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闘争の系統 〜ネタバレノートⅡ〜

147ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2019/11/08(金) 20:17:59
<ティターンズの新部隊(仮)>

***宇宙空間・フェルコーナコロニー近郊***

地球教の後押しで地球連邦政府を支配下に置いていたティターンズ。
だがダカールで起きた政変でティターンズは中央から撤退。ロゴスの息が掛かった
各国家や各地の連邦軍基地へと散らばる中、ロゴスに協力する国家の1つ「フェルコーナ」の
所有するコロニーに、散らばったティターンズの中の1部隊が駐留していた。
そしてその部隊にはNERVからティターンズに接収されたエヴァンゲリオン3機と
そのパイロットである碇シンジ、アスカ・惣流・ラングレー、綾波レイの3人がいた。

アスカ「来るわよ。シンジ、ファースト!」
シンジ「分かっている」
レイ「...了解」

EVAのパイロットの3人は現在ティターンズのジェリド・メサ、マウアー・ファラオ、
カクリコン・カクーラーの3人と宇宙空間での戦闘訓練を行っていた。

ジェリド「宇宙空間での機動力からMSが上だ。仕掛けるぞ!」
カクリコン「応」
マウアー「了解よ。ジェリド」

ギャプラン、マラサイ、ガブスレイに乗るジェリド、カクリコン、マウアーは
その機動力でEVA3機を翻弄する。だが、EVAに備わっているATフィールドにより
決定的なダメージを与える事は出来なかった。

アスカ「もう、ちょこまかと...!」
ジェリド「チッ!やはりATフィールドとかいうのが厄介か。高火力で攻撃すればいいんだが」

お互い一進一退で戦闘を繰り広げる。ジェリド達とEVAパイロットの3人。
そこにNERVの作戦参謀である葛城ミサトから通信が入る。

ミサト「訓練は中止よ。このコロニーに所属不明の戦艦が近づいている事が分かったわ。
 フェルコーナ政府の要請により、貴方達は所属不明の戦艦の調査に向かって」
アスカ「何ですって」
ジェリド「ふん。此処の所、訓練ばかりで飽きていた所だ。遅れるなよ、ガキ共!」
アスカ「あっ!待ちなさいよ」
シンジ「アスカも待って!」
レイ「...任務了解。これより調査に向かいます」

ミサトからコロニーに近づく所属不明の戦艦の調査をするように云われ、ジェリドは
我先へとカクリコン、マウアーを伴って調査へと向かった。それに続いて、アスカ、
シンジ、レイとEVAパイロットの3人も向かうのであった。

148ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2019/11/14(木) 10:08:55
>>147の続き。

フェルコーナに近づく所属不明の戦艦の正体はネオ・ジオン軍が建造した巡洋艦ミンドラだった。
そのミンドラの艦長席に乗るのは、かつてネオ・ジオン内でハマーンに対し反乱を起こした人物、グレミー・トト。
黄泉還ったグレミーはネオ・ジオンに合流せず部隊を率いて、ガルマ・ザビのいるGショッカーに合流。
ガルマの部隊が異世界へ侵攻作戦を行う為、太陽系内の作戦は彼の部隊が引き継いでいた。

ネオ・ジオン兵「右舷前方より、複数の機体が接近中。こちらの味方ではありません」
ラカン「敵か!?」
グレミー「作戦中に面倒は避けたかったが、致し方あるまい。総員、出撃せよ」

部下の報告を聞いて、グレミーは同じくネオ・ジオンから離反したラカン・ダカランに
部隊を率いて出撃する様、命令を下す。一方ジェリド、カクリコン、マウアーはシンジ達より
先んじてミンドラに追いついた。

ジェリド「あれはミンドラ...ネオ・ジオンか!」
カクリコン「だったら、ティターンズらしくネオ・ジオンは倒すぜ!」
マウアー「MSが出てきたわ」

追いついたジェリド達の前にラカン率いるMS部隊が出撃。ラカンはドーベンウルフに
乗っている。

グレミー「あの機体は、ティターンズか」
ラカン「フン!返り討ちにしてやる」

グレミーとラカンは部下達にジェリド達を攻撃するよう命令を下す。
ミンドラから出撃したザクⅢやガルスKはビームキャノンやミサイルで
ジェリド達の乗るギャプランやマラサイ、ガブスレイを攻撃する。

カクリコン「仕掛けてきたか!」
ジェリド「敵の指揮官機は、あのドーベン・ウルフと見た。俺が倒す」
マウアー「援護は任せて。ジェリド」

ザクⅢやガルスKの攻撃にあいながら、敵の指揮官機がラカンの乗る
ドーベン・ウルフだと見抜いたジェリドは、単身立ち向かう。
ジェリドのギャプランをマウアー乗るガブスレイとカクリコンの乗るマラサイは援護した。

ジェリド「うぉぉぉぉ!」
ラカン「ほう。こちらに向かってきたか。ならば俺が相手をしてやろう」

向かってくるジェリドにラカンが立ちふさがり、ドーベン・ウルフに搭載されている
ミサイルランチャーとビームキャノンをギャプランに向けて繰り出す。

グレミー「たかがMS3機だけとはいえ、小賢しいな」
ネオ・ジオン兵「グレミー様。大型MAの調整が終了しました。何時でも出撃出来ます」
グレミー「よし。では出撃せよ」

ミンドラの艦長席から戦況を見定めていたグレミーは、ジェリド達が思ったよりも強く
策を巡らせていると、部下から調整が遅れていた大型MAの調整が終了した事の報告を受け、
出撃の命令を下した。

カクリコン「ムッ!また何か出てきたぞ」
マウアー「あの機体は...」

出撃したのは、一年戦争時、ジオン軍が「アプサラス計画」により完成させた大型MA
アプサラスⅢだった。アプサラスⅢは中央部に内蔵されている大型メガ粒子砲を拡散させて
ギャプラン、マラサイ、ガブスレイの3機に目がけて発射する。

カクリコン「いかん!」
マウアー「ジェリド!」
ジェリド「―!」

もはや万事休すかと思われたが、ジェリド達にメガ粒子砲が当たる事は無かった。

ジェリド「メガ粒子砲は...?」

ジェリドが目を向けると、ギャプランの目の前にはアスカの乗るEVA弐号機がいて
ATフィールドで防いでいた。マラサイとガブスレイもそれぞれEVA初号気と零号機が
拡散メガ粒子砲を防いだのである。

ジェリド「貴様...」
アスカ「あんまり世話を焼かすんじゃないわよ。とっとと、こいつらを倒すわよ」
ジェリド「...ふん、借りが出来たか。ならば、MAは貴様らに任せる。
 指揮官機は俺が倒す!」

アスカに助けられた事を素直に礼を述べる事が出来なかったジェリドだが、アプサラスⅢを
倒すのはエヴァンゲリオンに任せ、自分はラカンの乗るドーベン・ウルフと戦う事を決める。
エヴァンゲリオンが加わり、ジェリド達の反撃が始まった。

149ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2019/11/21(木) 13:09:15
>>148の続き。

アプサラスⅢの相手を任されたEVAパイロット3人は、ポジトロンライフルでビーム攻撃を行う。
このアプサラスⅢにはIフィールドが搭載されており、ダメージの効果は薄かった。

綾波「Iフィールドを確認。陽電子砲による攻撃は無用と判断」
アスカ「だったら、それ以外の方法で攻撃あるのみよ。シンジはオフェンス。ファーストはバックアップ、いいわね!」
シンジ「分かった」
綾波「了解」

ポジトロンライフル以外の重火器をEVA3機は一斉にアプサラスⅢに向けて攻撃した。
そして2号機はアプサラスⅢに突撃し、プロッグレシッブナイフを突き刺した。
流石のアプサラスⅢもダメージが大きく大破する。

ラカン「アプサラスが...!」
ジェリド「何処を見ている!」

ラカンはアプサラスⅢが撃墜された事に唖然とする。その隙にジェリドのバイアランは
ドーベンウルフに怒涛の攻撃を行う。

ラカン「チッ!油断をした」
グレミー「戻れ、ラカン。アプサラスが堕ちてしまっては、これ以上の戦闘は望ましくない。
 戦線を離脱する」
ラカン「ううむ。仕方あるまい。覚えていろ!」

グレミーの命を受けてラカンは帰還。ミンドラも戦線から離脱した。

ジェリド「逃がすか!」
マウアー「待って。あなたのバイアランも相当なダメージを受けているわ」
カクリコン「チッ!次は仕留めてやる」

ジェリドはミンドラを追おうとするが、ジェリド達の方も大きく損耗していた為、
追跡を諦めた。

シンジ「何とか勝てたね」
アスカ「この私がいるんだから勝てて当然よ」
綾波「任務完了。これより帰還する」

シンジ達のエヴァンゲリオンも装備されている武器が消耗され、一同はフェルコーナへ
戻るのであった。

150ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2019/11/21(木) 14:30:34
***フェルコーナ・連邦軍基地***

フェルコーナに戻った一同は、フェルコーナの宇宙港に併設されている連邦軍基地へと
帰還した。その直後、ミサトからブリーフィングルームへ来るように言われ、
一同は移動する。

マウアー「ちょっと良いかしら」
シンジ「はい?」

移動の最中、シンジはマウアーに声を掛けられる。

マウアー「今日はあなた達のおかげで助かったわ」
シンジ「い、いいえ。そんな...」
マウアー「ジェリドとカクリコンも素直じゃないから言わないけど、きっと心の中では
 感謝しているわ」
シンジ「ありがとうございます」

マウアーは今回の戦闘でシンジ達に助けられて感謝を伝える。感謝の言葉を送られて
シンジは、照れて顔を赤くする。

ジェリド「おい、マウアー。ぼさぼさしていないで行くぞ」
アスカ「バカシンジ。置いていくわよ」
マウアー「今、行くわ。さぁ、行きましょう」
シンジ「あっ!はい」

ジェリドとアスカに急かされて、マウアーとシンジもブリーフィングルームへと向かった。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

ミサト「皆、お疲れ様。戦闘を終えたばかりで悪いんだけど次の任務を伝えるわ」
カクリコン「次の任務...?随分、急だな」
綾波「任務の内容は何?」
ミサト「アラスカ基地への援軍よ。どうやら、いまアラスカ基地はGショッカーの攻撃を
 受けているみたいなの」

ブリーフィングルームに一同が集まり、ミサトは任務の内容を話す。内容によれば
アラスカ基地が現在、Gショッカーから攻撃を受けており、援軍として向かえという事だった。

ミサト「そして今後、貴方達は遊撃部隊として要請があった場合、各地に赴いて
 任務に就いてもらうわ」
ジェリド「遊撃部隊か。まるであのαナンバーズ...いや、ブレイバーズみたいだな」
シンジ「ブレイバーズ...」

そしてミサトは、ジェリドやシンジ達に今後、遊撃部隊として活動をする事を告げる。
その事にジェリドは、前大戦で因縁のあるαナンバーズもといブレイバーズに似ていると感じ、
シンジも、ブレイバーズで活躍している前大戦で共に戦ったかつての仲間達の事を思い出す。

アスカ「何だっていいわ。次の任務もやってやろうじゃない」

次の任務内容を聞いて、アスカはやる気を見せる。そして遊撃部隊となった一同は
アラスカへ向かうのであった。

151ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2019/12/05(木) 11:04:34
<『転生したらスライムだった件』×『聖戦士ダンバイン』×『機動戦艦ナデシコ』他>

ある日、ブレイバーズに所属するナデシコCとグラン・ガランは任務中、Gショッカーと交戦。
だが突如、時空クレバスが発生し、その場にいた両陣営は地球とは別の世界へ転移してしまう。

ルリ「ハーリー君、状況確認をお願いします」
ハーリー「船体、人員共に問題無し。グラン・ガランも確認しました。しかし周囲を確認した所、
 どの地形も該当無し。おそらく時空クレバスにより地球とは異なる場所に転移したと思われます」

ルリはハーリーに、転移した直後の状況を確認させる。ハーリーは此処が地球ではない事を
報告する。

カワッセ「ご無事ですか!シーラ様」
シーラ「私に変わりはありません。それより此処は...」
エル「分かんない」
ベル「バイストン・ウェルじゃないみたい」

一方、グラン・ガランでは艦長のカワッセ・グーがシーラの身を案じて声を掛ける。
シーラが此処が何処なのか尋ね、シーラに仕えるミ・フェラリオのエル・フィノと
ベル・アールはこの場所が何処なのか分からないと答える。

アキト「エリカ、大丈夫か」
エリカ「私は平気。アキトこそ大丈夫?」
アキト「問題ない」
???「シエルが感知したって言うから、来てみたけど、まさかあの有名なナデシコかよ」
一同「―!」

しばらくしてナデシコのブリッジにアキト達、パイロット達が集まってくる。
アキトはエリカを心配して声を掛け、「大丈夫」とエリカは答える。
だが突然、その場にいる誰でもない声が発せられ、一同は一斉に声がした方に
目を向けると、そこにいたのは青い髪をした見た目は小さな少女だった。

リョーコ「こいつ!?どっから入ってきた」
アキト「...何者だ」

謎の少女(?)の登場に一同は一斉に警戒し、アキトはエリカを守ろうと
自分の背後に引き寄せて、銃を構える。

???「あぁ...いきなり現れたのは悪かった。とりあえず話は聞いてくれ。
 俺は何もしない」
ルリ「...分かりました。一先ず皆さんは銃を下げてください。話を聞きましょう」
???「助かる。とりあえずまずは俺が何者かについてだが...」

謎の少女(?)は両手を挙げて、敵ではないとアピールをする。ルリは一先ず情報を
得ようと、彼女(?)から話を聞くことにした。そして彼女(?)は自分が何者なのかを
話そうとした時、突然、身体が溶けてその場にいたのは青いスライムだった。

リムル「俺はリムル。悪いスライムじゃないよ」

それが魔物の国の王様である1匹のスライム、リムル=テンペストと異世界に迷い込んで
しまったブレイバーズの出会いだった。

152ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2019/12/12(木) 11:51:19
>151の続き。

リムル=テンペスト。この青いスライムの正体は、通り魔に背中を刺されて死亡した
日本の会社員が転生した姿である。転生した事で得たユニークスキルによって強くなり、
今では大勢の魔物達を従える魔王となり、魔国連邦<テンペスト>の王となっていた。
リムルはユニークスキル<大賢者>が進化したシエルと名付けられた神智核(マナス)が
感知した事で、転移してきたナデシコとグラン・ガランの様子を見に来たのである。
リムルに連れられてナデシコとグラン・ガランは魔国連邦近くの場所に着陸。
ナデシコから艦長のルリとアドバイザーであるユリカ、護衛役としてアキト、
グラン・ガランから王女であるシーラ、護衛役としてショウ、マーベルが代表として
この世界の説明を受けるべく、リムルの屋敷に招かれる。
案内された応接室には魔物連邦の主であるリムルの他、野性味を帯びた金髪の男、
2本の角が生えた侍風の鬼、同じく角が2本ある巫女の姿をした鬼の女性、1本の角に
社長秘書を感じさせるビジネススーツを来た鬼の女性、そして筋骨隆々のゴブリンの男がいた。

リムル「じゃ、改めて自己紹介だ。俺はリムル=テンペスト。この国で王様をしている」
ヴェルドラ「我はリムルの親友、ヴェルドラだ。歓迎するぞ、異世界人よ」
ベニマル「リムル様から侍大将の地位を賜ったベニマルだ」
シュナ「同じくリムル様にお仕えするシュナと申します」
シオン「リムル様の家臣がひとり、シオンです。リムル様の秘書を務めさせていただいています」
リグルド「リムル様から街の行政を任されているリグルドです。リムル様の命により
 この場に同席させていただいております」

リムルを始め、ヴェルドラ、ベニマル、シュナ、シオン、リグルドはそれぞれ、ルリ達に
自己紹介をする。ルリ達も自分達が何者なのか、この世界に来た経緯を話した後、リムルから
この世界について説明を受けた。

ルリ「なるほど。この世界は人間だけでなく様々な種族が住んでいる...まさにファンタジーな
 世界という訳ですね」
シーラ「そして、リムル陛下は地球人が転生された存在で、陛下の下、人や他種族が
 平和に共存されているのですね」
リムル「陛下はよしてくれ。普通にリムルでいいよ」

リムルから説明を受けたルリとシーラは、リムルによって人と他種族が共存している事を称え、
リムルは陛下と呼ばれた事に照れて、普通にリムルで呼んでくれと頼む。

シオン「リムル様はこの国の誇りです」
ベニマル「リムル様により、今の我々がいる」
リグルド「リムル様の為ならば、例え火の中、水の中、身命を賭して仕えましょうぞ!」
リムル「お前ら...恥ずかしいから止めろ」

主であるリムルが賞賛されて、リムルを慕う家臣達は、矢継ぎ早に賛辞を述べ、
リムルは恥ずかしくなり、止めるように言う。

ショウ「かなり慕われている様だな」
マーベル「そうね。見ていて微笑ましくなってくるわ」

リムルと家臣達のやり取りを見ていて、ショウやマーベルはその様な感想を呟く。

153ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2019/12/12(木) 11:53:03

リムル「とりあえず、大体の事情は分かった。心配しないでくれ。必ず貴方方を
 地球へ帰す」
エリカ「出来るんですか!」
リムル「ああ。別の世界への次元移動についてはこの国でも研究されているからな。
 本当は俺の能力を使えばすぐにでも帰してやれるんだが、どうにもここ最近、
 時空が歪んでいる?って言うのか、他の世界への移動が出来なくなっているんだ」

リムルの地球へ帰すという発言に、エリカは驚く。魔国連邦では他の世界への次元移動の
研究がされており、その研究を利用して地球へ帰すという。なおリムルは単体で時空移動が
出来るスキルを習得しているのだが、最近はスキルが弱体化しているのかこの世界において
移動するだけならまだしも、時空を超える移動が出来なくなっていた。

ルリ「それはもしかしたら、時空クレバスが影響しているのかもしれませんね」
リムル「時空クレバスか...突然現れる時空の穴っていう奴か。うちでもそういう
 報告が来ている」

ルリはリムルのスキルが弱体化しているのは、時空クレバスが影響しているのではないかと推測。
時空クレバスの出現についてはリムルも各地で発生している報告を受けていた。

ベニマル「ブレイバーズの方々の今後については、それで良しとして、この世界に来る直前まで
 戦っていたというGショッカーという輩が気になりますね」
リグルド「もしかしたら、彼らもこの世界に来ている可能性がありますね」
リムル「ふむ。確かに調べる必要があるな。ソウエイ!」
ソウエイ「はっ!此処に」
ブレイバーズ一同「―!」

ナデシコとグラン・ガランの今後が決まった所で、ベニマルはGショッカーについて発言。
Gショッカーが、この世界へ来ている可能性を考え、リムルは家臣の1人で隠密の役職を
与えられているソウエイを呼び出す。正に忍者という姿をした鬼人で、突然現れた事に
ブレイバーズ一同は驚く。

リムル「話は聞いていたな?調査を頼む」
ソウエイ「御意。直ちにお調べ致します」

Gショッカーが、この世界に転移していないか調べる様、リムルから命令され、
すぐにその場から消えて調査に向かった。

リムル「じゃ、ひとまず、この国を楽しんで行ってくれ!」

話し合いは終わり、ナデシコ、グラン・ガランのブレイバーズの面々による
魔国連邦の滞在が始まるのであった。

154ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2019/12/19(木) 16:03:23
<<宇宙大レース!仮面ライダー3号>>
宇宙で行われる大レース「コスモグランプリ(仮)」そのレースに地球が参加する事になり、
地球代表を決める為の大会が開かれた。

注目されるのはアースグランプリの優勝者「マッハ号」のレーサー、響剛とサイバーフォーミュラの
王者「ストラーダ」の風見ハヤト、ベテランF1レーサー、黒井響一郎である。

レースは問題なく行われると思われたが、Gショッカーは自分たちの息が掛かったレーサーを優勝させようと
妨害工作を始める。

ショッカー戦闘員「黒井響一郎、ここでリタイアだ!」
黒井「うわぁぁぁ!」

ショッカーの戦闘員による妨害工作でリタイアに追い込まれる黒井だが、
その最中、ある光景が頭に浮かぶ。

黒井「...そうだ。俺は...変身!」

黒井は自分が「変身」と叫ぶと、その姿は仮面ライダー1号や2号に酷似した姿となる。
この姿こそ、ショッカーによって歴史改変された世界で1号と2号を倒した「幻のライダー」
仮面ライダー3号である。ドライブを始めとする仮面ライダー達の活躍で歴史が修正された事により
3号だった記憶は消えていたのだが、襲われた事を切欠に思い出したのであった。

3号「ライダーキック!」
ショッカー戦闘員「ぎゃぁぁぁ!」

3号は必殺のライダーキックで戦闘員を倒す。この大会がGショッカーに狙われている事を知った
3号はかつて共に戦ったドライブや1号・2号の様に仮面ライダーとして人々の自由を守る為に戦う事を決意。
3号に変身した事に呼応するかのように現れた相棒のマシン・トライサイクロンに乗り込み
レースに復帰する。

そして3号はGショッカーと戦いながら、マッハ号やストラーダと優勝争いを行うのであった。

155ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/01/05(日) 11:31:02
《デビルマンVSマジンガ―Z INFINITY》
***新光子力研究所***
デーモン族の裏切り者デビルマンこと不動明は学校の課外授業で富士山の近くに建造された
新光子力研究所に訪れていた。

明「へぇ〜、ここが光子力研究所か。デケェな」
美樹「何てたって。あのマジンガ―Zで有名な光子力研究所ですもの」

研究所に訪れた明は、そのあまりに巨大な設備に感心する。ガールフレンドの美樹は
明に光子力研究所がマジンガ―Zで有名な事を教える。

アルフォンヌ先生「こりゃぁー、何を突っ立っているのだ。置いていくのだー!」
ポチ校長「そうじゃ、そうじゃ。でないとせっかん。せっかんじゃ!」

課外授業を引率する担任教師のアルフォンヌ先生と名門学園の校長であるポチ校長は
研究所の設備を見ていた明と美樹に来るよう促す。

さやか「名門学園の方々ですね?新光子力研究所の所長、弓さやかです」
アルフォンヌ先生「うひゃ〜!ダイアナンAのパイロット、弓さやかちゃん!我輩、
 昔からのファンなのだ」
ポチ校長「お出迎えして下さり、光栄ですぞ」

名門学園から来た生徒達を出迎えに現れたのは、新光子力研究所の所長となった弓さやか。
美人であるさやかの登場に、アルフォンヌ先生とポチ校長はデレデレになる。
そして明達名門学園の生徒は研究所の職員に案内され、見学を始める。そして一行は
研究所のシンボルとなっているマジンガ―Zの前に訪れる。

明「こいつがマジンガ―Zか」
美樹「やっぱり、マジンガ―Zは大きいわね」
???「マジンガ―を気に入ったかい?」
明「―ん?」
美樹「あっ!貴方は兜甲児博士」

マジンガ―Zを見ている明と美樹の所に、声を掛ける者がいた。振り向くと声を掛けたのは
世界征服を目論んだDr.ヘルから世界を守ったマジンガ―Zのパイロット、兜甲児だった。
世界を守った甲児は今では、祖父の兜十蔵や父である兜剣造の跡を継ぎ、研究者の道を歩んでいた。

明「...」
甲児「俺の顔に何か付いているかい?」
明「いや...(この男とは、以前会った様な気がするが気のせいか?)」

甲児と出会い、明は以前にも甲児と出会った様な既視感を覚える。そして数度、
名門学園の生徒達と挨拶を交わした後、甲児はその場から去っていき、明達も
見学に戻った。

156ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/01/05(日) 12:23:12
明達が見学を続けていると、突然作業をしていたクレーンが暴走。たちまち、研究所の
あちこちで火の手があがる。

美樹「きゃぁ!」
明「美樹!」
アルフォンス先生「あわわわ、火事なのだー!」
ポチ校長「おおおお、落ち着くのじゃ。ただちに避難をするのじゃ!」

突然の出来事に見学に来ていた生徒や教師はパニックを起こす。

***新光子力研究所・司令室***

さやか「一体、所内で何が起きているの」
職員A「分かりません。作業中のクレーンが暴走を始めたと同時に、所内の数か所で
 火災が発生。消火活動を行っていますが、所内ではパニックが起きています」
職員B「所長!所内でDr.ヘル配下の鉄仮面兵の軍団が潜入。また所内で怪物を見たという
 報告が上がっています!」
さやか「これは明らかに研究所を狙ったGショッカーのテロ攻撃ね。すぐに甲児君に連絡。
 ブレイバーズにも応援を要請して!」

司令室に来たさやかは、職員の報告を聞いて甲児への連絡やブレイバーズへの応援要請など
指示を出すのであった。

♢ ♢ ♢ ♢

一方、明は美樹や生徒達と避難をしていた。そんな時、ふと鏡を見かけると、
そこに女性の姿をした怪物が映っていた。

明「(あれは、もしや...!)すまねぇ、美樹。忘れ物をしちまった。先に行ってくれ」
美樹「ちょっと、明君。そんな場合?」
明「心配するな。必ず戻ってくる。美樹は絶対皆からはぐれるんじゃねえぞ!」
美樹「明くーん!」

鏡の中の化け物に気が付いた明は、美樹が止めるのを聞かず、その場から離れてしまう
のであった。

明「さて...姿を現せ!この騒動はお前の仕業何だろ?妖獣エバイン!」
エバイン「ふふふ。流石はデビルマン。私の仕業と見破ったね」

美樹達から離れた明は鏡に向かって叫ぶ。そして鏡の中から明の前に現れたのは、
デーモン族の妖獣エバインだった。エバインは鏡の中から人間の腕を操る能力を持つ
馬の下半身を持った妖獣である。彼女が鏡の中から作業員の腕を操り、クレーンを
暴走させて火事を起こしたのである。

明「妙な連中と手を組んだみたいだが、俺の命が狙いか?」
エバイン「いいや。我々の狙いは伝説のパイロット兜甲児の命だ。奴は我々の障害となる。
 よって同じく奴の命が欲しいGショッカーと手を組んで始末するのさ」
明「させるかよ。デェービィールゥ!」

デーモン族はGショッカーと手を組み、兜甲児の命を狙ってきたのであった。
明は本来の姿、デビルマンとなり戦いに挑むのであった。

157ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/01/09(木) 09:26:54
>>155-156の続き

***新光子力研究所・外***
デビルマンが妖獣エバインと戦い始めた頃。新光子力研究所の外では、デーモン族と手を組んだ
Gショッカー地下帝国の戦闘獣、機械獣、メカザウルスの軍勢が迫っていた。

バット将軍「よもや、デーモン族と手を組むとはな」
シレーヌ「我らデーモン族と恐竜帝国は地球が氷河期を迎える前、地上の支配を巡って
 鎬を削ったが、あの研究所には今、我らを裏切ったデビルマン、そして兜甲児がいる」
あしゅら男爵「「故に我らは、一網打尽にすべく、こうして大連合で仕掛けたのだ」」
ゴーゴン大公「積年の恨みを晴らしてくれるわ!」

飛行要塞グールでは、ミケーネ帝国、機械獣軍団、恐竜帝国、デーモン族の各幹部である
バット将軍、シレーヌ、あしゅら男爵、ゴーゴン大公がこれから戦場となる新光子力研究所を
見ながら、仇敵であるデビルマン、兜甲児を倒そうと意気込んでいた。

鉄也「研究所には近づかせんぞ。Gショッカー!」
竜馬「他のブレイバーズにも連絡済みだ」
隼人「その間、外の連中は俺達が相手をする」
弁慶「返り討ちにしてやる」
シロー「アニキのマジンガ―Zは、まだ動けねえ」
武蔵「久々の戦闘だ。腕が鳴るぜ!」

地下帝国軍の連合を前に、軍人となった剣鉄也、兜シローが乗るグレートマジンガ―、イチナナ式、
流竜馬、神隼人、車弁慶の乗る真ゲッターロボ、巴武蔵の乗るブラックゲッターロボが出撃する。

シレーヌ「チッ!邪魔が入ったか」
ゴーゴン大公「やはり、出てきたか。グレートマジンガ―!」
バット将軍「ゲッターチーム...貴様達も葬ってくれるわ!」
あしゅら男爵「「行け!機械獣達よ。研究所諸共、奴らを叩き潰せ!」

あしゅら男爵の号令で、戦闘獣、機械獣、メカザウルスの軍団はグレートマジンガ―らと
戦闘を始めるのであった。

◇ ◇ ◇ ◇

外で戦闘が始まった一方。研究所内では甲児は率先して、避難活動を行っていた。
だがそこに、鉄仮面の集団が甲児や避難していた名門学園の生徒達を取り囲む。

アルフォンヌ先生「ぎゃぁぁ、敵なのだー!」
ポチ校長「おおおお、お前達、校長である私を襲ったらせっかんじゃぞ!」
美樹「キャァー!」
鉄仮面「兜甲児。覚悟!」
甲児「しまった!」

鉄仮面は甲児に襲いかかろうとしたその時。その間を割って入る人物がいた。
その人物が鉄仮面を倒し、甲児を助けた。

???「兜博士。お怪我はありませんか?」
甲児「あなたは?」
小吾郎「天斎小吾郎。探偵ですが、今は特務機関『森羅』に属するしがないエージェントです。
 よしなに」

助けたのは、『森羅』で活動している私立探偵の天斎小吾郎だった。小吾郎は任務で
デーモン族の情報を探っていた所、今回の襲撃に出くわしたのである。

美依「先生。取り囲んでいた敵も倒したってね」
小吾郎「よくやった、お嬢。後の事はお任せください。兜博士はご自分の成すべき事を...」
甲児「...分かった。よろしく頼む」

生徒を取り囲んでいた鉄仮面兵士は、小吾郎の相棒である黄龍寺美依が倒していた。
甲児は小吾郎達に後を任せて、格納庫へと向かう。

美樹「すみません。実は私達のクラスメイト...不動明君がまだ研究所内にいて
 戻ってきていないんです」
小吾郎「何?分かった。俺が探して連れてくる。お嬢、ここを任せてもいいか」
美依「了解ってね!」
小吾郎「よしなに」

美樹から明が戻ってきていない事を聞いた小吾郎は、美依にこの場を任せて
明を探しに、風の様にあっという間に去っていた。

美依「さぁ、早く皆、避難をしましょうってね!」
アルフォンヌ先生「(校長、先程ですが見えましたか?)」
ポチ校長「(うむ。敵を蹴り上げた時のあのお嬢さんのスカートの中、中々のお宝じゃった。ぐふふ)」
美依「え〜と、あのオジサン達は置いてってもいいかな?」

小吾郎から後を任された美依は生徒達を避難させようと声を掛ける。だが、先程敵の鉄仮面兵士を倒した時に
スカートの中が見えたらしく、アルフォンヌ先生とポチ校長はいやらしい表情を浮かべながら、小声でその事を話す。
話の内容が聞こえた美依は、2人を放置しておこうか考えるのであった。

158ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/03/26(木) 10:53:22
>157の続き

兜甲児が格納庫に向かっていた頃。デビルマンは妖魔エバインと戦っていた。エバインは鏡の外では妖力を発揮する事が出来ない為、
デビルマンの周囲を鉄仮面兵達が取り囲み、デビルマンは蹴散らしていた。

エバイン「はははは!貴様はこいつらの相手をしていろ!」
デビルマン「待ちやがれ!エバイン」

エバインは鉄仮面兵達にデビルマンの相手をさせて、兜甲児の元へと向かった。
デビルマンはエバインに追いつこうと鉄仮面兵を倒していくが、その背後を取られてしまう。
その時、突風が吹いて鉄仮面兵を吹き飛ばした。

デビルマン「今の風は...誰だ!」
小吾郎「天斎小吾郎...。見た所、鉄仮面兵と敵対している様子なので、助太刀させていただく」

小吾郎は忍術で風を起こして鉄仮面兵を吹き飛ばして、デビルマンを救った。そのまま2人は協力して、その場にいた鉄仮面兵を倒した。

小吾郎「その姿...噂に聞くデーモン族の裏切り者、デビルマンとお見受けする」
デビルマン「だったら、どうした。悪いが、俺はエバインを追わなくちゃならないんでな」
小吾郎「ならば、このまま協力させてもらおう。それでこの騒動の実行犯は何処に?」

デビルマンと小吾郎はエバインの後を追うのであった。

***新光子力研究所・格納庫***

格納庫に辿り着いた兜甲児はすかさず、パイロットスーツに着替えて格納庫に置かれているマジンガーℤに乗り込む。

甲児「行くぞ、マジンガー!マジーンGo!」

乗り込んだ甲児は、マジンガーℤを動かして、格納庫を飛び出すのであった。

エバイン「フフフ...兜甲児、貴様の最期だ」

実は鏡を通して、エバインがマジンガーℤのコックピットに潜んでいたのだが、甲児はそれを知らず、
外の戦闘に加わるのであった。

159ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/04/01(水) 21:36:01
>>158の続き

***新光子力研究所・外***

甲児「皆、お待たせ!」
鉄也「無事だったか、甲児!」
シロー「アニキだったら、大丈夫だと思っていたけどね」
竜馬「他のブレイバーズも到着したようだな」

マジンガーℤが戦場に現れたと同時に、大空魔竜を中人としたブレイバーズのスーパーロボット軍団が駆けつけた。

大文字洋三「ブレイバーズの諸君、光子力研究所を守るのだ」
ピート「大空魔竜、前進!」

大空魔竜戦隊の創設者、大文字洋三の号令の下、艦長であるピート・リチャードソンは大空魔竜を前進させると共に、
ブレイバーズの各スーパーロボットは戦闘を開始した。

サンシロー「Gショッカーめ。光子力研究所を狙った事を後悔させてやるぜ」
ファン・リー「ブンタ、ヤマガタケ。俺たちはガイキングの援護だ」
ブンタ「了解」
ヤマガタケ「応!Gショッカー共、ガイキングとコンバットフォースが相手だ!」

ツワブキ・サンシローの操縦するガイキングはカウンターパンチやデスパーサイトで敵を貫き、ファン・リー、サワミ・ブンタ、ヤマガタケが
それぞれ操縦する翼竜スカイラー、魚竜ネッサー、剣竜バゾラーの3機のマシンは、ガイキングの援護を行う。

万丈「人々に明るい未来を照らす光子力研究所を襲うGショッカー。世のため人のため、Gショッカーの野望を打ち砕くダイターン3!
 この日輪の輝きを恐れぬのならば、かかってこい!」
勝平「万丈の兄ちゃん。俺たちも続くぜ!」
ワッ太「ザンボット、ダイターン、トライダーのコンビネーションを舐めるなよ!」
柿小路「社長!我々は皆さまのサポートにまわります」

ダイターン3を操縦する破嵐万丈がGショッカーを相手にいつもの決め口上を唱えると、神勝平、神江宇宙太、神北恵子の3人が操縦する
ザンボット3、竹尾ワッ太の操縦するトライダーG7は見事な連携で、敵を蹴散らしていく。柿小路ら竹尾ゼネラルカンパニーの社員一同が
乗るシャトルは3機をサポートする。

いぶき「研究所にはまだ避難をしている人達がいる。課長達の避難誘導が終わるまで、ここを持たせるわよ」
青山「赤木。あんまり突っ込むなよ」
赤木「分かってるよ、青山。Gショッカー、ここは通さないぞ!」
銀河「赤木さん、張り切っているなぁ」
北斗「僕たちも負けていられないね」
剣人「さぁ、Gショッカー。かかってきやがれ!」
弾児「あまり熱くなるなよ、剣人」

赤木駿介、桃井いぶき、青山圭一郎の3名が操縦するダイガード、出雲銀河、草薙北斗の2人が操縦する電童、盾剣人、柊弾児の2人が
操縦するダルタニアスは、研究所の避難を終えるまで、敵を通すまいと果敢に立ち向かった。

三郎「ワンセブン、ワンエイト、研究所を守るんだ!」
ワンセブン「任セロ。三郎クン」
ワンエイト「行コウ。兄サン!」

レッドマフラー隊の特別隊員である南三郎の指示で、ワンセブン、ワンエイトの兄弟ロボットはミサイルなどを放ちながら、
敵を迎撃していった。各スーパーロボットの活躍で戦況はブレイバーズに優勢かに見えた。しかし...。

160ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/04/08(水) 22:12:12
>>159の続き。

ゴーゴン大公「うぬぅ...味方が次々とやられているぞ」
バット将軍「だが、奴らが調子に乗るのもここまで!」
シレーヌ「やれぇ!エバイン」

戦況を見ていたゴーゴン大公は味方の戦力が減っていく様に苦虫を潰した様な顔をする。だがそれもここまでと、シレーヌはマジンガーℤの
コックピットに潜んでいるエバインに命令を下す。

甲児「な、何だ!?腕が勝手に...」

シレーヌからの命令を受けたエバインは、マジンガーℤを動かしている甲児の腕を操り、マジンガーℤで他のスーパーロボットを攻撃する。

シロー「あ、アニキ!?何で味方を攻撃するんだよ」
甲児「分からない。俺の腕がまるで何かに操られているようなんだ」
エバイン「その通り。貴様の腕を操っているのは、このエバイン様だ!」

味方であるマジンガーℤから攻撃を受けて、困惑するシロー。甲児も訳が分からない中、エバインが甲児の目の前のモニターに映る。

シレーヌ「エバインは鏡の中から、人の腕を操る妖力を持つのだ。どうだ?味方から撃たれる気分は」
武蔵「くそッ!何て奴だ」
竜馬「甲児!操縦桿を離す事は出来ないのか」
甲児「...だ、ダメだ。離そうとしているが、全然離す事が出来ない」

シレーヌは声高々にエバインの能力を話す。甲児は操縦桿を離そうとするが、エバインの力は強く離す事が出来ず、
またしても味方に攻撃を向けてしまう。

ワッ太「うわぁぁ!」
鉄也「仕方がない。我慢しろよ、甲児!」

鉄也はマジンガーℤの攻撃を止める為、止む無くグレートマジンガーで攻撃する。しかしマジンガーℤにダメージはあったものの、
鏡の中にいるエバインには、効果は無かった。

エバイン「ふははは、無駄だ!鏡の中にいる限り、私を傷つける事は出来ない!」
三郎「そんな、どうやって甲児さんを助け出せばいいんだ!」
あしゅら男爵「「これは良い。無敵のマジンガーℤが、味方を攻撃する。これほど愉快な事はない!」」
シレーヌ「さぁ、エバインよ。ブレイバーズを滅ぼすのだ!」

あしゅら男爵達は味方を攻撃するマジンガーℤの姿を見て、高みの見物を行う。シレーヌはエバインに、本格的にブレイバーズの
スーパーロボットを滅ぼす様に命令を下した。

甲児「こうなったら、俺にかまわずマジンガーを破壊してくれ!」
銀河「そんな事出来るかよ、甲児さん!」
北斗「必ず、甲児さんを助け出してみせます!」
万丈「そうだ。ここにいる皆は、誰もそんな事を望んじゃいない」
赤木「だから諦めないでくれ」
甲児「すまん。皆...」

エバインを止める為にもマジンガーℤの破壊を頼む甲児。だが、その場にいる者達で、マジンガーℤを破壊する事を望む者は
誰もいなかった。

サンシロー「サコン先生。何とかならねえのかよ」
サコン「マジンガーから、あのエバインを追い出す事が出来れば...」

サンシローは大空魔竜の参謀格であるサコン・ゲンに相談し、サコンはエバインを追い出す方法を分析する。
そんな時、光子力研究所から何かが飛び出し、マジンガーℤの前に降り立った。

エバイン「あれは...!」
シレーヌ「デビルマン!」

光子力研究所から飛び出したのは、マジンガーℤと同じくらいの大きさまで巨大化したデビルマンだった。
デビルマンの姿にエバインとシレーヌは驚愕の顔を浮かべるのであった。

161ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/04/16(木) 10:15:40
>>160の続き。

勝平「今度は何だ!?」
ワッ太「研究所から出てきたぞ!?」
シロー「敵なのか?」

デビルマンの登場に勝平やワッ太らブレイバーズも困惑する。一方、マジンガーℤの前に降り立った巨大化したデビルマンの肩には
小吾郎が掴まっていた。

デビルマン「エバインはあのロボットの中か...本当に何とか出来るんだな?」
小吾郎「ああ。その為にも、もっとマジンガーの前に近づいてくれ」

デビルマンに同行する小吾郎はマジンガーℤの中に潜むエバインを追い出す秘策を持っているらしく、小吾郎に言われてデビルマンは
マジンガーℤに近づいた。

エバイン「ええい。来るな!」
甲児「くっ!」
デビルマン「無駄だッ!デビルビーム!」

近づいてくるデビルマンに、エバインは甲児の腕を操り、マジンガーℤに内蔵されているミサイルパンチやサザンクロスナイフを放つ。
しかしデビルマンは熱光線であるデビルビームを放ち、全て撃ち落とした。そしてデビルマンはがっちりとマジンガーℤを掴まえて、
小吾郎はマジンガーℤのコックピットに飛び移ると、懐から札を取り出した。

小吾郎「『森羅』特製の呪符だ。喰らえ!」
エバイン「ぎゃぁぁぁぁ!」

小吾郎が取り出した札は、現在所属している特務機関「森羅」で作られた特製の魔除けの呪符である。呪符をコックピットのガラスに
貼り付けると、エバインは呪符の力で苦しみ、思わずコックピットから飛び出してしまう。

デビルマン「出てきたな!デビルビーム!」
エバイン「ぎゃぁぁぁぁ!」

デビルマンはすかさず、デビルビームを放ち、エバインは断末魔を挙げながら消滅した。

小吾郎「さて。後はよしなに」
ミドリ「博士。あの緑の巨人と一緒にいた人物から保護してほしいと通信が...特務機関『森羅』に所属している
 エージェントを名乗っています」
大文字洋三「森羅というと、日本の特務機関か。了解した。すぐに保護をするのだ」

目的を果たした小吾郎は、コックピットから地面に着地すると大空魔竜に連絡を取り、保護された。

シレーヌ「おのれ、デビルマン。我々の邪魔を...!」
あしゅら男爵「「デビルマン共々、この場にいる者全て血祭りにしてくれるわ!」」

デビルマンによって目的を妨げられ、シレーヌ達は怒りを露わにして、この場にいるブレイバーズを殲滅する事を決める。

甲児「すまない。助かった」
デビルマン「乗りかかった舟だ。こいつらもまとめて相手にしてやるぜ!」

エバインの魔力から解放された甲児はデビルマンに礼を述べる。そしてデビルマンも加わって、ブレイバーズはGショッカー地下帝国軍と
改めて戦闘を開始するのであった。

162ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/05/14(木) 08:24:22
>>161の続き

あしゅら男爵「「ブレイバーズよ。戦力がこれだけと思うなよ!」」

あしゅら男爵が合図を送ると、更なる機械獣、戦闘獣、メカザウルス、デーモン族がブレイバーズの前に出現した。

シロー「まだ、こんなにいたのかよ!」
鉄也「弱音を吐くな。シロー」
竜馬「ああ。倒せばいいだけだからな!」
隼人「マジンガーℤ、それとそっちの...」

増援で現れた機械獣達の軍勢を見てシローは弱音を吐くが、鉄也や竜馬は叱咤する。そしてブレイバーズのスーパーロボット達とデビルマンは
各々、戦闘を開始する。

甲児「よくも、俺を操ってくれたな!ブレストファイアー!」
デビルマン「行くぞ、デビルチョップ!」

甲児は操られた怒りを機械獣にぶつけようと、必殺のブレストファイアーを放つ。デビルマンはデビルチョップなどを繰り出して
デーモン族を倒していった。

鉄也「戦闘獣よ。偉大な勇者の力を味わうがいい。サンダーブレーク!」

鉄也は戦闘獣に狙いを定めると、グレートマジンガーの耳の突起物から300万ボルトの放電で雷を起こすと、人差し指から秒速30万アンペアの
電流を流す必殺技「サンダーブレーク」を放つ。電流が直撃して、戦闘獣は破壊された。

竜馬「メカザウルス、ゲッターの恐ろしさを思い知れ!ゲッタービームッ!」

真ゲッター1を操縦する竜馬は、レバーを操作して、真ゲッターロボの必殺技である「ゲッタービーム」を放ち、大量のゲッター線を浴びて
メカザウルスは破壊された。

サンシロー「戦闘準備よし。こちらガイキング。ミラクルドリルを射出してくれ」
大文字洋三「ピート君。ミラクルドリルを発射だ」
ピート「ミラクルドリル発射!サンシロー後は任せたぞ!」

サンシローは大空魔竜にミラクルドリルの射出を要請。要請を受けた大空魔竜はパーツを射出していき、パーツは合体して2つのドリルに
なると、ガイキングの両腕に装着され、そのドリルは巨大な戦闘獣やメカザウルスを貫いた。

万丈「用意は良いかい?君たち」
勝平「応!」
ワッ太「何時でも良いぜ」

万丈の号令の下、ザンボット3、トライダーG7、ダイターン3は敵の機械獣の下へと突撃。ダイターンハンマーやザンボットグラップ、
トライダージャベリンで攻撃した後、再び集合し、それぞれの必殺技を放つ態勢をとった。

万丈「今、必殺のサン...」
勝平「ザンボットムーン...」
ワッ太「トライダーバード...」
3人「「「アタァァァァク!!!」」」

ダイターン3の頭部から太陽の光を集めた「サンアタック」が、ザンボット3の頭部から「ザンボットムーンアタック」が、
トライダーG7のボディが光に包まれ、「トライダーバードアタック」が繰り出され、敵を粉砕していった。

剣人「俺たちも負けてらんねえ。火炎十文字斬り!」
北斗&銀河「「SP1コマンド、インストーーール、閃光雷・刃・撃」」
赤木「Gショッカー!行くぞ」
いぶき「掴まえた!今よ」
青山「フライホイール出力最大」
赤木「どりゃぁぁぁ!」

他のスーパーロボットの活躍を見て負けじと剣人はダルタニアスの必殺剣「火炎十文字斬り」でデーモン族や戦闘獣を切り伏せ、
北斗と銀河が乗る電童はコマンドを入力して「閃光雷刃撃」で敵を一掃。赤木、いぶき、青山の3名が乗るダイ・ガードは
腕に装備されているグレートノットパニッシャーで機械獣を貫いた。

