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第47回衆議院議員総選挙(任期満了2016年)スレ
2047
:
チバQ
:2014/12/07(日) 19:28:35
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30109/132966
=激突2区=大串、「どぶ板」で票掘り起こし 古川、「王国」継承旧2区火種も 御厨「若者や女性の声を代弁」
2014年12月06日 10時27分
日暮れが早く、薄暗くなるなか街演車から支持を訴える候補者=有田町内(写真の一部を画像加工しています)
日暮れが早く、薄暗くなるなか街演車から支持を訴える候補者=有田町内(写真の一部を画像加工しています)
「『国替え』のようなもの。勝負にならない」。民主県連の幹部は顔をしかめる。今回、県内選挙区が3から2に減った。最も影響を受けるのが6対4の割合で分断された旧2区だ。その旧2区が拠点だった民主前職の大串博志(49)。陣営にしてみれば戦力を大幅にそがれた上に、旧3区を主戦場に戦わねばならない。そこは地方議員が1人もいない民主の空白区であり、自民の「金城湯池」だ。
大串は2005年の初当選から、財務政務官や首相補佐官時代も含め、週末は地元に戻って集落の小さな祭りに顔を出してきた。「お祭り作戦」。陣営がそう呼ぶ活動は区割り変更が決まった昨夏以降、7割を旧3区に傾けた。祭りの後には酒を交わす。国会で安倍首相に正面から論争を仕掛ける政策通の姿と、田舎に溶け込む人柄。「大串さんと酒を飲んだ人間は皆、一発でほれてしまう」
合併前の旧町村単位に後援会を発足、国政報告会も開いた。自民が警戒する人柄とフットワークだ。
手応えを感じていた陣営にとって4日の新聞が報じた「古川優勢」の情勢は衝撃だった。「ファンは増えても、投票に結びつかない。自民の組織力、古川さんの知名度はすごい」。民主は比例代表九州ブロックに初めて単独1位を置き、そこに重複立候補の大串を据えた。「だから選挙区で負けても構わないという話にはならない。次につながる戦い方も求められる」
◇ ◇
今回の解散で政界引退した保利耕輔(80)が親子2代にわたり70年間守ってきた旧3区の「保利王国」。新2区の6割を占める。自民新人の古川康(56)は知事を辞職した2日後の27日、保利と一緒に唐津市内の離島を回った。高島では島民の4割が集まり、保利は終始笑顔で語った。「親父の墓参りをして『こんなに立派な後継者ができた』と報告した」。選挙戦を通じた王国の“継承式”の始まりだった。
古川の知名度と保利の地盤。盤石な態勢に映るが、「楽な戦いではない」と陣営幹部は口をそろえる。大串という相手の手ごわさに加え、旧2区に思わぬ火種を抱えてしまったからだ。
区割り変更に伴い、旧2区から比例代表に転出した今村雅弘(67)の名簿順位が党本部との約束と違い、小選挙区の重複立候補者より下位の31位になった。
「地元にも帰らず、いつまでも東京にいて」。県連幹部は比例順位発表直前、党幹部にそう皮肉られた。衆院解散後も今村が知事選で官僚擁立に動いたことが、前武雄市長の樋渡啓祐で一本化したい党本部の怒りを買ったという見方が強い。「あ然とした。古川さんを心から応援しようという気にはなれない」。鹿島市のベテラン党員は憤りをあらわにした。
5日の鹿島市決起大会には比例名簿を作成した党本部選対委員長の茂木敏充が応援に訪れる予定だったが、県連は支持者の感情を考慮し中止した。知事選の推薦願の取り扱いも衆院選後に先送りし、亀裂の入った組織の修復に力を割く。
◇ ◇
世論調査では非自民の受け皿として議席増も予想される共産。非正規雇用の厳しさを肌身で知る元スーパー店員で新人の御厨さとみ(33)は労働環境の改善などを訴え、「若者や女性の声を代弁したい」と街演に熱がこもる。=敬称略
【さが衆院選2014】
2048
:
チバQ
:2014/12/07(日) 19:47:35
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chubu/CK2014120502000253.html
民主ほころび「共倒」恐れ 空白区次々、王国愛知でも
「自民一強」に野党が挑む構図の衆院選。かつての政権政党で本来、戦いをリードするはずの野党第一党、民主党が中部地方の選挙区で候補擁立を相次いで見送った。「空白区」では野党共闘で出馬した候補の支援に回るが、長年の民主支持者からは「応援する気になれない」など戸惑いの声が漏れている。
「民主王国」と言われた愛知県。愛知12区は民主前職の中根康浩さん(52)が公示直前に出馬を見送り、一九九八年に今の民主党ができてから県内十五選挙区で初めて空白区ができた。
選挙協力を進める維新の党の前職、重徳和彦さん(43)との競合を避ける民主本部の要請だった。四日には比例単独に回った中根さんを激励するため細野豪志元幹事長が訪れる気の使いよう。ただ、県連幹部は「民主の地盤を失うことにならなければいいが…」と懸念を示す。
愛知14区では、生活の党から復党した前職の鈴木克昌さん(71)を公認し、何とか空白区を免れた。
岐阜県は、五選挙区のうち二選挙区が空白区。このうち岐阜4区では、一昨年秋に民主を除籍になった維新前職の今井雅人さん(52)の支援に回るが、地元の民主系市議は「労働組合関係者ら、自分の支持者に維新候補を応援してとは言えない」と悩む。2区は野党共闘の候補すら擁立できず、七十代の男性有権者は「政党はどんな状況にも対応するのが肝心で、民主が勝負を諦めたのは残念。猛反省が必要」と批判。県連代表の小見山幸治参院議員も「選択肢をつくれず申し訳ない」と語った。
党県連の内紛が原因で擁立できなかったのは三重4区。当初は衆院議員を二期務めた元職が公認に内定していたが、来春の県議選の候補者選びをめぐる内部対立で総支部長を衆議院解散直前に辞任。内定も取り消され、後任を探したが、間に合わなかった。県連は「責任を感じているが、比例票を死守したい」と話すものの、支持母体、連合の地元組織で支援してきた伊藤圭一さん(50)は「候補者がいないと比例への士気も高まらない」と嘆く。
福井1区は民主を離党した維新の新人、鈴木宏治さん(41)が立候補。ただ、党を飛び出した過去のしこりや支持母体である労組の反発などから民主県連内で支援に抵抗感が強く、結局、自主投票に。民主のドタバタ劇に、支持者の一人は「棄権しろと言うのか」などと怒りをあらわにしていた。
2049
:
チバQ
:2014/12/07(日) 19:48:39
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/gifu/CK2014120702000209.html
抱える課題、大きな差 岐阜4区、本州で2番目に広大
写真
前職と新人の3人が舌戦を繰り広げている衆院選岐阜4区。飛騨、美濃両地域をまたぎ、岩手2区に次いで本州で2番目に広い小選挙区だ。南北に長いため、同じ選挙区内でも気候風土や主要産業、生活環境は大きく異なり、遠方の土地になじみが薄い。候補者は、有権者の多様な声を受け止められるのか。
■基準
高山市を車で出発し、東海北陸自動車道で田園が広がる郡上市を通り過ぎ、東海環状自動車道を乗り継ぐ。さらに東へ向かうと、ゴルフ場が立ち並び、電車で五十分ほどで名古屋に行けるベッドタウンの可児市へ入った。到着までおよそ二時間半。車窓からの景色は目まぐるしく変わったが、ここまですべて同じ岐阜4区だ。
「飛騨を地盤にする候補者は、どんな活動をしているか分からん。何を判断基準にすればいいのか」。買い物をしていた可児市の無職加藤貞行さん(70)は困惑顔で話した。
その日の午後に美濃加茂市を訪れると、美濃太田駅前でタクシーを待っていた会社員鈴木秀和さん(45)=川辺町=が「選挙中でも候補者の姿はほとんど見ない。人柄も政策も伝わってこない」と漏らした。
■要望
六市七町二村からなる岐阜4区の総面積は六千四十平方キロメートル。岩手2区の七千六百九十平方キロメートルに次ぐ。県全体の57%を占め、全国の二十三都府県の各面積を上回る。有権者数は十二月二日現在で三十四万二百六十五人。小選挙区比例代表並立制が導入された一九九六年の衆院選から現在の区割りになった。
当然、地域によって政治家への要望はさまざまで、抱える課題も異なっている。
山あいに位置し、人口に占める六十五歳以上の割合が50%を超える高山市高根町の無職中島俊江さん(66)は「常勤医がいないのは不安。過疎地域のことも考えて政治をして」と願う。「電車やバスの本数を多くして、名古屋へのアクセスを良くしてほしい」と望むのは可児市の住宅街に住む主婦(65)。高根町の現状を伝えると「山間部と言えば白川町周辺。飛騨地域のことを言われてもピンとこない」と首をひねった。
■意識
「広すぎる選挙区が投票先の判断を難しくしている」と考える有権者は多い。
朝日大(瑞穂市)の三田清教授(政治学)は「選挙区が広大だと、政治家が各地域に足を運べる回数も限られる。地域の代表である国会議員を見る機会がなければ、有権者は政治を遠いものだと感じる」と指摘する。
とはいえ選挙制度や区分けの見直しは、一票の格差の問題や法改正が必要なことから実現は難しい。「有権者は選挙のときだけでなく、日頃からそれぞれの地域の課題を意識することが大切。候補者も、普段から各地域に小まめに回って国政への声に耳を傾ける必要がある」と話す。
【岐阜4区より面積が小さい23都府県】
三重県、愛媛県、愛知県、千葉県、福岡県、和歌山県、京都府、山梨県、富山県、福井県、石川県、徳島県、長崎県、滋賀県、埼玉県、奈良県、鳥取県、佐賀県、神奈川県、沖縄県、東京都、大阪府、香川県
※面積の大きい順
◆記者の眼
