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新・鉄道綜合スレ

4858OS5:2024/07/28(日) 22:42:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/679aa8f3ab88c496b9d6eedbd1551c2d33c6f4b7
富士山登山鉄道構想が足踏み、大幅遅れの中間報告は公表時期も定まらず反対派の疑念強まる
7/28(日) 18:20配信


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産経新聞
山梨県が推進する富士山登山鉄道のイメージ(山梨県提供)

山梨県が進める富士山登山鉄道構想で、県が立ち上げた専門家による事業化検討会の中間報告が当初の予定よりも大幅に遅れ、さらに公表の時期が「未定」とされるなど異例の事態となっている。構想は開業時期や技術的な実現性などが不明確で、中間報告で一定の方向性を示すはずだった。構想に反対する地元関係者は「技術的にかなり厳しい結論が出ているのではないか」との見方を示し、実現性について疑念を強めている。

【写真】山梨県が推進する富士山登山鉄道のイメージ

■オーバーツーリズム対策

富士山登山鉄道構想は、麓から5合目を結ぶ有料道路「富士スバルライン」の上に次世代型路面電車(LRT)の軌道を整備し、5合目へのアクセスを自動車からLRTのみに転換させる考え。富士山のオーバーツーリズム(観光公害)が問題視される中で、来訪者を鉄道でコントロールする狙いだ。軌道の地下に電力ケーブルを敷設し、非接触で電車に給電するシステムとすることで架線が不要となり、景観にも配慮した設計となる。

昨年10月に発足した「富士山登山鉄道構想事業化検討会」は弁護士や大学教授らの専門家が事業化、技術課題、法制度の3部会に分かれ、構想の実現に向けた検討作業を進めてきた。

長崎幸太郎知事は昨年秋から富士北麓地域の各市町村で住民説明会を開き、構想の意義などを毎回強調した。しかし、事業スキーム(計画)や具体的な費用、技術仕様などは未確定な部分が多く、この点を住民から質問されると、「令和5年度中に出される検討会の中間報告で一定の方向を示す」と回答してきた。

■公表時期「未定」

ところが、今年3月の検討会では「意見集約に時間が必要」であることや、総事業費についても検討課題が多いとの理由で、5年度内の中間報告の公表見送りを決めた。この時点で検討会の担当である県の和泉正剛・富士山登山鉄道推進監(現・富士山保全・観光エコシステム推進統括官)は「遅くとも6月までの公表を目指す」と明言した。

だが、6月末になっても中間報告は公表されず、和泉氏は7月3日の県議会で「構想を住民説明会などで丁寧に説明してきた。頂いた意見を踏まえて方向性を固め、中間報告をしたい」と答弁。再び公表を遅らせることを明らかにした。専門家の検討による中間報告のはずが、住民の意見を踏まえる路線にいつの間にか変更した格好だ。長崎知事は7月18日の定例記者会見で、中間報告の公表は「未定」とした。

■「実現性に壁か」

登山鉄道構想への反対姿勢を明確にする地元自治体、富士吉田市の堀内茂市長はかねて、LRTから電気自動車(EV)のバス方式への転換を求めてきた。堀内市長によると、県の説明会では住民から、土石流発生時などの保全面▽スバルラインの急勾配を実際に登れるのかや給電システムが可能かなどのLRTの性能面▽収支を含めた事業計画-の大きく3点で質問や疑問が出たという。「その場ではいずれも『精査中』『研究中』として一切回答はなく、『年度内に回答する』とあった」と振り返る。

その「年度内」がずれ込み、さらに「6月までの公表」も延期となったことに、堀内市長は「現実問題として、技術面などで厳しい結論が出ていると推測する」と、現時点での事業化の計画をまとめること自体が難しいとの見方を示す。

登山鉄道への質問状を県に提出した市民団体「富士山の未来を考える市民の会」の秋山真一共同代表も中間報告の公表遅れに「具体的な課題が多くて(報告を)出せず、(登山鉄道の)実現性に大きな壁があるのではないか」と疑問を呈す。

登山鉄道への疑念が渦巻く中でも和泉氏は、市民の会との面談で、登山鉄道を富士北麓地域の2次交通として延伸させることや、地図上の直線距離だけでも約40キロ離れた甲府市内のリニア中央新幹線の「山梨県駅(仮称)」との接続まで想定していると言及。これには関係者からも「大風呂敷の前にまずは本当に登山鉄道を事業化できることを示すのが先だ」といった批判が出ている。(平尾孝)


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