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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1122チバQ:2011/04/09(土) 09:08:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000228-mailo-l32
’11統一地方選:県議選 激戦区を探る/下 /島根
毎日新聞 4月8日(金)14時19分配信

 (敬称略)
 ◇合併後初の選挙戦
 ■浜田(定数3−4)
 現職3人に新人1人が加わり、合併後初の選挙戦になった。合併前の旧浜田市は12年ぶり、旧那賀郡3町1村の有権者には16年ぶりの県議の選挙戦。
 旧浜田市議5期の実績がある自民の大屋は有権者の約7割を占める旧浜田市での支持層を固め、旧那賀郡でも支持を訴える。
 民主の須山は初めての選挙戦。「選挙はやった方がよい」と引き締めを図り、出身の市職労を中心に支持拡大を目指している。
 旧金城町議の自民の岡本は元選出区の旧那賀郡で抜群の知名度があるが、陣営は「旧浜田で上乗せを」と支持拡大を図っている。
 諸派の森谷は選挙ポスターなどで事業仕分けなどを訴えている。
 ◇立場変えて再対決
 ■簸川(定数1−2)
 前回選で285票差の接戦を繰り広げた2人が、立場を変えて再び激突。どちらの陣営も課題を抱えながら選挙戦を展開している。
 矢野は町議2期、県議4期を務めた実績を強調しながら支持を訴える。ただ、出馬表明が3月10日と出遅れたことなどにより、後援会組織の構築が間に合わず、期間中の巻き返しが課題となる。
 前回初当選した池田は、告示直前に体調不良で入院。序盤は妻がマイクを握り、他選挙区の無投票当選者の応援も受けたが、本人不在の影響は未知数だ。7日には本人が復帰し、終盤の支持固めに力を入れる。
 ◇吉賀町の結果が鍵
 ■鹿足(定数1−2)
 4期目を目指す自民推薦の現職に、国民新と民主が推薦する新人が挑み、激戦を繰り広げている。投票率は両陣営とも80%前後と予想しており、6000票前後が当選ラインになりそうだ。
 現職の中村は、3期12年の実績をアピール。後援会を中心に自民系町議らが支持を訴えて回る。8日には、自民推薦の知事候補とともに街頭に立つ予定で、県とのパイプを強調し、支持拡大を図る。
 新人で地元郵便局長の斎藤は、陣営を郵政関係者や労組が固め、同地区を地盤とする亀井久興・国民新党顧問を前面に出して浸透を図る。県政の「東西格差」是正を訴え、新旧交代をアピールする。
 ともに旧日原町出身。両陣営とも票が読み切れない吉賀町での結果が鍵を握ることになりそうだ。
………………………………………………………………………………………………………
 ◇浜田市(定数3−4)
大屋俊弘 59 団体役員    自現
須山隆  49 市職労役員   民現
岡本昭二 64 会社役員    自現
森谷公昭 55 税理士     諸新
 ◇簸川郡(定数1−2)
矢野潔  64 会社役員    無元
池田一  50 [元]西友社員 無現
 ◇鹿足郡(定数1−2)
中村芳信 57 郡体協会長   無現
斎藤哲史 53 郵便局長    無新

4月8日朝刊

1123チバQ:2011/04/09(土) 09:10:50
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000881104060001
原発争点化に温度差
2011年04月06日

◆柳井市区の候補者  (定数1)
  松野利夫54無新  〈元〉市議
  河北洋子54民現(1) 〈元〉市議
  星出拓也30自新  〈元〉党職員
  小中 進63無元(1) 〈元〉田布施町議
〔 ( )内の数字は当選回数 〕


◆県議選・激戦区ルポ/柳井市区


  東日本大震災による福島第一原発の事故で、県議選でも中国電力の上関原発計画が注目されている。建設予定地から30キロ圏内の柳井市区(定数1)で、論戦の現場をみた。


  「中電はなお上関原発は推進すると豪語している。今止めなければ止まらないんです」。4日、ショッピングセンター前で無所属元職の小中進氏が声を張り上げた。「原発のない未来を!」と書かれた選挙カーは前日に調達したばかりだ。


  小中氏は反原発議員連盟の会長。告示日の朝は別の選挙区で民主候補の出陣式に出席していた。だが、柳井市区に出た3人が第一声でほとんど原発問題に触れなかったと聞き、急きょ出馬を決意した。


  小中氏の出馬に強い危機感を抱くのは、かつて反原発運動をしていた民主現職の河北洋子氏の陣営。福島の事故で「今は原発推進ではなく、立ち止まるべきだ」と3月29日、中国地方電力総連の推薦を辞退した。4月2日には民主の平岡秀夫衆院議員が急きょ応援入り。5日、街頭で河北氏は「市民の不安の声をエネルギー政策の見直しにつなげる」と踏み込んだ。


  原発計画で、柳井市には国の電源立地地域対策交付金が23億円入る。周辺市町では最も多い。だが、「今まで原発は争点じゃなかった」と選対幹部。「こうなったら原発に対する河北の考えも言っておかないと」


  一方、無所属新顔の松野利夫氏と、自民新顔の星出拓也氏は、福島原発の事故や上関原発計画にほとんど触れない。自民の党員投票で公認を争った2人は、保守層を二分する戦いを繰り広げている。


  松野氏は「国の検証を待ち、エネルギー政策のバランスも考えて判断すべきだ」という立場。選対幹部は「活発な柳井をどう取り戻すかという一番大事なことを、情勢に左右されずに訴えていく」と語る。


  星出氏も「国が検証して新たなエネルギー政策を立てるのが先決」という考えだ。選対幹部は「緊急車両が通る道路や水害対策の排水路も大事。『安全・安心』は原発問題だけじゃない」。


  原発に触れない街頭演説を聴いていた女性はこう漏らした。「国も県も町も推してるから、原発は『やめる』って言えないんじゃないですか。原発はいやだけど、政治は原発がすべてじゃないからね」
(渡辺純子)

1124チバQ:2011/04/09(土) 09:11:18
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000881104070001
市議定数減 対立の影
2011年04月07日

◆防府市区の候補者  (定数4)
  石丸典子52公現(2) 党県女性局長
  島田教明56無新  保育園長
  渋谷 正63無現(1) 薬剤師
  井上 剛48無新  マツダ社員
  伊藤 央41無新  音楽教室経営
  神田義満68無新  理髪店経営
  原田洋介39無新  〈元〉市議
  〔 ( )内の数字は当選回数 〕


◆県議選・激戦区ルポ/防府市区


  議員定数の大幅削減を主張する市長と、市議会の対立が続く防府市。混戦となっている県議選防府市区(定数4)にも、両者の対立が影を落としている。


  「民意を理解しない人たちに、もう一度目に見える形で示せる機会です」。2日にあった無所属新顔の神田義満氏の決起集会で、松浦正人市長はこう訴えた。


  会場には、松浦市長が代表を務め、市長の後援会長だった神田氏を推す政治団体の旗が掲げられた。定数削減を求めた市民団体幹部も壇上に上がり、市議会批判で盛り上がりを見せた。


  松浦市長は3月末、定数削減の是非を問う住民投票の予算を専決し、辞任する腹だった。4月下旬に住民投票、出直し市長選、欠員2を補充する市議補選のトリプル投票に持ち込む――。


  4月中旬にはそのための決起集会の会場も押さえていた、と市長側近は明かす。「大震災で断念したが、県議選でも議会との対立を前面にうたう」


  名古屋市や大阪府など各地で首長と議会が対決する構図が広がっている。首長の追認機関のような議会も多く、議会不要論さえ飛び出している。ただ、市長サイドの動きに他陣営は批判的だ。


  「市議会の対立を県議選に持ち込もうという考えは全く理解できない」。マツダ社員で無所属新顔の井上剛氏の陣営幹部は話す。無所属現職の渋谷正氏も「県議には県議の仕事がある。市議会の定数削減の話は県議選にはなじまない」。


  公明現職の石丸典子氏の陣営は「次の市議選に市長派の議員を多く当選させるための布石ではないか」とみる。元市議として定数問題の渦中にいた無所属新顔の2人も否定的だ。原田洋介氏は「定数削減は票集めのための単なるキャッチコピー」。伊藤央氏は「首長の言いなりのなれ合い議会を作りたいだけだ」と指摘する。


  無所属新顔の島田教明氏は「首長VS議会」の構図について、「議会たたきの首長が人気を集める流れは完全に時代遅れ。大震災で、日本が一つになろう、と団結が叫ばれている時に対立も何もない」と語る。


  防府市での選挙では、元県議の松浦市長と、島田氏の父で県議会議長を12年間務める明氏が、長年争ってきた。新顔の一人はこう話す。「選挙のたびに『どっち派か』と対立ばかり続けてきた。議長の引退もあり、この構図から脱却できる機会だ」
(小西宏幸)

1125チバQ:2011/04/09(土) 09:12:26
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000881104080001
原発不安 読めぬ影響
2011年04月08日

◆光市区の候補者 (定数2)
  河野 亨48自現(1) 建材会社役員
  秋野哲範50民現(3) 鋼材会社役員
  国弘秀人49無新  情報技術支援業
  〔 ( )内の数字は当選回数 〕



◆県議選・激戦区ルポ/光市区
  福島第一原発の放射能漏れ事故では、原発周辺自治体の住民に甚大な影響を及ぼすことが現実化した。原発立地に周辺自治体はどう向き合うのか。急浮上した原発論争はそんな問いも投げかける。上関原発の予定地から30キロ圏内の県議選光市区(定数2)を歩いた。


◆容認の雰囲気一変
  「原発計画をなくし、子どもたちが戻って来られる島に」。光市街地から南東約10キロ沖にある牛島(うしま)。3日朝、無所属新顔の国弘秀人氏は訴えた。

  告示後初の朝の辻立ちに選んだ場所は、本土から船で約20分、人口70人ほどの離島だった。高齢化が進む島の姿は、国弘氏の故郷で、原発計画に反対を続ける上関町祝島と重なる。

  だが、漁港で演説を待ち受けた島民はまばら。国弘氏の姿を見た高齢の女性がぼやいた。「事故はひどい。祝島は立派だ。でも、こっちは補償金をもらっている。表立って反対できる人はいないんよ」

  牛島は、原発の建設予定地からわずか8キロほどの場所にある。光市では最も近い。予定地の対岸にある祝島は目と鼻の先だ。

  同じ漁業を生業(なりわい)とする二つの島。だが、中国電力の総額125億5千万円に及ぶ漁業補償金への対応は違った。牛島の県漁協支店は、予定地近海に共同漁業権を持つほかの六つの支店と同様、2008年までに補償金を受け取った。唯一、拒否を続けているのが祝島だ。集落を歩いた国弘氏は言う。「元気のなさは祝島以上。計画撤廃の必要性を確信した」

  有権者の大半を占める本土側でも、上関原発への意識は低くない。まちづくり団体が2009年、市内の未就学児を持つ母親を対象にしたアンケートで「上関原発ができた場合、万が一の放射能漏れ事故に不安を感じる」と答えたのは135人中8割超に上った。

  福島の事故は、市民の不安感に拍車をかける。2月に国の電源立地地域対策交付金14億円の配分が決まった光市は震災後、交付金を受け取らないよう求めた原発反対の議員連盟に「今後の推移を注視したい」と回答せざるを得なかった。

  こうした雰囲気に、事故前は容認の立場だった現職2陣営も敏感に反応する。

  自民現職の河野亨氏が6日、光市民ホールで開いた総決起集会。河野氏は、事故後に中電が本格的な海面埋め立て工事を中断したことに触れ、「これなら絶対に大丈夫という安全が確認されない以上、工事を再開することはできない」と訴えた。

  民主現職の秋野哲範氏も慎重論に転じた。1日の出陣式で秋野氏は「エネルギー政策は国が決める。大きな見直しを含め、早期の対応を求めたい」と国の責任を強調。「原発建設は安全の確立と地域の理解なしに容認できない」と踏み込んだ。

  ある現職陣営幹部はこう漏らした。「原発への不安がどう投票に影響するか読めない。不気味だ」
(小暮純治)


    ――――――――――――――――――――――


◆熊毛郡区の候補者  (定数1)
  吉井利行62自現(7) 党県副会長
  成川正之47民新   〈元〉衆院議員秘書
  〔 ( )内の数字は当選回数 〕

◆上関の是非 2氏触れず
  原発予定地の上関町を含む熊毛郡区(定数1)では、上関原発計画の是非そのものは争点になっていない。

  自民現職の吉井利行氏は「絶対安全と言われた原発でなぜ事故が起きたか。国の検証と方針を見極め、地元の考えを伝える」。民主新顔の成川正之氏も「脱原発の方向で臨み、上関については地元の意見を聞きながら抜本的な再検証をするべきだ」。ともに演説の相当程度を原発問題に割いているが、計画の是非には踏み込まない。

  上関町は、原発関連の交付金や中電の寄付金で潤う。初老の男性は「ここらは年寄りばっかり。(原発関連の)財源がなくなったら夕張になる。事故を踏まえて、こっちはもっといいもんができる」と話す。予定地に近い集落では「電気足りないんじゃけ、ここに造らにゃみんな困るじゃろ」「子も孫も帰って来ん。原発ができる頃はどうせ住む者はおらん」という声も聞こえた。

  同じ選挙区でも近隣の町では温度差もある。田布施町の男性(65)は「そりゃ原発はないほうがええ。100%安全はない。上関も火力発電に変えりゃいい」。平生町の主婦(42)は「上関は遠いから影響ないと思ってたけど、福島の事故で怖くなった。あんな危ない物はない方がいい」と話した。
(渡辺純子)

1126チバQ:2011/04/09(土) 09:16:15
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000201103300001
民主「ない」づくし/県議選 半分超は新顔
2011年03月30日

 「地方での党勢拡大」――。政権交代の次に見据えた目標の前で、民主党が足踏みしている。2日後に告示が迫った県議選で、全20選挙区に37人を立てる自民党に比べ、8選挙区に13人。しかも、うち8人が新顔だ。(宇津宮尚子)


■「党ではなく個人に」


 「地域から変えていこうという人が出るのが、民主党。この町を変えていく力を、与えてほしい」


 統一選のてこ入れに全国を回る馬淵澄夫氏(前国土交通相)が、声を張り上げた。3月上旬、総社市選挙区で立候補を予定する女性(53)と一緒だ。


 が、冷たい雨の降るスーパー前の路上で、党の「広報委員長」の姿を見て、立ち止まる人はほとんどいない。


 総社市の定数は2。自民党の独占だ。そこへ民主党がぶつけたのは、公募で選んだ政治経験のない元教師だった。


 選挙には、地盤、看板、カバン(組織力、知名度、資金力)が必要という。女性は、そのいずれもない、同党の立候補予定者の典型でもあった。


 「都市部では風でいけても、地方で名前も知られず、組織もないとなると……」


 だが、民主党が頼みとする「風」も、今は逆風だ。


 「党ではなく、私個人に入れてください」――。あいさつ回りで政権批判があがるたび、そう訴える。


 女性の選挙区には大物が続々と入っている。


 昨年10月末のお披露目の際は、枝野幸男・幹事長代理(当時)。3月13日には、震災で中止されたが、岡田克也幹事長が来る予定だった。


   ◆◆◆


■応援期待せず


 県連は、いくつかの選挙区で、現職に加え、新顔の擁立にこだわった。


 岡山市北区・加賀郡選挙区では、現職2人に新顔1人、の組み合わせになった。ただ、ここで立候補する新顔の元県臨時職員の女性(35)は1月中旬、事務所開きで率直に話した。


 「労働組合から支援が得られると思ったが、一切、応援がないことになった。それに(県連が)多くの候補者を立てた。ショックです」


 やはり、政治経験ゼロの公募組。ただ、都市部なら、労組の組織票が期待できる。しかし労組は、同じ選挙区から再選を目指す民主党現職を全面支援するという。


 「民主党を支える大きな組織(連合)も応援できない。草の根の市民選挙で戦うしかない」。女性の選挙を支える高井崇志衆院議員は支持者にそう訴えている。


   ◆◆◆


■選挙戦活発に


 東日本大震災の後、微妙な変化をみる向きもある。


 「枝野(官房長官)さんがよくやっているという反応もある」と、笠岡市選挙区から立候補を予定する新顔の議員秘書(31)は期待する。


 いずれにしろ、党関係者の本音は「基礎体力以上に、候補予定者を立ててしまった」。それでも「一人一人が勝つか負けるかの選挙をしないと、党への支持者も増えない」と前向きだ。



 事実、その挑戦が無投票を避け、選挙戦を活発にする側面もある。自民党は「民主党が候補者を多く立てたことで、緊張感が出たことは事実」(県連幹部)と話す。


(注・民主、自民の立候補予定者数は、推薦を含む)

1127チバQ:2011/04/09(土) 09:18:24
http://www.sanyo.oni.co.jp/senkyo/11_chihou/news/2011/04/05/20110405102132.html
岡山県議選 激戦ルポ
県都決戦
気をもむ現職陣営
岡山市北区・加賀郡

 「うちは8番目に滑り込めるのか」―。激戦をくぐり抜けてきた現職陣営も気をもむ。

 定数8に現職9人。政令指定都市移行で選挙区を変更した際、現職に配慮して暫定配置としたためだ。少なくとも1人は議席を失う厳しい戦いに、新人3人が加わった。

 選挙区変更で過去の得票が参考にならず、票が読みにくくなったことも、陣営の不安をあおっている。

 自民は河本勉、波多洋治、太田正孝、蜂谷弘美の現職4人で勢力維持の構え。河本は選挙区の北部、波多、太田、蜂谷は南部を拠点にする。それぞれ地元や支援企業への浸透を図りつつ、選挙区が狭まったことで目減りする票を補うため、互いの地盤に分け入っている。

 民主は現職の高原俊彦、新人の岩本典子を公認、無所属現職の岡田幹司を推薦して臨むが、「身内同士で票を奪い合えば、共倒れの危険もある」とある陣営幹部は訴える。政権与党となったものの、党への強い逆風に危機感を募らせる。

 公明は現職の増川英一が3選に挑み、党組織を軸に全域への浸透をうかがう。共産現職の森脇久紀も3期目を目指し、市議選の党候補とセットで売り込んでいる。

 無所属では、新人の松本正冬が秘書時代の人脈を生かして医療・福祉関係団体などにアプローチ。現職の横田悦子は吉備中学校区を拠点に、吉備中央町などでも遊説を重ねる。元会社員で新人の井上雅弘も立候補している。

党の威信がかかる
岡山市中区

 4議席を争う5人は自民、民主、公明、共産各党と無所属が一人ずつ。県内各党の幹部は「党の威信がかかる選挙区」と口をそろえる。

 自民現職の小倉弘行は岡山市議選の保守系候補とも連携しながら票の掘り起こしを目指す。民主現職の一井暁子は前回の大量得票による緩みを警戒、党国会議員や連合岡山がてこ入れする。

 新人は公明の笹井茂智、共産の氏平三穂子が挑戦。笹井は党組織を基盤に、引退する現職から引き継ぐ票に上積みの構え。氏平は党組織のほか、看護師の経験から医療関係者へも浸透をうかがう。

 無所属現職の福田通雅は過去4期の経験を強調し、支持の拡大を目指している。

公明票の行方注目
岡山市東区

 現職2人が議席死守を目指す自民に対し、民主と共産が新人を擁立して挑む。公明は岡山市関係の4選挙区で唯一、候補擁立を見送った。同党支持層や無党派層の動向が注目される。

 自民は岡崎豊が5選を目指し、小林健伸が再選に挑む。岡崎は町内会など地盤固めを図り、小林は農業関係者らを基盤に支持を広げる構え。ともに公明支持層へも働き掛けを強める。新人は、民主の中川雅子が党国会議員や連合岡山の支援を受けて浸透の構え。共産は石村智子が党組織や引退する現職の地域で票の取り込みを図る。

身内同士競り合う
岡山市南区

 現職2人と新人3人が4議席を争う。自民は公認の現職に加え、新人を推薦。公明は現職1人、民主は新人2人をそれぞれ公認して臨む。自民、民主の各陣営は、党支持層をめぐって身内同士でも競い合う。

 自民は現職の佐藤真治を公認、無所属新人の小林孝一郎を推薦。佐藤は区内唯一の自民公認を訴えて支持拡大を狙い、小林は医療関係団体や企業を軸に浸透を図る。

 民主はともに新人の山本計至、木口京子を立てた。山本は地元藤田地区や労組票を基盤に支持を広げる作戦。木口は街頭活動に力を入れ、無党派層の取り込みを狙う。

 公明は現職の景山貢明。党県本部代表の立場もあり、票の上積みを図る。

(2011年4月5日掲載

1128チバQ:2011/04/09(土) 09:18:56
http://www.sanyo.oni.co.jp/senkyo/11_chihou/news/2011/04/06/20110406103543.html
岡山県議選 激戦ルポ
混戦模様
新人増、予断許さず 現職地盤と競合も
倉敷市・都窪郡

 有権者数39万660人、定数14―と県内最大の選挙区。立候補者も最多の17人に上る。

 「新人が多く、予想しづらい展開。予断を許さない」。当選を重ねてきた現職が危機感を訴える。

 前回は3人だった新人は今回、5人に増えた。民主、共産各1人に労働組合を支持基盤とした現職2人の後継ら。地元とする地域が現職と競合する陣営も多く、混戦模様をさらに複雑にしている。

 現職12人のうち、自民は渡辺英気、遠藤康洋、小田圭一、中塚周一、蓮岡靖之、高橋戒隆、千田博通の7人。これまで同党は選挙区の半数を占めてきたが、前哨戦から活発な動きを見せる他党の新人に警戒感は強い。基盤とする地域や企業、団体のすみ分けを図りつつも、手薄だった地域にも積極的に進出。議席死守に向け、それぞれに前回得票への上積みを目指す。

 公明は6選を目指す高橋英士、5期目に挑む山田総一郎が立ち、現有勢力維持の構え。選挙区内を二つにエリア分けして党組織を挙げた支援体制を築くとともに、政策の訴えを通じて無党派層にも浸透を狙う。

 無所属現職は2人。三原誠介は今回、民主の推薦を受けた。地元玉島地区や教員時代の仲間に支持を呼び掛ける。前回トップ当選の佐古信五は後援会組織を引き締めつつ、幅広い地域への浸透を図っている。

 共産は現職の赤坂てる子に加え、新人で元早島町議の須増伸子を擁立。悲願の2議席獲得を狙う。2人で選挙区内を地域分けしているほか、須増のほかに地元候補がいない早島町などで票の掘り起こしを目指す。

 新人はこのほか、民主が同選挙区初の公認候補として三宅和広を立てた。連合傘下の労組からも支援を受けながら、党の足場を築きたい考え。

 また、原田唯良は三菱自動車、柳田哲はJFEスチールの各労組出身。ともに引退議員の後継として、関連企業を含めた支援を受けるが、景気低迷などで組織の動きが鈍ることを懸念、引き締めに努めている。元県農協中央会職員の石橋誠は県財政の再建などを訴える。

 前回の投票率は県平均(50・71%)をやや下回る50・29%。今回は東日本大震災に有権者の関心が向いていることもあって、「盛り上がりがいまひとつ」(現職陣営)などとみる陣営が多い。無党派層の動向に影響を受けやすい選挙区でもあるだけに、投票率も気にかけながらの戦いとなっている。

(2011年4月6日掲載)

1129チバQ:2011/04/09(土) 09:19:26
http://www.sanyo.oni.co.jp/senkyo/11_chihou/news/2011/04/07/20110407101043.html
岡山県議選 激戦ルポ
岡山県北の攻防 (敬称略)
し烈“身内”の争い
津山市・苫田郡

 定数は4。自民3、民主1の現職4人に加え、民主が新人1人を擁立。勝田郡で自民県議を3期務めた元職も無所属で立候補し、6人がしのぎを削る。2大政党の攻防だけでなく、保守票や労組票をめぐる“身内”での争いはし烈だ。

 戸室敦雄、井元乾一郎、谷口圭三の現職3人で臨む自民。元職の参戦による保守票分散に危機感を強める。

 谷口の陣営は「いくらか票を奪われるのは必至」として上積みに懸命。井元は出身地の鏡野町を固めた上で、津山市に攻め込む戦略を描く。戸室は個人演説会を重ねて実績を訴えるなど、票の掘り起こしを図る。

 一方、前回選挙で県北初の議席を得た民主は、現職の木下素典と新人の金田稔久を公認した。両陣営に労組が張り付き議席増を狙うが、共倒れへの懸念も消せない。

 「保守王国・県北での2議席。やりきらねば」「やっとつかんだ議席を手放してはならない」。津山市内で4日開かれた個人演説会で、連合岡山幹部2人のあいさつには微妙なトーンの違いがうかがえた。

 両党の勢力争いに割って入った無所属元職は岸本清美。旧勝北町出身で、遺族会などの支援を受けながら支持拡大を図る。

新人同士熱く訴え
新見市

 元議長で6期務めた自民の三村峰夫が引退し、新人同士の一騎打ちで16年ぶりの選挙戦となった。

 無所属新人の土屋晋は草の根での支持拡大を図る。選挙カーから頻繁に降り、有権者に市議3期の実績を訴える。「地場産業を活性化させ、自立したまちづくりを進める」と主張する。

 小林義明は三村後継として自民の公認を受ける。地元医師会や建設業協会などの団体から推薦を受け、後援会を中心に選対を組織。「中山間地域の振興が使命」などと訴えている。

攻守入れ替わる
美作市・英田郡

 定数1に現新3人。自民現職の岡本泰介と無所属新人の市村仁の争いに、告示直前に無所属新人の道広浩二が加わった。

 岡本は無所属で挑んだ前回、自民現職を93票の僅差で破って初当選した。市村はその時に敗れた候補の長男。攻守が入れ替わり、4年前と同様に激しい戦いを演じている。

 岡本は酪農連盟や森林組合などの推薦を受け、元市議会議長らが支援。防災対策などの実績を訴える。市村は「県政へのパイプ役」を掲げ、若さをアピール。美作市長らの応援を受け、支持拡大を図る。税理士の道広は行革などを訴えている。

(2011年4月7日掲載)

1130チバQ:2011/04/09(土) 09:19:56
http://www.sanyo.oni.co.jp/senkyo/11_chihou/news/2011/04/08/20110408100132.html
岡山県議選 激戦ルポ
2人区(敬称略)

個人演説会で候補者の訴えに耳を傾ける有権者=笠岡市

自民地盤に民主挑む
笠岡市

 市制が施行されて2人区になった1955年の選挙以来、追加公認を含めれば一貫して自民が議席を独占してきた。現職の天野学は7選、伊藤文夫は4選を目指す。ともに父の代からしのぎを削り、勢力を築いてきた。そこへ民主新人の萱野哲也が挑み、8年ぶりの選挙を繰り広げる。

 天野、伊藤は各地区に張り巡らせた後援会がフル回転。市長、市議らからも応援を受けながら、個人演説会を連日こなす。強固な自民地盤といえども、2009年衆院選の市内票では自民候補が民主候補に約4千票差まで詰め寄られた。両陣営とも危機感を強調し、引き締めを図る。

 萱野は選挙カーでの遊説に重点を置いた運動を展開。スポット演説を繰り返し、支持を訴える。秘書を務めていた党衆院議員らの支援を受ける。

3候補入り乱れる
井原市・小田郡

 自民が元議長で6選を狙う小田春人、引退議員の後継新人の高見尚永の2人を擁立。前回56票差で次点に泣いた無所属新人の上田勝義が雪辱戦に挑み、激しく争う。

 市議2期の経験を持つ上田は「自ら襟を正し、改革を実行する」などと主張。井原市内を中心に、市長らの支援も受けながら票の掘り起こしを図る。

 小田は実績と経験をアピールしつつ、「中山間地の振興に役立ちたい」などと訴える。後援会をてこに、井原市内から矢掛町へと拡大を目指す。

 高見は矢掛町が地元で、3期で引退する池田道孝の議席を継承する戦い。「県政に新風を吹き込む」と若さを押し出すことで幅広い浸透を狙う。

 昨年の市長選では、2人の県議が従来とは逆の陣営を支援。今回の県議選にも影響を引きずっており、複雑化した支持構造の中で3候補が入り乱れる。

無風の前回と一変
総社市

 定数増で2人区となった前回は無投票で、自民が労せずして2議席を独占。今回は一転して民主が割り込みを狙い、三つどもえの争いとなっている。

 民主新人の秋山幸子は選挙カーで市内を細かく回り、名前の浸透に懸命。街頭演説に力点を置き、「子育てや介護の経験を生かし、政治を変えていく」などと訴える。

 再選を目指す自民現職の江本公一は、1人区で競り負けた前々回以来の後援会組織を引き締める。無党派層の取り込みを狙い、若者などへの働き掛けも強めている。

 5期目に挑む自民現職の小野泰弘は実績を強調し、支持の拡大を図る。個人演説会を連日重ね、「県とのパイプ役となり、総社を発展させる」とアピールしている。

 自民、民主が直接対決する中、公明、共産など他党支持層の動向や投票率の行方も得票に影響しそうだ。

(2011年4月8日掲載)

1131チバQ:2011/04/09(土) 09:20:25
http://www.sanyo.oni.co.jp/senkyo/11_chihou/news/2011/04/07/20110407101106.html
岡山県議選終盤 対応分かれる業界団体
 10日投票に向けて終盤に入った岡山県議選で、業界団体の対応が分かれている。国政選挙で与党支持に傾いていた姿勢を転じて自民党に回帰する動きがある一方、選挙区ごとの事情を考慮して支持政党を一本化しない団体も。「集票マシン」としての機能に衰えが見え、候補者側の期待も限定的なようだ。

 旧特定郵便局長OBらでつくる自民党県大樹支部。郵政民営化に反発。自民の職域支部でありながら、2005年以降の国政選挙では国民新党や民主党を公然と支援してきた。

 それが今回の県議選は大半の自民候補を推薦し、全面支援の姿勢を見せる。

 川崎辰雄支部長は県議会での自民の影響力を指摘、「国政選挙では絶対に自民は応援しないが、県議との関係があるから支部を残しているようなものだ」と話す。

思惑

 国政与党となった民主、地方議会では圧倒的な多数を握る自民。政権交代後初の統一地方選となった今回、業界団体は思惑を巡らせる。

 県歯科医師連盟は県議選で現職、新人27人を推薦。内訳は自民20人、民主4人、無所属3人。中央組織が民主支持に転換したことを踏まえ、初めて民主候補にも推薦状を出した一方、長く支えてきた自民にも配慮を見せる。

 県医師連盟も自民23人、民主2人、公明4人、無所属1人の計30人を推薦。これまでは自民基軸の推薦基準を設けていたが、今回から「人物本位」に切り替えた。

 同連盟幹部は「組織内には自民支持が多いが、民主支持も増えてきている。決定には双方から異論が出た」と打ち明ける。

支援打ち切り

 地域固有の事情が団体の対応をさらに複雑にしている。

 政権交代後も一貫して自民を支持する県看護連盟。今回の県議選でも民主とは一線を画し、自民14人、公明5人、無所属4人を推薦している。

 ところが自民の3人は、たちあがれ日本から推薦を受けたとして支援を打ち切り。衆院岡山3区で、同党の平沼赳夫代表が組織内候補の阿部俊子氏と争ってきたためだ。同連盟幹部は「国政選挙で競合する政党と重複推薦はできない」と言う。

