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新・鉄道綜合スレ

4626OS5:2023/12/30(土) 01:23:02
https://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/feature/CO068936/20231220-OYTAT50006/
あいの風JR西に念押し
JR城端・氷見線〜未来へ向けて(下) 移管前の再整備条件に 
2023/12/20 05:00


 「最後の『子どもたちの未来のために』という言葉がすごく(響いた)。そうなるようしっかり取り組みます」

拠出金額を発表した後、報道陣の取材に応じるJR西金沢支社の漆原支社長(左)と新田知事(11月29日、県庁で)

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 11月29日に開かれた城端・氷見線の再構築検討会後、報道陣への対応を終えたJR西日本金沢支社長の漆原健は、隣に座っていた知事の新田にこうささやいた。

■次代への責任説く
 この言葉は検討会の終盤に新田から発せられた。「4市の子どもたちが大きくなる頃に使いやすいサービスとなることを目指して知恵を絞らないといけない」。再構築の大筋はこの日に示されたが、計画期間は来年2月から10年間にも及ぶ。検討会の会長を務める新田が切々と説いたのは未来世代への責任だった。

 両線の再構築にJR西が拠出する額は150億円。城端・氷見線の将来像を巡る議論は、LRT(次世代型路面電車)化の検討から始まり、4年近くに及んだ。議論をまとめる段階で、共に前を向いて未来に進もうと呼びかけた新田に、漆原は心を動かされた。

■北陸線移管苦い経験
 再構築計画では5年後の2029年頃、JR西が担ってきた両線の経営をあいの風とやま鉄道に移管する。JR西はそれまでに信号やホームを再整備したり、あいの風に社員を出向させてノウハウを引き継いだりするという重要な役割も残されている。

 検討会であいの風社長の日吉敏幸は、漆原に対し「最後まできちっと責任を果たしていただきたい」とくぎを刺した。9月の検討会で示した「移管のための5条件」で、レールなどの再整備を求めていたからだ。

 あいの風は15年3月、北陸新幹線の並行在来線としてJR西から経営分離する形で誕生した。当時、県の知事政策局長だった日吉は、同年4月にあいの風の副社長に就任。その際、JR西から引き継いだ駅舎などの補修に手を焼いた。

 その苦い記憶があったからこそ日吉は移管前の再整備を強く求め、抜かりなく5条件にも盛り込んだ。県幹部は「今回はJR西と対等な立場で議論ができた。事業者と行政双方の視点を持った日吉さんの存在は大きかった」と振り返る。

■自治体鉄路へ「投資」
 あいの風開業時から砺波市長を務める夏野修も思いは同じだ。「JR西には、日常的に行っている仕事のプラスアルファを求めたい」と語り、計画に盛り込んだ移管前の整備費以外に、信号など設備更新の前倒しなどを注文する。

 JR西は今回の議論に際して、22年度の城端・氷見線の赤字額(約11億円)を初公表した。路線は通学定期で利用する高校生が多く、それなりの利用者がいる割に赤字額が大きくなっているとの見方もある。

 策定した計画では、33年度までに両線の赤字を約4億円減らし、1日の利用者数を9609人から1万2000人に増やす目標を掲げる。「将来も使いたい」と思える鉄路となるよう、自治体が先頭に立って公共交通に「投資」する取り組みは始まったばかりだ。(敬称略、この連載は川尻岳宏が担当しました)


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