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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 15:36:55

統一地方選スレから東海・北陸所謂中部地方のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
掛川ネタはこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1187487997/l40

2314チバQ:2011/03/31(木) 22:22:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110326-00000099-mailo-l24
’11統一選:県議選の情勢/1 /三重
毎日新聞 3月26日(土)12時9分配信

 県議選が4月1日、告示される。定数51に17選挙区で現職39人と新人23人、元職2人の計64人が立候補を予定している。民主・連合系の最大会派「新政みえ」と自民系の第2会派「自民みらい」の第1会派争いが最大の焦点で、推薦の1人を含む3人を擁立し、初参戦するみんなの党の戦いぶりも注目される。各選挙区の立候補予定者と告示直前の情勢を紹介する。(敬称略)
 ◇3現職に新人挑む−−桑名
 ◇8人予定、少数激戦−−四日市市
 ◇いなべ市・員弁郡(定数2−2)
日沖正信 49 民現(3)
水谷隆  64 自現(2)
 日沖は民主党県連幹事長代行、水谷は自民党県連幹事長で、ともに県連の要職を務め、厚い支持基盤を持つ。2人以外に出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。
 ◇桑名市・桑名郡(定数4−5)
三谷哲央 63 民現(4)
山本勝  66 自現(3)
貝増吉郎 57 無現(3)
小島智子 50 無新
小林悟  60 無新
 現職3人に新人2人が挑む。他に1人が出馬する可能性がある。
 議長として県議会改革を先導する三谷は、地盤の旧桑名郡を中心に堅実な戦い。元自民党県連幹事長の山本もJA関連団体などの支援を受ける。自民推薦の貝増と元桑名市議の小林は地盤が競合し、激しく票の争奪戦を展開する。引退する現職の後継の小島は民主の推薦を受けた。元中学校教頭で、県教組が中心になり支援する。
 ◇三重郡(定数2−3)
舘直人  55 民現(2)
服部富男 61 自現(2)
加藤大輝 29 無新
 3人とも菰野町在住で、同町内で激しく争うほか、他町への浸透を図る。元菰野町職員の舘は連合三重傘下の労組の厚い組織を頼りに支持拡大を図る。服部は自民支持層に着実に浸透する。加藤は若さを前面に打ち出し、知名度向上に躍起だ。
 ◇四日市市(定数7−8)
水谷正美 45 民現(1)
石田成生 50 自新
津田健児 41 自元(2)
中川康洋 43 公現(1)
萩原量吉 70 共現(7)
稲垣昭義 38 無現(2)
田中智也 45 無新
永田正巳 70 無現(6)
 水谷は民主党の岡田克也幹事長の秘書を務めた人脈などを生かし、幅広く浸透する。石田は次点に泣いた前回に続く挑戦で、議席奪取に向け、精力的に動く。04年の参院選の立候補のため、県議を辞職した津田は、返り咲きを目指す。
 前回、初陣ながらトップ当選した中川は公明の固い組織票に支えられ、今回も上位当選をうかがう。萩原は県議会の他党派を「オール与党」と批判し、共産との違いを強調、前回選挙で奪還した議席の維持に全力を挙げる。民主推薦の稲垣は電機連合などの支援を受ける。前回、下位当選だったことから、陣営の動きは活発だ。田中は引退する県教組の組織内候補だった現職の後継候補で、民主と社民の推薦を受けたほか、連合三重の組織割りも手厚く、出身の自治労を中心に支持拡大を図る。永田は政党の推薦、支持は受けていないが、長年の支持基盤を手堅く固めている。【田中功一】=つづく
〔三重版〕

3月26日朝刊

2315チバQ:2011/03/31(木) 22:22:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110329-00000082-mailo-l24
’11統一選:県議選の情勢/2 /三重
毎日新聞 3月29日(火)11時36分配信

 ◇2現職に3新人挑む−−鈴鹿市
 ◇現に新挑む少数激戦−−津市
 ◇鈴鹿市(定数4−5)
藤田宜三  59 民現(1)
下野幸助  34 民新
小林正人  44 自現(1)
佐久間浩治 64 み新
彦坂公之  51 無新
 元自民党県連総務会長で前回、トップ当選だった末松則子が市長選にくら替えするなど現職2人が退き、現職2人に新人3人が挑む。末松が前回獲得した1万7000票余りの行方が焦点だ。
 藤田は、集会などを重ねて着実に票固めし、上位当選を狙う。民主党の公募で選ばれた下野は、懸命に知名度アップを図る。元鈴鹿市議の小林は再選を目指し、支持基盤を固める。最も出馬表明が遅かった佐久間は鈴鹿市議としての地盤に加え、自民支持層の一部からも支援を受け、追い上げを図る。彦坂は、同じホンダ労組出身で今期限りで引退する田中博の後継として初当選を目指す。
 ◇亀山市(定数1−2)
長田隆尚 50 無現(1)
渡辺政彦 59 無新
 自民が候補者を擁立できず、連合三重の推薦を受ける長田が、ミニ集会を重ねるなどして再選を目指す。渡辺は08年11月の県議補選に続き、長田に挑む。
 ◇津市(定数7−8)
青木謙順 54 自現(2)
前野和美 62 自現(2)
小野欽市 56 自新
今井智広 43 公現(1)
真弓俊郎 63 共現(2)
舟橋裕幸 55 新現(4)
前田剛志 51 無現(3)
杉本熊野 57 無現(1)
 10市町村の合併で4選挙区が合区され、定数が1減となった前回選挙に続き、現職7人に有力新人が挑む少数激戦区。前回は旧津市が地盤の自民公認、推薦候補2人が落選しており、2人が得票した約2万1000票の争奪戦となる。
 旧白山町議の青木は、地盤の旧一志郡を中心に浸透を図る。旧久居市議の前野も同様に、旧久居市で支持を固める。自民党の公募で選ばれた小野は旧津市での浸透に全力を挙げる。前回トップ当選の今井は、公明票に加え出身の旧美杉村地区を固め、上位当選を目指す。一方、前回最下位当選だった真弓は、議席維持に向け懸命に支持拡大を図る。自治労の組織内候補の舟橋は今回、県議会最大会派の所属議員で構成する地域政党「新政みえ」の公認で出馬し、民主、社民の推薦を受ける。民主推薦で、出身の中部電力労組などの支援を受ける前田は、前回下位当選だった危機感から陣営の引き締めに努める。民主支持の杉本は支援を受ける県教組の組織票を手堅くまとめている。
 ◇多気郡(定数2−3)
浜井初男 61 民新
西場信行 59 自現(7)
森岡隆次 63 無新
 元大台町議の浜井は、引退する現職の後継として連合三重の推薦を受け、初当選を目指す。西場は元県議会議長や自民党県連幹事長も務めたベテランで、知名度は群を抜いている。森岡は元多気町議で、地盤の同町を中心に支持拡大を図る。=つづく
〔三重版〕

3月29日朝刊

2316チバQ:2011/03/31(木) 22:23:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110330-00000067-mailo-l24
’11統一選:県議選の情勢/3 /三重
毎日新聞 3月30日(水)11時35分配信

 ◇3現職に2新人挑む−−松阪市
 ◇市議の2新人が激戦−−鳥羽市
 ◇松阪市(定数4−5)
竹上真人 48 自現(2)
平岡令孝 60 自新
中西勇  55 み新
後藤健一 60 無現(1)
笹井健司 70 無現(1)
 前回選挙で民主・連合系候補が3議席を得たが、うち山中光茂が松阪市長に転身したため現在、1議席が欠員となっている。今回も民主・連合系は3人の擁立を目指したが、現職2人にとどまり、自民が現職と新人を立て、2議席奪取を狙う。みんなの党も新人を擁立する。
 民主の支持を受ける後藤は元中学校教諭で、前回は最下位当選だったが、地道な後援会活動に加え、支援する県教組が活発に動く。旧嬉野町長で、民主推薦の笹井は、自治労の支援を受け、再選を目指す。
 自民は、県連政調会長兼総務会長で、前回トップ当選の竹上が、早くからミニ集会を重ねるなどして厚い支持基盤を着実に固め、安定している。スポーツクラブを経営する平岡は、笹井と地盤が重なるが、旧松阪市地域にも懸命に浸透を図る。中西は山中市長の支持者らから支援を受け、街頭活動を中心に支持拡大に努めている。
 ◇度会郡(定数2−2)
吉川新 63 民新
村林聡 33 自現(1)
 民主党の藤田大助衆院議員の父で元県議会議長の藤田正美が引退し、民主が元県職員の吉川を擁立。自民は再選を目指す村林に加え、新人擁立の動きもあったが断念し、無投票の公算が大きい。
 ◇伊勢市(定数4−4)
辻三千宣 69 民現(1)
中川正美 60 自現(7)
中村進一 63 新現(4)
奥野英介 64 無現(1)
 現職4人が立候補の準備を進める。辻は町長を務めた旧二見町が地盤。中川は旧伊勢市に厚い支持基盤を持つ。今回、地域政党「新政みえ」公認で出馬する中村は民主の推薦を受ける。自民推薦の奥野も町長を務めた旧小俣町に浸透する。みんなの党の新人がいったん出馬を表明したが、病気療養を理由に取りやめたため、無投票になる可能性が高い。
 ◇鳥羽市(定数1−2)
中村欣一郎 52 自新
尾崎幹   48 無新
 民主推薦で出馬予定だった現職(27日に死去)が病気のため断念し、共に鳥羽市議3期の新人2人の戦いとなる。民主党などは新たな候補擁立を模索したが至らなかった。
 市議会議長も務めた中村は漁協などの推薦を受け、自民の議席奪還を目指す。環境保護団体の顧問を務める尾崎は「次世代も安心できる鳥羽づくり」を訴える。
 ◇志摩市(定数2−2)
山本教和 63 自現(6)
中嶋年規 44 自現(2)
 自民支持層が厚い選挙区で、山本、中嶋ともに厚い支持基盤を持つ。前回、民主公認で出馬し、2人に敗れた新人が出馬を模索していたが、断念する見込みで、無投票になる公算が大きい。(敬称略)=つづく
〔三重版〕

3月30日朝刊

2317チバQ:2011/03/31(木) 22:23:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110331-00000079-mailo-l24
’11統一選:県議選の情勢/4止 /三重
毎日新聞 3月31日(木)11時50分配信

 ◇現新元4人の争い−−伊賀市
 ◇4人が争う激戦区−−尾鷲
 ◇伊賀市(定数3−4)
森野真治 41 民現(1)
岩田隆嘉 71 自現(3)
粟野仁博 37 自新
田中覚  52 減元(4)
 民主1人に自民2人、減税日本1人が立候補を表明。前回同様、3議席を4人で争う選挙戦となりそう。
 民主は2人目の候補擁立の動きもあったが、断念した。再選を目指す森野は中井洽衆院議員や連合三重などの支援を受けて組織票を固める。
 自民は現職1人が引退。4選を目指す岩田は地盤の旧郡部に加え旧上野市への浸透を図る。新人の粟野は現職の後継。中心市街地出身と若さを訴え、知名度向上に力を注ぐ。
 30日に減税日本の公認を得た元県議長の田中は県民税10%減税などを訴え、無党派層へのアピールもしている。
 ◇名張市(定数2−2)
北川裕之 52 民現(2)
中森博文 57 自現(2)
 3選を目指す北川、中森の現職2人の出馬が確実で、前回に続き、無投票となる公算が大きい。3月中旬ごろまでは無投票回避を理由に、市民団体が候補者を擁立する動きがあったが、時間不足などのため断念した。
 ◇尾鷲市・北牟婁郡(定数2−4)
野田勇喜雄 57 自現(3)
津村衛   36 無現(1)
関口省吾  44 無新
東豊    55 無新
 現職と新人各2人が2議席を争う激戦区。
 野田は元県議会副議長の実績を強調し、地盤の尾鷲市を中心に支持を固める。元尾鷲市議の津村は民主の支持と連合三重の推薦を得て、若さを前面に掲げ、再選を目指す。旧海山町で商工会青年部長を務めた関口は地元の支持を足がかりに浸透を図る。東は町議だった旧紀伊長島町を中心に支持を広げ、初当選を狙う。
 ◇熊野市・南牟婁郡(定数2−3)
藤根正典  49 新新
大久保孝栄 44 無新
山本良正  51 無新
 県議会重鎮の現職2人がともに引退し、その後継とみんなの党推薦の新人が争う。前回、熊野市と南牟婁郡両選挙区が合区して以降、初の選挙戦となりそう。
 藤根は元県議会議長で南牟婁郡を地盤とする萩野虔一の後継、大久保は県議会副議長で熊野市が地盤の森本繁史の後継としてそれぞれ立候補を表明。その後、連続無投票の阻止を掲げて山本が名乗りを上げた。藤根は萩野が代表を務める地域政党「新政みえ」公認で、民主の支持を得た。元労働団体役員や元教諭などの経験、人脈などを生かして運動を展開する。大久保は女性の感性を強調しながら、自民系支持者を中心に南牟婁郡にも支持拡大を狙う。熊野市議を辞職して挑む山本は、みんなの党の推薦を得て浸透を図る。(敬称略)=おわり
〔三重版〕

3月31日朝刊

2318チバQ:2011/04/01(金) 23:42:06
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000811103300001
県議選主な立候補予定者(上)
2011年03月30日

 県議選(定数51)が4月1日、告示される。勢力が伯仲する民主系会派「新政みえ」(現有23議席)と自民系会派「自民みらい」(21議席)の争いや、キャスチングボートを握る共産、公明両党の議席数や、初めて県議選に挑むみんなの党が議席を獲得できるかなどが注目される。


 28日時点で立候補の意向を表明しているのは、現職39人、新顔23人、元職2人。党派別では、新政みえを含む民主系24人、自民系24人、公明党2人、共産党2人、みんなの党系3人。それ以外の新顔や元職の無所属9人。10人が引退する。


 女性県議は現在2人で、女性の割合は全国44位(2009年7月時点)と低い。今回は3人が立候補予定だ。(藤崎麻里)


■県議選主な立候補予定者(上)


 【四日市市】(定数7)
 水谷正美(45) 民現(1)
 津田健児(41) 自元(2)
 石田成生(50) 自新
 中川康洋(43) 公現(1)
 萩原量吉(70) 共現(7)
 永田正巳(70) 無現(6)
 稲垣昭義(38) 無現(2)
 田中智也(45) 無新


 現職5人、元職1人、新顔2人が立候補の意向。民主の岡田克也幹事長の地元で、自民系は前回の当選議席を上回る3人が立候補し、一角崩しをねらう。
 民主系は、水谷が再選、稲垣が3選をめざす。引退の藤田泰樹に代わり、県職員労組出身の田中が挑む。
 自民系は、7選をめざす無所属の永田のほか、04年の参院選にも立候補した元職の津田、前回次点だった元四日市市議の石田が議席をめざす。
 前回最多得票だった公明の中川は手堅く支持を固め、前回議席を奪回した共産の萩原は、現議員で最多の8選をめざす。

 【桑名市・桑名郡】(定数4)
 三谷哲央(63) 民現(4)
 山本勝(66) 自現(3)
 貝増吉郎(57) 無現(3)
 小島智子(50) 無新
 小林悟(60) 無新

 現職3人と新顔2人以外にも立候補を模索する動きがある。民主系は三谷が5選をめざし、引退する西塚宗郎の後継に元中学教諭の小島が決定。自民系は元県連幹事長の山本と、貝増が4選をめざす。元桑名市議の小林は無党派層の獲得に力を入れる。

 【鈴鹿市】(定数4)
 藤田宜三(59) 民現(1)
 下野幸助(34) 民新
 小林正人(44) 自現(1)
 佐久間浩治(64) み新
 彦坂公之(51) 無新
 現職2人、新顔3人の争いになりそうだ。自民と民主のせめぎ合いが強い地域だが、鈴鹿市議の佐久間が今月11日になって、みんな公認で立候補の意向を表明した。
 民主系は、再選をめざす藤田のほか、公募に応じた新顔の下野が立候補する。鈴鹿市議の彦坂はホンダ労組出身の田中博の後継で、無所属で立候補する。彦坂は全本田労連常任顧問だ。
 自民は、小林が再選をめざすが、現職の末松則子が立候補せず鈴鹿市長選へ。後継は擁立できず、議席減となる。

 【亀山市】(定数1)
 長田隆尚(50) 無現(1)
 渡辺政彦(59) 無新
 長田が連合三重の推薦を受け、無所属で再選をめざす。新顔の渡辺が無所属で立候補の意向だ。

 【いなべ市・員弁郡】(定数2)
 日沖正信(49) 民現(3)
 水谷隆(64) 自現(2)
 前回は選挙戦だったが、今回は無投票の公算が大きい。民主県連幹事長代行の日沖と、自民県連幹事長の水谷が立候補の意向だ。

 【三重郡】(定数2)
 舘直人(55) 民現(2)
 服部富男(61) 自現(2)
 加藤大輝(29) 無新
 前回は無投票だったが、今回は現職2人に、新顔1人が挑む。民主の舘は民主支持層が厚い朝日町などで支持を固める。自民の服部は3選をめざす。加藤は29歳の若さをアピールし、若年層への支持拡大を狙う。

 《注》朝日新聞が取材を通じて意思を確認した立候補予定者。年齢は掲載日現在。並び順は衆院勢力順(民主、自民、公明、共産、みんな)に続き無所属とした。同じ党派や無所属同士の場合は、現、元、新の順。同じ場合は当選回数、50音順。()数字は当選回数。敬称略。

2319チバQ:2011/04/01(金) 23:43:19
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000811103300002
県議選主な立候補予定者(中)
2011年03月30日

【津市】(定数7)

 青木謙順(54) 自現(2)
 前野和美(62) 自現(2)
 小野欽市(56) 自新
 今井智広(43) 公現(1)
 真弓俊郎(63) 共現(2)
 舟橋裕幸(55) 新政現(4)
 前田剛志(51) 無現(3)
 杉本熊野(57) 無現(1)
 現職7人に加え、自民の公募にベテラン津市議が選ばれ、少数激戦となりそうだ。
 民主系は、いずれも労組出身の舟橋、前田、杉本の3人がそれぞれの支持基盤を固めながら当選をめざす。
 自民は、青木、前野に加え、前回は青木の選挙対策本部長だった前津市議の小野が名乗りをあげ、保守票が割れそうだ。
 公明は前回トップ当選の今井が再選を、共産は前回返り咲いた真弓が3選をめざす。

【松阪市】(定数4)
 竹上真人(48) 自現(2)
 平岡令孝(60) 自新
 中西勇(55) み新
 後藤健一(60) 無現(1)
 笹井健司(70) 無現(1)
 前回に続き選挙戦となりそうだ。現職3人以外に、自民とみんなの新顔が挑む。
 民主と新政みえが推薦や支持をする笹井と後藤はともに再選をめざす。自民は竹上が3選をめざし、平岡は知名度の浸透を図る。みんなは中西を擁立し議席獲得をめざす。

 【名張市】(定数2)
 北川裕之(52) 民現(2)
 中森博文(57) 自現(2)
 前回に続き無投票の公算が大きい。民主の北川、自民の中森が支持を固め、3選をめざす。

 【伊賀市】(定数3)
 森野真治(41) 民現(1)
 岩田隆嘉(71) 自現(3)
 粟野仁博(37) 自新
 田中覚(52) 無元(4)
 現職2人、元職1人、新顔1人が立候補予定で、前回に続き選挙戦となりそうだ。
 民主は、再選をめざす森野に加えて、新顔の擁立も模索したが断念。自民は4選をめざす岩田と、吉川実の後継に保険代理業の粟野を擁立し、議席維持をめざす。旧郡部中心の岩田は、旧上野市地区に事務所を設けて票の上積みをはかり、粟野は若手の支援者らと街頭で訴える。
 元職の田中は、傷害事件で略式命令を受け、2006年夏に県議を辞職。前回は約1100票差で敗れたが、3月上旬に立候補表明した。

 【多気郡】(定数2)
 浜井初男(61) 民新
 西場信行(59) 自現(7)
 森岡隆次(63) 無新
 前回、前々回は民主系と自民が議席を分け合い無投票だったが、今回は選挙戦になりそうだ。民主系は、3期の大野秀郎が勇退し、浜井が大台町議を辞職して立候補する。自民の西場は8選をめざす。前多気町議の森岡は、過去にも県議選や多気町長選に立候補の経験がある。

 《注》朝日新聞が取材を通じて意思を確認した立候補予定者。年齢は掲載日現在。並び順は衆院勢力順(民主、自民、公明、共産、みんな)に続き、新政みえ、無所属とした。同じ党派や無所属同士の場合は、現、元、新の順。同じ場合は当選回数、50音順。()数字は当選回数。敬称略。

2320チバQ:2011/04/01(金) 23:45:02
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000811103310001
65人が立候補予定 県議選あす告示
2011年03月31日

 県議選(定数51)が4月1日、告示される。30日現在、17選挙区に現職39人、新顔24人、元職2人の計65人が立候補の意向を表明している。10日投開票される。


 党派別では民主党11人、民主系県議会会派で地域政党の「新政みえ」3人、自民党21人、公明党2人、共産党2人、みんなの党2人、減税日本1人、無所属23人。党の推薦、支持や県議会会派などを考慮すると、民主系24人、自民系24人、公明党2人、共産党2人、みんなの党系3人と減税日本系3人。それ以外の新顔や元職の無所属が7人。


 県議会では、新政みえ(現有22議席)と自民系会派「自民みらい」(21議席)の勢力が伯仲。単独過半数獲得をめざし、民主党と自民党は昨秋、初めて公募したが、公募候補は民主党が鈴鹿市選挙区の同党政治スクール修了者1人、自民党は津市選挙区と伊賀市選挙区のそれぞれ1人にとどまった。


 新政みえは民主党への逆風もあり、鳥羽市で引退した故・中村勝氏の後継者や志摩市の候補者を立てられず、力点を置く南部を攻めきれなかった。自民党も鈴鹿市長選に立候補予定の末松則子氏の後継や、公募した亀山市で擁立できなかった。


 一方目立つのは、新しい党や若い世代の動きだ。みんなの党は初めて臨む統一地方選で3人を公認、推薦したほか、河村たかし・名古屋市長が代表を務める地域政党「減税日本」も3人を公認、推薦した。無所属では20代、40代の立候補予定者も出てきた。


■県議選 桑名市・桑名郡 田中氏が立候補へ


 県議選桑名市・桑名郡選挙区(定数4)に、雅楽演奏家の田中松緑氏(43)が無所属で立候補する意向を表明した。同選挙区は、ほかに現職3人、新顔2人が立候補する見通し。


■新政みえが前葉氏推薦 津市長選


 県議会会派で、地域政党の「新政みえ」は30日、4月24日投開票の津市長選に立候補の意向を表明している元総務省職員の前葉泰幸氏(48)を推薦したと発表した。萩野虔一代表は「(前市長の)松田さんのやってきた市政を的確に継承してもらえると考えた」と述べた。新政みえが県議選以外で推薦を出すのは初めて。


■伊賀の田中氏を減税日本が公認


 地域政党「減税日本」は30日、県議選伊賀市選挙区に立候補予定の田中覚氏を公認、亀山市選挙区の渡辺政彦氏、多気郡選挙区の森岡隆次氏を推薦すると発表した。津市議補選(被選挙数2)では、伊藤晴茂氏を推薦した。

2321チバQ:2011/04/01(金) 23:45:25
■県議選主な立候補予定者 (下)


 【伊勢市】(定数4)
 辻三千宣(69) 民現(1)
 中川正美(60) 自現(7)
 中村進一(63) 新政現(4)
 奥野英介(64) 無現(1)
 みんなの党の新顔が今月になって病気を理由に立候補を断念。無投票の可能性が高くなった。
 民主は、辻が推薦から公認に切り替えて再選をめざし、新政みえ幹事長の中村が5選をめざす。自民系は、現議員で最多の8選をめざす中川と、再選をめざす奥野がそれぞれの地盤を固めている。

 【尾鷲市・北牟婁郡】(定数2)
 野田勇喜雄(57) 自現(3)
 津村衛(36) 無現(1)
 関口省吾(44) 無新
 東豊(55) 無新
 尾鷲市を地盤とする現職2人に、県議不在だった北牟婁郡から新顔2人が名乗りを上げ、激しい戦いになりそうだ。
 民主系の津村、前回繰り上げ当選となった自民の野田がそれぞれ支持基盤を固め、当選をめざす。東は元・旧紀伊長島町議、関口は自民の国会議員などから支援を受け、それぞれ支持拡大をめざす。

 【鳥羽市】(定数1)
 中村欣一郎(52) 自新
 尾崎幹(48) 無新
 新政みえは、厚い保守地盤もあって現職の後継を擁立できず、市議経験者の新顔2人が議席を争う。中村は市議を辞職し自民の公認を得た。尾崎は無所属で戦う。

 【熊野市・南牟婁郡】(定数2)
 藤根正典(49) 新政新
 大久保孝栄(44) 無新
 山本良正(51) 無新
 熊野市と南牟婁郡の選挙区が分かれていた前々回と、現在の選挙区となった前回はいずれも無投票だったが、今年に入って、民主系と自民系のベテラン現職2人が引退を表明。後継の2人に加え、みんなの党も候補を擁立し、選挙戦になりそうだ。
 熊野市を地盤とする副議長の森本繁史の後継は、大久保。南牟婁郡が地盤の新政みえ代表の萩野虔一は、同じ教職員組合出身の藤根を立てる。
 旧熊野市を含め市議4期目の山本は今月に入り、無投票阻止を掲げて、みんなの推薦を受け立候補の意向を表明した

 【志摩市】(定数2)
 山本教和(63) 自現(6)
 中嶋年規(44) 自現(2)
 自民は7選をめざす山本、3選をめざす中嶋の2人が立候補の見通し。保守地盤が厚く、安定した活動を続ける。民主と新政みえは候補の擁立を模索したが不調に終わった。

 【度会郡】(定数2)
 吉川新(63) 民新
 村林聡(33) 自現(1)
 無投票の公算が大きい。民主衆院議員の息子を持つ藤田正美が引退し、後継として民主新顔の吉川が名乗りを上げた。保守層が厚い南伊勢町を地盤とする自民の村林は再選をめざす。


 《注》朝日新聞が取材を通じて意思を確認した立候補予定者。年齢は掲載日現在。並び順は衆院勢力順(民主、自民、公明、共産、みんな)に続き、新政みえ、無所属とした。同じ党派や無所属同士の場合は、現、元、新の順。同じ場合は当選回数、50音順。()数字は当選回数。敬称略。

2322チバQ:2011/04/02(土) 12:05:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110402-00000035-mailo-l24
’11統一選:県議選告示(その1) 12選挙区で舌戦スタート /三重
毎日新聞 4月2日(土)11時43分配信

 ◇立候補者3減の65人
 県議選(定数51)は1日、告示され、午後に1人が立候補を届け出て、前回より3人少ない計65人が立候補した。無投票となった5選挙区を除く12選挙区で選挙になり、先月24日に告示された知事選とともに、10日に投開票される。65人の内訳は現職39人、元職2人、新人24人。政党別では、民主11人(前回7人)▽自民21人(同22人)▽公明2人(同2人)▽共産2人(同3人)▽みんな2人(同0人)▽地域政党「新政みえ」3人(同5人)▽減税日本1人(同0人)▽無所属23人(同29人)となった。女性候補者は前回と同じ3人だった。4選挙区の各陣営の第一声や候補者の初日の動きを追った。【福泉亮】
 ◆新人出馬で激戦区に
 ◇津市(定数7)
 現職7人に新人1人が挑む少数激戦区となった。
 3選を目指す自民公認の青木謙順候補(54)は地元の旧一志郡などで実績を強調し、支持を訴えた。民主推薦の前田剛志候補(51)は出陣式で黙とうをささげ、夜には3カ所で演説会を開いた。民主支持の杉本熊野候補(57)は「皆さんの思いを政策に生かしていきたい」などと訴えた。元津市議で自民公認の新人、小野欽市候補(56)は津駅前で「市議会での活動を礎に戦う」などと語った。
 自民公認の前野和美候補(62)は出陣式で防災に強い町づくりなどを訴え、旧久居市を中心に街宣した。共産現職の真弓俊郎候補(63)は、津駅前で佐々木憲昭・同党衆院議員らと「くらしと命を守る県政にする」と力説した。新政みえ公認の舟橋裕幸候補(56)は、約500人の支持者が集まった出陣式で、防災力の向上などを訴えた。前回トップ当選の公明公認の今井智広候補(43)は出陣式で、「ふたを開けるまで分からないのが選挙だ」と引き締めた。【谷口拓未、田中功一】
 ◆新人力説、現再選意欲
 ◇四日市市(定数7)
 前回次点だった自民新人の石田成生候補(50)は「次はない」と危機感を強調、在宅医療など福祉充実を訴えた。無所属新人の田中智也候補(45)は、被災地で通常の3分の1の人員で診療を続ける病院を例に「災害に強い医療」を力説した。
 公明現職の中川康洋候補(43)は黙とう後に第一声を上げたが、選挙カー走行中の名前の連呼は自粛し、街頭演説に力を入れた。6期の実績を強調する無所属現職の永田正巳候補(70)は「豊富な経験を生かしたい」と述べ、企業などを回った。
 民主現職の水谷正美候補(45)の陣営は、運動員が喪章を付けて活動した。妻陽子さんも演壇に立ち、夫の再選を訴えた。無所属現職の稲垣昭義候補(38)は「大震災に政治がしっかりしないといけない」と語り、被災地支援を呼び掛けた。
 返り咲きを狙う自民元職の津田健児候補(41)は教育の大切さを中心に訴え、「人づくりが政治家の使命」と力説した。共産現職の萩原量吉候補(70)は「コンビナートの防災が心配。県内に原発は造らせない」と訴え、8選に意欲をみせた。【井上章、加藤新市】
 ◆現新元の4人が激突
 ◇伊賀市(定数3)
 現職2人、新人1人、元職1人の計4人が立候補し、3議席を争う激しい選挙戦に突入した。
 民主公認の現職、森野真治候補(41)は伊賀市服部町の選挙事務所前での出陣式で、「医療などさまざまな地域の問題に、引き続き粘り強く取り組む」と支援を訴えた。自民公認の新人、粟野仁博候補(37)は同市上野茅町の選挙事務所前で第一声。「若い力でしがらみを断ち切るクリーンな政治を約束する」と声を上げ、医療充実などを訴えた。
 減税日本公認の元職、田中覚候補(52)は伊賀鉄道上野市駅前で、支持者や通行車両に向け「『命を守る』を合言葉に医療、高齢者福祉を充実させる」と訴えた。自民公認の現職、岩田隆嘉候補(71)は、同市佐那具町の選挙事務所や旧町村部に設けた連絡所を回り、「第1次産業をしっかり守る。この1期にすべてを出し切る」と声を上げた。【伝田賢史、宮地佳那子】

2323チバQ:2011/04/02(土) 12:06:32
 ◆現2に新3人が挑む
 ◇鈴鹿市(定数4)
 現職2人が引退し、民主と自民の現職2人と民主とみんな、無所属の新人3人の計5人が立候補した。ホンダ労組役員で、無所属新人の彦坂公之候補(51)は「防災面を一から見直し、安全と安心を図る」と強調した。
 民主新人の下野幸助候補(34)は「県政と県民の架け橋となって心豊かな町作りを目指す」と語った。再選を目指す民主の藤田宜三候補(59)は「地震に備えての対策などに万全を期す」と訴えた。
 市議からの転身を図るみんなの佐久間浩治候補(64)は「議員定数と議員報酬をともに2割削減する」と力説した。自民現職の小林正人候補(44)は東日本大震災に触れ「地震に対する危機管理体制を強化させる」と述べた。【大原隆】
 ◇自粛ムードの選挙戦 伊勢選挙区、事務所前に義援金箱
 東日本大震災を受け、県議選の各陣営は第一声で防災対策などを訴える一方、選挙カーでの訴えや「頑張ろうコール」を自粛する候補者もおり、被災者に配慮しながらの選挙戦の幕開けとなった。
 伊勢市選挙区では、運動員が喪章を付け、事務所前には義援金箱を設置する陣営があった。選挙カーの上には看板を付けず、出陣式前には支持者らと黙とうをさざけた。候補者は「西日本が元気を出して、みんなで頑張って、東日本を元気にしていく」と訴えた。
 また、鈴鹿市選挙区の陣営でも運動員ら20人が喪章を付けての出陣式に臨んだほか、選挙カーのサイドミラーにも喪章のリボンが結ばれていた。【大原隆、木村文彦】
〔三重版〕

4月2日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110402-00000036-mailo-l24
’11統一選:県議選告示(その2止) 2会派が勢力争い /三重
毎日新聞 4月2日(土)11時43分配信

 ◇各選挙区で激戦展開に
 県議選の最大の焦点は、民主・連合系の最大会派「新政みえ」と自民系の第2会派「自民みらい」の勢力争いだ。県議会は現在、欠員2で、現職は49人。会派構成は新政みえ23人、自民みらい21人、公明と共産各2人、「想造」1人。いずれも単独過半数に達していないが、原則的に共産は他会派と連携しないため、今期限りで引退する想造の1人と連携する新政みえが、自民みらいと公明を上回り主導権を握っている。
 今回、新政みえと自民みらいは議長を会派内から選出しても採決時に過半数となる27議席の獲得を目指して擁立作業を進めたが、ともに24人の立候補にとどまった。改選後に少しでも他会派との連携を有利に進めるため、両会派とも1議席でも多い議席獲得を目指し、各選挙区で激戦が展開されそうだ。
 このほか、今回初めて候補を擁立したみんなの党と地域政党「減税日本」の議席獲得の有無や共産の現職2人が前回、津市と四日市市両選挙区で奪還した議席の維持などに注目が集まっている。【田中功一】
 ◇無投票は5選挙区 4人区伊勢市も、名張市は2回連続
 無投票となったのは、4人区の伊勢市といずれも2人区の▽いなべ市・員弁郡▽名張市▽度会郡▽志摩市で、前回と同じ5選挙区だった。前回比3人増の計12人が早々と当選を決め、名張市は2回連続の無投票となった。
 伊勢市は選挙戦が見込まれていたが、いったんは出馬表明したみんなの党公認の新人が病気療養を理由に告示前に出馬を取りやめた。4人区以上の無投票は95年の鈴鹿市選挙区(当時定数5)以来となった。
 無投票当選者の内訳は現職11人、新人1人で、党派別では民主4人、自民6人、新政みえ1人、無所属(自民推薦)1人となっている。【田中功一】
 ◇自民現の中川氏、8回目は無投票−−伊勢選挙区
 伊勢市選挙区では、自民党現職の中川正美氏(60)が83年の初当選以来、現職では最多の8回目の当選を無投票で決めた。
 中川氏は出陣式後、選挙カーに乗って市内を駆け回った。午後5時過ぎ、無投票が決まると、市内の事務所では「おめでとう」の歓声と拍手がわいた。中川氏は「感無量の思い。一回一回、当選の感動は違い、特に8期目は重みを感じる。自分なりのリーダーシップを取りながら、初心を忘れずに頑張っていきたい」などとあいさつした。【木村文彦】
〔三重版〕

