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おちゃめくらぶ掲示板

100御茶目菜子:2010/01/22(金) 15:01:39
PCの基本性能の差がモバイル性能の決定的な差でないことを教えてやる!
昨日書いたようにモバイルには妥協がつきものにょ。
固定場所でしか使わない据え置き型のPCであれば妥協なしのPCはありにょ。
自作PC(ショップブランドPC)ならばCore i7にメモリ16GB、HDD2TBx4なんて構成もいくら
でも可能だし、AdobeRGBを100%カバーした24インチフルHD液晶に7.1chのサラウンド
システムで画像加工だけに止まらず動画再生も快適にこなすことが可能になるからね。
当然キーボードやマウスも自分にとって最高の一品を使用することもできるにょ。
しかし、モバイルするには本体の基本性能(CPU、GPU性能、HDDやSSDの容量)だけでは
なく、筐体サイズや重量や液晶サイズ、解像度も問題となってくるにょ。
したがって据え置き型PCとは異なり、基本性能が高ければいいとは限らないにょ。
人によってはCore2Duo搭載PCよりもAtom搭載PCの方が良いという場合もあるからね。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaimono/20100121_343142.html
つまり、CPU性能の高さがモバイルPCの優劣とは直接関係ないこともあるということにょ。

現在、私の手元にある主要PCを書くとこんな感じにょ。(液晶サイズ順に記す)

      液晶       重量 公称駆動時間 CPU メモリ HDD  GPU
自作PC  21.5インチフルHD(102ppi)N/A N/A Core2Duo3GHz 4GB 640GB RADEON HD4850
FMV-S8305 14.1インチSXGA+(124ppi)1.78kg 4h PenM1.73GHz 2GB 160GB 915GM(GMA900)
FMV-7130MG 13.3インチXGA(96ppi)1.7kg 4.7h PenM1.3GHz 1.5GB??80GB 855GM(IEG2)
FMV-B8200 12.1インチXGA(106ppi)1.19kg 4.8h PenM1.2GHz 1.25GB 160GB 915GM(GMA900)
Let'snote R5 10.4インチXGA(123ppi)0.99kg 11h CoreSolo1.2GHz 1.5GB 60GB 945GMS(GMA950)
Let'snote R3 10.4インチXGA(123ppi)0.99kg 9h PenM1.1GHz 768MB 40GB 855GME(IEG2)
VAIO UX90S 4.5インチWSVGA(264ppi)0.52kg 3.5h CoreSolo1.2GHz 512MB 30GB 945GMS(GMA950)

上記手元にあるノートPC(自作PCを除いたもの)はどれも重量が2kg未満であり、一般的な
基準であればすべてモバイルノートのカテゴリに入りそうなものにょ。
しかし、問題はどこまでモバイル可能かというのは人によって異なるという点にょ。
3kgもモバイル可能と考える人が居てもおかしくはないからね。(ハイエンドGPUを搭載の
ハイスペックノートならば「3kg」はモバイルの範疇だし)
ただ多くの人がモバイル可能と感じるボーダーラインとなるといわゆる「リアルモバイル」
と呼ばれるもので、重量は1kg台前半まで(1.5kg未満)となるにょ。
そうなるとS8305、7130MGは重量の面でモバイル可能と感じる人は少なそうにょ。(まぁ
14.1インチSXGA+で1kg台というS8305は十分軽量で14インチでこれを超える軽さとなると
Let'snoteYシリーズくらいしかない)
私は毎日持ち歩くならば1kg程度が限界に感じるので1.5kgだとちょっと厳しいにょ。
昨日書いたようにバッグに入れて持ち運ぶならば100g程度の差はほとんど気にならない
ために1.2kgくらいまでは許容はできるけどね。

モバイルする場合には重量だけではなくサイズも重要になってくるにょ。
サイズはフットプリント(底面積サイズ)と厚さによって各自許容範囲が変わって来る
けれど私の場合は、厚みはそれほど重視せずフットプリントを重視しているにょ。
常用モバイルであればB5用紙サイズよりも小さなものが望ましいにょ。
それならば小さければ小さいほどいいのかというとそうではなく、まともに作業をする
ためにはある程度のサイズが必要になるから厄介にょ。
それはキーボードのサイズ(キーピッチ)だけではなく、液晶画面サイズ、解像度も
重要になるからにょ。

昨今のアプリを使ってまともに作業する場合、実用最低ラインと私が感じる解像度は
XGAとなるにょ。(閲覧メインであればWSVGAでもそれほど問題はないけど編集を伴う
作業であれば広ければ広い方がいい)
テーブルに置いてタイピングする場合、目線から液晶までの距離(概ね50cm)と私の視力
(0.9)から考えた実用的なドットピッチは昨年7月15日に書いたように150ppi程度で限界
となり、長時間の連続使用に耐えられるためには120〜130ppiくらいが望ましいにょ。

