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新・鉄道綜合スレ

4874OS5:2024/08/27(火) 11:55:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c180d29208e4c365be73b77a7b9fc8c84846b1a
JR日田彦山線にBRT導入1年、乗客は鉄道時代を上回る10万人超…6割は観光客、課題は「日常使い」
8/27(火) 11:02配信


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読売新聞オンライン
日田行きのBRTに乗る高校生。大行司駅があった場所には屋根付きの停留所が設けられている(21日、福岡県東峰村で)=白井貴久撮影

 2017年7月の九州北部豪雨で被災したJR日田彦山線の一部などにバス高速輸送システム「BRTひこぼしライン」が導入されて、28日で1年となる。運行ダイヤを柔軟に変更するなどバスの機動性をいかして、乗客は鉄道時代を上回り、今月5日には10万人を超えた。一方、JR九州によると、利用者の約6割は観光客で、将来にわたって安定的に運行するためには、「日常使い」の利用者をどう増やしていくかが課題となっている。(白井貴久、饒波あゆみ)

【地図】JR日田彦山線のBRT区間

「学校通る便増えた」
 今月下旬、福岡県東峰村の停留所「大行司」で、女子高校生がBRTを待っていた。「今から補習なので、日田市(大分県)の学校に向かいます」と言い、BRTに乗り込んだ。「高校の近くに停留所があるのはありがたい。学校を通る便が増えたのもよかったです」。日田の高校に通う同村の高校3年の生徒(17)はこう話す。

 被災した日田彦山線の一部を巡っては、地元は鉄道での復旧を望んだが、JR九州側が地元自治体の財政負担などを求めた結果、最終的にBRT導入が決まった。添田(福岡県添田町)―日田(大分県日田市)駅間の約40キロを走っており、このうち約14キロはJR九州がバス専用道を整備した。停留所は鉄道時代の12駅から36か所に増え、運行本数は約1・5倍となった。

 さらにJR九州は自治体や利用者の声を踏まえ、今年3月に運行ダイヤを改正し高校近くを通る便を増やすなどした。4月には56人乗りの中型バスを1台追加して7台態勢にした。今年3月末までの1キロあたりの1日平均利用者数(輸送密度)は164人で、鉄道時代の16年度(添田―夜明駅間)の131人を上回った。

 東峰村にある岩屋キャンプ場を管理する熊谷武夫さん(79)は「観光客がBRTを使い、近くの桜やツツジを見に来てくれるようになった」と喜ぶ。真田秀樹村長は「多くの人に利用してもらい、1年目としては成功だと思う」と話している。

「移住・定住にも」
 一方、運行本数を安定的に維持していくために、観光客への過度の依存ではなく、地元住民の利用者をどう増やすかが問われている。

 JR九州の古宮洋二社長は今月22日の定例記者会見で、「最初なので、ちょっと乗ってみようという人もいると思う。イベントは(利用の)波がある」と指摘。日常利用を促進するため、「きめ細かなルートや時刻を設定するなど地元の要望を吸い上げてダイヤを編成したい」と話した。

 真田村長も「今はBRTに関心を持ってもらっているが、興味はいつか薄れていく」と危機感を語る。

 村は日常利用者らの増加に向け、村内にある「大行司」など停留所3か所への移動の「足」を確保するため、乗り合いタクシーの仕組みを整備した。電話だけでなくLINEなどからも予約できるようにした。

 大分県との県境にある停留所「宝珠山」の駅舎は、JR九州の列車のデザインを多く手がける工業デザイナーの水戸岡鋭治さんが監修し、カフェやキッズルームを新設する計画で、今秋の完成を目指す。JR九州によると、「宝珠山」の乗車人数は1日平均で14人しかいないが、村は改修に約1億円を計上し利用者増を目指す。さらに駅舎に隣接し、日田彦山線の線路があった場所を公園化する計画もある。

 村の人口は約1800人で、今後も減少が予想されている。村ふるさと推進課は「村には子どもが遊ぶ施設があまりないので、駅舎の改修や公園化などを進め、移住・定住も促進していきたい」としており、BRTをいかしながら、地域振興を図りたい考えだ。

 地域交通に詳しい流通経済大の板谷和也教授(交通政策)は「観光客を呼び込む魅力を作り、住民も積極的にBRTを利用するなどして乗客が増えれば、ひこぼしラインは全国のモデルケースになり得る」と話している。


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