今回の取材で初めて、可児、美濃加茂両市を訪れた。ベッドタウンと現役最年少市長がいる街。その程度の印象しかなかった。
だが、市街地に足を踏み入れると、見渡す限りに並ぶ建物の多さに驚いた。郊外では、山々が広がる意外な光景も見られた。両市を中心とした中南部を「可茂」と総称することも初めて知った。
実際に行くことで、どこか遠い土地だった美濃地域に心なしか親近感が持てた。選挙以外でも行政や住民間で交流やつながりがあれば、「同じ選挙区の仲間」としてお互いの地域への関心も高まると思う。
(酒井翔平)
2050
:
チバQ
:2014/12/07(日) 20:05:37
http://www.hochi.co.jp/topics/20141206-OHT1T50010.html
【衆院選】岩手4区・小沢王国、地盤沈下 元「シンパ」たち自民応援
2014年12月6日6時1分 スポーツ報知
JR水沢駅前商店街に構える小沢氏の選挙対策本部前は、降雪のせいもあって閑散としていた JR水沢駅前商店街に構える小沢氏の選挙対策本部前は、降雪のせいもあって閑散としていた 公示日の2日は、新潟県で第一声を上げた小沢氏 公示日の2日は、新潟県で第一声を上げた小沢氏
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「小沢王国」最大の危機―。岩手4区で16回連続当選を目指す生活の党・小沢一郎氏(72)をかつて支えてきた多くの県会議員が、対立候補の自民党・藤原崇(たかし)氏(31)の応援に回るなど「小沢離れ」が加速している。解散時の所属議員の離党や野党統一戦線不発など小沢氏に逆風が吹く中、お膝元で起きた“地盤沈下”。きょう6日に岩手入りする“剛腕”の地元で今、一体何が起きているのか。(江畑 康二郎)
2日に行われた自民党・藤原氏の出陣式に、2年前の衆院選時にはなかった県議たちの姿があった。
「4区でも“小沢離れ”が確実に進んでいる。私は約15年ずっと小沢氏を支えてきたが、ここ数年の小沢氏は県民のことを考えていない。『生活の党』ではなく『自分の生活の党』ではないか? 小沢王国をリセットする最大のチャンスだ」
そう憤りを交え話すのは、岩手県議会第2会派の県民クラブを率いる小田島峰雄代表(64)。1998年の旧東和町(現・花巻市)の町長就任時から“小沢派”だったが、その後、袂(たもと)を分かち、今回は県民クラブ所属9人が県内各地で自民党支援に回るという。
小沢氏は、前回当選を果たしたものの、得票数は前々回に比べ6万票減。それまで次点候補に9万票ほど大差をつけてきたが、約3万票差に詰められた。さらに、自民党の新人候補に比例復活を許し、県内における影響力の低下を露呈した。新たな候補を擁立した岩手1、3区でも比例復活すらならず完敗し「小沢王国凋落(ちょうらく)」を印象づけた。
自民党県連幹部は「岩手を変えるためには4区勝利が最重要課題」とし、“県民クラブ議員票”を頼り、応援要請をしたという。県議会最大の自民会派12人に県民クラブが協力することで、県議会の過半数に迫る勢力となった。9日には総裁の安倍晋三首相が応援演説に駆け付けるなど、自民党は幹部らが遊説を予定し後押し。今回4区で勝てなかったとしても、“小沢チルドレン”の達増拓也県知事(50)が3選を目指し、既に立候補を表明している来年の県知事選に大きな影響を与えることは必至だ。
小沢氏は6、7日に岩手入りし、4区30か所で異例の街頭演説を行う。「比例重複立候補や、早い岩手入りにも焦りを感じる。支援者らも年を取り亡くなった方もいる。地元でも小沢氏が中央で力を失っていることを理解しているはず」と小田島氏は話す。
「選挙のプロ」と呼ばれた小沢氏の地盤に大きな亀裂が走っている。週刊誌などによる小沢氏の離婚報道で、かつて和子夫人が取り仕切ってきた地元婦人後援会の弱体化や女性票離れを指摘する声もある。
公示日前日、小沢氏と親交のあった俳優・菅原文太さんの訃報が全国を駆けめぐった。「小沢王国の本丸」で、かつてない“仁義なき戦い”が火花を散らしている。
◆岩手4区(花巻市、北上市、奥州市、和賀郡、胆沢郡)
藤原崇 31自民前〈1〉
高橋綱記 67共産新
小沢一郎 72生活前〈15〉
※丸数字は当選回数
◆共産・高橋氏「反戦」 〇…「安倍さんは消費増税や集団的自衛権の法整備を進めていくというが、とんでもない」と共産党の高橋綱記氏(67)は安倍政権に「NO」を突きつけた。「このままだと、日本は再び戦争をする国になるかもしれない」と警鐘を鳴らす。小沢氏についても「改憲路線で安倍さんとほとんど変わらない」とバッサリ。前回衆院選に続く4度目の国政挑戦で“反アベノミクス”の受け皿になるつもりだ。
◆自民・藤原氏「若さ」 〇…自民党の藤原氏は、「31歳」と記されたタスキをかけ「若さ」をアピール。新人で比例復活当選を果たしてから2年、「地方の声を永田町や霞が関に届け、立て直したい」という思いで、週末は故郷に戻り膝詰めで県民と話し合ってきた。東京にいる都職員の妻・典子さん(34)の出産日が迫っている。「妻や(初めての)子供のためにも、東北の代議士として頑張りたい」。新たな息吹を背に受け、大金星を誓っていた。
2051
:
チバQ
:2014/12/07(日) 20:47:27
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014120700183
選挙区調整、当て外れ=「野党票」集約困難【14衆院選】
14日投開票の衆院選は自民党が優勢で、野党が進めた候補の「一本化」は当てが外れた格好になっている。調整を主導した民主党は、終盤戦での巻き返しに懸命だ。
「安倍晋三首相の暴走にしっかり対抗できる勢力を国会の中につくってほしい」。民主党の海江田万里代表は7日、福岡市の街頭演説でこう訴えた。
民主党は今回、第三極政党と共倒れした前回の反省から、選挙区の「すみ分け」を維新の党などに提起。前回の「民主・第三極」票を合算すれば自民党を上回る選挙区もあり、野党の議席回復に向けて有効と踏んでいた。
しかし、第三極が前回獲得したのは政権与党だった民主党への批判票でもあり、今回単純に民主党には回らないようだ。「非自民・非共産」で一本化が実現した選挙区は194に上るが、優位に戦いを進めている野党勢はもともと地盤が強固な候補に限られている。
民主党の海江田万里代表や枝野幸男幹事長も安泰とは言えない。7日は枝野氏が海江田氏の選挙区で「皆さんの一票を民主党に」と呼び掛け、枝野氏の地元では岡田克也代表代行が「幹事長にふさわしい結果を」と懇願した。民主党幹部が9日に絞り込む予定の重点選挙区に、海江田氏らの選挙区が入る可能性も否定できない状況だ。
自民党優勢の流れを食い止めようと、野党のなりふり構わぬ発言も出てきた。「自民党に300議席以上与えたら一党独裁だ。ヒトラーの時代と同じだ」。神戸市で演説した維新の江田憲司共同代表は、過激な表現で聴衆に訴えた。
一方、余裕が出てきた自民党は、民主党幹部を選挙区で落として一層の痛撃を加えようとしている。「金星を取って国会に戻ってきてほしい」。自民党の谷垣禎一幹事長は7日、枝野氏と争う自民党候補の応援に入り、こう声を張り上げた。(2014/12/07-20:23)
2052
:
チバQ
:2014/12/07(日) 20:59:03
香川はってなかった
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20141204000121
1、2区で自・民競る/衆院選・四国新聞社調査
2014/12/04 09:49
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投票する人(小選挙区)、党(比例代表)を決めているか
投票する人(小選挙区)、党(比例代表)を決めているか
第47回衆院選は2日公示され、香川県内3小選挙区は前職と新人計9人による熱戦に突入している。有権者の動向を探るため、四国新聞社は2、3の2日間、電話世論調査を実施。取材で得た情報などを加味し、序盤戦の情勢を分析した。1区は自民前職と民主前職が競り合い、2区は民主、自民の両前職がほぼ横一線。3区は自民前職が安定し、社民と共産の両新人をリードしている。ただ、全県で3割以上の有権者が態度を決めておらず、無党派層の動向や投票率次第では情勢の変化も予想されそうだ。
1区
6選を期す平井卓也(自民前)が自民・公明支持層を手堅く固めたほか、無党派層にも食い込む。小川淳也(民主前)は議席の維持へ懸命の戦い。河村整(共産新)は厳しい。
平井は自民支持層の7割と公明支持層の8割に浸透しており、無党派層の支持でもトップに立った。
小川は民主支持層の7割と社民支持層の大半を固めたほか、維新支持層を一定程度取り込んでいる。
河村は共産支持層以外への広がりがみられない。
2区
3選を狙う玉木雄一郎(民主前)と、小選挙区での初勝利へ全力を挙げる瀬戸隆一(自民前)がほぼ横一線で競る展開。前回に続いて出馬の佐伯守(共産新)は伸び悩んでいる。
玉木は民主支持層の8割を固めた。無党派層の支持でトップに立ち、維新支持層にも浸透している。
瀬戸は自民支持層の6割を固め、無党派層の支持も玉木に迫る。維新支持層の取り込みを図っている。
佐伯は共産支持層への浸透に課題がうかがえる。
3区
大野敬太郎(自民前)が幅広い年代、職業層に支持を広げ、他候補をリード。小選挙区での再選へ順調な滑り出しだ。高田良徳(社民新)、土岐一郎(共産新)が追いかけている。
大野は自・公支持層の9割を固めた。無党派層の支持でも他を大きく上回り、民主支持層にも食い込む。
高田は社民支持層が固まっていない。支援を受ける民主支持層への浸透はトップだが、苦戦気味だ。
土岐は共産支持層を固め、他党支持層を狙う。
比例四国 自2、民公1固める 残り2枠 自、民、維