 県建設政治連盟や県トラック政治連盟、県農政連盟は「推薦は国政選挙と知事選まで」とし、個々の判断に委ねている。

 国と地方の政治勢力のはざまで揺れる業界団体。岡山市内の県議選自民現職は「不況で動員や票の取りまとめに応じてもらえない団体も多い。推薦状をもらうのも、相手候補に票を流さないため」と割り切る。

(2011年4月7日掲載)

1132チバQ:2011/04/09(土) 09:21:00
http://www.sanyo.oni.co.jp/senkyo/11_chihou/news/2011/04/06/20110406103530.html
揺らぐ与野党対決
政策論争トーンダウン
 10日投開票の岡山県議選、岡山市議選で、与野党の対決ムードが揺らいでいる。統一地方選は政権交代後で初、しかも岡山市議選は政令指定都市移行で自民、民主両党とも関与を強めていたが、東日本大震災で各候補の主張は防災対策一色の様相に。両党を中心とした大連立の動きもあり、党の主張を前面に出しての政策論争はトーンダウンしている。

 今回初めて自民の推薦を受けた市議選の無所属現職候補は、訴えの大半を被災地の復興支援に割く。「震災で与野党が協力しなければならない状況。民主党に声を荒らげてもプラスにはならない」と言う。

 自民は今回、県議選候補は現有36議席に対し推薦を含め37人に絞り込む一方、岡山市議選への働き掛けを強化。公認はゼロながら、将来の党市議団結成への期待も込め、推薦候補を前回の6人から19人と3倍以上増やした。うち11人はたちあがれ日本も推薦する。

 ところが党の思惑とは裏腹に、与党への対決色がにじむ訴えはあまり聞かれない。市議選の別の無所属現職候補は「地域代表としていろんな考えの人から支援を受ける立場。震災もあり、なおさら政党対決は意識していない」。

 こうした声は自民の県議選候補からも上がる。岡山市内の現職陣営は「菅政権への逆風が強いときはよかったが、大連立まで浮上しているのに民主批判は受けが悪い」と漏らす。

 一方、政権与党として県議選(現有4議席)は公認、推薦合わせて13人、岡山市議選(同)は11人を擁立した民主党も野党との対決姿勢は薄まっているよう。

 倉敷市内の県議選新人候補は出陣式で「(被災地支援は)与党も野党も関係ない。県民のため、日本のために働きたい」とアピール。同党県連幹部は「地方選は保守票を取り込まねばならず、あえて政党色を出す必要はない」と割り切る。

 県議選5人、市議選8人が立つ公明党も政権批判のトーンを抑えがちだ。岡山市内の県議選現職候補は「被災地支援のために党派を超えて支え合う。これが一番必要なときではないか」と訴える。

 これに対し県議選、市議選各5人を擁立した共産党は「ほかの党は政党助成金を受け取っている。これを返上して被災者の生活支援に充てさせるべきだ」(岡山市内の県議選現職候補)と他党との違いを強調。社民党の岡山市議選新人候補は脱原発などを主張している。

(2011年4月6日掲載)

1133チバQ:2011/04/09(土) 09:22:33
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/feature/hiroshima1302100176852_02/news/20110406-OYT8T01190.htm
県議選 激戦の焦点区
<上>国政見据え与野党激突

広島市中区選挙区


有権者と握手し、支持を求める候補者。議席獲得に向けて各党の思惑がぶつかり合う(広島市中区で)=一部画像を修正しました  「もちろん、今回もトップを目指す」。自民現職の林正夫氏(70)陣営は意気込む。1983年に広島市中区選挙区(定数3)になってから7期連続で1万5000票前後を集め、勝ってきた。2007年からは議長も務める。

 自民が下野して初の統一選。「こんな時こそ地方が党を支えなければならない」と支持団体などを精力的に回る。県連幹部は「中区でトップ当選を重ねることは、保守王国・広島で、自民党の存在感を示すことにつながる」。

 「災害から住民をどのように守るか。今、問い直されている」。公明現職の日下美香氏(49)は、整備が遅れている学校校舎の耐震化推進などを街頭で呼びかける。支持団体の創価学会に加え、子育て支援などで、幅広い層への支持を訴える。

 4日は山口代表が駆けつけ、「日下さんが頑張ったおかげで県にドクターヘリが導入される。最前線に送り出してほしい」と支持を求めた。陣営は「生活弱者らに寄り添う政策をアピールしていきたい」。

 同選挙区では長年、自民など保守が強く議席を守ってきた。しかし、共産新人の皆川恵史氏(66)は28年ぶりの議席奪取に意欲を見せる。広島市議6期24年の実績を掲げる。「爆心地で共産党の存在感を示す」と3月27日には、党から穀田恵二・国会対策委員長も応援に訪れた。

 「原発の安全神話が崩れた今、新しい建設計画は中止すべきだ」。福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故以降、演説に耳を傾ける有権者に「手応えを感じる」と話す。

 与野党が全面対決する中、注目は民主が議席を獲得できるかだ。新人の大田智弘氏(46)は前回に続く2度目の挑戦。出陣式には菅川洋衆院議員(民主)が「新知事のもと、県議会にも新しいエネルギーを注ぎ込んでほしい」と支持を訴えた。

 連合広島の推薦を受け、各労組や団体回りを強化する。「厳しい戦い」(陣営幹部)だが、国政選の前哨戦と意気込む。議員報酬の削減など議会改革を掲げ、選挙区を自転車で回って、声を張り上げる。

 「政党に所属すると、上にものが言えない。改革する仲間を増やしていきたい」。無所属現職の佐藤一直氏(36)は既成政党と一線を画す。元県議の祖父の地盤である江波地区で2日夜、個人演説会に集まった支持者約50人にこう訴えた。

 東日本大震災の自粛ムードを受け、選挙カーは使わず、毎日9時間近く自転車で回る。「直接、有権者と触れ合えていい。地方から新たなうねりを起こしたい」と日焼けした顔をほころばせた。

   ◇      ◇

 無投票当選した7選挙区の17人を除き、16選挙区で68人が10日の投開票に向け、舌戦を繰り広げている県議選(定数66)。激戦の選挙区を歩き、現状を報告する。

(2011年4月7日 読売新聞)

1134チバQ:2011/04/09(土) 09:23:09
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/feature/hiroshima1302100176852_02/news/20110407-OYT8T00908.htm
<下>生活の足整備舌戦

江田島市選挙区


広島港と結ばれる高速艇の乗り場。人口減が続く街に活性化が望まれる(江田島市内で)  「街はここ数年で様変わりした。島から外につながる道だけは確保して、衰退を食い止めてほしい」。定年退職で帰郷した男性(69)は、かつてピンが倒れる音と歓声に湧き、今は廃墟となったボーリング場の建物を、変わりゆく街の姿に重ねた。

 廃校となった学舎(まなびや)や空っぽの商品棚が並んだ店舗……。活気を失いつつある象徴が点在する。そのため、市民は広島、呉両市の勤務先や病院、大型商業施設などへの依存度が増す。

 江田島市は江田島、能美、沖美、大柿の旧4町が2004年に合併し、誕生した。05年の人口は2万9939人だったが、10年の国勢調査では2万7018人に減少。5年間の減少率9・8%は、県内14市で最大だ。

 区割り見直しで江田島市選挙区(定数1)となって2度目の県議選。前回07年の無風から一転、市議会副議長を務めた無所属新人の沖也寸志氏(49)と、3選を目指す自民現職の沖井純氏(50)が激突する。いずれも旧大柿町出身。市には陸路と海路の〈生活の足〉の維持整備はともに欠かせず、両氏の訴えにも力が入る。

 「同じ国道でも呉市側は整備が進むのに、江田島市側は拡幅もなされず、県の整備計画にも入っていない」。地元の集会所で4日夜、沖氏はそう訴えた。

 国道487号は呉、江田島両市をつなぐ早瀬大橋を境に整備状況が一変する。渋滞緩和を理由に工事が進む呉市側に対し、江田島市側は道幅が狭く、大型トラックなどの通行もままならない。2・5キロのバイパス工事も完成のめどが立っていない。能見町の主婦(32)は「トレーラーとすれ違う時は本当に怖い」と打ち明ける。

 「名ばかり国道」と揶揄(やゆ)する住民の声もあり、沖氏は「物流や生活面で利便性を向上するには、道路整備が欠かせない」と熱く語る。

 「生活航路の維持。これが私の使命です」。沖井氏は4日、広島湾を望み、マイクの声を張り上げた。能美町と広島港(広島市)を結ぶ市営フェリーは、利用者の低迷などから累積赤字が約3億8200万円(09年度)に上り、今月から1日6往復が消えた。

 2週間おきに広島市内の病院に通う女性(73)は「車を使えない高齢者にとって、航路は必要不可欠」と話す。65歳以上の高齢化率は35%を超える。市外への陸の公共交通はなく、広島、呉両市を結ぶ6路線151往復便が、お年寄りらの“生命線”だ。

 沖井氏は「市に補助金を出す余裕はない。航路をこれ以上減らさないようにするためには、県の力が必要だ」と自身の実績を強調する。

 両氏の訴えを聞いた女性(56)が言った。「せっかく選挙戦になったんだから、5年後、10年後を見据え、どちらの政策が市の発展につながるか見極めたい」。市の将来像をかけた有権者の1票は重い。

(この連載は平井宏一郎、野中明子、島田喜行、藤基泰寛が担当しました)

1135チバQ:2011/04/09(土) 09:26:28
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/2011chiho/Cn201104080001.html
企業城下町で活性化訴え 激戦の防府市、山口県議会改革も争点に
 現職2人と新人5人の計7人で4議席を争う山口県議選防府市選挙区。相次ぐ工場の撤退、地価下落などを受け、地域活性化や暮らしの向上をめぐる訴えが熱を帯びる。市議会の定数削減をめぐる松浦正人市長と議会の対立を背景に、県議会改革も争点の一つに浮上している。

 ▽強まる停滞感

 企業城下町と言われてきた防府市では2005年12月、カネボウの防府工場が閉鎖。日本たばこ産業は12年3月の防府工場の廃止を決めた。先月17日発表の公示地価では住宅地の下落率が県内トップ。東日本大震災に伴う企業の操業の停止、縮小も地域の停滞感を強める。

 公明党現職の石丸典子氏(52)は、街頭演説が中心。ドクターヘリの実現などを2期の実績とアピールし、「今こそ、女性の声を届けよう」と呼び掛ける。「厳しい戦い」と繰り返し、支持組織の引き締めにも余念が無い。

 無所属新人の島田教明氏(56)は、引退する県議会議長の父の地盤を継ぐ。昨年5月の市長選で敗れたが、6日夜の演説会では「防府を良くしたい。その思いにぶれはない」と力強く訴えた。地元での票固めに重点を置く。

 無所属現職の渋谷正氏(63)は再選を目指す。5日夜には市中心部で総決起大会を開いた。新人5人を意識し、「1期目の経験を2期目に生かしたい」と呼び掛けた。地産地消や観光コース整備などの公約を掲げる。

 市内に工場があるマツダの社員で無所属新人の井上剛氏(48)は選挙カーで回り、知名度アップを図る。マツダの取引先企業前で一人一人と握手。「皆さんの代表として勝ち残れるよう最後まで戦う」とマイクを握る。

 ▽「対立」で関心

 同市では、松浦市長と議会の対立をきっかけに、議会改革への関心が高まった。この流れを意識した訴えに力を入れる候補もいる。

 無所属新人の伊藤央氏(41)は自転車で遊説する。市議としての議会改革の取り組みを紹介し、県議会改革にも切り込む。街頭などで現在の県議会を「なれ合い」と批判。「議論の場にしていく」と強調する。

 市長が代表を務める地域政党の支援を受ける無所属新人の神田義満氏(68)。2日に市中心部で総決起大会を開き、「県議会の定数の大幅な削減を」と強調した。夜の個人演説会でも市長が熱弁を振るっている。

 無所属新人の原田洋介氏(39)は、選挙カーから「若さを県政に」と繰り返す。告示日には駅前で街頭演説し、県財政の再建のため歳出削減が必要と主張。「県議会もいろいろと見直さなければいけない」と訴えている。

 停滞感の打破、政治刷新、世代交代…。さまざまな論点が絡みながら、選挙戦は終盤に突入する。(石井雄一)

1136チバQ:2011/04/09(土) 09:27:05
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/2011chiho/Cn201104060001.html
吉岡・増田両氏出馬へ 三次市長選に元市長と副市長
 三次市の村井政也市長(66)の辞職に伴う市長選に、元市長の吉岡広小路氏(51)と現副市長の増田和俊氏(64)が、それぞれ無所属で立候補する意向を固めたことが5日、分かった。

 吉岡氏は周囲に「地方のリーダーシップが問われる時代。安心して暮らせる三次をつくっていきたい」と話し、近く後援会役員会で立候補の意思を伝えるという。週明けにも正式表明する見通し。

 吉岡氏は旧三次市議や広島県議を経て、2001年に旧三次市長に初当選。8市町村が合併した新市で04年から市長を務めた。再選を狙った08年の選挙で村井市長に敗れた。

 一方、増田氏は周囲に「村井市長の生活優先の姿勢を引き継ぎ、三次の発展に役立つ施策を進めたい」と話したという。近く副市長を辞職して立候補を正式表明するとみられる。

 増田氏は、旧作木村の総務課長や助役を経て1999年に同村長に初当選。04年まで村長を務めた。08年4月に初当選した村井市長の下で、同月から副市長を務めている。

 また、市長選の日程は5日、統一地方選後半戦の17日告示、24日投開票で決まった。木村春雄市議会議長が5日、村井市長の退職申し立てを市選管に通知。統一地方選の特例法により後半戦に組み込まれた。村井市長は、公選法違反(寄付行為の禁止)の罪で罰金刑を受け3月31日に辞職を表明していた。(桜井邦彦、山崎亮)

1137チバQ:2011/04/09(土) 09:28:05
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/2011hcity/Sh201104070001.html
組織固めか、街頭か 6陣営の終盤戦戦略

 ▽秋葉市政への賛否訴え

 新人6人が立候補している広島市長選(10日投開票)は終盤戦を迎えている。各陣営は組織固めや街頭活動の強化を進め、支持の拡大に躍起だ。2007年の前回市長選で秋葉忠利市長に投じられたのは22万票超。終盤戦は「アキバ票」の行方が焦点になる一方、秋葉市政の批判票の「受け皿」を目指す動きも活発化している。

 共産党公認1人と無所属5人の争い。選挙戦は終盤に入り、元厚生労働省官僚の松井一実氏(58)=自民、公明推薦=と前副市長の豊田麻子氏(45)が競り合い、元市議の大原邦夫氏(61)が追い上げる展開だ。元市議の桑田恭子氏(49)、共産党公認で党県常任委員の大西理氏(45)が続く。会社員の前島修氏(37)は苦戦している。

 ▽「転換」「継承」

 元厚労省官僚の松井氏は、自民党と公明党の推薦を得たことで組織固めを徹底する。連日、トリプル選の市議選、県議選の自民党候補の集会に出席し、自ら名前をPR。6日までに同席した集会は22カ所に上った。

 陣営は、独自調査を基に安佐南、安佐北、佐伯区での活動強化が必要と判断。選挙カーを重点的に走らせている。松井氏は街頭演説で経済対策を中心に秋葉市政を批判。現市政からの転換を、幅広い層に印象付ける運動を強めている。

 前副市長の豊田氏はここにきて、秋葉市政の継承と発展を訴える場面が目立つ。連合広島を主体とする選対本部は、無党派層から高い支持があった秋葉市長を支えた豊田氏の実績を重視。終盤は後継候補としての位置付けを前面に出している。

 JR広島駅南口で3日、民主党の国会議員に加え、秋葉市長の選挙戦を担った団体「みこし連」の河野美代子代表が豊田氏と並んでマイクを握った。無党派層の取り込みを狙い、最終日まで街頭を中心に活動する。

 ▽公約を前面に

 元市議の大原氏は、告示後に新調した「市長給与半減」と記したのぼりを掲げて街頭演説を繰り返す。「広島市政は、財政が破綻のふちにある」と訴え、秋葉市長の財政運営を批判している。

 次点だった前回は自民党系市議の一部から支援を受けたが、今回は「しがらみのなさ」をアピール。陣営には市議時代からの支持者を中心に、中小企業経営者や市民団体のメンバーが入る。大原氏は既成政党とは一線を画す姿勢で無党派層への浸透をうかがう。

 佐伯区を地元にする元市議の桑田氏は支持者と街頭を歩き、名前と政策を浸透させるスタイルを貫く。「人件費削減による財政再建」と「市民税10%減税」が2本柱である。

 最終盤は、街頭活動の場を市中心部にシフトさせ、市民目線の市政改革を呼び掛ける。

 共産党県常任委員の大西氏は、福祉を最優先する党の政策を訴え、民主党や自民党との立場の違いを際立たせる戦い方だ。

 党の市議選、県議選の候補者と街頭に立ち相乗効果を狙うほか、街頭演説は、原発の総点検を国に求めることに力点を置く。

 会社員の前島氏は、街頭で五輪推進や経済活性化を訴えている。(広島市長選取材班)

1138チバQ:2011/04/09(土) 09:30:40
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000361104070001
町政の混乱 反映
2011年04月07日


幹線道路でドライバーに手を振って支持を訴える運動員ら=石井町




 名西選挙区(定数2)はこれまで石井町と神山町から1人ずつ候補者を出し、過去4回続けて無投票だったが、2009年に石井町が地盤の現職が亡くなったため同町から新顔4人が立候補。2期目を狙う神山町出身の現職1人とともに5人が争う激戦となった。


◆町長と町議対立


 「誠実でまじめな候補者をぜひ県政に送り込んでほしい」。石井町西部にある事務所で前町議の無所属新顔の出陣式に駆けつけた河野俊明・石井町長(66)が支持者に訴えた。一方、前町議の自民新顔は町中心部の事務所で出陣式を開いた。町長と対立する町議が次々とマイクを握り「即戦力と実行力のある人が県政で活躍すべきだ」とエールを送った。


 同町では07年の町長選で6選を目指した現職に対し、多選批判を繰り広げた河野町長が小差で当選した。しかし長年、町長与党だった町議数人が河野町長に反発。この4年間、議会が二分され告訴・告発や議員の解職請求の動きもあった。さらに昨年、一般廃棄物最終処分場の業務委託をめぐる汚職事件で反町長派の町議2人が逮捕されたことで一層、混迷が深まった。


 今回、県議選に続く町長選(4月19日告示、同24日投開票)でも再選を目指す河野町長に対し、反発する町議の平田芳宣氏(64)が立候補を表明している。ある陣営は「町政の混乱を県政に持ち込んでいいのかと批判する有権者もいる」と顔を曇らせる。


◆つかめない動向


 「パワー全開で地域の発展に尽くしたい」。元自民党衆院議員秘書の無所属新顔は辻立ちを重ねる。今年1月には石井町に後援会を立ち上げ町内に住む中学、高校の同級生を中心に支援を呼びかけてきた。広い年齢層への知名度アップがカギと陣営は見る。


 元参院議員秘書の民主新顔は「しがらみのない若い力を県政に」と選挙カーを走らせる。労組や民主党支持者が中心となって新興住宅地などを回り無党派層への働きかけを強める。しかし、民主党は、政権交代を果たした09年8月の衆院選から10年7月の参院選にかけて石井、神山両町で得票数が激減しているのが気がかりだ。


 ただ1人の神山町出身の自民現職は「人、もの、道づくりを」と地元活性化を訴え再選を目指す。しかし前回、無投票当選だったため、今回、初めての選挙戦。神山町の有権者は石井町の約4分の1しかいないため石井町での浸透が不可欠だが、石井町内の候補者の地元切り崩しも懸念する。陣営は「町内の対立や世代交代などが絡みあって有権者の動向がつかめない」と嘆く。


(田中昭宏)

1139チバQ:2011/04/09(土) 09:34:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000290-mailo-l37
激戦区をゆく:’11県議選/上 高松市 /香川
毎日新聞 4月6日(水)16時18分配信

 ◇定数減に候補“乱立” 地盤流動化、厳しさ増す
 高松市内で開かれた民主新人候補の決起集会。「大変厳しい。15番目でもいい」。マイクを握った県連幹部は切実に支持を訴えた。候補自身も「私が通らないと党勢拡大につながらない。(県内は民主の)地域組織が弱いと言われており、根っこにならないといけない」と決意を語る。
 自民現職候補は出陣式で「今回の選挙にかけられている国民の期待は何だったか」と問いかけた。統一地方選で弾みをつけて総選挙へ、というシナリオは、東日本大震災発生でほぼなくなったとみる。「衆院は満期までいくのでは。そんな中で、しっかりしておかないといけないのは地方」と譲らない。
    ◇
 国政与党の民主と県議会最大会派の自民。両者がぶつかるのは、高松市選挙区だけだ。定数2減の15に対し、現職13人、元職2人、新人7人の計22人がひしめく。定数を7上回るのは75年以来だ。
 現在の議席数(欠員1のため16)は、民主3▽自民7▽公明2▽共産2▽社民推薦2−−。自民は引退数と同じ2人の新人を、民主は1人が引退して公募の新人2人を立てた。公明、共産、そして社民推薦はいずれも現職の2人のみで、党勢維持を目指してしのぎを削る。
 一方、ある無所属候補は「既存政党では中央とのしがらみがある。民主もダメ、自民には戻れないという層の心に響くことができないか」と探っている。
    ◇
 更に、今回のポイントは東部エリアの動向だ。毎回1万前後の票を獲得してきた自民県議(11期)が引退。また、前回からこの選挙区に統合された旧牟礼町を地盤とする民主県議(8期)が引退するためだ。ある現職候補は、事務所を引退する自民県議の地元に構え、別の現職候補も「4年前とは反応がまるで違う」と手応えを語る。各候補が攻勢をかけ、「草刈り場」とまでいわれる。
 現職候補らは「楽観できない」「大変厳しい」と陣営を引き締めるが、選挙カーの自粛などでムードが高まらず、投票率は前回(50・66%)を下回り、現職有利ではとの見方もある。
 それでも、ある現職候補はこう語った。「候補の乱立や選挙区の統合で、地盤は流動化して見えづらくなっている。さらに定数減。生きるか死ぬかだ」【三上健太郎】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇高松市・直島町(定数15−22)
竹本敏信 63 農業      無現
三野康祐 54 社労士     無現
宮本欣貞 55 党県役員    自現
石井亨  51 会社役員    無元
平木享  63 県副議長    自現
三好健一 42 保育副園長   無新
藤川武人 42 行政書士    民新
平岡英士 51 [元]議員秘書 自新
宮本洋子 52 団体役員    無新
小河雄磨 60 会社顧問    無元
宮本裕美 31 党県役員    民現
都築信行 45 党県代表    公現
樫昭二  61 党県副委長   共現
鎌田守恭 62 会社役員    自現
村上豊  65 司法書士    民現
山本悟史 42 党県役員    民新
広瀬良隆 57 党県役員    公現
綾田福雄 64 党県幹事長   自現
大山一郎 51 党県役員    自現
高木英一 61 会社会長    無新
白川容子 44 党中央委員   共現
松本公継 37 [元]議員秘書 自新

4月6日朝刊

1140チバQ:2011/04/09(土) 09:34:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000252-mailo-l37
激戦区をゆく:’11県議選/中 三豊市 /香川
毎日新聞 4月7日(木)15時20分配信

 ◇3人引退に加え定数1減、票の見通し難しく
 「5年前に7町が合併して誕生したのでエリアが広く、旧町ごとの“温度差”も激しい。何通りもの戦術がいる」と、三豊市選挙区のある陣営幹部は、選挙戦の難しさを語る。
 加えて、今回は新旧交代の感がある。自民2人、社民1人のベテランが引退し、自民から現職1人、新人2人、社民とみんなから新人1人ずつの計5人が立候補。更に定数は1減の3となる。
 唯一の現職、自民の斉藤勝範は「見通しがつかない選挙」と評する。「最初に立候補した8年前(当時は三豊郡1区)、新人は私だけだったが、今回は逆。新人相手の選挙はどこにどれだけの票があるか読めない難しさがある」と票固めに躍起だ。
 引退した自民2人はそれぞれ約1万票を持っていたとされるが、そのまま新人2人に流れるわけではない。
 同選挙区で最年少の自民新人、山下昭史は、積極的に選挙カーから降りて握手を求めに行くなどフットワークの軽さを見せる。引退したうちの1人の後継と目されるが、「その票を引き継げるかどうかは自分の頑張りにかかっている」と東奔西走する。
 同じく自民新人の藤田繁は「立候補表明が遅かったので、訴える時間が短かかった。『自民』の看板だけが頼り」。旧豊中町長で選挙経験はあるが、「3人出ているから(自民票が)どれだけ自分に回ってくるかまったく分からない」と話す。
 一方、引退する現職の後継となる社民新人の森裕行。「前職を個人的に支持していた人たちの票をどこまで取り込めるかが鍵」と言う。「政党を超え、地域での支持もいただかなければ」と、地盤が重なる自民新人との「票の食い合い」も警戒する。
 「組織票がないので、政策で勝負したい」。みんな新人の大平敏弘は、旧高瀬町議、三豊市議を15年務めた経験があるのが強み。「町・市議時代から住民目線で政治をやってきたとの自負がある」と“草の根選挙”に徹し、票の掘り起こしに懸命だ。
 東日本大震災の影響も見え隠れする。候補者の一人は「『今は選挙どころではない』との空気を感じる」と言う。選挙熱の高い土地柄だが、ほとんどの陣営が「投票率は60%を切りそう」と見る。=敬称略【松田学】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇三豊市(定数3−5)
山下昭史 44 会社役員  自新
斉藤勝範 54 農業    自現
大平敏弘 56 農業    み新
森裕行  54 党支部代表 社新
藤田繁  60 建材販売業 自新

4月7日朝刊

1141チバQ:2011/04/09(土) 09:35:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000263-mailo-l37
激戦区をゆく:’11県議選/下 木田郡/綾歌郡 /香川
毎日新聞 4月8日(金)15時9分配信

 ◆木田郡
 ◇無風一転、元・現がしのぎ
 定数1の木田郡選挙区(三木町)は、無所属元職の渡辺智子と自民現職の松原哲也が、激しい選挙戦を展開している。
 前回の統一地方選で無投票だった同選挙区は、昨秋の町長選と県議補選で一変。ともに3人が立候補し激戦を演じた。そんな中、松原が当選した県議補選では、保守地盤が強い中、革新系候補も3000票を獲得。市民運動出身の渡辺が支持を広げる下地が出来た。
 高松市選挙区からくら替えした渡辺は、4期15年の実績を強調。集会では「議員報酬の50%削減」などの政策とともに、「県民の審判を経ないと感覚がずれる」とし、三木町から出馬する理由の説明に時間を割く。「かつて1、2回しか開かなかった」集会を連日各地区で開き、政策の浸透に努める。
 対する松原は、昨夏の知事選に出た渡辺の知名度を警戒。地元の各業界団体の支持を取り付け、事務所開きも1週間早めた。更に、連日3カ所以上で集会を開き、町議が応援に駆けつける。「町出身者を県議に」と強調。最大会派自民党の候補として「県政とのパイプ役」を自認し、政策実行力を訴える。
 両陣営とも「ふたを開けてみないとわからない」とする選挙戦はいよいよ終盤戦に入る。【吉田卓矢】
 ◆綾歌郡
 ◇固い地盤に「草の根」挑む
 田園風景が広がる地域だが、新興住宅が立ち並ぶ綾歌郡選挙区。前回から旧3町が分離、選挙区が人口約2万6000人の綾川町のみになり、定数も3から1に減った。
 前回無投票当選した自民現職の水本勝規にとっては8年ぶり、1人区で初めての戦いだ。「従来通りのオーソドックスな組織選挙をするだけだ」と陣営。農協の部会や土地改良区などの農業関連を中心に17団体の推薦を受け、地盤は強固だ。
 だが、陣営では「現職の批判票3割」と警戒、投票率を50%台後半とみて「勝つだけではいかん。1万票を取るつもりで」と引き締めを図る。
 一方、無所属新人で、町商工会長の前田博文は「組織はなくても、草の根に徹する」という。商工会青年部と前田の同級生ら約40人の後援会が支える。
 頼みは5000〜6000の浮動票があるとみる新興団地への浸透。投票率が低いのが難点で、票の掘り起こしが課題だ。立候補を決めた年明けから「全世帯をあいさつに回った」という。更に駅や街頭に立って、顔と名前を売り込んできた。
 町の風景が変わる中、2人の票がどう出るのか、注目される。【馬渕晶子】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇木田郡(定数1−2)
渡辺智子 57 団体代表 無元
松原哲也 33 会社役員 自現
 ◇綾歌郡(定数1−2)
水本勝規 61 農業   自現
前田博文 59 会社社長 無新

4月8日朝刊

1142チバQ:2011/04/09(土) 09:36:52
http://news.shikoku-np.co.jp/kagawa/administration/201104/20110405000138.htm
県議選 選挙区の情勢(1)高松 最激戦区、当落見えず
2011/04/05 09:23

定数15に22人が立候補した高松市選挙区。定数減に各候補者も危機感を募らせている(香川県高松市中心部の航空写真)
 香川県議選の投票日まで残り1週間を切った。議員定数が45から41に削減されて初めての選挙。主要5政党の公認・推薦候補者らが顔をそろえる県都・高松市をはじめ、現職と新人・元職が激しい舌戦を展開する坂出市、観音寺市、三豊市、木田郡、綾歌郡、仲多度郡1区の情勢を探った。

 高松市選挙区(定数15)は、前回から定数が2減少した中で、現職13と元職・新人9の計22人が立候補し、最大の激戦区となった。各党とも定数減に危機感を募らせ、地盤固めや新たな票の掘り起こしに懸命となっている。

 県議会最大会派の自民党は現職5人と新人2人を公認。定数減の中で現有7議席の維持を目標に掲げる。

 現職のうち、綾田福雄は旧香川郡選挙区、鎌田守恭は栗林・鶴尾地区、平木享は仏生山・多肥地区、宮本欣貞は旧市南東部、大山一郎は旧市西部を地盤に活動を展開。足元を固めつつ、自民の公認候補がいないエリアや企業・団体などに切り込んでいる。

 新人は、ともに元代議士秘書の平岡英士と松本公継が出馬。平岡は松島地区を拠点に、松本は一宮地区など父親の地盤を引き継ぎ、浸透を図る。一方、屋島・古高松地区を地盤とする引退議員が後継を立てておらず、前回獲得した9千余の票の行方が注目される。

