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おちゃめくらぶ掲示板
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私がポケットサイズPCに求めるモノ
私はPCなどのデジタル機器は自分で設定している「モバイルランク」によって持ち歩きや
買い替えの際の無駄を無くそうとしているにょ
モバイルランクBに位置するポケットサイズのPCに関してはVAIO UXを買う前にも候補を
検討したし、ポケットサイズのPCが必要な理由としては9月17日、18日にも書いたけど
今年1月にUXを中古で買い、使い始めて1年弱経つということで改めてポケットサイズの
PCに求めるものについて書いてみることにするにょ。
そもそもこの「ポケットサイズ」という言葉は非常に曖昧な言葉にょ。
VAIO Pでも(一応)ポケットに入るためにポケットサイズとも言えなくもないからね。
ポケットの中に完全に収まらないとダメというのであればPC-E500でさえポケットに収まる
ことはないためポケットコンピュータではなくなるにょ。
VAIO Pのようにはみ出ている量の方が多いのは別としてやはり本体の半分以上、やはり
3分の2はポケットへと収まってないとポケットサイズとは呼びにくいにょ。
一般的なポケットのサイズというのが良く分からないけど私が実際に試したところ
ポケットに収まるのは短辺+厚さが14cmくらいが限界だったにょ。(あと0.5cm増えて
14.5cmになるとポケットに入りづらくなり、15cmになると私が試した限りでは入らない)
ポケットの深さを実測すれば17cmだったためにPCの厚さが3cmとしても14cmくらいは
ポケットの中に収まるために長辺20cmのPCであれば3分の2収まるためにポケットの中に
収まっていると言っても問題はないにょ。(ほぼ全体を収めようとするならば長辺の
長さが15cm程度でないと駄目だけど)
具体的に見てみるとVAIO Pは短辺+厚さはほぼ14cmでポケットサイズというのに問題は
ないけど長編が24.5cmというのがポケットサイズと呼ぶのに適してないことが分かるにょ。
LOOX U(先日発表の新モデルではなく現行製品)は長編こそ17.1cmでポケットサイズと
呼んでもおかしくはないサイズだったけど短辺+厚さは16.8cmもありこれは限界値を
大きく超えるためにポケットにはとても収まらないにょ。
VAIO UXは長辺15cmでポケットサイズの条件をクリアし、短辺+厚さも12.7cm(最大
突起部での数値も13.9cm)ということで条件をクリアしているにょ。
ただ、この14cmという条件はポケットに入るか否かという条件であるためこのサイズ
ならばポケットに入れたままにしておけるということではないために人によっては
これはポケットサイズとは認められないかもしれないにょ。
筐体サイズはこれくらいにしておいて、まずはポケットサイズのPCを何に使うのかと
いうことで、必要なものが決まってくるにょ。
非x86ではなくx86搭載のPCを選ぶという最大の理由は普段使っているアプリがそのまま
使えるというメリットに魅力を感じるからだと私は思うにょ。
しかし、Windowsを動作させるということは高い性能が要求されてしまうために従来で
あれば実用レベルに達しなかったり、高価だったりということでポケットサイズのPCは
価格の割に実用度は低いものだったにょ。
それがAtomの登場でWinXPならば問題なく動作するくらいの性能で安価となったにょ。
そういうことで、私がポケットサイズのPCに求めるものを列記してみるにょ。
(1)筐体サイズはポケットサイズ(理想は12x8x2cmのリナザウサイズ)
(2)立った状態でも使えるポインティングデバイス
(3)液晶サイズは4.5インチ以上、WSVGA以上
(4)バッテリ駆動は実駆動2時間以上(理想は8時間)
(5)立った状態でも使えるキーボード搭載
(6)WinXPならばメモリ512MB、システムドライブ30GB以上搭載(理想はその2倍)
(7)拡張性としてフルサイズUSBポートとSDカードスロット(理想はUSBポートは2つ)
(8)サスペンド復帰は5秒以下(理想は3秒以下)、保持時間は最低3日(理想は1週間以上)