計36人が立候補した四国ブロック(定数6)。自民が前回と同じ2議席を確保し、民主、公明もそれぞれ1議席をほぼ固めた。残り2議席を自民、民主、維新で争う展開となっている。
比例代表を選ぶ基礎となる主要政党の得票率予測は、自民42・6%、民主18・2%、公明14・0%、維新11・2%、共産6・5%、社民3・5%の順。
【調査の方法】2、3日の2日間、有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。コンピューターで電話番号を無作為に発生させて電話をかける調査法で、電話帳に番号を載せていない有権者も調査できる。無作為に発生させた番号のうち、実際に有権者がいる世帯にかかったのは1365件、うち1243人から回答を得た(回答率91・1%)。小選挙区別の回答率は1区86・1%、2区92・4%、3区95・2%。
2053
:
チバQ
:2014/12/07(日) 21:00:20
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20141204000016
自民、京都の3選挙区で優位 衆院選序盤情勢印刷用画面を開く
京都新聞社は第47回衆院選について2、3両日、京都府、滋賀県内の有権者を対象に電話世論調査を実施し、公示直後の序盤情勢を探った。6選挙区に計22人が立候補した京都府内では、全国調査と同様、自民に勢いがあり、3選挙区で優位に立つ。民主は守勢に回るが、2選挙区で優位を保つ。前回衆院選で大接戦だった1選挙区では自民と民主が激しく競る展開。全選挙区に候補を擁立する共産や、候補者を増やした維新は伸びに欠ける。
1区は、連続11回の当選を目指す自民前職の伊吹文明が優勢。知名度の高い共産前職の穀田恵二、再挑戦となる維新新人の田坂幾太が続き、無所属元職の平智之も迫ろうと懸命だ。
2区は、民主前職の前原誠司が有利に戦いを進める。前回に続いての挑戦となる自民新人の上中康司が追い上げ、共産新人の原俊史が絡む。
3区は、前回衆院選で接戦となった民主前職の泉健太と自民前職の宮崎謙介が今回も横一線で争い、維新前職の清水鴻一郎と共産新人の石村和子が追う。
4区は、自民前職の田中英之が先行し、返り咲きを目指す民主元職の北神圭朗が追う戦い。共産新人の吉田幸一と維新新人の畑本久仁枝が続く。
5区は、強固な地盤の自民前職の谷垣禎一が安定した戦いを進め、民主元職の小原舞は返り咲きへ支持浸透を目指す。共産新人の山内健も迫ろうとしている。
6区は、6選を狙う民主前職の山井和則がややリードし、前回比例復活の自民前職の安藤裕が迫る。共産新人の上條亮一も党支持層を固めた。=敬称略
【 2014年12月04日 08時40分 】
2054
:
チバQ
:2014/12/07(日) 21:29:36
http://www.kanaloco.jp/article/81346/cms_id/115169
14神奈川衆院選:注目区を行く〈4区=横浜市栄区、鎌倉・逗子市、三浦郡〉
2014.12.06 09:38:00
応援弁士の演説を聴こうと集まった大勢の有権者ら =JR鎌倉駅前(画像の一部を修整しています)
◇無所属と“1強”激突
「これ以上ない緊張感と使命感、責任感でこの選挙に臨んでいく。ご支援お願いいたします」。次期総裁候補と目される大物の演説に、会場から拍手が湧いた。
選挙戦4日目の5日夜。横浜市栄区の集会場を訪れたのは、地方創生担当相の石破茂。前回の衆院選で比例復活だった自民党の山本と支援者らに、強くげきを飛ばした。
首相や閣僚、党幹部ら重量級が、公示前から続々と山本を来援している。4度目の国政選挙となる本人も「こんなことは初めて」と声を高ぶらせる。狙うは2009年に、自民が明け渡した小選挙区の奪還だ。
相手は元みんなの党代表・浅尾。09年8月の結党以来籍を置いた党は、路線対立などから衆院選直前に解党せざるを得ない事態となった。残務処理やマスコミ対応に追われ、手腕について批判にもさらされた。
自民はこれを「好機」(陣営)と捉える。鎌倉駅前でマイクを握った首相の安倍晋三は「衆院が解散したからって党まで解散する必要はない」と揶揄(やゆ)。大物を次々に投入し地元の引き締めを図るほか、新住民の多い票田・栄区が地盤の元横浜市議を比例名簿に登載するなど、票の掘り起こしに躍起だ。
安定した党勢も背景に、山本自身、国替えし4区に立った前回と比べ「支援者も少しずつ増えてきた」と手応えを語る。選対の一人は「今勝てなければ(浅尾の)牙城はいつまでも崩せない」と、期待と危機感をない交ぜに息巻いた。
とはいえ、その地盤は強固だ。同じ5日朝。栄区の本郷台駅前に浅尾が立つと、「頑張ってください」「応援しています」と通勤の市民らが握手を求め駆け寄った。参院での初当選から16年。前回、山本をダブルスコア近くまで引き離し小選挙区を制した知名度と人気はしばしば、政党によらない“浅尾党”と称される。
「あえて厳しい道を選ぶことで、政治家として筋を通す姿勢が必要と考えた」
解党を経て初めて無所属で臨む理由を、浅尾はそう説明する。街頭では選挙後の政界再編をアピールし、第三極へ期待を寄せた有権者のつなぎ留めを図る。
もちろん不安もある。政党に属さないため、選挙はがきやビラの枚数は少なく、何より比例復活がない。
「これまでで一番厳しい戦いになる。無所属になったことで、相手は総力戦で掛かってきている」「しかし負けるつもりはない。私には皆さんの真心がある」。決起集会では支援者らに訴え、“浅尾党”での勝利を誓った。
「背水の陣」。くしくも両候補がそろって称する今回の選挙戦。両者の並々ならぬ意気込みが見える。
他の候補も支持拡大に駆ける。民主を離れ無所属で挑戦する荻原は「自民と(元)みんなでは結局のところ保守対保守」と批判しリベラル層の受け皿を標榜(ひょうぼう)。加藤は、安倍政権が進める消費税増税や集団的自衛権の行使容認などの反対を訴えている。 =敬称略
(総選挙取材班)
◇4区(横浜市栄区、鎌倉・逗子市、三浦郡) =敬称略、届け出順
山本朋広39☆自 前(2)
浅尾慶一郎50 無 前(2)
荻原隆宏44 無 新
加藤勝広70 共 新
【名簿の見方】氏名、投票日現在の満年齢、☆は比例代表との重複立候補者、所属党派、前職・元職・新人の別。丸数字は当選回数▽党派の略称は、自=自民党、共=共産党、無=無所属。
【神奈川新聞】
2055
:
チバQ
:2014/12/07(日) 21:30:56
http://www.kanaloco.jp/article/81336/cms_id/115136
14神奈川衆院選:注目区を行く〈12区=藤沢市・高座郡〉
2014.12.07 03:00:00
◇一騎打ちへ様相激変
かつてない光景だった。11月29日、阿部の事務所開きに集まったのは民主党、解党したみんなの党、無所属の県議と藤沢市議計8人。民主党最大の支援組織・連合関係者も姿を見せ、「阿部支持」を鮮明にした。
黄色のジャケットをまとう阿部は、終始にこやかな表情を崩さない。「今度、民主党という家に入れてもらえることになった。党の良い母になりたい」。社民党時代からの支援者も含め結束を呼び掛けた。
地盤とする12区は長らく、自民と民主、そして阿部の三つどもえの戦いが定番だった。だが、今回は民主党本部の主導で阿部の公認が決定。長らく民主の公認候補として戦ってきた元金融担当相・中塚一宏と阿部の両陣営を一本化し、自民と対決する構図を生み出すことに成功した。
寄り合い所帯になった陣営が心を砕くのは「融合」だ。「簡単には1+1が2とならない」と語るのは、選対本部長に就任した民主の県議斎藤健夫。斎藤の下に市議、労組、後援会から1人ずつ本部長代行を選び3人態勢を構築した。
さらには、民主の中の保守層に影響力があり、かつて藤沢などを地盤としていた元財務相藤井裕久も選対顧問に迎えた。4日、寒川町の集会に出席した藤井は報道陣に「(保守層の票が)来れば勝てる。まあ、やるよ」。不敵に笑った。
期待する連合票も、「阿部さん本人ができる限り丁寧に各労組を回っている」と斎藤。湘南地域連合の幹部は「『民主=阿部』をどれだけ末端まで広げられるかだろう」と話す。
対する自民・星野陣営は、阿部の民主入りが浮上すると雰囲気が一変した。
実は当初、中塚がそのまま出馬すると踏んでいたのだ。11月17日に行われた政治資金パーティーで、ある陣営幹部が「一番恐れていたのは阿部と中塚の一本化。それがない今回は楽勝だよ」とささやいた。
その翌日、中塚の不出馬が報じられた。現実となった最悪のシナリオ−。ある市議は「星野さんの表情が前日までと明らかに変わった」と振り返る。
「まるで選挙互助会。今まで阿部さんと民主は戦ってきた。そんな人が、空いたからといっていきなり座っていいのか」。後日、報道陣に囲まれた星野は、いらだちを隠さず、まくしたてたこともあった。
公示日の2日、出陣式に駆け付けた官房長官の菅義偉は「ただの数合わせで一つになっただけ」とばっさり。陣営は「左色が強く、脱原発を掲げる阿部さんを支援できない人も多いはず」と推測、保守系民主層の取り込みやアベノミクスの恩恵を受けた大企業労組の切り崩しに力を入れる。
阿部陣営への疑問は他候補からも上がる。「政策なき野合との批判は免れない」と共産・味村。次世代・甘粕は「票になるならば何でもありなのか、理解に苦しむ」。そして2人は、こう口をそろえる。「相手がどうであれ訴えるべきを訴える」
=敬称略
◇12区(藤沢市、高座郡) =敬称略、届け出順
甘粕和彦31☆次 新
星野剛士51☆自 前(1)
味村耕太郎25 共 新
阿部知子66☆民 前(5)
【名簿の見方】氏名、投票日現在の満年齢、☆は比例代表との重複立候補者、所属党派、前職・元職・新人の別。丸数字は当選回数▽党派の略称は、自=自民党、民=民主党、次=次世代の党、共=共産党。
【神奈川新聞】
2056
:
