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新・鉄道綜合スレ
4606
:
OS5
:2023/12/18(月) 08:36:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd75c72774930f118384054ad71a828f20ab5175
蓋を開ければ絶好調「宇都宮ライトレール」なぜあんなに反対されたのか 延伸めぐり「政争」再び また市民を置き去りに?
12/18(月) 7:12配信
乗りものニュース
予測を大きく上回る利用者数
2023年8月に開業した宇都宮ライトレール(画像:写真AC)。
開業3か月を迎えた宇都宮ライトレール「ラインライン」が好調です。利用者数は開業1か月目が約42万人、2か月目が38万人、3か月目が39万人で開業82日目の2023年11月15日に利用者数が100万人に到達しました。
通勤・通学メインの平日は需要予測と同等の1日あたり1万3000人をキープ。土休日は開業効果が落ち着ついて1か月目の1万5000〜1万6000人から1万1000〜1万2000人へと減少していますが、需要予測の4400人を大きく上回っており、記念乗車で終わらず日常の交通手段として定着しつつあることがうかがえます。
2024年春には快速運転の開始が予定されているほか、運賃収受や信号待ちで遅れがちの運行も徐々に改善していくと予想され、利用者はまだまだ増加するでしょう。当面の目標は開業3年後の需要予測1万6000人です。
しかし、宇都宮ライトレールは当初から、このような歓迎ムードで計画が進められたわけではありませんでした。
市長選挙での「連勝」が開通の決め手
宇都宮市に東西軌道系交通を整備しようという議論は約30年前に始まりますが、構想には常に反対論がついて回りました。
2016年に行われた宇都宮市長選挙では、推進を掲げる佐藤栄一市長に対し、「LRT反対」の“一点突破”を狙った野党系候補が6000票差まで肉薄。佐藤市長はからくも再選を果たします。
つづく2020年11月に行われた直近の宇都宮市長選挙でも再びLRT整備が争点となり、推進を掲げる佐藤栄一市長に対して、反対を掲げた新人の須藤博氏が挑みましたが、5万票以上の大差で推進派の現職が当選しました。
しかし直後の2021年1月、開業の延期と、事業費の約400億円から約600億円への「1.5倍増額」を発表。用地取得の遅れと工法・設計の変更が理由でしたが、事業費の増額は2018年頃には判明していたことが分かり、選挙に不利な情報を伏せていたと批判されました。
しかもこの増額で、公共事業の判断基準である「費用対効果(B/C)」は1.07から0.73に低下、つまり計算上、投下する費用より効果が少ない、割に合わない事業になってしまうという重大な結果を招いたのです。
コロナ禍の行動変容で鉄道利用が大幅に減少し、LRTの需要・収支予想にも疑念の眼が向けられていた時期であり、計画に否定的な声はここにきて大きくなったかもしれません。市長は2016年市長選で反対派に肉薄されたトラウマから、説明を尽くすのではなく“情報を伏せる”選択をしたのです。これは政策の正統性を揺るがす悪手ともいえます。
4607
:
OS5
:2023/12/18(月) 08:37:04
「共に汗を流す」ことより「野党の役割」を重視?
2023年8月に開業した宇都宮ライトレール(画像:写真AC)。
さて、自民党・公明党の支援する福田富一・栃木県知事と佐藤栄一市長がLRTを推進してきたのに対し、LRT反対の立場に立ってきたのが立憲民主党と共産党です。
しかし国政レベルで見ると立憲民主党と共産党はむしろLRTに好意的で、古くは政権交代を実現した2009年民主党のマニフェストには「自動車中心の街づくり政策を転換し、路線バスや軌道系交通(鉄道、路面電車、LRT等)を充実」するとありました。また共産党も直近の政策集で、自動車優先・道路偏重の交通政策を転換し、「地方の鉄道、公営バス、コミュニティバス、LRT、離島航路・フェリーなど、生活に欠かせない地域公共交通を維持」するとしています。
またLRT整備の前提となる「ネットワーク型コンパクトシティ構想」について、共産党は「上からの選択と集中」であるとして否定的ですが、立憲民主党はコンパクトシティ形成により利便性向上と中心市街地活性化を図りたいとしています。少なくとも栃木県と宇都宮市、立憲民主党(民主党)の間に根本的な違いはなさそうです。
反対派の主張は矛盾していると言いたくなりますが、問題はそう単純ではありません。目的はLRTを作ることではなく、地域社会・経済を再生、活性化することです。LRTは選択肢のひとつでしかなく、またLRTを整備するにしても、どのように設計するか考え方は様々です。そしてこれらの疑問、指摘に回答する責任は、計画を遂行する行政にあるのですから、反対派を批判するのは筋違いでしょう。
それでも問題意識を共有していたはずの両者は、宇都宮市の未来のために「共に汗を流す」ことはできなかったのでしょうか。反対派は行政が情報を隠し、民意を無視していると批判しましたが、彼らもまた市民に“限られた情報”を提示して「民意」を作ろうとしていました。それが“野党の役割”と言ってしまえばそれまでの話ですが、結局のところ推進派と反対派どちらも市民を置き去りにしていたと言わざるを得ません。
実際にLRTを体験した市民は、推進派・反対派の両方に対して「聞いていた話と違う」と感じたことでしょう。推進派の予測は正しかったのか、反対派の指摘は正しかったのか、どちらもすぐに答えが出るものではありません。だからこそ政治には「正統性」が重要なのです。
宇都宮市は間髪入れずに「宇都宮駅西側への延伸事業」を具体化する構えですが、東口とは比べ物にならないほど多いバス路線との調整や、工事、物価・人件費高騰が続く中での事業費の膨張の懸念など、ハードルは少なくありません。正々堂々と情報を開示しながら、市民の理解を得ることはできるでしょうか。
いっぽう反対派も早速、延伸反対運動を繰り広げています。下野新聞によるとその主張は「路線バスの街の道路機能を犠牲にした」「宇都宮は路線バスの街、LRTは必要ない」といったものですが、LRTによって人々の暮らしが実際に変わりつつある中、この認識で共感は得られるのでしょうか。
LRTをめぐる政治的対立はまだまだ終わりません。両者が“やるべきこと”をやっているか、今後も注目して行かなければなりません。
枝久保達也(鉄道ライター・都市交通史研究家)
4608
:
OS5
:2023/12/18(月) 16:43:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3b87ce0ff886a6cf3bdcb6b58e7c289115234a0
「スーパー特急」復活! 秋田〜青森の「つがる」格上げへ JR東日本3月ダイヤ改正
12/18(月) 14:12配信
乗りものニュース
現行の「つがる」に使われるE751系電車(画像:JR東日本)。
JR東日本は2024年3月16日(土)のダイヤ改正に際し、秋田〜青森間を結ぶ特急「つがる」の停車駅を見直し、一部を「スーパーつがる」とします。JR全社でも、「スーパー」を冠する特急列車はJR西日本にわずかに残るのみであり、JR東日本管内でも中央本線の「スーパーあずさ」を最後に消滅していました。
「スーパーつがる」は各駅間の所要時間を短縮し、速達性が向上。主なダイヤは以下の通りです(カッコ内は「つがる」との所要時間の差)。
●スーパーつがる1号
秋田12:49→青森15:20(△11分)
●スーパーつがる2号
青森12:40→秋田15:12(△14分)
「スーパーつがる」の途中停車駅は東能代、鷹ノ巣、大館、大鰐温泉、弘前、新青森です。
乗りものニュース編集部
4609
:
OS5
:2023/12/19(火) 10:10:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e86b012b185e5bf5d7648ca534c599ce763de49
なぜ?東武の異色特急「アーバンパークライナー」全て廃止のワケ 乗車率は関係なかった
12/19(火) 8:42配信
乗りものニュース
特急「アーバンパークライナー」約7年の歴史に幕
東武500系(画像:写真AC)。
東武鉄道は、2024年3月16日(土)ダイヤ改正で、東武野田線(アーバンパークライン)で運行している特急「アーバンパークライナー」を全て廃止すると発表しました。同列車は、2017年4月のダイヤ改正で登場した比較的新しい特急ですが、約7年で姿を消すことになります。
特急「アーバンパークライナー」は、浅草〜大宮・柏間、大宮〜柏間を500系「リバティ」車両で運行しています。浅草発の列車はせんげん台以降、大宮発の列車は春日部以降、柏発の列車は運河以降、乗車券のみで利用が可能な点が特徴です。
東武野田線は長らく各駅停車しか運転されておらず、車両も伊勢崎線(スカイツリーライン)など、本線から転用された「お下がり」の車両ばかりでした。
そうした状況の中、2013年に野田線専用の新型車両、60000系が導入され、沿線では驚きを持って迎えられました。その後、2014年に「東武アーバンパークライン」の路線愛称を導入。2016年には急行運転が開始され、翌年に特急「アーバンパークライナー」の運転が始まった経緯があります。
東武鉄道によると、特急「アーバンパークライナー」は、新型車両や路線愛称の導入などと並び、同線を盛り上げる施策の一環として設定したといいます。
廃止の理由は「乗車率」じゃない?
今回、全て廃止という形になった理由について、プレスリリースには「大規模工事の進捗に伴う一部ダイヤの見直し」と記載されています。この「大規模工事の進捗」とは、どのような工事を指すのでしょうか。
東武鉄道は「春日部駅の高架化工事の進捗により、本線(スカイツリーライン) と野田線を行き来できる渡り線が無くなることが要因です」(広報部)と話します。春日部駅の高架化工事では、順番に線路を高架化していくため、工事完了まで本線と野田線を結ぶ渡り線が使用できない状態が続く見込みです。
特急「アーバンパークライナー」の乗車率については、「公表していませんが、それなりの利用がある列車です」とのこと。今回、廃止となるのはあくまで高架化工事の進捗が要因で、乗車率は関係していないといいます。
春日部駅の高架化工事の完了後に特急「アーバンパークライナー」が復活する可能性については「高架化工事の期間が長期間におよび、その間に状況が変わる可能性が高く、今後の需要次第で検討することになります」と話します。
2024年3月のダイヤ改正では、特急「アーバンパークライナー」の代替列車として、春日部行きの「スカイツリーライナー」1本を平日のみ運転するほか、普通列車(大宮発野田市行き)を平日2本、休日1本設定するとしています。
東武野田線では2024年度以降、5両編成の新型車両の導入が計画されていますが、特急列車に関しては、ひとまず見納めとなります。
乗りものニュース編集部
4610
:
OS5
:2023/12/19(火) 10:50:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/1425e98df1e388ea0a93bdc62e054f2355e36906
富山のJRに大変革「氷見線・城端線」直通運転へ 「あいの風」に移管、新型気動車導入で「実施計画」最終決定
12/19(火) 10:42配信
乗りものニュース
JRからあいの風とやま鉄道へ移管
城端線(画像:写真AC)。
JR西日本は2023年12月18日(月)、富山県を走る2本のローカル線「氷見線」「城端線」の今後について、「鉄道事業再構築実施計画」を策定し国へ申請したと発表しました。
氷見線は高岡駅から日本海側へ16.5km伸び、城端線は逆に南へ29.9km伸びる路線。いずれも他のJR幹線とは接続しておらず(北陸本線が第三セクターになったため)、「JRの飛び地」的な存在です。
富山県や沿線自治体、JR西日本はこの2路線について、今後も持続させていくための方策を話し合ってきました。LRT化の話は無くなりましたが、「新型車両を導入し、あいの風とやま鉄道へ移管する」という方向性で「城端線・氷見線再構築検討会」が行われてきました。最終回となる第5回で、ついに上記の「実施計画」が策定。その最終内容が明らかになりました。
内容は主に以下のとおり。11月末の第4回で発表された「素案」からは、内容がより具体的になっています。
・現24両をすべて新型車両へ置き換え。さらに10両を増備。今よりも高速化。※電気式気動車を基本とする。
・新型車両は「車両前面オリジナルデザイン」を採用する。
・経費は1両あたり4.5億円。計153億円。
・全駅で交通系ICカードへ対応。※約2年後をめど。
・増便を実施。氷見線は36本→約60本。城端線は42本→約60本。※高岡〜金沢並みの運行頻度。
・城端線と氷見線は直通運転。
・日中はパターンダイヤ化。
・高速運転に対応した駅の分岐器改良。ホームのかさ上げも行う(760mm→920mm)。
・それらと同時期に、城端線と氷見線は「あいの風とやま鉄道」へ移管する。
・これらのために、既存施設やシステムの再整備。券売機や駅案内の改修。除雪用保守用車車両の整備。
これらを行うのに、2036年度までの10年間で382億円が拠出されます。JR西日本はこのうち104億円を負担し、移管完了までに最終的に計150億円の負担となる予定です。
ひとまずはICカードが早々と導入され、2028年度までに新型車両を導入してJRから「あいの風とやま鉄道」へ移管。2033年度までに氷見線・城端線は直通運転開始となる見込みです。
乗りものニュース編集部
4611
:
OS5
:2023/12/19(火) 18:19:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1a36eaa3f5c0188f22346c9cdf9eb21dffc7c34
JR東海が「驚愕のダイヤ改正」実施へ!? 爆速化、停車駅変更、増発&減便どう変わる
12/19(火) 16:12配信
乗りものニュース
高速化の理由は
JR東海の315系電車(画像:写真AC)。
JR東海は2023年12月15日(金)、来年3月16日実施のダイヤ改正の内容を発表しました。
在来線では、中央線(名古屋〜中津川)が「最高速度130km/h」に達することになります。一部例外をのぞいて、これは在来線における最高速度。他エリアでは、関西が誇る「新快速」が京阪神間を130km/hで駆け抜けているほか、関東では常磐線の一部駅間でこの速度で運転されているのみです。今回の最高速度引き上げは、電車が最新型の315系に統一されたことで実現したといいます。所要時間は全線で平均3分短縮。SNS上では「本気モードだ」「東海道線の新快速・特別快速よりも実現早かったか」と沸き立つ声もあります。
中央線ではほかに、昼間の快速が「区間快速」となり、新守山・神領に停車することとなり、利用機会が増えます。その代わり、1時間あたり普通5本+快速3本だったのが、普通3本+区快3本に減便となります。
停車駅増加で生まれた「区間快速」ですが、逆に言えば、通過駅はもはや定光寺と古虎渓のみ。この2駅は濃尾平野から山岳区間に入り、多治見へ抜ける途中にあります。どちらもいわゆる「秘境駅」の赴きで、利用者も他駅とくらべて2ケタほど少ないレベル。「区間快速」は、まさに「2つの秘境駅を通過したいがためだけ」という存在と言えるかもしれません。
その他、身延線では平日朝に西富士宮〜富士の区間列車を追加。また飯田線・身延線の昼間に減便が行われます。飯田線は豊川までの区間列車、身延線は西富士宮までの区間列車。通しの長距離列車が無くなるわけではなさそうです。
名古屋から米原を経由して金沢方面へ向かっていた特急「しらさぎ」は、北陸新幹線が敦賀まで延伸開業するのにあわせ、「名古屋〜米原〜敦賀」に短縮されます。
東海道新幹線も便利になります。東京行き最終「のぞみ」のさらに6分後に、あらたな「のぞみ」を運転。それ以外にも早朝・深夜に臨時「のぞみ」が2本増えます。
また、ことし3月に早朝に新設された主に土・月曜運転の"新横浜発新大阪行き「臨時のぞみ491号」"が、連休初日や繁忙期に「臨時のぞみ97号」として「新横浜発博多行き」に延伸。博多に10時40分に到着となり、現在の品川始発より6分短縮。山陽エリアへの再速達時刻が更新されます。
ほかにも「こだま」「ひかり」は静岡県内を中心にダイヤ改善が行われます。ほかにも、N700Sの改造が進み、7〜8号車間にテレワーク用の「ビジネスブ―ス」装備した車両が増えます。
乗りものニュース編集部
4612
:
OS5
:2023/12/20(水) 17:10:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/d756df43abe053204cb9a9eb15eb657097176d25
京阪中之島線の延伸構想、年度中の決定は見送りへ IRの動向に不安
12/16(土) 7:00配信
朝日新聞デジタル
インタビューに応じる京阪HDの加藤好文会長=2023年12月15日、大阪市中央区、松岡大将撮影
カジノを含む統合型リゾート(IR)の建設予定地である大阪・夢洲(ゆめしま)へのアクセス向上を狙い、京阪ホールディングス(HD)が検討している中之島線(天満橋―中之島)の延伸について、今年度中の方針決定が困難になったことが15日、分かった。同HDの加藤好文会長が朝日新聞のインタビューで明らかにした。
計画は、京阪本線から分かれる中之島線を、大阪メトロ中央線の九条駅まで約2キロ延伸するというもの。7月に加藤会長の直轄組織を社内で立ち上げ、採算性などを議論してきた。今年度中に延伸するか決定する方針だった。
しかし、建材費や人件費などが高騰し、延伸の事業費が膨らむ見通しになった。さらに、IRの事業者が事業の実施は困難と判断した場合に、違約金なしで計画を撤回できる「解除権」が、今年9月から26年9月まで3年間延長された。加藤会長は「(解除権の)26年9月が無視できない。はしごを外されればとんでもない話になる。これをにらみながらでないと最終判断はできない」と説明した。(森下友貴、松岡大将)
朝日新聞社
4613
:
OS5
:2023/12/20(水) 21:52:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a694d2a8b5d9b358d631d0699a3961d205dbcee
【TSMC対策】新駅設置へ 町が要望していた豊肥線の新たな駅をJR九州が設置へ 町は10億円を用意 熊本・菊陽町
12/20(水) 18:51配信
JR豊肥線に新たな駅が誕生します。できる場所はTSMCが進出する菊陽町です。
JR九州の古宮洋二社長が会見で新しい駅の設置を発表しました。
【写真を見る】【TSMC対策】新駅設置へ 町が要望していた豊肥線の新たな駅をJR九州が設置へ 町は10億円を用意 熊本・菊陽町
JR九州 古宮 社長「三里木と原水の間 開業時期の目標は2027年春としている」
新しい駅の具体的な場所は『菊陽杉並木公園さんさん』の東側です。周辺には菊陽町の図書館や総合体育館がありさらなる交流人口の増加が見込まれることから、町がJR九州に新たな駅の設置を要望していました。
JR九州はTSMCの進出などで需要が見込めると新駅の設置を決めました。
古宮 社長「豊肥線はお客様が今後、伸びていくだろうという想定のもとに、当然会社としても新駅を作ってメリットはある」
駅の新設を要望した菊陽町が約10億円と見込まれる事業費を負担しますが、新駅完成の効果は大きいと期待を寄せます。
菊陽町 吉本孝寿 町長「(新たな)駅を中心とした市街地整備が、町の発展のみならず、空港周辺地域さらには県全体の発展につながるよう、取り組んでいきたい」
新しい駅には駐車場をはじめ、バスやタクシーのロータリー、交流施設なども整備されるということです。
■24年前にも同じような計画が持ち上がる
菊陽町に設置されるJR豊肥線の新しい駅は、三里木駅と原水駅の間、菊陽杉並木公園さんさんのすぐ近くです。
24年前、1999年にも、菊陽町が設置を要望していましたが、当時は十分な利用客数が見込めないとして、実現しませんでした。
ちなみにJR九州が県内で新しい駅を設置するのは2016年の西熊本駅以来です。
熊本放送
4614
:
OS5
:2023/12/21(木) 16:43:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1ec5e28caf3a77b192fe271bd717afc5e2128b6
津軽線不通区間の存廃 沿線2町の主張は平行線 知事と4市町村長が協議へ
12/21(木) 11:30配信
河北新報
JR津軽線
2022年8月の大雨で被災し不通が続く青森県今別、外ケ浜両町のJR津軽線蟹田-三厩間(28・8キロ)の存廃を巡り、両町の主張が分かれている。外ケ浜町は、JR東日本が提案するバス・タクシーへの転換に賛同するが、今別町はJR全額負担での鉄路復旧を求める。22日には同線の沿線市町村長と宮下宗一郎知事の意見交換の場が予定され、議論が進むかどうか注目される。(青森総局・竹内明日香)
■外ヶ浜町は自動車交通転換に賛同、今別町はJR負担で鉄路復旧求める
外ケ浜町が町内3カ所で3日に開いたまちづくり意見交換会。津軽線の在り方や地域交通への要望について、山崎結子町長が約50人の町民の声に耳を傾けた。
「デマンドタクシーを利用しているが、本当に助かっている。電車よりも便利かも」。会場からは津軽線の代替交通として運行されているバスやタクシーを評価する声が上がった。「バス停に屋根を付けて」「時刻表を分かりやすくして」。利便性向上のための具体的な要望も出た。
山崎町長は終了後、「町として自動車交通転換に向けたより具体的な検討を始めたい」と表明。「鉄路にこだわらない」としてきた立場からさらに踏み込んだ。「将来を見据えた発言が多く、町民と意見が同じだという自信が持てた」と話した。
蟹田-三厩間は、通学や買い物、通院で青森市方面に向かう両町民や、津軽半島の竜飛方面に向かう観光客の足となってきた。
ただ、JRの21年度の区間別収支によると、運休区間を含む中小国-三厩間は5億8700万円の赤字だ。100円の収入を得るのに必要な営業費用は8582円。県内の開示対象だった5路線8区間で最も採算性が低い。
津軽線は被災前から利用が低迷していた。JRは21年、便利で持続可能な交通体系を探るため、両町で乗り合いタクシーの実証実験を始めた。22年度の実験中に大雨で被災し、そのまま代替交通となった。
JRの試算では、鉄路復旧には約6億円かかる。沿線では今後人口が減り、主な利用客の学生も少なくなる見込み。JRは「大量輸送という鉄道の特性を発揮できていない」と、自動車交通への本格的な転換を提案する。
これに対し、今別町は一貫して鉄路の早期復旧を訴える。町の担当者は「災害を機に一方的に転換案が出されたが、災害がなければ今も運行していたはずだ」と話す。バス運行ルートには冬季、積雪で事故が多発する場所もあり、リスクが拭えないという。
JRや両町の担当者らが出席し、津軽線の在り方を探る検討会議は、10月30日で7回目を数えたが、JR側と今別町の言い分は平行線をたどる。
阿部義治今別町長は11月19日、青森市であった東青地区の首長と宮下知事との意見交換会で「JRは議論し尽くしたかのように、首長を交えた次の段階に進もうとしている」と危機感を吐露。宮下知事に青森市、蓬田村を含めた沿線4市町村との会議を要望した。
要望を受けて22日、県は協議の場を設ける。宮下知事は4日の定例記者会見で「まずはしっかり話を聞くところから始め、それを踏まえて今後の方向性について議論を進めたい」と話した。
河北新報
4615
:
OS5
:2023/12/21(木) 22:30:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/fda7d50b49d1308c3ab7d72087099dd12751be6a
千葉市が京葉線の通勤快速など廃止に反発 ダイヤ維持申し入れへ 「容認できない」
12/21(木) 20:51配信
87
コメント87件
産経新聞
来春にダイヤが改正されるJR京葉線
JR京葉線(東京-蘇我)の来春のダイヤ改正で、通勤快速と朝夕夜間の快速が各駅停車に切り替わる。千葉市の神谷俊一市長と熊谷俊人知事は21日、それぞれの定例記者会見で利用客への影響が大きいとして「容認できない」とそろって表明した。神谷市長はJR東日本に説明を求め、現行通りのダイヤを維持するよう申し入れる考えを明らかにした。
「通勤時間帯の通勤快速と快速が各駅停車となるのは極端な対応だ。千葉市の価値を揺るがす」。神谷市長は京葉線のダイヤ改正反対について熱弁をふるい、「市民生活を支える公共交通のあり方として容認できない」と力を込めた。
来春のダイヤ改正で、平日朝夕の外房・内房線直通の京葉線の通勤快速などが廃止となり、蘇我から東京までの通勤時間は十数分のびる。市長は自身のX(旧ツイッター)でもダイヤ改正に異議を唱え、現時点で400件以上の意見が殺到したという。
その中には、各駅停車では移動時間がかかることから、子供の保育園送迎など子育てと仕事の両立が困難になるとの懸念が寄せられた。市長は「転職や転居を考えなければ、という深刻な声もある」と訴えた。
京葉線のダイヤ改正に反発する背景には、人口減少の中、子育て世代への手厚い予算配分など行政サービスの向上を通じて市勢を維持してきた努力がそがれかねないとの危機感がにじむ。市長は「仕事と子育てを両立できるよう行政が整備しているときに、改正はその根底を揺るがす」と語気を強めた。
前市長の熊谷知事もラッシュ時の混雑解消などダイヤ改正の趣旨に理解を示しつつも、「沿線の住民などに大きなマイナスがある。容認できない」と同調した。
一方で各駅停車への〝降格〟に伴い、素通りされてきた各駅は停車本数が増えるメリットもある。
JR東日本千葉支社は「必要であれば、県や千葉市に改めて答えていきたい」としている。
4616
:
OS5
:2023/12/25(月) 09:13:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/89d5200efe88c0c1d489af49f2ec72543895848f
廃止に悲鳴のJR京葉線「通勤快速」なぜあんなに飛ばす? 総武線で代替が一筋縄でいかないワケ
12/24(日) 16:12配信
乗りものニュース
下りの表定速度は約85km/h
JR京葉線の快速。日中時間帯を除き全て各駅停車となる(画像:写真AC)。
2023年12月に発表されたJR京葉線の来年3月ダイヤ改正について、神谷俊一千葉市長が懸念を示すなど、その内容が物議を醸しています。具体的には、通勤快速を廃止するうえ、日中(10〜15時台)以外の時間帯の快速も、各駅停車へ変更するというものです。
これにより快速の本数は、平日で4割ほど、土休日で半分ほどに減ります。さらに京葉線から外房線・内房線・東金線へ直通する通勤快速(一部は快速)も各駅停車となるため、SNSでも、遠方から東京への乗車時間増を心配する声が多く聞かれます。
特に、平日のみ朝の上り2本、夜の下り2本が運行されている通勤快速は、その速さで知られます。蘇我駅(千葉市中央区)を発車すると、東京都江東区の新木場駅までノンストップで、続いて八丁堀駅(東京都中央区)に停車し終点の東京駅へ到着します。蘇我〜新木場間の通過駅数は11。上り列車は32分で走り抜けますが、各駅停車だと所要時間は約15分増えます。
東京ディズニーリゾートの最寄りである舞浜駅(千葉県浦安市)や、新都心を形成する海浜幕張駅(千葉市美浜区)すら停車しない通勤快速も、あと3か月ほどで見納めになりますが、そもそもなぜ、ここまで速達なのでしょうか。
それは設定時、千葉以遠〜東京間を結ぶ近郊列車の要素を持たせたからでした。そもそも京葉線は1967(昭和42)年、京浜工業地帯の川崎から京葉工業地域の木更津までを結ぶ貨物線として着工しています。しかし沿線の大部分を占める埋立地が、時代とともに工業用地から住宅用地に変わったため、1978(昭和53)年には旅客列車も通る計画に変更されました。
1986(昭和61)年、京葉線は西船橋〜千葉港(現・千葉みなと)間で旅客営業を開始。その後も部分的に開業していき、1990(平成2)年3月に全通しました。そしてこの時、快速運転が開始されます。
有楽町線・りんかい線ユーザーは困る?
新木場駅はJR京葉線のほか、地下鉄有楽町線とりんかい線が乗り入れる(画像:写真AC)。
住宅用地が増えたとはいえ、当時は今ほどの沿線人口は抱えていません。幕張新都心に代表されるような商業・業務地区も形成中であり、京葉線は東京湾岸を通って東京へアクセスするバイパス路線の性格が強かったのです。
同時に、内陸側で並行する総武線の混雑解消も課題でした。総武線快速(新小岩→錦糸町)の混雑率は1987(昭和62)年度に266%を記録していましたが、京葉線全通後の1991(平成3)年度に237%へ低下(『都市交通年報』による)。列車の増発などほかの要因もあるにせよ、通勤客が京葉線へシフトしたと考えられます。
通勤快速は当時から蘇我駅発着ではなく、そこから先、内房線や外房線へも直通していました。まさに長距離輸送に特化した種別といえるでしょう。2024年3月のダイヤ改正で消滅するとなると、千葉以遠〜東京間の移動では総武線の利用率が上がるかもしれません。
ただ、聞かれる声は全てが東京駅までの利用ではなく、新木場駅へのアクセス性低下を懸念するものもあります。
同駅は地下鉄有楽町線とりんかい線への乗換駅です。官庁街である永田町やお台場地区への通勤客は、総武線での代替は効きづらいでしょう。国土交通省国土政策局が公表する「国土数値情報(駅別乗降客数データ)」によると、2022年度の京葉線の乗降客数は、新木場駅が東京駅に次ぐ2位(10万3912人/日)となっています。
JR東日本の千葉支社は、京葉線の通勤快速廃止と快速減便について「混雑の平準化を図るため」としています。
なお10両編成で運行される通勤快速は、途中の誉田駅(千葉市緑区)で分割・併合を行い、外房線と東金線へ直通します。昨今、列車の分割・併合は各鉄道会社で減少傾向にありますが、前出の千葉支社は、それが「通勤快速の廃止理由ではない」と話しました。ダイヤ改正後は各駅停車となって、引き続き誉田駅で分割・併合が行われます。
乗りものニュース編集部
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OS5
:2023/12/25(月) 10:37:08
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/945967/
<「鉄路の行方」を考える>9 黄色線区(上) 地元負担金額を独自試算
会員限定記事
2023年11月28日 10:28
今回はJR北海道が「単独では維持困難」として地元の支援を求めている8区間、いわゆる「黄色線区」の問題を取り上げる。国は地元との協議を急ぐよう促しているが、焦点の「地元負担のあり方」については、ほとんど進展していない。当然だ。必要な負担の金額がまだ示されていないのだから。
黄色線区の赤字は昨年度で計139億円に上る。JR北海道はその全額を補填(ほてん)するよう求めているわけではない。単純な赤字補填は、同社が自発的に収支改善に取り組む動機をそいでしまうから、そもそも行うべきではないだろう。
ある沿線自治体の首長は「支援する覚悟はあるが、金額の規模が分からなければ話は進まない」と嘆いていた。「家計が苦しいのでお金を貸して」と懇願する友人に必要な金額を尋ねても、「まだ言えない」の一点張りでは、判断のしようがない。沿線自治体はそんな中ぶらりんの状態に置かれている。
そこで、筆者が勝手に試算してみた。前提としたのは、JR北海道が2019年春に、コロナ禍前の18年度決算をベースに策定した「長期経営ビジョン」「中期経営計画」「経営自立をめざした取り組み」の3資料だ。31年度までの収支構造の変化やその根拠が示されている。
資料によると18年度の経常損失は約220億円。同社の試算では、さらに沿線人口の減少や経営安定基金運用益の減少など年間210億円の減益要素があり、放置すれば31年度の経常損失は430億円に上るという。
一方、収支改善要素としては同社の自助努力、新幹線の札幌延伸に伴う収入増、運賃の値上げなど190億円程度を想定。グループ企業の利益を加えても、差し引きで年間200億円程度不足する。この不足額を「国や沿線自治体と協議の上、検討」(「経営自立をめざした取り組み」より)し、外部補助で穴埋めしようというのが、JR北海道のざっくりとした方針だ。
不足額を誰が、どう負担するか。手だては地元の支援以外にもある。有力なのはJR貨物の線路使用料と、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が所有する青函トンネルの維持管理費用を、両者にきちんと払ってもらうことだ。これらの費用として、JR北海道は年間150億円程度を実質的に肩代わりしてきた。
貨物路線の使用料を極端に安く抑える「アボイダブルコスト(回避可能経費)ルール」や、JR北海道が青函トンネルの改修費まで負担する取り決めは、経営安定基金の運用益を財源とすることが前提だった。その運用益が低金利で激減した以上、JR北海道が負担を続けるのには無理がある。貨物路線も青函トンネルも国家の重要インフラなのだから、本来、国が支出するのが筋ではないか。
JR北海道は現在、青函トンネルの維持管理について交渉を続けており、貨物の線路使用料も27年に契約期限を迎える。これらの交渉の決着前に地元で支援するのは、穴があいたバケツに水を注ぐようなものだ。
こうした問題が解決して年間150億円程度を収入として確保できれば、経営自立まであと年間50億円。地元が支援する場合、鉄道施設も対象に加わった社会資本整備総合交付金をうまく活用すれば、半分は国の補助を期待できる。残り25億円を道と市町村で折半すれば、市町村分は12億5千万円となる。
これを黄色線区の沿線市町村だけで負担するべきかどうかは考えものだ。なぜならJR北海道の鉄道事業は全線区が赤字で、廃止が決まった線区と、新幹線札幌延伸開業時に経営分離される線区を除く昨年度の赤字額は555億円。このうち黄色線区の赤字は139億円で、全体の25%にすぎないからだ。
仮に市町村分12億5千万円の25%分を黄色線区に駅がある40以上の市町村で分担すれば、1自治体あたり年間700万円前後となる計算だ。この金額なら検討の余地はあるのではないだろうか。
地元負担のあり方は他にもさまざまな考え方がある。黄色線区の現状は放置はできないし、バスの運転手不足の対策としても、鉄路をもっと活用する取り組みは必要だろう。ただ、JR北海道が経営自立を果たすには「経営安定基金の運用益減少」「貨物路線使用料」「青函トンネル維持管理費用」の3大懸案を解決することの方が先決だ。(特別編集委員 鈴木徹)
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OS5
:2023/12/25(月) 10:37:41
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/948968/
<「鉄路の行方」を考える>10 黄色線区(下) 壊れた収益モデルのツケ
会員限定記事
2023年12月5日 09:04(12月5日 17:00更新)
JR北海道が地元負担を求めている8線区(黄色線区)の問題で、道や道内市町村が負担に応じるとすれば、同社と自治体、国との関係は、どう変化するのだろうか。地元はどのようなスタンスで臨むべきなのか。
「地域の皆さまと一体となって共に生き、北海道をより豊かにする『まちづくり』に全力を挙げていきます」。JR北海道は2019年春に公表した長期経営ビジョンで、こう宣言した。資金的にも地域が支える鉄道会社になるのであれば「地元優先」を徹底するのは当然だ。
一方、自治体は単純に寄付するわけではない。お金を出す以上、「北海道を豊かにするため」に使われるかどうか、厳しくチェックすることになる。例えば貨物の線路使用料を安く抑える現在の制度は、改めてもらわなければならない。道民の税金で支援を受ける赤字経営のJR北海道が、黒字のJR貨物を実質的に支援し続ける奇妙な図式になってしまうからだ。
また、沿線自治体が拠出したお金が線路や信号、駅施設などの設備投資に使われるなら、せめてその耐用年数ぐらいは路線を維持するよう要求するべきだろう。「経営方針が変わった」といった理由ですぐに廃止されてしまえば、せっかくの投資は無駄になり、支援を決めた首長は住民に顔向けできない。
資金を出す見返りに、利用者のメリットを要求する権利も得るはずだ。運行本数の増加や列車の高速化、観光列車の運行など利用者を増やす取り組みの提案があれば、JR北海道には、実現に努力する義務が生じる。
こうした関係は、資金を調達する企業と、お金を出す投資家に置き換えるとわかりやすい。資金を集めるため、経営者は説明会を開くなどして将来のビジョン、事業計画、資金調達方法、資金提供者が得るメリットなどを具体的に説明するものだ。
今のところ、JR北海道のそうした姿勢は希薄に見える。そもそも同社は、将来も持続的に収益をあげていく仕組み、いわゆる「ビジネスモデル」をはっきりと示せていない。
1987年の国鉄改革で描かれた当初のビジネスモデルは、鉄道事業などの営業赤字が毎年498億円まで出ることを許容し、国から与えられた経営安定基金の運用益で埋め合わせる、というものだった。最大の収益源は経営安定基金そのものであり、同社は鉄道会社であると同時に、本質的には巨大な「資金運用会社」として誕生した。
ところがそのモデルはわずか数年で壊れた。原因が、鉄道事業の不振でないことは明白だ。同社の営業赤字はコロナ禍の影響で大幅な減収となった2020年度まで、当初想定された498億円の範囲内に収まっているからだ。
572億円の営業赤字を出した22年度決算でも、廃線が決まった2区間と、経営分離が決まっている函館線函館―小樽間の赤字(計約104億円)を除けば、想定の範囲内に収まる。JR北海道が過度な赤字路線を廃止し、利用者である道民がそれに耐えてきた結果だ。
その一方で、基金の運用益は低金利下で急減し、1995年以降は、見通しを年間100億から270億円近く下回る事態が続いた。モデルが壊れた原因が運用益減少であることに疑いの余地はない。しかし、JR会社法などの現行法制度は、壊れたモデルを再構築する仕組みを内蔵していない。再構築できるのは、現在の同社の実質的な100%株主でもある国と、それを動かす政治だけだ。
道や道内市町村は、国に対し制度の改善を強く要求するべきだと思う。道内選出の国会議員の力も試される。地元支援のあり方を決めるのは、その結果を見てからでも遅くはない。
国鉄改革案を審議していた1986年3月の参院予算委員会のやりとりを紹介する。当時は野党だった公明党の中野鉄造氏が「政府案では、経営安定基金の運用益で収支の均衡を図るようだが、うまくいかなければ、地方自治体への負担要請となり、住民にはね返るのではないか」と迫り、三塚博運輸相(故人)は「政府の試算でも黒字計上が可能。見通しとしては着実に運営できる」と答弁した。
要するに、国は見通しを誤ったのだ。そのツケをJR北海道と、その利用者である道民が払わされている。くしくも現在の国土交通相は、同じ公明党の斉藤鉄夫氏。大先輩が危惧した事態にしっかり対応してほしい。(特別編集委員 鈴木徹)
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OS5
:2023/12/26(火) 08:21:44
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20221022-OYTNT50012/?from=yhd&ref=yahoo
九州鉄道網、東西格差が鮮明に…新幹線開業で大幅時短の一方、進展なく急行廃止も 「時間地図」を分析
2022/10/22 05:00
西九州新幹線(武雄温泉―長崎)の開業を受け、読売新聞は有識者の協力を得て、九州内を鉄道で移動する際にかかる時間に応じて伸縮させる「時間地図」を作成した。2011年の九州新幹線(博多―鹿児島中央)の全面開業に加え、9月の西九州新幹線の開業で移動時間が短くなり、九州の西側は大幅に縮んだ。一方、東側の変化は少なく、鉄道網の「東西格差」が一段と鮮明になっている。(瀬戸聡仁)
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時間地図は、地理を表す一般的な地図と違い、交通網整備の進展などで変化する。今回作成したのは、鉄道駅間の移動にかかる時間を基に変形させたものだ。
まず、国鉄時代の1976年を見ると、東西格差はそこまで大きくないことが読み取れる。当時は日豊線の特急「にちりん」や鹿児島線の特急「有明」が運行していた。長崎線と佐世保線の全線電化により、特急「かもめ」が運行を開始し、博多―長崎間は2時間半程度で結ばれた。
九州の鉄道にとって最大の転機は、九州新幹線の開業だ。2004年に新八代―鹿児島中央間が部分開業し、11年には全線が開業した。1976年と2011年の時間地図を比較すると、博多―鹿児島中央(約257キロ)間が大幅に短くなっていることが分かる。
例えば、福岡市に暮らす人が鹿児島市に鉄道で向かう場合、1976年だと5時間弱かかっていたが、九州新幹線の全線開業で、所要時間は3時間程度短縮され、最速1時間19分で結ばれた。旅行やビジネスの利便性は大幅に向上した。
さらに、今年の時間地図を見ると、西九州新幹線(約66キロ)開業により、博多と長崎もぐっと近づいた。所要時間は最大で30分ほど短縮され、最速約1時間20分になった。76年は2時間半程度かかっていたが、1時間以上短くなった。未着工の新鳥栖―武雄温泉間が整備されればさらに縮まることになる。
一方、東九州の多くの地域で所要時間はほとんど変わっていない上、宮崎―志布志間は急行の廃止などで時間地図が拡大した。東九州にも新幹線の基本計画は存在し、大分県などは整備計画に格上げするよう政府に求めているが、約2兆6700億円と推計される整備費用など課題もある。
読売新聞は、東京大の清水英範名誉教授(空間情報学)と、東北大の井上亮准教授(地理情報科学)の協力を得て時間地図を作成した。所要時間は、旧国鉄やJR九州の時刻表に準拠し、乗り換えにかかる時間は考慮していない。
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OS5
:2023/12/26(火) 08:22:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/e15175bb4f3ddf27406dc5ff63d83aaf15a91e94
「宮崎に新幹線」調査費を県が計上方針、新八代―宮崎ルート「有力な選択肢の一つ」と位置づけ
12/26(火) 7:17配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
宮崎県の河野俊嗣知事が25日、読売新聞のインタビューに応じ、九州新幹線の新八代駅(熊本県八代市)と宮崎市をつなぐ新たな新幹線の整備構想を具体化させるため、県の新年度予算案に調査費を計上する方針を明らかにした。ルート案や概算の事業費、需要予測などを示す考えで、河野知事は「(整備に向けた)議論の材料を提供したい」と述べた。
【図解】九州新幹線、大分から宮崎の「東」ルートも
宮崎県を通る新幹線の整備事業を巡っては、福岡市から大分県を通過し、鹿児島県を結ぶ「東九州新幹線」構想がある。全国新幹線鉄道整備法に基づき、1973年に基本計画路線に決まったものの、整備計画路線への格上げには至っていない状態が続いている。
河野知事は東九州新幹線の整備を国に求めていく姿勢は維持すると強調。新八代―宮崎ルートを「有力な選択肢の一つ」と位置づけた上で、「新幹線に対する機運を高める取り組みにしたい」と述べ、「世論を喚起し、県民と一緒に考えるきっかけづくりとして一石を投じたい」と説明した。
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OS5
:2023/12/27(水) 08:19:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/778bf2b5cd92ca90e18869fb4243066e996c3eb3
九州新幹線、新八代から宮崎市への延伸 宮崎県が調査費を計上へ
12/26(火) 17:33配信
毎日新聞
記者会見する宮崎県の河野俊嗣知事=宮崎県庁で2023年12月26日午前11時20分、下薗和仁撮影
宮崎県の河野俊嗣知事は26日の定例記者会見で、九州新幹線の新八代駅(熊本県八代市)と宮崎市を結ぶ九州横断ルートの延伸構想について、県の新年度予算案に調査費を計上する方針を明らかにした。「ハードルが高い課題だが、将来に向けての夢ということで、しっかり検討したい」と述べた。
県によると、調査費にはルートの想定や需要見込み、事業費の試算などが含まれる。九州の新幹線整備を巡っては、福岡市から鹿児島市までを大分、宮崎の両県経由で結ぶ東九州新幹線が1973年に国の基本計画路線に位置づけられている。これまで宮崎県も東九州新幹線の建設促進に取り組んできたが、大きな進展がなかった。
東九州新幹線鉄道建設促進期成会の会長を務める河野知事は「我々が要望しているのは東九州新幹線であることに変わりない」とした上で、「幅広く世論喚起することが必要」との考えを示した。【下薗和仁】
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OS5
:2023/12/28(木) 14:43:52
https://news.mynavi.jp/article/20231228-jrwesthankyu/
JR西日本、自社線と重複する阪急新線に乗入れ検討 - 本命は桜島線?
掲載日
2023/12/28 06:00
著者:杉山淳一
阪急電鉄の「なにわ筋・新大阪連絡線」構想は、大阪都心で建設中の「なにわ筋線」に接続する。関西空港方面へ直通する列車を運行し、十三駅で阪急電鉄の既存路線と連絡する。すでに南海電鉄が料金不要の急行の乗入れを表明した。JR西日本も乗入れ検討と報じられた。
しかし、構想区間の大阪駅(うめきたエリア)から新大阪駅まで、JR西日本も独自の線路があり、すでに列車を運行している。ライバルとなるはずの並行路線に乗り入れるとは摩訶不思議。その理由を考察してみた。乗客にとって便利になるかどうかも気になる。
「なにわ筋・新大阪連絡線」と「なにわ筋線」
「なにわ筋・新大阪連絡線」とまとめてしまったが、これは阪急電鉄の2つの新路線構想をまとめた呼称である。「なにわ筋連絡線」は阪急電鉄の十三駅から大阪駅(うめきたエリア)まで、「新大阪連絡線」は十三駅からJR新大阪駅まで。50年前からあった構想が、「なにわ筋線」の建設決定を受けて動き出した。
「なにわ筋線」は大阪駅(うめきたエリア)からJR難波駅および南海電鉄の新今宮駅までを結ぶ地下路線計画。関西高速鉄道が第三種鉄道事業者として施設を保有する。JR西日本と南海電鉄は第二種鉄道事業者として列車を運行し、営業する。
大阪駅(うめきたエリア)は、JR西日本が保有する梅田貨物線(東海道本線貨物支線)に設置され、すでに新大阪駅とつながっている。JR西日本はこの梅田貨物線を使って、関西空港方面の特急「はるか」、和歌山・南紀方面の特急「くろしお」を運行している。おおさか東線の快速・普通列車も新大阪駅から大阪駅(うめきたエリア)に乗り入れる。特急「はるか」「くろしお」は「なにわ筋線」を経由することで、現在の大阪環状線を迂回するルートよりも所要時間を短縮できる。
南海電鉄は現在、難波〜関西空港間で特急「ラピート」と、料金不要の空港急行を運行している。これらの列車が「なにわ筋線」を経由することで、大阪駅(うめきたエリア)や新大阪駅を発着できる。JR西日本とは、大阪都心と関空方面を結ぶルートでライバル関係にあるが、JR西日本は南海電鉄「ラピート」の新大阪駅乗入れに合意したと過去に報じられた。
そこに阪急電鉄の「なにわ筋線」直通構想が加わった。阪急電鉄の既存路線は標準軌だが、「なにわ筋・新大阪連絡線」はJR西日本および南海電鉄と直通するため、狭軌で建設する。十三駅は地下ホームとなり、阪急京都線・神戸線・宝塚線と乗り換えられるようにする。これで阪急電鉄の路線網と関西国際空港が乗換え1回で結ばれる。
阪急電鉄は新大阪〜関西空港間で1時間あたり6本の急行を運行したい考えとしている。南海電鉄も乗入れを表明しており、新大阪方面で「JR西日本経由」「阪急電鉄経由」の両方を得る。ここまでの詳しい経緯は、本誌記事「阪急電鉄が『なにわ筋線』へ料金不要の急行を検討、他社も利点あり」(2023年9月2日掲載)で紹介した。
「なにわ筋・新大阪連絡線」と「なにわ筋線」(地理院地図を加工)
日本経済新聞電子版は、12月12日付で「JR西日本が阪急の連絡線に乗り入れ」と報じた。記事によると、実現すれば新幹線駅と関西空港駅までの輸送が充実し、乗客の利便性が高まるほか、JR西日本にとっては阪急電鉄沿線の利用者も取り込みやすくなるという。すでに南海電鉄が乗入れを表明しているので、「JR西日本経由」「阪急電鉄経由」の両ルートともJR西日本と南海電鉄が乗り入れる見込みとなった。
なるほど、いや、ちょっと待てよ。JR西日本が阪急電鉄経由の「なにわ筋・新大阪連絡線」に乗り入れる必要があるだろうか。JR西日本には梅田貨物線がある。自社路線で行けるにもかかわらず、なぜ阪急電鉄経由にするか。乗客の利便性は阪急電鉄や南海電鉄の電車が高めてくれる。大阪駅(うめきたエリア)で関空特急「はるか」に乗り換えてもらえばいいはず。それは南海電鉄の「ラピート」になってしまうかもしれないが。
JR西日本にとって、阪急電鉄沿線の利用者も取り込みやすくなるというが、これも大阪駅(うめきたエリア)まで来てもらえれば、乗り換えてJR京都線・JR神戸線(東海道・山陽本線)や大和路快速・紀州路快速に乗ってもらえる。ちなみに、阪急電鉄の大阪梅田駅からJR大阪駅まで徒歩7分前後。大阪駅(うめきたエリア)の地下ホームから大阪駅の高架ホームまで徒歩8分前後というから、大差はない。どちらかといえば、阪急電鉄の大阪梅田駅で乗り換えたほうが便利そうに思える。
JR西日本には、一体どんなメリットがあるだろう。
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OS5
:2023/12/28(木) 14:44:29
関空ではなくJRゆめ咲線(桜島線)直通で
夢洲で開催される大阪・関西万博の期間中、大阪駅(うめきたエリア)からJRゆめ咲線(桜島線)へ直通する臨時列車を運行する計画がある。その後、夢洲でIR(統合型リゾート)施設が稼働すれば、この臨時列車を新大阪発として定期運行させたい。
こうなると、梅田貨物線の容量は限界を超えそうだ。そこで、JRゆめ咲線(桜島線)直通列車を阪急電鉄の「なにわ筋・新大阪連絡線」経由に振り向けたい。阪急電鉄としては、関空方面だけでなく、JRゆめ咲線(桜島線)経由でユニバーサルシティ・夢洲方面もアクセス可能な鉄道ネットワークを構築できる。JR西日本も阪急電鉄も「JRゆめ咲線(桜島線)直通」を狙っている。これが本命のような気がする。
「南海電鉄」対「JR西日本」の構図、JR西日本は阪和線ルートに誘導
阪急電鉄は、「なにわ筋線」経由で南海本線・空港線とJR阪和線の両方に乗り入れたい。南海電鉄はそれに応じる形で、阪急電鉄の「なにわ筋・新大阪連絡線」へ乗入れを表明した。そこにJR西日本が参加する理由はひとつだけ。「十三駅(阪急電鉄)からの客を阪和線ルートに誘導したいから」だろう。新大阪駅より十三駅が重要といえる。
阪急神戸線・宝塚線・京都線の利用者が関空方面へ向かう場合、阪急電鉄または南海電鉄の車両に乗ることになる。乗客にとって、どの会社の車両に乗っても関係ないが、おそらく南海電鉄の車両は南海本線経由、阪急電鉄の車両は南海本線経由とJR阪和線経由に振り向けられるだろう。このままなら南海本線経由が多く、利用者が増えるだろう。大阪駅(うめきたエリア)まで来ればJR阪和線経由もあるが、乗換えがないほうが楽だ。
JR西日本も阪急電鉄の「なにわ筋・新大阪連絡線」に乗り入れると、新大阪駅発着の利用者を阪急電鉄側に逃すことになるが、難波〜関西空港間の距離を考えれば、こちらの利用者を逃したほうが機会損失は大きい。十三駅で受け入れる利用者が増えれば取り返せる。南海電鉄の車両とJR西日本の車両、それぞれのバランスが重要になる。
車両使用料の相殺
他の鉄道会社の路線に直通運転する場合、乗入れ先が車両使用料を払うしくみになっている。A社の路線にB社の車両が走った場合、A社がB社の車両を借りて営業したことになる。だから車両のレンタル料を払う。逆も同じで、B社がA社の車両を借りた場合、BがA社へ車両のレンタル料を払う必要がある。
しかし、相互直通運転において、お互いに現金をやり取りすると精算が面倒だし、銀行の振込手数料だけがかさんでいく。それではもったいない、というわけで「走行距離で精算」する場合が多い。つまり、A社の車両がB社で走った距離と、B社の車両がA社で走った距離を同じにすれば、現金精算の必要がなくなる。
JR西日本が「なにわ筋・新大阪連絡線」に乗り入れず、阪急電鉄の車両だけがJR線に乗り入れた場合は、JR西日本が阪急電鉄に対し、阪急車両のその日の走行距離に応じて現金でレンタル料を払う必要がある。しかし、JR西日本の車両も阪急電鉄の路線に乗り入れるなら、走行距離で精算できる。
走行距離で計算する場合、「なにわ筋・新大阪連絡線」の距離は約5kmとみられる。一方、阪和線経由のJR難波〜りんくうタウン間は約36kmで、距離の比率は約7倍。つまり、阪急電鉄の電車がJR阪和線で1往復すると、JR西日本の車両が「なにわ筋・新大阪連絡線」で7往復することで精算できる。
これは阪急電鉄にとっても良い話である。「なにわ筋・新大阪連絡線」は狭軌だから、新型車両を製造する必要がある。走行距離で計算してJR西日本の車両が走ってくれるなら、車両数は少なくていい。製造コストを下げられる。おそらく南海電鉄と阪急電鉄も「走行距離精算」を前提にダイヤと車両運行計画を組むはずだ。
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OS5
:2023/12/28(木) 14:44:39
伊丹空港接続を見据えて
JR西日本と阪急電鉄が相互直通運転を行う理由として、阪急電鉄の伊丹空港線構想もあるかもしれない。こちらはまだ計画が進んでいないものの、阪急電鉄が宝塚線から分岐して伊丹空港(大阪国際空港)ターミナルへ乗り入れた場合、大阪駅(うめきたエリア)・新大阪駅から十三駅での乗換え1回で伊丹空港へ行けるだけでなく、伊丹空港と関西空港の鉄道ルートも乗換え1回になる。
これは南海電鉄も同じことだが、JR西日本にとっては重みが違う。国内線の多い伊丹空港にアクセスしやすくなれば良いことだが、山陽・九州方面は山陽新幹線と航空便が競争関係にあるからだ。したがって、JR西日本が「なにわ筋・新大阪連絡線」に乗り入れる大きな理由にはなりにくい。
関西国際空港と大阪国際空港(伊丹空港)、南海本線・空港線とJR阪和線の位置(地理院地図を加工)
報道では関空アクセスに注目していたが、筆者はむしろ「桜島・夢洲アクセス」が本命だと考える。関空方面より距離が短いので、車両の距離精算も簡単になる。阪急電鉄の車両製造負担は増えるかもしれないが、その分、JR西日本の増備負担は減る。「なにわ筋・新大阪連絡線」のJR西日本直通は、JR西日本の利点も大きいといえそうだ。
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OS5
:2023/12/30(土) 01:22:21
https://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/feature/CO068936/20231219-OYTAT50005/
路線再構築好条件評価か
JR城端・氷見線〜未来へ向けて(上) JR西決意の150億拠出
2023/12/19 05:00
JR城端・氷見線を巡り、地元自治体やあいの風とやま鉄道、JR西日本は、事業総額382億円という前例なき規模のローカル線再構築に挑む。議論の大詰めに際し、JR西の拠出金額を受け止めた関係者の姿、残された課題などを取材した。
■「納得できる額に」
富山大特別研究教授の中川大は今秋、富山市内で前富山市長の森雅志と顔を合わせていた。交通政策で“大御所”とされる中川。2022年度から県地域交通政策監を務め、森とは富山市のコンパクトシティ政策に関する論文を共同執筆するなど親交も深い。
雑談の中で城端・氷見線が話題になった。富山市が富山港線を06年に引き継いだ際、JR西から10億円の拠出を受けた例を引き合いに、森は「路線距離は富山港線の6倍。拠出金も6倍(60億円)ぐらいか」と口火を切り、中川は違った算出方法もあるとの考えを示した。「双方が納得できる額であることが大事だ」。それが2人の結論だった。
■議論全国にも
ローカル線再構築の先駆けとなる城端・氷見線の動きは、全国の議論に波及する。JR西は検討会の前日、1キロ当たりの1日の利用者数が2000人未満の線区(17路線30区間)の収支を公表した。これらはJR西が地元と再構築協議を望んでいる路線を意味する。
県幹部は「全路線で150億円が出るとは考えにくい。城端・氷見線は期待分もあるだろう」とみる。国土交通省の有識者会議で座長を務めた東京女子大教授の竹内健蔵は「路線や地域で需要構造は異なり、今回の金額だけではJR西の姿勢を判断できない」と慎重だ。
沿線市長は、総事業費とJR西の拠出金は別々に検討を進めたと明かす。「我々とJR西のそれぞれで検討した額が、双方で折り合えるレベルだったということだ」と解説する。検討会メンバーの一人は拠出金の使途に制限がない点を歓迎し、こう推察した。「沿線市が議論に前向きで、経営を託せる第3セクターがあり、線路は単一県に収まっている。他にはない好条件をJR西が評価したのだろう」
(敬称略)
◇
再構築実施計画年内に国提出へ検討会最終会合
JR城端・氷見線の再構築検討会の最終会合が18日、県庁内で開かれ、総額382億円の再構築実施計画がまとまった。計画は年内に国土交通省に提出し、大臣認定を受ければ、来年2月15日から10年をかけて実施される。
11月に提示された素案に、公共交通を「社会インフラ」、地域交通サービスが地域の魅力に直結する「公共サービス」とする考え方を追記した。公共交通に対する自治体の財政負担を「投資」と見なす考えを打ち出した。
新田知事は「強い覚悟を持ってとりまとめた計画。利用者である県民の皆さんにしっかり伝えていくことが必要だ」と話した。
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OS5
:2023/12/30(土) 01:23:02
https://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/feature/CO068936/20231220-OYTAT50006/
あいの風JR西に念押し
JR城端・氷見線〜未来へ向けて(下) 移管前の再整備条件に
2023/12/20 05:00
「最後の『子どもたちの未来のために』という言葉がすごく(響いた)。そうなるようしっかり取り組みます」
拠出金額を発表した後、報道陣の取材に応じるJR西金沢支社の漆原支社長(左)と新田知事(11月29日、県庁で)
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11月29日に開かれた城端・氷見線の再構築検討会後、報道陣への対応を終えたJR西日本金沢支社長の漆原健は、隣に座っていた知事の新田にこうささやいた。
■次代への責任説く
この言葉は検討会の終盤に新田から発せられた。「4市の子どもたちが大きくなる頃に使いやすいサービスとなることを目指して知恵を絞らないといけない」。再構築の大筋はこの日に示されたが、計画期間は来年2月から10年間にも及ぶ。検討会の会長を務める新田が切々と説いたのは未来世代への責任だった。
両線の再構築にJR西が拠出する額は150億円。城端・氷見線の将来像を巡る議論は、LRT(次世代型路面電車)化の検討から始まり、4年近くに及んだ。議論をまとめる段階で、共に前を向いて未来に進もうと呼びかけた新田に、漆原は心を動かされた。
■北陸線移管苦い経験
再構築計画では5年後の2029年頃、JR西が担ってきた両線の経営をあいの風とやま鉄道に移管する。JR西はそれまでに信号やホームを再整備したり、あいの風に社員を出向させてノウハウを引き継いだりするという重要な役割も残されている。
検討会であいの風社長の日吉敏幸は、漆原に対し「最後まできちっと責任を果たしていただきたい」とくぎを刺した。9月の検討会で示した「移管のための5条件」で、レールなどの再整備を求めていたからだ。
あいの風は15年3月、北陸新幹線の並行在来線としてJR西から経営分離する形で誕生した。当時、県の知事政策局長だった日吉は、同年4月にあいの風の副社長に就任。その際、JR西から引き継いだ駅舎などの補修に手を焼いた。
その苦い記憶があったからこそ日吉は移管前の再整備を強く求め、抜かりなく5条件にも盛り込んだ。県幹部は「今回はJR西と対等な立場で議論ができた。事業者と行政双方の視点を持った日吉さんの存在は大きかった」と振り返る。
■自治体鉄路へ「投資」
あいの風開業時から砺波市長を務める夏野修も思いは同じだ。「JR西には、日常的に行っている仕事のプラスアルファを求めたい」と語り、計画に盛り込んだ移管前の整備費以外に、信号など設備更新の前倒しなどを注文する。
JR西は今回の議論に際して、22年度の城端・氷見線の赤字額(約11億円)を初公表した。路線は通学定期で利用する高校生が多く、それなりの利用者がいる割に赤字額が大きくなっているとの見方もある。
策定した計画では、33年度までに両線の赤字を約4億円減らし、1日の利用者数を9609人から1万2000人に増やす目標を掲げる。「将来も使いたい」と思える鉄路となるよう、自治体が先頭に立って公共交通に「投資」する取り組みは始まったばかりだ。(敬称略、この連載は川尻岳宏が担当しました)
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OS5
:2023/12/31(日) 17:20:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/e08a034d003a6ae9e4efd7eb62e08a8987d5f92a
姿見え始めた「なにわ筋線」 令和13年開業 再開発誘い経済効果 IRも取り込み
12/31(日) 16:41配信
産経新聞
令和13年に開業する新線「なにわ筋線」の姿が見えてきた。大阪市中心部を南北に貫き、新幹線が停車する新大阪駅と関西国際空港のアクセスを向上させる新線は、同市内の再開発を誘発。2025年大阪・関西万博後や、令和12年秋ごろの統合型リゾート施設(IR)開業による需要拡大も取り込み、大阪全域に大きな経済効果を与えることが期待できる。一方で大阪に人が集中し、関西のほかのエリアとの〝人口格差〟が広がる懸念もありそうだ。
5年12月下旬、大阪・難波の千日前通りに面したビルは閉鎖され、中はがらんとしていた。間もなく取り壊し工事が始まる計画とみられる。現場の掲示をみると、工事の発注者は「南海電気鉄道」となっていた。
なにわ筋線の新駅「南海新難波駅」が地下に建設される場所だ。南海電鉄によれば、ビル跡地は駅の建物などの施工ヤードになる見通しという。
南海電鉄は、なにわ筋線開通を見越し、難波を中心とした「大阪・ミナミ」エリアの開発を強化している。7月には、日本初進出の高級ホテルやオフィスビルなどを備える新開発地区「なんばパークスサウス」を同市浪速区に全面開業した。
同社は難波駅―新今宮駅を起点とした沿線開発計画「グレーターなんば」構想を掲げており、7年3月期までの3カ年の中期経営計画で300億円を投資する。ビジネス客やインバウンド(訪日外国人客)をミナミに引き込み、梅田を含むキタに対抗する街へと育てる考えだ。
一方、なにわ筋線の新駅「中之島駅」が開業する中之島周辺でも、路線建設のための工事が続いている。周辺には国際会議場「グランキューブ大阪」、リーガロイヤルホテル大阪といった主要施設が立地。だが、今の交通アクセスは良いとはいえない。なにわ筋線の開業により、利便性が高まる見通しだ。
再開発も進む予定で、関西電力グループの関電不動産開発(同市)などは6年、再生医療を中心に最先端医療が集積する「未来医療国際拠点」を、8年、高層マンション「シエリアタワー中之島」を開業させる。
なにわ筋線は、JR西日本と南海電鉄が共同で運営する。総事業費は3300億円。JR大阪駅から地下路線で中之島駅、西本町駅の2つの新駅を経由した後、南海新難波駅を経由して新今宮駅に向かうルートと、JR難波駅に向かうルートに分かれる。
開通すれば大阪と関西のほかのエリア、さらには海外とのアクセスが格段に向上することが期待できる。
西本町と中之島の両駅からは南海電鉄、JR西のそれぞれの既存のルートを通り、関空へ向かうことができる。さらに大阪駅からは、JR西の東海道線を経由して新大阪駅へたどり着ける。新大阪駅から関空へのアクセスが飛躍的に高まることになる。南海電鉄は特急「ラピート」の後継列車を運行させることを検討中だ。
一方、京阪電気鉄道は自社の中之島駅と、なにわ筋線の中之島駅とを地下で乗り換えられるようにすることを計画。
阪急電鉄は新大阪駅、十三(じゅうそう)駅、大阪駅を通る「連絡線」を建設し、なにわ筋線につなげる方針だ。なにわ筋線と同じ13年に開業し、新大阪駅から関空まで急行を直通運転させる。阪急沿線の神戸や京都方面に住む人々が関空、新大阪へ容易に行けるようになる。
なにわ筋線の乗り込みが計画されるJR大阪駅の新ホームには、和歌山方面を結ぶ特急「くろしお」が停車し、奈良方面を結ぶ「おおさか東線」も乗り入れる。人の流れを大阪から関西全域へ向かわせることも可能になる。(黒川信雄)
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OS5
:2023/12/31(日) 17:30:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/18a808d44e6b06d5b7e9fbfdf1149950e594cbf0
リニア開業遅れ受け、山梨で高まる部分開通の待望論 実験駅を観光利用の声も
12/31(日) 11:00配信
産経新聞
実験線を走行するリニア中央新幹線。部分開通の議論も浮上してきた=10月、山梨県笛吹市(平尾孝撮影)
山梨県内で、リニア中央新幹線の部分利用の待望論が高まってきた。長崎幸太郎知事は「全線開通が大前提だが(品川・甲府間の)部分開通は歓迎」と表明したほか、甲府商工会議所は甲府市に建設予定の山梨県駅をリニア実験線駅として観光に役立てる先行利用を要望している。静岡工区の着工が遅れを理由に、JR東海が、リニア中央新幹線の品川-名古屋間の工事完了時期をこれまでの「令和9年」から「令和9年以降」に変更するなど大幅な開業遅れが確実視されてきたことが背景にある。
【イラストでみる】リニア中央新幹線のルート
■すでに3年遅れ、さらに…
リニア工事をめぐっては、静岡県の川勝平太知事が、南アルプスのトンネル工事で大井川の流量が減るとして工事着工を認めておらず、同工区の着工のめどは立っていない。JR東海は明確にしていないが、すでに開業に向け、現時点で少なくとも3年の遅れがあるとされ、静岡工区着工が遅れれば、さらにそれだけ開業が先延ばしされる。
それに対し、山梨県内でのリニア関連工事は9年の開業を前提に進めてきた。今年に入ってからは「利根川公園部高架橋」(富士川町)が完成したほか「第一南巨摩トンネル」(同)が貫通。さらに、南アルプス市と中央市を結ぶ「釜無川橋りょう」などの、多くの大型構造物が姿を現し、山梨県民や関係者はリニア開通に向けた動きを目の当たりにしている。
開業が9年以降へと変更され、大幅な遅れがほぼ確実になるなかで、川勝知事は、南アルプス以東の山梨県駅までを、先行的に部分開業させるべきとの主張を繰り返している。山梨県の長崎知事は工事完了時期変更発表後の20日の定例会見で、「リニアは全線開通で初めて効果が最大化されることが大前提」としながら「南アルプストンネルは長大、巨大な工事となって相当程度の日数もかかる。とすれば品川から甲府の間を行ったり来たりというのもない話じゃない。JR東海がそういう経営判断できるように環境を整える現実的な対応を考えたい」と、これまで部分開通について公式的な発言を避けてきた中で、一歩踏み込んで発言した。
■山梨県駅を早期完成させ、観光客呼び込む
一方で、甲府商工会議所は、山梨県駅を早期に完成させ、現在のリニア実験線の一部として活用することを県やJR東海に要望している。
現在の実験線は都留市の山梨実験センターだけで乗降。そのため実験センターで乗り込み、時速500キロを体験した後、また実験センターに戻ってリニアから降りるという状況だ。これに対し、実験センターと山梨県駅の両方で乗降できれば、甲府地域への観光客流入につなげることができるという読みだ。
商工会議所の越石寛専務理事は、「品川-山梨県駅の先行開業が第一の希望だが、そうでなくても山梨県駅が実験線の駅となることで、観光コースに十分なり得る」とし、さらに「世界最高速の時速500キロの体験は訪日外国人観光客にも人気を博すことは間違いなく、実験線自体が新たな観光資源になる」と、太鼓判を押す。
国家的なプロジェクトであるリニア新幹線だが、川勝知事が静岡工区の工事着工を認めないことで、計画が進まない状況だ。その影響は山梨だけでなく、沿線の各地域でもマイナスの影響となっていることは確実。今月7日に国土交通省の有識者会議が、JR東海による一連の対策を適切と評価する報告書を取りまとめるなど、進展がみられており、この報告書で、「(未着工となっている)静岡工区の着工が前進することを期待する」(長崎氏)というのが、関係者の共通した思いだ。
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OS5
:2024/01/04(木) 15:55:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/23935bf9fff28137be30577c702a766c99b05853
「巨大な要塞駅」に「国内最小の新幹線駅」も 個性的すぎる北陸新幹線“新駅”たち、2024年3月開業へ
1/4(木) 8:12配信
乗りものニュース
開業に向けた準備が着々と進む北陸新幹線
北陸新幹線の車両(画像:写真AC)。
相鉄・東急直通線や宇都宮ライトレールの開業など、多くの動きがあった2023年の鉄道。いよいよ2024年春に金沢〜敦賀間の延伸開業を迎える北陸新幹線でも、多くの動きがありました。
北陸新幹線の延伸区間となる金沢〜敦賀間の距離は約125km。石川県内に小松駅・加賀温泉駅、福井県内に芦原温泉駅・福井駅・越前たけふ駅・敦賀駅の計6駅が設けられます。このうち、越前たけふ駅は他路線と接続しない単独駅となります。
敦賀駅は、整備新幹線で最大規模となる要塞のような駅舎が特徴。高さは約37mもあります。新幹線と在来線特急の円滑な乗り換えを実現するため、3階の新幹線ホームと1階の特急ホームを結ぶエスカレーターやエレベーター、改札が多数設置される点も注目です。
いっぽう県都の福井駅は、新幹線駅では「国内最小」の類を見ない構造になりました。通過線もなく、1本だけの島式ホームの左右に上下線の列車が発着する非常にシンプルな構造です。そのホームや、ホームにつながる階段は、東京方面・敦賀方面それぞれへ向かう乗客が共用することになります。
一般的に新幹線は、各駅停車しか停まらない駅でも、2面2線の相対式ホームという構造が多数を占めます。上下本線のあいだに通過線や待避線があるためです。純粋に線路が2本だけ、ホームが1本だけという新幹線の駅は、福井駅が初めてとなります。
駅だけでなく、「日本初スポット」や「鉄道ビュースポット」も誕生します。福井市の九頭竜川に整備された「新九頭竜橋」は、日本初となる新幹線と道路の併用橋になります。また、北陸新幹線の車両基地「白山総合車両所」の隣接地には、新幹線を間近で見学可能な複合施設が開業します。
開業後のダイヤはどうなる?在来線は大変貌
整備主体の鉄道・運輸機構は2023年9月、全駅の駅舎工事が完了したと発表。同月には、JR東日本の新幹線用検測車両「East-i」(イーストアイ)と営業運転で使用されるW7系が初入線し、11月には速度向上試験で最高速度260km/hを達成しています。
12月に入り、延伸区間の施設が鉄道・運輸機構からJR西日本に移管されるなど、開業に向けた準備が着々と進んでいます。JR西日本は、敦賀延伸用としてW7系を11編成増備するとしています。
開業後、東京〜敦賀間では「かがやき」9往復、「はくたか」5往復の計14往復が運行されます。このほか「つるぎ」が富山〜敦賀間に18往復、金沢〜敦賀間に7往復設定される予定です。
「かがやき」は9往復のうち、5往復が延伸区間では福井、敦賀のみに停車。東京〜福井間の所要時間は最速2時間51分、東京〜敦賀間は最速3時間8分となります。芦原温泉や越前たけふに停車する便も設定されます。
現在、大阪〜金沢・和倉温泉を結ぶ特急「サンダーバード」や、名古屋〜金沢を結ぶ特急「しらさぎ」は、それぞれ敦賀までに運行区間を短縮。北陸新幹線へのアクセス特急に変化し、これらの在来線特急は「つるぎ」と接続する形になります。
新幹線の延伸開業により、並行するJR北陸本線は第三セクターに転換されます。金沢〜大聖寺間は「IRいしかわ鉄道」に、大聖寺〜敦賀間は「ハピラインふくい」として再スタートを切る予定。かつて米原〜直江津の全長353.8kmを誇った大幹線の北陸本線も、来春以降は米原〜敦賀間のわずか45.9kmだけが残ります。
乗りものニュース編集部
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OS5
:2024/01/05(金) 09:30:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ba0ecfcb53fefeb59f1252847572f22e0b2fb86
京成線の輸送力が大幅アップ? 宗吾車両基地を拡張へ 成田空港の機能強化に対応
1/5(金) 8:42配信
乗りものニュース
将来の旅客需要確保に向けて輸送力を強化
京成スカイライナー(画像:写真AC)。
京成電鉄は、成田空港の機能強化に伴い、宗吾車両基地を拡張します。同社は2023年10月の取締役会で「宗吾車両基地拡充工事における新工場建設工事の着工」を決議しました。2023年11月に着工しており、2029年3月に完成する予定。投資額は488億円となる見込みです。
成田空港では、C滑走路の新設やB滑走路の延伸などにより、年間発着回数を30万回から50万回に引き上げることが計画されています。これらの機能強化は2028年度末に完成する予定で、更なる空港利用者の増加が見込まれています。
今回の車両基地の拡張は、将来の旅客需要確保に向けて輸送力を強化することが目的とのこと。京成電鉄は、宗吾車両基地の拡充に関する内容について「現時点では詳細は公表できない」(広報・CSR担当)としています。
乗りものニュース編集部
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OS5
:2024/01/05(金) 09:32:30
https://mainichi.jp/articles/20230613/k00/00m/040/260000c?inb=ys
駅の窓口に見える「格差」 偽装請負の指摘に揺れる都営地下鉄
黒川晋史
毎日新聞 2023/6/14 05:30(最終更新 6/14 08:51)
東京都営地下鉄が「偽装請負」を懸念する指摘に揺れている。都交通局職員の駅長らが、外郭団体の従業員の駅員に直接指示できると読める記載が契約書類にあったためだ。現場で取材すると、窓口業務を巡り、交通局職員と外郭団体従業員の間にある待遇面だけではない仕事内容の「格差」も見えてきた。【黒川晋史】
7回の行政指導
都交通局は都営地下鉄の全106駅中、59駅の窓口対応やホーム監視などの業務を外郭団体である一般財団法人「東京都営交通協力会」(江東区)に委託している。協力会は1943年設立。役員には都のOBや出向者もいる。もともと駅構内の清掃や売店の運営を担ってきたが、2003年から駅業務も受託。現在は全従業員の4割にあたる約700人が都営地下鉄の駅員として働く。
厚生労働省東京労働局、亀戸労働基準監督署、新宿労基署の3機関は1〜3月、協力会に対して是正勧告や是正指導など計7回の行政指導を実施した。内容は、割増賃金の未払い▽時間外労働に関する労使協定(36協定)の周知不足▽出退勤時間の未把握――など多岐にわたる。
一連の指導の中で東京労働局は、都交通局職員である駅長が委託先の協力会従業員である駅員に直接指示できる余地が認められ、職業安定法が禁じる「偽装請負」の恐れがあるとして、交通局と協力会に改善を求めた。
まるで罰ゲーム
「実際に交通局職員から頻繁に指示を受けます」。毎日新聞の取材に、ある駅で働く協力会契約社員の男性が証言した。指令所や駅長(助役)から「次の列車で非常警報装置が押されたので、見に行ってください」といった内容が伝えられるという。
…
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OS5
:2024/01/05(金) 17:41:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a247e3eb849b81273b3f2be9a7c8f01ab70e02b
福井県議数十人、ハチマキ姿で自民党本部を埋め尽くす…熱意で手にした北陸新幹線の先に見る未来
1/5(金) 17:30配信
読売新聞オンライン
元北陸新幹線整備促進議員連盟会長・山本文雄さん(89)
完成した北陸新幹線の高架を前に、これまでの取り組みを振り返る山本さん(福井県坂井市で)
青空が広がった昨年12月下旬、地元・福井県坂井市で北陸新幹線の高架を見上げた。「感慨無量。一人の県民として3月16日が楽しみだ」。北陸新幹線金沢―敦賀間延伸に長年尽力した思いがこみ上げてきた。
旧春江町議を務めた後、1987年の県議選で初当選。2003年に設立された北陸新幹線整備促進議員連盟で会長を務め、23年4月に県議を引退するまで、新幹線県内延伸に尽力してきた。
若い頃、県外で出会った人によく「福井はどこ?」「存在感がない」と言われた。この悔しさが活動の原点になった。「新幹線が通れば、全国で福井の知名度が上がるはず。なんとか古里を発展させたかった」
北陸新幹線は1973年、東京と新大阪を日本海側経由で結ぶ総延長約700キロの路線として整備計画が決定。97年に長野まで開業した。その後、県内延伸が決まるまでの道のりは険しかった。
「金沢より先、福井はフリーゲージトレインでいいね」。数年後、ある国会議員と東京都内で会食した際、そう言われた。政府の財政難などの影響で、長野より先の延伸議論は停滞。「北陸新幹線は金沢まで」という雰囲気が漂っていた。国側が「福井延伸」の代替案として、レールの幅が異なる新幹線と在来線の双方を走れる「フリーゲージトレイン」を持ち出した、と感じた。
「福井に通すべきは新幹線だ。熱意は態度で示す」。2003年末、政府の新年度予算編成に合わせ、県議数十人を率いて東京を訪問。約1か月間、自民党本部に通い続け、県内延伸の要望を繰り返した。
新幹線に関する会合が党本部で開かれると、エレベーターホールから会議室までの廊下をハチマキ姿の県議で埋め尽くした。「出席した国会議員は迫力に圧倒されていた」
活動が実を結び、04年に金沢までの延伸が決まったのと同時に、福井駅の着工も決まった。金沢―福井間ではなく約800メートルの「点」。前例のない認可だった。福井駅は09年に完成。その後の民主党政権がいったん県内延伸を白紙撤回したが、「点があったおかげ」(県関係者)もあり、12年8月に金沢―敦賀間が着工した。
それから11年超。念願の延伸のはずだが、3月16日は「通過点」という。「人を呼ぶための強力な移動装置ができた。何度も来たくなるような福井をどう作っていくか」。福井駅前の再開発ビルの建設が一部で遅れているなど街づくりが決して順調ではないことに、「ここからが本番、正念場だ」と力を込める。
もう一つ、大きな課題がある。「3・16」の先に見据えるべき大阪までの全線開通だ。
与党や県などは23年度当初の敦賀―新大阪間の着工を求め、国土交通省も「重く受け止める」としていた。しかし、予定ルート上の京都府内で環境影響評価(アセスメント)が遅れ、着工は見送られている。現在もめどが立っていない。経済や文化でつながりの深い関西と往来するには、当面の間、敦賀駅で乗り換える必要がある。
「福井だけでなく、日本にとっても全通は重要だ」。北陸新幹線は、南海トラフ巨大地震など大規模災害の際に、東海道新幹線の代替ルートになるためだ。「生きている間に大阪まで新幹線で行きたいなあ」。そのときを心待ちにしている。(長沢勇貴)
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OS5
:2024/01/05(金) 19:58:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c4fbdc09ab0a576aaa1009a297cdcfbdbf77b26
宮崎県新幹線議論 急加速 実現は機運醸成が鍵
2023/12/31(日) 9:29配信
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宮崎日日新聞
半世紀進んでいない東九州新幹線構想を巡り、県内での議論がにわかに熱を帯び始めた。独自にルートの検討を進める大分県に続き、河野知事は今月、宮崎―新八代(熊本県)間をつなぐ新たなルートの調査費を2024年度当初予算案に計上する方針を表明。想定される沿線では期待が高まる一方、あくまで「東九州」への注力を求める首長も。整備への壁は高く実現の見通しは不透明だ。
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OS5
:2024/01/05(金) 19:59:43
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1947775
福井県―東京は北回りか南回りか…料金と時間で比較 北陸新幹線の延伸後、福井駅は「北」優位に
2024年1月4日 午後5時00分
東京行き来は北回り?南回り?
今年3月16日の北陸新幹線敦賀開業に伴い、福井県は東京と直結する。これまで多くの福井県民が移動ルートとして利用してきた「米原回り」に加え、「金沢回り」が有力な選択肢になる。一方、関西・中京方面との行き来は敦賀での乗り換えが必要で、利便性の低下は避けられない。福井と三大都市圏との往来は様変わりしそうだ。
県都の福井駅と東京駅間の移動は現状、東海道新幹線(米原経由)利用が北陸新幹線(金沢経由)に比べ料金も時間も優位だが、敦賀開業後はともに北回りの金沢経由が“逆転”する。
北陸新幹線の最速列車「かがやき」に乗車すると最短で2時間51分。現在の最短である米原経由の3時間24分に比べ、33分短縮される計算だ。北陸新幹線延伸後、米原経由で東京―福井間を移動する場合、敦賀での乗り換えが必要になることもあり、所要時間は3時間18分と見込まれる。料金は南回りが1万6950円になる一方、北回りは1万5810円。時間が早く、料金も安いとなれば、移動手段としては北陸新幹線が第一候補になる。
北陸新幹線の当面の終着駅となる敦賀―東京間はどうだろうか。米原経由が最速2時間50分で現在と変わらない一方、金沢経由は現在より50分早まるものの3時間8分。料金も金沢経由の方が割高だ。嶺南地域からは従来通り、南回りが選ばれそうだ。
少し悩ましいのが越前たけふ駅。料金は米原経由が安いが、所要時間は金沢経由がわずかだが短い。敦賀や米原での乗り換えを考えると北回りを選ぶ利用者は一定程度いるだろう。最速列車「かがやき」が2往復停車する効果が出ている。
日本政策投資銀行は2022年11月、福井と首都圏間の移動ルートに関する福井県内や首都圏在住者計1700人へのアンケート結果を公表した。「首都圏へ行く場合、最もよく利用するルートは」との問いに、県内在住者は米原経由の利用が50%、金沢経由が14%だが、敦賀開業後の想定では金沢経由が51%、米原経由が24%と逆転した。一方、首都圏在住者は現状でも北陸新幹線ルートの利用が最も多く、敦賀開業後はさらにその割合が高まるとの結果だった。果たして県民や観光客の移動手段は―。
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OS5
:2024/01/06(土) 14:18:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e6d2d959484b7a108b670547b687a949bee44fb
起点駅も終点駅も他路線との接続なし 着いたら折り返すしかないJR唯一の路線とは
1/6(土) 10:35配信
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鉄道コム
香椎線西端の西戸崎駅
全国46都道府県に路線を持つJR。その路線網は、本線と本線から分かれる支線などからなり、路線の起点・終点にあたる駅は少なくとも片方はJRの別の路線と接続しているのが基本です。
【画像】香椎線の宇美駅
一方が他の路線と接続する駅、もう一方が他路線との接続がない単独の駅を持つ線は少なくありません。ただし、JRの路線の中には、両端ともに他社線を含めて接続する路線がないものがあります。JR九州の香椎線です。
福岡市沿海部の西戸崎駅から、宇美町の中心部にある宇美駅までの約25キロを結ぶ香椎線。路線名にある香椎駅で鹿児島本線、香椎〜宇美間の途中にある長者原駅で福北ゆたか線との乗り換えができますが、他にJR線との接続はなく、鉄道利用のみの場合、両端まで行ったらいずれも引き返すしかない路線ということになります。
国鉄勝田線が現役の頃は、同線にも宇美駅があり、100メートル歩けば香椎線との乗り換えが可能だったため、当時の香椎線は片方のみが単独駅という路線でした。1985年に勝田線が廃止されて以降、今の形態になった経緯があります。香椎線は、鉄道の接続がない両端の駅を1本の列車で行けるという点でも希少。ただし、西戸崎〜宇美間を直通する列車は朝時間帯に限られるので、事前に時刻を調べておくことをおすすめします。
在来線では、本線系統の一部が第三セクターに移行したことで、他社線との接続はあってもJRの路線としては独立する形になったものもいくつかあります。大湊線と七尾線がその例。また、2024年3月16日に北陸本線の大聖寺〜敦賀間がハピラインふくい線に転換されると、越美北線(越前花堂〜九頭竜湖間)がこの例に加わることになります。
JR線や他社線との接続がない駅を起点や終点に持つ路線の数々。難度が高いものもありますが、鉄道を「完乗」するうえでは外せません。ダイヤ改正等での変化を踏まえつつ、こうした路線にスポットをあてた旅に出るのもいいと思います。
冨田行一
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OS5
:2024/01/10(水) 09:03:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ab90d6e020fda5c45cb98fa19a83c6f7f5d855a
「新幹線で隣の駅」が高コスパなのはどの区間? 特定特急料金をうまく使う
1/10(水) 6:03配信
トラベル Watch
在来線で特急列車を利用するときには、乗車券と特急券が必要になる。新幹線も同様で、乗車券と特急料金が必要になる。基本的には距離に合わせて金額が上がっていくが、ちょっとした例外がある。というのが今回のお題。
■ 早見表で調べるのが早道
在来線の特急列車はさまざまな区間で運転されているので、時刻表に載っている特急料金は「距離別」が基本。だから、利用する区間の営業キロ程を調べて、「この営業キロ程なら○○km〜△△kmの範囲なので、特急料金はいくら」といった手順で計算する。
ただし、利用が多い区間については早見表が別に用意されているので、そちらを見る方が手っ取り早い。いわゆる三角表になっていて、乗車駅と降車駅が交差するところのマスに書かれている数字を見れば金額が分かる。ワンマン列車の運賃表でよく見るものだ。
新幹線については路線と駅の数が限られているので、紙の時刻表では全駅をカバーする三角表が用意されている。前述のように乗車券と特急料金が必要になるので、マスはそれぞれ2段になっていて、上段が運賃(乗車券)、下段が通常期の特急料金(指定席)だ。
ところが、このうち特急料金の数字を見ると、妙なことに気付く。隣接する2駅の間については、特急料金が斜体になっていて「※」付き、かつ、金額が揃っている。
例えば山陽新幹線を見ると、姫路〜相生間の特急料金は斜体表示で870円、相生〜岡山間の特急料金は斜体表示で990円となっている。ほかの隣接駅間を見ても、みんな870円または990円だ。これを特定特急料金といい、東海道・山陽新幹線の場合、駅間距離によって870円の場合と990円の場合がある。
東海道新幹線の東京〜品川間も特定特急料金は870円だから、運賃が180円、特急料金が870円、合計1050円になってしまう。運賃の5倍近い特急料金を足して新幹線を利用する人なんているのだろうか。と思ったが、筆者は一度、東北新幹線を東京〜上野間だけ利用したことがあった。運賃は170円、特定特急料金は880円、合計1050円である。
ともあれ、ここまでは「基本」の話だ。
■ 間に駅を挟むのに特定特急料金が設定されることがある
ところが、時刻表などに載っている早見表を見ると、隣接する2駅ではなく、間に1駅を挟んだ区間で、特定特急料金が設定されているケースがあるのが分かる。
東海道新幹線では、東京〜(品川)〜新横浜、三島〜(新富士)〜静岡、静岡〜(掛川)〜浜松、豊橋〜(三河安城)〜名古屋が該当する。山陽新幹線では、福山〜(新尾道)〜三原、三原〜(東広島)〜広島、新山口〜(厚狭)〜新下関が該当する。
これらの区間には、いずれも共通点がある。それは「あとから間に駅が増えた」。つまり、以前は隣接する2駅だったものが、駅の新設によって隣接駅ではなくなってしまった組み合わせである。上でカッコ書きしたのが、あとから新設された駅だ。
杓子定規に考えると、「新駅の増設によって、隣接する2駅ではなくなったのだから、特定特急料金を設定する理由はなくなる」という話になろう。だが、さすがにそれはあんまりだと考えたのか、特定特急料金が維持されている。
これと同じことが、東北新幹線の古川〜(くりこま高原)〜一ノ関、一ノ関〜(水沢江刺)〜北上、北上〜(新花巻)〜盛岡の各駅間、それと上越新幹線の熊谷〜(本庄早稲田)〜高崎にもいえる。東北・上越新幹線では、隣駅との間に設定される特定特急料金は一部の例外を除いて880円だが、一ノ関〜北上、北上〜盛岡、熊谷〜高崎も880円、古川〜一ノ関は1000円だ。
おもしろいことに、東京〜大宮間にも1000円の特定特急料金が設定されている。ここはあとから途中に駅ができたわけではなく、まず大宮〜上野、次に上野〜東京と段階的に延伸されたのだが。
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OS5
:2024/01/10(水) 09:03:25
■ 特定特急料金が活きる場面
この特定特急料金の存在を頭に入れておくと、役に立つことがある。
例えば「青春18きっぷ」みたいな在来線普通列車専用のきっぷを利用していて、一部区間だけ新幹線で先回りするとき。特定特急券が設定されている2駅間だけ新幹線を使うわけだ。在来線が不通になったりダイヤが乱れたりしたときに、旅程崩壊を回避するために新幹線でリカバリーする場面も考えられよう。
特に、東海道新幹線の静岡〜浜松、それと山陽新幹線の相生〜岡山、三原〜広島、新山口〜新下関は、在来線で70km前後もある。ここで新幹線の乗車券と特定特急料金を投入すると、費用対効果の高い時間短縮を実現できる。小倉〜博多間で新幹線のシェアが案外とある理由も、この辺にある。
もっとも、新幹線の列車運転本数という問題がある。在来線から新幹線に乗り換えても、新幹線の本数が少なく、待ち時間が長いとせっかくの所要時間差を食いつぶしてしまい、到着時刻は大差ありませんでした。というコントみたいなこともあり得る。
トラベル Watch,井上孝司
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OS5
:2024/01/12(金) 08:20:01
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1950480
福井―大阪・名古屋は3分短縮も乗り換え必須 北陸新幹線の延伸後、料金も割高に
2024年1月9日 午後5時00分
今年3月16日の北陸新幹線敦賀開業に伴い、福井県は東京と直結する。これまで多くの福井県民が移動ルートとして利用してきた「米原回り」に加え、「金沢回り」が有力な選択肢になる。一方、関西・中京方面との行き来は敦賀での乗り換えが必要で、利便性の低下は避けられない。福井と三大都市圏との往来は様変わりしそうだ。
北陸新幹線が敦賀駅まで延伸すると、関西と北陸を結ぶ特急サンダーバード、中京と北陸を結ぶ特急しらさぎは、ともに敦賀駅止まりになる。福井県嶺北から大阪や京都、名古屋に向かう場合、北陸新幹線などを使って敦賀まで行き、特急に乗り換えなければいけない。移動にかかる時間は多少短くなる試算だが、料金は現在に比べて割高だ。
そもそも特急が敦賀駅止まりとなるのは、新幹線と同じ区間を走行する並行在来線となるため。「新幹線の開業効果を最大限発揮するには特急の継続は難しい」(国土交通省)。両者で利用客を奪い合い、互いに経営の足を引っ張ることになったら元も子もないからだ。
JR西日本によると、北陸新幹線敦賀延伸後、福井―大阪間の最短所要時間は1時間44分、福井―名古屋間は1時間33分(しらさぎと東海道新幹線利用)で現在に比べてともに3分早くなる。しかし、運賃と指定席の特急料金の合計金額は、福井―大阪間は7290円で現行比1150円高、福井―名古屋間は8260円で同2030円高となる。
敦賀駅でスムーズに乗り換えられるかも鍵だ。1階に在来線特急、2階に乗り換えコンコース、3階に新幹線ホームという3層構造で、駅舎の高さは新幹線駅で最大の約37メートル。JR西は平均乗り換え時間を10分とするが、大きな旅行バッグを抱えた観光客や小さな子どもがいる家族連れには移動は一苦労だ。
嶺北から敦賀駅への移動は北陸新幹線のほか、JR北陸線を引き継ぐハピラインふくいを利用することも可能。運賃は新幹線に比べて安いが、所要時間はかかる。敦賀駅到着後は、新幹線の敦賀駅まで「動く歩道」を利用するなど、約60メートル移動する必要がある。
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OS5
:2024/01/18(木) 09:45:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/eca2d5dd1082da24a5dd01c6edd24782e51d5839
JR京葉線快速「早朝の上り2本のみ継続」正式発表、通勤快速はダイヤ改正内容のまま廃止
1/18(木) 7:40配信
読売新聞オンライン
JR東日本
朝や夕方以降の時間帯を対象に、通勤快速と快速を全て各駅停車に変えることを柱とした京葉線のダイヤ改正で、JR東日本千葉支社は16日、改正内容を見直し、早朝の上り2本を快速として運行すると正式発表した。君津―東京と上総一ノ宮―東京の2本で、君津駅を午前6時12分に出発し、上総一ノ宮駅は午前6時3分に出る。3月16日から実施するとしている。
千葉支社が昨年12月に示したダイヤ改正では、午前10時〜午後3時台を除いた朝と夕方以降の時間帯で、平日は通勤快速と快速の上下35本が各停になる予定だった。県や千葉市、内房線や外房線の沿線自治体などの反発を受け、千葉支社は2本に限り、快速運転を維持することにした。通勤快速は昨年12月発表の改正内容のまま、廃止する。
京葉線では現在、平日の1日あたりで通勤快速と快速は上下で59本だが、見直し後は26本となる。一方で、各停しか停車しない新習志野駅では、乗車できる列車が上下で30本増える。
千葉支社の広報担当者は、「最大限の見直しを行った結果、2本の継続を決定した。今後も検討を続けていく」と話した。
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OS5
:2024/01/23(火) 19:49:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/b40062ff7422363c2d951243e146238ccba30ecd
西九州新幹線の新ルート案「検討してもいい」 佐賀知事が言及
1/23(火) 17:52配信
毎日新聞
九州新幹線長崎ルートの新ルート案に言及する山口知事=県庁で2024年1月23日午前10時34分、五十嵐隆浩撮影
九州新幹線長崎ルートの未着工区間、新鳥栖(佐賀県鳥栖市)―武雄温泉(武雄市)間の整備方針を巡り、山口祥義知事は23日記者会見で、与党内で浮上している新鳥栖駅を起点に北側のJR佐賀駅と南側の佐賀空港の間を通す新ルート案について「検討してもいい」と言及した。また2023年12月の国土交通省との協議内容について長崎県側にも伝達したことも説明した。
【写真】西九州新幹線、新ルートのイメージは
新ルートを巡っては23年12月の国交省との協議で南里隆副知事が「可能性を議論してもいい」と言及しており、山口知事は23日、「佐賀駅は佐賀駅としてまちづくりが発展しているので、佐賀駅自体は難しくともいろんな可能性がある。ちょっと南に行くルートなどいろんなことを検討してもいいとは思う」と述べた。
一方、「莫大な財政負担を一緒になって議論していかないと判断を間違える」とし、財政負担や在来線の問題とセットで考える必要性も強調した。
また、23年12月の国交省との協議内容を説明するため、南里副知事が長崎県の馬場裕子副知事と18日に面会したことを明かした。
南里副知事によると、佐賀県側の呼び掛けで県内で面会。国交省との協議で佐賀県側が「議論を深めるには(佐賀駅を通る)アセスルートをいったん白紙にして、地元で一から議論して合意形成を図る必要がある」とし、長崎県との協議の必要性について言及したことなどを直接説明した。また「長崎県側から話をしたいということであればいつでも対応する」と伝えたという。【五十嵐隆浩】
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:
OS5
:2024/01/24(水) 09:20:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/971939f9b6c5798b9fc1f33c3052bc5061ff5be1
大阪―和倉、最安9020円 北陸新幹線敦賀開業でJR西
1/24(水) 8:02配信
北國新聞社
北國新聞
●大阪―金沢 最安7980円
●東京―小松 1万80円
●東京―加賀温泉 1万310円
JR西日本は23日、3月の北陸新幹線敦賀開業に合わせて、北陸―近畿圏で早期購入割引の企画乗車券を発売すると発表した。乗車日の14日前までインターネットで購入できる座席数限定の「WEB早特14」が最も安く、大阪―和倉温泉で9020円、大阪―黒部宇奈月温泉で9690円となる。両区間は敦賀開業に伴う値上げ幅が他の区間に比べて大きいが、早期購入割引を利用すれば現行の運賃より安く抑えられる。
大阪―和倉温泉の運賃は、「WEB早特14」で9020円となるのをはじめ、乗車日の7日前まで購入できる座席数限定の「WEB早特7」で9300円。いずれも現行の運賃9360円より安い。乗車日前日まで購入できる座席数限定の「WEB早特1」は1万700円で、通常の運賃は1万2050円となる。
同区間は現在、特急「サンダーバード」1本で行き来できるが、敦賀開業後は直通便がなくなり、特急と新幹線を3本乗り継ぐ必要がある。特急や新幹線を使う際に加算される「特急料金」が1本分から3本分に増えるため、他の区間に比べて値上げ幅が大きい。
大阪―黒部宇奈月温泉の運賃はWEB早特14で9690円で、現行の9920円より安くなる。WEB早特7は1万270円、WEB早特1は1万1400円、通常は1万2500円となる。
同区間で敦賀開業後に運賃が高くなるのは、新幹線と特急の乗り継ぎ割引が廃止され、「特定特急料金」という割引が黒部宇奈月温泉には適用されないため。
大阪―金沢は通常9410円に対し、WEB早特7で8460円、WEB早特14で7980円。大阪―富山は通常1万290円のところ、WEB早特7で9250円、WEB早特14で8730円。
東京―小松は通常1万4600円に対し、WEB早特1で1万2960円、WEB早特14で1万80円。東京―加賀温泉は通常1万4930円のところ、WEB早特1で1万3250円、WEB早特14で1万310円。いずれも2月16日から取り扱う。
敦賀開業で大阪方面の運賃が割高になる沿線からは対策を求める声が出ており、JR西の長谷川一明社長は昨年の定例会見で「負担を感じないよう企画切符や割引施策を講じる」と述べていた。
●チケットレス拡大
首都圏―金沢で展開していた、交通系ICカードをかざすだけで乗車できる「新幹線eチケットサービス」は敦賀まで拡大する。JR西の予約サイト「e5489」でICカードの情報を登録し、新幹線の指定席や自由席を予約する。券売機や窓口で事前にチケットを受け取る必要はない。
チケットレス乗車で北陸新幹線とサンダーバードを乗り継ぐ場合、敦賀開業後は1回の操作で予約が可能になる。これまで「新幹線eチケットサービス」と「在来線チケットサービス」を別々に予約する必要があった。交通系ICカード1枚でスムーズに乗車できる。
●金沢-敦賀は利用できず 青春18きっぷ
全国のJR普通列車に1日乗り放題の「青春18きっぷ」は敦賀開業後、金沢―敦賀(IRいしかわ鉄道、ハピラインふくい)では利用できなくなる。
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OS5
:2024/01/24(水) 18:19:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/51aa6648223b553005b5cf35737e1e7f84e00d6c
JR豊肥線から熊本空港への延伸、熊本県大津町が中間駅設置を検討…民間の開発促す狙い
1/24(水) 12:11配信
読売新聞オンライン
熊本県が進めるJR豊肥線から熊本空港(熊本県益城町)への鉄道延伸(アクセス鉄道)計画で、ルートがある大津町が中間駅の設置を検討している。周辺の土地も利活用することで民間の開発を促し、県も後押しする構えだ。
アクセス鉄道は肥後大津駅と熊本空港を結ぶ延長約6・8キロの単線。県の計画では他に駅は設けず、間に信号所(行き違い施設)を設けるとしている。町によると、県が行き違い施設の活用を持ちかけ、町は新駅や周辺の宅地、商業施設の開発が可能かを検討を始めた。民間の開発事業者にも聞き取りを行っている。
蒲島知事は4日の年頭記者会見で、「市町村のまちづくりの取り組みはプラスの効果をもたらす」とした上で、「町の計画を聞き、一緒に検討したい」と述べた。
アクセス鉄道の事業費は概算で約410億円。熊本駅と空港を約44分で結ぶ計画で、2027年度に着手、34年度末の開業を想定している。
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OS5
:2024/01/24(水) 20:40:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c3a35a73dd1d6abb54e1010ffb36300d6122315
指宿枕崎線で協議申し入れ JR九州、鹿児島の沿線自治体に
1/24(水) 20:10配信
共同通信
JR指宿枕崎線の指宿駅=2023年12月、鹿児島県指宿市
鹿児島県のJR九州指宿枕崎線で利用客が低迷し、営業赤字に陥っている指宿―枕崎間を巡り、同社が沿線自治体に同区間の在り方について協議を申し入れたことが24日、分かった。設置する会議体や議論の進め方を今後詰める。同社は存続や廃止といった前提を設けず、幅広い選択肢を示して話し合いたい考えだ。
関係者によると、JR九州と鹿児島県、沿線の指宿市、南九州市、枕崎市の実務担当者が18日、鹿児島市で初会合を開いた。赤字のローカル線を念頭に他路線の現状を共有したり、地域交通に詳しい専門家の見解を聞いたりするといった案が出たという。
JR九州は、地元自治体と慎重に協議を進めたい意向とみられる。
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OS5
:2024/01/25(木) 11:35:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/c64ac50ee89f802dbeda677c74e3916b655619d5
新幹線延伸で函館市長は鉄路存続強調、独自に「函館駅への新幹線乗り入れ」検討…北海道はバス運行案も
1/25(木) 7:47配信
読売新聞オンライン
北海道新幹線の札幌延伸に伴い、JR北海道から経営分離される並行在来線・函館線(函館―長万部)の議論が本格化している。北海道函館市は鉄路存続を主張し、独自に新幹線の函館駅乗り入れを検討している。コロナ禍以降、市の観光客入り込みは順調に回復、駅前再開発も予定されており、新幹線の乗り入れにかける期待は大きい。(安井良典)
JR北関わらず
沿線7市町の首長が集まり、昨年12月27日に開催された並行在来線対策協議会
昨年12月27日に函館市内で開かれた並行在来線対策協議会。沿線7市町の首長が出席する中、北海道は検討中の案として、〈1〉函館―長万部間を第3セクターが鉄道運行〈2〉同間をバス運行〈3〉函館―新函館北斗間を第3セクターが鉄道運行、新函館北斗―長万部間をバス運行――の3案を示した。収支予測は30年間の累計で106億〜744億円の赤字が見込まれる。いずれの案もJR北海道は経営には関わらない。協議会は2030年度末を予定する札幌延伸の5年前の25年度末までに3案から一つに絞ることを目指している。
函館市の大泉潤市長は新幹線の函館乗り入れには言及しなかったが、「市としては函館―新函館北斗間はバス転換を想定していない」と鉄路存続を強調した。
上下分離方式も
JR函館駅前では再開発が進められている
大泉市長は新幹線の函館駅乗り入れに向けた調査を公約の柱に、昨年4月に初当選した。
函館―新函館北斗間の線路を改修し、新幹線を引き込むことを計画。技術的な問題や改修費用、収支予測などについて調査を民間に委託しており、23年度中に公表される予定だ。
知見のない新幹線の運行にはJR北の協力が不可欠で、線路などの維持管理は第3セクター、運行はJR北が担う上下分離も選択肢になるが、巨額な赤字を抱えるJR北が運行を受け入れるかは不透明だ。
地域活性化期待
(写真:読売新聞)
函館市では現在、19年1月に閉店したJR函館駅前の百貨店「棒二森屋」跡地で再開発が進められている。15階建てのホテル棟や25階建ての分譲マンションなどからなり、観光客を受け入れる役割も持つ。だが、資材や人件費の高騰で総事業費は当初の194億円から231億円に膨らみ、開業も26年3月から28年10月に遅れることになった。
市が補助金として負担する額も25億円から35億円に増えるが、「再開発計画は駅前の顔の役割も期待される」と負担を決めた。地権者らでつくる再開発準備組合の担当者も「市が目指す新幹線の乗り入れとの相乗効果が狙える」と再開発の意義を説明している。
大泉市長は「乗り入れが地域活性化の起爆剤として最適だ」と強調している。
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OS5
:2024/01/25(木) 11:41:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc347d58c165fe443252a4c12d55fe4eaef5047e
だまされた…長年の悲願だった地下鉄7号の延伸“年度内”断念、地元岩槻の住民ら怒り「理解できない」 事業費1300億円に増大「やめて他にお金を回せば」 期待していた追い風に「がっかり」
1/25(木) 11:33配信
埼玉新聞
「みんなのちからで 岩槻駅に地下鉄を 都心に直結」と書かれた看板が置かれている岩槻駅前のロータリー=24日午後、さいたま市岩槻区の岩槻駅東口
埼玉県さいたま市は24日、地下鉄7号線(埼玉高速鉄道=SR)岩槻延伸について、2023年度中の鉄道事業者への事業要請を実施しない方針を明らかにした。概算建設費の試算が物価高騰により当初の1・5倍となる1300億円とされ、整備計画に新たな課題が出てきたとして、年度内の事業申請を困難と判断した。概算建設工期の試算は当初の7年から18年程度に延びた。市は鉄道事業者に技術支援の要請を決め、課題解決と計画内容を精査して、事業を今後も進める意向を示した。
地下鉄7号延伸で広がる「中間駅」周辺イメージ図 4エリアは通過交通なるべく排除 高架下に店も
■地元民が憤り「約束が違う」
地下鉄7号線(埼玉高速鉄道=SR)岩槻延伸の事業申請が先送りされた。埼玉県さいたま市は、概算建設費が物価高騰により、当初の1・5倍の1300億円に膨れ上がったことが大きな要因としている。地下7延伸は地元岩槻の長年の悲願だっただけに、住民からは「だまされた」「約束が違う」と憤りの声が上がった。
清水勇人市長は2021年の市議会6月定例会で、23年度中に事業申請を実施すると明言していた。岩槻駅前の人形店東玉の戸塚隆会長(83)は「またここに来て延期か。だまされた」と憤った。「岩槻の発展はSRの延伸に一番影響すると思う。いつまでにやってくれるのか知りたい。1年後までには計画をまとめている段階であってほしい」
岩槻で生まれ育ち、地元で書店を経営する水野兼太郎さん(75)は「ずっと延伸を期待していたのに」と残念そうに話す。「岩槻が盛り上がる追い風になると思っていたが、これでは頓挫のような形になってしまう。(延伸はやめて)他にお金を回せばよいのでは」と語った。
岩槻に住んで45年という佐藤ケイ子さん(81)は「がっかり」と肩を落とす。何十年も前から計画は聞いていたが、「費用も多くかかるのなら、もっとほかにお金を使うべき場所があるのではないか」と話した。
さいたま市地下鉄7号線延伸認可申請事業化実現期成会の佐伯鋼兵会長(80)は「約束が違う。おかしい。工事費の高騰は理由にならない。地下7だけでなく、みんな上がっている。理解できない」と強い口調で話した。期成会は12年、経済界や自治会を中心に発足して、推進事業に取り組んできた。佐伯さんは「市が事業申請すればレールに乗り、期成会の役目は終える」と考えていたという。「数十年後か、地下7は通ると思うが、近い将来にはできない。突然こうなって残念」
県は大野元裕知事が政策に掲げる「あと数マイルプロジェクト」に基づき、さいたま市を後押しする形で延伸の検討を進めてきた。県幹部は「延伸を実現させたい思いは県も同じ。技術面の精査が行われてきたところではあるが、工夫できる部分はあるのではないか」と話していた。
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OS5
:2024/01/25(木) 17:37:11
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/966296/
<「鉄路の行方」を考える>14 名寄―稚内間 重要路線維持 国の責任で
会員限定記事
2024年1月23日 12:15
「現在4頭のシカの後ろを徐行しています。お急ぎのところ、ご迷惑をおかけします…」。JR北海道が「単独では維持困難」とする黄色線区の一つ、宗谷線名寄―稚内間(183キロ)の特急列車で昨年、こんなアナウンスを聞いた。線路に迷い込んだシカが、警笛に追い立てられる光景が目に浮かぶ。道外客と思われる家族連れから「のどかだね」と笑いがこぼれた。
野生動物との衝突で頻繁にダイヤが乱れるのはやっかいだが、乗務員のちょっとした機転で車内が和むこともある。天塩川や利尻山を望む景観は、眺めるだけで心が洗われる。宗谷線は観光路線として人気を集める力を十分に秘めている。
とはいえ線区の収支は深刻だ。昨年4〜9月の輸送密度(1キロ当たりの1日平均輸送人員)は272人。年間赤字額は2022年度で約27億円に上る。JR北海道が利益至上主義に走るなら、いつ廃止されてもおかしくない状況だ。
ただ、並行する高規格道路の整備は遅れ、札幌―稚内間の旅客輸送における鉄道のシェアは50%以上を維持している。終点の稚内市は、ロシア国境に近接する安全保障上の重要拠点でもある。営利目的の事業用資産としては「お荷物」でも、国土と産業を守るためには重要―。こうした線区は本来、道路や空港と同じ社会公共インフラに位置づけられるべきだった。
1987年の国鉄改革以降、国は、JR各社が一方的に廃線を進めないよう、JR会社法に基づいて経営を監督してきた。株式上場で完全民営化した本州と九州の4社にも、同法に依拠する「大臣指針」で「路線の適切な維持に努める」よう求めている。国民の財産だった旧国鉄の鉄道網を継承したJR各社は、公共交通機関の使命を果たすことを厳重に求められてきた。
昨年10月施行した地域公共交通活性化再生法(地活化法)は、そうした政策を実質的に転換するものとなった。ポイントは赤字路線の廃止や地元負担の論議を進める「再構築協議会」の仕組みが設けられたことだ。
再構築協議会は、事業者か自治体の要請に基づき国が設置し、地元負担を前提に路線を維持するか、バスなどへ転換するかを議論する。自治体には参加義務があり、3年以内に結論を出さなければならない。特に「輸送密度千人未満」は「優先的に対応」すべき区間とされた。廃線を急ぎたいJR各社にとって、実に都合の良い制度だ。
現在、JR北海道が黄色線区に設けている「アクションプラン実行委員会」は任意の協議の場であり、自治体に参加応諾などの義務は無い。しかし同社が今後、再構築協議会への移行を要請する可能性は、頭の片隅に置いておいた方が良いだろう。
地活化法の問題点は連載の次回以降検討することにして、ここでは再構築協議会の対象から除外される区間が規定された点に注目したい。具体的には《1》特急列車などの優等列車が拠点都市間を連絡し、相当程度の利用がある《2》貨物輸送サービスの一部として重要な役割を果たしている《3》災害時や有事に貨物列車が走行する蓋然(がいぜん)性が高いなど、国とJR各社との間で基幹的鉄道ネットワークの一部を形成すると確認した―区間だ。
特急が走り、旅客輸送のシェアも高い宗谷線は《1》に該当するはずだ。道の鉄道ネットワーク・ワーキングチーム・フォローアップ会議も「多様な産業が営まれる広大な生産空間を貫き、都市間を結ぶ国土の重要路線」と位置づけた。ならばその維持費用は、国が負担するよう主張していくのが筋ではないか。
地元関係者の間では、赤字減らしに協力するため「普通列車を廃止する」というアイデアもあるそうだ。都市間の基幹的鉄道網としての特性を維持するために、生活路線としての機能低下を容認する苦肉の策だ。もっとも「普通」があってこその「特急」なのだから、普通列車が廃止されれば、現在の特急は「優等」とは言えなくなり、《1》の条件を満たさなくなるのでは。老婆心ながら少し気になった。(特別編集委員 鈴木徹)
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OS5
:2024/01/30(火) 15:39:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ec7fdc9083ddf4e154407a7286b99f49e190f16
JR四国4期ぶり黒字見込み 3月期決算
1/30(火) 14:46配信
愛媛新聞ONLINE
定例会見に臨むJR四国の西牧世博社長=30日午前、高松市
JR四国の西牧世博社長は30日の定例会見で、鉄道利用などの回復傾向が現状のまま続いた場合、2024年3月期連結決算で経常損益、純損益ともに黒字を確保できる見通しを明らかにした。最終黒字が達成できれば4期ぶりとなる。鉄道事業が主体の単体決算でも黒字が見込めるとした。
西牧社長は会見で「鉄道利用が23年10月以降、新型コロナウイルス禍前の9割程度の水準まで回復している」とし、本業の営業赤字の圧縮が図れそうだとの見通しを示した。5月下旬からの運賃値上げによる収入の底上げも理由に挙げた。新型コロナ感染症の5類移行で行動制限が和らぎ、グループ企業が担うバス、ホテルなどの利用の回復が顕著になり、連結業績も期待が持てるとした。
愛媛新聞社
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OS5
:2024/01/31(水) 14:24:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/3406ea905d6a15d2bd47eb4195b3303c6b412308
西九州新幹線の久留米駅ルート、福岡県知事「検討に上がってない」…JR九州社長「運賃高くなる」
1/31(水) 12:53配信
読売新聞オンライン
服部知事
九州新幹線(西九州ルート)の武雄温泉駅(佐賀県武雄市)以東の「未整備区間」を巡り、久留米商工会議所(福岡県久留米市)の本村康人会頭がJR久留米駅付近で九州新幹線とつなぐ新ルート案の実現に向けて取り組む考えを示したことについて、福岡県の服部知事は30日の定例記者会見で、「国や佐賀県に確認したが、現段階では検討の俎上に全く上がっておらず、私から申し上げるべき段階にない」と述べた。
未整備区間について国は佐賀駅を通って新鳥栖駅(同県鳥栖市)につなぐルートを最適としているが、佐賀県は佐賀駅を経由する同ルートでは在来線の利便性が低下するなどとして反対している。
本村会頭は、今月19日に開かれた同会議所の新年祝賀会のあいさつで、佐賀空港(佐賀市)北側を通って久留米駅付近につなぐ新ルート案に言及し、「何とか久留米に持ってくる努力をしたい」と話した。
記者会見で服部知事は、新ルート案について「会頭が個人として一つの考えを示されたと受け止めている」とした上で、「新幹線の建設には膨大な時間がかかり、地元の財政負担も巨額になる。慎重な検討と県民の理解、県と県議会での意思決定をしっかりと行っていかないといけない問題」と語った。
新ルート案を巡っては、JR九州の古宮洋二社長も25日の定例記者会見で、「(久留米を経由すると)時間がかかって運賃が高くなる。佐賀や長崎にとって本当にいいことなのか総合的に考えないといけない」と述べた。
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OS5
:2024/01/31(水) 14:24:43
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20240119-OYTNT50138/
西九州新幹線の久留米駅経由、実現へ働きかけ…商議所会頭「素晴らしいまちになる」
2024/01/20 10:32
西九州新幹線
久留米商工会議所(福岡県久留米市)の本村康人会頭は19日、同会議所の新年祝賀会で、西九州新幹線・武雄温泉駅(佐賀県武雄市)から九州新幹線までの「未整備区間」について、佐賀空港(佐賀市)北側を通って久留米駅を経由する新ルート案の実現に向けて、今後、県やJR九州などに働きかけていく考えを示した。
未整備区間を巡っては、国土交通省はこれまで佐賀駅(同)を通って新鳥栖駅(同県鳥栖市)につなぐルートを最適としている。佐賀県は佐賀駅を通る案に反発しているが、昨年12月の同省との協議で、佐賀空港近くを通るルート案については「議論する用意がある」との見解を示している。
本村会頭はあいさつの中で、新鳥栖駅ではなく、久留米駅につなぐ案を念頭に「新幹線が来るというチャンスがあれば、久留米は間違いなく素晴らしいまちになる。県南のいろんな会頭などと話し合い、東京にも行って政治家と話し合って、何とか久留米に持ってくる努力をしたい」と述べた。
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OS5
:2024/02/01(木) 11:46:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/90e30eb6a0bbf789743d22a097f15f6d33017ca7
東九州新幹線計画、「久大線ルート案」に沿線住民ら期待の声…大分県が説明会
2/1(木) 11:30配信
読売新聞オンライン
説明会で話を聞く参加者ら
福岡市と鹿児島市を結ぶ東九州新幹線の計画を巡り、県は31日、日田市の県西部総合庁舎で同市や玖珠、九重両町の住民らを対象に整備効果や課題などの説明会を開いた。福岡―大分市間について県が昨年11月に公表したJR日豊、久大両線沿いの2ルート案の調査結果が示され、参加者からは日田市などを通る久大線ルートでの整備を期待する声などが上がった。(関屋洋平)
同新幹線は1973年に決まった基本計画路線の一つで、県は宮崎県などと連携して早期実現に向けて取り組んでいる。
説明会は機運醸成のために実施し、約60人が参加した。大分県交通政策課の担当者が各地の整備計画路線で工事が進み、東九州を含む基本計画路線でも格上げの期待が高まっていると説明した。
そのうえで、議論の活性化のために2ルート案の比較調査を実施したことを紹介。2ルートとも費用対効果の試算は便益が費用を上回る「1」を超えて大きな差は無かったが、日豊線ルートは大阪など本州方面への速達性に優れ、久大線ルートは九州内への交通の便が良いなどと説明した。
新幹線整備の課題として並行在来線の問題にも言及。他地域の事例を紹介しながら新幹線開業時にJRから経営分離され、第3セクターなどが運行を担い、便数の減少といった利便性の低下や赤字の補填による地元自治体の負担増などが懸念されることを説明した。
参加者からは久大線ルートでの実現を期待する声のほか、「県北は以前から日豊線ルートの実現を求めているが、久大線はこれからだ。機運醸成と言われてもスタート地点が違う」などの意見が出た。
参加した日田商工会議所の十時康裕会頭は読売新聞などの取材に「福岡を中核に九州全体が発展していくため、福岡へのアクセスを良くしないといけない。(久大線ルートの実現に向け)沿線の組織づくりを進めたい」と語った。
県は今後、県内の各地域で順次、同様の説明会の開催を予定している。
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OS5
:2024/02/01(木) 17:24:32
>例えば東京から敦賀に向かう場合、同じルートを特急などを使って移動する場合と比べ、約50分の時間短縮ができる。
無理があるでしょ・・・普通、米原経由だったんだから
北陸新幹線の延伸開業 能登地震復興も後押し 「東京→敦賀」は50分短縮
2/1(木) 17:12配信
産経新聞
報道陣向けに行われた北陸新幹線延伸区間の試乗会。JR敦賀駅のホームでは多くの報道陣が停車する新幹線車両にカメラを向けた=1日午前9時49分、福井県敦賀市(恵守乾撮影)
北陸新幹線金沢―敦賀(福井県敦賀市)間の延伸開業を3月16日に控え、JR西日本は2月1日、報道陣向けに同新幹線の試乗会を開催した。北陸では1月1日に能登半島地震が発生。今回の延伸では、地震の被害を強く受けた石川、福井県内に計6の新幹線停車駅が誕生する。延伸が、北陸各地の復興の後押しになることが期待される。
試乗会は、敦賀から金沢、そして敦賀に再び戻るコースで行われた。午前10時過ぎに敦賀駅を出発した「W7系」車両は、約1時間で金沢に到着。車内からは、北陸の冬山の雄大な景色を眺めることができた。
北陸新幹線の延伸は、平成27年3月に長野―金沢間が開業して以来、約9年ぶり。延伸区間は約125キロ。石川県内では小松、加賀温泉の2駅、福井県内では芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀の4駅が新たに新幹線停車駅となる。これにより、例えば東京から敦賀に向かう場合、同じルートを特急などを使って移動する場合と比べ、約50分の時間短縮ができる。
延伸により、市内の駅に新幹線が停車する予定の福井県あわら市では、地震の影響で温泉宿などのキャンセルが現在も続いているという。市内の土産物店の女性は1月31日、「地震の影響で温泉街の中心部でもお客さんが激減した。新幹線の延伸が客足の回復につながれば」と期待を寄せた。
ただ、北陸新幹線の延伸にともない、大阪―金沢間を直通運行している特急サンダーバードは、大阪から敦賀までの運行になる計画だ。そのため北陸では、関西からの訪問客が減少する事態を懸念する声も強く、JR西は特急と北陸新幹線を組み合わせて乗車すると、料金が割安になるきっぷの販売などを予定している。
一方、北陸新幹線は敦賀―新大阪間の延伸も計画されている。政府がかつて与党に対し、「仮に2031(令和13)年度に着工できれば、完成は46(同28)年度になる」との想定を示したことがある。ただ、政府関係者は「現時点では、着工の時期も見通せず、46年度の開業との見通しも立たない」と指摘している。(黒川信雄)
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OS5
:2024/02/02(金) 16:14:24
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240202-OYT1T50009/
「臨海地下鉄」は東京臨海高速鉄道が運行へ…りんかい線と接続、羽田空港アクセス向上図る
2024/02/02 05:00
東京都は、東京駅と臨海部を結ぶ新路線「臨海地下鉄」の運行事業者に、都やJR東日本が出資する第3セクター「東京臨海高速鉄道」を選定すると決めた。羽田空港方面への乗り入れ計画がある同社の「りんかい線」と接続し、空の玄関口へのアクセス向上を図る。
臨海地下鉄は、東京駅を起点に銀座、築地、晴海を経由し、有明地区に至る総延長6・1キロの新路線。都は2040年頃の開業を予定している
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都関係者によると、終点の「有明・東京ビッグサイト駅」(仮称)を、りんかい線「国際展示場駅」のそばに建設する予定で、りんかい線との接続が容易になるという。また、りんかい線には、JR東日本が羽田空港発着の「羽田空港アクセス線」の相互乗り入れ運転を計画している。
運行事業者には、都営地下鉄も候補に挙がったが、りんかい線を経由すれば、東京駅から羽田空港までスムーズに接続できるため、東京臨海高速鉄道による運行が最適と判断した。
負担軽減と経営効率化を図るため、独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」が線路を整備し、同社が運行を担う「上下分離方式」を採用することで、1月下旬、都と同機構、同社の3者が合意した。
臨海部では、東京五輪・パラリンピックの選手村を転用した大規模マンション街の入居が1月に始まり、築地市場跡地の再開発も計画されている。人口流入と観光客増が期待されており、都は臨海地下鉄の利便性を向上させ、臨海部の発展につなげたい考えだ。
◆臨海地下鉄= 2016年、国の交通政策審議会で「東京圏の国際競争力の強化につながる事業」に選定され、東京都が22年11月に事業化を表明した。概算事業費は4200億〜5100億円。茨城・千葉方面と秋葉原を結ぶ「つくばエクスプレス」との接続構想もある。
4653
:
OS5
:2024/02/06(火) 16:30:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/54d2c5e936f181fbaee24d0c74fb037b68e50559
阪急、十三駅一帯を大規模再開発へ「リニア・北陸新幹線乗り入れも追い風」…駅直上に高層ビル
2/6(火) 12:11配信
読売新聞オンライン
阪急電鉄が再開発を計画する十三駅周辺(2023年12月、大阪市淀川区で、本社ヘリから)=河村道浩撮影
阪急電鉄は、大阪と神戸、京都の3都市を結ぶターミナルの十三(じゅうそう)駅(大阪市淀川区)一帯の大規模な再開発に乗り出す。2040年をめどに、駅の直上に高層ビルを建設し、周辺との一体的な開発を進める。都心へのアクセスの良さをいかして、地域の魅力を高め、若い世代の流入も図っていく。
計画では、駅上の高層ビルのほか、十三駅を経由する新大阪―大阪駅間を結ぶ新線を整備するのに合わせ、十三駅地下にも駅を設ける。また、グループの阪急観光バスが営業所としている約1万平方メートルの土地など、駅周辺の3か所の用地も併せて開発を進めることで、にぎわい作りなどを図る。
政府は22年10月、都市再生特別措置法に基づき、十三駅一帯を含む新大阪駅周辺を都市再生緊急整備地域に指定した。都市の国際競争力を高める狙いがある。大阪府・市、鉄道事業者とともに具体化に向けた協議を進めており、阪急電鉄の再開発もこの一環となる。
十三駅は現在、神戸と宝塚、京都の3路線が通り、特急を含む全ての列車が停車。大阪梅田駅からも2駅と利便性が高く、1日の平均乗降客は約5万8000人(22年平均)に上る。
阪急の新線はなにわ筋線と接続する
さらに、十三駅を経由する新線は、「狭軌」と呼ばれる、現状の阪急路線とは異なるレール幅に対応し、大阪市内を南北に貫く新線「なにわ筋線」(31年春開業予定)に接続する。開業後は、十三駅を起点に、新大阪駅や関西空港に乗り換えなしで行けるようになる。
新大阪駅には、将来的に、リニア中央新幹線や北陸新幹線が乗り入れる見込みで、阪急阪神ホールディングスの関係者は「二つの新幹線乗り入れも追い風に、魅力ある街づくりを進めたい」と意気込む。
十三駅周辺は古くからの飲食店や遊興施設が立ち並び、大阪市内でも有数の歓楽街として知られている。
不動産経済研究所大阪事務所の笹原雪恵所長は「関西では、尼崎などが駅周辺の再開発によって、街のイメージを大きく変えた。十三も、利便性の高い再開発を進めることで、若い世代が集まる街に変貌(へんぼう)するだろう」と指摘した。(吉田雄人)
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OS5
:2024/02/07(水) 10:40:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/387ea83121af43b992fcc6aa73ede2992df581cd
熱意欠ける福島、ため息漏らす茨城 JR水郡線の利活用に温度差
2/7(水) 10:11配信
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毎日新聞
シンポジウムの会場には、茨城県内の高校生が発案した「水郡線の利活用促進策」も掲示された=茨城県大子町で2024年1月27日、根本太一撮影
茨城県と福島県を結ぶJR水郡線の利活用を巡って、両県の関係者に温度差が生じている。1月27日に大子(だいご)町で茨城側が開いたシンポジウムには、大井川和彦知事や沿線自治体の首長ら約300人が参加したが、福島側から出席した首長は沿線8市町村のうち矢祭町長だけで、熱意に欠ける福島側の現状にため息も漏れた。
水郡線は水戸駅(水戸市)―安積永盛(郡山市)駅間の約138キロ。福島県塙町の青年が明治時代に地元振興のためにと路線誘致を呼び掛けたのを機に1934年に全線開通し、今年90周年を迎える。
しかし、路線を管轄するJR東日本水戸支社によると、常陸大宮駅(常陸大宮市)から北側の常陸大子駅(大子町)間、さらに県境を越えた郡山方面は採算割れが続き、将来の廃線論さえ起きかねない状況だ。
シンポジウムでは、大井川知事が、5人以上の小中学生が校外学習で利用する場合は運賃半額補助▽定期券利用者は協賛店での飲食やホテル宿泊代割引――など茨城側の取り組みを挙げながら、「鉄路を存続させる」決意を表明した。
また、水郡線で通学する高校生は「沿線で子どもの数が減ると、利用者の大半を占める生徒も比例し減る」と危機感を示しながら、観光客を誘致するためのアイデアなどを発表した。ローカル線の実情に詳しい中川大・京都大名誉教授は基調講演で、沿線自治体が負担する資金で鉄道の運行便数を増やしたことで利便性が向上し、結果的に住民に愛されるようになった富山県内の例も上げつつ、「地域の力で地域の宝を未来につなげよう」と呼び掛けた。
茨城側は、水郡線を「奥久慈清流ライン」と名付け、常陸大宮―常陸大子間の利用増に努めている。水郡線の東館駅舎を中心とした活性化を図る矢祭町の佐川正一郎町長は、取材に「茨城側に比べて福島が出遅れている感は否めない。両県の情報交換・協働が必須だと思う」と話した。会場では「福島はJR只見線の活性化を注視するあまり、水郡線を後回しにしたのでは」との苦言も漏れた。
小川一路・JR東日本水戸支社長は、シンポジウムのあいさつで「茨城、福島とJRが協働し、水郡線の活性化の機運を盛り上げていきたい」と述べた。【根本太一】
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OS5
:2024/02/08(木) 09:08:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/2996c12a3587e90a19e92d277450ebf2c3fcd0ff
「なにわ筋線」工事着々も、大阪一極集中という強烈な副作用 周辺自治体は「若者の転出多い」と悲痛な声
2/7(水) 11:51配信
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Merkmal
利便性が大きく向上する大阪
なにわ筋線が接続される南海新今宮駅(画像:高田泰)
大阪市を南北に貫く新動脈・なにわ筋線の工事が着々と進んでいる。完成を見越して沿線で再開発構想が相次ぎ、関西で人口の大阪一極集中が加速する可能性が出てきた。大阪市福島区から堂島川を渡り、北区中之島へ向かう。なにわ筋の中央車線が通行止めとなり、重機が並べられている。大阪府市とJR西日本などが出資して設立された関西高速鉄道(大阪市)が進める鉄道新線・なにわ筋線の工事現場で、地下駅となる中之島駅(仮称)の整備が進む。
【画像】「なにわ筋線」のルートを見る(計13枚)
近くで働くサラリーマン(55歳)に話を聞くと、
「中之島は大阪の中心部なのに、西側は梅田や難波へ出るのに鉄道を使いにくい。なにわ筋線ができれば、梅田や難波へ気軽に飲みに行ける」
と笑った。
工事は地下駅の南海新難波駅(仮称)が設けられる中央区難波中でも進んでいる。予定地となる千日前通りに面したビルは閉鎖され、取り壊しの準備が続く。難波の繁華街の一角だけに、工事の掲示板に足を止めて見入る酔客もいた。
なにわ筋線は関西高速鉄道が施設を保有し、JR西日本と南海電鉄が乗り入れる。JR大阪駅(北区梅田)のうめきた地下ホームからJR西日本と南海電鉄の共用区間がおおむねなにわ筋に沿って地下を南下し、西本町駅(仮称、西区阿波座)でJR西日本と南海電鉄の路線に分岐、
・JR難波駅(浪速区湊町)
・南海新今宮駅(浪速区恵美須西)
に接続する。
全線複線の延長約7.2km。途中駅として共用区間に中之島駅、西本町駅、南海電鉄区間に南海新難波駅が設けられる。開業は2031年春の予定。関西高速鉄道は
「工事期間が長い地下駅から整備を始めた。今後、トンネル工事に入る」
と説明した。
梅田と難波という大阪の二大繁華街をつなぐだけでなく、JR大阪駅やJR難波駅、南海新今宮駅で既存の路線に接続することで
・新大阪駅(淀川区西中島)
・関西国際空港(大阪府泉佐野市など)
へのアクセスが改善され、大阪メトロ御堂筋線の混雑も緩和できる。利便性が大きいだけに、関西で進む人口の大阪一極集中を加速させる可能性がある。
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:
OS5
:2024/02/08(木) 09:08:26
関西の人口は大阪集中が継続
中之島で進むなにわ筋線地下新駅の建設工事(画像:高田泰)
日本の人口はコロナ禍が一段落したのを受け、東京一極集中が再び加速している。総務省がまとめた2023年人口移動報告によると、東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の転入超過数は12万6515人。前年を2万6996人上回り、コロナ禍前の2019年の
「85%」
まで戻った。
関西2府4県は全体で2670人の転出超過。大阪府が1万792人、滋賀県が12人の転入超過だったものの、京都府は2635人、兵庫県は7397人、奈良県は1319人、和歌山県は2123人の転出超過となった。
政令市4市は、堺市が527人、京都市が1339人、神戸市が4232人の転出超過なのに対し、大阪市は1万2966人の転入超過。大阪市の転入超過は10年連続で、前年より4253人増えた。転入者数は東京23区に次ぐ全国2位。関西に限定すれば人口の大阪一極集中が続いている。
ところが、府南部の市町村は軒並み転出超過に苦しんでいる。大阪市内を見ても2023年10月現在で周辺部の大正区、平野区など7区が1年前より人口が減った一方、中心部の浪速区、中央区、西区など6区は2けたの伸びを記録した。実態は大阪市中心部の“独り勝ち”だ。
大阪市企画振興部は「中心部でマンション建設が進み、若い世代が集まっている」、大阪市の不動産業者は
「若い世代は職住近接を好む。今後はなにわ筋線沿線で開発が進むのでないか」
と見ている。
なにわ筋線沿線では、関電不動産開発が福島区で2026年の完成を目指してタワーマンションを建築するなど再開発構想がめじろ押し。西区などではコロナ禍前、相次ぐタワーマンション建設で子どもが急増し、学校の教室不足が問題になったが、再び同じ状況が発生しかねない勢いだ。
神戸市や京都市は地道な対策で対抗
南海電鉄の地下新駅建設のため取り壊しの準備が進む難波中のビル(画像:高田泰)
関西の政令市の人口は2023年12月で
・大阪市:約277万人
・神戸市:約150万人
・京都市:約144万人
・堺市:約81万人
堺市は大阪市のベッドタウンとなって夜間人口が昼間人口より多いが、神戸、京都の両市は昼間人口が夜間人口を上回っている。
大阪、神戸、京都の3市が近隣から働く人を集め、三つの核が並立して関西をけん引してきたわけだが、神戸、京都両市の人口はこのところ、減少傾向が続く。このため、両市とも大阪一極集中への警戒感を隠さない。
神戸市は三宮地区へのタワーマンション建設を規制していることが人口減少の一因と指摘されている。しかし、この方針は曲げず、駅前などをリニューアルするリノベーション神戸や若者が好むIT企業の誘致、子育て支援策の拡充などで対応する方針。神戸市政策課は
「転出が多いのは若い世代。若者が定着できる街に変えたい」
と狙いを語る。京都市はもともと中心部が満杯状態のうえ、景観保護の高さ制限でタワーマンションを建設できず、マンション価格が高騰している。京都市総合政策室は
「景観に影響がない地域での高さ制限緩和や大学生の就職支援、子育て環境の整備などで対応したい」
と説明した。
両市の担当者から“短期間で効果を見込める方策”は出てこなかった。地道な対策が効果を上げるまでの間、大阪一極集中の流れが続くと見られ、なにわ筋線沿線の再開発に弾みがつきそうだ。
高田泰(フリージャーナリスト)
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OS5
:2024/02/09(金) 15:00:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/a76f728282f96d8b8dc1d8db7195e8be2f207804
新幹線「空白地」の宮崎県 誘致目指し、本格調査へ 費用を予算計上
2/9(金) 14:53配信
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毎日新聞
宮崎県庁=宮崎市橘通東2で2019年2月20日、斎藤毅撮影
新幹線「空白地」の宮崎県は、新幹線の県内誘致を目指して本格的な調査に乗り出す。従来の東九州新幹線ルートに加え、新たに九州新幹線新八代駅(熊本県八代市)から宮崎へと分岐するルートを想定し、整備に向けた調査関連事業費として3400万円を宮崎県の2024年度当初予算案に計上。具体化への動きが約半世紀にわたって進んでいない、新幹線整備の議論を活性化させたい狙いだ。
【図解】いまだ全線開通メド立たず…西九州新幹線、どこを通る?
国は1973(昭和48)年、福岡市から鹿児島市までを九州東部の大分、宮崎両市付近を経由して結ぶ「東九州新幹線」を基本計画路線として位置付けている。しかし、より具体的なルートが示される整備計画は策定されておらず、大きな進展がないまま長年の懸案とされている。
県によると、調査対象は①東九州新幹線の基本計画路線を踏まえ、山陽新幹線小倉駅(北九州市小倉北区)からJR日豊線に沿って大分、宮崎両市を通り九州新幹線鹿児島中央駅(鹿児島市)まで結ぶ「日豊線ルート」②新八代駅から熊本、宮崎県境の山間部を抜けて宮崎市まで結ぶ「新八代ルート」③東九州新幹線ルートのうち宮崎市から鹿児島中央駅までの区間に限定したルート――の三つ。③は先行して着手するケースを想定している。
調査は民間業者に委託し、24年度は3ルートそれぞれの所要時間や整備費用、需要予測、費用対効果などについて課題を整理する。県は調査結果を踏まえ、新幹線の整備に向けた機運を醸成するためのシンポジウムを24年度中に開催するとしている。
東九州新幹線鉄道建設促進期成会の会長を務める河野俊嗣知事は「東九州新幹線への機運が沿線各県で、今まで以上に盛り上がっていると感じている。調査結果をしっかりと県民に示し、議論を進めていきたい」と説明している。
九州東部を巡る新幹線整備を巡っては、大分県が23年11月、従来の日豊線沿いに加え、九州新幹線新鳥栖駅(佐賀県鳥栖市)から大分市までJR久大線沿いに結ぶルートの費用対効果などを公表するなど、再び注目が集まっている。【下薗和仁】
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OS5
:2024/02/09(金) 17:29:32
https://mainichi.jp/articles/20240207/k00/00m/040/097000c
赤字路線廃止 来訪者ぱたり「10年後は…」 鉄路失った地方の嘆息
目野創
毎日新聞
2024/2/9 07:30(最終更新 2/9 10:40)
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JR三江線の最終運行日に江津駅に到着した上り最終列車=島根県江津市で2018年3月31日午後9時54分、根岸愛実撮影
鉄路なき地域はどうなっていくのか。JRや沿線自治体などがローカル線の存廃を話し合う新たな仕組み「再構築協議会」が2023年、国主導で設けられ、各地で赤字路線のさらなる廃止も視野に入る。数年前にローカル線がなくなった沿線を訪ねると、衰退加速への懸念が広がっていた。
「年を取って車が運転できなくなったらどうしよう。病院に行けなくなれば、町を去るしかないのか」
島根県邑南(おおなん)町で生まれ育った笠井英雄さん(73)は日々の交通手段を心配する。
町内を走っていたJR三江(さんこう)線がなくなってすでに6年近く。中学時代は雪のため自転車を使えない冬場、約10キロを列車で通学した。広島県内の高校を卒業後、大学進学を機に移り住んだ大阪で会社員生活を送り、実家の農業を継ぐため16年ごろ、地元にUターンした。
当時、既に三江線は廃線が取り沙汰され、反発も感じた。しかし「買い物にはもっぱら車を使っていて、そんなに鉄道は使っていない。廃線反対と強くは言えなかった」と複雑な胸中を明かす。
バス転換も年2億円赤字
三江線はかつて、日本海側の江津(ごうつ)駅(島根県江津市)と、山間部の三次(みよし)駅(広島県三次市)の全長108・1キロを結んでいた。1975年に全線開通したが、自動車の普及と人口減少に伴い利用客は減り続け、18年3月末で廃線となった。87年の国鉄分割・民営化以降、本州で100キロを超える路線の全線廃止は初めてだった。
代替の公共交通をバスが担うようになったが、地域の「足」としての役割はおぼつかない。
島根・広島両県の沿線6自治体では18年4月時点で、行政や民間…
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OS5
:2024/02/12(月) 09:24:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/218e160b0ddef84814d99d51f48b0119a5827d1c
不採算のJR久留里線、沿線住民が「代替交通の充実」要望 千葉県などの検討会議が報告会
2/11(日) 21:45配信
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産経新聞
JR久留里線
乗客減少で不採算路線となっているJR久留里線の久留里-上総亀山間(千葉県君津市)を巡り、県や君津市などで構成する「沿線地域交通検討会議」は9、10の両日、同市内で自治会長らを対象に沿線住民の移動実態アンケート結果の報告会を開いた。県や市は報告会の意見を踏まえ、代替交通手段を含め、具体的な検討を進める考えを示した。
【表でみる】JRが自治体に協議入りを要請した久留里線と芸備線の概要
JR東日本が示した令和4年度の同区間(9・6キロ)での輸送密度(1キロ当たりの1日平均乗車数)はわずか54人にとどまる。
両日の報告会は沿線の3地区で、非公開で行われた。県や市側は参加した自治会長ら計34人に、昨年秋に中学生以上を対象に実施し、2231人から回答を得たアンケート結果を報告した。通勤や買い物、通院で「鉄道を利用」としたのが2〜5%台で、約9割が車での移動を念頭に置いていることなどを説明した。
自治会側からは「いつまでも住み続けられる公共交通の仕組みを考えてほしい」との要望が相次いだ。
将来、年老いて運転免許証を返納し、マイカーでの移動ができなくなるのに備え、利用者が乗降場所や時刻を決める「オンデマンド交通」も含めた移動手段の充実を求める意見も出た。
同路線の存廃に関しては「観光資源として残してほしい」との声もあれば、「運行継続は難しいのではないか」との意見も出た。
検討会議座長で交通システムに詳しい日本大理工学部の藤井敬宏特任教授は報告会後、地域のニーズに合わせた対応が不可欠だとの認識を示した。「いろいろな交通手段を地域の中でどう組み合わせるのか検討する必要がある」と語った。
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OS5
:2024/02/13(火) 08:59:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/5eccfdc9296677043dad379badcbad128b809a04
日豊本線 鹿児島 新八代 3つのルートで自治体の思惑絡む どうなる?「東九州新幹線」
2/13(火) 8:01配信
MRT宮崎放送
宮崎放送
宮崎県内には、新幹線の路線はありませんが、実は1973年に、こちらの日豊本線を沿うようにして整備する東九州新幹線の基本計画が定まっています。
計画はあるものの50年以上経っても進展はありません。
この整備計画は事実上凍結している状態なんです。
【写真を見る】日豊本線 鹿児島 新八代 3つのルートで自治体の思惑絡む どうなる?「東九州新幹線」
こうしたなか、宮崎県の新年度予算案では、新幹線の整備費や費用対効果などを調査する事業費としておよそ3400万円が盛り込まれました。
この事業で特に注目なのが調査ルートです。従来の北九州市小倉からの日豊本線のルート。同じルートのうち、宮崎ー鹿児島間を先行して整備するルート。そしてまったく新しい宮崎と新八代を結ぶルート。この3つの案を調査します。
ただ、これらのルートの経済効果をめぐり、自治体の思惑が複雑に絡み合っています。関係者の反応を取材しました。
■私には理解できない
(延岡市民)「ほしいです、新幹線、宮崎だけ取り残されている感じがする」「福岡などに行くのも不便なので新幹線はぜひ通ってほしい」
「(東九州新幹線は)無理だと思う、絶対的に人口が少ない、利用者少ない、元が取れない、それより東九州自動車道を2車線の方が有効」
県民からさまざまな意見が聞かれる新幹線の整備。去年11月、河野知事は県議会で次のように述べました。
(河野知事)「熊本県新八代と本県とを結ぶ(新幹線の)ルートにつきましては、今後の実現可能性などを踏まえますと、有力な選択肢の一つであると認識しております」
河野知事が有力な選択肢の一つとして初めて示した「宮崎ー新八代ルート」。
これに戸惑いを示したのが延岡市の読谷山市長です。
(延岡市・読谷山洋司市長)「(新八代ルートが)どうして有力な選択肢と言えるのか私には理解できないところであります、基本計画路線は宮崎県内には日豊本線ルートしかないわけであります。この具体化、実現に向け検討をさらに進めることこそが、まず第一に県が取り組むべきことであり、私どもが取り組むべきこと」
1973年の新幹線整備の基本計画では、日豊本線ルートのほか、大分県と四国の愛媛県とを結ぶ豊予海峡ルートも決定され、大分県は、去年も新幹線のルートに関するさまざまな調査を行っています。
(延岡市・読谷山洋司市長)「(東九州新幹線は)豊予海峡ルートにより、四国新幹線ともつながることになっている、したがって豊予海峡ルートの議論を本格化することが延岡市や九州、四国をはじめ西日本全体の経済の活性化などにとっても大きな効果、大きな意義があるとともに、東九州新幹線の整備促進につながることが期待される」
一方、河野知事は、新たなルートの調査に乗り出すことについて新幹線整備の機運を高めることが狙いだと説明します。
(河野知事)「こういった調査結果を県民に示しながら、県内でも議論を進めていく、そのための予算」
■旧来のJRの線路に沿った形で
また、調査では具体的な通過場所や駅の選定も注目されています。
日豊本線が通る都城市の観光関係者は、新八代ルートの場合でも、市内への駅の設置などが望ましいとしています。
(都城市郡ホテル旅館組合・中山雅和組合長)「都城市にも立ち寄ってもらうためには旧来のJRの線路に沿った形で新幹線に通していただく形で通していただくとありがたい」
東九州新幹線の基本計画が策定されたのは、1973年。
■悪い結果を引き起こすかもしれない
この50年の間に航空路線が発達し、高速道路の整備が進みました。その一方で人口は減少に転じています。
交通経済学の専門家は、新幹線の開通はメリットだけではないと指摘します。
(日本交通学会・竹内健蔵会長(交通経済学))「(新幹線により)都市間競争が激しくなることも認識しないといけない、宮崎の方々が都市間競争に勝てるだけの強いものを持つ、それだけの覚悟を持つ、それだけの投資を行う、そういうことをやらない限りは新幹線が通ることがマイナスになるかもしれない、安易に(新幹線が)来れば便利だろうというつもりで飛びついてしまうと悪い結果を引き起こすかもしれない」
新幹線が整備されるには、国が、「基本計画」を「整備計画」に格上げしなければならず、九州新幹線の場合は、1973年に「整備計画」に格上げされてから、2011年に福岡から鹿児島までつながりました。
来年度の調査により、整備費用やその経済効果がどのように見込まれるのか、また、整備の機運が高まっていくのか今後の行方が注目されます。
宮崎放送
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OS5
:2024/02/14(水) 21:17:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/c13853dbe264e8c7c5dbe848d57ef268c96707de
岡山・真庭市が1億円分のJR株取得へ ローカル線廃止の懸念のなか
2/14(水) 18:40配信
朝日新聞デジタル
会見する岡山県真庭市の太田昇市長=同市役所、礒部修作撮影
各地でJRローカル線の廃線への懸念が高まるなか、岡山県真庭市が14日、来年度の当初予算案にJR西日本の株式の取得費を盛り込んだことを明らかにした。太田昇市長は「資本参加することで地域の交通に一定の責任を持ちつつ、JRにも必要な意見を申し上げる」と述べた。
予算案に盛り込んだ額は1億円。今年度の決算で余る見込みの「決算剰余金」の一部を充てる。
予算案を発表する記者会見で太田氏は、株の購入の時期は証券会社などの意見を聞いて検討するとし、議会との調整次第では増額もあり得るとの見解を示した。
朝日新聞社
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OS5
:2024/02/15(木) 07:51:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/96cb0da8edf8cbe0080f493bb17d1e26983269f4
北陸被災地支援へ 東京から往復2万円の“格安”フリーきっぷ発売 JR東日本
2/14(水) 20:10配信
日テレNEWS NNN
日テレNEWS NNN
JR東日本は能登半島地震の被災地支援の一環として首都圏から北陸地方への格安のフリーきっぷを15日から期間限定で販売します。
JR東日本が販売する「北陸応援フリーきっぷ」は東京都区内からの北陸新幹線普通車往復(復路は「はくたか」自由席限定)に加え、北陸3県のフリーエリアの新幹線・特急、普通列車の普通車自由席が連続4日間乗り降り自由となっています。
価格は大人2万円(小児設定なし)で、利用期間は2月16日(金)〜3月15日(金)。利用開始日の前日までに首都圏主要駅の指定席券売機で購入する必要があります(発売は3月11日まで)。
東京〜金沢を往復する場合、新幹線普通車の正規料金は2万8230円(通常期・大人 往路指定席復路自由席利用)ですので、2万円の「北陸応援フリーきっぷ」で往復するだけでも元が取れる計算となります。JR東日本は格安きっぷの販売で、北陸エリアの観光需要の回復を後押ししたい考えです。
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OS5
:2024/02/16(金) 16:31:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac0974162e51b5525fae24949a23c23607b567a7
福岡市の地下鉄七隈線、ラッシュ時の運行本数増やす方針…3月から予備車両1編成を活用
2/16(金) 11:40配信
読売新聞オンライン
通勤客らで混雑する地下鉄七隈線
福岡市は15日、昨年3月の延伸後に利用者が増加している地下鉄七隈線について、今年3月から予備車両1編成を活用したダイヤ改正を行い、ラッシュ時の運行本数を増やす方針を明らかにした。
【地図】福岡市地下鉄七隈線の路線図
七隈線について市は、2027年度までに新たに4編成を投入する計画。1時間あたりの運行本数は、現行の17本から21本となり、ピーク時の混雑率は現在の130%から115%になる見込み。今年3月のダイヤ改正では、1編成が追加される暫定的な運用となるため、混雑率は5%の緩和にとどまるという。
市は27年度までの債務負担行為として、新年度一般会計当初予算案に車両の購入費などの経費62億7400万円を設定した。
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OS5
:2024/02/16(金) 17:47:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/062d0396edf52ffba78219799938b976885f8606
新幹線で北陸観光へ、 能登地震復興「来訪が支援に」…延伸開業まで1か月
2/16(金) 17:01配信
読売新聞オンライン
北陸新幹線の延伸区間を訓練走行する営業用車両(13日、福井市で)=長沢勇貴撮影
北陸新幹線金沢―敦賀(福井県敦賀市)間の延伸開業まで16日であと1か月となった。能登半島地震からの復興への原動力にとの期待が高まり、自治体も「観光してもらうことが支援になる」として、新たに沿線となる温泉地などへの来訪を呼びかけている。(福井支局 長沢勇貴、北條七彩)
【図表】北陸新幹線の延伸ルート
石川県西部に位置し、近くに新幹線の新駅ができる加賀温泉郷(加賀市)と、あわら温泉(福井県あわら市)。いずれも地震の被害は軽微だったが、風評による深刻な予約キャンセルに直面した。
新駅「加賀温泉」周辺に点在する加賀温泉郷の一つ山代温泉の旅館「みやびの宿加賀百万石」は1000件以上で、損失は数千万円に上る。福井県では、新駅「芦原温泉」近くのあわら温泉など県内146か所の旅館などで宿泊キャンセル(1〜3月分)が1万2708件に上り、損失は13億4300万円となっている。
これらの旅館やホテルは通常営業しながら、2次避難先として家を失った能登半島からの被災者を受け入れてきた。「みやびの宿加賀百万石」は15日現在、約330人の避難者を受け入れ、スタッフは高齢被災者の介護も手伝っている。
石川県内の宿泊施設の2次避難は、3月頃までに大半が受け入れ期限を迎えるが、支配人の森田章子さん(57)は「大変な思いをしている被災者に寄り添いたい」とした上で、「新幹線で関東と直通する効果は大きい。遠慮なく訪れてもらって地域を活性化させたい」と話す。
「新幹線は、復興に向けた希望の光だ」。能登半島の和倉温泉(石川県七尾市)に立つ創業220年の老舗旅館「 美湾(びわん)荘」で企画販売部長を務める 白髭(しらひげ)哲さん(48)はそう力を込める。
和倉温泉は、2015年に北陸新幹線が長野から金沢まで延伸した際に注目が集まり、美湾荘も売り上げが3割ほど伸びた。敦賀への延伸により、関西などで関心が高まるとみて、地震前は客室の改装を計画していたという。
建物や配管の損壊が激しく、22ある旅館すべてが休業中だが、白髭さんは、加賀温泉郷などへの来訪を呼びかける。「まずは、被害の少なかった観光地ににぎわいが戻ることが大事。和倉温泉が復活する時にも新幹線が力になる」と話す。
福井県の杉本達治知事は今月10日、金沢市で石川県の馳浩知事と面談後、「石川県の分も福井県が(PRを)担う。北陸各地に訪れてもらい、元気を能登にも広げていきたい」と述べた。石川県の馳知事も、新たに新幹線の沿線となる地域への来訪を呼びかけている。
福井県は、恐竜の化石が数多く発掘された「恐竜王国」を打ち出して誘客を目指してきたが、地震後も一部を除いてイベントを実施しており、春の大型連休などの宿泊予約は入りつつあるという。
延伸は、海外からも注目されている。米紙ワシントン・ポストは1月、「人混みを避け、2024年に旅すべき場所」として福井を取り上げ、曹洞宗の大本山永平寺などを紹介。新幹線で東京と直結する利便性の高さなどを理由に挙げた。
政府も3〜4月、1人1泊あたりの旅行代金を最大2万円補助する「北陸応援割」を実施して後押しする。
延伸区間を運行するJR西日本の長谷川一明社長は14日の記者会見で、「延伸開業が復旧、復興への原動力になる、大きな力になってくれるとの期待をもって開業日を迎えたい」と気を引き締めた。
北陸新幹線の金沢―敦賀間(125キロ)の延伸により、石川県南部と福井県に新たに6駅が設置される。
大阪―金沢間は、敦賀で在来線特急「サンダーバード」と乗り換える必要があるものの、22分短縮されて最速2時間9分となる。福井は、東京と乗り換えなしで結ばれる。東京―福井間は、東海道新幹線と在来線特急を乗り継ぐ現在のルートより33分短縮されて最速2時間51分。敦賀―新大阪間は、国土交通省が着工に向けた調査を行っている。
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OS5
:2024/02/18(日) 19:18:15
https://news.yahoo.