 政権与党の民主党は、自民党に次ぐ4人が立候補。現職の村上豊、宮本裕美に加え、公募で決定した前高松市議の山本悟史と行政書士の藤川武人を新人候補として擁立し、現有3議席からの勢力拡大を狙う。ただ、「厳しい逆風は収まっていない」(県連幹部)としており、連合香川などの支援を受けながら支持者のつなぎ止めに懸命だ。

 社民党は、推薦候補を前回の3人から現職2人に絞って必勝を期す。労組の支援とともに、竹本敏信は国分寺地区、三野康祐は亀阜地区や市南部を拠点に支持拡大を図っている。

 公明党は現職の都築信行、広瀬良隆の再選が至上命題。会派として選挙カーなどを自粛。組織票に加え、個人票の上積みを狙う。共産党も現職の樫昭二と白川容子の2人を擁立。県政のオール与党体制を批判し、前回に続く2議席獲得を目指す。

 混戦に拍車を掛けているのが、無所属候補5人の動き。小豆郡選挙区からの「国替え」で当選を狙う石井亨、返り咲きを目指す小河雄磨の元職2人のほか、元牟礼町長で前高松市議の高木英一、政治団体「未来の種をまく会」が推薦する宮本洋子、国分寺を地盤に補選を含め3度目の挑戦となる三好健一が、知名度アップに向け精力的な活動を展開している。

 東日本大震災の被災地への配慮などから「自粛ムード」が漂う異例の選挙戦。有権者の関心も薄く、投票率が低下するとの見方も広がっているが、浮動票が多い高松市選挙区だけに14、15番目のいすをかけた数人の争いは最後まで予断を許さない状況だ。(文中敬称略)

1143チバQ:2011/04/09(土) 09:37:19
http://news.shikoku-np.co.jp/kagawa/administration/201104/20110406000114.htm
県議選 選挙区の情勢(2)坂出・観音寺 地盤以外の得票が鍵
2011/04/06 09:33
現職と元職の4人がしのぎを削る観音寺市選挙区。各候補が個人演説会で熱い舌戦を繰り広げている=香川県観音寺市内
 自民現職の3人に新人・元職の各1人が挑む坂出市と観音寺市の両選挙区(各定数3)は、前回と同じ顔ぶれの戦いとなった。大震災に配慮した自粛ムードの中、各陣営は生き残りをかけ熱い舌戦を繰り広げている。

 坂出市選挙区では、有権者の4分の1近くを占める宇多津町を地盤とする候補者が前回に続き不在。4陣営とも同町内での得票が鍵を握るとみて、前回からの上積みに躍起だ。

 前回の雪辱を期す新人の山条真嗣は、知名度アップに向けミニ集会などを重ねてきた。告示後は地元の市東部・西庄町や市東南部を中心に精力的に活動。番の州プールの跡地利用などを重点課題に挙げ「県政に新風を」と訴えている。

 6選を目指す尾崎道広。地盤となる市中心部で定期的に実施している県政報告会を拡大し、県の財政再建や教育改革などの実績と経験をアピールする。住宅地を中心とした遊説や街頭演説をきめ細かく実施し、得票アップに力を注ぐ。

 有福哲二は、結束の固い市東部が地盤。普段から選挙区全域を歩いて福祉や医療、子育ての問題など住民の声に耳を傾けてきた。街頭演説中心の活動では経済活性化策を訴え、市東部の票を固めつつ、全域で票の上積みを図っている。

 市南西部の川津町が地盤の西川昭吾は、地元票の取りまとめに全力を挙げる。前回選挙で得票率が高かった宇多津町も、地元ととらえ今回も事務所を開設。生活弱者の救済を強調し、自治会や関係の深い建設業界から支持拡大を狙う。

   ◇    ◇

 観音寺市選挙区は、7割近くの有権者が集まる旧観音寺市で、いかに得票できるかが当落の分岐点になりそうだ。

 現議長の篠原公七は、公務の合間を縫って地元行事やあいさつ回りにできるだけ足を運んできた。告示後は、個人演説会を地盤の旧大野原・豊浜両町を中心に市内全域で連日開催。農業や商工分野などの実績を強調し、支持拡大を図る。

 前回380票差で涙をのんだ石川豊は、旧市郊外の一ノ谷地区が地盤。自治会の会合などに精力的に顔を出し、地域代表としての役割の重要性を訴える。「民意を反映する県政」を政策の柱に据え、地元周辺部へ支援の輪を広げている。

 高城宗幸は前回の苦戦を教訓に、いつもより早めに地元へのあいさつ回りを開始。地盤の旧市中心部でミニ集会を集中的に行うなど地元票の取りまとめに全力を注ぐ。旧両町には支援者の協力を得ながら顔を売り込み票の上乗せを図る。

 再選を期す佐伯明浩は、地盤の旧両町をはじめ選挙区のほぼ全域を歩き、有権者と対話を重ねている。一人一人と握手を交わし、農業振興や雇用対策を訴えるとともに、若さと誠実さをアピール。地元の引き締めや浮動票の獲得を狙う。

(文中敬称略)

1144チバQ:2011/04/09(土) 09:37:48
http://news.shikoku-np.co.jp/kagawa/administration/201104/20110407000160.htm
県議選 選挙区の情勢(3)綾歌・木田 一騎打ちで接戦展開
2011/04/07 09:24

 昨年末まで無風と見られていた綾歌郡と木田郡の両選挙区(定数各1)。今年に入って新人と元職が相次いで出馬を表明し、それぞれ自民現職との一騎打ちで激しい戦いを繰り広げている。

 8年ぶりの選挙戦に突入した綾歌郡選挙区。1人区になってからは初めてとあって、住民の関心は高まっている。

 自民現職の水本勝規は、昨年11月から後援会活動を開始。地元を中心に県政報告会を実施し、4期の経験をアピールするとともに、地域の婦人会や老人会、農業団体など、組織の引き締めを図ってきた。

 地元の若者らから立候補を打診されていた無所属新人の前田博文は、「町を変えたいという思いを肌で感じた」と今年1月上旬に出馬を決意。毎朝、駅前や幹線道路に立ち、顔と名前を売り込んできた。

 水本は告示後、街頭演説を活動の中心に据え、築いてきた地元と県政のパイプ役としての実績を強調。3日以降は連日個人演説会を開催し、県独自の農業振興策や地域の状況に合った防災対策の重要性を訴える。

 町商工会の有志らが支援する前田は、手作りの選対で若年層を中心に支持拡大を図っている。街頭演説では雇用確保を第一に、観光施策の充実や農業・商業振興のほか、議会と行政の情報開示の徹底を強調する。

   ◇    ◇

 木田郡選挙区は、再選を目指す自民現職に、高松市選挙区で4選している元職が挑む注目の選挙区。

 昨年8月の知事選に出馬した渡辺智子は、高松からの“国替え”。会見では、県議引退宣言を撤回した上で「しがらみのない立場で町と県のパイプ役が必要」と強調した。

 自民現職の松原哲也は、昨年10月の県議補選で初当選。無投票も予想されていたが、元職の出馬表明を受け、事務所開きなどの日程を約1週間前倒し、臨戦態勢を整えた。

 渡辺は個人演説会で出席者の意見に耳を傾けるなど、自身が貫いてきた市民派の姿勢をアピール。出遅れを取り戻そうと街頭では精力的にマイクを握り、町内の住民有志でつくる団体の支援で無党派層への浸透も図っている。

 松原は街頭演説で「地元で生まれ育った自分を県政に送り出してほしい」と懸命の訴え。町内の商工・農業団体などの支援を得て、各地区へ顔と名前の売り込みに奔走。行事への参加や個人演説会など支持固めに全力を挙げる。
(文中敬称略)

1145チバQ:2011/04/09(土) 09:38:26
http://news.shikoku-np.co.jp/kagawa/administration/201104/20110408000160.htm
県議選 選挙区の情勢(4)三豊・仲多度1区 無風一転、競り合いに
2011/04/08 09:37

前回の無投票から一転、選挙戦に突入した三豊市(上)と仲多度郡1区の候補者のポスター掲示板。現職と新人の舌戦は激しさを増している



 三豊市(定数3)と仲多度郡1(同2)の両選挙区は、勇退議員の“後継者”や新人候補が続々と名乗りを上げ、前回の無風から一転、選挙戦に突入した。

 ベテラン3人が引退する三豊市選挙区は、定数1減の3議席を争い現職1人と新人4人が激しい舌戦を展開。各陣営は、候補者不在の旧4町(詫間、仁尾、山本、財田)で顔を売り込むなど、票の掘り起こしに全精力を注ぐ。

 勇退議員の地盤を引き継ぐ形となった自民新人の山下昭史は、地域経済の復興や香川型農業の再構築などを強調。地元高瀬町で票固めする一方、候補者がいない旧4町を積極的に回り、浸透を図る。

 自民現職の斉藤勝範は、前回は地元三野町を軸とした活動だったが、今回は他の地域でも支援組織を設けた。自治会のミニ集会にも積極的に参加し県政での実績や防災の強化を訴え、支持を求める。

 みんなの党新人の大平敏弘は、選挙カーや自転車で地盤の高瀬町などをくまなく回り、顔の見える草の根運動を展開。議員報酬3割カットや政務調査費の見直しを掲げ支持層の拡大に全力を挙げる。

 社民議席の維持を目指す新人の森裕行は、他陣営に先駆けて政党ポスターを掲示するなど党を挙げての戦い。安心安全な町づくりを訴え、地元豊中町の地盤固めや町外での知名度アップに取り組む。

 自民新人の藤田繁は、豊中町長時代の知名度や人脈を生かした選挙戦を展開。広域連合や道州制の推進を掲げて、街頭演説や地元以外のイベントにも積極的に参加し、支持層の広がりに力を入れる。

   ◇    ◇ 

 仲多度郡1区は、2議席をめぐり現職1人と新人2人がしのぎを削る。新人が果敢に攻め込めば、現職は実績をアピールし応戦。激しい票取り合戦を繰り広げている。

 自民新人の氏家孝志は、勇退議員の地盤を引き継ぎ、地元琴平町で票を固める一方、まんのう町でも個人演説会を開催。設計コンサルタントの経験を生かした「防災に強い町づくり」を掲げ支持拡大を図る。

 無所属新人の黒木健二は、昨年5月下旬から地元琴平町を中心に後援会報を配布し、「不正の追及、政治の信頼回復」を強調。告示日には45カ所で街頭演説するなど、こまめな活動で施策の浸透に取り組む。

 自民現職の五所野尾恭一は、有権者の約3分の2にあたる地元まんのう町を軸に票を固めている。これまでの実績をアピールするほか、地域防災の重要性や「活力ある地域づくり」を訴えて、支持を求める。

(文中敬称略)

1146チバQ:2011/04/09(土) 09:41:27
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000341104050001
2011統一地方選


(1)松山市・上浮穴郡区
2011年04月05日


候補者の演説に聴き入る有権者=松山市

◇知事との距離 敏感に
選挙後にらみ戦々恐々



  「これからの愛媛のために、この候補を何としてもトップ当選させなきゃいけない」。1日、現職候補の出陣式で、応援に駆け付けた松山市議会最大会派、松山維新の会の幹部市議は声を張り上げた。



  前回より候補者が5人増え、激戦の様相を見せる松山市・上浮穴郡選挙区。東日本大震災の影響で防災や原発への言及が目立ち、争点は見えにくい。 一方で、候補者の多くが「選挙後」の会派再編の動きに戦々恐々としている。



  発端は、3月初めに松山維新の会が松山市・上浮穴郡選挙区の候補予定者に送った公開アンケートだ。



  8項目からなる質問は、県営黒瀬ダム(西条市)からの松山分水から始まり、JR松山駅の再開発など、中村時広知事が松山市長時代から訴えてきた政策がずらりと並んでいた。



  松山維新の会の池本俊英代表は「(昨年4月の)松山市議選で投票率が低かったことへの反省から、県議選の重要さを市民に認識していただくため」と、アンケートの趣旨を説明。 アンケートの結果で、会派として特定の候補を支援する意図は無いと強調する。



  だが、自民現職の一人は「裏で知事の意向が働いているのは明らか。 まるで踏み絵を踏まされているようだ」。



  大きな争点が見えないまま終わった昨春の松山市議選の直後、当時市長だった中村知事寄りの自民市議らが中心となって松山維新の会が結成された。 候補者の中には、今回のアンケートも、県議選後に中村知事寄りの会派を作るための布石ではないか、との懸念がある。



  松山維新の会の結成で市議の多くが会派を離脱した自民は、昨秋の知事・松山市長選でも候補者の調整や支援を巡り、県議や市議が党を抜ける騒ぎがあった。



  このため、アンケートには、市選出の県議らで話し合いの上、一字一句同じ語句で回答した。 分水問題については、「(県と松山市、西条市などが進める協議会で)有意義な議論が深まることを望む」と賛否に触れるのは避けた。 現職の一人は「党内のごたごたが続いてきただけに、何としても一枚岩だと強調する必要があった。 これが今の自民党の姿と思うと、情けなさも感じる」と話す。



  一方、中村知事寄りの立場を強調する無所属の候補は水問題や駅前開発の二つの課題について、「最重要課題」と回答。 市議団が松山維新の会と協調路線を取る公明候補も「市議会の決議を尊重する」などとし、おおむね歩調を合わせる。



  共産候補は逆に反対と回答。社民候補は「選挙や日常の活動を通して訴えたい」として、個々の質問へは無回答とした。 民主党県連は党としての見解は出さず、二課題については、「ゼロからの検証が必要」「どちらとも言えない」などと候補者によって様々。 回答しない候補もいた。



  選挙カーの自粛などで表面上は静かに見える県議選。だが、水面下では、「選挙後」を見据えた動きも活発化している。 あるベテラン現職は、「多数派の流れが生まれれば、どう転ぶかわからない。 選挙後、当選者たちがどう動くかが見ものだ」と話した。(高木真也、中田絢子)



     ◇



  12選挙区で繰り広げられている県議選を、注目選挙区から見た。

1147チバQ:2011/04/09(土) 09:41:57
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000341104060001
2011統一地方選


(2)西条市区
2011年04月06日


公開討論会では、限られた時間のためか、用意した原稿をただ読むだけの候補者が目立った=3月30日、西条市内

◇全員反対 かすむ分水



  「松山分水についてはそろそろ議論に終止符を打つ時期にきたと思う」



  告示前の3月30日夜、西条市内であった、西条市区の候補者5氏を招いての公開討論会。現職の候補者がこう発言した。5候補はそれぞれ、分水にも言及したが、分水の行方について実質的な議論が深まることはなかった。



  討論会を主催した西条青年会議所では当初、各候補に「県営黒瀬ダムを主な水源とする松山分水の是非」 を質問することを想定していた。だが、本番では「『水』 を活用したまちづくり」 について意見を言ってもらうよう設問の内容を変更した。
 理由は、同会議所が3月上旬〜中旬に高校生を含む西条市民約400人に街頭やインターネットで実施した事前アンケートだ。



  「現在の県政でもっとも関心があることは?」 (複数回答可) とアンケートを取ったところ、結果は1位医療・福祉(28%)、2位経済政策(16%) 、3位教育・文化(15%) と続き、水問題を含む環境問題(12%) は4位と、上位には入らなかった。



   加えて、各候補が分水問題を前面に出していない。



  「分水は反対で、みな同じやからね」 。自らの決起集会で災害対策を第一に取り上げたある現職はこう語る。候補者5人は全員が「分水反対」 の立場。結局、訴える力点は、争点になりにくい分水ではなく、他の選挙公約に移ってしまった。



  一方で、5候補の「分水反対」 には温度差があるのも事実だ。



   前回トップ当選の自民現職の青野勝は旧東予市長としての見識と中村時広知事との親密さをアピール、「県議会でも知事に分水は難しいので中止するよう申し上げた」と強調する。



   青野と同じ東予・周桑地区を地盤とする自民現職の渡部浩は、「地下水低下の問題は旧西条市内が中心だが、合併したからには共通の痛みとして考える必要がある」 と訴える。



   四国電力社員(労組専従) として労働組合票の取り込みを図る民主推薦の玉井敏久は「まちの栄えは流れる川にあり。豊かな水があるから産業が生まれる」 と分水問題に言及する。



  自民現職の明比昭治は議会で知事に分水に対して質問をしてきた実績をPR。「水は西条の大切な地域資源。元々の事業目的と違う松山分水へのすり替え論には反対する」 と訴える。



  無所属新顔、森夏枝は、前回知事選で現職4人が分水推進の中村知事を支援したことを批判。「水がない所に無理やり水を持って行くことは環境破壊にもつながる」 と訴える。



  だが、それも東日本大震災の発生で、選挙戦での分水論議は一層かすんでしまった。



  盛り上がらない松山分水問題を寺町昌史・西条青年会議所総務広報委員長はこう分析する。「水問題を気にしている人は実はそう多くない。旧西条市ではまだ(自噴水の) うちぬきも出ているし、今すぐの関心事にはならないのかもしれない」 (敬称略)
(伊藤喜之)

1148チバQ:2011/04/09(土) 09:42:58
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000341104070001
2011統一地方選


(3)宇和島市・北宇和郡区
2011年04月07日

支持を訴え、有権者と握手する候補者(右)=宇和島市内

◇2民主「王国」に挑む
各候補、地盤越え奔走

  「私の目の前には高い高い山が立ちはだかっている。道半ばだが、必ずやこの高い山を登ってみせる」。 民主新顔の一人は宇和島市内の交差点でマイクを握り、ドライバーや通行人に語りかける。 4カ月余り前から続け、告示後も毎朝欠かさず同じ場所に立つ。

  自民現職4人に民主新顔2人が挑む構図の宇和島市・北宇和郡区。 2006年の区割り変更による合区で誕生したが、前回選挙が無投票だったため、選挙戦は今回が初めてだ。

  同党が複数候補者を擁立したのは、定数16の松山市・上浮穴郡区と、保守王国といわれる南予地方のこの選挙区だけ。

  その理由を民主党県連は、「3人区以上の選挙区には複数候補者を擁立するという党本部方針に従い公認した」と説明する。 だが、2選挙区以外の3人区以上で民主の複数候補はいない。

  宇和島市・北宇和郡区の場合、国会議員の高橋英行、友近聡朗両氏が候補者2人のそれぞれの「窓口役」だった。

  「民主党政権への逆風の中、一人の市議すらいない宇和島に党公認候補を2人も立てるのはどう考えても無理がある。 なぜ一本化しないのか」。 陣営や支持者らからは困惑の声が聞かれる。

  「2人はとても無理」と、当初は互いの批判が口を突いた両陣営。告示直前にようやく批判合戦も影を潜めた。 1日には、出陣式で顔をそろえた高橋、友近両氏が「2人そろって当選」とぶちあげた。

  各候補の地盤は、自民現職1人と民主新顔2人が旧宇和島市、残る自民現職3人が旧北宇和郡だ。 それぞれの有権者数は旧宇和島市が約4万6700人、旧北宇和郡が約3万8800人で、各候補はかつての選挙区を越え、手探りで奔走している。

  自民候補は東日本大震災被災地に配慮して、選挙カー使用の自粛を申し合わせた。 大量動員の派手な決起大会はなく、ミニ集会や企業、支持者へのあいさつ回りを地道にこなす。 それでも、ある陣営は「現職4人の当選は間違いない。 関心は順位争いだ」と言い切る。

  一方、民主新顔候補は2人とも「政策を訴えたい」と連日、候補者名の看板が付いた選挙カーの窓から有権者らに手を振る。 県連幹部は「四つの一つに入る可能性が出てきた」と力を込めた。(寺尾康行)

1149チバQ:2011/04/09(土) 09:43:30
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000341104080001
(4)四国中央市区
2011年04月08日


早朝、交通量の多い交差点で通る車に頭を下げる候補者=四国中央市妻鳥町

◇与野党対決 構図なく
 民主不在5人しのぎ


  「四国中央では、投票率が40%切るのではという声も出ている。票が減って小差の戦いになると何が起こるか分からない。みなさんで地元の候補を、ぜひ送り出していただきたい」 。四国中央市区、自民現職の個人演説会で、応援に駆けつけた井原巧市長が呼びかけた。震災の影響で選挙カーも出ない上、与野党対決の構図もない同区では、各陣営が手応えをつかめないでいる。


  四国中央市区は、2006年の区割り変更で旧伊予三島市、旧川之江市、旧宇摩郡の三つの1人区が合区してできた。1人区時代は長年、自民が議席を独占。前回選挙も、旧川之江市を地盤とする篠原実、旧伊予三島市の鈴木俊広、旧宇摩郡の森高康行の自民現職の3人が当選した。


  今回は3人に加え、石津隆徳、宮崎清の無所属新顔2人の計5人がしのぎを削るが、民主は独自候補を擁立出来なかった。


  民主は09年の総選挙で白石洋一が衆院愛媛3区(新居浜市、西条市、四国中央市) で県内唯一の選挙区議席を獲得。今回の県議選は自民独占区の一角を崩す好機のはずで、直前まではその動きもあった。


  民主の谷国光・四国中央市議は県議選への転身を図り、自ら党本部の公認まで取り付けたものの、周囲の反対で2月に出馬をあきらめた。谷は、「決死の覚悟で県議選に出ようとしたのに、肝心の身内が応援してくれないとは思わなかった」 と首をかしげる。


  元々は自民党員だった谷が、民主に転じたきっかけは09年総選挙。選挙中に民主の白石の応援に回ったことで自民党を除名になり、その後、民主党に加わった。


  谷によると今回、白石からはたびたび自重するよう説得されたという。「国政に白石さんがいるからこそ、自分が県議になれば連携して地元の問題に対処できると思っていた。立候補しない方がいいというのは矛盾している」 と納得がいかない様子だ。


  一方の白石は「谷さんに出てもらえば、私は文字通り物心両面で支援しなければならない立場だ。残念ながら自分の力不足で、四国中央まで手が回らなかった。十分に応援できない現状では、市議として活躍いただく方がいいと判断した」と説明する。


  民主を支持する連合系の労働組合関係者は「候補者を立ててくれないと我々は動きようがない。今回は組合員に選挙に行くよう呼びかけるだけ」 とあきらめ顔だ。


  今回の状況を民主関係者はこう言う。「政権与党になったが、県議会では民主議員同士の連携がとれずに存在感を発揮できていない。四国中央で候補者を出せなかったことを含めて、残念だが、これが愛媛の民主の実力」 (敬称略) (藤家秀一)
=おわり

1150チバQ:2011/04/09(土) 09:45:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000293-mailo-l39
’11統一地方選:県議選の情勢/上 高知市選挙区 /高知
毎日新聞 4月5日(火)15時53分配信

 県議選(定数39)の選挙活動が県内各地で繰り広げられている。東日本大震災による自粛ムードもあるなか、候補者たちは選挙カーを自転車に乗り換えるなどして選挙区を東奔西走。10日の投開票日に向け、支持を訴えている。無投票だった吾川郡選挙区を除く15選挙区を3回に分けて紹介する。(敬称略)
 ◇民主、若手でアピール 自民、現職3議席死守
 ◆高知市選挙区
 県内有権者の約4割を占める最大選挙区。吾川郡選挙区の旧春野町が、合併により今回から加わった。定数15に対し、19人が立候補している。
 前回(07年)1議席を復活させた民主は、現職の大石の他、新人の前田、森田を公認候補に擁立。いずれも20〜30代と若手がそろった。さらに無所属現職2期の坂本を推薦し、勢力拡大を目指す。
 一方、99年の県議選から毎回、議席を減らしている自民。6期務めた元県議会議長が引退を表明、新人を立てられず現職の桑名、西森潮三、三石3人での戦いに。県都での3議席は是が非でも死守したい。
 現有3議席の公明は前回と同じ顔ぶれに。目指すは、現職の西森雅和、黒岩、池脇3氏の全員当選。自民・無所属候補13人を13選挙区で推薦する。
 共産は中根、塚地、米田の現職3氏に加え、前回落選した元職の吉良を公認で再擁立した。議席の奪還を目指す。
 無所属は、参院議員などを経験した元職の森下、引退を表明した自民県議が後継に推す西内、前回トップ当選の土居、前回次点で落選した元高知市議の高橋、政治団体「新党市民」の藤島が立候補し、連日街頭に立つなどして政策を訴えている。【千脇康平】
………………………………………………………………………………………………………
 ◆高知市選挙区の立候補者(届け出順)
 ◇高知市(定数15−19)
中根佐知 55 党県役員    共現
森下博之 69 団体役員    無元
桑名龍吾 48 党県役員    自現
西内隆純 29 [元]衆院秘書 無新
西森潮三 71 団体役員    自現
前田強  27 会社員     民新
西森雅和 48 党県役員    公現
坂本茂雄 56 団体役員    無現
塚地佐智 54 党中央委員   共現
吉良富彦 57 党県役員    共元
土居正治 53 農業      無現
森田敏之 37 党県役員    民新
三石文隆 56 党県役員    自現
黒岩正好 58 党県幹事長   公現
高橋徹  59 [元]市議   無新
大石宗  30 党県幹事長   民現
池脇純一 61 党県代表    公現
米田稔  58 団体役員    共現
藤島利久 48 団体役員    諸新

4月5日朝刊

1151チバQ:2011/04/09(土) 09:46:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000297-mailo-l39
’11統一地方選:県議選の情勢/中 室戸、事実上の民主VS自民 /高知
毎日新聞 4月6日(水)16時27分配信

 ◆室戸市・東洋町(定数1−2)
 前回の07年と同じ顔ぶれの戦いに。現職植田は今回、民主の推薦を受ける。自民は弘田を公認に再擁立。事実上の民主対自民の激突となっている。
 ◆安芸市・芸西村(定数1−3)
 前回は無投票。自民現職の樋口に、無所属の竹内、上田の新顔2人が挑む。
 ◆南国市(定数2−4)
 2人落ちの戦い。政党公認は社民現職・井上、自民現職・溝渕の2氏。共に無所属新人、有沢と坂本は割って入れるか。
 ◆土佐市(定数2−3)
 前回は無投票だったが、今回は1人落ちの選挙戦となった。自民現職の森田、民主新人の坂本、無所属現職の中内がしのぎを削る。
 ◆須崎市(定数1−2)
 前回から定数が1減。無所属の谷本は共産の支持を受ける。西内も無所属だが、自民の推薦を受けて選挙戦を展開。
 ◆宿毛市・大月町・三原村(定数2−3)
 前回と同様、1人落ちの戦いとなった。自民現職の中西、民主推薦の沖本、無所属新人で27歳の加藤が立つ。
 ◆土佐清水市(定数1−2)
 前回、3人落ちの激戦を制した無所属現職の横山が、自民推薦の無所属新人、田中を迎え撃つ。
 ◆四万十市(定数2−3)
 前回に続き3人が立候補。共産新人の岡本、自民現職の土森、無所属で民主、社民推薦の石井3氏が争う。(候補者名はいずれも敬称略)
………………………………………………………………………………………………………
 ◆8選挙区の立候補者(届け出順)
 ◇室戸市・東洋町(定数1−2)
植田壮一郎 55 団体役員  無現
弘田兼一  54 党市支部長 自新
 ◇安芸市・芸西村(定数1−3)
樋口秀洋 61 県副議長 自現
竹内忠吉 65 会社社長 無新
上田司  28 会社社長 無新
 ◇南国市(定数2−4)
有沢芳郎 58 会社役員  無新
井上自由 71 会社役員  社現
溝渕健夫 71 農業    自現
坂本孝幸 60 NPO役員 無新
 ◇土佐市(定数2−3)
森田英二 59 党市支部長 自現
坂本雄一 41 自営業   民新
中内桂郎 71 団体役員  無現
 ◇須崎市(定数1−2)
谷本敏明 68 農業   無現
西内健  44 行政書士 無新
 ◇宿毛市・大月町・三原村(定数2−3)
中西哲  59 党県役員    自現
沖本年男 62 電気工事業   無現
加藤漠  27 [元]衆院秘書 無新
 ◇土佐清水市(定数1−2)
横山浩一 67 会社経営 無現
田中千盛 62 郵便局長 無新
 ◇四万十市(定数2−3)
岡本和也 55 電気工事業  共新
土森正典 67 [元]県議長 自現
石井孝  38 [元]市職員 無新

4月6日朝刊

1152チバQ:2011/04/09(土) 09:46:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000232-mailo-l39
’11統一地方選:県議選の情勢/下 高岡郡、6政党入り交じる /高知
毎日新聞 4月7日(木)15時7分配信

 ◆香南市(定数2−3)
 前回立候補した無所属3人が再び激突。自公が推薦する現職の清藤、昨年の香南市長選に立候補した新人の上田、参院議員秘書経験を持つ現職の梶原が立つ。
 ◆香美市(定数1−2)
 無所属で自民の推薦を受ける新人、依光と、民主推薦の無所属現職、黒岩が立候補した。事実上の民主対自民の一騎打ち。
 ◆奈半利町・田野町・安田町・北川村・馬路村(定数1−2)
 前回と同じ顔ぶれだが、自民公認だった斉藤が、今回は無所属で立候補。一方、無所属現職の浜田は自民の推薦を受ける構図となった。
 ◆長岡郡・土佐郡(定数1−2)
 こちらも前回と同じ2人による戦いに。前回無所属だった川井は今回、自民公認。現職の式地は前回に続き無所属で立つ。
 ◆高岡郡(定数4−6)
 前回は無投票だったが、今回は現職3、新人3の計6人が立候補。推薦を含め6政党が入り交じる。無所属新人の明神は自民推薦、無所属現職の佐竹は自公推薦。共産は新人の橋元を公認で立てた。無所属新人の田中は民主、国民新の推薦を受ける。自民現職の武石は公明の推薦。無所属現職の田村は民主、社民の推薦で戦う。
 ◆黒潮町(定数1−2)
 99年以降無投票が続いていたが、久々の選挙戦に。自民現職4期の山本に、新人で昨年の黒潮町長選に立候補した蜷川が挑む。
(候補者名はいずれも敬称略)
………………………………………………………………………………………………………
 ◆6選挙区の立候補者(届け出順)
 ◇香南市(定数2−3)
清藤真司 45 [元]夜須町長 無現
上田瀧雄 67 会社役員    無新
梶原大介 37 [元]参院秘書 無現
 ◇香美市(定数1−2)
依光晃一郎 33 会社役員    無新
黒岩直良  65 [元]県園芸連 無現
 ◇奈半利町・田野町・安田町・北川村・馬路村(定数1−2)
斉藤充彦 54 団体役員    無新
浜田英宏 57 [元]会社役員 無現
 ◇長岡郡・土佐郡(定数1−2)
川井喜久博 6 2会社社長 自新
式地寛肇  69 農業   無現
 ◇高岡郡(定数4−6)
明神健夫 62 農業      無新
佐竹紀夫 70 [元]県理事  無現
橋元陽一 60 [元]高校教諭 共新
田中孝児 36 [元]参院秘書 無新
武石利彦 53 党県幹事長   自現
田村輝雄 72 福祉施設長   無現
 ◇黒潮町(定数1−2)
山本広明 62 会社会長  自現
蜷川澄村 59 映画制作者 無新

