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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1186チバQ:2011/04/12(火) 23:08:07
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/2011hcity/Sh201104120004.html
広島市長選回顧 自民結束、組織戦を徹底



 ▽ 「市政転換」の松井氏が浸透 豊田氏「継承」の強調遅く

 新人6人が争った広島市長選は、自民党、公明党の推薦を受けた元厚生労働省官僚の松井一実氏(58)が、民主党広島県連などが支援した前副市長の豊田麻子氏(45)たちを破った。秋葉市政の転換を掲げることで「自民党の結束」を図り、経済活性化の訴えが両党支持層だけでなく、幅広い層に浸透。徹底した組織戦が市議選、県議選との「トリプル選」でプラスに作用し、支持が拡大した。

 共産党公認1人と無所属5人による激戦を勝ち抜いた松井氏は、自民党が擁立を主導した。政令指定都市の広島で自民党本部が推薦した新人の候補者が当選したのは初めてだ。

 「具体的な政策を今から初めて言います」。告示3日後の中区での決起大会。松井氏が、秋葉忠利前市長が推進した五輪招致の断念や入札制度の見直しなどの政策を列挙すると会場を埋めた約1400人は沸いた。秋葉市政の転換を強く印象づけた。

 松井氏はまた、集会や街頭演説で「地元経済を活性化させる」と強調した。具体策は世界遺産を活用した観光振興など新味に乏しかったが、自民、公明両党の支持者が集まった場で繰り返し訴えた。「経済対策・都市活性化」は、中国新聞社の出口調査で候補者に期待することで最も多く、有権者のニーズを捉えていた。

 中盤情勢では、横一線だった松井氏と豊田氏の明暗を分けた一因は組織力の違いだけでなく、スタンスや政策の分かりやすさだったといえる。

 「反秋葉」を掲げる自民党系市議が支援する「攻め」の松井氏と、副市長として秋葉市政を支えた「守り」の豊田氏の立ち位置の違いが影響している。

 秋葉市政の3期目は、広島五輪構想や核兵器廃絶の国際世論を盛り上げる「オバマジョリティー」キャンペーンなどに批判的な報道が多かった。そのため、豊田氏の陣営の中には「秋葉後継」を前面に戦うことに否定的な意見があった。最終盤は、知名度不足を解消できていないと判断し、秋葉市政を継承する姿勢を明確に打ち出したが、時間もなく浸透し切れなかった。

 投票率は前回より4・67ポイント減の49・08%と伸び悩んだ。各陣営は、東日本大震災や新人同士の争いで知名度が低いことが影響したとみる。豊田氏の陣営幹部は「組織が強い松井氏の陣営に比べ、無党派層の票が頼りだった。盛り上がりに欠けたのが痛かった」と振り返った。

 元市議の大原邦夫氏(61)は、次点だった4年前の市長選に続く挑戦。自民党系の一部市議の支援を受けた前回とは一転、既成政党批判を展開した。政策面では市長給与半減など徹底した行財政改革を訴えたが、松井、豊田両氏の事実上の二大政党対決の前に、前回ほどの勢いは感じられなかった。

 元市議の桑田恭子氏(49)は知名度不足が大きく響いた。共産党県常任委員の大西理氏(45)は党への支持が十分に集まらなかった。会社員の前島修氏(37)は苦しい戦いだった。(藤村潤平)


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