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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2560チバQ:2011/04/21(木) 22:16:12
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001104210002
富士宮市長選/ 問われる観光戦略
2011年04月21日


封鎖され、荒れたままになっている白糸の滝の展望台。展望台の看板の文字も塗りつぶされている=富士宮市の白糸の滝

 富士宮市長選には、無所属新顔3氏が立候補している。富士山の世界文化遺産登録を目指す運動が熱を帯びるなか、地元では観光戦略のあり方を課題に挙げる声が聞かれる。


 富士宮市は富士山の構成資産を6件抱え、そのうちのひとつ、白糸の滝は市北部の観光の顔でもある。登録に向けた環境を整えようと、市は2009年、滝の眺望台や滝下への遊歩道整備などの構想の基本計画を作った。ところが、その計画は見直しを迫られている。


 整備対象のうち、市有地は土産店が並ぶ市道とほかの一部だけ。白糸の滝と富士山を同時に眺められる展望台を含むレストセンター跡地は京都の宗教法人が所有し、市への売却を拒否している。宗教法人は07年に日本庭園などを造る考えを示したが、その後具体的な動きはない。この展望台も崩壊する恐れが出た06年から封鎖されたまま。このままではこの展望台周辺を整備対象からはずすことも余儀なくされてきた。


 市内の大石寺への創価学会信徒の参拝が続いていた昭和期、白糸の滝には年間200万人が訪れたこともあったが、現在は50万人を割り込む。土産店主は「世界文化遺産に登録されれば、以前のような人出は無理でも、活性化が期待できる。新市長には早く整備計画を進めてほしい」と話す。


 富士宮市の全国的な知名度を飛躍的に高めてきた「富士宮やきそば」。市内のやきそば店を訪れた観光客は、04年度の約29万人から09年度には約52万4千人まで増えた。B級ご当地グルメによるまちおこしの火付け役として、全国の注目を集める。


 しかし、市民からは「やきそば効果は市全体には行き渡っていない」との声も聞かれる。富士山本宮浅間大社と周辺のやきそば店などがあるお宮横丁は、観光バスがひっきりなしに出入りするが、少し離れると、中心市街地の商店街でも人通りもまばらだ。


 神社近くの本町商店街のある店主は「バスで人がたくさんくるようになったが、にぎわうのはお宮横丁の周りばかり。すぐにバスに乗って出ていってしまい、こちらにはあまり恩恵がない」と嘆く。


 やきそば店への観光客が2倍近くに増えた04年から09年までの間に、白糸の滝周辺の観光客は約1万4千人減った。市内の宿泊客も約18万5千人から約17万5千人に減少。やきそばを食べただけで立ち去ってしまう「立ち寄り先」になっていることがうかがわれる。


 市観光協会の遠藤岩男・専務理事は「滞在型への脱皮が必要」としたうえで、「これからは富士市など富士山周辺の自治体と連携し、できるだけ長く滞在してもらう観光戦略が必要。そうした連携を新市長にはしてほしい」という。


 亀山隆・富士宮旅館料理組合長も「市内に泊まってほしいと言っても、観光客のニーズは変わってしまっている。食文化体験型の宿泊プランなど、これまで市が進めてきたフードバレー構想を滞在型の観光につなげていくような観光政策を進めてほしい」としている。(本多昭彦)


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