4月7日朝刊

1153チバQ:2011/04/09(土) 10:16:19
http://mytown.asahi.com/areanews/okayama/OSK201104080090.html
県議選候補・山本氏、民主公認から無所属に変更届
2011年4月9日

 県選管は8日、県議選岡山市南区選挙区に民主党公認で立候補している山本計至氏(41)から、党派を無所属に変更する異動届が提出されたと発表した。

 山本氏の事務所は「具体的な理由は把握していない」と説明。県連の林和弘事務局長は「県連には何の通告もなかった。驚いている」と話した。

 山本氏は同日夜、同区で総決起集会を開いたが、党派変更については触れなかった。集会終了後、報道陣の取材に対し、「総合的な判断で決めた。それ以上の理由は今は言えない」と話した。

 山本氏の党派変更によって、民主党の公認候補は10人となった。

1154チバQ:2011/04/09(土) 10:24:35
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20110408/news20110408831.html
自民、全勝も視野 県議選終盤情勢
 第17回県議選は10日の投開票へ大詰め。12選挙区の定数計45を候補者69人が争い、陣取り合戦が激しさを増している。愛媛新聞本社・支社局の取材を基に情勢を探った結果、35人前後が優勢に戦いを進めており、出遅れた陣営は最終盤で懸命に巻き返しを図る。
 党派別では、自民は無投票当選も含め公認・推薦32人の全勝を視野に入れる。10人を擁立した民主は現有3からの上積みへラストスパート。公明は推薦1人を含む4議席を手堅くまとめる。社民は会派の3議席維持へ松山市・上浮穴郡の新人がカギ。共産は現有1に加え、新居浜市で議席回復なるか。国民新は初の議席を得る可能性も浮上する。
 八幡浜市・西宇和郡では告示の1日、自民現職2人が無投票当選を決めている。

1155チバQ:2011/04/09(土) 11:50:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000295-mailo-l16
’11統一地方選:県議選情勢/3 高岡市/砺波市 /富山
毎日新聞 4月7日(木)16時27分配信

 ◇現職6人と3新人、議席確保に懸命
 ◆高岡市
 定数7に対し、9人(現職6人、新人3人)が立候補。自民は1議席増を目指す一方、民主、社民、共産は議席確保に懸命だ。
 自民は現職5人に加え、新人1人を擁立し、6議席の獲得を狙う。新人は伏木地区出身の元市議。過去の県議選では同地区から自民候補は出馬しておらず、長く「草刈り場」にされてきた。6人とも出身地区の地盤を固めながら支持の拡大を狙う。しかし、候補者が増えたことによる票の食い合いを懸念する声もある。
 民主は現職1人を擁立し、現有1議席の確保を目指す。しかし、民主党政権に対する風当たりも強く、関係者は「厳しい選挙戦になる」と危機感を強める。社民は、引退する現職に代わり、自治労役員出身の新人を擁立し、議席の確保を目指す。共産は52年ぶりの議席獲得に向け、支持拡大を狙う。
 ◇2議席に3人、24年ぶり選挙戦
 ◆砺波市
 現職1人と新人2人が立候補し、2議席を争う。これまで5回連続無投票で自民が議席を独占してきたが、党勢拡大を狙う民主が候補者を擁立。24年ぶりの選挙戦となった。
 自民は、7選を目指す現職と元市議の新人の2人を擁立。現職は、市内各地で集会を開き実績をアピールして有権者への浸透を図る。新人は、県議から転身した上田信雅市長の後継候補として、市内各地で支持を訴えている。
 民主の新人は、今年2月に公認候補として唯一、社民から推薦を得た。社民市議や社民党支部と協力して各地を回り、議席獲得を狙う。【岩嶋悟】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇高岡市(定数7−9)
渡辺守人  57 会社社長  自現
横田安弘  68 会社顧問  自現
井村昭彦  68 会社役員  自現
井加田まり 59 党支部役員 社新
矢後肇   51 会社役員  自現
原田清美  62 党市委員  共新
向栄一朗  58 会社役員  自新
山本徹   41 会社社長  自現
山上正隆  56 党県役員  民現
 ◇砺波市(定数2−3)
米原蕃   67 会社社長   自現
瘧師富士夫 51 会社役員   自新
木場和夫  61 [元]会社員 民新

4月7日朝刊

1156チバQ:2011/04/10(日) 22:49:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110409-00000296-mailo-l38
’11統一地方選:県議選 激戦区情勢 東温市、新居浜市 /愛媛
毎日新聞 4月9日(土)15時59分配信

 10日投開票される県議選(定数47)は終盤を迎えた。県内でも激しく競り合いが展開されている東温市、新居浜市の2選挙区の情勢を報告する。【中村敦茂、高谷均】
 ◆東温市選挙区(定数1−2)
 ◇民主・自民の一騎打ち
 前回も一騎打ちで804票差の接戦を演じた民主新人の西山徹候補と自民現職の大西渡候補が再び激突。前回は無所属だった西山候補が民主入りし、国政与党・民主と県政最大与党・自民の対決の構図となっている。
 「西山徹と言います」。5日午後、西山候補がハンドマイクを積んだ自転車にまたがり、田園地帯で名前を売り込んだ。東日本大震災を受け街宣車は自粛。自転車で回り、若さや子育て支援を訴える。民主入りで連合愛媛の支援を得た一方、政権交代後の党への逆風にもさらされ、陣営は「プラスマイナスでゼロ」。西山候補が秘書を務めた友近聡朗参院議員も自転車隊に加わるなど懸命だ。
 「中村県政を支え、住みやすい東温市を作ります」。同日夕、大西候補は山あいの地で声をからした。大西陣営も街宣車は自粛し徒歩中心で活動。現職の実績や関谷勝嗣元参院議員の秘書を長年務めた経験をアピール。初出馬で十分な組織が整わなかった前回の反省から、約30地区に責任役員を置き、告示前から集会を開催してきた。陣営幹部は「戦える組織は築いた」と手応えを感じている。
 ◆新居浜市選挙区(定数4−7)
 ◇白石票にらみ混戦
 焦点は3期連続でトップ当選し、衆院選に転出した白石徹氏の票と、企業城下町の労組票の行方だ。
 昨年、民主を離党した現職の菅秀二郎候補。街頭演説を見守る陣営幹部は「民主への逆風を考えれば離党はマイナスにならない」と強気な姿勢を見せた。
 一方、代わって連合愛媛の支援と民主推薦を受けた無所属新人の西原司候補の事務所には、白石洋一衆院議員の事務所職員が詰め、活動を支援している。
 社民推薦で無所属現職の石川稔候補。支援に来た重野安正党幹事長は県内3カ所中2カ所を新居浜で遊説。石川候補は「それだけ厳しい選挙だ」と語る。
 前回苦杯をなめた自民元職の黒川洋介候補は、「自分に票が回る保証はない。4年前は自分の優勢が伝えられて辛酸をなめた」と気を引き締める。
 無所属で現職の豊田康志候補は市議時代からの地元・川東地区や中小企業など従来からの票田を固める。公明の推薦も受け前回以上の票を狙う。
 地元が白石氏と重なる共産新人の山岡美美候補の陣営は、「支持層は違うが、地区代表としての発想からある程度の票が回るのでは」と期待する。
 自民新人の古川拓哉候補の陣営は、「市議時代のトップ当選で知名度はあるが、白石票は公明を含め保守系2人にも回る」と危機感をあらわにしている。

4月9日朝刊

1157チバQ:2011/04/10(日) 23:00:33
自民系が奪取、ずいぶん当確が早かったですね
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110410-00000028-maip-pol
統一地方選 広島市長選 松井氏が当選確実
毎日新聞 4月10日(日)20時39分配信
 広島市長選は10日投開票され、自民、公明推薦の前中央労働委員会事務局長、松井一実氏(58)が、民主、社民両党県連が支援する前副市長、豊田麻子氏(45)ら新人5人を破り、初当選を確実にした。松井氏は自民、公明支持層のほか無党派層へも浸透した。同市で初の戦後生まれの市長となる。豊田氏は秋葉忠利前市長の応援も受けたが、及ばなかった。【寺岡俊】

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1159チバQ:2011/04/11(月) 21:55:18
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201104110030.html
「力不足」民主県連に衝撃 実質的な民主・自民対決となった広島市長選は、自民党と公明党が推薦した松井一実さんが圧勝した。全国的にも民主、自民両党が重視した選挙。豊田麻子さんを支援した民主党広島県連に衝撃が広がった。中区紙屋町の豊田さんの事務所近くのホール。開票前から党県連幹部の表情は厳しかった。敗北が決定的になると、三谷光男代表(衆院広島5区)は「党にとって落とせない大切な選挙だった。党の力不足だ」。

http://www.asahi.com/sports/jiji/JJT201104100092.html
五輪招致断念へ=市長当選の松井氏表明―広島市【統一選】2011年4月11日1時6分
 任期満了に伴う広島市長選で初当選した松井一実氏(58)は10日、市が招致を検討していた2020年夏季五輪について「招致するための対応はしないつもりだ」と述べ、立候補しない考えを表明した。被爆地での「ヒロシマ五輪」として秋葉忠利前市長(68)が実現を訴えてきたが、新市長誕生とともに方針転換することになった。

 昨年9月に市が示した開催計画案について、松井氏は「実現可能な計画でないと思えた」と語った。また、東日本大震災の影響についても触れ、「(国が五輪開催を)保証する余裕があるのか」と疑問を投げ掛けた。市が設置した招致検討委員会には200以上の自治体が参加しているが、松井氏は断念の意向を伝える方針を示した。

 五輪招致は09年、広島、長崎両市が共同開催の検討を発表。その後、長崎市が断念し、広島市が単独開催の可能性を探っていた。しかし、今年に入って秋葉氏が市長選への4選不出馬を表明したため、選挙戦で争点の一つとなっていた。 


[時事通信社]



 当 165,481 松井一実《1》無新〈自〉〈公〉
   117,538 豊田麻子 無新
    90,464 大原邦夫 無新
    37,986 桑田恭子 無新
    20,084 大西理  共新
    11,732 前島修  無新

1160チバQ:2011/04/12(火) 22:01:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000273-mailo-l38
’11統一地方選:県議選 自民30議席、6割超(その1) /愛媛
毎日新聞 4月11日(月)15時58分配信

 ◇公明1増、共社は維持
 中村時広知事が昨年12月に就任して以来、初めてとなる県議選(定数47、13選挙区)は10日、無投票となった1選挙区を除く12選挙区で一斉に投票が行われ、即日開票の結果、無投票の2人を含む全47人の新県議が決まった。民主(現有2議席)は2議席と現状維持する一方で、最大会派の自民(同31)は30議席と、引き続き議会での6割以上を占めた。公明(同2議席)は1増の3、共産(同1)と社民(同2)はそれぞれ現状を維持した。無所属は9人が当選した。当日有権者数は113万7228人(男52万7554人、女60万9674人)。投票率は49・65%だった。【栗田亨】
 投票は午前7時〜午後8時、10市8町で693カ所で行われた。開票は宇和島市などの午後9時を皮切りに始まった。深夜にかけて当選者が次々と決まると、当選した候補者の事務所では万歳が沸き起こり、支持者らは握手などを交わして喜びを味わっていた。
 今回の選挙は、前回選より12人増の71人が立候補。前回5選挙区だった無投票選挙区は、八幡浜市・西宇和郡選挙区のみとなり、1959年の県議選以来の少なさだった。
 中村県政の開始以降初めての県議選となったが、加戸守行知事時代と同様に、事実上のオール与党体制が続き、県政を二分するような政策課題もなく、事前には争点のない選挙とみられていた。
 告示前の先月11日、東日本大震災に伴い福島第1原発事故の大規模放射能漏れ事故が発生。同じ原発立地県として、伊方原発の安全対策などに関心が集まったが、これまでの原発推進姿勢を示していた政党、候補が多かったことから原発政策を正面から取り上げる候補は少なく、本格的な論戦のテーマとなるには至らなかった。
 また、震災を受けて街宣車による選挙活動を自粛する候補が続出したことや、他県でみられた本格的地域政党の動きもなく、有権者の関心を引きつけるような盛り上がりを欠いたままに終わった。
 ◆松山
 ◇菊池さん初当選 「期待応える」
 定数16人に22人が乱立した松山市・上浮穴郡選挙区で初当選を果たした無所属新人の菊池伸英さん(46)は同市内の事務所で、「ありがとうございました。期待をしっかり受け止めます」と支援者に深々と頭を下げた。
 94年に29歳で市議に初当選。昨秋の松山市長選で自民県連の候補者調整に反発して離党し、無所属で挑戦して敗退した。
 昨年4月の松山市議選から始まって、昨年11月の同市長選に続き、1年間で3度目の選挙となった今回の県議選に立候補。東日本大震災の影響で、訴えたかった福祉政策などにも注目が集まらず、歯がゆい思いをしたが、市長選で獲得した圧倒的な知名度と、市議時代に培った強固な後援会の支援活動で、初当選を果たした。【栗田亨】
 ◆西予
 ◇兵頭さん初当選 「激しい選挙」
 一騎打ちを制し初当選を果たしたのは、無所属新人の兵頭竜さん(34)。同市内の祝勝会場で「激しい選挙でしたが皆さんのおかげです」と述べ、支持者らと喜びを爆発させた。
 若さと行動力を前面に出して有権者に支持をアピールした。街頭演説を繰り返して知名度アップを図り、地元の旧野村町や旧三瓶町などでも票をがっちり固めた。さらには、大票田の旧宇和町でも現職の批判票、政治に関心の薄い若者層や浮動票をうまく取り込み、票を上積みした。
 自民現職の薬師寺信義さん(69)は、当選4回のうち3回は無投票で空白期間が長く、政治経験などをアピールして大票田の地元・旧宇和町で支持固めを図ったが及ばなかった。【門田修一】

1161チバQ:2011/04/12(火) 22:02:01
………………………………………………………………………………………………………
 ■解説
 ◇実質的な無風選挙
 今回の県議選は中村時広知事となって初めての選挙で、前回より12人多い71人が立候補した。しかし、地域政党などが力を付けた大阪、名古屋などと異なり、愛媛は議会構成という意味では実質的に無風の選挙だった。
 議席の6割以上を占める自民の絶対的優位は変わらず。共産など野党会派は、3人以上の交渉会派も組めない現状に変化はなく、知事選で中村知事を支援した自・民・公・社の4会派が議席の8割と圧倒的多数を占めるオール与党体制が続く。
 県議会は3月に県議会基本条例を制定するなど、県執行部に対し政策立案能力を高めようという機運は高まっている。新議員には、政党や会派、中村県政への賛否の壁を超え、政策テーマに応じた議員立法の動きが出ることを期待したい。
 また、東日本大震災による福島第1原発事故は、かけがえのない故郷を人の住めない土地にしかねない、原発が抱える潜在的リスクを顕在化させた。しかし残念なことに、原発立地県として、原発問題を正面から議論する動きはほとんど見られなかった。今後の議会では、それぞれが従来の主張へのこだわりを捨て、県民の命と生活を守ることを最優先に、存廃論議も含めた原発との付き合い方を真剣に論議してほしい。【栗田亨】

4月11日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000275-mailo-l38
’11統一地方選:県議選 自民30議席、6割超(その2止) /愛媛
毎日新聞 4月11日(月)15時58分配信

 ◇民主、2議席守る
 ◆新居浜
 ◇古川さん初当選 「街に活気を」
 「支援してくれた人たちのおかげです」。新居浜市選挙区で初当選を決めた自民新人の古川拓哉さん(32)は、同市瀬戸町の事務所で、詰めかけた支援者にあいさつした。
 亡父が県議を目指していたことから政治に関心を持ち、大学卒業後、県議秘書に。その後、07年の新居浜市議選でトップ当選を果たした。市議として活動するうちに、「県とのパイプ役を果たしたい」と考え、県議選出馬を決意した。
 前市議として知名度はあったものの、選挙期間中に「市議の選挙頑張ってね」と言われたこともある。自転車で市内を駆け巡り、県議選候補としてのアピールを図った。
 古川さんは支持者を前に「新居浜にかつての活気を取り戻すために力を尽くしたい」と力強く抱負を語った。【高谷均】
 ◆東温
 ◇大西さん再選 「高齢化対策を」
 東温市選挙区の自民現職、大西渡さん(64)の事務所(同市西岡)では、大勢の支援者らが集まって開票結果を待った。当選の知らせが伝わると、拍手と歓声がわき起こり、現れた大西さんと握手を交わして喜び合った。
 前回選と同じ顔ぶれでの一騎打ち。今回は東日本大震災を受け、大西さんは徒歩を中心に街頭活動。選挙期間中に地区を巡回する回数は減らさざるを得なかったが、強化を図った後援会がフル回転して組織戦を展開。実績や政治経験も訴えて再選を果たした。
 大西さんは支援者に感謝を述べ、「1期目の働きを評価していただいた。景気回復や少子高齢化対策を進め、住みやすい東温市をつくっていきたい」と抱負を語った。

4月11日朝刊

1162チバQ:2011/04/12(火) 22:03:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000038-san-l38
愛媛県議選 横田氏、無所属で当選 自民県連除名はねのけ
産経新聞 4月11日(月)7時56分配信

 松山市・上浮穴郡選挙で、6回目の当選を決めた横田弘之氏(72)=無現=が、松山市内の神社に設けた祝勝会場に姿を現すと、詰めかけた支援者からは大きな歓声が上がった。

 昨年11月の松山市長選では、当時所属していた自民県連の対立候補だった野志克仁市長を支援したとして、県連を除名処分に。選挙戦では、市長選で野志市長を推薦した市議会会派「松山維新の会」の一部市議が支援に回り、無党派層への食い込みにも成功した。横田氏は祝勝会場で、「県民目線の県議会を作りたい」と抱負を語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000033-san-l38
菊池氏、市長選の雪辱 愛媛県議選
産経新聞 4月11日(月)7時56分配信

 元松山市議の菊池伸英氏(46)=無新=の選挙事務所内に当選確実の一報が伝わると、菊池氏は支援者らと握手。「みなさんの代弁者として頑張りたい」と喜びを爆発させた。

 昨年4月の市議選でトップ当選を果たすものの、自民を離党して臨んだ同11月の松山市長選では苦杯をなめた。初挑戦となった県議選では、東日本大震災を受け、街宣車の使用などを自粛。高い知名度を誇りながらも、「選挙にウルトラCはない」として、松山市中心部での企業回りなどを重ね、激戦の松山市・上浮穴郡選挙区を制した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000036-san-l38
愛媛県議選 横山氏、民主の議席死守
産経新聞 4月11日(月)7時56分配信

 民主党県連幹事長の横山博幸氏(60)=民現=の選挙事務所には、午後10時ごろから続々と支持者が集まった。横山氏は「やった。滑り込みセーフだ」と歓喜した。

 政権交代後、初めての県議選。菅政権の低迷による「逆風」を受けながらの選挙戦となった。連合愛媛などの推薦を受けるなどしたが苦戦を強いられた。

 横山氏の当選で民主は松山市・上浮穴郡選挙区での議席を死守したものの、今後は県議会内の影響力低下は避けられない。県連幹事長として、愛媛民主の再生が課題となりそうだ。

1163チバQ:2011/04/12(火) 22:07:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000252-mailo-l39
’11統一地方選:県議選 明暗くっきり 民主新人浸透できず、自民系圧勝 /高知
毎日新聞 4月12日(火)16時43分配信

 県内の統一地方選のトップを切る県議選(定数39)は10日に投開票があり、今後4年間の県政を担う新議員39人が出そろった。政党別では民主1人▽自民13人▽公明3人▽共産5人▽無所属17人。自民が推薦を含め20議席を獲得する躍進を見せた一方、民主は1議席にとどまり、明暗がくっきり分かれる結果となった。【千脇康平】
 自民は公認13人が全員当選し、推薦は8人中7人が議席を得た。事実上「民主対自民」の構図となった室戸市・東洋町(同1)と香美市(同1)で共に新人の公認・推薦候補が勝利。須崎市(同1)では推薦の新人が、03年に続く2度目の挑戦で、共産支持の無所属現職を差し切った。
 2選挙区で公認計4人を立てた民主は新人3人が落選し、議席を伸ばせず。推薦も8人中6人が議席を獲得できなかった。国政での逆風が県内にも影響したことに加え、支持基盤のもろさが露呈する結果に。公認にいずれも20〜30代の若手をそろえ、「政策本意」で挑んだ戦いの成果は、次回以降に持ち越しとなった。
 共産は現職3人に加え、高知市の元職が議席を奪還。四万十市(同2)でも新人が当選し、改選前の4議席から上積みした。一方、県議会で同一会派を組む須崎市の無所属現職=共産支持=が落選し、会派としては議席維持の結果となった。
 公明は高知市の現職3人が改選前の議席を死守。社民は唯一の議席を失った。
 新しい県議会の会派では、自民系が過半数を占める見通し。選挙前の6人から3人に半減する「民主党・県民クラブ」、7人中3人が落選した無所属会派「県政会」の今後の動向が注目される。

4月12日朝刊

1164チバQ:2011/04/12(火) 22:07:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000280-mailo-l39

’11統一地方選:県議選 自民系、過半数を獲得 民主1議席どまり /高知
毎日新聞 4月11日(月)16時9分配信

 県内の統一地方選の先陣を切る県議選の投開票が10日、無投票の1選挙区を除く15選挙区であった。37人が当選し、無投票当選の2人を加え39人の新議員が決まった。自民は推薦を含めると20人が議席を確保、県議会で自民系が過半数を占める結果となった。民主は1議席にとどまった。東日本大震災に伴い、候補者は南海地震対策を訴えの前面に出すなど工夫を重ねて選挙戦を戦った。投票率は過去最低の52・65%だった。【千脇康平】
 自民は無投票だった吾川郡選挙区(定数2)の現職1人を含む公認13人(現職11人、新人2人)に加え、無所属8人(現職3人、新人5人)を推薦。落選は土佐清水市(定数1)の1人のみだった。初めて過半数割れした99年の県議選以降、退潮傾向が続いていたが久々の躍進となった。
 今回は前回と同じ定数39に対し、無投票当選者2人を含む60人(現職34人、元職2人、新人24人)が立候補。当選者の政党別内訳は、民主現職1人▽自民13人(現職11人、新人2人)▽公明現職3人▽共産5人(現職3人、元職1人、新人1人)▽無所属17人(現職10人、新人7人)。女性は2人(07年4人)だった。
 投票は10日午前7時から午後8時まで(一部繰り上げ)、吾川郡選挙区を除く866投票所で行われた。開票作業は室戸市など大半の選挙区で午後8時に開始。県内有権者の約4割を占める高知市では同9時半に始まった。開票所では速報が出るたび、各陣営関係者が携帯電話で連絡を取ったり、何かを耳打ちし合う姿が見られた。
 公明は現有3議席を死守した。共産は現職3人に加えて復活を目指した高知市(定数15)の元職が当選した他、3候補が立つ激戦となった四万十市(定数2)でも議席を獲得するなど健闘。社民は現有2議席のうち1人が引退を表明、出馬した現職が落選したため議席を失った。
 当日有権者数は60万1596人(男27万7058人、女32万4538人)だった。
 ◇自民・土森さん8選 知名度生かす−−四万十市
 5政党が公認・推薦候補計3人を立てた四万十市選挙区(定数2)。自民現職、土森正典さん(67)=公明推薦=が議席を守った。
 7期28年の実績を武器に選挙戦を展開。市への移住構想促進や、四万十川を生かした観光振興などを提言、「愛と信頼」でふるさとを守ると訴えた。
 当選確実の報が入り、同市右山天神町の事務所で支持者と喜びを分かち合った土森さん。勢いのある新人2人を相手にした厳しい戦いを終え、「若いもんにはまだ負けんという信念で戦ってきた。地震に対する防災計画を尾崎正直知事らと一緒に作るのが私の第一番の目的だ」と語った。
 ◇「もっと。」浸透 民主・大石さん、高知市で再選
 高知市選挙区(定数15)に立候補した民主現職、大石宗さん(30)が再選を果たした。
 最年少候補として初出馬した前回、同市区で2番目に多い票を獲得し、民主の議席を復活させた。今回は「もっと。」をキーワードに、議会制度改革や情報技術などを駆使した県民が参加しやすい議会運営などの主張を展開した。党県幹事長の重責も担い、知名度は1期4年で浸透した。
 党公認4人のうち当選は自身のみ。当選確実の報を受け、高知市山ノ端町の事務所で万歳をしたが「政策論争に持ち込みたかったが、旧体制を打ち崩せなかった。自分の力不足」と涙を浮かべた。

1165チバQ:2011/04/12(火) 22:08:08
 ◆新議員に望む「有権者の声」
 ◇政策で漁業に安心を−−大月町橘浦、漁業、中野寿実さん(63)
 研修生を受け入れて刺し網でキビナゴやタイ漁をしているが、漁価が安く困る。道路は悪く、輸送費も多く、何ともならない。安心して漁ができる政策を実行してほしい。
 ◇主張するなら実行を−−須崎市港町、無職、横山孝高さん(84)
 津波の堤防工事を早く。災害対策を主張するのは結構だが、言う以上はやってもらわないと。地域に人がようけおるかおらんかは関係ない。人の命を大切にする政治を。
 ◇心配せずに生きたい−−高知市中須賀町、無職、植田玉猪さん(75)
 一人暮らしで、老後をどう生きようか毎日考える。年金が無くなってしまったら大変。心配せずに暮らせる世の中を作って。
 ◇若者集える町にして−−土佐清水市窪津、かつお節店経営、林治利さん(66)
 地元産業の後継者となる若者が市外や県外へ出ていき、戻ってこない。どうしたら地方に若者が集まり、市が活性化するか。理想ではなく、実現性のある具体的なビジョンで示してほしい。
 ◇政策しっかり説明を−−南国市稲生、会社員、西森美緒さん(23)
 政治が生活の中に見えてこないから、普段議員が何をしているか分からない。これまで何をしてきたのか、これから何をしてくれるのか、具体的に分かるようにしてほしい。

4月11日朝刊

1166チバQ:2011/04/12(火) 22:08:49
http://mytown.asahi.com/areanews/kochi/OSK201104110081.html
得票率下がったけれど…巧みな自民が過半数 県議選
2011年4月12日

 統一地方選の前半戦の県議選(定数39)で、自民は公認13人全員と推薦7人が当選して計20議席を獲得し、県議会の過半数を確保した。党派別の得票率は26.14%で、前回の07年の県議選の得票率は29.19%だった。前回の県議選で当選した公認候補は今回と同じ13人。得票率は前回よりも下がったものの推薦候補を含めて上積みし、“選挙巧者”ぶりを見せた。

 主な党派別の得票率を前回と比べると、自民、共産、公明、社民はいずれも下がり、民主と無所属は上がった。自民26.14%(前回29・19%)、共産10.79%(同12.06%)、公明6.96%(同8.06%)、民主6.14%(同5.00%)、社民1.08%(同3.30%)などとなった。

 自民は国政選挙を通じて公明との協力を強め、今回当選した自民公認13人のうち10人が公明の推薦を受けた。このため、自民の得票には公明支持層の票が含まれているとみられる。

 共産は、高知市で前回と同じ公認4人を立てた。前回は1人が落ちたが、今回は4人全員が当選。同市での得票数は前回より504票減ったが、4人の地盤の区割りがうまくいった格好だ。

 政権与党の民主は、県内で公認4人(前回3人)を擁立して得票を増やしたが、議席増にはつながらなかった。今回は投票率が下がって無党派層の支持が集まらなかった上、同党の県選出参院議員2人が東京で震災対応に追われるなどし、ある県連幹部は「震災が影響した」と分析した。

 無所属候補は、自民や民主などが積極的に推薦したこともあり、前回より2万9110票増え、得票率は48.50%(同42.39%)と大きく伸びた。

 尾崎正直知事は11日、今回の県議選について「民主に厳しい全国的な傾向が県内でも出た。自民は現政権への批判も追い風になったが、現職の実績が評価され、若いかたへの期待感も大きかったと思う。県議会との関係は、今までの与党との信頼関係を今後も維持し、前向きに活発な議論をしていきたい」と報道陣に語った。

1167チバQ:2011/04/12(火) 22:09:19
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-04-12/2011041203_03_0.html
2011年4月12日(火)「しんぶん赤旗」

高知市区で第1党に
定数15で1増の4議席

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(写真)4議席を回復し万歳する(前列右から)米田、中根、塚地、吉良の各氏=10日、高知市

 高知県では定数15の高知市区で、日本共産党は1議席増の4議席になり、同市区で第1党になりました。

 塚地佐智、米田稔、吉良富彦、中根佐知の各氏が11位から14位までに並び、前回失った1議席を回復。議席回復の吉良氏は大勢の支持者に囲まれ「選挙中に訴えた命と暮らしを守る政治を進めます」と喜びを語りました。

 支援者の男性(66)は「地域で地道に活動してきたことが評価されて議席につながった。これで、後半戦の高知市議選8人全員当選に弾みがついた」と喜びをかみしめていました。

 定数2の四万十市区では、新人の岡本和也氏が、8期務めた田頭文吾郎県議の議席を引き継ぎました。

 岡本氏は自民現職、民主・社民推薦の新人の三つどもえの激戦を制し、次点と172票差で2議席目に滑り込みました。

 日本共産党議員団は県議会で、引き続き第2党になりました。

1168チバQ:2011/04/12(火) 22:12:03
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20110411-OYT8T01047.htm
県議選 勢力図に変化なし
 知事選と同じ10日に投開票された県議選(定数41)は、9選挙区の33人が決まり、無投票だった5選挙区の8人と合わせて全議席の顔ぶれがそろった。現新別では現職34人に、元議員1人と新顔6人が加わった。党派別では民主6人、自民23人、公明2人、共産4人、みんな2人、たちあがれ1人、無所属22人が立候補したうち、民主4人、自民21人、公明2人、共産3人、みんな1人、たちあがれ1人、無所属9人が当選した。

 民主は、参院選の敗退から「地方議員の拡充」を目標に据え、過去最大の6人を立候補させたが、政権批判の高まりから逆風を受けたことが影響し、現在の5議席から増やせず、逆に1議席減。推薦した無所属新人が当選し、会派の勢力は維持した。

 自民は徳島選挙区で新人1人が当選したが、小松島選挙区で1議席減。自民系会派(27人)は2人減って25人、自民系の無所属新人も当選しており、ほぼ現勢力と同数になりそう。

 公明、共産、みんなは現有議席を確保。共産は代表質問の機会が与えられる4議席を目指し、前回落とした阿南選挙区で1議席得たが、徳島選挙区で1議席失い、3議席にとどまった。

(2011年4月12日 読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000269-mailo-l36
’11統一地方選:県議選 自民21人、民主は4人 /徳島
毎日新聞 4月11日(月)15時48分配信

