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おちゃめくらぶ掲示板

72御茶目菜子:2009/12/11(金) 13:56:31
PMの後継機種BX発表!
オンキヨーからPM後継となるBX発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091210_334169.html
このBXは工人舎との協業によるものでPMの後継機種といってもいいものにょ。
さて、オンキヨーと工人舎だけど実は非常に深い関係にあるにょ。
というのもオンキヨーのPC部門である元ソーテックは工人舎と創業者が同じだからにょ。
そのソーテックの前身となった会社は工人舎にょ。
しかし、その工人舎は今の工人舎とは異なるにょ。
工人舎やソーテックの生い立ちを簡単に示すと下記のような感じになるにょ。

 「工人舎」(旧)設立 → 「ソーテック」に変更 → オンキヨーに買収
               ↓創業者が退社       ↓
              「工人舎」(現)設立 → 今回の協業

そういうことで、工人舎の後継機種がオンキヨーで発売されることはある意味自然な
成り行きにょ。

このBXを見てみるとPMでの弱点はほぼ克服されているにょ。
工人舎もPMの上位機種であるPAを販売しているもののこちらはコンバーチブルスタイル
ということでPMとは性格が異なる機種にょ。
コンバーチブルスタイルはタッチパネルとの相性も良く個人的には好みなんだけど
問題はコンバーチブルスタイルによって奥行きが1.5cmも増えたことにょ。
このクラスでの1.5cmはかなり大きく、ポケットに余裕で入っていたものがギリギリに
なるくらいの差となるにょ。

PMはmbook m1をベースに作られたのだけどこのBXは外観を見る限りはm1改ではなくて
m2をベースに作られてそうにょ。
9月23日に書いたようにm2はUSBやヘッドホン端子が標準タイプのものに変わったりとか
ヒンジ角度が改善されたりとか、CPU性能のアップなど多くの改善点があるにょ。
したがって、それらの改善はこのBXでも行われていると予想されるにょ。

今回BXで搭載されたAtom Z515はm2の下位モデルに搭載が予定されているものにょ。
1.2GHzということで1.1GHzのZ510と比べ0.1GHzクロックが高くなっただけではなく
HTTを搭載しているという点が大きいにょ。
HTTもあまり過信は禁物とはいえ、HTT搭載によってベンチでは性能が最大6割アップするし、
動画再生などマルチスレッド対応のアプリであれば何割か実性能がアップするので非力な
AtomではこのHTTの有無が大きな影響を与えるにょ。
何せシングルスレッド性能は同クロックのPenMの半分程度の性能しかないわけだからね。

HTTを搭載すればTDPは0.2W程度アップするのだけど元々のTDPが1.4WということでZ510より
クロックが高くなっているにも関わらずTDPは低くなっているにょ。
これは、恐らくZ510はTDP2Wだけど実際の消費電力を考えると2Wを大きく下回るからでは
ないかと思われるにょ。
Z510は、同じくTDP2Wである1.6GHzのZ530よりも実消費電力が低いのは確実だからね。
消費電力クロックに比例すると考えた場合、Z530の消費電力が2WならばZ510の消費電力は
1.4Wとなるにょ。(FSBが下がっているので1.4Wよりも低いはず)
だから、Z515のTDP1.4Wというのはそれを考えるとおかしくはないにょ。
IntelのCPUの場合、TDPは大ざっぱな分類用にすぎず、その枠内で最も高クロックのものが
TDPの上限に近い消費電力となっており、同じTDPでも低クロックモデルはTDPを大きく
下回る消費電力だからね。
私が自作PC用に使っているCore2Duo E8400はTDP65Wであるものの実際の消費電力は最大時
でも30W台となっているにょ。

SSDもPAと同様に32GBに拡大されたのはいいけど残念なのがメモリが512MBに据え置きと
いうことにょ。
m2では1GBモデルがリリース予定となっているけどこのBXも1GBモデルが欲しいところにょ。
現在は2GbitのDRAMを2チップで512MBとなっているわけだけど1GBモデルを用意するには
方法は2つしかないにょ。
1つはチップ数を4個に増やすこと、もう1つは2倍の容量となる4GbitのDRAMを採用する
ことにょ。
前者はマザーボードの変更が必須になるにょ。
そもそも現行だと4チップしか搭載できないからマザーボードサイズを大きくするか
PineView登場後にチップセット分小さくなったマザーボードを再設計して4個分のチップを
搭載可能にするしかないにょ。

そうなると現状から設計の変更無しで可能なのは後者の4GbitのDRAMを採用することにょ。
しかし、4GbitのDRAMは生産量が少なく価格面では容量単価を比較しても2Gbitのもの
よりも圧倒的に高価だからそれが製品価格を引き上げてしまうという問題があるにょ。
DRAMをはじめとする半導体は最も多く量産されているものが最も安くなるからね。
現状だと1Gbitが主流で2Gbitでさえこれから普及といった感じだからね。

メモリが1GBになればXPはデフォ設定で快適に使えるし、Win7も動作可能になるにょ。
512MBだとXPでも工夫が必要だし、7はサポート対象外にょ。
そういう意味では今後7は使わず、XPが動きさえすれば良いという人ならば512MBでも
問題はないけどやはり1GB欲しいのは確かにょ。
メモリが増えれば消費電力も大きくなるけどそれは同じ製造プロセスで作った場合にょ。
製造プロセスが進んだ4GbitのDRAMであれば容量が増えてもそれが消費電力増にはならない
からね。
逆に言えば、現状で無理にチップ搭載を倍増して1GBにすればそれが消費電力増へとなり
駆動時間短縮へとなってしまうということにょ。
メモリは1個ではCPUよりは消費電力が小さいとはいえ、フルロード時の消費電力は大きく、
それが4個もあればそれだけでCPU(Atom)を超える消費電力となりそうにょ。

そういうことで、メモリ512MBというのは現状では妥協するしかないけどそれ以外は
ほとんど問題は克服されており、それでいてPMの5000円アップの価格(直販価格)という
のはかなりのお買い得感があるにょ。(PMの元々の設定価格が高価だったというのも
あるけどね)
SSDが16GBから2倍の32GBへ増えただけでも5000円分くらいの価値はあるからね。
このBXは現状で私が一番買いたいAtom機かもしれないにょ。
しかし、本家である韓国UMID社ががm2を正式発表してない(9月のIDFではサンプル出品に
止まった)というのに日本でm2ベースとなるBXが発表されるとは・・・。
年内にm2が発表されて日本では春くらいにm2ベースの機種が発売されるかと思っていた
ために予想外に早かったのには驚きにょ。




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