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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 15:36:55

統一地方選スレから東海・北陸所謂中部地方のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
掛川ネタはこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1187487997/l40

2474チバQ:2011/04/13(水) 22:57:21
【あま市・海部郡選挙区】
◇「海抜ゼロ」安定求める


 海面より低い「海抜ゼロメートル地帯」の選挙区。東日本大震災の被災地に関心が向かうなか、安定や継続を求める心理が働いたとみられる。
 自民新顔の石塚吾歩路(あぽろ)氏(41)は引退する浜田一徳・元県議長の地盤を引き継ぎ、防災対策などの継承を掲げ支持を広げた。旧美和町議・町長の経験を生かし、あま市では約6割の得票で他候補を引き離した。
 民主現職の黒川節男氏(64)は5期の実績を強調。連合愛知の支援などで出身地の蟹江町を中心にまんべんなく得票した。退潮傾向が続く党への「逆風」をバネに支持組織を引き締め、海部津島地域で唯一の議席を守った。
 愛知の会新顔の近藤洋嗣氏(26)は若さを前面に、大村知事が唱える「中京都構想」などの推進を掲げたが、浸透を図れなかった。40%を切る低投票率も響いた。(中村尚徳)



【瑞穂区選挙区】
◇減税日本の勢い見せた


 投票率が32・95%と、前回から7ポイントも減り、減税日本への追い風が弱まるかに見えたが、名古屋市議選での勢いを維持した減税新顔の広沢一郎氏(47)がトップ当選し、強さを見せた。残る1議席は、自民公認、日本一愛知の会推薦の川嶋太郎氏(35)が制した。
 広沢氏は、市議選で減税候補2人が得た計1万4千票を念頭に、「減税の候補」として認知度を高める作戦を徹底。自転車で区内を回る活動を続けた。
 川嶋氏は、大震災を受けた防災対策や減税などには触れず、高齢者福祉の充実を繰り返し訴えた。自民支持層を固め、前回約6千票の差をつけられた高木浩司氏(57)を押さえた。
 党の政策通として、3期の経験を踏まえて防災対策や議会改革などを訴えた高木氏は、前回得た1万8千票から、減税へ票が流出するのを食い止め切れなかった。(小林恵士)



【豊橋選挙区】
◇逆風跳ね返し、民主2議席


 既成政党、地域政党の公認候補ら9人が5議席を争った選挙戦は、前回と同じ顔ぶれの5人が当選した。民主2、自民1、公明1の現職が議席を守った。自民を離党し、市長選に挑戦した前回トップ当選の元職が引退を撤回して無所属で挑み、返り咲いた。
 大村知事が会長を務める愛知の会公認の山本正樹氏(52)が既成政党への不満の風を受け、どこまで票を伸ばせるかが焦点の一つだった。知事の「東三河マニフェスト」を中心に支持を訴えたが、立候補表明が遅れたことや投票率が低かったことも響いて議席には届かなかった。
 民主は、労組票を固めて2議席を死守。浅井由崇氏(49)、柏熊光代氏(61)はともに東日本大震災を受けて防災対策、復興支援のための景気対策などを訴えた。現職としての実績への評価も加わり、逆風を跳ね返した。(山田雄介)



【岡崎選挙区】
◇5候補に票分散、大混戦


 知事選で大村知事が獲得した6万4千票が、5候補に分散したとみられ、トップから次点までの得票差が、約7千票以内にひしめく激戦となった。
 トヨタ労組の民主新顔、西久保長史氏(56)は「民主逆風」のあおりを受け、後継指名を受けた「前任者」の得票を約1万票減らしたが、連合愛知の労組票を手堅くまとめてトップ当選した。
 自民現職の内田康宏(58)、青山秋男(64)の両氏は、支持組織の引き締めを徹底し、安定した戦いぶりで多選批判をかわした。
 愛知の会の公認の園山康男(46)、推薦の中根義高(38)=自民公認=の新顔両氏は明暗を分けた。園山氏は伸び悩んだものの、市議2期6年の実績と同会「公認」を強調、4位に滑り込んだ。一方の中根氏は父親の地盤を受け継いだ。大村知事と肩を組む選挙ポスターなど巧みな戦術で父の得票を約9千票も上回ったが、当選にはわずかに及ばなかった。(連勝一郎)

2475チバQ:2011/04/13(水) 22:57:48
【豊田市選挙区】
◇大村知事の応援、及ばず


 自民2、民主1、公明1の現職4氏が議席を守り、新顔では定数1増を受けて民主が擁立した樹神義和氏(42)が滑り込んだ。愛知の会の岡田恭和氏(51)は大村知事が告示後に5回も応援に入り、自民で今回11選の倉知俊彦氏(79)を念頭に「世代交代」を訴えたが、及ばなかった。
 自民の三浦孝司氏(67)と倉知氏が地盤を南北で分け合って系列市議が固め、強力なトヨタ系労組が2議席を狙う組織戦の構図が、岡田氏の参戦で揺れた。結局は他陣営の結束が高まり「久々に選挙らしい選挙になった」とも評された。
 民主は知事選の敗北を教訓に組織を固めた。知名度不足の樹神氏は、震災で工場が止まった影響もあり出遅れたが、労組の連合体を中盤に引き締め、劣勢を跳ね返した。民主関係者は10日夜「自民を見習い、票の配分を」と次の組織戦を見据えた。(小渋晴子)



【刈谷市選挙区】
◇自民系市議、結束崩れず


 自民公認の現職、酒井庸行氏(59)と、民主公認の新顔で勇退する現職の後継で労組役員の永井雅彦氏(50)が、愛知の会新顔で元報道ディレクターの田辺直人氏(42)を破った。
 知事選で大村知事の対立候補を推した酒井氏の陣営は、「刺客」の田辺氏に危機感を強めた自民系市議の結束が選挙戦に入っても崩れず、後援会組織をフル稼働させてトップを占めた。
 民主への逆風を受けた永井氏陣営も、所属のデンソー労組がトヨタ系労組中心の組織固めを図ったうえ、系列企業の取引会社もこまめに回り、支持取り付けに成功、小差の2位に。
 立候補表明が告示の3週間前と出遅れた田辺氏陣営は、無党派層や大村知事への支持層への浸透を期待したが、知名度不足で伸び悩み、終盤は毎日のように大村知事と街頭演説したが、支持拡大はできなかった。(岡本真幸)

2476チバQ:2011/04/13(水) 22:58:59
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000811104120001
検証 知事選(上)
2011年04月12日


選挙戦中盤、民主党の岡田克也幹事長(左)も応援に入り、松田直久氏のてこ入れを図った=いなべ市北勢町

 「うそー」


 10日深夜、民主党が推薦した前津市長の松田直久氏(56)の選挙事務所。静まりかえった事務所で悲鳴があがった。テレビは、自民党、みんなの党が推薦し、公明党県本部が支持していた鈴木英敬氏(36)の当確を映し出していた。


 松田氏が名乗りを上げたのは2月23日。3週間以上前に鈴木氏は走り始めていたにもかかわらず、民主党関係者にはどこか楽観ムードが漂っていた。


 「勝って当たり前とみんなが思っているので、松田さんに決まったとき、圧勝とは言わなくても『勝ちパターン』ができたという感じはあった」と三谷哲央県議は明かす。


 「三重県方式」と胸を張る、連合三重、県議会民主系会派「新政みえ」の選挙協力態勢で、全県1区の参院選で5連勝中だった。「小泉旋風」の2001年でも1人区を制したのは、岩手と三重だけだった。


 「民主王国」の象徴でもある岡田克也幹事長は、11日の党役員の会議で「あと2回くらい早めに(三重県に)入っておけばよかった」と東日本大震災の影響で地元に戻れなかったことを理由に挙げた。


 だが、午後の会見では自らの甘さも口にした。「ずっと勝ってきたので、何とかなるというおごり、気のゆるみが、私をはじめ関係者のみなさんにあった」


 政権交代を実現させた有権者の熱気は、もはやないにもかかわらず、「三重は違う」という過信。2010年の参院選では、民主党候補は36万票で勝ちはしたが、自民党候補の29万票と、みんなの党候補の18万票を合わせると計47万票。「民主党ノー」の兆候はあった。


 県内の一部首長らでつくる政治団体「日本の原点」を設立し、松田氏を推薦した代表の田中俊行四日市市長は11日、「北勢では民主党への期待は強かったのに、政権交代後の政権運営が期待外れでがっかりしたという気持ちが知事選に表れた」と話した。


 民主党への逆風の中、昨年11月に野呂昭彦知事が3選不出馬を表明後、民主党は候補者を決めきれず、中央官僚や国会議員の名前が浮上しては消えた。関係者は「有権者にドタバタをさらけ出してしまった」と悔やんだ。


 さらに影響したのが東日本大震災だった。震災後、自動車関連企業を中心に操業を中止する企業が多く、圧倒的な集票力を誇った労働組合は機能しなかった。(中島嘉克、姫野直行、藤崎麻里)

2477チバQ:2011/04/13(水) 22:59:17
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000811104130002
検証  知事選(下)
2011年04月13日


自民党の小泉進次郎衆院議員が駆けつけた街頭演説では、市民公園を聴衆が埋め尽くした=9日、四日市市安島1丁目

■野党共闘、本丸崩す


 投開票日が迫った4月5日夜。1800人を収容する四日市市文化会館のホールがぎっしり埋まった。


 自民党、みんなの党が推薦し、公明党県本部が支持した鈴木英敬氏(36)が壇上で繰り返したのは、「変革」の二文字だった。


 「一部の人が甘い汁を吸う三重を変えないといけない。変えるチャンスは、今しかないんです」


 駆けつけた公明党県本部の中川康洋代表は、駐車場からの人波や会場の熱気に「うねり始めたな」と感じていた。「四日市の経営者らが、動員ではなくて、意思で集まった。演説も、聴衆に響いていた」


 4日前の1日夜、同じホールで開かれた民主党推薦の松田直久氏(56)の決起大会に、同党の岡田克也幹事長の姿があった。


 東日本大震災後初の三重県入りで選んだ場所は、盤石なはずの自分の地元。しかし、会場には空席が浮かんでいた。「岡田さんの会合でこんなことは初めて」と労組幹部の表情が曇った。


 県内最大の有権者を有する四日市市で、鈴木氏は松田氏を1万6136票上回った。ほかの市町で松田氏が積み上げた5769票差をひっくり返した。


 1990年代前半、政治改革の流れの中で、自民党の若手国会議員だった岡田氏や北川正恭氏、野呂昭彦氏が離党。95年、3人が所属した新進党から北川氏が知事選に挑み、自民、社会推薦候補を破った。民主党につながる流れが生まれ、三重では民主系が「与党」の地位を保ってきた。


 民主党は09年総選挙で政権交代を果たしたが、10年参院選で惨敗。県内でも退潮は止まらず、朝日新聞の出口調査でも、参院選で36%だった民主支持層が、知事選では31%まで下降。逆に23%だった自民支持層は32%に上昇した。


 知事選で、自民党が対決構図を鮮明にしたのも「反民主の追い風」(同党県連・三ツ矢憲生会長)を感じたからだ。敵の「本丸」の四日市市には、安倍晋三元首相や石原伸晃幹事長、小泉進次郎衆院議員ら「党の顔」が連日入り、震災対応に四苦八苦する民主党を批判。変革を訴える、若い鈴木氏を勢いづけた。


 「政権交代のときの自民党と民主党の役割を逆にしたみたいだったな」。選挙後、民主党の三谷哲央県議は残念がった。「松田さんは実績を強調したが、鈴木さんは未来への夢を語った。それが都市部の人の心をつかんだんだろう」


 三重でも「政権交代」は起きたが、期待に結果で応えられなければ、逆の構図が生まれる。


 12日、当選証書を手にした鈴木氏は「『変えるんだ』と約束をして、37万9472票いただいた。しっかりやる覚悟でいます」と語った。
(中島嘉克、永友茂則、姫野直行、藤崎麻里)

2478チバQ:2011/04/13(水) 23:00:00
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000811104120003
県議会、対立感鮮明に
2011年04月12日

 10日投開票された県議選(定数51)では、民主系と自民系がいずれも過半数を擁立できず、議席数の伯仲状況も変わらなかった。これまではいずれも県政与党だったが、知事選では別々の候補を支援していて、与野党に分かれて対立する場面も増えるとみられる。


 県議会では、民主系議員の「新政みえ」と自民系議員の「自民みらい」が二大勢力で、改選前は新政みえが22議席、自民みらいが21議席。今回の県議選で、新政みえは24人、自民みらいは22人に増える見込み。


 知事選で、自民は公明、みんなと共闘。県議会で公明は2議席、みんなが1議席を確保していて、自民党県連幹事長の水谷隆県議は11日の会見で「公明、みんなと合わせて25議席で、満足している」と今後の連携を明言した。


 さらに、どの会派にも属していないとみられる議員2人についても「保守系の方々なので、一緒にやっていきたい」と、県政与党で過半数確保をめざす姿勢をみせた。


 県議会は、知事と議会の「二元代表制」を前面に掲げてきただけに、水谷県議は「知事となれ合いの議論はしない」と予防線を張る。公明党県本部代表の中川康洋県議も「政策課題によって是々非々の判断をしていく」と話す。


 「しがらみのない県政」を掲げる鈴木英敬新知事の政策によっては、与党の足並みがそろわず、議会と激しい議論になる場面も出てくる可能性がある。(永友茂則)

2479チバQ:2011/04/13(水) 23:01:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000005-san-l24
県議会、勢力図一変か 民主系優位揺らぐ 三重
産経新聞 4月13日(水)7時57分配信

 統一地方選前半戦で当選した県議らが12日、県内の9県庁舎で当選証書を受け取った。県議会の勢力分野は無所属や諸派からの合流も含め民主系24人、自民系22人、公明2人、みんな1人などになるとみられるが、自民系が共闘すれば、これまで民主系が優位だった県議会構成が逆転。自民などが推薦した鈴木英敬氏の知事就任とあわせ、新県議らを待ちかまえる議会の審議は大きく様変わりそう。

 県議会の改選前の会派構成は、民主系の「新政みえ」が22人で第1会派。自民系の「自民みらい」が21人で第2会派。公明と共産がそれぞれ2人ずつ。1人会派は新政みえに協力的で、欠員は3人いた。

 今回の改選で、民主系が「新政みえ」として第1会派を維持するとみられるが、自民、みんなの推薦と公明県本部支持で鈴木氏が知事選で当選したことで、議会との対立は必至の情勢。3党が知事与党としてタッグを組めば、議会構成が逆転。正副議長の独占もできる可能性が出ている。

 今回の県議選に立候補していたのは、12選挙区で53人。その結果、無投票区と合わせると現職36人(前回33人)、新人14人(同15人)、元職1人(同3人)が当選した。みんなの党公認は県議会初。共産は現職2人が落選し議席を失い党の議席ゼロは昭和58年、平成15年に続いて3度目。女性県議は3人で、昭和20年代後半以来、久々の3人となった。平成15年からは2人が続いていた。平均年齢は53・39歳で、19年の53・27歳より上回った。

 注目された津市選挙区と四日市市選挙区は、それぞれ定数7に対し8人が出馬し現職、新人、元職らが入り乱れて熾烈(しれつ)な選挙戦を展開。いずれも共産候補が僅差で敗れる結果となった。また、伊賀市選挙区でも、二大政党の争いに名古屋市の河村たかし市長が率いる地域政党「減税日本」の公認元職候補が加わる戦いに関心が集まったが、元職が落選し、三重では新党の風は吹かなかった。

2480チバQ:2011/04/13(水) 23:02:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000118-mailo-l22
’11統一選しずおか:県内政界、勢力図塗り替え(その1) 自民単独過半数 /静岡
毎日新聞 4月12日(火)13時18分配信

 ◇自民党、1人区で圧勝 単独過半数獲得、県議会で主導権
 統一地方選の前半戦(10日投開票)は県内政界の勢力図を塗り替えた。県議選(定数69)は、自民党が単独過半数を奪還し、議会の主導権を握った。民主党は惨敗。県連会長が11日、辞意を示すなど混迷している。両党の消長は、民主党の支援で09年夏に就任した川勝平太知事の県政運営に影響しそうだ。新人3人が争った静岡市長選で初当選した田辺信宏氏は11日、当選証書を受け取るなど市長就任に向けて始動した。【統一選取材班】
 自民党は県議選で擁立した公認39人、推薦3人の計42人の候補のうち、公認35人、推薦2人の計37人を当選させ、単独過半数を獲得した。民主党への不満を持つ有権者の「受け皿」になることに成功し、選挙戦に突入した定数1の「1人区」で民主党に7勝1敗と圧勝したことが大きい。自民党は今後、県議会での発言力を一気に高めることになった。
 「これまで県議会で過半数を持っていないため、言いたくても言えないことがあった。今回の結果で政治的な発言力が高まった」
 自民党県連会長の塩谷立衆院議員(静岡8区)は11日の記者会見でこう述べ、県議選の結果は川勝県政への影響力を強めたとの認識を示した。
 同党は勝敗を分けるとみていた定数1の選挙区で、民主党を圧倒した。無投票だった選挙区を除き、九つの1人区では選挙戦に突入。このうち下田市や伊東市、伊豆の国市など8選挙区が民主党候補者との対決だったが、結果は7勝1敗で自民党が圧勝した。
 同党県連の杉山盛雄総務会長は、躍進した理由について「民主党政権への不満の受け皿に自民党がなった」と分析する。杉山総務会長は「東日本大震災後、有事の際には自民党が頼りになるという声が日に日に高まった」と振り返った。
 自民党の今後の課題は、川勝平太知事との距離。09年の知事選、衆院選で連敗した後、川勝知事の政治姿勢をめぐる見解の違いもあり、同年11月に分裂。単独過半数を割るどころか、議会第1党の座からも降りる事態となった。今年1月、統一地方選をにらんで会派合併にはこぎ着けたが、川勝知事との関係をめぐって党内が一枚岩で臨めるかどうか、不透明さは否めない。
 ◇牧野・民主県連会長が辞意
 「惨敗だ」。民主党県連会長の牧野聖修衆院議員(静岡1区選出)は11日の記者会見で、県議選の結果をこう指摘し、会長を引責辞任する考えを明らかにした。岡本護幹事長は牧野氏に6月の任期満了まで会長を続けるよう慰留したい考えを示したが、民意の厳しい評価に、同党は揺さぶられている。
 民主党は県議選で、現有26議席を大きく割り込む19議席にとどまり、勢力を伸長させた自民党に大きく引き離された。
 民主党は昨秋、単独過半数を獲得するため35人以上の擁立を目指す方針を掲げたが、菅政権への逆風で断念。公認26人、推薦4人の計30人の擁立に絞り込んで支援組織の力を集中させ、当選を手堅く狙う戦略に転換した。
 ところが、現職8人が落選。自民党との直接対決で当落が党勢の浮沈を左右する「1人区」でも軒並み敗れ、焼津市選挙区(定数3)や掛川市選挙区(定数2)では自民党に議席の独占を許した。「政権交代」への期待から09年の知事選、衆院選では民意の「風」をつかんだが、今回の結果は有権者の強い不満を浮き彫りにした。
 牧野氏は敗因について「中央の失政が逆風として覆いかぶさった」と説明した。岡本幹事長は「民主党という『風評被害』に苦しめられた」。林芳久仁政調会長は「現職8人が苦杯をなめたのはショックだ」と語った。

2481チバQ:2011/04/13(水) 23:02:50
 ◇知事「大きな影響はない」
 川勝平太知事は11日、定例の記者会見で、自民党が県議選で単独過半数を獲得したことについて「知事就任以降、ノーサイドで臨んでおり、大きな影響はない」と強調した。
 川勝知事は09年7月、民主党などの推薦を受け自民、公明両党の推薦する候補を破って初当選した。川勝知事は当選直後、「選挙が終わればノーサイドだ」と述べるなど、自民党の協力を取り付けるため秋波を送ってきたが、民主党は「知事与党」をアピールしてきた経緯がある。
 川勝知事は11日の会見で「私は政策が県民に役立つかどうか、その一点でやっている。そう見てくれる議員もおり、議会の運営は心配していない」と述べた。
 ただ、県議会では、「富士山の日」制定など川勝色の強い政策をめぐって、自民党内には反発する声も根強い。自民党は県議選での勝利で発言力を高めており、川勝知事が今後、同党とどういう関係を築くかどうかが、焦点となっている。

4月12日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000121-mailo-l22
’11統一選しずおか:県内政界、勢力図塗り替え(その2止) 各党の談話 /静岡
毎日新聞 4月12日(火)13時18分配信

 各党の県内組織の会長や代表、委員長らは11日、県議選(10日投開票)の結果を踏まえて記者会見を開いた。主な発言は次の通り。
 ◇民主党県連の牧野聖修会長
 川勝平太県政を誕生させたのは民主党だとの思いで、さらに中心的な役割を果たすために臨んだ。しかし政府の失政で厳しい戦いだった。
 ◇自民党県連の塩谷立会長
 単独過半数の獲得は民主党政権への批判が追い風になった。川勝県政には是々非々で対応する。
 ◇公明党県本部の大口善徳代表
 議員定数の見直しなどを提言したい。川勝県政には是々非々で対応する。
 ◇共産党県委員会の山村糸子委員長
 1971年から維持してきた県議会の議席を失い、残念だ。論戦がかみ合わなかったとの実感も残った。
 ◇みんなの党参院第1支部の河合純一支部長
 推薦を含めて2人が当選したのは大きな一歩だ。

4月12日朝刊

2482チバQ:2011/04/13(水) 23:04:53
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001104120003
県議選 民主に厳しい結果
2011年04月12日


4選を決めたばかりの県連幹事長・渡辺嘉山県議(左から2番目)は、再選した太田維久県議(左)らとともに街頭に立った=岐阜市神田町9丁目

 統一地方選の県議選(定数46)では、民主が「確実に勝てる候補を」と擁立を絞り込んだにもかかわらず、岐阜市選挙区で県連幹事長が最下位当選に甘んじ、重点地区の一つの中津川市選挙区は自民の独占を許した。一方、2009年の衆院選で民主に敗れた自民は30議席を獲得し、「王国」の面目を保った。(磯崎こず恵、鷹見正之)


 「民主はもっとやらなきゃいかん、という厳しいご意見をいただいた」。県議選で4選した民主県連の渡辺嘉山幹事長は、11日早朝の名鉄岐阜駅前に立った。
 岐阜市選挙区(定数9)で当選確実となったのは10日深夜。落選した減税日本の岸上あおい氏と、たった93票差の最下位だった。「この1時間、敗戦の弁を考えていた」。渡辺氏はそう言って、事務所に集まった支持者に頭を下げた。
 もう1人の民主公認も得票が伸びずに7位。岸上氏とは609票差だった。
 県連幹部は「(岸上氏の得票は)想像以上。これまでは民主に投票してくれた人が流れたのではないか」と分析する。
 民主は、2009年の衆院選で、自民が独占していた県内の5小選挙区で3議席を奪い躍進した。直後には県連幹部が「県議選でも過半数を」と意気込み、全27選挙区に候補者を立てる方針も打ち出した。
 だが、その後の逆風に苦しみ、擁立は難航。「民主では戦えない」という空気が色濃くなった。
 渡辺氏を苦しめた岸上氏も、告示直前までは民主推薦だった。海津市選挙区では、推薦した候補に立候補を辞退された。可児市選挙区は、県連の公認候補に反発した地元市議が離党届を出して無所属で立つなど求心力を失っていった。
 自民が強い揖斐郡選挙区で国枝慎太郎氏が初当選したのは唯一の朗報だった。だが、選挙ポスターに「民主」の文字を入れないという戦術が奏功したのなら、手放しで喜べない。
 09年の衆院選のような「追い風」と、連合岐阜の支援に頼り切りの選挙では限界だ、という。
 県連の園田康博代表は「民主はまだまだ地域できめ細やかな組織がつくられていない。地域での活動をがんばらないといけない」と、選挙前から足腰の弱さを課題に挙げていた。
 渡辺幹事長も「1年半前の『風』はもうない。原点にもどって、1票ずつ積み上げる活動をするしかない」と話した

2483チバQ:2011/04/13(水) 23:05:15
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001104120002
1人区で自民18戦16勝
2011年04月12日

 県議選では、自民が、選挙戦となった10選挙区のうち8選挙区でトップ当選するなど他党を圧倒した。
 主要政党の勢力図にほとんど変化はなく、ほかに当選したのは、議席を一つ増やした民主が8人、公明の2人と共産1人は改選前と同じで、無所属は5人。
 少数激戦だった岐阜市選挙区(定数9)では、自民が上位3人を独占。3人で総得票数の約35%を獲得した。自民は10選挙区全体での得票率が49・08%。2位の民主(20・35%)に約2・5倍差を付けた。特に強さを見せたのが「1人区」だった。無投票と合わせて18選挙区のうち16議席を獲得した。
 一方の民主は1人区に公認を立てられなかった。唯一の推薦候補は、不破郡選挙区で自民に3倍の得票差をつけられて大敗した。岐阜市選挙区で県連幹事長が最下位で当選。減税日本の新顔に93票差まで迫られる薄氷の勝利だった。中津川市選挙区(定数2)では、最大の支援組織・連合岐阜の「組織内候補」を落選させ、自民の独占を許した。
 揖斐郡選挙区(定数2)で初議席を得て、改選前議席を1つ増やすという明るい材料もあった。だが、各務原、大垣、可児の各市選挙区では各候補者の得票率が前回に比べて、3・1〜2・4ポイント下回り、政権交代後の地方組織づくりが進んでいないことが浮き彫りになった。
 今回の県議選は、多くの党が現状維持を優先させた。新顔の当選は6人にとどまり、党勢だけでなく顔ぶれも改選前とほとんど同じ。それが過去最多の17選挙区で無投票だった一因で、初めて50%を割り込んだ過去最低の投票率(45・70%)にもつながったとみられている。

2484チバQ:2011/04/13(水) 23:05:50
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001104110005
民主8、自民30 勢力図ほぼ維持
2011年04月11日



 県議選(定数46)は10日投票があり、即日開票された。民主(改選前7)は揖斐郡選挙区で初めて議席を獲得し、8人が当選した。自民(改選前31)は30人が当選して県議会の最大会派を維持。県政界の勢力図に大きな変化はなかった。公明と共産は現有議席を守った。減税日本の候補は惜敗し、県内初議席の獲得はできなかった。投票率は45.70%で過去最低だった前回の52.47%を下回った。


◆岐阜で減税 議席逃す
 少数激戦となった岐阜市選挙区(定数9)は、主要政党が公認した8人と、無所属現職の1人が当選。名古屋市議選で旋風を巻き起こした減税日本は議席を獲得できなかった。
 逆風に苦しんだ民主は議席の維持が精いっぱいだった。連合岐阜の全面的な支援で、いずれも現職の太田維久氏(42)と渡辺嘉山氏(53)が議席を守った。
 自民は改選前から1増の3議席を獲得。現職の玉田和浩氏(67)が6選を決め、野田聖子衆院議員の秘書だった長屋光征氏(31)と、市議から転じた道家康生氏(42)の新顔2人も初当選した。
 今回最年少で当選した長屋氏は「すべての世代から応援される議員になりたい。皆様に借りた力を岐阜の元気印として返していきます」と声を張り上げた。
 公明は、新顔の水野吉近氏(47)と現職の岩花正樹氏(62)の当選で2議席を堅持。共産も大須賀志津香氏(51)の再選で1議席を守った。前回は自民公認だった平野恭弘氏(76)は無所属で7選を果たした。
 減税日本の岸上あおい氏(46)は、名古屋市の河村たかし市長の応援を受けて支持を広げたが、一歩及ばなかった。


◆揖斐で民主初 国枝氏
 民主が初めて公認候補を擁立した揖斐郡選挙区(定数2)で、1議席を獲得した。
 県西部は自民の支持基盤が固いが、若さを前面に出した民主新顔の国枝慎太郎氏(34)が支持を広げた。
 初当選を決め「慎太郎」コールに迎えられて事務所に入った国枝氏は「何が何だか分からない」と興奮気味。「皆さんと後援会の絆のお陰です。県政、揖斐郡を変えなくてはならない」と力強く喜びを表した。
 選挙戦では、同世代を意識した子育てなどの政策を強調し共感を呼んだ。また、連合岐阜西濃地協の支援を受けつつ、一方では民主への逆風を警戒してポスターに党名を入れない巧みな戦略も功を奏した。
 自民現職の渡辺信行氏(69)は知名度の高さに加え、道路整備など地元での実績をもとに安定した戦いぶり。幅広い人脈をフルに生かして7選を果たした。
 敗れた自民現職の高橋昌夫氏(66)は、森林団体や商工団体の推薦を受け、組織票の取り込みに力を入れた。前回は無投票当選だったため後援会を引き締め、地盤とする大野町のほか、揖斐川、池田両町への浸透もめざしたが、届かなかった。