 ◇投票率52.4%、前回選下回る
 県議選(定数41)は、告示日(1日)に無投票が決まった5選挙区(定数8)を除く9選挙区(定数33)で投開票され、新たな顔ぶれが決まった。投票率は52・94%で、前回の59・63%を6・69ポイント下回った。【辻加奈子、山本健太、大原一城】
 無投票当選の8人と合わせた41人は、現職34人▽元職1人▽新人6人。党派別の内訳は、▽民主4人▽自民21人▽公明2人▽共産3人▽みんな1人▽たちあがれ1人▽無所属9人−−だった。
 民主は09年の政権交代後、政権与党として臨む初の統一選だったが、公認の立候補者は6人にとどまり、自民系が多数を占める県議会の構図に変化はない。徳島市・名東郡、阿南市など都市部では政党間の勢力争いの色合いが濃く、名西郡や海部郡などでも激戦が展開された。
 選挙戦では、被災者に配慮して街頭活動を自粛する候補者もおり、多くが防災対策を主張の中心にするなど、震災の影響も大きく受けた。

4月11日朝刊

1169チバQ:2011/04/12(火) 22:12:55
http://www.topics.or.jp/election/2011/04/130248491656.html
県議選、現職4人が議席失う 2011/4/11

 徳島県議選は、選挙戦となった9選挙区で33人の当選が決まった。5選挙区で8人の無投票当選者を含め、党派別では自民21人、民主4人、共産3人、公明2人、みんなの党1人、たちあがれ日本1人、無所属9人。徳島選挙区で2人、小松島・勝浦、美馬1両選挙区で各1人の現職4人が議席を失った。

 新議員41人の内訳は、現職34人、元職1人、新人6人。女性議員は改選前から1人増の3人。投票率は52・94%で、2003年(58・69%)を5・75ポイント下回り、補欠選挙を除いて過去最低となった。

 政党推薦や県議会の所属会派を踏まえた新しい勢力分野は、自民系25人(改選前27人)、民主系6人(6人)、共産3人(3人)、公明2人(2人)、みんなの党1人(1人)、たちあがれ日本1人(0人)、無所属3人(1人)。

 自民系は公認候補23人のうち現職2人と新人1人が落選し、改選前から2議席減。民主系も公認・推薦候補9人のうち当選は5人にとどまり、無所属の1人を加えた会派勢力は現状維持となった。

 共産は、徳島選挙区で現職1人が落選し、県議会で代表質問ができる交渉会派(4人以上)への復帰はならなかった。公明、みんなの党はそれぞれ現有議席を守った。たちあがれ日本は、初の議席を獲得した。

1170チバQ:2011/04/12(火) 22:13:46
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20110412000235
まんのう町議2人逮捕/香川県議選で県警
2011/04/12 10:30
香川県警の統一地方選挙違反取締本部と琴平署は11日、公選法違反(供応買収、事前運動)の疑いで、10日投開票の香川県議選・仲多度1区で当選した五所野尾恭一氏(自民)派の運動員で、香川県まんのう町山脇、同町議末武弘道(67)と、同町七箇、同町議橋田忍(70)の両容疑者を逮捕した。今回の統一地方選で香川県内での逮捕者は初めて。

 2人の逮捕容疑は共謀の上、1月下旬に、香川県多度津町内の飲食店で会合を開き、有権者数人に五所野尾氏への投票や票の取りまとめを依頼。その報酬として、一人当たり数千円の酒食をもてなした疑い。

 同本部によると、両容疑者は容疑を認めている。

1171チバQ:2011/04/12(火) 22:14:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000259-mailo-l37
’11統一地方選:県議選 民主、1議席減 現職21人、守る(その1) /香川
毎日新聞 4月11日(月)15時47分配信

 ◇逆風の中、新人辛勝
 ◇自民手堅く27議席
 統一地方選の県議選は10日投票、即日開票された。選挙戦となった7選挙区で28人が当選し、既に無投票当選を決めていた6選挙区13人と合わせ、41人の新県議が決まった。定数4減となった今回の県議選は、前回(07年)を上回る計55人が立候補。選挙戦となった現職23人は21人が議席を守り、元職は1人、新人は15人中6人が当選を果たした。投票率は50・04%と過去最低だった前回(54・12%)を下回った。【三上健太郎】
 投票は午前7時〜午後8時(一部地域除く)、4市6町の251カ所であった。県内10カ所で開票が進められ、次々と当選者が決まった。
 民主は現職2人、新人2人の計4人を擁立。党勢拡大を目指したが、現職の宮本裕美氏と新人1人が落選し、1議席を減らした。
 30人を擁立した自民は、27議席を獲得。現職が手堅く議席を守ったが、議長で観音寺市選挙区の篠原公七氏が涙をのんだ。
 高松市選挙区で現職2人のみを擁立した公明と共産は、いずれの候補も当選を決め、手堅く現状の2議席ずつを維持した。
 社民は三豊市選挙区で新人の森裕行氏が当選。推薦候補2人も当選し、現状の6議席を維持した。
 初めて候補を擁立したみんなは及ばなかった。
 諸派の元職、石川豊氏が観音寺市選挙区で返り咲き、無所属では高松市選挙区で新人の高木英一氏が当選を果たした。
 ◇自民・綾田氏は8選 民主・山本さん「変える」−−高松市
 最激戦区となった高松市選挙区。現職の多くが強みを生かして議席を守る中、新人3人が当選を果たした。
 市議から県議選に挑んだ、民主新人の山本悟史さん。東日本大震災を受け、選挙カーを自粛した。「政治を変えるために、率先して選挙のやり方も変える」と自転車を多用。民主が伸び悩む中、ぎりぎりで議席に届いた。
 山本さんは支持者らと事務所で結果を待ち、当選の報に笑顔で握手などに応じた。「時代に合った税金の使い方に変える」と意気込んだ。
 自民現職の綾田福雄さんは、新議員で最多タイとなる8選を決めた。県連幹事長として昨夏の参院選、知事選に中心的にかかわり、自身の選挙には「出遅れた」。さらに告示前日には兄を亡くし、「本格的に選挙戦に入ったのは5日から」と語る。血縁や知人を頼って他陣営が地盤とする旧町に攻め込む中、足もとを固め、企業票などで上積みを図って貫禄を示した。綾田さんは「元気な香川づくりに尽力したい」と語った。【三上健太郎、広沢まゆみ、秋長律子】
 ◇松原さん、無党派層に浸透 渡辺さん、くら替え実らず−−木田郡
 木田郡選挙区(定数1)では、自民現職の松原哲也さんが、議席を守った。「三木町で生まれ、育った候補を県議に」と訴え、建築・商業など地元業界団体を中心に支持を固めた。更に、若さと実行力をアピール、無党派層にも浸透した。
 高松市選挙区からくら替えし、4期15年の実績やしがらみの無さで支持を訴えた無所属元職の渡辺智子さんは、2月下旬に立候補を表明、出遅れが響き、有権者に浸透しきれなかった。敗戦が決まると、渡辺さんは「期待に応えられず、申し訳ない」と深々と頭を下げた。【吉田卓矢】
 ◇山下さんが初当選 「若さ」アピール激戦制す−−三豊市
 三豊市選挙区で初当選を果たした自民新人の山下昭史さんは「当確」の一報が入ると「ありがとうございます。頑張ります」と集まった支援者らと握手し、肩を抱き合って喜んだ。
 同選挙区には、自民現職1人、山下さんら同新人2人、社民、みんなからそれぞれ1人ずつの計5人が立候補。定数は今回から1減の3となり、激戦区の一つとなった。
 山下さんは、引退する自民現職の後継と言われたが、「新人で経験がなく、どこまでやれば当選圏内に入るか分からない」と、選挙戦では精力的に飛び回った。演説会は対話形式にして有権者の声にじっくりと耳を傾けた。遊説中は積極的に選挙カーから降りて握手を求めに行くなど、「若さ」もアピールした。
 山下さんは「暮らしを守る、命を守るが政治の原点」と話す。【松田学】

1172チバQ:2011/04/12(火) 22:14:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000264-mailo-l37
’11統一地方選:県議選 民主、1議席減 現職21人、守る(その2止) /香川
毎日新聞 4月11日(月)15時47分配信

 ◇水本さん5選 実績強調、組織力で−−綾歌郡
 8年ぶりで、1人区となってからは初めての選挙戦となった綾歌郡選挙区(綾川町)は、自民現職の水本勝規さんが、無所属新人の前田博文さんとの一騎打ちを制した。
 水本さんは、農協の部会など17団体の推薦を受け「農業代表」の立場を強調。告示後は街頭演説や個人演説会で4期16年の実績をアピールした。浮動票の取り込みを図る前田さんに対し、組織力で議席を守った。
 当選確実の報を受けた水本さんは、事務所に詰め掛けた支持者らと万歳三唱し「皆さんの声を聞き、地域づくりに取り組んでいきたい」と語った。【馬渕晶子】
 ◆新議員に望む
 ◇手厚い就職支援−−三木町氷上、会社員、岡田裕介さん(23)
 就職氷河期に就職活動をした。数十社の面接を受けて、やっとの思いで入社した。だが、今の学生のほうが更に厳しく、就職が決まらないまま大学を卒業したり、仕事が見つからないと県外に出たりするケースもある。手厚い就職支援を求めたい。また、東日本大震災では、国の対応の遅さが指摘されている。香川でも、災害の時、各機関が迅速に対応できるか疑問。災害対策の抜本的な見直しを求めたい。
 ◇子育て環境整備−−坂出市金倉町、主婦、斉藤好恵さん(37)
 小学生と中学生が2人いるが、教育費がかかり大変。子育て支援を充実させ、子どもを産んでも安心できる環境を整えてほしい。中学に進学すると授業についていけない子がいると聞く。小学校から高校まで一貫した学習プランを考えることも重要だ。保護者は、意見があってもどこに言えばいいかわからない。保護者の意見を反映した政策作りを目指せないだろうか。
 ◇景気の活性化を−−高松市藤塚町、飲食店経営、木下尚之さん(44)
 客商売ですが、やはり大震災の影響で自粛ムードがあり、客足が遠のいた期間があった。日本中が大変な状況だが、景気を活性化する方策を考えてもらいたい。瀬戸内国際芸術祭など成功したイベントを、観光に有効活用してほしい。
 ◇震災影響点検を−−高松市松縄町、主婦、多田みえこさん(53)
 原発事故などで大震災の復興の見通しが全く立たない中、その影響は県内の経済にも波及してくると思う。県議会にはどの産業に影響が出ているのか、どのような問題が起きているのかチェックし、公表してきちんと対応してほしい。
 ◇住民視点の対応−−観音寺市室本町、主婦、小西けい子さん(60)
 JR観音寺駅の高架化や道路の拡張、景気対策、雇用の拡大など、やってほしいことは山ほどある。何よりもまず、住民の視点に立ち、何が必要か、何が無駄かをきっちりと見極めてほしい。有権者からは「顔の見える」存在で、常に市井の声をチェックし、何か事が起きれば誠実に素早く対応してもらいたい。「一票を投じてよかったな」。そう思わせる活躍を期待する。

4月11日朝刊

1173チバQ:2011/04/12(火) 22:54:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000175-mailo-l35
’11統一選やまぐち:県議選 「反原発」6割超 光市区と柳井市区出口調査 /山口
毎日新聞 4月12日(火)15時56分配信

 毎日新聞は10日、「反原発」を掲げた候補が出馬した光市区と柳井市区で、投票を済ませた有権者200人ずつに出口調査を実施した。中国電力が上関町で計画している原発建設について尋ねたところ「反対」がそれぞれ6割を超えた。一方、投票の際に最も重視した主張は、光市区で「原発」と答えた人が約3割を占めて最多だったが、柳井市区では約2割で3番目。無所属新人が現職2人に肉薄した光市区で、原発問題がある程度、争点化されたことがうかがえた。
 上関原発について、光市区は▽反対61%▽賛成6%▽どちらとも言えない31%、柳井市区は▽反対63%▽賛成11%▽どちらとも言えない26%だった。最も重視した主張は、光市区が▽原発28%▽景気対策16%▽医療・福祉14%など、柳井市区は▽景気対策31%▽医療・福祉22%▽原発21%など。
 光市区では、原発を重視した人のうち89%が無所属の国弘秀人さん(49)に投票したと答えた。ただ、上関原発に反対の人の投票先は国弘さん44%、民主の秋野哲範さん(50)36%と割れた。柳井市区では、上関原発反対の人のうち無所属の小中進さん(63)に投票したのは20%。投票先は民主の河北洋子さん(54)が28%で最多だった。
 支持政党別をみると、光市区での投票先は、民主支持者で22%、自民支持者で18%が国弘さんに流れた。「支持政党なし」では62%を占めており、前回より9ポイントも下がり58・27%となった投票率しだいでは、さらに激戦になった可能性もある。【久保田修寿、丹下友紀子、井川加菜美、小中真樹雄、脇山隆俊】
〔山口版〕

4月12日朝刊

1174チバQ:2011/04/12(火) 22:54:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000177-mailo-l35
’11統一選やまぐち:県議選 底力みせた自民−−選挙戦を振り返る /山口
毎日新聞 4月12日(火)15時56分配信

 県議選は11日未明、新たな49人の議員が出そろった。県東部では上関原発計画が争点となったが、下関、宇部、山口各市では明確な論点がなく投票率はいずれも50%を切った。政党別では自民が公認27人の全員当選を果たし、公明も1議席増やした。逆に民主、共産は1議席ずつ減らした。取材記者が選挙戦を振り返った。
 ◇県東部で上関原発が争点
 A 福島の原発事故で上関原発計画が注目された。光市区では反原発派の国弘秀人さんが告示直前に出馬を表明、最大の争点に急浮上した。原発への不安は増しているようで、毎日新聞の出口調査では自民、民主支持者も「今回だけは」と無名の新人に1票を投じた。政党公認の現職2人に肉薄する異例の展開だった。
 B 上関町を抱える熊毛郡区は、自民現職の吉井利行さんが大差で民主新人を破った。2人とも「国のエネルギー政策の行方を注視する」などと主張に大差はなく、投票率も前回から約7ポイント下がった。ただ、秋には上関町長選を控えており、「原発問題」は引き続き注目されるだろう。
 C 「現有6議席の倍増」を目指した民主は、逆に議席を一つ減らした。
 D 岩国市・玖珂郡区は複数候補の擁立を目指していたけど、結局議席すら失った。衆参2人の国会議員の地元だけに県連も顔色を失ったはず。国会議員の後援会と連合山口の組織票以外は「風頼み」という弱さが出た。空母艦載機の移転問題を抱えた岩国は、政権交代に期待した無党派層が失望し、離反したのだろう。
 E 全国的に民主に厳しい選挙になったけど、県連はこれまでも「地方組織の拡大が急務」と言い続けてきた。大票田の下関市区、県都の山口市区に現職1人の擁立だけでは、新たな支持層の獲得は難しい。自民は党内で議席を争っている。厳しい選挙を常日ごろしなければ、足腰なんて強くならない。
 C 投票率は過去最低を6ポイント以上下回る51・70%。市町別で最も低い下関市は44・42%だった。大きな争点がなく、候補者も少なかったせいもあるが、ある市議は「選挙には必ず行く知人が今回は投票日すら忘れていた」と嘆いていたよ。選挙公報が発行されないため主張の違いが分かりづらいという有権者の声もあった。東日本大震災による自粛ムードもあったしね。
 A 他の注目の選挙区はどうだったの?
 E 激戦となった防府市区は新人の島田教明さんがトップ当選。県議会議長の父明さんの前回票を約4000票も上回った。保守系候補が多く出たため票が割れるという声が根強かっただけに、陣営が危機感を抱いたようだ。「県と市のパイプを太くする」との訴えが地価下落にあえぐ市民に浸透した。
 F 山口市区も自民現職3人がいずれも当選した。県連幹事長の松永卓さんは前回票を約3000票も上積みした。岸信夫参院議員(自民)の元秘書で初当選した吉田充宏さんと地盤が重なっていたが、支援組織がフル回転するなど底力をみせた。前回150票差で落選した共産の吉田達彦さんは最下位。反原発の訴えも山口で浸透しなかった。
 B 柳井市区は自民新人の星出拓也さんの圧勝。当初は保守分裂で苦戦も予想されたが、積極的な活動で知名度を徐々に上げた。地元経済の活性化と若さのアピールが結びついた。民主現職の河北洋子さんは、反原発派の小中進さんの出馬で最も影響を受けるとされたが、2人の得票を合わせても星出さんに及ばなかった。
 G 保守同士の接戦が予想された長門市区は、自民現職の大西倉雄さんが大差で勝利した。企業団体からの推薦を多く受け、安倍晋三元首相とのパイプも強調。長年市議を務めた金崎修三さんは、同級生らによる草の根選挙を余儀なくされた。

4月12日朝刊

1175チバQ:2011/04/12(火) 22:55:23
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000001104110001
民主退潮、自民全勝
2011年04月11日


当選を決め、バンザイをする河野亨氏(中央)=光市

◆県議選 公明1増・共産1減


  県議選(定数49)が10日投開票された。民主は現有6議席を守れず、当選5人にとどまる一方、自民は公認した27人全員が当選した。公明は5人当選し、現有4議席から勢力を拡大。共産は3から2に議席を減らした。社民は現有1議席を守った。投票率は過去最低だった前回の58・13%を6・43ポイント下回る51・70%。


  全15選挙区に計70人が立候補。うち12選挙区で選挙戦となり、無投票当選した自民4人、無所属1人を除き、民主9人、自民23人、公明5人、共産4人、社民1人、無所属23人が論戦を交わした。


  政権交代を果たした2009年衆院選に続き、10年参院選でも、県内の選挙区で議席を増やせなかった民主。県連の中核として活動する県議の議席拡大は、国政選挙で巻き返すための鍵で、当初は「現有6議席の倍増」を目標に掲げた。


  だが、実際に擁立できたのは9人。このうち、衆院山口2区選出の民主の平岡秀夫衆院議員が地盤とする岩国市・玖珂郡区で、新顔の野口進氏が落選。唯一の民主・自民の一騎打ちとなった熊毛郡区は、平岡氏の元秘書で新顔の成川正之氏が自民現職に屈した。柳井市区でも現職の河北洋子氏が議席を守れず、唯一2人を立てた周南市区も当選は1人にとどまった。


  自民はもともと全員当選しても、現有を維持できるだけの27人しか公認候補を立てなかった。県議会の過半数となる25議席を上回り、今後、さらに無所属の当選者を取り込んで党勢拡大を図る見通しだ。


  公明は下関市区で初めて2人を擁立。候補5人全員が当選し、議席を伸ばした。共産は4人を立てたが、前回に続く党勢拡大はならなかった。社民は、県連合代表の佐々木明美氏が県議会で唯一の党の議席を守った。
(青山直篤)


◆国弘氏197票差 善戦/光市区


  東日本大震災による福島第一原発の事故を受け、争点として注目が集まった中国電力の上関原発計画。予定地の上関町周辺にある大島郡区、光市区、柳井市区では、計画反対を掲げる候補が1人ずつ出馬した。いずれも敗れたが、光市区では現職相手に健闘した。 


【光市区】
  光市区(定数2)で、告示3日前に立候補表明しながら、民主と自民の現職2人を相手に善戦した無所属新顔の国弘秀人氏。有権者の原発への不安が強い追い風になった。


  国弘氏は事務所のテレビで開票を見守った。197票差で落選が決まると、支持者たちはクラッカーを鳴らし、「よく頑張った」と健闘をたたえた。その後、全員で東日本大震災で犠牲になった人たちに黙とうを捧げた。国弘氏は「結果の重みを受け止め、周辺市町でも住民投票やアンケートで意見を聞くべきだ」と報道陣に述べた。


  事故後、原発容認の立場から慎重論に転じた現職2人。当選を決めた自民の河野亨氏は「国が見直す安全基準をより高くするよう国に要望する」。民主の秋野哲範氏も「国の責任で早期に安全基準を見直すことを求めたい」と語った。
(小暮純治)

1176チバQ:2011/04/12(火) 22:55:44
【大島郡区】
  周防大島町を選挙区とする大島郡区(定数1)では、原発計画反対などを掲げていた無所属新顔の藤本隆氏が、6選を目指した自民現職の柳居俊学氏に敗れた。


  藤本氏は事務所で「島外出身で、(告示2週間前の)出馬表明から投票日まで時間がなく、訴えが行き届かなかった」と敗因を振り返った。


  選挙戦では、前回の県議選で柳居氏に惜敗した黒田壇豊氏らが支援に回った。柳居氏の政務調査費の問題を取り上げて批判を展開。若さをアピールし、世代交代を訴えた。


  原発計画にも反対を表明。町には国の電源立地地域対策交付金が12億円配分されるが、予定地から約20キロと近い島南西部では「この美しい島を、お金で売るようなことがあってはならない。私は無所属だから明確に反対が言える」と原発問題を訴えの柱に据えたが、届かなかった。


  柳居氏も「国の厳密な調査と新たな安全基準を注視する」と原発計画に慎重な姿勢で、選挙戦では5期の実績を前面に出した。「今まで町民と一緒に島づくりをやってきたことが認められたと思う」と報道陣に語った。
(渡辺純子)


◆上関周辺「反原発」は全敗


  柳井市区(定数1)では、原発阻止を掲げて急きょ立候補した無所属元職の小中進氏が敗れた。


  反原発議員連盟の会長の小中氏は、熊毛郡選出の元県議。落選が決まると「選挙戦を通じて、多くの市民は上関原発に反対と確信したが、私は柳井では新人と同じで、票に結びつかなかった」と話した。


  告示当日に出馬を決意したため、選挙戦はポスター用の写真撮影や事務所探しから始まり、ポスターを貼り終えたのは3日後の午後。準備不足に加え、田布施町出身で知名度も低く、出遅れを挽回できなかった。


  かつて反原発運動に取り組み、支持層の一部が重なった民主現職の河北洋子氏は、自民新顔に議席を明け渡した。
(渡辺純子)


◆艦載機岩国移転反対 前市長の妻1位当選


  岩国市・玖珂郡区(定数5)では、無所属新顔の井原寿加子氏がトップで初当選を果たした。岩国基地への米空母艦載機移転に反対を続けた井原勝介前市長と夫婦一体の選挙戦を展開し、9人乱立の激戦を勝ち抜いた。


  井原氏は、夫が結成した移転反対派の政治グループが擁立する形で立候補。既成政党と距離を置き、政権獲得後は艦載機移転推進に転じた民主への批判票の受け皿となった。


  当選を決めた井原氏は艦載機移転や愛宕山への米軍住宅建設問題について「県も市も水面下で物事を進めていることに納得できない。全ての情報を開示しなければならない」と話した。
(上遠野郷)

1177チバQ:2011/04/12(火) 22:58:19
http://www.nnn.co.jp/news/110411/20110411058.html
20代坂野氏当選 県議選鳥取市、戦後2人目
2011年04月11日

 鳥取県議選は10日、無投票の3選挙区を除く6選挙区で投開票が行われ、新議員29人の顔触れが決まった。新人9人が初当選し、鳥取市では戦後2人目となる20代の県議が誕生。政権与党の民主候補が2人落選し、自民候補は1人を除き全員当選した。公明は鳥取市で初の2議席を獲得した。県計投票率は60・55%で、前回選(62・03%)を1・48ポイント下回り、過去最低を更新した。

 鳥取、倉吉、米子の3市、岩美、八頭、東伯の3郡の計6選挙区で投票が行われた。

 新議員の内訳は現職19人、新人9人、元職1人。鳥取市で1947年以来の20代議員となる27歳の坂野経三郎氏が初当選。同市と米子市でも30代の議員が新たに誕生し、八頭郡と岩美郡でも新旧交代が進んだ。倉吉市では元市長の長谷川稔氏が返り咲き、東伯郡では現職3人が新人を退けた。

 無投票当選者を含む35人の党派別内訳は、民主6人▽自民16人▽公明3人▽共産2人▽無所属8人−となる。

 民主党は鳥取市の現職と米子市の新人が落選し、勢力が後退。自民は公認候補の全員当選はならず、鳥取市で現職1人が落選。公明は議席数を1増やし、共産は現有勢力を確保、社民は議席復活を実現できなかった。

1178チバQ:2011/04/12(火) 22:59:55
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/national/20110412-OYT1T00495.htm?from=navr
開票遅くて全国的に有名な岡山市選管、改善なし

 政令市に移行し、初の県議選、市議選のダブル開票を処理した岡山市選管。

 全国的にも開票事務が遅いことで知られる同選管だけに、専門家もどれだけ改善されるか注目していたが、北区では票を数え間違えるトラブルや作業のもたつきもあって、開票に要した時間は市議選だけで4時間50分。最終票の確定時刻は11日午前2時を回り、迅速な開票とはいかなかった。

 同選管は、両選挙の開票を、北、中、南区分は岡山ドーム(北区北長瀬表町)で、東区分は百花プラザ(東区西大寺南)で実施。岡山ドームで行った3区の開票はいずれも日にちをまたぎ、開票終了は北区は県議選で1時間、市議選で30分、予定よりずれ込んだ。藤原健・市選管事務局次長は「初のダブル選挙で作業がもたつき、設定した目標より遅れた」と釈明する。

 だが、岡山ドームで市選管の開票作業を見守った、環太平洋大講師で早稲田大マニフェスト研究所招聘(しょうへい)研究員の林紀行さんは「関心の高い選挙にしては、あまりにも問題のある開票作業だった」と指摘する。

 林さんは、最も有権者が多い北区の作業スペースが、他の2区と比べ窮屈に感じられたことや、北区の市議選で票を「あ行」「か行」などに分けた後で候補者ごとに分類する非効率な点が気になったという。

 また、開票作業に従事するスタッフの数が他都市と比べ極端に少ないことも問題視する。同研究所が昨年の参院選(比例)で行った調査では、開票に6時間16分かかった北区は115人が従事したのに対し、ほぼ同規模の投票者数の大阪府八尾市は319人を投入し、4時間20分で済んでいる。

 10日開票の統一選でも、北区は県議、市議両選挙で251人が携わったが、北区と投票者数が同規模の東京都府中市は、都知事選だけで326人で、わずか1時間で開票を終わらせた。

 林さんは「公選法は正確かつ迅速な開票を求めており、岡山市は法の趣旨を理解していない」とし、次の選挙に向けて十分な作業スペース確保と、メリハリのある人員配置を提言する。

 正確で迅速な開票が有権者への最大のサービスになることを、岡山市選管はそろそろ自覚してほしい。
(統一地方選取材班)

(2011年4月12日12時17分 読売新聞)

1179チバQ:2011/04/12(火) 23:01:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000287-mailo-l33
’11統一地方選:県議選/岡山市議選 民主、伸び悩む 自民は復調の兆しか /岡山
毎日新聞 4月12日(火)17時11分配信

 10日投開票された県議選(定数56)、岡山市議選(同52)では、政権与党・民主党が伸び悩む姿が浮き彫りになった。一方、自民党は牙城といわれる地方の地盤を守り、都市部でも復調の兆しを見せた。だが県議選の投票率50・18%は03年の49・88%に次いで過去2番目の低さ。東日本大震災直後とはいえ、有権者を引きつけられない既成政党の課題も明らかになった。
 前回07年に4議席を獲得した民主党は政権交代の余勢で、推薦も含め県議選で16人以上、岡山市議選で13人以上の議席獲得を目指した。だが菅直人首相の支持率は低迷し、擁立は難航。県議選は公認10人、推薦2人、岡山市議選が公認8人、推薦3人にとどまった。
 県議選で、民主党の得票率は前回07年の8・71%から1・6倍の13・94%に増えたが、当選は公認が前回より1増の5人(推薦は1人)。岡山市・加賀郡での得票率は19・66%で前回07年より約1%増えただけ。労組など支持組織を固めるのに精いっぱいで、政権交代の原動力になった無党派層を取り込めなかった。
 岡山市議選では民主公認候補の当選は前回と同じ4人(推薦は3人)。北区で現職2人、新人3人を擁立する攻めの姿勢が裏目に出て、当選は現職1人だけだった。
 一方、県議会で現有36議席の自民党は現職33人、新人1人を当選させた。推薦でも新人1人が当選。自民の得票率は48・26%と前回の40・27%から約8%アップ。特に岡山市・加賀郡では約9%増の39・98%で、中区の現職が県内で最多得票で当選するなど都市部でも復調の兆しを見せる。
 岡山市議選と同日選となり、県議選の同市内の投票率は前回より3・92%増の48・15%。自民党の候補者は保守系無所属の市議と連携して票を掘り起こしたといえそうだ。
 県議選では公明党は現有5議席を維持。現有3議席の共産党は倉敷市・都窪郡で現職、新人が共倒れとなるなどで87年の県議選以来となる2議席に落ち込んだ。【井上元宏】

4月12日朝刊

1180チバQ:2011/04/12(火) 23:04:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000066-san-l34
広島県議選 民主、逆風下で伸び 自民の優位は変わらず
産経新聞 4月12日(火)7時57分配信

 66議席を争い85人が名乗りを上げた県議選では、全国的に逆風下の戦いとなった民主が無投票の2人をふくむ公認候補7人を当選させ、4年前の前回より3議席増やした。自民は1減となったが、引き続き最大勢力の32議席を確保、保守王国の健在を示した。

 民主は広島市佐伯区で新人が当選を果たす一方、同安佐南区で現職が落選。同区では、一昨年の知事選に出馬した元自民議員が無所属でトップ当選した。

 自民は現職28人と新人・元議員4人、公明は現職5人と新人1人がそれぞれ全員当選。共産は広島市中区選出の市議が同区の県議選に転じたが、結局福山市の1議席維持にとどまった。

 女性の当選は、過去最高だった前回の5人から3人に減少した。投票率は県内平均で47・5%。最低だったのは安芸郡(38・85%)で、現職と元議員の一騎打ちとなった庄原市(71・08%)が最高。

 党派別の新勢力は次の通り(開票終了時点、推薦候補は無所属として計上)。

 民主7▽自民32▽公明6▽共産1▽無所属20

1181チバQ:2011/04/12(火) 23:05:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000297-mailo-l34
’11統一地方選:県議選/広島市議選 民主、勢力維持 自公は全員当選 /広島
毎日新聞 4月12日(火)17時50分配信

 県議選(23選挙区、定数66)の党派別当選者数(無投票を含む)は、▽民主7人(前回4人)▽自民32人(同33人)▽公明6人(同6人)▽共産1人(同1人)で、無所属20人(同22人)だった。
 公認候補10人を擁立した民主は、現職7人のうち安佐南区で議席を失ったが、他の6人は当選。3新人は1人が佐伯区で当選し、残る中区と廿日市市の2人は落選した。民主が全国的に退潮する中で、7議席を維持した。
 自民は公認の現職28人、元職2人、新人2人が全員当選するなど、保守地盤の強さを見せた。公明は現職5人と新人1人が全員当選。現職と新人の2人を擁立した共産は、福山市で現職が議席を守ったが、中区で新人が落選し党勢拡大はならなかった。
 広島市議選(8選挙区、定数55)の党派別当選者は▽民主3人(前回2人)▽自民21人(同21人)▽公明8人(同8人)▽共産3人(同5人)▽社民3人(同4人)▽みんな1人(同0人)で、無所属16人(同15人)。
 民主は南区と安佐北区で現職が議席を維持し、中区で新人が当選した。現職が強みを発揮した自民は、公認21人が全員当選した。公明は現職8人が全員当選。共産は現職2人が落選し、3議席。社民は公認が全員当選した。みんなは新人1人が初当選した。【樋口岳大、矢追健介】