4月2日朝刊

2324チバQ:2011/04/02(土) 12:07:33
http://mytown.asahi.com/areanews/niigata/TKY201104010461.html
原発反対派が急きょ立候補、選挙戦に 柏崎市・刈羽郡
2011年4月2日

 自民党現職2人のほかに立候補の動きがなく、無投票とみられていた県議選柏崎市・刈羽郡選挙区(定数2)は1日、原発反対派の元刈羽村議が立候補し、一転して選挙戦になった。福島第一原発の事故後、柏崎刈羽原発の地元でも不安が高まる中、原発の是非が一番の争点になりそうだ。

 いずれも自民党現職の東山英機氏(66)、三富佳一氏(72)は原発推進の立場で、柏崎刈羽原発所長や協力企業から推薦状を得ている。三富氏は出陣式で福島第一原発事故にふれ、「(原発が立地する)柏崎刈羽の防災を改めて検証し、あらゆる想定をした対応を国と事業者に求めたい」と強調し、理解を求めた。

 東山氏の陣営幹部は突然の選挙戦に「準備はしてきた。原発以外の争点もある」と冷静だが、「(原発事故の行方が見えず)風がどう動くかわからない。その意味で怖い」とも話す。

 両氏は柏崎刈羽原発のさらなる安全対策が必要だと訴えており、有権者の原発への不安をいかに拭えるかが選挙戦のカギとみている。

 これに対し、元村議の武本和幸氏(61)は1日夕、柏崎市内で立候補の会見を開き、「原発への不安の声を代弁し、福島のようなことを柏崎刈羽で繰り返さぬようチェック機能を担う」と訴えた。

 柏崎刈羽原発の総点検と7号機の早期停止、福島第一原発で事故対応する作業員の被曝管理徹底、原子力防災計画の見直しを公約に挙げた。特定の政党や団体の推薦は断り、幅広い支持を集めたいという。

 原発の是非を突然問いかけられた有権者には戸惑いも広がる。候補者の訴えに耳を傾けていた市内の男性(76)は「原発で柏崎が成り立っている部分も大きい」と原発の必要性を認める一方、「(県議会で)反対派が危険性を指摘するのも安全のためには必要だと思う。一言でイエス、ノーと言うのは難しい……」と話した。(清水康志)

2325チバQ:2011/04/02(土) 12:12:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110402-00000022-mailo-l23
’11統一選:県議選告示 無投票減り激戦模様 「首長」VS「既成政党」 /愛知
毎日新聞 4月2日(土)11時0分配信

 ◇中区は一転一騎打ち
 県議選(定数103)は1日告示され、9日間の選挙戦がスタートした。175人が立候補し、07年の前回選(157人)を大きく上回った。逆に無投票当選は7選挙区(当選者12人)と前回選から大幅減。統一候補43人を擁立する減税日本と日本一愛知の会の首長政党と、既成政党の対決を軸に選挙戦は展開しそうだ。
 党派別の立候補者数は、自民56人▽民主45人▽公明6人▽減税日本19人▽日本一愛知の会24人▽共産4人▽みんな2人▽諸派2人▽無所属17人。
 2回続けて無投票だった名古屋市中区(定数1)は自民現職、加藤南氏(65)と減税日本新人、佐藤敦氏(38)の一騎打ちとなった。
 加藤氏は出陣式で「政治家の責任を果たし、大震災の復興をきちんとやり遂げなければならない」と訴えた。小規模な座談会をこなして支持固めをする方針だ。
 佐藤氏は自転車街宣で知名度アップを図る。大村秀章知事も駆け付けた商店街での演説では「日本を元気にするには愛知、名古屋のがんばりが必要」と訴えた。【加藤潔】
 ◇3回連続の無風−−中村区
 無投票当選は、名古屋市中村区(定数2)▽同中川区(同3)▽碧南市(同1)▽稲沢市(同2)▽東海市(同2)▽丹羽郡(同1)▽幡豆郡(同1)。
 大村知事の出身地、碧南市では、民主が擁立を見送り、知事の衆院議員時代に陣営幹部を務めた自民現職の小林秀央氏(69)が、愛知の会の推薦を受けて無投票で7選を決めた。
 中村区は3回連続の無投票となり、当選2氏は東日本大震災の被災地に配慮し、バンザイをせず静かに当選を祝った。
 中村区は自民と民主の重鎮が議席を独占してきた。今回は、引退する自民県連会長の寺西学氏の地盤を引き継ぐ形で長男の睦氏(46)が初当選した。
 7度目の当選となった民主現職の松山登氏は厳しい表情で「年2、3回、報告会で皆さんの意見を聞く場を設け、後援会の旅行会は減らす」と、議員活動を見直す考えを示した。
 睦氏は「皆さんの思いを県政の壇上に伝える」と支持者にあいさつし、お茶で乾杯した。
 3回連続の無投票について、松山氏は「議員のあり方を変えたいという私の訴えが通じ、対抗馬が立たなかった」と話し、睦氏は「新人として、できれば選挙戦をしっかり戦いたかった」と語った。【丸山進】

4月2日朝刊

2326チバQ:2011/04/02(土) 13:33:37
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001104020004
県議選、河北郡 2町から4氏が激突
2011年04月02日

■河北郡


 定数2に津幡、内灘町から2人ずつが立った河北郡選挙区。票を奪い合う激しい選挙戦が予想される。


 自民の党籍証明を受けた新顔の焼田宏明氏(53)は、津幡町で事務所開きを終え、矢田富郎町長や桜川剛県議らの応援を受けて第一声。「津幡町の代表としてしっかり勝利をつかみたい」と訴えた。


 無所属新顔で民主、国民新推薦の竹内竜也氏(39)も、同町で事務所開き。民主党の近藤和也衆院議員と一緒に、「雇用、福祉、環境問題など、生活者の当たり前の感覚を県議会に届けたい」と主張した。


 前町議で無所属新顔の南和彦氏(45)は内灘町の神社で第一声。後援会長の八十出泰成町長らとともに、「雪の日もあいさつ回りを続けてきた。残りの期間も自分の気持ちを精いっぱい伝えたい」と訴えた。


 自民現職の米田昭夫氏(66)も内灘町の神社で、同町議や公明党、みんなの党関係者と出陣式を開き、「今の日本の閉塞(へいそく)感を打破し、元気な石川県、笑顔いっぱいの内灘、津幡町をつくりたい」と呼びかけた。


■七尾市


 定数が1減り、二つのイスを自民現職の3人が争う県内屈指の激戦区。議長経験もあるベテランと若手は旧七尾市が地盤で、もう1人は旧鹿北地区の出身と「地域対決」の色も濃い。当選ラインが1万1千票前後に上がったこともあり、互いに相手の地盤にも事務所を置くなど告示前から乱戦の様相を呈してきた。ある陣営は「だれが落ちても不思議ではない」と危機感を口にする。


■小松市


 定数4に、現職4人と元職1人の5人が立候補。共産党が候補の擁立を見送った以外は、1999年以降の過去3回と同じ顔ぶれになった。市民からは「もっと若い人が出てほしかった」との声も。党派別は自民2、民主1、無所属2。現職4人は東日本大震災の被災者に配慮するとして、選挙活動の一部自粛を申し合わせている。


■輪島市


 定数1。今回鳳珠郡から編入された旧門前町を地盤とする自民現職に、無所属と共産の新顔2人が挑む。自民は実質的な分裂選挙。北村茂男・党県連会長の後援会幹部を務めてきた新顔の出馬調整では、梶文秋市長が「分裂選挙はしこりを残す」として辞表を提出する騒ぎも起きた。共産新顔陣営はこうした混乱を「コップの中の争い」として、批判票の取り込みを狙う。


■珠洲市


 定数1。2期目を狙う無所属現職に、無所属の新顔が挑む。前回は現職を支持した泉谷満寿裕(ますひろ)市長が、今回は新顔陣営に回るという変化も。県内でも人口減と高齢化が極めて深刻な珠洲市の活性化策を、両候補が有権者に示せるかにも関心が集まる。


■羽咋市・羽咋郡南部


 定数2。自民の現職と新顔、連合石川の推薦を受けた無所属新顔の3人が立候補。羽咋市を地盤に議席を独占してきた自民だが、引退する現職の後継指名を受けた新顔の拠点は宝達志水町で、勢力を分け合い2議席維持を狙う。一方、羽咋市が拠点の無所属新顔には民主党の近藤和也衆院議員が支持を表明。地域ごとの票の行方に加え、政党対決の構図にも注目が集まる。

2327チバQ:2011/04/02(土) 13:33:57
■白山市


 今回から市全域が一つの選挙区になった。定数4に自民現職2人と、民主現職、自民新顔、無所属新顔各1人の計5人が立候補。県議から白山市長に転じた作野広昭氏が得ていた票の行方と、10期を務めて引退した中川石雄氏の地盤だった鶴来地域の動向が当落を分ける鍵になる。北陸新幹線の開業と連動した活性化策や白山ろく地域の過疎化対策などが主な争点になりそうだ。


■能美市・能美郡


 定数2に、民主現職1人、自民新顔2人、無所属新顔1人の計4人が立候補する混戦。自民は、森祐喜元県議が昨年8月に飲酒運転容疑で逮捕されて失った1議席の復活だけでなく2議席独占を狙うが、自民系無所属候補の立候補で分裂含み。民主現職も全国的な党への逆風など不安材料を抱えながらの選挙戦となっている。


■石川郡


 定数2を民主現職、自民新顔、無所属新顔の3人が争う。新顔2人はいずれも元町議で、無所属候補は連合石川の推薦を受けている。前回までは白山ろくの旧1町5村と合わせて一つの選挙区で、野々市町からは1人の選出が続いていた。町単独で2人を選ぶ初の選挙となり、11月の市制移行後のまちづくりなどが論戦の焦点になりそう。


■鳳珠郡


 定数1をめぐり、民主推薦の現職と自民新顔の一騎打ち。無所属で立った現職が、衆院石川3区で唯一の民主系議席を守り通せるかに注目が集まる。今回から定数が1減り、選挙区は能登町と穴水町の2町に。候補者はともに能登町を地盤にしており、穴水町の票の行方が鍵を握りそうだ。

2328チバQ:2011/04/02(土) 14:06:32
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001104010002
「減税」巡り激論/静岡市長選
2011年04月01日


来県し、街頭で「減税」をPRする河村たかし名古屋市長(右)と大村秀章・愛知県知事=3月21日、静岡市葵区

 10日に投開票される静岡市長選で、「減税」の是非を巡って、激しい論戦が繰り広げられている。2月に行われた愛知県の選挙で、地域政党「減税日本」代表の河村たかし氏が名古屋市長選に、同党推薦の大村秀章氏が県知事選にともに圧勝。同党は同月末、静岡市長選候補の海野徹氏(61)を公認し、「減税」論議が争点に浮上した。海野氏が強調する「減税」に、安竹信男氏(64)=無所属=と田辺信宏氏(49)=無所属、自民推薦=は反対を唱える。


 ●田辺・安竹氏反対


 3月27日、葵区の青葉イベント広場で催された田辺氏の出陣式で、連合静岡の吉岡秀規会長は「この非常時に『減税』を掲げて戦う候補者を断じて許すことはできない」と声を張り上げた。東日本大震災の発生から2週間余。田辺氏を支援する民主党県連会長の牧野聖修・衆院議員も「名古屋の選挙が大震災の後にあったなら違う結果が出ていただろう。本当に真剣に地域のことを考えたら、あの結果は出ない」と訴えた。


 防災対策の強化が叫ばれるなか、「市民サービスの低下が避けられない減税を言うのはおかしい」というのが田辺陣営の主張だ。隣県の選挙結果が「愛知の風」などと騒がれた直後は「減税は他陣営の訴え。相手の土俵には乗らない」と慎重だったが、今は積極的に批判を展開している。


 2月まで市議会議長を務めた安竹氏も反対派。こちらは愛知の選挙後から「聞こえがいいだけの『減税』が、なぜ支持されるのかわからない」と首をかしげ、20年間市政に携わった立場から、「減税は非現実的」との主張を重ねてきた。


 静岡市は名古屋と違い、財政規模が小さいうえに、人口減で税収確保が大変な状況などが主な理由だ。


 ●海野氏支持訴え


 だが、海野氏の陣営はこうした批判にも動じない。「減税により、本気で行財政改革を行わざるを得ない環境をつくる。真の改革実現には、これしかない」。考えは以前から変わらず、前回市長選では現職に1303票差まで迫った。


 今回は、全国的に注目を集める河村氏が「名古屋、愛知、静岡が『減税3本の矢』となり、地方から国を変えていく」と全面支援。3千余の市の事業をすべて見直して減税分以上の予算を捻出する。市民サービスの低下にはならないとし、支持を呼びかけている。


 ■多額の借金抱えなぜ減税なのか/多摩住民自治研究所理事長・大和田一紘氏の話


 減税は、うちの自治体は税収が減ってもやっていけると世の中に示すこと。地方交付税の額に影響する恐れがある。静岡市は4千億円近い市債残高があり、こんなに借金を抱えてなぜ減税か、いかに歳出を削るかを明示することが必要。名古屋の河村市長の減税には、議会への挑戦状という意味あいがあった。静岡市は他の指定市に比べ、補助金を含む「補助費等」の割合が高いが、補助金は市の権益にからむので簡単に減らせず、抜本的な見直しができた例はほとんどない。


 ■行財政の改革へ踏み出す一歩に/静岡産業大客員教授(地方自治論)・鈴木望氏の話


 減税するための起債は認められておらず、減税すれば借金が増えるわけではない。今の地方自治制度では行財政改革をしなければ減税できない。つまり、減税が行財政改革に踏み出す第一歩になる。行財政改革の必要性は平時だろうが東日本大震災のような緊急時だろうが変わらない。減税分の財源を捻出する改革は痛みを伴う。民主党政権下で行われた事業仕分けは手法として効果的でなかった。全事業の見直しなどをトップダウンでやっていく必要がある。

2329チバQ:2011/04/03(日) 10:13:06
http://mytown.asahi.com/areanews/ishikawa/OSK201104020119.html
志賀原発、県議選の課題に急浮上
2011年4月3日

 福島第一原発事故を受けて、県議選の課題に志賀原発の津波対策や自治体の原子力防災計画が浮上している。「住民の関心が高い」と能登地域を中心に候補者は街頭演説などで取り上げている。しかし、有権者の不安に応え、選択の基準となる具体性には乏しい。

■安全対策、街頭で声高に

 七尾市選挙区の自民現職は2日、同市中心部での街頭演説で、冒頭に「福島を教訓として、(志賀原発も)何が問題なのかを考えるべきだ」と原発問題を取り上げた。地盤の鹿北(ろくほく)地区の一部は志賀原発から半径10キロ圏内に入っており、30キロ圏内になると市全域が含まれる。「想定外のことが起きており、大きな問題だ」と話す。

 原発の安全性への疑問の声は、輪島市や金沢市などの候補者からも出た。輪島市選挙区の共産新顔は1日の第一声で「放射能汚染が被災者を二重三重に苦しめている。安全神話は完全に崩れた」として自然エネルギーへの転換を求めた。

 一方、告示前にプルサーマル計画の推進を公約として掲げていた羽咋郡北部選挙区(志賀町)の無所属新顔は第一声で「立地町として安全対策に全力を挙げる」とひとことふれただけで、具体的な方策には踏み込まなかった。志賀原発の停止は長期間にわたる可能性も出て来ているが、選対幹部は「一切運転しない、となると町の振興どころか、維持も大変になる」と話す。ただ、選挙戦では「原発には慎重に対応せざるをえない」としている。

■具体性乏しく、争点化苦慮も

 「原発に頼ることはもうやめないといけない。志賀原発は、福島の事故の原因が検証されるまでは(運転を)とめておくべきだ」

 金沢市選挙区の社民推薦の現職候補は2日、市中心部の演説でそう訴えた。もともと「脱原発」を掲げる社民党のなかでも、運動の先頭に立ってきた。それだけに、福島の事故で「私たちが指摘してきた原発の危険性が、現実になった」と意を強くした。

 だが、今回は原発推進派が沈黙しているため、選挙の争点にしづらいことをもどかしく感じる。「原発をまだ増設するのか縮小していくのか、(他の候補には)本来ははっきり語って欲しいのだが……」

 志賀原発の地元では関心が高くても、40キロ以上離れた金沢市の有権者の考えは、まだ読み切れないところもある。「原発はない方がいいが、電気は必要だし……という程度に考える人も多いようだ」

2330チバQ:2011/04/03(日) 16:25:42
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000001104030001
県議選 民・自対決、震災でかすむ
2011年04月03日


2日、無投票だった栄村を訪れた長野市区の県議選候補者。役場内の避難者に、お見舞いの言葉をかけて回った

 震度6強の地震に見舞われ、現在も200人近い住民が避難所で暮らす栄村。県議選の飯山市・下水内郡区は無投票で当選者が決まったが、告示日翌日の2日、同村を訪れた県議選候補者がいた。長野市区から立つ倉田竜彦・民主党県連幹事長だ。
 県連代表代行の羽田雄一郎・参院国対委員長とともに、土砂崩れが発生した中条地区などを視察すると、避難所となる村役場を訪問。「なるべく早くお宅に戻れるように考えています」「しっかりやらせて頂きます。水が出ないのが一番困るよね」と被災者に声をかけて回った。
    □
 昨夏、民主党が推薦する阿部守一知事が誕生し、県議会最大会派の自民党県議団(改選前議席18)は県政野党に転落した。民主・社民系会派の「改革・緑新」(同12)は県政与党となったが、少数与党だけに阿部県政を十分に支えきれない場面も見られた。県議会の勢力図がどう変わるのか。中でも民主、自民両党の県連幹事長がぶつかる長野市区は、「民・自対決」が注目点の一つだった。
 それが、東日本大地震と県北部地震で様相が一変。候補たちが災害対策を訴える中、「知事与党」を全面に出して戦う構えだった民主党県連の戦術は変更を余儀なくされた。
 ある県連幹部は「各党の阿部県政への距離が有権者の選択基準にならなくなった。阿部知事の高い支持率と連動して戦おうというもくろみが崩れた」と語る。
 一方、自民党県連の石田治一郎幹事長は「これまで、阿部知事には是々非々の立場で臨んできた。しかし、災害対策では『是』とせざるを得ない」。告示日の1日、地元での第一声でも「(震災で)第二の経済災害を起こしてはならない。誰が知事であっても、議員も一緒になって景気対策に全力をあげなければならない」と対決姿勢は出さなかった。
    □
 両党以外の各党県組織の代表も顔をそろえるが、やはり訴えは震災を強く意識したものだ。
 共産党県議団の石坂千穂団長は「震災を機に、私たちが訴えてきた暮らしや福祉優先の県政の重要性が改めて浮き彫りになった」。公明党県本部の太田昌孝代表は「耐震対策や緊急時の医療対策、震災によって影響を受けている県内景気への対策が訴えの中心」。社民党県連合の竹内久幸代表も「堅実に安全対策、復興支援をする県政を求める声が高まっている」と話す。
 今回、県議選では初の公認候補を擁立したみんなの党。これまでは行政改革や議会改革を中心に訴えてきた江口光雄氏だが、31日の街頭演説では「災害に強い都市づくり」にも言及した。
 未曽有の大災害を前に、かすんだのは「民・自対決」だけではない。候補者の中からは「議会改革など、これまでの主張が争点化しにくくなってしまった」「災害対策一色で、違いを打ち出しにくくなった」と戸惑いの声も聞かれる。(二階堂友紀)
    ◇
 県議選が始まった。10日の投票日を目指して走る各地の候補者たち。注目選挙区の戦いを紹介する。

2331チバQ:2011/04/03(日) 16:30:16
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20110403/201104030930_13477.shtml
郵政研は当面推薦 県議選、国民新取り消しの民主候補
2011年04月03日09:30
 郵政改革法案成立への民主党の取り組みが不十分だとして、国民新党が県議選で民主党の公認・推薦候補9人への推薦を取り消したことに関し、9人中7人を推薦している政治団体「郵政政策研究会県本部」は2日、本紙の取材に、現時点では推薦を継続する意向を示した。

 郵政研は郵便局長らでつくる国民新党最大の支援団体。県本部は国民新党の推薦があることを条件に民主公認候補を推薦していた。

 西田正文県本部長は「ひとまず従来通り行動する。今のところ郵政研本部から軌道修正は求められていない」と話したが、本部から取り消しを要請された場合はあらためて対応を検討するとした。

 民主党県連の渡辺嘉山幹事長は、国民新党の推薦取り消しについて「残念。(民主)党本部に対応のまずさがあったのではないか」と述べた。

2332チバQ:2011/04/03(日) 16:34:09
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20110402-OYT8T00861.htm
県議選区割り「見直し」各党・会派訴え

無投票多い1人区 1票の格差再び2倍台

 1日告示された県議選(定数58、10日投開票)は、18選挙区で選挙戦に入り、告示日に8選挙区10人が無投票当選を決めた。新人が出にくく無投票が多いとされる「1人区」や「1票の格差」の問題を受け、各党・会派は県議の定数や選挙区割りの見直しを訴えており、県人口が減少する中で、今後を見据えた具体的な議論が求められている。

 今回、無投票となった8選挙区の有権者数は計29万4836人(3月31日現在)。県内有権者の16・7%が1票を行使できなかった。「有権者の多様な意見を反映させにくい」「新人候補が出にくく、無投票が多い」――と指摘される定数1の選挙区は11あり、今回無投票のうち6選挙区に上った。

 各選挙区ごとの「1票の重み」も問われている。

 議員1人当たりの有権者数(告示日前日時点)は、旧波田町が松本市に編入合併して有権者が減った東筑摩郡区(定数1)が1万9915人で、前回(2007年)の飯山市・下水内郡区を下回り最少となった。最大の諏訪市区(定数1)の4万1442人との「1票の格差」は2・08倍。両選挙区とも今回無投票だったが、県内の格差は前々回(03年)の2・16倍から、07年には選挙区数を30から26に再編して1・86倍に縮小していた。今回は再び2倍台に拡大した。

 各政党・会派はローカルマニフェスト(地域版公約)で、議会改革の一環として、「10年の国勢調査による人口数値を踏まえた定数削減、選挙区見直しを推進する」(公明党県本部)など、議員定数や選挙区の見直しを盛り込んでいる。定数計算の基となる10年の国勢調査の速報値は今年2月に発表された。県議会は09年3月に選挙区・定数研究会を設け、翌年6月に15年の県議選に向けて「時間をかけて議論すべき」としていた。

 無投票当選を決めた現職は「各党派の思惑があって難しいが、人口が減少していく中で、10年後、20年後を見据えた定数と選挙区割りの見直しに真っ先に取り組むべき」と意気込む。

 一方で、郡区出身の現職は「平成の大合併後も県内には自治体が多く残っているため、全国一律のような見直しは実情に合わない。町村数が多いのに、郡部から県議が出ない、町村の声が届かないことは問題でないか」と疑問を投げかける。

(2011年4月3日 読売新聞)

2333とはずがたり:2011/04/03(日) 18:58:47

’11統一選しずおか:県議選/浜松市議選 告示 県議選、109人が立候補 /静岡
http://mainichi.jp/area/shizuoka/archive/news/2011/04/02/20110402ddlk22010164000c.html
 ◇舌戦スタート 10日、投開票

 統一地方選の前半戦である県議選(定数69)と浜松市議選(定数46)は1日告示され、選挙戦の幕が開いた。県議選は33選挙区に計109人が立候補を届け出た。5選挙区は定数と立候補者数が同じだったため計6人の当選が無投票で決まり、28選挙区が激戦に突入した。浜松市議選は7選挙区に計66人が立候補を届け出た。4年前の前回は無投票が1選挙区あったが、今回は全選挙区で議席が争われる。選挙戦は東日本大震災の被害が広がるなかで迎えた。東海地震の発生が想定されるため、県内の有権者は各候補が唱える地震への備えの具体性に関心を寄せそうだ。投票日は、すでに告示された静岡市長選とともに10日。即日開票される。【統一選取材班】
 ◇各候補、震災対策訴え

 県議選は4年前の前回より定数が5減されたが、前回より2人多い計109人が立候補を届け出た。

 競争率は1・58倍。競争率が1・50倍を超えるのは75年の県議選(1・73倍)以来で、今回の選挙戦の厳しさをうかがわせる。

 109人の内訳は、現職55人▽元職5人▽新人49人。党派別にみると、民主26(現職21、新人5)▽自民39(現職25、元職1、新人13)▽公明5(現職4、新人1)▽共産6(新人6)▽みんな6(新人6)▽諸派1(新人1)▽無所属26(現職5、元職4、新人17)−−となっている。

 無所属の候補者への各政党の推薦者数は、民主4▽自民3▽みんな2。候補者全体に占める女性の数は13人で前回より4人増えた。

 民主党は政権与党になって初めて迎える統一地方選。県議会の二つの同党系会派が昨秋合併し当初、今回の選挙で過半数獲得という目標を掲げた。ところが菅政権への逆風から候補者の掘り起こしが難航。実際の擁立者数は推薦を合わせても計30人にとどまった。

 自民党は、知事選、衆院選での連敗による内部対立が発端の09年秋の分裂劇を乗り越え、今年1月、県議会の同党系2会派が合流にこぎつけた。

 今回の選挙は党勢が回復基調にあるかどうかの試金石になるといえ、推薦を合わせて42人を積極的に擁立。単独過半数の獲得を最大の目標に据えている。

 公明党は現職1人が引退し、擁立した5人全員の当選を目標に掲げる。共産党は唯一の現職が引退し新人6人が立候補した。みんなの党は6人を初めて擁立。議席を得られるかどうかが焦点となる。
 ◇無投票は5選挙区

 県議選の33選挙区のうち無投票で当選が決まったのは、熱海市(定数1)▽伊豆市(定数1)▽御前崎市(定数1)▽袋井市・周智郡(定数2)▽浜松市天竜区(定数1)−−の5選挙区の計6人。

 このうち熱海市選挙区は95年の県議選以来、無投票が続いている。2度の補選を含めると7回連続で有権者が投票の機会を得られない、極めて異例の事態となった。

 一方で無投票となった選挙区数は前回の13選挙区(計24人)に比べると大幅に減った。

 背景には定数5減の影響が大きい。例えば、定数2だった下田市選挙区は03年と07年の2度、民主、自民両党の公認候補が議席を分け合ってきた。しかし今回、一つになった議席を両党の現職2人が争う構図となった。

 また、今回の選挙にはベテランを中心に現職15人が立候補を届け出なかった。当選を重ねてきた顔ぶれが抜けた選挙区に、無所属の候補者が立候補するケースも目立っている。たとえば、湖西市選挙区では、自民党のベテラン議員が今期限りでの引退を表明。無所属候補2人が1議席を争う展開となった。
 ◇浜松市議選、全7区で選挙戦に

 浜松市議選は7選挙区に現職44人、元職2人、新人20人の計66人が立候補を届け出た。定数が4年前の前回から8減されたことで競争率は前回の1・30倍を上回る1・43倍となっている。

 7選挙区のうち競争率が最も高くなったのは定数が前回より1減の3となった天竜区の1・67倍。現職4人と元職1人が議席を争う構図となった。中区の定数は前回より2減の14。現職11人、元職1人、新人7人の計19人が名乗りを上げ、混戦模様となっている。

 候補者を党派別にみると、民主4人▽自民5人▽公明5人▽共産8人▽社民2人▽みんな1人▽たちあがれ1人−−となっており、共産党の積極擁立が目立っている。このほか、諸派3人▽無所属37人。全体の候補者のうち女性は前回と同じ10人となっている。

 県内の2政令市のうち静岡市は政令市への移行に伴って市議選が05年3月に実施されたため、これ以降、統一地方選とは日程がずれている。

毎日新聞 2011年4月2日 地方版

2334とはずがたり:2011/04/03(日) 18:59:05

11統一選しずおか:県議選 無投票当選者 /静岡
http://mainichi.jp/area/shizuoka/archive/news/2011/04/02/20110402ddlk22010220000c.html
 ◇浜松市天竜区 浜松市天竜区(定数1)

中谷多加二 60 自現(5)

 林業▽天竜森林組合理事[歴]旧天竜市消防団長▽近畿大
 ◇熱海市 熱海市(定数1)

橋本一実 46 民現(2)

 人材派遣請負業[歴]市議▽市農業委員▽熱海高
 ◇伊豆市 伊豆市(定数1)

石橋康弘 65 自現(6)

 会社顧問▽党県副会長▽県観光協会評議員▽中大
 ◇御前崎市 御前崎市(定数1)

薮田宏行 64 自現(2)

 水産会社会長[歴]旧御前崎町議▽市教育委員長▽静岡大
 ◇袋井市・周智郡 袋井市、森町(定数2)

山本貴史 41 無新(1)

 [元]学習塾経営▽NPO法人理事▽袋井高

渡瀬典幸 48 自新(1)

 不動産会社社長[歴]市消防団長▽東海大一高

==============
 ◇候補者一覧の見方◇

 ▽氏名▽年齢▽党派▽現元新の別▽当選回数(カッコ数字)▽職業・肩書([元]は前職を含む)、[歴]は過去の経歴▽学歴

 ※政党略称は、民[民]=民主、自[自]=自民、公[公]=公明、共[共]=共産、社[社]=社民、み[み]=みんな、た[た]=たちあがれ、諸[諸]=諸派、無=無所属

2335とはずがたり:2011/04/03(日) 19:03:21

’11統一選しずおか:県議選立候補者 /静岡
http://mainichi.jp/area/shizuoka/archive/news/2011/04/02/20110402ddlk22010224000c.html
 (届け出順)
 ◇静岡市葵区 静岡市葵区(定数5−8)

小長井由雄 57 民現(2)
 農林業▽党支部幹事長[歴]消防団分団長▽旧市議▽早大

大西順子 45 み新
 ガス会社社員[歴]さくら銀行員▽東海大短大

天野進吾 69 自現(7)
 県議長[歴]旧市議・市長▽党県幹事長▽中大

古谷茂 58 諸新
 [元]高校教諭▽新党市民県代表▽国際基督教大

山田誠 49 自現(2)
 不動産会社社長▽常葉学園評議員[歴]旧市議▽茨城大

天野一 68 自現(6)
 [元]県議長▽県茶業会議所理事[歴]党県幹事長▽青学大

高田好浩 54 公現(1)
 党県幹事長代理[歴]建築設計事務所代表▽近畿大

池野元章 50 共新
 党県政対策委員長[歴]建設会社社員▽名古屋工大

 ◇静岡市駿河区 静岡市駿河区(定数4−5)

前林孝一良 57 公現(3)
 党県副代表[歴]高校教諭▽県教委指導主事▽東大

鈴木智 41 民新
 [元]衆院議員秘書[歴]予備校職員▽英ケント大院

鈴木千佳 40 共新
 党県常任委員[歴]民青同盟県委員長▽静岡大法経短大

堀江竜一 66 無現(4)
 会社役員[歴]自民党県幹事長▽県副議長▽中大

相坂摂治 37 自新
 社会福祉法人理事[歴]市議・議運委員長▽明大

 ◇静岡市清水区 静岡市清水区(定数4−5)

盛月寿美 43 公新
 [元]銀行員▽党県県民運動局次長▽創価女短大

中沢通訓 66 無現(5)
 不動産管理会社社長[歴]旧清水市議▽県副議長▽青学大

深沢陽一 34 自新
 [元]市議[歴]衆院議員秘書▽信州大

平塚倫豊 51 共新
 清水民商副会長▽清水原水協事務局長▽静岡大中退

林芳久仁 66 民現(2)
 全日産販売労組連合会顧問▽党県役員▽東海第一高

2336とはずがたり:2011/04/03(日) 19:03:36

 ◇浜松市中区 浜松市中区(定数4−5)

大岡敏孝 38 無現(1)
 中小企業診断士[歴]スズキ社員▽市議▽早大

藤田寛 54 民現(4)
 [元]党県幹事長[歴]旧市議▽県議運委員長▽浜松工高

平賀高成 56 共新
 党県委員[歴]静岡大電子工学研究所員▽静岡大工短大

竹内良訓 49 自現(1)
 NPO法人理事[歴]会社員▽衆院議員秘書▽専大

岡本護 66 民現(6)
 党県幹事長[歴]旧市議▽県監査委員▽浜松短大

 ◇浜松市東区 浜松市東区(定数2−3)

中沢公彦 42 自現(1)
 作家[歴]旧浜北市議▽衆院議員秘書▽城西大

源馬謙太郎 38 民現(1)
 党県自治体議員フォーラム代表▽米アメリカン大院

大石哲司 58 無新
 [元]市健康医療部参事・生活文化部参事▽明大

 ◇浜松市西区 浜松市西区(定数2−3)

鈴木かおる 53 み新
 会社社長[歴]英会話学校経営▽文化女大短大

田口章 49 無新
 スズキ労組顧問[歴]入野中学校PTA会長▽慶大

鈴木洋佑 67 自現(4)
 会社社長[歴]旧市議▽県議運委員長▽明大

 ◇浜松市南区 浜松市南区(定数2−3)

小楠和男 50 自現(4)
 学校法人理事長[歴]衆院議員秘書▽党県幹事長▽明大

中川智三郎 33 無新
 旅行会社社長▽明大

田形誠 34 民新
 [元]衆院議員秘書[歴]住宅メーカー社員▽広島大

 ◇浜松市北区 浜松市北区(定数2−3)

野沢義雄 62 無現(4)
 農業▽県農業経営士[歴]県監査委員▽引佐高

寺岡勝治 39 無新
 [元]高校教諭[歴]浜松経理専門学校専任教員▽中京大

鈴木利幸 54 自現(3)
 農業[歴]県農協青壮年連盟委員長▽農業経営高

 ◇浜松市浜北区 浜松市浜北区(定数2−3)