チバQ
:2014/12/07(日) 21:32:27
http://www.sankei.com/politics/news/141205/plt1412050006-n1.html
2014.12.5 09:07
【注目区の行方】
0増5減「しこり」に悩む 佐賀の今村支持者「一朝一夕に応援できない」福井 山本の後援会名簿届かず
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(1/3ページ)【注目区の行方】
今回の衆院選では「一票の格差」是正のため選挙区「0増5減」が行われ、山梨、福井、徳島、高知、佐賀の5県の選挙区が3から2に減った。自民党はいずれの選挙区にも比例復活を含めて前職が存在。候補者調整は公示直前に何とか決着したものの、いまも「しこり」は残ったままだ。(是永桂一、石鍋圭)
「12年間知事をやっていたというよりは、むしろ超短期間で初めての戦に臨まなければならない緊張感の方が大きいんです」
公示を控えた11月29日朝、佐賀2区に自民党公認で立候補する前佐賀県知事の古川康は、自身の地元、唐津市での事務所開きで切々と訴えた。会場には地元の参院議員や首長、そして同市を中心に「保利党」と呼ばれる堅い支持層を持つ前衆院議員、保利耕輔に近い県議や市議がそろって参加し、全面協力する意思を確認した。
佐賀2区をめぐっては、旧3区の保利が昨年末に政界引退を決めたものの、「保利党」内で自前の後継候補を望む声が高まり、旧2区の今村雅弘との間で調整が難航。今村が比例代表九州ブロックへの転出を受け入れたのは、解散のわずか1カ月半前だった。
「保利党」に担がれた古川が、出馬を正式表明したのは11月26日未明。保利系の県議は「選挙態勢の構築が遅れたのは明白。こっちは党県連に早くから『動けるようにしろ』と言っていたのに、誰がどっちに行くか分からんかったけん…」と不満をぶちまける。
古川が事務所開きをした同じ日、佐賀市の結婚式場の一室には、旧2区の今村と地区の党支部長らが集まっていた。
「新1、2区になって、私も古川を応援するし、ぜひ皆さんも応援してくださいっちゅうことやね」
今村は、これまでの選挙を戦ってきた支援者に、古川への協力を依頼した。しかし会議後、今村の地盤、鹿島市の支援者は「ずっと今村先生と戦ってきた。一朝一夕に他の人を応援できない」と吐き捨てた。
知事任期途中の国政挑戦に地元メディアから「投げ出し」との批判も浴びる古川。「旧3区は比較的態勢を作りやすかったが、旧2区は現職の今村がいて情勢が違う」と苦虫をかむ。
ただ、党本部は今回、比例九州ブロックの名簿に、選挙区との重複立候補者より下位の31位に今村を登載した。党幹部は「これまで今村が古川支援に本腰を入れなかったから、当選微妙な順位にした。これで今村も頑張らざるを得なくなる」と冷ややかに語る。
一方、福井2区をめぐっても、党内で旧2区の山本拓と旧3区の高木毅が公認争いを展開した。
茂木敏充選挙対策委員長は当初、2人を公認せず無所属で競わせる案を検討したが、解散2日前の11月19日、党執行部の裁定で高木に軍配が上がった。比例北陸信越ブロックに回ることになった山本は高木への協力を表明したが、地元では微妙な空気が流れる。
「山本先生にはなかなか及ばないが、勝るとも劣らないくらい努力する」
鯖江市で11月29日に行われた高木の事務所開き。高木は傍らに控える山本への配慮を随所ににじませた。
旧2区の鯖江市は県内指折りの大票田で、山本の長年の地盤でもある。なじみの薄い高木が選挙活動を円滑に進めるには、平身低頭してでも山本の全面協力を得る必要があった。
山本も高木からの秋波に応じた。「そんなに遠慮せんでいい。どんどんやれ」。集まった県議や市議、後援者らに協力関係をアピールしてみせた。
ところが、2人の“ホンネ”はすぐに浮き彫りになった。事務所開きが終わると、2人は同じ車に乗って市内の支援者を回る予定だったが、同乗したのはマスコミや後援者らの目がある出発時だけだった。最初の訪問先で山本は早々に別の車に乗り換え、以降、再び同乗することはなかった。
山本の運転手は乗り換えた理由を「道を先導するためだ」と説明したが、高木とのギクシャクした雰囲気は隠しようがない。市議の一人は「(山本)拓ちゃんの中にしこりは残っているはずだ」とおもんばかる。
党執行部は、選挙ごとに選挙区と比例代表の候補を入れ替える「コスタリカ方式」は認めない方針で、次回も山本は比例での出馬とされる。ただ、山本周辺からは「次は誰にも分からない」と選挙区への返り咲きを期待する声が漏れる。
高木も必死だ。今後の選挙区公認を盤石にするためにも、今回は圧勝したいところ。それには旧2区の後援会名簿が不可欠だが、山本側からはまだ届かない。高木陣営は「最後は協力してくれると思うが…」と不安を募らせる。=敬称略
2057
:
チバQ
:2014/12/07(日) 21:33:09
http://www.sankei.com/premium/news/141206/prm1412060021-n1.html
2014.12.6 18:00
【注目区の行方】
明暗分かれる「落下傘」 連合に背かれる維新候補 知名度生かす自民候補
(1/4ページ)【注目区の行方】
民主党と維新の党の“統一候補”として街頭に立つ候補者(上)と、11月28日に大阪府枚方市で開催された大阪11区の立候補予定者による公開討論会(コラージュ。一部画像処理しています)
突然の衆院解散を受けて、多くの候補者は準備不足のまま選挙戦に突入した。特に、地盤でない選挙区から出る「落下傘」候補は、手探り状態の中での戦いだ。その「落下傘」候補も、選挙区の事情などから早くも明暗が分かれている。(村上智博、内藤慎二)
宮城2区
11月30日、宮城1区から出馬する民主党の郡和子の選挙事務所の開所式が仙台市内で行われた。平成24年の前回衆院選ではみんなの党から立候補し、非自民票を分け合った林宙紀(ひろき)の姿もあった。林は今回、維新の党公認で宮城2区に国替えし、開所式に先立ち民主党宮城県連から推薦状を受け取った。
2人を引き合わせたのは民主県連代表の安住淳だ。安住は10月末から林に「国替え」を迫り、何度も断られたが11月中旬に口説き落とした。
「党は違うが、育てがいはある」
安住は林をこう持ち上げ、「(林と郡の)2人が大局に立ち、すみ分ける決断をした。選挙後、2人は一緒になる。私がそうします」と言い切った。
郡が「ここ仙台で全国で初めて(野党間の)選挙協力を成し遂げた。その波は全国に広がっている」と応じると、郡と林に大きな拍手が送られた。安住はこの後、林を民主党の街宣車に乗せて繁華街に繰り出し、民主党と維新の「共闘」を演出してみせた。
しかし、産経新聞などの序盤情勢調査によると、実は2人とも芳しくない。特に苦戦しているのは林だ。民主党の支持団体、連合の“動き”が原因だ。
11月下旬、林と安住は連合宮城会長、山崎透を訪ねた。山崎は林の前で渋い顔をみせた。
「あなたが維新から民主党に移るんだったら、うちはやるんだけどねえ…」
林は「維新は民主党の政策と大きな違いはない」と力説したが、みんなの党の時代から行動を共にしてきた共同代表、江田憲司への恩義があるとして「移るわけにはいかない」と拒否した。
連合宮城は11月26日、執行役員会を開催、林の推薦を見送り、対応は傘下の労組に任せるとした。自治労や運輸労組は社民党新人、桑島崇史の支援に回った。
連合は、官公労を敵視する発言を繰り返す維新共同代表で大阪市長、橋下徹を嫌悪している。地方に行けば行くほど官公労の力は強くなり、「反維新」もそれだけ強まる。宮城連合も同様といえる。
「落下傘」の林は、街頭演説で官公労批判を避けて「頼みの綱」に見放されないようにもがくが、山崎は「なぜ民主党は独自候補を擁立しないんだ」と民主党への恨み節を漏らす。
2058
:
チバQ
:2014/12/07(日) 21:33:32
大阪11区
「大阪11区の自民党の方々から『来てほしい』という要請が何度もあった。その熱心さに希望の光を見いだしました。私が希望したわけではありません」
衆院選公示を目前に控えた11月28日午後の大阪府枚方市内の選挙事務所。自民党の佐藤ゆかりは記者団からの「一体どこが地元なのか」などの容赦ない質問に、努めて冷静に答えた。
東京都世田谷区出身の佐藤は17年の郵政選挙で注目を集めた。郵政民営化法案に反対した前総務会長、野田聖子の「刺客」として岐阜1区に立候補。選挙区で苦杯をなめたが比例復活で初当選した。
野田の復党を受けて、21年の衆院選で東京5区から出馬したが落選。比例代表候補として臨んだ22年の参院選で政界に復帰した。
だが、衆院議員へのこだわりは捨てきれなかった。一時は元党幹事長、加藤紘一の引退で自民党が空白区になった山形3区に着目。「祖父が山形県新庄市出身」と訴えたが浸透せず、自民党山形県連は7月、加藤の三女、鮎子を後継者と決めた。
たどり着いたのは、同じ「小泉チルドレン」だった井脇ノブ子が引退した大阪11区だった。
大阪に縁がない佐藤ではあるが、大阪11区の自民党関係者の間から批判の声はあまり聞かれない。背景にあるのは、この地域特有の事情だ。
大阪11区は企業の工場が多く、労組が強い影響力を持つ土地柄として知られる。労組と良好な関係を築く民主党の牙城だった。同区を地盤とする、ある自民党市議は「自民党は、挑んでも敗戦続き。勝てる候補を本気で探さなくなった」と語る。
全国的に知名度がある佐藤の存在は大きかった。同市議は「政策の引き出しが多い。誹謗(ひぼう)中傷があってもそれを乗り越えられる突破力もある」と期待する。
一方、強い労組の基盤に支えられてきた民主党の元官房長官、平野博文は「違い」をアピールしようと必死だ。11月28日夜、枚方市内で開かれた公開討論会で、この選挙区に40年以上住んでいる平野はこう自己紹介した。