4月12日朝刊

1182チバQ:2011/04/12(火) 23:06:19
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/2011chiho/Cn201104120002.html
広島市議選 既成の小政党苦戦

 定数55に83人が立候補した広島市議選は、共産党が議席を2減らすなど既成の小政党に厳しい結果となった。一方でみんなの党が初めて議席を獲得し、名古屋市や大阪府などの全国的な流れを背景に、新しい政治勢力へ有権者の期待が移った側面がみてとれる。

 改選前に5議席だった共産党は現職2人が落選し、当選の3人も各選挙区で最下位で滑り込んだ。公認候補の総得票は、4年前の前回比で24%減少した。

 西区で5期目を目指した中森辰一氏(58)は、みんなの党新人の関藤雄姿氏(37)と最後の1議席を争い、競り負けた。「有権者の期待が既成政党ではなく、新しい流れへ向かう空気が強かった」と中森氏。「震災で選挙へ関心が高まらず、街頭でもじっくりと耳を傾けてもらえなかった」と振り返った。

 社民党は現職2人と新人1人が議席を獲得した。ただ、いずれも最下位の当選で、党として厳しい戦いだったことは否めない。

 これに対し、みんなの党県広域第1支部の武内正支部長は「中国5県の地方議会で初議席。地方でもじわじわと浸透している」と手応えを語る。落選した3人のうち2人は次点。中区では73票の小差だった。

 自民党は、民主党への「追い風」がやんだ今、地盤の根強さが際立ち、8区のうち6区で党公認候補がトップ当選を果たした。民主党は安佐南区で新人2人が共倒れになったが、中区で新人1人が勝ち上がり、改選前より1人増え3人となった。

1183チバQ:2011/04/12(火) 23:06:55
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/2011chiho/Cn201104110002.html
中国5県議選、民主苦戦
 中国地方の5県議選は、無投票の30選挙区(定数計65)を除いた51選挙区(定数計178)で投票され、全243議席が確定した。公認候補者を43人と前回の1・8倍に増やした民主党は現職6人が落選。獲得議席数は前回を上回ったものの、苦戦が目立った。

 党派別の内訳は民主党28人▽自民党127人▽公明党20人▽共産党9人▽社民党1人▽無所属58人。

 民主党は、前回無所属で当選した現職9人を党公認で擁立。公認候補者を増やしたが、各地で苦戦した。現職は安来市で党県連代表代行が4選を阻まれ、広島市安佐南区、周南市、柳井市、津山市・苫田郡、鳥取市で涙をのんだ。新人は中区や廿日市市、岩国市・玖珂郡で敗れた。

 自民党は広島と山口で現職全員が当選するなど、前回と同数を確保。公明党は20人全員が当選して前回を上回り、共産党は前回を下回った。社民党は中国地方唯一の宇部市の議席を守った。

 候補者数が317人と過去最少で、無投票当選者は65人。民主、自民両党の議席の消長が焦点で、両党の公認候補者が対決する選挙区で激戦となった。

 投票率は、島根を除く4県で前回を下回った。山口、鳥取は過去最低を更新した。

1184チバQ:2011/04/12(火) 23:07:19
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/2011chiho/Cn201104120001.html
民・自の攻防、痛み分け 中国5県議選回顧

 統一地方選の前半戦は11日未明までに開票作業を終え、中国地方5県議選では、65人の無投票当選者を含めた計243人の新県議の顔ぶれが決まった。政権交代後、初めて実施された県議選を振り返る。

 ▽広島 新人9議席、16年ぶり10人割る

 広島県議選(定数66)は自民党現職28人が強さを発揮し、1995年以来16年ぶりに全員が当選した。現職は民主党と無所属の計3人が涙をのんだが、自民党と無所属の元職計3人が返り咲き。新人で議席を得たのは9人と、16年ぶりに10人台に達しなかった。

 23選挙区のうち、議席を現職が独占したのは3分の2の15選挙区に上る。特に無投票の7選挙区では現職16人、元職1人が当選し、新人は立候補者がゼロだった。「平成の大合併」による選挙区の再編を経て、支持層のすみ分けが進んだといえる。その結果、新人が議席を得るのが難しくなりつつある。

 今回当選した新人9人のうち、引退したり死去したりした現職の「後継」と位置付けられたのは自民党2人と公明党1人、無所属3人の計6人。あと3人のうち1人は民主党公認、別の1人は新社会党の推薦を得ている。

 こうした構図の固定化は、有権者の選択の幅を狭めることにつながる。定数や選挙区の見直しなどさらなる議会改革を進める姿勢が問われる。

 民主党は広島市安佐南区の現職が落選したが、佐伯区の新人が無所属現職から議席を奪い、踏みとどまった。自民党、公明党は公認した全員が当選。共産党は福山市の1議席を守った。

 今後は、5月の議長選に向けた各会派の動きに注目が移る。最大会派の自民刷新会議や民主県政会、自民党議員会など、主要会派の勢力は改選前とほぼ同じ。一方で4会派に分裂する自民党系の県議は、広島市長選で当選した松井一実氏の支援でまとまりを見せた。会派の「一本化」へとつながるのかが焦点だ。(村田拓也)

 ▽山口 県東部で民主相次ぎ落選

 山口県議選(定数49)で、自民党は公認した27人全員が当選し過半数を維持した。9人を立てた民主党は県東部で軒並み落選し、前回比1増の5人にとどまった。公明党は全員当選で1増の5人。共産党は1減の2人、社民党は中国地方唯一の議席を守った。

 上関原発計画の是非が予定地に近い選挙区で争点化。半径30キロ圏内の光市では、告示3日前に反原発を掲げ立候補表明した無所属新人が当選ラインまで197票に迫った。

 米海兵隊岩国基地がある岩国市・玖珂郡(定数5)では、艦載機移転に反対した元市長を夫に持つ無所属新人がトップ当選した。一方、移転を事実上容認する自民党は元職が返り咲き、1増の3議席を獲得。民主、共産の両党は引退議員の議席継承に失敗した。

 民主党は平岡秀夫総務副大臣(衆院山口2区)の地盤の岩国市・玖珂郡や柳井市で議席を失い、次期衆院選では厳しい戦いになりそうだ。(金刺大五)

1185チバQ:2011/04/12(火) 23:07:37
▽岡山 民・自の対決色強まる

 岡山県議選(定数56)での二大政党対決は自民党に軍配が上がった。前回の倍の10人を立て当選者は1人増の5人だった民主党に対し、自民党は6人増の34人となった。

 民主党は、党の原則に沿い複数候補を立てた3人区以上で苦戦。津山市・苫田郡(定数4)では現職と新人が共倒れとなった。

 自民党は現職と新人1人が落選したが、安定した戦いぶり。県議会自民党県議団は改選前から2人増の38人になる見通し。公明党は現状維持の5人、共産党は1人減の2人。

 一方、無所属は10人で6人減となった。無所属だった現職が今回政党公認を得たのも要因。二大政党の対決の構図は県議選でも強まりつつある。(中島大)

 ▽島根 後継なく自民後退

 島根県議選(定数37)の当選者の党派別内訳は民主党5人、自民党18人、公明党1人、共産党2人、無所属11人だった。県議会の会派では、民主党系の民主県民クラブは改選前から1人増の8人を確保する見込み。自民党議員連盟は23人と2人減る見通しだが、過半数を維持した。

 自民党は八束郡(定数1)で、現職が民主党などが推す無所属新人に敗れ、3議席を自民党系が独占していた雲南市・飯石郡も一角を崩された。民主党は前回比2増とはいえ、安来市で党県連代表代行の現職が落選。逆風や支持基盤の弱さを浮き彫りにした。

 14選挙区のうち、県都の松江市、益田市を含む8選挙区で無投票となった。無投票当選者の割合は70・3%と全国で最も高かった。(金山努)

 ▽鳥取 二大政党の求心力低下

 鳥取県議選(定数35)は、民主党が6議席を確保し、前回から1議席上回った。候補者を絞った自民党は5議席少ない16議席に後退し、過半数を割り込んだ。

 民主党は公認8人のうち6人が当選。鳥取市は現職1人が落選。一方、推薦した新人が5県最年少当選となる27歳で議席を獲得。八頭郡も支持した新人が初当選を果たした。

 自民党は公認17人のうち16人が当選した。鳥取市で現職が涙をのんだ。さらに推薦した新人2人が敗れた。

 3人が当選した公明党は鳥取市で複数議席を得た。共産党は現職2人が再選を決め、議席を維持した。社民党系は現職死去の議席を回復できなかった。

 民主党が複数議席を得たのは米子市だけ。自民党も強固な地盤を誇った県東部で公認・推薦候補者が落選した。二大政党の求心力の低下をうかがわせる結果となった。(円山文雄

1186チバQ:2011/04/12(火) 23:08:07
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/2011hcity/Sh201104120004.html
広島市長選回顧 自民結束、組織戦を徹底



 ▽ 「市政転換」の松井氏が浸透 豊田氏「継承」の強調遅く

 新人6人が争った広島市長選は、自民党、公明党の推薦を受けた元厚生労働省官僚の松井一実氏(58)が、民主党広島県連などが支援した前副市長の豊田麻子氏(45)たちを破った。秋葉市政の転換を掲げることで「自民党の結束」を図り、経済活性化の訴えが両党支持層だけでなく、幅広い層に浸透。徹底した組織戦が市議選、県議選との「トリプル選」でプラスに作用し、支持が拡大した。

 共産党公認1人と無所属5人による激戦を勝ち抜いた松井氏は、自民党が擁立を主導した。政令指定都市の広島で自民党本部が推薦した新人の候補者が当選したのは初めてだ。

 「具体的な政策を今から初めて言います」。告示3日後の中区での決起大会。松井氏が、秋葉忠利前市長が推進した五輪招致の断念や入札制度の見直しなどの政策を列挙すると会場を埋めた約1400人は沸いた。秋葉市政の転換を強く印象づけた。

 松井氏はまた、集会や街頭演説で「地元経済を活性化させる」と強調した。具体策は世界遺産を活用した観光振興など新味に乏しかったが、自民、公明両党の支持者が集まった場で繰り返し訴えた。「経済対策・都市活性化」は、中国新聞社の出口調査で候補者に期待することで最も多く、有権者のニーズを捉えていた。

 中盤情勢では、横一線だった松井氏と豊田氏の明暗を分けた一因は組織力の違いだけでなく、スタンスや政策の分かりやすさだったといえる。

 「反秋葉」を掲げる自民党系市議が支援する「攻め」の松井氏と、副市長として秋葉市政を支えた「守り」の豊田氏の立ち位置の違いが影響している。

 秋葉市政の3期目は、広島五輪構想や核兵器廃絶の国際世論を盛り上げる「オバマジョリティー」キャンペーンなどに批判的な報道が多かった。そのため、豊田氏の陣営の中には「秋葉後継」を前面に戦うことに否定的な意見があった。最終盤は、知名度不足を解消できていないと判断し、秋葉市政を継承する姿勢を明確に打ち出したが、時間もなく浸透し切れなかった。

 投票率は前回より4・67ポイント減の49・08%と伸び悩んだ。各陣営は、東日本大震災や新人同士の争いで知名度が低いことが影響したとみる。豊田氏の陣営幹部は「組織が強い松井氏の陣営に比べ、無党派層の票が頼りだった。盛り上がりに欠けたのが痛かった」と振り返った。

 元市議の大原邦夫氏(61)は、次点だった4年前の市長選に続く挑戦。自民党系の一部市議の支援を受けた前回とは一転、既成政党批判を展開した。政策面では市長給与半減など徹底した行財政改革を訴えたが、松井、豊田両氏の事実上の二大政党対決の前に、前回ほどの勢いは感じられなかった。

 元市議の桑田恭子氏(49)は知名度不足が大きく響いた。共産党県常任委員の大西理氏(45)は党への支持が十分に集まらなかった。会社員の前島修氏(37)は苦しい戦いだった。(藤村潤平)

1187チバQ:2011/04/12(火) 23:08:32
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/localnews/05/20110412-OYT8T00706.htm
愛媛県議選、民主が“一人負け”

 47人の新議員が出そろった愛媛県議選は、2選挙区で現職3人が落選する一方、新人8人が当選を果たし、議会に新風が吹き込むことになった。一方、公認・推薦で10人を擁立しながら半数にも届かず、事実上“一人負け”の状況となった民主の県連関係者は、今後に危機感をにじませた。(浅野友美)

 新県議を当選回数別で見ると、初当選が8人(前回13人)、当選2回が11人(9人)、同3〜5回が19人(20人)で、同6〜8回が9人(4人)だった。

 年代別では、20歳代はいなかったが、30歳代が4人(前回2人)、40歳代は10人(10人)、50歳代は15人(24人)、60歳代が16人(9人)で、70歳代は2人(2人)だった。改選前に3人いた女性は2人にとどまった。

          ◇

 民主県連の白石洋一代表は11日、松山市内の県連事務所で記者会見。今回の結果を「後退」と総括し、党への逆風や、県内議員らの有権者との対話不足が敗北の一因と分析した。また、今後について「県連を単なる会議体にとどめず、総支部ごとに恒常的に地域課題に対する提案を上げる体制作りが必要」と課題を挙げた。

 これに対し、推薦を含め31議席を獲得した自民県連の清家俊蔵幹事長も同日、記者会見し、新人2人の当選を評価。公認で唯一、西予市選挙区で敗北したことについては、「有権者が若さを求めた上に、市町村合併による各支部の弱体化があったと思う」とした。また、中村知事に対しては、「最大与党として支えることに変わりはない」と強調した。

 推薦を含め3議席を守った社民県連の村上要代表は「県議会で大きな自民党と政権与党の民主党のはざまで、党の存在感を有権者に認識してもらえた」とし、「基本的に知事に賛意を示すが、辛口の提言や注文もつけつつ議会をもり立てたい」と述べた。

 20年ぶりに公認候補3人が当選した公明県本部の笹岡博之代表は「県民の関心が東日本大震災に向いている部分もあったが、遊説である程度の政策は訴えられた」と話し、「負託に応えられるよう、個々の政策に対しては是々非々で臨む」と述べた。

 共産県委員会の林紀子委員長は「東日本大震災・原発の重大事故をうけ、伊方原発の安全対策や防災のまちづくりを訴えた。複数議席への前進はならなかったが、新しい県議会と連携して公約実現に全力を尽くす」とコメントした。

          ◇

 中村知事は11日の記者会見で、「地方議員一人ひとりが自分の立ち位置を考える時期に来ており、『地域第一、政策中心、国政自由』の理念が突き付けられている」と、政党の枠を越えて「地域主権」を目指す政治活動を要請した。

(2011年4月12日 読売新聞)

1188チバQ:2011/04/12(火) 23:42:58
http://mytown.asahi.com/areanews/okayama/OSK201104110118.html
民主候補、半数が落選 支持低迷で「党隠し」も 県議選
2011年4月12日

 民主党が事実上の敗北を喫した統一選の前半戦。県議選でも、前回の倍の公認候補を擁立しながら、一つしか議席を伸ばせなかった。投票2日前になって、南区の候補が公認を辞退する騒ぎもあった。

 「逆風下での1増は善戦だ」

 11日、民主県連代表の柚木道義衆院議員は、結果をこう評した。

 政権獲得を果たした党の次の目標が、地方での党勢拡大。県連は、県議選で前回2007年(5人)を上回る13人(推薦を含む)を擁立して臨んだ。

 ところが8日、突然一人が公認を辞退し、候補者は12人に。結局、新顔3人が当選を果たす一方で、現職2人を含む半数が落選する厳しい結果となった。

 前回、県北初の議席となった津山市・苫田郡選挙区(定数4)では、1増を目指して2人を立てたが、共倒れに。総社市、笠岡市(定数各2)で自民党の牙城(がじょう)に挑んだ新顔2人は大差で敗れた。

 花咲宏基衆院議員(比例中国)は「地縁、血縁に勝てなかった。地域に根ざす活動をするには時間が足りなかった」という。

 支持率が低迷する中で、「民主党隠し」の動きすらあった。候補者はポスターのマークを小さくし、党名の連呼を控えた。

 南区の候補の公認辞退について県連は、「一身上の都合ということなので、やむを得ないと判断した」。候補者も「総合的な判断」としか理由を説明しない。

 ただ公認辞退の段階で、南区で9679人が期日前投票を済ませていた。「民主党公認」を理由に投票した有権者にとっては、背信行為になる。結局、この候補は落選し、県連関係者は「有権者はちゃんと見ている。落選という非難を受けた」という。

 自民党は、全20選挙区で37人(推薦を含む)擁立した自民党は35人が当選を果たし、過半数を維持した。公明党も5人当選で現有議席の維持を果たしたが、共産党の当選は2人で、議席を一つ減らした。(宇津宮尚子)
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1189チバQ:2011/04/12(火) 23:50:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20110411-OYT8T01058.htm
県議選一夜明け 民主退潮 会派再編か
 県議選(定数39)で、自民党系が8年ぶりに過半数を回復するとともに、民主党推薦や社民党公認の現職が落選したことで、県議会の勢力図が大きく変わる見通しとなった。当選した39人のうち新人が10人おり、早くも会派入りを打診される新人もいて、議会内の駆け引きはすでに始まっている。当選者らは11日、選挙戦を振り返りながら、抱負を述べた。

 推薦を含め、県議会過半数となる20人が当選した自民党は、最大だった現有15人の会派を、さらに大きく伸長させる見通し。一方、かつて橋本大二郎・前知事に近い議員が集まった現有7人の第2会派「県政会」は、民主党推薦を含む3人の現職が落選。民主、社民両党系の議員らでつくる「民主党・県民クラブ」(現有6人)も、引退者を含めて3人を減らすことになり、会派の再編が進みそうだ。共産党は支持した現職が落選したが、公認の元議員が当選したため、現有5人の会派を維持。公明党は3議席を堅守した。

 自民党の武石利彦・県連幹事長は「政権への不満が自民への期待につながった。マニフェスト違反や震災への対応の不手際などで、民主に政権担当能力はないという声をよく聞いた」と勝因を分析。選挙カーを自粛しながら議席を守った公明党の池脇純一・県本部代表は「足で稼ぎ、通常の3倍の街頭演説を行った。有権者の元へ足を運び、訴えを聞いてもらわないと、県民の関心は議会に向かない」と話した。

 民主党は今回選で勢力拡大を目指したが、公認3、推薦6の計9人(新人5、現職4)が落選。県連幹部もおり、当選できたのは公認1、推薦2の現職3人にとどまった。大石宗・県連幹事長は「県連の力不足。熱意ある候補を立て、政策本位で勝負したが、組織や企業を固める従来型の選挙活動にかなわなかった。震災で国会議員が応援に入れなかったのも痛かった」と力無く話した。長年の議席を失った社民党県連の今西忠良幹事長は「党員の高齢化、弱体化に加え、議員活動が市民の評価を得られなかった。市町村議選に向けて体制を立て直す」と危機感をあらわにした。

 共産党県委員会の佐竹峰雄委員長は「東日本大震災の下、政治のあり方が根本から問われた。大震災からの救援や復興、県民の命と暮らしを守る福祉、防災を訴え、手応えがあった」と話した。

(2011年4月12日 読売新聞)

1190チバQ:2011/04/13(水) 20:51:02
http://mytown.asahi.com/areanews/ehime/OSK201104120122.html
県議報酬、削減継続に賛否 消極的な会派も
2011年4月13日

 県の厳しい財政状況を踏まえ、県議の報酬を削減していた条例が29日で失効する。削減を続けるには議会で決める必要があるが、削減継続に消極的な会派もあり、足並みはそろっていない。

 県議会は2002年、条例で月額82万円の議員報酬を一律5%削減し、06年の条例改正では、削減率を10%とした。今の県議の報酬は月額73万8千円だが、条例は任期満了の4月29日に失効する。このため、新しく条例を作らなければ、新県議の5月以降の報酬は満額が支払われることになる。

 07年の改選時は6月議会で翌月からの削減を可決したため、5、6月は満額が支払われた。削減継続を訴える会派は、5月中の臨時議会を開き、なるべく早く議決をするべきと訴える。

 公明党県本部の笹岡博之代表は「厳しい財政状況のうえに、震災もあった。元に戻す状況にはない」と述べ、5月の臨時議会など新しい議員が集まる直近の場で、延長を決めるべきだとした。共産党の佐々木泉県議は「報酬額そのものを3割程度下げるべきで、臨時議会で提案したい」。

 民主党会派の横山博幸代表も「地域経済の冷え込みや、東日本大震災の影響で日本全体のさらなる景気悪化が見込まれる。議員自らが身を削り、県民と痛みを分かち合うべきだ」と、削減の継続を主張する。

 だが、自民党県連の清家俊蔵幹事長は「若手県議には育ち盛りの子どもを養っている人もいる。個人的には元の報酬に戻しても良いかなと思っている」と、削減に消極的だ。「新人も含め、県議全体が集まった場で改めて考えをまとめたい」と述べる。

 社民党会派の村上要代表も「議員報酬の削減は10年度までの県の財政構造改革を受けた対応と考えており、ひとくぎりついた。議員報酬は、活動に対する正当な評価であり、安くすればいいというものではない」との認識を示した。

 一方、知事給与は本来月額132万円だが、06年度から20%、08年度からは25%をカットしていて、中村時広知事の就任後の2月議会でも、継続するよう議決された。中村知事は11日の会見で議員報酬の削減について「多くの県民が注目していると思うので、議論の推移を見守りたい」と述べた。

1191チバQ:2011/04/13(水) 23:38:22
http://mytown.asahi.com/areanews/ehime/OSK201104110088.html
県議選当選者に地域会派結成の動き 各党から警戒の声も
2011年4月12日

 10日に投開票された県議選。中村時広知事に近い無所属当選者の間には早くも新会派結成の動きが出ている。11日、県内各政党の代表者らからは、こうした動きを警戒する声が聞かれた。

 昨秋の松山市長選をめぐり自民を除名され、無所属で出馬、当選した横田弘之氏は「中央集権体制はもう限界。国政に振り回されない地域会派をつくりたい」と明言する。中村知事とのパイプを強調する無所属当選者の一人も「他の当選者とも話し合って今後の対応を決めたい」と話す。

 こうした動きに、31人の公認・推薦候補が当選を果たした自民党県連の清家俊蔵幹事長は「地域政党は今の時代にはまだ早すぎる。国から権限と財源を地域に移譲してもらう上でも、これまでと変わらず国と手を結んでいくというスタンスでやる」と牽制。中村知事との距離感については、「(知事選で中村知事を)推薦した時点から、県政最大与党として、しっかり支えていくというスタンスは変わらない」と、従来通りの見解を示した。

 公認・推薦合わせて過去最多の10人を擁立したが、当選4人にとどまった民主党県連の白石洋一代表は、選挙の敗因について、「党内政局や震災対応で政権への支持が低下したうえ、県連の組織力が弱かった」と分析。地域会派について横山博幸幹事長は「知事寄りの立場を取るのであれば議会の中に知事の下請け機関ができるようなもの」と疑問を呈した。

 公認3人が当選し、改選前議席を維持した公明党県本部の笹岡博之代表は、知事との関係について、「(公明は)知事選で中村知事を推薦した与党。個々の案件については、是々非々でやっていきたい」と述べた。3議席を維持した社民党県連合の村上要代表は、地域会派結成の動きについては「社民として参加するつもりはない」。

 1議席を死守した共産の佐々木泉県議は「議会が知事の応援団ではいけない。チェック機関としての議会が働くように頑張りたい」と地域会派結成の動きを批判した。

1192チバQ:2011/04/13(水) 23:56:01
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001104130001
71歳新人議員「すべてを注ぐ」
2011年04月13日


岡山市議選の当選証書を受け取る熊代昭彦・元衆院議員(左)=岡山市役所

■岡山市議「初当選」の熊代元衆院議員


 10日の岡山市議選で「初当選」した元衆院議員の熊代昭彦氏(71)が12日、岡山市役所で当選証書を受け取った。「私にとっては、衆議院も市議会も同じように価値がある。たいへんうれしい」と晴れやかな笑みを浮かべた。


 1993年から自民党公認で衆院選に4度当選し、小泉内閣では首相補佐官も務めた。だが、郵政民営化に反対して自民党を離れ、その後は岡山市長選、参院選、衆院選と立て続けに落選。5年以上、政治の表舞台から遠ざかっていた。


 今回の市議選には「市民の党『自由と責任』」を旗揚げして臨み、議会改革などを訴えて中区でトップ当選した。久々の当選証書を手に「議員の定数と報酬を半分にする。意見の近い人と力を合わせ、必ず実現したい」と意気込んだ。


 旧厚生省に30年近く勤め、年金局資金課長や援護局長を歴任した福祉行政の専門家でもある。「これまでの経験のすべてを、岡山市のために注ぐ」。71歳の「新人議員」が力強く語った。(柏崎歓)

1193チバQ:2011/04/14(木) 00:12:01
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001104120003
低投票率の中 保守層固める/出口調査
2011年04月12日

 政党対決の構図となった10日の広島市長選は、自民、公明推薦の松井一実氏(58)が、民主、社民に支援された豊田麻子氏(45)に完勝した。朝日新聞社が同日実施した出口調査の結果をみると、保守層を手堅く固めた松井氏側の組織戦が戦後6番目の低投票率(49・08%)だった選挙で特に力を発揮したようだ。


 調査は広島市内の60カ所の投票所で実施。3081人から有効回答を得た。


 回答を分析すると、自民支持層の61%、公明支持層の54%が松井氏に投票した。一方、民主支持層で豊田氏に投票した人は45%にとどまり、22%が無所属の大原邦夫氏(61)に、17%が松井氏に流れた。


 豊田氏は「市民党」の立場にこだわり、民主、社民の推薦を求めなかった。秋葉忠利・前市長(68)と同じ選挙戦術で幅広い支持を得ようとしたが、無党派層で豊田氏に投票した人は33%どまり。28%が松井氏、22%が大原氏だった。


 女性候補が2人立ち、「初の女性市長誕生」の期待もあったが、女性の票を最も集めたのは松井氏の38%。27%だった豊田氏と8%の桑田恭子氏(49)を大きく上回った。


 世代別をみると、30〜50代の得票は松井氏と豊田氏がともに33%で分け合ったが、松井氏は20代で31%、60歳以上で44%を占めて断トツのトップ。豊田氏は20代で21%、60歳以上で22%にとどまり、どちらも大原氏に次ぐ3番手だった。


 新市長に最も力を入れてほしい政策に関しては、全体の54%が「景気・雇用」と回答。「福祉・教育」が27%で続き、「平和・反核活動」と「交通網の整備」は4%だった。


 特に、松井氏に投票した人では60%が「景気・雇用」と回答。広島経済の地盤沈下が指摘されるなか、経済活性化を最優先課題に掲げた松井氏への期待の強さをうかがわせた。


 支持政党の割合は、自民37%、民主21%、公明5%、共産とみんなが3%、社民2%で、無党派層は25%だった。政権交代から1年半を経た民主への有権者の評価は厳しくなっているようだ。(加戸靖史)

1194チバQ:2011/04/14(木) 22:45:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000273-mailo-l34
転換:広島新市長誕生/上 主張明確化で支持層固め /広島
毎日新聞 4月13日(水)17時7分配信

 松井一実・広島市長が12日、始動した。今年1月、秋葉忠利前市長の退任宣言から市長選まで、わずか約3カ月。広島に戻るのは約40年ぶりで、他候補に比べて知名度で劣りながら、激戦を抜け出した。12年ぶりの新リーダー選びに名乗りを挙げた各陣営の軌跡を追った。
 ◇松井氏、郷土愛もアピール 有権者に安心感
 「今日は言います。言わせてください!」。3月30日、中区のアステールプラザでの決起集会で、松井氏は熱弁を振るった。約1400人の聴衆を相手に「ヒロシマ五輪はノー。入札制度は見直し。旧市民球場跡地計画は熟議が必要」と具体的に語った。12年続いた「秋葉市政」の転換を明言し、それまでの総花的な演説に比べると路線変更を印象づけた。
 「広島のグランドデザインを描くため、さまざまな声を聞きたい」という立候補表明時点での姿勢から、「勉強して各論も言えるようになった」(松井氏)。支援を決めかねていた人たちを引き込み、「あの日を境に、事務所を訪れる人の数が増えた」と選挙事務所の幹部は振り返る。
 一方、街頭演説ではそこまで熱は入れなかった。4年前に秋葉前市長が得た22万票余りを取り込もうと、「対立候補の批判をせずにきちんと夢を語り、横綱相撲の選挙戦をする」(自民党関係者)という作戦だった。
 市長選で推薦候補が3連敗していた自民党。今回、国会議員と地方議員が連携し、公明党の推薦も取り付けた。しかし、自民系市議は市議会で6会派に分裂し、市長選に臨む思惑の違いから、当初は連携を渋った市議もいた。しかし、「対立候補に味方しないだけでも大きかった」(自民県連幹部)。毎日新聞が投票日に実施した出口調査では、自民支持層の6割弱が松井氏に投票した。
 「広島を離れて40年、広島に恩返しをするための修行の旅だった。これまで身につけた技術、経験、知識を還元せずに、私の人生はありません」。告示日の3月27日、出陣式で松井氏は郷土愛をアピールした。別の場所では「広島菜は本当に好きなんです」とも。母校・市立基町高の同窓生は「広島出身という安心感があった」と語った。【矢追健介】

4月13日朝刊

1195チバQ:2011/04/14(木) 22:46:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000256-mailo-l34
転換:広島新市長誕生/下 豊田氏、「遅すぎた」後継アピール /広島
毎日新聞 4月14日(木)15時58分配信

