したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

おちゃめくらぶ掲示板

131御茶目菜子:2010/03/03(水) 12:03:06
IONはネットブックの救世主になれるか・・・?
2月27日にモバイルノートに高性能GPUは必要かということを書いたのだけど高価になったり
大きくなったりしなければ搭載が望ましいと思うにょ。
特にネットブックに関してはGMA950やGMA3150がHD動画の再生支援を持っておらずYouTube
などでも画質(解像度)を落として再生する必要があるから再生支援付きのGPUは有用に
なるにょ。
低画質で問題なければiPhoneなどの非PCでも再生できるためネットブックのアンドバン
テージが減ってしまうにょ。
これがCULVノートならばGS45に内蔵されたGMA4500HDは一応再生支援機能を持っているし
再生支援が働かなくてもデュアルコアのセレロンSU2300ならば1080pの動画がCPUパワー
だけでも見れなくはないにょ。
とはいえ、ビットレートの高いものはかなりコマ落ちしてしまうためにコマ落ちなく再生
させようと思えばSU2300では720pに止めておく必要があるにょ。

多少のコマ落ちが許容できるならばシングルコアのセレロン723(1.2GHz)でも何とか
720pの動画が再生できるにょ。(恐らくXPであればCPUパワーに多少余裕ができると思う)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hot/20091215_335846.html
ビットレートがあまり高いものではないならば2月6日に書いたようにCoreSolo 1.2GHzを
搭載の私のR5でもOSがXPであるお陰でYouTubeの720pの動画は再生可能にょ。(1分半の
動画でドロップフレームが177だから見た目ではそれほどコマ落ちしているとは感じない
レベル)
しかし、そのセレロン723にも劣るCoreSolo1.2GHzでさえHD動画を再生においては(メモリ
帯域などを考慮しても)Atom換算だと2GHz以上の性能(PenM1.1GHzのR3と比べて2〜3割高い
性能)くらいはあるからね。(メモリ帯域を考慮しても1.6GHzのAtom N270でPenM1.1GHzの
R3と同レベルの性能だと思うのでそれを元にCoreSolo1.2GHzはAtom2GHz以上と推測した)
だから、Atom1.6GHz程度のネットブックでHD動画を再生するにはビットレートが低めの
720pの動画でもCPU性能が全然足らないにょ。(紙芝居にはならないレベル)

性能不足を感じるAtom Nは2GHzまで用意されているAtom Zとは異なり1.66GHzまでしか
無かったけどこの度1.83GHzのAtom N470が登場したにょ。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1003/02/news024.html
とはいえ、それでもYouTubeの720pの動画を再生するには不十分にょ。(これは推測だけど
YouTubeの720pの平均レベルのビットレートの動画をほぼコマ落ちなく再生するにはXPでも
Atom2.4GHzくらい、7やVistaならば3GHzくらい必要かもしれない)
それでも1.66GHzのものよりはコマ落ちは減るだろうし、480pのものであれば元々十分に
再生できていたためにより低いCPU負荷で再生できるためメリットはあるけどね。
しかし、Webブラウザ上で再生するならば2月7日に書いたようにXPの方が7よりも有利で
あるためにネットブックで7が主流になれば1.83GHzのAtom N470でも480pの動画再生が
ギリギリになりそうにょ。
だから、ネットブックはWeb閲覧メインだから高いCPU性能は要らないといってもWebの
利用で動画鑑賞が増えている現状を考えると今のネットブックの性能で7が主流になれば
かなり厳しいものになるといえるにょ。(Gyaoでも利用するための推奨スペックが
Pen4 2GHz以上だから現状のネットブックではそれを満たしていない)