◆中津川は自民独占
 中津川市選挙区(定数2)では、自民が議席の独占を守った。2003年から3回連続で自民に挑んだ民主は、あと一歩届かなかった。前回は264票差に迫っただけに期待は高かったが、自民の固い支持層を切り崩せなかった。
 前回は薄氷の勝利だった自民現職の早川捷也氏(67)は「選挙運動の一部を自粛したのでご心配をかけたが、スタッフが草の根で頑張ってくれたおかげ。中津川の防災をしっかりやりたい」とあいさつした。
 地盤である恵北地域を中心にこれまでの実績をアピール。林業や畜産業団体などからの推薦を得て支持を固めた。旧中津川地域や無党派層へも攻勢をかけ、幅広く浸透した。
 自民現職の平岩正光氏(55)は市議時代からの知名度に加えて、市中心部の商工・観光業者、農業者らから支持を受け、安定した戦いを進めた。
 「今度こそ」の思いが強かった民主新顔の島田千寿氏(53)は地元の富士通テン労組出身。組織内候補の当選をめざし、連合岐阜も全力を挙げたが、民主に吹く逆風の影響を受けた。島田氏は「期待に応えられず申し訳ありません」と支持者に頭を下げた。

2485チバQ:2011/04/13(水) 23:06:38
◆民主・自民現職 可児は分け合う
 可児市選挙区(定数2)は自民の小原尚氏(51)と民主の村上孝志氏(63)の現職2人が再選。元市議で無所属新顔の佐伯哲也氏(40)は届かなかった。
 民主支部は、村上氏と佐伯氏のどちらを公認するかで意見が分かれ、県連が村上氏を公認したことで、佐伯氏が離党届を出して立候補する分裂選挙となった。
 村上氏は、推薦を受けた連合岐阜の労組を中心に組織固めに力を入れた。選挙戦では実績を訴え、手堅く支持を伸ばした。佐伯氏は、県議の報酬削減などを訴えたが、知名度不足で浸透しきれなかった。


◆保守分裂の山県 自民現職敗れる
 公認を巡って保守が分裂した山県市選挙区(定数1)は、無所属新顔の郷明夫氏(62)が自民現職の横山善道氏(57)を破り、初当選を果たした。
 元県職員の郷氏は、保守系市議14人のうち8人の支持を得て市全域で運動を展開。職員時代に出向していた周辺自治体の首長らも応援にかけつけ、選挙戦を有利に進めた。
 横山氏は公認されたものの、市議時代の選挙ポスター代水増し請求問題の責任を問う地元市議らから反発された。公然と対立候補の支援に回る市議もおり、支持をまとめきれなかった。


◆飛騨は洞口氏 新顔破り4選
 2004年の町村合併以降、初めて選挙戦になった飛騨市選挙区(定数1)は、自民現職の洞口博氏(61)が、無所属新顔で前市長の船坂勝美氏(69)を破り、4選を果たした。
 洞口氏は旧吉城郡時代も含めて初の選挙戦。神岡町では3年前の市長選のしこりで後援会が解散したが、市全域で後援会を組織し直し、現市長や市議、建設業など各種の業界団体から応援を得た。地盤の古川町のほか、河合、宮川の両町でも支持を広げた。
 船坂氏は神岡鉱山跡へのデータセンター誘致を訴えたが、及ばなかった。

2486チバQ:2011/04/13(水) 23:07:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000056-mailo-l21
’11統一選:県議選 議会勢力図変化なく 民主、基盤の弱さ浮き彫り /岐阜
毎日新聞 4月12日(火)12時3分配信

 10日投開票された統一地方選前半戦の県議選で、新議員46人が選ばれた。自民は30議席を獲得し、県政第1党の座を守った。民主は自民系議員が独占する3選挙区に公認・推薦候補を擁立したが1議席増の8議席にとどまった。公明、共産は改選前議席数を維持し、既存政党の争いに割って入ろうとした名古屋市の首長政党「減税日本」公認候補は落選。県議会の勢力図に大きな変化は生まれなかった。
 自民は、公認した現職2人が落選したものの、各党候補がひしめく岐阜市選挙区では、ベテラン玉田和浩さんと新人2人がトップ3を独占し、保守支持層の厚さを見せつけた。民主が新人を立てた中津川市選挙区でも、わずかな差とはいえ現職2人が逃げきった。
 民主は揖斐郡選挙区で新人が当選し、自民の牙城を崩した。だが、候補の擁立が進まず、多くの自民現職に無投票当選を許したことも含め、地方の組織基盤の弱さが浮き彫りになった。岐阜市で辛くも最下位当選した渡辺嘉山幹事長は「風に左右されない支持基盤を作らないといけない」と認めた。
 公明は手堅く組織をまとめ、2議席を死守した。共産は新人2人は落選したものの、唯一の現職、大須賀志津香さんは再選を果たした。
 民主推薦からくら替えして減税日本公認で岐阜市選挙区に出馬した岸上あおいさんは涙をのんだ。だが、組織力や知名度に劣る新人が、激戦区で渡辺氏と93票差まで肉薄したことは各党の関係者に驚きを与えた。民主県連幹部は「統一選後半戦でも減税の公認・推薦候補が現れるかもしれない」と警戒した。【岡大介】
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 ■視点
 ◇盛り上がり欠いた選挙戦
 統一地方選前半戦の県議選が幕を閉じた。一部の選挙区はわずかな差で当落が決する接戦となったが、過去最多の17選挙区が無投票となり、投票率は過去最低の45・70%にとどまるなど、終始盛り上がりに欠ける選挙戦だった。
 政権与党の民主は、政権の低支持率による「逆風」で候補者の擁立が進まず、選択の機会を有権者に示せなかった。一方の自民は上積みを狙わず現職中心に擁立を進めた。告示日には自民の16人を含む新議員20人が早々と無投票で当選し、政党対決色は薄かった。
 東日本大震災を受け、多くの陣営が選挙カーの運行時間短縮などを申し合わせたことで、選挙戦はさらに低調になった。申し合わせは、選挙活動のあり方を見直すきっかけにもなり得たが、実際には多くの陣営が組織固めに力を注ぎ、論戦は不発だったと感じた。
 県内も日本全体も経済情勢は厳しく、雇用や福祉に加え、防災も大きなテーマとして浮上している。地方議員は、きちんと政策やビジョンを持ち、有権者に説明することが求められている。
 しかし、1年間県政を担当して県議会を傍聴したが、活発な議論がなされているとは思えなかった。中座や居眠りは論外として、質問をほとんどしなかったり、知事や県幹部のあいまいな答弁に再質問せずに引き下がる議員も少なくない。
 その雰囲気は、今回の選挙戦とどこか通じる。だが、新議員は、選ばれた以上、使命感を持ち、活発な議論を戦わせてほしい。
 そして、後半戦こそは、一人でも多い有権者に選挙に関心を持ち一票を投じてほしい。有権者の参加があってこそ、選挙は活性化して熱を帯びる。震災が起き、この国が大きなダメージを受けた今、求められるのは政治の成熟で、無関心による政治の空洞化ではないはずだ。【岡大介】

4月12日朝刊

2487チバQ:2011/04/13(水) 23:09:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000283-mailo-l18
’11統一地方選:県議選分析 自民、安定多数を維持 /福井
毎日新聞 4月12日(火)17時2分配信

 ◇「女性」「共産」当選、変化の兆しも
 任期満了に伴う県議選は、10日の投開票で無投票当選の4人を含む37人(12選挙区)の新議員が出そろった。政党別では自民が1議席増えて25となり、安定多数勢力を維持した。女性が2人当選したのは71年の県議選に並ぶ過去最多タイで、共産元職が返り咲くなど、変化の兆しの見える選挙だった。
 党派別当選者数は、民主5▽自民25▽公明1▽共産1▽無所属5。民主は現職2人が落選した。党への逆風を理由に、今年1月に民主系会派「民主党・一志会」を協議離脱して民主の看板を外し、無所属から出馬した現職1人も落選するなど、厳しい結果となった。
 公明は現職が議席を守り、共産は福井市選挙区の元職が「原発依存からの脱却」を強く訴え、浮動票を取り込んで4年ぶりに返り咲いた。一方、告示日前日に敦賀市から立候補表明した共産新人は出遅れが響いて落選した。
 女性候補は、過去最多タイの4人が立候補。現職の女性県議がいない全国唯一の県議会(10年7月1日現在、全国都道府県議会議長会調べ)として、結果が注目されていた。4人のうち、越前市・今立郡・南条郡選挙区の細川かをりさん、坂井市選挙区の西畑知佐代さんの新人2人が、NPO活動の経験などを生かした草の根選挙で喜びの初当選を果たした。【安藤大介】

4月12日朝刊

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/27473.html
草の根で訴え実り女性県議誕生 西畑、細川氏が議席獲得

(2011年4月11日午前8時30分)
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 福井県議会では過去5人しかいなかった女性県議が、一挙に2人誕生した。西畑知佐代氏は、前回に続く2度目の挑戦で初当選。一貫して、子育てや介護など女性の視点で生活密着型の政策を掲げてきた。女性スタッフを中心に草の根の選挙戦を展開し、前回の得票より1200票余り増やした。

 選挙事務所に姿を現すと、約100人の支援者は大きな拍手で迎えた。西畑氏は「4年間、待ちに待った日。これまで訴えてきた福祉、教育、労働者の支援を今後4年間で勉強し、実行していきたい。女性の声を県政に届けていきたい」と力強く意気込みを語った。

 一方、細川かをり氏は多方面に人脈を持つベテランや実力派の若手現職がひしめく激戦区で、定数5の最後のいすを射止めた。当確が報じられると選挙事務所は歓喜の渦に包まれた。

 後援会は業界や組織に頼らず親類や知人、ボランティアを中心とした布陣。「女性や弱者に優しい県政を」という地道な訴えが、劣勢との下馬評を覆した。当選が濃厚となった午後11時40分、事務所に現れると、後援会長の女性と30秒ほど抱き合い2人で号泣。駆け付けた約80人の支持者と何度もバンザイし「皆さんの気持ちを大切に懸命に仕事をする」と力強い決意を示した。

 これまで県会には、女性県議は5人しかいなかった。最後の女性は8年前の2003年県議選で女性新人1人とともに落選した。その後07年は女性の立候補が西畑氏1人しかなく、議席回復はならなかった。

 女性県議が2人となるのは、山田志那子氏(鯖江市区=当時)と今島ミネ氏(小浜市遠敷郡区=同)が在籍した1971〜75年以来。

 福井市区に出馬した中井玲子氏と小沢喜久子氏は定数3人超えの激戦の中、ともに女性票と浮動票の獲得を目指したが浸透できなかった。中井氏は「涙が出ないのは、これで終わったわけではないから。これをバネに前向きに行く」と再挑戦に意欲を見せた。小沢氏は「全て私の力不足。最後まで一緒に頑張っていただき感謝しています」と述べた

2488チバQ:2011/04/13(水) 23:10:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000277-mailo-l17
’11統一地方選:県議選分析 自民と民主、明暗 /石川
毎日新聞 4月12日(火)17時1分配信

 政権交代後の初の地方選となった10日投開票の県議選(定数43)は、民主が県連幹事長ら公認現職3人の落選に対し、自民が追加公認を含めると改選前を上回る26議席を獲得し、明暗を分けた。一方、東日本大震災の余波で投票率は56・72%と過去最低だった前回(07年)の57・95%を下回った。【近藤希実】
 民主は国政の影響で逆風にさらされ、新人擁立にも難航。09年に合流した「新進石川」の7人も含めて現職10人、元職1人、新人3人の公認・推薦候補計14人が立候補したものの、当選は8人にとどまり、改選前の10議席を割り込んだ。
 改選前25議席を占めていた最大勢力の自民は、能登地域で分裂選挙になったが、擁立した27人中25人が当選。11日、無所属新人を追加公認し議席数を改選前から増やした。投票率が下がる中、得票数も前回を4万票以上上回る24万2573票を獲得した。
 共産は公認2人を擁立し、1人が当選。得票は前回に比べ約7000票減らした。社民は公認を立てず、推薦1人に絞って1議席を確保した。
 投票率は能登地域で6割を超えたが、金沢市と石川郡では5割を切った。羽咋市羽咋郡南部は72・67%と、前回から20ポイント以上伸び、比較できる選挙区のうち唯一前回を上回った。

4月12日朝刊

http://www.hab.co.jp/headline/news0000007109.html


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県議会会派「新進石川」 民主党の離党は今後決める (13日)

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石川県議会の会派、新進石川は議員総会を開き、民主党を離党するかどうかについて今後方針を決めることになりました。2009年の政権交代後、民主党入りした石川県議会の会派、新進石川は10日に行われた県議選で、現職1人が落選したため議席が改選前より1少ない7となりました。さらに当選した議員も前回の選挙より票数を減らし厳しい戦いとなりました。13日に開かれた新進石川の議員総会で宇野邦夫幹事長は、民主党石川県連に対し「民主党県連の責任はでかいわいや。民主党県連については不満はみんな持っている」と不満を述べました。こうした中、民主党を離党するかどうかについては、「今後、協議して決める」ということになり明言を避けました。 (14:44)

2489チバQ:2011/04/13(水) 23:11:14
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000621104120001
県議選を振り返って:上 民主惨敗
2011年04月12日


支持者らを前に、敗戦の弁を述べる中谷喜和氏=10日午後11時55分、金沢市横川3丁目

◆「生え抜き」次々落選◆


〜*足腰の弱さ再び露呈*〜


 「本当に落としてはいけない人を落としてしまった。民主党県連も終わりだよ」。11日午前0時過ぎ。金沢市選挙区で落選が決まった民主党現職、中谷喜和・県連幹事長(63)の事務所で、選対幹部はやりきれなさをにじませた。


 その約2時間前。能美市能美郡選挙区で落選した同党現職の沢田貞氏(58)も「能美はしがらみにがんじがらめになっていて、1期4年で風通しを良くすることは出来なかった」と、報道陣に言葉少なに語った。





 政権交代後、初めての県議選に臨んだ民主党県連は、国政選挙を見据えた「党勢拡大」を目指し、公認・推薦合わせて計14人を擁立した。


 だが、菅政権の支持率低下が止まらず、「民主党隠し」をする現職が続出した。結果的には「民主党公認」を明確にした新顔と元職が1人ずつ当選したものの、現職4人が落選し、党勢は縮小した。しかも、落選した4人中3人は、政権交代前から党を支えてきた「生え抜き」だった。


 「(敗因は)国政に対する批判です。投票率も低かった。政党不信もあったし、県政に対する有権者の問題意識を高めることも出来なかった。私たちの責任だと思う」。11日午後、河北郡で落選した民主推薦の新顔・竹内竜也氏(39)と連合石川にあいさつに来た同党の近藤和也衆院議員は、そう振り返った。





 惨敗の裏には、政権交代後も与党の強みを生かし切れず、後援会組織を強化できなかった民主党現職らの姿が透けて見える。


 票固めを支援労組に頼る党県連の体質を変えられず、その足腰の弱さが露呈して惨敗した昨夏の参院選後も打開策を打ち出せないまま、今回も二の舞いを演じた。かつて自民党を飛び出し、政権交代後に民主党に合流した県議会会派「新進石川」の現職が自前の組織で選挙を戦い、鳳珠郡の桜井広明氏(67)=民主推薦=をのぞく全員が当選したのとは対照的だ。


 「新進石川の皆さんが当選したのは、日頃の活動や組織がしっかりしていたということ。ある意味、教えられた」と近藤氏。党県連の支持団体、連合石川の幹部も「労組も含め、後援会組織が作れていなかった。態勢が整えば、多少逆風が吹いても当選できる。これから再構築が必要だ」と語った。だが、その具体的な道筋は見えない。





 10日、投開票された県議選で、政権与党として初めて臨んだ民主党は現職が続落する「敗北」を喫し、自民党が引き続き過半数を制した。その背景にある動きを2回にわたって報告する。

2490チバQ:2011/04/13(水) 23:11:32
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001104130002
県議選を振り返って:下 自民圧勝
2011年04月13日


地元・能美市能美郡選挙区で自民新顔2氏の事務所開きに出席した森喜朗元首相=2月20日、能美市内

◆「民主と戦う」強い姿勢◆


〜*見せつけた組織力*〜


 「自分の意志ではなく、出なくちゃならんということで決意した」


 2月25日。鳳珠郡選挙区(定数1)へ立候補を表明した旧柳田村長・山口彦衛氏(65)は、会見で自民党県連など多方面から出馬要請を受けた、と述べた。「県連も、この地区を落としたくないと考えたのではないか」


 同選挙区は衆院石川3区で唯一の民主党現職、桜井広明氏(67)が党推薦で立候補。一方、自民党は国政選挙も見据えて「民主の芽」を摘み取りに動いた。


 自民党元職が立候補に動いていたが、地盤が有権者の少ない穴水町のため勝てないと分析。有権者が多い能登町が地盤の山口氏を口説くため、福村章・県連幹事長が何度も訪問して出馬を要請。「65にもなって……」と固辞する山口氏を土壇場で説得した。結果は8754票差の圧勝だった。





 今回の県議選では前回から定数が3議席減ったが、自民党は改選前の25議席を維持。党内調整がつかず、無所属で戦った珠洲市選挙区(定数1)の新顔、平蔵豊志氏(34)も11日に追加公認し、最終的には26議席と議席を伸ばした。その裏には、「民主を名乗る候補とは全力で戦う」(福村氏)姿勢と、それを可能にした組織力があった。





 能美市能美郡選挙区(定数2)では、森喜朗元首相が前面に出た。前回奪われた民主党現職の沢田貞氏(58)の議席を奪還するため、新顔2氏を擁立。森氏を中心に2氏が左右に並ぶ構図のポスターを選挙区内に張り、2月の事務所開き、今月1日の告示日ともに森氏が両方の陣営を訪れて激励した。選挙戦終盤の8日には、苦戦と言われた新顔と一緒に出身地の旧根上町に入り、自ら票の掘り起こしに動いた。


 結局、当選した2氏の得票数が沢田氏の3倍近くに達する圧勝。選挙区内の自民党支持者も「ここまで差がつくとは思わなかったが、これで今後、民主の能美での動きは封じられる」と手応えを語る。





 金沢市選挙区(定数16)では新顔の安居知世氏(42)が苦戦し、「当落上の厳しい戦い」との声が陣営からも漏れた。だが「当選責任者」の馳浩衆院議員が駆け回り、引退県議の後援会の一部も活動。選挙区外の自民県議も市内の関係先の票を掘り起こし、組織力で中位当選させた。


 「自民党は組織として、弱い所にはてこ入れし、重要な所にはいい候補を立てた」と福村氏。「候補が『政党隠し』をすること自体、民主党が組織で戦えないことの裏返しだ」

2491チバQ:2011/04/13(水) 23:11:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20110412-OYT8T01120.htm
女性県議、1人だけに

支援者と抱き合って喜ぶ安居氏(10日午後11時21分、金沢市の事務所で) 県議選では、女性候補が前回の5人から2人に減り、当選者は自民新人の安居知世氏(42)だけだった。過去8年間、県議会には女性議員が3人いたが、選挙の結果、12年ぶりに1人になる。背景には、女性が政界に進出しにくい本県の保守的な政治風土があるようだ。

 「当選できたのはうれしいけど、女性県議が1人だけというのは極めて残念」

 金沢市選挙区で初当選を果たした安居氏は10日、歓喜に包まれた事務所で、複雑な胸の内を打ち明けた。

 県内では県議に限らず、市町議や首長も女性の政治家が少ない。女性議員は県と19市町で28人。市町で女性議員が最も多いのは、金沢市の4人、野々市町と津幡町の3人と続くが、6市町はゼロだ。県知事や市町村長には、これまで女性が就任した例がない。

 その理由について、安居氏は「県内には、女には、難しい話は任せられない。家のことさえしていればいいという感覚が根強いから」と分析する。

 安居氏自身、35歳で客室乗務員から金沢市議に転身した時、先輩の男性議員から信じられない言葉を浴びせられた。

 「女は愛嬌(あいきょう)やから、笑っていたらいい」

 私は単なるマスコットか――。体中の力が、がくっと抜けたことが、いまだに忘れられないという。

 “男尊女卑”の壁は、金沢市選挙区で落選した民主現職の広岡立美氏(59)も、日々の政治活動の中で痛感していた。

 広岡氏は、委員会や審議会など、意思決定の場に女性が少ないことに問題意識を持っていた。県に女性委員を増やすように働きかけてきたが、要求に応じた執行部からは、「入れてやったぞ」と言わんばかりの態度を取られたこともあったという。

 広岡氏は、県立中央病院の産婦人科には以前、和式トイレしかなく、出産後、つらい思いをした女性が多かったことを挙げ、「こうした問題は女性にしか分からない。多様な立場の人が、意思決定に参加することが大切なのに、そのことがなかなか伝わらない」ともどかしい思いを吐露する。

 石川の保守的な風土に風穴を空けようと、安居氏は昨年11月、市町の女性議員と連携し、女性の政治参加を進めるための勉強会を始めた。経営者や主婦など、それぞれの視点から政治に声を上げやすい環境を作り、将来の地方議員発掘につなげるのが狙いだ。

 「私は、高校時代の恩師が国会議員ということもあり、立候補しやすい環境にあった。だが、普通の女性に『議員出まっし』と誘っても簡単にハイとは言えない。そうした人が立候補しやすい環境を整えていきたい」。安居氏は当選後の抱負をこう語る。

(2011年4月13日 読売新聞)

2492チバQ:2011/04/13(水) 23:12:32
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20110412-OYT8T00109.htm
民主出身母体で明暗
「労組」県連幹事長ら落選「新進石川」7人中6人当選
 県議選では、逆風にさらされた民主党が議席を11から8に減らし、退潮したが、中でも労組系の候補が相次いで落選し、組織力の弱さを露呈した。同じ民主でも、県議会会派「新進石川」に所属する候補は大半が当選しており、党内でも明暗が分かれた格好だ。

 民主県連は主に、連合石川が支援する「労組系」と、2009年に合流した保守系の「新進石川」に色分けされている。民主は今回、11人を公認し、3人を推薦した。

 このうち、連合石川が推薦した候補は、現職3人、新人3人の計6人だったが、現職は、民主県連の中谷喜和幹事長(63)を始め、3人全員が落選、新人も2人が落選し、唯一当選したのは、金沢市選挙区の新人川裕一郎さん(39)だけだった。

 これに対し、新進石川所属の候補は、現職7人だったが、個人的な支持基盤を固めていたことが功を奏し、落選したのは、鳳珠郡選挙区の桜井広明さん(67)だけだった。

 労組系候補の惨敗について、連合石川の狩山久弥事務局長は、「現職は、民主の看板を掲げてきた人だから逆風もあったと思う。民主は駄目な人の代名詞みたいになっていた。新人は直前まで候補者擁立が出来ず、労組と後援会の連携も整わなかった」と分析。「4年後の県議選に向け、早急に立て直しの議論を始めないといけない」と危機感を募らせる。

 民主県連の中谷幹事長は11日、「地方の課題を掲げて精いっぱいやったが、厳しい結果になった。個人としても党としても、整理しきれていない」といい、沢田貞県議(58)は「民主の源流が全部落ちてしまった」と話した。

 一方、2009年に民主入りした新進石川の県議からは、労組頼みの選挙戦を展開する民主県連に対し、厳しい声も上がった。新進の宇野邦夫幹事長(68)は「我々は保守なので、元々、労組系の人とは肌合いが合わない。県議選では我々に対する支援はないのに、民主のイメージ悪化で迷惑ばかり被った」と振り返り、「民主は、国会議員も含めて後援会などの支援組織が整っておらず、問題にならない」と痛烈に批判した。

(2011年4月12日 読売新聞)

2493チバQ:2011/04/13(水) 23:13:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000276-mailo-l16
’11統一地方選:県議選、振り返る 保守王国も変化の兆し /富山
毎日新聞 4月12日(火)17時1分配信

 10日に投開票された第17回県議選。13選挙区(総定数40)のうち、9選挙区の32議席を巡って選挙戦が繰り広げられた。自民が28議席で圧勝し、相変わらずの強さを見せつける一方、民主の議席が告示前の2から4に増えたり、新人が10人当選したりするなど、変化もみられた。選挙結果から注目点を振り返る。【岩嶋悟】
 ◆民主と社民の明暗
 党勢拡大を目指す民主は今回5人(現職2、新人3)を擁立した。党本部からは更に多くの擁立を求められたが断念。県連の坂野裕一幹事長は告示前、政治とカネの問題を巡る党内対立が影響し「(有権者から)厳しい目が向けらている」と逆風を覚悟していた。
 しかし政権与党として国と県のパイプ役の必要性などを訴え、議席は2から4に。議席を1減らした社民に代わり、県議会第2党となった。富山市第1選挙区では新人の笠井和広氏(49)と坂野氏の2人が当選。今回初めて公認候補を擁立した射水市でも議席を得た。
 社民も5人(現職2、新人3)を擁立したが、富山市第1で又市征治副党首の長男秀治氏(39)が落選。射水市でも新人が次点に泣き、当選は3人にとどまった。選挙戦終盤には、福島瑞穂党首が来県し「脱原子力政策」などを訴えたが、改選前の4議席を守れなかった。
 ◆新人の増加
 今回の県議選には22人の新人が立候補。当選者は前回選の3人から10人に激増した。全体的には世代交代を印象づける結果となったが、立候補者を個別に見ると、元市議や元町議も多く、選挙区によっては新鮮味に欠ける顔ぶれとなった。
 自民は擁立した6新人のうち5人が当選。「自民王国」の地盤の強固さを見せつけた。富山市第1の新人、奥野詠子氏(30)は県連初の女性県議となる。
 無所属新人は7人が立候補したが、当選は1人のみだった。
 ◆若返り
 09年秋の市長選で、夏野元志氏が県内最年少の37歳(当時)で当選した射水市。今回の県議選でも定数3のうち2議席を30代の新人が占め、顔ぶれが大きく変わった。無所属新人の永森直人氏(36)は夏野市長の応援を受けて初当選。民主新人の海老克昌氏(30)も社民新人に競り勝った。
 一方、最高齢での当選者は富山市第2の自民現職、坂田光文氏(75)。70代で唯一の当選者となった。当選者の年代別内訳は、▽30代4人▽40代8人▽50代13人▽60代14人▽70代1人。
 ◆震災の影響
 東日本大震災による自粛ムードが影響し、街頭での派手な活動を控えるよう検討した陣営もあった。しかし、告示後は有権者へのアピールを重視し、特に終盤に入ると、従来のように選挙カーで候補者の名前を連呼する陣営も多かった。
 逆に防災計画の見直しや、原発を巡る課題について積極的に訴えたり、公約に盛り込んだりする候補者は少なかった。

4月12日朝刊

2494チバQ:2011/04/13(水) 23:14:00
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110411-OYT1T00406.htm
元TV局女性記者30歳、富山県議に当選


富山県議当選を決め、乾杯する奥野さん(10日、富山市の事務所で)=細野登撮影 富山県議富山市第1区に出馬したテレビ局記者出身で自民新人の奥野詠子さんが、30歳という若さを武器に勝利をつかんだ。

 熱気に沸く事務所で大きな歓声と拍手を送る支持者を前に、「若い力を県政に届けていくことが使命」と決意を語った。

 今6期目で引退する仲外喜雄氏の後継として出馬。当初は「県内では若年層のリーダーが少ない」などと、世代交代を前面に掲げて選挙戦に臨む構えだったが、東日本大震災の影響で戦略を変更。災害に強いまちづくりや、子どもの将来に責任を持てる社会づくりに力点を置いて訴えを続けてきた。

 昨年8月まで務めた記者経験を生かし、政治の世界でも現場主義で活動することをアピール。地元の南部を中心にあいさつ回りや演説会をこなし、支持を広げた。奥野さんは「私たちの年代の方や、経験豊かな方と一緒に信念を持って政治に取り組んでいきたい」と当選の弁を述べた。

(2011年4月11日11時03分 読売新聞)

2495チバQ:2011/04/13(水) 23:14:31
http://mytown.asahi.com/areanews/toyama/OSK201104100034.html
自民堅調、議席伸ばす 県議選、民主も2増、世代交代へ
2011年4月11日
 統一地方選前半戦の県議選(定数40)は10日、9選挙区で投票され、即日開票された。公認候補30人を立てた自民は28議席を獲得し、現有25議席から堅調に勢力を伸ばした。民主も2議席増の4とした一方、社民は1議席減らし3になり、勢力が逆転した。公明と共産は1議席を維持した。新顔候補も多数当選し世代交代を印象づけた。投票率は57.54%(前回57.47%)だった。

 県内13選挙区のうち、選挙戦になった9選挙区は、富山市第1(定数11)、高岡市(同7)、富山市第2(同3)、射水市(同3)、砺波市(同2)、南砺市(同2)、中新川郡(同2)、滑川市(同1)、小矢部市(同1)。

 自民が前回2007年の県議選並みの公認候補を擁立したうえ、保守系を中心にした無所属の新顔候補らが各地で乱立した。さらに民主と社民、共産も現有議席よりも多い候補者を出して勢力拡大を狙った。

 このため新顔候補が前回9人から大幅増の22人に上り、選挙戦になった選挙区は前回の5からほぼ倍増した。砺波市は24年ぶり、滑川市は16年ぶり、中新川郡は12年ぶりの選挙だった。

 一方、政権交代後初の県議選だったが、東日本大震災の影響を受けて、選挙運動の自粛ムードが漂ったり、国政レベルでの大連立構想が浮上したりするなど、過去の県議選と比べても明確な対立軸に欠けた。

