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新・鉄道綜合スレ

4749OS5:2024/04/23(火) 12:55:05
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/feature/CO074176/20240418-OYTAT50063/
岐路に立つ赤字路線…第1部・苦境の「現在地」<1>
2024/04/18 20:00


 地域を支えてきた四国の鉄道が、岐路に立っている。JR四国は赤字が深刻な予土線、予讃線、牟岐線の3路線4区間を存廃議論の対象とし、今年度にも自治体側と議論を始めたいとの意向を示す。JR、自治体、住民は鉄路とどう向き合おうとしているのか。現場から考えていきたい。


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全校生徒の半数が利用
 JR宇和島駅(愛媛県宇和島市)を出た予土線のワンマン列車が、田園風景を進む。4月11日朝、車内は県立北宇和高校の生徒ら約80人で混みあっていた。

 友人らとの会話に興じたり、つり革につかまって問題集を解いたり。37分後、学校最寄りの近永駅(同県鬼北町)に着いた。

 JR四国OBで町に雇用され、駅で切符販売などを行う竹本精作さん(73)は「この時間はほとんどが高校生。ほかの時間帯は、車を運転しない住民らが乗るが、数は少ないね」と語る。

山あいを走る予土線の列車=近藤誠撮影(高知県四万十町で)
 町によると、昨年5月時点で全校生徒約240人の半数が予土線を利用し、通学に欠かせない。宇和島市内から通う3年の女子生徒(17)は「なくなったら困る。列車はなくてはならない」と訴える。

 朝の時間を過ぎると、利用者の姿はまばらになった。静かな車内にディーゼルエンジンの音を響かせながら、県境を越え高知の山あいを縫うように走る。

四国一採算取れない予土線
 宇和島市と高知県四万十町を結ぶ予土線(76.3キロ、北宇和島―若井)は、国鉄時代の1974年3月に全線開通し、今年50年を迎えた。

 当時、地元は四国循環の鉄道網の完成に沸いた。四万十町に住む男性(86)は「開通した時は万々歳の大騒ぎだった」と振り返る。「山峡にひかりが走った」と記したポスターが後に作られたほどだった。

 1キロあたりの1日の平均利用者数(輸送密度)は開通間もない時期は1000人を超えていた。しかし、過疎化や並行する国道が整備されていくにつれ、利用者は減少。87年度は676人となり、2022年度は220人に。国が存廃検討の目安とする「1000人未満」を大幅に下回る。

 100円の収入を得るための経費を示す営業係数は22年度に「1718円」で、JR四国管内で最も採算の取れない路線だ。

 高知側の江川崎(四万十市)―若井駅間の列車本数は現在、1日4往復しかない。土佐大正駅(四万十町)では約5時間も列車が通らない空白の時間帯がある。

 男性は車を持つようになり、鉄道にほとんど乗らなくなった。「車だと時間や乗り継ぎを気にせず、どこでも行ける。そのほうが便利だからしょうがないよ」と話す。

 列車本数の減少で不便になり、さらなる利用者離れを招く――。悪循環に陥っている。

四万十観光に活路探る
 「乗って残そう」。沿線で用いられてきたスローガンだが、人口減に直面し、簡単ではない。観光に活路を見いだそうとしている。

 「澄んだ四万十川の川底の石まで見えます。山も空も川も、一度に三つを楽しむことができるんです」

 3月下旬、江川崎―土佐大正駅間を運行する観光列車「しまんトロッコ」で、ガイドの中脇由美さん(58)は眼下の清流を乗客に案内した。


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