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モバイルノートに高性能GPUは必要か・・・?
モバイルサイズのゲーミングノートAlienware M11x
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gpl/20100225_350793.html
2月17日にはモバイルノートなのに高性能GPUを搭載のVAIO Zについて書いたけどこの
M11xはその逆でゲーミングノートをモバイルサイズにしたものにょ。
Alienwareといえば「(自称)宇宙最強」のゲーミングノートで有名だけどこのM11xは
そのAlienwareのブランドに恥じないレベルの高性能なGeForce GT335Mを搭載しているにょ。
これはVAIO Zに搭載のGT330Mと比較するとシェーダ数で1.5倍、実効性能でも1.3倍くらい
という高性能なものにょ。
これならばさぞかしゲームも快適に動作しそうにょ。
しかし、ゲームをプレイする上で必要なのはGPU性能だけではないということが問題と
なるにょ。
Atom N270+945GSEの非力なネットブックは昨今の3Dゲームをやるのにとても十分な性能
とはいえず、よほど軽いゲームを除いては解像度など描画設定を落としても厳しいレベル
だけどION(Atom N270+GF9300M)だとそれなりに動作はするにょ。
確かに一部のゲームはすさまじく重いけどすべてのゲームがそんなに重いというわけでは
なくて、Mobility RADEON9600くらいでも十分動作するものは多いにょ。
ところが、945GSEに内蔵のGMA950は6年くらい前にポピュラーだったM.RADEON9600などと
比べても半分〜3分の1程度の性能しかないためにその十分条件を満たすことはとても
できないにょ。
それならば、ネットブックにGT335Mを搭載すればIONよりもさらに快適にゲームができる
となるけどそうではないからね。
実は重要なのはCPU性能にょ。
Atom搭載のネットブックがゲーム向きではないというのはAtomがゲーム向きではないと
いうことが最大の理由となっているにょ。
ゲームは未だに大半のものがシングルスレッドで動作しているけどAtomのシングル
スレッド性能は同クロックのPen4並ということでAtom N270はPen4 1.6GHzと大差ない
レベルのCPU性能でしかないにょ。
古めのゲームであればこれでいいけど最近はPen4 2.4〜3GHzくらいが「最低限」必要
となるゲームは多いにょ。(「動作必須環境」というのはそのゲームがプレイできる
ための最低ラインであってまともにプレイするならば「推奨環境」レベルは必要)
描画負荷を落とせばGPU性能が多少低くても何とかなるけどCPU性能が足りない場合は
動作fpsが下がり、「どこまで妥協できるか」というレベルになるにょ。(国内のネット
ゲーは国内メーカー製PCのほとんどが統合型チップセットのCPU番長的なPCであるために
CPU依存型のものが多くなっており描画負荷を落とせばそれほど高いGPU性能は要らない)
さて、CPU性能が重要なさらなる理由としてはIntelのチップセット内蔵のGPUは最新の
Arrandaleに内蔵のものであってもバーテックスシェーダなど一部の機能をCPUエミュ
レーションによって実現しているため描画にCPUパワーが食われているためにょ。
したがって、仮にネットブックでGPU性能がアップし、動作fpsがアップした場合
CPUパワーが追いつかないという状態が発生しやすくなるにょ。
これが単体GPUであればそのような心配は軽減するとはいえ、CPUがボトルネックになる
ということが多い現状では10倍の性能のGPUを搭載しても動作fpsはそれほど向上する
ことはないにょ。
例えば、CPU性能が重要なFFベンチ3(LOW)ではAtom N270+945GSEというネットブックが
1400前後のスコアなのに対し、それよりもGPU性能が下のSonoma世代(915GM)の
PenMノートの方が高いスコア(2000以上)が出るくらいだからね。(CPU性能にほぼ比例)
これが945GSEの10倍くらい(915GMと比べると10倍以上)の性能を誇るIONでようやく
2000くらいのスコアとなるにょ。
それくらいゲームにおいてはそのゲームに必要なレベルのCPU性能があるのか無いのか
ということが重要になってくるにょ。
そういう面を考えてみるとVAIO Zは高性能な通常電圧版のCore i7/i5を搭載している
ためにCPU性能が不足するゲームというのはほとんど無く、不足するのはGPU側がほとんど
だから描画設定さえ落とせば現行のゲームならば大抵のものがストレスなくプレイ可能
となるにょ。(ほとんどのゲームを標準設定で快適にプレイしようとするならばデスク
トップ用ならば最新ミドルクラスGPU、ノートPCならば最新ハイエンドGPUが必要となる)
それに対して、Alienware M11xはベースとなるのはCULVノートにょ。
確かにULV版のCore2ということでクロックが低いとはいえ、シングルスレッド性能でも
同クロックのAtomの2倍以上の性能となる(マルチスレッド性能では論理デュアルコア
ではなく物理デュアルコアなのでさらに差は広がる)ということで普通にPCを使うには
十分な性能といえるにょ。
ところが、ゲームをやるにはCPU性能はAtomでは完全に不足だったのULV版Core2では
それがマシになるというだけにょ。
これはゲームではなくベンチである3DMark06でもVAIO Zより1ランク上のGPUを搭載して
いるにも関わらずスコアが下回る原因となっていると思われるにょ。
というわけで、ゲーム用にモバイルノートを買うならば新型VAIO ZとAlienware M11x
とどっちがいいかというとGPU性能はM11xの方が上とはいえ、CPU性能が高いため多くの
ゲームで快適なVAIO Zの方が良さそうにょ。
しかし、M11xは標準構成ならば直販価格で10万円を切るというのが魅力にょ。
CULVノートが安いものは5万円くらいで買えると考えてしまうと10万円でも割高に感じて
しまうけどこのサイズでここまでの性能が得られて10万円ならば高くはないにょ。
CPUとのバランス的を考えるならばGF9400MGあたりでもいいとは思うけどGT335Mを搭載
していることによってCPU性能の割りにGPU性能が高いためCPU負荷の小さいゲームならば
かなり高画質でプレイ可能になるというメリットはあるにょ。
ただ、ベース価格で5万円以上安いとはいえ、メモリを4GBに変えたり、3年保証をつけ
たりしたらその差は3万円程度になってしまうにょ。
VAIO Zより一回り小さいフットプリントも重量が約600g重いのでどっちがモバイル性が
高いかは評価が分かれるところにょ。
そもそも「モバイルノートでゲームなんかやるな」と言われたらそうだけどゲームを
しない場合でも動画再生支援機能によって高画質で快適に見られたり(GMA4500HDでは
支援機能はあるけど不完全であり単に見れるだけで快適に見れるという訳ではない)や
高解像度でもAeroが快適に動作するためにあって困るものではないからね。(バッテリ
駆動時間が短くなったり、筐体サイズが大きくなりすぎたら問題だけど)
高性能なモバイルノートがあると2月21日に書いたように大きな据え置き型のノートPCの
存在が不要になるからね。
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