北陸新幹線延伸 見えない全線開業時期 敦賀ー新大阪は未着工
2/18(日) 17:20配信
産経新聞
北陸新幹線のルート
北陸新幹線は敦賀―新大阪間の延伸による全線開業が計画されているが、実現は不透明なままだ。今後、北陸と東京の交流が拡大する一方で大阪への延伸が実現しなければ、北陸と関西の関係性がさらに希薄になる恐れがある。
【写真】金沢―敦賀間延伸開業日の北陸新幹線の切符を求め、敦賀駅で並ぶ人たち
敦賀―新大阪間の延伸をめぐっては、政府がかつて与党に対し、「仮に令和13年度に着工できれば、完成は28年度になる」との想定を示したことがある。ただ、政府関係者は「現時点では着工の時期も見通せず、28年度の開業との見通しも立たない」と語る。
北陸新幹線は東京―大阪間を結ぶ路線として昭和48年に整備計画が定められた。東京―敦賀間の開業で全体の約8割が完成するが、残り約140キロの敦賀―新大阪間は詳細なルートも決まっていない。沿線となる予定の自治体では環境への影響を危惧する声もあり、駅やルートを決めるための調査も難航しているのが実態だ。
関西財界は早期の全線開業実現を求める運動を続けている。令和元年には大阪延伸の実現を求める官民合同の協議会を設立。代表に就いた大阪府の吉村洋文知事は「オール大阪で国に働きかけていく」と述べた。
また、沿線となる予定の京都市では、今年2月4日投開票の市長選で元官房副長官の松井孝治氏が初当選。大阪延伸に向け事態が動き出すのではないかとの期待も福井県内から上がっている。(黒川信雄)co.jp/articles/390a14dfc4cacca617060e73a2d8d873e66090117
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OS5
:2024/02/18(日) 19:28:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1638a40a7de21cb90c01259c6002add36e6a7c3
北陸新幹線延伸 東京と直通も関西との交流後退に懸念
2/18(日) 17:20配信
産経新聞
報道陣向けに行われた北陸新幹線延伸区間の試乗会。JR敦賀駅のホームでは多くの報道陣が停車する新幹線車両にカメラを向けた=1日午前、福井県敦賀市(恵守乾撮影)
北陸新幹線の金沢―敦賀(福井県敦賀市)間が3月16日に延伸開業する。能登半島地震で被害を受けた石川、福井両県は、観光客の流入などが復興の追い風となりそうだ。ただ、東京が北陸と直通運転で結ばれる一方、大阪からは敦賀の先へ乗り換えが必要となり、その利便性は〝明暗〟が分かれる。さらに、計画されている新大阪までの延伸は議論がなかなか進まず、全線開業のめどは立たないままだ。
【地図でみる】北陸新幹線のルート
「目抜き通りに観光客がいない。新幹線の延伸で回復するといいのだけど」
1月末、北陸新幹線が停車する予定のJR芦原(あわら)温泉駅(福井県あわら市)に近い温泉街。土産物店の女性はこう語った。
同市は最大震度5強の地震に襲われた。建物の大きな損壊こそなかったものの、同市によれば、市内の宿泊施設で1〜3月の予約の約3割がキャンセルされ、5億円近い損失が発生した。
その中での新幹線の延伸開業に、福井県未来創造部の林裕之課長は「100年に一度のチャンスだ」と期待を隠さない。同県での初の新幹線運行となり、一気に4つの停車駅ができるからだ。
期待の背景には金沢市の成功体験がある。北陸新幹線は平成27年3月に長野―金沢間が延伸開業し、開業前の特急利用者数と比べ、新幹線の利用者数は約3倍に伸びた。金沢駅周辺の地価は約2倍に上昇し、観光客も増えた。
もちろん「駅が開業するだけで観光客が来るわけではない」(林氏)。来県する人々への受け入れ態勢の強化が不可欠だ。福井県は延伸開業にあわせて、特産の「越前ガニ」や、人気観光地の県立恐竜博物館のアピールを強化。観光施設のリニューアル、新幹線停車駅周辺の商業施設、ホテル開発などを進める。
一方、東京からみると、延伸開業で直通運転となるエリアが増える。東海道新幹線で結ばれている関西や東海、東北新幹線で結ばれている東北などに、北陸が加わることになる。
移動時間も特急で行く場合より短縮される。たとえば東京―敦賀間は特急などを使った同じルートでの移動と比べ50分も短くなり、料金も安くなる。行き来しやすくなることで北陸との交流が深まり、北陸からの企業人材の確保が進むなどの可能性がある。
一方、大阪は難しい課題を抱えることになりそうだ。新幹線開業にともない、大阪―金沢間を結んでいた特急「サンダーバード」が大阪―敦賀間の運行に変わるためだ。敦賀から金沢方面への移動には乗り換えが必要で、通常料金では値段も上がる。北陸との交流が後退する恐れもある。
北陸側の懸念も強く、福井市内の飲食店員の男性は「福井への来訪者の多くは関西の人。特急がなくなって、本当に大丈夫だろうか」と話した。
JR西は、新幹線と特急を合わせて乗ると割り引きになる企画切符を発売するなど関西からの来訪者の維持に努める。どこまで効果があるかは未知数だ。(黒川信雄)
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OS5
:2024/02/20(火) 05:55:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4dbf23c61eeed07a8dd954bdd3498b597d846f4
九州新幹線「久留米分岐」提唱 長崎ルート未整備区間めぐる“膠着状態”に一石投じる “議論の進展”に期待の声も
2/19(月) 20:02配信
FNNプライムオンライン
【画像】未整備区間の協議が進まない九州新幹線
九州新幹線長崎ルート未整備区間「新鳥栖-武雄温泉」をめぐる県と国の議論が進展しない中、一石を投じる案が提示された。それは久留米から佐賀空港周辺、武雄温泉へとつなぐ”久留米分岐”論だ。
【画像】未整備区間の協議が進まない九州新幹線
“久留米経由”で全線フル規格を
福岡・久留米市で約100人が参加して開かれた集会(2024年2月11日)。九州新幹線長崎ルートの未整備区間について、JR久留米駅を経由し佐賀空港周辺を通るルートでの全線フル規格化を目指す久留米市の市民団体が開いたものだ。
未整備区間の議論は膠着状態
九州新幹線長崎ルート「新鳥栖-武雄温泉」間の整備方法については、国と佐賀県が2023年12月28日、約10カ月ぶりに協議を再開。しかし、議論は平行線で進展はなく、先行きは相変わらず不透明なまま膠着状態が続いている。
佐賀県が佐賀空港と連携する“南回りルート”を「議論する価値がある」と主張する一方、国やJR九州は「“佐賀駅ルート”がベスト」との姿勢を貫いているためだ。
「九州全体のために議論を」
こうした中で開かれた集会では、久留米大学の大矢野栄次名誉教授が「九州全体のために新幹線構想はどうあるべきかを議論していく」と語り、次のように述べた。
久留米大学 大矢野栄次名誉教授:
これは勝ち・負けはない。九州全体のために、できれば日本全体のための新幹線構想、というものを持つべきですよという議論の1つが久留米分岐論と考えてもらえばいい
九州新幹線“久留米分岐”論とは
大矢野名誉教授が提唱する「久留米分岐論」とは、久留米から佐賀空港周辺、そして武雄温泉へと九州新幹線をフル規格で整備するというもの。
将来的には久留米から大分、さらには四国、名古屋まで延ばし、「物流新幹線」として活路を見出す構想だ。その上で、「議論し、みんなで結論を作ることで政治家も国会などで取り扱いやすくなる」と関心の高まりに期待を寄せた。
また、市民団体の代表も次のように述べた。
西九州新幹線久留米誘致プロジェクト 黒岩壽臣代表:
久留米だけが良くなるのではなく一緒に発展していくべきだと思っている
議論進展のきっかけに?
新幹線長崎ルート「新鳥栖-武雄温泉」間の整備をめぐる佐賀県と国の協議は昨年末、約10カ月ぶりに再開されたものの進展は見られなかった。
膠着状態が続く中、“久留米分岐”論が協議進展のきっかけになるのか注目される。
(サガテレビ)
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OS5
:2024/02/20(火) 06:14:37
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240219-OYO1T50026/
北陸新幹線延伸目前、駅起点に敦賀のにぎわい取り戻せ…乗り継ぎ見込み「年980万人」観光客増へ動く商店街
2024/02/19 17:30
北陸新幹線金沢―敦賀間延伸まで1か月を切り、当面の間、「終着駅」「乗換駅」となる敦賀駅の周辺では、福井県敦賀市や商店街関係者らが一体となって観光客らによるにぎわいを取り戻そうとしている。歩道の拡幅を進め、新規出店を呼び込むなどして、市街地の魅力向上を図っている。(高山智仁)
拡幅した商店街の歩道に設けられた給電設備(福井県敦賀市で)
「中心市街地が元気になりつつある手応えがある。観光誘客の仕掛けを途切れなく作り、にぎわいを取り戻したい」。敦賀駅西口にある駅前商店街振興組合の河藤正樹理事長は力を込める。
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拡幅された商店街の歩道に設けられた給水設備(福井県敦賀市で)
駅西口から約400メートル続く同商店街では現在、歩道の拡幅工事が進む。拡幅部分には給水と給電の設備を設け、キッチンカーなどの出店を促す。敦賀の「鉄道と港の町」のイメージに合わせて25年前に設けた「銀河鉄道999」と「宇宙戦艦ヤマト」のモニュメントを塗り直し、人目につきやすいよう再配置した。にぎわいを生み出そうとするのが狙いだ。
敦賀駅舎を見渡せるように再配置され、写真スポットになったモニュメント(福井県敦賀市で)
新幹線の敦賀駅は駅舎の高さが約37メートルある。鉄道ファンらから「敦賀 要塞ようさい 」と注目されている。3階に新幹線のホーム、1階には関西、中京に向かう在来線特急「サンダーバード」「しらさぎ」が発着するホームがある。
在来線の敦賀駅(手前)と新幹線が発着する駅舎
敦賀は観光客増の好機を迎えようとしている。3月16日の新幹線延伸で、鉄道を利用する誰もが敦賀駅で下車する必要があるためだ。
敦賀市は、敦賀駅での乗り継ぎ客を年約980万人と試算。延伸で首都圏や長野県などからの来訪が期待されることから、乗降客も330万人と見込む。駅と観光名所・気比神宮(敦賀市)を結ぶ通りや周辺にある七つの商店街では、延伸でにぎわいが増す可能性を秘めている。
好機を生かすため、市などは2022年12月、商店街などの中心市街地への新規出店や店舗刷新の費用を最大2000万円補助する「敦賀まちづくり魅力UP応援補助金」を創設。商店街の魅力向上へ歩道拡幅や案内板設置も進めてきた。その結果、今年1月までに18店舗が新規出店を決め、既存店舗の刷新も15件が採択された。
7商店街の一つで、最近1年間でカフェやレストランなどが新たに出店した神楽町1丁目商店街振興組合の中山喜美子理事長は「商店街の魅力は店が密集して町歩きが楽しめるところだ。店が増えれば参拝客が商店街に立ち寄るきっかけになる」と話す。同商店街は今後、歩道拡幅なども予定する。
一方で、まちづくり会社「港都つるが」によると、商店街の43店舗分が空いている。近年は減少傾向にあるものの、商店街関係者は「シャッターが下りていると寂れている印象を持たれてしまう」と危機感を持つ。
活性化の取り組みは始まったばかりだ。本町1丁目商店街振興組合の小坂政徳代表理事は「観光客増の期待感は高まっている。広がった歩道でマルシェなどのイベントを開いて多くの人を集め、新規出店も呼び込めるような好循環を作っていきたい」と意気込む。
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OS5
:2024/02/20(火) 17:53:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/da5b8401744358832f4274fd3deff6760cfa2ba7
近鉄の複数路線で来月ダイヤ変更…準急新設・急行増便、インバウンド増加など対応で
2/20(火) 17:31配信
読売新聞オンライン
近鉄奈良駅
近畿日本鉄道は3月16日に奈良県内を走る複数の路線でダイヤを変更する。京都線や大阪線で急行を増便し、新型コロナウイルスの5類移行やインバウンド(訪日外国人客)の増加などによる需要回復に対応する。
京都線・橿原線では、京都行き、近鉄奈良・橿原神宮前行きともに平日の午前11時〜午後2時の間に、急行を1時間あたり3本から4本に増便する。また、午前7時18分の近鉄奈良発京都行き急行を新設する。
奈良線・難波線では、午前5時の大和西大寺発大阪難波行き区間準急を設け、始発電車が16分繰り上がる。大阪線では、平日の午前7時58分の五位堂発大阪上本町行き急行を新設し、同区間では午前7時20分の区間準急を急行に変更する。
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OS5
:2024/02/21(水) 16:22:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/17dfae1c2b7828c6bba8029f41a14a8d5d7c9c42
【雑学】埼京線は東北新幹線の「おまけ」だった!?「もめにもめてできた路線&駅」3選とは??
2/21(水) 15:00配信
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FRIDAY
埼玉と東京をつなぐ、生命線とも言える埼京線 写真:共同通信社
JR京葉線で、今年3月のダイヤ改正で廃止予定だった快速・通勤快速を、地元の反発を受けて一部存続させるという異例の事態が起きた。特に、通勤快速が東京から直通していた千葉市や一宮町など、千葉県中央部の自治体からの抗議が大きかった。このような、鉄道事業者と地元の攻防は、列車の存続や廃止にとどまらない。鉄道路線がまるまる生まれてしまうケースもある。
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◆東北新幹線建設の際生まれた「埼京線」
その名の通り、埼玉と東京を結ぶ動脈になっているJR埼京線。この路線は、赤羽から大宮までの新幹線とセットで作られた。
1月23日、東北新幹線の上野〜大宮間での架線トラブルは東日本の各新幹線に大きな影響を与えた。同日夜、復旧を急いだJR東日本は、現場で新幹線に並行する埼京線まで一時運転を休止させる措置に出た。
が、そもそもなぜ埼京線と東北新幹線が並行しているのか? 答えは歴史にある。
東北新幹線と上越新幹線は、’71年からまず東京(上野)と盛岡・新潟の区間で着工。うち都市部を走る東京〜大宮間では、用地の確保が難しいため当初は赤羽から先は地下を掘り進める計画だったが、高架線を作る案に変更された。ところが、高架案に沿線で猛反対が巻き起こった。
それは、’70年代に東海道・山陽新幹線で騒音が社会問題化したことが理由だった。とりわけ名古屋市での新幹線騒音訴訟は住民と国鉄が最高裁まで争い、新幹線の騒音基準の設定と住民への和解金の支払いでようやく決着をみた。こうした状況から、東北新幹線沿線でも騒音を懸念した住民が反対運動を繰り広げ、自治体も強気に転じたために国鉄は用地買収もままならなくなる。
そこで国鉄は、殺人的なラッシュが常態化していた埼玉県内の東北本線・高崎線の混雑緩和に目をつける。大宮から赤羽の間に新幹線と並行する新線をつくり、埼玉から東京への通勤・通学客を流そうというものだ。戸田市・与野市・浦和市といった自治体もこの案に同意し、新幹線に並行する埼京線の計画が生まれる。
高崎線? 川越線? 埼京線の延伸先も迷走
1月23日に上野〜大宮間で発生した架線故障の事故により、「かがやき504号」は埼京線与野本町付近まで進み停車。図で見ると、埼京線と東北新幹線が隣接していることがよく分かる 写真:共同通信社
ところが、これで一件落着とはいかない。この「通勤新線」の車両基地として国鉄は浦和市内の土地を検討していたが(ロッテ浦和工場や千葉ロッテマリーンズ2軍の浦和球場の土地が候補だったという)、合意がまとまらない。やむなく、川越線の南古谷駅近くに土地を確保して車庫を開設できた。おかげで、当初は高崎線の宮原駅付近を始発とする計画だった埼京線は川越線と直通して、川越までの運転系統になった。
こうして埼京線と東北新幹線の工事が進められ、’85年3月に上野〜大宮間の東北新幹線、9月に大宮〜赤羽間の埼京線が開業し、池袋から大宮に至る新しい通勤路線ができたのだった。
一方、宮原駅までの計画が変更となったことで、地元の宮原町は埼京線に代わる新しい鉄道の建設を要望、やはり上越新幹線にへばりつく形で建設されたのが大宮〜内宿間のニューシャトルだった。埼京線と別れたはずの上越新幹線に並走する小さな電車がこのニューシャトルだ。
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OS5
:2024/02/21(水) 16:22:20
◆昼間はほとんど乗車客はいないが快速が停まる「常磐線の天王台駅」
常磐線には、都内から茨城県の取手駅までの複々線区間に快速電車と各駅停車が走っている。このうち取手の一つ手前の天王台駅は、単独駅ながら快速用ホームも設けられている。これもまた、国鉄と自治体の対立の結果作られた。
’71年に常磐線の各駅停車と地下鉄千代田線の直通運転が始まった当時、複々線は我孫子駅までで、各駅停車もすべて我孫子で折り返していた。もともとはいまの「各駅停車」が停車する駅にも上野発着の電車が停まっていたが、千代田線との直通を機に上野発着の系統は「快速」として、北千住から取手の間は松戸・柏・我孫子・天王台にしか停車しない現在の形態に再編した。
ただ、国鉄はもともと取手まで複々線を建設し、千代田線直通の各駅停車も取手まで運転させる計画だった。取手まで各駅停車が伸びれば、天王台駅は快速を通過させて各駅停車のみの駅にする計画でもあった。天王台は乗換路線もなく’71年に開業した新しい駅のため、快速と各駅停車の両方を停めるほどでもないと国鉄は考えていたからだ。
ところが、地元の我孫子市が反発。国鉄側が折れて計画になかったホームを増設し、’82年に我孫子〜取手の複々線が完成してからも、天王台駅の快速停車は維持された。もっとも、その見返りで各駅停車が取手まで運転されるのは平日朝夕のラッシュ時だけとなってしまい、天王台駅の各駅停車ホームは昼間は誰もいない。それでも駅周辺にとっては上野や東京までの快速列車が確保されていて、利便性が保たれた。
◆快速なのに……7駅も連続で停まる中央線
中央線沿線で半ば周知の事実となっている、高円寺・阿佐ヶ谷・西荻窪の「杉並三駅」をめぐる問題もややこしい。
中央線(快速)と総武線(各駅停車)が並行しているのに、中野〜三鷹間は都心と違ってどの駅にも両線にホームがあるのだ。
戦前の時点では、東京から中野までは複々線ができていたが、’60年代にこの複々線を三鷹まで延伸する計画が立てられた。その際、途中の駅のうち、高円寺・阿佐ヶ谷・西荻窪の3駅にはホームを設けず快速を通過させるという計画だった。
しかし、これまたその計画が地元の住民に漏れると反対を受け、平日は全ての駅に快速が停車、日曜日は3駅通過という妥協案で決着をみた(一説には、すでに丸ノ内線が接続していた荻窪も快速通過となる計画だったとのこと)。現在、国鉄からJR東日本に事業社が変わってからも、この運行形態が続いている。
快速に乗っても中野から三鷹まで、7駅も連続して停車することにストレスを覚える利用者もいるが、それぞれの駅の地元も「快速停車」の便利さを失いたくないのは当然だ。
鉄道にはしばしばこの手の問題がついてまわる。都心に近い駅の顔を立てれば、遠方の沿線の利便性は損なわれるし、逆もしかり。とはいえ、埼京線は北関東の通勤事情を改善し、快速が停まる杉並区の各駅はサブカルチャーも栄えて中央線全体の人気も押し上げている。
鉄道事業者と地元のすれ違いも、こうした「副産物」として結実し、メリットをもたらすことがあるようだ。
文:大宮高史
FRIDAYデジタル
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とはずがたり
:2024/02/22(木) 16:48:44
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240221-OYO1T50011/
「ハイブリッド式普通車両」導入、発電と蓄電池で…燃費2割向上
2024/02/21 09:00
JR四国は、2026年度から、ディーゼルエンジンで発電した電力と蓄電池の電力でモーターを動かす「ハイブリッド式普通車両」を導入すると発表した。老朽化した現行の普通ディーゼル車に比べて静かで、燃費は20%向上、二酸化炭素排出量は10%削減できるという。30年度までに四国全域で最大70両を導入し、現行車と置き換える。
新車両は、2両1編成で走行させる。運転速度は最高で時速100キロ。現行は各車両にトイレと運転台があるため、2両での定員は約250人だが、新車両は運転台とトイレは2両に一つとし、約300人に増えるという。
停車時にアイドリングストップするため騒音が減るほか、ギアチェンジがなくなったことで揺れが減り、乗り心地も向上するとしている。給油やメンテナンスにかかる時間の削減も見込めるという。
25年12月に先行して4両が完成し、性能を確認するための試験を実施した後、老朽化車両が多く走っている徳島地区などで営業運転を始める予定。
現行の普通ディーゼル車86両は製造から35〜48年が経過していた。
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OS5
:2024/02/27(火) 07:40:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4ac5086d4701001f5c581001c8d1b239e1b693c
「滋賀は京都の植民地か」 北陸新幹線「大阪延伸」に立ちふさがる、湖西線“並行在来線”化という悩ましき宿痾
2/27(火) 5:41配信
Merkmal
大阪延伸への不透明感
高島市の近江今津駅で停車する特急「サンダーバード」(画像:高田泰)
3月16日に福井県敦賀市へ延伸する北陸新幹線。次の大阪延伸は京都府内の反対運動でめどが立たないが、仮にこれが片付いてももうひとつの難題がある。湖西線の並行在来線問題だ。
駅舎の最上部は12階建てビルに相当する高さ37m。近くでJR北陸本線の上を通る国道8号バイパスをまたいだためで、整備新幹線の駅舎としては国内最大になる。北陸新幹線が延伸する敦賀市のJR敦賀駅は、巨大な要塞(ようさい)のようなたたずまいで開業を待っている。
敦賀市は古くからの港町。駅舎内は港町らしいしつらえがあちこちに施された。3階の新幹線ホームは船の甲板をイメージした木彫りタイル仕上げ。待合室は船の操舵室を思わせる外観にしている。市民の多くは新幹線延伸を港町敦賀の新たな船出と考え、期待に胸を膨らませるが、敦賀駅から先の大阪延伸には暗雲が立ち込める。
大阪延伸は福井県小浜市から京都府へ入り、京都市下京区の京都駅や京田辺市を通って大阪市淀川区の新大阪駅へ至る「小浜・京都ルート」となる。距離は約140km。敦賀駅と新大阪駅間を最短43分で結ぶ計画だ。しかし、
・京都府内はトンネルが多く建設費がかさむこと
・地下水、景観への悪影響
を心配する市民の反対が高まっている。このため、環境アセスメントが進まず、詳細なルートは未定のまま。与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチームは2023年度着工を目指していたが、開通はおろか着工時期さえ見通せない状況に陥っている。
滋賀県や沿線自治体の同意は困難
大阪延伸が見通せない状況に陥っている北陸新幹線の敦賀駅(画像:高田泰)
仮にこの問題が解決したとしても、もうひとつ大きな問題が立ちはだかる。並行在来線だ。
与党整備新幹線検討委員会は1996(平成8)年、並行在来線の定義を
「整備新幹線の建設に伴い、同区間を走行する在来線の優等列車が新幹線に移る線」
とした。この定義に当てはめると、並行在来線は関西と北陸を結ぶ特急「サンダーバード」が走る湖西線になる。
国土交通省は整備新幹線の推進に際し、JRが並行在来線を経営分離することを認めている。JRが並行在来線維持で過度の負担を抱えないようにするためだが、経営分離には沿線地方自治体の同意を義務づけた。
京都府を通る新幹線の並行在来線として、大半が滋賀県を走る湖西線を経営分離することに、滋賀県や沿線自治体がすんなり同意するはずがない。
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OS5
:2024/02/27(火) 07:40:31
「滋賀は京都の植民地か」と住民反発
近江塩津駅の位置(画像:OpenStreetMap)
湖西線は滋賀県長浜市の近江塩津駅から琵琶湖西岸の高島市を走り、大津市から京都市山科区の山科駅に至る延長74.1km。21駅が設けられているが、山科駅以外は滋賀県内に位置する。湖西線の普通列車のほか、サンダーバード、関西を縦断する新快速が運行し、全列車が琵琶湖線経由で京都駅に乗り入れている。
JR西日本によると、1km当たりの1日平均旅客人員を表す輸送密度は、湖西線を通過するサンダーバードの乗客を含めて2022年度全線平均で
「2万9155人」
富山県のあいの風とやま鉄道など過去に並行在来線として経営分離された路線と比べると高い数字だ。
駅間移動者など詳細なデータは公表されていないが、国交省が2015年度に実施した第12回大都市交通センサスで滋賀県内の駅間移動者を見ると、沿線北部の長浜市は極めて少ない駅間移動者しかいない。しかし、中部の高島市は南へ向かうほど駅間移動者が増える。南部の大津市は政令指定都市並みになる。
湖西線が並行在来線の検討対象になることは2016年、JR西日本から三日月大造滋賀県知事へ伝えられた。その後、京都府内の反対運動もあり、並行在来線の協議は始まっていないが、滋賀県や沿線自治体は強く反発している。
滋賀県交通戦略課は
「大阪延伸に並行在来線は存在しないというのが県としての主張。この主張を今後も続ける」
高島市都市政策課は
「JR西日本からアクションはないが、県と歩調を合わせ、湖西線が並行在来線となることに反対していく」
と述べた。
大津市の大津京駅で列車待ちのサラリーマン(29歳)に話を聞いた。
「滋賀がどうして京都の犠牲にならないといけないの。まるで滋賀が京都の“植民地”みたいな扱いやね」
と不満を口にした。
経営分離はJRのさじ加減に
JR西日本のウェブサイト(画像:JR西日本)
全国にある並行在来線のうち、経営分離されたJRの路線を受け継ぐ沿線自治体出資の第三セクター会社は、石川県のIRいしかわ鉄道、青森県の青い森鉄道など8社。北陸新幹線の敦賀延伸で福井県のハピラインふくいが加わり、3月16日以降は9社に増える。
だが、すべての路線が第三セクター会社に移管されたわけではない。北陸新幹線で信越本線の一部、九州新幹線で鹿児島本線の肥薩おれんじ鉄道移管部分以外、西九州新幹線で長崎本線のうち佐賀県江北町の江北駅と長崎県諫早市の諫早駅間が従来通り、JRの運行だ。
長崎本線は沿線自治体の同意を得られなかったためだが、その他の区間は乗客が多いなどJRの判断が大きく影響した。並行在来線が経営分離されるかどうかはJRのさじ加減に委ねられている一面もある。
湖西線の場合、JR西日本としては
「赤字区間を切り離したい」
のが本音だろう。だが、滋賀県や沿線自治体、関西広域連合が早くから反対の声を上げている以上、強行突破を図りにくい。今後、難しい決断を迫られることになる。
北陸新幹線の大阪延伸にとって、湖西線の並行在来線問題が大きな障壁になる可能性を秘めている。大津市内が大都市圏の通勤路線として機能していることを考慮し、JR西日本が譲歩の姿勢を示さない限り、膠着(こうちゃく)状態が当分続きそうだ。
高田泰(フリージャーナリスト)
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OS5
:2024/02/27(火) 07:47:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/c02c72ead48f4cf92714536a3deac9f412784bf0
阪急でも「有料座席指定」7月に開始 読書灯やコンセント設置 1時間2〜3本の頻度で40席
2/27(火) 6:30配信
ABCテレビ
阪急初の有料座席指定サービスの概要が発表されました。プラス500円で、ゆったりと鉄道の旅が楽しめます。
7月から運行が始まる、阪急初の有料座席指定サービス「PRiVACE」の車両はゆったりと配置された座席がリクライニングし、隣との間にパーティションを設置。
読書灯やコンセントなどがあり、快適に過ごすことができます。
また、扉にはステンドグラスをイメージしたデザインが取り入れられ、落ち着いた車両が演出されています。
座席指定サービスの車両は、京都線の特急や準特急などに1時間に2〜3本の頻度で1両が組み込まれ、座席数は40席です。
運賃とは別に500円の座席指定料金がかかり、WEB予約のほか、列車内で専属のアテンダントからチケットを購入できるということです。
ABCテレビ
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OS5
:2024/02/27(火) 13:20:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dd451232cab436adbf1ac44154379fd905f4d8c
北陸新幹線敦賀延伸、「並行在来線」3セクは累積赤字70億円見込む…県「開業当初から正念場」
2/27(火) 11:41配信
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読売新聞オンライン
〈3〉
3月16日、北陸新幹線金沢―敦賀間と合わせ、「ハピラインふくい」が誕生する。JR西日本から北陸線大聖寺(石川県加賀市)―敦賀間の運営を引き継ぐ第3セクターだ。福井県や県内市町、地元企業などが経営を支えるものの、最初から経営難が予想されている。
【図表】赤字穴埋めに向けた基金積立額
北陸線を走る列車。同じ形式の車両がハピラインふくいに引き継がれる(福井県敦賀市で)
「ハピラインは『県民鉄道』。できるだけ多く利用してほしい」。1月15日に福井市内で開かれた説明会で、ハピラインふくいの小川俊昭社長が出席した市民らに何度も訴えた。
「特急街道」と呼ばれる北陸線は、観光やビジネスの需要を満たすため関西、中京と北陸を結ぶ「サンダーバード」「しらさぎ」など多くの特急列車が行き来し、特急中心のダイヤが組まれている。
説明会で市民らに利用を呼びかける小川社長(奥左から2人目)(1月15日、福井市で)
新幹線延伸で北陸エリアからこれらの特急が消える。ハピラインふくいは「ドル箱」抜きで利益を上げる必要に迫られ、地域重視のサービスを打ち出した。日中を中心に一定の間隔で運行する「パターンダイヤ」を導入し、現在より29本増発。朝夕に福井―敦賀間の快速を新設する。
しかし、ハピラインふくいの経営計画では、11年間で約70億円の累積赤字が見込まれている。県などは赤字を穴埋めするための基金を設けるほか、開業後の5年間、普通運賃や通勤定期を現行の1・15倍、通学定期は1・05倍に値上げする。開業後6〜11年目は普通運賃と通勤定期を1・2倍に引き上げる予定だ。
説明会に参加した県立高志高(福井市)2年の生徒(17)は、北陸線を利用して敦賀市内から通学している。「利便性が上がりそう。朝の快速のおかげで自宅を出発する時間を遅らせられる」と喜んだ一方で、「赤字による値上げはやむを得ないが、負担は増えてしまう」と話していた。
ハピラインふくいのように、新幹線の延伸に合わせて運営がJRから切り離される路線は「並行在来線」と呼ばれる。他地域では経営難に直面する会社もある。
長野県内のJR信越線の一部を受け継いで1997年から運行する第3セクター「しなの鉄道」(長野県上田市)。全国初の並行在来線として注目されたが、昨年6月、線路の老朽化が原因で脱線事故が発生した。
信越線が特急列車の運行に対応した高規格の設備だったことから、しなの鉄道にとって維持管理の重荷になった上、利用客も減少傾向で資金繰りが厳しいことが背景にあるとみられる。同社は同12月、主要株主の長野県などとともに、国に設備更新などの支援を要望せざるを得なくなった。
九州新幹線の並行在来線としてJR鹿児島線の一部を引き継いだ「肥薩おれんじ鉄道」(熊本県八代市)でも赤字が続き、昨年には、穴埋めをする自治体の一部から「問題がある」との声が出た。
ハピラインふくいは、赤字をさらに圧縮するため、同様に福井県が出資する福井鉄道、えちぜん鉄道と共同で資材の調達や企画切符の販売を進めるほか、駅周辺の駐車場に車を止めて列車に乗ってもらう「パークアンドライド」の浸透も図り、利用客増を目指す。
県幹部は「他県の例を見ても、厳しい経営を強いられるのは間違いない。開業当初から正念場が続く」と気を引き締める。
関西大学の宇都宮 浄人(きよひと)教授(交通経済学)は「公共交通として地域住民らの利便性を高め、地域を発展させることができるかが重要だ」と語る。
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:2024/02/27(火) 14:57:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c762f86f76f045046496e62243a460b3ef08fcd
DMV=デュアル・モード・ビークルがダイヤ改正 平日はすべて8往復に【徳島】
2/27(火) 12:42配信
JRT四国放送
JRT四国放送
阿佐海岸鉄道は、3月16日から「DMV」=デュアル・モード・ビークルのダイヤの改正を行い、平日の便をすべて8往復にすると発表しました。
「DMV」は、線路と道路の両方を走る車両です。
平日は、徳島県海部郡海陽町の阿波海南文化村から道の駅宍喰温泉までを結び、阿波海南駅と高知県の甲浦駅間は鉄道モードで、それ以外はバスモードで運行しています。
現在、平日の運行本数は火曜日と水曜日が8往復、月、木、金曜日は13往復ですが、3月16日にダイヤ改正を実施し、平日はすべて8往復とします。
また、土日祝日は現在の11往復を維持する一方で、利用者の少ない夕方の便を朝と昼の便に振り替えます。
阿佐海岸鉄道では、今回のダイヤ改正により、経費節減であったり、運行間隔に余裕を持たせることで、故障などで車両が減っても運行に影響が出にくいようにするなどの効果を狙っています。
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OS5
:2024/02/27(火) 17:11:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/89a9da0d769a0626792011bb63a54161cd3cc8ac
トピックス一覧
北陸新幹線「車両基地直結」トレインパーク開業へ 点検風景も見学可能 屋上展望デッキも
2/26(月) 15:12配信
乗りものニュース
「トレインパーク白山」が3月13日開業
北陸新幹線(画像:写真AC)。
岸グリーンサービスとライフ・マネジメント、JR西日本は2024年2月22日、石川県に「白山市立高速鉄道ビジターセンター(トレインパーク白山)」を開業すると発表しました。開業日は2024年3月13日です。
この施設は、北陸新幹線の車両基地「白山総合車両所」に直結し、新幹線を間近で見学できる複合施設です。白山総合車両所は、金沢から西に約10kmほど離れた場所にあり、新幹線の全ての部品を取り外す大掛かりな「全般検査」が可能です。
最寄り駅は加賀笠間駅で、駅からは徒歩約15分。シャトルバスを利用した場合は約5分となります。施設は5階建てで、観光情報・物販施設、鉄道に関する展示施設、屋内遊具施設、展望室が入る予定。260km/hで疾走する新幹線や白山の眺望を楽しめる屋上展望デッキも設けます。さらに、白山総合車両所と連絡橋で結び、新幹線の点検作業を見学可能にする計画です。
鉄道展示施設には、実際に使用された台車やパンタグラフを展示。運転士が訓練で使用するシュミレータも設置するとしています。
開館時間は9時から17時まで。休館日は毎週水曜。入館料金は大人(高校生以上)が500円、こども(中学生以下)は無料です。
乗りものニュース編集部
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OS5
:2024/02/27(火) 17:15:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/1abffda6c7806704e7ef8df5e8ce908193226f9e
傍から見れば「棚ぼた」? 特急すら通過した小駅が、ついに新幹線の停車駅へ
2/24(土) 10:35配信
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鉄道コム
加賀温泉駅に停車するようになる北陸新幹線
石川県の加賀温泉駅は、3月16日の北陸新幹線金沢〜敦賀間延伸開業で、新幹線の停車駅となります。同駅は、名前の通り「加賀温泉郷」のアクセスに使われる駅。駅前からは、片山津温泉、山代温泉、山中温泉に向かう路線バスが運行されています。
【画像】こんなに変わった!? 特急停車前後の変化を空から見る
晴れて新幹線駅となる加賀温泉駅ですが、もとは優等列車が停まらない、小さな駅でした。それが、傍から見れば「棚ぼた」と呼べるような経緯によって、現在の地位を獲得したのです。
1944年に開業したこの駅は、開業時は作見駅という名前でした。隣の駅は、西側が(現在の)加賀市中心部にある大聖寺駅、東側が片山津温泉に近い動橋駅。ともに優等列車の需要がある駅でした。
1961年、北陸本線を走る初の特急列車「白鳥」が運転を開始した際、大聖寺駅と動橋駅で、停車駅の争奪戦が繰り広げられます。この際は上下で停車駅をわけるという形で決着したものの、特急列車が次第に増えていく中で、両者の争奪戦も激化していきました。
今の感覚では「どちらも停めればよいのでは」となりますが、当時は鉄道がまだまだ長距離移動の主役だった時代。停車駅を増やせばスピードアップの弊害=所要時間の増加となったため、当時の国鉄としては停車駅選定は悩みどころだったのです。
1984年刊行の「石川県史 現代篇 5」によると、国鉄では停車駅を動橋駅へまとめるという提案もしたそうですが、地元の反対に遭い頓挫。最終的に、小駅だった作見駅の付近に新たな駅を建設し、特急の停車駅をここへ統合するという方針が打ち出されました。国鉄では、当初は1969年の開業を目指していたといいますが、こちらも地元の反対によって延期に。しかしながら、最終的に駅の建設は進められ、作見駅を改称する形で、1970年に加賀温泉駅が誕生しました。
以降、大聖寺駅と動橋駅は、特急の主要停車駅から外され、その立ち位置は加賀温泉駅に取って代わられました。そして、北陸新幹線の延伸開業によって、開業時は小駅だった加賀温泉駅が新幹線駅となる一方、かつて優等列車が停まる主要駅だった大聖寺駅と動橋駅は、第三セクターに移管される駅の一つとなってしまいました。
実際のところ、加賀温泉駅の建設時には、地元住民が土地を提供するなどの貢献があったそうで、何もせずに「棚ぼた」で加賀温泉駅が栄えたというわけではありません。しかし結果的に、不幸にも距離が近かった主要駅間で停車駅争奪戦が繰り広げられたことで、その後の駅の明暗もわけられてしまいました。
西中悠基
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OS5
:2024/02/28(水) 19:24:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/c68a2a89d64fe3d96582f268f1f73abe3b641e4a
北陸新幹線延伸も「開業効果はあまり頼りにしていない」…駅なく通過の街
2/28(水) 17:20配信
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読売新聞オンライン
鯖江駅に停車する特急。3月16日以降は姿を消す(福井県鯖江市で)
JR鯖江駅から徒歩約5分の和食店「旬亭まつや」。店主の八田健太郎さん(46)は、3月16日の北陸新幹線金沢―敦賀間延伸に「期待はない」と言い切る。
【画像】福井県
「一杯飲んでも特急1本で帰れる」
「新幹線開業でプラス要素は見えない」と語る八田さん(福井県鯖江市で)
今は店に関西からのビジネス客も訪れる。「鯖江で一杯飲んでも特急1本で帰れる。駅に近く、福井県外のビジネス客も訪れるが、3月15日に特急がなくなれば、利用されなくなるのでは」と指摘する。「開業効果はあまり頼りにしていない。自分たちでどのように商売するかを考えるだけだ」と淡々と語った。
福井県鯖江市内には新幹線駅が誕生せず、関西、中京と北陸を結ぶ在来線特急も北陸エリアから姿を消す。新幹線延伸後、県外から鯖江を目指してJR線を利用すれば、主に福井、敦賀両駅で乗り換えが必要だ。
鯖江や越前海岸まで格安で
同市は新幹線利用客を取り込むため、昨年12月から、越前市、南越前、越前両町とともに、4市町をタクシーで周遊できる事業を開始。漆器など伝統工芸の工房や店舗、飲食店、宿泊施設などの近くまで1回1000円(一部5000円)で移動できる。利用客は事前に購入したチケットを使い、1回の乗車で市町をまたぐ必要がある。
乗降できる場所は、新幹線の越前たけふ駅(福井県越前市)を含む4市町の約230か所を指定。新幹線を降りて、鯖江や越前海岸まで格安で向かうことができる。
鯖江市は市内を1回500円(一部1000円)でタクシーに乗車できる観光客向け事業も昨年10月から実施。市の担当者は「伝統工芸や観光地が集まる丹南地域に、観光客らが目を向けるきっかけになれば」と期待する。
停車していた特急が廃止
新幹線駅が設けられなかった街は、失ったにぎわいを取り戻そうと模索する。
富山県魚津市は、2015年に金沢まで延伸された北陸新幹線の駅が設けられず、中心部の魚津駅にそれまで停車していた特急が廃止された。
同駅の1日あたりの平均利用者数は、金沢延伸後の3年間で1割ほど減少。駅前商店街から客足が遠のき、廃業した店舗が目立ったという。駅の利用者は現在も減少傾向で、コロナ禍前の水準にも戻っていない。
市は20年3月、来訪者増に結びつけるため、駅周辺を15年かけて一新する計画をまとめた。地下歩道の壁面や蛍光灯を取り換えるほか、駅利用者向けの駐車場を広場に変える事業などを進めている。
西の若狭地域でも
福井県内の北陸新幹線とハピラインふくい
3月16日以降も、福井県敦賀市より西の若狭地域には北陸新幹線の鉄路はない。県や地元観光協会は、古代から朝廷に食料を納めた「御食国」と呼ばれた一帯を強く発信し、新幹線利用客に足を延ばしてもらおうとしている。
若狭や敦賀の食に特化して県などが1月下旬に開設したウェブサイト「御食国食旅サイト」もその一つだ。サイトには、若狭ぐじ、若狭ふぐ、へしこ、谷田部ねぎ、自然薯、熊川葛といった地域の食材や郷土料理が並び、舌鼓を打てる店舗も紹介している。
敦賀駅からの移動手段にも対策を打つ。「レインボーライン山頂公園」(美浜、若狭両町)や県年縞博物館(若狭町)などの観光施設が点在する三方五湖周辺を巡る「ゴコイチバス」を21〜23年度、敦賀駅などを発着点として不定期で試験走行。県外から「次はいつ走るのか」との問い合わせが寄せられたという。
新幹線延伸後は当面の間、熊川宿(同町)付近もルートに含め、週末を中心に運行する予定だ。
県嶺南振興局は「中京・関西だけでなく首都圏の人にもウェブ上で若狭を知って、バスで嶺南地域を巡ってほしい」としている。
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OS5
:2024/02/29(木) 14:00:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ac86809b097dc97a26423b47bbce6c18bf94083
運行半年「BRTひこぼしライン」効果は上々…被災前より乗客数増加、課題は観光の「足」
2/29(木) 12:30配信
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読売新聞オンライン
山あいの専用道を走るバス(東峰村で)
2017年の九州北部豪雨で被災したJR日田彦山線の一部など約40キロ(添田町―大分県日田市)でバス高速輸送システム「BRTひこぼしライン」の運行がスタートして、28日で半年となった。乗客数は豪雨災害後に走っていた代行バスを上回っており、順調な状況が続く。一方で、三つの停留所(駅)がある福岡県東峰村では、観光客の交通手段の確保などが課題となっており、対応を本格化させている。(白井貴久)
「観光客戻る」
「駅で降りた観光客が立ち寄ってくれるようになった」。東峰村の大行司駅近くで片岡酒造場を営む片岡拓之さん(56)はBRTの効果について語る。
JR九州によると、昨年8月の開業から今年1月末までで約5万人が乗車し、1日当たりでは約320人。代行バスの1日平均乗客数約60人に比べ、大幅な増加となった。古宮洋二社長は22日の記者会見で「多くの方に利用いただき、成功したと思っている」と語った。
村内の移動に課題
ただ、同村では課題も見えてきた。
「大行司駅を乗り合いタクシーの拠点として整備し、村内への回遊を促します」。27日夜、村が開いた同駅周辺の整備基本計画の説明会で、担当者が説明した。駐車場の整備により、乗り合いタクシーの乗降位置をわかりやすくし、利用を促進するという。
BRTへの転換に当たり村は定時制とスピードを重視。駅は増やさず、村内のほとんどの区間は専用道を走っている。焼き物の里として有名な小石原までは、最も近い同駅からでも車で約20分かかるため、観光面からも交通手段の確保は不可欠となっている。
駅への交通手段については、村が開業に合わせ、乗り合いタクシーの運行を開始。村外の人を含めて無料だが、これまで電話での受け付けが平日の昼のみで、観光客にとって使い勝手は良くなかった。
このため、村は2月からAI(人工知能)を活用し、LINEや専用アプリから24時間受け付けができるようにした。駅の整備とともに、今後、観光客が周遊できる環境を整えていく方針だ。
宿泊施設の再整備も急務だ。今月、宿泊もできる複合施設「アクアクレタ小石原」が運営会社の資金繰り悪化で閉鎖された。土地、建物を所有する村は「再開したい」としているが、運営会社は破産手続きを申請中で、現時点で次の業者選定は見通せていない。村内の宿泊施設は元々少なく、村は滞在型観光の推進のため、早期の営業再開を模索している。
駅の個性生かす
村は3月上旬まで、残り2駅の整備についても説明会を実施することにしている。真田秀樹村長は読売新聞の取材に「BRTを村内の交通に連結させる仕組みがようやくできあがった。今後は三つの駅の個性を伸ばし、多くの人を呼び込みたい」と述べた。
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OS5
:2024/02/29(木) 14:02:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/61f1645f9a59e4fca3912fe1edcdeec87dc489c8
転売ヤーのせいで…SL人吉の指定席、沿線住民は手を出せず落胆
2/27(火) 20:33配信
毎日新聞
2024年3月で引退するJR九州の観光列車「SL人吉」=佐賀県鳥栖市で2023年4月8日、城島勇人撮影
3月24日にラストランを迎えるJR九州の人気観光列車「SL人吉」の指定席券が、インターネット上で高値で転売されている。最後の営業運転となる3月23日の指定席券は通常の100倍以上の価格に跳ね上がった。希少価値の高い商品などを転売して稼ぐ「転売ヤー」が争奪戦に加わり、別れを惜しむ沿線住民が指定席券を購入できない事態になっている。
オークションサイト「ヤフーオークション」では2月24日夜、営業運転最終日の指定席券が20万円で落札された。通常の指定席券料金は乗車区間に関わらず大人一律1680円(乗車券は別)で、本来の価格の約120倍だった。最終日以外の指定席券も、1万7500円や1万5500円など10倍近くの値段が付くケースが相次いでいる。
SL人吉は2009年にJR鹿児島線、肥薩線の熊本(熊本市)―人吉(熊本県人吉市)間で運行を開始。20年の九州豪雨で肥薩線が不通となって以降は鳥栖(佐賀県鳥栖市)―熊本間で週末を中心に1日1往復している。運行開始以来約40万人が乗車し高い人気を誇ってきたが、けん引する1922年製造の蒸気機関車「8620形・58654号機」の老朽化に伴い、3月23日が最後の営業運転、翌24日は招待客を乗せた最終運行となる。
JR九州によると、SL人吉は全席(132席)指定で、指定席券は運行1カ月前からインターネットサイトや駅の「みどりの窓口」で購入できるが、最終日までほぼ満席。最後の営業運転となる3月23日の指定席券は2月23日午前10時の販売開始から数秒で上下線とも売り切れたという。
ところが、ネットでは売り切れたはずの指定席券が高値で取引されていることが判明。転売を巡っては、2019年にチケット不正転売禁止法が施行され、コンサートやスポーツなどのチケットの高額転売が禁止されたが、鉄道の切符は対象外となっている。
◇沿線住民「手が出せない」
「転売ヤー」の介在で、乗車を希望する人が指定席券を入手しづらい状況になっており、肥薩線球泉洞駅(熊本県球磨村)の名誉駅長を務めた母親を豪雨で亡くした、平野みきさん(52)は「母が愛したSLにもう一度乗りたかったが、これだけ高額なら手が出せない。せっかくのラストランなのに」と残念がる。
JR九州の担当者は「乗りたいという強い思いを持ったお客様に切符が行き渡らないのは本意ではない。残念だ」としている。【城島勇人】
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OS5
:2024/02/29(木) 17:55:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/019c59115b87cb9cbe00ecba2eecd08bec205df9
QRコード決済できる券売機をJR九州導入…利便性と混雑緩和、2025年度までに95駅で
2/29(木) 17:30配信
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読売新聞オンライン
JR九州
JR九州は28日、スマートフォンのQRコード決済に対応した新型券売機の導入を一部の駅で始めたと発表した。キャッシュレス化が浸透する中で多様な支払い方法に対応し、利便性向上や混雑緩和につなげる狙いがある。2025年度までに全駅の約2割にあたる95駅で計100台の設置を目指す。
【写真】QRコード決済に対応したJR九州の新型券売機(28日、福岡市博多区の博多駅で)
新型券売機は、近距離切符や自由席特急券などを、「PayPay」などのQRコード決済やクレジットカード、現金で購入できる。2月から博多駅などに設置しており、3月末時点で小倉、大分、鹿児島中央など計31駅での導入を予定する。24年度以降も中規模以上の駅を対象に、旧型の券売機の更新時期に合わせて新型に入れ替える。
JR九州によると、国内事業者のQR決済サービスに対応した券売機を導入するのはJR各社で初めて。
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OS5
:2024/03/01(金) 09:33:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebd837b5a027fd1c347c51495d502e858e198f4e
鉄道各社、北陸旅行へ破格のフリーパス販売 東京から往復、エリア内乗り放題で2万円
3/1(金) 8:16配信
産経新聞
JR敦賀駅に入線した新幹線車両を撮影する多くの報道陣=2月1日、福井県敦賀市(恵守乾撮影)
能登半島地震の復興を支援するため、鉄道各社が相次いで応援切符を発売している。北陸では3月16日、北陸新幹線の金沢-敦賀間の延伸を控えており、各種フリーパスを活用すれば効率的な周遊ができそうだ。
JR東日本は3月11日まで、特別企画乗車券「北陸応援フリーきっぷ」(2万円)を販売している。東京都内から富山、石川、福井の3県の対象エリアまでの往復で、北陸新幹線(かがやき、はくたか)の普通車指定席が利用できるほか、エリア内の特急列車や普通列車を4日間、自由に乗り降りできる。北陸新幹線で往復するだけで元が取れる破格の値段設定で、利用期間は3月15日までの連続する4日間。首都圏にあるJR主要駅の指定席券売機で販売中だ。
一方、JR西日本も北陸地域の普通列車が1日乗り放題になる周遊パス「北陸おでかけtabiwaパス」を、3月15日まで期間限定で大幅に値下げしている。通常は1日2450円で土日祝日限定だが、現在は980円(子供も同額)で、曜日制限も撤廃。利用開始日の前日まで購入が可能だ。
さらに北陸新幹線の延伸に合わせ、北陸の第3セクターの鉄道会社「あいの風とやま鉄道」「IRいしかわ鉄道」「ハピラインふくい」計3社の全区間(敦賀-越中宮崎)が2日間、乗り放題となるデジタル乗車券「北陸3県2Dayパス」も発売中だ。利用期間は3月16日から令和7年3月31日までの土日祝日で、大人2800円、子供1400円。デジタル乗車券画面の提示で、沿線地域文化施設の入館料割引などの特典もあるという。
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OS5
:2024/03/04(月) 11:37:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb7aff6c39f6e1ff606543397cc7d03a816306e5
「東京-敦賀」延伸の北陸新幹線より安く早く 「しらさぎ+ひかり+のぞみ」の裏技伝授
3/3(日) 12:00配信
産経新聞
敦賀を出て北陸トンネルに入る下りの「サンダーバード」。敦賀止まりになれば、この姿を見ることはできない
北陸新幹線の金沢-敦賀(福井)間が3月16日に開業するのに伴い、関西、中部から北陸に向かう在来線特急「サンダーバード」「しらさぎ」が敦賀止まりになる。北陸3県を貫き、多くの優等列車が走った北陸線はかつて「特急銀座」と呼ばれたが、その看板を下ろすときがやってきた。
国鉄時代は米原(滋賀)から直江津(新潟)まで353・8キロで結んだ北陸線。北陸新幹線が金沢、今回の敦賀と延伸する度に並行在来線として、特急が存在しない第三セクター鉄道に移行。JRとして残るのは、大半が北陸でない滋賀県を走る米原-敦賀の45・9キロのみとなる。
北陸線初の特急は昭和36年10月に登場した「白鳥」。気動車のキハ82系の列車は大阪を出ると直江津で、北上する青森行きと長野方面に南下する上野行きに分かれて運転された。上野行きは、北陸新幹線が目指す、首都圏と関西圏を日本海沿いを通って結ぶルートを思わせる。
続いて39年12月には新型の特急型電車481系(485系)による「雷鳥」(大阪-富山)、「しらさぎ」(名古屋-富山)が登場。その後、北陸線は「特急銀座」となっていく。
「サンダーバード」の愛称がついた681系(683系)が本格導入されたのが平成7年4月。それから約1年後、8年5月の時刻表の北陸線ページを見ると「雷鳥グループ」は681系を使用した「スーパー雷鳥(サンダーバード)」、485系使用の「スーパー雷鳥」と無印の「雷鳥」とバラエティーに富んでいる。和倉温泉行きのほか、富山地方鉄道に乗り入れて立山、宇奈月温泉に向かう列車もあり、広いネットワークを誇っていた。
上越新幹線と長岡(新潟県長岡市)で接続した「かがやき」は北陸新幹線の最速列車の愛称に残る。青函トンネルで北海道を目指す寝台特急「日本海」「トワイライトエクスプレス」のほか、青森行きの「白鳥」も現役だった。さらに「加越」「北越」「きらめき」「白山」。約100本の特急が行き交った。
今回のダイヤ改正で北陸と東京は多くの区間で所要時間は短くなる。しかし、発駅を敦賀に限ると「しらさぎ」+東海道新幹線の方が早いケースがある。
東京行き最終の「かがやき」は敦賀を20時11分に出て東京には23時32分に到着するが、「かがやき」が出た4分後、名古屋行きの「しらさぎ」に乗り、米原から東海道新幹線「ひかり」を利用すると「かがやき」より26分早く、東京にたどり着ける。料金(通常時の指定席利用、企画キップなど適用せず)も1890円安い。名古屋で「のぞみ」に乗り換えれば、さらに早い。運転区間は短くなっても、60年前から走り続ける「しらさぎ」は重要な役割を担うことになる。(鮫島敬三)
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OS5
:2024/03/04(月) 15:17:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/662731439bf89d392944779ad04ade61e1d65487
山梨県知事が推進する富士山登山鉄道 関連事業者中心に反対組織発足へ
3/4(月) 14:28配信
産経新聞
記者会見に臨む山梨県富士吉田市の堀内茂市長=4日、同市(平尾孝撮影)
山梨県富士吉田市の堀内茂市長は4日の定例会見で、近く富士山登山鉄道に反対するための組織が発足することを明らかにした。山小屋組合など富士山の関連事業者などが中心となって設立し、富士吉田市だけでなく、県内の自治体や県外からの参加を促し、広範囲で反対活動を進めていく考えだ。
【写真】「ばかでへそ曲がり」脅迫文が届けられた山梨県富士吉田市長
山梨県の長崎幸太郎知事が推進する富士山登山鉄道構想は、麓と5合目を結ぶ有料道路「富士スバルライン」上に、軌道を敷設して次世代型路面電車(LRT)を走らせるもの。一般の自動車やバスは通行できないようにすることで、来訪者をコントロールし、富士山の過剰な混雑を防ぐ狙いだ。
これに対し、富士吉田市議会や堀内市長は反対を表明。富士山が信仰の山であり、自然や環境破壊につながる懸念、富士山の地質などから鉄道は構造上難しいことを理由にしている。
堀内氏は、近く発足する組織には「執行部の中核には入らず、顧問などの形で参画する」予定だとしている。さらに組織発足後に、全国的に登山鉄道の賛否についてのアンケートなどを実施したいとしている。
一方、県は昨年秋から富士北麓地域で住民向け説明会を開催し、長崎氏は「反対しているのは富士吉田市だけで、ほかの周辺自治体は賛成だ」と発言するなど、県と富士吉田市の対立が鮮明になっている。
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OS5
:2024/03/04(月) 21:53:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/9eeaebda04b630c3781066431b242fdde95bb5ca
三セク鉄道延伸計画を国が認可 茨城、30年ごろ新駅開業
3/4(月) 16:54配信
共同通信
茨城県ひたちなか市内を走る「ひたちなか海浜鉄道」の車両
茨城県ひたちなか市は4日、市内を走る第三セクター「ひたちなか海浜鉄道」の延伸計画が国に認められたと明らかにした。市と同社は工事を2段階に分け、第1段階として国営ひたち海浜公園の南口付近に新駅を増設。早ければ2030年ごろの開業を目指す。第2段階の延伸時期は未定。
計画の認可を受け、市は3月中にも施工認可申請を行う。第1段階の事業費は約126億円を見込む。
海浜鉄道は、JR常磐線と接続する勝田駅から阿字ケ浦駅までの約14キロを結ぶ。阿字ケ浦駅から約3キロの延伸と2駅の増設を計画していた。建材費の高騰を受け、昨年12月、2段階での延伸に切り替えた。
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OS5
:2024/03/05(火) 07:52:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/20ac15aae7228d27e43c2d8f831b081c3bf68853
ひたちなか海浜鉄道湊線、30年にも新駅開業 国が認可 延伸の先行区間 茨城
3/5(火) 7:00配信
茨城新聞クロスアイ
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ひたちなか海浜鉄道湊線の延伸計画で「新駅1」の設置予定地付近。奥は国営ひたち海浜公園=ひたちなか市阿字ケ浦町
茨城県ひたちなか市は4日、第三セクター、ひたちなか海浜鉄道湊線の延伸計画の変更が国に認められたと明らかにした。市と同社は工事を2段階に分け、国営ひたち海浜公園の南口付近に先行して新駅を増設。2030年春の開業を目指す。全体事業費は126億円、うち先行区間は59億円。
市は「新駅1」の整備地を当初計画の終点・阿字ケ浦駅寄りから、海浜公園南口付近に変更。延伸区間3・1キロのうち、新駅1までの1・4キロを先行して整備し、開業させる方針を昨年12月に決めた。
阿字ケ浦-新駅1間の事業費は59億円で、25年度以降に着手する。開業時期は着手から5年後を想定。市と同社は3月中に工事施工認可を国に申請する。
新駅1を海浜公園南口の近くにすることで利便性を高め、乗客や公園来場者の拡大につなげたい考え。付近では県が工業団地を造成し、非鉄金属大手のJX金属(東京)が大規模な新工場を建設しており、通勤需要の取り込みも見込む。
一方、公園西口付近に整備を予定する「新駅2」までの残り1・7キロの事業費は67億円。開業時期は、新駅1までの整備状況に合わせて決めるため、現時点では未定としている。
全体の総事業費は、物価高騰の影響で計126億円に膨らんだ。列車が通る高架橋部の一部を盛り土構造に変えるなどして事業費削減を図ったが、当初計画の78億円から大きく増えた。市担当者は「国や県による支援の活用を検討する」としている。
計画の変更に基づき、市や同社は2月9日、「鉄道事業基本計画変更認可申請書」を国土交通省関東運輸局に提出した。
4日の市議会本会議で大谷明市長は、この日認可を取得したと報告し、「引き続き、海浜鉄道と事業を進め、国と協議していく」と話した。
延伸計画は当初、阿字ケ浦駅から公園西口付近間の全3・1キロに新駅二つを設けるとして、21年1月に国土交通省から事業許可を得た。だが、物価高騰による事業費増などで工事施工認可申請を2回延期。予定した今年春の開業は困難となっていた。
茨城新聞社
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OS5
:2024/03/10(日) 21:11:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/241c44823291199a78b62da14b26b014df58bece
通勤時ぎゅうぎゅう、ポートライナー三宮駅ホームを25m拡張へ 混雑緩和、懸案の「8両化」はめど立たず
3/9(土) 19:30配信
神戸新聞NEXT
東側へ25メートル分のホームの拡張が計画されているポートライナー三宮駅=1日、神戸市中央区
神戸市は2024年度、ポートライナー三宮駅ホームを拡張する工事に着手する。課題だった通勤ラッシュ時のホームでの混雑を緩和する目的で、27年度の利用開始を予定する。一方、ホームは広がるものの、神戸空港へのアクセス強化を目的とした編成車両の「8両化」は、実現のめどが立っていないという。
同駅ホームは平日朝の通勤や通学の時間帯に、ポートアイランドの企業や大学に向かう人たちで長蛇の列が発生。このため、拡張工事は、ホームを東側へ25メートル広げて乗車待ちのスペースを確保する。
同時にエスカレーターを新設して乗客の動線をスムーズにし、駅舎の耐震補強工事も行う予定で、市は24年度の当初予算案に3億5千万円を盛り込んだ。
また、30年前後に控える国際定期便の就航に向け、ポートライナーは神戸空港への輸送力の強化も課題となっている。市は2018年ごろから、ホーム拡張と並行して現在6両の編成車両を8両に増やすことも検討してきた。新型コロナウイルス禍前は朝のラッシュ時の乗車率が平均120%を超え、空港利用者がさらに増えれば対応できなくなる可能性もあった。
ところがコロナ禍以降、在宅勤務や出勤の分散化が浸透し、ラッシュ時の乗車率は平均100%にとどまっている。それ以外の時間帯の乗車率は低いため、市は8両化構想を維持しつつ、三宮やJR神戸駅前からのバス運行によって混雑の解消を図る。
市未来都市推進課によると、ホームの拡張で8両化にも対応できるとするが、実現するには300億〜400億円規模が必要という。同課の担当者は「空港国際化による需要増に加え、空港島やポートアイランドの未利用地への企業進出も踏まえ、費用対効果を検証しながら慎重に判断したい」としている。(井沢泰斗)
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OS5
:2024/03/11(月) 10:31:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/703d85fae05a24dba36e2d91f002fe1f1e08b22d
在来線「日本一長い駅間」ってどこ? ダイヤ改正で進む駅廃止 増える“異様に長い駅間”
3/11(月) 9:42配信
乗りものニュース
列車によっては所要時間はあまり変わらない
JR宗谷本線。駅は塩狩(乗りものニュース編集部撮影)。
2024年3月16日(土)のダイヤ改正に伴い、JR北海道では利用者の少ない5駅が新たに廃止される予定です。そのうち2駅が、宗谷本線の名寄〜音威子府間に連続して存在します。初野駅と恩根内駅です。
2024年2月現在、新幹線を除く日本の鉄道で最も駅間が長いのが、同じく北海道にある上川〜白滝間37.3km(石北本線)です。こちらは2016(平成28)年3月、同区間内にあった上白滝駅が廃止となり駅間最長に躍り出たものですが、では今回、宗谷本線で2駅が廃止されることで、トップの座に変化はあるのでしょうか。
結論をいうと、変化はなし。宗谷本線は2駅廃止で美深駅と天塩川温泉駅が隣駅どうしとなりますが、この駅間は23.2kmです。乗車時間を見ても、美深〜天塩川温泉間が22〜32分なのに対し、上川〜白滝間は35〜40分かかります。
もっとも、2016年3月まで最長だったのは石勝線の新夕張〜占冠間34.3kmです。この区間は普通列車が運行されていないことでも知られており、特急列車で移動すると20〜28分かかります。なお、石勝線でも今回、滝ノ上駅が廃止されます。
乗りものニュース編集部
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:2024/03/11(月) 18:36:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/af682c3c6ea55177095ec88e02c7f21a9ab3ecb5
「肥薩おれんじ鉄道」地域の足を支え20年…並行在来線を運行「今後も公共交通の役割果たす」
3/11(月) 16:02配信
読売新聞オンライン
開業20周年を祝う記念式典で披露されたラッピング列車(10日午後、鹿児島県薩摩川内市で)=小川晶弘撮影
2004年の九州新幹線の部分開業に伴って、JR九州から経営分離された並行在来線・八代(熊本県八代市)―川内(鹿児島県薩摩川内市)を結ぶ第3セクター「肥薩おれんじ鉄道」(本社・八代市)は10日、開業20周年を祝う記念イベントを沿線の3駅で開いた。
【地図】肥薩おれんじ鉄道…八代―川内間を運行
肥薩おれんじ鉄道は地域の足を維持するため、本土最南端の第3セクター路線として八代―川内間の116・9キロを運行。20年7月の九州豪雨では線路が被災したり、新型コロナウイルス禍による利用者減少で経営状況が悪化したりしたが、22年度末時点で約2579万人が利用した。
この日は八代駅や川内駅で記念式典が開かれ、多くの関係者らが出席した。古森美津代社長は「(20周年は)支えてくれた沿線地域の皆さんのおかげ。今後も公共交通の役割を果たしていく」と述べた。式典では、同社の新公式キャラクター「ディーゼルガールズ」がラッピングされた新車両が披露された。
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:2024/03/12(火) 07:55:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/64868596e0b454417fd649d04173b7678ea2c173
新駅周辺、にぎわい描けず…九州新幹線部分開業20年 水俣、課題はアクセス改善 八代、周辺開発加速に期待
3/12(火) 4:55配信
熊本日日新聞
自動車販売店などが立ち並ぶ新水俣駅前=6日、水俣市
九州新幹線は新八代-鹿児島中央間の部分開業から13日で20年の節目を迎える。熊本県内では新八代と新水俣の両駅が誕生し、地域の交通利便性は向上した。一方で、駅周辺の現状に目を向けると、関係者が開業前に思い描いていた姿とは異なるようだ。
「以前はビジネスホテルの開発計画があったんだが…。新幹線駅を活用した地域づくりは課題のままだ」。水俣市の髙岡利治市長は、市中心部から直線距離で東に約3キロ離れた場所にある新水俣駅の現状をこう指摘する。
国道3号沿いの駅周辺には現在、レンタカー店や自動車販売店など低層階の建物だけが並んでいる。
南九州西回り自動車道といった別の交通インフラ整備も進む中、髙岡市長は「新幹線駅を中心とした開発ができればいいのだが、厳しい財政状況の中では難しい」と悩ましげ。当面はインバウンド(訪日客)を含む観光客の取り込みを重視し、観光地へのアクセス改善や着地型旅行の開発に力を注ぐ考えだ。
新八代駅で九州新幹線に乗り込む利用者=9日、八代市
9日、部分開業20年のセレモニーがあった新八代駅は、在来線の駅と同じ場所にある。八代商工会議所の竹永淳一会頭(67)は「人の流れを1カ所に集めるために譲れない点だった」と振り返る。
だが、駅周辺のまちづくりは思い描いたように進んでいない。「開業当時は夢が膨らみ、集客施設の誘致などを提案したが、実現しなかった」と竹永会頭。ビジネスホテルや小売店、企業のオフィス、低層の集合住宅などが少しずつ集積しているものの、人の流れを呼び込むまでには至っていない。
市は2023年2月、駅近くにコンベンション施設を整備する計画を発表。24年3月末までに一帯のまちづくりのグランドデザインをまとめる予定だ。竹永会頭は開発加速に期待を寄せる。
JR九州によると、04年の部分開業で、八代-鹿児島間の1日平均利用者はそれまでの在来線特急の約2・3倍に増加。さらに11年の全線開業を経て、3・5倍の約1万3千人にまで増えた。古宮洋二社長は「福岡-鹿児島間の移動は以前は飛行機のシェアが最も高かったが、今ではほとんどが新幹線に移った。安定輸送と速さが生活を変えた」と指摘する。
(写真:熊本日日新聞)
22年度の駅別の1日平均乗客数は、新八代駅(在来線駅を含む)が1751人、新水俣駅は438人。いずれも新型コロナウイルス禍から回復が続いている。新幹線駅がある優位性を、まちづくりや交流人口の拡大にどうつなげるか。節目の20年を機に改めて、地域のテーマになりそうだ。(立石真一、河内正一郎、伊藤恩希)
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OS5
:2024/03/13(水) 11:05:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/1191ba96c8aba5819850e124ef76cce0df12a2fb
肥薩線、鉄路復旧へ最終調整 熊本県と国、JR九州が3月下旬にも検討会議
3/13(水) 10:19配信
熊本日日新聞
(写真:熊本日日新聞)
2020年7月豪雨で被災したJR肥薩線の全線再開に向け、熊本県とJR九州が鉄路復旧の合意へ最終調整を進めていることが13日、分かった。被災から3年8カ月が経過する中、県や地元12市町村は観光利用に加え、日常利用の創出にも努める考え。こうした姿勢をJR九州が評価しているもようだ。
関係者によると、国を交えた3者で、今月下旬にも検討会議を開く。県は鉄路復旧の目標時期を33年度ごろとして市町村と取りまとめた復興方針案で合意を目指す。
肥薩線は豪雨により、八代(八代市)─吉松(鹿児島県湧水町)間の約87キロで不通が続いている。
県は23年12月、引退する「SL人吉」に代わる観光列車の導入や、JR新八代駅への直通運転といった利活用策を柱に据えた復興方針案をJR側に提示。JR九州は、こうした観光面での強化策に加え、持続可能性の確保に向けた日常利用の推進策も県側に求めた。
これを受け、県や地元市町村は、自治体職員の公務移動での積極的な利用や、小中学生が肥薩線に乗る機会の提供、駅を中心とした2次交通の充実といった案の検討に入った。案を取りまとめた上で、県は次回の検討会議で示す構えだ。
鉄路で復旧する場合は、JR九州が運行を担い、地元自治体が線路や施設を所有・管理する「上下分離方式」を採用する方針。
復旧費は約235億円と試算する。国土交通省が球磨川の河川整備事業などで実施する分を引いた約76億円をJR九州と国、地方が3分の1ずつ分担し、JRの負担は全体費の1割ほどに抑えられる見込み。(肥薩線取材班)
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OS5
:2024/03/15(金) 17:49:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5cf0fd568ee660bcd9c802212ec9ac3928de7ea
北陸新幹線、16日に敦賀まで延伸開業 首都圏からアクセス改善も関西は乗り換え必要に
3/15(金) 17:34配信
産経新聞
北陸新幹線のルート
北陸新幹線の金沢―敦賀(福井県敦賀市)間が16日、延伸開業する。福井県内に初めて新幹線が乗り込むことになり、東京など首都圏からは北陸地方へのアクセスが大幅に向上する。一方で関西からは移動時間が短縮されるものの、料金の上昇や新たに乗り換えが必要になるなど、課題が指摘されている。
【写真】高さ37メートルの敦賀駅は驚きの連続だった
石川県内では小松、加賀温泉、福井県内では敦賀のほか、芦原(あわら)温泉、福井、越前たけふの計6つの新幹線停車駅が誕生する。延伸距離は約125キロ。北陸新幹線の延伸は平成27年3月に長野―金沢間が延伸して以来、約9年ぶりとなる。
東京から敦賀までは北陸新幹線、特急を乗り継ぐ従来のルートと比較すると、所要時間が3時間58分から3時間8分と50分短縮され、料金も1190円安くなる。
一方で関西からは、大阪―金沢間は従来の特急で移動するルートと比べて、所要時間は2時間31分から2時間9分に短縮されるものの、料金は1620円増える。
日本政策投資銀行北陸支店の調査では、今回の延伸により石川県で年間約279億円、福井県で約309億円の経済波及効果が見込めるという。「首都圏、関西圏からの観光、ビジネス客の流入増や県内での生産増が見込まれる」(同支店)としている。
JR西日本の長谷川一明社長は13日の会見で「延伸開業が(能登半島地震で被災した)北陸の復旧、復興の原動力となることを期待している」と語った。
北陸新幹線は今後、敦賀から新大阪まで延伸することによる全線開業が焦点となるが、現時点では開業時期などのめどは立っていない。(黒川信雄)
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OS5
:2024/03/15(金) 17:50:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d964f845483de8238977c5a3dacd6db683f09bd
宇都宮に続け…那覇にも次世代型路面電車を 市がパブコメ実施へ
3/15(金) 17:06配信
産経新聞
昨年8月に開業した宇都宮ライトレール=宇都宮市(大竹直樹撮影)
高齢者や障害者が乗降しやすいように車両の床を低くした「LRT」(次世代型路面電車)の導入に向け、那覇市が令和6年度にもパブリックコメント(意見公募)を行う方針であることが15日、同市への取材で分かった。戦後、車社会が進んだ沖縄では交通渋滞が慢性化しており、定時運行を確保でき、自動車より二酸化炭素(CO2)排出量の少ないLRTなどの鉄軌道実現を望む声が高まっている。
市の計画素案などによると、LRTの路線は市中心部を東西に貫くルートと南北に走るルートがあり、街中では一般の車と走る併用軌道を走行。4車線(片側2車線)の道路のうち中央2車線を軌道に置き換える。
昨年8月には全国で初めて全線新設となったLRTが宇都宮市で開業。隣接する芳賀(はが)町までの途中の停留所には、路面電車としては全国初の追い越し線が整備されており、今後、停留所を通過運転する快速電車も運行する。那覇市は職員を宇都宮市に派遣するなどして「先進事例を参考にしたい」(担当者)としている。
平成18年に全国初のLRTを導入した富山市では、利用者が減っていたJR富山港線の線路を無償で譲り受けて開業。富山港線時代より平日は約2倍、休日は約3倍に利用者が増えた。
当初のルートは富山駅北側だけだったが、令和2年に南側の路面電車の線路とも接続して直通運転を開始。LRTによる交通網が広がっている。
沖縄本島では戦前、軌間762ミリの軽便鉄道が走っていたが、先の大戦で焼失していた。昭和47年の本土復帰後に新たな交通システムが提起され、平成15年8月、沖縄県で戦後初となる鉄軌道「沖縄都市モノレール」(愛称・ゆいレール)が那覇市で開業。その後、浦添市内まで延伸した。那覇空港へのアクセスがよく、定時性に優れていることから観光客にも利用されており、開業後20年間で利用者は3億人に達している。(大竹直樹)
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OS5
:2024/03/17(日) 09:52:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a1c67d14738cc089d65e3b40a1956c3152d2b3b
大阪延伸めど立たず 住民反対で環境評価遅れ 北陸新幹線
3/17(日) 6:59配信
時事通信
北陸新幹線の金沢―敦賀間が延伸開業し、敦賀駅に入線する北陸新幹線=16日、福井県敦賀市
北陸新幹線は東京駅から敦賀駅まで結ばれ、全線開業まで残す区間は、新大阪までの約140キロとなった。
ただ、沿線となる予定の京都府内では住民の反対もあり、工事計画の認可に必要な環境影響評価が遅れている。このため、大阪延伸の詳細なルートや駅位置はいまだに決まらず、着工のめどが立たない状況が続く。
かつて与党プロジェクトチームは大阪延伸について、2023年度当初の着工を決議したが、これを断念。政府の24年度当初予算案にも同区間の整備費は盛り込まれておらず、着工時期は25年度以降となる公算だ。
敦賀駅から福井県小浜市、京都駅を経由して新大阪駅まで結ぶことは決まっているが、京都府内の一部地域では住民がトンネル工事で発生する残土の処理や地下水への影響を懸念し、反対。22年には、京都市内の市民団体が事業の白紙撤回を求め、約2万7000人分の署名を集めた。
国土交通省は「コロナ禍もあり、住民への説明会を思うように開けなかった」(幹部)とし、改めて理解を呼び掛けていく考え。現状では環境影響評価の現地調査を完了できないため、本来は計画認可後に実施する地質調査などを前倒しして行い、工事に向け準備している。
首長間で微妙な温度差もある。大阪府の吉村洋文知事は「一日でも早く実現すべきだ」と強調。一方、京都府の西脇隆俊知事は「関西全体にとって重要な国家プロジェクトだ」としつつ、「施工上の課題もあるので、引き続き国に丁寧な地元説明を求めていきたい」と慎重な姿勢を見せる。
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OS5
:2024/03/17(日) 09:53:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/29b97369a1849b2e76b16d17f14f77504e85e0fb
待ってました、南加賀沸く 小松、加賀温泉駅 春の街に喜びあふれ〈北陸新幹線敦賀開業〉
3/16(土) 16:02配信
北國新聞社
キャラクターの出演で盛り上がった開業記念イベント=16日午前10時、JR小松駅前
穏やかな春の日差しと大勢の笑顔に包まれ、流線型の車両が次々と滑り込んでくる。南加賀に新設された北陸新幹線の小松、加賀温泉両駅は16日、待ちに待った開業の日を迎えた。一番列車に乗り込む家族連れ、カメラで一心に車両を撮影する鉄道ファン、「ようこそ」と旅客を出迎える観光関係者。真新しい駅舎と周辺の街に、「春」を迎えた喜びがあふれた。
●「新時代が来た」
小松駅には、敦賀方面への一番列車「つるぎ1号」が出発する午前6時11分を前に、大勢の地元住民や鉄道ファンが集まり、熱気を帯びた。
「新時代が来た」。小松市若杉町の団体職員本田憲太郎さん(42)は、感慨深げにつるぎに乗り込んだ。「地元に新幹線駅ができるなんて、一生に一度のこと」と興奮を語ったのは、小松市出身の会社員他谷周一さん(49)。今日のため名古屋から帰ったと言い、駅舎をじっくり見学していた。
石川県内全線開業の次は、いよいよ大阪までの全通だ。小学6年の長男(12)と一緒に、大阪府東大阪市から訪れた木山明哲さん(52)は「関西に新幹線がだんだん近づいている。さらに便利になると期待している」と笑顔を見せた。
小松駅の東口では開業記念イベントが開かれ、サンリオ(東京)の人気キャラクターで小松市応援隊長を務める「ポムポムプリン」らが登壇して、喝采を浴びた。駅西口の商店街は歩行者天国となり、昼時にかけ、人波は増す一方。「100年に一度」の春を、街全体で味わった。
●「おもてなしを」
加賀温泉駅では午前8時49分、敦賀発の東京行き「かがやき」の一番列車が到着すると、地元客や関係者、報道陣でいっぱいとなった11番ホームに大歓声が上がった。先頭車両のそばでくす玉が割られ、「かがやき」にちなんで、金ぴかの衣装で出迎える子どももいた。
「地元の駅で新幹線、それも一番列車に乗れるなんてうれしい」と声を弾ませたのは、中学2年生河村航太さん(14)=加賀市加茂町。父の朋彦さん(40)は「家族旅行の最高の記念になる」と話し、長野観光に向かった。
横断幕を持って歓迎した加賀温泉郷の女性グループ「レディー・カガ」の谷口敦子さんは「九谷焼や、加賀友禅、山中塗など地元が誇る文化で、おもてなしをしたい」と意気込みを語った。
加賀温泉郷では、能登半島地震の被災者の2次避難所となっている宿泊施設もある。同温泉郷協議会の和田守弘会長は「責任を持って受け入れを継続する」とした上で、「100年に一度の好機を生かして世界に温泉街を発信し、ファンをつくっていく」と力を込めた。
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OS5
:2024/03/17(日) 11:22:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac8b4e43851e4b6c25abb6dbeccf0eac5de794f8
北陸新幹線敦賀延伸 にぎわいの波、西へ 富山・地元客も繰り出す
3/17(日) 8:01配信
北國新聞社
敦賀延伸を祝い、新高岡駅前でのイベントに繰り出した地元客
富山県内の3駅では関西方面からの乗客が降り立ち、アクセスの良さを実感する声が聞かれた。駅でのイベントや周辺の商業施設は、観光客だけでなく、地元客も多く訪れてにぎわった。
新高岡駅前では開業を記念したイベントが開かれ、地元の家族連れらでにぎわった。高岡市内の宿泊施設は能登半島地震の復興支援関係者が利用しており、満室が目立った。新高岡駅に着いた会社員好永康之さん(30)=大阪市=は、「高岡はどこも満室で、富山市のホテルを予約した」と語った。
富山駅に到着した松井好子さん(45)=兵庫県西宮市=は「北陸がすごく近くなった。また来たい」と乗車時間の短さに驚いた様子だった。駅周辺の商業施設を運営する富山ターミナルビルによると、スーツケースを持った人は普段の土曜に比べ多かったが、好天で地元客の利用が目立ったという。
新幹線で黒部宇奈月温泉駅まで来た村上紗希さん(29)=神戸市=は、応援割は予算枠に達して適用されなかったものの宇奈月温泉の旅館を予約し、「地震が起きた時だからこそ、少しでも旅館を助けたいと思った」と話した。宇奈月温泉は従来、関東からの宿泊客の割合が大きい。ホテル黒部の中島ルミ子女将は「延伸した沿線の温泉街と比べるとまだまだだが、これから盛り上がってほしい」と関西客の増加に期待した。
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OS5
:2024/03/17(日) 11:23:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/553a3464ca84a597d11234eb439b9d9c126f2aec
乗り換え9分、余裕? 大阪-和倉温泉、本社記者乗車ルポ
3/17(日) 8:01配信
北國新聞社
特急在来線から新幹線への乗り換え改札は思いのほかスムーズに流れていた=敦賀駅
●敦賀駅改札は大混雑
北陸新幹線の延伸に伴い、これまで特急サンダーバードで直通だった大阪-和倉温泉間は、敦賀と金沢で乗り換えが必要になった。利用客への負担はいかほどか、体感してみた。(編集委員・竹森和生)
16日午前、JR大阪駅のホームに法被姿の一団が姿を現した。手には「富」「山」の文字入りうちわ。観光PRに出張ってきた富山県と各市町職員だ。敦賀行き特急の乗客に手を振り、山下章子県観光戦略課長が「北陸がひとつになって関西のお客さんを迎えたい。お祭りですよ」と力を込める。
この見送りに大喜びしていた井村裕子さん(75)=大阪府松原市=は、開業イベントで太鼓演奏をする孫の雄姿を見に福井駅へ向かうという。和倉温泉にも何度も行っていると聞き、「ダブル乗り換え」の是非を問うと、「いろんな電車に乗るのは好きやからね。それより値上げしてんねん!」。乗り換えの手間より運賃アップが気になるらしい。
やがて列車が敦賀駅に迫り、乗客が早々と立ち上がって出口付近に並び始めた。未経験の乗り換えに浮き足立っているのだろう。
与えられた時間は9分間。ドアが開き、在来線のホームがある1階から2階の乗り換え改札に上がるエスカレーターに乗客が殺到する。2階コンコースではJR職員が各所で大声を出して誘導に当たっていた。
新幹線に乗り換えるこちら側の改札は割とスムーズに流れているが、問題は反対側、新幹線から複数の在来特急に乗り換える側だ。改札出口付近は大混雑で、「お客様同士の衝突を避けるためにも左側通行でお願いします!」と職員がマイクで呼び掛けている。
●子連れは厳しいか
改札を抜け、さらにエスカレーターで3階へ。新幹線ホームに着いた時点で経過時間は6分。写真を撮りながらゆっくり歩いて3分も余るなら余裕だな…、と思っていたら、発車直前に幼児の手を引いた男性が滑り込んできた。不測の事態が起きやすい子連れの旅には少々厳しいかもしれない。
2度目の乗り換えとなる金沢駅で在来線乗り場に向かうと、急に人がまばらになった。3両編成の特急「能登かがり火」には各車両15人ほどの乗客が。復興ボランティアだろうか、作業着姿の人もいる。1時間後、終点の和倉温泉駅に着くと、同じ車両には自分も含め2人だけだった。
関東の大学に通う20代男性は、今朝の敦賀行き一番列車に乗った後、金沢に引き返して和倉へ足を延ばしたという。「復興前の様子を見ておきたくて。ブルーシートを張った家が車窓から幾つも見えた。温泉が再開したらまた来ます」。そう言うと、男性は閑散とした駅前から温泉街の方に歩み去っていった。
大阪-福井間をご一緒した、前述の井村さんもこんなことを言っていた。「能登が元気になれば、大いに飲み食いしたいし漆器も買いたい。そんな協力しかできんけど」
真の電車好きは、鉄道だけでなく、その土地の風土も愛してくれるものだ。能登が復活した暁には、乗り換えの面倒など何するものぞと駆けつけてくれるに違いない。
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OS5
:2024/03/19(火) 07:48:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ac87835fcfa12293c77a1cca5da22db55f8d386
金沢-福井間利用者6万人 北陸新幹線延伸から2日間
3/19(火) 6:51配信
北日本新聞
JR西日本は18日、北陸新幹線の敦賀延伸から2日間の金沢-福井間の利用状況を発表した。16、17両日で上下計約6万人が利用し、「サンダーバード」「しらさぎ」など在来線特急の前年同期の利用実績と比べて20%増となった。
JR西によると、開業初日の16日の利用者は、同区間の上下合わせて前年同期比39%増の約3万4千人。17日は、ほぼ横ばいの約2万6千人となった。
北陸新幹線の延伸区間は金沢―敦賀(福井県敦賀市)間の125キロ。石川県内に小松、加賀温泉、福井県内に芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀の計6駅を新設した。開業2日間の1日当たりの乗車実績は敦賀駅が約9千人と最も多く、福井駅が約4400人、小松駅が約1400人と続いた。
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OS5
:2024/03/19(火) 14:03:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a9b07507765450fc3350f5da72e7f403ce39b75
島原鉄道、上下分離方式による「存続」か路線バスへの「転換」か…沿線人口減少で経営難
3/19(火) 12:00配信
読売新聞オンライン
読売新聞
沿線人口減少で経営難が続く島原鉄道(長崎県島原市)のあり方を検討する「島原鉄道活性化検討部会」は、線路などの管理を自治体が担う「上下分離方式」による鉄道存続か、路線バスへの一部、全部転換に絞って今後の方向性を検討する。2024年度内に方向性を定める方針だ。(小川紀之)
島原鉄道は諫早駅から島原港駅までの43・2キロで鉄道事業を運営するほか、路線バス事業を展開。いずれも利用者減が続き、特に鉄道事業では毎年2億〜3億円の赤字が出ている。
検討部会は、県や九州運輸局、沿線自治体、利用する高校、観光協会などで組織。沿線住民約4000世帯を対象に昨年実施したアンケートなどを踏まえ、今後の方向性を協議した。
アンケートに回答した1869件の中には、「廃止やむなし」が1割ほどあった一方、「廃止で不便になる」の意見が6割超を占めたほか、「まちの魅力が下がる」などの懸念が多数あったという。また、08年の島原鉄道南線の廃止で市内から鉄道がなくなった南島原市の住民は、8割が「廃止後、外出頻度が減った」と回答した。
会合は県庁で15日に開かれた。現状体制での存続は難しいとした上で、バス高速輸送システム「BRT」への転換も検討してきたが、導入経費が大きく、実現は困難と判断。現状の鉄道事業の維持か、路線バスへの全部、一部転換に絞って検討することを決めた。
鉄道存続の場合は、線路など施設部分の維持管理は自治体が担う「上下分離方式」に向けた行政負担額の検討、バスへの転換については、運転手確保の方策の検討が必要となる。
雲仙市の担当者は、「自治体の費用負担増が懸念材料。来年度以降はこの点を掘り下げて検討してほしい」と指摘した。島原鉄道の永井和久社長は「私どもは丸裸で情報をお出しする。島原半島全体の交通網維持のため、半島の皆さんにご理解いただける形へ落ち着けていただきたい」と述べた。
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OS5
:2024/03/20(水) 23:55:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/479bf1d1f34f7cc922dce1c38d72a6ac568f0fe5
JR徳山駅「のぞみ」減便を「再考して」…山口県周南市長や周南コンビナート5事業所が要望
3/20(水) 12:13配信
読売新聞オンライン
広岡・広島支社長(手前)にのぞみの増便を求める藤井市長
山陽新幹線のダイヤ改正(16日)で山口県周南市と東京を結ぶ「のぞみ」が減便されたままだったことを受け、市と周南コンビナートの5事業所は19日、JR西日本に再考を求めた。
5事業所は、出光興産徳山事業所と東ソー南陽事業所、トクヤマ徳山製造所、日鉄ステンレス山口製造所、日本ゼオン徳山工場。要望書では、出張での利用が多い午前6、7時台と午後5、6時台発の東京行きと、午後9、10時台の徳山着の増便を求めている。
のぞみは昨年3月のダイヤ改正で、上下線で1日15本から9本に減便。周南、下松、光3市と徳山商工会議所などは同8月、JR西に増便を求めたが、今回の改正では実現しなかった。
要望は冒頭を除き非公開で、藤井律子市長が徳山駅でJR西の広岡研二・広島支社長に要望書を手渡した。終了後、藤井市長は「駅はビジネス利用が多い。のぞみは必要だ」と強調。出光興産徳山事業所の三品鉄路所長は「今後も要望を続けたい」と話した。
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OS5
:2024/03/20(水) 23:56:22
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20240314-OYTNT50058/
九州新幹線「なければシャッター街になったはず」鹿児島中央駅前は一変…新八代駅前は核施設なく
2024/03/14 11:34
九州新幹線が新八代―鹿児島中央駅間で部分開業し、13日で20年となった。博多―鹿児島中央駅間の所要時間は、それまでの在来線特急利用の最速3時間40分から2時間12分と大幅に短縮され、九州の交通を大きく変えた。鹿児島市では新幹線開業に伴って再開発が進みにぎわいが生まれた一方、熊本県八代市などでは新幹線効果を最大限に生かし切れておらず、地域の浮揚に向けた模索が続いている。(井芹大貴、山之内大空、饒波あゆみ)
「新幹線が来ていなかったら、シャッター街になっていたはず」。JR鹿児島中央駅前の「一番街商店街」の振興組合元理事長、 庵下あんした 龍馬さん(72)は今月、商店街を見ながらこう語った。
バブル経済崩壊後は空き店舗が目立ったが、部分開業が話題になり始めると、飲食店の出店が相次ぎ商店街の再開発も加速。部分開業から約半年後にはJR九州が「アミュプラザ鹿児島」を開業させ、街は一変した。
九州経済研究所(鹿児島市)の新川真吾・経済調査部長代理は「駅を中心に、南九州最大の繁華街・天文館と並ぶ人流・商業の核ができた。観光、ビジネス面で交流人口増加に寄与した」と分析。JR九州の古宮洋二社長は「(一帯の再開発は)新幹線の一番のモデルケースだ」と語る。
同社によると、2004年度の熊本―鹿児島中央駅間の利用者は1日平均8800人で、前年の在来線時の同3800人を上回った。鹿児島では川内、出水両駅から鹿児島中央駅に新幹線での通勤、通学が可能となり、定期利用者も伸びた。
政府・与党が南から整備したのは、在来線の八代以南は蛇行して速度が出しにくく、時間短縮効果を狙ったためだ。「ミスター新幹線」と呼ばれた鹿児島県選出の衆院議員・小里貞利さん(故人)の存在も大きかったとされる。小里氏は南からの整備で全線開業の道筋をつけることに尽力した。
一方、八代市では恩恵を十分に受けられていない。地元経済界は開業当初から新八代駅を中心とした発展を目指し、大型商業施設の誘致などを提案したが、実現しなかった。駅周辺にはホテルや物産館などは建ったが、多数の人を呼び込むまでにはいたっていない。
22年度の鹿児島中央駅の乗車人数(在来線含む)は1日平均1万7321人だった一方、新八代駅は1751人にとどまる。「新幹線との相乗効果を生む核となる施設ができなかった」。八代商工会議所の竹永淳一会頭(67)はこう振り返る。
市は現状打破に向け、コンベンションセンターを駅周辺に新設する意向だ。竹永会頭は「コンサート客らが訪れれば、新幹線の価値がもっと出る」と期待する。
整備新幹線に詳しい富山国際大の大谷友男准教授(地域経済)は「人口が少ない地域の駅は新幹線効果が大きくは出にくい。通過されて終わりにならないよう地域振興を続けることが重要だ」と話している。
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OS5
:2024/03/21(木) 17:05:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bb435cb8cd24667974adab4905fac9e6e116b12
アストラムライン延伸、全線開業は2036年度にずれ込む見通し…建設費は当初より190億円膨らむ
3/21(木) 17:01配信
読売新聞オンライン
延伸が計画されているアストラムライン(広島市安佐南区で)
広島市が計画する新交通システム「アストラムライン」の延伸事業で、2030年前後としていた全線開業の時期が6年ほど遅れ、36年度頃になる見通しとなった。建設費も当初想定より190億円膨らみ、760億円程度となりそうだ。計画の見直しに伴い、市は24日から計5回、延伸区間の住民向けに説明会を開催。改めた事業概要を周知し、費用対効果や開業の遅れへの理解を得たい考えだ。(三島浩樹)
アストラムラインの延伸ルート案
開業時期や建設費などを見直した事業計画は2月22日、市議会建設委員会で報告。市側は「新型コロナウイルスの感染拡大による影響により、需要予測に時間を要したことで、全体として遅れが出ている」と説明。事業化を決めた15年時点の計画を変更した。労務費や資材価格の高騰を踏まえ、建設費は当初の想定から3割以上増える見通しだ。
アストラムラインは現在、本通(中区)―広域公園前(安佐南区)の間(18・4キロ)で営業している。計画では、終点の広域公園前駅からJR西広島駅(西区)までの7・1キロを「西風新都線」として単線で延伸。新駅は五月が丘団地(佐伯区)や、大型商業施設「ジ・アウトレット広島」(同)など計6か所に設置予定だ。27年度に本格着手し、36年度頃の開業を目指す。
需要予測は15年時点の数値を見直し、延伸区間の利用者数は1日あたり平均1万5200人から4割減の平均9100人と下方修正。運行速度を時速30キロから同27キロへ下げ、所要時間が14分から2分延びて16分となるのが主な要因という。一方、延伸後は全区間の利用者数が7万3100人となり、15年時点(7万2900人)から微増する見通し。
沿線の3会場で住民説明会
住民説明会は延伸区間の沿線3会場であり、土地所有者や関係者ら約1万6000世帯が対象。24、25日に市立五月が丘小(佐伯区)、28日に己斐上小(西区)、4月3、7日に己斐小(同)で開く予定だ。今後、対象の住民には郵送やチラシ、回覧で参加を呼びかける。
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OS5
:2024/03/21(木) 17:06:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a79b74ec92a5c9402f0620175dd53f7c7683629
70年万博で生まれた鉄道 半世紀へてついに延伸で「第2の創業」
3/21(木) 16:30配信
朝日新聞デジタル
中国自動車道上り線の中国吹田インターチェンジ出口の料金所付近に北大阪急行の万国博中央口駅があった。手前を走るのは大阪モノレールの大阪・関西万博ラッピング列車=2024年2月27日、大阪府吹田市、瀬戸口和秀撮影
北大阪急行電鉄(北急)が23日、千里中央駅から大阪府箕面市方面に延伸する。箕面市内に「箕面船場阪大前」と「箕面萱野」の二つの新駅が設置される。来春開幕の大阪・関西万博を前に、北急幹部が「第2の創業」と言うほど大きな節目となり、期待と課題が交錯する。
【写真】3月23日開業の「みのおキューズモール」のステーション棟。左奥が新駅の「箕面萱野駅」
北急の成り立ちもまた、半世紀以上前にあった万博がきっかけだった。
中国自動車道上り線にある中国吹田インターチェンジの出口。多くの車が通過する料金所の辺りには54年前、駅があった。
北急の万国博中央口駅。1970年に開催された大阪万博の会場の表玄関として使われた。鉄骨鉄筋コンクリート造り2階建ての駅の名残は見えない。
■70年万博で臨時の「会場線」と「万国博中央口駅」
北急の「50年史」などによると、万博の入場者が当初3千万人と予測され、輸送が「最大の課題」となった。会場に直接乗り入れる鉄路が必要になり、北急が設立された。
江坂―千里中央の南北線(約5・9キロ)と、千里中央駅手前から分岐して万博会場に乗り入れる臨時線「会場線」(約3・6キロ)が建設された。営業開始は、万博開幕のおよそ3週間前、70年2月24日。
3月15日から始まった万博は、半年の期間中で、当初予測の2倍を超える約6422万人が訪れた。万国博中央口駅で乗り降りしたのは約4148万人にも上った。
期間中、車掌として勤務した藤田輝幸さん(73)は、車内がすし詰め状態で、ドアを閉めるのに苦労したことを覚えている。多い時で週3、4日、駅で案内係も担った。当時の様子を「ホームにまだ人が多く残っているのに、次から次に電車が入ってきた」と振り返る。
「50年史」などによると、万博があった70年度に約4億4千万円の黒字を出し、累積赤字1億円余りを一掃できた。
だが、南北線と会場線の建設費は計約121億6千万円と巨額。借入金の利子の負担などが「収益向上の圧迫要因」となり、赤字に陥った。不動産事業を手がけるなどした一方、沿線地域の開発も進んで利用客が増え、苦難の時代を乗り越えた。
北急は万博会場へ人々を運ぶことに加え、「豊中市と吹田市にまたがる千里ニュータウンと大阪都心を結ぶ輸送の一翼を担う」という、もう一つの大きな目的があった。
北急は大阪メトロ御堂筋線に直接乗り入れている。今回の延伸で、利用者は箕面市から新大阪、梅田、なんばなど都心に乗り換えなしで行けるようになる。北急総務部の佐伯博史調査役は「北急にとって第2の創業。その場面に立ち会えることは感慨深い」と話す。
延伸構想が初めて登場したのは、箕面市が1968年に策定した市総合計画だった。大阪都心のベッドタウンとして発展を目指す市にとって不可欠の要件として、延伸を挙げた。
財源などが課題だったが、北急と市、府などが2014年、費用負担の割合など事業化に向け基本合意。北急は「鉄道空白地帯の解消や、新御堂筋(国道423号)の混雑緩和などに延伸が必要」(延伸事業部の木村哲也調査役)などとして、市とともに16年度から工事を始めた。
70年万博と違い、北急は今回、万博会場への輸送は直接担わないが、万博を訪れる人たちが観光名所の箕面大滝なども巡るため、北急に乗って箕面市にやって来ることに期待を寄せる。
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OS5
:2024/03/21(木) 17:07:06
■延伸実現の一方で課題も
一方で課題もある。
総事業費は874億円。このうち110億円を北急が負担する。直近の年間総収入の約2倍にあたる規模だ。基本運賃に上乗せする「加算運賃」などで負担を回収する予定で、完了のめどは延伸からおおむね30年以内としている。木村調査役は「経営への影響を精査しつつ、お客様の運賃負担が大きくなり過ぎないように、負担額を設定した」と説明する。
だが設定当初に想定していなかったことが起きた。
新型コロナウイルスの感染拡大だ。輸送人員は、コロナ前の2018年度は約5938万人だったが、コロナ禍の21年度は約4510万人と、約4分の1も減った。22年度も約4955万人にとどまった。
それでも、これまでのIT活用による経費削減などを考慮して「回収」の目標時期は変えず、延伸区間に乗った場合、普通運賃に上乗せする加算運賃を60円に設定した。
一方で昨年、二つの新駅の乗降予測を、当初の1日あたり計4万5千人から、計4万1千人と1割近く減らした。
鉄道事業部の山内真紀業務課長は「在宅勤務など働き方が変わる中、コロナ前までの数字に戻る想定はせずに、施策を打っていかないといけない」。その中で利用者をいかに増やすかが課題で、箕面大滝などをデザインしたラッピング列車を走らせるなど、箕面市のPRにも力を入れている。山内業務課長は「観光資源が多い箕面市の魅力を、市などと一緒に発信していきたい」と語っている。(瀬戸口和秀)
朝日新聞社
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OS5
:2024/03/25(月) 11:57:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ac1f0b75121bd33b80cb0a420815f79517d5181
「終着駅にしたくない」「地方切り捨て」存廃協議控えたJR芸備線、利用者や沿線の人嘆く
3/25(月) 8:00配信
産経新聞
人気のない備後落合駅で始発の出発を待つ車両=広島県庄原市
■乗客30人…記者も乗車し取材
広島(広島市)と備中神代(こうじろ、岡山県新見市)の159・1キロを結ぶ芸備線。山陽と山陰を結ぶ唯一の路線で、昭和30年代には急行が走るなど全盛を迎えたが、47年の新幹線岡山開業などを機に低迷、62年度には2561人だった平均通過人員は令和4年度は1170人にまで減少した。
協議会の対象となるのは、その中でもとくに利用者が少ない備後庄原(広島県庄原市)と備中神代間の68・5キロだ。沿線の現状はどうなっているのか。
3月の平日。午前11時2分発の三次(広島県三次市)行きは2両編成で、三次から備後落合(同県庄原市)へは1両編成の列車に乗り換える。乗客は約30人。乗り合わせた岡山市の中学3年の女子生徒(15)は「廃線になったら嫌なので一度乗ろうと。朝、岡山を出て広島から乗った。新見まで行ってまた岡山市に戻ります」という。
午後2時過ぎに到着した備後落合では、芸備線の上下線に加え、宍道(しんじ)(松江市)と結ぶ木次線の列車も着き、多くの乗客がホームへ。写真撮影する鉄道ファンが多く、想像以上に活況だ。
年間350日は備後落合でボランティアガイドを行う元国鉄マンの永橋則夫さん(81)が出迎えてくれ、乗り換えを待つ乗客に芸備線の歴史を写真やパネルで説明する。永橋さんは、かつてはこの駅に100人以上が勤務していた歴史を振り返り、「山陽と山陰を結ぶ要衝として備後落合駅がある。なくなるのは忍びない」と話す。
■売り上げ300万円から5000円に
20分ほどの待ち時間の後、備中神代方面へ2駅の小奴可(おぬか、庄原市)で下車したのは記者ひとり。到着は午後3時2分で広島駅から4時間かかったことになる。
この駅でJRから委託を受け、切符販売を担うタクシー会社の林嘉啓社長(62)によると、約40年前には多い月で約300万円あった売り上げが近年では5千円ほどになっているという。「一日に上下各3本だけでは広島に日帰りもできない。地方を切り捨てる国の政策はおかしい」と嘆く。
翌日、備後落合を午前6時41分に出発する三次行きに乗り込んだのは3人。静寂の中、ディーゼルカーの警笛だけが響き、積雪の中をワンマンカーが入ってきた。
途中駅からは通学の学生がぽつぽつと乗り込んで来る。
備後西城(同市)から備後庄原(同市)を通学で利用する高校1年の城田侑希くん(16)は野球部に所属。「部活もできるし、特に不満はない。今後、芸備線がなくなれば、後輩たちが通学できずに困るのではと心配だ」という。
■「一度無くせば後戻りはできない」
再構築協議会の協議結果によっては、備後庄原駅が広島方面から向かう終着駅になる可能性がある。
同駅の駅員、清原正明さん(69)は元JR職員で芸備線を中心に運転士などとして約40年勤務し、退職後は同駅の窓口で働く。「鉄道は一度無くせば後戻りはできない。備後庄原を広島駅からの終着駅にしてはいけない」と話す。
備後庄原は昨年、芸備線の前身、芸備鉄道から数えて開業100周年を迎えた。芸備鉄道の開業と同時期に運行を始めたバス会社、備北交通(同市)の三上明子さん(53)は「これまで芸備線と二人三脚でやってきた。『芸備線が廃線になれば、バス会社でもうかるからいいでしょう』という声もあるが、それは違う。芸備線は存続してほしい」という。
午後になり、備後庄原から備後西城へまたひとり乗り込む。備後西城駅は昭和45年、同市西城町で目撃証言が相次いだ謎の類人猿「ヒバゴン」の比婆山麓の最寄り駅だが降車客はなく、次の列車を1時間待つ。通りかかった住人女性は「この時間は、ほとんどだれも乗りませんよ」という。
協議会は26日。芸備線沿線の声は届くのだろうか。(藤原由梨)
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OS5
:2024/03/25(月) 18:55:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ef5c088b6ced7ae109cfa190a9cdf1c4754134f
福岡市地下鉄七隈線、混雑緩和に「奥の手」予備車両使う…26年度にも4編成投入で増便
3/25(月) 17:00配信
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読売新聞オンライン
通勤客らで混雑する七隈線の車両(18日午前8時26分、福岡市中央区の桜坂駅で)
福岡市地下鉄七隈線の延伸区間(天神南―博多間、約1・4キロ)が昨年3月に開業してから27日で1年となる。利用者の大幅増に伴う混雑の緩和に向け、市交通局は23日から朝夕のラッシュ時間帯に予備の車両を投入し、増便に乗り出した。一方、延伸区間の中間地点では、新しくできた櫛田神社前駅(博多区)を中心に、コロナ禍からの回復とともに活発な人の流れが見られ、にぎわいの創出につながっている。(林航)
【地図】福岡市地下鉄七隈線で朝夕のラッシュ時に特に混雑する区間
利用者1.8倍
今月18日午前8時過ぎ、七隈線桜坂駅(中央区)のホームに博多行きの電車が到着した。通勤客らはすでに満員の車内に体を押し込むように入り、リュックやかばんがドアに挟まれないよう気をつけて乗っていた。
読売新聞
七隈線は昨年3月、九州最大のターミナル駅である博多駅に直結したことで、利用者が急増。1月の1日当たりの平均利用者は約12万1000人で、延伸前(2023年1月)の約6万6000人と比べ1・8倍に増えた。
一方、混雑は深刻化。市交通局が昨年8月に行った朝夕に計6往復増便するダイヤ改正で、車内の混雑率は140%から130%に低下したが、依然として別府駅(城南区)―渡辺通駅(中央区)間を中心に高い混雑率が続いている。
桜坂駅から博多駅まで通勤する会社員(29)は「増便で少しましになったが、出入り口付近に特に人が集中する状況は変わらない。10分程度だが、毎日とても疲れる」と話す。
ピーク時混雑率115%見込む
市交通局は混雑緩和に向けて23日、故障時や検査・改修時に使用する車両「予備車」を1編成(4両)投入するダイヤ改正を行った。平日の午前6〜8時台に3往復増便し、運行間隔は15秒短縮の3分となる。夕方にも1往復増やした。
さらに交通局は、2026年度から27年度にかけて新たに4編成を投入する方針だ。1時間当たりの運行本数は現在の17本から21本に増える。ピーク時の混雑率は130%から115%まで低減すると見込んでいる。24年度当初予算案には車両の購入費用として、62億7400万円の債務負担行為を設定した。
市交通局運転課は「沿線の人口増加がさらに進むと予想される。予備車投入は『奥の手』とも言える手段だが、快適に利用してもらえるようできる限りのことを進めていく」としている。
新駅にぎわう
混雑が課題となる一方、利用者増は延伸区間の中間地点である櫛田神社前駅周辺に好影響を与えている。
同駅の1日当たりの平均利用者(1月)は約7300人。このうち、定期券の利用率は、七隈線の駅の平均(約52%)と比べ最も低い約24%で、観光客の利用が多いとみられる。
同市の「三好不動産」テナント事業部の吉永匡孝シニアマネージャー(39)は「コロナ禍で飲食店や物販店の空きテナントが増えたが、延伸後はほとんど空きがなくなった。延伸と訪日客の回復が相乗的なにぎわいを作り出し、賃料も延伸前と比べて20%程度上昇している」と分析する。
同駅に近い上川端商店街振興組合の正木研次理事長(58)は「延伸効果を一過性のもので終わらせないために、地元の人たちを巻き込みながら、にぎわい創出につなげたい」と語った。
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OS5
:2024/03/25(月) 18:56:14
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20240325-OYTNT50065/
福岡市地下鉄七隈線、さらなる延伸は?…「空港国際線ターミナルに」「南区にも」
2024/03/25 16:12
スクラップ
人口減が進む日本の中で、今も人口増加が続く福岡市。市が次期市基本計画(2025年度から10年間)の策定に向け、市民から意見を募集したところ、鉄道ネットワークの強化を求める声が相次いだ。福岡市地下鉄七隈線のさらなる延伸はあるのか――。市の検討に注目が集まる。
福岡市役所
市は昨年4〜10月に、次期計画について意見を募集。市民からは「福岡空港国際線ターミナルに地下鉄で行けるようにしてほしい」「地下鉄空港線の姪浜駅と七隈線の橋本駅をつなげてほしい」といった意見や、「福岡ペイペイドーム、国際会議場(博多区のウォーターフロント地区)へのアクセス(交通手段)改善」「南区にも地下鉄を」といった声が出た。
[PR]
市は次期計画策定とあわせて、交通計画マスタープランを2025年度をめどに改定する方針で、経済界などは議論の行方を注視している。高島宗一郎市長も22年11月の市長選後、博多駅から空港国際線ビルへの七隈線延伸について「たくさんある検討案の一つ」と述べたことがある。
小野田勝則・交通事業管理者は、読売新聞の取材に「マスタープランでは、新たな交通ネットワークについても市民の意見を聞きながら具体的に検討される。マスタープランでの議論を受けて、必要な検討を重ねていく」と話した。
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OS5
:2024/03/26(火) 17:02:22
https://www.tokyo-np.co.jp/article/317299
北陸新幹線延伸で値上げ、乗り換え増になる大阪・名古屋 東京シフト加速で「経済に追い打ち」か
2024年3月26日 12時00分
北陸新幹線の金沢—敦賀間開業の陰で、大阪・名古屋方面の特急の区間短縮による不利益が話題になっている。従来は関西、中京圏と結び付きが強かった北陸地方だが、延伸でいっそう加速する可能性がある「東京シフト」。アクセス面で引けを取る地域が埋没する懸念はなぜ生じたのか。 (西田直晃)
◆「痛い」行き先表示から『和倉温泉』が消えた
大勢の人たちが出迎える中、到着した東京発「かがやき」の一番列車=3月16日、JR敦賀駅
大勢の人たちが出迎える中、到着した東京発「かがやき」の一番列車=3月16日、JR敦賀駅
「大阪、京都駅で『和倉温泉』の行き先表示が消えたのは痛い。地震もあり、具体的な集客への悪影響は分からないが、PRの部分では不都合だ」
こう漏らすのは、和倉温泉観光協会(石川県七尾市)の多田邦彦会長。今回の敦賀延伸に伴い、関西圏と北陸地方を結ぶ特急「サンダーバード」の敦賀以北の運行が終了し、1日1往復走っていた大阪—和倉温泉間が消滅した。中京圏と行き来する「しらさぎ」も同じく敦賀までに短縮された。
◆短縮は20分前後、運賃はプラス1620円
見送りを受け出発する「サンダーバード」の最終列車=15日、JR和倉温泉駅で
見送りを受け出発する「サンダーバード」の最終列車=15日、JR和倉温泉駅で
このため、石川方面に向かうには、各駅停車を利用するケースを除き、敦賀で新幹線に乗り換えることになる。JR西日本によると、新幹線と特急を乗り継ぐと、大阪—金沢間は22分、名古屋—金沢間は16分短縮されるが、いずれも従来より1620円高くなった。
能登地方まで足を運ぶ場合、さらに金沢駅で乗り換える必要がある。多田会長は「割高、再乗り換えとくれば、観光にはプラスは少ないだろう」と見通し、「鉄道よりも移動時間は掛かるが、名古屋方面はバスを活用するのも一つの手段だ。復興後に魅力あるツアーをPRしていきたい」と続けた。
◆「嫌がらせ」「罰ゲーム」利用者の嘆き
特急の区間短縮を嘆くのは観光関係者に限らない。「不便になったのに値上げする」「名古屋、大阪へ嫌がらせ」「乗り換えという名の罰ゲーム」「東京ストロー効果を上げたい」。ネット上には、こんな投稿が散見される。
そもそも、金沢—敦賀間が着工した2012年時点で特急の区間短縮の方針は決まっていた。だが、新幹線と在来線が相互に乗り入れるフリーゲージトレイン(FGT、軌間可変電車)の導入で、大阪と北陸地方の直通運転は維持される見通しだった。
◆「特急を残せば福井県とJR双方が割を食う」
金沢駅を出発する特急「しらさぎ」の最終列車=3月15日、JR金沢駅で
金沢駅を出発する特急「しらさぎ」の最終列車=3月15日、JR金沢駅で
しかし、FGT開発は難航し、国は18年に導入を見送り。福井県は国とJRに敦賀以北の特急存続を要望したものの、並行在来線を運営する第三セクターの収支悪化などから断念した経緯がある。
鉄道ライターの杉山淳一さんは「特急を残せば乗客の利便性は上がるが、収支面を考えた場合、福井県とJRの双方が割を食う状況だった。よほど収入が見込める路線でなければ、新幹線が走れば並行在来線の特急をなくすのが通例だ」と説明する。
◆地盤沈下が進む関西経済に「追い打ち」
ただ、「在来線は時間が掛かりすぎ、バスも十分な本数とは言えず、関西と北陸の往来に代替ルートは存在しない。値上がりしようがしまいが関係なく、特急と新幹線を乗り継がないといけない」とも話す。「関西離れを招くとまでは思わないが、かわいそうな状況。北陸は東京との結び付きがかなり強くなる」
富山国際大の大谷友男准教授(地域経済)は「15年の金沢延伸の際にも、北陸の経済文化圏はかなり東京に吸収されたが、さらにその傾向が加速するのでは」と見通す。「東京、北陸にとって、それぞれが簡単に行ける場所になり、企業の人手不足解消などにも功を奏する。逆に地盤沈下が進んでいる関西経済にとっては、追い打ちをかけるような状況になりかねない」
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OS5
:2024/03/26(火) 17:15:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3ef573fa141f1e534015947e4fd2bdddb145888
「後継者は三男で決まりじゃないか…」二階俊博氏の不出馬表明で注目された“老い”と“世襲”
3/26(火) 10:16配信
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デイリー新潮
記者会見する自民党の二階俊博元幹事長
私が会長を務めておりました派閥の政治資金問題で、政治に不信を招く要因となったことに対し、改めて国民の皆さま、これまでご支援くださった地元の皆さまに深くお詫びを申し上げます──確かに、一瞬、呂律が回っていない部分があった。自民党の二階俊博元幹事長は3月25日、党本部で記者会見を開き、次の衆議院議員選挙には出馬しないと明言した。
【写真をみる】確かに「一回り小さくなった」? 階段の上り下りもしんどそうな「二階俊博」元幹事長
***
自民党関係者は「会見の生中継を見ていましたが、二階さんがずいぶんと変わってしまったことには驚きました」と言う。
「急に老け込んだ印象で、態度も弱々しく、以前より声も出ていないように思いました。今回の裏金事件で相当なショックを受けたのは間違いなさそうで、よく『一回り大きくなった』という表現を使いますが、二階さんの場合は逆に『一回り小さくなった』という感じですね」
記者から引退は年齢が原因かと問われると、「バカ野郎」と吐き捨て、ネット上では今でも炎上が続いている。後継問題が大きな関心事の一つであることは言うまでもなく、後継についての質問が飛ぶと、二階氏は「和歌山3区の皆さんが決めることです」と回答。脇に立った林幹雄元経済産業相も「県連にお任せするということで」とフォローした。
「表向きには、ああいう風に答えるしか、なかったのでしょう。とはいえ、二階さんは後継候補を決めています。3人のお子さんがいますが、三男の伸康氏を立候補させたいと思っているのです。実は長男も出馬を考えているようですが、2016年の御坊市長選で落選しましたし、率直に言って地元支持者の評判もよくありません。次男はコロナ禍で緊急事態宣言が発令されていた際、銀座のクラブに通っていたことを週刊文春に報じられました。三男はANAに勤務した経験があり、今は二階さんの公設秘書です。人当たりもよく、地元では『三男で決まり』という声が大勢を占めていました。県連や地元の有力支持者が決めるということになれば、三男が手を挙げれば異論は出ないでしょう」(同・関係者)
ライバル世耕氏も“不戦敗”
衆議院議員選挙では1票の格差を是正するため10増10減を実施。和歌山県は3つあった小選挙区が2つに減らされた。
昨年6月、自民党の和歌山県連は新2区から二階氏が出馬すると決定した。もし三男が後継候補として立候補するなら、当然ながら同じ2区の可能性が極めて高い。
「世耕弘成氏は、参議院の和歌山県選挙区で5回連続当選を果たしています。雑誌のインタビューなどで首相を目指す考えを明らかにしており、衆議院議員だった祖父の地盤が新2区にあったことなどから、『二階さんの世襲が現実味を帯びれば、世耕さんも黙ってないだろう』と言われてきました。しかし世耕さんは裏金事件で大きなダメージを受け、自民党の中でも『選挙における非公認』以上の重い処分が下されそうです。とても参院から衆院への鞍替えなどできる状態ではないでしょう。二階さんが引退を決めた背景には、世耕さんは衆院に鞍替えできないということも関係していると思います」(同・関係者)
これで二階ファミリーの世襲が実施される──思わずそう言いたくなるが、まだまだ不安要素もあるという。
反旗を翻す可能性
「全国の有権者が世襲を厳しく批判するのは確実でしょう。いくら“二階王国”とはいえ、和歌山の新2区でも納得しない有権者はいるはずです。そうした状況の中で注目すべきは野党候補ではありません。自民党の県議や市議などが政治刷新を訴え、無所属で立候補するという展開です。つまり“保守分裂選挙”が起きる可能性があるのです。とはいえ、二階さんは後援会もしっかりしているし、選挙には強いですからね。結局は今のところ、後継者に三男を立てて勝利という可能性が高いと見ています」(同・関係者)
デイリー新潮編集部
新潮社
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OS5
:2024/03/26(火) 17:22:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce9645d19c9fc13180bad40b13d813a0b0f8a3a2
福島・磐越東線利用増へ「職員時差出勤」検討 田村市、就業時刻に対応
3/26(火) 11:27配信
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福島民友新聞
田村市は新年度、職員がJR磐越東線に乗って出勤できるよう時差出勤の導入を検討する。市役所最寄りのJR船引駅への到着時刻が職員の定時の就業開始時刻と合わないため、時差出勤を取り入れることで利用促進につなげたい考えだ。
県と磐越東線の沿線自治体でつくる磐越東線活性化対策協議会が25日、三春町で開いた総会で、加盟する田村市が方針を説明した。
協議会は新年度、田村、三春、小野の3市町で家族連れの乗車率向上を図るため、磐越東線を題材にした児童図画工作展を開催する計画だ。加盟自治体のうち、郡山市はJR舞木駅の桜をライトアップし、いわき市はサッカーJ2いわきFCのホーム戦とも連携して利活用促進に取り組む。会長の内田広之いわき市長は総会で「日常生活の中での鉄道利用を強く促し、1年を通して磐越東線の盛り上がりを見せたい」と述べた。
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OS5
:2024/03/26(火) 20:52:32
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/380219
新潟市⇔上越地域の鉄道高速化構想、4ルート案の工事費は1200〜2100億円、県試算 検討委員会で工期や時間短縮効果など提示へ
2024/3/26 10:00
(最終更新: 2024/3/26 15:52)
新潟市と上越地域を結ぶ鉄道の高速化を目指して新潟県が示している四つのルート案について、県が概算工事費を、それぞれ1200億〜2100億円程度と試算していることが3月25日、関係者への取材で分かった。26日に新潟市中央区で開く検討委員会で工事費や工期、時間短縮効果などを示す見通し。これを基に委員が各案を比較検討する。
これまでの検討委で県は(1)JR信越線長岡駅から直江津駅を経てえちごトキめき鉄道(トキ鉄)妙高はねうまライン上越妙高駅までをミニ新幹線化(2)同じく長岡駅から直江津駅を経てトキ鉄日本海ひすいライン糸魚川駅までをミニ新幹線化(3)ミニ新幹線化せず信越線にトンネルを整備し曲線を減らす改良を実施(4)北越急行ほくほく線をミニ新幹線化-の4案を示している。
県は2022年度から、鉄道高速化の工事手法などについて調査を続けており、このほどまとまった。県は概算工事費を(1)が約1200億円、(2)が約1500億円、(3)が約2000億円、(4)が約2100億円と試算。さらに精査した上で検討委で示すもようだ。ただ、一つの案にはまだ絞り込まないとみられる。
県は24年度、需要予測や費用対効果を調査する。高速化実現の機運醸成を図るため、県民への情報発信にも力を入れる方針だ。
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OS5
:2024/03/26(火) 23:45:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/a42826e2e47fc8278fb1db85c9d746a5dcc18319
「ローカル線見直し急務」 新型コロナで赤字穴埋めの構図崩れ
3/26(火) 18:52配信
毎日新聞
広島、岡山両県を走るJR芸備線に関する再構築協議会の初会合=広島市で2024年3月26日午前10時1分、安徳祐撮影
利用者の減少に歯止めがかからない過疎地の鉄路をどのように考えていくのか。広島、岡山両県の山間部を走るJR芸備線の一部区間を巡り、国主導で存廃が話し合われる「再構築協議会」。各地の赤字路線の未来を占う全国初の協議が26日、広島市内で始まった。
「ガタン、ゴトン」。広島県北部の山あいにある庄原(しょうばら)市。1両編成で姿を見せたJR芸備線のディーゼル車が小さな集落や田畑を横目に進んでいく。
存廃が話し合われる区間の備後庄原(庄原市)―備中神代(こうじろ)(岡山県新見市)は、中国山地を縫うように線路が走る。
この区間は2019年度の輸送密度(1キロ当たりの1日平均利用者数)が48人で、JR西の赤字ローカル線の中でも特に利用が少ない。1日の運行本数も上下20本程度にとどまり、冬は雪の影響で運休になることが少なくない。
かつては住民の生活に欠かせない公共交通の要だったが、周辺で中国自動車道や一般道の整備が進むと地域は「クルマ社会」に変わり、芸備線の利用客は減っている。人口減少に伴う過疎化も追い打ちをかける。
備後庄原駅近くで生まれ育った西田学さん(59)は「通勤を含めてマイカーや高速バスを使う人が多い。廃線も視野に入れるJRの言い分も分からなくはない」と話す。
現在は庄原市内の公立高校に通う生徒の利用が多いというが、この高校で実習教諭として働く堀内富夫さん(43)も「バスの便数が多く、通学に電車を使う生徒も減っている」と言う。
一方、芸備線を巡っては22年、JR西日本が存廃を含めた協議を呼びかけたが、住民生活や地域振興などへの影響を懸念する沿線自治体側が応じなかった経緯もある。
◇「都市と地方、インフラ格差あってはならない」
庄原市は今回協議のテーブルについたが、木山耕三市長は3月の定例記者会見で「都市と地方でインフラ格差があってはならない」と述べ、存続を求めていく方針を明かした。
「ローカル線の見直しは急務になっている」。こう危機感を強めるのはJR西のある幹部だ。
赤字路線の存廃議論は、新型コロナウイルス禍に伴う利用者の激減が引き金となって急浮上した。JRでは、新幹線や都市圏の在来線といった「ドル箱」がローカル線の赤字を穴埋めする構図が崩れた。
JRグループで東海を除く5社の資料によると、22年度は在来線の68路線115区間で、輸送密度が1000人を下回る。
JR西は21年3月期の連結決算で2332億円(最終損益)の赤字を計上。1987年の民営化以降、最大の赤字額を記録する中、同社管内で最も深刻な不採算路線とされる芸備線について、国に再構築協議会の設置を申請した。
しかし、再編には沿線自治体の理解が不可欠で、議論の仕切り役を担う国土交通省の担当者の一人は「自治体側が反発した過去の経緯を考えると、一つ目から難しい案件だ」と語った。【安徳祐、井手千夏、道下寛子】
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OS5
:2024/03/27(水) 12:05:29
https://www.tokyo-np.co.jp/article/317358
1駅乗ったらもう終点!? 列車に乗って見たものとは 「今はまだ大丈夫でも…」関係者の懸念<突撃イバラキ>
2024年3月26日 07時56分
新守谷駅に向かう列車の前にできた子どもたちの列=関東鉄道守谷駅で
新守谷駅に向かう列車の前にできた子どもたちの列=関東鉄道守谷駅で
茨城県取手市と筑西市間を南北に結ぶ関東鉄道常総線で、守谷駅と隣の新守谷駅を1駅のみ、片道3分で往復する列車が誕生した。16日のダイヤ改正で運行開始し、同社によると、1駅で折り返す列車は「関東鉄道では恐らく初めて」。初物というだけで興味をそそられるが、なにやら事情もありそうだ。(佐野周平)
新列車は、平日が午前7時台と午後3時台に1往復ずつを、土日と祝日は午後3時台に1往復を運行。同社のダイヤ改正の発表文には、理由は「沿線学校の通学利用者の増加等」と書かれていた。
◆増える通学利用者
運行開始後、初の平日となった18日、登校時間帯に合わせて守谷駅に向かった。午前7時を過ぎたころから、子どもたちの姿が徐々に増えてきた。児童も生徒も背負うバッグに「K」のマーク。どうやら同じ系列の学校らしい。
1駅で折り返す新列車は午前7時24分に出発した。車内は、大人より子どもの乗客が多いという見慣れぬ光景。立っている人も多かったが、混み具合自体は、比較のためダイヤ改正の数日前に同じ時間帯に乗った列車と変わらない印象だった。
3分後、新守谷駅に到着。当然ながら、大勢の小中学生をはじめ乗客は次々と降りていった。午前7時41分、折り返しの守谷駅止まりの新列車に乗ると、乗客は8人だけだった。
ところが、守谷駅に戻るとホームに異変が起きていた。目に飛び込んできたのは、列車を待つ児童生徒の長蛇の列。駅員が列の後方に並ぶ子どもらを別の場所に誘導しても、続々と人が増えるため、列はすぐに元の長さに戻っていた。
ホームの様子を見に来ていた同社鉄道部の赤城正義さんによると、ちょうど一番混む時間帯で、狭いホームが子どもたちであふれそうになることも。
◆運転士不足で奇策
16日のダイヤ改正で誕生した守谷-新守谷折り返し列車を示す時刻表(太字が新ダイヤ)=関東鉄道提供
16日のダイヤ改正で誕生した守谷-新守谷折り返し列車を示す時刻表(太字が新ダイヤ)=関東鉄道提供
守谷駅を午前7時台に出発する列車はダイヤ改正前から9本あり、本数をこれ以上増やすのは難しい状況。列車はワンマン運転の2両編成で、車両を増やすには車掌を務める乗員がもう1人必要となるが、運転士不足でそれも難しい。
そこで「苦肉の策」として編成したのが、1駅で折り返す列車だった。この列車を入れたことで、ピークの午前7時40分以降のダイヤを修正し、輸送効率の向上を図った。
「今はまだ大丈夫でも、問題は4月以降なんですよ」。ホームの様子を見ながら、赤城さんが気になる言葉を口にした。
新守谷駅で降りた児童生徒が通うのは、学校法人「開智学園」が駅前で運営する開智望(かいちのぞみ)小学校と、中高一貫の開智望中等教育学校だ。県外通学で守谷駅でつくばエクスプレス(TX)から常総線に乗り換える子どもたちが多く、700人弱が常総線を利用する。
いったい4月から何が起こるのか。中等教育学校の渡辺英樹校長に話を聞くと、同学園は小中高の12年間での一貫教育を標ぼうし、2015年度にまず小学校が開校。中等教育学校は20年度に開校したばかりで、在籍する最高学年は高校1年だという。
つまり、23年度は高校の卒業生がいない一方、4月からの新年度で小学校の新入生が増え、常総線の乗客が100人近く「純増」する見込みらしい。
新型コロナ禍もあり利用者減少に悩む地方鉄道が多い中、乗客増の対応に頭を悩ませる状況は、うれしい悲鳴かもしれない。少子化の時代にこんなこともあるのだなと、東京とつながるTX沿線の勢いを感じた。
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OS5
:2024/03/27(水) 17:28:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf3bfdaf6cd9f10b80396bf376d048b3a66d0420
米坂線、自治体側は復旧「不可欠」 検討会議、費用負担は議論されず
3/27(水) 9:17配信
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山形新聞
自治体側が米坂線復旧の必要性を訴えた復旧検討会議=新潟県関川村
2022年8月の豪雨で被災し、今泉(長井市)―坂町(新潟県村上市)間で運休が続くJR米坂線の課題などを話し合う「復旧検討会議」の第2回会合が26日、新潟県関川村の村民会館で開かれた。自治体側が観光での地域活性化の可能性や広域的な移動手段としての役割などを示し、改めて復旧の必要性を訴えた。一方で約86億円とされる復旧費用の負担については議論されなかった。
山形、新潟両県や沿線自治体7市町村の代表者、JR東日本、国土交通省の担当者の計13人が出席した。昨年9月以来の開催で、冒頭以外は非公開のため、終了後に関係者が取材に応じた。
自治体側は米坂線への乗車がインバウンド(訪日客)のツアーに組み込まれ、観光資源としての役割を果たしてきたことや、高校生の通学など日常生活を支える基盤としての必要性や、山形と新潟の両県を結ぶ広域的な移動手段としての有用性などをデータを用いて説明した。
その上で本県関係者らは「米坂線の存在は不可欠だ」と強調した。24年度は両県が連携して「米坂線復活絆まつり」を開催するなどし、沿線住民の機運醸成を図る。地域の産品を米坂線も使って新幹線で大都市圏に輸送する実証事業や、各駅からのバスなどの2次交通の周知といった、復旧後を見据えた新たな利用拡大策を提示した。
現時点で復旧か廃線かの方向性は決まっておらず、JR東日本新潟支社の三島大輔企画総務部長は「利用促進策の効果も含め、持ち帰って検討する。次回はJRとしての考えなどを提示したい」と述べた。本県の岡本泰輔みらい企画創造部長は「思いを受け止め、一日も早い復旧に取り組んでほしい」と訴えた。
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OS5
:2024/03/28(木) 08:16:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bfd275ac07bb46b12cbc117a1fb012b996ea368
常磐線史上“最速”! 定期列車より速い臨時特急を運行へ あの駅この駅とにかく飛ばす!!
3/28(木) 7:12配信
乗りものニュース
水戸駅を出てから本領発揮!
JR常磐線の特急形E657系電車(安藤昌季撮影)。
イベントや多客期に運行される臨時特急は、基本的に定期列車のダイヤのあいだを縫って走る存在ですから、臨時特急は定期特急より時間がかかります。極端な例だと、定期列車より4時間20分も余計にかかる、出雲市→東京間の臨時寝台特急「サンライズ出雲92号」(16時間31分)などがあります。
しかし、2024年5月26日(日)にJR常磐線で運行される臨時特急「相馬野馬追号」は、その例に当てはまりません。とにかく“速い”臨時列車です。
この列車は東京駅を午前6時16分に出発。途中駅は、上野6時22分発、柏6時43分発、土浦7時4分発、水戸7時33分発です。定期特急における東京〜水戸間の最速は1時間12分なのに対し、「相馬野馬追号」は柏駅、土浦駅に停車するため所要1時間16分と、ここでは定期特急に軍配が上がります。
ところが、水戸駅を出てからがこの列車の真骨頂です。
次のいわき駅までは所要時間55分。途中駅は無停車です。94.1kmを55分ですから、停車時間を含めた平均速度である表定速度は102.6km/h。定期列車で最速の「ひたち7号」は、同区間で勝田、日立、磯原、泉、湯本の各駅に停車し、所要1時間1分、表定速度92.5km/hなので、「相馬野馬追号」の方が速く走ります。
停車駅では「はつかり」の方が少ないが…
常磐線初の特急「はつかり」に使われた43系客車(安藤昌季撮影)。
そしていわき駅を8時30分に出発した「相馬野馬追号」は、再び途中無停車で走り、終着の原ノ町駅へ9時26分に到着します。同区間の所要時間は56分、表定速度は83km/h。定期列車最速の「ひたち13号」は、広野、富岡、大野、双葉、浪江の各駅に停車し1時間4分、表定速度72.6km/hですから、「相馬野馬追号」がかなり速く走ることになります。
トータルで見た場合でも、東京〜原ノ町間で「相馬野馬追号」は3時間10分運転、表定速度は92.4km/hとなります。定期列車では「ひたち13号」の3時間26分(表定速度85.2km/h)が最速なので、16分も早いことになります。
なお、常磐線で歴代最速の定期特急は2000(平成12)年の「スーパーひたち15号」で、上野〜原ノ町間を3時間6分(表定速度93.3km/h)で走りました。「相馬野馬追号」は同区間をこれより短い3時間4分(表定速度94.3km/h)で走りますから、「常磐線史上最速」の臨時特急といえるのです。
ちなみに所要時間ではなく停車駅だけで見るなら、常磐線で初めて運行された特急「はつかり」が、上野〜仙台間で水戸、平(現・いわき)にしか停車しなかったので、より停車駅が少ない列車ということになります。
1958(昭和33)年に登場した特急「はつかり」は、上野〜平(現・いわき)間を最速3時間1分(表定速度70.1km/h)で走りました。「相馬野馬追号」の上野〜いわき間は2時間6分(表定速度100.7km/h)ですから、「はつかり」は敵わないとはいえ、最高速度95km/hの蒸気機関車牽引列車としては相当に速い印象を受けますね。
安藤昌季(乗りものライター)
4718
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OS5
:2024/03/28(木) 23:01:38
なんでここに駅がなかった!?ってところですからね
https://news.yahoo.co.jp/articles/84037efb40b7ac091b0f90995a74226b2d534cfa
島津家別邸・仙巌園前のJR新駅、名称は「仙巌園駅」…九州では珍しい「名勝が駅名」
3/28(木) 19:42配信
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読売新聞オンライン
読売新聞
JR九州は27日、JR日豊線鹿児島―竜ヶ水駅間に新設する駅の名称を「仙巌園駅」に決めたと発表した。新駅は、島津家別邸・仙巌園の前に新設され、来年3月に開業する予定。名勝が駅名になるのは九州では珍しいという。
駅名について、鹿児島県や市、経済団体などでつくる協議会が公募で集まった1168件の案の中から、「仙巌園」「仙巌園前」「磯仙巌園」の三つの案を同社に提案していた。
JR九州の古宮洋二社長は「シンプルで一番分かりやすいものにした」と選んだ理由を説明。協議会の藤安秀一会長は「鹿児島を代表する世界文化遺産を有する磯地区にふさわしい」とのコメントを出した。
4719
:
OS5
:2024/03/28(木) 23:07:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/950fb530e486ede92ace37a3960d725dde729248
【北海道新幹線 函館駅への乗り入れ】 大泉潤市長肝入り 整備費は総額“約160億円”台と試算…函館市の調査で判明 在来線で線路にレール1本加える「三線軌条方式」想定 フル規格での運用目指したい考え
3/28(木) 18:25配信
北海道ニュースUHB
北海道新幹線 函館駅への乗り入れ実現は?(撮影:新函館北斗駅)
北海道新幹線の函館駅への乗り入れをめぐる調査結果が判明しました。新幹線の乗り入れは技術的に可能で、線路の工事など整備費用が総額約160億円台と試算されたことが関係者への取材で分かりました。
北海道新幹線は2030年度末の札幌延伸に向けて工事が進められています。函館市の大泉潤市長は観光の起爆剤になり得るなどとして、函館駅への乗り入れを目指しています。
函館市は2023年9月から東京のコンサルタント業者に調査を委託し、整備費や運行方法、旅客者数の推計などの調査を進めていました。調査の結果、乗り入れが技術的に可能で、線路の工事や駅のホームなどの整備費用が総額約160億円台になることが分かりました。
新幹線が函館駅に乗り入れした場合の経済効果は、約120億円と予想しています。
函館市はこれまで新幹線の運用面で、通常サイズの車両の「フル規格」か、車両が小さい「ミニ新幹線」のどちらで運行すべきか調査を続けてきました。今回の調査では新幹線も在来線も運行できるように、在来線で線路にレールを1本加える「三線軌条方式」を想定し、フル規格での運用を目指したい考えです。
UHB 北海道文化放送
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:
OS5
:2024/03/29(金) 16:02:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/58edfa0027606cb11e9cd60ea2efd567455b83f3
リニア中央新幹線、2027年の開業断念へ 早くても34年以降か
3/29(金) 15:08配信
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朝日新聞デジタル
リニア新幹線の実験車両
静岡県が着工を認めていないリニア中央新幹線について、JR東海は29日、目指してきた2027年の開業を断念する方針を明らかにした。静岡県でのトンネル工事に着手できる見込みが立たないためで、静岡工区の工事は10年かかるとしており、計算上は34年以降の開業になる見通しだ。
この日の国の有識者会議で、JR東海の丹羽俊介社長は「残念ながら、2027年の名古屋までの開業は実現できる状況にはなく、新たな開業時期についても、静岡工区の掘削トンネル工事にいまだ着手の見込みがたたないことから、見通すことができません」と発言した。
リニアの静岡工区をめぐっては、17年11月に工事契約を締結していたが、静岡県が着工を認めない状況が続いている。また、着手から開業まで10年を要すると考えてきたといい、沢田尚夫常務も「仮に24年4月から工事に着手できたとしても、スタートは6年4カ月遅れるということになる」と発言。さらに、一般論として「トンネルの掘削期間が計画より短くなる可能性はある」とした一方で、工期が短くできる要素も見つかっておらず、「工期が延びる可能性は十分にあるという風に考えている」とも述べた。(角詠之)
朝日新聞社
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OS5
:2024/03/29(金) 19:27:47
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/990301/
函館駅へ新幹線乗り入れ 曲折の歴史に終止符? 市が近く調査結果、可否判断へ
佐藤陽介 会員限定記事
2024年3月21日 21:43(3月25日 12:24更新)
函館市は大泉潤市長の目玉公約である新幹線函館駅乗り入れの検討調査の結果を月末までに公表する。本格的に乗り入れを目指すかどうかの判断材料とする。多くの市民が望んでいるとされる乗り入れが、なぜこれまで実現しなかったのか。改めて歴史を振り返る。
新幹線を北海道まで結ぶ構想は1960年代前半の国鉄資料に記述が見られ、60年以上前には存在していた。69年策定の新全国総合開発計画には「札幌―福岡を結ぶ新幹線は日本列島の主軸」と明記され、北海道新幹線建設促進期成会が発足。全国新幹線鉄道整備法に基づき73年、青森―札幌間の整備計画が決定し「主な経過地は函館市付近」とされた。札幌―旭川間は基本計画に位置付けられた。
当時、地元選出の自民党衆院議員には運輸族の佐藤孝行元総務庁長官らがいた。整備計画を踏まえ新幹線規格で建設が進んだ青函トンネルの開業が近づくと、函館の経済界を中心に函館駅乗り入れの待望論が浮上し、86年に地元期成会が発足。一方、札幌までの時間短縮の観点から駅の位置は渡島大野駅(現新函館北斗駅)がふさわしいとの意見もあり、大野町(現北斗市)が誘致活動を行った。
90年には道南の市町や経済団体などが駅の位置の判断を道に一任した。地元の足並みの乱れが早期着工の妨げになりかねないとの判断だが、綱引きは続く。92年の新幹線の関連会合では道が「札幌に直進できる位置」との文書を示し、函館市の木戸浦隆一市長が反発。94年7月、函館市議会は函館駅乗り入れを求める決議を可決した。
同10月、堀達也副知事と木戸浦市長が会談。当時の政権が新幹線延伸に前向きな姿勢を示し、地元の意向をまとめる必要に迫られ、最終的に駅を渡島大野駅に設置することで合意した。堀氏はのちに「道立道南四季の杜公園の整備を土産にした」と回顧している。
道と市は新幹線駅と函館駅のアクセスを巡り「在来線を改良して実現する」とも確認。「在来線を改良」とは「函館駅に新幹線を乗り入れるための改良」とする文書を交わし、函館駅乗り入れも約束された。
2005年5月、新青森―新函館北斗間が着工。同8月、高橋はるみ知事は函館駅乗り入れについて函館市の井上博司市長に「線路工事費は莫大(ばくだい)となり、現実的には実現は困難」との文書を送付した。約束をほごにした形で、乗り入れの機運は下火となる。
10年には新幹線札幌延伸に向け、JR北海道が新函館北斗―函館間の経営分離方針を表明。道の方針転換に続き、今度はJRがアクセス線からも撤退する格好となり、西尾正範市長や経済団体は反対した。
11年の市長選で西尾氏を破った工藤寿樹市長が経営分離に同意すると、道は経営を引き継ぐ第三セクターへ「応分の負担を行う」と約束。JRは新函館北斗―函館間を電化するとし、三セクから運行の委託を受ける考えも示した。札幌延伸は12年に着工された。
その後も自民党の前田一男元衆院議員が函館駅乗り入れを持論としたが、議論は盛り上がらなかった。大泉市長が乗り入れを公約に掲げたのは23年2月。前田氏とも事前にやりとりがあったとされる。
<ことば>新幹線函館駅乗り入れの検討調査 大泉潤函館市長の公約で本年度予算に3700万円を計上し、千代田コンサルタント(東京)に調査委託。第三セクターが線路などを維持管理し、JR北海道が運行を担う上下分離方式を軸に、フル規格とミニ新幹線の両方を対象とし、整備費や収支を試算する。技術的課題も探る。1月公表の中間報告では線路拡幅や函館駅の改良、新幹線車両が運行する場合の左右などの間隔確保の必要性が指摘された。
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OS5
:2024/03/29(金) 19:29:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/950fb530e486ede92ace37a3960d725dde729248
【北海道新幹線 函館駅への乗り入れ】 大泉潤市長肝入り 整備費は総額“約160億円”台と試算…函館市の調査で判明 在来線で線路にレール1本加える「三線軌条方式」想定 フル規格での運用目指したい考え
3/28(木) 18:25配信
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北海道ニュースUHB
北海道新幹線 函館駅への乗り入れ実現は?(撮影:新函館北斗駅)
北海道新幹線の函館駅への乗り入れをめぐる調査結果が判明しました。新幹線の乗り入れは技術的に可能で、線路の工事など整備費用が総額約160億円台と試算されたことが関係者への取材で分かりました。
北海道新幹線は2030年度末の札幌延伸に向けて工事が進められています。函館市の大泉潤市長は観光の起爆剤になり得るなどとして、函館駅への乗り入れを目指しています。
函館市は2023年9月から東京のコンサルタント業者に調査を委託し、整備費や運行方法、旅客者数の推計などの調査を進めていました。調査の結果、乗り入れが技術的に可能で、線路の工事や駅のホームなどの整備費用が総額約160億円台になることが分かりました。
新幹線が函館駅に乗り入れした場合の経済効果は、約120億円と予想しています。
函館市はこれまで新幹線の運用面で、通常サイズの車両の「フル規格」か、車両が小さい「ミニ新幹線」のどちらで運行すべきか調査を続けてきました。今回の調査では新幹線も在来線も運行できるように、在来線で線路にレールを1本加える「三線軌条方式」を想定し、フル規格での運用を目指したい考えです。
UHB 北海道文化放送
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OS5
:2024/04/01(月) 16:51:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/bedbe80730851f4f82cfcb2d98a1fb86b82ffeb5
北海道新幹線の函館駅乗り入れ、市「技術的に可能」…現状は18キロ離れた北斗市の新駅利用
3/30(土) 14:00配信
読売新聞オンライン
北海道新幹線の函館駅への乗り入れを目指す函館市は29日、事業費などに関する調査結果を公表した。新函館北斗―函館間(18キロ)の在来線に新幹線がそのまま乗り入れることが技術的に可能とした上で、整備費は157億〜169億円と試算した。市はJR北海道などと協議に入りたい考えだが、実現に向けては費用負担を始め課題も多い。
函館駅乗り入れの可能性を調査…報告書のポイント
◆交流人口 大幅増
(写真:読売新聞)
調査は市が千代田コンサルタント(東京)に委託した。調査は乗り入れ車両をJRの通常規格の新幹線と在来線規格のミニ新幹線に分類。乗り入れを行った場合の整備費や収支予測、旅客見込み者数予測、乗り入れ効果などを調べた。
函館市は、新函館北斗駅に到着した通常規格の新幹線をJRがそのまま函館駅まで運行し、線路は第三セクターが保有する「上下分離方式」を想定している。報告書では、その場合は既存の線路にレールを1本加え3本にして幅を広げ、新幹線車両に対応する「三線軌条」化工事に38億円、函館駅のほかに停車駅と想定する五稜郭駅の改修工事に11億〜15億円、運行管理システム改修を含む電気関係設備費に77億〜81億円などが必要とした。
経済的な効果については、新函館北斗―函館間の1日平均利用者数は約1・3倍の6400〜6600人となり、函館―札幌間の直通運行で札幌駅周辺が90分圏内になることで交流人口の大幅増が期待できると推測。観光客増加に伴う経済波及効果は、年間114億〜141億円が見込まれると試算した。
調査結果の公表を受けて、29日に記者会見した大泉潤市長は「(新幹線の乗り入れについて)ようやく正面から話ができるようになったのが、今回の成果だ」と強調。昨年4月の市長選で公約に掲げた調査の実施について胸を張った。
◆さらなる検討必要
ただ、実現に向けては乗り越えるべきハードルは多い。報告書は「上下分離方式」で営業主体となるJR北海道の単年度収支について、線路使用料の支払いが免除されると1億8000万〜3億7000万円の黒字、支払う場合は2700万〜3億9000万円の赤字と予測。線路を保有する第三セクターは、線路使用料の収入があれば黒字となり、なければ赤字に転落するとした。
大泉市長は会見で「線路使用料をどのように設定するかは話し合いとなる。今後は市議会での議論に加え、JRや関係機関にも丁寧に説明していく」と語った。在来線の経営分離を表明し、膨大な赤字を抱えるJR北海道にメリットがあるかは不透明で、今後の協議は難航も予想される。JR北の綿貫泰之社長は29日午前、報道陣に函館駅乗り入れについて「正式に聞いていないので分からない」と述べた。
報告書は、新幹線の在来線区間への乗り入れという特殊ケースと記載。今後の課題として、追加の整備など現時点で把握できていない経費の発生も想定されるとした上で、さらなる検討の必要性を指摘している。
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OS5
:2024/04/01(月) 20:35:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dbd435e37c8c280dc95bd01e933115127218da3
JR北海道が運賃8%上げ検討 新観光列車開発も 中期計画発表
4/1(月) 19:22配信
毎日新聞
JR北海道が導入を予定している観光列車「赤い星」の車内イメージ(JR北提供)
JR北海道は1日、2026年度まで3年間の中期経営計画を発表した。運賃の平均8%の値上げに加え、新たな観光列車やホテルの開発に取り組んで、赤字となっている最終(当期)損益を同年度までに15億円の黒字にすることを目指す。道内の旅客需要は新型コロナウイルス禍前の水準に戻らないとみて、客単価の上昇や拡大するインバウンド需要の取り込みに注力する。
綿貫泰之社長は札幌市の本社であった記者会見で「経営環境が厳しいのは事実」としつつ、増収努力とコスト削減によって「黒字化を目指す計画」と強調した。
値上げは25年4月の実施を検討。増収は約37億円を見込み、物価高騰対策、人材確保、輸送サービスの維持・向上に充てる。実施されれば19年10月の消費税増税に合わせた平均11・1%(増税分を除くと9・1%)増額以来。値上げ後の運賃の詳細は示さなかった。
綿貫社長は「鉄道事業には極めて多くの労働力が必要だが、人材確保が近年、厳しい。選ばれる輸送機関になるための最大限の努力を前提に、利用者にも一部を負担していただきたい」と理解を求めた。
このほか、釧網線・富良野線で新たな観光列車「赤い星」「青い星」を走らせる。運行開始日は未定。26年度の鉄道運輸収入はコロナ前の18年度比で105%となる751億円を見込む。
30年度末を目指す北海道新幹線の札幌延伸後、札幌―旭川間と札幌―新千歳間の高速化の構想があることも明らかにした。旭川へは25分短縮して最速60分、新千歳へは8分短縮して同25分を目指す。カーブを減らすなどの線形変更で大規模工事が必要になり、国の支援が不可欠だという。
ホテル事業も拡大する方針。現在、道内に6棟あるJRインの増築や釧路・南小樽へのJRモバイルイン(無人宿泊施設)の出店、首都圏など道外への初出店を検討している。
一方、新たな経営課題として「人材確保」も掲げた。40代以下の自己都合退職は年々増え、23年度は236人に上った。200人を超えるのは2年連続。綿貫社長は「労働条件の改善に取り組み、女性も活躍できる職種を増やしたい」と話した。【片野裕之】
◇中期経営計画で示された主な取り組み
・運賃の平均8%値上げ
・観光列車、ホテル事業で外国客取り込み
・在来線の高速化
・マンション、福祉住宅の建設
・人材確保の取り組み強化
・新幹線高速化と物流利用促進
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OS5
:2024/04/02(火) 08:41:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/25808039b055d0c52e5f42b0542392f17cd72ea5
夢か希望か「在来線高速化構想」JR北海道の中期経営計画から見る 課題と展望
4/1(月) 21:16配信
HTB北海道ニュース
(写真:HTB北海道ニュース)
JR北海道は1日の中期経営計画についての会見で2026年以降の事業構想を発表し「在来線の高速化構想」を明かしました。
JRによりますと北海道新幹線の札幌延伸後に特に利用の多い在来線区間での収入増加を目指し札幌・旭川間と札幌・新千歳空港間の高速化を検討しているということです。
■札幌・旭川間60分構想
現在は特急で最速1時間25分を25分短縮し最速60分を目指すということです。
■札幌・新千歳空港25分構想
現在は快速で最速33分を9分短縮し最速25分を目指すということです。
◆実現するための解決しなければならない課題
現在の最高時速120キロを大幅に引き上げるだけでなく両路線ともに軌道の強化、ルートの改良や高架化による踏切の解消の必要性などが計画には明記されています。
綿貫泰之社長は会見で「大幅な高速化にはかなりの線区改良や設備投資がかかってきます。当社単独では難しいところもありますので、関係者と協議しながら行っていく」と話しました。
■新千歳空港スルー化の検討
現在行き止まりとなっている新千歳空港駅を千歳線の苫小牧方面や石勝線の帯広方面と「直通」させることを引き続き検討するとしています。
南千歳駅での乗り換えを無くすことで利便性を劇的に向上させることが狙いですが綿貫社長は「地下とはいえ空港内を走らせるとなると当社だけではどうにもできない部分がある。そこが課題」と計画の難しさを口にしました。
◆関係者が明かすJR北海道の目論見
あるJR関係者は「在来線の高速化は財源の当てはなく挑戦したいという希望的な位置づけが強い。ただ離職者が多い中で会社の今後を担う若い世代へのエールでもあると思う」と話します。
JR北海道は当面、必要となる投資額や採算性・安全性を慎重に検討する見通しです。
HTB北海道ニュース
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OS5
:2024/04/02(火) 19:16:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/082036356137b38d98b536c9ad0c9dbefc25c52f
「30年連続赤字」の近江鉄道 廃線もできず 「上下分離方式」で存続 新体制で苦境抜け出せるか
4/2(火) 18:50配信
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関西テレビ
30年連続赤字見込みの近江鉄道
赤字が続く滋賀県の近江鉄道が、4月から新しい経営体制に変わりました。23年度は赤字が見込まれ、そうなると「30年連続赤字」となります。苦境のローカル鉄道は、どう変わるのでしょうか?