平野善巳 53 無元(1)
 不動産賃貸会社社長▽浜名高同窓会理事▽日大

渥美泰一 60 自現(4)
 会社員▽党県副会長[歴]浜北JC理事長▽浜松工高

阿部卓也 44 民現(1)
 旧浜北市議▽党県青年局長[歴]衆院議員秘書▽東海大

2337とはずがたり:2011/04/03(日) 19:04:08

 ◇下田市・賀茂郡 下田市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町(定数1−2)

森竹治郎 68 自現(7)
 司法書士[歴]市議▽党県幹事長▽県議長▽早大

鳥沢富雄 70 民現(5)
 社会保険労務士[歴]党支部長▽稲取高後援会長▽稲取高

 ◇伊東市 伊東市(定数1−2)

小野達也 48 自元(1)
 水産会社社長▽市サッカー協会会長▽焼津水産高

中田次城 46 民現(1)
 [元]市議長▽市ダイバーズ協議会会長▽伊東高

 ◇伊豆の国市 伊豆の国市(定数1−2)

小野登志子 66 自現(2)
 党支部長▽NPO法人会長[歴]旧韮山町議▽日大

土屋源由 53 無新
 土屋製畳社長[歴]市議・議長▽東海大

 ◇三島市 三島市(定数2−4)

甲斐幸博 55 無新
 製造・販売会社社長[歴]市議▽日大短大

遠藤行洋 49 み新
 テレビ番組制作会社役員[歴]アナウンサー▽青学大

蔵野雅章 43 民新
 党県支部幹事[歴]衆院議員秘書▽慶大

宮沢正美 61 自現(1)
 農業[歴]三島函南広域行政組合議員▽市副議長▽韮山高

 ◇裾野市裾野市(定数1−2)

勝又喜久男 50 民現(1)
 [元]市職員▽NPO法人役員[歴]市職員組合書記長▽中大

鳥沢由克 58 無新
 農業▽市シルバー人材センター理事▽日大

 ◇御殿場市・駿東郡北部 御殿場市、小山町(定数2−3)

石田英司 54 無新
 農業▽御殿場西高校保護者会会長[歴]市議▽茨城大

和田篤夫 59 自新
 [元]市議[歴]自衛官▽東京海上日動火災保険社員▽日大

池谷晴一 61 民現(2)
 行政書士▽県サッカー協会支部副会長▽明治学院大

 ◇沼津市 沼津市(定数4−7)

加藤益久 63 無新
 保育園長[歴]県保育所連合会理事▽明治学院大

曳田卓 57 民新
 食品販売業[歴]衆院議員秘書▽市議・副議長▽東海大

井口哲男 51 み新
 不動産賃貸会社社長[歴]警察官▽市副議長▽日大

蓮池章平 57 公現(3)
 党県幹事長▽党支部長▽創価大

多家一彦 63 自現(5)
 医療法人監事▽市自衛隊協力会長[歴]党県幹事長▽早大

杉山盛雄 52 自現(3)
 学校法人副理事長▽党県総務会長▽城西大

板垣和子 67 共新
 党地区委員[歴]東部生協理事・副理事長▽常葉女短大

2338とはずがたり:2011/04/03(日) 19:04:38
 ◇富士市 富士市(定数5−8)

下田良秀 31 み新
 NPO商農工ネットワーク事務局長▽信州大院

早川育子 51 公現(2)
 党県支部長▽党県女性局長▽介護支援専門員▽淑徳大

植田徹 61 自現(4)
 不動産会社役員▽党県幹事長▽日大

桜町宏毅 45 民現(1)
 党支部幹事長[歴]連合富士富士宮地協議長▽順天堂大

遠藤栄 69 自現(7)
 県体協副会長[歴]党県幹事長▽県議長▽吉原工高

鈴木澄美 55 無新
 不動産会社役員▽NPO法人理事長[歴]市議▽日大

野沢洋 67 民現(3)
 市勤労者サービスセンター理事▽明大

菊池初彦 58 無元(1)
 製紙原料会社役員[歴]市議▽同志社大

 ◇富士宮市 富士宮市(定数2−4)

吉川雄二 60 自現(5)
 幼稚園理事長▽市ソフトボール協会長▽明大

四本康久 50 民現(1)
 福祉団体役員▽党県副幹事長[歴]市議▽沼津北高

近藤千鶴 55 無新
 旧芝川町議▽県防犯アドバイザー▽富士宮東高

木内満 31 無新
 [元]三菱東京UFJ銀行員▽政策学校一新塾生▽東大

 ◇焼津市 焼津市(定数3−5)

良知淳行 46 自新
 社会福祉法人役員[歴]市議・副議長・議長▽東京福祉大

中野弘道 54 自現(1)
 洋品店経営▽市商店街連合会副会長[歴]市議▽明大

塚本大 36 自新
 農業[歴]信用金庫職員▽市議・副議長▽中大

大塚善弘 58 民現(1)
 酒販業▽市少林寺拳法協会長▽東京農大

榊原健一 62 無新
 不動産賃貸業▽県オンブズマン会員▽島田工高

 ◇藤枝市 藤枝市(定数2−3)

佐野愛子 55 民現(2)
 [元]小学校教諭[歴]連合静岡女性委員長▽静岡大

落合慎悟 62 自現(1)
 不動産会社社長▽藤枝商議所常議員[歴]市議▽静岡大院

西原明美 49 自新
 NPO法人理事長[歴]藤枝JC理事▽桜美林大短大

 ◇牧之原市・榛原郡南部 牧之原市、吉田町(定数1−2)

大石裕之 43 無現(1)
 広告会社社長[歴]衆参院議員秘書▽大阪芸大

大石哲司 71 自現(3)
 市ソフトボール協会長[歴]旧榛原町長▽中大

 ◇島田市・榛原郡北部 島田市、旧川根町、川根本町(定数2−3)

手塚文雄 61 自新
 県建設労組役員[歴]映像制作会社員▽市議▽拓大

伊藤育子 67 自現(2)
 [元]県総合教育センター副所長[歴]県教委課長▽東北大

大池幸男 55 民現(1)
 [元]市議長[歴]自動車部品製造会社員▽日大

2339とはずがたり:2011/04/03(日) 19:05:43
>>2333-2339

 ◇菊川市 菊川市(定数1−2)

宮城也寸志 51 自新
 農業▽県消防協会理事▽NPO法人理事▽玉川大

細井貴光 35 民新
 [元]参院議員秘書[歴]飲料製造会社員▽阪南大

 ◇掛川市 掛川市(定数2−3)

戸塚久美子 52 民現(1)
 [元]市議[歴]日本茶インストラクター協理事▽文化女大←補選当選

増田享大 43 自新
 文房具販売会社役員[歴]衆院議員秘書▽横浜市大←確か柳沢秘書で吉田事務機の女婿(同じ学校の一個下に娘いた)

東堂陽一 55 自新
 建設会社員[歴]掛川西高PTA会長▽市議▽静岡大院←補選落選

 ◇磐田市 磐田市(定数3−5)

柏木健 42 無元(1)
 農業法人役員▽NPO法人理事[歴]市議▽慶大

三ツ谷金秋 65 民現(4)
 料理飲食業▽市商工会副会長▽市体協顧問▽磐田商高

安間英雄 63 自現(4)
 党県副会長▽県ライフル協会長[歴]衆院議員秘書▽明大

野沢正利 67 共新
 [元]市議[歴]建設省中部地方建設局職員▽愛知大

野崎正蔵 47 自新
 [元]市議[歴]県青年団連絡協会長▽袋井商高中退

 ◇湖西市 湖西市(定数1−2)

中野良之 59 無新
 NPO理事[歴]衆院議員秘書▽京都産業大

田内浩之 34 無新
 市体協空手部指導員[歴]遠州鉄道社員▽立教大

 ◇田方郡 函南町(定数1−4)

泉明寺みずほ40 み 新
 柏谷日枝神社宮司[歴]FMラジオ司会者▽国学院大院

仁科喜世志 60 無新
 [元]町議会事務局長・建設経済部長▽法大

千石貞幸 72 無元(1)
 [元]町議[歴]東レ米国法人社長・関連会社役員▽東京外大

吉田有弘 58 民現(1)
 [元]町議[歴]矢崎総業社員▽飲食店経営▽近畿大

 ◇駿東郡南部 清水町、長泉町(定数1−2)

浅倉茂紀 57 自新
 NPO法人理事[歴]県消防協会評議員▽日大

高田泰久 64 民現(2)
 物流会社顧問[歴]長泉町消防団長▽日大

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 ◇候補者一覧の見方◇

 ▽氏名▽年齢▽党派▽現元新の別▽当選回数(カッコ数字)▽職業・肩書([元]は前職を含む)、[歴]は過去の経歴▽学歴

 ※政党略称は、民[民]=民主、自[自]=自民、公[公]=公明、共[共]=共産、社[社]=社民、み[み]=みんな、た[た]=たちあがれ、諸[諸]=諸派、無=無所属

毎日新聞 2011年4月2日 地方版

2340ヂャッピー:2011/04/03(日) 20:37:29
三重知事選は民主党の推薦する新人が自民党やみんなの党の推薦する新人に追いついたようだ

2341チバQ:2011/04/03(日) 21:03:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011040300185
海野と田辺が競る=静岡市【統一選】
 現職不出馬を受けた3新人の争いで、河村たかし名古屋市長率いる地域政党「減税日本」公認の海野と、自民推薦の田辺が激しく競っている。海野は市民税減税などを公約。田辺は民主の一部国会議員の支援も受け、事業仕分けの実施などを掲げている。元市議会議長の安竹は苦戦している。(2011/04/03-19:58)

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2342チバQ:2011/04/03(日) 21:04:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011040300175
松田を鈴木が猛追=三重県【統一選】
 現職の引退を受けた新人同士による与野党対決の構図。元津市長で民主推薦の松田が一歩リードし、自民などが推薦する元経済産業省課長補佐の鈴木が猛追、激戦となっている。元市議で共産推薦の岡野は福祉の充実などを訴えるが、浸透していない。(2011/04/03-19:52)

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2343チバQ:2011/04/03(日) 21:08:10
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20110403103.htm
3現職が仁義なき戦い 石川県議選七尾
 定数が3から2に減った石川県議選七尾市選挙区は、自民の現職3氏が互いの懐に手を突っ込む「仁義なき戦い」を繰り広げている。1人が必ず落ちるサバイバルレースは、告示と同時に一気に激化し、東日本大震災を受けて申し合わせた選挙活動の「自粛協定」は早くもなし崩しに。3候補陣営とも相手の出方に目を凝らし、2日もつばぜり合いを演じた。【文中の候補は届け出順】
 「私のところが一番厳しいんです。本当にお願いします」。七尾市中心部で、石島正則候補が力を込めた。石島候補は合併前の中島、田鶴浜、能登島の旧鹿北3町が地盤。この日は自宅がある中島町を回った後、午後から旧七尾市に張り付き、JR七尾駅前や商店街で支持を訴えた。

 旧七尾市を地元とする西田昭二、和田内幸三の両候補も負けてはいない。

 西田候補は石島候補が地元とする中島町に入り、街頭で「七尾の将来のために県とのパイプをもっと強くしたい」と声を張り上げた。住宅街から山あいへ選挙カーを走らせ、畑で作業する支持者や玄関先の住民らに駆け寄って握手し、若さをアピール。支持固めに旧鹿北3町を奔走した。

 和田内候補も旧七尾市の建設会社で従業員らに支持を求めた後、能登島を皮切りに旧鹿北3町に攻め入った。中島町では西田候補の選挙カーとニアミスする場面も。和田内候補は「私も厳しい。当選する枠は1人と思って応援してほしい」と他陣営の切り崩しに警戒感をあらわにした。

 選挙戦が序盤から激しさを増す中、3候補陣営が告示前に申し合わせた選挙運動の「自粛協定」にも足並みの乱れが生じている。

 東日本大震災の被災地に配慮し、3候補陣営は選挙カーを使った街宣の時間を、午前9時から午後6時半までに制限。候補と運動員らが歩いて支持を呼び掛ける「練り歩き」も禁止を申し合わせた。

 しかし、ある候補は告示日、取り決めの時間が過ぎた後、選挙カーを降りてハンドマイクを手に街宣を開始。これを見た別の陣営から「約束が違う」とクレームが付いたという。1、2日には市中心部を練り歩いて支持を呼び掛けた陣営もあった。

 ただ、指摘を受けた陣営の幹部は「ハンドマイクの禁止は約束にない」と反論。別の陣営幹部も「自粛協定を律義に守って負けていては何の意味もない。投票日が近づけば(協定は)有名無実化する」と話しており、二つに減った議席をめぐる「いす取り合戦」は今後ますます激化しそうだ。

2344チバQ:2011/04/04(月) 23:16:14
http://www.at-s.com/news/detail/100016624.html
静岡市長選 海野、田辺氏が接戦 本社世論調査  (4/ 4 07:32)

 10日投開票の静岡市長選で、静岡新聞社は電話世論調査や取材を基に、選挙戦の中盤情勢を探った。河村たかし名古屋市長率いる政治団体「減税日本」公認の元参院議員海野徹氏(61)と、自民党推薦で、民主党の一部国会議員も推す元県議田辺信宏氏(49)が互角の戦いを繰り広げ、前市議会議長安竹信男氏(64)が追う展開。調査では、過半数が投票先を「まだ決めていない」としており、終盤に情勢が変わる可能性もある。
 投票する候補者を「まだ決めていない」と回答した人は52・2%で、「決めている」「大体決めている」とした人の計47・0%を上回った。東日本大震災による選挙運動の自粛ムードに加え、事実上の与野党相乗り候補と地域政党が対立するかつてない構図に、有権者が投票先を決めかねている様子がうかがえる。
 海野氏は現職に惜敗した前回市長選と一昨年の知事選への立候補で、知名度では優位に立つ。民主党参院議員時代の実績や人脈を生かし、民主、自民両党の支持層から支持を得る。「市民税10%減税」を前面に出し、既存政党を批判する無党派層の取り込みに、ある程度成功しているもよう。
 民主・自民相乗りの田辺氏は連合静岡の推薦も受け組織体制で他候補に勝るが、民主支持層をまとめきれていないなど、組織のフル稼働はこれから。市民の不安を安心に変える政策を訴え、「減税」は高所得者ほど有利だと批判。無駄遣い一掃など行革優先の姿勢で理解を求める。
 安竹氏は自然災害に強いまちづくりなどを主張するが、出遅れ感は否めない。公明支持層の支持は田辺氏と拮抗(きっこう)するが、他政党の支持層からは伸び悩む。

2345チバQ:2011/04/04(月) 23:50:37
http://www2.knb.ne.jp/news/20110404_27636.htm
県議選、候補者走る南砺市
 今月10日に投票が行われる富山県議会議員選挙について、選挙戦の構図と候補者の訴えをお伝えします。

 1回目の4日は、保守系三つどもえの選挙戦となっている南砺市選挙区です。

 南砺市選挙区は定員2に対して、3人が立候補しています。

 福光地域を地盤とする自民党・現職の武田慎一候補、福野地域を地盤とする自民党・現職の山辺美嗣候補、そして城端地域を地盤とする無所属で新人の河合常晴候補です。

 選挙戦は地域間競争の様相が濃くなっています。

 武田候補にとって、初出馬だった前回は地盤の福光から別の候補者も出馬しましたが、今回は一本化しました。

 武田候補「住民がもっとフランクに気軽に話し合える街づくり、地域づくりをしたい」「安全安心のための政策、地域の活力のための政策をやっていこうではありませんか」

 医師不足や高齢化に伴う社会資本の充実などが課題の南砺市政と県政のつなぎ役になりたいと訴えています。

 福光の有権者はおよそ1万6000人で地域別では最も多く、ほかの陣営からの切り崩しを警戒しています。

 武田候補「弱い人、高齢者たくさんいる、小さい子ども、障がい者もどんどん増えてきた、そういった方々に光を当てていけるような政治をやっていきたいと思う」

 山辺候補にとっては、地盤とする旧東砺波郡の中でこれまで争いはありませんでしたが今回、新人候補が出馬したことで、状況は一変しました。

 山辺候補「若い世代の減少は、地域の活力に大きな大きな影響がある、人口減少、少子高齢のなかで地域の活力を維持していくためには、交流の時代を迎えなくてはならない」

 県議4期16年の実績をアピールしながら、高速交通網を生かした交流事業に道筋をつけ、観光や農業の振興につなげたいと訴えています。

 地盤の福野を引き締めると共に、周辺地域にも積極的に足を運んで、票の上積みを図っています。

 山辺候補「私の力、皆さん一緒になって観光であれ農業であれ、そして中心市街地でありそして産業、ものづくりですね、ここに取り組んでいるみんなが輝こうよということを訴えたいと思う」

 河合候補は、父親が県議や参議院議員を務めていました。

 城端から県議をという声を受けて市議会議員1期目の任期途中の出馬を決めました。

 河合候補「今以上にみなさんが元気や安心ややさしさを感じることができれば、山や里や街にあかりは灯りつづけると考えています」「そして産業の振興と観光の振興をしっかりと確立させることも考えたい」

 南砺市の豊かな里山に残る文化を維持しながら過疎や高齢化などの課題に取り組み次の世代が安心して暮らせる環境を整えたいと訴えています。

 知人友人や縁故をもとに、支援の輪を広げる取り組みを最終盤まで続けます。

 河合候補「南砺は富山県のなかでも多くの山村地、中山間地、過疎地を抱えていますが、そういうところへどういうふうな目配せ、支援をしていけるのか、それを中心に訴えていきたいと思います」

 3人の候補者が注目しているのは、候補者が不在の井波地域です。

 井波地域の有権者はおよそ8000人で、各候補ともに支持拡大を図っています。

 震災についての見解また今回は、東日本大震災から間もない選挙戦となりました。

 防災への考え方を各候補にききました。

 武田候補「誰が指示を出してどこへ逃げる、どこを避難場所とするのかをしっかりともう一度、住民と認識、確認をしなくてはいけないと思う」「3年前の南砺の大水害がありましたんで、それこそ河川の改修や橋りょうの架け替え、それもしっかりやらせてほしい」

 山辺候補「2年半前の豪雨災害の対策がまだできていない、ですから集中豪雨に対する河川の弱さが残っちゃっている、あるいは急傾斜地が豪雨で崩れてしまうというのが残っている、そういう意味では南砺の防災は砂防であり急傾斜地であり、そして河川ですね、そこにあると思う」「今回のように想定外、想定以上の震災が起きた場合の対策はまったく作っていない、見直しが必要だと思う」

 河合候補「この南砺というところは、孤立する危険性がある集落がたくさんある、そういう危険性ある集落にどういう手当、支援をしていくか」「災害は起きるけど、その被害を少なくするために減災、減災ということについて、もう少し細かく調べて精査して、そういう仕組みを地域防災計画に盛り込みたい」

2346チバQ:2011/04/04(月) 23:53:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110403-00000039-mailo-l23
’11統一選:県議選 首長連合、自公と連携強化 民主の孤立感強まる /愛知
毎日新聞 4月3日(日)11時4分配信

 10日投開票の県議選(定数103)で、日本一愛知の会(会長・大村秀章知事)が、首長連合を組む減税日本(代表・河村たかし名古屋市長)に加え、自民、公明とも互いに公認候補を推薦し合うなど連携を強めている。愛知の会の公認・推薦候補は計72人で、大村知事は「公認・推薦候補で過半数を目指す」と公言。民主の孤立感が強まっている。
 愛知の会は24人を公認候補として擁立。減税日本の候補者19人全員を推薦し、統一候補とした。さらに無所属1人と、知事選で大村知事を支持した公明の候補6人を推薦。新執行部が知事との関係改善を進める自民の候補についても56人のうち21人を推薦する。
 一方、大村県政に是々非々で臨むとしている民主候補の推薦は45人中1人にとどまる。
 愛知の会公認の24人に対して公明は11人を推薦、自民は4人を支持している。愛知の会と自民・公明の連携強化の動きに、民主陣営幹部は「愛知の会を中心とした民主包囲網だ」と危機感を募らせている。【加藤潔】

4月3日朝刊

2347チバQ:2011/04/05(火) 19:06:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000106-mailo-l15
’11統一選:県議選/新潟市議選 消えた争点「州構想」 /新潟
毎日新聞 4月5日(火)12時10分配信

 ◇知事、新潟市長提唱「州構想」 震災で「防災」「原発」急浮上
 東日本大震災を受け、10日投開票の県議選と新潟市議選で防災や原発の安全対策が焦点に急浮上したなか、泉田裕彦知事と篠田昭市長が提唱した新潟州構想の影が薄くなっている。泉田知事らは統一地方選で地方分権改革の議論を深めてもらおうと、1月に州構想を発表したが、今のところ州構想に言及する候補者はほとんどみられない。【小川直樹】
 「新潟州構想? 支援者から聞かれれば話すけど」。新潟市内で県議選に立候補した新人候補は素っ気ない。この候補は出馬を表明した2月ごろは、州構想について「地方分権を進めるために大賛成」と乗り気で、選挙戦でも有権者に訴えると話していた。しかし、「今はどうしても防災対策や避難者支援に有権者の関心が向いている。自分から州構想を訴えることはない」と明かす。
 別の新人候補は、高齢化対策や地域の活性化とともに「自分たちの街のことは自分たちで決めるべきだ」と地方分権改革に言及するが、州構想に関しては「具体的なことが見えていないので、触れない」。3日に同市内で同じ党の県議選、市議選の候補者3人が合同集会を開いたが、誰も州構想には触れず、中心は防災対策だった。
 集会で候補者らの訴えを聞いた男性(54)は「震災で『日本は大丈夫なのか』という不安感をみんながもっている。候補者から聞きたいのはやはり防災対策。州構想は市民のコンセンサスを得ておらず、時期尚早」と話した。
 もともと州構想が発表された直後から、県議や新潟市議の多くが「唐突だ」と困惑し、「知事と市長が提唱した構想を、なぜ議員選挙の争点にしなければならないのか」と冷ややかだった。2月の県議会でも自民、民主両党の議員から「県民から困惑の声が上がっている」などと批判が相次ぎ、社民、共産は反対を表明した。泉田知事、篠田市長とも答弁で構想の狙いを説明したが、構想の全体像が固まらないなか、議論はかみ合わなかった。
 県と市は州構想の具体化に向けて、当初は3月19日に検討委員会の準備会と講演会の開催を予定していたが、震災を受け中止された。検討委も5月の連休明けにも発足させる方向だったが、準備会の日程が決まらないなか、めどは立っていない。

4月5日朝刊

2348チバQ:2011/04/05(火) 19:17:11
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001104050001
知事選情勢調査「松田氏やや優勢」
2011年04月05日

 10日投開票の知事選について、朝日新聞社は2、3の両日、電話による情勢調査を実施し、取材と合わせて情勢を探った。前津市長の松田直久氏(56)=民主推薦=がやや優位な情勢で、元経済産業省課長補佐の鈴木英敬氏(36)=自民、みんな推薦、公明県本部支持=が激しく追っている。元・旧津市議の岡野恵美氏(58)=共産推薦=は支持拡大に懸命だ。


 投票態度を明らかにしていない人が4割いて、情勢は変わる可能性がある。


 今回の知事選は16年ぶりに与野党第一党が対決する構図になっている。2月下旬に立候補の意向を表明した松田氏は、民主、連合、県議会最大会派「新政みえ」が協力する「三重県方式」で浸透を図り、民主支持層の7割、無党派層の5割を固める一方、自民、公明各支持層の3割を取り込んだ。


 地域別では、地盤の中勢地域で6割の支持を得る一方、北勢地域では鈴木氏にリードを許す。1、2の両日には、民主の岡田克也幹事長も地元の北勢地域に応援に入るなど、支持組織の引き締めを図っている。


 年代別では、50代を中心に支持を広げ、職業別では事務・技術職層や製造・サービス従事者層で半数を超える支持を得た。


 鈴木氏は3候補の中では最も早い2月上旬に名乗りを上げた。小池百合子総務会長や石破茂政調会長ら自民幹部が応援に駆けつけ、自民支持層、公明支持層の6割余をまとめるが、みんなの支持層には浸透しきれていない。


 地域別では、鈴木氏が2009年の衆院選で立候補した三重2区を含む北勢地域で5割超の支持を固めた。4、5の両日には安倍晋三、6日には麻生太郎の両元首相も来県し、支持拡大をめざす。


 年代別では、30〜40代を中心に支持を得る一方、70歳以上の約半数も支持。職業別では、自営業者層に浸透している。


 岡野氏は、共産支持層の6割余をまとめるが、広がりは見られない。共産公認の県議選候補者と中勢、北勢地域を回るほか、東日本大震災後は原発反対の姿勢を明確にして、かつて原発の新規立地計画があった南勢地域でも浸透をめざす。


■民主離れ 支持率19%


 2、3日の情勢調査と同時に実施した世論調査で、県内の政党支持率は民主19%、自民18%だった。2010年7月の参院選直前に実施した世論調査では、民主31%、自民14%で、「民主王国」でも民主離れが起きている。


 ほかの政党は、公明2%、共産2%、みんな2%で、無党派層は57%。無党派層は20代〜50代で5割を超えていた。10年参院選直前調査では、公明5%、共産2%、みんな5%、無党派層は42%で、無党派層の拡大が見られた。


 名古屋市議選で第1党になった「減税日本」など新しい地域政党への期待度については、「大いに期待する」が18%、「ある程度期待する」が47%で、合わせて65%の有権者が期待感を示した。


■知事選に関心 83%


 知事選について「関心がある」と回答した人は83%、投票に「必ず行く」は71%で、知事選への高い関心がうかがえた。


 知事選に「大いに関心がある」は23%で、「少しは関心がある」は60%だった。


 投票に「必ず行く」は71%で、「できれば行きたい」は24%。年代別では30代以上のすべての年代で6割超が「必ず行く」と回答した。


 一方、東日本大震災を受け、東南海地震が30年以内に70%以上の確率で発生するとされる三重では、各候補が防災政策を訴えの中心に据えている。


 知事選で投票する際、防災対策を重視するかを聞いたところ、「大いに重視する」が39%、「ある程度重視する」が44%で、有権者の投票行動でも防災対策を重視する姿勢がうかがえた。


 一方、野呂昭彦知事の2期8年の県政運営については、「大いに評価する」が9%、「ある程度評価する」が60%だった。


◎調査方法 コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、県内の有権者を対象に調査。世帯用と判明した1436件のうち有効回答は985人。回答率は69%。

2349チバQ:2011/04/05(火) 19:18:26
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001104050002
静岡市長選 田辺・海野氏互角の戦い
2011年04月05日




 10日に投開票される静岡市長選に向け、朝日新聞社は2、3の両日に同市の有権者を対象に電話調査を実施し、取材で得た情報と合わせて中盤の情勢を探った。自民推薦の新顔で元県議の田辺信宏氏(49)と、地域政党「減税日本」公認の新顔で元参院議員の海野徹氏(61)が互角の激しい戦いを繰り広げている。新顔で前市議長の安竹信男氏(64)は苦戦している。ただ、調査時点で、有権者の4割以上が投票態度を明らかにしておらず、情勢は流動的だ。


 ■安竹氏は苦しい戦い


 田辺氏は推薦を受けた自民に加え、民主も1区、4区の総支部ごとに支援に回っている。連合静岡の推薦も得て組織選挙を展開する。


 投票態度を明らかにした人を分析すると、田辺氏は自民支持層の6割を固めた。しかし、民主支持層の支持は4割にとどまり、公明支持層でも他の2候補と支持を分け合っている。無党派層の支持も4割と広がりはいま一つ。


 40〜50代で支持が比較的厚い。女性の半数に支持が広がっている。事務・技術職層の半数以上が支持しているが、製造・サービス従事者層では3割にとどまる。清水区で支持を広げているが、駿河区で海野氏に差をつけられた。減税反対層の半数の支持を集める一方で、減税賛成層の3割以上にも浸透している。


 減税日本公認の海野氏は、既成政党に対する批判票の受け皿になろうとしている。


 海野氏は民主支持層の半数以上を取り込んだほか、自民支持層でも3割近くの支持を集めている。特に重視している無党派層の支持は半数近くで、田辺氏を引き離せていない。


 60代の支持が手厚い。男性の半数から支持されている。製造・サービス従事者層で半数以上の支持があるほか、自営業者層や農林漁業者層にも浸透している。駿河区で安定した強さを見せるが、葵区では田辺氏と競っている。減税賛成層の支持は半数にとどまるが、減税反対層でも3割を超える支持がある。


 組織的支援がない安竹氏は、地道な街頭活動を続けている。公明支持層は他の2候補と支持を分け合っているが、古巣の自民支持層や民主支持層では広がりは見られない。無党派層にも浸透していない。清水区で浸透が遅れている。


 ■政党支持率 民14%、自17%


 朝日新聞社は選挙情勢調査と同時に世論調査を実施し、政党支持率や投票意欲のほか、市民税減税への賛否、静岡市の防災対策の評価などについて聞いた。


 静岡市の政党支持率は、自民17%、民主14%、公明3%、みんな2%、共産1%で、自民が政権与党の民主を上回った。調査対象が違うために単純に比較はできないが、昨年7月の参院選終盤調査時に県内の有権者を対象にした調査では、民主27%、自民16%だった。


 「支持政党なし」と「答えない、分からない」を合わせた無党派層は62%で、最大勢力となっている。


 男女別の支持率を見ると、民主は男性16%、女性12%で、自民は男性16%、女性17%だった。無党派層は男性60%に対して女性64%だった。


 年代別に見ると、民主はすべての年代で支持が2割に届かなかった。自民は60代以上で2割台の支持を集めたが、20代は1割を切った。


 ■減税に賛成55%、反対19%


  市民税減税への賛否を聞いたところ、減税に「賛成」は55%、「反対」は19%だった。


 職業別に見ると、すべての層で「賛成」が半数を超えたが、事務・技術職層や製造・サービス従事者層、自営業者層では「反対」が2割台に上った。男女別は、男性が「賛成」54%、「反対」24%、女性が「賛成」57%、「反対」14%だった。


 支持政党別に見ると、民主支持層で「賛成」59%、「反対」14%、自民支持層で「賛成」52%、「反対」25%だった。無党派層は「賛成」55%、「反対」18%だった。


 ■投票への関心度「必ず行く」70%


  今回の静岡市長選への関心の程度を聞いたところ、「大いに関心がある」28%、「少しは関心がある」53%、「関心はない」18%だった。投票に「必ず行く」が70%、「できれば行きたい」21%、「行かない」8%だった。


 年代別の投票意欲を見ると、年齢が上がるに連れて「必ず」層が増える傾向にあり、60代以上は8割を超えた。


 一般的に「投票に行く」との回答は、実際の投票率より高くなる傾向があり、実際の投票率を示すものではない。

2350チバQ:2011/04/05(火) 19:20:57
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110405/CK2011040502000157.html
「清水票」焦点に 静岡市長選
2011年4月5日

市全体の35%の大票田
JR清水駅東口で、集まった支持者を前に気勢を上げる立候補者=静岡市清水区で(一部画像処理)


 10日の投開票日まで1週間を切った静岡市長選。8年前の合併で静岡市の一行政区となった清水区を舞台に、候補者3陣営の票取り合戦が激化している。旧清水市出身の候補者がいないせいか、地元の盛り上がりはいまひとつだが、大接戦だった前回市長選の勝敗を分けたとされる「清水票」の行方は、大きな焦点になっている。

 市選挙管理委員会によると、3月26日現在の清水区の選挙人名簿登録者数は20万6937人。市全体の約35%を占め、葵区に次ぐ大票田だ。

 小嶋善吉市長と今回の市長選の候補でもある海野徹さん(61)が争った2007年の前回市長選では、葵区と駿河区でリードを許した小嶋市長が、清水区で海野さんを上回り、1303票の僅差で逃げ切った。

 再挑戦となる海野さんはもちろん、安竹信男さん(64)、田辺信宏さん(49)の陣営もそろって清水区を重点地区と位置付けている。区内で告示日の第一声を放ったり、遊説時間の半分を費やしたりする陣営もある。ある陣営幹部は「勝敗のカギは清水で、どれだけ票が取れるか」と断言する。

 03年4月の旧静岡市、旧清水市の合併後、清水区では上下水道や学校の耐震化などインフラが整ったが、区民からは「市政が遠くなった」「いいところを静岡に持って行かれた」との不満も漏れる。市長選は、そんな思いを票に託す機会になるはずだが、同区のスーパーで買い物をしていた70代の主婦は「3人とも清水の人じゃないし、どんな人か分からない。地元の市議さんが薦める人に投票するつもり」と語るなど、どこか冷めている。

 今回の市長選では「清水から市長を」と、民主、自民両党がそれぞれ旧清水市出身者を擁立しようとする動きもあったが、いずれも頓挫している。

 清水漁協の組合員の男性(75)は「市長選に出るような人材が清水にいないのは情けない話。非常に残念だ」と嘆いた。

 前回に引き続き、清水区が草刈り場となりそうな展開に、清水市最後の市長だった宮城島弘正さんは「各候補は清水に力を入れているようだが、静岡市のために清水区が重要というより、『選挙のために重要』という意味が強いのではないか」と表情を曇らせた。

2351チバQ:2011/04/05(火) 21:40:51
http://www2.knb.ne.jp/news/20110405_27655.htm
県議選、候補者走る小矢部市

