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闘争の系統 〜ネタバレノートⅡ〜

203ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2022/05/29(日) 01:03:37
***ミルクディッパー***
一花に教えてもらった喫茶店というのは「ミルクディッパー」という店だった。
星をテーマにした本が置かれているライブラリカフェで、店内には天体望遠鏡等も置かれており、
落ち着いた雰囲気と美味しいコーヒーを提供するという事で評判の店である。

四葉「一花が言っていた通り、コーヒー美味しいね」
風太郎「ああ。店の中の雰囲気も落ち着いていていいな...只、この店、男性客多くねえか?」

コーヒーを注文し、その味を堪能する2人。店の中の雰囲気に風太郎は気分を良くするが、
女性客よりも男性客が多いことに、若干引いた。まぁ、男性客が多い理由は、この店の
美人店主の美貌に惹かれてだが。今も店内を見ると、チャラそうな記者風の男とメガネを掛けた
占い師風の男が美人店主を巡って言い争いをしているが、美人店主は、そんな事にも
気が付かず、ひたすらコーヒーを淹れていた。

風太郎「さて。目的の店も堪能した事だし、この後どうする?」
四葉「だったら、この辺をぶらり散歩しない?近くに公園があるみたいだし」

コーヒーを飲み終えた2人は店を出る。まだ時間もあるので、2人は辺りを散歩する事にした。

***公園***
近くの公園に来た風太郎と四葉は一息つけようとベンチに腰を下ろす。休日という事もあり、
公園には家族や友人、カップル等が訪れて大変賑わっていた。

コウタ「行くよ、勇太君!」
勇太「任せて。コウタ君」
風太郎「(子供か...俺も何時か四葉との間に子供が出来るんだよなぁ...
  う...いかんいかん。真昼間から何を想像しているんだ)」カァ~

運動場でサッカーをしている子供達の様子を見て、風太郎は四葉との子供を想像する。
だが、その際四葉のアレやソレやも想像してしまい顔を真っ赤にした。
ふと隣にいる四葉に顔を向けると、同じように顔を真っ赤にしていた。
どうやら夫婦揃って同じ想像をしたらしい。

???「お兄ちゃーん、こっちこっち」
???「応、今行く」
風太郎「えっ!二乃?」

後ろの方から五つ子の次女・二乃によく似た声がしたので、2人は思わず後ろを振り向く。
振り向くと黒髪で短髪の少女が同じく黒髪の少年を含む男女のグループに声を掛けていた。

風太郎「びっくりした。別人か」
四葉「姉妹の私でさえも、二乃かと思ったよ。そういえば、あの男の子の声も
 風太郎そっくりだね」
風太郎「そうか?」

二乃かと思って振り向いてみたら、やはり別人で風太郎と四葉は驚く。また黒髪の少年も
風太郎そっくりの声であると四葉が指摘するが、風太郎は「似ているか?」と首をかしげる。

風太郎「そろそろ日も暮れるし、帰るか」
四葉「シシ。久しぶりのデート楽しかったよ!風太郎」
風太郎「俺もだ」

それからしばらくして、気が付けば日が暮れようとしていた。久しぶりのデートを
満喫した風太郎と四葉。怪人が蔓延るこの世界で事件に巻き込まれることなく
無事デートを終えるのであった。


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