「地元の平野博文でございます。この中では一番、皆さんと同じ生活の匂いの中で住んできた男です」=敬称略
2059
:
チバQ
:2014/12/07(日) 21:36:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141205ddn041010007000c.html
師走決戦:2014衆院選 徳島1区 「影の総理」聖地争奪戦 自・民、国替え
毎日新聞 2014年12月05日 大阪朝刊
「アベノミクスに『ノー』を突き付けるために民主党に投票してください」。4日、徳島市のJR徳島駅前。冷たい雨が降る中、民主の仙谷由人(せんごくよしと)・元官房長官(68)が熱弁をふるった。傍らには、枝野幸男幹事長(50)も並んだ。だが、スーツ姿の仙谷氏の肩にタスキはかかっていない。
仙谷氏は、小選挙区制が導入された1996年以来、徳島1区で5期連続当選。民主政権では要職を務め、「影の総理」とまで呼ばれた。だが、逆風が吹いた前回選は自民の福山守氏(61)に約2万票差で大敗。比例復活もできなかった。
徳島県では、今回から「1票の格差」を是正するため小選挙区の定数が3から2に減り、旧徳島3区は1区と2区に分かれた。仙谷氏は「将来性のある候補に戦ってもらう」と不出馬を決断。前回は旧3区から出馬した仁木(にき)博文氏(48)に1区を譲り、自らは選対本部長に就任した。
徳島1区は、県都・徳島市が有権者の6割(約21万人)を占める。そこでの浸透が勝敗を分ける。「仙谷先生が選対本部長に就いてくださり、本当に心強い」。そう話す仁木氏が頼りにするのは、仙谷氏が徳島県立城南高校の同窓生らを核に築き上げ、「仙谷党」と呼ばれる支持基盤だ。仁木氏が旧3区を固めている間に、党幹部らが徳島入りし、市内を固める。
4日、応援演説に立った枝野氏は声を振り絞った。「徳島1区は仙谷さんが旗を立てて守り通してきた民主党の聖地。1区の旗をみなさんの力で守っていただきたい」
一方の自民も、旧3区の後藤田正純氏(45)が1区に国替えして出馬。旧1区の福山氏は比例に回った。
「カミソリ」と呼ばれた故・後藤田正晴・元官房長官を大叔父に持つ後藤田氏。正晴氏の出身地・吉野川市が地盤だが、今回の区割りで吉野川市は2区に移った。「県都を抱える1区は将来の発展がかかっている」として、1区からの出馬を決断した。仁木氏と議席を争うのは実に5度目になる。旧3区では負けたことはないが、舞台が変わった今回、陣営が警戒するのは仙谷氏の存在だ。幹部らは「県都のあるここは関ケ原」「相手は背水の陣だ。仙谷氏は何期も当選した人だから侮れない」と気を引き締める。
前回は支援企業などを回る「地上戦」が中心だったが、今回は街頭などで不特定の有権者に働き掛ける「空中戦」にも力を入れ、仙谷票の切り崩しを図る。女優で妻の水野真紀さん(44)も地元のイベントなどをこまめに回る。2日、徳島市内での出陣式で後藤田氏は訴えた。「新しい選挙区で新人のつもりで頑張りたい」
一方、共産の古田元則氏(66)は3度目の挑戦となる。徳島市内で4日、雨がっぱ姿で呼び掛けた。「消費税増税、原発再稼働、集団的自衛権など暴走する安倍政権にストップをかける選挙だ」【阿部弘賢、立野将弘、木村健二】
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◇徳島1区立候補者
古田元則 66 党県書記長 共新
仁木博文 48 党県副代表 (1)民元
後藤田正純 45 [元]副内閣相 (5)自前=[公]
(届け出順)
2060
:
チバQ
:2014/12/07(日) 21:37:10
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141206ddn041010013000c.html
師走決戦:2014衆院選 兵庫1区 民主不出馬、票どこへ 自・維・共の争奪激化
毎日新聞 2014年12月06日 大阪朝刊
兵庫1区は自民、維新、共産の争いで、民主は1998年の結党以来初めて擁立を見送った。元職の井戸正枝氏(49)が宮城4区に転出したが、野党共闘を重視する立場から後継を選ばなかった。このため、2012年衆院選で井戸氏が獲得した約3万8000票の行方が勝敗を左右するとみられている。
「前代未聞ですね」。11月25日午後、連合兵庫の辻芳治会長は、突然訪ねてきた自民のベテラン市議にこう語りかけた。市議は自民前職、盛山正仁氏(61)の選対幹部。初めての会談後、「働く人のことも真剣に考えているのはどの党か。直接伝えたかった」と訪問の意図を明かした。
連合兵庫は94年、当時の社会、新生、公明各党などに呼びかけ、県独自の選挙協力組織「連合・5党協議会」を結成した。99年の自自公連立政権発足などで崩壊するまで「反自民・非共産」の集票の中核を担ってきた経緯があり、自民との会談はあり得ないと思われていた。
盛山氏は公示直前から、街頭演説で頻繁に「アベノミクスの成果で、この2年で働く人の賃金は上がった」と強調するようになった。その理由を「我々の経済政策は必ず労働者のためになる。分かっていただけるはず」と説明する。民主の選択肢を失った連合兵庫へのラブコールとも受け取れる。
維新前職の井坂信彦氏(40)も民主票の取り込みに懸命だ。公示翌日の今月3日夜、神戸市東灘区の街頭演説で「身を切る改革で無駄をなくさないといけないのに、自民は何もしていない。こんなことでいいのか」と訴えた。以前はやり玉に挙げていた民主の名は最後まで口にしなかった。のぼりに「維新」の文字は入れず、党名を連呼することもない。
前回は約2800票差で盛山氏に敗れ、比例復活した。「民主候補がいないから私に投票、とは簡単にはいかないだろう。でも、私の政策は民主と親和性が高い」。その言葉を証明するかのように、井坂氏の街頭演説でビラを配る民主の若手地方議員も出てきた。
民主票はどこへ向かうのか。連合兵庫関係者は「自民へのアレルギーはDNAのように刻まれている」と話す。一方、公務員や労組批判を強める維新の橋下徹共同代表(大阪市長)に、「維新だけは嫌」という空気も労組に広がる。
共産新人の筒井哲二朗氏(43)は街頭演説で、「安倍政権の暴走に待ったをかける選挙。消費増税は延期ではなく中止にすべきだ。10%はノーと国民が審判を下す時が来た」と訴えている。【久保聡、神足俊輔、久野洋】
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◇兵庫1区立候補者
井坂信彦 40 [元]神戸市議 (1)維前
盛山正仁 61 [元]法務政務官 (2)自前=[公]
筒井哲二朗 43 党地区役員 共新
(届け出順)
2061
:
チバQ
:2014/12/07(日) 21:37:58
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141207ddn041010008000c.html
師走決戦:2014衆院選 愛媛4区 原発問題、論戦遠く 「触れたくない」候補も
毎日新聞 2014年12月07日 大阪朝刊
四国の最西端に細長く伸びる佐田岬半島。その付け根にある四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)では全3基の原子炉が運転を停止してまもなく3年になる。原発から約2キロの集落に住む男性(79)は3日、収穫したばかりのミカンをトラックに積みながらつぶやいた。「早く再稼働せにゃ、町が活性化せんよ」
伊方原発では現在、原子力規制委員会の安全審査が進み、来春以降には再稼働の環境が整う。原発を不安視する住民もいる。だが衆院選では、この地域を含む愛媛4区でも再稼働を巡る論戦が深まっていない。
自民前職の山本公一氏(67)は5日、伊方原発から30キロ圏内の八幡浜、大洲両市を選挙カーで回った。「道半ばのアベノミクスを完成させるには地方の活性化が必要だ」と訴えたが、原発の話題には触れなかった。
山本氏はこの選挙区では1996年の小選挙区導入以来、6期連続で当選。毎日新聞のアンケートでは「安全性が確認された場合には速やかに行うべきだ」と再稼働を容認する考えだ。だが演説で説明する場面はほとんどない。「原発よりも地域の経済問題の方が深刻だ」と山本氏は話す。
次世代前職の桜内文城(ふみき)氏(49)も事情は同じだ。6日午前、原発のある伊方町内で「輝いていた町を取り戻すことができるかが争点だ」と熱弁を振るったが、原発には触れないまま。
前回選で維新から立候補し、山本氏に迫る得票を得て比例復活した桜内氏は、維新の分裂に伴って次世代に移籍した。次世代は再稼働を容認する立場だが、陣営幹部は悩む。「『原発ゼロと言うのが正義』という雰囲気がある。原発を抱える選挙区の議員としては触れたくない問題だ」
伊方町は予算の3割を、原発立地自治体に支給される交付金や固定資産税などの「原発マネー」に依存し、関連産業も多い。4月の伊方町長選も主要候補の3人が原発推進派で、再稼働は争点にならなかった。
前職2人の原発への態度に、共産新人の西井直人氏(57)は「ひきょうだ」と憤る。6日、伊方町内でマイクを握った西井氏は「人類と共存できない原発は再稼働せず、廃炉にすべきだ」と訴えた。
桜内氏が維新を離れたのに伴い、前回の愛媛3区からの「国替え」で挑む維新新人の森夏枝氏(33)も再稼働反対を鮮明にする。4日、伊予市内で応援演説に立った維新の小野次郎参院議員は与党を批判した。「電力会社の支援を受ける候補者では、脱原発の姿勢を示すことはできない」
かみ合わない議論に、有権者は戸惑う。原発近くの集落で日用品店を営む女性(66)はため息まじりに話す。「原発事故の影響が残る福島の現状を聞くと、この町も人ごとではない。再稼働の議論は深まらず、どの政治家を信じていいか分からない。考えるほど政治不信になる」【遠藤孝康】