三郎「ワンセブン!」
ワンセブン「ああ。グラビトン!」

ワンセブンも必殺のグラビトンを放ち、機械獣、戦闘獣、メカザウルス、デーモン族を一掃させた。

163ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/05/21(木) 11:35:51
>>163の続き。
ブレイバーズのスーパーロボット軍団によって、機械獣達は尽く倒され、マジンガーℤとデビルマンはあしゅら男爵達が乗る
飛行要塞グールの前に現れた。

甲児「後はお前たちだけだ!」
デビルマン「覚悟しやがれ!」
あしゅら男爵「「ええい。調子に乗るな!奴らを攻撃せよ」」

あしゅら男爵の命により、飛行要塞グールからミサイルの雨が放たれ、マジンガーℤとデビルマンを襲う。

デビルマン「無駄だ!」
甲児「ルストハリケーン!」

迫るミサイルの雨をデビルマンは拳で潰し、甲児はマジンガーℤの口から強力な酸を風に乗ってまき散らして相手を溶かす
ルストハリケーンでミサイルを溶かしていった。

デビルマン「これで終わりか?だったら、次はこっちから行くぜ!」

デビルマンは背中の翼を広げ、飛行要塞グールに向かって一気に飛び出した。そしてすれ違いながら翼である「デビルウィング」で
飛行要塞グールを切り裂き、そのままキックやパンチを繰り出していった。

デビルマン「トドメだ!デビルアロォォォ!」

デビルマンは触覚から電撃状のビーム「デビルアロー」をトドメの一撃として、飛行要塞グールに放つ。直撃を受けた飛行要塞グールは
大きく揺れた。

シレーヌ「おのれ...デビルマンめ!」
ゴーゴン大公「これが、デーモン族の勇者だった者の力か」

飛行要塞グールの中にいるあしゅら男爵達も困惑し、シレーヌはデビルマンに怒りを目を向け、ゴーゴン大公はデビルマンのパワーに
恐怖を感じるのであった。

甲児「デビルマン。俺も続くぜ!」

デビルマンに続き、甲児の乗るマジンガーℤもジェットスクランダーを全開させて、飛行要塞グールに向かって飛び出した。

甲児「集中攻撃だ。喰らいやがれ!」

飛行要塞グールの前に来ると、光子力ビーム、ルストハリケーン、ブレストファイアー、ドリルミサイル、ミサイルパンチ、サザンクロスナイフと
いったマジンガーℤの内蔵兵装を同時に発射。強力な攻撃を一斉に受けて、飛行要塞グールから火の手が上がった。

鉄仮面「これ以上は、もう耐えられません!」
バット将軍「このままでは爆発に巻き込まれるぞ」
ゴーゴン大公「仕方がない。撤退だ」
シレーヌ「覚えておれ、デビルマン、兜甲児そしてブレイバーズ」
あしゅら男爵「「この恨み、必ず晴らしてくれるわ!」」

大ダメージを受けて、もはや戦闘続行は不可能であると判断したあしゅら男爵達は撤退する事を決め、飛行要塞グールはもはや爆発寸前だった為、
脱出した。

シロー「流石、アニキだぜ!」
鉄也「だが、あしゅら達は逃げたようだな」
竜馬「しぶとい奴らだぜ」

甲児達の活躍に、シローを始めとしたブレイバーズの仲間は皆、喜びの声をあげる。その後、大文字博士は地球連邦軍に脱出したあしゅら男爵達の
行方を調査するよう要請した。

デビルマン「さて、敵もいなくなった事だし、俺は帰らせてもらうぜ」
甲児「待ってくれ、デビルマン」
鉄也「ああ。Gショッカーを倒すのに協力してくれたのは感謝しているが、デビルマン...貴様は何者だ?」
竜馬「今回、あしゅら達と組んでいた敵はお前についても知っていたようだしな」
大文字洋三「私は、大空魔竜戦隊の指揮官を務める大文字洋三だ。申し訳ないが君の正体を含め詳しい事を聞きたいので、こちらに来てほしい」

Gショッカーとの戦闘が終わって立ち去ろうとするデビルマンを甲児達は彼が何者なのかを知るため、引き止める。
デビルマンが逃げ出さない様に、周囲に他のスーパーロボット達が集まった。

デビルマン「(本当は美樹が心配しているだろうか早く戻りたいんだが、この人数は流石の俺でも骨が折れるか...)
 分かった。あんたらの言う通りにするよ。だが、出来るだけ早く帰らせてくれよな」

周囲に集まったスーパーロボット達を見て、逃げ出すのは無理だと判断したデビルマンは、ブレイバーズの要求に従う事を決める。
巨大だったその身体は人間サイズに縮めると大空魔竜の中に乗り込むのであった。

164ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/05/28(木) 10:53:16
>>163の続き。
***大空魔竜・ブリーフィングルーム***

Gショッカーの戦闘が終わり、ブレイバーズの要求に従って投降したデビルマンは不動明の姿となり、ブリーフィングルームに連れてこられた。
ブリーフィングルームには兜甲児や天斎小吾郎、大文字洋三など今回の戦闘に参加したブレイバーズのメンバーが集まっている。

大文字洋三「私は大空魔竜戦隊の代表である大文字洋三だ。君についてはこちらの小吾郎君から聞いている。今回の戦闘に協力してもらい、
 ブレイバーズを代表して感謝する」
明「よせよ。俺はあいつらに用があって勝手にした事だ。礼を言われる事はしてねぇよ」

大文字は戦闘に協力してくれた明に感謝を述べる。明は礼に対して「気にしないでくれ」と返した。

万丈「氷河期に眠りにつき、現代に蘇った悪魔―デーモン族。そのデーモン族を裏切ったのがデビルマン、君だね」
明「ああ。だが、この姿でいる時は不動明って呼んでくれ」
サンシロー「だけど、何だって裏切って、人間の味方になったんだ」

万丈からデーモン族の裏切り者である事を肯定し、今の姿が不動明である事を話す。サンシローは明が何故デーモン族を裏切ったのか
疑問をはさむ。

甲児「そういえば、君は光子力研究所に見学に来ていた学生の中にいたな。もしかして裏切った理由もそこに関係しているのか?」
明「まぁな。正直、他の人間がどうなろうが俺の知った事じゃないが、あそこには何に変えても守りたい人がいる。それだけさ。
 だから早く帰してくれねぇかな?」

甲児は見学者の中に明がいた事を思い出し、明がデーモン族を裏切った理由を察する。明もそれを肯定し、早く美樹の元へと帰りたかったので、
帰る事を願いでる。

大文字洋三「うむ。長く引き止めてすまないが、君の因縁のあるデーモン族がGショッカーと手を組んだ以上、明君。君にもブレイバーズとなって
 共に戦ってはくれないだろうか」
明「(...共に戦うか。誰かと一緒なんてのは柄じゃないが、デーモン族が色んな奴らと手を組んで行動を起こしている以上、俺だけで美樹や
 皆を守るのに限界があるか...)分かった。そのブレイバーズっていうのに参加してやるよ」
大文字洋三「ありがとう。明君が参加してくれて心強い事だ」
甲児「これからよろしく頼む。送っていくよ」

大文字からの提案を聞いて、一度思案した明は、現状一人で美樹や仲間達を守るのに限界があると感じ、ブレイバーズに参加する事を決めた。
そして甲児に連れられ、明はブリーフィングルームを後にして光子力研究所へと戻った。

鉄也「・・・・」
シロー「そういえば、鉄也さんもゲッターチームの皆さんも、さっきから黙ってあの明って奴を見ていたけどどうしたの?」
鉄也「いや、彼を見ていると何処かで会ったような気がしてな」
竜馬「俺たちもだ。初対面の筈だが、初めて会った気がしない」

シローは明の事を黙って見ていた鉄也やゲッターチームに疑問を持ち、質問する。鉄也やゲッターチームは明に既視感を覚えていて
初めて会った気がしないと答える。別の世界では甲児や鉄也、ゲッターチームはデビルマンと共に戦った事があるのだが、この世界の
彼らはその事を知らないのであった。

165ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/05/28(木) 11:48:32
***光子力研究所・避難所***

美樹「もう。明君何処にいったのかしら...」
さやか「大丈夫。戦闘も終わったし、きっと戻ってくるわ」
美樹「弓所長...」

光子力研究所の避難所に避難していた美樹は、未だに戻ってこない明の事を心配していた。そこへ戦闘が終わり、司令室から避難所の
様子を伺いに来たさやかが声をかけ、美樹を励ます。

明「おーい!美樹」
美樹「明君!もう、心配したんだから!」
明「ごめんごめん。美樹こそ怪我とかしてないか?」
美樹「怪我とかはしていないわ。それよりも明君はいつもいつも心配させてばかりなんだから...」
明「あー、すまん。それは後で聞くから...」
美樹「真面目に聞きなさーい!」

そこへ明が甲児に連れられ、美樹の前に現れた。美樹は明が帰ってきた事に安堵し、どれだけ心配したか説教を始めるが、
明は誤魔化そうとするので、怒った美樹は明を追いかけまわすのであった。

甲児「ただいま。さやか」
さやか「お疲れ様、甲児君。彼がさっき通信にあった明君?」
甲児「ああ。彼はブレイバーズに参加してくれる事になった。だからこそ、彼が守っている者を俺たちも守っていかなければならない」
さやか「ええ。その様に手はずを整えるわ」

戦闘から帰った甲児は、さやかに挨拶をする。既に通信で報告しているが、甲児は明がブレイバーズの一員になった事を改めて、さやかに話す。
そして明と戯れている美樹を見ながら、彼ー不動明ことデビルマンが守っている者を、自分達も守っていくべく、甲児とさやかは、その対策を
話し合うのであった。

166ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/06/11(木) 12:14:06
※こちらのシナリオはスパロボシリーズの設定を盛り込んでいます。
<<50年来の再会>>
ブレイバーズに所属する戦艦の一つで、前大戦ではヴェイガンと戦ったディーヴァは日本のビルドベースに訪れる。ディーヴァには
ガンダムAGE-1のパイロットとして長きに渡ってヴェイガンと戦ってきたフリット・アスノが孫のキオ・アスノと共に、Gショッカーや
ロゴス、ETFといった地球圏を狙う勢力と戦う為に乗艦していた。フリットがビルドベースの中を歩いていると、初代鋼鉄ジーグこと司馬宙
がフリットに声をかける。

宙「久しぶりだな。フリット」
フリット「宙さん...50年前とお変わりないですな」
宙「はは。俺はサイボーグだし、つい最近までゾーンの中にいたらからな。お前といた時は昨日の事の様に覚えているぜ」

50年前、ガンダムAGEー1のパイロットとなったフリットは、鋼鉄ジーグとなって邪魔大王国と戦う司馬宙と共に戦った事がある。
50年ぶりの再会で、昔を懐かしむフリットと宙に、別の誰かが声をかけた。

ネロ「おお、フリットに、宙じゃねえか!」
ホセ「こんな所で昔話か?」
フリット「ネロ...エルドラメンバーか!」
宙「久しぶりだな...お前らも随分と老けたじゃねえか」
バリヨ「そういうアンタは、変わらないな」

フリットと宙に声をかけたのは、ネロ、ホセ、バリヨそしてバリヨに背負われて眠っているカルロスの老人4人組。5機のマシンが合体した
エルドラⅤに乗って、その昔ザウルス帝国や無法者と戦ってきたエルドラメンバーである。彼らもまた、50年前、フリットや宙と共に戦った
戦友だった。再会した彼らは食堂へ移動すると、昔話に花を咲かせる。

フリット「宙さん...あの時、邪魔大王国との決戦に駆けつけていれば、ゾーンの中に囚われる事も無かったかもしれない。申し訳ない」
宙「気にするな。あの時、宇宙ではヴェイガンの秘密基地攻略やネルヴァル討伐、火星ではザウルス帝国との決戦と、部隊を分けないと
 行けなかったんだ。仕方がない事さ」

フリットはゾーンが誕生する切欠となった邪魔大王国での決戦に、駆けつける事が出来なかった事を宙に謝罪する。50年前、九州では邪魔大王国との
決戦が始まったと同時期に、宇宙では連邦軍の作戦でヴェイガンの秘密基地攻略(後のコウモリ退治戦役)反乱を起こしたブレインコロニー・ネルヴァルの
討伐、火星で暴れていたザウルス帝国との決戦が始まり、それまで一緒の部隊だったフリット、宙、エルドラメンバー、そして獅子堂神楽と河合ほのかは
それぞれの敵を倒すべく部隊を分けたのであった。その結果、フリットとエルドラメンバーは成功するものの、宙はゾーンの中に囚われ、神楽は行方不明という
事態となるが、そういった状況だったから気にしないでくれと宙はフリットに言う。

ネロ「まっ!昔はどうあれ、こうして再会して共に戦えるんだ。また一緒に悪党共を倒していこうぜ」
宙「そのノリ...昔と変わっていないな」
ネロ「はっはっは!生涯、現役だからな!」
ホセ「成長していない...とも、言えるがな」
ネロ「何だと!」
フリット「やれやれ...」

「生涯、現役」を謳って豪快に笑うネロに、ホセは揶揄うので、ネロは喧嘩腰になる。フリットはこの光景に呆れるものの、
懐かしさを感じて、自然と笑みがこぼれる。だが、突如基地内に警戒を呼び掛けるアラームが鳴り響く。

バリヨ「敵か!」
ネロ「よし。久々に暴れるか!」
フリット「未来ある若者達の為にも、行くぞ」
宙「ああ!」

アラームが鳴り響くと同時に、昔話に花を咲かせていた彼らの顔はすぐさま、歴戦の戦士の顔つきへと変わる。そして彼らは張り切って
戦いに赴くのであった。

167ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/06/25(木) 11:33:07
<『ゾイドワイルドZERO』参戦案>
現在放送中の『ゾイドワイルドZERO』を視聴していて、『闘争の系統』に参戦する際のオリジナル設定を考えてみた。

・原作では21世紀に惑星Ziの移民船が地球へ転移してきた影響で世界は変貌。金属生命体ゾイドが出現するようになってから100年後の地球が
 舞台だが、『闘争の系統』では『機動新世紀ガンダムⅩ』の様に世界が荒廃しているが現代として扱う。

・『ゾイドワイルドZERO』を現代の地球を舞台とするに伴い、『ゾイド(無印)』など惑星Ziを舞台にした旧シリーズは「古代ゾイド人の文明が滅んだあと、
 地球人入植者によって文明が開化した」という設定だが、地球人入植者というのは、ガンダムやスパロボの様な地球連邦政府が成立した地球からではなく、
 『勇者ライディーン』のムー大陸や『超星神グランセイザー』の古代文明もしくは『超力戦隊オーレンジャー』の超力文明の様な過去に存在した古代文明からの
 入植者という設定に変更。(惑星Ziにライディーンやウォフ・マナフ、超力の記述が伝わっている?)

・前作「ゾイドワイルド」はZEROの時代から未来が舞台の作品なので、「∀ガンダム」などの荒廃した未来が舞台の作品と同時代とする。

・「運び屋」である主人公のレオ・コンラッドは職業柄、バルチャーやジャンク屋であるガロード・ランやロウ・ギュールらと仲が良い。

思いついた設定はこんな所である。スパロボで実現してほしい...。

168ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/06/25(木) 11:34:13
<『ゾイドワイルドZERO』参戦案>
現在放送中の『ゾイドワイルドZERO』を視聴していて、『闘争の系統』に参戦する際のオリジナル設定を考えてみた。

・原作では21世紀に惑星Ziの移民船が地球へ転移してきた影響で世界は変貌。金属生命体ゾイドが出現するようになってから100年後の地球が
 舞台だが、『闘争の系統』では『機動新世紀ガンダムⅩ』の様に世界が荒廃しているが現代として扱う。

・『ゾイドワイルドZERO』を現代の地球を舞台とするに伴い、『ゾイド(無印)』など惑星Ziを舞台にした旧シリーズは「古代ゾイド人の文明が滅んだあと、
 地球人入植者によって文明が開化した」という設定だが、地球人入植者というのは、ガンダムやスパロボの様な地球連邦政府が成立した地球からではなく、
 『勇者ライディーン』のムー大陸や『超星神グランセイザー』の古代文明もしくは『超力戦隊オーレンジャー』の超力文明の様な過去に存在した古代文明からの
 入植者という設定に変更。(惑星Ziにライディーンやウォフ・マナフ、超力の記述が伝わっている?)

・前作「ゾイドワイルド」はZEROの時代から未来が舞台の作品なので、「∀ガンダム」などの荒廃した未来が舞台の作品と同時代とする。

・「運び屋」である主人公のレオ・コンラッドは職業柄、バルチャーやジャンク屋であるガロード・ランやロウ・ギュールらと仲が良い。

思いついた設定はこんな所である。スパロボで実現してほしい...。

169ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/06/25(木) 11:34:43
<『ゾイドワイルドZERO』参戦案>
現在放送中の『ゾイドワイルドZERO』を視聴していて、『闘争の系統』に参戦する際のオリジナル設定を考えてみた。

・原作では21世紀に惑星Ziの移民船が地球へ転移してきた影響で世界は変貌。金属生命体ゾイドが出現するようになってから100年後の地球が
 舞台だが、『闘争の系統』では『機動新世紀ガンダムⅩ』の様に世界が荒廃しているが現代として扱う。

・『ゾイドワイルドZERO』を現代の地球を舞台とするに伴い、『ゾイド(無印)』など惑星Ziを舞台にした旧シリーズは「古代ゾイド人の文明が滅んだあと、
 地球人入植者によって文明が開化した」という設定だが、地球人入植者というのは、ガンダムやスパロボの様な地球連邦政府が成立した地球からではなく、
 『勇者ライディーン』のムー大陸や『超星神グランセイザー』の古代文明もしくは『超力戦隊オーレンジャー』の超力文明の様な過去に存在した古代文明からの
 入植者という設定に変更。(惑星Ziにライディーンやウォフ・マナフ、超力の記述が伝わっている?)

・前作「ゾイドワイルド」はZEROの時代から未来が舞台の作品なので、「∀ガンダム」などの荒廃した未来が舞台の作品と同時代とする。

・「運び屋」である主人公のレオ・コンラッドは職業柄、バルチャーやジャンク屋であるガロード・ランやロウ・ギュールらと仲が良い。

思いついた設定はこんな所である。スパロボで実現してほしい...。

170ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/06/25(木) 11:36:54
>>167-169
誤って、何度も送信してしまった。申し訳ない。

171ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/09/10(木) 06:06:09
《小ネタ・信長バース》
時空クレバスにより、あらゆる世界の“織田信長”がそれぞれ軍勢を率いて現代の地球に出現する。

織田信長(戦国BASARA)「異なる日ノ本か。是非も無し。我が天下を統べる」
織田信長(戦国無双)「いや。天下を統一するのは予だ!」
織田信長(Fate)「おっと!天下を取るのはワシじゃぞ」

現代の世で天下統一の野望を果たそうと、動き出すそれぞれの信長。この事態にブレイバーズが
奔走する。

ノブナガ「映司か...」
オーズ「ノブ君。また君に会えるなんて。

かつて鴻上ファウンデーションの実験で、クローンとして蘇った織田信長と闘った事がある
仮面ライダーオーズこと火野映司は、その信長と再会する。

織田信長(胡蝶綺)「天下統一には興味があるが、民達に迷惑を掛けるのは、俺としては不本意だ。
 そなた達に協力しよう」
織田信長(信長の忍び)「先の世の日ノ本では勝手が分からぬ。貴様たちの世話になる」
オダ・ノブナガ(ノブナガ・ザ・フール)「是非も無し!このザ・フールで協力してやろう!」

現代に出現した信長の中には、ブレイバーズに協力する者も現れる。そんな中、幻魔と契約した
織田信長が、妖怪帝国の協力を経て、日ノ本を襲う。

織田信長(鬼武者)「フハハハハ!天下は我が手中にあり!」

この織田信長(鬼武者)に、織田信長達とブレイバーズが立ち向かう...。
一方、その様子をニュースで見ていた一匹の犬がいた。

シナモン(織田シナモン信長)「ワシ、多くね...である!」

飼い犬に転生した信長ことシナモンは、そう呟くのであった。

172名無しさん:2020/09/11(金) 16:55:32
信奈(織田信奈の野望)さまはいないのですか?

173ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/09/13(日) 11:44:50
>>172
織田信奈は、以前ネタバレノートに投稿されたアセーリア編のシナリオに登場したので、
敢えて書きませんでしたが、あらゆる織田信長が現代に出現しているので、信奈も現代の
日本に来ているかもしれません。その際には、男性としての自分に興味を抱くのは勿論、
同じ女性である信長(『戦国乙女』や『戦国コレクション』など)にも、興味を抱くことだろう。
そして他にどの様な信長が登場するとしたら...。

・吸血鬼の信長(『戦刻ナイトブラッド』)
・仮面ライダーと関わりがある信長(『ゴースト』『ジオウ』)
・高校教師となった信長(『ノブナガ先生』)
・クローン(『ひまわり』『新・信長公記』)
・異世界に転生した信長(『織田信長という謎の職業が魔法剣士よりチートだったので、王国を作ることにしました』他)
・タイムスリップしてきた現代人を部下にしている信長(『信長のシェフ』『戦国小町苦労譚』など)
・日本の総理大臣となった信長(『内閣総理大臣織田信長』)...等

全ての信長を出せるとは思わないが、最近では人体模型に転生したり、タイムスリップしてスーパーマーケットの店員になっている
信長もいるとか。まぁ、これらの信長はすぐに退場であろうな。

174ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2020/10/22(木) 19:51:08
《両さんの異世界旅行記》
葛飾区亀有公園前派出所に勤務する警察官、両津勘吉はある日、中川の恩師でもある
トンデモ発明家の絵崎コロ助に呼ばれる。

絵崎「よく来てくれた、ゴリラ君」
両津「一体、今度は何の用なんだ」

過去、絵崎の発明品に振り回された両津は嫌な予感をしつつも、呼ばれた用件を聞く。

絵崎「うむ。昨今、地球とは異なる異世界の存在は珍しくなくなった。時空クレバスの登場で
 まだ我々の知らない世界の人間も来るようになり、あのブレイバーズでは時空クレバスを制御して
 異世界へ行き来する装置の研究をしていると聞く。そこでこの私も異世界へ転移する装置...
 その名も【異世界トラベル君1号】を開発した!ゴリラ君には是非、実験のモニターをしてほしい」
両津「断る!!」
 
昨今の異世界事情、ブレイバーズが開発した時空クレバス制御装置ディオドスの存在に触発された絵崎は
自ら異世界転移装置を開発。その実験のモニターに両津を呼び出したのだが、話を聞いて碌な事にならないと
判断した両津はモニターになる事を拒否して帰ろうとする。

絵崎「ま、待ちたまえ。ゴリラ君。君のタフネスとサバイバリティは実験に適しているんだ。
 頼む、異世界に行ってくれ!」
両津「ええい、離せ!誰が異世界なんかに行くか!」
絵崎「異世界に行ったら、たちまち君は大金持ちになれるぞ!」
両津「...何?」

帰ろうとする両津を絵崎は必死に止めるが、両津は帰ろうとする。しかし絵崎の「大金持ちになれる」
という言葉に両津は足を止めて、ある事が頭に浮かぶ。

両津「(最近の漫画やアニメで異世界に行く話が流行っているが、その内容は大抵、
 とんでもない魔法やスキルを身に着けてモンスターを倒したり、現代の知識を使って
 大儲けしたりする話だったな。ワシには豊富な知識も技術力がある。
 ならば、異世界に行ったらワシは大儲けが出来るんじゃないか?...よし!)
 絵崎教授!教授の崇高なお考えに感銘を受けました。是非、実験に協力しましょう」
絵崎「おお、ゴリラ君なら理解してくれると思ったよ!(やはり、彼に言う事を聞かせるには
 この事が一番だ)」

両津は最近の異世界を題材にした漫画やアニメの内容を思い出し、異世界へ行ったら
自分の豊富な知識と技術で大儲けが出来ると確信し、絵崎の実験に協力する事を決めた。

絵崎「では、善は急げだ。早速行ってもらおう!」
両津「応!(ヒヒヒ、待ってろよ!異世界!)」

絵崎は装置を起動させる。両津も絵崎から渡されたサバイバルキットを装備して
異世界へ行く準備を整える。果たして両津が向かう異世界には何が待ち構えているのか!

175ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2021/01/02(土) 23:10:01
《新章0章 真逢魔降臨歴》
***空間***
何もない暗い空間に長いマフラーを首に巻き付け、「真・逢魔降臨歴」と書かれた
一冊の本を持つ人物が現れ、本を開き、語りだす。

???「この本によれば、普通の高校生だった青年・常盤ソウゴ。彼は全てのライダーの
 歴史を継承し、最高最善の魔王オーマジオウとなった。オーマジオウとなった常盤ソウゴは
 融合により崩壊しようとしていた世界を救うべく、その力で世界を破壊して21の世界に再構築。
 時は戻り、常盤ソウゴは普通の高校生となり、オーマジオウの未来は閉ざされた...」

「だが」と言葉を続けると、本を閉じる。

???「再構築する時、とある世界で起きた時空振動によりライダーの世界のみならず、
 あらゆる世界が...宇宙が一つとなり、溶け合い、離れ、人々の運命を変えて、
 新たなる世界が誕生した」

その人物の頭上にあらゆる世界が出現し、一つに集まって光と共に新たに構築された
世界が現れる。

???「新たに誕生した世界で、常盤ソウゴは再び最高最善の魔王となるべく、
 新たな覇道を歩みだす。そして常盤ソウゴはライダーだけでなく、多くの英雄と
 出会っていくのだが...」

高らかに語るその人物だが、「おっと、これはまだ先の話でした」と口にすると語るのを止める。
そしてその人物―ウォズは闇の中へと消えていった。

176ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2021/02/18(木) 09:54:42
《アイドルの魔女 イレイナ》
旅を続ける魔女のイレイナは気が付くと、地球の日本...佐賀に来ていた。

イレイナ「此処は一体...もしかして別の世界という奴でしょうか?」

イレイナはこの世界を調べようと探索していると、佐賀で活動する地元アイドルグループ
「フランシュシュ」の事を知る。

源さくら「〜♪」
イレイナ「フム...いい歌ですね。特にあの真ん中の女の子は私に似て、良い歌声をしています」

イレイナはセンターで歌う源さくらの歌声を絶賛する。
そしてイレイナはひょんな事からフランシュシュが全員ゾンビである事を知ってしまう。

イレイナ「まさか皆さんが、動く死体だったとは思いませんでした」
二階堂サキ「こっちも魔女なんて初めて見たわぁ」
源さくら「う〜、この事を秘密にしてください〜!」
巽幸太郎「秘密を知ったからには仕方がない...お前もアイドルをやるんじゃ〜!」
イレイナ「ええ〜!」

フランシュシュの秘密を知ってしまったイレイナは、プロデューサーの巽幸太郎により
アイドルをやる事に。アイドルデビューをするイレイナは元の世界に帰る事が出来るのか!

177ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2021/03/11(木) 13:38:37
<Yes!プリキュア5GOGO×天凰輝シグフェル>
ある日、光平は優香への誕生日プレゼントを用意しようとアルバイトを始める事に。
そして見つけたアルバイト先は元エターナルの一員だったブンビーの会社「ブンビーカンパニー」だった。

ブンビー「じゃあ、牧村君。早速だが、仕事を手伝ってもらうよ」
光平「はい。よろしくお願いします」

アルバイト初日。ブンビーに連れられて、光平はサンクルミエール学園に訪れる。
現在ブンビーカンパニーの主な業務は所謂何でも屋であり、今回サンクルミエール学園からの
依頼で、学園の清掃に来たのであった。

のぞみ「あっ!ブンビーさんお久しぶりです。えっと、そっちのお兄さんは...?」
ブンビー「アルバイトの牧村光平君だ。光平君。こちらはこの学園の生徒で夢原のぞみ君だ」
光平「牧村光平です。よろしくお願いします」
のぞみ「夢原のぞみです。こちらこそよろしくお願いします!」

光平は学園の生徒である夢原のぞみと出会い、挨拶を交わす。なおこの時点では光平が
シグフェルである事、のぞみがキュアドリームである事、同じブレイバーズである事は
お互いまだ知らない。

スコルプ「シグフェルというのは貴様か。フレアセイバーという剣、没収するよ!」
光平「誰だ!?」
のぞみ「あなたは...!」
ブンビー「スコルプさん!?」

光平達の前に現れたのは、かつてローズパクトを狙って、のぞみ達プリキュア5と戦ってきた
エターナルの幹部、スコルプだった。エターナルは黄泉還りにより復活し、再び世界中の価値ある
お宝を収集しようと活動を開始。
宇宙で発見され、今はシグフェルこと牧村光平の所有物となっているフレアセイバーを狙って、
光平の前に現れたのである。

スコルプ「プリキュア...それにブンビー!何故、貴様たちが一緒にいるのだ」
のぞみ「ブンビーさんは、もう悪い事を止めたからよ!」
ブンビー「スコルプさん。エターナルにいてはせっかく黄泉還った命もまた使い捨てにされてしまいます。
 エターナルを抜けてください」
スコルプ「...やはり優しい男だな。だが、私にはこれしかないのだ!
 邪魔だてをするのであれば、プリキュア諸共、容赦せん!」
光平「このフレアセイバーは大事な俺の剣だ。渡す訳にはいかない。翔着(シグ・トランス!)」
のぞみ「光平さんが変身した!なら私もプリキュア!メタモルフォーゼー大いなる希望の力!キュアドリーム!」
シグフェル「のぞみちゃん、プリキュアだったのか!」

光平とのぞみはそれぞれ変身して、お互いシグフェル、キュアドリームである事を知る。

ブンビー「仕方がありません。あなたを止めてみせます」
シグフェル「えっ!?社長、怪人だったの?」

ブンビーも蜂に似た怪人の姿に変わる。その姿にシグフェルは驚く。

スコルプ「準備は良いようだな。では、行くぞ!」

スコルプもサソリの様な怪人の姿に変えて、シグフェル達に襲い掛かる。シグフェルと
キュアドリーム、ブンビーはフレアセイバーを守れるのか!

178ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2021/03/18(木) 09:09:06
<キラメイジャー×ヒーリングっど♥プリキュア>
すこやか市に邪面師が出現したと報せが入り、キラメイジャーが出動。
現場に駆け付けると、ラグビー邪面とベチャットだけでなく、メガビョーゲンも暴れていた。
ヨドン軍はビョーゲンズと手を組んだのである。
(※宝路はマブシーナと共に再興中のクリスタリアにいる為、不在)

瀬奈「何、あの怪物!?」
小夜「邪面獣じゃないわよね?」
シンドイーネ「あんた達がキラメイジャーね?」
為朝「誰だ!」

ヨドン軍とメガビョーゲンの混成部隊にキラメイジャーの一同は驚いていると、
ビョーゲンズのシンドイーネが現れる。

ラグビー邪面「この方はビョーゲンズのシンドイーネ様。俺たちヨドン軍とビョーゲンズは
 スクラムを組んだのだ!」
シンドイーネ「本当はあんた達なんか興味ないけど、キングビョーゲン様からご命令で、
 手を組んだコイツ等が敵対しているあんた達と戦うように言われたから、相手をしてあげるわ」

ラグビー邪面は手を組んだシンドイーネの事をキラメイジャーに話す。シンドイーネは
キラメイジャーに興味がない顔をするが、愛しい相手であるキングビョーゲンから
キラメイジャーと戦う様に命令されたので、それに従い彼らの前に立ちふさがる。

充瑠「皆、行くよ!」
キラメイジャー「「「「「キラメイチェンジ!」」」」」
ラグビー邪面「プレイ開始だ。行けー!」

5人はキラメイジャーに変身。向かってくるベチャットに技を繰り出すが、
メガビョーゲンも攻撃してくるので苦戦を強いられる。
だが突如、攻撃してきたメガビョーゲンが何かによって吹き飛ばされた。

キラメイブルー「吹き飛んだ?」
シンドイーネ「今のは...まさか!」
キュアグレース「メガビョーゲン...これ以上、暴れさせたりしない!」

メガビョーゲンを吹き飛ばした何かは地面に着地した。そこに立っていたのは
すこやか市に住むプリキュア、キュアグレースだった。グレースの隣に仲間の
キュアフォンテーヌ、キュアスパークル、キュアアースが並び立つ。

キュアスパークル「うわッ!何か変なのがいっぱいいる」
キュアアース「新しいビョーゲンズでしょうか?」
キュアフォンテーヌ「いえ、あれは確かヨドン軍という侵略者。あそこにいる
 キラメイジャーさんが戦った敵だわ」

スパークルはラグビー邪面やベチャットに驚く。アースはヨドン軍の事を知らないので
新しいビョーゲンズかと思うが、フォンテーヌは以前テレビのニュース等でヨドン軍と
キラメイジャーの事を知ったので、ヨドン軍の事を教える。

シンドイーネ「あんた達、また私の邪魔をする気ね!」
キュアグレース「この地球を蝕ませたりなんかさせない。キラメイジャーさーん、
 お手伝いします。メガビョーゲンとシンドイーネは私たちに任せて下さい!」
キラメイレッド「うん。ありがとう!ヨドン軍は任せてよ」

グレース達ヒーリングっど♥プリキュアはビョーゲンズを、キラメイジャーはヨドン軍が
相手をする事を、その場で決めて、それぞれの敵に立ち向かった。

179ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2021/03/21(日) 10:26:10
>>178の続き

キュアグレース「プリキュア・ヒーリングフラワー!」
メガビョーゲン「ヒーリングッバイ...」
シンドイーネ「チッ...今回は見逃してあげるわ」
ラグビー邪面「あっ!先に帰るな。仕方がない、ここは撤退だ」

メガビョーゲンが浄化され、ベチャットも大半が倒されたので旗色が悪いと感じた
シンドイーネとラグビー邪面は撤退した。

充瑠「ありがとう。君たちのおかげで助かったよ」

変身を解いた充瑠はキュアグレース達にお礼を言う。他のキラメイジャーも変身を解いた。
すると、小夜の顔を見てグレースは驚いた。

キュアグレース「小夜先生!」
小夜「私を知っているの?」
のどか「私です。花寺のどかです!」
小夜「のどかちゃん。あなたがプリキュアだったの!」

グレースも変身を解いて、花寺のどかの姿に戻ると彼女の顔を見て、
小夜も驚いた。実はのどかと小夜は面識があり、のどかが入院していた頃、
主治医だった蜂須賀先生とは別に仲良くなった病院の先生だった。

ラビ「のどか!勝手に正体を明かしちゃ駄目ラビ!」
のどか「あっ!ゴメンつい...」
キュアフォンテーヌ「はぁ...こうなったらしょうがないわね」

本来、プリキュアの正体は秘密となっている事なので、のどかのパートナーである
ヒーリングアニマルのラビは、のどかが正体を明かしてしまった事を怒り、
のどかもうっかりしていた事を謝った。正体が知られてしまった以上仕方がないと
フォンテーヌ達他の3人も変身を解いた。

為朝「...とりあえず、お互いの事情を話し合わないか?」

為朝からの提案で、一先ず状況を整理する為にも場所を移して、お互いの事情を
話し合う事になった。

博多南『なるほど。地球を蝕むビョーゲンズか。世界を汚して侵略してくるヨドン軍とも
 目的が一致しているし、手を組んでもおかしくないな』
充瑠「そしてのどかちゃん達は地球をお手当するプリキュアなんだね」
のどか「充瑠さん達もキラメイジャーとして地球を守る為に戦ってきたんですね」

場所を移した一同は、キラメイジャーの司令官である博多南無鈴を通信越しに交えて
お互いの事情を話し合った。地球を蝕みたいビョーゲンズと地球を汚したいヨドン軍は
目的が共通している勢力なので、手を組んだのではないかと博多南は分析した。

ちゆ「100m走で日本新記録を持っている速水瀬奈さんですよね」
瀬奈「沢泉ちゆ...ちゃんだっけ?もしかしてあなたも陸上をやっているの?」
ちゆ「はい。私は走り高跳びですけど」
瀬奈「そっか。競技は違うけど同じ陸上選手同士仲良くしましょう」
ちゆ「はい、よろしくお願いします」
ペギタン「ぺぇ。ちゆと瀬奈、キラキラしているぺぇ」

100m走と走り高跳び、競技は違うが同じ陸上という種目の選手同士、瀬奈とちゆは
意気投合する。2人の様子を見ていたペギタンは2人からキラキラを感じるのであった。

アスミ「あなたは確か押切時雨さんですね。『立風館空蝉』面白くてラテ様といつも見ていました」
ラテ「ワン!」
時雨「ありがとう。今後も応援してくれると、こちらも励みになる」

アスミはのどかの家にお世話になっていた頃、ラテと一緒にテレビで時雨が出演している時代劇
『立風館空蝉』を見ていたので、時雨の事も知っていた。時雨は自分のドラマを見てくれている
アスミとラテに笑顔を向けて応える。

ひなた「お医者さんに、陸上の選手、俳優ってすごいメンバーだけど、こっちの2人は誰?」
為朝「うっ...!充瑠の時といい、Eスポーツプレイヤーはまだマイナーなのか」
充瑠「えっと、俺は熱田充瑠。こっちはプロゲーマーの射水為朝。俺は他の皆みたいに
 有名人じゃなくて、普通の高校生だから知らないのもしょうがないけど」
ニャトラン「ひなた、失礼だぞ」
ひなた「うわぁ、ごめんなさい。私そんなつもりはなくて(汗」

ひなたは為朝と充瑠が誰なのか分からなかったので尋ねる。為朝は自分の事を知らなかったので
ショックを受け、充瑠は自分が有名人ではない事を自覚しているのでショックはあまり受けなかった。
失礼な事を言ったひなたをニャトランが注意し、ひなたも反省して謝った。

博多南『逃げたビョーゲンズの幹部と、ラグビー邪面が、また仕掛けてくる可能性がある。
 皆、協力して立ち向かうんだ』
のどか「はい!」
充瑠「改めてよろしく。皆!」

キラメイジャーとヒーリングっど♥プリキュアはビョーゲンズとヨドン軍に備えて
協力して立ち向かう事になるのであった。

180ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2021/03/25(木) 19:56:32
>>179の続き。

一方、その頃。撤退したシンドイーネとラグビー邪面はすこやか市内に隠れていた。

シンドイーネ「アンタの所、ベチャット?てんで、弱いじゃない!」
ラグビー邪面「そっちこそ、プリキュアに負けたからってあっさり逃げやがって!」

シンドイーネとラグビー邪面はお互い先の戦闘は「お前が悪い」と決めつけてにらみ合っていた。

ヨドンナ「作戦は失敗したんだってね」
ラグビー邪面「これはヨドンナ様!」

そこへヨドン皇帝直属の秘書官ヨドンナが現れる。ヨドンナの登場にラグビー邪面は
平伏した。

シンドイーネ「(この女、最初に会った時から、偉そうで気に入らないのよね)」
ヨドンナ「ヨドン皇帝からの作戦を伝える。それを実行しろ」
シンドイーネ「作戦...?」
ヨドンナ「ああ。その作戦とは...」チラッ
ラグビー邪面「―?」

シンドイーネは初めて会った時からヨドンナの事が気に入らなかった。
ヨドンナはヨドン皇帝が考案した作戦を提示し、実行するように命じる。
その作戦を伝える時、ラグビー邪面を見るのであった。

◇ ◇ ◇ ◇

博多南『すこやか市内にヨドン軍の反応が現れた。おそらくラグビー邪面だと思われる。
 至急、プリキュアの皆と共に急行してくれ』
充瑠「了解。行くよ!皆」
為朝、瀬奈、時雨、小夜「「「「応!」」」」
のどか、ちゆ、ひなた、アスミ「「「「はい!」」」」

博多南からの通信でヨドン軍の反応が現れたと連絡が入り、シンドイーネとラグビー邪面が
また現れたと考え、キラメイジャーとヒーリングっどプリキュアの一同は現場へ急行した。
現場へ駆け付けるとシンドイーネ、ヨドンナ、ラグビー邪面がいた。

為朝「ヨドンナ、お前も来たのか!」
ヨドンナ「キラメイジャー、ヨドン皇帝の命により今度こそお前たちを倒す」
シンドイーネ「進化しなさい、ギガビョーゲン!」
ラグビーギガビョーゲン「ギガビョーゲン!」

シンドイーネはナノビョーゲンをラグビー邪面に植え付ける。するとラグビー邪面は
ラグビーギガビョーゲンと化した。

瀬奈「何あれ!?」
ひなた「うわぁぁ、ギガビョーゲンになっちゃった!」
ちゆ「あれはギガビョーゲン。さっき戦ったメガビョーゲンよりも強力な怪物です」

ラグビー邪面がギガビョーゲンになった事にキラメイジャーやヒーリングっどプリキュアは困惑。
ちゆはギガビョーゲンの事をキラメイジャーに説明する。

ヨドンナ「それだけじゃない」ピシィ
ラグビーギガビョーゲン「「「「「ギガビョーゲン!」」」」」
ニャトラン「ギガビョーゲンが増えやがった!」
小夜「ヨドンナの鞭は人間や邪面師を5体に分裂させる能力があるんだけど、
 まさかギガビョーゲンを分裂させるなんて」

ヨドンナの鞭を受けてラグビーギガビョーゲンは5体に分裂。小夜はヨドンナの鞭に
ついて、ヒーリングっどプリキュアの一同に教える。

ヨドンナ「これがヨドン皇帝が提示された作戦だ。邪面師をギガビョーゲンに変え、
 僕の鞭で分裂させる。そして広範囲を蝕み多くの闇エナジーを集めるという作戦だ」
シンドイーネ「多少、パワーは落ちたみたいだけどギガビョーゲンが5体もいれば
 この町なんかあっという間に蝕む事ができるわ」
充瑠「そうはいかない。俺たちが止めて見せる。皆、変身だ!」
ラビ「のどか達も変身するラビ!」
のどか「うん」
キラメイジャー「「「「「キラメイチェンジ!」」」」」
ラビ、ペギタン、ニャトラン、ラテ「「「「スタート!」」」」
プリキュア「「「「プリキュア・オペレーション!」」」」

ヨドンナとシンドイーネはヨドン皇帝が考えた作戦を話す。作戦を止める為、
充瑠達キラメイジャーとのどか達プリキュアは変身した。

キラメイジャー「「「「「魔進戦隊キラメイジャー!!」」」」」
ヒーリングっどプリキュア「「「「ヒーリングっどプリキュア!!」」」」

変身が完了し、高らかに名乗りあげたキラメイジャーとヒーリングっどプリキュアは
ラグビーギガビョーゲンに立ち向かっていた。

181ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2021/04/29(木) 20:11:53
■セカンドワールド(仮)

新たに構築された新世界の1つ。大まかな歴史は【闘争の系統の世界】と変わらないが、
アメリカ合衆国が存在しない代わりに神聖ブリタニア帝国が北米大陸に存在し、
中華連邦、EU、そして500年前、突如として出現した神聖ミスルギ皇国を始めとする【マナ】と呼ばれる技術を
唯一使える国家群、始祖連合国とで世界は分かれていた。
神聖ブリタニア帝国はかつては世界の3分の1を支配下に置き、日本も「エリア11」として植民地となっていた。
なお、その中で神奈川県横浜市周辺は20年前に発生した大隆起現象により本土と切り離され、「ロストグラウンド」と呼ばれる孤島となり、
アルター能力を持った人間が誕生。ホールドという武装警察機構によって治安維持が行われている。
仮面の男ゼロが率いる黒の騎士団はアルゼナルと協力体制をとり、ブリタニアやドラゴンと戦い、始祖連合国の黒幕だった
エンブリヲを打倒するが、シュナイゼル・エル・ブリタニアの策略でゼロは黒の騎士団の実権を失い逃亡。シャルル・ジ・ブリタニアが行方不明となり、
一ヶ月後、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが99代皇帝に即位。だがゼロによってルルーシュが討たれたことで、ナナリー・ヴィ・ブリタニアが即位。
ナナリーの即位と同時に帝政の廃止、全植民地の解放を宣言した事でブリタニアの世界支配は崩壊。同時にマナの供給が絶たれ、市民による暴動で内紛が
起きるようになった神聖ミスルギ帝国は国家として瓦解。以後、ブリタニアは超合衆国に協調。始祖連合国では内紛と難民が問題化している。

『コードギアス』『クロスアンジュ‐天使と竜の輪舞‐』『スクライド』の世界観をスパロボシリーズを参考に1つにしてみた。
「X」や「X‐Ω」で共演している三作だが、スパロボで1つの世界として共演してほしい。

182ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2021/05/23(日) 07:16:27
《アイドルだって、平和を守れるんだ!》【超者ライディーン×地球防衛企業ダイガード】

飛翔「今日はイベントに参加してくれてありがとう。ダイガードそして21世紀警備保障は
 何時でも皆の安全を守る為に今日も頑張っているのでよろしくお願いします!」

ライディーン戦士であり、人気アイドルグループであるANGELは21世紀警備保障の
イメージキャラクターに選ばれて、21世紀警備保障のイベントに呼ばれて会場のステージで
歌などを披露していた。

いぶき「流石は人気アイドルグループね。会場がすごく盛り上がっているわ」
青山「同時にライディーン戦士というヒーローでもあるか」
赤木「城田さんから彼らもブレイバーズの仲間って聞いたけど、アイドルとヒーローの
  両立ってすげえな」
青山「確かに、お前だったら絶対できないだろうな」
赤木「何だと!?」
いぶき「やめなさいよ、2人とも。ほら、彼らが戻って来たわ」

控えのテントからANGELの様子を伺っていたダイガードのパイロットである赤木、いぶき、青山の3人。
出番が終わり、控えのテントに戻ってきたANGELを広報二課の面々が迎える。

大杉「お疲れ様です。流石は人気アイドルは違いますな」
エース「いえ、自分達はプロですから」
銀牙「イベントに呼んでいただきありがとうございます」
谷川「(この2人って、まだ10代だよね)」
中原「(ANGELの5人は全員10代って聞いています)」
入江「(大人顔負けの貫禄があるわよね)」

広報二課の課長である大杉と挨拶を交わすANGELのエースと銀牙。10代には見えない
貫禄さを持つエースと銀牙を見て、谷川、中原、入江のOL三人組は小声で話す。

飛翔「あなた方がダイガードのパイロットですね。改めまして鷲崎飛翔です」
赤木「ダイガードのパイロット、赤木駿介です。同じブレイバーズの仲間同士、世界の平和の為に
 頑張りましょう!」

飛翔は赤木達に声を掛けて改めて名前を名乗り、赤木と握手を交わす。

青山「...」
いぶき「どうしたの、青山君?」
青山「いや、こうして2人並んで喋られると、声が似ているなぁと思ってさ」
赤木「そうか?」
飛翔「意識した事がないけど...そうかなぁ?」
電光「いや確かに、双子かっていうぐらい2人とも声が似とるで」

青山は赤木と飛翔の声が似ている事を指摘し、赤木と飛翔はピンとこなかったが、
ANGELの電光もそれに同調した。

いぶき「似ているって言えば、青山君も、THE HEARTSの南条一夜の声に似ているわよね」
青山「そう?まぁ、有名なギタリストと似ているって言われたら悪い気はしないな」
疾風「THE HEARTSはイベントに来ていないけど、来ていたら2人の声を聞き比べしたかったなぁ」

いぶきは赤木と飛翔の声が似ているという話題から、青山もTHE HEARTSのギタリストであり
ライディーン戦士の1人である南条一夜と声が似ていると指摘する。今回のイベントには
THE HEARTSは参加していないので、疾風は「来ていたら聞き比べをしたかった」と残念がる。
だが、そこで突如警報が会場に鳴り響く。

飛翔「この警報は...」
赤木「ヘテロダインか!」

界震警報により、会場近くでヘテロダインが出現。広報二課は会場に来ていた人々の
避難活動を始め、赤木、いぶき、青山の3人はダイガードに乗り込んで出動した。

飛翔「俺たちも行くぞ!」
ANGEL「「「「「超者降臨!!」」」」」

ANGELの5人もそれぞれライディーンに変身し、人々の避難とヘテロダインに立ち向かう。

ルーシュ「ライディーン共。貴様らを葬るのに、この機会利用させてもらうぞ。行け、超魔達よ!」

その様子を遠方から見ていたルーシュ・デ・モンはライディーン戦士達に復讐をしようと、
この状況を利用して超魔の軍団を送り込むのであった。ライディーン戦士とダイガードは2つの
脅威から人々を守れるのか!?

