可能性も高い
からね。
古いアプリの場合は互換レイヤー(WOW64)上での動作だから動作しない(動作に不具合が
ある)というものよりもXP→Vistaの時に発生した互換性問題(主にDirectXの大幅な仕様
変更によるもの)の方が大きいと思われるにょ。
したがって、Vistaに対応しているアプリであれば7でほぼ動作するので64bit版7でも
概ね動作可能となるにょ。
どうしても7で動作させたい古いアプリはpro以上のSKUに備わっているXPモードを使うか
Virtual PCを使うという方法がある(前者はXPのライセンスが不要なのに対して、後者は
別途XPのライセンスが必要)けれどあくまで仮想PCなのでアプリではなく特定のハードを
使いたいとか、DirectXを使用したゲームをプレイしたいという場合は難しいにょ。

64bit版のWindowsを導入するにあたってやはり最大の難点となると思われるのがデバイス
ドライバにょ。
64bit版だと64bit用ドライバが必須になるからね。(デジタル署名入りのドライバが
不可欠となるけどこれはF8キーを押して強制回避は可能なのでそれほど問題はない)
とはいえ、最近の64bit版Windowsの普及によって今年に入って発売された機器においては
多くのもので64bit用ドライバが用意されているし、古いものでもメジャーな製品は最初
からOSにドライバが入っているので極端に心配する必要はないにょ。
自作PCならばいいけどノートPCの場合は特殊なデバイスが多く、64bit版のWindows7に
正式対応(メーカー公式にドライバが用意されるもの)でないと一部の機能が使えない
ということも十分考えられるので楽観もできないけどね。(7は基本的にVista用の
ドライバが使用できるため32bit版の7ならばVistaに正式対応しているノートPCであれば
ドライバの心配は要らない)

とりあえず、最初に7を導入するならば昨年組んだ自作PCにする予定にょ。
CPUはCore2Duo E8400(3GHz)、メモリ4GB、RADEON HD4850搭載ということで64bit版の
7を動作させるには十分な性能だけどせっかく64bit版を使うならばメモリを8GBくらいに
してみたいにょ。
現状では64bit版アプリがほとんどないため64bit版Windowsを使用するメリットはメモリ
搭載量の制限緩和くらいだしね。
現在は2GBx2で4GBを実現しているのでさらに2GBx2で合計8GBになるにょ。
4GBのモジュールにも対応しているためMAX16GBにできるけど4GBのモジュールは高価だし
8GBを超えるメモリは今後数年間で必要になるとは思えないからね。(それでも5年後には
「8GBでは足りない」とか言ってそうだけど)
ということで、メモリと一緒にOSを買うというのがベストな選択肢か・・・。(HDDと
一緒という方法もあるけどHDDは壊れやすいのでDSP版を買うならば壊れにくいものや
流用性の高いものの方が良い)
しかし、ここで問題が・・・。
DDR2メモリの異常な高騰が起きているにょ。
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20091121/etc_mem.html

今年の初めに比べて約3倍の価格高騰となっており、高価だったDDR3と価格の逆転現象が
起こってしまったにょ。
これまでは過剰生産によって製造原価を大幅に下回る価格で販売されていたDDR2だけど
主流がVistaや7に移っていることや64bit版の普及や主流がDDR3に移りつつあるために
DDR2の生産量を縮小してきていることが原因だと思われるにょ。(半年後には出荷数量
ベースでもDDR3がDDR2を上回ることが予想され来年末には完全にDDR3が主流になる)
う〜ん・・・ここまで高騰するなら早めに買っておけば良かったか・・・。
PCパーツは待てば安くなるから必要な時に買うのがベストとはいえ、メモリだけは変動が
大きいためにこうやって高騰することもあるにょ。
とはいっても、すでに4GB搭載しており不足に感じることはないから必要なかったからね。
せっかく64bit版の7を使うならば8GBにしてみたいというだけの話だしね。

PCゲームにおいてDirectX9までしか対応してないXPは完全に足かせとなっており、現状
ではVistaが思ったほど普及してないから仕方なく採算が取れるようにXPでも動作する
ようにしているだけの話だからね。(依然としてXPはPCの約6割のシェアだしね)
7が普及してしまえばXPを考慮することなく一気にDirectX10、11が主流になりそうにょ。
私の自作PCはスペック的には7は十分動作するのでそうなったときに7にすればいいだけの
話だけど数年先のことならばメモリが現状よりも高騰してしまうという可能性があるにょ。
現状の1アプリ2GBという32bit版アプリの制限は意外に大きいためPCゲームにおいて
64bitが主流になるのは時間の問題(現在はそれほど64bit版Windowsが普及してないから
DirectX10と同じく採算の問題から32bit版となっている)ということで7を長い間(7の
サポートが切れるくらいまで)使いたいならば64bit版を買っておいた方がいいにょ。
基本的に私は3年おきくらいに自作をしているけど不景気なので金銭的な問題で2年後
(昨年組んだため)に新しく組み直すのが難しい状態だからね。
7の後継OSは恐らく64bit1本になるだろうからそれに向けて徐々に64bit版Windowsは普及
していくとはいえ、2年後に新しく組み直すことが可能ならばその時に64bitに対応しても
遅くないけどね。
もっとも32bitの足きりよりもXPの足きりの方が早そうだけど・・・。

57御茶目菜子:2009/11/25(水) 14:02:40
XPからの乗り換えは本当に7がベストなのか!?
Windows8は2012年リリースか
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/24/news033.html
先月Windows7がリリースされたばかりだけどすでに3年後には次世代Windowsがリリースの
予定となっているにょ。
これは極めて普通でVistaの開発が遅れまくったというのが異例の出来事にょ。
基本的にメジャーバージョンアップ(x.0)→マイナーバージョンアップ(x.1)を
繰り返しており、今回のWindows7はバージョン上は6.1ということでマイナーバージョン
アップとなっているにょ。
メジャー、マイナーのバージョンアップを交互に繰り返すチックタックの開発モデルは
IntelのCPUでもおなじみとなっているものにょ。

Vistaはメジャーバージョンアップということで大幅な機能の刷新が行われており次世代
と呼ぶのにふさわしい内容になるはずだったけどそれでも当初の予定から削られた機能も
多くあり(WinFSなど)その間にPCのスペックの底上げが行われることが前提として
開発されていたために「動作が重い」という不評があり、想定していなかったネットブック
登場など長い年数を掛けた分だけ時代の先読みが十分できてなかった面もあるにょ。
そのためOSの評価としては不当に低く判断されている面も多くあるにょ。

Vistaの開発の遅れはXPの大幅な寿命増を引き起こす結果となったにょ。
XPは2001年秋に登場し、2007年初頭にVistaが登場するまで5年余りに渡ってPC用のOSの
メインストリームとなってきたわけだけど過去のPCの歴史から言って同じバージョンの
OSがこれほど長期間の間メインストリームとなったことはない異常事態といえるにょ。
その結果としてピーク時には全PCのOSの8割以上をXPが占めるという事態になったにょ。
これにより本来はPRO(法人向け)のみ与えられていた5年間の延長サポートがHOMEにも
適用されるという例外的措置が行われたにょ。

さらにネットブック用にXP Homeが安価に頒布することで登場から8年経った現在でも
事実上の現役OSとなっているにょ。
したがって、ソフトベンダーもすぐにはXPを足きりできない状態になっているにょ。
本来ならば2世代前のOSはそろそろ足きりを考慮されてもおかしくない(バージョン的に
言うならばWin98がリリースされた後にWin3.1が現役で使用されているようなものだし)
けれどそれもできないにょ。

ネットブックへのXPの頒布は7の発売から1年間のみとなっているので来年末にはXPを搭載
したネットブックが新発売されることはなくなるにょ。
つまり、それでようやくXPの寿命が尽きる要素ができてくるにょ。
そうなると次世代Windows(Windows8?)がリリース予定の2012年までは辛うじてXPが
生き残っていると思われるにょ。
XPは2014年まではサポートがあるので問題ないと言っても来年までサポートが残っている
2Kは現役OSと言えるかどうかはすでに微妙だからね。
ウイルスバスターも2008(2007年リリース)から2Kへの対応は打ち切られたくらいだしね。
XPは2Kよりも多く出荷されているから廃れるのも時間がかかるとはいえ、サポート終了
直前までくると非対応のアプリ、ハードが多く登場するようになってくると思われるにょ。

次世代のWindows8は順調に2012年に出ればXPからの乗り換えとしてはギリギリとはいえ
不安要素はあるにょ。
まずはメジャーバージョンアップであるために遅れずに出せるかどうかという点、もう
1つはメジャーバージョンアップであるが故に問題点も多いだろうという点にょ。
リリースに関してはメジャーバージョンアップであったVistaの大幅な遅れを考えると8が
遅れずに出せると考える方が甘そうな感じにょ。
それとメジャーバージョンアップにつきものの不具合やアプリの互換性に関しては
やはり一定の期間様子見をする方がベターだからね。
VistaはSP1で不具合や動作の重さはかなり改善されたけどアプリの互換性に関しては
改善のしようがないためにこれは自衛手段(1つ前のバージョンのWindowsを使う)を
取るしかないにょ。
しかし、8の様子見なんてしていたらXPのサポート期間が終了してしまいかねないにょ。

Vista Businessや7を使用している人が8を様子見するのならばいいけどメインPCでXPを
使用している人は様子見をしている余裕は無くなるにょ。
そうなるとリスク覚悟で最新の8にするか、安定している7にするかという二択を迫られる
事態がその頃には起きてしまう可能性が高いにょ。
別に今すぐ7に変えないといけないと考える必要はないけどXPユーザーは数が多いから
足きりを食らうことはないだろうと楽観的な考えでは居られなくなるのは時間の問題
だろうからね。
XPのサポート期間終了まであと4年半あるからそれまで頑張ってあとはそれから考える
ということができなくなりそうにょ。
これは使いたいアプリやハードがXPに非対応になってから考えればいいのだけどそろそろ
XPの次をどうするかを視野に入れておいた方がいいということにょ。

8がリリース後に型落ちとなった7搭載PCを買う(もしくはリリース直前に8への無償
バージョンアップ付きの7搭載PCを買う)というのもありだけどそれは「3年後に8が出る」
かつその時に「新しいPCが欲しくなる」というのが前提となるにょ。
結論としては、ありきたりだけど欲しい時(必要になった時)に買うのがベストにょ。
2、3年後にPCの買い換えを考えた際に「もう少ししたら8が出るから」とか「せめて8は
SP1が出てから」とか考えてしまうのはあまり得策ではないということにょ。
だから私のように優柔不断な人だと8の正式発売日が決まる前に7を買うのがベストと
なるにょ(発売日が決まってしまうとこれくらいならば待てそうとか考えてしまう)
今の自作PCを組んだ際にももう少し待てばCore i7にしただろうし、Core i7にするならば
メインストリームとなるLGA1156採用のCore i7(Lynnfield)が出るまで待とうとか考えた
だろうからcore i7が発売されるよりも前にCore2Duoで組んだくらいだからね。
下手に新しいものを待っていると永遠に買えないにょ。

58御茶目菜子:2009/11/26(木) 13:36:25
新型ポメラは編集機能が大幅に強化!
新型ポメラ登場
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091125_331216.html
昨年、登場したポメラは乾電池で長時間駆動、2秒で起動、タッチタイプが容易な折り
たたみ式のキーボード採用などで話題を呼び一時は品薄になるくらい売れたポメラの
新モデルがついに登場したにょ。

ポメラはテキストメモのみという割り切った仕様が良くも悪くもユーザーを選んでいる
けれどポメラが良いと感じている人もテキストメモ程度なら使えてもテキスト編集端末
として使うならば力不足を感じている人も多かったにょ。
8000文字までの文字数制限や本体に記録できるファイル数など制限があまりに大きかった
ために「メモ」を超えるような用途には使いづらかったからね。
しかし、今回の大幅な性能アップによってメモを超えるテキスト編集端末として使用
できるくらいのレベルになったにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/331/216/html/king4.jpg.html
文字数の制限があるもののQRコードによるケータイとの連携もなかなか良さそうにょ。

テキスト編集機能は大幅に強化されたのだからネット対応を希望する声も一部にはある
ものの私はポメラはテキストのみに特化してもらった方がいいと思うにょ。
中途半端なネット対応はかえってデメリットになるからね。
昨今のWebを閲覧するにはCPUパワーがかなり必要になってくるためポメラでWeb閲覧
させるためには消費電力が大きくなり駆動時間に悪影響を及ぼしてしまうわけだから
トレードオフゼロで可能というわけではないにょ。
それにケータイ以下のWeb閲覧機能ならば必要性は皆無にょ。
Web閲覧機能を付けるならばケータイを超えるようなネットブックやスマートブック
レベルのものでないとね。(AjaxやFlashが普通に動作するレベル)
メール機能ならばそこまでのパワーはいらないといってもWebメールを使用するならば
Web閲覧が可能なスペックが必要だし、POP3対応のメーラーであっても単体で通信をする
ためには無線LANなどを搭載の必要があるからね。
それならばポメラで文字入力をしてQRコード経由でケータイにテキストを転送して
ケータイでメールを出す方がスムーズかつ合理的にょ。

では、私がこのポメラを買うかと言われたらたぶん買わないにょ。
というのも使いどころがないからにょ。
これはポメラが登場した昨年10月22日にも書いたけどあらためて書いてみるにょ。
確かに乾電池で長時間駆動のテキスト入力端末は魅力だけど結局テーブルのある場所で
しか使わないのであればいつも持ち歩いているLet'snote R5があるからね。
R5は普段の使用において駆動時間で不満がないし、常時スタンバイの運用をしているので
起動時間は3秒で作業を再開できるため起動の速さがウリのポメラもそこまで魅力的に
感じないからね。
あと、テキスト入力といっても私の場合はWebを元に書くことが多いために結局Web閲覧
可能な端末が別途必要になるためポメラで完結はできないにょ。
もしもポメラが立ったまま使えるような端末であればキーボードに不満があるVAIO UXの
欠点が埋められそうなんだけどね。
そういう意味ではモノクロの電子辞書にテキスト入力機能を付けてくれたものの方が
私の用途には合ってそうにょ。

59御茶目菜子:2009/11/27(金) 13:00:08
ついにフルセグがどこでも見れる時代に!
超小型USB地デジチューナー
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20091126_331339.html
小型のUSBチューナーといえばワンセグに対応した「ちょいテレ」が思い浮かぶけど
ちょいテレが発売されてもう約2年経つにょ。
一時期は雨後の竹の子のようにどんどん発売されていPC向けのワンセグチューナーも
最近はかなり新発売のペースが鈍ってきたにょ。
この最大の要因は国内の多くのケータイでワンセグが標準搭載されてきているせいだと
思われるにょ。
ワンセグはその解像度や画質からPCで視聴するには役不足だからね。
そもそもワンセグはケータイなどの小型の移動端末での視聴を考慮された低出力、低消費
電力の規格だからPCで見るようなものではないにょ。
ということで、PCにはフルセグチューナーを希望する人が多かったけど問題はフルセグを
視聴するにはB-CASカードが必須であるということにょ。

さて、このB-CASカードだけどカードそのものが普通のクレジットカードサイズである
ためにそれを使用するチューナーもB-CASカードを使用する時点で小型化に限界がきて
しまうということにょ。
デジカメで記録媒体にPCカードを使用するようなものなのでCFやSDカードという小型
媒体を使用することによる小型化の影響は大きいと思うにょ。
光学的に小型化に限界があるデジカメとは違いチューナーの場合は(アンテナを考慮
しなければ)低消費電力化でいくらでも小型化が可能だからね。
そうなればなるほどB-CASカードがボトルネックになっているにょ。

しかし、それはminiB-CASカードの登場で変わったにょ。
PCカードがSDカードに変わるくらいの影響力にょ。
PCカードはメモリコントローラが不要でSDカードには必要だからPCカード→SDカード
以上の影響力といってもいいかもしれないにょ。
これによって業界最小サイズが実現可能になったにょ。

さて、このBUFFALOの小型チューナーだけどさすがに小型化や低価格化のため機能面は
かなり制限されているにょ。
録画したファイルのムーブができないということと録画はTS録画(DPモード)のみと
なっているということにょ。
これをメイン録画用として使用するには無理があるけどせっかくのPCの大画面だから
ワンセグでは満足できないという人にはいいかもしれないにょ。
TS録画ということで録画時のCPU負荷は小さいもののDPモード(1440x1080)ではネット
ブックでの視聴は厳しそうにょ。(Atom N270が動作環境に含まれているけど・・・)
据え置き型の地デジチューナーではSPやLPに解像度を落として録画や視聴が可能なものも
あるけどそれだとHWエンコードチップが必要であるため小型化や低価格化は難しいにょ。

この製品は主にモバイルノートでの使用を想定されているみたいで、フルセグに加えて
ワンセグチューナーも内蔵しておりフルセグが受信できない場合は自動的にワンセグで
録画や視聴が可能となっているにょ。
この製品の動作環境にAtom N270が含まれているのはこのようなワンセグチューナーでの
視聴を考慮されているせいかもしれないにょ。

私はワンセグは良く利用するもののそれはケータイなどで気軽に見れるからにょ。
だからちょいテレを手に入れた時は「PCでワンセグが見れる」という感動(?)によって
使用していたけど使う機会はめっきり減ってしまったにょ。
将来的にはケータイにフルセグチューナーが搭載されるかもしれないけど内蔵アンテナ
での電波の安定度や消費電力の面でワンセグが有利だし、ケータイの小さな画面だと
ワンセグとフルセグに有為的な違いは感じないからね。
昨今はケータイもWVGAが主流になっているとはいえ、3インチ程度の液晶であればQVGA
(320x180程度)のワンセグで十分きれいに見えてしまうからね。
これは12インチWXGAのモバイルPCでフルセグを視聴するのと同じレベルにょ。
12インチWXGAのPCでフルセグが物足りないという人がそれほど多いとは思えないので
ケータイもワンセグで物足りないという人がそれほど多いとは思えないためにケータイで
フルセグというのはあまり需要が大きいとは思えないにょ。
フルセグチューナーのLPモード(720x480)くらいが視聴できればかなり変わってくる
からあくまでケータイでDPモードはオーバースペックというだけの話だけどね。
とはいえ、LPモードで視聴するには上記のようにHWエンコードチップが必要になるため
小型化や低消費電力化や低価格化という面では不利になるにょ。

60御茶目菜子:2009/11/30(月) 13:48:21
写真は技術や機材ではなく感性で撮るものだけど・・・
先日紅葉を撮影に行ってきたにょ。
春と言えば桜、秋と言えば紅葉だからね。
市内の名所ということもあるけど私が行った時にはもう最終ピークということで結構撮影
していた人は多かったにょ。
しかし、紅葉は簡単そうに見えて難しい被写体にょ。
その場では綺麗だからといってパシャパシャ撮っていても自宅に帰ってPCなどで見て
みると思ったイメージと違う・・・なんてこともあり得るにょ。
私がカメラを始めて(一眼レフを使い始めて)20数年になるけどまだまだ自分が思った
ような写真を撮ることはできないにょ。

ということで、私の作例を用意したにょ。
いい面と悪い面の両方の面から参考になるようにカメラで生成されたJPEG画像をそのまま
公開するにょ。(色調補正やトリミングなどは一切してない状態)
1000万画素(約4MB)のJPEGファイルであるためかなり重いにょ。
ちなみに撮影に使った機材はカメラがデジタル一眼レフのK200D、レンズは標準セット
となっている18-55mm(35mmカメラ換算28-85mm相当)の3倍ズームにょ。

まずはアップの写真からにょ。
http://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1259552820.JPG
望遠っぽいけどこれは85mm相当で撮影しているにょ。
この画角のレンズ(3倍ズームのコンデジの望遠側の画角並)でこれだけぼかすことが
できるのが一眼レフの醍醐味にょ。
これがコンデジならば同レベルの背景のボケを手に入れるためには換算300mmくらいの
望遠レンズで撮影しなければならず、撮影距離も長目にしなくてはならないので撮影
自体が難しくなるにょ。
あと、前景や背景に意味を持たせる場合にはいくらボケ量を同じにするということ
自体意味が無くなるにょ。
この写真は紅葉の赤さを出すために背景がグリーンになるようにしてみたものの露出は
ややオーバー気味にょ。
ほぼ見た目通りだけどもう1段くらいアンダーに露出補正しても良かった感じにょ。

次はロング気味の撮影にょ。
http://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1259553669.JPG
ロングだと撮影する人が多かったせいで他の撮影者が映った写真ばかりになってしまった
ためにそれは公開は自粛し人が映っていないものにしたにょ。
ロングといえ換算60mmということで広角ではなくほぼ標準域といっていい画角にょ。
落ちている葉っぱ(地面)と紅葉の木の両方を画面内に入れたかった木全体を入れるの
ではなく地面を大きく映し入れたもののこれも露出オーバーとなっているにょ。(順光
での撮影だから見た目からすればこんな感じだったためにカメラの露出計が悪いのでは
なく撮影者の技術力・判断力不足か)
あと、問題は手前の枝にピントを合わせたために後ろの枝は完全にアウトフォーカスに
なってしまっているということにょ。
上記のようなアップとは違い、浮き上がらせることが目的ではないためにもっとパン
フォーカス気味(画面全体にピントが合っている状態)の写真の方がイメージに合って
いたけどこの画角でしかも絞りF5.6ではそれは無理だからピント合わせはもう少し奥の
枝にして、F11くらいで撮影すれば良かった感じにょ。(被写界深度が広くなるために
手前の枝までカバーが可能になる)

さて、紅葉といえば、美しいのが透過光での撮影にょ。
http://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1259555016.JPG
光が透けて見える透過光の紅葉は最高なのだけど少々枝がうるさい感じにょ。
もう少しアングルを変え、135〜180mmくらいの望遠のレンズで撮影すれば良かったけど
これならばトリミングをすれば全く問題はないにょ。
露出はほぼイメージ通りだけど構図に難ありといった感じだからね。

今回はカメラ本体+標準ズームのみというベーシックな構成で撮影に望んだのだけど
標準ズーム1本でも工夫次第で十分対応は可能にょ。
写真は機材で撮るものではなく感性で撮るものだからね。
一眼レフならば良い写真が撮れ、コンデジでは良い写真が撮れないなんてことはないにょ。
ただ、コンデジだとほとんど露出コントロールができないため写真の醍醐味を味わう
ことはできないけどね。(デジカメの場合、PCで加工するという楽しみもあるので
コンデジ写真もそんなに悪くはないけどね)
最近はデジタル一眼レフも安いものだとレンズセットで5万円くらいで新品購入が可能に
なってきており高級コンデジとの価格差はほとんど無くなってきているため写真に興味が
あればコンデジではなく一眼での撮影にチャレンジしてみるといいにょ。
上級者向けの高価なカメラ、レンズはそれが必要な被写体を撮影する場合には大きな
武器となるけどほとんどの場合はエントリー向けの安価なもので十分だからね。
それでもコンデジとは明らかに異なる「写真を撮った」という感覚を味わえるにょ。
一番重要なのは機材ではなく感性であり、何をどんな風に撮りたいのかという感覚を
付けることが最も重要だと思うにょ。

61なりっぴ:2009/11/30(月) 23:47:24
はじめまして!
先週末にチャットをしているときに、参加者に同年代が多かったために昔のプログラミングの話になり
「BASIC 論理式」などの単語でGoogle検索していたところ、こちらのサイトにたどり着きました。
どこかで伺ったことのあるお名前だと思っていたら…ベーマガ投稿者の方だったんですね!
私も別のペンネームではありますが、この雑誌には過去に掲載経験がありますし
この掲載誌2冊と「投稿ありがとう」に名前のみ載った1冊、最終号前号、そして最終号の合計5冊は
今でも自室の本棚に並べています。

私はファミコンの「ファミリーベーシック」を主に使っていたため、
こちらで紹介されているポケコンには、ほとんど触ったことはないのですが
こちらのサイトの、特に「プログラミングテクニック」「ゲーム制作講座」の項目は
本当に、当時のプログラミング雑誌を読んでいるような感覚に、若かりし頃の自分を思いだしながら
チャットを忘れて読みふけってました(笑)

これからも、時々訪問させていただきたいと思いますので
よろしくお願いします!

62御茶目菜子:2009/12/01(火) 13:36:06
BASICについてまともに書いているサイトはほとんどないからね
なりっぴさんへ
>はじめまして!

はじめましてにょ!

>「BASIC 論理式」などの単語でGoogle検索していたところ、こちらのサイトにたどり着きました。

確かにそのキーワードでぐぐるとトップに来ますね。
1ページに21個も「論理式」という言葉を使っているせいかも(笑)

>どこかで伺ったことのあるお名前だと思っていたら…ベーマガ投稿者の方だったんですね!

ベーマガは80年代からの読者ですが、投稿を始めたのはPJ(ポケコンジャーナル)が
休刊して以降ですね。
それまでは掲載プログラムの改造(主に高速化改造)がメインでした。

>こちらのサイトの、特に「プログラミングテクニック」「ゲーム制作講座」の項目は
>本当に、当時のプログラミング雑誌を読んでいるような感覚に、若かりし頃の自分を思いだしながら
>チャットを忘れて読みふけってました(笑)

どうもありがとうございます。
かなり機種依存している項目もありますが、大筋においては他機種(ただしBASIC)に
おいても有用な部分も多くありますからね。

>これからも、時々訪問させていただきたいと思いますので
>よろしくお願いします!

お気軽に書き込みください。
またお待ちしております。

63御茶目菜子:2009/12/03(木) 14:21:54
無線LAN対応でランランラン
USBデバイスをLANで利用できるデバイスサーバー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091201_332598.html
USBを無線でつなぐワイヤレスUSBは対応製品が出たもののやはり製品数が少ない上に
高価だし、まだ現状でUSB2.0並の速度は得られないという問題があるにょ。
今やPCは一家に1台という時代ではなく複数台PCのある家庭もめずらしくないけどそのPC
1台1台に対して周辺機器を用意しているという人は少ないと思うにょ。
USB接続のドライブはどのPCにもUSB2.0がついている現状では各PCで使い回すというのが
普通だからね。(普及してないポート用の外部機器で複数PCを持っている場合は事実上
その外部機器はそれを接続するためのインターフェイスを内蔵しているPC専用になって
しまうけど)

USB接続の周辺機器を持っていてなおかつ無線LANを導入しているという人ならばこの
デバイスサーバはなかなか魅力的に感じると思うにょ。
例えばUSB接続のHDDを接続するだけでNASになるわけだからね。
しかしながら無線LANだと速度面が気になるところにょ。
11gでも実効だと最大3〜4MB/s程度の速度だしね。(電波状態が悪ければ1MB/sを切る
ことも多い)
その点、11nならば多くの製品(無線LANルータ)が300Mbpsに対応しており、実効でも
10MB/s以上の速度は出るために有線の100BASE-Tと比べても速くなることもあるくらい
だからUSB2.0よりは劣るもののそれなりに使える速度だと思うにょ。
私も昨年無線LANルータが故障した際に11nにせず、11gの製品を買ったことを後になって
後悔したにょ。
まだn対応の製品を持ってないから割高のnを買っても・・・という理由でg対応のルータに
したのだけどこれは家庭内でのLANを構築しておらず、無線LANを事実上インターネット
接続用程度しか活用してないからにょ。
12MbpsのCATVの回線だからgで十分だしね。
とはいうものの家庭内LANを構築すればgでは実効値では昔のPC-98用のHDD並しか出ない
ために大容量ファイルのやりとりは事実上できないにょ。

もっともこんな製品を買わずとも空いたPCが1台あればそれをサーバにすれば良いだけの
話なんだけどね。
XPならばWin98よりもネットワークの共有設定は遙かに簡単だしね。
ただ問題は消費電力にょ。
さすがにデスクトップPCだとアイドル時でも数10Wに達してしまうからね。
室内の蛍光灯(30〜60W)を常時つけっぱなしにしておいても気にならないという人なら
いいけど数10W垂れ流しというのは気にする人も多いかと思うにょ。
そういう場合はノートPCが一番にょ。
PenM世代のものならばアイドル時の消費電力は小さい(モニタをOFFにすれば数W)上に
USB2.0ポートは標準装備であるためにサーバ代わりとして使うには最適にょ。(ノートPCの
数Wという消費電力が大きいと感じる人ならば始めてこういった専用品が有用となる)
サーバ代わりだから液晶破損のジャンク品でも十分だしね。(外部VGA出力が生きている
というのが前提だけど)
今となってはPenM搭載中古ノートなんて1万円前後で買えるし、液晶破損のジャンク品
ならば5000円以下もめずらしくないにょ。

しかし、よく考えたら私はTV録画用に常時ノートPCを1台起動させたままにしているにょ。
PenM1.3GHzということで今となっては貧弱なCPUだけどNASやプリンタサーバ代わりに使用
するならば超高性能にょ。
とはいえ、録画用ということで安定性重視のため余分なものは一切接続してないにょ。
ただでさえこのPCはUSB周りが不安定でスキャナを使用中だとTV録画は失敗してしまう
くらいだからね。
だから、このPCをサーバ代わりにするのは無理にょ。
そういうことで、こういったUSBデバイスサーバは魅力に感じているけど使ってない
PenM搭載PCがあるからそれを使えばいいだけ・・・と考えてしまえば不必要と思って
しまうにょ。
その気になればいつでもランランすることは可能だからね。

64御茶目菜子:2009/12/04(金) 14:38:56
Google日本語入力でおk
GoogleがGoogle日本語入力を公開
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091203_333009.html
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/20091203_333119.html
Google日本語入力のベータ版が公開されたので早速試してみたにょ。
やはり、ウリはGoogleで蓄積した単語やネットスラングなどをあらかじめ辞書として
取り込んでいるということにょ。
これによって、普通の日本語の変換だけに止まらず、ネットで出てきた新語なども
すばやく変換が可能になるにょ。
例えば「ぱんつじゃ」と入力した時点で「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」
という変換候補が出てくるにょ。(アニメ「ストライクウィッチーズ」の有名なキャッチ
フレーズ)
それに当て字の多いアニメキャラなどでも最初の数文字入力した時点で変換候補が出て
くるくらいなのでユーザー辞書に登録していないネット用のスラングなどを多用する
人などにとっては非常に効果的であると思われるにょ。
特殊な単語だけではなくネット上でよく使われる言葉、単語全般おいて有用なので
どの程度なのかは実際に試してもらうのが一番だと思うにょ。

ネット用スラングが辞書に予め組み込まれているというだけではなく通常の日本語変換に
おいてもMSのIMEよりは変換効率が高そうな感じに思えるにょ。
正直言ってこれだけのソフトを無料公開されてしまったらIMEは要らないと感じるにょ。
IMEは最初からWindowsに入っている(=追加投資が要らない)から使っているという人が
多く、これが使い易いとか変換効率が最高だとか思って使っている人はほとんどいない
だろうからね。
このGoogle日本語入力は基本的な日本語変換の効率の高さに加えてネット用スラング
などの辞書を予め組み込んでいるというのが最大の特徴であってキワモノ的な存在では
なく普通に良い製品にょ。
それでも、さすがに使い慣れているATOKには使い勝手で劣るけどね。
ATOKは自動校正機能や類義語辞書などが入っているし、確定した単語が予測変換用の
辞書に自動的に組み込まれているので使えば使うほど賢くなってくるというメリットが
あるにょ。

素の状態でのATOKとこのGoogle日本語入力を比較すれば最初から予測変換用に組み
込まれている膨大なデータ分だけATOKよりもGoogle日本語入力の方が優れていると感じる
かもしれないにょ。
だから定期的にバージョンアップによって新語対応していけばATOKの立場さえ危ういと
さえ思えるレベルにょ。
ATOKを使い慣れた私でさえ追加投資をしてATOKを買うのならばこのGoogle日本語入力を
使うのもありかなと感じるくらいだからね。

65御茶目菜子:2009/12/05(土) 13:42:51
新型LOOX UもモバイルランクBになれずか・・・
LOOX Uの新モデル発表
http://japanese.engadget.com/2009/12/03/lifebook-uh900-pc/
海外でLOOX Uの新モデルとなるLifeBook UH900が発表になった模様にょ。
タッチパネルがWin7に対応したマルチタッチに対応したものに変わったのが最大の特徴と
なっているもののそれよりも気になるのは外観の変更にょ。
筐体サイズは20.4cm×10.65cm×2.38cmということで前モデルより横幅が広くなり、
奥行きは短くなり、厚さは薄くなっているにょ。
あと、ウリの1つであったコンバーチブルスタイルは廃止されたにょ。
コンバーチブルスタイルはタッチパネルをメインで使うにはかなり有用なものだけど
その代わり奥行が長めになるという欠点もあったにょ。
そのせいで、前モデルはポケットには入らなかったにょ。
本製品は奥行が約3cm、厚さも最大1cm弱薄くなることでポケットにも入るサイズになって
いるにょ。
筐体サイズの縦横比は一般的なPCよりもVAIO Pのような横長なものとなっているにょ。
VAIO Pよりは一回り小さくなった代わりに厚さが厚くなった感じにょ。
ポケコンユーザーならばPC-E500を2台重ねたサイズといえば分かりやすいにょ。
縦横サイズはE500とほぼ同じだからね。

LOOX Uはポケットに入らないといことで、モバイルランクによってPCの買い替え候補を
決めている私にとってはリナザウの代わり(モバイルランクB=ポケットに入れることが
可能で両手持ちでの操作が可能)にはならないために買い替え対象にはならなかったけど
これならば・・・とは思うもののやはりこの横幅では立った状態で親指タイピングが
できないために結局モバイルランクBにはなれそうにない感じにょ。
親指タイピングをするならば横幅は15〜16cm程度に押さえてもらいたいからね。
限界まで頑張っても18cm(D4クラス)くらいにょ。

コンバーチブル廃止で液晶サイズを変更することなしに奥行が短くなったけど横幅は
長くなったため額縁が前モデルよりも大きくなってしまったにょ。
この筐体サイズであれば1600x800の液晶を搭載することも可能だったはずにょ。
このPCのためだけにそんな液晶パネルを発注するのは予算的に難しかったのだろうけど
それならば液晶パネルにあわせて横幅を小さくしてもらいたかったにょ。
横幅20cmというのは確かにテーブルに置いて5本指でタッチタイピングをするならば
最小クラスのサイズといえるからテーブルに置いてタイピングするならばこれはこれで
ありだけど中庸を考えていた前モデルとはまるで別物となったにょ。
両手に持ってタイピングというのはあまり考慮されないというのは仕方がないけどね。
両手持ちスタイルとテーブルに置いて使うスタイルは別物だから1台のPCで両方を賄う
というのは無理があるというのは当然にょ。
両手による親指タイプを取るか、5本指でのタッチタイピングを取るかで需要の多そうな
タッチタイピングの方を選択するのは企業としてはやむを得ないからね。
とはいえ、VAIO Pと比べると明らかに小さいし、タッチパネルだし、ポインティング
デバイスは両手持ちも可能な状態だから完全に私の中でのモバイルランクC(いつも
持ち運べるレベルのモバイルノート)の製品であったVAIO Pとは違い限りなくランクBに
近いランクC製品となっているにょ。
横幅が長い(親指タイプが困難)ということだけがランクBにはなれない理由だからね。
前モデルは奥行が長いためにランクBにはなれなかったので結局私の中では変化なしと
いうことにょ。
筐体サイズ以外にも仕様変更された箇所は多くあるけどそれらは国内で正式発表された
際に改めて書くことにするにょ。

66しぶき:2009/12/06(日) 17:07:32
PM1は期待に応えられるか?
御茶目さん、こんにちは。

先週PM1を買いました。
小さいマシンの好きな人の期待の1台なのですが、今の評価は「つらい」です。

先週から環境構築をしていましたが、SSDの16GB中リストア用の領域に2GB取られ、11GBしか使えないところに、何やかやで残りが6GB、MSUpdateであっという間に残り3GBになりました。

で、開発環境入れてMSUpdateをかけたところ、見事に容量不足のブルーバックとなり、昨日からリストアしてやり直しているところです。

スペックはこちら。比較対照としてEeePCとAtom搭載機を並べています。
http://blog.goo.ne.jp/tshibuki/e/d41a424d26ad018c3d5d54d2b177c544

大きさはこちらでどうぞ。LXと大体同じなのが分かります。
http://blog.goo.ne.jp/tshibuki/e/9ef4528bc0635956642e0a8d6e367164

67御茶目菜子:2009/12/07(月) 13:16:24
レスにょ
しぶきさんへ
>先週PM1を買いました。

購入おめでとうにょ。

>小さいマシンの好きな人の期待の1台なのですが、今の評価は「つらい」です。

PMは小さく軽くバッテリ駆動時間が長いというのは評価できるけど問題点も少なくは
ないのでそれを把握してから使う方が良さそうにょ。
ここでも過去に書いたけどが、キーボードが打ちにくい、液晶の開く角度が小さいなど
実用面での問題もあるからね。
私も9月に大阪で実機を触ってから少し辛いと感じたにょ。
とはいえ、やはり小さく軽いというのは魅力にょ。

現状はVAIO UXを使っているけどこれをリプレイスするにはさらなる小ささや軽さが
欲しいところだけどフットプリントでは現行PCでこれを上回る小ささのものはないため
厄介にょ。
まぁUXは厚さが厚いのでフットプリントが多少大きくてもPMならばポケットにはUXよりも
スムーズに収まるためにサイズ面のメリットはあるけどね。

>先週から環境構築をしていましたが、SSDの16GB中リストア用の領域に2GB取られ、11GBしか使えないところに、何やかやで残りが6GB、MSUpdateであっという間に残り3GBになりました。

16GBというSSDの容量はWeb閲覧やテキスト入力がメインならば十分だけどPCとして使う
(アプリをインストールする)ならば30GBくらいは最低欲しいと私は感じるにょ。
私が普段使っているアプリ+XPのシステム容量で約9GB以上だし、WindowsUpdateや仮想
メモリ用にあと3GBくらいは必要なのでDtoDのリカバリ用でSSDの容量を食われていたら
その時点で16GBのSSDでは足らなくなってしまうにょ。

>スペックはこちら。比較対照としてEeePCとAtom搭載機を並べています。

さすがにスペックは低いけどスペックで買うようなPCでもないからXPが普通に動作して
いれば問題はないか・・・。(CrystalMarkのCPUテストはHTTの有無だけで1.6倍くらい
スコアが変わるようなレベルだからスコアの差ほどは実性能の差はないと思う)
ちなみに私のVAIO UXのCrystalMarkのスコアはこんな感じにょ。

    UX90S
    CoreSolo U1400(1.2GHz)
    945GMS
 Mark  23456
 ALU   4518
 FPU   5330
 MEM   4195
 HDD   2641
 GDI   3069
 D2D   2456
 OGL   1277

CPUと描画性能はこのクラスのPCとしては十分なものだけどHDD性能が低いのがこれで
一目で分かるにょ。
SSDに換装すればこの問題点は無くなるけどまともに使えないキーボードや分厚い筐体
というのはどうしようもないので理想的なポケットサイズPCが発売されれば買い換えを
したいところにょ。(まぁ高ければ買えないけど)

68御茶目菜子:2009/12/07(月) 13:28:30
私がポケットサイズPCに求めるモノ
私はPCなどのデジタル機器は自分で設定している「モバイルランク」によって持ち歩きや
買い替えの際の無駄を無くそうとしているにょ
モバイルランクBに位置するポケットサイズのPCに関してはVAIO UXを買う前にも候補を
検討したし、ポケットサイズのPCが必要な理由としては9月17日、18日にも書いたけど
今年1月にUXを中古で買い、使い始めて1年弱経つということで改めてポケットサイズの
PCに求めるものについて書いてみることにするにょ。

そもそもこの「ポケットサイズ」という言葉は非常に曖昧な言葉にょ。
VAIO Pでも(一応)ポケットに入るためにポケットサイズとも言えなくもないからね。
ポケットの中に完全に収まらないとダメというのであればPC-E500でさえポケットに収まる
ことはないためポケットコンピュータではなくなるにょ。
VAIO Pのようにはみ出ている量の方が多いのは別としてやはり本体の半分以上、やはり
3分の2はポケットへと収まってないとポケットサイズとは呼びにくいにょ。
一般的なポケットのサイズというのが良く分からないけど私が実際に試したところ
ポケットに収まるのは短辺+厚さが14cmくらいが限界だったにょ。(あと0.5cm増えて
14.5cmになるとポケットに入りづらくなり、15cmになると私が試した限りでは入らない)
ポケットの深さを実測すれば17cmだったためにPCの厚さが3cmとしても14cmくらいは
ポケットの中に収まるために長辺20cmのPCであれば3分の2収まるためにポケットの中に
収まっていると言っても問題はないにょ。(ほぼ全体を収めようとするならば長辺の
長さが15cm程度でないと駄目だけど)

具体的に見てみるとVAIO Pは短辺+厚さはほぼ14cmでポケットサイズというのに問題は
ないけど長編が24.5cmというのがポケットサイズと呼ぶのに適してないことが分かるにょ。
LOOX U(先日発表の新モデルではなく現行製品)は長編こそ17.1cmでポケットサイズと
呼んでもおかしくはないサイズだったけど短辺+厚さは16.8cmもありこれは限界値を
大きく超えるためにポケットにはとても収まらないにょ。
VAIO UXは長辺15cmでポケットサイズの条件をクリアし、短辺+厚さも12.7cm(最大
突起部での数値も13.9cm)ということで条件をクリアしているにょ。
ただ、この14cmという条件はポケットに入るか否かという条件であるためこのサイズ
ならばポケットに入れたままにしておけるということではないために人によっては
これはポケットサイズとは認められないかもしれないにょ。

筐体サイズはこれくらいにしておいて、まずはポケットサイズのPCを何に使うのかと
いうことで、必要なものが決まってくるにょ。
非x86ではなくx86搭載のPCを選ぶという最大の理由は普段使っているアプリがそのまま
使えるというメリットに魅力を感じるからだと私は思うにょ。
しかし、Windowsを動作させるということは高い性能が要求されてしまうために従来で
あれば実用レベルに達しなかったり、高価だったりということでポケットサイズのPCは
価格の割に実用度は低いものだったにょ。
それがAtomの登場でWinXPならば問題なく動作するくらいの性能で安価となったにょ。

そういうことで、私がポケットサイズのPCに求めるものを列記してみるにょ。
(1)筐体サイズはポケットサイズ(理想は12x8x2cmのリナザウサイズ)
(2)立った状態でも使えるポインティングデバイス
(3)液晶サイズは4.5インチ以上、WSVGA以上
(4)バッテリ駆動は実駆動2時間以上(理想は8時間)
(5)立った状態でも使えるキーボード搭載
(6)WinXPならばメモリ512MB、システムドライブ30GB以上搭載(理想はその2倍)
(7)拡張性としてフルサイズUSBポートとSDカードスロット(理想はUSBポートは2つ)
(8)サスペンド復帰は5秒以下(理想は3秒以下)、保持時間は最低3日(理想は1週間以上)

(1)の筐体サイズに関しては最低許容ラインは上記に書いたような感じにょ。
とはいえ、筐体サイズはいいとして、問題は形状にょ。
キーボードスライド式なのかクラムシェルかで大きく変わってくるからね。
薄型化をするならばスライド式の方が有利だけど液晶保護の観点からいうとクラム
シェルの方が望ましいにょ。

しかし、クラムシェルだと問題となるのが液晶モニタの開く角度にょ。
これがほぼ180度開くリナザウであれば全く違和感なく使えるけどmbook m1(PM)の
ように開く角度が狭いと普通に持った状態で液晶が良く見えないからね。
キーボードと液晶が常に平行なスライドタイプのキーボードだとこういう問題点がある
ということに気づかないし、普通にテーブルに置いて使うならば135度くらいまで開けば
十分だけど両手に持って使えるPCなだけにそういう問題点が目立ってしまうにょ。
TN液晶の場合は左右の視野角は広くても上下の視野角は狭いからね。

(2)は筐体サイズがいくら条件を満たしていてもモバイルランクB(ポケットサイズのPC)
にはならない場合があるにょ。
テーブルに置いて使うことが前提であればポインティングデバイスはホームポジション
付近にあることがベストなのだけど両手に持って使うならばポインティングデバイスは
端の方にあるのがベストだからね。
このポインティングデバイスの位置を見ればそのPCがどちらを重視して設計しているのか
ということが分かってしまうにょ。
それを踏まえて先日発表されたLOOX Uの新モデルを見てみるとポインティングデバイスが
端の方にあるため両手に持って使うことを考えた端末と言えそうにょ。
両方の使い方を重視するにはPAのような2カ所にポインティングデバイスを用意する
必要が出てくるにょ。
私はポケットサイズのPCでは両手持ちを重視しているためにその位置は非常に重要と
なってくるにょ。

(3)筐体を小型化すればするほど小さくせざるをえない液晶サイズだけど解像度の面から
言うとWindowsを使うにはXGAが最低ラインと考えているにょ。
ワイド液晶でないと製品調達が難しくなっている現状だとWXGAが必須となるけどこれは
ポケットサイズのPCということで妥協してXGAを下回るWSVGAとしておくにょ。
というのも液晶サイズを考えると実用レベルのドットピッチを下回ってしまうからね。
テーブルに置いて使うタイプの一般的なPCやネットブックならば120ppiくらいがベストで
最大許容ラインでも150ppiくらいだけど両手に持って使うタイプのPCであれば顔までの
距離を短くできるので200〜250ppiでも十分使い物になるにょ。
ただ、VAIO UXの4.5インチWSVGA(264ppi)はほぼ限界なのでこれよりもドットピッチが
細かくなるとDPI設定を変えるなどの工夫なしではとても使えたものではなくなって
しまうにょ。(WXGAだと5.6インチのLOOX Uでも270ppi)

(4)バッテリ駆動時間は長ければ長い方がいいのだけど長くするにはバッテリを多く
搭載する必要があり、サイズが大きくなったり、重くなったりするという問題点も生じて
しまうためその辺の妥協が必要になるにょ。
私は、最低でも実駆動2時間(JEITA測定法ならば3〜4時間)は必要と感じているにょ。
D4のように標準バッテリで実駆動1時間を切るようなPCでは1日に30分程度しか使わない
という人でも毎日フル充電の必要があるし、後述のサスペンド保持時間を考えると利便性
という面でかなり問題となるにょ。
私はポケットサイズのPCのみ持ち歩くという機会は少ないために長時間使うのであれば
普通のモバイルノート(Let'snote R5)を使っているためにそれが使えないような場所
でのみの使用となるために2時間程度で妥協可能というだけの話にょ。(実際UXを使う
時間は多い日でも1日あたり1時間程度だし)
これがメインとなるモバイルノートであれば最低でも実駆動3時間は欲しいところにょ。

(5)このキーボードがポケットサイズのPCにおいて鬼門となるものにょ。
5本指でタッチタイピングを行うならばそれだけで横幅が決まってしまうからね。
VAIO Pのサイズがあのサイズになったのもキーボードを元に考えられたからであって
まともにタッチタイピングをするにはそれくらい必要になるということにょ。
個人的な感覚ではキーピッチ14mmあればタッチタイプは可能だけどそれでも横11個の
変態配列キーボードでもキーボードサイズは154mmとなってしまうにょ。(実際は15〜
16mmないと集中して打たないと隣のキーを押してしまうため厳しいけど)
ただ、このサイズではタッチタイプ可能といっても指同士が重なりあってしまうために
5本指ではなく3本指でのタッチタイプとなるにょ。

キーボードの良し悪しはこのクラスのPCでは高いものを求めるのは酷だけどVAIO UXの
ように全くクリック感がないものはさすがに実用には程遠いにょ。(慣れで克服する
というのはかなり困難)
キーピッチが狭くなると隣のキーを押してしまうためキートップが分離したセパレート
タイプのキーボード(ポケコンのようなもの)が望ましいにょ。
触った瞬間「これは駄目だ」と感じたNetWalkerのキーボードだけどこのシーソーのように
グラグラするキーボードはキートップの中央を押さないと反応しないということを逆手に
とって隣のキーを間違って一緒に押した際の誤入力を防ぐことが可能になるという面では
優れていると感じさせられてしまうにょ。(誤入力は防げるものの正確にキーの中央を
叩かないと反応しないために良いものとは言い難いけど)

あとモバイルランクBを満たすにはキーボードは立った状態で使えることが必要となる
けれどそれは横幅がかなり影響しているにょ。
両手持ちで親指タイプをするためには筐体の横幅は15〜16cm程度に抑えておく必要がある
からね。
D4の18cmでは本体中央のキーを押した場合、私の手のサイズでは筐体を手にしっかり固定
させることは難しいため押せてもかなり不安定なものになってしまうにょ。
そう考えると(1)のポケットサイズにおける横幅(長辺)20cm以下という条件もそれでは
駄目ということになるにょ。(筐体の横幅は出来れば15〜16cm、最大許容で18cm)

(6)のメモリはシステムドライブの容量はどれだけ必要かは個人差もあるし、価格に
影響したり、バッテリ駆動時間に影響したりするために多ければ多いとも言えないにょ。
私の512MB、30GBは私の経験上から考えたWindows PCとして使うための最小サイズに
すぎないからね。
XPであってもアンチウイルスソフトを導入すればPF使用量は300〜400MBに達するために
現在のアプリをまともに使うならば1GBはないと厳しいのは確かで私自身メモリ搭載量
不足を理由として最大768MBのR3から1.5GBのR5へと買い換えたくらいだしね。
とはいえ、小型のポケットサイズのPCでそんな重いアプリを動作させたりする機会が
どれだけあるのかということを考えるとコスト面やバッテリ駆動時間の面を考えると
512MBでも妥協せざるを得ない面もあるにょ。(OS自体の軽量化をしまくれば512MBでも
何とか使い物になるくらいにはなるし)

mbook M1で標準512MBなのは容量が大きなメモリチップを搭載するには筐体サイズを
大きく(マザーボードを大きく)設計しなおすか、2倍の容量を持つチップに変更するか
という二択となるわけだけどSO-DIMMでも2GBのモジュールと4GBのモジュールの価格差を
考えると現状で2倍容量のメモリを搭載するというのは価格面で難しそうにょ。

システムドライブは容量もだけど速度も重要にょ。
1.8インチHDDを搭載のUXはCPUが十分な速度にもかかわらず体感では激遅だからね。
このクラスの小型端末であればSSDの恩恵は大きいにょ。

(7)昔だったらCFは必須と言っていたけどそれは事実上CFは通信端末専用だったからにょ。
しかし、今となってはCFの通信端末なんてほとんど新製品が出ていない状況だし、元々
CFタイプの通信端末が普及していない海外メーカーの製品だとCFスロット自体がある機種
というものはほとんど無かったにょ。
CFも今やサイズの大きいメディアであるため筐体サイズが小さなポケットサイズのPCでは
真っ先に削られるものになってしまうのはやむを得ないにょ。
削った分だけ筐体サイズが小さくなるならいいけど液晶サイズやキーボードサイズの
関係でCFスロットがないからといっても小型化はそう簡単にはできないためそれならば
USBをもう1つ付けてもらいたいにょ。

ポケットサイズといってもUSBポートがゼロではPCとして極端に制約が出てしまうために
最低でもUSBポート(miniを含む)は1つは必ず搭載しているものの1つだと通信端末
使用時に他の機器でUSBが使用できないためにUSBメモリ経由でデータの移動なども
できないからね。
まぁSDカードスロットが付いていればそれを経由して行えばいいのでそれほど問題はない
ことだし、常時通信端末を挿しっぱなしにするというわけではないのでUSBポートが2つ
必須というわけでもないにょ。(ただ、miniしかついてないPCだと変換アダプタを
忘れた場合に使えないので非常に困るけど)

むしろ、ポケットサイズのPCで問題となるのは給電能力にょ。
USBの規格の上限である500mAを供給できないPCも少なくなく、特に大電流が必要なUSB
接続のHDDだと使用ができないことがあるにょ。
HDDに限らず、大電流が必要なUSBバスパワーによる電力供給で作動する機器を使用する
場合はそのPCで動作するのかは試してみないと分からないというのがネックにょ。

(8)が最近私が最も気にしているところで9月2日にも書いたことにょ。
デスクトップPCならいざ知らずモバイルPCを使うたびにコールドブートするなんてことは
私には考えられないために「PCが起動するのにかかる時間=サスペンドから復帰する時間」
となっているにょ。

これはリナザウなどのPDAにおいても同じでコールドブートにかかるかかる時間を起動に
かかる時間と考える人はほとんどいないわけだからね。
ただ、PCの場合はサスペンドでも大量のバッテリを消費するという問題点があるにょ。
PDAであればサスペンド中のバッテリ消費は限りなくゼロに近いために完全に電源OFFに
するというモードは、ほとんどの機種で用意されてないくらいだからね。(普通の電源
スイッチはサスペンドに入るためのスイッチにすぎない)

PCで実際にサスペンド状態のバッテリ消費を測定してみると省電力に優れた私のR5では
メモリをMAXの1.5GBの状態で1日(24時間)サスペンド状態で放置した場合に8%の
バッテリ消費となったにょ。
つまり、フル充電であればサスペンドで放置では12日バッテリが持つ計算になるにょ。
1日1時間使い、23時間はサスペンドという使い方であれば3〜4日くらいは使えるにょ。
しかし、VAIO UXでは62%となり、フル充電で実駆動2時間のUXも1日放置しただけで
実駆動40分へとなってしまうわけにょ。(バッテリ容量そのものが小さなD4では1日
足らずでバッテリが空になってしまうため毎日充電どころか朝昼晩の充電が必要になる)
これではサスペンドの常用はできないために休止での使用がメインとなるにょ。
休止からだと復帰に20〜30秒かかってしまうために起動時間はPDAとは比較にならない
くらい長くなってしまうにょ。
私のR5は常時サスペンドで使用のため復帰は3〜4秒で済むために起動時間を比較しても
3秒で復帰という起動の速さがウリのNetWalkerと比較してもそれほど大きな差はない
からね。

さて、現時点でポケットサイズのPCをVAIO UXから買い換えるならば候補となるのは
mbook m1(工人舎のPM)もしくは工人舎のPAくらいしかないにょ。
PMは小さいのはいいけど細かい不満点が多いし、PAはその不満点の多くが克服された
けれど一回り大きくなってしまったというのが問題にょ。
PCの小型化は1ヶ月後に登場の次世代AtomのPineView登場で解決可能にょ。
現在はチップセットであるUS15Wが巨大であるためにどうしても多くの実装面積が必要と
なってしまっていたからね。
とはいえ、PineViewはAtom Nシリーズの後継ということでAtom Zシリーズの後継では
ないためTDPは大きいにょ。
したがって、現在のAtom Zシリーズよりも物理的に小型化が可能とはいえ、廃熱面では
厳しいために小型化が容易かというと微妙にょ。
待機電力は大幅に抑えられているためにサスペンドでの保持時間増加に期待したいところ
だけどそれが実現するかどうかは実際の製品を見てみないと何ともいえないにょ。
私が求めているようなPCが果たして登場するかどうか・・・それは来年のお楽しみにょ。

69しぶき:2009/12/08(火) 22:54:40
その後のPM1
御茶目さん、こんにちは。

やっぱり小さいことは良い事です。

苦労しましたが、VisualStudio2005をインストールすることができました。そのかわり他のソフトが入る余裕はまったくないので、ソフト開発専用機状態ですが、まぁ、最初からその予定だったので問題はありません。

リストア前は、SilverLightを入れてGyao!視聴という無理もしてみましたが・・・これはコマ落ちした挙句、途中で止まりました・・・概ね遅めのネットブックという感じです。

特に無線LANでどこでもネットというのは結構良いですね。とはいえ、まだどことも契約していないので、室内&社内のみなのですが。

あと、結構本体が暖かくなるので、蓋を閉じてポケットに入れると、ちょっとしたカイロのようです(笑

バッテリは通勤1.5日+αもったので、毎日充電すれば使えそうですが、余裕があれば予備バッテリが欲しいところです。

70御茶目菜子:2009/12/09(水) 13:34:28
ちっちゃいってことはいいことにょ
しぶきさんへ
>やっぱり小さいことは良い事です。

昔からのポケコンユーザーとしては多少の不自由があっても小さいということが何より
勝るからね。
やはり、ちっちゃいことはいいことにょ。

>そのかわり他のソフトが入る余裕はまったくないので、ソフト開発専用機状態ですが、

まさにWindowsポケコン状態にょ。
ポケコンとは違いWindowsということで使い慣れた開発環境がそのまま持ち歩けると
いうことが一番の強みだしね。

>リストア前は、SilverLightを入れてGyao!視聴という無理もしてみましたが・・・これはコマ落ちした挙句、途中で止まりました

最近はWeb上の動画も重くなってるからね。
今となってはULV PenMやAtom N270くらいが実用最低ラインといった感じにょ。
私は昔はセレロン300MHzのFMV(A5ファイルサイズ)を持ち歩いていたけど当時ようやく
日本でも知名度が上がっていたYouTubeの動画(QVGA)を再生してみたらカクカクで
使い物にならなかったにょ。
それがPenM1GHzのLet'snote R2に乗り換えてたら非常に快適でこれならば当分大丈夫と
思いきや今はもうそれが最低ラインギリギリといった感じだからね。(すでにHDのものは
再生がまともにできないし)
だから動画サイトの再生用としてはPMはあまり良いものではないにょ。
とはいえ、GPUにHD動画再生支援機能が付いているので支援機能対応のプレイヤーで再生
すればフルHDでも再生できてしまうから動画再生用としては使えそうにょ。