 今月10日に投開票が行われる富山県議会議員選挙の選挙戦の構図と候補者の訴えを紹介するシリーズ。

 5日は現職と新人の一騎打ちになっている小矢部市選挙区です。

 自民党を中心とする保守層の厚い小矢部市で去年、みんなの党の参議院議員が誕生しました。

 市内は、自民党の支持者とみんなの党の支持者が重なっている状態です。

 こうした中、今回の県議選は保守的な流れを継承するのか、それとも新しい政治の流れを拡大させる足がかりを築くのかを問う選挙戦となっています。

 定数1の小矢部市選挙区に立候補しているのはいずれも無所属で、自民党が推薦する現職の筱岡貞郎候補と、みんなの党が推薦する新人の中田正樹候補です。

 筱岡候補は、16年にわたる市議会議員や地元農協の組合長を務めた実績をアピールしています。

 筱岡候補「保守系・自民系の火を消さず小矢部が取り残されないようにみなさんに支援していただきたい」

 農業分野を中心に地域経済の新たな活路を見出し、少子高齢化が進む中で住民の生活環境を充実させたいと訴えています。

 市内各地区に設けた後援会組織をもとに、市議会議員とも連動して市内全域で支持浸透を図ります。

 筱岡候補「農業議員として、県内でも少ないので、富山の農政のためにもしっかり支援していただきたい」

 中田候補は、市議会議員の2期目に入ったばかりの去年12月、新しい政治の流れを止めてはいけないと、県議選への出馬を決めました。

 中田候補「市民のふつうの声が政治に伝わり届く、市民の声が施策に反映される政治にしていかねばならない」

 行財政改革を進めながら利権にとらわれない政治を実現させたいと訴えています。

 出遅れは否めませんが、市内でのあいさつ回りは一巡したということで、地元の石動地区を固めながら票の上積みを図っています。

 中田候補「子供たちがたくさん居て、笑顔がたくさんあふれる街にするのがいちばん大事と思う、どういった子育て支援策があるのか、充実させていけばいいのか、それに一生懸命やりたい」

 震災についてきく今回は、東日本大震災から間もない県議選となりました。

 各候補者に震災に対する考えを聞きました。

 筱岡候補「いちばん懸念されるのは水害だと思っています、小矢部左岸・庄川左岸の事業もありますが」「水害対策も、とくに地すべりは小矢部は多いので、そのへんも強調して取り組み、計画のなかにしっかり入れていただきたいと思っている」

 中田候補「小矢部市には石動断層があって近くには志賀原発があって今まで想定していなかった出来事がたくさん起きているので、すぐではありませんが、今起こっている災害、状況を分析して防災計画を見直し、強化充実されていく、ものすごく重要だと思っています」

 小矢部市の有権者は2万7000人あまり、両陣営とも、1万票以上の得票が目標です。

 支持者が互いに重なり合うなか、支持獲得の激戦が、最終盤まで続きます。

2352チバQ:2011/04/05(火) 21:46:20
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationwidelocalelections2011/27364.html
統一選、かすむ政党すくむ対決 震災で一変「批判しにくい」 

(2011年4月5日午前11時00分)
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支援者の声援に応える自民党系の県議候補。東日本大震災への配慮などから、民主、自民両党の対決色は弱まっている=4日、福井市


 統一地方選の前半戦は知事選に続いて福井県議選も告示して舌戦が展開されているが、県内では政党の動きが見えにくい状況だ。知事選では実質的な与野党相乗りで現職を推薦している上、東日本大震災の対応で政党幹部や国会議員らが直接応援する場面はほとんどない。県議選も福島第1原発事故で原発政策が大きな焦点に。民主、自民両党の対決色が強まるとみられてきたが、東日本大震災で状況は一変し「相手の政党の攻撃ばかりしている場合ではない」との声も漏れる。

 「県民党」を掲げる無所属現職の西川一誠氏(66)は、後援会組織を中心に経済界、農協、労組団体が活動母体。陣営幹部は、個人演説会や遊説で国会議員や政党幹部の応援は全く要請していないという。各政党とも震災への対応を優先し、政党色を極力出したくない陣営の思惑とも一致している。

 ある政党関係者は「党の支援団体に任せている感じだ。陣営も党もこだわった政党推薦の意味は何なのか。この状況だと推薦は紙切れ1枚になりかねない」と語る。

 こうした状況を冷ややかにみるのが共産党新人の宇野邦弘氏(59)の陣営。「党の政見を示して支持を求めるのが選挙の本来の在り方」と南秀一共産党県委員長は指摘する。「震災による国難が目の前にありながら、他の政党はまともにものを言っていない。県民に不安を解消する道筋を堂々と訴えたい」とする。

 候補の選挙カーとは別に政党の街宣車が福井市内を中心に連日巡回。2、3日には党中央委員会から国会議員が入り演説会や街頭演説を行った。

■  ■  ■
 閣僚の政治とカネの問題や、政策の「マニフェスト違反」を挙げ政権批判を強めていた自民党は震災が起きた3月11日、党所属国会議員に選挙応援を自粛するよう通達。19日に解除したが「静かな選挙」につながった。「政権担当能力を問う選挙のはずが、震災で争点が変わった」(党本部職員)といい、県議選の対決ムードは薄まっている。

 福井市中心部を地盤とする現職候補は「今は被災地の復興に力を尽くすとき。他党がどうとかではなく、今こそ地域力が問われている」と話す。別の現職陣営は「民主党に任せられないとの思いは強いが、ガンガン言えるような状況にない」と悔しがる。「今はとにかく事態の収束を願う」と強調する一方、政権奪還の土壌ができることへの期待を失っているわけではない。

 公明党も「国難に対応するため、与党も野党もなく、国挙げて対応するとき。相手の批判ばかりしているときではない」(党県本部)。支持母体も対策に全力を挙げている。ただ、政権の不手際が続けば対決姿勢に戻らざるを得ないともみる。

■  ■  ■
 民主党県連は、菅政権に対する猛烈な逆風が大震災を機に緩んだとみている。ある候補は「党には震災の対策だけを万全にやってほしい。それが最大の選挙対策だ」と語る。しかし、危うい政府の対応には不安と不満がつきまとう。

 党公認ながら、首長新党「減税日本」から推薦を受けた現職もいる。その1人は「もう民主も自民もない。福井県や地域のために何をするかを考えなければ」と話す。「原発事故が収束するのを祈るばかり」(党県連幹部)として、政府の対応や影響を注視しながら運動を繰り広げている。

2353チバQ:2011/04/05(火) 21:51:54
http://mytown.asahi.com/areanews/ishikawa/OSK201104040124.html
パイプ作りに応援奔走 県議選で市長や町長
2011年4月5日


出陣式で候補者にたすきをかける小泉勝志賀町長(右)=1日、志賀町(画像の一部を加工しています)


 今回の県議選では、特定の候補者の応援に熱を入れている市長や町長が目立つ。狙いは、県の事業や補助金を獲得するための「橋渡し役」づくりだ。相手陣営からは中立を求める声が出ている。

 告示日の1日、志賀町の小泉勝町長(44)は羽咋郡北部選挙区(定数1)に出馬した現職の出陣式で約500人の町民を前にマイクを握った。「(候補は)県政のパイプ役として一生懸命働いてくれる。みなさんに恩返しをしてくれる。後援会長として約束します」

 告示日に特定の候補者を応援した首長は、小泉氏以外にも梶文秋輪島市長(62)、泉谷満寿裕珠洲市長(46)、矢田富郎津幡町長(61)、八十出(やそで)泰成内灘町長(63)らがいる。矢田氏は応援演説で町長選の際に掲げた公約の後押しを期待し、八十出氏は「自分と連携して仕事をしてほしい」と要望した。

 こうした首長たちに共通するのは、出陣式などに招かれる「来賓」ではなく、後援会長や顧問など陣営の中心となって選挙運動を引っ張っていることだ。

 「道路、企業誘致、医師確保など市の課題はどれも県の支援が非常に重要。それをつなぐのが県議だ」。珠洲市選挙区(同1)で新顔を支援する泉谷氏は、県議の役割をこう説明する。「特に奥能登の2市2町は財政基盤が弱い。県の協力がなければ政策課題を実現できない」

 輪島市選挙区(同1)で新顔候補の出馬調整をめぐって辞意を表明した梶氏は、07年の能登半島地震の復興事業で県議が大きな存在感を示したと振り返る。「市だけが動いてもだめなことが、県議と一緒にやったことで実現できた」

 さらに、新たに始まった一括交付金制度で、県の予算権限が強まり、首長にとって県との太いパイプの必要性はさらに増しそうだ。

 一方でこうした首長の姿勢には批判もある。3日、河北郡選挙区(同2)の新顔陣営の集会では、労働団体幹部が「保護者付きの候補者でいいのか」と相手候補を皮肉った。

 輪島市選挙区で梶氏が推す候補と戦う陣営の選対幹部は言う。「首長は本来中立なはず。静かに市民の審判を待っていてほしい」

2354チバQ:2011/04/05(火) 21:53:30
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110405-OYT1T00017.htm
4年前くじで落選、繰り上げ当選へ…任期は月内
 長野県松本市議だった両角友成氏(58)が県議選立候補で失職したことに伴い、2007年の同市議選・四賀選挙区で両角氏と同数票を獲得した元市議の望月宣治氏(67)が繰り上げ当選する見通しとなった。

 今回の統一地方選で同市議選(17日告示、24日投開票)が行われるため、望月氏は、近く開かれる選挙会で当選が了承されると、任期は30日までの短期間となる。

 同市議会事務局によると、4年前の市議選で両角氏と望月氏の得票は同数の1783票で、くじで両角氏の当選が決まった。

 公職選挙法では、議員の欠員が選挙の日から3か月以内だと繰り上げ当選となるが、くじで当選人を決めた場合には、3か月を過ぎても選挙結果は有効となる。同事務局は「珍しいケース」としている。

 同事務局は4日、両角氏が務めていた経済環境委員に望月氏を選任することなどを同市議会議会運営委員会に示し、了承された。

(2011年4月5日08時53分 読売新聞)

2355チバQ:2011/04/05(火) 23:27:13
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20110404-OYT8T01145.htm
演説手法/選挙カー速度/休憩時間 知事選2候補 違い際立つ

 10日投開票の知事選で、現県政を批判する共産党新人の宇野邦弘候補(59)に対し、無所属現職の西川一誠候補(66)(自民・公明推薦)は2期8年間の実績を強調するなど、訴えの内容は対照的だ。それだけでなく、選挙運動の戦略や手法も違いが際立っている。ある一日の両候補への密着取材で、選挙戦の舞台裏にスポットを当てた。(畑本明義、青木さやか)

 ■集中と選択

 宇野候補の街頭演説は、いつも内容がほぼ同じ。坂井市の商店街では「原発推進が良いのか悪いのかという選挙」「新幹線より災害復興を進める時だ」と強調。次の場所でも、原発14基の稼働を容認する県の原子力行政と、県が目指す北陸新幹線の県内延伸を痛烈に批判した。

 西川候補の演説は、聴衆の顔ぶれや土地柄に応じた話題を選ぶ。池田町の山村では「農業、林業、しっかりやります」、鯖江市の住宅地では「学力日本一にさらに磨きをかける」と変化した。使う用語や語り口も、柔らかい表現の時もあれば、歯切れの良い口調で話すこともあった。

 ■緩急

 宇野候補の選挙カーは、ゆっくりと走る。「政策をじっくり聞いてほしい」のが理由という。この日の昼休憩は1時間。坂井市内の女性党員宅で、カレイの煮付けなどをおかずに、ご飯2杯を平らげた。「よし行こう」。のんびりした表情が一変、肩を回して選挙カーに飛び乗った。

 組織型選挙の西川候補は、過密スケジュールを必死でこなす。選挙カーで沿道に手を振り、車を降りると支持者から握手攻め。25分間の昼休憩で弁当を食べてすぐ出発。密着した約9時間の走行距離は200キロ。強行軍にも「あと1週間だからね」と笑う。夕方は10分間で丼物を食べた。

 ■手法の違い

 宇野候補は、1人でも多くの有権者に顔と名前を売り込み、懸命に支持を訴える作戦だ。商店街や公営住宅など、人が多い場所を求めて移動する。雑貨店の中で耳を傾けていた70歳代の女性は、宇野候補の新幹線を巡る演説に「私も新幹線なんか期待していない。それより寂れる商店街の方が問題」とうなずいた。個人演説会の参加者は10人だったが、「共感してくれる人を少しずつ増やしたい」。真っ赤に日焼けした顔で、明るく語った。

 西川候補はどこの場所を訪れても、数十人の支持者が待ち受けていた。選挙カーを降りると、スタッフがマニフェスト(公約)や個人演説会の案内を手際よく配布。しばらく後に同じ場所に戻っても、まだ手を振っている人がいる。ある支援者は「これが『強固な支持』の実態だ」と自信を見せる。西川候補がこの日漏らした唯一の泣き言は「手が痛いんだよ」。1日の活動を終える頃、数え切れないほどの人数と握手した“代償”を感じる毎日だ。

(2011年4月5日 読売新聞)

2356チバQ:2011/04/05(火) 23:30:00
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/feature/toyama1301237995900_02/news/20110328-OYT8T00007.htm
県議選2011 顔ぶれと展望
富山市第1選挙区(定数11) 世代交代へ少数激戦

 県都の富山市第1選挙区は、定数11人に、前回と同じ12人が立候補する見通しで、少数激戦となりそうだ。現職では、昨年8月、平村国光(7期)が死去したほか、最多当選を誇った江西甚昇(8期)、仲外喜雄(6期)、島田一(3期)の計3人が引退。代わりに5人の新人が立候補する動きを見せており、世代交代がキーワードの一つとなっている。

 各陣営は当選ラインを前回の9641票から、1万1000票前後と大幅に引き上げ、「気を抜いたら負ける」(現職候補予定者)と引き締めに必至だ。

 政党別で見ると、自民が6人(現有5)と過半数獲得を狙い、民主と社民も各2人(同各1)と議席増をうかがう。公明と共産は各1人(同各1)と現状維持を図る。

 注目は、2大激戦地の「新庄地区」と「呉羽地区」。新庄は民主県連幹事長の坂野裕一(3期)が地盤とするが、社民党副党首で、県連代表の又市征治参院議員の長男、秀治も同地区を足場に立候補を表明。国政や県議選では選挙協力をする両党だが、相手の自宅周辺にも手を伸ばそうとするなど、激しくしのぎを削る。

 さらに、民主党は新人の笠井和広も擁立する構え。国政で批判を浴び、逆風が吹く中、共倒れの懸念もあるとして、労組は坂野に集中し、県連代表の村井宗明衆院議員が笠井にてこ入れするなど、すみ分けることにした。

 また、新庄地区を地盤としていた平村の票(前回選9641票)を狙って、自民党候補予定者らが足を運ぶ“草刈り場”と化しており、激しい争奪戦となりそうだ。

 一方、呉羽地区は、社民党の田尻繁(2期)、自民党の新人・田畑裕明、公明党の新人・吉田勉の三つどもえの構図。田尻は現職の強みがあるが、又市と労組票を食い合う懸念がある。一方、新人2人は富山市議からのくら替えで、一定の支持票を持つ。

 さらに3人と地盤が近く、前回1万1309票を獲得した江西票の取り込みも焦点だ。江西は、JA富山中央会長も務め、農業票が多かっただけに、田畑ら自民党に流れるとの見方もある。

 呉羽地区に近い北部地域では、自民党の五十嵐務(2期)や杉本正(4期)と争う共産党の火爪弘子(2期)も環太平洋経済連携協定(TPP)反対の立場を押し出し、農業票の取り込みを意識する。江西氏が県議会で会派「民主・県民クラブ」を構成していた民主が受け皿になることには否定的な見方が多い。

 このほか、自民党の中川忠昭(3期)や吉田豊史(1期)が現職の強みを生かして地盤を固める。

 南部では、仲の後継として奥野詠子が出馬表明しているが、元テレビ局社員で、政治経験は無い。団地暮らしで陣営は地縁も薄いと分析しており、若さを生かして知名度をどこまで広げられるかが焦点だ。(敬称略)

(2011年3月27日 読売新聞)

2357チバQ:2011/04/05(火) 23:30:38
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/feature/toyama1301237995900_02/news/20110328-OYT8T00013.htm
県議選2011 顔ぶれと展望
射水、夏野票の行方焦点 砺波、24年ぶり選挙戦へ

 政権与党として県議会でも勢力拡大を図る民主が、初めて公認候補を立てる射水、砺波の両選挙区。現職が富山市第1、高岡市にとどまる中、民主が県内でさらに浸透を図れるか否かをみるバロメーターとなる。

■射水市区(定数3)

 定数3人に現職1、新人4人が立候補する激戦区。自民、民主、社民、共産の公認候補に加え、無所属候補も出馬する構えを見せ、2009年に県議から市長に転身した夏野元志が前回県議選で集めた1万8000票の行方が焦点となる。

 選挙区内は大きく「新湊地区」(有権者数約2万9000)「射水郡区」(同4万7000)に分かれる。このうち射水郡区の小杉地区(同2万6000)を地盤とする新人の永森直人は、夏野の支持者を数多く取り込んだ。さらに広範な支持を集めるため、無所属を選び、射水郡区を中心にあいさつ回りや街頭活動を展開する。

 一方、民主の新人で新湊地区を地盤とする海老克昌も、09年市長選で夏野陣営に加わった。昨秋に始動してからは、地元の庄川左岸で支持を固めているほか、新湊地区中心部、射水郡区にも浸透を図る。

 前回1万1568票を集めた唯一の自民現職・四方正治(6期)は、地元の新湊地区を中心に活動。同地区では、5期務めた湊谷道夫の後継で長男の新人・湊谷茂もしのぎを削る。湊谷は、今年1月から始動して出遅れたが、市内全域での活動で巻き返す。

 小杉地区を地盤とし、前回5900票近くを集めた共産の坂本洋史は地元の小杉地区で昨年7月、他陣営に先駆けていち早く始動。小杉地区の祭りに顔を出しているほか、大門地区に事務所を置き、射水郡区全体を見据えてあいさつ回りや、街頭演説を重ねてきた。

■砺波市区(定数2)

 1987年以降、6回の県議選で、無投票のまま自民が2議席を占めてきた金城湯池だったが、24年ぶりの選挙戦となる見通しだ。民主の新人・木場和夫を、24年前の選挙で初当選して以来、議席を守り続ける自民現職の米原蕃(6期)、市議を辞して臨む自民の新人・瘧師富士夫の2人が迎え撃つ。自民市議の中ですみ分けができておらず、長らく無投票が続いたため、いずれも当選ラインを読めないまま戦いに入っている。

 3人の中で一際存在感を示すのが自身が携わる建機業などの業界票が期待できる米原。市内各地に後援会を持ち、ミニ集会も数多く開催。新たな支持者を獲得するため、地域の行事にも足を運び、国会議員も集会に招く「飛び道具」(他候補陣営幹部)も見せる。

 県議から市長に転身した上田信雅の後継として出馬を決めた瘧師は、本来の地盤が市西部の鷹栖地区だが、事務所を市中心部に構えた。米原の地元の油田地区を除き、旧庄川町地区も含めて市内を幅広く回ったほか、朝の辻立ちも重ねてきた。50〜80人規模のミニ集会も約20回開いた。

 民主公認ながら社民の推薦も受けた木場は、松下電器産業砺波工場に勤めた経歴を生かし、企業系労組の推薦を取り付け、社民市議の協力も得て選挙戦を展開。24年前、当時は無所属で初当選した米原を支えた非自民系勢力を結集し、街頭での活動を精力的にこなす。(敬称略)

(2011年3月28日 読売新聞)

2358チバQ:2011/04/05(火) 23:31:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/feature/toyama1301237995900_02/news/20110329-OYT8T00021.htm
県議選2011 顔ぶれと展望
自民票の食い合い必至 高岡市選挙区

■高岡市区(定数7) 県内で2番目に多い定数7の高岡市選挙区には、自民が現職5人、新人1人を公認し、民主が現職1人、議席を持つ社民が新人1人、共産も新人1人を擁立する。


 前回、過去最多に並ぶ5議席にまで増やした自民。今回は、さらに6人目が出馬することで票の食い合いは必至だ。

 民主には菅政権に対する逆風が吹き、社民は引退する現職の後任選びが遅れたことによる影響がある中で、自民関係者には、6人全員の当選への期待も大きい。ただ、「6人とも横一線」(自民陣営関係者)という見方もあり、党内でしのぎを削ることが好影響するのか、裏目に出るのか先行きは不透明だ。

 前回トップの自民現職・井村昭彦(2期)は、旧福岡町地区が地盤。前回は区割りの変更で高岡市選挙区として初の選挙となり、同地区では「福岡の議席を守ろう」と旧町民がまとまったほか、旧高岡市からも同情票があったと陣営は分析。今回、そうした票は多く望めず、前回の大量得票によって、逆に緩みが出ないか警戒する。

 市南部の戸出地区などを地盤とする自民現職・矢後肇(2期)は、農村部の後援会組織を核に、市中心部への浸透も図っている。いずれも自民現職の横田安弘(6期)、渡辺守人(2期)、山本徹(2期)の陣営は、市中心部の地盤を固めつつ、勢力拡大を目指しているが、特に照準を定めているのが野村地区。ここを地盤とする社民現職・柴田陽子が引退するため、すでに他党も入り乱れての“草刈り場”となっている。

 市議だった自民新人・向栄一朗が地盤にする市北部の伏木地区は、2003年の県議選で地元の現職が引退して以来、県議不在が続いている。向は地元自治会から推薦を受けているが、同地区ではこの8年間で複数の自民現職が一定の支持を広げており、実際どこまで集票できるか注目される。

 市議会では昨年12月、議長人事を発端に自民会派が3分裂し、自民党議員会、自民クラブの2会派が激しく対立。各陣営は「市議は市議。県議とは別」としているが、県議選への影響を心配する候補予定者もいる。

 民主現職・山上正隆(2期)は、連合富山の推薦を受けるが、雇用環境の悪化で労組票の減少は覚悟している。政権交代への有権者の期待に応えられない党に対する反発も根強く、危機感から、これまで以上にあいさつ回りに力を入れている。

 今回が選挙初挑戦の社民新人・井加田まりは、知名度アップに躍起。母体の自治労など官公労組を支援基盤にするほか、引退する柴田を選対本部長に迎え、前回1万票以上あった柴田票の確保を目指している。

 共産新人の原田清美は38年間の小学校教員の経験から教育問題を中心に訴え、支持拡大を図っている。

 東日本巨大地震の影響もあり、投票率は前回(57・31%)を下回ると予測する陣営は多く、当選ラインを8500票前後とみている。(敬称略)

(2011年3月29日 読売新聞)

2359チバQ:2011/04/05(火) 23:31:44
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/feature/toyama1301237995900_02/news/20110329-OYT8T01124.htm
県議選2011 顔ぶれと展望
4区とも保守分裂激戦

 今回の県議選では、4選挙区で自民系同士が争う保守分裂の激戦となる見込みだ。党内での候補調整に反発するなどしたためで、支持基盤を割る戦いとなっており、他党の候補も絡んでしのぎを削っている。

■南砺市区(定数2)

 自民公認の山辺美嗣(4期)と武田慎一(1期)の現職2人に、河合常則・前参院議員の長男で無所属新人の常晴が挑む構図。現職の山辺は福野、武田は福光、河合は城端を地盤とするが、3陣営とも「地盤が他陣営から切り崩されている」として、候補者のいない井波地区や、大票田の福光地区での支持者の取り込みに力を入れる。

 山辺は市内全域に作った15の後援会組織を動かしながら4期の実績を強調。武田は無所属で戦った前回選で1万3000票余りを獲得してトップ当選した経験を生かし、市内を細かく回る。河合は新人ながら、旧城端町や旧利賀村などの元首長の支援を取り付け、支持の拡大を狙う。

 一方、09年衆院比例選では、南砺市内で綿貫民輔(現・国民新党最高顧問)を擁した国民新が自民の約9000票を上回る約1万7000票を獲得しており、こうした“綿貫票”の行方も焦点となっている。

■富山市第2区(定数3)

 自民党県連幹事長の坂田光文(5期)と同じ地盤の大沢野地区から自民党の元富山市議で新人の浅生幸子が出馬表明し、保守分裂の激戦区の一つとなった。

 また、有権者数約3万の大票田の婦中町地区では、民主、社民、国民新の推薦を受ける場家茂夫(1期)と、自民党公認で新人の藤井裕久が出馬する見込みで、両陣営とも若い世代など無党派層の票の掘り起こしに躍起だ。

 一方、八尾町地区を地盤とする現職の宮本光明(2期)は、婦中町地区などでも浸透を図る。

■滑川市区(定数1)

 滑川市区は、定数1に現職1人と新人2人が挑む。昨年2月の市長選では、自民党公認で現職・神田真邦(2期)は中屋一博前市長陣営で、自民党籍で元滑川市議の新人沢谷清は上田昌孝市長陣営で、それぞれ選対本部長を務めており、市を二分する戦いを繰り広げた経緯がある。

 2期連続で無投票当選の神田陣営は、「初めて名前を書いてもらう選挙」として危機感をあらわにする。市内各地で語る会を開き、延べ2000人以上に実績を訴えた。沢谷は、上田市長からの支援を受け、1日2か所で後援会を開くほか、個人や企業へのあいさつ回りで支援を取り付けたい考えだ。

 また、09年夏の衆院選に社民党公認で出馬した藤井宗一も無所属新人として名乗りを上げた。2人より出馬表明が遅れたため、地元の浜加積地区を中心に追い上げを図る。

■中新川郡(定数2)

 定数2に対し、立山町から現職1人、上市町から現職、新人の2人が立候補を予定する。上市町の酒井真次(5期)は、09年に県議会の議長人事で、自民党の調整に反発し離党。自民公認として元町議で新人の松谷英真が出馬を表明した。

 選挙戦は12年ぶりで、酒井は、自転車であいさつ回りなどをして、前回の得票を切り崩されないよう必死だ。松谷は、町議11人中8人の支援を受け、自民党上市支部など組織票を固める。

 高平公嗣(4期)は、地盤の立山町を固め、舟橋村などへの浸透も図る。(敬称略)

(2011年3月30日 読売新聞)

2360チバQ:2011/04/05(火) 23:32:20
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/feature/toyama1301237995900_02/news/20110331-OYT8T00050.htm
県議選2011 顔ぶれと展望
無投票半減4区の見通し

 前回選で無投票は過去最多の8選挙区に上ったが、今回はいずれも前回に続く下新川郡、黒部市、魚津市、氷見市の4選挙区に半減する見通しだ。氷見市選挙区以外は呉東で、すべて現職のみが出馬を表明し、自民が計7人、社民が1人を公認している。朝日町や滑川市と呉東で昨年、自民推薦の現職首長が相次いで落選しており、民主政権誕生後初となる今回は、各党が自民王国の土地柄に風穴を開けるか注目されたが、擁立作業が進まなかった。

■下新川郡(定数2) 2回連続の無投票となる見込み。朝日町を地盤とし、県議会議長も務める鹿熊正一(5期)と入善町を地盤とする上田英俊(3期)の自民現職2人が出馬予定。朝日町では昨年、初の共産党籍町長が誕生し、同党は候補の擁立も検討したが、上田、鹿熊のすみ分けも進んでおり、県議選では無風のままとなる公算が大きい。

■魚津市区(定数2) 初めて無投票となった前回に続き、無投票の見込み。高野行雄(同)と稗苗清吉(同)の自民現職2人が出馬を表明している。市議がいる民主党も擁立を検討したが、実現しなかった。

■黒部市区(定数2) 3回連続で無投票の見込み。前回選から旧宇奈月町が合併し、選挙区が広くなったが、大野久芳(同)と横山栄(同)の自民現職2人以外に出馬の動きはない。

■氷見市区(定数2) 2回連続、無投票となる見込み。社民県連幹事長も務める菅沢裕明(6期)と自民の梶敬信(5期)の現職2人が出馬予定だ。(敬称略)

おわり



 この連載は、志賀克也、宮崎健雄、平地一紀、安藤康子が担当しました。

(2011年3月31日 読売新聞)

2361チバQ:2011/04/07(木) 00:02:37
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20110405-OYT8T01151.htm
応援巡り首長様々
 10日投開票の県議選で、特定候補への支持を明確にしない首長が目立つ中で、上田昌孝・滑川市長が支援を鮮明にし、桜井森夫・小矢部市長は一騎打ちとなる現職、新人のうち、現職陣営と距離を置く姿勢を見せている。

 「市民から市長選の延長と見られても構わない」。保守系の現職、新人と無所属の新人2人の計4人が定数1を争う県内最激戦区の滑川市区では、上田市長が昨年の市長選で自らを支えた保守系の新人候補を表立って応援する。連日のように個人演説会に顔を出し、マイクを握ると、陣営がライバル視する保守系現職候補を「私が県に陳情して実現した事業を自分の手柄と吹聴している」などと激しく批判する。

 自民推薦の現職と、みんなの党推薦の新人の2人が市を二分して定数1を奪い合う小矢部市区。桜井市長は、新人候補のみの出陣式に出席した。

 当初は中立を掲げていたが、市長と新人候補のつながりが強いとみた現職候補の陣営が出陣式への参加を直前になって断ってきた。メンツをつぶされた格好の市長の後援会メンバーの多くが新人陣営に加わる事態になったという。桜井市長は、「腹が立った。人の選挙で何で自分が嫌な思いをしなくてはならないんだ」とし、現職候補の決起集会などには出席しない意向だ。

 一方、ほかの首長たちは、候補から一定の集票力を期待されて熱い視線を送られながらも、中立を保つ姿勢が目立つ。党派色が強いとか、特定の候補に肩入れしているなどとみられるのを警戒する一方で、未来の県議をむげに扱うこともできず、等距離に腐心する。

 石井知事は、2008年の知事選で推薦を受けた政党公認として自民30人、民主2人、公明1人、さらに自民推薦の1人の計34人を激励。自民は現職・新人とも、民主は現職のみと微妙に差が出た。1日の告示後は、目立った動きを見せていない。

 富山市の森雅志、高岡市の高橋正樹、砺波市の上田信雅の各市長は、共産を除き、党派を問わず、要請のあった各陣営の事務所などを訪問。高橋市長は「自分は市民党」と昨秋以降、失点が続く政権与党の民主とも、野党の自民とも距離を置く構えだ。

 県議時代、自民会派に所属していた射水市の夏野元志市長。後援会の主要メンバーが同市区の無所属新人候補の陣営に加わるものの、別の民主公認の新人候補から市長選で支援を受けた経緯もあり、共産を除く各陣営と全方位で臨む。「つながりのある人が多く、全員を支援する余裕はない」

 定数2を3人の保守系候補が争う南砺市区では、田中幹夫市長は「3人とも平等に」とし、いずれも出陣式には顔を出さなかった。

(2011年4月6日 読売新聞)

2362チバQ:2011/04/07(木) 00:06:50
http://www2.knb.ne.jp/news/20110406_27668.htm
県議選、候補者走る滑川市

 今月10日に投開票が行われる富山県議会議員選挙についてお伝えするシリーズ。

 3回目の6日は定数1に対し、現職と新人3人の4人が立候補し、混戦となっている滑川市選挙区です。

 リポートです。

 立候補しているのは無所属・新人の砂原誠一候補、無所属・新人の沢谷清候補、自民党・現職の神田真邦候補、無所属・新人の藤井宗一候補の4人です。

 砂原候補は東日本大震災で日本の危機管理に疑問を感じ形骸化した政治を市民目線で改革したいと告示日に出馬を表明しました。

 告示翌日には軽トラックで中山間地をまわり支持を訴えました。

 砂原候補「大震災を目の当たりにして私は決断したわけです。金も無い、組織も無い、有名でもない私ですけど、一般の普通の市民なんですけど私もこの世の中大丈夫なのかと」

 向こう4年間議員報酬を3割削減して震災支援に当てることや市長と連携し子ども支援施策を推進すること安心農業の確立などを公約に掲げます。

 砂原候補「農業の多様化、積極農業、守りの農業ではなくて富山県が国内だけではなくて国外にも農産物を積極的に輸出してそして、経営を安定化させると」

 沢谷候補は4期13年あまりつとめた市議会議員から今回の県議選に出馬しました。

 滑川市民が支払う県税に対し公共投資の配分が少ないとして公共事業費の確保と早月川近くに建設が予定されている養鶏場の建設反対を訴えます。

 沢谷候補「早月川に鶏小屋はいりません。この思いを滑川市民3万4000人の方々にしっかりと訴え続けたいと思っております。」

 個人演説会を毎晩3か所で開くほか、支持層が40代以上と高いことから青年部組織をフル回転させ若い世代の取り込みを図ります。

 上田市長が支持を表明していて、新人が現職を破った去年2月の市長選の再現を狙います。

 沢谷候補「早月川を通じて環境の問題これに関しては厳しくこれからも市民の皆さんと考えを一緒にしながら滑川のあるべき姿を模索していきたいと思っております。」

2363チバQ:2011/04/07(木) 00:07:12
 現職の神田候補は過去2回の選挙は無投票当選だったため事実上これが初めての選挙戦となります。

 神田候補「新しい滑川の活性化に向けた人の流れを作ることを同時に行うことによって10年後にこの滑川に新しい活気と人の流れを生み出すことが出来る」

 栽培漁業センター再整備に伴う産業観光拠点整備と海洋高校の跡地をスポーツ拠点にすること並行在来線の利便性向上のため仮称・西滑川駅の設置を公約に掲げます。

 同じ自民系の候補を上田市長が支持していることから陣営では危機感を強めています。

 神田候補「基本は教育、人づくりであります。それをベースにしていろいろな政策を展開していかなくてはいけないひとづくりは国の礎、そのためにあらゆる政策の展開そして、それを基本として各政策に展開を行っていきたいと考えております。」

 藤井候補は社民・民主・国民新党の推薦を受けています。

 支持母体である労働組合に加え候補が農家であることを全面にアピールし、農業票の取り込みを図っています。

 藤井候補「なんとかして農家を元気にしたい採算が合わない、そしてまた、後継者のみなさんが育つようなそんな農業にしていきたい。」

 防災を最重要課題としているほか農業政策に加え、安心して医療や介護を受けられる体制作り、若者の就業支援などを公約に掲げています。

 先月上旬に女性組織を立ち上げるなど労組票に加え女性や若者票の掘り起こしを図っています。

 藤井候補「過去の怨念を引きずったこんな政治を続けるのかとあちらかとこらかという政治を続けるのかそれとも新しい風を送り込んで全市民の皆さんと一緒に新しい滑川を作っていく元気な滑川を作っていくそれが問われていると思います。」

 滑川市の有権者数はおよそ2万7000人、選挙戦になるのは16年ぶりのことで、さらに、保守分裂に革新系の新人が割って入るという複雑な構図となり、各陣営とも票が読めない混戦となっています。

 今回は、東日本大震災から間もない県議選となりました。

 各候補者に防災に対する考えを聞きました。

 砂原候補「今までの蓄積されたデーターからの基準があると思うんですけどそれを早急に抜本的に見直してですね」「実際それがいきた物であるかどうか検証する、やってみると」

 沢谷候補「子どもの学校の教育の場でしっかりと教える、それが親に伝わり、おじいちゃん、おばあちゃんに伝わる。私は子どもの学校教育の中でこの地震、津波、この問題を授業のなかで打ち込むということが富山県の中で一番の早道だと思っております。」

