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新・鉄道綜合スレ

4703OS5:2024/03/20(水) 23:56:22
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20240314-OYTNT50058/
九州新幹線「なければシャッター街になったはず」鹿児島中央駅前は一変…新八代駅前は核施設なく
2024/03/14 11:34

 九州新幹線が新八代―鹿児島中央駅間で部分開業し、13日で20年となった。博多―鹿児島中央駅間の所要時間は、それまでの在来線特急利用の最速3時間40分から2時間12分と大幅に短縮され、九州の交通を大きく変えた。鹿児島市では新幹線開業に伴って再開発が進みにぎわいが生まれた一方、熊本県八代市などでは新幹線効果を最大限に生かし切れておらず、地域の浮揚に向けた模索が続いている。(井芹大貴、山之内大空、饒波あゆみ)

 「新幹線が来ていなかったら、シャッター街になっていたはず」。JR鹿児島中央駅前の「一番街商店街」の振興組合元理事長、 庵下あんした 龍馬さん(72)は今月、商店街を見ながらこう語った。


 バブル経済崩壊後は空き店舗が目立ったが、部分開業が話題になり始めると、飲食店の出店が相次ぎ商店街の再開発も加速。部分開業から約半年後にはJR九州が「アミュプラザ鹿児島」を開業させ、街は一変した。

 九州経済研究所(鹿児島市)の新川真吾・経済調査部長代理は「駅を中心に、南九州最大の繁華街・天文館と並ぶ人流・商業の核ができた。観光、ビジネス面で交流人口増加に寄与した」と分析。JR九州の古宮洋二社長は「(一帯の再開発は)新幹線の一番のモデルケースだ」と語る。

 同社によると、2004年度の熊本―鹿児島中央駅間の利用者は1日平均8800人で、前年の在来線時の同3800人を上回った。鹿児島では川内、出水両駅から鹿児島中央駅に新幹線での通勤、通学が可能となり、定期利用者も伸びた。

 政府・与党が南から整備したのは、在来線の八代以南は蛇行して速度が出しにくく、時間短縮効果を狙ったためだ。「ミスター新幹線」と呼ばれた鹿児島県選出の衆院議員・小里貞利さん(故人)の存在も大きかったとされる。小里氏は南からの整備で全線開業の道筋をつけることに尽力した。

 一方、八代市では恩恵を十分に受けられていない。地元経済界は開業当初から新八代駅を中心とした発展を目指し、大型商業施設の誘致などを提案したが、実現しなかった。駅周辺にはホテルや物産館などは建ったが、多数の人を呼び込むまでにはいたっていない。

 22年度の鹿児島中央駅の乗車人数(在来線含む)は1日平均1万7321人だった一方、新八代駅は1751人にとどまる。「新幹線との相乗効果を生む核となる施設ができなかった」。八代商工会議所の竹永淳一会頭(67)はこう振り返る。

 市は現状打破に向け、コンベンションセンターを駅周辺に新設する意向だ。竹永会頭は「コンサート客らが訪れれば、新幹線の価値がもっと出る」と期待する。

 整備新幹線に詳しい富山国際大の大谷友男准教授(地域経済)は「人口が少ない地域の駅は新幹線効果が大きくは出にくい。通過されて終わりにならないよう地域振興を続けることが重要だ」と話している。


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