>あと、結構本体が暖かくなるので、蓋を閉じてポケットに入れると、ちょっとしたカイロのようです(笑

Atom Zが省電力といってもCPUだけでTDP2W、おまけにチップセットはCPU以上のTDPという
ことで発熱が大きいのはやむを得ないにょ。
次世代AtomのPineViewはさらに大きくなっているのでPM以上に廃熱が大変そうにょ。
とはいえ、PMはファンレスだから筐体全体を使って廃熱をしているので熱くなっている
というだけなのでファンを付けてやればいくらでも可能にょ。
実際PMの2倍のTDPのVAIO UXはファンのお陰で全然熱くならないからね。

71御茶目菜子:2009/12/10(木) 12:40:15
ついにUXに禁断の技を・・・
今年の1月に購入して約1年経つVAIO UXだけどやはり最大の難点はキーボードにょ。
これは触った瞬間駄目と思ったけど慣れれば何とかなるだろう・・・と思っていたのが
甘かったにょ。
しばらく使ってみたら分かるけど「慣れ」とかそういう次元の問題ではなかったからね。
何せキートップが出っ張ってないためにキーピッチとか以前に全くキーが押せないにょ。
爪を立てて入力という方法を使っていたけどそれだと指が痛くなってしまうのでやめ
結局文字入力にはほとんど使わないという妥協的方法を取るしかなかったにょ。
せっかくの投資分を回収するためにはこれでは駄目と思いついに禁断の技を使う時が
きたにょ。

すでに多くの勇気ある人々(?)の手によって行われている木工用ボンドの使用にょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/test/ux_bond.jpg
要するにキートップさえ盛り上がっていれば慣れで何とか押せるようになるわけだからね。
ただ、どの程度の量を垂らせばいいのか全く見当も付かず横から見てキーボードとの隙間
より若干高め(乾燥して量が減ったときに隙間に収まる程度)に垂らしていったにょ。
多く垂らし過ぎたところはヘラ(というかマイナスドライバ)で少し取ってから調整して
いったにょ。

木工用ボンドということで乾けば透明になり、垂らした部分だけが隆起した状態になる
ということで問題はないものの問題はキーボードがちゃんと閉じるかということにょ。
この辺は若干量を抑え気味にしたお陰で何とか大丈夫だったにょ。
一気に大量に垂らした場合、隙間に収まらずキーボードが閉じないという自体を招いて
しまいかねないために注意が必要にょ。

この改造によって見違えるようにまともになったにょ。
決して押しやすいというわけではないけど0点だったキーボードがようやく赤点クラスに
なったというだけの話だけどね。
それでも、これならば何とか文字入力に使えるレベルにはなったと思うにょ。
この0コンマ数mmの違いが非常に大きいということはメーカーもユーザーの意見から
分かったのかUXの末期の型ではわずかにキーが押しやすくなっているらしいからね。
文字入力を多用するならば小型の外付けキーボードを使用すればいいとはいえ、そんな
ものを使うくらいならば私はいつも持ち歩いているLet'snote R5を使うにょ。(小型の
キーボードは一応持っているけど使うのはデスクトップPCくらいか)
やはり、単体で少しでも使いやすくするという点ではこの木工用ボンドはかなり有用な
ものといえるにょ。
ただ不要になった場合には査定に大きく影響するためにそれを考えると万人にはお勧め
しにくいにょ。
そういう人にはケータイのキーを押しやすくする透明シールとかを使うという方法も
あるにょ。

キーボードはこれで「最悪」から「悪い」へと良くなったので、あとはバッテリ駆動
時間の短さと体感速度の遅さが難点か・・・。
これは木工用ボンドのように簡単(低コスト)にはできないからね。
駆動時間を伸ばすにはLバッテリを使う必要があるけど3万円するし、重く大きくなるため
UXの良さが失われてしまうし、体感速度はSSDに換装すれば大きく改善されるけどこれも
大きなコストがかかるので手を出しづらいにょ。

72御茶目菜子:2009/12/11(金) 13:56:31
PMの後継機種BX発表!
オンキヨーからPM後継となるBX発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091210_334169.html
このBXは工人舎との協業によるものでPMの後継機種といってもいいものにょ。
さて、オンキヨーと工人舎だけど実は非常に深い関係にあるにょ。
というのもオンキヨーのPC部門である元ソーテックは工人舎と創業者が同じだからにょ。
そのソーテックの前身となった会社は工人舎にょ。
しかし、その工人舎は今の工人舎とは異なるにょ。
工人舎やソーテックの生い立ちを簡単に示すと下記のような感じになるにょ。

 「工人舎」(旧)設立 → 「ソーテック」に変更 → オンキヨーに買収
               ↓創業者が退社       ↓
              「工人舎」(現)設立 → 今回の協業

そういうことで、工人舎の後継機種がオンキヨーで発売されることはある意味自然な
成り行きにょ。

このBXを見てみるとPMでの弱点はほぼ克服されているにょ。
工人舎もPMの上位機種であるPAを販売しているもののこちらはコンバーチブルスタイル
ということでPMとは性格が異なる機種にょ。
コンバーチブルスタイルはタッチパネルとの相性も良く個人的には好みなんだけど
問題はコンバーチブルスタイルによって奥行きが1.5cmも増えたことにょ。
このクラスでの1.5cmはかなり大きく、ポケットに余裕で入っていたものがギリギリに
なるくらいの差となるにょ。

PMはmbook m1をベースに作られたのだけどこのBXは外観を見る限りはm1改ではなくて
m2をベースに作られてそうにょ。
9月23日に書いたようにm2はUSBやヘッドホン端子が標準タイプのものに変わったりとか
ヒンジ角度が改善されたりとか、CPU性能のアップなど多くの改善点があるにょ。
したがって、それらの改善はこのBXでも行われていると予想されるにょ。

今回BXで搭載されたAtom Z515はm2の下位モデルに搭載が予定されているものにょ。
1.2GHzということで1.1GHzのZ510と比べ0.1GHzクロックが高くなっただけではなく
HTTを搭載しているという点が大きいにょ。
HTTもあまり過信は禁物とはいえ、HTT搭載によってベンチでは性能が最大6割アップするし、
動画再生などマルチスレッド対応のアプリであれば何割か実性能がアップするので非力な
AtomではこのHTTの有無が大きな影響を与えるにょ。
何せシングルスレッド性能は同クロックのPenMの半分程度の性能しかないわけだからね。

HTTを搭載すればTDPは0.2W程度アップするのだけど元々のTDPが1.4WということでZ510より
クロックが高くなっているにも関わらずTDPは低くなっているにょ。
これは、恐らくZ510はTDP2Wだけど実際の消費電力を考えると2Wを大きく下回るからでは
ないかと思われるにょ。
Z510は、同じくTDP2Wである1.6GHzのZ530よりも実消費電力が低いのは確実だからね。
消費電力クロックに比例すると考えた場合、Z530の消費電力が2WならばZ510の消費電力は
1.4Wとなるにょ。(FSBが下がっているので1.4Wよりも低いはず)
だから、Z515のTDP1.4Wというのはそれを考えるとおかしくはないにょ。
IntelのCPUの場合、TDPは大ざっぱな分類用にすぎず、その枠内で最も高クロックのものが
TDPの上限に近い消費電力となっており、同じTDPでも低クロックモデルはTDPを大きく
下回る消費電力だからね。
私が自作PC用に使っているCore2Duo E8400はTDP65Wであるものの実際の消費電力は最大時
でも30W台となっているにょ。

SSDもPAと同様に32GBに拡大されたのはいいけど残念なのがメモリが512MBに据え置きと
いうことにょ。
m2では1GBモデルがリリース予定となっているけどこのBXも1GBモデルが欲しいところにょ。
現在は2GbitのDRAMを2チップで512MBとなっているわけだけど1GBモデルを用意するには
方法は2つしかないにょ。
1つはチップ数を4個に増やすこと、もう1つは2倍の容量となる4GbitのDRAMを採用する
ことにょ。
前者はマザーボードの変更が必須になるにょ。
そもそも現行だと4チップしか搭載できないからマザーボードサイズを大きくするか
PineView登場後にチップセット分小さくなったマザーボードを再設計して4個分のチップを
搭載可能にするしかないにょ。

そうなると現状から設計の変更無しで可能なのは後者の4GbitのDRAMを採用することにょ。
しかし、4GbitのDRAMは生産量が少なく価格面では容量単価を比較しても2Gbitのもの
よりも圧倒的に高価だからそれが製品価格を引き上げてしまうという問題があるにょ。
DRAMをはじめとする半導体は最も多く量産されているものが最も安くなるからね。
現状だと1Gbitが主流で2Gbitでさえこれから普及といった感じだからね。

メモリが1GBになればXPはデフォ設定で快適に使えるし、Win7も動作可能になるにょ。
512MBだとXPでも工夫が必要だし、7はサポート対象外にょ。
そういう意味では今後7は使わず、XPが動きさえすれば良いという人ならば512MBでも
問題はないけどやはり1GB欲しいのは確かにょ。
メモリが増えれば消費電力も大きくなるけどそれは同じ製造プロセスで作った場合にょ。
製造プロセスが進んだ4GbitのDRAMであれば容量が増えてもそれが消費電力増にはならない
からね。
逆に言えば、現状で無理にチップ搭載を倍増して1GBにすればそれが消費電力増へとなり
駆動時間短縮へとなってしまうということにょ。
メモリは1個ではCPUよりは消費電力が小さいとはいえ、フルロード時の消費電力は大きく、
それが4個もあればそれだけでCPU(Atom)を超える消費電力となりそうにょ。

そういうことで、メモリ512MBというのは現状では妥協するしかないけどそれ以外は
ほとんど問題は克服されており、それでいてPMの5000円アップの価格(直販価格)という
のはかなりのお買い得感があるにょ。(PMの元々の設定価格が高価だったというのも
あるけどね)
SSDが16GBから2倍の32GBへ増えただけでも5000円分くらいの価値はあるからね。
このBXは現状で私が一番買いたいAtom機かもしれないにょ。
しかし、本家である韓国UMID社ががm2を正式発表してない(9月のIDFではサンプル出品に
止まった)というのに日本でm2ベースとなるBXが発表されるとは・・・。
年内にm2が発表されて日本では春くらいにm2ベースの機種が発売されるかと思っていた
ために予想外に早かったのには驚きにょ。

73御茶目菜子:2009/12/12(土) 14:11:30
工人舎の製品は買い時が難しい・・・?
2画面ノート、DX発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091210_334159.html
昨日書いたBXと同時に発表されたこのDXだけど要は先日工人舎から発表になったDZの
WXGA版にょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091127_331831.html
DZはこのクラス(価格帯、筐体サイズ)で初めての2画面搭載ノートPCとなったわけだけど
安価なのはいいとしてWSVGAでは2画面の意味があまりないという問題があったにょ。
WSVGA2画面はWXGA1画面と情報量が大きく変わらないからね。(WXGA1画面はWSVGAの1.7倍の
情報量)
つまり、表示情報量アップが目的というよりもむしろ普段はWSVGAで足りているけど
それでは不足することもあるという人向けといえそうにょ。
10.1インチでWXGA(1366x768)だと155ppiとなり常用するには目の負担も大きいからね。

とはいうものの今となっては1画面で縦768はないと厳しいという人は多いのではないかと
思われるにょ。
昨今のアプリはXGA以上を基準に作られているものが多いからね。
MS-Officeも2007から導入されたリボンインターフェイスは縦方向への解像度が多く
必要になっているし、IE7から導入されたタブブラウザも縦方向へより多くの解像度が
必要になっているからね。
そもそもWebサイト自体が縦長だから横方向に一定(1024)以上の解像度があれば縦方向へ
長い方がスクロールの頻度が減り快適にブラウジング可能になるにょ。
そういう意味では縦600と縦768の168ドットの差はかなり大きいと思うにょ。
私自身、縦768を何とか死守するためにネットブックではなく通常のモバイルノートである
Let'snote R5を買ったくらいだしね。

WXGAを2画面搭載のDXは1画面で使用時でも大きな不足が無くそれが2画面あるということで
より多くの表示情報量が欲しいという人にはかなりのメリットがあるにょ。
WXGA2画面といってもフルHD1画面とほぼ同じ表示情報量だからデスクトップPCでの使用
感覚からすれば大したことはないけどもしも10.1インチでフルHDを実現したら218ppiと
なりこれはまともに使えたものではないにょ。
表示dpi変更や文字サイズ変更をすればせっかくの高解像度の意味がなくなるので10.1
インチなら常用はWXGAが限界だと感じるにょ。
必要なときにそれを2画面(2732x768)として使えるというのは非常にありがたいにょ。

そういうことでDZを買うならば断然DXの方がいいと思われるにょ。
何せ液晶がWSVGA2画面だったのがWXGA2画面になっただけではなくHDDやメモリが倍増で
それで5000円しか高くなってないわけだからね。
それを考えるとDZは少なくとももう1万円は安くならないとバランスを考えると厳しいと
思われるにょ。
15000円差となれば安いからメモリやHDDが少なく、WSVGAでも我慢しようかという気に
なる人もいるだろうけどね。
せめて、工人舎の方はワンセグではなくワンセグ&フルセグチューナーを内蔵だならば
片画面でフルセグで高画質鑑賞しながら片画面で実況なんてことも可能になるから
実況ユーザー御用達マシンになったんだけどね(笑)
ワンセグならばWXGA1画面でも隅の方に表示できるから2画面のメリットは薄いにょ。

確かにDXのお買い得度は高いけど私はモバイルでここまで表示情報量が必要になるような
使い方をしないのでDZもDXも買おうとは思わないけどね。
そもそも自宅外で2画面を広げられるような場所でPCを使う機会なんて無さそうだしね。
というか、工人舎は何でいつも微妙なタイミングで新製品を発表するのやら・・・。
PMが発表されて発売される前にIDFでm2が発表になったし、DZが発売される前日にDXが
発表されたからね。
ここ最近新製品が発売する前もしくは直後に後継機種やバリエーションモデルの発表が
あるからね。

74しぶき:2009/12/12(土) 18:41:38
BX
BX見て・・・泣きました。
買ったばっかりなのに・・・。

75御茶目菜子:2009/12/13(日) 14:17:29
PCは欲しいときが買い時とはいえ・・・
しぶきさんへ
>BX見て・・・泣きました。
>買ったばっかりなのに・・・。

BXはPMの弱点の多くが改善されているとはいえ、PMはBXよりも少し筐体が薄くて、少し
軽いというメリットもあるにょ。
それにBXを待つより何日か早く使うことができたわけだしね。

BXの登場は私も時期的には予想できなかったにょ。
9月にm2が発表されたときにはPMの後継機種もそのうち登場するのは目に見えていたとは
いえ、10月に2chのmbookスレに投下されたタレコミ情報でもPMの後継機は3月発売と
なっていたし、本家のUMIDからもm2が発売されてないわけだからね。

76御茶目菜子:2009/12/15(火) 13:42:29
PineViewはTimnaの夢を見るか?
次世代AtomであるPineView登場まであと1ヶ月を切ったにょ。
ネットブック用が1月11日、ネットトップ用が1月4日より販売が解禁ということですでに
ネットトップ用のAtomによるベンチ結果が公開されているにょ。
http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-3359.html
PineViewは従来のAtomとはCPUコア自体は変わらず、従来はチップセット側にあった
メモリーコントローラとGPU機能をCPUに内蔵したことくらいにょ。
要するにノースブリッジをCPUに内蔵したということにょ。

この内蔵の最大の狙いはコストダウンにょ。
古くはMediaGXでもこのようなことは行われたけどいかんせん登場した当時でさえ遅かった
MediaGXは十分な性能を備えているとは言いづらくコストダウンができても陳腐化が
早いという問題があったにょ。
Intelも低価格化を狙ってこのようなたくらみをしたけど幻となったにょ。
その幻となったのは2000年に発表されたTimnaにょ。

Intelは今は単体GPUを作ってないけどかつては単体GPUであるIntel740をリリースしており
その性能に期待はされたものの性能競争が激しかったGPUにおいて競争についていけず
単体GPUからは撤退したという経験があるにょ。
その後継となるIntel752はチップセットの内蔵することいわゆるオンボードVGA(i810)と
して使用されることとなったにょ。
CPUとしては世界最高レベルの技術力を持つIntelもGPUに関してははそれほどでもなく
先日もLarrabeeの投入を断念と発表したくらいだからね。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20091209_334552.html

i810登場以降PCの低価格化は急速に進み次はさらなる低価格としてノースブリッジを
CPUに内蔵したTimnaにはPCの低価格化として期待がかかっていたにょ。
しかし、そのTimnaが幻となってしまった最大の失敗の要因は対応メモリにょ。
当時PCで普及していたPC66やPC100ではあまりに遅く2D描画であってもGPUにメモリ帯域を
食われることでシステム全体の速度が体感できるレベルで遅くなっていたからね。
したがって、次世代メモリとして期待されていたRDRAMに対応させたにょ。
しかし、RDRAMはライセンス問題や互換性の問題で普及せず従来の技術を生かして製造
可能なDDRメモリが主流になったにょ。
チップセット側にメモリーコントローラが入っている普通のPCならばチップセットを
替えれば問題なくそのCPUは使えるけどCPUにメモリーコントローラが入っているTimnaの
場合はそういう手段がとれずそのままお蔵入りになったにょ。
低価格PC用のシステムに高価なメモリを搭載しても売れないからね。

CPU側にメモリーコントローラを内蔵するということはそれだけのリスクはあるけど
PineViewはTimnaの失敗を生かしその時点で最も安価となるメモリを採用しているにょ。
最初に登場するPineViewはDDR2対応となっており、来年の後半に登場が予想される
PineViewはDDR3対応となる模様だからね。
DDR2は一時期の急激な暴落からは復活し今は価格がどんどん下落しているDDR3とそれほど
変わらない価格となっておりすでに一部の店では価格逆転しているからね。
流通量がどんどん増えているDDR3は来年中にはDDR2よりも完全に安くなるのは確実で
価格を重視したネットブック、ネットトップではDDR3への対応が必須となってくるにょ。
PineViewがもしもさらに半年リリースが遅ければDDR2対応はキャンセルされDDR3対応版
のみがリリースされてもおかしくはないにょ。(すでに量産化が始まっているのでさすがに
キャンセルはありえないけど)

さて、GPUを内蔵するのはいいけど問題はその性能にょ。
ネットブックでゲームをしたいというユーザーは中にはいるけど現状の945GSEでまともに
動作しないレベルのゲームの場合はCPU性能も足りてないことが大半だからCPU性能が
変わらずにGPU性能が変わってもあまり意味がないにょ。
とはいえ、GPU性能が上がればCPUにも多少は余裕ができるし、945GSEでは起動さえしない
ようなレベルも(快適とは言えなくても)起動ができる可能性は高くなるにょ。
945GSE(ネットトップは945GC)に内蔵されているGMA950とは異なりPineViewに内蔵される
ものはGMA3150となる模様にょ。
要は965GMに内蔵されているGPUがベースになってそうにょ。
これによってDirectX10(ピクセルシェーダ4.0)の対応と性能の底上げがされているにょ。
ベンチ結果を見る限り1.5〜2倍程度の性能の向上が見られるからね。
とはいえ、元々低かったGMA950からの性能アップというだけであってゲームをプレイする
にはとても十分なものとはいえないけどね。

一般ユーザーであればGPU性能は3D描画性能よりも動画再生性能の方が気になるのでは
ないかと思われるにょ。
YouTubeのHD化によってネットブックではまともに再生できないレベルになってしまった
からね。
一旦ダウンロードしてから再生としてもフルHDではCPU性能が足りないにょ。
まぁHDで見なければ済む問題だけどそれも11月15日にも書いたようにPCとして考えると
ただ見れるだけというのでは満足できない人もいるだろうからね。(YouTubeのように
HDで再生するかを選択できるサイトならばいいけど選択できないサイトだとHD再生が
可能な性能を要求される)
残念ながらPineViewの内蔵GPUには再生支援機能は付いてないにょ。
その次の世代のAtomでは内蔵される見込みなのでネットブックでフルHDの動画を見ようと
思ったらもう1年半待たないといけないにょ。(オプションで再生支援機能チップを搭載
すれば済む問題だけどコストアップになるためCULVとの差額を考えると厳しいか)
まぁ現状であればネットブックで物足りなければCULVノートを買えばいいというだけの
話だけどね。

ということで、PineViewは大きな性能アップは期待できないし、コストダウンに貢献可能
とはいうもののそれはIntel側の話であって実際の販売価格には今のところ転化される
見通しが立っていないからね。(従来よりもIntelからのCPU価格の卸値がチップセットの
分だけ値上げされているのでPCがチップセット分だけ安くなるというわけではない)
だからPineViewが出てから特に何かが変わるとかいうことは無さそうにょ。
確かに消費電力の低減によってバッテリ駆動時間が長くなるけど現状のネットブックの
サイズでは液晶やその他の部分が占める割合の方が大きいのでCPUの消費電力低減の効果は
あまり期待ができないし、チップセットがCPUに内蔵されるため実装面積が小さくできる
とはいっても10インチクラスのネットブックではマザーボードの設計に余裕ができる
というだけの話でしかないにょ。
この実装面積の小ささを生かしてポケットサイズのPCが増えるかというとさすがにTDP7W
と予定されているPineViewでは合計TDPが5W以下で済むAtom Z+US15Wを置き換えるのは
難しいにょ。
小型化は可能だけど現状以上に廃熱で苦しんでしまうからね。
とはいえ、現在のUS15Wでは描画の弱さが大きな問題となっている(Aeroでさえまともな
速度で動作しない)ということを考えるとWindows7世代のPCとしてはこれくらいは最低限
必要になってくると思われるにょ。
少しでも安く、かつ、少しでも性能が上がればPineViewの恩恵はあるわけだから多くを
望まなければ期待できそうにょ。

77御茶目菜子:2009/12/16(水) 13:05:47
USB3.0はコストに似合う効果が得られない・・・?
USB3.0のPCショップでの現状
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20091219/etc_shopwatch.html
11月16日、21日にUSB3.0はゆるやかな普及になると予想し、その理由を書いたけど
実際にUSB3.0対応製品はそれほど売れているわけではない模様にょ。
その理由として考えられることは1つは大きな需要がないこともう1つは導入コストにょ。

需要がないというのはUSB3.0対応の周辺機器がまだ一部のHDDのみに止まっているという
のが大きいし、HDDならば11月16日にも書いたようにeSATAがあるためにUSB3.0の速度面の
アドバンテージがないからね。
eSATAとは異なり様々な用途で活用可能なUSB3.0対応製品は対応しているHDDが増えるだけ
ではなくHDD以外のものが多く登場していく必要があり、そうなれば需要がどんどん増えて
いくと思われるにょ。

あとコスト面もネックにょ。
インターフェイスカードだけでも5K円くらいするからね。
それで使えるのは現状では外付けHDDのみにょ。
今のマザーボードは多くがeSATAを内蔵しているのでUSB3.0インターフェイスカードを
買い、さらにUSB3.0対応のHDDを新規購入するよりもeSATAの方が遙かに安上がりにょ。
確かに、今から新規にPCを組むというのならばUSB3.0ポートを内蔵したマザーボードを
購入するのもありだけどそれでも価格面では3K円くらい割高になってしまうにょ。

やはり、本格普及はチップセット(サウスブリッジ)に内蔵されてからにょ。
USB2.0もICH4に内蔵されてから急速に普及していったからね。
追加コストゼロ、PCを買った時点で最初から使えるというサウスブリッジに内蔵された
状態になるのはIntelだと次世代もしくは次々世代からということで2011年以降になる
と思われるにょ。(ICH11もしくはICH12に内蔵)
来年はマザーボード上に別途USB3.0コントローラを設置しないといけないために
どうしても割高になってしまうにょ。
それでもUSB3.0対応機器が増えていけばUSB3.0ポートの有無がPC選び(マザーボード
選び)の重要なファクターとなるから来年は多くのPCでUSB3.0ポートが搭載されていく
と思われるにょ。

78御茶目菜子:2009/12/18(金) 13:34:38
WiMAXは今・・・(クス)
Intelが主導となっており、鳴り物入りで日本でもサービスが開始されたモバイルWiMAX
だけど加入者が非常に伸び悩んでいるにょ。
正式開始から5ヶ月経った11月末現在でも加入者総数は21700人だからね。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20091207_333977.html
これはイーモバよりもさらに加入者増のペースは遅いにょ。
加入者が思ったように増えないのはエリアが狭いことに加えてあえてモバイルWiMAXを選択
する理由が無いということが理由だと思われるにょ。

エリアに関しては未だに都内であっても穴が多いからね。
確かに電波状態の良い場所ではで実測で10Mbps以上の速度というのは魅力だけど少し
建物の影に入れば一気に速度が落ちてしまい建物内部だと通信さえもできないという
場合も多いからね。
これは2.5GHz帯という電波を使っている以上は屋内へは届きにくいというのは最初から
分かっていたことにょ。(エリア拡大と同時に屋内への展開も必要となる)
エリアそのものも狭くいまだに都内をカバーしているとは言い難いし地方だとろくに
基地局が設置されてないためにカバー以前の問題にょ。(人口カバー率という数字を
稼ぐだけならば市町村役場に基地局を設置すればそれで100%になるけどそれだと何の
意味もない)

エリアはとりあえず置いといて、このモバイルWiMAXを選ぶ理由というのが弱いにょ。
価格面から言えば確かに4000円台というのは安いけどイーモバでも4980円で使えるため
安いとは言い難いにょ。
モバイルWiMAXは料金固定だからほとんど使わない月でも固定金額払う必要があった
からね。
そこでこの度、ケータイキャリア各社のような2段階料金を設定してきたにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20091217_336421.html
これによって、キャリア各社と比較した場合にどんな使用状況であっても最も安い料金と
なるにょ。

モバイルWiMAXの一番の強みはIntelが主導であるという点にょ。
無線LANがここまで普及した背景にはPCを買えば必ず無線LANが内蔵されているというのが
大きいにょ。
これがオプションで別途数千円必要になるというならば利便性が高いからといっても導入
しない人も多いだろうけどね。
IEにしろWMPにしろIMEにしろ標準でPCに入っているから使っているというユーザーが多い
ということを考えれば標準搭載されていることの重要性は分かると思うにょ。
モバイルWiMAXも無線LANと同様に当たり前のように内蔵される時代がやってくる可能性が
高いとはいえ、やはり使うに当たって別途月額料金が必要になるという点はIEやWMPとは
同列にはできないにょ。

イーモバの急激な加入者増の背景にはいわゆる「100円PC」というPCとのセット販売が
影響を及ぼしているにょ。
この100円PCにはカラクリがあり、「にねんMAX」プランに加入する必要があるけどこれは
単体加入が可能な「新にねん」プランよりも月々1900円割高なプランとなっているにょ。
100円PCは本体が安い代わりに毎月1900円分×(2年契約のため)24ヶ月=45600円分余分に
支払うことになっているというわけにょ。
つまり、100円PCを買うということはネットブックと通信端末を合わせて45700円で購入して
「新にねん」プランに別途加入するのと金額的には同等となるにょ。
今時ネットブックは3万円台で購入可能(型落ちならば3万円を切っているものもある)
ということで本当に100円PCがお得かは一目で判断できると思うにょ。
通信をしなければ安上がり?なんてことはなく基本料金として月々2900円支払う必要がある
ためになおさらセット販売である100円PCは割高になるにょ。
100円+2900円×24=69700円でネットブックを買ったのと同じだからね。

モバイルWiMAXでは2年契約などの必要性がなく安いということがウリになっているため
イーモバのセット販売のような手は使えず、PCに内蔵されてしまうとセット販売による
値引き自体ができにくいにょ。
無線LAN同様にPCに標準搭載されていけば対応端末数からいえばイーモバを超えるのは
確実でドコモさえも超える日は近い将来訪れるだろうけどその中で契約に至るのはやはり
ごく一部になるのではないかと思われるにょ。
いくら端末が無料で手に入るとしても別途料金を支払うならばエリアや速度や価格面を
総合的に見て判断するだろうからね。

そうなると今回の発表で価格面では優位になったのでまずはエリア拡大が必要になるにょ。
いくら理論値で速くても使えなければ意味がないからね。
ただ、1日プランがより安く簡単に申し込みができるようになれば、(将来的に)PCに標準
搭載され、かつ、縛りがないということで使う人はかなり増えそうにょ。(エリアが狭く
ても使える場所で使うことがあらかじめ分かっていれば問題ないため)
他のキャリアだと定額プランを1日だけ使いたいという要望は実現が不可能だから1ヶ月
単位で加入もしくは従量制プランを使うしかないにょ。
いずれも1日だけ使うという場合には割高になるためにそういう面では融通性の高い
モバイルWiMAXは有利となるにょ。(ただ、そういうユーザーばかりだと固定的な収入を
得にくいために経営が不安定になってしまうという問題点があるから月額契約と比べ
料金設定を安く抑えるのは難しい)
ただし、現時点では標準搭載しているPCはごく一部に限られるためその考えはまだ絵に
描いた餅と変わらないけどね。(別途端末を買うならば追加投資が1.5万円程度必要)

今のエリア拡大の速度では地方在住の私がモバイルWiMAXが選択肢に加わることは少なく
とも今後2、3年の内にはあり得ないためにAIR-EDGEを解約したらどこのキャリアにする
べきかまだ悩んでいるにょ。
2年縛りが来年の4月末で終了するからね。

79御茶目菜子:2009/12/19(土) 13:44:37
今年もあと10日余りか・・・
さて、今年もあと10日余りとなったにょ・・・。
とりあえず、年賀状をそろそろ書かないといけないけど全然できてないにょ。
私の住所を知っている人は遠慮無く年賀状を出していいにょ。
来た人には必ず返事は書きますので。
住所を知らない人はメールでもいいにょ。
メアドはトップページに記載されているものを使ってにょ。
こちらも返事は必ず書きますので。

返事と言えば、今年度に来たメールの返事がかなりたまっているのでそろそろ書かないと
いけないにょ。
急ぎの用事はその都度書いているけどそうでないものは後回しにしてどんどん溜めて
しまっているからね。(年賀メール以外のメールの返答は大晦日までにはします)
今年メールを出したのに返事がないぞ!という人は年賀状(年賀メール)でその旨を
伝えてください。

80御茶目菜子:2009/12/20(日) 14:36:24
バッテリ駆動時間は長ければ長いほうがいい
業界最高容量の3100mAhのリチウムイオン充電池
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091218_336898.html
PCの駆動時間を伸ばすには平均消費電力を抑えるか、バッテリ容量を上げるかの2通りと
なるけれど両方とも限界が近いので大幅なアップを狙うには何らかのブレイクスルーが
あるか、セル数を増やすしか方法はないにょ。
ブレイクスルーといえば燃料電池の実用化だけど依然として燃料電池はノートPC用として
使うにはまだ無理があるし、セル数を増やすというのは重量増となるためにグラム単位で
軽量化をしている昨今のモバイルノートでは敬遠されがちにょ。
そういうことで丸形セル(18650セル)のセル容量のアップはかなり有用にょ。
Let'snoteでいえばR6で2900mAhのバッテリを採用して以来R7、R8と容量が増えてないため
今回の容量アップは待望されたものにょ。

 ◎Let'snote Rシリーズのバッテリ容量、セル数と公称駆動時間の変遷
 R1 2200mAh×4セル  公称6時間(後期モデルは5時間)
 R2 2200mAh×4セル  公称5時間
 R3 2400mAh×6セル  公称9時間
 R4 2600mAh×6セル  公称9時間
 R5 2600mAh×6セル  公称11時間
 R6 2900mAh×4セル  公称7時間
 R7 2900mAh×4セル  公称7.5時間
 R8 2900mAh×4セル  公称8時間

R2からR3へは省電力化&セル容量アップ&セル数アップで大幅な駆動時間増となったけど
R4ではチップセットの消費電力増のためセル容量が増えたことで相殺され駆動時間は
増えず、R5はR4からバッテリ容量、セル数ともに変わらなかったけどチップセットの
消費電力減少によって駆動時間が延びたにょ。
R6はセル容量が増えたもののセル数が3分の2になったためにLEDバックライトを採用などの
省電力化の大幅な強化をしても駆動時間はR5よりも大幅にダウンしR7、R8はR6からさらに
省電力化することによって駆動時間を伸ばしていったにょ。
恐らく次のR9では今回の新バッテリを使用するものと思われるにょ。
単純に考えると2900mAh→3100mAhだと駆動時間は0.5時間程度しか伸びないために省電力化
をさらに強化してない限りは8.5時間程度に止まるにょ。

駆動時間を伸ばすにはCPUだけ省電力になれば良いというものではないことはAtom搭載の
ネットブックを見れば明らかで、CPUだけが省電力になっても駆動時間にはあまり伸びる
ことはないにょ。
したがって、プラットフォーム全体(液晶や無線LANなども含む)の省電力化が必要に
なってくるにょ。

1月11日には次世代AtomのPineViewが登場するけど1月7日にはPC用としては初の32nm
プロセスによるArrandaleが登場するにょ。
このArrandaleはPineViewのようにCPU+ノースブリッジが1つのパッケージに収められて
いるものの1つのダイに統合されたものではなく32nmで製造されるCPUのダイ、45nmで
製造されるGPU(ノースブリッジ)のダイとで分かれているにょ。
1つのパッケージに両機能が収められている関係上TDPこそ上昇しているけど平均消費
電力はかなり抑えられるのでバッテリ駆動時間増は見込めるにょ。

とはいえ、Rシリーズでの搭載が見込まれるULVのArrandaleは発売は1月7日ではなく
来年前半となる見込みにょ。(夏の新製品の時期くらいか?)
したがって、それに合わせてモデルチェンジをするならばRシリーズは春(1月)の新
モデルはマイナーチェンジに止まり、夏(5月頃)にフルモデルチェンジとなるにょ。
そうなると上記のセル容量増加と合わせてR9では、6セルのR3で実現された公称9時間
駆動と同等以上の駆動時間が4セルで実現されるかもしれないにょ。

JEITA測定法による公称駆動時間は実駆動時間とのギャップが大きいためWeb閲覧などの
負荷の小さな作業でも駆動時間は公称値の6〜7割に止まるし、1〜2年使用していたら
バッテリは劣化の影響で駆動時間は半減するし、劣化を少しでも抑えようとECOモード
(SONY名はいたわり充電モード)を使用すると駆動時間は8割になってしまうから実駆動
3時間は最低限欲しいという私は、公称だと9時間くらいは欲しいところにょ。
9時間でもWeb閲覧の負荷で6割になり、ECOモードでさらに8割になるから新品バッテリを
使用しても9時間駆動の半分程度しか動作しないことになるからね。
まだまだバッテリ駆動時間は伸びてもらいたいにょ。

81御茶目菜子:2009/12/22(火) 13:25:45
ついにPineView発表!
Intel、新Atomを発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091221_338355.html
搭載製品は1月に発売されるけどそれに先駆けてCPUが正式発表されたにょ。
具体的なスペックは事前情報通りで、ネットブック用のAtom N450はTDP7Wでクロックは
1.66GHzとなっているにょ。
CPUコア部分はとくに改善はされてないだろうから現行のN280と性能面では変化はなく
GPU部分が現行のGMA950からGMA3150となったことで描画性能はアップし、Aeroの快適
動作が可能になっていると思われるにょ。

一番大きな違いはパッケージサイズで、ノースブリッジ相当の機能をCPUと同一の
パッケージに収めたためにノースブリッジ分だけ基板サイズを小さくできるという
メリットがあるにょ。
CPUよりもノースブリッジの方がサイズが大きかったからかなりの小型化が見込めるけど
昨今はネットブックも大型化が進んでおり、10インチクラスのネットブックにおいては
そのパッケージサイズの縮小の影響は少なそうにょ。
mbook(PMやBX)クラスのサイズになるとこの影響はかなり大きいけど今度はTDP7Wという
のがネックとなってくるにょ。
ネットブック用のAtom N+945GSEよりはTDPが小さくなっており熱設計は楽になってはいる
もののUMPCに使われているAtom Z+US15Wの合計TDPは5W以下であるためTDP7WのN450を
搭載させるのは困難にょ。
(ノースブリッジを含めた)CPUのパッケージサイズやTDPから考えると見れば初代OQOに
採用されたCrusoe TM5800(1GHz)と同レベルなのであの廃熱性能でよければ同レベルの
サイズのPCが実現可能になるにょ。

最も重要なのはどんな製品が出るかということにょ。
当初は1月11日から搭載製品が発売となっていたけど1月4日から発売されるということ
なので楽しみにょ。
搭載製品の正式発表は1月4日からだけどCPUが正式発表されたためにベンチは解禁となった
のか、搭載製品のベンチ結果が公表されているにょ。
http://japanese.engadget.com/2009/12/21/atom-eee-pc-1005pe/
GPU性能は1.5倍くらいアップしているけど元の性能が低いので1.5倍になってもたかが
知れてるけどね。
GPUは改善されているのが分かっていたことだけどCPUはコアは変更ないはずなのに1割以上
速くなっているにょ。
これはメモコンをCPUに内蔵した恩恵かもしれないにょ。
気になるバッテリ駆動時間はN280を搭載の従来機種と比較して同一容量のバッテリ当たりで
1割程度駆動時間が延びているにょ。
Atomは元々省電力だからCPUがさらに省電力になったところであまり変化はないと思って
いたけどこれはGPU側の省電力がかなり影響していると思われるにょ。
従来は130nmで作られていたのが45nmだから性能は大幅アップで省電力になって当然
だけどね。
そういうことでPineViewはなかなかいい感じのCPUだけどYouTubeのHDを再生するには
スペック不足なのは変わらないのでそういう人は素直にCULVノートを買った方がいいと
思われるにょ。

82御茶目菜子:2009/12/23(水) 13:13:30
PineViewへの完全移行で喜ぶのは誰・・・?
Pine Trailの今後
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/20091222_338837.html
PineViewに関しては昨日、12月15日に書いているのでもう一度復習や補足という形で
上記リンク先のコラムを見ていくとするにょ。

Pine Trailの主な改善ポイントは下記の4つにょ。
(1)チップの小型化
(2)消費電力の低減
(3)性能アップ
(4)DDR3への対応

まずはチップの小型化についてみていくにょ。
すでに書いたようにCPUにノースブリッジ相当の機能を内蔵したためにCPU+ノースブリッジ
+サウスブリッジという3チップ構成だったのが2チップ構成へと変わったにょ。
しかも、巨大だったノースブリッジがCPUに内蔵され、サウスブリッジも小型化された
ためにチップのフットプリント合計は4分の1くらいまで小さくなっているにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/338/837/html/ubiq1.jpg.html
この図を見ればその違いは一目瞭然にょ。
これが出来たのも130nmという旧世代の製造プロセスで作られていたノースブリッジが
45nmの最新の技術で小型化できたためにょ。(従来は外部バスの幅が必要であるために
かなり縦長のCPUダイだったAtomもノースブリッジを統合することで正方形となったため
サイズが大きくなったけど歩留まりはそれほど悪くないと思われる)
これにより、小型化が容易になるにょ。
とはいっても、昨日も書いたように10インチクラスのネットブックが主流の現状において
このチップのフットプリントの小型化はそれほどの影響力は無さそうにょ。
再び7〜8インチクラスのものが主流になるとは思えないからね。

次に消費電力について見てみるにょ。
熱設計を示すTDPは下記のような感じになっているにょ。

      CPU  ノースブリッジ サウスブリッジ  合計
Atom N270  2.5W    6W      3.3W     11.8W
Atom N450  5.5W   CPUに内蔵    1.5W      7W
(参考)Atom Z 2〜2.4W (ノース+サウスで)2.3W    4.3〜4.7W

TDPは熱設計電力ということでイコール消費電力とはいえないけどフル稼働でもこの電力
以下という目安にはなっているにょ。
これを見ればPineView(Pine Trail)がいかに消費電力が下がっているかが分かるにょ。
とはいえ、実際はフルパワーで動作させることよりもアイドル時の方が多く、PCの動作
時間は平均消費電力がどの程度かということが重要になるけどチップ数が少ない方が
有利だからね。
平均消費電力はCPUだけならばULV PenMでも1W程度に抑えられ、チップセットやメモリが
各1Wくらいの消費電力で無線LANや液晶モニタの消費電力も馬鹿にはならないという
ことでシステム全体では10W近い平均消費電力となっているにょ。
50Whの6セルバッテリで実駆動5時間のネットブックであれば平均消費電力は10Wとなるけど
AtomはCPU単体ならばN270でも数100mWということで平均1WのPenMよりも小さくなっており
それがさらに小さくなっても駆動時間増はたかが知れている(仮にAtomのCPUの平均
消費電力が300mWだったとしてそれが100mWになっても駆動時間が3倍ではなく2%変わる
だけでしかない)けどチップセットの消費電力というのは大きいままだったのでこれが
削減されることによりシステム全体の消費電力は1割程度小さくできると思われるにょ。
昨日も書いたように新型Eee PCで従来機種と比べバッテリ容量あたりで1割駆動時間が
延びたのはこの影響だと考えられるにょ。
ただ、TDPはAtom Z+US15Wよりも大きいため小型化が容易、消費電力が下がっているとは
いえ、Atom ZのシステムをPine Trailにそのまま移行するのは容易ではないにょ。

次に性能アップに関してだけどこれはそれほど大きなものではないにょ。
CPUはコアが変わってないために従来はノースブリッジに内蔵されていたメモコンがCPUに
内蔵された分だけ速くなったくらいだからね。
GPUに関しては従来のノースブリッジ(945GSE)に内蔵されていたGMA950からGMA3150に
なったことが大きいにょ。(上記リンク先ではGMA950ベースと書いてあるけど他所では
GMA3150となっているためここではこちらで書くことにする)
GM965に内蔵のGMA3100ものがベースになっていると思われるけどハードウェアはDirectX10
対応となっているもののドライバが対応できなかったので実質DirectX9までの対応と
なっているにょ。

ただ、シェーダ性能は最大2倍になったもののHD動画再生支援機能を持たないし、GPU
クロックもTDPを下げるために抑え気味になっていることからゲームをプレイするのに
十分な性能とはいえないにょ。
同じくGPUがCPUにパッケージされたメインストリームPC向けのClarkdale/Arrandaleは
大幅にスペックアップされ、ローエンドの単体GPUであるRADEON HD4350を超えるような
性能を持っており、一般的なゲームは普通にプレイできるのだけどPineViewに内蔵の
GMA3150は945GSEに内蔵のGMA950の1.5倍くらいの性能ではとてもゲームは快適とは
いえないにょ。
というか、CPUがボトルネックになるのでGPU性能だけ高性能化しても無意味だしね。
ただ、動画再生では再生支援機能に対応したION(Atom+GF9400)が従来であれば有用
だったのがPineViewではノースブリッジ内蔵でIONが対応できなくなったというのが
ネックにょ。
オプションで動画再生支援カードを内蔵可能なネットブックもあるけどそのためだけに
数1000円のコストアップはネックとなるにょ。(画面表示すべてで有用となるGPUとは
違い、動画再生支援カードは再生支援に対応した動画がスムーズになるだけだし)

次にDDR3対応だけど現行のPineView(N450)はDDR3には対応してないにょ。
正確には内蔵されているメモコン自体はDDR3に対応しているけどDDR2にしか対応して
いない状態となっているにょ。
DDR3の普及や価格下落を見越してDDR3に対応したPineViewを出荷する予定となっている
模様にょ。
12月15日にも書いたように価格暴落していたDDR2は価格が正常ラインに戻り(見方に
よっては暴騰ともいえるけどチップの原価を考えると現行の価格がまともな価格と
思われる)、DDR3は徐々に価格が下落しているために現状ではほぼ同レベルの価格と
なっているにょ。
それが、来年前半にはDDR3の方がDDR2よりも出荷数が増えるために価格が逆転する
見込みが高くなっており、近いうちにDDR3対応のPineViewが出荷される見込みが高く
なっているにょ。

PineViewはCPUの価格はノースブリッジが内蔵された分だけ従来よりも割高になっている
けれどトータルとしては金額的には変わらないためPCメーカー側とすればPineViewを
使わない手はないにょ。(デメリットはなく上記のようなメリットがあるわけだし)
だから、来年登場するネットブックは完全にPineTrailにシフトするものと考えられるにょ。
来年第1四半期でN270、N280の発注を終了するから移行は必然的だしね。
この急速な移行にはIONを警戒するという意図もあるかもしれないにょ。
Flashが10.1から支援機能に対応しているため動画を快適に見たい人にはCULVを推して
いきたいIntelとしてはIONは邪魔な存在だろうからね。
現在法廷で争っているとはいえ、ネットブックでnVidiaのチップセットを認めないとは
公式では言えないけどPineViewに完全移行してN270、N280の注文受付を終了すれば事実上
使えなくなってしまうわけだからね。
だから、PineViewへの完全移行はユーザーの選択肢を狭めるという面では喜ばしいもの
ではないにょ。

83御茶目菜子:2009/12/24(木) 12:43:15
IntelがCULVを推している理由は・・・
なぜIntelはネットブックではなくCULVノートを推したいのか・・・?
それはネットブックよりもCULVの方が1個あたりの売上が大きいからだと思われるにょ。
Atomは安く販売しなくてはならないからね。(大手ベンダーに対しては一定の基準を
満たすことで定価の半値以下で提供している)
確かにAtomは製造原価が安いため安く売っても利益は出せるけど結局1台は1台でしか
ないからね。
CPU+チップセットの価格は2倍以上の価格であるCULVノートはAtomの半分の台数でも
Atom以上の売上となるにょ。
逆にいえばネットブックは非常に多くの数を販売しないと厳しいということにょ。

確かにネットブックによってPC売上は一気に伸びたけどパイに限りがあるため薄利多売を
するにも限界があるにょ。(元々AtomはPC用よりは1桁上の需要がある組み込み市場をも
狙ったCPUだしね)
したがって、Intelとしては同じ1台のPCを買おうとしているユーザーにおいてAtomと
普通のノートPCで迷っているならば普通のノートPCを売りたいと考えるのは当然にょ。
しかし、普通のA4オールインワンノートではサイズが大きいためにネットブックとの比較
対象にならないし(Intelとしても普通のPCの代わりにAtom搭載のネットブックが売れて
しまっては困る)、かといってモバイルノートでは高価すぎて比較対象にはならない
ということでネットブックと通常のノートPCの間を埋める存在として登場したのがCULV
ノートにょ。

ネットブックとCULVノートを比較すると下記のような感じになるにょ。

          ネットブック   CULVノート
 ※CPU       Atom       Core2ベース
 ※コア数     シングルコア   デュアルコアあり
 ※標準搭載メモリ 1GB        2GB以上
  GPU       GMA950/GMA3150  GMA X4500
  再生支援機能  基本的になし   あり
 ※HDD       〜160GB      250GB〜
 ※液晶サイズ   〜10.2インチ   10.3インチ〜
  解像度     基本的にWSVGA   基本的にWXGA
  価格      概ね3〜5万円   概ね5〜9万円

  ※が付いているのはネットブック(ULCPC)として規定のある部分

ネットブックでは性能が低くて辛い・・・というユーザーをCULVノートへと誘導するべく
ネットブックは意図的に性能を落としている(CPU性能を上げず、動画再生支援機能も
標準で付けない)と思わせてしまうにょ。
あとネットブックは規定により10.2インチ液晶までとなっているために高解像度(WXGA)の
パネルをを採用しにくくなっているにょ。
7月15日に書いたように10.1インチWXGAでは155ppiとなり、これはユーザーをかなり
選んでしまうため広く売りたいネットブックでは採用を敬遠されがちになってしまう
わけだからね。(視力1.0の人が普通に使えるギリギリレベルのドットピッチだから
長時間使うには目の負担が大きい)
これがCULVノートだと11.6インチが主流となっており135ppiとなり多くの人が常用可能
となるにょ。
WXGAを搭載のネットブックはネットブックとしては高価なモデルとなるためCULVノート
との価格差は縮まるためよりネットブックを選ぶ意味は減ってくるにょ。

確かにコンパクトなPCが欲しいという人であればWXGAが基本となり11.6インチが主流と
なっているCULVノートにやや不満を感じるかもしれないけどこれは小さいCULVノートが
規定によって作れないとかいうのではなくあまり売れないから無理をして小さくしない
というだけの問題だと思われるにょ。
ネットブックで10.1インチWXGAを採用しないメーカーが多いのと同じように常用できる
液晶サイズ、解像度には相関関係があるし、CPUだけでTDP10W、チップセットも10W以上
だから小さくするにはそれなりの廃熱構造をしないといけないしね。
ネットブックの方は新しく出るPineView(Pine Trail)によってさらに簡単に小型化が
可能になるとはいえ、7〜8インチ液晶とそれに似合う小型筐体を採用してもキーボードが
打ちにくいなどの理由でユーザーを選んでしまうという点で結局小さいサイズは作らない
と思われるにょ。(8.9インチWSVGAならば133ppiだから多くの人が常用可能なレベル)
広く売るためには最大公約数的なものを作る必要があるから上記比較表から大きく外れた
ものは出しにくいにょ。

ということで、ひたすら安さを求めたり、小ささを最優先するならばネットブックは
良いけどそれなりに性能を求めるならばCULVノートを買うというのが無難な選択肢と
考えられるにょ。
しかし、自宅据え置きならばCULVノートは割高であり、通常電圧版CPUを搭載のオール
インワンノートを買った方がいい(CULVは光学ドライブも搭載してないし、価格も
大きさも中途半端)という人もいることだと思うにょ。
これは正論であり、結局用途に応じて買わないと割高になるのは当然にょ。
CULVが安いといってもあくまで比較対象がモバイルノートだからね。
5万〜9万円の価格レンジには通常のノートPCが入ってくるためにノートPCを持ち歩くか
どうかということが選択のポイントとなるにょ。(持ち歩くことが無いならばCULVノート
よりも普通のオールインワンノートを買った方が無難)
だから、個人的には13.3インチクラスのCULVノートはその価値をほとんど見いだすことは
できないにょ。(13.3インチ、2kg弱のノートPCをモバイル可能という人なら別だけど)

逆にネットブックは小さくても自分が求めている性能に足らないというのならばいくら
安くても「安物買いの銭失い」になってしまうからね。
個人的にはモバイル環境で行う作業ならばAtomの性能で十分と感じるけど自宅でサブPCと
して使うならばYouTubeのHD動画くらいは再生できて欲しいからね。
メインのデスクトップPCで再生できれば問題ないといえばそれまでだけど自宅内で気軽に
使用できるからこそその活用範囲は広がるにょ。
YouTubeのように動画再生だけなら再生支援機能さえあればAtomの性能でも十分だけど
ニコニコ動画のようにコメントを表示するタイプだとCPUパワーが要求されるため結局
Web動画を楽しむだけでももうAtomでは十分とは言い難くなってきているにょ。
Atomと同じくらいの性能のPenM(Banias)でもHD動画は当然としてそれ以外のものでも
厳しくなってきているからね。(2、3年前まではPen3 800MHzくらいあれば大丈夫で
PenM1GHzならば今後数年間は余裕と言っていたのに・・・)

しかし、Atomは今後も大きく性能が上がることはないにょ。
ネットブックはWinXPが主流の今ならばいいけどXPの提供は7発売から1年で終了するため
来年後半にはネットブックも7が主流になるにょ。
その時AtomではOSを動作させるだけでも必要最小限の性能であって十分な性能とはいえなく
なってしまうにょ。
これもCULVとの差別化と考えられるにょ。
CULV最下位のセレロン723(1.2GHz)とAtom N270はかなり微妙な差だからAtomが性能
アップする前にCULVの性能を底上げする必要があるにょ。(さすがにデュアルコアの
SU2300だとAtomの2〜2.5倍の性能があるのでULCPCでデュアルコアがOKになってネット
ブック用のデュアルコアAtomが登場しない限りは、Atomが追いつくことはないと思う)

さて、こうして見てみるとIntelの思惑通りに進んでいるみたいだけどIntelがCULVに力を
入れているのは今後45nmプロセスの製造キャパシティに余裕が出来るからと思われるにょ。
それはメインストリームCPUが急速に32nmに移行するからにょ。
従来ならば移行はハイエンドから緩やかに行われているのだけどClarkdale/Arrandale
ではメインストリームから発表となる見込みだからね。(1月7日に発表)
生産数の多いメインストリームが移行することで45nmは事実上AtomとCULV用となって
しまうにょ。(現行のCore2が生産終了するわけではないから一気には無くならないけど
徐々に縮小されていく予定)
Atomはダイサイズが小さいためにそのキャパシティを埋めることはできず(SoCでノース
ブリッジを統合したのもそれが1つの理由だと思われる)、必然的にCULVの生産数を増やす
しかなくなるにょ。
従来は「超低電圧」ということでプレミアム的価値の高かった(選別品のみが出荷されて
いた)ULVのCPUも45nmが主流の今は10月19日に書いたように低コストで作られるように
なったと推測されIntelの立場から見るとAtomを1つ売るよりもCULVを1つ売る方が売上も
利益も大きいのであればCULVに力を入れるのは当然のことにょ。

Atomの性能がもう少し上がり、再生支援に標準対応すればネットブックで十分と感じる
人も大勢出てくるだろうけどそんな日は訪れそうもないからね。(性能が上がる頃には
世の中のPCで求められる性能が高くなっているだろうから相対的には変わらない)
クラウドコンピューティングが当たり前の時代になればクライアントPCに求められる
性能はそれほど要らなくなるけどどこにいてもFTTH並の速度(100BASE-Tでつながれた
ネットワーク並の速度)以上のものが得られる時代は少なくとも今後10年以内には
やってきそうにないにょ。(回線速度はピーク値ではなく平均実効値)

84御茶目菜子:2009/12/28(月) 13:37:03
私がコンデジに求めるモノ
現在私は常時携帯する小型のデジカメとしてニコンのCOOLPIX S1を使っているけどこれは
2005年に発売機種(同年に購入)ということで500万画素しかなく今となっては世代遅れの
デジカメと言えるにょ。
画素数は500万で困ることはないのだけど問題は手ぶれ補正機能がついてないことにょ。
今となっては当たり前のようなこの機能だけど当時はまだ一部の機種にしか採用されて
いなかったからね。
しかも、高感度はISO400までだし、ISO400ではノイズが多いため出来るだけ使いたくは
ないにょ。
そういうことで、室内や夕刻はフラッシュ無しでの撮影は困難にょ。
とはいえ、日中晴天下であればそれなりに撮れるのでそのためだけに買い換えるのも・・・
ということで新しいコンデジが欲しいと思いつついつの間にか2年間経っていたにょ。

私がコンデジを選ぶ基準としては下記の通りにょ。
最初から撮影目的で出かける場合にはにはデジタル一眼レフを使うので常に持ち歩ける
デジカメとして、別の言い方だと私が設定しているモバイルランクでいうとBランクとなる
ようなものを欲しているにょ。

《必須要素》
◎2万円以下
◎光学式手ぶれ補正
◎薄型(厚さ20mm程度まで)
◎3倍以上の光学ズーム

《希望要素》
○換算28mm以上の広角
○暗所に強い(裏面照射センサーor大型センサー採用)
○SDHC対応(2GB以下しかない旧SD、xDのみ対応機種は却下)
○HD動画撮影(MPEG4系のコーデック)
○マクロに強い(1円玉を画面一杯に撮せるくらい)
○起動が速い(電源ボタンを押してから撮影可能になるまで2秒以下)
○1000分の1以上の高速シャッターが切れる
○シャッター速度の表示ができる

必須要素は買い替えの際には確実必要としているもので現在のS1(厚さ19.7mm)の置き
換えが前提となるための大きさは同程度以下が望ましいにょ。
予算的にも2万円が限界ということで型落ちを買うしかないにょ。
エントリークラスだと厚さの面で条件を満たせないし、光学式ではなく電子式の手ぶれ
補正が大半となっているため買い換える意味がないにょ。
画素数に関しては特に定めないにょ。
画素数はエントリー機種でも1000万画素に達しているけど500万画素で不満がないし、
コンデジの小さなセンサーで1000万画素オーバーは完全に無意味だから画素数の大小は
全く重視しないにょ。(コンデジならば500万画素あれば十分なので最新の技術を使った
500万画素のデジカメがあるならば1000万画素よりも500万画素の方が欲しいくらい)

必須要素だけでは買い替え意義をあまり感じないのでわざわざ買い換えるならば希望
要素も多く満たして欲しいところにょ。
実際買い換えようと考えてから2年間経つのも日中の撮影ならば普通に使うのに十分な
性能を持つS1から手ぶれ補正のためだけに1万数千円払うのが馬鹿らしいと感じるから
だしね。
だからこそ、必須要素を満たした上でさらに希望要素を満たす必要があるにょ。
希望要素は現在のS1の不満点を改善したい点にょ。
暗所性能を上げるには(コンデジとしては)大型の1/1.7インチクラスのセンサーを搭載
する必要があるけど筐体サイズが大きくなるという問題点があるにょ。
薄型と起動の速さを合わせて考えるとやはり屈折光学系が有利にょ。(画質の面では不利
となるけど)
上記携帯用として買った現在のニコンS1、その前に使っていたミノルタのX20(2003年
購入)はいずれも屈折光学系を採用となっているにょ。
あと、マクロ機能はX20、S1ともにそこそこ強いので買い換えるならば同程度のものが
欲しいところにょ。
以前だと乾電池駆動が可能なことも希望要素に入っていたけど今はエントリー機種以外で
乾電池駆動ができるものは絶滅したので希望要素から除外したにょ。