飛翔「アイドルだって...」
ダイガード「サラリーマンだって...」
「「平和を守れるんだ!!」」

183ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2021/06/24(木) 09:14:40
《エクスカイザーの帰還(仮)ー導入部》
***夜の街***
深夜。1台の車が街の中を走らせていた。運転しているのは仲本京一というフリーのジャーナリスト。
一見しがない中年男性だが、彼は何と長年に渡り桐原コンツェルンつまりネロス帝国の悪事を追っていた。

仲本「(ようやく証拠を揃えた。そのデータも昼間アイツー星川に渡す事が出来た。
 星川ならあのデータを有効活用してくれる筈だ...)」

星川とは星川コウタの父親で、東都新聞社の編集長である星川ジンイチの事である。
仲本は星川とかつての同期で親友だった。彼は何れ自分の身に不幸が起きるであろうと考え、
昼間誰にも気取られない様に、ジンイチにこれまで調べたデータが入ったSDカードを渡していた。

バァン!

仲本「う、うわぁぁ!」

だが突如車のタイヤが破裂し、コントロールを失った車はガードレールにぶつかり、
仲本は帰らぬ人となった。

クロスランダ―「任務完了。後始末は任せたぞ」
部下「ハッ!」

メタルダーとシグフェルに敗れたクロスランダ―は、大破したボディを修復し前線に復帰。
そしてクロスランダ―はネロスの秘密を守る為、事故に見せかけて暗殺を行う任務が下され、
その二丁拳銃で仲本の乗る車のタイヤを撃ち抜いたのであった。
事後処理を部下に任せて、クロスランダ―はこの場を去るのだが、後日自分が失態を犯した事を
知るのであった。

***星川家・ジンイチの部屋***

ジンイチ「仲本...」

親友である仲本が事故で死んだと聞かされた後、葬儀に参加したジンイチは帰宅した後、
自室に籠り悲しみに気を落とした。そんな時、仲本から受け取った封筒をまだ開けていなかった事を
思い出す。

ジンイチ「...そういえば、仲本から封筒を受け取っていたな。『以前、借りた金を返す』って
 何年前の話だってツッコんだが、まさかその後に亡くなるとはな...ん?お金の他に
 何かあるぞ?」

封筒を開けたジンイチは現金以外にSDカードが入っている事に気が付く。不審に思ったジンイチは
SDカードの中身を調べようと、データを開いた。

ジンイチ「これは...。もしや以前聞いたメタルダーの宿敵ネロス帝国の事なのか...」

ジンイチは仲本が調べていた事が、メタルダーの宿敵ネロス帝国である事を知る。
だがうっかり、部屋の窓を開けていたジンイチは、そこから監視していたネロスの“影”に
データの事を知られてしまうのであった。

***ネロス帝国・ゴーストバンク***

ゴッドネロス「星川ジンイチを生かすな。データを破壊せよ!」

影から報告を受けたゴッドネロスは、これに怒り、ジンイチの抹殺とネロス帝国に関するデータの
破壊を命じた。

クロスランダ―「帝王!修復していただいた身で、この不始末。何卒、名誉を挽回する機会を
 与えてくださいませ」
ゲルドリング「何を言うんとんのや。仕事が雑だったから、こんな面倒くさい事になったんや。
 帝王!戦闘ロボット軍団に任せらまへん。ここはモンスター軍団がケジメをつけまっせ!」

ゲルドリングはここぞばかりに揚げ足を取る。本来なら他の軍団が犯した失敗を尻ぬぐいするのは
真っ平御免だが、後始末をする事で戦闘ロボット軍団に貸しを作る事と、ゴッドネロスにモンスター軍団の
評価が上がる事を考え、後始末を名乗り出た。

ゴッドネロス「...分かった。ならば双方の意見を聞き入れ、クロスランダ―望み通りに名誉を挽回する
 機会を与える。そしてモンスター軍団は戦闘ロボット軍団と協力して、クロスランダ―の任務を補佐せよ」

一先ず怒りを鎮めたゴッドネロスはクロスランダ―、ゲルドリングの両方の意見を取り入れ、
クロスランダ―とゲルドリングに協力して任務に取り組むように命令を下した。

クロスランダ―「ははぁ!必ずや、この任務遂行させてみせます」
ゲルドリング「帝王の御命令とあれば...(チッ。手柄を独占するチャンスやったのに)」

クロスランダ―は名誉を挽回する機会が与えられ、ゴッドネロスに深く感謝し、
ゲルドリングは内心舌打ちをしつつ、渋々ゴッドネロスの命令に従うのであった。
星川ジンイチに魔の手が迫る。

184ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2021/10/10(日) 11:13:22
《ロゴスとソードオブロゴス(仮)》
***南極・サウザンベース***
ソードオブロゴスー遥か昔から人々をメギドの脅威から守り、世界の均衡を保ってきた
聖剣に選ばれた剣士達による組織。その拠点である南極のサウザンベースにロゴスの
ティターンズが自分達の拠点として接収しようとMSを率いて現れた。

バスク「ソードオブロゴスの剣士達よ。このサウザンベースは我々ティターンズが接収する。
 そしてお前達も我々の軍門に降るのだ。おとなしく引き渡せ!」
凌牙「我々の組織の使命は世界の均衡を守る事。だが貴様達は、その均衡を崩す者達だ。
 故に従わない」
玲花「お兄さまの言う通り。ここから立ち去りなさい!」
倫太郎「・・・元々貴方方の背後にいるロゴスとソードオブロゴスは1つだったとソフィア様から聞きました。
 しかし何時しか考え方の違いから組織を離反し、他者を排斥した地球至上主義を掲げる組織になったと。
 貴方方はマスターロゴス...いえ、イザクと同じ邪悪だ。退かないのであればお相手をします」
バスク「我々を邪悪だと...云わせておけば愚弄しおって。従わないというのであれば、この基地は破壊する!」

実はティターンズを背後から操っている地球至上主義のロゴスとソードオブロゴスは1つの組織だったが、
何時しか方針を巡って対立し離反したのが、現在のロゴスだったのである。バスクの要求に臆する事無く、
ソードオブロゴスの剣士である神代凌牙と妹の玲花、新堂倫太郎は従う事を拒否した。
剣士達に拒否され、バスクは怒り部下達にサウザンベースの破壊を命じた。

凌牙「愚かな。行くぞ、玲花。倫太郎」
玲花「はい、お兄さま!」
倫太郎「行きます!」

“オーシャンヒストリー”
”昆虫大百科”
”キングライオン大戦記”

3人「「「変身」」」

”界時逆回 時は、時は、時は時は時は時は!我なり! オーシャンヒストリー!
『オーシャンバッシャーン!』(バッシャーン!)”
”狼煙開戦 FLYING! SMOG! STING! STEAM! 昆虫CHU大百科!”
”流水抜刀 Rhyming! Riding! Rider!獣王来迎!Rising! Lifull!” 

3人はワンダーライドブックを開き、仮面ライダーデュランダル、仮面ライダーサーベラ、
仮面ライダーブレイズ・キングライオン大戦記に変身した。サウザンベースを守る為、
ティターンズのMSを相手に、聖剣を振るうのであった。

185ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2021/12/02(木) 09:43:56
《浮上せし城(仮)》
東京エネタワー(東京タワー)のエネトロンを再び狙いだしたGショッカーの傘下にある
ヴァグラスがメタロイドとメガゾードの軍団を率いて襲撃。ゴーバスターズとブレイバーズの
スーパーロボットたちが立ち向かう。
そこに時空クレバスが開かれ、黒騎士ことバーン・バニングスのAB(オーラバトラー)軍団と
ナの国の女王シーラ・ラパーナが乗るオーラシップ、グラン・ラガンとショウ・ザマが乗るダンバインら
ABが出現した。

ショウ「ここは地上なのか」
黒騎士「今までバイストン・ウェルにいた筈...。あの時と同じか」

バイストン・ウェルの征服を進めていたバーンのAB軍団をシーラやショウ達が戦っていた。
しかし突如として時空クレバスが発生し、その場で戦っていた者達は地上へと転移してしまったのだった。

ブライト「こちら地球連邦軍独立部隊ブレイバーズ所属のブライト・ノア大佐です。
 そちらの艦はグラン・ガランとお見受けしますが、乗っていられるのはシーラ・ラパーナ陛下ですか」
シーラ「その声はブライト大佐。お久しぶりです、シーラ・ラパーナです」

ブライトはグラン・ガランに通信を送り、シーラはブライトに応えた。

カミーユ「久しぶりだな、ショウ。ビルバインじゃないのか?」
ショウ「カミーユ。ビルバインは今、戦闘のダメージが大きく修理中で、代わりにダンバインに乗っている」

ℤガンダムに乗るカミーユも、ダンバインに乗るショウに通信を送る。カミーユはビルバインに乗っていない事を
質問すると、ショウは理由を話した。

エンター「バーンさん。私はエンター。貴方と同じGショッカーに属する者。お力をお貸ししますよ」
黒騎士「ヴァグラスだったか。地上への転移で我が軍も混乱している。貴殿の申し入れを受け入れよう」

地上へ転移したバーンはエンターの申し入れを受け入れ、ヴァグラスと共闘を始める。
ブライトも事態を収める為、シーラのグラン・ガランと共闘を始めた。

〜戦闘終了〜

エンター「...メタロイドも、メガゾードも倒されましたか。仕方がありません。
 今回は撤退しましょう。 オーヴォワール(さようなら)ゴーバスターズ」
レッドバスター「待て、エンター!」

ゴーバスターズとブレイバーズの活躍でメタロイドとメガゾードの軍団が倒された事により、
エンターは撤退した。

黒騎士「ヴァグラスは撤退したか。こちらの被害も大きい。口惜しいが、この場は預けておくぞ、
 ショウ・ザマ!」
ショウ「バーン!くっ、逃げられたか」

ヴァグラスの撤退を見て、バーンも残ったAB軍団を率いて撤退した。
戦闘が終わり、ブライトはシーラに通信を送り、ブレイバーベースへと招いた。

***ブレイバーベース***
ブライト「そうですか。バイストン・ウェルはGショッカーに加わったバーン・バニングスの軍勢に...」
シーラ「はい。戦いは激しさを増し、エレ様や他国の軍と共にバーンと戦っていたのですが、
 突然オーラロードとは異なる現象で、敵味方問わずその場にいた者達は地上へと転移しました」
佐原博士「...時空クレバスですな。バイストン・ウェルにも起きるとは」
ブライト「シーラ陛下。バーン・バニングスが属するGショッカーは我々の世界も支配しようと
 戦乱を起こしており、我らブレイバーズが戦っています。そして貴方方を保護する為にも、
 どうかブレイバーズにお力添えをいただけますでしょうか」
シーラ「勿論、お引き受けいたします。人々の平和の為、お力をお貸しします」

ブライトの提案を受け入れ、シーラ率いるAB隊もブレイバーズに参加した。
そこへ地球連邦政府外務次官のリリーナ・ドーリアンと元ホワイトベース隊の乗組員で
現在は事業家であるセイラ・マスがシーラの前に現れた。

リリーナ「シーラ様。我々はブレイバーズを支援するべく、プリンセス・ユニオンという
 組織を立ち上げました」
セイラ「シーラ様もよろしければ、こちらの方にもご参加させていただけますでしょうか」
シーラ「平和の為に戦う戦士達を支える組織ですか...。素晴らしい理念の組織だと思います。
 是非参加いただきます」
セイラ「今、この世界では時空クレバスで未知の世界が来る可能性もあります。
 シーラ様には交流を持った異なる世界からプリンセス・ユニオンに参加される方々を
 まとめていただきたいとお考えなのですが、よろしいでしょうか」
シーラ「ええ、お任せ下さい」

リリーナとセイラからプリンセス・ユニオンの参加を打診されたシーラは、その理念に感銘を受けて承諾するのであった。

186ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/01/13(木) 08:05:13
《訪れし者達(仮)》『真マジンガー 衝撃ℤ編』『ゲッターロボアーク』参戦シナリオ

百鬼帝国から襲撃を受けていると早乙女研究所から出動要請を受けたブレイバーズ。
先行して兜甲児らマジンガーチームと流竜馬らゲッターチームが駆け付けた。

***早乙女研究所***

竜馬「覚悟しやがれ!百鬼帝国」
弁慶「ん?見た事がない奴がいるぞ。」
隼人「敵の新兵器か?それにしては百鬼メカでもない様だが」

襲撃してきた百鬼メカの他に下半身が球体となっている鎧武者のメカも混じっており、
敵の新兵器かと疑問を抱く。彼らは知らないが、この鎧武者はインセクターと呼ばれる
遥か未来からゲッターロボを殲滅する為に送り込んだアンドロメダ流国の兵器である。
そのアンドロメダ流国が百鬼帝国と共にいるのはアンドロメダ流国もGショッカーの傘下に
加わったからであった。

ヒドラ―元帥「ふむ。奴らもインセクターに驚いている様だな。貴様が手引きしたアンドロメダ流国の力、
 期待しているぞ。マクドナルド」
マクドナルド「ハッ!私のいた世界の百鬼帝国とは違いますが、必ずや百鬼帝国のお力になりましょう」

メカ要塞鬼に乗るヒドラ―元帥はの傍に控える人物に話しかける。その人物の名はマクドナルド。
アンドロメダ流国の手先として動いていた現代のアメリカ人だが、その正体は百鬼帝国の残党の鬼。
(但し、こことは別の世界の百鬼帝国の出身)
アンドロメダ流国がGショッカーに参加する事が出来たのも、マクドナルドが百鬼帝国を通じて実現させたのであった。
そして戦闘が開始され、未知の敵であるインセクターの攻撃にマジンガーチーム、ゲッターチームは
苦戦を強いられる。

シロー「あの鎧武者、すばしっこすぎるぜ!」
鉄也「だが敵が何であれ、早乙女研究所を守るぞ!」

イチナナ式に乗って戦う兜シローだが、インセクターの速い動きをなかなか捕らえる事が出来ず、
愚痴をこぼす。グレートマジンガーに乗る剣鉄也も、インセクターの動きに戸惑いつつも
早乙女研究所を守ろうと戦闘の手を緩めなかった。
そしてゲッターチームの乗るゲッタードラゴンの翼がインセクターの攻撃でダメージを負ってしまう。

竜馬「チッ!翼がやられたぜ」
隼人「俺に代われ!ドラゴンだとこのまま飛ぶのは難しい」
弁慶「竜馬、隼人、敵が目の前に来るぞ!」

翼にダメージを受けた事で上手く飛べなくなったゲッタードラゴン。
そこに百鬼メカ、インセクターが同時に襲い掛かってきた。そこで異変が生じる。

187ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/01/13(木) 08:06:10
甲児「時空の乱れ?時空クレバスが起きるのか!」

時空間の乱れを観測した甲児。そして間もなく時空クレバスが発生し、敵も味方も
警戒して動きを止めた。そして時空クレバスから現れたのは、何とマジンガーℤ、
ビューナスA、ボスボロット、そして見た事が無いゲッターロボ、ゲッターロボアークだった。

マクドナルド「(...あのゲッターロボはまさか!)」
シロー「マジンガーℤにビューナスA、ボスボロット!?」
鉄也「だが俺たちの知る機体とは少し違うな。それにあのゲッターロボ...」
弁慶「あのゲッターロボ分かるか?」
竜馬「知るわけねえだろ!」
隼人「取り合えず、まずは通信だな」
甲児「ああ。そっちのマジンガー、ゲッター聞こえるか?聞こえたら返事をしてくれ」

現れたマジンガーℤとゲッターロボアークに敵も味方も戸惑いつつ、甲児は通信を送った。
そして通信モニターに現れたのはまぎれもない兜甲児だった。

甲児(真マジンガー)「俺...なのか?」
甲児「(予想はしていたが、やはり並行世界の俺か)混乱しているだろうが、詳しい説明は後でする。
 今は此方の指示に従ってくれ!」

現れた兜甲児はちょうど、10年前マジンガーℤに乗り、Dr.ヘルの機械獣軍団と戦っていた
高校生の頃の兜甲児に瓜二つであり、甲児は並行世界の自分である事を瞬時に理解した。
そして甲児は時空クレバスから現れた兜甲児達に指示に従う様に通信を送った。

マクドナルド「ヒドラ―元帥!奴らは私が元居た世界で戦っていたゲッターロボとマジンガーです。
 攻撃をお命じ下さい!」
ヒドラ―元帥「何だと!?確かにこれ以上マジンガーやゲッターが増えるのは厄介だ。
 全軍攻撃を再開せよ!」

元の世界での事を知るマクドナルドは、ヒドラ―元帥に攻撃命令を具申し、
ヒドラ―元帥も危険性を感じて、すぐ様全軍に攻撃命令を下した。

さやか(真マジンガー)「きゃぁ!」
ボス(真マジンガー)「攻撃してきやがった!」
拓馬「よく見たら、何でインセクターがいるんだよ!」
カムイ「知らん。だが、向こうの兜甲児の言う通り今は俺たちの身に何が起きたのかを
 知る為にも、この状況を切り抜けるぞ!」
獏「分かったぜ、カムイ。拓馬もそれで良いな?」
拓馬「仕方がねぇ。こっちは訳分からないんだ。やってやらぁ!」
甲児(真マジンガー)「そういう事だ。そっちの指示に従う」
甲児「すまない。感謝する」

百鬼帝国からの攻撃を受けて、マジンガー、ゲッター両チームは「こちら側」の甲児の
指示に従う事を決めて、戦闘に参加するのであった。

188ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/01/13(木) 09:26:08
***早乙女研究所***

戦闘が終わり、一同はお互いの状況を話し合う為に早乙女研究所に降り立った。
そこでお互い顔を合わせて自己紹介し、それぞれの世界の事や、どういった状況で
此方の地球に来たか等を話し合った。

甲児(真マジンガー)「よく分かった。でもまさか並行世界の...大人になった俺と
 出会う事になるなんて思いもしなかったぜ」
甲児「俺もだ。並行世界の存在は既に知られているが、高校生だった自分に会うになんてな」
鉄也「それに、そっちの世界だと俺と甲児は叔父と甥なんだってな。妙な気分だぜ」
さやか(真マジンガー)「それにしても甲児君もそうだけど、シローちゃんも大きくなったわねぇ」
シロー「止してくれよ。こっちの世界の俺はもう大人なんだぜ。ちゃん付けは恥ずかしい」

お互いの話を聞いて甲児達それぞれのマジンガーチームはそれぞれの違いに妙な気分を
覚えつつも和気藹々と話が弾んだ。

甲児「それで、そっちのゲッターチームだが...」
隼人「...要約するとそっちの世界では俺は早乙女研究所の所長となり、
 さっき百鬼帝国と一緒にいたインセクターという兵器を持つアンドロメダ流国という
 侵略者に対抗する為、新たなゲッターロボを開発し、お前達がそのパイロットである
 ゲッターチームという訳か」
弁慶「それでそのアンドロメダ流国だけでなく、そっちのマジンガーチームと協力して
 Dr.ヘルとも戦っていたんだよな」
甲児(真マジンガー)「他にも大勢仲間がいたけど、今この場に来ているのは俺たちだけらしい」
弁慶「だけどそのゲッター1、いやゲッターアークだったか?そのパイロットが竜馬の息子だとわなぁ!」
竜馬「言っとくが、俺にこんなでけぇガキがいねぇからな」
拓馬「親父には会った事がねぇ。おふくろでの話や写真は見た事があるがな」

竜馬達も別の世界から来たゲッターチームの話を聞き、隼人は要約して甲児達に教えた。
何より竜馬達が驚いたのは、ゲッターロボアークのメインパイロットである流拓馬が竜馬の息子である事だった。
なおこの世界において竜馬は結婚もしていなかれば子供もいない。

隼人「取り合えずお前達の身柄はブレイバーズで預かる。無論、元の世界に戻るまでだがな」
カムイ「その間、俺達にそのブレイバーズでの任務を受けろ...という事か」
隼人「そうだ。ブレイバーズは先ほどの百鬼帝国の様な世界征服を目論む様な多くの敵と戦う事になる。
 その中には恐竜帝国も含まれる」
カムイ「(恐竜帝国...)」

並行世界から来たマジンガー、ゲッターチームはブレイバーズに保護される事になるが、
これから戦う事になる相手に恐竜帝国も含まれると聞いて、ハチュウ人類の血が流れる
カムイは神妙な顔をした。

獏「カムイ、無理はしなくていいんだぜ」
カムイ「いや、大丈夫だ。身柄を預ける以上、指示には従う」

獏はカムイを案じるが、カムイはブレイバーズで戦う事を受け入れた。
なおカムイは自分がハチュウ人類と人間の間に生まれた事を伝えたが、敢えて伝えていない事がある。
遥か未来で様々な星を蹂躙するゲッター艦隊と、その未来を見て、恐竜帝国を掌握し、ゲッターを打倒しようとした事である。
ただでさえ、並行世界の地球へ来てしまったという異常事態にこれ以上の混乱は不要と伝えなかったのであった。
甲児(真マジンガー)や拓馬達もその事を察して、同じくその事は伝えなかった。

甲児「これからよろしくな。オレ!」
甲児(真マジンガー)「ああ、任せてくれ。もう一人のオレ!」
竜馬「...俺の事は間違っても親父って言うんじゃねえぞ」
拓馬「じゃぁ、パパか?それともお父さんか?」
竜馬「この野郎!」
シロー「ハハハハ。竜馬さんがパパって似合わねえや」

これからブレイバーズで戦っていく事に、2人の兜甲児は固い握手を交わす。
竜馬は拓馬に親父呼びをするなと忠告するが、拓馬はからかって言葉を返した。
その様子をシローは大声で笑う。
何はともわれ、ブレイバーズに新たな仲間が増えたのであった。

189ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/01/20(木) 15:48:55
《へドラの逆襲(仮)》

日本の駿河湾沖にかつて死者・発病者1000万人の被害を出した公害怪獣へドラが復活。
復活したヘドラは北上し、このままではかつての様な大勢の人間に危機が及ぶとして
ブレイバーズに出動要請が下った。

***ブレイバーベース・ブリーフィングルーム***
ブレイバーベースのブリーフィングルームでは対ヘドラの作戦を伝えるべく、
ブレイバーズのメンバーが集められる(なおブレイバーベースに来れなかったメンバーは
リモートでの参加となっている)



勇太「そもそも、ヘドラってどういう怪獣なの?」
翼「ヘドラとは宇宙からやって来た鉱石生物が当時の地球の汚染環境の影響で誕生した公害怪獣ですね。
 はじめは小さなオタマジャクシみたいな姿だったらしいのですが、成長してヘドロの様な汚染物質を
 吸収して巨大化。その猛毒は生物は勿論の事、建物やあのゴジラの片腕と片目を溶かしたと聞きます。
 ただ【乾燥】が弱点で、最後は巨大放電版の電流が流され絶命したのですが...」

ヘドラについて知らない、友永勇太にあらゆる生物に詳しいダグオンの1人、風祭翼がヘドラの説明をする。
ヘドラが出現したのが、何十年も前になるのでヘドラを知らない若い世代がブレイバーズに多くいた。

イズル「それにしても僕達の様なアッシュやスーパーロボットの出動は分かりますが、
 仮面ライダーの皆さんの様なヒーローまで出動するなんて」
スルガ「ああ。ヘドラと仮面ライダー達じゃ、正直スケールが違うぜ」

MJPの「チーム・ラビッツ」の1人、ヒタチ・イズルはヘドラの対処に自分達の様な
アッシュのパイロットやマジンガーやスーパー戦隊等のスーパーロボットが出動するのは
分かるが、仮面ライダー等の等身大のスーパーヒーローも出動する事に疑問を抱く。
同じチームのスルガ・アタルもイズルに続いた。

佐原博士「君達の疑問は最もだ。まずはこの映像を見てくれ。エルファ、映像を頼む」
エルファ「はい、佐原博士」

イズル達の疑問を聞いた佐原は、エルファに映像を出すよう指示をする。指示を受けた
エルファは映像を出す。映像には地球連邦軍及び特性生自衛隊が上陸したヘドラに攻撃をする所だった。
連邦軍のMS、特生自衛隊のメーサー戦車がヘドラに向けて攻撃を始めると、突然何かが
ヘドラを庇うようにMSの前に現れる。

カマキラー『カマ、カマ、カマ!』
ジャグチヒルドン『キシャー!』
青梅「やや?!こいつはベーダー怪物」
充瑠「邪面獣!」

現れたのはベーダー怪物のカマキラー、邪面獣のジャグチヒルドンだった。2体の怪物は
連邦のMSを破壊し、デンジブルーである青梅大五郎やキラメイレッドの熱田充瑠は驚く。

パイプバンキ『ジョバー!』
ト稀ヅ『シャーシャシャー!』
走輔「蛮機獣じゃねえか!」
アラタ「幽魔獣...」

別の映像に変わると、蛮機獣のパイプバンキ、幽魔獣のツチノコのト稀ヅが
ウガッツやビービの軍団を率いてメーサー戦車等の戦車部隊を破壊していくのであった。
ゴーオンレッドの江角走輔やゴセイレッドのアラタはそれぞれ戦ってきた相手の登場に
驚愕する。

アサギ「Gショッカーが何故...?」
赤城「...いや、ベーダー、ガイアーク、幽魔獣、ヨドン軍、奴らの共通点は地球を
 汚れた世界に変える事。ならばこそ、ヘドラは奴らにとって打ってつけの存在という訳だ」

チーム・ラビッツのアサギ・トシカズはGショッカーがヘドラを庇っている事に疑問を口にするが、
デンジレッドの赤城一平は、4つの組織がそれぞれ「世界を汚れた環境に変える」という目的が一致しており、
その為、周囲に環境汚染を振りまくヘドラは都合の良い存在なのでヘドラを守っているのだと推測した。

剣持「映像は以上だ。Gショッカーが関わっている以上、奴らの妨害は避けられない。
 ブレイバーズ諸君、気を引き締めて作戦に当たってくれ!」
ブレイバーズ「了解!」

剣持の言葉にブレイバーズ一同は気を引き締めて作戦に向かうのであった。

190ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/01/20(木) 17:46:28
***静岡・とある町***
ブレイバーズが作戦会議を行っている所、ヘドラは静岡のとある町で更なる成長をするべく
その場で留まり、周囲の建築物等吸収していた。そんなヘドラの様子をヘドリアン女王ら
今回の作戦の中心である4組織の代表達が集まり、ビルの一角から高みの見物と洒落込んでいた。

ヘドリアン女王「ほほほほ、良いぞ良いぞ。ヘドラよ。もっと大きくなるのじゃ♪」
ババッチード「ヘドラが進化していけば世界は汚れ、ヒューマンワールドの人間も毒に侵され
 我々の天下である!」
膜イン「だけど護星天使共がいるブレイバーズが、そろそろヘドラを倒そうと動き出すだろうねぇ」
筋グゴン「ヘドラを倒させるものか!倒させるものか!倒させるものか!」
シャドン「...ヘドラの邪魔をする者は仕留める」
ヘドリアン女王「ホホホホ、来るがいいブレイバーズよ。返り討ちにしてくれるわ!」

ヘドラを倒させまいとヘドリアン女王らは、ブレイバーズを迎え撃つ準備を行うのであった。

***ワーラー奇城***

女王パンドラ「くぅー、ヘドリアンめ!ヘドラがヘドロを振りまけば、水が汚れてしまい、
 新鮮な真水が手に入れなくなるではないか」

ヘドリアン女王達がブレイバーズを迎え撃とうとしていたその頃。Gショッカー内部では
ヘドラを用いた作戦に反感を抱く者もいて、その内の1人がワーラー帝国の女王パンドラだった。
彼女は綺麗な水がなければ生きていけないので、環境を汚染するヘドラは目障りな存在で、
そのヘドラを作戦に利用するヘドリアン女王に対し、激しい怒りを抱いていた。

麗子「人類が滅びるのは構いませんが、美しい地球を汚す真似は許しません」
帯刀「俺としちゃぁ、人間がいない世界を征服したって意味がねぇ。会社にも影響が出ちまう」
クールギン「それは此方も同じだ。我がネロス帝国も世界経済の支配を目的としている。
 帝王ゴッドネロスも今回の作戦にはお怒りである」

ワーラー奇城には女王パンドラ同様、今回の作戦に不満や反感を抱く者達が招かれていた。
SSNの綾小路麗子は人類が殲滅するのは良しとするが美しい地球の環境を守りたいので
ヘドラの影響でその環境が汚染される事を何より恐れていた。
一方、帯刀コンツェルンの総帥・帯刀龍三郎やネロス帝国の凱聖クールギンは共に
世界経済の支配を目的としている組織なので、人類絶滅は避けたい事だった。

クールギン「ブレイバーズがヘドラ討伐の為に動き出したと情報が入っているが...」
パンドラ女王「...ならばいっその事、ブレイバーズにヘドラを倒させてもらいましょう」
麗子「パンドラ女王...!」
パンドラ女王「ヘドラの脅威はGショッカーの内部でも、ここにいる者達だけでなく大勢いる筈。
 ならばヘドラの排除はGショッカーの利に繋がります」

パンドラ女王の突然の発言に一同は驚いた。不満・反感を抱いても同じGショッカーによる作戦を
邪魔する事は流石に躊躇う事だからである。

パンドラ女王「ふふふふ、頼みますよ。ブレイバーズ...!」

パンドラ女王は不敵な笑みを浮かべるのであった。

191ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/03/14(月) 19:04:32
<無幻城突入編 仮面ライダー(昭和ライダー)パート>   ※戦闘前会話のみ

時空クレバス制御装置「ディオドス」を完成させたブレイバーズは、ついにGショッカーの本拠地である
無幻城のあるポイントゼロに突入。マジンガーを始めとするスーパーロボット軍団やガンダムを中心とした
機動部隊は無幻城の外で機械獣やメカザウルスを相手に戦闘をする中、仮面ライダーやスーパー戦隊、プリキュアといった
ブレイバーズのヒーローは無幻城の中へと突入した。そこで各々因縁の相手と戦う。

⊡仮面ライダー1号VS地獄大使
 地獄大使「フハハハハ、ようやく決着を着ける事が出来るなぁ。本郷猛よ」
 1号「地獄大使、やはり決着を求めるか。良いだろう、かかって来い!」

⊡仮面ライダー2号VSゾル大佐
 2号「俺の相手はお前か、ゾル大佐!」
 ゾル大佐「一文字隼人、貴様には我が人狼部隊がお相手をしよう」

⊡仮面ライダーⅤ3VSドクトルG
 ドクトルG「仮面ラァ〜イダァ〜Ⅴ3。その命もらい受ける」
 Ⅴ3「覚悟しろ、ドクトルG」

⊡ライダーマンVSヨロイ元帥
 ヨロイ元帥「結城丈二...貴様さえ居なければ私の栄光は続いたのだ!」
 ライダーマン「ヨロイ元帥!俺がデストロンの科学者として犯した罪と共に地獄へ行け!」

⊡XライダーVSアポロガイスト
 Xライダー「アポロガイスト...」
 アポロガイスト「Xライダー、貴様との対決は海底基地以来か。再び葬ってくれよう」

⊡アマゾンライダーVS十面鬼ゴルゴス
 ゴルゴス「この時を待っていたぞ!アマゾンライダー!」
 アマゾン「ゴルゴス、倒す!」

⊡ストロンガーVSジェネラルシャドウ
 ストロンガー「俺の相手は...ジェネラルシャドウ、貴様って訳かい」
 ジェネラルシャドウ「久しぶりに相手をしよう。ストロンガー」

⊡スカイライダーVSゼネラルモンスター
 ゼネラルモンスター「久しぶりだな、仮面ライダー...いや、スカイライダー!」
 スカイライダー「貴様も黄泉還ったのか、ゼネラルモンスター!」
 ゼネラルモンスター「我が殺意を受けよ!」

⊡スーパー1VSメガール将軍
 メガール将軍「帝王テラーマクロに代わり、沖一也、貴様を討つ!」
 スーパー1「メガール将軍、赤心少林拳の拳を受けてみよ!」

⊡ZXVSタイガーロイド
 タイガーロイド「よう、ℤX」
 ZX「三影か。まだ俺に向かってくるのか!」
 タイガーロイド「ああ。強い者が生き残る。勝ち残った者こそが正義。さぁ、どっちが生き残るか、勝負だ!」

⊡BLACK RXVS剣聖ビルゲニア
 ビルゲニア「以前の雪辱を晴らさせてもらうぞ、ブラックサン!」
 RX「ビルゲニア、太陽の子、RXが相手だ!」

※シン、ZOは不在

⊡仮面ライダーJVS世紀王シャドームーン
 シャドームーン「ブラックサンが来ていると聞いたが、貴様は以前会った仮面ライダーか」
 J「光太郎先輩から聞いている。影の王子シャドームーン...。光太郎先輩のかつての
  親友なんだってな」
 シャドームーン「それは秋月信彦の話であって、俺ではない。所であの少女は無事に家に帰したか?」
 J「ああ、ちゃんと家に送ったぞ」
 シャドームーン「そうか...では行くぞ!」

...平成・令和ライダーやスーパー戦隊などの戦闘前会話はまた時間があったら投稿する。

192ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/03/24(木) 11:32:36
<仮面ライダーウィザードVSヘビ女(仮)>
世界中を放浪する指輪の魔法使い、仮面ライダーウィザードこと操真晴人。
ギリシャに訪れた彼はブレイバーズからの連絡を受けて、ギリシャにある
Gショッカー基地に潜入。そこで待ち受けていたのはデルザー軍団の1人・ヘビ女だった。

ヘビ女「何者だ、貴様!」
晴人「指輪の魔法使い、仮面ライダーウィザードさ」
ヘビ女「仮面ライダーだと...!ストロンガーの仲間か!生きて帰れると思うなよ」
晴人「蛇か...メドウサを思い出すなぁ。さて、ショータイムだ」

 シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン! 

晴人「変身」

 プリーズ ヒー!ヒー!ヒーヒーヒィ!!

晴人は仮面ライダーウィザード・フレイムスタイルに変身し、ヘビ女へと立ち向かっていた。

193ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/03/31(木) 10:43:58
《Gショッカー軍、竜の大地へ(仮)へ》
かつて大魔王バーン率いる魔王軍によって蹂躙された大地。しかし勇者ダイによって
バーンは倒され、平和を取り戻した。しかしその大地は異世界から来た侵略者、
Gショッカーが侵攻してきた事で、平和は崩れ去った...。

***パプニカ王国・王都***

クロコダイン「フンッ!」
チャップ「グワァ」
チウ「窮鼠包包拳」
ブラックサタン戦闘員「ミュー!」
ヒム「オラァ!」
ミラクラー「ショワショワ!」

魔王軍との戦いの後、復興中のパプニカ王国の王都に、Gショッカーの傘下組織の1つ
クライシス帝国のクライシス要塞が襲来。復興中の王都を攻撃して1週間。
デルムリン島から駆け付けた元魔王軍の軍団長の1人だったクロコダインと
おおねずみの武闘家チウ率いる獣王遊撃隊はパプニカ軍の兵士達と共に
城を攻め落とされない様に持ちこたえていた。侵攻してきたGショッカーの戦闘員達を
クロコダインやチウ、元ハドラー親衛隊のヒムが蹴散らしていった。

ヒム「こいつら、一体どれだけいるんだ?」
クロコダイン「かれこれ一週間。何とか持ちこたえているが、このままでは何れこちらが力尽きてしまう」

クロコダイン達はGショッカーの大規模な軍勢に、何れ自分達の戦力が尽きる事を危惧する。

チウ「クロコダインさん、危ない!」
クロコダイン「ム!?」
ガイナガモス「ガァ!」

クライシス帝国の怪魔獣人ガイナガモスが長い鞭状の舌をクロコダインに向けて攻撃。
チウの声にクロコダインは反応するものの、ガイナガモスの舌の方が速い。
このまま攻撃を受けるかと思われたその時...。

???「メラミ!」
???「閃光裂光拳!」
ガイナガモス「ガァァァ!」

何処からか火球が飛んできて、ガイナガモスの舌を焼き、更に一人の女性が飛び出して
ガイナガモスに強烈な光を放つ拳を打ち込み、ガイナガモスは消滅した。

クロコダイン「今のは...ポップにマァム!メルルも一緒か」
チウ「マァムさぁ〜ん!お久しぶりです!」
ヒム「元気そうじゃねぇか。お前ら」
マァム「久しぶりね、チウ。クロコダイン達も」
メルル「皆さんもご無事で何よりです」
ポップ「悪ぃ。本当はすぐに駆けつけたかったけど、あちこちでGショッカー...?
 ていう奴らを相手していたら、遅れちまった」

ガイナガモスを倒したのは、かつて勇者ダイと共に戦った魔法使いのポップ、武闘家のマァムだった。
2人に同行している占い師のメルルもクロコダイン達の前に現れ、久しぶりの再会に喜ぶ一同。
ポップ達はパプニカに来るまでの間、各地を侵攻するGショッカーと戦っていた事を話す。

クロコダイン「ひとまず敵を退ける事が出来た。詳しい話は城へ。レオナも待っている」

再会を喜んだ後、一同は城の中へと向かった。

194ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/03/31(木) 11:55:57
***パプニカ城・広間***

レオナ「ポップ、マァム、メルル!皆、良く来てくれたわ!」
ポップ「へへ、久しぶり」
マァム「レオナも無事で良かったわ」

広間へ案内されたポップ達はパプニカ王国の王女レオナと再会。先程のクロコダイン達同様
お互い再会を喜んだ。

ポップ「しっかし、あのGショッカーってのは一体何なんだ?」
レオナ「分からないわ。突然巨大な空飛ぶ要塞で現れて、見た事もないモンスター(怪人)や
 強力な兵器で各地を脅かすかつての魔王軍に匹敵する軍勢...分かっているのはそれぐらいよ」
マァム「何にせよ。彼らを許す事は出来ないわ。せっかくダイのおかげで平和になったのに」
ポップ「ああ、その通りだ(ダイ、絶対にあいつらを倒して見せるぜ)」

ポップ達はダイがもたらした平和を脅かすGショッカーに、強い怒りを持って
Gショッカーを倒す決意を決めるのであった。だがそこに...。

ドゴォォォン!!

レオナ「何事!?」
パプニカ兵士「大変です。再びGショッカーが侵攻を開始。城門を攻撃しています!」
ヒム「おいおい、さっき戦ったばっかだぞ!」
クロコダイン「こうしてはおれん!すぐに向かうぞ」

突然の大きな音に驚くレオナ達。兵士からの報告で城門が攻撃されている事を知り、
ポップやクロコダイン達は、城門へと急いで向かった。

***パプニカ城・城門***
ポップ達が駆け付けると、城門は既に破壊されていて、Gショッカーの戦闘員と怪人が
城内に侵入。パプニカの兵士達と戦闘状態に入っていた。

チウ「じ...城門が!」
ヒム「一体誰が...」
???「スティィィィルゥ!!」
クロコダイン「ー!いかん、皆散らばれ!」

チウやヒムが城門が壊された事に驚きを隠せない中、突然の掛け声と共に、
鉄球がポップ達がいる場所に振ってきて、それに気が付いたクロコダインは
一同その場から離れる事を指示した事により、鉄球を回避したが地面に落ちた事により、
大きな穴が出来た。

ポップ「ま、まじかよ!」
???「ほう...俺の鉄球を回避したか」
クロコダイン「何者だ!」
鋼鉄参謀「我が名は偉大なるGショッカー大首領直属の改造魔人デルザー軍団の1人、
 鋼鉄参謀!我が鉄球を退けた事、誉めてやろう」

鉄球の攻撃をしたのは、デルザー軍団の改造魔人の1人、鋼鉄参謀だった。鋼鉄参謀は
大首領の命令で、異世界遠征軍に加わっていた。

クロコダイン「(この男...軍団長に匹敵すると見た)」
鋼鉄参謀「ム?貴様達は...そうか、貴様達がこの世界を大魔王の支配から救ったという
 勇者ダイの仲間か」
ポップ「俺達の事を知っているのか?」
マァム「何で...」
???「キヒヒヒ、わしが教えたからじゃ!」
クロコダイン「この声は...まさか!」

クロコダインは鋼鉄参謀の力が、かつての魔王軍の軍団長に匹敵すると感じ取った。
そして自分達が勇者ダイの仲間である事を知っていた鋼鉄参謀に、ポップは驚き、
マァムが疑問を抱くと、聞いた事がある声がして、声のした方に目を向けると
そこには小柄な魔術師風の老人ー元魔王軍の軍団長の1人ザボエラがいた。

195ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/04/01(金) 19:19:34
>>193-194の続き。

クロコダイン「ザボエラ...!貴様はあの時、俺がこの手で...」
ザボエラ「ああ、クロコダイン。確かにあの時、貴様にわしは殺された。
 だがこの通り、わしはピンピンしておる!」

自分の手で殺したザボエラが目の前にいる事にクロコダインは驚きを隠せなかった。

ザボエラ「何故、復活出来たかはわしにも分からないが、そこでGショッカーに出会い、
 忠誠を誓って、この世界の事を教えたのじゃ」
ポップ「Gショッカーが来たのは、ザボエラの手引きがあったからなのか」
レオナ「...そういえば最近、死んだ人間が蘇っているって噂を聞いていたけど」
ヒム「それが目の前にいるザボエラって訳か」

ザボエラは黄泉還った後、Gショッカーに入りこの世界の事を話した事をポップ達に語る。
レオナはザボエラの話を聞いていて、死んだ人間が蘇るという噂を思い出す。

鋼鉄参謀「元魔王軍百獣魔団軍団長獣王クロコダイン、ザボエラから話を聞いて前々から
 興味を持っていた。相手にとって不足なし!俺と勝負しろ!」
クロコダイン「何だと!?」

鋼鉄参謀はザボエラからクロコダインが魔王軍の中でも一目置かれる程の実力であると聞かされ、
以前から興味を抱いており勝負を仕掛けてきた。

チウ「ちょっと待ったぁー!今の獣王はこの僕だ!相手なら僕がしてやる」
クロコダイン「チウ...」

チウはクロコダインを戦わせまいと彼の前に立って尻尾が震えながらも、勇気を振り絞って
鋼鉄参謀に向かって「自分が相手をする」と啖呵を切る。
クロコダインは小さな身体ながら勇気を振り立たせるチウの姿に、頼もしさを感じ取った。
そしてクロコダインはチウの前に出る。

クロコダイン「チウ、気持ちは受け取った。だが、奴が俺を指名するのであれば相手をするのが
 礼儀という物。その勝負受けて立つ!」
チウ「クロコダインさん」
ポップ「おっさん...」
鋼鉄参謀「話はまとまった様だな。神聖なる決闘...お前達手出しは無用だ!」

チウの気持ちに嬉しさを抱くクロコダインは、それでも鋼鉄参謀の相手をする事を決める。
鋼鉄参謀も部下の戦闘員達にクロコダインに余計な手出しをしない様に命令を下した。

鋼鉄参謀「では、行くぞ。クロコダイン!」
クロコダイン「来い!鋼鉄参謀」

鋼鉄参謀とクロコダインの勝負が始まった。

196ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/04/03(日) 10:32:31
>>195の続き。

鋼鉄参謀「スティィィィルゥ!」
クロコダイン「何とぉ!」

鋼鉄参謀は鉄球をクロコダイン目掛けて振り回した。クロコダインは腕を交差させて
振り上げられた鉄球をガードした。

クロコダイン「(重い...やはりあの破壊力は伊達ではか)」
鋼鉄参謀「受け止めたか。流石は元軍団長という所か」
クロコダイン「(技を出し惜しみする相手ではないか)喰らえ、獣王会心撃!
 そして獣王激烈掌!」

クロコダインは拳に闘気を集めさせて放つ獣王会心撃を鋼鉄参謀に打ち込み、さらに
その発展技である獣王激烈掌を放った。

チウ「クロコダインさんの必殺技、決まった!」
マァム「いえ、まだよ!」
鋼鉄参謀「...これが噂の獣王会心撃。そして獣王激烈掌か。見事な一撃だが俺を
 倒すには至らなかった様だな」
クロコダイン「ムゥ...」
ポップ「そんな、おっさんの獣王激烈掌が...」

獣王激烈掌を受けた鋼鉄参謀だが胸の部分が焦げたものの、健在だった。
攻撃が聞かなかった鋼鉄参謀にクロコダインやポップ達はショックを受ける。

鋼鉄参謀「では、こちらも再び行くぞ!スティィィィルゥ!」

鋼鉄参謀は再び鉄球を振り回し、今度は連続でクロコダインを叩き続けた。

ポップ「このままじゃ、おっさんが!こうなったら...」
???「おっと、鋼鉄参謀の邪魔はさせんぞ」
レオナ「何者です!」
ドクロ少佐「俺の名はドクロ少佐。デルザー軍団一の殺し屋よ」
マァム「(殺し屋...)」
ポップ「(まるでキルバーンみたいだぜ)」
ドクロ少佐「貴様がパプニカの王女、レオナ姫だな?先の魔王軍との戦いでは
 人類側の中心となった人物。その命、貰い受ける」

ピンチになっているクロコダインに加勢しようとするポップ達の前に、鋼鉄参謀と
同じデルザー軍団の1人、ドクロ少佐が立ちふさがる。ドクロ少佐はかつての魔王軍との
戦いで中心となったレオナを始末しようと狙いを定めた。

ポップ「させるかよ!」
マァム「レオナは下がって」
ドクロ少佐「遅い!」

レオナを守ろうとドクロ少佐に向けて戦闘態勢をとるポップ達だが、ドクロ少佐は
目にも止まらない速さでレオナの背後に回り、大鎌を振り上げる。

ポップ「(や、やべぇ...)」
マァム「(何時の間に!?)」
チウ「(は、速い!?)」
ヒム「(間に合わねぇ)」

あまりの出来事にポップ達が一瞬呆然となる中、ドクロ少佐が振り上げた大鎌が
レオナの命を刈り取ろうとしたその時。

???「ブラッディスクライド!!」
ドクロ少佐「ぐわぁ!」
ポップ「今の技は...」
マァム「ヒュンケル!」

レオナの背後にいたドクロ少佐は螺旋状の衝撃波に吹き飛ばされ、レオナの命は
かろうじて助かった。その技はポップ達に馴染みのあるもので、その技が放たれた
方に目を向けると、そこに立っていたのは元魔王軍の軍団長にしてポップやマァムと
同じアバンの使徒であるヒュンケルだった!

197ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/04/07(木) 07:09:36
>>197の続き。

ブラッディスクライドを放ってレオナの危機を救ったヒュンケルには、
元魔王軍超竜軍団の竜騎衆の1人ラーハルトと、パプニカ王国の三賢者の1人
エイミが傍らにいた。

エイミ「姫様、只今戻りました」
レオナ「戻って来てくれて何よりだわ。ヒュンケルもありがとう」
ヒュンケル「礼にはおよばん。そしてこいつらがこの世界に現れたGショッカーという奴か」
ラーハルト「...それに加えて、ザボエラもいるようだな」

エイミは主君であるレオナの元に駆け寄る。レオナはパプニカに帰還したエイミを労い、
ヒュンケルに礼を言う。ヒュンケルはそれを気にせず、戦場で攻撃を仕掛けてくるGショッカーを見る。
そこにザボエラ率いる妖魔士団も加わっている事をラーハルトは気が付く。

ドクロ少佐「...そうか貴様が元魔王軍軍団長の1人、ヒュンケルだな?そして今の技が
 噂に聞くブラッディスクライド。なるほど、確かに強力な技よ」
エイミ「ヒュンケルのブラッディスクライドが聞かないなんて!?」
ポップ「気を付けろ、あの骸骨野郎やおっさんが今戦っている鉄球使いは、下手したら
 あのバランに匹敵する強さだ」
ラーハルト「バラン様に匹敵するだと...!」

ブラッディスクライドを受けたドクロ少佐が平然としている事にエイミは驚く。
ポップはドクロ少佐や鋼鉄参謀の強さがバランに匹敵すると説明し、バランの部下だった
ラーハルトはそれに動揺した。

ドクロ少佐「さて、流石にこの人数は俺でも手こずるか。お前達、こいつらの相手をしろ!」

ドクロ少佐は配下のデルザー軍団戦闘員達に、ヒュンケル達を始末する様に命令を下す。

ヒュンケル「レオナは下がっていてくれ。エイミ、マァムはレオナを頼む」
エイミ「分かったわ」
マァム「任せて」
ポップ「じゃあ、俺達は...」
ラーハルト「周りの雑魚を片付けながら、奴を仕留める」
ヒュンケル「ああ。行くぞ!」

ヒュンケルはエイミとマァムにレオナを守る様に指示。そしてヒュンケル、ポップ、ラーハルトの
3人はデルザー軍団の戦闘員を相手にしつつ、ドクロ少佐と戦うのであった。

クロコダイン「フンッ!」
鋼鉄参謀「何のッ!」

一方、クロコダインと鋼鉄参謀の戦闘はなお続いている。しかし徐々にクロコダインの
体力は消耗していった。鋼鉄参謀の方も最初は優勢だったが、元魔王軍軍団長だった
クロコダインの繰り返される攻撃に次第にダメージが積み重なっていた。
だがついにクロコダインは膝をついてしまう。

クロコダイン「ぐぅぅ...」
鋼鉄参謀「どうやら、そろそろ最期の様だな。クロコダイン、これまでの戦い見事だった。
 今こそ全霊を持ってトドメをさしてやろう。スティィィィルゥ!!」

膝をついてしまったクロコダインに、鋼鉄参謀はトドメをさそうと鉄球を振り上げる。
だが、その時。

クロコダイン「ぐぉぉ!」
鋼鉄参謀「ー!」
ザボエラ「ヒヒヒ、やったぞ!クロコダイン、あの時の恨みを思い知ったか!」

クロコダインの背中が突如爆発。突然の目の前の出来事に鋼鉄参謀を一瞬たじろぐ。
クロコダインが爆発した事にザボエラは歓声をあげた。実はザボエラはクロコダインが
膝をついた事で、これを好機と捉えて爆裂呪文「イオラ」で攻撃したのであった。

ザボエラ「鋼鉄参謀殿、邪魔者はいなくなりました。ささ、早くパプニカ城を落としましょうぞ」
鋼鉄参謀「...貴様」
ザボエラ「え?」
鋼鉄参謀「俺は、手出し無用といった筈だ!この手で奴を葬られる所を奪いおって」
ザボエラ「ヒィィ!」

ザボエラは鋼鉄参謀に媚び諂った顔をしながら近づくが、武人気質の鋼鉄参謀にとって
ザボエラの行動は、自分の戦いを邪魔をしたに過ぎず、ザボエラに怒号と威圧感を向ける。
鋼鉄参謀の威圧を受けたザボエラはすっかり萎縮してしまうのであった。

鋼鉄参謀「...興が剃れた。俺は帰還する」
ザボエラ「お、お待ちを!パプニカ城はもうすぐ陥落するのですぞ、ここで抜ける等...」
鋼鉄参謀「くどいぞ!今度、俺の邪魔をするのであれば命は無いと思え」
ザボエラ「は、ははぁー」

戦いを邪魔された事にすっかり気が削がれてしまった鋼鉄参謀はパプニカ城陥落という
任務を放棄して離脱する事を告げる。ザボエラは引き留めようとするが、鋼鉄参謀から
発せられる威圧感に逆らう事が出来ず、そのまま見送るのであった。

198ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/04/21(木) 11:25:07
>>197の続き。

ドクロ少佐「鋼鉄参謀の奴、帰りおったか。だが、こちらは仕事を全うするのみ!」
ラーハルト「余所見とは舐めた真似をしてくれる。でゃぁ!」
ヒュンケル「大地斬!」
ポップ「このぉ!」
ドクロ少佐「邪魔だ。どけぇ!」

ラーハルト、ヒュンケル、ポップの3人を相手にしながら、鋼鉄参謀が戦場から離脱した所を
確認したドクロ少佐。余所見をしていても実力者である3人を相手にしているドクロ少佐に
3人は焦りを感じる。そしてドクロ少佐の振り上げた大鎌により3人は吹き飛ばされてしまった。

マァム「皆!」
ヒム「野郎!」
チウ「させるか!」
ドクロ少佐「遅い!」

3人が吹き飛ばされた事に驚くマァム。ヒム、チウもドクロ少佐に立ち向かうが、
ドクロ少佐は再び驚くべき速さで蹴散らし、レオナ姫の前に現れて、その大鎌を振り上げた。
だが、その時上空から何かが飛来した。

ポップ「うぅ...な、何だ!?」

吹き飛ばされて倒れていたポップが気が付くと、そこには白い甲冑とマントを
身につけた金髪の青年がレオナを守る様に立っていた。

ドクロ少佐「貴様は何者だ!」
紘汰「俺の名は葛葉絋太。仮面ライダー鎧武だ!」

フルーツバスケット! ロックオープン!
極アームズ! 大・大・大・大・大将軍!

現れた白い甲冑の男―【始まりの男】である葛葉絋汰はドクロ少佐に自分の名を告げた。
紘汰は極ロックシードを取り出し、腰の戦極ドライバーに取り付ける。
そして紘汰の姿は全身が白い甲冑のアーマードライダー・仮面ライダー鎧武・極アームズに変身した。

ドクロ少佐「その姿...そうか貴様が【始まりの男】となった仮面ライダーか!」
チウ「へ、変身した!」
マァム「(カツラバ・コウタ...?)」
レオナ「(彼の身に纏う雰囲気...神々しさを感じる)」
ヒュンケル「(【始まりの男】...何処かで聞いたような)」

突然現れ、その姿を変えた紘汰―仮面ライダー鎧武に周囲は驚き戸惑う。
レオナは鎧武から発する雰囲気に神々しさを感じ取り、ヒュンケルはドクロ少佐が
口にした【始まりの男】という言葉を以前聞いた覚えがある事を思い出した。

鎧武「ここからは俺のステージだ!」

鎧武は大橙丸とバナナスピアーを召喚して両手に持ち、ドクロ少佐へ向かって走る。

ドクロ少佐「喰らえ!」

ドクロ少佐は大鎌に仕込まれたドクロ機関砲を鎧武に向けて放つが、鎧武は瞬時に
メロンディフェンダーを前に出して攻撃を防ぐ。攻撃を防いだ鎧武は大橙丸やバナナスピアーで
ドクロ少佐を攻撃した。

ドクロ少佐「ならば、これならどうだ。ドクロ分身!」
チウ「増えた!」
ポップ「(あいつ、まだ力を隠していたのか!)」

ドクロ少佐は分身して鎧武を取り囲む様に大鎌や口から火を吹くドクロ火炎で攻撃。
だが鎧武はブドウ龍砲や影松、無双セイバーなどアーマードライダーの武器を一斉に召喚して
分身したドクロ少佐の攻撃に対抗した。

ラーハルト「(あの男、あれだけの武器を操る事が出来るのか)」
ヒム「(戦いが激しすぎて、入る隙がねぇ)」

鎧武とドクロ少佐の戦闘の激しさに、ラーハルトやヒム達は戦いに参加しようとするが、
介入出来ず見る事しか出来なかった。

鎧武「フン!」
ドクロ少佐「ム、これは...!」
鎧武「トドメだ」

火縄大橙DJ銃! 極オーレ!

鎧武「でりゃぁ!」
ドクロ少佐「「「ぐわぁぁ」」」

鎧武は分身しているドクロ少佐の動きを封じる為、植物を操り、ドクロ少佐達の身体を
拘束した。そして火縄大橙DJ銃を召喚し、無双セイバーと合体させて大剣モードにすると、
必殺の「極オーレ」で分身して増えているドクロ少佐を一斉に斬って倒した。

199ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/05/01(日) 07:37:29
>>198の続き。

ザボエラ「ド、ドクロ少佐殿まで倒されてしまった!ムムム、我々だけでは武が悪い...。
 えぇい。撤退じゃあー、撤退じゃあー!!」

鎧武にドクロ少佐が倒されて、ザボエラは残った戦力ではパプニカ陥落は難しいと考え、
撤退を指示し、Gショッカーとザボエラの部下達はその場から消えた。

ヒュンケル「奴らは撤退したか」
鎧武「ふぅ」
レオナ「助けていただきありがとうございます。ですが、一体貴方は何者なのですか?」

鎧武は変身を解除して、元の葛葉紘汰の姿に戻る。変身を解除した紘汰の元に
レオナを近づき、助けてもらった事への感謝と紘汰が何者なのか尋ねる。

紘汰「俺の名は葛葉紘汰。君がレオナ姫だな?俺はある事を伝える為に此処へ来た」
レオナ「ある事...?」
紘汰「...勇者ダイは俺の世界にいる」
一同「ー!」
レオナ「...詳しく説明してくれるかしら」

紘汰の発言にその場にいた一同は驚愕の表情を浮かべる。紘汰から詳しい説明を聞くため、
レオナは紘汰を城の中に招いた。

♢ ♢ ♢ ♢ ♢

紘汰からの説明を聞くため、広間に集まったレオナ達。なお先の戦闘で負傷したクロコダインは
別室で治療を受けている。そして紘汰は自分がGショッカーと同じ地球という世界の人間で、
仮面ライダーという戦士である事を最初に説明した。

ポップ「それでダイがお前の世界にいるっていうのはどういう事だ!」
マァム「ダイは無事なの!?」
ヒュンケル「落ち着け、2人とも」

ダイの一番の仲間であるポップやマァムは紘汰に詰め寄る。ヒュンケルは2人に
落ち着かせようとするが、内心ヒュンケルも気が気でなかった。

紘汰「俺は只、そのダイって奴が俺の世界にいる事を伝えてくれって伝言を頼まれただけだ。
 マザードラゴンに」
マァム「マザードラゴン!?」
レオナ「竜の騎士の生と死を司る神の使い...マザードラゴンがあなたに?」
紘汰「ああ」

紘汰はマザードラゴンから伝言を託された時の事を話す。紘汰は異世界にも侵攻している
Gショッカーを追って、様々な世界を訪れていた所、ある日マザードラゴンから
テレパシーを受け取る。
曰く「かつて大魔王の手から世界を救った勇者ダイが、今は地球にいる事」
  「自分が迎えに行きたいが、邪悪な存在により蝕まれて、その力がない事」
  「ダイと共に大魔王と戦った仲間達に、ダイが無事である事を伝えてほしいと頼まれた事」

紘汰「...で、俺はマザードラゴンに導かれて、この世界に来たという訳だ」
一同「・・・・」
ポップ「は、はは。やっぱりダイは生きていたんだ!あの野郎...よりにもよって
 異世界にいやがるなんて...心配かけやがって」グス

紘汰の話を聞き終わり、一同は呆然とする。そんな中、ポップはダイが生きていた事を知り、
涙を浮かびながら喜んだ。ポップに感化され、次第に他の仲間達もダイの生存を喜ぶ。
 
ヒム「生きているんだったら、何でダイを此処に連れてこないんだ?」
チウ「確かに」
紘汰「...それ何だがな」

ダイが地球で生存しているのに、この世界に連れてこなかった事にヒムが疑問に思うと、
紘汰はある事実を話す。その事実に一同は驚きの声を上げた。

♢ ♢ ♢ ♢ ♢
***地球・リュウソウ族の里***
一方、地球にあるリュウソウ族の隠れ里。騎士竜戦隊リュウソウジャーの故郷にある
高い岩の上で、一人の少年が里を見ていた。

アスナ「ダイくーん。勉強の時間よ」
ダイ「アスナ先生。今、行きます」
アスナ「どう?何か思い出した?」
ダイ「いえ。俺の名前がダイって事以外、まだ何も...」
アスナ「大丈夫!きっと思い出せるはずよ」
ダイ「はい」

かつてドルイドン族と戦ったリュウソウジャーの1人、リュウソウピンクことアスナに
名前を呼ばれた少年ー彼こそ、大魔王バーンから地上を救った勇者ダイだった。
ダイはリュウソウ族の里に保護されていたのである。しかも彼は記憶を失っていたのであった。

200ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/05/15(日) 07:58:47
>>199の続き。

ポップ「...テメェ!嘘を付くんじゃねえよ。ダイが...また記憶を失くすなんて」

ポップは紘汰の胸倉をワナワナと震えながら掴む。ポップ達の脳裏に浮かんだのは、
かつてダイの父であるバランの手によって記憶を消されてしまい、仲間達の事を忘れて
しまったダイの姿だった。

紘汰「...そのダイって奴の事、とても大切な存在なんだな。だからこそ、記憶を取り戻す為
 俺の世界に来てほしい」
レオナ「貴方の世界に?」
紘汰「ああ。仲間である君達が来てくれたら、ダイも記憶を取り戻す筈だ」

紘汰はダイの失った記憶を取り戻す為には仲間であるポップ達の協力が必要と考え、
紘汰の元々の世界=地球へ来てほしいと告げた。

ヒュンケル「...貴様の言う事が本当なら俺は行く。ダイの記憶を取り戻して見せる」
マァム「私もよ。ようやくダイが生きてるって分かったんですもの。迎えにいかなくっちゃ」
ポップ「そうだよな...。こうなったら異世界だろうが、魔界だろうが何処にでも行ってやるぜ!」
レオナ「私は...」

仲間であり、共にアバンの使徒であるヒュンケル、マァム、ポップは紘汰と共に地球へ行き、
ダイの記憶を取り戻す事を決意する。レオナもダイを迎えに行きたいと思うが、現在Gショッカーが
パプニカに侵攻している今、王女として離れる訳にはいかないと心の中で迷っていた。

クロコダイン「レオナ姫、貴方も行きなさい」
レオナ「クロコダイン!」
ポップ「おっさん、身体は大丈夫なのかよ」
クロコダイン「ああ。回復呪文を受けたので今は大丈夫だ」

レオナが迷っていると、別室で治療を受けていたクロコダインが広間へやって来た事に、
一同は驚く。

クロコダイン「それよりも、ダイの記憶を取り戻すにはレオナ姫も必要だ。だから行きなさい」
レオナ「でも、国の王女である私が離れる訳には...」
バダック「安心なされ、姫様。留守の方は我々がしっかり務めさせてもらいますじゃ!」
アポロ「姫様はダイ殿の事をよろしくお願いします」
ヒム「じゃあ、俺も残るか。負けっぱなしは趣味じゃねぇしな」
チウ「う〜ん。僕としてはマァムさんと一緒に行きたいが、隊員であるヒムが残るなら、
 遊撃隊の隊長である僕も残るしかないな」
エイミ「姉様。私は姫様に同行して地球へ行かせていただきます」
マリン「分かったわエイミ。姫様の事を任せたわ」

迷っているレオナにクロコダインやレオナ姫の従者であるバダック、三賢者の1人アポロが
レオナの心中を察してポップ達と共に地球へ行く様に背中を押した。ヒムやチウも残って
パプニカの防衛に務めるという。エイミは姉のマリンにレオナと同行する事を願い出て、
マリンは了承した。

レオナ「ありがとう皆。では私はダイ君を迎えに地球へ行きます。それに地球でも
 Gショッカーと戦っている戦士がいると聞きます。上手くいけば彼らの救援を受けれる
 かもしれません」
紘汰「ああ。その点なら問題ない。地球には俺の仲間がいる。あいつらなら喜んで手を貸すぜ」

皆に背中を押されてレオナも地球へ行く事を決意する。更にレオナはダイを迎えにいくだけでなく、
地球でGショッカーと敵対している勢力に救援を求める事も決めるのであった。
紘汰は地球で戦う仲間達なら、この世界の現状を聞いて快く助けに駆け付けるだろうと
レオナ達に話す。そうした話し合いの末、地球へはレオナ、ポップ、マァム、ヒュンケル、
エイミの5人が行く事が決まった。そして準備を終えていよいよ地球へ出発する時となる。

紘汰「じゃあ、行くぜ」
レオナ「ええ。よろしくお願いするわ」

紘汰はクラックを開ける。ここから地球のある世界へ向かうのであった。
レオナ達は別れを済ませ、クラックの中へと足を踏み入れる。この先、ダイとの
再会を信じて...。

201ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/05/26(木) 11:40:21
《オリジナルジューマン・キャラクター案》
〇イグル・・・鷲(ハクトウワシ)のジューマン。アメリカにある航空会社のパイロットとして働いている
       空をこよなく愛していて、キューブボールドイーグルを所有している。
       バドとは古い友人で、彼から風切大和の事を聞いており、興味を持っている。
       名前の由来は英語で鷲を意味する「イーグル」から。イメージCV「浪川大輔」

〇ランパ・・・シャチのジューマン。普段はオーストラリアの漁港で働いていて、腕っぷしが強い。
       超音波で対象を探し当てる事が出来る。
       趣味はカラオケで最近、日本の演歌を気に入っている。キューブグランパスを所有している。
       名前の由来はグランパスから。イメージCV「安元洋貴」

〇ヒース・・・ウサギのジューマンである少女。ジューランドが地球と融合してからは日本に住んでいる。
       サッカーに興味があり、日本の女子サッカーU-18の選手に選ばれる。臆病だが危機察知能力は高い。
       キューブラビットを所有。
       キャラクターの設定は凱聖クールギン殿が考えたキャラクターを流用。イメージCV「水瀬いのり」

〇モース・・・マンモスのジューマン。ジューマンの中でも最古の部族に当たるらしい。
       科学者で現在はシベリアで古代のジューランドについて研究をしている。
       タスクとは遠い親戚に当たる。キューブマンモスを所有している他、
       古代のジューランドに存在していた恐竜ジューマンが封印されたという
       3体のキューブモサ、キューブステゴ、キューブトリケラも所有しているらしい。
       名前の由来は「マンモス」から。イメージCV「杉田智和」

〇チタ・・・チーターのジューマンである女性。アフリカに住んでおり、陸上選手として大会に出場する事もあるが、
      普段は密猟者の取り締まりを行っている。その関係で七拳聖のピョン・ピョウとは仕事の同僚であり、
      彼から獣拳を教わる事もある。キューブチーターを所有。
      明るく面倒見も良く、「頼れるお姉さん」という感じの性格。
      名前の由来は「チーター」イメージCV「花澤香菜」

〇マドル・・・マンドリルのジューマン。音楽家でイタリアに住んでいる。
       ラリーとは古い友人。耳が良く些細な音も聞き分ける事が出来る。
       子供好きで音楽教室を開いている。キューブマンドリルを所有。
       名前の由来「マンドリル」から。イメージCV「中村悠一」

202ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/05/28(土) 21:35:59
今回のシナリオは現在公開中の『劇場版 五等分の花嫁』のネタバレになります。
映画未視聴及び原作未読の方は注意。



《外伝・ある夫婦のありふれた日常(デート)》
地球...いや全宇宙を征服しようとするGショッカー。
外宇宙からの脅威である宇宙連合やETF。
人類以外の知的生命体を排斥しようとするロゴス。
それらの魔の手から人々の自由と平和を守らんとするブレイバーズ。
これはその壮大なる戦いの記録...などではなく、
光と闇が争う『闘争の系統』ともいえるこの世界で、
ごくありふれた普通の「日常」の物語である。

♢ ♢ ♢ ♢ ♢

四葉「風太郎。今日はデートをしましょう」

「デートをしよう」と目の前の女性に言われた男の名は上杉風太郎。高校生の頃、
家庭教師のアルバイトを引き受け、生徒であり同級生でもあった中野四葉に好意を抱き、
プロポーズをして、5年の月日が経って、ようやく結婚し晴れて夫婦となった。
新婚旅行先のハワイから帰国し、現在住んでいる東京の家に戻って数日。
ある日の休日にその妻となった四葉からデートの誘いを受ける。

風太郎「そうだな。ようやく落ち着いた事だし、久しぶりに2人で出かけるか」

新婚旅行では、四葉の他の五つ子の姉妹も同行したので、何だかんだで2人きりになれず、
帰国した後もバタバタと忙しかったので、ようやく落ち着いた休日を迎えたので、
風太郎は四葉の誘いを受けた。

風太郎「出かけるにしても、何処へ行く?」
四葉「ふっふっふ。その点に抜かりはないよ。この間、一花から美味しいコーヒーの店を
 見つけたって教えてくれたんだ」
風太郎「じゃあ、そこへ行くか」

四葉は姉である五つ子の長女・一花から都内で美味しい喫茶店がある事を教えてもらったと
風太郎に話す。四葉の話を聞いて風太郎は、その店へ行く事を決めた。

203ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/05/29(日) 01:03:37
***ミルクディッパー***
一花に教えてもらった喫茶店というのは「ミルクディッパー」という店だった。
星をテーマにした本が置かれているライブラリカフェで、店内には天体望遠鏡等も置かれており、
落ち着いた雰囲気と美味しいコーヒーを提供するという事で評判の店である。

四葉「一花が言っていた通り、コーヒー美味しいね」
風太郎「ああ。店の中の雰囲気も落ち着いていていいな...只、この店、男性客多くねえか?」

コーヒーを注文し、その味を堪能する2人。店の中の雰囲気に風太郎は気分を良くするが、
女性客よりも男性客が多いことに、若干引いた。まぁ、男性客が多い理由は、この店の
美人店主の美貌に惹かれてだが。今も店内を見ると、チャラそうな記者風の男とメガネを掛けた
占い師風の男が美人店主を巡って言い争いをしているが、美人店主は、そんな事にも
気が付かず、ひたすらコーヒーを淹れていた。

風太郎「さて。目的の店も堪能した事だし、この後どうする?」
四葉「だったら、この辺をぶらり散歩しない?近くに公園があるみたいだし」

コーヒーを飲み終えた2人は店を出る。まだ時間もあるので、2人は辺りを散歩する事にした。

***公園***
近くの公園に来た風太郎と四葉は一息つけようとベンチに腰を下ろす。休日という事もあり、
公園には家族や友人、カップル等が訪れて大変賑わっていた。

コウタ「行くよ、勇太君!」
勇太「任せて。コウタ君」
風太郎「(子供か...俺も何時か四葉との間に子供が出来るんだよなぁ...
  う...いかんいかん。真昼間から何を想像しているんだ)」カァ~

運動場でサッカーをしている子供達の様子を見て、風太郎は四葉との子供を想像する。
だが、その際四葉のアレやソレやも想像してしまい顔を真っ赤にした。
ふと隣にいる四葉に顔を向けると、同じように顔を真っ赤にしていた。
どうやら夫婦揃って同じ想像をしたらしい。

???「お兄ちゃーん、こっちこっち」
???「応、今行く」
風太郎「えっ!二乃?」

後ろの方から五つ子の次女・二乃によく似た声がしたので、2人は思わず後ろを振り向く。
振り向くと黒髪で短髪の少女が同じく黒髪の少年を含む男女のグループに声を掛けていた。

風太郎「びっくりした。別人か」
四葉「姉妹の私でさえも、二乃かと思ったよ。そういえば、あの男の子の声も
 風太郎そっくりだね」
風太郎「そうか?」

二乃かと思って振り向いてみたら、やはり別人で風太郎と四葉は驚く。また黒髪の少年も
風太郎そっくりの声であると四葉が指摘するが、風太郎は「似ているか?」と首をかしげる。

風太郎「そろそろ日も暮れるし、帰るか」
四葉「シシ。久しぶりのデート楽しかったよ!風太郎」
風太郎「俺もだ」

それからしばらくして、気が付けば日が暮れようとしていた。久しぶりのデートを
満喫した風太郎と四葉。怪人が蔓延るこの世界で事件に巻き込まれることなく
無事デートを終えるのであった。

204ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/06/09(木) 07:48:52
《フォーゼ&ゴーバスターズ》
***東京・東京タワー***
かつては電波塔として建てられ、現在は電波だけでなく各エリアのエネトロンタンクを繋ぐ
システム管理の役割を担う東京のシンボルである東京タワー。
大勢の観光客が賑わう東京タワーに、数台のバスが止まる。

弦太郎「東京タワー...来たぁぁぁぁ!」
大杉「五月蠅いぞ、如月!周りに迷惑だろ」

バスから降りたリーゼントヘアーの教師、かつて仮面ライダーフォーゼとして天ノ川学園高校の
平和を守った如月弦太郎が東京タワーに着いて、大声を上げた。
そこを学生時代の恩師であり、同僚である教師・大杉忠太が咎める。
今回課外授業として東京タワーに社会見学へ来たのであった。

三郎「如月先生!」
美代子「ゲンちゃん、写真撮ってー!」
弦太郎「応、三郎にミヨッペ!でも、まずは集合な」

弦太郎の教え子である風田三郎と大木美代子が弦太郎に声を掛ける。はしゃぐ2人に、
まずは「集合しろ」と教師として発言する。

???「東京タワーにお越しの皆様。申し訳ございませんが、この場所は我々が頂きます」
弦太郎「何だ?」
大杉「か、怪人だー!」

だが突然、白黒のスーツとゴーグルを来た人物が現れる。ヴァグラスのアバター、エンターである。
彼は複数のメタロイドとバグラーの軍勢を率いて、東京タワーに来ている観光客を前に現れた。
ヴァグラスの軍団に大杉は大声で驚く。そしてヴァグラスの軍団は人々を襲いだした。

三郎「先生。俺が行きます!」
弦太郎「気を付けろよ。三郎!」
三郎「はい。剛力招来!」

風田三郎...彼は超能力者である。「剛力招来」の掛け声と同時に、その身を変異させて、
固い殻で覆われたサナギマンに変身した。サナギマンは念動力やパワフルな格闘技でヴァグラスと
戦っていく。

ルビィ「私たちも、三郎の援護よ」
コング「ウホ!」
ネズミ「チュウ!」

サナギマン=風田三郎と同じ超能力者であり、「少年同盟」のメンバーである
ルビィ(小牧瑠美)、コング(近藤大太)、ネズミ(根津誓夫)の3人も
超能力を駆使してバグラーを蹴散らしていく。

弦太郎「良し。それじゃ、俺達は生徒達の避難を...」
???「如月弦太郎...先には行かせんぞ」
弦太郎「あ、あんたは!?」
大杉「ええええ!は、速水校長!?何でここに...」

弦太郎は大杉や美代子らと共に生徒の避難に向かおうとするが、その前に意外な人物が
姿を現す。弦太郎が天の川高校に在学中の校長であり、理事長だった我望光明の忠実な部下で
ホロスコープスの1人、リブラゾディアーツの正体でもあった速水公平だった。
速水の登場に、弦太郎や大杉は驚愕する。

速水「如月弦太郎...我望様を倒した貴様を決して許さん。その命で償ってもらうぞ」
弦太郎「待ってくれ。俺と理事長は...」
速水「問答無用だ!」

速水は弦太郎に対し、主である我望を倒した事への恨み言を口にする。彼は懐から
ゾディアーツスイッチを取り出し、スイッチを押すと天秤座のゾディアーツである
リブラ・ゾディアーツに姿を変えて、弦太郎に襲い掛かる。

弦太郎「話を聞いてくれ。確かに俺は理事長を倒した。だが理事長とは友達(ダチ)になって、
 賢吾を救ってくれたんだ」
リブラ「何を馬鹿な事を...。あの方と友達になっただと?そんな話が信じられるか!」

弦太郎は我望と戦い、最終的に友となった事を話すが、リブラは聞く耳を持たず弦太郎への
攻撃を止めなかった。リブラはダスタードの集団を呼び出し、更にマスカレイド・ドーパントや
屑ヤミーが現れた。

弦太郎「こいつらは、翔太郎先輩や映司先輩が戦ってきた敵...」
リブラ「彼らはGショッカー...いや財団Xの技術で作られた存在だ。今の私は財団Xと協力関係にあるのでね。
 彼らの力を借りた。さぁ、行け!如月弦太郎を倒せ」

リブラはマスカレイド・ドーパントや屑ヤミーは財団Xの技術で生み出されたものであり、
財団Xと協力関係になった事で、その戦力を得た事を弦太郎に説明する。そして現れた軍団に
弦太郎を倒す様、命令を下した。迫る軍団が弦太郎を脅かす。
だが、そこに一台のバイクが駆け付け、ダスタードやマスカレイド・ドーパント、屑ヤミーを
蹴散らした。

ヒロム「久しぶりだな。弦太郎」
弦太郎「お前はヒロムか!」

駆け付けたのはエネトロンをヴァグラスの魔の手から守る特命戦隊ゴーバスターズの1人、
レッドバスターこと桜田ヒロムだった。


弦太郎はサナギマン達の戦いを見届けると、

205ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/06/09(木) 11:30:23
時間を少し巻き戻す

サナギマン「如月先生!」

サナギマンはリブラに襲われている弦太郎に気が付き、助けに向かおうとするが、
ヴァグラスの存在が、それを阻む。更に少年同盟の3人はいくら超能力で戦えるからといって、
生身であり、戦っていくのにも限界が来ていた。

エンター「ふむ。あの蛹の戦士は厄介みたいですが、他の人間達は限界の様ですね。
 先にあちらを片付けましょう」
サナギマン「皆!」

エンターは少年同盟の3人に目を付け、メタロイドとバグラーに彼らを攻撃する様、指示を出す。
サナギマンは3人の元へと駆け付けようとするが、メタロイド数体が行く手を阻めた。
だが、3人を襲おうとするメタロイドやバグラーは何者かの攻撃を受ける。

ヨーコ「そこまでよ。エンター」
リュウジ「彼らへの攻撃は止めてもらおう」
エンター「まぁ、そろそろ来る頃だろうと思いましたよ。ゴーバスターズ」

ヴァグラスを攻撃したのはゴーバスターズのブルーバスター、岩崎リュウジ。
イエローバスターの宇佐見ヨーコだった。ヴァグラスの出現を聞いて、出動したのである。
もう一人のメンバー、桜田ヒロムもリブラ・ゾディアーツに襲われている弦太郎を助け出していた。

サナギマン「(如月先生は、一先ず無事か)」
リュウジ「君も彼らを連れて逃げるんだ」
サナギマン「いえ。俺はまだ戦えます。(それにあと少しでエネルギーもたまる)」
ヨーコ「分かった。じゃあ、協力して戦いましょう。リュウさん」
リュウジ「ああ。ヨーコちゃん」
リュウジ&ヨーコ「「レッツ!モーフィン!」」

リュウジとヨーコはブルーバスター、イエローバスターに変身し、メタロイドやバグラーと戦っていく。
そしてサナギマンは敵の攻撃を受けて耐えていた。サナギマンは待つ。イナズマンに成長する時が来るのを、
ひたすら待ち続けるのであった。

サナギマン「超力招来!」

サナギマンが成長すると、ベルトのゲージが頂点に達し、エネルギーの充填が完了すると、
「超力招来」の掛け声と共に自由の戦士イナズマンへと変身するのであった。

エンター「ふむ。偶には自分で動きますか」

ブルーバスターとイエローバスター、イナズマンを見て、エンターは戦闘形態である
エンター・ユナイトに姿を変えた。

ブルーバスター&イエローバスター「「バスターズ、レディー...ゴー!」」
イナズマン「はぁ!」
ルビィ「私たちもまだまだ行くわよ!」
コング「ウホ!!」
ネズミ「チュウ!」

ブルーバスターとイエローバスター、イナズマンと少年同盟の3人はエンター・ユナイト率いる
ヴァグラスの軍団に立ち向かっていく。

♢ ♢ ♢ ♢ ♢

ヒロム「大丈夫か?」
弦太郎「ああ。おかげで助かったぜ」

一方、ヒロムに助けられた弦太郎。前大戦で何度も共に戦った仲であり、
久しぶりの再会に喜ぶ。

ヒロム「さて。あいつはお前の因縁の相手みたいだが、何故エンターと一緒にいる」
リブラ「天ノ川高校で東京タワーへ課外授業に行くと情報が入っていたのでね。
 ちょうど東京タワーを襲撃する作戦をヴァグラスが行うと聞いたので、作戦の相乗りを
 させてもらった。全ては如月弦太郎、貴様への復讐だ」
弦太郎「校長...」
ヒロム「そうか。だがヴァグラスと関わるというのであれば容赦しない。貴様を止める。
 レッツ!モーフィン」

ヒロムはリブラからヴァグラスと何故行動を共にしているのか聞き出す。リブラは課外授業で
東京タワーへ行くという情報を聞いて、東京タワーで作戦を行うヴァグラスと手を組んだ事を話す。
話を聞き終えたヒロムはレッドバスターに変身した。

レッドバスター「ニック。弦太郎達を連れて下がってくれ」
ニック「OK。ヒロム。さぁ、こっちへ来るんだ」
大杉「ありがとうございます!如月、大木、邪魔にならない様に向こうへ行くぞ」
弦太郎「すまねぇ、ヒロム。行くぞミヨッペ」
美代子「うん。ゲンちゃん」
リブラ「させるか!」

レッドバスターはパートナーのバディロイドであるチダ・ニックに戦えない弦太郎や
一般人の大杉、美代子の避難を指示する。リブラは逃すまいと弦太郎と攻撃するが、
レッドバスターはワクチンプログラムによって得た超スピードで高速に動き、
リブラの攻撃を封じた。

レッドバスター「今の内だ。行け!」

レッドバスターがリブラの動きを止めている内に避難する弦太郎達。だが弦太郎は
目にしてしまう。エンター・ユナイトによって教え子であるイナズマンや少年同盟の
3人がひどく追い込まれている姿を。

206ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/06/09(木) 11:31:23
エンター「イナズマン...噂で聞いていますよ。反則的な強さをお持ちだとか。
 その力、使わせませんよ。使ったら、周りの人間の命は保証しません」
イナズマン「...卑怯な」

イナズマンの能力について事前に情報を知っていたエンターは、まだ避難出来ていない
観光客を人質に取ったのである。全力で力を出す事が出来なくなったイナズマンに、
エンターはその剣を振り上げようとしていた。

弦太郎「三郎!」

今すぐ駆け付けたい弦太郎だが、彼の手には今はフォーゼドライバーは無い。
その超能力により他者を見下す一方、己の力に恐れを抱いていた三郎に
「自らの殻を破る事」を教える為、フォーゼドライバーを溶鉱炉に破棄したからである。
「もうフォーゼにはならない」そう誓った筈だが、フォーゼとなってイナズマンを、
三郎を助け出したかった。そう思案する内に、ついにエンターの剣がイナズマンに振り落とされた。

ブルーバスター、イエローバスター「―!」
弦太郎「止めろぉぉぉ!」

弦太郎が手を伸ばす。その時、弦太郎の頭上にごく小さな時空クレバスが発生し、
そこから落ちてきたのは、あの時溶鉱炉に棄てた筈のフォーゼドライバーだった。
実は溶けたと思われたあの時、時空クレバスが発生してフォーゼドライバーは
時空を超えて弦太郎の手に戻ってきたのであった。
「何故、フォーゼドライバーが戻って来たのか」それは今はどうでもいい。
とにかく弦太郎は教え子を救う為、再びフォーゼドライバーを身につけて
スイッチを押す。

ー「3」ー
 ー「2」ー
  ー「1」ー
弦太郎「変身!」

さながらロケットの発射をカウントをするかのように、カウントが終わると
弦太郎はレバーを引く。そしてその姿は宇宙飛行士を思わせるライダーの姿に変わる。
仮面ライダーフォーゼの復活である。フォーゼとなったと同時に背中のブースターで
跳ぶと、そのままエンターへと体当たりした。

エンター「何!」
フォーゼ「大丈夫か。三郎」
イナズマン「先生。その姿...」
フォーゼ「すまねぇ。お前との約束を破っちまった。だが今はこの場を何とかするぞ」
イナズマン「はい。先生!」

エンターからイナズマンを助けたフォーゼは、交わした約束を破った事をまず謝罪する。
そして、この場を対処する為、フォーゼとイナズマンは共に戦うのであった。

フォーゼ「仮面ライダーフォーゼ。生徒(ダチ)と一緒にタイマン張らせてもらうぜ」

フォーゼはエンターに向かって決め台詞を宣言するのであった。

207ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/06/16(木) 07:44:15
>>206の続き。
リブラ「如月弦太郎...ついに変身したか!」

レッドバスターの相手をしていたリブラ・ゾディアーツは弦太郎がフォーゼに変身したのを
見ると、エンターの方まで合流する。それに伴い、ゴーバスターズもフォーゼの元に集まった。

エンター「フム...。しかし変身した所で申し訳ありませんが、そろそろ頃合いですね」
レッドバスター「頃合い...?」
森下『皆さん、東京タワーからエネトロンの異常消費を感知!』
仲村『東京タワーから転送反応が出ています!』
イエローバスター「何ですって!?」
ブルーバスター「まさか...!」

エンターの頃合いという発言に疑問を浮かべるレッドバスター。そこにゴーバスターズが
所属しているエネルギー管理局・特命部の司令室にいるオペレーターの森下トオルと仲村ミホから
通信が入り、東京タワーから異常なエネトロンの消費と転送反応がある事を報せる。
その報せにイエローバスターは驚き、ブルーバスターは何かを感づいた。

エンター「ええ。以前行った様に、東京タワー周辺一帯を亜空間へと転送させるのが目的です」
レッドバスター「だが先ほどまで何も反応が無かったぞ!」
エンター「今回の作戦に当たり、財団xさんから高度な迷彩技術を提供していただきました。
 おかげでタワーに仕掛けた転送装置は誰にも気づかれる事もなく、こうして時間稼ぎも行えました」
ブルーバスター「今回の襲撃は俺達の目を転送装置に向けない様にする為のカモフラージュだったという訳か」

エンターの真の目的を知ったゴーバスターズ。今からでは転送装置を破壊する時間が無い。
もう間に合わないと思われたその時、東京タワーの方で突如として爆発が起きる。

イナズマン「爆発した!?」
イエローバスター「何が起きたの?」
エンター「...まさか、転送装置が破壊された?」

突然の爆発により、敵であるエンターも含めて一同は驚く。それと同時に空間に
穴が開くと、そこから青い隕石を思わせる仮面をつけたライダーと天使の様な羽をもった怪人が
出現した。仮面ライダーメテオとヴァルゴ・ゾディアーツである。

フォーゼ「お前、流星なのか!それにそっちのゾディアーツはもしかして...」
メテオ「弦太郎!その姿は...いや今は良い。ああ、お前も知っている人物だ」

メテオこと朔田流星とヴァルゴ・ゾディアーツの登場に驚くフォーゼ。メテオも
弦太郎がフォーゼに変身している事に驚くが、今その疑問は後回しにして、
共に来たヴァルゴ・ゾディアーツに目を向ける。

ヴァルゴ「ああ、私だ。弦太郎君」

ヴァルゴ・ゾディアーツはスイッチを切って、変身を解除して姿を現す。そこで現れたのは
眼鏡を掛けた白衣の男性ーコズミックエナジーの研究者で、ヴァルゴ・ゾディアーツの
正体である江本州輝教授だった。

フォーゼ「やっぱり、江本教授アンタだったのか」
リブラ「江本!貴様、何故ここにいる」
江本「私はリブラ、君を止める為に此処に来た。我望に託されてな」
リブラ「我望様だと...!」

処刑されて死んだ筈の江本教授が、この場にいる事に驚くフォーゼやリブラ。
特にリブラは敬愛する主である我望の名前を江本から口に出されて動揺する。

江本「弦太郎君、すまないがリブラは私に任せてもらえないだろうか」
フォーゼ「ああ、校長はアンタに任せるぜ」
リブラ「江本...!」
エンター「お話し中、すみません。作戦が失敗に終わったのは残念ですが、
 ならば作戦は変更させていただきます」

江本はフォーゼにリブラ・ゾディアーツの相手を任せてほしいと頼むと、フォーゼは
了承した。そしてエンターは東京タワー一体を転送する作戦が失敗したので、
別の作戦を発動した。

208ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/06/16(木) 09:27:20
エンターの合図と共にビル群からメガゾードの軍団が出現した。

イエローバスター「メガゾードがあんなにたくさん!何で?」
エンター「作戦を失敗した場合に備えて、あらかじめメガゾードを待機させていました。
 これもひとえにGショッカーの御協力でね」

通常メガゾードは亜空間から転送されてくるのだが、エンターはGショッカーの協力で
作戦が失敗した時の備えとして、あらかじめメガゾードを配備させていたのである。

エンター「では本来の作戦も失敗に終わってしまったので、私はこれで失礼します。
 Au revoir(オウーヴォアール)ゴーバスターズ」
レッドバスター「待て。エンター!」

エンターはメガゾードの軍団を出現させると、その場から撤退した。残るのはメガゾードの軍団と
メガノイド、バグラーの集団。リブラ率いるゾディアーツやダスタード、そして財団Xから
借り受けたマスカレイド・ドーパントや屑ヤミーだった。

ブルーバスター「この戦力差、どうすれば...」
黒木『心配ない。ブレイバーズに応援の要請をした。間もなく応援が駆け付けてくれる』

敵との戦力差に困惑する中、司令室の黒木タケシ司令官からブレイバーズに応援要請をした事が
通信で知らされる。程なくしてブレイバーベースからレッドマフラー隊のワンセブンやワンエイト、
ブレイブポリスからジェイデッカーやスーパービルドタイガー等が出動した。

キョウリュウレッド「おーい!助けに来たぜ、ゴーバスターズ」
レッドバスター「キョウリュウジャー。お前達が来てくれたか」

更にゴーバスターズやフォーゼ達の前に獣電戦隊キョウリュウジャーの6人が
応援に駆け付けて、キョウリュウレッドとレッドバスターは挨拶を交わす。

ーーービッグ!プリーズーーー

一方、呪文が聞こえると、魔法陣が出現して巨大な腕が飛び出す。巨大な腕により、
ダスタードや屑ヤミー、マスカレイド・ドーパントやバグラーは吹き飛ばされた。

ウィザード「魔法使いの助っ人はいるかい?」
フォーゼ「晴人じゃねえか!久しぶりだな」
ウィザード「偶々近くにいたからな。連絡を受けて、ここに来た」

魔法陣から巨大な腕を出したのは、指輪の魔法使いである仮面ライダー、ウィザードこと
操真晴人だった。ブレイバーズから連絡を受けて、偶然近くにいたので駆け付けたのである。

キョウリュウレッド「あっちも数が多くて大変みたいだな。ウッチー、イアン、ソウジ、
 この場は任せてもいいか?アミィ、ノっさん、俺達はあのロボット軍団の相手をするぞ!」
キョウリュウゴールド「お任せくだされ。キング殿」
キョウリュウブラック「OK!」
キョウリュウグリーン「了解した」
キョウリュウピンク「行きましょう、キング」
キョウリュウブルー「敵はテキパキ、倒すよ!」