【近江鉄道 飯田則昭社長 4月1日】「近江鉄道です。きょうから変わります、よろしくお願いします」
近江鉄道の社長自らアピールした新しい経営体制。その背景には、「30年連続の赤字見込み」がありました。
利用客はピーク時の半分以下に減少し経営状況が悪化
琵琶湖東側の10の市と町をつなぐ近江鉄道は、1898年に開業し、ピーク時に年間輸送人数が1000万人を超えていました。
しかし利用客は減少し、現在はピーク時の半分以下。さらに老朽化した施設の修繕費用などで経営状況が悪化し、鉄道部門が30年連続で赤字の見込みとなっています。
近江鉄道は全線を無料で利用できる日を作ったり、窓にお絵描きができる電車を走らせたり、さまざまな利用促進策を実施するも、根本的な解決には至らず。
滋賀県などが廃線も視野に議論しましたが、新たに整備するバスなどの費用が、存続よりも多くかかることが分かり、存続することになりました。
【滋賀県 三日月大造知事】「近江鉄道線は全線存続することとする」
「お客さまへのご対応に特化する」
そして4月1日、「上下分離方式」と呼ばれる新たな経営体制に移行しました。
これは、電車の運行は引き続き近江鉄道が行う一方で、線路や駅舎などのインフラは沿線の自治体などが管理するというもの。管理費用は県と沿線自治体で半分ずつ負担します。
【近江鉄道 飯田則昭社長】「私どもは電車の運転、それからお客さまへのご対応に特化することになりました。設備投資とか修繕で(費用が)かからなくなったところを、お客さまサービス向上のために、私どもは資金をしっかり使わせていただこうと思っています」
また、利用客の要望に応えて交通系ICカード「ICOCA」の来年度導入を目指すと明言しました。新体制で走り出した近江鉄道は、赤字の“トンネル”から抜け出せるのでしょうか。
関西テレビ
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OS5
:2024/04/03(水) 22:00:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/1aaf25fc3aec38510030818e6394436b4a298e95
「多額の税金投入してまで」 JR肥薩線の復旧合意、渦巻く理解と疑義
4/3(水) 21:25配信
毎日新聞
肥薩線の「球磨川第一橋梁(きょうりょう)」は豪雨による球磨川の増水で流されたまま残る=熊本県八代市で2023年7月4日午前7時41分、平川義之撮影
2020年7月の九州豪雨で被災し一部区間で運休が続くJR肥薩線が鉄道で復旧する方針が決まったことを受け、地域振興につなげたい沿線住民からは歓迎の声が上がった。一方、利用の少ない赤字路線に多額の公金が使われることに疑問を呈す人もいた。
「人吉、球磨(くま)にとって大事な交通の足。鉄道があれば観光客も足を運びやすくなる」。熊本県人吉市の温泉旅館「人吉温泉 鍋屋」のおかみ、富田峰子さん(63)は声を弾ませた。
豪雨で旅館前を流れる球磨川が氾濫し、7階建ての旅館は1階天井近くまで浸水した。豪雨から約3年を経て23年6月にリニューアルオープンしたが、宿泊者数は豪雨前の水準に回復していない。良質な温泉と球磨川の眺望が旅館の売りで、富田さんは「豪雨前は福岡、鹿児島の方が肥薩線に乗って訪れていた。一日も早く復旧してほしい」と期待を寄せる。
同県球磨村の渡駅近くにあった自宅が全壊し、仮設住宅で暮らす元村職員の尾崎徹雄さん(76)も「豪雨以降、列車の音が聞こえなくなりさみしかった。鉄道復旧すれば通勤通学もしやすくなり、子育て世代も増える」と期待を寄せる。鉄道復旧には多額の税金が投入される見通しだが、「沿線地域の活性化につながるなら仕方ない」と話した。
一方、人吉市のみなし仮設住宅で暮らすバス運転手、舟戸美良(みよし)さん(60)は「多額の税金を投入してまで鉄道で復旧する必要があるのか。代替交通手段がないかをもっと検討すべきだった」と疑問を投げかける。豪雨前まで住んでいた球磨村には戻らず、沿線から離れた相良村の高台で自宅再建を進めており、今月中にも引っ越す予定だ。「沿線の人口減少が続き、赤字路線を復旧させても赤字が続くだけだ。鉄道よりも(仮復旧のままとなっている)道路の復旧を急いでほしい」と訴えた。【城島勇人】
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OS5
:2024/04/04(木) 08:55:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/36e092fc29a82d8e7300744e80cae744a3afe80d
JR肥薩線の鉄路復旧「一体じゃなかったのか」…人吉-吉松の「山線」沿線首長ら落胆、新協議の場に望みつなぐ
4/4(木) 7:11配信
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コメント28件
南日本新聞
JR肥薩線検討会議後、報道陣の取材に応じるJR九州の松下琢磨総合企画本部長=3日、熊本市の熊本県防災センター
2020年7月の豪雨災害から約3年9カ月。2年間に及ぶ協議の末、JR九州が3日導き出した結論は、八代-人吉(通称・川線)の鉄路での復旧だった。不通区間の復旧は「一体で」というJR九州の言葉を信じて議論を見守ってきた人吉-吉松(山線)の沿線からは、山線の新たな議論の場を設ける方針に「残念」と落胆の声がある一方で、「復旧の可能性があるということ」と望みをつないだ。
【写真】〈関連〉JR肥薩線の不通区間を地図で確認する
川線の鉄路復旧で基本合意したJR九州と国、熊本県の3者会合。終了後、同社の松下琢磨取締役常務執行役員は、山線の復旧に「今後の議論」と言葉を濁した。川線の復旧議論で同社は当初から「復旧後の持続可能性」にこだわった。被害が軽微でも「日常利用がほぼない」(古宮洋二社長)として、山線復旧に一時停止を求めたともいえる。
鹿児島県湧水町や宮崎県えびの市などは、山線の先行復旧を要望。その際、JR九州からは「一体での復旧」と断られた。池上滝一湧水町長は「山線だけの再開はないとは思っていた。ただ川線の復旧は朗報といえば朗報。山線にもつながれば」と期待。えびの市の外赤裕二企画課長は「引き続き一体復旧の方向性でお願いしたい」と念を押した。
新たな協議の場は、鹿児島、宮崎両県を加えた5者会合なども考えられるが、JR九州の担当者は「議論の日程や構成などは未定」と繰り返す。熊本県が示したような振興策提案にとどまらず、復旧費の負担や上下分離方式などを求められる可能性も捨てきれない。
3者会合にオブザーバー参加した鹿児島県交通政策課の関山恵理子参事は「山線については何も示されておらず今後の議論になる。3県で連携して議論を深めたい」と冷静に受け止める。宮崎県総合交通課の三原研一副主幹は「利用者が少ない区間だけに、てこ入れ策を求められるのでは」と推測した。
スイッチバックやループ線といった魅力の多い山線。線路はないものの利用市民が多い鹿児島県伊佐市の橋本欣也市長は「本当は一体で復旧してもらいたかった」と残念がる。インバウンド(訪日客)誘致などへの期待もあり、「利用促進策を一緒に考え意見を出し合いたい」と前を向いた。
南日本新聞 | 鹿児島
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OS5
:2024/04/06(土) 10:02:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/e41546230992a1a6f87fccf8aab6a72409ce0218
北陸新幹線「敦賀分断」問題 米原ルートの復活はある?
4/6(土) 9:30配信
毎日新聞
JR敦賀駅に入線する北陸新幹線=福井県敦賀市で2024年3月16日、長谷川直亮撮影
北陸新幹線の金沢-敦賀間の延伸開業で、関西・中京圏から北陸地方へのアクセスに不便が生じている。いったいどういうことか。鉄道ライターの土屋武之さんが解説する。【毎日新聞経済プレミア】
【写真】「走行中にポールのようなものが」 1月に乗客が撮影
北陸新幹線の金沢-敦賀間が3月16日に延伸開業し、東京圏と福井県が新幹線で結ばれた。これで北陸4県すべてに新幹線が開通したことになり、往来がさらに盛んになることが期待される。
しかし一方で、関西・中京圏から北陸方面へのアクセスには懸念が生まれている。これまで大阪駅や名古屋駅から金沢駅へ直通していた在来線特急が、新幹線開業に伴い、「敦賀駅止まり」となったからだ。今後、高速列車で金沢方面へ行きたい場合は、敦賀駅で新幹線に乗り換えるのが必須となった。
直通列車がなくなることで、古くから関係が深い両地域の往来が減ってしまうのではないか。こうした声は計画段階から上がっていた。
◇乗り換え自体はスムーズ
もっとも北陸新幹線の延伸は今回が最後ではない。残る敦賀―新大阪間が開通すれば、関西方面へのアクセスは改善する。だが環境影響評価の遅れなどで、現時点でも着工には至っていない。完成まで15年はかかるとされ、早くても2040年ごろの開業となる。つまりそれまでの間、敦賀駅での「分断」が続くわけだ。
そんな中、乗り換えそのものには最大限の配慮がされている。
現在、敦賀駅では新駅舎の3階に新幹線用のホーム、1階に在来線特急用のホームを設けている。階移動だけの最短距離で乗り換えができるよう、大幅な変更がなされた結果で、ダイヤ上も接続時間は最短8分となっている。
また、在来線特急への乗り換えでは、大阪行き「サンダーバード」と米原・名古屋行き「しらさぎ」の停車位置をずらしたうえ、それぞれ乗車までのルートがわかりやすいよう、床に色違いのラインを引いて誘導している。
筆者が開業初日に敦賀駅で観察していると、利用客が戸惑う様子はさほど見られず、スムーズな乗り換えができているように見えた。
◇大阪-福井で1000円以上の値上げ
だが区間によっては肝心の「所要時間」にあまり変化がないのも事実だ。例えばこれまで、大阪-福井間は特急「サンダーバード」で1時間50分前後〜2時間程度。名古屋―米原―福井間は特急「しらさぎ」で約2時間10分だった。名古屋―米原間で東海道新幹線を利用すれば1時間40分前後まで短縮することもできた。
それが現在、新幹線(敦賀―福井間)による所要時間の短縮効果が、乗り換えのための接続時間で相殺されてしまっている。実際、大阪―福井間、名古屋―福井間とも、所要時間の変化は微々たるもので、目に見える短縮効果は出ていないのが実情だ。
それでいて運賃・料金は、大阪―福井間が6140円から7290円になるなど値上がりした。利用客にとってはふに落ちないところだろう。JR側は当面、割引きっぷやポイント制度の設定などで不満解消へ動くかもしれないが、敦賀駅での乗り換え必須の状況が続く以上、さらに抜本的な改善要求が出てこないとも限らない。
◇「米原ルート」の復活はあるか
そんな中、地元などで期待の声が上がっているのが「米原ルート」の復活だ。敦賀―新大阪間は現在、「小浜・京都ルート」で計画が進むが、米原ルートもかつて対案として検討されていた。敦賀―米原間に新幹線の線路を建設し、東海道新幹線と接続させるというもので、米原駅で乗り換えず直通させる案もあった。
JR東海は東海道新幹線への乗り入れに消極的と言われているが、27年以降、リニア中央新幹線が開業すれば事情は変わる。
現在、北陸新幹線「かがやき」だと東京―福井間は約3時間だ。これに対し、リニアなら品川―名古屋間が約40分。米原ルートを使った名古屋―福井間は1時間あまりと見込まれるため、東京と福井が2時間ほどで結ばれる。途中で乗り換えがあってもこの差は大きい。
一方、関西方面からは、米原ルートでも新大阪―福井間が1時間台で結ばれる。現在、東海道新幹線のダイヤは1時間につき「のぞみ」12本、「ひかり」2本、「こだま」3本が設定可能だが、「こだま」には東京―名古屋間で折り返す列車もあるため、名古屋―新大阪間はピーク時でも少し余裕がある。37年以降、リニアが大阪まで延伸するころにはさらに余裕が生まれると予想され、乗り入れのハードルは下がる。
そして重要なのが、小浜・京都ルートが完成しても、中京圏から北陸地方へのアクセスの悪さは残ることだ。これを改善するためにも、米原ルートは検討する余地がある。
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OS5
:2024/04/07(日) 21:59:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ee6546bea97947df4f297b4835c5c95a1a3919b
北陸新幹線が延伸した「敦賀」の魅力…実は100年前にもあった東京行きの直通列車とは?
4/7(日) 10:02配信
北陸新幹線の延伸で注目される福井県・敦賀は、外国で亡命を余儀なくされた人々を受け入れてきた歴史がある。実は、敦賀〜東京間の直通列車は100年以上も前に存在したのだ。当時の敦賀の街の様子や鉄道、海外渡航の事情をひもといてみよう(一部敬称略)。(乗り物ライター 宮武和多哉)
【この記事の画像を見る】
● 北陸新幹線の終点・敦賀は 欧州からの玄関口だった
2024年3月16日に北陸新幹線の金沢駅〜敦賀駅間(約125km)が延伸開業した。東京駅から最短3時間8分で到着できるようになった福井県敦賀市では、開業に合わせて「つるが街波祭」が開催された。敦賀市出身の俳優・大和田伸也さん、歌手・西川貴教さんを招いてのオープニングセレモニーを封切りに各種イベントが開催され、多くの人々が訪れた。
敦賀市から東京方面の移動は乗り換えを要するため、首都圏に直通する新幹線の誘致は地元財界の悲願であった。しかし実は、敦賀〜東京間の直通列車は100年以上も前に存在した。国際旅客船に接続して東京に向かう列車「欧亜国際連絡列車」だ。
欧亜国際連絡列車が運行していた時期(1912年〜1941年頃)、海外からの移動手段は船と陸路しかなかった。こうした列車は「ボート・トレイン」(船車連絡列車)とも呼ばれ、フランス・パリと東京を鉄道と船で結ぶルートの一部として、ロシア・ウラジオストク港から敦賀港に入港する国際旅客船に接続し、敦賀港駅(1919年までは金ケ崎駅)から東京駅方面に直通していた。
1枚の切符でパリ〜東京間を乗り継げるこのルートは、欧州から日本への最短経路でもあった。第2次近衛内閣の外相を務めた松岡洋右や、喜劇役者のチャーリー・チャップリン、詩人の与謝野晶子など各界の要人が、敦賀港駅から乗車したという。本記事では、乗客の一人である音楽家・セルゲイ・プロコフィエフの手記から、当時の様子を紹介したい。
プロコフィエフは祖国・ロシアで早くから作曲家として名を成したものの、ロシア革命による動乱で活動の場を失い、1918年5月に27歳で亡命を決断。敦賀から東京を経由して、米国に向かっている。彼の代表作「ロメオとジュリエット」内のメロディー(「モンタギュー家とキャピュレット家」)が、かつてソフトバンクのコマーシャルに採用されており、「予想外デス」というフレーズとともに、聞き覚えがある人も多いだろう。
小説家でもあったプロコフィエフの手記は、当時の日本の様子を細かく書きつづっている。この手記から、当時の敦賀の街の様子や鉄道、海外渡航の事情をひもといてみよう。
● プロコフィエフ手記から見る100年前の敦賀 鉄道・船・入国管理の事情
《国際旅客船からの乗り継ぎ》
プロコフィエフはロシア・モスクワから約7600kmをシベリア鉄道で踏破し、ウラジオストク港からは鳳山丸(現在の商船三井の源流の一つ、大阪商船が所有)に乗り継ぎ、敦賀港に着岸している。
鳳山丸は当時としては最新鋭・大型船の部類であったものの、速度12ノット・2340トン(日記内に記載)と、今でいう東京湾フェリー(3580トン)の3分の2程度の軽い船体かつ隅田川の遊覧船並みの速度で、波高い日本海を丸3日間も航行していた。想像しただけで酔いそうな船旅ではあるが、それでもプロコフィエフは自然に囲まれた敦賀への上陸を「ヴァカンスのようなもの」と褒め称えており、晴れ晴れとした心中がうかがえる。
しかし二等船室に乗船していたプロコフィエフは入国管理の厳重な尋問に阻まれ、東京駅行きのポート・トレインに乗り遅れてしまい、人力車を雇って敦賀駅まで移動している。当時の手続きは一等船室の貴賓を優先していた上に、亡命目的の入国だったことが関係していたのかもしれない。
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OS5
:2024/04/07(日) 21:59:42
《敦賀〜東京間のルート》
具体的な記載はないが、プロコフィエフは敦賀駅から米原駅に向かい、東海道線の急行列車(後の特急「燕」などに該当するが、当時は愛称なし)に乗り換えたと思われる。現在の北陸新幹線は高崎駅、長野駅、富山駅経由だが、当時すでに開通していた信越本線・横川駅〜軽井沢駅は碓氷峠越えの危険も多かった。国際列車を通せる状況になかったことは確かだ。
ただ、当時の蒸気機関車は 時速50〜60キロを出すのが関の山で、かつ途中区間は今と違い、敦賀から滋賀県・柳ヶ瀬経由ですさまじい峠越えの必要があった(1957年に現在のルートに切り替え)。こうして、現在は北陸新幹線が3時間8分で到達する敦賀駅〜東京駅間を約16時間、5倍もの時間をかけて移動している。
その後、本来であれば、プロコフィエフは横浜港を出港する国際船にすぐ乗り継ぐ予定だったが、3日前に出航してしまっていた。別の船が手配できるまで2カ月以上も日本に滞在し、今でいうインバウンド(海外旅行者)のように奈良公園や箱根を巡り、日本での生活を楽しんでいたという。
● 幾度も難民を助けた敦賀の気風 原点は「大和田伸也さんのご一族」にある?
欧亜国際連絡列車が敦賀に発着していた100年前の人々からすれば、最高時速260キロで敦賀と東京を3時間ちょっとで結ぶ北陸新幹線の開業は、まさに「予想外デス」な出来事だろう。訪れやすくなった今、アジア〜ヨーロッパの玄関口であった国際港・敦賀を散策してみるのも良いだろう。
敦賀港はプロコフィエフに限らず、亡命を余儀なくされた人々を受け入れてきた歴史がある。ロシア革命による政変の前後には、4593人ものロシア人難民を受け入れた。また、太平洋戦争の前には、当時のリトアニア大使・杉原千畝が発給した「命のビザ」によって、ナチス・ドイツからの迫害を逃れたユダヤ人難民を受け入れ、食事や歓待でもてなしたという。当時の資料は敦賀港近くの「人道の港・敦賀ムゼウム」で展示しており、国籍を問わず難民支援を行った敦賀の気風を知ることができる。
また、敦賀港の国際港としてのにぎわいの面影は、市内の博物館でも見ることができる。この建物は、国際港・大敦賀港(構想時の仮称)の開港を後押しした実業家・2代目大和田荘七の「大和田銀行」(戦後に三和銀行に吸収合併)旧本店でもあり、建物そのものが重要文化財に指定されている。
実は、新幹線の開業イベントに招かれた大和田伸也さんは大和田家の一族であり、父親が大和田銀行に勤務していたそうだ。大和田さんは新幹線開業の当日に、博物館の横にある「みなとつるが山車会館」を訪問。「こんにちは」と一言発しただけで、あまりの美声に敦賀市民が沸き返った。
敦賀港駅の駅舎は、敦賀鉄道博物館として現存している。欧亜国際連絡列車の往時の様子や、時刻表や切符なども展示されている。また、プロコフィエフを乗せた列車が走った旧・北陸本線のトンネルも、車で10分ほどの場所に現存している。
100年前に比べれば、北陸新幹線での移動は格段に早く、快適だ。車中でプロコフィエフの楽曲を聴きながら、敦賀の街を訪れるのも良いだろう。
参考文献
『プロコフィエフ短編集』群像社
宮武和多哉
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OS5
:2024/04/08(月) 20:30:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/97a74af4c448295c045c25173dfc69a0205554e7
赤字続く近江鉄道線、路線存続かけ「公有民営」で再出発…イコカ導入・沿線協力で目標「年間473万人」
4/8(月) 12:03配信
読売新聞オンライン
上下分離方式に移行した近江鉄道の記念列車(滋賀県米原市で)
近江鉄道(本社・滋賀県彦根市)が運行する近江鉄道線が1日から上下分離(公有民営)方式の運営に移行したのを記念し、沿線自治体の首長ら関係者が6日、滋賀県米原市内で出発式を開いた。県や沿線10市町でつくる一般社団法人「近江鉄道線管理機構」が鉄道設備の保守管理費を負担し、同社が運行に専念することで、今後10年かけて利用者を増やし、路線の存続を図る。(矢野彰)
近江鉄道線は1898年に彦根―愛知川で運行を開始。現在、米原―貴生川の本線、八日市―近江八幡の八日市線、高宮―多賀大社前の多賀線で計59・5キロ、33駅を擁する。年間の利用者数は、1967年度の1126万人をピークに自動車の普及などの影響で減少し、94年度以降、営業赤字が続いている。
同社は2016年度に「自社の経営努力での事業継続は困難」として、県に存廃の議論を申し入れ、県と沿線10市町などでつくる法定協議会で20年12月、上下分離への移行が決定。今月1日付で、上下分離により、33年度までの10か年で経営を改善して鉄道事業の存続を図る「鉄道事業再構築実施計画」が国土交通相に認定され、正式に移行した。
今後は同機構が線路や車両、駅舎などの設備を保有・管理を担うことで、同社が運行に専念することが可能になる。22年度の同社の鉄道事業は2億1400万円の赤字だったが、10年間の保守管理費など計141億円については同機構が国の補助金も活用して負担する計画となっており、今年度から赤字は解消する見通しだ。
同社では、年間利用者数について22年度の40万人増となる473万人を目標としており、交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」導入で利便性を高めるほか、沿線自治体と協力して乗客増に向けた取り組みを進める予定。イコカ導入の関連費5億6000万円などの支出も見込む。
10市町の首長のほか、斉藤鉄夫・国土交通相ら約200人が出席した6日の式典で、三日月知事は「市町とともに公共交通の利用を促進することが、持続可能な街づくりにもつながるモデルとして全国に発信したい」とあいさつ。斉藤国交相は「地方の公共交通は大変厳しい状況。近江鉄道線が、複数自治体にまたがるローカル鉄道再構築のリーディングモデルになるよう、後押しする」と述べた。
その後、近江鉄道米原駅ホームで関係者がテープカットし、記念の列車が出発した。
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OS5
:2024/04/12(金) 20:50:19
1621 OS5 2024/04/12(金) 17:33:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/08971ac4f6f9ec6eaa29a1489a00071b9e332c8f
中之島線30年延伸を断念…京阪HD、IR撤退リスク見極め
4/12(金) 17:30配信
読売新聞オンライン
【図表】京阪中之島線の延伸構想
京阪ホールディングス(HD)は京阪電鉄中之島線を大阪メトロと接続させる延伸構想について、2030年秋までの開業を断念することを明らかにした。カジノを中核とする統合型リゾート(IR)が大阪市の人工島・ 夢洲(ゆめしま)に開業するまでの延伸を目指していたが、間に合わないことが確実となった。IRが白紙撤回となる可能性が残されているためで、判断を先送りする。
構想は、大阪市内の地下を東西に走る中之島線を、中之島駅(大阪市北区)から大阪メトロ中央線九条駅(同市西区)まで約2キロ延伸するもので、延伸工事中の大阪メトロに乗り継ぐことで京都と夢洲がつながる。
京阪HDは昨年7月以降、構想を検討してきた。だが、大阪府とIR事業者が昨秋、締結した実施協定に、事業者が26年9月末まで違約金なしで撤退できる「解除権」が盛り込まれ、リスクが大きいと判断した。
京阪HDの加藤好文会長は読売新聞の取材に対し、「延伸したいが、はしごが外される可能性が出てきた。延伸は解除権の見通しが立つのが最低限(の条件)だ」と述べた。
物価の上昇や人手不足による人件費の高騰で事業費が膨らむ懸念もあり、加藤氏はIRの状況を踏まえ、延伸の是非も含めて改めて判断する考えを示した。
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OS5
:2024/04/15(月) 08:49:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/6986188f239a64a6ac2aa27bf6957bf3593de92a
南武線「支線」の川崎駅乗り入れ実現する? 沿線の要望にJRどう回答 臨海部の“巨大開発計画”が後押しに?
4/15(月) 7:12配信
県などが「南武支線の川崎駅乗り入れ」を要望
南武支線の車両(画像:写真AC)。
神奈川県や県内市町村、経済団体などで構成される「神奈川県鉄道輸送力増強促進会議」が、鉄道各社に対して2023年度に行った“要望”の結果が、2024年4月に公表されました。その中で、「南武支線の川崎駅乗り入れ」についても要望結果が明らかになっています。
南武支線(尻手〜浜川崎)の川崎駅乗り入れは、川崎新町駅から川崎駅までのあいだに新線を建設し、浜川崎方面から尻手駅での乗り換えを解消し、川崎駅への直通を可能にする構想。同時に川崎新町〜浜川崎間の改良も行うとされています。
これは、1971年に廃止された貨物線を復活させるプロジェクトですが、現在は跡地に住宅や公共施設などが立ち並んでいる状態です。国交省の交通政策審議会の答申では、「川崎アプローチ線」として「今後整備について検討すべき路線」に位置づけられています。
今回、要望に対してJR東日本は、「新規の大規模な設備投資を要するほか、南武線(川崎〜立川間)の列車の運行に多大な影響が出ること、および需要見込みなどが不透明であることから現時点では計画はありませんが、関係自治体の沿線整備計画と連携し、検討を進めてまいりたい」と回答しています。これは従来からのスタンスと変らないようです。
構想の「後押し」になりそうな巨大開発計画も
ただ、構想の「後押し」となりそうな動きもあります。川崎市は、2023年9月に臨海部の扇島地区でJFEスチール東日本製鉄所京浜地区の高炉が休止されたことを踏まえ、新たに創出される広大な土地を対象とした土地利用方針を策定しています。
この土地利用方針には、臨海部の将来的な交通インフラ整備の中長期的な取組として「BRTや鉄軌道などの様々な交通手段の検討を行う」と明記。鉄軌道では具体的な例として「川崎アプローチ線」や「東海道貨物支線貨客併用化」を示しています。このうち「川崎アプローチ線」に関しては、川崎駅への直通だけでなく、浜川崎駅から扇町経由で扇島までの延伸を求める声もあがっています。
「川崎アプローチ線」だけでも実現は難しそうですが、果たして今後は、整備に向けた動きはあるのでしょうか。
乗りものニュース編集部
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OS5
:2024/04/15(月) 17:14:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e562c66ba0950238cb057d1cea5b8152ff8887b
成田空港アクセス向上へ 線路の「複線化」検討
4/15(月) 14:09配信
チバテレ
チバテレ(千葉テレビ放送)
現在、3つある成田空港のターミナルを1つに集約し、そこに新しい駅を作る案を示している成田空港会社は4月12日、有識者らに対し空港にアクセスする線路の「複線化」を提案しました。
成田空港会社では、3本目の滑走路の新設など今後の機能強化に伴う空港のあり方について、周辺自治体や有識者らと検討する会議を重ねていて、これまでに3つのターミナルを1つに集約し、新しい駅を作る案を示しています。
7回目となる4月12日の会議では、空港会社の田村明比古社長が鉄道アクセスを向上するための案などを示しました。
その1つが成田空港に乗り入れる線路の「複線化」です。
現在は単線で、列車のすれ違いができず運航本数に制限がかかっています。
空港では将来、航空機の発着回数が大幅に増えるのに伴い、利用客の増加も予測されていて、列車の増便などが課題となっています。
空港会社は今後、新しい駅の構想や「複線化」にかかる費用負担などについて鉄道会社にも提案していきたいとしています。
成田空港会社 田村明比古 社長
「検討の場というのは必要だと思う。今回の議論を踏まえて一定の方向性が出たら、できるだけ速やかに関係方面(鉄道会社など)に働きかけをしていきたい」
チバテレ(千葉テレビ放送)
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OS5
:2024/04/17(水) 22:42:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bd28a434c1079534e0f91204bc7a208f10da4bc
<独自>リニア新幹線全線開業「最速令和19年」と骨太の方針に明記へ 政府、目標時期を堅持
4/17(水) 18:58配信
産経新聞
リニア中央新幹線の試験車=山梨県笛吹市(渡辺浩撮影)
政府がリニア中央新幹線の整備計画を巡り、6月に閣議決定する予定の経済財政運営の指針「骨太の方針」に、東京(品川)―大阪間の全線開業時期を「最速令和19(2037)年」と改めて明示する方向で調整に入った。品川―名古屋間の開業延期が決まり、全線開業の遅れが懸念されるが、これまで掲げてきた目標時期の堅持を明確にする。複数の政府関係者が17日、明らかにした。
JR東海はこれまで令和9(2027)年以降に品川―名古屋間を先行開業させるとしてきた。しかし、静岡県の川勝平太知事が環境への影響に懸念を示し、静岡工区の着工が遅れたため、今年3月に令和9年の開通を断念すると発表した。
ただ、川勝氏が職業差別ともとれる発言で5月に辞職するため、工事推進への期待が高まっているが、後れを取り戻すことは容易ではなく、同社幹部は令和19年の全線開業は難しいとの見通しを示す。
政府は平成28年の骨太の方針で、全線開業を当初計画の令和27(2045)年から早めることを念頭に財政投融資の活用検討を明記。昨年の骨太でも「全線開業の前倒しを図るため沿線自治体と連携して、必要な指導・支援を行う」と記載した。建設資金の総額3兆円の貸し出しはすでに完了しており、政府内には「JR東海に安易に開業時期の旗を降ろさせるわけにはいかない」(国土交通省幹部)との声がある。
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OS5
:2024/04/17(水) 22:43:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/868bd5629c51aadfe6afd39a66826afa5fcd4765
JR東海道新幹線に個室導入へ グリーン車より上質 開始は26年度
4/17(水) 20:14配信
毎日新聞
一部車両に個室が導入される新幹線N700S=JR東海ホームページから
JR東海は17日、グリーン車より上質な設備やサービスを備えた個室を東海道新幹線の一部車両に導入すると発表した。サービス開始は2026年度中を予定しており、東海道新幹線での個室復活は約23年ぶりになるという。運転区間や価格などは今後公表するとしている。
【写真】グリーン車よりも上質? 個室の内部はどんな様子
「N700S」車両の一部を対象に個室専用のWi―Fi(ワイファイ)や「レッグレスト(足置き)」付きのリクライニングシートのほか、個別に調整できる照明や空調、放送(音量)などを備え、1編成に2室の導入を予定する。
個室導入の背景について同社は「生活様式や働き方の変化により、多様化するお客様のニーズにお応えすべく、新幹線の新たな座席のあり方を検討してきた」と説明。具体的には、ビジネス環境を一層高めた座席や、移動時間を一層快適に過ごせるようなグリーン車の上級クラス座席などを検討してきたという。
今回の導入に際しては「オンラインなどでの打ち合わせを気兼ねなく行いたいビジネスパーソン、プライバシーを重視するお客様や周囲を気にせずにゆっくりくつろぎたいお客様など、さまざまなご利用層やご利用シーンを想定している」としている。
JR東海によると、新幹線の個室が初めて導入されたのは1985年にデビューした東海道新幹線の「100系」で、03年に運行を終了している。また、東北新幹線で活躍した「200系」の2階建て車両にも個室が設置されていた。現在は山陽新幹線「700系」の「コンパートメント」を個室と捉えた場合、これが唯一の存在となっている。【真貝恒平】
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OS5
:2024/04/17(水) 23:00:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/4bb12ef6f39814c27da0119f5b757c066ff760e6
「赤い星」と「青い星」 JR北海道が初の豪華観光列車
4/17(水) 18:51配信
毎日新聞
新たに運行開始する観光列車「赤い星」の外観=JR北海道提供
JR北海道は17日、初の豪華観光列車として運行する「赤い星」「青い星」の概要を発表した。既存車両を改造し、茶室や展望室などを設けて高級感を演出するほか、全道周遊コースを走らせて国内外の新たな観光需要を取り込みたい考えだ。2026年春の運行開始を目指す。
【さよなら「SL人吉」】
デザインは、JR九州の寝台列車「ななつ星」を手がけた水戸岡鋭治さんが担当。「赤い星」は北海道開拓史のシンボル「赤星」をイメージした深い赤色の車体で、客室のほかに茶室やラウンジ、バーなども備える。定員は100人程度を想定し、主に釧網線を走行する予定。
「青い星」は、主に富良野線を走行する予定。沿線に広がるラベンダー畑や美瑛町の青い池をイメージした青い車体となる。4人がけのボックス席が基本で、定員は200人ほどになる見通しという。
赤い星、青い星ともに札沼線を走っていた「キハ143形一般形気動車」を改造する。両列車ともに全道周遊を予定。車窓の風景を楽しめる展望室を設置するほか、木材を多用して高級感のある内装にするという。車両改造費は約18億円。
JR北の綿貫泰之社長は「サービス、地域の食材によるもてなしなど、トータルで新しい観光列車を運用したい。地域の皆さんと取り組み、沿線の活性化につなげたい」と話した。【今井美津子】
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OS5
:2024/04/17(水) 23:03:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/02ce4188d5a0efb09aa9167ded25aca6e0937240
東海道新幹線に個室復活 1編成あたり2室、2026年度に登場
4/17(水) 20:19配信
朝日新聞デジタル
東海道新幹線に新たに登場する個室のイメージ図。1編成あたり2室がデッキ部分に設けられる予定だ=JR東海提供
JR東海は17日、東海道新幹線に、グリーン車より上質な完全個室タイプの座席を設けると発表した。2026年度中の導入を予定しており、国鉄時代に登場した「100系」の引退以来23年ぶりに個室が復活する。
最新型車両「N700S」のデッキ部分を改造し、1〜2人用の個室を1編成あたり2室設ける。レッグレスト付きのリクライニングシートや個室専用のWi―Fiを備えるほか、照明や空調は個別調整できるようにするという。
すでに車内サービスを終了したワゴン販売や喫煙ルーム用のスペースを有効活用する予定で、全体の座席は減らさない方針。車内でオンライン会議を行いたいというビジネスパーソンや、プライバシーを確保したい客の利用を想定しているという。
料金や運転区間は今後決めていくというが、丹羽俊介社長は「東京―博多間を走らせることをめざし、JR西日本と協議していきたい」と話した。
東海道新幹線では1985年に登場した2階建ての100系が個室を備えていたが、2003年に引退。山陽新幹線を走る「700系レールスター」には4人用のコンパートメントがある。(細沢礼輝)
朝日新聞社
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OS5
:2024/04/17(水) 23:19:24
https://news.goo.ne.jp/article/sbs/region/sbs-1120625.html
「一本化する気がないなら面談の必要ない」静岡県知事選挙 連合などは鈴木氏を推薦 自民党県連は大村氏と面談...推薦の行方は
2024/04/17 19:17
5月の静岡知事選に向け、連合静岡や国民民主党県連は4月17日、前の浜松市長の鈴木康友さんの推薦を決めました。静岡県議会の第2会派も鈴木さんの支援を決める中、焦点となるのは自民党の推薦の行方です。
<鈴木康友氏>
「決意だとか経緯とか、これからの県政への思いを皆さんにお伝えしたい」
17日午後、労働組合でつくる連合静岡に姿を見せたのは、前の浜松市長・鈴木康友さんです。連合静岡は知事選での推薦について協議し、鈴木さんはその場で決意表明をしたということです。
SBS
<鈴木康友氏>
「推薦が出れば、各産別や各労組にもご挨拶できるようになりますので、これからの活動に大いに後押しになると思う」
SBS
<連合静岡 角山雅典会長>
「全会一致でですね、鈴木さんを支援、推薦していこうと決めました」
連合静岡は鈴木さんの推薦を決定。角山会長は理由について「県全体の将来のビジョンが明確に示されていたこと」や「コロナなど有事の際の行動力や発想力が優れていること」を挙げました。
SBS
<国民民主党静岡県連 田中健会長>
「私たち国民民主党県連も鈴木康友さんの応援で決定したいと思う。速やかに本部に推薦を挙げ、党本部推薦も受けたいと思う」
さらに、国民民主県連も17日、鈴木さんへの推薦を決めたということです。
また、県議会の第2会派ふじのくに県民クラブは17日、選対会議を開き、鈴木さんの支援を決定しました。
相次いで支援先が決まる中、焦点になるのは自民党の推薦の行方です。自民党県連は17日、出馬を表明している元総務省官僚で県の副知事を務めた大村慎一さんと面談しました。
<大村慎一氏>
「県政を立て直したいという思いについては、おそらくご理解いただけるものと信じておりますので、しっかり説明して参りたいと思います」
選挙の争点となりうる「リニア問題」など13の項目についてヒアリングしたということです。
SBS
<大村慎一氏>
「JR東海に対しては、きっちりと必要なものを言い、一定の約束を担保していくためには、国にしっかり連携をして出てきてもらうということが重要だと思っています」
自民党県連は、鈴木さんとも面談していて、18日に役員会などを開き、推薦先を固める方針です。
SBS
<自民党静岡県連 河原崎聖政調会長>
「(政策は)多少違いがあるなと思った部分もあるし、これはほぼまるっきり一緒だなと思うようなところもあった。一本化する気がなかったら、こんなのやる必要ない」
野党側の支援先が先行してまとまる中、自民党内では中部と西部で意見が分かれていて、支援の一本化が実現するかは不透明です。
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OS5
:2024/04/17(水) 23:38:43
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220105-OYT1T50149/
東海道新幹線の一部新型車両、喫煙ルームを廃止…個室のビジネスブースに改造
2022/01/05 19:49
JR東海は、2020年7月に営業運転を始めた東海道新幹線の新型車両「N700S」の一部編成について、今年4月から喫煙ルームを廃止する。代わりにビジネス向けブースを設け、移動中でも仕事をしやすい車内環境を整える。
廃止するのは、7号車と8号車の間にある喫煙ルーム。テーブルや椅子、コンセントのほか、無料 Wiワイ―Fiファイ が使える個室のビジネスブースに改装する。周囲の乗客を気にせずオンライン通話などができる。4月からN700Sの3編成に試験導入する。予約方法や料金などは今後決める。
JR東海
金子慎社長は読売新聞などのインタビューで、「シームレス(継ぎ目なし)に仕事ができる移動時間を提供したい」と述べた。東海道新幹線では「のぞみ」や「ひかり」、「こだま」に喫煙ルームがある。
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OS5
:2024/04/17(水) 23:55:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad3fbbc3bd4daeddeaaf3f887fc929f08a77c3b8
【新幹線 函館駅乗り入れ】なぜJR北海道は“不可能” と言うのか… 「車両費200億円が含まれていない」「当社は負担できない」「安全性に不安」
4/17(水) 19:48配信
北海道ニュースUHB
北海道新幹線
北海道函館市が目指している新幹線の函館駅乗り入れについて、JR北海道の綿貫社長は“現時点で乗り入れは不可能”という認識を示しました。
函館市の大泉市長は、観光の起爆剤になり得るなどとして北海道新幹線のJR函館駅への乗り入れを目指しています。
函館市が東京のコンサルタント会社に委託した調査では、新幹線 新函館北斗駅から函館駅までの乗り入れは技術的に可能で整備費用は約160億円、経済波及効果は約120億円と試算されています。
一方、これまでJR北海道は函館市の調査結果について以下のような懸念を示しています。
・調査結果では新たな車両が必要で200億円規模がかかるとなっているが、事業費に含まれていない。
・新幹線 新函館北斗駅とJR函館駅のアクセスは、JR北海道として区間を電化したり車両を導入したため役割は果たした。新たな負担は負えない。
・調査結果では、在来線の線路をベースして新幹線を走らせることができ、サイズを考えても「こ線橋」の架け替え工事も必要ないとしているが、安全性が保たれるか不安
JR北海道の綿貫社長は、17日の会見で次のように述べ“現時点で乗り入れは不可能” という認識を示しました。
「当社は事業主体にはなり得ないと思っているし、承知の通り厳しい経営状態なので、新たな赤字、負担を負うことはできない」(JR北海道 綿貫泰之社長)
「技術的な裏付けを検討しないと、本当の意味で乗り入れ可能とはならないのではないか」(JR北海道 綿貫泰之社長)
UHB 北海道文化放送
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OS5
:2024/04/18(木) 13:59:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c9c42058d89a5ba9f2acf2ec262228ed9dbe1a7
北海道新幹線の函館乗り入れ、社長難色 「ライナー整備で決着」
4/18(木) 12:22配信
毎日新聞
JR北海道本社=札幌市中央区で、源馬のぞみ撮影
北海道新幹線の函館駅乗り入れについて可能とした函館市の調査を巡り、JR北海道の綿貫泰之社長は17日の定例記者会見で、「厳しい経営状態から新たな負担はできず、事業主体になり得ない。技術的な検討も必要だ」と述べ、実現性について否定的な見解を示した。
函館駅乗り入れについての調査を進めていた函館市は3月、フル規格新幹線の新函館北斗―函館間(約18キロ)の乗り入れが技術的に可能と結論付け、整備費を173億〜181億円と試算。2030年度末に札幌延伸と同時開業を目指すとする結果を公表し、4月3日に大泉潤市長がJR本社や道庁を訪れて内容を報告した。
綿貫社長は「整備新幹線計画で、函館市の要望を受けてはこだてライナーを整備するなどし、この問題は決着している」と強調。調査結果で車両費などが触れられていない点を挙げ、「新たな車両にするのか、今の車両を改造するのか。東京から札幌までの時間が長くなるという問題もある」と述べた。【今井美津子】
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OS5
:2024/04/22(月) 11:14:20
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1001122/
減る自由席、増す不便さ JR特急・旭川―札幌ダイヤ改正1カ月
鈴木誠 会員限定記事
2024年4月16日 21:21(4月18日 16:38更新)
自由席はぎゅうぎゅう詰め、指定席はガラガラ―。JR北海道の3月16日のダイヤ改正から1カ月、自由席が減った旭川―札幌間の特急でこんな光景が常態化している。JRは指定席購入で「安心、快適に利用できる」とアピールするが、利用者は「不便になった」と見直しを求める。乗客目線で特急に乗り、JRの狙い通りにいかない背景を探った。
■指定ガラガラ
ダイヤ改正で特急カムイとライラックの自由席は3、4両から2両に減り、交流サイト(SNS)では「自由席が満席」と悲鳴が上がる。JRに乗車率を尋ねると「提示できるものはない」との回答。状況を知るために記者は乗車した。
午前7時18分、旭川駅からカムイに乗ると、5両中2両の自由席(116席)はほぼ半分が埋まる乗客55人。指定席の3両を見ると、乗客は3人だけ。自由席専用の割引切符「Sきっぷ」の利用が多いためだ。
車内放送は「自由席は混み合うことが予想される」と告げた。深川、滝川、砂川、美唄と停車するたび自由席で相席が増える。美唄で乗った50代の女性会社員は「せめて半分の車両は自由席にしてほしい」と不満げにつぶやいた。
■デッキにも客
岩見沢駅を出発すると、自由席は90席が埋まったが、指定席は12人だけ。自由席車両のデッキに立つ岩見沢の30代男性会社員は2週間に1回通院で乗り「先に座った人が相席は嫌だろうから、ダイヤ改正後は立っている」と打ち明ける。
「札幌発の夜の列車はもっと座れない」と、旭川の男性予備校生が教えてくれた。そこで札幌発午後8時の特急ライラックを見に行くと、この日は「運用の都合」で6両編成が5両になり、自由席は1両のみ。自由席は60人以上が列をつくり、ホームからはみ出しそうだ。出発時には自由席の通路もデッキも座れない乗客であふれていた。
自由席を減らして指定席を拡大したのは「早くからホームに並ぶ不便さ」などを軽減するためだとJRは説明した。それなのに旭川から札幌へ自由席専用の通学定期で通う男子中学生はダイヤ改正後、「夜は座れないことも多いから」と30分前からホームに並ぶ。
JRは前日までの指定席購入で割引になる「特急トクだ値1」の利用を勧めるが、出張で乗った旭川の50代男性教員は「帰りの時間は読めず、利用は難しい」。またJRは昨年10月、指定席利用で旭川駅の駐車場が1日分無料になるサービスを廃止。旭川の企業幹部は「駐車場が無料だから指定席を使っていたが、不便になった」と語る。
■「実質値上げ」
単身赴任先の札幌から毎週、旭川の自宅に帰る60代の男性会社員は「指定席の拡大は実質的な値上げ」と話した上で、JRの今後を心配した。「少しの指定席料金を稼ぐためにJRの利用者自体を減らしてしまうのではないか」
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OS5
:2024/04/22(月) 11:15:28
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/995231/
JR高速化、旭川-札幌60分構想 時短は歓迎、停車駅減に不安 地元の財政負担も焦点
鈴木誠 、鳥潟かれん 、和泉優大 会員限定記事
2024年4月1日 21:24(4月1日 21:44更新)
JR北海道が旭川―札幌間の特急を高速化する方針を示したことに対し、上川、宗谷両管内では所要時間短縮に期待がある一方、停車駅削減などに懸念の声が上がった。旭川市などは北海道新幹線の旭川延伸を要望しており、「新幹線延伸を封印するための発表だ」との指摘も。JRは「当社単独での高速化は難しい」とし、今後は地元の財政負担も焦点となる。
JR北海道は1日、北海道新幹線の札幌延伸後に旭川―札幌間の特急の所要時間を現在より25分短い最速60分とする方針を示した。高架化による踏切の解消などで列車の最高速度を現在の時速120キロから引き上げる見込みだ。
旭川―札幌間はかつて最高時速130キロで走行し、所要時間も今より5分短い1時間20分だったが、石勝線の車両火災などを受けて減速。幌延町の保健師辻絵里子さん(29)は「時間が短縮されれば楽になるし、札幌での滞在時間が延びたらうれしい」と歓迎する。
旭川商工会議所の松倉敏郎専務理事も「速くなれば、利用者は増えるだろう」とみる。道外の事例では都心と成田空港を結ぶ京成電鉄の特急スカイライナーが時速160キロで運転する。ただ最高速度の引き上げで所要時間を60分にできるか不透明で、松倉専務理事は「高速化で停車駅が減れば、通学で特急を使う学生にも影響がある」と心配する。
上川管内の全23市町村や商工会議所などは2021年3月に「北海道新幹線旭川延伸促進期成会」(会長・今津寛介旭川市長)を設立し、新幹線の延伸を要望してきた。関係者は「JRは高速化をすることで、新幹線延伸の議論を封じたいのだろう」と受け止める。
一方、財源を巡りJR北海道の綿貫泰之社長が「大規模な投資コストがかかる。JR単独では難しい」と、国や地元自治体と協力する方針を示した。旭川市関係者は「新幹線ならまだしも高速化で財源を市から出すのは難しい」と語る。
JRは高速化を観光客の利便性向上につなげる考えだが、旭川の観光団体幹部は「高速化の財源があるなら、なぜ根室線の富良野―新得間を廃線にしたのか疑問。富良野経由で周遊型の観光列車を走らせることもできたはずで、基本方針がぶれている」と指摘。旭川市幹部も「正直、JR北海道の考えは本当に分からない」と困惑した。
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OS5
:2024/04/22(月) 14:31:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/c84faaa4d5808c5fd92af031be6bcab653143bfe
室蘭で「高速バス切り替え」じわり JR北海道、特急割引「ネット予約のみ」に不満 ダイヤ改正1カ月
4/22(月) 13:30配信
北海道新聞
JR東室蘭駅東口を出発する札幌行きの都市間高速バスに乗り込む利用者
JR北海道(札幌)が3月16日に行ったダイヤ改正から1カ月が経過し、室蘭では「料金が割高になった」「割引切符はネット予約が必要で不便」など不満の声が上がる。JRは主要特急を全席指定化したことで快適さをアピールしているが、移動手段を都市間高速バスに切り替える動きが出ている。
JR東室蘭駅東口のバス停で降車した札幌市の50代主婦は「JRが高くなったので、高速バスを使うようになった。ネット予約は面倒」と話した。2カ月に1度、室蘭市に住む30代の息子に会うため特急すずらんを使っていたが、ダイヤ改正を機に変更した。
特急列車とバスの料金比較(片道)
割引切符の購入は、予約サイト「えきねっと」での事前予約が必須となった。特急すずらんの場合、改正前は割引を組み合わせると5230円だった往復自由席が、現在は駅の券売機や窓口で購入すると2倍近い1万440円になる。
札幌行きのバスに乗車した室蘭市の70代自営業の男性は「早めに予約できる時は今まで通りJRを使っているが、急に入った時はバスにしている」と使い分ける。室蘭市は職員の出張に関する運用方針で、新たに高速バスを選択肢とする変更を行っている。
JRは特急ごとの乗車率は公表していないが、発表している3月の利用状況によると、東室蘭―苫小牧間の乗客数は前年同月比97.9%。新型コロナウイルス禍が落ち着き、主要区間で利用者が増える中、微減となった。
一方、室蘭―札幌間で高速バスを運行する道南バス(室蘭)によると、JRがダイヤ改正した3月中旬から4月中旬の乗客数は「前年同時期よりも増えている」。同区間を走る北海道中央バス(小樽)も同様の傾向だという。
札幌の親戚に会うため月に1度、特急すずらんを利用するという室蘭市の70代主婦は「ダイヤ改正前と比べて、車内は空いている印象」と言い、「予約サイトは自分では使えず、娘に予約してもらっている。駅で買っていた時は便利で安かったのに」と残念がっていた。
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OS5
:2024/04/23(火) 11:16:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/107d01224fb37ed44757a97fdcf71f1a1e37a52f
「車内ガラガラ」「都心部と思えない」 京阪電鉄・IR撤退リスクで中之島線延伸の判断先送り、夢洲はまた“負の遺産”に逆戻りか?
4/23(火) 5:41配信
朝以外は車内ガラガラ
中之島駅で出発を待つ中之島線の列車(画像:高田泰)
京阪ホールディングス(HD)は大阪市を走る京阪中之島線延伸について判断を先送りした。夢洲で2030年に開業を予定する統合型リゾート(IR)の先行きが不透明なためとしている。東西3km、南北最大300mの細長い形で堂島川と土佐堀川の間に位置する大阪市北区の中之島。
【画像】えっ…! これが60年前の「中之島」です(計16枚)
大阪市役所、日本銀行大阪支店、大阪府立国際会議場などが並ぶ都心部の一角だが、この地下を東西に鉄道が走る。2008(平成20)年に開業した京阪電鉄の中之島線だ。
中之島線は北区の中之島駅から中央区の天満橋駅を結ぶ3km。駅は五つで、うち
「4駅」
が中之島にある。島内4駅で最も東に位置する北区のなにわ橋駅から中之島駅行きの電車に乗った。通勤時間でないからか、車内はガランとしている。乗客の男性に聞くと
「朝以外はこんなもんや」
都心部と思えない乗降客数
都心部と思えない乗降客しかない京阪なにわ橋駅(画像:高田泰)
大阪府によると、2021年度の1日平均乗降客数は4駅合計で約2万1000人。大阪府内の短距離路線であるJR桜島線や阪急箕面線と比べても、3分の1以下だ。なかでもなにわ橋駅は約2200人と
「都心部と思えない数字」
が出ている。地下鉄空白地帯に敷設されたが、それが乗り換えの不便さを生み、開業前需要予測の1日7万2000人に達したことがない。
京阪ホールディングスは現状打開の方策として中之島駅から西区の九条駅まで約2km延伸する構想を持つ。
九条駅を通る大阪メトロ中央線はカジノを含むIRが整備される此花区の夢洲へ延伸する。中之島線を夢洲へのアクセスにするとともに、IRを訪れた観光客を京都市へ運ぶ狙いがある。
IR事業者の解除権行使を警戒
中之島線の延伸構想がある大阪メトロ九条駅(画像:高田泰)
京阪HDは2023年度、IRが開業を予定する2030年度開通に向け、工事に着手するかどうか検討していたが、結論を先送りし、2030年開通を断念した。
大阪府市と事業者の大阪IRが2023年に結んだ実施協定に2026年9月末まで事業者が違約金なしに撤退できる解除権が盛り込まれたことをリスクと判断したためだ。京阪電鉄は、
「延伸したい気持ちはあるが、工事に着手して解除権が行使されれば大変なことになる。解除権の期間が過ぎるか、解除権が行使されないと確信できるまで判断を待ちたい」
と説明した。
負の遺産・夢洲に市民は複雑な感情
展望台から見えた夢洲(画像:写真AC)
京阪HDの判断先送りについて、大阪府市のIR推進局は
「中之島線は構想段階。IR整備計画のアクセス路線に入っていない」
と述べ、影響はないとの考えを示した。だが、京阪HDは地元企業など20社で組織する大阪IRの少数株主に入っている。
IR計画の初期投資額約1兆2700億円のうち、出資額は約7200億円。中核株主の米MGMリゾーツの日本法人・日本MGMリゾーツとオリックスが約43%ずつ、少数株主20社が約15%の比率だ。京阪HDの出資額は大きくないが、市民の間で
「株主が判断を先送りする以上、撤退があるのでは」
などのうわさが出ている。
大阪IRの事業計画では、資金調達など会社のかじ取りを中核株主の2社で進めるとしている。常識的に考えて中核株主が少数株主に撤退情報などを漏らすとは考えにくい。京阪HDもうわさを否定している。それなのに、疑念が上がるのは、夢洲が大阪市の
「負の遺産」
となってきた過去に市民が複雑な感情を持つからだろうか。
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OS5
:2024/04/23(火) 11:16:27
夢洲のイメージ問題
1985年頃の夢洲(画像:国土地理院)
夢洲は大阪湾に浮かぶ広さ約390haの人工島。大阪市が1977(昭和52)年、埋め立て免許を取得し、大阪港のしゅんせつ土や公共工事の建設残土、廃棄物で埋め立てた。6万人が居住する新都心とするテクノポート計画も打ち出している。
だが、構想はバブル崩壊でとん挫した。その後の1990年代は大阪五輪の選手村を整備する計画が浮上したものの、五輪招致に失敗して跡地利用が宙に浮く。
大阪市だけで
「3000億円」
ともいわれる巨額の投資をしながら、夢洲にはコンテナターミナルや物流センターが一部にできただけ。大半は長い間、手つかずの状態で放置されてきた。その結果、夢洲は「負の遺産」と呼ばれるようになる。
大阪維新の会は「負の遺産」解消を目指し、IR誘致に踏み切ったが、夢洲に対する悪いイメージはぬぐいきれない。夢洲を会場に開幕まで1年を切った大阪・関西万博の混乱も影響しているように見える。
大阪・関西万博も問題噴出
中止のイメージ(画像:写真AC)
大阪・関西万博も夢洲を有効活用するために、大阪維新の会が先導した。本来なら開幕まで1年を切り、世論の期待が高まっているはずなのだが、連日のように悪いニュースが流れ、SNS上には
「万博中止」
のハッシュタグが目立つ。コロナ禍の開催で開幕前に中止論が高まった東京五輪を再現するようだ。
国家的イベントとして多額の税金が投入される会場整備費は
「当初予定の約2倍」
となる2350億円に膨らんだ。
海外パビリオンは建設スケジュールが大幅に遅れ、吉村洋文大阪府知事は各国が自前で建てる「タイプA」が予定の7割に当たる40前後にとどまるとの見通しを明らかにした。前売り券の販売も伸びず、赤字の懸念が出ている。
地盤沈下・可燃性ガス噴出という現実
九条駅に停車した大阪メトロ中央線の列車(画像:高田泰)
埋め立て地ならではの問題も浮上している。そのひとつが
「地盤沈下」
だ。大阪市は788億円を上限に公費で対策する方針だが、想定以上の地盤沈下が起きる可能性を指摘する声がある。そうなれば公費負担がさらに増えることも考えられる。
もうひとつは可燃性ガスの噴出。3月に万博会場用地で爆発事故があった。幸い死傷者は出なかったが、これが開催中なら万博テーマの「いのち輝く未来社会のデザイン」が
「いのち失う」
ことになったかもしれない。万博の現状はどうにもならないことを意味する大阪弁の「ドツボにはまった」状態だ。
夢洲を負の遺産に逆戻りさせないためには、大阪府市が連携し、これらの課題をひとつひとつ片づけなければならない。中之島線延伸判断先送りの背後には、正念場を迎えた大阪府市の姿が見える。
高田泰(フリージャーナリスト)
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OS5
:2024/04/23(火) 12:55:05
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/feature/CO074176/20240418-OYTAT50063/
岐路に立つ赤字路線…第1部・苦境の「現在地」<1>
2024/04/18 20:00
地域を支えてきた四国の鉄道が、岐路に立っている。JR四国は赤字が深刻な予土線、予讃線、牟岐線の3路線4区間を存廃議論の対象とし、今年度にも自治体側と議論を始めたいとの意向を示す。JR、自治体、住民は鉄路とどう向き合おうとしているのか。現場から考えていきたい。
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全校生徒の半数が利用
JR宇和島駅(愛媛県宇和島市)を出た予土線のワンマン列車が、田園風景を進む。4月11日朝、車内は県立北宇和高校の生徒ら約80人で混みあっていた。
友人らとの会話に興じたり、つり革につかまって問題集を解いたり。37分後、学校最寄りの近永駅(同県鬼北町)に着いた。
JR四国OBで町に雇用され、駅で切符販売などを行う竹本精作さん(73)は「この時間はほとんどが高校生。ほかの時間帯は、車を運転しない住民らが乗るが、数は少ないね」と語る。
山あいを走る予土線の列車=近藤誠撮影(高知県四万十町で)
町によると、昨年5月時点で全校生徒約240人の半数が予土線を利用し、通学に欠かせない。宇和島市内から通う3年の女子生徒(17)は「なくなったら困る。列車はなくてはならない」と訴える。
朝の時間を過ぎると、利用者の姿はまばらになった。静かな車内にディーゼルエンジンの音を響かせながら、県境を越え高知の山あいを縫うように走る。
四国一採算取れない予土線
宇和島市と高知県四万十町を結ぶ予土線(76.3キロ、北宇和島―若井)は、国鉄時代の1974年3月に全線開通し、今年50年を迎えた。
当時、地元は四国循環の鉄道網の完成に沸いた。四万十町に住む男性(86)は「開通した時は万々歳の大騒ぎだった」と振り返る。「山峡にひかりが走った」と記したポスターが後に作られたほどだった。
1キロあたりの1日の平均利用者数(輸送密度)は開通間もない時期は1000人を超えていた。しかし、過疎化や並行する国道が整備されていくにつれ、利用者は減少。87年度は676人となり、2022年度は220人に。国が存廃検討の目安とする「1000人未満」を大幅に下回る。
100円の収入を得るための経費を示す営業係数は22年度に「1718円」で、JR四国管内で最も採算の取れない路線だ。
高知側の江川崎(四万十市)―若井駅間の列車本数は現在、1日4往復しかない。土佐大正駅(四万十町)では約5時間も列車が通らない空白の時間帯がある。
男性は車を持つようになり、鉄道にほとんど乗らなくなった。「車だと時間や乗り継ぎを気にせず、どこでも行ける。そのほうが便利だからしょうがないよ」と話す。
列車本数の減少で不便になり、さらなる利用者離れを招く――。悪循環に陥っている。
四万十観光に活路探る
「乗って残そう」。沿線で用いられてきたスローガンだが、人口減に直面し、簡単ではない。観光に活路を見いだそうとしている。
「澄んだ四万十川の川底の石まで見えます。山も空も川も、一度に三つを楽しむことができるんです」
3月下旬、江川崎―土佐大正駅間を運行する観光列車「しまんトロッコ」で、ガイドの中脇由美さん(58)は眼下の清流を乗客に案内した。
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OS5
:2024/04/23(火) 12:55:19
しまんトロッコでガイドをする中脇さん(高知県四万十町で)=石渕譲撮影
家族3人で乗った神戸市の会社員(50)は「車内に伝わる風も四万十川の景色も最高でした」と笑顔だった。
しまんトロッコは2013年から運行。NPOのメンバーが交代でガイドを務め、土日祝日に1往復している。中脇さんは「美しい原風景を走る素朴さが強み。外国人にも魅力になるはず」と語る。
四万十町の中尾博憲町長も「町にとって交流人口の拡大は欠かせず、鉄道はそのツールになる。そのためにも生活路線としてはもちろん、観光路線としても残してほしい」と訴える。
高知、愛媛両県は昨年10月、両県に分かれていた「予土線利用促進対策協議会」を一本化。3月には全線開通50年を記念した「予土線感謝祭」を一緒に開き、連携を深める。
次の50年も地域をつなぎ続ける存在となるか。節目を迎え、模索が続く。
予讃線ホームからの夕日、マイカーで
窓外に伊予灘を望む愛媛県の海岸線沿いを走る予讃線・海回り(41キロ、向井原―伊予大洲)も存廃議論の対象だ。
高松から宇和島までを結ぶ予讃線の海回りは1935年に開通。86年には同線の内陸側ルートができた。輸送密度は87年度の1167人から、2022年度は307人に落ち込んでいる。
観光列車「伊予灘ものがたり」が停車する下灘駅。駐車場は車が出入りしていた(愛媛県伊予市で)=画像は一部修整しています
大洲市長浜の飲食店従業員の男性(54)は高校時代は列車通学だったが、働き始めて車移動になった。「本数が限られていて、用事で帰りが長引く時に使いにくい。乗りたい時に乗れない」と話す。
JRは海回りを「愛ある伊予灘線」と名付け、観光列車「伊予灘ものがたり」を走らせ、観光路線として利用促進を目指す。下灘駅(伊予市)はホームから見える海、夕日を目当てに大勢の観光客が訪れる。だが、多くは車で訪れ、週末は周辺の駐車場がすぐに埋まる状態が生まれている。
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OS5
:2024/04/23(火) 12:55:40
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/feature/CO074176/20240422-OYTAT50006/
バスと連携「四国モデル」…第1部・苦境の「現在地」<2>
2024/04/20 05:00
徳島市から徳島県南部を結ぶJR牟岐線の阿南駅(阿南市)。今月上旬、徳島発阿南行きの普通列車が午後3時16分にホームに着くと、阿南以南に向かう利用者は乗り継ぎの列車ではなく改札を出て、バス乗り場を目指した。
阿南市の専門学校に通う同県海陽町の女性(18)は通学で牟岐線を使うが、列車は乗り継ぎで長時間待つため、鉄道に並行して走る徳島バスの高速バスに乗ることもあり、「バスだと早く帰れるので助かる」と話す。追加の料金もかからない。
JR阿南駅では列車の切符や定期券で徳島バスに乗り継げる
バスが乗り場に到着し、利用者らはJRの切符や定期券を運転手に示して乗り込んでいく。列車の到着から17分後に出発した。
阿南以南は利用者の減少が著しい。1キロあたりの1日の平均利用者数(輸送密度)は2022年度、阿南―牟岐駅(牟岐町)間が437人、牟岐―阿波海南駅(海陽町)間が168人。JR四国は2区間(53・3キロ)を存廃議論の対象としている。
苦しい状況にJRはバスと競争ではなく協調し、ダイヤや運賃を調整する「共同経営」に取り組む。全国に先駆けて他の交通事業者と連携する「四国モデル」と呼ばれている。
共同経営
契機は19年3月の大幅なダイヤ改正だった。JRは徳島―阿南駅間は出発時間を毎時そろえるパターンダイヤを導入し、普通列車の本数を増やす一方、阿南以南は普通上下計4本が減便に。昼間は2時間に1本となった。
JRは列車の代わりにバスを利用してもらうため、県の仲介で徳島バスと連携し、高速バスで乗降できる取り組みを始めた。これはバス運賃が必要で利用は伸びなかったが、徳島県が20〜21年、JRの通学定期券があればバスに無料で乗れる実証実験を行い、好評だった。
「ライバル同士、客の奪い合いをしていても、共倒れになる。一緒にやりましょう」。JRから持ちかけられ、徳島バスは応じた。同バスの林直人企画課長は「安い競合バスが出てきて苦戦している状況もあり、連携を決めた」と振り返る。
両社は22年4月、JRの乗車券があれば、追加の運賃なしに高速バスに乗車できる制度を阿南―浅川駅(海陽町)間で導入した。鉄道時刻表にもバスの時刻を記載し、列車内でも乗り換え案内を放送する。バス運賃は原則半額をJRが負担する。
JR阿南駅の案内板には列車とバスの行き先が表示されている(いずれも徳島県阿南市で)
20年施行の独占禁止法の特例法に基づき、「共同経営」として国に申請し、認可を受けた。鉄道とバスの連携は全国初だった。
利用予想以上
効果は出ている。共同経営区間の1日あたりのバスの乗客は20年度は1・14人、21年度は1・48人だったが、22年度5・69人に増加。23年5月には、県立海部高校(海陽町)前の停留所にも止まるよう範囲を拡大した。林課長は「予想以上の利用で、地域の役に立てていると感じる」と語る。
JRは他の路線にも展開。香川県東かがわ市の高徳線三本松―引田駅間では今年4月から、通学定期券があれば、地元のバスに無料で乗車できる事業を始めた。高知県四万十町の予土線でも昨年、実証実験を行った。
一方、懸念材料はある。徳島バスは乗務員不足や燃料費の高騰が影響し、3月から1往復減便。今月から運転手の時間外労働の上限規制が適用され「2024年問題」による人手不足の深刻化の恐れもある。林課長は「バス路線を維持するのも難しい状況だ」とする。
JRにとっても、路線を維持するだけの抜本的な利用増には至っていない。四国モデルを定着させ、効率的な交通網を作れるのか。その成否の影響は、牟岐線だけにとどまらない。
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OS5
:2024/04/23(火) 12:56:16
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/feature/CO074176/20240422-OYTAT50015/
「入り口の議論」遠く…第1部・苦境の「現在地」<3>
2024/04/21 05:00
1月12日、高知県庁をJR四国の西牧 世博つぐひろ 社長が訪れた。浜田省司知事への年始のあいさつを目的に、2階の知事室で向き合った。
コロナ禍から利用者が戻りつつある状況、来年放送の高知出身のやなせたかしさんらをモデルにした朝ドラを通じた観光振興――。様々な話題が出る中、予土線を含む存廃議論の対象については「詳細なデータの準備に時間を要している」と触れる程度だった。
約20分間のやりとりは、JRと自治体側が本格的な議論に入れない現状をうかがわせる。
「入り口の議論を始めたい」。西牧社長は2023年3月以降の記者会見で、存廃議論の対象路線の対応を問われると、この言葉を繰り返す。入り口とは何を指すのか。
JR四国総合企画本部の新居準也・担当部長は廃止前提ではないとし、「地域にとって、最適で持続可能な公共交通体系をどう構築していくかを話し合うために、どういった会議で、どんな議論をするかを相談したい」と説明する。
西牧社長は20年の社長就任にあたり「自治体との協議のテンポを速めていく」と強調した。しかし、その後も一向に進まず、昨年末には「24年度には何らかの形で進展させたい」と決意を口にした。リミットが迫っているためだ。
慎重姿勢崩さず
人口減少、高速道路の発達に加え、コロナ禍という<三重苦>に陥ったJR四国は20年、経営自立計画が達成できないとして国土交通相からJR会社法に基づき、行政指導を受けた。
求められた一つが「21〜25年度、地域の関係者と一体となり、利用促進やコスト削減などを行い、持続的な鉄道網の確立に向けて徹底的に検討すること」だった。25年度は、総括的な検証を行い「抜本的な改善方策」を報告することが求められる。
JR四国は25年度、1キロあたりの1日の平均利用者数(輸送密度)をコロナ禍前の19年度の水準に戻す目標を掲げている。駅周辺の整備やイベント列車の運行、バスとの調整など利用促進策に取り組むが、22年度は19年度比の8割にとどまる。
従来の利用促進策では限界があり、路線をJR単独で維持するのは難しい。こうした焦りが社内に広がる。
昨年10月施行の改正地域公共交通活性化・再生法(地域交通法)では、国が関与して鉄道事業者と自治体が赤字路線の存廃について話し合う「再構築協議会」を開く仕組みが導入された。JR西日本は施行2日後、岡山、広島両県を走る芸備線の一部区間に関する協議会の設置を申請した。
ただ、西牧社長は「再構築協議会に飛びつくことはない」と慎重だ。鉄道行政の関係者の間では「株式上場しているJR西は株主の存在も判断に影響する。四国は事情が違う」との見方がある。
募る危機感
JR四国は各路線の現状や経営実態を示す詳細なデータを提示し、「入り口の議論」に入りたい考えだ。
23年度の事業計画に初めて「地域公共交通網の再構築に向けて、沿線自治体と議論を進める」と明記し、新居担当部長らは23年春以降、自治体に説明を重ねてきた。
しかし、自治体の警戒感は強く、「廃止が前提の議論であれば協議の場にはつけない」(浜田知事)との、従来の立場を変えていない。JR側は次の一手を出しあぐねるまま、1年が過ぎた。
新居担当部長は「存廃議論ではなく、将来のあるべき交通体系を話し合いたいが、自治体には存廃に直結すると思われている。丁寧にいくしかない」と話す。「利用促進だけで持続可能ということは難しい。議論を始めておかないと、気づいた時には手遅れになる。その時、一番困るのは利用者だ」
入り口すら遠い状況にJRは危機感を募らせている。
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OS5
:2024/04/24(水) 12:47:49
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/2021953
「くるふ、ミニエの“独り勝ち”」も…北陸新幹線開業効果に濃淡 福井県内の駅から離れた観光地や繁華街は実感乏しく
2024年4月22日 午前6時10分
北陸新幹線の福井県内開業から1カ月が経過し、福井や敦賀など県内の新幹線駅周辺は多くの観光客らでにぎわうようになった。一方で、駅から離れた繁華街や観光地では思うように客足が伸びていないところもあり、開業効果の波及には濃淡が見られる。
再開発で様変わりした福井駅周辺。高架下施設「くるふ福井駅」の飲食各店には、4月16日のランチタイムも多くの客が列をつくった。前身のプリズム福井時代から店を構える「八兆屋駅の蔵」店長によると、客数は前年同期比1〜2割増と好調という。再開発エリア「FUKUMACHI BLOCK(フクマチブロック)」内のフードホール「MINIE(ミニエ)」も平日、休日を問わずにぎわっている。
一方、再開発工事中の箇所が目立つガレリア元町商店街や、近くのサンロード北の庄商店街は平日のランチタイムも人影がまばら。飲食店主は「くるふ、ミニエの“独り勝ち”という感じ。うちの客は増えていない」とぽつり。サンロード北の庄商店街振興組合の友田都芳理事長(67)は「回遊性のあるイベントを官民で仕掛け、開業効果をエリア全体に広げていきたい」と語る。
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OS5
:2024/04/25(木) 14:12:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/814580b7b52353935503c3d90d9c139105dcc4af
大阪モノレール 東大阪延伸、4年遅れ 事業費650億円増へ
4/25(木) 11:15配信
毎日新聞
千里中央駅付近を走る大阪モノレールの車両=大阪府で2022年6月24日午後6時38分、益川量平撮影
大阪モノレールを大阪府門真市から東大阪市まで延伸する事業について、府は24日、当初予定していた2029年の開業時期が4年ほど遅れる見通しになると発表した。地質調査の結果、想定以上に地盤が軟弱だったことが判明し、工事の見直しにより約650億円増え、総事業費は約1760億円になる見込み。
事業は門真市駅から瓜生堂駅(仮称、東大阪市)まで南に8・9キロ延伸し、新たに5駅を新設する計画。軌道や支柱などの建設費は国と府、東大阪市などが負担する。当初の建設費は786億円を見込んでいた。しかし、瓜生堂駅の建設予定地の地盤が軟弱だったため工法の変更が必要となり、加えて資材価格や人件費の高騰もあり、増額する見込みとなった。【藤河匠、戸田紗友莉】
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OS5
:2024/04/26(金) 12:00:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/22d9a124587e238bd2516c0607cb5b338519037c
問題の根本は国鉄分割民営化…四国の首長「非鉄も含めた収支開示を」
4/26(金) 11:51配信
「JR西日本は黒字なのに、なぜ維持できないのか教えてほしい」「現行通り運行してもらえるなら、それがベスト」
【図表】JR四国と4県の話し合い
3月26日に広島市内で開かれたJR芸備線の一部区間の存廃を話し合う「再構築協議会」の初会合。沿線自治体からは、利用者の減少で苦しいというJR西の姿勢に、疑問を投げかける発言が相次いだ。
隔たりは大きい。議長を務めた中国運輸局長は終了後の取材に「相当溝があるのは事実だ」と認めた。改正地域公共交通活性化・再生法(地域交通法)に基づき初めて設置された協議会は今後3年をめどに結論を出すが、議論の曲折が予想される。
四国の自治体もその行方を注視する。「廃線ありきというところに、線路がついているような気がする」。予土線が走る愛媛県松野町の坂本浩町長は警戒感をにじませ、「四国では時期尚早」と強調する。
JR四国が求める「入り口の議論」(西牧世博[つぐひろ]社長)に対し、けん制する自治体。よく似た構図は、以前から続いている。
JR側、上下分離やバス転換資料も
四国知事会議で意見交換する知事ら(2023年6月、愛媛県大洲市で)
2017〜19年、JRや4県、有識者らが鉄道網のあり方を話し合う懇談会が開かれた。JR側は「自助努力のみでは、鉄道網の維持は将来困難」と主張。自治体が鉄道施設を保有し、事業者が運行に専念する「上下分離」や、鉄道からバスへの転換についても資料が示された。
これに対し、自治体側は「まずは利用促進を」と譲らなかった。懇談会は19年の中間整理で、新幹線整備を骨格とする公共交通網の再構築を目指し、利用促進や利便性向上に取り組むとの内容をまとめた。
問題の根本は、1987年の国鉄分割民営化ではないか――。懇談会当時から自治体側が繰り返してきた問題意識だ。愛媛県の中川茂久・交通政策室長は「JR四国は民営化した時点で赤字前提だった。JR西とは違う」と指摘する。
分割民営化時、鉄道事業だけで経営が成り立たないとわかっていたJR四国には、国から経営安定基金として2082億円が渡された。民営化前10年間の国債の平均利回り7.3%で運用すれば、年152億円の収益が生まれ、損失を穴埋めできるとの計画だった。
しかし、民営化後、鉄道部門は一度も黒字にならないまま、利率は低迷。国鉄改革が描いた「効率的な経営体制」とはなっていない。
昨年6月の四国知事会議でも、愛媛県の中村時広知事は「人口は増加し、経済は成長を続け、金利はキープされる。3条件の下に民営化が進められたが、全て逆転した。あとは地方で考えてくれ、というのは乱暴だ」と言及。国は自治体とJRの間を調整する行司役ではなく、積極的に関与すべきだと発信する。
存続に力を合わせたい
JR四国は2019年以降、18区間ごとの収支を明らかにしているが、自治体は、非鉄道事業も含めた詳細な収支などの開示も求めている。「必要な情報が公開されないと、問題を共有できない」(香川県知事)との声があがる。
一方、鉄道網の維持への危機意識は自治体も共有する。
予土線沿線の高知県四万十町の中尾博憲町長はJRとの議論について「存続も廃止も前提とせず、フリートークで始めるならやぶさかではない」とし、「存続に対し、お互いに力を合わせてやりましょうという話をしたい」とする。
自治体が抱える課題は鉄道に限らず、バス、タクシー、フェリーと多岐にわたる。ある自治体担当者は「利用者がいる限りは守るが、JRまで担うのは厳しい」とこぼす。
鉄道が失われると、地域にどのような変化をもたらすのか。山陰を目指した。
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OS5
:2024/05/06(月) 19:37:35
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240503-OYO1T50029/
北陸新幹線延伸、特急料金不要の「新快速」に注目…敦賀駅で乗り継ぎ「安い方がいい」
2024/05/03 15:00
北陸新幹線金沢―敦賀間の延伸開業を受け、新快速と新幹線を乗り継いで関西と北陸を行き来する動きが広がっている。延伸前は特急「サンダーバード」に乗るだけで済んだが、敦賀駅で乗り換えが必要になった上に運賃も値上げされており、特急料金不要の新快速の利用が増えているようだ。(高山智仁、浜崎春香)
JR西日本によると、新幹線延伸に伴い、福井―大阪間の所要時間は、新幹線とサンダーバードを乗り継いで最速1時間44分となり、3分短縮された。3月の在来線特急の利用者数は前年同月比4%増、北陸新幹線は12%増だった。
新幹線からの乗り換え客が見られる敦賀駅発着の新快速(福井県敦賀市で)
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一方で、サンダーバードには自由席がなく、福井―大阪間を指定席で移動すると7290円が必要で、延伸前より1150円値上げされた。
JR西は、値上げの影響を抑えようと、事前にウェブサイトで予約すれば値引きされる企画乗車券を導入している。しかし、座席数が限定され、直前の予約では適用されないため、利用は限定的だ。
そのような中、注目されつつあるのが新快速だ。大阪から新快速で敦賀まで乗車し、新幹線で指定席を使っても福井まで5810円で、敦賀駅までサンダーバードに乗る場合より1480円安くなる。自由席なら2010円安い5280円に抑えられる。
敦賀駅を発着する新快速はそれぞれ、日中を中心に1時間あたり1本程度。大阪―敦賀間は新快速で2時間〜2時間10分程度で、サンダーバードより40〜50分ほど時間がかかる。新快速利用は、時間に余裕がある乗客の選択肢となっている。
富山、新潟両県の旅行からの帰路で新幹線から新快速に乗り継いだ大津市の会社員(52)は「新幹線開業前なら、サンダーバードで京都駅まで乗車して大津に引き返すルートが楽で速かったが、敦賀で乗り換えが必要になり、特急と新快速の時間も大きくは変わらないので、安い方がいい」と語った。
大阪への旅行で新幹線から敦賀駅で新快速に乗り換えた石川県七尾市の会社員(37)は「敦賀駅での乗り換え時間が20分弱あって特急より余裕を持って乗り換えられる」と話す。同様に大阪に向かった横浜市の大学講師男性(71)は「急がなければ所要時間も気にならないレベルだ。段違いに安いのはありがたい」と頬を緩ませた。
JR西の担当者は「特急と新快速では運行本数や所要時間、車内設備が異なる。利用客の都合に合う列車を選んでほしい」とする。
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OS5
:2024/05/06(月) 19:38:50
https://www.chunichi.co.jp/article/894638
【石川・北陸新幹線】 大型連休 見えづらい延伸効果 南加賀観光 車も多く
2024年5月6日 05時05分 (5月6日 10時21分更新)
山中温泉の温泉街で散策を楽しむ観光客ら=4日、石川県加賀市山中温泉南町で
山中温泉の温泉街で散策を楽しむ観光客ら=4日、石川県加賀市山中温泉南町で
北陸新幹線が3月に金沢から敦賀まで延伸し、石川県内の全線開業が実現して最初のゴールデンウイーク(GW)。延伸区間の南加賀地域では、新幹線による首都圏などからの観光客増加が期待されるが、実際はマイカー利用者も多く、観光関係者からは全線開業の効果が見えづらいとの声が上がっている。 (小川祥、山脇彩佳)
GW後半の4日、多くの観光客でにぎわった石川県加賀市の山中温泉街。富山県高岡市の公務員荒木拓真さん(23)はマイカーで訪れ、温泉街の雰囲気を楽しんでいた。「(新幹線は)旅行で使うには乗り換えなど不便なイメージがある」。新高岡駅から最寄りの加賀温泉駅まで直通で行けるが、温泉地が駅から離れているため、新幹線を使わなかったという。
首都圏の客少なく、近隣中心
加賀市の山代、山中、片山津の3温泉では、4月26日が期限だった観光需要の喚起策「北陸応援割」で全国から多くの宿泊客が訪れた。3温泉地でつくる加賀温泉郷協議会の和田守弘会長は「新型コロナウイルス禍、能登半島地震と続いた苦境は脱した」と実感。一方で、マイカーで石川県内や近隣県から来る宿泊客が多く「新幹線効果は正直、見えにくかった」と話す。GWは北陸応援割の対象期間外だが、関東圏やインバウンド(訪日客)の宿泊客は増加傾向で「これから本当の開業効果が見えてくるのでは」と見通す。
片山津温泉観光協会の金子達郎会長は「(観光客の増加は)新幹線の開業効果による恩恵とも言い切れない」と指摘し、同県小松市の粟津温泉観光協会の坂野義文事務局長は「北陸応援割の効果で観光客は増えたが、東京方面からは少なく、新幹線開業効果はあまり感じない。夏にかけ、新幹線で来る人が増えることを期待する」と話した。
新幹線開業による効果が見えにくいとの指摘に、加賀市の宮元陸市長は、今秋に始まる大型観光事業「北陸デスティネーションキャンペーン」や来年の関西万博を見据え「山代温泉の萬松園公園(仮称)など加賀の魅力を高める整備を進め、万博を訪れる外国人観光客を呼び込む施策も展開する」と説明している。
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OS5
:2024/05/06(月) 19:40:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/94b4fe15bb2caec776a61d8a6dd7853acdf278ba
改札混雑、乗り換えハラハラ 敦賀駅、延伸後初のGW 本社記者ルポ
5/6(月) 8:01配信
北國新聞社
Uターンラッシュで混雑する乗り換え改札=敦賀駅
北陸新幹線の敦賀延伸後、初の大型連休(GW)が終盤を迎えた。延伸効果によって、お隣・福井県のにぎわいや混雑ぶりはいかほどか。Uターンラッシュが始まった5日、終着の敦賀駅と福井駅を訪ねると、熱気にあふれ返っていた。(社会部・土田雄山)
午前8時40分金沢発の北陸新幹線「つるぎ」に乗り、同9時半に敦賀駅に降り立った。新幹線と在来線を結ぶ全長200メートルの2階コンコースは人がまばら。意外と閑散としてるな…と思ったのもつかの間、次の「つるぎ」が到着すると、一気に人だかりに包まれた。
●最短8分、乗客は全員足早
つるぎは敦賀駅で大阪方面の特急「サンダーバード」、名古屋方面の「しらさぎ」と接続する。乗り換えは最短8分。乗客は全員足早だ。
誘導業務に当たる警備員長谷川達也さん(52)に聞くと、大型連休後半初日の3日は特急ホームに降りるエスカレーター待ちの列が50メートルほどできたといい、長谷川さんは「普段なら乗り換えは余裕ですが、連休中はかなりギリギリの人もいます」と話した。
試しに「つるぎ」から「しらさぎ」への乗り換えを模擬体験してみた。移動中はキャリーケースを携えた家族連れに囲まれ、改札では切符の入れ間違えなのか前の客が立ち止まり、改札を抜けるのに1分半ほど要した。結局、6分半で着いたものの、内心ハラハラさせられた。
ただ、思ったより混乱は少なかったように感じた。JR西日本金沢支社によると、連休中は駅員を10人ほど増員し、警備員約30人も配置して案内を強化したのが奏功したよう。金沢旅行に向かう大学生友成颯(そう)さん(20)=神戸市=は「ネットに乗り換えがギリギリと書いてあった」とのことで、あえて新幹線を1本遅らせたという。乗客の心掛けも混雑緩和につながっているのかもしれない。
●福井駅は関東客多く
次に向かったのは福井駅。この日の福井市の最高気温31・0度通りの熱気だった。駅構内の土産街は8メートルほどレジ待ちの列ができ、「おみやげ処福井」の熊切理英店長は「連休中の売り上げは普段の1・5〜2倍」とほほを緩ませた。
埼玉県から家族と新幹線で訪れた小倉心咲さん(10)は念願の福井県立恐竜博物館(勝山市)を訪れ、縫いぐるみを手に笑顔。父の誠さん(41)は「新幹線が延伸しないと来られなかったかも」と声を弾ませた。
駅構内にあるふくい観光案内所の職員によると、延伸後は関東からの来訪が関西客を上回っているという。午後2時過ぎ、構内にある名物「立ち食いそば」の店内は遅い昼食をとる客でいっぱい。自分も越前そばをすすりながら、新幹線の力をまざまざと感じた。
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OS5
:2024/05/07(火) 10:27:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/6824dce7aa1066ade4548a6062f67fb35aefc714
東京の地下鉄なのに「千葉の大動脈」に成長 メトロ東西線の実力と空前の大工事が急がれる理由
5/7(火) 6:05配信
デイリー新潮
ポスターを掲示
東西線のポスター
5月11日から12日にかけて、東京と千葉の人の流れを直撃する大工事がある。
東京メトロ東西線の南砂町駅での線路切替工事で、東西線が一部区間終日運休になる。地下鉄を分断し大きな影響が予想される大工事だが、そもそもなぜ必要になったのか? 半世紀前の予想を超えて便利に“なりすぎた”東西線特有の事情があった。【大宮高史/ライター】
【写真11枚】多扉車にワイドドア、座席収納…鉄道事業者の「混雑対策」
「東西線一部区間終日運休」。昨年秋から、東京メトロの各駅ではこのポスターをいたるところに掲示している。この2日間、東西線の東陽町〜西葛西間を運休し、両端の区間で折り返し運転を行う。通常は中野区の中野駅から船橋市の西船橋駅までを結んでいる東西線はこの区間での分断状態になる。運休区間をできるだけ短くするため、本来は中野方面への折り返しができない葛西〜西葛西間もこの区間だけを往復する列車を運転し、葛西で西船橋方面の列車に乗り換えられるようにした。
運休の理由は、南砂町駅の大規模改良工事のため。中野方面と西船橋方面が同じ1面の島式ホームに発着しているが、ホームを増設して分離する。まず中野方面の線路を新線に切り替え、同方面用の新ホームの供用も始めるための運休だ。
地下にある南砂町駅でのホーム増設は、新しくトンネルを掘削してまで行う大工事で、総工費340億円が見込まれる。運休と大工事を行ってまで、東西線を改良しなければならない事情とは? それこそがまた、同線の強みでもある。
️全線開業は1969年
東西線の全線開業は1969年。原型の「都市計画5号線」では中野から高田馬場、飯田橋を経て東陽町までの路線で、計画時点では中野側の需要が期待されていた。
しかし戦後、並行する中央・総武線のバイパス機能を持たせるために5号線を中野から西船橋までの路線とすることが決定。高田馬場〜九段下間の開業(1964年)に始まり中野側から掘り進めていき、件の南砂町までは地下線で開業した。
南砂町から西船橋方面の線路はすぐに地上に出るが、荒川と江戸川を地下でくぐるには難工事となること、当時の沿線は漁村や田畑であったことから建設費削減のために地上を高架線で貫いた。
経由地、運賃を現在のJRと東西線で比較してみると、メトロの運賃の安さが際立つ。西船橋―中野は東西線快速が約45分でIC運賃324円に対し、JRは御茶ノ水で中央線快速に乗り換えても約45分で、運賃はなんと571円。西船橋―高田馬場はメトロ293円に対しJRが571円、西船橋―飯田橋でもメトロ293円でJRは406円と、並行区間ではどれをとっても東西線の方が安い。
さらに、ビジネス街の茅場町・日本橋を通り、大手町駅はJR東京駅に近い立地にあり、九段下では日本武道館や靖国神社に近い。それぞれの駅で地下鉄他線に乗り換えられることも含めて、千葉から東京都内に行くにはJRより圧倒的に安くて使いやすいのが東西線だ。西船橋から先のJR区間と東京メトロの運賃を合算しても、時間はかかってもメトロを使った方が安いケースは少なくない。
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OS5
:2024/05/07(火) 10:28:10
千葉側の混雑が増加
おかげで、JRを補完するバイパスのはずの東西線に千葉からの通勤通学客が殺到し、沿線にも住宅とマンションが林立してきた。1996年には東葉勝田台から東西線に直通する東葉高速鉄道東葉高速線が開業して、さらに千葉側の混雑が増していく。
東西線の開業当時は町だった浦安は1981年に市制施行、当時約6万5000人だった人口は2023年には17万人を超えるほど、急激な勢いでベッドタウン化が進行した。JRと東西線、東葉高速線のジャンクションになった西船橋駅は千葉県内で最も乗降客が多い駅になっている。
東西線は、東京側からも千葉方面へのアクセスに使えるメリットがある。西船橋で京葉線・武蔵野線に乗り換えられ、京葉線の海浜幕張・蘇我方面に向かうことができるのである。データイムは海浜幕張方面の列車(ほぼ全てが南船橋止まり)が20分間隔という難点はあるが、運賃は大手町―海浜幕張を例に取ると東西線経由は523円、JR京葉線での東京―海浜幕張は571円と、JRを乗り通すより安い。
こうなると、当然中野側より西船橋側で利用者が激増する。ところが、西船橋からの地上区間に他線との乗換駅は一切なく、11駅目の門前仲町でやっと最初の乗換駅(都営大江戸線)になる。つまり、都心に通勤する千葉都民のサラリーマンは東西線の電車に一度乗ったら、1駅ごとに乗客が詰め込まれて上がり続ける混雑率に耐えなければならない。地下区間では複々線もないので、ラッシュ時は電車が詰まりがちという二重三重のストレスに。
その解決策が、南砂町駅の大改造だ。本線線路の間に1本線路を増やし、中野方面の電車が発着できる線路を2本に増やす。すると、前の電車が駅を完全に出る前から次の電車を停車させることができ、駅間での信号待ちの時間を減らす効果がある。これも、開業当時の予測を超えて利用者が激増したための窮余の策である。
今後も工事が必要
今月に行われる工事では中野方面の線路を移設するのみで、以後も西船橋方面の線路移設、ホーム拡幅、西船橋方面の線路の再移設というプロセスを経るので、計3回の線路切替工事が必要だ。
東京メトロ広報部では「2、3回目の工事の予定はありますが、まだいつになるかは決まっておりません。2回目の工事でも終日運休になる予定ですが、3回目は通常の運転をしながらの工事となる予定です」とコメントしている。
東京の地下鉄なのに、地上を疾走して千葉県民の生命線にもなっている東西線。全線開業から半世紀を経ても、電車を運行しながらより快適な輸送を目指す取り組みが続いている。
デイリー新潮編集部
新潮社
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:
OS5
:2024/05/07(火) 10:41:43
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/400552
[北陸新幹線 敦賀延伸] にぎわう駅周辺…効果継続・波及へあの手この手 一方、地震被災地は恩恵少なく、”近くなった首都圏”へ流出懸念も
2024/5/5 10:30
北陸新幹線の敦賀延伸で沿線が活気づいている。さらなる地域振興に期待が高まるが、にぎわいは現状、新幹線駅周辺にとどまっており、地元は延伸効果を地域の隅々まで波及させようと腐心。一方、首都圏に行きやすくなったことで、若者が流出する懸念も出ている。
◆「今はお祭り」気を引き締め
人出を郊外に広げる鍵が各種公共交通の整備だ。北陸新幹線を運行するJR西日本などは6月、福井駅と県立恐竜博物館(福井県勝山市)といったルートを結ぶ「XRバス」の営業を始める。拡張現実(AR)や仮想現実(VR)といった技術を活用して車内に映像を流し、乗客が移動中も楽しめるよう工夫を凝らした。
昔ながらの家屋が多く残る小松駅(石川県小松市)近くの商店街関係者は「町並みがきれいというだけでは人は来てくれない」と語る。海外のインフルエンサーに動画制作を依頼したり、旅行会社との商談会を開いたりするなど、延伸を人出につなげる取り組みを次々と打ち出す。
福井県観光誘客課の担当者は「今はお祭り。時間がたつと実力が見え、課題も分かってくる」と気を引き締める。
◆被災の能登半島、少ない恩恵
延伸開業日に、北陸新幹線の延伸区間にある6駅の人出は、前年の同じ日から大きく膨らんだ。延伸で北陸地方に注目が集まり、既存6駅の利用者も拡大。人出は16・6〜99・6%増えた。だが新幹線駅からは距離がある能登半島の観光地の人出は急減し、地震の被災地への恩恵は少ない。
金沢駅前別院通り商店街振興組合の酒井剛理事長は「敦賀延伸で忙しくなっている」と話す一方で「金沢や加賀にお金が落ちても、被災者は(恩恵を)肌で感じられない」と複雑な表情だ。
◆首都圏への「吸い上げ」懸念
北陸経済連合会が2023年10月に会員企業に行ったアンケートで、延伸により想定される悪い面の影響として最多だったのが「首都圏方面へのストロー現象」で56・3%(複数回答)に上った。東京まで新幹線一本でつながることで、人やモノなどが首都圏に吸い上げられることへの懸念は強い。
福井県は移住支援に注力し、2023年度に行政の支援を受けて県外から移り住んだ人は前年度から1割増えた。定住交流課の内田奈穂美参事は「延伸で東京から来やすくなると同時に、行きやすくもなる」と指摘。流出を防ぐため「生活環境など福井の良さを伝えていきたい」と意気込む。
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OS5
:2024/05/07(火) 18:52:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/a39f9930636c85553cb1dde8cef542e452d6e826
JR特急の利用客が減少 大型連休“しらさぎ”は去年の半分に 北陸新幹線はコロナ禍前より増加
5/7(火) 17:14配信
FBC福井放送
大型連休の期間に金沢ー福井間の北陸新幹線を利用した人の数は、去年同じ区間の特急に乗車した人より2割ほど増えました。一方、関西・中京方面からの特急の利用客数は減少しました。
JR西日本金沢支社は7日、会見で大型連休中の利用状況を説明しました。それによりますと、4月26日(金)から5月6日(月・祝)までの11日間に、金沢ー福井間で北陸新幹線を利用した人はおよそ27万人で、コロナ禍前の2018年と比べても1割ほど増加しました。
■JR西日本金沢支社 作山雄一 新幹線運輸課長
「金沢ー敦賀間延伸開業後初の大型連休ということもあって、北陸という土地に注目や支持をいただいたと思っている」
一方、新幹線が開業した区間で運行が終了した特急列車の利用者数は、サンダーバードがおよそ19万8000人と去年と比べて1割減った他、しらさぎはおよそ4万3000人と去年の半分ほどの利用に落ち込みました。
JR西日本はしらさぎの大幅な利用客の減少について、これまで東海道新幹線経由で首都圏から福井に向かっていた人の利用が少なくなったことが主な理由と分析しています。
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:
OS5
:2024/05/07(火) 18:53:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbe79ecdc2d2197221e70653decb8b311425b50b
GWの北陸新幹線「金沢ー福井間」 開業効果で特急より18%増加 敦賀からの特急は大幅減
5/7(火) 18:45配信
福井テレビ
GW期間中、北陸新幹線で多くの人が県内を訪れました。JR西日本は7日、GW期間中の北陸新幹線の利用者数を発表しました。2023年の金沢ー福井間の在来線特急に比べ、新幹線は18%増えた一方で、敦賀から先の特急の利用者数は減少。特に「しらさぎ」は半減しました。
JR西日本によりますと、4月26日から5月6日までの11日間、北陸新幹線で金沢ー福井間を利用した人は27万人で、前年と比べ18%増加しました。一日当たり平均2万5000人が北陸新幹線を利用しました。最も多かったのは5月3日で、上下線合わせて3万3000人でした。
JR西日本は「金沢ー敦賀間の延伸開業後初の大型連休で、北陸という土地に注目が集まった。首都圏からの移動が便利になったことで、旅行や帰省など色々な目的で使って頂いた」と話しています。
一方、敦賀駅止まりとなった特急の利用者数は減少しました。敦賀ー京都間の「サンダーバード」の利用者は19万8000人で前の年に比べて10%減少。また敦賀ー米原間の「しらさぎ」の利用者は4万3000人で2023年の51%と、ほぼ半減しました。
利用者の大幅減についてJR西日本は「しらさぎに関しては、北陸新幹線の開業で首都圏からの流動が北陸新幹線になったことが大きい原因。能登地震や北陸応援割がなくなったことも要因としてあるのでは」と説明しています。
また、敦賀駅での乗り換えが利用者の減少につながっているかという質問には「一定数の影響はあったと思う。利用者の声を聞いて必要により改善したい」としています。
福井テレビ
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OS5
:2024/05/07(火) 19:03:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bc7c00dec0b4cf38d3eada000f132e56eccc949
“選ばれるまち”に…川口駅の上野東京ライン停車へ、市とJR協議 要件の「設備案」提示 実現は2037年以降
5/7(火) 10:45配信
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埼玉新聞
上野東京ライン停車へ、デッキ拡幅やホーム新設も計画されるJR川口駅=埼玉県川口市栄町
埼玉県川口市は2月、JR川口駅にこれまでの京浜東北線に加え、新たに上野東京ラインを停車させるため、JRと協議を進めると発表した。JR側から停車に必要な施設整備案が示された。市は案を精査し、JRと基本協定締結を目指すとしており、実際に同線が川口駅に停車するのは2037年以降となる見込みだ。
奥ノ木信夫川口市長は2月8日の臨時会見で計画案を発表し、「都市間競争に勝てる、選ばれるまちづくりが必要」と計画推進がまちの発展に不可欠であると力を込めた。
JRからは1月末、停車に必要な三つの整備案が示され、そのうち、現在の川口駅西口側にホームを新たに造り、駅舎の既存デッキを北側に屋根付きで拡幅する計画案の概算事業費は420億円。市は現在、市の負担額を精査しており、市民の声を聞くパブリックコメントを経て、JRとの基本協定締結へ市議会の承認を得たいとしている。
地元経済界からは歓迎の声が聞かれる。翌9日には奥ノ木市長自らが川口商工会議所の議員協議会に出席し「中距離電車の川口駅停車について」と題して講演。市財政の健全性や再開発への補助がその後の税収増につながると強調し、市都市計画部長が駅整備基本計画について説明した。
説明を受けた細野博隆会頭は「夢がようやく実現する。(羽田空港アクセス線整備により)羽田空港まで直接行けるようになるのも大きい。人口増に見合ったまちづくりを推進してほしい」と話す。田中宣充副会頭は地元商店街を意識し「商業地として選ばれるには交通手段の要素は大きく、都市間のレースに乗るに中距離電車停車は不可欠。最後のビジネスチャンスを確実にものにしてほしい」と力を込めた。
一方で総務省の発表で日本の総人口が13年連続で減少し、埼玉も減少傾向となるなど、まちの成長継続を危惧する声もある。市は「国立社会保障・人口問題研究所」の推計から、市人口のピークが30年(59万6282人=18年推計)から、35年(60万6590人=23年推計)へと、ここ5年で後ろ倒しとなったデータを示し、こうした数字を「これまで都市間競争に勝ってきている証拠(奥ノ木市長)」とみる。市は22年3月策定の「川口駅周辺まちづくりビジョン」で「さらなる選ばれるまちとして発展する」ことを掲げており、都心への近さを最大限生かしつつ、駅や周辺の整備を通して、こうした流れをさらに加速させたい考えだ。
駅改修で想定される工期はJR側との基本協定締結後、測量・設計に2〜4年程度を要し、その後、上野東京ラインのホーム供用開始までに10〜12年程度を見込む。市は早ければ今年の12月市議会にJRとの基本協定関連の議案を提案したいとしており、25年に基本協定が結ばれた場合、上野東京ラインが川口駅に停車するのは最速で37年。駅を核に、向こう10年以上先を見据えた川口のまちづくりが動き出している。
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OS5
:2024/05/08(水) 11:47:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/33f01885afc468dcff098dfae7d3f9c74536833f
GW、関西・中京客は減 延伸の乗り換え負担影響か
5/8(水) 8:02配信
北國新聞社
新幹線から降りる利用客で混雑するホーム=5月3日、JR金沢駅
●サンダーバード10%減、しらさぎ半分に
JR西日本金沢支社が7日発表したゴールデンウイーク(4月26日〜5月6日)の利用状況によると、関西方面と北陸を結ぶ特急「サンダーバード」が前年比10%減、中京方面からの特急「しらさぎ」が同49%減となった。いずれも北陸新幹線の敦賀延伸に伴う乗り換え負担などが影響したとみられる。同新幹線上越妙高―糸魚川間の利用は前年を14%上回ったものの、2015年の金沢開業直後のGWは同区間の乗客が3・1倍となっており、9年前と比較すると伸び幅は小さかった。
期間中、サンダーバードの利用者数は19万8千人だった。JR西日本は、乗り換え負担のほか、大型連休が「北陸応援割」の期間外となったことや能登半島地震の影響を理由に挙げた。しらさぎは4万3千人で、前年からほぼ半減した。
また、JR西日本によると、サンダーバード、しらさぎは新幹線の敦賀延伸に合わせて全席が指定席となった。この影響で自由席を備えた新快速列車に需要がシフトした可能性がある。
●新幹線は多い?少ない?14%増
北陸新幹線上越妙高―糸魚川間の利用は前年比14%増の35万6千人で、新型コロナ前の2018年比では10%増加した。1日当たりの平均利用者数は3万2千人で、15年の金沢開業以降のGWでは、10連休があった19年(3万7千人)に次いで多かった。
乗車率が100%を超えたのは上下線で計11本で、JR西の担当者は「北陸への注目度は高く、首都圏客に多く利用してもらえた」と話した。ただ、新幹線が金沢まで開業した15年のGWは、前年の在来線特急の3・1倍となる約39万人が利用しており、金沢市内の宿泊施設からは「思ったほどの入り込みでなかった」との声も聞かれた。
延伸区間の一部である金沢―福井間のGW中の利用は上下線計27万人で、特急が運行していた前年比で18%増だった。
●小松―羽田便、前年割れ
全日本空輸金沢支店、日本航空北陸支店によると、主要路線である小松空港発着の羽田便は、GW中の利用者が両社とも前年を下回った。北陸新幹線に一部利用が流れたとみられる。
小松―羽田便は、全日空が前年比1%減の1万1405人、日航が14・8%減の1万4997人。日航によると、提供座席数が前年より11・4%減となった影響もある。
羽田以外の小松発着便は、全日空札幌便が9・5%減の2270人、同福岡便が8・1%増の4511人、日航那覇便が1・3%増の2631人。通常1日2往復の全日空能登―羽田便は地震の影響で1往復に減便しており、前年比39・3%減の2187人だった。
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OS5
:2024/05/10(金) 10:54:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/0aec6e771b3b896c7df3b9c26993bce7a328d2b7
JR北海道 赤字8線区の利用目的「観光」と「日常利用」で違い
5/10(金) 9:00配信
朝日新聞デジタル
JR北海道が「単独では維持困難」とする「黄色線区」8線区
北海道は9日、国や自治体の支援で存続を目指すJR北海道の利用客に赤字8線区(通称・黄色線区)の利用目的を尋ねるアンケートの結果をとりまとめ、道議会道地方路線問題調査特別委員会に報告した。利用目的は、「観光」が多い4路線と「日常利用」が多い4路線に分かれている実態がわかった。
道によると、調査は昨年7月の2回の週末6日間に全道の11駅でアンケートを配布し、約5200人が郵送かウェブで回答。実施と分析は外部に委託した。
全道では約3割という「観光」での鉄道利用が、根室や花咲、釧網、富良野の4線ではおよそ5〜6割を占めた。一方で、日高や石北、宗谷、室蘭の4路線では「日常利用」がより多かった。
また、富良野と釧網、花咲の3線は道内への旅行客誘致にも役立っていた。この路線の列車が運行されていない場合に道内の旅行を取りやめるとする観光客数が、富良野は約20万人、釧網は約9万人、花咲は約4万人に上ると推計され、3路線がこれらの観光客を北海道に呼び寄せたとした。それら3路線の全道への経済波及効果は、別の調査結果を踏まえると合計330億円に上るという。
また、物流において、黄色線区の鉄道輸送をトラックに置き換えた場合、温室効果ガスの排出量が4倍に増えてしまうとの推計も出した。
道議からは、黄色線区の維持に向け、今回の調査結果を国やJR北と共有するように求める意見も出た。(松尾一郎)
朝日新聞社
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OS5
:2024/05/12(日) 11:42:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fc5b7a1ec0a7b57e8fabf3ec836c265796a951a
京都で米原ルート求める声 小浜なら「メリットない」
5/12(日) 8:02配信
北國新聞社
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北國新聞
●自民府議、原生林影響や工費懸念
北陸新幹線敦賀以西の整備を巡り、現行の「小浜ルート」から「米原ルート」への再考を求める声が京都府で強まっている。小浜ルートは巨額の工費や環境への影響が懸念されるためだ。とりわけ駅ができない京都北部への恩恵は薄く、地元の自民府議は「米原ルートが現実的」と強調する。「米原」「小浜」で主張が入り乱れる中、このまま「敦賀止まり」が長期化すれば北陸と関西の双方にとってマイナスだとする指摘もあり、議論の促進が望まれる。(政治部・作内祥平)
【図表】小浜ルートで心配されること
●国定公園突っ切る
2016年に与党が合意した小浜ルートは、敦賀駅から小浜市を経由し、京都駅まで南下する。福井県境を越えて京都府に入ると、長いトンネル区間が続く想定で、国内有数の原生林「芦生(あしう)の森」を含む京都丹波高原国定公園を突っ切っていく。ここは多様な生物が生息する京大の研究林でもある。
「北陸の人には伝わりにくいかもしれないが、『芦生の森』は自然が大切に守られている地域。子どもの頃から、そんな感覚で接してきた場所だ」。京都府北部の綾部市を地盤とする自民党の四方(しかた)源太郎府議(50)=4期=は「芦生の森」の重要性を示しながら、小浜ルートの問題点を次々に挙げていった。
綾部市は小浜ルート沿線ではないが、綾部を流れる由良川の水源は「芦生の森」周辺とされる。つまり、新幹線が「芦生の森」を突っ切れば、京都府北部を代表する清流である由良川の環境が損なわれる恐れがあるというのだ。
四方氏は、リニア新幹線にからみ大井川の流量減少を懸念していた前静岡県知事の川勝平太氏を引き合いに「川勝さんじゃないけれど、綾部の生活を支える水が減ったり、出なくなったりしたら、たまったもんじゃない」と訴える。
「水問題」は京都市内にも横たわる。路線の8割がトンネルとなる小浜ルートは京都駅周辺で地下深くを通るため、豊富な地下水にどう影響するか分からない。酒どころとして有名な伏見区の酒造りのほか、染め物、和菓子、豆腐など水が不可欠な京都市の産業は多岐にわたる。
平安京以来の歴史が積み重なった京都市で地下工事をすれば、埋蔵文化財を壊す恐れもある。京都市議会で強い勢力を持つ共産党や、そのほかにも新幹線に反対する人々がいる。
●ラスボスの問題
四方氏は「芦生の森」が「問題の入り口」だとすれば、京都市の問題は「ラスボス」だと表現する。ラスボスとは、物語の最終局面で主人公が戦う「最後のボス=ラストのボス」のこと。小浜ルートを実現するには、解決すべき課題がいくつもあるというのである。
小浜ルートの建設費が2兆1千億円から上振れするとみられることも懸念ポイントだとし「綾部市以北の府民30万人にとってデメリットしかない。トンネルの建設残土を処理する業者が少し潤うぐらいで、メリットはほぼ皆無だ」と強調した。小浜ルートの建設費は3兆円規模に膨れ上がるとの見方もある。さらに延伸先の新大阪駅周辺は都市部かつ軟弱地盤であり、難工事が予想される。
一方、建設費5900億円と試算された米原ルートに課題が少ないかと言えば、そうとも言い切れない。米原を擁する滋賀県の三日月大造知事は現在、与党合意がなされた小浜ルートでの早期整備を進める立場だ。小浜ルートをひっくり返すのは並大抵のことではない。
米原ルートではJR東海が運行する東海道新幹線に接続するため、北陸新幹線を運行するJR西日本にとっては運賃収入の観点からマイナスとされる。経営にシビアなJR西がそう簡単に米原ルートをOKするとも考えにくい。
ただ、小浜から米原へのルート変更で生じる課題について四方氏は、解決可能との見方を示す。米原ルートに変更されれば米原が重要な交通結節点となるため、滋賀側にも「大きなメリットがある」というのだ。JR西の収益面の課題も、協議と調整次第でクリアできる可能性がある。
一方で四方氏は、小浜ルートが水源など自然環境に影響を及ぼしかねない点について「お金だけでどうにかなるもんじゃない」と指摘する。
京都府選出の西田昌司参院議員(自民)は小浜ルートを推すが、四方氏は「京都で北陸新幹線の話を持ち出したら票が減る。来年、選挙を控える西田氏はこの問題をどう扱うのだろう」とも語った。
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OS5
:2024/05/12(日) 11:42:34
●無理強いは「失礼」
京都府内で小浜ルートに反発が出ていることについて、小松市選出の福村章県議(自民)は「京都に何のメリットもないのだから当然だ。小浜ルートを無理強いすることは京都に対して失礼に当たる」と話す。
石川県内では昨年12月、小松市議会が米原ルートへの再考を求めることを決議した。3月16日の北陸新幹線敦賀延伸の式典ではJR西の長谷川一明社長も出席する中、宮元陸加賀市長が公然と米原への転換を主張した。4月には宮橋勝栄小松市長や金沢経済同友会も米原ルートを訴えた。
南加賀を中心にルート議論が再燃する一方、馳浩知事は今月8日の記者会見で「与党で合意した小浜ルートを一日でも早く実現するため(財源や地元負担などの)課題を解決する必要がある」と述べ、小浜ルートでの早期整備を求める姿勢を示した。
富山県では、新田八朗知事が9日の会見で「馳浩知事と私は(北陸新幹線建設促進同盟会長の)杉本達治福井県知事を東から押していく立場だ」と語った。
一方で「富山県議会のドン」と目される米原(よねはら)蕃県議(自民)は「米原ルートが現実的。切り替えるべきだ」と声を上げた。
「石川県議会最長老」の福村県議は「行政、議会、経済界を巻き込んで米原ルートの機運を高めたい」と意気込んでいる。
●あくまで現行ルート 福井県
現行の小浜ルートでの全線開業を強く訴え、早期整備を求めるのは福井県だ。8日、福井県庁を訪ねた小浜市の松崎晃治市長に対し、杉本知事は「大変な議論を経て決まったルート。政府に年末の予算編成で着工事業費を持ってもらうことを目指す」と強調した。
松崎市長は杉本知事に対し「ようやく環境影響評価(アセスメント)の現地調査が終わった。本年度が最も大事な時期。県と市が一体になって要望活動を行わなければならない」と呼び掛けた。
福井県では、小浜など嶺南地域を地盤とする自民党の高木毅衆院議員が派閥の政治資金問題で党員資格停止となり、北陸新幹線の大阪延伸を議論する与党整備委員長のポストを外れた。
小浜ルートを推進する中核だった高木氏が欠けたことは、福井県にとって痛手と言える。年内にも予想される衆院解散・総選挙は、高木氏にとって大逆風での戦いになるとの声もあり、選挙結果が延伸議論に影響する可能性もある。
●距離短く、費用抑制
●寺崎友芳教授 京都産業大(都市経済学)
北陸新幹線を早く関西までつなぐためには、米原ルートへの切り替えが必要だ。小浜ルートに比べて距離が短く、工費も抑えられる。
現状の「敦賀止まり」が長期化すれば、関西と北陸の観光や企業取引にマイナスの影響を与え、東京一極集中に拍車が掛かることにもなるだろう。
物価高により小浜ルートの工費は想定されている2兆円の1・5倍以上に膨らんでもおかしくはない。
費用対効果の指標を見ると、小浜ルートは2016年の試算で「1・1」だった。これが工費の上振れによって、投資効果があるとされる「1」を割り込むことは十分に考えられる。「2・2」の米原ルートの方が優位なのは間違いない。
小浜ルートは工事が遅れるリスクも高い。工期は15年とされているが、大部分がトンネルで、中でも京都駅付近は深さ40メートル以上の「大深度地下」での難工事となる。
近年は道路や鉄道の工事で、陥没事故の発生や巨岩が見つかるといった想定外の出来事がある。こうした危険な事故が仮に京都のトンネル工事で起きれば、延伸は長期化する。工事の残土をどう処理するか、地下水への影響はないのかどうか。これらの結論も得られていない。
米原ルートでの整備を進めるには、滋賀県にメリットがなければならない。地元の同意を得られるよう、自治体の負担を増やさない仕組みを国が調整し、考えるべきだ。
リニア中央新幹線が大阪まで開通すれば、東海道新幹線の過密ダイヤに余裕ができ、北陸新幹線が米原駅で東海道新幹線のレールに乗り入れすることも可能になるだろう。JR東海とJR西日本の運行システムはそれぞれ異なり、乗り入れが困難との指摘もあるが、一定の投資をすれば課題は解消されるのではないか。(談)
●「小浜」と「米原」違いは?
「小浜ルート」は敦賀駅から小浜市付近の新駅を通って南下し、京都駅を経由して新大阪駅に達する。敦賀からの延長は143キロで整備費は2兆1千億円とされる。
一方、「米原ルート」は敦賀駅から南下して米原につなぎ、延長50キロで整備費5900億円と試算されている。
2016年の国土交通省の試算では、金沢―新大阪の所要時間と運賃は小浜ルートが1時間19分と8740円、米原ルートは1時間41分と1万1190円だった。米原ルートは米原駅で東海道新幹線に乗り換える必要があるため所要時間が長くなるとされたが、将来的に東海道新幹線への乗り入れが可能になるとの見方もある。
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:
OS5
:2024/05/12(日) 11:43:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd651079f28577de95532f9a26eb6b3f1e562feb
北陸新幹線「小浜派」の石川県・馳浩知事 「米原派」とのさや当てが起きる?
5/9(木) 18:14配信
MRO北陸放送
北陸放送
石川県の馳浩知事は8日の記者会見で、北陸新幹線の敦賀駅より西のルートについて「山陰新幹線につなげる意味は大きい」と持論を述べ、あくまで小浜ルートで進めるべきとの認識を示しました。
敦賀以西の延伸について、政府・与党のプロジェクトチームの計画では福井県小浜市付近を通って京都、そして京都府京田辺市を経由し新大阪を結ぶルートに決まっています。
しかし、沿線での騒音や振動、生態系への影響などを調査する環境アセスメントがまだ必要などの理由で工事は始まっておらず、早期の全線開業を果たすためにも滋賀県の米原に延伸する「米原ルート」を主張する声も上がっています。
国会議員時代に政府・与党合意にかかわってきた馳知事は「米原ルートを必要とされる方の主張を封じ込めるつもりはまったくありません」としつつ、持論を展開しました。
石川県・馳浩知事「私自身は山陰新幹線につなげる意味は大きいと思っています。今後、太平洋側で起きると想定されている大地震を考えると、日本海側の高速交通体系の国土軸があるべきだと今回の能登半島地震を踏まえて強く認識をした」
新幹線が京都北部、舞鶴を通るルートは、かつて「厳しい」と財務省や国土交通省に却下された経緯を振り返りながら、それでも馳知事は「考え直すべき」と述べました。
石川県内では、沿線の市長や県議らから米原ルートを推す声があがっていますが、敦賀以西の工事が始まらないなか、「小浜派」の知事とのさや当てが今後展開されることになるのかもしれません。
また馳知事は、ゴールデンウィーク期間中の敦賀と関西・中京方面を結ぶサンダーバードやしらさぎの利用が落ち込んだことについて、「乗り換えのハードルを今後いかにさらに工夫するかというのは、沿線の福井県やJRのみなさんとも知恵をしぼっていきたいと思います」と述べました。
北陸放送
4770
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OS5
:2024/05/14(火) 11:03:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4d0050feaeef8f076039580e4d15d8ab0151d06
西九州新幹線「未整備区間」、佐賀駅ルート案に佐賀県が難色…初の3者会談は平行線
5/14(火) 10:12配信
読売新聞オンライン
長崎県大村市付近を走行する西九州新幹線「かもめ」(2022年9月、読売機から)
西九州新幹線の武雄温泉駅(佐賀県武雄市)から九州新幹線までの「未整備区間」を巡り、佐賀県の山口祥義(よしのり)知事と、長崎県の大石賢吾知事、JR九州の古宮洋二社長は13日、初めて3者で会談した。長崎とJR側は、佐賀駅を経て新鳥栖駅で九州新幹線に接続する政府案を支持する考えを主張したが、佐賀側は改めて難色を示し議論は平行線だった。3者で意見交換を継続していく点では一致した。
佐賀県側が「意見交換」を呼びかけ、福岡市の同社本社で実現した。非公開で行われ、終了後に3人が順番に報道陣の取材に応じた。
山口知事は「新幹線の問題についてじっくり話し合う機会が得られたのは良かった。意見交換は続けていこうという話になった」と語った。「未整備区間」を巡っては、在来線を活用する前提で関係機関が合意し、政府が新幹線と在来線を直通運行できる「フリーゲージトレイン」(FGT)の開発を約束したが、技術的な問題で断念。山口知事は会談で、「FGTが頓挫したことで新たな合意が必要」との考えを強調したという。
一方、大石知事は「佐賀駅を通るルートだと考えている」などと話した上で、財政負担の問題やルートについて「長崎県、佐賀県、JR九州だけで解を見いだすのは困難だ。国を交えてしっかり協議する必要がある」と強調した。
古宮社長も、佐賀駅ルートが「佐賀県民、佐賀市民のみなさんにプラスになる」と述べ、「新幹線は国の事業なので、大きく決めていくには国が入ってこないと(いけない)」と、山口知事に提案したという。
4771
:
OS5
:2024/05/14(火) 20:52:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6992ee1dfeeb0dd746dbae096a9efcd0c91ecf1
利用低調で運行終了 金沢→福井間の深夜バス 1日平均2人でゼロの日も… 北陸新幹線開業に合わせて県が試験運行
5/14(火) 18:07配信
FBC 福井放送
北陸新幹線
北陸新幹線の東京発金沢行きの最終列車に合わせて運行していた「福井行きの深夜バス」は、利用客が低調なことから5月いっぱいで運行を終了することになりました。
東京に少しでも長く滞在したい人向けに、北陸新幹線の金沢行きの最終「かがやき519号」に接続する形で、3月16日から県が試験運行していました。
バスを利用しますと、およそ1時間長く東京に滞在できますが、5月13日までの利用客はのべ112人、1日平均で2人とかなり少なく、利用客ゼロの日も10日あったということです。県は一定の利便性向上にはつながったものの、採算が合わなかったとしています。
6月からは午後7時56分東京発「かがやき517号」が福井に戻ることができる最終列車となります。
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OS5
:2024/05/15(水) 17:55:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/0303631a7a9d86e6c4b6223c0eda1c206af60fa9
31年度の経営自立「延びる」JR北海道社長 新幹線札幌延伸遅れで
5/15(水) 17:30配信
記者会見するJR北海道の綿貫泰之社長=2024年5月15日、札幌市中央区の同社本社、新田哲史撮影
北海道新幹線札幌延伸の2030年度末開業が「極めて困難」と建設主体の鉄道・運輸機構が表明したことを受け、JR北海道の綿貫泰之社長は15日、31年度を目標としてきた「経営自立」について、「新幹線の開業が遅れれば、その分延びる」との見通しを示した。
経営難が続くJR北は19年に発表した長期経営ビジョンで、新幹線が札幌延伸した翌年の31年度に国の財政支援なしで純損益を黒字化する「経営自立」を達成する目標を掲げた。新幹線による旅客増や不動産事業の収益拡大を見込んでいる。
綿貫社長はこの日、経営自立が遅れる可能性を認めたうえで、「新幹線の札幌開業を機に経営自立を目指すという方針には変わりない」とした。
現在、法律では国からJR北への財政支援は30年度までとされている。新幹線開業が遅れる場合、それ以降も支援が必要になる可能性があるが、綿貫社長は「当社の最大限の自助努力を前提に、国とも相談していきたい」と述べた。
札幌駅南口で30年度末までの開業を計画しているバスターミナルが入る再開発ビルについては、「新幹線の遅れに関係なく、計画通り進めていく」との考えを改めて示した。(新田哲史)
朝日新聞社
https://www.asahi.com/articles/ASS5G1FSYS5GIIPE001M.html?oai=ASS5H2J9KS5HULFA00RM&ref=yahoo
遅れる北海道新幹線延伸 調査でも見えぬトンネル工事の「敵」とは?
有料記事
日浦統2024年5月14日 17時00分
北海道新幹線の札幌延伸の開業が予定していた2030年度末から「数年」遅れる見通しだと、建設主体の鉄道・運輸機構が5月8日に国土交通省に報告した。なぜ北海道新幹線の札幌延伸はここまで遅れるのか――。新函館北斗―札幌間のルート(212キロ)はトンネルが8割を占める。工事の遅れを象徴するのが、ニセコ町の羊蹄(ようてい)トンネルだ。2021年7月、十数メートル四方に及ぶ巨大で硬い岩塊が出現、トンネルを掘り進めるシールドマシンの掘削工事は2年半停止した。マシンの刃の交換や大雪による設備の組み立ての遅れも相次ぎ、現時点で計画より4年遅れだ。厄介なことにトンネルの残り3・6キロメートルにはこれ以外に9カ所に岩塊があることが判明している。地上から穴を掘って撤去工事を進めているが、遅れは取り戻せていない。
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OS5
:2024/05/15(水) 17:55:38
https://www.asahi.com/articles/ASS583VGZS58IIPE002M.html?oai=ASS5H2J9KS5HULFA00RM&ref=yahoo
五輪落選に続き新幹線延期 札幌の再開発にブレーキか 関係者に懸念
有料記事
新田哲史 日浦統 野田一郎2024年5月8日 21時30分
北海道新幹線の札幌延伸の開業が予定していた2030年度末から「数年」遅れる見通しだと、建設主体の鉄道・運輸機構が発表した。沿線では交流人口の増加などを見こんで官民による再開発やまちづくりが進んでおり、影響が広範囲に及びそうだ。札幌延伸を経営改善の切り札に掲げてきたJR北海道の経営自立も遠のくことになる。
8日に機構が国土交通相に報告した。12年に着工した新函館北斗―札幌間(約212キロ)はすでに3〜4年の遅れが出ている。全体の8割を占めるトンネル工事で、残土の受け入れ用地の確保に苦戦したり、巨大な岩にぶつかって掘削が中断されたりしたためだ。機構は今後どんな工夫をしても30年度末開業は「極めて困難」だと判断した。
札幌延伸は当初35年度開業の計画だったが、地元の要望も受けて15年に5年前倒しされた。だが、軟弱な地盤や火山などに阻まれて工事が遅れ、開業は後ろ倒しされて見通せなくなった。
機構の藤田耕三理事長はこの日、「開業を待望している関係者に心配をおかけし、おわびを申し上げたい」と語った。
藤田氏は、整備新幹線の開業時期が、用地取得や工区固有の技術的な検討を十分にする前に政府・与党によって決められる仕組みになっていることを指摘。「そういった点は改善していく必要がある」とした。
新たな開業時期については見通すのが「技術的に困難」としたが、「あえて言えば数年単位の遅れ」と語った。
国交省は今後、有識者会議を開いて新たな開業時期を設定し、費用も試算し直す考えだ。(新田哲史)
ビル建設、ホテル開業にも先延ばし広がる?
開業遅れの影響を最も受けそうなのが、札幌市中心部の再開発だ。
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OS5
:2024/05/16(木) 17:15:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ba17ade9a46e93ec6c36e8f853fa175420ba259
敦賀乗り換え「不便」 新快速やバス利用者増 北陸新幹線延伸2カ月
5/16(木) 15:21配信
毎日新聞
福井駅東口から名古屋行きの高速バスに乗り込む人たち=福井市で2024年5月13日午後2時20分、柴山雄太撮影
北陸新幹線の金沢―敦賀(福井県敦賀市)間延伸開業から16日で2カ月を迎えた。開業後、敦賀、福井、芦原温泉(同県あわら市)の3駅周辺の3月16〜31日の関東圏からの来訪者数が前年同時期比67・8%増となるなど、関東方面からの来客は顕著に増えた。一方、関西圏、中京圏と金沢を直通するJR特急がなくなったことで不便を訴える声は多く、交通手段を変更する動きも目立っている。【柴山雄太、高橋隆輔】
「敦賀での乗り換えに時間はかかるし、不便。新幹線は大阪まで一気に延伸してほしかった」。15日午前の鯖江駅(同県鯖江市)。滋賀県草津市から出張で訪れた会社員の男性(64)は、こう話す。
福井、石川県内の各地によく出張で来るという男性は開業前、大阪―金沢間を結んでいたJR特急サンダーバードを利用していた。だが、開業後は敦賀止まりになり、福井方面に向かうには敦賀駅で新幹線か並行在来線の第三セクター・ハピラインふくいに乗り換えるしかない。サンダーバードと新幹線の乗り換えに約8分かかり、男性は「プライベートで来るなら鉄道は使わず、車で来ますよ」と明かす。
福井、石川の県民からは、料金上昇への不満の声も多い。新幹線と在来線特急を乗り継ぎ金沢―大阪間を乗車した場合、運賃と指定席特急料金の合計は9410円。開業前のサンダーバード利用のみだった場合の7790円と比べ、1620円高い。金沢市の女性会社員(35)は「乗り換えがあるのに、料金が高いのは納得できない」と不満げだ。
そんな中、“サンダーバード離れ”も出始めた。JR西によると、4月のサンダーバード利用者数は、前年同月比で16%減。担当者は「敦賀―大阪間を走る新快速利用に切り替えた乗客が一定数いる」と説明する。現在、敦賀―大阪間はサンダーバードが1日25往復、同じルートの新快速が上下各8本走るが、新快速だと、全席指定のサンダーバードで必要な指定席特急料金2390円が不要になる。所要時間はサンダーバードが最速1時間20分に対し、新快速は2時間10分前後と40〜50分遅いが、料金を安く抑えることができるため、時間に余裕のある乗客の新たな選択肢となっているようだ。
不便なのは、中京圏方面も同様だ。開業前はJR特急しらさぎが金沢―名古屋間を走っていたが、こちらも開業に伴い敦賀止まりになり、現在は新幹線かハピラインふくいで敦賀まで行って、しらさぎに乗り換える必要がある。
そこで、利用が増えているのが高速バスだ。福井―名古屋間の高速バスを他のバス会社と共同運行する福井鉄道(同県越前市)によると、今年3月の利用者は1万2966人で、昨年3月の9073人から40%以上増加。昨年12月に開業を見据え1日8往復から10往復に増便したが、1便あたりの平均乗客数も今年3月は21人で、昨年同月の18人から増えた。
福井―名古屋間の高速バスの所要時間は約3時間で、片道料金は3600円。北陸新幹線としらさぎを利用した場合は2時間余だが、片道料金は指定席利用で6960円で、バスの2倍近くになる。福井鉄道の担当者は「敦賀駅で乗り換えが発生したことが追い風だ」と話す。
整備新幹線に詳しい青森大の櫛引素夫教授(地理学)は、16年の北海道新幹線開業時に乗り換えが増えた青森市と函館市(北海道)間との移動で、時間がかかるが安価なフェリー需要が増えた例を挙げた上で、「乗客が安く便利なバスに流れるのは当然。今後バス需要が定着する可能性はある」としている。
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:
OS5
:2024/05/16(木) 22:10:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/32c134d07790c03dd321bb7b56620facc753dcec
芸備線特定区間、最大8.6億赤字 再構築協幹事会「可能性を追求」
5/16(木) 21:45配信
朝日新聞デジタル
JR芸備線をめぐる再構築協議会の第1回幹事会=2024年5月16日午後2時4分、岡山市北区、上山崎雅泰撮影
JR芸備線の一部区間の存廃などを議論する「再構築協議会」の実務者レベルでの初の「幹事会」が16日、岡山市内であった。存廃を前提とせず、まずは芸備線の可能性を最大限追求することで合意。まちづくりや観光振興などに関する新たなデータを集める調査事業を実施することでまとまった。
対象区間は、芸備線の備後庄原(広島県庄原市)―備中神代(岡山県新見市)間の68・5キロ。幹事会には、国やJR西日本、岡山・広島両県、沿線自治体の担当者らが出席し、一部非公開で行われた。
検討の進め方をめぐっては、芸備線の可能性について議論を尽くしたあと、バスなどのより利便性の高い公共交通の実現に向けたあり方を検討するという「二段構え」で実施することを国側が提案し、合意した。
3月の第1回再構築協で自治体側から「会社は黒字なのになぜ路線を維持できないか」と問われたことについて、JR西は「利用が少ないローカル線に利便性や生産性を高める設備投資などを単独ですることは困難だ」と説明。この区間の2017年度〜22年度の収支が5・8億〜8・6億円の赤字という詳しいデータを提出した。
この回答に、庄原市の岡本貢・生活福祉部長が「国の責任でJR西に経費の支援など積極的な対策を講じて欲しい」などと要望した。
幹事会では、沿線住民や利用者などを想定したヒアリングの実施でも合意。観光振興などの調査事業の具体的な手法や項目は次回7月の幹事会で結論を出すとした。
終了後、会見したJR西・広島支社の奥井明彦副支社長は、設備投資が困難な理由について「民間企業なので、株主やステークホルダーへの説明という点では、今の利用実態を考えると難しいという判断をしている」と話した。
岡山県の玉置明日夫・県民生活部長は「住民が安心して暮らせることが大事で、しっかり方向性を出していきたい」、広島県の岡田浩二・地域政策局長は「観光振興も含めた議論を進めるという共通認識を確認できた」、新見市の古家孝之・福祉部長は「歩みが進んで有意義だった」とそれぞれ述べた。(上山崎雅泰)
■■芸備線(備中神代―備後庄原)の輸送密度や収支
《2017年度》
平均通過人員(輸送密度) 57
収支率 2.1%
営業収益(運輸収入、億円) 0.2
営業損益(管理費含む、億円) ▼7.9
《2018年度》
平均通過人員(輸送密度) 43
収支率 1.6%
営業収益(運輸収入、億円) 0.1
営業損益(管理費含む、億円) ▼7.7
《2019年度》
平均通過人員(輸送密度) 48
収支率1.5%
営業収益(運輸収入、億円) 0.1
営業損益(管理費含む、億円) ▼8.6
《2020年度》
平均通過人員(輸送密度) 47
収支率 1.7%
営業収益(運輸収入、億円) 0.1
営業損益(管理費含む、億円) ▼6.8
《2021年度》
平均通過人員(輸送密度) 50
収支率2.0%
営業収益(運輸収入、億円) 0.1
営業損益(管理費含む、億円) ▼6.5
《2022年度》
平均通過人員(輸送密度) 58
収支率 2.7%
営業収益(運輸収入、億円) 0.2
営業損益(管理費含む、億円) ▼5.8
《平均》
平均通過人員(輸送密度) ―
収支率1.9%
営業収益(運輸収入、億円) 0.1
営業損益(管理費含む、億円) ▼7.2
※JR西日本の資料から。▼はマイナス
朝日新聞社
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OS5
:2024/05/17(金) 14:09:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fb3ee4b861a4b14ffad414b4665f0ba0f46310a
関西の国会議員から「米原論」 新幹線延伸で大阪、京都、滋賀
5/17(金) 8:02配信
北國新聞社
北國新聞
●小浜ルート見直しで連携
北陸新幹線敦賀以西をめぐって、現行ルートの見直し論が国会内にも広がってきた。大阪を地盤とする日本維新の会・馬場伸幸代表(衆院大阪17区)は今月に入り、教育無償化を実現する会の前原誠司代表(衆院京都2区)と小浜ルートから米原ルートへの変更を目指す方針で一致。前滋賀県知事の嘉田由紀子参院議員も両氏と同様の立場で連携を強める考えだ。16日、石川県議会では、富山、石川の重鎮県議が米原案実現へ共闘を確認。関西、北陸の両方面から「米原転換」の風がにわかに強まっている。
「新幹線の大阪延伸は、お互いに『米原』の考え方で進めましょう」。7日、国会内で前原氏がこう呼び掛けると、馬場氏は大きくうなずいた。
2人が代表を務める日本維新の会と教育無償化を実現する会は統一会派を組む間柄。トップの思いはそれぞれの所属議員にも伝わっており、15日に開かれた会派役員会では米原ルートへ転換を政府に訴えていくことを申し合わせたという。
前原氏の地元である京都では、小浜ルートの建設にかかる地元負担や環境への影響を懸念し、反対運動が盛んに行われている。このため、前原氏は、早期延伸のためには課題の多い「小浜」から「米原」への切り替えが必要とみており、北國新聞社の取材に「これからは関西の議員の連携が重要になる」と語った。
●「敦賀止まり悲しい」
維新は馬場氏を中心に、ルートの見直しに向けた話し合いを本格化させる。馬場氏は本社の取材に「このまま新幹線の『敦賀止まり』が長引けば、北陸は関西ではなく首都圏との交流が盛んになる。何ともセンチメンタル(残念)だ」と述べ、嘉田氏らと連携していく考えを強調した。
ルート変更には「数の力」が必要と指摘する嘉田氏は、4月の衆院補選東京15区で維新候補の応援に入り、その合間を縫って馬場氏と面会した。関西広域連合がまとめたルート別の工期や費用などの試算結果を説明し、工費が小さく工期も短いとみられる米原の利点を売り込んだ。
嘉田氏は「カギを握るのは元JR社員の三日月(大造滋賀県)知事。われわれは前原さんや馬場さんと声を上げ続け、仲間を増やしていく」と話した。
●知事は「小浜で早く」
一方、三日月知事をはじめ、維新の共同代表である吉村洋文大阪府知事らは「京都(小浜)ルートで一日も早く」というのが共通認識だ。馳浩氏ら北陸三県の知事も従来のスタンスを崩していない。
小浜と米原で意見が割れている現状を考慮してか、与党整備委員会メンバーの佐々木紀衆院議員は「維新がどうこうではなく、まずは現行ルートの調査結果を待つことが必要だ」と慎重に言葉を選んだ。
22日には、都内で石川など沿線10都府県の北陸新幹線建設促進大会が開かれ、維新を含む与野党の国会議員が出席する。例年と同じく「小浜」を前提とした早期着工を求める決議がなされるとみられるが、掛け声だけで、ルート決定から7年以上たっても遅々として進まない現行ルートに、「実現不可能では」と懐疑の目を向ける沿線関係者が増えてきている。
4777
:
OS5
:2024/05/17(金) 14:12:43
米原ルートか若狭ルートかだと揉めますから・・・
北陸中京新幹線を整備新幹線に格上げして、北陸中京新幹線を
先に整備することにすればよいのでは?
将来的に、北陸新幹線(敦賀-若狭-新大阪)も整備を・・・
4778
:
OS5
:2024/05/17(金) 14:46:09
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/2039804
北陸新幹線「米原ルート」に決まらなかった理由とは…乗り換え必要、新大阪まで時間長く 有識者は投資効果の乏しさ指摘 一部変更論に福井県内から困惑も
2024年5月17日 午前11時30分
北陸新幹線敦賀以西の整備について、米原駅につなぐ「米原ルート」への転換を求める声が石川県の一部などから上がっている。小浜・京都ルートの認可・着工に向けた進展が見えないことが原因だが、与党の議論で既に決定したルートの変更を求める声に福井県内の関係者から困惑の声も上がる。米原ルートは工期こそ短いが、想定される米原駅での東海道新幹線への乗り換えがデメリットで、新大阪までの所要時間も長く、識者は投資効果が乏しいと指摘する。
▽東海への乗り入れ困難
敦賀以西の整備を巡っては、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)が「小浜・京都」「米原」「小浜・舞鶴・京都(舞鶴)」の3ルート案を検討。新幹線整備の認可に必要な「着工5条件」で同意が求められる営業主体のJR西日本の意向も踏まえ、小浜・京都ルートが最も利便性、速達性が高いとして2016年に決定した。
当時、国土交通省が示した試算では、総延長は小浜・京都が約143キロ、米原約50キロで、工期が小浜・京都15年間、米原10年間。総事業費は小浜・京都約2兆1千億円、米原約5900億円となり、米原の方が整備距離や整備費は小さい。一方、福井―新大阪間の所要時間は小浜・京都が約55分、米原は約1時間17分。運賃は小浜・京都が米原に比べて3千円以上安かった。
さらに、JR西は米原ルートの場合、東海道新幹線のダイヤが過密な上に信号システムが異なるため、北陸新幹線の車両乗り入れは困難との見解を示していた。
ご破算にできるわけがない
現在、米原ルートを主張しているのは、石川県の国会議員や加賀地方の市長、一部の石川、富山県議や京都府議ら。小浜・京都ルートの認可・着工に向けた国の議論が進まず、京都府内の一部で反対があることなどから「着工の見通しが立っていない」と主張。米原ルートは、小浜・京都に比べて▽建設費が抑制できる▽投資効果が高い▽工期が短い―などの点でメリットがあるとしている。
ただ、小浜・京都ルートの認可の前提となる環境影響評価(アセスメント)手続きは遅れていたものの、現地調査が終了。駅位置や詳細なルートなどを盛り込んだ準備書が今後公告(公表)される段階に入っている。
米原ルートへの転換を求める声について、自民党整備新幹線等鉄道調査会長を務める稲田朋美衆院議員(福井1区)は「(小浜・京都で)前に進んでいるものをご破算にできるわけがない」と強調。建設財源や工事を巡る課題の解決に向け、敦賀以西の建設促進を図る与党整備委員会での議論を加速させるとしている。
⇒【関連記事】小浜・京都ルート早期着工向け国へ要望強化
▽投資効果に疑問
投資効果に関しても、米原ルートに疑問を投げかける声がある。京都大学大学院の藤井聡教授(都市社会工学)は、小浜・京都ルートの方が優れているとし「京都駅や新大阪駅は北陸新幹線駅として価値が高まることで民間投資が進み、関西の発展につながる。(東海道新幹線と重複する)米原にその効果はない」と強調。小浜からは京都府舞鶴市や兵庫県豊岡市、鳥取県鳥取市につなぐ構想の山陰新幹線も整備可能とし「長期的に考えれば経済効果は米原に比べて圧倒的に高い」とする。
米原駅での乗り換えがデメリットとする関係者も多い。福井県議の一人は「新幹線敦賀駅での乗り換えに対する不満が、米原に移るだけだ」と指摘。藤井教授も「交通行動分析の研究では、1回の乗り換えは所要時間が30分延びるのと同程度の心理的抵抗感をもたらす」と説明する。
4779
:
OS5
:2024/05/19(日) 17:27:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/701f1350f6f9452110fe28d2462b30b920709472
滋賀「米原駅」がびっくりするほど栄えてない理由 新幹線が停まるのになぜ?
5/19(日) 6:11配信
Merkmal
「改札から出たことがない」の駅
米原駅前の様子(画像:写真AC)
滋賀県の北東部に位置する米原駅――。
同駅には東海道新幹線、東海道本線、北陸本線、近江鉄道が乗り入れているにもかかわらず、駅周辺は活気がない。というか、本当に何もない。
【画像】えっ…! これが60年前の「米原駅」です(計19枚)
「駅は利用したことがあるが、改札から一歩も出たことがない」
という人も多いだろう。もはや“米原駅あるある”である。同駅がなぜこれほどまでに繁栄から取り残されているのか、今回改めて考えてみた。
東西分断と乗り換え利便性
米原駅の位置(画像:OpenStreetMap)
米原が鉄道の要衝となったのは、1889(明治22)年の東海道本線開通と、その後の北陸線の分岐点となったことに始まる。こうした事情から、駅周辺には鉄道施設が数多く設置され、大正から昭和初期には「鉄道の町」として発展。1964(昭和39)年の東海道新幹線開業にあたっては、鉄道施設の集積が利点となり、駅の設置が決まって新幹線駅も開業した。
しかし、駅周辺は発展に不利な立地だった。南北を古くから栄えている彦根市と長浜市に挟まれていた。駅の東側は山、西側は水田に囲まれていた。加えて、駅の東西は線路で分断されており
「一体的な開発」
が難しかった。さらに東口の貨物駅の存在も、再開発を阻んだ。当初より、乗り換えの利便性を優先した立地であり、駅周辺の開発が考慮されていなかったのだ。これが、現在につながる発展しない問題の“原点”といえるだろう。
大型商業施設の誘致とその影響
米原市役所本庁舎の位置(画像:OpenStreetMap)
米原駅周辺の開発は、行政の一貫性のない方針によっても混乱を招いた。特に象徴的なのが、役場庁舎の移転問題だ。
1956(昭和31)年、駅周辺が合併して米原町となった際、役場は旧市街地の東口側に置かれた。ところが1970年、駅西側の区画整理を機に、役場を西側に全面移転したのである。
これが契機となり駅西側では宅地化が進み、1986年には大型商業施設(平和堂米原店)もオープンしている。結果、東口の商店街は衰退していくことになる。しかし、西口もあまり発展はしなかった。周囲の彦根市や長浜市との競合から、商業集積が進まなかったのである。
さらに2005(平成17)年の合併では、役場機能が旧4町に分散することになり、中心軸は極めて曖昧になった。改めて2021年には米原駅前に駅直結の新市庁舎が建設されたが、今度はまた東口に戻ることになった。
結局、この半世紀で役場は東西を行ったり来たりが繰り返された。結果、一貫したまちづくりビジョンを欠いたツケが、市街地の分断と拠点の分散を招いた。「まちの核」を定められない米原は、いまだ一体感のあるまちなみを形成できずにいる。
大都市ベッドタウン化の困難
南草津駅の位置(画像:OpenStreetMap)
そもそも米原は、
「大都市のベッドタウン」
としての発展には不向きな立地だった。駅東口の再開発は、国鉄分割民営化直後から構想されていたが、大阪からの距離の問題から、計画は頓挫し続けてきた。
確かに、新幹線なら米原から新大阪まで40分と近い。だが、運賃の高さから、通勤には現実的でない。一方、在来線なら運賃は下がるが、所要時間は1時間半にもなる。大阪まで1時間の県南部とは、大きな差がある。
例えば草津市。草津市の南草津駅からは、大阪まで新快速で50分、京都まで20分。通勤定期代は月5万円程度だ。京阪神の西側でベッドタウンとして人気の西宮市や明石市にひけをとらない。現状、大津市と草津市のベッドタウン化は著しく、駅周辺でのタワーマンション建設も相次いでいる。
こうした県南部と比べ、米原の地理的ハンディは明らかだ。リニア新幹線の開業に期待する声もあるが、リニア通勤は現実的ではなく劇的な変化は望めないだろう。米原が抱える地理的な不利は、容易には解消しない。
4780
:
OS5
:2024/05/19(日) 17:27:38
物流センター構想とその挫折
物流センターのイメージ(画像:写真AC)
米原駅前が長年にわたって発展できない最大の理由は、JR貨物が構想したターミナル駅の建設計画に翻弄(ほんろう)され続けてきたことにある。
この計画は2001(平成13)年に持ち上がったが、その実現性は当初から不透明だった。にもかかわらず、米原市は駅南側に工業団地を整備を計画し
「滋賀統合物流センター(SILC)」
なる壮大な構想を描き、物流拠点としての未来を夢見た。
ところが肝心のターミナル駅の計画は進展しなかった。その結果、いくつかの企業はよびこめたものの企業誘致は低調なまま。結局、2022年になり、JR貨物はターミナル計画を中止することを決めた。
いつ実現するか分からないターミナルに翻弄され
「“夢の物流拠点”に固執し続けたこと」
これによって、駅周辺のグランドデザインが描けなかったのである。いま、ようやく米原駅周辺は未来に向けたビジョンを描けるようになったばかりだ。
観光戦略構築の必要性
彦根城(画像:写真AC)
観光資源の多い滋賀県だが、米原市は魅力に乏しい。2019年の滋賀県観光入込客数ランキングを見ても、米原市の観光地は上位に食い込めていない。市内で最も入込客数が多い「伊吹山ドライブウェイ」も、約26万人で
「20位」
にとどまる。市町別の観光入込客数でも、米原市は13市中9位と苦戦を強いられている。2019年の数字で、1位の大津市の924万人に対し、米原市はわずか
「183万人(同年以降は市町村別集計が出ていない)」
で、5倍以上の差が付いている。
とにかく、米原市には観光資源がない。市内の寺社仏閣は、単体では集客力を発揮できていない。多くの戦国大名が争った北近江だけに城跡もあるが戦国ファンを引き付けるストーリー性が弱い。同じ滋賀県で
・国宝の里(多賀町)
・忍者の里(甲賀市)
・彦根城(彦根市)
など、明確なテーマ性を打ち出す周辺地域に大きく水をあけられている。かつての鉄道施設も多くは失われており「鉄道の町」戦略も困難だろう。考えうる観光振興は、長浜市や彦根市と連携した
「広域観光ルート」
の開発である。各市の観光資源を結び、その玄関口として米原駅の存在感を高めることはできるかもしれない。しかし、肝心の米原市には、観光客に立ち寄ってもらうだけの観光資源がない。これでは、単に通過される“玄関口”になってしまう恐れもあるのだ。米原市は
「なにもない」
という現状を認識したうえで独自の観光戦略を構築できるかが、今後の課題である。
開発に求められる新たなビジョン
JR米原駅の駅名標(画像:写真AC)
そんななか、米原市では東口の公有地約2.8haを利用した再開発事業を計画しており、現在は公募型プロポーザルで事業者を選定している。公募型プロポーザルとは、公告により広く事業者の参加を募り、技術提案や企画提案等を審査して契約交渉者を選定する方法である。
この事業では商業施設や住宅建設なども期待されている。とはいえ、ベッドタウンとしては新幹線通勤以外が現実的ではない米原駅前にふさわしい開発とはなんだろうか。
事業を解説するウェブサイトで米原市は、
「県内唯一の新幹線停車駅「米原駅」があり、新幹線なら東京へ約2時間強、京都・名古屋へ約20分、新大阪へは約30分と都市部とのアクセスの良さが魅力です」
と説明している。いつまでも「新幹線なら近い」にこだわり続けても、目立った再開発は望めないだろう。もっと未来を見据えようじゃないか。読者の皆さん、何かよい案ありますか?