 そんな中で、各陣営は地域防災計画の見直しや地震や津波に備えたインフラ整備といった災害対策や、原子力行政のあり方を訴えた。党派にかかわらず新顔候補や若手候補を中心に「議会改革」を訴える声も少なくなく、県議会に新しい潮流が生まれる可能性も秘めた。

 約3年後に迫った2014年度末までの北陸新幹線(長野―金沢)の開業を間近に控え、新しい議員たちは富山県政の一つの節目になる時代を担っていくことになる。

2496チバQ:2011/04/13(水) 23:14:54
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20110411-OYT8T00209.htm
新人10人が議席獲得 若手も当選、世代交代進む
 今回の県議選では、前回から倍増した新人22人が出馬し、前回選の3人を大幅に上回る10人が当選した。低投票率で知名度が劣る新人には逆風が吹いたが、現職の死去や引退が相次いだこともあり、世代交代が進んだ形だ。

 平成以降の6回の選挙では、1991、99年の各11人に次いで多かった。ただ、定数に占める割合でみると、99年の24・4%(45人のうち11人)を上回る25%(40人のうち10人)と最も高い。

 このうち、射水市区では29歳の民主新人海老克昌さんが、富山市第1区で30歳の自民新人奥野詠子さんが初当選し、若手が台頭した。前回ゼロだった新人女性候補は4人出馬し、2人が当選した。

 一方で、社民党の国会議員や引退県議、自民党の前参院議員がいずれも新人の息子を擁立したが、2世議員への批判などもあり、3人とも落選した。

 また、自民、民主の両県連幹事長が、それぞれの地盤から注目度の高い新人の挑戦を受けたが、いずれも貫禄を見せつけて勝利した。

 今後は、会派構成や正副議長人事が焦点。無所属議員の中には、自民系や自民入りを検討する議員もおり、今後、自民会派がどこまで上積みするか注目される。正副議長は、長年第1党の自民議員が就任しており、今月末以降に開かれる臨時会で決定する見通しだ。

(2011年4月11日 読売新聞)

2497チバQ:2011/04/13(水) 23:15:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20110411-OYT8T00208.htm
県議選、王国の意地自民28
民主躍進4議席


富山市第1選挙区で当選を決め、乾杯する自民新人の奥野詠子さん(10日、富山市の事務所で)=細野登撮影  統一地方選の前半戦となる県議選が10日、投開票され、自民党は公認30人のうち、現有議席の25を3議席上回る28人が当選し、自民王国の意地を見せた。政権与党の民主党も全国的に低迷する中で現有2議席から倍増し、過去最多の4人が当選。初めて県議会第2党に躍り出た。自民に次いで、現有4議席だった社民党は1減の3人にとどまった。公明、共産両党は各1人が当選し、現有議席を死守した。投票率は、過去最低だった前回の57・47%を0・07ポイント上回る57・54%で、過去2番目に低かった。

 告示日の1日に、無投票だった魚津市、氷見市、黒部市、下新川郡の4選挙区計8人の当選が決まっており、10日は、富山市第1、富山市第2、高岡市、滑川市、砺波市、小矢部市、南砺市、射水市、中新川郡の9選挙区で32人が決定した。

 現職24人、新人6人を擁立した自民は4選挙区で保守分裂になる厳しい戦いだったが、富山市第2、滑川、南砺の3区は分裂戦で完勝。中新川郡区は公認1人が敗れた。また、県都の富山市第1区では過半数の6人全員が当選し1議席を上積みしたほか、24年ぶりに選挙戦となった砺波市区でも全2議席を死守した。高岡市区では、県内で唯一自民の現職が敗れた。

 民主は5人を擁立し、富山市第1と射水市両区で新人が当選したほか、現職2人も議席を守り、初めて民主議員単独で代表質問権が得られる4人を確保した。現職2人が引退した社民も5人を擁立したが、新人2人が敗れた。県議会で社民は長年、自民とともに代表質問権が得られる4人以上の会派を維持してきたが、全国的な社民の退潮傾向が県内でも表れた格好だ。

 公明は現職が引退、富山市議から転じた新人が同市第1区で1議席死守。共産も同区で女性の現職が3選したが、射水市と高岡市両区の新人2人は落選、約30年ぶりの複数議席は実現しなかった。前回の5人から倍増、10人が出馬した無所属は、射水市区などで3人が当選。新人は平成以降で最多の22人が出馬、女性2人を含む10人が当選した。

(2011年4月11日 読売新聞)

2498チバQ:2011/04/13(水) 23:16:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000125-mailo-l20
県議会:勢力争い活発化 自民と「改革・緑新」、与野党軸に /長野
毎日新聞 4月12日(火)13時24分配信

 10日に投開票された統一地方選の県議選は、知事野党の自民党公認・推薦候補22人が全員当選した一方、与党として臨んだ民主党公認・推薦の当選者は10人にとどまった。最大会派を維持する見込みの自民と、民主・社民系会派「改革・緑新」の与野党を軸に、早くも議会の勢力争いが活発化している。
 民主は公認した10人のうち5人が落選。県連幹事長の倉田竜彦県議は10日夜、「政権への逆風もあったがそれだけでない。地方組織の弱さもあった」と敗因を分析した。阿部守一知事の就任後初の県議選で、民主は「知事を支える」姿勢を前面に出し、改革・緑新として最大会派の奪取を目標に掲げた。
 だが、阿部県政へのスタンスが県議選の明確な争点にならず、知事与党を強調する民主の戦略は空振りに終わった。改革・緑新は最大会派に及ばず、選挙前の12人から微増にとどまる見通しだ。倉田氏は「民主公認・推薦候補に加え、社民、無所属にも声をかけ、民主・社民中心の会派をつくる方針に変わりはない」と強調。知事与党勢力を少しでも増やしたい考えを示した。
 一方、自民は公認16人、推薦6人がすべて当選した。支持率の高い知事への対決姿勢を抑え、全県で手堅い戦いを見せた。県連幹事長の石田治一郎県議は10日夜、「今回はほぼ100%の結果」と勝利を誇った。自民県議団は現有18議席から勢力を増し、少なくとも20人を超す最大会派となる公算だ。今後、保守系無所属候補らの取り込みを図り、過半数の29にどこまで迫るかが焦点となる。
 第3会派の創志会は、現職9人のうち4人が落選し5人に減少。また、田中康夫元知事に賛同する県議が結成したトライアル信州も1減の3人となった。新しい県議会の構成は流動的な要素が残り、今後は自民や改革・緑新以外の各会派の動向も注目される。【光田宗義、福田智沙、仲村隆】
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 ■解説
 ◇知事と議会、新たな関係を
 県議選の結果を受け、自民党が県議会最大会派を握り、野党多数の「ねじれ」の構図に変化はない見通しとなった。「県政のかじを大きく切る状況には至っていない」。時折、苦悩をにじませることもあった阿部守一知事には、今後も難しい局面が続く。
 だが、知事は県議選で、与党への積極的な応援を控えた。野党側も対決姿勢を抑え、双方が歩み寄りの余地を残す選挙戦を展開した。「ねじれ」の構図こそ選挙前後で変わらないが、田中康夫元知事の時代のように、知事と議会が激しく対立し、県政が混乱・停滞する事態は避けたいという思惑は一致していた。
 信州型事業仕分けや県の財政運営などの課題では、両者の路線対立が再燃する可能性もある。だがそれは、知事と議会が知恵を絞り、県政の議論を深める好機にもなるはずだ。ことに震災からの復興という難題では、知事と議会が協調できる場面は少なくない。「ねじれ」を単なる対立に終わらせず、緊張関係を政策論議につなげる。知事と議会の新たな関係を示してほしい。【光田宗義】

4月12日朝刊

2499チバQ:2011/04/13(水) 23:16:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000044-san-l20
長野県議選 会派再編の動き加速
産経新聞 4月12日(火)7時57分配信

 10日に投票が行われた県議選は58人の新議員が誕生した。阿部守一知事のもとで初めて行われた県議選は「是々非々」の立場を鮮明にする自民党が公認・推薦した22人全員が当選して県会第一党を堅持。阿部県政を支える民主党は、公認・推薦した17人のうち当選が10人にとどまった。信州型事業仕分けや新中期総合計画策定など阿部カラーの定着を急ぐ知事は、厳しい県政運営を迫られる。

 公認候補では、公明党は3人全員が当選して1議席増を果たし、共産党は9人のうち当選6人で改選前より1人減った。民主党と同じく知事を支持する社民党は2人全員が当選。みんなの党と減税日本は議席の獲得はなかった。

 県会会派の創志会は、届け出を出した5人のうち3人が当選したが、会長の保科俶教(よしのり)氏、幹事長の高見沢敏光氏がともに落選。新議会では民主、自民両党を軸に会派再編の動きが加速しそうだ。

 県議選の結果を受けて自民党、共産党などの県会会派は選挙から一夜明けた11日、会議を開いて今後の対応を非公開で協議した。

 今後の会派再編について自民党県連の石田治一郎幹事長は「理念が一致しないのに数合わせのように(会派に議員を)集めるようなことはしない」と話した。民主党県連の倉田竜彦幹事長は「知事の政策を支えるグループをしっかりとつくっていきたい」と語り、社民や無所属議員とともに15人程度の知事与党を結集していく考えを示している。

2500チバQ:2011/04/13(水) 23:17:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000130-mailo-l20
’11統一選・信州:県議選 自民、第1党維持 逆風民主伸び悩む /長野
毎日新聞 4月11日(月)12時57分配信

 ◇議会の「ねじれ」続く
 統一地方選第1ラウンドの県議選は10日、無投票の8選挙区を除く18選挙区で投開票された。最大会派の死守を目指した野党・自民が、各区で議席を積み上げて第1党を維持。民主は政権への逆風もあって伸び悩み、民主・社民系の知事与党「改革・緑新」は最大会派に届かない公算だ。この結果を受けて県議会は野党多数の「ねじれ」が続くとみられ、阿部守一知事の県政運営は大きな制約を受けることになる。18選挙区の当日有権者数は144万2048人(男69万5399人、女74万6649人)。投票率は54・19%。【統一選取材班】
 告示直前の3月に東日本大震災、県北部地震が相次いで発生したことは、県内に大きな衝撃をもたらし、選挙戦は震災後の県の現状を色濃く反映した。防災・危機管理対策を訴える候補が目立ち、経済雇用対策でも「震災からの復興」の側面が強調された。また、被災地への燃料供給や有権者心理を考慮して、選挙カーの使用を控えるといった街頭活動の自粛ムードが広がり、異例の「静かな選挙」も特徴だった。
 一方、未曽有の災害からの復興という共通課題を前に、与野党の対立は影をひそめた。統一選を解散総選挙の足がかりにしようとした野党は、戦略の見直しを迫られた。
 県議会は昨秋以降、民主系の阿部知事と多数を占める野党による「ねじれ」が起きた。阿部知事は政策で野党に気を使いながら「低姿勢」の運営を続け、今回の県議選も与党への表立った応援は控えた。与党・民主は当初、単独で最大会派の奪取を目指したが、政権への逆風もあって候補擁立が思うように進まなかった。
 一方、自民をはじめとする野党側も、就任して半年以上も高い支持率を維持している阿部知事に対し、あえて対決姿勢を明確にしない戦略を取った。その結果、阿部県政の是非を真剣に問う動きは、各党・各陣営からほとんど出なかったと言っていい。
 新人の立候補が少なかったこともあって、県民には争点が見えにくい選挙となり、新たな県議会の構成も「現状維持」に近いものとなった。【光田宗義】

2501チバQ:2011/04/13(水) 23:17:32
 ◆佐久市・北佐久郡区
 ◇自民議席を死守、桃井氏が初当選
 佐久市・北佐久郡区では、今期で引退する木内均県議の後継として出馬した自民新人、桃井進氏が初当選した。出馬表明が3月5日と出遅れたが、「これで戦えるのか」との危機感から、後援会や党組織を引き締めて挽回し、党の議席を死守した。支持者が集まった佐久市中込の会場に当確の報が届くと、大きな拍手と歓声が上がった。【藤澤正和】
 ◆長野市区
 ◇自民の石田氏、現職最多9選
 自民の重鎮で長野市区の現職、石田治一郎氏が、現職最多となる9回目の当選を果たした。震災からの復興に向けた経済対策を強調し、厚い組織で支持を集めた。石田氏は、同市内で支持者らを前に「まず景気回復が一番の課題だ。知事にいたずらに反対するのではなく、是々非々で対応したい」と述べた。【光田宗義、仲村隆】
 ◇民主新人金沢氏、現職倉野氏落選
 長野市区では民主新人の金沢敦志氏が落選した。障害児の次男を持つ経験から、福祉・子育て政策を前面に出して支持を訴えたが、自粛ムードもあって知名度が上がらず、民主県連が組織を引き締めたが及ばなかった。金沢氏は「逆風と自粛選挙はきつかった」と話した。同市区では民主現職の倉野立人氏も落選した。【福田智沙】
 ◆千曲市・埴科郡区
 ◇組織をまとめ、下崎氏が7選
 千曲市・埴科郡区では無所属現職の下崎保氏が7選を果たした。過去に同氏を支援してきた民主・羽田孜元首相の後援会「千曲会」が、今回は対立3候補の支援に回る厳しい選挙。しかし「今こそ経験ある議員が求められる」と実績を強調し、地元の旧更埴市を中心に、自民や商工団体などの組織を手堅くまとめた。【小田中大】
 ◇みんなと減税日本、議席獲得ならず
 みんなの党は長野市区でいずれも新人の江口光雄、原田貴司両氏を擁立。無党派層に訴えて同党初の議席獲得を狙ったが、ともに落選の憂き目にあった。また、河村たかし・名古屋市長が代表を務める地域政党・減税日本も、上伊那郡区に立てた新人の寺平秀行氏が浸透しきれず落選。初議席の獲得はならなかった。【光田宗義】
 ◆松本市区
 ◇逆風はねのけて、民主下沢氏再選
 松本市区では、民主現職の下沢順一郎氏が再選した。連合長野や国民新党の推薦を受け、政府与党への逆風もはねのけた。出陣式や演説会には地元選出の民主国会議員が駆けつけ、中央とのパイプをアピール。出身地区などで票をまとめた。下沢氏は「阿部県政の縁の下の力持ちとして支えたい」と抱負を語った。【大平明日香】
 ◆下伊那郡区
 ◇新人の高橋氏、自民議席奪還
 下伊那郡区で自民新人の高橋岑俊氏が初当選し、同党県議の死去に伴う昨夏の補選で失った議席を奪還した。「経営コンサルタントの経歴を生かした地域づくりを」と訴え、吉田博美参院議員の後援会など党の全面的なバックアップを受けた。さらに郡内全町村に置いた後援会組織がフル回転し、着実に票をまとめた。【仲村隆】

4月11日朝刊

2502チバQ:2011/04/13(水) 23:18:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000139-mailo-l15
’11統一選:検証・県議選/上 自民、地力で圧倒34議席 /新潟
毎日新聞 4月12日(火)15時23分配信

 ◇民主、根を張れず7議席
 統一地方選前半戦の県議選は10日投開票され、今後4年間の地方政治を担う新議員53人の顔ぶれが決まった。国と地方のあり方が問われ、東日本大震災や福島第1原発への対応が続く特殊な状況下の選挙で、各党はどう戦い、有権者はどんな選択をしたのか。2回に分けて検証する。【小川直樹】
 県議選で、自民は公認、推薦に会派入りが確実な無所属現職を加え改選前勢力(32議席)を上回る34議席を得て、正副議長と四つの常任委員会ポストを独占し、各常任委で過半数を占める「絶対安定多数」を維持した。
 一方、民主は改選前(8議席)より1減の7議席にとどまった。社民は元職が返り咲いて1増の2議席を獲得し、共産、公明は現職がそれぞれ1議席を維持した。
 投開票から一夜明けた11日、当選した自民県議らは県庁で党議を開き、勝利の余韻に浸った。自民は09年の衆院選で大敗し中央で野党に転落。県内6小選挙区でも全敗し、比例復活もできなかった。しかし地方選挙では、国政に吹く「風」には左右されにくく、地縁血縁で築いた人脈や知名度、活動実績などが鍵を握る。
 長岡市三島郡選挙区で過去最多の10選を果たした県連会長の星野伊佐夫県議は「わが党の議員は普段から政治活動に汗をかき、一年中フル回転している。選挙時のパフォーマンスだけでは通用しない」と地力の差を強調した。
 しかし、次期衆院選に向けて課題も残る。6小選挙区のうち、候補予定者として決まっているのは5区の長島忠美氏と、6区の高鳥修一氏だけ。大震災で解散・総選挙の行方は不透明だが、星野会長は党議で「我々の選挙は昨日で終わった。1〜4区で擁立を急いでほしい」と発破を掛けた。
    ◇
 一方、政権与党の民主は当初、県議選の全27選挙区での候補者擁立を目指したが、候補者公募でも人材を発掘できず、公認、推薦を合わせても候補者擁立は13人にとどまった。結局、7議席しか得られず、中央とのねじれ解消にはほど遠い結果に終わった。体調不良で今期限りで県議を引退する竹山昭二県連幹事長は「仕方がない。新しい人を出せるよう、もっと国会議員が地元で汗をかいてもらわないと」と党内に批判を向ける。
 竹山氏の選挙区だった三条市では、民主は後継候補を立てることができず、自民系に2議席独占を許した。長岡市三島郡選挙区でも、佐藤信幸前県連幹事長の後継の新人が敗れ、議席を失った。今後の県連を引っ張るベテラン県議も見当たらず、県議会で自民に対抗し、存在感を発揮することは難しそうだ。
 支持労組の幹部は「民主は風が吹けば国政選挙で勝つことはできる。しかし地方で根を張ることができていない」と指摘する。今回の県議選こそその弱点を解消する一歩だったはずだが、結局、果たせないまま終わった。

4月12日朝刊

2503チバQ:2011/04/13(水) 23:18:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000115-mailo-l15
’11統一選:検証・県議選/下 柏崎刈羽 反原発派、出遅れ /新潟
毎日新聞 4月13日(水)12時57分配信

 ◇自民2氏、安全強調し死守
 反原発派の無所属新人、武本和幸氏(61)が告示当日に名乗り出て無風区から一転、選挙戦となった県議選柏崎市刈羽郡選挙区(定数2)。いずれも自民現職の東山英機氏(66)と三富佳一氏(72)が当選し、原発推進派の牙城を崩すことはできなかった。ただ、投票者の約3割が武本氏を支持し、福島第1原発事故を受け、立地自治体の住民も原発の安全性への不安を強めていることがあらわになった。
 「まったく準備しないで飛び出して、これだけ支持を得られたのは、有権者に原発への不信があるから」。武本氏は10日夜、拠点にしていた刈羽村の通称「団結小屋」で淡々と敗戦の弁を述べた。
 開票の結果、武本氏は1万4886票(得票率29・9%)を獲得し、2位で当選した三富氏に1758票差まで迫った。
 武本氏は99年の県議選にも柏崎刈羽原発でのプルサーマル計画に反対して当時の柏崎市選挙区に出馬し、1万4208票(同28・3%)を得たが、落選している。今回は微増にとどまり「予想より伸び悩んだ」との見方もある。擁立に動いた原発反対地元3団体のメンバーは「原発不信の声はもっとあるはず。それを選挙戦の出遅れで取り込みきれなかった」と分析する。
    ◇
 一方、「原発の頑強な推進者」と自他ともに認める三富氏は、東山氏と武本氏の双方に票を食われた形となった。三富氏は取材に「無投票と言われてきて組織が緩んでいた。原発問題で不安を持った支持者が(武本氏へ)流れた部分もある」と苦戦の要因を分析してみせた。
 大票田の旧柏崎市を地盤とする東山氏は、後援会の引き締めを図ることで票を伸ばし、トップ当選。東山氏は「雇用や景気への関心がやはり高かった」と選挙戦の終盤で、雇用など原発以外の争点により重点を入れたことを勝因として強調した。
    ◇
 17日に告示される統一地方選後半戦の柏崎市議選の立候補予定者たちも、原発問題が論点に急浮上した県議選の動向に注目した。
 「福島の事故による不安はあっても、原発がなくなったときの生活や雇用への不安の方がやはり根強いのでは」。保守系の現職市議は、原発城下町特有の事情が反映した、とみる。「原発問題は論戦にはなっても、理屈だけじゃ通らない」。市議選では、原発問題にも触れるが、地域内の身近な問題を重点的に主張するつもりという。
 原発推進を掲げてきた保守系現職は「原発は当面必要という民意だ」と受け取った。ただ「原発への不安は尾を引く」と、訴えてきた柏崎刈羽原発の2基増設には触れず、県議選の自民現職と同様に、安全対策の徹底を強調する作戦を練る。
 反原発派の現職は「現実は厳しかったが、反原発派としての主張が浸透した。落選は逆風にならない」と胸を張ってみせる。だが、反原発地元3団体から市議選に新たな候補者擁立はしない方針という。【岡田英】

4月13日朝刊

2504チバQ:2011/04/13(水) 23:19:23
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110412/ngt11041202070001-n1.htm
新潟県議選 自民の優勢揺るがず
2011.4.12 02:07
 10日投開票された県議選(定数53)は、最大会派の自民党が全常任委員長を独占した上で委員数でも過半数を占める「絶対安定多数」を確保する半面、民主党は議席を伸ばせず、自民優勢の議会勢力図を塗り替えることはなかった。東日本大震災に伴う選挙の自粛ムードなどを背景に投票率も伸び悩み、県政への関心の低さも改めて浮き彫りになった。

 自民は現職が安定した強さをみせ、無投票当選者9人を含めて29議席を確保した。原子力発電所の安全対策が争点となった注目区の柏崎市・刈羽郡でも原発推進の現職2候補が、「反原発」を訴える新人の攻勢をしのいで当選を決めている。これに、推薦4人を合わせて改選前を1議席上回る33議席を獲得し、勢力拡大に成功した。

 一方、推薦新人4人の全員が苦杯をなめた民主は1議席減の7議席と後退。自民推薦候補との一騎打ちだった小千谷を落とすなど民主離れを印象付けた。

 公明、共産は現職がともに1議席を堅守。元職が返り咲いた社民は改選前より1議席多い2議席と健闘した。初挑戦のみんなは届かなかった。

 投開票から一夜明けた11日は、県選管は各地で当選者53人に当選証書を交付した。新潟市中央区役所の付与式では激戦を制した新県議らが集まり、最多得票で当選を決めた自民の小島隆氏は「景気や雇用対策などに、しっかりと取り組んでいきたい」と決意を新たにしていた。

2505チバQ:2011/04/13(水) 23:20:01
http://mytown.asahi.com/areanews/niigata/TKY201104100288.html
自民堅調、民主は退潮 新潟県議選
2011年4月11日


当選を決めて万歳する高橋直揮氏(中央)と中原八一参院議員(左)=新潟市西区


 統一地方選の前半戦となる県議選(定数53)と新潟市議選(定数56)は10日、投開票された。県議選では、自民党が堅調に議席を獲得。選挙前の会派32議席から、推薦候補を含む「自民系」で33議席とした。民主党は選挙前の8議席から1議席減らし、4人の推薦候補も全敗。2年前の政権交代後の退潮傾向に歯止めをかけられなかった。

 民主党は当初、大量擁立による議席の倍増をめざしたものの、推薦を含めても13人の擁立にとどまった。

 選挙戦では、現職が五泉市・東蒲原郡で敗れ、新潟市東区でも共産党候補に僅差に迫られるなど、労働組合などの支持基盤がありながら苦戦する候補者が相次いだ。選挙前の勢力を維持できなかったことで、次期総選挙に向けた態勢の立て直しが急務となる。

 自民党は、村上市・岩船郡で現職議長の小野峯生氏が圧勝するなど、公認候補が各地で安定した戦いを見せた。公認候補の落選は、9人で5議席を争う激戦となった上越市の1人だけにとどめた。

 一昨年の衆院選で県内6小選挙区で全敗した自民党は、公認候補を30人にとどめ、自民系で選挙前の32議席を維持することを目標に掲げた。自民党は今回の選挙結果を次期総選挙につなげたいとしており、堅実な戦いぶりを衆院選に向けた準備にどう生かすかが課題となる。

 公明、共産両党は1議席を維持。選挙前1議席だった社民党は2議席に増やした。

2506チバQ:2011/04/13(水) 23:36:21
http://www.at-s.com/news/detail/100019115.html
自民「正副議長取る」 県議会主導権握り党勢拡大へ(4/12 09:33)

 県議選で、県議会(定数69)の過半数を獲得した自民党県連の三役は11日、今後の議会運営について協議し、5月に開催予定の臨時会で正副議長ポストの独占を目指す方針を決めた。
 塩谷立会長は同日の記者会見で「過半数を取り大きな力が行使できる」と説明。新県議が結束して議会運営の主導権を握り、党勢拡大に努める考えを強調した。
 当選者5人で会派運営を行う方針を決めている公明党県議団を除き、各会派は勢力拡大を図る動きを活発化させ、無所属で当選した新人の会派入りの勧誘を始めた。
 自民改革会議は公認、推薦による当選者が37人で、無所属の新人1人に入会を働き掛けている。
 民主党・ふじのくに県議団も公認、推薦者19人の上乗せを目指し、無所属新人1人に入会を呼び掛けている。
 志士の会は引退議員が1人いるため、3人となるが、みんなの党の公認、推薦者計2人と、政策などで一致点を見いだし、統一会派を結成できるか調整する。
 県議会で初の議席を獲得したみんなの党の河合純一参院県第1支部長は静岡新聞社の取材に対し「アジェンダ(政策課題)に共感してもらえるような政策合意ができれば一緒にやれる可能性はある。現時点では白紙。2人の意見を聞き方針を考えていきたい」と話した。
 選挙の支援者などの絡みで、会派に所属するかを慎重に検討している新人もいる。県議会の会派結成届の提出期限は14日で、会派構成が決まる。

2507チバQ:2011/04/13(水) 23:36:58
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000461104120001
都市部で新顔躍進
2011年04月12日

県議選を振り返って


民主、県政第2党に



 10日に投開票された県議選(定数40)は、都市部で新顔候補が当選するなど世代交代が起きた一方、都市部以外では自民現職が強みを見せ地歩の固さを印象づけた。非自民系では、民主の躍進と社民の低迷が目立った。激戦区も多かった県議選を振り返った。



自民 都市部外で圧勝


 10日深夜、富山市第1に立候補した自民新顔の奥野詠子氏の事務所では、国会議員らも集まり初当選を祝った。多くの現職を上回り3番目の上位当選。30歳の奥野氏は「20代、30代の代表として若い力と行動力を県政へ届けていく。私の勝利ということだけでなく、20代、30代の期待の大きさという風に思っている」。


 射水市で初当選した無所属新顔の永森直人氏も36歳。所属会派について問われた永森氏は「当面は無所属。県議会に風穴を開けたいと思って出た以上、一緒の目標を掲げ、それを実現できる形でやりたいというのが今の思い」と、新風を吹き込む意欲を語った。


 高岡市でも、自民新顔の向栄一朗氏がトップ当選。同市では、7選を目指した自民現職のベテラン候補が敗れた。


 都市部以外や山間部では自民現職の候補らが圧勝した。特に、「取りこぼし」があった中新川郡を除く衆院富山2区内の県東部と富山市第2、さらに県西部の砺波市と南砺市では議席を独占した。自民県連幹部は、防災が争点に急浮上したなか「有権者は、より身近に安心安全を考えて地域に密着した候補を選んだのではないか」と分析する。



代表質問
資格
社民初めて失う


 社会党時代から県政第2党だった社民に替わり、2議席増やした民主が初めてその座を手に入れた。県連代表の村井宗明衆院議員は、候補者を増やす戦略が当たったと分析。「政権与党との唯一のパイプ役として、県議会を最低限の状況にはできた」と評価した。


 社民は国会議員や県議を父に持つ2世の新顔2人が落選し、4議席が必要な代表質問の資格を初めて失った。県連合の菅沢裕明幹事長は、擁立の遅れや組織の力不足を原因に挙げ、「議会での力が弱まるのは残念だが、個々の議員がしっかりと活動する原点に立ち返りたい」と語った。一部にあった世襲批判には「それが原因だとは分析していない」と述べた。


 今回の結果を、民主が巻き返したとみる向きは少ない。構図が違うため単純比較はできないが、各党の得票率を前回と比べると、民主が2・52ポイント、自民が1・48ポイント上げたのに対し社民は4・13ポイント落ち込んだ。


 社民候補に民主候補が約200票差で競り勝った選挙区もあり、自民のベテラン議員は「同じ非自民の中での行ったり来たりではないか」と冷静にみる。民主の関係者も「党派ではなく、候補者の人物やパワーを打ち出して勝った選挙」と振り返る。

2508チバQ:2011/04/13(水) 23:48:16
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110412/CK2011041202000143.html
票差接近、激戦を反映 浜松市議選総括
2011年4月12日

女性当選者が半減、政令市で最少人数

 10日に投開票された浜松市議選(定数46)は、定数8減で政令市では最少の議席数を争った。7選挙区のうち4区で当落線の得票差が縮まり、激戦ぶりを物語る。女性の当選者は3人と半減し、全国19の政令市で最少人数となった。 (後藤隆行)