 神田候補「防災計画を立てていますけどもまずは、地震の規模をまずは見直す必要があるのかなと」「想定している地震の規模本当に起こりうるものという形の中で見直す必要があるのかなぁと考えております。」

 藤井候補「県政の最重要課題だと思っております今の防災計画は津波までは想定されていないあるいは志賀原子力発電所、万が一あったらどうするのかそれがまったくなされていないと思います。早急に原子力防災計画を見直してしっかりとしたものにしなければいけないと」

2364チバQ:2011/04/07(木) 00:25:28
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001104060002
県議選 浜岡原発訴え浮上
2011年04月06日


遠州灘に面した福田(ふくで)漁港。二十数キロ先に浜岡原発がある=磐田市豊浜

 もし、福島第一原発のような事故が起こったら――。市役所を含む中心市街地が浜岡原発(御前崎市)の半径30キロ圏内に入る磐田市で、「30キロショック」が広がっている。市民にとって浜岡原発はこれまで身近な存在ではなかった。市の地域防災計画にも、原発事故を想定した記述は1行もない。


 旧磐田市が旧磐田郡南部の福田町、竜洋町、豊田町、豊岡村と合併し、新磐田市が誕生したのは2005年4月。それぞれ定数2だった旧市区と旧郡区が合区(定数3)されて2度目となる県議選は、現職2人に新顔2人と元職1人が挑む構図だ。
 告示日の1日、民主党・ふじのくに県議団会長で5選を目指す三ツ谷金秋氏(65)は、海沿いの旧竜洋町でマイクを握った。「チーム川勝」の知事与党を強調し、浜岡原発に関しては数字を挙げてこう語った。


 「浜岡原発は高さ15メートルの砂丘の内側に立地しているし、さらに高さ12メートルの防波壁を造る計画がある。あまり不安をあおるのではなく、停電の恐れなど現実を見据えて原発のあり方を議論していただきたい」


 同じく5選を目指す自民党の安間英雄氏(63)も、現職の「経験と実績」を強調する。約500人が集まった出陣式では、出席者が「今こそ防災対応ができる本物の政治家が必要だ」と、檄(げき)を飛ばした。


 スーツ姿にスニーカーを履いた安間氏は、壇上から「浜岡原発を止めるべきだという声もあるが、検証や対策を県にしっかりやらせて、磐田市も安心と思ってもらうのが私たちの役割だ」と呼びかけた。


 自民新顔の野崎正蔵氏(47)は、6期務めた自民党県議の後継として市議から名乗りを上げた。旧郡部の地盤を引き継ぎ、世代交代を掲げる。


 陣営幹部は「ただでさえ現職が有利な中、名前を知られていない新顔は大変。若さとバイタリティーで売り込むしかない」。野崎氏は「仕事をする政治家が求められている。自民党の2議席維持は至上命令だ」と走り回る。


 前回落選した無所属元職の柏木健氏(42)は、昨年末に自らが代表を務める「地域主権・静岡」を立ち上げた。「金や組織が必要なら、新しい政治家は育たない」と、金のかからない選挙戦を志す。


 「2大政党による足の引っ張り合いに警告を発したい。地方分権は国から与えられるものではなく、自ら勝ち取るもの。無党派による1議席獲得に向けて、市民力に期待している」


 共産党として磐田市区で久しぶりの公認候補となる野沢正利氏(67)は「オール与党の地方政治に活力を与えられるのが共産党」としたうえで、「浜岡原発の問題でも、県は県民の立場に立って行動していない」と批判する。


 選挙公報には浜岡原発の停止を真っ先に掲げた。停止を求める署名活動も若い母親層を中心に反応がいいとして、「期待をひしひしと感じる」という。(羽場正浩)

2365チバQ:2011/04/07(木) 00:31:10
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/national/20110405-OYT1T00403.htm
泥酔男「どこの党だ」と県議選の選挙カーたたく
 県警は、名古屋市天白区植田南、無職工藤強容疑者(64)を公職選挙法違反(自由妨害)容疑で現行犯逮捕し、5日、名古屋地検に送検した。

 発表によると、工藤容疑者は4日午前9時頃、同区植田西の交差点に県議選候補者の選挙カーが止まった際、運動員らに対し、「どこの党だ、ばかやろう」などとどなりつけながら立ちふさがり、ボンネットをたたくなどして選挙カーの通行を妨げた疑い。

 通りかかった人からの通報を受けて駆けつけた天白署員が取り押さえた。調べに対し、工藤容疑者は「(選挙カーを)たたいていない」と容疑を否認しているという。県警によると、工藤容疑者は当時、泥酔状態だった。

(2011年4月6日08時57分 読売新聞)

2366チバQ:2011/04/07(木) 23:11:12
http://www2.knb.ne.jp/news/20110407_27682.htm
県議選、候補者走る富山市第2

 今月10日に投票が行われる富山県議会議員選挙の選挙戦の構図と候補者の訴えをお伝えしているシリーズ、7日は富山市第2選挙区です。

 富山市の旧町村部がエリアの第2選挙区は自民党の現職2人と無所属の現職1人に加え、大沢野と婦中地域でそれぞれ保守系の新人が出馬、3つの議席を5人で争うという大激戦区です。

 リポートです。

 場家候補「この4年間、一所懸命頑張ってきました。しかしながらまだまだやらなければならない、やりたいことがあります」

 婦中地域から出馬した無所属・現職の場家茂夫候補、4年前、県内で初めて民主・社民・国民新党の3党から推薦を受け、自民党の現職をわずか642票差で上回りました。

 今回も連合富山の支援労組を中心に選挙戦を展開するほか、7つの自治振興会の推薦を受けるなど地域にも支持を広げています。

 場家候補「人づくり、そしてモノづくり、故郷づくり、これが私の目指す2期目の課題です」前回は政権与党・自民党への批判票などが場家候補への追い風となりました。

 しかし、政権交代した今、状況は大きく変わっています。

 場家候補「支援を頂いている政党の風を私どもがどう受けるか」「そこはうまく進んでいくしかないと思っています」

 藤井候補「子どもにもこの地域に住んでいて良かったなと」「言ってもらえるような地域であってほしいと思っています」「微力ながらそのことを県政に反映させたい」

 自民党・新人の藤井裕久候補は、4年前、伯父のベテラン県議が婦中地域で失った自民党の議席の《奪還》を目指します。

 建設資材会社の経営者として地元経済界の人脈を生かしながら保守を前面に押し出した戦いを進めます。

 藤井候補「保守とは皆さん方が一所懸命に作ってこられたこの地域、人と人のつながり、変えてはいけないものを守っていくー」

 出馬表明から地元回りもすでに4巡目、新興住宅街が多いこの地域で藤井候補は、30代や40代の働く世代が中心となって地域の力を取り戻そうと訴えます。

 藤井候補「やっぱり新人は新人らしく現職の方にチャレンジしていくとそれだけです。その一心で自分の公約を一所懸命訴えていくということだけだと思います」

2367チバQ:2011/04/07(木) 23:11:27

 宮本候補「地域の目線でしっかりと県政に訴えていくー」「この8年間、農業、農山村を守ることは私の議員の政治の柱と掲げてまいりました」

 3期目の当選を目指す自民党・現職の宮本光明候補は、今回、八尾地域でただひとりの候補者です。

 富山市内の農村部や山村部の代表として除雪や買い物難民など高齢者が抱える問題に焦点をあてています。

 宮本候補「議員という政治の光をあてる人間が、こういう恵まれない地域におらんと、地域がダメになってしまうだからみんな自分のことだと思って選挙しとんがやとー」

 宮本候補は、過去2回の選挙ともトップ当選を果たしていますが、今回は地域票を激しく奪い合う婦中や大沢野にはさまれて埋没しないよう地元票を固めます。

 宮本候補「皆さん方に取り組んできたことまた取り組みたいことを伝えるーそこに支援者の皆さんが応えていただけるーこんなふうに確信しています」

 浅生候補「県議会を刷新し若者や女性の声がしっかり届くそんな県政を作るために全力で戦いたいと思います」

 無所属・新人の浅生幸子候補は、先月まで自民党の富山市議を務めていましたが、《世代交代》の必要性を訴えて出馬、保守が分裂する大沢野地域で党県連幹事長の現職に挑みます。

 浅生候補「この上新川郡、細入は世代交代が遅れているんですよ」

 夫が役員を務めるスーパーマーケットグループなどの流通関係企業が支援するほか、地元の後援会組織が草の根の戦いを展開、浅生候補は「勝負を決めるのは大山地域」として候補者がいない大山や細入での票の掘り起こしに走ります。

 浅生候補「大変厳しい選挙だと思っていますでも、私はやはり応援していただいている地元の皆さんを信じて、市民を信じて頑張りたいと思います」

 坂田候補「私は県庁30年、県議会議員20年、約半世紀、県民の安全・安心の確保のため県政にしっかりと携わってきた人間であります」

 大沢野地域を地盤とする自民党・現職の坂田光文候補が強調するのは5期20年の実績です。

 世代交代を掲げて出馬した保守系の新人に対し、党や後援会、地元企業などの組織を総動員して票固めに懸命です。

 坂田候補「県の地域防災計画を練り直す、見直す…」東日本大震災を受けて坂田候補は長年富山県の社会資本の整備に携わってきた経歴をアピール、「確かな実行力」をスローガンに票の上積みを図ります。

 坂田候補「特に後援会組織が引き締まりなおかつ自分自身もしっかりと後援会組織と自民党組織を通じて有権者に訴えてその効果が出てきているんじゃないかとこう思っています」

 富山市第2選挙区の有権者はおよそ8万人。各陣営は当選の安全圏を前回と同じ「1万1000票」とみています。

 大票田の婦中地域や候補者のいない大山地域などで支持獲得の熾烈な争いが選挙戦最終日まで続きます。

2368チバQ:2011/04/07(木) 23:11:47
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20110407182442
県議選注目選挙区・小矢部市
(2011年04月07日 18時09分)

 県議会議員選挙は10日(日)が投票日ですが、激戦となっている選挙区の情勢をお伝えします。

 自民党推薦の現職とみんなの党推薦の新人による一騎打ちとなった小矢部市選挙区です。県政与党とのパイプの太さをアピールする現職。新しい政治の必要性を訴える新人。一騎打ちとなった小矢部市選挙区は市を二分する戦いとなっています。

 定数1の小矢部市選挙区には、自民党が推薦する無所属で現職の筱岡貞郎(しのおか・ていろう)候補と、前の小矢部市議で、みんなの党が推薦する無所属新人の中田正樹(なかだ・まさき)候補の2人が立候補しています。

 ことし1月、現職・筱岡候補の事務所開き。応援の演説に立った自民党の山田俊男(やまだ・としお)参議院議員が、TPP・環太平洋連携協定を容認するみんなの党をけん制します。

 長年にわたり地元の農協で役員を務めた筱岡候補は農協からの支援を受けるとともに、豊富な経験を生かして戦略農産物の育成に取り組むと訴えます。また、筱岡候補は、小矢部市ではこれまで保守系の県議が県とのパイプ役を務めたことで、市内の事業がスムーズに行われてきたとアピールします。対する、新人の中田陣営。去年の参議院議員選挙で当選したみんなの党の柴田巧(しばた・たくみ)議員が、新しい政治を求める潮流を止めてはならないと声を張り上げます。

 選挙戦に入り、桜井小矢部市長の支持も得られたため、中田陣営では、市長、県議、国会議員の3人が足並みを揃えれば、小矢部の発展につながるとアピールします。景気雇用対策や子育て支援などを公約に掲げる中田候補。平等な社会を築くことが政治の最大の役目だと訴えます。

 有権者約2万7千人の小矢部市。両陣営が当選ラインと予想する1万票を巡る戦いは、選挙戦終盤に入り激しさを増しています。県議会議員選挙の投票は10日日曜です。

2369チバQ:2011/04/07(木) 23:20:18
http://mytown.asahi.com/areanews/aichi/NGY201104060012.html
トヨタ系労組出身候補者、工場操業停止で苦慮
2011年4月7日

 東日本大震災で部品の供給網が途切れ、トヨタ自動車のほとんどの工場が操業を停止している豊田市で、トヨタ系労組出身の候補者たちが、組合員向けの運動に苦労している。

 「立門(りつもん)しても、いつもより面着(めんちゃく)できない」

 立門は勤務交代時に候補者が工場の門の前に立つことで、面着は直接、組合員の有権者と接することを指す。いずれも労働組合特有の選挙用語だ。候補の名前と顔を組合員に浸透させる効率的な手段だという。

 ところが今回の県議選では、トヨタ工場の操業停止が続き、関連企業も軒並みラインが停止、社員の出勤率が下がった。稼働再開に向けた準備などで出勤はしているものの、工場によっては半分から3分の1程度の日もあるという。

 春闘後に本格的な選挙態勢に移行する予定だったが、春闘が終わらないうちに震災が発生。「候補者を周知する前に工場に人が来なくなってしまった」と陣営関係者は言う。

 豊田市選挙区では定数が1増え5議席に。民主党はトヨタ労組出身の現職に加え、トヨタ紡織労組出身の新顔が立候補し、初めて2議席獲得を目指す。労組票を二分して臨む初の選挙のうえ、2月の知事選では同党が推す候補が惨敗。政権への逆風を受け、「浮動票は期待せず、とにかく組織票を固める厳しい選挙」(陣営幹部)と臨んだ県議選だ。

 再選を目指す現職も前回は無投票。陣営は候補の名前を組合員本人に知ってもらうのに時間がかかり、家族にまで浸透できるか、気をもむ。複数の労組の支援を受ける新顔陣営は、訪問先の組み直しも検討したが、「どこも同じような状況で変えようがない」。休み中の組合員が行きそうなスーパー前などで街頭運動を増やしたりしているが、手応えはつかみ切れていないという。(小渋晴子)

2370チバQ:2011/04/08(金) 20:04:08
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001104080002
県議選 世代交代かけ混戦
2011年04月08日

 東日本大震災を理由とした「選挙活動の自粛」。現職5人のうち3人が引退し、さらに定数がひとつ減って4となる静岡市清水区選挙区も、表面上は静かな選挙戦が続いている。


 6日午後、清水区内のスーパーに乗用車が滑り込んだ。公明の新顔、盛月寿美(ひろみ)氏(43)は選挙カーを使わない。乗用車から降りると、拡声機を取り出し、「女性、主婦の視点を県に届けたい」と訴えた。


 党の定年規定で4期務めた現職が引退。公明党県議団は今回、他党に先駆けて選挙活動自粛を呼びかけた。「政治経験が少ない分、政治への姿勢は誰よりも徹底したい」。新顔は名前を覚えてもらうのが先決とはわかっているが、抑えた活動を実践するという。


 自民新顔の深沢陽一氏(34)は、5期務めた現職の地盤を引き継ぐため、市議から転身した。現職の実績や党の方針は引き継ぐが、選挙戦では、自分の考え、それを伝える言葉を大切にする。今回は、各候補が争点に取り上げている防災を掲げるつもりはないという。


 6日午後、集まった支持者に向かって「震災後の今、防災は政治家の責任でやって当たり前」。自らの姿勢をそう説明し、演説では、地元活性化策や雇用問題の訴えに力を入れた。


 もう1人の新顔、共産の平塚倫豊氏(51)は、一貫した政策にこだわる。防災対策、浜岡原発への反対姿勢、福祉の充実……。今回引退する現職がこれまでに掲げ、実践してきた党の政策を、選挙戦でも継続して訴える。


 課題は知名度だ。6期24年務め、現在、共産ただ一人の県議である現職の実績を知る有権者は多い。「継承をいかに伝えるか。それが訴えをより理解してもらう方法」として、現職と一緒の演説などを増やしている。


 新顔3人を迎え撃つ現職2人も気持ちを引き締める。


 6選を目指す中沢通訓氏(66)は昨年、県議会副議長選で党の方針に従わなかったとして除名処分を受けた。今回は無所属での立候補となり、自民党公認時代に得ていた組織票は計算できない。


 「20年、県政の場に身を置いてきた。その経験を生かし、すぐに答えが出るよう県に働きかけていく」と実績をアピール。東海地震や津波、原発への対応は、経験や実績が求められるというのが持論で、県や地元企業との折衝の勘所がわかる点が強みだという。
 3選を目指す民主公認の林芳久仁氏(66)は、与党であることにこだわる。菅直人政権の支持率低迷から、支持者から「政党色を消すべきだ」との声もあったが、断った。「与党だからできること、やらねばならないことがある。支持率に一喜一憂したくない」


 選挙カーには、民主党の名が躍る。「(前回無投票のため)8年ぶりに投票用紙に名前を書いていただく。与党である我々への期待、注文、批判など、有権者の声を受け止めるチャンスです」(長谷川潤、山田知英)

2371チバQ:2011/04/08(金) 23:49:47
>>1499
上越市選出の小林林一県議が代表取締役を務める小林室内工業(同市西本町2)が2010年5月12日、新潟地裁高田支部に民事再生法の適用を申請した。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/feature/niigata1302012170762_02/news/20110405-OYT8T01054.htm
9人混戦 票の争奪危惧<上越市>
 いずれも公明を除く主要政党の公認、または推薦を受けた現職5人、新人4人の計9人が5議席を争い、混戦模様だ。多くの陣営は、前哨戦では東日本大震災の被災者に配慮し、派手な活動を控えていたが、告示後は全陣営が選挙カーを走らせ、ムードも盛り上がってきた。

     ◇

 民主は現職1人を公認、新人1人を推薦。党の支持率が低下し、地方選での敗退、低迷が相次いでいることから、両陣営とも危機感は強い。

 再選を目指す現職の梅谷守(37)は、義父の同党衆院議員・筒井信隆の支援が強みだ。3日、五智の街頭で「農林漁業の振興、教育や介護、子育て支援の充実に力を入れる」と訴えた。

 無所属新人の滝沢一成(54)は、同党参院議員・風間直樹の支援を受ける。2日、大町での朝市を歩き、「高田(地区)の街中から県議を出してほしい」と声を張り上げ、高田地区出身を強調した。

     ◇

 一方の自民。公認の現職3人が、推薦を得た無所属新人の矢野学(70)に脅威を感じている。昨年12月に選挙活動を本格化させ、選挙区内に事務所4か所を設けたためだ。矢野は1日の大豆での集会で、「政策を立案して実行できる県議を目指す」とアピールした。

 前回トップで再選を果たした現職の小林林一(66)の陣営幹部は、各候補による票の奪い合いを予想し、「当選には最低でも1万票は必要」と気を引き締める。小林は3日の港町での集会で、「直江津港をエネルギー基地として活用し、上越を発展させる」と訴えた。

 前回は無所属で戦った現職の楡井辰雄(59)。3日はJR直江津駅北口で「直江津地区では駅、市立水族博物館、直江津図書館を活用した中心市街地の活性化が必要」と提案。旧町村部での票固めに躍起だ。

 再選を目指す現職の市村孝一(49)は、草の根選挙を展開し、市街地を原付きバイクでくまなく回る。1日、高土町では「当選後に震災対応が求められており、新人議員に任せられない」と熱っぽく語った。

     ◇

 共産新人の伊藤誠(36)、社民現職の小山芳元(63)、みんなの党新人の近藤彰治(60)は、党支持層の票を固め、さらに無党派層の取り込みを狙う。伊藤は、2008年の前回市議選で同党市議4人が得た8500票余の動きに期待。1日、五智の街頭では「住民の命と暮らしを守る政治を実現させる」と述べた。

 小山は、東京電力福島第一原子力発電所の事故を例に原発の危険性を指摘し、県独自の安全性検討機関の設置を提言。2日、下門前の街頭で「豊かな経験と発言力がある人物を選んでほしい」ともアピールした。

 県議選初挑戦のみんなの党。公認・近藤の議席獲得を目指し、党参院比例農都共生支部長で元上越市長の宮越馨がテコ入れを図る。近藤は2日、昭和町での集会で「北陸新幹線問題の早期解決を図るよう、泉田知事に論戦を挑む」と述べた。市街地では自転車で遊説している。(敬称略)

(2011年4月5日 読売新聞)

2372チバQ:2011/04/08(金) 23:50:41
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/feature/niigata1302012170762_02/news/20110405-OYT8T01055.htm
かすむ争点 震災前面に<新潟市中央区>
 民主、自民、公明、共産、社民の各党が公認候補を擁立し、政党対決の図式だが、東日本大震災の影響で主張も防災中心となり、争点はかすんでいる。候補者は被災地との縁を強調したり、自転車移動で燃料節約をアピールしたりと、有権者の関心を引こうと必死だ。

     ◇

 民主公認で、新潟市議からの転身を目指す上杉知之(42)は、「ほかの候補との違いを出して、若さや身近さをアピールしたい」と、「元気注入」と書いた黄色いのぼり旗を立てた自転車を連ねて回り、支持を訴えている。党への逆風を感じ、あえてこんな“奇策”に出た。出身の新潟交通グループや、連合新潟などの支援を受けるが、「前回は、追い風だった。今回は組織を固めても、プラスアルファの票が読めない」と危機感は強く、無党派層への浸透に懸命だ。

 前回、党の公募に応じて出馬しトップ当選を果たした、自民公認の小島隆(63)は、支持者固めへ個人演説会を重ねる。元県観光企画監の経験を生かし、「(震災で)自粛が行きすぎて萎縮になると、経済がへたってしまう」などと、観光振興を訴える。懸念材料は、投票率の低下で組織票を持つ候補が有利になることと、競り合う公明候補の存在。陣営は、自民党の中で、国政選挙をにらみ公明候補を支援する動きがあると、警戒する。

 その公明公認の現職、志田邦男(61)の危機感はひときわ強い。党の基礎票は7000票。当選ラインと見る1万5000票との差が全国でも大きい「難関区」と位置づけられ、同党国会議員が応援に入っている。志田本人も「3番目を争っている状況」と認める。志田は震災直後、選挙用はがきに「岩手県大船渡市出身」と書き加えた。「大船渡市出身と言うと、真剣に聞いてもらえる」

 共産公認の新人、町田明広(46)は「不要不急の大規模事業をやめ、政党助成金を被災地復興の財源にする」などと訴える。「震災に触れないと、公約も訴えにくい」と感じている。2日昼には繁華街の古町十字路で街頭演説をしようとしたが、被災者への募金活動で占められ、少し離れた人通りの少ない場所に選挙カーを止めて、市民に語りかけた。

 返り咲きを狙う社民公認の桝口敏行(57)には5日、福島党首が応援に駆け付けた。ただ陣営は、政党色を抑え、人物本位の選挙戦を心がける。昨夏の参院選新潟選挙区で、現職だった同党の近藤正道が、党籍を残したまま公認を返上、無所属で出馬し落選した経緯があり、求心力の低下を感じている。陣営は「電話をかけても、『なんだ社民か』という反応」と戦いの厳しさを語る。

 無所属新人の吉野登志也(48)は、食育推進や子育て施策の充実などを訴えている。

(敬称略)

(2011年4月6日 読売新聞)

2373チバQ:2011/04/08(金) 23:51:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/feature/niigata1302012170762_02/news/20110407-OYT8T00033.htm

6議席巡り7人の攻防<長岡市三島郡>

有権者に支持を訴えながら走る選挙カー(2日午後、長岡市内で) 昨年3月に旧川口町を編入合併した長岡市と三島郡(出雲崎町)からなり、有権者は約23万人。県内最多の定数6を現職5人と元議員、新人各1人の計7人が争う。1万7000票前後と見込まれる当選ラインに向け、各陣営の攻防が続く。

     ◇

 「候補者7人中6人が4年後には還暦を過ぎる。若い世代の声を届ける議員が必要」。1日午後、長岡市の中之島支所近くの駐車場。民主新人で、衆院議員・西村智奈美の元秘書の板橋卓也(27)は演説でこう強調した。今回の候補で唯一20歳代の「若さ」をアピールする。

 民主は、県議4期を務めた佐藤信幸が昨秋の小千谷市長選に立候補し辞職。後継者選びが遅れ、県連の「政治スクール」を受講した板橋の擁立が決まったのは3月1日。佐藤の出身であるNTT労組などが支援するが、地元出身ではなく、陣営は「名前を覚えてもらわないと」と、衆院議員の菊田真紀子、鷲尾英一郎らの支援も受け、奔走する。

     ◇

 迎え撃つ現職も、危機感は強い。

 「私の地元栃尾では有権者が約600人減り、川口から札(ふだ)をいただくのは難しい。栃尾と中之島で車の両輪になってほしい」。前回4位だった自民現職・西川洋吉(70)は1日、板橋の演説の約30分後、近くでこう訴えた。

 3人の自民現職は、8年前には旧栃尾市選挙区だった西川と、旧三島郡選挙区だった柄沢正三(56)、長岡市古志郡選挙区だった星野伊佐夫(71)がそれぞれ地盤を住み分ける形。このうち、旧栃尾市の有権者数が約1万8000人と、地盤の人口規模が最小の西川は、地盤の決まっていない中之島地区(有権者約1万人)に積極的に進出する。3日には、衆院議員・長島忠美ら党国会議員も出席して中之島公民館で演説会を開いた。

 固い地盤でトップ当選を続けた星野陣営も「支持者が高齢化してきている」と、旧三島郡など地盤以外での支持拡大を目指す。

 各陣営は震災の影響による投票率低下を懸念。「被災地を救うには、経済的な力が必要」(柄沢)と自粛ムードが過度にならないよう訴える。

     ◇

 前回6位で初当選し、県内唯一の共産議席を獲得した竹島良子(61)は、県議会報告を各戸配布するなど「県政のチェック機能を果たした」とアピール。「安全安心のまちづくり」などを訴える。5日には同党書記局長の市田忠義がJR長岡駅前に応援に訪れるなど、議席死守へテコ入れした。

 社民元議員の長部登(62)は、前回次点に泣いたのをバネに、4年間かけて支持者回りなどを進めた。陣営では「最後の1議席を争っている」認識で、当選ラインと見る1万7000票を目標に、捲土(けんど)重来を期す。

 現職で「無所属の会」代表の松川キヌヨ(67)は、長岡市議時代から草の根の活動で、主に保守系の票を掘り起こしてきた。党派を超えた広がりを目指し、各地で積極的にミニ集会を開催、地域の細かい要望を聞くなどの実績をアピールしている。

(敬称略)

(統一地方選取材班)

柄沢 正三56自現《4》

板橋 卓也27民新 

西川 洋吉70自現《2》

長部  登62社元《2》〈国〉

竹島 良子61共現《1》

松川キヌヨ67諸現《3》

星野伊佐夫71自現《9》

(2011年4月7日 読売新聞)

2374チバQ:2011/04/08(金) 23:54:38
>>2324
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651104080001
原発、最大争点に 柏崎市・刈羽郡区
2011年04月08日


原発推進派、反対派が入る「地域の会」の会合。柏崎刈羽原発の横村忠幸所長も参加した=6日夜、柏崎市荒浜の柏崎原子力広報センター

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた福島第一原子力発電所。柏崎刈羽原発では同じような事態は起きないのか――。同原発の周辺住民にかつてないほどの不安が広がる中、地元の県議選柏崎市・刈羽郡選挙区は原発が最大の争点になった。有権者は原発立地の受益と負担のはざまで揺れている。


 候補者はいずれも自民党現職で柏崎刈羽原発や関連企業から推薦を受ける東山英機氏(66)と三富佳一氏(72)、新顔で原発反対地元3団体の無所属武本和幸氏(61)の3人。


 原発への立場について、東山氏は「安全確保を大前提に推進」、三富氏は「容認」、武本氏は「反対」と朝日新聞のアンケートに答え、考え方の違いが浮き彫りになった。


 3人は街頭や集会で原発問題に多くの時間を割き、安全対策の徹底やチェック機能強化などを訴えている。東山氏は「原発に賛成し、推進してきた議員だけに言うことは言わなきゃならん。皆さんの代弁者となり頑張る」と国や東電にもの申す姿勢を強調。三富氏は「(事故の)検証と対策が具体的に示されないと納得できない。全部止めて総点検するくらいのことを求めたい」と厳しい姿勢を示す。武本氏は「原発への心配や怒りの気持ちを私に託して。市民の総意で原発をどうするかチェックする役割を担う」と訴える。


 有権者も今回はより一層真剣に一票を投じようとしているようだ。自民党候補の街頭演説を聴いていた男性(58)は「代替手段がなければ原発はなくせない。安全性を高めてほしい」と原発の必要性を認める一方、「自宅が原発に近く、福島を思うとものすごく怖い。投票先はよく考えて決めたい」と話した。


 武本氏の街頭演説を自宅前で聴いていた女性(72)は「何十年も原発がある環境に慣れていたけれど、福島の事故で危険を改めて感じた」と語る。これまで自民党候補に投票してきたという女性は「子どもや孫のことが心配。今回は原発問題を最優先で考える」という。


 柏崎市と刈羽村には柏崎刈羽原発と関連企業の従業員が多く、家族や親類を通じてかかわる人も相当数いる。原発の賛否を表明しにくい雰囲気もある中、推進派、反対派を含む住民代表が堂々と意見を述べ合う場がある。同原発を監視する住民組織「地域の会」が柏崎市内で開く月例会合だ。


 6日夜の会合で、推進派委員は「原発は必要だ。命と経済をてんびんにかければ命だが、経済がないと生活もない」と原発の経済効果を強調。一方、反対派委員は「推進してきた方々は国が保証するから安全だと言ってきた。原発が安全だと許可した責任はどこにあるのか」と指摘した。


 別の委員は「想定外では済まされない。柏崎刈羽も10メートル以上の津波にも大丈夫でないと安心できない」と訴え、住民の不安を代弁していた。(清水康志)

2375チバQ:2011/04/08(金) 23:58:31
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651104040001
【県議選/争点を探る】


空港問題激しく対立/佐渡市
2011年04月03日


佐渡空港問題について候補者の説明を聞く有権者=佐渡市両尾

「佐渡島民の請願が県議会に拒絶されている。島民の声を県政に反映させるために、私を送り出してほしい」。佐渡市選挙区で無所属新顔の佐藤久雄氏(63)は1日、同市内の事務所でこう第一声を上げた。自民党からの離党を表明した佐渡市議らも顔をそろえた。


 無投票が濃厚だったのに選挙戦になったのは、県営佐渡空港の滑走路2千メートル化にからみ、地域住民の意向調査「パブリックインボルブメント(PI)」の実施を巡る対立が要因。反対の自民現職の中野洸氏(69)に対し、推進する市議らが激しく反発したのだ。


 これまで中野氏を支援してきた市議らは、今回もその方向だった。だが県にPI実施を求める請願書を県議会に出すため中野氏に紹介議員になるよう依頼したが拒否された。15人の市議が党県連に離党届を提出。佐藤氏の擁立に走った。


 「中野氏は2千メートルを推進すると言いながら(次の段階の)PIはまだ駄目と言う。この問題に限らず、(自分たちから見て)島民のために仕事をしていないという不満が一気に噴出した」とある市議は話す。


 一方の中野氏は戸惑いを隠せない。過去の選挙では、父の清氏から受け継いだ地盤で安定した戦いを見せ、今回も5期目に向け早々に動いていたからだ。


 PIについて中野氏は主張を変えていない。「2千メートル化で国から多額の助成金をもらう以上、手順を踏む必要がある。地権者の100%の同意がないとPIをやっても国は認めない。この状況で県費をつぎ込むことはできない」


 中野氏は集会で、空港問題の説明に時間を割く。陣営の幹部は「しっかり説明すれば理解してもらえるはず。実は離党騒ぎをした市議のうち、こちらに戻った人もいる」と強気だ。


 2陣営の対立が激しくなる中、もう一人の無所属現職の中川カヨ子氏(64)は、自らの存在をどう示せるかで腐心する。


 中川氏は2千メートル化よりも昨年3月の県議会で否決された佐渡―羽田便就航を優先させる立場だ。現在の890メートル滑走路のまま旅客・貨物機を飛ばし、首都圏との結びつきを深めることで島内の活性化を目指す。


 「実現に時間のかかる2千メートル化にこだわると島は衰退してしまう。まず空路を開設して実績をつくれば、2千メートル化に進むことは容易だ」と中川氏は主張する。


 人口流出が続くが、財政難などから抜本的な離島対策はなかなか進まない。福祉や医療、雇用など暮らしに密着する課題も山積する。必ずしも緊急的な課題とは言い切れない空港問題が最大の争点となる展開に、有権者からは「島の将来を本当に考えているのだろうか」という疑問の声も少なくない。(川崎友水)

2376チバQ:2011/04/08(金) 23:58:59
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651104040002
【県議選/争点を探る】


医療過疎訴え手探り/村上市・岩船郡
2011年04月04日


4月から診察は週3日だけになった関川村下関

 関川村役場の隣にある村運営の関川診療所は、1日から患者を診るのが毎週火、水、金曜だけになった。1人だけの常勤医師が1月末に退職。村は臨時の医師を手配して、週5日診療を維持していたが、医師の勤務先の都合などで、やりくりが難しくなった。


 人口約6400人、高齢化率36%の村の医院は、関川診療所を入れて2軒だけだ。村では一人暮らしのお年寄りが約200人。高齢者夫婦だけの家も約200世帯あり、区長や民生委員が気を配り、保健師らが巡回する態勢を敷いている。


 病状悪化の際の頼りは、村役場から12キロ離れた村上市下鍛冶屋にある県立坂町病院(ベッド数150床)だが、ここも医師不足が問題になっている。4年前に産婦人科の分娩(ぶんべん)が休止され、村上市・岩船郡でお産が可能な病院は、村上総合病院だけという状況だ。


 「医療過疎」といえる現状をどうするか、有権者の関心は高い。3月29日に地元の青年会議所が主催した公開討論会でも、この問題が取り上げられた。


 自民現職の小野峯生氏(58)は、新潟大学医学部が3年前から県内の高校の卒業生を受け入れる「地域枠」を創設していることを紹介。「一人前になるには8〜10年かかるが、医師の養成をきっちりやりながら、それまでは医療機関の間で連携を図る必要がある」と訴えた。


 無所属現職の片野猛氏(60)は「産婦人科、小児科、整形外科の医師不足は特に問題だ」と指摘。「開業医が病院との連携を密にし、総合病院の医療機器を開業医が使えるようにする『オープンシステム』の充実を図らなければならない」と述べた。