昼間たかし(ルポライター)
4781
:
OS5
:2024/05/19(日) 18:49:33
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/406953
【北陸新幹線】ルート問題再燃の兆し
関西「分断」、延伸不透明
2024/5/17 10:55
(最終更新: 2024/5/17 11:07)
福井駅のホームで、東京行きの北陸新幹線に乗り込む旅客ら=16日午後
北陸新幹線の延伸開業から2カ月が経過した。首都圏方面からの利用は好調な一方、直通特急がなくなった関西との「分断」を指摘する声もある。政府、与党は、大阪延伸の早期実現に向けた議論に着手したい考えだが、歩みの遅れからルート再考を求める沿線の声もあり、混沌とした情勢だ。
▽心理的抵抗
JR西日本によると、大型連休中の北陸新幹線利用は35万6千人で、開業前の2023年から14%増えた。福井県の集計では、芦原温泉駅(あわら市)からバスで約45分の観光名所・東尋坊で観光客が前年比26%増えるなど誘客効果は上々だ。
一方、関西や中京圏から北陸へ向かうには、敦賀駅(福井県)で新幹線などへの乗り換えが必要に。敦賀と関西を往来する特急の利用客は前年に比べ10%減り、名古屋方面を結ぶ特急も同49%減だった。旅行で金沢市を訪れた兵庫県の男性会社員(36)は「乗り換えは心理的に抵抗がある。関西と分断されたように感じる」と吐露する。
▽大阪延伸
敦賀から先のルートは、与党のプロジェクトチームが16年12月、福井県小浜市から南下して京都駅を経由し新大阪駅に至る「小浜ルート」に決定。富山、石川、福井各県知事も支持したが、石川県関係者から不満がくすぶり始めた。
東海道新幹線の米原駅(滋賀県米原市)へのルートに切り替えれば、早期開業できると踏むためだ。加賀温泉駅を抱える石川県加賀市の宮元陸市長は「政府、与党の決定が金科玉条になっている」と批判。変更を訴えるが、福井県側は「十分に議論をされて決まった。戻ることはない」(松崎晃治・小浜市長)と突き放す。
京都府内の長大トンネルや京都駅周辺の難工事で、費用増も見込まれる。距離が短い米原ルートは建設費を抑制することができるとみられるが、国土交通省幹部は「東海道新幹線に乗り入れるのか、乗り換えるのか。延伸後の姿が見えてこない」と疑問視する。
▽特例
敦賀―新大阪間の工事を開始するための議論はこれから本格化する。整備新幹線の着工には、財源確保の見通しや運行するJRの同意など「5条件」を満たす必要がある。建設費の一部は沿線自治体も負担する。
「建設のメリットが小さい」(京都市関係者)とされる京都府が負担に応じるかどうかも焦点だ。政府関係者は「現行制度を特例的に見直すことで、着工に向け前進させるしかない」との見方を示す。
新幹線のルートを巡っては、九州新幹線の新鳥栖―武雄温泉間(いずれも佐賀県)でも、同県が多額の財政負担を理由に難色を示し、着工していない。与党議員は「京都の負担軽減を認めれば、佐賀も認めろという話になる。慎重な議論が必要だ」と述べた。
4782
:
OS5
:2024/05/21(火) 11:36:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/cce7ebbedb705eb169e971c9cccce28f3913a10d
「田んぼ心配」「JRは対策を」 リニア工事原因?水枯れに不安の声
5/16(木) 6:00配信
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コメント66件
朝日新聞デジタル
田植えの時期を迎えた水田が広がる=岐阜県瑞浪市大湫町
田植えの時期を迎えて水をたたえた水田が広がる岐阜県瑞浪市大湫(おおくて)町で、井戸などの「水位低下」が相次いでいる。リニア中央新幹線の地下トンネル工事が影響したとみられ、枯渇した井戸もある。「今後どうなるのか」。地域には不安が広がっている。
【画像】300年の歴史があるという「天王様の井戸」 水が枯れてしまっている
旧中山道そばにある「天王様の井戸」は地域のシンボル的存在で、300年以上の歴史があると言われる。ただ、井戸の水は枯渇しており、底がみえる状態だ。
ちょうど田植えの時期を迎えており、井戸の近くには水田が広がる。近くに暮らす80代の男性は「田んぼも今は農業用水から水を引いてこられているが、この井戸枯れを見ると、今後、大丈夫なのかと心配になる。水田がダメになったら、もう集落としてやっていけなくなるんじゃないか」。
農家の男性も「心配なのは今後」と話す。
JR東海によると、トンネル工事は現在は住民が暮らす地域の手前まで進み、今後、地域の地下へと掘り進めることになる。
男性の田んぼでは、田植えは無事終えたが、今後は田んぼの水を抜いて、また水をためてという作業が続く。「今は大丈夫でも今後、ちゃんと水が確保できるのかという心配はある」
■市長「恒久的対策を考えていただきたい」
「最近、水が少なくなったという話は周囲でよく聞く」という女性(85)は「家の下の方から工事の音なのか『ドーン』という音がすることもあるので、今後、どんな影響が出るかは心配」と漏らす。
大湫町区長会の纐纈富久会長(67)は1月に地域近くで進む工事の見学会に参加した。「工事現場で水が流れているのを見て、これは大湫からの水じゃないかとは思っていた」。生活への影響はただちには無いというが、「JRにはとにかく原因を究明してしっかり対策してほしい」と話す。
瑞浪市では水位低下の報告をJR東海から受け、県と対応を協議しているという。水野光二市長は「地元住民は工事の進捗(しんちょく)により拡大する井戸枯れ等の事態に、大変心配している。至急、今回の事態の原因を分析して、恒久的対策を考えていただきたい」などとするコメントを出し、JR側に対策を求めている。(寺西哲生)
朝日新聞社
4783
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OS5
:2024/05/22(水) 17:41:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6fe3a6dd6a1c07b97442ec7a64ee9fc7fae3523
北陸新幹線「米原ルート」案もくすぶる中声高に訴える「小浜ルート一択」 沿線の知事や国会議員は「小浜派」で結束
5/22(水) 16:38配信
MRO北陸放送
北陸放送
北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業から2か月あまりが経ちました。次に迎える課題は大阪までの早期の全線開通ですが、22日、沿線の知事や経済関係者などが出席して建設促進大会が都内で開かれました。
敦賀より西の延伸先をめぐっては、米原を経由するルートを推す声もあがるなか、「がぜん小浜ルート」と、出席者の鼻息は荒い状態です。
北陸新幹線の敦賀延伸後、初めて開かれた大会にはおよそ250人が集まりました。石川県の馳浩知事は、大阪延伸に向けて国が具体的な道筋を示す必要性を強調した上で、懸案となっている敦賀以西の工事の問題について次のように述べました。
石川県馳浩知事「京都においては水の問題や(トンネル工事による)残土処理など課題があると承知している。これを京都だけの問題ではなく我々沿線で真剣に考える必要がある」
北陸新幹線の敦賀以西への延伸をめぐっては、福井県小浜市から京都駅を経由し、新大阪駅につながる「小浜ルート」にすでに決まっていますが、環境への影響評価の遅れなどから、いまだに着工のめどが立っていません。
さらに、一部の沿線市長や議員から、米原ルートへの見直しを求める声も出るなど、着工に向けた議論は足踏み状態が続いています。
それでも、約束通り小浜ルートでの着工を声高に求める大会は、さながら決起集会のような雰囲気に包まれました。
福井県・杉本達治知事「(小浜ルートは)乗り換えがない。お金が安い。時間が短い。日本の将来のために必要不可欠なルートとして小浜京都ルートがある」
福井県選出・稲田朋美衆院議員「小浜・京都・大阪へとつなげていく。ここにいるみなさんが心をひとつにするということがとてもとても重要。小浜ルート一択」
京都府選出・西田昌司参院議員「米原ルートなる名前が頻繁に報道されているが、与党PTですでに手続き的には小浜・京都・大阪で決まっている。それを蒸し返す話は断じてありえない」
大会では、現行の小浜ルートで着工するためには、地元自治体の財政面での負担を最小限にし、政府の来年度予算で必要な財源を確保するよう求めることで一致しました。
一方、渦中の京都府は、地元住民に歓迎されるための課題の一つに、将来的に山陰新幹線を建設し接続するなど、新たな利便性や国土強靭化のための機能強化が必要との認識を示しました。
北陸放送
4784
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OS5
:2024/05/24(金) 08:46:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/892417e7402c408bccbf07da80d760efbce34524
「木次線在り方」JR西、唐突な意向表明…沿線自治体への連絡は会見当日午前 鉄路の行方は“白紙”強調も、島根の自治体反発 広島側も「到底理解しがたい」と批判
5/24(金) 6:30配信
山陰中央新報
木次線の利用状況を示し、沿線自治体と協議入りしたい方針を説明する佐伯祥一支社長=鳥取県米子市、JR西日本山陰支社ビル
JR西日本が、利用が低迷する木次線の一部区間の在り方を関係自治体と協議したいとの意向を示した。「特定の前提を置かず、協議の進め方を含めて相談したい」と〝白紙〟を強調するものの、関係自治体は「廃止前提なら相談には応じられない」と反発。JR西の思惑通りに進むかどうかは不透明だ。
「地域の利用実態に応じた持続可能な交通体系を地元と相談したい」。23日午後1時過ぎ、米子市内であった定例会見で、佐伯祥一山陰支社長が画面に映し出した木次線の利用状況を示しながら明らかにした。
意向表明は唐突だった。JR西から沿線自治体の担当課長レベルに事前の連絡があったのは同日午前。ただ、詳細は知らされず、情報把握に追われた。
把握後の受け止めには反発と戸惑いが表れた。協議入りの対象として挙げられた出雲横田(島根県奥出雲町)-備後落合(広島県庄原市)間は、JR西管内で2番目に1キロ当たりの1日平均乗客数(輸送密度)が少ない。島根県奥出雲町の糸原保町長は「いずれJR側から動きがあると思っていた」とする一方、「廃止を前提とした相談ということであれば応じられない」とけん制した。
木次線利活用推進協議会会長の雲南市の石飛厚志市長も「利用促進を進める中、信頼関係を損なうようなことがないようにしていただきたい」とくぎを刺す。島根県の丸山達也知事は「県民生活を支える大切な路線であるとともに鉄道ネットワークを形成する路線」と強調し、「JR西から発言に至った考え方の説明を待つ」と述べ、沿線自治体などと対応を協議する考えを示した。
木次線と接続し、一部区間の輸送密度がJR西管内で最少の芸備線は備中神代(びっちゅうこうじろ)(岡山県新見市)-備後(びんご)庄原(しょうばら)(広島県庄原市)間で、存廃を話し合う「再構築協議会」を国が全国で初めて設置し、議論が進む。再構築協議会に参加し、佐伯支社長の意向表明と同時刻に定例会見したJR西日本広島支社の広岡研二支社長は「木次線に限定しての判断であり、芸備線の再構築協議会の議論とリンクはしていない」と淡々と語った。
ただ、芸備線に続くJR西の意向に広島県側の関係自治体も危機感を募らせる。広島県庄原市の木山耕三市長は、個々の路線議論を始める前に、鉄道網の方向性、鉄道の果たす役割を整理するべきだと訴えていただけに「到底理解しがたい」と述べ、前のめりに映るJR西の姿勢を批判。広島県の湯崎英彦知事は「中山間地域や将来の国土の在り方を見据え、鉄道をどう位置付けるのか。全国的な鉄道網の方向性を早期に整理してほしい」と国に矛先を向けた。
4785
:
OS5
:2024/05/24(金) 15:22:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/42c885a567452a599b3174df4eb4c5c040c357c2
沿線住民「寂しいがしょうがない」 JR津軽線・蟹田-三厩廃線合意 利便性向上期待する声も
5/24(金) 9:00配信
バス、タクシーへの転換により、鉄路が消える方向となったJR津軽線蟹田-三厩間。利用者の大幅な減少や収支の恒常的な赤字に、被災の影響が加わるという背景に、沿線の住民からは「寂しいがしょうがない」といった諦めの声が聞かれた。転換後に向け、利便性の向上を求める声もあった。
「かすかな希望は持っていたが、どうしようもない」。今別町観光協会の小鹿孝悦会長は、飛び込んできたニュースにショックを隠しきれなかった。
春の大型連休は「県外ナンバーの車やレンタカーがよく走っていた。竜飛方面への観光客の興味はあるはず」と、観光需要拡大の可能性を感じていただけに、鉄路廃止の動きがマイナス要因になることを危惧。「代替バスは若者が気軽に使える低額の運賃にしてほしい」と求めた。
病院通いや買い物で週1回程度、代替バスを利用しているという今別町の中嶋昭悦さん(55)は「小さい頃から使っているので寂しさもあるが、しょうがない」と、諦め顔。
「車社会になった今では、存続は無理だろうとの思いはあった」。終点の三厩駅がある外ケ浜町三厩地区の飯田敏彦・三厩観光協会長も、こう嘆いた。
長期運休の契機となった2022年8月の豪雨では、海側と山手双方の道路に被害が及んだことを踏まえ「もし大きな災害があれば、この辺は陸の孤島になってしまう。片方(鉄路)をなくすのなら、県や国は道路整備をしっかりしてほしい」と語った。
一方、同地区の古川龍子さん(86)は「今まで(存続か廃線か)どっちになるかもんもんとしていたが、さっぱりした」と前向きに受け止めた。代替バスの停留所が家近くに設定されており、「今はすごく便利になった。列車とバスがもっと乗り継ぎやすい時間設定になればさらにいい」と願った。
利用者減は津軽線全体に及んでいることから、同線の先行きを危ぶむ声も聞かれた。通勤で蓬田駅を利用している蓬田村の60代女性は「関連ニュースはいつも気にしている。今は蟹田-三厩間だけだが、このご時世なので、『この列車がなくなったらどうしよう』といつも思いながら利用している」と話した。
4786
:
OS5
:2024/05/24(金) 15:35:38
三厩駅 (外ヶ浜町 旧三厩村)
津軽二股駅(今別町) 新幹線奥津軽今別駅と隣接
中小国駅/信号所(外ヶ浜町 旧蟹田町) ここまで電化。海峡線との分岐
蟹田駅 (外ヶ浜町 旧蟹田町)
(蓬田村)
青森駅 (青森市)
>>4517
2023年10月
鉄道の復旧にこだわらないとする外ケ浜町と、あくまで復旧を望む今別町
【今別町総務企画課 太田和泉課長】
「自分で運転していて、小国峠を越えている。その怖さも知っている。そういった中で、はたして自動車交通で良いのか、といったところを疑問に思っている」
>>4785
JR津軽線・蟹田-三厩廃線合意
4787
:
OS5
:2024/05/29(水) 13:47:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/aff58fb65cddae0ecfbff099d968aa8c4035c20d
阿武隈急行の維持、議論進まず 福島県側は方針一致、宮城県側は態度保留
5/29(水) 12:13配信
福島民友新聞
経営が悪化する阿武隈急行。2025年3月までに経営改善策がまとまる予定だが、進展は見えない
経営が悪化する第三セクター・阿武隈急行(伊達市)の経営改善策を探る「阿武隈急行線在り方検討会」の進展が見えない。2025年3月までに改善策をまとめる予定だが、鉄道の維持を望むかどうかという根本的な問いに対し、宮城県側が態度を保留しているためだ。検討の遅れは車両更新の計画や次期予算編成にも直結しかねず、自治体からは焦りの声が漏れ始めた。(報道部・斉藤隼人)
来年3月までに
検討会で協議する8項目
検討会は福島、宮城両県や沿線5市町、学識経験者など約15の個人・団体で構成する。23年3月の初会合では、施設の維持管理と運行事業者を分ける「上下分離方式」の導入やバス転換の是非などを含む8項目について、25年3月までの2年間で順次、結論を取りまとめることを確認した。
検討すべき8項目は【表】の通りで、結論に至った項目はまだない。当初「2カ月に1回程度」とした会合は今年1月18日の第5回を最後に4カ月が過ぎた。報道機関への公開も初回のみで、議論は1年以上にわたって不透明な状態が続く。
複数の出席者によると、初期の会合では事業者が利用状況に関するデータなどを提示した。その後、阿武隈急行の存在意義について考えを整理するよう各自治体に「宿題」が出された。
「データ収集中」
福島県側は通学利用者が多いこともあり、県と沿線の福島、伊達両市は「鉄道維持」の方針で一致する。さらに学生らの利便性向上を念頭に、午前7時台の便数の充実など運行ダイヤの見直しも提案している。
一方の宮城県側は「本心の見えない自治体があり、深い議論まで進められていない」(宮城県側の関係者)という。昨年10月には村井嘉浩知事と住民との意見交換会を設けたが、明確な方針は定まらないままだ。
昨年の事業者調査では、宮城県柴田町の槻木―東船岡間の平日利用は上下とも1日700人台だった。福島市の福島―卸町間の1300人台と比べて少なく、鉄道の維持をためらう一因になっているとみられる。
宮城県地域交通政策課は福島民友新聞社の取材に「鉄道維持の是非を含め、あらゆる可能性を検討中だ」と説明。「現在は(鉄道、バス転換などの)輸送モードを比較、検討するため、費用などのデータを収集している」とした。
予算編成に影響
第6回会合は近く開催される見通しだが、担当者は「宮城県側の方向性を示す段階に至らないと思う」と明かす。来年3月の検討期限については「進めてみないと何とも言えない」とし、延長の可能性を示唆した。
各自治体の25年度予算編成は秋に本格化する。検討会で扱う項目には「鉄道かバスか」という大前提のほかに「(老朽化した)車両の更新数」もあり、議論の行方は必要な予算規模を大きく左右することになる。福島県生活交通課の担当者は「阿武隈急行は住民の日常生活にとって大切な路線だ」と強調。「経営は厳しく、議論が長引くほど自治体の負担も増す。方向性を決め、利用促進などを含む改善策を講じなければならない」と述べた。
◇
阿武隈急行 福島―槻木間の54.9キロを24駅で結び、福島県と宮城県が約4分の1ずつを出資する第三セクター鉄道。利用客は1995年度の325万人をピークに、2021年度は170万人と半数近くまで落ち込んだ。19年の東日本台風や21、22年の本県沖地震で被災するなど、度重なる復旧費も課題となっている。
福島民友新聞
4788
:
OS5
:2024/05/29(水) 15:09:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e834b18daa9734d4c1c23ee5c6257ffa5990a91
利用低迷の木次線、知事がJR西と協議へ…「廃止前提の議論応じない」「トカゲのしっぽ切り疑問」けん制も
5/29(水) 12:30配信
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読売新聞オンライン
JR西日本
JR木次(きすき)線出雲横田(島根県奥出雲町)―備後落合(広島県庄原市)間の利用状況が低迷している問題で、広島県の湯崎英彦知事は28日の定例記者会見で、同区間のあり方についてJR西日本と協議する考えを明らかにした。一方で「廃止前提の議論には応じない」と強調し、JR側をけん制した。
JR西日本山陰支社によると、同区間の2022年度の輸送密度(1キロ当たりの1日平均利用者数)は54人で、通勤や通学の利用はほぼないという。佐伯祥一支社長は23日の記者会見で「どういった交通体系が最適か沿線自治体に相談したい」と述べていた。
湯崎知事は、同社から相談の依頼を受けたことを明かし、「具体的な説明を聞いた上で島根県や庄原市とも議論したい」と話した。
その上で、広島、岡山両県の山間部を走るJR芸備線の一部区間の存廃を巡る協議が進行中である点に言及。「トカゲのしっぽ切りのように不採算路線のあり方を検討する動きに疑問を感じる。輸送量の多寡ではなく、地域にとって必要かどうかの視点を持ってほしい」と話した。
4789
:
OS5
:2024/05/29(水) 15:23:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1abf42c5e9a81db534d0fa62d8468e6671f58f2
木次線も地元と丁寧な合意形成を 斉藤国交相、JR西に指導の考え
5/24(金) 19:32配信
JR西日本が存廃問題に揺れる芸備線(岡山、広島県)に続き、同線とつながる木次線(広島、島根県)の利用低迷区間についても地元自治体と在り方を協議したいと表明したことを受け、斉藤鉄夫国土交通相は24日、「地元と丁寧な合意形成を図るようJR西に指導していく」との考えを示した。
閣議後の記者会見で、木次線を巡るJR西の見解について問われた斉藤国交相は「地域や利用者にとって最適な形で交通手段を維持確保していくことが重要。(JR西が)地域の関係者と真摯(しんし)に議論を行うことを期待する」と述べた。
JR西は芸備線の備中神代(新見市)―備後庄原(庄原市)を自社単独で維持するのは難しいとして、3月に全国で初めて設置された国の「再構築協議会」で沿線自治体と議論を進めている。同社山陰支社(鳥取県米子市)の佐伯祥一支社長は今月23日の会見で、同区間とつながる木次線出雲横田(島根県奥出雲町)―備後落合(庄原市)に関しても、廃止など特定の前提を置かず「地域の移動実態に応じた持続可能な交通体系を地元と相談したい」との意向を明らかにした。
4790
:
OS5
:2024/05/31(金) 17:17:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bb496d788a9f439aad9554e20206a93297a2c19
関西私鉄5社と大阪メトロを自由に乗り継げるQRコード切符「スルッとQRtto」…6月17日から
5/31(金) 11:52配信
読売新聞オンライン
鉄道とバスの事業者でつくる「スルッとKANSAI協議会」は30日、スマートフォンに表示したQRコードで乗車できるサービス「スルッと QRttoクルット 」を6月17日に開始すると発表した。関西の私鉄5社と大阪メトロが自由に乗り継げる大阪周遊パスや、一部の鉄道路線が乗り放題となる企画乗車券が利用できる。
周遊パスは大人用で、1日券(3300円)と2日券(5500円)の2種類。いずれも大阪メトロと大阪シティバスの全線、近畿日本鉄道、京阪電気鉄道、南海電気鉄道、阪急電鉄、阪神電気鉄道の一部路線が乗り放題となり、大阪城天守閣や梅田スカイビルの空中庭園展望台といった約40の観光施設にも入場できる。
大阪メトロと大阪シティバス、京阪、阪急各社の1日乗り放題券も発売する。専用サイト(
https://surutto-qrtto.com
)から購入するとQRコードがスマホに表示され、改札機にかざすと通過できる。
近鉄と南海はすでに自社サイトから企画乗車券が購入できるサービスを始めている。
4791
:
OS5
:2024/06/01(土) 09:06:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/971a0aea671c058d347d32c64e264c72181a22d3
阿武隈急行「維持」か「バス転換」か...宮城側が代替輸送本格検討へ
6/1(土) 7:58配信
福島民友新聞
経営が悪化する第三セクター・阿武隈急行(伊達市)を巡り、宮城県が鉄道からバス高速輸送システム(BRT)などの代替輸送に転換した場合の運行主体や設備投資、ルート案などについて、具体的な検討に入ることが31日、分かった。10月までに沿線自治体と意見を集約する方針。宮城県側は鉄道維持への賛否を示しておらず、検討次第で路線の在り方が大きく変わる可能性が出てきた。
経営改善策を探る「阿武隈急行線在り方検討会」が同日、福島市で開かれ、宮城県が明らかにした。
会合は非公開。複数の出席者によると、宮城県側区間の代替輸送について、同県は▽気動(ディーゼル)車▽BRT▽バス▽BRTとバスの併用―の4案を提示。〈1〉運行主体〈2〉運行ルート〈3〉運行ダイヤ〈4〉設備投資〈5〉まちづくりに与える影響〈6〉移行想定時期―などを検討し、鉄道を維持した場合と比較する考えを示した。
BRTやバス転換に関しては、新会社の設立や新駅設置なども検討対象になるもようだ。今後10年程度の沿線人口を加味した需要見込みや、自治体の財政負担額も推計するとみられる。宮城県側区間はあぶくま(丸森町)―槻木(柴田町)駅間を含む28.1キロ。
宮城県地域交通政策課は福島民友新聞社の取材に「あらゆる輸送モードについて客観的データを集め、秋をめどに一定の資料を作成する」と述べた。
阿武隈急行は福島―槻木駅を結ぶ54.9キロの区間。福島県側は通学や通勤の利用が比較的多く、県と沿線の福島、伊達両市は「鉄道維持」の方針で一致、利用促進の強化を提案している。
BRTはバスを専用道や優先レーンで走らせる仕組みで、東北では東日本大震災で被災した気仙沼線と大船渡線の一部区間の復旧にJR東日本が採用した。
福島民友新聞社
4792
:
OS5
:2024/06/04(火) 17:58:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf95a91a39c8ffba8daf2f6f05f23c135e749e53
「スーパーはくと」に代わる新車両導入検討…特急利用増で4年ぶり黒字の智頭急行
6/4(火) 11:51配信
読売新聞オンライン
スーパーはくと(2023年12月25日、鳥取県智頭町で)
鳥取県が筆頭株主を務める第3セクター「智頭急行」の株主総会が3日、鳥取市内であり、2023年度決算を承認した。営業収益から営業費用を差し引いた営業損益は8100万円で、4年ぶりの黒字となった。
鳥取県
営業収益は24億7000万円(前年度比12.1%増)で、うち旅客収入は11億5600万円(同27%増)、JR西日本から支払われる特急車両使用料などの運輸雑収は13億1400万円(同1.6%増)だった。営業費用は軽油高騰の影響の一方、新規投資を抑えて23億8900万円(同2%増)だった。
特急の輸送人員は72万8020人(同28.6%増)でインバウンド(訪日外国人客)など利用客が大幅に回復した。一方、普通列車は19万4050人(同2.3%減)で通学利用が減ったという。
また西尾浩一社長は、老朽化が進む特急「スーパーはくと」に代わる新車両の導入を検討していることを明らかにした。ハイブリッド車が候補で早ければ4、5年後を見込んでいる。共同運行しているJR西日本と協議しており、運行台数など詳細は今後詰める。
4793
:
OS5
:2024/06/04(火) 17:59:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d4d65e5dfd4a348638a143257bb6fdc0305886d
スーパーはくと車両更新へ 開業から30年、5年程度先の導入目指す 智頭急行
6/3(月) 19:01配信
山陰中央新報
スーパーはくと
智頭急行(鳥取県智頭町智頭)の西尾浩一社長が3日、看板列車の特急スーパーはくと(京都ー倉吉間)の車両更新構想を明らかにした。開業から30年を迎えて老朽化しており、新型車両でより快適な旅を提供する。共同運行するJR西日本と協議に入っており、5年程度先の導入を目指す。
同日、鳥取市内で開いた定時株主総会で報告した。
鳥取県などが出資する第三セクターの同社は1994年12月に開業した。スーパーはくとは大阪ー鳥取間を2時間半で結ぶ速さが売り。2023年度は53万2573人が利用した。
車両は34両あり、5両編成を基本に運用している。乗車率が平均40%程度であるのを踏まえ、編成を見直すなどして新型車両の数は絞る。どんな車両にするか、JRと協議を進めており、JRにも車両使用料として導入費を一部負担してもらう。
23年度の輸送人員は、スーパーいなば(岡山ー鳥取間)を含む特急列車が前年度比28・6%増の72万8020人、普通列車は2・3%減の19万4050人。いずれも新型コロナウイルス禍前の19年度の水準には戻っていない。
23年度決算は、売上高に当たる営業収益が12・1%増の24億7100万円。当期純利益は1億6300万円(前年度は800万円の当期純損失)で、4年ぶりの黒字となった。
4794
:
OS5
:2024/06/05(水) 05:04:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f43e62af5637194051f99c7b4cfa20579c8ffeb
全国交通系ICカードは止めます──熊本市のバス、市電が苦渋の決断 市長「同様の自治体が出てくるのでは」
6/4(火) 16:15配信
ITmedia NEWS
熊本市の大西一史市長(市長の公式Xより)
熊本県内を運行する路線バスでは、12月中旬にも「Suica」などの全国交通系ICカードが使えなくなる。原因は、読み取り機器の更新費用が高価で見合わないこと。熊本市の大西一史市長は、同市が「交通系ICカードから離脱する全国初の自治体になった」と話す。
市内を運行する九州産交バスなど5社で構成する共同経営推進室は、決済手段としての全国交通系ICカードを停止し、代わりにクレジットカードなどのタッチ決済を2025年3月ごろまでに導入する方針を示した。QRコード決済の採用も検討中だが、これにより既存機器の更新に比べると更新コストは約半分に圧縮できるという。
市電を運営する熊本電鉄も1年遅れて26年4月から、同様の決済方法に移行する。交通系ICカードは、JRとの乗り換えがスムーズで、観光客の需要もあり、23年度に実施した利用者アンケートでは全体の51%の人が使っていたという。
5月末の会見で大西市長は「交通事業者は苦渋の決断だったと思う。更新コストが12億円以上かかる。3両編成の市電が3編成買える値段で、これを負担すると経営が非常に厳しくなる」と説明。その上で「あえて申し上げるとすれば、更新費用だけに12億円以上も掛かるというのは一体どういうことか。大都市のシステム維持のために地方にこれだけしわ寄せがくる」と不満をぶちまけた。
更新費用が負担できない、もう1つの要因は、市バスなどで交通系ICカードを新たに導入する時には国の補助が出るものの、更新時には出ないことだという。大西市長は「今後、更新や費用負担の問題で、同様に断念せざるを得ない自治体が出てくるのではないか。果たして持続可能なシステムなのか、国としてもいろいろ考える時期がきているのではないか」と指摘している。
ITmedia NEWS
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:
OS5
:2024/06/06(木) 16:41:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/e68d628f35679409685e369839e64d1deeba21df
福島駅で「アプローチ線」姿現す 東北・山形新幹線が合流
6/6(木) 14:50配信
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コメント12件
共同通信
福島駅の新幹線アプローチ線
JR福島駅で、東北新幹線と山形新幹線が合流する「アプローチ線」を新設する工事が進み、ループ状の姿を現した。2026年度末に使用開始予定。
福島駅では、東北新幹線「やまびこ」と山形新幹線「つばさ」が分離・連結する。現在は下り・上りとも西側の同じホームを使っており、山形方面と結ぶアプローチ線1本を共用している。
連結して東京から来る下りの「やまびこ・つばさ」は、福島駅で分離後にそれぞれ仙台・山形方面に向かう。
一方、上りの場合は東北新幹線が、下り線をまたいで西側のホームに入り、つばさと連結。その後、また上り線に戻る必要がある。下りと上りの「平面交差」が2度発生するためダイヤ編成に制約が生じる上、トラブルが起きた時の復旧も時間がかかるという課題がある。
このためJR東日本は、上りも山形新幹線が福島駅東側の上り線ホームに入る新たなアプローチ線を造り、東北新幹線とつなぐことで、平面交差をなくす。工事費用は約130億円。
山形新幹線は今年3月、新型車両「E8系」が投入された。
4796
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OS5
:2024/06/10(月) 08:38:45
https://tabiris.com/archives/naritashineki/
成田空港新駅はどこになる? 2030年代前半に開業、東成田駅は存置か
成田空港駅と空港第2ビル駅を集約へ
2024年6月7日
成田空港の新駅が2030年代前半に開業しそうです。空港会社が新ターミナル建設スケジュールを示しました。どこに作られるのでしょうか。
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「新しい成田空港」
成田空港には滑走路新設や延伸計画があり、現在、3つに分かれている旅客ターミナルを1つの新しい旅客ターミナルに段階的に集約する構想を掲げています。
これについて議論する有識者会議「新しい成田空港」構想検討会が、2024年6月6日に開かれました。
会議は非公開でしたが、報道によりますと、成田空港国際会社(NAA)は、新旅客ターミナルを段階的に整備する案を提示。「フェーズ1」では、新旅客ターミナルの半分を整備して開業します。
この際、第1旅客ターミナルや現成田空港駅は廃止し、新ターミナルに新駅を設置します。
新しい成田空港
画像:NAA
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2030年代後半までに完成へ
フェーズ1を完了後、新旅客ターミナルを増築する「フェーズ2」に入ります。フェーズ2では、第2、第3旅客ターミナルの機能を新旅客ターミナルに移設して集約します。移設・集約が完了すると、現空港第2ビル駅は廃止されます。
さらに、旅客需要などに応じて、現在の第1ターミナル跡地に増築を検討します。これが「フェーズ3」です。
成田空港会社によると、「フェーズ1」が2030年代前半までに実施し、「フェーズ2」が2030年代後半になるそうです。
新しい成田空港
画2像NAA
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新駅の位置は?
では、新ターミナル開業により、鉄道線はどう変わるのでしょうか。
構想を聞く限り、現在の空港第二ビル駅の先でカーブしている線路を、直線方向に分岐させる考え方のようです。つまり、新駅は、現空港第2ビル駅の700〜800mほど南東側、ということになるのでしょう。下図は筆者による推定です。
成田空港新駅
画像:地理院地図を加工
この形の場合、集約するのは「成田空港駅」と「空港第2ビル駅」の2駅のみとなります。
気になるのは「東成田駅」ですが、集約する場合は、芝山鉄道線を新駅に乗り入れさせる必要があります。線形的に不可能ではなさそうですが、大工事になりますので、それはせず、同線の発着は東成田駅のままとする可能性もありそうです。その場合、東成田駅は存置されます。
京成スカイアクセス線やJR成田線の単線区間の問題については、新駅とは直接関係ないので、別途協議される話になりそうです。(鎌倉淳)
4797
:
OS5
:2024/06/11(火) 14:14:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/1972f653de696e1c0af981c03c6e5ab1897801e8
北陸新幹線に接続のJR大糸線を“増便” 臨時バス、初日は客まばら
6/11(火) 14:07配信
毎日新聞
糸魚川駅を出発する大糸線の臨時増設バス=新潟県糸魚川市で2024年6月1日午前11時58分、神崎修一撮影
利用が低迷するJR大糸線の活性化を図ろうと、白馬(長野県白馬村)―糸魚川(新潟県糸魚川市)間で1日から、臨時バスの運行が始まった。大糸線と北陸新幹線の接続が不便な時間帯にバスを運行して“増便”を図る狙い。ただ初日は利用客はまばらで、利用客への周知が課題になりそうだ。【神崎修一】
「我々としてできる精いっぱいの取り組み。地域の活性化につなげたい。その上で持続可能な方策について、地域と議論を進める過程にしたい」。JR西日本金沢支社地域共生室の鹿野剛史室長は取材に、増便バスの狙いをこう説明した。増便バスは、沿線自治体やJR西などでつくる「大糸線活性化協議会」が運営する。
JR大糸線は松本(長野県松本市)と糸魚川を結ぶローカル線。長野側は、城下町の松本市や北アルプスの玄関口である大町市などの観光地を抱え、新宿から特急が直通し、外国人観光客でにぎわう。一方、新潟側は県境の険しい山岳地帯が続き、気動車が1日9往復するのみ。路線の雰囲気は南北で大きく異なる。
JR西が公表した2022年度の南小谷―糸魚川間の輸送密度(1キロあたり1日平均乗客数)は108人と、利用状況は厳しい。国鉄民営化の87年度比では約9割も減っており、JR西が地元と存廃を協議する目安の「2000人未満」を大幅に下回っている。
全国的に地方鉄道の再編を巡る議論が加速しているが、利用低迷には大糸線特有の要因もあった。新幹線との接続が不便で、糸魚川での乗り換えに1時間以上待つ時間帯もあり、南小谷―糸魚川間は線路が一つの単線区間で、列車の本数を増やしづらい状況にある。
そんな中、長野や新潟両県、沿線自治体でつくる大糸線活性化協議会で活性化策を模索してきた。決まったのが増便バスの運行。大糸線と並行する国道148号をバスが走り、各駅前に停車しながら白馬―糸魚川間を1時間15分程度で結ぶ。25年3月まで毎日運行し、鉄道と同じ料金で乗車できる。
また増便バスは新幹線への乗り換えが短時間になるようダイヤが工夫された。事業費は約1億2500万円。国の補助のほか、両県、沿線自治体、JR西が負担する。各駅の乗降客数を調べるとともに、乗客へのアンケートも実施。増便バスの効果を検証し、路線の活性化に生かす考えだ。
今後は利用客への宣伝が課題になりそうだ。1日の糸魚川からの2便(午前11時55分発)は、出発時に確認できた乗客はJR西の関係者を除くと1人。JR西によると、白馬から糸魚川への1便(午前8時半発)には4人の乗車があったという。糸魚川市都市政策課の内山俊洋課長は「これからグリーンシーズンが本格化し、大勢訪れる時期になる。増便バスで地域の魅力を楽しんで頂けるようにしたい」と述べ、利用客への周知に力を入れることを強調した。
◇大糸線増便バスのダイヤ
白馬発 糸魚川着 糸魚川発 白馬着
8時30分→9時46分 11時55分→13時11分
13時40分→14時56分 15時45分→17時1分
17時10分→18時26分 17時55分→19時11分
19時30分→20時46分 21時30分→22時46分
4798
:
OS5
:2024/06/11(火) 20:57:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5355a29a2ab98e229a87789b7b5f2f9c1ab5be3
骨太方針にリニア全線開業「最速2037年」明記 関西の財界・鉄道業界高評価、都市開発加速
6/11(火) 20:00配信
産経新聞
11日に示された「骨太方針」原案には、リニア中央新幹線の全線開業時期として「最速令和19年」が明記された。関西では全線開業により、他の経済圏との交流が活発化し、リニアの乗り入れが想定される新大阪駅を軸とした鉄道網整備や都市開発が加速する期待が高いことから、地元財界や鉄道業界は原案を歓迎。大規模災害に備え、東京と大阪をつなぐ路線の強化も利点として挙げる。
「リニアの計画は確実に進んでいる。関係自治体と経済界が一体となり建設促進に努めたことが大きい」。関西財界の幹部はこう述べ、全線開業を待ち望んだ。
関西経済連合会は経済活性化などの観点から早期の全線開業を訴え、平成26年に大阪府市などと「全線同時開業推進協議会」を設立。機運醸成や国への要望などの活動を展開し、大阪延伸の最大8年前倒し決定につなげた経緯もあり、全線開業を〝悲願〟としている。
関西の鉄道業界も骨太原案を高く評価。大手私鉄関係者は「リニアは品川から名古屋止まりになる恐れもあった。大阪までの全線開業の見通しが立ち、その時期が示されたことには大きな意味がある」と話す。
鉄道業界の受け止めの背景には、関西のアクセス拠点として新大阪の重要性が高まっていることがある。令和13年に大阪都心を南北に走る新線「なにわ筋線」が開業し、新大阪―関西国際空港間のアクセスが向上する。同ルートはJR西日本と南海電気鉄道が一部を共用し、阪急電鉄も大阪-新大阪間の連絡線を計画。リニア全線開業は、鉄道各社が新大阪に接続する意義を高める。
新大阪周辺は4年に、規制緩和や税制面で優遇措置を受けられる政府の「都市再生緊急整備地域」に指定された。今年3月には地権者や大手不動産、ゼネコンが協議会を立ち上げており、リニア開業の目標が明確になることで、再開発の機運がさらに高まりそうだ。
国土強靭(きょうじん)化の観点から有用との見方もある。私鉄関係者は「リニアと東海道新幹線で、東京―大阪間の鉄道ルートを二重化できる。大災害に備えて、東京と大阪の2大都市をつなぐ路線を強化することは重要」とした。(黒川信雄、井上浩平)
4799
:
OS5
:2024/06/14(金) 11:11:21
977 :OS5 :2024/06/14(金) 11:10:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9f6b62a04ab917d99a7538a5de8edd3b5056de6
米原26人、小浜4人 県議会「再考決議」可決へ 北陸新幹線ルート・県議アンケート
6/14(金) 8:02配信
北國新聞社
●米原派65%「工期短く、現実的」
北陸新幹線敦賀以西の整備に関し、北國新聞社は石川県議40人を対象に「望ましい延伸ルート」を尋ねるアンケートを行い、全体の65%に当たる26人が「米原」と答えた。現行の「小浜」は4人、「どちらでもない」が7人、回答なしが3人だった。自民党県連は13日の役員会で、米原ルートへの再考を国に求める決議案を県議会6月定例会に提出する方針を決めた。20日の最終日に賛成多数で可決される見通しで、馳浩知事のスタンスにどう影響を与えるかが焦点となる。
アンケートには「一身上の都合」で6月定例会を欠席している中村勲県議(自民)を除く40人が回答した。
会派別の内訳は、中村氏を除いて30人の自民が米原23人、小浜4人で、3人は無回答だった。米原を選んだ顔ぶれはベテランから若手まで幅広く、北陸新幹線の沿線地域だけでなく、能登を地盤とする県議も目立った。
米原を推す理由については「小浜は巨額の建設費負担などで京都から着工の理解を得られにくい」「米原の方が想定工期が短く、現実的だ」との回答が多かった。
小浜を支持した4人は、いずれも2016年に与党が小浜で合意しているとし、「現行ルートを堅持すべきだ」と主張した。
第2会派・未来石川の6人は、全員が「どちらでもない」を選び、「政府の判断で決めるべきだ」と主張した。公明の2人は「米原」、共産の1人は「どちらでもない」、参政の1人は「米原」とした。
●能美、加賀市議会も
敦賀以西のルートをめぐっては、昨年12月に小松市議会が賛成多数で米原ルートの採用を求める決議を行ったほか、能美、加賀両市議会でも、6月定例会で同様の決議案が提出される見通しで、いずれも可決される可能性が大きい。
4800
:
OS5
:2024/06/14(金) 12:00:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/53d6be4409486c0698c57cd5e8ea6eb2fa7a603e
九州新幹線長崎ルート 19日に与党検討委員会 開催は約半年ぶり
6/14(金) 10:15配信
長崎新聞
九州新幹線長崎ルートの未着工区間(新鳥栖-武雄温泉)の整備方式を議論する与党検討委員会が19日に開かれることが13日、関係者への取材で分かった。長崎、佐賀両県とJR九州の3者トップが意見交換した最近の動きなどを議題とする予定。検討委の開催は昨年12月6日以来、約半年ぶりとなる。
前回は国土交通省に対し、佐賀県と協議して1月に報告するよう要請した。これを受け、同省幹部と佐賀県の南里隆副知事は昨年末に協議。佐賀県は整備の在り方で、長崎、佐賀両県が「地元合意」を図る必要があると主張した。しかし、その後は党派閥の政治資金事件の影響もあり検討委が開かれていなかった。
この間、佐賀県の山口祥義知事の呼びかけで、本県の大石賢吾知事とJR九州の古宮洋二社長の3者が5月13日に面会。「地元合意」について意見を交わしたが進展はなく、大石氏は国を交えた4者協議の必要性を訴えた。国も4者協議を提案したが、佐賀県は否定している。
検討委では現状や今後の方針などを議論するとみられる。
4801
:
とはずがたり
:2024/06/14(金) 20:53:16
新幹線敦賀以西、米原に切り替えるべき 自民県連会長代行・米原氏 富山新聞社インタビュー
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7342b931e088da4fd5e4e8b92b92b3836317fcf?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20240503&ctg=loc&bt=tw_up
5/3(金) 8:01配信
北國新聞社
米原ルートへの見直しを訴える米原氏=県議会
●北陸の経済界で議論を
北陸新幹線敦賀以西について、富山県内からも現行ルートの見直し論が出てきた。自民党富山県連会長代行の米原蕃県議は富山新聞の単独インタビューに応じ、小浜ルートは距離や財源など課題が多いと指摘し、「小浜だとできない。米原ルートが現実的。切り替えるべきだ」との意向を明らかにした。能登半島地震後、石川県内で米原ルートへの転換を求める声が相次ぐなか、富山の重鎮県議からも同調する声が上がったことで、一刻も早い大阪延伸に向け、ルート見直しの動きが広がりそうだ。
米原氏は、現職の県議で最多の当選10回を重ね、自民党県連で強い影響力を持つ。一方で、富山経済同友会の代表幹事をかつて務めるなど経済人としても顔が広く、「富山県議会のドン」(関係者)と目されている。
●早く通すのが大事
米原氏は取材に対し、北陸新幹線の構想は1965(昭和40)年に金沢で開かれた一日内閣で砺波商工会議所の岩川毅会頭が「北回り新幹線」を提唱したことが始まりだったとし、「今こそ原点に返って、米原経由の先行開業を考えなければいけない。とにかく早く通すことが大事だ」と語った。
石川県内では、ベテラン県議、沿線市長に続き、4月26日には金沢経済同友会が、災害時の輸送ルートの確保、建設費の高騰、京都府内の共産党やその他の根強い反対勢力の動きなどを理由に、現行の小浜ルートから米原ルートに切り替えるよう主張している。
●小浜だとできない
これに、米原氏は「よく言ってくれた。米原ルートは理屈に合った極めて現実的な話だ」と賛意を示した上で、「小浜は大変な思いをして原発立地に協力し、役割を果たしているのは分かる。でも小浜にこだわっていたらいつまでたってもできない。何十年も敦賀止まりという訳にはいかない」と見直しの必要性を訴えた。「米原から関空に入るルートを地元負担なしで延伸すれば関西も北陸も、お互いにいい関係になれる」とも提案した。
さらに、米原氏は、北陸新幹線延伸では北陸の経済界が力を合わせてきた歴史があり、北陸経済連合会で合意形成することが突破口になるとし、「北陸三県の経済にとっても早く関西圏と結ぶことが大事だ。北経連も軌道修正すべきだ」と指摘した。
新田八朗知事が小浜ルート実現に努める姿勢を示していることについては「県内は既に開業し、声を出しにくいのは分かるし、知事一人でできる話ではないが、決断して変化を起こすことは政治家の役割だと思う」と述べた。
●福村・石川県議「渡りに船」 隣県連携に意欲
富山の米原県議が米原ルート転換を求めたことに対し、かねて米原案を主張していた石川の福村章県議は「私の考えと全く同じだ。渡りに船であり、十分に連携を取りながら再議論を促していきたい」と歓迎した。
福村氏は12期、米原氏は10期と石川、富山県議会でそれぞれ最多当選の議員。福村氏は「米原さんは経済人でもあり、早く新幹線を大阪につなぐ重要性をよく理解しておられるのだろう。近々米原さんに会って米原ルートの話をしたい」と語った。
新幹線の停車駅がある小松市の宮橋勝栄、加賀市の宮元陸両市長は4月30日、金沢市で開かれた馳浩石川県知事との懇談の場で米原ルートへの再考を訴えた。金沢経済同友会も同26日、小浜ルートの実現は困難とし、米原ルートの再考を提言した。
福村氏はこうした動きを挙げながら「石川県内をしっかり固め、他県へも運動を波及させたい」と意気込んだ。
敦賀以西の延伸を巡っては、森喜朗元首相も1月に都内で開かれた会合で「米原から京都、大阪をつなぎ、さらに関西国際空港まで伸ばすのが望ましい」と持論を述べている。
石川県議会は15年10月に米原ルートの実現を目指す決議を可決したが、16年12月に「米原」「舞鶴」を含む3案の中で北陸から新大阪までの所要時間が最も短く、料金の安さが決め手となり、小浜ルートで決まった経緯がある。
記事に関する報告
4802
:
とはずがたり
:2024/06/14(金) 20:54:37
京都で米原ルート求める声 小浜なら「メリットない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fc5b7a1ec0a7b57e8fabf3ec836c265796a951a?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20240512&ctg=loc&bt=tw_up
5/12(日) 8:02配信
北國新聞社
●自民府議、原生林影響や工費懸念
北陸新幹線敦賀以西の整備を巡り、現行の「小浜ルート」から「米原ルート」への再考を求める声が京都府で強まっている。小浜ルートは巨額の工費や環境への影響が懸念されるためだ。とりわけ駅ができない京都北部への恩恵は薄く、地元の自民府議は「米原ルートが現実的」と強調する。「米原」「小浜」で主張が入り乱れる中、このまま「敦賀止まり」が長期化すれば北陸と関西の双方にとってマイナスだとする指摘もあり、議論の促進が望まれる。(政治部・作内祥平)
●国定公園突っ切る
2016年に与党が合意した小浜ルートは、敦賀駅から小浜市を経由し、京都駅まで南下する。福井県境を越えて京都府に入ると、長いトンネル区間が続く想定で、国内有数の原生林「芦生(あしう)の森」を含む京都丹波高原国定公園を突っ切っていく。ここは多様な生物が生息する京大の研究林でもある。
「北陸の人には伝わりにくいかもしれないが、『芦生の森』は自然が大切に守られている地域。子どもの頃から、そんな感覚で接してきた場所だ」。京都府北部の綾部市を地盤とする自民党の四方(しかた)源太郎府議(50)=4期=は「芦生の森」の重要性を示しながら、小浜ルートの問題点を次々に挙げていった。
綾部市は小浜ルート沿線ではないが、綾部を流れる由良川の水源は「芦生の森」周辺とされる。つまり、新幹線が「芦生の森」を突っ切れば、京都府北部を代表する清流である由良川の環境が損なわれる恐れがあるというのだ。
四方氏は、リニア新幹線にからみ大井川の流量減少を懸念していた前静岡県知事の川勝平太氏を引き合いに「川勝さんじゃないけれど、綾部の生活を支える水が減ったり、出なくなったりしたら、たまったもんじゃない」と訴える。
「水問題」は京都市内にも横たわる。路線の8割がトンネルとなる小浜ルートは京都駅周辺で地下深くを通るため、豊富な地下水にどう影響するか分からない。酒どころとして有名な伏見区の酒造りのほか、染め物、和菓子、豆腐など水が不可欠な京都市の産業は多岐にわたる。
平安京以来の歴史が積み重なった京都市で地下工事をすれば、埋蔵文化財を壊す恐れもある。京都市議会で強い勢力を持つ共産党や、そのほかにも新幹線に反対する人々がいる。
●ラスボスの問題
四方氏は「芦生の森」が「問題の入り口」だとすれば、京都市の問題は「ラスボス」だと表現する。ラスボスとは、物語の最終局面で主人公が戦う「最後のボス=ラストのボス」のこと。小浜ルートを実現するには、解決すべき課題がいくつもあるというのである。
小浜ルートの建設費が2兆1千億円から上振れするとみられることも懸念ポイントだとし「綾部市以北の府民30万人にとってデメリットしかない。トンネルの建設残土を処理する業者が少し潤うぐらいで、メリットはほぼ皆無だ」と強調した。小浜ルートの建設費は3兆円規模に膨れ上がるとの見方もある。さらに延伸先の新大阪駅周辺は都市部かつ軟弱地盤であり、難工事が予想される。
一方、建設費5900億円と試算された米原ルートに課題が少ないかと言えば、そうとも言い切れない。米原を擁する滋賀県の三日月大造知事は現在、与党合意がなされた小浜ルートでの早期整備を進める立場だ。小浜ルートをひっくり返すのは並大抵のことではない。
米原ルートではJR東海が運行する東海道新幹線に接続するため、北陸新幹線を運行するJR西日本にとっては運賃収入の観点からマイナスとされる。経営にシビアなJR西がそう簡単に米原ルートをOKするとも考えにくい。
ただ、小浜から米原へのルート変更で生じる課題について四方氏は、解決可能との見方を示す。米原ルートに変更されれば米原が重要な交通結節点となるため、滋賀側にも「大きなメリットがある」というのだ。JR西の収益面の課題も、協議と調整次第でクリアできる可能性がある。
一方で四方氏は、小浜ルートが水源など自然環境に影響を及ぼしかねない点について「お金だけでどうにかなるもんじゃない」と指摘する。
京都府選出の西田昌司参院議員(自民)は小浜ルートを推すが、四方氏は「京都で北陸新幹線の話を持ち出したら票が減る。来年、選挙を控える西田氏はこの問題をどう扱うのだろう」とも語った。
4803
:
とはずがたり
:2024/06/14(金) 20:54:58
>>4802
●無理強いは「失礼」
京都府内で小浜ルートに反発が出ていることについて、小松市選出の福村章県議(自民)は「京都に何のメリットもないのだから当然だ。小浜ルートを無理強いすることは京都に対して失礼に当たる」と話す。
石川県内では昨年12月、小松市議会が米原ルートへの再考を求めることを決議した。3月16日の北陸新幹線敦賀延伸の式典ではJR西の長谷川一明社長も出席する中、宮元陸加賀市長が公然と米原への転換を主張した。4月には宮橋勝栄小松市長や金沢経済同友会も米原ルートを訴えた。
南加賀を中心にルート議論が再燃する一方、馳浩知事は今月8日の記者会見で「与党で合意した小浜ルートを一日でも早く実現するため(財源や地元負担などの)課題を解決する必要がある」と述べ、小浜ルートでの早期整備を求める姿勢を示した。
富山県では、新田八朗知事が9日の会見で「馳浩知事と私は(北陸新幹線建設促進同盟会長の)杉本達治福井県知事を東から押していく立場だ」と語った。
一方で「富山県議会のドン」と目される米原(よねはら)蕃県議(自民)は「米原ルートが現実的。切り替えるべきだ」と声を上げた。
「石川県議会最長老」の福村県議は「行政、議会、経済界を巻き込んで米原ルートの機運を高めたい」と意気込んでいる。
●あくまで現行ルート 福井県
現行の小浜ルートでの全線開業を強く訴え、早期整備を求めるのは福井県だ。8日、福井県庁を訪ねた小浜市の松崎晃治市長に対し、杉本知事は「大変な議論を経て決まったルート。政府に年末の予算編成で着工事業費を持ってもらうことを目指す」と強調した。
松崎市長は杉本知事に対し「ようやく環境影響評価(アセスメント)の現地調査が終わった。本年度が最も大事な時期。県と市が一体になって要望活動を行わなければならない」と呼び掛けた。
福井県では、小浜など嶺南地域を地盤とする自民党の高木毅衆院議員が派閥の政治資金問題で党員資格停止となり、北陸新幹線の大阪延伸を議論する与党整備委員長のポストを外れた。
小浜ルートを推進する中核だった高木氏が欠けたことは、福井県にとって痛手と言える。年内にも予想される衆院解散・総選挙は、高木氏にとって大逆風での戦いになるとの声もあり、選挙結果が延伸議論に影響する可能性もある。
●「小浜」と「米原」違いは?
「小浜ルート」は敦賀駅から小浜市付近の新駅を通って南下し、京都駅を経由して新大阪駅に達する。敦賀からの延長は143キロで整備費は2兆1千億円とされる。
一方、「米原ルート」は敦賀駅から南下して米原につなぎ、延長50キロで整備費5900億円と試算されている。
2016年の国土交通省の試算では、金沢―新大阪の所要時間と運賃は小浜ルートが1時間19分と8740円、米原ルートは1時間41分と1万1190円だった。米原ルートは米原駅で東海道新幹線に乗り換える必要があるため所要時間が長くなるとされたが、将来的に東海道新幹線への乗り入れが可能になるとの見方もある。
4804
:
とはずがたり
:2024/06/14(金) 20:59:01
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1023448/
特急すずらん利用低迷 全席指定化、使い勝手悪く
工藤雄高
有料記事
2024年6月11日 20:29(6月12日 12:14更新)
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JR北海道
JR北海道
札幌と東室蘭・室蘭間を結ぶ特急すずらんの利用が低迷している。JR北海道によると、5月のすずらんの利用者は前年同月比2割減となり、堅調な他の特急と対照的だ。3月のダイヤ改正による指定席化で割安感が薄れ、普通列車やバスに客が流れたのが一因とみられる。綿貫泰之社長は11日の記者会見で、すずらんの利便性向上を検討する考えを示した。
JRはダイヤ改正で、北斗(札幌―函館)やすずらんなど4特急の自由席を廃止し全席指定席にした。すずらんは当日購入可能だった割安な自由席の往復切符(5230円)が廃止になったため、当日に往復で指定席を正規料金(1万440円)で買った場合は改正前の2倍に。インターネット予約サイト「えきねっと」で購入すれば最安片道2860円まで下がるが、14日前までの予約が必要など使い勝手は劣る。
すずらんは札幌―東室蘭間を約1時間半で結ぶものの、所要時間が長い普通・快速列車(片道2860円)や都市間バス(同2500円)と競合。帯広・釧路方面や旭川方面の特急が前年同月を上回ったのに対し、5月のすずらん利用者は前年同月の8割程度にとどまった。
JRが11日発表した5月の特急列車利用状況によると、北斗やすずらんが走る東室蘭―苫小牧間は前年同月比3.9%減と3カ月連続で前年同月を下回った。
綿貫氏は「すずらんに乗ってもらうための対策はこれから検討していく」と説明。見直し時期などには言及しなかったが「安くご利用というニーズが強いのであれば、特急でなくてもいいと思う」とも述べ、運行形態の変更に含みを持たせた。...
4805
:
とはずがたり
:2024/06/14(金) 21:00:23
特急大雪の快速化検討 25年3月にJR北海道 乗客数低迷、コスト減へ
有料記事
2024年6月7日 0:00(6月7日 8:08更新)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1021592/
JR北海道が来年3月のダイヤ改正で、石北線旭川―網走間を1日2往復している特急「大雪」を快速列車に切り替える方向で検討していることが分かった。マイカー利用増加や都市間バスとの競争によって乗客数が低迷する中、ワンマン運転の快速化で要員を減らすなどしてコスト削減を狙う。...
4806
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OS5
:2024/06/15(土) 18:54:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6ff19fbc70b33f15e9850538d7a424f86a1e281
北陸新幹線「小浜経由は金科玉条か」 敦賀開業3カ月「米原ルート」の再考求める動き
6/14(金) 17:47配信
産経新聞
敦賀駅を発車する北陸新幹線の東京行き一番列車「かがやき502号」=福井県敦賀市(恵守乾撮影)
北陸新幹線金沢-敦賀間の延伸開業から16日で3カ月となる。首都圏方面からの利用は好調なものの、北陸への直通特急が廃止された関西方面からの移動は伸び悩む。国は8年前に決定した「小浜・京都ルート」を早期に着工し、敦賀-大阪間の延伸を急ぎたい考えだが、工事に対する地元の反発などで開業が後ろ倒しとなる懸念から、「米原ルート」の再考を求める声も上がっている。
【地図で見る】北陸新幹線 大阪延伸ルート
「地方創生の推進や日本経済の再生のためにも国が責任を持って一日も早く前進させるべきだ」
北信越5県の44市でつくる連絡協議会は5月17日、富山市内で会合を開き、大阪への早期延伸を国に求める決議を採択した。3月の金沢-敦賀間の新幹線開業で、大阪・京都方面からの直通特急が廃止され、関西方面との往来が落ち込むことへの危機感が背景にある。
JR西日本によると、4〜5月の大型連休中、富山以東の糸魚川(新潟)-上越妙高(同)間の利用客は前年比14%増の35万6千人。一方、新たに在来線と新幹線の乗換駅となった敦賀と京都を結ぶ特急の利用客は同10%減の19・8万人だった。
北陸新幹線の敦賀以西は平成28年12月、福井・小浜から京都を経由し新大阪駅に至る「小浜・京都ルート」に決まった。
ただ、環境影響評価が遅れ、トンネル工事による地下水への影響や残土処理への不安などが京都府内で高まり、採算性や並行在来線の経営分離についての沿線自治体の同意、といった着工に必要な「5条件」を満たすための議論も本格化していない。
歴史的に関西方面とのゆかりが深い加賀温泉の地元、石川県加賀市の宮元陸市長は、「政府、与党の決定が金科玉条になっている」と批判。いったんついえた「米原ルート」の再考を訴える。
国の8年前の試算などによると、小浜・京都ルートは約140キロで建設費は約2兆1千億円。一方、敦賀から約50キロ南の米原(滋賀)で東海道新幹線と接続する米原ルートは建設費が3分の1以下の約6千億円で、工期は小浜経由よりも5年短い10年とされた。
米原ルートを推す動きは石川県南部で広がりを見せるが、営業主体となるJR西はルート変更には消極的だ。
運行システム上の課題などから、東海道新幹線への乗り入れには困難が伴うとされる。JR西の長谷川一明社長は5月24日の会見で「すでに議論があってルートは確定している。違うルートはもうない」と述べ、小浜・京都ルートの早期着工を望む姿勢を改めて明らかにした。
4807
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OS5
:2024/06/15(土) 18:55:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/953c5e07d792d3613061b5181990c941b4569081
半世紀「塩漬け」状態だった四国新幹線 瀬戸大橋経由で一致した「岡山ルート」の行方
6/15(土) 10:00配信
産経新聞
記者会見で署名活動の開始を発表する後藤田正純徳島県知事(手前)ら四国新幹線整備促進期成会のメンバー=高知県本山町(前川康二撮影)
基本計画策定から半世紀以上実現していない「四国新幹線」の誘致に向けた取り組みが、ここにきて熱を帯びている。昨年、四国4県が岡山から各県に線路をつなげる整備ルートで方針が一致したことで議論が活発化。今年6月には四国の官民で作る「四国新幹線整備促進期成会」が4県の知事とともに記者会見を開き、早期実現に向けた署名活動の実施を表明した。各地で整備が進み、今や「唯一の新幹線空白地帯」となった四国。『夢の超特急』の実現なるか-。
【図でみる】四国新幹線のイメージ
■次は四国だ
「四国が一つとなった今、次(の新幹線整備)は四国だという熱い思いを形にして国にしっかりアピールしたい」
今月、高知県本山町で開かれた記者会見。四国の行政、議会、経済団体など46団体で構成する期成会の佐伯勇人会長(四国電力会長)は四国新幹線誘致の署名活動についてこう意気込みを語った。
期成会の副会長でもある各県知事のほか、各県の経済団体の代表も出席。会見に先立ち開かれた4県知事会議では四国新幹線の早期実現と在来線維持を国に強く求める緊急提言を全員一致で採択。四国が一丸となって新幹線誘致に取り組むことを力強くアピールした。
■4県が一丸で
四国の新幹線整備構想は昭和48年にさかのぼる。当時、岡山から瀬戸大橋を経由して高知に至るルートと、大阪から淡路島を経て徳島と大分を結ぶルートの2つが国の「基本計画路線」に策定された。
しかしその後、景気低迷などで国のインフラ投資が鈍化。すでに整備計画に格上げされた北陸や九州の新幹線は工事が進められたものの、基本計画段階の四国新幹線は事実上「塩漬け」状態に。さらに、香川、愛媛、高知の3県は岡山ルートを、徳島は大阪ルートを主張しており、四国内でも足並みがそろわない状況が続いていた。
転機となったのは昨年4月の徳島知事選だ。現職を破り初当選した後藤田正純知事が、整備計画への格上げが先延ばしにされている現状を踏まえ「まずは四国4県が一致できる岡山ルートで打開策を見いだし、四国新幹線実現に向けた動きをつくり出したい」とこれまでの方針を転換した。
これに呼応するように、同年6月に政府が示した「骨太の方針」では、基本計画路線について「今後の方向性について調査検討を行う」と明記された。後藤田知事は「新幹線の実現を通して在来線の維持や街づくりを進めていく。それを四国4県が一丸でやるという意思表示をすることで国の受け止めも全く違ってくる」と強調する。
■新幹線という武器を
ようやく地元の方向性が一致した四国新幹線。誘致が実現すれば、どのような効果がもたらされるのだろうか。
期成会の前身ともいえる「四国の鉄道高速化検討準備会」が平成26年に取りまとめた調査報告書によると、各県庁所在地から新大阪までの所要時間は徳島1時間35分(1時間18分短縮)、高松1時間15分(29分短縮)、松山1時38分(1時間52分短縮)、高知1時間31分(1時間44分短縮)。四国の都市間移動も大幅に改善され、3時間以内で中京圏や九州へ行くことも可能になる。
沿線の経済波及効果は試算で最大年間169億円。実際に九州新幹線博多-鹿児島間は平成23年の開業後、観光客の呼び込みなどに成功し、開業前と比べ区間内の輸送人数も増加。主要駅周辺では再開発が進み、地価も上昇している。
事業費は1兆5700億円を見積もる。ただ、その多くは国費により賄われ、実質の地元負担は2割以下にとどまるという。
「四国だけが新幹線という武器なしで地域活性化などに取り組まざるを得ない状況」(浜田省司・高知知事)、「既存路線の維持存続のためにも収益事業たる新幹線がないと四国の鉄道は将来像が見えない」(中村時広・愛媛県知事)、「北海道、北陸、九州の整備が終盤に入り、いよいよ着手する段階だ」(池田豊人・香川県知事)と各県の知事もその必要性を強調する。
佐伯会長は「基本計画から昨年で50年。各県の足並みがそろい、政府は骨太の方針で一歩踏み込んだ表現をしたこの時期に一気に進めたい。地域の人々の大きな盛り上がりを国に伝えたい」と話した。(前川康二)
4808
:
OS5
:2024/06/18(火) 17:42:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8ee9a88579776d2e41326ded11bc043be443313
JR「青春18きっぷ」夏季用の発売発表 廃止のうわさを払拭 7月10日から販売開始
6/18(火) 17:28配信
JRグループは18日、全国のJR普通列車に1日乗り放題となる「青春18きっぷ」について、今年の夏季用を発売することを発表した。青春18きっぷを巡っては、例年夏季用と冬季用の発売発表を前年度の冬に行う春季用の発表と同時に行っているが、今年は1月の春季用発表時に夏季用以降の案内がなく、鉄道ファンから「廃止になるのでは」と不安が広がっていた。
青春18きっぷはJR全線の普通列車と快速列車の普通車自由席が、最大5日間乗り放題となるきっぷだ。一部は第三セクターも利用でき、特例で特急や急行列車を利用できる区間もある。1人で5日分を使うことも、5人で同時に1日のうちに使い切ることも可能だ。5回分で1万2050円という安価な価格が好評で、根強い人気を誇っている。
今回販売する夏季用は7月10日から8月31日まで発売し、7月20日から9月10日までの間利用できる。
4809
:
OS5
:2024/06/19(水) 16:46:42
必要かどうかは別だけど誰のためかって 貴方のためではない。と言いたくなるタイトルだな
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1272506?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=relatedLink
米原か小浜か 北陸新幹線延伸の行方(3)
2024年6月17日 5:00
陰山篤志
「若い時は新幹線がほしいと思ったこともあった。でも、この年では新幹線に乗ることはない。むしろ在来線の充実に力を入れてほしい」。日本海に面した島根県江津市に住む77歳の山藤法子さんは願う。江津市と、中国山地の広島県三次市をつないでいたJR三江線が2018年、利用減を背景に廃線になった。山藤さんが営む…
4810
:
OS5
:2024/06/22(土) 17:20:17
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1225451/
福岡・直方市が新幹線新駅構想を再検討 2007年に凍結、市長が議会で表明
2024/6/21 6:00 (2024/6/21 15:24 更新) [有料会員限定記事]
4811
:
OS5
:2024/06/24(月) 08:34:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ede2aa5c11cc4c24a1c055efdb5b2c168f623eb
熊本の市電がダイヤ改正で1割減便へ、終電も繰り上げ…運転士が1年間で1割減
6/21(金) 17:09配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
熊本市交通局は20日、運転士と車両不足による影響で、市電の運行本数を約1割減便するダイヤ改正を行うと発表した。労働環境改善のため、一部の終電の出発時刻も繰り上げる。29日から運用する。
同局によると、ダイヤ改正で、現在433本の平日の運行本数は64本減の369本となる。土曜と日祝日も運行本数を60本程度減らす。退職や病気による休職で運転士が1年間で約1割減ったことが要因。運転士の資格取得に取り組んでいる職員が勤務可能になる来春には増便できる見込みだという。
現在は午後8〜11時台に出発している終電については、出発時刻を最大で42分早める。熊本駅や健軍町から午後11時台に発車する終電がなくなる。
ダイヤ改正は、市交通局のホームページなどで周知する。担当者は「利用者にご迷惑をおかけするが、ご理解いただきたい」と話した。
4812
:
OS5
:2024/06/25(火) 17:49:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef2edb8c687b53a0e52539f6f547e8e9c8de638d
改札省くワンマン列車の運行、JR徳島線で増加 不正乗車の危険も
6/25(火) 16:02配信
徳島新聞
無人駅に設置された運賃箱=石井駅
JR四国が、改札を省いたワンマン列車の運行を徳島線で増やしている。人手不足で車掌を確保できないための苦肉の策だが、無人駅で降りる人は誰のチェックも受けずに切符や運賃を駅の運賃箱に入れており、不正乗車される危険をはらんでいる。
ワンマン列車は通常は1両で「後ろ乗り前降り」だが、改札を省いたワンマン列車は2両編成で運行されており、どの扉からも乗り降りできる。車内では、切符や運賃を駅の運賃箱に入れるよう促すアナウンスが流れている。
こうした列車の運用は「信用乗車方式」と呼ばれ、JR四国では2016年に予讃線の高松―多度津間と土讃線の多度津―琴平間で初めて採用した。徳島県内では22年に徳島線の徳島―阿波池田駅間で初めて導入し、当初は1日9本だったのが、現在は13本に増えている。1日に運行する普通列車60本のうち約2割が信用乗車方式となる。
運転士による改札を省いたのは、2両編成では降りる客が多く、精算などに手間取ると停車時間が長引くためだ。しかし、不正乗車のリスクは高まる。徳島線の多くは無人駅で、有人駅は全26駅中、徳島、鴨島、穴吹、阿波池田の4駅しかない。
対策としてJR四国は、ワンマン列車に抜き打ちで車掌を乗務させ、車内で切符を確認しているという。不正乗車には3倍の料金を徴収する罰則があるものの、券売機がない駅もあるため、切符を持っていない人がいても不正乗車とは認定できず、正規料金を徴収することしかできない。
JR四国は「必要な切符を購入していただきたい」と呼び掛け、スマートフォンで切符が買える独自のアプリの普及を図っている。
4813
:
OS5
:2024/06/26(水) 19:51:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/05429cd2b1d590f3a166846f6de737f863fa24ba
改札でQR・クレカ…関西鉄道キャッシュレス加速、京阪は29年度までに磁気切符廃止へ
6/26(水) 11:50配信
読売新聞オンライン
関西の鉄道会社で広がるQRコードに対応した改札機。スマートフォンをかざして通過する(大阪市北区の阪神大阪梅田駅で)=長沖真未撮影
関西の鉄道各社がキャッシュレス対応に力を入れている。改札機をQRコードやクレジットカードに対応させることで、外国人を含めた乗客の利便性向上を図りつつ、駅での業務の負担を軽減させる狙いがある。鉄道会社の中には、将来的に磁気式の切符を廃止する方針を打ち出すところも出てきている。
阪急電鉄、阪神電気鉄道、京阪電気鉄道、大阪メトロは今月17日、スマートフォンに表示したQRコードを改札機にかざすことで乗車できるサービスを始めた。
当面は、一定区間が乗り放題になる企画乗車券が対象になる。専用サイトでチケットを購入すると、駅で現金を使うことなく乗車できる。このほか、近畿日本鉄道や南海電気鉄道は、すでに改札機をQRコードに対応させている。
改札機を巡っては、磁気式の切符を挿入した際に詰まることがあり、駅員にとって負担になっていた。磁気式の切符がQRコードに切り替わっていけば、メンテナンスにかかる労力を削減できる。
QRコードに対応した仕組み作りを進める「スルッとKANSAI協議会」の担当者は、「乗客が思い立ったらすぐにスマホで購入でき、利便性が高まる」と強調する。
関西の大手私鉄では、ほかにもキャッシュレス対応の動きが広がる。近鉄と阪急、阪神は、今年中に改札にクレジットカードをかざすだけで通過できるタッチ決済を導入する。
タッチ決済は海外ですでに普及しており、クレジットカードがそのまま自動改札で使える。切符や交通系ICカードを入手する必要がなく、窓口や券売機の混雑解消にもつながる。2025年大阪・関西万博を見据え、訪日客の増加に伴って導入が広がる。
こうした中、京阪は29年度までに、磁気式の切符を廃止する方針を打ち出した。QRコードの活用で、作業の効率化を進め、職員の負担軽減につなげる狙いがあるとみられる。
鉄道では交通系ICカードの利用が浸透したことで、現金で切符を購入する人はすでに少数派となっている。今後、キャッシュレス乗車の手段が広がることで、ほかの事業者にも磁気式の切符を廃止する動きが広がりそうだ。
「現金ニーズ根強い」新紙幣使える券売機も
鉄道各社は、キャッシュレス対応とあわせ、切符の券売機について、7月3日に発行が予定される新紙幣への対応を進めている。
JR西日本は有人駅について、少なくとも1台は対応できるよう整備する方針で、7月以降も順次対応を進めていく方針だ。
南海電気鉄道は、特急券の自動販売機など現金の使用頻度が高い券売機から優先して改修している。阪急電鉄や阪神電気鉄道、近畿日本鉄道、京阪電気鉄道でも券売機を新紙幣に対応するよう準備を進めている。
ある大手私鉄の関係者は「現金で切符を購入するニーズも根強く残る。乗客の利便性を確保するため、新紙幣にも対応する必要がある」と話している。
4814
:
OS5
:2024/06/28(金) 14:21:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bc76b84d5611548e92fd7a97ac8cecf91e96d2c
もう飽きられた? 四国DMV「乗客2割減」で大暗雲、駅には鉄オタたった2人だけ 牟岐線も存続危機で今後どうなる
6/28(金) 11:50配信
113
コメント113件
Merkmal
鉄道ファンは駅にふたりだけ
開業効果が消えたなか、阿波海南駅前に到着したDMV(画像:高田泰)
線路と道路の両方を走るデュアル・モード・ビークル(DMV)で徳島県南部と高知県東部を結ぶ阿佐海岸鉄道が、開業効果の収束で苦境に立たされている。挽回はなるのか。バスモードで国道55号を走るDMVが、徳島県海陽町のJR阿波海南駅前に姿を見せる。鉄道モードに切り替える“見せ場”なのだが、鉄道ファンでいっぱいになった2021年12月の運行開始時の雰囲気はない。
【画像】「えっ…!」ここが阿波海南駅の所在地です
6月上旬の週末、モードチェンジにカメラに向ける鉄道ファンはふたりだけ。車内に乗客はいなかった。
駅の駐車場に高知と岡山ナンバーの乗用車があった。写真撮影していた鉄道ファンのものらしく、ふたりはDMVが出発すると乗用車で立ち去った。
「DMVが走り始めたころは鉄道ファンがたくさん来たが、最近は少ない。飽きられたのかも」
駅前のコンビニで地元の女性が寂しそうに話した。
開業効果収束で赤字拡大
DMV(画像:写真AC)
DMVは海陽町の阿波海南文化村から阿波海南駅前まで道路を走ったあと、高知県東洋町の甲浦信号場まで阿佐東線を走行、再び道路に降りて海の駅東洋町から海陽町の道の駅宍喰温泉へ向かう。運行本数は
・平日:8往復
・土日祝日:11往復
だ。土日祝日には高知県室戸市のむろと廃校水族館や海の駅とろむまで1往復運行するほか、2023年8月には、土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線が発着する高知県奈半利町の奈半利駅まで1日限定便を走らせた。海陽町観光交流課は
「今年も運行を計画している」
という。しかし、阿佐海岸鉄道の2023年度決算は経常損失が9694万円となり、赤字額が前年度の8667万円を上回った(約12%増)。経常収支は1992(平成4)年の開業以来、一度も黒字になることなく、32年連続の赤字。経営安定基金からの助成金など特別利益を加えても、886万円の当期純損失が出た。
乗車人員は約3万1300人。開業当初は年間18万人近い利用があったが、5分の1以下に落ち込んだ。前年度と比べても、21.1%の減少で、開業効果の収束は明らかだ。3月には月、木、金曜日の13往復を火、水曜日と同じ8往復に減便した。
アクセスの悪さ解消できないまま
DMV(画像:写真AC)
阿佐海岸鉄道は徳島、高知の両県と沿線・近隣の地方自治体などが出資する第三セクター。海陽町の海部(かいふ)駅と東洋町の甲浦駅間8.6kmを結ぶ鉄道路線の阿佐東線を運行してきた。
しかし、沿線の急激な人口減少や少子高齢化で2010年度に年間輸送人員が3万人台に落ち込んだ。その後、利用促進で多少盛り返したものの、2019年度の輸送密度(1km当たりの1日平均輸送人員)は
「135人」
で、存廃論議が起きてもおかしくない閑散路線であることに変わりない。
このままでは“じり貧”を打開できないとして、徳島県主導で導入したのが世界初の営業運転になるDMVだ。この際、高さ8mの高架駅である海部駅では道路との接続に用地買収が必要になるため、JR四国からJR牟岐線の阿波海南〜海部間1.5kmの譲渡を受け、地上駅の阿波海南駅を起点駅にした。
4815
:
OS5
:2024/06/28(金) 14:21:43
阿佐東線は旧日本鉄道建設公団が徳島県牟岐(むぎ)町と高知県南国市間に建設していた阿佐線の一部。1980(昭和55)年に国鉄再建法施行で工事が凍結されたが、阿佐東線区間がほぼ完成していたことから、地域の足となる鉄道として利用してきた。しかし、DMV転換には
「地域の観光アトラクション」
に軸足を移す狙いがある。DMV発進式では、当時の飯泉嘉門徳島県知事が
「四国観光の起爆剤に」
と声を張り上げた。その思惑通りに初めて通年でDMVが運行した2022年度は、観光利用の急増で輸送人員が約4万7800人と前年度の2倍以上に増えた。だが、開業効果も1年ほどで消えた。
海陽町には20種以上のサンゴが生息する竹ヶ島海中公園、景勝地の水床(みとこ)湾、東洋町にはサーフィンの好スポットとして知られる生見(いくみ)海岸など観光素材として有望な場所があるが、全国的な知名度は低い。
阿佐東線が行き止まりの路線であるうえ、アクセスの悪さも問題だ。徳島市からは牟岐線普通列車で2時間以上。高速道路がないため車でも約2時間かかる。高知県高知市からだと車で約2時間半。DMVの“珍しさ”だけで観光客を呼び込むのに厳しい面がある。
沿線自治体に迫る消滅の危機
JR四国があり方協議を模索する牟岐線の列車(画像:高田泰)
DMVにはツキもなかった。
当初は2020年度末に運行を始める予定だったが、コロナ禍で受け入れ準備が整わず、2021年12月まで延期された。運行開始のニュースもコロナ禍にかき消された。
運行開始の半年後に就任した代表取締役専務が自身の経営する広告会社への融資で詐欺をしたとして徳島県警に逮捕され、実刑判決を受ける不祥事があった。専務就任前の事案だが、阿佐海岸鉄道の社長は海陽町長が兼務しているため、実質的な会社のトップ。DMVのイメージダウンにつながった点は否めない。
さらに、JR四国の西牧世博社長(当時)が2023年4月の記者会見でDMVに接続するJR牟岐線阿南〜阿波海南間のあり方協議に入りたい考えを示した。徳島県の調査ではDMV利用者の約3割が牟岐線で現地を訪れている。廃止となればDMVが孤立路線になる。
開業効果が長く続かないことは関係者も織り込み済みだが、現状打開の名案は簡単に浮かばない。それでも徳島県交通政策課は
「徳島空港に就航した台湾との国際線チャーター便の乗客をDMVに乗せたところ、好評だった。今後もチャーター便を活用して盛り上げたい」
とあきらめていない。海陽町観光交流課は
「本年度は町としてPRにSNSの有料広告を利用する。台湾からの観光客は4泊5日程度の日程で四国を一周しており、この日程にDMVを組み込み、展望を開きたい」
と力を込めた。
沿線2町の人口は1995(平成7)年からの25年間で4割近く減り、約1万人まで落ち込んでいる。65歳以上が全人口に占める割合を示す高齢化率は、2020年の国勢調査で
・海陽町:47%
・東洋町:51%
人口戦略会議からは消滅可能性都市に挙げられた。地域の存続に危機が迫るなか、DMVは正念場を迎えている。
高田泰(フリージャーナリスト)
4816
:
OS5
:2024/06/28(金) 16:28:03
https://www.chunichi.co.jp/article/913977
【並行在来線のあした】(1)あいの風とやま「一万三千尺物語」
2024年6月16日 05時05分 (6月16日 10時28分更新)
料理を楽しむ「一万三千尺物語」の乗客=富山県内で(桜井泰撮影)
料理を楽しむ「一万三千尺物語」の乗客=富山県内で(桜井泰撮影)
地域の足 観光の目玉に 北陸3県横断 秋に計画
北陸新幹線は16日、金沢から敦賀(福井県敦賀市)まで延伸して3カ月を迎えた。JRのレールを引き継いだ並行在来線は長野から福井まで5県にまたがる総延長448キロの長大な路線になり、沿線各県で誕生した第三セクターが日夜、住民を乗せて走っている。新幹線敦賀開業の陰で「地域の足」として活躍する列車の課題、将来像は-。地元ローカル線の「あした」を展望する。
富山県の「あいの風とやま鉄道」は雄大な立山連峰と美しい富山湾を望みながら県内を東西に往来する。新型コロナウイルス禍と能登半島地震に翻弄(ほんろう)された人気の観光列車「一万三千尺物語」は6年目の今秋、北陸3県の横断を計画。地域の足にとどまらず、北陸観光の目玉に、さらなるファン獲得へ新たな試みに挑む。
「立山連峰や透き通る川をゆっくり眺めながら食べるおすしは最高においしかった」。4月中旬に東京から訪れ、初めて乗車した女性(27)は特別な時間を振り返った。
国鉄時代の413系を改造した車内には氷見産木材でブランド化が進む「ひみ里山杉」が随所に用いられている。日本酒やビールなどの飲料も含め「富山」を前面に押し出した空間だ。ユニークな名前は標高3千メートル級の山々が連なる立山連峰と深海約千メートルの富山湾との高低差(約4千メートル=1尺は約30センチ)から付けられた。
列車は2019年4月に運行を始めた。富山発で新潟県境の泊(とまり)で折り返す1号車(富山湾鮨コース、約2時間8分)と、富山発で黒部、高岡で折り返して富山へ戻る2号車(越中懐石コース、約2時間16分)がある。両コースとも車窓からの景色と、季節感に富んだ新鮮で極上な食材が乗客を喜ばせる。7割程度が富山県外の利用者だ。
月300〜600人台で推移していた客数はコロナ禍で大きな打撃を受け、20年度は前年度の約6割の約2900人、21年度は約2400人と、さらに落ち込んだ。回復した22年度は5164人で過去最多を更新したが、23年度は能登半島地震で利用者の6〜7割を占める団体客のキャンセルが相次いだ。
逆風の中、北陸新幹線が敦賀延伸し、観光客が戻り始めた。今年は北陸3県や北陸経済連合会などによる大型観光事業「北陸デスティネーションキャンペーン」が10月から年末まで3カ月間、3県内で展開される。3県が開催県となるのは新幹線金沢開業の15年以来2回目。延伸効果の最大化を狙っていたが、地震からの復興も大事な目的になった。
キャンペーンは美観、美食、美技、美湯、美心の「五つの美」をテーマに食や伝統工芸などさまざまなメニューが用意される。期間中、一万三千尺物語が石川、福井両県内を走る予定で、コースなどは検討中だ。両県の北陸線が第三セクター会社に引き継がれたことで乗り入れが実現し、それぞれの魅力をアピールする絶好の機会になる。
北陸横断観光列車には「キャンペーンに彩りを添える。大変望ましい」(福井県地域鉄道課)と歓迎の声。石川県交通政策課の担当者は「各県の食材や特色を生かした食事の提供、停車駅などでの特産品販売、伝統文化の披露などが魅力の一つ。富山、福井両県、並行在来線各社とも連携してしっかりと取り組みたい」と意欲を見せる。
並行在来線の観光利用に弾みがつくだけでなく、「北陸3県や3県の企業が一致団結して利用促進に取り組み、継続的に協力関係を築いていく象徴になることも期待」と福井県の担当者。あいの風とやま鉄道営業課観光列車予約センターの西岡延恭所長は「成功してほしい」と、秋を待っている。(鈴木渉太)
【メモ】北陸新幹線の並行在来線 北陸新幹線の延伸に伴い、並行するJRの信越線と北陸線は順次、地元自治体などが出資する第三セクターの鉄道会社に経営が移管されてきた。今年3月の金沢-敦賀間の開業で、ハピラインふくいが福井県内で営業を開始。三セク会社5社(しなの鉄道、えちごトキめき鉄道、あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道、ハピラインふくい)が経営する鉄道は軽井沢(長野県)から敦賀までに及ぶことになった。あいの風とやま鉄道は2015年3月の金沢開業に伴い、富山県内の北陸線100・1キロをJRから引き継いだ。22年度(23年3月期)は県の経営安定基金などで1120万円の純利益を計上し、2年連続の最終黒字。
4817
:
OS5
:2024/06/28(金) 16:28:19
https://www.chunichi.co.jp/article/914345
【並行在来線のあした】(2)IRいしかわ鉄道 貨物と共存 物流支える
2024年6月17日 05時05分 (6月17日 10時26分更新)
金沢貨物ターミナル駅に入る貨物列車=金沢市高柳町で
北陸新幹線が金沢から敦賀(福井県敦賀市)まで延伸した3月16日、石川県の「IRいしかわ鉄道」の営業区間が県内全線に広がった。人口減少による利用者減予測と、運行距離の大幅拡大に伴うコスト増という難しい経営環境の中、他の並行在来線会社とともに日本の物流を支える大事な役割も担う。
ブレーキ音を鳴らして貨物列車が金沢貨物ターミナル駅(金沢市高柳町)に到着した。フォークリフトで手際よくコンテナを積み降ろすと、列車は大阪方面へ向けて走り出した。
北陸3県を経由し、大阪と青森を結ぶ全長約千キロの線路「日本海縦貫線」は全国に巡らされた貨物輸送の主要ルートの一つ。旧北陸線はこの「大動脈」の一部を構成する。金沢市の駅は北陸3県で唯一の貨物ターミナル駅。JR貨物金沢支店によると、一日の発着は22本。宅配便のほか、ビールや農作物など16万トンの荷物が届く。
JR貨物などは能登半島地震で、企業などから寄贈された飲料水やカップ麺、簡易トイレなどの救援物資を無償で輸送し、復興復旧に貢献した。
並行在来線会社には、自前の線路をほとんど持たないJR貨物から「線路使用料」が支払われている。国(鉄道建設・運輸施設整備支援機構)が同社の負担軽減のために交付している調整金が原資だ。線路使用料は並行在来線会社の大事な収入源。IRいしかわ鉄道の2023年度(24年3月期)は7億1600万円で、総収入(26億8700万円)の約3割を占める。鉄道貨物が活発になれば増える仕組みだが、調整金は31年度以降の財源が未定。七野利明社長(76)は「線路使用料はありがたいが、頼り過ぎるといけない」と語る。
4月からトラック運転手の残業規制が厳しくなり、物流業界では輸送力が低下する「2024年問題」が重要課題。脱炭素社会へのシフトもあって鉄道輸送の需要はいっそう増すと予想される。「日本海縦貫線は将来にわたって維持しなければならない大事な路線。日本の物流の大動脈を支えているという自負心がある」と、七野社長は気を引き締める。
北陸新幹線の並行在来線会社は運行だけでなく、線路の保守点検も大事な業務。鉄路の維持のためにも経営の安定は使命だ。
IRいしかわ鉄道の業績は23年3月期に3期ぶりの営業黒字となったが、新幹線敦賀延伸で営業区間が約3・6倍に延び、増えた駅舎の維持管理費などが経営を圧迫する恐れがある。同社は線路使用料をあてにせず、旅客輸送で経営改善する考えで、敦賀延伸に合わせた新駅「西松任駅」(白山市)開業など利便性向上や駅周辺のにぎわい創出で乗客増を狙う。七野社長は言う。「JR貨物とはパートナーとして共存共栄の関係を築いていきたい」 (西川優)
【メモ】IRいしかわ鉄道 北陸新幹線金沢開業の2015年3月、石川県内の俱利伽羅(津幡町)-金沢間の17・8キロで営業開始。3月の敦賀延伸後は金沢-大聖寺(加賀市)間の46・4キロも営業区間となり、全県で64・2キロを走る。県や沿線市町などは運行支援基金を設けて経営安定化に努めている。駅数は19。県は新規開業の金沢-大聖寺間の1キロ当たりの平均乗客数が俱利伽羅-金沢間の7割程度にとどまると試算。県内全線の利用者数について28年が24年比で4%減、33年が同8%減と予想している。本社は金沢市高柳町。
4818
:
OS5
:2024/06/28(金) 16:28:39
https://www.chunichi.co.jp/article/914861
【並行在来線のあした】(3) 新駅実現 地元熱意が鍵
2024年6月18日 05時05分 (6月18日 11時23分更新)
小松・今江町駅構想
「本当にまだまだ妄想に近い話かもしれませんけれど、新しく今江駅を検討してもいいのかなと」
北陸新幹線敦賀延伸が約10カ月後に迫った昨年5月。石川県の「IRいしかわ鉄道」の沿線自治体や経済団体などでつくる利用促進協議会の場で、小松市の宮橋勝栄市長が小松-粟津間(約5・8キロ)の「今江町」に新駅をつくる構想を明らかにした。
今江町は南北に鉄道が走り、沿線に市街地が広がる。人口約10万人の市の中で、昨年12月時点の世帯数は2563(6043人)と微増傾向だ。市は駅を生かしたまちづくりを進めている。住宅地を整備して若い世代の転入も促したい。新駅構想はその流れにある。近くには県内唯一の自然水郷公園の木場潟公園があり、駅ができれば、土日の来訪者も見込める。
新駅構想が浮上しているIRいしかわ鉄道の小松-粟津間。手前は木場潟と北陸新幹線=昨年10月、石川県小松市で、本社ヘリ「わかづる」から
IRいしかわ鉄道には新駅の先例がある。北陸新幹線敦賀延伸に合わせ、今年3月に松任-加賀笠間で開業した「西松任駅」(白山市)だ。2014年から署名活動などで要望してきた西松任駅建設促進協議会の信作(しんさく)喜久雄事務局長(75)は地元から声を上げる大切さを挙げ「行政は地元がどれだけ新駅を必要とし、盛り上がっているかを見ている。地元自治体と手を携え、機運醸成を図った」と振り返る。
北陸新幹線沿線では新潟県上越地方のえちごトキめき鉄道で21年3月に開業した「えちご押上ひすい海岸駅」も地元・糸魚川市の要望でできた。県立高校の移転を機に、新駅構想が浮上した。市の担当者は住民の思いに加え「市全体がプラスにならないといけない」と、広域の波及効果が重要と指摘する。1日平均乗車人員は21年度が71人。23年度は115人と、開業効果は出ている。
小松市の新駅構想は北陸線の時代もあったが、実現していない。運行主体がJRからIRいしかわ鉄道に代わり、市は他の沿線自治体と同様、同社に出資。株主として地元の意向を反映させやすい面がある。宮橋市長は「経営に責任がある。持続可能な鉄道にならなきゃならない」と語る。
今江町の二木秀樹・町内会長(70)は「町として住民と意見交換し、要望書を出すことも考えたい」と話す。ただ、市内の高校生が昨年末、住民35人を対象に新駅構想に関するアンケートをしたが、6割が構想を「知らない」と答えた。機運醸成はこれからだ。
IRいしかわ鉄道の七野利明社長は取材に「費用をまかなえるだけの利用者増が見込めるかどうかが判断基準。設置に必要な整備費の全額を地元で負担してください、というのが原則」と強調するが、JR時代に比べればハードルは下がった。宮橋市長は「挑戦する価値はある。必要性を感じる時代は必ず来る」。地元の熱意が大きな力になる。(久我玲)
【メモ】新駅の設置 鉄道事業者による単独整備と、地元住民や自治体、企業などが請願して整備される「請願駅」などがある。請願駅は地元が建設費の大半を負担するケースがほとんど。IRいしかわ鉄道の西松任駅は1978年に地区周辺にニュータウンが誕生し、人口増加で新駅を求める声が上がったことがきっかけ。その後も区画整理事業や商業施設の建設が相次ぎ、地元住民の声を受け、自治体が整備費を負担する請願駅としてつくられた。富山県のあいの風とやま鉄道では2018年3月、高岡-西高岡間に「高岡やぶなみ駅」(高岡市)、22年3月、富山-東富山間に「新富山口駅」(富山市)が開設。いずれも請願駅でなく、県主導の構想で国の補助金を活用しながら県と自治体が設置費用を負担した。
4819
:
OS5
:2024/06/28(金) 16:28:56
https://www.chunichi.co.jp/article/916733
【並行在来線のあした】(4)ハピラインふくい 「次の災害」備えを模索
2024年6月19日 05時05分 (6月21日 20時07分更新)
2022年8月の大雨で冠水したJR北陸線(当時)の今庄駅付近=福井県南越前町で、本社ヘリ「まなづる」から
2022年8月の大雨で冠水したJR北陸線(当時)の今庄駅付近=福井県南越前町で、本社ヘリ「まなづる」から
2022年夏、福井県南越前町を襲った豪雨で、JR北陸線は1週間にわたり不通となった。今年3月の北陸新幹線敦賀延伸に伴い運行開始した「ハピラインふくい」は被災区間を含む北陸線をJR西日本から引き継いだ。開業した24年度から赤字が見込まれる同社にとって「次の災害」は経営の致命傷になりかねない。
南越前町は22年8月4〜5日の記録的な大雨で、町内道路の通行止めや家屋浸水などが相次いだ。JR北陸線も土砂の流入や冠水、斜面の崩壊などが7カ所以上で発生。関西、中京圏と北陸を行き来する夏休みの帰省客らに影響が出た。
経営基盤の弱い第三セクターにとって災害は「天敵」だ。08年に全線廃止となった宮崎県北部の高千穂鉄道は05年の台風被害で流失した橋などの復旧ができず、県や沿線自治体も費用を賄えなかった。長野県のしなの鉄道は19年、台風で線路が冠水するなどして3億円以上の損失が発生。それまでは黒字経営だったが、19年度以降は新型コロナウイルス禍の追い打ちもあり、4期連続で最終赤字に転落した。
ハピラインふくいも経営初年度から厳しい船出となる。24年度の収支見込みは7億3千万円の赤字。北陸線の収入源だった特急利用者が北陸新幹線に移ることが主な要因だ。10年後には累積赤字が70億円に達する見込みで、県と沿線7市町が毎年度、穴埋めをする。
山本良一運輸部長は「どこの三セクも経営は苦しい。ハピラインふくいは路線維持費などを考えると、赤字は避けられない」と語る。今後の大規模災害時については「単独での復旧は難しい」とするものの、高千穂鉄道のような廃止も考えられないという。その理由はハピラインふくいが日本海側の物流を支える重要ルートだからだ。
ハピラインふくいの路線は1日最大33本の貨物列車が走る。災害などで線路が途切れた場合の影響は広範囲にわたり、石川、富山など他県の並行在来線の収入源の一つを奪うことにもなる。山本部長は「福井だけの話ではない」と強調する。貨物需要は収入源になるが、設備維持費が経営改善の足かせにもなる。しなの鉄道が検討している一部区間の単線化などで維持費を減らす「スリム化」も運行本数が多いハピラインふくいでは難しい。
自然災害への備えについては今年3月、鉄道建設・運輸施設整備支援機構と連携協定を締結した。防災のための路線調査や復旧に向けた被害状況の調査など、技術面では支援を受けられる状況を整備した。一方、経営面では有効な対策が見つけにくい。廃止もできず、スリム化も難しい中、多額の復旧費用をどうするのか。山本部長は「県や国に負担を求めることになる。路線の重要性を訴えていくしかない」と繰り返した。 (林侑太郎)
ハピラインふくい 並行在来線で全国9社目となる福井県の第三セクター。2019年設立。JR北陸線大聖寺(石川県加賀市)-敦賀(福井県敦賀市)間の84・3キロを引き継いだ。駅数は18。社名は県が掲げる「幸福度日本一」にちなみ、ハピネス(幸せ)とライン(線)を組み合わせた。車両デザインは華やかなピンク色の帯が特徴。1日の乗車人員は約2万人、運行本数は旅客131本、貨物最大33本。本社は福井市大手2。
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OS5
:2024/06/28(金) 16:29:42
https://www.chunichi.co.jp/article/915800
【並行在来線のあした】(5)しなの鉄道 持続可能な身の丈設備
2024年6月20日 05時05分 (6月20日 10時09分更新)
しなの鉄道の新型電車「SR1系」(左)と旧国鉄時代から使われている「115系」=昨年10月、長野駅で
しなの鉄道の新型電車「SR1系」(左)と旧国鉄時代から使われている「115系」=昨年10月、長野駅で
長く立派なホームにどこか懐かしさを感じる車両が滑り込む-。山々に囲まれた信州を走る「しなの鉄道」の日常風景だ。1997年10月の北陸新幹線高崎-長野間開業に伴い誕生した全国で初の並行在来線。地域をつないで四半世紀が過ぎ、時を経たからこその課題が浮かび上がる。「鉄路は必ず残さねば」。持続可能な姿を模索している。
しなの鉄道が走る旧信越線はかつて東京と長野・北陸方面を結ぶ幹線として多くの特急列車が行き交った。上下線が分かれた複線の線路や十数両分の長いホームなど、それまで必要とされていた高度な設備を引き継いだ。
しかし、長距離輸送は新幹線に移行。しなの鉄道は2〜3両の普通列車がほとんどだ。同社はワンマン運転や駅の無人化といった運営の合理化をはじめ、沿線自治体と連携した積極的な利用促進策などで2005年度以降は最終黒字を確保してきたが、19年の台風19号災害や新型コロナウイルス禍で19年度から22年度までは4期連続の最終赤字となった。
さらなるコスト削減を目的に昨年3月、減便や最高速度を引き下げるダイヤ改正を実施。それでもJRから引き継いだ設備・車両の老朽化とともに維持管理費は重荷となっている。線路使用料が入る貨物列車の運行も少なく、沿線人口は減少の一途。守屋芳典経営企画課長は「今は大半が普通列車で、最長でも6両編成。現状に見合った施設にスリム化したい」と話す。
ただ、スリム化にも費用がかかる。同社が検討する一部区間の単線化でさえ、試算では数十億円かかる。守屋課長は「架線や信号も減らせるため将来的なコストを大きく下げられる」と意義を説明するが、資金は限られ実現は容易でない。
同社は昨年12月、長野県や沿線市町とともに、現状では手薄な施設合理化への支援制度創設を国土交通省に要請。県交通政策課も「並行在来線は整備新幹線という国策で生まれた。その維持には国も責任を持ってほしい」と強調する。
打開策の一手として完全新造の「SR1系」車両の導入がある。開業以来の主力「115系」車両は鉄道ファンから高い人気を誇る一方、国鉄時代の製造で老朽化が進み、部品の確保などが難しい。新造導入には大きな初期投資を伴うものの、115系に比べて電力消費量を4割以上削減できるなど維持費で大きな効果が期待できる。SR1系は今春までに2両編成計16本が投入され、1日に運行される列車の約7割が置き換わった。115系は28年度末までに引退する予定だ。
直通先のJR線で交通系ICカードの導入が決まるなど、開業時にはなかった新技術への対応も負担になる。しなの鉄道が直面している課題はどの並行在来線会社でもいずれ生じうる。守屋課長は「先行事例がなく、後発の会社よりもハンディが大きい。今も生みの苦しみ」。地域の交通網維持へ前を見据えている。 (小山豪)
【メモ】しなの鉄道 長野県や沿線市町などが出資する第三セクターとして1996年5月に設立。97年10月の北陸新幹線高崎-長野間開業に伴い、旧信越線の軽井沢-篠ノ井間(65・1キロ)をJR東日本から引き継いだ。碓氷峠越えの横川(群馬県)-軽井沢間は旅客数が見込めないことや急勾配対応の特殊な設備の維持費を理由に引き継がれず廃止された。2015年3月の新幹線金沢延伸で長野-妙高高原間(37・3キロ)も継承。篠ノ井-長野間は現在もJR東日本の所有で、しなの鉄道の列車も乗り入れる。駅数は27。本社は長野県上田市。
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OS5
:2024/06/28(金) 16:30:09
https://www.chunichi.co.jp/article/916408
【並行在来線のあした】(6)えちごトキめき鉄道
2024年6月21日 05時05分 (6月21日 10時23分更新)
観光に力 地域の足守る
新潟県上越地方を走る並行在来線「えちごトキめき鉄道」(トキ鉄)は鉄道テーマパーク運営など観光に力を入れている。仕掛け人の鳥塚亮(あきら)社長(63)は本紙のインタビューで「地域の足を残すため」と狙いを語った。
-観光創出に力を入れている。
旧北陸線の中で唯一、県庁所在地を通らないが、沿線人口は25万人いて、沿線の上越市高田は文化的に非常に価値が高い。高校生もバスでは不便だ。鉄道は絶対に必要。新潟は上越新幹線が開通し、北陸新幹線に対する熱量が低い。人口減で地域需要も少ないから収益を観光で補う。地域の足を残すために観光に力を入れている。
-地域の足の例として2021年に糸魚川駅の隣に「えちご押上ひすい海岸駅」が新設された。
観光創出に力を注ぐえちごトキめき鉄道の鳥塚亮社長=新潟県上越市の直江津D51レールパークで
糸魚川市の請願駅で住民の50年来の悲願。この場所は架線に電気が流れていない区間内にあり、電車が一度止まると技術的に発車できなかった。トキ鉄は気動車(ディーゼルカー)だったので解決できた。第三セクターは市民の鉄道だからJRができないことを実現しやすい。新駅は無駄な投資ではなかった。
-北陸新幹線敦賀開業に合わせて富山、石川、福井の3県が連携に力を入れている。新潟は含まれていない。
その理由は北陸3県の文化圏は大阪で、新潟は東京だから。上越地方は東京と大阪の合流点。(敦賀開業後は)大阪の人を新潟にどう振り向かせるかが課題。敦賀開業前に観光客に「(トキ鉄のリゾート列車)雪月花に乗った後、どこへ行くか」と尋ねると「今夜は金沢へ」と言う人が非常に多かった。その需要は敦賀開業で増えるだろう。トキ鉄は富山と金沢の「おこぼれ」をどうもらうかだ。
-大規模な災害で鉄道も被災する。
能登半島地震で被災したのと鉄道はJR西日本が線路を維持管理する上下分離方式のため2〜3カ月で復旧できたと考えている。鉄道は国や自治体が復旧費用を補助する制度があるので、地域が真剣に復旧を願うかどうかだと思う。
-北陸3県の並行在来線会社に助言を。
3県はすでに観光地としての魅力があるので、観光客が移動するための楽しい列車としての需要があると思う。富山から金沢へ行く時は並行在来線に乗るでしょう。観光客の立場からすると、学生や地元住民で混んでいたら嫌。少し運賃が上がってもゆったりできたり、料理が提供されたりするのはどうか。例えば行きは昼食列車、帰りはスイーツ列車とかどうだろう。(聞き手・岩本雅子)
【プロフィール】とりづか・あきら 1960年、東京都出身。英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズの旅客運航部長などを務めた。2009年に公募で第三セクターの「いすみ鉄道」(千葉県)の社長に就任し、19年9月からえちごトキめき鉄道の社長を務める。今月26日に退任予定。
【メモ】えちごトキめき鉄道 2015年3月の北陸新幹線金沢開業を前に、新潟県上越地方の並行在来線として10年に設立。運行は妙高高原-市振の97キロで、海側の「日本海ひすいライン」(59・3キロ)と山側の「妙高はねうまライン」(37・7キロ)がある。駅数は22。22年3月期が1億7600万円の最終黒字(純利益)だったが、23年3月期が2億3900万円の最終赤字(純損失)。実際に動くSLを展示する「直江津D51レールパーク」や、国鉄形観光急行列車の運転助士席に乗車できる指定席「クロザ」など観光資源の創出に注力。リゾート列車「雪月花」では新潟県産の食材を使った料理を提供する。本社は新潟県上越市。
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OS5
:2024/06/29(土) 16:08:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/e56344a4a827284d5d87502c34e93e34f5026e6f
JR山口線の新駅、山口市長「需要もう少し必要」…予測利用者と整備費用見合わず保留意向
6/29(土) 12:03配信
読売新聞オンライン
山口市役所
山口市が検討していたJR山口線・湯田温泉―山口間(2・4キロ)の新駅設置について、伊藤和貴市長は28日の定例記者会見で「今ゴーサインを出すタイミングではない。実行段階に移さず保留としたい」との意向を表明した。予測される利用者が少なく、整備費用に見合わないと判断したという。
市によると、両駅のほぼ中間に位置する市有地の椹野公園付近が新駅の候補地。委託先の民間会社が利用者の予測調査をしたところ、設置後に1日617人の新規需要が見込める一方、駅舎(建築面積70平方メートル)と線路の整備に概算で計20億6000万円かかることが判明した。
伊藤市長は、JR側との事務協議の中で1日1000人の新規需要が設置の目安として挙がったことを踏まえ、「(予測調査との)数字に隔たりがあり、需要がもう少し必要」と説明。「(候補地周辺の土地開発など)トータルの状況が今後どう動くのか見極めたい」と述べ、新駅設置に慎重な姿勢を示した。
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OS5
:2024/06/29(土) 16:10:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ade702a99f019127c5768ab37ca47f478ce86a3
【鉄路と生きる】福島県内JR路線存廃「協議会」現段階で設置せず 「地域の交通機関、議論したい」
6/29(土) 10:53配信
福島民報
JR東日本の高岡崇執行役員東北本部長は28日、厳しい経営に直面している地方鉄道の存廃を国主導で議論する再構築協議会に関し、福島県内のJR路線については現段階で国に設置を申請する考えはないと明らかにした。一方、赤字を公表した県内の路線は「大量輸送の機能を担えていない」とし、「地域にとって最も使いやすい交通機関が何かを議論したい」と述べた。福島民報社の取材に答えた。
県内JR路線については県や沿線自治体が対策協議会などを設けて利活用策を探っている。JRはオブザーバーとして議論に関わり地元との関係を築いている。高岡氏は「地域の皆さまと議論できる段階で再構築協議会(の設置)に進むのは考えづらい」とし、国へ設置申請を検討している路線はないと強調した。
JR東は利用の少ない地方路線として1キロ当たりの1日平均乗客数2千人未満の路線の収支を公表している。県内では水郡、只見、磐越西、磐越東の4路線9区間が該当し、いずれも赤字だ。高岡氏は「鉄道にこだわり続けるのが正しいとは思っていない」と他の手段を含めた議論の必要性に言及。再構築協議会に関し「将来にわたって使わないとは現時点で申し上げられない」と状況次第で方針転換する可能性を示唆した。
全線再開通したJR只見線のダイヤ改正などによる輸送力の拡大は収支面から厳しいとし、沿線地域と連携して一層の活性化を進めるとした。
再構築協議会はJR西日本が昨年10月、JR芸備線(岡山県・広島県)について全国で初めて国に設置を申請した。JR東管内で申請の動きはないが、県外では災害や利用者減を背景に存廃議論が進む路線がある。
県や県内市町村はJR路線の維持・存続を目指しており、利用増への機運醸成が一層重要になる。県生活交通課の担当者は「引き続き市町村と連携し利活用促進に取り組む」と話した。 高岡氏は20日付で執行役員東北本部長に就任した。
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OS5
:2024/06/30(日) 11:11:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1c761d260c568e923d96a8f3c0ac747628ad444
存続危機のローカル線、沿線自治体が鉄道会社の株式取得の動き…岡山県真庭市は1億円計上
6/30(日) 10:20配信
読売新聞オンライン
赤字が続くJR姫新線(3月14日、岡山県新見市で)
ローカル線を巡って、利用者低迷や災害などを機に鉄路のあり方を見直す議論が各地で起きている。そうした中、岡山県真庭市は、JR姫新線の存続に向けて発言力を高めるため、JR西日本の株式を購入することを決めた。株主として鉄道の維持を目指す動きで、注目を集めている。
真庭市は今年度予算に1億円を計上し購入の準備を進めている。太田昇市長が株主総会に参加するなどして意見を述べていく考えだ。
JR西は、2004年に政府保有株が全て売却され完全民営化された。株式の時価総額は28日時点で約1兆4600億円。外資の株式購入も進み、今年3月末時点で「外国法人等」の保有比率は約33%に上る。多くの株主は利益を重視するため、経営陣は経営効率化を迫られる。
これに対し、元佐賀市長で福岡大の木下敏之教授(地方創生)は「経済合理性だけで判断すれば地方の鉄道は次々に廃止となり、新幹線と都市部だけになってしまう」と指摘し、自治体がJRの株式を購入し、鉄道の存続を目指すことに賛意を示す。
九州でも鉄道の将来像は大きな課題だ。JR九州は昨年、日田彦山線の一部をBRT(バス高速輸送システム)に転換。不通となっている肥薩線の一部区間については今年4月、自治体が施設を保有・管理する「上下分離方式」への移行を熊本県などと基本合意した。同社の株式を巡っても、宮崎県の日南市と串間市が購入している。
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OS5
:2024/06/30(日) 11:36:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/06195e0ca5b8a15eefa2370f07119bc4d6eb33f9
山口県縦断の美祢線、全線運休1年…JR西日本「単独での復旧とその後の運行は難しい」
6/30(日) 9:50配信
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読売新聞オンライン
山口県内を南北に走るJR美祢(みね)線が、昨年6月30日から7月1日にかけての大雨で被災し、全線運休となって1年になる。地元は復旧を求めているが、運営するJR西日本(本社・大阪市)は今年5月、「単独での復旧とその後の運行は難しい」と主張し、代替案を協議する検討部会を設置するよう沿線自治体などに要請した。地元では反発や戸惑いが広がっており、先行きは不透明になっている。(本岡辰章、池田寛樹)
【写真】消えゆく北の鉄路を求めひとり旅
土台ないまま
土台が流されたままのJR美祢線の線路(28日、山口県美祢市で)
今月21日、美祢市を訪れると、土台が流された状態の美祢線の線路は、1年前とほとんど同じ姿のままだった。近くを流れる厚狭川には橋脚の残骸があり、線路は撤去されていた。
「姿が変わった線路を見ていると悲しい。早く復旧してほしい」。移動を美祢線に頼っていたという厚保(あつ)駅(美祢市)の近くに住む女性(85)はため息をついた。現在は代行バスが運行されている。
利用促進試算
(写真:読売新聞)
被災を受け、沿線自治体や山口県、JR西などでつくる美祢線の利用促進協議会の作業部会は、昨年10月から復旧後の利用促進策について協議してきた。
5月の総会では事務局が、通学定期券の購入費助成や観光客向けの快速列車の運行、居住誘導施策などの利用促進策と、それらを実行した際の効果の試算を報告。最大で輸送密度(1キロ当たりの1日の平均利用者数)が2019年度の「478人」の2・7倍となる「1292人」に増えるとした。
国土交通省がローカル線の存廃検討の目安とする「1000人未満」は上回る試算だったが、JR西の広岡研二・広島支社長は総会で、「大量輸送という鉄道の強みを生かせるレベルに達していない」と指摘。さらに、高額とする復旧費や利用者低迷を理由に「(JR単独での)復旧とその後の運行は難しい」とし、協議会に新たな検討部会を設置するよう要請した。
同社によると、美祢線の収支(19〜21年度平均)は、全区間で年間4億6000万円の赤字となっている。
広岡支社長の発言について、村岡嗣政・山口県知事は今月の記者会見で「事業者の責任でまずしっかり復旧してほしい」と強調した。
バス転換警戒
美祢線は10年夏の豪雨でも被災し全線不通となったが、翌年9月に復旧した。事業費約14億円のうち約5億円は県が負担した。一方、JR西は、山口県内で昨年起きた大雨による鉄道への被害について、山陰線は25年度に全線復旧を目指しているものの、美祢線については現段階で復旧費用も明らかにしていない。
効率的な経営や株主への利益還元を重視するJR西は、鉄道のあり方の見直しを各地で進めている。岡山、広島両県を走る芸備線の一部については、改正地域交通法に基づき、再構築協議会の設置を申請。今年、設けられており、今後、国交省、地元自治体、JR西などで鉄道存続かバスへの転換などの結論を出す。
こうした中、美祢線の地元では、JR西からの要請を受け、協議会に公共交通のあり方を議論する検討部会が設置される見通しという。7月に臨時総会を開き、部会設置を決める可能性もある。
JR西の広岡支社長は美祢線についても、「できるだけ早く議論し地域にふさわしい公共交通を実現したい」と語っており、沿線自治体の関係者からは「新たな検討部会では、JR西がバスへの転換などを提起してくる可能性がある」と警戒する声も出ている。
◆JR美祢線=JR山陽線・厚狭(あさ)駅(山口県山陽小野田市)と山陰線・長門市駅(同県長門市)を結ぶ全長46キロの路線。今年3月に全線開業から100周年を迎えた。沿線には観光地として知られる長門湯本温泉があるほか、厚狭駅には山陽新幹線の駅もあり「こだま」が停車する。
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OS5
:2024/07/01(月) 08:07:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/429824ac3979afe21e394e3cad27dae0664c0b0e
アルミの駅舎消える旅情、木造取り壊し…維持費削減で
6/30(日) 11:17配信
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読売新聞オンライン
アルミ製の簡素な駅舎に建て替わった中田駅で列車を待つ高校生ら(徳島県小松島市で)=近藤誠撮影
鉄道事業の利用低迷に苦しむJR四国が、昔ながらの木造駅舎を取り壊し、バス停のような簡素な駅舎への転換を進めている。維持費削減が目的で、これまでに13駅を整備した。地域のランドマークとして親しまれ、旅情を誘う駅舎が姿を消すことに、住民からは反発も起きている。(徳島支局 北野浩暉、高知支局 石渕譲)
【写真】駅舎の中にはベンチと券売機が置かれている(21日、徳島県小松島市の中田駅で)=近藤誠撮影
牟岐むぎ 線の 中田ちゅうでん 駅(徳島県小松島市)。1936年築の旧駅舎を取り壊して、2022年に整備されたアルミ製の駅舎は広さ10・8平方メートル。畳6枚分ほどのスペースに、ベンチ2台と券売機が備えてあるだけだ。
1日の平均乗降者数は826人(昨年度)で、学生や通勤客が多い朝夕に集中する。県立小松島西高校3年生(18)は「雨の日は駅舎に入りきらないから、多くの人が外で傘をさして列車が来るのを待っている」と話す。
JR四国を巡る状況は厳しい。鉄道運輸収入は1991年度の370億6500万円をピークに減少傾向が続き、2023年度は223億3400万円。鉄道事業は民営化後、一度も黒字化していない。
JR四国は、86%の駅を無人化し、約6割の普通列車でワンマン運転を実施するなど人件費を削減して経営のスリム化を図ってきた。
14年度からは、駅舎の簡素化を実施。地元と協議し、22年度までに13の駅舎を簡易なものに建て替えた。全259駅の中で約100駅が木造駅舎で、うち9割以上が築80年以上を経過している。大がかりな駅の修繕には数百万円かかり、耐震化には、最低でも1000万円以上必要になる。
木造駅舎が建てられた当時、多くの駅では、駅員による改札や切符の販売のほか、列車の運行管理、輸送される荷物の受け渡しなどの業務があったという。
今後は全体の3割近くにあたる約70駅の簡素化を検討しており、西牧 世博つぐひろ 社長(当時)は今年4月の記者会見で「利用の少ない駅に駅舎を必ずしも設ける必要はない。設けるなら簡易にしたい」と強調した。
「地域の顔」といえる駅舎の 変貌へんぼう に反対運動も起きた。
三角屋根の洋館のような建物で知られる徳島線の阿波加茂駅(徳島県東みよし町)では、JR側が22年1月、老朽化に伴う建て替えで町に簡素化の意向を伝えたところ、住民らが「町の玄関口が寂れ、にぎわいを失う」と反対の署名活動を展開し、約850人分を町に提出した。
町はJR四国と協議を重ね、駅舎の存続は難しいと判断。JR側が解体費用を負担した上で、町が約1600万円かけて、トイレと交流スペースを備えた新たな木造の駅舎(約45平方メートル)を整備することが決まった。
高知県佐川町は16年、土讃線西佐川駅の駅舎をJR四国から譲り受け、約1600万円をかけて耐震化と改修を行った。築100年の駅舎には、「仁淀ブルー」と呼ばれる近くの清流・仁淀川流域をPRする施設が入る。
駅舎の風景は、昨夏の「青春18きっぷ」のポスターに採用された。町まちづくり推進課は「地域のシンボルとして駅舎を残して良かった」としている。
香川高専の宮崎耕輔教授(交通工学)の話「JR四国の経営状況から駅舎の簡素化はやむを得ない。だが、駅舎が担ってきた地域の交流や人々が集う機能が失われると、駅周辺が寂れ、鉄道がますます利用されなくなる悪循環に陥る可能性がある。鉄道会社や自治体、住民が知恵を絞り、駅舎に人が集まるような工夫を凝らし、活用を進めることが大切だ」
3Dプリンターで建て替え
簡素な駅舎は、JR各社の沿線で増えている。
JR西日本は、2018年以降、加古川線の 久下村くげむら 駅(兵庫県丹波市)や山陰線の西浜田駅(島根県浜田市)など約50駅で、アルミやコンクリートを使った小さな駅舎に建て替えた。
今年5月には、新興企業「セレンディクス」(兵庫県西宮市)と組み、特殊な3Dプリンター技術を用いた国内初の駅舎の建設に着手した。来年3月までに関西の無人駅1棟を建て替える予定だ。費用や施工期間を検証し、 汎用はんよう 化を目指す。
JR東海も、これまでに10駅をアルミ製の駅舎に更新した。飯田線下地駅(愛知県豊橋市)では、東海道新幹線の車両に使われたアルミを再利用している。
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OS5
:2024/07/01(月) 11:32:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/c51160b6772bc1497136ee70073bfe65002bbb30
特急「しおさい」で銚子グルメ 事前オーダーで味わう車内のお食事
7/1(月) 11:15配信
朝日新聞デジタル
「しおさいモバイルオーダー」で売り出す海鮮丼「いいちょうしDooooN!!」=JR東日本千葉支社提供
JR東日本千葉支社は、スマートフォンから事前に予約・決済した地元グルメや土産を銚子駅(銚子市)などで受け取れるサービス「しおさいモバイルオーダー」を8月3日から始めると発表した。銚子駅で受け取り、東京行きの特急「しおさい」の車内で、ゆっくりと味わってもらうことを想定する。販売は主に一部の土日祝日で、予約は受取日の1カ月前から当日午前9時半まで受け付ける。
予約販売するのは、銚子漁港で水揚げされた旬の地魚など7〜8種類を使った海鮮丼「いいちょうしDooooN!!」(税込み2千円)や、フィッシュ&チップスと地ビールのセット「CHOSHI☆GOODな乾杯セット」(同1600円)など4品。地元産のしょうゆ2本や銚子特産の「醬(ひしお)」などをセットにした「おしょうゆパス」(同920円)だけは、受取場所が銚子観光案内所(同市)になる。
注文はJRのウェブサイト「EeeE銚子」で受け付けており、しおさいの利用客以外も利用できる。(若井琢水)
朝日新聞社
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OS5
:2024/07/03(水) 09:42:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/5370673a7b298fd525be2585aae4b8303da1b03a
明治期の貴賓室、スタバに JR神戸駅、優雅な一杯
7/3(水) 6:44配信
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共同通信
「スターバックスコーヒー」の店舗として使われているJR神戸駅の旧貴賓室=5月
JR神戸駅(神戸市中央区)で、明治時代から昭和にかけて皇族らが利用した貴賓室が「スターバックスコーヒー」の店舗として使われている。シャンデリアや大理石の暖炉が残る優雅な空間でおなじみのコーヒーを味わえると評判を呼び、多くの客がぜいたくなひとときを過ごしている。
JR西日本によると貴賓室は1889年、当時の駅舎に設けられた。皇族が鉄道の乗り換えの際に利用し、1947年と54年に昭和天皇が、68年に皇太子時代の上皇さまが立ち寄られたという。
72年、山陽新幹線開通とともに新神戸駅が開設されると貴賓室の役割を終え、駅長室になった。現在は構内の商業施設「プリコ神戸」の中にあり、昨年まで別の飲食店の客席に使われていたが閉店。近くから移転したスタバが部分的に改修し、5月から利用している。
高さ約5メートルの天井から下がる優美なシャンデリアや入り口近くのステンドグラス、重厚な木製扉、木組みの床は皇族が利用した当時のまま。椅子とテーブルは雰囲気に合わせて新調し16席を用意した。
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OS5
:2024/07/07(日) 10:25:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/0abb73ef8c56657c69b9e538b6d2fb182a9b6517
東海道新幹線、停電で3時間運転見合わせ…乗車の女性「エアコン止まり耐えがたい蒸し暑さだった」
7/6(土) 20:49配信
読売新聞オンライン
新幹線利用客らで混雑するJR新大阪駅(6日午後4時34分)
6日午後0時15分頃、東海道新幹線の静岡―掛川間で停電が発生し、東京―新大阪間の上下線が一部区間で最大約3時間にわたって運転を見合わせた。運休や遅れは135本に上り、約9万7000人に影響した。
JR東海によると、下り線は約15分後に運転を再開したが、静岡市内で停止していた上り「のぞみ12号」の点検作業に伴って再度運転を見合わせ、午後3時10分頃から順次、上下線で運転を再開した。同社が停電の原因を調べている。
のぞみ12号の乗客約800人は静岡駅で後続の車両に乗り換えた。東京観光のため乗車していた大阪市のパート女性(59)は、「エアコンが止まり、耐えがたい蒸し暑さだった。熱中症にならないように水分補給を心がけた」と語った。
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OS5
:2024/07/08(月) 21:17:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdf48aee2a477951959bb5004b8304c51d0291b8
広がる高速道路網との競合…JR四国、赤字事業に新モデル打ち出す
7/5(金) 17:04配信
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読売新聞オンライン
駅周辺の「空洞化」
JR徳島駅西側に延びる約160メートルの通りはシャッターが目立つ。「ポッポ街商店街」。1971年にでき、80年代は約50店が営業していたが、いまは半数以下の約20店しかない。
振興組合理事長でアクセサリー販売店経営の男性(64)は「『橋がつながれば関西からも人が来る』と楽観的な人も多かったが、実際は車で買い物に出て行くばかりだった」と振り返る。
徳島駅前から出発する高速バス(徳島市で)
徳島駅は四国のJRで2番目の利用者数だが、周辺の「空洞化」が課題となっている。徳島市によると、2021年までの10年間で市全体の人口は2・4%減少したが、駅周辺の中心市街地は8・4%減と減少幅が大きい。卸売り・小売業事業所数も16年までの約10年間で21・2%減り、20年には駅前にあった百貨店「そごう徳島店」も閉まった。
郊外化に加え、市は要因の一つとして高速道路の影響をあげる。1985年、淡路島と徳島県を結ぶ大鳴門橋、98年には明石海峡大橋ができ、関西との行き来が活発化。高速バスで関西へ簡単にアクセスできるようになり、駅前が消費先として選ばれにくくなった。
ポッポ街商店街はコロナ禍を経て、人通りが減って厳しい。「飲食店を増やしてもう一度盛り上げたい」と理事長。駅東側の高速バスの乗り場は車両が頻繁に往来する。徳島駅と京阪神を結ぶ高速バスは1日100往復以上に上る。
広がる高速道路網
四国初の高速道路は85年、松山道・三島川之江インターチェンジ(IC)―土居IC間の11キロで誕生した。87年のJR発足から約3か月後には、国は全国に高速道路網を張り巡らす計画を決定。四国では「8」の字の形で4県を結ぶ約660キロの整備が本格化した。
JR四国の利用者
それから37年。今年3月末、発足時の51倍超にあたる563キロが走る。
国土交通省の算出では、高速道路網の広がりで、四国内の車の移動時間は4〜5割程度短縮。本四架橋で本州が近づき、人の往来に加え、物流環境も改善した。
これに対し、JRは利便性の向上で対抗する。運行本数を増やして乗る機会の確保に努めた。鉄道運輸収入が年々減る中でも、列車の運行量は維持してきた。
高速バスを意識し、90年代以降、県庁所在地間はバス運賃と同水準にした割引切符を次々と発売。民営化後、運賃の値上げも消費増税を除けば96年と2023年の2回にとどまったのはライバルの存在も影響した。また、自ら高速バス事業にも参入した。
「四国モデル」
だが、鉄道から車への流れは止まらない。四国運輸局によると、四国内の移動における自家用車のシェアは1985年に64・9%だったが、2009年は92・3%を占めるまでに拡大。対して、JRは5・4%から、1・8%に減った。
もはや他の交通機関と客を奪い合う時代ではなくなった。JRは21年、連携して交通網を維持する「四国モデル」を打ち出す。徳島県の牟岐線では、列車とバスの乗り継ぎで利便性を補完する取り組みを進める。
鉄道と高速道路の競合について、関西大の宇都宮浄人教授(交通経済学)は「道路は公共事業、鉄道は基本的に民間事業という、右肩上がりの時代の仕組みが変わっていない。欧州では社会インフラとして鉄道施設を公的に保有し、運行も公的補助がある」と指摘。「日本も鉄道を道路と同じ社会インフラに位置づけ、地域の発展と生活の質を考える必要がある」とする。
過疎化、高速道路との競合、赤字の鉄道事業――。四国と同じく赤字前提で発足した「三島会社」の中、JR九州は「脱鉄道会社」を掲げ、株式上場にまでこぎ着けた。両社を分けたのは何だったのか。
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OS5
:2024/07/13(土) 19:42:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/1607e01179a8850b7068fb3b7b5190116dd61834
未だ決まらぬ北陸新幹線新大阪延伸ルート、経由予定地が悩む街づくり…「準備尽くすしかない」
7/13(土) 17:01配信
読売新聞オンライン
人通りの少ない小浜駅近くの商店街(福井県小浜市で)
福井県小浜市長選は14日、告示される。建設が計画される北陸新幹線敦賀―新大阪間は小浜を経由する見込みで、人口減が進む中、新幹線延伸を念頭に置いた街づくりが求められている。現状を探った。(浜崎春香)
寂れた商店街
JR小浜駅を中心に、飲食店や呉服店、眼鏡店などが並ぶアーケード付きの商店街。道路脇には「ようこそ、御食国(みけつくに)若狭おばまへ。」の文字と、北陸新幹線の車両「W7系」のイラストが添えられた青地ののぼりが立ち、観光客を歓迎する。しかし、商店街を歩く人の姿はまばらだ。
「敦賀から先の新幹線駅やルートを早く決めてほしい。そうでないとまちの盛り上げ方も決まらない」。小浜駅通り商店街振興組合の理事長、岸野光恭さん(62)は気をもむ。商店街が誕生した約50年前は120軒ほど店舗が並んでいたというが、現在、組合に加入しているのは約40軒。高齢化が進み、閉店したり空き家になったりした店舗も少なくない。
市の人口は約3万4000人だった1980年以降は減少傾向だ。国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、6月1日現在で約2万7800人の人口は、2050年には約2万1200人に減ると予測されている。
起爆剤
それだけに、市民らは活性化の起爆剤として、北陸新幹線が小浜を通ることを期待している。北陸新幹線は3月に金沢―敦賀間が延伸。残る敦賀―新大阪間については16年に小浜市を経由するルートに決定し、実現が待たれる。岸野さんは「小浜に新幹線が通れば移動時間が短くなり、関西からの観光客が小浜を訪れやすくなる。経済も活性化するだろう」と話す。
「延伸に備え、にぎわいのある元気な商店街にしておかないと」。岸野さんはコロナ禍前にも店舗をマス目に見立ててすごろくを楽しんでもらうイベントなどで市民らの目を引き付けてきた。今後、市内外から空き店舗への期間限定の出店を呼びかけ、商店街で活動する事業者増に結びつける「チャレンジショップ」を構想している。
しかし、環境影響評価の遅れなどで、46年とされる敦賀―新大阪間延伸に向けた詳細なルートや駅の位置が決まっておらず、着工のめどは立っていない。
準備
市は22年度から、新駅周辺の街づくりを検討する「基本計画策定事業」の予算を計上したものの、駅の位置などが未決定のため22、23年度は執行を見送った。
24年度当初予算では、前年より200万円多い約500万円を充当。環境影響評価のうち現地調査がおおむね進展し、ルートなどの決定も近いとされる。担当者は「どこに駅ができ、線路が通るのか公表されれば、多様な街づくりの計画策定へ動き出せる。準備を尽くすしかない」と説明する。
市は新幹線が延伸するまで人口減対策で手をこまぬいているわけではない。地域経済を活性化させ、U・Iターンを促すため、22年夏に県の産業団地の誘致に立候補。今年2月、小浜市平野の農地が整備対象地に決定した。団地への企業誘致を進め、多くの人材を小浜に呼び寄せたい考えだ。
次の4年間の任期で、北陸新幹線全線開通に向けた新たな街づくりを進めることができるか、リーダーの手腕が問われる。
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OS5
:2024/07/15(月) 08:45:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/03ac850f8914131cc7366a1e1f6ab510304a404d
JR湖西線、強風「比良おろし」に翻弄された半世紀 運行安定性が通勤通学と新幹線連絡特急の課題
7/15(月) 7:32配信
東洋経済オンライン
近江高島付近を走る湖西線特急サンダーバード号(写真:traway/PIXTA)
JR西日本湖西線は関西と北陸を結ぶ大動脈で、特急「サンダーバード」が京都駅と敦賀駅を最短52分、最高時速130kmで走り抜ける。
【写真】天敵は「比良おろし」と呼ばれる強風。湖西線の電車は防風柵が取り付けられた高架を走る
東海道本線山科駅からトンネルを抜け、大津市街地を高架線で進むと、車窓右側に琵琶湖の青い水面を一望できる。左は比良山地の緑の山々が続き、棚田が広がる区間もある。意外に風光明媚な路線だ。
一方、冬季は、日本海側からの強い風「比良おろし」の影響で徐行、運転見合わせが続くのが悩みの種である。多い時期は月に3〜4日、運休する日がある。
今年7月20日に開業50周年を迎える湖西線。3月の北陸新幹線敦賀開業で重要度を増したその姿を追っていこう。
■高速運転を前提に勾配やカーブも緩めで設計
湖西線は正式には山科―近江塩津間の路線であるが、実態としては東海道本線京都駅と北陸本線敦賀間を結ぶ路線となっている。
開業は1974年とJR線では比較的新しい。特急の高速運転を前提として勾配やカーブも緩めで設計された。線内は高架線やトンネルが連続する完全立体交差で、踏切はない。
湖西線の使命は2つある。
1つは、大阪・京都と北陸を結ぶ北陸特急の短絡路としての役割である。
大阪―敦賀間の特急サンダーバードは1日25往復運行されている。以前は金沢まで運行されていたが、今年3月の北陸新幹線延伸で敦賀駅発着となり、新幹線「つるぎ」への乗り換えが必要になった。湖西線内全駅を通過するのが基本だが、一部は朝夕に堅田駅、近江今津駅に停車し、通勤特急としても利用される。
湖西線内での特急利用人員は2018年度で9213人(下り片道1日平均)で、JR西日本管内で一番多い。コロナ禍による急減もあったが、2023年は回復基調にあった。
ただ、北陸新幹線敦賀延伸直後となる2024年ゴールデンウィーク、利用実績は前年比90%と振るわなかった。JR西日本に聞くと、北陸応援割終了による反動や、1月の能登半島地震の影響があったという。ほかにも、特急自由席廃止によるピーク時の乗客減、敦賀駅での乗り換えの手間が報道されたことなど複合的な要因が考えられる。
■湖西線の課題は秋から春の強風「比良おろし」
湖西線のもう1つの役割は、滋賀県の琵琶湖西岸、湖西地区の通勤通学輸送だ。
利用が多いのは、大津市西部に位置する大津京―堅田間である。5駅計の2019年度の乗車客数は1990年度比で47%増と好調が続く。
大津京駅の乗車客数は2019年度で1日当たり9672人(1990年度比79%増)と線内で一番多い。付近で大規模マンションが次々と建設され、駅利用者は順調に増えている。堅田駅は大津市北西部の中心地で、江若(こうじゃく)交通が周辺地域にバスを走らせている。比叡山坂本駅は、延暦寺と日吉大社の門前町である坂本に近い場所にある。
大津市北部(旧志賀町)小野―北小松間では、湖西線開通後、戸建て住宅の整備が進んできた。京都に近くて地価が安いこともあり、ファミリー向けの需要が増えた。珍しいのは、市立志賀中学校の通学利用で、全校生徒540人の約8割が電車で蓬莱駅まで通う。北小松・比良・蓬莱駅では小学生の電車通学もある。ゆえに強風による運休時の対応が悩みの種である。近年は、地域の少子高齢化、湖西道路の無料化の影響もあって利用減が目立つ。
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OS5
:2024/07/15(月) 08:46:00
厳しいのが高島市の近江高島―マキノ間の各駅だ。主要駅である安曇川駅の2019年度の乗車客数は2000年度比71%、近江今津駅は同69%と利用が芳しくない。高島市の高校生の人口(2022年、15〜17歳)が2007年比63%に激減した影響が大きい。
長浜市にある永原―近江塩津間の普通は、開業時だと気動車で1日3本、20年前でも交直流電車で同8本と極端に少なかったが、2006年の直流電化で、湖西線新快速が敦賀まで乗り入れるようになった。北陸新幹線の敦賀開業で、今後、新快速の直通客が増えていくかもしれない。
湖西線の最大の課題は「比良おろし」と呼ばれる強風である。日本海側の若狭湾から比良山地を越えて琵琶湖へ吹き降ろす北西の風で、秋から冬、春にかけて発生する。堅田駅以北で比良山地沿いの高架線を走るため、強風の勢いを真横から受けやすい。1979年と1996年、台風の影響を受けて貨物列車が脱線している。
運休が特に増えたのは2006年以降である。前年の羽越本線の特急脱線事故以降、JR各社は強風による運転見合わせの基準を秒速30m以上から同25m以上と強化。瞬間的な風速でも適用するようになり、2006年度は運休が33回あった。以降、利用者は、ネットで天気予報とJRの運行情報をチェックするのが日課になった。朝に電車が止まると通勤通学ができなくなるし、夕方に運休すれば家へ帰れなくなる。
大変なのは特急サンダーバードも同じだ。湖西線が運転見合わせとなると、東海道本線米原駅経由に変更されるが、大回りとなるため、定刻より20〜30分の遅れが見込まれる。敦賀駅で接続する新幹線つるぎは到着まで待機してくれるが、乗り換え客は広大な駅コンコースを小走りで移動せねばならない。気が重い。
■防風柵で運休時間は7割減になったが…
そうした不安定な運行は沿線住民の利便性を阻害している。高島市では、湖西線の強風問題が若者定住、人口減少などに影響を及ぼしているとの議論もある。
JR西日本も湖西線の運休防止のための対策を推進してきた。
2008年に湖西線比良―近江舞子間の高架線の山側に防風柵が完成する。レール面から高さ2mの強化プラスチック製で、整備区間の規制値を秒速30mとすることで、運転見合わせ時間が約3分の1以下になると試算。実際、運転規制は2007年に38回発生したのが、2012年に6回まで減少した。防風柵は順次延長され、2019年に計14.6kmが完成する。また、和邇駅に折り返し設備が増設された。特に風の強い志賀駅以北で風速が規制を上回ったときでも、京都―和邇間の電車を運転できるようになった。
ただ、高島市議会2024年3月議会の会議録を見ると、「暴風壁(ママ)が整備される前より、今は悪くなった」との声もあるようだ。
実際はどうなのか。JR西日本に確認すると、「防風柵の設置で運転見合わせ時間が約7割低減」という目標は達成しているという。ただ、年ごとに規制がかかる日数が変動するため、単純に比較するのは困難なようだ。
そこで、JR西日本がX(旧Twitter)で公式に運営している「JR西日本列車運行情報(湖西線)」の運休情報を拾い上げてみた。
湖西線で強風による運転見合わせが多発するのは、例年10月から4月にかけての時期で、風を理由にした運休の日数は、2021―2022期で12日、2022―2023期で5日、2023―2024期で14日とシーズンによって大幅な変動がある。以前は風が強くなったので1〜3時間運休して運転再開というパターンが基本だった。しかし、2023―2024期は、前日に「強風が見込まれるため、明日は始発から運休が見込まれています」などとアナウンスし、実際に運転を見合わせる計画運休が増えた。
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OS5
:2024/07/15(月) 08:46:20
計画運休とは、台風や雪など天候の変化をあらかじめ分析し、早期に運休を決定し告知する列車運行管理の考え方だ。JR西日本は、2014年10月の台風のときに、夕方から京阪神地区の全列車を運休させ、一定の評価を得た。JR東日本など他社も計画運休を導入した。批判の声もあるが、リスクマネジメントとして方向性は間違っていない。
■年十数回の運休がライフスタイルに影響
ただ、JR西日本には苦い経験がある。2023年1月に起きた雪のトラブルだ。東海道本線山科―高槻間の各所でポイントが凍結し、15本の列車が駅間で動けなくなり、計7000人の乗客が車外に出られず立ち往生した。以降、JR西日本はダイヤ混乱時の運行に慎重となった感がある。湖西線の強風対策でも、計画運休の考え方を導入し、運転見合わせの時間が増えた。
湖西線で高島市から京都駅まで通勤している運輸関係者は「安全運行は何より大切で台風や大雪の運休は理解できる。ただ、風での運休はもう少し工夫してほしい」と実感を込めて語る。家族が大学の入学試験を受けたときは、運行の不安定さを危惧して京都市内のホテルに泊まらせたという。台風や大雪による計画運休は年に1〜2回なので、利用者も許容できる。だが、湖西線の強風による運休は、多いシーズンだと年に十数日あり、仕事や通学、生活への影響が大きすぎる。
湖西線で電車が止まると、運転区間の北限となる和邇駅、近江舞子駅の駅前ロータリーには送り迎えのクルマがあふれる。大津市と高島市を結ぶ国道161号は大渋滞し、いつ自宅に帰れるかもわからない。マイカーも代替手段にならない。
強風問題は湖西線沿線住民のライフスタイルに大きな影響を与えている。運行可否の判断とタイミングが難しいのは理解できるが、風が強くもないのに運転見合わせを続けるケースもある。
細かい情報発信をするなど利用者目線での配慮、運用が大切だ。JR西日本は強風予測の検証などの対策を進めており、今後の研究の深化が望まれる。
■沿線人口減少への対応も課題に
湖西線の将来ビジョンを描くとき、JR西日本と地域との協働がカギとなる。
特に高島市の人口は、2005年の5.5万人から2024年は4.5万人に減った。2050年は2.8万人に急減するとの推計もあり、人口戦略会議は「消滅可能性自治体」に分類した。高島市の高齢化率は37.6%と県内市町でトップ。高校生など若年人口が急減し、それが市内各駅の利用の大幅減につながっている。北陸新幹線の並行在来線問題も影を落とす。地元としても定住人口の確保が喫緊の課題だ。
JR西日本は、高島市と提携して「おためし暮らし」キャンペーンを展開。自然豊かな地方で暮らしながら都市圏の職場へ行き来するライフスタイルの開拓を目指す。市は空き家などの斡旋をおこない、JR西日本はJR運賃や特急料金の最大40%をポイントで還元している。
また、2021年からは、おごと温泉駅に近い成安造形大学と湖西線アートプロジェクトを展開している。地域と学生とJRでワークショップを開き、駅で学生たちのアート作品が展示されている。
近年、JR西日本は、沿線との共生を目指して、地域の活性化や課題解決につながる取り組みを各地で展開している。地域に根差した地道な取り組みで湖西線の魅力向上へつなげることを期待したい。
森口 誠之 :鉄道ライター
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OS5
:2024/07/16(火) 11:41:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/e37fe010a00ce7e3cb84cd7cb0ea7a35c15f86ab
往路は有明海、復路は大村湾の景色 新幹線なら23分を3時間かけて移動する「ふたつ星4047」のスローな旅の魅力
7/16(火) 11:00配信
西日本新聞
明るく落ち着いた雰囲気の車内
佐賀、長崎両県の在来線沿線を楽しめるJR九州の観光列車「ふたつ星4047(よんまるよんなな)」。2022年9月の運行開始からまもなく2年を迎える中、乗車率は約70%と快走を続けている。何が乗客を引きつけているのか。有明海コースの試乗会に参加し、その魅力を探った。
▶佐賀牛や有明海産のりなどを使った「特製ふたつ星弁当」
6月中旬、平日の午前10時過ぎ。JR武雄温泉駅(佐賀県武雄市)のホームに、白と金が基調の上品な列車が姿を現した。試乗会に参加した旅行代理店や沿線自治体、報道の関係者など約30人が出迎えた。車両を初めて目にした記者は、胸を躍らせて乗り込んだ。
まず目を引いたのが、こだわりを感じる内装だ。JR九州で多くの車両デザインを担当した水戸岡鋭治さんが手がけた。壁や座席には木材をふんだんに使用し、大型ソファなどが備え付けられている。ラウンジが併設されている車両もあり、ここでしか味わえないうれしの茶や、厳選した日本酒などを販売している。
ふたつ星4047が運行を始めたのは、西九州新幹線(武雄温泉-長崎間)が開業した22年9月。並行在来線となった長崎線の江北-諫早間や、その他の在来線の沿線にも新幹線の効果を広げようと、武雄温泉-長崎間にJR九州が投入した。往路と復路でルートが異なり、長崎線を中心に走る往路は有明海、大村線などの復路では大村湾の景色を見られる。
★ ★
武雄温泉駅を午前10時22分に出発した列車は、約15分後に江北駅(佐賀県江北町)に停車した。ホームでは、地元の菓子店が手がけるプリンやフルーツサンドなどの販売が待っており、即完売するほどの人気ぶりだった。
続く肥前浜駅(同鹿島市)では、地元日本酒の飲み比べセット(税込み千円)が用意されていた。全国的に名が通る「鍋島」など酒造りが盛んな鹿島ならではの、おもてなし。記者も「取材のため…」と言い訳しながら味わった。次の多良駅(同太良町)では、鳴らすと幸せになるとされる「幸せの鐘」を鳴らした。
進行方向左手に有明海を眺めながら進む列車。梅雨入り後にもかかわらず晴天に恵まれ、青空に映える有明海がまぶしかった。県境を越え、正午には小長井駅(長崎県諫早市)に到着。一面に干潟が広がる干潮の有明海をバックに、車両が美しく映える。みんな、ここぞとばかりに写真を撮っていた。
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昼食に佐賀牛や有明海産のりを使った「特製ふたつ星弁当」(要予約)を満喫していると、諫早駅(同)を過ぎた。今度は右手に大村湾を望みながら、午後1時15分には終着駅の長崎駅(長崎市)に着いた。
初めて乗ったという太良町職員の川島杏奈さんは「スローな旅だと、景色や雰囲気などがより伝わる」。諫早市の観光関係者も「地元の良さを改めて感じた。小長井駅の景色などは観光資源になると思う」と満足そうに語った。
武雄温泉-長崎間は、西九州新幹線だと最短23分で移動できる。それだけに、味わえない楽しみもたくさんある。在来線沿線の風景、食、人のおもてなしの魅力を気付かせてくれる、約3時間の列車旅だった。
(米村勇飛)
◆ふたつ星4047 運行は毎週金-月曜や祝日を中心に、夏休み期間中は火、木曜も追加する。各曜日とも、有明海と大村湾の各コースを1日1回運行する。3両編成で定員は87人。全区間乗車する場合、有明海コースは大人4680円、大村湾コースは同5000円。予約は乗車の1カ月前から。
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OS5
:2024/07/17(水) 19:00:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/820bb65d303643e8054988a7f49a2fcf666ff5e3
九州新幹線、全国初の価格変動制導入 支えは社員のアナログ分析
7/17(水) 16:30配信
毎日新聞
JR博多駅に停車する九州新幹線「つばめ」=福岡市博多区で2023年8月24日午前8時17分、下原知広撮影
JR九州は7月から九州新幹線の鹿児島ルート博多―熊本間で、インターネットの割引切符に価格変動制を本格導入した。新幹線区間で価格変動制を導入するのは全国初。需要を予測して価格を上げ下げし、混雑の緩和を目指す。価格を決めるのはコンピューターと思いきや、過去の乗車データを基にした社員の需要予測によるものだった。
【写真特集】懐かしの車両もズラリ 日本の鉄道
鹿児島ルートには、各駅停車の「つばめ」、停車駅を絞り、速さを重視した「みずほ」、その中間的な役割の「さくら」の3種類の新幹線が走行している。運行は臨時便を除き、原則1日上下101本で、みずほ上下16本▽さくら同44本▽つばめ同41本。
新型コロナウイルス禍が収束に向かい観光客が増加し始め、みずほやさくらでは、自由席の通路やデッキに立つ姿が見られるようになった。一方のつばめは、「遅い」というイメージがあるのか、博多―熊本間の到着時間はみずほやさくらと約10〜15分しか変わらないのに利用は低迷していた。
つばめを減らして、さくらを増やす方法も考えられるが、同社は「1時間に1本は列車を止めてほしいという地域の要望もあり、そうすることはできなかった」という。つばめに乗ってもらうにはどうすればいいか。考えたのが列車によって値段を変える価格変動制だった。
参考にしたのは、JR九州のインターネット予約の割引切符だ。博多―熊本の大人の片道(指定席)正規料金は5230円だが、ネット予約では、7日前なら片道3800円、3日前なら4300円で切符を販売していた。
そこで価格変動の上限は割引切符の3日前の値段を上回らない4200円、下限は割引切符の7日前の3800円より400円安い3400円にした。
3月から実証運行を始めたところ、完全に平準化されたとは言い切れないが、みずほやさくらと比べ低価格のつばめを選択する乗客が増え始めた。
列車ごとの価格設定は、予約や正規料金で乗車する利用者の情報を同社営業部が受け取り、九州新幹線の過去の乗車データを踏まえて決める。
過去のデータで混雑率の高い列車があれば、その日にイベントなどがあったのか、365日、101本の列車ごとに一つ一つ人の手で分析する。野球やコンサートのようにわかりやすいイベントであればいいが、そうでないイベントもあるという。
営業部営業課の古賀駿太郎さん(26)は「過去の乗車データやその日に何があったかを調べ、需要予測する。前の年にイベントがあっても次の年にはないこともある。人の需要を読むのは難しい」と話す。
矢野慎一郎・担当課長(46)は「混雑を緩和するために価格変動制を導入した。ノウハウを蓄積して将来的にはこの分野の専門家を育成できれば」と話した。
古宮洋二社長は今年1月の定例記者会見で「より少ない時間帯にお客様にシフトしていただく。平準化することで、お客さまにとっても利用しやすくなる」と語っていた。【下原知広】
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OS5
:2024/07/17(水) 19:02:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/509796e1869469e325e796e19e97a2b186cb56af
JR加古川線のあり方、来年以降に議論へ…兵庫県西脇市と丹波市、JR西と合意
7/17(水) 12:00配信
読売新聞オンライン
兵庫県
JR西日本が赤字を公表した加古川線西脇市―谷川駅間17・3キロについて、兵庫県西脇市と同県丹波市は16日、来年の大阪・関西万博終了時点で利用促進策の効果が乏しければ、地域公共交通としての今後のあり方の議論を始めることでJR西と合意した。
この日、2市の自治会や商工団体などを交え、県や両市、JR西がワーキングチーム会議を丹波市内で開催した。JR西の国弘正治・兵庫支社長が「様々な利用促進策の効果に勢いがなければ、存廃を前提としないあり方の議論開始に同意を」と打診。片山象三・西脇市長と林時彦・丹波市長が承諾した。一方で、JR西に対し、利用促進の新たな提案に対する柔軟な対応を求めた。
JR西は、2023年度の同区間の利用客が前年度より増えたことを示し、利用促進策の一定の効果を認めたうえで、「鉄道の大量輸送の特性は発揮できておらず、少しでも早く将来を見据えた議論を」と強調した。
林市長は、沿線住民による利用促進の協議会が6月に発足したことを踏まえ、「わが事として住民が問題に気がついたところ。もう少し待ってほしい」と主張した。
両市は、倒竹や倒木による運休が相次いでいる同区間で、住民が伐採などに協力することを可能にする「公共交通を守る条例」の制定を検討していることも表明。全国でも珍しい取り組みといい、JR西との連携を強める姿勢を示した。
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240628-OYO1T50032/
JR加古川線「西脇市―谷川駅」存続を…30日に沿線住民が協議会を設立
2024/06/28 15:00
関西経済
JR西日本が赤字を公表した加古川線西脇市―谷川駅間17・3キロの廃線可能性に危機感を抱いた兵庫県西脇市と同県丹波市の沿線住民が、利用促進や存続に向けた協議会を30日に設立する。乗客を増やし、鉄路を守る意識を盛り上げていくための取り組みを本格化させる。
西脇市の住民組織・黒田庄まちづくり協議会が、同市の比延地区自治協議会と丹波市の久下自治振興会に連携を呼びかけ、「JR加古川線(西脇市駅―谷川駅)維持・利用促進地域協議会」の設立会を丹波市で開く。設立会には両市や県の関係者も出席する。
黒田庄まちづくり協議会は、普段は祭りなどの催しや登下校時の子どもの見守り、障害者や高齢者の病院送迎などの活動をしている。加古川線の赤字公表後は、それぞれの住民組織が駅前でのイベントやハイキングを企画するなど利用者を増やす取り組みも始めた。
両市と県、JR西が利用促進策を話し合うワーキングチームの会合で昨年12月、JR西の兵庫支社長が改正地域公共交通活性化・再生法施行を踏まえて、「法定協議会で議論を始めるべきだ」との意見を表明。同区間の存廃議論開始が現実味を帯び、沿線住民の間で「存続に向けた取り組みに力を注がなければ」と機運が高まった。
黒田庄まちづくり協議会は「連携によって鉄道が地域に必要だという住民の意識を高め、様々な活動につなげたい」としている。
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OS5
:2024/07/18(木) 07:57:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/459a87ccfb675bb6e13c48fb59357bf64e2e731a
姫新線抱える岡山・真庭市、JR西株を3万4千株取得 取得費1億円
7/17(水) 22:33配信
朝日新聞デジタル
地図 岡山県真庭市
JRローカル線の廃線への懸念が各地で高まる中、JR西日本の株式の取得を検討していた岡山県真庭市は17日、同社株3万4千株を取得したと発表した。
取得金額は手数料などを含め約1億円。市内にはJR姫新線が通っており、株式取得により地域交通の維持に向けた発信力を高める狙いがある。
市によると、プロポーザル方式で選んだ証券会社を通じて16日までに取得した。1株あたりの価格は2935円。年間配当額は総額約244万円(1株あたり72円)を見込み、鉄道振興につながる活用方法を検討するという。
太田昇市長は取材に「資本参加することで地域の交通に一定の責任を持ちつつ、JRにも必要な意見を申し上げる」とした。(礒部修作)
朝日新聞社
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OS5
:2024/07/18(木) 08:23:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/be5fb4b68c4658a1934bdbf14a5e2398713a9bd4
北陸新幹線の延伸工費が倍増、費用対効果が条件割れ 計算方法変更へ
7/18(木) 5:00配信
朝日新聞デジタル
出発を待つJR敦賀駅の一番列車「かがやき502号」=2024年3月16日午前4時、福井県敦賀市、新井義顕撮影
北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪の延伸計画で、政府が進める「小浜・京都ルート」の建設費が、従来想定の約2倍の約3.9兆円に膨らむ見通しであることがわかった。建設資材が高騰し、難工事も予想されるからだ。費用対効果も悪化し、着工の目安とされる「1」を下回る恐れがある。財源のメドもたっておらず、あらためてルート選定の是非が問われる。
【写真】北陸新幹線敦賀-新大阪の2ルート
小浜ルートは、福井県小浜市付近と京都駅を通る全長約140キロの計画。2016年度に与党のプロジェクトチームが決め、建設費は約2.1兆円と見込んだ。与党側は年内にも詳細なルートを決め、来年度の着工をめざすが、財源は未定だ。
関係者によると、国土交通省と建設主体の「鉄道・運輸機構」が改めて建設費の概算を精査したところ、約3.9兆円になった。それにより、今の計算方法による費用対効果は1.1から0.5程度に下がる見込み。建設費などの半分しかメリットが得られないことを意味する。すでに関係自治体に説明を始めており、今夏にも詳細を公表する。
政府は、新たな区間の着工には、費用対効果が1を上回ることを事実上の条件としてきた。
北海道や北陸などの整備新幹線は、建設費が当初の想定から大きく上ぶれしている。国交省は、滋賀県米原市で東海道新幹線と接続する「米原ルート」の概算も精査した。関係者によると、建設費は従来想定の5900億円から約1兆円に増える。費用対効果も2.2から下がるが、1程度になる見込みという。
ただ、国交省と与党の関係議員は、費用対効果の計算方法を変更する方向で調整中だ。前提とする金利の条件などを改め、従来は織り込んでいなかった地域のにぎわいといった経済効果を新たに加えるとみられる。同じ建設費でも費用対効果が大きくなり、形の上で小浜ルートが着工条件を満たす可能性がある。
朝日新聞社
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OS5
:2024/07/18(木) 14:36:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/4883b68edc4a89defce0e823779b3eb79735308d
滋賀・高島と京阪神の交流盛んに 住民待望の開業、暮らしは一変 湖西線開通50周年㊤
7/16(火) 18:08配信
産経新聞
湖西線開通を祝い、近江今津駅で開催された式典=昭和49年(いずれも滋賀県高島市教育委員会提供)
「湖西線は今年で開通50年。車窓からの絶景を望みながら快適な鉄道の旅をお楽しみください」。JR湖西線の車内で流れる声の主は、滋賀ふるさと観光大使で歌手の西川貴教さんだ。
湖西の動脈といわれる湖西線は昭和44年に廃線となった江若(こうじゃく)鉄道(浜大津―近江今津)に代わる路線として、49年7月20日に開通。山科(京都市山科区)―近江塩津(滋賀県長浜市)間の74・1キロを結ぶ。全線高架式のため、踏切がないのが特徴。高速走行が可能で、関西と北陸を結ぶ特急「サンダーバード」は最速130キロで走る。
線路東側に雄大な琵琶湖の景色が広がる風光明媚(めいび)な路線で、ファンも多い。
湖西線といえば、強風による運転取りやめをイメージする人も多い。線路西側に連なる比良山系から吹き下ろす「比良おろし」が原因で、過去には貨物列車が横転する事故もあった。
湖西線の開通を最も待ちわびていたのは、高島市の人だったかもしれない。
江若鉄道が廃線になってから湖西線が開通するまでの約5年間は代行バスが運行されたが、アクセスがいいとは言い難かった。湖西線が誕生したことで、近江今津以北に駅が新設され、京阪神への移動時間は短縮した。
滋賀県高島市今津町の橋本源之助さん(79)は、50年前の開通の日の様子を覚えている。当時、町立今津東小6年の担任だった橋本さんは、児童を引率して近江今津駅(同町)のホームで開かれた式典に参加した。
ホームには「湖西線開業 安曇川へ8分 堅田へ42分 西大津へ58分 京都へ73分」と書かれた横断幕が掲出され、くす玉が割られたほか、テープカットも行われるなどお祝いムード一色に包まれた。
「とにかくすごい盛り上がりで、ホームが人でごった返していた。児童が線路に落ちないように、そればかり気にしていた」と橋本さんは振り返る。
一番電車を見送ると、近隣の学校の吹奏楽のメンバーや鼓笛隊が駅前や商店街をパレード。夜は小学校の体育館で演奏会が行われるなど、町をあげての大イベントとなった。
その湖西線開通から50年を迎える。
高島市は従来、文化的にも距離的にも、福井県の若狭町や小浜市などと近かったが、湖西線開通を機に一変した。
「京阪神が近くなったという感覚があった。通勤、通学圏が一気に広がった」と橋本さん。他方で、京阪神方面から水泳客やスキー客が多く訪れるようにもなった。
鉄道関連の著書があり、滋賀県内の鉄道事情に詳しい大津市歴史博物館の木津勝副館長は「京阪神から北陸を結ぶバイパスの誕生により、特に湖西北側の人にとっては交通利便性が格段に向上した。それだけに路線に対する思い入れも強いのではないか」と話している。
湖西線は北陸から京都、大阪を結ぶ路線として湖西地域に住む人たちの生活の足となり、沿線の発展に大きく貢献した。半世紀にわたり人を運び、文化を育み続けてきた湖西線と沿線の歴史を振り返る。
■湖西線の主な出来事
昭和44年10月 江若鉄道が営業運転終了
昭和49年 7月 湖西線が開通
昭和62年 4月 国鉄分割民営化、JR発足
昭和63年12月 小野駅が開業
平成 6年 9月 叡山駅が比叡山坂本駅に改称
平成20年 3月 西大津駅が大津京駅に改称
平成20年 3月 雄琴駅がおごと温泉駅に改称
令和 6年 7月 湖西線の開通50周年
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OS5
:2024/07/18(木) 14:37:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/aaca5708b27c5ff90db8145882c17bdcdb323316
各地で宅地造成、沿線発展 駅名変更、観光客も増加 湖西線開通50周年㊥
7/17(水) 16:03配信
産経新聞
現在のJR湖西線小野駅
昭和49年7月に誕生したJR湖西線は、沿線の発展に大きく影響した。10年前の39年に琵琶湖大橋が開通したことと合わせ、湖西地域の交通利便性は一気に向上。宅地が造成され人口も増加した。新駅の設置や駅名変更により観光地化が進み、「湖西線の開通で街は大きく発展した」との声は根強い。
京阪神へ地理的に近い湖西地域では交通利便性の向上で土地の需要が高まり、昭和40年代初頭から旧志賀町を含む大津市などで宅地造成が進んだ。
大津市北部にある「びわ湖ローズタウン」は湖西線の西側を切り崩し、宅地を造成。湖西線開通と同じ49年に分譲を開始した。
人口増に合わせて、55年に小野小学校が開校したほか、役場の支所、公園などの公的施設も整備され、今も4947世帯1万257人(今年3月末時点)が暮らしている。
「JRの駅ができます。これが最大のうたい文句だった」。昭和50年代中頃にローズタウンに居を構えた内田成康さん(79)は当時を振り返る。
周囲は山や琵琶湖など自然に恵まれており、ロケーションは抜群。一方で、湖西線で京都や大阪へ行くには、バスで最寄りの和邇(わに)駅か堅田駅まで行く必要があった。購入希望者の多くは30〜40代の働き盛りの世代で、通勤に欠かせない新駅の設置が望まれたことは想像に難くない。
そこで昭和63年、湖西線開通後唯一の新設駅となる「小野駅」が誕生した。
駅は街のイメージに直結することも多い。
湖西線が開通した後に駅名を変更したのは、叡山駅(現比叡山坂本駅)と西大津駅(現大津京駅)、雄琴駅(現おごと温泉駅)の3駅。いずれも観光地化やイメージアップを狙ったものだった。
このうち雄琴は歓楽街の印象が強く、昔から男性の団体客が多かった。平成20年の駅名変更の際には、ひらがな表記にして知名度を向上させたほか、温泉地であることをアピールした。
その結果、繁忙期は行楽シーズンの秋から夏休み時期にかわり、家族連れが増えるなど客層も様変わりした。近年では、修学旅行などの宿泊客やインバウンド(訪日客)も増加。おごと温泉観光協会によると、コロナ禍前の令和元年には約52万人の観光客が訪れたという。
協会の池見喜博会長(52)は「駅名表記をみて、京都から近い温泉街とイメージが付いたと思う」と話し、来年に開催の迫った2025年大阪・関西万博の効果にも期待を寄せている。
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OS5
:2024/07/18(木) 14:37:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/edf79cae1f2fbc8cb9886df6c9b0537615115f52
「実は近い滋賀びわ湖」PR 県北部沿線の活性化なるか 湖西線開通50周年㊦
7/18(木) 13:46配信
産経新聞
北陸新幹線敦賀開業記念イベントとして行われた「つるが街波祭」。滋賀県内からも複数の自治体や団体が参加した=JR敦賀駅周辺
今年3月16日、北陸新幹線が敦賀駅(福井県敦賀市)まで延伸された。当日は敦賀市内でさまざまなイベントが実施され、滋賀県内の近隣自治体や観光協会もPRブースを設けて地域の特産品の販売や観光向けのパンフレットを配布するなどお祭りムードを盛り上げた。
湖西線は北陸線を経由して敦賀駅に乗り入れており、北陸新幹線の延伸による新たな人の流れを滋賀県内への誘客につなげたいとする期待は大きい。
滋賀県は、箱館山(同県高島市)から琵琶湖を見下ろす風景写真に「実は近い滋賀びわ湖」のキャッチフレーズを載せたポスターを作成。「敦賀駅からマキノ駅まで最短約27分」とうたい、今年3月末まで北陸新幹線の車内や敦賀駅構内に張り出した。担当者は「敦賀から誘客を図り、県北部の振興につなげたい」と言葉に力を込める。
滋賀県北部地域は近年、人口減少に悩まされ、それに伴う交通インフラの維持も大きな課題だ。
滋賀県の統計によると、昭和49年7月の開通以降、湖西線の1日あたりの乗車人員は、沿線住民の増加などを背景に平成の初めごろまで右肩上がりで増え、その後もおおよそ横ばいが続いている。
ただ、乗車人員における南部地域への依存は年々強まっている。令和4年度の途中19駅の1日あたりの乗車人員4万3159人のうち、大津市中心部に近い大津京―堅田間(5駅)の乗車人員は2万9565人と全体の7割近くを占めた。20年前の平成14年度の同区間の乗車人員の割合は6割程度で、南北格差がじわりと広がっていることが分かる。
加えて沿線自治体にとって悩ましいのが並行在来線の議論だ。北陸新幹線が今後、新大阪駅まで延伸した場合、湖西線が並行在来線にあたる可能性がある。
今月11日に開かれた北陸や東海など9県の知事らで構成する中部圏知事会議で、滋賀県の三日月大造知事は、並行在来線は存在しないと従来の考えを改めて強調した。
また、利便性向上のために地域住民が求めているのがエレベーターの設置だ。高架駅のある湖西線では、建物3階半に相当する長い階段を上る必要があるが、途中19駅のうち7駅でエレベーターが未設置などバリアフリーに対応していない。
そうした駅は高齢者らにとって買い物や通院に使いにくい交通機関となっており、滋賀県は国に対して整備方針の緩和を求めている。
交通政策に詳しい神戸大の正司健一名誉教授は「50年という節目は、街づくりをする上で鉄道の位置づけをもう一度考えるいい機会になるのではないか」と話している。
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OS5
:2024/07/18(木) 14:38:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5bd5e18c3f616fbae8f4ce5dd0e17383a89c818
北陸新幹線の「京都新駅」、候補3か所提示へ…年内にも詳細ルート決定の見通し
7/18(木) 14:00配信
読売新聞オンライン
北陸新幹線の車両(福井県敦賀市で)
北陸新幹線の敦賀(福井県敦賀市)以西の延伸について、国側が与党整備委員会に京都駅の新駅の候補地を3か所提示することがわかった。整備委は近く開催する会議で3案を議論し、年内にも詳細ルートを決定する見通し。
(写真:読売新聞)
新駅の候補地は▽現在のJR京都駅の大深度地下(深さ40メートル以上)に東西方向に設置▽同駅南側の地下に南北方向に設置▽JR東海道線桂川駅付近の地下に設置――の3か所。国土交通省などが検討を進めている。
3月に金沢―敦賀間が延伸開業。敦賀以西は2016年に福井県小浜市を通って京都、新大阪に至るルートで決定したが、環境影響評価の遅れなどから着工のめどは立っていない。走行距離が短い米原駅(滋賀県米原市)経由のルートを支持する声も上がっている。
北陸新幹線は、事業主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構や国交省が環境面や利便性を踏まえて案を示す。沿線の国会議員らでつくる与党整備委がルートを協議、決定し、国交省が予算化。機構が線路を整備し、運行するJRに貸与する。
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OS5
:2024/07/19(金) 05:49:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d6f0f6b6f911b23dbf589217e306e7577d90ab6
北陸新幹線の大阪延伸、建設費が想定の2倍近い3・9兆円に…工期も10年延長か
7/19(金) 5:01配信
読売新聞オンライン
北陸新幹線の車両(福井県敦賀市で)
北陸新幹線の敦賀から大阪への延伸で、政府が計画する福井県小浜市と京都を経由するルートの建設費が約3・9兆円に増える見通しであることがわかった。資材価格の高騰や建設業界の人手不足が要因で、当初想定の2倍にあたる。15年とした工期も10年ほど延びる見通しだ。
敦賀以西の延伸を巡っては、政府・与党が2016年、小浜・京都ルートに決めた。国土交通省の試算では建設費は2・1兆円だった。25年度の着工を目指しており、6月には与党が年内にも駅の場所やルートの詳細を決める方針を確認していた。
国交省は、近く開かれる与党の検討委員会で新しい見積もりを報告する方向だ。現在、京都駅の近くに設置する駅の候補地が異なる3案を検討しており、関係者によると、いずれも建設費が3兆円を超える見通しだという。
新幹線の着工には、安定的な財源の確保や、費用を上回る投資効果といった五つの条件を満たす必要がある。建設費が膨張すると、投資効果が下がる。延伸によってほかの新幹線駅と接続し、便利になることを踏まえ、投資効果の試算方法を見直すことも検討する。
16年にルートを決めた際には、滋賀県の米原駅で東海道新幹線に接続する案も検討された。小浜・京都ルートのコストが大きくなり、開業時期が遅れる見通しが強まれば、米原案を求める声が出てくる可能性もある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/08bbb3e81b55a0af5a1aae8c0acb391ebf90efee
大阪延伸、建設費2倍 北陸新幹線小浜ルート、4兆円に
7/18(木) 16:02配信
北國新聞社
北國新聞
●資材高騰や人手不足 「米原論」さらに
北陸新幹線敦賀-新大阪の延伸を巡り、政府が計画する現行の「小浜ルート」の建設費が当初想定の約2倍となる約4兆円に膨らむとの試算を国土交通省がまとめたことが18日、分かった。資材費高騰や建設業界の人手不足が理由。大幅な建設費の上振れで、費用対効果は着工の条件となる「1」を下回る恐れがある。石川や富山、日本維新の会などから「米原ルート」への再考を求める声がさらに強まる可能性がある。
与党は来年度中の着工を目指し、年内に詳細なルートを決める方針だ。
敦賀以西ルートを巡っては、与党が2016年度、大阪延伸へ向け、福井県小浜市から南下して京都市を経由し、新大阪に至る大まかなルートを決定。この「小浜ルート」は概算で2兆1千億円かかるとみていた。
ただ敦賀から先は、環境影響評価(アセスメント)の遅れなどにより、着工のめどが立っていない。早期開業を求める与党などの声を受け国交省は23年度から、本来なら着工後に行う地質調査のほか、京都駅や新大阪駅の構造調査などを前倒しで進めている。
「米原ルート」への再考を求める動きの背景には、整備区間が長い京都で地下水や建設残土の処理の問題が残り、市民団体の反対運動が出ていることがある。与党の整備委員会は6月、小浜ルートを堅持する方針を確認している。
着工に向けて検討していた国交省は小浜の詳細ルートの候補として3案に絞り込み、それぞれの建設費を試算。1案は約3兆9千億円で、残る2案も4兆円ほどとなった。近く与党に報告する。
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OS5
:2024/07/19(金) 12:55:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/67ddc1f41589fa63817eb4005c44b737cc96a58c
北陸新幹線「小浜」最大5兆円超 敦賀以西の建設費、2.4倍
7/19(金) 8:02配信
北國新聞社
北國新聞
●費用対効果、着工条件満たさず
●国交省試算、京都までの工期最大28年
北陸新幹線敦賀-新大阪の延伸を巡り、政府が計画する「小浜ルート」の建設費が3兆9千億円に膨らみ、最大で5兆円超に上るとの試算を国土交通省がまとめたことが18日、北國新聞社の取材で分かった。資材費高騰や建設業界の人手不足などが原因で、5兆円を超える場合は当初想定の2・4倍程度となる。京都駅までの完成には最大28年を要する見通し。費用対効果や工期の面から、石川、富山両県内などで出ている「米原ルート」への再考を求める声が、一層強まりそうだ。
国交省が着工に向けて検討していた小浜の詳細ルート3案も判明。現在のJR京都駅を東西に横切る「東西案」、南北に運行する「南北案」、桂川沿いを走る「桂川案」となる。総事業費は当初想定の約2倍の約3兆9千億円に上振れし、物価上昇が今後も年2%の水準で続けば5兆円以上になる可能性があるとしている。
与党は近く整備委員会を開き、国交省側が3案を報告する。与党は来年度中の着工を目指して年内に詳細ルートを決める方針だが、議論は曲折も予想される。
敦賀以西ルートを巡っては、与党が2016年度、小浜市から南下して京都市を経由し、新大阪に至る大まかなルートを決定した。この小浜ルートは概算で2兆1千億円かかるとみていた。これに対し、東海道新幹線の米原につなぐ米原ルートの建設費は5900億円と算定していた。
●「米原論」の高まり必至
詳細ルートに合わせた新たな試算では、物価上昇分を除く3兆9千億円でも小浜の費用対効果を示す数値は「0・5」程度に下がり、着工条件の「1」を満たさなくなるとみられる。一方、米原は工費が想定の2倍となる1兆円超に増えても「1」程度を維持する見込み。これを受け、国交省と与党は費用対効果の計算方法を変更する方向で検討しているとみられる。
小浜ルートは環境影響評価の遅れなどにより、着工のめどが立っておらず、財源も未定となっている。一方、早期開業を求める与党などの声を受け、国交省は23年度から、本来なら着工後に行う地質調査のほか、京都駅や新大阪駅の構造調査を前倒しで進めている。
石川県内では県議会や小松、加賀、能美市議会などが米原ルートへの再考を求める決議を可決し、金沢経済同友会は提言した。国会では日本維新の会などが政府に米原への変更を提言している。背景には、整備区間が長い京都で地下水や建設残土の処理の問題が残り、市民団体の反対運動が起きていることがある。一方、与党の整備委員会は6月、小浜ルートを堅持する方針を確認している。
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OS5
:2024/07/19(金) 14:43:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/abb5ffac37a6d04ba69b84e0aae6ddf37c4538a2
窮地のJR木次線、一部区間の存廃論浮上 利用激減の現実
7/18(木) 8:30配信
毎日新聞
出雲横田駅を出発し備後落合駅に向かう木次線の列車=島根県奥出雲町で2024年7月4日午後1時12分、松原隼斗撮影
山陰と山陽をつなぐJR木次線が岐路に立っている。JR西日本は利用が特に低迷する一部区間の今後について、関係自治体と協議を進めたい考えだ。人口減や高齢化などに直面する地方は、交通手段の確保でも厳しい現実に直面している。
【写真特集】懐かしい車両ずらり 日本の鉄道
「現状の利用状況は非常に厳しいと考えている。最適な交通体系のあり方について議論をさせていただきたいと伝えた」。7月上旬、島根県の奥出雲町役場を訪れたJR西日本山陰支社の金岡裕之支社長は、町との非公開の会合後、報道陣の取材に対して説明した。
木次線は宍道(松江市)と備後落合(広島県庄原市)の81・9キロを結ぶ。JR西は5月、このうち出雲横田(島根県奥出雲町)-備後落合の29・6キロの今後のあり方について、関係自治体に協議を申し入れる方針を表明。その後、島根、広島両県と広島県庄原市を回り、同町が最後の訪問先だった。会合後、仲佐英哲副町長は「(今後の対応について)関係自治体に相談する」と慎重な言い回しをしたが、「廃止を前提にしたものであれば受けられない」と強調した。
木次線の歴史は古い。1916年に宍道-木次(島根県雲南市)が開通し、徐々に延伸して37年には現在の区間が完成した。住民の通勤通学に加え、木炭を大量に県外へ出荷するなど経済効果は大きかった。地元の郷土誌には「木次線は山陰・山陽を結ぶ連絡線として画期的便宜をもたらした」と記されている。
◇1日3往復のみ
しかし70年ごろになると、マイカーの普及で利用者が激減。利用の低迷は歯止めがかからず、輸送密度(1キロ当たりの1日の平均利用者数)は、87年度の665人から2022年度は171人にまで減った。特に今回議論になっている出雲横田-備後落合はわずか54人。JR西管内では、既に存廃の議論が始まっている芸備線の東城(庄原市)―備後落合に次いで少ない。
利用者の減少に伴って運行本数も減った。現在、出雲横田―備後落合は1日3往復のみで、住民が生活で利用するには不便だ。近くに高校がある出雲横田に向かう備後落合からの始発は午前9時20分発で、通学向けのダイヤにもなっていない。
同区間にある三井野原は県境の無人駅だ。以前は近くのスキー場がにぎわい、周辺には多くの旅館があったが、スキー客が減ってその面影はない。以前、近くで旅館を営んでいた白川英夫さん(71)は「車がまだ主流じゃなかった時代は、木次線でたくさんスキー客が来ていた」と振り返る。
線路沿いで第三セクターが運行している路線バスは1日に6往復しており、利便性では鉄道に勝っている。白川さんは「鉄道は便数が少なく便利が悪いから、この辺の人は生活で使っていない。もし自分で車が運転できなくなってもバスに乗るだろう」と話す。
同区間には、全国的にも珍しい「3段式スイッチバック」があり、車内から中国山地の自然を堪能できる。周辺の自治体はイベントなどを開催して観光での利用を増やそうとしているが、抜本的な解決につながっていないのが現状だ。
広島県の湯崎英彦知事は5月の記者会見で「(赤字路線を)次々としっぽ切りしていくことにつながる。何の国民的議論もなく進んでいく状況は適切ではない」と指摘。島根県の丸山達也知事は6月の記者会見で「(沿線自治体とJR西で)立場や立脚点が違うので話が完全にかみ合うことはない」と話した。【松原隼斗】
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OS5
:2024/07/19(金) 17:21:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0e01ac733ed63ce08af5a04f281cee14dde7cc3
JR九州が29年ぶり値上げ…平均14・6%で初乗りは30円高い200円
7/19(金) 16:11配信
読売新聞オンライン
JR九州
JR九州は19日、2025年4月の運賃値上げを国土交通省に申請した。値上げ幅は平均14・6%で、初乗り運賃は現在より30円高い200円となる。人口減少に伴う利用者数の落ち込みや人手不足が課題となる中、設備の維持費や人件費などを確保する狙いがある。JR九州の値上げは、消費税率引き上げ時を除くと1996年1月以来で、29年ぶりとなる。
運賃は設備の維持費や人件費などの経費に利益を上乗せした「総括原価」を基に算定される。国交省は今年4月、総括原価の算定要領を27年ぶりに見直し、災害で被災した施設の修繕費や人件費を上乗せしやすくした。
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OS5
:2024/07/22(月) 22:14:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/88bea69fd70f498e35cdb0314f3b62d2d878eec4
東海道新幹線の復旧、なぜ長期化 衝突・脱線の保守点検車両になにが
7/22(月) 16:55配信
朝日新聞デジタル
衝突して脱線した東海道新幹線の保守用車両=2024年7月22日午前9時44分、愛知県蒲郡市神ノ郷町舟川原、朝日新聞社ヘリから、上田幸一撮影
東海道新幹線で22日午前3時37分ごろ、愛知県蒲郡市内の上り線路上で夜間作業中の保守用車両2台が衝突し、いずれも脱線した。東海道新幹線は浜松―名古屋間で始発から運転見合わせが続き、ほかの区間でもダイヤが大幅に乱れた。JR東海は同日中の全面運転再開を断念した。
なぜ復旧作業は長引いたのか。
JR東海によると、事故を起こした保守用車両は2台とも脱線し、自力走行できない状態となった。このため、線路に戻しただけでは動かせず、いったん運搬用の台車を使い、別の車両で牽引(けんいん)する作業が必要となった。これによって事故車の撤去作業に時間がかかり、復旧作業が長期化しているという。
東海道新幹線の線路は一般的な在来線と同様に、盛り土の上にバラスト(砕石)を敷き詰める構造。山陽や東北などコンクリート板に直接線路を敷く「スラブ構造」の新幹線と比べ、乗り心地が快適となる半面、バラストの突き固めなどの保線作業が必要となる。
新幹線の保守作業は終電後の午前0時から、始発前の午前6時までの間に行われる。
ある新幹線技術者は「基地からの保守用車の出し入れや、始発前の安全確認に必要となる時間を除けば、実質的に作業できるのは数時間が限度」と話す。作業の遅れは始発の遅れに直結するため、現場はかなり慌ただしい雰囲気だという。
新幹線の営業列車は追突を防ぐため、先行列車との距離に応じて自動ブレーキがかかる自動列車制御装置(ATC)など手厚い安全システムを備えている。一方、保守用車は複数台が近接して作業する場面も多く、運転士らの注意力に頼ることも多いという。
東海道新幹線では1993年と2015年にも、保守用車同士の追突、脱線事故でダイヤが混乱する事故が発生。JR東海は再発防止策として保守用車同士の接近警報装置の改良などを続けてきた。(細沢礼輝)
朝日新聞社
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OS5
:2024/07/22(月) 22:26:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/527a0e5fe0f010cbd72814f692e293c075d94ae9
「どうにか帰りたい」夏休みを直撃、酷暑も追い打ち 新幹線運転見合わせで新大阪駅大混乱
7/22(月) 15:21配信
産経新聞
保守用車脱線の影響で浜松〜名古屋間の運転見合わせを知らせるホワイトボード=22日午前、大阪市淀川区のJR新大阪駅
22日に発生した東海道新幹線の一部区間の運転見合わせは、夏休みで遠出を予定する家族連れや訪日外国人客(インバウンド)を直撃した。新大阪駅(大阪市淀川区)では酷暑の中、足止めされた利用者でごった返し、混乱や疲労感に包まれていた。
「仕方がない。明日も休みが取れたので、もう1泊する」。家族とともに大阪を訪れ、栃木県へ帰宅予定だった男性会社員(56)は、翌日の切符を手にするため、窓口の列に並んだ。
名古屋-新大阪間は午前10時ごろに運転を再開したものの、ダイヤの大幅な乱れは山陽新幹線にもおよんだ。正午ごろになっても、切符の購入や払い戻しなどのために券売機や窓口の前に長蛇の列ができていた。
駅員は「本日の切符はそのままお持ち帰りください。後日切符をもって駅にお越しください」とアナウンス。運行状況を繰り返し伝えていたが、窓口前の列は何度も折り返しながら最後尾は約100メートル離れた別の改札口に差し掛かる場所まで延びていた。
この日は、大阪でも最高気温が35度を上回る猛暑日。駅構内は室内とはいえ、人混みで熱気が生じ、うちわや携帯扇風機を片手に汗をぬぐう人も散見された。大きなキャリーケースを持った外国人観光客は通路の端で疲れた表情で座り込んだり、うたた寝したりしていた。
神奈川県茅ケ崎市の会社員、清田守人さん(45)は名古屋までの切符をスマートフォンで予約しようとしたが、購入を試みた席が手続き中にほかの利用者に先に購入されてしまったといい、「今日中にどうにか帰りたい」と別の電車の空席がないか検索していた。
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OS5
:2024/07/22(月) 22:50:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/82687b00dedeb706a6f1cab54ba0d144ae5e6276
JR新大阪で「列車ホテル」開設検討 東海道新幹線の再開断念で
7/22(月) 22:18配信
毎日新聞
東海道新幹線の保守用車両同士が衝突し脱線した影響で新幹線の一部区間が不通となり、肩を落とす旅行客ら=JR新大阪駅で2024年7月22日午前10時38分、梅田麻衣子撮影
東海道新幹線の全面的な運行再開が見送られたことを受け、JR西日本は22日夜、帰宅や目的地への移動ができなくなった乗客の休憩用として、新大阪駅に新幹線の車両を開放する「列車ホテル」を開設する方向で調整していることを明らかにした。実施する場合は駅などで周知する方針。
東海道新幹線を巡っては、愛知県蒲郡市の豊橋―三河安城間の上り線で22日未明、線路のメンテナンス作業をしていた保守用車両の2台が衝突して脱線。事故の影響で、浜松―名古屋間の上下線が終日の運転取りやめになった。
東海道新幹線と山陽新幹線の直通運転もほぼ全面的に中止され、ターミナルの新大阪駅は朝から足止めされた客らでごった返した。【木島諒子】
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OS5
:2024/07/23(火) 10:04:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/722366c5f6e4262870cd46b2d7e0eed476764744
「代替」の北陸、大混雑 東海道新幹線運休、「大阪まで早くつなげて」
7/23(火) 8:02配信
北國新聞社
代替経路を案内する電光掲示板=金沢駅
●指定席通路まで客、移動諦め金沢宿泊の人も
東海道新幹線の一部区間が保守車両の脱線事故で終日運休となった22日、北陸新幹線が、関西と関東をつなぐ「代替ルート」として多くの乗客で混雑した。全席指定席の「かがやき」は満席が相次ぎ、「はくたか」では自由席に座れなかった乗客が指定席通路にまであふれる事態に。利用客からは「早く関東と関西を北陸新幹線でつなげてほしい」との声も聞かれた。
【写真】混雑する敦賀行きの北陸新幹線「はくたか」自由席=富山県内(乗客提供)
金沢駅では金沢止まりの北陸新幹線から、東京行きに乗り換えるため、いったん下車する客の姿も見られた。仕事で東京に行く途中、金沢駅で降りた国沢龍太さん(51)=大阪市=は「乗り換えまで時間があり、30分ほど金沢駅を見て回ることにした。東海道新幹線なら、とっくに東京に着いているはずなのに」とため息をついた。
「平日ですいていると思ったが、誤算だった」と疲れた様子で話したのは、法事で金沢に訪れた小倉転子さん(68)=東京=。はくたかの指定席が取れず、立ちっぱなしだったという。
JR西日本金沢支社によると、かがやきは午前11時ごろの出発便から上下線ともに次々と満席になり、はくたかも多くの便で指定席が埋まった。
前日に甲子園で野球観戦した畔見敏彦さん(72)は自宅の群馬県高崎市まで東海道新幹線経由で帰る予定だったが、ルート変更を余儀なくされた。大阪から特急「サンダーバード」で敦賀まで行った後、北陸新幹線に乗り換えた。金沢駅でいったん下車した畔見さんは「乗り換えが面倒だ。どんなルートでもいいので、早く大阪と関東が北陸新幹線で行けるようになってほしい」と求めた。
あまりの混み合いに22日の移動を諦めた人もいた。大阪に行くため、出張先の高岡から北陸新幹線を利用した会社員本田岳一(たかひと)さん(52)=神奈川県相模原市=は、敦賀からのサンダーバードの座席が取れず、急きょ金沢で1泊することにした。本田さんは「東海道の事故は知っていたが、まさか北陸新幹線やサンダーバードにも影響が出るなんて」と驚いた様子で話した。
●臨時列車4本運行
JR西日本は22日、利用客の急増を受け、はくたか2本と、サンダーバード2本の臨時列車計4本を急きょ運行した。このほか、北陸新幹線「かがやき」やサンダーバードの一部列車では、満席になった際に発売する「立席(たちせき)特急券」を提供した。
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:
OS5
:2024/07/24(水) 14:37:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b6b24d288dfa3b9227590a19318da97572c1d06
【速報】さよなら新幹線「500系」世界初の『時速300キロ』営業運転を実現 JR西日本が開発 ハローキティ―やエヴァともコラボ 2027年に営業運転終了
7/24(水) 14:00配信
関西テレビ
■JR西日本が独自開発 ジェット機に似た顔つき
新幹線「500系」
世界で初めて時速300キロでの営業運転を実現した新幹線「500系」について、JR西日本は2027年に営業運転を終えると明らかにしました。
先頭車両がジェット機に似た顔つきの新幹線「500系」はJR西日本が独自に開発した車両として1997年に登場しました。
■世界最速 時速300キロの営業運転を実現
新幹線「500系」
当時、世界最速となる時速300キロでの営業運転を実現し、東京と博多を結ぶ「のぞみ」としても走りましたが、わずか13年で引退。
現在は新大阪と博多を結ぶ山陽新幹線「こだま」として運行していますが、老朽化が進んでいてJR西日本は2026年度までに段階的に2編成まで減らすことを決めています。
こうしたなか、JR西日本は24日、2026年度以降運転する500系・2編成についても2027年中に運転を終えると明らかにしました。
新大阪と博多を結ぶ山陽新幹線の「こだま」は、N700系へと順次置き換える予定です。
■「ありがとうという気持ちでいっぱい。新幹線の時代が変わっていく」とJR西日本社長
「500系」出発式でのテープカット 1997年撮影
JR西日本の長谷川一明社長は、「500系」の引退について「東海道、山陽新幹線は一体運用ということで、乗り入れながら相互運用しているので、同一サービスをお客様に提供していく、メンテやいろんな経営の効率化を考えると、車両統一品がら統一化していくことが持続的な発展、経営的にも独自性、個別性も大事だが、大量高速輸送のなかでは、共通性により重点を置いたもの」
「1997年から営業運転開始ということで、廃車まで30年運用してきたが、高速走行している車両なので、本当に列車そのものにありがとうという気持ちでいっぱい。新しい車両に置き換えるということで、1つの新幹線の時代が変わっていくと認識」と述べました。
■新幹線500系の歩み
500系の運転席
・1997年3月22日 ダイヤ改正により営業運転開始
・2008年12月1日 8両化「こだま」の営業運転開始
・2010年2月28日 「のぞみ」営業運転終了
■主なイベント
「500 TYPE EVA」
・2013年4月10日 「カンセンジャーラッピング新幹線」運行開始
・2014年7月19日 「プラレールカー」運行開始
・2015年11月7日 「500 TYPE EVA」運行開始
・2018年6月30日 「ハローキティ新幹線」運行開始
■主な特徴
ハローキティ新幹線 車両内部
当時の営業運転速度『世界最高速』タイ 時速300キロで運転。
新大阪~博多『最速2時間17分』ロングノーズの先頭形状、翼型パンタグラフ (16両編成時)。
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OS5
:2024/07/24(水) 19:09:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9772fe9c2e129eed4b73bed6ef5e01fc5b904a0
臨海部ルート、31年度開業へ 羽田空港アクセス線、JR東日本
7/24(水) 17:21配信
共同通信
JR東日本は24日、羽田空港と東京都心などとを三つのルートで直結する新路線「羽田空港アクセス線」のうち、新木場方面の「臨海部ルート」について、2031年度に開業する方向で調整していると明らかにした。東京駅方面に向かう「東山手ルート」との同時開業を目指す。
JR東によると、東京モノレールに乗り換えて約40分かかる羽田―新木場を20分ほど短縮。千葉県の東京ディズニーリゾート最寄りとなる舞浜駅へのアクセス向上を見込む。費用などの詳細は今後、国や都と詰めるとしている。
JR東は昨年4月、東山手ルート開業が31年度になる見通しだと発表。羽田空港地下に設ける新駅とともに整備に着手した。
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OS5
:2024/07/24(水) 19:10:45
蓮舫まだーー?