メガゾードの軍団の多さに、キョウリュウレッドは戦っているワンセブンやブレイブポリスの
手助けをしようと、キョウリュウゴールド、キョウリュウブラック、キョウリュウグリーンに
この場を任せ、自分とキョウリュウピンク、キョウリュウブルーはパートナーの獣電竜を呼び出し、
キョウリュウジンに合体させて乗り込んだ。

江本「では、リブラ。君を止めさせてもらう」
リブラ「江本...まずは裏切り者である貴様を再び葬ってやる」

江本はスイッチを押して、再度ヴァルゴ・ゾディアーツに変身する。
リブラは標的をヴァルゴに定め、臨戦態勢を取った。
そしてブレイバーズを加えたフォーゼ、ゴーバスターズ対リブラ・ゾディアーツ率いる
Gショッカーの軍団の戦いの幕が切って落とされた。

209ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/06/16(木) 10:53:41
フォーゼ「うぉりゃぁぁ!」

フォーゼはランチャースイッチやレーダースイッチを押して、ダスタードやバグラーを
一斉に攻撃。さらに背中のロケットブースターで飛び跳ねながら、敵を倒していく。

イナズマン「稲妻タイフーン!」

イナズマンは竜巻を引き起こして、敵を拘束。そして念力の刃を放つ念力チョップで
ゾディアーツやメタロイドを次々と倒していく。

メテオ「ホォ〜〜〜〜〜〜〜…ッワチャァア!!!」
「Saturn Ready?」「OK Saturn!」

メテオは星心大輪拳を駆使して、次々と敵を倒していく。更に右腕に装着された
メテオギャラクシーに搭載されているレバーを差し込んで、サターンソーサリー等を
発動させて、ゾディアーツやメタロイドを撃破した。

レッドバスター「バスターズ、レディー...ゴォー!」
ブルーバスター「おりゃぁ!」
イエローバスター「はぁっ!」

レッドバスターの掛け声と共にゴーバスターズは敵に立ち向かっていく。
ゴーバスターズはワクチンプログラムによって、それぞれ能力が特化しており、
レッドバスターは目にも止まらぬスピードでソウガンブレードで敵を切っていく。
ブルーバスターは怪力で敵を投げ飛ばしていく。
イエローバスターはジャンプ力が強化されているので、飛び跳ねて敵を翻弄させていった。

キョウリュウゴールド「雷電砲・乱れ打ち」
キョウリュウブラック「アームド・オン」
キョウリュウグリーン「はぁっ!」

キョウリュウゴールドはガブリチェンジャーからエネルギー弾を放って敵を攻撃。
キョウリュウブラックは獣電アームズを発動させて、専用の武器であるパラサショットで
敵を撃ち抜く。キョウリュウグリーンはガブリカリバーで敵を切り伏せた。

ウィザード「ショウタイムだ」
ーーーコピー、プリーズーーー

ウィザードはコピーのウィザードリングを使用し、自分の分身体を三体を作り出す。
全く同じ動きをしながら、ウィザーソードガンをソードモードとガンモードを切り替えながら
敵を倒していった。

ヴァルゴ「もう、止めるんだ。我望はこんな事、望んでいない」
リブラ「黙れ!私は我望様を変えた如月弦太郎を許す事は出来ないのだ!」

一方、ヴァルゴとリブラの2体のゾディアーツは、お互い一歩も引かずにぶつかり合っていた。
ヴァルゴはリブラを説得するが、リブラは聞く耳を持たない。
実はあの世で我望と再会したリブラこと速水だが、再会した彼は生前の己の罪を悔いて、
おとなしくあの世で罪を償っていた。あの恐ろしくも敬愛するかつての主の変わり様に
速水は戸惑い、その原因が弦太郎と友情を結んだ事だと知った彼は、主を変えた弦太郎を
許す事が出来ず、何時しか復讐の炎を燃やしていた。
そして黄泉還り現象で、現世に復活する事が出来た彼は、弦太郎への復讐を誓ったのであった。

リブラ「私は必ず、如月弦太郎を倒す。その為ならば、いくらでも泥にまみれようともな」
ヴァルゴ「リブラ...」

ヴァルゴの説得に応じる事なく、リブラは復讐の炎をたぎらせ、念動力や光線による攻撃を続ける。
そんなリブラにヴァルゴは悲し気に思うと共に、彼を止めるべく、竜巻やテレポートによる攻撃を続けた。

210ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/06/16(木) 14:39:07
フォーゼ「一気に行くぜ!三郎、流星」
イナズマン「はい!先生」
メテオ「ああ」

フォーゼ、イナズマン、メテオは一気に敵を片付けようと、それぞれ必殺技の態勢を取る。

ーーーロケット ONーーー
ーーードリル ONーーー

フォーゼはフォーゼドライバーにあるロケットスイッチとドリルスイッチを起動。
右腕に出現したロケットで空高く飛びあがると、左足に出現したドリルが回転する。

ーーロケット ドリル 【リミットブレイク】ーーー
フォーゼ「ライダーロケットドリルキック!!」

そしてレバーを引いて、必殺技である「リミットブレイク」が起動。
フォーゼの一番の必殺技である「ライダーロケットドリルキック」によって
ゾディアーツは倒された。

イナズマン「超力イナズマ落とし!」

続いてイナズマンは必殺の超力イナズマ落としが炸裂。飛び上がり、電撃を纏った
チョップをゾディアーツに浴びせて撃破した。

メテオ「お前の宿命(さだめ)は俺が決める」

メテオは空高く飛び上がり、青いエネルギーを纏って急降下キックする「メテオキック」を放つ。
メテオキックを受けて、ゾディアーツは破壊された。

レッドバスター「こちらも一気に片を付けるぞ」
ーーー『It's time for buster!』ーーー

ゴーバスターズの3人はイチガンバスターのピントを合わせると、『It's time for buster!』の
音声と共に、エネトロンがチャージされる。そして熱光線が放たれ、メタロイドを一掃した。

キョウリュウゴールド「獣電ブレイブフィニッシュ・雷電残光!」
ーーーザンダーサンダーーーー
キョウリュウゴールドは己の武器であるザンダーサンダーにプテラゴードンの獣電池を3本装填した後に
レバーを動かし、必殺技を叫んだ後、「ザンダーサンダー!」の音声と共にメタロイドを雷を帯びた
「ZANDARTHUNDER」の斬撃で切りつけた。

キョウリュウブラック「獣電ブレイブフィニッシュ!」
キョウリュウグリーン「斬撃無双剣!」

キョウリュウゴールドに続いて、キョウリュウブラック、キョウリュウグリーンも各々
必殺技を発動。キョウリュウブラックはパラサガンの獣電池を装填して、パラサガン型の
エネルギーを発射。キョウリュウグリーンは必殺の斬撃無双剣でメタロイドを切り倒した。

ウィザード「フィナーレだ」
ーーーチョーイイネ キックストライク サイコー!!ーーー

ウィザードはキックストライクウィザードリングをウィザードライバーにかざし、
魔法陣を展開。エネルギーを纏ってバク宙しながら身体を捻って放った。
これによりゾディアーツは破壊された。

キョウリュウレッド「キョウリュウジン・ブレイブフィニッシュ!」

地上の敵が全滅した頃、キョウリュウジンが必殺技を放って、メガゾードを撃破。
それと同時にメガゾードの軍団と戦っていたブレイバーズも決着が着いていた。

リブラ「くっ!戦況は完全にこちらが不利となったか。如月弦太朗!今はその首を預けといてやる。
 そして江本、今度は邪魔はさせんぞ!」
ヴァルゴ「待て...!」

戦況が完全にこちらの不利である事を悟ったリブラは、目くらましをしつつ撤退。
ヴァルゴは引き留めようとしたが、残念ながら逃げられてしまう。
こうして事件は一応の決着が着くのであった。

211ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/06/16(木) 15:57:57
弦太郎「スマン、三郎。俺はもうフォーゼにならないと言っていたのに、変身しちまった」
三郎「いえ。先生は悪くありません。むしろ俺がもっとイナズマンの力を使いこなせていれば
 先生を戦わせる事もなかったのに...」
弦太郎「三郎...」

戦いを終えて変身を解いた弦太郎は三郎にフォーゼに変身した事を謝った。だが三郎は
むしろ自分の力が足りていなかったから、弦太郎が戦う必要はなかったと気を落とす。
(因みにイナズマンは変身を解除すると、裸の状態になるのだが、晴人がドレスアップの
 魔法で服を出してくれた事で難を逃れている)

流星「以前、賢吾が言っていた事だが、『フォーゼドライバーは弦太郎のダチだ。必要な時は
 いつでも弦太郎の元に戻って来る』ってな。だからこそ、フォーゼドライバーが弦太郎の元に戻ったのは
 必然だったんだ」
三郎「流星さん...」

流星は以前、賢吾が溶鉱炉に落ちたフォーゼドライバーについて語っていた事を話し、
落ち込む三郎を励ます。

弦太郎「...良し。こうなったら、教師として三郎や少年同盟の皆を鍛えてやるぜ!
 改めてよろしくな!三郎」
三郎「...よろしくお願いします!如月先生」
弦太郎「応!」

弦太郎はフォーゼに変身できるようになった今、三郎や少年同盟の3人を鍛える
コーチ役を買って出る。三郎もそれを受け入れ、弦太郎も笑顔で返した。

弦太郎「...それで江本教授は、何で流星と一緒だったんだ?」
江本「...私は処刑されてあの世にいった後、同じくあの世に来た我望と再会し、
 彼は弦太郎君...君と友達になった事で己の罪を悔いて、あの世で罪の償いをしていた。
 だが速水には、それが我慢ならず、我望が考えを改める事になった君への復讐を望む様になっていた。
 そして彼は黄泉還り、復讐に走ろうとしている事を知った私たちは、もしも黄泉還る事が出来たのであれば、
 彼を止めようと誓った。そして私が黄泉還り、速水の復讐を止めようと動いている訳だ」
流星「...Gショッカーや財団Xを追っていた俺はタチバナさん...いや、江本教授と再会した。
 反ゾディアーツ同盟として俺達に協力していたとはいえ、 我望と共にゾディアーツとして
 活動していた事に対して、罪が問われるのだが、司法取引により江本教授にはコズミックエナジーの研究及び
 対Gショッカーの協力をしてもらう事になったという訳だ」
弦太郎「そういう事だったのか...」

弦太郎から江本教授と流星が行動を共にしていた事について、疑問を持たれたので
江本はあの世での出来事など弦太郎に話した。そして流星は江本と再会し、
司法取引で、ブレイバーズの協力者になった事を話すのであった。

ヒロム「今回は助かった。弦太郎」
弦太郎「ヒロム...お互い様だ。こっちも助かったぜ」

戦いを終えてメットを外して、素顔を晒すヒロムは弦太郎の元に近づき、今回の事件に
協力してくれた事への感謝を述べる。弦太郎もお互い様だと返した。

ヒロム「また何かあれば、頼む」
弦太郎「応。任せてくれ」
ダイゴ「俺達の事も忘れるなよ」
晴人「俺達は同じ仲間だからな」
弦太郎「ああ。Gショッカーは俺達ブレイバーズが倒してやるぜ!」

ヒロムとダイゴの元に変身を解除したキョウリュウレッドこと桐生ダイゴと仮面ライダーウィザードこと
操真晴人がやって来る。かつて何度か共に戦った彼らは、再びGショッカーという敵を前に
ブレイバーズの仲間として戦う事を誓うのであった。

????「彼が、風田三郎か」

一方離れた所で、三郎の姿を見続ける影があった事を彼らは知らない。
彼の正体は如何に。

212ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/07/03(日) 06:23:45
>>202-203 加筆修正
《外伝・ある夫婦のありふれた日常(デート)》
テレビ「続いてエンタメのニュースです。××月公開の『劇場版 夜更けの刑事』に女優の
 中野一花さんがゲスト出演される事が決定しました」
風太郎「...これが前、一花が言っていた今度出るっていう映画か」
四葉「風太郎。今日は久しぶりにデートをしようよ」

「デートをしよう」と目の前の女性に言われた男の名は上杉風太郎。高校生の頃、転校してきた
五つ子である中野姉妹の家庭教師のアルバイトを引き受け、その中で五つ子の四女である四葉に
好意を抱き、プロポーズをして、5年の月日が経って、ようやく結婚し晴れて夫婦となった。
新婚旅行先のハワイから帰国し、現在住んでいる東京の家に戻って数日。
ある日の休日の朝。朝食をとりながらテレビで四葉と結婚して義姉となった五つ子の長女であり
女優をしている一花が映画に出演するニュースを聞いていると、妻である四葉からデートの誘いを受ける。

風太郎「そうだな。ようやく落ち着いた事だし、久しぶりに2人で出かけるか」

新婚旅行では、四葉の他の五つ子の姉妹も同行したので、何だかんだで2人きりになれず、
帰国した後もバタバタと忙しかったので、ようやく落ち着いた休日を迎えたので、
風太郎は四葉の誘いを受けた。

風太郎「出かけるにしても、何処へ行く?」
四葉「ふっふっふ。その点に抜かりはないよ。この間、一花から美味しいコーヒーの店を
 見つけたって教えてくれたんだ」
風太郎「じゃあ、そこへ行くか」

四葉は姉である五つ子の長女・一花から都内で美味しい喫茶店がある事を教えてもらったと
風太郎に話す。四葉の話を聞いて風太郎は、その店へ行く事を決めた。

♢ ♢ ♢ ♢ ♢
***ミルクディッパー***
四葉「ここだよ。風太郎」

一花に教えてもらった喫茶店というのは「ミルクディッパー」という店だった。
星をテーマにした本が置かれているライブラリカフェで、店内には天体望遠鏡等も置かれており、
落ち着いた雰囲気と美味しいコーヒーを提供するという事で評判の店である。
四葉に連れられ、店の中へ入る風太郎。店の中に入ると早速店内の雰囲気に注目した。

風太郎「ライブラリカフェという奴か。二乃と三玖が見たら、どう思うだろうな。
 ...それにしてもこの店、男性客多ねえか?」

店の中の雰囲気に風太郎は地元で喫茶店を経営している五つ子の次女と三女である二乃と三玖が
この店の事を知ったら、どう思うか心に浮かべる。只、女性客よりも男性客が多いことに、若干引いた。
まぁ、男性客が多い理由は、この店の美人店主の美貌に惹かれてだが。今も店内を見ると、
チャラそうな記者風の男とメガネを掛けた占い師風の男が美人店主を巡って言い争いをしているが、
美人店主は、そんな事にも気が付かず、ひたすらコーヒーを淹れていた。
そして2人は空いている席を見つけて座ろうとする。

???「この店、古橋が気に入りそうだな」
???「そうだね。今度教えようか」

後ろの席から男女の会話が耳に入る。だが、その声に風太郎は聞き覚えがあり、
思わず振り返って声を掛ける。席に座っていたのは眼鏡を掛けた男性と日に焼けた
褐色の女性だった。

風太郎「お前、唯我か...?」
成幸「上杉...!?何で此処に」
うるか「あぁー、四葉ちゃん久しぶり!」
四葉「うるかちゃん!私も会えて嬉しいよ」

唯我と呼ばれる男性とうるかと呼ばれた女性は風太郎と四葉、共通の友人で
久しぶりに再会した事をその場で喜んだ。

213ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/07/03(日) 10:01:57
再会を喜んだ後、風太郎と四葉は彼らが座っている席に移動して、お互い向かい合う形で座る。

成幸「結婚、おめでとう。上杉」
風太郎「ありがとうな。唯我」

眼鏡を掛けた男性ー唯我成幸は風太郎に結婚の賛辞を送る。彼は高校在学時、
学校側の要請を受けて当時天才と呼ばれた同級生である女子生徒達の教育係をしていた。
風太郎とは大学の同期であり学部は違ったが、「実家が貧乏」「同級生の女子に勉強を教えていた」
「妹がいる」と共通する事が多かった事から友人となった。

うるか「結婚式、行けなくてゴメンね!どうしても外せない用事があったの」
四葉「気にしなくていいよ。うるかちゃん」

褐色の女性―武元うるかは四葉に結婚式に参加出来なかった事を謝る。彼女は成幸の中学・高校の同級生であり、
高校時代は「人魚姫」の異名を持つ程、幾つもの大会を制した水泳の天才だった。しかし勉学に不安があった事から
成幸に勉強を教えてもらい、音羽大学に入学。その際オーストラリアの有名な名門大学オズウェイ・ヨーギィ大学に
交換留学生としてオーストラリアへ渡るのだが、それを切っ掛けに中学から思い続けていた成幸と両想いとなり恋人となった。
成幸と風太郎が大学で友人となった事から、彼らを通してうるかと四葉も知り合った。
2人とも明るい性格で競技は違うが同じスポーツマンだった事から、知り合ってすぐに仲の良い友人となり、
Wデートをした事もある。
なおその大学時代で他の五つ子姉妹や成幸の同級生だった古橋文乃や緒方理珠らも友人となった。

風太郎「...俺は高校の頃、恋愛なんてくだらないと思っていた。だがあいつら五つ子と、四葉と出会えた事で
 好きな奴と一緒にいる楽しさを知った。こいつは俺の支えであり、俺もこいつの支えになりたい。
 俺は四葉を一生を賭けて愛する。そう誓って結婚したんだ!」
四葉「な...(///)」
風太郎「(///)」カァ~

風太郎の突然の発言に四葉は顔を真っ赤にする。発言を聞いた成幸とうるかも顔を真っ赤にしたが、
発言した本人である風太郎も、次第に顔が赤くなっていた。

四葉「もう、恥ずかしいよ(///)」
風太郎「...スマン。自分でも何で急にこんな事を言ったのか分からない。忘れてくれ」
うるか「愛されているね。四葉ちゃん」

自分の発言に顔を赤くした風太郎は、照れて前髪を弄りだす。同じく顔を真っ赤にしている四葉に
うるかは微笑ましく見つめる。因みにこの発言を聞いていた他の男性客は「リア充爆発しろ!」と
思ったとか思わなかったとか。

うるか「結婚かぁ...いいなぁ」チラッ
成幸「ウ...お、俺だってお前との結婚を考えていない訳じゃない。結婚したら俺も...
 一生を賭けて幸せにするから(///)」
うるか「成幸...♡」キュン
四葉「シシシ。愛されているね、うるかちゃん」

結婚して幸せそうな風太郎と四葉を見て、結婚への憧れを呟くうるかはチラリと隣に座る成幸を見る。
飲んでいったコーヒーを少し吹きかけるが、うるかの視線に気が付いた成幸は「結婚したら幸せにする」と
口にした事にうるかはときめき、その様子を四葉は微笑ましく見つめた。
なおこの発言を聞いていた男性客は先ほどと同じく「リア充爆発しろ!」と思ったとか思わなかっとか。

214ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/07/03(日) 10:04:16
四葉「それにしても、オリンピックの代表選手、落選して残念だったね」
うるか「いやー、つい頑張りすぎちゃって」

うるかは先日開催された太陽系オリンピックの女子水泳競技の代表候補生だったが、
代表となるべく特訓をしている最中、つい体調を崩して風邪を引いてしまい残念ながら
代表候補から外れてしまった。なおその風邪もすっかり治っている。

成幸「でも俺は正直、代表に選ばれなくて良かったよ。今回の大会、結局テロが起きただろう?
 もし代表に選ばれていたら、巻き込まれていたかもしれないと思うと...」
うるか「成幸...心配してくれてありがとう」

成幸は先日の太陽系オリンピックで起きた妖怪帝国によるテロ事件の事もあって、うるかが
代表選手に選ばれなかった事に安堵していた。うるかは成幸が自分の事を心配してくれた事を
嬉しく思い、ありがとうと感謝の言葉を伝える。その後4人は軽い雑談で盛り上がった後、
店を出た。

風太郎「どうする?これから一緒にどっか寄って行くか?」
成幸「いや、これ以上2人のデートを邪魔する訳にはいかないから、俺達はここで別れるよ」
風太郎「そうか。久しぶりに会えてよかったぜ」
成幸「こっちもだ。じゃあ俺達はこれで」
うるか「またね、四葉ちゃん!」
四葉「またね。また連絡するよ」

店を出た風太郎は、成幸達に一緒に廻らないか誘うが、成幸は風太郎達のデートを
邪魔したくないと、その誘いを断り、挨拶を交わしてその場を別れた。

風太郎「さて。そうなると、この後どうする?」
四葉「だったら、この辺をぶらり散歩しない?近くに公園があるみたいだし」

成幸達と別れた風太郎と四葉は夕飯までまだ時間もあるので、2人は辺りを散歩する事にした。
***公園***
近くの公園に来た風太郎と四葉は一息つけようとベンチに腰を下ろす。休日という事もあり、
公園には家族や友人、カップル等が訪れて大変賑わっていた。

コウタ「行くよ、勇太君!」
勇太「任せて。コウタ君」
風太郎「(子供か...俺も何時か四葉との間に子供が出来るんだよなぁ...
  う...いかんいかん。真昼間から何を想像しているんだ)」カァ~

運動場でサッカーをしている子供達の様子を見て、風太郎は四葉との子供を想像する。
だが、その際四葉のアレやソレやも想像してしまい顔を真っ赤にした。
ふと隣にいる四葉に顔を向けると、同じように顔を真っ赤にしていた。
どうやら夫婦揃って同じ想像をしたらしい。

???「お兄ちゃーん、こっちこっち」
???「応、今行く」
風太郎「えっ!二乃?」

後ろの方から五つ子の次女・二乃によく似た声がしたので、2人は思わず後ろを振り向く。
振り向くと黒髪で短髪の少女が同じく黒髪の少年を含む男女のグループに声を掛けていた。

風太郎「びっくりした。別人か」
四葉「姉妹の私でさえも、二乃かと思ったよ。そういえば、あの男の子の声も
 風太郎そっくりだね」
風太郎「そうか?」

二乃かと思って振り向いてみたら、やはり別人で風太郎と四葉は驚く。また黒髪の少年も
風太郎そっくりの声であると四葉が指摘するが、風太郎は「似ているか?」と首をかしげる。

風太郎「そろそろ日も暮れるし、帰るか」
四葉「シシ。久しぶりのデート楽しかったよ!風太郎」
風太郎「俺もだ」

それからしばらくして、気が付けば日が暮れようとしていた。久しぶりのデートを
満喫した風太郎と四葉。怪人が蔓延るこの世界で事件に巻き込まれることなく
無事デートを終えるのであった。

215ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/07/07(木) 06:01:15
《番外編 ある老人達が孫の話をする話》
***愛知県***
日本の愛知県に住むとある老人―名前は新城肇。一年の殆どをオートバイに乗って旅をしている
人物である。最も、そのオートバイも現在は孫娘に譲ったが...。
今日は久しぶりに友人が訪ねてくるので、その準備をしていた。

ピンポーン

チャイムが鳴ったので、玄関の扉を開ける。扉を開けると、サングラスを掛けた
年齢を感じさせない筋骨隆々の老人が立っていた。

サングラスの老人「よっ!久しぶりだな。肇」
肇「元気そうで何よりだ。入ってくれ」
サングラスの老人「応!それとこれは土産の酒だ。一緒に飲もうぜ」

肇はサングラスの老人を招く。その老人は土産として酒を持ってきており、
2人は飲むことにした。

サングラスの老人「じゃあ。乾杯!」
肇「乾杯」

グラスに酒を注ぎこんで乾杯をする。このサングラスを掛けた老人とはオートバイで旅を
している時に出会ったのが、ウマが合って時々ツーリングをしたり連絡を取り合っていた。
肇の孫娘曰く「声が似ている」らしい。
今回東京にいる双葉という孫娘に会った帰りに、こちらに寄ると連絡が来たので家に招いた。
酒を飲み始め、酔いが回ったところで、お互いの孫について話をするようになった。

サングラスの老人「お前の所のりんちゃん、今何しているんだ?」
肇「りんなら、名古屋の出版社で働いている。営業をしていたんだが、数年前から
 編集の仕事をしているそうだ」

肇の孫娘である志摩りんは、名古屋の小さな出版社でタウン誌の編集の仕事をしている。
自分に似てキャンプが好きな彼女だが、最近同じキャンプ好きの友人達と自分達でキャンプ場を作り、
そのオープンした日には自分も参加した。

サングラスの老人「自分でキャンプ場を作るなんて、スゲェじゃねえか」
肇「...双葉ちゃんは元気だったか?」
サングラスの老人「応!東京で会社員としてバリバリ働いていたぜ」

酒を飲み、ガハハと笑いながら孫娘の双葉の事を楽しそうに話すが、急に黙り込む。

肇「どうした?」
サングラスの老人「いやな...双葉の所にいる先輩って奴なんだがな」

しょんぼりとした顔で、彼は先輩と呼ばれる人物について話す。何でも双葉の会社の先輩で
色々と面倒を見ているそうだが、目の前の男はどうにもそれが気に入らないらしい。

肇「良い先輩じゃないか」
サングラスの老人「何が先輩だ!双葉の事は俺が一番分かっているというのに...。
 お前、もしもりんちゃんが男を紹介してきたらどうするんだ?」

話を聞く限り、後輩の双葉を大切にする良い先輩ではないかと口にするが、目の前の男は
その先輩に嫉妬して、ふつふつと怒りが込み上げていた。そして「もしもりんが男を連れてきたら」と
質問されて、肇は少し考えて答えを出した。

肇「...りんが選んだ相手なら問題はない。りんを信じているからな」
サングラスの老人「信じているか...ならば、双葉がアイツと付き合うと言ったら、
 祝福してやるべきか?いや...でも...ああぁ、やっぱり気に入らねぇ!」

肇からの答えを聞いて、小声でぶつくさと呟き、双葉と先輩の事について葛藤するが、
結局は気に入らないという気持ちが勝り、グラスの酒を一気に飲んだ。
「双葉ちゃん、大変だな」と思いつつ、肇も酒を飲んでいき、2人は一夜を過ごした。
翌日、彼を見送った後、孫の顔を見るかと思う肇だった。

216ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/07/21(木) 11:53:43
《骸骨騎士様、只今異世界(地球)へお出掛け中》
何故か自分がプレイしていたオンラインゲームのキャラクターとなって異世界に転移してしまった
骸骨の騎士アーク。異世界に来てからアリアン、チヨメ、ポンタといった仲間と共に、悪人を成敗しながら
冒険をしていたのだが、その道中時空クレバスに巻き込まれて地球へと転移してしまう。

アーク「大丈夫か。アリアン殿、チヨメ殿」
アリアン「ああ、問題ない。しかし先程は森にいたのに、何故このような荒野にいるのだ?」
チヨメ「アーク殿、アリアン殿。周辺を探索した所、この先に集落がある様です。まずはそちらへ向かうのは
 いかがでしょうか」
アーク「うむ。そちらに行ってみよう」

時空クレバスで何もない荒野へ来てしまったアーク一行。仲間の1人チヨメから集落がある事を聞いた
アーク達は一先ずその集落へ移動した。だが、その集落はちょうど、盗賊に占拠されていた。
これまでの前大戦により荒れ果てた土地ではMSやAS等を用いたならず者達が盗賊まがいの犯罪を犯していて
国際問題になっていた。集落を占拠している盗賊の集団もMSやASを配備していた。

アリアン「何だ!あの鉄の巨人は?」
チヨメ「あの様な物、初めて見ました!」
アーク「(あれはロボット!?...もしやここはまた別の世界だというのか)」

MSやASに驚くアリアンとチヨメ。アークも声には出さなかったが、内心では驚いており、
以前アニメで見た様な巨大ロボットの存在に、先程までいた世界とは別の世界ではないかと推測を立てる。

アリアン「どうする?アーク」
アーク「...ここが何処であれ、目の前でか弱き民が虐げられようとしているのであれば
 騎士として見過ごす訳にはいくまい。行きますぞ、アリアン殿、チヨメ殿!」
チヨメ「流石はアーク殿。仰ると思いました」

アーク一行は盗賊集団から人々を守るべく、集落へと向かった。

盗賊A「へっへっへ。大人しく金品、食料を渡しやがれ」
盗賊B「それと女どもは俺達の相手をしてもらおう。最近ご無沙汰なんでな。ヘヘヘ」
集落のリーダー「や、止めてくれ!金品や食料は渡す。だが、娘達は勘弁してくれ」
盗賊B「知るか!よしお前、早速俺の相手をしてもらうぜ」
集落の娘「い、嫌ぁぁ!」
アーク「待てぃ!」
盗賊「―!」

盗賊達は集落に金品と食料を要求。さらに集落にいる女性達を差し出せと下卑た笑みを
浮かべながら、集落のリーダーである人物に迫った。集落のリーダーは抵抗するものの、
盗賊の1人が集落の女性を連れて行こうとする。そこをアークが止めた。

アーク「不埒な盗賊共よ。か弱き民から金品、食料を巻き上げるだけに留まらず、女性に
 乱暴狼藉を働こうとする等言語道断。だがおとなしく縛につくのであれば命は取らぬ」
盗賊A「何だぁ?コスプレか」
盗賊B「コスプレ野郎が出しゃばりやがって!」
盗賊Ⅽ「そっちの姉ちゃんは、美人じゃねえか。その姉ちゃんが相手をしてくれるなら、考えてもいいぜ。
 げひゃひゃひゃ」
アリアン「下衆が!」

アークは盗賊達に向かって名乗り上げる。盗賊達はアーク達の恰好からコスプレと思い込み、
馬鹿にしたような目を向ける。そしてアリアンを見て、いやらしい顔をしながら「差し出せ」と迫り、
アリアンはそんな盗賊達を冷えた目で見下していた。

アーク「...やはり話は通じぬか。ならば!」

アークは盗賊達が耳を貸さない事を確認すると、目の前で消えて一瞬で盗賊の1人の前に
現れると殴り倒した。アークの持つ魔法士の補助スキル【次元歩法(ディメンションムーブ)】で
瞬間移動したのである。本来ならば盗賊の様な悪人が相手であれば有無を言わさず剣で切り捨てる
アークだが、もしもここが自分の予想している通り、巨大ロボットが兵器として運用されている
SFチックなら高度な文明社会の世界ならば、ここで問答無用に盗賊を始末してしまえば後々面倒になると考え、
殴り倒すだけに留めた。その旨はアリアンとチヨメにも伝えており、アークが動いたと同時に
2人も手加減をしながら盗賊の相手をしつつ、集落の住人を助けた。

盗賊A「な、何だ!?エスパーか」
盗賊B「構わねぇ、MS、ASを動かせ!」

アーク達の予想外の強さに動揺を隠せない盗賊達はMS、ASを動かす。

アーク「(コクピットはあの辺りか...ならば!)【飛竜斬(ワイバーンスラッシュ)】!」

アークはコクピットの位置を確認すると、MSの足に向けて必殺の【飛竜斬(ワイバーンスラッシュ)】を放った。
足を斬られ、盗賊達のMSやASは次々と倒されていく。集落にいた盗賊達のMSやASは壊滅した。

217ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/07/21(木) 11:54:30
アリアン「これで終わったか?」
チヨメ「いえ、アリアン殿。向こうから何か来ます!」

アリアンはこれで終わったかと口にするが、チヨメの言葉で集落の向こうを見ると、
先程よりも多いMSやASの集団が出現した。盗賊達がいつの間にか連絡をして、
本隊を呼んだのである。

アーク「まだ、あれほどの戦力が残っていたとは!」

こうなれば手加減をせず、先程の【飛竜斬(ワイバーンスラッシュ)】で一気に片付けようとしたその時
別方向から空を飛ぶ戦艦が3隻現れた。ブレイバーズに所属しているラー・カイラム、ミネルバ、ナデシコⅭである。
現在ラー・カイラムとミネルバ、ナデシコⅭは共同でGショッカー等地球圏を脅かす勢力を追って世界各地を回っていた。

ブライト「こちら地球連邦軍所属独立部隊ブレイバーズのブライト・ノアである。
 この辺り一帯で度々騒動を起こしているという貴様達盗賊集団に逮捕状が出ている。
 速やかに武装を放棄し、こちらの指示を従う様に。しかしこの勧告を受け入れないのであれば、
 こちらも相応の戦力で相手をさせてもらう」

ラー・カイラムから艦長であるブライト・ノアが部隊を代表して盗賊達に降伏勧告を行う。
盗賊達はそれを聞き入れず、ラー・カイラムの方を攻撃した。盗賊の攻撃を受けて、それぞれの
戦艦から機動部隊が出撃する。

ハーリー「艦長。盗賊を相手に戦っていたあの騎士みたいな人達はどうしますか?」
ルリ「...先程この地域で時空クレバスが起きたと報告を受けていますので、おそらく彼らは
 時空クレバスでこの地球へと来た異世界人と思われます。なので保護する事にします」

ナデシコⅭのブリッジにいるハーリーは艦長のルリにアーク達をどうするか聞いている。
オモイカネにより情報収集を行っていたルリは、時空クレバスが起きた事やアーク達が
盗賊と戦っていたという情報は既に掴んでいて、アーク達が時空クレバスから異世界人で
あろうと考えたルリは彼らを保護する事を決めた。戦闘後、盗賊団は逮捕され、アーク達は保護され、
ラー・カイラムでブライト達と対面し、お互いの状況等を説明する。
その際、アークは元々(この世界とは別の)地球人である事は面倒なので伏せておいた。

アーク「(やはり、ここは別の世界。それも俺が元々いた地球とは別の地球か。所謂並行世界って奴か...)」
アリアン「どうする、アーク?」
アーク「ここは右も左も分からない異世界。ならば彼らの保護を受け入れよう。
 聞く限りこの部隊は世界を守っている部隊だとか。であればこれから保護を受ける身。
 我らもその御恩を返すべく、この力をお貸ししよう」

アーク達はブレイバーズの保護を受け入れ、そして元の世界に戻るまで間、ブレイバーズの
一員として戦っていく事を決めるのであった。その直後、アークの仮面の下が骸骨である事が
明かされ、ブレイバーズ内で大騒ぎになるのだが、それは別のお話。

218ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/09/08(木) 13:31:47
《大集合!警察ヒーロー①》
***警視庁・デッカールーム***
ある日、警視庁内のブレイブポリスが待機しているデッカールームに友永勇太率いる
ブレイブポリスとソルブレインが集められ、加賀美陸警視総監から正式にブレイバーズに
出向になる事が決定したことを伝えられた。

勇太「僕達、正式にブレイバーズに参加するんですね」
陸「その通りだ、勇太君。これまではあくまでもその場限りの協力として、活動も限定されていたが
 ブレイバーズに参加する事で、活動範囲は世界中や太陽系内と大幅に広がる事になる」
東「そして諸君ら、ブレイブポリス、ソルブレインと同様、今回警視庁内の各セクションから
 ブレイバーズに参加する者達とこれから顔合わせをしてもらう」
正木「最もこれから会う者達の殆どが以前起きた事件等で、諸君らも会った事のある者達だが、
 改めてという事だ」
陸「では、入ってきたまえ」

警視総監の加賀美陸や副総監の東一門、レスキューポリスの設立者である警視監の正木俊介が
これから顔合わせをする警視庁内の各セクションから選ばれた参加者達について説明を行う。
説明が終わり、加賀美陸の合図で複数の男女のグループがデッカールームに入ってきた。

後藤「警視庁警備部特殊車両2課パトロールレイバー中隊所属、後藤以下第2小隊、
 これよりブレイバーズに参加します」
叶隼人「特別救急捜査隊エクシードラフト、叶隼人以下4名ブレイバーズに参加します」
K「特別科学捜査室所属、K。ブレイバーズに参加します」
北條「北條透、氷川誠両名、G-3ユニット装着員及びオペレーターとしてブレイバーズに参加します」

デッカールームに入ってきたのは、警備部特殊車両2課パトロールレイバー中隊に所属する
後藤喜一を隊長とした第2小隊。
ソルブレイン同様レスキューポリスであるエクシードラフト。
特別科学捜査室から警視庁発のロボット刑事・K。
そしてかつて起きたアンノウン事件でG-3及びG-3Xの装着員として戦った氷川誠と
捜査一課の刑事として立ち向かった北條透だった。

勇太「うわぁ〜!第2小隊の皆さんに、氷川さん...それと北條さん」
北條「露骨に嫌な顔をしないでください。友永刑事」
パワージョー「だってよぉ...」ヒソヒソ
ドリルボーイ「悪い人じゃない事は分かっているけどさぁ」ヒソヒソ
北條「聞こえていますよ」

勇太は以前関わった事件で知り合った第2小隊や氷川誠に再会して喜ぶが、
北條の顔を見て苦笑してしまう。以前関わった事件で北條と出会ったが、
悪い人間ではないという事は分かっているものの、その嫌味を言ってくる所は
勇太やブレイブポリスは苦手としていた。

デッカード「そういえば、氷川刑事も北條刑事も捜査一課の刑事だったと記憶していますが、
 何故こちらに」
氷川「現在未確認生命体及びアンノウンによる事件が東京だけでなく、世界中で目撃されているという
 報告がありまして、それらに対応するべく、かつて装着員だった私にブレイバーズへ参加する様に
 辞令が下りました」
北條「本来は現在SAULの管理官である尾室さんが、指揮官およびオペレーターとして
 参加する予定でしたが、都内でも未確認やアンノウンそしてGショッカーの事件が多発している今、
 その指揮で忙しく、代わりに私がオペレーターとして氷川さんのサポートをする事になりました」
デッカード「なるほど。その様な経緯で。これからよろしくお願いします」

捜査一課の刑事である氷川と北條が何故ブレイバーズへ参加する事になったか、
疑問に思ったデッカードは質問し、その経緯を氷川達から聞いた。

マクレーン「第2小隊の方々とは、ヌーベルトキオシティの総合ステーションで起きた
 立てこもり事件以来ですね」
遊馬「ああ。正直、俺達がどれだけ戦力になるか分からないが、これからよろしく頼むぜ」

特車2課第2小隊とは、以前ヌーベルトキオシティの総合ステーションで起きた立てこもり事件以来での
再会で、第2小隊の隊員の1人、篠原遊馬は自分達の戦力がどれだけ力になるか分からないがと
前置きして、ブレイブポリスの面々に「よろしく」とこれから共にブレイバーズで戦っていく事を告げる。

カゲロウ「貴方が、警視庁で最初に開発された刑事ロボットのK刑事か」
シャドウ丸「犯罪組織バド―を相手に戦った伝説のロボット刑事。お噂はかねがね」
K「君達が超AIを宿したブレイブポリスか。君達の活躍も聞いている。同じロボット警察官同士、
 共に戦っていこう」
ソルドーザー「こちらこそ、よろしくお願いします」

かつて犯罪組織バド―を特別科学捜査室の仲間と共に戦ったロボット警察官のKは、
同じロボット警察官であるブレイブポリスやソルドーザーにとっては尊敬すべき先輩であり、
共に戦おうと挨拶を交わす。

219ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/09/08(木) 13:32:29
大樹「君がエクシードラフトの隊長、叶隼人か」
隼人「俺達よりも前に活躍したソルブレインの隊長、西尾大樹先輩ですね。お会いできて光栄です」
純「エクシードラフトが戦っていた頃、俺達ソルブレインは解散して全国に散らばっていたからなぁ」
耕作「でも今度は、一緒に戦っていけるんですよね」
拳「先輩達が力になってくれて心強いですよ」
玲子「私たちもエクシードラフトの力、頼りにさせてもらうわ」
愛「よろしくお願いします。先輩」

一方、ソルブレインは後輩のレスキューポリスであるエクシードラフトと挨拶を交わしていた。
エクシードラフトが犯罪や恐るべき悪魔である大門巌と戦っていた時、既に解散していたソルブレインとは
会う事が叶わなかったが、共にブレイバーズに参加する事になり、ようやく出会う事が出来た。
両チームそれぞれの隊長である西尾大樹と叶隼人は共に戦っていく事の誓いを胸にがっちりと
握手をする。

陸「なお、彼ら以外にもブレイバーズに参加する者達がいるのだが、生憎他の事件の捜査に
 関わっていて、後々合流する事になる。その時はよろしく頼む」

加賀美陸の言葉が終わると、ブレイバーズに参加する者達は、その後も挨拶や談笑を交わした。
だが、そこに警報が鳴る。

クロス「警視庁管内、セントラルシティにあるテーマパークにて異星人のメカと思われる物が出現したと
 通報があり。至急、現場への急行を要請します」
勇太「事件!?」
大樹「皆、現場へ急ぐぞ!」
一同「了解」

スーパーコンピューターであるクロス8000から、事件発生の報せを受け、一同は
すぐさま現場へと急行するのであった。

220ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/09/15(木) 11:00:20
《大集合、警察ヒーロー②》
***セントラルシティ・遊園地***
事件が起こる数時間前。都内のセントラルシティに新しく遊園地が開園され、休日である
本日は大勢の来場者で賑わっていた。
そんな中、1人の男性がベンチに座って園内の様子を眺めていた。

進ノ介「この風景だけを見ていると、平和だなって感じるな」

男の名は泊進ノ介。かつてロイミュードの引き起こした事件を仮面ライダードライブに
変身して特状課の仲間と共に立ち向かった警視庁の刑事である。
ロイミュードの事件解決した後、捜査一課に配属され、パートナーである詩島霧子と結婚。
息子のエイジが生まれ今では大きくなって幼稚園にも通う様になり幸せな家庭を築いているのだが、
本日は非番であり、家族を連れて遊園地に遊びに来ていた。因みに霧子とエイジは売店で飲み物を買いに
行っており、進ノ介はベンチに座って待っていた。

進ノ介「(だけど、今再びロイミュードが復活して事件を起こしている。無論刑事として
 事件解決の為に臨むが、ドライブじゃない俺が何処まで出来るのか...)」

ロイミュードの事件が終わり、ベルトさんことクリム・スタインベルトは眠りについた事で
進ノ介はドライブに変身する力を失った。しかし黄泉還り現象でロイミュードが復活し、
再び事件を起こしている。霧子の弟であり自分の義弟となった詩島剛が仮面ライダーマッハに変身して
戦っているが、やはりロイミュードとまともに戦えないのは歯痒い思いを感じていた。

霧子「進ノ介さーん!」
進ノ介「ああ霧子。あれ?エイジは」
霧子「それが目を話した隙に何処かへ行ってしまった様です」
進ノ介「何だって!?直ぐに迷子センターに連絡をしないと...」
???「あのぅ、すみません。もしかしてこちらは貴方方のお子さんですか?」
進ノ介「え?」
霧子「エイジ!」

妻である霧子から息子のエイジと逸れたと聞いて、進ノ介は迷子センターに連絡しようと
した所、声を掛けられる。声を掛けた人物の隣には逸れていたエイジがいて、進ノ介と霧子は
安堵した。

霧子「もう、離れちゃ駄目じゃない!」
エイジ「ごめんなさい」
進ノ介「貴方が保護してくれたのですね」
???「ええ。泣いていたお子さんを妹とその友人が見つけましてね」

進ノ介はエイジを保護した人物に感謝の言葉を伝える。保護した人物は「妹とその友人が
見つけた」と伝えると、傍らには幼い少女と2人の小学生の男女がいた。

まゆみ「私、まゆみ。お友達のコウタ君とコトミちゃんと一緒に遊んでいたら、
 泣いているエイジ君を見つけたの」
進ノ介「そっか。まゆみちゃんありがとう」
???「あっ!申し遅れました。田村って言います」
進ノ介「泊です。ご丁寧にどうも」

エイジを保護したという少女はまなみ。小学生の友人2人はコウタ、コトミと紹介し、
その保護者である人物は田村と名乗って進ノ介に名刺を渡す。進ノ介も名乗り返して
名刺を渡した。

直人「(泊...そうか彼が)」
進ノ介「セントラルシティ署の刑事だったんですか。田村さん」
直人「そういう泊さんも、警視庁の捜査一課の刑事なんてすごいじゃないですか」

お互い名刺を交換して、同じ刑事である事を知る。エイジを保護した人物...
名前は田村直人。セントラルシティ署の刑事であるが、彼には警視庁秘密捜査官
機動刑事ジバンというもう一つの顔を持つ。宿敵であるバイオロンを壊滅させた後、
世界の平和を守るべく旅立ったが、再びセントラルシティ署の刑事として戻ってきた。
そして実の妹である五十嵐まゆみと再会を祝して、彼女の友人である星川コウタ、
月山コトミを連れて、遊園地に遊びに来ていた。
そしてエイジを保護し、父親である進ノ介と出会った直人は、名刺で名前を見て
彼が仮面ライダードライブだった事に気が付いた。
その後、進ノ介達は直人達とそのまま共に遊園地のアトラクションを巡る。
子供達が遊び、霧子が見ている中、進ノ介と直人はベンチに座り、お互いの事を話した。

221ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/09/15(木) 11:01:21
直人「泊さん、あなた仮面ライダーですよね?」
進ノ介「俺が仮面ライダーだった事よく知ってますね。もう何年も前の話なのに」
直人「それは知ってますよ。新聞の一面にも載っていましたし」

仮面ライダードライブの正体が進ノ介だという事はロイミュードの事件が起きている最中に
世間に公表されているが、それも何年も前の事なので、直人が進ノ介が仮面ライダードライブである
事を知っていたのは驚いていた。

直人「泊さんは、もう仮面ライダーに変身しないのですか?」
進ノ介「変身しようにも、その手段が無いからな...でも変身しなくても俺は俺。
 自分に出来る事はしていくつもりさ」
直人「そうですか」

直人は進ノ介にドライブに変身しないか尋ねると、進ノ介は自分の今の思いを述べる。
そんな中、上空から4つの光が地上に放たれた。

ドッガァァァン

進ノ介「な、何だ!?」
直人「攻撃!?」

ビームが放たれ、遊園地に来ていた人々はパニックを起こす。そして上空から降り立ったのは
宇宙海賊ガイスターの幹部であるホーンガイスト、プテラガイスト、アーマーガイスト、サンダーガイストの
4体だった。

プテラガイスト「地球、久しぶりに来たが、相変わらずゴチャゴチャしているなぁ」
ホーンガイスト「景気づけに大暴れしてやるぜ」
アーマーガイスト「ああ、そうだな」
サンダーガイスト「アバレル!アバレル!」