あとHD動画が撮影できればXacti HD2を別途持ち歩く必要性が無くなり荷物を減らすことが
できるためできれば欲しいところにょ。
S1はVGA15fps(motion JPEG)という貧弱な動画機能しか備えてないからね
シャッター速度に関してはS1は500分の1までしか切れないために日中だと露出オーバー
となってしまう場面があるにょ。
薄暗い場所だと手ぶれ警告が出るけどシャッター速度が分からないためにしっかり構えて
撮影すれば何とかなるレベルか、難しいのかというのが分からないにょ。
広角側で撮影するならば1/30で切れればフラッシュは使わなくても手持ち撮影が何とか
できるわけなのでシャッター速度を手動設定はできなくても画面上で確認できるように
して欲しいにょ。(手動設定ができるネオ一眼やハイエンドコンデジは当然可能だけど
ミドルクラスのデジカメならば一部の機種で確認程度は可能となっている)

ということで、前置きが長くなったけどソニーのサイバーショットTX1を買ったにょ。
この9月に発売されたばかりだというのに当初4.3万円の販売価格から半額以下の19800円
だったからね。(新品デジカメはこれで通算7台目で中古やジャンクを合わせると20台を
完全に超えているけど)
価格com最安値でも現時点で22800円だからかなりお買い得感が高いにょ。
http://kakaku.com/item/K0000050537/
ここ1ヶ月で急速に価格が下がった原因は1月に後継機種が発表される見込みだからと
思われるにょ。(先月末は3万円前後の価格だった)
とはいえ、新製品が発表されても発売は2〜3月頃だろうからまだ時間はあるけどね。
やはり、タッチパネルということでユーザーを選んでしまうのと前モデル(T90)の
1200万画素から1000万画素へと画素数が減ったので売れなかったためかもしれないにょ。
私が買ったTX1も発売から3ヶ月経つというのに未だに初回生産分の製品だった(初回
特典の液晶保護フィルムが付いていた)からね。

今回買ったTX1だけど価格下落によって上記の必須要素をすべて満たし、希望要素も広角と
SDHC対応以外はすべて満たしているにょ。(広角はスイングパノラマ機能を使うことで
カバーできるか?)
安価なメーカーのものがあるSDHCとは違い、メモステは製造メーカーが限られるので
割高だし(ただし、同じSandiskの製品同士を比較すれば両者には大差ない)、カード
リーダ無しで使えるPCが少ないという問題はあるもののメモステはPSPで使っていた
8GBのものが余っているし、マルチカードリーダでない限りは対応していないメモステ
だけどVAIO UXを持ち歩いているのでそれを使えば別途カードリーダ無しで読めるという
メリットがあるので必ずしもSDHCではないからデメリットとも言えないにょ。
むしろ、現時点では裏面照射センサー搭載というメリットの方が大きいにょ。(裏面
照射かつSDHCという選択肢が必須ならば先日発売になったカシオのFC150がある)

しかし、裏面照射センサーも暗所に強いと言うメリットはあるものの元々小さなセンサー
であるコンデジだけに2倍の暗所性能になってもたかが知れているし、十分明るい場所で
低感度で使ったときに解像感が低いというデメリットがあるにょ。
特にWX1は最低感度がISO160であるためか、最低感度で使っていてもノイズがかなりあり
とても高画質とは呼べないにょ。(縮小すればノイズは目立たなくなるので旧世代の
S1からの買い換えならばそれほど問題ないけどここ1、2年のデジカメの中では悪い部類
になるから最近のデジカメから買い換えると日中の画質ではやや不満を覚えそう)
レンズ性能ではWX1よりも劣るTX1だけど最低感度がISO125であるためかWX1よりも解像感は
高く感じるにょ。(TX1も一応カールツァイスレンズ搭載となっているけど所詮は屈折
光学系なので画質云々を語るカメラではない)
まぁ元々1/2.3インチという小さなセンサーで1000万画素は多すぎるわけであって、まだ
こなれていない裏面照射センサーだけが原因ではないのでコンデジだから(しかも超薄型
ポケットサイズだし)こんなものと思えば納得がいくレベルにょ。

裏面照射センサーのお陰でISO1600まで上げてもS1のISO400に近いレベルまでノイズが
抑えられているにょ。(500万画素で撮影したものを比較した場合)
さすがにISO1600だとノイズは多いけどISO400、ISO800くらいまでなら許容できるレベルに
なっているにょ。(最低感度のISO125があまりキレイではないから落差が少ないという
のもあるけど)
昨今は画像処理エンジンの向上によってISO400程度ならば使える機種は多いけどISO800で
まともに使える(2Lなら十分使えるレベル)と私が判断しているのは裏面照射センサーを
採用している機種か高級コンデジに使われている1/1.7インチセンサーを採用している機種
くらいしかないにょ。
ISO800ならば室内でも1/30秒でシャッターが切れるためにノンフラッシュで撮影が可能
だから活用範囲が大きく増えるにょ。
ISO800でも撮影困難な状況下でもISO3200まで設定できるし、この感度でもL版ならば
何とか使えるレベルの解像感を得られる(設定だけならばISO6400で撮影できるコンデジは
いくつもあるけどL版でさえ厳しいような写真しか撮れない)というのはこの筐体サイズの
コンデジとしては脅威に感じるにょ。(高感度がウリのF200EXRと比べてやや劣るくらいの
レベル)
Xacti HD2はISO1600まで設定ができるけどISO1600でもTX1のISO3200よりも大きく劣り
L版で使うのも厳しいレベルの写真しか撮れないからね。
とはいえ、いくら裏面照射といっても所詮はコンデジの範疇で高感度というだけの話
であってAPS-Cのデジタル一眼と比べたら格段に劣るし、一眼の中では小さなセンサーの
フォーサーズと比べても劣るにょ。(APS-Cならば高感度に弱い私のK200DでさえISO800で
A4サイズで使えるレベルの写真は撮れるし、フルサイズセンサー採用のニコンD3sならば
ISO6400でもそれと同レベル以上の写真が撮れてしまう)

まだ数カット撮影しただけなのでTX1のレビューは後日書くことにするにょ。
メインデジカメ、サブデジカメともに2005年に購入(FZ5とS1)したのが2009年に再び
両方とも買い換え(K200DとTX1)となったにょ。(しかも買った時期はFZ5とK200Dが
両方とも桜の季節の前だし、S1とTX1は両方とも年末だし)
昨今はデジカメの進化のペースは落ちたとはいえ、さすがにこの4年間の差は大きい
と感じるにょ。(というか、コンデジセンサーのFZ5とAPS-Cのデジタル一眼レフである
K200Dでは比較以前のレベルの差だけど)
しかし、これから大きな進化は期待ができないため次に両方を買い換えるのは一体
何年後になるやら・・・。
今度買い換えるならばこのTX1の暗所性能が選択の基本となるからね。

85御茶目菜子:2009/12/29(火) 12:35:56
デジカメは型落ちが一番にょ(笑)
TX1を購入に当たってライバルとなったのはやはり各社の屈折光学系のコンデジにょ。
フジだとFinePix Z300、ニコンならばCOOLPIX S70、PanasonicならLUMIX FP8とFT1が
あるにょ。
従来はxD対応だったFinePixもZ300ではSDHC対応になりネックは無くなったけど動画が
弱く、S70は私が使っているS1の子孫となるモデルだけど未だに2万円を切っておらず
1万円台で買える前モデルのS60はバッテリ駆動時間が短く、動画もマクロも弱いにょ。
FP8は地元のショップに売っておらず、FT1は屈折光学系の割りに厚いというのが難点
だけど防水というメリットがあり、動画も静止画もそこそこいい感じだけど価格が
ネックとなっているにょ。
動画は容量が大きく使いにくいMothon JPEGではなくMPEG4系コーデックを採用して
もらいたいところだけどMPEG4系動画で有名なカシオはV8以来屈折光学系カメラを
作ってないからMPEG4系という縛りがある時点でメーカーはかなり限られるにょ。

屈折光学系を離れて考えてみるとフジのFinePix F200EXRはコンデジでは最強クラスの
暗所性能を誇るけどやや厚めで動画やマクロに弱く、PanasonicのFX60は特に欠点のない
いいカメラだけど逆に言えばF200EXRの暗所性能のようにこの機種を強く望むような
要素もないにょ。(広角25mmというのは魅力だけど動画がMotion JEPG)
厚さ20mm台前半で2万円クラスというのは激戦区だからこれ以外にも多くのカメラが
あるけどなかなか私を惹きつけるものはないにょ。

私が興味を惹いた裏面照射センサー採用機となるとTX1の姉妹機となるWX1とカシオの
FC150があるにょ。
WX1は24mmの広角レンズ(しかも、F2.5と明るい)というのが魅力だけど裏面照射の
日中での悪さがもろに表れている機種なだけに躊躇してしまうにょ。
TX1のサイズならば屈折光学系だし、薄型なので画質はこんなものと思えば妥協はできる
レベルだけどWX1のサイズだと優秀な他社製品がたくさんあるからね。
その点、FC150は画像処理エンジンで改善されているのか日中でのノイズはWX1と同じ
裏面照射センサーを使用しているとは思えないレベルになっているにょ。(低感度に
おけるノイズは減っているけど解像感も減っているのでノイズが出やすいというセンサー
そのものの問題を改善しない限りは根本的な解決にはならなさそう)
しかも、カシオが得意としている高速連写や動画機能はかなりの魅力を感じるにょ。
ただ、発売して間もないせいでまだ高価(実売3万円弱)なのと厚さがやや厚いのと
動作がもっさりなのが難点にょ。

デジカメは多くは春秋年2回のモデルチェンジを行っているにょ。
春モデルは大体1〜2月に発表し、2〜3月に発売され、秋モデルは7〜8月に発表し、8〜
9月に発売しているにょ。
昨今のデジカメはエントリーモデルを除けば発売開始時には3〜4万円の価格となっており
次の機種が出ればそれが半額程度になっているにょ。
そして、市場から消えていくにょ。
だから、開始価格4万円のコンデジならば半年後には2万円で買えるのが普通であるため
予算がない場合はそれを狙って買うのはありだと思うにょ。
ただ、メーカーも生産調整、販売店も在庫調整をするので次の機種が出る頃には旧機種の
在庫は無くなっていることもあり、特に目当ての機種があるならば安くなるのを待って
いたら買い逃すこともあるにょ。(とはいっても、ショップが多数ある都会やネット通販
ならばいくらでも手に入るだろうけど)
その半年のモデルチェンジで当初の半額になってなおかつ売れ残ったモデルは時間と
ともに下がるので1万円前後という超目玉商品になることもあるにょ。
エントリーモデルで発売当初の価格が2万円のデジカメならば次のモデルが出る頃に
1万円になるというのは珍しくないため店頭では常時1万円少々からデジカメが買える
ことになるにょ。

というわけで、発売開始時4.3万円のTX1は19800円というのはほぼ底値と思われるため
次のモデルが発表されたからといってこれ以上の大幅な値下がりは期待ができないにょ。
確かに半年後、1年後まで売れ残っていたらさらなる値下げは期待できるかもしれない
けどね。
1月に発表される後継機種の内容を見てから買うという方法あったけど19800円というのは
台数限定価格だったために後継機が発売されてもそんなに価格に影響を与えるという
わけではないと思うにょ。
機能的にも後継機種がそんなに極端に変わるとは思えないしね。

○メモステからSDHCに
 これはうらやましいけどまずあり得ないにょ。
○レンズが35-140mmの4倍ズームから28-140mmの5倍ズームに
 これはありそうだし、ちょっと悔しいかも。
○画素数が1000万画素から1200万画素に
 これは全然問題ないにょ。(このレンズ性能だと画素数増の意味はないため)
○裏面照射センサーの日中での問題をクリアした画像処理エンジン搭載
 これは十分ありそう。

まぁいくら変更があってもどうせ開始価格は4万円程度になるだろうから新型(TX7?)と
19800円のTX1が並んでいたら間違いなくTX1を買うだろうけどね。
新型がよほど魅力的(28mmからのズーム搭載で裏面照射の問題を克服したもの)であれば
半年待ってから購入するという選択肢を取るかもしれないけどね(笑)
何にせよ予算の都合で新製品を発売当初に買うというのだけはないにょ。
デジカメは値下がり率が大きいのが分かっているだけにモデルチェンジする前後に買う
というのが一番お得な買い方だと思うにょ。
よほど革新的な進化がない限りは1世代古くても価格面のメリットの方が大きいからね。
革新的な進化というのは光学式手ぶれ補正やTX1などに搭載されている裏面照射センサーが
1つの例だけどここまでの新要素を半年ごとのモデルチェンジで新搭載するなんてほぼ
考えられないからね。

86ミッピュ:2009/12/30(水) 18:01:10
PSCじゃなくてPS
あの、、、提案というか希望に近い願い事なんですが… 書かないと伝わらないので…


3回目で途絶えてしまったPSCですが、今考えてもとても残念で仕方ありません。
BASIC言語さえほぼ絶滅したなかで、『コンテスト』という二重のハードルを越えなければならない様な状態ですから、やっぱり厳しいものがありますよね。

第3回目のPSCのメインテーマの迷路にも参加したかったのですが、作れるだけの技量がなかったんです。悔しくて、あれからなんとか頑張って自力で自動迷路生成プログラムを組める様になったものの、それでさえ2007年の11月ですから。。。


そこで提案です!!!
『コンテスト』ではなく、ワンポイントテクニックみたいな通常の投稿でプログラムを応募してみてはどうでしょうか。

PSCのような要領であらかじめテーマを出しておいて、ほぼ無期限で募集します。
そして、毎月18日に発表という感じです。

…と、言うだけならば簡単ですが、プログラムを置くスペース、全ての段取りを行うお茶目さんの気力や時間、敷居が低くなったとはいえ投稿者が現れるかどうか等いろいろと問題がありますよねぇ。。。

毎月18日にテーマだけが増殖していったりとか ( ̄_ ̄;)


すみません、やっぱり現実的じゃないようです (*_*)

87御茶目菜子:2009/12/31(木) 13:30:08
今年も今日で終わりか・・・
今年も今日で終わりにょ。
というわけで恒例の無駄遣いチェックにょ(笑)
今年購入の高額(1万円以上)なデジタル機器はこんな感じにょ。
1月 PC VAIO UX(中古) 44800円
2月 デジカメ PENTAX K200D 54800円
4月 電子キーボード YAMAHA NP-30 25800円
6月 PC Let'snote CF-R5(中古) 47000円
10月 液晶モニタ IO DATA LCD-MF221XGBR 21800円
12月 デジカメ SONY Cybershot TX1 19800円

年間にPC2台というのは最近の購入ペースからすれば普通にょ(笑)
何せ最近は毎年2〜3台買っているからね。(今世紀に入って9年間買わなかった年はない)
新品デジカメを2台というのは12月28日に書いたように2005年以来にょ。
中古やジャンク品は年間数台買っているから今年買った台数自体は2台ではないけどね。
上記には単体で動作しないUSB接続のHDD等は含まれていないし、7月に買ったワンセグ付き
メディアプレイヤー(ダイナコネクティブのDY-1S35SP512、5980円)のような1万円未満の
ものは含まれていないためデジタル機器全体だともっと多数になるにょ。

さて、問題は買ってからどうだったかというと・・・。
UX・・・・起動が遅く駆動時間が短いためよほどのとき以外はR5を使用で出番は少ない
K200D・・デジタル一眼ということで撮影に出かけようという気力が起きやすくなった
NP-30・・77鍵ということで部屋で使用するには大きすぎたためほとんど使用していない
R5・・・毎日大活躍中!
MF221XGBR・毎日使用中だけどノートPCの外部出力(XGA)がメインでフルHDを生かしてない
TX1・・・買ったばかりということでいろいろお遊び中(機能チェック中)の段階

う〜ん・・・R5は十分元を取れそうなくらい使っているけどUXは微妙か・・・。
K200Dはデジタル一眼という寿命の長さを考えるとそのうち元は取れそう。(銀塩時代に
一眼レフを使っていただけにコンデジであるネオ一眼ではさすがにすでに限界を感じて
いたからね)
TX1はまだ分からないけど価格分以上は十分に使えそう。(普段はTX1を1つで済むため
Xactiの出番が無くなりそう)
NP-30は61鍵の安い電子キーボードを買えば良かった気がしてきたにょ。(要はタッチ
レスポンスさえあれば良かったので自分の部屋で使えないサイズのNP-30は・・・)
MF221XGBRは今後Blu-ray再生環境を整えた時にフルHDを有効活用できるようになるかも
しれないけどそれまではノートPCの外部液晶(XGA)、たまに使う自作PCでWXGAでの使用
(モニタまでの距離が遠いのでフルHDでは文字が判別しづらいため)ということで
生かし切れそうにないにょ。

というわけで、本年はおちゃめくらぶにお越しいただきありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。



ミッピュさんへ
>3回目で途絶えてしまったPSCですが、今考えてもとても残念で仕方ありません。

私としても企画を立ち上げた以上は遂行したかったけど応募者ゼロでせめて言い出しっぺの
私だけでも何か作ろうとしていたらポケコンのトラブルで本体&RAMカードの全データが
初期化されてしまい意気消沈してしまったからね。(数年間積み重ねてきた資産をすべて
失ってしまったわけなので)
その影響は大きくポケコン関連コンテンツの更新が数年間滞ってしまったにょ。
今年は開設10周年ということで、心機一転やってきたけどね。

>『コンテスト』ではなく、ワンポイントテクニックみたいな通常の投稿でプログラムを応募してみてはどうでしょうか。

応募者の敷居が下がるのはいいけどPSCよりもさらに応募者は減りそうな気も・・・。
PSCをコンテスト形式にしたのは締め切りがないとわざわざ作らないという人が多い
(私も無期限だと後回しにしてしまうタイプだし)、競うことで技術的向上心が芽生える
(かもしれない)、コンテストという名目で参加者のプログラムを評価するためにその
プログラムを実際にプレイする人も増える(かもしれない)というメリットがあるにょ。

特に一番最後の多くの人にやってもらいたいというのは私の最大の願いだけどそれを
実現するのは容易ではないにょ。
時間をかけて入力しても入力ミスでプログラムが動作しないのを防ぐためにALICEを
作ったり、他人が入力したのをデータだけもらう場合は操作方法が分からないという
問題があるけどそういう場合はPSS準拠にすることでそれを防いだりなど私の個人の力で
できることをしてきたつもりだけどね。

>毎月18日にテーマだけが増殖していったりとか ( ̄_ ̄;)

まぁその可能性が高そうにょ(笑)
雑誌に掲載するしか不特定多数へ公開する手段が無かった昔とは異なり今はネットを
使い多種多様な公開方法があるために「Webサイトやブログを作るのは面倒臭いけど
せっかく作ったからみんなに見せたい」という人くらいしか集まりそうもないような
気がするにょ。(そもそもそれを面倒臭がる人ならば発表自体しなそうだけど)

良い提案をいただいたけどメリットが大きいとは感じないためPSC以上の盛り上がりに
なるとは思えないにょ。
ポケコンの現状を考えるとどんな案であっても難しそうだけどね。

88御茶目菜子:2010/01/01(金) 11:50:05
今年もよろしく!
新年あけましておめでとうございます。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/CG/2010.jpg
本年も当サイトをよろしくお願いします。

昨年はサイト開設10周年ということでポケコン関係の更新に力を入れてきたけどその
肩の荷が下りた感じなので今年はどうなることやら・・・。
今年は要望のあったポケコンBASICのアクションゲーム講座について書いていこうと思う
けど完成するかどうかは時間とモチベーション次第にょ。

あと昨日(12月31日)および12月28日に新品デジカメを年間2台買うのは2005年以来と
書いたけど2005年は調べてみたら3台買っていたにょ。
記憶ではなく記録(ログ)に残しているというのはやはり重要なことだと思ったにょ。
何せ家計簿の類はつけてないからここで書いたことが記録代わりだからね(笑)

89みや:2010/01/02(土) 09:44:27
あけましておめでとうございます
ポケコンを今も大切に使っているのでこれからも楽しみにしています。
新しい情報も興味を持って見ています。

計算をする事に重点を置いているために表示速さについて考えた事が無かったので、print文中にカーソルコントロールを入れた効果に驚きました。
これで二度目となりました、と言う事は、三度目も期待できるかも?。

ことしもよろしく。

90御茶目菜子:2010/01/02(土) 13:55:34
今年買いたいデジタル機器
さて、昨年末には昨年1年間に買ったデジタル機器をまとめてみたけど昨年1月5日に
欲しいデジタル機器を書いたものがどの程度達成されたのかまとめてみるにょ。

○ネット用にデュアルコアCPU搭載ノートPC→達成できず!
○R3の後継となるモバイルノート→R5を購入
○リナザウ後継となるポケットサイズの端末→VAIO UXを購入
○デジタル一眼レフ→K200Dを購入
○手ぶれ補正機能がついた小型のコンデジ→TX1を購入
○D&Dで転送できる8GB以上のDAP→MP320を購入

何と6つ中5つ購入という素晴らしい達成率にょ。
実際に買ったのが成功だったか失敗だったかは大晦日に書いた私のコメントから察して
欲しいにょ(笑)

ということで今年欲しいものをまた挙げてみるにょ。
(1)ネット用にデュアルコアCPU搭載ノートPC
(2)Blu-ray再生環境
(3)UXよりコンパクトかつまともなキーボードのついたPC
(4)一眼レフ用交換レンズ
(5)Atom搭載ネットブック

(1)は新品でなくても中古でいいにょ。
今となってはCore2Duo搭載の中古ノートPCは2万円台から購入可能だから買おうと思えば
買えなくはないにょ。(予算は3万円まで)
とはいえ、問題は筐体サイズと液晶解像度にょ。
現在使っているノートPCが14.1インチSXGA+だからこれより大きく劣るものは・・・。
15.4インチWXGAならば安いけどサイズが大きくなった上解像度も下がってしまうからね。
ワイド15.4インチのサイズを妥協するならば今よりアップするWSXGA+が欲しいところにょ。
ワイド13.3もしくはワイド14.1インチならばWXGA+くらいは欲しいにょ。
特にクロックは問わないけどSATAに対応し、最大メモリ4GB搭載できるものがいいにょ。
できればHD動画再生支援機能が欲しいけどさすがにそれを望むのは無理かも・・・。
今使っているPenMノートは大きな不満はないけどYouTubeのHD動画はカクカクだし、
冷却ファンが壊れ冷却台に載せて使っている状態だからね。

(2)手っ取り早くBlu-ray再生環境を整えるならばプレステ3を買うのが一番にょ。
とはいえ、それでは面白くない(現時点でプレステ3でやりたいゲームがないし)という
ことでコスト面で有利なPC用のドライブがいいにょ。
内蔵型(バルク)ならば書き換え型でも1万円程度から購入可能(ROMならば1年前から
1万円を切っている)だし、USB外付けでも1万円台後半で購入が可能になっているからね。
私が買うならばUSB外付けにするにょ。
というのも私の自作PCでは普通に再生できるのが分かっているからね。
PenMノートなどで再生した場合どの程度コマ落ちするのか(再生がそもそもできるのか)
ということを実験で確かめたいにょ。
あと、妹が持っているVAIOならばBlu-ray再生可能な性能がある(Core2Duo 2GHzだし
再生支援機能があるRADEON2400proを搭載している)ということでUSB接続ならば必要に
応じて妹に貸してあげることもできるしね。
そもそも自作PCがすでに部屋の中で埋まっていてドライブの換装や増設ができない状態
というのもあるにょ(笑)

(3)は現時点であればオンキヨーのBXが一番の候補にょ。
とはいえ、さすがに64800円(実売6万円程度)の予算は用意できないにょ。
現在使っているUXもPCだからリナザウよりも便利・・・というわけではなく結局R5を
毎日持ち歩いているために使用する機会がそんなにないわけだからね。
R5は常時スタンバイで鞄から出して3秒で起動するために急ぐときはUXの休止からの
復帰を待つよりも早く使えてしまうにょ。
常時スタンバイができるくらいバッテリが持つPCならばUXよりも活用範囲は増える
だろうけどそれでも投資金額に似合うだけ使うかどうかは微妙だからね。
2004年以前はノートPCは持ち歩いておらず、モバイル中にはザウルスがメイン端末
だったけどモバイルノートを毎日持ち歩くようになってからはポケットサイズの端末を
使う機会は減ってしまったからね。
もし、PC持ち込みができない職場に変わったらモバイルノートを持ち歩く機会は大幅に
減ると思うけどそうなると必然的にこのようなポケットサイズのPCも持ち歩く機会が
減ってしまうにょ。

(4)は念願のデジタル一眼レフを購入して10ヶ月経つけど標準で付いていたWズーム以外の
レンズは買ってないからにょ。
確かに2本のレンズで35mmカメラ換算28mmから300mmまでカバーできるためほとんどの
被写体に対応できるとはいえ、不満も無くはないにょ。
それはズームであるが故に暗く、明るいレンズが欲しいということにょ。
レンズは上を見たらきりがないけどF1.4というズームでは実現不可能な明るさである
50mmF1.4ならば単焦点の価値はあるから焦点距離が被っていても明確な使い分けができて
しまうにょ。(銀塩時代は交換レンズは50mmF1.4他4本持っていたしね)
何せF1.4ならば最低感度(ISO100)であっても室内の蛍光灯の明るさで1/8でシャッターが
切れるために手ぶれ補正があれば手持ち撮影が可能になるからね。(D3sで可能になった
ISO102400ならば月明かりでも手持ち撮影ができるレベル)
TX1ではコンデジなのに室内手持ち撮影が出来てしまう(フラッシュを使わず実用レベルの
画質を持った高感度撮影)という感動を得ることができたけど(S1では室内では事実上
三脚が必須だったため)デジタル一眼で高感度で撮影することでいくらでも室内手持ち
撮影はできてしまうにょ。
しかし、いくらコンデジとくらべ1桁センサーサイズが大きいとはいえ、高感度ノイズが
少なくはない私のK200DではTX1と比べて大きなアドバンテージは無くなってしまうにょ。
まぁ、逆にいえばそこまでTX1の暗所性能がすごいというわけだけど・・・。
だからこそ、一眼レフならではの高画質を生かすには明るいレンズが必要になって
くるにょ。
というか必要に応じてレンズを選択できることこそが一眼レフの大きなアドバンテージ
だしね。(まぁレンズが「デジタル機器」と呼べるかは疑問だけどデジタル一眼レフの
周辺機器として考えれば問題ないか・・・最近のレンズはCPUも埋め込まれているし)

(5)は特に大きな意味はないにょ。
ここで散々ネットブックやAtomについて語っていても実機をもってない(まともに使って
さえいない)と説得力に欠けるためにょ。
買ったからといって、R5の代わりにモバイルのメイン機として使うということもなく
単にどの程度の性能か触ってみて確かめたいというだけにょ。
ちなみに私は過去20台以上のPCを買ってきたけどPen4機は1台も買ってないにょ。
まぁPen4機は触る機会が結構あったので実際に体感やベンチ結果によってどの程度の
ものかは把握できているし、それを把握した上で買うのをやめたからね。
ただ、Atomの場合は触るだけならばPCショップで触れるけどベンチの実行や同じアプリを
動作させてPenMやCoreSoloと比較するなんて店頭ではまず無理だしね(笑)
まぁ、BXなどのポケットサイズのAtom機を買えばわざわざネットブックを買うこともない
かもしれないけどね。

しかし、不景気と言うことで今年度の収入は激減が予想され、ただでさえ貧乏なのが
さらに貧乏になりどれも実現が難しそうにょ。
まぁBlu-rayドライブなら待てばどんどん安くなるので年末くらいにはUSB外付けが
1万円くらいまで落ちたら買えなくもないだろうけどね。


みやさんへ
>ポケコンを今も大切に使っているのでこれからも楽しみにしています。

これからもポケコンを活用してあげてくださいね。

>新しい情報も興味を持って見ています。

新しい情報といってもテクニック関連はかつて私が使っていたものを思い出して書いている
だけにすぎないにょ。(だから昔から私のプログラムを見ている人は新しい情報といえるか
どうかは微妙)
今年はアクションゲーム講座を書こうと思うけど新規にポケコンBASICを始める人が
どれだけいるのかを考えると需要があるのか・・・と思ってしまうけどね。

>計算をする事に重点を置いているために表示速さについて考えた事が無かったので、print文中にカーソルコントロールを入れた効果に驚きました。
>これで二度目となりました、と言う事は、三度目も期待できるかも?。

普通の人はポケコンのBASICで速度を求めたりしないからね。
私の場合はBASICでどこまで速くできるのかということで様々な方法を試していくうちに
各種テクニックを身につけたというだけにょ。
だからこの程度か・・・と思えるようなテクニックにもその影ではかなりの試行錯誤が
あったにょ。

91御茶目菜子:2010/01/31(日) 03:58:49
TX1レビュー
裏面照射センサーを搭載したTX1を購入して約1週間・・・ということで簡単なレビューを
してみるにょ。
今回は基本機能について書いていくことにするにょ。

まずは描画と発色からにょ。
デジカメの場合は高画素=高画質とはいえないとここで何度も書いたけどそれはセンサー
サイズの小さなコンデジの場合は高画素が高画質へと繋がらなくなってきているからにょ。
高画素化が高画質へとなってていたのは300〜500万画素程度の時代であって700万画素を
超えるあたりから高画素が高画質へと繋がりにくくなってきたにょ。
というのも1つの原因はレンズ性能がボトルネックになるからにょ。
昨年11月18日に書いたように最新型ケータイに搭載の1200万画素のデジカメ機能とプロ用
デジタル一眼レフであるニコンD3sが同じ1200万画素といっても同程度の画質なんてことは
ないのは誰の目から見てもすぐに分かることにょ。
コンデジに使われている1/2.3インチ程度の小さなセンサー(APS-Cのデジタル一眼レフ
よりも1桁小さなセンサーサイズ)では一眼レフ並の解像力があるレンズを使用しても
3月7日に書いたように1/2.3インチならば700万画素程度が限界となるにょ。(単純計算
ならば180万画素程度になるけどベイヤー配列ということを考慮してその4倍の数が必要と
考えても700万画素以上のものは高画素の意味がなくなる)
それに1000万画素を超えてくると今度は回避不能な回折限界がやってくるためにどれだけ
高性能なレンズを搭載しようが無意味になってくるにょ。

それを考えればポケットサイズで1000万画素というTX1に画素数に似合った高画質を求める
というのは無理があるのは明かにょ。
それにTX1は屈折光学系であるために一旦光を90度曲げなくてはならないためにそこで
劣化が起きてしまうからなおさら高画質を期待して買うようなものではないにょ。
それでも実際に撮影したものを見ると中央部ではそれなりに描写できており、高画素の
効果は少なからずあるということは実感できるにょ。
ただ、周辺部は描写の甘さがかなり見られるにょ。
換算35mmということであまり広角とは呼べない画角でこれなのだから無理に28mmの広角
レンズなんか搭載したらさらに酷いことになってそうにょ。
だから、35mmに止めたのは賢明とも考えられるにょ。
所詮は名前だけの「カールツァイスレンズ」なわけだしね。
高性能なGレンズを搭載のWX1も24mmでは周辺部の描写はかなり厳しいものとなっている
わけだし、設計上不利な屈折光学系ではレンズ性能を上げても光学系全体の性能アップは
難しいと思われるにょ。

発色は全体的に地味というかあっさり系にょ。
私が使っていたニコンS1は派手というかいかにも作られた感がある発色であり、多くの
コンデジはユーザーが派手な方を好む傾向があるのでそのような感じになっているにょ。
しかし、TX1は(および同じセンサーを搭載したWX1も同様)それとは異なるにょ。
2chのスレなどでは緑の木が枯れ木に見えるなんて言う人もいるけどそれは派手な発色に
慣れているだけにょ。(緑の発色が弱いせいか)
それは脳内の記憶色と実際の色が異なるために発生する問題でもあるためどちらが正しい
色なのかは判断は難しいにょ。
とはいえ、やはり色の浅さは気になる人が多そうにょ。
せめて彩度や色合いの調節ができれば多少は変わったのだろうけどね。
まぁPCでレタッチすれば済む問題なんだけど・・・。
カメラ内で何とかしたい場合は-0.3〜-0.7の露出補正をすれば若干改善されるにょ。

あと、TX1の場合は上記の周辺部の描写の低さもだけど周辺部の光量不足を感じるにょ。
これは屈折光学系の弊害ともいえるけど一面の青空を撮影したときなどは隅の方は
やや暗くなってしまうにょ。
とはいえ、これでもS1よりはまだ若干マシなレベルかもしれないにょ。
S1も屈折光学系のため周辺光量不足は顕著だったからね。(一眼レフ用でも安物のズーム
レンズなどはこのような傾向にあるからこれをもって駄目とはいえないけど)
あとWX1の試作品レビューで気になっていた最低感度におけるノイズ問題だけどTX1は
ISO感度がWX1のISO160からISO125に抑えられたためにそれほど気になるレベルでは
なかったにょ。
これもあくまでWX1と比較すればというだけの話で従来機や他社の製品と比較すれば
最低感度におけるノイズは少し目立つように見えるにょ。(まぁ等倍鑑賞すれば目立つ
というだけなので2Lくらいの版プリントでは全く分からないレベルなんだけど)

画質といえば、裏面照射センサー搭載による暗所(高ISOで撮影時)での画質がやはり
気になるところにょ。
デジカメは高画素化によって1画素あたりの性能は落ちる一方でそれをセンサー性能の
向上や画像処理エンジンでカバーしていたにょ。
画素ピッチに余裕のあるデジタル一眼とは異なり、コンデジの場合は小さなセンサーで
高画素を実現するために画素数が2倍になったら実質的な受光面積は半分ではなく、半分
よりもずっと小さなものとなっているにょ。
それを改善したものが裏面照射センサーにょ。
これによって従来比で2倍の暗所性能を実現しているにょ。

これは、購入してすぐに確かめてみており昨年12月28日にも書いたけどコンデジとしては
トップレベルではないかと思われるにょ。
私の手持ちのコンデジと比較した場合、同じ500万画素で撮影時にはニコンS1のISO400と
TX1のISO1600が同程度のノイズとなっており、単純計算で4倍暗所性能がアップして
いるにょ。(4年の歳月の差で画像処理エンジンとセンサー性能もアップしているため
裏面照射センサー採用による2倍の性能アップよりも大きなものとなっている)
Xacti HD2はISO1600まで設定できるけどHD2のISO1600はノイズだらけで見るに堪えられず
TX1のISO3200の方がまだマシというレベルにょ。
私の主観ではTX1で常用(2Lまでのプリント)に耐えられるのはISO800くらいまでだけど
ISO800が常用可能なコンデジなんてF200EXRなど一部の機種のみにょ。(センサー性能や
画像処理エンジンがアップしたとはいえ、ほとんどのコンデジはISO400以下が常用限界
レベルとなっている)
さすがにISO1600はノイズが多いけどそれでもコンデジとしては優秀にょ。
ISO3200になると無理があるのか色がかなり浅くなる傾向があるにょ。
裏面照射センサーということでただでさえ全体的に発色が地味(色が浅め)ということも
あり、さらに浅くなっているISO3200は積極的には使えない感じにょ。
それでもISO800くらいまでは画質とのトレードオフが少ないため暗所でも積極的に使用
でき、蛍光灯の明かり程度の室内でもノンフラッシュ撮影が手軽に出来るにょ。

TX1に搭載のレンズは35mmカメラ換算で35mmから140mmの4倍光学ズームとなっているにょ。
広角側の35mmは不満がありできれば28mmくらいは欲しかったけど上記のように無理に
搭載して使えないレベルの描写力の28mmならば要らないので35mmで妥協するしかないにょ。
望遠側の140mmはこのクラスと考えれば十分なレベルといえそうにょ。
私も一眼レフで良く使う画角は100mm前後と50mm前後と28mm前後だからね。
それでも望遠側の140mmで足りないという人もいるだろうけどそういう人はプレシジョン
ズームとスマートズームの2つが用意されているにょ。
前者は簡単に言えばデジタルズームにょ。
デジカメ内部で拡大補完して画像生成されるためその生成アルゴリズムによっては実用に
ならないレベルになるにょ。
2倍デジタルズームであれば300万画素のデジカメを1200万画素として出力したものと
同じレベルの画質になってしまうわけだからね。(その1200万画素で出力したものの
中から300万画素分をトリミングすることで2倍の拡大率を得ている)

スマートズームではそれとは異なるにょ。
拡大補完のない単純なトリミングであるため劣化はないからね。(劣化のないデジタル
ズームがスマートズームといえる)
1000万画素のTX1を300万画素モードで撮影した際にはスマートズームでは光学4倍なのが
7.1倍(約250mm相当)へとなるにょ。
http://allabout.co.jp/computer/digitalcamera/closeup/CU20071031B/index2.htm
単純なトリミングだからPCで画像加工している人ならばPC上でやれば済むだけのレベル
だけどカメラ内部で完結していることに意味があるにょ。
あとレンズ描写力の高い中央部のトリミングであるため同じトリミングであっても高画質を
得ることが可能になるにょ。
このような手法はソニーはスマートズーム、PanasonicはEXズームなど呼び方は異なる
だけで今は多くのメーカーが採用しているにょ。
これは必要以上の高画素化によって生まれたものでL〜2L程度しかプリントしないから
そんなに画素数が要らないという人でも高画素を有効活用できる良い方法だと思うにょ。
筐体サイズ的に光学ズームが採用しにくいケータイのデジカメでもこの方法ならば
ズームを搭載可能になるからね。(1200万画素あれば200万画素モードで撮影すると
2.4倍ズーム相当になる)

タッチパネル方式のデジカメを買うのはTX1が初めてだったのでやや困惑したけどタッチ
パネル自体はPDAなどで慣れているので問題ないので買う前に不安に感じるのは操作性に
関してにょ。
個人的にはボタンやダイヤルを駆使する方が好きでタッチパネル化の弊害でボタンは
最小限(電源ボタン、ズームレバー、シャッターボタン、再生ボタン)しか付いてない
からね。
S1はフラッシュやセルフタイマーなどの設定はメニューを選ばなくてもワンタッチで
行えたけど露出補正はメニューからたどらないといけないのが難点だったにょ。
S1の前に使っていたX20ではオプションで2つのボタンに機能割り当てができたために
露出補正のプラス/マイナスを設定したにょ。
このTX1も画面に常時表示されているアイコンはカスタマイズ可能なのでよく使う機能を
4つまでワンタッチで呼び出せるようになるにょ。
そこで早速露出補正を入れたにょ。
一旦露出補正機能を呼び出してからプラス/マイナスの補正をするためにワンタッチで
行えるX20よりは劣るけどタッチパネルのお陰で-2補正をする場合もマイナス2の
場所にタッチするだけで可能だから大きく補正する場合にはかえって簡単になって
いるともいえるにょ。

タッチパネルの操作性はかなり練り込まれておりボタン数が少ない割りに不便を
感じないにょ。
その点、ニコンS70は撮影時のズームでさえタッチパネルで行うのでかなり不便そうにょ。
確かにS70はマルチタッチ対応でビューア時はiPhoneのように画像縮小拡大が2つの指で
ピンチイン、ピンチアウトをすることで感覚的に行えるという点はかなり魅力だけどね。
もしも、それと同じことが撮影時のズームでも同じようにできたら楽しそうだけど・・・。
しかし、TX1もビューア時にはマルチタッチこそできないけどフリック操作で写真を
めくれるためにボタン操作よりも分かりやすいし、サムネイルも上下フリックで可能に
なっているのでビューア代わりとしては私が過去に買った20台くらいのコンデジの中でも
一番使い勝手がいいと感じるにょ。(強くフリックすると一気にめくれる)
あとタッチパネルは感圧式となっており静電容量方式のS70などとは異なり若干反応は
悪いけど誤動作を防止可能という面ではメリットといえるにょ。
あと指でなくても反応できるのでタッチペンを用いて写真に簡単なお絵かきもできて
しまうにょ。
そういう面では当初は懸念していたタッチパネル式というのも悪くない感じにょ。
ただ、遊んでいたらバッテリ駆動時間が短さを感じるにょ。
ただでさえCIPA240枚という最近のコンデジとしては平均よりもやや短めの駆動時間と
なっているからね。
CIPAによる測定法はJEITA測定法におけるPCの駆動時間と比べて現実に即した測定法では
あるもののそれは普通に写真撮影する場合のバッテリ駆動時間だからビューアなどの
用途で液晶画面を長時間使っていれば必然的に撮影可能枚数は少なくなるにょ。

あと気になったのはAFにょ。
AFは明るい場所ならば全く問題がないけど暗所だと遠距離にピントが合いにくいにょ。
これはコントラストAFの宿命とはいえ、星空がキレイだから撮ってみようと思っても
ピントが全然合わないにょ。
まぁ、風景モードにすれば自動的に無限遠になるため問題ないといえばそうなのだけど
やはりピントが合わない場合は無限遠に自動的にセットされるようにして欲しかったにょ。
ピント合わせは最近は多点測距が当たり前となっていていわゆる「ピントの中抜け」は
起きないようになっているのだけどオートではなく自分で合わせたい場所にピントを
合わせたいという人もいると思うにょ。(基本的にオートの場合は最も近くにあるものに
ピントを合わせてしまうし)
そういう場合は通常ならば中央1点測距に切り替えてフォーカスロックという方法を
用いるのだけどタッチパネルで好きな場所をタッチするだけでそこにピントを合わせる
ことができるというのは非常に便利にょ。
これは撮影におけるタッチパネルの最大のアドバンテージではないかと思うにょ。

次回はTX1がデジタル一眼レフに匹敵する性能を発揮する「手持ち夜景モード」や「人物
ぶれ軽減モード」などの個別機能について書いていくにょ。

92御茶目菜子:2010/01/04(月) 13:51:35
PineView搭載製品はもうすぐ登場するけど・・・
新旧Atomの比較
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1001/04/news002.html
いよいよ製品の登場を待つだけとなった次世代AtomのPineViewだけどここで新旧Atomの
実際の製品が比較されているにょ。
昨年の12月22日にも別のサイトでの比較を見たけど改めてこの比較を見ることにするにょ。

 PC Mark05
      U135   U100
    Atom N450 Atom N270
 PC Mark 1418   1288
 CPU   1510   1438
 Memory  2564   2362
 Grapics  438    367
 HDD   4359   4221

すでに分かっていたことだけどCPU性能はメモコン内蔵分だけ上がっただけにすぎない
ため大幅な性能アップは期待できないにょ。
グラフィック機能ははGMA3150の素性が分からなかったために何ともいえなかったけど
どうやらGM965(GMA X3100)ベースではなくG31(GMA 3100)ベースである模様にょ。
つまり、SM4.0ではなくSM2.0対応となりGPUの世代的には945GSE(GMA950)と変わってない
という今となっては時代遅れのものとなっているにょ。
Direct2Dに対応していればWin7使用時にはHWアクセラレーションが働くので快適動作が
可能になるけどここまで旧世代だと速度面では7を使う意味はないにょ。
まぁネットブック用の7StarterはAeroさえ使えない機能限定バージョンだからGPUの
世代はあまり関係無さそうだけどね。(GMA950→GMA3150でAeroの動作は快適になっている
と思われる)
つまり、PineTrail世代でも7よりはXPの方が適しているといえそうにょ。(しかし、
XPの提供も7の発売から1年で終了だからもう無くなるのも時間の問題だけど・・・)

さて、上記のGMA3150だけどHD動画の再生支援もついてない旧世代のものとはいえゲームは
多少は快適になるか・・・というとそんな甘くはないにょ。
Intelの場合、チップセット内蔵のGPUはバーテックスシェーダなど一部の機能はCPUで
ソフトウェアアクセラレーションによって実行されているためにCPU性能が上がらないと
CPUがボトルネックになるため性能が発揮できないにょ。
これはGMA boosterなどでネットブックに使用されているGMA950をOCすれば分かるけど
GPUクロックを2倍にしても描画速度はせいぜい2割り増し程度にしかならないからね。
だから描画性能は945GSE(GMA950)の1.5倍くらいあるGMA3150でも実際のアプリでは
10〜20%程度の性能アップに止まるにょ。(CPU性能が重要なFFベンチでは10%もアップ
しない)
GPU性能では劣る915GMでもPenM搭載ノートの方がAtom搭載ネットブックよりも快適に
動作する(PenM1.2GHzでもFFbenchのLOWでは2000くらい出る)わけだからAtomの性能が
大幅に上がらない限りはゲームを快適にプレイできるなんて考えない方が良さそうにょ。

そもそもAtomはPC用のCPUとは極めて珍しい、性能よりも省電力に舵取りをしたCPUな
わけだからね。(というか、元々は組み込み市場を狙っていたために性能よりもいかに
省電力にするかが重要だったわけだし、Atom Zの後継となるLincroftでその真価が
ようやく発揮されようとしている)
PineViewではCPUにGPU機能(ノースブリッジ機能)を内蔵したわけだけどこれは低コスト
だけではなく低消費電力を実現するにも非常に有用にょ。
今までは130nmプロセスで製造されていたノースブリッジがCPUに内蔵されることで45nm
プロセスとなり、さらにFSB経由で接続されてないために省電力となっているからね。

元々省電力だったAtomがさらに省電力となってもあまり意味はないけどチップセットが
(ネットブック全体から相対的に考えた場合)電力を馬鹿食いだったためにそれが上記の
ようにCPUにノースブリッジが内蔵されることにより大幅な消費電力低減となったにょ。
その効果はかなり大きく上記のレビューを見る限りは2割程度となっているにょ。
12月22日では構成が違う機種だったので参考程度とはいえ、1割程度の差しかなかった
けど2割の差というのはかなり大きいにょ。
5時間駆動の機種が、CPUとチップセットを変えるだけで6時間駆動となるわけだからね。
PineView搭載ネットブックは少し性能が上がってバッテリ駆動時間が伸びて価格は据え
置きという感じになるにょ。
実装面積の小ささを生かした小型の機種とかが発売されれば面白くなるけどAtom Zを
置き換えるにはTDPの問題があるから厳しそうにょ。
しかし、Atom Zの後継となるLincroft(Mooestownプラットフォーム)ではWindowsが
サポートされない予定となっているので従来Atom Zで作られていたPCはこのPineViewで
作るしか無くなるにょ。
すぐに現行のAtom Z+US15Wが生産終了するわけではないけどもう後がないわけだからね。

93御茶目菜子:2010/01/05(火) 13:40:42
TX1レビュー(後編)
一昨日書いたTX1レビューの続き・・・

TX1の目玉機能というとやはり「手持ち夜景モード」や「人物ぶれ軽減モード」を挙げる
ことができるにょ。
シーンモードの中に「夜景モード」や「高速シャッターモード」(一般的なコンデジだと
「スポーツモード」と呼ばれることの方が多い)があるけどそれらとの違いをまずは
書いてみるにょ。
TX1は高速なCMOSセンサーを搭載ということで1秒間に10コマ撮影可能なのだけどその
性能を生かし、6枚連写をし、BIONZによる高精度な画像重ね合わせ処理を行うことで
低ノイズ化を実現しているというものにょ。(画像の合成には撮影後数秒の時間がかかる
ため連続して複数の写真を撮りたいときにはあまり向かない)
単純計算すれば6枚重ね合わせの場合√6倍(約2.4倍)ノイズが減るのだけどメーカー
発表値では2倍のノイズ低減となっているにょ。

ノイズ低減だけではなくそれを生かしたシャッター速度やISO設定を自動で行って
いるにょ。
夜景モードの場合はできるだけ低ノイズで行うためにISO感度は低めになるように設定され
その代わりシャッター速度が遅くなるので三脚が必須になるにょ。
手持ち夜景モードではISO感度を変えながら手持ち撮影が可能なレベルにシャッター
速度を調整しているにょ。
また高速シャッターモードでは1/250秒、F5.6が最低ラインであるため日中の屋外以外の
場所では使えないにょ。
人物ぶれ軽減モードではその高速シャッターモードとは異なり基本は1/250秒だけど
明るさによってはISO感度を変えながらシャッター速度を落としているので室内であっても
できるだけ高速シャッターが切れるようにするため被写体ぶれを起こさないようにしたい
という場合は非常に有用にょ。

私が様々な明るさの元で撮影し、それを統計的にまとめたところTX1の両モードは下記の
ようになったにょ。(あくまで統計結果からこう言えたというだけであって実際にこの
ように制御されているという保証はできないけど参考程度にしてもらえれば)

手持ち夜景モードのシャッター速度の分岐点は1/40秒と1/15秒と1/4秒となるにょ。
1/40、絞り開放(F3.5)、ISO最低(125)で撮影できない明るさになるとISO感度を上げ
ISO400でも1/40で撮影できない場合はシャッター速度を落とすにょ。
1/15、絞り開放、ISO400で撮影できない場合はさらにISO感度を上げ、ISO3200まで上げた
後に今度はシャッター速度を1/4まで落とすにょ。
それ以上はシャッター速度は変わらないにょ。
ただ、1/4秒までシャッター速度が落ちるため手ぶれ補正機能があるとはいえ、手ぶれを
起こしてしまいかねないにょ。(ぶれてしまうと上手く重ならないのでディティールの
甘い画像になってしまう)
手ぶれが無ければ6枚がほぼ重なるためデジタル一眼に匹敵する低ノイズの写真が出来て
しまうにょ。

人物ぶれ軽減モードのシャッター速度の分岐点は1/250秒にょ。
1/250、絞り開放、ISO125で撮影できない明るさになるとISO感度を上げ、1/250、絞り開放、
ISO3200で撮影できない場合はシャッター速度を落としていくにょ。(手持ち夜景モード
と同じくシャッター速度の下限は1/4)
動くものを撮影する場合は高度な重ね合わせによって動いている部分だけを重ね合わせる
ことによってノイズ低減を行っているにょ。
自動車のように形が一定の状態で動作するような被写体ならばいいけど動物などの形が
大きく変わりながら高速に移動する被写体だと重ね合わせ処理がうまく出来ず身体が
透けてしまうという場合もあるため過度な期待は禁物にょ。

両者を見ると一番の違いは人物ぶれ軽減モードは比較的早く高ISO感度になるのに対して
手持ち夜景モードでは中クラスのISO感度を維持するということにょ。
しかし、言い換えれば十分に明るい場所(ISO125で1/250秒で撮影可能)や十分に
暗い場所(ISO3200で1/4秒で撮影できない)では両者は同じ結果になるということにょ。
とはいえ、手持ち夜景モードでは夜景はアンダー気味の方がキレイに見えるためか
0.7〜1段程度アンダー気味に撮影される傾向があるにょ。
だから明るい場所(というか、夜景以外)で手持ち夜景モードを使用する場合は+0.7〜
+1の補正を加えるといいにょ。
日中の明るい風景も手持ち夜景モードを使って撮影して問題はないにょ。(ただ、十分に
明るい場所ではマルチショットの効果は薄いけど)

要するに動くものを撮影する場合、「人物ぶれ軽減モード」を用いて、そうでない場合は
「手持ち夜景モード」(+露出補正)を用いれば良いというだけの話にょ。
これで単純なプログラム撮影よりも低ノイズ、ぶれ軽減の撮影が可能になるにょ。
特に手持ち夜景モードの低ノイズは目を見張るものがあるにょ。
ISO3200でも並のコンデジのISO400以下のノイズだからね。
もはやここまでくるとコンデジには敵なしで下手なデジタル一眼に近いレベルのものにょ。
実際、高感度に強いとは言えないもののAPS-Cセンサーを搭載の私のK200DとTXのマルチ
ショットを比較するとあまり大きな差は見られないからね。(低ISO感度では明らかに
勝っているとはいえ高感度に強いはずのデジタル一眼レフで暗所撮影で明確な差で勝つ
ことができないというのはうれしいやら悲しいやら・・・)
通常のISO3200は色が浅くて使えないレベルだったけどこのマルチショットによる手持ち
夜景モードだとそういうこともほとんど無くなるからね。
だからこの機能は積極的に使っていくべきものだと思われるにょ。
ただ、露出補正は電源を切ったら自動的に0になってしまうというのがネックにょ。
プラス補正を維持するように設定が可能ならばいいけどONにするたびに露出補正の設定を
し直すとなると積極的に使いたくても使いにくくなるにょ。(手持ち夜景モードの場合
露出補正アイコンはデフォで画面上にあるためにワンステップ動作が増えるだけだけど)

「手持ち夜景モード」も「人物ぶれ軽減モード」も高度な重ね合わせ処理はすごいこと
だけど単純に6枚連写することで露光時間を6倍稼いでいるというだけのものなんだけどね。
だから、6連写なんかしなくても6倍に露光時間を増やすか、6倍感度を上げてしまえば
他のコンデジでもTX1と同レベル写真は簡単に撮影可能にょ。
ただし、6倍露光時間を稼ぐ(シャッター速度を6倍遅くする)というのは手ぶれや
被写体ぶれが6倍大きくなることを意味するので動かない被写体を三脚で使って撮影
するのが前提となるにょ。
だから三脚を使って一般的なコンデジについている夜景モードを使えばTX1の手持ち夜景
モードレベルの写真は撮れてしまうけど三脚を使わず撮れるということがTX1のすごい
ところといえるにょ。
実際レビューでもそれらは優位的な差はないと書いているレビュアーはいるけどISO400の
TX1とISO100のS70で明確な差がないという時点でTX1の圧倒的勝利と私は感じるにょ。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090917/1028895/?P=5
ISO400で撮影して等倍鑑賞時にしてほとんどノイズのないコンデジなんて私は初めて
みたにょ。
TX1のレビューサイトは個人サイトを除けばあまりないのでWX1のレビューなんだけど
このページの手持ち夜景モードを使った写真とそうでないものを比較してもらえたら
手持ち夜景モードがいかにノイズが少ないのか分かると思うにょ。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0909/04/news015_4.html

また感度を6倍上げるというのはコンデジではまともなものにならないにょ。
今のコンデジでもISO400が辛い機種が多いし(ISO800がまともに使えるのはF200EXRなど
大型のセンサーを採用した一部の機種のみ)、それを6倍に設定してもノイズだらけになる
だけにょ。
そもそも感度なんてデジタルで増感(ゲインアップ)すればいくらでも上げられるけど
ノイズもそれに従ってふえていくために無理に感度を上げるということはノイズを映す
だけとなってしまうにょ。(だから、最高感度がいくらに設定できるというのは全く
意味のないカタログスペックとなる)
デジタル一眼ならばそのセンサーサイズのお陰で高感度で撮影してもノイズが目立たない
ために感度を上げてカバーしてやればTX1に勝てるけどね。(ただ、高感度ノイズが比較的
多い私のK200DではTX1の手持ち夜景モードに明確な差で勝つことはできないけど・・・)
しかし、肉眼では判別できなかったレベルの被写体が手持ちで撮せるコンデジというのは
すごいにょ。
まぁ暗い場所はフラッシュを使うから関係ないという人にとっては暗所に強いというのは
あまりメリットに感じないという人もいるかもしれないけどフラッシュを使えない場所
(博物館や水族館など)、有効ではない被写体(夜景など発光体を撮影する場合や
被写体までの距離が遠い場合)はいくらでもあるからフラッシュに頼ってばかりは
いられないにょ。(フラッシュ使用&低感度で撮影がぶれを無くす面でも画質の面でも
最も有利なのは確かだけど上手く使わないと雰囲気が犠牲になる)

あとTX1での目玉機能は上記の2つだけではなくスイングパノラマ機能があるにょ。(TX1で
パノラマというと真っ先にフジのパノラマカメラTX-1をイメージする人がいるかも・・・)
これはカメラを縦か横に振るだけで簡単にパノラマ写真が撮れるというすごいモードにょ。
実はこれは原理は非常に簡単で、その高速連写機能を生かし最大100枚連写を行いそれを
BIONZによる重ね合わせ処理によってキレイに繋げているだけにょ。(デジカメに付属の
ソフトを用いてPC上でパノラマ写真を生成してくれるデジカメは多くあり、フリーウェア
でもそのようなソフトはあるけどカメラ内でパノラマ写真を自動生成してくれる機種は
サイバーショットシリーズ以外は私は知らない)
これで、TX1の場合、185度のパノラマ写真(つまり2枚で360度をカバー)が撮影できて
しまうにょ。(銀塩コンパクトカメラで流行ったパノラマ写真は広く写せるためのモード
ではなく上下をカットして横長の写真にしただけの似非パノラマだったけどこちらは
ちゃんと広く撮せるパノラマとなっている)
ただ、回転軸をうまく固定してやらないとキレイなパノラマにならないのだけどこれは
左手の人足し指と親指でカメラの中央部分を上下からつまみ、それを軸にしてくるっと
回す形にすれば良いにょ。
厳密な撮影をするならば回転台が欲しいけどお手軽なパノラマ機能だからこれくらいで
十分にょ。

あとは、最近は多くのコンデジで搭載しているHD動画撮影機能があるにょ。
これは音声もモノラルだし、HDといっても720pだし、画質も高いというわけでもなく
手持ちのXacti HD2と比べてあまり変わらないレベルだからね。
ただ、HD2とは異なりこの筐体サイズでHD動画が撮影できるということに意義があるにょ。
それにMPEG4動画なのでmotion JPEGより容量を抑えることができるにょ。
Lumixに搭載のAVCHD Lite(最大17Mbps)とは異なり、ビットレートは最大9Mbpsという
ことでHD2と同じビットレートとなっているので再生負荷も小さく、CoreSolo1.2GHzの
R5でも50%〜70%程度のCPU負荷で再生できたにょ。(17MbpsのAVCHD Liteの動画はR5では
コマ落ちしまくる)
HD動画が撮影できるコンデジはここ1、2年急速に増えてきているものの多くは動画撮影中は
光学ズーム機能が無効になっているにょ。
このTX1はその中でも動画中にズームが可能という数少ない機種にょ。(屈折光学系では
この機種のみ)

このように厚さ最大16mmのポケットサイズの小さなコンデジなのにすごい機能が凝縮され
まくりにょ。
マクロも最短で1cmまで寄れるのでマクロが好きな私も満足だしね(ただし、平常時は
8cmまでで拡大鏡モードに切り替えることで1cmマクロが可能になる)
日中の描写力がもう少し高くて(屈折光学系ということで解像力不足なのは仕方がない
とはいえ、周辺部の描写が甘すぎる)、28mmまでカバーしたズーム(35mmでもやばいのに
28mmなんて無理そうだけど)で、SDHCに対応だったら個人的にはパーフェクトだったの
だけどね。(あとバッテリ駆動時間ももう少し欲しいけどこれは安い互換バッテリを
買えばなんとかなるか)

私は薄くてレンズが出っ張らない屈折光学系のコンデジが好きなんだけど暗所性能では
なく画質を重視する人にはお勧めできそうにないにょ。
何せ同じISO200同士で日中屋外で撮影した写真を比較した場合、描写力は4年前の500万
画素のコンデジであるニコンS1と比較して中央部はややTX1が上だけど周辺部では明らかに
TX1が下といった感じだから昨今のコンデジの中ではかなり悪い部類だと思うからね。
(なぜISO200同士にしたかというとTX1が最低がISO125でS1がISO50となっておりISO50
ならばS1の方が中央部の描写性能でも上になってしまうから)
私はS1の画質で大きな不満が無かったからいいようなものの画質に期待して買った人ならば
「1000万画素」に肩すかしを食らってしまうかもしれないにょ。
裏面照射センサーに興味がある人はレンズ性能が(TX1よりも)良いWX1を買った方が
無難だし、色が浅いTX1やWX1の発色に不満がある人は同じセンサーを使用でもカシオの
FC150を買った方がいいと思われるにょ。
これだけ低いレンズ性能でもISO400を超えれば並のコンデジを超える描写性能を発揮する
(というか他のコンデジが悪すぎるだけ)ので高ISO感度が必要な場面でどれだけ使うかを
天秤にかけて選択してこのサイズが魅力的に感じれば良い選択肢となるかもしれないにょ。
ISO1600(+手持ち夜景モード)ならば同じISO1600のデジタル一眼(+安物ズームレンズ)
と比べてもあまり差がないくらい素晴らしいものだからね。

94御茶目菜子:2010/01/08(金) 12:01:23
ついにソニーのコンデジがSDHC対応に!
海外でTX7が発表
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100107_340904.html
先日TX1を買ったばかりの私としては後継機種はかなり気になるところにょ。
買う前に1月には後継機となるTX7が発表されるという情報があったけどTX1でフルモデル
チェンジが行われており、TX7は小改良(せいぜい広角対応)に留まるのではないかと
いう予想をしたためにほぼ底値であったTX1を買うことにしたにょ。

ところが、私の予想はいい意味で外れたにょ。
広角に対応なのは予想の範疇だったけど25-100mm相当の4倍ズームにょ。
屈折光学系で25mmはかなり難しいと思うけどそれが実現可能になるとは思わなかった
からね。
それ以上に驚いたのはSDHC対応にょ。
これはソニー製品を買う時点でメモステはやむを得ないと妥協しなくてはならない部分
だった(個人的には最大2GBのxDや旧SDよりはマシという感覚)けれどすでにデジタル
一眼ではSDHC対応となっているからコンデジで対応するのは時間の問題とはいえ
まさかこのタイミング(私がTX1を買った直後)に行うのは全くの想定外にょ。
ソニーがSDHCカードを発売するという力の入れ方を見ると今後は対応機器がさらに増え
そうな感じにょ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1001/07/news024.html
メモステは事実上ソニーの独自仕様だったのでそれが広く使われているSDカードにも
対応するようになるというのはユーザーにとっては恩恵が大きいにょ。

あと動画も720pのMPEG4からフルHDのAVCHDに強化されたにょ。
個人的にはハンドリングのよさからフルHDのAVCHDよりも720pのMPEG4の方が良いと感じる
けれど720pの動画が撮れないと発表されてないのでこれは素直に性能アップと捉える
ことにするにょ。(動画もTX1がモノラルだったのがTX7ではステレオ音声になっているし)
それに液晶も23万画素から92万画素へと大幅にアップされているにょ。
動画のモノラル音声や液晶の画素数は旧機種のT90のモデルチェンジと考えればTX1は別に
現状維持なので問題無かったけどT90の上位機種であったT900の後継機種として考えた
場合TX1は劣化として考えられていた部分だっただけにT900の仕様に戻ったということで
TX1を買い控えていた人には朗報かもしれないにょ。
TX1は新センサーを搭載することのコストアップでそれらを実現するのは難しかった(T90
並の仕様なのに発売当初の価格はT900に近くなったのでそれ以上の価格アップは難しい
と判断か)だけだろうけど新センサーも製造コストが下がったためにT900の後継機種と
なるTX7を出したと思われるにょ。
ここまで仕様差があるとTX7はTX1の後継機種というよりも上位機種として考えた方がいい
ような気がするにょ。(T90→TX1、T900→TX7と考えれば仕様面では納得がいく)

まだ詳細が発表されてないもののTX7は昨年12月28日に書いたTX1の不満点をほとんど
克服しているにょ。
これで広角時の周辺部の描画性能がアップし、TX1やWX1に見られた発色の浅さが改善
されていたら現状では個人的にはパーフェクトなコンデジになるにょ。
とはいえ、当初は実売4万円を越えそうだし、事前にTX7の詳細が分かっていても予算面
から買えるのは半年後くらいになりそう(しかも、半年後に2万円まで下がるという
保証はない)だから予算内でぎりぎり買えたTX1を半年早く買って使い倒した方がいい
という考え方もあるにょ。(TX1があったお陰で撮れる写真も半年あればたくさんある
だろうしね)
だから、TX7なんて、ぜ、全然悔しくなんてないんだからね!