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e31b699491518cc637036ee01dfbd144f7cd450
国民、衆院東京24区に新人
7/24(水) 15:49配信
時事通信
国民民主党は24日の両院議員総会で、次期衆院選の東京24区に新人で弁護士の浦川祐輔氏(31)を擁立すると決めた。
同区は、自民党の派閥裏金事件で「党の役職停止1年」の処分を受けた萩生田光一前政調会長の選挙区。
4855
:
OS5
:2024/07/28(日) 15:44:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0f82bed8f8d1dd00f4fe626c78f3fcaa3af19fa
新大阪駅と関空を結ぶ新ルートが構想中! 大阪の「新線」と接続する、阪急の新たな「独立路線」
7/28(日) 11:35配信
鉄道コム
阪急の車両
東海道新幹線の終点で、山陽新幹線の起点でもある新大阪駅には、私鉄は大阪メトロ御堂筋線しか乗り入れていません。現在、同駅に乗り入れる新たな私鉄路線の建設構想が進められています。
【地図で見る】新大阪〜大阪間を結ぶ阪急の「独立路線」と、その先で建設が進む新線
その路線を構想しているのは、阪急電鉄。大阪駅から十三駅を経由し、新大阪駅に至るという路線構想です。大阪駅は、うめきたエリアにあるJR西日本の地下ホームを使用。大阪駅でJR線と直通する計画となっています。
阪急はもともと、淡路〜新大阪〜十三間、新大阪〜神崎川間の短絡線を建設する構想を持っていました。これらは国からの鉄道事業許可も得ていたのですが、阪急は2002年12月、新大阪〜十三間を残し、鉄道事業許可の廃止を届け出ていました。残る区間も具体的な建設に向けた動きは見られませんでしたが、2017年に策定された「阪急阪神ホールディングスグループ 長期ビジョン2025」において、阪急は「新大阪連絡線」の整備について触れており、計画が消えたわけではありませんでした。
また、2017年には、大阪府、大阪市、JR西日本、南海、阪急の5者連名によるプレスリリース「なにわ筋線の整備に向けて」が発表されました。その中では、北梅田駅(現在の大阪駅うめきたエリア)から十三駅に至る「なにわ筋連絡線」の整備に向けた調査を実施すると説明されています。さらにその後も、公式発表ではありませんが、マスコミ各社が「大阪〜十三〜新大阪間の新線を阪急が建設する」と報じています。
なにわ筋線とは、うめきたエリアからなにわ筋を通り、JR難波駅と南海の新今宮駅を結ぶ計画の路線。現在は大阪環状線を通る「はるか」や、難波駅から発着している「ラピート」が通る計画となっています。このなにわ筋線と、阪急が構想している新線を組み合わせることで、新大阪駅から関空へのさらなるアクセス改善を図る狙いです。
ところで、阪急が各線で採用しているレール幅は、1435ミリの「標準軌」。JRや南海が採用している1067ミリの「狭軌」とは異なり、直通運転はできません。各報道によれば、阪急はなにわ筋連絡線を狭軌で建設し、なにわ筋線との直通運転を実施する計画だといいます。既存の阪急の各路線とは、十三駅で乗り換えこそできますが、線路はつながっていない「独立路線」となります。また、車両も南海と共通仕様になるとのことで、外観のマルーンや車内の緑色の座席などは阪急仕様と考えられますが、既存の阪急車とは異なる雰囲気の車両が登場しそうです。
阪急では、2031年度を予定するなにわ筋線の開業にあわせ、なにわ筋連絡線を開業させることを検討しているようです。また、かつての淡路〜新大阪〜十三間の建設計画に対応し、新大阪駅付近には新線建設用地や橋脚が準備されています。しかし、なにわ筋連絡線は、これらの準備設備を活かすのではなく、トンネルで新大阪駅へと乗り入れることになるようです。
西中悠基
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OS5
:2024/07/28(日) 15:47:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae7593c7218104673f4edebbd111cb1e0d15d076
赤字続きの三セク、苦渋の運賃改定…通学定期は月5000円アップ「小遣い減るかも」「親に伝えるの心苦しい」 鉄路存続へ「やむを得ない」との理解も 肥薩おれんじ鉄道値上げ反応
7/27(土) 11:27配信
南日本新聞
〈資料写真〉肥薩おれんじ鉄道に乗車する高校生=出水市の野田郷駅
鹿児島県薩摩川内市と熊本県八代市を結ぶ第三セクターの肥薩おれんじ鉄道(八代市)は26日、普通運賃を40〜140円(平均9.98%)値上げする改定を国土交通省九州運輸局に申請したと発表した。認可されれば10月1日から変更する。2004年3月の開業後、消費税率引き上げ分以外の改定は初めて。利用者からは負担増加を懸念する声の一方、「存続のためには仕方がない」と理解を示す意見も相次いだ。
【写真】〈関連〉肥薩おれんじ鉄道の株主総会であいさつする古森美津代社長=6月28日、熊本県八代市
「親は今でも『きつい』と言っている。値上げを伝えるのが心苦しい」。鹿児島県阿久根市の高校3年生は困惑した表情だった。普段から家業を手伝うことが多く、「負担が増える分、親の手伝いを増やしたい」。同級生の双子も1カ月の定期券が1人約5000円上がると知り、「お小遣いが減るかもしれないが、仕方がない」と話した。
資格取得の講習を受けるためほぼ毎日利用する薩摩川内市上川内町の男性(60)も「致し方ない」と理解を示す。経営が厳しい中、車両内の装飾やイベントで工夫しているのを日頃から感じている。「観光としての魅力を最大限に生かし、存続に向けて頑張って」とエールを送った。
最寄りの西出水駅(出水市)から徒歩約5分の出水中央高校は鹿児島、熊本両県の生徒約50人が利用する。山下秀雄教頭は「値上げしない方が良いが、大変な経営状況では仕方がない」。他の生徒との平等性を保ちながら、学校でできる対応を考えたいという。
おれんじ鉄道を巡っては、事業者や沿線7市町などで経営改善策を協議する未来戦略検討委員会が6月に初会合を開いたばかり。検討委の鈴木圭祐会長(鹿児島県交通政策課長)は「経費高騰など厳しい状況の中、やむを得ない。(検討委として)スピード感を持って対応したい」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島
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OS5
:2024/07/28(日) 20:51:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bb118261663d7c92b1cf6be96e31c83708848e3
南米ベネズエラで大統領選投票始まる マドゥロ氏の不正勝利なら米国が「疑義」唱える方針
7/28(日) 20:38配信
産経新聞
南米ベネズエラで28日、大統領選の投票が始まった。3選を目指すものの「劣勢」と伝えられる反米左派ニコラス・マドゥロ大統領(61)が、野党弾圧を示唆。公正な選挙の実施が危ぶまれている。米国政府は、マドゥロ氏が具体的な根拠を示さず「勝利」を主張した場合、国際社会に「疑義」を唱える方針だ。
大統領選はマドゥロ氏と野党連合が擁立した元外交官エドムンド・ゴンザレス氏(74)の事実上の一騎打ち。米非営利法人(NPO)「アメリカ評議会」によると事前の複数の世論調査の支持率はゴンザレス氏が59〜71%と優勢。マドゥロ氏は12〜24%に止まる。
マドゥロ氏は、2013年に死去したチャベス前大統領の後継として同年の大統領選に勝利した後、強権化。18年の前回選は野党が抗議のボイコットをした結果の〝出来レース〟で再選した。
今回の選挙戦でも一度は招待した欧州連合(EU)の選挙監視団の受け入れを拒否した。自らが勝利しなければ「血で血を洗う内戦」に陥るとも語り、野党や国際社会の懸念は強まっている。
米政府高官は26日、記者団の取材に、野党弾圧の可能性に懸念を示したうえで、ベネズエラ大統領選の成り行き次第で対ベネズエラ制裁を「調整する」と発言。選挙が公正に実施されれば制裁を緩和する可能性を示唆した。(平田雄介)
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OS5
:2024/07/28(日) 22:42:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/679aa8f3ab88c496b9d6eedbd1551c2d33c6f4b7
富士山登山鉄道構想が足踏み、大幅遅れの中間報告は公表時期も定まらず反対派の疑念強まる
7/28(日) 18:20配信
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産経新聞
山梨県が推進する富士山登山鉄道のイメージ(山梨県提供)
山梨県が進める富士山登山鉄道構想で、県が立ち上げた専門家による事業化検討会の中間報告が当初の予定よりも大幅に遅れ、さらに公表の時期が「未定」とされるなど異例の事態となっている。構想は開業時期や技術的な実現性などが不明確で、中間報告で一定の方向性を示すはずだった。構想に反対する地元関係者は「技術的にかなり厳しい結論が出ているのではないか」との見方を示し、実現性について疑念を強めている。
【写真】山梨県が推進する富士山登山鉄道のイメージ
■オーバーツーリズム対策
富士山登山鉄道構想は、麓から5合目を結ぶ有料道路「富士スバルライン」の上に次世代型路面電車(LRT)の軌道を整備し、5合目へのアクセスを自動車からLRTのみに転換させる考え。富士山のオーバーツーリズム(観光公害)が問題視される中で、来訪者を鉄道でコントロールする狙いだ。軌道の地下に電力ケーブルを敷設し、非接触で電車に給電するシステムとすることで架線が不要となり、景観にも配慮した設計となる。
昨年10月に発足した「富士山登山鉄道構想事業化検討会」は弁護士や大学教授らの専門家が事業化、技術課題、法制度の3部会に分かれ、構想の実現に向けた検討作業を進めてきた。
長崎幸太郎知事は昨年秋から富士北麓地域の各市町村で住民説明会を開き、構想の意義などを毎回強調した。しかし、事業スキーム(計画)や具体的な費用、技術仕様などは未確定な部分が多く、この点を住民から質問されると、「令和5年度中に出される検討会の中間報告で一定の方向を示す」と回答してきた。
■公表時期「未定」
ところが、今年3月の検討会では「意見集約に時間が必要」であることや、総事業費についても検討課題が多いとの理由で、5年度内の中間報告の公表見送りを決めた。この時点で検討会の担当である県の和泉正剛・富士山登山鉄道推進監(現・富士山保全・観光エコシステム推進統括官)は「遅くとも6月までの公表を目指す」と明言した。
だが、6月末になっても中間報告は公表されず、和泉氏は7月3日の県議会で「構想を住民説明会などで丁寧に説明してきた。頂いた意見を踏まえて方向性を固め、中間報告をしたい」と答弁。再び公表を遅らせることを明らかにした。専門家の検討による中間報告のはずが、住民の意見を踏まえる路線にいつの間にか変更した格好だ。長崎知事は7月18日の定例記者会見で、中間報告の公表は「未定」とした。
■「実現性に壁か」
登山鉄道構想への反対姿勢を明確にする地元自治体、富士吉田市の堀内茂市長はかねて、LRTから電気自動車(EV)のバス方式への転換を求めてきた。堀内市長によると、県の説明会では住民から、土石流発生時などの保全面▽スバルラインの急勾配を実際に登れるのかや給電システムが可能かなどのLRTの性能面▽収支を含めた事業計画-の大きく3点で質問や疑問が出たという。「その場ではいずれも『精査中』『研究中』として一切回答はなく、『年度内に回答する』とあった」と振り返る。
その「年度内」がずれ込み、さらに「6月までの公表」も延期となったことに、堀内市長は「現実問題として、技術面などで厳しい結論が出ていると推測する」と、現時点での事業化の計画をまとめること自体が難しいとの見方を示す。
登山鉄道への質問状を県に提出した市民団体「富士山の未来を考える市民の会」の秋山真一共同代表も中間報告の公表遅れに「具体的な課題が多くて(報告を)出せず、(登山鉄道の)実現性に大きな壁があるのではないか」と疑問を呈す。
登山鉄道への疑念が渦巻く中でも和泉氏は、市民の会との面談で、登山鉄道を富士北麓地域の2次交通として延伸させることや、地図上の直線距離だけでも約40キロ離れた甲府市内のリニア中央新幹線の「山梨県駅(仮称)」との接続まで想定していると言及。これには関係者からも「大風呂敷の前にまずは本当に登山鉄道を事業化できることを示すのが先だ」といった批判が出ている。(平尾孝)
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OS5
:2024/07/29(月) 14:24:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7f5e50061a51261f4418420f0251d4f690ff298
人口最少の県庁所在地 「寂しい」駅周辺、若者向けに変えられるか
7/29(月) 10:15配信
朝日新聞デジタル
JR鳥取駅周辺の再整備後のイメージ=鳥取市提供
鳥取市の中心部ににぎわいを生み出そうと、市がJR鳥取駅周辺などで大規模な整備事業を計画している。人口約18万人と全国の都道府県庁所在地では最も少ない市が目指すのは、「若者や子育て世代が住みたいと思えるまち」、そして「災害に強いまち」だ。(富田祥広)
【写真】JR鳥取駅周辺=2024年6月10日午後2時55分、鳥取市、富田祥広撮影
県都の玄関口、鳥取駅周辺にあるバスターミナルや地下通路、広場、駐輪場などは老朽化が進んでいる。市民や利用者へのアンケートでは「利用しづらい」「薄暗くて寂しい」といった声が上がった。さらには娯楽や文化施設、おしゃれなカフェなどを求める意見も寄せられていた。
市は昨年8月、交通やまちづくりの専門家も交えた官民連携の会議体を立ち上げ、駅周辺の再整備に向けた議論を重ねてきた。今年6月に整備方針をまとめた基本計画を策定。若者や子育て世代を意識し、駅の周辺にヒト・モノ・コトを集める方向性を示した。
基本方針では、鉄道の高架下を活用して駅と直結するバスターミナルやタクシー乗り場を設け、スムーズな乗り換えと災害や豪雪にも対応できる交通ターミナルに再編することを掲げた。
その上で、駅と駅前アーケードをつなぐ歩行者専用の高架通路やオープンスペースを整備する。子どもからお年寄りまで安心して移動でき、市街地に向けてにぎわいが広がっていくイメージだ。
また、駅やバス、タクシーを使う人たちが快適に過ごすことができ、災害時には受け入れ施設にもなる待合環境のほか、市民が集いたくなる文化施設なども整える。民間の投資も呼び込み、スーパーやカフェ、ホテルなど集客力のある複合施設も整備する。
市は今後2年間で具体的な整備計画を作り、2031年度ごろの整備完了を目指す。さっそく今月には市と県、JR西日本、鳥取商工会議所の4者で協議会を立ち上げ、整備手法や役割分担の話し合いを始めた。今秋には若者や子育て世代を対象にワークショップやアンケートを実施し、新たに設ける施設のアイデアや要望を募るという。
駅の高架化以来、半世紀ぶりとなる大規模な再整備に向け、深沢義彦市長は「市民にも分かりやすい情報発信をしていきたい」と話している。(富田祥広)
◇
一方、鳥取駅の約1キロ北東にある市役所の旧庁舎跡地について、市は緑地やイベント広場とする基本計画を2022年度に策定した。今秋にも整備を始め、26年3月までに利用を始める方針だ。
市庁舎は19年に現在の鳥取駅西側に移転。本庁舎跡地に整備する広場は、災害時には市民の避難場所や復旧活動の拠点となることを想定し、炊き出しのかまどとしても使えるベンチやマンホールトイレなどを設置する。
また、37台分の臨時駐車区画を設け、常設の40台分の駐車場とあわせ、災害時は支援物資を搬入する車の駐車スペースにする。
本庁舎跡地の南西にある第2庁舎跡地にはコンビニ「セブン―イレブン」の出店が決まり、オープンに向けて準備が進んでいる。
跡地整備の事業費は8億6810万円。5億7430万円を今年度の一般会計補正予算に盛り込み、残りを来年度の債務負担行為として設定した議案は、市議会6月定例会で可決された。(富田祥広)
朝日新聞社
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OS5
:2024/07/30(火) 15:05:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6c85a6215bd7b114e3a988a7b2912c5b8653f7a
JR美祢線、存廃含めた協議へ 山口県の沿線自治体とJR西、検討部会設置を決定
7/30(火) 12:48配信
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中国新聞デジタル
昨年の大雨の影響で線路が崩落したままのJR美祢線
1年前の大雨で被災して全線運休が続く山口県西部のJR美祢線(46・0キロ)を巡り、沿線自治体やJR西日本でつくる協議会の臨時総会が30日、山陽小野田市であり、鉄道での復旧と他モードでの復旧の双方を調査、検討する新たな部会を設けることで合意した。
【地図】JR美祢線
自治体は鉄道の存続を求めているが、JR西は利用低迷などを理由に「自社単独での運行は困難」として復旧に応じず、新部会の設置を要請していた。
臨時総会には、沿線の山陽小野田、美祢、長門の3市長と山口県の担当者、JR西の広岡研二広島支社長たち15人が出席。鉄道による復旧と、鉄道以外での復旧の双方のメリット、デメリットを調査、検討する部会を設置することを全会一致で決めた。
JR西によると美祢線は2023年6月30日〜7月1日の大雨で、湯ノ峠(ゆのとう)(山陽小野田市)―長門湯本(長門市)間(36・8キロ)の80カ所が被災。美祢市では第6厚狭川橋梁(きょうりょう)が流失した。10年の豪雨で被災し復旧した場所も含まれていた。
美祢市など沿線自治体が求める早期復旧にJR西は応じず、今年5月に広岡支社長が「JR単独での復旧は非常に難しい。仮に復旧させても、JR単独での持続的な運行は困難」と表明。美祢線の在り方を話し合う部会を設けるよう自治体側に提案していた。
美祢線は県西部を南北に走るローカル線。山陽小野田、美祢、長門の3市を結び、山陽線、山陰線と接続する。車の普及や人口減の影響で利用者の減少が続き、1キロ当たりの1日平均乗客数を示す輸送密度は新型コロナウイルス禍前の19年度で478人。JR西が発足した1987年度(1741人)の3分の1以下に減った。
被災前年の22年4月、JR西は輸送密度が2千人未満の赤字ローカル線17路線30区間を「単独では維持困難」とし、収支を公表した。美祢線も含まれ、年間赤字額は17〜19年度の平均で4億4千万円だった。
中国新聞社
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:
OS5
:2024/08/04(日) 07:23:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d4eed21ff1abaee0022c27146879a26320db5ae
豪雨から2年、雑草覆う津軽の鉄路 「被災ローカル線」バス転換へ
8/3(土) 16:30配信
朝日新聞デジタル
一直線に伸びる線路は、雑草に覆われていた=2024年7月13日、青森県今別町、林敏行撮影
津軽海峡を望む青森県今別町。2年前の豪雨災害から不通が続くJR津軽線の線路は赤茶色にさび付き、雑草が覆い尽くしていた。
沿線自治体とJR東日本などは5月、鉄路廃止で合意。ここを再び列車が走ることはなくなった。22年8月の豪雨による盛り土崩落などで、約29キロが不通になり、復旧には約6億円が見込まれていた。
災害で不通になった「被災ローカル線」は、全国に13区間。沿線の過疎化も深刻で、ほぼすべてが赤字路線だ。今後、被災路線の廃止論が続く可能性もあるが、宮下宗一郎・青森県知事は6月の会見で、「災害がきっかけに廃止されることは、前例にしたくない」と述べた。
阿部義治・同町長は「地域を存続させるため」と、鉄路復旧を最後まで主張したが、バス転換を望む地域の声も多かった。沿線住民の要望に向き合い、新たな交通網の協議が始まる。(林敏行)
朝日新聞社
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OS5
:2024/08/07(水) 18:59:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b68cefe557cc8bbc904cd9d00968bd491fde842
過疎地の「切り札」か「与太話」か 京都も通る「山陰新幹線」 費用3兆円?「採算無理」「出雲大社人気に」
8/7(水) 18:01配信
京都新聞
山陰新幹線をアピールする山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議のホームページ
「都市との時間的な距離や地域間の格差が正される。出雲大社に行く人も増えるはず」。京都市など関西に時折、足を運ぶ島根県出雲市の男性僧侶(44)は声を弾ませ、山陰地方と大阪を結ぶ「山陰新幹線」の早期建設を待望する。北陸新幹線が2015年に長野-金沢間が延伸開業後、ファスナー大手YKK(東京)が本社機能の一部を富山県に移転。14年に840万人だった金沢地域の観光入り込み客数は、新型コロナウイルスが広がる前の15〜19年は1千万人超で推移した。こうした開業効果を念頭に、「(山陰地方など)日本の隅々まで、人の流れを持っていかないといけない」と主張する。
【写真】京都府内を走る山陰線
鳥取県西部に位置し、行楽客でにぎわう中国地方の最高峰大山を望む伯耆町で観光協会長を務める川原かなよさんも「京都や大阪が近くなるのはメリット」と考える。利用者数や建設費の負担といった課題を気にしつつも、「便利になると思う」と語る。
超高速鉄道への期待感がある一方で、「与太話のレベル」と切って捨てるのは松江市の無職浅野秀長さん(67)。高速インフラの整備が、かえって地域の活力を奪う様子を見てきたという。松江市と広島県尾道市を結ぶ中国横断自動車道・尾道松江線が15年に全線開通して以降、「国道の交通量が減り、道の駅のにぎわいが失われた。新幹線でも同様のことが起こり、沿線の市町村が通過地点になって廃れていく。(新幹線の並行在来線となりうる)JR山陰線も不便になるのではないか」と危ぶむ。
「新幹線は採算が取れない」とも見込む。現状でも山陰線の利用者は低迷し、赤字は巨額だ。1987年と2022年の平均通過人員は、城崎温泉〜浜坂が4966人から721人に、浜坂〜鳥取は4878人から768人に、出雲市〜益田は2779人から860人になった。20〜22年度の3年間の平均収支で、赤字は、城崎温泉〜浜坂が9億5千万円、浜坂〜鳥取が7億6千万円、出雲市〜益田が33億1千万円。「山陰線を走る現在の特急ですら空席がある」とし、見通しの暗さを口にする。鳥取、島根両県で進む人口減の流れに、新幹線がさおさす恐れさえあるとみる。「便利になるほど、関西へ若者が流出してしまう」とみる。
身近な在来線の存続や利便性向上を願う声は多い。「若い時は新幹線がほしいと思ったこともあった。でも、この年では新幹線に乗ることはない。むしろ山陰線の充実に力を入れてほしい」。鉄道で移動した場合、「東京から最も時間がかかる場所」とも言われる島根県江津市で暮らす山藤法子さん(77)は強調する。江津市と、中国山地の広島県三次市をつないでいた全長約108キロのJR三江線が、利用減を背景に、18年に廃線になった影響を肌で感じているためだ。
山藤さんが営む調剤薬局には、三江線に乗ってやってくる高齢者が少なくなかった。現在、高齢者は車に乗り合いして来店するという。「三江線の廃止で、お年寄りは困っている。新幹線に費やすお金があるならば、在来線を使いやすくしてほしい」と語る。
東西に長い島根県の西部に位置する益田市で暮らす野村良二さん(80)も、山陰新幹線の整備よりも、山陰線の複線化を望む。「今は列車のすれ違い待ちが多く発生している。複線化の方が喜ばれる」とする。同市の市議だったが、議会で新幹線が話題になることはなかったという。「人口が減る中で、建設の大義名分が分からない。現実味を持って新幹線のことを考えている人は少ないのではないか」と推測する。
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:
OS5
:2024/08/07(水) 18:59:32
山陰新幹線の建設費は3兆円とも言われる。人件費や物資の高騰で、さらにかさむ恐れもある。山陰新幹線の沿線自治体の人口は、上位でも松江市20万人、鳥取市18万人、出雲市17万人にとどまり、その他は3万人に満たないところも多い。山陰両県の合計人口は120万人に過ぎず、人口140万人超の京都市1市にすら及ばない。高齢化による福祉費用の増大と、若年世代の流出で税収が増えづらい中、多額の財政負担は、小規模な山陰の市町村の財政を直撃しかねない。
加えて、山陰線が並行在来線としてJR西日本から経営分離されれば、自治体などが鉄路の維持に乗り出す必要に迫られる。新幹線の建設費と在来線維持の負担がダブルでのしかかれば、「他の市民サービスの切り下げにつながりかねない。自治体としては、新幹線誘致に腰が引ける部分だろう」(鳥取県米子市の関係者)との指摘もある。
山陰新幹線の沿線に見込まれる自治体間で温度差もある。山陰新幹線の「終点」となる山口県下関市は、13年に発足した「山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議」に名を連ねていない。同市の担当者は「参加の打診はあったが、現時点では保留している」とする。完全に開通していない山陰自動車道の整備を優先して国に要望したい考えがある他、同県の一部自治体も同様に加わっていないこと、同市は1970年に発足した「山陰新幹線建設促進期成同盟会」には入っていることを理由に挙げる。
住民の認知度や関心も低い。同会議に加盟している兵庫県北部のある自治体は「地元に新幹線のPR看板はなく、機運が高まっているとは言いがたいと思う」と認める。
ルートに見込まれる米子市の市議(54)は「新幹線を求める議員連盟ができたのは近年で、遅かった。建設は困難だと思っていたことの裏返しだろう」と苦笑する。米子市と漁業基地・鳥取県境港市とを結ぶ高規格道路の建設や、米子市と島根県安来市との間にある湖に橋を架ける問題が地元には横たわり、新幹線よりも関心が高いという。山陰両県の自治体は、山陰新幹線に加え、松江市と岡山市を南北でつなげる「中国横断新幹線(伯備新幹線)」の誘致も掲げ、二兎を追っているが、「どちらも、見通しはかなり厳しいのではないか」と断じる。
自治体が躍起となっている新幹線の誘致について、島根大法文学部の毎熊浩一教授(52、行政学)は「遠くから、速く、多くの人に来てもらい、お金を使ってもらって地域を活性化させるという『昭和の価値観』を感じる」と指摘する。
毎熊教授は近年、原発や自然エネルギーなどのテーマについて、無作為で選ばれた一般市民を議論の主役とし、得られた多様な意見を関係各所に提案する「自分ごと化会議」を展開し、全国から注目されている。現在の誘致論議について、「誰が新幹線を望んでいるのか、誰のための議論なのかが分からない。50年後、100年後に、自分や子、孫がどんな社会に生きていたいかを話し合う場が必要だ」と提言する。賛成でも反対でもない中間的な立ち位置の人や、利益団体の思惑で動くことがない人など、「『普通の人』の関わりが大事だ」と説く。莫大(ばくだい)な税金が投入され、地域の将来像を大きく左右しかねないインフラ整備だけに、多くの住民が我がこととして捉え、考えていく仕組みが欠かせない。
4864
:
OS5
:2024/08/07(水) 20:52:53
https://www.asahi.com/articles/ASS873FG3S87ULFA01KM.html
北陸新幹線、新たな京都駅はどこに? 3案提示、JR桂川駅周辺案も
有料記事
中村建太2024年8月7日 19時30分
北陸新幹線を延伸した場合、京都駅をどこに置くのか――。敦賀(福井県)―新大阪間の延伸計画をめぐり、国交省は7日午後、現行の「小浜・京都ルート」の詳細な駅位置や経路の案を発表した。
ルートの詳細案は、京都市内の駅位置や経路を巡って、3パターンある。京都駅の地下にホームを新設し、南北方向に乗り入れる「南北案」と東西方向に乗り入れる「東西案」、同駅から西に約5キロ離れたJR桂川駅付近の地下に新駅をつくる「桂川案」の三つだ。
建設主体の「鉄道・運輸機構」の調査によると、京都市街を流れる地下水は、京都駅周辺や伏見区の酒蔵が密集する地区にまで達している可能性がある。そのため地元住民らからは、地下トンネルが掘られることで、井戸水に使われる地下水などの水資源への悪影響を懸念する声が出ていた。
https://www.asahi.com/articles/ASS872320S87ULFA00CM.html?iref=pc_extlink
北陸新幹線の大阪延伸、物価上昇すれば工費最大5.3兆円に増加も
有料記事
中村建太2024年8月7日 18時12分
国土交通省は7日、北陸新幹線敦賀(福井県)―新大阪間の延伸建設費が、これまでの想定から大幅に増え、最大で約3・9兆円になる見込みだと与党に報告した。今後さらに物価上昇が進めば、最大で約5・3兆円に膨らむ可能性もある。資機材価格や人件費の高騰、一部トンネル区間での工事の難航が見込まれるためで、工期も従来想定から10年以上延び、25〜28年ほどかかる見通しだ。
7日に開かれた与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の整備委員会で、詳細な駅位置や経路の案を初めて示し、建設費と工期の新たな見通しを報告した。
ルートの詳細案は、京都の停車駅の位置や周辺の経路によって、三つある。
4865
:
OS5
:2024/08/07(水) 20:55:23
https://www.asahi.com/articles/ASS872S9TS87PLZB00GM.html
新「京都駅」は桂川駅付近? 北陸新幹線新駅候補、人口大幅増の地域
日比野容子2024年8月7日 18時55分
JR桂川駅=2024年7月31日午後4時8分、京都市南区、日比野容子撮影
北陸新幹線京都駅の設置場所の3案の一つとしてJR桂川駅付近が挙げられた。JR京都駅から大阪方面に向かう在来線で2駅目にあり、乗車時間5〜6分の距離にある。平日の午前11時〜午後2時台に停車する列車の数は1時間あたり上下合わせて8本だ。
駅は2008年に開業した。周辺はキリンビール京都工場の跡地の再開発が進み、14年には駅直結で京都府内最大級のイオンモールが開業。オムロンヘルスケアや京都銀行などの有力企業、有名私立高の付属小学校などが次々と進出している。
子育て世代が市外に流出して人口減少に悩む京都市にあって、人口が大幅に増えている。JR桂川駅から西へ直線距離にして約600メートルのところには阪急洛西口駅もあり、京都と大阪双方へJRと阪急の2路線が使える交通利便性が新住民を引きつけている。
京都市の住民活動の単位である「学区」別の人口を10年と22年で比べると、桂川駅の副駅名ともなっている久世は3161人増え、市内で最多だった。合計特殊出生率でみても南区は市内11行政区の中でトップだ。
京都市は21年に市都市計画マスタープランを見直し、JR桂川駅と阪急洛西口駅周辺を子育て世代の市外流出に歯止めをかける「職住近接のまち」として位置づけた。これまではおおむね6階建て程度のマンションしか建てられなかった国道171号沿いや久世橋通沿いで高さ制限を21メートルから30メートルに、容積率も300%から400%に緩和し、住宅やオフィスなど多様な建築需要に応えられるようにした。
この見直しに基づいて設計・建築中のマンションの分譲もすでに始まっている。市都市計画課の担当者は「新しい駅が出来れば交通利便性が更に向上し、一帯のまちづくりにとって間違いなく追い風だ」と話す。(日比野容子)
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OS5
:2024/08/08(木) 18:04:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/eef8c7cc9fe6d4d08e0c7228d1db30f01637f849
北陸新幹線延伸で京都駅3案、選定難航も…大規模工事は「地権者との合意形成に時間かかる」
8/8(木) 11:40配信
読売新聞オンライン
北陸新幹線の車両(福井県敦賀市で)
北陸新幹線の敦賀(福井県敦賀市)以西の延伸を巡り、7日に与党整備委員会で示された京都駅の新駅候補の3案では、各ルートの工期や乗り換え時間などが明らかになり、課題も浮かび上がった。整備委は年内にも3案から詳細ルートを決める方針だが、選定が難航する可能性もある。
【図表】京都駅新駅候補を踏まえた北陸新幹線延伸計画の詳細
新駅の候補地は、〈1〉現在のJR京都駅の地下で東西方向に設置する「東西案」〈2〉京都駅南側の地下に南北方向に設ける「南北案」〈3〉京都駅から南西に約5キロ離れた東海道線桂川駅付近の地下に作る「桂川案」――が示された。
東西と南北の両案は、在来線への乗り換えで利便性に優れる反面、事業費が約3・7兆〜約3・9兆円と桂川案(約3・4兆円)よりかさむ。一方、桂川案は現在の京都駅で在来線に乗り換えるまで約19分かかり、利便性が課題となる。
東西案と桂川案は地下約50メートルに駅を設置することなどから難工事が予想される。京都駅近辺の大規模工事には「周辺の地権者との合意形成に時間がかかる」(関係者)との見方もある。
新幹線を運行するJR西日本は「乗客の利便性を考えると現在の京都駅近辺が望ましい」としている。
関西経済連合会など関西の経済6団体は声明を出し、詳細ルートの公表について「早期全線整備に向けた大きな前進」と評価したが、最長28年となる工期については「想定を上回り、懸念を感じている」とした。
読売新聞
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OS5
:2024/08/08(木) 18:30:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/6acda787b30621026dce3e2cd40fe05475f49b94
敦賀乗り換えでデジタル地域通貨を抽選でプレゼント 不便さを楽しさに転換へ
8/8(木) 16:35配信
FBC 福井放送
不便な乗り換えを楽しく(7日敦賀駅)
新幹線と在来線の乗り換えが面倒だという声が絶えない敦賀駅ですが、初の盆休みはお得な場所になるかもしれません。
県は8日から9月1日まで、敦賀駅の2階乗り換え改札や、連絡通路を通る利用者を対象に、福井のデジタル地域通貨「はぴコイン」が抽選でもらえるキャンペーンを始めました。
JR西日本のアプリWESTERを使い、位置情報などを利用して抽選に参加できる仕組みで、2000人に1000ポイントが当たります。
キャンペーンを利用した人
「大変楽しいので、また敦賀駅を利用したい また乗り換えもたくさんして、いろんな所に行ってみたいと思う 帰りも挑戦する」
県の担当者
「乗り換えが逆に楽しいなというように感じてもらえれば」
ポイントは県内の4400店舗で利用でき、県では、’ネガティブな’乗り換えをラッキーなイベントに変換して、訪れた人に福井への好印象を持ってもらい、また経済の活性化にもつなげたい考えです。
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OS5
:2024/08/15(木) 09:11:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0672ff6d8529ef7e6abe8d8f7c9c9bbec76a029
磐越東線で通勤しよう! 福島・田村市、ダイヤに合わせた勤務時間
8/15(木) 8:30配信
福島民友新聞
新しい勤務区分で磐東線を通勤利用する職員(田村市役所提供)
田村市役所はJR磐越東線の利活用を促進するため、通勤利用に合わせた新たな勤務区分(勤務時間)を導入した。新たな勤務区分で磐東線に乗って通勤する職員からは「無理なく出勤できて朝の通勤時間に余裕ができた」といった声が上がっている。
市役所と行政局の最寄り駅となる船引駅、大越駅、神俣駅の上下列車の発着時刻に、職員の就業時間が合うよう勤務区分を設定した。書類での申請を省き、所属長へ申し出ることで利用できるようになっている。
これまでの勤務区分でも磐東線で通勤することは可能だったが、特に行政局では最寄り駅の到着時刻と始業時間との間に差が生じ、通勤利用を想定すると勤務開始時間まで時間が空くなど利便性が良くなかった。
市は、県とJR磐越東線の沿線自治体で組織する磐越東線活性化対策協議会で、磐東線の利活用促進に向けたアイデアとして職員の通勤利用を検討し、本年度事業化した。公共交通を担当する市企画調整課の吉田祐(たすく)副主査(35)は「磐東線の利用を目的としたことで『一度乗ってみよう』と電車通勤した職員もいる」と効果を語り、「働き方改革やコロナ禍で時差出勤を導入した事例があり、取り入れやすいはず」と沿線自治体や民間企業にも取り組みが広がることを期待した。
福島民友新聞
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OS5
:2024/08/19(月) 11:59:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/6af0fc5b6473b5647d945cfe6bc64b911fef6678
「終電を気にせず楽しんで」福岡市地下鉄の金曜日の終電時刻が最大35分遅くなる 今週から全線で
8/19(月) 11:18配信
福岡市は19日、地下鉄の利便性を向上させるため、今週から毎週金曜日の終電時刻を最大で35分延長すると発表しました。
福岡市の高島市長が19日の定例会見で明らかにしたもので、福岡市地下鉄全線が対象です。
空港線の場合、天神発・姪浜行きの金曜日の終電は現在、土曜日になった直後の午前0時12分発ですが、今週からは午前0時47分発に変わります。
また、七隈線では、天神南発・橋本行きの出発時刻が午前0時17分から午前0時35分に、箱崎線では中洲川端発・貝塚行きの出発時刻が午後11時58分から午前0時半に変わります。
高島市長は「インバウンド客の需要の高まりもあって、福岡市地下鉄の利用者数は一日50万人を超えている」とした上で「延長により終電を気にせず、もうひと楽しみしてほしい」と話しています。
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OS5
:2024/08/20(火) 16:28:32
https://article.yahoo.co.jp/detail/2f47753b2ac03b0245621fa77737603cf7898ed0
大人気「大阪発サイコロきっぷ」2024年秋も登場 目的地は富山、津山、白浜、博多 抽選2万5千組限定
8/20(火) 15:28配信
鉄道チャンネル
JR西日本は、サイコロで旅の行き先を決める「大阪発サイコロきっぷ」を今秋も発売します。利用期間は2024年9月28日(土)〜11月24日(日)の連続する2日間。
※10月11日(金)〜13日(日)、11月1日(金)〜3日(日)利用開始分の設定はありません。
サイコロきっぷは2022年に初登場したJR西日本の企画きっぷ。出目で行き先が決まるゲーム性、リーズナブルなお値段で目的地までの往復JR(新幹線・特急列車)普通車指定席が利用できるコスパの良さなどから、大変な人気商品となっています。
今回の行き先は富山、津山(岡山)、白浜、博多の4か所で、津山駅が当たった場合は岡山駅での途中下車が可能です。各方面の確率は富山1/3、津山(岡山)1/3、白浜2/9、博多1/9となっており、博多駅がレア駅に設定されています。
目的地の1つである津山(岡山)方面では、サイコロきっぷ利用期間(9月28日〜11月24日)に「森の芸術祭 晴れの国・岡山」が開催される予定です。行き先が津山になった場合、こちらに足を運んでみるのもよいでしょう。
値段は5000円(月〜木出発)または 8000円(金・土・日・祝日出発)で、今回は最大2万5千組限定の抽選制となっています。事前抽選申込期間は2024年8月26日(月) 0:00〜9月8日(日)23:59。WESTERポータルの専用ページで受け付けます。その他詳細は「大阪発サイコロきっぷ特設サイト」に掲載。
(画像:JR西日本)
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OS5
:2024/08/22(木) 08:54:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/86e37e8a0d669455e45b4799da5d6525438e5c48
城崎と敦賀結ぶ、片道5時間のリッチ旅 新観光列車「はなあかり」10月発車 JR西が第1弾
8/21(水) 18:22配信
神戸新聞NEXT
新観光列車「はなあかり」1号車のスーペリアグリーン車の内部(JR西日本提供)
JR西日本は21日、新観光列車「はなあかり」の運行を10月5日に始めると発表した。季節ごとに地域を変えて走り、第1弾は敦賀(福井県)-城崎温泉(豊岡市)間で12月22日までの土日に計24本を運行。グリーン車2両と、より上質な「スーペリアグリーン車」1両を設け、乗り通した際の片道料金は通常1万640〜1万2840円。
【写真】「檳榔子染」と呼ばれる黒褐色を基調としている「はなあかり」
土曜は城崎温泉行き、日曜は敦賀行きで、若狭、丹後地域の約180キロを約5時間かけて旅する。途中駅では最長27分停車し、地域住民による歓迎や特産品の試食、購入などを楽しめる。
車内では、事前予約制で地域の食材を使った弁当やスイーツを提供。地酒やつまみ、土産の販売もある。
列車は特急「はまかぜ」の車両を改造した3両編成で全54席。同社初のスーペリアグリーン車は「はまかぜ」の6席分を使った2人用の個室を10室設ける。2号車のサロンには城崎温泉名物「麦わら細工」を展示する。
同社はシニア層や家族連れ、城崎温泉で急増する訪日客らに加え、3月に敦賀駅まで延伸開業した北陸新幹線の利用客の取り込みも図る。長谷川一明社長は「車窓を楽しみ、地域の皆さんとの交流が深まる旅を提供できれば」と話した。
切符は9月5日午前10時、全国の「みどりの窓口」や主な旅行会社窓口などで発売する。(大島光貴)
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OS5
:2024/08/25(日) 19:31:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/c119586cb543a37ed9b4e914c40e7e3d68d0676a
豪雨で運休の米坂線、復旧手つかず JR東と自治体の議論は平行線/上
8/25(日) 14:00配信
毎日新聞
JR米坂線の車両=山形県川西町で2024年7月1日午後0時37分、神崎修一撮影
経験したことがない強い雨が襲った。2年前の8月3日。山形、新潟両県で集中的な雨をもたらす「線状降水帯」が発生。新潟県関川村では4日未明、国内歴代6位タイの1時間149ミリもの雨を観測した。山形と新潟を結ぶ米坂線(90・7キロ)は線路下の盛り土の流出が相次ぎ、線路は土砂に覆われた。あれから2年。橋梁(きょうりょう)があった場所は線路が途切れたまま。一部の線路は曲がったままで放置されている。【神崎修一】
【写真】大雨で崩落した橋梁
2022年8月の豪雨災害で被災し、一部区間で運休が続く米坂線。JR東によると、今泉(山形県長井市)―坂町(新潟県村上市)で被災し、山形側68カ所、新潟側44カ所の計112カ所で、橋梁や盛り土などに被害を受けた。全区間の約7割にあたる今泉―坂町間は、2年以上経過した今でも運休が続き、バスを代行運転している。鉄道という地域の足の不在は、沿線住民の生活に影を落としている。
夏休みに入った8月1日午後。代行バスが小国駅(山形県小国町)に到着すると、部活終わりの高校生約10人が降りてきた。米沢興譲館高1年の河内僚佑さん(16)は、通学で朝6時台のバスを利用する。「バスよりも電車の方が、走りが静かで揺れない。学校の課題は電車の方がやりやすい」。長井高1年の寒河江雄大さん(15)は今泉駅でフラワー長井線に乗り換えるため「朝は待ち時間が長いと感じる」とつぶやいた。
2年放置された線路は雑草に覆われ、復旧は手つかずの状態だ。復旧のあり方を巡って沿線自治体とJR東の意見が折り合わない。沿線自治体は被災前と同じく「JR東日本による鉄道の復旧と運営」を求める一方、JR東は復旧費や利用減少などを理由に「単独での運営を前提とする復旧は困難」と主張。JR東は復旧には約86億円の工事費と約5年の工期を要すると試算し、単独での復旧以外も視野に、沿線自治体と復旧検討会議を設置した。ただ23年9月から3回開かれたが、両者の議論は平行線をたどっている。
米坂線整備促進期成同盟会副会長で新潟県関川村の加藤弘村長(69)は「もうかる事業に投資したいというのは分かる。でも鉄道事業者としての使命があるはずだ。赤字だから切ろうでいいのか」と憤る。同会長で小国町の仁科洋一町長(72)も「高校生からはトイレが心配、バスだと酔いやすい、冬は外で待たなければいけないなど切実な声を聞いている。何としても復旧させないといけない」と訴える。
復旧費に加えて利用客数の減少も壁となる。JR東が公表した21年度の米坂線の輸送密度(1キロ当たりの1日平均乗客数)は290人で、民営化後の1987年度から7割減と深刻だ。JR東は5月の会議で、線路などを自治体が保有しJRが運行する「上下分離方式」や第三セクターの運営、バスへの転換など四つの復旧方式案を地元に示した。白山弘子新潟支社長は7月の記者会見で「自治体の考えもさまざまある。方向性を一つに絞らず、丁寧に議論していきたい」と説明した。
加藤村長は「(人口約5100人の)小さな村が鉄道の運営費を負担するのは無理だ。鉄道で復旧してほしいが、村内には『鉄道に予算を投入することで他の事業ができなくなると困る』との声もある」と複雑な心境を吐露した。
地域の足をどう確保していくか。乗り越えるべき課題は多い。
◇米坂線
山形県の米沢駅(米沢市)と新潟県の坂町駅(村上市)を結ぶ約90・7キロのローカル線。1936年に全線開通した。91年まで急行「あさひ」「べにばな」が走り、新潟と仙台・山形を結んでいた。80年代に並行する国道113号の整備が進んだことで利用減少が進んだ。赤字額(21年度)は今泉―小国間で8億5800万円、小国―坂町間で5億3600万円。現在は主に通学や通院の足として利用されている。険しい山間部を走るため自然災害による被災も多く、67年の「羽越豪雨」では10カ月運休。2013、14年にも大雨による運休が発生した。
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OS5
:2024/08/26(月) 06:11:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/0873b3e62b0d660b9bbc9710aa93c6185fe3a817
一世風靡した「ひかりレールスター」が存続危機 車内環境充実も「こだま化」で一日1本
8/25(日) 11:30配信
産経新聞
上質な車内環境が注目を集めたひかりレールスター=平成20年、JR山陽新幹線新下関駅
隣の客の腕が気にならない「2+2列シート」や4人用個室など上質な車内環境を売りに平成12年にデビューした山陽新幹線の「ひかりレールスター」が、存続の危機を迎えている。対航空機の切り札として一世を風靡(ふうび)したが、九州新幹線の全線開業で存在感が薄れ、朝の上りで一日1本が残るのみとなった。レールスター向け車両の多くは「こだま」に転用されたものの、近く大幅な削減が予定されており、全面引退の日もそう遠くはなさそうだ。
【写真】JR岡山駅で0系と並ぶひかりレールスター
■彗星のように
《東京-新大阪間の東海道新幹線の利用客数は航空機に対して9対1と圧勝だが山陽新幹線(新大阪-博多間)は約2対1と大きく差は縮まる》
山陽新幹線新大阪-博多間では航空機とのシェア争いが激しく、JR西日本は昭和62年の国鉄民営化直後から「ひかり」のサービス向上に腐心し続けた。
63年に0系を改造した「ウエストひかり」が誕生。それまで普通車の座席は3+2列の横5列だったが、グリーン車同様の余裕を持たせた2+2列の横4列とした。「ひかりレールスター」は、この「ウエストひかり」の後継として平成12年に彗星(すいせい)のように登場する。灰色の車体に窓の周りを黒で覆い、窓下に黄の帯をあしらった独自色。白地に青の従来カラーとは一線を画した。16両がスタンダードな東海道新幹線には乗り入れないことから、需要に合わせた8両とした。
普通車指定席では2+2列の横4列シートを踏襲。車内放送が流れない「サイレンス・カー」やパソコンが使える「オフィスシート」。そして4人用個室の「コンパートメント」など、普通車と異なる趣がビジネスマンや観光客の心を捉え、デビューから半年余りで累計乗客数は約700万人に達した。
山陽新幹線の乗客数を押し上げるにつれ、レールスターの名は沿線に広く浸透したが、平成23年の九州新幹線博多-鹿児島中央間の全通を機に潮目が変わる。
■「みずほ」「さくら」登場で意義薄れ…
新大阪-鹿児島中央の間を直通運転する「みずほ」や「さくら」が新たに誕生。途中停車駅が少ない「みずほ」は東海道・山陽新幹線における「のぞみ」に、比較的多い「さくら」は「ひかり」にそれぞれ相当する。
そもそも「ひかりレールスター」は、快適性や速達性を目的にJR西日本が独自に投入した車両であるため、新大阪-博多間でしか運行することができない。「みずほ」や「さくら」の運転に加え、東海道新幹線区間をまたぐ「のぞみ」にビジネス客が移行したことなどを背景に、「ひかりレールスター」は一定の役割を終えたとみなされ、運行本数を減らし続けた。
また「みずほ」と「さくら」に用いる車両はレールスターの700系を進化させたN700系。個室はないが、指定席はレールスター同様、ゆったり座れる2+2列配置で、最高時速は15キロアップの300キロに達した。
JR西は、レールスター向けの700系を16編成(各8両)保有し、ほとんどを、新幹線駅にすべて停車する「こだま」として運用している。だが、最新型N700Sの投入や老朽化に伴い、16編成のうち8編成を数年以内に引退させる方針を明らかにしている。
■「こだま」とほぼ変わらず
山陽新幹線で「ひかりレールスター」の名で運行されているのは一日1本だけで、始発の新下関を午前6時11分に出発し、終点の岡山には同8時23分に到着する。新下関の隣の厚狭を通過するほかは各駅に停車。後続の「のぞみ」4本に途中で追い抜かれるダイヤが組まれており、運用形態は「こだま」とほぼ変わらない。
もはや時代遅れとなってしまったにもかかわらず、ほそぼそと運行を続ける「ひかりレールスター」。産経新聞の取材に対し、JR西は「近年のダイヤ改正で『のぞみ』をより多く運転できるダイヤにした結果、8両で運転する山陽新幹線完結の「ひかり」が減少。結果として現行ダイヤにおいて、定期列車で『ひかりレールスター』として運転する本数は1本となった」とだけ答え、なぜ1本だけ存続させているのかとの問いには答えなかった。(岡嶋大城)
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OS5
:2024/08/27(火) 11:55:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c180d29208e4c365be73b77a7b9fc8c84846b1a
JR日田彦山線にBRT導入1年、乗客は鉄道時代を上回る10万人超…6割は観光客、課題は「日常使い」
8/27(火) 11:02配信
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読売新聞オンライン
日田行きのBRTに乗る高校生。大行司駅があった場所には屋根付きの停留所が設けられている(21日、福岡県東峰村で)=白井貴久撮影
2017年7月の九州北部豪雨で被災したJR日田彦山線の一部などにバス高速輸送システム「BRTひこぼしライン」が導入されて、28日で1年となる。運行ダイヤを柔軟に変更するなどバスの機動性をいかして、乗客は鉄道時代を上回り、今月5日には10万人を超えた。一方、JR九州によると、利用者の約6割は観光客で、将来にわたって安定的に運行するためには、「日常使い」の利用者をどう増やしていくかが課題となっている。(白井貴久、饒波あゆみ)
【地図】JR日田彦山線のBRT区間
「学校通る便増えた」
今月下旬、福岡県東峰村の停留所「大行司」で、女子高校生がBRTを待っていた。「今から補習なので、日田市(大分県)の学校に向かいます」と言い、BRTに乗り込んだ。「高校の近くに停留所があるのはありがたい。学校を通る便が増えたのもよかったです」。日田の高校に通う同村の高校3年の生徒(17)はこう話す。
被災した日田彦山線の一部を巡っては、地元は鉄道での復旧を望んだが、JR九州側が地元自治体の財政負担などを求めた結果、最終的にBRT導入が決まった。添田(福岡県添田町)―日田(大分県日田市)駅間の約40キロを走っており、このうち約14キロはJR九州がバス専用道を整備した。停留所は鉄道時代の12駅から36か所に増え、運行本数は約1・5倍となった。
さらにJR九州は自治体や利用者の声を踏まえ、今年3月に運行ダイヤを改正し高校近くを通る便を増やすなどした。4月には56人乗りの中型バスを1台追加して7台態勢にした。今年3月末までの1キロあたりの1日平均利用者数(輸送密度)は164人で、鉄道時代の16年度(添田―夜明駅間)の131人を上回った。
東峰村にある岩屋キャンプ場を管理する熊谷武夫さん(79)は「観光客がBRTを使い、近くの桜やツツジを見に来てくれるようになった」と喜ぶ。真田秀樹村長は「多くの人に利用してもらい、1年目としては成功だと思う」と話している。
「移住・定住にも」
一方、運行本数を安定的に維持していくために、観光客への過度の依存ではなく、地元住民の利用者をどう増やすかが問われている。
JR九州の古宮洋二社長は今月22日の定例記者会見で、「最初なので、ちょっと乗ってみようという人もいると思う。イベントは(利用の)波がある」と指摘。日常利用を促進するため、「きめ細かなルートや時刻を設定するなど地元の要望を吸い上げてダイヤを編成したい」と話した。
真田村長も「今はBRTに関心を持ってもらっているが、興味はいつか薄れていく」と危機感を語る。
村は日常利用者らの増加に向け、村内にある「大行司」など停留所3か所への移動の「足」を確保するため、乗り合いタクシーの仕組みを整備した。電話だけでなくLINEなどからも予約できるようにした。
大分県との県境にある停留所「宝珠山」の駅舎は、JR九州の列車のデザインを多く手がける工業デザイナーの水戸岡鋭治さんが監修し、カフェやキッズルームを新設する計画で、今秋の完成を目指す。JR九州によると、「宝珠山」の乗車人数は1日平均で14人しかいないが、村は改修に約1億円を計上し利用者増を目指す。さらに駅舎に隣接し、日田彦山線の線路があった場所を公園化する計画もある。
村の人口は約1800人で、今後も減少が予想されている。村ふるさと推進課は「村には子どもが遊ぶ施設があまりないので、駅舎の改修や公園化などを進め、移住・定住も促進していきたい」としており、BRTをいかしながら、地域振興を図りたい考えだ。
地域交通に詳しい流通経済大の板谷和也教授(交通政策)は「観光客を呼び込む魅力を作り、住民も積極的にBRTを利用するなどして乗客が増えれば、ひこぼしラインは全国のモデルケースになり得る」と話している。
4875
:
とはずがたり
:2024/08/28(水) 01:08:03
天北峠に挑む9600 昭和47年制作
https://www.youtube.com/watch?v=W6BXgptPU00
鉄道 鉄道関連 天北峠に挑む9600
https://tefucyou.seesaa.net/article/202201article_23.html
この映画「吹雪の名寄本線〜天北峠に挑む9600〜」(カラー・23分)は、国鉄の鉄道100年記念事業の一環として製作されて映画で、国鉄名寄本線屈指の難所・天北峠で吹雪に見舞われ立ち往生した9600形蒸気機関車と機関士たちの戦いを描いたドキュメンタリー映画である。映画は、昭和46年から47年かけて撮影されたもので、昭和10年当時の姿に可能な範囲で復元したうえ、実際に名寄機関区や名寄本線などで撮影されたという。主役の9600形蒸気機関車49672号機は、昭和10年当時の装備に復元(デフなし・小型前照灯・前照灯副灯取外し・炭水車増炭囲い取外し等)し、撮影は、名寄本線の“一の橋―上興部間”および上興部から延びる北海道農材工業石灰砿業所専用線で臨時貨物列車を牽引して撮影したという。ちなみにこの機関車は、大正9年11月に川崎造船所兵庫工場で製造され、国鉄札幌局に配属された。その後、黒松内機関庫―旭川機関庫―旭川機関庫深川分庫―新得機関区と転属し、戦後は、深川機関区―名寄機関区と転属し、この映画の撮影後の昭和46年3月30日に名寄機関区で廃車となった。
4876
:
OS5
:2024/08/28(水) 11:37:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/aaa14994ab183f85d878b7bc99bed0f26239d143
北陸新幹線「小浜・京都ルート」新3駅の詳細位置案を示す 国交省、福井県はJR東小浜駅の西側に
8/28(水) 11:32配信
福井新聞ONLINE
北陸新幹線
国土交通省は8月27日、北陸新幹線敦賀―新大阪間の建設促進を図る与党整備委員会で、小浜・京都ルートに設ける新たな3駅の詳細位置案を示した。福井県小浜市内の新駅はJR東小浜駅の西側、舞鶴若狭自動車道の小浜インターチェンジ(IC)の南東側で、現在のJR小浜線と交差する位置に設ける。駅の結節機能のあり方などについては今後、地元自治体なども含めて協議する見通し。
【地図】北陸新幹線の駅とルート案
国交省は小浜市内の新駅のほか、京都府京田辺市の新駅、新大阪駅の詳細位置案も提示した。京田辺市の新駅はJR学研都市線「松井山手駅」北側の地下、新大阪駅は現在の新大阪駅南側の地下にそれぞれ設ける。京都駅に関しては、前回の整備委で京都駅地下の南北に整備する案と東西に整備する案、京都駅の西約5キロのJR桂川駅付近の地下に新駅を設ける計3案が示されている。
新大阪駅までの全線開通にかかる工期や事業費は、京都駅の位置よって異なる。東西案が工期おおむね28年、事業費約3兆7千億円、南北案が同25年、同約3兆9千億円、桂川案が同26年、同約3兆4千億円。整備委は2025年度内の認可・着工を目指し、年内に1案に絞り込む。並行して工期短縮に向けた検討も進める。
福井新聞社
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:
OS5
:2024/08/28(水) 17:18:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/13d1e802b930332e9769f48b852ba4f4a35ee2c8
北陸新幹線の「京都新駅」どこに? 候補地3案、工期や費用など長短所あり
8/28(水) 16:41配信
読売新聞オンライン
北陸新幹線
北陸新幹線の敦賀以西の延伸について、福井県小浜市と京都市を通る「小浜・京都ルート」の京都駅の候補地3案が公表された。年内にもルートが絞り込まれる見通しだが、事業費や環境面への影響など、京都府内でも乗り越えるべき課題がある。
北陸新幹線「小浜・京都ルート」
国土交通省などが今月の与党整備委員会で示した。敦賀以西は小浜市のJR東小浜駅付近を経由し、トンネルで南丹市美山町付近を縦断。京都市では右京区の京北地域から中心部に入り、京田辺市の松井山手駅付近を経て新大阪駅に至る。宇治市と久御山町の境界付近には車両基地を設ける。
東西案・南北案・桂川案
北陸新幹線の京都駅周辺ルート案
新しい京都駅の位置とルートは、3案が示された。
駅南側の地下約50メートルで東西方向に新駅を設置する案では、右京区西京極付近から山科区椥辻周辺を経由し、車両基地までをつなぐ。
駅南西側の地下で南北方向に駅を設置する案では、堀川通・油小路通付近を南進。桂川までいったん西進して車両基地に向かう。
桂川駅付近の地下約50メートルで設ける案では、京北地域から南進して桂川の西側を沿い、車両基地に至る。
国土交通省が示した延伸計画3案の概要
3案には長短所も指摘されている。
東西案は、JRの在来線や市営地下鉄烏丸線の乗り換えがしやすい。一方、構造物を避けるために工期が約28年と最も長く、八条通の交通規制など市民生活への影響が予想される。
南北案は、乗り換えなどがしやすいほか、市街地の地下を南北に流れる地下水への影響が少ないとされる。ただ、地表に近いため、大規模な用地取得が必要で、概算事業費は約3・9兆円に膨らむとされた。
桂川案は、概算事業費が約3・4兆円と最も少なく、市街地に入らないことで地下水などへの影
響が少ないとみられる。一方、JR京都線が近く、掘削工事の難易度が高いため工期は約26年。京都駅での在来線乗り換えは約19分かかる。
概算事業費は3案とも物価上昇を見込むと5兆円前後になる。
月内には国交省が2025年度予算の概算要求を提出。年内には環境影響評価の準備書が公表され、詳細ルートと新駅の位置が決まる。着工には投資効果や財源確保などの五つの条件が必要となるが、与党は来年度の着工を目指している。
京都府内の自治体、期待と懸念
北陸新幹線の延伸に対し、府内の自治体などは、どうとらえているのか。
活性化への期待がある一方、懸念の一つに挙がるのが地元負担だ。
京都市は「市の負担について、詳しい説明を受けていない」と状況を注視。酒造や染織にも使われる地下水への影響、工事に伴う残土処理に懸念を示す関係者もおり、松井孝治市長は「延伸にかかる投資はふさわしいか。便益と財政、環境面の負担について非常に慎重な検討が必要」と話す。
南丹市では長大なトンネルが通る一方、新駅設置の予定はない。大規模工事が見込まれる美山町の住民からは「水資源や生活環境などへの影響が不安」との声も上がっており、市は「今後の環境影響評価の準備書を注視したい」とする。
一方、第4次総合計画で、「府を中心に連携しながら整備を促進する」と明示している京田辺市。上村崇市長は26日の記者会見で、「松井山手付近の新駅は地下で、地域を分断しないよう配慮されており、安堵した」と評価。「事業費には懸念もあるが、整備が新たなまちづくりにつながる起爆剤になれば」と期待した。
中央や各地の状況を踏まえ、西脇隆俊知事は「受益に応じた合理的な負担が必要で、制度改正を視野に入れてほしい」と重ねて求めている。
4878
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OS5
:2024/08/28(水) 22:30:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/aaa14994ab183f85d878b7bc99bed0f26239d143
北陸新幹線「小浜・京都ルート」新3駅の詳細位置案を示す 国交省、福井県はJR東小浜駅の西側に
8/28(水) 11:32配信
福井新聞ONLINE
北陸新幹線
国土交通省は8月27日、北陸新幹線敦賀―新大阪間の建設促進を図る与党整備委員会で、小浜・京都ルートに設ける新たな3駅の詳細位置案を示した。福井県小浜市内の新駅はJR東小浜駅の西側、舞鶴若狭自動車道の小浜インターチェンジ(IC)の南東側で、現在のJR小浜線と交差する位置に設ける。駅の結節機能のあり方などについては今後、地元自治体なども含めて協議する見通し。
【地図】北陸新幹線の駅とルート案
国交省は小浜市内の新駅のほか、京都府京田辺市の新駅、新大阪駅の詳細位置案も提示した。京田辺市の新駅はJR学研都市線「松井山手駅」北側の地下、新大阪駅は現在の新大阪駅南側の地下にそれぞれ設ける。京都駅に関しては、前回の整備委で京都駅地下の南北に整備する案と東西に整備する案、京都駅の西約5キロのJR桂川駅付近の地下に新駅を設ける計3案が示されている。
新大阪駅までの全線開通にかかる工期や事業費は、京都駅の位置よって異なる。東西案が工期おおむね28年、事業費約3兆7千億円、南北案が同25年、同約3兆9千億円、桂川案が同26年、同約3兆4千億円。整備委は2025年度内の認可・着工を目指し、年内に1案に絞り込む。並行して工期短縮に向けた検討も進める。
福井新聞社
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OS5
:2024/08/31(土) 07:52:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/cfe4927a73f9065a139e489e272edfdbf4233d87
「新幹線ホテル」宿泊・10時間弱かけ品川から東京へ”不思議な移動”…台風10号で東海道新幹線が突然の運休 名古屋から大勢の立ち乗り客も
8/30(金) 21:22配信
FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン
東海道新幹線が、台風10号の影響で29日夜から運転見合わせを決定した。
突然の運休に、ホテルが取れず新幹線に泊まる人など、翻弄(ほんろう)される人々の姿があった。
【画像】東海道新幹線の運転見合わせで…「新幹線ホテル」宿泊する人々の様子はこちら
「新幹線ホテル」に泊まる人々も
「日本の大動脈」である東海道新幹線が、突然29日夜から運休を発表。
夜7時ごろ、駅の構内では、東海道新幹線運転見合わせのアナウンスが流れた。
アナウンス:
本日、東京駅から東海道新幹線は発車いたしません。
さらに、新大阪方面に向かっていた東海道新幹線の車内では、「このまま東京方面に戻る可能性がある」とのアナウンスが流れた。
車内のアナウンス:
このまま東京方面にこの列車が戻る可能性もございます。
結局、始発駅の東京にまで戻ってくる事態になった。
実際に乗っていた人は、どのホテルも空いておらず途方に暮れていたところ、「新幹線ホテル」を紹介してもらったという。
東京駅まで戻った乗客:
東京駅に着いたのが夜中の1時過ぎ。どのホテルも満室だった。どうしようかと思っていたらJRの方が声をかけてくれて、『新幹線ホテルありますよ』と言われて。
ホテルとして開放された新幹線は、午後3時半に東京駅を出発したが、静岡・三島駅付近で7時間以上停車した。
そして、深夜1時過ぎに東京駅へと戻ってきた。
「新幹線ホテル」に泊まった客:
10時間弱で結局品川から東京に移動した。不思議な移動をした。『1年以内であれば、いつでも全額払い戻せます』と言われた。ちょっと安心している。
大勢の立ち乗り客も…
一方、途中の駅で降りることになった人の料金は…。
「新富士駅」で降りた人:
払い戻したら、きっちりと品川から降りた。新富士駅までは(乗車)料金は引かれる。(合計)1万5000円弱ぐらいだが、1万2000円ちょっとぐらいは戻ってきた。指定席(の料金)は返ってきて。
東海道新幹線は30日も、東京と名古屋の間で運転を終日取り止めとなり、多くの人が途方に暮れていた。
関東行きの列車はないと聞くと、「えっ!何で帰るんだろう…どうしましょう…」と戸惑う人や、「もうきょうは1日仕事をストップしようと、今調整に入っている」と話す人もいた。
名古屋駅でも、切符売り場に50人以上の行列ができていた。
さらに、名古屋発の特急「しなの」では、たくさんの立ち乗り客がいた。
「しなの」の終着駅は長野だが、そこから北陸新幹線・上越新幹線で東京へ移動する人が利用していたのだ。
東海道新幹線の運休の影響で、羽田空港では30日になって日本航空が臨時便を増やした。
臨時便で名古屋に帰る人:
けさニュースを見たら臨時便が飛ぶというので、あわててチェックアウトして、名古屋まで帰るところ。助かったわ〜って、すごく助かった。
JR東海によると、東海道新幹線は31日、始発から終日、三島と名古屋の間で運転を取りやめる。
東京 - 三島駅間、名古屋 - 新大阪駅間は、1時間あたり上下線ともに、2本程度の運転を予定しているとのことだ。
(「イット!」8月30日放送より)
イット!
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:
OS5
:2024/08/31(土) 23:12:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff8c70b590dfa7d350f69278e4ea98d0a6ae51d6
<JR石勝線 最新情報>線路に大量の土砂 「特急おおぞら・とかち」含む列車は少なくとも9月2日まで運休が決定 3日以降の運行は復旧作業次第
8/31(土) 17:27配信
■JR石勝線に深刻な爪痕…特急おおぞら・とかち含む列車運休続く
土砂が流れ込んだJR石勝線(提供:JR北海道)
JR北海道は8月31日、9月1日の列車運行計画について発表しました。北海道各地で発生した大雨の影響により、9月1日に計34本の列車が運休することにしています。
運休する列車の内訳は、特急が22本、普通列車が12本となっています。
特に影響が大きいのは石勝線です。線路への大量の土砂流入など深刻な土砂災害が発生しています。
この影響で、特急おおぞらと特急とかちを含む石勝線を走行する列車は、少なくとも9月2日まで運休となる見込みです。
JR北海道によると、現在も雨が続いているため、詳細な点検がまだ実施できていない状況といいます。9月1日以降に線路点検を実施し、必要な復旧作業を行う予定です。
■JR石勝線に深刻な爪痕…9月3日以降の運行は復旧作業次第
土砂が流れ込んだJR石勝線(提供:JR北海道)
9月3日以降の運行については、今後の調査および復旧作業の進捗状況によって決定されるため、改めて周知されることになっています。
■運休の対象となる主な列車は以下の通り
・特急おおぞら(札幌→釧路): 1、3、5、7、9、11号(釧路→札幌)2、4、6、8、10、12号
・特急とかち(札幌→帯広): 1、3、5、7、9号、(帯広→札幌)2、4、6、8、10号
JR北海道は、今後の気象状況によっては上記以外の列車についても運休や遅れが発生する可能性があると注意を呼びかけています。最新の運行情報については、JR北海道のウェブページで確認できます。
UHB 北海道文化放送
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OS5
:2024/09/02(月) 13:16:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/4271dfc104dde038af4a597ff10fc2c504100b49
台風で「安全優先」の運休、休業に理解も 介護やインバウンド…サポート課題に
9/2(月) 12:49配信
西日本新聞
台風10号の影響で商業施設が臨時休館となり、閑散とするJR博多駅前=30日午前10時、福岡市博多区(撮影・軸丸雅訓)
台風10号が上陸した九州では、交通インフラなどが一斉に止まった。各事業者は上陸前日の28日、早々に運休や休業を判断。近年の深刻化する気象災害を背景に、安全を優先する動きが定着し、社会にも理解が広がってきたとみられる。一方で識者からは、有事でも欠かせない職業への社会的支援や、外国人観光客への周知の徹底を指摘する声が上がる。
【写真】西鉄バスの路線図を取り入れたブルゾンを着る女性
「めったに止まらないイメージの『最強』西鉄バスが運休する…」。28日午後、西日本鉄道(福岡市)が翌日の電車と路線バスの運休を発表すると、SNS(交流サイト)上ではそんな投稿が相次いだ。X(旧ツイッター)では「西鉄バス」がトレンド入りした。
JR九州も28日、在来線と新幹線を29日午後から運休すると決めた。風雨の影響を受けない福岡市地下鉄は「駅に向かう乗客に危険が及ぶ可能性がある」として29日夜から全線で運転を見合わせた。
JR九州の担当者は「最近は計画運休への批判的な声が少ない」と明かす。社会への浸透に沿うように、商業施設も軒並み休業や時短営業を実施。ある百貨店関係者は「交通機関の早めの運休発表やコンプライアンス意識の高まりで休業しやすくなった。従業員に迷惑をかけずに済む」。
被害防止のため“空振り”を恐れない早めの動きを、専門家は一様に「命を最優先し、正しい取り組み」と評価する。関西大の安部誠治名誉教授(交通政策論)は「コロナ禍で在宅勤務が普及し、出張や通勤での交通需要が減っていることも計画運休の理解を後押ししている」とみる。
ただ、災害で交通機関が止まっても、医療や介護業界などの「エッセンシャルワーカー」の働きは求められる。
福岡県内の介護施設では台風の対応で職員3人が会議室などで一夜を明かした。施設関係者は「通勤できずに泊まった人の手当は出ない。命を預かる職業なので、災害時の対応を施設任せにせず、有事も働きやすい環境を社会として整えてほしい」と話す。九州大の塚原健一教授(防災学)は「台風でも休むわけにいかない人たちの宿泊費などを社会が支える議論が必要だ」と説く。
また、事前に情報が行き届かなかった人もいる。29日夜の福岡市では、運休を知らずに戸惑う外国人観光客が散見された。
安部名誉教授は「計画運休などは日本人には浸透しているが、インバウンド(訪日客)はまだまだ」と指摘。日本の鉄道システムは国際的に評価が高く、外国人観光客の利用も多いだけに「海外に日本の観光情報をアピールする際に、8〜9月は台風シーズンで交通機関が突然、止まることもあるということも発信していくべきだ」と強調した。
(台風取材班)
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OS5
:2024/09/03(火) 08:00:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/1eed6ed3ad861fa1f3ed0df31142db95f3cd8474
室蘭駅10月から無人化 JR北海道 乗車人数減少、利用拡大見込めず 市内の有人駅は東室蘭駅のみに
9/3(火) 5:01配信
北海道新聞
10月1日から無人化されるJR室蘭駅
【室蘭】JR北海道は2日、JR室蘭駅を10月1日から無人化すると発表した。同駅は室蘭線の東室蘭駅から延びる支線の終着駅で、特急も運行しているが、2023年度の乗車人数は1日当たり521人で減少傾向が続く。利用拡大も見込めないと判断し、無人化に踏み切る。
室蘭市内には七つの駅があるが、有人駅は東室蘭駅のみとなる。
室蘭駅は現在、みどりの窓口があり、JR北海道のグループ会社の社員3人が交代で勤務。土日祝日を含む午前7時20分から午後5時半まで業務を行っている。
10月以降は、同駅に列車の遅れや運休を知らせる案内モニターを設置する。特急券などの販売は、駅にすでに設置済みの遠隔で切符の買い方を説明する「話せる券売機」の活用をすすめる。同社は「利便性が低下しないようサービス維持に努めたい」としている。
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OS5
:2024/09/04(水) 23:04:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2d3ee9f0aa8b454b0ea8eefef1b650b450e175a
京阪電鉄が大阪市から枚方に本社移転 本線の中央に位置、沿線管理しやすくする狙い
9/4(水) 19:25配信
産経新聞
京阪電鉄が本社を移転する枚方市駅の複合施設「ステーションヒル枚方」=4日、大阪府枚方市(土井繁孝撮影)
京阪ホールディングス(HD)傘下の京阪電気鉄道は13日、本社機能を枚方(ひらかた)市駅に直結する大型複合ビル「ステーションヒル枚方」(大阪府枚方市)に移転する。同ビルは6日にオープンする商業施設「枚方モール」のほか、住宅やオフィスで構成され、地域の新たな経済発展の起爆剤として期待される。京阪電鉄には、主要路線である京阪本線の中央部分にある枚方に本社を移転することで、沿線全体の管理をしやすくする狙いがある。
京阪電鉄は、新本社に経営企画や安全推進、営業などの部署を移し、総務や広報などは引き続き京阪HDの本社がある大阪市中央区に残す。ステーションヒル枚方は3棟からなり、最も高い棟は高さ約126メートル。金融機関やメーカーなどの入居も決まっているという。
枚方市駅は京阪電鉄にとって大阪市の京橋駅、淀屋橋駅に次ぐ規模の乗降人員を持ち、近くには京阪グループが運営する遊園地「ひらかたパーク」もある重要拠点。ステーションヒル枚方は再開発の中心で、本社移転は地域活性化に寄与する思惑もある。
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OS5
:2024/09/11(水) 13:50:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/248ee11c46d32a4da9b31e52a88b6d3c1b52a330
「1人最高189万円」人気の豪華列車ツアーが来年も実施…料亭やすし店がランチ提供
9/11(水) 10:13配信
読売新聞オンライン
夕日に照らされながら海沿いを走るザ・ロイヤルエクスプレス(今年1月、松山市で)=近藤誠撮影
JR四国と東急は、東急の豪華列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」が、四国や瀬戸内を巡る3泊4日のツアーを、来年も実施すると発表し、募集を開始した。料金は1人96万〜189万円(税込み)。今年1〜3月に初めて行った全6回のツアーがほぼ満席で好評だったという。
【写真】ザ・ロイヤルエクスプレスのゴージャスな車内
同列車は、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」などを手がけた工業デザイナー、水戸岡鋭治さんによる豪華な内装で知られ、2017年から横浜と伊豆の間を運行。今年1〜3月、ほかの地方では北海道に次いで2例目として、香川や愛媛の海沿いなどを走った。料金は96万〜145万6000円と高額だったが、応募倍率は約2倍と人気を集めたという。
来年は、今年と同じ行程に加え、二つの新プランも実施。JR四国が運行する「藍よしのがわトロッコ」を貸し切り、徳島県の景勝地、大歩危・小歩危を訪れるプランと、バスで淡路島や同県鳴門市の大塚国際美術館を巡り、瀬戸内海に浮かぶクルーズ客船「ガンツウ」に宿泊するプランがある。
列車内では、香川や愛媛の料亭やフランス・イタリア料理店、すし店が昼食を提供。宿泊先は建築家・安藤忠雄さん設計のホテルや、道後温泉などとなっている。
1月31日〜3月7日の毎週金曜日に出発する全6回で、各回最大30人。参加は抽選で、今月4日から募集を開始し、10月21日まで受け付けている。問い合わせはザ・ロイヤルエクスプレスのツアーデスク(03・6455・0644)。
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OS5
:2024/09/11(水) 15:11:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8a5409f43bcb420e91ad868d18eb59a92f3e63f
山陽電鉄別府駅、直通特急などが終日停車へ 25年度以降の次期ダイヤ改正で 兵庫
9/11(水) 14:12配信
神戸新聞NEXT
次期ダイヤ改正で大阪梅田行き直通特急などが停車する予定の山陽電気鉄道別府駅=加古川市別府町朝日町
兵庫県加古川市と山陽電気鉄道(神戸市長田区)は11日、2025年以降に実施する次期ダイヤ改正で、別府駅(加古川市)に阪神大阪梅田-山陽姫路間を運行する直通特急と、東二見-山陽姫路間を走る特急列車が終日停車すると発表した。具体的な時期は「関係先と調整中」(山陽電鉄)で未定だが、停車本数が大幅に増えるほか、神戸、姫路方面との移動時間が短縮され、駅の利便性が高まる。
【写真】踏切と交差点わずか12メートル「線路内で信号待ち、しょっちゅう」脱線事故10年、不安今も 高砂・山電
別府駅周辺エリアは加古川市が「副都心」と位置付け、24年度から駅前広場のリニューアルに向けた検討を開始。10月1日には同駅とJR東加古川駅間のアクセスを強化するため、神姫バス(同県姫路市)がバス路線の新設を予定している。別府駅の南ではホテル新設の計画もある。
山陽電鉄のダイヤ改正が実現すれば、加古川市内で初の直通特急停車駅となる。別府駅は周辺に住宅地や多くの企業、大型商業施設が立地。山陽電鉄の駅で6番目に多い1日約8千人(23年実績)の乗降客を数えるが、普通電車と神戸三宮-山陽姫路間の「S特急」(いずれも3、4両編成)が停車するのみだった。
同社はバリアフリー化の一環でホームをかさ上げし、電車との段差を縮小させるのに合わせ、ラッシュ時の混雑対策として姫路方面にホームを約25メートル延伸する工事を実施している。25年3月までに完了予定で、6両編成の停車が可能になる。(大島光貴)
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OS5
:2024/09/12(木) 09:50:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4b06c049c8f77e063fa298f98af04911adbd4fe
“近未来”の鉄道 「ハイパーループ」走行テストに成功 オランダ
9/12(木) 8:30配信
テレビ朝日系(ANN)
All Nippon NewsNetwork(ANN)
真空に近いチューブ内を時速1000キロメートル以上で輸送することを目指す次世代鉄道「ハイパーループ」の走行テストにオランダの企業が成功したと発表しました。
オランダにある「ヨーロッパ・ハイパーループ・センター」で9日、「ハイパーループ」の走行テストが行われました。
「ハイパーループ」は2013年にアメリカの実業家、イーロン・マスク氏が提唱した、真空に近く空気抵抗が少ない状態のチューブ内を車両が移動する次世代鉄道で、自動車や航空機と比べてエネルギー消費や二酸化炭素の排出を大幅に減らすことができるとされています。
理論上、時速1000キロ以上で走行することが可能で、基本的な技術仕様などが公開されていて、各国の企業が開発を進めています。
9日に走行テストをしたオランダの企業は、今回は時速30キロにとどまりましたが、今年末までに時速100キロの実験を行い、2030年までに客を乗せた運行開始を目指しています。
600キロ以上離れているアムステルダムとベルリンの間は現在、鉄道で6時間以上かかりますが、「ハイパーループ」が実現すれば1時間半で結べるということです。
テレビ朝日
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OS5
:2024/09/14(土) 15:37:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cad98943409201be4d4b3ae4e6ac13ebccacef2
宇都宮LRT利用者、500万人達成 予測より約3カ月早いペース
9/14(土) 10:45配
朝日新聞デジタル
宇都宮市と栃木県芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)=2024年8月25日午後0時23分、宇都宮市、石原剛文撮影
宇都宮市と栃木県芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)の利用者が500万人に達した。運行会社の宇都宮ライトレールが13日、発表した。開業から384日目で、事前の予測より約3カ月早いペースとなった。
同社によると、500万人を達成したのは12日。開業以来、おおむね70〜80日ごとに100万人ずつ増えている。400万人達成から500万人達成までは72日間で、間隔が短くなる傾向にある。
7月の1日あたりの利用者は平日約1万5千〜約1万8千人、土日祝日約1万〜約1万1千人で、事前の予測を上回った。
同社は定期券の購入実績などから「新年度から、通勤、通学で利用する人が前年度より増えているようだ」とみている。
宇都宮市はLRTの利便性を高めるため、14〜16日、21〜23日の連休に「飛山城跡」停留場から飛山城史跡公園まで、タクシーとマイクロバスによる無料送迎サービスを実施する。午前9時半から午後3時半まで10〜15分間隔で運行する。停留場から公園まで徒歩だと、約20分かかる。
地域アクセスの実証実験でもある。市文化都市推進課によると、前回5月に実施した際には、5日間で584人が利用した。アンケートでは「それなりに」「とても」を合わせて98%が「満足」と回答したという。
また、13日に県庁で芳賀・宇都宮地域交通対策協議会が開かれ、LRTが走る宇都宮市の鬼怒通りの交通量(陽東3丁目停留場周辺、8月20日時点)が、約1年で1割減少したとする県と市の調査結果が示された。(石原剛文)
朝日新聞社
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OS5
:2024/09/17(火) 13:50:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/0944d7b72b244b796b6dad6a97c1e3302ad6ab87
西九州新幹線開業から2年たっても「未整備区間」の議論進まず…不透明な中、想定される「三つの展望」
9/17(火) 10:43配信
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読売新聞オンライン
読売新聞
西九州新幹線(長崎―武雄温泉間、約66キロ)は今月23日、開業2年を迎える。佐賀県内の武雄温泉駅(武雄市)から九州新幹線までの「未整備区間」を巡る議論は、この2年進展せず、実現できるかは不透明なままだ。政府・与党や地元自治体の動向、複数の有識者の見方を踏まえると、今後の展望としては、〈1〉国の財政負担を増やしての整備〈2〉現在の在来線特急との「リレー方式」の固定化〈3〉東九州新幹線の整備議論へのシフト――が想定される。(池田寛樹、梅野健吾)
【写真】在来線特急「リレーかもめ」と、西九州新幹線「かもめ」による「リレー方式」は解消のめどが立たない状態が続いている(佐賀県武雄市のJR武雄温泉駅で)
国の財政負担の大幅増
「整備新幹線は事業費の大幅な上振れが常態化しており、これを前提にする必要がある」。今月11日、佐賀県の山口祥義知事は県議会でこう述べた。山口氏は、国土交通省などが8月に公表した北陸新幹線の延伸ルート「敦賀―新大阪間」の建設費が、3・4兆〜3・9兆円と試算され、現状の物価上昇が続けば5兆円を超えるとの見通しが示されたことに触れ、「(西九州も)拙速に議論を進めるようなものではない」と強調した。
整備新幹線の建設費のうち地方負担は、JRが支払う設備の「使用料」を除いた額の3分の1と法令で定められている。武雄温泉―新鳥栖(鳥栖市)間を佐賀駅経由で整備した場合、佐賀県は実質負担を1400億円超と見込み、「負担が大きすぎる」と主張してきた。
一方、与党検討委員会は佐賀駅ルートを基本とし、「沿線自治体はルール通りの負担をしており、佐賀県にだけ特別なことはできない」と制度の変更を否定してきた。長崎県とJR九州も同ルートの整備を求めているが、ある与党議員は「山口知事(昨年1月から3期目)の間は議論は進まないのではないか」と語る。
こうした状況を踏まえ、大阪産業大の波床正敏教授(交通計画)は、「北陸新幹線沿線でも、京都府など建設費高騰を理由に慎重な自治体が出てきている。国家プロジェクトの新幹線ネットワーク構築を進めるには、急激な物価高による地元負担増を軽くする必要がある。与党が政治決断し、国の負担を大幅に増やさなければ北陸も西九州も延伸は困難だ」との見解を示す。
与党内では、毎年800億円程度の国の整備新幹線事業費補助の増額を求める声が出ている。ただ、自民党総裁選に加え、解散・総選挙が近く行われる可能性もあり、先行きは未知数だ。
「リレー方式」固定化
佐賀県内には現在、九州新幹線の新鳥栖駅があり、関西まで新幹線で行ける。また、佐賀―博多間は在来線特急で片道約35分。西九州新幹線を佐賀駅ルートで整備すると、長崎―博多間は30分短縮される一方、佐賀―博多間は15分短縮にとどまる。
西南学院大の近藤春生教授(財政学)は「佐賀は一定の交通インフラがあり利便性は低くない。人口減少を踏まえれば、新幹線整備の費用対効果は高くないだろう。国交省だけでなく、外部機関が費用対効果を客観的に算定・分析し、高い効果を見込めなければ、リレー方式の固定化でも仕方ないのではないか」とする。
「東九州」議論へのシフト
大分県の佐藤樹一郎知事は10日の県議会で、東九州新幹線構想について「(具体的な手続きに入る)整備計画路線への格上げを国に訴えたい」と意欲を示した。同新幹線は福岡市から大分、宮崎両県を通り鹿児島市に至る構想。全国新幹線鉄道整備法に基づき、1973年に基本計画路線に定められたままとなっている。
大分県は昨年、従来の日豊線沿いのルートのほかに、新鳥栖駅から大分駅までの久大線ルートを調査。宮崎県も、新八代駅(熊本県)と宮崎市をつなぐ新たなルートの構想を打ち出すなど、議論が活発化している。
九州大の塚原健一教授(土木工学)は「西九州新幹線の議論が足踏みしていても、南海トラフ地震対策の意義がある東九州新幹線の議論は急ぐ必要がある。大分から愛媛、関西へつなげる豊予海峡ルートも、半導体産業で沸く熊本と大分のラインを発展させるために進めるべきだ」と指摘。
その上で、「九州の新幹線網をどう構築するかという重大な問題は、国も交えて九州の知事会や経済界が議論していく必要があるのではないか」と提案する。
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OS5
:2024/09/17(火) 14:09:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4e8a26b0c15f625cd0b1eb41ca11d4d0c0cde49
新富士―富士駅間結ぶ車両 2025年1月に自動運転実験へ 静岡県と富士市が連携
9/17(火) 8:41配信
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静岡新聞DIGITAL
バスやタクシーが主要移動手段となっているJR新富士駅前=9月上旬、富士市(写真の一部を加工しています)
静岡県は富士市と連携して、JR新富士駅と富士駅を結ぶ車両の自動運転実証実験に取り組む。1988年に開業した新幹線駅の新富士は鉄道路線との接続がなく、在来線主要駅の富士とのアクセスが長年の地域課題。さまざまな交通手段を検討しながら実現しなかった曲折を経て、市はバス型車両の自動運転を「第1選択肢」に掲げ、新たな可能性を模索する。
実証実験は2025年1月に予定する。運転手が乗車しながら特定の条件下で自動運転する「レベル2」で、8人乗り車両を運行。一般道を低速で走り、片道約1・8キロを12分前後で結ぶ計画だ。
両駅間の移動手段は現在、バスとタクシーが主流。「運転手不足が深刻な問題」(市内の交通事業者)で、県と市は自動運転を公共交通網維持の有効な手段としてとらえる。
さらに、市が将来的な可能性として視野に入れるのが、製紙会社の旧引き込み線(専用線路)などを利用した自動運転専用レーンの開設だ。民有地のため、実現への課題は多いが、交通渋滞対策としても有効になる。小長井義正市長は「専用レーンを確保できれば、安全性と定時性につながる」と強調する。
自動運転実証実験のルート
市はこれまでJR東海に身延線の延伸による両駅の接続を要望するとともに、線路と道路の両方を乗り入れる交通システム「DMV」や、ワンコイン(500円)タクシーなどを検討してきた。特にDMVは市内を走る岳南電車との接続も視野に、07年に市内でデモ走行を実施。21年に営業運転が始まった徳島県と高知県の視察調査も行ったが、運行制限が多いことなどから、以降は具体的な検討が事実上止まっている。
新富士駅周辺で土地区画整理事業、富士駅前では再開発事業が進み、「富士山夢の大橋」効果で外国人観光客は急増している。来年1月の実証実験は完全自動運転に向けた5段階レベルの下から2番目。「実用化のめどは立っていないのが現状」(県の担当者)だが、両駅の接続は交流人口拡大や地域活性化につながると期待される。
市都市計画課の野毛史隆課長は「実証実験を貴重な機会として今後も自動運転の検討を進めていきたい」と話す。
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OS5
:2024/09/17(火) 21:29:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/adb608b5a88e4a7d6992208716027a44f65fee45
北陸新幹線の大阪延伸で火種 湖西線「経営分離」なら滋賀の反発必至、着工できぬ恐れ
9/16(月) 7:58配信
産経新聞
滋賀県の三日月大造知事
北陸新幹線の金沢-敦賀(福井県)間の延伸開業から16日で半年。残る敦賀-新大阪間の建設工事を始めるには、並行在来線の経営分離に関する沿線自治体の同意など「着工5条件」を満たす必要がある。沿線では滋賀県内を通り、敦賀-京都間を最短で結ぶ湖西線が経営分離の対象となる可能性がある。今後の議論が経営切り離しの方向に進めば滋賀県が反発するのは必至で、着工の見通しが立たなくなる恐れもある。
着工の条件はほかに、財源見通しの確保▽収支の採算性▽投資効果▽JRの同意-がある。並行在来線の経営分離はJRの負担軽減のための措置で、主に収益性の高い路線は対象にならない。
北陸新幹線の開業区間では、北陸線が「あいの風とやま鉄道」(富山)など5つの第三セクターに移管した。別の新幹線開業時にも実施され、利用者低迷で自治体の負担が増す例も少なくない。
湖西線は滋賀県西部を通る山科-近江塩津間74キロの路線。7月の他県知事らとの会合で滋賀県の三日月大造知事は、新幹線のルート上から滋賀県が外れている点などを踏まえ、「並行在来線は県内には存在しない」と三セク化への動きを改めて牽制(けんせい)。取材に対し、県北部の高島市も県と足並みをそろえる意向を示す。
三セク化議論は、着工目標の令和7年度に向けて始まるとみられ、現段階でJR西日本は「事業着手までに国や自治体と協議し、地域のニーズに合うサービスを検討する」とだけ答えている。(木ノ下めぐみ)
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OS5
:2024/09/17(火) 21:30:18
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1519533
関西客3割減の衝撃
金大の調査 「早く大阪へ」声強まる
〈北陸新幹線・延伸半年を考える〉(1)
社会
2024/9/15 05:00
●乗り換えネック「ツアー組みにくい」
「関西からの客入りは伸びていないと感じていたが、まさかここまでとは」。金沢のホテル関係者は驚きを隠さなかった。北陸新幹線の敦賀延伸後に金大の研究者が調査したところ、関西から金沢駅に来た人数が延伸前と比べ、3割減ったとの結果が出たのだ。16日で延伸から半年。新幹線が延びたことで石川県にプラスがあった一方、マイナスも生じている可能性がある。(経済部・齋藤圭祐)
調査は金大の藤生(ふじう)慎准教授(交通計画)らが実施した。今年3〜9月に関西2府5県から金沢駅を訪れた人数を調べた結果、延伸前の昨年同期と比べ31・2%減っていた。
●駅の位置情報利用
調査はスマートフォンの位置情報を利用し、移動人数を推計する手法であり、関西客の実数を示すものではないが「3割減」は観光関係者に衝撃を与えて余りある。
減少の要因は何か。金沢ニューグランドホテルの担当者は「乗り換えや運賃が響いたのだろう」とみる。新幹線延伸のおかげで金沢-大阪間は22分短縮されたが、敦賀で乗り換えが必要となり、運賃は1950円高くなった。
「旅行代理店がツアーを組みにくくなっているとの話を聞く」。金沢の別のホテル関係者は不安を語る。敦賀でサンダーバードから北陸新幹線に乗り換える時間が最短8分と短く、その余裕の無さが、大勢で動く団体旅行にとってはネックになるのだ。
「関西の奥座敷」加賀温泉郷はどうか。藤生氏の調査では、関西2府5県から加賀温泉駅への来訪者は延伸前と比べ17・7%減となった。
一方、加賀市によると、今年4〜7月、市内の旅館などを訪れた関西客は前年同期比で12・6%増えている。
●夏は車、冬は鉄道
これはどんなカラクリか。山代温泉の関係者によると、加賀温泉郷では、夏は車で訪れる客が多く、冬は鉄道利用が増える。藤生氏の調査は「駅に来た人」を推計しているが、今の季節、車で加賀温泉郷に来る人が多いのだろう。
加賀温泉郷では加能ガニの漁期を迎える秋から冬に客が集中する。新幹線延伸の真価が問われるのはこれからかもしれない。北陸経済研究所の藤澤和弘氏は「延伸の真の効果は半年では分からない」と指摘する。だが現時点で一つだけ鮮明なことがある。
「一刻も早く、北陸新幹線の大阪延伸を実現してほしい」。石川県内の観光関係者は異口同音に強調する。大阪延伸を巡っては「小浜ルート」が工期・事業費とも大幅に増大し、県内からは「米原ルート」を含めて再考するよう求める声が強まっている。
藤澤氏は「敦賀延伸後、新幹線を新大阪まで、どのようにつなぐかを皆が考えるようになった」と語る。これも新幹線効果の一つだ。
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OS5
:2024/09/17(火) 21:32:05
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240917-OYO1T50011/
「電車の待ち時間にちょっと寄っただけ」「30分もあれば十分」…北陸新幹線の重要な「結節点」、滞在は短時間
2024/09/17 12:00
「電車の待ち時間にちょっと寄っただけ。泊まってまで見るような観光名所はないかな」。11日夕方、気比神宮や気比の松原の観光を終えた大阪市天王寺区の大学1年女子学生(19)は敦賀駅で話した。北陸新幹線で金沢を訪れた帰路。観光のために立ち寄った。「よほど良い観光名所ができない限り、2回目はもういいかな」と話し、在来線ホームに向かった。
観光客らが集まる敦賀駅前の「オッタ」(16日、福井県敦賀市で)
北陸新幹線金沢―敦賀間の延伸開業で終着駅となった敦賀。東京からの新幹線、大阪、名古屋・米原からの在来線特急が集まり、重要な「結節点」となった。嶺南地方への玄関口との期待から、福井県などは、福井駅と並んで整備に力を注いできた。
敦賀市などは敦賀駅の拠点機能を高めるため、2022年9月に近くに複合施設「otta(オッタ)」を開設。施設内の公設書店「ちえなみき」では延伸後の5か月間で前年同期の1・7倍超の約20万人が利用。周辺でも、市の資料館「人道の港 敦賀ムゼウム」は1・7倍、敦賀赤レンガ倉庫は1・5倍、鉄道資料館は2倍程度が訪れた。
◇
しかし、地元住民らは手放しでは喜んでいない。気比神宮近くで約200年続く老舗和菓子店の男性(54)は、来年以降もにぎわいが続くのか不安を抱く。「大型連休までは例年の何倍もの客が来たが、その後は少し落ち着いた。今後、客足をいかに伸ばすかが課題だ」
家族連れらが集まる敦賀駅前の「ちえなみき」(16日、福井県敦賀市で)
「ちえなみき」では短時間立ち寄る乗り換え客らが多い模様だ。富山県の旅行を楽しんだという大阪市旭区の会社員(53)もその一人。乗り換えで空いた30分間で改札の外に出ただけだった。「特に見たい観光スポットがなかったので、30分もあれば十分かと思った」と話す。
観光関係者は「全国に響く知名度を持つスポットが見当たらない」と不安げだ。
滞在に必要な環境も十分に整っていない。
敦賀商工会議所の調査では、敦賀駅前にある四つのホテル(計580室)の延伸時から大型連休までの平均稼働率は9割とほぼ満室だった。週末やイベント開催時などに埋まりやすく、敦賀を拠点に嶺南を周遊したい観光客を逃がしてしまう恐れがある。
◇
市は滞在に結びつくような「目玉」の整備について懸命に模索してきた。
戦前、東京とヨーロッパを鉄道と航路で行き来する客らで繁栄した「鉄道と港のまち」の歴史をアピールしようと、市は22年、企業と協力して敦賀港のある金ヶ崎地区に宿泊施設付き高級レストラン「オーベルジュ」の整備を計画。新幹線延伸後の今年秋のオープンを目指していた。
しかし、「採算が厳しい」と懸念が出るなどしたため、昨年になって計画を変更。オーベルジュに加え、物産販売エリアやスイーツ店などを備えた複合施設を建設し、赤レンガ倉庫などを遊歩道で結んで回遊性を高める構想を明らかにした。
その構想は今も、実現するめどは立っていない。「負の遺産にならないのか」と不安視する声も出ている。市は今年6月、この複合施設を念頭に、高級ホテルなどの整備に最大10億円を補助する制度を設ける方針を発表したものの、今夏の予定だった構想の基本計画策定は資材高騰などを理由に遅れている。
◇
中心部の商店街は空き店舗が目立ったままで、関係者はにぎわいを取り戻そうと、新規出店者を呼び込みつつある。
イベントが開催され、県内外からの来場客でにぎわう金ヶ崎地区(14日、福井県敦賀市で)
市の第3セクター「 港都みなと つるが」は空き店舗のオーナーに、賃貸や売却を働きかけ、出店を希望する人に物件を紹介。入居の問い合わせもあるという。担当者は「劇的な改善は難しいかもしれないが、地道に続けるしかない」と話す。
福井大の江川誠一講師(観光学)は「敦賀は原発が立地し、ビジネス色が濃い場所だった。多くの原発が停止し、コロナ禍もあり活気が消えつつある段階で新幹線が延伸しており、宿泊や食事で観光客らを受け入れる態勢が整っていない。供給力不足だ」と指摘。「海鮮を中心に食への需要は高く、時間はかかるが、忍耐強く街の魅力を向上させる必要がある」とする。
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OS5
:2024/09/17(火) 21:32:46
https://www.asahi.com/articles/ASS9J3V91S9JPGJB001M.html
「人の移動で空白地域が」 北陸新幹線の延伸、福井で効果に地域差
永井啓子 佐藤常敬2024年9月17日 12時29分
北陸新幹線の敦賀延伸から16日で半年を迎えた。来県者数は2割以上増え、好調を維持しているが、開業効果に濃淡が見られるなど課題も抱える。
「現状は非常に順調に、期待通り推移している。夏休みの人出も本当に多かった」
福井県の杉本達治知事は、開業半年を前にした6日の記者会見で、こう手応えを語った。
KDDIの保有するビッグデータによる県の推計で、開業から5カ月間の全国からの来県者は、前年同期比で23%増えた。とりわけ、関東圏と信越地域(新潟・長野)は大きな伸びを見せた。
夏休み期間(7月20日〜8月31日)の観光施設の入り込み数も好調で、県立恐竜博物館(勝山市)は前年同期比5・4%増の約29万9千人。一乗谷朝倉氏遺跡博物館(福井市)は26・7%増の約3万3千人。敦賀赤レンガ倉庫(敦賀市)は41・6%増の約2万1千人だった。
JR西日本金沢支社によると、お盆期間(8月9〜18日)の北陸新幹線の利用状況は、乗客数が最も多い区間の上越妙高―糸魚川間(いずれも新潟県)で約39万7千人。前年同期比で26%増えた。期間中の1日あたり平均乗客数は約4万人で、ゴールデンウィークや年末年始を含む客の多い時期で過去最高となった。金沢―福井間の利用客は、前年同期の在来線特急の運行時と比べ、36%増の29万1千人に上った。
終着駅の敦賀駅も好調だ。敦賀市は、北陸新幹線開業から5カ月(3月16日〜8月15日)の市内の主な観光施設の来訪者数を発表。主要7施設の利用状況は、前年同期比1・5倍の約45万人が来場した。市は「堅調に推移している。短期的ではあるが開業効果が続いている」とみている。
伸び率が大幅に増えたのは、敦賀鉄道資料館(旧敦賀港駅舎)で、前年同期比約2倍の2万3千人。敦賀駅隣接の公設民営書店「ちえなみき」は同1・7倍の約20万6千人に達した。
敦賀駅を降りた後の「2次交通」の利用も順調だという。駅を起点に気比神宮や金ケ崎緑地、日本海さかな街などを巡る周遊バスは、同約2倍の約3万5千人、シェアサイクルも約7600人が利用した。
県観光連盟の観光客アンケートの回答を分析すると、東京からの来県者の世帯収入は1000万以上1200万円未満と1500万円以上が多い傾向がわかった。県は宿泊施設のリニューアルを後押しするなど、そうした富裕層の観光消費拡大をねらう。
恩恵受けられない地域も
ただ、課題もある。福井駅や敦賀駅の新しい商業施設が活況を呈する一方、恩恵が受けられない地域をどうするかだ。杉本知事は会見で「人の移動によって空白地域が生まれている」として、開業後に売り上げと人の流れが減った商店街への支援を打ち出した。
福井市は旅行客向けに、福井駅から離れた中央卸売市場内の食堂や海産物などの販売店、JAの農産物直売所を回る無料バスの実証運行を今月から始めた。
嶺南全体への波及効果もあまり見られず、小浜市の杉本和範市長は会見で、「敦賀に来た観光客が嶺南全体まで足をのばすところまではまだいっていない」と指摘した。
インバウンド(訪日外国人客)の誘致策も道半ばだ。23年の外国人延べ宿泊者数は、全国ワースト2位の6万4900人(観光庁調べ)。石川県(約103万人)の約6%だ。開業後の5月は全国41位まで上向いたが、年間40万人の目標にはほど遠い。
県は13日、JR西日本グループとインバウンド誘客の推進に関する協定を締結。来年4月開幕の大阪・関西万博の会場と県を含む地域を周遊できるお得な切符などを販売する計画だ。(永井啓子、佐藤常敬)
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OS5
:2024/09/17(火) 21:33:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/30dca15e691bbca094d439cfd5b4b3ca43c9abe2
北陸新幹線延伸から半年、福井の観光・ビジネス活況…恐竜博物館の来館者最多・大規模会議も増加
9/15(日) 11:30配信
読売新聞オンライン
福井駅付近を走る北陸新幹線(13日、福井市で)
北陸新幹線の金沢―敦賀(福井県敦賀市)間の延伸開業から16日で半年となる。新たに沿線となった福井に観光、ビジネス両面で効果をもたらしたほか、東海道新幹線が運転を見合わせた際の大阪―東京間の迂回(うかい)ルートとしても活用されている。(福井支局 川上大介、高山智仁)
【図】一目でわかる…公表された敦賀以西の4新駅の位置案
「恐竜一推しできたが、(福井の)認知度が非常に上がっている」。福井県の杉本達治知事は6日の記者会見で、延伸開業に合わせて主に関東で行ってきたPR活動への手応えを示した。
県内には、芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀の4駅が誕生した。県などは、多数の恐竜化石が発掘された「恐竜王国」を猛アピール。福井駅前には、肉食恐竜「ティラノサウルス」の実物大ロボット(体長約12メートル)など22体を整備した。
北陸新幹線のルート
県立恐竜博物館の来館者数は、再オープンした昨年7月からの1年間で約118万人と過去最高を記録。延伸開業後は関東、甲信越からの来館者が全体の25・5%を占め、延伸前から5・5ポイント増加した。
学術や経済関係の大規模会議の開催も増えた。県内で50人以上が参加する会議は2023年度、80件だったが、延伸開業後の今年度は約130件に達する見通しだ。
関西方面の在来線特急「サンダーバード」から北陸新幹線に乗り継ぐ敦賀駅では、途中下車して観光する人が目立つ。駅前の土産物店「おみやげ処 敦賀かわと」は、売り上げが5倍近くに増えたといい、店主の河藤正樹さん(55)は「新幹線がにぎわいを運んでくれた」と喜んだ。
一方、延伸開業後の県内の宿泊者数は、コロナ禍前の19年を1割ほど下回っている。訪れた後、そのまま移動する観光客が多いとみられる。
北陸新幹線に詳しい仁愛大の南保勝・特任教授(地域経済学)は「どのように開業ブームを維持するかが課題だ。恐竜以外の多様な沿線の魅力を発信する工夫が必要になる」と指摘する。
「東海道」迂回ルートにも
東海道新幹線が運行を見合わせた際、北陸新幹線を使って関西と東京を行き来する人が増えつつある。
JR西日本によると、台風7号、10号が接近した影響で東海道新幹線のダイヤが乱れた8月16、30、31日、9月1日の4日間、北陸新幹線では臨時列車計14本を運行した。新大阪から東京まで「サンダーバード」と北陸新幹線で移動すると倍ほど時間がかかるが、それでも利用客が集中した。
8月31日、敦賀駅のホームは、北陸新幹線を待つ人で混雑した。出張先の京都から帰宅するという横浜市の男性(24)は「東海道新幹線の運休で京都に足止めされていた。仕事に影響が出るのでこれ以上は待てません」と話した。
北陸新幹線は敦賀―新大阪間が未着工。途中に東小浜、京都、松井山手の3駅が設置される。早ければ26年3月頃にも工事の実施計画が認可される。
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OS5
:2024/09/17(火) 21:35:06
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240916-OYO1T50012/
福井に泊まらない観光客、店舗経営者ら「期待ほど開業効果を受けていない」…北陸新幹線延伸半年
2024/09/16 13:00
3月の北陸新幹線金沢―敦賀間の延伸開業から16日で半年を迎える。観光客が大きく増え、福井県内はかつてない活気に沸く。しかし、宿泊客数は伸び悩み、新幹線効果の恩恵に浴さない地域が出ている。訪日外国人客(インバウンド)の取り込みも低調だ。どうすれば多くの観光客らに県内で滞在してもらえるのか。にぎわいの裏に見える課題から迫る。
「福井の周辺にも魅力的な都市がたくさんある。福井で泊まってまで楽しみたいとは思えない」
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8月25日に北陸新幹線で初めて福井を訪れた埼玉県上尾市の会社員(50)は語る。永平寺町を訪問し、おろしそばを食べた後、土産を購入した福井駅から帰宅した。
土日の北陸旅行。初日の同24日は金沢市内を巡り、そのまま金沢で宿泊した。「兼六園や金沢21世紀美術館といった観光名所がコンパクトにまとまり、食と観光を楽しめた」と評価する。一方で、福井について「東尋坊(福井県坂井市)まで足を延ばして海鮮を食べようとも考えたが、海の幸は金沢の近江町市場で食べることができたのでやめた」とした。
◇
県などは新幹線延伸に向け、多くの観光客に県内で宿泊し、観光名所を周遊してもらうことを目指し、観光施設などの整備を進めてきた。
県の推計では、県外からの宿泊客の消費額は日帰り客の3・7倍の平均約2万3000円。宿泊客増による地域振興を狙い、特に力を注いだのが玄関口・福井駅の周辺だった。県などが多額の補助金を投入して再開発を後押ししたほか、外資系ホテルを誘致し、20体を超える恐竜モニュメントを設けた。
福井駅前のティラノサウルスのロボット
その結果、延伸を機に福井駅から県内各地を訪問する観光客は増えた。県によると、延伸後の5か月間で、永平寺は前年同期比29%増、県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館(福井市)は10%増で、大規模改装を経て昨夏に再オープンした県立恐竜博物館(勝山市)も新型コロナウイルス感染拡大前の2019年同期より19%多かった。杉本知事は今月6日の記者会見で、「投資がされたところを中心に人が集まっている」と誇らしげに語った。
しかし、お膝元の福井市の宿泊者数は、コロナ禍前に戻るほど大幅に伸びているわけではない。市などによると、3〜6月の宿泊者は19年同時期と比べ、それぞれ8〜24%程度減少した。県内全体で見ても、3月から6月までの宿泊者数は、それぞれ19年より1割程度減っていた。
県は20年、延伸する24年の県内での宿泊者数を18年(406万人)より25%多い510万人、観光消費額を1700億円にするとの目標を定めていた。しかし、昨年1年間は324万人で、達成率は63%程度にとどまる。新幹線延伸後も福井を訪れた旅行者が周辺地域で宿泊している可能性があり、県の担当者は「原因を分析しなければならない」と危機感を募らせる。
◇
宿泊者数が「低迷」しているとみられることで、影響も出ている。
福井駅から徒歩約15分の繁華街・片町。複数の店舗経営者らは「期待ほど開業効果を受けていない」と口をそろえる。和食飲食店の 女将おかみ 吉田香澄さん(67)は「客足は開発があった駅前で止まってしまっている」とこぼす。「道路や街灯などを整備するための開発費用を片町にも回し、観光客らが来やすい街にしてほしい」と訴える。
観光客が滞在して福井各地をじっくり回らないのであれば、効果は駅前や特定の観光名所に限定されてしまう。県は6日、片町などを念頭に、新幹線の恩恵が十分に届かず、人の流れや売り上げが減った地域への支援を始める考えを明らかにした。
仁愛大の南保勝・特任教授は「新幹線ですぐ来られるようになったということは、すぐに県外へ出ていけるということだ」と指摘。「福井市内も含め様々な場所が、歴史や文化などそれぞれの魅力を磨き、魅力が多く混在する福井にしなければ、観光客を周遊させ長く滞在させることは難しい」と話す。
「恐竜王国」人気 博物館年間100万人超
来館者でにぎわう恐竜博物館(福井県勝山市で)
北陸新幹線延伸を受け、「恐竜王国」は観光客らの注目を集めている。
県立恐竜博物館(勝山市)では、再オープンした昨年7月から1年間の入館者数が初めて年100万人を超え、118万154人に達した。8月に初めて同館を訪れた東京都練馬区の大学院生(23)は「迫力満点で充実した展示に大満足です」と話す。
同館の担当者は「新幹線開業で福井の注目度が高まった成果が表れている」と分析する。
福井駅前では、肉食恐竜「ティラノサウルス」の実物大ロボットなど22体が観光客らを迎えている。
関西発の最新ニュースと話題
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OS5
:2024/09/17(火) 21:36:31
https://www.chunichi.co.jp/article/958615
乗り換え発生で「しらさぎ」低迷 減便なら中京圏とのつながり希薄に【北陸新幹線・敦賀延伸半年】
2024年9月16日 05時05分 (9月16日 20時24分更新)
北陸新幹線が敦賀駅に延伸してから16日で半年を迎えるなか、北陸と中京圏を結ぶJR特急「しらさぎ」の利用が低迷している。敦賀駅で新たに乗り換えが生じたためで、利用者が半減した時期も。主要な移動手段である鉄道の利用低迷が続けば、北陸と中京圏のビジネスや観光などの結び付きが希薄になることが危惧される。
延伸前は金沢-名古屋間を走っていたしらさぎは、延伸で敦賀-名古屋間に短縮された。このため北陸-中京間の鉄道による移動は、敦賀駅と米原駅で最大2回の乗り換えが発生。利用客(敦賀-米原間)はゴールデンウイークで前年同期比49%減、お盆は40%減と激減。その後も前年を下回る状況が続いている。
金沢-名古屋間の鉄道料金も延伸前より2割以上も上がったため、直行できる高速バスの利用が増加。高速バスを運行する名鉄バス(名古屋市)によると、金沢-名古屋間、福井-名古屋間の利用者数はいずれも4月の1・6倍を筆頭に前年を上回る水準が続く。
JR西日本はしらさぎの利用者減について、南回りで北陸と首都圏を行き来していた人たちが、北回りに変わったことを最大の理由に挙げる。長谷川一明社長は8月の記者会見で「能登半島地震で観光地としての選択肢が北陸から変わった感じもある。今後もう少し動向を見ていく必要がある」と話した。
成形や加工などの「川中」産業が集まる北陸と、自動車や航空機などの「川下」産業が集積する中京圏とはビジネスや研究開発で結び付きは強い。観光でも広域観光ルートの「昇龍道プロジェクト」などで連携しており、しらさぎは重要なアクセス手段を担ってきた。利用低迷が常態化すれば、現行の敦賀-名古屋間8往復、敦賀-米原間7往復から減便につながりかねない。長谷川社長は「そうならないように利用促進を考えたい」と強調した。
神戸国際大の中村智彦教授(地域経済論)は「敦賀延伸で北陸は急速に首都圏とのつながりを強める一方で、中京圏の政財界の関心は薄い。このままでは北陸と中京のつながりは薄れていく」と指摘。敦賀での乗り換えは「非常に不便で改札も混むし、高齢者にとっては歩くのが大変。北陸が旅行先としての選択肢から外れてしまうのではないか」と懸念する。
(中平雄大)
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OS5
:2024/09/18(水) 21:09:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/eae6047142272e78b8301269dbdd711302395943
北陸新幹線延伸半年、外国人客に低い「福井」の認知度…「もったいない」
9/18(水) 17:01配信
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読売新聞オンライン
福井県立恐竜博物館を訪れた外国人客(福井県勝山市で)
「もったいない」。8月上旬に米テキサス州から福井県立恐竜博物館(勝山市)を訪れた男性は日本語でつぶやいた。
【図表】県内の外国人延べ宿泊者数
男性は、恋人とともに、兼六園(金沢市)などを目当てに金沢市内のホテルに3泊。旅行最終日の午前、北陸新幹線を使って福井駅経由で訪れた。
渡航前、ホテルや飛行機の予約を済ませた後に沿線の観光地をインターネットで調べて、恐竜博物館を発見。「Fukui」という県があることを初めて知った。よく見ると、温泉や日本酒など日本らしい魅力がある地域だとわかった。
「もっと早く福井を知っていたら、あわら温泉(あわら市)に1泊したのに……」と残念がった。
3月16日の北陸新幹線金沢―敦賀間の延伸開業をにらみ、県は、外国人延べ宿泊者数の今年の目標について、2018年(7万6000人)の5倍超にあたる40万人に設定していた。
20年度以降は毎年、インバウンド(訪日外国人客)対策に特化した事業を予算化してきた。県内へのツアーを開催してインバウンドの団体客らを呼び込もうと、海外の旅行会社へのアピールを強化したほか、訪日した団体客が県内で貸し切りバスを使う費用への補助などを実施してきた。
しかし、23年の外国人宿泊数は全国46位の6万4900人。新幹線延伸後の今年6月も6150人で、コロナ禍前の19年6月(8640人)を3割ほど下回った。達成にはほど遠い現状だ。
なぜなのか。男性は簡潔に指摘してくれた。「周囲には個人で旅行する人が多い。福井の存在を知らない人は、自分で福井の観光地を調べることはない」
県によると、全国の宿泊客の約9割が個人客。インバウンドもこの傾向が強いとみられる。欧米や豪州の個人観光客の利用が多い「Get Your Guide」といった海外の旅行情報サイトには県内の観光地の情報がほとんど掲載されていない。金沢駅集合・解散の福井への日帰りツアーなどは掲載されているものの、福井に特化した情報は整備されていないという。
延伸を機に今春からインバウンド誘客の担当を設置するなど力を入れ始めた宿泊施設の役員は「スキー客や会社の慰安旅行といった団体客を受け入れるノウハウはあるが、個人のインバウンドとなると、どうPRしたらいいのか、さっぱりわからない」と話す。
県インバウンド推進室の松石健司室長は嘆く。「個人客へのアピールが不十分だった。いまだに『見つけてもらえない』という段階なのはさみしい」
これらのウェブサイトで観光施設やツアーを取り上げてもらうには、事業者などが自ら登録し、サイトを通じて予約を受け付ける必要がある。そのため、県は今月に入り、事業者を対象に説明会を開き、サイトへの登録を呼びかけている。
市民らのおもてなしの精神が希薄だと指摘する声もある。
「残念ながら外国人を迎える準備が整っているとは感じられず、また来たいとは思えない」。福井駅からえちぜん鉄道で勝山駅に移動し恐竜博物館に向かった中国人男性(30)は話す。
勝山駅でバスに乗車する際、料金の支払い方法や乗り場についての案内が日本語ばかりだったため、若い日本人男性に英語で声をかけたが、返事もなく立ち去られてしまったという。「目も合わせてくれなかった。勝手の分からない土地では、ささいなことも不安に感じる。優しくしてほしかった」とため息をつく。
県が準備してきたのはハード面が中心。事業者がキャッシュレス決済の導入や免税店登録をする際の費用を助成することなどだった。
インバウンドの誘客に詳しい「ガストロノミーツーリズム研究所」(大阪府)の杉山尚美氏は「民間事業者や市民らの意識改革を促すことが重要だ。人口減に加え、今後は団塊の世代の旅行が減ることも予想され、国内の客に頼っていては観光業界は立ちゆかなくなる。地域の経済や振興にインバウンドの増加は不可欠との理解が深まれば、変わるはずだ」と指摘する。
その上で訴える。「県がまず『個人観光客を呼びたい』と将来展望に明示し、外国人が利用するサイトへの登録を県内事業者らにもっと積極的に促してほしい」
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OS5
:2024/09/23(月) 01:30:27
九州新幹線長崎ルート 部分開業2年 「全線」開通メド立たず
9/23(月) 0:00配信
九州新幹線長崎ルート(西九州新幹線)が武雄温泉(佐賀県武雄市)―長崎(長崎市)間で開業して23日で2年となった。利用は好調だが、佐賀県内の未着工区間(新鳥栖―武雄温泉間)の整備については議論が進展しない。国が推す佐賀駅(佐賀市)を通るルートか、佐賀県側が「一考に値する」と評価する佐賀空港(同)周辺を通るルートかで隔たりは大きく、県側が懸念を示してきた財政負担の問題も解決の糸口を見いだせない。全面開通のメドは一向に立たない。
【地図で見る】九州新幹線長崎ルート、未着工区間は?
