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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 15:36:55

統一地方選スレから東海・北陸所謂中部地方のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
掛川ネタはこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1187487997/l40

2421チバQ:2011/04/09(土) 01:08:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000063-mailo-l23
地方政闘:東海3県の統一選/下 民主党離れ /愛知
毎日新聞 4月8日(金)11時4分配信

 ◇岡田幹事長の威光届かず−−三重
 ◇公認返上「問題にならず」−−愛知
 ◇擁立不調、無投票が続出−−岐阜
 県議選が告示された1日。岐阜県では約3分の2の選挙区で、その日のうちに戦いが終わった。
 海津市選挙区(定数1)では、自民現職の森正弘氏(63)が2期連続の無投票当選を決め、花束を手に笑顔を見せた。しかし当初は海津市議の藤田敏彦氏(59)が民主推薦で立候補して選挙戦になるはずだった。
 1月、藤田氏は立候補取りやめを決断した。「保守の強い地盤で、勝てる体制が作れなかった」と説明するが「支援者から『中央がごたごたしているのに勝てるのか』と言われた」とも。党の求心力低下が判断に影響した。
 民主党県連は全27選挙区で候補を立てようとしたが、擁立作業は難航。結局、公認・推薦は前回より2人多いだけの10人にとどまった。
 このため今回の無投票は過去最多の17選挙区に達した。民主党県連幹部は「党の足腰の弱さが出た。有権者に選択の機会を提供できなかった」と悔やむ。
    ◇
 幹事長のおひざ元でも民主党への逆風はやまない。
 「三重県政の改革を白紙に戻してしまうのか、前に進めるのかが問われている選挙だ」。1日夜、四日市市で開かれた知事選候補者の個人演説会。東日本大震災の対応に追われる中、地元入りした民主党の岡田克也幹事長は、党推薦候補の応援に熱弁をふるった。だが聴衆からの拍手はまばら。陣営関係者がつぶやいた。「岡田さんに来てもらったのに全然盛り上がらんな」
 この候補は告示直前に民主党の推薦を得たが、陣営内には当初「推薦を受けない方がいいのでは」との意見もあったという。
 県議選にも影響は及ぶ。県議会(定数51)の民主系会派は議長を出しても採決時に過半数となる27人の候補者擁立を目指したが、24人にとどまった。会派幹部は「出馬要請に応じてもらえないケースがあった」と話す。
    ◇
 「厳しい質問はどうですか。鈴木克昌(民主党衆院議員)さんをなぜ裏切った、とかでもお答えしますよ」
 2日夜、愛知県蒲郡市での演説会。民主党公認を返上して「日本一愛知の会」の公認を受けた新人候補は、座布団に座った有権者11人に問い掛けた。だが民主公認の返上を問題視する声は出なかった。
 この候補は民主系無所属市議として活動し、昨年10月に県議選での民主党公認が決まった。だが今年2月の知事選が転機になった。
 同じ民主系会派から「今の民主党には改革は期待できない」として、民主推薦候補でなく、大村秀章氏の支援に回る市議が相次いだ。「こんな状態では自分も勝てない」と公認返上の意思を固めた。愛知の会を率いる大村氏から誘いを受けたのは、知事選などで民主が完敗したトリプル投票の翌日だったという。
 「ぶれた」と批判をぶつけられることはほとんどない。むしろ「政権交代当時の民主党に期待していた人は私に投票してくれるのでは」との思いが強い。
    ◆
 岡大介、田中功一、丸山進、宮島寛、福泉亮が担当しました。

4月8日朝刊

2422チバQ:2011/04/09(土) 01:09:43
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/chihosen11/list/CK2011040702000193.html
[愛知]落選すぐ再挑戦に賛否 県議選へ市議選5候補
2011年4月7日

◆有権者「県議会に新風を」「役割違う 何か変」
 10日の投開票まで最終盤を迎えた統一地方選前半戦。愛知県議選では、3月の出直し名古屋市議選で落選した新人5人が声をからす。「改革の必要性は市議会も県議会も同じ」「名古屋と県を一体化する中京都構想の促進」と訴えるが、わずか1カ月足らずでの再挑戦に、対立候補は「節操がない」「有権者の理解が得られるのか」と冷ややかだ。

 「風を利用して議員になりたいだけ、と思われる不安は正直あった」。名古屋市北区選挙区(定数3)に立候補した減税日本の男性は話す。

 地域政党への追い風を受け同区で市議選に臨んだが次点で涙をのんだ。落ち込む間もなく投開票の翌3月14日、党代表の河村たかし市長から県議選への出馬を打診され、立候補を決めた。

 有権者の受け止めはさまざまだ。6日、大型スーパー前で行われた街宣を聞いたパート女性(68)は「こだわりはない。市長、知事の改革で県議会にも新しい風を」と期待。無職女性(72)は「市議と県議は役割も違うから何となく変ですよね」と戸惑う。

 迎え撃つ民主、自民の両現職と公明新人の3人は、告示直前の市議選出馬で知名度を上げた点を警戒。「市議選で有権者の信任を得ていないのに、直後の県議選に出るとは節操がない」と批判のトーンを上げる。

 減税の平野一夫広報室長は「市長公約をかみ砕いて理解している人はそうたくさんはいない。新人候補ばかりの中、選挙経験をプラス評価した」と即戦力ぶりを強調する。

 市議選で落選した再挑戦組5人はいずれも名古屋市内の選挙区。減税から北区のほか、千種、西、南各区で計4人が立候補した。千種区の候補は市議選は名東区で、心機一転して戦いの場を変えた。再挑戦組の残る1人は天白区から出馬の無所属新人。

2423チバQ:2011/04/09(土) 10:14:11
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20110409/CK2011040902000106.html
地域政党、勢いに注目 県議選、知事与党の過半数獲得が焦点
2011年4月9日


 175人が立候補した県議選(定数103)は10日の投開票に向け、最終盤の戦いが繰り広げられている。57選挙区のうち、無投票当選は7選挙区の12人。残る50選挙区の91議席を163人が争っている。

 河村たかし名古屋市長の減税日本、大村秀章知事の日本一愛知の会の参戦で、前回までの自民、民主対決の様相は一変した。2月の知事選、名古屋市長選を経て、3月の出直し名古屋市議選で躍進した両地域政党が何議席を奪うのかが焦点だ。

 日本一愛知の会は24人、減税日本は19人を擁立した。さらに愛知の会は自民21人、公明6人、民主1人、無所属1人の計29人を推薦。公認、推薦を合わせると72人に上る。この勢力で過半数(52議席)を確保すれば、選挙後の知事与党形成につながり、減税や中京都の実現を掲げる大村知事の県政運営を後押しすることになる。

 自民は現有議席と同じ56人を公認し、第1党の維持を目指す。ただ、愛知の会や減税日本の推薦を受けた候補を除く「純粋自民」は35人にとどまる。純粋組と、知事に近い推薦組の当落次第で党内勢力図の書き換えもある。

 本来、対抗するはずの民主は公認45人にとどまり、単独では過半数に届かない。地域政党の勢いにのまれ、現有35議席を守るのは厳しい情勢だ。現有7議席の公明党は公認6人全員の当選が目標。自民の19人、愛知の会の11人、減税日本の1人を推薦している。共産党は4人、みんなの党は2人を立て、議席獲得を目指している。

 期日前投票は大半の投票所で9日午後8時まで。

 (統一地方選取材班)

2424チバQ:2011/04/09(土) 10:14:56
http://mytown.asahi.com/areanews/fukui/OSK201104080078.html
県議選、共産や女性候補の当落焦点
2011年4月9日

 県議選の焦点は、前回選挙で同議会の議席を失った共産や、4人が立候補している女性候補の当落だ。

 全国の都道府県議会で共産の議席がないのは福井も含め、群馬、愛知、熊本の4県だけだ。共産は、福井市区と敦賀市区に2人の公認候補を立てた。特に、定数12に15人が立候補した福井市区で、元職の当選に全力を挙げる。

 女性候補は、無所属新顔2人が福井市区に、無所属新顔の各1人が坂井市区と越前市・今立郡・南条郡区に立候補している。福井県は現在、全国の都道府県議会で唯一、女性県議がいないことで知られる。

 民主と自民の2大政党対決は丹生郡区(定数1)が激戦の様相を呈している。民主公認の現職と自民の推薦候補の争いだったが、町長が支援する民主候補に対し自民は6日、推薦候補を急きょ公認に格上げし、選挙資金面でも全面的にバックアップしている。

 福島第一原発を背景に、原子力政策の転換を訴える候補の得票にも注目が集まっている。「原発依存からの脱却」を、共産候補や福井市区に立つ一部の民主の現職候補が主張し、越前市・今立郡・南条郡の無所属新顔の候補は「反原発」を訴えている。

 県議選で無投票の選挙区は大野市(定数2)、あわら市(同1)、吉田郡(同1)の3区だった。

2425チバQ:2011/04/09(土) 11:45:39
>>2379-2380
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000025-mailo-l15
’11統一選:県議選 注目区を歩く/3 柏崎刈羽 原発問題、論戦に /新潟
毎日新聞 4月8日(金)10時35分配信

 ◇反対派が出馬、安全性どう担保
 東京電力柏崎刈羽原発が立地する柏崎市刈羽郡選挙区(定数2)は当初、自民現職の2人以外に立候補の動きがなく無投票とみられていたが、反原発派の新人が告示当日に名乗りを上げ、一転、原発の安全性を問う論戦が繰り広げられる注目区となった。
 「原発への不安、怒りを私が代弁します」。無所属新人の武本和幸氏は選挙戦2日目の夕方、初めて選挙カーに乗り、原発を望む柏崎市荒浜地区で第一声を上げた。
 告示前夜、柏崎市議らに「東電に物申す県議が必要」と担ぎ出され、急きょ、立候補を決めた。燃料漏えいが明らかになりながら応急処置にとどめ運転を続けている同原発7号機を早期に停止し、他号機も順次、再点検するよう訴え、県原子力防災計画の見直しも公約に掲げている。
 武本氏は、住民や労組でつくる「原発反対地元3団体」が結成された74年からのメンバー。18歳から続けてきた反原発運動の経験をアピールし、福島第1原発事故で高まる住民の不信感の「受け皿」となるのを目指す。
    ◇
 「原発の問題をここにきて語ることになるとは」。9選を目指す自民現職の三富佳一氏は4日、柏崎市内で行われた個人演説会で、戸惑いを隠さなかった。
 原発推進派を自任する三富氏だが、この日は「『安全』というから信頼してきたのに裏切られた」と国と東電への怒りをあらわにした。両者に安全対策を強化するよう求めたことを強調し「地元が納得しない対策の中身なら、原子炉を止めてでもやり直せと言います」と踏み込んだ。
 かつて唱えていた柏崎刈羽原発の2基増設は震災以降、封印。選挙用はがきでも「原発災害は絶対に起こさせません」と強調している。
 同じく推進の立場だった自民現職の東山英機氏も急浮上した原発問題に、演説の多くを割かざるを得ない状況だ。4日の個人演説会では「安全第一を前提に推進してきた。安心できないものは運転できない」と枯れたのどを震わせ、語気を強めた。
 8選を目指す東山氏は、泉田裕彦知事らが既に国に要請している原発の安全基準見直しを支持。取材には「県や国の審議の中で方向性は出てくる」と専門家による議論の動向を見守る意向を示す。停止中の同原発2〜4号機については「県技術委員会などの専門家が判断する」としている。
 現職の陣営は「推進の立場なので厳しい」(三富陣営)、「福島の事故で、どんな風が吹くか読めない」(東山陣営)と戦々恐々とする一方、「原発だけでは政治はできない」とベテランの経験をアピールして攻勢をかけ、選挙戦は激しさを増している。【岡田英】=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◆候補者(定数2)
東山英機 66 自現(7)
三富佳一 72 自現(8)
武本和幸 61 無新
 ※届け出順、年齢は投票日の10日現在、カッコ内数字は当選回数、敬称略

4月8日朝刊

2426チバQ:2011/04/09(土) 11:46:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110409-00000063-mailo-l15
’11統一選:県議選 注目区を歩く/4止 上越、定数5に9人出馬 /新潟
毎日新聞 4月9日(土)11時18分配信

 ◇新人4人挑戦、身内同士もしのぎ
 定数5に対し9人が立候補し、混戦模様の上越市選挙区。自民は現職3人と推薦の新人1人の計4人を、民主は現職1人と推薦の新人1人の計2人を擁立し、身内同士でもしのぎを削る。
 告示翌日の夜、旧柿崎町長で自民現職の楡井辰雄氏が開いたミニ集会。名指しを避けながらも「この選挙で、私と利害を不一致にした……」とライバル候補について言及した。旧安塚町長の無所属新人で、自民から推薦を受けている矢野学氏を意識したとも取れる発言。2人はともに、05年1月の上越市と周辺町村の合併に向けて、首長として汗を流した同志。楡井氏は前回07年の県議選で県議に、矢野氏は市議に転じたが、今回はともに自民系の旧郡部出身候補として票を奪い合う。
 新人は4人で、このうち3人は市議からの転身組。矢野氏のほか、無所属で民主推薦の滝沢一成氏、みんなの党の近藤彰治氏。元市議以外では、共産党上越地区委員長の伊藤誠氏が立候補している。
    ◇
 なぜ、同選挙区に新人が多数出馬したのか。ある市議は背景として、同選挙区では現職でも当選回数の少ない中堅・若手が多く、「新人が『勝てるチャンスがある』と思ったからでは」と分析する。7人が争った前回07年の県議選では、1万9724票でトップ当選した自民の小林林一氏から、4位だった自民の市村孝一氏までわずか1430票差。5議席目には社民の小山芳元氏がすべり込んだが、抜きんでた存在がいないことを印象づけた。
 各陣営は「今回はますます分からない」「水面下で激しい票のはがし合いがあり、最後まで順位が読めない」と口をそろえる。前回3位で初当選した民主の梅谷守氏の陣営も「民主にとっては逆風の選挙」と危機感を抱く。
 しかし候補者たちが激しい集票合戦を繰り広げる一方、有権者は冷めているという。ある陣営の関係者は「顔ぶれに新鮮味がなく、東日本大震災による自粛ムードも拍車をかけている」と指摘する。前回の同市選挙区の投票率は59・56%(県全体では61・12%)だったが、多くの陣営が「今回は下がる」とみる。
 14年度開業予定の北陸新幹線(長野−金沢間)の上越駅(仮称)への全列車停車問題や、JRから経営分離される並行在来線(信越、北陸線)の経営問題、景気・雇用対策など地元には課題が山積する。ただ、賛否を問うような対立軸にはなりにくいため、具体案を交わす論戦にはなっていない。【長谷川隆】=おわり
………………………………………………………………………………………………………
 ◆候補者(定数5)
滝沢一成 54 無新
矢野学  70 無新
市村孝一 49 自現(1)
小林林一 66 自現(2)
伊藤誠  36 共新
楡井辰雄 59 自現(1)
小山芳元 63 社現(4)
梅谷守  37 民現(1)
近藤彰治 60 み新
 ※届け出順、年齢は投票日の10日現在、カッコ数字は当選回数、敬称略

4月9日朝刊

2427チバQ:2011/04/09(土) 11:49:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000210-mailo-l16
’11統一地方選:県議選情勢/1 富山市第1/中新川郡 /富山
毎日新聞 4月5日(火)15時11分配信

 県議選(10日投開票)は県内全13選挙区中、9選挙区で立候補者が定数を上回り、46人(現職24人、新人22人)が舌戦を繰り広げている。各選挙区の戦いの構図と情勢を追った。【岩嶋悟】
 ◇引退と新人擁立、顔ぶれ変化
 ◆富山市第1
 前回選と同じく、定数11に対し12人が立候補。しかし相次ぐ現職の引退と多数の新人候補の擁立で顔ぶれは大きく変化し、現職7人(民主1、自民4、共産1、社民1)、新人5人(民主1、自民2、公明1、社民1)が議席を争う。
 自民は第1選挙区での過半数維持を目指し、前回と同数の6人を擁立。このうち新人2人はいずれも30代で、若い有権者へのアピールを狙う。議席増を狙う民主は現職と新人の計2人を擁立。県連には共倒れの懸念もあったが、新人は村井宗明衆院議員の後援会関係者が支援することですみわけを図る。
 社民も議席増を目指し、現職と新人各1人を擁立した。公明は元市議の新人を、共産は現職を擁立。それぞれ現有議席確保を狙う。
 同選挙区から立候補していた県JA富山中央会長の江西甚昇氏が今期限りで引退。各陣営は農業関係票の行方にも注目する。
 ◇保守分裂、12年ぶり選挙戦
 ◆中新川郡
 12年ぶりの選挙戦。これまでは自民が立山町と上市町出身の候補を擁立し、2議席維持を図ってきた。だが今回は、自民が立山町を地盤とする現職と、元上市町議の新人を擁立したのに加え、09年に自民を離党した現職が無所属で立候補。特に地盤が重なる自民新人と無所属現職が、激しい選挙戦を展開している。
 自民の現職は地元・立山町のほか舟橋村への浸透も図る。一方、自民新人は上市町議の支援に加え、党支部の組織票を固める。離党した現職は地元を中心に支持を呼びかけるなど、議席の確保を目指している。
………………………………………………………………………………………………………
 ◇富山市第1(定数11−12)
又市秀治 39 議員秘書    社新
奥野詠子 30 [元]民放記者 自新
杉本正  62 県副議長    自現
笠井和広 49 飲食店経営   民新
坂野裕一 47 党県幹事長   民現
五十嵐務 59 党県役員    自現
田尻繁  59 党県役員    社現
中川忠昭 61 会社役員    自現
火爪弘子 55 党県副委長   共現
吉田豊史 41 会社役員    自現
吉田勉  60 党県幹事長   公新
田畑裕明 38 会社員     自新
 ◇中新川郡(定数2−3)
高平公嗣 64 会社役員  自現
松谷英真 53 住職    自新
酒井真次 63 町消防団長 無現

4月5日朝刊

2428チバQ:2011/04/09(土) 11:50:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000270-mailo-l16
’11統一地方選:県議選情勢/2 富山市第2/滑川市 /富山
毎日新聞 4月6日(水)15時29分配信

 ◇現職3人と2新人争う構図に
 ◆富山市第2
 前回選は、民主、社民などの推薦を受けた無所属候補が議席を奪い、自民の3議席独占を阻止した。今回は現職3人と新人2人が議席を争う構図となっている。
 自民は今回も3人を擁立。旧八尾町、旧大沢野町の地域からはそれぞれ現職が、旧婦中町地域からは新人が立候補。3人は自らの地盤を固めつつ、他の地域にも支持拡大を図っている。
 無所属の現職は、今回も民主、社民からの推薦を得たほか、国民新党も推薦。地元の旧婦中町から立候補している自民新人に対抗し、4年間の実績を強調。自民による議席独占阻止を狙う。
 無所属新人は元自民系市議。同じ旧大沢野町を地盤とする自民現職が立候補したため、党の公認を得られなかった。そのため、選挙区全体で無党派層などへの浸透を図る。
 ◇16年ぶり選挙戦、3新人挑む
 ◆滑川市
 16年ぶりの選挙戦は、定数1に対し4人(現職1人、新人3人)が立候補した。告示前から自民現職と無所属新人2人が三つどもえの前哨戦を展開。告示当日、さらに無所属新人1人が出馬表明し、激戦に割り込む形となった。
 自民現職は、過去2回の選挙は無投票当選だったため、事実上今回が初の選挙戦。2期の実績をアピールして浸透を図る。
 無所属新人のうち1人は元自民系市議。昨年の滑川市長選で選対本部長を務めたことから、今回は上田昌孝市長の支援を得た。
 別の無所属新人は、09年の衆院選で富山2区から出馬。民主、社民、国民新党から推薦を受け、農業関係者を中心に支持拡大を狙う。
 告示日に立候補表明した無所属新人は追い上げに力を入れる。【岩嶋悟】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇富山市第2(定数3−5)
場家茂夫 57 農業    無現
藤井裕久 49 会社役員  自新
宮本光明 52 会社役員  自現
浅生幸子 57 富山大講師 無新
坂田光文 75 党県幹事長 自現
 ◇滑川市(定数1−4)
砂原誠一 65 農業   無新
沢谷清  59 会社員  無新
神田真邦 46 会社役員 自現
藤井宗一 62 団体役員 無新

4月6日朝刊

2429チバQ:2011/04/09(土) 11:51:36
1155 :チバQ:2011/04/09(土) 11:50:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000295-mailo-l16
’11統一地方選:県議選情勢/3 高岡市/砺波市 /富山
毎日新聞 4月7日(木)16時27分配信

 ◇現職6人と3新人、議席確保に懸命
 ◆高岡市
 定数7に対し、9人(現職6人、新人3人)が立候補。自民は1議席増を目指す一方、民主、社民、共産は議席確保に懸命だ。
 自民は現職5人に加え、新人1人を擁立し、6議席の獲得を狙う。新人は伏木地区出身の元市議。過去の県議選では同地区から自民候補は出馬しておらず、長く「草刈り場」にされてきた。6人とも出身地区の地盤を固めながら支持の拡大を狙う。しかし、候補者が増えたことによる票の食い合いを懸念する声もある。
 民主は現職1人を擁立し、現有1議席の確保を目指す。しかし、民主党政権に対する風当たりも強く、関係者は「厳しい選挙戦になる」と危機感を強める。社民は、引退する現職に代わり、自治労役員出身の新人を擁立し、議席の確保を目指す。共産は52年ぶりの議席獲得に向け、支持拡大を狙う。
 ◇2議席に3人、24年ぶり選挙戦
 ◆砺波市
 現職1人と新人2人が立候補し、2議席を争う。これまで5回連続無投票で自民が議席を独占してきたが、党勢拡大を狙う民主が候補者を擁立。24年ぶりの選挙戦となった。
 自民は、7選を目指す現職と元市議の新人の2人を擁立。現職は、市内各地で集会を開き実績をアピールして有権者への浸透を図る。新人は、県議から転身した上田信雅市長の後継候補として、市内各地で支持を訴えている。
 民主の新人は、今年2月に公認候補として唯一、社民から推薦を得た。社民市議や社民党支部と協力して各地を回り、議席獲得を狙う。【岩嶋悟】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇高岡市(定数7−9)
渡辺守人  57 会社社長  自現
横田安弘  68 会社顧問  自現
井村昭彦  68 会社役員  自現
井加田まり 59 党支部役員 社新
矢後肇   51 会社役員  自現
原田清美  62 党市委員  共新
向栄一朗  58 会社役員  自新
山本徹   41 会社社長  自現
山上正隆  56 党県役員  民現
 ◇砺波市(定数2−3)
米原蕃   67 会社社長   自現
瘧師富士夫 51 会社役員   自新
木場和夫  61 [元]会社員 民新

4月7日朝刊

2430チバQ:2011/04/09(土) 11:52:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000188-mailo-l16
’11統一地方選:県議選情勢/4止 射水市/南砺市/小矢部市 /富山
毎日新聞 4月8日(金)13時1分配信

 ◇現職1人と4新人、激戦区に挑む
 ◆射水市
 定数3に対し、現職1人、新人4人が立候補する激戦区。旧新湊市を地盤とする候補が多く、他の地域への浸透が鍵となる。
 旧新湊市からは3人(民主1、自民1、社民1)が立候補。民主新人は、地元のほか旧射水郡地域にも支持拡大を図り、議席獲得を目指す。自民現職は6期の実績をアピールして地元を中心に地盤を固め、議席の維持を狙う。社民新人は他候補より出馬表明が遅れたが、今期で引退する父親の地盤を固め、市内全域への支持拡大を図る。
 旧小杉町が地盤の無所属新人は、地元を中心に支持を固め、無党派層への浸透を狙う。同じく同町を地盤とする共産新人は、前回選の雪辱を期し、市内全域で支持を訴える。
 ◇定数2に3人、保守分裂の選挙
 ◆南砺市
 定数2に対し、自民現職2人と無所属新人1人が立候補。前回選と同じく、自民候補と無所属候補による保守分裂の選挙となっている。
 5選を目指す自民現職は、実績をアピールし、市内全域で支持拡大を図る。別の自民現職は、前回選は無所属で立候補したが、今回は自民の公認を得た。地元の旧福光町地域のほか、市内各地区を細かく回る。
 無所属新人の元市議は、地元の旧城端町を中心に支持固めを進める。父親の前参院議員とつながりの深い綿貫民輔氏(国民新党最高顧問)の支持者の取り込みも狙う。
 ◇無所属現職と新人、一騎打ちの戦い
 ◆小矢部市
 定数1に対し2人(現職1、新人1)が立候補。いずれも無所属だが、現職は自民党が推薦、新人はみんなの党が推薦し、政党同士が競い合う選挙戦となっている。
 現職は一時、「みんな」から推薦を得ることも模索したが、今回は自民推薦で立候補。同市出身の山田俊男参院議員(自民)との連携をアピールするなど、党組織を生かし支持拡大を狙う。新人は元市議。今年1月に「みんな」の推薦を得た。同党の影響力を確保したい同市出身の柴田巧参院議員(みんな)が支援し、議席獲得を狙う。【岩嶋悟】=おわり
………………………………………………………………………………………………………
 ◇射水市(定数3−5)
四方正治 66 会社役員   自現
海老克昌 30 [元]会社員 民新
永森直人 36 [元]県職員 無新
湊谷茂  46 団体職員   社新
坂本洋史 40 党地区委員  共新
 ◇南砺市(定数2−3)
武田慎一 45 団体役員  自現
山辺美嗣 59 団体役員  自現
河合常晴 46 呉服店役員 無新
 ◇小矢部市(定数1−2)
筱岡貞郎 56 会社役員 無現
中田正樹 46 会社顧問 無新

4月8日朝刊

2431チバQ:2011/04/09(土) 11:52:28
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000461104060001
新顔増、住み分け崩壊
2011年04月06日


候補者の分布地図

 県議選の構図1 富山市第1


 県議会に議席を持つすべての党の候補がそろう富山市第1。現職3人が引退し、定数11に現職7人と新顔5人の計12人が立つ。現職の平均年齢54・8歳に対し、新顔の多くは30〜40代。結果次第では、大幅な世代交代が進む。