95御茶目菜子:2010/01/11(月) 11:15:48
SDXCは普及するか・・・?
SDXCはいよいよ来月発売
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100107_340984.html
規格上32GBが上限のSDHCカードに代わりSDXCカードが登場するのだけど具体的な発売が
決定されたのは今回が初めてにょ。
1年前からカード自体は出来ていたけど発売には至らなかったのは技術的に64GBのSDXC
カードを量産するのが困難というわけではなく対応機器がないことには意味がないという
判断だと思われるにょ。(さらにexFATのライセンス問題もあった)
しかし、この度米国で開催されていたCESで多くのデジカメがSDXC対応を謳っていること
からSDXCカードはようやく発売することに意義が出てくるにょ。

しかし、問題は価格にょ。
NANDフラッシュメモリは近年、同一価格ならば年2倍という増加ペース(容量単価は1年で
ほぼ半減)を維持してきたのだけどここ1年は需要増と製造プロセスの限界(減価償却が
終わった旧世代ではなく最新の製造プロセスの使用)のためスポット価格を見てみると
逆に上昇しているにょ。(世界的不況の影響で多くのメーカーが減産しているしね)
フラッシュメモリは旧世代の製造プロセスで作っていたのが今は最新の製造プロセスでの
製造になったわけだし、SLC→MLCの移行で同一トランジスタ数での2倍の容量アップも
MLCが当たり前となった今ではさらに容量アップのためには1セル3bitや4bitの多値化が
必須となっているにょ。
とはいえ、速度や寿命の問題があるので量産されるのはもう少し先になりそうにょ。
だから、安くなるためには製造プロセスがさらに微細化しないと難しいにょ。
そうなると64GBのSDXCは単純に考えると32GBのSDHCの2倍程度の価格になってしまうにょ。
64GBのSDXCカードは予価約600ドルだけどこれは同じくPanasonicのClass10の32GBの
SDHCカードの価格(国内での平均実売価格3万円弱)から想定すれば妥当なところにょ。

さて、次に問題となるのはデジカメでSDXCが本当に必要かということにょ。
1000万画素のデジカメでもJPEG画像ならば1枚4MB程度だから32GBのSDHCに8000枚くらい
記録可能にょ。
確かにRAWだと12bit記録でも1枚15MB程度になるため2000枚くらいしか入らないのだけど
それでも2000枚あれば長期旅行で撮影しまくらない限りは足りなくなるということは
普通の人だとあまり考えにくいにょ。(1日400枚撮っても5日分)
だから、32GBのSDHCで足らないなんてことは普通の人にはほとんどないにょ。

とはいえ、それはあくまで常にカードの空きを十分に空けた状態で使用している場合の
話となるにょ。
近年はカードの容量アップが画素数のアップを大幅に超えているために昔のように
カードを一時保管用に使うのではなくカードそのものを最終記録媒体としている人も多い
のではないかと思われるにょ。(私もHDDにバックアップはとっているものの基本的に
容量が足りなくなったら消すのではなく大きい容量のものに引っ越ししている)
1日平均10枚撮影する人だと1000万画素、JPEG記録だと約2年分の写真が32GBのSDHC1枚に
収まる計算になるにょ。
2年分と考えるならば最終記録用としては32GBは十分とは言えない人も結構居そうな感じ
ではあるにょ。(1日平均1枚という人ならば20年となるのでカメラの寿命の方が遙かに
短そうだけど)
今後急速な高画素化がデジカメに起きればまた変わってくるけど現状の2倍の画素数に
なるような時代さえ恐らく訪れないのではないかと思うので画素数が増えることによる
撮影保存枚数の大幅減少はないため現状の32GBで将来的にも足りるかどうかは現時点で
判断は可能にょ。

静止画だけならば最大32GBのSDHCでも十分使えるけど問題は動画にょ。
最近はHD対応のデジカメも急増しており必要な量は飛躍的に増えているにょ。
とはいえ、720pのMPEG4で撮影する私のTX1やXacti HD2は最大でも9Mbpsということで
32GBのSDHC(メモステDuo)があれば単純計算で約8時間撮影可能にょ。
8時間となると最終記録媒体としては十分かというと微妙にょ。(DVD-R並に安ければ
複数枚買うという方法もあるけど32GBのSDHCはそんなに気軽に複数枚買えるほど安価
というわけではない)
静止画の8000枚よりも動画8時間の方が遙かに簡単に達してしまいそうにょ。
しかも、8時間というのは9MbpsのMPEG4で考えているにょ。
これがAVCHDならば17Mbpsなのでさらに記録時間は半減してしまうし、720pであっても
Moton JPEGではさらに大幅に記録時間は短くなってしまうにょ。(機種にもよるけど
ビットレート換算すると平均40〜50Mbpsに達する)

HD動画は容量が大きいせいでファイルサイズが大きくなるけどFAT32の1ファイル4GBという
制限に簡単に達してしまうにょ。(9MbpsのMPEG4ならば4GBで1時間撮れるけどMotion JPEG
ならば4GBでは10分程度で達する)
SDXCではexFATによりFAT32にあった1ファイル4GBの制限も無くなっているためにHDの
長時間動画の連続撮影も可能になるにょ。(ただ、HDで連続撮影が30分以上可能だとEUの
基準だと「ビデオカメラ扱い」となってしまうため関税がかかるので意図的に連続30分
未満でしか撮影できないようにするかもしれないけど)
32GBのSDHCでも動画撮影するにはカードの容量一杯に動画を撮影する場合、最低8つに
ファイルを分割する必要があったからね。
そういう意味では動画に関してはSDXCはSDHCにあった32GBの上限を超えることよりも
1ファイル4GBの制限の撤廃のがメリットが大きいと思われるにょ。

今は価格的にSDXCはまだ積極的に選ぶ理由はないけど「デジカメで使用するため」という
だけであっても気軽に買える価格になれば十分選択肢になると思うにょ。
あと容量制限の撤廃だけでなく速度面の向上も大きいにょ。
SDHCはSDカードと比べてバス速度の改善がされなかったためにNANDフラッシュが高速化
した今となってはバス速度ががボトルネックになるからね。(シーケンシャルリードで
今時のNANDフラッシュはMLCでもシングルで20〜25MB/sは出せるため2チップ搭載するならば
50MB/sの速度が出せるのにバスの制限で20MB/s程度しか出せない)
しかし、PCで読み取る場合もUSB2.0だとUSBの帯域(USB2.0では実効で30MB/s程度しか
出ない)がボトルネックになるけどUSB3.0が普及すればSDXCカードはそのカード本来の
速度で読み書き可能になるにょ。
だから、SDXCの本格普及にはUSB3.0が必須になるにょ。(多くのPCは内蔵カードリーダは
USB接続となっている)
USB3.0ホストアダプタカードやSDXC対応機器の登場によってようやくSDXCカードの登場
価値がようやく出てきたので発売となるにょ。

ただ、exFATのライセンス料は安くはないため当分の間、SDXC非対応(SDHCに対応)機器は
残ると思われるにょ。(デジカメで使用する場合のライセンス料金は30万ドル)
最大32GBで困るジャンルというのはそれほど多くはないわけだしね。
ただ、周囲がSDXCに対応してくると非対応ということはそれだけでユーザーの選択対象から
外れることになりかねないにょ。
現状で2GBあれば十分だからSDHC非対応の機器でもいいと感じている人はそれほど多く
ないわけだからね。
SDXCが普及してくるとフォトフレームを発売している文具メーカーはそのためだけに
exFATのライセンス提供の契約を結ぶか否かを迫られることになるにょ。
SDXCが当たり前のように使用される状態になればSDXCに非対応のフォトフレームなんて
使えないと判断されてしまうからね。
だから、SDXC対応が進むかどうかは周囲の状況によって変わってくるにょ。
少なくとも大手メーカーのデジカメは本年度に新発売する機種はほぼすべてSDXC対応に
なってくると思われるからSDXC対応機器は需要よりも早く普及しそうにょ。(SDHCの時は
SDHCカードが発売後もエントリークラスのデジカメではSDHC非対応という状況がしばらく
続いたけどね)
実際、上記のように現状のデジカメにおいて考えるとSDXCに非対応で困ると感じることの
方が少ないわけだからね。
動画も静止画と同じようにSDカードの中に撮り溜めたいという人やMotion JPEGでHD動画を
長時間連続で撮影したいという人には制限が緩和されたSDXCのメリットは大きいけど全体
からすると現状でそんなにそれらの需要が大きいとは思えないにょ。

96御茶目菜子:2010/01/15(金) 12:04:15
torneで撮るね!?
PS3用地デジレコーダキット「torne」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100114_342212.html
プレステ用のレコーダというとPSXが真っ先に思い浮かぶと思うにょ。
PSXは軽快で分かりやすいUIは良かったけど高価だったし、レコーダ部分としての機能は
同価格帯の専用機と比べて劣る部分も多かったからね。
安ければ「買い」だったけどさすがにミドルクラスの専用機が買える価格だとプレステ2
機能を内蔵しているということに大きな付加価値を持てる人でないとコストパフォーマンス
面においても厳しかったにょ。(PSXを買うような人はすでにプレステ2を持っていた
だろうからプレステ2機能内蔵というアドバンテージはほとんどない状態だった)

しかし、このtorneは単体ならば9980円と非常に安価にょ。
これはプレステ3をすでに持っている人はそのプレステ3をレコーダ代わりにするので
チューナー機能だけを有すればわけだから安価にできるのは当然にょ。
ただ、1時間で約9GB容量が必要なTS録画をするのにさすがに現状で最大120GBのプレステ3
内蔵HDDでは心許ないにょ。
しかし、それは外付けHDDや倍増の250GBのモデルを投入することでカバーしているにょ。
250GBモデルはすでにFF13のソフト同梱版で発売済みだけど「120GBでは少ない」という
ユーザーの声が多かったのでこれはレコーダとして使わなくても朗報といえるにょ。
5000円アップという価格はHDDそのものの価格差を考えれば微妙(120GBと250GBのHDDの
価格差なんてせいぜい1000〜2000円程度)だけど自分で換装すれば保証が無くなるから
内蔵HDDでしか保存できないデータが多い人だと5000円分の付加価値は十分にあるからね。

torneは9980円でも本体を持っていなければ120GBモデルで29980円、250GBモデルで34980円
別途にかかるので決して安くはないけどこの価格を払えばBlu-rayプレイヤー代わりに
なるため合計してもお買い得感は高いにょ。(おまけでプレステ3用のゲームも遊べるし)
ただネックとなるのはPC用の地デジチューナーと同じく外付けHDDに録画した番組の再生
には録画に使ったプレステ3本体&torneが必要になるにょ。
B-CASカードで紐付けすれば済むだけの問題で録画に使った機種を使用しない場合でも
再生できるようにするのは可能だと思うけどそれをどこもやらないということが私がPCでも
地デジの導入をなかなかできない理由の1つとなっているにょ。
このtorneは私がすでにプレステ3本体を持っているならば(もしくはプレステ3でやりたい
ゲームがあった場合)買ってみようかと思わせるくらいの価格ではあるもののこのような
地デジの不自由さが残っているので微妙にょ。
これはtorneの問題ではなく現状の地デジそのものの問題だけど光学ドライブに書き出す
機能をもっておらず、torneでTS録画した番組を他の機器を使って見る方法がないという
ことがより問題点を浮き彫りにしているにょ。(光学メディアであれば録画に使った機器を
使用しなくても再生は可能になる)
プレステ3&torne(同一個体である必要があるので壊れたら修理して使う必要がある)が
メインかつ唯一の録画機器として今後もずっとそうしていく人であれば些細な問題だけど
それが許せるかどうか、金額的に安いからそれでいいと思えるかどうか(つまり、メイン
機が別にあってサブとして使うことが前提の人)が分かれ目になると思われるにょ。

97御茶目菜子:2010/01/16(土) 13:36:15
ちっちゃいことはいいことなのか?
720pで動画撮影可能なデジカメ、動画カメラが多く登場する中、動画をウリにしていた
Xactiの動向が気になっていたけどこのCS1はフルHDで従来のXacti Cシリーズと同レベルの
筐体サイズ(厚みは従来機よりも約1cm薄い)を実現したにょ。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100115_342272.html
しかも、このサイズで光学9倍ズームを実現にょ。(従来のCG11は5倍ズーム)
それができたのもセンサーサイズを小型化しているからにょ。
1/5インチ340万画素という超極小センサーだからね。
これは現在一般的な1/2.5インチ1200万画素のセンサーの4分の1にしたものにょ。
単純に考えればセンサーサイズが小さくなれば筐体サイズも小さくできるので9倍光学
ズーム付きでもこの小型筐体を実現できているにょ。
しかし、その代償として静止画は大幅なダウンが必至にょ。(廉価なビデオカメラでは
1/5インチクラスのセンサーを使用しているものもあるし、フルHDでも207万画素あれば
最低限問題ないため動画では静止画ほど大きなダウンはないかもしれない)
従来のXacti(HD1000、2000を除く)は動画に強いコンデジであり動画と静止画は両方
ともそこそこの性能だったからね。

今までここでは「高画素=高画質」とはいえないと言っていたので画素数が減れば画質は
良くなる(もしくは、画質は変わらない)と思っている人もいるかもしれないけどそれは
あくまでセンサーサイズが変わらないで画素数だけが変化する場合にょ。
このCS1ではセンサーサイズが4分の1になっているためその大前提が崩れているにょ。
とはいえ、1200万画素のコンデジの4分の1をトリミングしたくらいの画質はあるために
L版くらいなら十分に使えると思うので一般的にはそんなに不満を覚えるレベルではない
かもしれないにょ。
L版印刷ならば150万画素あれば十分で画素数が340万あるCS1はすでに十分なレベルに
達しており、もしもL版印刷を実際に行ってみて不満がある場合は画素数以外が要因と
なると思われるにょ。(カタログスペック上の記録画素は最大800万になっているけれど
これはあくまで拡大補完だから340万画素ではジャギーが発生するようなA3印刷には有効
だけど撮影情報量が増えるわけではないので単にファイルサイズだけが大きい画像になる)

YouTubeのHD化が発端となってHD撮影が可能な安価な動画カメラ(カムコーダー)が海外では
多く発売され、それらと比較すると高価で大きいXactiは苦しい立場に立たされていたにょ。
そこでセンサーサイズを小さくすることで9倍の光学ズームを搭載しつつも低コストかつ
小型化が実現可能になったにょ。
(実際の画質は見てみないと分からないけど)このサイズでフルHDで撮影できるというのは
かなり魅力になるにょ。
コンデジでは静止画を犠牲にできないために9倍の光学ズームを搭載すればそれだけで
かなりのサイズになってしまうにょ。
実際、ビデオカメラなどを持っている人も何か行事の際に使うくらいという人が大半で
日常的に使っているという人は少なく、Xactiはそのコンパクトさから日常的に使っている
という人も多いのでやはり筐体サイズは重要にょ。

それに動画メインと静止画メインでは筐体形状にも向き不向きがあるからね。
Xactiはその筐体形状から動画に有利(静止画では不利)になっていたにょ。(普通の
コンデジスタイルだと長時間動画を撮るのには不向き)
だから、その長所を維持して小型化したのがCS1と考えれば納得がいくにょ。
とはいえ、現在私が使っているXacti HD2から乗り換えるかというと微妙にょ。
フルHDが必要かというと現状では要らない(手持ちのノートPCでは再生が厳しいため)
というのもあるし、720pで使うならばHD2から乗り換える意義がないからね。
もっともHD2よりも大幅に小型な筐体というだけでも十分に意義はあるけど720pで撮影でき
小型なのがよければ昨年末に買ったTX1があるからね。
9倍光学ズームでないと撮れないようなものは私は滅多にないためにCS1が入り込む余地は
今の私の環境にはないにょ。

98御茶目菜子:2010/01/19(火) 12:12:45
新型LOOX Uは旧機種よりも中途半端に感じてしまう・・・
新型LOOX U国内で正式発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100118_343012.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/nishikawa/20100119_343099.html
すでに海外では発表されていたLOOX Uだけどようやく国内でも正式発表されたにょ。
従来のコンバーチブルスタイルをやめ奥行きが短くなり薄型化されたにょ。

私はモバイルランクを設定することでPCのスムーズな使い分けをしているのだけど従来の
LOOX Uはそのコンパーチブルスタイルが故に奥行きが長くポケットには入らず、昨年1月に
リナザウ後継機種を買う場合の選択肢として真っ先に候補から外れてしまったにょ。
私にとっては「ポケットに入る」「立ったまま使える」というのがモバイルランクCである
通常のモバイルノート(カバンを使って持ち歩くもの)とは決定的に異なるモバイル
ランクBの条件になるにょ。
例えば、ケータイを使う時のみバッグから取り出して、通話が終わったらすぐにバッグに
しまうという使い方をしている人ならば私のランクBとランクCの違いにはあまり差を感じ
ないかもしれないけどね。(使わない時も一時的であってもポケットに入れられるか否か
というのはケータイの例と同じくらい個人的にはかなり大きいということ)

この「ポケットサイズ」というのは非常に曖昧な言葉だけどポケットに入るか否かという
ことであれば昨年12月7日に書いたように私の実験から奥行き+厚さが14cm以下であれば
収まるにょ。
私がリナザウ後継に買ったVAIO UXは(最大突起部での数値合計でも)13.9cmとなり
ポケットに入るし、ポケットサイズを強調したVAIO Pも14cmということでポケットに
入るけど旧型LOOX Uは16.8cmであるため特別大きなジャケットのポケットなどの一部の
例外を除きポケットには入らないサイズといえるにょ。
しかし、この新型では13cmなので十分にポケットサイズといえるにょ。(ただ、幅が
長いためにはみ出す量も多いけどこれもVAIO Pよりはマシといった感じか)

ということで、小型ながらモバイルランクCに甘んじていた旧型LOOX Uとは異なりこの
新型LOOX UはようやくランクBになれるか・・・というとそんなに簡単ではないにょ。
それは昨年12月5日にも書いたように横幅が長くなったことが起因しているにょ。
両手持ちの親指入力で使用するならば横幅は最大でも17〜18cmが限界で、できれば
15〜16cmに止めて欲しいところだからね。
この新型LOOX Uは親指入力よりもテーブルに置いた状態でのタッチタイピングの方を
重視している設計といえそうにょ。
5本指でのタッチタイピングであれば自ずと横幅が必要となってしまうため(3本指
タイピングならば狭い横幅でも問題ない)VAIO Pと同じくキーボードサイズから逆算して
考えられた筐体といえそうにょ。

これは設計思想の問題でどっちが良い悪いという問題ではなく自分の使い方に合って
いるか否かという問題だけどポインティングデバイスは両手で持った状態で使うことを
重視したような配置となっているためにややちぐはぐした感じは否めないにょ。
それにタッチパネル搭載というのは良いことだけどこれはかなり微妙にょ。
というのもタッチパネルというのはあくまでポインティングデバイスの1つに過ぎない
からにょ。
タッチパネルでマウスの右ボタン、左ボタンまで兼ねるというPM(mbook m1)のような
ものであればマウスボタンの心配はしなくてもいいけどマウスボタンの配置から考えて
左手の親指でそのボタンを押すとなるとその横幅が長く、軽いと言っても500g近い重量に
加えてペンで描く力までも左手だけで支えるというのはかなり無理があるにょ。

そうなるとこのLOOX Uはサイズこそポケットサイズだけどテーブルの上で使うべきPCと
いえそうにょ。
タッチパネルは片手でちゃんとホールドできてこそ有用になるからね。
マウスボタンの位置を考えて無理なホールディングが必要になるのであれば使い勝手が
大幅に下がってしまうにょ。
散々酷評したVAIO UXだけどポインティングデバイスやマウスボタンの位置に関しては
かなり良いと感じるにょ。
例えば右手にペンを持って左手で筐体をホールドする場合も左手の親指が自然とマウス
ボタンの位置に来るように設計されているからね。
それに筐体の厚みもホールディング性を高めるのに役に立っているにょ。
片手で持てるか否かではなく持ちやすいか(=持った状態で使いやすいか)ということが
重要となるからね。

立った状態で使えるか否かということは私の主観も入るのでこれくらいにしておいて、
やはり気になったのはバッテリ駆動時間の短さにょ。
標準バッテリで公称4時間、Lバッテリで7.8時間だからね。
標準バッテリだと実駆動は2時間少々になりそうにょ。
従来機種は同じCPU、チップセットで標準バッテリで公称5.5時間(CPUクロックの低いC30は
6時間)だったので駆動時間は大幅に短くなっているにょ。
これはメモリが2GBに増えたのもあるけど標準バッテリの容量がリチウムポリマーによって
容量ダウンしており(従来2600mAh→新機種1800mAh)この影響が大きいにょ。
従来機よりも多少軽くなっても駆動時間が3割も減ってしまえばAtom搭載の魅力は失われて
しまうからね。(リチウムポリマーバッテリはサイズが柔軟に設定できるために薄型化に
貢献できるもののエネルギー密度がリチウムイオンバッテリよりも低いために同じ重量で
あれば容量が小さくなるために駆動時間が短くなってしまう)

あとは昨年12月5日にも書いたようにベゼル幅(額縁)が広すぎるということにょ。
この超横長筐体であればVAIO Pのような超ワイド液晶が似合うのだけどこれはドット
ピッチを維持した状態であれば1600x800ドットは6.6インチで実現できるにょ。
VAIO Pの8インチ、1600x768でも使うのが困難なのに6.6インチ1600x800なんて使えない
なんていう人はほぼ同じドットピッチであるLOOX Uの5.6インチWXGA(1280x800)も使う
ことができないことになるにょ。(旧型LOOX Uは両手持ちで常用できたけどこの新型
ではテーブルに置いて使用することに重点が来ているので同じドットピッチでも相対的に
小さく感じてしまう)
恐らくコスト削減のために従来機と同じ5.6インチWXGA液晶を使っているというだけ
だろうけどね。

LOOX Uが思ったほど売れずVAIO Pが売れているからVAIO PのようなLOOX Uを作ったと
感じさせられてしまうにょ。(液晶にコストをかけたらVAIO Pより高価になるしね)
「VAIO Pよりもう1周り小さな機種が欲しいな」という人にはこの新型LOOX Uは良い感じ
だけど立った状態で使うことを重視する人だと使い勝手がダウンしている部分も多いので
一概には良いとはいえないにょ。
テーブルに置いて使うならば旧型よりも使い勝手が良くなっているとはいえ、ドット
ピッチの細かさは従来通りなのでテーブルの上に置いて使うには約270ppiという5.6インチ
WXGA液晶は工夫無しでは使い勝手があまり良いとはいえないにょ。(従来機であれば両手
持ち主体で使用時にはドットピッチの細かさはそれほど気にはならない)
旧機種の横幅(17.3cm)で旧機種と同じ駆動時間ならば個人的には欲しい機種になって
いただろうからその点は非常に残念にょ。(CFスロットを無くしてUSBポートを2つにした
のは評価できるけど筐体の横幅を大きくしてしまったために魅力は半減)

99御茶目菜子:2010/01/21(木) 11:30:44
ユーザーはなかなか変えられない
富士通LOOX U開発者インタビュー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gyokai/20100121_343615.html
従来のLOOX UはVAIO U(U1、U3、U101)と同じくコンパクトサイズのPCではあるものの
ポケットに入れることを想定されて作ったPCではないにょ。
しかし、新型LOOX Uは当初よりポケットに入るということを前提に開発された模様にょ。
ポケット自体に規格があるわけではないので「ポケットサイズ」というのは使用用途次第
(想定する衣服のポケット次第)だけど富士通では背広の内ポケットを基準に考えた
みたいにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/343/615/html/918.jpg.html
実際に紳士服売場に行って測定した結果新型LOOX Uの(奥行き+厚さ)13cmでは91%の
背広に入ることが分かったとのことにょ。

私は昨年12月7日に書いたように手持ちの服やズボンのポケットのサイズを計測してみた
ところ多くのものが14cm(布の素材によって伸縮具合が変わるし、衣服を身につけた状態
では単純に測定通りにいかない可能性があるため誤差を考えて0.5cm単位で考えていった)
であり14.5cmだったものは少なかったということで「14cm」をポケットサイズの定義とし、
実際に13.9cmのVAIO UXを入れてみてギリギリ収まることからその測定結果と実際の使用
ではギャップがないことが分かったのだけど逆に言えば14cmのサイズというのはあくまで
ギリギリ入るというだけであってとてもスムーズに入るとは言えないにょ。
これが14cmのポケットに対して13cmのPCを入れればスムーズに出し入れが可能になるため
VAIO UXより小さな(薄い)PCを私は求めているにょ。
そういう点では今回のLOOX Uは私が求めているものに近いものにょ。(VAIO Pでは
14cmというギリギリポケットサイズであり分厚いUXと変わらないため意味がない)

バッグに入れて持ち運ぶならば500gも1kgもそれほど大きな差ではない(バッグの自重+PC
以外の荷物の合計が4kgならば500gの差であってもその差は10%程度にすぎない)けど
ポケットに入れるのであればその差は歴然にょ。
それに手に持って使う場合はバッグに入れて持ち運ぶ場合とは異なり、その重量差が
そのまま体感差へとなるので2倍重量があれば2倍重く感じるにょ。
これはわざわざ言う必要もなく当たり前のことだけどバッグに入れて持ち運ぶのが前提で
手に持って使うことがないならば前述のように重量差がそのまま体感重量差へとは繋がら
ないというだけにょ。。
4kgのバッグであれば500gの差であっても10%強の重量差でしかないのだけど手に持って
使うならば500gと600gの100g差は20%の重量差になるにょ。(とはいえ、バッグに入れた
場合にはあまり差がないといっても500gの絶対的な重量差は長時間持って歩く際に負担が
大きいのは確かなので軽い方がいいのは確かだけど)
バッグに入れることが前提のPCで100gの差に拘る(つまりほんの数%の重量差に拘る)
という人であれば手に持って使うPCであれば10g単位の重量差でさえ気になるはずだから
いかにこのクラスのPCの重量が重要かが分かると思うにょ。
大きなビジネスバッグ、大量の書類を抱えたビジネスマンならば多少の重さよりも堅牢性や
バッテリ駆動時間が重要になってくるのだけど一般人が日常的にそんな大きく重いバッグを
持ち歩くことはないため小型・軽量の恩恵は大きいにょ。(私はB5用紙サイズ、1kgまでの
PCならば問題ないけど)
http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/343/615/html/919.jpg.html
どの程度ならば持ち歩けるかは富士通調べでは500gあたりがボーダーラインの模様にょ。

また、この新型LOOX UはVAIO Pとは異なりポインティングデバイスの配置から想定して
立った状態でも使えるPCであり、横幅が狭いということも大きなアドバンテージには
なっているものの横幅20cmでは立った状態でタイピング(両手の親指でタイピング)は
よほど手の大きな人やしっかりホールディングせず、指の関節で支えるような持ち方を
してタイピングをしない限りは無理にょ。
そういう面からポケットサイズは意識しているものの立った状態でタイピングすることは
あまり考慮されていないPCといえそうにょ。

新型LOOX Uキーボードはキーピッチ16mmとこの手の小型PCとしては十分なピッチが確保
されていることから一昨日にも書いたようにやはりテーブルにおいてタッチタイピングを
する使い方を重視していると考えられるにょ。
つまり、立って使用するときはタイピングはあまりせず、ビューアがメインであると
想定しているのかもしれないにょ。
親指入力重視かタッチタイピング重視かでキーボードはまるで異なるものになるからね。
両方を重視するということは不可能にょ。
どちらかを重視してどちらかは妥協するしかないにょ。
そもそも小型化にはそのサイズ制限から妥協がつきものになるわけだしね。

開発者がどのような意図で開発したとしてもユーザーがその意図通りに使ってくれるとは
限らず開発者の意図通りにはならないことも多いにょ。
ポケットサイズを強調したVAIO Pだけど実際にポケットに入れて歩いている人を私は見た
ことがないにょ。(田舎だからといってしまえばそれまでだけど・・・)
それにポケットにPCを入れるというのは多くのユーザーが今までやってなかったような
使い方だからそのような使い方を普及させるのにも時間がかかるにょ。
「PCは使用しない時には電源を落とすもの」と考えているユーザーに常時サスペンドで
使用するメリットを唱えても理解を得られないのと同じにょ。
慣れない使い方はなかなか普及しないからね。(そのメリットよりもデメリットを大きく
考えて否定する方向に走ってしまう)
だから、開発者がそのように考えてもなかなか意図通りの使い方はされないにょ。
ユーザーの使い方が変わらないのだからユーザーアンケートを取っても「ポケットに
入れて持ち運ぶ人は少ない」ということで「ポケットサイズに拘る必要はない」という
認識がメーカーに生まれてしまう結果になりかねないにょ。
それでもさらなる改良を重ね作り続けていけば徐々にユーザーも変わってくるかもしれない
けれどそれは簡単なことではないにょ。

100御茶目菜子:2010/01/22(金) 15:01:39
PCの基本性能の差がモバイル性能の決定的な差でないことを教えてやる!
昨日書いたようにモバイルには妥協がつきものにょ。
固定場所でしか使わない据え置き型のPCであれば妥協なしのPCはありにょ。
自作PC(ショップブランドPC)ならばCore i7にメモリ16GB、HDD2TBx4なんて構成もいくら
でも可能だし、AdobeRGBを100%カバーした24インチフルHD液晶に7.1chのサラウンド
システムで画像加工だけに止まらず動画再生も快適にこなすことが可能になるからね。
当然キーボードやマウスも自分にとって最高の一品を使用することもできるにょ。
しかし、モバイルするには本体の基本性能(CPU、GPU性能、HDDやSSDの容量)だけでは
なく、筐体サイズや重量や液晶サイズ、解像度も問題となってくるにょ。
したがって据え置き型PCとは異なり、基本性能が高ければいいとは限らないにょ。
人によってはCore2Duo搭載PCよりもAtom搭載PCの方が良いという場合もあるからね。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaimono/20100121_343142.html
つまり、CPU性能の高さがモバイルPCの優劣とは直接関係ないこともあるということにょ。

現在、私の手元にある主要PCを書くとこんな感じにょ。(液晶サイズ順に記す)

      液晶       重量 公称駆動時間 CPU メモリ HDD  GPU
自作PC  21.5インチフルHD(102ppi)N/A N/A Core2Duo3GHz 4GB 640GB RADEON HD4850
FMV-S8305 14.1インチSXGA+(124ppi)1.78kg 4h PenM1.73GHz 2GB 160GB 915GM(GMA900)
FMV-7130MG 13.3インチXGA(96ppi)1.7kg 4.7h PenM1.3GHz 1.5GB??80GB 855GM(IEG2)
FMV-B8200 12.1インチXGA(106ppi)1.19kg 4.8h PenM1.2GHz 1.25GB 160GB 915GM(GMA900)
Let'snote R5 10.4インチXGA(123ppi)0.99kg 11h CoreSolo1.2GHz 1.5GB 60GB 945GMS(GMA950)
Let'snote R3 10.4インチXGA(123ppi)0.99kg 9h PenM1.1GHz 768MB 40GB 855GME(IEG2)
VAIO UX90S 4.5インチWSVGA(264ppi)0.52kg 3.5h CoreSolo1.2GHz 512MB 30GB 945GMS(GMA950)

上記手元にあるノートPC(自作PCを除いたもの)はどれも重量が2kg未満であり、一般的な
基準であればすべてモバイルノートのカテゴリに入りそうなものにょ。
しかし、問題はどこまでモバイル可能かというのは人によって異なるという点にょ。
3kgもモバイル可能と考える人が居てもおかしくはないからね。(ハイエンドGPUを搭載の
ハイスペックノートならば「3kg」はモバイルの範疇だし)
ただ多くの人がモバイル可能と感じるボーダーラインとなるといわゆる「リアルモバイル」
と呼ばれるもので、重量は1kg台前半まで(1.5kg未満)となるにょ。
そうなるとS8305、7130MGは重量の面でモバイル可能と感じる人は少なそうにょ。(まぁ
14.1インチSXGA+で1kg台というS8305は十分軽量で14インチでこれを超える軽さとなると
Let'snoteYシリーズくらいしかない)
私は毎日持ち歩くならば1kg程度が限界に感じるので1.5kgだとちょっと厳しいにょ。
昨日書いたようにバッグに入れて持ち運ぶならば100g程度の差はほとんど気にならない
ために1.2kgくらいまでは許容はできるけどね。

モバイルする場合には重量だけではなくサイズも重要になってくるにょ。
サイズはフットプリント(底面積サイズ)と厚さによって各自許容範囲が変わって来る
けれど私の場合は、厚みはそれほど重視せずフットプリントを重視しているにょ。
常用モバイルであればB5用紙サイズよりも小さなものが望ましいにょ。
それならば小さければ小さいほどいいのかというとそうではなく、まともに作業をする
ためにはある程度のサイズが必要になるから厄介にょ。
それはキーボードのサイズ(キーピッチ)だけではなく、液晶画面サイズ、解像度も
重要になるからにょ。

昨今のアプリを使ってまともに作業する場合、実用最低ラインと私が感じる解像度は
XGAとなるにょ。(閲覧メインであればWSVGAでもそれほど問題はないけど編集を伴う
作業であれば広ければ広い方がいい)
テーブルに置いてタイピングする場合、目線から液晶までの距離(概ね50cm)と私の視力
(0.9)から考えた実用的なドットピッチは昨年7月15日に書いたように150ppi程度で限界
となり、長時間の連続使用に耐えられるためには120〜130ppiくらいが望ましいにょ。

そうなると解像度とドットピッチの組み合わせを考えると次のようになるにょ。

 10.4インチXGA   123ppi Let'snote Rシリーズ
 11.1インチWXGA  141ppi VAIO X、VAIO T
 11.6インチWXGA  135ppi 多くのCULVノート
 12.1インチWXGA  129ppi ほとんどのモバイルノート
 12.1インチWXGA+  140ppi ThinkPad X200

現在メインモバイルで使っているR5は10.4インチXGA(123ppi)だけどそれと同レベルの
ドットピッチの確保ををワイド画面で実現するには12.1インチ必要になるにょ。
ドットピッチが同じであれば同じ距離から見て同じような文字サイズとなるので違和感を
感じることが無いというメリットがあり、これは自宅のネット用に使っているPCである
S8305の14.1インチSXGA+(124ppi)と併用して使用する機会が多いけど全く問題ないと
いうことを考えてみてもそれは明かにょ。(UXは手に持って使うことが前提であるため
テーブルに置いて使う距離の半分の距離で使用すれば264ppiであっても画面上のドット
サイズは132ppiで通常の距離で使用した場合と等しくなるために問題なく使える)

さて、ここで問題なのは12.1インチワイド液晶を搭載したPCだと確実にB5用紙サイズを
超えてしまうということにょ。
そうなると違和感なく使えるというのを失うか筐体サイズを妥協するかを迫られるにょ。
では、筐体サイズ優先で考えるならば11.1インチWXGAのVAIO XでもB5用紙サイズを超える
ためにそれよりも小さい10.1インチクラスである必要があるにょ。(ネットブックでは
コスト重視で堅牢性を確保するために液晶の枠を多めに取っているので10.1インチの機種
ではB5用紙サイズを超えてしまうけどB5用紙サイズよりも小さく作るのは十分に可能と
いえる)

ただ、10.1インチWXGAとなると155ppiに達するために常用するのがかなり厳しくなって
しまうという点が懸念されるにょ。
解像度の低いWSVGAであれば8.9インチであっても133ppiということで十分常用は可能に
なるし、実際にEeePCの8.9インチモデルでは横幅も奥行きもB5用紙サイズよりも2cm以上
小さい(横幅はR5とほぼ同じ)ために筐体サイズ重視であればこれを選択するのもあり
だと思うにょ。(とはいえ、ネットブックで8.9インチモデルはほぼ絶滅してしまったので
今となっては新品で購入するのは難しくなってきているけど)
しかし、8.9インチWSVGAでは筐体サイズやドットピッチは条件を満たしているものの今度は
解像度を妥協する必要があるにょ。
私はフットプリント至上主義であるために結局はLet'snote Rシリーズに落ち着いてしまう
けれど、もしA4用紙サイズの筐体サイズまで許容できる人であれば12.1インチワイドでも
問題ないために選択肢は非常に多くなるにょ。

さて、モバイルするには欠かせないのがバッテリ駆動時間にょ。
これも人によって大きく要求ラインが変わると思われるにょ。
私は理想では実駆動8時間欲しいところだけど普段の使用では実駆動3時間あればそれほど
不便はないために最低でもこれくらい(JEITA測定法だと5時間程度)欲しいところにょ。
最低実駆動3時間欲しいならば実駆動2時間の機種はアウトかというとそうではなく予備
バッテリを持ち歩けば問題はないにょ。
ただ、500gで実駆動2時間のA、550gで実駆動3時間のBという2つのPCがあったとして両方
とも予備バッテリの重量が100gと仮定した場合には実駆動3時間を実現するためにはBの
方はデフォでOKだけどAの方は予備バッテリと合わせた600gが必要重量となるにょ。
当然、予備バッテリを購入するには別途コストがかかる(一般的には国内メーカー製の
ものだと平均2万円くらい)わけだし、運用するにも2本分充電しなくてはならないため
可能な限りは1本で必要駆動時間ほど駆動する機種を選択したいところにょ。
常時サスペンド運用する場合はサスペンドでデータが失われる前に自動的にバッテリを
交換なんて無理なわけだから1本だけで必要な駆動時間が得られるということは絶対的とは
言わなくても重要な要素といえるにょ。

重量、サイズ、バッテリ駆動時間ときたけど基本性能に関して未だに触れてないのは今時の
モバイルノートであれば私が必要としている最低ラインをクリアしているからにょ。
昨年10月6日に「モバイルノートに求めるもの」ということで私がモバイルノートを買うに
あたって必要としているものを列記してみたけどWinXPで使うならばPenM1GHz以上もしくは
Atom N270以上、メモリは1GB以上ということで現行機で最低性能となるネットブックで
さえそれをクリアしているわけだしね。(中古であればPenM搭載モバイルノートも1万円台
から購入が可能ということで今となっては底辺に近いレベルとなっている)
だから、R3からの買い換えの際はネットブックも買い換え候補となったにょ。(しかし
基本性能はネットブックで十分としてもその他の部分がネックとなり、結局無難にR5に
買い換えとなったわけだけど)

ポケットサイズのPCであればこのCPU基準は意外に厳しいのでその場合はPenM600MHz程度
あればXPは快適に動作するためそのクラスのCPUで妥協は可能にょ。(Atomでいえば
1.1GHzのZ510が最低ライン)
初代Eee PCもこのクラスのCPUだったけどXPは快適に動作していたのでOSや高スペックを
要求しないアプリの動作ではCPU性能ではなくシステムドライブの速度の方がよほど重要と
なるにょ。
Eee PCの2倍の性能であり、R5と同じCPU性能を持つ私のVAIO UXだけど動作がもっさりして
いるのは低速1.8インチHDDが最大の原因なのでCPUだけが速くても良いとはいえないにょ。
CPU性能が半減しても体感速度ではAtom搭載のPM(mbook M1)などの方が快適になるという
可能性が高いにょ。

基本性能にせよサイズや重量にせよ結局はどれがベストかというと基準は人それぞれに
なるために難しいにょ。
サイズや重量が犠牲にならなければ基本性能は高くて困るという人は居ないと思うけど
それによってコストアップ(高価)になれば高性能は要らないと思う人は多いのでは
ないかと思うにょ。
コストを重視して自分が必要としている性能に極端に不足しているものを買ってしまうと
ストレスが溜まりあまり良いとはいえないけどPCをある程度使っていればどの程度なら
問題なく使えるかという基準は見えてくるために買う前からある程度予想は付くと思う
ために失敗することはないにょ。

しかし、失敗によって自分に本当に必要なものが何なのか見えてくるという場合もある
ために難しいにょ。(上記リンク先の後藤氏のコラムにその一例がある)
特にサイズ面は大きすぎても小さすぎても駄目なので自分に必要なものが何なのかは
実際にいくつか使ってみないと分からないからね。
確かに持ち歩くには単純に小さい方がいいのは事実であり、そのため私はモバイルする
PCを2段階に分けて欲しているにょ。
それは幾度となくここで書いているモバイルランクのことで普段使っているバッグに入る
ようなサイズであるモバイルランクC、ポケットにも入るモバイルランクBがそれに相当
するにょ。(モバイルランクAはケータイのみ)
ランクBとランクCはサイズ面だけではなく主にテーブルに置いて使うか、立った状態で
使うかという違いもあるにょ。

妥協するというのはどこまでなら許せるのかということなんだけど結局のところ妥協が
認められないならモバイルは難しいにょ。
もしくは筐体サイズ、重量の許容ライン設定を変えてもらうしかないにょ。
小型(12.1インチ未満の液晶を搭載したPC)ではAtomやULVのCPUを搭載したPCしか存在
しないので高スペックを要求する処理には対応できないし、そのサイズのPCでは現状では
単体GPUを搭載したものはASUSのN10くらいしかないからね。(N10も単体GPU搭載とはいえ、
高々GF9300だし、CPUがAtomであるためハイスペックなゲームの動作は厳しい)
Atomは元々実用最低レベルの性能しかないわけだけどAtomのCPU性能に不満があるならば
今ならばCULVノートにするという選択肢があるにょ。
価格差はネットブックと比較して2万円程度だけど多くの機種に採用されているセレロン
SU2300はCore2Duoに匹敵する性能(Atom N270と比べると2〜3倍という圧倒的な性能であり
同クロックのCore2Duoと比較しても9割くらいの性能)を持っているためにこの性能で全く
足りないような作業をモバイル環境下で行う必要がある人はそれほど多いとは思えない
ということで多くの人がCPU性能面では妥協できるのではないかと思うにょ。
しかし、フットプリント至上主義である私にとっては11.6インチ液晶を搭載のCULVノートは
大きすぎるために妥協が認められないにょ。
これは私にとっての主観だけど妥協ラインは上記のように人それぞれなので基本性能の優劣
だけでモバイルノートの選択はできないため難しいにょ。
駆動時間や堅牢性や使い勝手の良さも性能の1つだからね。

101しぶき:2010/01/23(土) 00:14:12
案ずるより買うが易し(高いけど
VAIO Xですべてを置き換えた話は極端ですが、用途によってはそんな物かもしれませんね。個人的に、クロックアップしたmsi U100はかなり快適だと思いましたし。

さて、先日「買ってはいけない」に工人舍PM1が掲載されているのを見ました。書かれていることは正論ですが、それによって何かを損ねるワケでなし、ましてや生命の危機にかかわるわけでもないので、「買ってはいけない」は言い過ぎですね。

そのPM1ですが、毎日使い続け、プログラムもそれなりに進んでいます。.NETとWindowsMobileの変なクセに悩まされつつ、時間がかかっていますが、概ねBASICの生産性の高さを享受する毎日です。

HP200LXでプログラムを作っていた人間には当然のモバイルプログラミング環境ですが、Windowsになってからはまともに使えるものはありませんでした。

PM1でようやくその環境が復活したのですが、まさに0と1の差を感じています。なけれ何もできないけれど、ポケットにあるというだけで、何かができます。

この感覚は、実際に使う人間にしか分からないでしょうね。
モバイラーという言葉を聞かなくなって久しいのですが、Atomのおかげで10年前の状況に戻った感があります。

そういえば、iPhone、G-Phone、MS-Phoneの取り合わせは、Newton、Palm、PPCを思わせますね。

102御茶目菜子:2010/01/23(土) 12:51:55
選択肢はたくさんあるからね
しぶきさんへ
>VAIO Xですべてを置き換えた話は極端ですが、用途によってはそんな物かもしれませんね。個人的に、クロックアップしたmsi U100はかなり快適だと思いましたし。

モバイル時に行う作業においてAtom1.6GHzで全く性能不足に感じるようなものは少なくとも
私にはないのでAtomでモバイルを置き換えることには抵抗はないにょ。
ただ、画面解像度とフットプリントで私が妥協できる機種がないというのが難点にょ。

>さて、先日「買ってはいけない」に工人舍PM1が掲載されているのを見ました。

私はパラパラと立ち読みしただけどPMの対抗としてネットブックであるUXを挙げている
というのは私には理解できなかったにょ。
あとデジカメでも否定機種とその代替となる機種がちぐはぐ感がかなりあったにょ。

>そのPM1ですが、毎日使い続け、プログラムもそれなりに進んでいます。.NETとWindowsMobileの変なクセに悩まされつつ、時間がかかっていますが、概ねBASICの生産性の高さを享受する毎日です。

ところでPMのスペックでVS2005は実用レベルにょ?
Windowsだから開発環境は選択肢が多数あるので使いやすいのを使えばいいというだけの
話なんだけどね。

>モバイラーという言葉を聞かなくなって久しいのですが、Atomのおかげで10年前の状況に戻った感があります。

90年代後半から2000年頃まではPDAブームだったのが懐かしい感じにょ。
今はスマートフォンによってかつてのPDAレベルのことができるようになったし、PMの
ような小型のWindows PCが安価で買えるようになったためにフルWindows環境を持ち出す
ということも容易に可能になったしね。

>そういえば、iPhone、G-Phone、MS-Phoneの取り合わせは、Newton、Palm、PPCを思わせますね。

だからPDAは衰退したのではなくスマートフォンとして一般人に浸透したというだけの話
かもしれないにょ。

103しぶき:2010/01/23(土) 17:21:44
使ってみないと分からないから悩むのですよね
御茶目さん、こんにちは。

PM1は画面サイズが小さい為、文字の見えにくさを購入前には懸念していましたが、現実には主に使用するのがエディタであることから、一度文字サイズを設定してしまえば全く不便を感じません。むしろPM1はマウスがないため、画面でタップしなければならないので、その時の反応範囲が狭くて辛いという方が問題になります。

VSのフォントは10ポイント、テキストエディタは12ポイントにしています。

マウスがないのは致命的で、右クリックは事実上無理と言っても良いくらいで、左クリックは良いけど、ホールドもまずうまくいきません。マウスオーバーもできないので、BXが羨ましくてなりません。

解像度は1024x600というのがもともと足りないサイズなので、そこは創意工夫が必要になります。擬似的な解像度が設定できるので、ソフトのインストール等には1024x768を使用しないとにっちもさっちもいかなくなります。

>あとデジカメでも否定機種とその代替となる機種がちぐはぐ感がかなりあったにょ。

Dual Diamond(S22HT)も載っているのですが、それの対抗がiPhoneというのもあまりにおかしい判断です。タッチパネルレス&フルキーボードがコンセプトの機種なのに、そこを悪いとするのは認識のズレが大きすぎます。

ところでPMのスペックでVS2005は実用レベルにょ?