(1)の筐体サイズに関しては最低許容ラインは上記に書いたような感じにょ。
とはいえ、筐体サイズはいいとして、問題は形状にょ。
キーボードスライド式なのかクラムシェルかで大きく変わってくるからね。
薄型化をするならばスライド式の方が有利だけど液晶保護の観点からいうとクラム
シェルの方が望ましいにょ。
しかし、クラムシェルだと問題となるのが液晶モニタの開く角度にょ。
これがほぼ180度開くリナザウであれば全く違和感なく使えるけどmbook m1(PM)の
ように開く角度が狭いと普通に持った状態で液晶が良く見えないからね。
キーボードと液晶が常に平行なスライドタイプのキーボードだとこういう問題点がある
ということに気づかないし、普通にテーブルに置いて使うならば135度くらいまで開けば
十分だけど両手に持って使えるPCなだけにそういう問題点が目立ってしまうにょ。
TN液晶の場合は左右の視野角は広くても上下の視野角は狭いからね。
(2)は筐体サイズがいくら条件を満たしていてもモバイルランクB(ポケットサイズのPC)
にはならない場合があるにょ。
テーブルに置いて使うことが前提であればポインティングデバイスはホームポジション
付近にあることがベストなのだけど両手に持って使うならばポインティングデバイスは
端の方にあるのがベストだからね。
このポインティングデバイスの位置を見ればそのPCがどちらを重視して設計しているのか
ということが分かってしまうにょ。
それを踏まえて先日発表されたLOOX Uの新モデルを見てみるとポインティングデバイスが
端の方にあるため両手に持って使うことを考えた端末と言えそうにょ。
両方の使い方を重視するにはPAのような2カ所にポインティングデバイスを用意する
必要が出てくるにょ。
私はポケットサイズのPCでは両手持ちを重視しているためにその位置は非常に重要と
なってくるにょ。
(3)筐体を小型化すればするほど小さくせざるをえない液晶サイズだけど解像度の面から
言うとWindowsを使うにはXGAが最低ラインと考えているにょ。
ワイド液晶でないと製品調達が難しくなっている現状だとWXGAが必須となるけどこれは
ポケットサイズのPCということで妥協してXGAを下回るWSVGAとしておくにょ。
というのも液晶サイズを考えると実用レベルのドットピッチを下回ってしまうからね。
テーブルに置いて使うタイプの一般的なPCやネットブックならば120ppiくらいがベストで
最大許容ラインでも150ppiくらいだけど両手に持って使うタイプのPCであれば顔までの
距離を短くできるので200〜250ppiでも十分使い物になるにょ。
ただ、VAIO UXの4.5インチWSVGA(264ppi)はほぼ限界なのでこれよりもドットピッチが
細かくなるとDPI設定を変えるなどの工夫なしではとても使えたものではなくなって
しまうにょ。(WXGAだと5.6インチのLOOX Uでも270ppi)
(4)バッテリ駆動時間は長ければ長い方がいいのだけど長くするにはバッテリを多く
搭載する必要があり、サイズが大きくなったり、重くなったりするという問題点も生じて
しまうためその辺の妥協が必要になるにょ。
私は、最低でも実駆動2時間(JEITA測定法ならば3〜4時間)は必要と感じているにょ。
D4のように標準バッテリで実駆動1時間を切るようなPCでは1日に30分程度しか使わない
という人でも毎日フル充電の必要があるし、後述のサスペンド保持時間を考えると利便性
という面でかなり問題となるにょ。
私はポケットサイズのPCのみ持ち歩くという機会は少ないために長時間使うのであれば
普通のモバイルノート(Let'snote R5)を使っているためにそれが使えないような場所
でのみの使用となるために2時間程度で妥協可能というだけの話にょ。(実際UXを使う
時間は多い日でも1日あたり1時間程度だし)
これがメインとなるモバイルノートであれば最低でも実駆動3時間は欲しいところにょ。
(5)このキーボードがポケットサイズのPCにおいて鬼門となるものにょ。
5本指でタッチタイピングを行うならばそれだけで横幅が決まってしまうからね。
VAIO Pのサイズがあのサイズになったのもキーボードを元に考えられたからであって
まともにタッチタイピングをするにはそれくらい必要になるということにょ。