「整備新幹線は事業費の大幅な上振れが常態化しており、それを前提に考える必要がある。拙速に議論を進めるような簡単なものではない」。佐賀県議会9月定例会が開会した11日、提出議案の説明に立った山口祥義(よしのり)知事は未着工区間の整備について、近年の物価上昇などにも触れ、改めて慎重な姿勢を示した。
博多(福岡市)発着の在来線特急と武雄温泉駅で乗り換える「リレー方式」で2022年9月に部分開業した長崎ルート。この1年、未着工区間のルートを巡って議論が活発化する局面もあったが、一致点は見いだせないままだ。
ルートを巡っては、国土交通省が21年11月に新幹線規格(フル規格)で整備する場合の3案について試算した概算建設費などを提示。佐賀駅を通る「アセスルート」は6200億円▽佐賀県北部の長崎自動車道沿いを通る「北回りルート」は5700億〜6200億円▽佐賀空港を通る「南回りルート」は1兆1300億円――で、アセスルートが最も投資効果が高い「ベストな選択肢」とした。
「フル規格を議論するのであれば、佐賀空港の活用を含めて県や九州全体の将来展望にどうつながるか、新たな発想での議論が必要だ」。これまでフル規格での整備に難色を示してきた山口知事が態度を軟化させたのは、部分開業から1年がたった23年9月の県議会9月定例会。答弁で、南回りルートについて「一考に値する」と踏み込んだ。
山口知事の発言が呼び水となり、ルートを巡る議論は活発に。政権与党内ではその後、佐賀駅と佐賀空港の間を通す折衷案が浮上。福岡県の経済団体からは、佐賀空港から久留米駅(福岡県久留米市)に通すルートでの整備を求める動きも出た。
だが、国交省は南回りルートについて、「現実的な選択肢になり得ない」としてきた。軟弱地盤のある有明海沿岸を通るためだ。山口知事の発言後も国交省は「佐賀駅ルートが最適」との立場を崩さず、議論は平行線をたどった。ある与党関係者は「佐賀県が本気で南回りルートに取り組もうとしているようには思えない」と冷ややかに見る。
国との協議が暗礁に乗り上げる中、佐賀県が23年末から強調し始めたのは「新たな地元合意の形成」だ。
福岡、佐賀、長崎各県とJR九州などでつくる「九州新幹線建設促進連絡協議会」は1992年、福岡市―武雄市間は在来線を活用し、武雄市―長崎市間は新線を建設することで合意した。国はその後、在来線と新幹線双方を走れる「フリーゲージトレイン」の導入を目指したが、開発が難航して断念。佐賀県内の区間について、在来線の活用からフル規格での整備推進に方針転換した。
そうした経緯から、佐賀県は「92年の合意と違うことをするのであれば新たな地元合意が必要だ」と訴える。県幹部はその意図について「国交省と協議を重ねても何の進展もない。原点に戻り、少しでもまともな議論をするための『助け舟』だ」とし、「何もしなければ『佐賀のせいで止まっている』と言われる」とも語る。
こうして5月に実現したのが佐賀県と長崎県、JR九州の地元3者トップによる意見交換の場。だが、議論はかみ合わなかった。佐賀県はルートや財政負担について地元での議論を持ちかけたが、長崎県とJR九州は「国を交えた協議が必要だ」と指摘した。
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OS5
:2024/09/23(月) 01:30:38
佐賀県側にとってネックになっているのは財政負担の問題だ。
整備新幹線の建設費は法令に基づき、JRが国側に支払う施設使用料(貸付料)を除いた額の3分の2を国が、3分の1を距離に応じて地元自治体が負担する。建設費の上振れなどを加味した県の試算では、国が推す佐賀駅ルートでの県の実質負担は1400億円超。県は、既に開業した武雄温泉―長崎間の建設費負担額を加えると、佐賀県の負担は長崎県の2倍以上になるとし、佐賀県幹部は「長崎県側が本当にやりたいなら財源スキームの見直しについても『一緒にできることはないか』と提案があるはずだ」とけん制する。
佐賀県側には、佐賀駅を通る新幹線ができれば博多―佐賀間の在来線特急などが減らされ、不便になるとの懸念も根強く、県はこうした問題を「セットで議論すべきだ」と訴える。
新幹線整備に詳しい大阪産業大の波床(はとこ)正敏教授は「距離に応じた地元負担を定めた現行スキームの根幹を変えるのはこれまで負担した自治体との兼ね合いで難しいだろう」とする一方で、「建設費の高騰は建設時期によって不公平が出ないよう平準化すべきだ。分岐部分などの複雑で高価な構造物は、国の負担にするというのもやり方の一つだ。そうした形でスキームを見直さないと議論は進まないだろう」と指摘する。
【五十嵐隆浩】
◇利用者は「確実に増えている」
JR九州によると、部分開業した九州新幹線長崎ルート(武雄温泉―長崎間)の利用は好調に推移している。2022年9月の開業から24年9月17日まで延べ約490万8000人が利用。1日平均利用者数は開業1年目の約6600人から2年目は約6900人と増えた。通勤・通学のために長崎ルートの定期券を使っている人は22年10月末時点で263人だったが、24年8月末時点で528人となっている。
古宮洋二社長は20日の記者会見で「1日平均利用者は確実に増えていると感じる。定期券の利用者も2倍になった。乗っていただき、その良さが浸透して増えたのだと思う。新幹線の快適さや便利さを宣伝して、もっと多くの人に利用してもらえれば」と語った。【下原知広】
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OS5
:2024/09/23(月) 22:14:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/612a26b55250003ebaf7fd008cda88578ec59637
西九州新幹線開業から2年で恩恵続く長崎市…「100年に1度」の再開発、スタジアムシティは来月オープン
9/23(月) 10:30配信
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読売新聞オンライン
西九州新幹線のJR長崎駅一帯。再開発が進み、新幹線がなかった頃とは様変わりした(21日、長崎市で)=佐伯文人撮影
西九州新幹線(武雄温泉―長崎間、約66キロ)は23日、開業から2年を迎えた。長崎市の長崎駅周辺では、新幹線を契機とした「100年に1度」といわれる一連の再開発が進み、来月には「長崎スタジアムシティ」もオープンする。交流人口は増加傾向で、新幹線開業の恩恵が続く。一方、並行在来線となり、特急が激減した佐賀県鹿島市などでは、地域の衰退が懸念されている。(池田寛樹、上山敬之)
【地図】西九州新幹線・並行在来線の位置関係と長崎駅周辺
今月20日、長崎駅。西九州新幹線を降りたオランダ国籍のタマラ・ブラッセンさん(38)は、「長崎とオランダは長い歴史があるので来てみたかった。きれいな街で国際的な雰囲気がある」と語った。
長崎市内を訪れる人は増えている。一般社団法人・長崎国際観光コンベンション協会によると、スマートフォンの位置情報などのデータから、長崎県外から市内に訪れた人は、コロナ禍の2021年には約120万人だった一方、23年は約187万人まで増えた。今年は1〜8月で130万人に達し、23年を上回るペースという。
駅に隣接して21年11月に開業したMICE施設「出島メッセ長崎」では23年度、先進7か国(G7)保健相会合をはじめ、2000件超の国際会議や展示会などが開かれ、市の目標を上回る約66万人が利用した。同協会の田中雅資理事長は「スタジアムシティが開業すれば、新幹線との相乗効果でさらに来訪が増える」とみる。
そのスタジアムシティは、長崎駅から徒歩10分ほどの場所に立地する。サッカースタジアム(約2万人収容)とアリーナ(約6000人収容)を核にホテルなどを備える。整備した通販大手「ジャパネットホールディングス」(長崎県佐世保市)の高田旭人社長は「地域創生の象徴的プロジェクト。スポーツツーリズムを含め、長崎に来るきっかけをつくる」と意気込んでいる。
長崎市長崎創生推進室の井川修平室長は「新幹線開業と再開発で交流人口が増えて雇用が創出され、定住人口の増加や転出の抑制が期待できる」と話す。
ただ、西九州新幹線の武雄温泉駅から九州新幹線までの「未整備区間」については、政府・与党と佐賀県の協議が難航しており、実現の見通しはたっていない。このため、今後も新幹線効果を持続していけるかどうかには、不透明な面もある。
佐賀県の並行在来線沿線は苦境
「駅で待っていても客が来ない」。佐賀県鹿島市のタクシー運転手(73)は今月19日、こう語り肩を落とした。
新幹線開業に伴い、並行在来線となった長崎線・江北―諫早間は、博多駅と結ぶ特急が肥前鹿島駅(鹿島市)止まりとなり、その特急も上下45本から14本に激減した。新幹線開業前までは、市内にある祐徳稲荷神社の参拝客や、出張で来た会社員らを多い日は10組以上駅まで送迎していたが、「そういう日はもうないね」と、さみしそうに話した。
鹿島商工会議所によると、遠方の取引先が商談のために鹿島市の企業を訪れる際は、企業側が江北駅(佐賀県江北町)に迎えにいくなど、企業活動にも支障が出ている。
こうした苦境の中、佐賀県は、スローツーリズムで沿線を活性化させようと、肥前鹿島駅や周辺を玄関口として再整備する計画で、来年度に着工する方針だ。
松尾勝利市長は「このままでは人口が流出してしまいかねない。新幹線の駅から、鹿島にも来てもらう工夫をしていく必要がある」と話している。
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OS5
:2024/09/25(水) 12:17:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/64e9b22446bfa27e2fe1e09c2d499953c3c33de2
まるで「無法地帯」…長崎駅西口の一般乗降場 想定超える送迎バスで混雑、長時間駐車も
9/25(水) 11:50配信
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長崎新聞
二重駐車や乗降場の枠に入りきれない車が連なり、反対車線を通る車が見られた=長崎駅西口駅前交通広場(画像の一部を加工しています)
「乗降場に止まった車が連なり、ホテルの送迎バスが二重駐車していて、反対車線を走行するしかなく、危ない」。長崎新聞の情報窓口「ナガサキポスト」に寄せられた投稿を受け、記者が現場へ急いだ。場所はJR長崎駅の西口駅前交通広場にある一般車乗降場(長崎市尾上町)。管理する市とJR九州長崎支社、県警にも同様の訴えが届いており、調べてみると、長時間駐車や通行の妨げになる車両が続出し、“無法地帯”のような状態だった。
◆激しい出入り
市まちづくり部によると、乗降場は2022年7月、駅利用者向けに供用を始めた。バリアフリー用2台を含む計7台分。西九州新幹線が開業した同年9月以降、利用車両が急増。コロナ禍を経て、観光客が戻り始め、市内ホテルや温泉施設の送迎バスの出入りが激しくなったという。
記者が調べたのは9月中旬の平日。正午から1時間で一般車46台、送迎バス7台が止まった。最も混み合った時間帯は車両が乗降場に入りきれず、北側のT字交差点付近まで連なった。
送迎バスの出入りが重なると、乗降場と出島メッセ長崎の間の市道に止める「二重駐車」が頻発。市道は片側1車線(一部に右折帯)のため、幸町方面から尾上町方面に向かう車両が反対車線を走行せざるを得なくなり、対向車と衝突しそうになる場面を目にした。
◆想定以上
長時間停車も相次いだ。一般車のドライバーが10分ほど車から離れたり、送迎バスの中にはバリアフリースペースで客を待ち、20分以上止まっていた。
市はもともと送迎バスの利用を想定しておらず、現在、把握する限り10事業者が利用。市は5月、週末と平日の2回(午前9時〜午後6時)、送迎バスの利用を調査。平日は76台で、記者が調べた日(1時間に7台)と同じ傾向。週末はさらに多い118台で、「想定以上の状況」と頭を抱える。
◆看板設置も効果は…
「乗降場を広く確保できなかったのか」。不満を漏らす利用者に対し、市は「西口にイベントなどを開く広場を整備したかったため、乗降場をより広く確保するのは構造上、厳しかった」と説明する。
しかし、手をこまねいているわけではない。市とJR九州長崎支社は3月、看板6枚を乗降場に設置。「人を待つための停車はできません」などと注意を呼びかけるが、「効果は見られない」(市担当者)。
市と同支社は今月、ホテル事業者とも協議。県旅館ホテル生活衛生同業組合の塚島宏明専務は「状況は把握している。まず各施設のマナー順守を確認し、送迎時間をずらすなど対応を検討する」とした。
市は西口付近に送迎バス専用のスペース設置などを検討する一方、既に路線バスや大型観光バス用のバス停、タクシー専用の乗降場があるため、現実的に新設は難しく、費用負担の問題ものしかかる。一般車両について、市は東口駅前交通広場に整備予定の有料駐車場(40台)の利用を促すのみ。いずれも車両側のマナー順守にかかっており、抜本的な解決には時間がかかりそうだ。
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OS5
:2024/09/25(水) 14:22:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/30f2387fbc82aee852d55be3ecb1baa9428f7463
西九州新幹線開業から2年…未整備の新鳥栖-武雄温泉間 見えぬ先、佐賀県民の声
9/25(水) 9:40配信
西日本新聞
フリーゲージトレインの新幹線が在来線に乗り入れる計画が頓挫し、西九州新幹線の計画が宙に浮いたJR佐賀駅
西九州新幹線(武雄温泉-長崎間)が23日、開業2年を迎える。未整備区間の新鳥栖-武雄温泉間を巡る議論は、佐賀県や国などが互いの立場を主張するにとどまっている。この状況は県民の目にどう映っているのか-。それぞれの地域事情から全員が納得する方向性が見いだせず、もどかしい現状が透けて見えた。
【地図】新鳥栖駅や久留米駅を経由する新鳥栖ー武雄温泉間のルート案
新たに新幹線駅が開業した嬉野市は、コロナ禍が明けたことも相まってにぎわいを増している。同市嬉野町の老舗旅館「大正屋」の副社長で、嬉野温泉観光協会の山口剛会長(52)は「新幹線開通効果は継続中。開業2年目はその前年に比べても1割程度宿泊客は増えている。外国人、国内客ともに順調」と手応えを感じている。
一方で同市の温泉街にはシャッターを下ろしたままの商店跡も目につく。県が今月発表した7月1日時点の基準地価で同市は、住宅地、商業地ともに上昇率は0・3%以下の小ぶりにとどまり、開業効果は限定的だ。同市は効果を最大限に生かすためにと、7月24日に東京であった与党検討委員会で、フル規格による早期全線開通を求めている。
◇ ◇
国との議論が滞る中、地元で新たな合意形成を図ろうと、5月には山口祥義知事と長崎県の大石賢吾知事、JR九州の古宮洋二社長の3氏による、公式の場では初めての意見交換会があった。8月には県と国の事務方レベルの「幅広い協議」が1年半ぶりに開かれた。ただいずれも議論は平行線のままで終わっている。
山口知事は今月11日の県議会定例会で、北陸新幹線の建設費が高騰していることに触れて「西九州ルートについても、拙速に議論を進めるような簡単なものではない」と従来通り慎重な姿勢を示した。定例会で質問を重ねる「佐賀駅ルート」推進派の議員らをけん制した。
◇ ◇
県内で乗車人数が最も多いJR佐賀駅では複雑な声が聞かれた。来年から福岡市の企業に就職するという佐賀市の男子大学生(22)は、「地元に新幹線が通るのは素直にかっこいいし他の地域の人にも自慢できる。ただ運賃は在来線より上がると思うので、自分は高速バスを使うかもしれない」と語る。同駅周辺で飲食店を営む60代男性は「新幹線ができると佐賀は素通りされて客が減るかもしれない。利点がないなら、やめてほしい。今のままで十分ではないか」と強調した。
福岡県と隣接し、九州新幹線の新鳥栖駅がある鳥栖市。国やJR九州が推す「佐賀駅ルート」では分岐点となるが、議論の打開策が見いだせない中で佐賀・福岡両県の経済界などから佐賀空港経由案や福岡県南部で分岐する案も浮上した。鳥栖駅近くで飲食店を営む70代の男性は「新鳥栖-佐賀を経由する最短距離で速やかに進めてもらうのが望ましい。新鳥栖駅でつながれば、相乗効果で鳥栖駅にもにぎわいは出てくると思う」。
開業に伴って並行在来線となったJR長崎線江北-諫早間では、特急列車の運行が肥前鹿島駅(鹿島市)までとなり、運行本数は3分の1になった。同駅からJR佐賀駅まで毎日通勤する公務員男性(34)は「特急が減って不便。基本は定時に帰れるのだが、たまの残業や飲み会がある時は帰りの電車を気にすることが増えた」。月2回、博多駅(福岡市)まで出かける鹿島市の女性(74)は「不便すぎる。これ以上特急が減ると非常に困る」と不安を口にした。
山口知事は5月の3者協議の後、記者団にこう漏らしている。「西九州ルートの議論は『難しい方程式』を解くようなもの。新幹線っていうのは全てを幸せにする訳ではない」
鳥栖市の70代男性は「既に新幹線や充実した在来線がある鳥栖市民にとって正直、関心が高いとは言えない。ただ協議が停滞している今の状況は良くない」と懸念する。未来図をどう描くのか、最適解の模索が求められる。
(新幹線取材班)
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OS5
:2024/09/29(日) 22:50:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0baca2ab4cbf03cc5cfb13e23a44eb8890b8de53
JR松山駅の新駅舎29日開業 71年ぶり全面刷新、高架化で東西2カ所から出入り可能に(愛媛)
9/29(日) 11:02配信
愛媛新聞ONLINE
29日に開業する新たなJR松山駅=20日、松山市南江戸1丁目(ドローンで武田泰和撮影)
JR松山駅(松山市南江戸1丁目)の新たな駅舎が29日に開業し、高架化される。駅舎の全面刷新は71年ぶり。駅構内への入り口は東西2カ所となり、バリアフリーの充実も図られた。午前6時13分発の岡山・高松行き特急しおかぜ・いしづちが1番列車として発車する。
新駅舎は2階建ての上にホームを設け、旧駅舎の2面3線から2面4線に拡充。特急、普通列車それぞれの専用乗り場を設けることで対面乗り換えが可能になった。
外観は城下町の長屋門をイメージし、内装には県産木材や砥部焼を使った。2カ所の改札のうち、北側の中央改札には自動改札機4台とウオークインタイプの有人改札を設置。南側は無人で自動改札機1台を設けた。
バリアフリー機能では旧駅舎になかったエスカレーターをはじめ、エレベーターや多目的トイレなどを整備した。
駅舎の新調は約2・4キロ区間(松山市美沢2丁目―同市空港通1丁目)の鉄道の高架化事業の一環。付近の線路によって市街地が「分断」されている状況を解消し、踏切を撤去することで交通環境の改善を図るのが狙い。
旧駅舎の営業最終日となった28日は多くの鉄道ファンらが集い、長年親しまれたまちのシンボルの最後の姿を写真に収めた。午後10時46分の最終列車が発車後、歴代の駅長らが出席し、消灯式を行った。新駅舎運用開始に向け、高架切り替えの最終作業も夜通し実施した。
29日以降は旧駅舎の改札を通って新駅舎東口へつながる連絡通路が利用できる。(織田龍郎)
愛媛新聞社
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OS5
:2024/09/30(月) 10:36:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/a72022989b53fe82f827f31e7f3de7c162dcfbe2
全国唯一の空白地帯「四国に新幹線を」 動き活発化の裏に「夢の超特急」との深い縁
9/30(月) 10:10配信
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産経新聞
四国鉄道文化館の北館で展示されている初代新幹線電車「0系」(左)。右はDF50形ディーゼル機関車 =愛媛県西条市
東京と大阪を高速運転で結ぶ東海道新幹線が開通してから今年10月で60年を迎える。その後、新幹線は路線拡大を続け、本州から北海道、九州に伸びた。そんな中、空白地帯となっているのが四国だ。しかし、実は新幹線と四国は縁が深い。「夢の超特急」の計画を推し進め、「新幹線の生みの親」と呼ばれた人物は愛媛出身。愛媛と高知をつなぐローカル線には初代新幹線車両「0系」そっくりの観光列車が走っている。
■功績たたえる
JR予讃線の伊予西条駅(愛媛県西条市)。線路を挟んで北館、南館を構えるのが「四国鉄道文化館」。その北館では団子鼻が特徴の「0系」の先頭車が展示されている。この車両は昭和51年に製造され、平成12年の引退時はJR西日本博多総合車両所に所属し、山陽新幹線の「こだま」として活躍していた。その後、JR四国が譲り受け、同館にやってきた。
残念ながら、車体の後ろ半分はカットされているが、車内はもちろん、運転席にも入ることができる。「運転席の常時開放は全国的にも珍しい」と同館。多くの来館者が席に座って記念撮影するといい、一番人気の展示物という。
なぜ、この地に新幹線車両が展示されているのか。北館の前に建つ銅像が、その答えだ。十河信二(そごうしんじ)。昭和30年、71歳で国鉄総裁に就任。東海道線の輸送力強化のために東京と大阪を結ぶ広軌の新路線を敷く新幹線計画を進め、建設費不足を世界銀行からの融資でしのぐなど、反対の声も上がる中、難局を切り抜けた。日本の大動脈の「生みの親」の功績を新幹線車両の展示でたたえているのだ。
十河は地元の名士だ。明治17年、現在の愛媛県新居浜市で生まれ、旧制西条中学、東京帝国大学を経て鉄道院に入庁。満州に渡った後、戦後は第2代西条市長も務めた。北館に隣接する「十河信二記念館」では十河の足跡や人となりが紹介されている。新幹線建設が始まっていなかったころ、兵庫・芦屋から東京へ遊びに来た孫に「今におじいちゃんが、大阪まで2時間くらいで行ける電車をつくってやるからな」と話したエピソードには、新幹線への熱い思いが感じられる。
■ハードル多く
ここにきて、四国新幹線の実現に向けた動きが活発だ。8月には四国4県や経済団体などで構成する「四国新幹線整備促進期成会」が都内で大会を開き、同新幹線の整備計画への格上げに向け、法定調査を実施するための予算措置などを要望した。同期成会によると岡山から瀬戸大橋を経由して四国各地へ延びる同新幹線が実現すれば、松山-新大阪間の所要時間は現在より2時間近く短縮され、1時間38分となる。四国内も松山-高松間が42分に。現状の2時間22分から大幅短縮となる。
ただ、今後の開業を目指している北海道新幹線の新函館北斗-札幌間、北陸新幹線の敦賀-新大阪間などでは建設費の高騰が指摘されている。そのほか、高速道路や人口減との兼ね合いなど、新幹線空白地帯からの脱却のハードルは多く、そして高い。すべてが右肩上がりだった十河の時代とは状況は異なっている。
■貴重な車両がずらり
四国鉄道文化館の北館は「0系」の横に四国内でも活躍したDF50形ディーゼル機関車の1号機を展示。「準鉄道記念物」に指定されている貴重な車両で、こちらも運転席に入ることができる。
南館の敷地内には、車輪の幅を変えて異なるレール幅の路線の直通運転を可能とするフリーゲージトレインの試験車が置かれている。館内には四国内の急行列車で使われた強力エンジンのキハ65形気動車、C57型蒸気機関車44号機などが展示されている。四国4県の沿線風景を再現した鉄道ジオラマも人気を集めている。
また、同文化館では新幹線開業60周年を記念して企画展を10月31日まで開催。昭和34年4月に行われた東海道新幹線の起工式で、十河信二・国鉄総裁がクワ入れで使ったクワを展示。力強く振りおろしたクワは3度目には頭が抜けてしまったという逸話が残っている。(鮫島敬三)
四国鉄道文化館と十河信二記念館 JR予讃線の伊予西条駅下車すぐ。両館とも開館時間は午前9時から午後5時(入館は午後4時半まで)。四国鉄道文化館は高校生以上300円、小中学生100円で北館、南館両方に入館できる。十河信二記念館は入場無料。鉄道文化館、十河信二記念館ともに休館は水曜日。
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OS5
:2024/10/01(火) 14:00:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/80e7fd5083088ef3a73f9ab53a9d535649f42139
【只見線全線再開通2年 地方創生の針路】(上) 知名度、今や全国区 知恵絞り官民で誘客 福島県
9/30(月) 11:31配信
福島民報
JR只見駅に到着した列車から続々と降り立つ乗客=28日午後2時30分ごろ
JR只見線は全線再開通から10月1日で2年を迎える。沿線地域で人口減少、高齢化が進む中、只見線は地域の暮らしや観光産業を支えている。政府が政策として地方創生を打ち出してから10年。「日本一の地方創生路線」を目指す只見線の存在感は増し、国内外から注目を集める。地方交通線の展望と課題を探る。(2面に関連論説)
週末になると、多くの観光客が福島県只見町のJR只見駅に降り立つ。28日午後2時30分過ぎ、乗客の1人は夏の名残を感じさせる山あいの美しい風景に感嘆の声を漏らした。
JR只見線が2022(令和4)年10月1日に全線再開通してから間もなく2年。只見駅前にある只見町インフォメーションセンターには全国各地から列車運行への問い合わせが相次ぐ。スタッフの吉津てるみさん(65)は「これまで少なかった九州や四国など西日本からの問い合わせが増えている。只見線の知名度が全国区になってきた」と感じる。背景の一つと考えられるのが映画の効果だ。町の風景や只見線が登場する日台合作映画「青春18×2 君へと続く道」が3月に公開され、アジアで大ヒットした。反響は今も続く。町はロケ地マップやのぼり旗などを設置している。駅舎での記念撮影などの「聖地巡礼」をする人は少なくない。
訪日客も絶えない。特に台湾からの観光客は以前に増して好調だ。路線の撮影スポットとして知られる三島町の只見川第一橋りょうビューポイント。隣接する「道の駅尾瀬街道みしま宿」の駅長の布川孝宏さん(43)によると、訪日客の6、7割は台湾人。観光バスで訪れ、只見線の一部区間を利用するのだという。
臨時列車の運行なども奏功し、利用者は着実に増えている。JR東日本が7月に公表した2023(令和5)年度の1日平均乗客数は、運行を再開した会津川口(金山町)―只見駅(只見町)間が103人で、県や沿線自治体でつくる協議会が利活用計画で示した「2027年度に1日平均100人」とする目標を4年前倒しで達成した。
沿線地域では一層の誘客や満足度向上に向けた新規事業が進む。柳津町に会津柳津駅舎情報発信交流施設がオープンし、只見町は日台合作映画にちなんで会津塩沢駅舎をアートで彩った。県などを中心にオリジナル観光列車の導入に向けた検討も始動した。官民がともに知恵を絞る。
奥会津地域は人口減少と高齢化が著しい。県は今が地域の存続を左右する重要な「転換期」と捉え、只見線を核に地域活性化、地方創生にいかす基本方針を掲げる。県生活交通課長の佐藤司さん(53)は「地域が一体となって盛り上げようとする動きを継続させたい。只見線の価値をいかに地方創生につなげられるかが重要だ」と強調する。会津大短期大学部産業情報学科の高橋延昌教授(53)は「只見線は会津地域を一つに結び付ける役割を担っている。地域住民にとって誇り、シンボルであり、地方創生の象徴として有効」と話す。人口減少の抑止や雇用増につながる持続的な取り組みの必要性を説く。
ただ、さまざまな観光誘客策が具体化する一方、利便性の向上や観光客の受け入れ体制など課題は多い。
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OS5
:2024/10/01(火) 14:03:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/e373c12855ff92121d8a7b99d17a4ce733b3dfb0
【只見線全線再開通2年 地方創生の針路】(下) 本数増へ訴え切実 利便性 路線維持の鍵
10/1(火) 10:13配信
福島民報
只見線の列車を利用する高校生。運行本数が少ないとの声が上がる=会津高田駅
福島県会津美里町の会津西陵高で9月に開かれた町の未来を考えるワークショップ。「運行や車両が少なくて通学に不便」。JR只見線で通う生徒から不満の声が上がった。
学校の最寄り駅は約1キロ離れた会津高田駅。柳津町から通う3年の目黒楓さん(17)は午前5時30分に起床し、会津高田駅に午前7時着の列車に乗る。帰りは午後5時23分発。午後3時過ぎに授業を終えると、1時間30分ほど学校で待たざるを得ない。会津若松方面から通う生徒からも、下校時間帯に最適な時間に来る列車の運行を求める声は少なくない。目黒さんは「運行本数を増やしてほしい」と切実に訴える。
全線再開通後、観光などによる乗客数増加が注目される一方、1日3往復しかないダイヤの利便性の改善を求める声はやまない。新潟・福島豪雨被害からの復旧に向けて県とJRが締結した基本合意書・覚書には「被災前の1日当たり3往復を基本とする」と明記されており、実現へのハードルは高い。それでも、県が事務局を務める県鉄道活性化対策協議会は沿線の総意としてダイヤ改正をJR東日本に求め続けている。
第2期只見線利活用計画検討会議で公表された旅行会社に対するヒアリング調査結果では「ツアーに利用できる列車が上下とも1本ずつしかなく、時間的に旅行商品を作りにくい」「コースや行程が制限される」といった実情が報告された。
観光や通学以外にも、持続可能な路線とするには地元住民の“マイレール意識”が欠かせない。福島大経済経営学類の吉田樹教授(45)は観光路線としての利活用だけでなく、地域住民が利用して只見線に向き合っていく必要性を語る。鉄路を生かす地域づくりに向けて「地域住民の幸福度やUターン、移住定住につながる施策を考えなくてはいけない」と指摘する。
全線開通後、2年をかけて徐々に増えている観光客の受け入れ体制も課題だ。只見町内の宿泊施設は、只見川沿いのダム工事や発電事業の関係者らが長期で宿泊するという地域特有の事情がある。只見駅前の只見荘は観光客も含めて10月中の予約がほぼ埋まっている。代表の目黒文雄さん(59)は「全線再開通後、県内外から人が来て活気が出ている。ただ、観光客全てに対応はできていない」と苦しい胸の内を明かす。
JRが運行を担い、地元が鉄道施設を保有、維持管理する「上下分離方式」を導入して全線再開通してから2年。投資に見合うだけの利用を促し、沿線地域を含む会津全体に波及効果をいかに還元できるか。「日本一の地方創生路線」の挑戦は始まったばかりだ。
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:2024/10/03(木) 23:28:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5d9e68aedd85304b14346ffed2aa63048e9e117
新たな夢洲アクセス鉄道実現なるか 2030年IR開業見据え3路線を検討 11月に初会合
10/3(木) 19:41配信
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ABCニュース
ABCテレビ
大阪府と大阪市は大阪・関西万博の閉幕後、IRの開業などでまちづくりが進む夢洲にアクセスしやすい新たな鉄道路線について検討会を立ち上げると発表しました。
夢洲へのアクセスを巡っては、1989年の運輸政策審議会と2004年の近畿地方交通審議会で中之島〜西九条〜新桜島〜舞洲〜夢洲の鉄道路線が答申されましたが、採算性が見込めないことなどから実現していません。
先月、2030年秋のIR開業がほぼ確実となり、万博跡地でのまちづくりが進むであろう状況も踏まえて、大阪府・市と鉄道事業者らの間で夢洲への鉄道路線を現実的に検討すべきとの意見が一致し、検討会の立ち上げが決まりました。
検討される路線は過去に答申を受けた路線とJR桜島線の桜島〜舞洲〜夢洲までの延伸、京阪中之島線の中之島〜九条までの延伸の3路線です。
大阪府の吉村洋文知事は「夢洲が大きく変わっていく中で、夢洲・舞洲・USJを繋ぐ路線、京阪中之島から九条を繋ぐ路線、この議論が本格的に復活する。大阪・関西の成長、ベイエリアの成長にとって極めて重要な路線」と話しました。
検討会は鉄道事業者や有識者を交えて11月に初会合を開き、それぞれの優位性の比較や事業の採算性などを議論して、来年度前半に結果を取りまとめる方針です。
ABCテレビ
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:2024/10/08(火) 14:10:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b96beb11c24ff015dd2054fd4078751c0153bab
関西の私鉄大手、地域の「足」守るサービスに工夫…電動キックスケーター・シェアサイクル・乗り合いバス
10/8(火) 11:50配信
読売新聞オンライン
京阪天満橋駅前に設けられた電動キックスケーター置き場(大阪市で)=一部画像を修整しています
関西の私鉄大手が、駅から目的地までの区間「ラストワンマイル」の移動サービスに工夫を凝らしている。バスの路線廃止や本数減が続く中、利用者の選択肢の幅を広げて沿線の魅力を維持したい考えだ。(佐藤一輝)
【図表】バス運転手数の推移
「最後の区間」
京阪電気鉄道は9月、電動キックスケーターのシェアリングサービスを手がける「Luup」(東京)と業務提携した。京阪沿線の天満橋(大阪市)や出町柳(京都市)など12駅に貸し出し拠点「ポート」がある。
電動キックスケーターは、16歳以上なら一定の条件下で運転免許証なしで乗れる。Luupのサービスは、借りた場所と別のポートで返却できる。京阪電鉄は2021年から導入を進めており、平川良浩社長は「沿線の人々がより柔軟に移動できるようになる」と期待する。
阪急電鉄は今月1日、春日野道(神戸市)や嵐山(京都市)など6駅で、シェアサイクルの貸し出しを始めた。設置駅を順次拡大していく方針だ。
交通・物流業界では、目的地までの「最後の区間」をラストワンマイルと呼ぶ。駅と目的地を結んできた路線バスは、人手不足や採算悪化で路線廃止が相次いでいる。日本バス協会は、全国のバス運転手が20年度の12・5万人から、30年度には3割近く少ない9・3万人になると予測する。
AIがルート決定
高齢化の進んだ地域では、車や自転車に乗れない人が多く、駅と自宅などを行き来する移動手段の確保が切実な課題となっている。
南海電気鉄道は、堺市の泉北ニュータウンで、ワンボックスカーの乗り合いバスの実証運行を22年度に初めて実施した。利用者の予約状況に応じ、AIが効率的な運行ルートを決める。
今月1日に始めた3度目の実証運行は、計17か月間の予定。23年度の実証運行時は1日平均の利用者が28人にとどまり、採算確保が課題となった。今回は利用増に向け、停留所を前回の1・6倍の81か所に増やす。
沿線の「地域の足」を守れるかどうかが、各社共通の課題となっている。ある私鉄大手は「魅力ある沿線をつくるには、路線バスやタクシーよりもっと細かく移動ができる手段が必要だ」としている。
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OS5
:2024/11/15(金) 16:36:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/72136df27ec313e8f5004cf65d746b787a8fbeb2
存続の危機のローカル線、路線廃止か「上下分離」か
11/15(金) 13:30配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
ローカル線は、地域住民の生活の足や観光客の移動手段として使われてきました。人口減少が進み車社会が定着した現在は、利用者が減って路線の赤字が続き、バスなど代替交通に転換する動きが各地で起きています。地域の公共交通をどう維持するのか、皆さんはどう考えますか。
[A論]維持して沿線振興…「上下分離」経営負担減
新潟県魚沼市から福島県会津若松市までの総延長距離135・2キロを結ぶ、JR只見線。2011年7月の新潟・福島豪雨で橋が流失するなどして不通となりましたが、22年10月に全線で運転を再開しました。沿線住民の交通手段となっているほか、車窓からの山岳風景が、鉄道ファンに愛されています。
鉄路の利点は、交通渋滞や天候に左右されず、時間通りに運行される点です。
会津若松市の病院への診察や友人宅への訪問のため、月2〜3回利用する福島県只見町の男性(86)は約3年前に自動車の運転免許を返納、「只見線は雨風に左右されず安全だ。地元のシンボルとして愛着もある」と力強く語ります。只見町交流推進課の目黒康弘課長は「只見線は貴重な観光資源でもある。線路の維持は、地域活性化に必要だ」と強調します。
国土交通省によると、22年度には全国の鉄道事業者95社中、9割にあたる85社が赤字に陥り、利用者の減少で採算が悪化するローカル線の維持に苦慮しています。全国知事会は「ある線区が廃止された場合、残された線区の利用者がさらに減ることで負のスパイラルに突入する」と路線維持を要望。沿線自治体の一部は、鉄道事業者と誘客イベントや旅行商品の開発を一緒に行っていますが、赤字を解消するほど成果を上げるのは難しいのが現状です。
そんな中、自治体が施設を保有・管理し、列車運行を鉄道事業者が担うなどし、経営負担を減らす「上下分離方式」を導入する動きが、相次いでいます。
只見線もその一つです。復旧費約85億円と赤字運営が足かせとなり、再開は難航しましたが、鉄路復旧に熱心な地元に対し、JR東日本が上下分離方式を提案しました。只見線の年間運営費のうち約2億1000万円は県と沿線17市町村が負担、うち只見町が1900万円を支出しています。福島県は、会津川口―只見間の22年10月からの1年間の利用客数について約6億1000万円の経済波及効果があったと推計します。
滋賀県東部を走る近江鉄道は今年4月から上下分離方式で運行、列車運行のみ負担するため、今年度の鉄道事業は1993年度以来の黒字となる見込みです。2020年7月の九州豪雨後、一部区間の運休が続くJR肥薩線も上下分離方式での運行で基本合意に至りました。
公共交通に詳しい江戸川大の大塚良治教授(経営学)は「様々な移動手段の確保は、災害対策の面でも重要だ。鉄道事業者や行政は、運行を続ける知恵を絞ってほしい」と指摘しています。
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OS5
:2024/11/15(金) 16:36:25
[B論]バスでも代替可能…利便保ち コスト軽く
JR西日本は2018年、広島県三次(みよし)市と島根県江津(ごうつ)市の108・1キロを結んでいた三江線を経営改善のために廃止しました。広島、島根両県と沿線6市町は協議会で代替交通を話し合い、廃線と同時にバスなど14路線を開通、現在は10路線が運行します。
代替交通は民間事業者と一部市町で運行、国や両県も補助します。主要区間の運賃は当初、三江線の1・2〜2・1倍に設定されました。各自治体は、鉄路維持に比べ、運行コストは小さいと判断したようです。
JR西によると、15年度の三江線の赤字額は約9億円でしたが、島根県によると、代替交通の赤字額は20年10月からの1年間で計約2億200万円にまで減少しました。バスの利点は、比較的自由に停留所を設定できる点です。勤務先のスーパーに代替バスで通勤する島根県美郷町の女性(65)は「三江線の最寄り駅まで徒歩15分だったが、今はバス停まで1分。バスを降りると店は目の前だ」と「駅近」を実感しています。
島根県邑南町で予約制の乗用車を運行するNPO法人「はすみ振興会」の初谷慎吾さん(63)も「希望する場所で乗り降りでき、高齢者は重宝している。地域住民が運転するので見守りにもなる」と話します。
三江線の跡地では、邑南町のNPO法人「江の川鐵道(てつどう)」がトロッコを走らせるイベントに取り組んでいます。日高弘之理事長(83)は「鉄道遺構を人が呼べる観光スポットにしたい」と狙いを言います。
国土交通省によると、1987年の国鉄民営化後、JR各社の廃止路線は北海道や東北、中国などの計19路線に及びます。災害をきっかけに廃線となるケースも目立ちます。岩手、宮城両県の沿岸にある大船渡、気仙沼両線の一部は東日本大震災後に不通となり、専用道や一般道をバスが走るBRT(バス高速輸送システム)に変わりました。
2015年の高波被害で運休、21年に廃線となったJR北海道の日高線鵡川―様似間。鉄路を維持するため、JR北が沿線7町に毎年13億4000万円の財政支援を求めたことなどから、バス転換で合意しました。沿線の様似町担当者は「財政支援の捻出は難しく、施設の復旧にも時間がかかる。バス転換は妥当だった」と振り返りました。
青山学院大の福井義高教授(会計学)は「大量輸送が前提の鉄道は、人口減が続く地方での役割を終えた。鉄道会社は撤退時に代替交通の定期券を安くし、ガソリンスタンドを運営するなど、交通を維持するための条件を示すことも必要だ」と指摘します。
「協議会」国が議長役
国は鉄道の設備更新、インバウンド対策などサービス向上への支援のほか、赤字路線を巡り自治体と鉄道事業者が議論する協議会を設置するなどし、地域交通の確保に力を入れています。
南海トラフ地震や首都直下地震などの大規模災害に備え、橋やトンネルなどの鉄道施設の長寿化を図る工事費用の一部を補助。新幹線の整備に伴う並行在来線についても沿線自治体が出資する際、施設更新などの経費も支援しています。
また、インバウンド需要の拡大で経営改善を図るため、車内案内の多言語化やICカードの導入なども援助しています。
昨年10月には、鉄道事業者と沿線自治体の話し合いの場を国が組織する「再構築協議会」を設置できるようにしました。
協議会は自治体か鉄道事業者の要請に基づいて設置、国が議長役を務めます。鉄道存続や廃止という前提は置かず、観光列車の運行で鉄道の利便性を高めたり、バス転換の効果を検証したりする実証事業を行いながら議論し、地域の実情に合った方針をまとめます。 JR西日本は、芸備線備中神代(岡山県新見市)―備後庄原(広島県庄原市)間について協議会の設置を要請、今年3月に全国初の協議会が開かれました。
国土交通省の担当者は「国が第三者的な立場で協議会を運営するので、議論の停滞を防げる。会議を開くメリットを自治体にも力強く訴えていきたい」と話しています。(東京地方部 長谷裕太、松江支局 佐藤祐理)
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OS5
:2024/11/15(金) 16:37:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/82ae5e545f5ca6a47ec616dc42233eaf1215d3ef
赤字常態化の3セク鉄道「危機のレベル変わった」…沿線自治体「離脱したいという話も出てくる」
11/13(水) 10:23配信
住民や観光客の「足」として地域を支えてきた各地の「第3セクター鉄道」が、岐路に立たされている。人口減にコロナ禍や物価高が重なり、自治体による赤字補填(ほてん)も限界に近づいているためだ。福岡県を走る平成筑豊鉄道もその一つ。県の主導で将来像を探る検討が始まるが、存続のための代替案には課題も多く、着地点は見通せない。(手嶋由梨、小山田昌人)
【写真】九州の主な第3セクター鉄道と、そのうちの赤字路線
「レベル超えた」
路線を維持するための代替案
「『ちょっと厳しいな』というレベルを超えた」。10月末、地域公共交通活性化・再生法に基づき、同鉄道の経営改善策を考える「法定協議会」の設置を福岡県の服部誠太郎知事に求めた田川市の村上卓哉市長は苦渋の表情を浮かべた。
石炭輸送のために敷かれた旧国鉄の鉄路約50キロを継承し、1989年に開業した平成筑豊鉄道だが、沿線の人口減とともに乗車人数は1日平均3320人とピーク時の3分の1に落ち込んだ。現在は年2億〜3億円の赤字が常態化している。
厳しい経営を助けてきたのが、沿線9市町村の助成金だ。2020〜22年度は2億4000万円、23年度には3億円を投じた。ところが、近年の燃油高の上昇を受け、今年度はさらに1億5000万円を追加する予定で、何とか資金不足を逃れる筋道を立てた。
ただ、線路や車両の更新時期が訪れる26年度以降、赤字額は毎年10億円前後まで膨らむ見通しだ。河合賢一社長は「コロナ禍で乗客を失い、災害も頻発している。苦しさの『質』が変わった」と吐露する。
県は、法定協を今年度設置する方針だが、市町村側も一枚岩とは言えない。首長のひとりは「懐具合が違う。負担に応じたメリットがない地域からは、離脱したいという話も当然出てくるだろう」とみる。
乗客の半数を占める学生の間では、すでに動揺が広がっている。同県福智町の高校1年の男子生徒(16)は「バスはないし、自転車では遠い。なくなったら、通学が難しくなる」と話す。
コロナ禍が拍車
全国41社が加盟する「第三セクター鉄道等協議会」(東京)によると、加盟社の9割にあたる37社が昨年度決算で経常赤字に陥ったという。19年度時点では33社で、コロナ禍が各社の経営難に拍車をかけた形だ。
中でも赤字幅が大きいのが、熊本―鹿児島両県を結ぶ「肥薩おれんじ鉄道」の約8億8000万円だ。海沿いを走る観光列車でも知られるが、20年の九州豪雨で被災し、打撃を受けた。
貨物輸送でも頼る鹿児島県側は、県市町村振興協会が昨年、5年間で最大7億1900万円の支給を決めたが、「今回限り」とする条件をつけた。両県は今年度中をめどに設置する法定協で経営改善を図る考えだ。
多額の負担
平成筑豊鉄道では、「上下分離方式」かバス高速輸送システム「BRT」の導入、路線バスに転換――の3案が検討される見通しだ。
事業者は運行に専念し、自治体などが線路や駅の管理を受け持つ上下分離方式は、路線維持の「切り札」とも言われる。16年の熊本地震で甚大な被害を受けた熊本県の「南阿蘇鉄道」は、この方式を採用して23年7月に全線で再開した。JRへの乗り入れを実現して利便性も高まり、23年度決算は黒字を達成。ただ自治体には毎年負担がかかり、県は同年度、施設整備費など約1200万円を支出した。
線路をバス専用道に切り替えるBRTの導入には、多額の整備費が必要となる。長崎県や地元自治体が見直しに関与する同県の民営鉄道「島原鉄道」では、BRTを早々に見送り、上下分離と路線バスの2案に絞った。だが、運輸業界が人手不足に陥る中、バスの運転手確保も至難の業となる。
公共交通網の消滅による地方の衰退を防ぐため、国土交通省も23年度から、鉄道やBRTの施設整備にかかる自治体負担の半額を補助する仕組みを導入。まちづくりや観光戦略に結びつけることを条件に交付する。
関西大の宇都宮浄人教授(交通経済学)は「赤字にとらわれがちだが、渋滞を起こさずに多くの人が移動でき、環境に優しい鉄道路線は地域の財産だ」とし、「法定協では、若者から高齢者までが安心して暮らせる地域を維持する方策を議論し、地方から国に声を上げていくことも必要だ」と指摘する。
◆第3セクター鉄道=官民が共同出資して設立する鉄道事業者。1987年の国鉄民営化に伴い、1日の利用者が1キロあたり4000人未満の不採算路線を存続させるために転換した事例が多い。
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OS5
:2024/11/18(月) 09:09:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/4dc7fc97c071f5c050d255eebdb1d73517828bef
「仕方ないけど…」 熊本で全国交通系IC廃止、初日に戸惑いの声
11/16(土) 13:47配信
熊本県のバス・電鉄5社が16日、「Suica(スイカ)」など全国交通系ICカード(全国IC)による運賃決済を取りやめた。全国ICから離脱する初の事例で、慣れ親しんだ乗客からは戸惑いの声も聞かれた。
5社は、九州産交バス▽産交バス▽熊本電気鉄道▽熊本バス▽熊本都市バス。2016年に全国ICを導入したが、機器更新の負担が重いとして廃止を決めた。代わりに機器がより安価なクレジットカードなどのタッチ決済を25年3月に導入するが、それまでは現金か地域限定の「くまモンのICカード」のみでの決済となる。
熊本市の桜町バスターミナルでは各所に廃止の案内が貼り出されていた。同市東区の男性会社員(55)は「仕事の移動で(全国ICが使える)JRとの乗り継ぎが多い。くまモンのカードを新しく作りはしたが、毎回2枚を使い分けるのは面倒。更新費が高いのは分かるが……」と漏らした。旅行帰りで空港リムジンの列に並んだ東京都八王子市の女性(67)は事前に廃止を知らず急きょ現金での支払いに。「(全国ICに)めいっぱいチャージして来ていたけど、地域の事情なら仕方ないですね」と話した。
JR熊本駅前のバス乗り場で待っていた熊本県宇城市の40代の男性会社員は「ちょっと不便ですね。地元でしか使えないくまモンカードを作るメリットも微妙だし当面は現金払いを考えている。少し昔に戻る感じです」と苦笑いした。
5社の共同経営推進室によると、23年度の乗客のうち24%の565万人が全国ICを使っていた。同室は「廃止は苦渋の選択」と理解を求めている。【中村敦茂】
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OS5
:2024/11/18(月) 10:50:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/206f4a3ecbce735c3733bb6c8d46b61ce6954ef7
ダイヤは1時間1本 ローカル線「乗り降り放題」切符、販売の狙いは
11/18(月) 10:15配信
JR関西線の加茂(京都府木津川市)―亀山(三重県亀山市)間で何回でも途中下車できる切符の販売が始まった。ダイヤはほぼ1時間に1本。次の列車が来るまで、自然豊かな地域の散策を――。ローカル線の不便さを逆手に取った企画切符だ。
「JR関西線12駅途中下車の旅きっぷ」は京都、大阪、三ノ宮、神戸、名古屋駅発着の往復切符。京阪神地区発着は加茂から亀山に向かって、名古屋発着はその逆方向で、後戻りしない限り途中下車が何回でもできる。京都駅発着の場合、大人2900円、子ども2500円だ。関西線の加茂―亀山間は61キロ12駅あり、沿線の食堂や観光施設などで使える千円分のクーポンも付く。
のどかな田園風景が広がるこの地域。切符の企画に携わった関係者は「パワースポット(社寺)巡りがおすすめ」と話す。
例えば、大河原駅(南山城村)から徒歩で木津川を渡って約10分の恋志谷(こいしだに)神社。境内の案内によると、祭られているのは鎌倉幕府を倒すため挙兵した後醍醐天皇に思いを寄せていた姫(妃(きさき))。「天皇が恋しい、恋しい」と言い続けたことから、いつしか親しみを込めて「恋志谷さん」と呼ばれるようになった。
縁結びや恋愛成就などの御利益があるとされ、参拝者の記帳書には「いいご縁に恵まれるよう願います‼」「皆さんの恋が実りますように」などの書き込みがある。
島ケ原駅(三重県伊賀市)から歩いて約15分の鵜宮(うのみや)神社では、鳥居の脇にある石灯籠(どうろう)がひときわ目をひく。高さ5.28メートル、重さ54.2トン。江戸時代の1843(天保14)年に造られた。
関西線の加茂―亀山間は、単線の非電化区間。人口減少や車社会の進展などで利用客が減った。JR西日本によると、昨年度の輸送密度(1キロあたりの1日平均利用者数)は942人。100円の収入を得るために908円の費用が掛かるという赤字線区だ。
「旅きっぷ」を企画したのは、木津川市や亀山市など沿線自治体と関係団体だ。この地域に観光客を呼び込むことで、路線を維持していく狙いも込められている。
販売(利用可能)期間は来年2月16日まで。購入は日本旅行予約サイト(
https://www.nta.co.jp/akafu/west/kansaihonsen/
)。各駅のモデルコースなどの情報も載っている。(北川学)
朝日新聞社
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OS5
:2024/11/22(金) 23:24:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/94b0269ca8c4843ec0be9
オーバーツーリズム緩和なるか 京都・山科駅に特急はるか延伸へ 11年度供用開始予定
11/22(金) 21:48配信
産経新聞
JR西日本は22日、JR山科駅(京都市山科区)でホームを新設する改良工事を行い、大阪・京都と関西国際空港を結ぶ特急「はるか」を京都駅(同市下京区)から山科駅まで延伸させると発表した。京都駅で発生している観光客の集中に伴うオーバーツーリズム(観光公害)を緩和させる狙いがある。令和7年度に改良に着手し、11年度からの供用開始を目指す。
山科駅には京都市営地下鉄や京阪電鉄が乗り入れている。JR西は同駅を「京の東の玄関口」と位置づけ、地下鉄などを活用した観光スポットの回遊性やアクセスの向上を京都市とともに後押しする。JR西と京都市はこれまでも多言語で山科駅の利用を観光客らに呼び掛けるなどし、京都駅への一極集中の緩和に取り組んできた。
JR西によると、はるかは関西空港駅(大阪府田尻町)と京都駅間を1日約30往復しているが、一部は山科駅に停車している。延伸に伴いすべて山科駅発着となる。
工事では山科駅構内に12両に対応するホームを1面新設し、線路をまたぐ跨線橋とコンコースを伸ばす。事業費は約100億円規模の見込みで、JR西が負担する。
京都駅の混雑回避に向け、JR西と京都市は同駅の大規模改修にも取り組んでいる。新しい改札やコンコース、自由通路を設けて人の流れを分散させ、周辺地域全体の活性化を図るとしている。13年度の完成を目指している。0d45c552a9b4ecd900a
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OS5
:2024/11/22(金) 23:47:27
https://www.asahi.com/articles/ASSCP3FKTSCPPLZB004M.html
北陸新幹線延伸、自民京都府議団が新たな要望 「ルート再考」消える
西崎啓太朗2024年11月22日 17時00分
北陸新幹線の敦賀―新大阪間の延伸計画で、自民党の京都府議団が20日、山陰新幹線の実現につながるルートとなるよう国に強く求める要望書を西脇隆俊知事あてに提出した。府議団は11日に「ルートの再考」を求める要望書を西脇知事に手渡していたが、新たな要望書では「ルートの再考」の文言が消え、政府・与党が進める「小浜・京都ルート」を前提とすることを明確にしたかたちだ。
福井県小浜市から京都市中心部までをつなぐ「小浜・京都ルート」は大部分がトンネルで、京都市右京区の京北地区付近にトンネル区間の一部を地上に出す「明かり区間」を設ける案を国土交通省が示している。
11日の要望書は、府中北部で新幹線整備による受益がほとんどないと指摘。「府北部地域をはじめ、府域全域に整備効果を波及させられるようルートの再考を国に強く求める」ことを西脇知事を求めた。20日の要望書は「府北部地域をはじめ、府域全域に整備効果を波及し、山陰新幹線の実現につながるルートとなるよう国に強く求める」と文言が変わった。
近藤永太郎団長は、取材に「我々は北陸新幹線の早期着工をまず求めている。その上で府北部の振興の実現を求めるため、11日に要望書を出した」と説明。20日に改めて要望書を出した理由については「『ルートの再考』という言葉が分かりにくいという指摘があってのこと。府北部をはじめ府域全域の振興を求めていることは変わらない」などと話した。
自民関係者によると、11日の提出後、北陸新幹線の延伸に関する与党整備委員会の西田昌司委員長(参院京都選挙区)が「ルートの再考はできない」「要望書が分かりにくい」などと修正を求め、府議団幹部が受け入れたという。
一部の自民府議は、20日の要望書の内容は府議団内で協議していないとして「新たな要望書は無効な虚偽文書。提出は自民党の国会議員や自民府議団への信頼を失墜させる行為だ」などと反発している。(西崎啓太朗)
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:2024/11/24(日) 23:20:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/d76fe08493a55b9d2654951fe4faf0e17cdc354a
「広島環状化」に動き出したアストラムライン 人口減ワースト2、都市の価値向上は不透明
11/24(日) 11:00配信
産経新聞
己斐地区に掲示されている横断幕。「つなげよう!!己斐の未来とアストラムライン」と書かれている=11月14日、広島市西区(矢田幸己)
広島市内中心部と市北西部の郊外を結ぶ新交通システム「アストラムライン」の延伸計画原案を市が取りまとめ、今月公表した。広域公園前(同市安佐南区)からJR西広島駅(同市西区)までの約7・1キロを伸ばして「環状化」する。地域を支えるヒトやモノの好循環を生み出すとされ、市は令和18年度ごろの開業を目指すが、人口減少が止まらない地方都市。識者からは「エリアの価値を高める戦略が見えない」との声も上がる。
【写真】高架の軌道を走るアストラムライン
■利用価値高まる
《つなげよう!!己斐の未来とアストラムライン》
西広島駅を有する同市西区己斐地区には、こう大書された横断幕が街中に掲げられている。同駅舎は令和4年に改装されたが、駅前はシャッター商店街が依然目立つ。にぎわいづくりに、延伸が持つ意味は少なくない。
太田川下流域の河口デルタ(三角州)に成立した市内中心部。そこから北西約5〜10キロの丘陵地には、ニュータウン「西風新都」(同市佐伯区、安佐南区)が広がる。このデルタ-西風新都間の循環は「西の玄関口」として西広島駅のポテンシャルを高めるとされる。
松井一実市長は「軌道系として西広島駅までつながり、利用価値は高まる」と意義を強調する。
アストラムラインは現在、本通(同市中区)―広域公園前間を運行している。計画原案では、終点の広域公園前から西広島駅までを「西風新都線」として単線で延伸。五月が丘1▽五月が丘2▽石内東▽己斐上▽己斐中▽西広島(いずれも仮称)の6駅を新設する。一部がトンネル構造で、ほぼ高架部を走る。
■期待大きいが…
整備効果に対する期待は大きい。広島市外や山口・岩国方面へのアクセス向上が見込め、移動時間が短縮する。五月が丘地区から西広島駅を例に取れば、路線バスを使う現行ルートなら所要時間は38分だが、アストラムラインでは25分短縮し、13分に。定時制も高い。
用地取得を経て令和11年度から着工し、開業は18年度ごろ。事業化を決定した平成27年当初は40年代初頭(令和10年代前半)の全面開業を掲げていたが、新型コロナウイルス禍で遅れが生じた。
軌道修正を迫られたのはスケジュールだけではない。需要予測として、平成27年当時は延伸区間で1日平均1万5200人の利用を見込んだが、運行速度を下げ、所要時間が若干延びるなどしたため、9100人と下方修正を余儀なくされた。
市は「採算は確保できる」と強調するが、営業利益も従来計画比7割減の2千万円の見通しだ。
一方、資材や労務費の高騰を受け、事業費は約760億円で3割以上増加。総務省が公表した今年1月1日現在の住民基本台帳に基づく人口動態調査によると、広島市の「転出超過」は神戸市に次ぐ全国ワースト2位。沿線人口の減少や高齢化に歯止めがかからない。
都市戦略に詳しい広島修道大の三浦浩之教授は「公共交通の延伸は住民らの利便性アップに意義がある」としつつ、「それ以外の価値付けが問われる」と指摘。「新線開業でエリア全体(西風新都)の価値を高めなければ延伸効果は限定的となるが、そのための戦略・計画が現状では見えていない。市やエリアに関わる企業などは、エリアの将来像を明確に打ち出し、価値向上のための具体策を示すべきだ」と述べた。(矢田幸己)
◇アストラムライン 昭和40年代からの宅地開発による人口の急増に伴う交通問題の解消のために建設され、平成6年に開業した。広島市の第3セクター「広島高速交通」が運営し、令和4年度には1日平均5万9086人が利用。名称は日本語の「明日」に英語の「トラム」(電車)を組み合わせ、路線を意味する「ライン」を加えた。
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OS5
:2024/11/25(月) 14:54:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/78eeeea31be4dab6a599effda29fdec03f4252db
有楽町線延伸へ総決起 1都3県から300人 茨城・坂東で大会
11/25(月) 5:00配信
茨城新聞クロスアイ
地下鉄8号線の延伸を目指す東京直結鉄道建設・誘致促進大会総決起大会であいさつする木村敏文市長=坂東市岩井
地下鉄8号線(東京メトロ有楽町線)の茨城県西南部への延伸を目指す「第38回東京直結鉄道建設・誘致促進大会」の総決起大会が24日、同県坂東市岩井の総合文化ホールベルフォーレで開かれた。東京、埼玉、千葉、茨城の1都3県の12市町から、首長や国会議員、県議、市町議員、商工業関係者ら約300人が参加。茨城県内への同線延伸実現に向け、官民一体で取り組みを強めることを誓った。
大会は、1都3県の12市町で構成する期成同盟会、3県の商工関係者でつくる連絡協議会、同大会実行委員会の3団体が主催した。
期成同盟会長を務める千葉県野田市の鈴木有市長は「有楽町線の豊洲-住吉駅間は2030年代半ばの開業を目指し着実に事業が進められている。押上-野田市駅間にも大きなインパクトをもたらす。茨城県にも延伸するというのがわれわれの大きな仕事」とあいさつ。期成同盟会副会長の坂東市の木村敏文市長は「野田市までの建設が茨城県側への延伸と事業実施への近道。全力で協力していく」と強調した。
その後、野田市までの建設促進と茨城県西南部までの延伸の早期実現に向け宣言文が読み上げられ、参加者は拍手で宣言に賛同した。
同線の延伸構想は、東京都墨田区の押上駅から埼玉県内を通過して野田市まで延ばす計画。16年の国土交通省の交通政策審議会答申で、茨城県内への延伸に関する記述が盛り込まれ、関係市町が実現に向け取り組んでいる。
茨城新聞社
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OS5
:2024/11/27(水) 02:31:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1674e42d4122e0af65d603a33db40beda65f67b
北陸新幹線「小浜一択」に異論 岡田氏再検証へ自主研究会 「敦賀乗り換え解消早く」
11/26(火) 5:01配信
北國新聞社
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敦賀以西のルートを再検証する方針を示す岡田氏(右から2人目)=国会内
●「米原」「湖西」選択肢探る
北陸新幹線敦賀以西を巡り、自民党の岡田直樹参院議員ら県関係国会議員5氏は25日、ルートを再検証する自主研究会の初会合を国会内で開き、「敦賀での新幹線、在来線の乗り換えの解消を急ぐべきだ」との認識で一致した。現行の「小浜ルート」は工期や事業費が当初想定から大幅に増大。着工の前提条件が変わったとして「小浜一択」に異論を唱えた形だ。過去に検討された「米原ルート」や「湖西ルート」など多様な選択肢について議論を進める。
【地図】北陸新幹線 敦賀ー新大阪ルート案
会合は冒頭を除いて非公開。研究会座長の岡田氏のほか、佐々木紀衆院議員、宮本周司参院議員、西田昭二、小森卓郎両衆院議員が出席した。
岡田氏はあいさつで小浜ルートの事業費が当初の2兆1千億円から最大5兆3千億円に膨らんだことに触れ「ルート選定時の前提条件が大きく変化したと言っていい」と指摘。「このまま進むことが妥当なのか。もう一度多様な選択肢を丁寧に議論し、国民的な理解を得る必要がある」と述べた。「小浜ルートを一概に否定するわけではない」とも強調した。
研究会で再検証するのは▽米原ルートの工期、事業費▽湖西ルートの工期、事業費▽JR湖西線を活用したミニ新幹線による整備▽フリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)技術の再検証・活用▽在来線特急の活用―の5点。初回はこれらについて、小浜ルートに比べて優位な点と課題をまとめた。
米原に関しては、工期の短さがルート選定当時の検証対象の中で最も優位であり、長大トンネルの建設に伴うリスクも小浜ルートより小さいと指摘した。沿線自治体に加え、東海地域との結び付きが低下する団体からも米原を推す声があるとし「議論・検証することは不可欠」と確認した。
一方、東海道新幹線の過密ダイヤに加え、運行管理システムが北陸と東海道で異なる点から直接乗り入れが難しくなるため、米原乗り換えが固定化することを課題に挙げた。その上で中央リニア新幹線の開通で東海道のダイヤに余裕ができることや、工事期間中にシステム改修ができる可能性がある点を考慮すべきとした。
研究会には交通政策に詳しい京大名誉教授で富大特別研究教授の中川大氏が有識者として出席した。関係者によると、中川氏は米原ルートから東海道新幹線への乗り入れについて「小浜ルートの事業費に比べれば、はるかに安い金額で運行システムを改修できる」と説明した。
参加した議員からは「能登半島地震からの復興のため一刻も早く関西とつないでほしい」との意見が出た。
研究会は関係者に意見を聴取し、政府与党への提言を視野に入れる。次回会合は年内に開き、国土交通省鉄道局や鉄道・運輸機構から他ルートの状況について意見を聞く。
●「米原軸に」の推測も
岡田氏の研究会について、石川県の地元関係者は「議論は米原を軸に進んでいくのだろう」と推測した。
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OS5
:2024/11/27(水) 14:28:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/d359f02520201b3df0b8f0d9e209e85b68a93fca
【速報】JR東日本 千葉・久留里線末端区間の鉄道廃止方針表明 1987年比で乗客9割減 収支率はJR東管内ワースト
11/27(水) 14:21配信
日テレNEWS NNN
日テレNEWS NNN
千葉県の房総半島を走るJR久留里線(木更津・上総亀山間 全長32.2キロ)の一部、久留里・上総亀山間(9.6キロ)についてJR東日本は鉄道としての運行を廃止し、バスなどに転換する方針を表明しました。今後、地元自治体などと協議したい考えです。
JR東日本千葉支社は27日午後の記者会見でJR久留里線の末端部の久留里・上総亀山間の鉄道の運行を終了し、バスなどを中心とした新たな交通体系に転換したい考えを明らかしました。鉄道として残る木更津〜久留里間との接続も考慮するとしています。
今後、地元自治体などの同意を経て、廃線が正式に決まれば、1936年に開業した同区間はおよそ90年の歴史に幕を閉じることになります。
久留里線の同区間をめぐっては、2023年、JR東日本千葉支社が「乗客が大幅に減少し、鉄道の特性としての大量輸送のメリットを発揮できていない」として、地元自治体の千葉県や君津市に申し入れ、同区間の今後のあり方を話し合う「沿線地域交通検討会議」を設置。
同年5月から、学識経験者や沿線3地区の自治会代表も交えた協議が続いていましたが、2024年10月、同会議は「自動車中心の交通体系への移行により、より利便性の高い地域公共交通が実現すると考えられる」との報告書をまとめていました。
同区間では現在、1日下り8本上り9本の列車が運行されていますが、2023年度の利用者数はJR東日本発足当時の1987年の時点と比較し、約92%減少しています。
また、JR東日本は2023年度の1キロあたりの1日の平均乗客数が2000人未満の36路線72区間の収支について発表していますが、同区間は100円の収入を得るのに1万3580円を必要とする計算で、収支率はJR東日本管内でワーストとなっていました。
JR東日本管内の鉄道路線が廃線となるのは、災害で被災した路線を除くと、会社発足以来初めてのこととなります。
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OS5
:2024/11/27(水) 17:27:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/4396c7d5b9df8134d9281577286dc38daf163965
瀬戸大橋線立ち往生、なぜ6時間も…救出プラン3案検討中に「想定外の事態」
11/27(水) 16:54配信
読売新聞オンライン
「非常用渡り板」見つからず
(写真:読売新聞)
JR瀬戸大橋線の瀬戸大橋上で10日、架線の切断によって快速が立ち往生し、乗客が最大6時間閉じ込められた事故は、JR四国が複数の救出方法を順番に検討する中で、救出に必要な「非常用渡り板」が見つからないという想定外の事態も重なり、対応に時間がかかった。同社の四之宮和幸社長は26日、事故後初めての定例記者会見で謝罪し、再発防止策を講じる考えを強調した。(黒川絵理)
事故は10日午前7時40分頃に起きた。高松発岡山行きの快速「マリンライナー10号」が児島駅(岡山)手前約4キロの瀬戸大橋線上りで停車し、乗客150人が閉じ込められた。
JR四国は列車が自走できないことから当初、同じ上り線で別の列車を連結し、運ぶ方法を検討。過去にあった車両故障による橋上での立ち往生は、この方法で対応した。しかし、今回は架線が切れて、同じ上り線が使えないことが約1時間30分後に判明し、断念した。
次に、乗客に車両から降りて橋上を歩いてもらい、最寄りの島でバスに乗り換える方法を考えたが、バスの手配などができなかった。
そこで、児島駅から走行可能な下り線で列車を向かわせ、快速に横付けして渡り板を通って乗客が乗り換え、運ぶ方法に決めた。
列車の準備を始めたところ、児島駅に配備されている渡り板がマニュアルに記載された保管場所になかった。約1時間探しても見つからず、午前10時30分、同駅にいた社員が坂出駅まで車を走らせて取りに行くことに。渡り板が児島駅に着いたのは2時間後だった。
救出用列車は午後1時頃に現場へ到着。乗客の乗り換えは30分後に完了し、岡山方面に輸送した。快速は架線の復旧後の同日夜、児島駅に収容された。
◆「訓練不足」
救出が遅れた最大の要因は、渡り板が見つからなかったことだ。
JR四国によると、1988年の瀬戸大橋開通に合わせ、児島、坂出、宇多津の3駅に配備。児島駅の渡り板は配備以来、一度も使われず、定期的な保管場所の確認も行っていなかった。
今回の事故後、渡り板は駅内の別の場所で見つかった。同社の調査では、2013年に保管場所を変え、移動したとの記録は社内にあったが、マニュアルに反映されていなかったという。
最終的な救出方法が決まるまで3時間かかったことについて、四之宮社長は記者会見で「お客様も救出できるため、列車の駅への収容を優先させたが、お客様の救済だけを優先すべきだったのではというのは後から思えば反省点だ」とした。そのうえで「いろいろな事例に対し、優先順位を判断する訓練が不足していた」とした。
また、同社は、立ち往生中に乗客へ食料、飲料を届けることができなかったことも課題としている。
◆行き先変更
現場はJR西日本管内との境目近くで両社が連携して救出にあたったが、救出した列車の行き先を巡っては意見の相違があった。
(写真:読売新聞)
両社は3年に1度、合同で非常時対応訓練を実施。13年には乗客の救出作業や現地確認作業を迅速に行うとする覚書を締結している。
児島駅からの救出用の列車に関してJR四国は元々、乗客の乗り換え後、香川へ向かう計画で準備をしていた。これに対し、JR西は快速の行き先だった岡山側に向かうよう主張。行き先は1時間後、岡山側に変更された。
JR西岡山支社の林秀樹支社長は11日の記者会見で「運行管理権はJR四国にあるが、もっと早いタイミングでもう少し強く提言することができたというのは、反省点があったんじゃないかと捉えている。非常時のコミュニケーションの仕組み作りはJR四国と一緒にやり、訓練も拡大したい」と述べた。
四之宮社長も「今回のことを踏まえ、JR西とも改善点を協議したい」とした。
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OS5
:2024/11/27(水) 17:36:13
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20241127/5060019885.html
宮崎〜博多 新幹線の3ルート 県が独自に試算し概要を発表
11月27日 12時08分
“陸の孤島”と呼ばれる宮崎に新幹線が通ったらどれぐらい便利になるのか。
県は宮崎市と博多を結ぶ3つのルートについて独自の試算を行い、27日結果の概要を発表しました。
調査結果の概要は27日開かれた県議会の一般質問で明らかにされました。
調査を行ったのは福岡県の小倉から宮崎市までの「日豊本線ルート」、鹿児島中央から宮崎市までの「鹿児島中央先行ルート」、それに九州新幹線の新八代から宮崎市までを新たに鉄道でつなぐ「新八代ルート」の3つです。
「新八代ルート」は国の基本計画路線にはありませんが、県が独自に調査を行いました。
現在、宮崎駅から鹿児島中央に出て、九州新幹線で博多まで行くと最短で3時間51分かかりますが、調査ではここからの時間短縮効果と整備費用の見通しなどを調べました。
まず「日豊本線ルート」は所要時間1時間38分で短縮効果は2時間13分、整備費用が3兆8100億円となっています。
また「鹿児島中央先行ルート」は所要時間2時間12分で短縮効果は1時間39分、整備費用が3つのルートで最も安い1兆600億円。
最後に「新八代ルート」は所要時間が最も短い1時間24分で短縮効果は2時間27分、整備費用が1兆5000億円となっています。
東九州新幹線は国が整備を始める見通しはたっておらず、県は今回の調査結果を紹介するシンポジウムを開くなどして県民の機運の醸成に取り組む考えです。
河野知事は答弁で「県として東九州新幹線の実現を目指す基本方針は変わらないが、県民のさまざまな声に耳を傾けながら新八代ルートを含む新幹線ネットワークについて議論していきたい」と述べました。
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OS5
:2024/11/27(水) 18:03:11
https://nordot.app/1234416520884306713?c=453837512928674913
弘南鉄道、大鰐線を27年度末で運行休止の意向
2024/11/27
弘南鉄道は27日、弘前市役所で開かれた沿線市町村側との協議で、大鰐線(大鰐-中央弘前)を2027年度末をもって運行休止とする意向を伝えた。物価高騰や人員不足で、収支改善が見込めないため。
© 株式会社東奥日報社
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OS5
:2024/11/27(水) 21:00:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/64715fd999337932326e0c7e286124e69a6a24d6
弘南鉄道大鰐線 2027年度末で“休止” 「廃止」を前提 開業から赤字続く
11/27(水) 19:50配信
青森朝日放送
弘南鉄道は大鰐線を2027年度末で廃止を前提とした休止にすると明らかにしました。
【弘南鉄道 成田敏社長】
「大鰐線の運行継続は難しいということで、廃止・休止という判断を示しました」
「休止というかたちで進めていきたいと思っております」
27日に弘前市で開かれた、弘南鉄道沿線8市町村長による支援の在り方に関する会議の後、弘南鉄道の成田敏社長はこう話し、2027年度末をもって大鰐線を廃止を前提とした休止にすると明らかにしました。
大鰐駅と中央弘前駅との間13.9キロを結ぶ大鰐線。1952年、当時の弘前電気鉄道が開業し、1970年に弘南鉄道に譲渡されました。ピークだった1974年度には389万8千人が利用しましたが、開業以来、赤字が続いていました。
【弘南鉄道 成田敏社長】
「(ピーク時は)390万人という、それがですね、(今は)わずか30万人弱ということで、やはり利用者の減少が大きいのではないか」
弘南鉄道は2013年には一度、2016年度末での大鰐線の廃止を表明しましたが。沿線自治体が協議会を発足し、支援をしていくことになり、廃止を撤回していました。
2021年度の支援計画では、2023年度の経営状況を見て2026年度以降の支援の在り方を協議することになっていました。
しかし、その後もコロナ禍や2度の脱線といった影響で経営は厳しい状況が続き、2023年度の弘南鉄道の決算は、過去最大の赤字となる2億3千万円余りの経常損失。
大鰐線は10.8%少ない573万円の減収になったと報告されました。
これを受け、今後の支援については、弘南鉄道が提出する中長期計画を見ながら検討することになっていました。
【弘前市 桜田市長】
「やはり会社は民間企業ですので、その判断を受け止めなければいけないと」
こう話したうえで、代替交通については。
【弘前市 桜田市長】
「大鰐線に代わるものをバス代行にした場合には、どこかのバス路線を複数でも廃止するなどしなければ、運転手を回すことができないというのが弘南バスからの話もありますので、様々な検討をしていかなければならないと思っています」
大鰐町の山田年伸町長も。
【大鰐町 山田年伸町長】
「既存の弘南バス、JRも大鰐は弘前からの交通手段としてはあります」
(Q.利用者への対策)「今後検討していかなければならないものと思っておりますが、今すぐに具体的にこういうふうにしていこうということはありません」
弘南鉄道によると、設備など財産処分の観点から、国とも相談して再開を前提としない休止というかたちで、今後手続きなどを進めていくということです。
【弘南鉄道 成田敏社長】
(Q.今後)「できれば一定期間、3年間くらいは運行を継続していければなと思っております」
「年間30万人近くまで利用者がございます。その方々のことを考えれば、やはり本当に、本当に申し訳ないなという気持ちはございます」
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OS5
:2024/11/28(木) 07:50:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/295e032f9de8c9c031a84d74ed19a4443ca97e13
新幹線「のぞみ」自由席削減へ 3号車を指定席に 来春ダイヤ改定
11/28(木) 5:00配信
朝日新聞デジタル
東海道新幹線の最新型車両「N700S」=JR東海提供
東海道・山陽新幹線を走る「のぞみ」の自由席について、JR東海と西日本が来春から3両から2両に減らす方針を固めたことがわかった。のぞみの自由席が通期で見直されるのは初めて。確実に座れる指定席を増やし、利用者の着席ニーズに応えるためという。
JR関係者によると、来年3月に予定されるダイヤ改定を機に、3号車計85席を自由席から指定席に変更する方針。これにより、グリーン車を含め、全座席の9割近くが座席指定できるようになる。
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OS5
:2024/11/28(木) 11:31:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/0819ad1c0617777aaba435f3f0066fc4ad969549
新大阪駅前の地下に北陸新幹線ホーム、京都駅の詳細は未定…東小浜駅・松井山手駅の概要も公表
11/28(木) 11:17配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
北陸新幹線の敦賀(福井県敦賀市)―新大阪(大阪市淀川区)間の延伸に伴い、JR新大阪駅南側の地下に新設する予定の新幹線ホームの概要が、25日の国土交通省などの会議で明らかになった。
(写真:読売新聞)
新しいホームは、タクシーデッキやバス駐車場などのある駅前ロータリーとJR東海道線の地下約20メートルに建設する。東海道・山陽新幹線と同じ東西方向に設置され、2面4線で延長約400メートル、幅約50〜60メートルとする。
会議では、北陸新幹線の東小浜(福井県小浜市)と松井山手(京都府京田辺市)の新駅についても公表された。東小浜はJR小浜線・東小浜駅の北西約1キロの地上約15メートルの高架駅。2面2線で延長約310メートル、幅約20〜30メートルとする。松井山手はJR片町線・松井山手駅の北側地下約40メートルに建設し、2面2線。延長約330メートル、幅約30メートルとする。
京都駅の位置については、JR京都駅の地下付近などを通る3案に絞られているが、詳細は決まっていない。
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OS5
:2024/11/28(木) 12:56:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2d6f5b7a551202bb76136735aa5a6f4469ed887
青森・弘南鉄道大鰐線が27年度末で廃止 赤字改善見込めず
11/28(木) 12:00配信
河北新報
弘南鉄道大鰐線
弘南鉄道(青森県平川市)は27日、赤字が続く大鰐線(大鰐-中央弘前、13・9キロ)について2027年度末で「廃止」とする方針を明らかにした。利用者の減少や同社の人員不足により、収支改善が見込めないため。
関係自治体の関係者約30人が参加し青森県弘前市役所であった協議会で、同社が「沿線市町村からの支援策を講じても、運行継続は困難」と意向を伝えた。
同社を支援する沿線5市町村は「やむを得ない」として異論は出なかったという。今後、関係市町村とともに「廃止」を前提に協議を進める。
成田敏社長は「公共交通機関として地域の足を守る重要な役割があるが、民間企業として職員を守るための決断だ」と話した。
宮下宗一郎知事は「大変残念だが、交通事業者としては苦渋の決断であり、重く受け止める」とのコメントを出した。
大鰐線は沿線の人口減などで慢性的な赤字経営が続いていた。1974年度のピーク時に約390万人の利用者がいたが、近年は約30万人と低迷。大鰐線を含む同社の昨年度決算は約2億3000万円の赤字だった。
河北新報
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OS5
:2024/11/28(木) 12:57:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/aebb812a98b6c4440d4e58a620bf25d4b1576b2d
福田知事 LRTと東武鉄道との接続 三者協議に向け検討へ
11/28(木) 10:25配信
とちぎテレビ
とちぎテレビ
福田富一知事は27日、定例の記者会見を開いて宇都宮市が進めるLRTのJR宇都宮駅西側への延伸による東武鉄道との接続について年内にもどのように協議するか、三者で検討を始めたいという考えを示しました。
LRTと東武鉄道の接続について福田知事は「県は仲介役」を務める考えを示していました。
福田富一知事:「これから東武と接触して、協議の構成や時期について年内に詰めていく。新年度には具体的な動きを持てるようにしていきたい。」
また、そのルート沿いにある宇都宮パルコの跡地をスポーツ用品販売大手のゼビオが取得し本社機能を移転する方針を示していることについては。
福田富一知事:「歓迎いたします。スポーツ用品中心ということで健康的で明るいイメージがある。」
一方、「5年ぐらい前」から構想を温めてきたという奥日光に新たな交通システムの導入を目指していることについてLRTの協議と「二面作戦」で県と日光市、東武鉄道の三者協議を進めたいと述べました。
福田富一知事:「モータープールを作ることを考えれば、いろは坂の入口手前だと細尾しかない。そこからロープウエーで上げる。華厳の滝や中禅寺湖、日光の山並みを鳥の目で見てもらえるような仕掛けあったら、さらに国際観光地としての地位が高まっていくのではないか。」
その他、サッカーJ3で栃木SCと栃木シティが共に戦うことになることやラグビーの国内最高峰、リーグワン所属のホンダヒートが宇都宮市に本拠地を移転することについて質問があり、「栃木SCの降格は残念だが、両チームが競うのはサポーターにとっても熱が入ることになる。ホンダヒートは日本一を目指すと言っており、サポーターや企業には各々思いを持ったチームを大いに応援してもらいたい」と期待を寄せました。
とちぎテレビ
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OS5
:2024/11/28(木) 14:31:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/2737f3a934707b8fff37bbe586f993540b82ab6d
東九州新幹線 2時間半短縮も 宮崎県が3ルートで整備試算公表
11/28(木) 14:00配信
毎日新聞
東九州新幹線の整備を目指す宮崎県は27日、検討する3ルートについて費用対効果などの試算を明らかにした。新幹線を導入した場合、宮崎―博多間の所要時間を最大約2時間半短縮できる一方、整備費用は最も安い試算で約1兆600億円となった。3ルートはいずれも効果が費用を上回るとしている。【下薗和仁】
同日の県議会一般質問で、坂口博美県議(自民)の質問に重黒木清総合政策部長が答弁して試算を説明した。
調査は県が民間業者に委託した。対象は(1)山陽新幹線小倉駅(北九州市)からJR日豊線に沿って大分、宮崎両市を通り、九州新幹線鹿児島中央駅まで結ぶ「日豊線ルート」(2)九州新幹線新八代駅(熊本県八代市)で分岐する「新八代ルート」(3)宮崎市から鹿児島中央駅に限定して先行着手するルート――の三つ。
宮崎から要衝の博多まで向かおうとすると、現在は宮崎市から鹿児島中央駅まで在来線を利用し、そこから九州新幹線に乗るルートが想定される。その場合の所要時間は3時間51分だ。一方、試算では(1)1時間38分(2)1時間24分(3)2時間12分――となり、いずれも大幅な短縮となった。(2)の短縮効果は2時間27分に達する。
整備費は(1)約3兆8100億円(2)約1兆5000億円(3)約1兆600億円との数字が示された。時間短縮など利用者らが受ける利益を事業費で割って算出した費用対効果(1を超えると利益が費用を上回る)は(1)と(2)が1・2、(3)は1・0で、いずれも1を上回るという。
国は1973年、福岡市から鹿児島市までを大分、宮崎両市付近を経由して結ぶ「東九州新幹線」を基本計画路線に位置づけたが、大きな進展がないまま50年以上が経過している。
河野俊嗣知事は「県として東九州新幹線の実現を目指す基本方針は変わらないが、新八代ルートは九州各都市をきめ細かに結ぶ新幹線ネットワークの形成につながり、九州全体に大きなメリットをもたらす。あらゆる可能性を将来につなげていくことは重要」と答弁した。
県は2025年1月、調査結果を踏まえたシンポジウムを開く。
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OS5
:2024/11/28(木) 15:46:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7839450464b6b7d0d60fa2fd92ccd80f0421217
整備費用は1兆600億円から3兆8100億円 東九州新幹線3ルート 宮崎県が整備費や費用対効果の調査結果を明らかに
11/27(水) 19:02配信
MRT宮崎放送
宮崎放送
宮崎県内に新幹線が整備された場合の効果などについて、調査結果がまとまりました。
県が想定する3つのルートについて、整備費や費用対効果を試算した結果が県議会一般質問で示されました。
【写真を見る】整備費用は1兆600億円から3兆8100億円 東九州新幹線3ルート 宮崎県が整備費や費用対効果の調査結果を明らかに
県は今年度、新幹線の整備費や費用対効果に関する調査を行い、27日の県議会一般質問でその結果を明らかにしました。
調査の対象は大分を経由する日豊本線ルート、鹿児島を先行して整備するルート、それに去年、県が比較案として新たに示した宮崎と新八代を結ぶルートの3つです。
調査の結果、まず、宮崎市から博多駅までの所要時間は、現在、九州新幹線を利用して3時間51分かかりますが、3つのルートでそれぞれおよそ1時間半から2時間半の短縮が見込まれるということです。
一方、整備費用は1兆600億円から3兆8100億円となっています。
そして、県の試算では、いずれのルートも費用を上回る利益が出るとする算定結果が得られているということです。
(宮崎県 河野俊嗣知事)
「県民の暮らしの向上に大きなインパクトを与えるものと考えております。一方、開業までに長時間を要することや多額の財政負担などの課題もあることから、まずは、県民の新幹線への関心を高めていくことが何よりも重要だと考えております」
また、河野知事は「県として東九州新幹線の実現を目指す基本方針は変わらず、県民のさまざまな声に耳を傾けながら、新幹線ネットワークについて議論していく」と述べました。
調査結果について具体的に見ていきます。
所要時間から見ていきます。
現在、宮崎市から博多駅までの所要時間は、鹿児島県を経由し、九州新幹線を利用すると3時間51分となっています。
これが、日豊本線ルートが整備されると1時間38分、鹿児島中央先行ルートは2時間12分、新八代ルートは1時間24分と、それぞれ、1時間半から2時間半ほど短縮される見込みです。
続いて、整備費用です。
日豊本線ルートが3兆8100億円、鹿児島中央先行ルートが1兆699億円、そして新八代ルートが1兆5000億円となっています。
そして、その費用対効果ですが、いずれも利益が費用を上回るという算定結果が得られたとしています。
費用対効果の具体的な内容も気になりますが、そちらに関しては、後日開かれる県議会の常任委員会で示される予定となっています。
県は来年1月に調査結果を踏まえたシンポジウムを開催することにしていて、国に対しては早期整備や財政負担のあり方の見直しなどを要望していくとしています。
宮崎放送
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OS5
:2024/11/29(金) 10:10:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/8355228bab422fde0a56d976c5a73abf90ca8fed
住民「許せない」抗議声明方針 JR久留里線 一部廃止へ
11/29(金) 7:04配信
千葉日報オンライン
上総亀山駅に停車する久留里線の列車=君津市
久留里線の一部区間運転取りやめ方針発表を受け「久留里線と地域を守る会」の三浦久吉代表(84)は「廃線を阻止するために活動してきたので、今は許せない気持ち」と話した。
三浦代表は「これから君津市地域公共交通会議で議論することになるが、何らかの形で働きかけ、地域活性化と久留里線存続のために頑張っていきたい」と強調。JRには早急に抗議声明を出す考えで「バスも運転手不足などでいろいろなところが路線を廃止している。簡単にバス転換できるのか。今の鉄道が地域交通にとって最適な輸送方法だと思っている」と語った。
君津市企画政策課は「市としては、JRからの意向が示されたばかりなので、発表内容を十分に精査しながら、対応について検討していく」とコメントを発表した。
熊谷俊人知事もコメントを出し「沿線地域交通検討会議で取りまとめられた報告書を踏まえ、地域にとって望ましい交通体系について、JR内で慎重に検討された結果と受け止めている」と説明。今後は君津市とJRが中心となり、具体的な検討が行われていくことになるとし「その検討にあたっては、地域住民にとってより利便性が高く持続可能な交通体系が構築されるよう、今後とも県として協力していきたい」と指摘した。
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OS5
:2024/11/29(金) 10:23:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/4bb3746e89b5bcdb167535453c814e4b1569f6c1
赤字路線・日南線の将来像、議論を JR九州が沿線自治体に申し入れ
11/28(木) 19:49配信
毎日新聞
日南線油津-志布志間の現状について説明するJR九州の古宮洋二社長=福岡市博多区で2024年11月28日午後2時23分、下原知広撮影
JR九州の古宮洋二社長は28日、赤字路線の日南線油津(宮崎県日南市)―志布志(鹿児島県志布志市)間の将来像について、宮崎、鹿児島両県の沿線自治体と議論を進めたい考えを明らかにした。路線の存廃は前提とせず、最適な公共交通のあり方を協議する。
JR九州の公表する2023年度線区別収支によると、油津―志布志間(42・9キロ)の1キロ当たりの1日平均乗客数(輸送密度)は、179人。国鉄から分割民営化された1987年度に比べ73%減り、営業損益は4億1800万円の赤字となった。
古宮社長は28日の記者会見で、利用低迷の理由に志布志駅以降が他路線と接続しておらず、ネットワーク化されていないことを挙げた。その上で「未来に向けどういう形がふさわしいか議論をしていきたい」と述べ、法的な枠組みにこだわらず幅広く意見を求めたい考えを示した。
JR九州の方針表明を受け、宮崎県の河野俊嗣知事は「通勤、通学で利用している人たちがいる。いろいろな選択肢があると思うので、どういうあり方がいいのかしっかり議論したい」と語った。
JR九州は23年11月、利用が低迷している鹿児島県の指宿枕崎線の指宿(指宿市)―枕崎(枕崎市)間についても同様の申し出をして、沿線自治体と協議している。【下原知広、下薗和仁】
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OS5
:2024/11/29(金) 10:48:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e2a8ba42d0cf56bd3c6099269793a2af495c0a8
宮城・富谷で都市型ロープウエーの導入を調査へ 泉中央以北の公共交通整備の一環
11/29(金) 9:30配信
河北新報
宮城県富谷市
宮城県富谷市は27日、市が目指す泉中央(仙台市泉区)以北の基幹公共交通システム整備を巡り、都市型ロープウエーの導入の可能性を調査する方針を示した。市役所であった市地域公共交通活性化協議会の会合で、地下鉄やバス高速輸送システム(BRT)とともに導入の可否を検討する考えを明らかにした。
導入の調査対象となるのは、福島県南相馬市の企業が開発を進める自走式ロープウエー。高架軌道を使った輸送システムで、まだ実用化はされていない。富谷市明石台地区―泉中央間で整備した場合、概算事業費は地下鉄の354億〜451億円、BRTの85億〜208億円よりも抑えられるという。
市の担当者は「都市型の自走式ロープウエーは近いうちの実用化が期待され、他自治体からも注目されている。基幹公共交通の整備に向け、あらゆる可能性を探りたい」と話す。
市は、基幹公共交通システムの拠点となる「交通結節施設」の明石台地区への整備を検討する考えも示した。バスやタクシーの発着機能、一般駐車場を設け、パークアンドライドを促す。
基幹公共交通システムや交通結節施設の整備は2025〜29年度に調査、検討を進め、30年度以降に実現させるとするスケジュールを提示。地域交通の担い手を確保するため、NPO法人などが主体となる「公共ライドシェア」の導入を検討する考えも明らかにした。
河北新報
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OS5
:2024/11/29(金) 15:20:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/95b0e464988dd0431ac21568069653aacdac0896
JR東日本「廃線予備軍」はいくつある? 久留里線に続いてしまうのか 被災も引き金に
11/29(金) 14:12配信
乗りものニュース
鉄道以外の交通体系を検討する路線
JR米坂線は大雨により被災し、坂町〜今泉間で不通が続く(画像:写真AC)。
JR東日本千葉支社は2024年11月27日(水)、千葉県の房総半島を走る久留里線の末端部である久留里〜上総亀山間を廃止したい意向を表明しました。同区間の鉄道輸送が地区の移動需要に適していないことを理由に挙げます。
千葉県や沿線の君津市と協議を重ね、バスなどを中心とした新たな交通体系へのモードチェンジを図ることが必要との考えを示しています。
【路線図】予備軍も…? これが赤字一覧です
仮に鉄道の廃止が決定すると、第3セクター鉄道やBRT(バス高速輸送システム)などへ移管された例を除き、JR東日本管内では信越本線(横川〜軽井沢)、岩泉線に次ぐ廃止ということになります。
ただし2024年11月現在、JR東日本で「廃線予備軍」となっている線区は、久留里線のほかにもいくつかあります。中には災害により不通となり、復旧も見通せないために運休が続く例も。以下に列挙します。
・吾妻線(長野原草津口〜大前)
・津軽線(蟹田〜三厩) ※大雨被害
・米坂線(坂町〜今泉) ※大雨被害
吾妻線の同区間は久留里線と同じく、鉄道の特性である大量輸送のメリットを発揮できていない状況が指摘されています。2023年度の1日あたり平均通過人員は260人といい、これはJR東日本が発足した1987(昭和62)年4月と比較して約7割減です。ちなみに久留里線(久留里〜上総亀山)は約9割減です。
津軽線と米坂線のそれぞれの区間は、2022年8月の大雨により被災。盛土の流出や落橋など被害が甚大だったうえ、元々が赤字線区でもあったことから、期間や費用も鑑み、鉄道以外での復旧へ向けた協議が行われています。
JR東日本は2019年度分から、「地域の方々に現状をご理解いただくとともに、持続可能な交通体系について建設的な議論をさせていただくため」として、平均通過人員が2000人/日未満の線区を公表しています。2023年度は36路線72区間が対象となりました。ちなみに国鉄の分割民営化の際には、4000人/日未満がバス転換の目安のひとつとされていました。
乗りものニュース編集部
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OS5
:2024/12/01(日) 22:30:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/7458cb46b06c4067971a1b9d53d9c0a6d9f5c364
【JR東海グッジョブ】不正乗車、マナー違反の抑止なるか 新幹線自由席の抜き打ち検札が話題
12/1(日) 17:30配信
まいどなニュース
東海道新幹線で抜き打ち検札に遭遇!
新幹線でおこなわれた自由席の抜き打ち検札がSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのは「ひかり号で自由席抜き打ち検札 初めて遭遇」と報告したがしみやさん(@gashi_miya_)の投稿。
【写真】自由席の抜き打ち検札
ひかり号で東京・豊橋間を走行中に抜き打ち検札に遭遇したがしみやさん。近年、不正乗車や一人で複数の席を使用するなどのマナー違反がたびたび話題になる新幹線の自由席。秩序を守るためには抜き打ち検札をするしかないのだろう。がしみやさんに話を聞いた。
ーー検札に遭遇して。
がしみや:東海道新幹線での検札は最近見なくなったように感じていたので、率直に珍しいなと思いました。入場券を使った不正乗車がニュースになっていたことも思い出し、全列車ではないとはいえ抜き打ちでチェックしていくJR東海の姿勢に感心しました。
検札とは直接関係ありませんが、この翌日にも別件でひかり号の自由席を使用しました。このときは立ち客が出るほど混んでいていたのですが、席に荷物をおいている人には車掌から直接声を掛けて席を空けさせており、こちらも感心しました。 2日連続でJR東海という会社の姿勢を感じました。
ーー投稿の反響へのご感想を。
がしみや:正直なところ、全く予期していなかったことなので驚いています。こんな些細なことでも話題になるということは、それだけ新幹線が多くの人にとって身近な存在なのだと思います。
◇ ◇
SNSユーザー達から
「いつだったか、のぞみの自由席でもありましたよ!名古屋〜新横浜間でやっていました」
「こだま限定とか列車限定の格安きっぷで乗る人間がいるので。。。」
「後は入場券で入って着駅で仲間に迎えに来てもらって(上手く入場券を2回通すらしい)キセル乗車をしようとする人がいるみたいなので検札するらしいです。」
など数々のコメントが寄せられた今回の投稿。抜き打ち検札の実施が犯罪行為の抑止やマナー改善につながることを願いたい。
なお今回の話題を提供してくれたがしみやさんは鉄道玩具サークル「天通団」に所属。鉄道玩具を用いて実際の鉄道路線のダイヤや配線、風景などを表現する活動を行っている。YouTubeチャンネル「every dayday」や書籍で活動報告をしているので、鉄道ファンの方は要チェックだ。
がしみやさん関連情報
現在「ニコニコ動画アワード2024」に天通団で開催したイベントレポート動画がノミネート。特設サイトで「プラレール運転会」で検索。 1日1票投票、Xでのシェアも。面白ければぜひぜひ投票を!
Xアカウント:
https://x.com/gashi_miya_
天通団Xアカウント:
https://x.com/tentsudan
YouTubeチャンネル「every dayday」:
https://www.youtube.com/@everydayday
「ニコニコ動画アワード2024」:
https://douga-awards.nicovideo.jp
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)
まいどなニュース
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OS5
:2024/12/02(月) 14:59:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a14bd7c668ec520f0b1dc06dea373ca32882e4f
水郡線、次世代につなぐ 全線開通90周年、赤字で存続の岐路に
12/2(月) 11:30配信
毎日新聞
帝京安積高書道部員が即興で仕上げた作品の前で、だるまに目を入れた内堀雅雄知事(左)と下山貴史JR東日本水戸支社長=福島県塙町の塙農村勤労福祉会館で2024年12月1日、根本太一撮影
JR水郡線の全線開通90周年を祝う式典が1日、福島県塙町の塙農村勤労福祉会館であった。内堀雅雄知事や路線を管轄するJR東日本水戸支社の関係者、沿線市町村長ら約300人が出席。ローカル線を取り巻く環境は厳しいが、先人の思いを次の世代につないでいこうと誓い合った。【根本太一】
【写真まとめ】水郡線沿線の市町村のジオラマ
式典では、帝京安積高(郡山市)書道部員が「窓に移りゆく景色 列車の音は今日も私達の心に響いている」との応援メッセージを披露し、祝賀ムードを盛り上げた。
水郡線は、水戸駅(水戸市)―安積永盛駅(郡山市)間の137・5キロ。明治時代、塙町初代町長の白石禎美氏が地域振興を目的に誘致運動を起こしたのをきっかけに、1934年12月4日に全線が開通した。
しかし、自動車が普及し、乗客の大半を占める通学の高校生らが少子化によって減少。JRによると、福島側の2023年度の収支は約16億円の赤字となって不採算が続き、全国の地方路線同様に存続の岐路に立っている。
内堀知事は「水郡線に乗って関わり、共に守っていく決意。90年と言わず100周年、150周年を迎えられるよう、皆さんで心を一つにしよう」とあいさつした。
下山貴史JR水戸支社長は「JRと地元とでよりいっそう連携して利用促進に結びつけたい」と述べる一方、「その上で今後の水郡線の在り方について一緒に考えていきたい」と含みを持たせた。
周辺の町役場には、沿線のジオラマ展示や特産品ブースも設けられた。
◇JR水郡線の赤字区間
収支 1日平均通過人員
茨城 常陸大宮―常陸大子 ▼13億1400万円 802人
福島 常陸大子―磐城塙 ▼ 5億2100万円 147人
磐城塙―安積永盛 ▼10億6400万円 839人
※JR東日本調べ(2023年度。▼はマイナス)
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OS5
:2024/12/02(月) 15:18:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a74c458eba4458508060233ddfec87b1268010a
大雨で不通だったJR日南線の南郷―志布志間、40日ぶりに運行再開…高校生ら利用多いが存廃で懸念も
12/2(月) 14:47配信
読売新聞オンライン
JR日南線
10月22日の記録的大雨で被災し、不通となっていたJR日南線の南郷(宮崎県日南市)―志布志(鹿児島県志布志市)間は2日、約40日ぶりに運行を再開した。ただ、JR九州が11月、日南線の一部区間について沿線自治体に対し、将来の地域公共交通の最適なあり方を議論する働きかけを行うと発表したため、懸念を抱える中での再開となった。
鹿児島県に近い串間駅(宮崎県串間市)では午前6時過ぎ、沿線自治体でつくるJR日南線利用促進連絡協議会の関係者らが再開を記念し、始発の上り列車を待つ高校生ら約30人に使い捨てカイロを手渡した。
運休期間中、串間市から日南市に代替バスで通学した日南高3年の生徒(18)は「放課後に学校で勉強していると、バスに間に合わなくなり親に迎えに来てもらうこともあった。再開はうれしい」と話した。
一方、JR九州は11月28日、南宮崎(宮崎市)―志布志間を結ぶ日南線のうち、油津(日南市)―志布志間について、最適な公共交通のあり方を議論したいと表明した。路線の存廃議論に発展することも懸念されており、始発を見送った串間市総合政策課の塚本陽一課長は「(今朝も)多くの生徒が利用し、市民に欠くことのできない足だと実感している。地元の声をしっかりと伝えたい」と話した。
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OS5
:2024/12/04(水) 15:25:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7d5f215823a997e153bac8059502d96befd223e
《連載:鉄路の明日 水郡線90年》(上) 沿線一丸 利用増へ力 機運醸成、取り組み多彩 茨城
12/2(月) 7:00配信
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茨城新聞クロスアイ
久慈川を渡るJR水郡線。4日に全線開通90周年を迎える=大子町頃藤
茨城県の県都水戸市と県北地域を結ぶJR水郡線が全線で開通し、4日で90年を迎える。人口減少により利用が伸び悩む一方、久慈川に沿って豊かな自然を巡る列車は、地域住民の移動手段として欠かせない役割を果たしてきた。将来的な路線の維持へ向け、行政や沿線が連携した取り組みを進めている。
水郡線は1892年、国が水戸-太田間で、鉄製レール上に馬が客車を引く馬車鉄道の敷設を認可したところから歴史が動き出す。計画はその後、普通鉄道に変更され、私鉄「太田鉄道」として99年に同区間で開通。1901年には太田鉄道の解散に伴い、別の私鉄「水戸鉄道」が運営を引き継いだ。
水戸鉄道がさらに上菅谷-大宮間を開業し路線を拡大する一方、国も18年以降に大宮-郡山間の「大郡線」整備に乗り出す。27年に水戸鉄道が国有化されると、全ての路線を「水郡線」と改称。34年12月4日、磐城棚倉-川東間が開通したことで、現在の姿となった。
近年は人口減少やモータリゼーションの進展を背景に、公共交通機関の経営環境は厳しい状況が続いている。特に県北地域では、少子高齢化が加速していることもあり、水郡線の路線維持に向けた対策は大きな課題として挙がる。
こうした環境の中、県や沿線の6市町などは85年、「水郡線利用促進会議」を発足。地域に欠かせない公共交通の維持を目的とした利用機運の醸成に向け、節目ごとのSL運行や愛称「奥久慈清流ライン」の設定など、沿線が一丸となった多彩な取り組みを続けている。
2022年には組織内に若手職員によるワーキングチームを立ち上げ、「通勤通学」「観光誘客」を中心に、地域や学生らも巻き込んだ対策を探る。今年1月に開催したシンポジウムでは、高校生が「水郡線グッズ開発」などを提案し、商品化を後押ししてきた。
通勤通学客を増やそうと昨年から、定期券利用者を対象とした新たな取り組みも始めた。沿線の飲食店などで割引サービスが受けられる優遇制度で、参加店舗は11月末現在、37店まで広がった。通勤での乗車を促すため、駅周辺の駐車場利用の補助なども進めている。
全線開通90周年を目前に控えた11月30日と今月1日、同県大子町では同会議が企画した「水郡線フェス」を開催。スナック菓子「うまい棒」約5万本を使い沿線の子どもたちが制作した「リスカの地上絵」がお披露目されたほか、沿線グルメの提供やコンサートなども開かれ、多くの来場者でにぎわった。
それでも一部区間で年間収支が赤字となるなど、路線維持に向けた深刻な状況は続く。大井川和彦知事は11月の会見で「地方にとって水郡線の維持は大きな命題。さらに利用者を増やす手段や政策を考え、打ち出していく」と強調した。
久慈川に沿い県北を巡る総延長147キロの列車は、地域の移動手段として欠かせない役割を果たしてきた。県交通政策課の中嶋拓人さん(45)は「路線維持には地域住民が『自分ごと』として意識することが大切。沿線一丸でさまざまな活動を継続する形を築きたい」と話す。
茨城新聞社
4938
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OS5
:2024/12/04(水) 15:26:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/75d1e69108d4a5fc05f332ff623a586114699c89
《連載:鉄路の明日 水郡線90年》(中) 通学や観光 貴重な足 補助、駅接続交通確保も 茨城
12/3(火) 9:00配信
茨城新聞クロスアイ
列車が到着し、乗降客が行き来するJR水郡線の常陸大子駅前=大子町大子
「水郡線で大子まで来て、駅前から各方面に向かうバスはいつもぎゅうぎゅう詰めだった」
公共交通の中継基地となっていた茨城県大子町大子のJR水郡線常陸大子駅前で「大成(たいせい)食堂」を営む磯君子さん(76)は、改札を出てくる乗客らのにぎわいを思い返す。60年間店で働きながら、駅前の変遷を見つめてきた。
朝、水戸方面から来て、町中心部の高台にあった高校に通う教員や生徒、下り列車で福島県棚倉方面から来て、魚やバナナなどを積んだ籠を背負った行商の女性。「ここで降りて休憩してから、バスで商いに馬頭方面へと向かっていった」と回顧する。
人々の移動手段は鉄道から車へ。紅葉の時期や、季節の催しが開かれる日はにぎわう駅前も、普段は人通りも少ない。
駅前通りの近くに住む大金祐介さん(31)は毎日、水郡線で常陸大子駅から同県水戸市の水戸駅まで行き、バスを利用して通勤する。
実家を離れた大学時代を除き、水郡線の乗車歴は約12年。勤務先は時差出勤が可能なため、時間をずらし、始発の次に早い午前5時41分発の列車に乗り込む。
大金さんは大学で近代史を学び、町の歴史資料調査研究員も務める。水郡線誘致運動に奔走した「大子実業団」の一人、大金仙之介を先祖に持つ。
今年1月、町内で開かれた「水郡線マイレール意識醸成シンポジウム」では、「水郡線の歴史」について発表。11月、町教委が実施した「ふるさと歴史講座」でも水郡線誘致運動の歴史を解説した。
駅前には全線開通に尽力した根本正の胸像が立つ。大金さんは「先人が苦労を重ねて全線開通にこぎ着けた。歴史の重みを忘れず、守り続けたい」と語る。
同県常陸太田市から水郡線で水戸市内の中高一貫校に通う諏訪美桜利(みおり)さん(14)も「学校に行くための唯一の交通手段。伝統ある水郡線を今後も残してほしい」と願う。
大子町では水郡線利用の際、高校生への通学費補助や帰省客への割引などを実施する。公共交通のバスに加え、乗り合い・AI(人工知能)タクシーやカーシェアなど、駅からの2次交通手段の確保や、待合所の機能を持つ交流拠点施設の開設など、利便性の向上を図る。
「イベント来場者やハイキング客なども目立つようになり、鉄道を利用した来客も徐々に増えている」と同町まちづくり課長の斎藤弘也さん。
町の観光にも水郡線は欠かせない。駅前整備を進め、特別列車の運行など企画の効果に手応えを得ながら、町観光商工課長の田那辺孝さんは「山に包まれ、橋を渡りながら川を見下ろす車窓からの眺めは格別。水郡線に乗ってもらうこと自体が観光になる」と期待を寄せる。
茨城新聞社
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OS5
:2024/12/04(水) 15:26:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/eedc217601c1548d40cd05497bb72fdae287c13e
《連載:鉄路の明日 水郡線90年》(下) 地域の足「守らねば」 苦しい経営、利用促進策 茨城
12/4(水) 9:00配信
茨城新聞クロスアイ
朝の通勤通学時間帯に乗降客が行き交うJR水郡線の上菅谷駅=那珂市菅谷
午前7時、JR水郡線上菅谷駅。列車を逃すまいと、人々が足早に駅へ駆け込む。水戸や常陸太田、郡山の3方面に伸びる同駅のホームでは、多くの利用者が列車を待っている。
新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き、1日の平均乗客数は少しずつ回復している。ただ、沿線の人口減少は加速し、依然として苦しい経営状況が続く。
JR東日本は2022年、利用者が少ない地方路線の収支を初めて公表した。同線は常陸大宮-常陸大子間、常陸大子-磐城塙間の2区間で赤字が続いている。23年度には上菅谷-常陸太田間が加わり、県内区間の赤字額は計22億800万円に上った。
全国にはさらに厳しい路線もある。国土交通省は23年、路線の存廃やバス転換を検討する「再構築協議会」設置の制度をつくった。今年、全国で初めてJR芸備線(岡山、広島)の一部区間で協議会が設けられた。
「人々の生活になくてはならない路線。私たちが守らなければ」。同水戸支社水郡線統括センターに勤務する高村真未さん(35)は茨城県那珂市出身。自身も学生時代から水郡線を利用している。同支社員の有志でつくる「地域に生きる!!水郡線活性化プロジェクト」の一員で、21年の発足時から活動の中心を担う。
水郡線は19年10月の東日本台風による大雨で、久慈川に架かる鉄橋が流され、一部で運休を余儀なくされた。21年に全線復旧した際、沿線地域の過疎化や二次交通の整備などの課題と合わせ、水郡線を盛り上げようと、プロジェクトが立ち上がった。
車掌や駅員、整備士などメンバーの所属はばらばら。「水郡線を守りたい」という思いで一丸となる。乗客を駅で迎える「おもてなし活動」や、無人駅の環境整備、駅弁やオリジナルグッズの販売など、内容は幅広い。日々の業務をこなしながら、高村さんは「生活と観光の両面で水郡線の特色を伸ばしていきたい」と前向きに語る。
同支社の下山貴史支社長は「人口減少や高齢化で、通勤通学での利用が減っているのは事実」と受け止める。対策として「まずは継続できるイベントや企画で、『接点づくり』をすることが必要」と話す。
同支社はアウトドア人気を背景に、自転車をそのまま列車内に持ち込める「サイクルトレイン」を始めた。自転車を接点に、これまで利用したことがない人などを取り込むのが狙いだ。
実証実験を経て、22年にサービスを開始。定期列車を使った取り組みはJR東日本で初の試み。利用できる駅を順次追加し、38駅まで増やした。本年度は上半期に約400人が利用。順調に数を伸ばしている。
下山支社長は「何もしないままでは、地域の足として維持は難しい」とした上で、「これからの水郡線の在り方を、地元の人と一緒に考えていく必要がある」と力を込める。
茨城新聞社
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OS5
:2024/12/04(水) 16:33:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f309d3b89f25d92f49c382c58487323fb5bb258
大阪-和倉に直通便検討 サンダーバード、臨時で
12/4(水) 16:02配信
北國新聞社
●JR西社長、乗り換え不便さ対応
JR西日本の長谷川一明社長は4日、北陸新幹線敦賀延伸に伴って敦賀止まりとなった特急「サンダーバード」について、大阪と七尾市和倉温泉を結ぶ臨時直通便の運行を検討する考えを示した。敦賀での乗り換えによる不便さに対応する狙いで、地震、豪雨に見舞われた能登の復興につなげる。同日、北陸新幹線大阪延伸を協議するため、国会内で開かれた与党整備委員会の会合で言及した。
●新幹線延伸で京都駅付近のルート希望
会合は冒頭を除いて非公開。与党整備委は北陸新幹線敦賀以西の整備を巡り、現行の「小浜ルート」の詳細3案から年内に1案を選ぶ予定で、その判断材料とするため、長谷川社長、福井県の杉本達治知事から意見聴取した。
出席者によると、委員の佐々木紀衆院議員が能登の復興に向けて大阪と和倉をつなぐサンダーバードの復活を求めたのに対し、長谷川社長は「定期便は難しいが、臨時便を検討したい」と答えた。委員長の西田昌司参院議員(京都府選出)もJR西に検討を促した。
サンダーバードの臨時直通便運行については、岡田直樹参院議員らが新幹線のルートを再検証するために設置した自主研究会でも議論している。金沢経済同友会も馳浩知事との意見交換会で直通便の復活を提言していた。
このほか、長谷川社長は小浜の詳細ルートに関し、京都駅付近を通ることが望ましいとの見解を示した。小浜の詳細ルートは▽京都駅の東西を通る「東西案」▽京都駅を南北に貫く「南北案」▽京都駅から約5キロ離れた「桂川案」がある。
杉本知事は小浜ルートでの早期着工を要請。環境影響評価(アセスメント)を丁寧、迅速に行い、財源議論を加速させるよう求めた。その上で「小浜市は原発の立地地域として日本の発展に尽くしてきた。立地地域の振興を国の責任として果たしてほしい」と述べた。
ただ、小浜ルートは事業費、工期が当初の想定から増大、着工の前提条件が大きく変わり、石川県などでは「米原ルート」への再考を求める声が強まっている。
長谷川社長は終了後、記者団に米原ルートについて、JR東海との運行管理システムが異なることに触れ「統合は技術的に非常に難しい」と指摘。東海道新幹線への乗り入れは困難との認識をあらためて示した。整備委は13日に京都府、京都市、大阪府から意見聴取する方向で調整している。
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OS5
:2024/12/04(水) 17:12:33
鹿児島先行より八代ルートの方がメリット大きいんですね
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0c27c19d774a97df73fe776c41db85233a7e460
東九州新幹線、1〜2時間余短縮 宮崎県、3ルートの推計公表
12/4(水) 16:57配信
共同通信
東九州新幹線ルート案(イメージ)
宮崎県は4日、東九州新幹線の三つのルート案について、整備費や需要に関する推計結果の詳細を公表した。いずれのルートでも、現在約4時間かかる博多―宮崎市間は約1時間半〜約2時間半の時間短縮効果が期待できるとした。2060年開業を想定した輸送密度については区間平均で約5700〜1万2千人と見込んだ。
推計結果をまとめた報告書は、1キロあたりの1日平均旅客輸送人員を示す輸送密度は、小倉(北九州市)から大分、宮崎両市付近を通り鹿児島中央(鹿児島市)と結ぶ「日豊線ルート」で約1万2400人とした。
日豊線ルートのうち、宮崎市と鹿児島中央の間を先に開業させた場合の「鹿児島中央先行ルート」は約5700人と算出、新八代駅(熊本県八代市)と宮崎市を結ぶ「新八代ルート」は約8700人と推測した。
報告書は「日豊線ルートは本州から宮崎までの最短ルートで利用者便益が大きい」と指摘。整備費は区間が最長の日豊線ルートが約3兆8100億円、鹿児島中央先行ルートが約1兆600億円、新八代ルートが約1兆5千億円と試算した。
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OS5
:2024/12/04(水) 22:02:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0030e54667850e14cbf5c78523f759bf0be92f3
「東九州新幹線」整備へ 宮崎県、新八代から延岡まで延伸ルート試算
12/4(水) 19:38配信
毎日新聞
新幹線の調査報告を巡り宮崎県議会総務政策常任委員会で質疑が交わされた=県議会で2024年12月4日午前11時25分、下薗和仁撮影
東九州新幹線の整備を目指す宮崎県は4日、費用対効果などを試算した調査報告書を県議会常任委員会に報告した。九州新幹線新八代駅(熊本県八代市)から分岐して宮崎市と結ぶ「新八代ルート」を宮崎県延岡市まで延伸した場合、整備費用が2兆1961億円に上るとする一方、延岡―博多間で2時間27分の時間短縮効果が得られると試算している。
県は11月末の県議会一般質問で、新幹線導入で宮崎―博多間を最大約2時間半短縮できるとする試算を明らかにしていた。報告書では、延岡、都城両市を起点にした場合の試算などもまとめた。
延岡から博多まで向かう場合、従来は特急を使っても4時間14分かかっていた。これに対し、新八代ルートの新幹線で延岡―宮崎―新八代を結べば、1時間47分にまで短縮できるとした。
このルートで都城から出発した場合は1時間6分で博多に着くと試算した。現在は在来線で鹿児島まで向かう必要があり、3時間16分かかっていた。
県は北九州―鹿児島の「日豊線ルート」と、同ルートの宮崎―鹿児島を先行整備する「鹿児島中央先行ルート」の2ルートも検討している。延岡と博多を結ぶには日豊線ルートの方が移動距離は短く、報告書では新八代ルートについて「県北部への時間短縮効果は限定的」とも指摘した。
また報告書では輸送密度(1キロあたりの1日平均旅客輸送人員)もまとめた。日豊線ルート1万2416人▽新八代ルートが8710人▽鹿児島中央先行ルート5701人――だった。
報告書は「特定ルートへの絞り込みの検討は想定しない」などとしているが、常任委員会では県議から質問が相次いだ。河村直哉総合交通課長は「各県で連携して日豊線ルートを求めていくことに変わりはない」と答えた。【下薗和仁】
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OS5
:2024/12/09(月) 08:36:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8c763b91c147e21a4c94e6a49f7db6ba53c77d2
「空いてない」混雑し過ぎの新幹線無料駐車場の実態調査 越前たけふ駅無料駐車場、福井県越前市
12/6(金) 16:40配信
福井新聞ONLINE
混雑する北陸新幹線越前たけふ駅の無料駐車場=8月、福井県越前市大屋町
福井県越前市の北陸新幹線越前たけふ駅の無料駐車場の混雑対策に関し、市は駐車日数の実態調査を行った。日帰りの利用が約6割で、残りは1泊2日が約2割などと複数日にわたる利用だった。設置目的外の長期間駐車が混雑の一因となっている可能性も指摘されてきたが、市は先の利用者アンケートの結果も踏まえ、パークアンドライドで適正に利用されているとの見解を示している。
駅東の無料駐車場はパークアンドライド用437台、駅に隣接する道の駅越前たけふ170台の計607台分がある。パークアンドライド用は市条例で7日間まで駐車できると規定し、道の駅駐車場も24時間開放としている。3月の駅開業以降、想定を上回る混雑が続き、駅利用者が止めづらい状況が指摘されてきた。
調査は、両駐車場から100台分の駐車スペースを抽出し、11月25日〜12月1日の1週間にわたり観察。計595台の駐車があり、それぞれの利用日数を調べた。
日数の内訳は、日帰りが62%、1泊2日が23%、2泊3日が8%、3泊4日が4%、4泊5日が2%と続いた。最長では7日間駐車しっぱなしの車両も1台確認されたという。
市が5月に行った利用者アンケートでは、約9割は新幹線と交通広場を発着する高速バスを利用するための駐車だった。市都市計画課は今回の調査も受け、「パークアンドライドの機能を果たしていると考えられる」と分析。駐車無料のメリットから丹南市町以外からの乗降客もあり、石川、富山県への通勤や県外出張に利用されているとみる。
無料駐車場の混雑を巡っては、市が駅利用以外の駐車を規制する看板設置や、混雑状況を事前に確認できるライブ映像配信などの対策を講じてきた。
福井新聞社
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OS5
:2024/12/09(月) 22:52:32
https://tetsudo-ch.com/12990682.html
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東九州新幹線「新八代ルート」有力に。宮崎県調査報告書を読み解く
2024.12.08
東九州新幹線について、宮崎県が新たな調査結果を発表しました。3つのルート案が比較されていますが、数字の上では「新八代ルート」が有力になっています。
最新報告書を公表
東九州新幹線は、福岡市から大分市、宮崎市を経て鹿児島市に至る新幹線計画です。全国新幹線鉄道整備法における基本計画路線と位置づけられています。
詳細なルートは未決定ですが、山陽新幹線から小倉で分岐して大分、宮崎に向かう「日豊本線ルート」が概略ルートとして捉えられてきました。2016年に公表された「東九州新幹線調査報告書」でも、小倉から大分を経て宮崎に向かう路線を「基礎ルート」と位置づけています。
これに対し、宮崎県では九州新幹線の新八代駅から分岐して宮崎市に至る「新八代ルート」も含めた検討をする方針を2023年に表明。野村総合研究所に調査を依頼していました。
その調査結果として、「東九州新幹線等調査報告書」がこのほど公表されました。詳しく内容をみていきましょう。
3つのルート案
今回の調査は、宮崎県に新幹線を建設するためのものです。したがって、調査対象は宮崎県に関わる部分に限られています。
調査対象となった新幹線のルート案は3つです。
一つが、これまで、東九州新幹線の基礎ルートとして位置づけられてきた「日豊本線ルート」です。次に、日豊本線ルートのうち、鹿児島中央〜宮崎間を先行して整備する「鹿児島中央先行ルート」があります。最後が、最近浮上した「新八代ルート」です。
画像『東九州新幹線等調査報告書』(宮崎県)より
日豊本線ルート
まず、日豊本線ルートから見てみましょう。整備区間は小倉〜鹿児島中央間の379kmです。小倉駅で山陽新幹線から分岐し、大分市、宮崎市を経て鹿児島中央に至ります。
小倉駅では、東側で分岐し、博多方面へ直通しやすくする想定です。
調査報告書の建設費用から計算すると、新設する駅は9つを想定しています。2面4線の駅が4つ。2面2線の駅が5つです。
駅位置は調査結果に記されていませんが、推定すると、小倉、中津、別府、大分、佐伯、延岡、日向(または都濃)、宮崎、都城、霧島、鹿児島中央あたりでしょうか。
画像:国土地理院地図を加工## 鹿児島中央先行ルート
次に、鹿児島中央先行ルート(以下、鹿児島中央ルート)です。整備区間は鹿児島中央〜宮崎間の103kmです。鹿児島中央駅から、霧島市、都城市を経て宮崎市に至ります。
鹿児島中央駅で、既設の九州新幹線と、どうつなぐのかが注目ですが、報告書では、「九州新幹線(鹿児島中央方面)を延長しスムーズに宮崎に向かうルート」と記すのみで、詳細は記されていません。
新設駅は4駅で、4線駅が2つ、2線駅が2つと想定されています。
駅の想定位置を推定すると、鹿児島中央、霧島、都城、宮崎 が有力です。
建設費から計算すると、あと1駅を想定していますが、その駅がどこかは定かではありません。鹿児島中央駅に新ホームを建設すると想定しているのかもしれません。
画像:国土地理院地図を加工## 新八代ルート
最後が、注目の新八代ルートです。整備区間は、新八代〜宮崎間の141kmで、新八代駅から人吉市、都城市を経て、宮崎市に至ります。
新八代駅では、九州新幹線から、駅の南側で分岐します。
新設駅は4駅で、4線駅が2つ、2線駅が2つと想定されています。
駅の想定位置を推定すると、新八代、人吉、えびの(または小林)、都城、宮崎 が有力でしょう。
画像:国土地理院地図を加工## 博多〜宮崎の所要時間
所要時間を見てみましょう。博多〜宮崎間の場合、現在は、鹿児島中央経由で3時間51分かかっています。
新幹線の開業により、日豊本線ルートは1時間38分、鹿児島中央ルートは2時間12分、新八代ルートは1時間24分となります。
新八代ルートの短縮効果が高く、日豊本線ルートが続きます。鹿児島中央ルートは、新八代ルートに比べて50分ほど、余計にかかります。
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OS5
:2024/12/09(月) 22:53:05
博多〜都城の所要時間
博多〜都城間は、現状で3時間16分かかっています。日豊本線ルートで1時間27分、鹿児島中央ルートで2時間1分、新八代ルートで1時間6分に短縮します。
こちらも新八代ルートの短縮効果が高く、日豊本線ルートが続きます。鹿児島中央ルートが、新八代ルートに比べて50分ほど余計にかかるのは、博多〜宮崎間と同じです。
画像『東九州新幹線等調査報告書』(宮崎県)より
博多〜延岡の所要時間
博多〜延岡間の調査結果も示しています。現状は、大分経由で4時間14分かかっています。
日豊本線ルートで新幹線が開業した場合、1時間15分となり、劇的な短縮です。
鹿児島中央ルートの場合は、宮崎駅での在来線乗り継ぎで3時間15分です。宮崎〜延岡間は在来線を利用する仮定です。
新八代ルートの場合は、宮崎駅での在来線乗り継ぎで2時間27分です。宮崎〜延岡間を新幹線として整備した場合は、1時間47分になると試算しています。
日豊本線ルートの時短効果が図抜けていて、新八代ルートが続きます。鹿児島中央ルートでも時短効果はありますが、やや乏しいです。
画像『東九州新幹線等調査報告書』(宮崎県)より
小倉〜宮崎の所要時間
小倉〜宮崎間の所要時間もみてみます。対こくらだけでなく、対本州での時短効果も意味しています。小倉〜宮崎間は、現在、大分経由で4時間59分かかっています。
新幹線の開業により、日豊本線ルートは1時間19分、鹿児島中央ルートは2時間28分、新八代ルートは1時間43分となります。
日豊本線ルートの時短効果が圧倒的です。小倉〜新大阪間が概ね2時間10分なので、宮崎〜新大阪間が3時間30分程度で結ばれます。ただし、小倉駅でスイッチバックもしくは乗り換えが生じます。
新八代ルートは日豊本線ルートより24分余計にかかります。それでも、宮崎〜新大阪は3時間50分台に収まりそうで、4時間のカベを下回れるでしょう。
鹿児島中央ルートは、日豊本線ルートに比べて1時間9分も余計にかかります。対本州という点では、鹿児島中央ルートは厳しい数字です。
画像『東九州新幹線等調査報告書』(宮崎県)より
利用者数は?
利用者数もみてみましょう。新幹線開業年度を2060年度と仮定して、1日あたりの数字を紹介します。。
日豊本線ルートは12,416人です。小倉〜大分間は20,000人以上を見込みますが、佐伯〜延岡間は7,000人前後と少なくなっています。また、宮崎県南部の利用者が少なく、宮崎〜都城間では3,000人を割り込みます。
画像『東九州新幹線等調査報告書』(宮崎県)より
鹿児島中央ルートは5,701人です。鹿児島〜都城間がやや多いですが、全体を通して一定の利用者を見込んでいます。
画像『東九州新幹線等調査報告書』(宮崎県)より
新八代ルートは8,710人です。熊本〜都城間がやや多く、全体を通しても一定の利用者を見込んでいます。
画像『東九州新幹線等調査報告書』(宮崎県)より
全体で利用者数が多いのは日豊本線ルートですが、宮崎県内で平均的に利用者が多いのは、新八代ルートでしょう。
いずれのルートも、2080年代になると利用者数が減少します。人口減少を反映しているようです。
費用便益比
費用便益比は、低成長、平均成長、高成長の3つのケースで試算されました。ここでは、平均成長ケースの数字をご紹介します。
日豊本線ルートが0.5、鹿児島中央ルートが0.4、新八代ルートが0.5と、いずれも低い数字です。
ただし、社会的割引率を1%にすれば、日豊本線ルートが1.2、鹿児島中央ルートが1.0、新八代ルートが1.2になります。
社会的割引率は、これまでの鉄道新線の費用便益比の計算では、4%と設定することが定められていました。
しかし、最新の国土交通省「公共事業評価の費用便益分析に関する技術指針」では、「社会的割引率は当面4%を適用するが、最新の社会経済情勢を踏まえ 1%及び2%を比較のため設定してもよい」としています。
つまり、社会的割引率1%を参考値として設定できるようになります。そして、参考値なら、いずれのルートも、基準となる「1」以上の数字となります。
画像『東九州新幹線等調査報告書』(宮崎県)より## 単線整備で優位性
ちなみに、新八代ルートを単線整備した場合、費用便益比は0.5となります。社会的割引率を1%で計算すると、1.8になります。
新八代ルートの単線整備が、数字としては、もっとも良好です。
単線整備の場合、整備費は複線整備時の85%、表定速度は80%になると仮定しています。つまり、単線区間で、所要時間が2割ほど増えることになります。
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OS5
:2024/12/09(月) 22:54:46
各ルートの特徴と課題をまとめると、次のようになります。
日豊本線ルートは、 本州から宮崎までの最短ルートであり、本州方面から宮崎までの時間短縮効果は2時間40分と、最も大きくなります。
また、途中で大分県を経由することで、本州や北部九州から大分県への移動需要も取り込めるようになります。したがって、整備区間全体での利用者便益も大きくなります。
課題としては、新幹線の基本計画路線に位置付けられてはいるものの、整備計画に格上げされるメドが立っていないことが挙げられます。また、整備区間が379kmと最も長く、総事業費も高くなります。
鹿児島中央ルートの特徴と課題
鹿児島中央ルートは、整備区間が103kmと最も短いのがメリットです。しかし、部分的な先行開業にとどまるため、時間短縮効果は限られたものとなります。
日豊本線ルートと同じく、基本計画に位置づけられてはいるものの、整備計画に格上げされる目途が立っていません。
また、本州から、延岡市など宮崎県北部の移動については、現状から時間短縮効果がみられません。
新八代ルートの特徴と課題
新八代ルートは、福岡からの時間短縮効果が大きいのがメリットです。
しかし、新幹線の基本計画に明確に位置づけられているわけではなく、「相当する路線であることの検討が必要」です。
また、延岡市など宮崎県北部への移動については、時間短縮効果が限定的となります。
新八代ルートに優位性
ここまでが、「東九州新幹線等調査報告書」に記された概要です。
おおざっぱにまとめてみると、新八代ルートの優位性が高いと言えます。
新八代ルートのメリットは「建設距離が短いので、事業費がそこそこ安く、単線で整備すれば費用便益比も高くなり、本州方面や、延岡など県北部への時短効果も、ある程度は見込める」ということでしょう。
もちろん、日豊本線ルートを全線で実現できれば、それに越したことはありませんが、事業費が4兆円近くになるとなれば、現実感がありません。それに比べると、新八代ルートは1兆5,000億円程度で、単線ならさらに15%安くなるのは、魅力的といえます。
「基本計画路線に相当するのか」という問題については、東九州新幹線は、福岡市から大分市、宮崎市を経て、鹿児島市に至る路線ですので、新八代〜宮崎間は、該当しないようにも感じられます。
ただ、これは政治的な話にとどまります。
宮崎市から鹿児島市への路線が、新八代を経由する、という解釈で、政治的には乗り切れるでしょう。
画像:国土地理院地図を加工
並行在来線問題
ここまで触れてこなかった論点として、並行在来線の問題もあります。
日豊本線ルート、鹿児島中央ルートのいずれも、並行する日豊本線の多くの区間で、第三セクターへの移管を求められる可能性があります。
また、新八代ルートの場合、肥薩線八代〜吉松間、吉都線、日豊本線都城〜宮崎間が候補となります。
実際に、どの部分が並行在来線に該当するかは、JR九州との協議のうえ決まるので、現時点で確定的なことはいえませんが、宮崎県内では大部分の区間で移管を求められる可能性が高いでしょう。
肥薩線をどう扱うか
ただ、肥薩線は災害による運休中で、八代〜人吉間については、沿線自治体が線路設備を保有する、上下分離で復旧することが決まっています。
上下分離したJR線を「並行在来線」と扱うのかは、これまでにない論点です。ただ、すでに自治体が施設を保有しているのならば、移管すべき「並行在来線」は、この区間では存在しないと考えることもできるでしょう。
人吉〜吉松間も、復旧するなら同じスキームになるとみられますので、八代〜吉松間では、並行在来線が、事実上、不存在ということになります。
つまり、新八代ルートの場合、並行在来線で議論されるのは、吉都線と日豊線宮崎〜都城間のみとなりそうです。
沿線自治体には新幹線開業のメリットがあるので、それほど難しい議論にはならないでしょう。
熊本県の協力を得られるか
報告書には書かれていない、新八代ルートの隠れた課題として、熊本県の協力が得られるか、という点も挙げられます。
熊本県としては、肥薩線の復旧や維持に巨費を投じたうえに、さらに並行して新幹線も作ることになれば、二重投資との批判も免れません。
いっぽうで、熊本県としては、県南部の中心都市・人吉にフル規格新幹線が来るのであれば、大きな意味があります。
新八代ルートの事業着手が決まったとしても、開業するのは、早くても2060年ごろで、実際はもっと後の話でしょう。肥薩線の復旧予定は2033年ごろですから、復旧後、30年も経った後の話です。そう考えれば、二重投資の批判も、それほど問題にならないかもしれません。
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OS5
:2024/12/09(月) 22:55:05
延岡への配慮を示す
今回の調査報告書の特徴は、新八代ルートの優位性を示しつつ、延岡市を中心とした、県北部への配慮を忘れていない点でしょう。
新八代ルートの最大の弱点は、県北部が新幹線網から置き去りになりかねない点です。これに対し、報告書では、在来線接続により、県北部でも一定の整備効果が得られることを強調しています。さらには、宮崎〜延岡間を延伸整備した場合の所要時間も記しています。
新八代ルートで延岡にも時短効果があり、将来的には延伸も可能と訴えているわけです。
東九州新幹線の枠組みは?
仮に、宮崎県が新八代ルートを推進する姿勢を明確にした場合、心配になるのは、東九州新幹線全体の枠組みでしょう。宮崎県が新八代〜都城〜宮崎間の整備を優先するとなれば、東九州新幹線の大分以南の区間は、建設が進まなくなります。
宮崎県の立場からすれば、延岡〜宮崎〜都城の主要都市軸と、福岡市を、新幹線ネットワークでつなぐことが最大の利益です。そのため、大分〜延岡間や、都城〜鹿児島中央間の整備は、しなくてもいいと考えているのでしょう。
また、大分県は大分県で、久大本線ルートも検討していて、新鳥栖から分岐して大分に至るルートを選択する可能性もあります。
その場合、東九州新幹線の建設計画は、基本計画で想定された形と大きく異なってしまいます。
画像:国土地理院地図を加工
ただ、現在の旅客流動に即して計画を練り直せば、それが最適の形なのかもしれません。新幹線の基本計画が立てられたのは、1973年です。そんな大昔に立てられた計画に、いつまでも、こだわりつづける必要はない、ということでしょう。(鎌倉淳)
© 旅行総合研究所タビリス
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OS5
:2024/12/13(金) 15:58:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b908d5985dc6e51d4069d2f843ffcf38c8cf51e
JR東海・西日本ダイヤ改正 朝6時台の新幹線「のぞみ」増発 首都圏発が14本に 大阪・関西万博へ「エキスポライナー」を新設 新大阪〜桜島間を結ぶ
12/13(金) 14:11配信
MBSニュース
MBSニュース
JR東海と西日本は来年(2025年)3月のダイヤ改正について発表しました。JR東海では、早朝の時間帯などで、新幹線「のぞみ」を増発させるほか、山陽新幹線へ直通する「のぞみ」を増発させます。
また、JR西日本では、来年4月13日から開催される「大阪・関西万博」に際して、新大阪から桜島駅を直通する列車のほか大阪環状線、JRゆめ咲線などで増発するということです。
JR東海によりますと、新幹線について「午前6時台の東京発新大阪行きの『のぞみ』を1本増設し、最大14本運行に」、「東京発新大阪行きの『のぞみ』を下りの最終列車の時間帯に1本増設」、「山陽新幹線へ直通する『のぞみ』の増設」を3月15日のダイヤ改正から実施するということです。
具体的には、午前6時台の増発に関しては、午前6時51分に東京を出発、午前9時18分に新大阪に到着する1本を増設するということです。また、最終列車時間帯の東京発新大阪行きの「のぞみ」について、午後9時30分に東京を出発し、新大阪に午後11時54分に到着する1本を増設するということです。また、午前7時台に東京を出発、午後6時台に東京へ到着する「のぞみ」について、いずれも博多駅までの運転に変更し山陽新幹線への直通で乗り入れる本数を増やすということです。
JR西 万博会場へのアクセス向上に「エキスポライナー」を新設 山陽新幹線・臨時「のぞみ」も増設
JR西日本は来年4月13日から開催される大阪・関西万博に合わせ、「新大阪〜桜島駅」を結ぶ「エキスポライナー」を設定するということです。万博会場とは桜島駅からシャトルバスを運行するということです。さらに万博会場へのアクセス向上のため、大阪環状線で朝と夜の時間帯、JRゆめ咲線では夜の時間帯に列車を増発するということです。
一方で新幹線では、山陽新幹線内の「のぞみ」について、GWやお盆・年末年始期間など利用が集中する時間帯にのぞみを上下線で2本増設するということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/043488770baf62d5803ba03fb5c394a26e0f3215
【速報】JR四国が来春のダイヤ改正発表 特急列車11本運転取りやめ【香川】
12/13(金) 14:33配信
OHK岡山放送
岡山放送
JR四国は12月13日、2025年3月15日に行う、ダイヤ改正の内容を発表しました。このうち特急列車は11本の運転取りやめ、4本の一部区間運転取りやめを発表しました。
運転取りやめとなるのは
・高松〜高知を結ぶ特急しまんと上下4本(併結している南風は運転)
・高松〜徳島の特急うずしお1本(高松行き)
・徳島〜阿波池田の特急剣山上下4本
・徳島〜牟岐の特急むろと上下2本
また、瀬戸大橋線を通る特急うずしおの岡山〜高松の上下4本の運転を取りやめます。高松〜徳島の運転と、現在、瀬戸大橋線などでこの4本に併結している特急南風の運転は継続します。
<運転を取りやめる特急列車>
・予讃線 土讃線(併結の南風は運転継続)
しまんと3号 高松7:23 高 知9:39
しまんと7号 高松 18:27 高知 20:50
しまんと4号 高 知7:00 高 松9:21
しまんと6号 高知19:31 高松 21:42
・高徳線
うずしお32号 徳 島 22:00 高 松 23:17
・徳島線
剣山1号 徳島 6:45 阿波池田 8:10
剣山9号 徳島 19:00 阿波池田20:20
剣山4号 阿波池田 8:32 徳 島9:47
剣山10号 阿波池田19:49 徳島21:05
・牟岐線
むろと1号 徳 島 19:33 牟 岐 20:58
むろと2号 牟 岐 6:59 徳 島 8:20
<一部区間の運転を取りやめる列車>
・瀬戸大橋線
うずしお13号 岡山11:05 高松12:03
うずしお29号 岡山19:05 高松 20:02
うずしお6号 高 松9:33 岡 山10:33
うずしお22号 高松17:47 岡山18:47
※4本とも運転区間は高松〜徳島に
岡山放送
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OS5
:2024/12/13(金) 21:36:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/077a67be36f8e18d64c703d369e5dd775c80755b
特急「ソニック」など増便・増車両 JR九州、25年春のダイヤ改正
12/13(金) 20:40配信
毎日新聞
JR九州本社=福岡市博多区で2020年6月、石田宗久撮影
JR九州は13日、2025年春のダイヤ改正(3月15日)を発表した。新型コロナウイルス禍からの回復基調もあり、24年春から全体的に便数などは増加傾向にある。山陽・九州新幹線では、25年4月開幕の大阪・関西万博への来場を見越し、鹿児島中央発新大阪行きの始発時刻を35分前倒しし、新たに午前6時発の鹿児島中央発新大阪行き「さくら574号」を週末限定で運行する。通勤通学の需要から在来線特急は「ソニック」「きらめき」などで本数や車両数を増やし、輸送力を向上させる。
24年春と比較して九州新幹線は2本増、在来線は特急8本増、快速・普通列車で1本減。九州新幹線長崎ルート(西九州新幹線)は本数は変わらないものの、朝の通勤通学時間帯の長崎行き「かもめ1号」が嬉野温泉(佐賀県嬉野市)にも停車する。
特急は、夕方通勤通学時間帯の「ソニック」の一部を6両から7両に増やす。朝の通勤通学時間帯には、博多発小倉方面への「きらめき2号」を増発するほか、「かささぎ」の停車駅に二日市(福岡県筑紫野市)を新たに加える。
半導体産業の活性化に伴い、豊肥線の熊本発普通列車の一部で、運転区間を光の森(熊本市北区)から肥後大津(熊本県大津町)に延長する。
ダイヤ改正に合わせ、宮崎県内の在来線普通列車で検討していた車掌業務廃止も予定通り実施する。日豊線の鹿児島駅と竜ケ水駅間の新駅「仙巌園(せんがんえん)駅」(鹿児島市)については、3月15日に開業することも明らかにした。【植田憲尚】
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OS5
:2024/12/13(金) 22:34:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc88c7c6e89b2801bd95780a9c53e65439f99cbf
有料指定席「快速うれしート」、宝塚線で大幅拡充 万博へは臨時快速運行 JR西、3月15日ダイヤ改正
12/13(金) 21:35配信
神戸新聞NEXT
JR西日本が来年3月15日〜10月13日に運行する「エキスポライナー」の車両(同社提供)
JR西日本は13日、来年3月15日実施のダイヤ改正を発表した。快速の有料座席サービス「快速うれしート」を宝塚線篠山口・新三田-大阪間で上下計7本新設するなど大幅に拡充。平日朝夕に網干-新大阪間で通勤特急「らくラクはりま」を上下各1本増発する。
快速うれしートは、宝塚線上りで朝に篠山口・新三田発大阪着の2本、下りは夕・夜に大阪発篠山口着の5本を設ける。神戸線などでも下りの野洲-姫路・網干間で朝、夕・夜に各4本を新設。現在は朝4本の上りについても、網干・姫路-大阪間で3本追加する。
らくラクはりまは、上りの網干午前6時53分発、下りの新大阪午後6時46分発を増発し上下各2本に。特急「こうのとり」を朝夕の通勤時間帯、新たに中山寺駅(宝塚市)と川西池田駅(川西市)に停車させる。
また、山陽新幹線は年末年始やお盆などの利用集中期に臨時でのぞみを増発。博多行き最終列車の新神戸駅発車時刻は9分遅らせ、午後9時45分発とする。
大阪・関西万博関連では来年10月13日の閉幕まで、新大阪から大阪を経て、会場近くの桜島駅に直通する臨時快速「エキスポライナー」を運行。乗り換え不要で、所要時間は現在より5〜10分程度短い約20分となる。(大島光貴)
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OS5
:2024/12/13(金) 22:36:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/72aa0b2909c962aaed00a56b3936f02745f55f37
来年3月のJRダイヤ改正、京葉線は夕方以降の各駅停車2本を快速に…新習志野駅の停車本数も増加
12/13(金) 20:23配信
読売新聞オンライン
JR京葉線の快速(2023年12月、千葉市中央区で)
JR東日本千葉支社は13日、来年3月15日からの新ダイヤを発表した。京葉線の下りでは平日の夕方以降、各駅停車2本を快速に変更する。さらに、西船橋―海浜幕張駅間で各停を増やす。JR東が昨年12月に発表したダイヤ改正や今年9月のダイヤ変更では、快速の各停化によって所要時間が増えたり、新習志野駅の停車本数が減ったりして、沿線自治体などから批判が高まっていた。
東京―蘇我駅間の下り各停を平日で2本、土休日で1本、快速に変更する。平日は東京を午後4時台と午後9時台に出る2本、土休日は午後9時台の1本だ。都内からの帰宅などで所要時間が短くなる見込みだ。
西船橋―海浜幕張駅間でも、増発や行き先の変更を行う。平日夜では、西船橋駅発新習志野駅行きの各停を2本増やす。現行ダイヤで新習志野駅行きの各停2本は海浜幕張駅行きに変更する。海浜幕張駅発西船橋駅行きの各停も2本増やす。
通勤者や通学者が多い海浜幕張駅と、東京メトロ東西線やJR武蔵野線に乗り換え可能な西船橋駅の間で本数を増やし、利便性を高める狙いとみられる。
JR東は昨年12月、今年3月のダイヤ改正で朝と夕方以降の通勤快速と快速を各停にすると発表。沿線自治体や経済団体から批判を受け、1月の発表で、朝の上り快速2本に限り運行を継続すると明らかにした。9月には平日の快速を上下で計7本増やすなどのダイヤ変更を実施した。
ただ、この変更に対しても、帰宅時間帯の快速が少ない点や、各停しか止まらない新習志野駅で利用できる電車が減る点が指摘されていた。今回の改正では、下り快速のほか、新習志野駅に止まる各停を増やしたことで批判に応える形になった。
◇
このほか、成田空港駅と東京方面を結ぶ特急「成田エクスプレス」は、千葉駅に停車する本数を増やす。空港方面では午後6時頃に千葉駅に着く1本、東京方面では午後8時台、9時台に1本ずつの計3本だ。
総武線快速では、平日の午後6時台に東京駅を出る下り列車を1本増やす。午後8時台では1本減らす。
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OS5
:2024/12/14(土) 09:37:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/364966f80d21e71cd921471cd74e4452cfb381d5
常磐線全特急が品川発着 JR水戸 来年3月ダイヤ改正 茨城
12/14(土) 5:00配信
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茨城新聞クロスアイ
常磐線特急(資料写真)
JR東日本水戸支社は13日、来年3月15日のダイヤ改正を発表した。特急列車の「ときわ」上下計2本の運転区間を品川駅まで延長し、全特急列車上下66本が品川駅発着になる。利便性向上が狙い。普通列車は一部列車の運転区間を変更し所要時間を短縮。水郡線は利用状況に合わせ一部列車の編成両数と区間を見直す。
特急列車は平日運転する上下2本の運転区間を延長。午前8時台の上野駅発下り「ときわ53号」と、同5時台の勝田駅発上り「ときわ54号」を上野駅から品川駅まで延長する。
普通列車は、平日の下り計2本で運転区間を変更し所要時間を短縮。我孫子駅発高萩駅行きが勝田駅行きに、上野駅発水戸駅行きが高萩駅行きに変わり、土浦方面から日立・高萩方面への所要時間が最大15分短縮となる。そのほか平日上下計3本の運転区間を変更する。
水郡線は上下計5本で編成両数を見直す。平日は一部区間で1〜2両減らし、土日祝日は1両増やす。
茨城新聞社
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OS5
:2024/12/14(土) 14:30:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b4301bd310c43d4e937defbe9d0f49aecec4f60
JR九州ダイヤ改正、熊本県内の豊肥線で通勤時間帯に車両増やし運行区間延長へ…TSMC進出で利用伸びる
12/14(土) 10:49配信
読売新聞オンライン
JR九州
JR九州は13日、来年3月15日に実施するダイヤ改正の内容を発表した。台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出に伴って利用が伸びている熊本県内の豊肥線で、朝の通勤時間帯に車両を増やしたり運行区間を延ばしたりする。九州・山陽新幹線では、大阪・関西万博の開催にあわせ、鹿児島中央駅を早朝に出発する臨時便を設定する。
豊肥線では、熊本―光の森駅間を午前8時台に走る上下各1本の運行区間を延長し、TSMC熊本工場(熊本県菊陽町)に近い原水駅や肥後大津駅にも停車させる。さらに、朝に2両で運行している上下計3本について、車両数をそれぞれ1〜2両増やす。
一方、新幹線では、鹿児島中央駅を午前6時に出発して新大阪駅に同9時59分に着く「さくら」を新たに運行する。万博の利用者を見込み、週末などに運行を予定しているという。
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OS5
:2024/12/14(土) 14:31:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e2c85dd1f0cd4b7d2dfb339ef919d668ba29083
特急「むろと」、来年3月廃止へ 最盛期は上下10本運行 JR四国
12/14(土) 10:15配信
朝日新聞デジタル
廃止される特急「むろと」=2020年10月13日午前7時26分、徳島県美波町の由岐駅、福家司撮影
JR四国は13日、来年3月15日実施のダイヤ改定を発表した。牟岐線の特急「むろと」を廃止するなど、利用の少ない特急・普通列車23本を削減する。一方、決まった間隔で発車し、発車時刻を覚えやすくなる「パターンダイヤ」が大幅に拡大される。
特急列車の削減は11本。牟岐線徳島―牟岐間を上下2本走っていた「むろと」は全廃となり、同線は普通列車のみの運行になる。「むろと」は1962年に準急として生まれた列車名で、急行を経て一時は他の列車名に統合されていたが、99年から特急となり、最盛期は上下10本運行された。
高徳線の「うずしお」(高松―徳島)のうち徳島を午後10時に出発する最終上りの1本、徳島線の「剣山」(徳島―阿波池田)、土讃線の「しまんと」(高松―高知)の各上下4本も運転を取りやめる。「うずしお」の上下4本で実施していた高松―岡山間の直通運転もやめる。
しまんと、岡山発着のうずしおについては他の列車で代替でき、むろと、剣山については長距離の利用が特に少なかったことを理由としている。
普通列車は予讃線多度津―観音寺間の1本、土讃線4本、予土線4本、高徳線5本の14本を削減。一方、予讃線の松山―伊予市間は2本増便となる。
さらに、特急「宇和海」の八幡浜―宇和島間で、同社の特急としては初めてワンマン運転を開始する。徳島線の穴吹駅は無人駅になる。
パターンダイヤは、新たに予讃線松山―宇和島間(内子経由)と伊予西条―松山間、土讃線の特急「南風」と多度津―琴平間などで導入し、初めて同社の全路線で実施される。予讃、土讃、高徳・鳴門、牟岐の各線でも時間帯を広げ、徳島駅で乗り換えのしやすい「タクトダイヤ」も拡充する。
JR四国の竹原健一運輸部長は「利用客の減少と、深刻な人手不足によって、一部列車の運転を取りやめる。お客さまにはご不便をおかけするが、ご理解をいただきたい」と話した。(福家司)
朝日新聞社
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OS5
:2024/12/14(土) 19:25:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/e649fa1e9c99350dc786018e4d7a92265cfdb37f
福井〜敦賀間、ハピラインふくい日中を1時間2本に増へ 春ダイヤ、サンダーバードなど関西・中京との接続改善
12/14(土) 11:31配信
福井新聞ONLINE
ハピラインふくい福井〜敦賀間の午前9時台〜午後4時台のダイヤ
福井県のハピラインふくいは12月13日、来年3月15日のダイヤ改正概要を発表した。午前9時台〜午後4時台の福井―敦賀間の上下線について、同時間帯に運行している福井―武生間の普通列車を敦賀まで延ばすことで、一部時間を除いて現行の1時間に上下各1本から同2本に増やす。敦賀駅でのJR特急サンダーバード、しらさぎのほか、小浜線との接続が改善する。
同社の担当者は福井―敦賀間について「ビジネスや観光で想定を上回る利用があった」と説明。改正後、同時間帯の福井―敦賀間の列車は上下合わせて12本増え28本となる。一部時間を除き、福井発敦賀行きは毎時5分と35分、敦賀発福井行きはおおむね毎時20分と50分に運行する。
改正に伴い、ハピラインと30分以内に乗り換えられる同時間帯のサンダーバードは25本のうち23本、しらさぎは16本中14本となる。
午前10時台〜午後4時台に到着するJR新快速列車・普通列車からハピラインへの乗り換えは、これまで最大で約50分かかっていたが、おおむね5分に短縮する。小浜線は午前9時台〜午後5時台でおおむね20分以内に乗り換え可能な列車は13本中11本となる。
また、夕方の帰宅時間帯の混雑緩和に向け、午後5時39分福井発敦賀行きの普通列車を同42分発とし現行の2両編成から4両編成に変更する。一方で、同6時26分福井発敦賀行きは4両編成から2両編成とする。
朝の通勤通学時間帯は、午前7時台〜同8時台の福井行き上り列車の運行時間と区間、本数を見直した。すべて敦賀発とし、これまで最大67分だった普通列車の運転間隔を最大25分に短縮。快速列車は敦賀発を現行の同7時45分発から同8時4分発に変更し、同7時54分敦賀行きのサンダーバードと接続できるようにした。ただ、運行本数は普通と快速合わせて6本から4本に減る。
また、福井駅で乗り換えが必要だった敦賀―芦原温泉・金沢方面の上下各2本の列車を直通運転する。
全体の運行本数を含めた詳細なダイヤは1月下旬に公表する。
福井新聞社
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OS5
:2024/12/18(水) 08:29:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/16ab72ad4fd16cf20c05925d60faa6590a070749
成田エクスプレス、千葉駅停車を拡大 東京発午後5時33分以降の下りは全便が停車
12/18(水) 7:05配信
千葉日報オンライン
成田エクスプレスの車両(イメージ)
JR千葉支社は17日までに、来年3月15日のダイヤ改正で、特急「成田エクスプレス」(NEX)は夕方と夜間帯で千葉駅に停車する列車を上下線で計3本拡大すると発表した。
NEXの下り線では、東京駅を午後5時33分に発車する列車以降は、全列車が千葉駅に停車するようになる。上り線でも午後7〜8時台に空港を出発する計2本が千葉駅に停車する。空港の旅客だけでなく、通勤やレジャー客にもNEXの利用を拡大するため、千葉駅に停車する列車を段階的に増やしていた。2022年3月のダイヤ改正では、日中のNEXも1時間に1本は千葉駅に止まるようになっていた。
総武快速線では、平日下り線で帰宅時間帯に混雑が続いていたため、午後6時台に東京発津田沼行きを1本増発。午後8時台では1本減少する。
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OS5
:2024/12/18(水) 09:01:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6a9f4004760a340843c9bc1597453e6315a9561
同じ伊豆箱根鉄道なのに ICカードとタッチ決済の可否、線で正反対に
12/18(水) 8:15配信
毎日新聞
タッチ決済の開始を知らせるチラシを配る伍堂文康・伊豆箱根鉄道社長(左)=静岡県三島市一番町の三島駅で、2024年12月16日午後4時14分、石川宏撮影
伊豆箱根鉄道駿豆線(三島―修善寺)は18日から全線でクレジットカードやデビットカードのタッチ決済で乗車できるようになった。ただし、交通系ICカードは使えないままだ。同じ伊豆箱根鉄道でも大雄山線(小田原―大雄山)は交通系カードが利用できてクレジットカードは利用できない。正反対の状況が生まれた背景には、JR東日本とJR東海をまたぐと交通系カードが使えないという事情があったという。
◇鉄道でのタッチ決済導入は県内初
駿豆線での導入は、キャッシュレス決済拡大への対応と、増加する外国人客を含めた利用者の利便性向上が理由。三井住友カードなどが提供するシステムが使われ、タッチ決済に対応したカードならば他社発行のカードや海外で発行されたカードでも利用できる。
県内では一部のバスが既に導入し、全国では108事業者に広がる。鉄道での導入は県内初で、遠州鉄道では2025年3月から全線で利用できるようになる。
◇JR東日本の小田原駅、JR東海の三島駅
伊豆箱根鉄道は大雄山線も駿豆線も地元住民の他、首都圏からの観光客の利用が多い。大雄山線はJR東日本の小田原駅が乗換駅のため、首都圏から交通系カードでそのまま乗車できる。一方、駿豆線の乗換駅はJR東海の三島駅なので、仮に駿豆線を交通系カードで乗車可能にしても、JR東日本からまたいでの利用となるため、三島駅で一度精算する必要がある。
タッチ決済の導入を控えた16日、伊豆箱根鉄道三島駅で伍堂文康社長が自らチラシを配ってPRした。伍堂社長は「今までお客様には現金で切符を買っていただいていたが、不便が少し解消される。増加しているインバウンドのお客様もシームレスに利用していただける」と述べた。一方、交通系カードを見送ったことについては「検討したが、JR東日本から来るお客様がそのままでは使えない状況に変わりない。全般的な機能面や費用面を勘案した。熟慮の結果だ」と説明した。【石川宏】
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OS5
:2024/12/18(水) 10:48:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ac23cad664b7c6f94e6dc961fd88dc21920d69e
驚愕!門限ギリギリ「のぞみ」新設へ 東京→博多間の最終列車を繰り下げ 来年3月ダイヤ改正で
12/18(水) 10:42配信
乗りものニュース
東京発博多行の最終臨時「のぞみ」を増設
東海道新幹線の車両(画像:写真AC)。
JR東海は、2025年3月15日(土)に実施するダイヤ改正で、山陽新幹線へ直通する東京発博多行の最終臨時「のぞみ」を増設します。
【画像】これが門限ギリギリ「のぞみ」運行時刻です
ダイヤ改正では、東京19時発の新大阪行き「のぞみ」定期列車を、山陽方面への利用が多い日に博多行き臨時「のぞみ」として運転。これにより、東京発博多行きの最終「のぞみ」は9分繰り下がります。
この臨時「のぞみ」は、東京駅を19時に発車し、博多駅には23時59分に到着します。新幹線では原則として、深夜は線路のメンテナンスなどの時間であり、騒音問題もあることから、0時から6時までは営業列車を運行しません。そのため、門限ギリギリの列車となります。
乗りものニュース編集部
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OS5
:2024/12/19(木) 20:33:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/794f330e99daa4462bc3fc826063db27d44bcdd8
【山口】全線運休が続くJR美祢線 鉄道をバスに置き換える案を検討
12/19(木) 19:44配信
去年夏の豪雨災害以降、全線運休が続くJR美祢線について、復旧を話し合う会議で鉄道を廃止してバスに置き換えた場合の検討がおこなわれました。
美祢線の復旧検討部会ではJR西日本と県、美祢線沿線の3つの市が復旧の方向性を協議しています。19日は鉄道以外の復旧手段として、バスに置き換えた場合の鉄道との比較検討を行いました。
JRは、バスは大量輸送には向かないものの被災前の鉄道と同じ程度の駅数や運行本数を確保できるとし、現在運行している代行バスでこれらを実現できているとしました。
また、これとは別に次世代型のバスシステム=「BRT」を導入する案を示しました。これは厚保駅から湯ノ峠駅までに4・2kmのバス専用道路を新設することで、運行の流れをより良くしたり先進車両を導入したりして利便性を高めるものです。
これまでの部会では、鉄道を復旧する場合は設備の管理は自治体に任せ、JRが列車の運行を行う「上下分離方式」が提案されています。
次回は来年2月の予定で、検討結果は5月にまとめる意向です。
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OS5
:2024/12/20(金) 16:05:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fd71eca457308d216e570658f9171ddf867c758
三セクが新幹線に宣戦布告!? 狙いは敦賀 「サンダバ」朝イチ客も標的に ハピラインが打って出る“攻め”のダイヤ改正
12/20(金) 15:12配信
乗りものニュース
敦賀〜福井間を増発
ハピラインふくい(画像:PIXTA)。
北陸新幹線の敦賀延伸開業に伴い北陸本線の敦賀〜大聖寺間を継承した第三セクター鉄道・ハピラインふくいが、2025年3月15日に“攻めのダイヤ改正”を実施します。
現在、朝一番に大阪から福井に向かう場合、大阪6時30分発の特急「サンダーバード1号」に乗り、敦賀8時06分発の北陸新幹線「つるぎ2号」に乗り継いで、福井8時24分着となるのが最速です。
敦賀からハピラインふくい線(在来線)の普通列車を利用すると、途中の武生か鯖江で乗り継いで福井には9時18分に着きます。新幹線より54分遅い到着です。
しかしこの差が、ダイヤ改正で大きく縮まります。
改正後は、敦賀→福井間に快速列車を設定。朝一番の特急「サンダーバード1号」に接続する形で、敦賀を8時04分に出発し、福井に8時45分に到着します。新幹線との差は、半分以下の21分に縮まります(ただし新幹線も時刻が変わる可能性があります)。福井での9時の会議になんとか間に合いそうな乗継パターンになりそうです。
このほか日中の9〜16時台も、武生〜福井間の列車12本を敦賀〜福井間に区間延長します。これにより敦賀でJR特急との接続が大幅に改善します。20分以内に乗り継げる列車は、「サンダーバード」が25本中23本(9本増)、「しらさぎ」が16本中10本(2本増)です。
さらに、敦賀→福井方面の時刻も見直し、敦賀に10〜16時台に到着するJR新快速・普通列車からは、概ね5分で乗り継げるようになるということです。
増発や乗継改善により、地元住民だけでなく、新幹線に流れていた関西・中京圏〜福井県を移動するビジネス客や観光客も取り込む狙いがありそうです。
乗りものニュース編集部
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OS5
:2024/12/20(金) 19:42:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/db46192412d7a81898d43fa244f0ebce6319f02e
特急はるかの発着、京都駅から隣の駅に 「京都駅一極集中」から観光客の分散狙う
12/20(金) 19:01配信
京都新聞
特急はるか
JR西日本は22日、京都・滋賀と関西国際空港を結ぶ特急「はるか」について、京都駅発着のダイヤを山科駅発着に切り替えると発表した。京都市営地下鉄東西線などへの乗り換えができる山科駅を観光周遊の起点とすることで、観光客の分散化を図るという。来年度から山科駅のホーム増設工事に着手し、2029年度の切り替えを目指すという。
【写真】はるかが発着することになった駅はこちら
はるかは最長で関西空港と野洲駅とを結ぶ。山科駅は現在も停車駅だが、停車するのは朝晩の5本のみで、1日上下計約60本の大半が京都駅発着となっている。発着を山科駅にすることで、関空から南禅寺(左京区)や醍醐寺(伏見区)など地下鉄東西線沿いの観光地へのアクセスを向上させ、「京都駅一極集中」の緩和を目指すという。工事費は100億円規模で、長さ約250メートルのホームを4番乗り場の北側に設ける。
松井孝治市長と市役所で記者会見した財剛啓京滋支社長は「山科駅と駅周辺の魅力、利便性を向上し、市民生活と調和した持続可能な観光の実現に一緒に取り組みたい」と話した。
京都駅のはるかの発着場所は現在、主に30番ホームを使用しているが、JR西によると、山科駅への発着切り替えに伴い、0番ホームに移す。空く形となる30番ホームは嵐山などへ向かう訪日外国人らで混雑している山陰線に充て、山陰線のホームの混雑緩和につなげるとしている。
はるかの山科―関西空港間の指定席料金は特急券込みで4590円。料金体系は変更しないという。
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OS5
:2024/12/21(土) 00:04:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c3babed331d3a94d5034900a6ad6aba94793b32
大雨で全線不通のJR美祢線をBRTに転換、専用道4・2キロ整備を提案…JR西日本が沿線自治体に
12/20(金) 12:26配信
読売新聞オンライン
JR西日本が美祢線のBRT転換案を示した第3回会合
昨夏の記録的な大雨の影響で全線不通となっているJR美祢線(山口県)について、JR西日本は19日、バス高速輸送システム(BRT)への転換案を示した。沿線を走る国道316号が主な運行ルートで、道路と並行しない一部区間4・2キロを専用道として整備する。(小林隼、本岡辰章)
沿線自治体と構成する復旧検討部会の第3回会合で提案した。専用道は厚保―湯ノ峠駅間の線路に設け、被災前の1・5倍に相当する1日29本を運行する。運賃と所要時間は鉄道と同水準を維持し、設置駅は柔軟に検討する方針という。
JR側の説明に対し、自治体側は専用道14・1キロを備えて昨夏に開業した「日田彦山線BRT」(福岡、大分両県)など全国の先行事例と比べ、提案された美祢線の専用道が短いことから「速達性が十分に発揮できない」と指摘した。JR西日本広島支社の能登一明・地域交通課長は「道路との並行区間が多く、一定の速達性は確保できる」と理解を求めた。
次回会合は来年2月の開催予定で、JR側がバス転換にかかる費用などを示す。官民で共同出資する第3セクター方式の導入も検討する見通し。部会長を務める山口県美祢市の中島紀子・地域振興課長は「今後も鉄道での復旧とともに中身を協議したい」と述べた。
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OS5
:2024/12/22(日) 13:38:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/a42037c0d1985687e1ed428a7c5d4bb06648a301
敦賀―福井3セク「車両やりくり」1時間2本に増便…関西・中京方面との接続改善へ
12/22(日) 12:37配信
読売新聞オンライン
3月15日からのダイヤ
第3セクター鉄道「ハピラインふくい」(福井市)が、来年3月15日に初めて行うダイヤ改正の概要を発表した。日中時間帯の敦賀―福井間について、一部をのぞき、現在の1時間あたり1本から2本に増便し、関西、中京方面への特急や新快速との接続を改善する。(高山智仁)
【画像】初のダイヤ改正を行うハピラインふくいの車両(福井県敦賀市で)
ハピラインは、今年3月の北陸新幹線県内延伸に伴い、JR西日本から並行在来線として経営分離された北陸線敦賀―大聖寺間(84.3キロ・メートル)を引き継いだ。
現在、敦賀―福井間は、午前9時台〜午後4時台は1時間1本の運行となっている。改正では、敦賀発を増便し、福井発は武生止まりの便を敦賀まで延伸する形で、一部時間帯を除いて1時間2本の運行を実現する。発車時刻も原則、敦賀発は毎時20分と50分、福井発は毎時05分と35分のパターンダイヤにしてわかりやすくするという。
敦賀駅でのJRとの接続も改善する。ハピラインとの乗り換えが30分以内でできる特急サンダーバードは、午前9時台〜午後4時台で現在の25本中14本から、改正後は23本とする。特急しらさぎについても、16本中8本を14本にする。
日中時間帯の北陸線新快速、普通列車からの乗り換え時間も、現在最大50分程度のところ、おおむね5分に短縮される。小浜線との接続も午前9時台〜午後5時台でおおよそ20分以内となる。
また、朝の通勤・通学時間帯では、午前7〜8時台の敦賀発の普通列車の運転間隔を、最大25分まで短縮。福井止まりの一部の便を、芦原温泉までの直通運転とする。
帰宅時間帯の混雑解消に向けては、現在2両編成で運行する午後5時39分福井発敦賀行き普通列車を、新ダイヤでは午後5時42分福井発の4両編成とする。
ハピラインの担当者は「利用状況が好調なため、車両のやりくりを工夫して増便や増車を実現させた」と話す。
JRは通勤客に配慮
一方、JR西日本もダイヤ改正を発表した。小浜線、越美北線の運行本数に変更はないが、北陸新幹線では、通勤利用客が多い平日のつるぎ7号(午前7時23分富山発敦賀行き)について、1月14日から、定期券で乗車できる自由席を2両から3両に増やす。
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OS5
:2024/12/22(日) 13:39:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1efd08a985982802a9926a47d24ee22e9b69b47
栃木県民は公共交通を「ほぼ使わない」8割超…交通網の貧弱さ、不満要因から浮き彫りに
12/22(日) 10:22配信
読売新聞オンライン
【地図】栃木県
栃木県が行った今年度の県政世論調査で、公共交通機関を「ほとんど利用しない」とした人が8割を超えた。公共交通機関に不満を感じる要因では、運行本数や駅・バス停までの距離などが多数を占めた。公共交通機関を利用している人の満足度は高く、交通網の貧弱さが利用を妨げていることが浮き彫りとなった。(奥山大輝)
【グラフ】栃木県民が公共交通に感じている不満、1位は?