■当落の差
 定数2減の中区は、最後の14議席目が開票終了までもつれた。5選の現職が滑り込み、次点の新人は78票差に涙をのんだ。前回次点者の118票差よりも接近した。

 西区(定数6)では、2期目を目指した現職が、最下位当選の得票に約750票及ばなかった。その差は前回の半分以下。しかも、他区では当選圏に入る5000票台に乗せていた。

 最下位当選と次点の得票差は、北区(定数5)も前回の約半分に縮小。現職同士がぶつかった南区(定数6)では、やや縮まった。前回無投票の浜北区(定数5)も310票差と小さい。

 天竜区(定数3)では前回より得票差が約470票広がったが、最下位当選の得票数は約400票上がった。東区(定数7)は得票差で約840票広がり、得票数で約520票下がったが、定数に対する立候補者数が増えて票が分散したとみられる。

 投票率が55・30%と過去最低を更新したことから、当選ラインの得票数に大きな変化は見られなかった。

■ワースト
 女性は前回と同じ10人が立候補したが、当選は6人から3人に減った。社民、共産の現職と公明の新人で、いずれも組織力が支えとなった。

 一方、南区と北区の共産現職2人が次点。中区次点の新人はみんな公認の女性だった。女性増を目指した政治団体の現職1人と新人2人は、票が伸びなかった。

 同日程の14政令市議選では、福岡(定数62)の5人が浜松に次ぐ少なさ。東日本大震災で延期した仙台と、名古屋など非改選3市では、静岡(定数53)が5人だった。

 女性半減は定数8減のあおりと受け取れそうだが、定数49の相模原は8人が当選している。引退する浜松の女性市議は「女性が自己実現から社会的責任を求める時代に、こんな結果になるとは悲しい」と話している。

2509チバQ:2011/04/14(木) 12:45:47
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20110414-OYT8T00118.htm
県議会 自民会派28人に

民主県民ク、会長に坂野氏
 県議選結果を受けて、各会派は13日、相次いで会合を開き、30日から始まる新任期の議会人事などについて協議した。

 自民会派は、自民推薦の無所属で当選した筱岡貞郎氏(小矢部市区)と、自民公認で当選しながらも改選前は会派に属していなかった武田慎一氏(南砺市区)の会派入りを決めた。一方、選挙中に新会派を作るとしていた吉田豊史氏(富山市第1区)の離脱も決まり、自民会派は新人5人も加えて改選前より3人多い28人となる見通しとなった。

 自民県連の坂田光文幹事長によると、県議会の正副議長や各委員会の委員長などの人事については党内で調整し、各会派の代表者が2回目の会合を開く22日頃までに会派内の方針が決まる見通し。県連内の役員人事についても議会人事と並行して進めるという。

 筱岡氏は改選前、自民会派に所属していたが、今回選は無所属で出馬。自民は会派入りに向けて13日、追加公認を決めた。武田氏は2009年、衆院選富山3区で自民公認候補ではなく、無所属候補を支援したとして処分を受け、会派を離脱していた。一方、吉田氏は「県議選の公約通り、1人でも新会派を作る」と話しているが、自民党籍は残して活動を続けるという。

 民主党系会派「民主・県民クラブ」は、党公認で当選した4人のうち、坂野裕一氏(富山市第1区)を会長に、山上正隆氏(高岡市区)を幹事長にすることを決めた。会派名については、改選前に会長を務め、今期で県議を引退する江西甚昇氏の意向で、「県民クラブ」の名前を残すこととした。坂野氏によると、15日の会派の届け出期限までに会派名を従来通りとするか、「民主党・県民クラブ」と党の1字を加えるか、さらに検討するという。

 一方、社民会派は、菅沢裕明氏(氷見市区)を会派の会長に、田尻繁氏(富山市第1区)を幹事長にすることを決めた。

 民主は今回県議選で2議席増やし、初めて単独で代表質問権を得る4議席を獲得したが、社民は1議席減らし、初めて同権を失う3議席となった。

(2011年4月14日 読売新聞)
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2510チバQ:2011/04/14(木) 12:47:31
http://www.shinmai.co.jp/news/20110414/KT110413ATI090023000022.htm
トライアル信州の2人離脱 会派存続厳しい状況に
4月14日(木)


 県会会派のトライアル信州は13日、県議選の結果を受けて県庁議会棟で団会議を開き、当選した3人のうち永井一雄氏(須坂市・上高井郡)と小林東一郎氏(中野市・下高井郡)が離脱を表明した。今井正子氏(佐久市・北佐久郡)は会派の存廃について態度を保留。同氏は、阿部県政支持の新会派結成も視野に無所属新人に参加を呼び掛ける意向だが、「(新人の合流は)難しい」とも話しており、田中康夫元知事の与党的会派を前身とする同会派の存続は厳しい状況になっている。

 改選前に4人だった同会派は、代表の島田基正氏(上田市・小県郡)が落選した。

 取材に対し、永井氏は「3期目は自分(1人)でやっていきたいと考えた。改選前から抜けることは腹に決めていた」と述べ、無所属で活動する意向だ。

 小林氏は「『田中的』な会派の一員と見られてきたがそうではない。きちんと解消したい」と述べ、所属会派については「フリーハンド」とした。同氏は連合長野の推薦議員で、「阿部県政支持」の姿勢。民主、社民系会派「改革・緑新」に参加する可能性もある。

 今井氏は「県民目線、現場主義で(会派としての)役割は十分果たしてきた。この意志をどう伝えていくかが大事」と述べた。

 トライアル信州は、2003年の県議選後に田中元知事を支持していた島田氏ら現職、新人5人で発足した「トライアルしなの」が前身。田中元知事が落選した06年知事選後に永井氏らも合流して現会派名となり、村井前県政では県営浅川ダム建設に反対するなどしていた。

2511チバQ:2011/04/14(木) 22:34:05
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001104140001
新進石川 金沢市区の4人、中〜下位で当選
2011年04月14日

◆県議選◆


〜*「厳しい戦いだった」*〜


 県議会第2会派の新進石川(金原博会長)は13日、議員総会を開き、10日に投開票された県議選を総括した。この選挙では所属する現職8人中7人が民主党の公認・推薦で立ち、1人が落選した。


 金沢市選挙区(定数16)には4人が立候補したが、会派内で最も得票が多かった金原氏でさえ7位だった。4人がいずれも中〜下位当選だったことについて、宇野邦夫幹事長は「厳しい戦いだった。成績が思わしくなかったが、我々自身の問題だ」と述べ、菅内閣の支持率低下や民主党への逆風を理由にすべきではない、との立場を取った。


 その一方で「民主党県連に問題がある。よく思っていない人もいる」とも話し、会派内に離党をほのめかしている県議がいることも示唆した。


 一方、18日締め切りの会派結成の届け出については「新たに議席を得た方と交渉する」と述べ、所属会派が未定の新人議員らに合流を働きかけていく方針を示した。


〜*連合石川「敗北した」*〜


 連合石川は13日、記者懇談会を開き、10日投開票の県議選について「敗北した、と言わざるを得ない」と総括した。


 民主党県連の支援団体の連合石川は、現職を中心に、労働組合の内外から11人を推薦。だが、加賀市選挙区で無投票当選した現職を除くと、4人しか当選できなかった。このうち労組出身の候補で当選したのは2人だけだった。


 敗因については(1)民主党への逆風(2)新顔候補の擁立が遅れて有権者に浸透しなかった(3)民主党国会議員を含め一体感が欠如していた――などを挙げた。


 特に、ともに労組出身の県連幹事長・中谷喜和氏と沢田貞氏の両現職が落選したショックは大きい。狩山久弥事務局長は「逆風の強さの認識が不足していた。2氏は(政権交代前から民主党員だった)生え抜きなので、逆風を強く受けたのだろう。行政手腕もある2氏が落ちたことは、我々としても痛恨の極みだ」と話した。


(井手さゆり)

2512チバQ:2011/04/14(木) 22:38:29
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001104140001
「副知事に県議」断念
2011年04月14日

 3人目の副知事を置く考えを表明している川勝平太知事は13日、意中の県議経験者の起用を断念することを明らかにした。知事は、現在の議員の任期である28日までに議会の同意を得たい考えだったが、一部会派から必要性などについて疑問の声が上がっていた。


 「県議会議員から選ぶことを白紙に戻しました」。同日夕、報道陣の取材に応じた川勝知事は語気を強めた。直前に、県議会の天野進吾議長と会談。最大会派である自民改革会議が、副知事選任の進め方や3人目の必要性の再考を求めていることを伝えられていた。


 現在の2人の副知事は、いずれも行政出身。「活官僚、政治主導」を掲げ、3人目は、県政に精通する政治家経験者を置きたい考えを示していた。「すぐにでも必要」と、現在の議員の任期中に臨時議会を招集して同意を得たい意向も示した。


 これに対し、13日にあった自民改革会議の会合では、選挙で新たに選出された議員に諮らないことを「民意無視」とする意見が相次いだ。


 背景には、知事の意中の人物の副知事就任を快く思わない議員もいるとされ、川勝知事は「総論賛成、各論反対ということ。県全体の公益を担って支えていこうという空気が、残念ながら今の県議会にない」とした。一方で「(副知事に)しかるべき人物がいれば抜擢(ばってき)したい」と、3人目を置くことを諦める考えがないことを強調した。

2513チバQ:2011/04/14(木) 22:39:16
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20110414-OYT8T00118.htm
県議会 自民会派28人に
民主県民ク、会長に坂野氏
 県議選結果を受けて、各会派は13日、相次いで会合を開き、30日から始まる新任期の議会人事などについて協議した。

 自民会派は、自民推薦の無所属で当選した筱岡貞郎氏(小矢部市区)と、自民公認で当選しながらも改選前は会派に属していなかった武田慎一氏(南砺市区)の会派入りを決めた。一方、選挙中に新会派を作るとしていた吉田豊史氏(富山市第1区)の離脱も決まり、自民会派は新人5人も加えて改選前より3人多い28人となる見通しとなった。

 自民県連の坂田光文幹事長によると、県議会の正副議長や各委員会の委員長などの人事については党内で調整し、各会派の代表者が2回目の会合を開く22日頃までに会派内の方針が決まる見通し。県連内の役員人事についても議会人事と並行して進めるという。

 筱岡氏は改選前、自民会派に所属していたが、今回選は無所属で出馬。自民は会派入りに向けて13日、追加公認を決めた。武田氏は2009年、衆院選富山3区で自民公認候補ではなく、無所属候補を支援したとして処分を受け、会派を離脱していた。一方、吉田氏は「県議選の公約通り、1人でも新会派を作る」と話しているが、自民党籍は残して活動を続けるという。

 民主党系会派「民主・県民クラブ」は、党公認で当選した4人のうち、坂野裕一氏(富山市第1区)を会長に、山上正隆氏(高岡市区)を幹事長にすることを決めた。会派名については、改選前に会長を務め、今期で県議を引退する江西甚昇氏の意向で、「県民クラブ」の名前を残すこととした。坂野氏によると、15日の会派の届け出期限までに会派名を従来通りとするか、「民主党・県民クラブ」と党の1字を加えるか、さらに検討するという。

 一方、社民会派は、菅沢裕明氏(氷見市区)を会派の会長に、田尻繁氏(富山市第1区)を幹事長にすることを決めた。

 民主は今回県議選で2議席増やし、初めて単独で代表質問権を得る4議席を獲得したが、社民は1議席減らし、初めて同権を失う3議席となった。

(2011年4月14日 読売新聞)

2514チバQ:2011/04/14(木) 23:27:43
http://www.at-s.com/news/detail/100019118.html
【上】検証・統一地方選前半戦(4/12 09:30)

 静岡市長選も終盤に入った今月7日。駿河区の商業施設前で行った田辺信宏氏(49)の街頭演説会で民主党の牧野聖修、自民党の塩谷立両県連会長、無所属の城内実衆院議員らがずらりと顔をそろえた。
 「政党と政党の枠を乗り越え、一致団結して戦っている」
 国政では自民党が、東日本大震災への民主党政権の危機対応を厳しく批判している。政権交代から初めて迎えた統一地方選で、与野党が相も変わらず「国政と地方政治は違う」と共闘態勢をアピールする様子に、道行く市民に首をかしげる人がいた。
 田辺陣営の危機感は強かった。事実上の一騎打ちの相手候補、元参院議員海野徹氏(61)を、選対幹部は「お化けを相手に戦っているようなもの」と評した。
 集会に集まる人の数は比較にならないほど圧倒している。「世論調査で劣勢というが、いったいどうなっている」。事務所で激しいやり取りがあった。
 1千を超える推薦団体の協力も得てチラシを市内各世帯に配布。1週間で約1万5千人への電話作戦も展開した。「なりふり構わずの組織戦」だった。
 「静岡市長選で私たちが応援する海野さんです。当選を勝ち取るため力を借りたい」
 3月下旬、清水区にある物流会社の幹部が海野氏を連れ、関連会社で社員に理解を求めた。これまで自民系候補を支援した企業。“引き回し”は数社に及んだ。海野氏は「幹部から推薦という言葉も出たが、知らされていない。初めて聞いた」と驚きを口にした。
 海野氏は前回選惜敗、2年前には知事選落選。捲土(けんど)重来を誓って小集会も重ね、自民党などの基盤を切り崩している手応えを感じていた。河村たかし名古屋市長が率いる政治団体「減税日本」の公認も得た。「既成政党」対「地域政党」の構図を打ち出し、無党派層の取り込みは順調に進んでいた。ひそかに企業の海野支援の動きも出始めた。
 だが、東日本大震災の発生によって戦略転換を迫られた。陣営は「国難と言える災害」に考慮して街頭演説を自粛。街頭予定は小集会や企業、団体などの訪問に切り替えた。「最後は組織を持つ方が地力がある」と先行逃げ切りに必死だった。
 河村市長も4回にわたって支援に駆け付けたものの、及ばなかった。海野氏は「個人と既成政党の戦いだった。震災の影響がなかったとは言えない。自分たちで運動のトーンを下げてしまった」と敗戦の弁で語った。
    ◇
 東日本大震災の危機対応で政治の役割が厳しく問われる中で行われた統一地方選前半戦。静岡市長選と、自民が過半数を獲得した県議選を検証する。

2515チバQ:2011/04/14(木) 23:28:15
http://www.at-s.com/news/detail/100019479.html
【下】検証・統一地方選前半戦(4/13 08:43)

 「なぜ新しい議会でなく、今なんだ。知事は本当に人事案が通ると思っているのか」
 県議選から一夜明けた11日の県議会自民改革会議の控室。会派幹部が声を荒らげた。
 幹部の不満は、川勝平太知事がこの日の定例記者会見で副知事3人制の導入を突然発表したことにある。意中の人物がいて、現県議の残任期間中に議会を招集し、人事案を提出する考えを示した。
 手続きを重んじる自民党にとって、人事案は根回しがあって当然の重要事項。会派幹部に副知事人事は“寝耳に水”で、副知事増員となれば財政難による職員削減にも逆行する。知事と距離を置く自民だけに反発はすさまじかった。火消しに走る県幹部。夕刻になって知事は「任命手続きは議会と調整する」と、会見内容を軌道修正する発表文を報道各社にまいた。
 自民県連幹部は「知事が矛を収めるか、けんかするかだ」と収まらない。その表情に、単独過半数の37議席を獲得した自信がにじみ出る。
 県議選で、自民の積極的な候補者擁立戦略はずばり当たった。
 民主の30人を上回る42人を擁立した。定数いっぱいの候補を立てた焼津市や掛川市は共倒れ懸念があったが、いずれも議席を独占した。
 定数3の焼津市。選挙区を「地域割り」し、現職が市北部、2新人は南部の海側と内陸側に分かれて票を掘り起こした。東日本大震災への対応が後手に回ったとの政権批判を追い風に、靴底を減らして支援者を回った。自民焼津支部幹部はしてやったりの表情。「徹底した地上戦が奏功した」
 一方、自民と争った民主系会派の民主党・ふじのくに県議団が12日に開いた議員総会は、重苦しい雰囲気が漂った。
 当選した新人3人も出席。非公開の総会では当選者、落選者を問わず、党本部や党国会議員への不満が渦巻いた。岡本護民主県連幹事長も「党本部による風評被害だ。われわれ地方議員の努力が帳消しにされた」と語気を強めた。
 「震災対応と言われればやむを得ないが、党の国会議員の応援が全くなかった」「国会議員には支援者をまとめる力がない。われわれは組織で応援しているのに」―。
 “知事与党”を標ぼうする同県議団にとっては、県議会運営が今後の課題となる。
 三ツ谷金秋会長は「他会派と協調して、しっかり川勝県政を支える」と知事与党の立ち位置を維持する構え。自民とは「緊張してしっかり議論していきたい」とするが、難しくなる議会運営に秘策はない。
 ただ、ベテラン県議の一人は川勝知事の人気が高い現状では、自民側も徹底抗戦はできないと楽観視する。
 「知事への強硬論が強まれば、自民はまた内部分裂するよ」

2516チバQ:2011/04/14(木) 23:30:32
http://www.at-s.com/news/detail/100018765.html
【県議選】姿消す"革新勢力" 共産、議席失う(4/11 08:08)

 県議会から共産党が姿を消した。社民党は昨年途中、党籍を持つ議員を失い、民主、自民の二大政党のはざまで、伝統の“革新勢力”が埋没している。
 共産は今回の県議選で定数3以上の選挙区に計6人を擁立。引退する花井征二氏の後継者を立てた静岡市清水区での議席死守を中心に、総力戦を展開した。
 東日本大震災で原発問題が注目を集め、原発反対を主張し続けてきた党に追い風となった。だが、無党派層の取り込みが進まず、幹部の1人は「手応えはあったが…。スピーカーを活用した街頭演説に力を入れるわが党にとって、自粛ムードはつらい。他候補との論戦が深まらなかったのは痛かった」と唇をかむ。
 社民党県連合は現職の死去と離党で、昨年秋に党籍を持つ県議がいなくなった。今回の県議選でも候補者擁立を模索したが、断念した。
 桜井規順代表は「議員定数削減や震災による選挙運動自粛の流れが、新人の挑戦、当選の道を厳しくしたことは間違いない」と述べた。

2517チバQ:2011/04/15(金) 21:59:14
>>2324>>2374>>2425>>2503
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651104140001
県議選注目選挙区振り返る(上)柏崎・刈羽
2011年04月14日


告示前日まで無投票とみられていたが、武本氏の立候補で原発問題が争点となった=9日、柏崎市

 東京電力柏崎刈羽原子力発電所(7基)が立地する柏崎市・刈羽郡選挙区では、東電の福島第一原発の深刻な事故が収まらない中、原発への姿勢が問われた。現職の東山英機、三富佳一両氏は特に、子どもへの放射能の影響を心配する女性層の支持離れに警戒した。



 「さらなる安全対策が確認できなければ、原発を停止させます!」。これは三富氏の選挙はがきへの掲載が見送られた「幻」の文面案だ。当初の案は「原子力防災対策に全力を尽くし、地域の安全安心を守ります」だったが、インパクトに欠けるため、「原発停止」と踏み込んだ。



 だが、三富氏は原発を「容認」する立場だ。陣営内では、誤解されかねないとの意見も出て何度も見直され、最終的に「原発災害は絶対に起こさせません!」に落ち着いた。8千枚の選挙はがきは告示の5日後、すべて女性に発送された。東山氏も後援会の女性組織の引き締めを図った。



 投票日の3日前、柏崎刈羽原発の所長名で両氏を推薦した東電は、原子炉建屋に防潮壁を設置する津波対策を発表した。壁の高さや設置時期すら決まっていなかったが、両氏はさっそく演説でこの防潮壁にふれ、対策を働きかけた自らの手柄として語った。



 一方、反原発の運動を続けてきた武本氏は「原発の是非を問う住民投票」と位置付け、街頭演説の反応も上々だった。しかし、選挙区内には原発関係の仕事に就く人たちも多い。武本氏の得票は、使用済み燃料を再処理して利用するプルサーマル計画の反対を訴えて立った1999年の県議選(当時は柏崎市選挙区)を約700票上回っただけ。陣営は「原発そのものが争点になった今回の方が断然勢いがある」とみていたが、投票率は前回2007年を4・8ポイントも下回った。



 武本氏は「精いっぱい訴えたが、冷厳な現実を示した数字。いろんな意味で現状の民意だろう」と敗因を分析した。(清水康志)

2518チバQ:2011/04/15(金) 22:02:12
>>2141>>2197>>2375>>2380
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/2367
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/2816
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651104150001

県議選注目選挙区振り返る(下)佐渡
2011年04月15日


7月から新潟空港と結ぶ9人乗り小型機が就航する佐渡空港=佐渡市秋津

 2008年秋に空路がなくなった県営佐渡空港。890メートルの滑走路を2千メートルに延ばすことが閣議決定されて20年になるが、地権者の同意は得られず、計画は進んでいない。


 佐渡市選挙区では、この計画づくりに住民を参加させる手続きに入ろう、と訴えた無所属の新顔佐藤久雄氏が、トップ当選した。


 佐藤氏は、支援者を前に「空港問題を一歩も二歩も進めたい。これを解決しなければ、島の経済発展はありえない」。陣営の市議は「この島民の声を、県も県議会も無視することはできないはずだ」と力んだ。


 だが、地権者の同意がない中では住民参加の手続きには入れない、との立場をとった自民党の現職中野洸氏も、176票差で当選した。中野氏は2千メートル化に反対していない。「全地権者の同意が必要だとする私たちの考えは、有権者に理解されたと思う」と語る。


 その中野氏の自民党は今回、選挙前の会派32人から、さらに推薦候補を含む33人に伸ばし、県議会での過半数は変わらなかった。


 佐藤氏は、住民参加手続きにこだわって「自民党と対決するつもりはない」と言う。まず現状の滑走路を使って佐渡―羽田便を飛ばし、観光客や企業の誘致で実績をつくることが先決だと考えている。


 だが、羽田便構想は初期投資額が60億円、就航後も毎年2億円以上の赤字が見込まれ、県議会で昨年3月、自民党を含む反対多数で否決されている。佐藤氏は「空港は産業、経済全体で考えるべきもの。なぜ必要なのか粘り強く説得していきたい」と話す。


 泉田裕彦知事は11日の会見で佐渡市選挙区に触れ、「佐渡―羽田便は今でも必要だと考えているが、県議会の意思を尊重することは必要。今回の結果で何か変わることはない」とした。佐渡市は、住民参加の手続きに入るよう県に求めていく考えで、「すべての地権者から同意を得ることに全力を注ぎたい」としている。(川崎友水)

2519チバQ:2011/04/15(金) 22:08:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000034-mailo-l22
県議会:新勢力図 強まる自民主導色、民主退潮で「一強」に /静岡
毎日新聞 4月15日(金)10時45分配信

 先の県議選(定数69)の結果を踏まえた、県議会の新たな勢力分野が14日、決まった。各会派が同日、届け出た。「自民改革会議」は37人の単独過半数の勢力を占め、正副議長など主要ポストを握れる態勢を整えた。一方、「民主党・ふじのくに県議団」は第2会派を守ったとはいえ、選挙前から6人減らし20人と、歴然とした勢力の差がついた。議会での自民党の「一強」を印象づけ、両党の勢力均衡に支えられてきた川勝平太知事主導の議会運営は自民党主導へと様変わりしそうだ。【山田毅】
 自民党所属の県議は09年11月、民主党の支援で4カ月前、初当選した川勝知事の評価をめぐって二つの会派に分裂。議会での単独過半数と第1党の座を民主党に明け渡した。
 しかし再び合流して迎えた10日投開票の県議選で圧勝し、県議会で約1年半ぶりに単独過半数を奪還。影響力を一気に高め、「川勝知事も配慮せざるを得ない」(県幹部)との見方が強まっている。
 野党色を強める自民党をよそに、川勝知事は就任後、県政運営をリードしてきた。例えば、県空港部の廃止条例案。自民党はこれに党議拘束をかけて反対したが、造反議員が出たため、川勝知事は09年10月、可決にこぎつけた。09年12月には、一部の自民党議員の反発を受けながらも「富士山の日」の関連条例を制定させた。さらに、自民党が占め続けてきた正副議長のうち副議長ポストを民主党が初めて奪取。これも自民党の足並みの乱れが原因だった。
 それを支えてきたのは川勝知事の一定の県民人気。そしてもう一つは、川勝県政の野党として是々非々の路線を進むか、与党として影響力を行使するかで議案をめぐって一枚岩になれない自民党の「敵失」だった。
 しかし今回の選挙結果は、川勝知事と自民党との力関係を大きく変えようとしている。それを象徴する出来事が早速、起きた。
 3人目の副知事をベテラン県議から擁立しようと、川勝知事は11日、臨時議会を現職議員の任期が切れる1日前、4月28日に開いて人事案を通す意向を表明した。
 ところが、自民改革会議の大石哲司代表は13日、反発。「新議員が赴任して自民党が過半数を取る前に人事案を通すつもりに思える。政治の常道を理解していない。議会をさしおいて物事を決定するのは理解できない」と述べ、川勝知事を「議会軽視」だと、激しくけん制してみせた。

4月15日朝刊

2520チバQ:2011/04/15(金) 22:08:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000019-san-l24
県議選後、初の会派代表者会議 会派結成めぐり綱引き 三重
産経新聞 4月15日(金)7時56分配信

 ■無所属議員、自民県議団入り「まだ決めていない」

 県議選後初の会派代表者会議が14日、開かれ、三谷哲央議長が新たな会派結成状況報告を出すよう要請した。選挙結果からこれまでの民主系が優位に立った議会から自民系の共闘で逆転する可能性があったが、無所属議員の自民系会派入りが流動的なことがわかり、会派結成状況報告の期限とした19日まで民主系と自民系の激しい綱引きが水面下で繰り広げられそう。

 改選後の県議会(定数51)は、民主系の新政みえが24人で第1会派になる見通し。次いで自民系が22人で、公明党2人、みんなの党1人、無所属2人の構成となっている。

 みんなの党は1人会派になる見通しで、無所属のうち熊野市の新人も自民系には入らない見通し。北牟婁郡の新人も「自民党員だが、自民県議団に入るかどうか、まだ決めていない」としており、会派としては自民系が逆転する可能性は小さいが、知事与党として、自民、公明、みんなが連携すれば、正副議長選びでも主導権を握ることができる。

 このため、会派間の攻防がすでに始まっており、この日の会議後でも民主、自民系双方が会派会議を開催。水谷隆自民党県連幹事長は「なんとかリードをしたい」とし、民主系の三谷哲央議長は「議会対応で難しい場面も出てくるかもしれないが、一致団結して対応しよう」と、会派の議員に呼びかけていた。

 県議会は今後、21日に再度、会派代表者会議を開き、会派結成状況を確認。任期満了の29日を経て、5月2日に新議員が初登庁。同9日から12日まで第2回定例会を開会し、正副議長などを選出する。

 代表者会議後、三谷議長の最後の定例会見もあり、知事選での民主推薦の松田直久前津市長が落選した理由として「東日本大震災の影響で操業停止の企業も多く、組合の意思決定が下に降りなかった。中央の政治状況の鬱積(うっせき)した閉塞(へいそく)感を打破したいという県民の気持ちがあった」と敗因を分析。実績を強調した松田氏の活動に触れ「未来を語った鈴木英敬氏に県民が変化への期待をしたのだろう」と有権者の動向を率直に認めた。また、民主党県連と、連合三重、民主系会派新政みえの3者による三重県方式の選挙運動について「勝ちパターンに乗ったという甘い部分があった」と反省した。

2521チバQ:2011/04/15(金) 22:10:02
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110415/CK2011041502000151.html
県議会構成、自民会派が過半数 民主と無所属の取り込み狙う
2011年4月15日


 県議会事務局は14日、各会派からの届け出を締め切り、4月末以降の新たな会派構成が決まった。定数は74から5減の69になり、自民党会派は37人で過半数を占める。川勝平太知事を支える県政与党の民主党会派は20人に縮小。みんなの党が初めて議席を得る一方、共産党は県議団結成40年目にして初めて議席を失う。 (美細津仁志)

 自民は公認35人、推薦2人がそのまま「自民改革会議」に入会し、現在より5人増の37人に。大石哲司代表は「過半数を占める責任会派となった。いたずらに政争的なことをするつもりはないが、是々非々の姿勢で臨んでいきたい」と語る。

 「民主党・ふじのくに県議団」は、民主公認17人、推薦2人のほか、連合静岡の推薦を受けた田内浩之氏(湖西市)が入会した。さらに、会派に所属しない無所属の鈴木澄美氏(富士市)と山本貴史氏(袋井市・周智郡)の取り込みを狙う。三ツ谷金秋会長は「2人から加入に前向きな答えをいただいているが、地元への説明もあるので焦らずにやりたい」と語る。

 県議会に初めて足場を築いたみんなは、公認1人と推薦1人が「みんなの党・無所属クラブ」を結成。柏木健代表は「政策連携ができれば、志士の会などと連携していきたい」と話す。

 「志士の会」は新議会で1減の3人になるが、4人未満では、議会運営委員会への議員派遣や代表質問の権利を持つ「交渉団体」から転落する。中沢通訓新代表は「議運に出れば、少数会派でも意見を言える。当面は交渉団体を目指す」と、無所属議員らを取り込みたい考え。