個人的な感覚ではキーピッチ14mmあればタッチタイプは可能だけどそれでも横11個の
変態配列キーボードでもキーボードサイズは154mmとなってしまうにょ。(実際は15〜
16mmないと集中して打たないと隣のキーを押してしまうため厳しいけど)
ただ、このサイズではタッチタイプ可能といっても指同士が重なりあってしまうために
5本指ではなく3本指でのタッチタイプとなるにょ。
キーボードの良し悪しはこのクラスのPCでは高いものを求めるのは酷だけどVAIO UXの
ように全くクリック感がないものはさすがに実用には程遠いにょ。(慣れで克服する
というのはかなり困難)
キーピッチが狭くなると隣のキーを押してしまうためキートップが分離したセパレート
タイプのキーボード(ポケコンのようなもの)が望ましいにょ。
触った瞬間「これは駄目だ」と感じたNetWalkerのキーボードだけどこのシーソーのように
グラグラするキーボードはキートップの中央を押さないと反応しないということを逆手に
とって隣のキーを間違って一緒に押した際の誤入力を防ぐことが可能になるという面では
優れていると感じさせられてしまうにょ。(誤入力は防げるものの正確にキーの中央を
叩かないと反応しないために良いものとは言い難いけど)
あとモバイルランクBを満たすにはキーボードは立った状態で使えることが必要となる
けれどそれは横幅がかなり影響しているにょ。
両手持ちで親指タイプをするためには筐体の横幅は15〜16cm程度に抑えておく必要がある
からね。
D4の18cmでは本体中央のキーを押した場合、私の手のサイズでは筐体を手にしっかり固定
させることは難しいため押せてもかなり不安定なものになってしまうにょ。
そう考えると(1)のポケットサイズにおける横幅(長辺)20cm以下という条件もそれでは
駄目ということになるにょ。(筐体の横幅は出来れば15〜16cm、最大許容で18cm)
(6)のメモリはシステムドライブの容量はどれだけ必要かは個人差もあるし、価格に
影響したり、バッテリ駆動時間に影響したりするために多ければ多いとも言えないにょ。
私の512MB、30GBは私の経験上から考えたWindows PCとして使うための最小サイズに
すぎないからね。
XPであってもアンチウイルスソフトを導入すればPF使用量は300〜400MBに達するために
現在のアプリをまともに使うならば1GBはないと厳しいのは確かで私自身メモリ搭載量
不足を理由として最大768MBのR3から1.5GBのR5へと買い換えたくらいだしね。
とはいえ、小型のポケットサイズのPCでそんな重いアプリを動作させたりする機会が
どれだけあるのかということを考えるとコスト面やバッテリ駆動時間の面を考えると
512MBでも妥協せざるを得ない面もあるにょ。(OS自体の軽量化をしまくれば512MBでも
何とか使い物になるくらいにはなるし)
mbook M1で標準512MBなのは容量が大きなメモリチップを搭載するには筐体サイズを
大きく(マザーボードを大きく)設計しなおすか、2倍の容量を持つチップに変更するか
という二択となるわけだけどSO-DIMMでも2GBのモジュールと4GBのモジュールの価格差を
考えると現状で2倍容量のメモリを搭載するというのは価格面で難しそうにょ。
システムドライブは容量もだけど速度も重要にょ。
1.8インチHDDを搭載のUXはCPUが十分な速度にもかかわらず体感では激遅だからね。
このクラスの小型端末であればSSDの恩恵は大きいにょ。
(7)昔だったらCFは必須と言っていたけどそれは事実上CFは通信端末専用だったからにょ。
しかし、今となってはCFの通信端末なんてほとんど新製品が出ていない状況だし、元々
CFタイプの通信端末が普及していない海外メーカーの製品だとCFスロット自体がある機種
というものはほとんど無かったにょ。
CFも今やサイズの大きいメディアであるため筐体サイズが小さなポケットサイズのPCでは
真っ先に削られるものになってしまうのはやむを得ないにょ。
削った分だけ筐体サイズが小さくなるならいいけど液晶サイズやキーボードサイズの
関係でCFスロットがないからといっても小型化はそう簡単にはできないためそれならば
USBをもう1つ付けてもらいたいにょ。