そうなると解像度とドットピッチの組み合わせを考えると次のようになるにょ。

 10.4インチXGA   123ppi Let'snote Rシリーズ
 11.1インチWXGA  141ppi VAIO X、VAIO T
 11.6インチWXGA  135ppi 多くのCULVノート
 12.1インチWXGA  129ppi ほとんどのモバイルノート
 12.1インチWXGA+  140ppi ThinkPad X200

現在メインモバイルで使っているR5は10.4インチXGA(123ppi)だけどそれと同レベルの
ドットピッチの確保ををワイド画面で実現するには12.1インチ必要になるにょ。
ドットピッチが同じであれば同じ距離から見て同じような文字サイズとなるので違和感を
感じることが無いというメリットがあり、これは自宅のネット用に使っているPCである
S8305の14.1インチSXGA+(124ppi)と併用して使用する機会が多いけど全く問題ないと
いうことを考えてみてもそれは明かにょ。(UXは手に持って使うことが前提であるため
テーブルに置いて使う距離の半分の距離で使用すれば264ppiであっても画面上のドット
サイズは132ppiで通常の距離で使用した場合と等しくなるために問題なく使える)

さて、ここで問題なのは12.1インチワイド液晶を搭載したPCだと確実にB5用紙サイズを
超えてしまうということにょ。
そうなると違和感なく使えるというのを失うか筐体サイズを妥協するかを迫られるにょ。
では、筐体サイズ優先で考えるならば11.1インチWXGAのVAIO XでもB5用紙サイズを超える
ためにそれよりも小さい10.1インチクラスである必要があるにょ。(ネットブックでは
コスト重視で堅牢性を確保するために液晶の枠を多めに取っているので10.1インチの機種
ではB5用紙サイズを超えてしまうけどB5用紙サイズよりも小さく作るのは十分に可能と
いえる)

ただ、10.1インチWXGAとなると155ppiに達するために常用するのがかなり厳しくなって
しまうという点が懸念されるにょ。
解像度の低いWSVGAであれば8.9インチであっても133ppiということで十分常用は可能に
なるし、実際にEeePCの8.9インチモデルでは横幅も奥行きもB5用紙サイズよりも2cm以上
小さい(横幅はR5とほぼ同じ)ために筐体サイズ重視であればこれを選択するのもあり
だと思うにょ。(とはいえ、ネットブックで8.9インチモデルはほぼ絶滅してしまったので
今となっては新品で購入するのは難しくなってきているけど)
しかし、8.9インチWSVGAでは筐体サイズやドットピッチは条件を満たしているものの今度は
解像度を妥協する必要があるにょ。
私はフットプリント至上主義であるために結局はLet'snote Rシリーズに落ち着いてしまう
けれど、もしA4用紙サイズの筐体サイズまで許容できる人であれば12.1インチワイドでも
問題ないために選択肢は非常に多くなるにょ。

さて、モバイルするには欠かせないのがバッテリ駆動時間にょ。
これも人によって大きく要求ラインが変わると思われるにょ。
私は理想では実駆動8時間欲しいところだけど普段の使用では実駆動3時間あればそれほど
不便はないために最低でもこれくらい(JEITA測定法だと5時間程度)欲しいところにょ。
最低実駆動3時間欲しいならば実駆動2時間の機種はアウトかというとそうではなく予備
バッテリを持ち歩けば問題はないにょ。
ただ、500gで実駆動2時間のA、550gで実駆動3時間のBという2つのPCがあったとして両方
とも予備バッテリの重量が100gと仮定した場合には実駆動3時間を実現するためにはBの
方はデフォでOKだけどAの方は予備バッテリと合わせた600gが必要重量となるにょ。
当然、予備バッテリを購入するには別途コストがかかる(一般的には国内メーカー製の
ものだと平均2万円くらい)わけだし、運用するにも2本分充電しなくてはならないため
可能な限りは1本で必要駆動時間ほど駆動する機種を選択したいところにょ。
常時サスペンド運用する場合はサスペンドでデータが失われる前に自動的にバッテリを
交換なんて無理なわけだから1本だけで必要な駆動時間が得られるということは絶対的とは
言わなくても重要な要素といえるにょ。