 公明は現在より1減の5人に。前林孝一良新代表は「自民が主導権を握るが、暴走を止めるのも少数会派の仕事。是々非々で冷静に対応していきたい」とした。

 現在、1人で活動している共産は、新議会では議席ゼロに。1971年の党県議団を結成して以来、県議会から姿を消す。

2522チバQ:2011/04/15(金) 22:19:12
>>2382
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011041501001228.html
福井の当選県議逮捕 自民公認、買収容疑で
2011年4月15日 21時45分

 福井県警は15日、10日に投開票された県議選の投票や票のとりまとめの見返りに飲食店で接待したとして、公選法違反(供応買収)の疑いで、自民党公認で当選した県議谷口忠応容疑者(65)=福井市金屋町=と、会社役員末定清二容疑者(70)=同市安田町=を逮捕した。

 2人の逮捕容疑は2月10日、福井市内の飲食店で、谷口容疑者が立候補した福井市選挙区の有権者十数人に対し、投票や票の取りまとめなどの選挙運動をする見返りとして、1人当たり数千円の接待をした疑い。

(共同)

2523チバQ:2011/04/15(金) 22:20:02
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/27556.html
谷口忠応県議を逮捕 公職選挙法(供応買収)の疑いで

(2011年4月15日午後9時18分)
 福井署と県警捜査2課は15日、公職選挙法(供応買収)の疑いで先の県議選福井市選挙区に出馬して当選した福井市金屋町、谷口忠応容疑者(65)と同市安田町、会社役員末定清二容疑者(70)を逮捕した。

 逮捕容疑は、谷口容疑者は末定容疑者と共謀し、10日施行の県会議員選挙に福井市選挙区からの立候補に際し、2月10日に福井市内の飲食店で、投票や票の取りまとめをする報酬として、同選挙区の十数人に一人当たり数千円の飲食の接待をした疑い。

2524チバQ:2011/04/15(金) 23:04:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000081-mailo-l21
展望:’11統一選・首長選 /岐阜
毎日新聞 4月13日(水)12時16分配信

 統一地方選の第2ラウンド、市町村長選と市町村議選が目前に迫った。対象となるのは4市長選と9市議選、4町村長選と8町村議選。このうち、17日告示の市長選と19日告示の町村長選の情勢を紹介する。
 ◇3町村合併後、初の選挙戦−−山県市
 ■山県市長選
 2期務めた平野元(はじめ)市長は引退。元市総務部長の林と旧高富町長の山崎、市議の寺町が出馬を表明。03年の3町村合併後、初の選挙戦となりそうだ。
 昨年12月に市を退職した林は「市民との対話」を強調。自民、民主の推薦を受け、事務所開きでは平野市長も駆けつけ、事実上の後継候補となる。
 食品製造販売会社経営の山崎は旧高富町長だった02年に収賄罪で起訴され辞職。「過去を真摯(しんし)に反省し、企業人の決断で市政を立ち直らせたい」とする。
 市民運動を30年近く続ける寺町は「市長の給料半額や職員人件費30%削減」などの財政改革を訴え、「やまがた振興券」発行や、子育て支援を提案する。【立松勝】
 ◇現職に新人2人が挑む−−土岐市
 ■土岐市長選
 現職の大野に新人の加藤、籠橋が挑む三つどもえの激戦になりそうだ。
 大野は、膨大な市債の償還と行財政改革の実績を強調し、「2期目は引き続き改革を進め、地場産業などの活性化をめざす」と、支持層拡大を図る。
 加藤は市役所や市立総合病院、消防本部などの勤務経験に基づく幅広い人脈を活用。「トップセールスによる企業誘致」を掲げ、企業への浸透も図る。
 籠橋は、多治見市職員としての42年余の経歴を背景に、代表を務める「いきいき土岐市をつくる会」を通して、全市的な支持獲得を目指している。【小林哲夫】
 ■多治見市長選
 現職の古川が無投票で再選される見通し。工業団地の造成や企業誘致など、積極的な政策が地元経済界を中心に支持されている。
 ■瑞穂市長選
 現職の堀以外に候補者擁立の動きはなく、無投票となる公算が大きい。
 □安八町長選
 4期務めた小川徳喜町長は今期限りでの引退を表明。新人3人による8年ぶりの選挙戦になりそうだ。
 西松は町議8期の実績と幅広い人脈で支持拡大を目指す。堀は若さと行動力を前面に、行財政改革や情報公開を訴える。中根は町内で長年指導する尺八の仲間らと運動を展開する。【子林光和】
 □白川村長選
 現職で4選を目指す谷口に、元村教育長で新人の成原が挑む。
 谷口は、実績を強調し、平瀬温泉郷の魅力を発信して「観光を村全体に広げたい」とアピール。成原は、南部地区の観光産業を確立し、企業誘致により雇用の確保を進めると訴えている。【宮田正和】
 □垂井町長選
 現職の中川以外に動きが無く、無投票になりそうだ。
 □坂祝町長選
 出馬表明は現職の南山だけで、無投票で再選される見込み。(敬称略)
………………………………………………………………………………………………………
 ◆山県市長選
林宏優  59 無新
山崎通  62 無新
寺町知正 57 無新
 ◆土岐市長選
大野信彦 66 無現(1)
籠橋健治 62 無新
加藤靖也 56 無新
 ◆多治見市長選
古川雅典 58 無現(1)
 ◆瑞穂市長選
堀孝正  69 無現(1)
 ◇安八町長選
西松重吉 73 無新
堀正   55 無新
中根理記 62 無新
 ◇白川村長選
谷口尚  68 無現(3)
成原茂  57 無新
 ◇垂井町長選
中川満也 56 無現(2)
 ◇坂祝町長選
南山宗之 55 無現(1)

4月13日朝刊

2525チバQ:2011/04/15(金) 23:04:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000056-mailo-l21
展望:’11統一選・岐阜市議選 市長参戦、勢力図変わるか /岐阜
毎日新聞 4月14日(木)11時24分配信

 ◇「立命館問題」から続く対立で
 統一地方選第2ラウンドの岐阜市議選は17日告示、24日に投開票される。岐阜市議会は、細江茂光市長が08、09年に市立岐阜商業高の学校法人「立命館」への移管を目指した問題をめぐり、自民などの会派が分裂。「親市長派」と「反市長派」の対立が続いてきた。選挙を前に、親市長派の現職や新人が党派を超えて組織を作るなど動きは激しさを増しており、勢力図がどう塗り変わるかが注目される。【立松勝】
 ◇定数41に56人が立候補予定
 定数は前回から3減の41となり、56人が立候補を予定。内訳は現職36人、元職2人、新人18人。現職は70代が2人、60代が18人で、30代は2人のみ。新人は30代が4人、40代が6人。政党別では、自民19人、民主4人、公明5人、共産4人、無所属24人。女性候補は現職4人と新人2人。
 親市長派の現職は3月11日に政策集団「岐阜改の会」を設立。細江市長が「応援団長」を務める同会から今回出馬するのは11人。市長の後援会の推薦を受けた新人8人は3月30日にグループ「新しい風」を結成、グループを前面に出して運動を展開する。細江市長自身も今回の選挙に「能動的にかかわる」としており、告示日には「改の会」のメンバーら6人の出陣式などに掛け持ちで顔を出し、選挙期間中も集会などで応援演説をするという。
 一方、反市長派とされる自民・民主系の現職は10人余り。ある議員は、親市長派の現職と新人による二つの会について「国政の比例代表ならともかく、地方選では個人の気概を持つべきだ」と批判。細江市長の手法を「対立が深まるだけだ」と疑問視する議員もいる。これらの議員は連携はせず、それぞれが政党や個人の政策を訴える。
 立命館問題後、最大会派の「市政自民同志会」や「岐阜市民ネットクラブ」が分裂し、現在、親市長派と反市長派の勢力は拮抗(きっこう)している。立命館誘致に賛成し、今回も出馬予定の現職は15人。反対した現職候補予定者は20人。細江市長の後援会が推薦する新人と元職は計13人。
 現職3人が引退する公明は新人を2人に抑え、現職3人との全員当選を目指す。共産は現職3人に元職1人で議席増を狙う。

4月14日朝刊

2526チバQ:2011/04/15(金) 23:05:29
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110415/mie11041501540002-n1.htm
自民7支部、村主氏推薦 津市長選
2011.4.15 01:52
 17日に告示される津市長選で、自民党の津市内7支部は14日、無所属新人の元国土交通省職員、村主英明氏(51)の推薦を決めた。

 推薦は、津市内10支部のうち、津市、河芸、芸濃、美里、安濃、久居、一志の7支部で、残りの支部も検討するという。

 一方、出馬を表明している無所属新人の元総務省職員、前葉泰幸氏(49)は、民主系の政治団体「新政みえ」から推薦を受けている。

 津市長選では無所属新人の元津市議、藤岡和美氏(64)も名乗りを上げており、事実上の与野党対決に藤岡氏が絡む構図になるとみられる。

2527チバQ:2011/04/15(金) 23:12:38
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20110415/201104150856_13591.shtml
一転、選挙戦の公算 瑞穂市長選、広瀬市議が出馬意向
2011年04月15日08:56
 統一地方選後半戦で17日告示される瑞穂市長選(24日投開票)に市議で建築会社社長の広瀬時男氏(63)=只越=が14日、出馬の意向を固めた。15日に正式表明する。

 広瀬氏は市議2期目で、これまでに副議長などを歴任。本紙の取材に「将来を見据え、より良いまちをつくっていきたい」と話した。

 任期満了(5月31日)に伴い行われる同市長選には現職の堀孝正氏(69)=田之上=が今年1月に、再選を目指して出馬表明。無投票の可能性が高かったが、一転、選挙戦になる見込みとなった。

2528チバQ:2011/04/15(金) 23:14:44
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/gifu2011/ken_chumoku/kc20110403_1.shtml
県議選 注目区を行く 2011ぎふ統一地方選(1)岐阜市 支持固め、守りの戦いに
2011年 4月 3日

少数激戦の岐阜市選挙区。各候補者はそれぞれの政策を有権者に訴え、支持基盤固めに力を注ぐ=2日午後、岐阜市内
 民主、自民、公明、共産の各政党候補など計10人が9議席をめぐってしのぎを削る岐阜市選挙区。告示直前に隣県の名古屋市議会で第一党を奪った政治団体「減税日本」公認の新人が名乗りを上げたが、各党は静観の構えを崩さず、東日本大震災の自粛ムードも相まって、それぞれ地盤や組織など自らの支持層を固める守りの戦いに徹している。

 「前回とは全く逆。反民主の風を実感している」―。民主陣営は口をそろえる。

 現有2議席の確保を目指し、渡辺嘉山、太田維久の両現職候補を擁立する民主。4年前の前回は無党派層を取り込んで票を伸ばし、その後の政権交代への足がかりとなったが、今回は民主政権の迷走が直撃した形。両陣営とも厳しい戦いを強調する。

 自粛ムードもあってともに投票率は伸びないとみる。そのため、支持労組や地元などで集会や演説会を重ね、従来からの支持組織を固める守りの戦いに懸命だ。

 自民現職の玉田和浩候補と市議出身の新人道家康生候補は、組織をフル動員し建設業界などの支持基盤を固める戦い。新人長屋光征候補は、引退する県議の地盤を引き継ぎ支持拡大に懸命だ。

 自民は前回5人が立候補したが、1議席を落とした。その後、笠原多見子氏(現民主党衆院議員)ら2人が離れ、現有議席はわずか2。議席増は絶対の課題だ。今回、各陣営が意識するのは離れた2人に寄せられていた自民票。地域や支持層の動向を見ながら、取り込みを模索する。

 公明も組織を固める選挙戦を展開する。岩花正樹候補は「組織政党なので『風』の影響は関係ない」と言明。新人の水野吉近候補とともに地盤を固める。

 共産は、再選を目指す大須賀志津香候補が後半戦の岐阜市議選の候補者と連携を深めて議席を死守する構え。自粛ムードを「必要な政策が語られない」と批判し、従来どおりの街頭活動も展開し、支持を訴える。

 無所属となった平野恭弘候補は、個人後援会組織の維持、引き締めを図っている。

 一方、従来の既成政党の構図に割って入った減税日本・岸上あおい候補の陣営は「減税日本を名乗ってからサラリーマンや子育て世代を中心に新たな支持者が獲得できた」と息巻く。

 ただ、他党陣営は影響は限定的との見方が多い。ある現職候補は「今の県財政では減税はできない」と言明。新人候補は「確かに不気味だが、災害復興予算の必要性も検討される中で減税はありえない。逆風にはならない」と語る。ただ別の陣営関係者は漏らした。「『減税』との言葉の響きは、確かにいい」

2529チバQ:2011/04/15(金) 23:15:09
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/gifu2011/ken_chumoku/kc20110404_1.shtml
県議選 注目区を行く 2011ぎふ統一地方選(2)揖斐郡  「重点区」自・民が激突
2011年 4月 4日

支持者と握手する候補者。8年ぶりの選挙戦は、現職2氏に若手新人が挑んでいる=3日、揖斐郡内
 「戦う候補の顔触れも支持者も選挙戦となった8年前と違う。初心に帰った戦いだ」。現職の両陣営幹部はともに危機感を口にする。

 揖斐郡選挙区(定数2)は、「世代交代」を掲げる民主新人の国枝慎太郎候補が、強固な組織を持つ渡辺信行候補と2期の実績をアピールする高橋昌夫候補の自民現職2氏に挑む構図。前回の無投票から一転、民主は党本部の最重点区、自民も重点区と位置づけ、激しい戦いを繰り広げている。

 「皆さんの声を県政に届けるため若い力で突進したい」。国枝候補は34歳の若さを強調する。昨年9月、同郡初の民主公認候補として出馬表明して以来、党2区総支部や連合岐阜西濃地域協議会の全面支援を得て地元大野町などで集会を重ね、支持拡大に努めてきた。

 ただ、義父の石田芳弘前衆院議員が「政党選択ではなく、揖斐郡の新陳代謝がテーマ」というように、陣営は国政で迷走する民主の政党色を出さない戦略。国枝候補は「政治経験はないが、しがらみもない。訴えに耳を傾ける人も増えている」と手応えを語る。

 迎え撃つ自民現職側。建設業や農業など各種団体の支持を早々に取り付けた渡辺候補は、東日本大震災を受けて「ダムや道路など命を守るコンクリートはまだまだ必要」と公共事業削減を図る民主党政権を批判。道路網整備や防災設備建設など6期24年の実績を前面に押し出し、前々回に続くトップ当選を目指す。

 盤石に見える陣営が気に掛けるのは支持者の高齢化だ。そのため、若い新住民が多い地元池田町では地区ごとに集会を開き、票の掘り起こしを図る。

 前回初めて自民公認を得て、無投票で再選を果たした高橋候補も「自民党政権で戦後の焼け野原から経済大国へ発展を果たした。わが党こそが大震災からの復興も地方活性化もできる」と声高に党をアピール。地元大野町や出身地の揖斐川町で支持固めを加速させる。

 3期目を目指す今回は「8年間、現職として活動する中で地縁、血縁を中心に幅広い層に浸透してきた」と語り、後援会をはじめとした支持の広がり、票の上積みに自信を見せる。

 東日本大震災による活動自粛ムードもあって、各陣営とも投票率は前々回の65・40%より下がると見込んでおり、支持基盤のある現職有利との見方もあるが、現職陣営幹部は「最近は郡内の首長選でも、現職への批判票が必ず2〜3割ある」と警戒している。

2530チバQ:2011/04/15(金) 23:15:36
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/gifu2011/ken_chumoku/kc20110405_1.shtml
県議選 注目区を行く 2011ぎふ統一地方選(3)山県市 自民系市議が分裂、激戦
2011年 4月 5日

支持者とともに気勢を上げる候補者。現職と新人が各市議の地盤を分け合い、激戦を繰り広げる=山県市
 4年前の前回県議選と同様、自民系の市議が真っ二つに分かれ、2人の候補をそれぞれ支持する分裂選挙となっている山県市選挙区(定数1)。「前回(選挙)を引きずり、混沌(こんとん)」。ある陣営幹部が表現するように、今回も自民現職の横山善道候補と無所属新人の郷明夫候補が、支持を受ける市議とともに大激戦を繰り広げている。

 前回の県議選で、自民は引退議員の後継を一本化できず、推薦の新人同士の戦いとなり、溝が生じた。その後、現職に選挙ポスター代水増し請求事件が発覚。溝は4年間たっても埋まらず、前回、現職と戦った市議らは昨年から水面下で対抗馬擁立に向けて動いていた。

 今回、現職の自民公認申請をめぐり、市議間で「現職を公認するのが筋」との声と「事件のけじめがついていない」とする声が上がり、亀裂が表面化。横山候補は「真摯(しんし)に反省し、市民のための県政実現に向けて働かせていただきたい」と理解を求めたが、反発する市議のグループは、出馬の意思を固めていた郷候補の支援を決めた。

 選挙戦は、それぞれの候補者が支援を受ける市議の地盤を分け合う形で展開。市議とともに支持を求める。ともに最重要地区とする高富地区は、郷候補の地元である一方、横山候補を支持する市議のうち3人が同地区を地盤としており、激しい票の奪い合いを展開している。

 横山候補は現職の強みを生かし、JAや森林組合など数多くの団体の推薦を得て、4年間の実績をアピール。市内全域を精力的に回る。

 陣営は「(現職の)継続こそが市のプラス」と強調。選挙カーを使用できない朝は、自転車で大票田の高富地区を回り、票の掘り起こしに全力を注ぐ。横山候補は「地域ごとに異なる課題について政策を訴え、支持を得たい」ともくろむ。

 郷候補も、告示前から支持を受ける市議と積極的な活動を展開。また、商工会や県職員OB会などの支援も取り付け、街頭などで名前と顔を売り、知名度アップを図ってきた。

 個人演説会では、県職員として長年土木畑を歩んできた経験を前面に押し出す。選対の一人は「東海環状自動車道山県インターチェンジなど基盤整備が急務の市の県議は、郷さんが適任。現職の実績を上回る」と言い切る。

 両陣営幹部は口をそろえる。「本当に五分の戦い。読みきれない。だが、相手も同じ感覚だと思う」

2531チバQ:2011/04/15(金) 23:15:57
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/gifu2011/ken_chumoku/kc20110406_1.shtml
県議選 注目区を行く 2011ぎふ統一地方選(4)中津川市 自・民、威信かけ総力戦
2011年 4月 6日

集会で支持固めに駆け回る候補者。民主新人と自民現職2氏が激しい戦いを繰り広げる=中津川市内
 中津川市選挙区(定数2)は、自民現職2人に民主新人が挑む4年前と同じ与野党激突の構図。ただ今回の民主新人は労組の組織内候補の元市副議長。長く独占してきた自民の議席を何としても死守したい現職2氏と、三つどもえの戦いを続ける。両党とも同市を揖斐郡と並ぶ県内最重点選挙区と位置づけ、無投票当選した県議をフル動員。党の威信をかけた総力戦も展開されている。

 前回、新人がわずかに届かなかった民主にとって同市での議席は悲願だ。市議を4期務めた島田千寿候補は連合岐阜がフル稼働。社民党県連合の推薦も得て、出身の富士通テン労組を中心に票固めし、協力会社へも協力を呼び掛ける。陣営は「今度こそ」と鼻息は荒い。

 ただ、有権者に浸透を図らなければいけない新人だけに「(東日本大震災による)運動の自粛はつらい」とこぼす。

 6期目に挑む自民現職の早川捷也候補は、地盤とする市北部で徹底的な草の根運動を図り、周辺部でも上積みを図る。前回、次点と264票差と迫られたことから、陣営は危機感にあふれている。

 選挙カーを使った活動は行わず、細やかな個人演説会や電話作戦で支持層固めに懸命。一方で「自民票を底上げしたい」とし、旧市域の一部にも知人・友人を通して電話を掛けるなど、攻守にメリハリをつける。

 もう1人の自民現職平岩正光候補は、旧市域が地盤。ミニ集会をこまめに重ね、支持の浸透と広がりを図る。支持基盤となる旧市域の企業や、観光関係団体を着実に固めると同時に、浮動票へのアプローチも進める。

 前回は、全国的に民主への風が吹いていた中で、約1万4700票を獲得、トップ当選を果たした。選対幹部は「今回は反民主票を取り込みたい」と戦略を練る。

 両党県連はてこ入れに必死だ。無投票当選者16人に、地元の古屋圭司会長が「お礼回りは全員の選挙が終わってからだ」とげきを飛ばした自民は、選挙期間中、全員が1度は同選挙区に入り陣営を支援する。民主も多治見市の現職を投入。一晩で3カ所の個人演説会へ同行させるなどして、自民の牙城を崩そうとする。

 各陣営が気にするのは投票率。前回は、有権者約4万4千人の旧市域が約60%で、有権者約2万4千人の旧町村部は平均約73%だった。今回、各陣営とも投票率の低下を予想。当選ボーダーラインは下がると見込む。「支持層を固めた上で、浮動票勝負の混戦」。陣営の見方は一致する。

2532チバQ:2011/04/15(金) 23:16:18
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/gifu2011/ken_chumoku/kc20110408_1.shtml
県議選 注目区を行く 2011ぎふ統一地方選(5)可児市 民・自、内紛を抱え混戦
2011年 4月 8日

総決起大会で気勢を上げる支持者ら。民主、自民の現職と無所属新人が2議席を争う=可児市内
 党公認の現職と元民主系市議の新人が立つ民主。公認した現職への支持が十分に一本化できないまま選挙戦に突入した自民。可児市選挙区(定数2)は“分裂”を抱える民主と、分裂で出遅れた自民、無所属の計3氏の混戦が続いている。

 民主現職の村上孝志候補の陣営は「党に前回寄せられた浮動票は期待できない」と危機感を強め、推薦を受ける連合岐阜や出身母体の名鉄グループ労組を中心に支持固めに必死だ。7日夜、市内で開いた総決起集会で、連合岐阜幹部は「堅実な組織で足元を固めることが何より必要」と訴えた。

 陣営が危惧するのは低投票率だけではない。党を飛び出して無所属で立つ新人佐伯哲也候補と重なる支持層の行方だ。

 民主は当初、村上候補と佐伯候補の2人擁立を模索した。だが強まるばかりの党への逆風を考慮し、公認は現職に絞った。

 「自分にとって、政党は関係ない。住民のための仕事ができるかどうかだ―」。出馬の意思を固めていた佐伯候補は、離党届を提出した。

 佐伯候補は支持組織を持たず、地元や同級生ら有志の支えを受けて、手作りの戦いを展開。40歳の若さを前面に出し「政党で選ばず、住民のために働けるかどうかで選んでほしい」と変革を訴え、民主支持層へのアプローチも進める。

 一方、自民現職の小原尚候補の陣営も、内側に不安を抱えながらの戦いを展開している。

 昨年の可児市長選で推した候補が民主推薦の候補に敗れ、党市支部長としての小原候補の責任を問う声が噴出。事態収拾のため、小原候補はポストを降りた。さらに、出馬を模索する市議との公認調整が結果的に一本化できなかった支部は、県連に公認を一任。現職を優先する県連は小原候補を公認したため、反発する市議は告示直前まで出馬準備を進めた。

 小原陣営は出遅れの挽回に懸命だ。各種団体への支持固めを図りながら、個人演説会では「民主系の議席独占は許されない」と訴え、唯一の自民系候補であることを強調。市議は自由投票だが、多くが小原候補への支持を訴えている。

 東日本大震災の自粛ムードもあり、各陣営とも投票率は前回の44・27%を下回り、30%台後半〜40%台前半と予想。ロースコアの混戦を覚悟している。

=おわり=

2533チバQ:2011/04/15(金) 23:17:17
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/gifu2011/kessen/kessen20110301_1.shtml
首長選編(上) 山県市・瑞穂市・垂井町・安八町
2011年 3月 1日
◆複数の新人、出馬準備

◇山県市長選
《立候補予定者》
林宏優 59 元市総務部長 無新
山崎通 61 元高富町長 無新

 2期目の現職平野元(80)が今期限りで引退。今のところ、正式に出馬表明しているのは元市総務部長の林宏優(59)=西深瀬=一人だが、他に複数、立候補の動きがあり、2003(平成15)年の合併後初の選挙戦となる見込み。

 林は独自の「まちづくりビジョン」を作成。「対話と共感」を基本理念に、行政組織のスリム化などを公約に掲げ、市内全域をくまなく回って浸透を図っている。民主、自民の推薦を受ける。

 また、元高富町長の山崎通(61)=東深瀬=が出馬の意向を示しているが、正式表明には至っていない。ただ、山崎に出馬を要請しているグループが市政の改革を訴える折り込みチラシを配布するなど動いている。

 その他、無党派の市議も出馬する方向で準備を進めている。

◆現職対抗馬選び難航

◇瑞穂市長選
《立候補予定者》
堀孝正 69 もとす広域連合長 無現

 現職の堀孝正(69)=田之上、当選1回=が、1月に再選を目指して出馬表明した。その後、市議会を中心として対抗馬を擁立する動きが加速したものの、今のところ、他に出馬を表明している候補者はいない。

 堀は「後援会員を募る手法ではなく、実績とこれからのマニフェストで市民の判断を仰ぎたい」とし、前回の選挙公約の達成状況と2期目に向けた政策をリーフレットにまとめ、全戸に配布。各種団体の会合に出席し、自身の政策を継続する必要性を訴えている。

 市議会最大会派は、対抗馬の絞り込みを水面下で進めているが擁立に難航している。しかし、会派内部では「無投票ではいけない」との声が強く、告示直前まで擁立を模索する構えを見せている。

◆無投票の公算大

◇垂井町長選
《立候補予定者》
中川満也 55 県町村会副会長 無現

 現職の中川満也(55)=新井、当選2回=が3選を目指して出馬を表明している。ほかに出馬の動きはなく、無投票となる公算が大きい。

 中川は町議会3月定例会が終わり次第、後援会の各支部で町政報告会を行うほか、自治会や各種団体への支持拡大を図る。

 中川は2003(平成15)年初当選。協働のまちづくりを目指し、町まちづくり基本条例の策定などを推進。「第5次総合計画の実現に向け引き続き尽力したい」と意欲を語る。

◆現職後任見えず

 ◇安八町長選

 4期目の現職小川徳喜(72)が今期限りで引退。町議や町幹部らを推す声が上がるものの、今のところ、いずれも出馬表明には至っていない。

 小川は1995(平成7)年に初当選。「小さくてもきらりと光るまち」を目指し、自立したまちづくりに尽力してきたが、「体力的に限界を感じている」と1月に不出馬を表明。後任については「議会や町民に決めてもらいたい。経験のある人にやってほしい」と話している。

(文中敬称略)

2534チバQ:2011/04/15(金) 23:18:02
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/gifu2011/kessen/kessen20110302_1.shtml
首長選編(下) 土岐市・多治見市・坂祝町・白川村
2011年 3月 2日
◆三つどもえの戦い

◇土岐市長選
《立候補予定者》
大野信彦 66 県防犯協会理事 無現
籠橋健治 62 元多治見市消防長 無新
加藤靖也 56 元土岐市消防長 無新

 再選を目指す現職の大野信彦(66)=泉町定林寺、当選1回=と、ともに新人で元多治見市職員の籠橋健治(62)=駄知町=、元市職員の加藤靖也(56)=泉西原町=が出馬を表明、三つどもえの激戦となる見通し。

 市助役を経て前回選挙で初当選した大野は「1期目の取り組みに対して市民の審判を仰ぐ選挙」とし、財政の健全化と行政改革の継続を訴える。市長の職務をこなしながら、後援会を中心に態勢づくりを進めている。

 新人2人は市政の刷新を旗印に活動を展開している。

 籠橋は市長給与の30%削減など人件費の削減を掲げ、支持を呼び掛ける。地元駄知地区に加え、市内3カ所に拠点を構え、街頭演説やミニ集会を実施。リーフレットを市内各戸に配布し、政策の浸透を図っている。

 加藤は「土岐市を再起動」をスローガンに陶磁器産業活性化や市民との協働のまちづくりなどを呼び掛ける。2月に後援会総会を開き、今月初旬に後援会事務所を開設予定。地元区長などの支持を得て選挙戦に臨む。

◆無投票の公算

◇多治見市長選
《立候補予定者》
古川雅典 58 元県議 無現

 現職の古川雅典(58)=幸町、当選1回=が昨年12月、再選を目指して出馬を表明。今のところ、他に立候補の動きはなく、無投票となる公算が大きい。

 古川は元市労連の委員長。市議、民主党県議を経て、3氏で争った前回選挙に無所属で出馬し初当選。再選に向けては、市労連と自治労県本部、連合岐阜が推薦を決めており、他に地元後援会、市内の出身中学・高校の同窓生も支援態勢を築き、地盤は盤石。経済界にも推薦を依頼する。

 「企業誘致などで成果を出したが行財政改革などで課題があり、続いて市政のかじを取りたい」と意欲をみせている。

◆現職が支持固め

◇坂祝町長選
《立候補予定者》
南山宗之 55 元町議 無現

 現職の南山宗之(55)=加茂山、当選1回=が昨年12月、再選を目指し出馬を表明。今のところ、他に具体的な立候補の動きはない。

 南山は連合岐阜中北濃地域協議会や連合岐阜から推薦を取り付けるなど、着々と態勢を固めている。

 前回選挙で新人3氏の争いを制した南山。現職の強みを生かし、第5次総合計画や美濃加茂市と締結した定住自立圏構想の推進、国道21号坂祝バイパスの早期完成促進などを重点政策に掲げ、支持を訴える。