 無所属新顔(民主推薦)の姫路敏氏(50)は「予防医学に、もう少しお金をかけるべきだ」と主張した。公的病院だけでなく、個人医院がガン検診の検査機器などを購入した際にも、手厚い公的助成を行うよう訴え、「悪くなる前に病気を見つけて直すことが重要だ」と語った。


 現状の医療態勢で、どうすれば過疎化が進む地域住民の健康を守ることができるか。3人の発言から浮かび上がってくるのは、医師確保の「即効薬」を見つけるのはかなり難しいという現状だ。


 関川村を含む岩船郡は過去4回、県議選が無投票だった。県立坂町病院の医師補充に向けて、村長らが県や新潟大学に要請を繰り返した結果、若干医師は増えたが、「充足」には遠い。


 告示日の1日夕、村内に候補者の名前を連呼する選挙カーが来訪し、たすきをかけた候補者が沿道に出てきた人々に握手を求めた。県議会のあり方を、村の有権者が投票で問うのは、今回が20年ぶりとなる。(戸松康雄)

2377チバQ:2011/04/09(土) 00:00:03
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651104050001
【県議選/争点を探る】


新幹線着地点はどこに/上越市
2011年04月05日


建設が進む北陸新幹線の周辺を走る選挙カー=上越市で

「知事に、あげた手をそろそろ下ろしたらどうですか、と言いたい」


 1日の出陣式で、みんなの党新顔の近藤彰治氏は、北陸新幹線をめぐる泉田裕彦知事の姿勢を公然と批判した。


 泉田知事は、新幹線新駅の仮称「上越駅」への全列車停車と建設負担金見直しを掲げ、国との協議が進展しないうちは負担金を払わないと強硬姿勢をとり続けている。負担に見合う受益を求める知事の主張に、沿線自治体の首長や地元県議らは一定の理解を示し、これまで表立った批判は出ていなかった。


 近藤氏は「JRは慈善事業じゃないから全部止まるわけがない。9割前後でいいから、乗り降りしてもらえるまちづくりを早くやるべきだ」と主張する。


 一方、自民現職の市村孝一氏は出陣式で「全列車停車させたい」と声を張り上げた。取材に「絶対に譲れない。1本でも通過を認めると5、6本に増える。すべて止まるかどうかが、地域が発展するか衰退するかの境目だ」と語った。


 無所属新顔の矢野学氏は「全列車を、との思いは知事と同じ。ただ予定通りの開業に心配も出ており、知事は上越で説明責任を果たしてほしい」と、2日の個人演説会後に語った。


 ほかの候補者は知事の主張とは一定の距離を置き、国との協議の進展を期待する。「開業の遅れは許されず、他県とのあつれきが深刻にならないようにするべきだ」(民主現職の梅谷守氏)との認識からだ。


 自民現職の楡井辰雄氏は「知事は並行在来線の負担軽減などを考え駆け引きをしていると思うが、(開業を熱望する)富山や金沢の人たちのことも考えるべきだ」。自民現職の小林林一氏は「選挙が終われば上越地域の県議団で、知事と国、沿線4県の間に入って落としどころを探りたい」と述べた。


 仮称「上越駅」は、交通拠点のJR直江津駅より10キロ南の郊外にできる。県によると上越―東京間は最速型が止まれば約1時間35分で結ばれるが、各駅型だと2時間20分程度かかると見込まれ、現在のほくほく線の特急と上越新幹線乗り継ぎ(約2時間15分)と比べ時間短縮効果は限定的だ。


 直江津より東の「ほくほく線沿線住民はほとんど北陸新幹線を利用しないのではないか」(社民現職の小山芳元氏)との見方すらある。小山氏は、現在直江津までのほくほく線を「上越駅」に乗り入れるよう主張している。


 無所属新顔の滝沢一成氏は「停車8割でも利用しやすいダイヤにして、公共交通機関でストレスなく新駅へ行けるようにすることが大事だ」と語る。


 2015年春の開業予定まであと4年を切ったが、上越市内では期待感は高まらない。JRから経営分離される並行在来線の赤字負担、新駅と離れた高田や直江津の市街地衰退などの懸念が大きいためだ。


 「将来にわたって並行在来線を維持できるのか」と心配する市民は多い。共産新顔の伊藤誠氏は「在来線を守るために国を動かすには、沿線各県の連携が必要。全列車停車を追求して、連携を損ねるようでは困る」との立場だ。(遠藤雄二)

2378チバQ:2011/04/09(土) 00:00:46
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651104060001
地域主権の議論低調?/長岡市・三島郡
2011年04月06日


ストーブで暖をとりながら候補者の政見を聞く支持者ら=4日夜、長岡市

 全国市長会のトップを務める森民夫・長岡市長は、「地域主権改革」の実現が持論だ。国の権限と財源を地域に移譲し、「地域のことは地域で決める社会をつくる」と主張する。


 ただ、その長岡市でも地域主権に対するスタンスは様々だ。


 自民現職の柄沢正三氏は地方分権の考え方は否定しないが「国債残高が900兆円超のまま地域主権を進めれば、地方は負の相続をするのがオチ」。それより、産業の国際競争力を上げるなどして国力回復を優先すべきだ、としている。


 自民現職の西川洋吉氏も「仮に実現したとしても、スイカであれば一番甘いところを指定市や有力市が食べ、皮に近い渋い部分はほかの町村に回る」と、過疎地域はさらに環境が悪化すると警戒する。


 共産現職の竹島良子氏は「住民の意思が反映されにくく、自治に逆行する(全国を複数のブロックにわける)『道州制』への議論にはくみしない」と話す。平成の大合併の前に起きた中越地震では、まだ自治体が小回りのきく規模だったため、災害への対応がきめ細やかだったと指摘する。


 一方、「地域主権の確立」は2009年の総選挙で政権交代を果たした民主党のマニフェストの主要テーマでもあった。


 民主新顔の板橋卓也氏は「すぐさま出来上がる話ではなく具体的な中身についてはこれから」とする。


 「現在の状況から移行期には、市町村で構成する広域連合構想も想定され、切り捨てられる町村が出ないようにするための役割は十分残っている」と、県議としての心構えを強調する。


 社民元職の長部登氏は「国の財源や権限をできる限り地方に移す『地方分権』なら賛成だ。道州制か否かは分権の進み具合などを見て判断すべきだ」と肯定的な立場だが、当面は原発の安全基準見直しなどに力を入れる考え。


 無所属の会現職の松川キヌヨ氏も、自治体がさらに大きなブロックごとに再編されるなどして「有権者の選択が国と自治体の二層構造というなら、それでいい」との立場だ。
 自民現職の星野伊佐夫氏は、県と新潟市による「新潟州構想」に「正しいと思う」と理解を示し、「将来、国の役割は外交と防衛だけになる。新潟県が(道州制の)『州都』となるべく、構想立ち上げで先鞭(せんべん)を付けた」と話す。


 地域への権限移譲の方向性については民主、自民の2大政党で違いがある。だが東日本大震災でさらに議論が棚上げされることも考えられる。肯定的な立場の候補者にも具体的なイメージを作りにくいようだ。(松本英仁)

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2379チバQ:2011/04/09(土) 00:03:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000135-mailo-l15
’11統一選:県議選 注目区を歩く/1 三条市、民主票どこへ /新潟
毎日新聞 4月6日(水)12時21分配信

 ◇幹事長、突然の引退 後継擁立できず
 統一地方選前半戦の県議選は10日の投開票に向け、無投票となった12選挙区を除く15選挙区で選挙戦が繰り広げられている。各選挙区が抱える課題や事情はさまざまだが、各候補者たちはどう支持拡大を図ろうとしているのか。注目の選挙区を歩いた。【小川直樹】
 当初は、民主党県連幹事長の竹山昭二氏(67)、前回に続く挑戦となる無所属新人の坂田光子氏、自民現職で再選を目指す佐藤卓之氏の三つどもえの争いになるとみられた三条市選挙区(定数2)は、竹山氏が体調不良を理由に2月末に県議引退を表明。情勢は一変した。
 三条市は民主党衆院議員(新潟4区)の菊田真紀子外務政務官のおひざ元。そこで県議の議席を失うことをおそれた党関係者らは、後継候補の人選を進めたが、結局断念した。「(竹山氏の)引退表明があまりにも突然で、あの時点ではもう間に合わなかった」と菊田氏の秘書は悔しさをにじませる。
 今回の県議選で民主は全27選挙区への候補者擁立を目指したが、公認、推薦合わせ13人にとどまった。無投票だった12選挙区のうち、菊田氏の地元の新潟4区では新潟市南区、江南区、見附市で系列候補を立てられなかった。民主の弱点とされてきた新人の発掘、地方組織の強化は進まず、三条では幹事長引退と後継擁立失敗によるショックが残った。
    ◇
 民主の動きとは別に、三条市選挙区で名乗りを上げたのは元市議で渡辺秀央元参院議員の秘書を務めた原茂之氏だった。原氏は民主の公認、推薦は受けず、渡辺氏の後援会組織「秀央会」と連携し、今も多く残る渡辺氏の支持者の取り込みを図っている。
 自民は公認の佐藤氏とともに、無所属の坂田氏も今回は推薦し、議席の独占を狙う。
 民主関係者は事実上の自主投票となり、民主票がどう流れるかが焦点だ。竹山氏と原氏は三条市議時代、同じ87年に初当選した同期で、つながりは深い。民主系のある市議は「自民の佐藤、坂田両氏に対し、民主票の一番の受け皿になるのは原氏しかいない」とみる。一方で、別の民主関係者は「地域のつながりなどで、無所属の坂田氏にも民主票が流れる可能性はある」との見方を示す。
 また、佐藤、坂田両氏とも、10年10月の三条市長選では再選を果たした国定勇人市長を支援し、市長と良好な関係にある。一方、原氏は市長選で国定氏と争った山井伸泰氏を積極的に支援した経緯もあり、市長へのスタンスは明確に異なる。
 三条市選挙区は「民・自対決」の代理戦という構図に加え、候補と地元市長との間合いなど、複雑な人間関係が絡みあう。=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◆候補者(定数2)
坂田光子 56 無新
原茂之  57 無新
佐藤卓之 46 自現(1)
 ※届け出順、年齢は投票日の10日現在、()数字は当選回数、敬称略

4月6日朝刊

2380チバQ:2011/04/09(土) 00:04:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000103-mailo-l15
’11統一選:県議選 注目区を歩く/2 佐渡、空港問題で対立 /新潟
毎日新聞 4月7日(木)11時55分配信

 ◇自民系市議らが対抗馬を擁立
 10年3月の県議会で、佐渡−羽田間の航空路線事業化議案が否決され1年余。泉田裕彦知事や高野宏一郎佐渡市長が強く推進した羽田直行便構想は頓挫したが、県営佐渡空港の滑走路を現在の890メートルから2000メートルに延伸する計画は引き続き課題として残り、市は用地買収交渉を進めている。
 県議選佐渡市選挙区(定数2)にも、この空港問題が影を落とす。同選挙区は当初、自民の中野洸氏と無所属の中川カヨ子氏の現職2人のみで無投票になるとみられていたが、新人でNPO役員の佐藤久雄氏が名乗りを上げ、一転、選挙戦となった。
 佐藤氏が出馬した背景には、空港問題への対応を巡る自民系の市議と、中野氏の対立がある。滑走路用地は約9割の地権者との買収交渉が終わり、市議らは空港拡張事業の仕上げをと、地元の意見を反映させるパブリックインボルブメント(PI)の実施を県に求めるため、請願の紹介議員になるよう中野氏に要請した。しかし中野氏は「PIは時期尚早」と受けなかった。
 これに反発した自民系市議15人が2月9日、党県連に離党届を提出。県議選で中野氏への対抗馬として佐藤氏を担ぎ上げた。佐藤氏は「市議に言われて出たのではない。自分自身の戦い」とするが、「佐渡の経済8団体が提出したPI推進の請願書を自民県議らは拒絶した。彼らは佐渡経済発展の重しになっている」と批判。離党届を出した数人の市議が佐藤氏を支援する。
 中野氏は街頭演説で「空港の2000メートル化実現に向けて、何を優先とするかを明確化する。地権者の100%の同意がなければ、PIをやっても国は認めない」と持論を展開し、引かない構えだ。
    ◇
 一方、中川氏は「中野、佐藤両氏の摩擦は関係ない。佐渡の現状を有権者に訴えるだけ」と独自路線を取る。県議会で否決された羽田直行便については「国が羽田空港拡張に合わせ、離島枠を設置してくれるだろう。泉田知事に協調していくのが得策。直行便を県議会で強く推進しなければいけない」と訴える。
 佐渡市の人口は毎年1000人ペースで減少を続けており、現在は約6万4000人。高校を卒業しても島内には働く場がないという現状がある。空き家の数も目立ち、多くの寺の墓地では先祖代々の墓を都会に移す離檀(りだん)が進んでいる。「ふるさとが崩壊しつつある」と住職は嘆く。
 経済の衰退と、先行きの見えない島の暮らし。65歳の男性派遣社員は「遠い将来の空港問題より、喫緊の生活が上向く施策を示す訴えが聞こえてこない」とため息をついた。【磯野保】=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◆候補者(定数2)
中野洸   69 自現(4)
中川カヨ子 64 無現(2)
佐藤久雄  63 無新
 ※届け出順、年齢は投票日の10日現在、カッコ内数字は当選回数、敬称略

4月7日朝刊

2381チバQ:2011/04/09(土) 00:13:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20110407-OYT8T00933.htm
「ソフトに」女性票争奪

「同性目線で」2候補訴え 金沢


「気軽に相談できる人を県政に」と訴える女性弁士(左、7日)  今回の県議選で、女性候補は金沢市選挙区に出ている民主の現職と自民の新人の2人だけだ。過去3回の選挙では、4〜5人が立候補していただけに大幅減となった。両女性候補は、ともに同性目線の大切さをアピール。男性候補も、女性組織をフル回転させて「女性に優しい候補」とのイメージを演出、女性票を巡る激しい争奪戦が繰り広げられている。

 「女性県議は減るかゼロになる。介護や子育ての中心は女性。その声が県に届きにくくなる」。3日、金沢市選挙区の女性候補が集会でこう訴えると、会場内の3分の2を占める女性支持者が大きくうなずいた。

 出席していた50歳代の女性看護師は、「子育てを終えて職場復帰しようとしても仕事はどんどん進み、人間関係も変わっているので難しい。こうした悩みは男性議員には相談できない」と打ち明けた。

 現職3人のうち、社民党と共産党の県議が引退する。2人は選挙でも党の色を強く打ち出していた。これに対し、今回の2人の候補は、いずれも政党色を前面には押し出さず、「主婦の目線」を強調する戦術だ。

 1人は、子育てサークルや、子育て支援の非営利組織(NPO)とのつながりを生かして支持拡大を図り、もう1人は、女性起業家やスポーツ団体の女性代表者を集会の応援弁士に招き、幅広い女性層への浸透を目指している。

 ただ、陣営からは、「女性団体には、純粋に相談相手が欲しくて入会している人も多いので、票集めを熱心にやってくれるかは分からない」との不安も漏れる。

 女性候補がいない選挙区では、男性候補の妻や女性支持者が、女性票の取り込みに知恵を絞っている。

 「今こそ、女性目線で確かな人柄の候補を県議会に」。加賀地区のある候補の決起集会では、女性支援者の会の会員が、力強く候補者の魅力をアピールした。

 メンバーは、候補の妻の「ママ友」が中心だ。井戸端会議や子どもの塾の送り迎え、少年団活動など、子育ての様々な場面で知り合った人々を友達感覚で引き込み、昨年10月に8人だった会員は今では300人以上に膨れ上がった。

 後援会事務所では普段から、子育てや教育の相談を行い、そろいのブローチを作るなどして一体感を高めている。

 メンバーの1人は、「政治は自分とは違う世界という感じだったが、ざっくばらんな雰囲気で、候補にも親しみを感じる」と語り、陣営関係者は「今まで政治に無関心で、眠っていた票を掘り起こせる」と手応えを感じている様子だった。

(2011年4月8日 読売新聞)

2382チバQ:2011/04/09(土) 00:22:17
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationwidelocalelections2011/27398.html
県議選ウオッチ(上) 日増しに攻防し烈

(2011年4月7日午前10時31分)


 福井県議選の投開票まであと3日に迫った。県内では無投票3区を除く9選挙区で激しい票の奪い合いを展開。東日本大震災の影響から自粛ムードは漂うものの、個人演説会や選挙カーからの各候補の訴えは日増しに熱を帯びている。各選挙区の終盤情勢を追った。(敬称略)

 【福井市】 当落上は混戦 西部 激しい争奪

 12議席を15人が争う激戦。上位の数人は1万票以上を目指す安定した戦い。中位以下の陣営は「8千票が安全圏」とみて地盤固めや空白地域への進出を急ぎ、当落線上は混戦模様となっている。前回のトップ当選者が獲得した1万1千票と女性票の行方がポイントになりそう。投票率が下がったとしても、選挙区再編で清水、越廼の有権者9千人超が加わるため、当選ラインは前回の6700票より上がると予想する陣営が多い。

 石橋、鈴木、笠松は前回に続き上位を狙う。公明の石橋は組織票を軸に地元豊でも浸透、鈴木は労組票と市東部を固め、若年層の取り込みを図る。笠松は市南部、東部から美山まで広くまとめている。

 前回得票を減らした山本芳、屋敷、前田のベテラン3人はそれぞれの地元を固めつつ、他地域への食い込みを図り、回復に力を注ぐ。県職組が支援する野田は社3地区、大森は市中心部の6地区で浸透を図る。山本正は基盤の教職員層と明新を固める構え。

 市西部は最激戦地域。川西と湊に拠点を置く松田は清水、越廼でも票の上乗せを狙う。東安居が地盤の谷口も清水に食い込み、湊、社北でも票を掘り起こす。元職畑は、大安寺の基礎票に中小企業関係や出身大学のつながりなどで上積みを目指す。

 元職佐藤は組織票を固め当選ラインをうかがう。新人2人はいずれも女性。草の根運動の中井は地元円山でも認知され始めてきた。連合の支援を受ける小沢は地元湊での上積みが鍵。元職、新人4人のうち少なくとも1人は当選するため、予想する当選ラインとは別に、横を見ながらの選挙戦となっている。

【勝山市】 一騎打ち 互角の様相

 前半戦は互角の様相。支持を鮮明にする市民は少なく、四谷、松井両陣営とも「票が読みにくい。最後の最後まで分からないのでは」と苦慮する。若者、女性票が勝敗のカギを握るとみており、最終盤は市中心部が草刈り場になりそう。

 四谷は幅広い世代の支持を得ようと若い支援者が精力的に動いている。「主義主張を多くの市民に知ってもらいたい」とスーパー周辺や集落内での街頭演説に力を入れ「必ずや勝山のため、福井県のため一生をなげうってでも頑張る」と訴える。

 松井は、自民支持者が多い旧村部を重点的に回り票固めに余念がない。市議や、無投票当選した県議らの応援を得て毎晩3〜4会場で開く個人演説会をはしご。「保守王国としては負けられない。自民の灯を消したくない」と力を込める。

 両陣営は投票率を80%前後とみて、過半数の8500票を超える1万票の獲得を目指す。

2383チバQ:2011/04/09(土) 00:22:50
 【鯖江市】 現職3人手応え

 現職3人が有利な戦いを繰り広げている。

 4期目を目指す田中は終盤、地元河和田地区などを中心に個人演説会を展開。「東部は固い」と手応えをつかんでいる。

 田村は告示前から各地で座談会を開催、若年層らにも政策を訴えてきた。告示後も地道に個人演説会を繰り返し「丁寧な戦術」で市全域に食い込んでいる。

 大久保は「前回獲得票(6400票)に上乗せを」と意気込む。田中や山本の影を敏感に感じ再度、地盤の神明、立待地区の引き締めを図る。

 新人山本は「現職への批判票を受け止める」が合言葉。組織や地盤に頼らず活動している。

  【坂井市】 引退票めぐり白熱

 定数4を現職3人、新人3人が争う。6人とも地元最重視で支持を訴えつつ、丸岡を地盤に前回トップの約1万1千票をとった引退議員の票をめぐり、し烈な争奪戦を展開している。

 現職は一様に票の上積みに懸命。宇野は、前回を上回る目標で支持拡大を図る。個人演説会は開かず、地元坂井町を中心に丹念に回り、さらなる支持を訴えている。

 斉藤は地元三国町への他陣営の食い込みが厳しい点を警戒、三国各地区につくった後援会ごとに個人演説会を開いて地元を固め、他の3町へも浸透を図る。

 山本は、地元春江町から新人が出馬していることや、他の3町に比べ投票率が低い傾向にあることから、確実な投票行動を支持者に強く働き掛ける。夜は地区ごとに県政報告会を開いている。

 丸岡町から出た2新人の陣営は「現職、新人とも(現職が引退した)丸岡に足しげく通っており脅威」と警戒。小寺は「できるだけ顔を知ってほしい」と市議らの応援を得て1日3〜4回の個人演説会を精力的にこなし9日の決起集会に臨む。太田は、商工業者の人脈や個人頼みの地道な運動を続ける。決起集会は行わず丸岡町の住宅街、スーパーで辻(つじ)立ち、企業誘致などを訴える。

 西畑は、福祉政策の充実を強調。各4町1回ずつの個人演説会を展開、前回わずかの差で敗れただけに「一票でも多く」と市内をくまなく回っている。

 【丹生郡】 民、自 対決色鮮明に

 関敬信越前町長が支援する民主現職の藤野。越前町議の3分の2が推し、自民が追加公認した新人島田。民主、自民の対決色が鮮明になっている。3月議会で表面化した町長と町議の対立も絡む上、両候補双方と関係のある団体、有権者も多く、票の奪い合いは激化の様相をみせている。

 政権交代後、首長が民主支持の姿勢を示した象徴的な地域である一方、自民としても12選挙区中、唯一の空白区。両党ともに重点的に力を入れており、ともに8日に開く総決起大会には国会議員が駆けつける。

 藤野は年明けから町内全域をくまなく回り、行動力や4年間の実績を強くアピール。「不登校児童、生徒の支援充実」など教育政策も訴えている。自民の支持者をいかに取り込むかがポイントとなりそうだ。

 2月に出馬表明した島田は序盤から自民の国会議員の応援を受け、保守層の支持を確実に拡大。陣営は「織田、宮崎、越前地区はほぼ固まった」。総決起大会は最大票田の朝日地区で開き、浮動票の獲得を目指す。

2384チバQ:2011/04/09(土) 00:25:47
■5選挙区の立候補者■
届け出順 年齢は投票日現在
 【福井市】
 (定数12、立候補15)
畑孝幸 62 無元(1)
石橋壮一郎 57 公現(4)
小沢喜久子 62 無新
大森哲男 56 自現(1)
笠松泰夫 66 自現(1)
山本正雄 69 民現(3)
野田富久 63 民現(4)
佐藤正雄 52 共元(2)
山本芳男 71 自現(6)
谷口忠応 65 自現(2)
中井玲子 52 無新
前田康博 70 自現(4)
屋敷勇 77 自現(4)
松田泰典 56 自現(2)
鈴木宏治 37 民現(2)
 【勝山市】
 (定数1、立候補2)
四谷昌則 62 無現(2)
松井拓夫 67 自現(2)
 【鯖江市】
 (定数3、立候補4)
山本又一郎 68 無新
田中敏幸 58 自現(3)
大久保衞 66 自現(1)
田村康夫 50 自現(2)
 【坂井市】
 (定数4、立候補6)
宇野秀俊 69 民現(1)
小寺惣吉 58 無新
太田博 67 無新
斉藤新緑 54 自現(3)
山本文雄 76 自現(6)
西畑知佐代 62 無新
 【丹生郡】
 (定数1、立候補2)
島田欽一 54 自新
藤野利和 59 民現(1)

2385チバQ:2011/04/09(土) 00:26:44
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationwidelocalelections2011/27413.html
大詰め福井県議選4選挙区の情勢 激戦ウオッチ(下)

(2011年4月8日午前7時20分)
【敦賀市】  定数3の議席を現職3人、新人2人が激しく争う。原発立地地域であり、各候補とも原子力政策を前面に主張を展開。当選ラインは約7千票とみる陣営が多い。告示直前に共産候補が出馬し、浮動票の行方に警戒感を示す陣営もあり、当落線上の争いは混沌(こんとん)としている。

 ベテランの石川は安定した戦い。市全体を満遍なく回り、個人演説会と併せ、支持を固める。郡部はほぼ浸透し、旧市街地を中心に上積みを目指す。糀谷は、支持基盤の労組の体制固めに余念がない。6日には800人を集めた総決起集会を早々と開き、終盤に向けて組織を引き締めた。

 現職の谷出はすでに市内を2巡。業界団体訪問や街頭演説を増やし、支持者固めを強力に進めている。9日の唯一の個人演説会で、政策を訴えかける予定。新人の和泉は、郡部や大票田の粟野地区など市街地周辺部を中心に浸透を図っている。8、9日には地元の西地区を巡回し、ムードを盛り上げる構えだ。

 新人の金元は出遅れを取り戻そうと個人演説会や街頭演説を精力的にこなしている。反原発の姿勢を訴え、支持取り込みを目指している。

【越前市・今立郡・南条郡】 武生市、今立郡、南条郡の旧3選挙区が合併し、前回はいずれも無投票で決まった五つのいすを現職5人、新人2人が争う。現職は地盤を固めつつあり、新人は草の根的な運動で追い込みに必死。投票率は70%程度とみる陣営が多く、8千票台が当選の一つの目安となりそう。

 現職の大半は地元を最優先に運動を展開。小泉は票田の旧武生市(有権者約5万6千人)で個人演説会を連日開き、前々回獲得した1万票を目標に掲げる。同じ旧市が地盤の宮本は初めての選挙戦だが、政策が浸透し、若手経営者らの支持も幅広く集める。関は地元の旧今立町と池田町(同計約1万3千人)で一定の手応えをつかみ、旧市東部へも食い込む。仲倉は南越前町(同約1万人)で強固な基盤を築き、同町に接する王子保地区など旧市でも支持を広げている。

 玉村は労組票がバック。組織の引き締めを図るとともに地元の越前市味真野地区を中心に地域への浸透にも力を注ぐ。新人細川は女性票と浮動票をどこまで上積みできるかが鍵。告示後は主に旧今立町で個人演説会を開き、関と重なる地盤の切り崩しも狙う。脱原発を訴える山崎は全域で丁寧に政策を説明している。

【小浜市・三方郡・三方上中郡】 定数3に対し、現職3人と新人1人が争う。区割りが変更となった影響で各陣営とも票読みに苦慮するが、現職は組織力を生かして安定した戦いを繰り広げている。新人は小浜市を中心に支持の獲得に励んでいる。

 西本は労組などの支援を受け、前回に比べ大きく票を伸ばしそう。小浜市内での個人演説会では「予想以上の支持者が集まった」(陣営幹部)と手応えを見せており、市内での一層の上積みへ士気を高めている。

 中川は選挙区内をくまなく回って幅広く支持を拡大。大票田の市内でも着実に浸透している。ただ、ほかの陣営が地盤とする若狭町上中地域に一部入り込んでいるとして、地元の票固めにも余念がない。

 吉田は地元の美浜町や若狭町で個人演説会を重ね、自民支持以外でも幅広い層で票を固める。小浜などでも自身や後援会員らの知人、血縁を軸に各集落を地道に回り、県政での実績を強調して浸透を図っている。

 新人の佐久間は市内全域での票の掘り起こしに全力を注ぐ。個人演説会では参院議員を招いて支持者を集めた。若年層の浮動票の取り込みにも努めており、陣営は「若者の間の知名度は最も高い」と息巻く。

【大飯郡】  おおい町の新人浜田、高浜町の現職田中と地盤は明確で、両陣営とも浮動票が勝敗を分けるとみている。過去は無投票が多かった選挙区であることから票読みには苦心している。投票率も重要な要素になりそう。

 浜田陣営は、高浜町の有権者数がおおい町より約2千人多いことから、「高浜町でいかに支持を取り付けるかが鍵」として、町議4期の実績と人脈を武器に相手地盤の切り崩しに躍起。一方、新たに選挙区に加わった名田庄地域を含むおおい町では、町議時代の人脈を生かした浸透策で陣営は一定の手応えを感じている。

 田中陣営は、相手地盤のおおい町で2回、地元高浜町で1回と計3回の個人演説会を展開、個人票積み上げを狙う。選挙区全体に足を伸ばしながらも、おおい町名田庄地域は4巡する予定で、相手陣営に攻勢を掛ける。現職の実績と若さをアピールし、若年層への浸透も図っている。最終盤は両町市街地を中心に、浮動票獲得を狙う。

※…敬称略

2386チバQ:2011/04/09(土) 00:27:39
■4選挙区の立候補者■
届け出順 年齢は投票日現在
【敦賀市】
 (定数3、立候補5)
谷出晴彦 54 自現(2)
石川与三吉 80 自現(4)
和泉明 54 無新
糀谷好晃 70 民現(1)
金元友 28 共新
【越前市・今立郡・南条郡】
 (定数5、立候補7)
小泉剛康 72 自現(2)
玉村和夫 60 民現(1)
関孝治 70 自現(6)
仲倉典克 43 自現(2)
細川かをり 51 無新
宮本俊 46 自現(1)
山崎隆敏 62 無新
【小浜市・三方郡・三方上中郡】
(定数3、立候補4)
西本正俊 52 無現(1)
中川平一 62 自現(3)
吉田伊三郎 68 自現(2)
佐久間博 54 無新
【大飯郡】
 (定数1、立候補2)
浜田勝美 68 無新
田中宏典 46 自現(1)

2387チバQ:2011/04/09(土) 00:42:12
1本だけアップされてた
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000001104060001
注目選挙区5=伊那市区
2011年04月06日

 現職2氏に新顔2氏が挑む伊那市区(定数2)。告示直前、現職陣営が新顔陣営に申し入れた。「震災時にお祭り騒ぎはやめよう」。しかし、立場の違いもあって、「協力」は不調に終わった。
 結局、現職2人は、選挙カーに付きものの先導車と伴走車をやめ、運行終了時刻の2時間繰り上げで合意した。あからさまな連呼も見合わせることにした。「哀悼の意を表し、華美にならないようにする。全陣営で足並みをそろえたかったが」。現職陣営の幹部は残念がる。
 だが新顔の受け止め方は別だ。「私たちの主張は声を出さないと伝わらない。これ以上、自粛しようもない」(三石佳代陣営)、「伴走車を出す余裕は元々ない。震災を名目に新顔を抑え込もうとしたのではないか」(野口俊邦陣営)。
    □
 伊那市区は12年前から木下茂人、向山公人両氏が議席を占め続ける。農業への思い入れが強い木下氏が農村部、伊那商工会議所会頭の向山氏が町場と地盤をほぼ分け合い、新たな候補を寄せ付けない。
 両陣営の出陣式には宮下一郎・自民党前衆院議員が出席して激励した。どちらの選挙事務所にも、昨春の市長選で初当選した白鳥孝市長の為(ため)書きが掲げてある。その市長選で白鳥氏と争ったのが野口氏だ。
 敗れはしたが、野口氏は1万4千余票を獲得した。仮に県議選で同じ票を得れば、当選ラインに乗る。現職陣営は「票が読めずに不気味」と警戒する。
 野口氏の出馬表明は告示の15日前で、他候補に後れをとった。「どの政党の後押しも受けない市民選挙」と潔いが、準備不足は否めない。「しがらみがなく、市長選で知られた顔と名前」が頼みだ。
    □
 木下氏を「私たち百姓の代表」と慕う支持者も多い。選挙カーが入ると、遠くの畑から手を振る姿が見える。候補の中で最高齢だが、演説会では「年だからだめだ、なんてとんでもない」と力強い声援が飛ぶ。
 向山氏は商工業者の集会で「景気を良くし、税収を上げる。それを唯一できる人」と励まされた。さらに、「雇用も安定させて欲しい。そのためにもトップで県議会に送り出そう」。
 他陣営が若い有権者離れに悩む中、三石陣営は「30代の女性」が売り。「健康で明るいまちづくり」をうたう笑顔のポスターは目を引く。「あれを見ただけで女性候補に投票する若者もいそうだ」とやっかみも聞こえる。
 民主党は候補を擁立できなかった。衆院長野5区の北半分に当たる伊那市・駒ケ根市・上伊那郡の選挙区では不戦敗。「残念だが仕方ない。国政と県政は別だ」。同党5区総支部長の加藤学衆院議員は語った。(田中洋一)

2388チバQ:2011/04/09(土) 00:42:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000113-mailo-l20
激戦区をゆく:11県議選/1 長野市区 震災対策、論戦に /長野
毎日新聞 4月5日(火)12時20分配信