県政世論調査は県が専門業者に委託し毎年行っているもの。継続質問のほか、その時々の注目テーマについても質問項目を設けており、今回は昨年8月に開業したLRT「ライトライン」の話題性などを考慮し、公共交通に関する質問を初めて聞いた。
調査結果によると、日常生活の中で鉄道・バス・タクシーなどの公共交通機関を「ほとんど利用しない」と回答した人は83・3%だった。このうち、「自家用車やオートバイを使うのでほとんど利用しない」との回答が43・1%で、約半数を占めた。「ほぼ毎日利用する」は3・1%、「1週間に数回利用する」は2・5%、「1か月に数回利用する」は9・9%で、「利用する」とした人は合わせて15・5%だった。
公共交通機関を「利用する」と回答した人に、公共交通のサービスや運行状況の満足度を聞くと、「満足している」とした人は、「どちらかといえば」を含めて67・2%に達した。不満だとした人は32・4%だった。
「公共交通機関に不満を感じること」をすべての対象者に複数回答で聞くと、「運行本数が少ない」(41・3%)が最多で、「自宅や目的地から駅・バス停までが遠い」(34・7%)、「他の公共交通機関との乗り継ぎに時間がかかる」(19・6%)などが続いた。
地域別では「運行本数が少ない」との回答の割合は、県南が46・4%、県北が46・1%とそれぞれ5割弱だったのに対し、県央では34・9%で、地域間で差があった。
今回の調査で、この5〜6年の間に暮らしがどう変わったかを聞くと、「悪くなった」とした人は51・0%となり、昨年度の53・0%とほぼ横ばいだった。ただ、「悪くなった」の割合は2022年度以降、3年連続で5割を超えた。
「悪くなった」とした人に要因について聞くと、「物価が上昇したため」が62・6%で最も多く、2番目に多かった「不景気のため」の12・1%を大きく引き離している。物価高騰の影響の大きさが表れた。
「県政に対して、特に力を入れてほしいこと」を複数回答で聞くと、1位が「高齢者福祉対策」(55・6%)、2位が「医療対策」(50・9%)、3位が「子育て・少子化対策」(41・2%)との結果だった。
調査は6、7月にかけて、無作為に抽出した18歳以上の県民2000人を対象に郵送方式で実施され、1271人が回答した。回収率は63・6%。
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OS5
:2024/12/22(日) 13:42:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ea8313ef1f597fdcc08b5e4ca6ef4eb0ecad815
JR新潟駅バスターミナルに目立つ汚れ、まだ開業1年たたないのに…飲食物のこぼれ跡か
12/22(日) 12:01配信
新潟日報
JR新潟駅のバスターミナル
2024年3月末に開業したJR新潟駅の「新潟駅バスターミナル」。多くの店が開店し連日にぎわう中、「汚れが目立つところが多い。誰が掃除しているの」と、新潟日報に質問が寄せられた。駅が活気づく年末年始を前に、気になる話題だ。実態を知ろうと取材に出かけた。
【画像】新潟駅バスターミナルの床の汚れ
新潟市都市政策部新潟駅周辺整備事務所の清水洋所長によると、新潟駅の管理は駅舎がJR、工事中の場所は周辺整備事務所など、場所によって異なる。このうち、バスターミナルの管理は新潟市の中央区役所建設課が担当という。
建設課を訪ねると、担当者が「日常的な掃除は毎日、市が委託した業者1社が行っている」と説明してくれた。ゴミ拾いや掃き掃除、汚れの水拭きなどを実施しているという。
それでもバスターミナルを歩くと、通路の床を中心に黒っぽい汚れが目立つ。業者が日々努力しているのに、なぜだろう?
建設課によると「新潟駅ビルで多くの飲食店が開店した4月下旬から、目立つようになった」という。田中篤史課長は「食べ物や飲み物がこぼれた跡かな」と推測したほか、「多くの人が歩くので、汚れるのは仕方ない面もある。床が白っぽい色なので、汚れが目立つのかもしれない」との見方も示した。
また、毎日掃除を行う業者からは「嘔吐(おうと)物や人の排せつ物がある」との声が届いているという。
「床に使われている素材が汚れやすいのでは」。そんな疑問を抱き、素材の商品名を聞いた。開発した企業のホームページを見ると「滑りにくく、汚れを落としやすくした」とあり、決して汚れやすくはないようだ。ただし「汚れないわけではありません」との注意書きもあった。
建設課では2024年度内に、日常の掃除では落ちにくい汚れを除去する、特別な清掃の実施を検討中だ。
私たちにできることは何だろう。田中課長は「食べ物などをこぼしたらそのままにせず、ティッシュで拭き取るなど“初期対応”をしてほしい」と呼びかける。嘔吐や排せつは「そのための場所がきちんと、あります」。
冬は雪の影響も気になる。建設課にバスターミナルの除雪体制を尋ねると「バスが運行していない深夜0時半〜翌朝5時ごろに実施する」とのことだった。日中の降雪量が多い場合は新潟交通(新潟市中央区)と協議し、対応するという。
新潟駅は「新潟の陸の玄関口」といわれる。帰省などで新潟駅を訪れる人が増える季節。掃除や除雪をする人に感謝し、きれいな玄関口で「おかえり」「ようこそ」と出迎えたい。
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OS5
:2024/12/22(日) 19:20:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/f88999c954a6b75715956e0155d21a36b4468f78
大阪城周辺「ヒガシ」に熱視線 新キャンパスや新駅、開業ラッシュ
12/22(日) 18:00配信
水をたたえた濠に囲まれ、国内外からの観光客が絶えない大阪城(大阪市)。その周辺で今、街並みを一新する勢いで再開発が進む。大学の新キャンパスや地下鉄の新駅など大型事業がめじろ押しで、ホテルや飲食店も次々開業。繁華街のキタ(梅田)、ミナミ(難波)に次ぐ成長エリアとして市東部の大阪城一帯「ヒガシ」に、関係者が熱い視線を送っている。(共同通信=平野恭子)
核となるのは城の東側に広がる森之宮地区だ。ごみ焼却工場などが並んでいたが、老朽化や組織再編で再開発が決定。現在は大阪公立大の森之宮キャンパスが建設中で、2025年秋のオープン後は学生と教職員約6千人が通う予定だ。
元々JRや複数の地下鉄が交わるポイントだったが、利用客の急増を見越し、大阪メトロは大学近くに新駅を28年にも開業。1万人以上を収容できる新駅直結のアリーナ、屋上に空飛ぶクルマの発着場を備えた駅ビルの建設構想も明らかにされている。
新駅の前には歩行者中心の広場を設け、公共交通機関を軸とした街づくりを目指すという。
立命館大の岡井有佳教授(都市計画)は「フランスのパリは『人がいかに快適に過ごせるか』を追求し、人中心の脱クルマ政策が進んでいる。人が街を歩き、憩い、店に入る。経済的にもプラスになった。日本はまだまだ車社会だが、森之宮地区が日本での『人中心の街』の先駆者になるかもしれない」と言う。
大阪市はキタとミナミを南北に結ぶ御堂筋を中心に発展したが、今後は25年大阪・関西万博の会場となる市西部の夢洲・舞洲と大阪城の東西ラインに期待する声が多い。
今年5月、大阪城北西の天満橋地区にオープンしたホテル「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」は、館内の装飾を『水都大阪』にちなむ川や船の意匠で統一した。前川博之総支配人は「万博を前に大阪はホテルの開業ラッシュ。競争は激しいが、これから大阪城周辺は人の流れが大きく変わる。川や城を一望する立地を生かし、特色を出していきたい」と話した。
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OS5
:2024/12/23(月) 14:25:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad3402e6e53b1fbe1a69ff64d2d4228612c81cc0
JR宗谷線「最北の秘境駅」抜海駅、25年3月廃止 北海道稚内市が24年度で費用負担終了 住民落胆、駅舎保存は道険し
12/23(月) 13:35配信
北海道新聞
「最北の秘境駅」として知られ、来年3月のダイヤ改正で廃止されるJR宗谷線の抜海駅=16日、稚内市
【稚内】「最北の秘境駅」として知られるJR宗谷線の抜海駅(稚内市)が、来年3月に廃止されることが決まった。JR北海道から維持管理を引き継いだ同市が本年度限りで費用負担を終えるためで、存続を求めていた地域住民からは落胆の声が上がる。住民らは駅舎の保存を訴えていく考えだが、実現性は不透明だ。
「地域として(存続に向けて)できる限りのことはやってきたが、廃駅が決まってしまい残念」。駅の周辺住民でつくる抜海町内会の森寛泰会長(62)は肩を落とす。
抜海駅は1924年(大正13年)開業で、稚内市中心部から約10キロ南の酪農・漁業地帯にある。JRの日本最北駅は同駅から2駅北の稚内駅だが、周辺に建物が少ない無人駅であることから「最北の秘境駅」と呼ばれる。俳優吉永小百合さん主演の映画「北の桜守」(2018年公開)のロケ地にもなった。
止まるのは1日上下計7本の普通列車で、過去5年間の1日平均乗車人数は2.2人。JR北海道は同3人以下の駅を廃止の目安としており、来年3月15日のダイヤ改正での廃止を決めた。
存廃を巡っては曲折があった。JRは2019年に乗客減のため稚内市に廃止方針を提示。市は同駅が最寄りの高校生らの「足」を確保するため、21年度から除雪費を中心に年間約100万円を支出し、駅を維持してきた。
22年には同年度で市費負担を終える方針を示したが、住民の反発を受けて撤回。その後、高校生の通学はスクールバスの混乗、地域住民は乗り合いタクシーの運行といった代替交通のめどがついたとして、24年度限りで維持費の負担を打ち切ると決めた。
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OS5
:2024/12/23(月) 14:26:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/353f9c6cd680d1152c63437b2fbffef9dc926cfb
北陸新幹線延伸、立民京都府連・福山氏「小浜・京都ルート」は「基本ライン」…与党に情報提供要求
12/23(月) 12:04配信
読売新聞オンライン
北陸新幹線の延伸に関する情報を求める福山府連会長(中央)ら(京都市上京区で)
北陸新幹線の延伸を巡り、立憲民主党京都府連は22日、府連事務所(京都市上京区)で記者会見し、「地下水への影響などで府民に懸念が広がっており、与党だけで決められる話ではない」として、立民への情報提供と意思決定への関与を、政府・与党に求める考えを表明した。
福山哲郎府連会長は、検討が進む「小浜・京都ルート」は「基本ラインだと思う」とした。その上で、西脇隆俊知事や松井孝治・京都市長が、与党の整備委員会で地下水への影響や建設残土などへの懸念を伝えたことを踏まえ「我々にも判断材料を提示してほしい。知事与党、市長与党としての責任もある」と強調した。
泉健太衆院議員も「敦賀駅まで開業し、府民の間でも空気が変わってきた。情報を与党だけに握らせてはいけない」と話した。
福山氏は、与党に対する要求での他党との連携について「政争の具にするつもりはない」と否定した。
与党の整備委は20日に年内の詳細なルート決定を見送り、来年度の着工を事実上、断念している。
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OS5
:2024/12/24(火) 10:30:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/fdd7ae83056c083eea928ee68703b0156acfeca0
TX、東京駅延伸目指す 沿線自治体で期成同盟会 茨城・守谷
12/24(火) 10:00配信
茨城新聞クロスアイ
設立が決まり、手を携える期成同盟会の市長ら=守谷市役所
つくばエクスプレス(TX)と「都心部・臨海地域地下鉄構想」の東京駅接続の早期事業化を目指し、11の沿線自治体で構成する期成同盟会が23日発足し、設立総会が茨城県守谷市役所で開かれた。会長には同市の松丸修久市長が就任し、同県内沿線3市も参加した。
名称は「つくばエクスプレスと都心部・臨海地域地下鉄の接続事業化促進期成同盟会」に決まった。
参加したのはTX沿線の茨城、千葉、埼玉、東京4都県の10市区。さらに有明地区まで通る臨海地下鉄の始発で、東京駅の立地する東京都中央区も加わった。
TXは構想段階では東京駅が起点だったが、現始発の秋葉原駅から東京駅間(約2.1キロ)は「今後整備について検討すべき路線」に後退した経緯がある。
これまでもTX沿線7市の首長懇談会では運営会社の首都圏新都市鉄道などに対し、東京駅延伸の要望を重ねてきた。2016年の国土交通省の審議会でTX東京駅と臨海地下鉄の接続が明示された。また22年には都が臨海地下鉄の開業目標を40年と発表したこともあり、早期の事業化に向け、活動の強化が必要として同盟会結成に至った。
市役所で開かれた会合には7市長ら11自治体の関係者が出席し、会長に松丸市長が就いた。今後は茨城、千葉、埼玉の3県にも参加を依頼していく。来年3月には総決起集会を開き、機運を高める。
会合後、記者団の取材に松丸市長は「東京駅延伸が実現すれば、沿線自治体の魅力は格段に変わっていく。自治体の熱意を伝えて一丸となって頑張りたい」と述べた。
茨城新聞社
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OS5
:2024/12/27(金) 11:12:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/da6b49c21a56ea6866a908ea9a863babe6a99219
北九州空港に最寄りの「JR日豊線朽網駅」に特急停車…来年4月から、「エアポートバス」も増便へ
12/27(金) 10:45配信
読売新聞オンライン
JR九州
JR九州は26日、北九州空港に最寄りの日豊線朽網駅に、来年4月から特急列車を停車させると発表した。駅と空港を約20分で結ぶ「エアポートバス」も1日27往復から40往復に増便され、連携して空港との交通の利便性を高める。
【写真】北九州空港
博多駅を発着する特急の「ソニック」と「にちりんシーガイア」が対象で、午前7〜10時台と、午後3〜6時台に、それぞれ上下線の計5本が停車する。博多発の場合、空港までの所要時間は約20分短縮されて約1時間20分になるという。
北九州市で記者会見した武内和久市長は「福岡空港も近い北九州市西部の市民をどれだけ北九州空港に誘致できるかに関して、強力な武器になる」と述べた。
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OS5
:2024/12/28(土) 15:34:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe5a3e8ebf0c3f4afcf52db915d161c39e804fe4
北陸新幹線<小浜・京都ルート>来年度着工断念は「急がば回れ」…財政負担に不安、酒造組合は地下水懸念
12/28(土) 13:11配信
読売新聞オンライン
京都駅周辺のルート案
北陸新幹線の敦賀―新大阪間の延伸を巡り、与党の整備委員会(委員長=西田昌司参院議員)は年内の詳細なルートの決定を見送った。来年度としていた着工を事実上断念し、地元の合意形成を優先する構えだ。沿線自治体などの懸念解消に向け、具体的な対策や科学的な知見を示すことが早期着工への鍵になりそうだ。(岩崎祐也)
敦賀以西を巡っては、政府・与党が2016年に「小浜・京都ルート」に決定。与党の整備委は今年8月から、京都市内の駅の位置とルートが異なる3案の検討に入り、今月20日、JR京都駅南側の南北方向に設置する「南北案」、JR桂川駅付近に設ける「桂川案」の2案で引き続き検討することを決めた。
この決定を、西田委員長は「急がば回れ」と表現する。整備委の聞き取りで今月13日、西脇隆俊知事や松井孝治・京都市長が示した地下水や財政負担などへの懸念を踏まえ、改めて地元説明に注力し、着工条件の一つの「自治体同意」をクリアするといった意味だ。
中でも懸念の声が大きいのは地下水への影響だ。工事には地下を掘り進めてトンネルを造る「シールド工法」が採用される見込みだが、国土交通省などはトンネルが地下水の流れを妨げる恐れはないと強調。市営地下鉄東西線(二条―太秦天神川駅間)は同じ工法で造られたが、市の資料には「周辺井戸への影響はほとんどなく、補償件数はゼロ」との記載もある。
一方、西脇知事が「目に触れないから不安が広がりやすい」と言うように、東西線や阪急京都線よりも深い位置を掘り進めることへの懸念はある。地下水は古くから様々な産業で活用されており、酒造組合などは将来の水質変化を危ぶみ、府市に要望書を渡した。
延伸の工費は最大5.2兆円(南北案)と試算され、沿線自治体には、財政負担も気がかりだ。整備新幹線の建設費はJR西日本から入る「貸付料」を除いて、残りを国が3分の2、沿線自治体が3分の1を負担するのが原則となっている。
整備委メンバーには「整備新幹線は国策」との考え方から、「国が圧倒的に負担しなければならない」という声も上がる。貸付料の増額などで、地元負担が軽くなる可能性はあるが、見通しは立っていない。
年内にルートが決まれば、環境影響評価などを経て来年度着工の予定だったが、西田委員長は目標時期を「できるだけ早く」とする。与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームも「(来年度着工は)困難との認識」とし、着工時期は事実上白紙に戻った。
課題の克服に向け、国は追加調査や専門家による説明も視野に入れている。北陸新幹線は、災害時の代替ルートにもなる国家プロジェクト。建設的な議論が急がれる。
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OS5
:2024/12/28(土) 15:39:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/590aadbec1dd76412baa5337f3d32460e66360ff
北海道新幹線の函館駅乗り入れ、動き停滞 大泉市長言動控え 協議水面下に
12/27(金) 14:02配信
北海道新聞
国土交通省鉄道局に要望に訪れた大泉函館市長(左から3人目)ら道南の関係者
函館市が目指す北海道新幹線函館駅乗り入れに向けた動きが最近鳴りを潜めている。市はJR北海道などと水面下で協議中のためと説明するが、関係機関には慎重論が根強く、現時点で進展はないもようだ。新幹線を巡っては2030年度末から延期となった札幌延伸の時期が最大の焦点になっており、大泉潤市長がこうした状況も踏まえ、乗り入れ関連の言動を控えている側面もある。
大泉市長は23日、池田達雄北斗市長や自民党の向山淳衆院議員(比例代表道ブロック)らと国土交通省を訪れ、早期の札幌延伸を要望。大泉市長は終了後、「函館駅乗り入れの話はなかった。今求めるべきは一日も早い札幌開業だ」と述べた。
昨年春の市長選で乗り入れを目玉公約に掲げた大泉市長は、就任直後の補正予算に調査費を計上し、今年3月には整備費を160億円台と試算した調査結果を公表。市議会への報告を経て関係機関との協議入りを表明するなど矢継ぎ早に手を打ってきた経緯がある。
だが最近は10月に乗り入れをテーマとした市主催のフォーラムがあったものの、関係者の話題に上る機会は減っている。
乗り入れにはJRや国、北海道に加え、新函館北斗―函館間の沿線自治体の協力が不可欠だ。市はJRや北斗市、七飯町などと職員間で協議し、課題への対応策を検討している状況だと説明。大泉市長周辺は「表立った動きがない状況がしばらく続く」と話す。
その関係機関との協議も順調ではない。函館市は9月に突如、JRに新たな費用負担を求めないと表明。実現性を疑問視するJRとの協議の前進を狙ったとみられるが、JR幹部は「乗り入れは全くばら色ではない」となお冷淡だ。
大泉市長も言動を抑え気味だ。関係者によると今月3日夜、鈴木直道知事との会食で乗り入れについて切り出さなかった。翌日も知事と道庁で面会し、札幌延伸の重要性を唱えた一方、乗り入れについては「いずれトップ間で話すタイミングがある」と伝えるにとどめたという。
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OS5
:2025/01/01(水) 18:27:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/165dbcc8671e456b14afe5807d13f75542cdec4f
沖縄本島縦断鉄道、計画は軌道に乗るのか 「経済波及効果の分析に着手」と玉城知事
1/1(水) 17:04配信
産経新聞
沖縄本島を縦断する鉄道計画について言及する沖縄県の玉城デニー知事=那覇市(大竹直樹撮影)
沖縄県の玉城デニー知事は1日までに報道各社の新春インタビューに応じ、那覇市と名護市を結ぶ鉄道計画を巡り、「導入による経済波及効果の分析に着手している」と明らかにした。沖縄本島を縦断する鉄道の必要性を改めて国に訴える方針。
沖縄に鉄道を敷設する計画は、総事業費6千億円を超える戦後最大のプロジェクトとされる。最高時速100キロ以上で走行可能な専用軌道を整備。有識者らで構成する検討委員会は平成30年、浦添市や宜野湾市、北谷町、沖縄市、うるま市、恩納村を経由するコースを推奨ルートとして選定している。
ただ、事業効果の目安となる「B/C」(費用便益比)は1を大きく下回っており、採算性の課題から計画は具体化していない。玉城知事は「費用便益比とは別に、鉄軌道導入に伴う社会経済的な効果を定量的に整理、把握する必要がある」との認識を示した。
県は引き続き、軌道や駅などの施設を自治体などが保有し、鉄道会社が運行を担う「上下分離方式」の特例制度創設を国に求めるとともに、「LRT」(次世代型路面電車)やモノレールの整備も要請するという。
■真価問われる玉城知事
沖縄本島では戦前、軌間762ミリの軽便鉄道が走っていたが、先の大戦で焼失。平成15年の「沖縄都市モノレール」(愛称・ゆいレール)開業まで鉄軌道が敷設されず、戦後は車社会が進んだ。その結果、交通渋滞が慢性化し、沖縄本島南部にある那覇空港からアクセスの悪い北部地域では経済発展が遅れている。
県は一昨年12月、宜野湾市内で鉄軌道導入に向けた講演会を開催したが、来場者に配られた資料は平成30年に作成されたもので、玉城知事の在任中に、計画がほとんど進展していないことを物語っていた。
沖縄は観光客の増加でレンタカーの需要は高止まりしているが、鉄軌道が整備されれば、レンタカー頼みだった観光客も一定数が列車利用に移行し、道路の渋滞緩和につながるとみられている。
沖縄県は人身事故に占める飲酒運転の割合が、平成2年から28年まで27年連続で全国ワーストを記録。29〜30年、令和2年こそ汚名を返上したが、3年以降は再びワーストが続いている。県警幹部は「要因の一つに車社会がある」とみており、鉄道整備が実現し、列車での通勤が当たり前になれば、飲酒運転の連続ワースト記録も返上できるかもしれない。
観光資源に恵まれた沖縄だが、十分な振興策や景気浮揚策が図られず、地元財界関係者からは玉城県政に失望する声も出ている。文字通り、計画を軌道に乗せ、閉塞感を打ち破る局面転換を図ることができるのか。玉城知事の真価が問われている。
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OS5
:2025/01/04(土) 10:57:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f3be643a3b5b3b44d2bb6a90bfa8c36d21c5067
特急なのに「新快速」よりも遅い!? 関空特急「はるか」の「ゆっくりダイヤ」の理由とは
1/4(土) 10:35配信
鉄道コム
関空特急「はるか」
JR西日本では、関西国際空港へのアクセス特急列車として、京都〜関西空港間などで「はるか」を運転しています。
この「関空特急」は、日中は毎時0分および30分に京都駅を出発するダイヤが組まれています。しかし、同駅の時刻表を見ると、毎時0分・30分には、「はるか」と同じ下りの「新快速」が発車するダイヤが組まれています。しかも、新大阪駅の到着時刻を見ると、特急料金が必要な「はるか」よりも、特急料金不要の新快速が先に着くダイヤ。つまり、「はるか」の方が京都〜新大阪間の所要時間が長くなっているのです。まるで「特急料金の払い損」ですが、なぜこのようなダイヤとなっているのでしょうか。
「はるか」が新快速よりも遅いのは、列車が走るルートが理由です。下りの「はるか」は、京都駅から向日町駅付近までの間は、新快速が走る線路ではなく、山陰本線(嵯峨野線)や貨物線の線路を経由しています。特に京都駅付近ではスピードを上げることができないため、同駅始発の下り「はるか」は、同じ時間に京都駅を出発する新快速に、易々と追い抜かれる光景が毎日見られます。
このような京阪間だけの視点では、「はるか」は新快速に劣る列車となってしまいます。しかし、「はるか」は関空へのアクセスのための列車。京都→新大阪間の所要時間こそ新快速より遅いのですが、京都駅から関西国際空港まで乗り換えなしで結ぶという価値は、新快速にはありません。要は目的が異なるのです。
そもそも、「はるか」が京都駅でこのような運転体系となっているのは、駅北側の烏丸口側にあるホーム(30番線)を使用しているため。かつては烏丸口付近に「京都エアシティターミナル」があり、「はるか」とこの設備が接続するサービスが提供されていました。
「はるか」が京都駅で専用ホームを持っているということは、他列車との乗り間違い防止というメリットになります。しかし、「はるか」は京都駅付近で嵯峨野線の線路を経由しており、さらに同線は京都駅付近が単線となっているため、「はるか」の存在が嵯峨野線増発の障害となっていることも考えられます。JR西日本では、2029年度にも「はるか」を山科駅発着に延長することを発表していますが、これが実現すると「はるか」は30番線発着ではなくなるため、嵯峨野線増発の余地も生まれてくるかもしれません。
ちなみに、「はるか」は京都駅付近以外でも、さまざまな短絡線や貨物線を駆使しています。茨木駅付近から西九条駅までの間は、東海道本線の支線「梅田貨物線」を経由しており、東海道本線(JR京都線)から、大阪駅の地下ホーム(うめきたエリア)を通り、大阪環状線へと抜けています。また、新今宮〜天王寺間では、大阪環状線ではなく関西本線(大和路線)の線路を走行。さらに天王寺駅構内では、大和路線から阪和線への短絡線を経由しています。
西中悠基
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OS5
:2025/01/05(日) 20:22:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f90f03624865ce8dd77884e0c49e32d734aaf1b
滋賀からもルート再考論 北陸新幹線延伸 衆参議員が「米原」推し 「小浜は京都の理解得られぬ」
1/5(日) 5:02配信
北陸新幹線敦賀以西の延伸を巡り、滋賀県の国会議員からも現行計画の「小浜ルート」での整備を疑問視する声が高まっている。石川県などから挙がる「米原ルート」への再考を主張する滋賀県関係議員もいる。与党が小浜での新年度着工を断念する中、ルート見直しを求める動きが強まりそうだ。
「小浜ルートが合理的とは思わない。乗客の利便性を考えるべきだ」。自民党の大岡敏孝衆院議員(滋賀県甲賀市出身)は取材に対し、こう語る。
●膨らむ工期、費用
実際、国土交通省が昨年8月に公表した試算では小浜ルートの工期が当初想定の15年から最長28年、事業費は2兆1千億円から最大5兆3千億円に膨らんだ。
大岡氏は、小浜ルートでは現在の京都駅から西に5キロ離れた場所に新幹線駅を設ける案が含まれることなどを疑問視し、利用者目線で整備を進めることが重要だと強調。小浜ルートでの延伸に否定的な見方を示す。
大津市を地盤とする日本維新の会の斎藤アレックス衆院議員は「米原論」を主張。小浜ルートの工期・事業費の上振れに触れ「今のままでは京都の理解が得られない。米原に考え直すべきだ」と訴えた。
元滋賀県知事で維新の嘉田由紀子参院議員も米原を推し、「北陸新幹線大阪延伸ルートを考える勉強会」で世話人を務める。自民党の小寺裕雄衆院議員(滋賀県東近江市出身)は「京都は地元負担に耐えられないのではないか」と話す。
JR西日本勤務を経て政治家となった滋賀県の三日月大造知事は昨年12月24日の会見で、与党整備委が小浜ルートでの新年度着工を断念したことについて「残念」と述べた。小浜ルートに関し「国で決定されたことだ。早く着工するのが望ましい」と説明した。
●三日月知事は?
三日月知事は、小浜ルートは滋賀県を通らないため湖西線は並行在来線に当たらず、JRからの経営分離対象にならないとの認識を示してきた。一方、関係者間では、敦賀以西を小浜ルートで整備すれば湖西線が並行在来線となり、米原ルートなら北陸線(敦賀―米原)が並行在来線となるなど、いずれにせよ滋賀県で経営分離問題が生じる可能性があるとの見方もある。
三日月知事は、与党が2016年に小浜ルートに決める以前、米原ルートを推していた経緯がある。米原ルートを唱える福村章石川県議は昨年12月18日、石破茂首相にルート見直しを要請した後、以前は三日月知事と一緒に米原の旗振り役を務めていたと記者団に説明。「今は知事の立場があるから言えないだろうが、小浜ルートが無理となれば、三日月知事は米原ルートに賛成すると思う」と推測した。
4976
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OS5
:2025/01/07(火) 14:28:51
>>4810
https://news.yahoo.co.jp/articles/83637a71367749e8212512414f676649540d8a37
山陽新幹線と福北ゆたか線が交差、九州道も見える「ここしかない」…福岡県直方市に新幹線の新駅構想
1/7(火) 12:54配信
山陽新幹線の高架の下をJR福北ゆたか線の線路が交差し、その奥には新幹線と並行して走る九州道も見える。
「鞍手インターチェンジ(IC)も車で5分ほどで、まさに交通の結節点。新駅を作るにはここしかない。そんな場所です」
直方商工会議所の谷弥壽彦会頭(67)は胸を張った。
昨年、山陽新幹線の小倉―博多駅間に新駅を設置する構想が動き始めた。福岡県直方市の大塚進弘市長が6月の市議会一般質問で誘致の意向を示し、商議所も後押ししている。
市が想定する予定地は市北部にある植木地区。福北ゆたか線筑前植木駅がそばにあり、筑豊電気鉄道の新木屋瀬駅も車で数分の位置にある。
これまでも新駅構想が浮上してきた直方市。最近では2011年の九州新幹線全線開通前に課題を整理する調査などを行ったが、200億円を超える事業費がネックとなり、当時の市長が計画の凍結を表明した。
九州で半導体関連企業の集積が進む中、鞍手IC近くでは県が工業用地を整備中で、同地区ではデータセンターなどの誘致が期待されている。市にとっては、今が新駅誘致の絶好のタイミングとなった。谷会頭も「遠くに行く時に乗るものだった新幹線は、今や多くの人が通勤通学で利用している。福岡市や北九州市に1時間かかるのが、10分台で着くようになれば需要があるはず」と説明する。
周辺にトヨタ自動車九州
昨年10月には関係者が集まって勉強会も開催。講師を務めた九州経済調査協会(福岡市)の岡野秀之常務理事は新駅について、山陽や関西地方との観光・ビジネス交流の拡大や、台湾積体電路製造(TSMC)が立地する熊本との移動時間短縮などの効果を指摘。「周辺にはトヨタ自動車九州(宮若市)など、グローバル企業が立地し、条件は整っている」とした上で、「周辺の開発など、JRにとってもメリットがあることを示していくことが重要だ」と話す。
市は広域的な地域振興につながるとして、近隣自治体とも協力して誘致を進めたい考え。来年度末の期成会設立を目指しており、その前には準備会を作る。巨額の負担金が課題となるが、市企画経営課は「準備会や期成会でしっかりと調査し、どんな効果があるのか明らかにする」として理解を求めていく方針だ。
JR西日本広報は「正式に要望をいただけば、検討させていただくことになるだろう」とする。
「(1970年代の誘致から)今回で4度目の挑戦。次は、あるかは分からない」と話す谷会頭。過去の誘致にも参加した経験があり、「今度こそ」の思いを強くする。「福岡市から見ると筑豊地方は山の向こうという感覚で、心理的な壁がある。駅ができれば壁が取り払われ、交流がもっと盛んになるはず」と夢を描く。(白井貴久)
4977
:
OS5
:2025/01/08(水) 11:44:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/f06a019e6d7df20a2ddc5a70f2a9530ce2d40812
北陸新幹線延伸で特急「しらさぎ」利用が大幅減 中京圏とのつながり低下か 新幹線・金沢-福井間は特急時代の4割増
1/8(水) 11:01配信
FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン
北陸新幹線が福井県内に延伸後、初めて迎えた年末年始。金沢-福井間の利用者数は開業前のJR特急よりも約4割増えた。一方で、中京と北陸を結ぶ特急列車の利用者が大幅に減少し、中京圏とのつながりの低下が危惧される状況となっている。
JR西日本金沢支社によると、12月27日から1月5日までの10日間の、北陸新幹線・金沢-福井間の利用者数は上下線合わせて29万4000人で、前年の同期間のJR特急の利用者数と比べて40%増加した。
増加の要因についてJR西日本は、最大9連休となったことに加え、これまで東京との往復に米原経由で東海道新幹線を使っていた人が、北陸新幹線を利用するようになったためと見ている。
2024年は元日に能登半島地震があったため、コロナ禍前の2018年度と比較すると、北陸新幹線開業の影響で福井―金沢間は1割以上増えた。JR西日本は、首都圏からの帰省客や観光客が乗り換える手間を嫌ってか、東海道回りから北陸新幹線に移ったのではないかと分析している。
実際に、在来線の特急「しらさぎ」は前年より利用者が34%減少した。米原に停車する東海道新幹線「ひかり」の利用者数は減っていないにもかかわらず、しらさぎの利用者数は米原-敦賀間で大きく減少したのだ。そして、名古屋・大垣間でも利用者数がかなり減っている。
自動車での移動に置き換わったのか、そもそも往来の機会が減ったのか理由は分からないが、敦賀以北の特急廃止で指摘されていた中京圏とのつながりの低下が危惧される数字となっている。
一方で、大阪・敦賀間で運行しているサンダーバードは2018年度比で7%の減少と、しらさぎと比べると減少幅は少ない。
どちらも特急区間の短縮で乗り換えの不便さが懸念されていたが、利用者数の結果には差が出た。
福井テレビ
4978
:
OS5
:2025/01/08(水) 12:46:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e814db1c93194095d766f9c0496bacab61545d0
熊本電鉄が平日25%減便へ…運転士不足、運行間隔を広げて始発繰り下げ・終電繰り上げも
1/8(水) 11:31配信
読売新聞オンライン
熊本県
熊本電鉄(本社・熊本市)は7日、2月3日から電車の運行本数を平日で約25%減便する大幅なダイヤ改正を行うと発表した。運転士不足が理由で、運行間隔を広げるほか、始発を繰り下げ、終電は繰り上げる。
同社では慢性的な運転士不足が続いており、2〜3年前から7人体制だったが、来月から4人に減り、運行本数が維持できなくなったという。新たな応募があっても免許取得に1年以上かかるとして、当分の間は増便ができない見込みだという。
同社によると、運行本数は平日が38〜40本減の121本、土曜は51本減の97本、日祝日は29本減の91本となる。運行する間隔も、藤崎宮前―御代志駅間では、朝夕のラッシュ時(午前6時半〜9時、午後4時〜8時)がこれまでの15分から20分に変更となる。
平日の始発時刻は、御代志駅発などで10分、上熊本駅発などで30分遅くなる。平日の終電時刻は藤崎宮前駅の場合、25〜55分早まり、午後10時35分となる。ダイヤ改正は熊本電鉄のホームページなどで周知する。
4979
:
OS5
:2025/01/09(木) 02:09:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba4b00626625155bc3e46d54ad994fee5a2127fa
JR東海道線・村岡新駅が着工、2032年に開業予定
1/8(水) 20:30配信
カナロコ by 神奈川新聞
村岡新駅(仮称)・自由通路の着手式でくわ入れをする関係者=8日、藤沢市村岡東
JR東海道線大船-藤沢間に新設する「村岡新駅」(仮称、藤沢市宮前)の駅舎と自由通路の工事の着手式が8日、建設地近くのスポーツ施設で開かれた。開業は2032年を予定。予定通り開業すれば、JR東日本管内の同線としては1925年開業の熱海駅(静岡県熱海市)以来、107年ぶりの新駅誕生となる。
同社によると、新駅は藤沢駅から約2キロ、大船駅から約2・6キロの位置に建設される橋上駅で、駅舎は鉄骨地上3階建てで延べ床面積約710平方メートル。駅南北を結ぶ自由通路は長さ77・5メートル、幅7メートル。
デザインコンセプトは「WALK WITH(ウオークウィズ)」で、駅舎は人々を迎え入れる新たな玄関口として明るさを重視し、自由通路は鎌倉古道をイメージして設計されたという。工事・設計費用は約155億円で、県が30%、藤沢、鎌倉両市がそれぞれ27・5%、JR東日本が15%を負担する。
新駅近くには健康・医療関連分野の研究開発拠点「湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)」や神戸製鋼所藤沢事業所などの企業が立地しているほか、藤沢市村岡地区と鎌倉市深沢地区では土地区画整理事業が進められている。
この日の着手式には、黒岩祐治知事や鈴木恒夫藤沢市長、松尾崇鎌倉市長、JR東日本横浜支社の矢野精一支社長ら関係者約100人が出席した。
黒岩知事は「世界に注目される拠点に新駅が誕生する歴史的なスタート。皆さんとお祝いできてうれしい」とあいさつ。矢野支社長は「地域を支え、日本そして世界につながる玄関口として、多くに人に愛される駅になってほしい」と期待した。
神奈川新聞社
4980
:
OS5
:2025/01/10(金) 11:29:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bb7ebdf3d6356de1b3f2cd66d077e308b5099c2
北陸新幹線延伸で「小浜先行開業も」 福井知事がルート再考けん制
1/9(木) 18:14配信
毎日新聞
年始の定例記者会見に臨む福井県の杉本達治知事=福井県庁で2025年1月9日午前10時43分、萱原健一撮影
北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪延伸で、同県の杉本達治知事が9日、年頭の記者会見で「私個人の初夢」と前置きしつつ、「小浜先行開業はあっていい」とぶち上げた。与党整備委員会が昨年末に詳細ルートの選定を先送りするなど計画に不透明感もある中で一石を投じた格好だ。
敦賀以西のルートを巡っては、現行案の同県小浜市や京都市を経由する「小浜ルート」を求める同県に対し、石川県などからは滋賀県の米原を通る「米原ルート」への再考を求める声もある。杉本知事には、小浜先行開業に言及することで「米原ルート」をけん制する狙いもありそうだ。
会見で、杉本知事は小浜先行開業の利点として、資材価格が高騰し続ける中、先行して工事に着手することで敦賀・小浜間の工事費や人件費が抑えられ、「全体の事業費にも良い影響がある」とした。また、知事は昨年12月の与党整備委員会などで敦賀以西の延伸を「国策新幹線」と主張しており、原発立地地域の住民避難ルートとしても「非常に効果があることを国に理解してほしい」と訴えた。
ただし、小浜先行開業を進めるには「障害もある」とも述べ、「あくまで私の初夢」と繰り返した。【萱原健一】
4981
:
OS5
:2025/01/11(土) 12:37:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/f68b0be617ddfacc753c721c8e5bfb3214bb938a
成田空港拡張計画で見えた、JR東と京成の温度差 効率化で「発着回数を年間50万回に拡大」が目標
1/11(土) 12:02配信
東洋経済オンライン
成田空港への鉄道アクセスの拡充が検討されている(写真:Kurohara/PIXTA)
各地で計画・進行している鉄道に関する「あの計画」はいったいどうなっているのか、そしてそれらの計画が地域社会にもたらすものとは?
新幹線の延伸や在来線の再整備、地方鉄道の存続問題など、それぞれの地域で進行する鉄道関連事業、鉄道ファンのみならずそれぞれの地域に住む人々なら誰もが気になる計画について、YouTubeで大人気の鉄道アナリストが徹底解説!
鐵坊主さんの著書『鉄道路線に翻弄される地域社会 - 「あの計画」はどうなったのか?』から一部抜粋、編集してお届けします。
【図で見る】ターミナルA・B滑走路の位置とターミナルC滑走路の予定地
成田空港では国際空港としての競争力強化のため、滑走路の増設やターミナルの集約など、空港施設の大規模な拡張計画が検討されている。
それに伴い、成田空港への鉄道アクセスの拡充も検討事項に挙げられ、空港駅の統合や空港アクセス線の複線化が提案されている。その計画の可能性について考えてみたい。
■発着回数大幅増加へ──成田空港の拡張計画
現在の成田空港には、ターミナル1(下の図ではT1と表示)、ターミナル2、ターミナル3(同図では2と3を合わせてT2・3と表示)と3つのターミナルがあり、フライトが発着する滑走路を見ると、現在、A滑走路とB滑走路の2本が運用されている(※外部配信先では図を閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。
しかし、東アジア全体でも国際空港の競争が激化するなか、成田空港の機能強化、発着便数増加を実現すべく、空港施設の大幅な改修が検討されてきた。それが滑走路の延長と新設、ターミナル統合である。
現在のB滑走路は2500m級であるため、これを1000m延伸、幅員を60mとした3500m級とすることで、その汎用性を高める。さらに、C滑走路として3500mの滑走路をもう1本新設し、離着陸回数の増加に対応する。
そして、現在3つに分かれているターミナルビルを1つに集約し、成田空港全体の運用効率を高める。
ターミナルを集約することで、国際線のトランジット客のターミナル間での移動が不要となり、利便性向上を図ることができるのもメリットである。さらに、ターミナル1は運用開始から40年以上が経過し、ターミナル2もすでに30年が経過しているため、集約によりリニューアルが図れることも重要なポイントである。
このような滑走路の新設、空港全体の面積拡張、運用の効率化により、発着回数を年間50万回まで拡大することを目標としている。2023年の年間発着回数は約21万回であるから、その目標は倍以上という意欲的なものだ。
■ターミナル統合で変わる成田空港線
3つのターミナルを集約した新しいターミナルビルは、ターミナル1と2の間に建設されることが計画されている。これにより、既存の成田空港駅は廃止され、新ターミナルビルの地下に新設されることが検討されている。
成田空港へと至る路線(以下、「空港アクセス線」と呼ぶ)には、京成電鉄とJR東日本が乗り入れているが、線路施設を保有するのは、第3セクターの成田空港高速鉄道である。
成田空港高速鉄道は、京成電鉄とJR東日本を筆頭株主として、成田国際空港株式会社、ANAホールディングスなどが株主に名を連ねているが、空港アクセス線の運行本数増加については、発着回数50万回を目指す成田国際空港株式会社が強く要望している状況である。
その解決策として提案されているのが、空港アクセス線の複線化である。
現在の空港アクセス線は線路が2つ並び、すでに複線化されているように見える。しかし、これはJR東日本と京成電鉄それぞれの路線が単線で並列しているもので、JR東日本が狭軌1067mm、京成電鉄が標準軌1435mmと、線路幅が異なることが理由だ。
関西空港に乗り入れるJR西日本と南海電鉄のように、同じ狭軌路線であれば、複線として同じ線路施設を共有することが可能だが、JR東日本と京成電鉄ではそれができない。
そのため、空港アクセス線で運行本数を増やすためには、それぞれの路線の複線化が必要となるわけだ。
4982
:
OS5
:2025/01/11(土) 12:38:24
■JR東日本と京成電鉄の温度差
空港アクセス線の複線化を考えた場合、この路線の周辺には田畑やゴルフ場が広がり、住居も少ないため、都心部を走る路線とは異なり、用地確保のハードルは低い。
しかし、路線距離は約10kmに及び、その事業費はかなり大きなものとなり、その費用捻出が大きな問題となる。
成田市は国家戦略特区に指定されており、成田空港のアクセス強化は国家プロジェクトとしての意義もあり、国からの補助金が得やすい状況にある。
しかし、それでも成田空港高速鉄道の主要株主であり、列車の運行会社でもある京成電鉄とJR東日本、運行本数増加を要望する成田国際空港株式会社には、それなりの負担が求められるだろう。
そこで問題となるのは、京成電鉄とJR東日本では成田空港アクセス線の重要性が異なる点である。
例えば、日中の運行本数を比較すると、JR東日本の成田エクスプレスは1時間に1〜2本、快速も同じく1時間に1〜2本である一方、京成電鉄はスカイライナーが1時間に3本、アクセス特急が1本から2本、本線系統の快速が1時間に3本運行と、その運行本数には大きな違いがある。
駅の規模を見ても、JR東日本の空港第2ビル駅は1面1線であり、終点の成田空港駅も島式ホームの1面2線と比較的小規模である。
対して、京成電鉄の空港第2ビル駅は島式ホームの1面2線、終点の成田空港駅は2面3線であるが、運行本数の多さから、番線を5つに分けるほど、複雑な運用を行っている状態である。
また、京成電鉄はスカイライナーを看板列車として、専用車両で高頻度で運行しているのに対し、JR東日本は成田エクスプレスの専用車両として開発されたE259系からNʼEXの文字を消し、房総特急など他の路線でも運用可能とするなど、空港アクセス特急に対するブランディングに消極的になりつつある。
■複線化事業は大きな投資となる
このように、空港アクセス線に対する両社の注力の度合いは大きく異なるが、それはJR東日本が広範な運行エリアを持ち、京成電鉄に比べ、成田空港へのアクセス路線への優先順位が低く、特定の路線に対する経営資源の集中度が低いことに起因していると考えられる。
空港と都心を結ぶ鉄道アクセスの拡充は成田空港の拡張計画に向けて欠かせないものだろう。
しかし、JR東日本の現状を見ると、複線化への同意を得ることは簡単ではなく、成田空港へのアクセス路線において、かなり積極的な京成電鉄にとっても、複線化事業は大きな投資となるため、その決断には慎重にならざるを得ない。
成田空港会社は、目標とする年間50万回の発着回数の達成への道筋をより明確に示すことが必要である。そして、複線化工事への投資に見合うだけの輸送量の増加が見込めれば、JR東日本、京成電鉄の協力を得ることもできるだろう。
成田空港のさらなる発展は、日本国内のみならず、東アジアにおいても、国際空港としての地位を確固たるものにする。鉄道会社がその一翼を担い、経営上の大きなメリットとなるよう、関係者が一致団結しての取り組みに期待したい。
鐵坊主 :鉄道解説系YouTuber 鉄道アナリスト
4983
:
OS5
:2025/01/12(日) 23:28:02
https://www.tetsudo.com/traffic/map/
鉄道長期不通路線マップ2024年12月31日(火)時点
不通路線名 全線/一部 不通区間 不通キロ 原因
津軽線 △一部不通 蟹田〜三厩間 28.8km 2022年8月豪雨 →廃止へ
奥羽本線 △一部不通 新庄〜院内間(2025年ゴールデンウィーク前再開見込) 45.8km 2024年7月豪雨
陸羽東線 △一部不通 鳴子温泉〜新庄間 49.2km 2024年7月豪雨
陸羽西線 ×全線不通 新庄〜余目間(2025年度再開予定) 43.0km 国道トンネル建設工事
米坂線 △一部不通 今泉〜坂町間 67.7km 2022年8月豪雨
いすみ鉄道いすみ線 ×全線不通 大原〜上総中野間 26.8km 列車脱線事故
黒部峡谷鉄道本線 △一部不通 猫又〜欅平間(2025年以降再開見込) 8.3km 2024年能登半島地震
大井川鐵道大井川本線 △一部不通 川根温泉笹間渡〜千頭間 19.5km 2022年台風15号
山陰本線 △一部不通 人丸〜滝部間 21.6km 2023年6月豪雨
美祢線 ×全線不通 厚狭〜長門市間 46.0km 2023年6月豪雨
日田彦山線 △一部不通 添田〜夜明間(2023年8月28日(月)BRT開業) 29.2km 2017年7月豪雨
肥薩線 △一部不通 八代〜吉松間 86.8km 2020年7月豪雨
くま川鉄道湯前線 △一部不通 人吉温泉〜肥後西村間(2025年再開見込) 5.8km 2020年7月豪雨
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:
OS5
:2025/01/15(水) 10:39:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c266138099e13445473e568ac44b495dcd0bf70
熊本市電、延伸の「東町線」に期待と懸念 2031年度開通目標「ぜひ来てほしい」 用地買収には不安の声も
1/15(水) 8:49配信
熊本日日新聞
健軍町電停に停車する市電の新型車両。一帯では交差点の拡張や電停の改良が計画されている=2024年12月16日、熊本市東区
熊本市電を東区の健軍町電停から市民病院まで1・6キロ延ばす「東町線」(仮称)の整備計画が動き出した。2024年9月には設計や用地の測量に関する事業費を市議会が可決。市は沿線住民を対象とした説明会を開いた。住民からは延伸に期待する声が上がる一方、用地買収などに不安の声も聞こえる。
(写真:熊本日日新聞)
延伸は31年度の全線開通が目標。市は25年度に実施設計と用地の測量を行い、26年度に買収にかかる用地や物件の調査に入るスケジュールを描く。市は熊本都市圏の渋滞対策として「自動車交通から公共交通への転換を図るための1歩目となる重要事業」と位置付ける。
市によると、総事業費は約141億円。市は国の補助金などを活用することで、実質的負担は55億円になると見込んでいる。
ルートは健軍町から県道熊本高森線沿いに進み、東野1丁目交差点で左に曲がり、自衛隊中通りを市民病院の東側まで進む。県道は一部400メートルを単線化し、自衛隊中通りは中央分離帯を軌道にする。
延伸区間には市民病院のほか東区役所や第二高、商業施設、団地が点在する。区間中に四つの電停を設ける。市は延伸により1日当たり約2300人、年間84万人の利用増加を想定。1日約2千台の自動車利用削減を見込む。
延伸で渋滞時の市役所と市民病院との移動時間は、車(約55分)より市電(約34分)が早くなるという。市民病院近くに住む男性(69)は「病気をしてから車を運転しなくなった。家から健軍町電停までは歩いて30分かかる。中心市街地に出るためにも市電にはぜひ来てほしい」と早期完成を待ち望む。
市電の延伸が計画されている自衛隊中通り。中央分離帯の場所に軌道が整備される=2024年12月17日、熊本市東区
計画では、健軍町交差点や東野1丁目交差点を拡張するため、一帯の用地買収も発生する。
健軍商店街前の交差点近くの店舗「さくら餅」は用地買収にかかる予定だ。3代目店主の三浦徳子さん(47)は「祖母の代から67年、この場所で営業しているので動きたくないが、市の事業では仕方がない」と話す。ただ、人通りの多い今の場所からの移転には「近くにすぐに土地が見つかるかどうか…」と不安を口にする。
健軍商店街振興組合の井川正宏理事長(60)は「市電が延伸すれば健軍での人の流れが変わるだろう。延伸の話ばかりではなく、市とは商店街のことも含めてまちづくりの話を一緒にしたい」と言う。
市市電延伸室の太江田真宏室長は「市電延伸は市の一大事業。地域住民と意見交換し、市電を利用しやすい環境づくりを進めていきたい。延伸を契機としたまちづくりにも関係部局と連携して取り組みたい」と話している。(山下雅文)
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OS5
:2025/01/17(金) 09:33:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/c543c6fe122a4f87878e17b546b271b8d66112f2
阪急電鉄が「新大阪駅」への乗り入れに前のめりになるワケ…実現した場合の「大きすぎる利点」
1/17(金) 7:04配信
現代ビジネス
photo by iStock
JR西日本と南海電鉄が乗り入れるなにわ筋線が建設中だが、阪急電鉄はこれに接続する、なにわ筋連絡線と新大阪連絡線の建設計画を明らかにしている。この計画が実現すれば、大阪の交通事情は大きく変わり、利便性が大幅に向上することは間違いないが、この計画には色々と課題も多い。この計画の実現性について鐵坊主・著『鉄道路線に翻弄される地域社会―「あの計画」はどうなったのか?―』では考察している。本書より一部を抜粋してお届けする。
【写真】阪急電鉄が「新大阪駅」に乗り入れたら…
阪急なにわ筋連絡線と新大阪連絡線とは?
なにわ筋線は2023年に開業したJR西日本の大阪駅地下ホームと、JR難波駅、南海電鉄新今宮駅を接続する、大阪を南北に縦断する新線であり、2031年度の開業が予定されている。
なにわ筋線へはJR西日本、南海電鉄の関西空港や和歌山方面などからの列車の乗り入れが想定されており、関西空港へのアクセス、大阪の鉄道ネットワーク拡張、交通渋滞の緩和や利便性の向上が期待される。
阪急電鉄の計画とは、なにわ筋線開業に合わせ新大阪駅と大阪駅地下ホームを十三(じゅうそう)駅経由で結ぶ新しい連絡線であり、大阪駅から十三駅をなにわ筋連絡線、十三駅から新大阪駅を新大阪連絡線としている。
阪急電鉄は以前より新大阪駅そばには用地も取得し、乗り入れ計画を温めてきたが、阪急電鉄単独では事業費や需要予測から実現することができず、現在に至っている。しかし、なにわ筋線に接続することで、大阪南部、和歌山、関西空港へのアクセスが可能となり、より大きな効果が得られるとして、新大阪駅への乗り入れ構想の実現に向けて舵をきったというところだ。
阪急電鉄にとって大きな挑戦となる新線計画
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阪急電鉄にとっては悲願ともいうべき、新大阪駅への乗り入れだが、その実現には課題も多い。その一つが、線路規格の違いである。阪急電鉄は標準軌(1435mm)を使用しているが、 JR西日本と南海電鉄は狭軌(1067mm)であり、なにわ筋線もこの規格で建設されている。そのため、なにわ筋連絡線・新大阪連絡線は阪急電鉄の他の路線から乗り入れできない、完全に独立した路線となり、既存の車両を運用することができないため、専用車両が必要となる。
この問題に対し、阪急電鉄では、南海電鉄と同じ規格の車両を製造し、車両の保守管理は南海電鉄に依頼することで解決するとしている。
なにわ筋線へのアクセスが欲しい阪急
阪急電鉄の路線網は大阪梅田を起点に、京都河原町、神戸三宮、宝塚と、大阪北部から京阪神地区をカバーしている。そのため、難波、天王寺、堺といった大阪南部地区とは縁が薄く、なにわ筋線の乗り入れによって、路線ネットワークの拡大を図ろうとしている。
そして、何と言っても大きいのが関西空港へのアクセスである。インバウンドの多くも入国する関西空港から京都、神戸という人気の観光スポットを擁する阪急沿線へのアクセス改善は、間違いなく大きなメリットとなる。
現在、阪急沿線から関西空港へアクセスする場合、阪急梅田駅で下車して、大阪駅(名前は異なるが、同じ場所である)で特急はるかや関空快速への乗り換えとなるが、多くの乗客が行き交う阪急梅田駅・大阪駅での乗り換えはあまりお勧めできるものではない。
また、南海電鉄の天下茶屋駅を経由して、相互乗り入れを行う大阪メトロ堺筋線を介して阪急京都線へアクセスする方法もあるが、天下茶屋駅発の列車は途中の高槻市駅までの列車がほとんどであるため、京都方面へ行くには天下茶屋駅と高槻市駅での2回の乗り換えが必要と、これも便利なものとはいえない。なにわ筋連絡線・新大阪連絡線が開通すれば、乗り換えは阪急神戸線、京都線、宝塚線が分岐する十三駅での1回のみとなり、関西空港へのアクセスは飛躍的に向上するわけだ。
この乗り入れは新大阪駅への路線を持たない南海電鉄と阪急電鉄の相互乗り入れと思われてきたが、阪急電鉄はJR西日本との相互乗り入れも想定している。
大阪と和歌山の間で南海電鉄とJR阪和線は並行しているが、阪和線がやや山側を走っていることもあり、競合になっていない駅も多い。阪急電鉄は両社の路線に乗り入れることで、より広範囲な市場への参入が可能になるだろう。
4986
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OS5
:2025/01/17(金) 09:33:41
十三駅の一大拠点化にも必要な新線開業
photo by iStock
前述の通り、十三駅は阪急京都線、神戸線、宝塚線が分岐するハブ駅であり、多くの乗客で賑わうが、その多くは乗り換え需要であり、乗降人員が阪急全体で6位という数値にも表れているように、さほど多くはない。
駅周辺は大阪の下町風情があるが、土地の有効活用がされているとは言い難く、阪急阪神ホールディングスは地上39階建てのタワーマンションを中心に、図書館や教育施設、スーパーマーケットなど、大規模な再開発、十三駅の拠点化を進めている。
なにわ筋連絡線・新大阪連絡線が開業すれば、十三駅と新大阪、関西空港という大阪の玄関口が結ばれ、十三駅は大阪の新たなハブとして、その存在価値が飛躍的に向上する。これが阪急電鉄が新線開業に前のめりな大きな理由の一つだろう。
JR西日本と南海電鉄にも大きなメリット
阪急なにわ筋連絡線・新大阪連絡線であれば、十三駅で多方面からの阪急電鉄の需要を取り込むことが可能だ。
阪急電鉄とJR西日本は京都〜大阪〜神戸において競合しているものの、南海本線と阪和線のように、路線全体がぴったり隣り合って走っているわけではない。例えば、阪急京都線は、祇園地区に近い京都河原町をターミナルとするのに対し、JR京都線のターミナルは京都駅である。同じ京都でも、乗客が行き先に応じて使い分けをすることができるため、一定の棲み分けができている。
また、今後の人口減少を見据え、各鉄道会社の考えは「競合」よりも「共存」へとシフトしている。必要な部分では協力し、共存を図るのが今後のトレンドであり、阪急電鉄とJR西日本、南海電鉄の相互乗り入れからも、そうした考えが垣間見られる。
まだまだ不透明な計画
『鉄道路線に翻弄される地域社会ー「あの計画」はどうなったのか?ー』(ワニブックス刊)
阪急電鉄の経営陣は地元メディアに対し、なにわ筋連絡線・新大阪連絡線を、2031年度になにわ筋線と同時開業させる方針を明らかにしている。
しかし、なにわ筋連絡線・新大阪連絡線は建設に着手されていないどころか、建設費用の概算や具体的なルートについても明らかにされておらず、建設が始まっているなにわ筋線との同時開業はかなり難しい状況である。
なにわ筋連絡線・新大阪連絡線が実現すれば、多様な選択肢が提供されることで、利用者にとってはより便利になることは間違いない。その計画には大いに期待したいが、その道筋を見極めるにはまだまだ時間がかかりそうだ。
鐵坊主(鉄道解説系YouTuber)
4987
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OS5
:2025/01/17(金) 09:39:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/e243f92c1846714dcf29fb6fe689a9904880dff0
小浜ルートに待った 北陸新幹線敦賀以西で知事 議論必要、延伸問題に一石
1/17(金) 5:02配信
北國新聞社
北國新聞
北陸新幹線敦賀以西を巡り、馳浩知事は16日の会見で、現行計画の小浜ルートについて、前提となる収支採算性などのデータが示されていないとして「小浜と言い張るのはちょっと待ってほしい」と述べた。小浜を推す従来のスタンスに変わりはないとしたものの、工期や建設費の上振れを受けて議論が必要だと主張した。県内で米原ルートへの転換を求める声が強まる中、延伸議論に一石を投じた形だ。
会見で記者団の質問に答えた。
小浜ルートは昨年8月の国交省の試算で工期は当初の15年から最長で28年に延び、建設費は2兆1千億円から最大で5兆3千億円に上振れした。
馳知事はこうした前提条件の変化に触れながら「(ルート決定の)根拠を沿線住民に示し、納得が得られる状況になっているかどうか議論してほしい」と強調。議論もされていないのは「おかしい」と指摘した上で、少数与党の現政権が新幹線延伸事業で国民の納得を得るには「根拠となる数字、議論のプロセスを示す必要がある」と訴えた。
米原ルートに関する言及はなかった。
●福井知事の先行開業案「気にする必要ない」
福井県の杉本達治知事が年頭会見で「自身の初夢」として「小浜先行開業」を提案したことについては「気にする必要がないとの認識だ」と語った。
その理由として馳知事は、北陸新幹線建設促進同盟会長である杉本知事から事前の相談がなかったと説明し、「発言の重大性はそんなに高くないと理解しており、コメントするのは適切ではない」と述べた。富山県の新田八朗知事は杉本知事に賛同する考えを示している。
馳知事は延伸に関し、「25日の県政報告会で持論を述べる」とも話した。
4988
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OS5
:2025/01/19(日) 22:03:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f0dc8c03824d3aaa9ed771f33d6da3758d91891
リニア工事起因の可能性高い 岐阜の地盤沈下、JR東海
1/18(土) 19:33配信
共同通信
リニア中央新幹線のトンネル工事現場(岐阜県瑞浪市)
岐阜県瑞浪市大湫町のリニア中央新幹線トンネル工事現場付近で地盤沈下が起きた問題を巡り、JR東海は18日、「工事による水位の低下に起因している可能性が高い」との調査結果を明らかにした。不具合が生じた住宅について、国の補償基準に基づいて対応するとしている。
現場では昨年2月中旬、トンネル掘削中に湧水が発生。付近の井戸などで水位低下が判明した。JR東海は、衛星データの解析やボーリングによる地質調査の結果から、水位低下で地層の砂や粘土が圧縮されるなどしており、沈下との相関があると判断したという。
JR東海はこれまで、地盤沈下と工事の関連は不明とし「地下水位低下の影響も否定できない」と説明していた。周辺の地表面は今月14日時点で、昨年5月末から最大7.7センチ沈下。今後も数センチ以上の沈下が生じる可能性があるとしている。
JR東海は同5月に工事を中断。現場周辺を調べたところ、地盤の沈下を確認した。今月14日時点で、47人が所有する家屋の調査を終え、補償に着手しているという。
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:
OS5
:2025/01/19(日) 22:20:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4688bfb0958075c5747da98c1d595b96247da73
「蒲蒲線」構想、3セクと東急が国交省に申請…800m離れた2つの「蒲田駅」結ぶ計画
1/18(土) 12:54配信
読売新聞オンライン
【地図】蒲蒲線と羽田空港アクセス線のイメージ
JR・東急線の蒲田駅(東京都大田区)と、京急線の京急蒲田駅を結ぶ鉄道新線「新空港線」(蒲蒲線)の整備に向け、蒲蒲線の整備主体となる第3セクター「羽田エアポートライン」は17日、国土交通省に整備構想の認定を申請した。
整備構想では、蒲蒲線の工期は2025年度後半〜41年度末を予定し、総事業費は約1250億円とした。東急多摩川線蒲田駅を地下化した上で、京急蒲田駅付近までの約800メートルの区間に線路などを整備し、両駅を結ぶ計画になっている。
東急電鉄もこの日、蒲蒲線整備に向けた営業構想の認定を国交省に申請。整備効果の例として、約37分かかる東急線自由が丘―京急蒲田駅間が、約15分に短縮されるとした。
両構想が認定されれば、両社は「速達性向上計画」を国交省に提出する。同計画が認定されると、都市鉄道利便増進事業と認められるという。
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OS5
:2025/01/19(日) 22:24:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/476cf00482206c592096621b1e0ea3dd32634b0f
九州で新幹線がない県は大分と宮崎だけ 計画から半世紀以上…「東九州新幹線」の現状と課題は
1/19(日) 7:00配信
TOSテレビ大分
東九州新幹線は2つのルートを検討
東九州新幹線ルートイメージ
九州で新幹線がない県は大分と宮崎だけというのをご存じでしょうか。2022年に佐賀の武雄温泉駅から長崎駅の間で西九州新幹線が開業したため九州で新幹線がない県は大分と宮崎だけになってしまいました。期待が高まる「東九州新幹線」の現状について取材しました。
【写真を見る】九州で新幹線がない県は大分と宮崎だけ 計画から半世紀以上…「東九州新幹線」の現状と課題は
改めて東九州新幹線の検討されているルートについてです。県が示しているのは、大分から小倉を経由して博多までを結ぶ「日豊本線ルート」。そして、由布市や日田市を通って新鳥栖から博多に向かう「久大本線ルート」の2つです。
日豊本線ルートは大分から小倉まで所要時間が31分、費用は総額で8195億円と試算されています。一方、久大本線ルートでは大分から新鳥栖まで32分、費用は8339億円となっていてこちらの方が少し費用は高くなっています。
久大本線ルートが通る日田市民は「わくわくしている」
佐藤知事
こうした東九州新幹線の実現に向けて、県内では2024年もいろいろな動きがありました。
東九州新幹線の早期実現のために重要となるのが地元の機運醸成。そのための取り組みは2024年も県内各地で行われました。
2つのルートの1つ、久大本線ルートが通る日田市では県が住民向けの説明会を開催。市民などおよそ60人が集まり、参加者からは新幹線開通に期待する声が聞かれました。
◆参加者
「まかり間違えば日田が(新幹線の)駅になるかもしれない」
「今まで考えていなかったので久大線ルート。わくわくしている」
また7月には県内の自治体や経済界で作る期成会が総会を開き、佐藤知事も出席しました。総会では今後も国への働きかけを行っていくことなどを確認しています。
佐藤知事も実現に意欲を燃やし力を入れている東九州新幹線。2025年最初の定例会見でも改めて意気込みを示しました。
◆佐藤知事
「広域交通ネットワークは、なかなか目に見えて新しく、例えば東九州新幹線や豊予海峡ルートは具体的にできるようになりましたというところまでなかなかいかないが、引き続き果敢にチャレンジしていくということではないかと思います」
計画から半世紀以上、進展がない
宮崎県で検討中のルート
また、宮崎でも大分と同じように新幹線に関する議論は進んでいます。
宮崎県では、大分を通る「日豊本線ルート」は同じなんですが、鹿児島までの「鹿児島中央先行ルート」、熊本までの「新八代ルート」と大分県が示していたものとは違うルートで費用や所要時間を試算する調査が行われました。
そして、新幹線の工事が始まるまでの手順についてです。まず、新幹線の建設計画が基本計画に決定されその後、整備計画に格上げされる必要があります。そして、工事実施計画の認可が降りて初めて着工できるということです。
この過程の中で、東九州新幹線が今、どの位置にいるかというと、まだこの基本計画の段階です。しかも基本計画路線になったのは1973年のことで、計画から半世紀以上、進展がないのが現状です。
東九州新幹線も含めて、現在、全国で11の路線が基本計画の段階にあり、整備計画への格上げに向けてそれぞれの自治体でいろいろと機運を高める活動をしているという状況です。
2025年も各地で進む早期実現に向けた取り組み…新幹線開通に向けては機運を高める取り組みを続けていくことが重要です。
テレビ大分
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OS5
:2025/01/21(火) 10:06:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba2da99704e37e37c4f12736443b321cf2641528
小浜先行開業に「仲間」も冷ややか 北陸新幹線の敦賀以西延伸 福井知事の唐突発言に広がる困惑
1/21(火) 5:01配信
北國新聞社
敦賀延伸の効果で年末年始の利用が最多となった北陸新幹線。敦賀以西のルート議論が停滞している=4日、金沢駅
●西田昌司氏「無理だ、意味ない」
●杉本福井知事「誰も反対しない」
北陸新幹線敦賀以西の延伸を巡って、福井県の杉本達治知事が年頭会見で打ち出した「小浜先行開業論」に、永田町で冷ややかな声が上がっている。米原ルートへの再考を求める国会議員はもとより、「小浜派」の与党整備委員長、西田昌司参院議員(自民、京都選出)ですら「無理だ」と否定的。京都など沿線自治体の理解を得られず、新年度着工が流れたルートを既成事実化しようという唐突な「小浜止まり」の提案に困惑が広がる。
「小浜を先に開業させても全く意味がない」。杉本知事の会見での発言について、20日までに北國新聞社の取材に応じた西田氏は、こう言い切った。
西田氏は本来、小浜ルートを強く推し、杉本氏と歩調を同じくしている。それでも「北陸新幹線は大阪までつないでこそ」との立場で、先行開業は論外との認識だ。
杉本知事が「自身の初夢」として小浜先行開業論に言及したのは9日の年頭会見で、「小浜までは誰も反対する人がいない」と訴えた。これを受け、富山県の新田八朗知事は「もっともなことであり、賛成だ」と理解を示したものの、石川県の馳浩知事が「気にする必要がないとの認識だ」とするように、沿線関係者はその先のルート論議を棚上げした「我田引鉄」に眉をひそめる。
自民党の佐々木紀衆院議員(石川2区)は「小浜に新幹線が通ればいいという馬脚を現したのではないか」と指摘。米原ルートへの変更を政府に提言した日本維新の会の馬場伸幸前代表(衆院大阪17区)は「福井の有権者へのメッセージなのだろうが、現実味がない」と断じた。
杉本知事が小浜先行開業論を掲げた背景には、米原を推す声が日増しに強まっていることへの危機感があるとみられる。
13日、小松市で開かれた福村章県議の新年互礼会であいさつした佐々木氏は「今年を『米原再考元年』にしなければならない」と力を込めた。ルートに関する自主研究会を主導する自民党の岡田直樹参院議員(石川選出)もこの会合で「小浜一本やりでは危ない」とあらためて懸念を示した。
京都府内では地下水への影響やトンネル掘削に伴う残土処理などを問題視して反対運動が起き、「米原ルートが現実的」との声は少なくないという。小浜ルートでの着工には停滞感が漂うだけに、杉本知事の初夢発言について、西田氏は「『米原はあり得ない』と抗議したい思いもあるのだろう」と推し量った。
★小浜ルートと米原ルート 小浜ルートは敦賀から小浜市、京都市を経由して新大阪に至り、米原ルートは敦賀から米原につなぐ。2016年、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームは北陸新幹線の敦賀以西について、小浜の採用を決めた。当時の国土交通省の試算では、小浜が事業費約2兆1千億円・工期15年、金沢-新大阪の所要時間は1時間20分、米原は事業費約5900億円・工期10年、所要時間は東海道新幹線に乗り換える想定で1時間41分。国交省は昨年8月、物価高騰を考慮した新たな試算を公表し、小浜の事業費は最大5兆3千億円、工期は最長28年に膨らむとした。
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OS5
:2025/01/22(水) 10:39:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/288a3b1926445164890f9841e5f507bb7c4a7771
運転士が不足、減便相次ぐ 熊本県内鉄道各社 離職者増え待遇改善が急務に 大手私鉄と人材争奪戦も
1/22(水) 8:45配信
熊本日日新聞
熊本電鉄の藤崎宮前駅に掲示されたチラシ。減便の理由にも言及している=17日、熊本市
熊本電気鉄道(熊本市)と肥薩おれんじ鉄道(八代市)が相次いで、2月からの列車の減便を決めた。背景には深刻な運転士不足がある。関東の大手私鉄などとの人材の奪い合いも激化。地域の足をどうやって守っていくのか─。行政も「知恵を絞らなくてはならない」と危機感を強めている。
熊本の交通
「1、2月に退職するとの申し出が複数の運転士からあった」。1月7日、熊本電鉄は2月3日から減便することを発表し、理由をそう説明した。運転士は定員9人に対し、7人で運行してきたが、そのうちの3人が退職を申し出た。運行本数を減らす割合は曜日によって異なるものの、現行より24%から34%、少なくなる。始発を遅め、終電を早める対応も取る。
1月10日には第三セクターの肥薩おれんじ鉄道が2月1日からの減便を発表した。熊本電鉄の公表からわずか3日後のことだった。
2004年の開業以来初めての減便となる。こちらも退職希望者が相次ぎ、運行体制の維持に必要な運転士35人に対し、4人が不足する見通しとなったことが理由だ。熊本県内の区間では、早朝の上下線1本ずつを対象とする。
ほかの第三セクターも運転士不足に直面している。南阿蘇鉄道(高森町)は駅での運転指令業務を含め運転士7人でシフトを組んでいる。「各部署を兼務しながら運行を維持し、ギリギリのところで踏ん張っている」と担当者。運転士の養成には1年を要するため、社員の募集は続けざるを得ない。
くま川鉄道(人吉市)は20年の熊本豪雨で被災し、一部区間で不通が続く。運転士の資格を持つ12人で指令業務などを含めて対応できているものの、26年度上半期に予定する全線復旧後には人手が不足する懸念もある。「運転士は随時募集しているが、なかなか集まらないのが実情だ」と同社運輸課。
ここにきて、県内で運転士の離職が相次いでいるのはどうしてなのか─。交通関係のコンサルティング会社、トラフィックブレイン(東京)は「コストカットに重きを置き過ぎたため」との見方を示す。太田恒平社長は「十分な人件費を確保できない事態を招き、従業員にしわ寄せが来ている」と指摘する。
人材争奪戦も激しくなる一方だ。県内の鉄道会社の幹部の一人は「東京などの大手私鉄が中途採用を積極的に進めている。地方鉄道は待遇面でかなわない。引き留めが難しい」と打ち明ける。「研修に時間をかけて、やっと一人前になった運転士が早々に退職するケースもある」
こうした状況を踏まえ、県の富永隼行企画振興部長は「運転士を確保するには待遇改善が必要だと認識している」と話す。交通渋滞の改善に向けて公共交通の利用促進を掲げているだけに、「行政が交通事業者の経営体力の向上のために何ができるかを考えていく」と強調した。
行政に対し、トラフィックブレインの太田社長は「公費投入は喫緊の課題だ。その意義を納税者や社会に説いていく覚悟を決めないといけない」と注文した。(立石真一)
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OS5
:2025/01/22(水) 10:40:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f529040944f9683646c62be0b6b92e2a5131716
小浜先行開業、滋賀知事も異論 北陸新幹線敦賀以西 「乗り換え必要変わらず」
1/22(水) 5:02配信
北國新聞社
北陸新幹線敦賀以西の延伸について、関西広域連合長を務める滋賀県の三日月大造知事は21日の会見で、福井県の杉本達治知事が小浜市までの先行開業を検討すべきだとの考えを示したことに疑問を呈した。先行開業を巡っては、「小浜派」である与党整備委員長の西田昌司参院議員(自民、京都選出)も否定的な見解を示しており、関西の知事からも異論が出た形だ。
三日月知事は先行開業したとしても、多くの乗客にとって小浜や敦賀で在来線への乗り換えが必要になることは変わらないと指摘。「京都や新大阪に(早期に)つなげてほしいという要望には少し当てはまらないのではないか」と述べた。
政府・与党の現行計画である小浜ルートは、工事による地下水への影響などを不安視する声が京都府から出ている。与党整備委員会は昨年12月、詳細ルートの決定を先送りし、2025年度中の着工を断念した。石川、富山からは米原ルートへの転換を求める声が強まっている。
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OS5
:2025/01/23(木) 16:29:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fd724d946c1acee361c93e69ad84f56ed99d71f
阿武隈急行、鉄路維持を公表 経営改善議論は途上、利用促進や公費負担が課題
1/23(木) 12:00配信
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福島民友新聞
宮城県側も鉄路として維持する方針が決まった阿武隈急行。ただ、赤字解消に向けた見通しは不透明だ
経営が悪化する第三セクターの阿武隈急行(福島県伊達市)を巡り、宮城県と同県内の沿線3市町は22日、同県側区間の鉄路を維持する方針を正式に公表した。ただ新型コロナウイルス禍以降は利用者数の低迷が続き、燃料費高騰も重なって赤字解消の見通しは立たない。今後は人口減少による利用者の減少も予想されており、さらなる利用促進の取り組みや公費負担の在り方の見直しが急務となっている。
宮城県と3市町、ようやく足並み
仙台市で開かれた阿武隈急行沿線地域公共交通協議会で、宮城県が「総合的に判断した」として鉄路維持の方針を関係者に伝えた。宮城県と県内の沿線3市町は、福島県区間と比較し利用者の少ない宮城県区間について路線バスやバス高速輸送システム(BRT)への転換を含めた検討を進めてきた。鉄路維持は沿線住民の利便性などを考慮したとみられ、自治体ごとの公費負担の割合を見直し、1年半以上の議論を経てようやく足並みがそろった形だ。
阿武隈急行は、2023年度の利用者数が190万人とピークだった1995年度の325万人から4割減少。さらに東日本台風や福島県沖地震など近年の相次ぐ災害やコロナ禍の影響で経営が悪化、23年度も燃料費高騰の影響などから5.1億円の営業損失を計上した。宮城県の試算によると、沿線人口の減少によって50年度には利用者数が117万人まで減り、年間の営業損失も18億円にまで膨らむ見通しで、経営の抜本的な改善は避けられない状況だ。
しかし経営改善の議論は停滞が続いてきた。福島県や宮城県などでつくる検討会は当初、輸送方法の転換に加え、利用促進策や今後の経営体制、運行ダイヤの合理化などについて今年3月までに結論を出す方針だった。ただ宮城県側の鉄路維持に関する議論に時間を要し、そのほかの議論は進まなかった。鉄路維持の方針が決まり、沿線自治体からは「厳しい経営環境を考えると公費負担で支える仕組みの構築は避けられない」との声も上がる。ようやく議論は本格化するが残された時間は限られており、本年度は経営改善に向けた方向性を示すにとどまる見通しだ。
この日の協議会では、沿線自治体から「鉄路をどのように維持していくか。(国から有利な交付金を受けられる)鉄道再構築事業実施計画に向けた課題の整理も必要」「人口減少に合わせたダウンサイジングなど在り方の検討も必要ではないか」などの声も上がった。協議会の会長を務める吉田樹福島大教授は「鉄道維持を決めたことをゴールだと思ってはいけない。目的はこの地域を維持すること。鉄道を地域のためにどう生かすのか、まだまだ議論が必要だ」と語った。
福島民友新聞
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OS5
:2025/01/24(金) 11:09:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/3fc82c63a43010937ba261eb4eb5ad0a199cb604
「え、ここ沼津!?…」 終電寝過ごし注意「Sランク」 関東から乗ってきたお客さんに聞いてみた
1/24(金) 7:01配信
静岡新聞DIGITAL
金曜日の深夜、タクシー待ちで長蛇の列を作るJR沼津駅南口
会社の同僚と楽しく酒を交わした後、電車に揺られて寝過ごした終着駅で独りぼっちー。JR東海道線の沼津駅では関東方面からの最終電車の到着後、ホームにそのような乗客の姿がしばしばみられる。ただ、JR東日本は今年3月のダイヤ改正で、同駅発着の電車を減らす方針を発表した。運行本数は昨年も減少しているため、その理由を探ってみた。
「え、ここ沼津!?…ってどこだっけ?」
カラオケやネットカフェが入った駅周辺の建物=JR沼津駅南口
金曜日の深夜。JR沼津駅南口では、宴席帰りとみられる人々がタクシー待ちで長蛇の列を作っていた。最終電車は午前0時半ごろに到着。乗客が続々と改札を通る中、乗り越し精算などのため窓口には人の列ができていた。駅員と話していた乗客の声が遠くから聞こえる。「え、ここ沼津!?…ってどこだっけ?」
冬風が吹きつける中、構内から出てきた会社員男性(27)に声をかけると「飲み過ぎた。めっちゃ恥ずかしい」と大声で後悔した。男性は神奈川県の平塚駅周辺で同僚と飲んだ後、熱海駅で降りようとしたが寝過ごしたという。
ただ、男性は「駅周辺にカラオケやネットカフェもある。そこまで絶望する環境ではないかも」と切り替えていた。
なぜJR東日本の車両が沼津駅に?
東海道線が通るJR沼津駅の位置を示す地図
そもそもなぜJR東日本の車両が、JR東海の車両も使用する熱海駅を超えて沼津駅まで直通運行しているのか。理由を尋ねると、JR東日本横浜支社広報は「東海道線の通勤、通学時間帯の直通の利用者に対応するため」と説明する。
東海道線の車両基地は神奈川県小田原市(国府津車両センター)にあり、熱海駅には常時車両を置いておける基地はない。夜間帯に15両編成と5両編成の各1編成ずつをホームに止めているものの、需要に対応すべく沼津駅から直通しているという。
近年は関東からの直通電車が減っている理由について、直通の利用客が減っていることを挙げ、「適切な輸送力とすることでサステナブルな事業運営に取り組んでいる」とコメントした。
一方、沼津駅には静岡方面からの乗り過ごし客も少なくない。
駅構内を出た場所で両親の迎えを待っていた20代女性は、静岡駅から乗車し、富士駅で降りようとしたが寝過ごした。お酒が入っていたこともあり、乗車後すぐに熟睡したという。女性は「やってしまった」と後悔を口にしつつ、迎えの車に乗り駅を後にした。
寝過ごし客の検索ランキング 「タクシー」最多
終電に乗り遅れたり寝過ごしたりした人は、その後どのような行動をとるのだろうか。ヤフー(現LINEヤフー)が2023年に発表した調査で、終電を逃した人は「タクシー」「宿泊」「帰宅検討(タクシー以外)」「朝まで」などを検索していたことが分かった。2022年12月の金曜を含む週末を対象に、「Yahoo!乗換案内」アプリと「Yahoo!検索」のデータを分析した。
検索者数が最も多かった「タクシー」(38・5%)の場合、駅前にタクシーが見当たらずタクシー会社に連絡している様子がうかがえる。その次に多かったのが「宿泊」(27・2%)で「ホテル格安」「ネットカフェ」などと続いた。
タクシー以外の「帰宅検討」は14・5%ほど占めていた。「路線図」を検索して別の路線で帰宅できないか調べたり、深夜バスでの帰宅を考えたりする様子がうかがえた。居酒屋やカラオケで「朝まで」(6・3%)過ごす検索行動もあったという。
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OS5
:2025/01/24(金) 11:33:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ab8cae7f9023d0bdda20c2571008e271a8e9eb2
全線不通の「JR美祢線」代行バス快速便、継続運行を要望…沿線3市がJR西日本へ「非常に助かっている」
1/24(金) 11:21配信
読売新聞オンライン
山口県
2023年夏の記録的な大雨の影響で全線不通となったJR美祢線について、沿線の山口県の美祢と長門、山陽小野田の3市は23日、運休区間を試験的に走る代行バスの快速便を3月の期限後も引き続き運行するようJR西日本に要望した。JR側は現行のダイヤ継続には否定的で、利用状況を基に改めて検討する意向を示した。
快速便は、3月21日までの期間限定で昨年10月に運行が始まった。12月のダイヤ変更を経て現在は1日に最大11便が走り、全ての停留所に止まる通常便より16分早い65分で発着点の長門市と厚狭両駅を結んでいる。
この日は、3市を代表して篠田洋司・美祢市長がJR西日本中国統括本部(広島市)を訪れた。篠田市長は「(快速便の効果で)定時性と速達性が確保され、高校生の通学などが非常に助かっている」と述べ、広岡研二・広島支社長に要望書を手渡した。
非公開の協議後、広岡支社長は報道陣の取材に応じ、「便ごとに利用状況に差があり、当初の計画通り3月でいったん区切りをつける」と説明し、快速便の運行期限を維持する考えを明らかにした。一方で「その後の対応は利用状況や地域のニーズを踏まえ、地元自治体とともに知恵を絞りたい」と述べ、含みを持たせた。
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OS5
:2025/01/26(日) 04:26:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/cce1931afaa004fecb481560496d7a9aa94b1b42
北陸新幹線「小浜ルート」に京都の懸念は山積み 財源や地下水、残土…負担に見合う恩恵はあるのか
1/25(土) 18:32配信
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コメント159件
京都新聞
北陸新幹線の新駅候補地となっているJR京都駅周辺。地下水への影響が課題の一つとなっている(京都市南区)
北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪間延伸計画で、与党整備委員会が目指していた2025年度中の着工を断念した。京都府や京都市がヒアリングで訴えた懸念への回答は示されないままだが、与党整備委は今後、市民も含め理解を得るため説明していくという。懸念を取り除くには、財源では整備委幹部が主張する「全額国負担」が実現する制度的な裏付けなどの説明が不可欠だ。地下水への影響や建設残土の処分を巡っては、「問題ない」と判断できるだけの科学的な知見や対策案を示すことが求められる。積み上がる「懸念」をまとめた。
【写真】北陸新幹線「京都新駅」もう一つの候補地は
■「全額国費負担」主張も…
最大5兆3千億円とされる巨額の事業費に伴う地方の財政負担は、財政が厳しい府と京都市にとって大きな懸念材料になっている。
与党整備委員長の西田昌司参院議員(京都選挙区)は「全額国費負担」を主張するが、中野洋昌国土交通相は17日の会見で「現時点で(負担の在り方を)見直すことは予定していない」と否定。松井孝治市長も「国交省以外の省庁から得ている情報では、市の負担がないなんてことはない」と懐疑的な見方を示す。
事業費のうちJR西日本が支払う「貸付料」を除いた残りを国が3分の2、自治体が3分の1の割合で負担する現行の仕組みは、延伸地域に利益があることを前提に1997年につくられた。一方、敦賀―新大阪間で府内に設けられる駅は京都駅周辺と松井山手の2駅で、どれだけ恩恵があるか見通せない。府市は積極的に延伸を誘致しておらず、西脇隆俊知事も「受益に応じた負担」を繰り返し主張してきた。
着工条件の一つで、見込み利益を事業費で割った「費用対効果」を国などが示していない点も自治体側の不信の一因だ。2016年の小浜ルート決定時の試算では「1・1」と、投資に見合うとされる「1」を辛うじて上回ったが、今年8月に詳細ルート3案が示された際は新たな数値は出ず、詳細ルートが確定してから算定するとした。西田委員長は「1より低かったらやらないというルールではない」と訴えるが、理解が広がっているとは言えないのが現状だ。
■「豆腐にストロー通すようなもの」
整備による影響で最も懸念の声が噴出したのが地下水だ。穴を掘りながらトンネルを造るシールドトンネル工事は「豆腐にストローを通すようなもの」(国交省幹部)とされ、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が行ったシミュレーションでも地下水への影響はなかったという。ただ、シミュレーション結果は公開されておらず、京都市の松井孝治市長は「影響があるのかないのか、現時点では確信を持てない」と疑問視する。
駅舎は「東西案」「南北案」「桂川案」のいずれの場合でも土留めで地下水をせき止めた上で、地上から穴を掘って建設される。だが、開削はかつて市営地下鉄工事で井戸枯れが相次いだ工法で、国交省幹線鉄道課も取材に、周辺で水枯れが「全く発生しないわけではない」と影響を認める。具体的な影響の範囲や補償方法は未提示のままだ。
地下水は酒造や茶道、豆腐作り、銭湯など幅広い業種に関わり、懸念の声は以前から出ていた。府酒造組合連合会と伏見酒造組合が今月2日、府と市に地下水への配慮を求める要望書を提出したが、内容は2017年とほぼ同じ。7年たっても解消されない不安に、関係者のいら立ちは募る。
京都の地質や地層に詳しい京都大の尾池和夫名誉教授は「地下水はすべてつながっており、掘った場所と離れたところで影響が出る可能性もある。地下水の流れを変えるということは広い範囲で水質や水量を変えるということだ」と警鐘を鳴らす。
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OS5
:2025/01/26(日) 04:27:06
■残土は東京ドーム16杯分
国交省によると、「東西案」「南北案」「桂川案」のいずれになった場合でも、山岳トンネルの掘削や大深度地下工事で約2千万立方メートル(東京ドーム16杯分)の残土の発生が見込まれるというが、具体的な受け入れ候補地は提示されていない。
関係者によると、京都市は2021年ごろ整備委幹部の要請を受け、市内で複数の候補地を探し、水面下で提示した。しかし、盛り土の崩落を防ぐ大規模工事が必要だったり、市内からのアクセスが難しかったりして、正式な候補地として俎上(そじょう)に載ることはなかった。具体的な受け入れの動きは、今月4日の整備委で福井県が敦賀港で約40万立方メートルの受け入れが可能と示したのにとどまる。
そもそも「2千万立方メートル」は日本維新の会の国会議員が国交省から11月下旬に聞き取った数字で、公式な資料に記載はない。量について、同省幹線鉄道課の担当者は「走る距離が長ければ土の量も多くなる」と淡々と語るが、かつて一部で報じられた「880万立方メートル」との推計を大幅に上回る量に住民らから驚きの声が聞かれる。
また府中北部の土壌は自然由来のヒ素の濃度が高く、山岳トンネル区間で出る残土の約30%は遮水シートによる封じ込めや中間処理が必要な「対策土」となる見通しだが、対策にどのぐらいの費用がかかるのかは示されていない。残土を運搬する車両による交通渋滞への懸念も強まっている。
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OS5
:2025/01/26(日) 12:19:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5b7a276fd56a0b14045284313bb7c9f26d75b67
ハピラインふくい3月のダイヤ改正詳細を発表 普通列車の運転間隔を短縮、全体の運行本数は減
1/26(日) 11:37配信
福井新聞ONLINE
ハピラインふくい
ハピラインふくい(本社・福井県福井市)は1月24日、3月15日のダイヤ改正の詳細を発表した。通勤・通学時間帯について福井行きの下り列車を全て敦賀発とし、普通列車の運転間隔を最大67分から25分に短縮するなど、利便性の向上を図る。
【画像】通勤・通学時間帯の敦賀方面―福井方面のダイヤ
通勤・通学時間帯の福井行きの下り線について、午前7時45分敦賀発の快速列車を同8時4分発に変更。同7時54分敦賀着のJR特急サンダーバードからの乗り換えを可能にした。ただ、同時間帯の下りの運行本数は普通と快速合わせて現行の6本から4本に減る。
福井―敦賀間のビジネス、観光需要に対応するため、午前9時台〜午後4時台の福井-武生間の普通列車上下12本を敦賀まで延ばす。夕方の帰宅時間帯の混雑緩和に向け、午後5時39分福井発敦賀行きの普通列車を同42分発とし、現行の2両編成から4両編成に変更。一方で、同6時26分福井発敦賀行きは4両編成から2両編成とする。
全体の運行本数は、福井駅で乗り換えが必要だった敦賀―芦原温泉・金沢方面の上下線の直通運転を増やしたことなどから、11本減の120本になる。
小川俊昭社長は「利用者の要望を反映しており、福井―敦賀間のダイヤは関西や中京圏からの来県客が利用しやすくなることも目指した」と説明。昨年3月の開業から12月末までの1日あたりの利用者数は目標の2万人を超えて順調に推移しているとし「利用状況を注視し、さらなるダイヤ改善につなげたい」と話している。
福井新聞社
5000
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OS5
:2025/01/26(日) 19:53:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbb15156274d20a3355fd6e965c69d1639f80711
馳知事「小浜ありき」に異論 県政報告会 「敦賀以西の選択肢増やして」
1/26(日) 5:02配信
北國新聞社
出席者を前に県政報告を行う馳知事=金沢市内のホテル
石川県の馳浩知事は25日、金沢市内で開いた県政報告会で、北陸新幹線敦賀以西の小浜ルートについて「京都を説得できていない。選択肢を増やして、着地点を見つける努力をする段階に入っているのではないか」との見解を示した。米原ルートへの再考を求める声が県内外で強まる中、「小浜ありき」で進めようとする動きに異論を唱えた格好。「米原」を推す首長や県議からはルート転換に向けて期待が広がった。
●西田昌司氏に「京都説得を」
与党が2016年に合意した小浜ルートは昨年8月、工期が当初の15年から最長で28年に延び、建設費が2兆1千億円から最大で5兆3千億円に上振れするとの試算を国土交通省が示している。
県政報告で北陸新幹線の延伸問題を取り上げた馳知事は「9年前と今とで数字が違う。一度決めたからといって、小浜と言い張るのは無理がある」と強調した。
延伸区間の長い京都では、巨額の建設費負担が発生することに加え、工事に伴う建設残土処理や地下水への影響に府民の強い懸念がある。馳知事は、延伸を議論する与党整備委員会で、小浜ルートを強く推す西田昌司委員長(参院京都選挙区)を念頭に、「京都を納得させるのは整備委員長だ。あなたは府民を説得できていない」と批判した。
米原ルートには言及しなかった。一方で、小浜着工が23〜25年度の3年連続で先送りされることになったとし、「仏の顔も三度までだ」とも語った。
●米原派の期待広がる
知事の発言に「米原派」の出席者は今後の議論の進展に期待を寄せた。
福村章県議は「一歩前進だ」と評価し、与党整備委員の佐々木紀衆院議員も「今までより踏み込んだ発言だ」と受け止めた。
宮橋勝栄小松市長は「(米原への再考に)前向きな発言になってきた。知事がルート転換を表明する日は近いんじゃないか」と予想。一方、宮元陸加賀市長は「もっと踏み込んでほしかった」と物足りなさそうに語った。
ホテル日航金沢で開かれた県政報告会には1450人(主催者発表)が出席した。小森貴連合後援会長のあいさつに続き、佐々木氏、宮本周司参院議員、近藤和也、西田昭二、小森卓郎、小竹凱の各衆院議員、善田善彦県議会議長が順にあいさつした。閉会あいさつに立った後援会「はせ浩銀河の会」の米沢寛会長は来年春の知事選に向けて出席者の支援を呼び掛けた。
馳知事は、能登半島地震、奥能登豪雨からの復興に取り組む意欲も語った。被災した住宅の補修に関し、被災者にイメージしてもらいやすいよう修繕のモデルプランを示すと報告した。
5001
:
OS5
:2025/01/26(日) 19:53:57
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1640971?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=relatedLink
#goog_rewarded
敦賀以西巡り、国会議員 石川VS福井小浜派・稲田氏に「ここは米原」 通り掛かりに佐々木氏けん制
社会
2025/1/25 05:00
24日の通常国会開会式後、北陸新幹線の敦賀以西ルートを巡り、「小浜」「米原」で主張が対立する福井、石川の議員が、互いに譲らない姿勢をにじませる場面があった。福井県の杉本達治知事は小浜までの先行開業検討を訴えるなど、ルート議論の先行きは見通せないだけに、国会での論戦開始に合わせるかのように静かな火花が散った。
開会式後、与野党の石川県関係国会議員が集まって議事堂前で写真撮影しようとしていたところ、和装姿の稲田朋美衆院議員(自民、福井1区)が通り掛かった。小浜派である稲田氏の「乱入」に、米原への再考を求める自民の佐々木紀衆院議員(石川2区)が「ここは米原ですよー」とけん制。この発言に、稲田氏は笑いながらも右手をぐっと握りしめながら、その場を立ち去った。
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:
OS5
:2025/01/30(木) 16:57:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/588f0b933f22de785128da64fbad45cd95e9a57b
JR四国、全線の特急が1万円で乗り放題「スマえき(か)しこく1日フリーきっぷ」を発売
1/30(木) 16:20配信
鉄道コム
JR四国の特急列車
JR四国は30日、「スマえき(か)しこく1日フリーきっぷ」を発売すると発表した。
同きっぷは、JR四国チケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」限定で発売する、期間限定のきっぷ。JR四国全線が1日乗り放題となる。同きっぷは、2024年にも発売し、好評を得たという。
2025年版の同きっぷは、2月1日から28日まで利用可能。価格は、大人1万円、小児5000円で、小児用は大人用とセットでのみ購入できる。発売期間は、1月31日から2月27日まで。利用日の1日前までの発売となる。フリーエリアは、JR四国全線と、土佐くろしお鉄道の窪川〜若井間。特急・普通列車の普通車自由席(土佐くろしお鉄道線は普通列車のみ)が乗り放題となる。
5003
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OS5
:2025/01/31(金) 08:38:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/84bf5d6695ffda966003fca7a3a5ceb41105a212
新幹線あれば在来線特急は不要ですよね? 思いっきり“競合する列車” 優位性は…ある!
1/31(金) 7:12配信
新幹線相手に到底勝ち目はないのでは…?
特急「踊り子」や「湘南」で使用されるE257系。「踊り子」と「湘南」は東海道新幹線と競合している(柴田東吾撮影)
北陸新幹線が敦賀駅(福井県敦賀市)まで開業した際、北陸新幹線と並行する在来線では特急列車が廃止されました。しかし、全国を見渡すと新幹線に並行する在来線にも特急列車が設定されている場合があり、あたかもライバル関係のようになっています。新幹線と在来線の特急が競合している区間を3つ挙げてみます。
●東海道新幹線vs特急「湘南」「踊り子」
東京〜小田原・熱海間は、JR東海の東海道新幹線とJR東日本の東海道線が並行し、他社どうしで競合しています。在来線の特急として、東京〜小田原間では特急「湘南」が、東京〜熱海間では特急「踊り子」が運転され、一部の「踊り子」はJR東海管内にまたがる東京〜三島間でも東海道新幹線と競合しているのです。
新幹線と在来線の特急を比べると、新幹線の方が圧倒的に速そうです。2025年1月現在で運賃・料金や所要時間を比べると、東京〜小田原間では東海道新幹線の運賃・料金の合計が自由席利用で3280円、所要時間は約33分である一方、在来線の特急「踊り子」は運賃・料金の合計が2538円(ICカード利用)、所要時間は約1時間20分です。
また、東京〜熱海間では東海道新幹線の運賃・料金の合計が自由席利用で3740円、所要時間は「ひかり」で約36分、「こだま」で約45分かかる一方、在来線の特急「踊り子」は運賃・料金の合計が3560円、所要時間は約1時間20分。所要時間では新幹線が圧倒的に速いのに、運賃・料金の合計は「踊り子」が少し安い程度にとどまっているのです。
「湘南」や「踊り子」に勝ち目がないように見えますが、「湘南」は平日の通勤時間帯に運転され、沿線の通勤客に利用されているほか、「踊り子」は伊豆急下田や修善寺などの伊豆半島への観光輸送が主体で、東京方面に列車が直通していることに意義があるのです。また、「踊り子」は新幹線が通らない横浜駅に停車する点でも、優位性を発揮できます。
東海道・山陽新幹線vs特急「スーパーはくと」「らくラクはりま」
京都・大阪〜鳥取間を結ぶ特急「スーパーはくと」。現行のHOT7000系は登場から30年が経過し、置き換え対象となっている(画像:PIXTA)
京都〜姫路間では、JR東海の東海道新幹線およびJR西日本の山陽新幹線と、JR西日本の東海道本線および山陽本線が並行しています。主に同区間で新幹線と並行してJR西日本が運転する在来線特急が、「スーパーはくと」と「らくラクはりま」です。
こちらも運賃・料金や所要時間を比べると、新幹線の運賃・料金の合計が自由席利用で4840円、所要時間は約43分である一方、在来線の特急「スーパーはくと」の運賃・料金の合計は4700円(通常期)と新幹線より少し安い程度で、所要時間は約1時間30分と新幹線の倍以上もかかっています。
京都〜姫路間も新幹線が有利に見えますが、「スーパーはくと」は京都・大阪と鳥取などを結ぶ列車として運転されているので、新幹線とは役割が異なります。ちなみに、1994(平成6)年に「スーパーはくと」が新設された際は、全列車が大阪発着で運転されていました。1996(平成8)年に山陰本線の一部を電化した際、京都から山陰本線経由で鳥取方面に直通する特急列車がなくなったため、代わりとして「スーパーはくと」を京都発着に延長した経緯があるのです。
また、「らくラクはりま」は平日の通勤時間帯に運転されていますが、沿線の通勤利用を狙った列車で、この列車も新幹線と性格が異なります。
さらに、京都〜姫路間では新快速がおおむね15分間隔で運転されています。新快速の所要時間は「スーパーはくと」や「らくラクはりま」とほぼ同じで、運賃は2310円と新幹線の半額以下で済みます。
このほか、京都〜新大阪間では東海道新幹線と特急「サンダーバード」が競合しています。「サンダーバード」は大阪から北陸方面を結ぶ特急列車として運転され、こちらも新幹線と在来線特急で列車の性格が異なっています。
5004
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OS5
:2025/01/31(金) 08:39:07
山陽新幹線vs特急「ソニック」「きらめき」
特急「ソニック」で使用される883系(右)と885系。「ソニック」は小倉〜博多間で山陽新幹線と競合している(2022年1月、柴田東吾撮影)
小倉〜博多間では、JR西日本の山陽新幹線とJR九州の鹿児島本線が平行しています。在来線では特急「ソニック」や「きらめき」が運転され、山陽新幹線と競合しているのです。
運賃・料金や所要時間を比べると、新幹線の運賃・料金の合計が自由席利用で2160円、所要時間は約16分である一方、「ソニック」や「きらめき」は運賃・料金の合計が1910円、所要時間は40分から50分ほどかかっています。
こちらも所要時間で新幹線が圧倒していますが、新幹線が小倉〜博多間をノンストップで結ぶ一方、「ソニック」「きらめき」は主要駅に停車して沿線からの利用があります。また、「ソニック」は博多・小倉と大分を結ぶ特急として運転され、博多から大分に直通する列車としての意義があるのです。
「きらめき」は博多〜小倉・門司港間で朝晩を中心に運転され、沿線の通勤利用が主体となっていますが、かつては日中にも「きらめき」が運転され、山陽新幹線と競合していた時期もありました。
このほか、長崎本線の特急「リレーかもめ」や「かささぎ」の一部には門司港発着の列車があり、小倉〜博多間も走行して山陽新幹線と競合しています。これらの列車も、「きらめき」や「ソニック」と似た使命があります。
新幹線と並行するJR在来線特急はライバルの関係にも見えますが、特に都市部では役割に違いがあり、それぞれの列車で利用者が定着しているのが実態です。
柴田東吾(鉄道趣味ライター)
5005
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OS5
:2025/02/03(月) 08:05:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/97f765be469756234139a14e0186563db926b16d
京都説得は「至難」 知事、北陸新幹線ルート再考に含み
2/3(月) 5:02配信
北國新聞社
会合では、北陸新幹線敦賀以西の延伸に関し、馳知事がルート再考に含みを持たせる場面があった。佐々木氏が質問したところ、馳知事は小浜ルートについて、京都府内の地下水への影響をはじめとする課題を挙げ「問題のただ一点は京都。府民を説得するのは至難の業だ」との認識を示し、「小浜案が現実的かどうか、決着を図る時期に来ている」と語った。
県内では米原ルートへの転換を求める声が強まっている。馳知事は「米原という選択肢を具体的に示すことはしない」とした一方、「地元の国会議員と足並みをそろえて対応するのは当然」と強調。さらに「これまでの歴史的な経緯の中で、小浜派の一員と言っているだけだ」とルート再考の考えをほのめかした。
知事の回答に対し、米原ルートを推す佐々木氏は「県民の思いを背負って、今日は刺し違える覚悟で来た。知事もよく考えていただいていると思ったので、これ以上言わない」と話した。自主研究会で米原を含めた選択肢を検討する岡田氏も「現時点での答弁として必要十分だ。知事の真意が垣間見えた」と評価した。13日に研究会の第2回会合を開き、検証を深める方針だ。
佐々木氏は、小浜ルートを推進している与党整備委員会の西田昌司委員長(参院京都選挙区)が夏の参院選で改選期を迎えることから「京都問題の解決を参院選の公約に掲げてもらうよう求めたい」と語った。
5006
:
OS5
:2025/02/04(火) 22:05:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c2cc356e2ad4f6c3d3ce95970fefa8fdac8086e
福岡市地下鉄空港線を大幅増便 朝は3分間隔→2分50秒間隔に
2/4(火) 18:07配信
朝日新聞
福岡市地下鉄の新型車両「4000系」=2024年11月29日午後2時57分、姪浜駅、伊藤未来撮影
福岡市は4日、福岡市地下鉄の空港線と箱崎線のダイヤ改定を発表した。平日の朝夕のラッシュ時の大幅な増便で混雑緩和を図る。3月15日から。
空港線の姪浜―中洲川端間では、午前7〜9時台に7往復、帰宅時間帯の午後5時以降に12往復を追加する。
この結果、混雑率は朝のラッシュ時に130%から125%、夕方のラッシュ時には120%から90%になると見込んでいる。姪浜―中洲川端間の平均運行間隔は、朝のラッシュ時は3分から2分50秒に、夕方のラッシュ時は4分から3分20秒に短縮される。
箱崎線は午前9時台に1便減便し、午後10時に1便増便する。
国土交通省による主要路線の混雑率調査によると、2023年度の空港線・大濠公園―赤坂間の混雑率は132%で全国で50位前後だった。
福岡市地下鉄では、昨年11月から新型車両「4000系」が運行を開始しており、所有する車両数が増えたことが今回の増便につながったという。4000系について、現在は2編成が運行中で、2027年度までに6両18編成を導入する予定。(伊藤未来)
朝日新聞社
5007
:
OS5
:2025/02/04(火) 22:07:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b337be9eb30d356cd556cf552239d4683793513
JR西日本、美祢線は「BRTへの転換案が適している」…大雨で被災し全線不通「鉄道より低コスト」
2/4(火) 11:26配信
読売新聞オンライン
JR西日本
2023年夏の大雨で被災し全線不通となっている山口県のJR美祢線について、JR西日本は3日、同社が提案する復旧案のうち、バス高速輸送システム(BRT)への転換案が適しているとの見解を示した。
【写真】土台が流されたままのJR美祢線の線路
同社や県、沿線自治体で構成する復旧検討部会の会合で説明した。同社は昨年12月の会合で、沿線を走る国道316号を主な運行ルートとするBRT転換案を提示した。運行本数を鉄道の約1・5倍の29本とすることや、線路がある一部区間(4・2キロ)を専用道に整備することで、利便性の向上が可能としている。
今回はBRTに転換する場合の費用も試算した。国の交付金を活用するなどした場合の概算は約55億円で、自治体の実質的な負担額は3・7億円程度とした。完成には着工後3〜4年程度かかる見通しという。同種の復旧事例には、23年夏にJR日田彦山線の一部を転換した「BRTひこぼしライン」などがある。
JR西日本広島支社の能登一明・地域交通課長は会合で「BRTは鉄道より低コストで地域の実情や変化に対応できる」と述べた。
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OS5
:2025/02/07(金) 18:20:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/cca1d87d20fe50d762d9f10be41112a6a5900120
赤字続く富山地鉄鉄道線 沿線市町村が2億円支援へ 一方で春から減便
2/5(水) 20:39配信
北日本放送
KNB北日本放送
赤字が続く富山地方鉄道の鉄道線への支援について話し合う沿線7市町村の検討会が、きょう、開かれました。物価高騰対策として市町村から地鉄に2億円の支援を決めた一方で、鉄道線は今年春のダイヤから減便や運賃値上げを行う方向です。
検討会には、富山市など沿線市町村の7人の市町村長に加えて新田知事が出席しました。
富山地方鉄道の鉄道線事業は、昨年度、およそ7億円の赤字です。
この赤字を補てんするため、地鉄は、運賃改定などで2億円をあてるとする一方、沿線市町村に対し、燃料や資材など物価高騰支援として2億円、さらに市町村から地鉄に運行を委託する分として3億円の合わせて5億円の支出を求めていました。
これに対し県と沿線市町村は、きょうの検討会で、物価高騰に対するおよそ2億円の支援を決めました。
一方で、運行委託の3億円について沿線市町村は既に負担しないことを決めています。
これに伴い地鉄は、4月からの新ダイヤで利用者の少ない列車の減便や運賃値上げなどの対応をとるとしています。
検討会では、2026年度以降の対応として、鉄道線の持続可能な運行に向けて本線と立山線・不二越上滝線の赤字区間について個別に検討していくことを決めました。
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OS5
:2025/02/09(日) 13:46:57
https://www.nagoyatv.com/news/?id=028503
名鉄広見線、存続か一部廃止か 開通から100年、沿線人口減り赤字続き 判断は6月に
2025年1月31日 19:37
存続か廃線か…。岐阜県を走る名鉄広見線が揺れています。赤字のローカル鉄道を守るため、さらに多額の負担をするべきか、地元自治体が判断を迫られています。まちの未来をめぐる議論の行方は。
存続か廃線か議論されている名鉄広見線
田園地帯をのんびりと走る名鉄広見線。開通から100年以上の歴史を持つ路線です。
このうち、新可児駅から御嵩駅までの7.4kmの区間で議論されているのがーー。
“存続”か“廃線”か。
背景にあるのは、利用者の減少です。約30年前には年間200万人を超えた利用者は、最近では約80万人に。人口減少にコロナ禍も重なり、年間2億円前後の赤字が続いていました。
そして名鉄が去年の夏、自治体に伝えたのがーー。
「今まで老朽化の部分も含めて、手が付いていない状態でもあるかと思うので、そういった部分への投資、継続するなら投資が必要だということで」(御嵩町 渡辺幸伸 町長)
可児市と御嵩町は2010年から毎年計1億円の「運営支援金」を名鉄に出してきました。
それでも、現状のままでは「路線の維持は難しい」との説明を受けたといいます。
必要な投資額は、15年で約17億6000万円に及ぶといいます。
「やはり金額的には非常に大きい。財政上のシミュレーションをしても、大変厳しい数字と認識している」(渡辺町長)
自治体が維持費用をさらに負担するか、バス路線に転換するかの選択肢が示された
地元に示された2つの選択肢
30日に御嵩町であった説明会には、利用者約60人が参加しました。
示されたのは2つの選択肢です。
一つは「みなし上下分離方式」。運行は名鉄が続ける一方、維持費用は自治体が負担する方法です。この場合、自治体の負担は年間で約1億8000万円に膨らみます。
もう一つは、鉄道を廃線としバス路線に転換する方法。負担額は約6400万円が見込まれています。
しかし…この区間の利用者の半分以上は通学定期の学生です。参加者からは若者の地域離れを懸念する声が上がりました。
「御嵩駅から名古屋駅まで1時間20分くらい。バスだと2時間くらいかかるかもしれない。大学だと2時間くらいが通学圏内になると思う。御嵩町が、名古屋で仕事をしている人にとって住む場所の選択肢になりえなくなって、どんどん若者や人口減少につながるのでは」(参加者)
バスの運転手の確保策や、財源をめぐる質問もありました。町の説明を聞いた参加者はーー。
「高校生の子どもがいて、通学に困るなと思って説明会に来ました。やはり電車を残してほしいと思った。バスだと通学時間が長いので、学校に通う時間が長いほど、子どもも大変」(説明会の参加者 40代)
「鉄道があるならあった方がいいかなと。町のシンボル的なものとして」(説明会の参加者 50代)
判断を迫られる御嵩町の渡辺幸伸町長
判断は6月、専門家はどう見る
廃線に踏み込むかどうかの判断は6月に迫っています。
「100年という鉄道の部分が基軸となって、町づくりもしてきた部分もあるので、町民の方のニーズを聞きながら、最終的には総合的な検討をしていく必要がある」(渡辺町長)
一方、存続に向けた協議を地元と続けてきた名鉄は、今後について「自治体側の結論を踏まえて対応していきたい」としています。
地方の公共交通に詳しい専門家は…。
「"みなし上下分離"を決断するなら、これからの負担は、かなりする覚悟をしないと。そのためにも利用を増やして、地域にとって大切な鉄道として、残して生かしていくことを頑張らないといけない」(名古屋大学大学院 環境学研究科 加藤博和 教授)
鉄道を存続するにせよ、バスに置き換えるにせよ、住民が自治体と一緒に考え、行動していく必要があると話します。
「公共交通をどう便利にして、地域が守っていく気になるかを追求していく。使える局面を見つけ出して、こういう時は使ってみようとか、週に1回ぐらい使えたらいいが、難しいなら月1回ぐらいは通勤してみようと、『他人事』ではなくて『我が事』と、みんな考えてもらえるといいなと」(加藤教授)
路線の維持とバス転換のそれぞれの懸念
バス転換による懸念はほかにも
これまで以上の負担を引き受けて鉄道を維持するか、廃線にしてより負担の軽いバス路線に置き換えるか。名鉄広見線の地元は大きな岐路に立っています。
バス路線に置き換えることについては、若者の流出への不安以外にも懸念の声があります。
「道路渋滞の発生」
・朝夕の通勤通学ラッシュが発生する恐れ
「地域のにぎわいの衰退」
・駅前や駅周辺に集まる人が減って地域経済への悪影響の恐れ
「観光客や観光戦略への影響」
・名鉄の路線図から外れ、沿線地域を訪れる観光客が減る恐れ
5010
:
OS5
:2025/02/09(日) 22:21:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e0c4302c21fc5483686f3ad3649765cb44aecc9
「昼間」に線路の保守作業…人手不足の中で作業員確保のため、利用者には戸惑いも
2/9(日) 16:00配信
読売新聞オンライン
JR各社で、夜間の営業終了後や運行の合間を縫って実施してきた線路の保守作業について、日中に路線を運休して集中的に行うケースが広がっている。作業員の人手不足が問題となる中、仕事を続けやすい環境を整える狙いがある。(高松総局 黒川絵理)
【図】一目でわかる…JR四国の営業赤字、このように推移している
「保守工事で運休だとは思わなかった」。山口県周南市のJR徳山駅で昨年12月26日、岩徳線に乗車しようとした同県防府市の女性(71)は戸惑いの表情を見せた。
JR西日本の岩徳線岩国―徳山間では、同11月から2月7日までの平日15日間の午前9時半〜午後4時、レールや枕木の交換を集中的に行った。この時間帯の列車上下各2本は各日、運休した。
日中に行われている保守作業の様子=JR西日本提供
女性は老人ホームで暮らす母のもとを訪ねる予定だったといい、「あきらめるか、バスを探します」と話した。
JR西によると、2019年頃から同様の取り組みが本格化した。当初は中国地方が主だったが、福井県を中心とする小浜線などにも広がり、昨秋は京都府などの関西線や、滋賀県などの草津線でも実施した。昼間に運休しても影響が限定的なローカル線が中心だ。
背景にあるのは、人手不足だ。24年度の社員数は2万4300人と、10年前の3万170人から約2割減少。保守作業を行う要員も減っている。
人員数に応じ、効率的に作業を進めるため日中に行うことにした。不規則な勤務を減らして労働環境を改善し、離職を防ぐ狙いもある。明るい時間帯に作業するため、ミスや事故の防止にもつながるという。
沿線住民らを対象にした作業の見学会も積極的に開催している。JR西は「お客様にご迷惑をおかけすることになるが、理解してほしい」としており、実施線区の拡大を検討している。
JR九州は10年度頃から、JR北海道も19年からそれぞれ、運休を伴う昼間の工事を行っている。JR四国は、2月12日から、愛媛県南部の予讃線八幡浜―宇和島間で初めて行う。平日の5日間、各日特急・普通計14本を運休させ、敷石の交換や線路沿いにある樹木の伐採を行う。
関西大の安部誠治名誉教授(交通政策論)は「線路設備の維持管理は、鉄道の安全を守る上で極めて重要だ。作業員の高齢化や人手不足が深刻化する中、夜間の作業を日中に置き換えるだけでなく、ロボットなど最新技術を有効に活用していくことが求められる」と指摘する。
5011
:
OS5
:2025/02/10(月) 20:39:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/74e5e0f7d676dc0b9e6495132bf6c2af3033cab6
JR指宿枕崎線どうする 指宿〜枕崎間「平均乗車は1日222人、4億6200万円の赤字」将来のあり方について検討会議 鹿児島
2/10(月) 19:29配信
MBC南日本放送
南日本放送
利用者の減少が続くJR指宿枕崎線の一部区間の将来のあり方について検討する会議が、10日に開かれました。
会議は、鹿児島県やJR九州、指宿市などの沿線自治体が交通利用だけでなく「鉄道を活用した地域づくり」について話し合うものです。
JR指宿枕崎線の指宿と枕崎の間の昨年度の平均乗車数は1日222人で、4億6200万円の赤字でした。
会では、沿線地域の商工関係者と高校生が去年行ったワークショップで、食や自然が豊かな魅力がある一方で、「運行本数が少なく、駅ですごす空間づくりが必要」といった意見が出たことが報告されました。
10日の会議では今後、鉄道の経済的な価値を評価するための調査などを行い、議論を重ねていくことを確認しました。
(JR九州地域戦略部 堀江秀理担当部長)「鉄道そのものの魅力をいかに地域として活かしていくのかというところがポイントになってくると思う」
(県交通政策課 鈴木圭祐課長)「ポジティブに、地域・交通づくりをどうしていくのか、関係者力を合わせて我が事としてそれぞれ取り組んでいけるように、環境づくりや取り組みを我々としても行っていきたい」
検討会議は来年度も開催するということです。
南日本放送
5012
:
OS5
:2025/02/11(火) 09:49:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f9d53671f0aa38cce6247dff441e436a0b0b183
新潟-上越、利用者増で増便? 特急「しらゆき」に県が独自の運賃割引き実施へ 現行でも3割引き…さらに安く
2/11(火) 8:02配信
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コメント29件
新潟日報
(c) The Niigata Nippo
新潟県が2025年度、JR信越線の特急「しらゆき」について独自の運賃割引を実施することが、県への取材で分かった。しらゆきは近年、利用者の低迷により減便され、新潟市と上越地域を結ぶ鉄路のアクセス改善が課題となっている。新たな割引制度はインターネット予約が対象で、現行の3割引きをさらに上乗せする方針。利用促進を図り、便数増につなげたい考えだ。
新潟と上越地域を結ぶ鉄道高速化構想の4ルート案はこちら
最終的な割引率や開始時期はJR側と調整している。関連費用を県の2025年度一般会計当初予算案に計上する。
しらゆきは新潟-上越妙高(上越市)・新井(妙高市)を結ぶ。上越妙高で北陸新幹線に接続する高速列車で、県が重視する鉄道網の一角をなす。ただ、利用が低迷し、2022年に減便され、現在は1日4往復で運行している。
しらゆきには2枚つづりの割安な回数券「Wきっぷ」があったが、2024年3月に廃止。代わりに ネット販売の「えきねっと」で予約購入すると3割引きになるサービスが導入された。
新潟-直江津の片道の通常料金は4700円(乗車券・指定席特急券)だが、3割引きで3280円になる。県独自の運賃割引が適用されると、さらに安くなる。
花角英世知事は「広い県土の一体感を高めたい」とし、新潟-上越エリアの鉄道アクセス改善を県の交通政策の柱としてきた。
県は両地域の鉄道高速化構想を掲げ、信越線のミニ新幹線化など四つのルート案を公表し、県民の機運醸成を図っている。ただ、どのルートも巨額の費用や歳月がかかると見込まれ、実現の道筋は立っていない。
県議会などからは当面の改善策として、しらゆきの増便を求める声も出ていた。
5013
:
OS5
:2025/02/19(水) 17:14:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/86389281a62c2955b65cde8f698a4c71fb95e9e1
「名古屋の台所」そばの新駅構想、調査を中止 市「費用対効果低い」
2/19(水) 14:00配信
朝日新聞
「名古屋の台所」とよばれる柳橋中央市場=2024年11月8日午後2時29分、名古屋市中村区、松島研人撮影
「名古屋の台所」として知られる柳橋中央市場(名古屋市中村区)の近くに設ける「柳橋駅」構想について、市は新設に向けた調査を打ち切ることを決めた。建設資材や人件費の高騰などが響き、事業化しても費用対効果が低いと判断した。
柳橋駅は市営地下鉄東山線の名古屋―伏見の中間地点に位置し、長年、設置が構想されてきた。東山線開業前の1940年代に建設が検討されたが、需要不足として見送られた。60年代には地元住民らが市に2度請願したが、財政状況などから実現には至らなかった。
流れが変わったのが2017年。リニア中央新幹線の開業に向けた街づくりの一環として、河村たかし前市長が同年の市長選公約に柳橋駅の開業を盛り込んだ。市は18年度から新設に向けた本格的な調査を始めた。しかし、当初150億円と試算された事業費は資材や人件費の高騰などで23年度時点で、200億円弱まで膨らんでいた。
新駅設置により新たに生まれる需要と維持管理費が見合わないことも分かり、採算が取れないという。市は大手不動産開発会社が建設費の一部を負担した東京メトロの虎ノ門ヒルズ駅を参考に、民間資金の活用も模索したが、手を上げる事業者はいなかった。
市は新駅構想の調査を24年度末でいったん打ち切る。代替案として、25年度末に導入する予定の名古屋駅地区と栄地区を結ぶ、連節バスを活用した新たな公共交通システム「SRT」の停留所を柳橋に設置することを検討するという。(寺沢知海)
朝日新聞社
5014
:
OS5
:2025/02/19(水) 17:19:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/51825474a1ac4229384d6912b3986ec90e0b9f28
肥薩おれんじ鉄道社長らを夜通し叱責 漁協理事、橋の補修巡り14時間 「駅の営業時間が短すぎる」無関係の批判も
2/19(水) 12:32配信
西日本新聞
イメージ
肥薩おれんじ鉄道(熊本県八代市-鹿児島県薩摩川内市)の古森美津代社長らが同県出水市の橋の補修を巡り、漁協の男性理事に夜通し理不尽な叱責(しっせき)を繰り返されたとして、同社が出水市に対応を求める要望書を提出していたことが分かった。市は要望書を受け、地方自治法に基づき漁協に是正勧告する議案を18日の市議会に提出し、賛成多数で可決された。
【写真】肥薩おれんじ鉄道の車両
13日付の要望書などによると、同社の社員らは2021年10月15日、米ノ津川に架かる広瀬川橋梁(きょうりょう)の補修工事に理解を求めるため、川の漁業権を持つ広瀬川漁協を訪れた。理事は「どういう理由で受注企業を選んだのか」と非難した。
理事は同日午後4時ごろ、出水市の肥薩おれんじ鉄道事務所を訪問。古森社長と同社の専務、常務の3人に「駅の営業時間が短すぎる」などと工事と無関係の批判を続けた。古森社長らは食事もできず、翌朝6時ごろまで約14時間、外に出られなかった。同社は「終了を言い出せる雰囲気ではなかった」としている。
同社は理事から工事の同意を得られないとして、補修を発注した企業との契約を解除。理事は昨年9月にも「時刻表に同鉄道運輸部の連絡先の記載がない」などの理由で協議を拒んだ。
要望書は広瀬川橋梁は1923年建設で劣化が進んでいるものの補修のめどが立たず「重大事故の恐れがある」と主張している。
関係者によると、広瀬川漁協としては補修に反対していないという。内木場司組合長は「理事の行為は全く知らなかった。本人から話を聞くなど経緯を確認したい」と話した。 (一ノ宮史成、古川剛光)
5015
:
OS5
:2025/02/19(水) 21:00:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e90b744c30337f8e679165fbd95f08017db7a88
快速通過なのに特急停車の逆転現象、JR西「らくラクやまと」3月から 混雑や他社意識か
2/19(水) 20:29配信
産経新聞
通勤特急「らくラクやまと」(JR西日本提供)
JR西日本は3月15日のダイヤ改正から、平日朝夕の通勤時間帯に奈良-新大阪間で運行している通勤特急「らくラクやまと」を、府内にある快速通過駅の関西線柏原駅と八尾駅に新たに停車させる。こうした〝逆転現象〟はなぜ起きるのか。JR西は狙いの詳細を明かさなかったが、山陽線でも新快速が通過する大久保駅に通勤特急「らくラクはりま」を停車させており、専門家は混雑緩和や競合他社を意識した判断ではないかと分析する。
【ひと目でわかる】特急と快速の停車駅の違い
特急や快速といった列車の種類は業界で「種別」と呼ばれる。停車駅が少ない順に並べると、一般的には特急、急行、快速、普通と続くが、特急と急行の間に準特急や快速急行を設定する鉄道会社もあり、詳細はそれぞれで異なる。
「らくラクやまと」は令和6年3月に登場した。平日朝夕に上下1本が運転され、特急券が必要な上に全席指定。今年3月の改正後のダイヤをみると、関西線の奈良駅を午前7時13分に出発し、新大阪に8時20分到着。夕は新大阪駅を午後7時44分に出発し、終点の奈良には午後8時43分に到着する。
現在、奈良を出発した列車は郡山、大和小泉、法隆寺、王寺と各駅に停車した後、久宝寺、天王寺、大阪を経由して新大阪へと向かうが、3月のダイヤ改正後は王寺-久宝寺間の柏原と八尾が停車駅に加わる。
王寺-久宝寺間は、大和路快速などの快速列車がノンストップで駆け抜ける。
JR西は、快速が止まらない駅に、あえて特急を停車させる狙いについて「利用客の動向などを考慮し判断した」とするにとどめる。
府統計年鑑によると、令和4年度の一日当たりの八尾駅の平均乗車人員は1万1689人で、柏原駅は9814人。いずれも府内の関西線の駅の中では上位にあり、鉄道アナリストの川島令三さんは「近鉄を意識しているのではないか」と指摘する。
柏原、八尾から大阪市中心部にかけては、並走する近鉄大阪線とライバル関係にある。さらに特急や快速といった列車種別ごとに停車駅を分散させる「千鳥停車」を導入し、混雑緩和による利便性向上を図る動きが業界内で相次いでいることもあって、「効率性や快適性をアピールし、JR側が利用客を取り込みたい考えなのかもしれない」と推し量る。
鉄道各社は多様化する客のニーズに対応するためのサービスの開発を進めており、川島さんは「今回の特急停車に限らず、利用客の需要に合わせた取り組みは今後もさまざまな形で出てくるだろう」と話している。(秋山紀浩)
5016
:
OS5
:2025/02/21(金) 15:03:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/f667fb4f4d36dc70a7c42c39be5761a3aaea0254
「小浜先行開業」検討してみたら…北陸新幹線・敦賀―新大阪間の延伸巡り
2/20(木) 12:11配信
読売新聞オンライン
開業した昨年3月16日の北陸新幹線敦賀駅。小浜でも同じ光景が見られるかは未定だ
北陸新幹線敦賀―新大阪間延伸を巡り、杉本・福井県知事が1月、計画ルート上の小浜市までを先行開業する案を披露した。政府・与党が2016年、小浜、京都両市を経由するルートに決めたものの、京都駅付近などの詳細なルートが未定で、石川県内では「米原ルート」を推す声が出ている。こうした状況を受け、知事が「小浜・京都ルート」の確実な実現を求めた格好だ。小浜先行開業は実現性がある案か、探ってみた。
【図】北陸新幹線の主な駅の構造
非効率だが可能?
敦賀―新大阪間については、国や鉄道建設・運輸施設整備支援機構が小浜、京都両市を通る大まかなルートや駅の位置の検討を終えた。一方、京都府内で地下水への影響や地盤沈下を懸念する声が出るなど、建設への環境が完全に整っているわけではない。それでも、県内を中心に、大阪に直通する小浜・京都ルートの実現を望む声は高まっている。
「小浜先行開業」は技術的に可能なのか。同機構に尋ねると、「建設計画をまだ策定しておらず、答えられない」と返ってきた。JR西日本も「建設計画がない中では、運行面でどうなるかお答えできない」。
新幹線建設に詳しい関係者らにも聞いてみた。「小浜を起終点にできるかどうかは、運用次第ではないか」「小浜の駅の構造が大きくなる可能性があり、効率を考えなければできる」。非効率とみられるが、可能かもしれないようだ。
2面4線
駅の構造から検討した。現在の起終点・敦賀駅は、おおむね1時間に2、3本、新幹線列車が到着する。出発するのも同程度だ。観光シーズンには臨時列車も入線する。こうした多くの列車の「折り返し」を処理するため、同駅は「2面4線」(2面のホーム、四つの線路)の大きな構造で、同時に4本の列車が止まれる。近くには車庫も備える。そうしないと、まとまった列車の運行本数を確保できないためだ。
全国新幹線鉄道整備法に基づき整備された「整備新幹線」で、先行開業した起終点の駅が誕生している。
北陸新幹線の長野駅(1997年)や金沢駅(2015年)、東北新幹線の八戸駅(青森県、02年)、九州新幹線の新八代駅(熊本県、04年)、北海道新幹線の新函館北斗駅(北海道、16年)、西九州新幹線の武雄温泉駅(佐賀県、22年)だ。
JR各社によると、長野、金沢、八戸駅は2面4線を採用した。新八代駅は当時、在来線特急などと同じ平面上で乗り換えができる構造だった。武雄温泉、新函館北斗駅は現在もこの構造となっている。
5017
:
OS5
:2025/02/21(金) 15:04:09
少ないメリット
仮に小浜まで開業した場合、接続する可能性があるJR小浜線は特急が走らないローカル線で、京都、大阪方面にも直通しないため、同じ平面で乗り換える構造は不要だ。だからといって、2面4線にすると、隣の敦賀駅と2駅連続で同じ構造となり、過剰投資になりかねない。
現に、他の先行開業で起終点駅と隣接駅が連続して2面4線となった事例はない。敦賀の隣接駅・越前たけふ駅(越前市)は2面2線だ。
小浜周辺は小規模な街が多く、先行開業後も関西、中京への利用は敦賀駅での乗り換えが必要なため、小浜の乗降人数は限定的になると考えられる。新大阪駅までの全線開通を見据えると、2面2線が適当とみられる。すると、折り返せる本数が限られ、敦賀発着の全列車を小浜まで走らせることは困難とみられる。
鉄道ジャーナリストの梅原淳さんは「小浜まで1駅だけ延ばすのは、小浜・京都ルートを確実なものにする上で意義はあるかもしれない」としつつ、「いずれ不要になる折り返し設備や余分な人員が必要になり、国やJRの負担が重くなることが予想される。乗客の利便性が高まるわけではなく、あまりメリットは感じない」と話す。
利便性や費用負担の面から、先行開業への壁は高そうだ。(高山智仁)
5018
:
OS5
:2025/02/21(金) 17:30:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/320d07335543f59dc52644830ed02e61a4c47105
クルーズ列車の運行を来年3月で終了 維持費用や運行人員の確保が困難 代替手段は貸し切りのシャトルバスなど 秋田県
2/21(金) 17:12配信
ABS秋田放送
ABS秋田放送
県が、クルーズ船の利用客を対象にした列車・クルーズ列車の運行を、来年3月で終えることを決めました。
線路の多額の維持費用や、運行人員の確保が難しいことを理由にあげていて、代わりの移動手段として、貸し切りのシャトルバスなどを活用したい考えです。
県は、クルーズ列車の運行を終えることを、19日に県議会に示しました。
クルーズ列車は、秋田港に来るクルーズ船の利用客を、港の駅からJR秋田駅まで送迎するものです。
秋田駅からほかの観光地にも訪れてもらおうと、2017年から、県と秋田市、それにJR秋田支社が共同で運行しています。
ただ、線路を管理するJR貨物は、この区間の貨物輸送をすでに終えていて、新年度いっぱいで設備を廃止することを決めました。
独自に線路を維持するためには、初期費用としての約8億円に加えて、年間7000万円ほどの維持費がかかる見込みです。
また、運行に必要な車両と人員を新たに確保することも難しいため、県は、来年3月で、クルーズ列車の運行を終えることを決めました。
今後は貸し切りのシャトルバスやタクシーを代わりの移動手段として活用する予定ですが、これまでと同じように無料で送迎ができるかは見通せない状況です。
髙橋豪 議員
「バスの運行を県が支援するというのは具体的にどういう形になるんでしょうか」
県 港湾空港課 備前亨 課長
「バスへの支援はですね、土崎駅までのシャトルバスを出してくれる船社(クルーズ船運航会社)に対して、ある一定額を限度に支援すると」
「有料、無料については船社の判断となるかと思います」
県は、クルーズ船の観光客による経済効果も考慮しながら、代わりの移動手段のあり方ついて検討を進めていくことにしています。
5019
:
OS5
:2025/02/21(金) 17:34:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f22a34289e55f8449de23a5c85f63016c4e4576
JR西日本の「大赤字区間」が異例の“増便”へ 特急も停めて乗り継ぎ“実証実験” 万博期間中に「ご利用増加」なるか
2/20(木) 14:12配信
乗りものニュース
これでどうだ! 加古川線の赤字区間「増発&特急接続」
特急こうのとり(画像:JR西日本)。
JR西日本は2025年2月19日、加古川線の一部区間での増発と、福知山線の特急「こうのとり」の谷川駅(兵庫県丹波市)臨時停車を実施すると発表しました。
実施期間は4月13日から10月13日まで。加古川線では、北側の末端区間である西脇市‐谷川間で日中時間帯に2往復が増発され、本数は平日11往復、休日10往復となります。
また、新大阪‐福知山・豊岡・城崎温泉間で運行されている特急「こうのとり」のうち、大阪方面3本、福知山方面1本が谷川駅に臨時停車します。
これらによって、加古川線の乗車機会を増やすことで大阪・関西万博期間中の利用増加について検証するといいます。
加古川線の西脇市‐谷川間は、JR西日本が「鉄道の特性が十分に発揮できていない」として経営状況を開示している、平均通過人員が1日2000人未満の赤字線区の一つです。
2023年の平均通過人員は275人と厳しく、100円の利益を得るのにかかる費用を示す「営業係数」は1894(2021‐23年平均)となっています。これはJR西日本で8番目に高い数値です。
また、「こうのとり」は普段、谷川駅に行き違いのため停車していますが、客扱いは行われていません。このときにドアを開けて乗降を可能とする取り組みは、2024年7‐9月にも行われました。ただし今回の臨時停車の本数は、その時より下り・上りとも1本減となっています。
乗りものニュース編集部
5020
:
OS5
:2025/02/24(月) 19:52:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/35540c9917cde5972149146869a9b5d60cb497fd
函館市電の空港乗り入れ、可能性は? 「観光面で強み」も費用面で市は難色 学識者「大きな視点で投資を」
2/24(月) 10:35配信
北海道新聞
函館市電の終点の湯の川。函館空港までの道のりは約4キロある
函館市電(総延長10.9キロ)を函館空港(高松町)まで延伸してみては―。函館のまちづくりを巡り、こんなアイデアが度々話題になる。空港と市中心部とのアクセスが向上するのに加え、観光面でも強みになりそうだが、市は否定的だ。可能性がないのか探った。
【動画】新春恒例の騎馬参拝 134段一気に 函館八幡宮
「函館の路面電車は魅力的。空港まで高速化してつなぐのも面白い」。市政策アドバイザーに委嘱されている鶴雅ホールディングス(釧路市)の大西雅之社長は昨年末の会議でこう述べた。大泉潤市長は「課題は多いが夢のある話で、研究の価値がある」と答えた。
市電の空港乗り入れは商業施設が多い美原地区への延伸とともに浮かんでは消えてきた議論だ。
市電の2010〜19年度の経営計画には、策定時に延伸を求める声が上がり「将来的課題として検討」との文言が盛り込まれた。市議会では15年に自民党議員が延伸の検討を求めた。学生グループからも提言が相次ぎ、市民からも要望がある。
背景には函館空港の2次交通の課題がある。移動手段は主にシャトルバスや路線バス、タクシー、レンタカーで、バスについては本町・五稜郭地区などへのアクセスが不便だとの声がある。
市電終点の湯の川(湯川町)から空港までは約4キロで、延伸が実現すれば空港から市内各地へ随時移動できる。市電運賃の上限は現在260円で函館駅などと結ぶシャトルバスより大幅に安い。
だが市はかねて難色を示す。21年には市民の要望に対し「線路用地確保や線路敷設などに多額の経費を要し、需要や他の交通機関への影響を慎重に検討しなければならず、現時点ではなかなか難しい」と回答した。
市電の経営は確かに厳しい。利用者は1964年度に4934万人に達したが、自動車の普及や沿線人口減少で徐々に落ち込み、複数路線の廃止を余儀なくされた。2023年度の利用者は498万人。最近は訪日客で混み合うこともあるが、朝や夜の利用が低迷し、一般会計からの繰り入れがなければ年約4億円の実質赤字となっている。運賃の値上げも予定している。
市によると、空港へ延伸する場合は国道278号を経由するルートが考えられる。整備費は不明だが、他都市の路面電車では1キロ当たり10億〜40億円とのデータがある。
市によると整備費とは別に、この区間で1日1700人が利用しなければ収支が合わないという。市電には一度に約100人が乗車できるが、大きな荷物を持つ客が多いと収容人員は減る。空港〜函館駅が約50分かかる可能性もあり、需要は見通せないと市は説明する。
大泉市長が新幹線函館駅乗り入れを掲げていることも、市電延伸の可能性をさらに狭めている。市の財政は急激に逼迫(ひっぱく)し、新年度予算案では苦しい編成を迫られた。市は新幹線乗り入れの整備費について車両費を除いても160億円台に上ると試算。市幹部は「市電延伸には全く目を向けられない」と漏らす。
それでも延伸論が根強いのは、路面電車の空港乗り入れが世界的にも珍しく、観光面でのメリットが予想されるからだ。道教大函館校の奥平理准教授(観光学)は「延伸すれば話題となり観光資源になる。松倉川に橋を架ければ距離も短縮でき、トラピスチヌ修道院(上湯川町)に向かう客や、周辺住民の利用も見込める。財政問題はあるが、大きな視点を持って投資しなければマチは元気にならない」と語る。
市交通部の広瀬弘司次長は「現状の路線の維持に努めている。利用促進に取り組みたい」と話す。
5021
:
OS5
:2025/02/26(水) 12:49:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/53c2e0a939f471478596f3ada0c6d5168e57061b
TX土浦延伸 27年後黒字 茨城県試算 東京一体整備で
2/26(水) 7:00配信
茨城新聞クロスアイ
茨城県庁=水戸市笠原町
茨城県は25日、つくばエクスプレス(TX)土浦延伸の事業計画素案を発表した。つくば-土浦間の中間駅を1駅とするほか、地下部分を短縮するなど事業費を縮減。延伸に伴う沿線開発で移住増や企業立地など将来の需要拡大を見据えた予測を反映し、東京駅への延伸と一体で整備した場合、27年後には収支が黒字化すると試算した。
素案では計画区間をつくば-新土浦駅とし、JR土浦駅に隣接した終着駅を整備する。概算事業費は約1320億円。2駅を想定していた区間内の中間駅を1駅としたほか、地下部分を短縮させるなどしてコストを削減し、延伸方面を決めた2023年6月の想定から約80億円縮減した。同区間の延長は約10キロ。所要時間は約9分で、運賃は340円とした。
事業費縮減に加え、延伸による移住者や移動者の増加、企業立地推進などを反映した新たな試算も盛り込んだ。05年のTX開業以降、輸送人員は想定を上回った増加傾向にあることから、将来的な需要拡大を見据え推計した。
試算では、同区間の輸送人員を1日当たり2.2万〜2.5万人と見込む。整備の利点が投入費に見合うかを示す指標「費用便益比」は1.60となり、国が延伸を許可する目安とされる「1」を上回った。前回試算では0.60だった。当初、黒字転換が見込めないとしていた採算性も、延伸区間の運行開始から43年後に黒字化するとした。
国の交通政策審議会は東京-秋葉原の2.1キロ区間を「都心部・臨海地域地下鉄構想」とともに答申に盛り込み、県は土浦延伸と一体での整備を目指している。素案では、東京延伸と一体整備した場合の概算事業費は計3070億円とし、費用便益比は1.35、延伸から27年後に黒字化すると試算した。
土浦延伸について、県は30年ごろをめどに交通政策審議会答申での位置付けを目指す。今後は東京や埼玉、栃木の沿線都県や国土交通省などと協議し、素案への理解を促す方針。
県交通政策課は「延伸は県の均衡した発展や首都圏との経済、交流促進に寄与する。常磐線との接続で、災害時の避難や物資輸送などの効果も大きい」とした。
■将来需要の拡大反映
県が事業計画素案で示した採算性や費用便益比の試算は、土浦方面への延伸を決めた23年6月当時の数値から大幅な「上方修正」となった。延伸で生じる社会経済活動の増減予測を踏まえた「応用都市経済モデル」の手法を用い、好調に推移するTXの将来的な需要拡大を反映させた。
今回の試算は、延伸に伴う移住、旅行など新たな人の流れや企業立地など土地利用の動きも踏まえた。鉄道や道路整備に対する試算は、現時点での人の移動総量を基に予測する「四段階推計法」が一般的。前回はこの手法を用いたが、県は「TXの需要予測には土地利用なども踏まえる必要がある」と判断した。
TXの輸送人員はコロナ禍で一時落ち込んだものの、右肩上がりが続く。開業当時、25年度に「1日当たり31万5000人」とした平均輸送人員は、13年度に前倒しして達成した。
茨城新聞社
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OS5
:2025/02/26(水) 13:27:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5e2bfe466554fc268a381d855a1f9ba59e0b3ca
“看板列車に乗れば最速”は本当? 「のぞみ」ではなくあえて「ひかり」に乗ってみる
2/26(水) 6:03配信
トラベル Watch
写真:トラベル Watch
新幹線や主要幹線には「看板列車」とでもいうべき存在の列車がある。東海道・山陽新幹線なら「のぞみ」であるし、東北新幹線なら「はやぶさ」となる。普通、鉄道は移動の手段であるから、速く移動したいというニーズが多くなり、これらの列車に人気が集中することになる。
【画像】ある日の新大阪駅の発車標。「のぞみ」の運転本数が多いため、専用の発車標を設けるほどである
■ 看板列車だけが図抜けて速いのか?