VS2005自体が、AtomN270のU100で使っていても重いくらいなので、PM1では重くて当然というレベルです。
ただし、プログラミングの殆どの時間がテキスト入力であることを考えればスペックは問題になりません。

とはいえ、フォームデザインは画面描画の関係もあり、タブを切り替えるとしばし停止してしまいます。また、WindowsMobile(実際にはPPC2003)のエミュレータを起動して実行するとなると結構時間がかかってしまいます。

>Windowsだから開発環境は選択肢が多数あるので使いやすいのを使えばいいというだけの

残念なことにWindowsMobileのプログラミング環境は選択肢がありません。

>今はスマートフォンによってかつてのPDAレベルのことができるようになったし、PMの

スマートフォンってなんなんでしょうね。

PDA好きの開発者が、PDAが売れなくなったので電話とくっつけただけ(苦笑)って感じだったのが、iPhone登場で猫も杓子もタッチパネルという感じになり、ユーザーの好みを完全に無視して二匹目のドジョウ狙いばかり・・・って、いつものことですね(^^;

104御茶目菜子:2010/01/24(日) 12:33:51
悩んでいる時が一番楽しいけどね(笑)
しぶきさんへ
>使ってみないと分からないから悩むのですよね

性能面はベンチなどで粗方判断は可能だけど使用感(キーボードや液晶の見え方や使い
勝手など)は実際に使ってみないと分からないからね。
他人のレビューでは駄目っぽいものも慣れたら十分許容範囲内ということもあるし・・・。
だから私は実際に購入、もしくは長時間使用した経験がない限りはできるだけ否定的な
意見は書かないようにしているにょ。(自分の使い方に合わないという個人的な意見は
書くことはあるけど)

>マウスがないのは致命的で、右クリックは事実上無理と言っても良いくらいで

マウスボタンを適当なキーに置き換えるという方法もあるけどただでさえ少ないキーで
それをやるのも使い勝手の面で大きく問題が生じるからね。

>解像度は1024x600というのがもともと足りないサイズなので、そこは創意工夫が必要になります。擬似的な解像度が設定できるので、ソフトのインストール等には1024x768を使用しないとにっちもさっちもいかなくなります。

VSはXGAが必須だからWSVGAの時点で不自由なのは分かっているのでその辺の工夫は
やむを得ないにょ。
速度面ではコーディングがメインならば十分使えそうということはしぶきさんのレスで
分かったにょ。

>残念なことにWindowsMobileのプログラミング環境は選択肢がありません。

Windowsソフトの開発環境ならば多数あるけどWindowsMobileとなると選択肢が他にはない
というのは残念にょ。

>タッチパネルレス&フルキーボードがコンセプトの機種なのに、そこを悪いとするのは認識のズレが大きすぎます。

筆者の主観によっていくらでも優劣がひっくり返るようなものだからあの本の内容を気に
しては駄目にょ。

>スマートフォンってなんなんでしょうね。

私的見解だとGUIを搭載のOS上でネイティブアプリが動くものといった感じにょ。
だから国内のJAVAアプリが動作するケータイはスマートフォンではないことになるにょ。
しかし、それだとAndroidはどうなのか・・・となるので難しいにょ。
定義なんて細かいことは気にしない方が良さそうにょ(笑)

>iPhone登場で猫も杓子もタッチパネルという感じになり、ユーザーの好みを完全に無視して二匹目のドジョウ狙いばかり

それだけタッチパネルがユーザーに浸透したお陰かもしれないにょ。
PDAならば初期のザウルスでも(さらに遡ればDB-Zから)タッチパネルを採用している
のでタッチパネルに関しては目新しさはないにょ。(実用的なマルチタッチを搭載した
端末という面ではiPhoneは目新しさはあるけど)
タッチパネルは小型端末においては現状ではベストなポインティングデバイスだと
私は思うにょ。
トラックポイントのようなポインティングデバイスは実装面積はそれほど大きくないとは
いえ、慣れない人の直感動作においてもコスト面でもメインテナンスフリーという面でも
タッチパネルの方が有利だしね。

105御茶目菜子:2010/01/27(水) 12:06:58
R9の筐体サイズでタスクマネージャで論理4コア動作を見ると萌えるにょ(笑)
Let'snote R9発表
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1001/25/news059.html
春モデルには間に合わないかと思っていたR9だけど予想外に他のモデルと一緒に発表
されたにょ。
他のモデルと同様にArrandale採用にょ。
アンダーB5サイズで初のCore i7搭載PCとなったにょ。

さて、期待半分、不安半分だった新型筐体の採用は見送られたにょ。
相変わらず4:3のXGAというのは・・・。
Rシリーズの場合は解像度を上げると筐体サイズを大きくする(11.6インチWXGA)か、
ドットピッチを細かくする(8.9インチWXGA)しかないからね。
11.6インチWXGA(1280x800)だと130ppiということで常用可能なレベルに落ち着くけど
上のクラスに位置する12.1インチ液晶搭載のS9、N9とほとんど変わらないレベルまで
大きくなってしまうし、筐体サイズを維持して8.9インチWXGAだと169ppiということで
大半の人が常用が難しいレベルになってしまうにょ。
Rシリーズは10.4インチXGAということで常用可能なドットピッチを確保しつつXGAという
実用最低ラインの解像度を持つ小型のノートPCというすでに完成されているものだから
それを変えるのは容易なことではないにょ。

そうなると期待が高いのは新型プラットフォームによる性能アップにょ。
R8Hに搭載のCore2Duo SU9600(1.6GHz)からCore i7 620UM(1.06GHz)へと大幅にクロック
ダウンしているため性能が上がっているかは微妙に感じるかもしれないにょ。
i7もCore2と比べてシングルスレッド性能は同クロックならば1割程度しか変わらないので
この大幅なクロックダウンは性能ダウンに繋がりかねないにょ。
ただ、マルチスレッド対応アプリではi7はHTTによって論理4コアとなるためそのクロック
差をひっくり返してしまうにょ。(ベンチにもよるけどHTTによって概ね20〜40%の性能
アップとなるためそれにシングルスレッドの性能向上分を加算すればクロックが下がった
分はほとんど相殺可能になる)
また、シングルスレッドアプリではTB(ターボブースト)によって2.13GHzへと自動的に
OCされる(ただし廃熱が十分である必要がある)ために性能は大幅アップするにょ。
これによってメーカー公称値でも従来機より1.4倍に性能アップとなっているにょ。
TB時であってもクロック自体は1.33倍しか速くなってないけどi7のシングルスレッド性能は
Core2より1割程度高くなっているから1.4倍という公称値はそれほど間違いではないにょ。

GPU性能を見てみるとArrandaleに内蔵のGPUはGS45と比べて大きく性能アップとなって
いるにょ。
3DMark06を見ても概ね1.6倍くらい性能アップとなっているからね。
とはいえ、元々性能が低いものが1.6倍になってもたかが知れているにょ。
それにIntelのチップセット内蔵GPUはCPUに一部処理を依存しているので高速なCPUを
使わないとその本領を発揮できないにょ。
Arrandaleと同等のデスクトップPC用のClarkdaleであればCPUコア部分を3GHz以上にOC
すればATiやnVidiaのローエンドGPUと同等以上の性能を発揮するのだけどクロックの低い
ULVのもの(CPUクロックもGPUクロックも低い)では、さすがにそこまでの性能はなく
上記のように従来のGS45より少し速くなったというレベルであってGS45でまともに動作
しなかったゲームがArrandale内蔵のGPUで快適に動作するなんてことはないにょ。

とはいえ、筐体こそ目新しさはないもののCPUもGPUも大幅に強化され、内部設計(廃熱
部分)には大きな改善が見られるにょ。
内部チップの合計TDPではほぼ同じでもCPUのTDPが10Wから18Wへと増えているため熱源が
集中となり内部設計を変えずに作った場合は負荷時にはかなり無理が生じると思うにょ。
R8まではファンレス設計だった名残で廃熱が不十分であり、ケース内温度を下げるために
ファンを付けましたという程度のものだったけどようやく「ファン付き」として設計
されたものになったにょ。
個人的には騒音や故障の原因となるファンはモバイルノートではない方が望ましいの
だけどこれだけ発熱が大きくなっている中、ファンレスはもはや無理だと思うので
十分な廃熱が可能で静かであるならばファン付きは許容するしかないと思うにょ。
レビューにある通り静かであるならばR5で性能面で不満が出た際への買い換え候補として
R9はかなり魅力となるにょ。
しかし、懸念材料もないわけではないにょ。
それはバッテリ駆動時間の公称値がR8の8時間から7.5時間へと減っていることにょ。
昨年末に量産化が始まった3100mAhの新型セルを採用しているために本来であれば公称
駆動時間は2900mAからの比例計算分ほど伸びるはずにょ。(単純計算分だけ伸びても
R5の11時間に匹敵することはないし、R3の9時間に迫るのが精一杯だろうけど)

それが出来ないのはArrandale世代の消費電力が増えているからにょ。
負荷時こそCPUコアが45nmから32nm、チップセットは65nmから45nmへと微細化されて
いる影響で消費電力は増えてはないもののPC使用時に大半の時間を占めるアイドル時の
消費電力が増えているみたいだからね。(パッケージこそCPUとチップセットを1つに
まとめたものの別のダイなのでその影響があるのかもしれない)
これは同じR9だけではなくArrandale採用のすべてのPCにおいていえるにょ。
Let'snoteでもN9、S9は従来と同じバッテリを採用でN8、S8の公称駆動時間16時間から
14時間へと駆動時間を減らしているからね。
これは次の世代(Sandy Bridge)では改善されると思うにょ。
Sonoma、SantaRosaと2世代毎に性能はジャンプアップしその分消費電力は増えているけれど
次の世代ではそれが改善されているしね。

106御茶目菜子:2010/01/28(木) 12:05:16
iPadは果たして売れるのか!?
iPad 発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100128_345309.html
かねてから発売の噂があったアップル社のタブレット端末は「iPad」という名前で発表
されたにょ。
9.7インチXGA液晶、自社製1GHz CPU、サイズは189.7x242.8x13.4mm、重量は680〜730g、
バッテリ駆動時間は10時間となっているにょ。
価格は499ドルからにょ。(16GB、32GB、64GBがラインナップ)

ぶっちゃけビッグサイズのiPhone(iPod touch)といった感じにょ。
アップル社のことだから何かサプライズがあるのかと思いきや平凡なタブレット端末と
なっている感じにょ。
かつて、このようなタブレット端末は多く発表され、国内メーカーからもいくつか発売
されたもののヒットには至らなかったにょ。

売れない理由は需要が少ないからと思われるにょ。
ポメラのように最初からニッチ層を狙った製品であれば数万台の売上はヒットとなるわけ
だけど幅広い層を狙ったこのような製品は数万台ではヒットと見なされてないだけであり
決して売れないわけではないけど広い層を狙って発売してそれだけしか売れないので
あれば需要が少ないからとしか言えないにょ。
個人的には筆圧検知とまともに使えるお絵かきソフトを搭載したお絵かきタブレット端末
なら少し使ってみたい気がするにょ。(ただし、価格が499ドルならば)

しかし、有象無象のタブレット端末とは異なりこのiPadにはiPodとしての機能やiPhone用
アプリが動作するというメリットがあるにょ。
とはいうもののそのようなメリットのためにiPadを買う人はほぼ居ないと思うにょ。
このサイズではiPodの代わりにはならないし、iPhoneとの解像度の違いのせいでiPhone用
アプリを使用するメリットもあまりないにょ。(iPad用のXGAアプリが今後多数登場
すれば話は別だけど)
したがって、それらの互換性はそれほどアドバンテージにはならず、アップル社という
ブランド力で販売するしか無さそうにょ。

さて、このiPadのこのサイズが生かせるのはやはりビューアメインの用途となるにょ。
iPhoneは今となってはハーフVGAという解像度は低いと言わざるを得ない状態でWeb閲覧
だけをとっても上下スクロールだけではなく左右スクロールが頻発し、とても快適に
閲覧できる状態ではないにょ。
昨今のWebサイトは横1024ドットを基準に作られているものが大半であり、このXGA液晶を
搭載したiPadであればWeb閲覧も不足を感じることがないにょ。
しかし、問題なのはiPhoneと同じくFlashに非対応(らしい)ということにょ。
iPhoneならばFlashを使ったサイトが閲覧が出来なくても妥協ができるという人も多い
だろうし、YouTubeに関しては専用プレイヤーを使用によって動画は再生できるので不満を
持つ人もそんなに多くはないだろうけどこのサイズでiPhoneと出来ることが変わらない
というのであればやはり妥協ができないという人が多いのではないかと思われるにょ。

そもそも10インチ前後の画面サイズであれば安価なネットブックがいくらでも入手可能に
なっているからWeb閲覧目的であればこちらの方がよほど使えそうにょ。
ただし、安くても重量が1kg以上の製品が大半で、駆動時間も公称4〜7時間程度のものが
ほとんどということでモバイルで使うには重量や駆動時間で物足りないと感じる人も多い
かもしれないにょ。
そういう面においてはARM端末が有利にょ。
Web閲覧においてはiPadよりも今後多数登場するTegraなどを搭載したスマートブックを
選択することでネットブックの不満点である駆動時間や重量の問題は軽減されるからね。
ARM用ではFlash10.1の正式版がリリースされ、YouTubeをはじめとする動画サイトも
普通に閲覧できるようになったというのもスマートブックの追い風となるにょ。(CPUが
非力であっても10.1からは動画再生支援機能に対応しているのでYouTubeのHD動画も再生が
可能になった)
これによって従来は懸念されていたWebの利用でのARMの互換性に乏しいという問題も
かなり改善されてきていると思われるにょ。

やはり、閲覧用途としてiPadのサイズを最大限に生かせるのは電子ブックリーダ端末と
してにょ。
編集を伴う作業を行う場合はドットピッチは120〜130ppiが望ましく、150ppiを超えると
常用が困難になるというのが私の考え(Vista以降であれば柔軟にDPI変更できるため
このような制約が薄れているけどレイアウトが崩れるアプリもあるため完全なものでは
ない)なのだけど閲覧メインであればそのような制約はなくタブレット型ということで
顔に画面を近づけることで細かい部分も見えるためドットピッチは細かくても解像度は
出来るだけ高い方がいいにょ。
とはいえ、顔を近づけるにしても30cm未満の距離では目の負担が大きいためXGAで3インチ
とかだとさすがに常用には耐えられないにょ。
その点、9.7インチXGAであれば132ppiであるため余裕で文字を読めるし、通常の書籍で
あればXGAならば1ページが丸々収まるため電子ブックリーダ端末としては悪くないにょ。

しかし、わざわざ電子ブックリーダ端末としてiPadを買う人がどれだけ居るかが問題と
なるにょ。
結局はソフトウェア資産がすべてだからね。
iPodの人気が高まったのもiTMS(現iTunes Store)が充実してきたお陰だしね。
電子ブックではAmazonのKindleが世界シェアでダントツのナンバーワン(90%以上)と
なっているけれどやはり資産量が半端ではないせいにょ。
このiPad発売によってアップル社もiBook storeを立ち上げるもののその圧倒的なシェアを
ひっくり返すのは難しいにょ。
音楽と違ってデファクトスタンダードとなる形式がない電子ブックにおいてはその資産
量の差は端末の出来だけでは到底ひっくり返すことはできないにょ。
著作権フリーの書籍ならばKindle形式に変換することで閲覧が可能になるけど音楽とは
異なり他メーカーのビューアに乗り換える場合は互換性もなくDRMの付いている購入書籍は
変換手段もないため乗り換えも容易ではないにょ。
アップルとしては今後さらに需要が高まる電子ブックに関して遅れを取ることは許され
ないため早めの投入(まだiBook storeが充実してない段階での投入)となったわけだけど
これによってKindleからの乗り換えユーザーの獲得は難しくても新規ユーザーの獲得は
可能になるわけだから決して悪いわけではないにょ。

ということで、iPadそのものには革新性は感じられないけどiPod(iPhone)の機能を
有した電子ブックリーダ端末として見ればiPadという製品はそれほど悪くはないにょ。
問題点となるのは10時間という駆動時間と重量と価格にょ。
10時間というのは多くのネットブックなどと比べると長いけど今後多数登場が予想される
スマートブックと比べると決して長くはなく、重量が700g前後というのも軽くはないにょ。
重さだけならば先日発表された新型LOOX Uの方が軽く、こちらの方が電子ブックリーダ
用途には向いているとさえ思えるにょ。(コンバーチブルな旧型LOOX Uの方がより向いて
いるけど)
あと価格は499ドルからというのも電子ブックリーダ端末と考えれば安くはないにょ。
日本国内での価格は発表されてないものの49800円〜54800円くらいになるのではないかと
思われるにょ。
しかし、日本向けにはiBook storeがオープンされないので当面日本では販売がされそうも
ない感じだけどね。
日本では電子ブックではデファクトスタンダードとなる端末が存在しないためPSPも配信
サービスを開始するなどより混迷となっているもののiPadが発売されたらどうなるのか
というのは見物にょ。
iPadはKindleとは異なり電子ブック専用端末ではなくスマートフォンとPCとの間を埋める
ものという意図で作られたのだけどそれが強みでもあり弱みでもあるにょ。

まだ第1世代の製品ということで製品自体に魅力が乏しくなおかつそれ専用の資産もない
(iPadでないとできないことがない)ということで売れるかどうかは未知数だけど
今後の展開によってはiPod、iPhoneと並ぶヒット商品になる可能性は無くはないにょ。
ただ、iPadならではというのが電子ブックリーダというのでは現時点では弱すぎるにょ。
Kindle for PCを導入すればKindle形式の電子ブックがPCでも閲覧できるわけだし、iPad
ならではというものが登場するか、電子ブックのソフト資産でKindleと太刀打ちできる
くらいのレベルに達しないと勝ち目はないにょ。

107御茶目菜子:2010/01/29(金) 12:02:13
今年はピュアタブレット型端末の普及元年になる!?
iPadは昨日も書いたように私は売れる要素はアップルブランドの製品というだけに感じ
られるにょ。
価格はおいといて重量が約700gというのは電子ブックリーダ端末としては重すぎるために
それを主体にして展開するのには無理があるしね。(それにまだ電子ブック資産がない)
KindleはiPadとは製品の性質がまるで異なるとはいえ、重量は約300gとなるにょ。
300gくらいならば片手で保持が可能だけど700gもあれば両手で支える必要があるため使用
スタイルに制限が出てくるにょ。
片手で支えるのが難しいためタッチパネル搭載の魅力も半減してしまうしね。(個人的
にはタッチパネルを主体とした端末は片手で保持できるということが重要と考えるため
最低でも500g以下、できれば300g以下でないと使うのを躊躇われてしまう)
薄型でグリップしにくい形状となっているためなおさら片手で持って使うのは難しいにょ。
私が使っているVAIO UXは約500gという重量は片手で保持し続けられるギリギリの重量と
感じているけどグリップしやすい形状であることが片手で使える理由にもなっていると
思われるにょ。

iPadが売れるか売れないかという予想はとりあえずおいといて、仮に売れたとした場合、
やはり変わるのは電子ブック関係だけに止まらずピュアタブレットの端末が増えるの
ではないかということにょ。
昨日も書いたようにピュアタブレット型の端末は過去に多く発売されたもののヒットに
繋がったものはないからね。

さて、タブレット型の端末というとやはり思い出させるのがOrigamiにょ。
低価格の小型Windows PCというのがウリだったOrigamiだけど今となってはその座はネット
ブックに奪われてしまったにょ。
Origamiの失敗は低価格を強調した割りには高価だった(安価であったSmartCaddieでさえ
99800円だった)というのもあるし、安価なカーナビ用液晶を流用したために7インチ
WVGAという解像度でXPを使うには十分ではなかったというのもあるし、バッテリ駆動時間が
短かったというのもあるけどやはりキーボードレスというのが一番の問題と思われるにょ。

Windowsというのはキーボード+ポインティングデバイスで使用することを前提になって
いるのがキーボードレスのWindows端末を敬遠する人が多い原因となっていると思うにょ。
ピュアタブレット型のWindows PCはOrigami以前も多くあり古くはAMiTY(Windows for Pen
Computing搭載)など業務用のPCとして販売されていたにょ。
WinXPでもTablet Editionではペンのみを使った動作が可能になり、「タブレットPC」と
いうジャンルも確立されたにょ。
しかし、Origamiでは高価だったXP Tablet Editionではなく安価なHomeを採用したために
タッチパネルはただのポインティングデバイスでしかなくそのメリットを十分に生かせない
(キーボードがないデメリットのみが浮き彫りになった)ということがことが失敗の原因
となったと思われるにょ。(Tablet EditionはProの上位SKUということで高価だったため
やむを得ないけど)

しかし、VistaではすべてのSKUでタブレット機能が標準で備わり7ではマルチタッチに
対応し、タッチパネルのみのピュアタブレット型の端末でも操作面の不自由さはかなり
改善されたにょ。
それによって、登場するのが今月初めのCESでマイクロソフトが発表したSlate PCにょ。
http://ascii.jp/elem/000/000/488/488854/
Slate PCは特別新しいものではなくピュアタブレット型のPCの総称だけどタブレット
機能を大幅に強化した7だからこそ意味があるにょ。
それにネットブックによって光学ドライブ無しの小型PCが一定の普及を見せており
タッチパネル型のゲーム機やスマートフォンなども人気を集めていることからXP登場時
からあるタブレットPCとは比較にならないくらい有望なものとなっているにょ。

iPadは現状ではそれ自体は大して魅力はないけどWindows PCでもピュアタブレット型の
端末が多く登場し、今年はピュアタブレット型端末が活気づく年になりそうにょ。
そんな中、iPadは平凡な端末として埋もれてしまいそうな気がしないでもないにょ。
軽量化しても小型化してしまえばiPadの居場所は無くなるためサイズを維持したまま
500gを切って欲しかったところにょ。(5インチXGAでもビューア目的であれば十分使える
とは思うけどiPhoneよりも圧倒的に画面が見やすいというのをウリとしているのでそこまで
小型化されることはなく今後小型化されるとしてもiPhoneと同じドットピッチである7.8
インチXGAまでになると推測)
もし、500gを切っていればインパクトがあるだけではなく、電子ブックリーダとしての
使い勝手も大幅に高まっていたと思うにょ。
専用端末ならばKindleとの真っ向勝負となるけど電子ブックリーダにもなる汎用端末で
あるiPadにおいてはピュアタブレット型のスマートブック(ARM搭載)やSlate PC(x86搭載)
などがライバルとなるにょ。
iPadが狙っているスマートフォン以上PC未満という需要は確かに大きいけれど激戦区と
なるため電子ブックリーダではなく汎用端末と考えた場合には競争相手は非常に多くなり
そうにょ。

108御茶目菜子:2010/01/30(土) 12:30:24
コンデジはようやくすべての面でeggyを超えた!
私にとってデジカメの原点はやはりeggyにょ。
2001年に登場したeggyは当初約4万円で売られていたけど発売から半年後に6000円という
特価販売されているのを見つけ複数買いしてしまったにょ。(手元に1台だけ残して後は
妹たちにあげたりした)
eggyは私が最初に買ったデジカメ(eggyは正確にはデジカメではないし、単体駆動でなく
ても良いならばパワーザウルスのデジカメユニットが初めてのデジカメとなるけどVGAに
耐えられるほどの画質がないため専らQVGAで撮影していたし、ストレージ用に使っていた
PCカードスロットをカメラで占有されるためただでさえ空き容量の少ない本体メモリに
記録しなくてはならないということで気軽にパシャパシャ撮れるわけではなかった)と
いうことですべての原点がこのeggyになるわけにょ。

eggyが良かったのは購入時の価格の安さが確かに最も大きかったのだけど気軽に撮れる
デジカメの魅力を私に教えてくれた1台となったことにょ。(QVGAでも空き容量の関係で
10数枚しか撮れなかったパワザウのデジカメユニットと異なり、128MBのCFを使えば
VGAで1000枚以上撮れたので気軽にどんどん撮影できた)
銀塩ならばフィルム代もかかるし、現像やプリント代もかかるけどデジカメであれば
ストレージの空き容量さえあれば投資ゼロでいくらでも撮影できるのが非常に魅力が
大きいにょ。(撮ったその場で見れるというのならばデジカメ登場前にインスタント
カメラの存在はあったけどデジカメは初期投資は大きいけど追加投資が少ないという
ことが一番の魅力に感じた)
35万画素というのはカメラとして考えるならばL版印刷でさえ厳しいため物足りないけど
Webで公開する程度ならば問題ないし、フラッシュが無くても気軽に撮れる(画素数が
少ないお陰で実効感度も高く、なおかつ画素数が少ないお陰でぶれも目立ちにくい)
わけだし、動画撮影ではその魅力は非常に大きかったにょ。
当時高価だったインターネットビューカムと同レベルのMPEG4での撮影ができたからね。
MPEG4のお陰で最高画質(QVGA)でも128MBのCFで40分も動画撮影できたにょ。

さて、eggyは購入価格を考えると非常に良いものだったけど不満も無くはないにょ。
それは起動が遅いということと筐体サイズが大きいということにょ。
あとせっかく買い換えるならばeggyで不満となっていたプリントに耐えられるレベルの
静止画性能(200万画素以上)、QVGA動画でまともに撮れる(eggyはQVGAでは5fpsだった
ためカクカクだった)ということで買ったデジカメがミノルタのDiMAGE X20にょ。
静止画は屈折光学系ということであまり高くはなかったけど起動の速さや筐体サイズの
小ささはeggyを上回っており、気軽に撮影できるカメラが欲しかった私にとっては十分な
性能だったにょ。
肝心の動画はQVGAのフレームレートこそ15fpsでeggyよりも上だけどMotion JPEGなので
ファイルサイズが大きくなるため256MBのSDカードで11分しか撮影できず、画質そのものも
eggyよりも下だったにょ。

X20購入の3ヶ月後に買ったケータイvodafone V601SHはケータイ初の200万画素でQVGAで
MPEG4動画動画撮影が可能という当時(2003年)としては恐ろしく高性能だったにょ。
ただ、200万画素といってもさすがに専用機であるX20には画質で明らかに劣り、200万
画素では記録に15秒くらい時間がかかるため気軽には撮影できなかったにょ。
だから、静止画はX20で動画はV601SHという感じで使い分けていたにょ。

X20は購入して約2年で故障したために買い換えたのがニコンCOOLPIX S1にょ。
同じく屈折光学系で非常にコンパクトだし、屈折光学系の割りに画質が良かったという
のが予想外によかったにょ。
動画はVGAで撮影できたものの15fpsでMotion JPEGということでファイルサイズや関係や
再生環境を考えるとあまり気軽には使えなかったにょ。(Motion JPEGを再生するための
QuickTimeを入れていたPCは1台だけだったため)
V601SHの後に機種編したSoftbank 905SHはVGAでMPEG4撮影ができたもののフレームレートが
10fps程度だし、いくらケータイは毎日持ち歩いているとはいえ、カメラは極力使用したく
ないということで動画撮影に使う機器はなかなか1つに決まらなかったにょ。
やはり、当時であってもQVGAではもう満足できず、VGAで撮影可能なものが欲しかったわけ
だしね。

VGAでまともに撮れる動画カメラを探していたところでたまたま見つけたのがビクターの
HDDビデオカメラであるEverio GZ-MC100にょ。(2005年の発売当初13.8万円だったのが
2007年には19800円だった)
ビデオカメラの中では画質は悪い部類とはいえ、ビデオカメラの中では最小サイズだった
からね。
とはいえ、eggy代替(気軽に使える動画カメラ)として使用する場合、気になったのが
起動時間にょ。
何せ電源オフからの起動に11秒くらいかかってしまうからね。
それにバッテリ駆動時間が短い(実測で30分程度)ということで結局すぐに使わなくなって
しまったにょ。

起動が速く、VGAでまともに撮れるカメラ・・・ということで見つけたのがXacti HD2にょ。
こちらも当初は9万だったのが発売から1年後(2008年)には19800円という破格値だった
からね。
起動が1.5秒でしかも720pのHD撮影ができるということで非常に使えるカメラだったにょ。
ワンタッチでHD(720p)とSD(VGA、QVGA)の切り替えもできたしね。
Xactiは動画に強いコンデジであるため動画はもちろんのこと静止画でもそれなりに使える
レベルだったにょ。
とはいえ、コンデジはすでに手ぶれ補正機能を内蔵しているものが主流になっていたのに
それを有さないXactiは静止画用にはあまり使えなかったにょ。(ただでさえ、普通の
コンデジと比べて手ぶれを起こしやすい筐体形状にも関わらず2010年現在もXactiは光学式
手ぶれ補正機能が搭載されていないため静止画主体の人にはおすすめできない))

そういうわけでS1とHD2を併用していたのだけどそろそろS1の2GBのSDでは限界というのと
室内での撮影では大きく不満(200万画素のX20はeggyが対抗だったため室内での撮影は
VGA相当にリサイズ前提ならばノンフラッシュで撮影可能ということで妥協はできたけど
S1ではプリント前提となったために高感度撮影ではX20と変わらずISO400まででしかも
その感度であっても実用なのはVGA相当までリサイズ時ということで不満が強くなった)
ということでS1の買い換えを検討していたけどそれならばXactiも置き換えられるくらいの
動画撮影も可能にしたかったにょ。
eggyと同じくノンフラッシュで室内撮影ができるレベル(ただし、VGAのeggyとは異なり
プリントに耐えられる200〜300万画素でノイズがあまり気にならないレベル)であり、
なおかつXacti HD2レベルの動画の画質があるということが私が求めていたものにょ。
(あと2GBの容量制限を脱出するためにSDHCなどに対応していることも必須)
この辺は昨年12月28日に書いた私がコンデジに求めるもので詳しく書いているにょ。

さて、この条件に当てはまりなおかつ2万円未満で買えるということで買ったのがソニー
サイバーショットTX1にょ。
新機種であるTX7の発表が迫っていたせいか当初の半額以下(19800円)という処分価格に
なっていたからね。
TX7の発表後に私がTX1を買ったキタムラを覗いてみたらすでにTX1は売り切れており
「TX7の様子を見てからTX1を買おう」なんて考えていたら買い損ねるところだったにょ。
TX1に関しては1月3日、1月5日の2回に分けてレビューを書いているのでそちらを参考に
してもらえばいいけどとりあえず当初の目的であったニコンS1とXacti HD2の統合は
可能なレベルであり買って良かったと思うにょ。
静止画に関しては日中屋外の画質こそ今ひとつだけど室内での高感度撮影においては
デジタル一眼レフに迫る低ノイズであり、普段はフラッシュを使う機会は無くなりそうと
いう感じにょ。(私がコンデジで撮る写真の大半は室内撮影だけどS1ではフラッシュか
三脚を使う必要があったのが難点だった)

あと2GBの制限からようやく脱することができたのもうれしいにょ。
私は基本的にSDカードに撮り溜めていくタイプ(PCへバックアップはやっているものの
そのデジカメを買ってからの写真はすべて1枚のカードへ記録しており足りなくなったら
より大容量のカードへ買い換えをしている)ということでカードの容量は多ければ多いほど
いいからね。(そういう面では静止画主体であってもSDXCに対応しているというのは魅力に
なる)
私はeggyからの流れでコンデジで撮影する写真は記念写真というより記録写真が主流に
なっており、今日買ったもの食べたものなど様々な何気ない写真を電子メモとして残して
いるにょ。(記録ではなく作品というようなものはデジタル一眼レフで撮影する)
従来使っていたS1であれば容量の都合上重要度に応じて5Mモード、VGAモードを使い分けて
いたけれどそれも結構面倒だったにょ。
ただの記録写真でも今となってはVGAというのも物足りないし、あとからもう少し高画素で
撮影しておけば良かったと思う機会もあったからね、
しかし、5Mモードだと1枚2〜2.5MBとなるため最大2GBのSDカードで5Mモード常用は
できない状態だったにょ。(3Mモードなら1.5倍の枚数撮影できるけどそれでも十分とは
言い難い)

そういうことで、TX1ではすべての撮影を3Mモードに統一することにしたにょ。
8GBのメモステが余っていたので追加投資無しですんだわけだけど3Mモードならば8GBで
約5000枚撮れるにょ。
これならば2年くらいは安泰にょ。(SDHCならば16GBのが余っていたからSDHC対応に対応
したTX7はうらやましいのは確かだけど)
いざとなれば32GBのメモステを買えば2万枚撮れるしね。
最大の10Mピクセルモードだと8GBのメモステだと1年も経たずに一杯になるため実用的では
ないにょ。
3Mあれば2Lまでは全く問題なくプリントできるし、A4でも何とかなるからね。
というか、TX1はレンズ性能が低いために元々10Mモードでは解像できないので常用する
価値はあまりないしね。
3Mモード常用ならばスマートズームによってデフォの4倍ズームが7.1倍ズーム相当で使用
可能になるというメリットがあるにょ。(とはいえ、7.1倍となる換算250mm相当の画角を
使う機会はほとんど無さそうだけど)

ということで、TX1は記録写真としては十分なレベルで撮影でき、動画も記録用としては
十分撮れる上にeggyで感じていた不満点(起動が遅い、筐体サイズが大きい)をようやく
完全に克服できたというだけではなくeggyで出来ていたけど従来のコンデジでは難しい
ものだったノンフラッシュで手軽に室内撮影が可能ということが実現できたというのは
感慨深いものがあるにょ。
長年かかってようやく完全にeggyを超えるものに出会えた感じにょ。(性能面では
とっくの昔に超えているけどフラッシュ無しでも普通に撮影できるというお手軽さは
なかった)
静止画に関してはeggyとは異なりプリントにも耐えられる画質を求めているため今の
コンデジではセンサーサイズのせいで暗所性能は低くハードルが高かったので大型センサー
採用のコンデジを望んでいたけどそれだと小型化と相反してしまうというのがネックだった
けど裏面照射CMOSセンサーでそれが可能になったにょ。
確かに室内ではフラッシュを使えばいいだけといえばそれまでだけど私はフラッシュを
使わないと絶対に撮れないという場合を除いて極力使いたくないからね。

109御茶目菜子:2010/02/03(水) 12:06:25
レンズを見に行ったのにカメラを買ってしまうとは・・・
私が使っているデジタル一眼レフK200Dで新しいレンズが欲しくて近所のキタムラを覗いて
みたものの欲しいレンズはなかなかないにょ。
予算も少ないので中古でいいから・・・とは思うものの中古レンズはニコン用とキャノン
用しか置いてないにょ。
確かにその2社で国内シェア約8割となっているから当然とはいえ、辛い現実を見せつけ
られてしまうにょ。
シェアから例えるとWindows用ソフトは置いているけどMac用ソフトは置いてないという
感じだからね。
これが大都市圏ならば多少はマシなのだろうけど地方だと交換レンズはニコン用とキャノン
用しか入手できない状況にょ。(新品を注文すれば入るだろうけど・・・)

私が使っているK200Dはエントリー向けの機種ながらミドルクラスに匹敵する機能を持つ
大変素晴らしい機種なのだけどPENTAXというだけで交換レンズの入手に制限ができて
しまうにょ。
純正レンズはキャノンやニコンに比べて安く、個性的なレンズもそろっているけどそれが
普通に店頭に置いてないわけだし、比較的安いといっても純正品の新品は高価だから
私には手が出せないにょ。(さすがに1本3万円を超えるレンズを買うのは厳しい)
ということで、交換レンズを中古などで安く入手しようとするならばキャノンかニコンの
ボディを買わざるを得ない状況にょ。
とはいえ、PENTAXもMF時代からのKマウント用のレンズが使えるので2、30年前の古い
レンズを買ってそれを付けて楽しむという方法もあるにょ。(AFは効かなくてもフォーカス
エイドは使えるし、手ぶれ補正がボディ側にあるためにどんな古いレンズでも手ぶれ補正が
使えるというメリットがある)

というわけで、中古コーナーを見ていたらニコンD50の中古を発見したにょ。
金額は13800円とかなりリーズナブルにょ。
D50は5年前の機種とはいえ、画素数を600万画素に抑えているために当時としては高感度に
強く人気の高いカメラだったにょ。
そういうことで思わず買ってしまったにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2005/06/06/1651.html
中古とはいえ、デジタル一眼も1万円台で買える時代というのはなかなかすごいにょ。
確かに新品でもボディだけならば3万円台から買えるわけだから中古ではなく最新の
エントリーモデルを買った方が割安という考えもあるけどその2万円差は私には大きい
からね。

問題はボディだけを買ってもレンズがないと話にならないということにょ。
レンズは純正品のAF-S 18-135mmF3.5-5.6Gが新品9800円という超格安だったためにこれに
決めたにょ。(35mカメラ換算だと28-200mmくらいのレンズ)
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/lens_review/2007/01/31/5409.html
シグマの18-50mm(ニコンマウント)ならば中古で4800円だったけど本来ならば5万円する
純正レンズが9800円という安さには負けたにょ。(換算200mmまでカバーできればほとんど
これ1本で済むしAF-SレンズならばAF合掌後でもMFでピント微調整が可能になる)
この価格にはカラクリがなくはないにょ。
古い製品(2006年発売)ということでVR(手ぶれ補正)機能を内蔵してないからね。
とはいえ、それを考えても十分安価にょ。(VR付きでリニューアルされても発売時の実売
価格は5万円くらいになるだろうし)

さて、早速動作チェックを兼ねていつものようにベンチマーク・・・じゃなかったテスト
撮影をしてみたけど予想以上にいい感じにょ。
買ったレンズは開放からシャープとは言い難いけど私がK200Dで使っているキットレンズを
完全に超える性能だし、F8まで絞るとかなりシャープになるにょ。(K200Dのキットレンズ
ではF11まで絞らないとシャープにならない)
気になる周辺光量落ちは広角側では開放でやや目立つもののF8まで絞れば全く気にならなく
なるし、望遠側の収差もF11でほぼ目立たなくなるにょ。

高感度耐性を見てみると私のK200Dは2008年に発売されたデジタル一眼の中ではかなり
高感度ノイズが多い方ということで比較対象があまり良くはないとはいえ、D50はK200D
よりも3年も古い機種にも関わらずK200Dと同等以上ものを感じるにょ。
ISO800までは常用(A4プリント)可能と感じたにょ。
最近だとAPS-Cセンサー採用機ではISO1600が常用可能という機種は多く、PENTAXも
新センサーを採用のK-xは高感度耐性が高いのでISO1600は常用可能だし、フルサイズの
センサーを採用の機種ならばD3sのようにISO6400でも常用可能という機種もあるにょ。
それを考えればISO800で常用可能というのはたいしたことがないけどね。
同じセンサーを採用のD40ではISO1600常用が可能だけどこれは画像処理エンジンが改善
されたお陰らしいにょ。
だからD50もRAWで撮影して自分で現像すればISO1600常用は可能になりそうにょ。
5年前の機種ということを考えればすごいけどこれも600万画素に画素数を抑えている
お陰にょ。(D50のライバルのEOS Kiss Nは800万画素だった)

続いてAF性能を見てみるとこれはK200Dの完敗にょ。
AF-S18-135mmに内蔵されている超音波モーターのお陰で素早くほぼ無音でピントが合うにょ。
古いレンズであればボディ内のモーターで駆動させるために結果が変わったのだろうけど
超音波モーター内蔵レンズ相手では分が悪いにょ。
それとD50はAF補助光内蔵であるため暗所でもAFでピント合わせが可能にょ。
K200Dの場合外付けフラッシュを使わないとAF補助光が使えないため暗所でのピント合わせ
というのはAFではほぼ無理だったにょ。
3年も古いカメラにAF性能で負けるとは・・・(笑)
まぁ高速で動作する被写体をK200Dでは撮らないので問題はないけどやはり静物写真メイン
でないとPENTAXはお勧めできない感じにょ。

D50は細かい不満点こそあるけど5年前の機種ということを考えればやむを得ないかも
しれないにょ。
個人的には軍艦部にあるサブ液晶は最近のエントリーモデルでは省略される傾向にある
ということでこれがあるという点だけは最新のエントリー機種よりも良いと感じるにょ。
あと画素数は600万で不足になることはないのでいいとして不満点はSDHCに非対応という
ことと手ぶれ補正がないということにょ。
D50はニコンのデジタル一眼で初のSDカード採用機だし、当時はSDHC自体が市場に存在して
いなかったから仕方がないし、手ぶれ補正はニコン、キャノンの場合は最新機種であろうと
ボディ側には手ぶれ補正機能はなく、手ぶれ補正機能を持つレンズを買うしかないという
状況にょ。
記録写真として積み重ねていくならば2GBでは全然足らないけど一時記録としてであれば
2GBでもそれほど問題ないし、手ぶれ補正対応レンズを買えば済むというだけの話にょ。

2マウント維持するのは金銭的に辛いけどD50を買ったのも何かの縁ということで、今後は
レンズの入手性が高いニコン用マウントをメインにするかも・・・。(ニコンの場合は
フルサイズであるFXとAPS-CであるDXのどちらにするのかということを考えて買う必要が
あるので将来フルサイズセンサー搭載機を買うならばレンズはFX対応のものにしておいた
方がいい)
ある程度レンズがそろったらボディもD50から買い換えするにょ。(資金の問題もあるので
何年後かは分からないけど)
新品で買うならばミドルクラスであるD90以上の機種が欲しいところにょ。
ニコンの場合は露骨にエントリーとミドルクラスを差別化しているからね。
CPU内蔵でないとAEも使えなかったり、モーター内蔵レンズでないとAFが使えないという
問題があるからね。
とはいえ、レンズキットを買って終わりというユーザー層ならばそれで全く問題がなく、
中古や型落ちの安いレンズを買う場合に問題になるだけの話だからそこまで重要ではない
といえばそうなんだけどね。
D40からその傾向は強まったため私はD40が発売後にD50が市場から消える前にD50を買おう
と考えていたくらいにょ。(2007年2月にははレンズキットで新品49800円だった)
だからこそ買うならばミドルクラス以上の機種にした方がレンズの選択の幅が広がると
いうメリットがあるにょ。(ただ、現行ミドルクラスであるD90の後継機種として噂されて
いるD7000にはD40以降のエントリー機種と同様にAFモーターを内蔵していないらしい)
逆に言えばPENTAXはエントリー向けにそこまで露骨な差別化はしてないためにK200Dは
ミドルクラス並の機能になっているにょ。(基本性能面では他社ミドルクラスには負けて
しまうけどね)

110御茶目菜子:2010/02/06(土) 14:23:42
ついにYouTubeが3D対応に!
気づかないうちにまたYouTubeが変わっていたにょ。
すでに1080pに正式対応していたYouTubeだけどHDが720pなのか1080p(フルHD)なのか分かり
にくかったりHD、HQという画質モードが入り交じり分かりにくかったのが360p、480p(HQ)、
720p(HD)、1080p(フルHD)という感じで非常に分かりやすくなったにょ。
ということで、再び再生チェックをしてみたにょ。
再生に使ったPCは私のR5(CoreSolo1.2GHz)にょ。

再生サンプルとして使用したのはこの動画にょ。(とある科学の超電磁砲の新OP)
http://www.youtube.com/watch?v=MykXk1qT2Dg
さて、これをR5で再生してみたら次のようになったにょ。(精度を上げるために読み込み
ながら再生するのではなく完了してからWebブラウザ上で測定した)

360p CPU負荷平均20%弱 (ドロップフレームほぼ無し)※再生ボタンを押した直後のみ
480p CPU負荷30〜40%程度 (ドロップフレームほぼ無し)※ 同上
720p CPU負荷70〜90%程度 (ドロップフレーム177)
1080p CPU負荷常時100% (ドロップフレーム2196)

同じ動画をR3(DothanコアのPenM1.1GHz)で試したら次のような感じになったにょ。

360p CPU負荷20〜30%程度 (ドロップフレームほぼ無し)※再生ボタンを押した直後のみ
480p CPU負荷40〜50%程度 (ドロップフレームほぼ無し)※ 同上
720p CPU負荷90〜100%程度 (ドロップフレーム799)
1080pはR5と同じく紙芝居状態なので省略

これを見ると720pまではCoreSolo搭載のR5では普通に再生できる(上記の動画だと瞬間的に
CPU負荷100%に達しコマ落ちが起きているけどそれ以外は問題ないため)と言っても良い
感じにょ。
とはいえ、アニメではなく再生負荷の高い実写の動画では720pもドロップフレームが
増えるため必ずしもすべての動画でこれだけスムーズな再生ができるとはいえないけど
720pならばそれほど気になるレベル(再生に耐えられないレベル)にはなりそうにないにょ。
しかし、1080pとなると全2400フレーム中90%以上がドロップしてしまうにょ。
平均1fpsという完全に紙芝居状態であるためとても視聴できるようなレベルではないにょ。
やはり、再生支援機能付きGPUを使用するか、最低でもCore2DuoクラスのCPUを搭載した
PCでないと視聴に耐えられないと思われるにょ。

R3とR5を比較すると480pまでは多少R5の方が再生負荷が小さい程度であり、再生している
動画を見ただけでは性能差を見いだせなかったけど720pでは見ただけで大きく異なるくらい
性能差が発生したにょ。
ドロップフレームはR5は177に対してR3は799だからね。
R3も若干ぎこちない感じで何とか再生できているけど見た目でほとんどコマ落ちを感じない
R5と比較すれば大きく劣る感じにょ。
やはり、ギリギリのラインだと多少の性能差(2〜3割程度の性能差)というのが明らかに
なって表れてくるということが分かるにょ。

あと今回のバージョンアップで3D動画にも正式対応したにょ。
http://www.youtube.com/watch?v=b7SPQ3POi0o
3Dメガネが無くても交差法(静止画の立体視によく使われる手法)を使っても鑑賞可能で
あるため誰でもすぐに3D動画を見ることが可能になるにょ。(鑑賞方法はプルダウン
メニューで選択可能)

かつては、YouTubeといったらQVGAでブロックノイズ入りまくりのいかにもWeb動画という
感じだったのに今となってはフルHD、3Dに対応ということで昔のイメージで語ることは
できないレベルに達しているにょ。
昔だったらPen3 500〜600MHzくらいで十分再生できていたけど今(フルHD)はCore2Duoが
必須となっているからその分求められるスペックも高くなってはいるけどね。
フルHD、3Dを超える動画なんてものは今とのところ民生用にはないから今後は大きな変化は
なく、コーデックやビットレートくらいしか変わらないと思われるにょ。

111御茶目菜子:2010/02/07(日) 14:21:38
性能をとるか、駆動時間をとるか・・・
新型LOOX Uの実力は・・・
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1002/04/news030.html
LOOX UはVAIO Pとは異なり、多くのポケットに入るPCとなっているにょ。
ポケットサイズPCに求めるものといえばモバイルノートに求めるものが人それぞれなのと
同様に必要なものは変わるけど性能が低いよりは高い方がいいと考える人が大多数なの
ではないかと思うにょ。

ただ、WinXPでは初代EeePC(セレロンM630MHz)でも快適に動作するし、Atomの中でも
下位に位置するAtom Z510(1.1GHz)搭載のPM(mbook m1)でも問題なく動作するにょ。
しかし、Win7はVistaよりも軽いとはいえXPよりは重いからそんなCPUでは微妙にょ。
AeroによってCPUとGPUに処理を分散させるためある程度のスペックがあればかえって
XPよりも軽くなるとはいえ、オンボードVGAではそれは難しく、しかもポケットサイズの
PCで用いられているUS15W(GMA500)はAeroがまともに動作しないためにCPUパワーが
OSの動作において非常に重要になるにょ。
GDI性能はそれなりなのでXPであれば普通に動作するけどVistaであればGDIアクセラレータ
機能は使用せずCPUで行うためCPU性能が重要になるにょ。(7ならばDirect2Dに対応ない
かぎりはVistaと同じくCPU性能だけで快適さが決まる)

というわけで、同じLOOX Uでも店頭モデルであるAtom Z520(1.33GHz)と直販のカスタム
モデルであるAtom Z550(2.0GHz)との差は気になるにょ。
その差は約3割だけどこの差は大きいのか、それとも小さいのか。
Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアを見るとZ520は1.9、Z550は2.8となって
いるにょ。
動作推奨ラインが「3」だからZ550でも7が快適とはいえず、2にも達していないZ520は
そのスコアを見ればとても快適とは言えそうにないにょ。

ただし、実際のOSの動作やアプリの動作がそのエクスペリエンスインデックス通りかと
いうとそれは確かめてみないと分からないにょ。
CPUベンチとまで言われているFFベンチだけど特にCPUの影響力が大きいLOWのスコアを
見てみるとZ550が764に対して、Z520が722でその差は5%程度しかないにょ。
本来ならば3割程度のスコアの差が出てもいいのだけどそれが出ないのはGPUがボトル
ネックになっているからにょ。
つまり、ボトルネックになっている部分があればそこが足を引っ張るためCPUの性能差
である3割の差はスコアでは出てこないことになるということにょ。

起動にかかる時間を見てみるとZ550が55.4秒に対して、Z520が67.22秒で2割くらいの差と
なっているにょ。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1002/04/news030_2.html
起動に関してはシステムドライブの影響も大きいけど両者ともSSD搭載で十分に速く
搭載のSSDの速度もほぼ互角ということでCPUの差がスコアの差となって現れてた感じと
なっているにょ。
休止やスリープもZ550の方が速く、CPUの性能差というのは重いアプリを実行しなくても
十分に享受できることが分かるにょ。

重い動作となると動画再生が挙げられるにょ。
フルHDやAVCHDの再生はGMA500が再生支援機能を持っているお陰でZ520でも何とか再生が
できているにょ。
これもWin7だから可能になることで、XPだと再生支援機能が有効なのはH.264だけで
VC-1は無効だし、ドライバの出来が悪いせいで空きメモリが十分にないとハングアップ
するという問題があるにょ。(このせいでメモリ512MBのPCではUS15Wの再生支援機能は
十分に使うことができない)

では、フラッシュ動画はどうなのか・・・。
Flash10.1で再生支援機能に対応したもののGMA500は対象外となっているために従来通り
CPUパワーによって再生する必要があるにょ。
YouTubeであれば昨日書いたようにCoreSolo1.2GHz搭載のR5で720pは十分再生でき、480p
だと余裕となったにょ。
Flash動画の再生性能はAtom1.6GHzでPenM1.1GHzのR3と同レベルだからAtom Z550(2GHz)
ではCoreSolo1.2GHzのR5とほぼ同レベルかと思いきやR3よりも再生負荷は大きそうにょ。
やはり、OSがXPではなく7というのが影響してそうにょ。
Z520(1.33GHz、Win7)では480pの再生負荷がR5(WinXP)の720p並の再生負荷となって
いるのでこれがまともに再生できる限界となりそうにょ。
それを考えると昨日の実験結果から推測して720pの再生は480pの2倍以上の再生負荷である
ためにZ520は紙芝居、Z550はコマ落ちしまくりとなると予想されるにょ。
とはいえ、ギリギリの環境下だと3割の性能差は大きいのでZ550でギリギリの動画だと
Z520ではコマ落ちしまくりとなるためCPU性能は高い方がいいため自分が再生する動画が
どの程度なのか完全に把握できてない限りはクロックが高いものの方が有利にょ。
YouTubeの480pまで、DVDクラスの動画までしか再生しないのならばZ520とZ550では性能差
というのはほとんどないだろうけどね。

やはり、一番の問題はバッテリ駆動時間にょ。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1002/04/news030_3.html
BBenchだと輝度最大でZ520モデルで1時間44分(Z550モデルだと1時間41分)、省電力
設定で2時間7分(Z550モデルは2時間3分)というのはあまりに心許ないにょ。
バッテリ駆動時間が短いと実感している私のUXと大差ないレベルだからね。
2倍容量のLバッテリを使えば駆動時間は倍増できるため及第点(4時間前後)になるけど
それだと厚さが増えてしまうのがネックにょ。
UXも2倍容量のLバッテリがあるけどデフォでギリギリポケットに入るくらいのサイズで
あるためLバッテリを付けてしまえばポケットに入らなくなってしまうにょ。
LOOX Uの場合、(計算上では)UXよりはスムーズにポケットに入るためLバッテリの厚さが
増えてもUX並のギリギリさでポケットには入ると思うけど重さ600gを超えてしまうため
UXよりも重く、ポケットからはみ出す量も大きい(UXはほぼぽけっとに隠れてはみ出す
ことはない)ということでポケットサイズといっていいか微妙なラインになってきて
しまうにょ。

その辺は自分の使い方との相談になるにょ。
とはいえ、LOOX Uより明らかに小型なBXやPMの方がバッテリ駆動時間において優れている
ということを考えるとLOOX Uの駆動時間はとても褒められたものではないにょ。
バッテリ容量が旧LOOX Uより減っているとはいえ、容量あたりの駆動時間も公称値から
計算するとダウンしているわけだからね。

持ち歩いて使いたい時に使うならば気になるのは動作音にょ。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1002/04/news030_4.html
個人的には自宅外で使用する機会の多いモバイルノートはファンの動作音の心配をせずに
済むファンレスのものを望んでいるけど小型化が難しいという問題があるにょ。
非AtomではULVのCPUでもTDP10Wクラスとなっており、ファンレス動作が非常に難しくなって
きているにょ。
Atomであっても発熱の大きな最高クロック(2GHz)のZ550ではファンレスのVAIO Pの筐体
では思うように廃熱ができず、負荷を上げたらクロックダウンすることもあるくらいと
いうことでVAIO Pより1周り小さなこのLOOX Uではそのサイズを実現するためにファンを
搭載しているにょ。

ファンを搭載するということはヒートシンクのみでの冷却よりは明らかに有利であるため
筐体が熱くなるという心配も軽減されるというメリットがあるにょ。
とはいえ、その動作音が気になるにょ。
このLOOX Uでもそれなりの音はするみたいなので気になる人は確かめてみるといいけど
うるさい店頭ではその音を確かめる手段がないというのがネックにょ。
ファンの音が気になるか気にならないかは周囲の環境によって大きく変わってくるからね。

WinXP搭載のPCが販売可能なのはあと8ヶ月・・・(7発売から1年以内)
それ以降はULCPC版もダウングレード版も供給がされなくなるため店頭在庫のみとなって
しまうにょ。
したがって、XP搭載モデルが欲しければ早めに買った方がいいにょ。
LOOX UでもXPであれば1.33GHzのAtom Z520で問題ないからね。
とはいえ、そうなるとメモリは自動的に1GBとなってしまうにょ。
増設が無理ということを考えると将来7を使うつもりならば無理にXPモデルではなくメモリ
2GBの7搭載モデルを買った方がいいにょ。
とはいえ、7を動作するならばZ520では心許ないというジレンマが・・・。

LOOX Uは7搭載PCの中では最小とはいえ、やはり、横幅のサイズは気になるにょ。
それに標準バッテリでは2時間前後の駆動時間というのもネックにょ。
せめてあと3cmくらい幅が短く、標準バッテリで3〜4時間動作すれば個人的には魅力的な
機種になったんだけどね。
ポケットサイズのPCが欲しければ7を使う気がない(XPで十分)というのならばBXなどを
買った方が私の用途には合ってそうにょ。
私の場合、現在モバイルランクBに位置しているVAIO UXの置き換えになるためUXで出来る
ことがほぼできる必要があり、さらにバッテリ駆動時間やキーボードの不満が改善される
ものを望んでいるにょ。

しかし、XPでCoreSolo1.2GHzという私のVAIO UXはこのサイズのPCでは非常に強力である
ためそれを置き換えることはAtomでは難しいにょ。(マルチスレッドに特化したベンチで
Z550ならばCoreSoloを超えられるだろうけど)
まぁ、CPU性能に関しては持てあましている状態(そんな重い作業はUXではやってない)
ということで多少性能は下がっても駆動時間(&サスペンド保持時間)が大きく改善
され、まともに使えるキーボードが搭載されるならば問題はないんだけどね。
LOOX Uではキーボードは大きく改善されるけどその他の要素はほとんど改善されない
(2chの情報ではスリープで6時間放置で11%バッテリ消費ということで24時間放置では
半分近くバッテリを消費してしまうため常時スリープは微妙)ということでやはり
せめて現行サイズであればバッテリ容量がもう少し増えて欲しかったところにょ。
私が最低限求めているサスペンドで3日というラインをクリアするためにはバッテリ容量が
1.5倍必要だけどこれは旧LOOX Uの容量並で十分実現可能なものであり、それができれば
実駆動3時間も可能になるからバッテリ駆動時間は及第点に達することができるからね。

112:2010/02/08(月) 02:33:28
最近 PI Zaurusにはまってます
ふと、思い出しては 御茶目菜子さんの書き込みを拝見させてもらっています。

部屋を片付けていたら、PI-6500が、表面のピーチスキン加工がベトベト状態になって出てきました。PI-7000とか4500とか5000とかも発掘して(^^;
電池を入れ替えると問題なく動作するのですが、表面のネバネバ感が嫌〜な感触なので、おもいきって表面塗装を剥ぎ取ってみました。
そして持ち歩いてみると、使えるんですよね。ストレス無く。
もちろん出来る事は限られるし、CPUの速度はATOMなんか目じゃないぐらい遅い。(^^;;

でも、軽いしサクサク動くしバッテリー切れの心配がほとんど無いというのが正直ありがたい。

もう誰も使わないだろうなぁとか思いつつAdd inの再開発を開始したり。
そんなわけで、Windows上で動作する ZauLINK for Win32(メールウエア)をダウンロードして、、、、流石に古いソフトなので、対応してくれるかどうか不安に思いつつ ユーザー登録希望メールを出したところ、

 にゃんと!