 ◇「2大政党」対決の縮図も
 1日に告示された県議選は、無投票当選が決まった8選挙区を除く18選挙区の各候補者が、10日の投開票に向けて舌戦に突入した。東日本大震災、県北部地震の発生で県の防災・危機管理対策が改めて注目され、復興に向けた経済雇用対策や、国全体の危機に対応する県議会改革なども論戦のテーマに浮上している。阿部守一知事が就任して初の県議選で、中でも激戦の様相となった4選挙区から報告する。
   ◇  ◇
 各党の重鎮が顔をそろえ、複数回当選を誇る現職も多い長野市区。着々と組織を固める現職と、浮動票の取り込みを狙う新人、元職が入り乱れる県内最大の選挙区だ。民主、自民の2大政党対決の縮図でもある。
 知事与党として選挙戦を迎えた民主新人の金沢敦志氏は告示日の1日、街頭で「弱者が安心して暮らせる地域をつくる」と声をからした。企業経営の経験を生かし、県内企業が震災で受けた2次的被害への対策の必要性を強調。他党の現職らに「横綱の胸にぶつかるつもりでやる」。
 逆風の中、民主は現職の倉田竜彦氏と倉野立人氏に加えて金沢氏と、初めて3人を擁立した。生活に立脚した福祉・子育て政策などの公約は、阿部知事の重点施策とも重なる。躍進には県都の戦いぶりがカギを握る。
 民主と統一会派を組む社民現職の竹内久幸氏は福祉政策などの課題を掲げつつ、「震災からの復興支援に全力で努力する」。告示後も自らの足であいさつ回りを続け、「1万軒が目標」(陣営)だ。
 当選8回と固い組織力を誇る自民現職・石田治一郎氏。3日夜、浅川地区の公民館で開かれた個人演説会では「県は大変な不況下にあり、震災の経済的な影響が心配だ」と危機感をあらわにし、景気浮揚に経済対策の必要性を前面に出した。民間需要を喚起する県の財政出動や産業創出など、具体策も挙げた。
 昨夏の知事選で阿部知事の対抗馬を推した自民だが、県議選では知事との対決色を抑えている。いずれも現職の西沢正隆氏、風間辰一氏も地盤を固め、他党候補らに対抗。県議会最大会派の維持に向けて、現有3議席の死守を目指す。
 石坂千穂、和田明子の現職2氏を擁立した共産。市内で建設が進む県営浅川ダムに対しては「危険で治水効果がない」と明確に反対。県民の安全を守るためとして公共事業の見直しや福祉政策などを強調し、2議席確保を狙う。
 公明現職の太田昌孝氏は、党支持者らの票固めを進めている。
 初の議席獲得を目指すみんなの党は、原田貴司、江口光雄の新人2氏を公認。いずれも県議会や行財政の改革を訴え、無党派層にアピールする。無所属の高橋宏氏、鈴木清氏はいずれも主に保守層への浸透を図っている。新人の草間重男、北村弘の2氏も支持を訴える。【福田智沙、光田宗義】=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 (定数10)
石坂千穂  62 共現(5)
竹内久幸  57 社現(3)
鈴木清   63 無元(2)
高橋宏   72 無現(5)
石田治一郎 73 自現(8)
草間重男  61 無新
西沢正隆  39 自現(3)
金沢敦志  48 民新
北村弘   78 無新
風間辰一  49 自現(3)
倉野立人  49 民現(1)
和田明子  51 共現(1)
太田昌孝  49 公現(1)
原田貴司  31 み新
江口光雄  58 み新
倉田竜彦  66 民現(6)
 (届け出順)

4月5日朝刊

2389チバQ:2011/04/09(土) 00:43:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000151-mailo-l20
激戦区をゆく:11県議選/2 松本市区 主要政党がそろい踏み /長野
毎日新聞 4月6日(水)12時24分配信

 ◇無所属も出馬 国会議員、応援に
 松本市区は定数6に現職4人、新人3人の計7人が立った少数激戦区。主要政党から無所属まで顔をそろえ、国会議員も次々と松本入り。各党が組織を挙げた争いとなった。また、今回から同市と合併した旧波田町が各陣営の草刈り場になるとみられ、票の行方が注目されている。
 「脱原発をずっと訴えてきた。県議会の先頭に立たせてやってください」。JR松本駅前で4日、社民の福島瑞穂党首がマイクを握った。隣の同党新人、中川博司氏は「災害で市町村の機能が失われた時、県の態勢が重要になる」と訴えた。
 民主現職の下沢順一郎氏が渚本村地区で開いた個人演説会には、地元選出の同党・下条みつ衆院議員が駆けつけ、「県議から来る陳情を直接、中央に伝えられる」と政権与党の強みを強調。下沢氏も国道19号の拡幅や鉄道の路線存続など、インフラの充実を訴えた。
 一方の自民は5、6期目を目指すベテラン2人が組織戦を展開。市内全域にある後援会組織のほか、地元企業や業界団体などにも基盤を持つ。萩原清氏は告示後に1日2、3カ所で個人演説会をし、議長経験などの実績を強調しながら、県立武道館の建設などスポーツ振興を中心に訴える。本郷一彦氏は連日の個人演説会で、大震災による県内経済への打撃を説明。「県が補正予算を組んで財政出動を」と県内経済の再建策を掲げた。
 ともに現職が引退する共産、公明は後継の新人2氏が組織票固めと浸透を図る。
 公明の中川宏昌氏は、前回トップ当選した牛山好子氏の地元・南松本一帯を中心に回る。銀行員の経験を強調し、「中小企業の経済活性化や、若者の雇用に力を入れたい」などと訴える。共産は藤沢詮子氏からバトンを受ける両角友成氏が、市議時代の地元の四賀地区以外は「新人と同じ」(同陣営)立場。「県営浅川ダム建設の一時中止」などを訴え、今後、志位和夫党委員長も松本入りする予定だ。
 唯一の無所属候補である現職の北山早苗氏は、告示前までに自ら市内の約4万戸を回って後援会報を投函(とうかん)するなど、草の根運動を展開。演説会では田中康夫元知事のメッセージも披露し、田中元知事の支持者や無党派層の取り込みを狙っている。【大平明日香】=つづく
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 ◇松本市区(定数6)
両角友成  58 共新
本郷一彦  64 自現(4)
北山早苗  55 無現(2)
下沢順一郎 51 民現(1)
萩原清   60 自現(5)
中川宏昌  40 公新
中川博司  52 社新
 (届け出順)

4月6日朝刊

2390チバQ:2011/04/09(土) 00:43:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000130-mailo-l20
激戦区をゆく:11県議選/3 千曲市・埴科郡区 4氏が「新旧対決」 /長野
毎日新聞 4月7日(木)12時33分配信

 ◇坂城町の票、行方に注目
 「国難の今こそ経験のある議員が必要だ。新人が勉強をしている暇はない」とある現職が声を張り上げれば、70代で高齢批判もくすぶる現職に新人が「世代交代を」と訴える。東日本大震災と県北部地震を機に、千曲市・埴科郡区では無所属4氏による「新旧対決」の様相になった。
 3日夜、7期目を目指す現職の下崎保氏は千曲市内の個人演説会で、震災を念頭に「非常時には経験だ」と支持者に呼びかけた。公共事業や景気対策などで、ベテランの強みを強調。前回選後に自民にくら替えし、これまで支援してきた民主・羽田孜元首相の後援会「千曲会」が離反。他の3候補を推す逆境になったが、陣営幹部は「会員の多くは支持してくれる」と強気だ。
 2期目を目指す現職小山立氏も、旧上山田町長を務めた経験から「今こそ強いリーダーが必要。県と地域とのパイプ役になる」と実績をアピールする。前回票を伸ばした旧戸倉町から出た新人候補へ対抗心をあらわにし、「新人が育つには4年かかる。待っていては時代から遅れる」と主張。定数削減などの議会改革や、震災を受けた防災対策などを訴えて支持拡大を急ぐ。
 旧戸倉町・千曲市で職員を務めた新人、荒井武志氏の陣営は「有権者は新しい風を求めている」と強調する。現職陣営の「経験」論には、「30年以上の行政経験があり、実務もできる即戦力だ」と反論。民主、社民、連合長野から推薦を取り付け、阿部県政には「知事選から推していた。ともに県民主権を進めたい」(荒井氏)と与党の立場をとる。
 民主と連合長野の推薦を受けた新人、小川修一氏は「屋代地区から新しい人を」と、地盤が同じ下崎氏の多選批判票を取り込もうと狙う。出馬表明は4氏で最も遅かったが、自転車で各地区を回る戦術で「追い上げムードが出てきた」(小川氏)。4氏で最年少という若さで「スピードと柔軟性では負けない」と訴え、同窓の屋代高OBの協力も得て、草の根選挙を展開する。
 4陣営がともに重視するのが、唯一地元から候補が出ていない坂城町だ。07年の県議選で落選した同町出身の塚田一氏(09年死去)は同町で約5000票を獲得した。ある陣営幹部は「坂城でどれだけ票を取れるかが勝敗を分ける」と意気込む。【小田中大】=つづく
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 ◇千曲市・埴科郡区(定数2)
下崎保  73 無現(6)
荒井武志 59 無新
小山立  71 無現(1)
小川修一 43 無新
 (届け出順)

2391チバQ:2011/04/09(土) 00:44:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000098-mailo-l20
激戦区をゆく:11県議選/4止 下伊那郡区 自民、議席奪還なるか /長野
毎日新聞 4月8日(金)11時22分配信

 ◇民主、社民系と三つどもえ
 7期務めた社民の現職が引退を表明した下伊那郡区(定数2)。民主推薦の現職と、党の議席奪還を目指す自民の新人、社民が事実上の後継候補とした新人による、三つどもえの接戦になった。
 「コンクリートから人へ、という考え方は再検討が必要だ」。自民の高橋岑俊氏は民主の公共事業見直しに疑問を示し、防災インフラ整備を訴えた。4日は根羽村役場前でマイクを握り、保守票の多い郡西南部を遊説。08年の佐藤友昭元県議の死去以来、党議席は空白が続いており、「何としても失地回復を」と意気込む。
 郡内の全町村に置いた後援会支部に加え、自民・吉田博美参院議員や宮下一郎前衆院議員の後援会がバックアップし、組織選挙を展開。1日朝に松川町の選挙事務所で開いた出陣式には、3候補で最も多い400人を集めた。米山由子・選対本部長は「民主に逆風が吹いても、自民の追い風に変わったわけではない」と、さらに引き締める。
 昨年8月の補選で1万5182票を獲得、次点に2000票以上の差をつけて当選した吉川彰一氏。再び民主の推薦を受けるが、国政の状況は昨夏から一変し、政権への逆風に危機感を募らせる。5区の加藤学衆院議員が遊説に同行したのは1日間だけで、民主色を薄める一方、「医科大の設置とリニア推進」など、政策を中心に訴える戦術だ。
 吉川氏の父貢氏は前高森町長。同町を中心に郡北部票の取り込みに注力し、「トップ当選より、とにかく議席の確保を」と陣営を引き締める。今村彰吾・選対本部長は「県議になって7カ月。40代と最も若く、将来性を買ってほしい」と訴える。
 7期28年にわたり議席を守った社民のベテラン、森田恒雄県議が引退し、後継指名されたのが熊谷秀男氏。社民の推薦に加え、連合長野が支持。森田氏は「私の志を引き継いでもらえる人物」と支持者に紹介し、遊説にも同行して二人三脚の選挙戦を展開している。
 地元農協に35年間勤め、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に対しては「農業の崩壊を招くだけでなく、稲作文化に代表される伝統の破壊につながる」と反対が持論。農政課題を中心に訴えて農村票の掘り起こしを進める。また、社民と政策的な共通点が多い共産支持層への浸透も図っている。【仲村隆】=おわり
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 ◇下伊那郡区(定数2)
高橋岑俊 66 自新
吉川彰一 40 無現(1)
熊谷秀男 61 無新
 (届け出順)

4月8日朝刊

2392チバQ:2011/04/09(土) 00:47:17
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001104050002
報酬「足りない」■かさむ慶弔費
2011年04月05日


「ガンバロー」と気合を入れる支援者たち=岐阜市

 「何かの足しに」。県北部のある地方議員は、年末年始になると忘年会や地域の催しにひんぱんに顔を出す。その時、5千〜1万円の現金を包んだ封筒や一升瓶の酒を手渡すのだという。寄付行為を禁止した公職選挙法に触れる可能性もあるが、「税金から報酬をもらっている。還元しなくては」と話す。


 県内の地方議員の報酬月額は議会によって違う。最も安いのは白川村の14万5千円で、最高額は県議の68万円だ。額には大きな差があるが、どの議会でも多くの議員が「足りない」と口をそろえる。
 白川村の村議は報酬の安さを嘆いた。「あまりに低すぎる。とても暮らせない」。全8人の村議はほとんどが自営業か会社役員との「兼業」だ。やりくりは厳しいという。
 切羽詰まっていても、保守系国会議員との懇親会費を賄うため、報酬の1割を積み立てている。予算要望で国に出向いた折に使う交際費だった。政権交代で懇親会は途絶えているが、再び必要になった時に備えて続けている。現在は一部を議会中の食事代などに充てている。
 政策研究などに使える政務調査費は、村議1人あたり月額2250円が支給される。8人で年間計21万6千円になる。2010年度は、滋賀県であった地方議員の研修会に村議2人が参加した費用にあてた。毎年、半額程度が余り、村の予算に返しているという。


 県議は毎月、68万円の報酬と33万円の政調費が支給される。県内の地方議員では、最も高給取りだが、ある若手県議は「生活は苦しい」とこぼす。
 所得税や議員年金、党費などで約40万円が差し引かれる。ほかにも事務所の人件費や光熱費なども支払う。さらに、次の選挙のために最低でも500万円必要とされる資金を準備する。
 こうした支出の中で、「バカにならないのが慶弔費だ」と打ち明ける。平均すると、月に平均2万〜3万円を費やす。弔電を出すことも多い。この県議は香典は5千円と決めているが、「恥ずかしい額は出せない」と年間100万円以上使う県議もいるという。
 「支持者に頼まれると断れない。行きたくないが、次(の選挙)を考えると……」と悩む。
 1日に告示された県議選に立候補した新顔は、昨秋ごろから選挙区を回ってみて、有権者の声に驚いた。
 「あの議員さんは葬式に来てくれたからねえ」「旅行に連れてってもらったし」。それが選ぶ理由だと聞いたからだ。
 「政党や政策というレベルではない。どうしたらいいのか」
 全国市民オンブズマン連絡会議の新海聡弁護士は「政策より、どれだけきめ細かく地域の世話をしたかで選ばれると考えているから大きな出費になる。有権者も、頼めば何でもやってくれる存在だと勘違いするのではないか」と指摘する。

2393チバQ:2011/04/09(土) 00:47:39
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001104060002
地元御用聞き?■「大局の政策を」
2011年04月06日


3月に開かれた県議会。予算など県民の暮らしにかかわることが議論される場所だ=岐阜市薮田南2丁目

 岐阜市議(70)が市社会福祉協議会の会長に就き、問題になったことがある。
 市社協は、市の予算から年間約1400万円を委託料として受け取り、市民福祉活動センターを運営している。市議会の総務委員会の議員らは昨年、「市議が、市と金銭がからむ団体のトップでいいのか」と、会長の市議に進退を判断するよう文書で求めた。職責を果たすには好ましくなく疑念を抱かれやすいと判断したからだ。
 市議は就任から9カ月足らずの昨年12月に会長を辞職。取材に対し、「絶対に辞めなければならない訳ではなかったが、社協を守るために身を引いた」と説明した。この市議は別の福祉団体の役員を務めるなど、福祉とのかかわりが深いという。




 多治見市議会は3月、いわゆる「口利き禁止条例」を成立させた。市議が市に対し、関係する団体に有利な働きかけをできないようにするためだ。市の補助金を受ける社会福祉法人や事業者などの役員になる際には、議長への報告が義務付けられた。県内では多治見市だけだ。
 各地の議会では特定の支援者からの依頼なのか、事細かな要望を訴える議員を見かける。
 「○○地区の公園にトイレを」「□□保育所の駐車場を増やして」。実現されると後援会のリーフレットや活動報告書に「実績」として掲載し、アピールする議員もいる。
 岐阜市のある自治会連合会長は「それは自治会長の仕事。議員は大局的な政策に取り組んでほしい」と注文をつける。約50年間、地元選出の議員がいないという別の自治会連合会長は「必要ならインフラ整備は進む。不便を感じたことはない」。全体を考えて活動するのが議員の仕事だと考えている。




 行政のチェックや条例づくりも重要な役割だ。税金の使い方は正しいか。住民の暮らしのために必要な政策は何か――。
 議会事務局によると、議員が政策条例を提案するのは少ない。統一地方選で改選される県と17市町村議会が過去4年に提出したのは、県の4本と富加町の1本だけだ=表。
 一方で首長の提案をほぼ丸のみしている。2007年から4年間で、知事と全42市町村長の提案は計1万7877本。そのうち99・8%にあたる1万7835本が、そのまま可決された。修正や否決はチェック機能を表す目安の一つといわれる。
 「イベントで2万3千人を先導した市長の感想は」「ふだん質問しない人が2人続いた。いつもは昨日1日で済む(一般質問)が今日になってしまって恐縮に思う」。昨年のある市議会では、緊張感のない「一般質問」もあった。
 「市長は会社なら社長。政策実現のために、向かうのではなく良好な関係の方がいい」。市議選の立候補予定者の本音だ。

2394チバQ:2011/04/09(土) 00:48:10
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001104070002
合併 地盤に差■隣の候補応援
2011年04月07日


越県合併前、旧山口村役場だった市山口総合事務所。村当時は30人いた職員は現在7人しかいない=中津川市山口

 関市は県内で唯一、選挙区制で市議選を行う。2005年に合併した旧関市と5町村の6選挙区(定数計25)。合併協定では07年の統一地方選を最後になくなるはずだった。だが、旧5町村の自治会などが09年、「合併後10年は残すように」と市議会に要望したことで一転した。
 「地域選出の議員は行政と住民との間に立つ存在として欠かすことができない」というのが住民の主張だ。ある市議は「全市1区では、どれだけ地元の面倒を見たかという手柄を競う議員しか残らないのではないか」と、選挙区廃止には反対だ。
 一方、旧関市の市議らには「旧町村は無投票が多い。街中ばかり競争があるのは不公平だ」という不満がくすぶる。実際、07年の関市議選で旧5町村のうち選挙戦となったのは武儀選挙区(定数1)だけ。今回も今のところ、旧3村での無投票が見込まれている。



 05年に9町村と合併した高山市は、旧市町村ごとの選挙区をなくす。定数も計36から、旧高山選挙区と同じ24に減らした。
 10選挙区で最も人口が少ないのは旧高根選挙区の約450人。ここの選出市議は、05年の市議増員選で333票を得て初当選し、07年の統一地方選は無投票当選だった。今回は立候補せずに引退する。高山選挙区の最下位当選者が1126票を獲得したことを考えると、地元票だけでの当選は難しいからだ。隣の旧朝日選挙区の立候補予定者を応援するという。
 「議員が道路を誘致できる時代ではないが、身近にいることが心の支えなのかもしれない」。住民の男性はそう語った。



 長野県の旧山口村との越県合併も含む計7町村を編入した中津川市も選挙区をやめ、全市1区での市議選(定数24)となる。旧山口選挙区で当選した加藤出市議(73)は合併を推進した元村長だ。市議として、「衰退しないように地域づくりに心がけてきた」と話す。高齢もあって今期限りで引退するが、今のところ地元から市議選に名乗りをあげる人はいないという。
 3月末まで山口地区の住民が集う公民館の館長だった鈴木欽三さん(70)は「市議に期待しても過疎化に歯止めはかからなかった」と話す。住民からも「山口は元気がなくなった」という声を聞いた。
 今回の市議選は、定数も前回に比べて6減となった。当選ラインが押し上げられるため、旧町村での得票だけでは当選が難しく、「地元市議」がゼロの地域も出てくるという。鈴木さんは、新しい市議に願うことがある。「これからの市議は全市で選ばれた代表として、地域に偏らず公平に活動してほしい」
(この連載は青瀬健、高木文子、鷹見正之、紅谷暢章、磯崎こず恵、田嶋慶彦が担当しました)

2395チバQ:2011/04/09(土) 00:48:44
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/gifu2011/news/gifusenkyo20110407_1.shtml
県議選終盤、自民14人前後当選圏内 民主は上積み懸命
2011年 4月 7日
 県内統一地方選前半戦の県議選(27選挙区、定数46)は、無投票となった17選挙区を除く10選挙区で、計36人が26議席を目指して選挙戦を展開、10日の投票日に向けて攻防が激化している。岐阜新聞社は6日までに本社と支社、総支局の取材網で各選挙区の情勢を探った。中津川市や山県市、揖斐郡などの選挙区でし烈な戦いが繰り広げられており、各党が現有議席の上積みや維持を図れるか、予断を許さず情勢は流動的だ。

 10選挙区の候補者の内訳は自民16人(現職14人、新人2人)、民主7人(現職5人、新人2人)、公明2人(現職、新人各1人)共産3人(現職1人、新人2人)、諸派新人1人、無所属7人(現職2人、新人5人)。

 県議会最大会派の自民は大垣市、各務原市のほか、1人区の瑞穂市、飛騨市、不破郡で優位に戦いを展開。岐阜市でも現有2議席からの1増をうかがう。

 自民が議席を独占する中津川市は、現職2人と民主新人による三つどもえの激戦。同じ構図の揖斐郡では、2議席目をめぐり、追い上げを図る民主新人と激しい戦い。可児市は現職が支持固めを進め、山県市では、現職が無所属新人と激しい一騎打ちを繰り広げている。

 全体では、現時点で14人前後が当選圏内と予想される。無投票当選の16人を加え、現有31議席を確保、上乗せできるかどうかは、中津川市や山県市など激戦区の戦いが焦点となる。

 民主は、大垣市、各務原市で現職が安定した戦いを展開。岐阜市も現職2人が労組票を中心に票を固める。中津川市は新人が自民現職2人と激戦を繰り広げており、混戦模様。可児市は現職が組織票固めを進める。揖斐郡は新人が自民現職2人を、不破郡も推薦の無所属新人が追い上げを図っている。

 民主は現職2人が無投票当選を果たし、選挙戦となった選挙区でも現職は比較的安定した戦いを展開。公認、推薦の新人3人の追い上げで、現有7議席からの上積みを狙う。

 公明は岐阜市で現職、新人各1人を擁立。少数激戦に危機感を強めながら組織票を固め、現有2議席の確保に総力を挙げる。共産は唯一の現職である岐阜市の議席を維持するとともに大垣市、各務原市の新人2人の当選に全力を注ぐ。

 諸派で政治団体「減税日本」公認の新人も浸透に懸命。

2396チバQ:2011/04/09(土) 00:51:20
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000351104040001
【県議選 激戦区を歩く】


新顔2人 激しい争い
2011年04月03日


出陣式で「フレーフレー」と盛り上がる支持者ら=浜松市南区

 ■浜松市南区


 「がんばれ新人、中川」。県議選が告示された1日、中川智三郎氏(33)の出陣式で、スズキの鈴木修・会長兼社長からの「激励」が読み上げられると、支持者から拍手がわき起こった。


 中川氏は昨秋、民主の公募に手を挙げ、浜松市南区の公認候補に決まった。ところが、2月中旬に離党届を出し、無所属での出馬に切り替えた。民主への逆風を肌で感じ、「これでは勝てない」と思ったという。


 中川氏が生まれ育ったのは中区。出身高校の同窓会名簿を頼りに選挙区内の卒業生約1800人を抽出し、1軒1軒足を運んだ。


 告示後は選挙カーを使わず、自転車で選挙区を走り回る。畑仕事をする有権者に語りかけるのに、軽くて丈夫なメガホンがいいと思い至った。生まれて初めての選挙戦は、最終日まで試行錯誤が続きそうだ。


 民主は中川氏を除籍処分にするとともに、告示まで1カ月を切った3月2日、斉木武志衆院議員の秘書だった田形誠氏(34)を擁立した。キャッチフレーズとして掲げるのは「誠心誠意」。陣営幹部は「彼はぶれない。政治家として一番大事なことだ」と、土壇場で公認返上した中川氏への対抗心をあらわにする。


 短期決戦を余儀なくされたことから、党組織が全面支援する。選対本部長を務めるのは、地元選出の斉藤進衆院議員。選挙事務所には、県選出の国会議員や連合静岡などの「ため書き」がずらりと並ぶ。蓮舫・行政刷新担当大臣とのツーショットポスターは200枚作った。


 自民公認の小楠和男氏(50)は、4期16年の実績を前面に掲げて5期目を目指す。1日の第一声では「初陣のつもりで頑張りたい」と約300人の支持者に決意を語った。応援のマイクを握った自民の塩谷立衆院議員は「彼の実績を示すような票で当選させてほしい」と訴えた。


 浜松市南区は遠州灘に面しており、東日本大震災後、津波対策が有権者の大きな関心事となった。小楠氏は地元出身は自分だけだと強調し、「海岸線に生まれ育った人々の生命と財産を守る責任は重い。よそから来た人には任せられない」と自負する。(馬場由美子)


 ◇ 


 東日本大震災の被害が拡大する中、県議選が告示された。33選挙区のうち28選挙区が選挙戦となり、無投票当選を除いた63議席を103人が争っている。激戦区を追った。

2397チバQ:2011/04/09(土) 00:51:43
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000351104040002
【県議選 激戦区を歩く】


4番目へ4新顔し烈
2011年04月04日


大震災を意識し、ある新顔候補の出陣式では「がんばろう、日本」を叫んだ=1日、沼津市内

 ■沼津市区


 「選挙運動自粛は現職有利な論理。我々はそれを打ち破り、積極的に戦っていかなければならない」。県議選告示日の出陣式、ある新顔候補の選対幹部は、東日本大震災を理由に「過熱した選挙運動は自粛」と決めた県議会4会派の申し合わせに声を荒らげた。


 沼津市選挙区は、定数4に対し、現職3人、新顔4人が立候補し、民主、自民、公明、共産、みんなの各政党が顔をそろえている。ただ、別の新顔候補の選対幹部はいう。「7人で4議席を争うのではない。新顔4人で4番目の1議席を争う戦いだ」


 民主新顔の曳田卓氏(57)は、3期目を目指すはずだった植松明義氏の突然の不出馬表明を受け、市議から立候補。同市を地盤とする民主の渡辺周衆院議員後援会の全面的なバックアップを受け、支持拡大に躍起だ。ただ、当初の複数擁立構想をめぐり、民主幹部と植松氏にはあつれきがあったとされ、「植松さんの個人票は入らない」(選対幹部)という。


 JR沼津駅の鉄道高架反対運動で中心的存在だった無所属新顔の加藤益久氏(63)は、保育園長のつながりから市内保育・幼稚園関係者や父母への支持拡大を目指す。「高架事業には1800億円以上が必要。大災害からの復旧を前に、そんな金を投入している余裕があるのか」と、大震災も意識した高架反対の主張を展開。「2万票が目標」という。


 知事選への出馬経験もある共産新顔の板垣和子氏(67)は、大震災での福島第一原発の事故を取り上げ、「浜岡原発の運転停止」などを訴える。同党候補は前回、1万1千票を上回る票を獲得。党の基礎票は6千〜7千票とみられるという。原発事故に対する有権者の危機意識は高まっていることから、同党は8年ぶりの議席奪回も視野に入れている。


 みんなの党新顔の井口哲男氏(51)は、市議時代の仲間や支援者のツテを頼って企業回りなどに力を注ぐ一方、「減税日本」関係者との連携も模索する。陣営からは「『みんな』の風はやんでしまった」との嘆きも聞かれるが、井口氏は「旧来型選挙運動を地道にやるしかない。みんなの党が伸びなければ、日本の政治はだめになると言ってくれる人もいる」と話す。


 先行して準備を進めてきた現職3人は安定した戦いぶり。公明の蓮池章平氏(57)は強固な支援組織に支えられ、後援会幹部は「こんな時しっかりした組織を持っていると強い」。企業回りなどを早くから進めてきた自民の多家一彦氏(63)は「運動が緩まないよう、最後まで気を引き締めていく」という。前回トップ当選の自民の杉山盛雄氏(52)は、元衆院議員の父の時代からの後援会組織を使って支持を固める。


 ある陣営の幹部は「投票率にもよるが1万2、3千が4番目のラインだろう。新顔はここのせめぎ合いになる」とみている。(菅尾保)

2398チバQ:2011/04/09(土) 00:52:16
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000351104060001
【県議選 激戦区を歩く】


浜岡原発 訴え浮上
2011年04月06日


遠州灘に面した福田(ふくで)漁港。二十数キロ先に浜岡原発がある=磐田市豊浜

 ■磐田市区


 もし、福島第一原発のような事故が起こったら――。市役所を含む中心市街地が浜岡原発(御前崎市)の半径30キロ圏内に入る磐田市で、「30キロショック」が広がっている。市民にとって浜岡原発はこれまで身近な存在ではなかった。市の地域防災計画にも、原発事故を想定した記述は1行もない。


 旧磐田市が旧磐田郡南部の福田町、竜洋町、豊田町、豊岡村と合併し、新磐田市が誕生したのは2005年4月。それぞれ定数2だった旧市区と旧郡区が合区(定数3)されて2度目となる県議選は、現職2人に新顔2人と元職1人が挑む構図だ。


 告示日の1日、民主党・ふじのくに県議団会長で5選を目指す三ツ谷金秋氏(65)は、海沿いの旧竜洋町でマイクを握った。「チーム川勝」の知事与党を強調し、浜岡原発に関しては数字を挙げてこう語った。


 「浜岡原発は高さ15メートルの砂丘の内側に立地しているし、さらに高さ12メートルの防波壁を造る計画がある。あまり不安をあおるのではなく、停電の恐れなど現実を見据えて原発のあり方を議論していただきたい」


 同じく5選を目指す自民党の安間英雄氏(63)も、現職の「経験と実績」を強調する。約500人が集まった出陣式では、出席者が「今こそ防災対応ができる本物の政治家が必要だ」と、檄(げき)を飛ばした。


 スーツ姿にスニーカーを履いた安間氏は、壇上から「浜岡原発を止めるべきだという声もあるが、検証や対策を県にしっかりやらせて、磐田市も安心と思ってもらうのが私たちの役割だ」と呼びかけた。


 自民新顔の野崎正蔵氏(47)は、6期務めた自民党県議の後継として市議から名乗りを上げた。旧郡部の地盤を引き継ぎ、世代交代を掲げる。


 陣営幹部は「ただでさえ現職が有利な中、名前を知られていない新顔は大変。若さとバイタリティーで売り込むしかない」。野崎氏は「仕事をする政治家が求められている。自民党の2議席維持は至上命令だ」と走り回る。


 前回落選した無所属元職の柏木健氏(42)は、昨年末に自らが代表を務める「地域主権・静岡」を立ち上げた。「金や組織が必要なら、新しい政治家は育たない」と、金のかからない選挙戦を志す。


 「2大政党による足の引っ張り合いに警告を発したい。地方分権は国から与えられるものではなく、自ら勝ち取るもの。無党派による1議席獲得に向けて、市民力に期待している」


 共産党として磐田市区で久しぶりの公認候補となる野沢正利氏(67)は「オール与党の地方政治に活力を与えられるのが共産党」としたうえで、「浜岡原発の問題でも、県は県民の立場に立って行動していない」と批判する。


 選挙公報には浜岡原発の停止を真っ先に掲げた。停止を求める署名活動も若い母親層を中心に反応がいいとして、「期待をひしひしと感じる」という。(羽場正浩)

2399チバQ:2011/04/09(土) 00:52:40
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000351104070001
【県議選 激戦区を歩く】


下田市での集票 焦点
2011年04月07日


街頭演説を終え支持者らに握手して回る候補者=下田市須崎

 ■下田市・賀茂郡区


 「2人だったのが1人になるのだから大変だね」。下田市のスーパー前で、街頭演説に耳を傾けていた年配の女性がつぶやいた。


 8選をめざす自民、森竹治郎氏(68)と、6選をめざす民主、鳥沢富雄氏(70)。2人は過去2回、無投票で議席を分け合ってきた。今回から定数が1減となり、ベテラン同士が一騎打ちすることになった。


 下田市内の国道414号沿いにある両陣営の選挙事務所は、300メートルほどしか離れていない。いずれも「有権者数が多い下田市での票の行方が勝敗を分ける」とみる。


 下田市と賀茂郡の投票結果をみると、2009年の知事選と10年の参院選では、すべての市町で自民系候補が民主系候補を上回り、09年の総選挙では民主系が自民系を上回った。


 森氏の陣営幹部は「郡部は、政党に関係なく『森竹信者』が多く、心配していない。下田で7割くらい取りたい」と意気込む。


 東日本大震災の発生を受け、各地区で予定していた県政報告会は中止した。1日の告示後も、運動時間を朝と夜とも1時間ずつ自粛し、個人演説会も開いていない。その分、街頭演説に力を入れている。


 別の幹部は「政策がどこまでわかってもらえるかだが、28年間の実績は重い」と自信をみせる。


 これに対し、鳥沢氏の陣営幹部は「地元の東伊豆町をはじめ、河津町、南伊豆町では勝てると信じている。相手地盤の下田市でどこまで差を詰められるかがカギ」と話す。


 鳥沢氏は昨年秋からあいさつ回りを始め、地域内をほぼ2周した。「12年ぶりの選挙戦のため、支持者が世代交代していて、名前を覚えてもらうのに苦労した」と打ち明ける。幹部は「有権者の反応は今までになくいい。地道な運動が浸透しているようだ」と手応えを感じている。(阪本昇司)

2400チバQ:2011/04/09(土) 00:53:04
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000351104080001
【県議選 激戦区を歩く】


世代交代かけ混戦
2011年04月08日


候補者の演説に耳を傾ける有権者ら=静岡市清水区内

 ■静岡市清水区


  東日本大震災を理由とした「選挙活動の自粛」。現職5人のうち3人が引退し、さらに定数がひとつ減って4となる静岡市清水区選挙区も、表面上は静かな選挙戦が続いている。


 6日午後、清水区内のスーパーに乗用車が滑り込んだ。公明の新顔、盛月寿美(ひろみ)氏(43)は選挙カーを使わない。乗用車から降りると、拡声機を取り出し、「女性、主婦の視点を県に届けたい」と訴えた。


 党の定年規定で4期務めた現職が引退。公明党県議団は今回、他党に先駆けて選挙活動自粛を呼びかけた。「政治経験が少ない分、政治への姿勢は誰よりも徹底したい」。新顔は名前を覚えてもらうのが先決とはわかっているが、抑えた活動を実践するという。


 自民新顔の深沢陽一氏(34)は、5期務めた現職の地盤を引き継ぐため、市議から転身した。現職の実績や党の方針は引き継ぐが、選挙戦では、自分の考え、それを伝える言葉を大切にする。今回は、各候補が争点に取り上げている防災を掲げるつもりはないという。


 6日午後、集まった支持者に向かって「震災後の今、防災は政治家の責任でやって当たり前」。自らの姿勢をそう説明し、演説では、地元活性化策や雇用問題の訴えに力を入れた。


 もう1人の新顔、共産の平塚倫豊氏(51)は、一貫した政策にこだわる。防災対策、浜岡原発への反対姿勢、福祉の充実……。今回引退する現職がこれまでに掲げ、実践してきた党の政策を、選挙戦でも継続して訴える。


 課題は知名度だ。6期24年務め、現在、共産ただ一人の県議である現職の実績を知る有権者は多い。「継承をいかに伝えるか。それが訴えをより理解してもらう方法」として、現職と一緒の演説などを増やしている。


 新顔3人を迎え撃つ現職2人も気持ちを引き締める。


 6選を目指す中沢通訓氏(66)は昨年、県議会副議長選で党の方針に従わなかったとして除名処分を受けた。今回は無所属での立候補となり、自民党公認時代に得ていた組織票は計算できない。


