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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2558チバQ:2011/04/21(木) 22:12:35
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationwidelocalelections2011/27651.html
原発の恩恵と不安、選挙どう響く 安全前提訴え、争点なく

(2011年4月21日午前7時26分)


日本原電敦賀原発前で原電社員に「原子力の安全を維持してほしい」と訴える候補者(手前)=19日午前8時ごろ、福井県敦賀市明神町


 東京電力福島第1原発事故が長期化する中、14基の原発が集中立地する嶺南地域では、統一地方選後半戦として敦賀市長選と敦賀、小浜、おおい、高浜の4市町議選が選挙戦となり、原子力政策が大きな焦点となっている。敦賀市長選はいずれも新人の渕上隆信候補(50)岡本正治候補(63)多仁照廣候補(63)と現職の河瀬一治候補(59)が、「原発との共生」を基本姿勢として安全対策の強化を主張。市町議選候補も原発問題を積極的に取り上げている。長い歴史を共に歩んできた原発に、地域はどう向き合っているのか。19、20の両日、各地で候補の動きや有権者の反応を追った。(政治部・細川善弘、青木伸方両記者、社会部・藤田尚久、小林真也両記者)

  敦賀半島の東側を通る曲がりくねった県道を車で北に走る。始業前の日本原電敦賀原発(敦賀市明神町)に差し掛かると、市長選の候補者が次々出勤してくる社員や作業員に頭を下げていた。「安全な原子力を維持してほしい」とエールを送る候補者。聴いていた約100人から拍手がわき起こる。原電の30代社員は「ありがたいですね」と笑みを見せた。

 東京電力福島第1原発事故を受け、各候補は原発の安全対策強化を訴える。だが、候補者と電力事業者との間に生まれるはずの緊張感は感じられない。この候補者は「敦賀は原発がないと成り立たない。きょうは顔を売りに来た」と話す。

 終業の時間帯になると、別の候補者が敦賀原発から南に数百メートル離れた空き地に選挙カーを止め、帰宅する作業員の乗り込んだバスや車にシンボルカラーの布を振って支持を求めていた。「選挙戦では原発の安全対策を厳しく主張している。だから反応を見たかった。安全に誇りを持って働いている作業員の人たちには、共感が得られているはず」と期待を寄せた。

 ある陣営幹部は「地元の経済や雇用を支えている原発を否定することはできない」と語る。4候補の個人演説会や街頭演説でも、原発そのものへの反対姿勢や立地の是非自体を問い直す訴えは聞かれなかった。

 1歳の子どもを抱えて街頭演説に聴き入っていた小学校教諭の女性(33)は「子どもの将来を考えると事故が起こらないか不安」としつつ「原発があるものは仕方がない。これから安全対策をしっかりやってもらうしかない」と話した。

  ■  ■  ■

 市街地から南の郊外にある莇生野(あぞの)区の住宅街。自宅前で畑仕事をしていた女性(85)が手を止め、候補者の握手に応じていた。

 選挙カーが走り去ると「本当は原発に反対してくれる候補者がいるといいんですけどね」とぽつり。「福島の事故を見ていると若者の将来が不安になる。敦賀で起きたら、これも食べられなくなるんだろうね」と育てたネギに目を落とした。

 再び敦賀半島。ある陣営の選挙カーが民宿の立ち並ぶ色浜区に差し掛かると、それまでほぼ名前の連呼に徹していたウグイス嬢が「防災対策を新しい目で考え直します」と付け加えた。

 敦賀原発の設備点検で愛知県の関連会社から訪れ、近くの民宿に宿泊中の男性(38)は「防災対策を訴えるのは当然だが、同じ考えの候補者ばかりで選挙をしてもどうなのか。市民にとっては反対の声があっても反映されず、ある意味不幸では」と疑問を投げ掛けた。

 陣営間の主張に大きな違いはなく、ある候補者は「原発は争点ではない」とさえ語る。激戦とされる一方で、原発をめぐる論戦に予想した熱気は感じられなかった。


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