XP以降対応の修正を実施中で、近々V1.8.0をリリースする予定との事。
思わず機能的な要望を出させてもらったりしております。

、、、、、時代に逆行してるな〜(^^;;;

そんなわけで御茶目菜子さんの作成された資料を活用させていただきますです。
発表できる何かが完成するかは、、、、不明ですが(^^;;

113御茶目菜子:2010/02/08(月) 14:07:17
PIMならばPIザウルスがベストにょ
阿寒湖まりもさんへ
>部屋を片付けていたら、PI-6500が、表面のピーチスキン加工がベトベト状態になって出てきました。PI-7000とか4500とか5000とかも発掘して(^^;

これはまた懐かしいものが見つかりましたね。

>でも、軽いしサクサク動くしバッテリー切れの心配がほとんど無いというのが正直ありがたい。

PDAは高性能化が進んだため乾電池駆動が可能なものがなくなりバッテリ駆動時間も短く
なってしまったけどPIMであればPIザウルスで十分にょ。
PIに慣れていたらリナザウのPIMの方がかえって使いづらいくらいだしね。

>そんなわけで御茶目菜子さんの作成された資料を活用させていただきますです。

とはいえ当サイトのザウルスコーナーはほとんど何も置いてない状態だけど・・・(笑)

114御茶目菜子:2010/02/12(金) 12:15:36
やはり紙が一番にょ!?
昨年1月にリナザウからVAIO UXに乗り換えて一番困ったのはPIM機能にょ。
UXもサスペンドからの復帰は5秒程度と速いのはいいけど常時サスペンドで使用したら
待機状態だけで24時間でバッテリが3分の2も無くなってしまうため常用できないにょ。
というわけで、休止をメインに使っているけどそれだと復帰に30秒以上かかるためPIM用途
にはUXは使えないにょ。
PIMといってもそんな大げさなものではなくちょっとしたメモやスケジュールとかを書く
だけでいいので大したものは要らないにょ。
とはいえ、そのためだけにリナザウを復活させるのもアレだし、それこそバッテリ駆動
時間やPIMの使い勝手から言えばPIザウルスの方がリナザウよりも上だからリナザウより
そちらの方がいいにょ。
その結果、結局選んだ選択肢は「紙」だったにょ。
PDAを持ち歩いても筆記具は必要になることは多いためにそれならば紙の手帳で十分となる
からね。

自分の用途に合致する手帳が店頭で見あたらなかったため昨年4月26日に書いたように
手帳を自作することにしたにょ。
とはいえ、100円ショップに売っている手帳を分解して組み合わせただけ何だけどね。
ベストなのはポケットサイズのシステム手帳だけどそれが売っていない以上は自分で
作るしかないにょ。(ここでいうポケットサイズというのはポケットサイズのPCのように
「ポケットに入るレベルのサイズ」ではなく「ポケットに入れっぱなしにできるサイズ」
となっている)

前回作ったのがこれにょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/test/A7note.jpg
しかし、作ってから10ヶ月経ったわけだけどもう見た目がボロボロであまりに見窄らしい
ため再び自作することにしたにょ。
今度は強度を重視するにょ。
ガワの強度も弱いし、それに輪をかけてリングで脆くなっているにょ。
ということで100円ショップで買ってきたものは下記の3つにょ。

 (1) 2010年ダイアリー
 (2) カードケース
 (3) A7ノート

(1)のダイアリーはポケットサイズの手帳(2010年版)で「わざわざ作らなくてもこれで
いいのでは?」と思う人もいるはずにょ。
確かにそうなんだけどスケジュール部分とメモ部分は着脱可能であることを重視している
わけだし、何よりこのダイアリーはペンを挿す場所がないというのがネックとなるにょ。
だから、このダイアリーで問題なければペン挿し部分を自作するだけでいいにょ。

というわけで、いよいよ自作開始にょ。
このダイアリーはスケジュール部分だけをいただくために買ったのでスケジュール部分
だけをまずは分離にょ。
このダイアリーは内部的には32ページ×4冊構成の手帳(スケジュール部分1冊、メモ帳
部分2冊、便利資料部分1冊)となっており、スケジュール部分だけを抜き取るのは容易
だったにょ。(接着剤で固定されているだけ)
あとは、その抜き取った部分は(2)のカードケースに入れるわけだけどこのカードケースに
収めるためにはサイズが大きすぎるためA7サイズにカットすることにしたにょ。
あと巻末の便利資料もせっかくなのでいただくことにしたので同様にカットしたにょ。

(2)のカードケースは中のカードホルダー部分が邪魔なので半分を切って取り除いたにょ。
全部切らずに半分残したのは後から手帳をカードホルダーとして利用することができる
ためにょ。
さて、次はいよいよ分離したものの合体作業にょ。
スケジュール部分、便利資料、A7手帳をどのようにこのカードケースに固定するかは
今回の悩みどころとなったにょ。
前回は1ページごと抜き差し可能というコンセプトによってリング式が採用されたけど
これを強引に実現するために強度がかなり犠牲になったからね。
そういうことで今回は1ページごとの抜き差しはあきらめ強度重視でやったにょ。

手っ取り早くやるために単純にホチキスでとめたにょ。
これで完成!
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/test/A7diary.jpg
似非革製のガワのお陰で前回のよりも高級感があるし、無理な設計はないので強度面でも
それほど問題は無さそうにょ。
しかし、メモ部分が1冊単位での交換となるのがネックにょ。
A7ノートを分解して、リングで止めるという方法もあるけど今回はやめたにょ。
強度面の問題もあるけど今回使ったケースがほぼジャストA7サイズだったためにサイズ的に
リングを付けることができないからにょ。
もう1cmくらい大きなケースならばいいけどリングを付けたら用紙がケースからはみ出て
しまうために見た目が良くないにょ。
まぁ用紙の方をカットすればいいけどダイアリーに入っていたスケジュール部分はカット
してようやくA7サイズまで小さくできたのでこれ以上小さくするのは無理にょ。
それこそA7ではなくカードサイズまで小さくする必要があるわけだからね。

115しぶき:2010/02/13(土) 10:06:44
紙の手帳
今回の手帳は綺麗ですね。

私の場合は、仕事で使うのでメモ帳ではなくスケジュール帳なのですが、使っているうちに月単位で十分という結論になり、3年前から現在の形に落ち着いています。

http://blog.goo.ne.jp/tshibuki/e/36c65aca414c9d77bec9a27cc4ef346c

仕事用なので名刺ポケットをつけて名刺を入れ、最終ページの付箋紙をメモに使用しています。

この付箋紙を付けるというのはおすすめです。

しかし「ないものは作る」というのは性なのでしょうかね(^^;
http://www.geocities.jp/t_shibuki/diary/sb2010.html

116御茶目菜子:2010/02/13(土) 12:36:32
自分の欲しいものは自分にしか分からない
しぶきさんへ
>今回の手帳は綺麗ですね。

前回は機能最優先で作ったので見た目はあまり良いものではなかったにょ。
それよりも耐久性に難があったけどね(笑)
今回は見た目(だけ)は前回のものよりはよくなっているしサイズも一回り小さくなって
いるにょ。(外寸実測サイズ10.7x8.2cm)

>私の場合は、仕事で使うのでメモ帳ではなくスケジュール帳なのですが、使っているうちに月単位で十分という結論になり、3年前から現在の形に落ち着いています。

私は自作は昨年が初めてだけどそれまで使っていたリナザウよりもメモの使い勝手は
格段に良くなったにょ。
PDAを10数年使ってようやく紙のありがたみが分かったにょ。
というか、高性能化による弊害で乾電池駆動のPDAが絶滅し、駆動時間も短くなり手帳と
してのPDAの価値は下がる一方という感じだったけどね。

>仕事用なので名刺ポケットをつけて名刺を入れ、最終ページの付箋紙をメモに使用しています。

私の自作手帳はカード入れがベースなので名刺入れは標準装備ということでいい感じにょ。
前のはビニールでポケットまで自作してしまったからね。

>この付箋紙を付けるというのはおすすめです。

最終ページが一発で分かるという点では非常に良いテクニックだと思うにょ。

>しかし「ないものは作る」というのは性なのでしょうかね(^^;

まぁ80年代のポケコンユーザーならばそれが普通だったけどね(笑)
それほどコストや時間がかからずにできるのならばまずは自作にょ。
本当に自分に必要なものは自分にしか分からないわけだしね。

117:2010/02/14(日) 09:31:26
手帳の自作は思いつかなかった。
フロッピーディスクの1Pケースに入るサイズのカレンダーとかは自作しているのですが、手帳は思いつかなかった(^^;;

使うか否かとは別に、作りたい気分がムクムクと。(^^;
印刷の綺麗さと鉛筆・ボールペンの書きやすさとペン収納部分の確保とか考えて、、、、、

あ。汗っかきだからその対策も。とか色々構想が膨らんできてます。

でも、私の場合、紙の手帳だと困る事が一点あって、、、、
漢字がわからないので平仮名ばかりになって 後で難読(笑)

そんなわけで絶滅(酷っ)した恐竜(ザウルス)さんのお世話になってます。

118御茶目菜子:2010/02/14(日) 13:51:02
PDAはもう要らない・・・?
一昨日書いた自作手帳だけどスケジュール部分はホチキスで留めたけどメモ部分となる
A7ノートはこのようにクリップで留めているにょ。(カードホルダーに入れている電卓は
100円ショップで買ったものだけどこれがあるお陰で引っ張っても抜けないレベルの強度は
確保されている)
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/test/A7diary_2.jpg
こうすることによってメモが簡単に交換可能になるにょ。(理想は1枚単位で抜き差し可能
だけどそれは諸般の事情で今回の自作では見送られた)
なぜこうするのかというと、スケジュールとメモは消費する速度が異なるからにょ。
スケジュールはたくさん使っても少ししか使わなくても1年分を消費するには1年かかる
けどメモはそうではないからね。

私の場合はメモの9割以上は用件が済んだら廃棄してもいいようなものだからどんどん書くと
手帳にゴミが増える一方となるにょ。
だから、ページ単位で廃棄できるというのは非常に有用にょ。
1ページに1用件ならば廃棄も簡単にできるからね。
メモ用としてA7ノート1冊を1ヶ月で消費する場合、普通に売っている年間スケジュール帳に
ついているメモ部分はメモ用ページが多いものでさえノート2冊分相当のページしかない
ために2ヶ月でメモ部分のページが無くなってしまうにょ。(週間の詳細スケジュールに
対応したタイプの手帳だとノート0.5冊分くらいしかメモ用のページがない)

そうならないためには1ページ1用件ではなく多数書く必要があるけどそうなると必要な
ものとそうでないものが混在してメモの検索性は大幅にダウンしてしまうにょ。
小さい付箋紙を使いジャンル毎に仕分けをするという方法を用いるという方法で検索性は
アップするもののそれにも限界があるにょ。(1ページに別々の用件が重なってしまうと
検索が困難になる)
したがって、残り枚数を気にせずメモが使えるようにするためにもメモのページを気に
して思うように使えない既製の年間スケジュール帳はメモにはあまり使えず別途メモ帳を
持ち歩くという本末転倒なことになったにょ。
だから、90年代初頭にシステム手帳の導入をしたにょ。

私の手帳の変遷を見てみると、電子手帳(PA)に始まり、紙の年間スケジュール帳→
システム手帳→ザウルス(PI)→ザウルス(MI)→リナザウ→自作手帳となっているにょ。
PAでは手帳としては使い物にならないし(閲覧メインならばいいけど入力に時間がかかり
すぎるため)、既製の年間スケジュール帳では上記のようにメモページに不満があるし、
システム手帳は大きすぎるということでPI-6500を買った時はシステム手帳の機能がすべて
収まりこれで何とかなるとようやく電子化ができると思ったにょ。

ただ、PDAに高性能を求めすぎて、結局手帳としては使いにくくなってしまったにょ。
PDAをPC的な利用(PIM以外の汎用用途に利用)するならば別途小型のPCを持ち歩いた
方がいいし、昨今の高性能なケータイやスマートフォンを使えばPDAの出番は無くなって
しまうにょ。
高性能化が進んだ今だからこそ乾電池で長時間駆動できるようなPIMやメモ特化型のPDA
(要するにポメラのように割り切った製品)の登場に期待したいところだけどそれは
あまりにニッチな需要であるためにそんな製品を待つのは難しいにょ。
それこそ、モノクロ画面でPIM特化のPDAが欲しいならばPIザウルスを中古で買った方が
確実にょ。

PDAにPCのような汎用性を求めている人ならば最近はポケットサイズのWindows PCも多く
発売されているためにそれを買うという方法もあるにょ。
PMやBXならばかつての名機であるHP200LXとほぼ同じサイズ、重量だからそれらから
乗り換えという場合にも有用にょ。(バッテリー駆動時間やキーボードの出来でかなり
劣るけどその辺は妥協が必要)
私もリナザウはPC的な利用が多かったために重宝したけど結局別途メモ帳を持ち歩いて
いたからね。

PDA(Webやデジタルデータ閲覧用)+メモ帳というのは確かに心強いけど私は今は毎日
PCを持ち歩いているためWebもそれを使えばいいし、ケータイもあるからね。
だから上記のようにリナザウの出番は減ってしまったにょ。(最近はリナザウでは閲覧
できないサイトも増えてきているし)
だから、PC的用途がメインであったにも関わらずそれに対して不満を持ち始めていた
リナザウの代わりとしてVAIO UXを買ったのはいいけど完全にPDA代わりとしてPIM用には
使えるレベルにはならなくなってしまったにょ。
そこで、昨年の4月26日、および一昨日に書いたように紙の手帳を自作し、それをメインに
することで解決することにしたにょ。
確かにPDAもまだまだ便利なこともあるけどあまりに使用頻度が低いためそれを持ち歩く
というのは持ち物の量が制限されるモバイル環境ではあまり好ましくないにょ。
持ち歩かないPDAはそれこそ価値がないからね。
だから、PDAの出番がある(持ち歩いて活用する)という人にとってはまだまだPDAの
価値は非常に高いけどPDAを有効活用できない私にはもう使えなくなってしまったにょ。




阿寒湖まりもさんへ
>使うか否かとは別に、作りたい気分がムクムクと。(^^;

とりあえず自己満足のために作るといいにょ(笑)

>印刷の綺麗さと鉛筆・ボールペンの書きやすさとペン収納部分の確保とか考えて、、、、、

私は昨年作った手帳はPCで印刷したけど今年は既製の手帳を分解して作ったにょ。

>でも、私の場合、紙の手帳だと困る事が一点あって、、、、
>漢字がわからないので平仮名ばかりになって 後で難読(笑)

私の場合は普通に書くと可読性が低くなるという難点があるにょ。
まともに読める字を書くならばキーボードで打つよりも遙かに遅くなるにょ。
そのためにキーボードのないザウルスではインクワープロ機能や手書きメモ機能が重宝
したにょ。

>そんなわけで絶滅(酷っ)した恐竜(ザウルス)さんのお世話になってます。

PIザウルスを持っていて紙の手帳を使うというのは紙の手帳ならではの何かが必要な場合
だけなので本当にいいマシンにょ。

119しぶき:2010/02/14(日) 14:12:55
付箋紙は・・・
ひとつだけ、誤解を招く書き方をしてしまったので訂正です。

「最終ページの付箋紙」ですが、これは付箋紙の束を裏表紙の裏(表3)に入れておき、ページを切り取ってメモをする代わりに、付箋紙にメモをして必要に応じで相手に渡す等の用途に使うということです。

栞には栞紐を付けているのでそのへんは普通のスケジュール帳と同じ感覚で使っています。


>>御茶目さん
>というか、高性能化による弊害で乾電池駆動のPDAが絶滅し、駆動時間も短くなり手帳と
>してのPDAの価値は下がる一方という感じだったけどね。

PM1のおかげで使える環境は手に入りましたが、駆動時間的にはLXに及びません。
とはいえ、もはやありえないと思っていたハンディ環境が存在するだけで今のところは満足です。

>まぁ80年代のポケコンユーザーならばそれが普通だったけどね(笑)

そういえば、「手帳ぐらい作れるでしょ」って言ったら「無理です」と答えた奴がいたなぁ・・・。作れるのに(笑


>>阿寒湖まりもさん
>フロッピーディスクの1Pケースに入るサイズのカレンダーとかは自作しているのですが

3.5インチですよね。
古い人間なので5インチとか8インチとかが浮かんできます(^^;

会社の卓上カレンダーは自分で作って置いています。
サイズはCDケースサイズです。
年々カレンダーをくれる会社が減ってしまって・・・不景気ですねぇ。

120御茶目菜子:2010/02/15(月) 14:12:51
他人へ気軽に渡せるのが紙の最大のメリットかも
しぶきさんへ
>「最終ページの付箋紙」ですが、これは付箋紙の束を裏表紙の裏(表3)に入れておき、ページを切り取ってメモをする代わりに、付箋紙にメモをして必要に応じで相手に渡す等の用途に使うということです。

栞の代わりではなく他人への受け渡し用か。
PDAではできない(自分も相手もザウルスを所有なら可能だけど)ためにこれは紙の最大の
利点といえるにょ。(メールやネットワーク経由という方法もあるけど紙のお手軽さには
勝てない)
私は前回の手帳では1ページ毎に切り離し可能だったから良かったけど今回作った手帳
ではカードホルダーの中にあらかじめ切り離されたメモ用紙を入れることで対処する
ことにしたにょ。

>PM1のおかげで使える環境は手に入りましたが、駆動時間的にはLXに及びません。

200LXはポケコン並の駆動時間となっているからね。
ザウルスでもPIまではポケコン並の駆動時間だったけどMIから大幅な性能向上とカラー
液晶採用によって大幅に駆動時間がダウンしたにょ。
とはいえ、ザウルスカラーポケット(MI-310)は反射式液晶によって公称30時間、普通に
使っても10時間以上は使えるためにカラーだから短いとは一概にいえないけどね。
カシオが出した電子辞書もカラー液晶で公称150時間駆動だしね。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/jisho/20100204_346684.html
ただ、WinXPが動作するレベルのスペックや無線LANを内蔵したらポケットサイズ、300g台の
重量ではPMの駆動時間が限界だと思われるにょ。

>とはいえ、もはやありえないと思っていたハンディ環境が存在するだけで今のところは満足です。

あのサイズ、重量で普通のWinXPが動作するわけだからね。
しかも無茶をさせなければ普通にOSが動作するくらいの性能があるわけだしね。
これが可能になったのもAtomのお陰にょ。(あとXPの延命も大きい)

>そういえば、「手帳ぐらい作れるでしょ」って言ったら「無理です」と答えた奴がいたなぁ・・・。作れるのに(笑

市販されているものと同レベルのクオリティのものを作れと言われたら難しいけど作るだけ
ならば簡単にょ。
これはプログラミングでも同じことで、「RPGが作れるか?」と言われてドラクエ9レベルの
ものを想像したら難しいけどシンプルなポケコンゲームならば簡単に作れるわけだしね。
最初から「できない」と考えるのではなくどの程度のものなら「できる」と考えられるかが
重要だと思うにょ。

121御茶目菜子:2010/02/17(水) 13:37:45
ウドの大木は要らない
VAIO Zのニューモデル発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20100216_349242.html
VAIO Zの特徴はモバイルノートでありながら単体GPUを搭載しているということにょ。
モバイルノートなんてオンボード(チップセット内蔵のGPU)で十分と考える人も多い
だろうし、私自身もモバイル時に行う作業を考えればそれで十分なのだけど欲しいという
人に対して選択肢があるということは重要となるにょ。
それに13.3インチとはいえ、1.35kg(最軽量時)というのは13インチクラスとしては最軽量
ということで十分モバイルPCといっていいレベルだからね。(一般的には2kgを切れば
「モバイルノート」の範疇だろうけどやはり1.5kg以下でないと厳しい)

さて、話は変わるけど私はモバイル機器に関してはモバイルランクを設定しており、その
サイズや使用頻度によってA〜Dのランク付けを行っているのだけど常用のポケットサイズの
PCはランクB、毎日持ち歩くモバイルノートはランクC、自宅からほとんど持ち出さない
ノートPCはランクDと設定をしているにょ。(ランクAのモバイル機器はケータイのみ)
ここで重要なのは、やはりサイズと性能の関係にょ。
筐体のサイズにおいては当然D>C>Bという感じになっているのだけどPCにおける基本
スペック(CPUやHDDやメモリ)においてもD>C>Bとなっているにょ。
液晶のサイズや解像度に関してもD>C>Bとなっているにょ。
これによって役割分担がはっきりすることになるにょ。

また、それ故に小さいから性能を妥協したり、もしくは大きいから妥協をしたくなかったり
しているにょ。
ポケットサイズの小さなPCであれば(今となっては低性能の)Atomで十分だし、解像度は
WSVGAでもいいかと思えるけど自宅での使用がメインとなる14〜15インチクラスのノートで
AtomレベルのCPUでは不満が大きいし、その筐体サイズであれば解像度はWXGAでも満足は
できないにょ。
個人的には120ppiくらいは欲しいのでWXGAで妥協できるのは12.1インチまでとなり、
14.1インチならばWXGA+以上、15.6インチならばWSXGA+以上の解像度が欲しいにょ。

話を元に戻すとVAIO Zは一般的なモバイルノート(12.1インチ)よりも一回り大きな
13.3インチということで性能面もそれ相応のものを求めている人向けといえるにょ。
そういう面では高性能CPUや単体GPU搭載というのは十分なアピールポイントになるにょ。
搭載されているGPUはGeForce GT 330MということでノートPC用としてはミドルクラスの
下位に位置するものでモバイルノートに搭載するならば十分なものといえるにょ。
これ以上のものを搭載するならば恐らく熱設計で問題が出てくるので筐体サイズを大きく
するしかなく、それを無視すれば故障率がアップするためにこれが限界だと思うにょ。
デスクトップPC用におけるGF8600GTSクラスの性能だから最新のゲームが快適・・・と
いうわけにはいかないけどそれでも少し解像度を落とすなどすれば最新の3Dゲームも
快適に動作するレベルであり、1kg台半ばのモバイルノートならば驚異的にょ。

単体GPUを搭載するとなると懸念されるのが駆動時間だけどVAIO ZはオンボードVGAとの
切り替え機能を持つためにその点は安心にょ。
性能を求めるか、駆動時間を求めるかで使い分ければいいからね。
ただ、多くのPCはスイッチによる切り替え式であり、その都度再起動が必要になるために
の使い分けというのはなかなか難しかったにょ。
その点、VAIO Zは再起動なしに切り替えが可能だったし、このニューモデルでは自動切り
替えモードも搭載されたので使い分けということを考える手間さえ要らなくなったにょ。
これはZの専売特許だけど先日nVidiaが自動切り替えを行う技術「Optimus Technology」を
公開したので今後はこのような自動切り替え搭載のPCは増えるのではないかと思うにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100209_347871.html

また、CPUやGPUだけではなくやはり脅威なのはSSDにょ。
何せクアッドSSDを搭載可能だからね。
http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/349/242/html/21.jpg.html
シーケンシャルではリード576MB/s、ライト376MB/sというのはまさに圧巻にょ。
これをHDDで実現するのはデスクトップPC用の高速HDD(140MB/s)を4台RAID0で接続しても
無理なレベルにょ。
2.5インチHDDならばせいぜい70MB/sくらいなので理論値でも8台をRAID0で接続する必要が
あるにょ。
もっとも、RAID0だと信頼性に問題があるけどSSDの場合はHDDとは異なり物理的な故障の
可能性は極めて低いためRAID0でもそんなに不安はないかもしれないにょ。(4台のSSDの
書き込み回数が均等になるようにコントローラで制御していた場合、残り容量が少なく
なった際の速度低下は懸念されるけど)
ただし、専用SSDというのがネックにょ。(普通の2.5インチマウントに専用SSDを2基搭載)
通常のSSDを搭載する場合はクアッドでは搭載は無理であるため速度低下は必至にょ。
あとクアッドSSDは光学ドライブとの排他となるにょ。
デュアルでも十分速い(クアッドの半分強の速度だから一般的なSSDよりも速い)ので
光学ドライブが必要ならばデュアルでも良さそうにょ。

それから液晶の解像度も13.3インチながら1600x900(138ppi)が選べた前モデルだけど
この度のニューモデルでは1600x900が標準となり直販ではフルHDが選べるようになった
というのは魅力にょ。
個人的には13.3インチで1600x900というのはベストな解像度だと思うけどそれでは物足り
ないという人がいると思うのでオプションで用意されているのは非常に有用にょ。
ただし、13.3インチでフルHDとなると165ppiとなり、工夫なしで使うには常用が難しい
レベルに達するにょ。(それを考慮してフルHDモデルでは出荷時にはフォントサイズは
125%で設定されている模様)

このVAIO Zを買えば自宅据え置き用のノートPCの存在価値がかなり危ぶまれそうにょ。
大きい方が性能も液晶の解像度も高く(大きく)なるべきという考えに基づいて考える
ならばこれよりも高性能なものを用意しなくてはならなくなるにょ。
ゲームやエンコといった負荷の高い作業を断続的に行うのであればデスクトップPC
(自作PC)を使うことでVAIO Zと十分差別化はできるけどそうではない普通のノートPC
だと差別化は難しそうにょ。(17インチクラスの液晶ならばドットピッチの関係上フルHDが
常用できるというメリットはあるけどそこまで大きくなるならば個人的にはノートPCに
拘る必要性が薄れてくると思う)
オンボードVGAのデスクノートも価格が安ければ存在価値はあるけどVAIO Zを持っている
人がわざわざそれを買う必要性があるかというと疑問だからね。

私の場合は、モバイルで使用しているのがアンダーB5サイズのLet'snote R5ということで
自宅用のノートPCは十分に価値があるにょ。
10.4インチXGAというR5はドットピッチ的にはベストな感じでXGAということで普通に
使っていて大きな不満は感じないけどR5だけですべてを賄うというのはキーピッチや
CPU性能やHDD容量などから考えても難しいにょ。
よって、自宅では14.1インチSXGA+(1400x1050)のノートPCをメインに使っているにょ。
ただ、これもVAIO Zならば標準で1600x900だし、CPU、GPUも圧倒的に上だから現在使用の
自宅用ノート(FMV-S8305)は完全に出る幕が無くなるにょ。
とはいえ、私の使い方では13.3インチのVAIO Zは大きすぎる(B5用紙サイズよりも小さい
ものが望ましい)ためメインモバイルとして使えないにょ。

確かにこれだけのスペックを備えながら直販では最小構成で15万円からというVAIO Zは
安いとも言えるけれどサイズ(というか重量)に拘らなければ同レベルの性能でそれより
安いPCはいくらでもあるからね(ただし、解像度はWXGAとかだけど)
オンボードVGAでよければ今は4万円程度(デュアルコアCPU搭載でも5万円程度)から
新品のオールインワンノートPCが買える時代だから15万円というのはそれを考えれば
高価だけどこの軽さ(モバイル性)を考えるとそうでもないにょ。

でかくて重いノートPCはそれしか持っていなければそれをメインで使うけど高性能で
コンパクトなPCがあればそれは使わなくなると思うにょ。(つまりウドの大木となる)
例えばWeb閲覧をするにも自分が所持しているノートPCよりも低性能な自作PCしか持って
いなければわざわざその自作PCを使う機会なんてほとんどないだろうからね。
それこそWeb閲覧程度ならばネットブックレベルの性能の旧型ノートで十分にょ。(まぁ
YouTubeのフルHD再生とかの例外はあるけど)
これがモバイル時であれば小さい(軽い)ということが基本性能の高さよりも重要となる
ために多少性能が低くても出番はいくらでもあるにょ。
要は、前述のように小さければ様々な面で妥協ができる(というか妥協せざるを得ない)
けど大きいとそれが出来にくいというだけの話にょ。

122御茶目菜子:2010/02/18(木) 12:09:49
今年はポケットサイズPCがポピュラーになるか・・・?
今年1月に新型Atom(PineView)が発売され小型のネットブックもどんどん発売されるかと
思いきや今のところそんな気配はないにょ。
PineViewによって初代Eee PCクラスの筐体サイズのPCは容易に作れるようになるものの
ネットブックの大型化が進んだ理由は熱設計の問題ではなく使い勝手の向上(要はより
多くの需要を満たすため)を目的としていたのでPineViewが従来ネットブックで採用されて
いたAtom N270+945GSEよりもTDPが低いからといって小型化がどんどん行われるという
わけではないにょ。

とはいえ、ポケットサイズのPCも一定の需要があるから小型化可能という恩恵が受ける
場面もあるにょ。
しかし、いくらCPUにノースブリッジ機能が統合されパッケージサイズが縮小されても
PineTrailのAtom NではAtom Zの代用にはならないにょ。(チップのフットプリントは
PineTrailの方がAtom Z+US15Wよりも小さいため基板の小型化は容易に可能となる)
PineTrailのCPU+チップセットの合計TDPは8WでMenlow(Atom Z+US15W)の合計TDPは
4.3〜4.7W程度だからね。
それにPineView(Atom N450)はノースブリッジ機能を内蔵した割りには消費電力やTDPが
抑えられているとはいえ熱源が一カ所に集中しているため廃熱がシビアになるにょ。
システム全体のTDPが変わらなかったにも関わらずLet'snote R8からR9では大幅な熱設計が
必要になったのは最大の熱源であるCPUのTDPが10Wから18Wへと大幅に高くなったというのが
影響しているにょ。

だから、合計TDPとCPUのTDPは分けて考える必要があるにょ。
従来TDP2W台であったAtomにいくらノースブリッジ機能が内蔵されていようがCPUのTDPが
6.5Wになった時点で大幅な設計変更を余儀なくさせられてしまうと思うにょ。(ネット
ブックの場合、945GSEがTDP6WだったからPineViewで熱設計の変更は不要だった)
それこそCoreSolo(TDP5W)が搭載可能なレベルの熱設計をしないといけないように
なってしまうにょ。
システム全体のTDPよりもこの熱源一括集中の方が小型化に関しては悪影響を与えてしまう
ためにPineTrailでチップのフットプリントがいくら小さくなってもPCのサイズを小さく
できにくいため現在のAtom Zで作られているようなレベルのサイズのPCは作れないにょ。
作ることは可能だけど効果的な廃熱を行うためにはかなり強力な冷却ファンを付けなくては
ならないにょ。(TDPやチップのフットプリントを考えると初代OQOのような感じになる)

それならばポケットサイズのPCは現状のAtomZで作り続ければいいだけの話になるけど
それも難しいわけだからね。
現行のAtom Zの後継となるMooestownはPC用(つまり、Windows用)のドライバが用意され
ない予定となっているため現行のAtom Zが出荷終了になった時点で終わりにょ。
しかも、現行よりも上のランク(つまり2GHz越え)のAtom Zは登場が予定されていない
ために新機種を発表してもセールスポイントに乏しかったにょ。

しかし、今年に入ってそれは一転したにょ。
Atom Zの継続投入(さらに上のSKUの登場)とMooestown世代のPCへの正式対応が発表
されたにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/20100217_349391.html
これにより、設計面で厳しくなると思っていたポケットサイズのPCは従来の設計のまま
より性能アップが図られることになったにょ。
この新しく発表されたOak Trailは具体的な性能は発表されてないものの恐らくUS15Wの
ノースブリッジ機能を45nmにシュリンクしてCPUに内蔵さたものだと思われるにょ。

US15Wは130nm世代という超旧世代の製造プロセスであり、ポケットサイズのPCにおいては
消費電力面でボトルネックとなっていたにょ。
PineViewは945GSEに相当する機能(といってもGPUはGMA950のクロックを1.5倍に高めた
GMA3150を搭載)を内蔵したためにCPUのTDPは2.5Wから6.5Wへと大幅に上がってしまった
けれどそれでもシステム全体の消費電力はかなり(1〜2割)下がりバッテリ駆動時間の
向上を見せたけどUS15Wの性能を維持したまま45nmへとシュリンクすれば大幅な消費電力
減少が可能になると思われるにょ。

ただ、US15Wそのままでは性能面での不満はあるにょ。
内蔵されているGPUのGMA500がAeroも満足に動作しない(DirectX全般の性能が低い)と
いう点とPATAしかサポートしていないという点にょ。
GAM500の性能が低いというのはこれはドライバの影響が大きいためそれが改善されると
性能は大幅にアップする可能性はあるにょ。(あくまで「可能性」だけだけど搭載されて
いるチップは本来の性能の1/5〜1/10しか発揮できていないという人もいるくらい)
GMA500の性能は初期よりはドライバの出来が良くなったものの依然として(本来の性能は
おいといて)実効性能ではGMA950と比較して数分の1の性能しかない(初期の頃はものに
よっては1/20〜1/30の性能しかなかった)ためにPC用としては不満が出る場面はあると
思われるにょ。(3Dゲームはほとんど全滅なのはやむを得ないとしてせめてAeroくらいは
満足に動作する性能は欲しいところ)

SATA対応は時代を考えれば当然行うべきことだと思われるにょ。
VAIO P(店頭モデルを除く)、VAIO X、新型LOOX UなどAtom Z+US15WというPCの多くは
別途PATA→SATA変換基板を使用してSATAのSSDを使っていたけどこの変換基板の消費電力も
バカにはできないレベルにょ。
消費電力やコスト面で無駄になる(変換しているだけなのでSATAだからといってPATAから
速くなるわけではない)というのに変換基板をわざわざ使用するのはPC用のSSDがすでに
SATAが主流になっているからにょ。
mbookなどのように基板に直付けのSSDならばPATAだろうがSATAだろうが関係ないけど
さすがにすべてのPCでこのような基板直付けのSSDを推奨するわけにはいかないからね。
これが、組み込み市場を狙ったものならば専用のSSD IFを導入すればいいけれどPC用と
なると汎用性のあるSATAを採用せざるを得ないにょ。

CPUコア部分もOak TrailではMooestownで導入される待機電力の大幅削減が享受できると
思われるにょ。
ポケットサイズのPCならばCPUがアイドルの状態が多いと思われるためこれによって駆動
時間の大幅な向上が期待できるにょ。
性能面では現状のAtom Z+US15Wより少し向上するかどうかというレベルに止まるだろう
けど駆動時間が数割延びてくれれば使い勝手が良くなるからね。
とはいえ、Win7で使うならばXPよりも高いスペックが要求されるために現状でAtom Zで
XPを搭載したモデルを使用しているならばWin7が搭載したOak Trail世代のPCを使っても
体感速度の向上は期待できないかもしれないにょ。(現状で使っているのが1.8インチ
HDDモデルならば体感速度は大幅にアップするだろうけど)
しかし、実現は不可能と思われたポケットサイズ(理想はリナザウサイズ)で実駆動8時間
というPCに一歩近づいた感じにょ。(Viliv S5は現状で実駆動5〜6時間程度だからプラット
フォーム変更で実駆動8時間にかなり近づきそう)

123御茶目菜子:2010/02/21(日) 14:00:28
大は小を兼ねない
2月17日には高性能なモバイルノートを購入した場合、低性能なA4の据え置きノートPCは
ウドの大木と化してしまうということを書いたけどこれは「大きい方が高性能であるべき」
という考えた場合のみいえることにょ。
別に大きくて性能が今ひとつのPCが使えないなんてことはなく使い分けをすればいいだけ
となるにょ。
私はモバイル機器に関してはモバイルランクを設定し、それらを使い分けているのだけど
「大きい方が高性能」というラインナップにしておけば使うのに迷うことも減るし、
何より死蔵する機器の減少にも繋がるにょ。

私は毎年のようにPCを買っている(ほとんど中古とはいえここ数年は1年平均で3〜4台
程度購入している)ということで台数は増えているけどこの考え方によって使い分けと
いうのは非常に明確となっているにょ。
以下に私が過去8年間に使っていたPCを書いておくにょ。(各年度の末現在に使っていた
PCを記憶を元に書いてみた)

    ランク外    ランクD     ランクC     ランクB     ランクA
    自作PC    メインノート モバイルノート ポケットサイズ端末 ケータイ
2002年 初代機    ??LaVie LV16C    なし     ザウルスMI-E1  J-SH03
    Celeron800MHz  MMX Pen166MHz
2003年 初代機(改) ??LaVie LW30H    なし      同上      V601SH
    Celeron1.4GHz  Celeron300MHz
2004年  同上     VersaPro VA46H FMV-6300MC   ザウルスSL-C750  同上
            Celeron466MHz  Celeron300MHz  XScale400MHz
2005年 二台目     VersaPro VA80J Let'snote R2   同上      同上
    Athlon64 2.2GHz Pen3 800MHz   PenM 1GHz
2006年  同上      同上     Let'snote R3   同上     905SH
                    PenM 1.1GHz
2007年  同上     FMV-S8305     同上      同上      同上
            PenM1.73GHz
2008年 三台目      同上      同上      同上      同上
    Core2Duo 3GHz
2009年  同上      同上     Let'snote R5  VAIO UX90S    同上
                    CoreSolo 1.2GHz CoreSolo 1.2GHz

この一覧は、モバイルランクのA〜Dに当てはまるもの(参考としてランク外となる自作PCも
加えておいた)なのだけどノートPCだけに止まらずランクA、Bに関してはケータイやPDAも
一緒に入っているにょ。(性能の判断基準の1つとしてCPUのみ記載した)
これらの一覧に入ってない予備機や自宅用ノートもメインとなるネット用だけではなく
ゲーム用やTV録画用もあるし、世代交代の時期には同時使用もしていたため実際に使用
している台数は上記のものよりかなり多くなっているにょ。

さて、上記の表を見ていると下克上(小さいものが大きいものより高性能)が起きている
ことに気が付くにょ。(上記には記載されていないけど2005年に購入したゲーム用の
ノートPCのCL504RNは当時使っていた自作PC 初代機 改を大きく越える性能だった)
自宅ではPen3 800MHzのノートをメインに使っていた時代にモバイルではPenM1GHzの
Let'snote R2を買ったからね。
私はLet'snoteを自宅ではサブ機として使っているけどサブの方が高性能という状態と
なっていたにょ。(搭載メモリもメインノートが256MB、サブノートが768MBだった)

Let'snoteの方をメイン機としなかったのは自宅で使うには小さすぎるからにょ。
解像度は同じくXGAだったから変わらないけどキーボードも液晶も小さいからね。
別途モニタやキーボードを繋げるくらいならば多少性能は落ちても使い勝手がいい方を
選んだにょ。
私は自宅ではノートPCを常時起動の状態で使っているけどLet'snoteはファンレスなので
ACで長時間駆動させた場合には発熱が大きいし、バッテリ駆動のみで使用していたら
いざ持ち出す際には残量が乏しいという状態になりかねないため使用はほどほどにして
いたにょ。(バッテリ駆動で寝落ちしてしまったら朝起きたときにはバッテリがほとんど
無くなっているという事態が起きかねないため常用モバイル用のノートはメインには使用
することができない)
だから必ずしも高性能な方を使用するというわけではないにょ。
そもそも自宅でネットに使用するならば最も高性能な自作PCがあるからそれを使えば
いいわけだからね。
それをやらないのはノートPCの方が使い勝手がいいからにょ。
自作PCを使用する場合、わざわざPCのある場所(2m先)まで行かないといけない上に
その固定場所から移動することができなし、毎回コールドブートしているのでノートPC
よりも起動が遅いからね。

だから高性能なPCで低性能なPCをカバーできるというわけではないにょ。
これは自作PCにおいては顕著で、超ハイエンドなゲーム用の自作PCが常時起動用の
ファイルサーバに使えるかというと発熱や消費電力や動作音の関係でカバーは難しいと
思われるにょ。
ノートPCでもそれはいえるにょ。
ゲーム用ノート(ゲーミングノート)が常用のノートとして使えるかどうかは微妙と
なるにょ。
単体GPUとオンボードとの切り替え機能が付いていれば、発熱や消費電力の問題は無くなる
とはいえ、筐体サイズはどうしようもないからね。
ハイエンドなゲーミングノートは17インチ液晶が多いけどそこまでくると15インチクラスの
一般的なノートPCと比べてもやや使い勝手が変わってくるにょ。(設置場所や重量が
ワンランク上というだけだからほぼ固定位置で使うならどっちも大差なくむしろ高解像度
環境を快適に使える17インチ液晶の方が良いともいえる)

そこまで極端に消費電力が異なる場合はあくまで例外ともいえるけどモバイルにおいて
考えるならば「大は小を兼ねない」といえるにょ。
これは私のモバイルランクの考えは使用頻度とともに「筐体の大きさ」が非常に重要な
ファクターとなっていることにも由来するにょ。
いくら高性能であってもA4ノートではランクCにはなれないし、普通のモバイルノートや
ネットブックではランクBにはなれないにょ。(ランクCの基準はB5以下、ランクBの基準は
ポケットに入ること)

よって、VAIO Zは据え置き型(A4ノート)と比べてそれほど遜色のない操作性や並の
据え置き型ノートを上回る性能や高解像液晶モニタを搭載によって据え置き型ノートを
置き換えることは可能になるもののモバイルノートとして毎日持ち歩けるかというと
大きい分だけ不利になるにょ。
この辺は主観が大きいので13.3インチ、1kg台半ばのVAIO Zでも常用モバイルできるという
人は結構いるだろうけどね。(普通のモバイルノートよりは大きいとはいえ安価な11.6
インチのCULVノートと同レベルの重さだし、その重量やサイズで考えれば非常に高性能な
わけだし)
しかし、いくら私が使っているR5より圧倒的に高性能(最新のR9と比べても遙かに高性能)
とはいってもそのサイズを私自身は許容ができない(11.3インチのCF-S51でさえ大きいと
感じたため)ということで、R5を置き換えることはできないにょ。

124御茶目菜子:2010/02/24(水) 13:55:56
果たしてD50はメイン機になれるか・・・?
3週間前に中古で購入したデジタル一眼レフのニコンD50だけど今回初めて実戦投入をして
みたにょ。
撮影したのはちょうど見頃になってきた梅にょ。(まだ三分咲きくらいだけど)
すでにテスト撮影によってどの程度の実力があるかは把握しているつもりだったので
描写性能だけではなく他の面のテストも行ったにょ。

まず1つ目は、バッテリテストにょ。
フル充電からならばメーカー測定値では2500枚という大容量バッテリ搭載しているし
レビューでも3000枚近い枚数撮影可能だったにょ。(デジタル一眼レフの場合、基本的に
液晶モニタを使って撮影しないのでCIPA準拠の測定値よりもかなり多く撮影可能になる)
http://allabout.co.jp/computer/digitalcamera/closeup/CU20050620A/index5.htm
とはいえ、バッテリは5年前の機種ということでかなり劣化はしているだろうからね。
どの程度劣化しているかは見当が付かないためあえて事前にフル充電をせず1目盛り減った
状態から持ち出したにょ。(残量の%表示がなく3段階でしか把握できない)
というのも購入した段階ではまだ十分にバッテリが残っていたためにそのまま充電をせず
テストをしていたのだけど前日の段階でちょうど1目盛り減ったのでこれはキリがいいと
いうことでバッテリのテストも兼ねることにしたにょ。
結果はその状態から63枚撮影できたにょ。
フル充電から何枚撮れるかは分からないけどバッテリ警告が出てからは5、60枚撮影する
ことが可能ということがいえそうにょ。(気に入らなければ新品電池を買えばいいだけ
ということになるけど5000円くらいする専用電池は気軽には買えない)

次に本題となるのは撮影の快適さにょ。
私が昨年新品で買ったPENTAX K200Dはエントリークラスの中では個人的には最高と思える
ものだったけどD50はさすがに「エントリークラス」と呼べるデジタル一眼レフの中では
初期に位置するもの(当時はデジタル一眼レフは高価だったため定価ベースで10万円を
切るD50はようやくエントリーといえるレベルだった)ということで上位機種から削られた
ものも少なくはないからね。
そういう面では上位機種(K20D)から削られた部分が少ないK200Dは中級機並のエントリー
一眼レフといえるにょ。
エントリークラスでは唯一となる防塵防滴設計だし、マグネシウムボディだし、上部には
サブ液晶も搭載されているからね。(現状ではこれらは中級機でないとありえない)

それにK200Dのファインダーは倍率が高く非常にクリアで見やすいにょ。
これは購入前に実際に見て確かめたけどK200Dのファインダーがエントリークラスでは
最も優れていたからね。
それと比較するとD50のファインダーは大きく劣るにょ。
これは実用にならないというレベルではないけどやはりエントリークラスだからこの程度
と思えるレベルのファインダーでしかないにょ。
構図の確認には十分だし(視野率100%ではないので厳密な構図には使えないけど)、
EVFとは異なり遅延がないために速写性には優れているため一眼「レフ」であるという
メリットは十分あるけどね。
とはいうもののニコンならば中級機に位置するD90以上を買わないとまともなファインダー
(ピントの山がつかめるようなファインダー)は得ることができないと思うにょ。
これは中級機はペンタプリズム採用で、エントリーはペンタミラーを採用しているという
点が非常に大きいにょ。(K200Dはペンタミラーを採用の割りにはかなりいい部類)

画質に関しては主観が大きく影響するのであまり善し悪しは述べないけど発色はかなり
良い方(私の好み)だと思われるにょ。
600万画素という画素数はまったく問題にはならないにょ。
コンデジでも最新機種はエントリークラスでも1400万画素に達し、ケータイのカメラも
1200万画素のものが登場しているため「たったの600万画素」と思う人も中にはいるとは
思うけどそもそもコンデジのセンサーサイズで1400万画素はレンズ性能がボトルネックに
なっており全く解像しないし、とてつもない高性能なレンズを搭載したと仮定した場合
でも回折現象によってまともに解像しないのでいくら画素数が多くても無駄になってしまう
からね。(ズーム全域でF2.8以上の明るいレンズを採用すればいいけどGRD3などのように
単焦点レンズでない限りサイズ面でコンデジに搭載するのは不可能)
「画素数が多いためトリミングに有利」なんてこともなく、まともに解像していないため
少ない画素数のデジカメの画像をレタッチソフトで拡大補完した方がキレイに見えると
いう場合も少なくはないにょ。
昨年末に私が買った1000万画素のコンデジであるTX1はレンズ性能はかなり低いため
1000万画素のTX1の画像と600万画素のD50では明らかに後者の方が上と感じるくらいにょ。
無駄に画素数が多いと1画素の大きさが小さいためダイナミックレンジが狭く暗所性能も
低くなるというデメリットが発生してしまうくらいにょ。(これは裏面照射センサーで
多少は改善されるけど根本的な解決はセンサーサイズを大きくするしかない)

そういう面ではAPS-Cサイズで600万画素という贅沢な画素ピッチであるためかなり有利に
なるにょ。
確かにAPS-Cであればそれなりに高性能なレンズと組み合わせることで1200万画素でも
十分解像できる(EOS 7Dのように1800万画素になるとかなり高性能なレンズが必要と
なるけど)ということで600万画素では勿体ないともいえるにょ。(5年前の機種だから
600万画素というのはやむを得ないけど)
しかし、2月3日にも書いたように当時のセンサー性能で600万画素に抑えているからこそ
ISO800でも常用が可能(多少ノイズが乗るのを我慢すれば最大のISO1600も問題のない
レベルであるためK200Dよりも暗所性能ではやや優れている)となっているからね。

とはいえ、600万画素と1200万画素の差はPC上で等倍鑑賞でもしない限りはそれほど大きい
ものではないにょ。
プリントする場合でもA4サイズでは両者の差はよほどじっくり比べないと分からない
レベル(600万画素でも実用レベルの250dpiで印刷可能)であり、一目で違いが分かる
(200dpiを大きく下回る)ためにはA3もしくはそれ以上でプリントする必要があるにょ。
A3サイズでのプリントを頻繁に行う人であれば600万画素は物足りないと感じるかも
しれないけどそうでなければ600万画素でも問題はないにょ。(だから、もう限界を迎えて
いるにも関わらず未だに画素数競争が続いているコンデジには疑問を持ってしまう)

さて、D50だけどK200Dの代わりにメインとなることができるかというと微妙にょ。
古い機種ではあるものの画質は悪くなく、高感度ノイズはK200Dよりもやや少なめだし
AF性能は圧勝(超音波モーター採用の純正レンズを使用時)だけどまだバッテリが未知数
なのとファインダーの違いが大きいにょ。
K200Dは単三電池であるためエネループで実測1000枚以上撮影できるし、いざとなれば
アルカリ電池を買ってくればそれである程度は撮影可能にょ。
D50は新品バッテリならば2500枚程度撮影できるためまったく問題はないのだけど
やはりファインダーはどうにもならないにょ。
あと手ぶれ補正がないことやSDHCに対応していないという点もデメリットだけどこれは
2月3日に書いたようにそれほど大きなデメリットではないにょ。(手ぶれ補正はレンズ
側の問題なので対応レンズを買えば済むだけの話なので)
そうなると逆に言えばファインダーさえ良ければK200Dよりもいいと感じる面も多いにょ。
これを改善するには本体そのものを買い換えるしかなく、しかもエントリークラスでは
最新モデルでもK200Dと比べても同等以下であるためD90やD300sといった中級機を買う
必要があるというのが難点にょ。

125御茶目菜子:2010/02/25(木) 13:46:44
速いか遅いかは比較対象があって初めて分かる
近所のキタムラに行ってみるとタムロンの70-300mm(35mm版換算105-450mm)の望遠
ズームが現品限りで12000円だったので思わず買ってみたにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/lens/2008/01/21/7763.html
このレンズは価格com最安値でも14576円なのでそれよりも2K円以上安いお買い得品にょ。
http://kakaku.com/item/10505511933/
普段の撮影は最初に買った18-135mmでほとんどカバーできるためそれでカバーできない
室内スナップやマクロ撮影用のレンズを次に買おうと思ったけど望遠レンズもごく希に
欲しい時があるからね。
さすがに135mm(換算200mm)だと不満に思う場面もあるにょ。(スポーツや飛行機や鳥
などの動物を撮影する場合は完全に不足)
最近は専ら静物写真メインとなっているためそのような撮影はほとんどしないけどいざ
やりたいときにレンズがないとやっぱりやめたとなりかねないからね。
だから、望遠レンズはあまり使わないので高いものは要らないけどいざという時のために
1本は欲しいところにょ。
それにこのレンズは300mmで95cmまで寄れるということで望遠マクロ的な使い方ができる
ので活用範囲は広そうにょ。(撮影倍率1/2倍ということで500円玉をほぼ画面一杯に撮影
できるレベル)

さて、このタムロンのレンズだけど価格が安いだけあってどの程度の性能かが心配に
なるにょ。
価格だけなら9800円の18-135の方が安いけどこちらは普通に買えば5万円前後のレンズで
たまたま安かったというだけでこちらのレンズは定価でも5万円を切っており実売だと
1万円台半ばで普通に入手可能な製品だからね。(モデルチェンジで安くなったというより
最初から定価の半額以下で売られている廉価レンズ)
とりあえず、画質テスト・・・と思ったけど画質以前の問題が・・・。
AFがやたら遅いにょ。
D50で使っている超音波モーター内蔵の純正レンズがやたら速い(というか、ニコンや
キャノンならばこれが普通なのだけど)ということで相対的に遅く感じるのかと思いきや
そうでもないにょ。

というわけで、AF速度をチェックしてみたにょ。
被写体や照度によって変わるためストップウオッチで測定するよりも速いか遅いかという
ことが分かればいいだけなので体感速度を4本のレンズ(ただし、DA18-55とDA50-200は
セットで行ったので3種類)で比較してみたにょ。

P=ペンタックス DA18-55&DA50-200(K200D使用、50mmまではDA18-55を使用)
N=ニコン AF-S 18-135(D50使用)
T=タムロン A17N(D50使用)

18mm  N>>>P
35mm  N>>>P
50mm  N>>>P
70mm  N>>T>P
100mm  N>>>P≒T
135mm  N>>>P>T
200mm  P>>T

135mmまでは全焦点距離でニコン純正がペンタックス純正に圧勝にょ。(>が1つで3〜5割
くらいの差)
そこに今回買ったタムロンがどう割り込む形になるかというのが上記の比較にょ。
70mmではペンタックス純正よりもやや速く感じるけど100mmでは互角でそれから焦点距離が
長くなればなるほどAFが遅くなるにょ。
200mmではAFが遅くて動体撮影向きではないとまで言われるペンタックスよりも完全に
遅くなり、300mmでは比較対象がないけど200mmとは比較にならないくらい遅くなって
しまうにょ。(被写体にもよるけど70mmでは1〜2秒、300mmでは2〜5秒くらいかかる)
D50+純正レンズを使用してなかったら「望遠レンズだから仕方ないよね」と思ってしまう
かもしれないけど比較対象があるだけにこの遅さはかなり目立つにょ。
もはや、「動体撮影向きではない」というよりも「動体撮影には使えない」という
レベルに達しているにょ。(動体を追いかけるのではなく置きピンで撮影すればOKだけど)
室内の明るさ程度ではもはやAFが迷いまくってMFの方が速いくらいにょ。
まぁ手ぶれ補正もないこのレンズを室内で使うことはほぼあり得ないけどね。

さて、手ぶれ補正がないというのがこのレンズの難点(こういう場合でもボディ内に
手ぶれ補正機能があるペンタックスやソニーは有利)だけど日中屋外での撮影ならば
それほど問題はないにょ。
とはいえ、望遠端で使う場合はかなりシビアになるにょ。
一般的に手ぶれを抑えるためには焦点距離分の1のシャッター速度が必要と言われている
けれど300mm(換算450mm)では1/450よりも速い1/500のシャッター速度が必要にょ。
ISO100だと真夏の日中で1/500、F5.6の明るさだから少しでも曇ったり、太陽が傾き
始めたら高感度での撮影が必須になるにょ。
D50ならばISO800まではA4印刷に耐えられるレベルの画質は確保できるので薄曇り程度
ならば大丈夫だけどそれより暗くなるともうお手上げにょ。(慎重に構えて撮影すれば
必要シャッター速度より1〜2段遅くても大丈夫だけどなかなか実際には難しい)
あと安物レンズということで絞り開放で使うと描写は甘そうだけどかといってF8〜F11に
絞るとなるとそれだけど1〜2段(2〜4倍)シャッター速度が遅くなるからね。
これが手ぶれ補正機能があれば3〜4段(8〜16倍)遅いシャッター速度でも大丈夫だから
曇りでも手ぶれを抑えることができるにょ。
しかし、手ぶれ補正機能がついた300mmをカバーする望遠ズームは純正だと5万円以上
するし、互換メーカーであるタムロンやシグマのでさえ4万円くらいするからね。
それを考えると滅多に使わないこの焦点域でそこまでの金額は出せないということで
このAF性能、手ぶれ補正機能なしで妥協するしかないにょ。
画質に関してのテストはまた別の機会に行うとするにょ。

これで18mmから300mm(換算27mm〜450mm)をカバーできるためにほとんどの被写体を
カバー可能になるにょ。
したがって、次は焦点域を広げるのではなく明るい単焦点レンズが欲しいところにょ。
キャノンならば50mmF1.8が1万円以下で買えるのだけどニコンだとF2より明るいレンズは
35mmF1.8あたりがお買い得品にょ。(といっても、実売2万円台だけど)
F2でもいいから安くてそこそこの性能のレンズ(50mm前後の焦点距離のもの)が欲しい
けどなかなかないからね。(中古で出るのを待つしかないか)
F2.8まで妥協できるならばF2.8通しの標準ズームを買うという方法もあるけどそこまでの
予算があればタムロンの60mmマクロが買えるにょ。
http://kakaku.com/item/K0000048629/
マクロレンズでF2と明るいためポートレートや室内スナップ用としても使える便利そうな
レンズだけどこれも今回買ったレンズのようにAFが遅かったらと思うとここまでの金額を
出せないにょ。(画質はズームレンズとは比較にならないくらいいいし、何よりF2という
のがいい)
それならばもう1万円少々出して純正の60mmマクロを買うという手もあるけどこちらは
F2.8だからね。
純正としての安心感、AFの速度、そしてナノクリスタルコーティングによるクラス最高の
性能を得られるということを考えれば決して高くはないけどさすがにここまでの金額を
出すのは私には無理にょ。
ならば、とりあえずマクロはやめて室内撮影用に明るい単焦点レンズを(以下ループ)

126御茶目菜子:2010/02/27(土) 13:27:55
モバイルノートに高性能GPUは必要か・・・?
モバイルサイズのゲーミングノートAlienware M11x
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gpl/20100225_350793.html
2月17日にはモバイルノートなのに高性能GPUを搭載のVAIO Zについて書いたけどこの
M11xはその逆でゲーミングノートをモバイルサイズにしたものにょ。
Alienwareといえば「(自称)宇宙最強」のゲーミングノートで有名だけどこのM11xは
そのAlienwareのブランドに恥じないレベルの高性能なGeForce GT335Mを搭載しているにょ。
これはVAIO Zに搭載のGT330Mと比較するとシェーダ数で1.5倍、実効性能でも1.3倍くらい
という高性能なものにょ。
これならばさぞかしゲームも快適に動作しそうにょ。

しかし、ゲームをプレイする上で必要なのはGPU性能だけではないということが問題と
なるにょ。
Atom N270+945GSEの非力なネットブックは昨今の3Dゲームをやるのにとても十分な性能
とはいえず、よほど軽いゲームを除いては解像度など描画設定を落としても厳しいレベル
だけどION(Atom N270+GF9300M)だとそれなりに動作はするにょ。
確かに一部のゲームはすさまじく重いけどすべてのゲームがそんなに重いというわけでは
なくて、Mobility RADEON9600くらいでも十分動作するものは多いにょ。
ところが、945GSEに内蔵のGMA950は6年くらい前にポピュラーだったM.RADEON9600などと
比べても半分〜3分の1程度の性能しかないためにその十分条件を満たすことはとても
できないにょ。
それならば、ネットブックにGT335Mを搭載すればIONよりもさらに快適にゲームができる
となるけどそうではないからね。

実は重要なのはCPU性能にょ。
Atom搭載のネットブックがゲーム向きではないというのはAtomがゲーム向きではないと
いうことが最大の理由となっているにょ。
ゲームは未だに大半のものがシングルスレッドで動作しているけどAtomのシングル
スレッド性能は同クロックのPen4並ということでAtom N270はPen4 1.6GHzと大差ない
レベルのCPU性能でしかないにょ。
古めのゲームであればこれでいいけど最近はPen4 2.4〜3GHzくらいが「最低限」必要
となるゲームは多いにょ。(「動作必須環境」というのはそのゲームがプレイできる
ための最低ラインであってまともにプレイするならば「推奨環境」レベルは必要)
描画負荷を落とせばGPU性能が多少低くても何とかなるけどCPU性能が足りない場合は
動作fpsが下がり、「どこまで妥協できるか」というレベルになるにょ。(国内のネット
ゲーは国内メーカー製PCのほとんどが統合型チップセットのCPU番長的なPCであるために
CPU依存型のものが多くなっており描画負荷を落とせばそれほど高いGPU性能は要らない)

さて、CPU性能が重要なさらなる理由としてはIntelのチップセット内蔵のGPUは最新の
Arrandaleに内蔵のものであってもバーテックスシェーダなど一部の機能をCPUエミュ
レーションによって実現しているため描画にCPUパワーが食われているためにょ。
したがって、仮にネットブックでGPU性能がアップし、動作fpsがアップした場合
CPUパワーが追いつかないという状態が発生しやすくなるにょ。
これが単体GPUであればそのような心配は軽減するとはいえ、CPUがボトルネックになる
ということが多い現状では10倍の性能のGPUを搭載しても動作fpsはそれほど向上する
ことはないにょ。
例えば、CPU性能が重要なFFベンチ3(LOW)ではAtom N270+945GSEというネットブックが
1400前後のスコアなのに対し、それよりもGPU性能が下のSonoma世代(915GM)の
PenMノートの方が高いスコア(2000以上)が出るくらいだからね。(CPU性能にほぼ比例)
これが945GSEの10倍くらい(915GMと比べると10倍以上)の性能を誇るIONでようやく
2000くらいのスコアとなるにょ。
それくらいゲームにおいてはそのゲームに必要なレベルのCPU性能があるのか無いのか
ということが重要になってくるにょ。

そういう面を考えてみるとVAIO Zは高性能な通常電圧版のCore i7/i5を搭載している
ためにCPU性能が不足するゲームというのはほとんど無く、不足するのはGPU側がほとんど
だから描画設定さえ落とせば現行のゲームならば大抵のものがストレスなくプレイ可能
となるにょ。(ほとんどのゲームを標準設定で快適にプレイしようとするならばデスク
トップ用ならば最新ミドルクラスGPU、ノートPCならば最新ハイエンドGPUが必要となる)
それに対して、Alienware M11xはベースとなるのはCULVノートにょ。
確かにULV版のCore2ということでクロックが低いとはいえ、シングルスレッド性能でも
同クロックのAtomの2倍以上の性能となる(マルチスレッド性能では論理デュアルコア
ではなく物理デュアルコアなのでさらに差は広がる)ということで普通にPCを使うには
十分な性能といえるにょ。
ところが、ゲームをやるにはCPU性能はAtomでは完全に不足だったのULV版Core2では
それがマシになるというだけにょ。
これはゲームではなくベンチである3DMark06でもVAIO Zより1ランク上のGPUを搭載して
いるにも関わらずスコアが下回る原因となっていると思われるにょ。