 「20年、県政の場に身を置いてきた。その経験を生かし、すぐに答えが出るよう県に働きかけていく」と実績をアピール。東海地震や津波、原発への対応は、経験や実績が求められるというのが持論で、県や地元企業との折衝の勘所がわかる点が強みだという。


 3選を目指す民主公認の林芳久仁氏(66)は、与党であることにこだわる。菅直人政権の支持率低迷から、支持者から「政党色を消すべきだ」との声もあったが、断った。「与党だからできること、やらねばならないことがある。支持率に一喜一憂したくない」


 選挙カーには、民主党の名が躍る。「(前回無投票のため)8年ぶりに投票用紙に名前を書いていただく。与党である我々への期待、注文、批判など、有権者の声を受け止めるチャンスです」(長谷川潤、山田知英)

2401チバQ:2011/04/09(土) 00:53:36
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001104080005
最大会派争い注目 県議選
2011年04月08日

県議選(定数69)は、33選挙区のうち無投票となった5選挙区を除く28選挙区で、103人の候補者が63議席を争っている。東日本大震災を受け、各候補は防災対策の訴えに力を入れている。知事与党を自任する民主が、自民から県議会最大会派の座を奪い返せるかが注目される。



 今回から定数が5減となったうえ、民主の候補者増や、みんなの党の参入により、無投票の選挙区は前回の13から5に減った。東日本大震災の影響で派手な選挙活動が自粛されるなか、候補者らは防災対策を中心に支持を訴えている。


民主は当初、全選挙区への候補者擁立を目指した。しかし、菅直人内閣への支持率低下などで、候補者選びは難航。結局、公認候補は、改選前の会派人数と同じ26人にとどまった。4人の推薦候補と合わせ、県議会最大勢力を奪い返すことを目指している。


自民は39人の公認候補を擁立。3人の推薦候補と合わせ、選挙戦となった全ての選挙区での議席確保を狙う。自民系候補が敗れた2009年の知事選をきっかけに分裂した2会派は、昨年末に合流し、県議会最大会派に返り咲いた。今回は、過半数の35以上の議席獲得を目指す。


公明は、現有の6議席より少ない5人を擁立。支持母体の票固めを軸に、県議会での実績を訴え、全員当選を目指す。


共産は新顔ばかり6人を擁立。改選前の1議席死守を最低目標に、上積みを目指している。
 みんなの党は定数の多い選挙区を中心に新顔6人を公認。推薦2人と合わせ、県議会初の議席獲得に挑む。

2402チバQ:2011/04/09(土) 00:54:30
http://www.at-s.com/news/detail/100017850.html
県議選 自民、過半数うかがう 1人区で接戦続く (4/ 8 07:39)

 統一地方選前半戦の県議選は投開票日まで残り2日となり、無投票の5選挙区を除く28選挙区で、103人の候補者が63議席をめぐり激戦を繰り広げている。静岡新聞社が総局、支局を通じて各選挙区の終盤情勢を取材、分析したところ、自民党が公認、推薦を合わせて単独過半数(35議席)をうかがう展開。民主党は現有26議席の確保が焦点となりそうで、目標の最大会派は厳しい情勢だ。ただ、接戦の選挙区が多く、最終盤の戦い方によっては情勢が変わる可能性もある。
 自民は今回選で32の現有議席に対し、公認、推薦合わせて42人を擁立した。無投票当選の4人を含み、既に25人から30人近くが当選確実、あるいは当選濃厚となっている。単独過半数の成否は、なお当落線上で競り合う7、8人にかかる。
 静岡市葵区で現職天野進吾氏、同市清水区では新人深沢陽一氏が上位を争っている。沼津市の杉山盛雄氏、浜松市中区の竹内良訓氏の現職2人も上位当選をうかがう。
 民主党は政権交代を受け、当初は単独過半数を目指す勢いだったが、菅政権への逆風で、結果的に自民より10人以上少ない30人を立てるにとどまった。富士市の現職桜町宏毅氏、静岡市葵区の現職小長井由雄氏らが善戦する一方、現職が苦戦している選挙区もある。東日本大震災後の民主政権への支持率上昇が、どこまで選挙結果に影響するか注目される。
 現有6議席から1減の5人に絞った公明党は沼津市、富士市と静岡市葵、駿河、清水の各区で堅実な戦いぶりを見せ、全員当選を目指す。6人を擁立した共産党、推薦2人を含む8人を立てたみんなの党は、議席確保に向けて必死の戦い。
 選挙区別では、特に1人区がいずれもし烈な争い。今回選から定数が削減された下田市・賀茂郡と牧之原市・榛原郡南部をはじめ、伊東市、伊豆の国市、駿東郡南部、裾野市、菊川市での民主・自民対決の勝敗が改選後の勢力図の鍵となる。

2403チバQ:2011/04/09(土) 00:54:55
http://www.at-s.com/news/detail/100017856.html
静岡市長選 応援弁士、清水で舌戦  (4/ 8 07:44)

 10日投開票の静岡市長選は終盤を迎えた7日、清水区に複数の陣営が相次いで応援弁士を投入するなど激しい舌戦を繰り広げた。前回選は清水区で最大得票数を得た小嶋善吉市長が他2区でのビハインドをはねのけて接戦を制しただけに、今回も各陣営が同区で票を奪い合っている。
 河村たかし名古屋市長率いる政治団体「減税日本」公認の元参院議員海野徹候補(61)は昼すぎ、河村市長と連携する大村秀章愛知県知事と、清水港に臨む商業施設前でマイクを握った。選挙応援で2度目の清水区入りとなった大村知事は「東日本大震災復興のためにも、まずは景気をよくしないと。そのための(市民税)減税だ」と公約への理解を訴えた。「愛知県、名古屋市とともに静岡市も“三本の矢”としてやっていく」と協調姿勢を示し、演説後は2人で近くの物流会社にも訪れた。
 それから約3時間後。自民党推薦で民主党の一部国会議員も推す元県議田辺信宏候補(49)は自民党の石原伸晃幹事長を迎え、清水区の支援団体事務所前で街頭演説を行った。「あえて清水でお願いした」(陣営)という党幹部の応援。石原幹事長は「東海地震に備え防潮堤も必要。そういうことに税金を使うべき時に、減税して(納税者に)ちょっとずつ返すなどというのはばかげている」と強い口調で減税政策を批判した。地元選出の国会議員らも「清水で勝って勝負を決める」と気勢を上げた。
 前市議会議長安竹信男候補(64)も同日は清水区で活発に活動し、JR清水駅前の商店街などで支援を訴えた。これまでも山間地を含め区内の全地区を回り、「清水は歴史文化が豊富。観光で生きていけるまちにしたい」とアピールしていた。

2404チバQ:2011/04/09(土) 00:56:01
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000811104080001
業界、揺れる支援姿勢
2011年04月08日

◇民主・自民系ともに推薦■自主投票◇


 与野党の第一党が対決する構図になっている知事選で、2人に推薦を出したり、自主投票にしたりする業界団体が目立っている。


■選挙後の影響懸念


 「それぞれ動いていますよ」


 県建設業協会の幹部はこう話す。


 かつては公共事業を背景に強固な自民党支持団体だったが、今回は前津市長の松田直久氏(56)=民主党推薦=と、元経済産業省課長補佐の鈴木英敬氏(36)=自民党、みんなの党推薦、公明党県本部支持=を推薦した。


 保守層にもパイプがある松田氏が立候補し、業界の足並みはそろわなかった。1人を選ぶ国政選挙や知事選で、2人の候補に推薦を出したのは初めてだ。


 長年自民党支持だった県漁連は、2010年参院選に続き今回も自主投票を決めた。


 水産業界に影響力を持つ森本繁史県議(自民みらい)が知事選の告示前に自民党を離党し、松田氏の支援に回った。県漁連の永富洋一会長は「板挟みの状態」と話す。


 県漁連は理事会で、松田、鈴木両氏の推薦依頼をいずれも辞退すると決定。森本氏の地元の熊野漁協(熊野市)などは松田氏を推薦した。


 県医師連盟も今回は自主投票とした。政権交代後、日本医師会は新会長に民主党に近い人物を選んだが、日本医師会の政治団体である日本医師連盟は2月、新年度の活動方針を「政権与党を基本に弾力的に対応する」とした。


 10年参院選は、推薦依頼のあった民主党候補だけを推薦したが、今回は「バランスを取る」(加藤正彦・県医師会長)と2人とも推薦した。


 「全方位外交」の立場をとってきた農協。県農業協同組合長会は、今回も2人とも推薦しなかったが、「TPP交渉を阻止し食を守る緊急三重県集会実行委員会」が3月に開いた緊急集会では「拙速なTPP参加には異論を唱える」という松田氏のメッセージのみを読み上げた。


 一方、政権交代後も自民党と歩調を合わせてきた県看護連盟は鈴木氏を早々と推薦。「連盟から2人の国会議員を自民党公認で出している」と理由を説明する。


 態度をあいまいにする業界団体が多いのは、16年ぶりに与野党対決構図になった影響もある。北川正恭氏が初当選した1995年の知事選で、現職の後継候補を推薦した農協などには、北川氏が当選後に関係予算が大幅に削られたとの思いが残っている。


 ある業界関係者は「首長は決定権があり、簡単に制度も変えられるから怖いよ」。(中島嘉克、姫野直行、藤崎麻里)

2405チバQ:2011/04/09(土) 00:59:00
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000801104050001
県議選注目区ルポ(上) 豊橋市
2011年04月05日

●激戦区にも震災の影
【車やめ自転車/演説音量下げ】


 東日本大震災は、県議選を戦う候補者たちにも影響を与えている。豊橋市選挙区では、ガソリン節約のために選挙カーを使わなかったり、出発式で黙祷(もくとう)したりする動きが出ている。ただ、定数5に9人が立った激戦区。ジレンマを抱えながら自粛ムードが広がる。
 告示日の1日、テナントビルの駐車場で出発式を終えた民主の浅井由崇氏は、のぼりを立てた自転車で次の演説場所に向かった。選挙カーは用意していない。「被災地ではガソリン不足が深刻。公費負担のガソリンで名前を連呼し、車を走らせることに違和感を感じる」
 みんなの党の山本嘉和氏の場合、本人は自転車で運動員は自動車だ。陣営は当初、車の全面的な自粛を検討したが、新顔とあって本人だけに落ち着いた。2007年の中越沖地震の際、市職員として新潟県柏崎市の避難所に行き、復興作業を手伝った。「危機管理のプロの私を、県議会に届けて欲しい」と訴える。
 一方、日本一愛知の会の山本正樹氏は「過剰な自粛より、経済の下支えが必要」(陣営幹部)と、通常の運動を展開する。「新顔にとって、選挙カーを走らせるのは名前を浸透させるのに有効な手段」と話し、震災については「経済を活性化させ、復興を助けなくてはならない」と訴える。民主の柏熊光代氏や自民の鈴木孝昌氏、公明の渡会克明氏は選挙カーを使っているが、音量を下げたり、車を走らせる時間を短くしたりするなどの配慮をしているという。
 共産の伊達勲氏は、豊橋駅前で約70キロ東にある中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)を引き合いに出し、防災対策を訴える。「今回の大震災がもし東海で起きたらどうなるか」
 自民の丹羽洋章氏は自粛の程度を悩む。「この地域も、トヨタが操業を止めるなど影響が出ている。復興は東海地方が下支えする必要がある」と演説しながらも、スピーカーの音量も小さめにしているという。「どこまで自制した方がいいのか。判断が難しい。ほかの候補者はどうしていますか」と打ち明ける。
 無所属の小久保三夫氏は出発式で黙祷した。事務所前には被災者へのお見舞いの貼り紙をし、「県庁の縦割りをなくして、危機管理に当たらなくてはならない」と訴えた。(小山裕一、山田雄介)


        ◇


 10日に投開票される県議選では、定数103に対し、175人(うち12人は無投票当選)が立候補した。東日本大震災の発生を受け、各候補とも災害対策やその財源となる税金をめぐる訴えにいっそう力が入る。激戦区の選挙戦の様子を3回に分けて紹介する。

2406チバQ:2011/04/09(土) 00:59:24
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000801104060001
県議選注目区ルポ(中) 一宮市
2011年04月06日

5議席に候補は10人。掲示板いっぱいに貼られた選挙ポスター=一宮市栄1丁目

●大混戦「指定席ない」
【定数5に10人、訴え必死】


 「戦いはかつてないほど激烈だ。最低でも現職1人が落選する」
 何度も一宮市で選挙にかかわってきた現職陣営の選対幹部が話した。
 定数5だった一宮市・葉栗郡選挙区と定数1だった尾西市選挙区の合併が、昨年秋に決まった。定数は実質1減の5議席になった。それを、現職6人と新顔4人が争っている。しかも、10人が10人とも、既成の政党や新興の地域政党の公認、推薦をとりつけ、しのぎをけずっているのだ。
 1日の告示日。新顔4人は、それぞれの政党の「顔役」の応援を得るなどしながら、駅前や集会所で第一声を放った。
 「全国各地の街づくりにかかわってきた実績を生かしたい」「一宮にも減税の風を吹かせる」「県議の報酬を3割、賞与を5割削減する」「浜岡原発の運転停止を主張してきたのは我が党だけだ」
 市議を4期経験した候補もいれば、人手が足りずに初日にポスターを貼り切れなかった候補もいる。それぞれが、5議席の一角をねらう。
 一方の現職候補たち。自民公認と民主公認の陣営が不安を口にする。
 「あの票をどう見たらいいのか」
 2月の知事選に圧勝した大村秀章氏が一宮市で獲得した5万7千票のことだ。
 自民を離れ、減税日本と連携した大村氏の得票に対して、自民系候補は2万5千票、民主系候補は1万9千票にとどまった。
 「あれは大村票というより河村票。名古屋の『風』はここまでは届かない」とみる陣営幹部もいる。
 しかし、大方の現職陣営は「5万7千のうち2万は公明票。今回の行き先は決まっている。残り3万7千のどれだけを引き戻せるかが勝敗を左右する」と危機感を募らせている。
 「為(ため)書きを集めて安心できる選挙ではなくなった。もはや指定席などありえない」。ある自民陣営は、毎晩5カ所、計45会場のミニ集会を設定し、候補者が奔走する。初めて選挙カーに同乗し、これまでしたことのない街頭演説に繰り出す候補者もいる。上ずり気味の演説が、必死の構えを感じさせる。
 「一宮の投票率は知事選並み。高く見積もっても40%をわずかにこえる程度だろう」というのが各陣営の共通した見方だ。合併後の選挙区は、有権者数30万人余り。13万票の奪い合いである。(佐藤雄二)

2407チバQ:2011/04/09(土) 01:00:09
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000801104070001
県議選注目区ルポ(下) 名古屋市瑞穂区
2011年04月07日

●減税参戦 民自に危機感
【震災後も「河村人気」健在】


 民主、自民の「指定席」だった名古屋市瑞穂区(定数2)には、減税日本が参入。三つどもえの争いになった。2月の知事選、名古屋市長選や3月の同市議選で吹いた「減税旋風」は震災後も続くのか。民自の現職は従来の運動を踏襲するが、危機感を募らせる。
 「今、なぜ減税なのか。寄付に回すべきだ」
 告示の1日、減税新顔の広沢一郎氏は街頭で高齢の男性に詰め寄られた。市長選、市議選と減税の活動に携わった広沢氏。
 「震災で風がリセットされたかも」とあせった。
 だが3日夜、花見客が集まる山崎川沿いの桜並木に減税代表の河村たかし市長が現れるとすぐに約100人の人垣ができた。
 「河村人気は健在だ」と安心した。自転車にのぼりを掲げてひたすら走り回る。優先するのは、政策の浸透よりも「減税の候補と認識してもらうこと」。市議選で減税候補2人が得た計約1万4千票への上積みを狙う。
 「減税旋風」の影響を最も受けるのは民主の高木浩司氏だ。減税支持層は民主支持層や従来民主に投票してきた無党派層と重なる。
 「(約1万8千票だった)前回より減らすのは避けられない」と悲観する。
 一方で風が穏やかになったようにも感じる。市議選の際、知り合いに投票を依頼すると「すまん。今回だけは河村氏(減税)を応援する」と正面から断られたが、今回は「がんばってよ」と声をかけられた。
 高木氏は「市長と市議会の対立は、市議選で一区切りついた。未曽有の災害で『民主しっかりしろよ』という方向に少し戻ったのかも」と分析する。街頭演説では防災対策に時間を割くが、ミニ集会を重ねる従来の活動方針は変えない。
 前回約1万2千票だった自民の川嶋太郎氏も減税の脅威にさらされる。今回は日本一愛知の会(会長・大村秀章知事)の推薦を受け、事務所の壁に大村氏の為書きや推薦状がかかる。
 だが愛知の会の推薦は、有権者には分かりにくい。3日の個人演説会では大村氏の掲げる「中京都構想」や「県民税10%減税」に一言も触れずじまい。出陣式では、大村氏から応援メッセージが届いたことすら紹介しなかった。陣営幹部は「市内では愛知の会に勢いはない。推薦はプラスにならない」と言い切る。
 街頭演説でも、震災対策ではなくライフワークとする高齢者福祉を訴える。
 「大震災が起きたから急に防災を言い出すのは何か違う。自分のやりたいことを訴えるだけ」(小林恵士、佐藤恵子)

2408チバQ:2011/04/09(土) 01:00:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110404-00000066-mailo-l23
’11県議選:激戦区ルポ/1 名東区 /愛知
毎日新聞 4月4日(月)10時59分配信

 ◇解けぬ知事との対立 自民、民主現職に「最強の刺客」
 10日の投票に向け、舌戦が続く県議選。激戦区の様子をリポートする。
  ◇  ◇  ◇
 「名東区は最重点区。『ミスター減税日本』三宅さんを受からせてください」。県議選が告示された1日の夜、名古屋市名東区の地下鉄藤が丘駅前。減税日本の新人、三宅功氏の応援演説で、大村秀章知事は道行く人々に訴えた。河村たかし名古屋市長と共に多くの独自候補を擁立した知事にとって、名東区での戦いは特別だ。
 知事選で対立した自民県議が次々に知事との和解に動く中、名東区の自民現職、筒井隆彌氏は県議会で知事を「ヒトラーの子分ムソリーニ」と指弾した。筒井氏の対決姿勢に知事は激怒。「最強の」刺客として市長の後援組織代表、三宅氏を送り込んだ。
 減税日本の中で、三宅氏は県市連携の調整役にと期待されている。「民間人の感覚で県議の特権にメスを入れる」と県議報酬3割カットや多選禁止を掲げて自転車街宣を続ける。
  ◇  ◇  ◇
 「減税をするぐらいなら医療や福祉に回すべきだ。私は減税しない勇気を訴える」
 1日午後、名東区の県営高針住宅前。筒井氏が選挙カーを止めてマイクを握ると、多くの住民が集まった。「駐車場の拡張も併設保育園の開設も筒井さんが汗を流してくれた。誤解されやすいけど良い人だよ」。初老の男性は言った。
 筒井氏は自民県議の中で異色の存在だ。当選9回の長老格だが派閥を持たず、若手以上に活発に議場で質問し続けている。きわどい発言も度々で、神田真秋前知事にも愛知トリエンナーレ開催前に「前衛芸術なんて理解できない」と直言した。「政治家は分かりやすく訴えるべきだ」との信念からだ。
 大村知事との対立で逆風を感じているが「主張を曲げてまで議員を続ける意味はない」と自説を貫く。
  ◇  ◇  ◇
 一方、危機感を強めるのが前回、名東区でトップ当選した民主県議団幹事長の富田昭雄氏だ。
 父親の死去で大学を中退。スーパー店員や議員秘書を経て12年前「政治は特別な人のものではない」と訴え、初当選した。議員の家業化を批判する減税日本の候補者たちの姿は「かつての自分と重なる」。だからこそ「人気だけで当選しても何もできない」と言う。「知事の顔色をうかがうだけの議会で良いのか」。1日の演説会では聴衆にそう問いかけた。
 地元の課題を伝えるだけでは県職員は動かない。勉強を重ね、自ら改善策を示すことで実績を残してきたと自負している。菅政権の支持率低迷で、街頭で市民に握手を求めても無視されることがある。それでも「党の一員として、政権与党の責任を果たす」。【宮島寛】
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 ■名東区の立候補者(届け出順)
筒井隆彌 65 自民 現(9)
三宅功  56 減税 新
富田昭雄 52 民主 現(3)

4月4日朝刊

2409チバQ:2011/04/09(土) 01:01:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000035-mailo-l23
’11県議選:激戦区ルポ/2 安城市 /愛知
毎日新聞 4月5日(火)11時21分配信

 ◇自民系分裂、混とん 民主系、鍵握る無党派層狙う
 「県民の命と安心を守ることにしっかり取り組みます」。自民現職の大見正氏は3日午後、安城市内でグラウンドゴルフをしていた高齢者たちに語りかけた。一人一人と握手。「頑張ってよ」と声をかけられると、にこやかに手を振った。だが記者に選挙情勢を問われると「これまでにない厳しい戦いだ」と硬い表情に変わった。
 安城市は07年の前回は無投票だった。今回も昨秋まで自民、民主の現職2人の優位は揺るがないとみられていた。しかし昨秋、安城市が地盤の大村秀章衆院議員(当時)が今年2月の知事選に名乗りを上げ、情勢は一変した。
 「知事選で対立候補を推した人には対抗馬を立てる」。大村氏は安城市内の事務所に衆院13区内の自民系の県議・市議を集め、支援を迫った。だが大見氏は「政党人として筋を通す」として、自民県連が擁立した候補の応援に回った。
 これに対して大村知事は「対抗馬を立てる」との言葉通り、高校時代の同級生で前安城市議の石川孝文氏を、自らが率いる地域政党・日本一愛知の会から擁立した。
 「知事の政策を実現するために、県議会で知事をしっかり支えたい」。3日午前、安城市内で、石川氏は花見客らに訴えた。傍らに立つ大村知事は「右腕として県政を支えてほしい」と石川氏への期待を語った。
 石川氏は知事との親密さを前面に押し出す。自民系会派の市議は大見氏側と石川氏側で分裂状態になっている。
 もう一人の現職、仲敬助氏は、トヨタ系部品メーカー・アイシン精機の労組出身。1日の出陣式で「額に汗して働き、税金を納める人たちのために尽くすことが地方議員の使命だ」と訴えた。全トヨタ労連出身の直嶋正行・元経済産業相も応援に駆け付けた。
 気がかりなのは民主党への逆風だ。選挙カーやのぼりには政党名を入れない。民主色を消し、自転車街宣などで無党派層の支持拡大を図る。
 情勢を混とんとさせているもう一つの要因は無所属新人、都築光哉氏の存在だ。元アイシン精機社員で07年まで市議を務めた。民主系会派に所属していたが、地域に浸透し、保守層にも一定の影響力を持つという。都築氏は「他の3候補にはいずれも組織がついているが、政党に不信感を持つ層を取り込めば勝機は十分ある」と手応えを示す。【安間教雄、加藤潔】
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 ■安城市の立候補者(届け出順)
都築光哉 64 無所属 新
大見正  52 自民  現(2)
仲敬助  62 民主  現(2)
石川孝文 51 愛知  新

4月5日朝刊

2410チバQ:2011/04/09(土) 01:02:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000085-mailo-l23
’11県議選:激戦区ルポ/3 岡崎市 /愛知
毎日新聞 4月6日(水)11時38分配信

 ◇風に困惑と警戒 愛知・自民交錯 民主は引き締め
 桜が咲きそろう岡崎市の岡崎公園を3日、大村秀章知事を先頭に「日本一愛知の会」のシンボルカラーの真っ赤なジャンパーを着た約20人が練り歩いた。大村知事がマイクを握り「子どものころ、岡崎城の夜桜を楽しみにしていた。元気な岡崎を作ろう」と話すと、花見客が「頑張って」と手を振った。大村知事の隣で、同会公認の新人、園山康男氏が「知事と一緒に愛知を変える」と訴えた。
 園山陣営は、自民新人、中根義高氏の選挙ポスターに戸惑う。2月の知事選の時から大村知事を応援してきた園山氏はポスターに本人だけの写真を載せた。これに対し、自民公認で同会推薦の中根氏は大村知事と肩を組むツーショット写真を使った。
 園山陣営幹部は「知らない人が見ると誤解する。道義的にどうなのか」と不快感を隠さない。一方、中根氏は「愛知の会の推薦を受けた。今回の選挙を象徴する写真を使った」と説明する。
 中根氏は、2期8年務めた父の引退を受け、1月に立候補を表明した。告示前の決起集会には大村知事と自民党県連の寺西学会長がそろって駆け付け、「中根さんを押し上げてほしい」と呼び掛けた。
 大村知事の人気に、自民のベテラン現職2人と民主候補は警戒感を抱く。
 議長経験者の自民の内田康宏氏は1日夜の個人演説会で「知事選以降、特殊な風が吹いている。後援会の力を信じて戦い抜く。投開票日の10日は市内で家康行列があるので期日前投票に行ってほしい」と求め「初日からこんなお願いをするほど厳しい」と付け加えた。
 自民の青山秋男氏は1日の第一声で「議会にはチェックする役割が必要で、何でも賛成、何でも反対では議会の存在はない。大変な強風が吹いているが、シャットアウトして目的を果たさせてほしい」と声を張り上げた。
 民主は、前回トップ当選の現職が引退し、全トヨタ労連顧問の西久保長史氏が後継に立った。2人擁立も模索したが、2月のトリプル選で大敗し、断念した。
 1人に絞られたが、陣営は引き締めに躍起だ。全トヨタ労連の東正元会長は1日、応援演説で「新人でゼロからのスタート」と強調した。西久保氏は「ものづくりを通して元気な愛知を取り戻したい」と訴える。
 自主投票となった公明票の行方が注目される。【中村宰和】
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 ■岡崎市の立候補者
 (届け出順)定数4−5
青山秋男  64 自民 現(5)
園山康男  46 愛知 新
中根義高  38 自民 新
内田康宏  58 自民 現(6)
西久保長史 56 民主 新

4月6日朝刊

2411チバQ:2011/04/09(土) 01:02:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000064-mailo-l23
’11県議選:激戦区ルポ/4 一宮市 /愛知
毎日新聞 4月7日(木)11時16分配信

 ◇自民4氏が混戦 民主、共倒れ警戒 定数は5、現職6人
 「尾西市でただ一人の県議としてやってきた。厳しい戦いだが力を貸してほしい」。告示日の1日、自民現職の長坂康正氏は一宮市内で開いた出陣式で言葉に力を込めた。
 長坂氏の地盤は05年に一宮市と合併した旧尾西市。6期目を目指すが「旧一宮市の地域では新人みたいなもの」と言う。
 4年前の前回、選挙区は「一宮市・葉栗郡」(定数5)と旧尾西市をエリアとする「尾西市」(定数1)に分かれていた。今回は合区されたが定数は5。県内選挙区で最多の立候補者10人が争う。
 自民は長坂氏、栗田宏氏、岩村進次氏のベテランと若手の吉田真人氏の現職4人が激しいつばぜり合いを繰り広げている。
 「私の右腕として県議会に不可欠な人材だ」。2日午後、一宮市内でマイクを握った大村秀章知事は岩村氏を持ち上げた。岩村氏も「大村知事と手を取り合って県民税10%減税などを実現する。自民党を改革し、市民の声を議会に届ける」と応じた。
 前回最下位当選の岩村氏は自民4人の中で唯一、大村知事の地域政党「日本一愛知の会」の推薦を得た。陣営幹部は「知事の知名度は抜群」と無党派層への浸透に期待する。
 民主は現職の高橋正子氏を公認し、無所属新人の竹内裕二氏を推薦した。2議席確保が目標だが、民主党への逆風は厳しい。県連幹部は「2人で票を掘り起こせればいいが、共倒れの危険性もある」と気を引き締める。
 前回トップ当選の高橋氏は「女性の視点」を強調するとともに「政党票でなく個人票」(陣営幹部)に期待する。竹内氏は当初、民主公認で立候補する方針だったが、幅広く支持を得ようと無所属に切り替えた。
 「台風の目」となっているのが減税日本新人の田中彰一氏だ。1日午後、一宮駅での街頭演説には河村たかし名古屋市長が駆け付け「私や大村知事の力になって税金を一円でも安くする政治をしてもらう」とアピールした。自民現職の一人は「河村市長の人気がどの程度あるのか予測がつかない」と警戒する。
 公明現職の木藤俊郎氏は愛知の会推薦を取り付け、大村知事との連携を強調。みんな新人の青木雅之氏は議会改革を訴える。共産新人の板倉正文氏も議席獲得に向けて精力的な運動を展開している。【渡辺隆文】
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 ■一宮市の立候補者(届け出順)定数5−10
青木雅之 42 みんな 新
吉田真人 46 自民  現(2)
長坂康正 54 自民  現(5)
板倉正文 53 共産  新
木藤俊郎 54 公明  現(2)
高橋正子 52 民主  現(2)
竹内裕二 42 無所属 新
岩村進次 56 自民  現(5)
栗田宏  77 自民  現(6)
田中彰一 31 減税  新

4月7日朝刊

2412チバQ:2011/04/09(土) 01:03:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000064-mailo-l23
’11県議選:激戦区ルポ/5止 豊橋市 /愛知
毎日新聞 4月8日(金)11時4分配信

 ◇定数5、現新元9氏が激戦 愛知の会新人を警戒
 日本一愛知の会の山本正樹氏の出馬が波紋を広げ、東日本大震災が微妙な影を落とす。豊橋市は定数5を9人が争う。民主、自民、公明、共産、みんなの党も公認候補を擁立し、前回トップ当選の元職が無所属で参戦、屈指の激戦区だ。
 山本正樹氏の陣営関係者は「胸を借りるつもりで戦う。ブームに乗って風が吹いていると言われるが、それだけで終わらないよう地道な努力をしている」と語る。実績は豊橋市議1期。知名度では現職に一歩譲るが、他陣営は「どれだけ取るのか」と警戒する。
 山本正樹氏は自民党前衆院議員の秘書も務めた。現職の鈴木孝昌氏、新人の丹羽洋章氏を立てた自民党にも脅威となる。鈴木陣営は「うちはうちの戦いをするだけ」(選対幹部)。9人の中で最も若い丹羽氏は「地域政党ですか? わかりません。何とか早く抜け出さなければと思っていますが」と懸命だ。
 小久保三夫氏は前回、自民公認でトップ当選した。豊橋市長選に出馬して落選し、無所属で返り咲きを狙う。自民票の奪い合いに拍車をかけそうだ。小久保氏の陣営は「自民はもともと3議席あった。順位はともかく勝算はある」と読む。
 安定した戦いをしてきた公明の渡会克明氏だが「組織票の高齢化が目立っている」(後援会関係者)と引き締めに努める。
 知事選で公明県本部は大村秀章知事を支持。渡会氏は大村氏率いる日本一愛知の会の推薦を受けたが、その愛知の会の山本正樹氏の選挙事務所が目と鼻の先。陣営は「(立候補は)まさかと思っていたよ」と複雑だ。
 民主に危機感が漂う。「こんなに読めない選挙は過去になかった」。7選をめざす民主の柏熊光代氏は戸惑いの表情を浮かべる。前回、3度目の挑戦で初当選した浅井由崇氏の陣営関係者も「知事選、名古屋市議選の結果を見ての通り。大変厳しい」と話す。
 大震災を意識した活動も目立つ。みんなの党の山本嘉和氏や浅井氏は自動車でなく、自転車を使っての活動が中心だ。山本嘉和氏は昨年暮れに豊橋市職員を辞し行財政改革などを訴えて議席を狙う。市議5期を務めた共産党の伊達勲氏は大震災を教訓に中部電力浜岡原発(静岡県)の停止などを掲げた。豊橋は県内で最も同原発に近い。陣営は「手応えあり」と12年ぶりの議席奪還に闘志を燃やす。
 「3・11で世界がすっかり変わったような気がする」。震災で票の流れが変わると見る候補者もいる。【沢田均】=おわり
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 ■豊橋市の立候補者
 (届け出順)定数5−9
小久保三夫 69 無所属 元(4)
丹羽洋章  42 自民  新
柏熊光代  61 民主  現(6)
山本正樹  52 愛知  新
山本嘉和  55 みんな 新
鈴木孝昌  66 自民  現(3)
伊達勲   64 共産  新
渡会克明  58 公明  現(3)
浅井由崇  49 民主  現(1)

4月8日朝刊

2413チバQ:2011/04/09(土) 01:04:29
http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&id=35645&categoryid=1
元職健在、新人が元気


 ◆ 県議選 豊橋市区 =上= ◆

 県議選豊橋市選挙区は、定数5に対し、9人の候補が立って、激戦を展開中。現職4人、新人4人、元職1人。民主党2人、自民党2人、公明党、日本共産党、みんなの党、日本一愛知の会、無所属各1人。いずれ劣らぬ強者ぞろいで、一歩も引かぬ構えだ。現職有利がささやかれる中、新人が大健闘。肉薄した戦いを繰り広げており、元職も個人演説会などで多くの人を集め、健在ぶりをアピールしている。

 【小久保三夫候補】「実績と経験の即戦力」をアピールし、返り咲きを狙う小久保陣営。自粛ムードが広がる中、選挙カーからの連呼は控え、街頭からの演説や個人演説会に重点をおいて支持を求める。持論の「水と港と人づくり」に加え、「県庁内に危機管理部門の設置を」と震災対策を訴える。4年前の選挙と様相は一変。「今度の選挙は難しい。8日の決起大会にどれくらい人が集まるか」と、陣営は後半の追い込みにかけている。

 【にわひろあき候補】オレンジカラー。9人の候補者中、42歳と最も若い。「若さで変えよう」と訴える。街宣車とともに街頭に立って「元気な街、住みよい街」。夜は個人演説会。産業や経済の活性化で三河港の機能強化や道路整備、地震防災対策の強化、行財政改革の推進で道州制、地方分権の推進、職員定数・給与や議員定数・報酬の見直しなどを取り上げ、「一緒に立ち上がろう」。

 【かしわぐま光代候補】今回、赤い「勝負服」は着用せず、7期目に挑む柏熊氏。「隅々まで回るのは使命。豊橋市は広く、車でないと難しい」と選挙カーの使用について理解を求める。だが、ウグイス嬢を使わず、自身の声で訴えることにこだわった。可能な限り本人がマイクを握る。街頭ではまず、「『第2次あいち地震対策アクションプラン』を再検証し、即実行しなければならない」と震災対策から訴えている。(山崎祐一、石川正司)


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