 県議会最大会派の自民は、前回2007年の県議選で獲得した6議席の維持を目指す。「次の衆院選で自民党候補の当選につなげるためにも、一人のとりこぼしもいけない」(富山市議)と発破をかける。


 現職は4人。北部地区の杉本正氏は、旧富山市議時代もあわせた36年間の議員生活や県議会副議長の経験をアピールする。同じく北部の五十嵐務氏は街頭で、医療問題に取り組んだ実績などを演説。東部の中川忠昭氏は「人口減少時代におけるまちづくり」などをテーマにする。


 やや立ち位置が異なるのは、現職で最年少の吉田豊史氏。「県議会に一石を投じたい」と「変革への挑戦」をキーワードにし、党の新会派設立も辞さない構えを見せる。


 新顔は2人が立つ。奥野詠子氏は引退する仲外喜雄氏(73)の後継の位置づけ。知名度の低さを埋めるため顔を売る戦術をとり、市議らがバックアップする。田畑裕明氏は市議からの転身を図る。県議から富山市長になった森雅志氏以来、呉羽地区で約10年ぶりの同党県議の座を狙う。ともに30代で「新しい自民党」を打ち出す。


 前回議席を一つ失った社民は現職と新顔を1人ずつ立てた。支援労組を振り分け、議席回復を図る。現職の田尻繁氏は東日本大震災での事故をふまえて「脱原発」を訴え、3人の候補者が立つ激戦区の呉羽で存在をアピールする。新顔の又市秀治氏は地元回りを徹底。個人演説会では「通院や買い物に困っている人のため循環バスを走らせたい」と語る。


 地方での党勢拡大が課題の民主も現職と新顔を擁立し、現有の1議席からの議席増を狙う。県連幹事長として、政権交代後の取り組みの実績を訴えるのは現職の坂野裕一氏。支援労組をまとめつつ、同じ地元から立つ又市氏と票を奪い合う。新顔の笠井和広氏は奥野氏と同じ南部地区から出る。街なかの生活弱者の問題を訴え、同級生や村井宗明衆院議員の後援会などの支援を受ける。


 公明は島田一氏(70)の引退にともない、前市議の吉田勉氏を擁立。即戦力をアピールし、議会改革を訴える。


 共産は現職の火爪弘子氏が3選を目指す。東日本大震災にからめ、訴えの多くを防災や原発対策に費やしている。


 新顔候補の大幅増と出身地区の偏りで、地区ごとの住み分けは大きく崩れた。各陣営とも地元を越えた集票作戦を展開し、これまで安定とみられていた現職陣営も「厳しい局面」と危機感を募らせる。




 県議選の投開票まで1週間をきった。明確な争点が見えにくい中で、新顔や無所属候補の多さが選挙の形を変えている。各選挙区の最終盤の状況を紹介する。

2432チバQ:2011/04/09(土) 11:52:56
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000461104070001
県議選の構図 2
2011年04月07日

保守・非自民 混戦模様


■富山第2


 有権者が最も多い旧婦中町から2人、2番目に多い旧大沢野町から2人、3番目に多い旧八尾町から1人が立った。各候補が地元での戦いと、地元外での戦いを繰り広げ、混戦模様だ。


 旧婦中町が地元の藤井裕久氏は前回2007年の県議選で約500票差で敗れた自民候補の後継的立場で、議席奪還を掲げる。陣営幹部は「婦中で2議席という声もあるが、いつか決着をつける必要がある」と、地元対決にこだわる。


 対する場家茂夫氏は、今回も唯一の非自民勢力の受け皿として再選を期す。「前回は政権交代の序曲だった」と、追い風だったことを認める。「今回は地域の中の戦い」とし、議会改革などを訴えて幅広い勢力の支持を求めている。


 旧大沢野町が地元の坂田光文氏は、自民県連幹事長として最大会派の中核を担ってきた。災害対策などインフラ整備の必要性を訴え、「私の集大成の選挙だ」として、5期20年の実績を強調する。


 その「長期支配」を批判して坂田氏の足下から立候補した浅生幸子氏は、「女性や若い人の声が届く議会にし、痛みの分かる政治をやっていく」と、唯一の女性候補であることを前面に出す。


 前回の県議選と09年の富山市議選で互いに支援し合った経緯もあり、大沢野を含めた旧上新川郡内で支持層が入り乱れている。


 旧八尾町の宮本光明氏は議員提出条例のまとめ役などで発揮した政策通を強調する。関心事は地元の投票率。地域にライバルがなく前回はトップだった。だが他陣営の侵入は避けられず、地元の支持の厚さが勝敗を決すると算段する。



■滑川市


 滑川市は、ともに自民党籍を持つ現職の神田真邦氏と、前市議の沢谷清氏による保守同士の争いや、社民など非自民勢力の支援を受けた藤井宗一氏ら4人の戦いになった。


 神田氏は若さと実績をアピール。昨年の市長選では、党滑川市連支部長として前市長の陣営をまとめた。共に陣営を担った自民市議らが支持、宮腰光寛衆院議員も応援に入るなど国政とのパイプも強調する。


 沢谷氏は、上田昌孝市長の選対幹部として市長選で勝利した勢いに乗り、初当選を狙う。上田市長が陣営の顧問となり、市政との連携を掲げる。自身や市長らの支持層のほか、自民支持層の切り崩しも図る。


 2009年の衆院選富山2区に立候補した藤井氏は今回も連合富山が陣営の中心を担い、民主、社民、国民新の協力態勢で臨む。地元農協出身の経歴を生かし、農家など従来の自民支持層への支持拡大も狙う。


 砂原誠一氏は、議員報酬を削減し、東日本大震災の復興支援に充てることなどを公約に掲げる。



■中新川郡


 中新川郡は保守系3人による12年ぶりの選挙戦。


 「安全・安心なとやま」の推進を掲げる現職の高平公嗣氏は東日本大震災を受け、防災対策に訴えの力点を置くようにした。「上流の砂防工事など普段は見えない対策が非常に大事だ」。地元の立山町以外での支持拡大に努め、陣営は上位当選を狙う。


 残る2人は上市町が地元だ。現職の酒井真次氏は、選挙ポスターに「議会改革」をうたう。具体的には、議員報酬の削減や通年議会の開催といった項目を挙げる。自転車を使って路地裏まで回る戦いを展開している。


 新顔の松谷英真氏は、農村の過疎化や耕作放棄地の広がりを政治課題と考え、「町に暮らす一人ひとりの課題を県に言っていくのが自分の役割」と訴える。パイプ役の必要性を強調し、初当選を目指している。

2433チバQ:2011/04/09(土) 11:53:22
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000461104080001
県議選の構図 3
2011年04月08日

党派・地域 競り合い


■砺波


 砺波市は24年ぶりの選挙戦。長らく議席を独占してきた自民が2議席維持を目指す中、民主新顔が風穴を開けようと挑戦している。


 唯一の現職が米原蕃氏。6期の実績があり、地元経済界にも通じている。自民党県議会長としてトップ当選へ向け、組織力を発揮する。世代交代を望む声にも「まだ、それは先の話だ」と強気だ。


 もう1人の自民公認は、新顔の瘧師富士夫氏。県議を6期務めた上田信雅市長の後継だが、米原氏と自民同士で激しく競り合い、危機感は強い。「旧上田派」の掘り起こしを図りつつ、若さを強調して支持拡大を狙う。


 2人に対するのは、民主新顔の木場和夫氏。「ずっと選挙戦がないのはおかしい」と党の公募から立候補した。地元出身ではないが、連合富山の推薦を受け、前市長の安念鉄夫氏が陣営の顧問を務める。「保守王国」に閉塞(へい・そく)感を感じる有権者の受け皿となり、団地などに住む若年層への支持を広げられるかが鍵となる。



■南砺


 南砺市は、自民系の候補による三つどもえの戦い。それぞれが別の旧町村を地元とするため、「地域間競争」とも言われている。


 最も人口の多い福光地区からは、現職の武田慎一氏。前回の県議選では無所属ながらトップ当選し、今回は自民公認に。「行動力」を前面に出し、地元以外でも若者への支持を広げる。


 もう1人の現職、山辺美嗣氏は福野地区が地元。県議4期で、インターチェンジ開設などの実績を強調する。「地元は固めた。あとは打って出るのみ」と、候補のいない井波地区などへも積極的に足を延ばす。


 新顔の河合常晴氏は、立候補表明が遅れて無所属に。城端地区や五箇山など山間部を地盤とする。自民党の河合常則・元参院議員の長男で、地元の元首長らの支持を受ける。「地方にも日の当たる政策を」と、地元以外でも戸別訪問を重ねてきた。



■射水


 現職1人と、30〜40代の新顔4人が立候補した。合併前の新湊地区と旧射水郡区にそれぞれ複数の候補者が出て、激しく争う。


 新湊地区を地盤とするのは3人。四方正治氏は、県議会の議長職も務めた実績を強調。6日夕は友人の鳩山邦夫・元総務相が応援に駆けつけ、人脈の広さをみせた。対する海老克昌氏は同地区を自転車で回るなど若さと行動力を前面に押し出す。少子高齢化問題や県議の意識改革の必要性を訴える。湊谷茂氏は社民の現有議席の死守を目指す。5日の集会では、引退する父、道夫氏が出入り口で支持者を出迎え、後継をアピールした。


 県議から市長に転出した夏野元志氏が地盤とした旧射水郡区には2人。永森直人氏は、県職員の経験を踏まえて「自立した地方政治」を訴え、無所属の候補者として幅広い支持を狙う。坂本洋史氏は、前回に続いての立候補。昨夏から旧射水郡区をくまなく回ってきた。選対幹部は「4年前より手応えがある」と言う。

2434チバQ:2011/04/09(土) 11:55:16
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000461104090002
地盤固め、攻め激化
2011年04月09日

 県議選の構図 4完


 高岡


 自民の6人目で、新顔の向栄一朗氏が出た市北部の伏木と、社民現職の引退で空白が生じた新興住宅地野村の2地区で、有権者の票の行方が注目される。労組の支持を頼みとする民主山上正隆、社民井加田まり両氏は組合員の減少などで、1議席死守を目指す。


 地域別で見ると、旧福岡町の井村昭彦氏は、地元で前回並みの得票を維持して足元を固める作戦。南部の戸出・中田地区の矢後肇氏は地元商工団体や農村部の厚い支持基盤を固め、中心街に攻め入る。


 市中心部では、地元JR高岡駅周辺の反応が低調という渡辺守人氏が野村地区での支部組織や消防団体の支援を強化。野村地区は、観光団体を通じた市北部の地盤や地元校区の全戸訪問で支持拡大を狙う横田安弘、中心市街地西部の自治会推薦のほかスポーツ団体や青年会議所の若手支援が活発化する山本徹の自民各氏のほか、井加田、山上の計5氏が相争う。


 過去8年間、県議が不在だった伏木地区では、自治会推薦や港湾整備促進などの訴えで地盤固めする向氏が、前回までの支持者をつなぎとめようとする横田、渡辺両氏らと自民同士で競い合っている。


 連合などが支援する山上氏は、企業の合理化で前回より3千票減ったとされる分について、投票する人を決めていない層にも訴える。職員定数削減が響く自治労が主軸の井加田氏は、原発事故に絡んだエネルギー政策などで支持拡大を狙う。


 共産原田清美氏は長年の教員生活で培った教え子らの支援を拡大。全国の原発総点検や震災対策で学校耐震化の促進などを強調。党派を超えた女性有権者にアピールする。


 各陣営とも、前回までのような1万票以上の得票は難しいと見る。1人減の候補者数などからも、当落ラインが上がると見込んでいる。



 小矢部


 自民推薦の現職筱岡貞郎氏と、みんなの党推薦の新顔中田正樹氏の激戦が市を2分し、支持を訴える運動が終盤で過熱している。


 告示日、出陣式への出席を断られたとして筱岡事務所の対応を批判する桜井森夫市長のあいさつを、中田陣営が録音して個人演説会などで再生している。これに対し、公職者として不公正だと非難する筱岡陣営が、街頭で市長批判も展開している。


 当初は中立方針を示していた桜井市長の後援会幹部ら多数が中田支援に回ったことで、両陣営の感情的な対立がエスカレートしているようだ。


 支持者が両陣営に分かれるみんなの党参院議員の柴田巧氏は、後援会が昨年末にいったん県議選での中立を決定した。だが、党方針に基づく公募で中田氏の推薦が決まった後に筱岡氏の優勢が伝えられると、後援会の流れが中田氏支持へと変わった。


 柴田、中田、桜井の3人が握手する写真で国会と県政、市政の連携を訴える中田陣営に対し、筱岡陣営は県政与党の自民議員が「即戦力」と強調する文書を配布するなどして応じる。党参院議員の山田俊男氏も加勢し、選挙後のしこりを心配する声も聞かれる。

2435チバQ:2011/04/09(土) 11:55:51
http://www2.knb.ne.jp/news/20110408_27695.htm
県議選、富山市第1選挙区

 今月10日、投票が行われる富山県議会議員選挙の情勢と候補者の訴えをお伝えしているシリーズです。

 富山市第1選挙区です。

 富山第1選挙区は11の議席を12人で争う少数激戦です。

 地元や支援組織の票を固めつつ、引退した議員の地盤にも複数の候補が入り込み浸透を目論むなど、各陣営ともに最終盤に向けて票の上積みに懸命です。

 他の選挙区と同様東日本大震災を受けて派手なパフォーマンスなどを取り止め、従来型の街宣活動中心に切り替えた候補もいます。

 今回は、東日本大震災から間もない県議選となりました。

 各候補者に防災に対する考えを聞きました。

 社民党・新人の又市秀治候補は「県地域防災計画・原子力災害対策の見直し。中小企業の資金繰り対策の一層の拡充」

 自民党・新人の奥野詠子候補は「ハザードマップを見直し、住民に周知徹底するとともに、集団避難訓練の繰り返しの実施」

 自民党・現職の杉本正候補は「津波対策、防波堤の補強、避難場所の再検討、非常時の食料や水などの確保」

 民主党・新人の笠井和広候補は「防災意識の高まりを踏まえ災害発生後の初動体制の確立とインフラの再構築の早期着手」

 民主党・現職の坂野裕一候補は「地震、風水害、津波などを分離した危機管理。県民が一目で分かりやすい指針の作成」

 自民党・現職の五十嵐務候補は「防災計画の抜本的な見直しが必要。学校、地域、企業などでの対応マニュアルの周知」

 社民党・現職の田尻繁候補は「原子力防災計画の抜本的見直し。呉羽山断層帯の被害想定規模の再調査。脱原発の推進」

 自民党・現職の中川忠昭候補は「市町村が無くなった場合も想定した避難・救援体制の整備と強固な避難場所の確保」

 共産党・現職の火爪弘子候補は「県の防災計画を今回の震災規模の地震・津波と志賀原発の事故も想定したものに見直す」

 自民党・現職の吉田豊史候補は「今回の被災者・地域に対して今以上に力強い応援を行うこと」

 公明党・新人の吉田勉候補は「公共施設と住宅の耐震化を図る。津波から住民を守るための津波ハザードマップの作成」

 自民党・新人の田畑裕明候補は「学校の耐震補強など、非常時の避難場所となる施設の耐震率100%を目指すこと」としています。

2436チバQ:2011/04/09(土) 11:57:07
http://www2.knb.ne.jp/news/20110408_27696.htm
県議選、高岡市選挙区

 高岡市選挙区です。

 定数7に対し9人が立候補しました。

 高岡市選挙区では地元市議会議員の対立の影響が懸念される中、現職5人と新人1人の過去最も多い公認候補を立てた自民党が6人全員の当選を狙う一方、民主党の現職と社民党の新人が党の1議席の死守を、そして、共産党の新人が議席獲得を目指します。

 各候補に防災について聞きました。

 自民党・現職の渡辺候補は「海底の活断層調査を実施し津波対策等を見直す。更に自主防災組織の教育の強化を図る」

 自民党・現職の横田安弘候補は「原子力発電の安全性をどの様にして公報するか。防災システムやハザードマップの見直し」

 自民党・現職の井村昭彦候補は「地域コミュニティの連帯力と行政がしっかりと連携できる県独自の危機管理体制を確立」

 社民党・新人の井加田まり候補は「自治体単位で取り組める原発に頼らない自然エネルギーへの政策転換が急がれる」

 自民党・現職の矢後肇候補は「地域の助け合いの体制の強化とその活動を公的に強力に支援する制度の確立」

 共産党・新人の原田清美候補は「学校・公共施設・住宅などの耐震化を急ぐ。そのための助成制度の充実を図る」

 自民党・新人の向栄一朗候補は「津波注意報、津波警報、大津波警報に応じた津波ハザードマップの作成」

 自民党・現職の山本徹候補は「原子炉等規制法の見直しを国に働きかけ、北陸電力との安全協定を新たに締結すること」

 民主党・現職の山上正隆候補は「避難場所の再検討。防災無線網の整備と防災訓練。治水対策はダムの再点検と堤防のかさ上げ」としています。

2437片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/10(日) 19:41:15
>>2057
■鳳珠郡 1
旧柳田村同士の対決。
自民勢力は基本的に旧柳田村長の自民新人山口氏支持だが、
能登町の持木町長(旧能都町長)はここへ来て桜井氏支持に動く。
持木氏は、以前の選挙で桜井氏を支援した経緯がある。
順当なら山口氏か。

■七尾市 2
定数減で、3名の自民現職が無所属(党籍証明)出馬となった。

■羽咋市・羽咋郡南部 2
自民現職稲村氏、自民現職後継の岡部氏に民主推薦新人本吉氏が挑む。
本吉氏の祖父は自民党系県議を務め、定数減で落選した経緯がある。
順当なら稲村・岡部氏。

■河北郡 2
内灘町から自民現職米田氏、八十出町長支援の新人南氏が出馬。
津幡町から自民党籍証明新人焼田(やけだ)氏、民主推薦新人竹内氏が出馬。
順当なら、人口から考えて、焼田氏と内灘のどちらか?

■金沢市 16
激戦だが、党名で売れない民主の党勢で、若手が不利?
新谷氏、川氏にとって厳しい展開か。
今回から米澤氏以外は「民主党」での立候補。その影響はどうか。

■白山市 4
旧松任市の自民現職吉崎氏、自民党籍証明大口氏。
旧美川町の民主現職米光氏。
旧鶴来町の民主推薦新人池田氏(一川参院議員政策秘書)。
旧村部出身の自民現職山田氏。
池田氏が鶴来票を固められれば一角崩しも。

2438建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/04/10(日) 22:32:55
おまいたち、三重県知事選挙で盛り上がろうぜ!!!

2439チバQ:2011/04/10(日) 23:18:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110410-00000038-maip-pol
統一地方選 静岡市長選 田辺氏が当選確実
毎日新聞 4月10日(日)23時10分配信

 静岡市長選は10日投開票され、自民党と連合静岡の推薦を受け組織戦を展開した元県議の田辺信宏氏(49)が幅広い支持をつかみ初当選を確実にした。3新人の争いだったが、事実上、田辺氏と、減税日本公認の元参院議員、海野徹氏(61)の一騎打ちとなった。2度目の挑戦で知名度の高い海野氏は既成政党批判票の受け皿を目指したが、及ばなかった。【小玉沙織】

2440建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/04/10(日) 23:22:56
何気に日本の痰壷大阪民国以外は、ナントカ政党はイマイチな結果になってるな

2441チバQ:2011/04/10(日) 23:31:02
879 :無党派さん:2011/04/10(日) 22:03:17.56 ID:kN3GvEQq
開票率14.51%

56,218鈴木英敬(自民)
54,855松田直久(民主)

その差1,363票
まだまだ

67 :無党派さん:2011/04/10(日) 22:47:56.90 ID:pZwQg4o5
三重TV 三重県知事選(開票率39.8%)
自民 鈴木英敬 145,479
民主 松田直久 144,258

133 :無党派さん:2011/04/10(日) 23:01:17.76 ID:xlblNf1W
開票率42.20%
AK156,040
松田152,997

これはもう決まりかな
http://www.asahi.com/senkyo/local2011/data/D24.html

174 :無党派さん:2011/04/10(日) 23:06:29.45 ID:pZwQg4o5
三重TV 開票率54.5%
松田 208,397
鈴木 197,240

291 :無党派さん:2011/04/10(日) 23:20:45.21 ID:xlblNf1W
開票率77.08%
松田296,022
鈴木280,417
http://www.asahi.com/senkyo/local2011/data/D24.html

2442建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/04/10(日) 23:35:11
これで負ければ、オカラの次期総理が無くなるなw

2443片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/10(日) 23:38:49
鈴木英敬さんは優秀な人ですからね。
国政選挙でうだうだやってるよりずっと良かったですね。

2444名無しさん:2011/04/10(日) 23:39:40
オカラ終了ww

2445片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/10(日) 23:43:05
金沢県議会は、旧民主組がほとんどいなくなりましたが(中谷氏、広岡氏、沢田氏落選)、
すなおに旧新進が民主そのものというわけにも行かなさそうなのが難しいですね。

2446片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/10(日) 23:43:56
あ、金沢県議会ではなく、石川県議会の特に金沢選挙区です。。

2447建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/04/10(日) 23:45:55
落ち着けよ、片言○w

2448片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/10(日) 23:53:05
富山県

旧富山市 民主擁立増成功、又市息子落選
新富山市 自民3議席独占で、民社国系現職落選
高岡市 民主・社民踏みとどまり自民増員失敗
滑川市・小矢部市・南砺市 自民現職守る
射水市 社民湊谷息子落選で民主初議席

2449チバQ:2011/04/10(日) 23:56:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110410-00000041-maip-pol
統一地方選 三重県知事選 鈴木氏が当選確実
毎日新聞 4月10日(日)23時44分配信

三重県知事選は10日投開票され、元経済産業省課長補佐の鈴木英敬氏(36)=自民・みんな推薦=が、前津市長の松田直久氏(56)=民主推薦、旧津市議の岡野恵美氏(58)=共産推薦=を破り初当選を確実にした。16年ぶりに与野党第1党の対決となり、民主、自民が激しい舌戦を展開したが、公明党県本部の支持も得た鈴木氏が逃げ切り、民主は岡田克也幹事長の地元で苦杯を喫した。鈴木氏は現職では大阪府の橋下徹知事(41)を下回る最年少知事となる。【福泉亮】

2450チバQ:2011/04/11(月) 00:03:01
692 :無党派さん:2011/04/10(日) 23:45:42.48 ID:Lwtf2dmf
桑名・津で負けたのに四日市で自民系圧勝て普通ありえるか?