というわけで、ゲーム用にモバイルノートを買うならば新型VAIO ZとAlienware M11x
とどっちがいいかというとGPU性能はM11xの方が上とはいえ、CPU性能が高いため多くの
ゲームで快適なVAIO Zの方が良さそうにょ。
しかし、M11xは標準構成ならば直販価格で10万円を切るというのが魅力にょ。
CULVノートが安いものは5万円くらいで買えると考えてしまうと10万円でも割高に感じて
しまうけどこのサイズでここまでの性能が得られて10万円ならば高くはないにょ。
CPUとのバランス的を考えるならばGF9400MGあたりでもいいとは思うけどGT335Mを搭載
していることによってCPU性能の割りにGPU性能が高いためCPU負荷の小さいゲームならば
かなり高画質でプレイ可能になるというメリットはあるにょ。
ただ、ベース価格で5万円以上安いとはいえ、メモリを4GBに変えたり、3年保証をつけ
たりしたらその差は3万円程度になってしまうにょ。
VAIO Zより一回り小さいフットプリントも重量が約600g重いのでどっちがモバイル性が
高いかは評価が分かれるところにょ。

そもそも「モバイルノートでゲームなんかやるな」と言われたらそうだけどゲームを
しない場合でも動画再生支援機能によって高画質で快適に見られたり(GMA4500HDでは
支援機能はあるけど不完全であり単に見れるだけで快適に見れるという訳ではない)や
高解像度でもAeroが快適に動作するためにあって困るものではないからね。(バッテリ
駆動時間が短くなったり、筐体サイズが大きくなりすぎたら問題だけど)
高性能なモバイルノートがあると2月21日に書いたように大きな据え置き型のノートPCの
存在が不要になるからね。

127御茶目菜子:2010/02/28(日) 14:32:45
最高でデュアルコア、最低でもデュアルコア
昨年にLet'snote R3(PenM1.1GHz)からR5(CoreSolo1.2GHz)に買い換えたけどやはり
一番の恩恵はメモリ搭載量が増えたことにょ。
R3はMAX768MBなのに対してR5はMAX1.5GBだからね。
XPでも今となっては512MBが実用最低ラインと感じるし、複数のアプリを同時に使用する
ならば1GBは欲しいところにょ。(実際R3でも頻繁に使用メモリが1GBに達していたし)
そういう面ではR5は1.5GB搭載しているためXPを使用する限りは非常に快適にょ。
まぁお絵かき(A4用紙に描いたものを400dpiで取り込んで色塗り)してたら簡単に使用
メモリが2GBとかになってしまうために体感的に厳しいものを感じるけどね。(昔は
200dpiとかで取り込んでいたけど)

CPUはというといくらPenMよりは新しい世代のCPUであるCoreSoloとはいえ、同じシングル
コアでクロック差は0.1GHzでは体感速度にはそれほど差はないにょ。(世代が新しいと
いってもアーキテクチャはほとんど同じCPUなわけだし)
セレロン300MHzのFMV6300MCからPenM1GHzのR2に買い換えた時には明かな体感速度の差が
あったけど逆に言えばこれくらいの差がないと体感では分からないにょ。(新しいPCに
買い換えて体感速度が速くなるのはプラシーボ効果もあるし、HDDがキレイな状態である
ということが体感速度を高めているし、PCにおいてはシステムドライブの性能が重要と
なるためそれが新しいPCだと性能差が大きいけど6300MCはすでにHDDを差し替えた状態
だったためHDDの性能差はほとんどなく純粋にCPUのみで体感速度の差となって表れた)
とはいえ、それでもフルHDの動画再生やYouTubeのHD動画再生(720p)ではR3の性能
では不足だったためこういったギリギリの使用下においては昨年8月11日や今年の2月6日に
書いたようにR3とR5は大きな性能差となって表れるにょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/test/1080p-divx.jpg
ただ、これも純粋にCPUの性能差かというとそうではなくチップセット(というかメモリ
帯域)の差が大きいと思われるにょ。(B8200を基準にR3、R5を比べれば分かる)

PenMにしろCoreSoloにしろ今となってはどんぐりの背比べ状態のCPUだけどPenMでも
シングルスレッドで動作するアプリでは同クロックのAtomの2倍くらいの性能となるにょ。
Atom N270(1.6GHz)ならば概ねPenM800MHz程度と思っていれば失敗はないにょ。
これがマルチスレッド対応のアプリになるとAtomに搭載のHTTによってその性能は底上げ
されるにょ。
アプリのマルチスレッドの対応状況にもよるので一概には言えないけどHDBenchやCrystal
Markなどでは最大1.6倍くらいの性能になるものの一般アプリならば1〜3割程度に収まり
Atom N270(1.6GHz)とPenM1.1GHzではほとんど性能差が無くなる場合もあるにょ。
それでもCoreSolo1.2GHzならばマルチスレッド対応アプリでもAtom2GHz以上の性能となって
いる(マルチスレッドに対応したPC MARK05のCPUスコアでもAtom2GHzを越えている)と
いうことで、「Atomに対する優位性」は保たれるという自己満足だけは達成できたにょ。

しかし、シングルコアCPUのPCを買うのはR5で最後にしたいにょ。(ポケットサイズの
PCを除く)
R5が壊れたり、性能不足を感じたりした場合に買い換えるとすれば間違いなくデュアル
コアCPU搭載のものにするにょ。
R5はアンダーB5サイズ、アンダー1kgで公称11時間駆動で、さらにファンレスという
ことでバランス的には最強に感じるけどデュアルコアCPUを選んだ時点でファンレスと
いう選択肢はなくなるにょ。
もっとも現状ではファンレスのPCなんてAtom搭載の一部のモデルに限られるためR5から
だとスペックダウンは必至にょ。(上記のようにCoreSolo1.2GHzと互角になるためには
マルチスレッド対応アプリでもAtom2GHz以上が必要になるし、シングルスレッド対応
アプリでは2.5GHzくらい必要になるし、2GHzのAtomに対応し、ファンレスでの動作が
容易なUS15WはGPU性能が945GMSの3分の1くらいの性能しかないため描画速度において
越えられない壁が存在してしまう)
したがって、デュアルコアCPU搭載PCを選ぶ時点でファンレスは諦めるしかないにょ。
そして、「アンダーB5サイズ」というのを必須とするならば現行ではLet'snote Rシリーズ
以外の選択肢は無くなってしまうにょ。

デュアルコアのシングルコアに対する優位性は何度も書いたので今更言うまでもない
けれどデュアルコアは「マルチスレッド対応アプリで速い」というよりも「速度が
落ちにくい」という点がモバイルでも有用だと思うにょ。
「デュアルコアは速くなる」といっても未だに多くのアプリはシングルスレッド対応と
なっており速度面の優位性は期待できないからね。
しかも、形だけ「デュアルコア対応」にしてもコアが2つあるのに速度はほとんど速く
ならない(1〜2割程度)というものも少なくはないにょ。
というか、デュアルコアでシングルコアと比べ1.5倍以上速くなるものはエンコなどを
始めごく一部しかないにょ。
これはアムダールの法則があるが故にやむを得ないにょ。(並列性の極めて高いH.264の
エンコなどは1.8倍くらいの性能になるけど一般アプリで並列性の高いものは存在しない)

速度が落ちにくいという点はそういう面で現状ではシングルコアに対する最大の
アドバンテージといえるにょ。
確かにシングルコアでもAtomなどのようにHTTによって2スレッド(論理2コア)で動作
させるということでデュアルコア的なものが期待できそうだけどHTTは余ったリソースを
有効活用するというだけであってデュアルコアとは似て非なるものにょ。
タスクマネージャでCPU使用率を見た際にはデュアルコアCPUもAtomもシングルスレッド
対応アプリを1つ実行時には最高で50%までしか上がらないのだけどデュアルコアで
あれば50%の余力を残した状態だけどAtomでは残りリソース次第であって実は実質
10%も余力がない可能性もあるにょ。
したがって、タスクマネージャ上では余力があるのに別のアプリを実行したらそれに
引っ張られてメインで使っているアプリが遅くなるという問題がHTTには存在するにょ。
それでも少ないリソースを少しでも有効活用できるためにHTTは非常に有用だけどね。

デュアルコアはシングルコアとは別格なのは実際に使ってみれば分かるけどそれならば
クアッドはさらに快適かというと一概にそうとはいえないにょ。
というのもアプリの対応度が低いというのもあるし、そこまで使うことは少なくとも
モバイルではほとんどないからにょ。
仮にあるマルチスレッド対応アプリでデュアルコアで性能が1.5倍になった場合、それは
逆に言えば平均CPU使用率は1/1.5(66%)程度に止まることになるにょ。
そのアプリがクアッドコアにも対応しておりデュアルコアからさらに1.5倍高速になったら
平均CPU使用率は44%程度となるにょ。
つまり、CPU性能を半分も発揮できないということになるにょ。(実際には速度上昇率は
シングル→デュアルよりもデュアル→クアッドの方が小さいからさらにCPU使用率は下がる
ことになる)
そんな重量級アプリをモバイル環境下で複数同時使用するという人ならばクアッドが
必要になるだろうけどそういう人はほとんど居ないと思われるにょ。
したがって、モバイルノートにはクアッドコアCPUは不要にょ。(重量級アプリを複数
同時使用するような自作PCユーザーならばクアッドコアの優位性は高いけど)
デュアルコアであればシングルコアと比べ確実に性能ダウンはないために作業時間が
短くなるというメリットだけではなく、それは消費電力低減にも繋がるにょ。

また、クアッドコアCPUは現状では消費電力や発熱(TDP)が大きいためモバイルノートに
搭載は難しいからね。
TDP100Wオーバーが許される自作PCにおいては価格面以外で積極的にデュアルコアCPUを
選択する意味はなくなっている(コアがアイドル状態の時には電力をほとんど消費しない
ためにクアッドコアはデュアルコアの2倍の電力消費をしているわけではない)けれど
それをノートPCに搭載するのは困難にょ。
性能面でもデスクトップPC用ではクアッドコアとデュアルコアではクロックが変わらない
(上記のように熱設計に余裕があるためクアッドであってもデュアルコア並の高クロック
製品が用意されている)ということで性能面で問題はないにょ。
しかし、ノートPC用となるとCore i7の最高クロックはデュアルコアでは2.66GHzなのに
対してクアッドでは2GHzとなるにょ。
ターボブースト機能によって性能は一概には比較できないけどこれだけのクロック差が
あればデュアルコアの2.66GHzの方が高速になる場合が多いと思われるにょ。
重量級アプリを複数同時に使いクアッドコアで常時CPU使用率100%を維持するならば
そのクロック差は簡単に逆転できるけど少なくともモバイル環境下でそこまでの処理を
するという機会はほとんどないだろうからね。

よって、モバイルノートでクアッドを選択する時が来るとすれば用意されているCPUで
クアッドコアのものとデュアルコアのクロックが同レベルになった時にょ。(クロックで
性能は測れないけど同一アーキテクチャであればCPU性能はクロックに比例するため)
シングルコアのPenMからデュアルコアのCoreDuoに移行する際、プロセスルールが90nm
から65nmに下がり、なおかつTDPが27Wから35Wへと底上げされて何とかクロックは
維持できていた(それでも同価格帯ではPenMが1.73GHzに対してCoreDuoは1.66GHzという
ことで価格帯でみればクロックは若干下げられた)けれどさすがに現状では45nmから32nmに
移行してもクアッドコアCPUをノートPCに搭載するには荷が重いからね。
クアッドコアCPUがノートPCのメインストリームに降りてくるのは22nm世代以降では
ないかと思われるにょ。

私が欲するアンダーB5サイズのモバイルノートに搭載するならばULV版でないと難しい
だろうけどULV版に関してはデュアルコアになった時点でTDP5.5WからTDP9Wに引き上げ
られたにょ。
それによって、クロックをほぼ維持したままデュアルコア化でき65nm→45nmの移行する
際にクロックは上げられたにょ。(65nmのCoreDuo U2500は1.2GHzだったけど45nmの
Core2Duo SU9600は1.6GHzとなった)
それでもCPUにノースブリッジ機能を内蔵したCore i7-620UMは32nmに移行した上に
TDPを18Wに上げたにも関わらずクロックは1.06GHzに下がったからね。
このTDPを維持したままクロックを下げずにクアッドコア化なんて無理にょ。
それが可能ならばクロックを上げた方がほとんどの場合快適になるからね。

CPUは(同一アーキテクチャで他にボトルネックがないならば)動作クロックに比例して
アプリの実行速度が上がるけどいくらクアッドコアといってもクロックが低ければ
そのコアをすべて使い切るような使い方をしない限りは速度は上がらないにょ。
クアッドコア化によってクロックが下がれば余力がいくらあっても速度ダウンするため
快適にはならないにょ。
それでも、現状でデュアルコアでCPU使用率が常時100%になり、クアッドでないと作業が
まともにできないというような人ならば多少クロックが下がっても(というか、現状だと
同一TDPにするにはクロックをほぼ半減する必要がある)クアッドの恩恵はあるだろう
けどモバイルノートでそのような作業(クアッドコアでCPUを100%近く使い切るような
作業)をするということはほぼありえないし、そういう作業をするような人はULV版の
CPUを搭載のモバイルノートを買うべきではないにょ。
もっとも、デュアルコアよりもクアッドコアの方が高クロックのものが用意されるように
なる(同じTDP18WでデュアルコアCPUは1.6GHzでクアッドコアCPUは2GHzといった感じ)
ならば「TDPの制約が大きなCPUではクアッドコア化によってデュアルコアよりも
クロックが下がる」という大前提が変わってくるけどそんなことは今後数年間にそれは
あり得ないにょ。

128マリモーマ:2010/02/28(日) 16:41:13
魔法使いOCN(謎)
tiki.ne.jp宛てにMIXIの招待メールを送ったよ

最近 レコード ナウでDVD-Rに焼くのにエラーが出るよ
でも いくつか焼けてるから どれが焼けてないのか分からないよ

http://liv0.com

129御茶目菜子:2010/03/01(月) 13:48:22
メールボックスを覗くのは6年ぶり!?
久々にプロバイダ(tikitiki)のメールボックスを覗いてみたにょ。
前回見たのが2004年くらいなので6年ぶりとなるにょ。

なぜこのような事態になってしまったかというとまずは一時期パスワードが分からなかった
という点が挙げられるけどやはり一番大きな理由は容量にょ。
プロバイダ提供の容量は今となって雀の涙ほどの10MBの容量にょ。
これが何とホームページ兼用となるにょ。
すでに10MBのうち9MB以上使っていたために実質数100KBでやりくりしていかなくては
ならなかったにょ。
それなのに当時はメアドを普通に公開していたせいか毎日大量のスパムメールが届いて
いたにょ。
ただでさえ容量が少ないのにそれではメアドとして機能しないため使用をやめたにょ。
そして現在はそのメールアドレスは捨てて(放置状態)、サイトのトップページに
書いているhotmailを中心に使っていたにょ。(複数のPCからメール管理するにはWeb
メールの方が使い勝手が良かったしね)

ということで、久々に覗いてみたら何と3000通以上のメールの山が・・・。
(サーバ容量がほとんどないため)こんなにメールが来るはずがないと思いつつよく
見てみると大半はここ2ヶ月に来たメールにょ。
どうやら知らないうちにメールボックスの容量が拡張されたみたいにょ。(しかし、
ホームページ用は拡大されてなかったのでメールボックスだけが別途拡大されたのかも
しれない)
う〜ん・・・良かったのか悪かったのか・・・。
ということで、一応プロバイダ提供のメアド(私が以前公開していたアドレス)は
普通に使えるようになったため今後は時々覗いてみることにするにょ。
とはいえ、なるべくhotmail宛に送って欲しいにょ。
こちらの方が対応が早いだろうからね。
しかし、こちらもメールをかなり溜めているので反応に関しては五十歩百歩かもしれない
けどね(笑・・・えない)
すぐに返事が欲しい場合はここに書き込んでもらうのが一番かも(笑)


マリモーマさんへ
>tiki.ne.jp宛てにMIXIの招待メールを送ったよ

どうもにょ。
今はトップページに書いているhotmailしか使ってないので久々にそのメールボックスを
見てみたにょ。

>でも いくつか焼けてるから どれが焼けてないのか分からないよ

焼けることがあるならその都度ベリファイして駄目なものはその場で焼き直すしか
ないにょ。
メディアを変えたりヘッドクリーニングしても状態が改善されないならヘッドの寿命が
近いので買い直すしかないかもしれないにょ。(保証期間が残っているならば修理に
出すという方法もあるけど保証期間が終わっていたら買い換えた方が安くつく)

130御茶目菜子:2010/03/02(火) 13:05:38
ULV版CPU搭載のモバイルノートは近い将来絶滅する・・・?
CPUの性能を上げるにはアーキテクチャの変更、クロックの上昇、コア数の上昇などが
考えられるけど2月28日に書いたようにTDPの制約が大きいULV版CPUにおいてはコア数の
上昇(クアッドコアの標準化)は難しいにょ。
デュアルコアでTDP枠を5Wクラスから9W(10W)に変えたようにクアッドコアを標準化
するためにはTDPを上げないと難しいからね。(すでにノースブリッジ機能を内蔵で
TDPが10Wから18Wへと上がったのにそれをさらに28WくらいにしないとULV版のクアッド
コアCPUは難しいけどそれだと設計面では完全に別物になってしまう)
そうなると必然的にアーキテクチャの変更やクロックの上昇で性能を上げるしか無く
なってしまうにょ。

TDP5Wクラス(デュアルコアだと10Wクラス)のULVのCPUはCrusoe対抗として登場した
ULV版Pen3-Mが初めてだったにょ。(昔のCPUはもっと低くて250nm世代のMMX Pentiumは
TDPが2W台だったけどそれがどんどん上昇し、10W、20Wが当たり前になってしまった)
700MHzで登場したULV Pen3-Mも末期には933MHzへと達し、その後継となるBaniasコアの
PenMへとバトンタッチしたにょ。
Baniasでは800、900MHzが最初に用意されPen3-Mよりクロックが下がったものの33MHzの
差を跳ね返すだけの性能向上があったにょ。
Baniasも最終的には1.1GHzへと到達し、DothanコアのPenMへとバトンタッチしたにょ。
Dothanでは最初から1.1GHzのものがあり、アーキテクチャ変更はほとんど無かったけど
L2が倍増され高速化されたにょ。(アーキテクチャの変更がほとんどないといっても
プリフェッチの改善によってHDBenchでは同クロックで3割アップの整数演算速度の
向上が見られる)
Dothanは最終的には1.3GHzに到達し、新世代のIntel Coreにバトンタッチしたにょ。
CoreSoloは当初1.06GHzと1.2GHzのものが用意され最終的には1.33GHzに到達したにょ。
CoreSoloと同じく登場したCoreDuoは当初1.06GHzで登場し、最終的には1.2GHzに到達
したにょ。

時代はデュアルコアが主流になり、アーキテクチャも久々にデスクトップPC用と同じに
なった(Pen4は発熱が大きくモバイルノートへの搭載は不可能だったためノートPCは
デスクトップPCとは異なる道をしばらく歩んだ)Core2Duoが登場にょ。
MeromコアのCore2Duoは当初1.06GHz、1.2GHzで登場し、最終的には1.33GHzに達したにょ。
そして、L2が3MBに増量されたPenrynコアのCore2Duoは1.2GHzで登場し、最終的には
1.6GHzに達したにょ。
そして今年になってようやくULV版が用意されたCore i7は1.06GHz(TB時は2.13GHz)で
登場したにょ。

このようにULV版のCPUはクロックが上がって、アーキテクチャの変更がされたときには
下がって登場するためにクロックはなかなか上がらないにょ。
クロックを上げれば駆動電圧を維持した場合でもクロックにほぼ比例した消費電力と
なってしまうため大幅にクロックを上げるには製造プロセスの微細化が必要になるけど
微細化したあとにアーキテクチャの変更でトランジスタ数が増えてしまい消費電力増と
なってしまっておりシュリンク分で生じた消費電力低減がほとんど相殺されるわけだし
最近は微細化しても駆動電圧をあまり下げられなくなっているためにクロックも上げ
にくくなってきているにょ。

ではクロックが上がらなくてもアーキテクチャの変更で性能が上がっているから問題は
ないといえるのか。
これは旧世代であるPenMと新しい世代のCore2をベースとしたセレロンでの比較だけど
アーキテクチャの変更による性能向上はあまりない模様にょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hot/20100301_351574.html
ただし、CPU以外の部分が大幅に刷新されているために性能は底上げされているにょ。

これは、私自身も実際に試してみて実感したにょ。
R3とR5のCrystalMark2004R3の比較だけどこれを見る限り、CPU性能はクロック上昇分に
ちょっとプラスされたくらいのものしかないにょ。

    CF-R3      CF-R5
    PenM733(1.1GHz) CoreSolo U1400(1.2GHz)
    855GME      945GMS
 Mark  21104      27931
 ALU   4048      4715
 FPU   4957      5588
 MEM   3011      4920
 HDD   3018      4901
 GDI   2395      1502
 D2D   1972      4953
 OGL   1703      1352

CrystalMarkのCPUスコア(FPU、ALU)はHDBenchと同じく単純計算によるベンチとなる
ために実際のアプリの実行速度とは剥離しており、マルチスレッドに完全対応であるため
デュアルコアCPUは単純に2倍のスコア、AtomのHTTでさえ1.6〜1.7倍のスコアになると
いう代物にょ。(HTTで1.6倍速になるようなアプリは存在しない)
したがって、これだけで性能が上がったかどうかを決めるのはナンセンスにょ。(L2の
搭載量もCPUベンチでは反映されてないし)
新命令(SSE3や4など)によって速くなってもそれを使わなければ速度上昇はほとんど
ないわけだからね。
だから、メモリ速度やL2搭載量を考慮しなければ旧世代のアプリを実行する場合、クロック
当たりの性能はPenMもCore2も大きくは変わらないといえるにょ。

CPUコア速度(というか、CPUのパッケージ内部の速度)はそうなんだけどCPUとデータを
やりとりする部分、つまりメモリ速度は実質CPUの性能ととらえても私はいいと思うにょ。
同じPen4でFSB400、FSB533、FSB800では大きく速度が変わったからね。(もっともメモリ
帯域を使わないものに関してはそれほど変わらないけど)
このメモリ帯域はHD動画を再生する上では非常に重要となり、FSB133MHzのPen3ではそれが
致命的なボトルネックになるにょ。
2008年3月24日に書いたように実際に私が試してみたところ720pのDivXの動画を再生した
場合、OSや再生ソフトを統一して検証してもPen3-M1.13GHzよりもPenM600MHzの方が
明らかにスムーズに再生できていたにょ。(単純に考えればPenMがPen3の2倍の性能)
解像度を576pで再生すればそれが逆転することからPC133とDDR266のメモリ帯域の差が
非常に大きいことが分かったにょ。(純粋にCPUコア部分、つまり演算基のみのの速度は
BaniasコアのPenMとPen3ではあまり変わらない)
2月6日、2月28日に書いたR3とR5の動画再生性能の差もこのメモリ帯域によって生じて
いると思われるにょ。
R3はDDR333でR5はDDRII533で上記のCrystalMarkのメモリのスコアを見てもその実際の
性能の違いは明かとなるにょ。

ではメモリ性能(リード、ライト速度)を上げればCPU性能が上がるのかというとそう
ではなくメモリをギリギリまで使っている状態で初めて上がるものだからね。
だからむやみにFSBだけを上げても消費電力増となるためにモバイルノート向きのCPU
ではなくなってしまうにょ。(通常電圧版のDothanコアのPenMもFSB400からFSB533へ
移行する際に消費電力増を見越してTDP21だったのを27Wへと引き上げたくらいだしね)
そうなると結局アーキテクチャの変更かクロック上昇で性能を上げるしかないにょ。

しかし、アーキテクチャの変更というのも難しいにょ。
経験則によるポラック法則ではトランジスタ数を2倍にしても性能は1.4倍しか上がらない
わけだし、x86命令の並列処理にも限界があるのでアーキテクチャの変更によって速く
するというのも難しいにょ。
大幅に変更した場合、アプリ側が対応されないと逆に遅くなるという結果を生みかねない
ために大きなアーキテクチャの変更は両刃の剣ともいえるにょ。
このポラックの法則を逆利用したCPUがAtomにょ。
トランジスタ数を2倍にしても1.4倍にしか性能がアップしないということは逆にいえば
トランジスタ数を半減しても性能は1/1.4にしかならないわけだからね。
これによってトランジスタ数を大幅に減らしワット当たりの効率を上げたのがAtomにょ。
だから、Atomはワット当たりの性能だとCore2Duoを越えるにょ。(x86デコードがボトル
ネックとなるためワット当たりの性能でいえばARM系のCPUには勝てないけど)

そうなると残るはクロックの上昇による性能向上だけど最初に書いたようにULV版の
CPUはTDPの制約が大きいためにアーキテクチャの変更の度にクロックダウンを繰り返して
いる状態でほぼコンスタントにクロックが上がってきたデスクトップPC用や通常電圧版の
ノートPC用のCPUとは大きく差が開いたにょ。(PenM登場時には900MHzと1.6GHzという
ことで1.78倍の差だったのがArrandale世代のCore i7では1.06GHzと2.66GHzという
ことでクロック差は2.45倍になった)
今後はさらにその差は開くと思われるけどクアッドが主流になれば変わってくるかも
しれないにょ。
TDPの制約が比較的緩いデスクトップPC用CPUであっても4GHzの壁があり、4GHzに到達する
前にコア数が増えてクロックダウンというのを繰り返しているくらいだからね。(未だに
ターボブースト時でさえ4GHzに到達しない)

ノートPCがクアッドコアにならなくてもアプリがマルチスレッドに対応すれば2コア、
4スレッドのULV版Core i7はPenMと比べて別格の性能だし、クロックで負けるCore2Duoに
対して優位に立てる(クロック1.6GHzのCore2Duo SU9600よりクロック1.06GHzのCore i7-
620UMの方が速くなる)場合もあるのだけどそれは現状で4スレッド(4コア)に特化した
アプリがほとんど無い以上は望みは薄いにょ。
ほとんどのアプリはマルチスレッド非対応だし、最適化されているのはデュアルコアまで
だったりだからね。

そこで有用なのがターボブーストで、シングルスレッドで動作するアプリを使用する
際には1.06GHzのCore i7-620UMは最大2.13GHzになるにょ。
これによって1.6GHzのCore2Duo SU9600と比べて1.4倍の性能を得られるにょ。
結局コア数ではなくクロックが最終的には性能上昇に最も有用ということにょ。
コア数を倍増してもTDPを維持するためにクロックを大幅に落とせばよほどマルチ
スレッドに特化したアプリを実行したり、そういったアプリを複数同時使用しない限り
性能はダウンしてしまうからね。
しかし、コア数を倍増化してクロックが3分の2になってしまったという場合でもターボ
ブーストなどによって一時的に使用するコア数を半減して1.5倍以上のクロックに高める
ことが可能であれば性能面のデメリットはなくなるにょ。

だからTDPの制約が大きなULV版のCPUでクアッドコアは2月28日にも書いたように現状では
あり得ないにょ。
とはいえ、セレロンSU2300によってそれは難しくなったにょ。
このデュアルコア版セレロンは多くのCULVノートに搭載されているけど何せ安い(100
ドルを切る)ということが大きいにょ。
マルチスレッドアプリは使用しないからとはいってもCPU負荷が一時的にも100%近く
まで高まるのは日常茶飯事(ウイルス検索中など)であり、デュアルはシングルと比べて
大きな優位性が見られるにょ。
したがって、このデュアルコアセレロンで多くの人は不満がなくなりそうで、それに
対して優位性がないと高価なモバイルノートは売れないからね。
安いけどシングルコア、高価だけどデュアルコアという境目が無くなったにょ。
「セレロンだと駆動時間が短くて・・・」というのはすでに昔の発想で、6セルバッテリを
搭載のAcer1410などは実駆動5、6時間ということでCore2搭載の国内メーカー製のモバイル
ノートと比べてもあまり変わらないにょ。

軽量・堅牢性が高いというだけではなく長時間駆動がウリだったLet'snoteもS8/N8から
従来のT/Wで使用していたULV版のCPUから通常電圧版のCPUへと変えたにょ。
CULVノートが5万円程度で買えるのに15〜20万円出してそれと大差ない性能だとさすがに
厳しいからだと推測されるにょ。
これがAtom搭載のネットブックが相手だったらULV版のCore2Duoでも3〜4倍の性能を
得られるために十分に価格差に似合うだけの性能差はあったけどCULVだとそうはならない
からね。
それくらいCore2ベースのデュアルコアセレロンの性能は高いにょ。(Atomの2.5倍くらいの
性能)
ULV版のCPUはコア数を上げることもクロックを上げることも出来ず大幅な性能向上は
今後もないにょ。
そうなると近い将来はULV版のCPUは安価なCULVノート専用となってしまうと思われるにょ。
もっとも、薄型ノートという需要はあるのでULV版のCPUを搭載のモバイルノートは残る
だろうし、Core iシリーズがCLUVとして販売される際には差別化としてターボブーストを
削られる可能性が高いからULV版CPUを搭載したものはCULV版以外に無くなるということは
ないだろうけど減っていく可能性は高いと思われるにょ。
というか、元々ULV版のCPUは主に日本(モバイルノート大国であるため)でのみ売れて
いたわけだからIntelとしてはそれが減ってもCULVノートが増えればULV版CPUの出荷数
そのものが減るどころか増えるだろうけどね。

個人的にはアンダーB5サイズのULV版CPU搭載ノートPCは無くなって欲しくないにょ。
さすがにLet'snote Rシリーズのサイズで通常電圧版CPUを搭載するのは難しいからね。
まぁCULVノートが10.1インチWXGA採用でその液晶サイズに似合ったギリギリの筐体
サイズとなって、なおかつ十分な堅牢性があればそれでもいいんだけど現状のCULVノートは
どれも個人的には大きく重く感じるからLet'snoteなど国内メーカーのPCに頑張ってもらう
しかないにょ。

131御茶目菜子:2010/03/03(水) 12:03:06
IONはネットブックの救世主になれるか・・・?
2月27日にモバイルノートに高性能GPUは必要かということを書いたのだけど高価になったり
大きくなったりしなければ搭載が望ましいと思うにょ。
特にネットブックに関してはGMA950やGMA3150がHD動画の再生支援を持っておらずYouTube
などでも画質(解像度)を落として再生する必要があるから再生支援付きのGPUは有用に
なるにょ。
低画質で問題なければiPhoneなどの非PCでも再生できるためネットブックのアンドバン
テージが減ってしまうにょ。
これがCULVノートならばGS45に内蔵されたGMA4500HDは一応再生支援機能を持っているし
再生支援が働かなくてもデュアルコアのセレロンSU2300ならば1080pの動画がCPUパワー
だけでも見れなくはないにょ。
とはいえ、ビットレートの高いものはかなりコマ落ちしてしまうためにコマ落ちなく再生
させようと思えばSU2300では720pに止めておく必要があるにょ。

多少のコマ落ちが許容できるならばシングルコアのセレロン723(1.2GHz)でも何とか
720pの動画が再生できるにょ。(恐らくXPであればCPUパワーに多少余裕ができると思う)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hot/20091215_335846.html
ビットレートがあまり高いものではないならば2月6日に書いたようにCoreSolo 1.2GHzを
搭載の私のR5でもOSがXPであるお陰でYouTubeの720pの動画は再生可能にょ。(1分半の
動画でドロップフレームが177だから見た目ではそれほどコマ落ちしているとは感じない
レベル)
しかし、そのセレロン723にも劣るCoreSolo1.2GHzでさえHD動画を再生においては(メモリ
帯域などを考慮しても)Atom換算だと2GHz以上の性能(PenM1.1GHzのR3と比べて2〜3割高い
性能)くらいはあるからね。(メモリ帯域を考慮しても1.6GHzのAtom N270でPenM1.1GHzの
R3と同レベルの性能だと思うのでそれを元にCoreSolo1.2GHzはAtom2GHz以上と推測した)
だから、Atom1.6GHz程度のネットブックでHD動画を再生するにはビットレートが低めの
720pの動画でもCPU性能が全然足らないにょ。(紙芝居にはならないレベル)

性能不足を感じるAtom Nは2GHzまで用意されているAtom Zとは異なり1.66GHzまでしか
無かったけどこの度1.83GHzのAtom N470が登場したにょ。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1003/02/news024.html
とはいえ、それでもYouTubeの720pの動画を再生するには不十分にょ。(これは推測だけど
YouTubeの720pの平均レベルのビットレートの動画をほぼコマ落ちなく再生するにはXPでも
Atom2.4GHzくらい、7やVistaならば3GHzくらい必要かもしれない)
それでも1.66GHzのものよりはコマ落ちは減るだろうし、480pのものであれば元々十分に
再生できていたためにより低いCPU負荷で再生できるためメリットはあるけどね。
しかし、Webブラウザ上で再生するならば2月7日に書いたようにXPの方が7よりも有利で
あるためにネットブックで7が主流になれば1.83GHzのAtom N470でも480pの動画再生が
ギリギリになりそうにょ。
だから、ネットブックはWeb閲覧メインだから高いCPU性能は要らないといってもWebの
利用で動画鑑賞が増えている現状を考えると今のネットブックの性能で7が主流になれば
かなり厳しいものになるといえるにょ。(Gyaoでも利用するための推奨スペックが
Pen4 2GHz以上だから現状のネットブックではそれを満たしていない)

そんな中期待されるのが新しく発表されたIONにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100302_351954.html
AtomはPineViewではGPUにノースブリッジ機能を内蔵してしまったために従来のIONの
ようにチップセットとして高いGPU性能を提供することはできなくなったにょ。
したがって、新しいIONは単体GPUとして供給にょ。
これはASUS N10Jcなどですでに実現済みだけど要はサウスブリッジに用意されている
PCI-Ex1スロットに単体GPUを接続するというだけにょ。(当時とは異なり新技術によって
スイッチ切り替えなしにシームレスにCPU内蔵GPUと単体GPUとの切り替えが可能)
一般的なビデオカードがx16で接続しているためx1だと速度低下が心配されるけど接続
されるものが現在のローエンドに位置するものであるため問題はないにょ。

ローエンドとはいえそこまで性能面では問題はないにょ。
10インチクラスのネットブックに搭載を想定したものではシェーダ数(最近は「ストリーム
プロセッサ」と呼ぶようになってきているけど)は8基、12インチクラスに搭載を想定した
ものはシェーダ数は16基ということでノートPC用としては最新のミドルレンジに位置する
新型VAIO Zに搭載のGT330M(48基)やAlienware M11xに搭載のGT335M(72基)と比べると
圧倒的に低い性能だけどAtomのCPU性能で問題がない古めのゲームや動作の軽いゲームを
プレイするならば十分な性能があると思われるにょ。
8基のION下位モデルでもかつてのGeForce6600Go(4〜5年前のミドルクラス)を完全に
凌駕するくらいの性能で16基のION上位モデルなら8600M GS(2〜3年前のミドルクラス)に
匹敵する性能になると予想されるため当時のPCに搭載のCPU性能を考えれば逆にAtomの
方が足を引っ張りそうな感じにょ。
実際N10JcでもCPUであるAtom N270がボトルネックになってGeForce9300M GSの性能を
十分に引き出せなかった感じだからね。
ゲームもだけど動画再生支援機能によってAtomのCPU性能でもHD動画が余裕で再生できる
というのはかなり大きなメリットになるにょ。

IONの懸念材料は価格にょ。
HD動画が普通に再生できるCULVノートが安いものならば5万円以下で買える以上はCPU
性能が半分以下のAtomでは5万円以上の価格では厳しいにょ。
私の感覚では現状のネットブック(3万円前後)から1万円増くらいが限界にょ。(つまり
実売価格で4万円程度)
再生支援機能だけで良ければアクセラレータボードが20ドル程度で入手可能だからね。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/nishikawa/20100222_350132.html
国内では普通に手に入るわけではなくネットブックでは分解を伴うため保証が無くなる
とはいえ、PCベンダーが最初から用意すれば価格に20ドル上乗せする(ベンダーの利益を
考慮して5000円アップくらいになりそう)だけで再生支援機能が付くわけだからそれ
よりも大幅に高価になるようだとIONは売れないにょ。

ゲーム目的だと何度も書いているようにAtomではCPU性能(シングルスレッド性能)が
低すぎるわけだからね。
旧世代であるFFXIでさえAtom N270+GeFoorce9300M GSのN10JcはPenM1.2GHz+915GMの
オンボードVGAの旧世代モバイルノート並であり、915GMよりも10数倍高性能な9300M GSを
搭載しているというアドバンテージもCPU性能の低さによってすべて失われている形と
なっているにょ。(両者ともFFベンチのLOWで2000程度だから動くだけでやっとのレベルで
快適とは言い難い)
最近のゲームはGPU比重が高まっているとはいえ、要求CPU性能はFFXIの頃よりも高く
なっているので大半のものが快適にはプレイできないにょ。(CPU性能的には私が昔使って
いた自作PC初号機 改に搭載の鱈セレ1.4GHz以下だろうから2004年頃のゲームでもCPU
性能が足らないものは結構多かった)
それでも、普通のネットブックではカクカクなゲームが何とかプレイできないこともない
レベルにはなるだろうからIONは十分に価値はあるにょ。(CPUが完全にボトルネックとは
いえCPUで処理していた部分がGPUで処理可能になりCPU負荷が若干小さくなるため)
ただし、そのレベルの付加価値に1万円出せる人はかなり少ないと思うにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20100303_352375.html
ネットブックは安さが最大の武器であるためこのクラスで1万円の差は非常に大きいにょ。

132御茶目菜子:2010/03/05(金) 13:26:07
CULVノートがシェアを奪うのはネットブック?それともモバイルノート?
「CULVノート」というのはネットブックのような特別なCPU(PCで使用するのが前提で
開発されたものではなく最初から低発熱、低価格を最優先した特別設計のCPU)を使用
しているのではなく普通のモバイルノート用のCPUやチップセットを搭載しながら安く
販売しているにょ。
なぜ「CULVノート」がモバイルノートに比べて安く作れるかということは昨年10月19日
にも書いたけど改めてモバイルノートとの比較をすることで書いてみるにょ。

従来のモバイルノートが高価だった理由は主に下記の3点が挙げられるにょ。
(1)高価なULV(超低電圧版)のCPUを使うので高い
(2)筐体が高い
(3)少量生産だから高い

(1)に関して書くとULVのCPUは低消費電力という付加価値があるためそれがセレロンで
あっても従来は200ドル程度の価格が付けられていたにょ。
これはメインストリームのCPUの価格(通常電圧版であればCore2Duoが買える価格)と
なっているにょ。

しかし、CULVではそれが変わったにょ。
「CULV用」という特別なCPUが加わったのではなくULVのCPUを特別な条件下では100ドル
以下という低価格で提供するというわけにょ。
その条件は明かにはなってないけど今は当初より緩和されほとんど無いに等しいレベル
ということにょ。(Atomの場合は低価格で提供するには厳しい条件がある)

これが可能になったのもULVのCPUの歩留まりがかなり高くなったせいだと思われるにょ。
ULVのCPUは電圧を下げることでTDPを下げていたけどそれだと高クロックで動作するCPUの
製造は難しいにょ。(十分な歩留まりの高さがあればULVでも通常電圧版でも製造原価は
変わらないので特別値引きで安くしたCLUVのセレロンは通常電圧版のセレロンよりも高価
であるためIntelにとっては十分なメリットがある)
3月2日に書いたようにアーキテクチャの変更をするごとにクロックを1GHz付近まで落とし
ステッピングの改善や微細化によってクロックを高めていっているために長い目で見ると
クロックは上がって下がってを繰り返しているわけにょ。
逆に言えば低クロックのものならば高い歩留まりでできてしまうということにょ。
しかし、そんな低クロックだといくらULVという付加価値があろうと高価で提供する場合は
需要が少ないのだけど「安いこと」が大きな需要を喚起するということがネットブックで
分かったのでその歩留まりが高くなったULVのCPUをAtomより少し高いレベルの低価格で
提供することにしたにょ。

(2)に関して書くとモバイルノートというのは持ち歩きを考慮しているため極めて高い
堅牢性を持っているし軽量化にもコストをかけているにょ。
しかし、過剰な堅牢性や軽量化は価格に大きく転化されてしまうにょ。
毎日持ち歩いて使うという人でないとその付加価値の恩恵を受けるのは難しいからね。
私は当時としては安価だったFMV6300MCを中古で買ってノートPCを毎日持ち歩くという
習慣を付けるきっかけとなったけどこれはあまり堅牢性が高くなくて1年余りで3回も
壊れてしまったにょ。(安かったので壊れるたびに同じ機種を買い直していた)
したがって、そのFMV6300MCから乗り換える際には堅牢性が高いLet'snoteにしたのだけど
多くの人はここまでの堅牢性は求めないだろうし、200〜300gの軽量化に3倍の価格を
払える人はほとんどいないと思うにょ。

(3)に関しては工業製品であれば量産効果で安くなるというのは言うまでもないにょ。
しかし、モバイルノートというのは需要が少ない(1kg前後の軽量モバイルノートに
おいては需要のほとんどが日本国内だったのでパイ自体が小さい)わけだし、性能の
割りに高価な機種ばかりということで(軽量さや堅牢性に高い付加価値を置くような人
ではない)一般人が気軽に買えるものではなかったにょ。
気軽に持ち運べるサイズ、重量で安価だったネットブックが大ヒットにつながったのも
価格が安ければ小さいノートが欲しいという潜在需要が大きかったせいにょ。
ネットブックは量産効果で安くなっているPCの典型例だからね。

このようにCULVノートはネットブックの成功があったからこそそのワンランク上を用意
することで大きな需要があると判断したためにULVのCPUの大幅な割引サービスを行う
ことで実現できたと思われるにょ。
新型AtomのPineViewでもHD動画の再生支援機能を付けなかったのはCULVへと誘導する
意図があるのかもしれないにょ。(新しく再生支援対応のGPUコアを作るのもコストが
かかるし、GS45に内蔵されているGMA4500HD相当の機能をAtomに内蔵するには現状では
コスト面で無理があるというのが本当のところだろうけど)

しかし、この結果ULVのCPUを搭載したモバイルノートは苦戦に立たされてしまうにょ。
Atom搭載のネットブックが登場後PC市場が活気づいた(不況の中、販売台数ベースで
前年を越えた)けど唯一モバイルノートは前年比で大きなマイナスになったからね。
CPU性能面では一昨日にも書いたようにULVのシングルコアセレロン(セレロン723や743)
と比べても大きく劣るAtomでさえこれだけの影響があるのだから実質モバイルノートに
使用しているものと同じCPUであるCULVノートの影響力は計り知れないものがあるにょ。
Atomが条件を満たすことでCPU+チップセットの価格は40ドル程度で供給されるけど
CULVの場合は下位モデル(といっても上記のようにAtomより完全に格上)で80ドル程度
だからね。
だからこそ実売4万円台のCULVノートというものが可能になるにょ。
ネットブックとは異なりOSは制限の大きなStarterではなくHome Premiumだし、廉価な
ネットブックは未だにWSVGAが主流なのに対してCULVはWXGAが主流だから価格を考えれば
非常に優秀にょ。

1月初頭に登場した新CPU「Arrandale」(32nmのノースブリッジ機能同梱のCPU)によって
モバイルノートの性能も底上げされたけど今夏にははそのArrandaleをベースとしたCULVが
登場する見込みとなっているにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/20100305_352927.html
3月2日に書いたようにCULVノートがシェアを伸ばすとULVのCPUを搭載したモバイルノート
に対して壊滅的なダメージを与えてしまいかねないためモバイルノートはULVをやめ
通常電圧、もしくは低電圧へとシフトするのではないかと考えたにょ。
Atomとは異なり、CULVは最新世代のULVのCPU(の下位モデル)をそのまま使うことで
開発コストはかからないというIntel側のメリットもあるからね。
しかし、上記記事を見るとCULVにも使われるArrandale世代のセレロンは大きく差別化を
するみたいにょ。
スピードステップ機能やVTが付いたために上位モデルとほぼクロック分の性能差しか
なかったセレロンSU2300(L2が1MBということで上位モデルよりは少なめだけどアプリの
実行速度はクロック当たりでは1割の差も出ない)は価格を考えると非常に優れたCPUなの
だけどさすがにそこまで優れたセレロンは今後は登場しないというのであればULV搭載の
モバイルノートが絶滅するという心配は要らなくなるかもしれないにょ。

133マリモーマ:2010/03/06(土) 21:14:35
もし15万円あったら どんなPCにするだろう?
あれから外付けでファイルを焼いてみたけど エラーが出たよ
どれか分からないけど ファイル自体が悪いのかも
ヘッドは 関係なさそうだよ

http://liv0.com

134御茶目菜子:2010/03/07(日) 13:03:31
やはりゲームをするなら自作PC(ショップブランドPC)に限るにょ
マリモーマさんへ
>もし15万円あったら どんなPCにするだろう?

量販店で普通にメーカー製PCを買うならば標準レベルのものが買えるにょ。
自作PCならばミドルクラスのものが余裕で組めてしまうにょ。(標準クラスのメーカー製
PCはおまけがたくさんついているのでPCそのものの性能でいえば自作PCのローエンド並)
用途にもよるけどCPUは10万円台前半の予算ならばCore i7-860がベストにょ。
ビデオカードもミドルクラスのものが買えるにょ。
CPUはi7-860のワンランク上になると一気に3万円アップ(i7-860の価格が2.5万円くらい
なので1ランク上で価格は倍増)となるために選択肢は限られるけれどビデオカードは
細かく分類されているので予算に応じて選び放題にょ。(15万円あればハイエンドな
ビデオカードも搭載可能)

しかし、選択幅が広がるのが難しいと考えるならばショップブランドPCを買うというのは
ありにょ。(価格的にも新規に自作するなら下手にパーツを買って自分で組むより安い)
最初からビデオカードを搭載済みのPCならば相性問題に悩む必要もないし、電源も十分な
ものが搭載されているしね。
http://www.dospara.co.jp/5goods_pc/pc_bto.php?h=g&f=g&m=g&mc=1205&sn=51&vn=1&lf=0
現時点でシングルカード最高のRADEON HD5870を搭載しているので現状のどのゲームも
快適にプレイできるにょ。

マリモーマさんの現在のPC構成を考えると予算15万円を1台のデスクトップPCに使うのでは
なくてデスクトップPC+ノートPCの方が利便性がアップすると思うにょ。
デスクトップPCは10万円で買えるこれがおすすめにょ。
http://www.dospara.co.jp/5goods_pc/pc_bto.php?h=g&f=g&m=g&mc=1152&sn=79&vn=1&lf=0
これでもGeForce GTS250を搭載で上記のハイエンドなRADEONよりは性能は劣るとはいえ
十分高性能にょ。
残った5万円でCULVノートを買うといいにょ。
5万円あればACERのAspire1410が買えるにょ。
http://kakaku.com/item/K0000063048/

予算が15万円ではなく5、6万円ならば選択肢は上記CULVノートもいいけどゲームをする
ならばデスクトップPCがいいにょ。
http://www.dospara.co.jp/5goods_pc/pc_detail.php?h=d&f=d&m=pc&mc=1393&map=7
5万円PCとはいえ、CPU性能もビデオカード性能も普通にゲームするのに十分にょ。
これでものどかの100倍以上の3D性能があるからね。

>あれから外付けでファイルを焼いてみたけど エラーが出たよ
>どれか分からないけど ファイル自体が悪いのかも

最初からファイルが壊れているならばどうしようもないにょ。

135御茶目菜子:2010/03/08(月) 12:30:46
ローエンドが最高性能・・・?
PCの場合、いくらミドルやハイエンドのものを購入しても数年後のローエンドに性能面で
負けてしまうということは当然のように起きてしまうにょ。
だからハイエンドならば「高価でも性能が高いため長く使えるからお得」というわけでは
なく実際はミドル下位やローエンドを頻繁に買い換えた方が同じ金額を払っても性能面に
関しては有利なことが多いにょ。
これはPCが依然として大きな高性能化を続けている(特にGPU性能は1年に2倍近いペースで
性能が向上している)というのが原因にょ。

デジカメもPCと比べて性能向上は少ないもののそのような下位クラスに上位クラスが負ける
という下克上は起きてしまうにょ。
というのもデジタル一眼レフにおいて入門機は毎年モデルチェンジをしているのに中級機
に関しては2年、プロ機に関しては基本的にオリンピック毎にモデルチェンジをしている
わけだからね。
PCの場合は、ローエンドからハイエンドまで一斉にモデルチェンジされるため店頭に
売っている製品に関してはよほどの旧機種が店頭に並んでない限りは上位クラスが下位
クラスに性能面で負けることはないにょ。
もしそんな旧製品があれば下位クラスの新製品以下の価格で上位クラスの製品が特価販売
されているのが普通だけどそれは上位クラスの後継機種が存在するということが非常に
大きいにょ。
しかし、デジタル一眼レフの場合はモデルチェンジされる間隔が異なる(下位機種の方が
早くモデルチェンジされる)ために上記のような下克上は頻繁に起きてしまうにょ。

さて、PCにおける性能といえば真っ先に考えるのがCPUにょ。
CPUは各社ともモデルナンバーが取り入れられ「クロック至上主義」から脱却しようとは
しているものの同一アーキテクチャであれば「高クロック=高性能」なのは事実にょ。
デジカメに置ける性能といえば、やはりセンサー性能にょ。
CPUのクロックと同じく「高画素=高性能」いうのが強く根付いているにょ。
CPUの場合は処理性能をベンチマークなどで計測することで実際に速くなっているかを計測
することができるわけだけどデジカメの場合はそれは難しいにょ。
どうしても数字に表れない感覚というものが判断基準に入ってしまうからね。

「高画素=高画質」ではないということをここで何度も書いたわけだけどそれは決して
高画素を否定するわけではないにょ。
記録されるデータが重くなるから・・・と単純に否定はできず、画素数が十分多ければ
トリミングの余裕がある高画素が選べるという選択肢が用意されているというメリットが
あるわけだからね。(高画素が要らなければ1ランク下のサイズで撮影すればいいし)
ただし、それはトリミングに耐えられるだけの実効性能があるかどうかが非常に重要と
なるにょ。

コンデジの場合、米粒並の小さなセンサーを使用しているために1000万画素ではいくら
高性能なレンズを使ってもその性能を発揮できず、収差のない理想的なレンズを使用する
という机上の空論においても回折限界のためF値が大きくなるズームの望遠側では物理的に
解像するのが不可能になってくるにょ。
したがって、コンデジには1000万画素を越えるような高画素はまず不要といっていいの
だけどそれでも画素数が増えたから性能が年々落ちていると単純にはいえず、画像処理
エンジンの改良によってISO400が常用できるレベル(2L印刷に耐えられるレベル)に
なってきたし、一部のコンデジはISO800も常用ができるレベルになってきているにょ。

ただ、デジタル一眼レフの場合、ポピュラーなAPS-Cサイズでもコンデジでポピュラーな
1/2.3インチセンサーの10倍以上のセンサー面積となっており単純に考えればコンデジの
10倍の画素数に耐えられる計算になるにょ。
実際はレンズは汎用性を持たして設計されているために専用設計のコンデジの方が有利
だし、常用可能かどうかの判断基準も私の基準でもコンデジはL〜2Lサイズなのに対して
デジタル一眼レフだとA4〜A3くらいとなりデジイチの方がより高いものを求めている
からね。
この判断基準は人によって変わると思うけど「デジイチでもコンデジ並に撮れればいい」
と考える人はさすがに居ないと思うにょ。(デジイチ>コンデジであるべきと考える人が
大半だと思う)

ではデジイチの画素数はどれくらいがベストなのかというと画素ピッチがコンデジのように
まだ物理限界には達してないものの画素数が多ければ基本的に暗所性能が弱くなるし、
回折限界のために選択できるF値に制限ができる(APS-Cだと1000万画素ではF11、2000万
画素ではF8くらいが限界となりそれ以上絞るとかえってシャープさが損なわれる)という
ことで高画素が必ずしも有利とはいえないにょ。
暗所性能に関してはコンデジのように年々向上しているセンサー性能に加えて画像処理
エンジンの改善(要はノイズをいかにごまかすかというテクニック)によって暗所性能が
改善されてきているため高画素だから暗所性能が弱いとは単純にはいえないにょ。
同一世代のセンサーで同一世代の画像処理エンジンを使用する場合は高画素の方が暗所
性能が低くなるのは確実だけどね。(画素数が2倍になれば単純計算でノイズも2倍)

デジイチで暗所性能の高さを見せつけたのは2006年に登場した入門機のニコンD40にょ。
当時は1000万画素が主流になりつつあったけど前年発売のD50でも好評だった600万画素の
センサーを採用し、さらに画像処理エンジンの改善をすることでISO1600が常用できる
レベルの画質(A4印刷に十分使えるレベル)となったにょ。
当時は設定こそISO1600や3200にできてもまともに常用できるのはISO800止まり(どこ
まで実用に耐えられるかは個人の判断にゆだねられるところが大きいのであくまでこれは
私の主観だけど)ということで最も安い入門機なのに中級機をも越える暗所性能という
ことは高く評価されたにょ。(600万画素で足りるかどうかという点と入門機で満足
できるかという点がポイントとなる)

センサー性能は年々向上しており、2008年に登場した中級機のニコンD90は1200万画素
にも関わらずISO1600が常用できるレベルの画質となったにょ。(画素数ではD40の2倍と
なり暗所性能でもD40を越えたために「600万画素神話(?)」は崩壊した)
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2008/11/10/9595.html
このD90に搭載されたセンサーは後に登場したD90の上位機種であるD300sや入門機のD5000
にも搭載され現在のニコンの標準的なセンサーとなっているにょ。
つまり、画素数が多くなると駄目になるというのではなく時代に合わせた高画素を進めて
いく必要があるわけにょ。
2006年の時点ではある程度の暗所性能が欲しければ600万画素がベストだったけど最近
だと1200万画素くらいでも問題ないということにょ。(600万画素あればA4用紙に250dpiで
印刷できるためトリミングをせず最大でもA4印刷までという人ならば全く問題がない)
これが一気に2000万画素くらいになると後継機種の方が暗所性能で劣るということに
なってしまいかねないからね。

そんな中、昨年11月に登場したEOS 7DはAPS-Cとして1800万画素というのはインパクトが
大きかったにょ。
キャノンは比較的高画素を求めているためにライバル(ニコン)よりも高画素の機種を
積極的に投入しているからね。
一昨年に1200万画素のD90の対抗として登場したEOS 50Dは1500万画素だったし、APS-Cの
最上位となるD300s(D90のセンサーを流用しているので1200万画素)の対抗として昨年
登場したEOS 7Dは1800万画素ということでD90 vs 50Dよりもさらに画素数の差は大きく
なったにょ。
50Dの時は画素数が増えても画像処理エンジンが今ひとつといった感じで個人的には
画素数が300万少なくてもD90の方がトータルでは高画質に感じたのだけど7Dの場合は
違ったにょ。
対抗であるD300sは高画質なD90と同じものとはいえ、さすがに今となってはもう旧機種に
なりつつあるためEOS 7Dの方が有利な面も多く見られたにょ。
最新のセンサー、最新の画像処理エンジンを用いているEOS 7Dは画素数が1.5倍も多い
D300s(D90)に対して暗所性能も負けてない感じだったにょ。

そして、そのEOS 7Dに採用されたセンサーと画像処理エンジンを使った入門機である
EOS Kiss X4が登場したにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20100308_353045.html
デジカメの場合はセンサー、画像処理エンジン、レンズでその画質は決まるために同じ
レンズを用いればAPS-C最上位となるEOS 7Dと同じ画質がこの入門機であるKiss X4でも
得ることができるにょ。
これは当然とはいえば当然のことだけどすごいことにょ。
キャノンのAPS-Cのデジイチの現行機は上位からEOS 7D、EOS 50D、EOS Kiss X4となった
(この度旧機種となったX3はX4の下位としてもうしばらく平行販売される)けれど
発売されたのが一昨年である50DはKiss X4の上位モデルなのに画質面で完全に劣るものと
なったにょ。

画素数が増えた分だけ暗所性能がどうなったのか気になるところだけど上記レビュー
および他所でのレビューを見る限りは暗所性能はD90を完全に抜き去ったためにAPS-Cでは
一番ではないかと思われるにょ。
http://digicame-info.com/2010/03/eos-kiss-x4d90.html
7Dと比べても同等以上の暗所性能を持ちAPS-CながらISO3200を常用できるレベルにまで
引き上げたにょ。
D90などではISO3200は使えなくはないけどさすがにノイズが多いため使用するのはやや
躊躇われるし、ISO6400に至っては色ノイズが激しく出てしまうので完全に非常用だった
のに対してこのKiss X4はISO6400でもそれなりに使えるレベルで最高感度のISO12800は
さすがにノイズが多く非常用といった感じだけど2Lくらいならば十分使えそうなレベルと
なっているにょ。
昨年登場したニコンのプロ機のD3sではAPS-Cの2倍以上のセンサー面積を持つ35mmフル
サイズセンサーということでISO6400が常用できるレベルの性能だったけどAPS-Cも最新の
センサーを用いればISO3200の常用ができるということがこれで明らかになったにょ。