そんな中期待されるのが新しく発表されたIONにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100302_351954.html
AtomはPineViewではGPUにノースブリッジ機能を内蔵してしまったために従来のIONの
ようにチップセットとして高いGPU性能を提供することはできなくなったにょ。
したがって、新しいIONは単体GPUとして供給にょ。
これはASUS N10Jcなどですでに実現済みだけど要はサウスブリッジに用意されている
PCI-Ex1スロットに単体GPUを接続するというだけにょ。(当時とは異なり新技術によって
スイッチ切り替えなしにシームレスにCPU内蔵GPUと単体GPUとの切り替えが可能)
一般的なビデオカードがx16で接続しているためx1だと速度低下が心配されるけど接続
されるものが現在のローエンドに位置するものであるため問題はないにょ。

ローエンドとはいえそこまで性能面では問題はないにょ。
10インチクラスのネットブックに搭載を想定したものではシェーダ数(最近は「ストリーム
プロセッサ」と呼ぶようになってきているけど)は8基、12インチクラスに搭載を想定した
ものはシェーダ数は16基ということでノートPC用としては最新のミドルレンジに位置する
新型VAIO Zに搭載のGT330M(48基)やAlienware M11xに搭載のGT335M(72基)と比べると
圧倒的に低い性能だけどAtomのCPU性能で問題がない古めのゲームや動作の軽いゲームを
プレイするならば十分な性能があると思われるにょ。
8基のION下位モデルでもかつてのGeForce6600Go(4〜5年前のミドルクラス)を完全に
凌駕するくらいの性能で16基のION上位モデルなら8600M GS(2〜3年前のミドルクラス)に
匹敵する性能になると予想されるため当時のPCに搭載のCPU性能を考えれば逆にAtomの
方が足を引っ張りそうな感じにょ。
実際N10JcでもCPUであるAtom N270がボトルネックになってGeForce9300M GSの性能を
十分に引き出せなかった感じだからね。
ゲームもだけど動画再生支援機能によってAtomのCPU性能でもHD動画が余裕で再生できる
というのはかなり大きなメリットになるにょ。

IONの懸念材料は価格にょ。
HD動画が普通に再生できるCULVノートが安いものならば5万円以下で買える以上はCPU
性能が半分以下のAtomでは5万円以上の価格では厳しいにょ。
私の感覚では現状のネットブック(3万円前後)から1万円増くらいが限界にょ。(つまり
実売価格で4万円程度)
再生支援機能だけで良ければアクセラレータボードが20ドル程度で入手可能だからね。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/nishikawa/20100222_350132.html
国内では普通に手に入るわけではなくネットブックでは分解を伴うため保証が無くなる
とはいえ、PCベンダーが最初から用意すれば価格に20ドル上乗せする(ベンダーの利益を
考慮して5000円アップくらいになりそう)だけで再生支援機能が付くわけだからそれ
よりも大幅に高価になるようだとIONは売れないにょ。

ゲーム目的だと何度も書いているようにAtomではCPU性能(シングルスレッド性能)が
低すぎるわけだからね。
旧世代であるFFXIでさえAtom N270+GeFoorce9300M GSのN10JcはPenM1.2GHz+915GMの
オンボードVGAの旧世代モバイルノート並であり、915GMよりも10数倍高性能な9300M GSを
搭載しているというアドバンテージもCPU性能の低さによってすべて失われている形と
なっているにょ。(両者ともFFベンチのLOWで2000程度だから動くだけでやっとのレベルで
快適とは言い難い)
最近のゲームはGPU比重が高まっているとはいえ、要求CPU性能はFFXIの頃よりも高く
なっているので大半のものが快適にはプレイできないにょ。(CPU性能的には私が昔使って
いた自作PC初号機 改に搭載の鱈セレ1.4GHz以下だろうから2004年頃のゲームでもCPU
性能が足らないものは結構多かった)
それでも、普通のネットブックではカクカクなゲームが何とかプレイできないこともない
レベルにはなるだろうからIONは十分に価値はあるにょ。(CPUが完全にボトルネックとは
いえCPUで処理していた部分がGPUで処理可能になりCPU負荷が若干小さくなるため)
ただし、そのレベルの付加価値に1万円出せる人はかなり少ないと思うにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20100303_352375.html
ネットブックは安さが最大の武器であるためこのクラスで1万円の差は非常に大きいにょ。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板