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◇愛媛4区立候補者
桜内文城 49 公認会計士 (1)次前
森夏枝 33 党県代表代行 維新
西井直人 57 党地区委員長 共新
山本公一 67 [元]副総務相 (7)自前=[公]
(届け出順)
2062
:
チバQ
:2014/12/07(日) 21:40:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tokyo/CK2014120702100003.html
注目区ルポ
◆5区(目黒・世田谷区南東部) 前回の「11万票」どこへ
無党派層が比較的多く、前回、みんな、維新、未来の各党が候補者を立て、計十一万票あまりを獲得した。構図ががらりと変わった今回、これらの票がどう動くのか、注目される。
「この二年、全力疾走してきたつもりですが、まだまだ地元を回りきれていないのは承知しています」
公示の二日午後、目黒区の選挙事務所前で出陣式に臨んだ自民前職若宮健嗣さんは、こう切り出した。周りを地元選出都議や区議がぐるりと取り囲む。
現在二期。前回、比例から小選挙区に転身したばかり。地元の後援会組織はまだない。九月までの一年間は防衛大臣政務官として、オスプレイ導入など国防の最前線で活動し、地元に入る機会が少なかった。
それをカバーするかのように地盤を持つ都議や区議が支援する。序盤情勢では優位に立つが、陣営幹部は「前回のような民主の批判票は期待できない」と気を引き締める。
民主元職の手塚仁雄さんは「この時期の解散は低投票率を狙っているのは見え見えだ」。寒風吹きすさぶJR目黒駅前で訴えた。
当選と落選を三回ずつ経験し、今回が七回目の選挙。バッジを失った二年間、地元回りに力を入れ、駅前で演説も続けた。「都内でも自民支持率が低い地域。非自民色を出すのが得策」。アベノミクスの負の側面や集団的自衛権行使容認への批判を繰り返す。
序盤は追う形となった。「街頭での感触は前回よりも確実に良くなっている。でも『前回は投票しなかったけど、今回は入れる』と言ってくれる人が少ない」。ギアを入れ替える。
みんなの解党で、無所属で立候補した前職三谷英弘さんは演説で「うさんくさい政治の雰囲気を変えたい」と強調。自・民への批判票の取り込みを狙う。
目黒区議を六期二十二年務めた共産新人の沢井正代さんは「消費税を増税する一方で、法人税減税をやる。逆立ちした税制だ」と生活者の視点で批判。今年二月の都知事選にも出馬した無所属新人のドクター・中松さんは「がん撲滅法」の制定を主張している。 (石井紀代美)
◇5区(5)目黒・世田谷区(南東部)
若宮健嗣 53 (元)防衛政務官 自前<2>
三谷英弘 38 (元)みんなの党役員 無<前><1>
手塚仁雄 48 (元)首相補佐官 民元<3>
ドクター・中松 86 発明家 無新
沢井正代 65 (元)目黒区議 共新
(届け出順)
2063
:
チバQ
:2014/12/07(日) 21:40:15
◆23区(町田・多摩市) 再戦4氏、懸命の訴え
前回の六人から二人少ない四人が立候補した。四人は、いずれも前回と同じ顔ぶれとなった。
「今回の選挙は本当に厳しい。まだ顔を覚えてもらってないんです」。自民前職小倉将信さんは二日、多摩市での第一声で懇願した。党の公募候補者で初当選してから二年。突然の選挙に戸惑いを見せる。
日銀出身らしく金融政策通をアピール。他陣営がそろって「経済格差を助長」と反アベノミクスを展開する中、「取り残されている人たちのために仕事をする」と強調した。会社が倒産しても経営者の生活を守る新しい保証ガイドラインを策定するなど、中小企業保護の実績を力説して批判をかわしている。
前回、逆風の中で小倉さんに二万三千票差まで迫った民主の櫛渕万里さん。衆院解散後、すぐに海江田代表が町田市に演説に入るなど、議席奪還に力が入る。「暮らしと平和を守る」ことを前面に出し、集団的自衛権の行使を容認した閣議決定やアベノミクスへの批判で、安倍政権への対決姿勢を鮮明にする。
「冷凍食品まで値上がりすれば、お子さんのお弁当代も切り詰めなければいけない」と声を張り上げ、物価に敏感な主婦や母親たちに訴える。
今回四人が初めて相まみえた先月末の公開討論会で、櫛渕陣営が意識したのは維新の新人伊藤俊輔さんとの差別化だった。維新は脱原発路線で民主よりも踏み込んでおり、票を食い合う可能性も高いからだ。
その維新は世論調査で、全体の劣勢が伝えられている。伊藤さんの陣営幹部は「それは全国的な傾向だ。選挙区にはそれぞれの事情がある」とし、自民元衆院議員の父、伊藤公介氏の地盤を引き継いだ地縁の強みを生かしたい考えだ。
団地や商店街を小まめに回って訴えているのは共産の新人松村亮佑さん。二人の子を持つ親として「子どもを戦場に送る国にはしない」と声をからす。大企業が抱え込む多額の内部留保の一部を社会に還元するなどアベノミクスへの対案も示し、支持層の拡大に躍起だ。 (栗原淳)
◇23区(4)町田・多摩市
小倉将信 33 (元)日銀職員 自前<1>
櫛渕万里 47 (元)経産委理事 民元<1>
松村亮佑 34 党地区副委員長 共新
伊藤俊輔 35 会社経営 維新
(届け出順)
2064
:
チバQ
:2014/12/07(日) 21:43:26
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tokyo/CK2014120602100003.html
注目区ルポ
◆2区(中央・文京・台東区)「一年生」にベテラン挑む
いずれも当選一回の自民前職と、前回みんなの党から出馬して比例復活した維新前職の二人の「一年生」に、ベテランの民主元職が返り咲きを目指して戦いを挑んでいる。2区では民主と維新との統一候補の調整はつかなかった。
「日本が戦後、順調に成長してきたのは戦争がなかったから」。民主元職中山義活さんは五日朝、台東区の入谷駅前でマイクを握り、集団的自衛権の行使を認めた安倍政権への危機感をあらわにした。
台東区議、都議を経て衆院議員を四期務め、知名度は高い。演説の途中、孫が所属する少年野球のチームメートの父親から「頑張って」と声をかけられた。中小企業対策にも力を注ぐ。前回の敗戦から二年間、地元経営者の声を聞いて歩き、経営改善のアドバイスもしてきた。「中小企業が潤わなければ日本の景気は絶対回復しない」
中山さんとは親子ほど年が離れた自民前職の辻清人さんは二日夕、中央区の事務所前で「(安倍首相の経済政策)アベノミクスは道半ば。若手議員が中心となって安心して暮らせる日本をつくる」と声を張り上げた。傍らには神奈川11区の自民前職小泉進次郎さん(33)の姿があった。小泉さんとは米国で大学院とシンクタンク職員時代を共に過ごした仲だ。翌日は谷垣禎一幹事長も応援に駆けつけ、てこ入れを図った。
辻さんは衆院議員を九期務めた元通産相の深谷隆司さん(79)の地盤を受け継いだ。五日午後は、深谷さんに連れられ支援者をあいさつ回り。その間、地元選出の都議、区議が選挙カーに乗り支援を呼び掛けた。
今年九月、みんなの党から維新に替わった前職大熊利昭さんは、維新の改革路線PRに余念がない。五日午後も文京区の後楽園近くの商店街で「アベノミクスの金融緩和では景気は良くならない。構造改革で生産性を上げれば良くなる」と買い物客らに訴えた。
商店街や駅頭を分刻みのスケジュールで動く共産新人石沢憲之さんの宣伝ビラは「青年雇用・ブラック企業対策室長」の肩書を大きく表記。ブラック企業で働く人々の実態調査をした経験を交え「人間らしく働けるルール作りを」と呼び掛ける。 (小形佳奈)
◇2区(5)中央・文京・台東区
辻清人35 党青年局次長 自前<1>
石沢憲之27 党地区常任委員 共新
大熊利昭51 (元)内閣委員 維<前><1>
中山義活69 (元)首相補佐官 民元<4>
犬丸勝子59 介護事業所経営 諸新
(届け出順)
2065
:
チバQ
:2014/12/07(日) 21:43:41
◆19区(小平・国分寺・国立・西東京市)無党派層獲得がカギ
五度目の対決となる自民前職と民主元職。それに前回比例復活した次世代前職が迫り、共産新人が追いかける。ベッドタウンで無党派層の獲得がカギ、と各候補は訴えに力を入れる。
「御嶽山(おんたけさん)噴火災害では現地対策本部の責任者を務めさせていただきました」。自民の松本洋平さんは、街頭演説で内閣府政務官としての活動をアピール。元銀行マンでもあり有効求人倍率が好転していることなどアベノミクスの成功を強調して支持を求める。四日夜には安倍首相が選挙サンデーの七日夕に応援演説に来ることが決定。陣営幹部は「安倍さんが力を入れる候補と自民支持層以外にも印象付けられる」と声を弾ませた。
前回、松本さんに敗れ次点だった民主の末松義規(よしのり)さんは、五日のJR中央線国立駅前の演説で「安倍政権は株価を上げようと皆さんの年金積立基金の株式投資の拡大措置をとった。株価が下れば年金危機になる」と政権批判に声を張り上げた。続けて「中央線も自殺が原因でよくとまる」と指摘し、自殺防止策に力を入れたいと強調した。末松さんは「富裕層ではなく生活者の視点で政策を進めるのが民主の存在意義だ」と述べた。
次世代の山田宏さんは前回、維新から出て六万四千票あまりを集めて小選挙区では三位ながら比例で復活した。今回は次世代幹事長の立場で挑む。「杉並区長時代に区の借金を大幅に減らした」と実績をアピールする一方「小笠原諸島でサンゴを密漁する中国船対策に毅然(きぜん)とした対応ができなかった」と政権の対応を批判。陣営は「保守層に加え、メディアなどで候補の考えを知り共鳴してくれる無党派層を取り込みたい」。
