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おちゃめくらぶ掲示板

106御茶目菜子:2010/01/28(木) 12:05:16
iPadは果たして売れるのか!?
iPad 発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100128_345309.html
かねてから発売の噂があったアップル社のタブレット端末は「iPad」という名前で発表
されたにょ。
9.7インチXGA液晶、自社製1GHz CPU、サイズは189.7x242.8x13.4mm、重量は680〜730g、
バッテリ駆動時間は10時間となっているにょ。
価格は499ドルからにょ。(16GB、32GB、64GBがラインナップ)

ぶっちゃけビッグサイズのiPhone(iPod touch)といった感じにょ。
アップル社のことだから何かサプライズがあるのかと思いきや平凡なタブレット端末と
なっている感じにょ。
かつて、このようなタブレット端末は多く発表され、国内メーカーからもいくつか発売
されたもののヒットには至らなかったにょ。

売れない理由は需要が少ないからと思われるにょ。
ポメラのように最初からニッチ層を狙った製品であれば数万台の売上はヒットとなるわけ
だけど幅広い層を狙ったこのような製品は数万台ではヒットと見なされてないだけであり
決して売れないわけではないけど広い層を狙って発売してそれだけしか売れないので
あれば需要が少ないからとしか言えないにょ。
個人的には筆圧検知とまともに使えるお絵かきソフトを搭載したお絵かきタブレット端末
なら少し使ってみたい気がするにょ。(ただし、価格が499ドルならば)

しかし、有象無象のタブレット端末とは異なりこのiPadにはiPodとしての機能やiPhone用
アプリが動作するというメリットがあるにょ。
とはいうもののそのようなメリットのためにiPadを買う人はほぼ居ないと思うにょ。
このサイズではiPodの代わりにはならないし、iPhoneとの解像度の違いのせいでiPhone用
アプリを使用するメリットもあまりないにょ。(iPad用のXGAアプリが今後多数登場
すれば話は別だけど)
したがって、それらの互換性はそれほどアドバンテージにはならず、アップル社という
ブランド力で販売するしか無さそうにょ。

さて、このiPadのこのサイズが生かせるのはやはりビューアメインの用途となるにょ。
iPhoneは今となってはハーフVGAという解像度は低いと言わざるを得ない状態でWeb閲覧
だけをとっても上下スクロールだけではなく左右スクロールが頻発し、とても快適に
閲覧できる状態ではないにょ。
昨今のWebサイトは横1024ドットを基準に作られているものが大半であり、このXGA液晶を
搭載したiPadであればWeb閲覧も不足を感じることがないにょ。
しかし、問題なのはiPhoneと同じくFlashに非対応(らしい)ということにょ。
iPhoneならばFlashを使ったサイトが閲覧が出来なくても妥協ができるという人も多い
だろうし、YouTubeに関しては専用プレイヤーを使用によって動画は再生できるので不満を
持つ人もそんなに多くはないだろうけどこのサイズでiPhoneと出来ることが変わらない
というのであればやはり妥協ができないという人が多いのではないかと思われるにょ。

そもそも10インチ前後の画面サイズであれば安価なネットブックがいくらでも入手可能に
なっているからWeb閲覧目的であればこちらの方がよほど使えそうにょ。
ただし、安くても重量が1kg以上の製品が大半で、駆動時間も公称4〜7時間程度のものが
ほとんどということでモバイルで使うには重量や駆動時間で物足りないと感じる人も多い
かもしれないにょ。
そういう面においてはARM端末が有利にょ。
Web閲覧においてはiPadよりも今後多数登場するTegraなどを搭載したスマートブックを
選択することでネットブックの不満点である駆動時間や重量の問題は軽減されるからね。
ARM用ではFlash10.1の正式版がリリースされ、YouTubeをはじめとする動画サイトも
普通に閲覧できるようになったというのもスマートブックの追い風となるにょ。(CPUが
非力であっても10.1からは動画再生支援機能に対応しているのでYouTubeのHD動画も再生が
可能になった)
これによって従来は懸念されていたWebの利用でのARMの互換性に乏しいという問題も
かなり改善されてきていると思われるにょ。