◆一騎打ち、激戦か

◇白川村長選
《立候補予定者》
谷口尚 68 景観保存団体役員 無現
成原茂 57 農業 無新

 4選を目指す現職の谷口尚(68)=鳩谷、当選3回=と、新人で前教育長の成原茂(57)=飯島=が出馬を表明、一騎打ちとなりそう。8年ぶりの選挙戦となった前回に続き、村を二分するような激戦が予想される。

 谷口は後援会活動を活発化。後援会ニュースを発行して財政健全化、教育環境の整備などに取り組んできた実績をアピールする。

 成原は村内各地で小規模な座談会を重ね、観光業や産業の振興策を訴えている。谷口に対する批判票集めにも力を注ぐ構えだ。

(文中敬称略)

2535チバQ:2011/04/16(土) 13:51:00
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110416-OYT1T00070.htm
過疎化や多忙な割に低い報酬…町村議は後継難

 19日告示、24日投開票の長野県の町村議選で立候補者予定者が告示直前まで定数に満たない事例が出ている。

 なり手不足の背景には、過疎化や、多忙な割に報酬が低いことなどがあるとみられる。

 小布施町議選(定数14)では、3月25日の立候補予定者説明会に定数より3少ない11陣営しか集まらなかった。うち2陣営は、候補者未定の状態だった。今月13日の立候補届け出書類の事前審査でも、参加は12陣営。町選管によると同様の例は過去にもあり、告示までには定数を満たすとみる。

 同町では地区代表の町議が後継を見つけて引退する慣例があるが、今回は引退する意向の現職から、後継が見つからないと悩む声が上がった。後継者難で引退を撤回して自ら再び立候補する現職もいる。

 ある現職は「名誉職だった町議の仕事が、議会改革で大変になる一方で報酬が低い」とこぼす。同町議会は昨年3月から「通年議会」を導入。3、6、9、12月の会期を1年にして請願の審査や委員会審議をいつでもできるようにした。

 一方で、町議の報酬は月額17万2000〜26万4000円で、ここ10年は減り続けている。議員共済も6月から廃止されるため、改選後の新町議には引退後の生活保障がない。別の現職は「東日本大震災による景気低迷が懸念される中、『町議をやっているどころではない』という声も多かった」と明かす。

 南相木村議選(定数8)でも、定数に達するか微妙な情勢だ。これまでは告示1か月半前の3月上旬までに、引退議員の後継が立候補を表明してきたが、今回は、新人1人が表明しただけ。その後、もう1人が表明したが、村議会事務局では「こんなに動きがない選挙は初めて」としている。

 3期目の現職によると、約20年前は大半が1期目の議員だったが現在は1人。この現職は、数人に出馬要請したが、全員に断られた。自らの立候補も検討したが、多選・高齢を理由に引退を決意した。

 同様に引退するつもりだった3期目の現職も、後継者探しをあきらめた。「後継者といっても定年後で若いとは言えない」

 人口1147人(2月28日現在)の同村は65歳以上の比率(高齢化率)が38・4%。議員の後継不足は好転の兆しが見えない。

(2011年4月16日12時35分 読売新聞)

2536チバQ:2011/04/16(土) 17:36:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000270-mailo-l18
原発震災と敦賀:’11市長・市議選/上 対応問われる敦賀原発 /福井
毎日新聞 4月14日(木)16時8分配信

 ◇津波想定、福島の半分
 稼働中3基、廃炉中1基、増設中2基の原発を抱える敦賀市。震災前に想定していた津波の高さは、敦賀原発でわずか2・8メートルで、福島第1原発(5・7メートル)のほぼ半分に過ぎない。同原発事故で、「原発震災」を引き起こした直接原因とされるのが、東日本大震災の津波だ。高さ14〜15メートルの津波が押し寄せ、非常用発電機や冷却用のポンプなどが浸水して破損。全電源を喪失し制御不能に陥った。
 なかでも設計が古い敦賀1号機は海抜3・2メートルで、2号機と比べて3・8メートルも低い。原子炉冷却のための熱交換に必要な海水ポンプは同4・7メートルで、建屋がなく丸裸の状態。タービン建屋の1階にある非常用発電機は同3・2メートル。いずれも大津波には耐えられない。
 日本原子力発電は今回の事故を受け、総額200億円に上る安全対策を敦賀1、2号機に実施する。想定外の津波を防ぐというより、発電機やポンプが浸水した場合でもしばらく持ちこたえられるように、応急用の電源車やポンプを新たに配置したり、各建屋の扉から水が入らないようにすることなどを盛り込んだ。県に実施計画を報告し、一般にも安全対策として広報している。
 しかし、既設の非常用発電機や海水ポンプについては、かさ上げなどは行わない計画だ。非常用発電機や冷却装置が動いても、わずか8時間で発電機の燃料切れとなり、冷却装置も使えなくなる。その間に外部電源を復旧しなくてはならない。この程度で現実にどうなるかは、福島第1原発事故の重い教訓がある。
 原電敦賀地区本部の田口修一郎・技術・報道グループマネジャーは「今回は事業者としてできることをまとめた緊急、応急対策であり、根本対策は、国が事故原因を究明して、指針や基準の見直しが行われないと実施できない」と話す。
 敦賀1号機は昨年、国内初の40年を超える運転に入り、今年1月から、設備の耐震補強を行うため異例の1年2カ月間の定期検査をしている。県内14基のうち唯一、福島第1原発と同じ沸騰水型であることも市民の不安に拍車をかけ、「廃炉に」という声もあるなかで、原電は来年3月まで安全対策を実施した後に再起動し、16年まで運転する計画を変えていない。県は再起動の前に安全確認をする意向を示している。
 今月8日、敦賀1、2号機に対する安全対策の内容を河瀬一治市長に説明した原電の森本浩志社長は、報道各社の取材に「敦賀1号機は40年超えのモデルプラント。弱点は分かっているので、対策を説明する中で理解が得られると思っている」と自信を見せた。
  ◇   ◇
 世界最悪規模のレベル7になった福島第1原発事故を受け、「原発震災」への対応が問われる敦賀市長・市議選が17日告示される。敦賀の今後をどう導くのか。転換点の選挙が始まろうとしている。

4月14日朝刊

2537チバQ:2011/04/16(土) 17:36:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000262-mailo-l18
原発震災と敦賀:’11市長・市議選/中 揺らぐ3、4号機増設計画 /福井
毎日新聞 4月15日(金)14時54分配信

 ◇依存経済の明日は?
 総額7700億円の巨大プロジェクトが「原発震災」で揺らいでいる。
 敦賀半島の北西端、日本原子力発電敦賀原発3、4号機の準備工事現場。防波堤に囲まれた約27万平方メートルの敷地は、海側にプレハブやクレーンが並び、大型重機が往来する。準備工事の進ちょく率は3月末現在で81%に達した。
 原電は準備工事開始前の02年、「地元への経済効果1200億円」「本体着工後のピーク時には新たに作業員3000〜4000人が地元入りする」との試算を公表。不況にあえぐ地元業者を喜ばせた。小規模な工事は、敦賀商工会議所加盟の地元企業約950社で作る「大型プロジェクト関連企業協議会(大プロ)」を通じて発注される仕組みだ。土木・電気工事や建設資材、食料品や宿泊先まで19部門の地元業者に分配している。
 影響は民間だけにとどまらない。敦賀市は、原発立地地域に対して支払われる国の電源三法交付金のうち、3、4号機増設分で10年度までに86億円を受け取り、公民館の建設や下水道整備などに充てた。本体着工で更に87億円を受け取れる計算だ。
 だが、04年に始まった3、4号機の安全審査は、柏崎刈羽原発(新潟県)が新潟県中越沖地震で被災した影響などで、全国最長の7年を超えた。原電は今年2月、「12年3月着工」と2回目の延期を発表、新たな工程を示したばかり。原発震災後、4月8日に敦賀市を訪れた森本浩志社長は「着工の話ができる状況には全くない」と、更なる延期を示唆した。
 菅直人首相は、原発を30年までに14基以上増やすとした政府の「エネルギー基本計画」の見直しに言及、増設計画そのものすら不透明な情勢だ。
 同商議所の中村秀男・前専務理事は「これほどの大惨事。原子力そのものが危機に陥っており、敦賀3、4号機の仕事がどうだとか考えられない状態だ」と危機感を募らせる。
  ◇   ◇
 「震災以降、客がパタッと来なくなった」。敦賀市内のホテル責任者はため息をつく。原発震災後、全国の原発で作業日程が変更されたためかキャンセルが相次いだ。市内のホテルは定期検査などで原発関係者が長期滞在することが多く、客室稼働率は恒常的に高いのだが、このホテルの今月の売上は、通常の半分程度という。増設は賛成だが、「地元に金と仕事の流れをつくるのが経済。原発を持ってくるだけでいいのか」と疑問もある。
 「昔はこの辺、夜になると人の肩と当たらずには歩けなかったんですわ」。同市清水町の繁華街で居酒屋を営む水上実さん(75)は、バブル経済のころまでを懐かしむ。
 敦賀原発1号機の工事が始まった1960年代から店が増え始めた。かつてはズボンのポケットにむき出しの現金を突っ込んだ作業員の姿が、夜の街にあふれたという。
 「同業者の間では、『工事が始まったって、昔みたいなにぎわいは戻ってはこない』という見方もある。でも今よりは何か良くなるはず」と水上さんは話した。
 「いいところは大手の元請けが全部持っていってしまう」。市内にある原発関連会社の役員はつぶやく。全国トップクラスの福井県の有効求人倍率は、嶺南の原子力産業が下支えしている。だが大手の孫請けなど零細企業が多く、工事単価は下がり、利幅は薄い。それでも「着工すれば数年は仕事があるはず」と期待してしまう。
 福島第1原発の周辺住民の避難生活をテレビで見て、思う。「苦しい思いをしているこの人たちは、そんなに原発で潤ってきたわけじゃないんだろうに」

4月15日朝刊

2538チバQ:2011/04/16(土) 17:37:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110416-00000263-mailo-l18
原発震災と敦賀:’11市長・市議選/下 不安高まる「もんじゅ」 /福井
毎日新聞 4月16日(土)15時56分配信

 ◇克服できるか「想定外」
 福島第1原発では、地震と津波で全電源を喪失、原子炉が冷却できず、炉心溶融や大規模な放射性物質漏れなどの重大事故を招いた。自衛隊のヘリや消防、放水車で水をかけて冷やす映像は、とりわけ高速増殖原型炉「もんじゅ」を抱える敦賀市民には衝撃だった。
 ナトリウムを冷却剤に使うもんじゅで、水は使えない。ナトリウムは水と触れると爆発的に反応し、約200度以上の高温時に空気に触れると発火する。敦賀市で震災後の3月29日、市民代表が議論する市原子力発電所懇談会が開かれた。吉村清委員は「水を入れてはいけないもんじゅに津波が入ったら、えらいことが起きる。安全対策はどうなっているのか」と詰め寄った。
 もんじゅを運営する日本原子力研究開発機構は8日、市に安全性向上対策の実行計画を提出した。「もんじゅは全電源を喪失した場合にも冷却が可能である」と自負しての計画書だ。
 計画書は、もんじゅは海抜21メートルの高さにあって大津波を受けにくい▽冷却材のナトリウムを空気で冷やすシステムがあるため、全電源を失ってポンプが動かせなくなっても、ナトリウムが配管の中を自然循環して、ゆっくり原子炉を冷やせる、などの特長を挙げている。このため震災後の主な対策も、非常用発電機の増設や、自然循環性能の検証、使用済み燃料貯蔵設備の冷却機能強化となっている。
 これに対し、もんじゅの構造に詳しい小林圭二・元京都大原子炉実験所講師は、万一の場合のナトリウムの自然循環による原子炉冷却は「配管が健全なことが前提」と指摘する。地震や津波で配管が破断した場合、冷却できなくなるばかりか、最悪の場合、炉心暴走による原子炉崩壊が起きると警告する。
 「核燃料はプルトニウムでもあり、配管が破れたら被害は福島の比ではない。『想定外』を想定外としておいてはならないのが、福島第1原発事故の教訓だ」
  ◇  ◇
 想定外のトラブルは、既に起きている。もんじゅは昨年8月、燃料交換に使う炉内中継装置(重さ3・3トン)を原子炉容器に落とし、現在、復旧に追われている。装置のつり上げ機器の、ネジ1本の緩みという、まさしく想定外の原因だった。原子力機構が設置した調査委員会は「つり上げ機器の設計に問題がある」と指摘した。
 原子力機構は来月にも、装置を原子炉の上ぶたごと引き抜く、前例のない大規模な工事を計画している。このトラブルで「原子炉本体に損傷はない」としているが、実際に引き抜いてみないことには分からない。
  ◇  ◇
 昨年、14年半ぶりに運転再開を果たしたもんじゅは、次世代エネルギーとして国際的な注目を集め、「原子力ルネサンス」の象徴になりつつあった。原子力による人材育成や地域振興を図る、県のエネルギー研究開発拠点化計画の中心に位置づけられてもいる。だが震災後、もんじゅを視察した河瀬一治市長は「まずは福島第1原発事故の収束が第一。国としても、高速増殖炉開発をどんどん進めるというのは難しいのでは」と述べた。
 経済産業省原子力安全・保安院の森下泰・地域原子力安全統括管理官は「今後、国の原子力委員会や政府内で、原子力政策全体を見直す動きが出るかもしれない。その時は、高速増殖炉が本当に必要なのか、という議論になる」と話した。
 夢の原子炉は、格段に厳しく求められるようになった安全性の問題を乗り越えられるのだろうか。=おわり【酒造唯、柳楽未来が担当しました】

4月16日朝刊

2539チバQ:2011/04/16(土) 18:25:53
こっちだ
1546 名前:チバQ 投稿日: 2011/04/16(土) 09:26:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000056-mailo-l21
展望:’11統一選・岐阜市議選 市長参戦、勢力図変わるか /岐阜
毎日新聞 4月14日(木)11時24分配信

 ◇「立命館問題」から続く対立で
 統一地方選第2ラウンドの岐阜市議選は17日告示、24日に投開票される。岐阜市議会は、細江茂光市長が08、09年に市立岐阜商業高の学校法人「立命館」への移管を目指した問題をめぐり、自民などの会派が分裂。「親市長派」と「反市長派」の対立が続いてきた。選挙を前に、親市長派の現職や新人が党派を超えて組織を作るなど動きは激しさを増しており、勢力図がどう塗り変わるかが注目される。【立松勝】
 ◇定数41に56人が立候補予定
 定数は前回から3減の41となり、56人が立候補を予定。内訳は現職36人、元職2人、新人18人。現職は70代が2人、60代が18人で、30代は2人のみ。新人は30代が4人、40代が6人。政党別では、自民19人、民主4人、公明5人、共産4人、無所属24人。女性候補は現職4人と新人2人。
 親市長派の現職は3月11日に政策集団「岐阜改の会」を設立。細江市長が「応援団長」を務める同会から今回出馬するのは11人。市長の後援会の推薦を受けた新人8人は3月30日にグループ「新しい風」を結成、グループを前面に出して運動を展開する。細江市長自身も今回の選挙に「能動的にかかわる」としており、告示日には「改の会」のメンバーら6人の出陣式などに掛け持ちで顔を出し、選挙期間中も集会などで応援演説をするという。
 一方、反市長派とされる自民・民主系の現職は10人余り。ある議員は、親市長派の現職と新人による二つの会について「国政の比例代表ならともかく、地方選では個人の気概を持つべきだ」と批判。細江市長の手法を「対立が深まるだけだ」と疑問視する議員もいる。これらの議員は連携はせず、それぞれが政党や個人の政策を訴える。
 立命館問題後、最大会派の「市政自民同志会」や「岐阜市民ネットクラブ」が分裂し、現在、親市長派と反市長派の勢力は拮抗(きっこう)している。立命館誘致に賛成し、今回も出馬予定の現職は15人。反対した現職候補予定者は20人。細江市長の後援会が推薦する新人と元職は計13人。
 現職3人が引退する公明は新人を2人に抑え、現職3人との全員当選を目指す。共産は現職3人に元職1人で議席増を狙う。

4月14日朝刊

2540チバQ:2011/04/16(土) 18:26:12
1547 名前:チバQ 投稿日: 2011/04/16(土) 09:27:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000117-mailo-l21
岐阜市政の課題:統一選・市議選を前に 不祥事の信頼回復は /岐阜
毎日新聞 4月15日(金)11時57分配信

 ◇市街地空洞化など山積
 「赤字を出したら廃止論が出る」。昨秋、明るみに出た岐阜競輪場の不正随意契約問題などの不祥事を受け、懲戒処分を受けた岐阜市競輪事業課長の後任として、2月途中の臨時異動で着任した吉田嘉宏は危機感を募らせる。吉田は車券オッズをまとめる中央集計室に11年間勤めた経験があり、3年ぶりに古巣へ復帰した。
 「ここは本庁とは全く違う空間。まず適正事務から職場環境を整えたい」と話すのは、4月に新設された競輪事業改革統括審議監に就いた安江茂樹。安江と吉田は、正副開催執務委員長として、競輪事業の立て直しに向けて模索を始めている。
 競輪事業を取り巻く環境は全国的に厳しい。09年度の営業収支では全国48施設のうち12場が赤字経営に陥り、近隣では大垣競輪場が約6300万円の赤字を計上。改善できなかった大津市のびわこ競輪場は今年3月末で事業から撤退した。
 一方、岐阜競輪は1949年の開場以来、特別会計で一度も赤字を出していない。隆盛期の70〜90年代には毎年10億円前後を一般会計に繰り入れた。ただ、その後は売り上げが伸び悩んでおり、02年度以降の繰り入れは毎年1億円か2億円にとどまる。
 「競輪事業は本場開催を多くすると経費倒れで赤字が膨らむ」と吉田は話す。現在、本場開催はわずか58日。場外開催は212日あり、年間で270日開場し、市職員13人以外に、警備、清掃、売店など約500人の雇用を守っている。
 問題化した工事請負契約の分割発注などの不正は長年、慣例的に行われていた。背景には、収益事業を行っていることから生まれたおごり体質があったとみられる。体質を改めて市民の信頼を回復し、同時に市の財政や地域の雇用に貢献し続けることができるかどうかが問われている。
 他にも岐阜市の課題は多い。柳ケ瀬商店街や岐阜駅前の繊維問屋街など空洞化が進む中心市街地の活性化▽岐阜大医学部等跡地の活用▽中心部の小学校統廃合▽財政健全化−−。こうした課題をクリアするため、市議会は行政をチェックし、政策を提案することで導く役割が求められる。
 しかし、岐阜市議会は、細江市長が推進しようとした市立岐阜商業高の「立命館」移管問題をきっかけに、親市長派と反市長派の対立が続いており、建設的な議論は行われていないように見える。閉塞(へいそく)状況を脱して課題の解決に向けて進めるかどうか。今回の市議選は、岐阜市の将来に大きな影響を与える選挙となる。(敬称略)【立松勝】

4月15日朝刊

2541片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/16(土) 18:38:18
石川県議会
非自民新人・元職当選者の動向

■新谷博範氏(民・元)
一人会派「民主石川」を届出。
今後の状況次第で「新進石川」に復帰も。

■川裕一郎氏(民・新=連合石川推薦)
一部労組の支持も受けたが労組系会派に違和感があり「清風・連帯」入りを断る。
民主の名が入った一人会派を届け出る方針。

■本吉浄与氏(無・新=連合石川推薦)
保守政治家の系譜にあり「清風・連帯」入りには支持者が反対。
一人会派届出の方向。

2542片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/17(日) 10:54:25
県議選、谷口容疑者供応に同席 後援会員確保を依頼
(2011年4月17日午前8時15分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/27579.html

 10日に投開票された福井県議選で酒食の供応をして票の取りまとめを依頼したとして、福井市金屋町、県議谷口忠応14 件容疑者(65)らが公選法違反(供応買収)の疑いで逮捕された事件で、逮捕容疑とされる2月の酒食の会場に谷口容疑者本人が同席していたことが16日、支援者の話で分かった。

 谷口容疑者の地盤である福井市安居地区の男性支援者(65)が福井新聞社の取材に語った。それによると、酒席は昨秋発足した後援会の初会合で、選挙告示前の2月10日に同市光陽2丁目の飲食店で開かれたという。同地区の各集落から少なくとも1人ずつが出席した。人口の多い集落は2人で計14、15人が集まった。うち3人は女性で、谷口容疑者の長年の友人や同級生らが多かったという。

 当日は午後7時ごろまでに出席者が集まり、酒席が始まった。共犯として逮捕された同市安田町、会社役員末定清二容疑者(70)が「(地区内を通る)県道を完成させるためにも谷口さんを応援したい」などと発言。後援会の加入申込書を示され、各集落で加入者を確保するよう依頼された。男性支援者の自宅の郵便受けに後日、申込書が入っていたという。

 谷口容疑者は北陸新幹線や中部縦貫自動車道、2巡目福井国体などの県政課題に触れ「これからも頑張りたい」と出席者に語りかけたという。

 各席には膳が据えられ刺し身や焼き魚、てんぷらなどが並んだ。この支援者はビールを中瓶3本ほど飲み、会は午後9時前には終了した。会費1千円を払って領収書をもらった。

 福井署などは後援会員確保の依頼が票の取りまとめに当たり、数千円とみられる酒食料金の大半が供応に該当するとみて、裏付け捜査を進めている。

 この支援者は投開票後、福井署で事情聴取を受けた。票の取りまとめ依頼について「直接『票をお願いしたい』とは聞いていない。後援会への加入を頼まれただけ」とし、飲食代についても「千円は安いかなと思ったが、どこ(の陣営)でも同じような会合をしているはず。こんな大ごとになるとは思わなかった」と複雑な表情を見せた。

 福井署などは16日、谷口、末定両容疑者の身柄を福井地検に送った。また、2人の自宅など数カ所を家宅捜索し、通帳やパソコンデータなどを押収した。今後、酒食会費など金の動きを調べる。

2543片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/17(日) 16:29:40
>>2541
石川県議会
新谷氏は結局新会派届出を撤回し「新進石川」に入会。
「新進石川」は金原会長が退任し宇野幹事長が会長に昇格。
「新進石川」内には、小沢氏が民主党を離党すれば民主党にとどまる理由がないとの意見も。
(北國新聞参照)

2544チバQ:2011/04/17(日) 17:16:38
>>2081
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011041700050
「減税」雪辱成るか=愛知・田原市長選に公認候補【統一選】
 愛知県田原市長選では、再選を目指す現職の鈴木克幸氏(66)に、無所属で不動産賃貸業の山田光弥氏(59)と、河村たかし名古屋市長率いる地域政党「減税日本」公認で会社役員の河合正仁氏(62)の2新人が挑む。10日投開票の静岡市長選で公認候補が苦杯をなめた減税日本にとっては雪辱戦となる。
 住民税減税を「1丁目1番地」の政策に掲げる減税日本は、実質的に初陣となった3月13日の名古屋市議選でいきなり市議会第1党に躍進。しかし、東日本大震災の発生により単純な減税政策は有権者の理解を得にくくなり、10日投開票の愛知県議選では、擁立した公認候補19人中、当選者は名古屋市内の13人にとどまった。減税日本は、田原市長選のほか、神奈川県平塚市長選と福岡県春日市長選にも公認・推薦候補を擁立しており、河村市長の市外での影響力が試されそうだ。
 一方、橋下徹大阪府知事が代表を務める「大阪維新の会」も同府吹田市長選に公認候補を擁立しており、結果が注目される。(2011/04/17-11:07)

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2545チバQ:2011/04/17(日) 22:36:08
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110416/szk11041613550007-n1.htm
県と静岡市“雪解け”演出 田辺新市長と川勝知事が会談
2011.4.16 13:54
会談を終えて握手する川勝平太知事(左)と田辺信宏・静岡市長=15日、県庁
 静岡市の田辺信宏市長(49)は15日、就任後初の記者会見を行い、「選挙戦で市民に提案した各論実現にスピード感をもって臨みたい」と市政運営への意気込みを語った。田辺市長は同日午前、県庁に川勝平太知事を訪ね、就任を報告。防災や子育てなどの政策で県と歩調を合わせる方針をともに強調、静岡市の小嶋善吉前市長とは冷めた関係が目立った県政と市政の“雪解け”を演出した格好だ。

 「非常に大きな公約を破ったという印象を持たれるのは非常にまずい」。川勝知事は静岡市庁舎の東静岡地区移設を取りやめた小嶋前市長の対応をこう批判し、田辺市長には、「大きな公約について有権者に失望がないように強く望みたい」と注文を付けた。

 地場産品や文化財の観光利用を主眼に据えた街づくりなどを公約に掲げた田辺市長は「ビジョンの実現には、市と県の協力がなければできません」と水を向けると、川勝知事は「これからはもっと頻度を高めて会いましょう」と応じた。

 就任会見で田辺市長は選挙戦で推薦を受けた市議会多数派の自民党などとの政策協定に触れ、「協定を参考にしながらマニフェストを作った。誠実に向き合っていきたい」と述べた。その上で、県や議会も含めた「オール静岡」の協調路線による市政運営を強調し、「(任期の)4年間で全部を達成したい」と語った。

 一方、東日本大震災を受けて見直しが急がれている防災対策では、田辺市長は16日にも津波被害が予想される市内の沿岸地域を視察し、問題点をまとめることを明らかにした。福島第1原発の事故で浜岡原発の周辺住民にも不安が広がっていることには、「静岡市は(浜岡原発から)50キロ圏内だが、近隣の市長と連携して中部電力に(住民の安全確保を)働きかけていく」と述べ、事態の沈静に向けて具体策を検討する姿勢を示した。

2546チバQ:2011/04/18(月) 21:57:43
http://mytown.asahi.com/areanews/ishikawa/OSK201104170103.html
金沢市議選に48人 具体的政策欠く論戦
2011年4月18日

 金沢市議選(定数40)には48人が立候補した。昨年から計5人が市長と県議に転身し、3人が引退したため、現職は32人、新顔は16人となった。党派別では民主3、自民15、公明4、共産4、みんな1。無所属21人のうち2人は自民、3人は社民の推薦を受ける。女性は計6人。

 金沢市では、2014年度末の北陸新幹線開業に向けた街づくりや中心市街地の活性化、低迷する地域経済など様々な課題を抱えている。だが候補者から具体的な政策の訴えがなかなか聞こえてこない。

 昨年12月に就任した山野之義市長にとって、「少数与党」だった市議会の勢力図は、市政運営に大きな影響を及ぼすとみられていた。だが自民党所属議員でつくる最大会派が3月の市議会定例会で市長支持を明言。山野市長が打ち出す政策に表立って反対する会派はなく、市議選の争点は見えにくくなっている。

 そんな中、昨年の市長選で「市政刷新」を掲げて山野市長を支援した現職候補は、出陣式で議会改革の必要性を訴えた。「二元代表制を機能させるには、市長だけでなく議員も変わることが必要。政治生命をかけて、市政刷新の第2章を完結したい」と声を上げた。

 今月の県議選で苦戦した民主党の公認を受ける候補は、「雪が降ると歩道が埋もれてしまう通学路の整備から取り組みたい」と、地域の問題を最優先することを強調したが、同党の公認には触れなかった。奥田建・衆院議員も応援に訪れ、「新人候補にとっては厳しい戦いだが、新しい力として市議会に送って頂きたい」と支持を訴えた。(山岸玲、黒田壮吉)

2547チバQ:2011/04/18(月) 21:59:54
http://mytown.asahi.com/areanews/aichi/NGY201104170031.html
5市長選、論戦スタート 22市議選も告示
2011年4月18日

 統一地方選の後半戦が17日始まり、県内では、瀬戸、津島、江南、豊明、田原の5市長選と、22市議選が告示された。5市長選には計14人が立候補、全市で選挙戦になった。24日に投票、即日開票される。

 瀬戸市では、4選を目指す現職に新顔3人が挑む。津島市は一時無投票の可能性もあったが、今月に入り新顔が立候補を表明、再選を目指す現職との一騎打ちとなった。江南市も3月に新顔が立候補を表明、3選を目指す現職との一騎打ちの構図だ。豊明市は新顔3人が立候補。田原市は、再選を目指す現職に、地域政党「減税日本」公認の新顔と、もう1人の新顔による三つどもえの争いになった。

■現職に新顔2人が挑む 田原

 田原市長選には、現職で無所属の鈴木克幸(66)、新顔で無所属の山田光弥(59)、新顔で減税日本公認の河合正仁(62)=日本一愛知の会推薦=の3氏が立候補した。鈴木氏と河合氏は4年前にも争った。

 鈴木氏は合併で田原市となった旧3町でそれぞれ出発式を開いた。震災などで縮む日本を支えるため「田原の底力を発揮する時」と指摘。農業、観光など産業の「挑戦を行政は全力で支える」と実績を訴えた。

 山田氏は田原市中心部で第一声。東日本大震災の犠牲者に黙祷(もく・とう)をささげた。市議、市職員の2割減などを公約に掲げる。市民オンブズマンを務める寺本泰之豊橋市議らから寄せられた祝電が披露された。