三重県の選挙の常識ではありえんぞ。

2451チバQ:2011/04/11(月) 00:04:14
731 :無党派さん:2011/04/10(日) 23:47:43.38 ID:4kzHXWKn
> こんにちは。小泉進次郎です。
> 三重県に向かっています。
> 今日は4ヶ所で街頭演説をしますが、1ヶ所目は菰野(こもの)町。
> 2ヶ所目は四日市市。
> 3ヶ所目は亀山市。
> 最後の4ヶ所目は鈴鹿市です。

結果
菰野町   8742VS8400 ●
四日市市 42000VS49500 ○
亀山市   8881VS10899 ○
鈴鹿市   32340VS48744 ○

進次郎まじすげえ、超半端ねえw

2452片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/11(月) 00:14:03
>>2450-2451
進次郎というのではなくて、松田の地域特性と、都市部・田舎のはさみうちができる鈴木の強みだと思うのですけど。
常識で考えて、小泉の息子が来たからって入れますかね。

2453建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/04/11(月) 00:14:57
やっぱ四日市か
最後まで開きが遅かったからな

2454チバQ:2011/04/11(月) 00:30:42
http://www.asahi.com/politics/update/0410/NGY201104100007.html
愛知県議選、第1党は自民 河村・大村系は過半数届かず2011年4月10日23時22分
当選者名が張られたボードの前で、テレビの開票速報を見守る河村たかし・名古屋市長(左)と大村秀章・愛知県知事=10日夜、名古屋市東区、福留庸友撮影
 愛知県議選(定数103)は自民党が第1党を維持し、地域政党は公認・推薦を合わせても過半数に届かない見通しとなった。河村たかし名古屋市長の「減税日本」と大村秀章知事の「日本一愛知の会」が計72人を公認・推薦したが、投票率は42.01%と過去最低を更新。河村氏の影響力の強い名古屋市以外での得票が伸び悩んだ。

 河村、大村両氏は公認を減税日本19、愛知の会24の計43人に絞り、公明党と自民党の一部を推薦して取り込む戦術で臨んだ。公認・推薦をあわせて最大勢力となることは確実だが、推薦を含む「河村・大村系」で過半数を確保するとの目標を掲げた。

 しかし、選挙戦は東日本大震災による自粛ムードに覆われ、対立陣営から「愛知だけ減税してどうするのか」との批判を浴びた。大村氏らは「減税で愛知を元気にして東日本の復興を支える」と訴えたが、選挙への関心は低下。特に、「愛知の会」が苦戦し、震災前の追い風を維持することはできなかった。

 大村氏は今秋に県民税10%減税の制度設計を固め、12月議会で関連条例案を成立させたい考えだった。実現に向けて曲折が予想される。

2455競馬無料予想屋:2011/04/11(月) 13:59:29
OWNt5vth, www.infosale.biz, 競馬無料予想屋, http://www.infosale.biz/

2456チバQ:2011/04/11(月) 22:02:46
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001104110004
36歳鈴木氏、変革の風 知事選
2011年04月11日

当選を決め、支持者らとともに万歳する鈴木英敬氏(中央)=10日夜、津市、小川智撮影

◇◆反民主野党共闘実る 知名度不足跳ね返す◆◇
 与野党第1党が対決した知事選は10日投開票され、元経済産業省課長補佐の鈴木英敬氏(36)=自民党、みんなの党推薦、公明党県本部支持=が、前津市長の松田直久氏(56)=民主党推薦=、元・旧津市議の岡野恵美氏(58)=共産党推薦=を破り、初当選した。
 36歳の全国最年少知事となることが決まった鈴木氏は「三重県の勝利は日本を変える。日本全国が注目していた日本を変える大勝利だ」と声を張り上げ、「県民のために、県民とともに三重県を最高の三重県に作り上げていくべく一生懸命がんばりたい」と喜びを爆発させた。
 自民党の川崎二郎衆院議員は目に涙を浮かべて「公務員の人件費削減などの県庁批判が四日市市などで受け入れられた。都市部の労働者が公務員しっかりやれという訴えに共感したのではないか」と分析した。
 3人の候補のうち最初に立候補表明し自民、公明両党を軸とする野党共闘の形で挑んだ。総選挙を戦った三重2区以外での知名度不足が課題だったが、両党の組織力を生かして全県規模での浸透を図り、業界団体などとの「しがらみのなさ」もアピール。支持率が下げ止まらない政権与党への逆風も味方につけた。
 「県政の歴史を変えるのか変えないのか。それが問われる選挙」と強調。「労働組合が推したリーダーで三重県はどうなりましたか。民主王国で暮らしがよくなりましたか」と呼びかけ、「三重県が変わることで日本が変わる」と訴えた。野党各党は総力戦を展開。震災直後は自粛していた政権与党への批判も選挙戦終盤には解禁して反民主を訴えた。
 県内の市町議員や若手経営者らは、勝手連として応援。40歳で就任した高知県知事や、全国の若手市議らも来県し後押しした。

http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110411-OYT1T00303.htm
妻はシンクロメダリスト…三重新知事はこんな人
16年ぶりに国政の与党と野党第1党が対決する構図となった三重知事選は10日、元経済産業省職員の鈴木英敬氏(36)(無所属=自民・みんな推薦)が、接戦を制した。
民主党の岡田幹事長の地元で保守系知事の誕生を狙った自民党は連日、中央から党幹部を投入し、鈴木氏の知名度アップを図った。前津市長の松田直久氏(56)(無所属=民主推薦)は、民主党への逆風をはね返すことができなかった。旧津市議の岡野恵美さん(58)(無所属=共産推薦)は訴えが浸透しなかった。投票率は55・69%で前回(54・35%)を上回った。
午後11時35分頃、「当選確実」が報じられると、鈴木さんは津市内の事務所で「ありがとうございました」と何度も口にし、深々と頭を下げた。シンクロナイズド・スイミング五輪銀メダリストの妻美保さん(34)らと壇上に上がり、バンザイ三唱。東日本大震災に触れ、「今の政治体制では、この難局を乗り切れないという危機感の表れだ」と述べた上、「これからの日本を変える大勝利。県民のために、県民とともに最高の三重県を作り上げていく」と改革への強い意欲を見せた。
2009年の衆院選で三重2区から自民党公認で出馬したが、今年2月に離党した上、知事選への立候補を表明した。選挙戦では若さを前面に、一貫して「しがらみのない県政」を強調。職員の給与水準が09年度は都道府県で6番目に高いと指摘し、「県民の皆さんが額に汗して働いているのに、税金で公務員が楽をしていいのか。三重県を変えなければならない」と呼びかけ、有権者の心をつかんだ。
終盤には安倍、麻生両元首相や自民党の石原幹事長、小泉進次郎衆院議員、みんなの党の渡辺代表らが相次いで応援に駆けつけ、安倍政権時代に官邸スタッフだった鈴木さんの政策立案力をアピール。民主党政権の震災や原発事故への対応も厳しく批判した。

(2011年4月11日09時33分 読売新聞)

2457チバQ:2011/04/11(月) 22:03:34
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110411/mie11041103460004-n1.htm
最年少の鈴木氏制す 大激戦、民主の壁破った 三重県知事選
2011.4.11 03:46
 統一地方選前半戦で10日に投開票された県知事選と県議選。無所属3新人で争われた知事選は、元経済産業省職員の鈴木英敬氏(36)=自民、みんな推薦=が、前津市長の松田直久氏(56)=民主推薦=と、元津市議の岡野恵美氏(58)=共産推薦=を破り、初当選を果たした。一方、県議選(定数51、17選挙区)は、無投票の5選挙区(定数計12)を除く12選挙区で39人の新議員が誕生した。当日有権者数は149万926人。投票率は知事選が55・69%(前回54・35%)、県議選は57・10%(同56・54%)だった。

                   ◇

 「民主の壁を突き破った。最年少知事だ」。若さと行動力を前面に押し出し、しがらみのない県政を訴えた鈴木氏の津市西丸之内の事務所では、当選が確実視されると、それまでの緊張感が一転、歓喜の声と拍手がわき起こった。

 「やっと喜びの涙を流すことができました」。鈴木氏は集まった支援者らを前に深々と頭を下げ、目に涙を浮かべながら勝利をかみしめた。

 鈴木氏は「県の政治、行政を変えたい人と、変えたくない人の戦い。今しか県を変えられない」と主張。知事退職金の全額返還や県職員の人件費削減など、税金の使い方を見直すことを強調し、財源を明示した県防災対策や東日本大震災の支援策を公約に掲げた。

 全国最年少知事として県をアピールできる利点や経済の立て直しなどを呼びかけ「夢がある県、存在感がある県、自立した県、地元で仕事がある県にしたい。役に立つ可能性にかけてもらえないか」と訴えていた。

 震災を受けて街宣などを自粛する中、一昨年の衆院2区の選挙活動で得た知名度を足がかりに、県議選候補者らとタッグを組みながら県内各地で浸透を図った。選挙戦後半は、元首相ら推薦する自民、みんなの党に加え、県本部支持の公明の3党幹部ら大物政治家が相次いで県内入り。他県の議員も応援に駆けつけるなど総力戦を展開し、相手候補の組織力を前に無党派層など幅広い層を取り込み、勝利を引き寄せた。

2458チバQ:2011/04/11(月) 22:04:24
http://www.asahi.com/politics/update/0411/NGY201104100017.html
民主王国・三重に激震 自民系の全国最年少知事が誕生(1/2ページ)2011年4月11日1時25分
 「民主王国」で、自民系の全国最年少知事が誕生した。16年ぶりの与野党第1党対決となった三重県知事選は、野党共闘の枠組みで臨んだ元経済産業省課長補佐の鈴木英敬氏(36)が、民主党の岡田克也幹事長のおひざ元を突き崩した。

 当選を決めた鈴木氏は、津市の選挙事務所で「東日本大震災を目の当たりにして今の政治体制では乗り切れない、そんな思いがこういう結果を出していただいた。日本の政治が変わる大きな大きな流れになる」と満面の笑みを見せた。

 自民党県連の三ツ矢憲生会長は「歴史的な勝利だ」と顔を紅潮させた。

 自民党は、鈴木氏が2月上旬に同党を離党して立候補の意向を表明すると、みんなの党とともに推薦。公明党県本部も支持し、野党共闘が実現。各党とも最重点区と位置づけ、幹部が連日応援に入った。「政権政党への不満をはっきりと表せる機会だ」(麻生太郎元首相)と、震災や原発事故への対応を中心に政権批判を展開した。

 中盤以降は、民主党の支持基盤が厚い四日市市や鈴鹿市など北勢地方の都市部に重点を置き、民主党批判票を掘り起こした。

 一方、敗れた松田直久氏(56)の津市の選挙事務所では、鈴木氏に「当確」が出て悲鳴が上がる中、中井洽、森本哲生両衆院議員らテレビ前の最前列に陣取った県選出の国会議員や首長は、腕を組んだまましばらく動けなかった。

 松田氏は「(民主党への)逆風は逆風だった。自分の主張が演説で届かない。そんな感じがした」と支持者らに頭を下げた。

 民主党は今回、候補者選びが二転三転し、松田氏が名乗りを上げたのは、告示まで1カ月に迫った2月末。内閣支持率の低下もあり、松田氏は告示直前まで推薦を受けなかった。

 東日本大震災の発生で党幹部は応援に入れず、連合傘下の組合員の動員も難しくなった。

 中盤以降、党と連合三重、県議会会派「新政みえ」が組織力で巻き返しを図った。岡田幹事長も4月1、2日に地元に入って引き締めたが、出遅れが最後まで響いた。

 一方、共産党が推薦する岡野恵美氏(58)は「三重県に原発は絶対に造らせない」と原発反対の姿勢を強調したが、共産支持層以外には広がらず、鈴木、松田両氏の戦いに埋没。岡野氏は津市の選挙事務所で「住民のみなさんの思いを受け止められたが、全体に浸透しなかった」と語った。(中島嘉克、姫野直行、藤崎麻里)

2459チバQ:2011/04/11(月) 22:05:34
http://www.at-s.com/news/detail/100018756.html
静岡市長に田辺信宏氏 海野氏、再び及ばず(4/11 08:11)

 統一地方選前半戦の静岡市長選と県議選、浜松市議選の投票が10日行われ、即日開票された。静岡市長選は現職小嶋善吉氏の不出馬を受けた新人3人による選挙戦の結果、無所属の元県議田辺信宏氏(49)=自民党推薦=が、政治団体「減税日本」公認の元参院議員海野徹氏(61)、無所属の前市議会議長安竹信男氏(64)を抑え、初当選を果たした。投票率は52・58%で前回選の50・76%をやや上回った。県議選では、自民系が37議席となり過半数を獲得。民主党系は現有26議席を19議席に減らした。
 田辺氏は自民党に加え、連合静岡をはじめとする各種団体、市内の有力企業など千を超える団体の推薦を受けた。民主党の牧野聖修県第1区総支部長らの支援も得て強固な組織を構築した。減税日本をはじめとする首長新党の台頭など全国的な“既成政党離れ”の流れに乗る海野氏の戦略に苦しんだが、終盤は組織固めを徹底して海野氏を追い上げ、逆転した。
 一方、海野氏は参院議員時代の実績や前回の市長選、2年前の知事選に出馬した知名度の高さを生かし、無党派層や既存政党への批判票に浸透を図った。減税を政策の主軸とし、減税日本を率いる河村たかし名古屋市長らの支援も受けて一定の支持を得た。
 ただ、投票1カ月前に発生した東日本大震災の影響で、「減税は現実的でない」との見方が支持の広がりを妨げた。有権者の選挙への関心が高まらなかったことや、自粛ムードで選挙運動が制約されたことも影響した。
 安竹氏は中山間地振興を政策の柱に据え、市議時代の支援者やボランティア、一部市議らの支援を得たが、出遅れをばん回できなかった。※

静岡市長選開票結果
当135,224 田辺信宏(無新)
 125,419 海野徹(諸新)
 39,275  安竹信男(無新)
▽投票総数307,413 
▽有効299,918 
▽無効7,499

静岡新市長の略歴
 田辺 信宏氏(たなべ・のぶひろ)松下政経塾から学習塾勤務を経て、1991年から静岡市議1期、県議3期を務めた。静岡産業大講師。静岡工科自動車大学校講師。早大マニフェスト研究所客員研究員。早大卒。静岡市葵区上足洗。

2460チバQ:2011/04/11(月) 22:07:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000023-maip-pol
統一地方選 「減税日本」名古屋以外で苦戦
毎日新聞 4月11日(月)13時56分配信

議席が伸びず厳しい表情の大村秀章愛知県知事(左)と苦笑いの河村たかし名古屋市長。当選者を貼り出すボードには空白が目立った=名古屋市東区で2011年4月10日、竹内幹撮影

 10日投開票された統一地方選前半戦で、河村たかし名古屋市長が率いる地域政党「減税日本」は名古屋市以外で苦戦した。12日告示される衆院愛知6区補選での公認候補擁立を弾みに勢力を全国に拡大するシナリオは転換を迫られそうだ。

【統一地方選】ニュース、図説、写真特集など

 減税日本の公認候補は、愛知県議選で市外に擁立した5人がいずれも落選。県外でも静岡市長選で海野徹氏が敗れたのをはじめ、長野、岐阜、三重の3県議選で3人の公認候補がいずれも最下位負けを喫した。タッグを組む大村秀章愛知県知事率いる「日本一愛知の会」の県議選公認候補22人も、当選者は3人にとどまった。

 ◇河村市長「生みの苦しみ」

 河村市長は11日午前、おひざ元の名古屋市外や三重県、岐阜県、静岡市長選などで公認候補の落選が相次いだことについて、市庁舎で「生みの苦しみだ。震災があり、国に金がないという前提で増税だと言われた」と語り、復興財源などをめぐる論議が「減税」論への逆風になったとの認識を示した。また、「庶民には金がなくても、金融機関には有り余っている。ちゃんと起債してきちっと使えばいい」と増税論をけん制し、改めて党の基本政策の正当性を主張。統一選後半戦に向け、公認・推薦候補を増やして認知度の向上を図る姿勢だが、2月までは既成政党不信も重なり首長政党を押し上げた世論の風向きが未曽有の震災でどう変わるのか測りかねているのが実情だ。【丸山進】

2461チバQ:2011/04/11(月) 22:21:00
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001104110002
静岡市長に田辺氏
2011年04月11日


初当選を決め、花束を掲げて支持者の声援に応える田辺信宏氏=静岡市葵区

 統一地方選の前半戦が10日、投開票された。新顔3人が立候補した静岡市長選は、元県議で自民推薦の田辺信宏氏が、元参院議員で地域政党「減税日本」公認の海野徹氏との事実上の一騎打ちを制した。県議選は、政権与党として戦った民主が大きく議席を減らす一方で、自民は順調に議席を伸ばし、過半数を制した。浜松市議選は、深夜に及ぶ開票作業で全7選挙区の当選者が決まった。


 ■海野氏かわし初当選


 新顔3氏が争った静岡市長選は、元県議の田辺信宏氏(49)=無所属、自民推薦=が、地域政党「減税日本」公認で元参院議員の海野徹氏(61)、前市議会議長の安竹信男氏(64)=無所属=を破って、初当選した。旧静岡市時代の1994年から市政を担った小嶋善吉市長に代わる、17年ぶりの新市長となる。当日有権者は58万4696人。投票率は52・58%で、前回を1・82ポイント上回った。


 静岡市葵区の田辺氏の選挙事務所に当選確実の知らせが入ると、地響きのような田辺コールがわき起こった。田辺氏は「大変な思いをされた(大震災の)被災者のことを心に留めた選挙戦だった」と振り返り、「静岡市から元気を送りたい。強さとぬくもり、優しさを持った新しいリーダーとして、粉骨砕身で働きたい」と抱負を述べた。


 田辺氏は旧静岡市議、県議を務めた後、2003年、05年の衆院選に続けて敗れた。首長選は今回が初挑戦。古巣の自民党や、連合静岡の推薦を受け、民主党県連会長の牧野聖修衆院議員らの支援も得て、組織選挙を展開した。


 海野氏は、1303票差で惜敗した前回市長選に続く落選となった。今回は「減税日本」代表の河村たかし名古屋市長の全面支援を受けながら、「真の行財政改革は減税から」と訴えたが、及ばなかった。海野氏は敗戦が決まった後、政界を引退する意向を明らかにした。


 安竹氏は家族らと手作り選挙を展開したが、支持が広がらなかった。


 ■「改革」よりも「安定」 団結ムード追い風


 《解説》選挙期間中、他候補がほとんど1人でマイクを握ったのに対し、田辺氏の傍らには常に応援弁士がいた。自民、民主両党の県選出国会議員らが顔をそろえた出陣式。終盤には、民主党からは前原誠司前外相、自民党からは石原伸晃幹事長などと、党幹部の来県が相次いだ。


 応援を受けて、田辺氏は繰り返した。「今、私たちは一つになる時です。男性も女性も20代も80代も、民主党も自民党も。私にはたくさんの仲間がいます」


 東日本大震災の発生後、国政でも与野党団結ムードが生まれる中で、田辺氏につきまとっていた「相乗り候補」の批判は弱まった。


 知名度、実績ともに勝る海野氏が、議会との対立で話題となった河村たかし名古屋市長と手を組んだことも結果的には幸いした。


 田辺氏は「この非常時に、安定した市政を選ぶのか、混乱の市政を選ぶかの選挙です」とも訴え続けた。有権者の選択が、混乱を招く危うさをはらむ「減税による改革」よりも、「安定」へと傾いたのは自然な結果といえるだろう。


 新市長となる田辺氏に問われるのは、支援を受けた市議らに対していかに主張し、独自色を出せるかだ。選挙中、県や他市町との連携も強調した。浜松市の鈴木康友市長は松下政経塾の先輩。川勝平太知事も大学での指導や留学など共通経験が多く、慕っているというが、「連携」が従属や妥協であってはならない。


 市長を目指すと決めてから約6年、様々な職業や立場の市民数人と語り合う座談会を重ねた。「座談会で学んだ現地現場主義が私の最大の政治姿勢。市長になっても生の声を聞き続けたい」と田辺氏。市民と同じ目線で物事をとらえ、国や県とも対峙(たいじ)できるか。政治姿勢の真価が試される。(杉山圭子)

2462チバQ:2011/04/12(火) 19:57:49
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110412ddlk23010263000c.html
選挙:県議選 知事与党、過半数に届かず 自民、強気に転換 過半数目指す /愛知
 ◇知事へけん制、過半数目指す
 自民党が同党の推薦や支持を受けた県議選当選者2人から同党県議団入りの内諾を取り付けたことが11日、明らかになった。これで新議会での自民勢力は51議席となり、過半数(52議席)まであと1人になった。同党県連幹部は「日本一愛知の会」が「減税日本」と県議会で統一会派を組むことを批判。第1党の座を背景に、自民が知事へのけん制を強めている。

 この幹部は知事との建設的な対話に応じる姿勢を強調した上で、「減税日本と我々とは考え方が違いすぎる」と言及。統一会派を組まれた場合、議案の調整協議に応じづらいとした。複数の保守系当選者に自民県議団入りを呼びかけ、過半数確保を目指すという。【宮島寛】

2463片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/12(火) 23:31:44
県議選で買収の疑い 金沢市区 当選者陣営を聴取
2011年4月12日
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2011041202000115.html

 十日投開票された石川県議選で、県警捜査二課が十一日、公選法違反(買収)の疑いで、金沢市選挙区の当選者陣営の関係者から任意で事情聴取を始めたことが、捜査関係者らへの取材で分かった。
 捜査関係者らによると、任意の事情聴取を受けたのは金沢市と同県津幡町に在住する陣営関係者数人で、金券を有権者に渡して投票を依頼した疑いが持たれている。県警はさらに別の関係者らからも事情を聴く方針で、立件するかどうか慎重に判断する見通しだ。

2464片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/12(火) 23:42:07
連合石川推薦の本吉氏と民主党公認で労組の支援も受けた川氏が既存会派に入るならば「清風・連帯」ですが、まだ不透明なところもあるようです(川氏は民主党隠しをせず当選したため、会派名に民主党の名が入るほうがいいようです。)新谷氏も、2007年まで新進石川に所属していたのですが、川氏同様「民主党隠し」に批判的で、すんなり古巣に戻る形ではないようです。

県議選を振り返って:上 民主惨敗
2011年04月12日
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001104120001

◆「生え抜き」次々落選◆
〜*足腰の弱さ再び露呈*〜
 「本当に落としてはいけない人を落としてしまった。民主党県連も終わりだよ」。11日午前0時過ぎ。金沢市選挙区で落選が決まった民主党現職、中谷喜和・県連幹事長(63)の事務所で、選対幹部はやりきれなさをにじませた。
 その約2時間前。能美市能美郡選挙区で落選した同党現職の沢田貞氏(58)も「能美はしがらみにがんじがらめになっていて、1期4年で風通しを良くすることは出来なかった」と、報道陣に言葉少なに語った。

 政権交代後、初めての県議選に臨んだ民主党県連は、国政選挙を見据えた「党勢拡大」を目指し、公認・推薦合わせて計14人を擁立した。
 だが、菅政権の支持率低下が止まらず、「民主党隠し」をする現職が続出した。結果的には「民主党公認」を明確にした新顔と元職が1人ずつ当選したものの、現職4人が落選し、党勢は縮小した。しかも、落選した4人中3人は、政権交代前から党を支えてきた「生え抜き」だった。
 「(敗因は)国政に対する批判です。投票率も低かった。政党不信もあったし、県政に対する有権者の問題意識を高めることも出来なかった。私たちの責任だと思う」。11日午後、河北郡で落選した民主推薦の新顔・竹内竜也氏(39)と連合石川にあいさつに来た同党の近藤和也衆院議員は、そう振り返った。

 惨敗の裏には、政権交代後も与党の強みを生かし切れず、後援会組織を強化できなかった民主党現職らの姿が透けて見える。
 票固めを支援労組に頼る党県連の体質を変えられず、その足腰の弱さが露呈して惨敗した昨夏の参院選後も打開策を打ち出せないまま、今回も二の舞いを演じた。かつて自民党を飛び出し、政権交代後に民主党に合流した県議会会派「新進石川」の現職が自前の組織で選挙を戦い、鳳珠郡の桜井広明氏(67)=民主推薦=をのぞく全員が当選したのとは対照的だ。
 「新進石川の皆さんが当選したのは、日頃の活動や組織がしっかりしていたということ。ある意味、教えられた」と近藤氏。党県連の支持団体、連合石川の幹部も「労組も含め、後援会組織が作れていなかった。態勢が整えば、多少逆風が吹いても当選できる。これから再構築が必要だ」と語った。だが、その具体的な道筋は見えない。

 10日、投開票された県議選で、政権与党として初めて臨んだ民主党は現職が続落する「敗北」を喫し、自民党が引き続き過半数を制した。その背景にある動きを2回にわたって報告する。

2465片言丸:2011/04/13(水) 10:17:51
県議選を振り返って:下 自民圧勝
2011年04月13日
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001104130002

◆「民主と戦う」強い姿勢◆
〜*見せつけた組織力*〜
 「自分の意志ではなく、出なくちゃならんということで決意した」
 2月25日。鳳珠郡選挙区(定数1)へ立候補を表明した旧柳田村長・山口彦衛氏(65)は、会見で自民党県連など多方面から出馬要請を受けた、と述べた。「県連も、この地区を落としたくないと考えたのではないか」
 同選挙区は衆院石川3区で唯一の民主党現職、桜井広明氏(67)が党推薦で立候補。一方、自民党は国政選挙も見据えて「民主の芽」を摘み取りに動いた。
 自民党元職が立候補に動いていたが、地盤が有権者の少ない穴水町のため勝てないと分析。有権者が多い能登町が地盤の山口氏を口説くため、福村章・県連幹事長が何度も訪問して出馬を要請。「65にもなって……」と固辞する山口氏を土壇場で説得した。結果は8754票差の圧勝だった。

 今回の県議選では前回から定数が3議席減ったが、自民党は改選前の25議席を維持。党内調整がつかず、無所属で戦った珠洲市選挙区(定数1)の新顔、平蔵豊志氏(34)も11日に追加公認し、最終的には26議席と議席を伸ばした。その裏には、「民主を名乗る候補とは全力で戦う」(福村氏)姿勢と、それを可能にした組織力があった。

 能美市能美郡選挙区(定数2)では、森喜朗元首相が前面に出た。前回奪われた民主党現職の沢田貞氏(58)の議席を奪還するため、新顔2氏を擁立。森氏を中心に2氏が左右に並ぶ構図のポスターを選挙区内に張り、2月の事務所開き、今月1日の告示日ともに森氏が両方の陣営を訪れて激励した。選挙戦終盤の8日には、苦戦と言われた新顔と一緒に出身地の旧根上町に入り、自ら票の掘り起こしに動いた。
 結局、当選した2氏の得票数が沢田氏の3倍近くに達する圧勝。選挙区内の自民党支持者も「ここまで差がつくとは思わなかったが、これで今後、民主の能美での動きは封じられる」と手応えを語る。

 金沢市選挙区(定数16)では新顔の安居知世氏(42)が苦戦し、「当落上の厳しい戦い」との声が陣営からも漏れた。だが「当選責任者」の馳浩衆院議員が駆け回り、引退県議の後援会の一部も活動。選挙区外の自民県議も市内の関係先の票を掘り起こし、組織力で中位当選させた。
 「自民党は組織として、弱い所にはてこ入れし、重要な所にはいい候補を立てた」と福村氏。「候補が『政党隠し』をすること自体、民主党が組織で戦えないことの裏返しだ」

2466片言丸:2011/04/13(水) 10:19:38
2011統一地方選@三重
民主支持層減る 知事選出口調査
2011年04月12日
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000811104120002

 朝日新聞社が知事選の投開票日の10日に実施した出口調査で、「民主王国」と呼ばれる三重でも民主党の地盤沈下が起きていることがわかった。2010年参院選では民主支持層は36%、自民支持層は23%だったが、今回の調査では民主支持層は31%、自民支持層は32%となっていた。
■鈴木氏支持「若さ」41%
 出口調査は県内60カ所の投票所で実施し、3278人から回答を得た。
 回答した人のうち民主支持層は31%、自民支持層は32%、公明支持層は4%、共産支持層は2%、みんな支持層は3%、「支持政党なし」「わからない」の無党派層は24%だった。
 10年参院選の出口調査では、民主支持層は36%、自民支持層は23%、公明支持層は4%、共産支持層は2%、みんな支持層は4%、無党派層は18%だった。
 今回の知事選は、自民、みんなが推薦し、公明党県本部が支持した鈴木英敬氏と、民主推薦の松田直久氏の事実上の一騎打ち。自民、民主両支持層の26%がそれぞれ相手候補に流れる一方、無党派層もほぼ4割超ずつ分け合う大激戦。民主離れが進む一方、公明支持層の75%が鈴木氏に投票したと回答し、野党共闘が実現した鈴木氏が頭一つ抜けることができた要因と見られる。
 一方、共産推薦の岡野恵美氏には、共産支持層の66%が投票したと回答した。
 「一番重視すること」を候補者別に見ると、鈴木氏に投票した人のうち「若さ」と回答した人が41%、「安定感」が7%、「政策能力」が16%、「実行力」が30%で、36歳という若さに期待を込めた人が目立った。一方、松田氏では「安定感」が最も高い33%となった。
 東日本大震災後、各候補者は防災計画の見直しなど防災対策に力を込めた。しかし「新しい知事に最も力を入れて欲しいこと」を聞くと、「景気・雇用」が45%、「医療・福祉」が32%となった一方、「防災・危機管理」と回答した人は9%にとどまり、関心の低さがうかがえた。
 年代別では20代で最も多い47%が松田氏に投票し、30、50、60代と70歳以上でほぼ半数が鈴木氏に投票したと回答した。男女別では、男性の47%、女性の49%が鈴木氏に投票したと回答し、男女ともに鈴木氏が上回った。