やはり、閲覧用途としてiPadのサイズを最大限に生かせるのは電子ブックリーダ端末と
してにょ。
編集を伴う作業を行う場合はドットピッチは120〜130ppiが望ましく、150ppiを超えると
常用が困難になるというのが私の考え(Vista以降であれば柔軟にDPI変更できるため
このような制約が薄れているけどレイアウトが崩れるアプリもあるため完全なものでは
ない)なのだけど閲覧メインであればそのような制約はなくタブレット型ということで
顔に画面を近づけることで細かい部分も見えるためドットピッチは細かくても解像度は
出来るだけ高い方がいいにょ。
とはいえ、顔を近づけるにしても30cm未満の距離では目の負担が大きいためXGAで3インチ
とかだとさすがに常用には耐えられないにょ。
その点、9.7インチXGAであれば132ppiであるため余裕で文字を読めるし、通常の書籍で
あればXGAならば1ページが丸々収まるため電子ブックリーダ端末としては悪くないにょ。

しかし、わざわざ電子ブックリーダ端末としてiPadを買う人がどれだけ居るかが問題と
なるにょ。
結局はソフトウェア資産がすべてだからね。
iPodの人気が高まったのもiTMS(現iTunes Store)が充実してきたお陰だしね。
電子ブックではAmazonのKindleが世界シェアでダントツのナンバーワン(90%以上)と
なっているけれどやはり資産量が半端ではないせいにょ。
このiPad発売によってアップル社もiBook storeを立ち上げるもののその圧倒的なシェアを
ひっくり返すのは難しいにょ。
音楽と違ってデファクトスタンダードとなる形式がない電子ブックにおいてはその資産
量の差は端末の出来だけでは到底ひっくり返すことはできないにょ。
著作権フリーの書籍ならばKindle形式に変換することで閲覧が可能になるけど音楽とは
異なり他メーカーのビューアに乗り換える場合は互換性もなくDRMの付いている購入書籍は
変換手段もないため乗り換えも容易ではないにょ。
アップルとしては今後さらに需要が高まる電子ブックに関して遅れを取ることは許され
ないため早めの投入(まだiBook storeが充実してない段階での投入)となったわけだけど
これによってKindleからの乗り換えユーザーの獲得は難しくても新規ユーザーの獲得は
可能になるわけだから決して悪いわけではないにょ。

ということで、iPadそのものには革新性は感じられないけどiPod(iPhone)の機能を
有した電子ブックリーダ端末として見ればiPadという製品はそれほど悪くはないにょ。
問題点となるのは10時間という駆動時間と重量と価格にょ。
10時間というのは多くのネットブックなどと比べると長いけど今後多数登場が予想される
スマートブックと比べると決して長くはなく、重量が700g前後というのも軽くはないにょ。
重さだけならば先日発表された新型LOOX Uの方が軽く、こちらの方が電子ブックリーダ
用途には向いているとさえ思えるにょ。(コンバーチブルな旧型LOOX Uの方がより向いて
いるけど)
あと価格は499ドルからというのも電子ブックリーダ端末と考えれば安くはないにょ。
日本国内での価格は発表されてないものの49800円〜54800円くらいになるのではないかと
思われるにょ。
しかし、日本向けにはiBook storeがオープンされないので当面日本では販売がされそうも
ない感じだけどね。
日本では電子ブックではデファクトスタンダードとなる端末が存在しないためPSPも配信
サービスを開始するなどより混迷となっているもののiPadが発売されたらどうなるのか
というのは見物にょ。
iPadはKindleとは異なり電子ブック専用端末ではなくスマートフォンとPCとの間を埋める
ものという意図で作られたのだけどそれが強みでもあり弱みでもあるにょ。

まだ第1世代の製品ということで製品自体に魅力が乏しくなおかつそれ専用の資産もない
(iPadでないとできないことがない)ということで売れるかどうかは未知数だけど
今後の展開によってはiPod、iPhoneと並ぶヒット商品になる可能性は無くはないにょ。
ただ、iPadならではというのが電子ブックリーダというのでは現時点では弱すぎるにょ。
Kindle for PCを導入すればKindle形式の電子ブックがPCでも閲覧できるわけだし、iPad
ならではというものが登場するか、電子ブックのソフト資産でKindleと太刀打ちできる
くらいのレベルに達しないと勝ち目はないにょ。




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