 河合氏は田原市六連町で出陣式。議員のボランティア化を念頭に議会改革案を示し「庶民改革、別の視点を訴えたい」と述べた。河村たかし名古屋市長も出席。大村秀章知事の応援メッセージも流された。

■4人立候補激戦 瀬戸

 瀬戸市長選は、伊藤保徳氏(64)、水野昇氏(59)、三宅訓子氏(64)の新顔3氏と、4選を目指す現職の増岡錦也氏(75)が届け出て、せと陶祖まつり会場などで支持を訴えた。

 伊藤氏は「市政を全面的に見直し、まちづくり、人づくりに金をかけたい。大事なのはトップがその気になり、身を削ること。市長の退職金の廃止を約束する」などと話した。

 水野氏は「地方で減税を訴えないと国は必ず増税する。税金の使い方はインターネットで全部公開する。小さな選挙だが課題は大きい」と、地域政党「減税瀬戸」の役割を強調した。

 三宅氏は「防災のまちづくりを進め、医療福祉を大切にしたい。国保料は1万円引き下げる。地域経済を活性化させ、子育て支援に力を入れて、若者が住めるまちにしたい」と訴えた。

 増岡氏は「行政批判の真っただ中だが、実績と経験と自信を持ち、炎の男となって、市政を進めたい。市民の生活や安全は絶対守るという基本的な私の考えはぶれない」などと述べた。

2548チバQ:2011/04/18(月) 22:11:44
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/110418_2.htm?from=nwlb
津市長選民・自が激突 政党色薄め「市民党」 「知事との連携」強調
旧久居市長参戦「しがらみない」


出陣式で「ガンバロー三唱」をする候補者ら(17日、津市で、画像を一部修整しています)=新良雅司撮影 統一地方選後半戦の市区長選、市区議選が告示され、前市長の辞職に伴う津市長選は民主、自民両党がそれぞれ支援する元官僚2人と旧久居市長による三つどもえとなった。1週間前の知事選で推薦候補が当選した自民党は「余勢を駆って、県都でも勝利を」と意気込み、推薦候補が敗れた民主党は「党が前面に出るのは得策ではない」と一歩引いて選挙戦に臨む。

 自民党推薦の元国土交通省職員・村主英明候補(51)(無所属)は告示日前日の16日、津市内で「事実上の出陣式」となる決起大会を開催。自民党の川崎二郎衆院議員があいさつに立ち、「知事と市長が同じ方向で元気な三重をつくっていくことが大切だ」と、知事選の結果を強調した。村主候補も17日、事務所前での第一声で「36歳の若い知事とともに次の時代を開いていく」と訴えた。

 民主党系の県議らでつくる地域政党「新政みえ」の推薦を受ける元総務省職員・前葉泰幸候補(49)(無所属)の出陣式には、民主党の中井洽衆院議員や高橋千秋参院議員らが駆けつけた。ただ、中井氏らのあいさつはなく、紹介もしなかった。陣営は「保守系市議らの支援も受けており、『市民党』として戦う」と話し、中井氏も「政党が前に出ず、超党派で応援する方がいい」と理解を示した。

 一方、旧久居市長の藤岡和美候補(64)(無所属)は「中央の対立構図を津市に持ち込むべきではない」と訴える。かつて、自民党から参院選に出馬したことがあるが、県職員時代の同僚や中学、高校の同窓生らの支援を受けて出馬を決めた。藤岡候補も「市民党」を強調し、「私は党派も何もない。国会の動きや政争にくみすることなく、しがらみのない立場で戦いに臨む」と話した。



(2011年4月18日 読売新聞)

2549チバQ:2011/04/18(月) 23:06:00
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/chihosen11/list/CK2011041802000177.html
[三重]「民主隠し」と「自民強調」 津市長選、知事選余波漂う
2011年4月18日

 民主が強い三重県で、自民などが推薦した鈴木英敬さん(36)が民主推薦候補を僅差で破った知事選から1週間。津市長選には、民主系県議でつくる「新政みえ」の推薦を受ける前葉泰幸さん(49)と、自民が推薦する村主英明さん(51)ら無所属新人3人が立った。前葉さんが民主隠しで臨む一方、村主さんは自民色を強調し、知事選の余波が漂う。

 前葉さんの出陣式は、陣営が民主色を出さずに市民党で戦うと決めたため、駆け付けた国会議員の紹介も応援演説もない異例ずくめとなった。

 式には、地元選出で民主の中井洽衆院予算委員長や参院議員の高橋千秋外務副大臣らが顔をそろえたが、応援演説は新政みえ代表の県議ら6人だけ。中井委員長は「あいさつなんてどっちでもいい。勝つか負けるかが大事」と話した。前葉さんは第一声で、官僚時代に防災対策に携わった経験をアピールした。

 村主さんの陣営では16、17の両日、自民の川崎二郎元厚生労働相が応援に入り、16日の決起集会で「知事選同様、しっかりと応援態勢を敷く」と気炎を上げた。村主さんは「新しい知事になり三重は大きく変わる」と訴え、17日の第一声でも「36歳の新知事とともに次の時代を切り開こうではないか」と呼び掛けた。

 市長選には、この他に旧久居市長で無所属新人の藤岡和美さん(64)が「津を自然エネルギーの都市にして活性化する」と持論を展開する。

2550名無しさん:2011/04/19(火) 22:35:43
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001104190004
自民が最大会派 第2に新進石川
2011年04月19日

◆新県議◆


 県議会事務局は18日、10日投開票の県議選で当選した新県議たちの会派結成届けを締め切り、県議会の勢力図が固まった。


 最大会派は過半数を超えた自民党の26人で、代表者は福村章・党県連幹事長。第2会派は新進石川の8人。元職で返り咲いた新谷博範氏も加わった。会長は金原博氏に代わって宇野邦夫氏が務める。


 清風・連帯は、民主党現職の落選と社民党現職の引退で、改選前より3人減の3人。代表者は山根靖則氏が務める。公明党は2人で、代表者は増江啓氏。


 一人会派は、佐藤正幸氏の共産党、田中博人氏の政心会のほか、民主党新顔の川裕一郎氏が「民主党いしかわ」を、無所属新顔の本吉浄与(きよと)氏が「黎明会」を届け出た。


(井手さゆり

2551チバQ:2011/04/20(水) 00:06:35
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001104190002
湖西市議選 旧新居町地区で白熱
2011年04月19日


候補者が街頭演説を始めると、住民が足を止めて聴き入った=湖西市新居町

 湖西市議選は、2010年に旧湖西市が旧新居町を編入合併して以来、初めての全市域を対象とする選挙だ。全市1区の定数18に対し、25人が立候補。中でも、旧東海道の新居関所で知られる旧新居町地区の戦いは、ひときわ白熱している。


 「新居の中で票の取り合いをしている。共倒れが心配だ」。現職候補の1人は危機感をあらわにする。


 旧新居町からは、合併特例で一時的に割り振られた7議席の現職7人と、新顔2人が立候補している。一方、今回から全体の定数は6減となっており、選挙戦は激しさを増している。


 各候補が想定している当選ラインは1千票以上。合併相手が争点となり、関心が高かった06年の旧町議選でも、上位4人に食い込まなければならない票数だ。
 旧新居町議だった候補は「新居の票を固めただけでは当選できない」。別の旧町議の候補も「(旧町議時代の)2倍の得票が目標」と話す。


 各候補は旧町を出て、旧湖西市内での票の上積みを目指すが、簡単ではない。現職候補の1人は旧市内で支持を訴えたところ、「地元の人を推しますから」ときっぱり断られた。「旧市は自治会ごとに推す候補が固まっていて、切り崩しは容易ではない」と声を落とす。


 「やっぱり頼みは地元だ」。そう話す現職候補は、合併のマイナス面に対する地元の不満を自らの追い風にしようとしている。この候補のもとには、「市役所が遠くなり、お年寄りに不便」「都市計画税などの負担が増えた」など、合併後の不満が多く寄せられているという。


 「合併して良かったという声が聞こえない。新居の議員が減れば、こうした問題の是正に取り組む議員もいなくなる」。街頭では、「地元の候補」「新居の声を届ける」と必死で繰り返している。


 ある候補の陣営幹部は、複雑な気持ちだ。「新居から一人でも多くの議員が当選してもらいたい気持ちはある。けれども、地域のことだけをやるのが議員の仕事ではない。選挙後に地域が対立しないか心配だ」(滝沢隆史)

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2552チバQ:2011/04/20(水) 00:10:38
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20110418-OYT8T01061.htm
岡部氏弟「同窓会」称し会合
県議選 供応買収など容疑 「間違いない」供述


岡部裕樹氏が社長を務める「岡部企画」に家宅捜索に入る捜査員(18日午前9時50分、宝達志水町三日町で)  今月10日投票の県議選で、羽咋市羽咋郡南部選挙区(定数2)から立候補して落選した新人で自民公認の岡部裕樹氏(46)の弟で宝達志水町今浜、会社役員岡部元彦容疑者(43)が、公職選挙法違反(供応買収、事前運動)の疑いで逮捕された事件で、元彦容疑者が裕樹氏の同級生らに対し、「同窓会」と称して会合を呼びかけていたことが18日、関係者への取材で分かった。会合には裕樹氏本人も出席しており、県警は事件への関与を追及している。

 県警捜査2課などの発表によると、元彦容疑者は3月13日夕から夜、同町内の飲食店で有権者十数人に裕樹氏への投票と票の取りまとめを依頼し、1人あたり数千円分の酒や食事を接待した疑い。会費は1人1000円だったため、差額分が供応買収に当たると判断した。

 調べに対し、元彦容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。

 県警は、会合に出席した有権者も、同法違反(被供応)の疑いで書類送検する方針。

 同選挙区では現職と新人計3人が立候補。裕樹氏は1676票差で落選した。

 県議選では前回2007年、金沢市選挙区から立候補して落選した長井賢誓(けんせい)元県会議長(公選法違反で有罪確定)が、有権者に現金を配って票の取りまとめを依頼したとして逮捕されている。

 自民党県連の福村章幹事長は「正々堂々と政策・政治信条を訴え、公明な選挙をやるよう注意喚起していたのだが、非常に残念だ」とコメントした。

 県警は18日、元彦容疑者を金沢地検に送検し、元彦容疑者が役員を務める会社や自宅、裕樹氏の自宅など関係先9か所を捜索した。

(2011年4月19日 読売新聞)

2553チバQ:2011/04/20(水) 00:31:00
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20110419/CK2011041902000111.html
岐阜市長派攻勢「議会に民意を」 反市長派「逆効果」と批判避ける
2011年4月19日

陣中見舞いで事務所を訪れ、新人候補と握手を交わす細江市長(右)=岐阜市内で


 頓挫した立命館誘致問題のしこりで市長派と反市長派が激しく争う岐阜市議選(定数41)で、両陣営が対照的な戦い方を見せている。市長派は細江茂光市長の応援を受け「民意を反映できる議会に」と反市長派を批判。一方、反市長派の多くは「逆効果」とあえて市長批判を避け、黙々と地盤を固めている。

 「議会に若い血を吹き込んでほしい」

 18日昼すぎ。細江市長は公務の合間を縫って、市長派の新人候補者の陣中見舞いに訪れ、支援者を前に声を張り上げた。

 前日の告示日と合わせ、17陣営をはしご。20日までに細江市長の後援会が推薦した全27人の候補者の陣営を回る予定だ。ある現職は「議員だけでは発信力に限界がある。市長の力を借りたい」と応援を歓迎する。

 一方、立命館誘致や住民投票制度の研究など市長肝いり事業の議案に反対し、実現を阻んだ反市長派の一人は、告示日の集会で、市長らの動きを「議会を牛耳ろうとする行為。これでは議会がいらなくなる」と批判した。だが、多くの候補者は、この問題に言及していない。

 ある現職は、取材に「田舎であまり批判すると、なぜ市長さんの邪魔をするのかと言われる。あえて触れる必要はない」と漏らした。「市長の手法は疑問」と話す別の現職も「私たちは反市長派ではなく、是々非々のつもり。市長に対抗して感情的に批判しても意味がない」と静観する。

2554チバQ:2011/04/21(木) 00:01:13
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110420/mie11042001510001-n1.htm
県議会会派結成状況 非民主系議長誕生も 三重
2011.4.20 01:50
 ■自民優位?なお波乱含み

 県議会(定数51)の暫定的な会派結成状況報告が19日、行われた。第1会派は民主系「新政みえ」24人、「自民みらい」21人、保守系新会派「鷹山」(仮称)3人、「公明党」2人、「みんなの党」(仮称)1人になるとみられ、知事選で初当選した鈴木英敬氏を推した知事与党の自民、公明、みんな3党がタッグを組めば正副議長の独占も可能で、会派構成が確定する21日の会派代表者会議が注目される。

 会派結成では、尾鷲市・北牟婁郡選挙区と、熊野市・南牟婁郡選挙区の新人2人が、選挙区事情や支援者などの都合でストレートに自民みらいに入ることができないため、自民みらいにいた旧小俣町長の奥野英介県議(伊勢市選挙区)が独立し、2新人と一緒に保守系新会派を結成することになった。会派名は米沢藩の財政を立て直した「上杉鷹山」にちなんでおり、「鷹山塾」にする案が出ている。

 県議会では平成7年以降、自民系が過半数を割り、近年では第1会派の民主系が主導権を握って議長選びなどをしてきたが、非民主系が共闘を組めば状況が逆転する可能性が出てきた。自民系が優位に立てば7期目の山本教和県議や永田正巳県議が議長に選ばれる可能性もある。しかし、奥野県議は「議長の2年任期などに反対しており、是々非々で自民みらいと話し合う」とし、公明やみんなの思惑もあり、各会派とも簡単な共闘になりそうもないという。

 一方、ブロックごとの持ち回りで会長を選んでいる全国都道府県議長会の会長職は、今年は東海・北陸ブロック7県が担当。会長職は平成21年から2年任期になっており、東海・北陸ブロックで議長の任期を申し合わせにより2年にしているのは三重県議会だけで、会長職に選ばれる公算もある。しかし、5月9〜12日に開かれる第2回定例会の正副議長選びで2年任期などが撤回されれば、会長職就任も不透明になってくることになり、波乱含みの定例会になりそうだ。

2555チバQ:2011/04/21(木) 00:15:27
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationwidelocalelections2011/27633.html
敦賀市長選、河瀬氏リード 本社世論調査、渕上、岡本、多仁氏追う 

(2011年4月20日午前8時53分)
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 24日投開票の敦賀市長選で、福井新聞社は市内有権者の動向を探るため17、18日、600人を対象に電話世論調査を行った。取材で得た情報を加味し総合的に分析した結果、序盤戦は、現職の河瀬一治候補(59)=敦賀市本町1丁目=がリード。いずれも新人で前市議の渕上隆信候補(50)=同市金山、前市議の岡本正治候補(63)=同市布田町、敦賀短大教授の多仁照廣候補(63)=同市長沢=が追う展開になっている。ただ、意中の候補を明確に決めていない有権者が3割近くいることから、中盤以降に情勢が変わる可能性がある。

 同市長選は、16年ぶりに4人が立候補する激しい選挙戦となり、東京電力福島第1原発事故を受け、原子力行政に焦点が集まっている。同市長選に「非常に関心がある」が5割近くを占め、「少しは関心がある」を含めると89・5%と高い注目度を示した。投票に「必ず行く」と回答した人も75・2%となり、市民の関心の高さが浮き彫りになった。

 今回の市長選は、「経験と実績」を打ち出し5選を目指す現職に対し、「多選阻止」を掲げた3新人が挑む構図になっている。投票する人を選ぶ基準は「政策や公約」がもっとも多く30・0%、「経験や実績」が27・3%で続いた。一方、首長の任期として適当な期間を聞いた質問では「1期4年」〜「3期12年」が合わせて73・4%を占めており、「多選」に否定的な有権者が多いものの、全体としては経験や実績を重視する傾向が見える。「任期に期限はない」と回答した人は17・7%だった。

 河瀬候補は全世代で満遍なく支持を集め、渕上候補は、30歳代以上に食い込んでいる。岡本候補は60歳代以上で支持を伸ばし、多仁候補は50歳代で高い。男女別では、河瀬、渕上、多仁の3候補は女性の支持が男性を上回った。職業別では商工・サービス業で河瀬候補の支持が高く、主婦層では河瀬、渕上両候補が伸ばしている。

 新市長に望む施策は、「原子力対策」がトップで、福島第1原発と同型炉の日本原電敦賀1号機をはじめ市内に3基ある原発の安全対策などに高い関心が集まっていることがうかがえる。高齢化・福祉対策、行財政改革、産業振興と続いた。

2556チバQ:2011/04/21(木) 00:53:18
http://mytown.asahi.com/areanews/niigata/TKY201104190582.html
原発、争点にならず 刈羽村議選告示 地縁・血縁が優先
2011年4月20日

 東京電力柏崎刈羽原子力発電所(7基)が立地する刈羽村の村議選(定数12)は19日告示され、現職9人、新顔4人、元職1人の計14人が届け出た。福島第一原発事故を受け、県議選に続き「原発の是非」が争点になるかどうかが注目されたが、地区代表を選ぶ色合いが強く地縁・血縁がものを言う村議選は事情が違うようだ。

 「原発をやめろと言いたいが今すぐ止めるのは難しい。安全を最優先させ、原発に頼らない電力供給に移行する過程でドカンと行かないようにさせるのが私の考えだ」。原発に反対する地元3団体メンバーでもある現職(62)は第一声でこう訴えた。原発は不安だが反対ではない、という支持者に配慮してのことだ。

 演説を聴いた70代女性は「できてしまったものは仕方ないし、反対してもなくすわけにもいかない。(原発に)お陰様のところも色々あるし」と言う。

 同団体は改選前の村議会で14人中2人を占め、今回の村議選に現職と新顔の計2人が立候補。新顔(61)は「原発が問題を起こしている状況で反対派グループが減ると困る」と先週末に立候補を決め、背水の陣で2議席死守の構えだ。

 推進派の現職(78)は原発問題を主張の1番目に掲げ、「原発の安全性の見直し、特に津波対策を」と訴える。自らの支持層については「根本的に原発反対の人はいないが、もっと安全性を求める人は元々いた」との見方を示し、「安全神話は崩れた。想定外と言っている場合ではなく、安全に万全を期すよう国、東電に要望する」と話した。(清水康志)

2557チバQ:2011/04/21(木) 22:03:06
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20110421/201104210847_13646.shtml
県内3市長選、激戦 統一選後半情勢、2町村長選も
2011年04月21日08:47
 県内統一地方選の後半戦は土岐、山県、瑞穂の3市長選と、安八郡安八町、大野郡白川村の2町村長選、岐阜市など9市と5町の議員選が実施され、24日の投開票日に向けて舌戦が展開されている。岐阜新聞社は20日までに、本社、支社、総支局の取材をもとに市町村長選と市議選の情勢を分析。首長選はいずれも激戦で、予断を許さない状況になっている。

 土岐市はいずれも無所属の現職と新人2人の戦い。実績をアピールして再選を目指す現職の大野信彦氏(67)と、地元県議らの支援を受ける元市立総合病院事務局長の加藤靖也氏(56)が競り合い、元多治見市消防長の籠橋健治氏(62)が追う展開となっている。

 合併後初の選挙戦となった山県市は、無所属新人3人の争い。民主、自民が相乗り推薦する元市総務部長の林宏優氏(59)を、市民団体代表の寺町知正氏(57)と元高富町長の山崎通氏(62)が激しく追い上げる。瑞穂市は再選を目指す無所属現職の堀孝正氏(69)に、市議会最大会派の支援を受ける無所属新人で元市議の広瀬時男氏(63)が迫る。

 現職引退に伴う安八町長選は、無所属新人3人による8年ぶりの選挙戦。元町議会議長西松重吉氏(73)と、元町議の堀正氏(55)がしのぎを削り、尺八講師の中根理記氏(62)が追う。白川村長選は4選を目指す無所属現職の谷口尚氏(68)と、無所属新人で元村教育長の成原茂氏(57)が激しく競り合い、予断を許さない状況だ。

 市議選は岐阜、大垣、高山、多治見、関、中津川、美濃、羽島、土岐の9市の合計定数211に対して計252人が立候補し、全市で選挙戦に。関市の3選挙区で3人が無投票当選した。定数41を55人で争う岐阜市では、市長派、反市長派が議席獲得競争を繰り広げており、改選後の勢力図が注目される。

2558チバQ:2011/04/21(木) 22:12:35
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationwidelocalelections2011/27651.html
原発の恩恵と不安、選挙どう響く 安全前提訴え、争点なく

(2011年4月21日午前7時26分)


日本原電敦賀原発前で原電社員に「原子力の安全を維持してほしい」と訴える候補者(手前)=19日午前8時ごろ、福井県敦賀市明神町


 東京電力福島第1原発事故が長期化する中、14基の原発が集中立地する嶺南地域では、統一地方選後半戦として敦賀市長選と敦賀、小浜、おおい、高浜の4市町議選が選挙戦となり、原子力政策が大きな焦点となっている。敦賀市長選はいずれも新人の渕上隆信候補(50)岡本正治候補(63)多仁照廣候補(63)と現職の河瀬一治候補(59)が、「原発との共生」を基本姿勢として安全対策の強化を主張。市町議選候補も原発問題を積極的に取り上げている。長い歴史を共に歩んできた原発に、地域はどう向き合っているのか。19、20の両日、各地で候補の動きや有権者の反応を追った。(政治部・細川善弘、青木伸方両記者、社会部・藤田尚久、小林真也両記者)

  敦賀半島の東側を通る曲がりくねった県道を車で北に走る。始業前の日本原電敦賀原発(敦賀市明神町)に差し掛かると、市長選の候補者が次々出勤してくる社員や作業員に頭を下げていた。「安全な原子力を維持してほしい」とエールを送る候補者。聴いていた約100人から拍手がわき起こる。原電の30代社員は「ありがたいですね」と笑みを見せた。

 東京電力福島第1原発事故を受け、各候補は原発の安全対策強化を訴える。だが、候補者と電力事業者との間に生まれるはずの緊張感は感じられない。この候補者は「敦賀は原発がないと成り立たない。きょうは顔を売りに来た」と話す。

 終業の時間帯になると、別の候補者が敦賀原発から南に数百メートル離れた空き地に選挙カーを止め、帰宅する作業員の乗り込んだバスや車にシンボルカラーの布を振って支持を求めていた。「選挙戦では原発の安全対策を厳しく主張している。だから反応を見たかった。安全に誇りを持って働いている作業員の人たちには、共感が得られているはず」と期待を寄せた。

 ある陣営幹部は「地元の経済や雇用を支えている原発を否定することはできない」と語る。4候補の個人演説会や街頭演説でも、原発そのものへの反対姿勢や立地の是非自体を問い直す訴えは聞かれなかった。

 1歳の子どもを抱えて街頭演説に聴き入っていた小学校教諭の女性(33)は「子どもの将来を考えると事故が起こらないか不安」としつつ「原発があるものは仕方がない。これから安全対策をしっかりやってもらうしかない」と話した。

  ■  ■  ■

 市街地から南の郊外にある莇生野(あぞの)区の住宅街。自宅前で畑仕事をしていた女性(85)が手を止め、候補者の握手に応じていた。

 選挙カーが走り去ると「本当は原発に反対してくれる候補者がいるといいんですけどね」とぽつり。「福島の事故を見ていると若者の将来が不安になる。敦賀で起きたら、これも食べられなくなるんだろうね」と育てたネギに目を落とした。

 再び敦賀半島。ある陣営の選挙カーが民宿の立ち並ぶ色浜区に差し掛かると、それまでほぼ名前の連呼に徹していたウグイス嬢が「防災対策を新しい目で考え直します」と付け加えた。

 敦賀原発の設備点検で愛知県の関連会社から訪れ、近くの民宿に宿泊中の男性(38)は「防災対策を訴えるのは当然だが、同じ考えの候補者ばかりで選挙をしてもどうなのか。市民にとっては反対の声があっても反映されず、ある意味不幸では」と疑問を投げ掛けた。

 陣営間の主張に大きな違いはなく、ある候補者は「原発は争点ではない」とさえ語る。激戦とされる一方で、原発をめぐる論戦に予想した熱気は感じられなかった。

2559チバQ:2011/04/21(木) 22:13:00

  ■  ■  ■

 敦賀半島をさらに北に進むと、先端の立石区で行き止まった。候補者のポスター掲示板の前で立ち話をしていた上野山勝治さん(82)と谷口伊久夫さん(74)に選挙の話題を振ると「みんな良いことを言うのは選挙の時だけや」という声が返ってきた。

 立石区と市街地をつなぐ道路は一本しかなく、もし敦賀原発で事故が起きれば集落は孤立する。上野山さんは「避難道路を造ってほしいと言ってもあかん。道路があかんのなら船で逃げるから漁港を立派にしてと言ってもあかん。われわれ(立石区の)80人の命なんてなんとも思ってないんや」。谷口さんは「原発を造るときに約束したのに、国も県も市も企業も責任のなすり付け合いをしているだけで全く進まない」と収まらない。

 それでも「電気がないと暮らせないんやから」と、原発そのものに反対しているわけではない。「約束を守ってくれればそれでいい」―。2人はまだ政治への期待を失っていない。


 「原発対策? 争点にならん。ここらは共存共栄やから」。19日に告示されたおおい、高浜町議選。ある候補者の出陣式を見守った無職男性(61)は穏やかに答えた。

 両町議選の候補者のほとんどは原発推進・容認派。「安全対策の徹底」「避難道路を早急に整備」「防災計画の再検討」…。福島第1原発事故を受けた第一声はどれも似た内容だった。

 関西電力の原発8基が立地する両町は40年近く雇用やインフラ整備、住民生活で恩恵を受けてきた。「今さら脱原発を訴えても無理。町議は安全面をしっかり確認してくれればいい」と別の支持者男性(35)。

 近くにいた主婦(53)は「福島のような事故になったら、逃げる場所なんてない。起きないことを願うしかない」と不安な表情をみせた。

  ■  ■  ■

 国道27号から青戸の大橋を渡り、大島半島の桜並木を北進すると海岸沿いに漁村が見えてきた。大飯原発から約2キロ南に、ある候補者の選挙事務所があった。支持者の男性は「大島地区は漁業と民宿しか産業がない。原発のおかげで働く場所がある。安全第一だが、原発は容認せざるを得ない」。事務所内にいた支持者10人のうち、親族が関電の関連会社に勤めているという人は多かった。

 旧大飯町は昭和40年代後半、原発建設をめぐる賛否で町が二分した。当時反対派だった男性(76)は、今では「安全第一」と訴えるにとどまる。ただ「福島の事故は大きい教訓。町議には国や町に対し、安全対策などで厳しい態度で臨んでほしい」と注文をつける。

 大飯原発の下請けの仕事をしていたという男性(81)が、ある陣営に駆けつけた。「関電や国が安全だと言っても、もう通じない。一番大事なことは逃げることや。30キロ圏外に放射能から守るシェルター施設を造ってほしい」と語気を強めた。

  ■  ■  ■

 高浜漁港では、ある候補者の選挙カーのアナウンスが響いていた。「高浜の海に汚染水を流してはならない」。漁船で網の片付けをしていた女性(73)は「選挙期間中は一生懸命訴えるけど、みんなうわべだけや」と痛烈に批判する。

 高浜原発の運転開始後に風評被害で一時魚が売れず、漁師たちは苦境に陥ったという。「福島の漁師のことを思うと涙が出る。原発に絶対安全なんてない。事故が起き、被害を受けたら町議レベルで解決できない」と厳しい口調で話した。

 高浜原発は高浜町中心部から約8キロ北西の内浦半島にある。その奥にある音海区は静かな漁村だ。ただ、同区に行くには原発付近を通る県道1本しかない。

 民宿経営の70代男性は、原発設置時から避難用の迂回(うかい)路を町や県に求めてきた。福島の事故を受け「町長、町議も危機感が増し、ようやく動き始めた」と感じている。

  ■  ■  ■

 小浜市の内外海半島先端に位置する泊区は、海を挟んで大飯原発を望む。おおい町中心部から大飯原発までは約8キロだが、泊区からはわずか4キロ余。「小浜市には金が落ちてこないのに原発は近い」。地元で遊漁船業を営む男性(79)がつぶやいた。電源三法交付金は距離に関係なく、おおい町は「立地」、小浜市は「準立地」と分けられ、交付額は桁(けた)が違う。

 市議選の共産党候補者が雨の中で街頭演説していた。「大飯原発10キロ圏に小浜市の人口の7割が入る。現状で市は立ち入り調査ができない。関電との安全協定を見直すべきだ」と訴えた。近くに住む漁師(75)は「福島の事故後、心配でじっくり眠れん。孫をここで生活させるのはかわいそうや」と吐露した。

2560チバQ:2011/04/21(木) 22:16:12
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001104210002
富士宮市長選/ 問われる観光戦略
2011年04月21日