2467片言丸:2011/04/13(水) 10:21:48
変わる勢力図、県政に波紋 
2011年04月13日 静岡
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001104130002

 統一地方選前半戦の県議選は、民主が大幅に議席数を減らして惨敗し、自民は過半数を獲得した。知事与党の看板を掲げてきた民主の失速と是々非々の自民の躍進は、今後の県政にどう影響するのか。
 ■発言力強める自民 知事は議会に配慮
 11日夜、川勝平太知事名の1枚のファクスが、報道各社に届いた。わずか7時間前の記者会見の内容を訂正する内容だった。
 「4月28日までに議会を招集する旨発言しましたが、議会に諮っていく時期など選任手続きについては、今後、議会と調整を行ってまいります」
 午後1時30分、県庁別館2階の記者会見場。
 川勝氏は県議選の感想を話す前に、新たに副知事を1人追加することを明らかにした。元政治家で意中の人物には、すでに内諾を得ており、28日までに議会で同意を得たいとした。
 問題は28日という日付だった。現在の県議の任期は29日まで。それ以前に議会を招集して、自民の議員数が少ない改選前のメンバーで、副知事人事を決める考えと受け止められた。
 「このままでは議会軽視と見られてしまう」。県庁幹部は慌てた。文書は、そんな臆測を打ち消すために出された。
 背景には、今回の選挙で議会内の勢力図が大きく塗り替えられることがある。
 2009年の知事選で川勝氏を担ぎ、知事与党を自任する民主は、知事の施策を支えてきた。さらに強固な支援態勢を作ろうと、選挙前「過半数。最低でも第一党」と目標を掲げた。が、候補者選びから難航。結局、推薦を含めても過半数に届かない30人の擁立にとどまった。
 「中央の失政への風が地方に来た」(牧野聖修県連会長)。逆風を感じながらの選挙戦では、無投票を除き、民主と自民が直接対決した八つの一人区で自民に1勝7敗。複数区でも焼津市で3議席を自民に独占されるなど惨敗し、23議席から17議席に減った。
 一方の自民は、改選前の32議席から35議席を獲得し、過半数になった。同党の塩谷立県連会長は「当然、影響力や発言力は増すことになる」と含みを持たせる。
 「自民党から何人、民主党から何人ということを、そんなに心配していない」。記者会見で川勝氏は、強調してみせた。
 しかし、県政の焦点は、東日本大震災や福島第一原発での事故を受け、防災や原発対応に移っている。
 特に意見の分かれる原発問題を中心とするエネルギー政策について、川勝氏は、短期的に浜岡原発の徹底した防災対策を強調。長期的には、太陽光エネルギーなどへ移行していくべきで、電力の供給力を落とさないようにしつつ、原発を廃止していく、との考えを示している。
 一昨年夏の当選以来、「ノーサイド」といい、各政党、会派と等距離の関係を強調してきた。防災やエネルギー政策についても持論を「ノーサイド」で貫けるか。県幹部は、議会、特に自民党との緊張関係を心配する。(長谷川潤)

2468片言丸:2011/04/13(水) 10:22:59
民主出身母体で明暗
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20110412-OYT8T00109.htm

「労組」県連幹事長ら落選「新進石川」7人中6人当選

 県議選では、逆風にさらされた民主党が議席を11から8に減らし、退潮したが、中でも労組系の候補が相次いで落選し、組織力の弱さを露呈した。同じ民主でも、県議会会派「新進石川」に所属する候補は大半が当選しており、党内でも明暗が分かれた格好だ。

 民主県連は主に、連合石川が支援する「労組系」と、2009年に合流した保守系の「新進石川」に色分けされている。民主は今回、11人を公認し、3人を推薦した。

 このうち、連合石川が推薦した候補は、現職3人、新人3人の計6人だったが、現職は、民主県連の中谷喜和幹事長(63)を始め、3人全員が落選、新人も2人が落選し、唯一当選したのは、金沢市選挙区の新人川裕一郎さん(39)だけだった。

 これに対し、新進石川所属の候補は、現職7人だったが、個人的な支持基盤を固めていたことが功を奏し、落選したのは、鳳珠郡選挙区の桜井広明さん(67)だけだった。

 労組系候補の惨敗について、連合石川の狩山久弥事務局長は、「現職は、民主の看板を掲げてきた人だから逆風もあったと思う。民主は駄目な人の代名詞みたいになっていた。新人は直前まで候補者擁立が出来ず、労組と後援会の連携も整わなかった」と分析。「4年後の県議選に向け、早急に立て直しの議論を始めないといけない」と危機感を募らせる。

 民主県連の中谷幹事長は11日、「地方の課題を掲げて精いっぱいやったが、厳しい結果になった。個人としても党としても、整理しきれていない」といい、沢田貞県議(58)は「民主の源流が全部落ちてしまった」と話した。

 一方、2009年に民主入りした新進石川の県議からは、労組頼みの選挙戦を展開する民主県連に対し、厳しい声も上がった。新進の宇野邦夫幹事長(68)は「我々は保守なので、元々、労組系の人とは肌合いが合わない。県議選では我々に対する支援はないのに、民主のイメージ悪化で迷惑ばかり被った」と振り返り、「民主は、国会議員も含めて後援会などの支援組織が整っておらず、問題にならない」と痛烈に批判した。

(2011年4月12日 読売新聞)

2469片言丸:2011/04/13(水) 10:33:12
’11統一選:県議選分析 「新政みえ」最大会派維持 /三重
http://mainichi.jp/area/mie/news/20110412ddlk24010235000c.html

 ◇主導権、自民中心の勢力に

 県議選の最大の焦点だった民主・連合系の最大会派「新政みえ」と自民系の第2会派「自民みらい」の勢力争いは、新政みえが擁立した24人全員の当選を果たし、22人にとどまった自民みらいを上回り、最大会派を維持した。しかし、知事選で初当選を果たした鈴木英敬氏をともに支援した公明が現有の2議席を守ったほか、みんなの党も1人が当選したため、連携すれば新政みえを上回ることになり、県議会の主導権は従来の新政みえから自民を中心とする勢力に移りそうだ。各地で激戦が展開された県議選を検証する。

 政党別にみると、民主・連合系、自民系とも党への支持率低迷の影響で、候補者擁立は共に24人にとどまり、目標とした過半数に達しなかった。その中で民主・連合系は全員当選を果たしたが、自民系は尾鷲市・北牟婁郡で元副議長の野田勇喜雄氏(57)が苦杯をなめたのをはじめ、松阪市でも公認の新人候補が落選した。公明は津市と四日市市で現職が上位当選した。一方、共産は、候補擁立を津市と四日市市両選挙区に絞り、現職2人の必勝を期して戦ったが、少数激戦の中で沈み、前回奪回した2議席を失った。同党県委員会の大嶽隆司委員長は「党として自力不足を痛感した。競り合いになると弱い」と話した。

 公認2人、推薦1人を擁立したみんなの党は、松阪市で公認の中西勇氏(55)が最下位ながら当選を果たし、同党として県議会に初議席を得た。伊賀市では元議長の田中覚氏(52)が名古屋市議会で第1党となった地域政党「減税日本」公認で立ったが、前回に続いて県議復帰はならなかった。

 当選者のうち新人は前回より1人少ない14人、元職は1人で、議員の約3割が入れ替わることになる。女性は3人で、現行より1人増える。

 最も得票数が多かったのは鈴鹿市の自民現職、小林正人氏(44)の2万6709票。このほか松阪市の同、竹上真人氏(48)、津市の同、青木謙順氏(54)、四日市市の自民元職、津田健児氏(41)と民主現職、水谷正美氏(45)が2万票の大台を超えた。【田中功一】

〔三重版〕

毎日新聞 2011年4月12日 地方版

2470チバQ:2011/04/13(水) 20:42:51
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20110413200017
吉田議員が自民会派離脱
(2011年04月13日 18時50分)

 富山市第1選挙区で当選した自民党の吉田豊史(よしだ・とよふみ)議員は、13日開かれた党の県議会議員会の総会で会派離脱を表明し、承認されました。

 吉田議員は今回の選挙戦の公約に、自民党会派を離脱し、新会派をつくることを掲げていました。

 13日の議員会・総会で離脱を承認された吉田議員は、理由について「自民党の今の体制では二期目で出来ることはみえており、新会派を設立し、議員同士が緊張感をもって意見を戦わせる場にしたい」と語りました。ただ、党籍については自民党のままで議会の議決についても党の方針に従うとしています。

 県議会の自民党会派は党公認で当選した新人5人を含む28人になります。

2471チバQ:2011/04/13(水) 22:53:40
間違えた


7839 :チバQ:2011/04/13(水) 20:43:47
http://www2.knb.ne.jp/news/20110413_27744.htm
2011 年 04 月 13 日 15:30 現在
自民党活性化へ現職が新会派


 今月10日の県議会議員選挙で富山市第1選挙区から当選した自民党現職の吉田豊史議員(41)が党の活性化を掲げて新たに1人会派を立ち上げることになりました。

 県議会の最大会派、自民党議員会の当選者総会が13日、初当選した新人議員を交えて開かれ、米原蕃会長(67)が「選挙戦で訴えたことをスクラムを組んで頑張っていきたい」とあいさつしました。このあと総会は非公開で行われ、今回の選挙戦で新たに会派を立ち上げることを公約に掲げていた富山市第1選挙区の吉田豊史議員が退席し、会派を離脱することが承認されました。

 吉田議員は報道陣に対して「政治活動を行う上でマイナスとなる可能性もあるが党内を活性化するために一石を投じた」と説明しました。今のところ同調する議員はおらず、吉田議員は自民党籍を残したまま当面は1人会派として活動する方針です。

 また、自民党の推薦を受けて当選した小矢部市選挙区の筱岡貞郎議員(56)が追加公認されたほか、初当選を果たした新人5人が加わりました。これによって改選前は25人だった県議会の自民党議員は、自民党議員会の28人と新会派の吉田議員1人のあわせて29人となります。

 このほかの党派は、民主党が倍増の4人で第2会派となり、社民党が1人減の3人、公明党1人、共産党1人、無所属2人となります。

 県議会の議長や副議長、各委員会の委員長などを選ぶ組織議会は来月2日に開かれる見通しです。

2472チバQ:2011/04/13(水) 22:54:46
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011041390144115.html
選挙支援 会社ぐるみ 愛知県議選、買収疑いで逮捕の容疑者
2011年4月13日 16時00分

 愛知県議選で当選した水野富夫氏陣営の運動員で警備会社経営の牛古(うしこ)国夫容疑者(69)=同県清須市西枇杷島町=が公選法違反(日当買収など)の疑いで逮捕された事件で、牛古容疑者が陣営の出陣式などに自社の警備員を派遣するなど、選挙を会社ぐるみで支援していたことが関係者への取材で分かった。県警は13日午後、牛古容疑者を送検した。

 選対関係者によると、水野氏の陣営は同県北名古屋市内で告示日の4月1日に出陣式、6日に個人演説会、10日に祝勝会を開催。各会場で、牛古容疑者が経営する名古屋市中村区の警備会社ダイワの警備員5〜10人が車の誘導などをしたという。

 後援会関係者によると、牛古容疑者は後援会の旧西枇杷島町支部の会長だった。県警は、連座制の適用の可能性なども含めて選挙運動での役割を調べている。

 牛古容疑者は3月下旬と4月上旬、自社の従業員3人に選挙運動の報酬として合計一万数千円を支払ったとして逮捕された。

(中日新聞)

2473チバQ:2011/04/13(水) 22:57:01
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001104120004
激戦区どう動いた
2011年04月12日

●県議選 自民党堅調・地域政党は伸び悩み


 10日投開票された県議選(定数103)では、投票が実施された50選挙区で激戦となった。注目された地域政党は伸び悩み、民主党も退潮、自民党が第1党を維持した。候補者はどんな主張を訴え、どう運動を展開したのか。主な選挙区を担当記者が振り返る。


《既成政党との差薄れ》


 大村秀章知事の「日本一愛知の会」は5議席。24人を公認しており、完敗と言える。2月の知事選で大村氏が得た約150万票から考えれば、もっと議席を伸ばしてもおかしくなかった。一方、河村たかし名古屋市長の「減税日本」は同市で擁立した14人中13人が当選。地域政党同士で明暗が分かれた。
 大村知事は11日の会見で同市内外の結果を「活動量の差」としたが、要因はそれだけではない。
 議員経験のない候補を多く並べた減税日本に対し、愛知の会の公認候補の多くは、地元市議や元県議など「引き抜き組」だった。さらに、公明党の6人のほか自民党の21人も推薦した。
 目標に掲げた「公認・推薦で過半数」を実現するためだったが、推薦を得て「刺客」が送り込まれることを避けたかった自民党の候補とも利害は一致した。結果的に、愛知の会と既成政党との区別があいまいになった。
 知事選で大村氏は「改革イメージ」を独占した。だが、愛知の会は既成政党に寄り添う形になり、「脱・既成政党」の期待を十分に受け止められなかった。(小林恵士)



【一宮選挙区】
◇10人混戦 現職5人制す


 実質定数1減の5議席を現職6人と新顔4人が争い、民主、自民、公明の現職5人が当選した。しかし、減税日本の新顔が次点に迫るなど、保守色の強い一宮でも既成政党離れが進みつつあることをうかがわせた。
 公明の木藤俊郎氏(54)はトップ当選したが得票は前回並み。「逆風」への防戦だった民主の高橋正子氏(52)は労組票と女性票をまとめ3選を果たしたが、民主推薦の新顔と合わせた「民主票」は前回より2200票減った。
 自民4人は票の食い合いだった。大幅に票を減らし7選を阻まれたベテランと、最下位当選に踏ん張った吉田真人氏(46)。2人の目減り分の半分は、最下位当選から3位に巻き返した岩村進次氏(56)と旧尾西市を地盤に支持を広げた長坂康正氏(54)の2人が回収した勘定だが、4人の「自民票」は前回より3700票減った。(佐藤雄二)



【半田市選挙区】
◇「自民劣勢」震災で一転


 民主と自民が2議席を分けた。告示前、「劣勢」といわれていた自民新顔の堀崎純一氏(56)は、知事選の勢いで減税旋風に乗ろうとした愛知の会で元職の加藤精重氏(61)の得票を上回った。
 堀崎氏は「東日本大震災が情勢を変えた。減税で経済規模を縮めることが本当によいのか、市民が冷静に見つめ直した」という。知事選で自民系候補が約6千票しか取れず、「不安だった」という堀崎氏。街頭を練り歩いたり、自転車に乗ったりしながらの運動で防災の総点検を訴えた。
 民主現職の近藤良三氏(62)は、党への逆風を懸念、労組を引き締めた。名前の連呼や動員はやめ、街頭演説で減税への反対を続けた。
 加藤氏は県政与党の立場を強調し、大村知事との二人三脚をアピールしたが、議席確保には至らなかった。(佐藤仁彦)

2474チバQ:2011/04/13(水) 22:57:21
【あま市・海部郡選挙区】
◇「海抜ゼロ」安定求める


 海面より低い「海抜ゼロメートル地帯」の選挙区。東日本大震災の被災地に関心が向かうなか、安定や継続を求める心理が働いたとみられる。
 自民新顔の石塚吾歩路(あぽろ)氏(41)は引退する浜田一徳・元県議長の地盤を引き継ぎ、防災対策などの継承を掲げ支持を広げた。旧美和町議・町長の経験を生かし、あま市では約6割の得票で他候補を引き離した。
 民主現職の黒川節男氏(64)は5期の実績を強調。連合愛知の支援などで出身地の蟹江町を中心にまんべんなく得票した。退潮傾向が続く党への「逆風」をバネに支持組織を引き締め、海部津島地域で唯一の議席を守った。
 愛知の会新顔の近藤洋嗣氏(26)は若さを前面に、大村知事が唱える「中京都構想」などの推進を掲げたが、浸透を図れなかった。40%を切る低投票率も響いた。(中村尚徳)



【瑞穂区選挙区】
◇減税日本の勢い見せた


 投票率が32・95%と、前回から7ポイントも減り、減税日本への追い風が弱まるかに見えたが、名古屋市議選での勢いを維持した減税新顔の広沢一郎氏(47)がトップ当選し、強さを見せた。残る1議席は、自民公認、日本一愛知の会推薦の川嶋太郎氏(35)が制した。
 広沢氏は、市議選で減税候補2人が得た計1万4千票を念頭に、「減税の候補」として認知度を高める作戦を徹底。自転車で区内を回る活動を続けた。
 川嶋氏は、大震災を受けた防災対策や減税などには触れず、高齢者福祉の充実を繰り返し訴えた。自民支持層を固め、前回約6千票の差をつけられた高木浩司氏(57)を押さえた。
 党の政策通として、3期の経験を踏まえて防災対策や議会改革などを訴えた高木氏は、前回得た1万8千票から、減税へ票が流出するのを食い止め切れなかった。(小林恵士)



【豊橋選挙区】
◇逆風跳ね返し、民主2議席


 既成政党、地域政党の公認候補ら9人が5議席を争った選挙戦は、前回と同じ顔ぶれの5人が当選した。民主2、自民1、公明1の現職が議席を守った。自民を離党し、市長選に挑戦した前回トップ当選の元職が引退を撤回して無所属で挑み、返り咲いた。
 大村知事が会長を務める愛知の会公認の山本正樹氏(52)が既成政党への不満の風を受け、どこまで票を伸ばせるかが焦点の一つだった。知事の「東三河マニフェスト」を中心に支持を訴えたが、立候補表明が遅れたことや投票率が低かったことも響いて議席には届かなかった。
 民主は、労組票を固めて2議席を死守。浅井由崇氏(49)、柏熊光代氏(61)はともに東日本大震災を受けて防災対策、復興支援のための景気対策などを訴えた。現職としての実績への評価も加わり、逆風を跳ね返した。(山田雄介)



【岡崎選挙区】
◇5候補に票分散、大混戦


 知事選で大村知事が獲得した6万4千票が、5候補に分散したとみられ、トップから次点までの得票差が、約7千票以内にひしめく激戦となった。
 トヨタ労組の民主新顔、西久保長史氏(56)は「民主逆風」のあおりを受け、後継指名を受けた「前任者」の得票を約1万票減らしたが、連合愛知の労組票を手堅くまとめてトップ当選した。
 自民現職の内田康宏(58)、青山秋男(64)の両氏は、支持組織の引き締めを徹底し、安定した戦いぶりで多選批判をかわした。
 愛知の会の公認の園山康男(46)、推薦の中根義高(38)=自民公認=の新顔両氏は明暗を分けた。園山氏は伸び悩んだものの、市議2期6年の実績と同会「公認」を強調、4位に滑り込んだ。一方の中根氏は父親の地盤を受け継いだ。大村知事と肩を組む選挙ポスターなど巧みな戦術で父の得票を約9千票も上回ったが、当選にはわずかに及ばなかった。(連勝一郎)

2475チバQ:2011/04/13(水) 22:57:48
【豊田市選挙区】
◇大村知事の応援、及ばず


 自民2、民主1、公明1の現職4氏が議席を守り、新顔では定数1増を受けて民主が擁立した樹神義和氏(42)が滑り込んだ。愛知の会の岡田恭和氏(51)は大村知事が告示後に5回も応援に入り、自民で今回11選の倉知俊彦氏(79)を念頭に「世代交代」を訴えたが、及ばなかった。
 自民の三浦孝司氏(67)と倉知氏が地盤を南北で分け合って系列市議が固め、強力なトヨタ系労組が2議席を狙う組織戦の構図が、岡田氏の参戦で揺れた。結局は他陣営の結束が高まり「久々に選挙らしい選挙になった」とも評された。
 民主は知事選の敗北を教訓に組織を固めた。知名度不足の樹神氏は、震災で工場が止まった影響もあり出遅れたが、労組の連合体を中盤に引き締め、劣勢を跳ね返した。民主関係者は10日夜「自民を見習い、票の配分を」と次の組織戦を見据えた。(小渋晴子)



【刈谷市選挙区】
◇自民系市議、結束崩れず


 自民公認の現職、酒井庸行氏(59)と、民主公認の新顔で勇退する現職の後継で労組役員の永井雅彦氏(50)が、愛知の会新顔で元報道ディレクターの田辺直人氏(42)を破った。
 知事選で大村知事の対立候補を推した酒井氏の陣営は、「刺客」の田辺氏に危機感を強めた自民系市議の結束が選挙戦に入っても崩れず、後援会組織をフル稼働させてトップを占めた。
 民主への逆風を受けた永井氏陣営も、所属のデンソー労組がトヨタ系労組中心の組織固めを図ったうえ、系列企業の取引会社もこまめに回り、支持取り付けに成功、小差の2位に。
 立候補表明が告示の3週間前と出遅れた田辺氏陣営は、無党派層や大村知事への支持層への浸透を期待したが、知名度不足で伸び悩み、終盤は毎日のように大村知事と街頭演説したが、支持拡大はできなかった。(岡本真幸)

2476チバQ:2011/04/13(水) 22:58:59
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000811104120001
検証 知事選(上)
2011年04月12日


選挙戦中盤、民主党の岡田克也幹事長(左)も応援に入り、松田直久氏のてこ入れを図った=いなべ市北勢町

 「うそー」


 10日深夜、民主党が推薦した前津市長の松田直久氏(56)の選挙事務所。静まりかえった事務所で悲鳴があがった。テレビは、自民党、みんなの党が推薦し、公明党県本部が支持していた鈴木英敬氏(36)の当確を映し出していた。


 松田氏が名乗りを上げたのは2月23日。3週間以上前に鈴木氏は走り始めていたにもかかわらず、民主党関係者にはどこか楽観ムードが漂っていた。


 「勝って当たり前とみんなが思っているので、松田さんに決まったとき、圧勝とは言わなくても『勝ちパターン』ができたという感じはあった」と三谷哲央県議は明かす。


 「三重県方式」と胸を張る、連合三重、県議会民主系会派「新政みえ」の選挙協力態勢で、全県1区の参院選で5連勝中だった。「小泉旋風」の2001年でも1人区を制したのは、岩手と三重だけだった。


 「民主王国」の象徴でもある岡田克也幹事長は、11日の党役員の会議で「あと2回くらい早めに(三重県に)入っておけばよかった」と東日本大震災の影響で地元に戻れなかったことを理由に挙げた。


 だが、午後の会見では自らの甘さも口にした。「ずっと勝ってきたので、何とかなるというおごり、気のゆるみが、私をはじめ関係者のみなさんにあった」


 政権交代を実現させた有権者の熱気は、もはやないにもかかわらず、「三重は違う」という過信。2010年の参院選では、民主党候補は36万票で勝ちはしたが、自民党候補の29万票と、みんなの党候補の18万票を合わせると計47万票。「民主党ノー」の兆候はあった。


 県内の一部首長らでつくる政治団体「日本の原点」を設立し、松田氏を推薦した代表の田中俊行四日市市長は11日、「北勢では民主党への期待は強かったのに、政権交代後の政権運営が期待外れでがっかりしたという気持ちが知事選に表れた」と話した。


 民主党への逆風の中、昨年11月に野呂昭彦知事が3選不出馬を表明後、民主党は候補者を決めきれず、中央官僚や国会議員の名前が浮上しては消えた。関係者は「有権者にドタバタをさらけ出してしまった」と悔やんだ。


 さらに影響したのが東日本大震災だった。震災後、自動車関連企業を中心に操業を中止する企業が多く、圧倒的な集票力を誇った労働組合は機能しなかった。(中島嘉克、姫野直行、藤崎麻里)

2477チバQ:2011/04/13(水) 22:59:17
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000811104130002
検証  知事選(下)
2011年04月13日


自民党の小泉進次郎衆院議員が駆けつけた街頭演説では、市民公園を聴衆が埋め尽くした=9日、四日市市安島1丁目

■野党共闘、本丸崩す


 投開票日が迫った4月5日夜。1800人を収容する四日市市文化会館のホールがぎっしり埋まった。


 自民党、みんなの党が推薦し、公明党県本部が支持した鈴木英敬氏(36)が壇上で繰り返したのは、「変革」の二文字だった。


 「一部の人が甘い汁を吸う三重を変えないといけない。変えるチャンスは、今しかないんです」


 駆けつけた公明党県本部の中川康洋代表は、駐車場からの人波や会場の熱気に「うねり始めたな」と感じていた。「四日市の経営者らが、動員ではなくて、意思で集まった。演説も、聴衆に響いていた」


 4日前の1日夜、同じホールで開かれた民主党推薦の松田直久氏(56)の決起大会に、同党の岡田克也幹事長の姿があった。


 東日本大震災後初の三重県入りで選んだ場所は、盤石なはずの自分の地元。しかし、会場には空席が浮かんでいた。「岡田さんの会合でこんなことは初めて」と労組幹部の表情が曇った。


 県内最大の有権者を有する四日市市で、鈴木氏は松田氏を1万6136票上回った。ほかの市町で松田氏が積み上げた5769票差をひっくり返した。


 1990年代前半、政治改革の流れの中で、自民党の若手国会議員だった岡田氏や北川正恭氏、野呂昭彦氏が離党。95年、3人が所属した新進党から北川氏が知事選に挑み、自民、社会推薦候補を破った。民主党につながる流れが生まれ、三重では民主系が「与党」の地位を保ってきた。


 民主党は09年総選挙で政権交代を果たしたが、10年参院選で惨敗。県内でも退潮は止まらず、朝日新聞の出口調査でも、参院選で36%だった民主支持層が、知事選では31%まで下降。逆に23%だった自民支持層は32%に上昇した。


