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新・鉄道綜合スレ

5065OS5:2025/05/04(日) 18:59:45

 これに対し、国交省の五十嵐徹人鉄道局長は「一日も早い完成開業のために(トンネルなどの)難工事への皆さまの理解と協力が不可欠だ」と深々と頭を下げた。しかし、未掘削区間の地質の状況などを考慮し、不確実性があるとして国としての開業時期は示さなかった。鉄道・運輸機構の藤田耕三理事長も「大幅な遅れが発生することになり、皆さまの期待に応えられず、おわび申し上げたい」と陳謝するにとどめた。
沿線自治体の首長ら関係者に、開通時期の遅れに関して陳謝する五十嵐鉄道局長(中央)ら国交省の担当者(藤井泰生撮影)
沿線自治体の首長ら関係者に、開通時期の遅れに関して陳謝する五十嵐鉄道局長(中央)ら国交省の担当者(藤井泰生撮影)

 鈴木直道知事は「新幹線開業の遅れが道民、地域の大きな失望を招いている」と強調。開業時期の早期明示に加え、開業遅れによる影響への対応策として、幅広い分野を包括的に支援する政策パッケージを検討するよう迫った。
 出席者の一人は会合後、「国家プロジェクトがこんなに曖昧でいいのか」と疑問視。事態打開のため、関係者が期待を寄せるのは「政治の力」だ。札幌延伸の当初の開業目標は35年度だったが、道内選出議員らが働きかけ、15年に政府・与党の申し合わせで5年前倒しされた経緯がある。
 道や沿線自治体などは13日、自民党道連と公明党道本部に対し、支援を要請。与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)を開催し、現状を把握し、対策を検討することを求めた。
 ただ、関係者の中には「今の道内にかつてのように力のある政治家がいるのか」などと冷ややかな見方も。政治的な動きが延伸延期の影響を軽減できるかは見通せない。
■トンネル工事の工期、読み切れず
 13日の北海道新幹線札幌延伸推進会議では、2038年度末以降に先送りされた開業時期について出席者から早期に明示するよう求める意見も出た。これに対し鉄道建設・運輸施設整備支援機構の藤田耕三理事長は、トンネル工事の工期が現時点では読み切れないと説明し、開業時期を明示するにはあと3〜5年程度かかることへ理解を求めた。
 貫通が最も遅くなる可能性のある渡島トンネル(北斗市―渡島管内八雲町)では、地質が悪い台場山工区(3.5キロ)と南鶉工区(3.9キロ)の掘削の進捗率が4月1日時点でいずれも45%程度にとどまる。どちらも2キロ程度を残しており、前方の地質を把握してトンネル貫通時期の予測に役立てるため、長尺ボーリングを今後実施する考えを示した。
 藤田氏は他に工事が難航している羊蹄、札樽の両トンネルを含め、「3トンネルの(難航している)条件がクリアされた段階で改めて全体工程を精査し、開業時期を定めたい」と述べた。
 国土交通省の有識者会議が3月に公表した報告書では、現時点での開業見通しを「おおむね2038年度末ごろ」としつつ、想定外のトラブルが起きれば「数年単位で遅れる可能性がある」とも指摘。難工事が続くトンネルの貫通のめどが立った段階で改めて判断することが適切だとしている。


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