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新・鉄道綜合スレ

5046OS5:2025/03/27(木) 08:47:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/e47a1acb7c76b49037c7e5ad92c211a5e92b93a6
札幌市電5月から8%減便 増える乗客、減る運転士 慢性的人手不足「週1休、常態化」
3/27(木) 6:03配信


北海道新聞
大通地区の西4丁目停留場。多くの利用客が市電から降りてきた=21日午後5時40分、札幌市中央区(西野正史撮影)

 札幌市の路面電車(市電)が5月以降の大幅減便を決めた背景には、ベテランが抜けて運転士不足が慢性化している事情がある。沿線人口は増え続け、1日あたりの乗客数も目標を達成しているが、経常赤字が続いており、減便はさらなる収支悪化につながりかねない。バス運転手も含めて各業界の人手不足が深刻化する中、運転士の賃上げなど待遇改善で減便解消を目指す。

【図】市電の乗車人員と経常赤字の推移

 運行を担う市交通事業振興公社によると、市電の運転士の定員は73人。市電運行を公社に移管する「上下分離」方式を導入した2020年度以降、増やした定員を満たせたことは一度もない。週休2日が基本だが、「週1休が常態化」(公社)。待遇への不満もあって24年度は6人が退職し、24、25年度の在籍は63人にとどまった。

 そもそも市電の利用自体は15年度のループ化以降、コロナ禍を除けばおおむね好調といえる。マンション開発が活況で沿線人口は18年度の約11万5千人から、23年度は約12万人に増えた。藻岩山のロープウエーを利用するインバウンド(訪日客)らも多い。これに伴い、23年度の1日平均乗客数は前年度比6.6%増の2万4200人に増えた。23年度の運賃収入も前年度比8%増の15億4300万円となった。

 ただ、収支は上向かない。23年度には市交通局は車両の整備などを行う電車事業所の拡張や耐震化工事に約6億円を支出。経常収支は23年度まで5年連続で赤字に陥り、28年度までの交通事業経営計画の期間中、こうした赤字が続く見通しだ。運行事業を下支えしようと、停留場の副名称を公募するネーミングライツ契約を導入し、低床車両「シリウス」のラッピング広告を新たに募集するなど収益確保に躍起だ。

 公社は運転士のなり手確保に向け、4月から職員の基本給を平均9.3%上げる。平均年収は460万円から500万円へ上昇。市は「給与水準は同業他社とほぼ同等になる。転勤がない公社の優位性も打ち出す」と強調する。早期に人手不足を解消し、需要に応えるだけの運行体制を整えられるのか、今後の市の取り組みが注視される。

「混雑さらに」利用者懸念
札幌市電路線図

 市電の平日ダイヤが大幅に減便されると発表された21日、通勤や通院で日常的に市電を利用する市民からは「市電の混雑がさらに深刻化する」と懸念の声が上がった。
 「通勤時の市電は今でもギリギリ座れるかどうか。減便されれば、さらに混雑するのではないか」。通勤で市電を利用している札幌市中央区の会社員の女性は大幅な減便を受け、不安を強める。

 減便の対象は平日ダイヤで、1日の運行便数の8%に当たる約20便減少する。通勤通学帯も含めて1時間当たり1〜2便減る。

 だが、特に朝はラッシュ時のピークの午前8時台を過ぎても、乗車できない人が出るほど混み合うこともある。昨年12月、大人運賃を200円から230円に引き上げられたばかりで、女性は「値上げした後に減便までされると困る」。

 通勤通学帯以外でも、外国人観光客で混み合う便は多い。札幌市中央区の70代の女性は通院で市電を利用する際、大型のスーツケースを手にする外国人客で座席が埋まる日が増えたといい、「体調が悪くても以前のように座ることができなくなったのに、減便されるなんて信じられない」と憤る。

 札幌市交通事業振興公社は減便を「当面の間」とするが、減便の原因となった運転士不足は解消が見通せず、将来的に運行便数が戻るか不透明。女性は「運行会社は経営体制の見直しなど減便以外の方法で対応し、市民の足を守るべきだ」と訴えた。


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