 知事選で、自民党が対決構図を鮮明にしたのも「反民主の追い風」(同党県連・三ツ矢憲生会長)を感じたからだ。敵の「本丸」の四日市市には、安倍晋三元首相や石原伸晃幹事長、小泉進次郎衆院議員ら「党の顔」が連日入り、震災対応に四苦八苦する民主党を批判。変革を訴える、若い鈴木氏を勢いづけた。


 「政権交代のときの自民党と民主党の役割を逆にしたみたいだったな」。選挙後、民主党の三谷哲央県議は残念がった。「松田さんは実績を強調したが、鈴木さんは未来への夢を語った。それが都市部の人の心をつかんだんだろう」


 三重でも「政権交代」は起きたが、期待に結果で応えられなければ、逆の構図が生まれる。


 12日、当選証書を手にした鈴木氏は「『変えるんだ』と約束をして、37万9472票いただいた。しっかりやる覚悟でいます」と語った。
(中島嘉克、永友茂則、姫野直行、藤崎麻里)

2478チバQ:2011/04/13(水) 23:00:00
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000811104120003
県議会、対立感鮮明に
2011年04月12日

 10日投開票された県議選(定数51)では、民主系と自民系がいずれも過半数を擁立できず、議席数の伯仲状況も変わらなかった。これまではいずれも県政与党だったが、知事選では別々の候補を支援していて、与野党に分かれて対立する場面も増えるとみられる。


 県議会では、民主系議員の「新政みえ」と自民系議員の「自民みらい」が二大勢力で、改選前は新政みえが22議席、自民みらいが21議席。今回の県議選で、新政みえは24人、自民みらいは22人に増える見込み。


 知事選で、自民は公明、みんなと共闘。県議会で公明は2議席、みんなが1議席を確保していて、自民党県連幹事長の水谷隆県議は11日の会見で「公明、みんなと合わせて25議席で、満足している」と今後の連携を明言した。


 さらに、どの会派にも属していないとみられる議員2人についても「保守系の方々なので、一緒にやっていきたい」と、県政与党で過半数確保をめざす姿勢をみせた。


 県議会は、知事と議会の「二元代表制」を前面に掲げてきただけに、水谷県議は「知事となれ合いの議論はしない」と予防線を張る。公明党県本部代表の中川康洋県議も「政策課題によって是々非々の判断をしていく」と話す。


 「しがらみのない県政」を掲げる鈴木英敬新知事の政策によっては、与党の足並みがそろわず、議会と激しい議論になる場面も出てくる可能性がある。(永友茂則)

2479チバQ:2011/04/13(水) 23:01:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000005-san-l24
県議会、勢力図一変か 民主系優位揺らぐ 三重
産経新聞 4月13日(水)7時57分配信

 統一地方選前半戦で当選した県議らが12日、県内の9県庁舎で当選証書を受け取った。県議会の勢力分野は無所属や諸派からの合流も含め民主系24人、自民系22人、公明2人、みんな1人などになるとみられるが、自民系が共闘すれば、これまで民主系が優位だった県議会構成が逆転。自民などが推薦した鈴木英敬氏の知事就任とあわせ、新県議らを待ちかまえる議会の審議は大きく様変わりそう。

 県議会の改選前の会派構成は、民主系の「新政みえ」が22人で第1会派。自民系の「自民みらい」が21人で第2会派。公明と共産がそれぞれ2人ずつ。1人会派は新政みえに協力的で、欠員は3人いた。

 今回の改選で、民主系が「新政みえ」として第1会派を維持するとみられるが、自民、みんなの推薦と公明県本部支持で鈴木氏が知事選で当選したことで、議会との対立は必至の情勢。3党が知事与党としてタッグを組めば、議会構成が逆転。正副議長の独占もできる可能性が出ている。

 今回の県議選に立候補していたのは、12選挙区で53人。その結果、無投票区と合わせると現職36人(前回33人)、新人14人(同15人)、元職1人(同3人)が当選した。みんなの党公認は県議会初。共産は現職2人が落選し議席を失い党の議席ゼロは昭和58年、平成15年に続いて3度目。女性県議は3人で、昭和20年代後半以来、久々の3人となった。平成15年からは2人が続いていた。平均年齢は53・39歳で、19年の53・27歳より上回った。

 注目された津市選挙区と四日市市選挙区は、それぞれ定数7に対し8人が出馬し現職、新人、元職らが入り乱れて熾烈(しれつ)な選挙戦を展開。いずれも共産候補が僅差で敗れる結果となった。また、伊賀市選挙区でも、二大政党の争いに名古屋市の河村たかし市長が率いる地域政党「減税日本」の公認元職候補が加わる戦いに関心が集まったが、元職が落選し、三重では新党の風は吹かなかった。

2480チバQ:2011/04/13(水) 23:02:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000118-mailo-l22
’11統一選しずおか:県内政界、勢力図塗り替え(その1) 自民単独過半数 /静岡
毎日新聞 4月12日(火)13時18分配信

 ◇自民党、1人区で圧勝 単独過半数獲得、県議会で主導権
 統一地方選の前半戦(10日投開票)は県内政界の勢力図を塗り替えた。県議選(定数69)は、自民党が単独過半数を奪還し、議会の主導権を握った。民主党は惨敗。県連会長が11日、辞意を示すなど混迷している。両党の消長は、民主党の支援で09年夏に就任した川勝平太知事の県政運営に影響しそうだ。新人3人が争った静岡市長選で初当選した田辺信宏氏は11日、当選証書を受け取るなど市長就任に向けて始動した。【統一選取材班】
 自民党は県議選で擁立した公認39人、推薦3人の計42人の候補のうち、公認35人、推薦2人の計37人を当選させ、単独過半数を獲得した。民主党への不満を持つ有権者の「受け皿」になることに成功し、選挙戦に突入した定数1の「1人区」で民主党に7勝1敗と圧勝したことが大きい。自民党は今後、県議会での発言力を一気に高めることになった。
 「これまで県議会で過半数を持っていないため、言いたくても言えないことがあった。今回の結果で政治的な発言力が高まった」
 自民党県連会長の塩谷立衆院議員(静岡8区)は11日の記者会見でこう述べ、県議選の結果は川勝県政への影響力を強めたとの認識を示した。
 同党は勝敗を分けるとみていた定数1の選挙区で、民主党を圧倒した。無投票だった選挙区を除き、九つの1人区では選挙戦に突入。このうち下田市や伊東市、伊豆の国市など8選挙区が民主党候補者との対決だったが、結果は7勝1敗で自民党が圧勝した。
 同党県連の杉山盛雄総務会長は、躍進した理由について「民主党政権への不満の受け皿に自民党がなった」と分析する。杉山総務会長は「東日本大震災後、有事の際には自民党が頼りになるという声が日に日に高まった」と振り返った。
 自民党の今後の課題は、川勝平太知事との距離。09年の知事選、衆院選で連敗した後、川勝知事の政治姿勢をめぐる見解の違いもあり、同年11月に分裂。単独過半数を割るどころか、議会第1党の座からも降りる事態となった。今年1月、統一地方選をにらんで会派合併にはこぎ着けたが、川勝知事との関係をめぐって党内が一枚岩で臨めるかどうか、不透明さは否めない。
 ◇牧野・民主県連会長が辞意
 「惨敗だ」。民主党県連会長の牧野聖修衆院議員(静岡1区選出)は11日の記者会見で、県議選の結果をこう指摘し、会長を引責辞任する考えを明らかにした。岡本護幹事長は牧野氏に6月の任期満了まで会長を続けるよう慰留したい考えを示したが、民意の厳しい評価に、同党は揺さぶられている。
 民主党は県議選で、現有26議席を大きく割り込む19議席にとどまり、勢力を伸長させた自民党に大きく引き離された。
 民主党は昨秋、単独過半数を獲得するため35人以上の擁立を目指す方針を掲げたが、菅政権への逆風で断念。公認26人、推薦4人の計30人の擁立に絞り込んで支援組織の力を集中させ、当選を手堅く狙う戦略に転換した。
 ところが、現職8人が落選。自民党との直接対決で当落が党勢の浮沈を左右する「1人区」でも軒並み敗れ、焼津市選挙区(定数3)や掛川市選挙区(定数2)では自民党に議席の独占を許した。「政権交代」への期待から09年の知事選、衆院選では民意の「風」をつかんだが、今回の結果は有権者の強い不満を浮き彫りにした。
 牧野氏は敗因について「中央の失政が逆風として覆いかぶさった」と説明した。岡本幹事長は「民主党という『風評被害』に苦しめられた」。林芳久仁政調会長は「現職8人が苦杯をなめたのはショックだ」と語った。

2481チバQ:2011/04/13(水) 23:02:50
 ◇知事「大きな影響はない」
 川勝平太知事は11日、定例の記者会見で、自民党が県議選で単独過半数を獲得したことについて「知事就任以降、ノーサイドで臨んでおり、大きな影響はない」と強調した。
 川勝知事は09年7月、民主党などの推薦を受け自民、公明両党の推薦する候補を破って初当選した。川勝知事は当選直後、「選挙が終わればノーサイドだ」と述べるなど、自民党の協力を取り付けるため秋波を送ってきたが、民主党は「知事与党」をアピールしてきた経緯がある。
 川勝知事は11日の会見で「私は政策が県民に役立つかどうか、その一点でやっている。そう見てくれる議員もおり、議会の運営は心配していない」と述べた。
 ただ、県議会では、「富士山の日」制定など川勝色の強い政策をめぐって、自民党内には反発する声も根強い。自民党は県議選での勝利で発言力を高めており、川勝知事が今後、同党とどういう関係を築くかどうかが、焦点となっている。

4月12日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000121-mailo-l22
’11統一選しずおか:県内政界、勢力図塗り替え(その2止) 各党の談話 /静岡
毎日新聞 4月12日(火)13時18分配信

 各党の県内組織の会長や代表、委員長らは11日、県議選(10日投開票)の結果を踏まえて記者会見を開いた。主な発言は次の通り。
 ◇民主党県連の牧野聖修会長
 川勝平太県政を誕生させたのは民主党だとの思いで、さらに中心的な役割を果たすために臨んだ。しかし政府の失政で厳しい戦いだった。
 ◇自民党県連の塩谷立会長
 単独過半数の獲得は民主党政権への批判が追い風になった。川勝県政には是々非々で対応する。
 ◇公明党県本部の大口善徳代表
 議員定数の見直しなどを提言したい。川勝県政には是々非々で対応する。
 ◇共産党県委員会の山村糸子委員長
 1971年から維持してきた県議会の議席を失い、残念だ。論戦がかみ合わなかったとの実感も残った。
 ◇みんなの党参院第1支部の河合純一支部長
 推薦を含めて2人が当選したのは大きな一歩だ。

4月12日朝刊

2482チバQ:2011/04/13(水) 23:04:53
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001104120003
県議選 民主に厳しい結果
2011年04月12日


4選を決めたばかりの県連幹事長・渡辺嘉山県議(左から2番目)は、再選した太田維久県議(左)らとともに街頭に立った=岐阜市神田町9丁目

 統一地方選の県議選(定数46)では、民主が「確実に勝てる候補を」と擁立を絞り込んだにもかかわらず、岐阜市選挙区で県連幹事長が最下位当選に甘んじ、重点地区の一つの中津川市選挙区は自民の独占を許した。一方、2009年の衆院選で民主に敗れた自民は30議席を獲得し、「王国」の面目を保った。(磯崎こず恵、鷹見正之)


 「民主はもっとやらなきゃいかん、という厳しいご意見をいただいた」。県議選で4選した民主県連の渡辺嘉山幹事長は、11日早朝の名鉄岐阜駅前に立った。
 岐阜市選挙区(定数9)で当選確実となったのは10日深夜。落選した減税日本の岸上あおい氏と、たった93票差の最下位だった。「この1時間、敗戦の弁を考えていた」。渡辺氏はそう言って、事務所に集まった支持者に頭を下げた。
 もう1人の民主公認も得票が伸びずに7位。岸上氏とは609票差だった。
 県連幹部は「(岸上氏の得票は)想像以上。これまでは民主に投票してくれた人が流れたのではないか」と分析する。
 民主は、2009年の衆院選で、自民が独占していた県内の5小選挙区で3議席を奪い躍進した。直後には県連幹部が「県議選でも過半数を」と意気込み、全27選挙区に候補者を立てる方針も打ち出した。
 だが、その後の逆風に苦しみ、擁立は難航。「民主では戦えない」という空気が色濃くなった。
 渡辺氏を苦しめた岸上氏も、告示直前までは民主推薦だった。海津市選挙区では、推薦した候補に立候補を辞退された。可児市選挙区は、県連の公認候補に反発した地元市議が離党届を出して無所属で立つなど求心力を失っていった。
 自民が強い揖斐郡選挙区で国枝慎太郎氏が初当選したのは唯一の朗報だった。だが、選挙ポスターに「民主」の文字を入れないという戦術が奏功したのなら、手放しで喜べない。
 09年の衆院選のような「追い風」と、連合岐阜の支援に頼り切りの選挙では限界だ、という。
 県連の園田康博代表は「民主はまだまだ地域できめ細やかな組織がつくられていない。地域での活動をがんばらないといけない」と、選挙前から足腰の弱さを課題に挙げていた。
 渡辺幹事長も「1年半前の『風』はもうない。原点にもどって、1票ずつ積み上げる活動をするしかない」と話した

2483チバQ:2011/04/13(水) 23:05:15
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001104120002
1人区で自民18戦16勝
2011年04月12日

 県議選では、自民が、選挙戦となった10選挙区のうち8選挙区でトップ当選するなど他党を圧倒した。
 主要政党の勢力図にほとんど変化はなく、ほかに当選したのは、議席を一つ増やした民主が8人、公明の2人と共産1人は改選前と同じで、無所属は5人。
 少数激戦だった岐阜市選挙区(定数9)では、自民が上位3人を独占。3人で総得票数の約35%を獲得した。自民は10選挙区全体での得票率が49・08%。2位の民主(20・35%)に約2・5倍差を付けた。特に強さを見せたのが「1人区」だった。無投票と合わせて18選挙区のうち16議席を獲得した。
 一方の民主は1人区に公認を立てられなかった。唯一の推薦候補は、不破郡選挙区で自民に3倍の得票差をつけられて大敗した。岐阜市選挙区で県連幹事長が最下位で当選。減税日本の新顔に93票差まで迫られる薄氷の勝利だった。中津川市選挙区(定数2)では、最大の支援組織・連合岐阜の「組織内候補」を落選させ、自民の独占を許した。
 揖斐郡選挙区(定数2)で初議席を得て、改選前議席を1つ増やすという明るい材料もあった。だが、各務原、大垣、可児の各市選挙区では各候補者の得票率が前回に比べて、3・1〜2・4ポイント下回り、政権交代後の地方組織づくりが進んでいないことが浮き彫りになった。
 今回の県議選は、多くの党が現状維持を優先させた。新顔の当選は6人にとどまり、党勢だけでなく顔ぶれも改選前とほとんど同じ。それが過去最多の17選挙区で無投票だった一因で、初めて50%を割り込んだ過去最低の投票率(45・70%)にもつながったとみられている。

2484チバQ:2011/04/13(水) 23:05:50
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001104110005
民主8、自民30 勢力図ほぼ維持
2011年04月11日



 県議選(定数46)は10日投票があり、即日開票された。民主(改選前7)は揖斐郡選挙区で初めて議席を獲得し、8人が当選した。自民(改選前31)は30人が当選して県議会の最大会派を維持。県政界の勢力図に大きな変化はなかった。公明と共産は現有議席を守った。減税日本の候補は惜敗し、県内初議席の獲得はできなかった。投票率は45.70%で過去最低だった前回の52.47%を下回った。


◆岐阜で減税 議席逃す
 少数激戦となった岐阜市選挙区(定数9)は、主要政党が公認した8人と、無所属現職の1人が当選。名古屋市議選で旋風を巻き起こした減税日本は議席を獲得できなかった。
 逆風に苦しんだ民主は議席の維持が精いっぱいだった。連合岐阜の全面的な支援で、いずれも現職の太田維久氏(42)と渡辺嘉山氏(53)が議席を守った。
 自民は改選前から1増の3議席を獲得。現職の玉田和浩氏(67)が6選を決め、野田聖子衆院議員の秘書だった長屋光征氏(31)と、市議から転じた道家康生氏(42)の新顔2人も初当選した。
 今回最年少で当選した長屋氏は「すべての世代から応援される議員になりたい。皆様に借りた力を岐阜の元気印として返していきます」と声を張り上げた。
 公明は、新顔の水野吉近氏(47)と現職の岩花正樹氏(62)の当選で2議席を堅持。共産も大須賀志津香氏(51)の再選で1議席を守った。前回は自民公認だった平野恭弘氏(76)は無所属で7選を果たした。
 減税日本の岸上あおい氏(46)は、名古屋市の河村たかし市長の応援を受けて支持を広げたが、一歩及ばなかった。


◆揖斐で民主初 国枝氏
 民主が初めて公認候補を擁立した揖斐郡選挙区(定数2)で、1議席を獲得した。
 県西部は自民の支持基盤が固いが、若さを前面に出した民主新顔の国枝慎太郎氏(34)が支持を広げた。
 初当選を決め「慎太郎」コールに迎えられて事務所に入った国枝氏は「何が何だか分からない」と興奮気味。「皆さんと後援会の絆のお陰です。県政、揖斐郡を変えなくてはならない」と力強く喜びを表した。
 選挙戦では、同世代を意識した子育てなどの政策を強調し共感を呼んだ。また、連合岐阜西濃地協の支援を受けつつ、一方では民主への逆風を警戒してポスターに党名を入れない巧みな戦略も功を奏した。
 自民現職の渡辺信行氏(69)は知名度の高さに加え、道路整備など地元での実績をもとに安定した戦いぶり。幅広い人脈をフルに生かして7選を果たした。
 敗れた自民現職の高橋昌夫氏(66)は、森林団体や商工団体の推薦を受け、組織票の取り込みに力を入れた。前回は無投票当選だったため後援会を引き締め、地盤とする大野町のほか、揖斐川、池田両町への浸透もめざしたが、届かなかった。


◆中津川は自民独占
 中津川市選挙区(定数2)では、自民が議席の独占を守った。2003年から3回連続で自民に挑んだ民主は、あと一歩届かなかった。前回は264票差に迫っただけに期待は高かったが、自民の固い支持層を切り崩せなかった。
 前回は薄氷の勝利だった自民現職の早川捷也氏(67)は「選挙運動の一部を自粛したのでご心配をかけたが、スタッフが草の根で頑張ってくれたおかげ。中津川の防災をしっかりやりたい」とあいさつした。
 地盤である恵北地域を中心にこれまでの実績をアピール。林業や畜産業団体などからの推薦を得て支持を固めた。旧中津川地域や無党派層へも攻勢をかけ、幅広く浸透した。
 自民現職の平岩正光氏(55)は市議時代からの知名度に加えて、市中心部の商工・観光業者、農業者らから支持を受け、安定した戦いを進めた。
 「今度こそ」の思いが強かった民主新顔の島田千寿氏(53)は地元の富士通テン労組出身。組織内候補の当選をめざし、連合岐阜も全力を挙げたが、民主に吹く逆風の影響を受けた。島田氏は「期待に応えられず申し訳ありません」と支持者に頭を下げた。

2485チバQ:2011/04/13(水) 23:06:38
◆民主・自民現職 可児は分け合う
 可児市選挙区(定数2)は自民の小原尚氏(51)と民主の村上孝志氏(63)の現職2人が再選。元市議で無所属新顔の佐伯哲也氏(40)は届かなかった。
 民主支部は、村上氏と佐伯氏のどちらを公認するかで意見が分かれ、県連が村上氏を公認したことで、佐伯氏が離党届を出して立候補する分裂選挙となった。
 村上氏は、推薦を受けた連合岐阜の労組を中心に組織固めに力を入れた。選挙戦では実績を訴え、手堅く支持を伸ばした。佐伯氏は、県議の報酬削減などを訴えたが、知名度不足で浸透しきれなかった。


◆保守分裂の山県 自民現職敗れる
 公認を巡って保守が分裂した山県市選挙区(定数1)は、無所属新顔の郷明夫氏(62)が自民現職の横山善道氏(57)を破り、初当選を果たした。
 元県職員の郷氏は、保守系市議14人のうち8人の支持を得て市全域で運動を展開。職員時代に出向していた周辺自治体の首長らも応援にかけつけ、選挙戦を有利に進めた。
 横山氏は公認されたものの、市議時代の選挙ポスター代水増し請求問題の責任を問う地元市議らから反発された。公然と対立候補の支援に回る市議もおり、支持をまとめきれなかった。


◆飛騨は洞口氏 新顔破り4選
 2004年の町村合併以降、初めて選挙戦になった飛騨市選挙区(定数1)は、自民現職の洞口博氏(61)が、無所属新顔で前市長の船坂勝美氏(69)を破り、4選を果たした。
 洞口氏は旧吉城郡時代も含めて初の選挙戦。神岡町では3年前の市長選のしこりで後援会が解散したが、市全域で後援会を組織し直し、現市長や市議、建設業など各種の業界団体から応援を得た。地盤の古川町のほか、河合、宮川の両町でも支持を広げた。
 船坂氏は神岡鉱山跡へのデータセンター誘致を訴えたが、及ばなかった。

2486チバQ:2011/04/13(水) 23:07:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000056-mailo-l21
’11統一選:県議選 議会勢力図変化なく 民主、基盤の弱さ浮き彫り /岐阜
毎日新聞 4月12日(火)12時3分配信

 10日投開票された統一地方選前半戦の県議選で、新議員46人が選ばれた。自民は30議席を獲得し、県政第1党の座を守った。民主は自民系議員が独占する3選挙区に公認・推薦候補を擁立したが1議席増の8議席にとどまった。公明、共産は改選前議席数を維持し、既存政党の争いに割って入ろうとした名古屋市の首長政党「減税日本」公認候補は落選。県議会の勢力図に大きな変化は生まれなかった。
 自民は、公認した現職2人が落選したものの、各党候補がひしめく岐阜市選挙区では、ベテラン玉田和浩さんと新人2人がトップ3を独占し、保守支持層の厚さを見せつけた。民主が新人を立てた中津川市選挙区でも、わずかな差とはいえ現職2人が逃げきった。
 民主は揖斐郡選挙区で新人が当選し、自民の牙城を崩した。だが、候補の擁立が進まず、多くの自民現職に無投票当選を許したことも含め、地方の組織基盤の弱さが浮き彫りになった。岐阜市で辛くも最下位当選した渡辺嘉山幹事長は「風に左右されない支持基盤を作らないといけない」と認めた。
 公明は手堅く組織をまとめ、2議席を死守した。共産は新人2人は落選したものの、唯一の現職、大須賀志津香さんは再選を果たした。
 民主推薦からくら替えして減税日本公認で岐阜市選挙区に出馬した岸上あおいさんは涙をのんだ。だが、組織力や知名度に劣る新人が、激戦区で渡辺氏と93票差まで肉薄したことは各党の関係者に驚きを与えた。民主県連幹部は「統一選後半戦でも減税の公認・推薦候補が現れるかもしれない」と警戒した。【岡大介】
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 ■視点
 ◇盛り上がり欠いた選挙戦
 統一地方選前半戦の県議選が幕を閉じた。一部の選挙区はわずかな差で当落が決する接戦となったが、過去最多の17選挙区が無投票となり、投票率は過去最低の45・70%にとどまるなど、終始盛り上がりに欠ける選挙戦だった。
 政権与党の民主は、政権の低支持率による「逆風」で候補者の擁立が進まず、選択の機会を有権者に示せなかった。一方の自民は上積みを狙わず現職中心に擁立を進めた。告示日には自民の16人を含む新議員20人が早々と無投票で当選し、政党対決色は薄かった。
 東日本大震災を受け、多くの陣営が選挙カーの運行時間短縮などを申し合わせたことで、選挙戦はさらに低調になった。申し合わせは、選挙活動のあり方を見直すきっかけにもなり得たが、実際には多くの陣営が組織固めに力を注ぎ、論戦は不発だったと感じた。
 県内も日本全体も経済情勢は厳しく、雇用や福祉に加え、防災も大きなテーマとして浮上している。地方議員は、きちんと政策やビジョンを持ち、有権者に説明することが求められている。
 しかし、1年間県政を担当して県議会を傍聴したが、活発な議論がなされているとは思えなかった。中座や居眠りは論外として、質問をほとんどしなかったり、知事や県幹部のあいまいな答弁に再質問せずに引き下がる議員も少なくない。
 その雰囲気は、今回の選挙戦とどこか通じる。だが、新議員は、選ばれた以上、使命感を持ち、活発な議論を戦わせてほしい。
 そして、後半戦こそは、一人でも多い有権者に選挙に関心を持ち一票を投じてほしい。有権者の参加があってこそ、選挙は活性化して熱を帯びる。震災が起き、この国が大きなダメージを受けた今、求められるのは政治の成熟で、無関心による政治の空洞化ではないはずだ。【岡大介】

4月12日朝刊

2487チバQ:2011/04/13(水) 23:09:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000283-mailo-l18
’11統一地方選:県議選分析 自民、安定多数を維持 /福井
毎日新聞 4月12日(火)17時2分配信

 ◇「女性」「共産」当選、変化の兆しも
 任期満了に伴う県議選は、10日の投開票で無投票当選の4人を含む37人(12選挙区)の新議員が出そろった。政党別では自民が1議席増えて25となり、安定多数勢力を維持した。女性が2人当選したのは71年の県議選に並ぶ過去最多タイで、共産元職が返り咲くなど、変化の兆しの見える選挙だった。
 党派別当選者数は、民主5▽自民25▽公明1▽共産1▽無所属5。民主は現職2人が落選した。党への逆風を理由に、今年1月に民主系会派「民主党・一志会」を協議離脱して民主の看板を外し、無所属から出馬した現職1人も落選するなど、厳しい結果となった。
 公明は現職が議席を守り、共産は福井市選挙区の元職が「原発依存からの脱却」を強く訴え、浮動票を取り込んで4年ぶりに返り咲いた。一方、告示日前日に敦賀市から立候補表明した共産新人は出遅れが響いて落選した。
 女性候補は、過去最多タイの4人が立候補。現職の女性県議がいない全国唯一の県議会(10年7月1日現在、全国都道府県議会議長会調べ)として、結果が注目されていた。4人のうち、越前市・今立郡・南条郡選挙区の細川かをりさん、坂井市選挙区の西畑知佐代さんの新人2人が、NPO活動の経験などを生かした草の根選挙で喜びの初当選を果たした。【安藤大介】