 ◇秋葉氏不出馬、戦略狂う−−大原氏
 「まさかこんな結果になるとは……」
 10日午後8時過ぎ、松井一実市長誕生が早々と報じられ、豊田麻子前副市長の陣営は言葉を失った。「決着はもつれる」との見方もあり、会場に支援者が集まり切っていなかった。秋葉忠利前市長の事実上の後継とみられた豊田氏の得票は、4年前に秋葉氏が得た22万票余の半分だった。
 「(豊田氏に)たすきを渡したい」。秋葉氏が街頭で初めて応援演説に立ったのは、退任翌日の8日。豊田氏は自らが副市長に招いたが、秋葉氏は「後継指名は市長の職務ではない」と態度を鮮明にしていなかった。
 豊田氏の選挙母体は、秋葉氏を支援してきた市民グループや民主、社民両党県連、連合広島などが集まった「勝手連」の性格が強く、秋葉市政への評価を巡っても意見は割れていた。序盤戦は「幅広く支援を集めたい」と“秋葉色”を薄めた。
 しかし、松井氏陣営では、擁立を主導した自民党に続き、公明党が告示前日の3月26日に推薦を決めた。組織力で劣る豊田氏陣営は、「党勢への逆風は厳しい。後方支援に徹する」(県連幹部)としてきた民主党が、国会議員らを前面に出す戦術に転換。陣営は最終盤、形勢逆転を狙い、過去3回の選挙で無党派層の支持を広く集めた秋葉氏に応援を要請した。歯車がかみ合わず停滞気味だった陣営は活気づいたが、結果は大敗。連合広島関係者は「遅きに失した」。東日本大震災の影響で有権者の選挙への関心は低く、“風”は吹かなかった。
 4年前に次点だった大原邦夫氏の陣営にとって、誤算は秋葉氏の4選不出馬だった。一騎打ちを想定し、市政批判を強調する戦略は変更を余儀なくされた。人件費削減などによる行財政改革の徹底や、地域政党の設立など、地方政治の時流に乗るべく切り替えたが、「リングが変わってしまった」(陣営関係者)。選挙最終盤は「動かせ広島」を掲げて無党派層へアピールしたが伸びなかった。
 市議2期から転じた桑田恭子氏も埋没。市民税10%減などの政策を掲げ、河村たかし名古屋市長の応援にも期待したが震災で頓挫し、「減税」への支持は広がらなかった。過去2回は独自候補を立てなかった共産党は、「政党の責任を果たす」として県常任委員の大西理氏を擁立したが、党支持層以外への広がりを欠いた。前島修氏も浸透しなかった。【寺岡俊、矢追健介】

1196チバQ:2011/04/14(木) 23:01:30
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20110412-OYT8T01062.htm
知的障害者に投票指示
 県警統一地方選違反取締本部と美馬署は11日夜、10日に投開票された知事選と県議選美馬第1選挙区(定数2)で、それぞれ3選した飯泉嘉門氏(50)(無所属)と、5選した藤田豊氏(67)(自民)の名前などが印刷された紙を知的障害者に持たせて投票するよう指示したとして、美馬市穴吹町三島、社会福祉法人「徳島県手をつなぐ育成会」の知的障害者更生施設「ルキーナ・うだつ」次長の津川史郎容疑者(55)を公職選挙法違反(投票干渉)容疑で逮捕、12日、送検した。

 発表によると、津川容疑者は施設職員の30代の男と共謀して7日午後、同市穴吹町の期日前投票所で、施設の女性入所者2人に飯泉、藤田両氏のパンフレットの一部を持たせ、「この人な」などと指示して投票に干渉した疑い。2人は選管職員に代書させて投票した。

 津川容疑者らは施設のワゴン車でこの2人を同投票所まで送迎。車から降りた2人が紙を握りしめて投票所に入るのを警戒中の美馬署員が不審に思い、投票所の管理者に確認して犯行がわかった。津川容疑者らは同日、3度にわたって入所者を送迎しており、県警は余罪も追及する。



 当時、投票所内には投票管理者1人、立会人2人、選挙事務従事者の市職員4人がいた。美馬市選管は「(津川容疑者らは)投票所内に入らず、駐車場で紙を渡したと聞いている」などといい、「期日前投票制度を悪用されたのは大変残念。当時の詳細な状況を聞いておらず、検証するため、投票所にいた職員から事情を聞く」としている。

 同施設の川原勝市施設長は読売新聞の取材に、「事件で入所者や関係者の方に不快な思いをさせたのは残念。今後は障害者の意思を最大限尊重できるような投票支援を行うよう改善したい」と話した。

(2011年4月13日 読売新聞)

1197チバQ:2011/04/14(木) 23:35:44
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20110411000092
香川県議選 解説/震災影響、現職に強み
2011/04/11 07:16

 未曽有の被害をもたらした東日本大震災は、香川県議選の結果にも少なからず影響を与えた。今回の選挙で目立ったのは、過去最低の投票率に表れた有権者の関心の低下と、自粛ムードに左右されない地盤や組織力を持つ現職の強さ。結果は、「風」の影響を受ける民主の退潮につながったが、中でも約50%にまで落ち込んだ投票率の低下は、地方政治にとって深刻な事態といえる。
【→参照記事】

 党勢拡大を狙った民主の議席減は、政権運営に対する失望や批判などの逆風が最大の要因。無党派層を支持基盤とするだけに、投票率の低下も響いたとみられる。「風頼み」の脆弱(ぜいじゃく)さが浮き彫りになったとも言え、高松市以外で候補者を擁立できなかったことも合わせ、党勢の退潮を印象付けた。

 同じく無党派層の支持に頼る「市民派」候補の得票が伸び悩んだことも投票率の低下が影響したことは否めない。

 また、震災を受けた選挙活動の自粛ムードにより、選挙カーの不使用や街頭演説の時間短縮などが相次いだ。「選挙活動がやりにくい」とこぼす候補者が多かったように、知名度で劣る新人には特に厳しい環境だった。

 一方、県議選全体を見ると、13選挙区のうち6選挙区が無投票。無投票当選者は過去最高だった前回の16人に次ぐ13人に上った。4回連続で無投票だった善通寺市選挙区を含め、選択の権利を失った有権者は約24万人で、全有権者(約83万人)の3割弱を占めた。

 投票率の低下は、選挙があっても投票に行かない有権者の問題だが、背景には県政に対する無関心やあきらめなどがあることも確か。地方議員に対して厳しい目が向けられる中、新県議には防災対策や地域経済の活性化などの課題に真摯(しんし)に取り組むとともに、県民が県政への関心を高められるような活動を望みたい。
(報道部・大西正明)

1198チバQ:2011/04/14(木) 23:37:34
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20110411000094
社民の灯守った/勢力確保、新人森さん笑顔
2011/04/11 07:18
 定数削減の中、社民党は無投票当選の3人を含め、公認・推薦候補が全員当選を果たし、改選前の6議席を守った。
【→参照記事】

 三豊市選挙区の森裕行さん(54)は、同党の勇退議員が24年間守り続けた議席を死守。「三豊の大勢の人に支持をいただいた。これからは恩返しを肝に銘じて活動したい」と支援者に感謝の言葉を繰り返し、喜びをかみしめた。

 後継指名を受け、昨夏からいち早く地盤の豊中町を中心に足を運び、浸透を図った。穏やかで実直な性格。派手さに欠けるとも言われたが、告示後は党本部の幹部が応援に駆けつけ、無投票当選を決めた選挙区から運動員を集中させるなど、組織力を存分に生かした選挙戦を展開。地域に根ざしてきた社民党の存在意義を訴え続けた。

 元町長で地盤を同じくする候補と最後まで激しい競り合いを繰り広げ、約800票差で勝利がようやく決まると、緊張感でこわばった表情にようやく笑みが広がった。

 推薦候補を2人に絞った高松市選挙区。三野康祐さん(54)は亀阜地区や市南部を拠点に支持を広げ、危なげなく当選。「支援者が危機感を持って努力してくれたおかげ」と感謝の言葉を述べた。

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20110411000095
民主明暗 新人山本さん当選、現職宮本裕さん敗れる
2011/04/11 07:19

 逆風をはね返すには至らなかった。政権与党として初の統一選に臨んだ民主。高松市選挙区で候補者4人を擁立し、現有3議席からの勢力拡大を狙ったが、東日本大震災前からの党内対立の余波を受け、逆に議席を2に減らした。新人1人は滑り込んだものの、現職1人が落選し明暗が分かれた。
【→参照記事】

 4年前、県政史上最年少の27歳で初当選した宮本裕美さん(31)。「地域の力を広げる」をキャッチフレーズに、地道に市内を回って「もう一度、県政の舞台に」と声をからしたが、党への反感ムードが最後まで響いた。

 支持者らが集まった事務所は重苦しい雰囲気。宮本さんは「すべて自分の甘さが原因。まだまだ未熟だったということ。ご支援、ありがとうございました」と精いっぱいの笑顔をつくった。

 一方、高松市議からくら替えし、初の香川県議選に挑んだ山本悟史さん(42)は、激しい逆風をかいくぐって、「15番目」の議席を射止めた。

 震災の被災地に配慮し、選挙カーはまったく使わずに、自転車のみで選挙区を奔走。地元国会議員の応援や連合香川の後押しに加え、市議の実績も評価され、山本さんは「厳しい戦いだったが、皆さまに『仕事をしろ』という答えをいただいたのだと思う」と気持ちを引き締めた。

1199チバQ:2011/04/14(木) 23:38:44
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20110411000096
現職議長篠原さん涙 石川さん返り咲く/観音寺
2011/04/11 07:19
 前回と同じ顔触れでの戦いとなった観音寺市選挙区で、現職議長の篠原公七さん(62)が6選を阻まれた。よもやの敗北に沈痛な面持ちの篠原さんは「私の不徳の致すところ。お世話になった皆さんに心からおわび申し上げます」と深く頭を下げた。
【→参照記事】

 篠原さんは選挙期間中、演説会をはじめ精力的に活動し、経験と実績をアピールしたが票は伸び悩み、議席に手が届かなかった。

 香川県観音寺市大野原町の事務所では午後10時50分すぎ、落選が判明し、支持者からため息が広がった。篠原さんは「新知事が誕生し、私も古里の発展へ決意を新たにしていたが、非常に厳しい選挙になった」と、唇をかんだ。

 一方、念願の議席奪還を果たした石川豊さん(69)は「政治は結果が全て。皆さんのご恩に応えたい」と喜びを表し、再スタートに誓いを込めた。

 前回の選挙では、約400票差でまさかの敗退。「私は浪人の身」と歯がゆい思いをしながらも、「冬(の後)には、必ず春が来る」と励ましてくれた姉の言葉を胸に4年間、地道に地域の人たちに古里にかける情熱を語り歩いた。

 支持者らから祝福の握手でもみくちゃになった石川さんの目には涙が光った。

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20110411000097
自民トリオがっちり/坂出、現職の牙城崩れず
2011/04/11 07:20

 4年前と同じ顔ぶれとなった坂出市選挙区は、自民現職3人が保守系新人の挑戦を再度退けた。
【→参照記事】

 トップ当選は前回に続いて有福哲二さん(44)。地盤の市東部を中心に幅広く支持を集め、同選挙区で唯一、1万を超える票を獲得。「期待に応え、地道にまじめに県勢発展に尽くしていく」と3期目の抱負を表明した。

 ベテランの尾崎道広さん(65)は手堅く票をまとめて6選。前回は終盤で体調を崩し、戦線離脱したが、今回は支援者と共に事務所で当選の喜びを分かち合い、「地域のために身を捧(ささ)げ、政治家人生のすべてをかける」との決意を示した。

 西川昭吾さん(52)も底力を発揮して3選を果たし、県政改革への思いを新たにした。

 一方、雪辱を期した新人の山条真嗣さん(43)は「県政に新風を」と地道に訴えてきたが、現職の厚い壁を崩せず涙をのんだ。

1200チバQ:2011/04/14(木) 23:40:17
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20110411000098
高木さん2度の転身成功/高松市選挙区
2011/04/11 07:20

 激戦の高松市選挙区で初当選した新人の高木英一さん(61)は、旧牟礼町長、高松市議と牟礼・庵治地区内での抜群の知名度を生かした選挙戦を展開。2度目の転身に見事成功し、「初めての全市的な選挙で不安で仕方なかった。頑張ってくれた支援者の皆さんのおかげ」と笑みがこぼれた。
【→参照記事】

 合併推進派の町長として旧牟礼町の閉町を見届け、合併後は市議を務めていたが、今回は同地区選出の現職の勇退を受け、「高松市東部から県中枢へのパイプを失ってはいけない」と再び転身を決意。党派の違いこそあったが、同じ地域代表のスタンスを崩さずに議席を手にした。

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20110411000104
国替え元職ともに苦杯/石井さん、渡辺さん
2011/04/11 07:21
 “国替え”で返り咲きを目指した市民派の元職2人がいずれも苦杯をなめた。
【→参照記事】

 豊島産廃撤去運動のリーダー、石井亨さん(51)は今回、小豆郡選挙区から高松市選挙区に舞台を移した。小豆島での住民運動の経験を踏まえ、「住民自治」「環境負荷の少ない暮らし」などを掲げたが、県都での支持浸透を図るには準備不足が否めず、大差で敗れた。

 香川県高松市南新町の事務所では、苦難を共にした住民運動の仲間らが温かく見守る中、石井さんが「申し訳ありませんでした」と敗戦の弁。今後の政治活動については「これからがすべての始まり。一から頑張っていきたい」と静かに語った。

 木田郡選挙区で自民現職に挑んだのは、渡辺智子さん(57)。昨夏の知事選への出馬経験などから高い知名度を生かして戦ったが、県議引退宣言を撤回して再出馬した批判に加えて、出馬表明から選挙戦まで1カ月半しかなく、出遅れを挽回できなかった。

 渡辺さんは「皆さんには素晴らしい力を発揮してもらったが、私の力不足で票につなげられず、申し訳ありません」と頭を下げると、集まった支持者から労をねぎらう拍手が送られた。

1201チバQ:2011/04/15(金) 23:29:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000164-mailo-l35
15万都市の選択:周南市長選/上 二つの「駅」 /山口
毎日新聞 4月13日(水)15時6分配信

 ◇効果未知数の大事業 財政負担にらみ要否論争
 任期満了に伴う周南市長選(17日告示、24日投開票)は、再選を狙う現職の島津幸男氏(65)と、元県議で司法書士の新人、木村健一郎氏(58)=ともに無所属=による前回と同じ顔ぶれの一騎打ちが予想されている。選挙戦を前に、争点となりそうな市政の課題と立候補予定者の動きをリポートする。【内田久光】
 「選挙での約束は何だったのか。今の計画で街が活気づくとは思えない」。前回の周南市長選。徳山駅周辺の「変化」に期待して1票を投じた中心市街地の50代男性は深いため息をついた。
 <大型商業施設を誘致し、地域への波及効果や活性化が見込める計画へ>
 前回市長選で島津氏が公約として示した駅周辺整備の青写真は、多くの市民をひきつけた。周南青年会議所が昨年実施した市民アンケートでも、島津氏の公約の中で「駅周辺整備」の認知度は群を抜いてトップ。「駅前周辺に大型商業施設が必要」との回答は4割以上を占めた。
 しかしこの4年間、駅周辺整備の計画は漂流し続けた。市長の私的諮問機関が07年末、3万平方メートル超の大型商業施設を核にした「グランドデザイン」を示したものの、08年末から建築の専門家らによる「徳山駅周辺デザイン会議」が計画を再検討。時間のロスが生じた。
 さらに島津氏は09年5月、リーマン・ショックによる経済情勢の変化などを理由に大型商業施設の誘致撤回を表明し、駅ビルの具体的検討を先送り。南北の駅前広場と自由通路のデザインだけが固まり、11年度から市が約65億円を投じて自由通路と橋上駅舎を整備することになった。
 「今のままなら橋上駅を造るためだけの自由通路。65億円はあまりにも費用がかかりすぎ、取りやめも含めて見直すべきだ」。木村氏は現在の南北自由通路と橋上駅舎の建設計画を批判する。
 矛先は市西部、戸田(へた)地区の国道2号沿いに12年度完成予定の「道の駅」にも向いている。ドライバーの休憩に加え、農水産物の販売や飲食、交流を核にした施設などを整備する総事業費は約25億円。木村氏は「野菜や魚の直売機能はどこかに必要だが、ほとんどは不要な投資」と疑問視する。これに対し、島津氏は「防災拠点となる安心・安全センターとしての機能も持つ。単なるハコモノ批判はあたらない」と反論する。
 周南市では今後、これらにとどまらず、少なくとも数カ所に新設する学校給食センターや徳山動物園のリニューアル、新南陽地区の「学び・交流プラザ」(仮称)など新施設の建設計画が目白押し。一方、旧4市町合併に伴う国の財政支援は14年度から段階的に減り、19年度以降はゼロになる。より厳しい歳出抑制策が求められる中、市のトップはトータルで財政負担の見通しを説明する責任がある。
〔山口東版〕

4月13日朝刊

1202チバQ:2011/04/15(金) 23:30:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000137-mailo-l35
15万都市の選択:周南市長選/下 リーダー像 /山口
毎日新聞 4月14日(木)12時38分配信

 <’11統一選やまぐち>
 ◇島津氏、「改革」進め混乱も
 ◇木村氏、「正しい方法」重視
 「市民はみなさんに『変わること』を求めている。それが私を選んだ民意」。07年5月25日、周南市役所の議場。初登庁した新市長は幹部職員ら200人を前に語気を強めた。
 周南市長選(17日告示、24日投開票)で再選を目指す現職の島津幸男氏(65)。この4年間はNTT出身など「民間での経験」を前面に出し、「庁内改革」を推し進めた。
 市庁舎の案内コーナーや案内板の設置に始まり、職員の給与明細書から公用車や公共施設まで市有財産をフル活用する広告収入の確保策、中山間地域を活性化させる“いのち育む里づくり”部の創設……。それらの取り組みを「市役所に新しい風を吹き込んだ」「市民サービスが良くなった」と評価する声は少なくない。
 一方で、市の職員の中には島津氏の「リーダーシップ」に対する不満も広がっている。最も問題視するのは頻繁な人事異動だ。「専門分野に精通・熟練した職員まで機械的に動かされ、無用の混乱を現場に招いている」。ある幹部はこう嘆く。
 リーダーシップの波紋は庁内だけにとどまらない。島津市政1期目は「トップの言葉」を巡る混乱の連続でもあった。その象徴は09年6月の市議会での答弁。市が出資し、島津氏が市長として取締役を務めるケーブルテレビ会社「シティーケーブル周南」(CCS)の経営を批判した発言だった。
 「これは僕に言わせりゃ犯罪ですよ。もっと言えば脱税ですね。今の日本の法律でいえば死刑より重いんですよ」。名指しされたCCSの社長と専務は島津氏を名誉毀損(きそん)の罪で地検に告訴。島津氏は議会で発言を取り消して陳謝し、翌年には不起訴処分となった。しかし、この間も別の発言で市議会から「議場での品位保持、秩序維持に配慮する」よう申し入れを受けるなど「失言」が相次いだ。
 「本当の元気さは『正しい方法』でなければ実現しない」。周南市長選で再び対決する元県議で司法書士の新人、木村健一郎氏(58)は、島津氏の政治姿勢を強く批判する。
 市長選の投票日まであと10日。3月末から本格的に動き出した木村氏には、前回の支持者から期待する声がある一方、戸惑いの声も聞かれる。「4年前は(支持した)地元政財界への配慮に欠けた部分も響いた。今回はそうした後ろ盾に期待しないのが吉と出るかどうか……」
 タイプの異なる島津氏と木村氏による4年越しの再戦。15万都市のリーダーを選ぶ有権者の心理に変化はあるだろうか。【内田久光】
〔山口東版〕

4月14日朝刊

1203チバQ:2011/04/15(金) 23:31:34
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000881104130001
周南市長選の課題(上) 道の駅
2011年04月13日


買い物客でにぎわう「とれたて市場・ゆーとぴや」=周南市夜市

◆産直・防災 基盤まだ


  周南市のJR戸田駅そばに立つ直売所「とれたて市場・ゆーとぴや」。プレハブの店内には地元を中心に県内産の野菜や加工食品が並ぶ。


  市が戸田地区の国道2号沿いに計画している「西部道の駅」(仮称)=※=の実験的店舗として、地元の農家などでつくる協議会が運営する。営業は金〜日曜の週3日だったが、道の駅開設をにらんで今月から週6日(木曜定休)に変わった。森重昭勝店長(70)は「2008年の開業時と比べて来店客、売り上げとも3割は増えた」と話し、道の駅での販売に期待を寄せる。


  その半面「商品を確保できるかが最大の課題」とも言う。工業地帯の周南では農業の担い手は少なく、広大な農地もないからだ。特に心配されるのは野菜などが端境期となる12月〜翌年3月ごろ。「露地ものだけだと、同じ農産物ばかりが並んでしまう。冬場の出荷にはハウス栽培が欠かせないが、周南にはビニールハウスは少ない」


  生産者の高齢化も影を落とす。店舗近くには、サトイモやゴボウなどの「根もの野菜」の生産者でつくる夜市(やじ)園芸組合がある。新会長に就任予定の椎木人志さん(61)は「25人ほどの生産者の大半が70代以上。道の駅ができれば生産量を増やしたいが、大きく増やす名案はない」。


  一方、道の駅は防災拠点としての役割も担う。市は東日本大震災の後、その位置づけを一段と強調する。


  販売・飲食店とともに鳥が羽を広げた形のコンクリート製大屋根で覆われる多目的施設は避難所になる。国道の拡幅で、移転が必要となった西消防署西部出張所も敷地内に。市の石田詔夫調整監は「消防などは不特定多数が利用できる『道の駅』には含まれないが、安心安全センターとして整備したい」と話す。


  だが、そばを流れる夜市川は何度も洪水を起こした暴れ川で知られる。県が09年に作った浸水想定区域図でも、予定地周辺は0・5〜1メートル未満の洪水が予想されている。石田調整監は「敷地全体に2・5〜3メートルの盛り土をする。親水護岸の整備についても県と協議したい」とする。東日本大震災では避難所が津波などの被害にあった。それだけに安全の確保は大きな課題だ。


     ◇


  石油化学コンビナートのまち周南市。中山間地も含む合併から8年が経った。県東部の拠点都市としてどう活性化を図るのか。17日の市長選告示を前に課題を追った。
(福家司)


※キーワード【西部道の駅整備事業】
  戸田地区の国道2号拡幅に合わせて2・5ヘクタールに計画。道路管理者の国土交通省がトイレや休憩施設、230台分の駐車場を、市が物販・飲食・多目的施設を整備。13年春の開業を目指す。総事業費約25億円。うち市の負担は約17億円だが、合併特例債など有利な起債で実質的負担は5億円程度という。熊毛地区にも東部道の駅の構想がある。

1204チバQ:2011/04/15(金) 23:32:03
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000881104140001
周南市長選の課題(中) 玄関口
2011年04月14日


建て替えが計画されているJR徳山駅ビル=周南市

◆駅整備 効果不透明


  JR徳山駅北口に立つ駅ビルは築40年以上が経ち、老朽化が目立つ。駅前広場も日中、人影は少ない。こうした周南の玄関口を再生させようと、市は駅の周辺整備=※=に乗り出す。


  今年度にはJR西日本に工事を委託し、橋上駅舎と南北自由通路の建設を始める。事業費約68億円のうち約65億円は市の負担だ。駅ビルの建て替えなども計画しており、事業費や市の負担はさらに膨らむ。「巨額の投資に見合ったメリットはあるのか」。そんな声も市民の間には少なくない。


  島津幸男市長は2007年の市長選で「駅周辺への大型商業施設の誘致」を公約したが、世界的経済危機などを理由に09年撤回。同年12月に作った基本計画は、駅前広場を拡張した上、駅ビルを現在より小規模の3階建てにし、こども・いこい施設やコンベンションホール、店舗、交番を入居させる、としている。


  橋上駅舎と自由通路の建設費は、国土交通省が要綱でJRの負担を4%と定めている。残りが市の負担で、市によると、国の補助金や合併特例債の活用などで、65億円のうち実質的な負担は約15億円という。だが、市とJRが共同所有する駅ビルは、改札口など駅の機能が橋上駅に移るため建て替えは全額、市の負担だ。合併特例債は建設時には期限切れで使えない。


  市中心市街地整備部の有吉一男次長は「高齢者や障害者が使いやすいよう(駅周辺整備で)バリアフリー化が必要」と説明。駅ビルの負担軽減は「国の補助金を得られるようにするほか、今年度は民活導入などの事業手法を検討する」と話す。


  市財政への懸念だけでなく、工事の波及効果を疑問視する声もある。徳山商工会議所建設部会の江村之孝会長によると、JRの工事に地元業者が参入するのは難しいという。商議所は3月、地元業者の活用などを市に要望した。「このままでいいのか、という一般の市民の声に背中を押された」と江村さんは語る。


  一方、空き店舗が目立つ駅周辺の商店街は事業に期待をかける。市は今年、駅周辺整備に合わせて中心市街地活性化基本計画の国の認定を目指すが、若手商店主がまちづくり会社を設立するなど、活性化への機運は高まりつつある。


  まちづくり会社の河村啓太郎社長は「長年の懸案だった事業がいよいよ動き出す」と評価した上で、「例えば駅ビルのホールは、我々が市に提案した『とくやまパークタウン構想』で盛り込んでいる『まちのACTホール』と重複する。市ともっと協議したい」。


  みなみ銀座商店街では少しでも人を呼ぼうと、一昨年10月から毎月第2日曜に骨董(こっとう)市が開かれている。寝具店を営む実行委員長の藤井精二さんは「自由通路を造るにしても、駅南の海沿いを観光地にするなど、中心市街地のにぎわい復活に生かせるようにしてほしい」と話した。
(福家司)


※キーワード【徳山駅周辺整備事業】
  在来線の徳山駅舎を橋上化して南北自由通路、南北駅前広場を整備し、駅ビルを建て替える。南口駅前広場(約3800平方メートル)は13年度、橋上駅舎と自由通路(長さ約130メートル、幅8メートル)は14年度、新駅ビルと北口駅前広場(約7800平方メートル)は15年度以降の完成を目指す。総事業費は120億〜130億円。

1205チバQ:2011/04/15(金) 23:32:29
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000001104150002
周南市長選の課題(下) 財政
2011年04月15日

◆合併特例 迫る終幕


  昨年10月、幹部職員に対する2011年度予算編成の説明会。磯部恒明財務部長は「19年度から合併支援措置はなくなります」と話し、一層の歳出削減を求めた。


  旧合併特例法により、合併前の2市2町それぞれで算定した普通地方交付税を合算した額が、国から交付されている。だが、14年度からは段階的な削減が始まり、19年度には周南市一本で算定された額になる。財務部は10年度での試算で、その差額を25億円程度とみている。


  さらに、合併に伴って認められてきた合併特例債の適用期限が13年度までに迫る。特例債は公共施設整備に限られるが、事業費の95%まで充当でき、7割が地方交付税として措置される有利な起債だ。433億円(基金分除く)が活用可能な周南市は、昨年度までの8年間に特例債約220億円を使い、合併の際の新市建設計画に盛り込んだ大型施設を次々と建設してきた。


  今後も、徳山駅周辺整備(事業費120億〜130億円)、西部道の駅(同25億円)をはじめ、旧新南陽市の学び・交流プラザ(同30億円)、徳山動物園の改修(同20億〜26億円)など大型事業計画が目白押しだが、期限切れ後は特例債は使えない。


  それに加え、少子高齢化に伴う扶助費の増加、文化会館やキリンビバレッジ周南総合スポーツセンターなど大規模施設の維持管理費が重くのしかかる。増本俊彦次長は「今後は多額の起債が難しくなる。大型事業の見直しも必要になるかもしれない」とみる。


  周南市は旧徳山市の時代から、石油化学コンビナートの企業群を抱え、豊富な法人税収で県内では比較的豊かな自治体とみられてきた。だが、07年度に53億7900万円に達していた法人市民税はリーマンショック後は激減し、今年度当初予算では約3分の1の17億8100万円に。今年は東日本大震災の影響も懸念され、依然回復の兆しは見えない。


  市議会は昨年6月、財政問題調査特別委員会を立ち上げ、財政の検証に乗り出した。兼重元・委員長は「コンビナート企業も世界戦略いかんでは撤退もあり得る時代。早く手を打たなければ、将来、財政破綻(はたん)の恐れさえある」と警告する。


  平成の大合併で、県内では最も早い03年4月に合併を実現させた周南市。合併のトップランナーの財政の行方を、ほかの自治体が注視している。
(福家司)

1206チバQ:2011/04/15(金) 23:33:08
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000001104140005
宇部の課題 市議選を前に(上)
2011年04月14日


撤退が決まった宇部興産ホイール=宇部市

◆縮む雇用 受け皿は


  広さ10万9千平方メートルの工場は、夜中も途切れることなく、機械が動き続けていた。宇部市の臨海部にある宇部興産ホイール。世界的な不況に加え、東日本大震災の影響で自動車産業が縮小生産に追い込まれる中で、24時間稼働しているのには、理由があった。


  親会社の宇部興産は3月14日、採算悪化を理由に宇部興産ホイールを3月末で解散することを発表した。だが、既に受注している商品の「作りだめ」のため、従業員477人が昼夜3シフトで働いているのだ。


  工場は、レクサスなどトヨタ自動車向けの大型高級車を中心に実績を伸ばしてきたが、エコカーの比重が高まる一方、新興国メーカーの参入に伴う価格競争で業績が悪化。残務生産を2年程度続けながら清算手続きに入る。


  しかし、震災の影響で自動車メーカーは相次いで操業を停止や縮小している。今後の見通しが不透明な情勢になっており、撤退までの期間が大幅に短縮される可能性もある。


  「経営努力が足りなかった。申し訳ない」。工場撤退について、宇部興産の竹下道夫社長は従業員に謝罪した。そのうえで、社員196人に対しては、千葉や大阪を含めた宇部興産グループ内の配置転換で雇用を維持することを約束した。


  社員の平均年齢は43歳と働き盛りだ。県外への異動の場合、家族の世話で退職せざるを得ない人も予想され、会社は対象幅を広げた選択定年制導入を検討する。一方で、工場で働く協力会社7社の従業員281人は順次契約を終えるため、職探ししやすいよう、生産計画を前倒しで伝える考えだ。


  撤退が多くの関連企業に波及すれば、まちの停滞を招きかねない。県によると、2008年秋の米国発の金融危機以降、県内ではマツダ防府工場で約840人、三井金属の下関市の子会社で1千人規模の人員削減があり、大量の雇用の受け皿が必要となった。


  さらに宇部市内では、91年から操業する自動車用電装部品メーカー、ナイルス(本社・東京)の宇部工場が、今夏ごろ操業を廃止することが、3月議会で明らかになった。県によると約150人が働く。産業団地からの大型企業撤退は市の固定資産税の減収にもつながる。


  市は、国の基金などを活用して環境や福祉などの分野で159人の雇用創出を見込む景気対策費を今年度予算に盛り込んだ。産業団地へ企業が進出しやすいよう奨励金を出す制度も設けている。働く場をどう生み出していくのか。厳しい経済状況が続く中、市民の大きな関心事だ。


    ◇


  宇部市議選(定数28)が17日告示、24日投開票される。直面する地域の課題を探った。
(具志堅直)

1207チバQ:2011/04/15(金) 23:33:32
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000001104150003
宇部の課題 市議選を前に(下)
2011年04月15日


緑と彫刻で彩られた常盤公園。残ったペリカンたちを守ることができるのか=宇部市

◆問われる 危機管理


  「日本さくら名所100選」にも選ばれた並木道は今、満開の花が咲き乱れ、連日、多くの市民が見物に訪れている。だが、傍らの湖にハクチョウ類の姿はない。


  湖畔に広がる四季折々の自然と動物たちのいる宇部市の常盤公園は、市民の貴重な財産だ。殺処分から2カ月。公園再生への願いも込め、市は近く、放鳥飼育の中止も含め、常盤湖で今後、鳥類をどう飼育するかを検討する諮問機関「常盤湖を考える市民委員会」を立ち上げる。