重量、サイズ、バッテリ駆動時間ときたけど基本性能に関して未だに触れてないのは今時の
モバイルノートであれば私が必要としている最低ラインをクリアしているからにょ。
昨年10月6日に「モバイルノートに求めるもの」ということで私がモバイルノートを買うに
あたって必要としているものを列記してみたけどWinXPで使うならばPenM1GHz以上もしくは
Atom N270以上、メモリは1GB以上ということで現行機で最低性能となるネットブックで
さえそれをクリアしているわけだしね。(中古であればPenM搭載モバイルノートも1万円台
から購入が可能ということで今となっては底辺に近いレベルとなっている)
だから、R3からの買い換えの際はネットブックも買い換え候補となったにょ。(しかし
基本性能はネットブックで十分としてもその他の部分がネックとなり、結局無難にR5に
買い換えとなったわけだけど)

ポケットサイズのPCであればこのCPU基準は意外に厳しいのでその場合はPenM600MHz程度
あればXPは快適に動作するためそのクラスのCPUで妥協は可能にょ。(Atomでいえば
1.1GHzのZ510が最低ライン)
初代Eee PCもこのクラスのCPUだったけどXPは快適に動作していたのでOSや高スペックを
要求しないアプリの動作ではCPU性能ではなくシステムドライブの速度の方がよほど重要と
なるにょ。
Eee PCの2倍の性能であり、R5と同じCPU性能を持つ私のVAIO UXだけど動作がもっさりして
いるのは低速1.8インチHDDが最大の原因なのでCPUだけが速くても良いとはいえないにょ。
CPU性能が半減しても体感速度ではAtom搭載のPM(mbook M1)などの方が快適になるという
可能性が高いにょ。

基本性能にせよサイズや重量にせよ結局はどれがベストかというと基準は人それぞれに
なるために難しいにょ。
サイズや重量が犠牲にならなければ基本性能は高くて困るという人は居ないと思うけど
それによってコストアップ(高価)になれば高性能は要らないと思う人は多いのでは
ないかと思うにょ。
コストを重視して自分が必要としている性能に極端に不足しているものを買ってしまうと
ストレスが溜まりあまり良いとはいえないけどPCをある程度使っていればどの程度なら
問題なく使えるかという基準は見えてくるために買う前からある程度予想は付くと思う
ために失敗することはないにょ。

しかし、失敗によって自分に本当に必要なものが何なのか見えてくるという場合もある
ために難しいにょ。(上記リンク先の後藤氏のコラムにその一例がある)
特にサイズ面は大きすぎても小さすぎても駄目なので自分に必要なものが何なのかは
実際にいくつか使ってみないと分からないからね。
確かに持ち歩くには単純に小さい方がいいのは事実であり、そのため私はモバイルする
PCを2段階に分けて欲しているにょ。
それは幾度となくここで書いているモバイルランクのことで普段使っているバッグに入る
ようなサイズであるモバイルランクC、ポケットにも入るモバイルランクBがそれに相当
するにょ。(モバイルランクAはケータイのみ)
ランクBとランクCはサイズ面だけではなく主にテーブルに置いて使うか、立った状態で
使うかという違いもあるにょ。

妥協するというのはどこまでなら許せるのかということなんだけど結局のところ妥協が
認められないならモバイルは難しいにょ。
もしくは筐体サイズ、重量の許容ライン設定を変えてもらうしかないにょ。
小型(12.1インチ未満の液晶を搭載したPC)ではAtomやULVのCPUを搭載したPCしか存在
しないので高スペックを要求する処理には対応できないし、そのサイズのPCでは現状では
単体GPUを搭載したものはASUSのN10くらいしかないからね。(N10も単体GPU搭載とはいえ、
高々GF9300だし、CPUがAtomであるためハイスペックなゲームの動作は厳しい)
Atomは元々実用最低レベルの性能しかないわけだけどAtomのCPU性能に不満があるならば
今ならばCULVノートにするという選択肢があるにょ。
価格差はネットブックと比較して2万円程度だけど多くの機種に採用されているセレロン
SU2300はCore2Duoに匹敵する性能(Atom N270と比べると2〜3倍という圧倒的な性能であり
同クロックのCore2Duoと比較しても9割くらいの性能)を持っているためにこの性能で全く
足りないような作業をモバイル環境下で行う必要がある人はそれほど多いとは思えない
ということで多くの人がCPU性能面では妥協できるのではないかと思うにょ。
しかし、フットプリント至上主義である私にとっては11.6インチ液晶を搭載のCULVノートは
大きすぎるために妥協が認められないにょ。
これは私にとっての主観だけど妥協ラインは上記のように人それぞれなので基本性能の優劣
だけでモバイルノートの選択はできないため難しいにょ。
駆動時間や堅牢性や使い勝手の良さも性能の1つだからね。




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