「消費税10%増税はやめさせる。原発はなくす」と訴えているのは共産新人の小泉民未嗣(たみじ)さん。五日、西東京市の田無駅前の演説で「自民党と正面対決するのは共産党」と主張した。取材に「自民党や安倍政権をよしとしない無党派層をどれだけ取り込めるかが重要」と力を込めた。 (竹島勇)
◇19区(4)小平・国分寺・国立・西東京市
小泉民未嗣36 党地区委員長 共新
山田宏56 党幹事長 次<前><2>
末松義規58 (元)復興副大臣 民元<5>
松本洋平41 内閣府政務官 自前<2>
(届け出順)
2066
:
チバQ
:2014/12/07(日) 21:51:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141207ddlk38010372000c.html
2014衆院選:誰に投票すれば…? 4区・伊予市、度々の区割り変更に戸惑い 突然の解散、余波ここにも /愛媛
毎日新聞 2014年12月07日 地方版
今回の衆院選から、伊予市と内子町小田地区が、愛媛2区から4区に編入された。1票の格差是正のための区割り変更だが、なじみのない候補者に投票しなければならない有権者からは「いったい誰に入れればいいのか」と戸惑いの声が漏れる。突然の解散で住民への周知も後手に回ったことから、投票率への悪影響も懸念されている。【黒川優】
市全域(有権者約3万2000人)が丸ごと異なる選挙区に移った伊予市。「政策や考え方が分からない人を応援したいと思えない。選挙に行く意欲がうせている」。市中心部でうどん店を営む八尋(やひろ)宏さん(69)は店を切り盛りしつつ、怒りをぶちまけた。
同市は1986年にも旧愛媛1区から旧3区に。94年には2区にと、選挙区変更が繰り返されてきた。「ばかにするなという感じ。伊予市民は数合わせ要員としか思われていないのでは」と収まらない。
市選管には「何区で投票すればいいのか」との問い合わせも相次ぐ。各地区に回覧板を回して周知に努めてきたが、浸透は途上だ。中田末明事務局長(58)は「先月までは知事選の作業に追われていた。急な解散で周知に十分手が回っていない」と疲れをにじませた。
◇
2005年に合併した内子町(有権者約1万5000人)は、内子地区と五十崎地区が4区、小田地区が2区と、一つの町内に二つの選挙区があったが、今回、4区に一本化された。正岡和猶(かずなお)・同町小田支所長(53)は「大きな混乱はない。町内で選挙区が異なるいびつな形がすっきりした」と歓迎した。
地区内の自営業の男性(57)も「いずれ4区に編入されるとは思っていたので、町の集会などで4区に住む人から候補者についての話を聞いていた」と比較的冷静に受け止める。
ただ同町の宮野照三総務課長(59)は「付き合いのある候補を選ぶわけではないので誰を選べば良いか分からないかもしれない。投票率は下がるかもしれない」と顔を曇らせた。
2067
:
名無しさん
:2014/12/07(日) 21:54:23
チバQが何をしたいのかわからない
2068
:
名無しさん
:2014/12/07(日) 22:14:10
後々に振り返る時に役に立つので続けてくれ
2069
:
名無しさん
:2014/12/07(日) 22:33:01
記事をまとめてくださって本当にありがおうございます。 大変勉強になります。
2070
:
名無しさん
:2014/12/07(日) 22:34:06
前回の選挙どうだったかなと言う時
46回のスレ見直すからなあ
2071
:
名無しさん
:2014/12/07(日) 22:53:57
人生の浪費にしか見えないんだけど
2072
:
名無しさん
:2014/12/07(日) 23:44:17
衆院選中盤情勢:与党、3分の2超の勢い…本社総合調査
毎日新聞 2014年12月07日 23時18分
http://mainichi.jp/select/news/20141208k0000m010094000c.html
毎日新聞は第47回衆院選(定数475=小選挙区295、比例代表180)が14日に投開票されるのを前に、5〜7日に特別世論調査を実施し、取材情報を加味して中盤情勢を探った。
自民党は小選挙区、比例代表で計300議席を上回る勢いで、公明党と合わせて衆院の3分の2(317議席)を超えるだけでなく、自民単独での3分の2超えも視野に入る。
◇自民堅調続く/第三極振るわず、民主伸び悩み
民主党は公示前の62議席を上回るが、小選挙区、比例ともに前回の2012年から小幅の伸びにとどまる見込み。維新の党は計30議席に届かない見通しだ。
調査では、小選挙区で4割強、比例代表で約2割の人が投票態度を明らかにしておらず、終盤で情勢が変わる可能性もある。
自民党は青森、秋田、山形、群馬、富山、石川、福井、岐阜、和歌山、鳥取、島根、山口、徳島、愛媛、高知、佐賀、長崎、宮崎の各県ですべての小選挙区を制する勢い。
小選挙区の合計で、前回12年の237議席に迫る勢いだ。さらに比例代表では05年衆院選に匹敵する70議席台を確保し、前回得た57議席から大きく上積みする見通しだ。11ブロック全てで民主党の2倍近い議席を得る情勢だ。
連立を組む公明党も、候補者を擁立した9小選挙区がいずれも優勢で、比例代表と合わせて30議席半ばをうかがう。提出法案が参院で否決された場合に衆院で再可決できる「衆院の3分の2」を上回る議席を、自公両党で再び獲得するのは確実な情勢だ。
民主党は小選挙区で前回(27議席)を超える30議席台を確保しそうだ。ただ、他党との調整で自党の候補がいない小選挙区が増えた影響もある。前回選で、比例復活に回った海江田万里代表、菅直人元首相ら幹部が再び苦戦している。
比例代表も前回(30議席)を上回る40議席をうかがうものの、与党の勢いに押されて大きな党勢回復にはつながっていない。
維新の党は小選挙区で4?5議席にとどまる見通しで、地盤の近畿を含めて劣勢を強いられている選挙区が多い。
比例代表は20議席前後の見込み。
次世代の党は小選挙区で平沼赳夫党首らの2議席にとどまり、比例代表は議席獲得のめどが立っていない。「第三極」政党は全般に振るわず、与党への批判票などの受け皿になる存在感を十分には発揮できていない。
共産党は四国以外の比例代表10ブロックで議席確保が見込まれるほか、沖縄で1議席を競り合うなど、公示前の8議席から一気に20議席まで躍進する可能性がある。
生活の党は沖縄の小選挙区で1議席を確保する見通しだが、小沢一郎代表が苦戦。比例代表も伸びず、公示前勢力(5議席)の維持は困難だ。
社民党は沖縄で1議席のほかには、比例代表がゼロの可能性もある。公示前の2議席維持は微妙な情勢だ。【松尾良】
2073
:
片言丸
:2014/12/08(月) 00:25:26
>>2072
社民は九州の牙城も崩れてしまうのか?
そして、デニー・階・黄川田が余裕勝ちしそうなのに小沢は小選挙区を落としてしまいそうなのか。
2074
:
神奈川一区民
:2014/12/08(月) 07:35:26
>>2072
>>2073
小澤一郎氏が小選挙区で苦戦しているのは、
離婚が影響しているかも。
地元は、奥さんが守っていたらしいから。
大阪府では、前回維新に投票した有権者が、
自民党や棄権に流れるってことなんだろうね。
2075
:
名無しさん
:2014/12/08(月) 12:13:38
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2367477.html
衆院選中盤情勢調査、自民単独で3分の2視野に
14日に投票日を迎える衆院議員選挙について、JNNでは、毎日新聞との共同調査などに基づいて中盤情勢を分析しました。
その結果、自民党が現有議席を大きく超えて単独で3分の2にあたる317議席まで視野に入れる勢いを示していることがわかりました。
JNNでは、今月5日から7日に行った毎日新聞との共同調査に独自の調査や取材情報を加えて中盤情勢を分析しました。
まず、自民党は、小選挙区で北陸や四国など11の県で議席独占が有力になるなど、ほぼ全国的に優勢を保っています。
また、前回の57議席を大きく超える70議席以上が有力で、過去最高の77議席を超える可能性もある比例代表も合わせると、
自民党単独で300議席を超え、議席全体の3分の2となる317議席まで視野に入る勢いとなっています。
同じ与党の公明党も小選挙区で立候補した9人全員が当選する可能性が高く、比例代表でも前回を上回る議席獲得が有力になっています。
一方の野党側ですが、民主党が野党間の候補者調整の効果もあって、
小選挙区、比例代表ともに前回の選挙を上回る勢いですが、海江田代表が選挙区で苦戦するなど、全体に伸びを欠いており、100議席を超えるのは難しい情勢です。
維新の党は、橋下共同代表のおひざ元、大阪でもこれまでほどの勢いは示せておらず、前回、獲得した議席を半減させる可能性が強まっています。
次世代の党は中国地方と九州でそれぞれ1議席が、生活の党も東北と九州で合わせて2議席が有力になっていますが、比例代表では、ともに議席獲得のめどが立っていません。
一方、共産党は小選挙区で1議席を獲得する可能性が出てきているほか、比例代表では全国的に自民党を批判する票の受け皿となっていて、前回の獲得議席を倍増させる勢いを示しています。
社民党は九州で小選挙区の1議席がほぼ確実になっていて、比例代表でも1議席獲得をうかがっており、新党改革は小選挙区、比例代表ともに議席獲得が難しい情勢です。
ただ、今回の調査では46%の人が「まだ投票先を決めていない」と回答していて、投票率の低下が心配されるほか、今後、情勢が大きく変わる可能性があります。
2076
:
とはずがたり
:2014/12/08(月) 13:01:19
いよいよ憲法改正っすかねぇ。。
参院選でどの程度圧勝すると自公更には次世代や維新併せて2/3いきますかね?
