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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1134チバQ:2011/04/09(土) 09:23:09
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/feature/hiroshima1302100176852_02/news/20110407-OYT8T00908.htm
<下>生活の足整備舌戦

江田島市選挙区


広島港と結ばれる高速艇の乗り場。人口減が続く街に活性化が望まれる(江田島市内で)  「街はここ数年で様変わりした。島から外につながる道だけは確保して、衰退を食い止めてほしい」。定年退職で帰郷した男性(69)は、かつてピンが倒れる音と歓声に湧き、今は廃墟となったボーリング場の建物を、変わりゆく街の姿に重ねた。

 廃校となった学舎(まなびや)や空っぽの商品棚が並んだ店舗……。活気を失いつつある象徴が点在する。そのため、市民は広島、呉両市の勤務先や病院、大型商業施設などへの依存度が増す。

 江田島市は江田島、能美、沖美、大柿の旧4町が2004年に合併し、誕生した。05年の人口は2万9939人だったが、10年の国勢調査では2万7018人に減少。5年間の減少率9・8%は、県内14市で最大だ。

 区割り見直しで江田島市選挙区(定数1)となって2度目の県議選。前回07年の無風から一転、市議会副議長を務めた無所属新人の沖也寸志氏(49)と、3選を目指す自民現職の沖井純氏(50)が激突する。いずれも旧大柿町出身。市には陸路と海路の〈生活の足〉の維持整備はともに欠かせず、両氏の訴えにも力が入る。

 「同じ国道でも呉市側は整備が進むのに、江田島市側は拡幅もなされず、県の整備計画にも入っていない」。地元の集会所で4日夜、沖氏はそう訴えた。

 国道487号は呉、江田島両市をつなぐ早瀬大橋を境に整備状況が一変する。渋滞緩和を理由に工事が進む呉市側に対し、江田島市側は道幅が狭く、大型トラックなどの通行もままならない。2・5キロのバイパス工事も完成のめどが立っていない。能見町の主婦(32)は「トレーラーとすれ違う時は本当に怖い」と打ち明ける。

 「名ばかり国道」と揶揄(やゆ)する住民の声もあり、沖氏は「物流や生活面で利便性を向上するには、道路整備が欠かせない」と熱く語る。

 「生活航路の維持。これが私の使命です」。沖井氏は4日、広島湾を望み、マイクの声を張り上げた。能美町と広島港(広島市)を結ぶ市営フェリーは、利用者の低迷などから累積赤字が約3億8200万円(09年度)に上り、今月から1日6往復が消えた。

 2週間おきに広島市内の病院に通う女性(73)は「車を使えない高齢者にとって、航路は必要不可欠」と話す。65歳以上の高齢化率は35%を超える。市外への陸の公共交通はなく、広島、呉両市を結ぶ6路線151往復便が、お年寄りらの“生命線”だ。

 沖井氏は「市に補助金を出す余裕はない。航路をこれ以上減らさないようにするためには、県の力が必要だ」と自身の実績を強調する。

 両氏の訴えを聞いた女性(56)が言った。「せっかく選挙戦になったんだから、5年後、10年後を見据え、どちらの政策が市の発展につながるか見極めたい」。市の将来像をかけた有権者の1票は重い。

(この連載は平井宏一郎、野中明子、島田喜行、藤基泰寛が担当しました)


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