  委員には有識者だけでなく、公募によって市民も加える。任期は6月〜12月の予定。市は、その間に結論を出すかを含めて委員会に委ねる考えだ。だが、冬場にはまた渡り鳥がやってくる。ペリカンは今も飼育されており、時間的余裕はない。


  今回の殺処分は、鳥インフルエンザウイルスが周辺の養鶏場へ波及するのを恐れ、県の助言を受けたうえで「公園を感染源にするわけにはいかない」と市独自の判断で実行した。市は来季も感染が確認されれば同じ対応をする方針だが、3月議会では批判もあった。


  最大会派の議員は代表質問で「1羽の感染で全てを殺処分するのは過剰反応だったのではないか。正しい選択なのか疑念がある」と指摘した。殺処分時には、市役所に抗議の電話やメールが相次いだ。市民の理解を得るにはどうすればいいか。これからの議会の対応が注目される。


  久保田后子市長はその3月議会での施政方針演説の冒頭で「市民生活をおびやかす脅威について、より一層危機管理体制を強化したい」と述べた。


  市長が言及したのは、ハクチョウ類の殺処分についてだけではない。1月には女児が切りつけられ、大けがをする事件があった。


  「市内では悲惨な事件が後を絶ちません。私たちが生活しているこの宇部市で犯罪が起きない、起こさせないようにしたい」


  宇部署で6日にあった防犯パトロール隊への委嘱式。宇部フロンティア大学の学生7人が結成した「FPC(フロンティアパトロール隊)」の代表者が、こう決意を述べた。


  1月の女児刺傷事件後、市内では防犯ボランティア活動が活発化しているが、高齢者が中心のため、後継者不足が課題だ。安部正之署長は「若い方の参加は頼もしい。すぐに成果が出るものではないが、地道な活動で市民の防犯意識を高めてほしい」と激励した。


  市は事件を教訓に、各校区で住民と関係機関の連携を強める「安心安全見守りネットワーク」を計画している。東日本大震災を受けて防災計画の見直しも始める。


  地域の実情に応じた、安全で安心なまちづくりをどう実現するのか。各地で議会の存在意義が問われる今、各議員の力量が問われている。
(具志堅直)

1208チバQ:2011/04/15(金) 23:35:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000290-mailo-l37
市政の課題:高松市/上 市民文化センターの閉館 /香川
毎日新聞 4月13日(水)17時16分配信

 ◇「公表遅く不親切」 不満募らせる利用団体
 来年3月に閉館する「高松市市民文化センター」(松島町1)で先月、「閉館周知会」が開かれた。利用団体の代表者らを前に、市側が経緯を説明。利用者側からは「もう少し配慮してもらわないと、反対せざるを得ない」と、厳しい意見や質問が出た。
 同センターには会議室や音楽室などがあり、市民向けに貸し出している。しかし、市は老朽化を理由に、閉館し、跡地に子どものために特化した「こども未来館(仮称)」の建設を計画している。貸し館業務はなくなる。
 理由を市は、建て直せば利用料値上げが避けられないからとする。使用料は、約120人収容の会議室(153平方メートル)が午後4時間3550円。他の類似施設に比べ、4分の1から5分の1の値段で、駐車場は無料。09年度は延べ約14万5500人が利用し、利用率は64・9%に上る。
 大西秀人市長は「リニューアルして条件を同じにするのは無理。駐車料金をもらい室料も値上げした上で、どのくらい利用が見込めるのか考えるべきだ」と話す。その結果、市は周辺施設の代替で十分としている。
 ただ、市の正式な廃止発表は今年に入ってから。広報誌やホームページ、同センター内に掲示するなどした。市は「議会の答弁や、センターの窓口で説明していた」と強調する。
 一方で、利用歴25年の女性(62)は「知ったのは今年2月。他の利用者から聞いた」と話す。同センターの予約は1年前からで、11年度の予約をした時も廃止の説明はなかった。団塊世代が集うダンスサークルの集会を開く細川浩さん(67)=木太町=は「参加者は市全域で、各地域ごとにあるコミュニティーセンターは利用しづらい。他も音楽を使うことを理由に断られた」と話す。
 10年度の利用は、273団体。うち64団体は月に1回以上は使っている。利用団体がつくった「市民文化センターのあり方を考える会」(代表・村瀬裕也香川大名誉教授)は「こども未来館」に併設して、低料金の貸し館業務の継続と、無料駐車場の確保を求める要請書を提出。更に周知不足も指摘した。
 周知会は、この指摘を受けたもので、参加者には市内の公共施設リストが配られた。同会事務局の岩野正光さん(62)は「市は閉館の公表が遅く不親切だ。市民の意見も聞かなかった」と憤る。
 大西市長は2期連続無投票当選の可能性が高い。行政手法として、市民への十分な説明と対応が求められている。【広沢まゆみ】
     ◇
 統一地方選後半戦では、高松市と東かがわ市の両市長、市議ダブル戦が17日告示される。それぞれの市政の課題を検証した。

4月13日朝刊

1209チバQ:2011/04/15(金) 23:35:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000290-mailo-l37
市政の課題:高松市/下 LRT導入 /香川
毎日新聞 4月14日(木)16時20分配信

 ◇「本当に必要か」 車依存の意識改革を
 高松市が導入を目指す「次世代型路面電車(LRT、ライトレールトランジット)」。低床型でホームとの段差がなく、高齢者や車椅子でも利用しやすい。電気を動力とするので環境負荷が少なく、駅間を短くできて市内が巡りやすいといった利点を挙げる。しかし、市役所内部でも「作っても使わなければ意味がない。人の動きが確保できるのか」と慎重な声が聞かれる。
 LRTは、大西秀人市長が掲げる「多核連携型コンパクト・エコシティ」構想の目玉でもある。市街地に人口密度が高く、生活機能の充実した拠点を設けて行政効率を高めるというものだ。拠点を結ぶには、利便性に優れた公共交通が不可欠だ。
 大西市長はLRT導入に意欲を示し、昨年11月に策定された総合都市交通計画では、28年までの中・長期目標という位置づけだ。だが、同計画推進協議会でも「導入も含めて検討」とするにとどまる。同協議会の委員の一人は「理想としてはよいが、障害があり、市はトーンダウンせざるを得ない」と語る。
 その一つが、コストの高さだ。全国で唯一、本格的LRTを導入している富山市(10年3月時点)は、既存のJRの線路を利用し、事業費58億円、同市の負担は27億円だった。高松市は、JR高松駅から琴電仏生山駅までの区間を対象に、琴電の線路を活用するなど6パターンで初期費用を35〜90億円と概算する。「費用対効果を考えると、本当に必要かを検証する必要がある」と担当者。「だめになることもあり得る」と弱気を隠さない。
 また、09年の市の調査(有効回答3270人)によると、市民の53・4%は自動車に依存。公共交通を利用しなくなり、郊外に移って都市の人口密度が低下するという悪循環に陥っている。
 一方で、車を運転できない高齢者は、“移動難民”になる恐れがある。13年に現在の番町5から朝日町1に移転を予定している県立中央病院に通う女性(79)=宮脇町2=は「朝日町になったら今のように自転車では通えない。LRTが通って便利になったらうれしい」と話す。
 市は、車依存の意識を変えようと、08年から「カーフリーデー」として、市街地で一部を車両通行止めにし、「おもしろ自転車試乗」などの催しを実施している。今秋には、中心市街地を走る「ちょいのりバス」などを運行。公共交通へのニーズがどれほどあるかを調べる社会実験をするためだ。「車離れして、公共交通も良い循環に転換してほしい。(LRT導入には)ステップアップが必要」と、市は期待を寄せる。
 交通施策はまち作りや市民生活に大きな影響を及ぼす。市民と一体となった意識改革が求められている。【広沢まゆみ】

4月14日朝刊

1210チバQ:2011/04/15(金) 23:36:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000246-mailo-l37
市政の課題:東かがわ市 街の活性化へ投資 /香川
毎日新聞 4月15日(金)14時48分配信

 ◇財政難理由に消極的 過疎債も独自性なく
 県内の市としては唯一、過疎地域自立促進特別措置法によって全域が過疎指定されている東かがわ市。歯止めのかからない人口減少に悩む。4月1日現在3万4639人で、08年4月末から1429人減った。同年当時の高齢化率は31・2%で、県平均24・4%を上回った。市の推計では、18年には現在より3574人少ない3万1065人、高齢化率は40・4%となり、生産人口の流出も深刻だ。
 東かがわ市に暮らしていた会社員の男性(40)は昨年4月、結婚を機に妻の勤務先がある高松市に移り住んだ。男性は交通の便の悪さを理由に挙げ、「家庭との両立を重視する女性は通勤に時間を掛けづらい。女性が働ける環境を増やしたり、土地・住宅購入の優遇制度を充実させたりすれば、住むきっかけになるのでは」と指摘する。
 市は「過疎指定は、法改正で人口要件などが拡大されたから。過疎債を活用できる点で前向きにとらえたい」とする。過疎債は返済額の7割が普通交付税で支給される。13年度に合併特例債が終了するため「それに代わるものだ」と話す。
 しかし、昨年度の過疎債事業は、09年春に着工した市交流プラザ建設のほか、子ども減少や施設老朽化に伴う引田、大川中学校区の学校建設・改修、丹生地区の幼保一体化施設整備など。他の自治体と差異があるわけではない。
 「国の方針や県内の流れに乗った補助事業ばかり。市には危機感がない。今から街を活性化させるための先行投資をしていかなくては」と、市商工会の黒田俊英会長。政策提言をしてきたが、市は財政困難を理由に消極的だという。
 例えば、JR三本松駅前の再開発。高速道のインターチェンジや幹線道路が近く、まとまった市有地もあるため、新市の商業中心地として整備される方針だ。しかし、合併後8年の今も、具体化していない。商工会が道の駅の開設や駅施設の改修を国などの機関に相談したが、「市が事業主体になることが条件」という壁にぶつかった。それでも「できることから」と、定住促進策として婚活パーティーを定期的に開き、7組が結婚するなど地道に成果を積み重ねている。
 昨年12月には、農協や漁協の各団体や、市からも委員を招き「まちづくりワーキング委員会」を発足させた。人口増加策など三つの分科会があり、市を窓口とした「空き家・空き地バンク」の開設などの具体策を話し合う。黒田会長は「この委員会で市と市民のやる気を集積し、街を元気にするために一歩踏み出したい」と意気込む。
 街の将来像をどう描き、実現するのか。市の動きが注目される。【馬渕晶子】

4月15日朝刊

1211チバQ:2011/04/18(月) 22:14:13
>>1106>>1114>>1136

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201104180033.html
三次市長選は元職対前副市長 統一地方選の後半戦が告示された17日、広島県内では三次市長選、尾道市長・市議のダブル選、呉市議選、東広島市議選が幕を開けた。公選法違反(寄付行為の禁止)の罪で略式命令を受けた前市長の辞職に伴う三次市長選は、元市長の吉岡広小路氏(51)と前副市長の増田和俊氏(64)の一騎打ちに。無所属の元職と新人の2人はそれぞれ、前市長の市政運営の転換、継承を掲げて火花を散らした。

1212チバQ:2011/04/18(月) 22:37:58
>>619>>1201-1205
http://mytown.asahi.com/areanews/yamaguchi/SEB201104170030.html
周南市長選は現新一騎打ち 徳山駅周辺整備なども争点
2011年4月18日

 周南市長選は現職の島津幸男氏(65)と新顔の前県議木村健一郎氏(58)が立候補。前回と同じ顔ぶれながら、今回は4年間の島津市政の評価や西部道の駅、JR徳山駅周辺整備事業のあり方を争点に、現職に新顔が挑む構図となった。

 島津氏は、熊毛での出陣式で2事業に触れ「地元が5年も10年もかかって取り組んできて、議会の議決も得ている。今やめたら市は国、県、JR西日本の信用を失う」と訴えた。

 木村氏は、徳山駅前での街頭演説で駅周辺整備事業を取り上げ「事業費(130億円)の10分の1程度の予算で、カフェやギャラリーなど緑あふれる憩いの場にしたい」と述べた。

 有権者数は12万4462人(16日現在)。
.
■07年周南市長選
39137 島津幸男 61 男 無所属 新 株式会社エムブイエヌオー代表取締役
27926 木村健一郎 54 男 無所属 新 司法書士法人みらい 司法書士

1213チバQ:2011/04/18(月) 22:38:35
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/kikaku/113/1.htm
周南市長選 構図と課題 トップ
(上)“後継指名”で動き加速か

 「郷土愛に燃え、クリーンな木村健一郎さんを、私は全面的に応援する」

 10日、市の特産ワインを披露する記者発表の席で、河村和登市長は、いつになく軽やかな口調で、しかし力強く言い切った。

 昨年12月、市長選への不出馬を表明。「郷土愛のある人に市政運営を引き継いでもらいたい」と言いながら、個人名を口にすることはなかったが、木村氏が意中にあることは周知の事実だった。

 とはいえ、統一地方選前半戦の県議選が終わり、市民の関心が市長選に移るこの時期に、市長が“後継指名”をしたことの意味は小さくない。

     ◇

 「市長選への市民の関心は低い」「今一つ盛り上がりに欠ける」――。現段階で木村、島津両陣営に共通する見方だ。立候補予定者が前回の5人から2人に減ったこと、自民、公明両党と連合山口が、いずれも両氏を推薦していないこと、県議は自分の選挙を抱えていて動けなかったことなどが原因とみている。

 そんな中、一部を除いては表立った動きを見せていない市議の今後の動向が、選挙の行方を占う鍵の一つになりそうだ。市長支持派、反対派いずれも、市長の“後継指名”が「お墨付き」となって旗幟(きし)を鮮明にでき、動きが活発化するとみられるからだ。

     ◇

 地元政財界の有力者が多く名を連ねる木村陣営。岡田幹矢・徳山商工会議所会頭、原田亮彦・新南陽商工会議所会頭らが後援会幹部を務め、コンビナート企業OBらが動く手厚い布陣を敷いている。

 陣営幹部は、“後継指名”について「これで一気にムードが良くなる」と歓迎した。木村氏自身は「(現市政で)継続すべきものは継続し、見直すべきものは見直す。是々非々で取り組む」と語る。

 一方の島津陣営は、前回の選挙で支援した人たちが核となり、女性を中心に口コミで支持を広げるとともに、知人の平沢勝栄衆院議員らを招いて講演会を開くなど、幅広い人脈をアピールしている。

 “後継指名”について、島津氏は「継承の木村、再生の島津。しがらみ派と確かな市民派。あとは、良識ある市民に判断を委ねたい」と、対立軸が鮮明になったことを前向きにとらえている。

1214チバQ:2011/04/18(月) 22:39:21
↑ 07年の記事です
そして下が見つからない

1215名無しさん:2011/04/19(火) 22:34:44
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20110419/news20110419974.html
自民、知事に疑念も 交渉会派結成の兆し 県議会
 中村時広知事就任後初の県議選を受け、県議会の会派再編に向けた動きに注目が集まっている。自民党除名後、一人会派「未来」で活動する無所属現職横田弘之氏(72)=松山市・上浮穴郡区=は中村知事との「近さ」をアピールし、「3人以上を確保し交渉会派に」ともくろむ。保守系無所属の元職と新人の計2人が政党推薦を受けずに当選しており、横田氏と共同歩調を取れば、兆しを見せる政治力学の変化が現実味を帯びる。「無所属で活動したい」―今治市長時代から前松山市長の中村知事と親しい越智忍氏(53)は今治市・越智郡区で当選し、6年ぶりに県議会に戻る。かつて自民党に所属し議長まで務めた当選6回目のベテランだが、選挙戦では公認ばかりか推薦も受けなかった。
 背景には、越智氏が出馬した保守分裂の今治市長選をめぐる「感情論」もある。自民復帰には、市長選でたもとを分かった同じ選挙区選出の自民現職3人の同意や党地域支部の推薦が必要で、ハードルは高い。加えて本人の動きも鈍く、近く会談する横田氏の会派に入るとの見方が強い。

1216名無しさん:2011/04/19(火) 22:35:09
http://www.nnn.co.jp/news/110419/20110419008.html
県議会自民会派一本化の動き 党県連呼びかけ
2011年04月19日

 鳥取県議会(定数35)の改選後の会派をめぐり、自民党公認で当選した県議16人が会派を一本化する方向で調整に入ったことが、18日までに分かった。同党県議は改選前、3会派を含む4勢力に分かれていたが、東日本大震災の発生で国政も混乱する中、改選を機に同一会派に回帰しようとする機運が高まっている。会派の一本化が実現すれば、2005年9月に13人が県議会自民党を割って新会派「清風」を立ち上げて以来となる。

 今回の県議選で同党は17人を公認、2人を推薦し、公認の16人が当選した。同党の県議は近年、国政選挙への対応などをめぐって離合集散を繰り返し、改選前は「県議会自民党」「自由民主」「新生自民」の3会派と無所属の4勢力に分かれていた。今回当選の16人のうち新人1人を除く15人の改選前の所属会派は▽県議会自民党9人▽自由民主4人▽新生自民1人▽無所属1人。

 党県連会長の山口享県議は、県議選で当選した党公認県議に14日付で会派を一本化するよう呼び掛ける文書を送付。取材に対し「党の理念を共有する者同士、一緒になろうと呼び掛けた。強制ではないが、県議会の会派と党県連が一体となることが、党にとってもふさわしいことだ」と説明した。

 自由民主の稲田寿久県議は「選挙後4人で話し、大震災への対応も含め党が団結するときと一致した」、新生自民の前田八寿彦県議は「選挙後は県議会自民党に帰ると決めていた」、無所属の小谷茂議長は「戻ることになる」と話している。一本化は山口県議も所属する県議会自民党を軸に進んでおり、最大勢力の維持は確定的だ。

 山口県議は無所属当選の新人にも門戸を閉ざさない考えで、さらに構成議員が膨らむ可能性もある。

 一方、昨年の参院選で公認候補の応援を怠ったとして党員資格停止中の県議1人について山口県議は「党紀委員会の(党員資格停止の)決定がある。党紀委の頭越しにアプローチはできない」として、合流の呼び掛けは行えないとの認識を示した。

1217チバQ:2011/04/20(水) 23:59:43
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20110420/news20110420985.html
越智氏、横田氏会派へ 県議会
 県議会の会派再編に向け、1人会派「未来」代表の無所属現職横田弘之氏(72)=松山市・上浮穴郡区、当選6回=は19日、県議会議事堂で無所属元職越智忍氏(53)=今治市・越智郡区、6回=と会談し、同じ会派で活動する方針を確認。代表質問ができる交渉会派結成の要件となる3人確保のため、両氏は近く無所属新人兵頭竜氏(34)=西予市区、1回=に面談を申し入れることを決めた。
 越智氏の合流により新たな交渉会派へ一歩近づいた形で、兵頭氏の動向が注目される。
 越智氏は「人数は多い方が良く、横田氏とは、しがらみのない立場で自由に発言する方向性も同じ。中村時広知事との意思疎通もできる」と述べ、自民党復帰は否定。県議選では知事から必勝祈願が届いたという。
 ともに自民所属だった横田氏も「中央集権は限界。県民目線で活動しないと乗り越えられないことは共通の時代感覚だ」と強調。1人区の西予市区で自民現職を破り初当選した兵頭氏を「愛媛を背負って立つ人材」と持ち上げ、会派への受け入れに意欲を見せた。

1218チバQ:2011/04/21(木) 00:00:42
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20110419-OYT8T01128.htm
県議会会派 新人取り込み活発化

「絆」離れ新会派の動きも

 県議会(定数35)の新任期が30日に始まるのを前に、会派間の離合集散の動きが活発化してきた。過半数割れした自民党系3会派が一本化でまとまった一方、民主党系の「絆(きずな)」の一部議員が元議員と新会派を組む方針を明らかに。新人9人の動向にも注目が集まる。(野口英彦)

 自民党系は、新人の福田俊史氏(八頭郡)、議長就任後に会派を離れた小谷茂氏(西伯郡)を含め、党公認で当選した16人で最大会派の結成を目指す。

 昨夏の参院選を巡って党員資格停止の処分を受け、県議選を無所属で戦った藤井省三氏(東伯郡)も「大同団結に異論はない」との立場で、早ければ6月の県連大会で処分解除を受け、合流することになりそう。

 ただ、藤井氏を加えても自民党は17人で、過半数の18人に届かず、新人の取り込みを進めるとみられる。

 新人では、谷村悠介氏(鳥取市)が「県議選で支援を受けた」として藤井氏と行動を共にする意向を示している。広谷直樹氏(岩美郡)も「政治姿勢は自民に近い」とする一方、「自民推薦候補を破って当選した経緯がある」と、当面は無所属の構えだ。

 現職5人が当選した「絆」には、民主党の公認や推薦などを受けた森雅幹氏(米子市)、坂野経三郎氏(鳥取市)、国岡智志氏(八頭郡)の3新人が加わる見通し。だが、現職の森岡俊夫氏(境港市)が離脱を表明し、改選前の8人から1減となりそうだ。

 森岡氏は「既成政党とは一線を画し、リベラルな政治勢力を結集する」と述べ、地域政党の結成も視野に入れる。長谷川稔氏(倉吉市)と新会派結成で合意。複数の新人を誘い、代表質問が可能な交渉会派(4人以上)を目指す。

 他の新人では、砂場隆浩氏(鳥取市)が森岡氏と連絡を取っていることを認めた上で「他会派の話も聞いて判断したい」。内田隆嗣氏(米子市)は「森岡氏の誘いは断った。他会派に入るかどうか、近く結論を出したい」としている。

 公明党は新人を加えて初の3人会派に。共産党は2人会派を維持する。

(2011年4月20日 読売新聞)

1219チバQ:2011/04/21(木) 00:07:32
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000361104200001
現新対決 4町長選口火
2011年04月20日




 一地方選の後半戦の4町長選と4町村議選は19日、告示された。町長選は、2町が無投票だった2007年の前回とは違い、4町とも現職と新顔が立つ構図となった。町村議選では、松茂町が定数より4人多く、牟岐町と北島町は2人多く、佐那河内村は1人多く立候補。4町村とも定数が削減された。少子高齢化や過疎化という地方が抱える課題に加え、東日本大震災の発生で、身近な自治体が果たす防災の役割が注目されている。どの首長、議員に地域の将来をゆだねるのか。重い一票の投開票日は24日。


◆石井町長選


 石井町長選では、再選を目指す現職の河野俊明氏(66)と新顔の元町議平田芳宣氏(64)=ともに無所属=の2人が立候補した。出陣式で河野氏は「利権がはびこる町に戻してはいけない」と訴え、平田氏は「現在の町政は住民不在の癒着行政だ」と批判した。


 同町長選は前回、河野氏が6選を目指した現職に対し小差で当選した。しかし、その後、町議会で前町長派と現町長派の町議が激しく対立してきた。


 10日に投開票された県議選でも、前町長派と現町長派の元町議が立候補して争った。


◆神山町長選


 神山町長選は過去2回無投票だったが、12年ぶりの選挙戦となった。元町議で新顔の細井成富氏(66)と現職の後藤正和氏(61)=ともに無所属=との一騎打ち。町の人口減少にどう歯止めをかけるかを争点に、両氏は訴えを展開している。


 細井氏は午前9時、事務所前で出陣式を開いた。「どなんぞせんか 神山町」をキャッチフレーズに、農林業のブランド化などで過疎化する地域を盛り上げようと訴えている。ミニ集会は約30回を重ねた。「停滞か前進か」と後藤町政への批判を強めている。


 3選を目指す後藤氏は午前9時、出陣式を開いた。高齢者が安心して暮らせるよう、民生委員や新聞配達員などが情報を共有しあえる地域づくりを訴えた。2期8年の実績をアピールし、「積み上げてきた財政力を使う時が来た」と支持を求めている。


◆牟岐町長選


 過去2回連続で無投票だった牟岐町長選は、新顔で元県職員の福井雅彦氏(59)と現職の大神憲章氏(77)=ともに無所属=が立候補し、12年ぶりの選挙戦となった。ともに地震や津波への対策を最重要課題に挙げ、町内に選挙カーを走らせた。


 福井氏は事務所駐車場で出陣式を開き、「町の将来に希望の光をともすための戦いだ」と第一声。避難所の見直しや雇用促進、住民の意見を聞く懇談会の設置を掲げた。陣営によると、若さをアピールするため、選挙中、市街地を歩いて支持を訴える。


 2期目を目指す大神氏は、事務所近くのスーパーの駐車場で出陣式。里見光一郎副知事や地元県議が出席した。大神氏は防災対策や地域医療の充実などに取り組むとし、「次の4年間を託してほしい」と訴えた。陣営によると、選挙中は街頭演説に力を入れる。


◆那賀町町長選


 那賀町長選は、現職の坂口博文氏(62)と合併前の旧相生町助役で元那賀町議の新顔の川原武志氏(65)=ともに無所蔵=が立候補し、一騎打ちとなった。雇用の創出や少子高齢化対策、子育て支援などについて両氏は訴えを繰り広げている。


 2期目を狙う坂口氏は午前8時半、事務所前で出陣式を開いた。医療体制の充実や小学校卒業まで子どもの医療費無料化の実現のほか、森林資源を活用した雇用の創出を訴えた。現職としての実績も交え「あと4年間、私に働かせて欲しい」と支持を求めている。


 川原氏は午前9時過ぎ、事務所近くの神社で出陣式。「安全で安心して心豊かに誇りを持って暮らせる那賀町に」をスローガンに、企業誘致による雇用確保や家屋の耐震化などを掲げた。「町民の思いを職員と共有できる行政を作っていく」と訴えている。

1220チバQ:2011/04/21(木) 00:51:02
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001104200001
呉市議選、新顔「苦慮」
2011年04月20日


朝の幹線道路沿いで、通勤客らに手をふる候補者ら=呉市内

 34議席を40人で争う呉市議選。混戦模様にもかかわらず、選挙カーから聞こえてくる候補者名の連呼は控えめだ。告示前、同市議会は東日本大震災の被災者の心情に配慮し、連呼時間を短縮した静穏な選挙を申し合わせた。現職の大半が自粛する一方、知名度を上げたい新顔陣営は対応に苦慮している。


 19日朝。JR広駅前の交差点には新顔候補2人が陣取り、通勤客らにあいさつを繰り返した。両陣営とも申し合わせに同調するが、「名前を浸透させる時間が少なくなり、新人には不利」と困惑した様子。交差点から約700メートル離れた幹線道路沿いでも現職候補が運動員十数人と並び、運転手らに手を振っていた。


 選挙期間中、スピーカーを使った連呼行為は午前8時〜午後8時の間、認められている。呉市議会はそれを午前10時〜午後6時と申し合わせた。統一地方選の後半戦では、ほかに坂町の議会も自粛を申し合わせているが、震災前からの議論を踏まえたもので、被災者の心情に配慮した自粛は呉市だけだ。一方、尾道、東広島両市議選では「連呼行為の自粛は各自の判断」となった。


 こうした自粛について、人権活動を続ける呉市内の市民団体は「地域防災政策などの判断が問われる極めて重要な選挙で、自由な活動がいっそう保障されなければならない」と批判。現職候補の一部も自粛に応じず、「従来通りの選挙戦」を展開している。


 呉市議選には現職30人、新顔10人が立候補した。新顔のうち自粛に同調するのは半数。ほかは「スピーカーの音量を下げて続ける」「連呼せずに選挙カーから手を振る」「街頭演説やミニ集会を増やす」など対応は様々だ。(中川正美)

1221チバQ:2011/04/21(木) 21:49:46
http://www.nnn.co.jp/news/110421/20110421008.html
自民大所帯、絆は減か 県議会派再編大詰め
2011年04月21日

 鳥取県議会の改選後の会派再編が大詰めを迎えている。元職1人、新人9人の当選で新旧交代も進んでおり、自民党が一本化して大所帯となる一方、民主系会派「絆」は改選前の構成数を維持できない見通し。元職を中心に第三極形成の動きもあり、改選前と比べ勢力図が変化する可能性が高い。所属会派届の締め切りは28日。会派間では新人の取り込みなど水面下での交渉が続いている。

 改選前の会派構成は▽県議会自民党13人▽絆8人▽自由民主5人▽新生自民3人▽公明党2人▽共産党2人▽えがりて1人▽無所属1人。

 改選された現職25人を旧所属会派で分けると▽県議会自民党9人▽絆5人▽自由民主4人▽新生自民2人▽公明党2人▽共産党2人▽無所属1人で、これに元職1人と新人9人を加えた総勢35人が、大小複数の会派を構成することになる。

 自民党県連は党公認で当選した16人に会派一本化を呼び掛けており、県議会自民党の山口享、広江弌、鉄永幸紀、上村忠史、斉木正一、野田修、伊藤美都夫、内田博長、浜崎晋一の9氏、自由民主の横山隆義、稲田寿久、藤縄喜和、安田優子の4氏、新生自民の前田八寿彦氏、無所属の小谷茂氏の現職15人と、党公認新人の福田俊史氏の計16人が1会派にまとまる公算が大きくなっている。

 最大会派となるのは確実だが、単独過半数には届かないため、無所属新人の取り込みの動きも出ている。

 絆は、勇退などで現職が5人に減り、さらに森岡俊夫氏が離脱の意向を固めたため、福間裕隆、伊藤保、興治英夫、浜田妙子の4氏のみとなる。新人の坂野経三郎氏と森雅幹氏は合流を決めており、計6人を確保した。さらに民主系の新人にも秋波を送っている。

 森岡氏は元職の長谷川稔氏との間で新会派結成で大筋合意。新人の砂場隆浩氏も誘い、近く3人で話し合いの場を持つ予定という。

 森岡氏は「地域主体に考える『地域政党』を視野に入れたい」と意欲を見せる。長谷川氏は「何とか会派として議運に委員を出したい」と述べ、最終的には本会議での代表質問が可能な交渉会派の要件「4人以上」を目指す考えを示している。

 交渉会派となれば県議会内で自民、絆に次ぐ第三極の新勢力となりそう。森岡、長谷川両氏は新人を中心に会派入りを呼び掛けている。砂場氏は「前向きに考えているが、他の会派からも話を聞いてみたい」とする。

 新生自民の藤井省三氏は前田氏の自民党合流で1人となる。複数の新人が藤井氏に相談を持ちかけているが、藤井氏は「若い人の将来を責任を持って保証できるのかが大事。若い人の扱いを自分の都合で決めることは避けたい」としており、新人を取り込んで会派を維持するかどうか検討中としている。

 公明党は現職の銀杏泰利、沢紀男の両氏に新人の浜辺義孝氏が合流し、3人になる。共産党は市谷知子、錦織陽子の両氏で会派を結成する。

 態度を保留しているのは広谷直樹、内田隆嗣、国岡智志、谷村悠介の新人4氏。広谷氏は「無所属の方向だが、複数の会派から誘いを受けている」、内田氏は「検討中」、国岡氏は「今週のうちには結論を出したい」、谷村氏は「白紙の状態。1人会派になる可能性も」としている。


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