4月12日朝刊

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/27473.html
草の根で訴え実り女性県議誕生 西畑、細川氏が議席獲得

(2011年4月11日午前8時30分)
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 福井県議会では過去5人しかいなかった女性県議が、一挙に2人誕生した。西畑知佐代氏は、前回に続く2度目の挑戦で初当選。一貫して、子育てや介護など女性の視点で生活密着型の政策を掲げてきた。女性スタッフを中心に草の根の選挙戦を展開し、前回の得票より1200票余り増やした。

 選挙事務所に姿を現すと、約100人の支援者は大きな拍手で迎えた。西畑氏は「4年間、待ちに待った日。これまで訴えてきた福祉、教育、労働者の支援を今後4年間で勉強し、実行していきたい。女性の声を県政に届けていきたい」と力強く意気込みを語った。

 一方、細川かをり氏は多方面に人脈を持つベテランや実力派の若手現職がひしめく激戦区で、定数5の最後のいすを射止めた。当確が報じられると選挙事務所は歓喜の渦に包まれた。

 後援会は業界や組織に頼らず親類や知人、ボランティアを中心とした布陣。「女性や弱者に優しい県政を」という地道な訴えが、劣勢との下馬評を覆した。当選が濃厚となった午後11時40分、事務所に現れると、後援会長の女性と30秒ほど抱き合い2人で号泣。駆け付けた約80人の支持者と何度もバンザイし「皆さんの気持ちを大切に懸命に仕事をする」と力強い決意を示した。

 これまで県会には、女性県議は5人しかいなかった。最後の女性は8年前の2003年県議選で女性新人1人とともに落選した。その後07年は女性の立候補が西畑氏1人しかなく、議席回復はならなかった。

 女性県議が2人となるのは、山田志那子氏(鯖江市区=当時)と今島ミネ氏(小浜市遠敷郡区=同)が在籍した1971〜75年以来。

 福井市区に出馬した中井玲子氏と小沢喜久子氏は定数3人超えの激戦の中、ともに女性票と浮動票の獲得を目指したが浸透できなかった。中井氏は「涙が出ないのは、これで終わったわけではないから。これをバネに前向きに行く」と再挑戦に意欲を見せた。小沢氏は「全て私の力不足。最後まで一緒に頑張っていただき感謝しています」と述べた

2488チバQ:2011/04/13(水) 23:10:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000277-mailo-l17
’11統一地方選:県議選分析 自民と民主、明暗 /石川
毎日新聞 4月12日(火)17時1分配信

 政権交代後の初の地方選となった10日投開票の県議選(定数43)は、民主が県連幹事長ら公認現職3人の落選に対し、自民が追加公認を含めると改選前を上回る26議席を獲得し、明暗を分けた。一方、東日本大震災の余波で投票率は56・72%と過去最低だった前回(07年)の57・95%を下回った。【近藤希実】
 民主は国政の影響で逆風にさらされ、新人擁立にも難航。09年に合流した「新進石川」の7人も含めて現職10人、元職1人、新人3人の公認・推薦候補計14人が立候補したものの、当選は8人にとどまり、改選前の10議席を割り込んだ。
 改選前25議席を占めていた最大勢力の自民は、能登地域で分裂選挙になったが、擁立した27人中25人が当選。11日、無所属新人を追加公認し議席数を改選前から増やした。投票率が下がる中、得票数も前回を4万票以上上回る24万2573票を獲得した。
 共産は公認2人を擁立し、1人が当選。得票は前回に比べ約7000票減らした。社民は公認を立てず、推薦1人に絞って1議席を確保した。
 投票率は能登地域で6割を超えたが、金沢市と石川郡では5割を切った。羽咋市羽咋郡南部は72・67%と、前回から20ポイント以上伸び、比較できる選挙区のうち唯一前回を上回った。

4月12日朝刊

http://www.hab.co.jp/headline/news0000007109.html


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県議会会派「新進石川」 民主党の離党は今後決める (13日)

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石川県議会の会派、新進石川は議員総会を開き、民主党を離党するかどうかについて今後方針を決めることになりました。2009年の政権交代後、民主党入りした石川県議会の会派、新進石川は10日に行われた県議選で、現職1人が落選したため議席が改選前より1少ない7となりました。さらに当選した議員も前回の選挙より票数を減らし厳しい戦いとなりました。13日に開かれた新進石川の議員総会で宇野邦夫幹事長は、民主党石川県連に対し「民主党県連の責任はでかいわいや。民主党県連については不満はみんな持っている」と不満を述べました。こうした中、民主党を離党するかどうかについては、「今後、協議して決める」ということになり明言を避けました。 (14:44)

2489チバQ:2011/04/13(水) 23:11:14
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000621104120001
県議選を振り返って:上 民主惨敗
2011年04月12日


支持者らを前に、敗戦の弁を述べる中谷喜和氏=10日午後11時55分、金沢市横川3丁目

◆「生え抜き」次々落選◆


〜*足腰の弱さ再び露呈*〜


 「本当に落としてはいけない人を落としてしまった。民主党県連も終わりだよ」。11日午前0時過ぎ。金沢市選挙区で落選が決まった民主党現職、中谷喜和・県連幹事長(63)の事務所で、選対幹部はやりきれなさをにじませた。


 その約2時間前。能美市能美郡選挙区で落選した同党現職の沢田貞氏(58)も「能美はしがらみにがんじがらめになっていて、1期4年で風通しを良くすることは出来なかった」と、報道陣に言葉少なに語った。





 政権交代後、初めての県議選に臨んだ民主党県連は、国政選挙を見据えた「党勢拡大」を目指し、公認・推薦合わせて計14人を擁立した。


 だが、菅政権の支持率低下が止まらず、「民主党隠し」をする現職が続出した。結果的には「民主党公認」を明確にした新顔と元職が1人ずつ当選したものの、現職4人が落選し、党勢は縮小した。しかも、落選した4人中3人は、政権交代前から党を支えてきた「生え抜き」だった。


 「(敗因は)国政に対する批判です。投票率も低かった。政党不信もあったし、県政に対する有権者の問題意識を高めることも出来なかった。私たちの責任だと思う」。11日午後、河北郡で落選した民主推薦の新顔・竹内竜也氏(39)と連合石川にあいさつに来た同党の近藤和也衆院議員は、そう振り返った。





 惨敗の裏には、政権交代後も与党の強みを生かし切れず、後援会組織を強化できなかった民主党現職らの姿が透けて見える。


 票固めを支援労組に頼る党県連の体質を変えられず、その足腰の弱さが露呈して惨敗した昨夏の参院選後も打開策を打ち出せないまま、今回も二の舞いを演じた。かつて自民党を飛び出し、政権交代後に民主党に合流した県議会会派「新進石川」の現職が自前の組織で選挙を戦い、鳳珠郡の桜井広明氏(67)=民主推薦=をのぞく全員が当選したのとは対照的だ。


 「新進石川の皆さんが当選したのは、日頃の活動や組織がしっかりしていたということ。ある意味、教えられた」と近藤氏。党県連の支持団体、連合石川の幹部も「労組も含め、後援会組織が作れていなかった。態勢が整えば、多少逆風が吹いても当選できる。これから再構築が必要だ」と語った。だが、その具体的な道筋は見えない。





 10日、投開票された県議選で、政権与党として初めて臨んだ民主党は現職が続落する「敗北」を喫し、自民党が引き続き過半数を制した。その背景にある動きを2回にわたって報告する。

2490チバQ:2011/04/13(水) 23:11:32
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001104130002
県議選を振り返って:下 自民圧勝
2011年04月13日


地元・能美市能美郡選挙区で自民新顔2氏の事務所開きに出席した森喜朗元首相=2月20日、能美市内

◆「民主と戦う」強い姿勢◆


〜*見せつけた組織力*〜


 「自分の意志ではなく、出なくちゃならんということで決意した」


 2月25日。鳳珠郡選挙区(定数1)へ立候補を表明した旧柳田村長・山口彦衛氏(65)は、会見で自民党県連など多方面から出馬要請を受けた、と述べた。「県連も、この地区を落としたくないと考えたのではないか」


 同選挙区は衆院石川3区で唯一の民主党現職、桜井広明氏(67)が党推薦で立候補。一方、自民党は国政選挙も見据えて「民主の芽」を摘み取りに動いた。


 自民党元職が立候補に動いていたが、地盤が有権者の少ない穴水町のため勝てないと分析。有権者が多い能登町が地盤の山口氏を口説くため、福村章・県連幹事長が何度も訪問して出馬を要請。「65にもなって……」と固辞する山口氏を土壇場で説得した。結果は8754票差の圧勝だった。





 今回の県議選では前回から定数が3議席減ったが、自民党は改選前の25議席を維持。党内調整がつかず、無所属で戦った珠洲市選挙区(定数1)の新顔、平蔵豊志氏(34)も11日に追加公認し、最終的には26議席と議席を伸ばした。その裏には、「民主を名乗る候補とは全力で戦う」(福村氏)姿勢と、それを可能にした組織力があった。





 能美市能美郡選挙区(定数2)では、森喜朗元首相が前面に出た。前回奪われた民主党現職の沢田貞氏(58)の議席を奪還するため、新顔2氏を擁立。森氏を中心に2氏が左右に並ぶ構図のポスターを選挙区内に張り、2月の事務所開き、今月1日の告示日ともに森氏が両方の陣営を訪れて激励した。選挙戦終盤の8日には、苦戦と言われた新顔と一緒に出身地の旧根上町に入り、自ら票の掘り起こしに動いた。


 結局、当選した2氏の得票数が沢田氏の3倍近くに達する圧勝。選挙区内の自民党支持者も「ここまで差がつくとは思わなかったが、これで今後、民主の能美での動きは封じられる」と手応えを語る。





 金沢市選挙区(定数16)では新顔の安居知世氏(42)が苦戦し、「当落上の厳しい戦い」との声が陣営からも漏れた。だが「当選責任者」の馳浩衆院議員が駆け回り、引退県議の後援会の一部も活動。選挙区外の自民県議も市内の関係先の票を掘り起こし、組織力で中位当選させた。


 「自民党は組織として、弱い所にはてこ入れし、重要な所にはいい候補を立てた」と福村氏。「候補が『政党隠し』をすること自体、民主党が組織で戦えないことの裏返しだ」

2491チバQ:2011/04/13(水) 23:11:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20110412-OYT8T01120.htm
女性県議、1人だけに

支援者と抱き合って喜ぶ安居氏(10日午後11時21分、金沢市の事務所で) 県議選では、女性候補が前回の5人から2人に減り、当選者は自民新人の安居知世氏(42)だけだった。過去8年間、県議会には女性議員が3人いたが、選挙の結果、12年ぶりに1人になる。背景には、女性が政界に進出しにくい本県の保守的な政治風土があるようだ。

 「当選できたのはうれしいけど、女性県議が1人だけというのは極めて残念」

 金沢市選挙区で初当選を果たした安居氏は10日、歓喜に包まれた事務所で、複雑な胸の内を打ち明けた。

 県内では県議に限らず、市町議や首長も女性の政治家が少ない。女性議員は県と19市町で28人。市町で女性議員が最も多いのは、金沢市の4人、野々市町と津幡町の3人と続くが、6市町はゼロだ。県知事や市町村長には、これまで女性が就任した例がない。

 その理由について、安居氏は「県内には、女には、難しい話は任せられない。家のことさえしていればいいという感覚が根強いから」と分析する。

 安居氏自身、35歳で客室乗務員から金沢市議に転身した時、先輩の男性議員から信じられない言葉を浴びせられた。

 「女は愛嬌(あいきょう)やから、笑っていたらいい」

 私は単なるマスコットか――。体中の力が、がくっと抜けたことが、いまだに忘れられないという。

 “男尊女卑”の壁は、金沢市選挙区で落選した民主現職の広岡立美氏(59)も、日々の政治活動の中で痛感していた。

 広岡氏は、委員会や審議会など、意思決定の場に女性が少ないことに問題意識を持っていた。県に女性委員を増やすように働きかけてきたが、要求に応じた執行部からは、「入れてやったぞ」と言わんばかりの態度を取られたこともあったという。

 広岡氏は、県立中央病院の産婦人科には以前、和式トイレしかなく、出産後、つらい思いをした女性が多かったことを挙げ、「こうした問題は女性にしか分からない。多様な立場の人が、意思決定に参加することが大切なのに、そのことがなかなか伝わらない」ともどかしい思いを吐露する。

 石川の保守的な風土に風穴を空けようと、安居氏は昨年11月、市町の女性議員と連携し、女性の政治参加を進めるための勉強会を始めた。経営者や主婦など、それぞれの視点から政治に声を上げやすい環境を作り、将来の地方議員発掘につなげるのが狙いだ。

 「私は、高校時代の恩師が国会議員ということもあり、立候補しやすい環境にあった。だが、普通の女性に『議員出まっし』と誘っても簡単にハイとは言えない。そうした人が立候補しやすい環境を整えていきたい」。安居氏は当選後の抱負をこう語る。

(2011年4月13日 読売新聞)

2492チバQ:2011/04/13(水) 23:12:32
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20110412-OYT8T00109.htm
民主出身母体で明暗
「労組」県連幹事長ら落選「新進石川」7人中6人当選
 県議選では、逆風にさらされた民主党が議席を11から8に減らし、退潮したが、中でも労組系の候補が相次いで落選し、組織力の弱さを露呈した。同じ民主でも、県議会会派「新進石川」に所属する候補は大半が当選しており、党内でも明暗が分かれた格好だ。

 民主県連は主に、連合石川が支援する「労組系」と、2009年に合流した保守系の「新進石川」に色分けされている。民主は今回、11人を公認し、3人を推薦した。

 このうち、連合石川が推薦した候補は、現職3人、新人3人の計6人だったが、現職は、民主県連の中谷喜和幹事長(63)を始め、3人全員が落選、新人も2人が落選し、唯一当選したのは、金沢市選挙区の新人川裕一郎さん(39)だけだった。

 これに対し、新進石川所属の候補は、現職7人だったが、個人的な支持基盤を固めていたことが功を奏し、落選したのは、鳳珠郡選挙区の桜井広明さん(67)だけだった。

 労組系候補の惨敗について、連合石川の狩山久弥事務局長は、「現職は、民主の看板を掲げてきた人だから逆風もあったと思う。民主は駄目な人の代名詞みたいになっていた。新人は直前まで候補者擁立が出来ず、労組と後援会の連携も整わなかった」と分析。「4年後の県議選に向け、早急に立て直しの議論を始めないといけない」と危機感を募らせる。

 民主県連の中谷幹事長は11日、「地方の課題を掲げて精いっぱいやったが、厳しい結果になった。個人としても党としても、整理しきれていない」といい、沢田貞県議(58)は「民主の源流が全部落ちてしまった」と話した。

 一方、2009年に民主入りした新進石川の県議からは、労組頼みの選挙戦を展開する民主県連に対し、厳しい声も上がった。新進の宇野邦夫幹事長(68)は「我々は保守なので、元々、労組系の人とは肌合いが合わない。県議選では我々に対する支援はないのに、民主のイメージ悪化で迷惑ばかり被った」と振り返り、「民主は、国会議員も含めて後援会などの支援組織が整っておらず、問題にならない」と痛烈に批判した。

(2011年4月12日 読売新聞)

2493チバQ:2011/04/13(水) 23:13:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000276-mailo-l16
’11統一地方選:県議選、振り返る 保守王国も変化の兆し /富山
毎日新聞 4月12日(火)17時1分配信

 10日に投開票された第17回県議選。13選挙区(総定数40)のうち、9選挙区の32議席を巡って選挙戦が繰り広げられた。自民が28議席で圧勝し、相変わらずの強さを見せつける一方、民主の議席が告示前の2から4に増えたり、新人が10人当選したりするなど、変化もみられた。選挙結果から注目点を振り返る。【岩嶋悟】
 ◆民主と社民の明暗
 党勢拡大を目指す民主は今回5人(現職2、新人3)を擁立した。党本部からは更に多くの擁立を求められたが断念。県連の坂野裕一幹事長は告示前、政治とカネの問題を巡る党内対立が影響し「(有権者から)厳しい目が向けらている」と逆風を覚悟していた。
 しかし政権与党として国と県のパイプ役の必要性などを訴え、議席は2から4に。議席を1減らした社民に代わり、県議会第2党となった。富山市第1選挙区では新人の笠井和広氏(49)と坂野氏の2人が当選。今回初めて公認候補を擁立した射水市でも議席を得た。
 社民も5人(現職2、新人3)を擁立したが、富山市第1で又市征治副党首の長男秀治氏(39)が落選。射水市でも新人が次点に泣き、当選は3人にとどまった。選挙戦終盤には、福島瑞穂党首が来県し「脱原子力政策」などを訴えたが、改選前の4議席を守れなかった。
 ◆新人の増加
 今回の県議選には22人の新人が立候補。当選者は前回選の3人から10人に激増した。全体的には世代交代を印象づける結果となったが、立候補者を個別に見ると、元市議や元町議も多く、選挙区によっては新鮮味に欠ける顔ぶれとなった。
 自民は擁立した6新人のうち5人が当選。「自民王国」の地盤の強固さを見せつけた。富山市第1の新人、奥野詠子氏(30)は県連初の女性県議となる。
 無所属新人は7人が立候補したが、当選は1人のみだった。
 ◆若返り
 09年秋の市長選で、夏野元志氏が県内最年少の37歳(当時)で当選した射水市。今回の県議選でも定数3のうち2議席を30代の新人が占め、顔ぶれが大きく変わった。無所属新人の永森直人氏(36)は夏野市長の応援を受けて初当選。民主新人の海老克昌氏(30)も社民新人に競り勝った。
 一方、最高齢での当選者は富山市第2の自民現職、坂田光文氏(75)。70代で唯一の当選者となった。当選者の年代別内訳は、▽30代4人▽40代8人▽50代13人▽60代14人▽70代1人。
 ◆震災の影響
 東日本大震災による自粛ムードが影響し、街頭での派手な活動を控えるよう検討した陣営もあった。しかし、告示後は有権者へのアピールを重視し、特に終盤に入ると、従来のように選挙カーで候補者の名前を連呼する陣営も多かった。
 逆に防災計画の見直しや、原発を巡る課題について積極的に訴えたり、公約に盛り込んだりする候補者は少なかった。

4月12日朝刊

2494チバQ:2011/04/13(水) 23:14:00
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110411-OYT1T00406.htm
元TV局女性記者30歳、富山県議に当選


富山県議当選を決め、乾杯する奥野さん(10日、富山市の事務所で)=細野登撮影 富山県議富山市第1区に出馬したテレビ局記者出身で自民新人の奥野詠子さんが、30歳という若さを武器に勝利をつかんだ。

 熱気に沸く事務所で大きな歓声と拍手を送る支持者を前に、「若い力を県政に届けていくことが使命」と決意を語った。

 今6期目で引退する仲外喜雄氏の後継として出馬。当初は「県内では若年層のリーダーが少ない」などと、世代交代を前面に掲げて選挙戦に臨む構えだったが、東日本大震災の影響で戦略を変更。災害に強いまちづくりや、子どもの将来に責任を持てる社会づくりに力点を置いて訴えを続けてきた。

 昨年8月まで務めた記者経験を生かし、政治の世界でも現場主義で活動することをアピール。地元の南部を中心にあいさつ回りや演説会をこなし、支持を広げた。奥野さんは「私たちの年代の方や、経験豊かな方と一緒に信念を持って政治に取り組んでいきたい」と当選の弁を述べた。

(2011年4月11日11時03分 読売新聞)

2495チバQ:2011/04/13(水) 23:14:31
http://mytown.asahi.com/areanews/toyama/OSK201104100034.html
自民堅調、議席伸ばす 県議選、民主も2増、世代交代へ
2011年4月11日
 統一地方選前半戦の県議選(定数40)は10日、9選挙区で投票され、即日開票された。公認候補30人を立てた自民は28議席を獲得し、現有25議席から堅調に勢力を伸ばした。民主も2議席増の4とした一方、社民は1議席減らし3になり、勢力が逆転した。公明と共産は1議席を維持した。新顔候補も多数当選し世代交代を印象づけた。投票率は57.54%(前回57.47%)だった。

 県内13選挙区のうち、選挙戦になった9選挙区は、富山市第1(定数11)、高岡市(同7)、富山市第2(同3)、射水市(同3)、砺波市(同2)、南砺市(同2)、中新川郡(同2)、滑川市(同1)、小矢部市(同1)。

 自民が前回2007年の県議選並みの公認候補を擁立したうえ、保守系を中心にした無所属の新顔候補らが各地で乱立した。さらに民主と社民、共産も現有議席よりも多い候補者を出して勢力拡大を狙った。

 このため新顔候補が前回9人から大幅増の22人に上り、選挙戦になった選挙区は前回の5からほぼ倍増した。砺波市は24年ぶり、滑川市は16年ぶり、中新川郡は12年ぶりの選挙だった。

 一方、政権交代後初の県議選だったが、東日本大震災の影響を受けて、選挙運動の自粛ムードが漂ったり、国政レベルでの大連立構想が浮上したりするなど、過去の県議選と比べても明確な対立軸に欠けた。

 そんな中で、各陣営は地域防災計画の見直しや地震や津波に備えたインフラ整備といった災害対策や、原子力行政のあり方を訴えた。党派にかかわらず新顔候補や若手候補を中心に「議会改革」を訴える声も少なくなく、県議会に新しい潮流が生まれる可能性も秘めた。

 約3年後に迫った2014年度末までの北陸新幹線(長野―金沢)の開業を間近に控え、新しい議員たちは富山県政の一つの節目になる時代を担っていくことになる。

2496チバQ:2011/04/13(水) 23:14:54
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20110411-OYT8T00209.htm
新人10人が議席獲得 若手も当選、世代交代進む
 今回の県議選では、前回から倍増した新人22人が出馬し、前回選の3人を大幅に上回る10人が当選した。低投票率で知名度が劣る新人には逆風が吹いたが、現職の死去や引退が相次いだこともあり、世代交代が進んだ形だ。

 平成以降の6回の選挙では、1991、99年の各11人に次いで多かった。ただ、定数に占める割合でみると、99年の24・4%(45人のうち11人)を上回る25%(40人のうち10人)と最も高い。

 このうち、射水市区では29歳の民主新人海老克昌さんが、富山市第1区で30歳の自民新人奥野詠子さんが初当選し、若手が台頭した。前回ゼロだった新人女性候補は4人出馬し、2人が当選した。

 一方で、社民党の国会議員や引退県議、自民党の前参院議員がいずれも新人の息子を擁立したが、2世議員への批判などもあり、3人とも落選した。

 また、自民、民主の両県連幹事長が、それぞれの地盤から注目度の高い新人の挑戦を受けたが、いずれも貫禄を見せつけて勝利した。

 今後は、会派構成や正副議長人事が焦点。無所属議員の中には、自民系や自民入りを検討する議員もおり、今後、自民会派がどこまで上積みするか注目される。正副議長は、長年第1党の自民議員が就任しており、今月末以降に開かれる臨時会で決定する見通しだ。

(2011年4月11日 読売新聞)

2497チバQ:2011/04/13(水) 23:15:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20110411-OYT8T00208.htm
県議選、王国の意地自民28
民主躍進4議席


富山市第1選挙区で当選を決め、乾杯する自民新人の奥野詠子さん(10日、富山市の事務所で)=細野登撮影  統一地方選の前半戦となる県議選が10日、投開票され、自民党は公認30人のうち、現有議席の25を3議席上回る28人が当選し、自民王国の意地を見せた。政権与党の民主党も全国的に低迷する中で現有2議席から倍増し、過去最多の4人が当選。初めて県議会第2党に躍り出た。自民に次いで、現有4議席だった社民党は1減の3人にとどまった。公明、共産両党は各1人が当選し、現有議席を死守した。投票率は、過去最低だった前回の57・47%を0・07ポイント上回る57・54%で、過去2番目に低かった。

 告示日の1日に、無投票だった魚津市、氷見市、黒部市、下新川郡の4選挙区計8人の当選が決まっており、10日は、富山市第1、富山市第2、高岡市、滑川市、砺波市、小矢部市、南砺市、射水市、中新川郡の9選挙区で32人が決定した。

 現職24人、新人6人を擁立した自民は4選挙区で保守分裂になる厳しい戦いだったが、富山市第2、滑川、南砺の3区は分裂戦で完勝。中新川郡区は公認1人が敗れた。また、県都の富山市第1区では過半数の6人全員が当選し1議席を上積みしたほか、24年ぶりに選挙戦となった砺波市区でも全2議席を死守した。高岡市区では、県内で唯一自民の現職が敗れた。

 民主は5人を擁立し、富山市第1と射水市両区で新人が当選したほか、現職2人も議席を守り、初めて民主議員単独で代表質問権が得られる4人を確保した。現職2人が引退した社民も5人を擁立したが、新人2人が敗れた。県議会で社民は長年、自民とともに代表質問権が得られる4人以上の会派を維持してきたが、全国的な社民の退潮傾向が県内でも表れた格好だ。

 公明は現職が引退、富山市議から転じた新人が同市第1区で1議席死守。共産も同区で女性の現職が3選したが、射水市と高岡市両区の新人2人は落選、約30年ぶりの複数議席は実現しなかった。前回の5人から倍増、10人が出馬した無所属は、射水市区などで3人が当選。新人は平成以降で最多の22人が出馬、女性2人を含む10人が当選した。

(2011年4月11日 読売新聞)

2498チバQ:2011/04/13(水) 23:16:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000125-mailo-l20
県議会:勢力争い活発化 自民と「改革・緑新」、与野党軸に /長野
毎日新聞 4月12日(火)13時24分配信