ポケットサイズといってもUSBポートがゼロではPCとして極端に制約が出てしまうために
最低でもUSBポート(miniを含む)は1つは必ず搭載しているものの1つだと通信端末
使用時に他の機器でUSBが使用できないためにUSBメモリ経由でデータの移動なども
できないからね。
まぁSDカードスロットが付いていればそれを経由して行えばいいのでそれほど問題はない
ことだし、常時通信端末を挿しっぱなしにするというわけではないのでUSBポートが2つ
必須というわけでもないにょ。(ただ、miniしかついてないPCだと変換アダプタを
忘れた場合に使えないので非常に困るけど)
むしろ、ポケットサイズのPCで問題となるのは給電能力にょ。
USBの規格の上限である500mAを供給できないPCも少なくなく、特に大電流が必要なUSB
接続のHDDだと使用ができないことがあるにょ。
HDDに限らず、大電流が必要なUSBバスパワーによる電力供給で作動する機器を使用する
場合はそのPCで動作するのかは試してみないと分からないというのがネックにょ。
(8)が最近私が最も気にしているところで9月2日にも書いたことにょ。
デスクトップPCならいざ知らずモバイルPCを使うたびにコールドブートするなんてことは
私には考えられないために「PCが起動するのにかかる時間=サスペンドから復帰する時間」
となっているにょ。
これはリナザウなどのPDAにおいても同じでコールドブートにかかるかかる時間を起動に
かかる時間と考える人はほとんどいないわけだからね。
ただ、PCの場合はサスペンドでも大量のバッテリを消費するという問題点があるにょ。
PDAであればサスペンド中のバッテリ消費は限りなくゼロに近いために完全に電源OFFに
するというモードは、ほとんどの機種で用意されてないくらいだからね。(普通の電源
スイッチはサスペンドに入るためのスイッチにすぎない)
PCで実際にサスペンド状態のバッテリ消費を測定してみると省電力に優れた私のR5では
メモリをMAXの1.5GBの状態で1日(24時間)サスペンド状態で放置した場合に8%の
バッテリ消費となったにょ。
つまり、フル充電であればサスペンドで放置では12日バッテリが持つ計算になるにょ。
1日1時間使い、23時間はサスペンドという使い方であれば3〜4日くらいは使えるにょ。
しかし、VAIO UXでは62%となり、フル充電で実駆動2時間のUXも1日放置しただけで
実駆動40分へとなってしまうわけにょ。(バッテリ容量そのものが小さなD4では1日
足らずでバッテリが空になってしまうため毎日充電どころか朝昼晩の充電が必要になる)
これではサスペンドの常用はできないために休止での使用がメインとなるにょ。
休止からだと復帰に20〜30秒かかってしまうために起動時間はPDAとは比較にならない
くらい長くなってしまうにょ。
私のR5は常時サスペンドで使用のため復帰は3〜4秒で済むために起動時間を比較しても
3秒で復帰という起動の速さがウリのNetWalkerと比較してもそれほど大きな差はない
からね。
さて、現時点でポケットサイズのPCをVAIO UXから買い換えるならば候補となるのは
mbook m1(工人舎のPM)もしくは工人舎のPAくらいしかないにょ。
PMは小さいのはいいけど細かい不満点が多いし、PAはその不満点の多くが克服された
けれど一回り大きくなってしまったというのが問題にょ。
PCの小型化は1ヶ月後に登場の次世代AtomのPineView登場で解決可能にょ。
現在はチップセットであるUS15Wが巨大であるためにどうしても多くの実装面積が必要と
なってしまっていたからね。
とはいえ、PineViewはAtom Nシリーズの後継ということでAtom Zシリーズの後継では
ないためTDPは大きいにょ。
したがって、現在のAtom Zシリーズよりも物理的に小型化が可能とはいえ、廃熱面では
厳しいために小型化が容易かというと微妙にょ。
待機電力は大幅に抑えられているためにサスペンドでの保持時間増加に期待したいところ
だけどそれが実現するかどうかは実際の製品を見てみないと何ともいえないにょ。
私が求めているようなPCが果たして登場するかどうか・・・それは来年のお楽しみにょ。
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