ただ、1800万画素を生かすにはかなり高性能なレンズが必要になるにょ。
キャノンの場合標準でついてくるキットレンズは優秀だけどそれでも1800万画素に耐える
ことはできないにょ。
実際、撮影サンプルを見てみると1800万画素という解像感は感じられないからね。
低感度では1200万画素のD90とと比べても変わらないレベルだし、画素数が1800万画素と
多いため等倍鑑賞ではむしろX4の方が劣っているように見えるのでこの画素数を生かす
ならば高性能なレンズが必須といえそうにょ。(高画素が高画質には繋がっていない)
とはいえ、入門機を買うような人が高価なLレンズを買うとは思えないし、恐らく大半の
人が標準で付いてくるキットレンズを買って終わりという感じになるだろうから1800万
画素の性能を発揮出来ずに終わるのではないかと思うにょ。(だから一昨年に発売された
1200万画素のKiss X2からの買い換えで高画素のメリットを感じる人はほとんどプラシーボ
だと思う)
それに新機種ということでKiss X3と比べて高め(入門機の中では全メーカーで最高値)と
なっているにょ。
しかし、優れた暗所性能は魅力だし、動画機能もかなり強化されているからその価格分に
似合うだけのメリットはあるにょ。
入門機なのにAPS-Cのデジイチの中で最高画素数かつ暗所性能も最高だからね。
個人的にはもう入門機は買うつもりはないのでKiss X4を買うことはないと思う(それ
以前にペンタックス、ニコンに加えてキャノンの3マウントは金銭的にも厳しい)けど
D90(ニコンの現行中級機下位モデル)の後継機種がKiss X4並の暗所性能を持っていれば
ぜひ欲しいにょ。

136御茶目菜子:2010/03/10(水) 12:21:20
センサーサイズが大きいことはいいことだけど・・・
デジカメにおいて「高画素=高画質」とはいえないということは何度もここで書いたの
だけど失うものが無ければ画素数が多いにこしたことはないにょ。
風景写真などを撮影する際には遠景の木々の描写は数100万画素程度のデジカメでは満足
いくようなものではないからね。(インクジェットプリンタでA4でプリントするくらい
ならば600万画素のデジタル一眼レフで何の問題もないけど)
きちんと解像するならば画素数が多い方がいいにょ。

画素数を多くしても失うものを減らすにはセンサーサイズを大きくするしかないにょ。
一般的なコンデジに使われている1/2.3インチセンサーと比べて入門〜中級機のデジタル
一眼レフに採用されているAPS-C相当のサイズのセンサーでさえコンデジの13倍の面積を
持ちハイエンド、プロ機に採用されている35mmフルサイズセンサーに至っては約30倍の
面積となるにょ。
一般的には800万〜2000万画素相当と言われている普通(35mm)の銀塩フィルムだけど
フルサイズセンサーを使用、2000万画素オーバーのハイエンド機が登場してようやく
銀塩を越えたと思われるにょ。(高感度時の画質はとっくに銀塩を越えていたけど)

ただ、風景写真をメインにとっている人の中には35mm版ではなく中判カメラを使用して
いる人も少なくはないにょ。
プロ用デジタル一眼レフが銀塩を越えたといってもあくまで35mm判での話にょ。
中判では面積が最も小さな6x4.5でさえ35mmフルサイズの3倍以上の面積となるにょ。
これはAPS-Cと35mmフルサイズの差よりも大きなものにょ。
中判銀塩をデジタルで置き換えるならばいくら35mmフルサイズのハイエンド機が高性能
とはいってもまだまだ描写能力で力不足は否めないため中判デジカメを投入するしかない
けれどセンサーサイズの大きさが価格に直結してしまうため200〜300万円くらいの投資が
必要になってしまうにょ。

そんな中ペンタックスから中判デジタルカメラが登場したにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100310_353556.html
中判カメラの多くはユニット式となっており背部にフィルム装填の代わりにポラロイドを
付けられるようになっていたのをデジカメに変えたようなデジタルバックでの使用が
一般的となっているのだけどこの645Dは最初からデジタルカメラとして設計されたもの
なのでそのようなユニット交換は不要(できない)なものになっているにょ。
6x4.5の中判カメラとはいえ、センサーサイズはそれよりも小さめの44x33mmにょ。
これでも35mmフルサイズの1.7倍のセンサーサイズとなっているにょ。
さて、問題は価格だけど実売80万円というのはかなり安いにょ。(35mmデジタル一眼
レフの最上位モデルとあまり変わらない価格)
まぁ比較対象が200〜300万円するハッセルやマミヤ用のデジタルバックだからね。
とはいえ、200〜300万円という中判デジカメはプロ用の保守サービスや拡張性の高さも
含まれているわけだからそういう面で645Dは中判デジカメとして考えるならば廉価モデル
(制約の多いもの)と考えられてしまいそうにょ。

問題はどのような写真がとれるかにょ。
今まで中判デジカメを作っていたメーカーはデジカメを作り慣れているメーカーではない
ということで最低感度の描写は良くても少し感度を上げたらノイズの非常に多い写真と
なるものも少なくなかったにょ。
これはデジカメがセンサー、レンズに加えて画像処理エンジンが大きなウェイトを占めて
いるからにょ。
そういう面ではペンタックスはデジカメに参入して長く、シェアこそはキャノン、ニコン
と比べて大きく劣るけど一定数のファンはいるにょ。
私自身ペンタックスのデジタル一眼レフのK200Dを持っているけどなかなかいい絵を出し
性能そのものには満足しているにょ。

気になる画素数は4000万画素にょ。
これでもAPS-Cでいえば1000万画素くらいの画素ピッチであるため性能面で無理をしている
ようなものではないにょ。
したがって、それなりのレンズを装着すれば4000万画素で解像可能にょ。(ベイヤー配列
であるため完全にピクセル単位での解像は不可能だけど)
EOS Kiss X4のようにAPS-Cで1800万画素もある機種もあるけどそれだと並のレンズでは
解像しないため画素数を生かせないからね。
この645DでKiss X4並の画素ピッチを実現したら7000万画素に達してしまうにょ。(実際に
デジタルバックでも6500万画素の高性能モデルはあるため4000万画素というのは決して
多い画素数ではない)
そういうことで無理をせず、しかも2000万画素オーバーの35mmフルサイズよりワンランク
上の描写が可能になるというのはセンサーサイズの魅力にょ。(あくまで「可能になる」
というだけで実際にどの程度の差があるかは撮影サンプル待ちだけど)

ただ、4000万画素もあると非常にデータが重いいにょ。
非圧縮TIFFで保存すれば1枚あたり120MBだし、RAWでも50MBに達するからね。
デュアルSDHCスロット搭載とはいえ、32GBのSDHCでも心許ないにょ。
CFに対応してないのでせめてSDXCに対応して欲しかったところにょ。
とはいえ、中判カメラは連写でバシバシ撮影するようなものではないのでそれほど問題は
なくむしろSDHCの書き込み速度に問題がありそうにょ。
Class10のSDHCで実効12MB/sで書き込みできたとしても120MBだと1枚10秒もかかって
しまうわけだからね。
バッファメモリをどれだけ搭載しているのかは分からないけどいくら連写をすることは
あまりなくても最低でも1GB以上のバッファがないと話にならないにょ。

やはり、センサーサイズが大きいことはいいことだけどその分カメラそのものが大きく
なってしまうのがネックにょ。(645Dも中判カメラ+デジタルバックよりは小さいけど)
中判カメラを買うような層だとそんなことは気にしないけど35mm判で慣れている人から
すればかなり大きく感じるからね。
コンデジのセンサーは小さすぎるから大きい方がいいとはいってもあのセンサーサイズ
だからこそ5倍や10倍ズームを搭載してもポケットサイズに収まるわけだからね。
ネオ一眼(一眼レフ風のコンデジ)でついに光学30倍ズームを搭載するカメラが登場した
けどこれもセンサーサイズが小さいからこそ可能にょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100309_353564.html
デジタル一眼レフで実現しようとするとAPS-Cでさえとんでもないことになるにょ。
フルサイズ換算で24-720mmF2.8-5.6相当のレンズということはAPS-Cでは実焦点距離が
16-540mmとなるわけだからそれで明るさが2.8-5.6となるとレンズだけで5kgを越えて
しまいそうにょ。

というわけで中判デジタルカメラは35mm判では満足できなくなった人、もしくはすでに
中判用のレンズシステムがある人にとっては有用な選択肢だけどそうでなければただの
大きくて重いカメラでしかないにょ。
金銭面で新規にカメラ&レンズ一式の購入問題がないという人でもこのサイズ、重量が
使用面で大きな制約を受けるにょ。
元々中判カメラはスタジオ内で使うとか、屋外で使う場合は三脚を用いて風景のように
静止した被写体を撮影するのが主な使用用途だからそれを「制約」と呼んでいいものか
どうかは微妙だけど・・・。(制約というよりは向き不向きというだけの話かも)

だからセンサーサイズが大きい方が必ずしも良いとはいえず、自分の用途に合わせて
選択すべきにょ。
万能に使え、かつコストパフォーマンス重視ならばAPS-Cのデジタル一眼レフがベストだし
常に持ち歩くならばポケットに収まるコンデジの方が有利にょ。
普通にスナップ撮影してインクジェットで2Lくらいに出力するならば両者に画質面の
違いはほとんどないしこれが中判カメラだろうと違いは出てこないにょ。
結局最終的なアウトプット(出力媒体)が何かということが重要となるにょ。
A4ではなくA2、A1まで伸ばすならば4000万画素の中判デジカメの本領が発揮ようやく発揮
できるわけだからね。(A3程度では35mmフルサイズのデジタル一眼レフと比べて優位性は
ほとんどない)
PCで等倍鑑賞をするのが目的ならばピクセル単位でしっかり解像するフォベオンセンサー
採用機(DP1など)を使用するのが自己満足度が最も高くなるにょ。

137御茶目菜子:2010/03/12(金) 14:09:17
暗所性能の高いデジカメの方がお買い得感が高い!?
私がデジカメを購入する際には気にしているのは画素数ではなくセンサーサイズや
高感度時の画質にょ。
基本的に同じ世代のセンサーで同じ画像処理エンジンを使えばセンサーサイズが大きい
方がすべての面において有利になるからね。
ただ、一昨日に書いたようにセンサーサイズが大きくなると筐体サイズも大きくなる上に
高価となるために単純に大きければ良いというものではないのが難しいところにょ。

さて、デジカメを購入する際に高感度に強いものを買う場合において最大設定がISO1600の
デジカメ(デジカメA)とISO12800のデジカメ(デジカメB)のどちらが上かというと
これは「上限感度だけでは分からない」が正解にょ。
実際に同じ感度で撮り比べないと何ともいえないにょ。
デジカメAがISO1600で十分常用できるくらいの画質が得られ、デジカメBはISO800が
実用限界と感じる人であればデジカメAの方が高感度に強いといえるにょ。
その際に比較となるのがノイズ(色ノイズ、輝度ノイズ)の量とディティール(細部)の
描写にょ。

デジカメの場合はデジタル記録であるが故に設定上の感度を上げようと思えばいくらでも
上げることが可能になるにょ。
ただ、感度を2倍に上げようとするとノイズも2倍になってしまうにょ。
したがって、それを防ぐためにノイズ除去機能が備わっているにょ。
とはいうものの100%ノイズのみ除去するというのは不可能であり、本来必要である
情報まで消してしまいがちなのでディティールが甘くなりがちにょ。
だから感度の低いセンサーやコンデジのように1画素当たりの受光面積が小さなセンサー
だと元々十分ではないために高感度で描写性能を上げるのは非常に難しいにょ。

例えば感度の高いセンサーを用いた場合、あるピクセルでは輝度70、別のピクセルでは
78だった場合それを2倍に増感したら140と156となるけどそれより10倍感度の低いセンサー
において考えるとあるピクセルが7、別のピクセルも7となりそれを2倍にしても14と
14で増感しても情報自体に変化はないにょ。
暗部にグラデーションがある場合はそれを再現できず一面同じ色になってしまうにょ。
それ故に無理な高感度を行うとディティールが失われノイズまみれになるかもしくは
ノイズをごまかしても塗り絵のようになってしまうかのどちらかになるにょ。
したがって、高感度時の描写力を見る場合はノイズだけディティールだけを見ては駄目で
両方を総合的に判断する必要があるにょ。

銀塩フィルムはダイナミックレンジが広くデジカメよりもディティールの描写に優れて
いると考えている人がいるけど決してそんなことはないにょ。
ダイナミックレンジはそんなに美化されるほど広くはないにょ。
デジカメは色飽和しやすいためダイナミックレンジが狭いようなイメージがあるけど
ダイナミックレンジを数値化すれば最近のデジタル一眼レフ用のセンサーの方が銀塩
フィルムよりも広いくらいだからね。
ただこれはレコードと音楽CDのように数字で表現できない違いがあるためにどっちが
勝っているかは判断が難しいことけどね。

ただ、高感度時の画質においてはもう完全にデジタルの方が勝っているにょ。
銀塩フィルムのISO1600やISO3200は多くのノイズがあったけれど当時はそれでないと
撮れない写真もあったということで価値はあったので非常に有用だったにょ。
しかし、その反面ノイズが多すぎるため高感度フィルムの常用は無理だったにょ。
ISO400のフィルムが常用可能なレベルになったのも80年代になってからだし、デジタルの
進化と比べると銀塩フィルムの進化は遅いため結局ISO1600が常用可能になるような
時代は訪れなかったにょ。
したがって、室内と屋外の2カ所の写真を交互に撮る場合は感度の異なるフィルムを装填
したカメラの2台体制で行う必要があったにょ。
その点、デジカメでは1枚ごとに感度設定が変えられるために高感度に強ければ積極的に
それを使うことが可能になるために高感度に強いというアドバンテージは誰しも生かす
ことが可能になるにょ。(ISO1600の高感度フィルムは使ったことがないという人も
相当数いると思う)

さて、「室内や暗所ではフラッシュを使えばいいだけでは?」という人も中にはいる
とは思うけどフラッシュは決して万能ではないにょ。
夜景のような発光体には無意味だし、そもそも遠距離だと光が届かないにょ。
フラッシュの光がどこまで届くかというのはこれはGN(ガイドナンバー)とレンズのF値に
よって計算可能にょ。
GNはフラッシュの光量を示し、F値はレンズの明るさを示すにょ。
GN7のフラッシュ、F値3.5のレンズを搭載したコンデジで撮影する場合は光が届く距離は
「(GN)7÷(F)3.5=2」となりフルパワーで発光時には2mまで有効となるにょ。
もっともそれより離れたら光が届かないというわけではなく光が弱くなるというだけの
話であり2倍距離が離れたらその二乗分の4倍暗く写ってしまうというだけにょ。
それを明るくしようとすれば高感度が有用にょ。
上記の計算は感度をISO100の場合で考えたものだからISO400ではそれより4倍明るく
撮せるため距離が2倍になった分を相殺可能になるにょ。
つまり、ISO感度の倍数の平方根分ほどGNが増えた形になりISO400で撮影する場合は
GN7のフラッシュはGN14相当になるということにょ。
だから、フラッシュを使用時でも高感度に強い方が有利となる場合があるにょ。

夜景などではフラッシュを使わない(使うのは無意味)といっても夜景は基本的には
三脚据え置きで低感度&長時間露光で撮影するものだから高感度画質に優れていても
それをもって夜景撮影において有利とは一概には言えないにょ。
ただ三脚を常時持ち歩いている人はほとんど居ないだろうし、三脚の代わりに固定できる
ものを探そうにもそんなに都合良いものなんて滅多にないにょ。
遊園地のナイトパレードや博物館など暗所撮影も場所によっては三脚自体が使用不可と
いう場合もあるにょ。
したがって、暗所に強い(高感度画質に優れる)ということはそれだけ有利になるにょ。

それにフラッシュ自体は個人的にはあまり使わないにょ。
私はコンデジを専ら画像メモ代わりに食事や買ったものなどを撮影に使用しているけれど
そういう撮影をする場合はフラッシュでは臨場感が出ないし、ビニールコーティングを
している物を正面からフラッシュで撮影すると反射で肝心の被写体が写らなくなって
しまうにょ。
そういう場合は、一眼レフを用いてフラッシュを別方向から当てるという方法を取るしか
ないにょ。(一番楽なのは天井バウンズ撮影)
夜景撮影のように低感度でも三脚を用いて長時間露光すれば良いだけの話だけどわざわざ
画像メモ代わりの撮影でそこまでしたくはないにょ。
したがって、手ぶれ補正機能があり、なおかつ高感度に強いコンデジというのが理想で
そういう面では昨年末に購入したTX1はほぼ理想通りだったにょ。

とはいえ、TX1も1月3日、5日にここで書いたレビューのように暗所で優れていても日中
屋外での描写は今ひとつにょ。
これは現在の裏面照射センサーが明るい場所でノイズが出やすいことやあまりノウハウの
蓄積のないセンサーなので画像処理エンジンでもうまく対応ができていないというのが
原因にょ。(TX1とWX1は初採用なので同じセンサーのTX7よりも劣る)
それに加えてTX1は屈折光学系の宿命でレンズ性能が低いにょ。
低感度ではTX1の1000万画素で撮影したものよりも500万画素の5年前に購入したコンデジ
(ニコンS1)の方が解像感において上に感じるくらいだからね。

TX1はそのようなデメリットがあっても暗所に強いというメリットがあるために私は
便利に感じているにょ。
では、実際にTX1の暗所性能がどれくらいなのかを作例を挙げてみるにょ。
たまたま手元にあったコミックスの表紙を室内の蛍光灯の下で撮影してみたにょ。(撮影
モードは手持ち夜景モードを使用)
1000万画素ではレンズ性能が低いためまともに解像しないのでレンズ性能の低さと
ディティールの欠損を分けて考えられるようにそれなりに解像する300万画素モードで
撮影したものを無加工状態にしているにょ。

まずはISO400にょ。
http://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1268368353.JPG
これだけ見ると普通だけどコンデジでISO400でここまでノイズがないものというのは
ほとんどないにょ。(等倍で見てもノイズはほとんど気にならないレベル)
裏面照射センサーは最低感度でもノイズが乗ってしまうので手持ち夜景モードの
ISO400は標準モード(プログラムモード)のISO125と同レベルの画質となっているにょ。
だからこれをTX1の最高画質の基準として考えても過言ではないためそれで高感度では
どのように劣化するかを見てもらいたいにょ。

次は最高感度のISO3200にょ。
http://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1268370019.JPG
多くのコンデジでは等倍では見るに堪えられないレベルの画質(ノイズまみれや塗り絵
状態)となるのに対してそれなりに見れるレベルになっているのが分かるにょ。(手持ち
夜景モードではぶれなければよりノイズ低減があるためにしっかり構えればこれよりも
さらに高画質で撮影も可能)
TX1には低画素における画素混合はないので1000万画素で撮影してもこれと同じレベルの
ノイズ量で撮影可能にょ。(画素混合で感度を上げている機種だと高感度時には最高
画素数で撮影できないという制約がある機種も多い)
ISO400よりも彩度が低く微妙なグラデーションが失われているとはいえこれを単体で
見せられたらコンデジのISO3200で撮影したものと信じる人は居ないレベルだと思うにょ。
彩度が低めだけどフォトレタッチソフトで彩度を上げれば見た目の印象は大きく変わる
ので彩度は無視してノイズ量とディティール(この場合は小さい文字など)だけに注目
して欲しいにょ。
実際、ISO1600同士においてTX1はデジタル一眼レフのK200D(2年前の暗所性能最低クラス)、
D50(5年前の暗所性能最高クラス)と比較しても暗所ノイズの量やノイズリダクションに
よって発生するディティール損失においては大きな差がないくらいだからね。(さすがに
レンズ性能の差は明白だけど)

TX1の手持ち夜景モードはISO感度がオートとなってしまうため微妙なISO設定ができない
のでISO3200で撮影する際にはわざわざ蛍光灯の光が当たらないように影を作って撮影した
けどそれは逆に言うと室内でお手軽にブツ撮りしたいけど蛍光灯の光が表面に反射したり
自分の影が入るのが嫌という場合にいっそのこと全部影で覆って高感度で撮影しても
これくらいの画像が得られるということにょ。
もっともコストや手間暇を惜しまない人ならば室内でのブツ撮りはライティングが命なので
照明機器を購入しそれにあった撮影場所を用意し、三脚を用いてしっかり撮影するのが
ベストだけ毎日の日記やほんのメモを書くのに俳句や短歌のように一字一句しっかり吟味
して書くようなものでとても手軽に撮影なんてできないにょ。(ここで現在書いている
文章もとりあえず意味が伝わればOKというレベルのものなのでそこまで一字一句吟味して
書かれた物ではないし、そこまで吟味して書くとハードルが高くなりすぎてとても気軽には
書けなくなってしまうので書くのを躊躇してしまう)

暗所性能に優れているということは私のように室内でノンフラッシュ撮影をする人に
とっては非常に有用だけどTX1の裏面照射センサー+手持ち夜景モードを用いたものより
センサーサイズが1桁違うデジタル一眼レフの方が上にょ。
何せ入門機のAPS-CサイズでさえTX1の13倍のセンサーサイズだからね。
だからデジタル一眼レフではどの機種でもTX1以上の画質で撮影できるにょ。(しかし
私が所持しているデジタル一眼レフは現在では暗所性能に弱いものなのでTX1と比較して
大きな差が感じられないのが辛いところ)
それでも、まだまだ暗所性能は十分とはいえないにょ。

デジタル一眼レフでは大きなさまざまな撮影に対応できるようにメーカーが別途用意して
いるレンズの焦点距離が多種多様に富んでいるのだけど同じ焦点距離でも明るさが異なる
ものが複数あるにょ。
レンズの明るさというのはレンズの焦点距離を有効口径で割ったもので300mmのレンズで
有効口径が6cmならば「300÷6=5」でF値は5のレンズとなるにょ。(単焦点の望遠レンズ
では有効口径≒前玉の口径なので600mmF4の望遠レンズでは最前面のレンズの直径は
150mmに達する巨大なものとなる)
上記のフラッシュの撮影と同じく暗い場所で撮影するためにはF値の小さな明るいレンズを
使用するのが一番(レンズが明るくなれば感度を下げることが可能になるため画質面でも
有利となる)なのだけどF値が半分になると(レンズの有効面積が4倍になるため)4倍
明るくなる代わりに重さも飛躍的に増大するにょ。(単純に考えれば体積は8倍となるわけ
だからね)
それに加えてコスト面も非常に高くなるにょ。
1段(=2倍)明るくなるだけで価格差は概ね3〜5倍は高価になるからね。
2段明るくなれば文字通り桁違いの価格になるにょ。

一眼レフにおいては同じAPS-Cであっても常用できるレベル(A4にプリントしても全く
問題ないレベル)となると私が所持している機種ではISO800程度なのに対して3月8日に
書いたEOS Kiss X4ではISO3200が常用レベルに達しているにょ。(ブログなどでVGAや
SVGAに縮小使用したり、L判しか印刷しなければTX1でもISO3200で十分使えるけど)
ISO800とISO3200では2段(4倍)異なるにょ。
三脚を使ってじっくり撮影できるような静止物ならいいけど室内スポーツや屋内での
ライブ撮影などある程度の動きがありなおかつ十分な明るさが確保できない場合は
明るいレンズが必要になるけど上記のように2段明るいレンズなんて桁違いに高価になって
しまうにょ。
つまり「暗所に強い(高感度画質に優れる)=コスト面で有利」とも言えるにょ。
とはいえ、同じシャッター速度で撮れるから同じような写真になるかといえばそうでは
なく、高価なレンズはそれに似合った描写力を持っているし、シャッター速度ではなく
絞りも写真には影響するためボケを生かした写真を撮影するにはF値の小さな明るい
レンズの方が有利となるためこれを持ってして高感度画質が高ければ明るいレンズは
不要になるというわけではないけどね。

同じ条件であれば明るいレンズを使用すればより暗い場所にも対応できる(2段明るければ
さらに4倍速いシャッター速度で撮影できる)ためにさらに暗所で有利になるにょ。
だからレンズの明るさを考えてみると新型のTX7よりもTX1の方が若干上でTX1よりも
さらに1段レンズが明るいWX1が最も暗所性能で優れているコンデジといえそうにょ。
あくまで手持ち夜景モードを使用した場合の話(ドラゴンボールで例えるならば界王拳の
ように条件付きで一時的に高めている)だからセンサーそのものの性能とレンズの明るさ
でいえば1/1.7インチCCDを用いて(広角側で)F2の明るいレンズを使ったPowerShot S90が
最高だろうけどね。

138御茶目菜子:2010/03/13(土) 12:48:02
レンズ選びこそがデジタル一眼の最大の醍醐味だけど・・・
昨日は暗所に強いデジカメが欲しければ高感度時の画質だけではなくレンズの明るさも
重要になると書いたのだけどレンズが固定のコンデジとは異なりデジタル一眼の場合は
レンズが(予算も需要だけど)選び放題にょ。
とはいえ、問題は交換レンズはメーカー、機種によって装着できるものが異なるという
ことにょ。
これはPCでいうとUSBとIEE1394くらい別物となるにょ。
物理的形状が異なるというだけではなくプロトコルも異なるにょ。

昔(1970年代以前)の一眼レフカメラとレンズは機械的につながっていたのだけどAF全盛に
なる前(1980年代)から電子機器の塊になったにょ。
レンズにもその情報が埋め込まれたチップが搭載され(ニコンではそれを「CPU内蔵レンズ」
と呼んでいる)そのチップとカメラ側のCPUで情報をやりとりしながらAEやAFを制御して
いるにょ。
だから同じマウントであっても古いレンズを新しいカメラに装着(もしくはその逆)した
場合は使用ができなかったり、使用できても使用モードに制限ができたりするにょ。

キャノンの場合はAFに移行する際にFDマウントから完全電子制御式のEFマウントに変えた
ためにニコンほどは複雑ではない(MF時代のレンズは装着自体が不可能だから選択肢が
減らされているというのもあるし、キャノンの場合はEFマウント移行時にレンズ内にAF
駆動用のモーターを組み込んだためモーター内蔵・非内蔵のレンズという選択肢も存在
しない)けれどニコンの場合はマウント形状自体は50年前のニコンFから同じであるため
古いMF時代のレンズを使用する場合には注意が必要となるにょ。

ニコンの場合はレンズ内にCPUが内蔵されていることを前提にカメラ側が作られている
ためにCPU内蔵ではない古いMFレンズを装着時には大きな制限ができてしまうにょ。(初代
ニコンFのような完全マニュアルで使うならばいいけどカメラ内蔵の露出計が動作して
くれないため露出も別途露出計を用意するかカンで行うことになる)
これはハイエンドやプロ機ではCPU内蔵ではないレンズを装着時を想定してレンズの焦点
距離や被写体までの距離を元にした分割測光は使えないけどCPUの情報が不必要な中央部
重点測光など最小限の機能は使えるようにはなっているにょ。(入門機、中級機では
差別化のためにそれらの機能はカットされている)
またD40以降の入門機では本体にAFのためのレンズ駆動用のモーターが内蔵されていない
のでモーター内蔵レンズ以外はAFが使用できないにょ。
その場合、AFを使いたければ純正ならばAF-Sタイプ、互換メーカーならばモーター内蔵と
書かれたものを買う必要があるにょ。

この点はキャノンならばレンズ駆動用のモーターが内蔵されていることを前提に設計
されているのでそういう問題は発生しないにょ。
あとペンタックスもボディにレンズ駆動用モーターが内蔵されているために当初はレンズに
モーターが組み込まれてなかったけど最近は超音波モーターを内蔵するレンズも一部登場
してきているけどそれは対応するカメラでないとAFが使えないにょ。

次に問題となるのはイメージサークルにょ。
現在のデジタル一眼の主流(入門機〜中級機)はセンサーがAPS-C相当のサイズだけど
ハイエンドおよびプロ機や銀塩時代時代の主流は35mmフルサイズとなっているにょ。
イメージサークルはレンズから入った像がどのサイズに投影可能かというものなので
基本的に大は小を兼ねることが可能となるにょ。(イメージサークルの大きなレンズでは
投影サイズが大きいために小さいセンサーを搭載したカメラで問題なく使用できる)
銀塩時代もAPSフィルムを使った一眼レフはあったけどマウントが変わってしまう(カメラ
本体を小さなAPS用に設計したため)ということで結局APSの銀塩一眼レフはすぐに廃れて
しまったにょ。(コンパクトカメラはカメラがレンズの互換性をユーザーが気にする
必要がないし、コンパクトにできることやフィルムの装填が楽だったり、対応機種では
フィルムの途中交換が可能になるためにAPSが主流になった)

現在のデジタル一眼レフの元になったニコンD1ではAPS相当のセンサーを使用している
(フルサイズのセンサーはあまりに高価で搭載できないのとデジカメはカメラとしての
光学的、機械的部分に加えてデジタル処理をするための部品が必要になるため銀塩よりも
大きくなってしまうということでサイズを抑えるならば大きなセンサーを搭載することが
できない)けれどレンズは35mmフルサイズのものを使用するということでマウント自体は
変更がないために銀塩のAPS機よりはスムーズに受け入れられたにょ。

そのイメージサークルだけどニコンの場合はフルサイズを「FXフォーマット」、APS-C
サイズと「DXフォーマット」と呼んでいるにょ。
それらはマウントの互換性があるし、大は小を兼ねるためFXフォーマットのレンズをDX
フォーマットの本体に使えるけどその逆は基本的にはできないにょ。
あえて「基本的には」と書いたのは使用は可能だけど100%の性能を生かせないためにょ。
大きいイメージサークルのカメラに小さいイメージサークル用のレンズを装着すれば
周辺部の描写ができないためにまともに写らないけどFXフォーマットのカメラにはDX
フォーマットのレンズが使えるモード(センサーの中央部の約半分のみを使用するモード)
というものが用意されている(純正レンズなら自動的にFXからDXへと切り替わる)ために
それを使えば画素数こそ半減するもののDX用のレンズが普通に使えるようになるにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/longterm/20091221_338282.html

ここで問題が発生するのがEFマウントにょ。
キャノンはAF時代にマウントを一新し、それをデジカメでも使用してきたのだけど
デジタル一眼の主流がAPS-Cサイズとなったためにそれに最適化したEF-Sマウントを用意
したにょ。
ニコンの場合はFXとDXではマウントを変えなかったために両者で相互利用(ただし、DXの
レンズをFXのカメラで使用する場合には上記のような制約がある)が可能となったのだけど
キャノンの場合はマウント形状を変えたためにEFマウントのカメラにはEF-Sマウントの
レンズは物理的に装着が不可能となったにょ。(マウント直径は同じだけど差し込めない
ようにしてる)
逆にEF-Sマウントのカメラは両方のレンズが使用可能な仕組みになっているにょ。
このような仕組みにしたのはイメージサークルが異なるためだと思われるにょ。
大は小を兼ねるためにAPS-CのEF-Sマウントでは両方が使えるけれどAPS-Cのイメージ
サークルであるEF-Sマウントのレンズはフルサイズのカメラに装着してしまったら周辺部が
描写できないためにそうならないように意図的に装着ができないようにしたのではないか
と思われるにょ。(ニコンのようにFXでDXのレンズを使うモードは用意されてないし)

ただ、ネックとなるのは初期のAPS-C相当のセンサーを搭載しながら普通のEFマウント
(フルサイズ用マウント)の機種にょ。
割高であり広角に弱い(キャノンの場合、APS-Cでフルサイズ用のレンズを使用すると
換算焦点距離が1.6倍となってしまうために28mmの広角レンズが45mm相当の標準レンズと
なり、換算28mmのレンズとなると高価な17mmの超広角レンズが必要となるため)という
問題点を抱えてしまうにょ。
もっともそれはEOS KissデジタルやEOS 20D以降のAPS-Cサイズ機ならば問題ないため
わざわざ旧機種のEOS10D本体の中古を入手しなければ今となっては気にする必要はない
けどね。

さて、ニコンも最近はEFマウントと同じような完全電子制御式のレンズ(「Gタイプ」と
呼ばれるレンズ)を作っているけどこれはデジタル一眼で使うならば問題はないけれど
古い銀塩カメラで使用することはできないにょ。(絞りリングが機械的なのは「Dタイプ」
と呼ばれ、それだと古いカメラでも使用が可能になる)
50年の歴史を持つニコンのFマウントだけどこのように「Fマウント」と一口で言っても
複雑怪奇であることが分かると思うにょ。
このような互換性の問題はUSBにおいてもUSB1.1、USB2.0、USB3.0では本体、ケーブル、
対応機器において起こっているわけだから特別ニコンFマウントだけが異常というわけでは
ないけれど一眼レフを作っている国内のカメラメーカーにおいて「MF→AF→デジタル」と
移行する過程においてマウントを変更しなかったのはニコンとペンタックスだけだし、
ペンタックスはフルサイズ用のデジタル一眼を作ってない(デジタル一眼用のレンズは
すべてAPS-C用)ということでニコンが一番複雑になるのはやむを得ないにょ。

このようにデジタル一眼はレンズ交換ができるが故に使用できるレンズがどれなのかを
把握することが難しくなっているにょ。
とはいっても、現行品のカメラ本体と現行品の純正レンズを買うなら問題はないにょ。
(フルサイズセンサー搭載機でAPS-C用のレンズを買わないようにさえ注意しておけばよい)
しかし、カメラ本体やレンズを中古や旧機種ということで安く入手する場合には上記の
ようなさまざまな問題があるので注意が必要となるにょ。
そういう面では最も有利なのがペンタックスにょ。
MF時代からマウント形状を変更してこなかったためそのレンズ資産は膨大にょ。
ニコンと違い本体に使用制限を加えてないために古いレンズでもそのレンズが持っている
ほとんどの機能を使うことができるにょ。(AFのレンズではAFが働くし、MFのレンズでも
フォーカスエイド機能が有効になる)
しかも、フルサイズのデジタル一眼を作ってないので間違ってAPS-C用のレンズを買うと
いう失敗もないしね。
ただ、地方民にとってはペンタックス用のレンズは店頭入手が難しいというのが難点にょ。
デジタル一眼のシェアの8割以上がキャノンとニコンとなっているために交換レンズを
手軽に入手しようと思えばこの2社のどちらかにする方が有利にょ。
安価な互換メーカーのレンズを買う場合でもシェアが少ない分ペンタックス用は作られ
ないこともあるしね。

レンズ選びはデジタル一眼の一番の醍醐味にょ。
画質でコンデジよりも優れるというだけではなく用途や目的に合わせたレンズを選べる
からね。
最初から本体とセットになっていた高倍率ズーム1本で済ますという使い方もありだけど
自分の用途に合ったお気に入りのレンズというのを見つけることで写真を撮ることがより
楽しくなると思うにょ。

139:2010/03/13(土) 20:46:50
デジカメ高感度性能撮り比べ
お久しぶりです。鈴原です。
1年半前にデジタル一眼レフを購入してから、写真撮影に懲り始めていましたので、最近
のデジカメ記事も含めて、いつも楽しく拝見させていただいています。PowerShot S90の
名前が出ていたので書き込みさせていただきました。
私が最近購入したデジカメは下記の通りです。
  2008年10月 Canon EOS Kiss X2
  2009年11月 Panasonic LUMIX DMC-GF1
  2010年02月 Canon PowerShot S90

高感度性能に焦点を当てると、S90の健闘ぶりは特筆に値すると感じます。
東京ディズニーランドに行く機会があり、S90とGF1でエレクトリカルパレードを撮り比べ
たのですが、S90のローライトモードは凄まじい威力でした。夜の屋外で電飾に照らされ
た人物を撮影してみたところ、解像度は落ちるものの、ISO 5000 F2.0 1/20秒を実現し、
2Lサイズプリント程度であれば、十分耐える絵を出力してくれました。

反対にGF1の高感度性能には疑問が残りました。ただし、最新ファームウェアを使用して
いないことと、RAW現像をAdobe Camera RAWで行っていることから、S90に対して条件が
フェアでないので、ファームウェアアップデートを実施してから付属のSilkypixで現像
したあとで再度検証してみようと思っているところです。

これからも掲示板の記事楽しみにしています。

140御茶目菜子:2010/03/14(日) 12:40:35
これが私のモバイル機器 ver.2010
ここで何度も書いているように私は所持デジタル機器に「モバイルランク」というものを
設定しているにょ。
ランクA(常時手元に所持)、ランクB(外出時は必ず持ち出す)、ランクC(基本的に
毎日持ち出す)、ランクD(必要があるときのみ持ち出す)というランク分類をすることに
よって多数のモバイル機器の中からどれを持ち出すかというものが、単純化されると
ともに用途に合わないもの(自分には不必要なもの)を購入してしまい失敗するという
確率を下げることが可能になっているにょ。

ランクCまでのモバイル機器は普段からほぼ毎日持ち歩いており、昨年の3月9日の段階では
このような感じになっていたにょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/test/mobile.jpg

もう少し詳しくモバイルランクに関して書くとこんな感じにょ。
◎ランクA→入浴時以外は手元に置いているように常時ポケットに入れていても問題ない
      サイズ、重量のもので使う頻度が非常に高いもの。
      (モバイル機器以外では家の鍵や小銭入れがランクAに相当する)
◎ランクB→外出時は手ぶらでも持ち出せるようにポケットに入れておくことも可能な
      サイズのもの。PCの場合、立った状態でも使用できることが必須。バッグに
      入れることなく持ち出せるためにランクCよりもタイムラグが小さい。
      ランクAほどではないけど使用頻度が高いものはランクBとなる。
      (モバイル機器以外では札入れや各種カードなどがランクBに相当する)
      ※近所に出かける場合の装備
◎ランクC→毎日持ち歩くことができるそれが必要な場所で気軽に使用することが可能な
      サイズ、重量となる。あると便利けど使用頻度が低いものはランクCとなる。
      (モバイル機器以外では仕事に必要な書類等がランクCに相当する)
      ※仕事や日帰りのお出かけの場合の装備

つまり、簡単に言えば使用頻度とサイズ、重量によって分類されているにょ。

 ランクA装備=ランクAのみ
 ランクB装備=ランクA+ランクB
 ランクC装備=ランクA+ランクB+ランクC

という感じでその日によって持ち出すものが単純に決まるにょ。
あとはその日に必要なものを別途持ち出すにょ。
撮影に出かけるときは近所であればランクB+デジタル一眼レフ(+必要ならば交換
レンズ、三脚、フラッシュ)、遠出であればランクBではなくランクC装備になるという
わけにょ。

サイズ、重量、使用頻度でランクが決まるといってもPCにおいてはランクBとランクCには
「ポケットに入れられる」(持ち歩くのにバッグが必要ない)、「立った状態で使える」
という決定的な壁が存在するにょ。(立った状態では使いづらいVAIO PではランクBには
なれない)
ランクCのモバイルノートをランクBにする場合、服にそのモバイルノートが入るような
巨大ポケットを作るかそれが入るようなポーチを常用する(近所に出かけるときも持ち
歩く)しかないにょ。
そして、そのモバイルノートを立った状態で使えるようには駅弁売りスタイルをする
しかないにょ。
それらが「普通に」可能ならばランクBとランクCには壁がないけどやはり大きな壁と
なってしまうにょ。
とはいえ、ランクB装備で出かける機会は少ないから事実上BとCの壁は心理的なものしか
ないけどね。

あれから1年経ちその間に変化があったものもあるため私が普段持ち歩いているデジタル
機器の2010年度版を書いてみたにょ。

http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/test/mobile10.jpg
 ○ケータイ  905SH(ランクA)
 ○PC     VAIO UX90S(ランクB)
 ○デジカメ  Cybershot TX1(ランクB)
 ○PC     Let'snote R5(ランクC)
 ○USB電卓(ランクC)
 ○外付け320GB HDD(ランクC)
 ※SDカードやUSBメモリなどの小物類は割愛

昨年から変わった機器は2つにょ。
R3をR5に変更、Nikon COOLPIX S1(スナップ、画像メモ用)とXacti HD2(動画撮影用)を
統合しそれをTX1に置き換えたにょ。

最も大きい機器がR5ということで普段はB5サイズまで収納可能なショルダーバッグを
使っているにょ。(R5はB5用紙よりも小さいサイズ)
これがA4ノート(12.1インチワイドのモバイルノートはA4用紙とほとんど変わらない
サイズ)になるとバッグも大きいものが要求されてくるにょ。
普段から大きめのビジネスバッグなどを持ち歩いているという人ならば薄型のA4サイズ
モバイルノートがベストマッチかもしれないけどPCのためにバッグを大きくするという
のは本末転倒だからやりたくないにょ。(それ以前にR5より大きいと電車やバスの中で
使いづらいためにバッグの大きさだけの話ではないけど)

昨年1月にリナザウからVAIO UXに乗り換えたために普段から持ち歩いているモバイル
機器の体積は増えてしまったけど今年は昨年と比べるとデジカメをTX1一本に統合した
ためその体積は減ったにょ。(モバイルノートはR3とR5で同面積、同体積で変わらない)

では、来年以降はこれらをがどうしたいかということを考えてみるにょ。

 905SH→3年経ちそろそろバッテリがやばいので買い換え候補を探しているものの割賦販売
     導入によって高価格化してしまったので買い換えを躊躇している
 VAIO UX→より小型(ポケットにスムーズに収まる)で長時間駆動のPCに乗り換えたい
     (候補:BX、N5)
 TX1→日中の画質は最低だけどコンパクトサイズで暗所に強いため画像メモ用には最適
    なのでこのサイズでTX1を完全に超えるデジカメが安価で売られるまでは安泰
 R5→現状ではバランス面では最高だけど徐々にスペック不足を感じる場面も増えそうで
   その際はCore2DuoクラスのデュアルコアCPU搭載機にする予定
 外付けHDD→現状の320GBでは埋まるのは時間の問題で500GBか640GBのに買い換えたい
 USB電卓→事実上Excel専用なので壊れるまでは買い換え予定は無し

あとは、ランクCに相当するデジカメ(毎日持ち歩けるレベルの大きさでなおかつ
それなりに高画質なもの)が欲しいところにょ。
とはいえ、「本当に必要か」と言われたら微妙なので購入には至らないと思われるにょ。
私のPC、PDA、ケータイの変遷(最近9年間)については2月21日に書いたけど果たして
このモバイルランクは2011年にはどうなっているのか・・・。
予算と生活スタイルによって左右されるからなかなか予想は難しいにょ。


鈴原透さんへ
>お久しぶりです。鈴原です。

お久しぶりにょ。

>1年半前にデジタル一眼レフを購入してから、写真撮影に懲り始めていましたので、最近
>のデジカメ記事も含めて、いつも楽しく拝見させていただいています。PowerShot S90の
>名前が出ていたので書き込みさせていただきました。

私は自己紹介ページに書いているように1987年に銀塩一眼レフのCanon A-1(中古)を
買ってから本格的にはまったにょ。(A-1は購入時点で9年前に発売の旧機種だったけど
MFの一眼レフということで9年前の機種でも陳腐化をそれほど感じなかった)
写真部でもないのに校内行事で写真を撮りまくったりしてたにょ。
ただ、後で「現像代がない・・・」と泣きを見ることになったけどね(笑)
そういう面ではデジカメのランニングコストの安さは最高にょ。

>私が最近購入したデジカメは下記の通りです。
>  2008年10月 Canon EOS Kiss X2
>  2009年11月 Panasonic LUMIX DMC-GF1
>  2010年02月 Canon PowerShot S90

私がここ1年くらいに買ったデジカメは下記のような感じにょ。
 2009年 2月 PENTAX K200D(新品)
 2009年12月 SONY Cybershot TX1(新品)
 2010年 2月 Nikon D50(中古)
上記のものに加えてジャンク品のコンデジを5、6台にょ。

EOS Kiss X2は今でも十分一線級で通用する良い機種だと思うにょ。
各所で実際に撮影された作例を見る限りはISO1600でもA4サイズで十分通用するレベルだし
入門機なのにAF性能もめちゃくちゃ高いからね。
私もK200Dを買う際には予算が十分あればX2を買っていたかもしれないにょ。
K200DはAFが遅いのは購入する前から分かっていたとはいえ静物写真メインなのでそれほど
気にしなかったけど購入後に気になったK200Dの不満といえば高感度時の画質とレンズの
入手性にょ。
先月13800円という超破格値で売られていたD50を見つけたので思わず買ってしまったけど
K200Dよりも3年も古い機種なのに高感度(ISO1600)の画質は同程度という有様だからね。
あと昨日も書いたように地元ではペンタックスのKマウントレンズはほとんど売られて
いないにょ。

それとマイクロフォーサーズ機や高級コンデジは私のモバイルランクCのデジカメとして
ぜひ欲しいところにょ。
TX1はコンパクトでいつも持ち歩けるのは良いことだけど日中の画質があまりに悪い
からね。(ただし高感度時には屈折光学系の薄型コンデジでは最高性能の画質)

だからGF1とS90を持ってるなんてうらやましすぎるにょ。
S90は一昨日に書いたようにコンデジの中では暗所性能でトップだからね。
WX1やTX1のような裏面照射センサーも確かに高感度に強く、しかも手持ち夜景モードを
用いればコンデジではトップレベルの性能とはいえ、裏面照射センサーはまだ問題が
多く、低感度でノイズが乗るし、発色が悪いからね。
その点、S90は日中はもちろんのこと暗所の高感度撮影でもでもナチュラルな発色をして
くれるにょ。
TX1でもレタッチで発色の悪さはある程度カバーできるとはいえJPEGからのレタッチでは
限界があるからね。

とはいえ、ランクCのデジカメが必要な頻度がどれだけあるかを考えると考えるとなかなか
購入には至らないにょ。
最初から撮影目的で出かけるならばデジイチを持ち出すし、画像メモやちょっとした
スナップ(L判プリント程度)ならばTX1で十分だからね。(L判ならばJPEGのレタッチで
問題はないし、レンズ性能の悪さも気にならない)
だから予算の捻出が難しいためにむしろD90クラスのデジイチの中級機を先に買ってしまう
かもしれないにょ。

>高感度性能に焦点を当てると、S90の健闘ぶりは特筆に値すると感じます。

S90のローライトモードはコンデジの中で最強だからね。
裏面照射センサー&手持ち夜景モードもすごいけどセンサーサイズが1/1.7インチと1/2.3
インチでは約2倍のハンデがあるにょ。
それに加えてTX1はワイド側でF3.5だからS90と比べて1.5段分(約3倍)のハンデがある
ために単純計算で6倍不利になってしまうにょ。
これで勝とうとする方が無理と言えば無理だけどそれでも屈折光学系というのを考えると
暗所性能はピカイチだと思うにょ。
常夜灯の中ポケコンの画面を撮影してみたけどこのアングルでは肉眼で辛うじて見える
レベルなのがTX1では十分文字が見えるレベルになっているにょ。(1000万画素、無加工)
http://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1268536909.JPG
ISO3200が最大だし、手持ちだと1/4秒が限界なので完全に露出アンダーだけどそれでも
暗部の階調も辛うじて残っているからね。(肉眼では見えなかった本の文字も見える)
これが並のコンデジ(1/2.3インチ1200万画素クラス)だとISO3200では暗部はベタ塗りに
なるにょ。

>反対にGF1の高感度性能には疑問が残りました。

専用レンズで画像処理エンジンもそのセンサーやレンズに最適化してあるコンデジの方が
同じセンサーサイズならばレンズ交換式よりは有利とはいえ、センサー面積が5倍以上
異なるのにこの性能は解せない面があるにょ。
センサーサイズが大きいから高感度に強いと単純に言えないのは事実だけどね。
実際、フルサイズのライカM9や中判のデジタルバックでも高感度時の画質が今ひとつなのを
見ても分かるようにコンデジの画像処理エンジンがいかにすごいかというだけかも
しれないにょ。

>これからも掲示板の記事楽しみにしています。

私の趣味関係ということで小型PC、モバイルPCやデジカメの話題が多くなると思うけど
今後もよろしくにょ。

141マリモーマ:2010/03/14(日) 20:40:19
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W3U1333Q-2G 8880円X2 = 17760円
http://bbs.kakaku.com/bbs/05201613745/

マザーボードが よく分からないけど セットがあったから選んでみた

http://liv0.com

142御茶目菜子:2010/03/15(月) 12:38:45
デジカメの話をすると新しいデジカメが欲しくなる罠
さて、現在デジタル一眼レフはニコンD50とペンタックスK200Dを持っているけどやはり
一番の不満となるとのは暗所性能にょ。
両者とも私が常用可能と思うのはISO800止まりだからね。
一昨年にはAPS-CでもニコンD90やキャノンEOS Kiss X2でISO1600が常用レベルに達し
最近ではEOS Kiss X4がISO3200が常用レベルにまで達しているのと比べると何とも物足り
ない感じにょ。
そしてさらに不満があるのは入門機ということで仕方がないのだけどファインダーが
ペンタプリズムではなくペンタミラーという点にょ。
店頭で見る限りはEOS Kiss X4はペンタミラーの割りには明るくて大きなファインダー
だけどそれでもペンタプリズム搭載機と比べるとピントの山の掴みやすさは雲泥の差が
あるにょ。

そういうことで、次に買うならばもう入門機はやめて中級機にしたいところにょ。
銀塩時代に使っていた一眼レフカメラはキャノンA-1だったけどこれは当時はペンタミラー
なんてものはなくペンタプリズムだったし、1978年の発売当時の価格でボディが83000円
だったので今の中級機の上位レベルの(このワンランク上となるとハイエンドやプロ機)
価格帯に位置する製品にょ。(キャノンでいえば7D、ニコンでいえばD300sに相当)
そういうわけで私が欲しい機種(中級機)を挙げると下記のようになるにょ。

◎ペンタックス K-7
◎ニコン D90
◎ニコン D300s
◎キャノン EOS 50D
◎キャノン EOS 7D
他のメーカーは欲しい機種が無いため割愛

K-7は機能面ではクラス最高なんだけどペンタックスというのが難点(地元では普通に
店頭にレンズを置いてない)な上に高感度画質は他社よりも劣るにょ。(入門機である
K-xの高感度時の画質は高いのでこのセンサーを搭載した後継機種が出ればまた評価も
変わりそうだけど)
D90は一昨年に登場の古い機種だけどその分価格も下がっているというのは魅力にょ。
高感度時の画質も7DやKiss X4を除けば依然としてAPS-Cではトップレベルだしね。
強いてケチを付けるならば中級機なのにエンプラのボディという点くらいにょ。
D300sは基本的にはD90と同じ画質だけどAPS-Cのフラッグシップということでボディの
作りが違うにょ。(その代わり重い)
ただ、予算的に厳しいにょ。
50DはD90と同じ時期に出たのだけど1500万画素と若干無理をしているせいか高感度時の
画質ではD90の方が上でわざわざマウント変更してまで50Dを買いたいとは思わないにょ。
7Dは性能面では現時点でAPS-Cのトップといっても過言ではないけど唯一のネックは
マウント変更の必要があるということにょ。
APS-Cのフラッグシップということでボディも高価なのにまたレンズから買い直すのは
予算的には難しいにょ。
ただ、キャノンはシェアでトップということでレンズも中古が豊富だし、AF性能は
ダントツだから魅力は大きいにょ。(そういう点を考えるとマウント変更でソニーや
オリンパスへ行くメリットは私にはない)

予算が十分にあるならばマウント変更してもEOS 7Dを買うべきだろうけどそこまでの
予算がない現実を見るとD90あたりが無難な選択になりそうにょ。
しかし、ここで問題がなくはないにょ。
中級機は2年に1回モデルチェンジをしているのだけど今年の9月でD90も丸2年にょ。
そろそろ後継機種の足音が聞こえる時期にょ。
どうせ後継機種が出ても最初は高価だから価格がこなれた現行機を買うというのがいい
という考えもあるけどね。

その後継機種にも問題があるにょ。
キャノンのEOS 50Dも今年で2年なので後継機種の情報がそろそろがリークされてもおかしく
ない時期だけど後継機種である60D(?)の情報がない以前に「後継機種はない」という
噂の方が多く見られるにょ。
確かに現行の7DとKiss X4の間に位置する60Dはかなりニッチな製品となるだろうからね。
そうなるとその「後継機種はない」という噂も出任せではなさそうにょ。

それと同じことがニコンにも言えるにょ。
D90はヒット商品になったのだけどその後継機種はない可能性があるにょ。
正確には入門機のD5000と統合されるという方が正しそうにょ。
D5000も今年モデルチェンジをする(入門機は毎年モデルチェンジをする)ということで
発表されるのは時間の問題だと思うけどその後継機種と噂されているD7000(仮)は
D5000とD90の両方の後継機種みたいだからね。
つまり事実上の入門機ということでAF駆動用のモーターは内蔵されないにょ。
モーター無しのレンズを使いたければD300sもしくはその後継であるD400(?)を使用
する必要が出てくるにょ。

もしそれが本当ならば下手をするとD90の相場が上がりそうな気がするにょ。
D40は小型かつ高感度に強いということで未だにファンはいるけどボディ内にモーター無し
と発表されたときにはかなりの反発もあったにょ。
それ以外は前モデルのD50にほとんど勝っていたのにD40ではなくD50の方を好んで買う人も
少なくなかったからね。
それくらいニコンユーザーにとってはボディ内モーターの有無は重要ということがいえる
わけにょ。(一昨日に書いたように同じニコンFマウントのレンズといっても機種によって
どれが使えるかが決まり入門機ではコストダウンや上位機種との差別化ののために過去の
レンズを使えなくしたり制限を加えたりしている)
そうなるとD90は後継機種が正式発表される前に確保しておいた方がいいのか・・・?
それともニコンはやめキャノンにするか・・・。
ニコンは高感度時の画質や総合的なバランス面で優れていたけど最近はキャノンの方が
上手になっているからね。
ニコンが後継機種を出すとしても7DやKiss X4の高感度時の画質を越えるのは難しい
だろうからね。(プロ機ではD3sという一眼レフの頂点となる高感度画質を持つ製品が
あるけどさすがにそれは予算的に全く手が届かないので眼中には入らない)
同クラスの製品を比較するとEOS 7D>D300sだし、EOS Kiss X4>D5000で唯一ニコンが
勝っていたと私が思うD90>EOS 50Dでは両者とも消えて無くなる運命だとしたら・・・。
まぁ結局のところ購入するかどうかはすべて予算しだいなんだけどね。
先立つものが・・・。



マリモーマさんへ
>「のどか」のパワーアップ構想を考えてみた

ついに自作に足を踏み入れるにょ!?

>Core i7 860 Box (LGA1156) + P7P55D-E セット 41,980円

これはこれで悪くないけど予算が少ないならCPUは下記の物でも普通にゲームをするには
問題ないにょ。

Pentium Dual-Core G6950 BOX(LGA1156)8580円
http://kakaku.com/item/K0000079481/

Pentium G6950はローエンドとはいえ、私が一昨年に自作するときに使用した(当時で
2万円台半ばだったから今のi7 860と同価格帯の製品)Core2Duo E8400(3GHz)と同じ
くらいの性能はあるので現在でも十分に通用すると思われるにょ。
ビデオカードのGT240はローエンドとミドルクラスの間の性能なのにi7 860だとCPUだけは
ミドルクラスの上位というのもゲームをプレイするならば若干アンバランスだしね。
まぁCPU負荷のみ大きなエンコなどが中心になるならばCPUの方が格上という構成は別に
問題はないけどね。

>GeForce GT 240 512MB V2

性能はそれなりに欲しいけど省電力も重視、ゲームはそんなに高画質(高解像度)で
プレイしない、性能が足りなくなったときにもっといいのに変えるという予定がある
などの意図があるならばそれでいいけど少ない予算で少しでもゲームを快適にプレイ
したいとかCPU(i7 860)とのバランスを考えるとこれくらいは欲しいにょ。
(本来ならばゲーム用のPCならばCPUとビデオカードは同じくらいの予算は欲しい)

GeForce GTS 250 E-Green 1GB (NE3TS25EFHD02 9980円
http://www.dospara.co.jp/5goods_parts/parts_detail.php?h=d&f=d&m=parts2&ic=103342&lf=0

3000円差で性能は1.5倍くらい上がるにょ。
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/11/18/gt240/001.html

ここからさらに1.5倍に上げようと思ったらGTX280クラスのハイエンドのものが必要になる
けどそれだと2倍の金額を出しても難しいのでコストパフォーマンスを重視ならばGTS250が
一番にょ。

さて、あと残るはケース、電源、ドライブ(HDD、光学ドライブ)、OSにょ。
ケースは流用可能として電源は現時点の構成でも400W〜500Wは最低欲しいにょ。
ビデオカードのランクの高い奴にしたり、HDDをさらに増設するということを考えると
600Wクラスにしておいた方がいいにょ。(600Wの電源は最大600Wの電力を供給可能と
いうだけであって600Wの電力を消費するわけではないので大は小を兼ねる)
ドライブはDVDドライブは流用するとしてHDDは買い換えが必要になるにょ。
予算に応じて1TB〜2TBのものを選ぶといいにょ。(現行規格のSATA2.0対応のものならば
どれでも特に問題はない)
OSは流用可能なものがあるならばそれでもいいけどないならばWin7のDSP版をマザー
ボードなどと一緒に買うといいにょ。
総組み替えなら自作よりも出来合品のショップブランドPCを買った方が安上がりだった
なんていう可能性も高いけど自作は自作ならではの良さもあるからね。




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