 10日に投開票された統一地方選の県議選は、知事野党の自民党公認・推薦候補22人が全員当選した一方、与党として臨んだ民主党公認・推薦の当選者は10人にとどまった。最大会派を維持する見込みの自民と、民主・社民系会派「改革・緑新」の与野党を軸に、早くも議会の勢力争いが活発化している。
 民主は公認した10人のうち5人が落選。県連幹事長の倉田竜彦県議は10日夜、「政権への逆風もあったがそれだけでない。地方組織の弱さもあった」と敗因を分析した。阿部守一知事の就任後初の県議選で、民主は「知事を支える」姿勢を前面に出し、改革・緑新として最大会派の奪取を目標に掲げた。
 だが、阿部県政へのスタンスが県議選の明確な争点にならず、知事与党を強調する民主の戦略は空振りに終わった。改革・緑新は最大会派に及ばず、選挙前の12人から微増にとどまる見通しだ。倉田氏は「民主公認・推薦候補に加え、社民、無所属にも声をかけ、民主・社民中心の会派をつくる方針に変わりはない」と強調。知事与党勢力を少しでも増やしたい考えを示した。
 一方、自民は公認16人、推薦6人がすべて当選した。支持率の高い知事への対決姿勢を抑え、全県で手堅い戦いを見せた。県連幹事長の石田治一郎県議は10日夜、「今回はほぼ100%の結果」と勝利を誇った。自民県議団は現有18議席から勢力を増し、少なくとも20人を超す最大会派となる公算だ。今後、保守系無所属候補らの取り込みを図り、過半数の29にどこまで迫るかが焦点となる。
 第3会派の創志会は、現職9人のうち4人が落選し5人に減少。また、田中康夫元知事に賛同する県議が結成したトライアル信州も1減の3人となった。新しい県議会の構成は流動的な要素が残り、今後は自民や改革・緑新以外の各会派の動向も注目される。【光田宗義、福田智沙、仲村隆】
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 ■解説
 ◇知事と議会、新たな関係を
 県議選の結果を受け、自民党が県議会最大会派を握り、野党多数の「ねじれ」の構図に変化はない見通しとなった。「県政のかじを大きく切る状況には至っていない」。時折、苦悩をにじませることもあった阿部守一知事には、今後も難しい局面が続く。
 だが、知事は県議選で、与党への積極的な応援を控えた。野党側も対決姿勢を抑え、双方が歩み寄りの余地を残す選挙戦を展開した。「ねじれ」の構図こそ選挙前後で変わらないが、田中康夫元知事の時代のように、知事と議会が激しく対立し、県政が混乱・停滞する事態は避けたいという思惑は一致していた。
 信州型事業仕分けや県の財政運営などの課題では、両者の路線対立が再燃する可能性もある。だがそれは、知事と議会が知恵を絞り、県政の議論を深める好機にもなるはずだ。ことに震災からの復興という難題では、知事と議会が協調できる場面は少なくない。「ねじれ」を単なる対立に終わらせず、緊張関係を政策論議につなげる。知事と議会の新たな関係を示してほしい。【光田宗義】

4月12日朝刊

2499チバQ:2011/04/13(水) 23:16:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000044-san-l20
長野県議選 会派再編の動き加速
産経新聞 4月12日(火)7時57分配信

 10日に投票が行われた県議選は58人の新議員が誕生した。阿部守一知事のもとで初めて行われた県議選は「是々非々」の立場を鮮明にする自民党が公認・推薦した22人全員が当選して県会第一党を堅持。阿部県政を支える民主党は、公認・推薦した17人のうち当選が10人にとどまった。信州型事業仕分けや新中期総合計画策定など阿部カラーの定着を急ぐ知事は、厳しい県政運営を迫られる。

 公認候補では、公明党は3人全員が当選して1議席増を果たし、共産党は9人のうち当選6人で改選前より1人減った。民主党と同じく知事を支持する社民党は2人全員が当選。みんなの党と減税日本は議席の獲得はなかった。

 県会会派の創志会は、届け出を出した5人のうち3人が当選したが、会長の保科俶教(よしのり)氏、幹事長の高見沢敏光氏がともに落選。新議会では民主、自民両党を軸に会派再編の動きが加速しそうだ。

 県議選の結果を受けて自民党、共産党などの県会会派は選挙から一夜明けた11日、会議を開いて今後の対応を非公開で協議した。

 今後の会派再編について自民党県連の石田治一郎幹事長は「理念が一致しないのに数合わせのように(会派に議員を)集めるようなことはしない」と話した。民主党県連の倉田竜彦幹事長は「知事の政策を支えるグループをしっかりとつくっていきたい」と語り、社民や無所属議員とともに15人程度の知事与党を結集していく考えを示している。

2500チバQ:2011/04/13(水) 23:17:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000130-mailo-l20
’11統一選・信州:県議選 自民、第1党維持 逆風民主伸び悩む /長野
毎日新聞 4月11日(月)12時57分配信

 ◇議会の「ねじれ」続く
 統一地方選第1ラウンドの県議選は10日、無投票の8選挙区を除く18選挙区で投開票された。最大会派の死守を目指した野党・自民が、各区で議席を積み上げて第1党を維持。民主は政権への逆風もあって伸び悩み、民主・社民系の知事与党「改革・緑新」は最大会派に届かない公算だ。この結果を受けて県議会は野党多数の「ねじれ」が続くとみられ、阿部守一知事の県政運営は大きな制約を受けることになる。18選挙区の当日有権者数は144万2048人(男69万5399人、女74万6649人)。投票率は54・19%。【統一選取材班】
 告示直前の3月に東日本大震災、県北部地震が相次いで発生したことは、県内に大きな衝撃をもたらし、選挙戦は震災後の県の現状を色濃く反映した。防災・危機管理対策を訴える候補が目立ち、経済雇用対策でも「震災からの復興」の側面が強調された。また、被災地への燃料供給や有権者心理を考慮して、選挙カーの使用を控えるといった街頭活動の自粛ムードが広がり、異例の「静かな選挙」も特徴だった。
 一方、未曽有の災害からの復興という共通課題を前に、与野党の対立は影をひそめた。統一選を解散総選挙の足がかりにしようとした野党は、戦略の見直しを迫られた。
 県議会は昨秋以降、民主系の阿部知事と多数を占める野党による「ねじれ」が起きた。阿部知事は政策で野党に気を使いながら「低姿勢」の運営を続け、今回の県議選も与党への表立った応援は控えた。与党・民主は当初、単独で最大会派の奪取を目指したが、政権への逆風もあって候補擁立が思うように進まなかった。
 一方、自民をはじめとする野党側も、就任して半年以上も高い支持率を維持している阿部知事に対し、あえて対決姿勢を明確にしない戦略を取った。その結果、阿部県政の是非を真剣に問う動きは、各党・各陣営からほとんど出なかったと言っていい。
 新人の立候補が少なかったこともあって、県民には争点が見えにくい選挙となり、新たな県議会の構成も「現状維持」に近いものとなった。【光田宗義】

2501チバQ:2011/04/13(水) 23:17:32
 ◆佐久市・北佐久郡区
 ◇自民議席を死守、桃井氏が初当選
 佐久市・北佐久郡区では、今期で引退する木内均県議の後継として出馬した自民新人、桃井進氏が初当選した。出馬表明が3月5日と出遅れたが、「これで戦えるのか」との危機感から、後援会や党組織を引き締めて挽回し、党の議席を死守した。支持者が集まった佐久市中込の会場に当確の報が届くと、大きな拍手と歓声が上がった。【藤澤正和】
 ◆長野市区
 ◇自民の石田氏、現職最多9選
 自民の重鎮で長野市区の現職、石田治一郎氏が、現職最多となる9回目の当選を果たした。震災からの復興に向けた経済対策を強調し、厚い組織で支持を集めた。石田氏は、同市内で支持者らを前に「まず景気回復が一番の課題だ。知事にいたずらに反対するのではなく、是々非々で対応したい」と述べた。【光田宗義、仲村隆】
 ◇民主新人金沢氏、現職倉野氏落選
 長野市区では民主新人の金沢敦志氏が落選した。障害児の次男を持つ経験から、福祉・子育て政策を前面に出して支持を訴えたが、自粛ムードもあって知名度が上がらず、民主県連が組織を引き締めたが及ばなかった。金沢氏は「逆風と自粛選挙はきつかった」と話した。同市区では民主現職の倉野立人氏も落選した。【福田智沙】
 ◆千曲市・埴科郡区
 ◇組織をまとめ、下崎氏が7選
 千曲市・埴科郡区では無所属現職の下崎保氏が7選を果たした。過去に同氏を支援してきた民主・羽田孜元首相の後援会「千曲会」が、今回は対立3候補の支援に回る厳しい選挙。しかし「今こそ経験ある議員が求められる」と実績を強調し、地元の旧更埴市を中心に、自民や商工団体などの組織を手堅くまとめた。【小田中大】
 ◇みんなと減税日本、議席獲得ならず
 みんなの党は長野市区でいずれも新人の江口光雄、原田貴司両氏を擁立。無党派層に訴えて同党初の議席獲得を狙ったが、ともに落選の憂き目にあった。また、河村たかし・名古屋市長が代表を務める地域政党・減税日本も、上伊那郡区に立てた新人の寺平秀行氏が浸透しきれず落選。初議席の獲得はならなかった。【光田宗義】
 ◆松本市区
 ◇逆風はねのけて、民主下沢氏再選
 松本市区では、民主現職の下沢順一郎氏が再選した。連合長野や国民新党の推薦を受け、政府与党への逆風もはねのけた。出陣式や演説会には地元選出の民主国会議員が駆けつけ、中央とのパイプをアピール。出身地区などで票をまとめた。下沢氏は「阿部県政の縁の下の力持ちとして支えたい」と抱負を語った。【大平明日香】
 ◆下伊那郡区
 ◇新人の高橋氏、自民議席奪還
 下伊那郡区で自民新人の高橋岑俊氏が初当選し、同党県議の死去に伴う昨夏の補選で失った議席を奪還した。「経営コンサルタントの経歴を生かした地域づくりを」と訴え、吉田博美参院議員の後援会など党の全面的なバックアップを受けた。さらに郡内全町村に置いた後援会組織がフル回転し、着実に票をまとめた。【仲村隆】

4月11日朝刊

2502チバQ:2011/04/13(水) 23:18:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000139-mailo-l15
’11統一選:検証・県議選/上 自民、地力で圧倒34議席 /新潟
毎日新聞 4月12日(火)15時23分配信

 ◇民主、根を張れず7議席
 統一地方選前半戦の県議選は10日投開票され、今後4年間の地方政治を担う新議員53人の顔ぶれが決まった。国と地方のあり方が問われ、東日本大震災や福島第1原発への対応が続く特殊な状況下の選挙で、各党はどう戦い、有権者はどんな選択をしたのか。2回に分けて検証する。【小川直樹】
 県議選で、自民は公認、推薦に会派入りが確実な無所属現職を加え改選前勢力(32議席)を上回る34議席を得て、正副議長と四つの常任委員会ポストを独占し、各常任委で過半数を占める「絶対安定多数」を維持した。
 一方、民主は改選前(8議席)より1減の7議席にとどまった。社民は元職が返り咲いて1増の2議席を獲得し、共産、公明は現職がそれぞれ1議席を維持した。
 投開票から一夜明けた11日、当選した自民県議らは県庁で党議を開き、勝利の余韻に浸った。自民は09年の衆院選で大敗し中央で野党に転落。県内6小選挙区でも全敗し、比例復活もできなかった。しかし地方選挙では、国政に吹く「風」には左右されにくく、地縁血縁で築いた人脈や知名度、活動実績などが鍵を握る。
 長岡市三島郡選挙区で過去最多の10選を果たした県連会長の星野伊佐夫県議は「わが党の議員は普段から政治活動に汗をかき、一年中フル回転している。選挙時のパフォーマンスだけでは通用しない」と地力の差を強調した。
 しかし、次期衆院選に向けて課題も残る。6小選挙区のうち、候補予定者として決まっているのは5区の長島忠美氏と、6区の高鳥修一氏だけ。大震災で解散・総選挙の行方は不透明だが、星野会長は党議で「我々の選挙は昨日で終わった。1〜4区で擁立を急いでほしい」と発破を掛けた。
    ◇
 一方、政権与党の民主は当初、県議選の全27選挙区での候補者擁立を目指したが、候補者公募でも人材を発掘できず、公認、推薦を合わせても候補者擁立は13人にとどまった。結局、7議席しか得られず、中央とのねじれ解消にはほど遠い結果に終わった。体調不良で今期限りで県議を引退する竹山昭二県連幹事長は「仕方がない。新しい人を出せるよう、もっと国会議員が地元で汗をかいてもらわないと」と党内に批判を向ける。
 竹山氏の選挙区だった三条市では、民主は後継候補を立てることができず、自民系に2議席独占を許した。長岡市三島郡選挙区でも、佐藤信幸前県連幹事長の後継の新人が敗れ、議席を失った。今後の県連を引っ張るベテラン県議も見当たらず、県議会で自民に対抗し、存在感を発揮することは難しそうだ。
 支持労組の幹部は「民主は風が吹けば国政選挙で勝つことはできる。しかし地方で根を張ることができていない」と指摘する。今回の県議選こそその弱点を解消する一歩だったはずだが、結局、果たせないまま終わった。

4月12日朝刊

2503チバQ:2011/04/13(水) 23:18:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000115-mailo-l15
’11統一選:検証・県議選/下 柏崎刈羽 反原発派、出遅れ /新潟
毎日新聞 4月13日(水)12時57分配信

 ◇自民2氏、安全強調し死守
 反原発派の無所属新人、武本和幸氏(61)が告示当日に名乗り出て無風区から一転、選挙戦となった県議選柏崎市刈羽郡選挙区(定数2)。いずれも自民現職の東山英機氏(66)と三富佳一氏(72)が当選し、原発推進派の牙城を崩すことはできなかった。ただ、投票者の約3割が武本氏を支持し、福島第1原発事故を受け、立地自治体の住民も原発の安全性への不安を強めていることがあらわになった。
 「まったく準備しないで飛び出して、これだけ支持を得られたのは、有権者に原発への不信があるから」。武本氏は10日夜、拠点にしていた刈羽村の通称「団結小屋」で淡々と敗戦の弁を述べた。
 開票の結果、武本氏は1万4886票(得票率29・9%)を獲得し、2位で当選した三富氏に1758票差まで迫った。
 武本氏は99年の県議選にも柏崎刈羽原発でのプルサーマル計画に反対して当時の柏崎市選挙区に出馬し、1万4208票(同28・3%)を得たが、落選している。今回は微増にとどまり「予想より伸び悩んだ」との見方もある。擁立に動いた原発反対地元3団体のメンバーは「原発不信の声はもっとあるはず。それを選挙戦の出遅れで取り込みきれなかった」と分析する。
    ◇
 一方、「原発の頑強な推進者」と自他ともに認める三富氏は、東山氏と武本氏の双方に票を食われた形となった。三富氏は取材に「無投票と言われてきて組織が緩んでいた。原発問題で不安を持った支持者が(武本氏へ)流れた部分もある」と苦戦の要因を分析してみせた。
 大票田の旧柏崎市を地盤とする東山氏は、後援会の引き締めを図ることで票を伸ばし、トップ当選。東山氏は「雇用や景気への関心がやはり高かった」と選挙戦の終盤で、雇用など原発以外の争点により重点を入れたことを勝因として強調した。
    ◇
 17日に告示される統一地方選後半戦の柏崎市議選の立候補予定者たちも、原発問題が論点に急浮上した県議選の動向に注目した。
 「福島の事故による不安はあっても、原発がなくなったときの生活や雇用への不安の方がやはり根強いのでは」。保守系の現職市議は、原発城下町特有の事情が反映した、とみる。「原発問題は論戦にはなっても、理屈だけじゃ通らない」。市議選では、原発問題にも触れるが、地域内の身近な問題を重点的に主張するつもりという。
 原発推進を掲げてきた保守系現職は「原発は当面必要という民意だ」と受け取った。ただ「原発への不安は尾を引く」と、訴えてきた柏崎刈羽原発の2基増設には触れず、県議選の自民現職と同様に、安全対策の徹底を強調する作戦を練る。
 反原発派の現職は「現実は厳しかったが、反原発派としての主張が浸透した。落選は逆風にならない」と胸を張ってみせる。だが、反原発地元3団体から市議選に新たな候補者擁立はしない方針という。【岡田英】

4月13日朝刊

2504チバQ:2011/04/13(水) 23:19:23
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110412/ngt11041202070001-n1.htm
新潟県議選 自民の優勢揺るがず
2011.4.12 02:07
 10日投開票された県議選(定数53)は、最大会派の自民党が全常任委員長を独占した上で委員数でも過半数を占める「絶対安定多数」を確保する半面、民主党は議席を伸ばせず、自民優勢の議会勢力図を塗り替えることはなかった。東日本大震災に伴う選挙の自粛ムードなどを背景に投票率も伸び悩み、県政への関心の低さも改めて浮き彫りになった。

 自民は現職が安定した強さをみせ、無投票当選者9人を含めて29議席を確保した。原子力発電所の安全対策が争点となった注目区の柏崎市・刈羽郡でも原発推進の現職2候補が、「反原発」を訴える新人の攻勢をしのいで当選を決めている。これに、推薦4人を合わせて改選前を1議席上回る33議席を獲得し、勢力拡大に成功した。

 一方、推薦新人4人の全員が苦杯をなめた民主は1議席減の7議席と後退。自民推薦候補との一騎打ちだった小千谷を落とすなど民主離れを印象付けた。

 公明、共産は現職がともに1議席を堅守。元職が返り咲いた社民は改選前より1議席多い2議席と健闘した。初挑戦のみんなは届かなかった。

 投開票から一夜明けた11日は、県選管は各地で当選者53人に当選証書を交付した。新潟市中央区役所の付与式では激戦を制した新県議らが集まり、最多得票で当選を決めた自民の小島隆氏は「景気や雇用対策などに、しっかりと取り組んでいきたい」と決意を新たにしていた。

2505チバQ:2011/04/13(水) 23:20:01
http://mytown.asahi.com/areanews/niigata/TKY201104100288.html
自民堅調、民主は退潮 新潟県議選
2011年4月11日


当選を決めて万歳する高橋直揮氏(中央)と中原八一参院議員(左)=新潟市西区


 統一地方選の前半戦となる県議選(定数53)と新潟市議選(定数56)は10日、投開票された。県議選では、自民党が堅調に議席を獲得。選挙前の会派32議席から、推薦候補を含む「自民系」で33議席とした。民主党は選挙前の8議席から1議席減らし、4人の推薦候補も全敗。2年前の政権交代後の退潮傾向に歯止めをかけられなかった。

 民主党は当初、大量擁立による議席の倍増をめざしたものの、推薦を含めても13人の擁立にとどまった。

 選挙戦では、現職が五泉市・東蒲原郡で敗れ、新潟市東区でも共産党候補に僅差に迫られるなど、労働組合などの支持基盤がありながら苦戦する候補者が相次いだ。選挙前の勢力を維持できなかったことで、次期総選挙に向けた態勢の立て直しが急務となる。

 自民党は、村上市・岩船郡で現職議長の小野峯生氏が圧勝するなど、公認候補が各地で安定した戦いを見せた。公認候補の落選は、9人で5議席を争う激戦となった上越市の1人だけにとどめた。

 一昨年の衆院選で県内6小選挙区で全敗した自民党は、公認候補を30人にとどめ、自民系で選挙前の32議席を維持することを目標に掲げた。自民党は今回の選挙結果を次期総選挙につなげたいとしており、堅実な戦いぶりを衆院選に向けた準備にどう生かすかが課題となる。

 公明、共産両党は1議席を維持。選挙前1議席だった社民党は2議席に増やした。

2506チバQ:2011/04/13(水) 23:36:21
http://www.at-s.com/news/detail/100019115.html
自民「正副議長取る」 県議会主導権握り党勢拡大へ(4/12 09:33)

 県議選で、県議会(定数69)の過半数を獲得した自民党県連の三役は11日、今後の議会運営について協議し、5月に開催予定の臨時会で正副議長ポストの独占を目指す方針を決めた。
 塩谷立会長は同日の記者会見で「過半数を取り大きな力が行使できる」と説明。新県議が結束して議会運営の主導権を握り、党勢拡大に努める考えを強調した。
 当選者5人で会派運営を行う方針を決めている公明党県議団を除き、各会派は勢力拡大を図る動きを活発化させ、無所属で当選した新人の会派入りの勧誘を始めた。
 自民改革会議は公認、推薦による当選者が37人で、無所属の新人1人に入会を働き掛けている。
 民主党・ふじのくに県議団も公認、推薦者19人の上乗せを目指し、無所属新人1人に入会を呼び掛けている。
 志士の会は引退議員が1人いるため、3人となるが、みんなの党の公認、推薦者計2人と、政策などで一致点を見いだし、統一会派を結成できるか調整する。
 県議会で初の議席を獲得したみんなの党の河合純一参院県第1支部長は静岡新聞社の取材に対し「アジェンダ(政策課題)に共感してもらえるような政策合意ができれば一緒にやれる可能性はある。現時点では白紙。2人の意見を聞き方針を考えていきたい」と話した。
 選挙の支援者などの絡みで、会派に所属するかを慎重に検討している新人もいる。県議会の会派結成届の提出期限は14日で、会派構成が決まる。

2507チバQ:2011/04/13(水) 23:36:58
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000461104120001
都市部で新顔躍進
2011年04月12日

県議選を振り返って


民主、県政第2党に



 10日に投開票された県議選(定数40)は、都市部で新顔候補が当選するなど世代交代が起きた一方、都市部以外では自民現職が強みを見せ地歩の固さを印象づけた。非自民系では、民主の躍進と社民の低迷が目立った。激戦区も多かった県議選を振り返った。



自民 都市部外で圧勝


 10日深夜、富山市第1に立候補した自民新顔の奥野詠子氏の事務所では、国会議員らも集まり初当選を祝った。多くの現職を上回り3番目の上位当選。30歳の奥野氏は「20代、30代の代表として若い力と行動力を県政へ届けていく。私の勝利ということだけでなく、20代、30代の期待の大きさという風に思っている」。


 射水市で初当選した無所属新顔の永森直人氏も36歳。所属会派について問われた永森氏は「当面は無所属。県議会に風穴を開けたいと思って出た以上、一緒の目標を掲げ、それを実現できる形でやりたいというのが今の思い」と、新風を吹き込む意欲を語った。


 高岡市でも、自民新顔の向栄一朗氏がトップ当選。同市では、7選を目指した自民現職のベテラン候補が敗れた。


 都市部以外や山間部では自民現職の候補らが圧勝した。特に、「取りこぼし」があった中新川郡を除く衆院富山2区内の県東部と富山市第2、さらに県西部の砺波市と南砺市では議席を独占した。自民県連幹部は、防災が争点に急浮上したなか「有権者は、より身近に安心安全を考えて地域に密着した候補を選んだのではないか」と分析する。



代表質問
資格
社民初めて失う


 社会党時代から県政第2党だった社民に替わり、2議席増やした民主が初めてその座を手に入れた。県連代表の村井宗明衆院議員は、候補者を増やす戦略が当たったと分析。「政権与党との唯一のパイプ役として、県議会を最低限の状況にはできた」と評価した。


 社民は国会議員や県議を父に持つ2世の新顔2人が落選し、4議席が必要な代表質問の資格を初めて失った。県連合の菅沢裕明幹事長は、擁立の遅れや組織の力不足を原因に挙げ、「議会での力が弱まるのは残念だが、個々の議員がしっかりと活動する原点に立ち返りたい」と語った。一部にあった世襲批判には「それが原因だとは分析していない」と述べた。


 今回の結果を、民主が巻き返したとみる向きは少ない。構図が違うため単純比較はできないが、各党の得票率を前回と比べると、民主が2・52ポイント、自民が1・48ポイント上げたのに対し社民は4・13ポイント落ち込んだ。


 社民候補に民主候補が約200票差で競り勝った選挙区もあり、自民のベテラン議員は「同じ非自民の中での行ったり来たりではないか」と冷静にみる。民主の関係者も「党派ではなく、候補者の人物やパワーを打ち出して勝った選挙」と振り返る。

2508チバQ:2011/04/13(水) 23:48:16
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110412/CK2011041202000143.html
票差接近、激戦を反映 浜松市議選総括
2011年4月12日

女性当選者が半減、政令市で最少人数

 10日に投開票された浜松市議選(定数46)は、定数8減で政令市では最少の議席数を争った。7選挙区のうち4区で当落線の得票差が縮まり、激戦ぶりを物語る。女性の当選者は3人と半減し、全国19の政令市で最少人数となった。 (後藤隆行)

■当落の差
 定数2減の中区は、最後の14議席目が開票終了までもつれた。5選の現職が滑り込み、次点の新人は78票差に涙をのんだ。前回次点者の118票差よりも接近した。

 西区(定数6)では、2期目を目指した現職が、最下位当選の得票に約750票及ばなかった。その差は前回の半分以下。しかも、他区では当選圏に入る5000票台に乗せていた。

 最下位当選と次点の得票差は、北区(定数5)も前回の約半分に縮小。現職同士がぶつかった南区(定数6)では、やや縮まった。前回無投票の浜北区(定数5)も310票差と小さい。

 天竜区(定数3)では前回より得票差が約470票広がったが、最下位当選の得票数は約400票上がった。東区(定数7)は得票差で約840票広がり、得票数で約520票下がったが、定数に対する立候補者数が増えて票が分散したとみられる。

 投票率が55・30%と過去最低を更新したことから、当選ラインの得票数に大きな変化は見られなかった。

■ワースト
 女性は前回と同じ10人が立候補したが、当選は6人から3人に減った。社民、共産の現職と公明の新人で、いずれも組織力が支えとなった。

 一方、南区と北区の共産現職2人が次点。中区次点の新人はみんな公認の女性だった。女性増を目指した政治団体の現職1人と新人2人は、票が伸びなかった。

 同日程の14政令市議選では、福岡(定数62)の5人が浜松に次ぐ少なさ。東日本大震災で延期した仙台と、名古屋など非改選3市では、静岡(定数53)が5人だった。

 女性半減は定数8減のあおりと受け取れそうだが、定数49の相模原は8人が当選している。引退する浜松の女性市議は「女性が自己実現から社会的責任を求める時代に、こんな結果になるとは悲しい」と話している。

