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おちゃめくらぶ掲示板

50御茶目菜子:2009/11/18(水) 14:12:15
画素数なんて飾りです
デジカメは「高画素=高画質」ではないということはここで何度も書いたけどそれでは
何が最も影響するのかというとやはりセンサーサイズにょ。
何せ一眼レフ用のフルサイズのセンサーとローエンドのコンデジ用のセンサー(1/2.33
インチ)では面積が30倍以上違うからね。
その差は簡単には覆ることはないけどセンサー性能そのものも年々向上しているため
差は縮まる・・・わけがなくその最新のセンサーをフルサイズの一眼レフで使用すれば
そのサイズ差が性能差となって現れるにょ。
その最新のセンサーを搭載したプロ用デジタル一眼レフのD3sの性能はどんなものなのか。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20091117_329535.html

このD3sは画素数だけ見れば1200万画素ということで最新のエントリーコンデジと同程度
だし、ケータイもハイエンドのものは1200万画素に達しているので画素数が画質に
与える要素が最も大きいならばこのD3sはエントリーコンデジやケータイのカメラと比較
しても大差ない性能となってしまうにょ。
確かに十分なレンズ性能があり、十分な明るさや明暗差の少ない被写体ならば高画素と
いうのは解像感を高めるのに有用で、それが場合によっては高画質に繋がってくるけど
画素数が同じであっても1画素当たりの面積は30倍以上異なるためにそれが暗所での
画質や明暗差の大きな被写体を撮影時に大きく影響してくるにょ。
実際は裏面照射のようなセンサーでない限りは回路の線幅の影響が大きいため1画素
あたりの面積は計算よりもずっと小さいものになるにょ。(センサーサイズが大きな
フルサイズセンサーの場合、回路の線幅が無視できるサイズだけど極小ピッチの
コンデジセンサーの場合はそれだけで実効面積は半減してしまう)

D3sの撮影サンプルを見る限りはISO6400あたりまではA4〜A3サイズで使えそうなレベルで
常用が可能に感じるにょ。(一般的なコンデジの基本感度と同じレベルの画質)
ISO12800からはノイズがかなり載ってくるもののISO25600くらいまでならばB5で十分
使えそうに感じるけどさすがに最高のISO102400ではかなりノイジーであり使うのは
できるだけ避けたい感じにょ。
とはいえ、ISO102400というのは月明かりでもノンフラッシュで手持ち撮影が可能な感度
だからそれでここまで撮れれば撮影の幅はかなり大きくなるにょ。
私が見た感じでは1/2.33インチ1200万画素のコンデジで言うならばISO1600くらいの
ノイズ量だけどそう考えるとコンデジの64倍の高感度ということになるにょ。
私が持っているデジタル一眼のK200Dと比べるとD3sのISO6400がK200DのISO800くらい、
もしくはそれよりやや上に感じるにょ。(つまり3段分以上の差)
フルサイズということでAPS-Cの2倍強の面積だけどそれを差し引いてもさらに2段分くらい
高感度なのはセンサー性能と画像処理エンジンに優れているからだと思われるにょ。

APS-Cでも1000万画素を超えるとレンズがボトルネックになってくるのだけどこれは
フルサイズであれば1.4倍レンズに余裕があるため1200万画素に抑えたことでレンズに
余裕があるとともに回折限界も余裕が出てくるにょ。
コンデジの場合は1/2.33インチ1200万画素だとF2.8を超えると回折現象のため徐々に
画質低下するけどレンズには収差がつきもので開放から2〜3段絞ったところが最高に
なるけど絞ることができないにょ。
その点フルサイズで1200万画素であれば5段分有利になるにょ。(F16までは実用レベル)

作例を見てもD3sは同じ画素数のコンデジとは別格の画質となっているにょ。
これで、「高画素=高画質」ではないということは誰の目で見ても明らかにょ。(一眼
レフだからレンズ性能が高いのではなく画素ピッチに余裕があるためにレンズ性能が
ボトルネックになってないというだけ)
昔だったらデジタル一眼はコンデジと比べ、「画素数が多いから高画質」と思う人も
いただろうけど画素数が同じになってしまえば画素数が画質に与える影響というのは
小さいということが分かってしまうにょ。(コンデジにおいても300〜400万画素くらい
までは画素数アップが画質アップの大きな要因となっていたのも確かだけど)
とはいっても、低価格化、小型化が行われてきたコンデジにおいて今更センサーサイズを
大きくして高画質という方向性は難しいにょ。(元々センサーが小さかったコンデジ
だけど技術革新で筐体サイズの小型化が可能になったため昔のコンデジはセンサー
サイズに似合わない筐体サイズだったというだけ)

シグマDP-1のようにAPS-C並のセンサーを使ったり、リコーのGXRのようにユニット式で
APS-Cセンサーを使用可能にするという方法もあるけど現実的な選択は裏面照射によって
小さなセンサーを有効活用するというのが精一杯にょ。(それでも最大2倍くらいの
効果は望めるわけだし)
コンデジで画素数を上げるのは理論上のピーク性能の引き上げにはなっても実効性能では
プラスとはいえず、逆にマイナスとなりかねないからね。(裏面照射でない限りは回路の
幅を考えると画素数が増えれば増えるほど同じセンサーサイズでも実効面積は狭くなる)
コンデジで1000万画素というのはフルサイズのデジタル一眼レフで3億画素に相当する
ためにいかに無茶なことをしているかが分かるにょ。
逆にこのD3sの画素ピッチでコンデジを作れば40万画素になるわけだから今の技術で
40万画素のコンデジ用のセンサー(1/2.33インチ)を作ればD3sと同レベルの感度や
画質を得ることができるにょ。(ただし、VGAサイズだけど)
いくら画素数は画質にプラスの影響を与えず、増えていくとマイナス面が目立つとはいえ
ここまで画素数が少なければ話は別にょ。
L版プリントでも最低150万画素(300dpiでプリント時)は欲しいからね。




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