だがちょっと待ってほしい。
もちろん、看板列車が最速であるのは確かだが、そのほかの列車になるとズドンと所要時間が伸びるものであろうか。あえて疑問として提起してみたい。
もちろん、各駅に停車する列車なら所要時間は大幅に伸びる。東海道新幹線を例にとると、「のぞみ」は東京〜新大阪間を2時間30分前後で走るが、日中の「こだま」は4時間近くかかる。「ひかり」は列車によるが、3時間をいくらか切るぐらいが目安であろうか。
ところが、区間利用だと差が縮む場面がある。例えば名古屋〜新大阪間。「のぞみ」はこの間、京都にしか停車しない。「こだま」はもちろん全駅に停車する。では「ひかり」は?
「ひかり」の停車駅は何パターンかあるが、東京〜岡山間の「ひかり」は「のぞみ」停車駅に加えて、静岡県内の停車が加わり、新大阪以西は各駅停車となるのが一般的。こうすることで、新大阪〜岡山間に「こだま」を重複して走らせなくても済むようにしている。
もう1つ、東京〜新大阪間の「ひかり」もある。こちらは新大阪から名古屋までの各駅に停車して、名古屋〜新大阪間に「こだま」を重複して走らせなくても済むようにしている。もちろん、米原と岐阜羽島の停車が加わる分だけ、名古屋〜新大阪間の所要時間は延びる。
「ひかり」は新横浜〜名古屋間にも停車駅があるが、これは列車によってそれぞれ異なる駅に停車させている。需要を見ながら停車駅を分散化することで、所要時間のばらつきを抑えているわけだ。
こうした状況から考えると、「岡山ひかり」を利用しても、名古屋〜新大阪間の所要時間は「のぞみ」と比べて大差はつかないはずであるし、実際、そうなっている。一方、名古屋〜東京間の利用では、途中の停車駅が「のぞみ」よりも多く、しかもその際に待避することもあるため、「ひかり」と「のぞみ」の所要時間差が広がる。
つまり、「のぞみ」にばかり目を向けるのではなく、利用する区間やタイミングによっては「ひかり」にも目を向けてみたら、という話になる。それに、指定席をとるなら「ひかり」の方が少し安い。といって実際に筆者は、「のぞみ」ではなく「ひかり」で新大阪から東京まで戻ってきたことがある。
ただ、これは沿線に大きな都市がいくつも並んでいる東海道・山陽新幹線ならではの話。「東京対各地」の色が濃くなる東北・上越・北陸新幹線になると、「遠くまで行く列車ほど停車駅が少なくて速い」という傾向が強くなる。よって、看板列車の「はやぶさ」あるいは「かがやき」とそのほかの列車の間で、所要時間の差が開く傾向は強まるようだ。
ただ、東北新幹線の「やまびこ」は列車によって停車駅パターンが違うので、利用しようとする区間と時間帯によっては、「はやぶさ」と比較してから判断してもよいと思う。「この程度の所要時間差だったら、『はやぶさ』ではなく『やまびこ』でもいいか」となる場面が出ないとも限らない。
具体的にいうと、「つばさ」と併結する東京〜仙台間の「やまびこ」は、比較的、停車駅が少ない。同じ「仙台やまびこ」でも、列車によっては東京〜仙台間で通過するのは1駅だけ、ということもある。
東京〜盛岡間の「やまびこ」は、東京と仙台以北を速く結ぶ狙いがあるので、仙台以南では停車駅を絞り、仙台以北では各駅に停車する。同じ「やまびこ」でもこんな違いが出るのだ。
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OS5
:2025/02/26(水) 13:27:44
■ 在来線はどうか
在来線の場合、線区ごとに特急列車が1系統だけ設定されていることが多い。それでは選択の余地はないのだが、たまに例外がある。
例えば函館本線〜千歳線〜室蘭本線(札幌〜東室蘭)がそれ。この区間を走る特急列車は、札幌〜函館間を行き来する「北斗」と、札幌〜室蘭間を行き来する「すずらん」の2本立てになっている。「すずらん」の方が停車駅が多いが、「北斗」と比べてべらぼうに遅いかというと、そういうわけでもない。
札幌〜東室蘭間で比較してみると、「北斗」と「すずらん」の所要時間差は十数分というところ。これは、「北斗」の停車駅が全般的に以前よりも増加したことで、「すずらん」との差が縮まっている事情がある。
そして「すずらん」の方が、「北斗」と比べると空いている可能性は高いのではないか。すると、札幌〜東室蘭間のいずれかの駅を行き来するのであれば、時間帯によっては「すずらん」を候補に入れる意味が出てくる。
なお、同じ北海道で「おおぞら」(札幌〜釧路間)と「とかち」(札幌〜帯広間)は、札幌〜帯広間で重複している。しかし「おおぞら」の運転本数は「北斗」と比べると少なく、「とかち」とは相互補完の関係にある。「どちらでも選択できる」というよりは「時間帯によって、どちらかになる」という形であり、事情が異なる。
ここまではJRグループの新幹線や特急列車の話だった。しかし、在来線の普通列車(快速を含む)、あるいは民鉄各社でも、同じように「最速列車・看板列車にだけこだわらず、ほかの列車にも目を向けてみたら、意外と少ない所要時間差で済む穴場が見つかった」となる場面はあり得る。
■ 列車ごとの所要時間の比較をしやすい方法・しにくい方法
ただ、インターネット上で提供されている「乗り換え案内サービス」の類を利用すると、基本的には「最速列車優先」で結果を出してくることになる。そのため、「所要時間の増分はそれほど多くないのに、目を向けられにくい列車」を見落とす可能性が高くなる。
以前に別の記事で書いた話とも重複するが、全列車・全駅を一望できる紙の時刻表、あるいは紙の時刻表と同じ体裁で提供されるデジタル版の時刻表を利用することで、「穴場列車」の発見につながるかもしれない。
トラベル Watch,井上孝司
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OS5
:2025/02/27(木) 16:02:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/235be6ae59cfbdc343216e50ab6bb961050993d5
関西から石川・和倉温泉まで直通特急がないなんて…地元が「サンダーバード」の乗り入れ復活を要望
2/27(木) 14:30配信
読売新聞オンライン
サンダーバードの発着を要望する茶谷市長(右)ら(26日、石川県庁で)
石川県七尾市の茶谷義隆市長は26日、県庁で馳知事と面会し、在来線特急「サンダーバード」の和倉温泉駅(七尾市)までの運行をJR西日本に働きかけるよう県に要望した。
【地図】和倉温泉はここ
サンダーバードは昨年3月16日の北陸新幹線の延伸開業に伴い、敦賀以北の運行を終了。和倉温泉駅での発着も終わっている。
要望書では、特急運行終了で関西方面の利用客に複数回の乗り換えが発生し、利便性が悪化していると指摘。今年末までに和倉温泉旅館協同組合の宿泊施設21軒中8軒が一般客の受け入れを再開する見通しだとし、復興イベントなどに向けた臨時便や、将来的な定期運行を求めた。
馳氏は「創造的復興の肝になる」と前向きな姿勢を示した。すでにJRには再開希望を伝えており、「好感触を得ている」(県幹部)という。
茶谷氏は面会後、記者団に「和倉温泉が復活するためにサンダーバードは非常に大きな役割を果たす。まずは臨時便を実現し、多くの方を迎えたい」と述べた。
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OS5
:2025/03/03(月) 16:13:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/63cfbf08d7aebae736e245a64b38ed4a7fb89d01
縮む地方都市、伸ばす電車網 「人口増を期待」「高齢者需要に対応」
3/3(月) 11:35配信
朝日新聞
再構築協議会の対象となっているJR芸備線の備後落合駅=2024年9月、広島県庄原市西城町
人口減などを理由に、各地で鉄道やバス路線の廃止・縮小が相次ぐ中、路線拡大を図る自治体がある。
【写真】住宅地の真上に高架 広島市の電車延伸計画に「負の遺産になる」の声
島根県と広島県北部を結ぶJR三江線は7年前に廃線。さらに同県を走る赤字ローカル線、JR芸備線の一部区間の廃線を含めた議論が、国などが参加する再構築協議会で始まっている。そうしたなか、広島市は人口減を阻止しようと、中心部と郊外を結ぶ「アストラムライン」の延伸計画を2025年度中に正式決定する方針だ。
熊本市も市電の延伸を検討している。車の運転をやめる高齢者が増えることを想定。市の担当者は「路面電車は病院や商業施設などを細かくつなぐことができる。車の代替手段としては有効」と話す。宇都宮市も次世代型路面電車(LRT)の路線拡大に力をいれる。担当者は「人口増につなげるには、まちの利便性向上が重要。路面電車はその一つの装置」と言う。
公共交通に詳しい国学院大の高橋信行教授(50)は「バスは、宅配サービスの需要増などで運転手が足りないが、電車は効率的に輸送できる利点がある。路線網の拡大はコストがかかるが、幹線として機能するか、沿線開発などで利用者の掘り起こしができれば、負の遺産にならずに済む」と話す。
ただ、簡単には黒字にならないと釘を刺す。「赤字でも続ける覚悟が必要。それぐらい地元にとってなくてはならない存在かどうかが問われる」(山中由睦)
朝日新聞社
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OS5
:2025/03/04(火) 13:34:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1feaee429199ebd0ebb557c90e6343c04c4777b
道東道延伸で交通各社の競争激化 JRは時間短縮、HACは格安運賃設定
3/4(火) 12:19配信
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北海道新聞
道東自動車道
札幌―釧路間の移動手段を巡り、交通各社のサービスに変化が生まれつつある。きっかけは昨年12月の道東道延伸だ。車で移動しやすくなったことを受け、バス会社はさらなる利便性向上を図り、JR北海道は一部特急列車の時間短縮を打ち出す。移動時間の短さで優位性のある航空会社は、割安運賃の設定で足場固めを図る。
交通各社の札幌ー釧路間のサービス概要
道東道は昨年12月22日、未整備区間だった阿寒インターチェンジ(IC)―釧路西IC間の17キロが開通。札幌と釧路市街地が直結され、車での移動時間が4時間19分から4時間12分へと約7分短縮された。まず動いたのはJRだ。開通前の昨年12月中旬、「都市間バスやマイカーとの競争力確保のため」(綿貫泰之社長)、今年3月のダイヤ改正で札幌と釧路を結ぶ特急「おおぞら7号」の途中停車駅を減らし、所要時間を31分短縮の3時間54分にすると発表した。
観光客増加で道内特急列車の利用者数は回復傾向にあるものの、1月の帯広・釧路方面(南千歳―トマム)は、前年同期比で2・7%減少。JRは少雪により自家用車などで移動する人が昨年より多かったことに加え、延伸した道東道に需要を一部奪われたことが要因とみる。札幌―釧路間で1日6往復という便数の多さや、ネット割引を武器に巻き返しを図りたい考え。
道東道延伸が追い風になるのが高速バスだ。北海道中央バス(小樽)、くしろバス(釧路)、阿寒バス(同)が共同運行する「スターライト釧路号」は札幌―釧路間を1日4往復している。これまでは阿寒ICを使っていたが、4月からは釧路西ICを利用し、釧路公立大などに近いくしろバス本社の発着時の所要時間は従来より30分程度短縮され、札幌駅前行きは最短で4時間55分となる。釧路駅前発着の場合は経路の見直しもあり、最短5時間10分で従来と変わらない。
バスの魅力はいつでも片道6千円以下という運賃の安さ。札幌市の専門学校生(19)は「釧路市の実家に帰る時に年数回、バスを利用する。バスは安いし、1人用の座席は気楽さがある」と話す。
一方、北海道エアシステム(HAC、札幌)の札幌丘珠―釧路線は所要時間が最短45分という圧倒的な早さが強み。空港まで移動する手間はかかるが、時短需要の強いビジネス客から支持を受ける。1月下旬に釧路市周辺自治体がJRに対し鉄道事業の要望活動を札幌で実施した際、HACを利用して札幌入りした自治体幹部もいた。飛行機は料金が割高な点が課題だが、HACは同路線などで、45日前までの予約で5千円台から利用できる運賃を5月まで設定している。
釧路商工会議所の川村修一専務理事は「道東道延伸を機に、地域にとっていい競争が交通事業者間で生まれている。札幌―釧路間の交通需要全体を増やして、経済活性化につなげたい」と話す。
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OS5
:2025/03/04(火) 21:27:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/143d6f7df808ac04f7f08a8a076440ff74bddaa0
岐阜・長良川鉄道の一部廃線検討 施設老朽化、沿線自治体負担増で
3/4(火) 18:50配信
共同通信
岐阜県を走る第三セクター「長良川鉄道」を巡り、沿線の岐阜県関市は4日、一部区間の廃線を検討していると明らかにした。施設の老朽化や自治体の負担が増えていることが理由。対象となるのは同県郡上市の区間。関市の山下清司市長が三セクの社長を務めている。今後、沿線自治体で具体的な協議を進める。
長良川鉄道は、美濃太田(美濃加茂市)―北濃(郡上市)間の72.1キロを結び、高校生など通学利用が多くを占める。2023年度は約2億5千万円の運賃収入があったが、経常損益は約3億8千万円の赤字だった。
沿線5市町が1億円超を補填しているが、今後、老朽化による設備の補修などで、沿線の負担額が増える見込みという。
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OS5
:2025/03/05(水) 11:55:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/05313e98c34d0b81e9d7f137d70b25e6c245d72a
島鉄のバス転換「大変厳しい」 長崎県が見解、運転手不足など理由 上下分離方式にも課題
3/5(水) 11:30配信
長崎新聞
沿線人口の減少などで厳しい経営状況が続く島原鉄道(島原市)を巡り、公有民営の上下分離方式で鉄道を存続させるか、路線バスへ転換するかの二つの方法が検討されていることについて、長崎県は4日、路線バスへの転換は運転手不足などの課題があり「現実的に大変厳しい」と否定的見解を示した。
県議会一般質問で山村健志議員(自民)に小川雅純地域振興部長が答えた。
諫早-島原間を結ぶ島鉄を巡っては、県や沿線自治体、公共交通事業者などで構成する島原鉄道活性化検討部会が、2022年度から今後の在り方について協議を重ねている。本年度内に上下分離方式による鉄道存続か、路線バスへの転換かのどちらかに絞り込む方針。
小川部長は路線バスは利用者数や運転手不足による路線縮小が顕在化していると指摘。一方で、上下分離方式を選択する場合も▽線路などの施設の維持管理費にかかる沿線自治体の負担▽10年程度にわたって鉄道事業が維持できる体制▽事業者自らが取り組む収支改善策-を課題に挙げ、「持続可能な公共交通ネットワークの維持に向け、沿線市などとの合意が早期に得られるよう引き続き議論を進める」と答弁した。
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OS5
:2025/03/08(土) 20:45:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/de1c5199f4f59f54c57808e5feecca1fc1bdaa35
北海道新幹線の札幌延伸 2038年度末となる見通し 13日国交省の有識者会議で公表へ 想定外トラブルでさらに数年遅れるおそれも
3/8(土) 9:15配信
工事が遅れている北海道新幹線札幌延伸について、新たな開業時期が2038年度末になる見通しであることがわかりました。
北海道新幹線の札幌延伸は、渡島トンネル(北斗市、八雲町)や羊蹄トンネル(倶知安町、ニセコ町)で地盤不良や巨大な岩盤が出現したことなどで工事が遅れ、当初予定していた2030年度末の開業を断念していました。
国土交通省は新たな開業時期の検討を進めていましたが、関係者によりますと、新たな開業時期は2038年度末となる見通しで、来週13日に開かれる有識者会議で示されるということです。
一方、今後も新たな岩盤など想定外のトラブルが出現する可能性があるため、報告書には開業時期はさらに数年遅れるおそれもあるという検討結果が加えられる見込みです。
北海道放送(株)
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OS5
:2025/03/08(土) 20:47:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbb183cc45bf3835f774df1f83855c5a0a4cf54a
「赤字路線存続を」JR株を買う沿線自治体 〝モノ言う株主〟提案をJRは聞き入れるのか
3/8(土) 18:07配信
産経新聞
JR姫新線の津山駅=岡山県津山市
地域の足を支える鉄道の廃線や減便に対抗するため、株主総会での発言を視野に入れ、鉄道会社の株を買う沿線自治体が増えている。実際に、廃線や減便に歯止めがかかるかどうかについては疑問符がつくものの、沿線自治体からは同様の悩みを抱えるほかの自治体とも連携し、事態を打開しようという狙いがみえる。
【ひと目でわかる】JR西日本の株を取得した両市の比較
京都府亀岡市は2月、新型コロナウイルス禍の影響で減便されたJR山陰線(嵯峨野線)の復便などを求め、JR西日本の発行済み株式総数の約0・006%にあたる3万株を約8300万円で購入した。市によると、今回の株式取得で株主提案が可能となる。亀岡市は山陰線の沿線自治体と連携し、同様の「モノ言う株主」を増やしたい考えだ。
「ほかの自治体にも(JR西の株購入)を依頼している。これから広がっていくのではないか。JRに課題を感じる自治体にしっかりと声を掛けたい」。株購入直前の1月末、桂川孝裕市長は記者会見で語気を強めた。
嵯峨野線の亀岡―園部(京都府南丹市)間は令和4年3月、新型コロナウイルス禍による利用者減などで減便されたが、コロナ禍の収束後、観光客は急回復しており、特に同線の京都―嵯峨嵐山間の混雑ぶりも課題となっているにもかかわらず、現在も元に戻っていない。
市は、このままでは人口減少や地域経済の停滞などの課題に対応できないと判断し、JR西の株の取得に踏み切った。JR西の株は、ふるさと納税の寄付金を財源に、証券会社を通じて購入したという。桂川市長は今後、株主総会に直接出席し、復便などを直接呼びかける考えだ。
岡山県真庭市も昨年7月、JR西の株式3万4千株を約1億円で取得した。持ち株比率は亀岡市と同じ0・006%。真庭市では、年間251万円が見込まれる配当額を市内を通るJR姫新線(兵庫・姫路駅-岡山・新見駅)の利用促進に活用するとしているが、最大の目的はここではない。
太田昇市長は「重要な市民の足である姫新線の存続と利便性向上の取り組みを強く推進していく意思を示す」と説明。「株主として覚悟を持ち資本参加することで発言力を高めるとともに、JR西とさらなる連携強化を図り、路線運営に対して責任を持つ」と強調する。
同じく株式を取得した亀岡市とも情報共有しているとしたうえで、同様の課題を抱える自治体に対し「全国市長会などを通じてこの手法を伝え、株主として連携し現状の仕組みを見直すきっかけにすることなどを想定している」とした。
次回の株主総会について、市くらし安全課は「現時点では出欠も含めて未定」としながらも「最も効果的と思われるタイミングでの出席および発言を検討している」と含みを持たせた。
JR西の対応はどうか。同社の長谷川一明社長は2月19日の定例会見で「沿線の自治体は私どもにとって非常に重要なステークホルダー(利害関係者)」としたうえで、「株主であるかないかにかかわらず、日々話し合いをさせていただく関係にある。株主かどうかで、向き合い方は変わることはない」と述べるにとどめた。(園田和洋、和田基宏)
■「自治体側も知恵を」 流通経済大学経済学部・板谷和也教授(交通政策)
20年ほど前に完全民営化したJR各社にとって、ステークホルダー(利害関係者)である株主の声を聴くことは重要だ。自治体にとっては株を少額でも取得し、総会で質問するなど一定の発言力を持つことで、少しでも自治体の声を届けようとの狙いがあるのだろう。
ただ、株を持っていないより影響はあるだろうが、全体の中では少数株に過ぎない。大株主が自治体の主張を認めるなら話は別だが、幅広く全体の利益をみるのが通常だし、効果は限定的になるだろう。
民営化の際に残すとしていた路線が廃線や減便の議論となるのは、地元にとって感情的になるのも無理はないが、利用者がごくわずかでも路線を維持したい場合では、沿線市町村が参画して第三セクターで残す考えなどもある。今回のような株式取得も一つの方法だが、路線をどうしていくのかJRに要望するだけではなく、自治体側も知恵を出し合って方策を考えていくのが望ましい。(聞き手、秋山紀浩)
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OS5
:2025/03/08(土) 20:48:14
■「モノ言う株主」 過去にも
今回は、自治体が鉄道会社の株主になるということで注目を集めたが、平成23年の東日本大震災後、関西電力の株主である大阪、神戸、京都の3市が合同で株主提案をするなど、これまでにも自治体が〝モノ言う株主〟となった事例はある。
東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故の影響で、原発依存に対する不安が増したこともあり、大阪市では同年6月の株主総会に当時の平松邦夫市長が株主として出席、中長期的に原発依存からの脱却と新エネルギーへの転換を目指す「脱原発」を提唱した。
同年11月の市長選で初当選した橋下徹氏は翌年の株主総会で「速やかな全原発の廃止」などを株主提案したが、反対多数で否決された。
神戸市や京都市も東日本大震災以降、市長が株主総会に出席し、脱原発依存について共同で株主提案するなどしてきたが、いずれも否決されている。
関電のホームページによると、令和6年9月末時点では大阪市は関電の株式7・65%を保有し、信託口を除けば筆頭株主だ。神戸市は同3・06%を保有、京都市によると同市の保有は0・5%未満にとどまる。
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:
名無しさん
:2025/03/12(水) 22:26:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7554e1c072b616f2dd152db933e9183f154fe19
北陸新幹線、米原ルート再検討を 敦賀―新大阪延伸巡り石川知事
3/12(水) 21:07配信
共同通信
馳浩・石川県知事
石川県の馳浩知事は12日の県議会の委員会で、北陸新幹線敦賀(福井県)―新大阪間の延伸を巡り、東海道新幹線米原(滋賀県)につなぐルートも含めた再検討を国に求める考えを示した。福井県小浜市や京都市を経由する現行計画に対し、沿線の京都府で懸念が高まっていることを念頭に「解決のめどが立たないと判断された場合は、米原ルートを含めた検討を行い、一日も早い全線整備を目指すべきだ」と述べた。
馳氏は、延伸区間の着工が見送られ続けている状況は「異常だ」と指摘。県議会が昨年6月に可決した米原ルートの再考を求める決議が「私の思いと軌を一にするものだ」とも話した。自民党県議への答弁。
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OS5
:2025/03/13(木) 11:04:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d7ae4467d620fbc149f0e67368eeb633f730e84
JR博多駅のみどりの窓口は列ができるが、QRコードならスイスイ…特急乗車で発券不要「これは便利」
3/13(木) 8:30配信
読売新聞オンライン
スマートフォンに表示したQRコードを使って改札を通ろうとする利用客(8日午前、福岡市博多区のJR博多駅で)
JR九州が発行したスマートフォンの特急用QRコードを、駅の専用自動改札機にかざして乗車するチケットレスサービス「QRチケレス」が好評だ。九州北部で特急に乗車する際に利用でき、駅で乗車券・特急券を発券する必要がないため、スムーズに乗車できる。出張や観光、帰省などで利用が広がっており、定期券を除く利用者の7割(昨年12月の1日平均は6609人)がQRで乗り降りした。博多駅の混雑緩和にも効果をあげている。(池田寛樹)
【写真】券売機の前で行列を作る人たち(8日午前、福岡市博多区のJR博多駅で)
「10〜20分並ぶことも」
今月8日土曜日のJR博多駅。九州の玄関口は、国内外の観光客やビジネス客が、券売機やみどりの窓口で列を作っていた。帰省で小倉駅までの切符を買うために並んでいた福岡市の会社員(26)は「博多駅は平日、休日問わず混む。外国人が券売機で戸惑うこともあって、10〜20分並ぶことも多い。特急に乗り遅れると大きく予定が狂ってしまう場合もある。次からはQRコードを使いたい」と話した。
一方、博多駅中央改札口の専用自動改札機では、スマホ画面上のQRコードをかざす人がスイスイと中に入っていった。別の福岡市の会社員(62)は、帰省で大分市に向かう今回、JR九州のアプリでネット予約し、初めて発行されたQRで乗車した。「これは便利。これからはQRで乗車する」と話した。
西九州新幹線にもQR決済導入
JR九州は昨年9月26日から、福岡、大分、佐賀、長崎県内の特急と、西九州新幹線の決済にQRを導入した。ネット予約時に「QR乗車」を選択すると、登録したメールアドレスに乗車券と特急券が一体となったQRコードが送付され、専用改札機にかざして乗り降りできる。普通列車しか止まらない駅の改札も含め、197駅でQRを使って乗り降りできる。
QR導入以前は、ネット予約しても駅構内で乗車券・特急券の発券手続きが必要だった。QRなら、券売機に寄らずにチケットレスで乗車できる。一方、SUGOCAなどの交通系ICカードや、スマホ上の同カードでも乗車できるが、車内やホームで特急券を購入する必要があり、車内の場合は割高になる区間もある。
博多駅の混雑緩和に効果
博多駅での混雑緩和効果も顕著だ。JR九州によると、年末年始(12月27日〜1月5日)の博多駅の指定席券売機やみどりの窓口の待ち時間は、QR導入前の2023年度は20〜30分だったが、今年度は5〜10分に短縮された。また、この間の博多駅での発券枚数は約10万枚で約5万枚減ったという。
同社広報部は「混雑緩和と発券削減のため、さらにチケットレス化を進めていきたい。QRの多言語化での案内も検討している」と話している。同社は25年度上期に南九州エリアでもQRを導入方針で、九州全域での拡大を目指している。
読売新聞
一方、JR西日本が運行する山陽新幹線に乗り入れる九州新幹線(博多―鹿児島中央)へのQR導入には、同社との調整が必要で、JR九州は「当面は新幹線のネット予約『EXサービス』と連携したICカードを利用してほしい」としている。
鉄道各社に導入広がる
QRコードの導入は鉄道各社に広がりを見せている。
JR東日本は昨年10月から、東北地方の新幹線と特急の一部で導入した。関東圏からの乗り継ぎにも対応しており、同社の広報担当者は「中長距離での需要が高い」としている。同社は、2026年度末までに管内全域に導入を進めるという。
JR西日本はQRを活用して1月以降、複数の企画乗車券を販売している。大阪環状線やテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」が沿線にあるゆめ咲線などが、QRで1日乗り降り自由になる(10月末まで)。私鉄とも連携して観光促進に活用している。
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OS5
:2025/03/14(金) 14:13:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac7c0d4dce81d7094bde0f95cc6c13b1c739480e
夢運んだ半世紀…特急「むろと」きょう14日ラストラン
3/14(金) 13:41配信
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読売新聞オンライン
14日に最後の運行を迎える特急「むろと」。多くの愛好家らが詰めかけた(8日、徳島市で)
JR牟岐線の徳島―牟岐間を走る特急「むろと」が、ダイヤ改正で14日に最後の運行を迎える。半世紀にわたって県内を中心に走る特急などとして活躍したが、利用者の減少は止まらなかった。関係者からは廃止を惜しむ声が上がっている。(徳永翔太)
「苦楽を共に」
むろとの運行最終日が迫った8日午前8時20分頃、徳島駅に到着した車両を写真に収めようと多くの鉄道愛好家らが詰めかけていた。車体に青色のラインが入った列車に向け、何度もシャッターが切られた。
JR四国徳島運転所の久保田光さん(25)は、廃止を知ってから休日にも徳島駅で到着を見守っている。2週間に1回、車掌としてむろとに乗り、ドアの開閉や切符を販売するなどの業務を担ってきた。「苦楽を共にした存在です」と目を細める。
最終便は14日午後7時33分の徳島駅発となる。15日以降、牟岐線(徳島―阿波海南間)は普通列車のみとなる。JR四国には「むろとを残してほしい」との声が寄せられているという。
名前の意味
むろとは1962年7月、高松―牟岐間を走る準急列車として登場した。急行列車に格上げされた後、88年4月に「阿波」に改称し、99年3月に特急「うずしお」の徳島―牟岐間を走る列車の名称として復活。現在は2両編成(定員124人)で徳島―牟岐間(67・7キロ)を毎日1往復、約1時間20分で結んでいる。
JRの退職者や愛好家らでつくる「鉄道友の会四国支部」によると、むろとの名前には、室戸岬を目指して線路を延伸しようとする意味が込められていたという。73年に牟岐―海部(海陽町)間が開通し、92年には第3セクター・阿佐海岸鉄道の開業で、甲浦駅(高知県東洋町)まで線路は続いたが、むろとが高知県に入ることはなかった。
同支部の井上武支部長(74)は幼少期から見てきたといい、「牟岐線から特急がなくなるのは寂しい。夢が詰まった『むろと』の名前は勇ましく憧れだった」と振り返る。
貴重なキハ185系
鉄道愛好家にとっても、むろとは貴重な存在だった。使用されるキハ185系特急型気動車は86〜88年の製造で、JR四国管内では国鉄時代に作られた最後の特急型車両でもある。
運転台が設置されている車両が多く、動力車と客車により4、5両で編成していた特急を利用者数に合わせて編成を柔軟に変えられるようになったほか、ステンレス製で軽量化された。今回のダイヤ改正で、特急「うずしお」での使用もなくなり、キハ185系を使う特急は徳島―阿波池田間の「剣山」のみとなる。
高松市の鉄道カメラマン(50)は「特急の概念を変えた優れた車両だった。もっと活用できる方法があったのでは」と惜しむ。
利用減止まらず
廃止を惜しむ声がある一方、利用者は減少の一途をたどった。JR四国によると、87年4月のJR発足後、牟岐線で1キロあたり1日平均利用者数(輸送密度)が最も多かったのは同年度の3483人。2023年度は半数以下の1505人まで落ち込んだ。
むろとの利用者数は11〜19年で、徳島発が1日平均30〜40人程度、牟岐発が50人程度だったが、20年以降はいずれも約30人に低下。同社は廃止理由の一つに「お客様の利用が少ない」を挙げている。
同社広報室は「将来にわたって安定輸送を継続するには、利用の減少や人手不足といった課題に対処する必要がある。可能な限り利便性低下を小さくするように努める」としている。
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OS5
:2025/03/14(金) 14:17:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/e982b6c719b0548358de00c76f113dbb74d60430
常磐線特急で67年続いた「伝統の始発駅」が消滅 2025年春のダイヤ改正で
3/14(金) 10:35配信
鉄道コム
常磐線特急「ひたち」
JR東日本は、3月15日に実施するダイヤ改正で、常磐線定期特急列車の始発駅を、品川駅に統一します。
【表】上野駅を始発駅・終着駅とした、常磐線の主な優等列車
常磐線を走る特急列車「ひたち」「ときわ」は、2015年3月の「上野東京ライン」開業で、品川駅を発着する列車が登場しました。これは年を追うごとに増えており、2024年3月改正ダイヤにおける「ひたち」「ときわ」は、ほとんどが品川駅発着。上野駅発着で残る定期列車は、朝の「ときわ」53・54号の1往復のみとなっています。この最後の1往復も、今回のダイヤ改正で品川駅発着となり、通常ダイヤでは「上野駅始発の・上野駅行きの常磐線特急」は消滅します。
特急列車としての「ひたち」は、1969年に上野〜平(現:いわき)間で運転を開始。一時期は一部列車が東京駅に乗り入れていたこともありましたが、基本的には上野東京ラインの開業まで、上野駅を始発としていました。
また、常磐線経由の特急列車としては、上野〜青森間を結ぶ「はつかり」が、1958年から1968年まで常磐線経由で運転されていました。加えて、寝台特急としては、同区間の「ゆうづる」が1965年に登場しています。これらを含めると、上野駅始発・終着の特急は67年前に登場していたことになります。
急行列車(ただし日本人が通常利用できる列車に限る)まで含めるのであれば、上野駅始発・終着の優等列車は、1947年に登場した上野〜青森間の急行列車、第207・208列車までさかのぼります。さらに、戦時中は常磐線経由の急行列車は消滅していたのですが、戦前まで歴史をたどると、1906年に登場した上野〜青森間の第801・802列車がその始まり。119年前に上野駅始発・終着の優等列車が存在していたことになります。
なお、上野駅を始発・終点とする特急列車が消滅するのは、あくまでも定期列車に限ったこと。JR東日本水戸支社は、ダイヤ改正の発表時、「臨時特急列車はこの限りではありません」と説明しています。実際、2025年春の臨時列車では、ダイヤ改正以降も上野駅を始発・終着駅とする臨時「ときわ」の設定が発表されています。毎日運転の列車ではありませんが、今後も「上野駅始発の・上野駅行きの常磐線特急」が見られる機会はあるようです。
西中悠基
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OS5
:2025/03/15(土) 09:25:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2a4c3bca495be1407dbf315e54a511e8ee3f57b
「米原宣言」で広がる波紋 地元国会議員や京都歓迎、小浜派は反発「恥かくぞ」
3/15(土) 5:01配信
北國新聞社
石川県議会で「米原ルート」に言及した馳知事=12日
●知事、県議会で初の言及
北陸新幹線敦賀以西のルートを巡り、石川県の馳浩知事が「米原」への再考に初めて言及したことが波紋を広げている。米原を推す沿線国会議員は「期待通り」と歓迎、小浜での整備に懸念を示す京都市長も感謝のメッセージを送った。一方の「小浜派」は、米原寄りの姿勢を鮮明にした知事に「恥をかくぞ」と反発したが、知事の「宣言」が米原待望論の拡大を後押しすれば、ルート議論の行方に影響する可能性がある。
馳知事は12日の県議会で「(小浜ルートの)解決のめどが立たないと判断された場合、米原ルートを含めた検討を行い、一日も早い全線整備を目指すべきだ」と述べ、米原への再考を求める県議会決議に同調する考えを示した。
これについて、米原案の採用を求める佐々木紀衆院議員(石川2区)は「約束通り、期待通りの発言をしてくれた」と上機嫌。自主勉強会を開き、ルートの再検討を進める岡田直樹参院議員(石川県選出)も「スタンスは同じだ。多様な選択肢から速やかに確実につなぐルートを考えたい」と力を込めた。
これに対し、小浜での着工を目指す与党整備委員長の西田昌司参院議員(京都府選出)は「石川は本当にどうなっているのか」といらだちを隠さず。「米原」を強く訴える石川県議会最長老の福村章氏を念頭に「一人の県議の発言に振り回されている」と吐き捨てた。
馳知事の「方針転換」に、これまで同じように「小浜」を推してきた隣県知事は努めて冷静に対応してみせた。
14日、福井県の杉本達治氏は「一日も早い着工に向けて議論を進めるべきだと強く言っているのだろう」と受け止めた。富山県の新田八朗知事もこの日、「小浜」で工事を進めるべきだと指摘。馳知事の発言は京都の懸念が払拭できないという条件付きだとし「米原と明言したわけではない」との見方を示した。
馳知事は14日の会見で、松井孝治京都市長から「感謝のLINE(ライン)が来た」とし、杉本知事からも連絡があったと自身の発言に対する反応を紹介。その上で、ルート問題については「政府でデータを基に議論し、解決策を示してほしい」とあらためて強調した。
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OS5
:2025/03/15(土) 10:54:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/70911ef863d3bf4bef3be98a983d265060ceab17
熊本県が空港アクセス鉄道のルート案や採算性などの公表先送り 物価高騰や沿線の人口増加など環境変化が原因
3/14(金) 11:02配信
FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン
熊本県が整備を計画している空港アクセス鉄道について、熊本県は最新の需要予測や収支の採算性などを9月議会で公表すると明らかにした。当初は今議会で公表する予定だったが、物価高騰や沿線の人口増加など大きな環境変化が起きているとして、より正確なデータを県民に示したいとしている。
【画像】空港アクセス鉄道の大まかなルート
JR豊肥線・肥後大津駅と熊本空港結ぶ
空港アクセス鉄道はJR豊肥線の肥後大津駅から熊本空港までの約6.8キロを結ぶ計画で、2034年度の開業を目指している。
熊本県は3年前に概算事業費約410億円、熊本駅からの所要時間は最短39分、需要予測を1日最大約5500人とする調査結果を公表。国への鉄道事業の許可申請を2025年内に行うことから、ルート案を含めた最新のデータを2024年度中に公表するとしていた。
しかし、3月12日の熊本県議会・特別委員会で、空港アクセス鉄道整備推進課の猪原英次課長は「豊肥本線沿線の急速な企業進出や開発計画があり、鉄道事業化申請までの間にさらに時間をかけて適正に反映させることが一番重要だと考えております」と述べた。
その上で、2024年度中の詳細なデータの公表を見送るとし、新たな概算事業費や需要予測、収支の採算性などを2025年の9月議会で示すと明らかにした。
公表先送りも全体スケジュールに影響なし
一方、都市計画決定の手続き上、7月に住民説明会を予定していることから、『ルート案』については6月議会で先に公表するとしている。
熊本県は2027年度着工、2034年度の開業を目指す事業全体のスケジュールに影響はないとしている。
(テレビ熊本)
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:
OS5
:2025/03/18(火) 09:24:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1dbbe425407d9bc8556deb7311f47a399f8665a
利用者は「減るとやっぱり嫌だね」経営難で本線休日ダイヤは3分の1減に 富山地鉄がダイヤ改正で大幅減便へ
3/17(月) 18:58配信
チューリップテレビ
チューリップテレビ
経営難に陥っている富山地方鉄道が14日、4月15日のダイヤ改正で大幅に便数を減らすことを発表しました。利用者からは利便性の低下を懸念する声の一方で存続のためには仕方がないといった声も上がってます。
【写真を見る】利用者は「減るとやっぱり嫌だね」経営難で本線休日ダイヤは3分の1減に 富山地鉄がダイヤ改正で大幅減便へ
富山地方鉄道は利用者の減少や物価高騰などの影響で運営が厳しいとして4月15日からのダイヤ改正を発表しました。
利用者の少ない早朝や昼間にかけて鉄道線3路線であわせて平日は12本、休日が47本の大幅な減便です。
上市町の10代男性
「休日も富山駅遊びに来たりするので、休日遊ぶときちょっと不便ですね」
富山市の80歳女性
「足腰が弱くなっているでしょう。減っても乗れる時間にあればそれでいいの」
■本線では休日ダイヤで3分の1減
具体的には本線で平日で6本、休日30本の減便で、休日は改正前の3分の2となります。
そのほか不二越・上滝線は平日4本、休日8本の減便。
立山線では平日2本、休日9本の減便となります。
また、立山観光のオフシーズンである12月1日から4月中旬には立山線の岩峅寺から立山駅間で午前10時台から午後2時台の列車の運転を取りやめます。
大幅な減便に利用者は――
滑川市の70代男性
「土日は立山に行ったりするのに、減るとやっぱり嫌だね」
上市町の10代男性
「富山県が支援するとか、市町村が支援するとかいうんで、できれば本数もっと増えて便利になるといいですね」
富山市の10代女性
「夜遅かったり、昼とか、全然いないみたいな。通勤ラッシュのときとかはすごい満員になるのでその時間帯だけ増やしたりとかあったらいいのかな」
富山市の10代女性
「部活の帰りとかに使っています。ある電車乗ろうかなという感じです」
■鉄道線は12.2%の運賃値上げも
地鉄をめぐっては4月1日から、鉄道線で平均12.2%の運賃の値上げも決まっています。
富山市の70代女性
「(運賃の値上げは)仕方ないかなと。いろいろ経費もかかるだろうし」
滑川市の70代男性
「学生が困るよね。富山第一高校や魚津工業高校に通う生徒。家庭の負担あがるよね。(運賃を)本当は上げて欲しくないけど、やっぱり存続の方が大事かなと」
新ダイヤの詳細は3月中に発表される予定で、富山地方鉄道は可能な限り利用者への影響が少ないようなダイヤ編成を心がけたいとしています。
チューリップテレビ
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OS5
:2025/03/18(火) 11:06:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/19246f39ae17290ccfdfecdbf226569d7c5c3229
「新大阪―博多」3時間44分から2時間21分に、サービス向上重ねた山陽新幹線の50年…これからの課題も山積
3/11(火) 16:50配信
読売新聞オンライン
新大阪―博多間の全線開業から50年を迎えた山陽新幹線(10日、兵庫県西宮市で)
JR西日本の山陽新幹線が10日、新大阪―博多間の全線開業から50年を迎えた。西日本の主要都市を結ぶ「大動脈」の累計利用客数は約30億人に達し、JR西の経営を支える柱にもなってきた。ただ、沿線人口減少や、トンネルや橋などの施設の老朽化といった課題も山積している。(畑中俊)
【図表】山陽新幹線の輸送人員
サービス向上
JR西の長谷川一明社長は「地方都市に少しずつ停車する。地域に密着し、歩んできた50年だった」と強調する。
山陽新幹線は1972年、新大阪―岡山間が先行開業し、75年3月10日に博多まで延伸した。沿線には、県庁所在地や工業都市が並び、新神戸や岡山、福山、広島、小倉などの駅がある。
航空機との競争を意識し、サービス向上を続けてきた。新大阪―博多間は当初、最速で3時間44分かかったが、2007年に「のぞみN700系」を導入し、現在では2時間21分に短縮。ゆったりした座席を設けた「ウエストひかり」(1988年)や、個室のある「ひかりレールスター」(2000年)も投入した。
運輸収入の5割
11年に九州新幹線との直通運転を始めたほか、外国人観光客の間で瀬戸内地域の人気が増したこともあり、乗客数は大きく増えた。23年度の輸送人員は7030万人で、国鉄民営化時の1987年度に比べて1・3倍に伸びた。
収益性の低い地方路線を多く抱えるJR西の業績を支える存在にもなってきた。2024年3月期の運輸収入は4054億円で、JR西全体の48%を占めた。ビジネス客の利用が多いJR東海の東海道新幹線(93%)には及ばないが、JR九州の九州新幹線(35%)を大きく上回る。
進む人口減少
課題も多い。重厚長大産業の生産拠点が集中する瀬戸内地域では、工場の閉鎖などで雇用が減っており、人口減少も進む。大阪・関西万博に来場する外国人客らを西日本各地に呼び込み、新たな需要を開拓することが欠かせない。
安全面での対策も急務だ。山陽新幹線は、直線で走ることを重視してルートが敷かれたとされ、山間部を貫く区間が多く全区間のおよそ半分をトンネルが占める。コンクリートの劣化が進み、剥落(はくらく)事故が相次ぐ。
JR西は、28年度からの10年間、トンネルの天井や橋の補修に取り組むが、総費用は24年3月期の最終利益の1・6倍となる1557億円を見込む。
人手不足が深刻化する中、運転の効率化も重要となる。運転士の負担軽減に向け、30年代には運転士が乗務しつつ速度調整や停車を自動化する「半自動運転」を導入する方針だ。
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OS5
:2025/03/19(水) 15:54:17
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025031600321&g=soc
遠のく関西、観光に影 直通特急の復活要望―能登・北陸新幹線延伸1年
時事通信 社会部2025年03月17日07時03分配信
和倉温泉駅=12日、石川県七尾市
北陸新幹線の延伸開業から1年を迎えた北陸の観光地では、関西や中京圏からの集客を懸念する声が広がっている。いずれも直通の特急がなくなり、敦賀で新幹線への乗り換えが必要になったためだ。能登半島地震で被災した和倉温泉(石川県七尾市)関係者も苦慮している。
延伸前は、大阪と金沢を結ぶ特急「サンダーバード」が1日1往復、和倉温泉まで直通運転していた。しかし、新幹線延伸に伴って大阪・名古屋からの特急は全て敦賀止まりとなり、金沢まで新幹線に乗り、再び在来線へと2度乗り換えが必要に。大阪―金沢間で最速22分短縮される一方、料金は約2割増しとなった。
和倉温泉で旅館「花ごよみ」を経営する北村金次社長は昨春の営業再開後、関西の客に「不便になった」と言われた。「乗り換えを経験したら、また来たいと思わないのではないか」と懸念する。
「関西の奥座敷」と呼ばれ、新幹線駅が開業した加賀温泉(同県加賀市)も同じ悩みを抱える。市によると、2024年の宿泊・日帰り客数は延伸前の23年と比べ、関東からは7.5%増えた一方、中京圏は4.2%減、関西からは13.0%減となった。
北陸新幹線は最終的に大阪までつながる計画だが、敦賀以西の詳細なルートは決まっておらず、25年度を目標としていた着工も見送られた。七尾市は「臨時便でも復活すれば復興の弾みになる」として、直通列車の再開を要望している。
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OS5
:2025/03/22(土) 19:49:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5fbc901642f65a25caf97cb4da866e1dba72b6f
札幌市電が5月から減便 運転手不足で 休日出勤による負担増
3/22(土) 9:00配信
毎日新聞
札幌市内を走る路面電車=札幌市中央区で2024年8月26日、高山純二撮影
路面電車(市電)を運行する札幌市交通事業振興公社は21日、運転手不足のため、5月1日の夏ダイヤから当面の間、1日20便程度を減便すると発表した。運転手不足に伴う減便は、市電が市営化した1927年以降初。
公社によると、減便は平日ダイヤで実施。運行間隔をおおむね1〜2分延長し、朝のラッシュ時(午前7時半〜8時半)は外回り3〜7分、内回り6〜8分とするほか、夕方のラッシュ時(午後5時半〜6時半)は外回り8〜9分、内回り4〜7分とする。例年の夏ダイヤは1日275便程度となっており、運転間隔の延長に伴い、5月1日以降は1日253便になるという。
市電の運転手数は現在、必要人数(73人)より10人少ない63人となっており、休日出勤による負担増が問題になっていた。このため、公社は「安全輸送確保のため、負担の長期化は好ましくない」などと判断し、減便することにした。
今年4月に採用される8人が10月以降、運転資格を得る見通しのため、来季の冬ダイヤ以降は減便するか今後検討する方針。中田雅幸理事長は「ご不便をおかけし、大変申し訳ない。現在、必要人員の確保に努め、運転手の負担軽減と安全運行の維持に取り組んでいる」などとコメントし、減便への理解を求めた。【高山純二】
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OS5
:2025/03/24(月) 22:22:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/30b4bb5cfdd0616ae70c8a45e7ba7e95c37dd1bb
混迷の北陸新幹線延伸 京都の酒造組合と仏教会が「待った」 受益に見合わぬ負担に不満も
3/24(月) 22:08配信
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産経新聞
北陸新幹線敦賀(福井県敦賀市)-新大阪間の延伸を巡る議論が難航している。福井県小浜市から京都府を通るルートに対し、地下水への影響や財政負担などの懸念が強まり、詳細な経路が決まっていない。国側は25日に京都市内で自治体向け説明会を開き、不安解消に努める考えだが、一度は立ち消えた別ルートへの見直し論がくすぶる。
■25日に地元説明会
「新幹線整備に不可欠な沿線自治体の協力が得られるよう、説明していただきたい」。西脇隆俊京都府知事は13日の記者会見で、説明会を開く国側にこう求めた。
背景には昨年末以降、相次ぎ噴出した懸念がある。酒造りに地下水を使う京都府酒造組合連合会などは、工事によって地下水脈の遮断などが起きないルート設定を求める要望書を府と京都市に提出。約1100の寺院が加盟する京都仏教会は環境保全などの観点から現行計画を「千年の愚行」と非難し、撤回を求める署名活動を始めた。
掘削に伴う残土搬出や交通渋滞も課題となる。東海道新幹線の停車駅を持ち、インバウンド(訪日客)によるオーバーツーリズム(観光公害)に直面する京都で、現在のルート案は歓迎されているとはいえず、府市は着工に慎重な姿勢を崩していない。
■着工5条件も壁
北陸新幹線は法律に基づく「整備新幹線」の一つで、1973年に整備計画が決定。政府与党は沿線を巻き込んだ議論の末、2016年に小浜・京都ルートに決めた。
懸念払拭に向けて「着工5条件」も立ちはだかる。①財源見通しの確保②収支採算性③投資効果(費用対効果が1を上回る)④JRの同意⑤並行在来線の経営分離に関する沿線自治体の同意-を満たす必要がある。
現在の詳細ルート2案について、昨年夏に国が公表した試算では、建設費は当初見込みの2倍以上となる5兆円超まで膨らむ可能性がある。
国土交通省によると、要因は物価上昇のほか、トンネル内での避難経路確保を含む防災対策の見直しなど。建設費はJRが支払う貸付料(施設使用料)を充てた上で、残りを国と地方が2対1の割合で負担する仕組み。西脇氏は「受益に応じた負担を強く求める」と述べ、現行の仕組みを見直す必要性を示唆する。
■関西財界も注視
国交省は費用対効果について、需要予測の見極めに「数カ月単位の時間がかかる」として新たな数字を示しておらず、「1を上回るのか」といぶかる自治体も。
国交省の担当者は、京都で噴出した懸念について「ルートが具体化したことで不安が示されたと認識している。地元の理解を得られるよう丁寧に進めたい」と話す。
関西財界も動向を注視する。大阪商工会議所の鳥井信吾会頭(サントリーホールディングス副会長)は24日の定例記者会見で、大阪延伸に関し「北陸と関西の技術が一つになってサプライチェーン(供給網)を作っており、早期の全線開業が重要だ」と強調した。
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OS5
:2025/03/24(月) 22:22:52
■くすぶる米原ルート
北陸新幹線の大阪延伸を巡り、石川県では東海道新幹線米原(滋賀県米原市)へ接続する「米原ルート」を推す声がある。周辺自治体の知事らは廃案の再燃を抑えるため、現行計画の推進を訴え「火消し」に躍起だ。
「解決のめどが立たないと判断された場合は、米原ルートを含めた検討を行い、一日も早い全線整備を目指すべきだ」
石川県の馳浩知事は12日の県議会委員会で、現行の小浜・京都ルートへの懸念が高まっていることを念頭にこう述べた。延伸区間の着工が見送られ続けている状況を「異常」とも指摘した。
この発言に対し京都府の西脇隆俊知事は「一日も早く全線整備を目指したいとの思いから出た発言と受け止めている」と語った。福井県の杉本達治知事も同様の見解を示し、米原市がある滋賀県の三日月大造知事も「(現行計画を)1回決めたからには、そのルートをできるだけ早く通していくことに力を注いだほうがいい」と強調する。
米原ルートは建設費が少なく、工期も短いとされ、石川県議会は昨年6月、小浜・京都ルートの「先行きは全く不透明」として米原ルート再考を求める決議を可決した。
ただ冒頭の馳氏の発言は「条件付き」といえ、米原ルート一辺倒というわけではない。馳氏は発言後、杉本氏から電話があったと明かし「改めて協力し、一日も早く乗り換えなしで大阪までつなげようという思いを持った」と語った。(入沢亮輔、井上浩平、清宮真一)
■禍根残さぬ調査と説明が重要
流通経済大の板谷和也教授(交通政策)の話
北陸新幹線の大阪延伸が遅れれば、関西と北陸の円滑な往来、ひいては経済成長にブレーキがかかる。どのルートであれ早期整備が望ましいが、地元の不安や環境への懸念にはきちんと対応すべきだ。仮に小浜・京都ルートの手続きが進まないようであれば、見直しもやむを得ないのではないか。
大阪延伸ルートの選定は政治色が強く、国土交通省が主導するのは難しい面もある。JR湖西線が並行在来線として経営分離の対象となることも考えられ、その場合、滋賀県などの沿線自治体が不利益を被る可能性があり、合意を得るには一から計画を作り直すくらいの労力が必要だろう。
トンネル工事も、例えば予想以上に硬い岩盤の存在が判明し、建設費などが試算よりかさむことが見込まれる場合、どこが費用を負担するかも問題だ。
想定外の整備費を国が支出するとなれば、国家事業としての必要性を問われる。まずは丁寧な調査に基づく説明が重要だ。必要なプロセスを踏み、禍根が残らない形で進めてほしい。(聞き手 秋山紀浩)
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OS5
:2025/03/25(火) 21:20:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf8229dc38a037d499d496d91756468c840eee9b
ダイヤ改正で15本⇒9本に「新幹線のぞみ 徳山駅停車本数増を」コンビナートに需要高く 山口県周南地域3市長がJRに要望
3/25(火) 12:57配信
tysテレビ山口
テレビ山口
2023年のダイヤ改正で山口県のJR徳山駅への停車本数が減った新幹線「のぞみ」について周南地域の3市長が停車本数を増やすよう、JR西日本に要望しました。
周南、下松、光市の市長らがJR西日本の広岡研二広島支社長に要望書を手渡しました。
徳山駅に停車する新幹線「のぞみ」の定期便の本数は、2023年春のダイヤ改正で15本から9本へ減りました。
周南地域は首都圏との往来が活発なコンビナート大手企業が多くある一方で空港へのアクセスが悪く、東京駅とを結ぶ「のぞみ」の需要が高いということです。
要望は、徳山駅に停車する本数を増やしてほしいというもので特にビジネスでの利用が多い朝と夕方、夜の帰宅時間の増便を求めています。
周南地域から増便の要望をするのは今回で3回目です。
JR西日本は「要望はしっかりと受け止める。利用状況などを鑑みて臨時便を増やすことも検討していく」と回答したということです。
テレビ山口
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OS5
:2025/03/26(水) 11:00:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/74d9c184fc5c66c970761818b7dac41bcbec8993
新幹線の新駅設置へ、福岡県・直鞍2市2町と宗像市が準備会…直方市長「地域全体の浮揚図るための装置」
3/26(水) 9:38配信
読売新聞オンライン
読売新聞
福岡県・直鞍地区の2市2町(直方市、宮若市、鞍手町、小竹町)と宗像市は24日、新幹線の新駅設置に向けた準備会の初会合を直方市役所で開き、来年3月の期成会結成に向け、地域振興の実現も含めて連携して取り組むことを申し合わせた。
初会合には、3市2町の首長が出席。大塚進弘・直方市長が「地域全体の浮揚を図るための装置として新幹線がある。協力をお願いしたい」とあいさつした後、会議は非公開で行われた。
同市によると、この日は、福岡、北九州両市に挟まれた直鞍、筑豊地区の広いエリアの地域振興の必要性に言及。その方策として新駅設置に動くことを申し合わせた。新駅の具体的な場所は決まっていないという。
新駅を巡っては、直方市が新年度、JR福北ゆたか線と山陽新幹線が交わる同市・植木地区を想定し、都市圏化の可能性などを調査する方針を決めている。
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OS5
:2025/03/27(木) 08:47:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/e47a1acb7c76b49037c7e5ad92c211a5e92b93a6
札幌市電5月から8%減便 増える乗客、減る運転士 慢性的人手不足「週1休、常態化」
3/27(木) 6:03配信
北海道新聞
大通地区の西4丁目停留場。多くの利用客が市電から降りてきた=21日午後5時40分、札幌市中央区(西野正史撮影)
札幌市の路面電車(市電)が5月以降の大幅減便を決めた背景には、ベテランが抜けて運転士不足が慢性化している事情がある。沿線人口は増え続け、1日あたりの乗客数も目標を達成しているが、経常赤字が続いており、減便はさらなる収支悪化につながりかねない。バス運転手も含めて各業界の人手不足が深刻化する中、運転士の賃上げなど待遇改善で減便解消を目指す。
【図】市電の乗車人員と経常赤字の推移
運行を担う市交通事業振興公社によると、市電の運転士の定員は73人。市電運行を公社に移管する「上下分離」方式を導入した2020年度以降、増やした定員を満たせたことは一度もない。週休2日が基本だが、「週1休が常態化」(公社)。待遇への不満もあって24年度は6人が退職し、24、25年度の在籍は63人にとどまった。
そもそも市電の利用自体は15年度のループ化以降、コロナ禍を除けばおおむね好調といえる。マンション開発が活況で沿線人口は18年度の約11万5千人から、23年度は約12万人に増えた。藻岩山のロープウエーを利用するインバウンド(訪日客)らも多い。これに伴い、23年度の1日平均乗客数は前年度比6.6%増の2万4200人に増えた。23年度の運賃収入も前年度比8%増の15億4300万円となった。
ただ、収支は上向かない。23年度には市交通局は車両の整備などを行う電車事業所の拡張や耐震化工事に約6億円を支出。経常収支は23年度まで5年連続で赤字に陥り、28年度までの交通事業経営計画の期間中、こうした赤字が続く見通しだ。運行事業を下支えしようと、停留場の副名称を公募するネーミングライツ契約を導入し、低床車両「シリウス」のラッピング広告を新たに募集するなど収益確保に躍起だ。
公社は運転士のなり手確保に向け、4月から職員の基本給を平均9.3%上げる。平均年収は460万円から500万円へ上昇。市は「給与水準は同業他社とほぼ同等になる。転勤がない公社の優位性も打ち出す」と強調する。早期に人手不足を解消し、需要に応えるだけの運行体制を整えられるのか、今後の市の取り組みが注視される。
「混雑さらに」利用者懸念
札幌市電路線図
市電の平日ダイヤが大幅に減便されると発表された21日、通勤や通院で日常的に市電を利用する市民からは「市電の混雑がさらに深刻化する」と懸念の声が上がった。
「通勤時の市電は今でもギリギリ座れるかどうか。減便されれば、さらに混雑するのではないか」。通勤で市電を利用している札幌市中央区の会社員の女性は大幅な減便を受け、不安を強める。
減便の対象は平日ダイヤで、1日の運行便数の8%に当たる約20便減少する。通勤通学帯も含めて1時間当たり1〜2便減る。
だが、特に朝はラッシュ時のピークの午前8時台を過ぎても、乗車できない人が出るほど混み合うこともある。昨年12月、大人運賃を200円から230円に引き上げられたばかりで、女性は「値上げした後に減便までされると困る」。
通勤通学帯以外でも、外国人観光客で混み合う便は多い。札幌市中央区の70代の女性は通院で市電を利用する際、大型のスーツケースを手にする外国人客で座席が埋まる日が増えたといい、「体調が悪くても以前のように座ることができなくなったのに、減便されるなんて信じられない」と憤る。
札幌市交通事業振興公社は減便を「当面の間」とするが、減便の原因となった運転士不足は解消が見通せず、将来的に運行便数が戻るか不透明。女性は「運行会社は経営体制の見直しなど減便以外の方法で対応し、市民の足を守るべきだ」と訴えた。
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OS5
:2025/03/28(金) 09:56:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/5717620b302e1684448326ac69e3eb9852d96f81
肥薩線再生協が3駅廃止案まとめる 瀬戸石、海路、那良口 熊本県、JRや国との最終合意目指す
3/28(金) 9:35配信
熊本日日新聞
3駅廃止案をまとめたJR肥薩線の再生協議会=25日、人吉市
2020年7月の熊本豪雨で被災し、一部区間で不通が続くJR肥薩線の再生協議会は25日、八代駅─人吉駅間の復旧で15ある駅のうち瀬戸石[せといし](八代市)、海路[かいじ](芦北町)、那良口[ならぐち](球磨村)の3駅を廃止する駅配置案をまとめた。熊本県は再生協の案をJR九州と国に示し、今月末までの最終合意を目指す。
県と人吉球磨、八代市、芦北町の12市町村でつくる再生協が、人吉市で会合を開き、地元の意思を確認した。
会合は冒頭を除き非公開。終了後、再生協会長の亀崎直隆副知事は取材に対し、事務局が示した3駅廃止案に反対意見は出なかったと説明した。「拠点性とにぎわい創出の観点から駅を整理した。沿線自治体と協議を重ねてきた結果だ」と述べた。3駅は被災前から日常の利用客がほとんどなかったという。
肥薩線の124・2キロのうち不通の区間は八代駅─吉松駅(鹿児島県湧水町)間の86・8キロ。県とJR九州、国は昨年4月、このうち八代駅─人吉駅間の51・8キロを鉄道で復旧することで基本合意した。
最終合意には、復旧後の鉄道運行をJRが担い、施設の所有や管理を県や地元自治体が担当する「上下分離方式」が盛り込まれる見通し。各市町村の負担割合は次回以降の再生協で検討する。(肥薩線取材班)
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OS5
:2025/03/28(金) 09:57:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7a24c5291153b454c93a7e294cb398e3dfb38e8
宇都宮LRTの東武線乗り入れ 知事、2030年の整備は「難しい」
3/28(金) 8:15配信
毎日新聞
次世代型路面電車(LRT)の車両=宇都宮市で2023年8月、池田一生撮影
栃木県の福田富一知事は27日の記者会見で、次世代型路面電車(LRT)の東武宇都宮線への乗り入れに関連して、宇都宮市がJR宇都宮駅西側の開業を目指す2030年時点の整備状況について、「個人的にはせめて結節できることが望ましいが、(東武宇都宮百貨店という営業している建物があるので)難しい」との見通しを示した。
【写真まとめ】 宇都宮LRT
25日に行われた県、宇都宮市、東武鉄道3者の協議会では、東武宇都宮線への乗り入れを目標に検討することで一致したが、実現時期は示されなかった。
知事は「(百貨店は)東武グループだが別会社。乗り入れは、30年に同時にということでなく、それ以降に検討していくことにならざるをえない」と述べた。【有田浩子】
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OS5
:2025/03/31(月) 14:56:57
https://www.asahi.com/articles/AST3X44XTT3XTNAB004M.html
日豊線特急「通算特例」廃止に、大分で乗り継ぎ値上げへ JR九州
星乃勇介 平林大輔2025年3月29日 10時30分
JR九州が4月、大分で日豊線の特急を乗り継ぐ際に適用してきた、特急料金の「通算特例」を廃止する。このルートでの県内と博多、小倉方面との行き来は大半のケースで値上がりする。インターネットで買える割引切符を使えば安くなるが、ネットに不慣れな高齢者も多く、課題は残る。
JRのルールでは、特急料金は列車ごとに必要だ。日豊線の場合、大分で「にちりん」(宮崎方面)と「ソニック」(博多方面)を乗り継ぐのが一般的で、本来ならそれぞれ特急料金がかかる。だが、通算特例によって1本の列車として計算され、安くなってきた。
同社によると、通算特例ができたのは2003年。「にちりん」の約半分が別府止まりとなったため「激変緩和措置」として導入。その後、「にちりん」の大半が大分止まりになった。
しかし、20年以上が経ったことで「激変緩和の役目は終わった」(同社)として、廃止することにしたという。その結果、自由席特急料金は延岡―博多間が2600円から4千円に、宮崎―博多間が2600円から4600円に値上がりする。
同社は4月、乗車券にあたる運賃も平均約15%値上げするため、日豊線の特急利用者にとってはダブルパンチとなる。読谷山洋司・延岡市長は昨年12月の記者会見で「急激すぎないか」と疑問を述べた。
◇
4月以降もJRの特急にお得に乗れる方法がある。乗車券と特急券がセットになった「九州ネットきっぷ」だ。主要区間に設定されている。
例えば4月以降、延岡―博多間を「みどりの窓口」で買うと、通算特例の廃止による延岡―大分間、大分―博多間の特急券と、乗車券を合わせて計1万1880円(通常期指定席)。これに対し、ネットきっぷは約44%引きの6620円だ。
ネットきっぷの購入には会員登録が必要で、予約もパソコンやスマホなどに限られる。ただ、切符の発券前なら列車の変更が何度でもできる。支払いは2日前までならコンビニでもできるが、基本はクレジットカードで、乗車前に主な駅の窓口か指定席券売機で発券する必要がある。
県内発着のネットきっぷは、高速バスとの競合を背景に割引率が高い区間も多い。とはいえ、さまざまな制約があるうえ、クレジットカードを持っていなかったり、ネットに不慣れだったりすると購入しにくい。
JR九州は「パソコンやスマホの操作方法や購入方法については専用の問い合わせ電話を設けており、丁寧に対応したい」(広報部)としている。
◆JR九州の運賃・料金問い合わせ先
・3月31日まで(050・3358・3315)
・4月1日以降(0570・04・1717)
・インターネット列車予約案内センター(0570・01・8814)
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OS5
:2025/04/01(火) 08:02:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ec2ecb548cbd12d012eb
JR肥薩線 八代-人吉間の通称「川線」、33年度の運行再開で熊本県とJR九州が合意 一方、人吉-吉松間の「山線」は…
4/1(火) 6:30配
南日本新聞
JR肥薩線検討会議後、取材に応じるJR九州の松下琢磨取締役常務執行役員=31日、熊本市の熊本県防災センター
2020年7月の豪雨で被災したJR肥薩線の八代-人吉間(いずれも熊本県)の通称「川線」について、熊本県とJR九州は31日、鉄路復旧で最終合意した。15駅のうち3駅を廃止し、33年度ごろの運行再開を目指す。同じく不通が続く「山線」の人吉-吉松(湧水町)間は、鹿児島、宮崎両県を加え今後協議する見通し。
4月1日に熊本県の木村敬知事とJR九州の古宮洋二社長が県庁で最終合意書を取り交わす。
31日に熊本市であった非公開の検討会議では、県側が利用者増が見込めない3駅の廃止案を提示し、JR九州が受け入れ合意した。同社が25年度から復旧工事の調査・設計に着手することも報告された。今後は官民で約114億円を初期投資し、観光と日常の両面で利用客拡大に取り組む。
会終了後、同社の松下琢磨取締役常務執行役員は「駅の長期的な活用方法や具体的な廃止案が示されたため合意に至った」と説明。山線については「今後、検討会議という場で議論していく」との見解を示した。
川線の鉄路復旧を巡りJR九州は当初、被災前の年6億円前後の赤字や沿線の人口減を理由に慎重な姿勢だった。県は線路や駅舎などを自治体が保有しJR九州が運行を担う「上下分離方式」や、観光と日常利用を軸とした利活用策などを提示し、24年4月に鉄路復旧で基本合意していた。
JR九州の試算では、肥薩線の復旧費約235億円のうち山線は約6億円。区間別の被害件数は、橋桁の流失や駅舎の浸水など川線が419件、山線が29件の計448件。自治体別では、鹿児島県は湧水町の1件のみ、宮崎県は0件となっている。
南日本新聞 | 鹿児島46beb11612aad4031cc」
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OS5
:2025/04/01(火) 12:04:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/23bed7c720c2c7cf084e72f0d89b63fe5b826c96
南海電鉄、来年4月からの新社名は「NANKAI」…主力事業は鉄道から不動産へ
4/1(火) 9:00配信
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コメント23件
読売新聞オンライン
南海電気鉄道の特急「ラピート」
南海電気鉄道は3月31日、2026年4月1日付で社名を「NANKAI」に変更すると発表した。同日付で鉄道事業の分社化を予定しており、不動産事業を主力として成長を目指す新たな体制への転換をアピールする。現社名は鉄道事業を承継する子会社が引き継ぐ。
大阪市内で記者会見した遠北光彦会長は、ローマ字表記を採用した理由について、「インバウンド(訪日客)に人気がある難波など、国際色豊かな事業エリアの魅力を表現した」と説明した。鉄道の事業環境が厳しくなる中、NANKAIは、成長が見込める駅前の再開発を含めた不動産事業を軸とし、新規事業の創出も目指す。鉄道事業を分社化して切り分けることで、役割分担を明確にして経営判断を早める狙いがある。
25〜27年度の3年間に、不動産を中心に最大3600億円を投資する計画も公表した。
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OS5
:2025/04/01(火) 16:15:51
https://mainichi.jp/articles/20250326/k00/00m/040/158000c
国鉄分割民営化から「じり貧」38年 JR四国が探る公共交通モデル
佐々木雅彦
広瀬晃子
山中宏之
暮らし・学び・医療
速報
毎日新聞
2025/3/29 06:45(最終更新 3/29 06:45)
1349文字
最後の国鉄総裁である杉浦喬也氏からJR新会社へのメッセージを運ぶ「旅立ちJR号」の出発式=東京駅で
「セレモニーを済ませたものの心の中は不安だった。もともと経営安定基金を持って発足した『三島会社』だから、そう簡単に収支が良くなるはずはない」。1987年4月1日、高松市で開かれたJR四国の発足を祝う記念式典。初代社長となった伊東弘敦氏(92)は「何とか黒字になるよう努力をして参りたい」とあいさつしたが、2007年発行の同社の社史でこの時の心境を明かしている。【山中宏之、佐々木雅彦、広瀬晃子】
「増税なき財政再建」を掲げ、1981年に発足した政府の行財政改革の諮問機関「第2次臨時行政調査会」(通称・土光臨調)。臨調トップの元経団連会長で、「メザシの土光」と呼ばれた土光敏夫氏が83年に中曽根康弘首相(当時)へ提出した最終答申は、巨額の債務を抱えながらストライキが頻発していた国鉄の分割・民営化が改革の目玉だった。国鉄は87年4月1日、六つの旅客会社と一つの貨物会社に分割された。
伊東氏は社史の中でこう続ける。「(最初の夏のボーナスについて)借金しなければ払えないのか、自前で賄えるのか、分からなかった。結果はOK」「現場で、ある車掌から『社長、この間はボーナス有難うございました』と脱帽して言われたのにはびっくりした」。第3代社長の松田清宏氏(77)は、伊東氏がふと漏らした「ボーナスが払えた!」という言葉が深く印象に残っているという。
同社が多難な船出となったのはなぜか。新幹線や大都市圏の通勤路線を持つ本州のJR3社と異なり、不採算のローカル線を多く抱える北海道、四国、九州の3社は「三島会社」と呼ばれ、民営化後の経営が不安視されていたためだ。国は三島会社には経営安定基金を割り当て、運用益で本業の赤字を補塡(ほてん)するスキームを作る。JR四国は2082億円を受け取ったが、想定利回りは年7・3%で、長引く低金利の影響を受けて運用益が大幅に減少。経営状態は年々悪化し、2020年には国土交通省から書面で経営改善を求められた。構造的な赤字を埋めるため給与水準を低く抑えた結果、若手運転士の離職が相次ぎ減便を余儀なくされるなど、民営化からまもなく38年となる今も綱渡りが続く。
「日本国有鉄道」の銘板を取り外す杉浦喬也国鉄総裁(右)と橋元雅司副総裁=東京・大手町の国鉄本社前で
赤字ローカル線の対応に苦慮するのは三島会社だけではない。23年10月、赤字路線の存廃を巡り沿線自治体と事業者、国が話し合う「再構築協議会」制度の運用が開始。JR西日本が利用者の少ない芸備線の岡山、広島両県にまたがる区間について協議会設置を要請し初の導入事例となった。
23年度、JR四国は岡山県と香川県を結ぶ本四備讃線(瀬戸大橋線、児島―宇多津)を除く全線区で赤字だった。貨物を除くJRで唯一、新幹線を持たない同社は再構築協議会の設置が有力視されていたが、24年6月に就任した四之宮和幸社長は「今すぐ(協議会を)始めようとは思っていない」と述べた。
代わりに同社が打ち出すのが、複数の公共交通機関を連携させる「モーダルミックス」の取り組みだ。「公共交通ネットワークの四国モデル」を目指して、試行錯誤している。
◇
民営化後、「じり貧」からスタートした同社が掲げる四国モデルは、地域の公共交通体系の新たな持続化モデルとなるのか。赤字路線の存廃を巡る「先送り策」に過ぎないのか――。四国の鉄路の現場から考える。
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OS5
:2025/04/03(木) 00:15:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/a279cfc9a8052ebb0fbd84338921264386062fd3
JR北海道の特急列車が全席指定席化へ 「空いている日は格安に…」 2026年3月ダイヤ改正
4/1(火) 18:44配信
STVニュース北海道
STVニュース北海道
JR北海道の綿貫社長は4月1日、今年度の事業計画を発表し、2026年3月のダイヤ改正で、旭川方面を走る特急列車の全席指定席化を目指す考えを明らかにしました。
(JR北海道 綿貫泰之社長)「旭川方面の特急列車全車指定席化の実施をダイヤ改正で考えている。空いているときには割引率を大きくして格安にして、混んでいる日には割引率を低くするイールドマネジメントで、収益の最大化を目指していくという考え方です」
綿貫社長は2026年3月のダイヤ改正で、「ライラック」や「宗谷」など旭川方面を走る特急列車の全席指定席化を目指す考えを明らかにしました。
これに伴い一部の割引切符を廃止し、インターネット予約の割引サービスに集約する方針です。
JR北海道は2024年3月、函館方面や釧路方面の特急列車で全席指定席化を実施していて、旭川方面が全席指定席になると、道内すべての特急列車に自由席がなくなります。
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OS5
:2025/04/03(木) 00:21:49
https://www.yomiuri.co.jp/local/hokkaido/news/20250401-OYTNT50208/
JR北 全特急、全席指定に 来年3月から旭川・稚内方面も追加 函館・釧路方面の特急はすでに全席指定
2025/04/02 05:00
運賃表をかけ替える作業員(1日午前0時47分、JR札幌駅で)=古厩正樹撮影
JR北海道は1日、2025年度の事業計画を発表し、来年3月のダイヤ改正で「カムイ」(札幌―旭川)や「宗谷」(札幌―稚内)など旭川方面の特急を全席指定にすると明らかにした。昨年3月に函館や釧路方面の特急で導入済みで、道内全ての特急を全席指定化することで収益の最大化を図るとしている。
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JR北によると、鉄道運輸収入はインバウンド(訪日外国人客)などの観光需要が回復し、中期経営計画よりも36億円増の785億円を見込んだ。初乗り料金が200円から210円、平均7・6%の値上げ幅となった1日の運賃改定で、33億円の増収効果があると算定した。
老朽化に伴う札幌駅の刷新については、28年度末までとしていた駅中の商業施設も含めた全面開業を1年前倒しして27年度末までを目指す。
安全対策については、昨年11月に函館線砂川駅構内で作業員が見張員などを置かずに線路内に立ち入って作業し、社内で虚偽報告をするなど危険な事案が相次いだことを受け、すでに策定した安全計画の見直しを進めることも盛り込んだ。
JR北の綿貫泰之社長は事業計画について「しっかり収益を拡大していく中で、(中期経営計画の中で目標としている)黒字化を確かなものにしていきたい」と述べた。
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OS5
:2025/04/03(木) 10:35:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2623ab66ec662468dd4ed2da7ccab498e4699b5
普段使われない謎の新幹線ホーム…JR燕三条駅「13番線」 何の意味が?新路線のため?秘密を探ってみた
4/3(木) 7:02配信
新潟日報
東京行き新幹線が発着する12番線(左)の向かいにある13番線(右)=JR燕三条駅
JR燕三条駅の新幹線ホームには、普段は使用されない13番線がある。上り(東京方面)は12番線、下り(新潟方面)は11番線を発着。上りホームの反対側にある13番線には線路が敷かれてはいるが、通常、列車が通ることはない。新潟県内の上越新幹線5駅(ガーラ湯沢駅含まず)、北陸新幹線2駅のうち、通常ダイヤに組み込まれていない新幹線ホームがあるのは燕三条駅だけだ。
【図表】JR燕三条駅の乗り場のイメージ
三条市と燕市の境界にある燕三条駅は、上越新幹線が開業した1982年に設置された。JR東日本新潟支社(新潟市中央区)に取材したところ、13番線は「輸送の弾力性の確保と、車両基地からの試運転列車の折り返しに対応して設置している」との説明だった。
通常ダイヤでは燕三条駅で折り返す新幹線は存在しない。ただ、災害などで列車を折り返す必要がある場合、上り、下り1線ずつの乗り場だけでは難しくなる。乗り場が3線あることで、一定の時間、車両を停車させておくことができ、非常時でも比較的余裕を持ったダイヤ設定が可能になる。
2004年10月23日の中越地震発生で運転を見合わせた新幹線は、翌24日に東京-越後湯沢で運転を再開。30日に燕三条-新潟も運転を再開した。燕三条-新潟では1日18往復で折り返し運転し、うち9往復が13番線を使用した。11月4日に長岡-燕三条も運転を再開するまで続いた(全線運転再開は12月28日)。
▽羽越新幹線構想との関連は?
上越新幹線の駅で使われていないスペースといえば、長岡駅の「幻のホーム」とされるエリアがある。柏崎などを経て北陸方面へつながる新幹線整備を想定したとの説が残る。ここは燕三条駅の13番線と異なり、線路は敷かれていない。
燕三条駅の13番線についても、秋田、青森方面へつながる羽越新幹線構想を踏まえたものではないのだろうか。JR東日本新潟支社に過去の記録を確認してもらうと、「羽越新幹線構想に関わる文言の記載は、確認した限りではなかった」ということだった。
▽「余裕を持たせやすかったのでは」
他の駅にはない乗り場があるのはなぜか。 鉄道に詳しい新潟日報読者・紙面委員の松本和明・京都産業大学教授(元長岡大学教授)は、「上越新幹線が開業したころのインフラは、余裕を考えて造られることが多かった。燕三条は新設駅のため土地に制約があまりなく、スペースに余裕を持たせやすかったのではないか」と語る。
松本教授は「イレギュラーな状況でも、列車が折り返したり、待避(速達列車に追い越させる)したりできる設備があると、ダイヤを組みやすくなり早期復旧にもつながる」と分析。インフラ整備に当たって施設に余裕を持たせる考え方を評価する。
設置の経緯は推測の域を出ないが、13番線はイベントでも活躍する。07年の引退する新幹線車両の展示や、16、17年の「燕三条駅県央祭り」での「現美新幹線」の展示などに使われた。「安全弁」だけではない役割が与えられている。
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OS5
:2025/04/09(水) 10:59:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/4994841dd1d30a85095dd5832be650873741c9de
運転士不足で減便の長井線、朝の通学時大混雑 「毎日は大変」高校生ため息
4/9(水) 8:25配信
山形新聞
朝に通学する高校生らであふれるフラワー長井線南長井駅のホーム=午前7時49分、長井市四ツ谷1丁目
運転士不足に伴い、今月から一部列車を減便しているフラワー長井線は8日、沿線4高校の新学期がこの日で出そろった影響で、朝の通学ラッシュ時は、これまで以上に列車内が混み合い、乗降に時間を要した南長井駅では出発時に遅れが生じた。同線を運行する山形鉄道(長井市)は運転士が確保でき次第、通常の運行本数に戻すが、めどは立っていない。利用者は状況に理解を示すものの「毎日続くと大変」などの声が聞かれた。
同線の利用者は7割ほどが高校生とされる。「都会を走る列車並みに激混みだった」。通学で赤湯駅から下り始発列車に乗った長井高3年渡部公太さん(17)は、車内の混雑ぶりをこう表現した。午前7時台に2本あった赤湯発荒砥行きは1本に集約。列車を1本遅らせると同8時半の始業に間に合わない。いつもより約40分前倒しの列車に立ったまま乗らなければならなくなり「これが毎日続くのはつらい」と漏らした。
同社によると、先月末までに運転士ら5人が相次いで退職し、上下全24本のダイヤを維持できなくなった。今月1日からは朝晩と日中の上下各4本を減らし、運行本数は従来の3分の2になった。朝の通学ラッシュ時だけ現行の2から3両編成にすることも技術的に可能だが、運転士のほかに乗務員を配置する必要があり、人員的に難しいという。
学校側も対応に苦慮している。昨年度に全校生の3割超が同線を利用した荒砥高(白鷹町、石田充校長)は、最寄りの荒砥駅を出発する最終列車が従来より約1時間20分早い午後6時28分となり、職員会議で部活動の終了時間を早めることにした。長井工業高(長井市、阿部新吾校長)では、全校生を対象に学校連絡網で減便への注意を促した。
山形鉄道の中井晃社長(70)は山形新聞の取材に対し「当面は不便をおかけする状況が続く」と利用客に理解を求めていた。
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OS5
:2025/04/12(土) 21:28:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/09885c02bc9b332f56af3d07334dfc7bab880e66
下北半島走るJR大湊線、運賃全額を沿線住民以外にも振り込みへ…事業費130万円なくなり次第終了
4/12(土) 16:47配信
読売新聞オンライン
JR大湊線(2021年10月、青森県横浜町で)
青森県の下北半島を走るJR大湊線を利用してもらおうと、沿線自治体など上北・下北地方10市町村でつくるJR大湊線活性化協議会は6月頃から、大湊線の運賃を全額助成する事業を始める。期間は2026年2月までの予定で、決まり次第、詳細を公表する。11日にむつ市内で開いた協議会の会合で発表した。
助成は、上北・下北圏域への観光などを目的に大湊線を利用した人が対象だ。野辺地―大湊間で、乗車した区間の切符や整理券の写真を撮り、10市町村のホームページなどから振込口座や氏名を記入して申請することで、全額が補助される。
また、大湊線を利用した日に沿線の野辺地町、横浜町、むつ市に宿泊した場合、ホテルなどの利用明細を添付することで、さらに1人あたり3000円が支給される。
協議会は、事業費として約130万円を用意しており、なくなり次第終了する。
むつ市交通政策課の角本昌史課長は「大湊線の地元の利用者を増やすとともに、地域外の方々を取り込むことに挑戦しようと企画した」と話していた。
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OS5
:2025/04/16(水) 10:19:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9973efc9415e672911e360b65ae823fa1447473
なぜ新大阪駅は再開発されるのか? リニア・北陸新幹線で「大阪ツートップ」を目指す! 60年目の大改造、「迷路」からの脱却なるか
4/15(火) 5:51配信
Merkmal
新大阪駅周辺の再生計画
新大阪駅に到着した新幹線「のぞみ」(画像:高田泰)
大阪府市は新大阪駅(大阪市淀川区)周辺の新しいまちづくり方針をまとめた。リニア中央新幹線延伸などを見据えて駅周辺を抜本的に変える構想で、新大阪の新都心化が動き出す。
春らしい暖かさが戻った3月末、東京からの新幹線が到着するたびに、新大阪駅の改札前に長い列が生まれる。欧米やアジア各国からやってきた訪日外国人観光客の団体で、改札を抜けると、添乗員の案内で構内の大阪メトロ御堂筋線やJR京都線へ向かう。訪日客の目的地は、大半が大阪市の繁華街だ。
米国カリフォルニア州から来た若い会社員の女性は初来日。同僚とともにツアーに参加したそうで、
「大阪はおいしい食べ物がたくさんあると聞く。待ち遠しい」
と笑みをこぼす。だが、駅を出て新大阪駅周辺に足を向ける団体は見かけなかった。訪日客にとって新大阪駅は新幹線と在来線、地下鉄の“乗換場所”という認識なのだろう。
新大阪駅の拠点化へ新たなまちづくり方針
新大阪駅改札に並ぶ訪日客の団体(画像:高田泰)
そんな新大阪駅の現状を変えようとする新しいまちづくり方針が、大阪市役所で開かれた新大阪駅周辺地域まちづくり検討部会で決まった。部会には、内閣府や国土交通省、鉄道事業者、経済団体の関係者、学識経験者も出席し、大阪府市が提出した素案を了承した。
新方針は、新大阪駅周辺が2022年に都市再生緊急整備地域に指定され、北陸新幹線延伸で新駅の位置案が新大阪駅南側と示されたことなどを加えて旧方針を更新し、阪急電鉄十三駅(淀川区)、淡路駅(東淀川区)周辺のエリア計画を新たに含めている。
新大阪駅は1964(昭和39)年の開業以来、大阪の玄関口になってきた。現在も新幹線や在来線、地下鉄の5路線があり、北陸や山陰、南紀などへ向かう特急も乗り入れるが、大阪都心部のJR大阪駅、大阪メトロ梅田駅(ともに北区)まではJR京都線や大阪メトロ御堂筋線で4〜6分の位置。新幹線で到着した観光客やビジネス客の多くが素通りしている。
新方針では新大阪駅周辺に国内外から集まる人の交流施設や観光施設、商業施設などを整備し、西日本を引っ張る拠点にすることを目指している。想定する再整備の完了時期は20〜30年後。東京都港区から名古屋市を通って整備されるリニア中央新幹線、福井県敦賀市から京都市を経由して延伸する北陸新幹線の終着駅になることを意識した計画だ。
地下に北陸新幹線の駅設置案が提示された新大阪駅南側広場に広域交通結節拠点の整備、山陽新幹線高架北側に新大阪駅と十三駅を結ぶ阪急電鉄の新大阪連絡線駅の設置が盛り込まれたほか、駅利用者が歩きたくなる街の形成を目標に掲げた。さらに、都市再生緊急整備地域内では複数の民間まちづくり組織が再開発を視野に動き始めている。
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OS5
:2025/04/16(水) 10:19:15
阪急十三駅と淡路駅周辺をサブ拠点に
機能集約後の再開発が計画される大阪市の柴島浄水場(画像:高田泰)
新大阪駅から直線距離で2km足らずの十三駅と淡路駅は、新大阪駅を補完するサブ拠点と位置づけられた。十三駅は阪急電鉄の神戸線、京都線、宝塚線が乗り入れるが、阪急電鉄は新大阪連絡線に加え、大阪駅うめきたエリア地下ホームと結ぶなにわ筋連絡線の整備を計画している。完成すれば駅の利便性がさらに大きく高まることは間違いない。
新方針には駅と周辺の一体整備が盛り込まれた。阪急電鉄が駅舎を建て替えて高層化する計画を持つからだ。駅を取り囲むように広がる商店街の活性化、淀川河川敷の魅力向上なども打ち出している。
淡路駅は通勤特急以外の全車両が停車する阪急京都線と千里線の乗換駅で、大阪メトロ堺筋線の列車も乗り入れる。約300mの場所におおさか東線のJR淡路駅が2019年に開設され、新大阪駅からの移動が楽になった。
再開発用地として挙げられたのは、大阪市が機能集約を計画している柴島(くにじま)浄水場(東淀川区)。浄水場用地約46万平方メートルのうち、約12万平方メートルで新大阪エリアを補完する都市機能整備を目指している。阪急線の連続立体交差事業で生まれる高架下の開発も推進する構えだ。
品川駅や名古屋駅に見劣り
リニア延伸など大型計画が続く新大阪駅(画像:高田泰)
新大阪駅周辺は東海道新幹線の開通に合わせて駅が開業した当時、周囲に田園地帯が広がっていた。本来なら新幹線を都心部の大阪駅に延伸させたいところだが、大阪駅は当時から混み合っていたうえ、将来の山陽新幹線整備を考えると遠回りになる。このため、大阪駅から近く、開発の余地が大きい新大阪駅が選ばれた。
大阪駅南側にあった繊維問屋街が1969(昭和44)年、新大阪駅北側に移転してきたのをはじめ、キーエンス、日清食品、ライフコーポレーションなど大企業の本社も徐々に集まって周辺が次第にビジネス街の様相を示してきた。しかし、線路だらけで歩行者動線が複雑な駅周辺は「迷路」と呼ばれ、新幹線を降りた乗客がくつろげる場所がそれほど多くない。
民間の日本プロジェクト産業協議会関西委員会は2018年、リニア中央新幹線が通る予定の品川駅(東京都港区)や名古屋駅(名古屋市中村区)に比べ、新大阪駅が都市機能や交通インフラで見劣りするとして、駅周辺の再開発を求める提言を国交省近畿地方整備局長に提出している。
西日本の巨大ターミナルを見ると、大阪駅、名古屋駅、京都駅(京都市下京区)とも開設当時、街外れに位置したが、運行路線の充実や駅周辺の開発で都心部といえる姿に進化した。新大阪駅も開業から60年余が経過してようやく進化のときを迎えようとしているように見える。大阪府市でつくる大阪都市計画局拠点開発室は
「新方針に基づき、官民の力を結集したい」
と意気込みを語った。リニア中央新幹線や北陸新幹線が乗り入れるころには、淀川をはさんだ新大阪駅と大阪駅がツートップとなって関西をけん引することを期待している。
高田泰(フリージャーナリスト)
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OS5
:2025/04/17(木) 10:22:50
https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/f83b8f5ad0a95c147a8d03b384b86dcfba43ae87/
ライバルですよね? でも線路は共用する区間3選 なぜ複雑な事情は生まれたか
2025.04.17 07:14
掲載
自社の線路をライバル社の車両が走っている
ある区間において、複数の鉄道路線が重複し競合関係になっている場所が、都市部を中心に見られます。競合している以上、線路は別々と思いきや、なかには線路を共用している場所もあるのです。
え、いなくなってたの!? ダイヤ改正で「サイレント引退」したJR車両3選
JR東海vs名鉄
JR東海と名古屋鉄道は、豊橋〜名古屋〜岐阜間で東海道本線と名古屋本線が競合し、JR東海が特別快速や新快速などを、名鉄が快速特急や特急などを運行。速達列車によるサービスを展開しています。
両路線は途中の経路が異なっているものの、豊橋駅付近ではJR東海と名鉄の列車が同じ線路を走っているのです。名古屋本線は、豊橋駅から分岐するJR飯田線の線路を使って、同駅まで乗り入れています。
これはかつて、飯田線が豊川鉄道という私鉄だったため。名鉄が私鉄どうしで線路を共用していた名残です。
現在の名鉄名古屋本線が豊橋駅まで開業したのは1927(昭和2)年で、当時は愛知電気鉄道の路線として開業し、1935(昭和10)年に合併したことで名鉄の路線になっています。そのときは豊川鉄道に並行して線路を敷設して複線とし、両社で線路を共用していました。
一方、JR飯田線は複数の私鉄によって建設された路線で、このうち豊橋方は豊川鉄道の手によって開業しました。豊川鉄道は1943(昭和18)年に国有化されて飯田線の一部となり、さらにJR東海の路線として継承されています。
名古屋本線と飯田線が線路を共用しているのは豊橋駅から約4kmの区間で、豊川放水路の橋を渡ったところで両線は分岐しています。
ちなみに、豊橋駅もJR東海と名鉄が共用しているため、名鉄線に乗るためにはJR東海の改札口を通る必要があります。
関空の近辺ではJR西日本vs南海
関西国際空港への鉄道のアクセスは、JR西日本と南海電気鉄道が担っています。JR西日本では特急「はるか」や関空快速などが、南海では特急「ラピート」や空港急行などが運行され、両社は競合関係にあります。
ところが関西空港へ向かう経路のうち、りんくうタウン〜関西空港間では、JR西日本の列車と南海の列車が同じ線路を走っています。ここは関西国際空港連絡橋を渡る区間でもあり、ライバル同士の列車がすれ違うことすらあります。これは1994(平成6)年に関西空港が開業した当時から行われています。
関西空港駅はJR西日本と南海で駅が分かれていますが、りんくうタウン駅はJR西日本と南海で共用しており、改札口は南海が管理しています。
ちなみに、りんくうタウン〜関西空港間は空港を運営する新関西国際空港株式会社が第三種鉄道事業者として鉄道の施設を保有し、JR西日本と南海が第二種鉄道事業者として列車を運行しています。
首都圏では東京メトロvs東京都交通局
東京の地下鉄では、目黒〜白金高輪間で東京メトロ南北線と都営三田線が線路を共用しています。この区間は2000(平成12)年に開業しましたが、同時に東急目黒線と相互直通運転を開始したことで、目黒〜白金高輪間のみならず、乗り入れ先の目黒線などでも南北線の車両と三田線の車両がすれ違うことがあります。
白金高輪駅から先は、南北線の後楽園駅と三田線の春日駅が乗換駅として設定されており、後楽園〜駒込間(南北線)と春日〜巣鴨間(三田線)では路線が並行しています。これら区間は南北線が三田線よりも後に開業していますが、南北線の開業により三田線の利用者が南北線に流出した時期もありました。
ちなみに目黒〜白金高輪間は、東京都交通局が第二種鉄道事業者として東京メトロ南北線の線路を使わせてもらっている状態です。そのため、駅や線路は東京メトロ(東京地下鉄)が保有・管理しています。
【番外編】神戸高速鉄道 高速神戸〜新開地
阪急電鉄と阪神電鉄は2006(平成18)年に阪急阪神ホールディングスの傘下となりましたが、大阪梅田〜神戸三宮間で路線が重複し、競合関係にあります。
しかし、神戸高速線を通すことで阪急線と阪神線の両方の線路を接続。これにより、いずれも大阪梅田駅から直通列車を運行できるようになりました。このため、神戸高速線の高速神戸〜新開地間では阪急の列車と阪神の列車が同じ線路を走っているのです。
もっとも神戸高速線こと神戸高速鉄道は、神戸に乗り入れる4つの私鉄(阪急電鉄・阪神電気鉄道・山陽電気鉄道・神戸電鉄)の路線を結ぶべく開業した路線です。このうち阪急・阪神・山陽電鉄の各路線とは1968(昭和43)年に線路が接続され、1998(平成10)年からは大阪〜姫路間を阪神線と山陽電鉄経由で結ぶ直通特急も運行されています。
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:
OS5
:2025/04/18(金) 07:38:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1edbed357f47e4ebbf5b6d51286a0b72b4b0e7f
春日部‐豊洲「直通」へ 東武スカイツリーラインが臨海部へ乗り入れ! 所要時間も大幅短縮に
4/17(木) 15:56配信
乗りものニュース
乗り換え2回減
東武スカイツリーラインの50050型電車(画像:写真AC)
東京メトロと東武鉄道は2025年4月17日(木)、有楽町線の延伸区間であり、2030年代半ばの開業を予定する「豊住線」(豊洲〜住吉)について、半蔵門線(住吉〜押上)を経由し、東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線と相互直通運転することで基本合意しました。
これが「スカイツリーライン直通」の概要です
直通の効果として、例えば春日部〜豊洲間は約53分(-8分)、草加〜東陽町間は約29分(-11分)、押上〜豊洲間は約14分(-8分)で結ばれることになり、いずれも乗り換え回数は2回から0回となります(カッコ内は現行の所要時間との比較)。
列車編成は10両です。詳しい運行計画は別途告知されます。東京メトロと東武鉄道は「臨海副都心と東京・埼玉東部のアクセス性が飛躍的に向上します。所要時間の短縮や乗換回数の減少など、交通利便性・速達性を向上することにより、両社沿線地域の魅力的なまちづくりや東京圏の国際競争力の強化に貢献するとともに、新たな鉄道需要を開拓していきます」としています。
乗りものニュース編集部
5062
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名無しさん
:2025/04/27(日) 13:48:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e43fbd19d6ba6b3b47afe03c10da0d1220a13fa
実は結構綱渡り⁉ 特急「はるか」の「複雑すぎる運行ルート」とは
4/27(日) 12:05配信
鉄道コム
特急「はるか」
JR西日本は、関西空港へのアクセス列車として、特急「はるか」を運転しています。主に京都〜関西空港間で運転されているこの列車は、実はかなり複雑なルートで運転されています。
「はるか」は、京都〜大阪間では東海道本線を走行します。ただし、京都駅を始発・終着とする列車は、京都駅は東海道本線(JR京都線)ホームではなく、山陰本線(嵯峨野線)ホームの横にある30番線を使用。また、京都駅から少しの間は山陰本線の線路を走行しています。
さらに、京都〜大阪間のうち、京都〜向日町間(下り列車のみ、先述の山陰本線区間を除く)と茨城〜大阪間では、貨物列車用に敷設された線路を走行しています。大阪駅も、JR京都・神戸線や大阪環状線のホームとは離れた地下ホーム(うめきたエリア)を発着。ここも東海道本線の貨物支線である「梅田貨物線」にあるホームです。
大阪駅を出た「はるか」は、そのまま梅田貨物線を進み、西九条駅付近で大阪環状線の線路に合流。新今宮駅では関西本線(大和路線)に転線し、天王寺駅へ進みます。さらに天王寺駅を出発すると、同駅構内の短絡線を通って、阪和線へと進みます。
さまざまな線路を活用して運転されている「はるか」ですが、一方で関係路線が多岐にわたるため、ダイヤ乱れなどの影響を受けやすい列車です。また、「はるか」が通る山陰本線の京都駅付近と、大阪環状線に入る手前の大阪〜西九条間は、ともに単線となっており、ダイヤ編成上のボトルネックとなっています。さらに西九条駅では、関西空港方面の列車は大阪環状線の外回りをまたいで内回りに転線するため、ダイヤが乱れた際にはさらなる遅延が起きやすいポイントです。
後者の大阪〜西九条間については、2031年度の開業が予定されている「なにわ筋線」が、その解決の一手となります。なにわ筋線は、大阪駅地下ホームから、なにわ筋の地下を経由し、JR難波駅と南海の新今宮駅に至る路線。「はるか」も同線に乗り入れることが予定されており、大阪環状線に関連する部分のボトルネックは解消される見込みです。
また、京都駅付近の線路についても、始発駅を山科駅に変更することで、課題解決が図られるようです。JR西日本は、山科駅の改良工事を進め、2029年度にも「はるか」を山科駅発着にすると発表しています。これにより、京都駅の「はるか」発着ホームは30番線から別のホームへと変わることになるため、山陰本線との線路共用も解消されるようです。
西中悠基
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名無しさん
:2025/05/04(日) 18:49:24
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1155286/
延伸遅れの北海道新幹線 倶知安―札幌間の先行開業なぜ難しい?
山田一輝 金子文太郎 有料記事
2025年5月2日 17:12(5月3日 10:34更新)
北海道新幹線新函館北斗―札幌間の開業が2038年度末以降に遅れる見通しとなったことを受けて、倶知安―札幌間の先行部分開業を求める声が一部で上がっている。ただ国土交通省の有識者会議は、部分開業を目指すと技術的な課題が追加で発生し、全線開業がさらに遅れる恐れがあると指摘している。実現可能性は低いのが実情だ。...
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OS5
:2025/05/04(日) 18:59:22
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1147836/
「町がつぶれる恐れ」「影響はかり知れない」 沿線自治体、募るいら立ち 北海道新幹線延伸大幅遅れ
久保耕平 綱島康之 会員限定記事
2025年4月13日 23:25(4月13日 23:51更新)
13日の「北海道新幹線札幌延伸推進会議」の会合では、沿線首長らから今後のまちづくりや地域経済への影響について強い懸念や反発の声が相次いだ。国土交通省と鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は目標としてきた30年度末の開業が不可能となったことへの謝罪や釈明に終始し、難工事を理由に開業時期も明示しなかった。工期延長に伴う地元負担金の増加に対する不安は拭えず、自治体側のいら立ちは募るばかりだ。
「町がつぶれる恐れがある」。渡島管内長万部町の木幡正志町長は工期延長によって事業費がさらに膨らみ、25億円程度と推計していた地元負担金が大幅に増える可能性への懸念を表明。「(札幌延伸の)2030年度まで町民が一つになって頑張ろうと思ってやってきたのに、(38年度以降に遅れる見通しで)残り8年間どうするのか。どう町民に説明すればいいのか」と苦悶(くもん)の表情を見せた。
同会議の会合が開かれたのは昨年7月以来2回目。国や鉄道・運輸機構が開業遅れの見通しを示して以降、沿線自治体の首長や経済団体が道内で一堂に会するのは初めてだ。「38年度末以降」という「想像をはるかに超える数字」(道幹部)への猛反発と国への支援を求める声が続出した。
後志管内倶知安町ではJR倶知安駅の現駅舎などを撤去し、数十億円規模の新駅の周辺整備を進める予定。文字一志町長は「民間中心の駅前や市街地の街並み整備が停滞する。空き地や空き店舗が長期化する影響は計り知れない」と指摘した。
渡島管内八雲町の成田耕治副町長は延伸延期が八雲総合病院の経営にも影響があるとして国の支援を要求。札幌市の秋元克広市長も「38年度末以降」という時期について「地元として納得できるものではない。開業効果がそれまで出ないのは非常に大きな影響がある」と語った。
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OS5
:2025/05/04(日) 18:59:45
これに対し、国交省の五十嵐徹人鉄道局長は「一日も早い完成開業のために(トンネルなどの)難工事への皆さまの理解と協力が不可欠だ」と深々と頭を下げた。しかし、未掘削区間の地質の状況などを考慮し、不確実性があるとして国としての開業時期は示さなかった。鉄道・運輸機構の藤田耕三理事長も「大幅な遅れが発生することになり、皆さまの期待に応えられず、おわび申し上げたい」と陳謝するにとどめた。
沿線自治体の首長ら関係者に、開通時期の遅れに関して陳謝する五十嵐鉄道局長(中央)ら国交省の担当者(藤井泰生撮影)
沿線自治体の首長ら関係者に、開通時期の遅れに関して陳謝する五十嵐鉄道局長(中央)ら国交省の担当者(藤井泰生撮影)
鈴木直道知事は「新幹線開業の遅れが道民、地域の大きな失望を招いている」と強調。開業時期の早期明示に加え、開業遅れによる影響への対応策として、幅広い分野を包括的に支援する政策パッケージを検討するよう迫った。
出席者の一人は会合後、「国家プロジェクトがこんなに曖昧でいいのか」と疑問視。事態打開のため、関係者が期待を寄せるのは「政治の力」だ。札幌延伸の当初の開業目標は35年度だったが、道内選出議員らが働きかけ、15年に政府・与党の申し合わせで5年前倒しされた経緯がある。
道や沿線自治体などは13日、自民党道連と公明党道本部に対し、支援を要請。与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)を開催し、現状を把握し、対策を検討することを求めた。
ただ、関係者の中には「今の道内にかつてのように力のある政治家がいるのか」などと冷ややかな見方も。政治的な動きが延伸延期の影響を軽減できるかは見通せない。
■トンネル工事の工期、読み切れず
13日の北海道新幹線札幌延伸推進会議では、2038年度末以降に先送りされた開業時期について出席者から早期に明示するよう求める意見も出た。これに対し鉄道建設・運輸施設整備支援機構の藤田耕三理事長は、トンネル工事の工期が現時点では読み切れないと説明し、開業時期を明示するにはあと3〜5年程度かかることへ理解を求めた。
貫通が最も遅くなる可能性のある渡島トンネル(北斗市―渡島管内八雲町)では、地質が悪い台場山工区(3.5キロ)と南鶉工区(3.9キロ)の掘削の進捗率が4月1日時点でいずれも45%程度にとどまる。どちらも2キロ程度を残しており、前方の地質を把握してトンネル貫通時期の予測に役立てるため、長尺ボーリングを今後実施する考えを示した。
藤田氏は他に工事が難航している羊蹄、札樽の両トンネルを含め、「3トンネルの(難航している)条件がクリアされた段階で改めて全体工程を精査し、開業時期を定めたい」と述べた。
国土交通省の有識者会議が3月に公表した報告書では、現時点での開業見通しを「おおむね2038年度末ごろ」としつつ、想定外のトラブルが起きれば「数年単位で遅れる可能性がある」とも指摘。難工事が続くトンネルの貫通のめどが立った段階で改めて判断することが適切だとしている。
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OS5
:2025/05/07(水) 17:43:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b731964619dbea04fdfb77b5a55fb9d3a6bcf81
埼玉悲願の延伸で東武野田線接続へ 地下鉄7号線の事業要請の動き再び 県と市がタッグ 深層リポート
5/7(水) 7:00配信
産経新聞
埼玉県の東京都心部へのアクセス向上などが期待できる地下鉄7号線(埼玉高速鉄道線)の延伸計画が再び動き出した。令和5年度中のさいたま市による鉄道事業者の埼玉高速鉄道への事業要請が採算性の理由から一旦見送られ、地元を大きく失望させた経緯があるが、今年4月に同市は県と連名で7年度中の事業要請を目指す方針を打ち出した。一転して延伸の実現性が高まった格好だが、背景として5月に投開票される同市長選への思惑を指摘する声も上がる。
【写真】埼玉高速鉄道線の浦和美園駅
■岩槻ー蓮田 見据え
「延伸事業によりネットワークが形成される。延伸は長年の悲願だ。覚悟を持って着実に進める」。同市の清水勇人市長は4月21日、地下鉄7号線延伸を要望する地元団体の講演で居並ぶ県選出国会議員らを前にこう強調した。
同線は東京メトロ南北線に乗り入れ都心とのアクセス性に優れており、地元住民のほか、浦和美園駅(同市緑区)近くの「埼玉スタジアム2002」の観戦者らの利用が多い。延伸計画区間は同駅〜東武アーバンパークライン(東武野田線)岩槻駅(同市岩槻区)の約7・2キロ。実現すれば東武野田線と接続する。将来的にはJR宇都宮線蓮田駅(同県蓮田市)までの延伸も見据えられている。
延伸とあわせて同区内に設置される中間駅の周辺ではまちづくりが進められることになっており、定住人口は1万人と見込まれる。市全体の人口増への貢献も期待されることから、市はかつて「5年度中に計画素案を策定して鉄道事業者に事業実施を要請する」としてきた。
■1度は断念したが
ところが、資材や人件費の高騰に伴い平成30年度に約860億円と見込んでいた概算建設費は約1・5倍の1300億円に膨らむ見通しとなり、令和5年度の事業要請は、コストと利益の比率を示す「費用便益比」からみて難しいと判断して断念した。
ただ、6年3月から県と市、埼玉高速鉄道、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の4者が連絡調整会議を設け再検討を実施。その結果、施工方法の見直しなどで概算工期が18年から4年短縮され、沿線の人口推計で鉄道利用率の高い若年層が1割以上伸びることなどにより、費用便益比が改善することが見込まれ、実現性が一気に高まったという。
これを受けて県と市などが議論を加速し、今年4月8日には連名で7年度中に事業要請を行う方針を発表。中野洋昌国交相に対して国の支援を求める要望書も提出した。市の担当者は「(事業要請断念という)同じことが起きてはならない」と決意を口にする。
■5月市長選への「思惑」
ただ、事業要請を断念してからの急速な機運の高まりに対しては、清水氏が出馬する予定の市長選(5月25日投開票)をめぐる思惑を指摘する声もある。市議の一人は「事業要請の時期を明言しないと、選挙で争点として問われる。その前につぶしておきたいからだろう」と語る。
清水氏は4月10日の記者会見で「行政としての考え方を述べさせていただいた」とし、選挙とは無関係との立場を示している。いずれにせよ市民の期待を背負い、再び動き始めた同計画。悲願成就に向けた今後の具体化は新市長のもとで実現されることになる。
◇
■地下鉄7号線延伸計画 平成28年の交通政策審議会答申で浦和美園(さいたま市緑区)から東武野田線岩槻駅(同市岩槻区)を経由しJR蓮田駅(埼玉県蓮田市)までの延伸が「地域の成長に応じた鉄道ネットワークの充実に資するプロジェクト」に位置付けられた。浦和美園〜岩槻は先行整備区間。新たに3駅が整備されるが、同区内の中間駅周辺は定住人口を約1万人と想定。整備により首都圏の鉄道ネットワークの強化が期待される。
■記者の独り言 鉄道の新線や新駅が整備されれば、交通インフラが強化され、新たなまちづくりに貢献することは間違いない。血管が通れば血の巡りも良くなる道理だ。しかし、経済・社会情勢は常に変化しており、需要予測はシビアに検討を継続していくべきだろう。甘い見通しなどの結果、閑散とした地方空港の例を持ち出すまでもないが、同じ轍(てつ)を踏んではならない。(柳原一哉)
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OS5
:2025/05/07(水) 18:18:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e4d1bea6acd51c6ca75af8d06282879eee9509a
新幹線、大阪延伸決議の調整難航 米原ルート「再検討を」
5/7(水) 17:44配信
共同通信
北陸新幹線のルート
北陸新幹線敦賀(福井県)―新大阪間の早期開業を求め、沿線都府県でつくる建設促進同盟会の大会決議文を巡る調整が難航している。福井県小浜市や京都府を通る現行計画での整備を例年通り求める方針に、石川県が東海道新幹線米原(滋賀県)経由の再検討も盛り込むよう主張しているからだ。このまま足並みがそろわなければ、12日に開催される大会では、波乱も予想される。
同盟会は石川や福井のほか京都、大阪など10都府県で構成。例年の決議は、小浜ルートでの整備を急ぐよう求める内容で、昨年5月の大会では米原経由を推す発言は出なかった。
その後、石川県内では県議会が米原ルート再考を求める決議を採択。沿線自治体からもルート変更を求める意見が強まっている。馳浩知事も今年に入り「解決のめどが立たないと判断された場合は、米原ルートを含めた検討を行うべきだ」との立場を示すなど、変更論が高まりを見せている。
5068
:
OS5
:2025/05/13(火) 21:18:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/e04a72c1b239ed825c3a07a4745a10bdbe63ef1a
採択前に石川県の国会議員や県議が一斉退席なぜ… 東京で北陸新幹線建設促進大会
5/13(火) 12:04配信
北陸新幹線の沿線10都府県でつくる同盟会(会長・杉本達治福井県知事)は5月12日、東京都内で建設促進大会を開き、新大阪までの早期全線開業を求める決議を採択した。北陸3県知事や関西の経済界トップらが「小浜・京都ルート」の認可・着工を目指す方針で足並みをそろえた上で、京都府などが懸念する工事の地下水への影響や財政負担の在り方といった課題の解決が不可欠と強調した。
沿線の国会議員や首長、県議、経済界の計約330人が参加した。決議は、与党が2017年に小浜・京都ルートを決定した経緯を改めて説明。与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームが昨年末にまとめた中間報告に沿い、▽地元関係者の懸念や不安の払拭▽安定的な財源の確保▽費用対効果の検討加速―などを国などに求めた。特に、地下水への影響をはじめ京都府などが指摘する課題の解決を最優先する姿勢を鮮明にした。
一方で、石川県が主張する、東海道新幹線の米原駅(滋賀県)を経由する「米原ルート」を含む他の選択肢の検討を求める内容は盛り込まなかった。
杉本会長は、南海トラフ巨大地震の発生が懸念される中で「北陸新幹線は国土強靱化(きょうじんか)に欠かせない社会基盤。沿線府県が一致団結して国家プロジェクトのために全力を挙げるべき」と呼びかけた。富山県の新田八朗知事や関西広域連合長の三日月大造滋賀県知事、北陸経済連合会の金井豊会長、関西経済連合会の松本正義会長らも小浜・京都ルートの必要性を訴えた。京都府、大阪府はともに副知事が出席し決議に賛同した。
石川県の馳浩知事は、県内にルート再考を求める意見があることに言及した上で決議への賛同を表明。石川県選出の国会議員や同県議らは決議の内容や馳知事の発言を不服とし、採択前に一斉に退席した。
大会終了後、北陸3県知事ら同盟会役員は、決議内容を要望書とし与党や国土交通省などに提出した。
福井新聞社
5069
:
OS5
:2025/05/13(火) 21:41:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/5deed1f1f2f2e3d143df04b568cf2b71100bcc0e
JR四国の輸送密度、コロナ禍から回復進展せず…予土線は「非常に厳しい」2割超の落ち込み
5/13(火) 17:02配信
読売新聞オンライン
鉄道の利用状況などについて述べる四之宮社長(高松市で)
JR四国は12日、2024年度の鉄道の利用状況を発表した。1キロ当たりの1日の平均利用者数を示す「輸送密度」は、前年度と比べて全線でわずかな増加にとどまり、コロナ禍からの回復が進展しない傾向が明らかになった。通勤、通学定期の利用者数も前年度を下回り、四之宮和幸社長は「長い目で地域の公共交通を含めたまちづくりの議論をしたい」と危機感をにじませた。(黒川絵理)
【図表】JR四国が公表した輸送密度の一覧
全線の輸送密度は3977人で、前年度比0・4%増だった。20区間に分けて見ても、13区間は前年度を下回った。特に、予土線(北宇和島―若井間)は2割超も落ち込み、同社は「非常に厳しい」と説明。「県庁所在地から離れると利用者が減り、県境ではかなり少なくなる」とした。
瀬戸大橋線の宇多津―児島間は3・8%増の2万3120人だった。四之宮社長は「四国への来訪はインバウンド(訪日外国人客)に支えてもらっているところも大きい」と述べるものの、四国から本州方面に向かう利用については「(コロナ禍からの)戻りが弱い」とした。
また、通勤、通学定期の利用者数は2・2%減(2527万人)で、四之宮社長は「沿線の人口減もあり、今後もこの傾向は続く」と説明した。
定期以外の利用客数は5%増(1476万9000人)で、25年度も瀬戸内国際芸術祭や大阪・関西万博を踏まえ本州からの来客増を見込むが、「以降は必ずしも定期以外が増えるわけではない」と強調。「物価上昇や人材確保の課題もあり、事業者だけでは解決できない」と述べた。
5070
:
OS5
:2025/05/13(火) 22:14:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/118635d0834a9a9bef6fd68022ddc91e9a024bb6
「小浜維持」に反発、退席 石川の国会議員、県議ら 馳知事「米原の再考」訴え 建設促進大会
5/13(火) 5:01配信
北國新聞社
米原ルートを含めた再検討を求める馳知事(右)=都内のホテル
北陸新幹線敦賀以西の延伸を巡って、石川県が「米原ルート」への再考を迫った。12日、都内で開かれた北陸新幹線建設促進大会で馳浩知事は、現行計画の「小浜ルート」での整備が難しい場合は、米原案を含めて再検討するべきだと強調。大会では小浜案での早期延伸を求める決議が採択されたが、石川の国会議員や首長、県議の一部は反発して退席した。ルート見直しを目指す姿勢を鮮明にし「小浜では進展しない」と不満をあらわにした。
大会の席上、馳知事の意見表明に合わせ、石川県の複数の職員が米原ルートを含めた再検討を求める昨年7月の北陸新幹線建設促進県民会議の決議文を出席者約330人全員に配布。馳知事が自席で立ち上がりマイクを握ると、会場から「頑張れ」とエールが飛んだ。
馳知事は小浜ルートについて、地下水への影響など京都での課題が解決されなければ、来年度も着工できない可能性があるとした。
●小浜派、火消し躍起
一方、「小浜派」は火消しに躍起。会長の杉本達治福井県知事は小浜案の年間の経済効果が2700億円になるとの試算があるとし、「北陸新幹線を敦賀で止めていいのか。国家100年の大計を政争の具にしてはいけない」と声を張り上げた。
新田八朗富山県知事は小浜ルート堅持を主張。三日月大造滋賀県知事は「米原ルートを望んでも求めてもいない」と述べた。敦賀以西延伸の与党整備委員長を務める自民党の西田昌司参院議員(京都選出)は、既に小浜ルートで決まっていると米原論を切り捨てた。
石川県は事前に事務局を務める福井県に、米原への再考を決議に盛り込むよう要望していたが、福井は石川以外から大きな異論がなかったとして拒否。決議は「小浜ルート」での早期延伸を求める内容のまま、大会に諮られた。
この「採決」を、石川では自民の佐々木紀衆院議員、宮本周司参院議員、西田昭二、小森卓郎両衆院議員、宮橋勝栄小松市長、福村章県議らが退席して、まとまった姿勢をアピール。福村氏は「10年たっても同じことを言っている。京都、大阪の理解を得るのは難しい」と話した。
●京都、大阪知事欠席
京都府の西脇隆俊知事、大阪府の吉村洋文知事はいずれも大会を欠席したため、馳知事は終了後、記者団に「京都の諸課題の解決が不可欠ということの証明だ」との認識を示した。
大会後、北陸新幹線建設促進同盟会など5団体は与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の渡海紀三朗座長(自民前政調会長)や古川康国土交通副大臣に要望活動を行った。
●自民・京都府議、馳知事発言歓迎
北陸新幹線建設促進大会で米原ルートに言及した馳知事に対し、現行計画の転換を訴える複数の京都府議からは「ルートの見直しは当然だ」との声が上がった。
府北部の綾部市を地盤とする四方源太郎氏=自民、4期=は馳知事の発言について「全くもって同感だ」と歓迎。「小浜ルートが無理だということが共通認識になってきた。本来は京都がはっきり言えば良いが、その意思表示がされない」と大会を欠席した西脇知事の対応にもどかしさも見せた。
北陸新幹線が通過する想定となっている南丹市選出の片山誠治氏=同、5期=は「地元の反対ムードは依然として強い。リセットして見直すべきだ」と指摘した。
5071
:
OS5
:2025/05/14(水) 12:36:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/e37b5a557cc592eb57c6b0660f8313b79ca0b9ea
銚子電鉄の愛称が「犬吠崖っぷちライン」に 誘客狙いの自虐路線に拍車
5/14(水) 11:25配信
産経新聞
銚子電鉄の愛称を掲示した駅名看板。写真左上にささやかに掲示されている=8日、銚子市(岡田浩明撮影)
銚子電鉄(本社・千葉県銚子市)は、運行路線(銚子-外川間6・4キロ)の愛称を決めた。その名も「犬吠崖っぷちライン」。今年度から駅名看板や車内放送などに採用している。「まさに崖っぷち」(同社)という苦しい経営状況を逆手にとり、景勝地の屏風ケ浦に代表される沿線の「崖っぷち」を絡めて名付けた。誘客プロジェクトの一環で、関連イベントを積極的に展開する。
銚子電鉄によると、同社の令和6年3月期決算は黒字を確保した。3期連続の黒字だが、経費を切り詰める経営努力と国、県、銚子市からの補助金で黒字を確保したのが実情で、厳しい経営状況は続く。
しかも、6億円の売り上げのうち鉄道事業収入は2割ほどにとどまる。残る約8割を名物「ぬれ煎餅」など総合食品分野の副業が経営の屋台骨を支えるが、最近は物価高による買い控え、ぬれ煎餅の原料となる米価の値上がりなど取り巻く環境は厳しい。
まさに崖っぷちの経営状況に、崖にそびえる犬吠埼や断崖絶壁の屏風ケ浦といった沿線の観光スポットを引っかけて、「悲観するのではなく、現状を逆手にとって自虐的に乗り越えようという着想」(同社)から、愛称を決めた。
「銚子電鉄は自転車より遅い。しかし、歩くより速い」。同社の竹本勝紀社長自ら自虐ネタを披露するように、逆境でも前向きに乗り越えようという社風が浸透している。かつて「経営がマズい」という発想から誕生したスナック菓子「まずい棒」は経営を支える人気商品に成長した。今回、愛称に崖っぷちを採用したことで、自虐路線に拍車がかかる。
同社は愛称決定を契機に周知を図る。駅名看板で掲示したり、車内放送を流したりしている。JR東日本も協力し、東京と銚子を結ぶ特急「しおさい」が終着駅の銚子駅に近づくと「犬吠崖っぷちラインはお乗り換えです」とのアナウンスが流れる。
崖っぷちにちなんだ関係者とのコラボレーションにも乗り出した。「崖っぷち」という曲でデビューした歌手、永江理奈さんのCDを主要駅で販売している。今夏には、苦しい経営を乗り越えた中小企業を集めたサミットなど関連のイベントを計画する。
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OS5
:2025/05/19(月) 13:09:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/194a09fd61e26f8a11b81162f538f8df47c1cce7
南海電鉄、「天空」に代わる新たな観光列車を導入。2025年度末の運行を目指す
5/19(月) 6:00配信
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コメント13件
トラベル Watch
写真:トラベル Watch
南海電気鉄道は、橋本駅〜極楽橋駅間で現在運行している観光列車「天空」に代わる新たな観光列車の導入を発表した。
【画像】内装やインテリアは高級感を重視
今回発表された観光列車は、2025年度末からの運行を目指しており、難波駅〜極楽橋駅間を4両編成で結ぶ。メインターゲットには高野山観光に加え、ラグジュアリーな旅行を好む人々を据える。
各車ごとにそれぞれ特色があり、内装やインテリアは高級感を重視したデザイン。快適な座席のほか、パノラマビューを楽しめる車窓も設置する。
また、サービス面は列車の旅自体が特別な体験になるよう、アテンダントによるきめ細やかな対応や、地元の食材を使用したメニューなど良質でホスピタリティの高い内容になるとのこと。
詳細は決まり次第随時公表するという。
トラベル Watch,編集部:引地 慶
5073
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OS5
:2025/05/21(水) 20:44:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/925207e8866bf0656593b079aeba18885895c654
【速報】京成電鉄、新型特急導入へ 28年度から押上―成田空港間 新たな需要、取り込み狙う
5/21(水) 19:55配信
千葉日報オンライン
新型特急のイメージ画像(京成電鉄「中期経営計画」から引用)
京成電鉄(千葉県市川市)は21日、2028年度から押上-成田空港間で、新たな有料特急を導入すると発表した。新型特急の愛称や編成数などは未定。人気の観光地に近く、同社グループのホテルやバスとの相乗効果も見込める押上方面を「開拓」し、新たな需要取り込みを狙う。
同社によると、成田空港の機能強化に合わせた空港アクセス強化の一環。押上方面から有料特急で空港に向かう場合の乗り換えの手間をなくし、利便性の向上を図る。訪日客の増加が続く中、空港と都心間の輸送力増強も目指す。
成田空港は28年度末までに、第2滑走路の延伸と第3滑走路を新設を控える。30年代半ばまで続く機能強化で、政府は同空港の利用者数が現在の2倍近い7500万人に増えると試算する。
現在の有料特急「スカイライナー」は、京成上野〜成田空港間で1日上下84本を運行。年間利用者数は24年度で約840万人だった。利用者数は10年前の約2・4倍と増加傾向で、同社の担当者は「今の輸送量では(今後)足りないのが見えている」と指摘。新型特急の運行本数については「既存の有料特急との兼ね合いもある。どの程度(新型特急を)走らせられるかは検討中」とする。
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:
OS5
:2025/05/24(土) 15:03:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/266dc7deef36404e5cdf14e8ecf96095866053fe
存廃を議論中のJR芸備線、増便の実証実験 観光など可能性調査へ
5/24(土) 8:30配信
毎日新聞
存廃が議論されている区間を走るJR芸備線の車両=広島県庄原市で2023年10月21日午後3時56分、安徳祐撮影
広島、岡山両県を走るJR芸備線の一部区間について存廃を話し合う「再構築協議会」は7月から、ダイヤの増便など6施策を通じて潜在的な経済効果を調査する実証実験を始める。協議会の実務者会議(幹事会)で幹事長を務める国土交通省中国運輸局が22日に発表した。
幹事会は国やJR西日本、両県を含む沿線自治体などで構成。この日までに実証実験の開始時期などを取りまとめ、決定した。
乗客増を目指す実証実験として、7月下旬〜11月下旬の土日祝日に、新見(岡山県新見市)―備後落合(広島県庄原市)駅間と三次(同県三次市)―備後落合駅間で1往復ずつ増便を予定している。沿線住民へのヒアリングを踏まえたダイヤ変更も、秋ごろに実施する方向で進める。
駅周辺でのイベント開催や駅舎でのコワーキングスペースの設置など、他の施策は今後、具体化を図る。
広島市内で記者会見した中国運輸局の阪場進一・交通政策部長は「30、40年先まで持続可能な公共交通にするため何を残すべきか、地域の人々にも考えてほしい」と話した。
今回の決定を受けて、広島県はダイヤ増便の実証実験については期間を1年間確保するように要望している。県の三島史雄・地域振興担当部長はダイヤ増便について「観光商品やツアーの提供の実証事業を通して、芸備線の可能性を最大限に追求するためのベース。春夏秋冬の各季節における住民の行動を検証することが大事」と述べ、通年での調査が必要との見解を示した。
協議会は深刻な赤字路線に悩むJR西の申請を受けて、国土交通省が全国で初めて設置した。存廃を含め3年以内の結論を目指している。【武市智菜実】
5075
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OS5
:2025/05/27(火) 17:09:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e083fe7c19e5252239b4f2d55d0e42a6e2bb8f6
「平成筑豊鉄道」路線バス転換なら2系統「筑豊線」「京築線」…福岡県が法定協議会で暫定ルート案
5/27(火) 13:24配信
読売新聞オンライン
福岡県
福岡県の直方市と行橋市を結ぶ第3セクター「平成筑豊鉄道」(福岡県福智町)のあり方を考える県設置の「法定協議会」の3回目の会合が26日、福岡市であり、路線バスに転換した場合の暫定ルート案が示された。沿線は約50キロに及ぶが、路線バスでは「筑豊線」と「京築線」の2系統に分けて整備する考えで、秋にかけて事業費やバス台数などのシミュレーション調査を実施する。
暫定ルート案は、沿線市町村など法定協委員の意見をふまえて県が作成した。「筑豊線」は直方、田川両市、小竹、福智、糸田、香春の各町で、赤村を境に行橋市、みやこ町が「京築線」の路線となる。
筑豊線では、鉄道駅のほぼ全てに立ち寄る路線バスのほか、特に利用客の多い駅を最短距離で結ぶ特急バスを設けることも想定している。原則として一般道を走行し、必要に応じて専用道の整備も検討する。事業の実現可能性については、複数のバス事業者などの意見も聞くという。
法定協はシミュレーション調査をふまえ、運行とインフラ管理を切り分けて鉄道を維持する「上下分離方式」、バス高速輸送システム「BRT」といった他の代替案と比較し、今年度中に方向性を決める方針。
このほか、沿線にある県立中学・高校計15校に通う全校生徒を対象に、利用実態を尋ねるアンケート調査なども実施する。
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OS5
:2025/05/27(火) 20:43:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d32b68a20128e83c0e92fd900d374efe7949f66
混迷の北陸新幹線巡り「舞鶴延伸」を提案、京都商工会議所トップが「個人的見解」
5/27(火) 17:23配信
産経新聞
京都商工会議所の堀場厚会頭=京都市下京区
北陸新幹線敦賀(福井県)―新大阪間の延伸を巡り、京都商工会議所の堀場厚会頭(堀場製作所会長兼グループCEO)は27日の定例会見で、福井県小浜市や京都市を通る現行ルートを支持するとした上で、経済的メリットから舞鶴につなぐ必要性を提案した。
新大阪間延伸を巡っては、沿線となる府内で地下水への影響などの懸念が噴出し、一部では東海道新幹線米原(滋賀県)につなぐ「米原ルート」の検討を求める声が上がるなど、混乱が続いている。
堀場会頭はこうした経緯を踏まえ、「(北陸新幹線は)京都につながないと絶対にだめ。経済的な損失が大きい」と現行計画への支持を明言。その上で「個人的な見解」として、小浜から直接京都に南下するのではなく、舞鶴へ延伸するルート案に言及した。
堀場会頭は「舞鶴には自衛隊や海上保安庁の組織があり、安全保障上、大事な場所。また大陸とつながり、造船所もある。経済的なメリットが大きく、京都が分担して費用を持つことも納得できる」と述べた。
さらに延伸を巡る一連の議論に対し、「何だか京都全体が(延伸に)反対しているように思われている」と不満を示し、論理的な説明をもって課題を解決していく重要性を強調した。(園田和洋)
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OS5
:2025/06/05(木) 22:53:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/d21b189dd0ccce63ce47cac27fe4cda967cd7310
成田、鉄道アクセス複線化検討へ 空港機能強化で中間案提示
6/5(木) 19:06配信
共同通信
成田国際空港会社や国土交通省、鉄道・航空会社でつくる検討会の会合=5日午後、国交省
新しいターミナルや貨物施設といった今後の成田空港施設の機能強化に関し、成田国際空港会社(NAA)や国土交通省、鉄道・航空会社でつくる検討会は5日、都心と空港を結ぶ鉄道アクセスについて、一部単線区間の複線化に向けた検討を加速する中間取りまとめ案を示した。今後予定される滑走路の新設・延伸に伴う航空需要の増加を前に、輸送力や利便性を高めたい考えだ。
2024年にNAAが実施した空港までのアクセス調査では鉄道が56%で主要な手段となっている。一方、空港に乗り入れるJR東日本と京成電鉄は、ともに空港周辺の約9キロで、電車同士のすれ違いができない単線区間があるため、運行本数に制限がある。
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OS5
:2025/06/05(木) 22:54:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f90772e387e619f0f003ca43b4bf85e61a6dd5d
東葉高速に新駅「地域のハブに」 29年開業目指す 船橋「メディカルタウン構想」の要
6/5(木) 6:02配信
千葉日報オンライン
海老川新駅の起工式に出席した(右から)松戸市長、石井社長、八千代市の服部友則市長=23日、船橋市
船橋市が海老川上流地区で進める「メディカルタウン構想」で、東葉高速鉄道海老川新駅(仮称)の起工式が23日、建設予定地で行われ、関係者ら約40人が工事の安全を祈願した。新駅は市立医療センターを海老川上流地区に移転する同構想の中核に位置付けられており、工事費約71億4千万円は市が負担する。開業は2029年3月末の予定。
新駅外観のイメージ図(東葉高速鉄道提供)
同鉄道の石井慶範社長は起工式で「新駅設置の新たな一歩を踏み出せた。新駅は単なる鉄道の停車場にとどまらず、人と街とを結ぶ地域のハブとしての機能を果たし、市全体の発展に貢献できると確信している」とあいさつ。松戸徹市長は「新駅はメディカルタウン構想の大前提。メディカルタウンは20年後、30年後に市のにぎわいの核になる」と述べた。
新駅は飯山満-東海神間の中間地点に開設。駅舎は2階が対面式ホーム、1階が改札口で、ホームには可動式ホーム柵を設置する。
周辺で行われている土地区画整理事業は昨年度末で3割程度が終了。市立医療センターの新施設は建設コストの上昇で昨年入札が中止され、市は本年度当初予算への建て替え工事費計上を見送っている。
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OS5
:2025/06/06(金) 16:53:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/77f1341a337a2832ccf62b2d4f1d6519659b7d1a
北陸新幹線延伸、京都市議会が大深度トンネルルートに反対決議
6/6(金) 15:30配信
朝日新聞
京都市街地のルート案
北陸新幹線の敦賀―新大阪間の延伸計画について、京都市議会は6日、京都市内を大深度トンネルで通るルートに反対する決議案を賛成多数で可決した。京都市街地を通る現行の小浜・京都ルート案に反対する形となった。
延伸計画を検討する与党の整備委員会は2024年12月、京都市内を通る三つのルート案を二つに絞ったが、京都府や京都市がトンネルによる地下水への影響などに懸念を表明。与党の委員会は24年内に予定していたルートの決定を先送りしている。
決議案では、京都市内の大深度地下にトンネルを建設する計画について、市民や様々な団体、専門家から撤回すべきだとの強い意見が市に届けられていると指摘。地下水への影響、大量の残土処理、歴史的・文化的建造物への影響、採算性などに問題がある状況だと言及したうえで、「京都市の未来に向けて重大な問題を招く」としている。
朝日新聞社
5080
:
OS5
:2025/06/06(金) 17:44:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4df445f9c6a7af27287a72c478a35070af61ad7
特急だとほぼ“倍”の時間!? 博多-宮崎の最速アクセス手段 さらにバスが「ノンストップ化」乗換え1回で結ぶ
6/6(金) 14:12配信
乗りものニュース
宮崎駅からの乗客が4割も
新八代駅に停車する九州新幹線(画像:写真AC)。
JR九州バスは2025年6月3日、産交バスおよび宮崎交通と共同運行する「B&Sみやざき号」において、新八代駅と宮崎駅をノンストップで結ぶ「ノンストップ B&Sみやざき」の運行を開始すると発表しました。
【時刻表】「ノンストップ B&Sみやざき」の運行日を見る
「B&Sみやざき」は九州新幹線に連絡して新八代―宮崎間を走る高速バスで、両者を乗り継ぐことにより、博多と宮崎を3時間台で結びます。博多―宮崎間を小倉回りで結ぶ特急「にちりんシーガイア」は約6時間、福岡―宮崎間の高速バス「フェニックス号」でも5時間近くかかるため、「B&Sみやざき」が最速ルートとなっています。
他の交通手段と比べて運賃も割安で、特に週末や繁忙期には、福岡で開催されるイベントへ向かう利用者が多く、増便対応が取られることもあるといいます。約4割の乗客が出発地点である宮崎駅からの利用者であるため、特定日には新八代駅まで途中の停留所に停車しないノンストップ運行が実施されることになりました。
「ノンストップ B&Sみやざき」は、宮崎駅を7時03分に出発し、新八代駅に9時13分到着。9時28分発の九州新幹線に乗り換え、博多駅には10時21分に到着します。全体の所要時間は約3時間18分。従来、宮崎から博多へ向かう場合は3時間30分から3時間55分かかっていたので、かなりの時短となります。
運行開始は2025年7月5日から。土曜日や連休初日、繁忙期などの特定日に、1日1便のみ運行されます。予約は利用日1か月前の午前10時から可能で、運賃は14日前までの予約で片道6000円、当日購入でも8200円(新幹線込み)です。
乗りものニュース編集部
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OS5
:2025/06/06(金) 22:16:55
https://mainichi.jp/articles/20250606/k00/00m/040/266000c
北陸新幹線 京都市議会が「大深度トンネルルート反対決議」を可決
関西
毎日新聞
2025/6/6 19:01(最終更新 6/6 19:01)
688文字
66人中36人が起立・賛成して「北陸新幹線の京都市内大深度トンネルルートへの反対決議」を可決した京都市議会=京都市中京区で2025年6月6日午前11時39分、南陽子撮影
北陸新幹線の延伸計画を巡り、京都市議会は6日の本会議で「京都市内大深度トンネルルートへの反対決議」を賛成多数で可決した。福井県小浜市を経由し、府内をほぼトンネルで通す現行の「小浜・京都ルート」は、京都市街地については地下40メートルより深い大深度地下の掘削を基本としている。同市議会が延伸計画の是非を表明するのは初めて。
反対決議は、市内の大深度地下にトンネルを通す計画は▽地下水への影響▽大量の掘削土の処理▽採算性――などの問題があると列挙し、「計画をこのまま進めることは市の未来に向けて重大な問題を招く」とした。
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同市議会は自民所属の議長を含め67人。維新・京都・国民市議団(15人)や共産市議団(14人)などが提案し▽民主・市民フォーラム(2人)▽改新京都(2人)▽無所属4人中3人――の計36人が賛成した。提案説明した維新の宇佐美賢一市議は取材に「京都市会として遅きに失せずに態度を示すべきだと考えた。会派を超えて一致できるポイントは大深度地下トンネルだった」と述べた。
自民市議団(19人)と公明市議団(11人)などは、国や鉄道・運輸機構に早期の事業推進にあたり「適切な対応」を求める決議を提案。この決議も計34人が賛成し可決した。
京都市議会の決議を受け、取材に応じる松井孝治市長=京都市中京区の市役所で2025年6月6日午後2時27分、南陽子撮影
松井孝治市長は「(議長を除く)66人全員が両決議のいずれかに賛成され、私が申し上げてきた懸念を共有いただいた。重く受け止めたい」と述べた。
同市議会はまた、沖縄のひめゆりの塔の展示説明に関する西田昌司参院議員の発言に「強い遺憾の意を表明」し「沖縄戦の歴史に真摯(しんし)に向き合うことを求める決議」も賛成多数で可決した。【南陽子】
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:
OS5
:2025/06/09(月) 15:52:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/dcfba07298326175495aaec9962157e4092d23c2
西武池袋線とJRが初の直通運転、2028年度めどに…所沢駅と武蔵野線・新秋津駅の連絡線活用案
6/9(月) 15:00配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
JR武蔵野線と西武池袋線が、2028年度をめどに直通運転を実施する方向で検討していることがJR東日本と西武鉄道への取材でわかった。実現すれば、両社間の直通運転は初めてで、埼玉・秩父エリアから千葉・東京湾臨海部まで乗り換えなしでの移動が可能になる。
関係者によると、両線には接続駅がないため、JR新秋津駅(東京都東村山市)と西武・所沢駅(埼玉県所沢市)間にある連絡線を使って直通させる案が検討されている。
連絡線の近くには、新秋津駅と西武・秋津駅(東京都東村山市)があり、路線乗り換えで利用する乗客も多いが、両駅は約400メートル離れている。武蔵野線はさいたま市方面、西武池袋線は池袋方面への交通手段として、通勤通学などで利用する近隣住民からの相互乗り換えの需要が高い。
両社は今後、直通運転の具体的なルートについても協議を進めていく。ルート次第では、アニメファンらが作品の舞台を巡る「聖地巡礼」でにぎわう秩父エリアの西武秩父駅(埼玉県秩父市)を出発し、JR東の武蔵野線に乗り入れ、京葉線を通って東京ディズニーリゾートの最寄りとなるJR舞浜駅(千葉県浦安市)まで乗り換えなしで移動できる可能性がある。
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OS5
:2025/06/10(火) 07:52:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8aaea5713f1328fb121abfcea3ff39983461fdf
LRT運営会社「宇都宮ライトレール」2024年度決算概要 最終利益1億9058万円
6/7(土) 21:25配信
とちぎテレビ
とちぎテレビ
LRT・ライトラインを運行する宇都宮ライトレールは6日、開業後、初の通年営業となった2024年度の決算概要を公表し、最終利益は前の年に比べて3.3倍の1億9千万円でした。
売上高に当たる営業収益は鉄道事業で78%増え13億1千万円、広告などのその他の事業で2倍の1億1千万円でした。
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OS5
:2025/06/10(火) 18:03:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffac5651164a79b70398b6744ba9749b05f7b10d
JR東が新たな夜行列車導入へ 特急を改造、全席グリーン個室タイプ
6/10(火) 17:30配信
朝日新聞
JR東日本が導入する新たな夜行特急列車の先頭車イメージ。ブルートレインをイメージした青色を用いている=JR東日本提供
JR東日本は10日、首都圏と北東北エリアなどを結ぶ新たな夜行列車を導入すると発表した。常磐線の特急「ひたち」として走る「E657系」を1編成改造し、2027年春にデビューさせる。外観はかつての寝台特急「ブルートレイン」をイメージした明るい青色を用いて、「夜行列車の旅の楽しさ」を受け継ぐという。
10両編成で定員約120人の車内は、全席グリーン車指定席の個室タイプとする。先頭車となる1号車と10号車は広めの「プレミアムグリーン個室」で、1人用と2人用を設定。通常のグリーン個室のうち4人用は常時フルフラットで、その他の個室も座面の配置換えでフルフラットにすることができる。5号車はラウンジで、飲み物や軽食の自動販売機が置かれる。
首都圏を午後9時過ぎに出発すれば、翌朝に北東北エリアに到着する運行スタイルを想定し、個室でゆったり夜の旅を楽しんでもらいたいという。料金は未定だが、プレミアムとグリーンの個室料金は、それぞれ東北新幹線のグランクラス、グリーン車料金に対応するイメージという。(細沢礼輝)
朝日新聞社
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:
OS5
:2025/06/17(火) 20:12:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/001412e48ae7921ba1b51b614792d3e539c84a6b
利用好調のハピラインふくい、新駅「しきぶ駅」は来年3月開業 福井-森田間の新駅は年度内に基本設計完了
6/17(火) 7:08配信
福井新聞ONLINE
ハピラインふくいのロゴ
ハピラインふくいの利用促進協議会が6月11日、福井市の福井県国際交流会館で開かれた。同社は2024年度の1日当たりの利用者数が、経営計画で掲げた目標の2万167人を上回る2万1060人となり、運賃収入も予算額を2億5400万円上回る20億100万円だったと報告。営業赤字は8億円の見込みに対し、約1200万円に大幅に縮小したとした。
1年間の利用者総数は761万8341人。計画では通勤・通学定期を除く定期外利用の割合を27・4%と想定していたが、実績は35・2%となり、同社は「北陸新幹線の県内開業効果で観光客の利用が好調だった」とした。
月別では昨年4月が1日当たり2万2864人で最多。花火大会などの催しが多い8月や、大型観光企画「北陸デスティネーションキャンペーン(DC)」が始まった10月の利用が多かった。一方で冬休みの12月などは通学者の減少により利用が落ち込んだ。
今年3月に実施したダイヤ改正の効果も説明。福井-武生間の普通列車上下12本を需要の多い敦賀まで延ばし、JR特急との接続も改善するなどした結果、4月の1日当たり利用者数は2万2957人となり、新幹線が開業した昨年3月の約2万3千人に迫った。
本年度の利用促進策として▽越前市の新駅「しきぶ駅」の来年3月開業▽今庄トンネルなどの電波遮蔽(しゃへい)対策▽今庄駅のバリアフリー化-などを報告。福井-森田間に設置する新駅は本年度中に基本設計を完了するとした。
小川俊昭社長は、しきぶ駅開業に合わせてダイヤ改正に取り組むとし「利便性向上や地域との連携強化に引き続き取り組む」と述べた。
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OS5
:2025/06/20(金) 09:38:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/c77a603e1f7cb95a14114c76eaa99ab9b2e70452
空港アクセス鉄道、絞り込みルート案 南側に駅、トンネルや中間駅も
6/20(金) 9:09配信
熊本日日新聞
(写真:熊本日日新聞)
熊本県は18日、JR豊肥線と熊本空港を結ぶ空港アクセス鉄道の整備ルート案を絞り込み、公表した。肥後大津駅(大津町)から南へ分岐して国道57号や白川を横断し、空港南側の地上に新設する終着駅と結ぶ。空港がある高遊原台地はトンネルで抜ける。2022年12月に約1・5キロ幅で示したルートを3分の1の約500メートル幅に狭めた。
県議会の高速交通ネットワーク整備推進特別委員会で説明した。構造は大半が高架橋とトンネル。線路は単線で整備し、列車が行き違いできる施設を設ける。大津町は中間駅の設置を検討している。
終着駅の候補地は空港南側の県有地一帯。空港の敷地外に駅を整備する点について、利便性の悪さを懸念する声が、委員会で議員から挙がった。
県は、空港の直下に整備する場合は地盤沈下を防ぐ工事に約150億円かかると説明した。隣接地に東海大のキャンパスがあり、周辺に農地も多いことから、「今後、開発が進む可能性もある。空港利用者以外の活用も見込める」と敷地外の整備に理解を求めた。
終着駅と旅客ターミナルビルは駐車場を挟んで約120メートル離れているが、地下通路か空中回廊で直結させる案を検討している。
アクセス鉄道は肥後大津駅と熊本空港の全長約6・8キロを結ぶ計画。27年度中の着工、34年度末までの開業を目指す。約410億円と概算している事業費や収支採算性は、物価高騰などを踏まえて9月の定例県議会で改めて示す。その後、国土交通省に鉄道事業許可を申請する方針。(樋口琢郎)
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OS5
:2025/06/23(月) 17:57:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d3996319fcfd29092ed97c1b7adcad248d9d89b
北陸新幹線の米原ルート、滋賀県の人が「来なくていい」と考える切実な理由 知事「受ける恩恵が小さい」
6/23(月) 12:17配信
福井新聞ONLINE
小浜・京都ルート支持を明言し「米原ルートを受け入れることは今後もない」と語る三日月大造滋賀県知事=大津市の同県公館
平日早朝の滋賀県長浜市のJR長浜駅。通勤、通学客が続々と姫路(兵庫県)行き新快速に乗り込む。午前6〜7時台は約20分間隔に出発し、利便性が高い。北陸新幹線敦賀以西の延伸で石川県の一部などが主張する「米原ルート」が現実になると、北陸線、琵琶湖線がJRから経営分離され、並行在来線となる可能性がある。
大津市の職場に向かうため新快速を待っていた団体職員の50代男性は「並行在来線になって、滋賀県が新快速の便数を維持できるだろうか。北陸新幹線は来なくていい」と素っ気なく話した。
長浜市は伝統的建造物群を生かした「黒壁スクエア」が観光客に人気だ。長浜観光協会が昨年11月に行った来訪者アンケートによると、居住地別では滋賀県内を含む関西が最多の43%で、北陸は7%のみ。京都、大阪からの来訪者は東海道新幹線の米原経由ではなく、割安なJR新快速の利用が大半という。
「新快速の利便性が下がると誘客に大きな打撃になる」と同協会の今井克美専務理事。JR在来線の維持が最優先との認識だ。大手門通り商店街振興組合の眞杉国史(くにちか)理事長も「米原ルートで北陸からの観光客が増えるならいいが、在来線を経営分離してまでは賛成できない」と語った。
■ ■ ■
「米原ルートを望んでも求めてもいない」。5月に東京都内で開かれた北陸新幹線建設促進同盟会(会長・杉本達治知事)の大会で、滋賀県の三日月大造知事はこう訴え、小浜・京都ルートへの支持を改めて明言した。米原ルートを強く否定した発言について「かかる費用に比べて、受ける恩恵が小さい」と語る。
整備新幹線の財源スキームは、貸付料(JRが国に支払う施設使用料)を充てた上で、残りを国と地方が2対1の割合で負担する仕組みだ。米原ルートで滋賀県を通れば建設費の地元負担が生じる上、並行在来線の運営に対する財政負担も見込まれる。三日月知事は「北陸線が経営分離される可能性は大。かつ、特急サンダーバードが走る湖西線もそうなる可能性がある」との見方を示す。
2016年に与党が小浜・京都ルートを決定する以前、滋賀県と関西広域連合は工期や費用面で優位だとして米原案を支持した時期がある。「当時は滋賀の負担を関西で分け合う合意があった。ところが京都府が府内のルートを主張し始め、JR西日本も米原案を否定した。そのため主張を改め、小浜・京都ルート支持で一貫している」と経緯を話した。
米原市の中には米原ルートへの転換を求める声もある。自民党会派の市議の一人は「長浜と彦根に挟まれ、米原の観光や経済は埋没している。北陸新幹線が来ても“乗換駅”のままだという人もいるが、地域再開発のきっかけになる」と語る。
角田航也市長は昨年12月の定例市会で、米原ルートとなった場合の並行在来線化や建設費負担の懸念に触れ「プラスとマイナス両方の効果を分析しつつ、現状の東海道新幹線米原駅の徹底活用と、北陸線の利用促進に率先して取り組む」と慎重な言い回しに終始した。
三日月知事は衆院議員時代に国土交通副大臣などを務めた際、北陸新幹線の長野以北や金沢以西の延伸議論が複雑化したと振り返り、多方面に利害が絡む国家プロジェクトの前進は容易ではないと語る。「京都の立場に立てば財政負担などに懸念があるのは当然。国は、京都の負担軽減策を含め議論していかないといけない」と指摘する。
福井新聞社
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