2509チバQ:2011/04/14(木) 12:45:47
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20110414-OYT8T00118.htm
県議会 自民会派28人に

民主県民ク、会長に坂野氏
 県議選結果を受けて、各会派は13日、相次いで会合を開き、30日から始まる新任期の議会人事などについて協議した。

 自民会派は、自民推薦の無所属で当選した筱岡貞郎氏(小矢部市区)と、自民公認で当選しながらも改選前は会派に属していなかった武田慎一氏(南砺市区)の会派入りを決めた。一方、選挙中に新会派を作るとしていた吉田豊史氏(富山市第1区)の離脱も決まり、自民会派は新人5人も加えて改選前より3人多い28人となる見通しとなった。

 自民県連の坂田光文幹事長によると、県議会の正副議長や各委員会の委員長などの人事については党内で調整し、各会派の代表者が2回目の会合を開く22日頃までに会派内の方針が決まる見通し。県連内の役員人事についても議会人事と並行して進めるという。

 筱岡氏は改選前、自民会派に所属していたが、今回選は無所属で出馬。自民は会派入りに向けて13日、追加公認を決めた。武田氏は2009年、衆院選富山3区で自民公認候補ではなく、無所属候補を支援したとして処分を受け、会派を離脱していた。一方、吉田氏は「県議選の公約通り、1人でも新会派を作る」と話しているが、自民党籍は残して活動を続けるという。

 民主党系会派「民主・県民クラブ」は、党公認で当選した4人のうち、坂野裕一氏(富山市第1区)を会長に、山上正隆氏(高岡市区)を幹事長にすることを決めた。会派名については、改選前に会長を務め、今期で県議を引退する江西甚昇氏の意向で、「県民クラブ」の名前を残すこととした。坂野氏によると、15日の会派の届け出期限までに会派名を従来通りとするか、「民主党・県民クラブ」と党の1字を加えるか、さらに検討するという。

 一方、社民会派は、菅沢裕明氏(氷見市区)を会派の会長に、田尻繁氏(富山市第1区)を幹事長にすることを決めた。

 民主は今回県議選で2議席増やし、初めて単独で代表質問権を得る4議席を獲得したが、社民は1議席減らし、初めて同権を失う3議席となった。

(2011年4月14日 読売新聞)
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2510チバQ:2011/04/14(木) 12:47:31
http://www.shinmai.co.jp/news/20110414/KT110413ATI090023000022.htm
トライアル信州の2人離脱 会派存続厳しい状況に
4月14日(木)


 県会会派のトライアル信州は13日、県議選の結果を受けて県庁議会棟で団会議を開き、当選した3人のうち永井一雄氏(須坂市・上高井郡)と小林東一郎氏(中野市・下高井郡)が離脱を表明した。今井正子氏(佐久市・北佐久郡)は会派の存廃について態度を保留。同氏は、阿部県政支持の新会派結成も視野に無所属新人に参加を呼び掛ける意向だが、「(新人の合流は)難しい」とも話しており、田中康夫元知事の与党的会派を前身とする同会派の存続は厳しい状況になっている。

 改選前に4人だった同会派は、代表の島田基正氏(上田市・小県郡)が落選した。

 取材に対し、永井氏は「3期目は自分(1人)でやっていきたいと考えた。改選前から抜けることは腹に決めていた」と述べ、無所属で活動する意向だ。

 小林氏は「『田中的』な会派の一員と見られてきたがそうではない。きちんと解消したい」と述べ、所属会派については「フリーハンド」とした。同氏は連合長野の推薦議員で、「阿部県政支持」の姿勢。民主、社民系会派「改革・緑新」に参加する可能性もある。

 今井氏は「県民目線、現場主義で(会派としての)役割は十分果たしてきた。この意志をどう伝えていくかが大事」と述べた。

 トライアル信州は、2003年の県議選後に田中元知事を支持していた島田氏ら現職、新人5人で発足した「トライアルしなの」が前身。田中元知事が落選した06年知事選後に永井氏らも合流して現会派名となり、村井前県政では県営浅川ダム建設に反対するなどしていた。

2511チバQ:2011/04/14(木) 22:34:05
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001104140001
新進石川 金沢市区の4人、中〜下位で当選
2011年04月14日

◆県議選◆


〜*「厳しい戦いだった」*〜


 県議会第2会派の新進石川(金原博会長)は13日、議員総会を開き、10日に投開票された県議選を総括した。この選挙では所属する現職8人中7人が民主党の公認・推薦で立ち、1人が落選した。


 金沢市選挙区(定数16)には4人が立候補したが、会派内で最も得票が多かった金原氏でさえ7位だった。4人がいずれも中〜下位当選だったことについて、宇野邦夫幹事長は「厳しい戦いだった。成績が思わしくなかったが、我々自身の問題だ」と述べ、菅内閣の支持率低下や民主党への逆風を理由にすべきではない、との立場を取った。


 その一方で「民主党県連に問題がある。よく思っていない人もいる」とも話し、会派内に離党をほのめかしている県議がいることも示唆した。


 一方、18日締め切りの会派結成の届け出については「新たに議席を得た方と交渉する」と述べ、所属会派が未定の新人議員らに合流を働きかけていく方針を示した。


〜*連合石川「敗北した」*〜


 連合石川は13日、記者懇談会を開き、10日投開票の県議選について「敗北した、と言わざるを得ない」と総括した。


 民主党県連の支援団体の連合石川は、現職を中心に、労働組合の内外から11人を推薦。だが、加賀市選挙区で無投票当選した現職を除くと、4人しか当選できなかった。このうち労組出身の候補で当選したのは2人だけだった。


 敗因については(1)民主党への逆風(2)新顔候補の擁立が遅れて有権者に浸透しなかった(3)民主党国会議員を含め一体感が欠如していた――などを挙げた。


 特に、ともに労組出身の県連幹事長・中谷喜和氏と沢田貞氏の両現職が落選したショックは大きい。狩山久弥事務局長は「逆風の強さの認識が不足していた。2氏は(政権交代前から民主党員だった)生え抜きなので、逆風を強く受けたのだろう。行政手腕もある2氏が落ちたことは、我々としても痛恨の極みだ」と話した。


(井手さゆり)

2512チバQ:2011/04/14(木) 22:38:29
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001104140001
「副知事に県議」断念
2011年04月14日

 3人目の副知事を置く考えを表明している川勝平太知事は13日、意中の県議経験者の起用を断念することを明らかにした。知事は、現在の議員の任期である28日までに議会の同意を得たい考えだったが、一部会派から必要性などについて疑問の声が上がっていた。


 「県議会議員から選ぶことを白紙に戻しました」。同日夕、報道陣の取材に応じた川勝知事は語気を強めた。直前に、県議会の天野進吾議長と会談。最大会派である自民改革会議が、副知事選任の進め方や3人目の必要性の再考を求めていることを伝えられていた。


 現在の2人の副知事は、いずれも行政出身。「活官僚、政治主導」を掲げ、3人目は、県政に精通する政治家経験者を置きたい考えを示していた。「すぐにでも必要」と、現在の議員の任期中に臨時議会を招集して同意を得たい意向も示した。


 これに対し、13日にあった自民改革会議の会合では、選挙で新たに選出された議員に諮らないことを「民意無視」とする意見が相次いだ。


 背景には、知事の意中の人物の副知事就任を快く思わない議員もいるとされ、川勝知事は「総論賛成、各論反対ということ。県全体の公益を担って支えていこうという空気が、残念ながら今の県議会にない」とした。一方で「(副知事に)しかるべき人物がいれば抜擢(ばってき)したい」と、3人目を置くことを諦める考えがないことを強調した。

2513チバQ:2011/04/14(木) 22:39:16
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20110414-OYT8T00118.htm
県議会 自民会派28人に
民主県民ク、会長に坂野氏
 県議選結果を受けて、各会派は13日、相次いで会合を開き、30日から始まる新任期の議会人事などについて協議した。

 自民会派は、自民推薦の無所属で当選した筱岡貞郎氏(小矢部市区)と、自民公認で当選しながらも改選前は会派に属していなかった武田慎一氏(南砺市区)の会派入りを決めた。一方、選挙中に新会派を作るとしていた吉田豊史氏(富山市第1区)の離脱も決まり、自民会派は新人5人も加えて改選前より3人多い28人となる見通しとなった。

 自民県連の坂田光文幹事長によると、県議会の正副議長や各委員会の委員長などの人事については党内で調整し、各会派の代表者が2回目の会合を開く22日頃までに会派内の方針が決まる見通し。県連内の役員人事についても議会人事と並行して進めるという。

 筱岡氏は改選前、自民会派に所属していたが、今回選は無所属で出馬。自民は会派入りに向けて13日、追加公認を決めた。武田氏は2009年、衆院選富山3区で自民公認候補ではなく、無所属候補を支援したとして処分を受け、会派を離脱していた。一方、吉田氏は「県議選の公約通り、1人でも新会派を作る」と話しているが、自民党籍は残して活動を続けるという。

 民主党系会派「民主・県民クラブ」は、党公認で当選した4人のうち、坂野裕一氏(富山市第1区)を会長に、山上正隆氏(高岡市区)を幹事長にすることを決めた。会派名については、改選前に会長を務め、今期で県議を引退する江西甚昇氏の意向で、「県民クラブ」の名前を残すこととした。坂野氏によると、15日の会派の届け出期限までに会派名を従来通りとするか、「民主党・県民クラブ」と党の1字を加えるか、さらに検討するという。

 一方、社民会派は、菅沢裕明氏(氷見市区)を会派の会長に、田尻繁氏(富山市第1区)を幹事長にすることを決めた。

 民主は今回県議選で2議席増やし、初めて単独で代表質問権を得る4議席を獲得したが、社民は1議席減らし、初めて同権を失う3議席となった。

(2011年4月14日 読売新聞)

2514チバQ:2011/04/14(木) 23:27:43
http://www.at-s.com/news/detail/100019118.html
【上】検証・統一地方選前半戦(4/12 09:30)

 静岡市長選も終盤に入った今月7日。駿河区の商業施設前で行った田辺信宏氏(49)の街頭演説会で民主党の牧野聖修、自民党の塩谷立両県連会長、無所属の城内実衆院議員らがずらりと顔をそろえた。
 「政党と政党の枠を乗り越え、一致団結して戦っている」
 国政では自民党が、東日本大震災への民主党政権の危機対応を厳しく批判している。政権交代から初めて迎えた統一地方選で、与野党が相も変わらず「国政と地方政治は違う」と共闘態勢をアピールする様子に、道行く市民に首をかしげる人がいた。
 田辺陣営の危機感は強かった。事実上の一騎打ちの相手候補、元参院議員海野徹氏(61)を、選対幹部は「お化けを相手に戦っているようなもの」と評した。
 集会に集まる人の数は比較にならないほど圧倒している。「世論調査で劣勢というが、いったいどうなっている」。事務所で激しいやり取りがあった。
 1千を超える推薦団体の協力も得てチラシを市内各世帯に配布。1週間で約1万5千人への電話作戦も展開した。「なりふり構わずの組織戦」だった。
 「静岡市長選で私たちが応援する海野さんです。当選を勝ち取るため力を借りたい」
 3月下旬、清水区にある物流会社の幹部が海野氏を連れ、関連会社で社員に理解を求めた。これまで自民系候補を支援した企業。“引き回し”は数社に及んだ。海野氏は「幹部から推薦という言葉も出たが、知らされていない。初めて聞いた」と驚きを口にした。
 海野氏は前回選惜敗、2年前には知事選落選。捲土(けんど)重来を誓って小集会も重ね、自民党などの基盤を切り崩している手応えを感じていた。河村たかし名古屋市長が率いる政治団体「減税日本」の公認も得た。「既成政党」対「地域政党」の構図を打ち出し、無党派層の取り込みは順調に進んでいた。ひそかに企業の海野支援の動きも出始めた。
 だが、東日本大震災の発生によって戦略転換を迫られた。陣営は「国難と言える災害」に考慮して街頭演説を自粛。街頭予定は小集会や企業、団体などの訪問に切り替えた。「最後は組織を持つ方が地力がある」と先行逃げ切りに必死だった。
 河村市長も4回にわたって支援に駆け付けたものの、及ばなかった。海野氏は「個人と既成政党の戦いだった。震災の影響がなかったとは言えない。自分たちで運動のトーンを下げてしまった」と敗戦の弁で語った。
    ◇
 東日本大震災の危機対応で政治の役割が厳しく問われる中で行われた統一地方選前半戦。静岡市長選と、自民が過半数を獲得した県議選を検証する。

2515チバQ:2011/04/14(木) 23:28:15
http://www.at-s.com/news/detail/100019479.html
【下】検証・統一地方選前半戦(4/13 08:43)

 「なぜ新しい議会でなく、今なんだ。知事は本当に人事案が通ると思っているのか」
 県議選から一夜明けた11日の県議会自民改革会議の控室。会派幹部が声を荒らげた。
 幹部の不満は、川勝平太知事がこの日の定例記者会見で副知事3人制の導入を突然発表したことにある。意中の人物がいて、現県議の残任期間中に議会を招集し、人事案を提出する考えを示した。
 手続きを重んじる自民党にとって、人事案は根回しがあって当然の重要事項。会派幹部に副知事人事は“寝耳に水”で、副知事増員となれば財政難による職員削減にも逆行する。知事と距離を置く自民だけに反発はすさまじかった。火消しに走る県幹部。夕刻になって知事は「任命手続きは議会と調整する」と、会見内容を軌道修正する発表文を報道各社にまいた。
 自民県連幹部は「知事が矛を収めるか、けんかするかだ」と収まらない。その表情に、単独過半数の37議席を獲得した自信がにじみ出る。
 県議選で、自民の積極的な候補者擁立戦略はずばり当たった。
 民主の30人を上回る42人を擁立した。定数いっぱいの候補を立てた焼津市や掛川市は共倒れ懸念があったが、いずれも議席を独占した。
 定数3の焼津市。選挙区を「地域割り」し、現職が市北部、2新人は南部の海側と内陸側に分かれて票を掘り起こした。東日本大震災への対応が後手に回ったとの政権批判を追い風に、靴底を減らして支援者を回った。自民焼津支部幹部はしてやったりの表情。「徹底した地上戦が奏功した」
 一方、自民と争った民主系会派の民主党・ふじのくに県議団が12日に開いた議員総会は、重苦しい雰囲気が漂った。
 当選した新人3人も出席。非公開の総会では当選者、落選者を問わず、党本部や党国会議員への不満が渦巻いた。岡本護民主県連幹事長も「党本部による風評被害だ。われわれ地方議員の努力が帳消しにされた」と語気を強めた。
 「震災対応と言われればやむを得ないが、党の国会議員の応援が全くなかった」「国会議員には支援者をまとめる力がない。われわれは組織で応援しているのに」―。
 “知事与党”を標ぼうする同県議団にとっては、県議会運営が今後の課題となる。
 三ツ谷金秋会長は「他会派と協調して、しっかり川勝県政を支える」と知事与党の立ち位置を維持する構え。自民とは「緊張してしっかり議論していきたい」とするが、難しくなる議会運営に秘策はない。
 ただ、ベテラン県議の一人は川勝知事の人気が高い現状では、自民側も徹底抗戦はできないと楽観視する。
 「知事への強硬論が強まれば、自民はまた内部分裂するよ」

2516チバQ:2011/04/14(木) 23:30:32
http://www.at-s.com/news/detail/100018765.html
【県議選】姿消す"革新勢力" 共産、議席失う(4/11 08:08)

 県議会から共産党が姿を消した。社民党は昨年途中、党籍を持つ議員を失い、民主、自民の二大政党のはざまで、伝統の“革新勢力”が埋没している。
 共産は今回の県議選で定数3以上の選挙区に計6人を擁立。引退する花井征二氏の後継者を立てた静岡市清水区での議席死守を中心に、総力戦を展開した。
 東日本大震災で原発問題が注目を集め、原発反対を主張し続けてきた党に追い風となった。だが、無党派層の取り込みが進まず、幹部の1人は「手応えはあったが…。スピーカーを活用した街頭演説に力を入れるわが党にとって、自粛ムードはつらい。他候補との論戦が深まらなかったのは痛かった」と唇をかむ。
 社民党県連合は現職の死去と離党で、昨年秋に党籍を持つ県議がいなくなった。今回の県議選でも候補者擁立を模索したが、断念した。
 桜井規順代表は「議員定数削減や震災による選挙運動自粛の流れが、新人の挑戦、当選の道を厳しくしたことは間違いない」と述べた。

2517チバQ:2011/04/15(金) 21:59:14
>>2324>>2374>>2425>>2503
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651104140001
県議選注目選挙区振り返る(上)柏崎・刈羽
2011年04月14日


告示前日まで無投票とみられていたが、武本氏の立候補で原発問題が争点となった=9日、柏崎市

 東京電力柏崎刈羽原子力発電所(7基)が立地する柏崎市・刈羽郡選挙区では、東電の福島第一原発の深刻な事故が収まらない中、原発への姿勢が問われた。現職の東山英機、三富佳一両氏は特に、子どもへの放射能の影響を心配する女性層の支持離れに警戒した。



 「さらなる安全対策が確認できなければ、原発を停止させます!」。これは三富氏の選挙はがきへの掲載が見送られた「幻」の文面案だ。当初の案は「原子力防災対策に全力を尽くし、地域の安全安心を守ります」だったが、インパクトに欠けるため、「原発停止」と踏み込んだ。



 だが、三富氏は原発を「容認」する立場だ。陣営内では、誤解されかねないとの意見も出て何度も見直され、最終的に「原発災害は絶対に起こさせません!」に落ち着いた。8千枚の選挙はがきは告示の5日後、すべて女性に発送された。東山氏も後援会の女性組織の引き締めを図った。



 投票日の3日前、柏崎刈羽原発の所長名で両氏を推薦した東電は、原子炉建屋に防潮壁を設置する津波対策を発表した。壁の高さや設置時期すら決まっていなかったが、両氏はさっそく演説でこの防潮壁にふれ、対策を働きかけた自らの手柄として語った。



 一方、反原発の運動を続けてきた武本氏は「原発の是非を問う住民投票」と位置付け、街頭演説の反応も上々だった。しかし、選挙区内には原発関係の仕事に就く人たちも多い。武本氏の得票は、使用済み燃料を再処理して利用するプルサーマル計画の反対を訴えて立った1999年の県議選(当時は柏崎市選挙区)を約700票上回っただけ。陣営は「原発そのものが争点になった今回の方が断然勢いがある」とみていたが、投票率は前回2007年を4・8ポイントも下回った。



 武本氏は「精いっぱい訴えたが、冷厳な現実を示した数字。いろんな意味で現状の民意だろう」と敗因を分析した。(清水康志)

2518チバQ:2011/04/15(金) 22:02:12
>>2141>>2197>>2375>>2380
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/2367
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/2816
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651104150001

県議選注目選挙区振り返る(下)佐渡
2011年04月15日


7月から新潟空港と結ぶ9人乗り小型機が就航する佐渡空港=佐渡市秋津

 2008年秋に空路がなくなった県営佐渡空港。890メートルの滑走路を2千メートルに延ばすことが閣議決定されて20年になるが、地権者の同意は得られず、計画は進んでいない。


 佐渡市選挙区では、この計画づくりに住民を参加させる手続きに入ろう、と訴えた無所属の新顔佐藤久雄氏が、トップ当選した。


 佐藤氏は、支援者を前に「空港問題を一歩も二歩も進めたい。これを解決しなければ、島の経済発展はありえない」。陣営の市議は「この島民の声を、県も県議会も無視することはできないはずだ」と力んだ。


 だが、地権者の同意がない中では住民参加の手続きには入れない、との立場をとった自民党の現職中野洸氏も、176票差で当選した。中野氏は2千メートル化に反対していない。「全地権者の同意が必要だとする私たちの考えは、有権者に理解されたと思う」と語る。


 その中野氏の自民党は今回、選挙前の会派32人から、さらに推薦候補を含む33人に伸ばし、県議会での過半数は変わらなかった。


 佐藤氏は、住民参加手続きにこだわって「自民党と対決するつもりはない」と言う。まず現状の滑走路を使って佐渡―羽田便を飛ばし、観光客や企業の誘致で実績をつくることが先決だと考えている。


 だが、羽田便構想は初期投資額が60億円、就航後も毎年2億円以上の赤字が見込まれ、県議会で昨年3月、自民党を含む反対多数で否決されている。佐藤氏は「空港は産業、経済全体で考えるべきもの。なぜ必要なのか粘り強く説得していきたい」と話す。


 泉田裕彦知事は11日の会見で佐渡市選挙区に触れ、「佐渡―羽田便は今でも必要だと考えているが、県議会の意思を尊重することは必要。今回の結果で何か変わることはない」とした。佐渡市は、住民参加の手続きに入るよう県に求めていく考えで、「すべての地権者から同意を得ることに全力を注ぎたい」としている。(川崎友水)

2519チバQ:2011/04/15(金) 22:08:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000034-mailo-l22
県議会:新勢力図 強まる自民主導色、民主退潮で「一強」に /静岡
毎日新聞 4月15日(金)10時45分配信

 先の県議選(定数69)の結果を踏まえた、県議会の新たな勢力分野が14日、決まった。各会派が同日、届け出た。「自民改革会議」は37人の単独過半数の勢力を占め、正副議長など主要ポストを握れる態勢を整えた。一方、「民主党・ふじのくに県議団」は第2会派を守ったとはいえ、選挙前から6人減らし20人と、歴然とした勢力の差がついた。議会での自民党の「一強」を印象づけ、両党の勢力均衡に支えられてきた川勝平太知事主導の議会運営は自民党主導へと様変わりしそうだ。【山田毅】
 自民党所属の県議は09年11月、民主党の支援で4カ月前、初当選した川勝知事の評価をめぐって二つの会派に分裂。議会での単独過半数と第1党の座を民主党に明け渡した。
 しかし再び合流して迎えた10日投開票の県議選で圧勝し、県議会で約1年半ぶりに単独過半数を奪還。影響力を一気に高め、「川勝知事も配慮せざるを得ない」(県幹部)との見方が強まっている。
 野党色を強める自民党をよそに、川勝知事は就任後、県政運営をリードしてきた。例えば、県空港部の廃止条例案。自民党はこれに党議拘束をかけて反対したが、造反議員が出たため、川勝知事は09年10月、可決にこぎつけた。09年12月には、一部の自民党議員の反発を受けながらも「富士山の日」の関連条例を制定させた。さらに、自民党が占め続けてきた正副議長のうち副議長ポストを民主党が初めて奪取。これも自民党の足並みの乱れが原因だった。
 それを支えてきたのは川勝知事の一定の県民人気。そしてもう一つは、川勝県政の野党として是々非々の路線を進むか、与党として影響力を行使するかで議案をめぐって一枚岩になれない自民党の「敵失」だった。
 しかし今回の選挙結果は、川勝知事と自民党との力関係を大きく変えようとしている。それを象徴する出来事が早速、起きた。
 3人目の副知事をベテラン県議から擁立しようと、川勝知事は11日、臨時議会を現職議員の任期が切れる1日前、4月28日に開いて人事案を通す意向を表明した。
 ところが、自民改革会議の大石哲司代表は13日、反発。「新議員が赴任して自民党が過半数を取る前に人事案を通すつもりに思える。政治の常道を理解していない。議会をさしおいて物事を決定するのは理解できない」と述べ、川勝知事を「議会軽視」だと、激しくけん制してみせた。

4月15日朝刊

2520チバQ:2011/04/15(金) 22:08:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000019-san-l24
県議選後、初の会派代表者会議 会派結成めぐり綱引き 三重
産経新聞 4月15日(金)7時56分配信

 ■無所属議員、自民県議団入り「まだ決めていない」

 県議選後初の会派代表者会議が14日、開かれ、三谷哲央議長が新たな会派結成状況報告を出すよう要請した。選挙結果からこれまでの民主系が優位に立った議会から自民系の共闘で逆転する可能性があったが、無所属議員の自民系会派入りが流動的なことがわかり、会派結成状況報告の期限とした19日まで民主系と自民系の激しい綱引きが水面下で繰り広げられそう。

 改選後の県議会(定数51)は、民主系の新政みえが24人で第1会派になる見通し。次いで自民系が22人で、公明党2人、みんなの党1人、無所属2人の構成となっている。

 みんなの党は1人会派になる見通しで、無所属のうち熊野市の新人も自民系には入らない見通し。北牟婁郡の新人も「自民党員だが、自民県議団に入るかどうか、まだ決めていない」としており、会派としては自民系が逆転する可能性は小さいが、知事与党として、自民、公明、みんなが連携すれば、正副議長選びでも主導権を握ることができる。

 このため、会派間の攻防がすでに始まっており、この日の会議後でも民主、自民系双方が会派会議を開催。水谷隆自民党県連幹事長は「なんとかリードをしたい」とし、民主系の三谷哲央議長は「議会対応で難しい場面も出てくるかもしれないが、一致団結して対応しよう」と、会派の議員に呼びかけていた。

 県議会は今後、21日に再度、会派代表者会議を開き、会派結成状況を確認。任期満了の29日を経て、5月2日に新議員が初登庁。同9日から12日まで第2回定例会を開会し、正副議長などを選出する。

 代表者会議後、三谷議長の最後の定例会見もあり、知事選での民主推薦の松田直久前津市長が落選した理由として「東日本大震災の影響で操業停止の企業も多く、組合の意思決定が下に降りなかった。中央の政治状況の鬱積(うっせき)した閉塞(へいそく)感を打破したいという県民の気持ちがあった」と敗因を分析。実績を強調した松田氏の活動に触れ「未来を語った鈴木英敬氏に県民が変化への期待をしたのだろう」と有権者の動向を率直に認めた。また、民主党県連と、連合三重、民主系会派新政みえの3者による三重県方式の選挙運動について「勝ちパターンに乗ったという甘い部分があった」と反省した。


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