封鎖され、荒れたままになっている白糸の滝の展望台。展望台の看板の文字も塗りつぶされている=富士宮市の白糸の滝

 富士宮市長選には、無所属新顔3氏が立候補している。富士山の世界文化遺産登録を目指す運動が熱を帯びるなか、地元では観光戦略のあり方を課題に挙げる声が聞かれる。


 富士宮市は富士山の構成資産を6件抱え、そのうちのひとつ、白糸の滝は市北部の観光の顔でもある。登録に向けた環境を整えようと、市は2009年、滝の眺望台や滝下への遊歩道整備などの構想の基本計画を作った。ところが、その計画は見直しを迫られている。


 整備対象のうち、市有地は土産店が並ぶ市道とほかの一部だけ。白糸の滝と富士山を同時に眺められる展望台を含むレストセンター跡地は京都の宗教法人が所有し、市への売却を拒否している。宗教法人は07年に日本庭園などを造る考えを示したが、その後具体的な動きはない。この展望台も崩壊する恐れが出た06年から封鎖されたまま。このままではこの展望台周辺を整備対象からはずすことも余儀なくされてきた。


 市内の大石寺への創価学会信徒の参拝が続いていた昭和期、白糸の滝には年間200万人が訪れたこともあったが、現在は50万人を割り込む。土産店主は「世界文化遺産に登録されれば、以前のような人出は無理でも、活性化が期待できる。新市長には早く整備計画を進めてほしい」と話す。


 富士宮市の全国的な知名度を飛躍的に高めてきた「富士宮やきそば」。市内のやきそば店を訪れた観光客は、04年度の約29万人から09年度には約52万4千人まで増えた。B級ご当地グルメによるまちおこしの火付け役として、全国の注目を集める。


 しかし、市民からは「やきそば効果は市全体には行き渡っていない」との声も聞かれる。富士山本宮浅間大社と周辺のやきそば店などがあるお宮横丁は、観光バスがひっきりなしに出入りするが、少し離れると、中心市街地の商店街でも人通りもまばらだ。


 神社近くの本町商店街のある店主は「バスで人がたくさんくるようになったが、にぎわうのはお宮横丁の周りばかり。すぐにバスに乗って出ていってしまい、こちらにはあまり恩恵がない」と嘆く。


 やきそば店への観光客が2倍近くに増えた04年から09年までの間に、白糸の滝周辺の観光客は約1万4千人減った。市内の宿泊客も約18万5千人から約17万5千人に減少。やきそばを食べただけで立ち去ってしまう「立ち寄り先」になっていることがうかがわれる。


 市観光協会の遠藤岩男・専務理事は「滞在型への脱皮が必要」としたうえで、「これからは富士市など富士山周辺の自治体と連携し、できるだけ長く滞在してもらう観光戦略が必要。そうした連携を新市長にはしてほしい」という。


 亀山隆・富士宮旅館料理組合長も「市内に泊まってほしいと言っても、観光客のニーズは変わってしまっている。食文化体験型の宿泊プランなど、これまで市が進めてきたフードバレー構想を滞在型の観光につなげていくような観光政策を進めてほしい」としている。(本多昭彦)

2561チバQ:2011/04/22(金) 20:55:57
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001104220001
知事系与党、過半数へ 県議会
2011年04月22日

 県議会(定数51)は21日、代表者会議を開き、改選後の新しい会派の状況が報告された。初当選した無所属の2人が自民系現職と新会派を結成することになり、知事選で鈴木英敬知事を支援した自民系と公明、みんな両党と合わせると過半数を確保する見通し。


 最大会派は、改選前と同様で民主系の「新政みえ」で24人。自民系の「自民みらい」が21人で続く。第三の勢力が、新会派「鷹山(ようざん)」(3人)となる。


 鷹山は、自民みらいの奥野英介議員が、無所属で当選した東豊、大久保孝栄両議員と結成。自民みらい関係者によると、両議員は保守系だが、県議選で自民党の公認、推薦がなく、すぐに自民みらいに合流するのは難しいと判断。奥野氏が一緒に会派を組み、自民みらいと歩調を合わせるとみられる。


 公明党は改選前と同じ2人、初めて1議席を得たみんなの党は、中西勇議員が1人会派を作った。知事与党がまとまれば、5月の議長選も有利になる。(永友茂則)

2562チバQ:2011/04/23(土) 00:22:23
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001104220002
小山町長選 旧政治体質 脱皮なるか
2011年04月22日

 12年ぶりの選挙戦になった小山町長選。現職の高橋宏町長が再選出馬を断念し、無所属新顔同士の一騎打ちの構図となっている。町内には「選挙は民主主義の根本」と選挙戦を歓迎する声が多い一方で、「狭い町内にしこりが残らないか」との懸念も聞こえてくる。3期ぶりの戦いは、町が「古い政治体質」から脱皮する一歩になるか。


   ◇


 町議候補の選挙カーの連呼に交じり、臼井淳一氏(69)、込山正秀氏(63)の町長選候補2人の名前が山あいに響く。選挙戦は、臼井氏が込山氏に挑む形で終盤を迎えている。


 町議1期目だった臼井氏は、高橋町長の再選出馬に向けて動いていたが、高橋町長は最終的に断念。告示まで1カ月を切った3月下旬、「3期連続無投票は町民の選ぶ権利を奪う」と自ら出馬表明した。同町で計画中の競艇場外舟券売り場反対運動では中心的役割を果たし、その経験に立って「町の新生」を掲げる。


 一方の込山氏は、小山町議を経て県議4期目。自民党県連副会長や県連総務会長、県議会副議長も務めたベテラン政治家だ。自民党小山町支部は「込山支部」ともいわれるほどで、同党の推薦を受けて選挙戦を戦う。自身も強力な後援会組織を持ち、告示日当日の出陣式には400人近くが集まった。


 臼井氏陣営は「どこへ行っても、『出てくれてよかった』と言われる」と手応えをみせる。込山氏陣営も「選挙戦になったのはいいこと。町民の審判をしっかり受けたい」と意気込む。


 ただ、ある町幹部は「選挙が終わった後、住民の中にしこりが残らないか心配」という。


 前回選挙戦となった1999年は、現職の長田央町長に対し、町議会「野党」の自民党が元会社社長を擁立。町を二分する激しい選挙戦が繰り広げられた。町幹部は「親戚の間でもしこりが残るような後遺症があった」と振り返る。2003年、07年と、記録が残る71年以来唯一の連続無投票となった背景には、この「苦い経験」が作用していたという。


 昨年12月の込山氏の出馬表明を受け、最終的に「戦いを避けた」形になった高橋町長は「様々な意見を戦わせ、有権者が判断するのはもちろん大事なこと。ただ、田舎の小さな町ではそう簡単にはいかない面もある」と複雑な胸中をのぞかせる。


 高橋町政の運営に関わった自営業者は「99年の選挙は人間関係で結びついた『田舎型』の古い政治体質の小山を変えるいい機会だった。しかし、政策を戦わす選挙を目指した新顔が浸透する時間がなく中途半端な形で終わり、かえって後戻りする結果になった。今回はそうならないでほしい」と話す。


 「中立派」だという男性は「首長選は本来、理想や政策を半年ぐらい前には発表し、選挙で戦わせてほしい。久しぶりに選挙戦が行われることをきっかけに一皮むけてくれれば」と期待する。


 昨年9月の台風被害からの復旧や厳しい財政状況に直面する小山町。高橋町長は「どちらが当選されるにしろ町民一体となった町づくりに取り組んでほしい」と呼びかけている。(菅尾保)

2563チバQ:2011/04/24(日) 18:57:38
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000811104200001
大合併 見えぬ実り
2011年04月20日


人通りがまばらな商店街。シャッターが閉まったままの店も目立つ=津市大門

■津市の課題


 津市長選は24日の投開票に向けて無所属新顔3人が政策を訴えている。2006年1月に10市町村が合併し、琵琶湖より広い面積を誇るが、中心市街地や周辺部の活性化は進まず、合併効果は見えてこない。


 「県庁と県警以外、津市には何もない」


 よく使われるこのフレーズを象徴するのが、中心部の大門だ。


 かつては大型スーパーを中心に、ファッションビルや飲食店が立ち並ぶ随一の繁華街だったが、1995年にダイエー、2000年にジャスコが撤退するなど空洞化が進んだ。


 市によると、大門交差点に面する三重会館前の休日の人通りは、78年には1万8454人だったが、07年にはわずか855人。大門大通り商店街振興組合と立町商店街振興組合の店舗は、97年の88店から10年後には64店に減った。


 市商業労政振興課の山下佳寿課長は「高齢化を逆手に商業以外の交流人口を増やすのもアイデアだが、商店街に関しては民間の自助努力に任せるしかない」。


 地元にも危機感はある。ダイエーが入っていた「津センターパレス」は、商店街と手を組み、昨年からイベントを仕掛ける。「若者を呼び寄せ、文化的な取り組みを交ぜながら、ものを売る仕組みを再構築する」と宮武新次郎専務。宮武さんは大門大通り商店街振興組合の理事にも就任した。


 ただ、大門で飲食店を営む50代の男性は「もはや打つ手はないし、後継者もいない」とあきらめ顔だ。県商工会議所連合会の井ノ口輔胖(すけひろ)専務は「大門の意気込みはとてもよく伝わる。だが、もし道州制が導入されて津市から県庁がなくなったら、一体何が残るのかを市政は考えているだろうか」と話す。


 一方、周辺部では高齢化が進む。伊賀市と隣接し、国道163号が横断する美里地区。中心部に津市美里総合支所がある。


 合併前の旧美里村時代、庁舎には約60人の職員がいた。農業以外にめぼしい産業がない地区にとって、役場は最大の就職先。住民との絆は強く、災害時の対応やイベントでも協力して取り組んできた。


 ところが合併で職員は半減。庁舎には村出身以外の職員もいる。村出身の谷口竜二郎・同支所地域振興課副主幹は「地区名を把握できない職員もいる。昔のような一体感は難しい」。


 それでも、03年から冬にイルミネーションを飾るなど地域おこし活動をする住民グループ「南長野12志会」の岡林隆志副会長(56)は「合併後は住みにくくなったが、地域の活性化を行政に頼っていてはだめ。地域は自分たちで盛り上げないと」と前を向いた。(安田琢典)

2564チバQ:2011/04/24(日) 18:58:23
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000811104210001
防災強化 高い関心
2011年04月21日


東海・東南海・南海地震の同時発生で1・7メートルの津波を想定する千代崎港につながる船着き場。=鈴鹿市若松東1丁目

■鈴鹿市の課題


 24日投開票の鈴鹿市長選は、無所属新顔3氏の選挙戦になっている。2期8年で引退する川岸光男市長が残した市政の課題は何か。東日本大震災を受け、市民の関心が高まっている防災対策も柱の一つだ。


 市地域防災計画では、3種類の地震を想定している。内陸直下型と海洋型、プレート境界地震だ。


 規模は東日本大震災と同じプレート型が一番大きく、東海・東南海・南海地震が同時に起きたときのM8・7程度を想定。被害想定では、死者139人、住宅の全壊7300戸にのぼり、1498年以降最大の被害を見込む。


 津波の想定は「千代崎港で約164分後に1・73メートル程度」とする。候補者は「東日本の震災規模は防災計画を上回った。この想定でいいのか精査が必要」「徹底的な津波対策を」などと訴えている。


 市防災安全課の青木薫課長は、被害想定について「国、県の設定した計画に沿っているので、鈴鹿市だけ見直すことはできないが、安全に避難していただくための整備に努力する」と話す。


 防災対策には、十分な財政措置も必要になってくるが、財源はどうするのか。


 市内にはホンダをはじめ自動車関連産業が集中立地し、税収に恵まれてきた。2004年度以降、国から地方交付税を受けなくても済む「不交付団体」になったが、08年9月のリーマン・ショックの影響で税収は減り、09年度からは交付団体に転落した。1を超えると豊かな自治体とされる財政力指数も、10年度は0・875になった。


 市の貯金にあたる財政調整基金は、06年度の103億円が10年度は3分の1の33億円に減り、数年で底をつきかねない状況だ。


 市職員の人件費、生活保護費など福祉面の扶助費などに充てられる固定経費が増えて経常収支比率が上がり、09年度は91・3%で、黄信号ともいえる90%を超え、財政硬直化が進んだ。


 市企画財務部の長谷川正人部長は「鈴鹿市は自動車産業とともに発展してきた。これからは関連、下請け企業のもつ高度なモノづくりの技術を生かし、新産業をつくりだすことが必要だ」と話す。


 市の基本構想に基づく行財政経営計画にも「新たな活力を生み出す産業を振興します」と記されているが、市が動き出したのはリーマン・ショックの影響が出てきた09年度からだ。


 市は10年3月、「企業立地促進法に基づく鈴鹿市地域の基本計画」をまとめ、切削・加工や金属・プレス・鋳造、医療・福祉・介護・リハビリなど5分野で企業と勉強会を始めた。


 長谷川部長は「自動車産業の好調さにあぐらをかき、(新産業創出が)後手に回った面もなくはない」と話した。(佐野登)

2565チバQ:2011/04/24(日) 18:58:58
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000811104230001
後半戦あす投開票 2市長選 激しい戦い
2011年04月23日


集まった聴衆や、こうこうと明かりがともる市役所に向かって語りかける候補者=津市西丸之内

 統一地方選後半戦の市長選、町長選、市町議選が24日投開票される。津、鈴鹿両市長選は、いずれも無所属新顔3人が激しい選挙戦を繰り広げていて、東員、朝日両町長選も熱を帯びている。3市議選と1市議補選、1町議選もあり、いずれも24日深夜には大勢が判明する見込み。


◆津◆駆け巡り 熱く演説◆


 津市長選には、いずれも無所属新顔で、元久居市長の藤岡和美氏(64)、元国土交通省職員の村主英明氏(51)=自民党推薦=、元総務省職員の前葉泰幸氏(49)=新政みえ推薦=が立候補している。


 藤岡氏は早朝はJR津駅前、昼は津市東丸之内の交差点に立った。「市政の現状は相当傷んでいる。自然エネルギーの充実を図り、人口が増える市に変える」などと訴えた。その後、個人演説会で支持を訴えた。


 村主氏も早朝はJR津駅前に立ち、企業や支持者回りを重ねた。夜は津センターパレスや一身田小学校など4カ所で「海岸堤防を整備して、津波や地震に強い安心、安全のまちづくりを進める」などと強調した。


 前葉氏は午前中、街頭で訴え、午後は女性支持者が対象の集会を開いた。夕方からの個人演説会では「津を住みやすくし、最終処分場や斎場などのプロジェクトを止めてはいけない」などと訴えた。


 投票は午前7時〜午後7時、市内119カ所である。16日現在の有権者数は23万281人。


◆鈴鹿◆漁協・街頭・工場で◆


 鈴鹿市長選には、いずれも無所属新顔で、前県議の末松則子氏(40)、前市議の杉本信之氏(53)、鈴鹿商工会議所前常務理事の明石孝利氏(55)が立候補している。


 末松氏は日中、企業回りなどをした。鈴鹿市漁協で開いた個人演説会では「堤防強化や避難所の耐震化などの防災対策を進める。市の財政は厳しいが、無駄を省き、仕事でみなさんにお返ししたい」と訴えた。


 杉本氏は、朝から自転車で出発。すれ違う人や畑で農作業中の人に声をかけ、交差点やショッピングセンター前などで演説。「地元のものを愛し、使っていく地産地消。これからの鈴鹿市のまちづくりや活性化に必要だ」などと訴えた。


 明石氏は午前6時半から、近鉄平田町駅前に立った。工場の朝礼では「行政のぬるま湯体質を一掃し、市に営業本部をつくって市内の1次、2次産品を全国に売り込む」と訴え、一人一人と握手して回った。


 投票は午前7時〜午後8時、市内44カ所である。16日現在の有権者数は15万5086人。


■定住促進策や雇用対策訴え 東員町長選


 東員町長選には、いずれも無所属新顔で、元町議の三宅耕三氏(58)、元県議の水谷俊郎氏(59)、住職の水野顕明氏(65)、調理師の竹内悠弥氏(27)の4人が立候補している。


 三宅氏は定住促進や役場窓口の改革を掲げる。水谷氏は移動スーパーの実現、ごみ再資源化での財源確保を訴える。水野氏はトップセールスでの企業誘致や雇用促進を訴え、竹内氏は町内の雇用確保や大学誘致を掲げる。


 投票は午前7時〜午後8時、町内6カ所で。18日現在の有権者数は2万840人。


■学習環境整備や福祉充実掲げる 朝日町長選


 朝日町長選には、いずれも無所属で、新顔で元町議の仲耕一郎氏(67)と、3選をめざす現職の田代兼二朗氏(69)が立候補している。


 仲氏は、小学校の体育館建設など学習環境整備や高齢者福祉の拡充、企業誘致と町内企業の投資拡大による財源確保を訴える。


 田代氏は、人口と税収の増加など2期8年の実績を強調。小学校の仮設校舎建設や中学校卒業までの医療費無料化を掲げている。


 投票は午前7時〜午後8時、町内4カ所である。18日現在の有権者数は7193人。

2566チバQ:2011/04/24(日) 19:03:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110424-00000086-mailo-l20
県議会:創志会が6人確保、交渉会派に 県ク・公明との合流も示唆 /長野
毎日新聞 4月24日(日)12時14分配信

 県議会第3会派の創志会のメンバーのうち、10日に投開票された県議選で当選した5人と、長野市区で当選した元職の鈴木清氏(無所属)は23日、県庁議会棟で初会合を開き、今後は6人で会派を組んで活動していくことなどを確認した。
 向山公人会長代行は会合後、同じ野党的会派の県民クラブ・公明について「合流を含めた話し合いをする」とも述べ、県ク・公明との合流の可能性を示唆。25日の会派構成の届け出期限までに結論を出す見通し。
 創志会は今回の県議選で現職9人のうち4人が落選。議会で代表質問ができる「交渉会派」となるには6人が必要だが、鈴木氏を加えることで要件を満たした。また、この日の会合で、県ク・公明との合流の可否などを話し合い、向山氏に最終的な決定を一任した。
 向山氏は「県議会内で、連携が取れるものは連携を取っていく必要も出てくる」と話す一方、県ク・公明の小松千万蔵会長は毎日新聞の取材に「一つの選択肢として話し合いには応じる」と述べるにとどめた。【渡辺諒】

2567チバQ:2011/04/24(日) 19:06:57
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/24/20110424-052111.php
和歌山県議選落選の元橋本市議を供与約束容疑で逮捕
 10日に投開票された和歌山県議選で運動員に報酬を渡す約束をしたとして、県警捜査2課などは23日、公選法違反(供与約束)容疑で元橋本市議の会社役員、中谷和史容疑者(56)=同県橋本市隅田町=を逮捕した。中谷容疑者は橋本市選挙区に無所属新人で立候補したが落選。

 逮捕容疑は昨年8月から今年3月中旬にかけ、同市の男性3人に対し、「報酬を支払うので、選挙運動を手伝ってほしい」と金銭の支払いを約束したとしている。


(2011年4月24日 05:50

2568チバQ:2011/04/24(日) 19:28:01
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20110422-OYT8T01120.htm
関心 原発安全性より町長?

志賀町 政争で二分
 東京電力福島第一原発の事故を受け、全国的に原発への関心が高まっているが、志賀町議選(定数16)では、北陸電力志賀原発の安全性よりも小泉勝町長(44)の政治姿勢を巡って熱い戦いが繰り広げられている。(永野慎一)

      

 18人の候補の大半は、選挙公報に志賀原発の安全性確保や防災対策の充実に触れている。ただ、有権者の前でマイクを握ると、原発問題よりも小泉町政の是非について熱弁を振るっているようだ。

 「この4年間、町長選など大きな選挙があったが、町は悪い方向に変わってしまった」。町議選が告示された19日午前、反町長派の現職は、出陣式で小泉町政を批判し、舌戦の火ぶたを切った。陣営の最高顧問は、2009年9月の町長選で小泉氏に敗れた細川義雄・前町長(77)が務めている。細川氏も本紙の取材に「(小泉町長は)名古屋市の河村たかし市長のように議会と常に対立している」と不満をぶちまけた。

 一方、町長派現職の出陣式では、元町議が「議会はぎくしゃくし、足の引っ張り合いをしている」と、反町長派をけん制。小泉町長も、昨年9月にこの候補に対する議員辞職勧告決議案が反町長派の賛成多数で可決されたことに言及。「ひがみ、やっかみがあり、私への嫌がらせでもある」と、不快感をあらわにした。

 町議会内の対立は、前県議だった小泉氏が現職だった細川氏に圧勝し、町長に就任した直後に始まった。09年10月の定例町議会では一般会計補正予算案が、反町長派の町議9人の反対で否決された。昨年12月には、小泉町長の最終学歴に詐称の疑いがあるとする問題を反町長派が追及。同月には、町議会の定数削減幅を巡り、町長派、反町長派がそれぞれ独自案を提出し、互いに「町議選直前のパフォーマンス」とののしり合うなど政争が続いている。

 こうした構図が変化する兆しはあるのだろうか。

 町議選に立候補している現職11人のうち、反町長派は6人、町長派は5人と拮抗(きっこう)している。新人6人と元議員1人の態度は不明だが、選挙結果によっては反町長派優位の構図が崩れる可能性もある。選挙後をにらみ、両派は「新人らを取り込もうとする動きが活発になるだろう」と口をそろえる。

 一方、小泉町長は「町政発展のため、皆さん頑張っている」と話し、特定候補への肩入れは極力避けているようだ。

(2011年4月23日 読売新聞)

2569名無しさん:2011/04/25(月) 06:25:44
読売新聞 富山支局のHは詐欺師
自分の快楽のために人の人生を平気で壊して
のうのうと生きている
そんなやつが書いた記事を正として紹介している
あんたはバカか?

2570プロ市民を監視する会:2011/04/25(月) 12:57:08
〉〉2569
自分が気にいらないと、相手の人格を平気で否定するのが、市民派とか環境派といわれる連中。
そのくせ、自分が少しでも攻撃されると人権だの、自由だのと大声でわめく。
これからは、自然エネルギーを食い物にしていく連中を監視しないと。

2571名無しさん:2011/04/25(月) 22:19:32
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011042590124400.html
岐阜市議会、市長派が最大勢力 市長、立命館再誘致に含み
2011年4月25日 12時45分

 24日に投開票された岐阜市議選(定数41)で、細江茂光市長が推薦した市長派の候補者19人が当選。過半数には届かなかったが、市議会の最大勢力となった。一方、市長肝いりの政策に反対してきた反市長派の現職が複数落選。細江市長は中日新聞の取材に、議会の反対で一昨年に頓挫した学校法人立命館の再誘致にも含みを持たせた。

 「一番初めに来た。頑張りましょう」

 25日未明、細江市長は、9期目の当選を決めた自民現職の松岡文夫さんの事務所に駆けつけ握手した。松岡さんは市長の推薦を受け、公約に立命館など有名私学の誘致も掲げた市長派の筆頭。市長はこの後も、当選を決めた8人の事務所をはしごした。

 市議会は細江市長が推進した立命館の誘致をめぐり、自民と民主の両会派がそれぞれ分裂。誘致計画は一昨年3月に議会で1票差で退けられたが、反市長派が多数の議会はその後も、常設型住民投票条例の導入を狙った市長提案の議案などを否決し、対立が続いている。

 このため、細江市長の後援会が市議選の候補者55人の中で、市長の政策に賛同した新人元職14人を含む28人を初めて推薦。このうち19人(現職13人、新人5人、元職1人)が当選し、改選前より市長派は3人増えた。

 一方、反市長派は現職4人が落選するなど、勢力を19人から16人に減らす結果に。5議席を獲得した公明の動向が鍵を握るが、「市民の思いを実現できる市政に近づいた」と細江市長。その自信の表れなのか、計画頓挫後は言及してこなかった立命館の再誘致に「当選した人とひざを突き合わせ、話をしたい」と含みを持たせた。

 一方、当選した反市長派の現職の1人は「是々非々で議論する」と市長派の出方を静観する構え。落選した反市長派の現職は「議会が市長の言いなりになってしまっては、議会の二元代表制の意味やチェック機能がなくなる」と唇をかんだ。

(中日新聞)

2572名無しさん:2011/04/25(月) 22:21:06
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001104250009
5市の新市長と1町の新町長決まる
2011年04月25日

 統一地方選の後半戦は24日、投開票され、県内では5市の新市長と1町の新町長が決まった。また、22市13町2村の議員選もあり、新しい議員が選ばれた。



●瀬戸市 増岡氏4選
【「福祉後退」批判かわす】


 瀬戸市長選は、現職の増岡錦也氏(75)が、電器会社副社長伊藤保徳氏(64)、減税瀬戸幹事長水野昇氏(59)、元市議三宅訓子氏(64)の新顔3人を破り、4選を果たした。
 「万博精神の継承」を訴えた増岡氏は、観光をからめた「陶都瀬戸」の復活、道の駅の開設による農業振興など3期の実績を強調した。「ハコモノ行政による福祉の後退」との批判は、市立養護学校の開設などをあげ、公立陶生病院への救急救命室の設置を公約してかわした。前回と同じ民主、自民、公明に加え、社民の推薦も取り付けて支持を拡大した。
 伊藤氏は「瀬戸に変化を」「新しい感覚でマンネリ打破」と多選批判に力を入れて小差まで迫ったが、わずかに及ばなかった。水野氏は、地域政党の伸び悩みムードが響いた。三宅氏は支持が広がらなかった。




●田原市 鈴木氏が再選
【実績と組織力で圧倒】


 減税など行財政改革を掲げる民間出身の2候補と行政経験豊富な現職の間で三つどもえの対決となった田原市長選は、圧倒的な組織力を持つ現職の鈴木克幸氏(66)が、古紙回収会社長の河合正仁氏(62)と不動産賃貸業の山田光弥氏(59)を破り、再選を果たした。
 鈴木氏は、就任当初から取り組んだ津波対策や伊勢湾フェリーの航路存続に道筋をつけたことなど、1期目の実績を訴えた。幅広い層への浸透を図るため、推薦を受けたのは連合愛知だけだったが、市議会最大会派やJA愛知みなみなどから支援を受けて組織選挙で得票した。
 河合氏は、河村たかし名古屋市長の減税日本の公認を受け、市民税減税などを訴えた。山田氏も市役所の年中無休などを掲げた。2人とも草の根選挙を展開したが、現職の組織力が上回った。



●江南市 堀氏が3選


 江南市長選は、現職の堀元氏(65)が、新顔の山本悦雄氏(62)を破り、3選を果たした。
 「身の丈にあった江南市政」を掲げる堀氏は、2期8年の実績として構造改革による約40億円の経費や市職員110人の削減を強調した。加えて市内の各小中学校にそれぞれ100万円ずつの教育予算を配分するなど重点政策の教育や高齢者対策を推し進める考えを訴えていた。保守系を中心に多くの市議の応援も受け、選挙戦を終始、優位に進めた。
 山本氏は「市長給与、議員報酬の削減」などを柱に訴えた。大きな組織を持たず、市内全域を自転車で回る選挙戦を展開したが、支持を広げられなかった。

2573名無しさん:2011/04/25(月) 22:21:29
●豊明市 石川英氏が初当選


 無所属新顔3人の争いとなった豊明市長選は、設計事務所経営の石川英明氏(57)が、元副市長石川源一氏(62)と元市議前田庄介氏(63)を破って初当選した。
 石川英明氏は、相羽英勝市長と元副市長の石川源一氏が進めてきた市政を「独自性に欠け、先駆的な取り組みがない」と指摘し、批判票を集めた。相羽氏は源一氏を後継指名したが、相羽氏も前職からの後継指名を受けての当選者だった。英明氏の「豊明の政治風土を変える」という訴えが支持を集めた。市長給与の半減や市民税10%減税なども共感を呼んだ。
 前田氏は、人件費削減などの財政健全化や福祉諸制度の再検討を訴えたが、十分浸透しなかった。


●津島市 伊藤氏再選 


 無風から一転、選挙戦になった津島市長選。現職の伊藤文郎氏(57)が、先月まで市職員だった新顔浅井直樹氏(58)の挑戦を退け再選を果たした。
 伊藤氏は、民間の経営感覚で財政改革などを進めた実績を強調。特に累積赤字や医師不足で危機的状態だった市民病院の経営を、2013年度までに黒字が見込めるまでに立て直したことが、多くの市民から評価された。選挙戦では地方自治のあり方も問われたが、継続を重視する伊藤氏が、改革を唱える浅井氏の追い上げをかわした。
 浅井氏は市民による「減災計画」づくりなどを掲げた。市民と同じ目線のボランティア市長を目指すと支持を訴えたが、立候補表明が遅く浸透できなかった。



●東栄町 尾林氏が初当選


 東栄町長選は新顔で元町議会議長の尾林克時氏(61)が、現職の森田昭夫氏(60)を破り、初当選した。
 尾林氏は、町の現状について「閉塞感があり、経済的にも疲弊している」と指摘し、町財政の健全化に重きを置く森田氏の町政運営を批判。公共事業の増加やプレミアム商品券の発行など、きめ細やかな経済対策を公約に掲げ、町民の支持を集めた。町の宿泊施設についても存続を約束するとともに、住民投票条例を制定し、「町民の意見を聞くシステムを作る機会を設ける」と訴えた。
 森田氏は、財政再建や100円で乗れるバスの導入など、町長在任中の8年間の実績を訴えたが、及ばなかった。


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