ガイスターの4体は遊園地を見境なく攻撃し、人々のパニックはますます加速していく。
アトラクションを遊んでいた霧子と子供達は進ノ介と直人の元へと戻ってきた。

進ノ介「無事か!?霧子、エイジ」
霧子「はい。私もエイジも、子供達も無事です」
エイジ「お父さん、あれ何なの?」
コウタ「あれは宇宙海賊ガイスター。エクスカイザーが捕まえた筈なのにどうして...」
直人「ガイスター?」

進ノ介は霧子やエイジの身を案じたが、無事だった事に安堵する。コウタはエクスカイザーが
捕まえた筈のガイスターが地球に戻ってきた事に困惑した。

直人「そうか、あれが噂に聞いた宇宙海賊ガイスターか」
進ノ介「とりあえず霧子、子供達を安全な場所へ。俺は皆の避難を手伝ってくる」
直人「俺もお供します。泊さん」
霧子「分かりました。気を付けて」

進ノ介は霧子達に安全な場所へ避難する様に指示を出すと、進ノ介は遊園地の来場者や
スタッフの避難をしに向かい、直人も同行する。霧子は進ノ介に無事を祈って送り出した。

エイジ「おとうさん、いっちゃうの?」
進ノ介「ああ。お父さんは皆を守らないといけないからな」
エイジ「...帰って来る?」
進ノ介「ああ、必ず帰って来る。それまでお母さんを頼んだぞ」
エイジ「分かった。絶対帰ってきてね!」
進ノ介「いってきます!」

エイジに引き留められるものの、進ノ介は必ず帰って来る事をエイジと約束をして、
現場へと向かうのであった。

222ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/09/18(日) 06:50:54
《大集合 警察ヒーロー③》
進ノ介と直人が避難活動を行っている一方、通報を受けてブレイブポリス、ソルブレインと
エクシードラフト、特車2課第2小隊、氷川と北條、Kが現場に到着した。
既にデッカード達ブレイブポリスは合体し、ソルブレインやエクシードラフト、氷川らはソリッドスーツや
トライジャケット、G3-Xに装着を済ませている。
彼らが到着したと同時に国際警察のGSPOパトカーと地球書のデカビークルが到着した。

ソルブレイバー「あれは国際警察と宇宙警察か?」
シンクレッダー「彼らも出動したのか」
圭一郎「国際警察所属、警察戦隊パトレンジャーの朝加圭一郎です。通報を受けて
 スーパー戦隊の先輩であるデカレンジャーの皆様と、こちらの現場に到着しました」
勇太「デカレンジャーとパトレンジャーが来てくれるなんて心強いや!」
咲也「えっ!?子供がどうして現場に」
つかさ「馬鹿!彼はブレイブポリスのボス、友永勇太君。歴とした刑事だ」
咲也「ああ、あの小学生で刑事になったという...」
圭一郎「コホン。仲間が失礼した。だが勇太君、危ないから離れない様に」
勇太「うん。分かっているよ。心配してくれてありがとう。圭一郎さん」

国際警察のGPSOパトカーから降りた朝加圭一郎はソルブレイバー達に、「自分達も
通報を受けて駆け付けた」事を話す。小学生の勇太がいる事に咲也は驚くが、
つかさに勇太がブレイブポリスのボスである事を教えられる。
圭一郎は咲也の非礼を詫びた後、勇太を案じて離れない様に注意した。

太田「それで、暴れている異星人のメカというのは奴らか!」
野明「ええと、恐竜のロボット?」
ホージー「奴らは宇宙海賊ガイスター。かつて地球に出現したが同じ宇宙警察のカイザーズ
 によって逮捕されたのだが...」
ジャスミン「宇宙刑務所から脱獄したと聞いていたけど、また地球に現れるなんて」
ウメコ「でも私達のお仕事に変わりはない。でしょ、センちゃん!」
セン「そうだね。ウメコ!」
テツ「行きますよ。皆さん!」
デカレンジャー4人「「「「エマージェンシー!デカレンジャー!!」」」」
テツ「エマージェンシー!デカブレイク!!」

地球書のホージーこと戸増宝児は暴れている4体のロボットが宇宙海賊ガイスターである事を
説明する。そしてホージーとジャスミンこと礼紋茉莉花(現在は結婚して日渡茉莉花)
ウメコこと胡堂小梅、センちゃんこと江成仙一郎、テツこと姶良鉄幹の5人は
デカレンジャー、デカブレイクに変身した。

圭一郎「俺達も行くぞ!」
パトレンジャー3人「「「警察チェンジ!!」」」
ーー「1号、2号、3号、パトライズ、警察チェンジ!!」ーー
パトレン1号「国際警察の権限において、実力を行使する!」

続いて、圭一郎、咲也、つかさの3人はパトレンジャーの姿に変身するのであった。

223ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/09/19(月) 17:55:06
>>222の続き。

デカブルー「宇宙海賊ガイスターのガイスター四将だな!既にデリートの許可は出ている。
 おとなしく投降しろ」
アーマーガイスト「ゲッ!エクスカイザーと同じ宇宙警察か」
ホーンガイスト「それと他の連中はこの星の警察か?」
サンダーガイスト「ウゥ...コイツラ、キライ!」
プテラガイスト「面倒だ!こいつらの相手をしやがれ!」

宇宙の警察であるデカレンジャーとブレイブポリスを始めとする地球の警察が現れた事で、
ガイスターの4体は困惑するが、プテラガイストはエネルギーボックスを遊園地中にばらまき、
ジェットコースターや観覧車などアトラクションをガイスターロボに変えた。

野明「うわっ!ジェットコースターや観覧車がロボットになっちゃった」
太田「ええぃ。地球の施設をロボットに変えるとは何て奴らだ!」
進士「これ、破壊したら被害総額とかどうなるのでしょうか?」
遊馬「太田、出来るだけ壊すなよ」
太田「敵を逮捕するのに、いちいちそんな事、気にしていられるか!」

遊園地の施設がロボットに変わった事に第2小隊の面々は驚く。
遊馬は犯人逮捕の為、暑中現場を破壊する太田に遊園地の施設だったロボットを
壊さない様に注意するが、太田としては、そんな余裕は無く無理だと反論した。

プテラガイスト「後は、コイツらもだ」
デカグリーン「あれはバーツロイドにアナロイドか」
デカイエロー「ガイスターの連中、ドロイドを持っていたのね」
ホーンガイスト「お前、あれどうした?」
プテラガイスト「地球に来る前、こんな事あろうかとエージェント・アブレラって商人から、
 ドロイドを購入したんだよ」

続いてプテラガイストはバーツロイドやアナロイドといったドロイドの軍団を呼び出す。
本人曰く「地球へ来る前、エージェント・アブレラから購入した」ようだ。

ジェイデッカー「ガイスター四将とガイスターロボは我々ブレイブポリスと第2小隊が相手をします。
 他の皆さんはドロイドの相手と避難活動をお願いします」
ソルブレイバー「了解した。ジャンヌ、ソルドーザー、遊園地のいる人達の避難を頼む」
シンクレッダー「ブルース、キース、お前達もだ」
ソルジャンヌ&ソルドーザー「「了解」」
ドラフトブルース&ドラフトキース「「了解」」

ジェイデッカーは自分達ブレイブポリスと第2小隊がガイスターやガイスターロボの相手をして、
その他の面々がドロイドへの攻撃や市民の避難活動を行う事を提案。皆それを了承し、
ソルブレイバーとシンクレッダーはソルジャンヌ、ソルドーザー、ドラフトブルース、ドラフトキースに
市民の避難活動を行う様に指示を出す。

北條『氷川さん、どうやら現場での避難活動には今日非番である泊刑事が行っている様です』
G3-X「泊さんが!」

トレーラーの中からサポートをしている北條から通信が入り、G3-Xは進ノ介が現場で避難活動を行っている事を
知らされる。泊とは同じ警視庁捜査一課の同僚であり、共に事件捜査を何度も行った仲である。

G3-X「同じ捜査一課の同僚が現場の避難活動を行っているそうなので、自分も避難活動の方を
 行かせていただきます」
ソルブレイバー「了解した。では皆行くぞ!」

進ノ介の事を聞いて、G3-Xも避難活動の方に行く事を決め、ソルブレイバーの号令の下、
各々行動を開始した。

224ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/09/22(木) 09:25:24
>>223の続き。
一方、進ノ介は遊園地にいるスタッフや来場者の避難活動を行っていたが、
何時の間にか直人と逸れてしまうのであった。

進ノ介「(直人さん、一体何処に行ったんだ?)」
G3-X「泊さーん、こちらに居ましたか!」
進ノ介「えっ、誰だアンタ!?」

避難活動をしている進ノ介の所に、G3-Xとなった氷川が声を掛ける。
しかし進ノ介はG3-Xの中身が氷川だと知らない為、突然声を掛けられて驚いてしまう。

G3-X「ああ、この姿では分かりませんよね。氷川です。同じ捜査一課の」
進ノ介「えっ、氷川さん!?」

同僚の刑事である氷川の名前を聞いて驚く進ノ介だが、氷川がかつて未確認生命体対策班に
所属してアンノウンと戦っていたという話を思い出す。

G3-X「今日は非番と聞いていましたが、まさかこの遊園地に来ていらしたとは知りませんでした」
進ノ介「偶々です。あともう1人、刑事の方がいたのですが、逸れてしまって」
G3-X「そうでしたか。ではその方を探しつつ共に市民の皆様の避難を行いましょう」
進ノ介「よろしくお願いしますー危ない!」

G3-Xと合流した進ノ介は共に避難活動を始めるが、G3-Xをドロイドの軍団が狙っている事に
気が付く。G3-Xを助けようと咄嗟に飛び出して守る様に前に出る進ノ介。
G3-Xも銃を構えるが、間に合わないと思われたその時。
赤い自動車がドロイドの軍団を吹き飛ばした。

進ノ介「この車はトライドロン!・・・まさか」
クリム「久しぶりだな、進ノ介」
進ノ介「ベルトさん...!何故」

ドロイドから進ノ介を救ったのは、かつて進ノ介が乗っていたトライドロンだった。
そのトライドロンの扉が開くと、そこにはドライブの装備を開発した科学者であり、
進ノ介の掛け替えのない相棒であるクリム・スタインベルトの人格を宿した
ドライブドライバーだった。かつての相棒との再会に、進ノ介は涙を浮かべる。

進ノ介「ベルトさん、もう一度俺とひとっ走り付き合ってくれるか?」
クリム「勿論だ、進ノ介。Start your Engin!」

進ノ介はもう一度自分と戦ってほしいと頼み込むと、クリムは了承した。
そして進ノ介はドライブドライバーを腰に巻いた。

進ノ介「変身!」
クリム「DRIVE TYPE SPEED」

左腕に装着したシフトブレスにシフトスピードのシフトカーを装填すると、
ドライブドライバーに信号が送られ、進ノ介の姿は赤い自動車の様なボディに包まれ、
胸部に大きなタイヤが装着される。かつてロイミュードを相手に戦った仮面ライダー
ドライブの復活である。

G3-X「あれが泊さんが変身していたというドライブ...」
ドライブ「さぁて、ひとっ走り付き合えよ!」

ドライブに変身した進ノ介はガイスターメカやドロイドに襲われそうになっている市民を
その超スピードで瞬時に助け出していく。だがガイスターメカの一体がドライブに攻撃しようとしていた。

G3-X「危ない、泊さん!」

G3-Xは専用のガトリング式機銃であるGX-05ケルベロスを起動させてドライブに迫る
ガイスターメカに向けて放ち、ガイスターメカを破壊するが、その際別方向からも
攻撃が起きていた。G3-Xは攻撃のあった方に目を向けると、そこには一体のロボットが
銃を構えて立っていた。

G3-X「貴方は...?」
ジバン「警視庁秘密捜査官警視正、機動刑事ジバン!」
ドライブ「ジバン?」

攻撃をしたのは、直人が変身した機動刑事ジバンだった。進ノ介から離れた直人はジバンの姿に
変身したのである。ジバンは腹部から電子警察手帳を取り出して、G3-Xとドライブに提示する。
しかし2人はジバンの正体が直人である事は知らないので、ジバンと名乗られても困惑するしかなかった。

北條『氷川さん、只今本庁から確認が取れました。彼の名は機動刑事ジバン。
 バイオロンと呼ばれる組織と戦ってきた警視庁の刑事です」
ドライブ「じゃあ、本当に警視正...失礼しました!」
ジバン「気にしなくていい。今はそれよりも、市民の避難が先だ」
G3-X、ドライブ「「はい!!」」

北條からの通信を聞いて、本物の警視庁の刑事と聞いたドライブは、ジバンが自分よりも
階級が上だったので、非礼を詫びて敬礼をした。だがジバンは、それを気にせず市民の
避難活動を続けようと2人に提案し、2人もそれを了承するのであった。

225ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/09/29(木) 07:04:59
>>224の続き。
進ノ介がドライブに変身し、ジバンが合流した頃。一方、ブレイブポリスと第2小隊、
デカレンジャーはガイスター四将と遊園地のアトラクションが変化したガイスターメカの
対処をしていた。

遊馬「太田ー!さっきも言ったがぶっ壊さず、程々にしとけよ!」
太田「だから、そんな事を気にしている余裕が無いと言っているだろうが!」
野明「うわぁ!ジェットコースターのロボット、レールをベロみたいに攻撃してきた!」

第2小隊がガイスターメカを相手にしているが、元々は遊園地のアトラクションである為、
破壊する訳に行かず、中々力を発揮できずにいた。

デカブルー「情報によれば、ガイスターメカはエネルギーボックスを取り付けられた事で
 物質をロボットに変えるようだ」
デカブレイク「エネルギーボックスを壊せば元に戻ります。自分達が見つけ、破壊します」
後藤「了解。ではデカレンジャーの皆がエネルギーボックスを見つけるまで抑えるぞ!」

デカレンジャーはガイスターメカはエネルギーボックスが弱点である情報から、自分達が見つけ出し
破壊する事を提案。後藤はそれを了承し、第2小隊各隊員にデカレンジャーがエネルギーボックスを
見つけ出すまでの時間稼ぎを行う事を指示した。

ジェイデッカー「宇宙海賊ガイスター、地球でのこれ以上の破壊活動は行わせないぞ!」
ホーンガイスト「フン、地球の警察如きに俺達を止められると思うなよ!」
スーパービルドタイガー「第2小隊やデカレンジャーの皆さんがガイスターメカを食い止めている間、
 我々がガイスターの幹部を逮捕します」
アーマーガイスト「やれるもんならやってみろ!」
シャドウ丸「それじゃ、さっさと仕事を終わらせますかね」
カゲロウ「ああ」
プテラガイスト「行くぞ、お前ら!」
サンダーガイスト「うぉぉぉぉ!!」

ブレイブポリスとガイスター四将がぶつかり合う。ガイスターのミサイル等の攻撃を繰り出し、
ジェイデッカー達は周りに被害が及ばない様に、ミサイルを打ち落としつつ、ガイスター達に接近した。

ジェイデッカー「ジェイバスター!」
ガンマックス「援護するぜ、ジェイデッカー」
プテラガイスト「チッ!小賢しい」

プテラガイストにジェイデッカーはジェイバスターを打ち込み、ガンバイクと合体した
ガンマックスが援護射撃を行う。

ホーンガイスト「力でねじ伏せてやる!」
スーパービルドタイガー(ダンプソン)「パワーなら、スーパービルドタイガーも負けてはいないであります!」

ブレイブポリス切ってのパワーを持つスーパービルドタイガーは、同じくガイスター切っての
力自慢であるホーンガイストとがっちり組んで肉弾戦を行う。

カゲロウ「シャドウ丸。我らの変身殺法、奴らに特とお見せしよう」
シャドウ丸「応、変化!」

ブレイブポリスの忍者コンビ・カゲロウとシャドウ丸はそれぞれ翼竜や戦闘機、
覆面パトカーや警察犬と変形し、アーマーガイストとサンダーガイストを翻弄させた。

アーマーガイスト「ええい。ちょこまかとしやがって」
サンダーガイスト「ウゥ...目が回る...」
シャドウ丸「今だ!」
カゲロウ「てゃぁ!」
アーマーガイスト&サンダーガイスト「「ぎゃぁぁぁ!!」」

目まぐるしく動くシャドウ丸達に翻弄され、アーマーガイストとサンダーガイストは
ついていく事が出来ず、次第に目を回す様になる。その隙をついてシャドウ丸とカゲロウは
忍者刀と鎖鎌で2人を攻撃するのであった。

226ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/09/29(木) 09:52:14
ブレイブポリス達がガイスターと戦っていたその頃。避難していた進ノ介の家族である
霧子とエイジ、直人と一緒に来ていたまゆみ、その友達であるコウタとコトミは
ようやく遊園地の入口まで来た。入口では園内から避難しようと大勢の来場者でひしめき合っていた。

霧子「皆さん、全員ついてきていますか?」
コウタ「大丈夫」
まゆみ「全員いるわ」

霧子は逸れている人がいないか確認を取る。幸いなことに逸れてしまった者はいなかった。

コウタ「直人さん達、大丈夫かな?」
まゆみ「大丈夫。お兄ちゃんは頼りになる刑事さんだから」
エイジ「お父さんもだよ。お父さんは世界一カッコいい刑事さんなんだ!」

コウタは園内に残って避難活動を行う直人や進ノ介の身を案じる。まゆみとエイジは
心配しなくても大丈夫とコウタに言った。

ドォーン!

コウタ「うわぁ!」
コトミ「キャァ!」

突然大きな爆発が起きて、コウタ達は驚く。ブレイブポリス達と戦闘しているガイスター達が
入口の方まで来てしまったのだ。

ホーンガイスト「チッ!あいつら虚仮にしやがって。ん?地球人か、丁度いい!
 テメェら、俺達の人質になりやがれ!」
来場者A「いやぁー!」
来場者B「助けてくれー!」

入口にまで来たホーンガイストは避難しようとしている来場者達を人質にしようと
襲い掛かる。霧子は子供達を守ろうと前に立って盾になろうとする。このままでは
皆が危ない。そう思ったコウタは腕につけたカイザーブレスに思わず言葉を出す。

コウタ「助けて、エクスカイザー!!」

コウタの思いが通じたのか、襲い掛かって来るホーンガイストに真上からビームが放たれ、
ホーンガイストを阻んだ。そして上空から3体のロボットがコウタ達の前に降り立った。

キングエクスカイザー「大丈夫か。コウタ」
コウタ「エクスカイザー、君なんだね!」

コウタ達を救ったのは宇宙警察カイザーズのリーダー・エクスカイザーだった。
エクスカイザーはキングエクスカイザーとなっていて、レイカーブラザーズが
合体したウルトラレイカー、マックスチームが合体したゴッドマックスも隣に立っている。

キングエクスカイザー「ガイスターを追って、再び地球へ到着した所、コウタのカイザーブレスから
 通信を受けたので、ここに降り立った訳さ」
ウルトラレイカー「間一髪みたいで良かったぜ」
ゴッドマックス「覚悟しろよ、ガイスター!」
ホーンガイスト「くそぉ〜、地球まで来たのに。またカイザーズかよ!」

キングエクスカイザーはコウタに地球へ来て駆け付けた理由を説明する。
ホーンガイストは憎き相手であるカイザーズが地球へ来た事に苦々しい声を出す。
騒ぎを駆け付け、他のガイスターやブレイブポリス、第2小隊やデカレンジャーが
現れた。

デカグリーン「彼らはカイザーズ!?」
デカイエロー「地球へ来たのね」
???「おっと、地球へ来たのは彼らだけじゃないぜ!」

カイザーズが地球へ来た事に驚くデカレンジャー。そこにS.P.Dの制服を着た
1人の刑事が現れる。元地球署の刑事・赤座伴番ことバンである。

デカイエロー「バン!」
デカピンク「どうして此処に!?」
デカブレイク「ファイアースクワッドの任務は?」
バン「ギョク・ロウ総隊長からブレイバーズに参加する為、地球署と合流しろって
 命令が下ってな。それで同じく地球へ行くカイザーズに同行した訳さ」

現在ファイアースクワッドの隊長であるバンが地球へ来た事に驚くデカンレンジャーの面々。
バンはファイアースクワッドの総隊長であるギョク・ロウからブレイバーズに参加する為、
地球署のデカレンジャーと合流しろと命じられた事を説明する。

バン「という訳で、またよろしくな相棒!」
デカブルー「ー!相棒って言うな」

バンはデカブルーを何時ものように相棒と声を掛けて、デカブルーは相棒呼ばわりを
否定する台詞とは裏腹に、再会できた事に嬉しそうであった。

ジェイデッカー「エクスカイザー...」
キングエクスカイザー「よろしく頼む。ジェイデッカー」

前大戦で共に戦った事があるジェイデッカーとキングエクスカイザーは余計な言葉は
不要と、すぐさま目の前にいるガイスターの逮捕に取り組む事になる。

227ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/09/29(木) 09:53:05
アーマーガイスト「おいおい。カイザーズまで来て逃げ出した方がいいんじゃないか?」
プテラガイスト「逃げるにしても、この数を何とかしねえと...こうなったらガイスターメカ
 合体しやがれ!」

カイザーズの登場にアーマーガイストは逃げる算段を提案するが、この人数の多さに逃げるのも容易では無い為、
プテラガイストは脱出を容易に行うべく、ガイスターメカ達を1体のロボに合体させた。

野明「嘘!?全部合体しちゃった」
遊馬「まだエネルギーボックスを壊して無いのに、厄介な事になっちまった」
プテラガイスト「やれっ!」

合体したガイスターメカにプテラガイストはエクスカイザー達への効果的なダメージを
与えるべく、彼らの後ろにいるまだ避難できていない来場者達の方に攻撃を向けた。

キングエクスカイザー「如何!」
ジェイデッカー「止めろぉ!」

人々を守ろうと咄嗟に盾となるキングエクスカイザーとジェイデッカー。だが攻撃の1つが
エイジに直撃しようとしていた。だが、そこに赤い閃光がエイジを助けた。

ドライブ「大丈夫か。エイジ」
エイジ「もしかして、お父さん?」
霧子「進ノ介さん。その姿は...!」
クリム「久しぶりだね、霧子。だが今は詳しい話をしている時ではない」
ドライブ「子供達を頼む、霧子」
霧子「...はい!」

エイジを助けたのは父である進ノ介こと仮面ライダードライブだった。再びドライブの
姿になった進ノ介に驚く霧子だが、今は避難を優先して子供達を連れていく。
そしてドライブだけでなく避難活動をしていたジバンやG3-X、ドルブレインやエクシードラフトも
戻ってきた。

バン「じゃあ、俺も行くぜ。エマージェンシー、デカレンジャー!」

バンもデカレッドに変身する。事件解決の為の最後の戦闘が始まる。

228ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/10/06(木) 09:15:58
>>227の続き。
キングエクスカイザー「宇宙海賊ガイスター、貴様達を逮捕する!」
ホーンガイスト「しゃらくせぇ!」

ガイスター達はキングエクスカイザー達に向けて攻撃。合体したガイスターメカも
再び避難できていない来場者達に向けて攻撃を行った。

ソルブレイバー「させるか!」
シンクレッダー「ブルース、キース、行くぞ!」
遊馬「野明、太田、お前達も頼む」

ブレイバーとレッダー、ブルース、キース、そしてイングラムに乗る野明と太田は
その身を盾にして避難している人々を守った。その介もあり、避難は完了した。

ソルジャンヌ「隊長、避難は完了しました」
ソルブレイバー「良し。これで思う存分戦えるぞ!」
G3-X「ですが、あの巨大なガイスターメカをどうにかしないと...」

避難が完了して、ソルブレイバーらは思う存分力を発揮できるぞと意気込むものの、
合体したガイスターメカを前にG3-Xは如何したものかと思案する。

クリム「ふむ。話に聞くとあのメカはエネルギーボックスなるもので、あの様なロボットに
 変えられたようだね。ならば、ここは彼らに任せよう」
ドライブ「彼ら...そうか!頼むぞ、シフトカー達」

クリムの考えを察したドライブは頼もしい仲間であるシフトカーを呼び出し、
彼らにエネルギーボックスを探させるのであった。

ブルース「うぉ、ミニカーがいっぱい出てきた!」
キース「何だ、これ?」
G3-X「これが泊さんが以前仰っていたドライブの力か!」

ブルースとキースは大量のシフトカーが現れて驚く。G3-Xは以前から進ノ介の
ドライブとしての活躍を耳にしていたので、その事を思い出す。

アーマーガイスト「おい、何かちっこいのがエネルギーボックスを探しているぞ」
プテラガイスト「させるかよ!」

シフトカーがエネルギーボックスを探している事に気が付いたガイスター達は攻撃をするが、
シフトカーは小さすぎるので、狙いが定まらず攻撃が当たらない。

キングエクスカイザー「ウルトラレイカー、ゴッドマックス、彼らを守るんだ!」
ウルトラレイカー&ゴッドマックス「「了解」」
ジェイデッカー「スーパービルドタイガー、シャドウ丸、カゲロウ、ガンマックス、我々も
 カイザーズも続くぞ!」

シフトカーの邪魔をさせまいとキングエクスカイザーはウルトラレイカー、ゴッドマックスと共に
前に出てガイスターの攻撃を防いだ。ジェイデッカーらブレイブポリスもカイザーズに続いて
ガイスターに攻撃をしていく。その間シフトカーはガイスターメカに取り付けられている
エネルギーボックスを見つけ出した。

ドライブ「ありがとう、シフトカー達」
クリム「後は頼んだぞ、進ノ介」
ドライブ「任せてくれ、ベルトさん」
デカレッド「よっしゃー!俺達も行くぜ」
パトレン1号「咲也、高い位置にあるエネルギーボックスは任せたぞ」
パトレン2号「任せて下さい、先輩!」

シフトカーが見つけたエネルギーボックスをドライブやデカレンジャーらが攻撃を始める。
パトレン1号は射撃能力が高いパトレン2号に、高い位置にあるエネルギーボックスの
破壊を任せた。そして彼らの攻撃によりエネルギーボックスは破壊され、ガイスターメカの
動きは止まる。

デカピンク「やった!動きは止めたわ」
パトレン3号「後はガイスター達だな」

ガイスターメカが止まった事にデカピンクは喜ぶ。パトレン3号は
後はガイスター四将のみと狙いを定めるが、そちらも決着が着こうとしていた。

キングエクスカイザー「サンダーフラッシュ!」
ジェイデッカー「ジェイバスター!」
ガイスター四将「「「「ぎゃぁぁぁ!!」」」」

キングエクスカイザーとジェイデッカーの必殺技を受けて、ガイスターの4体は
大ダメージを受けるのであった。

プテラガイスト「チッ!ガイスターメカも使い物にならなくなったし、分が悪い。
 撤退するぞ!」
ホーンガイスト「覚えてやがれ!」
アーマーガイスト「ま、待ってくれ!」
サンダーガイスト「オイテクナ!」

大ダメージを受けて、これ以上の戦闘は分が悪いと判断したガイスターの4体は
遊園地から撤退するのであった。

229ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/10/13(木) 09:02:53
《大集合 警察ヒーロー エピローグ》
***警視庁・デカベース***
ガイスターを退けセントラルシティの遊園地で起きた事件は一応、解決された。
その後出動したブレイブポリスやレスキューポリス、特車2課等はカイザーズと
デカレンジャー、パトレンジャーをデカベースに迎えて帰還した。

デッカード「エクスカイザー、改めて礼を述べさせてもらう」
エクスカイザー「こちらこそ、ガイスターの事件解決に協力感謝する」

前大戦で共に戦った事があるデッカードとエクスカイザーは遊園地で再会した時は
事件を迅速に解決するべくあまり言葉は交わさなかったが、改めてお互い礼を述べた。

マクレーン「レイカーブラザーズもマックスチームもお変わりがない様で何よりです」
ブルーレイカー「ビルドチームやガンマックス、忍者のお二人さんも相変わらずだね」
グリーンレイカー「しばらく会わない内にブレイブポリスも大所帯になったね」
ガンマックス「いや、俺達以外の連中はブレイブポリスとは別に所属しているチームさ」
シャドウ丸「丁度今日、ブレイバーズに参加するべく合同チームの結成をしていた所でさ」

マクレーンもレイカーブラザーズとマックスチームに声を掛ける。レイカーブラザーズの
兄のブルーレイカーはマクレーンに応え、弟のグリーンレイカーはブレイブポリス以外の
人間達を見て、人数が増えたのかと疑問を口にした所、ガンマックスとシャドウ丸が
説明に答えた。

ジェットマックス「そうか。我々カイザーズも今後地球で活動する事になったのでよろしく頼む」
後藤「こちらこそ、頼みますよ」
大樹「カイザーズが仲間になってくれれば心強い」
隼人「良き仲間が増えた」

マックスチームを代表してスカイマックスがレスキューポリスや特車2課等に
挨拶をする。皆を代表して後藤や大樹、隼人が応え、カイザーズを快く迎えた。

コウタ「本当に久しぶりだね。エクスカイザー」
エクスカイザー「コウタ。私も君に会えて嬉しいよ」
勇太「よかったね。コウタ」

事情聴取の名目でデカベースに同行したコウタは、最高の親友だったエクスカイザーと
再会できて少々涙ぐみながら喜びを噛みしめいて、エクスカイザーも同様だった。
コウタの友人でもある勇太はエクスカイザーと再会できたコウタに声を掛けた。

コウタ「洋介さんから受け取ったよ。カイザーブレス」
エクスカイザー「スピルバンにコウタに会えたら渡してほしいとお願いをしたが、
 そうか無事君の手に渡って嬉しいよ」

コウタはスピルバンこと城洋介から渡されたカイザーブレスをエクスカイザーに見せる。
エクスカイザーもカイザーブレスがコウタの手に渡った事に嬉しく思うのであった。

圭一郎「バン先輩。お久しぶりです」
バン「圭一郎か。久しぶりに会えて嬉しいぜ」

一方、圭一郎はスーパー戦隊の先輩であるバンを先輩と呼び、前大戦で何度も共に
戦った事があるので再会を挨拶をする。バンもスーパー戦隊の後輩である圭一郎との
再会を喜んでいた。

ウメコ「ふふ。圭ちゃん、すっごい喜んでいるね」
つかさ「デカレンジャーは私達パトレンジャーよりも前から戦ってきたスーパー戦隊ですからね。
 偉大な先輩を前にしたら、圭一郎とてああいう態度をとりますよ」
セン「偉大な先輩だなんて照れるなぁ」
咲也「いえいえ。俺達にとってもデカレンジャーは尊敬できる先輩です。ギャングラーが
 アリエナイザーと手を組んだ時なんか、とても助けられました」

バンと圭一郎の挨拶の様子を見て、ウメコは微笑む。つかさから偉大な先輩と言われ
照れるセン。咲也も続けてデカレンジャーを尊敬する先輩である事を伝え、過去にギャングラーと
アリエナイザーが手を組んで起こした事件では助けられた事を思い出す。
そしてデカベースに加賀美陸と東一門、正木俊介が入ってきた。

陸「諸君、事件解決ご苦労。そしてカイザーズ、デカレンジャー、パトレンジャー協力に感謝する」
宝児「いえ。警察官として当然の事です」
エクスカイザー「しかしガイスターを逮捕する事が出来ず申し訳ありません」
正木「いや、奴らが地球に来ている以上、再び我々の前に姿を現すだろう。
 その時、逮捕に全力を持って挑めばいい」

加賀美陸総監は事件を共に解決したカイザーズと地球署の刑事達、国際警察の3人に労いの言葉を掛ける。
エクスカイザーはガイスターを取り逃がした事を悔やむが、正木警視監は励ましの言葉を掛けた。

230ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/10/13(木) 09:03:48
東「そして、急ではあるが君たちと同じくブレイバーズに参加する者を伝える」
野明「えっ!?誰だろう」
陸「入ってきたまえ」

東副総監からカイザーズもそうだが、もうブレイバーズに参加する者が伝えられ
野明は驚く。加賀美陸総監からの言葉によりデカベースに入ってきたのは
泊進ノ介とジバンだった。

氷川「泊さん、やはり貴方でしたか」
進ノ介「警視庁捜査一課、泊進ノ介。仮面ライダードライブとしてブレイバーズに参加するので
 よろしくお願いします」
勇太「うわぁ!ドライブも仲間になるなんてスゴイや!」

進ノ介がドライブに変身したので、ブレイバーズに参加するであろうと予測していた氷川。
仮面ライダーであるドライブがブレイバーズの仲間に加わる事に勇太は興奮する。

進ノ介「ジバンさん。先程は助かりました。そういえば田村って刑事もあの現場にいたんですが
 あれから逸れて見ていないのですが、どうなったか知っていますか?」
ジバン「彼なら心配いらないですよ。泊さん」

進ノ介は先程ジバンに助けられた事の感謝を述べる。そして一緒の現場にいた直人と
逸れたままなので、安否を知らないかジバンに尋ねた。そしてジバンは「心配いらない」と
口にして、その姿を田村直人に変えた。

進ノ介「田村さん!?」
コウタ「まゆみちゃんのお兄さん!?どういう事」
東「我々はともかく、民間人の前で正体を明かすなど...!」
陸「まぁ待ちたまえ、東君。コウタ君はエクスカイザーの協力者である少年だ。
 彼にも正体を知ってもらう必要がある」

ジバンが突然田村直人の姿に変わり、進ノ介やコウタは困惑する。ジバンの正体は
機密情報なので民間人であるコウタがいる前で正体を明かした事に東副総監は眉間に皺を寄せるが、
加賀美総監はコウタがカイザーズの協力者である事を知っている為、彼にも正体を知ってもらおうと
不問とした。

陸「これからブレイバーズで共に戦っていく以上、田村刑事がジバンである事を諸君らにも知ってもらう」
直人「という訳で、機動刑事ジバン、ブレイバーズとして皆さんと戦っていきます。
 ただ普段はセントラルシティ署の刑事、田村直人として活動しているので、皆さんも
 そこをよろしくお願いします」
進ノ介「田村さん...分かりました。よろしくお願いします」

正体を明かした直人は、そう自己紹介で締めくくり進ノ介は快く受け入れ強い握手を交わした。
そして新たな仲間を迎えてブレイバーズは悪と戦っていくのであった。

***コウタの自宅***
コウタ「またエクスカイザーが僕の家のガレージに来てくれて嬉しいなぁ」
エクスカイザー「コウタが私と交友関係にある事をガイスターは知っている。
 これからどうなるか分からない以上、君を守る為一緒の方が良いだろうと
 加賀美総監の判断だ」
マリオ「くぅ〜ん」

その後自宅に戻ったコウタ。そこにエクスカイザーもいた。ブレイバーズの協力者になった
コウタの身を案じて、エクスカイザーと行動を共にした方が良いと加賀美総監が考えたからである。
エクスカイザーはサイバトロンが提供したボディから、コウタの家の自動車に身体を移し
かつての様に今はガレージで犬のマリオと共にコウタとエクスカイザーはお喋りに興じていた。

コウタ「改めてよろしくね。エクスカイザー」
エクスカイザー「こちらもだ。コウタ」

「おやすみ」と言ってガレージから自室に戻ったコウタ。だがその様子を見る者がいた。

影「...あのコウタと呼ばれる少年。車に向かって何やら話しかけていた様だが怪しい。
 これは探る必要があるな」

星川家を監視しているネロス帝国のヨロイ軍団の諜報員である影はコウタの行動を
不信に思い、その秘密を探ろうとするのであった。

231ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/10/30(日) 02:43:01
《小ネタ・両さん、拳願仕合に出る》
ある日、亀有公園前派出所の警察官である両津勘吉は後輩の中川圭一から
ある要件を頼まれる。

両津「何、拳願仕合?」
中川「はい。先輩の力を是非お借りしたいのです」

拳願仕合ー江戸時代から始まった企業・商人達が巨額の利益を賭けて、雇った闘技者を
戦わせる裏社会の素手格闘試合である。話によれば中川グループも拳願仕合を取り仕切る
拳願会に参加しており、お抱えの闘技者がいるのだが、仕合前に体調不良を起こしてしまい
参加出来なくなったのである。そこで両津のバイタリティを見込んで中川は両津を臨時の
闘技者として参加してもらうよう提案したのであった。

両津「まさか、大企業同士でそんな争いをしていたとわな」
中川「勿論、参加していただければ先輩には十分な報酬をお支払いします」
両津「良いだろう!ちゃんとファイトマネーを出せよ」

報酬の話を聞いて中川グループの闘技者として参加する両津。対戦相手の闘技者
蹴散らしていく中、次の対戦相手が決まる。

京極「園子さんのお母上である朋子さんから頼まれて参加してみたが、どの闘技者も強者ばかり。
 己の修練の為にも全力でお相手をお願いします!」
両津「げぇぇー!あれは確か襲撃の貴公子って呼ばれてる高校生の京極真じゃねえか!
 あれに勝てるのか。わし(汗」

両津の対戦相手は空手の公式戦で400戦連勝無敗を誇る高校生・京極真。彼は恋人である
鈴木財閥の令嬢・鈴木園子の母・朋子からその実力を頼まれて鈴木財閥の闘技者として
参加していた。凄腕の空手家を前に両津は勝てるのか!?

232ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/11/03(木) 19:54:04
《警察ヒーロー大集合 プロローグ》
***星川家・リビング***
司会者『...それでは、このUSBメモリに似たガイアメモリという物で人はドーパントと
 呼ばれる怪人になってしまうんですね』
虎太郎『はい。今までは風都など一部の地域で流通していましたが、昨今はGショッカーによって
 他の地域でも流通しているケースが増えています。どうか皆さん、メモリの販売を持ち掛けられても
 手を出してはいけません。怪しい人がいたら直ぐに警察に連絡して下さい。お願いします』
ヨーコ「怪人になっちゃうなんて怖いわねぇ」
フーコ「それにしても、この白井って人最近この手の話でよくテレビに出るわね」
ジンイチ「何せ、白井君は仮面ライダーにまつわる事件に詳しいからね。私も連載しているコラムの
 取材に協力してもらっているよ」

星川家のリビングでは父ジンイチ、母ヨーコ、娘フーコが朝のワイドショーを見ていた。
ワイドショーに出ているコメンテーター、白井虎太郎はガイアメモリの危険性を視聴者に向けて
注意喚起を行っていた。
虎太郎はかつて剣崎一真らBOARDの仮面ライダーに協力してアンデットの戦いに関わり、
戦いが終わった後はその戦いを本として出版。ベストセラーとなり現在はコラムニストとして
タレント活動をする傍ら、仮面ライダーに関わった経験からテレビを通じてGショッカーに関する
注意を訴えていた。

コウタ「おはよう」
フーコ「あら、いつもはまだ寝ているのに早く起きたじゃん」
ヨーコ「今日はお友達と遊園地にお出掛けするのよね」

リビングに星川家の息子コウタがやって来て朝の挨拶をする。今日は友達とセントラルシティに
出来た新しい遊園地へ遊びに行くので、いつもより早く起きたのであった。

コウタ「じゃあ、行ってきます」
ヨーコ「行ってらっしゃい。気を付けるのよ」
ジンイチ「お友達と楽しんでくるんだぞ」
コウタ「分かった!」
フーコ「あ、ちゃんと土産買ってくるのよ」
コウタ「はーい」

朝食を食べ終えて出かける支度を整えたコウタは家族に見送られて家を出る。
だが集合場所へ行く前にコウタは家のガレージに顔をのぞかせた。

コウタ「行ってきます」
マリオ「わん!」

コウタは飼い犬のマリオ、そして家のスポーツカーに「行ってきます」の挨拶をした。
そのスポーツカーには宇宙の友達であるエクスカイザーは既にいない。
だがコウタはつい居る気がして声を掛けたのであった。
そしてコウタは友達が待っている集合場所へ向かうのであった。

233ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/02/24(金) 21:00:05
《宇宙の帝王と宇宙の破壊神(仮)》
***宇宙・どこかの惑星***

数多くの星々が輝く宇宙。だがその中の1つの惑星がある集団によって蹂躙されていた。

アザルド「は〜はっはっは!テメェら、思う存分暴れやがれ!」

集団を率いて星を蹂躙する紫のエイリアンの名はアザルド。デスガリアンの幹部で「チームアザルド」の
リーダーだったが、黄泉還り現象で復活した後、自分のチームのプレイヤーを連れてジニスの元から離反。
Gショッカーの後ろ盾の下、宇宙各地の惑星を暴れ回っていた。
なお黄泉還った現在の姿は真の姿であるアザルド・レガシーではなく、デスガリアンで不完全に封印が解かれていた時の
青色のキューブを幾重にも組み合わせた無機物的な姿になっていた。

アザルド「(何でこの姿で蘇ったのか分からないが、これもハンデって奴だ。こうして暴れ回っていれば、創世王って奴を決める
 バトルファイトに参加できるらしいが...へへっ!早く強い奴らと戦いたいぜ。だがそれよりも...)
 待っていろよ。ジニス、そしてジュウオウジャー!必ずリベンジマッチをしてやるぜ!」

アザルドがデスガリアンを離れてなお、Gショッカーに籍を置いているのはGショッカー内で始まる
次期創世王を決めるバトルファイトに参加する為だった。世紀王候補と強さを競いたいと心を滾らせる
アザルドだが、それよりも地球で自分を切り捨てたジニス、地球で散々ブラッドゲームを妨害し、
自身を倒したジュウオウジャーへの復讐に燃えていた。

???「おや?誰かと思ったら、ジニスさんの所のアザルドさんではないですか」
アザルド「その喋り方...フリーザじゃねぇか。久しぶりだな!」

そこに現れたのは宇宙の帝王と恐れられるフリーザだった。フリーザは以前からデスガリアンと
度々接触する事があり、ジニスやアザルドと面識があった。

フリーザ「風の噂でデスガリアンを離れて暴れ回っていると聞きましたが、まさかここで会うとは...
 ここは我々が目を付けていた惑星だったのですがねぇ」
アザルド「悪いな。早いもの勝ちだ。へへ」

フリーザも、この星を狙って軍を率いてきたが、先にアザルドが蹂躙していた事に驚いた。
アザルドは悪びれもなく、「早いもの勝ちだ」とフリーザに返す。

フリーザ「早いもの勝ちですか...ですがそう言われても、私の腹の虫が治まらないので
 殺しますよ」
アザルド「望む所だ!俺も暴れ足りないからな。存分にやろうぜ!」
フリーザ「死ねぇ!」

目的の惑星を先に蹂躙するアザルドに、静かな顔とは裏腹に腹が立ったフリーザは
アザルドを殺す事を決意。アザルドもフリーザと戦う事を嬉しく思い、フリーザと戦う事にした。
宇宙の帝王と宇宙の破壊神、その決着は如何に?

234ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/04/19(水) 21:34:22
《黄金の勇者と戦士》
宇宙の冒険から地球へ帰ってきたタクヤ、カズキ、ダイの3人。だが長く学校を休んでいたため、
その分の補習授業と大量の宿題が待っていた。今日も補習授業を終えてようやく下校しているところだった。

タクヤ「はぁ〜。こんな事なら慌てて帰ってくるんじゃなかった(*´Д`)」
ダイ「しょうがないよ。冒険で学校休んでいた僕達が悪いんだから」
カズキ「さて、この宿題どう片付けようか...」
???「(あれはタクヤ達!)おーい、タクヤ、カズキ、ダイ!」

毎日の補習授業と宿題の多さにため息をつくタクヤ。学校を休んでいたのは自分達だから
仕方がないと話すダイ。カズキは大量の宿題をどう片付けるか思案していた所、声を掛けられる。

タクヤ「その声は...ヒロじゃん!」
ヒロ「へへ。久しぶりだな、3人とも」

声を掛けたのは大海ヒロシ。隣町に住む少年でヒロという愛称で呼ばれている。
前大戦ではイダルダ大王の軍団を追ってメカ次元から来た戦士ゴールドライタンの協力者となるが、
以前から友人であるタクヤ、カズキ、ダイの3人がレジェンドラの勇者達の主となった事で
ヒロの仲間であるわんぱくレンジャーとお互い協力してイバルダ大王の軍団やワルザック共和帝国と戦って
地球やメカ次元を守った。

カズキ「他のわんぱくレンジャーの皆はどうしたんだ?」
ヒロ「先にアブラゼミに行っている。俺は忘れ物取りに行っていてこれから行く所さ」

アブラゼミとはヒロが通う学習塾「油田ゼミナール」の事である。カズキの質問に
わんぱくレンジャーの仲間は塾に先に行っている事をヒロは話す。

タクヤ「だったら、俺達もアブラゼミで宿題やらせてくれないかな?」
ダイ「ちょっと、タクヤ君(汗」
タクヤ「だって、宿題が多くて集中なんか出来ねえよ。だったら集中できるアブラゼミで
 やった方がいいかな...なんて」
カズキ「...そういって宿題を皆に手伝ってもらうつもりなんだろ」
タクヤ「ありゃ、バレた?」
ダイ「タクヤ君...」

タクヤはアブラゼミで宿題をさせてもらい、あわよくば皆に手伝ってもらおうという魂胆で
ヒロにお願いする。そんなタクヤにカズキとダイは少々呆れる。

ヒロ「...まぁ、久しぶりにあった事だし。俺は別に良いよ」
タクヤ「本当か!ありがとう、心の友よ〜(´;ω;`)ウゥゥ」
ヒロ「と言っても、先生がダメって言うかもしれないけどな」
カズキ&ダイ「「そりゃ、そうだ」」
タクヤ「とにかくアブラゼミに行こうぜ!」

ヒロが了承した事で話はまとまり、早速アブラゼミへ向かおうとする一行。
だがその時、海の方からメカの軍勢が出現する。

235ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/04/19(水) 21:35:19
タクヤ「何だ、あのロボット軍団は!?」
ヒロ「あれは、イバルダ大王の侵略ロボットだ!」
カズキ「何だって!?」

そうヒロが言うように現れたのは、かつてイバルダ大王が地球を侵略する為に送り込んできた
メカディメンションロボット達だった。メカディメンションロボットの軍団は街を攻撃する。

ヒロ「もしかして、ゴールドライタンたちの身に何かあったのか!」
タクヤ「考えてもしょうがない。早くドラン達を呼ばないと」

イバルダ大王の軍団が現れた事で、ヒロはメカ次元にいるゴールドライタン達に
何かあったのではないかと身を案じる。タクヤ達3人はレジェンドラの勇者である
ドラン達を呼び出した。因みにブレイバーズに参加するにあたり、シルバーナイツ、
空影、レオンは普段パトロールに協力して不在でおり、タクヤ達の側にはドランと
アドベンジャーが残っていた。
そして主であるタクヤ達の危機にドランとアドベンジャーが駆け付けた。

ドラン「主!」
タクヤ「ドラン、アドベンジャー、あの町を攻撃しているロボット達をやっつけてくれ!」
ドラン&アドベンジャー「「了解!」」

タクヤ達の命を受けて、ドランは黄金竜ゴルゴンを呼び出し、黄金合体して黄金勇者ゴルドランとなり、
アドベンジャーと共にメカディメンションロボットを蹴散らしていく。
だが、1体のロボットの攻撃がヒロ達の元に放たれてしまった。

タクヤ、カズキ、ダイ「「「危ない!」」」

絶体絶命のその時、次元の穴が出現して、そこから黄金に輝く一体のロボットが出現した。

???「大丈夫かい。ヒロくん」
ヒロ「もしかして、ゴールドライタンなのか」
ゴールドライタン「そうとも。危ない所だった」
ヒロ「どうして、ここに?」
ゴールドライタン「詳しい話は後だ。まずはイバルダのロボットを倒さないと」
ヒロ「確かに。頼んだよ、ゴールドライタン!」

ヒロを助けたのはメカ次元を守る黄金の戦士ゴールドライタンだった。ゴールドライタンとの
再会を喜ぶヒロは「何故ここに来たのか」尋ねるものの、今は落ち着いて話せる状況ではない為、
ゴールドライタンはロボット軍団を倒しに向かう。

ゴルドラン「ゴールドライタン、久しぶりだな」
ゴールドライタン「ゴルドラン。再会出来て私も嬉しい。だがその前に...」
ゴルドラン「ああ主達の為にも、奴らを倒す!」

前大戦で共に戦った黄金に輝く勇者と戦士は再会を喜ぶが、小さき主と友人を救うべく
その力を振るうのであった。

236ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/04/20(木) 12:42:43
>>234-235の続き。

そしてブレイバーズを伴ってシルバーナイツ、空影、レオンとワルターと行動を共にしている
キャプテンシャーク以外のレジェンドラの勇者達が合流。それぞれスカイゴルドラン、ゴッドシルバリオン、
レオンカイザーに合体し、ブレイバーズと共にイバルダ大王の軍団を倒した。
戦闘を終えてタクヤ、カズキ、ダイ、ヒロはゴールドライタンから詳しい事情を聞くために
ドラン達レジェンドラの勇者と共にブレイバーベースへと移動した。

***ブレイバーベース・格納庫***
ヒロ「...イバルダ大王が復活した!」
ゴールドライタン「ああ。復活したイバルダ大王はかつての軍団を率いてメカ次元を
 再び支配しようと侵攻してきたんだ」
ダイ「他のライタン達はどうしたの?」
ゴールドライタン「他の仲間達は今もメカ次元に残って戦っている。私はイバルダ大王が
 地球への侵略を再び行おうとしている事を聞いて彼らを追って地球へ来たんだ」
カズキ「なるほど」
ゴールドライタン「私がもっと早く駆け付けていたら、町を攻撃されずに済んだのだが...」
ヒロ「そんな事ないよ。おかげで助かったよ」
ゴールドライタン「そう言ってもらえるとありがたい」

ゴールドライタンはメカ次元でイバルダ大王が復活し侵攻を受けている事、再び地球を狙っている事を知り、
自分だけ彼らを追ってきた事を説明する。町が攻撃を受けた事にゴールドライタンは謝るが、
ヒロは気にしない様に声を掛けた。

佐原「話はまとまった様だね。ではゴールドライタン、今後は我々に協力してもらうという事でいいかね?」
ゴールドライタン「はい。かつての戦いの様に、地球の皆さんのお力をお借りして共に戦いましょう」
ヒロ「俺も勿論協力するぜ。ゴールドライタン」
ゴールドライタン「よろしく頼むよ。ヒロ君」
ドラン「私からも、よろしく頼む。ゴールドライタン」
ゴールドライタン「ああ。ドラン」

こうしてゴールドライタンはブレイバーズに合流。ゴールドライタンがブレイバーズの一員となった事で、
ヒロも協力者として参加する事を決めた。ドランとゴールドライタンは固くを握手を交わす。

タクヤ「これでめでたしめでたし...あれ?何か忘れている様な...」
ダイ「ああ!宿題がまだだった!」
ヒロ「やばッ!ゼミの皆に連絡するのを忘れてた!」
カズキ「急いで戻らないと!」
ドラン「...主(汗」
ゴールドライタン「やれやれだね」

これで事件も終わりかと思いきや、宿題がまだ終わっていない事、アブラゼミにいる
わんぱくレンジャーの仲間に連絡をするのを忘れていた事を思い出し、大慌てする4人。
その様子にドランやゴールドライタンは少々呆れるのであった。

237ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/04/26(水) 12:12:53
《東方不敗と綾小路麗子》
***地球圏・とある宙域***

SS-N研究員A「麗子様!ついに見つけました」
SS-N研究員B「DG細胞です!」
麗子「よくやりました、お前達。DG細胞さえあれば人類を排除し、地球に美しい自然が蘇る」

その宙域は前大戦でデビルガンダムとの決戦が行われた宙域だった。デビルガンダムとの決戦時、
ネオジャパンコロニーがデビルコロニーと化し、シャッフル同盟とブレイバーズの前身であるロンド・ベル隊(αナンバーズ)、
そして決戦に駆け付けたガンダム連合によってデビルガンダムは滅ぼされるものの、コロニーは崩壊に等しく、
後に新たなネオジャパンコロニーが建造された事で、現在この宙域には巨大なデブリとしてコロニーの残骸が残っていた。
そんなデブリに紛れて宇宙に浮かぶのは、綾小路麗子率いるSS-N(スーパーサイエンス・ネットワーク)が秘密裏に保有する
宇宙ステーションだった。
この宙域に宇宙ステーションがあるのはDG細胞を探す為だった。麗子はDG細胞を利用して
かつての東方不敗マスターアジア同様、地球を再生する事を考えたからである。前大戦でデビルガンダムを
消滅させたが、流石に完全にとはいかず、コロニーと同化していた事で残骸にも細胞が僅かながら残っていると予想し、
DG細胞を探すべく密かに宇宙ステーションを建造したのであった。
その目的であるDG細胞が見つかった事を研究員達は麗子に報告。その報告に満足する麗子は
宇宙ステーションの窓から見える地球を見ながら、人類を排除し地球を再生する計画に乗り出そうとしていた。

????「生憎だが、その細胞は此方に渡してもらおう麗子よ」
SS-N研究員A「だ、誰だ!」
SS‐N研究員B「侵入者か!」
麗子「貴様は、東方不敗マスターアジア!」
東方不敗「久しぶりだな。麗子」

SS‐Nの宇宙ステーションで麗子の前に現れたのは先代のキングオブハートであり、
ドモンの師匠である流派東方不敗の使い手・東方不敗マスターアジアだった。

東方不敗「かつての同志としての誼だ。DG細胞を渡してもらうぞ麗子よ」
麗子「黙れ、裏切り者!かつては同じ地球の自然が人間達の手によって破壊されていく事を憂い、
 共に人類を滅ぼし自然を取り戻そうと誓い合ったというのに、ジャンパーソンに敗れて私が死んだ後、
 貴様は誓いを果たさず、あろう事か人間共に手を貸し地球再生の鍵を握っていたデビルガンダムを破壊するなぞ
 裏切りでなくて何とする!」

麗子が語った様にかつて綾小路麗子と東方不敗は人類によって地球の自然が失われていく現状に失望し、
共に人類の排除と自然の再生を誓い合った同士だった。しかし麗子はジャンパーソンに敗れて死亡。
その死後、東方不敗はデビルガンダムを利用して地球を再生しようとしたが、不肖の弟子であるドモンとの戦いを通じて
「人間もまた自然の一部」という考えを受け入れ和解。デビルガンダムの破壊に手を貸したのであった。

東方不敗「DG細胞は危険なのだ。その事は儂がよく知っている。このまま存在していれば取り返しのつかない事が
 再び起こってしまうのだ」
麗子「いいえ。私は黄泉還った今度こそ、人類の排除と地球の美しい自然を取り戻すと誓ったのです。
 ならばこそデビルガンダムは復活させる!」
東方不敗「人類の排除か...以前の儂もその考えにこり固まっておったが、弟子の言葉で
 儂は思い立ったよ。【人間もまた、自然の一部】とな」
麗子「...どうやらお互い平行線の様ですね。ならば排除するまで!お前達、こやつを始末するのだ!」
SS‐N研究員「「はっ!麗子様」」
麗子「それでは私は失礼いたします。マスターアジア...いえ、シュウジ」

東方不敗は説得するものの、麗子は譲らず、ついに東方不敗を排除しようと部下の研究員達に
始末する様に命令を下した。さらに他の研究員達も駆け付けてくる。
そして麗子は東方不敗の本名を口にしながら、以前部下である怪盗パンサーレディこと石黒小夜子が
開発した電送スーツを利用した転送装置を起動し、宇宙ステーションから脱出した。

東方不敗「ふっ。これしきの事で儂を止められると思うでないわ。さぁ、者共かかって来るがよい!」

襲い掛かって来る研究員達を東方不敗は蹴散らしていく。綾小路麗子のデビルガンダム復活を
東方不敗は、そしてブレイバーズは止められるのか!

238ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/05/10(水) 08:33:28
《獅子王凱とキョウリュウジャー》
***ブレイバーベース・訓練ルーム***
キョウリュウレッド「とりゃぁぁ!」
凱「まだまだ!」

ある日の事。ブレイバーベースの訓練ルームではキョウリュウジャーのキョウリュウレッドと
GGGの機動部隊隊長である獅子王凱が訓練がてら模擬戦を行っていた。
因みにブレイバーベース内の訓練ルームは高度な科学力と魔術が施されている事で
本物さながらの建物や環境、敵を用意する事が出来て実戦に近い訓練が出来るようになっている。

凱「てやぁぁ!」
キョウリュウレッド「うわぁ!」
エルファ「そこまで。凱さんの勝ちです」
ヤンチャー「すげぇ」
星史「やっぱり、凱さんは俺たちの勇者王だぜ!」
アミィ「キング、負けちゃった」
イアン「あ〜らら」
ソウジ「あれがエヴォリューダー...GGGの隊長の力か」
ノブハル「う〜ん。隊長さんの体調が悪かったら勝てたかも?」
空蝉丸「拙者も是非手合わせしたいでござる」

決着が着き、エルファの判定で凱の勝利となった。2人の模擬戦を見学していた
高杉星史やヤンチャー、キョウリュウジャーの他のメンバーは各々感想を口にする。

ダイゴ「かぁ〜、負けちまった!でも良い訓練になったぜ」
凱「こちらこそ、キョウリュウジャーのリーダーの力、見させてもらった」

変身を解いたダイゴは負けてしまった事を口にしたものの、その顔は晴れやかだった。
凱とお互い健闘を称え合う。

ウルシェード「おお、ダイゴっちと凱っちが訓練をしていると聞いたが終わってしまったか」
ダイゴ「ドクターと弥生じゃねえか」
弥生「こんにちわです。ダイゴさん」
凱「ドクター、久しぶりです」
ウルシェード「久しぶりじゃな。凱っち」
ノブハル「あれ?二人とも知っているの」

そこへ訓練の話を聞いてブレイバーズの科学スタッフでもあるドクター・ウルシェードと孫の弥生がやって来る。
ウルシェードに気づいた凱はウルシェードと挨拶を交わし、ノブハルは「二人は知り合いなのか」と
質問した。

凱「ドクターは、俺の父さん...獅子王麗雄と友人だったんだ」
イアン「獅子王麗雄って言うと、世界十大頭脳に数えられていたGGGの科学者か」
ウルシェード「そうじゃ。麗雄っちとは科学について何度も語り合ってなぁ。
 プレズオーを宇宙でも活躍できるように改造した時も協力してもらったんじゃ」
ソウジ「プレズオーの改造に関わっていたのか」
ウルシェード「実を言うと、凱っちには儂がキリュウバイオレットを引退する時、
 二代目になってほしかったんじゃが...」
凱「ちょうどその時に俺はE1-01に接触。ギャレオンに救われるが重傷を負った俺はサイボーグ化。
 GGGが発足されて、俺はゾンダーと戦う事になり、獣電竜に挑むことは無かった」
星史「それってマジ?」
アミィ「じゃあ、もしかしたら凱さんがキョウリュウジャーになって私達と一緒に戦っていたのかもしれないのね」

ドクターが凱の父親である獅子王麗雄博士と友人である事を話す凱。プレズオーの改造に
協力してもらったり、凱がキョウリュウバイオレットになっていたかもしれない事を話す。

ウルシェード「それにデーボスが復活したとき、GGGと協力してデーボス軍と戦う事になっていたんじゃが...」
幾巳「10年以上前のGGGの追放でそれが実現出来なかったという訳か」
護「三十連太陽系から僕と幾巳は帰還して、新たなGGGを発足したけど活動も制限されていたし、
 設備も戦力も整う前にデーボス軍が復活して協力が出来なかった」
ソウジ「俺達がキョウリュウジャーとしてデーボス軍と戦っている時にそんな事情が起きていたのか」
凱「でも俺達がいない間に立派な勇者が地球を守ってくれていて安心した」
ダイゴ「へへ。確かにデーボス軍との戦いの時には一緒に戦えなかったが、けど今は同じブレイバーズだ。
 一緒にGショッカーや地球を狙う奴らと戦っていこうぜ。凱!」
凱「そうだな。改めてよろしく頼む。ダイゴ」
星史「おっと俺達も忘れてもらったら困るぜ」
イアン「俺達もな」
凱「ああ、勿論だ。皆、よろしく頼む」

更にGGGは実はキョウリュウジャーと協力関係にあり、GGGが地球を追放された事で
それは実現せず、GGG不在の間にデーボス軍が復活してしまった事も語られるが、
これからはブレイバーズとして共に戦っていく事を凱やダイゴ、その場にいた一同は
改めて誓うのであった。

239ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/06/08(木) 20:31:23
《魔王【ビルゴルディ】降臨》
***ヌーベルトキオシティ***
ヌーベルトキオシティでは最近巨大ロボットによる犯罪が、前大戦よりも増加していた。
何故増加しているのか、勇者特急隊やブレイバーズは調査を行う。

ルンナ「一連の騒動ですが、背後に帯刀コンツェルンが関与している疑いが分かりました」

かつてショーグン・ミフネの影の軍団のくノ一だった内藤ルンナこと胡蝶は、その忍者の能力を買われ、
現在は旋風寺コンツェルンの諜報員として活動しており、今回の事件を調べ上げて、
帯刀コンツェルンが関与している事を報告した。

万丈「帯刀コンツェルンは会長の帯刀龍三郎がビルゴルディとしてジャンパーソンに倒された後、
 会社の事業は縮小していたが、最近になってまた事業が拡大してかつての様な大企業に戻った事を
 怪しいと感じていたが...」
舞人「帯刀龍三郎...奴が黄泉還ったと見ていいでしょうね」

会長だった帯刀龍三郎がジャンパーソンに倒された後、帯刀コンツェルンはその事業は縮小していたが、
最近業績が回復し、再び大企業として返り咲いた事に万丈や舞人はその裏に帯刀龍三郎が黄泉還った事を
感じ取った。

いずみ「大変です!また市内で巨大ロボットが暴れています」
舞人「何だって!」

再びヌーベルトキオシティで巨大ロボットが暴れ回る事件が発生。万丈や勇者特急隊、
ジャンパーソンやガンギブソンが現場に急行。そこに待ち受けていたのは魔王ビルゴルディだった。

ジャンパーソン「ビルゴルディーいや、帯刀龍三郎!」
ビルゴルディ「久しぶりだなぁ、ジャンパーソン。それに旋風寺の坊主に噂の快男児、破嵐万丈も
 揃い踏みとは嬉しいねぇ」
舞人「ヌーベルトキオシティで起きている一連の騒動は貴様の仕業か。ビルゴルディ!」
ビルゴルディ「そうさ。俺様が復活したというデモンストレーションさ。さぁ!俺と戦おうぜ、
 ジャンパーソンそしてブレイバーズ!」

ビルゴルディは秘書であるシンディや部下達と共にブレイバーズを襲撃し、ジャンパーソンやガンギブソン達
ヒーローが迎え撃つ。巨大ロボットも暴れていてマイトガインやダイターン3、そしてブレイバーズの
スーパーロボットが戦闘を始める。

ソウゴ「この騒ぎを起こしているのアンタ?」
ビルゴルディ「誰だ小僧!?魔王ビルゴルディ様の前に現れるとはいい度胸だな」
ソウゴ「魔王?奇遇だね。俺も魔王なんだ―変身」

更に事件に巻き込まれていた常磐ソウゴもゲイツ、ツクヨミと共に駆け付け、
仮面ライダージオウ、ゲイツ、ツクヨミに変身して、ビルゴルディとの戦いに参戦するのであった。

240ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/07/06(木) 08:07:56
《発進!チェンジアースロボ》
これまで外宇宙で活動していた大星団ゴズマが地球でも作戦を開始した。
より強力になったゴズマの戦力にチェンジマンのチェンジロボが大破してしまう。

チェンジマーメイド「チェンジロボが...」
スーパーギルーク「はははは、やったぞ!チェンジロボの無いチェンジマンなぞ赤子同然よ」
チェンジドラゴン「ギルーク!」

大破したチェンジロボを見て高笑いをするスーパーギルークに、チェンジマン達は怒りをぶつける。
そこにシャトルベースに乗った伊吹長官からチェンジマンに通信を入る。

伊吹長官「チェンジマン諸君、今こそチェンジアースロボに乗り込むんだ!」
チェンジグリフォン「チェンジアースロボ?」
チェンジペガサス「まさかの新メカ!」

伊吹長官からチェンジアースロボという言葉に一瞬困惑するチェンジマン。
そして各々ドラゴン、グリフォン、ペガサス、人魚、フェニックスを模した5台のマシンが到着した。
復活して強力になったGショッカーに対抗するべく、伊吹長官が地球平和守備隊を始めとする
各組織と共同で開発したチェンジマンの新たな戦力である。

スーパーギルーク「な、何だあのメカは!」
チェンジドラゴン「皆、乗り込むぞ」

チェンジマンは各々、新たなマシンであるアースドラゴン、アースグリフォン、アースペガサス、
アースマーメイド、アースフェニックスに乗り込む。そこへ伊吹長官の通信が入る。

伊吹長官「皆乗り込んだな。これより合体コードを送る。ぶっつけ本番になるが頼んだぞ!」
チェンジドラゴン「これが合体コード...了解。レジェンドアースコンバージョン・スタート!」

チェンジドラゴンの号令で5台のマシンは空中へ飛び立ち合体・変形を開始する。上半身に変形するアースグリフォン、
下半身に変形するアースペガサス、左腕に変形するアースマーメイド、右腕に変形するアースフェニックスが合体して、
身体が完成。そこにアースドラゴンが背面に合体するとドラゴンの頭部が変形してロボの顔となる。

チェンジマン「「「「「完成、チェンジアースロボ!」」」」」

空中での合体が完了し、チェンジマンの新たなロボ・チェンジアースロボが地上へ降り立った。

スーパーギルーク「まさか、チェンジマンにこの様な戦力がいたとは」
チェンジドラゴン「行くぞギルーク!アースカノン」
チェンジマン「「「「「サンダーボルトシュート!!!!!」」」」」

左腕に装着された武装アースカノンを宇宙獣士やゴズマの戦艦に向けて、
必殺のサンダーボルトシュートを放ち、暴れていた宇宙獣士達は一掃された。

スーパーギルーク「おのれ、チェンジマン!この借りはいずれ返すぞ!」

戦力は削がれてスーパーギルークは撤退した。チェンジマンの新たな力・チェンジアースロボを加えて
チェンジマン、ブレイバーズの戦いは続く。

241ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/07/06(木) 09:28:20
【チェンジアースロボ】
電撃戦隊の伊吹長官がGショッカーとの激化していく戦いに対抗するべく、地球平和守備隊や国際空軍などの
組織の協力で開発されたチェンジマンの2号ロボ。ドラゴン、グリフォン、ペガサス、マーメイド、フェニックスを模した
5台のマシンが合体して完成する。頭部・背面はドラゴン、上半身はグリフォン、下半身はペガサス、
左腕はマーメイド、右腕はフェニックスで構成される。

<武装>
■アースカノン・・・合体時、グリフォンの翼のパーツが分離。左腕にカノン砲として装着される。
          必殺技は「サンダーボルトシュート」

242ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/07/20(木) 09:05:27
《東京オバケ騒動》
+++東京都内+++
都内各地で幽霊や妖怪などオバケが目撃され驚かされるという事件が多発。先のアザディスタンの
太陽系オリンピックでの西洋妖怪によるテロ事件もあって、日本警察とブレイバーズはこれも妖怪絡みの
テロではないかと警戒していた。

勇太「今の状況...前にも同じ様な事があったよね」
デッカード「前というと...マギー・出門の事件の事か」

マギー・出門とは以前、大門町でプラズマを用いた装置でオバケ騒動を起こし、地上げ活動を行っていた
科学者である。しかしブレイブポリスの活躍でマギー・出門は逮捕され、今も刑務所に服役中である。

陸「いずれにせよ、事件を早期に解決し、市民の不安を取り除かなければならない。事件がオバケ絡みという事で
 その道のエキスパートも協力してもらう事になった」
サスケ「妖怪退治なら」
天晴「俺達に任せてくれ!」
丈瑠「この世を守る為」
圭「共に事件を解決しよう」
勇太「うわぁ!カクレンジャー、ニンニンジャー、シンケンジャー、ビビューンの皆さんがいてくれたら心強いや!」

オバケ絡みの事件を解決するべく加賀美陸警視総監は、かつて妖怪やそれに値する敵と戦ってきた
カクレンジャー、ニンニンジャー、シンケンジャー、ビビューンら三超神に協力を要請した。
早速、彼らは事件の捜査を始める。

+++ゲゲゲの森・ゲゲゲハウス+++
一方その頃、ゲゲゲの森の鬼太郎の住むゲゲゲハウスには、「オバケ騒動を解決してほしい」という手紙が
妖怪ポストに投函されており、鬼太郎は手紙を開いて目玉おやじや猫娘達と読んでいた。

目玉おやじ「妖怪の存在が公民権法以来、認知されたとはいえ、これほどの騒ぎが起こるとはのう」
猫娘「聞いた話だと、東京から引っ越しする人や高いお金を拾ってお祓いをする人が増えているみたい」
砂かけババア「これでは、ますます肩身が狭くなるわい」
鬼太郎「...このまま放っておく訳にはいけません。父さん、この依頼受けようと思います」

手紙を読んだ鬼太郎と仲間達も騒動を解決するべく、手紙の依頼を受けるのであった。

243ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/07/20(木) 09:08:42
+++浮世絵町・浮世絵中学校+++
リクオ「オバケ騒動?」
清継「そうなんだよ。今都内のあちこちでオバケが目撃されて驚かされているってニュースにもなっているんだ」
カナ「リクオ君、何か知らない?」

ここは妖怪任侠一家奴良組の三代目総大将・奴良リクオが昼間通う中学校。放課後、清継が主宰する
清十字団が部室に集まっていた所、清継から今世間を騒がせているオバケ騒動をリクオに教える。
リクオの同級生である家永カナは妖怪絡みで何か知らないかリクオに尋ねた。

リクオ「いや、今の所、本家の方にはあまり伝わっていないけど...」
氷麗「そうですね...あ、でも同族の妖怪を見かけて話しかけたのにすぐに消えたという
 噂を聞いた事があります」

リクオは知らなかったが、配下である雪女の氷麗は噂で聞いていたようである。

清継「これは、とても興味深い謎だ。調べてみたいんだが...」
島「(出た!清継くんのいつもの...)」
リクオ「...確かに、そういう騒ぎが起きているのなら調べた方がいいかもしれない」
清継「よし、決まりだな」
リクオ「ただし、危ないと判断したらすぐに止めるんだよ」

清継は清十字団のメンバーに今回の騒動を調べようと提案。メンバーの島二郎はいつもの提案に
少し困った顔になる。話を聞いたリクオは奴良組の総大将として騒ぎを調べる事を決意。
提案が受け入れた事に清継はガッツポーズを取るが、リクオは危なくなった調査を止める様に注意した。

+++都内某所+++
ユガミ博士「ふふふふ、人間共め。恐怖で慄いておるわ」
ねずみ男「これもユガミ博士の作戦の賜物ですよ」

都内某所で密会をするのは妖怪軍団の発明家ユガミ博士とお金儲けが好きな鬼太郎の悪友ねずみ男だった。
実はこの騒ぎはユガミ博士による作戦だった。ユガミ博士は以前同じ騒ぎを起こしたマギー・出門の装置を
参考に、よりリアルな妖怪の幻を都内で発生させ、東京から人間を追い出そうとする作戦だった。
そこをねずみ男が聞きつけ、引っ越しや高額なお祓いの仲介料の商売に便乗したのであった。

ユガミ博士「本来なら我が妖怪軍団が総出で行えばいいが、ブレイバーズに次々と倒されている今、
 貴重な戦力を残す必要があるので、この作戦を用いたが、東京から逃げ出した者の土地に我々の
 息のかかった者を代わりに所有させたりだけでなく、人間共から資金を調達出来るのに役立てられるとは。
 資金の提案、感謝するぞ。ねずみ男」
ねずみ男「はい。おかげで儲けさせていただいております!」
ユガミ博士「この調子で、貴様の方も頼むぞ。カネダマ!」
カネダマ「お任せを。コイーン!」

ユガミ博士は資金調達の提案をしてきたねずみ男を誉めると、ねずみ男はごまをすってユガミ博士を誉め称えた。
そして作戦の実行役である妖怪カネダマに激励し、ロボットみたいな見た目の妖怪カネダマは了承した。
ブレイバーズや鬼太郎、リクオは騒動を収める事が出来るのか。

244ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/08/10(木) 10:28:18
<<鋼鉄の友情>>
***ヌーベルトキオシティ・スタジアム***
ジョージィ「こちらヌーベルトキオシティに新しく建造されたばかりの新スタジアムで
 シルバーキャッスルとダークプリンスによるアイアンサッカーリーグの試合がいよいよ始まります。
 そして何とダークプリンスには別リーグに参加していたマッハウィンディ様が再びダークプリンスに参加。
 かつての仲間シルバーキャッスルとの試合は大注目となっていてスタジアムには試合を待ち焦がれる
 観客でひしめき合っております」
 
ヌーベルトキオシティに新しく建造されたスタジアムでシルバーキャッスルとダークプリンスによる
アイアンリーグの試合が始まる。レポーターのジョージィ・アイランドはスタジアム前から中継で視聴者に伝える。

ガンギブソン「ほう。これは大盛況だね」
周平「そりゃあだって、大人気のシルバーキャッスルとダークプリンスの試合だもん」
かおる「それにダークプリンスのマッハウィンディは元シルバーキャッスルでかつての仲間との
 対決なんて盛り上がる事この上ないもの」
ジャンパーソン「なるほど」

シルバーキャッスルとダークプリンスの試合を観戦しにスタジアムへ来たジャンパーソンとその仲間達。
スタジアムの盛り上がりにガンギブソンは感心し、かおるや弟の周平は試合について説明し、
ジャンパーソンも「なるほど」と感心した。
また試合を観にスタジアムへ来たのは彼らだけでなく、前大戦時マグナムエースやマッハウィンディらと
共に戦った事があるブレイバーズのメンバーも応援に駆け付けた。

拳一「久しぶり。マグナム、ウィンディ!」
しのぶ「今日の試合、2人とも頑張ってね!」
浩美「応援しているよ」
マグナム「拳一達か。試合を観に来てくれてありがとう」
勇太「デッカード達も来たかったけど、サイズが大きいから試合はテレビで見ているよ」
ウィンディ「デッカード達か。来られなかったのは残念だが、テレビからも俺達の熱い試合が伝わる様に全力で行くぜ!」

控室でマグナムエース、マッハウィンディらを挨拶しようと控室へ来たザウラーズの拳一、浩美、しのぶの3人や勇太達。
挨拶に来た彼らをマグナムエース達は快く迎える。
そして試合のキックオフが始まり、マグナムエース率いるシルバーキャッスルとマッハウィンディ率いるダークプリンスは
全力でぶつかり合い、その熱気がスタジアムを包み込む。だが突如として観客の中で暴れる集団が現れる。

ジョージ真壁「アイアンリーグの試合だとくだらん!この様な試合なぞ、ネオギルドの手でぶち壊してやろう」

アイアンリーグの試合が気に入らなかったネオギルドのジョージ真壁は部下のロボット達を観戦しにきた客に
成りすまして、破壊活動を行うのであった。

ウィンディ「俺達の大事な試合を滅茶苦茶にしやがって!」
リュウケン「観客の皆さんが避難出来るように僕達で彼らの気を引こう」
マグナム「ああ。皆を守るぞ!」

試合を台無しにされた事に怒りがこみ上げるマッハウィンディ。シルバーキャッスルのメンバー、
キアイリュウケンは観客が無事避難が出来るように、ネオギルドの気を引くことを提案。
その提案を受け入れたマグナムエースはネオギルドに立ち向かう。

ガンギブソン「ネオギルドが出たんだったら、俺達も手を貸すぜ」
リュウケン「君達は?」
ジャンパーソン「私の名はジャンパーソン。彼はガンギブソン。ネオギルドと戦っている
 ブレイバーズだ。共に戦ってくれ」
マグナム「ブレイバーズ...拳一達が今いる部隊だったか。それなら是非頼む」

マグナムエース達がネオギルドと戦う事を決めた所で、かおると周平を避難させた
ジャンパーソンとガンギブソンはマグナムエース達と共に戦う事を提案。
ジャンパーソン達がブレイバーズであり、拳一達の仲間だと知ったマグナムエースは
ジャンパーソン達と共に戦うのであった。

245ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/08/17(木) 14:01:05
>>236戦闘シーン加筆

空影「主!」
ジェットシルバー「我らレジェンドラの勇者、ブレイバーズを伴い参上致しました」
レオン「ム?そこにいるのはもしやゴールドライタンか?」
ゴールドライタン「皆も久しぶりだね」

タクヤ達からの報せを受けてパトロールに出ていた空影、シルバーナイツ、レオンが
ブレイバーズを伴って駆け付けた。ドラン、アドベンジャー以外にもゴールドライタンが
戦っている事に気が付く。

豹馬「ゴールドライタンじゃねえか!何でいるんだ?」
鉄也「呑気に挨拶をしている場合じゃないぞ、豹馬。まずはコイツラを片付けるぞ」
オーレッド「イバルダ大王のメカディメンションロボットか。バラノイアのマシン獣と同じ厄介な相手みたいだな」
ヒイロ「目標、メカディメンションロボットの破壊。任務、了解」

コンバトラーⅤのパイロット、葵豹馬はゴールドライタンがいる事に疑問を浮かべるが、
グレートマジンガーのパイロット、剣鉄也は状況を見て、先にメカディメンションロボットを倒す様に豹馬に言う。
オーレンジャーロボに乗るオーレッドはメカディメンションロボットを見て、バラノイアのマシン獣と同様厄介な敵と認識し、
ウィングガンダムゼロに乗るヒイロはメカディメンションロボットを目標に戦闘を開始した。

タクヤ「よし、皆も戻ってきた事だし、合体だ!」
レジェンドラの勇者達「了解!」

レジェンドラの勇者達が戻ってきた事でタクヤ達は合体の命令を出した。

スカイゴルドラン「大空合体、スカイゴルドラン!」
ゴッドシルバリオン「超白銀(シルバー)合体、ゴッドシルバリオン!」
レオンカイザー「獣王合体、レオンカイザー!」
アドベンジャー「鋼鉄武装アドベンジャー!」

タクヤ達の命令を受けてゴルドランと宙影は大空合体してスカイゴルドランに。
ジェットシルバー、スターシルバー、ドリルシルバー、ファイアーシルバーのシルバーナイツは
超白銀合体してゴッドシルバリオンに。レオンは黄金獣カイザーを召喚して黄金大将軍レオンカイザーに。
アドベンジャーも全身を武装化した鋼鉄武装アドベンジャーとなってメカディメンションロボットを蹴散らしてく。

スカイゴルドラン「最後はあのより巨大なメカ獣か」
ゴールドライタン「行くぞ、スカイゴルドラン!」
スカイゴルドラン「ああ。超電磁ストーム」

レジェンドラの勇者、ゴールドライタン、そしてブレイバーズによってメカディメンションロボットは次々と破壊され、
最後に残ったメカディメンションロボットにトドメを刺そうとスカイゴルドランは超電磁ストームを巻き起こし、
メカディメンションロボットを空中で拘束する。

スカイゴルドラン「疾風迅雷切り!」
ゴールドライタン「ゴールドクラッシュ!」

ゴールドライタンは必殺のゴールドクラッシュで敵メカディメンションロボットのボディを貫き、
中枢回路を粉砕。ゴールドライタンが離脱したタイミングで空中からスカイゴルドランが落下と共に
メカディメンションロボットの残されたボディを袈裟掛けに斬って破壊した。
彼らとブレイバーズの活躍で町は守られ、戦闘を終えた彼らはゴールドライタンを伴って
ブレイバーベースへと移動した。

246ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/08/31(木) 09:28:55
《復讐のガルマ》
地球と人々の自由と平和を守る為、Gショッカーを始めとする様々な勢力と戦うべく
東へ西へ転戦するブレイバーズの機動艦隊。旗艦ラー・カイラム、ディーヴァ、ナデシコⅭの
3つの艦は補給をするべく北米のラングレー基地へ向かっていた。だが突如攻撃を受けてしまう。

ブライト「状況を確認しろ!」
ガルマ『久しぶりだな、ロンド・ベル。いやブレイバーズ!この時を待ちわびたぞ』
アムロ「外からのこの声、ガルマ・ザビか!」

攻撃を受けて状況の確認を急がせるブライト。外部スピーカーで聞こえてくる声を聞いて
アムロはジオン公国のザビ家の末弟にして現在はGショッカー地下帝国軍の7大将軍の1人である
ガルマ・ザビである事を察する。ガルマはラー・カイラムらがラングレー基地へ向かっている
情報を入手し、罠を張っていたのである。ラー・カイラム、ディーヴァ、ナデシコⅭの周囲を
ザクやグフ等のジオン系MSと獣型戦闘獣、そしてGショッカーの怪人や戦闘員が取り囲んでいた。

ブライト「機動部隊はすぐに出撃しろ!」

ブライトからの出撃命令で各戦艦からブレイバーズのスーパーロボット、そして怪人や戦闘員と
戦うべく生身で戦える者が出撃した。アムロもHi-νガンダムで出撃し、ガルマが乗るRFゲルググの前に現れる。

ガルマ「ガンダム...アムロ・レイか。一年戦争では世話になったな」
アムロ「ガルマ・ザビ。Gショッカーの一員になったと聞いていたが、再び対峙するのは今回が初か」
甲児「ガルマ、東京を始めとする日本への襲撃。忘れちゃいないぞ!」
ガルマ「兜甲児。貴様やドモン・カッシュの所為で東京を後一歩掌握出来たものを邪魔しおって...」
竜馬「日本襲撃の時は海底基地に囚われていた直後で動けなかったが、俺達のクローンで東京を襲った事の
 借りを返すぜ!」
鉄也「同感だ。俺達の怒りを思い知れ!」
ガルマ「ゲッターチームに剣鉄也か。貴様たちのクローンは役に立ったぞ。もう一度捕らえて
 クローンを作り出してやろうか」
ドモン「そんな事をさせるか。ここで決着を着ける!」

それぞれガルマと因縁を持つアムロやマジンガーℤに乗る甲児、グレートマジンガーに乗る剣鉄也、
ゲッタードラゴンに乗るゲッターチーム、ゴッドガンダムに乗るドモンはここで決着を着けると
戦闘態勢に入る。

ガトー「ウラキ。久しいな」
コウ「ガトー!今度こそ決着を着けてやる」

一方、量産型グフに乗るガトーは量産型νガンダムに乗る宿敵のコウを見つけて対峙。
こちらも決着を着けようとお互い意気込んでいた。そして戦闘が開始される。

リョーコ「こいつら、一体どんだけ出てくるんだよ!」
アキト「Gショッカーの時空魔法陣...厄介だな」
ガイ「泣き言を言うんじゃねえ!こんな逆境跳ね返してやるぜ!」

MSや戦闘獣と戦うブレイバーズだが、時空魔法陣で逐次戦力を投入してくるので、
最初は優勢的だったブレイバーズも、次第に疲弊してきた。エステバリスに乗るリョーコも
愚痴を零す。そして一体のザクの砲撃がディーヴァの艦橋を狙った。

ナトーラ「回避、お願いします!」
アリ―「間に合いません!」

ディーヴァの艦長であるナトーラは回避を命じるものの、流石に回避が間に合わないと
普段は冷静な航行統括であるアリー・レーンが焦りの表情を浮かべながらナトーラに報告する。
間に合わないと思われた瞬間、ザクのバズーカから放たれた砲弾を金色のMSが打ち落とした。

シャア「ブレイバーズの諸君、無事か?」
アムロ「お前はシャア!」
ガルマ「シャアだと!?」

ディーヴァをザクの砲撃から救ったのは前大戦の後、消息を絶っていたシャア・アズナブルが
フルアーマー百式改に乗って現れたのであった。シャアの登場にアムロを始めとするその場にいた
パイロット達が驚く。特にガルマが誰よりも驚愕していた。

アムロ「シャア...」
シャア「詳しい話は後にしよう。今は奴の相手をする」

色々言いたい事があるアムロだが、シャアの言う通り今は現状を打破するべく戦闘に
集中する事にした。そしてシャアはガルマの前に立つ。

ガルマ「シャア...よくも一年戦争の時は謀ってくれたな!」
シャア「ガルマ...今更許してくれとは言わん。だがこれ以上Gショッカーに与し、
 未来ある若者たちの未来を奪うのであれば私が止める」
ガルマ「シャアァァ!!」

一年戦争の時、謀られた恨みと憎しみをシャアに向けるガルマ。シャアはそれを受け入れつつも、
ガルマを止めるべくFA百式改を駆るのであった。

247ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/09/21(木) 10:04:26
《剣士達の集い》
***ブレイバーベース・シミュレーションルーム***
シバラク「野牛シバラク流・×の字斬り!」
蓮「やられるかよ!オッサン」ガキィ
刃「おりゃぁ!」
大神「何の!」
イングリス「フフッ!もっと打ち込んで来てもかまいませんよ」
翼「防人である私の剣技、しかと刻ませてもらう!」
大次郎「とりゃあぁぁぁ!」
クー・フーリン「踏み込みが甘いぜ!」

ブレイバーズに属する者は地球や太陽系の出身だけでなく、遠い星から来た異星人や時代を超えた
未来人や古代人、果ては異なる世界から来た異世界人と、異なる出自の者が多く参加している。
その中で剣や刀、槍に長けた者が多くいて、ブレイバーベースのシミュレーションルームでは
腕に覚えがある者達が集まり、己の強さを高めるべく、こうして手合わせを行っていた。

零児「これだけ異なる出自の剣士や戦士が集まるのは壮観だな」
小牟「何じゃあ、零児?お主も混ざりたいのか」
イズル「うわぁ!漫画の参考になるなぁ」
タマキ「それにイケメンもいっぱいなのら〜♡」
スルガ「ホント、お前らそればっかりだなぁ」

剣の手合わせをしている彼らを見物しようと、他のブレイバーズのメンバーがシミュレーションルームに
集まって来る。有栖零児は剣士の多さによる壮観さを口にすると、相棒の小牟は零児も刀剣を得物にしている事から
混ざりたいのかのツッコミを入れる。チームラヴィッツのイズルは自身の漫画の参考にスケッチでデッサンを行い、
タマキはイケメンな剣士達に見惚れ、そんな2人にスルガはツッコんだ。

勇太「でも、これだけ強い人がいるのなら一体誰が強いのかな?」
剣士一同「ー!」

勇太は数多くの剣士達がいる状況を見て、純粋に誰が一番強いのか疑問を口にする。
その言葉に反応した剣士達は一斉に「自分である」と名乗りを上げる。

鴻上「話は聞かせてもらった!『自分こそが一番強い』実にシンプルで良い欲望だ!
 ならば、このブレイバーズで最強の剣士を決める大会を開こうじゃないか!」
剣士一同「オォォォォ!!!」
剣士以外のブレイバーズ「ええええええ!!!」

偶々ブレイバーベースに来ていたスポンサーの1人である鴻上ファウンデーションの鴻上会長は
「自分こそが一番強い」という思いを良い欲望と評して剣術大会を開く事を宣言した。
剣士達は歓声を上げて、それ以外のブレイバーズは驚きの声を上げる。
急遽開かれる事になった剣術大会で、頂点に立つのは果たして誰なのか...!

248ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/10/12(木) 13:17:54
《黄金剣士一家が地球へやって来た》
時空クレバスの反応があり、急行するブレイバーズ。そこに居たのはレジェンドラの勇者の1人、
黄金剣士ドランが前大戦の時、冒険で訪れたロボットの星・ロボラルドで結婚した妻のマリアと
その2人の間に産まれた4人の子供達だった。

ドラン「マ、マリア!ドラ太郎、ドラ次郎、ドラ三郎、ドラ代、まさかお前達が転移してくるとは...」
マリア「あなた!一体ここは何処なの?」
ドラ太郎達「「「「父ちゃーん!」」」」

ロボラルドから転移してきたドランの家族を保護するブレイバーズ。詳しい話を聞くと、
以前ロボラルドの住人を奴隷として捕まえようとしてドラン達に倒されたアルカリ星人が
ETFと手を結び、再び侵略。ドラ太郎達も戦ったがETFの圧倒的な戦力に止む無く
母マリアを連れて避難をしている最中に、時空クレバスに飲み込まれ気が付けば地球へ来たという事だった。

ドラ太郎「ごめん、父ちゃん。ロボラルドを守れなかった...」
ドラン「いや。お前達が無事で何よりだ。まさか地球で再会出来るとは...」
マリア「私もあなたに再び会えて嬉しいわ」
ドラン「マリア...」
マリア「あなた...♡」

ロボラルドを守れなかった事を落ち込む息子達を励ますドラン。そしてマリアも夫である
ドランと再会して、その嬉しさから2人の間に甘い空気が流れる。

タクヤ「ちょっとちょっと、イチャつくのは2人きりになった時にしなよ」
カズキ「一応皆が見ているから」
ダイ「そうそう」
ドラン「す、すまない主(///)」
マリア「そうね。子供達も見ているしね(///)」

イチャつきそうな雰囲気になったので、タクヤ、カズキ、ダイの3人に止められる。
ドランとマリアも周囲の目がこちらに注目している事に気が付き、イチャつくのを止めた。

一夏「噂に聞いていたけど、ロボット同士で子供が出来るってすごいな」
ポップ「ロボットって、要はゴーレムみたいなものなんだろ?この世界にはそんな技術もあるのか」
戦兎「いやいや、地球でもそんな技術は無いって!」

ロボット同士で子供が出来たという事実に、初めて聞いたブレイバーズのメンバーは驚く。

ダクネス「ドラン殿とマリア殿、4人のお子さんがいて仲睦まじいご夫婦の様だな」
シャル「そういえば、ドランさん達が結婚したのって、ドランさんがマリアさんにうっかりキスをして
 キスをしてドラ太郎君達が産まれたからって聞いたけど...」
はるか(ドンブラ)「えっ!それって...」
ヨーコ(ゴーバスターズ)「うっかり出来たって事!?」
春麗「それは、ちょっとよろしくないわね」
ダクネス「何と、ではドラン殿はマリア殿を無理やり手籠めにして子供を孕ませたと...(*´Д`)ハァハァ」
カズマ「止めんか!」

ドランとマリアの夫婦の仲睦まじさにダクネスは微笑ましく思うが、シャルロット(シャル)が
2人が結婚した経緯を話すと、その場にいたブレイバーズの女性陣からドランに冷ややかな視線を送り、
ダクネスに至ってはいつもの妄想を始めたので、カズマが止める様に脳天にチョップを喰らわせた。

ブライト「オホン。ではドランのご家族である貴方方にはブレイバーベースで保護させていただく」
マリア「こちらこそ。家族一同お世話になります」

周囲が騒がしくなったのでブライトは咳払いをして、ブレイバーベースで保護する事をマリアに伝えると、
マリアは家族一同お世話になる事に対してお辞儀をした。

249ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/11/15(水) 20:10:53
《中の人ネタ・有明の方とノア夫人》
***無幻城・食堂ホール***
ポイントゼロにあるGショッカーの本拠地・無幻城。その中にある食堂ホールはGショッカーに
参加している各組織が共通で利用できる施設であり、時折、各組織の戦闘員や怪人、幹部が食事や
宴会を開いたりしていた。

萬月「おい!酒が足らん。もっと酒を持ってこ〜い!」
有明の方「そうじゃ、そうじゃ!萬月に酒と食事を持ってくるのじゃ!」

そのホールの一画で牙鬼軍団の頭領・牙鬼幻月の息子で世紀王候補の牙鬼萬月は
大量の酒を飲んでいて、更に酒を持ってくるようスタッフに命令していた。
萬月の母である有明の方も溺愛する息子の萬月のワガママを叶えさせようと、同じく
スタッフに酒と食事を用意する様に命令をしていた。

ノア夫人「何て品の無い...親の教育がなってないようですわね」
萬月「あぁ〜ん?何だぁ、ババア」
有明の方「こりゃー!萬月の悪口は許さぬぞ!幻月様に代わってお仕置きじゃ!」
ノア夫人「ババア...何て失礼な!あの者も栄えある世紀王候補と聞きましたが、
 次期創世王に相応しくありませんわ(# ゚Д゚)」

萬月・有明の方親子の前に現れたのはシャドーラインの幹部であるノア夫人だった。
ノア夫人は萬月達の騒がしさに顔を歪め、更に萬月達の失礼な態度に不快感を感じた。

萬月「お前さん、確かシャドーラインのノア夫人だったか。知っているぜ、娘に逃げられているんだってな」
有明の方「プスッ!娘に逃げられているとは、よっぽど嫌われておる様じゃなw」
ノア夫人「グリッタはその様な娘ではありませんわ!」

萬月はノア夫人が娘であるグリッタ嬢に逃げられているという事を話し、話を聞いた有明の方は
ノア夫人を馬鹿にする。馬鹿にされたノア夫人はグリッタも愚弄されたと憤慨するのであった。

ノア夫人「(あの娘は、シャドーラインからも私からも縛られない『自由』となった身。
 今更顔を合わせる訳には行かない。でも、一目だけでも貴方に会いたい...)」

前大戦でシャドーラインとトッキュウジャーの決戦の時、ノア夫人は娘のグリッタがシャドーラインからも
母である自分からも自由となった事に安堵して消滅したが、黄泉還った後、今更顔を合わせる事は出来ないが、
せめて元気な姿を一目で見たいと思い、グリッタの行方を捜していたのであった。
そこへシャドーラインの戦闘員クローズの1体が現れ、ノア夫人に耳打ちをする。

ノア夫人「どうしましたか?...え、グリッタが見つかった!すぐに案内しなさい!」

クローズからグリッタの行方が見つかったと報告を聞き、食堂ホールを後にするノア夫人。
その場に萬月・有明の方が取り残された。

有明の方「全く、何だったんじゃ。あ奴は」
萬月「フム...少し面白い事を考えたぜ」

ノア夫人の行動を見て、萬月はある思い付きをするのであった。

250ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2023/12/14(木) 16:20:01
《悪魔特捜隊》
西洋妖怪軍団(妖怪帝国)によるテロの襲撃で幕を閉じる結果になってしまった太陽系オリンピックから数週間後。
地球連邦政府はある部隊の発足を発表した。

***ゲゲゲの森・ゲゲゲハウス***
元総理『先の太陽系オリンピックは西洋妖怪と呼ばれる存在により終わってしまいました。
 連邦市民の命と生活を脅かす妖怪、悪魔から連邦市民を守るべく連邦政府はその為の部隊
 「悪魔特捜隊」を発足する事を発表いたします』
鬼太郎「父さん...」
目玉おやじ「う〜む。西洋妖怪が大会を襲撃してから、こうなる事は予想していたが結成してしまったか」

ゲゲゲの森のゲゲゲハウスでも鬼太郎達はテレビで会見の発表を見ていた。特捜隊の発足に
鬼太郎や目玉おやじは前大戦中に起きた「妖対法」を巡る妖怪と人間の争いの事を思い出し、
怪訝な顔を浮かべる。

猫娘「この発表している人、日本の総理だった人じゃない?」
目玉おやじ「ム...そういえば」
鬼太郎「そうなると、ますますあの時の争いが起きないか心配ですね」

猫娘が指摘した通り、発表している人物は前大戦中、「妖対法」を定めた女性総理だった。
彼女は妖怪と人間の争いの最中、死亡してしまったが黄泉還りにより復活。現在は連邦議員となっていた。
妖怪を憎む彼女が関わっているとなると、ますます争いが起きないか心配になってくるのであった。

***某所***

零「ハァッ!!」
低級妖怪「ぎゃぁ!!」
零「...これで最後か。以来となる妖怪も倒した事だし。帰るか」
伊吹丸「待て、零よ。誰か来るぞ」

一方その頃。とある場所で低級妖怪を倒したのは鬼道衆の末裔である青年・石動零。
依頼により妖怪を退治を請け負った零は一仕事を終えて休憩するが、零に憑いている
妖怪・伊吹丸が何者かの気配を感じ取り、警戒を促す。現れたのは髪を束ね耳飾りをした糸目の男と
その男に引き入れらた集団だった。

???「流石は鬼道衆の末裔...噂通り良い腕をしている」
零「テメェ、何者だ」
長田「私は長田という者。君と同じ鬼道の術を使う者さ。その腕を見込んで、
 君も特捜隊に入らないか?」

長田を名乗る人物こそ70年前、生前の目玉おやじが関わった哭倉村の村長であり
裏鬼道の使い手である人物だった。そんな彼は悪魔特捜隊の人間であり零を特捜隊に
スカウトするのであった。

251ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2024/01/04(木) 11:05:10
《『悪魔特捜隊』結成について、それぞれの反応》
連邦政府が悪魔特捜隊の結成を発表した事について。ゲゲゲの森の鬼太郎達以外にも
その会見を見て、各々反応を示していた。

***ブレイバーベース・司令室***
元総理『「悪魔特捜隊」を発足する事を発表いたします』
剣持「佐原博士...これは」
佐原博士「うむ。ロゼ・アプロヴァール大統領により異種族同士の差別が無いように
 宣言はされていたが、先の大会での出来事を考えれば、こうなる事も必然か...」

連邦政府による「悪魔特捜隊」の発表をブレイバーベースの司令室で見ていた佐原博士と
剣持が口を漏らす。

伊吹長官「確かに、連邦市民の安全を考えればその対策として治安部隊を結成するのは当然だが」
三浦参謀長「発表しているのは、かつて「妖対法」を制定した彼女...しかもこの部隊の結成には
 ティターンズ...つまりロゴスによる介入があったらしい」

同じく司令部で発表を聞いていた電撃戦隊の伊吹長官、超力戦隊の三浦参謀長も
「悪魔特捜隊」という組織にロゴスが関わっている事を耳にしており、その危険性を口にする。

佐原博士「ならば、何れブレイバーズと激突するかもしれないな」

佐原博士は悪魔特捜隊がブレイバーズと敵対する事を危惧するのであった。

***ブレイバーベース・食堂***
司令室で佐原博士らが話し合っていたその頃。ブレイバーベースの食堂でも先程の悪魔特捜隊の
発表について話題となっていた。

シン「う〜ん...」
ルナマリア「もう、さっきからしかめっ面しているよ、シン」
レイ「やはり、先程の発表が気になるのか」

ブレイバーベースに寄港したミネルバ所属するシン・アスカ、ルナマリア・ホーク、レイ・ザ・バレルの
3人はブレイバーベースの食堂で食事をしていたが、食事の間シンはずっと、顔がしかめっ面になっていて、
ルナマリアが指摘。レイは先程見ていた悪魔特捜隊の発表が気になったのかと問いかける。

シン「太陽系オリンピックでは俺達も西洋妖怪と戦っていたから、その危険から皆を守るっていうのは分かるけど
 何か信用出来ないんだよなぁ」
ルナマリア「確かに。あれって全部の妖怪をやっつけてやるぞ!って感じだったよね」

シンはあの発表を見ていたが、言っている事は分かるがイマイチ信用出来ないと感じ取っていた。
それはルナマリアもレイも感じ取っていた。

カミーユ「シンもそう感じ取っていたか」
シン「カミーユ!」
ファ「相席いいかしら?」
ルナマリア「良いわよ。ファ」

3人が話しているとカミーユ・ビダン、ファ・ユイリィの2人が会話に加わる。
カミーユもシンと同様、悪魔特捜隊には不信感を抱いていた。
なおカミーユとシン、ファとルナマリアは前大戦からの掛け替えのない友人である。

カミーユ「どうやらあの悪魔特捜隊の結成にはティターンズ...その背後のロゴスが関わっているらしい」
シン「ロゴス...!あいつらが関わっているのか」

ティターンズとロゴス。カミーユとシンにとって因縁のある組織であり、カミーユから伝えられたシンは
険しい顔つきとなる。

レイ「...ここでうだうだ話をしていても仕方がない。俺達は俺達の任務をするだけだ」
シン「レイ...そうだな。考えていても仕方がないか」
カミーユ「そうだな。あいつらが何かを起こすというのであれば、その時対処をしよう」
ルナマリア「そうそう。食事の続きをしましょう!」
ファ「そうね。切り替えていきましょう」

これまで話を聞いていたレイがまとめた事で、シンもカミーユも今感が手も仕方がないと
気持ちを切り替えて、ルナマリア、ファと共に食事の続きをするのであった。

252ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2024/01/11(木) 10:06:19
>>251の続き。
***東京都・しあわせ湯***
東京都内にある銭湯『しあわせ湯』ロビーにあるテレビから流れる「悪魔特捜隊」の発足の様子を
しあわせ湯を営む五十嵐家も見ていた。

さくら「この悪魔特捜隊って、悪魔や妖怪なら何でもかんでも倒すって感じの組織みたいだけど、
 ラブちゃん達も狙われたりしないよね?」
ラブコフ「ラブ〜(´ω`)」

五十嵐家の長女で仮面ライダージャンヌでもある五十嵐さくらは、悪魔特捜隊の発足の発表を見て、
宇宙から飛来したギフの遺伝子を持ち、それぞれ悪魔を宿す五十嵐家も狙われるのではないかと口にする。
さくらに宿る悪魔ラブコフも不安な声を漏らす。

元太「分からん。それについては大二に聞く事になるかもしれないな」

父・五十嵐元太はさくらの疑問に対し、五十嵐家の次男でありブルーバードのリーダーである
五十嵐大二の意見を聞こうと答える。

一輝「...」

長男である五十嵐一輝はテレビの『悪魔特捜隊』の発足の映像を見つめるのであった。

***駒王町・駒王学園オカルト研究部部室***
関東にある地方都市、駒王町。その駒王町にある駒王学園のオカルト研究部の部室では
備え付けられているテレビで悪魔リアス・グレモリー率いるオカルト部のメンバーが
「悪魔特捜隊」の発足の映像を観ていた。

木場「部長...」
リアス「やってくれたわね。向こうがもしも狙ってくるのであれば返り討ちにするだけよ」
朱乃「そうこなくっちゃね。リアス」

テレビの放送にリアスは悪魔特捜隊が手を出してくるのであれば返り討ちにすると話す。

アーシア「...」
一誠「そんな暗い顔をするなよ、アーシア。皆を危険な目に合わせる奴らが来たら、
 俺が皆を守るぜ!」
アーシア「イッセーさん...♡」キュン
リアス「嬉しい事を言ってくれるわね。イッセー」
朱乃「あらあら...」
子猫「イッセー先輩...」
ゼノヴァイア「無論、イッセーのピンチには私達が助けになるぞ!」
木場「ああ」
ギャスパー「任せて下さい!」
一誠「皆...」

暗い表情になるアーシア・アルジェントにイッセーこと兵藤一誠が励ます。
イッセーの「皆を守る」という発言により、グレモリー眷属はより結束を固めるのであった。

***駒王町・要(かなめ)研究所***
同じころ、駒王町にあるデビルを研究している要研究所。研究所に住むデビルチルドレンの2人である
甲斐セツナと要ミライは祖父で所長の要ヒロミと仲魔のクールやベール達とテレビの「悪魔特捜隊」発足の
発表を観ていた。

ベール「ベール達も、あの人達に倒されちゃうの?」
クール「フン、あんな奴ら、俺の炎で燃やしてやる!」
ヒロミ「これこれ、物騒な事を言うもんじゃない」
ミライ「でも心配ね。デビルには良いデビルもいっぱいいるのに」
セツナ「面倒くさい事にならなきゃいいんだけどなぁ」

テレビの放送にデビルであるベールは自分達も倒されるのではと不安な顔を浮かべ、
クールは襲い掛かるようであれば、自分の炎で燃やすと話すので、ヒロミは宥める。
ミライも不安な表情となり、セツナも面倒な事にならないか口を漏らすのであった。

253ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2024/01/18(木) 13:37:42
<<集う悪魔達(仮)>>
***駒王町・市街地***
「悪魔特捜隊」の発足で世間が各々反応していた所、駒王町の市街地にあるビルの屋上に
大きな2体の影ー大きな白い狼男と忍者の滑降した虫人間があった。

フェンリル「また地上界に来れるなんて嬉しいわ!」
アバドン「まさかゲートを介さずに来れるとは思わなかったでござる」
フェンリル「これも時空クレバス様様ね!」

2体の影ー大きな白い狼男はフェンリル、忍者の様な滑降した虫人間はアバドン。
彼らはマカイ(魔界)から来た悪しきデビルで、現在は魔界同盟のエージェントである。
これまで気軽に地上に行く事が出来なかったフェンリルとアバドンだが、
魔界同盟が時空クレバスの制御に成功した事により、人間の住む地上界に行ける様になったのである。

フェンリル「さ〜て、ここで大暴れしてマイナスエネルギーを集めるだけでなく、デビチルの
 奴らもボコボコにしてやるわ〜♪」
アバドン「どうやら、ここは町のど真ん中。さぞかし人間達が大混乱するでござる」

フェンリルとアバドンはアースティアでの任務から撤退した後、地上界へ行くように
命令されたのである。ビルの屋上からフェンリルとアバドンは悪い笑みを浮かびながら、
地上界への攻撃と宿敵であるデビルチルドレンのセツナとミライへの復讐を考えて見下ろす。

アバドン「では、早速...」
フェンリル「行くわよ〜!」

ビルから飛び降りるとフェンリルとアバドンは町を攻撃し始まるのであった。

***駒王町・要研究所***
リビングで「悪魔特捜隊」の発足のニュースを観ていたセツナ達だが、突如警報が鳴り響く。

セツナ「な、何だ!?」
ヒロミ「これは魔法の反応じゃ。何かあったらしい」
ミライ「マカイで何かあったのかしら」

警報が鳴り、地下の研究室に一同が向かうとヒロミはコンピューターを操作して、
原因を調べる。

ヒロミ「何と、街中で魔法が使われておる!」
クール「マカイのデビルが地上界に来たのか?」
セツナ「ありえねぇ。ゲートが無いのに来れる訳ねえじゃん!」
ヒロミ「いや、今現在この世界では時空クレバスなんて現象が起きておる。
 この現象でデビルが迷い込んだのかもしれん」
ミライ「そんな...」
セツナ「とにかくデビルが暴れているのなら、俺達の出番だ。行くぜ、皆!」

コンピューターの操作で市街地でデビルが魔法を使っている事を突き止める。
本来であれば地上界とマカイへの行き来はゲートを介さなければならないので、
ゲートも無しにデビルが現れた事にセツナは「ありえない」と驚く。
ヒロミは時空クレバスによってデビルが迷い込んだと分析し、セツナ達は暴れている
デビルを止めるべく、市街地へ向かうのであった。

254ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2024/01/18(木) 13:38:27
***駒王学園・オカルト研究部部室***

リアス「何だか外が騒がしいわね」
ゼノヴィア「街の方で火の手が上がっていないか?」
アザゼル「大変だ、お前ら!街中で暴れている魔法をぶっ放している奴らがいる」
イッセー「何だって!」

部室にいたリアス達は外が騒がしい事に気が付き、外を見ていると街中で火の手が
上がっている事を知る。そこへオカルト研究部の顧問で堕天使のアザゼルが
街での異変を伝える。

リアス「グレモリーの領土で暴れるなんて良い度胸じゃない。皆、誰を怒らせたのか
 教えるわよ!」
部員一同「はい!」

自分の領土である駒王町で暴れている者が居ると聞いて、リアスは騒ぎを終わらせるべく
イッセー達眷属を率いて現場である市街地へ向かった。

***都内・ブルーバード本部***
一方、此処は対悪魔組織である「フェニックス」の後任組織である「ブルーバード」の本部。
司令室ではリーダーの五十嵐大二、隊長の門田ヒロミ、副隊長の田淵竜彦、科学担当のジョージ・狩崎は
モニターで駒王町で起きている事態を観ていた。

ヒロミ(リバイス)「駒王町...リアス・グレモリーが管理している町か」
大二「冥界を支配する魔王の1人サーゼクス・ルシファーの妹でしたね」
ジョージ「ああ。日本政府から特別に土地の管理を許された街だね」
田淵「暴れているこの2体は悪魔なのか?」

冥界の悪魔であるグレモリー家が日本の都市である駒王町を領土とする事は流石に問題となっていたが、
首相である剣桃太郎との話し合いの結果、特別に土地の管理をグレモリー家が担う事が許された町で、
大二達も組織の任務上、駒王町でリアス達と顔を合わせる事が多いが、モニターで暴れている
フェンリルとアバドンも悪魔ではないかと疑う。

大二「基本的にあの町はリアス・グレモリーとその眷属がトラブルを対処する事になっていますが、
 町に被害が出ている以上、俺達も動かないといけません」
ヒロミ(リバイス)「ああ。直ぐに出動だ」
ジョージ「私はここからサポートするよ。ブレイバーズにも連絡だ」

駒王町でのトラブルはリアスと眷属が対処する事になっているが、町の被害から
大二達ブルーバードも出動する事を決める。司令室に残ってサポートをするジョージは
ブレイバーズにも連絡をするのであった。

255ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2024/02/01(木) 11:14:00
>>253-254の続き。
***駒王町・市街地***
フェンリル「マハマグマ!」
アバドン「マハラギ!」

フェンリルとアバドンは駒王町の市内で魔法を放ち大暴れをしていた。そこへセツナとミライが
クールとベールを連れて駆け付けた。

ミライ「フェンリルにアバドン!」
クール「暴れているのはアイツ等だったのか」
セツナ「やい!フェンリルにアバドン、これ以上暴れるのは止めろ!」
フェンリル「あ〜ら♪デビチルちゃん達じゃな〜い」
アバドン「飛んで火にいる夏の虫でござるな!」

マカイにいる筈のフェンリルとアバドンがいる事に驚くセツナ達。デビチルが現れた事に
フェンリルとアバドンは不敵な笑みを浮かべる。

フェンリル「今日こそギッタンギッタンにしてやるんだから!」
アバドン「ここで会ったが百年目。これまでの屈辱を今日こそ晴らすでござる。マハラギ!」

フェンリルとアバドンは宿敵であるデビチルの2人を倒そうと魔法を放つ。だがアバドンの放った
マハラギの炎はセツナ達に当たる直前何者かが前に現れて消されてしまった。

アバドン「何奴!?」
イッセー「テメェらだな!町の中で暴れていたのは」

セツナ達の前に立っていたのはイッセーだった。イッセーは左腕に神器<セイクリッド・ギア>
「赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)」を出現させて炎を消したのであった。

セツナ「もしかして...イッセー兄ちゃんか?」
イッセー「あれ?セツナとミライちゃんじゃん。何でここに...」

イッセーの姿を見て驚くセツナとミライ。イッセーも助けたのがセツナ達だと知って驚く。
実は兵藤家とセツナ達が住む研究所はご近所で、時々イッセーとセツナは一緒にサッカーをしたりと
仲が良かった。そこへリアス達も駆け付ける。

アーシア「イッセーさんと一緒にいるのはセツナ君とミライちゃん?」
セツナ「アーシアの姉ちゃん達まで?どういう事だ」
リアス「何故ここにいるのかは兎も角、この騒ぎはあなた達の仕業ね」
アバドン「ムム...何やら人が増えたでござる」
フェンリル「もう、一体何なのよ!アンタ達!」

リアス達もセツナとミライがいる状況に少し驚くが、それよりも騒ぎを治める事が先と考え、
フェンリルとアバドンに目を向ける。デビルチルドレン以外にも人が集まってきた事に
フェンリルとアバドンは戸惑う。

朱乃「あなた達、ここがグレモリーの領地である事を知らなかったのかしら」
リアス「領地を荒らした罪、償ってもらうわ」

街中で暴れるフェンリルとアバドンを倒すべく、リアス達は翼を広げ、剣を構えたりと
臨戦態勢を取る。

ミライ「あの翼、もしかしてリアスさん達もデビル何ですか?」
クール「お前ら、気が付かなかったのか?」
ベール「リアス達デビル、デビル」
セツナ「知っていたのなら、教えろよ」
イッセー「犬が喋った!」
朱乃「あらあら、何となくそうじゃないかと思ったけど、やっぱりデビルなのね」

ミライとセツナはリアス達の正体が悪魔(デビル)である事を知って驚きの表情となるが、
デビルであるクールやベールは前々から正体に気が付いていたらしい。朱乃も見た目は普通の犬である
クールは只の犬では無いと思っていたらしく、薄々気が付いていた。

フェンリル「もう、ごちゃごちゃ五月蠅いわね」
アバドン「これ以上、人が増えない内に終わらせるでござる」
イッセー「セツナ、ミライちゃん、ここは下がっていてくれ」
セツナ「いいや。こいつ等は俺達の敵だ」
ミライ「デビルチルドレンとして、マカイに帰さないと」

フェンリルとアバドンはこれ以上人が増えない内にデビチルの2人やイッセー達を倒そうと考える。
イッセーは危険を感じてセツナ達を逃がそうとするが、デビルチルドレンとしての使命がある2人は
下がらず、戦おうと前に出た。

アバドン「マハラギ!」
フェンリル「マハマグマ!」

アバドンの炎やフェンリルの地震攻撃を放つが、クールやベールは魔法で対抗。イッセー達も
これまで多くの戦いを経験してきたので、フェンリルとアバドン如きでは止められる筈は無かった。

フェンリル「こいつ等強いじゃな〜い!」
アバドン「やはり我らは2人では多勢に無勢でござったか。こうなったら撤退を...」
???「おいおいお困りじゃねえか。手を貸してやろうか?」

フェンリルとアバドンが撤退を考え始めた所、突然声が聞こえてくる。そこへ青い肌のゾンビー
ザベル・ザロックがくさったしたいやしりょうのきしといったアンデッド系モンスターを率いて現れた。

256ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2024/02/08(木) 11:56:02
>>255の続き。
イッセー「な、何だ!?今度はゾンビが出てきたぞ」
セツナ「見た事が無い奴だけど、あいつもゾンビなのか?」

ザベルとアンデッド系モンスターの軍団に驚くイッセーとセツナ。

木場「あのゾンビ...もしかしてザベル・ザロックか!」
イッセー「知っているのか、木場」
木場「元々は人間のミュージシャンだったけど、闇の帝王オゾムの洗礼を受けてゾンビに
 なったって聞いた事がある」
ゼノヴィア「私も教会にいた時に噂で聞いた事がある。自身のファン100人を殺害し、
 自身も命を絶った後にゾンビになったとな...」
イッセー「100人〜!?」
アーシア「そんな...」
ザベル「オレの事を知っているなんて嬉しいねぇ〜♪まぁ、レイレイちゃんみたいに
 死体じゃないからオレの好みじゃないが」

ザベルの事を知る木場やゼノヴィアがザベルについて話す。ザベルの所業にイッセーや
アーシアはショックを受けた。ザベルは自分の事を知っている者がいて上機嫌となる。

ザベル「それじゃ、パーティーの開始だ!ギャハハハハ」
アバドン「何にせよ、援軍はありがたいでござる」
フェンリル「形成逆転よ〜!」
リアス「皆、来るわよ!」

ザベル達アンデッド系モンスターを加えてフェンリルとアバドンは仕切り直しと
リアス達やデビルチルドレンの2人に襲い掛かる。

イッセー「うぉぉぉ!」

くさったしたいやしりょうのきしの大群をイッセーは「赤龍の籠手」で殴り、リアスや朱乃は魔法で蹴散らし、
木場とゼノヴィアは剣で薙ぎ払い、子猫は怪力で投げ飛ばしていく。アーシアやギャスパーも狙われるが、
ギャスパーが神器で動きを止めたり、アーシアの使い魔であるラッセーがアーシアを守ろうと電撃を浴びさせて応戦していた。

セツナ「ミライ、こっちも仲魔を呼ぶぜ!」
ミライ「OK!おじいちゃんに連絡するわ」

セツナは数の多さから仲魔を呼ぶ事を決め、ミライは祖父のヒロミに連絡。
そしてセツナはデビライザーからジャックフロストとメッチー、合体デビルの
セキリュウを召喚(コール)した。ベールのソニックブームやジャックフロストの
冷気、メッチーの電撃、そしてクールとセキリュウのファイアーブレスが炸裂した。

アバドン「ムム...やはり中々厄介でござるな」
ザベル「どうやら、あの赤い髪の嬢ちゃんが司令塔という訳か。だったら先に始末しないと
 いけないようなぁ〜!」

ザベルは、司令塔がリアスであると見抜き、彼女に向って自身の脚を変化させての回転キック
「ラウドネススクリュー」をその身体を貫こうとする。だが、そこに銃弾がザベルに当たる。

ザベル「銃か?誰だ」
???「これ以上暴れるのは止めろ!ブルーバードだ」

ザベルに銃を放ったのは現場に到着したブルーバードのリーダーである五十嵐大二だった。
大二は門田ヒロミと共に姿を現す。

リアス「あら。ブルーバードの方々が何用かしら」
大二「駒王町の事は基本的に君達グレモリーに任せているが、流石に市民の安全が脅かされているのであれば
 見過ごす事は出来ない。既にブルーバードは負傷者がいないか救助活動を行っている」
ヒロミ(リバイス)「全身全霊を賭けて市民を守る!」
大二「行くぞ、カゲロウ」
カゲロウ「ああ。大二」
大二&カゲロウ「「変身」」
ヒロミ(リバイス)「変身」

リアスは現れた大二とヒロミに内心は驚くものの、表情は崩さず以前から面識のある
ブルーバードの2人に軽い挨拶を行い、2人も応える。そして大二は相棒の悪魔である
カゲロウと共に仮面ライダーエビリティライブに。ヒロミは仮面ライダーデモンズに変身した。

セツナ「すっげー!仮面ライダーだ!初めて本物見たぜ」
イッセー「あの2人仮面ライダーだったのか」
アバドン「次から次へと厄介でござる」
フェンリル「これって、いつもの負けパターンに入っていない?」
ザベル「面白れぇ!血祭りにしてやるぜ!」

仮面ライダーの登場に目を輝かせるセツナに、驚きの声を上げるイッセー。
仮面ライダーの思わぬ登場にアバドンとフェンリルは苦虫をつぶした様な表情になるが
ザベルは血祭りにしようとやる気を滾らせる。

リアス「じゃあ、協力してもらうわね。アーシアとギャスパーは救助活動を手伝ってあげて。
 イッセー達他の皆は、こいつ等を片付けるわよ」
アーシア「分かりました!」
ギャスパー「行ってきます!」
イッセー「よーし、今度こそ倒してやるぜ!」
セツナ「ミライ、クール、ベール、皆、俺達も行くぞ!」

リアスは大二達と協力する事を決め、アーシアとギャスパーを救助活動をしているブルーバードの
手伝いに向かわせ、残ったメンバーでザベル達を倒す様指示を出す。
セツナもミライやクール、ベール達に、リアス達に続くよう声を掛けるのであった。

257ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2024/02/22(木) 13:45:00
エビリティライブはライブガンとエビルブレードを巧みに入れ替えてザベルを攻撃。
デモンズはモグラバイスタンプでモグラゲノミクスとなり、ドリル状の「デモンディグゾン」で
ザベルに近接攻撃をしていく。

ジョージ@通信『大二、ヒロミ、特務機関の「森羅」からの情報によれば、あの青いゾンビの名前は
 ザベル・ザロック。魔界のエージェントだ!』
エビリティライブ(大二)「森羅...零児さんと小牟さんの組織か」

戦闘中、ブルーバードの本部に居るジョージ狩崎からエビリティライブ達に通信が入り、
特務機関「森羅」からザベルについての情報が入った事を伝える。
森羅との合同任務で有栖零児と小牟と面識を持つ大二は、2人の事を思い出す。

デモンズ「答えろ。町で暴れる貴様達の目的は何だ!」
リアス「私も聞きたいわ。見た事無いモンスターを連れているし、貴方達は誰の命令で動いているのかしら」

デモンズはザベルに町で暴れる目的を問いただす。リアスもザベルが引き連れ居ている見た事無いモンスターを見て、
誰の命令で動いているのか問いただす。

ザベル「ギャハハハ!そんなのは決まっているぜ。この世界を征服しにきたのさ」
アバドン「我らはあらゆる世界の魔王が結託した魔界同盟の命により、この地上を征服しに参った!」
フェンリル「そんで〜、邪魔なデビチルをついでにぶっ倒そうと思ったんだけど、
 次から次に厄介な奴らが出てくるんだもの。嫌になっちゃうわー!」
ジョージ@通信『魔王による同盟組織...興味深いね』
デモンズ「魔界同盟...それがこの世界を脅かす敵か」
リアス「お兄様が、不穏な存在が蠢いていると仰っていたけど、貴方達の事だったのね」
セツナ「フェンリルにアバドン、お前ら今度はそんな奴らの手先になっていたんだな!」

デモンズ達の問いにザベル達は自分達が所属する魔界同盟の名前を出し、世界征服の目的を明かす。
明かされた魔界同盟の名前に各々反応する。そして仮面ライダー、デビルチルドレン、グレモリー眷属の
活躍で、アンデッド系モンスターは倒されていき、残すはザベル、フェンリル、アバドンだけとなった。

ミライ「セツナ!マカイへのゲートを開いたわ」
セツナ「よーし、マカイに帰れ!クール、セキリュウ」
クール「ファイアーブレス!」
セキリュウ「グワァァ!!」
イッセー「ぶっ飛べぇ!」
フェンリル&アバドン「「ぎゃぁぁぁぁ!」」

フェンリルとアバドンをマカイへ帰す為、ミライはマカイへのゲートを開く。
クールとセキリュウのファイアーブレスとイッセーの「赤龍の籠手」でぶっ飛ばされた
フェンリルとアバドンはゲートの中に吸い込まれ、この場から消えた。

エビリティライブ(大二)「トドメだ!」
『エビルライブチャージ!』
『Wings for the Future!』
『エビリティパーフェクトフィナーレ!!』
デモンズ「行くぞ!」
『Charge!』
『デモンズフィニッシュ!』
ザベル「グォォォォ!!」

エビリティライブとデモンズはそれぞれ必殺技を発動。高く跳び強烈なキックを
ザベルに打ち込み、ザベルは吹き飛ぶ。

ザベル「へへ。コイツは効いたぜ。他の奴らもいなくなったし、オレもずらかるぜ!」

深いダメージを負ったザベルは潮時であると考え撤退した。こうして駒王町の戦闘は
一先ず終わりを迎えるのであった。

258ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2024/02/29(木) 09:40:54
>>257に加筆。
ザベルが撤退し、戦闘は一先ず終わった。誰もが安堵したその時、何処からか攻撃が放たれる。

イッセー「部長!皆、大丈夫か」
リアス「ええ。平気よ、イッセー」
セツナ「まだ、何かいるのかよ!」
エビリティライブ(大二)「何処から攻撃してきたんだ...」

リアス達の安否を確認するイッセー。リアスを始め皆、無事だったが、突然の攻撃に
セツナは困惑。エビリティライブは周囲を警戒する。

鬼道衆A「己、仕留め損ねたか」
鬼道衆B「忌々しい...」
イッセー「テメェら!よくも部長や皆を攻撃しやがって何者だ!」

そこに現れた仮面を付けた集団-鬼道衆は仕留め損ねた事を悔やむ言葉を各々発する。
イッセーはリアス達を攻撃してきた事に怒り、何者かと問いただす。

鬼道衆A「我らは鬼道衆...魔を滅する者なり」
鬼道衆B「この地で魔が暴れていると聞いた故、始末するべくこの地の参った」
セツナ「鬼道衆...?」
朱乃「鬼道衆...聞いた事がありますわ。妖怪を狩る事に長けた修験道の一派でしたね」

イッセーからの問いに自分達の名前と目的を明かす鬼道衆。鬼道衆という言葉に馴染みが無い
セツナは頭に「?」を浮かべ、朱乃は鬼道衆について解説する。

エビリティライブ(大二)「暴れていた奴らなら、もうこの場にいない。我々が退けた」
鬼道衆Ⅽ「そこに悪魔共がいるではないか」
デモンズ「彼女達は悪魔だが、この町の住民であり、日本政府からも認められている」
鬼道衆A「関係ない。この場に居る者を始末しろというのが上からの命令なのでな」
デモンズ「何だと!」
鬼道衆B「悪魔、妖怪、それに関わる者は一切、始末する...それが我ら鬼道衆...
 いや、悪魔特捜隊の目的よ!」

エビリティライブやデモンズは先程まで暴れていたザベル達を撃退し、この場に残っている
リアス達は町の住人である事を説明するが、鬼道衆は関係ないと言い放ち、ここで自分達が
悪魔特捜隊に属している事を明かす。

イッセー「悪魔特捜隊って...」
セツナ「さっき、テレビで言っていた奴か!」
エビリティライブ(大二)「もう彼らが動いたのか...」

悪魔特捜隊の名前にイッセーやセツナ達は先程のテレビでの会見を思い出す。
エビリティライブの中の大二は悪魔特捜隊がもう組織として動いている事に
仮面の下で驚きの表情をつくる。

鬼道衆A「では、早速仕事に取り掛からせてもらう」
ミライ「えっ...私達に向けている?」
デモンズ「待て、2人は悪魔でなく只の幼い子供だ。子供を攻撃しようとするなど」
鬼道衆B「只の子供が悪魔を従わせられるものか!何であろうと排除する」
セツナ「テメェ...!」
クール「セツナ!ミライ!」

鬼道衆の1人が護符を向けたのは、この場で一番幼いセツナとミライだった
幼い子供の2人に攻撃しようと鬼道衆にデモンズは怒りを露わにする。
それでも問答無用と鬼道衆はセツナとミライに向けて護符による攻撃は放たれ、
クールは盾になろうと前に飛び出ようとしたその時、別の誰かが飛び出す。

259ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2024/02/29(木) 09:41:38

???「鬼神招来!」

飛び出した人物が呪文を唱えると右腕は鬼の腕となり、その腕で護符による攻撃を
打ち消した。

???「見つけたぜ、鬼道衆...いやその道から外れた裏鬼道衆!」
裏鬼道衆A「その術...貴様、我らと同じ鬼道衆」
裏鬼道衆B「石動零か!」
零「誰が、同じだ!外道である貴様らと一緒にすんじゃねえ」

飛び出して護符を打ち消したのは滅亡した鬼道衆の生き残りで、鬼太郎ともかかわりを持つ
石動零だった。鬼道衆...いや裏鬼道衆も石動零の登場に驚愕する。
零は裏鬼道衆から同じと言われて憤慨する。

零「まさか、外道の貴様らがまだ生き残っていたとはなぁ」
裏鬼道衆A「我々の誘いを断った貴様が何の用だ!」
零「俺は妖怪とか今でも嫌いだ。だがガキとか無関係の連中にまで手を掛けようとする
 外道の貴様らの方がもっと嫌いなんでな。邪魔させてもらうぜ」

零は裏鬼道衆から悪魔特捜隊の入隊の誘いを受けていたが、外道である裏鬼道衆を従えている
組織に不信感を持っており入隊を断っていた。そして裏鬼道衆が幼いセツナとミライに攻撃を
しようとした所を目撃し、飛び出したのである。

セツナ「ええっと...誰だか知らないけどありがとうな」
ミライ「ありがとうございます。助かりました」
零「礼は良い。それよりも下がってな。あいつらの不始末は俺がする」
リアス「ちょっと、勝手に話を進めないでくれる」
エビリティライブ(大二)「奴らは民間人にも手を掛けようとしていた。断じて許す訳にはいかない」
エビリティライブ(カゲロウ)「まぁ貴様がこっちにもちょっかいを掛けるなら相手するがな」

助けられたセツナとミライは零に御礼の言葉を掛ける。零は2人に下がる様にいうが、
勝手に話が進んでいく事にリアスや大二は零に口を出す。大二の中のカゲロウは零が
此方にも攻撃しようものなら相手をすると口にする。

裏鬼道衆A「...仕方があるまい。今回はこの場を貴様達に譲る」
裏鬼道衆B「だが我ら悪魔特捜隊に逆らった事を後悔するがいい」

零の登場も加わって、戦力の立て直しが必要と感じた裏鬼道衆はその場から撤退をする。

ヒロミ「何とか終わったな」
大二「はい、ヒロミさん。皆さん、状況を整理するべく一旦集まってほしいのですが」
リアス「それじゃ、学校の部室で話しましょう。あそこなら落ち着いて話が出来るでしょうし」
セツナ「俺達も行かないといけないような?」
ミライ「当たり前でしょ!とりあえず、おじいちゃんにも連絡しなきゃ」
大二「貴方にも来てもらいます。ええっと...」
零「石動零だ。まぁ、ついていくよ」

そして一同は状況を整理し、お互いの情報を共有すべく駒王学園のオカルト研究部の
部室に集まるのであった。

260ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2024/03/21(木) 09:54:40
《集う悪魔達(仮)》エピローグ部分
***駒王学園・旧校舎***
ヒロミ(デビチル)「ミライ、セツナ無事じゃったか!?」
ミライ「お爺ちゃん!」

お互いの情報共有と事件の状況を整理するべく、駒王学園のオカルト研究部の部室がある
旧校舎へ移った一同。そこへ連絡を受けたミライの祖父である要ヒロミ博士も合流する。

狩崎『モニター越しで失礼。お久しぶりですね、ヒロミ博士』
ヒロミ(デビチル)「-?おお、もしやジョージ君か。大きくなったのう」

部室内に設置されたモニターにブルーバードの本部にいる狩崎の映像が映し出され、
ヒロミ博士に挨拶をする。

セツナ「知り合いなのか?爺さん」
ヒロミ(デビチル)「うむ。彼の父親の真澄君とは親しい友人でな。わしがジョージ君と
 出会ったのは、彼がこ〜んなに小さかった頃じゃったが、それでも優れた頭脳の少年じゃったな」
狩崎『博士の研究しているデビゲノムは、ダディや私の研究に通じる物があってね。
 その為、交友関係にあったんだ』

セツナの質問に対し、ヒロミ博士と狩崎は狩崎の父親である真澄を通じて交友関係にあった事を
説明する。

アザゼル「さて、関係者が揃った所だし、そろそろ話しを始めようか」

オカルト部の顧問である堕天使のアザゼルによって、情報の共有と状況の整理を始める。
その中でやはり話題に上がったのは「魔界同盟」と「悪魔特捜隊」についてだった。

大二「異世界の魔王達による同盟組織か」
ヒロミ(リバイス)「それが地球を侵略しようとしているのであれば、Gショッカーと同様の脅威だな」
アザゼル「ああ。下手したら地球だけじゃなく冥界や他の神話世界も巻き込むかもしれねぇな」

魔界同盟が地球にまで侵攻してきた事に、その脅威にそれぞれ苦い表情を浮かべる。
アザゼルも魔界同盟は冥界や他の神話世界も巻き込むだろうと口にする。

セツナ「フェンリルとアバドンがいるって事は、もしかしたらルシファーやデモゴルゴン達も
 その魔界同盟っていうのに加わっているかもしれない」
イッセー「ルシファー...!」
セツナ「-?どうしたんだよ、イッセー兄ちゃん」
リアス「イッセー...あの子達の言っているルシファーと私達が知っているルシファーは
 別人よ。いちいち反応するんじゃない」
イッセー「そうだった...悪(ワル)ィ、続けてくれ」

フェンリルとアバドンが魔界同盟の一員になっている事を知ったセツナ達はかつて戦った
ルシファーやデモゴルゴン達魔王が魔界同盟の一員になっているのでないかと疑う。
ルシファーの名前が出されて一誠はライバルの事を思い出して反応するが、リアスに
セツナの語るルシファーと自分達が知っているルシファーは別人だからと教えて、話の腰を
折った事を少し咎め、一誠は反省し、セツナ達に謝った。

リアス「冥界にいるお兄さま...いえ、冥界の四大魔王の1人であるサーゼクス・ルシファーより、
 魔界同盟の脅威に対し、貴方方に協力せよと命を受けました。よろしいかしら」
狩崎『こちらとしては戦力が増える事に問題は無い。何分Gショッカーとか厄介な敵が多すぎるからね。
 頼りにさせてもらうよ』

リアスは先程、魔界同盟の脅威を兄にして四大魔王の一角であるサーゼクス・ルシファーに伝えた所、
その脅威性から人間の協力が必要であると判断され、協力する事を伝えられた。
狩崎はGショッカー等地球を脅かす敵が多いので、戦力が増える事は歓迎する所なので
リアスからの申し出を受け入れた。

セツナ「俺達もイッセー兄ちゃん達に協力するぜ」
ミライ「魔界同盟の所為でマカイが荒れると、地上にも影響が出てしまいます。
 それを解決するのがデビルチルドレンの使命ですから」
ヒロミ(デビチル)「うむ。この子達の事をよろしくお願いしますじゃ」
大二「ああ。君達の協力は心強い」
ヒロミ(リバイス)「幼い君達の力を借りるのに心苦しくあるが、その代わり、全力で
 君たちを守る事を約束しよう」

グレモリー眷属が協力する事になり、セツナとミライ、デビルチルドレンの2人も協力に
名乗り上げる。2人の協力に大二とヒロミ(リバイス)は感謝の言葉を送った。

261ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2024/03/21(木) 09:55:27
狩崎『さて、魔界同盟についてはこれぐらいにして、次は悪魔特捜隊についてだが、
 彼らの事を知っているみたいだが、そこの所はどうなんだい?石動零』

魔界同盟の話を終え、続いて最後に介入してきた悪魔特捜隊の話に移り、狩崎はあの場に来ていた
悪魔特捜隊―裏鬼道衆について知っている石動零に話を振る。

零「あの場に居たのは裏鬼道衆。鬼道衆の中でも私利私欲で悪事に手を染める外道な連中だ」
ヒロミ(リバイス)「先程の振る舞い...その様な連中だったか」
セツナ「ニュースでやっていたけど、あいつら地球連邦が作った部隊なんだろ?
 何でそんな悪い奴がいるんだよ」

これまで部屋の隅で只黙っていた石動零はあの場に来ていた裏鬼道衆の説明をする。
説明を聞いてヒロミ(リバイス)は先程の裏外道衆の振る舞いを思い出して怒りから拳を握り、
セツナは地球連邦政府が組織した部隊の中に、悪い奴らが加わっているのが納得がいかなかった。

狩崎『連邦も一枚岩じゃないからねぇ。一応クレームはつけさせてもらうが聞く耳は持たないだろう。
 次に彼らに会ったら、今度こそ戦う事になるかもしれない』
イッセー「だったら、今度こそぶっ飛ばしてやるぜ!」
セツナ「俺達もだ!」

狩崎は同じ連邦の部隊であるが、政治的な背景を暗に示しつつ、今後衝突して
戦う事を示唆する。一誠やセツナは裏鬼道衆―悪魔特捜隊の危険性は分かったので、
今度はぶっ飛ばすと意気込む。

大二「石動零。君は彼らと敵対関係にあるが、それなら俺達の仲間に...」
零「冗談。俺は誰かと仲良しこよしなんて性に合わねえんだ。話が終わったんなら、
 俺は帰らせてもらうぜ」

大二から仲間にならないかと声を掛けられる零だが、それを拒否し、教室を出て行った。

伊吹丸「・・・よかったのか。零よ」
零「いいんだよ。さっきも言った通り俺に仲間は必要ねぇ。...まぁでも、
 裏外道衆が俺の邪魔をするのなら、相手をするだけだがな」

廊下に出た後、伊吹丸が零に「仲間にならなかった」事を問いかけ、零は先程と同じ様に答える。
ただそこに再び邪魔をするのであれば相手をすると付け加えて旧校舎を去った。

セツナ「零の兄ちゃん、出て行っちまった」
狩崎『まぁ、本人が断る以上仕方がない。では改めて今後よろしく頼むよ。グレモリーの眷属に
 デビルチルドレンの諸君』

零が出て行った事にセツナ達は呆然とするものの、狩崎は「仕方ない」と思考を切り替え、
改めてグレモリー眷属とデビルチルドレンの2人の協力を歓迎するのであった。

262ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2024/03/21(木) 16:23:48
>>261の続き。
***龍賀製薬・社長室***
一方その頃。ここは近年新しく設立された製薬会社「龍賀製薬」その企業から発売されている
栄養ドリンクは一般だけでなく連邦軍にも好評となっており、急上昇中の企業である。
だがその正体は裏鬼道衆の元締めにして、悪魔特捜隊の総帥である龍賀一族の経営する企業だった。
龍賀一族とは50年前、哭倉村という今は無き村を支配していた一族で、幽霊族を狩り、
彼らを材料に新薬「M」を生み出して莫大な富を得ていたが、ある事件を切欠に一族は全滅し、村は滅んだのだが
黄泉還り現象により復活。ロゴスと手を結び悪魔特捜隊の長となったのである。
現在、社長室では先程駒王町から帰還した裏鬼道衆が悪魔特捜隊の総帥である長田幻治、
その妻で会社の社長でもある龍賀乙米に報告をしていた。

乙米「それで、おめおめ帰ってきたというの?鬼道衆が聞いて呆れるわ」
長田「部下の不手際、申し訳ございません。ですが、我々の部隊は発足したばかり。
 余計な波風を立てるのは、今後の運営に支障が出るかと...」
乙米「何を呑気な...。聞けば、その石動っていう鬼道衆は貴方が勧誘しようとして
 失敗したって言うじゃない。何か思わない訳?」
長田「ええ。ですので必ず報いを受けさせますよ」ニチャ

報告を受けた乙米は「おめおめ逃げ帰った」と裏鬼道衆を批判。裏鬼道衆のリーダーである
長田は部下の不手際を謝罪しつつも、乙米を宥めた。因みに2人は黄泉還った際に再婚。(性は別姓)
乙米は長田に石動零を悪魔特捜隊のスカウトをしようとして断られた事を持ち出し、
長田は必ず報復をすると不気味な笑みを浮かべる。

???「話はそこまでにせい。乙米よ」
乙米「ですが、お父様!」
???「聞こえなかったか?話は終わりだ」
乙米「・・・はい」

乙米と長田が話をしている時、社長の席に座っている人物が話を止める。
「お父様」と呼ばれる人物に止められ、乙米はおとなしく従い、長田と共に膝をついた。
その人物は椅子を回転させ、2人に姿を見せる。その人物は小柄な老人だが、
この老人こそ龍賀一族の当主であり、悪魔特捜隊の影の総帥・龍賀時貞だった。
時貞は50年前に肉体を失い、その魂は小さな玉となって死ぬ事も出来ない身体となったが、
黄泉還り現象の影響なのか再び肉体を得て復活。特捜隊の影の総帥となったのであった。
時貞の傍らには長男の時麿が控えている。

時貞「今は好きにさせておけ。いずれ奴らと決着をつけるその時までな」

時貞は、そう告げながら不気味な笑顔を浮かべるのであった。


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