民維連合どころか改憲連合の方が可能性高そうだ。。
改憲とかなると民主党が見苦しく右往左往しそうだ(;´Д`)
2077
:
名無しさん
:2014/12/08(月) 17:31:34
http://www.sankei.com/politics/news/141208/plt1412080024-n1.html
自民単独で3分の2うかがう 終盤情勢 過去最高議席上回る勢い。民主は低迷、共産躍進
産経新聞社は8日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した電話世論調査(4〜7日)に全国総支局の取材を加味し、14日投開票の衆院選終盤情勢をまとめた。
自民党は、平成21年に民主党が単独政党として獲得した現行憲法下での最高議席(308議席)を上回り、衆院の3分2に当たる317議席をうかがう勢い。
民主党は目標の100議席は難しい情勢だ。共産党は前回(8議席)の倍増をうかがう勢いだが、その他の野党は軒並み苦戦を強いられている。
産経新聞など報道各社は序盤情勢で「自民300議席超」と報じたが、自民党は勢いを維持している。
選挙区(295議席)のうち200議席前後を固め、優勢の選挙区を含めると約220議席となる見通しだ。激戦区でも半数以上でやや優位となっている。
青森、群馬、山口など21県で選挙区全勝の可能性がある。大都市圏では東京、神奈川などで地滑り的勝利を狙える勢いで、前回衆院選で旧日本維新の会が躍進した大阪でも健闘している。
比例代表(180議席)では、前回(57議席)を大幅に上回る80議席が射程に入った。
公明党も、公示前の31議席以上を確保する公算が大きい。参院で法案が否決されても衆院で再議決して可決するために必要な議席の3分の2を自公両党で上回るのは確実で、焦点は自民単独で3分の2を握るかどうかに絞られている。
民主党は、前回獲得の57議席から10議席以上の増加が見込まれるが、目標の100議席は極めて難しく、80議席にも届かない可能性がある。
維新の党も25議席前後にとどまり、公示前勢力の42議席から激減する見通しだ。次世代の党、生活の党、社民党は比例での議席獲得に苦戦しており、選挙区でも一桁台に低迷するのが確実だ。
ただ、接戦区が約40選挙区あり、選挙区によっては態度未定の有権者が約4割を超えているため、情勢が変化する可能性がある。
◇
■世論調査の方法
サンプル数は4万936。平成26年9月末の選挙人名簿を基に、選挙区ごとに満20歳以上の有権者から男女別・年代別の構成割合に応じて調査対象を抽出。
電話番号を無作為発生させるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)方式で算出した回答数が得られるまで電話調査を行った。
2078
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2014/12/08(月) 19:25:25
これ,結構騒がれるかもしれん。。。
公明党への協力要請=衆院選でグループ2社に―JTB【14衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141208-00000084-jij-bus_all
JTBは8日、14日投開票の衆院選で公明党に協力するようグループ2社に文書で要請したことを明らかにした。同社の監督官庁は国土交通省で、太田昭宏国交相は同党公認で東京12区から立候補している。
JTBによると、文書は取締役旅行事業本部長名で11月27日付。首都圏在住の社員に公明党の政治活動を支援する署名集めを、東京12区に住む社員には太田氏の支援者名簿作成に向けた署名集めを要請した。大口顧客で、公明党の支持母体である創価学会から協力を求められたという。
JTBは「任意の協力を要請しているもので、コンプライアンス(法令順守)上の問題はない」(広報室)と説明している。
2079
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2014/12/08(月) 19:26:32
ついに,大将が出てきましたよっと。
共産の不破氏が街頭演説へ=9年ぶり、京都・沖縄で【14衆院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014120800775
共産党の不破哲三前議長(84)が14日投開票の衆院選で街頭演説に立つことが8日分かった。党広報部によると、2005年以来9年ぶり。10日に京都1区、11日に沖縄1区にそれぞれ入り、党公認候補への支持を訴える。
今回の選挙では、共産党が小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以来、18年ぶりに選挙区で議席を獲得する可能性が出ている。同党はこうした情勢を「重要なチャンス」(党関係者)と分析。不破氏本人の強い意志もあり、演説が決まった。(2014/12/08-19:04)
2080
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:28:40
>>2071
うすうす気づいてるのでイジメないでください
2081
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:30:16
こんなこと言ってるようじゃもうダメでしょ
http://www.asahi.com/articles/ASGD861JNGD8ULFA02M.html?ref=rss
「ブレーキかける力を与えて」民主・枝野幹事長
2014年12月8日18時51分
■枝野幸男・民主党幹事長
自民党になって経済が明るくなったと(安倍首相は)おっしゃっているが、民主党政権の方が自民党政権の倍以上、成長させている。この結果をしっかりみていただきたい。株価のような目立つ数字にだまされないで、あなた自身のくらしを見つめていただきたい。はたしてこの2年間、良くなったのか。良くなる兆しが見えているのか。そうしたことをしっかりと見つめていただければ、幻想や夢からさめることができるはずだ。株を上げる大きな輸出企業を潤わせ、その陰であなたの収入は増えない。輸入物価は上がる。(安倍政権の)2年間の歩みをさらに4年間続けていったらどうなるかと考えた時、しっかりとこれにブレーキや歯止めをかける、そうした力を与えていただきたい。(新潟市の街頭演説で)
2082
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:32:36
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141208/plt1412081529004-n1.htm
衝撃の「小沢氏落選」予測 毎日新聞報じる
2014.12.08
生活の党・小沢一郎代表【拡大】
毎日新聞は8日付朝刊で、世論調査結果と取材に基づいた衆院選の政党別推定当選者数を掲載した。衝撃的だったのは、小沢一郎代表(岩手4区)率いる生活の党について「沖縄の小選挙区で1議席を確保する」ものの、比例代表の獲得議席数は「0」との見通しを示したことだ。つまり、小沢氏が選挙区で落選し、比例復活も困難と予測したわけだ。
毎日は、岩手4区の情勢について、自民党の藤原崇氏が「一歩リード」しているとし、小沢氏は「後援会の高齢化、党の縮小が影響し、勢いに陰り」と分析した。
小沢氏が「選挙区敗北の危機」という見方は根強い。ただ、比例復活すら困難とする予測は、永田町や地元で波紋を広げそうだ。
2083
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:33:14
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141208/plt1412081529005-n1.htm
【激突!!師走決戦】小沢氏、異例の「ドブ板」 対抗馬の猛追に焦り? “王国”岩手4区ルポ (1/2ページ)
2014.12.08
《表の見方》 △は「優勢」、▼は「あと一息」。(本紙分析)。 ※自=自民党、共=共産党、生=生活の党【拡大】
生活の党の小沢一郎代表は6、7両日、自身が立候補している衆院岩手4区で約30年ぶりの本格遊説に臨んだ。小沢氏は選挙活動を秘書らに任せてきたが、対抗馬である自民党の藤原崇氏の猛追に危機感を感じ、異例の“ドブ板”に打って出た格好だ。大きく揺らぐ「小沢王国」を歩いた。
「大変厳しい選挙でございますので、どうか皆さんのお力で、何とか勝ち抜くことができるよう、もうひと働きさせて頂けるよう、心からお願い申し上げます」
7日朝、岩手県奥州市のJR水沢駅近くの選挙事務所前。前夜から未明にかけて降り続いた雪が残る道端で、ビール箱の上に立った小沢氏が切々と訴えかけた。
小沢氏は6、7両日、選挙区内の30カ所でマイクを握った。2012年衆院選の終盤にも4区入りして街頭演説に臨んだが、選挙戦中盤に、しかも丸2日間かけてみっちり地元を回るという今回の遊説日程には、並々ならない危機感がにじむ。
雪が舞い、気温が氷点下になる時間帯もあったが、コートや手袋は身につけない。どの場所でも、10分前後の演説を終えた後は、一人一人と握手を交わしていった。
「米価も下がってますよね? これは安倍晋三政権の象徴です。党首が集まった(討論会の)中でもね、農業のことを言ったのは私一人だ」
農山村での演説では、農業政策への自身の姿勢をアピールすることを忘れなかった。
2日間の遊説には民主党岩手県連の高橋元(はじめ)幹事長が同行し、野党共闘も演出した。小沢氏は「これを大きな契機とし、全国的に、全政党的に、1つの連合体を作っていきたい」といい、衆院選後の野党再編への意欲を示した。
一方、水沢駅近くでの小沢氏の演説直後、2駅離れたJR前沢駅付近では自民党の藤原氏の演説会が開かれていた。
「藤原さんは31歳ですよ。あと20年、30年、いやあと40年、皆さんとともに歩めるんです!」
応援に駆けつけた大島理森前副総裁は、今年72歳を迎えた小沢氏を念頭に、藤原氏の「若さ」を聴衆に訴えた。応援演説に立った県議も「藤原氏は選挙のときだけ帰ってくる方とは違う」と声を張り上げた。
ただ、人の集まりはお世辞にもいいとは言えない。ざっと見たところ40人程度だ。小沢氏の場合は、市街地で百数十人、山間部でも70〜90人を集めていた。「父親の代から応援しているよ」「久しぶりだなぁ」と笑顔で小沢氏の肩をたたく高齢者らの姿は、「王国」の底力を感じさせる。
しかし、地盤沈下は確実に進んでいるという。奥州市幹部が解説する。
「かつては小沢氏寄りだった県議の一部が、藤原氏支援に回っている。地元経済界にも藤原氏を推す動きがある。今回の地元遊説は、小沢氏の焦りの表れだろう」
藤原氏は12年衆院選で小沢氏に敗れたものの、約3万票差まで詰め寄り比例復活で初当選した。小沢氏の得票は7万8057票で、09年の13万3978票から4割以上減った。永田町では「比例復活を許した時点で、『選挙の小沢』の虚像は崩れた」(民主党中堅)との見方がもっぱらだ。
藤原陣営関係者は「今回は接戦に持ち込める。何が何でも(藤原氏を)比例復活でなく選挙区で勝たせる。岩手を変えるための象徴区が4区だ」と鼻息は荒い。9日の安倍首相の4区入りを起爆剤に、一気に攻勢をかける構えだ。
「剛腕」の異名をかけた崖っぷちの戦いが天王山を迎える。 (松本学)
2084
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:33:57
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141207/plt1412070830001-n1.htm
大阪11区は“三つどもえ” かつての小泉チルドレンは強敵と激突 (1/2ページ)
2014.12.08
連載:12・14衆院選 壮絶選挙区に迫る
《表の見方》△は「優勢」、▼は「苦戦」。(夕刊フジ分析)。※自=自民党、民=民主党、維=維新の党、共=共産党【拡大】
かつて「小泉チルドレン」として話題を集めた自民党の佐藤ゆかり氏が参院議員を辞職して、衆院大阪11区から出馬した。生まれも育ちも東京という佐藤氏だが、地元に根付いた民主党の元官房長官や、維新の党の前職といった強敵と激突する。全国屈指の激戦区として注目されている。
「私を、ここの人間にならせてください。保守の政治を取り戻す、その熱意とともに最後まで寄り添い、この地で一生を全うしたいと思います」
佐藤氏はこう訴え続けている。週刊誌は「選挙流浪人」などと揶揄しているが、自民党関係者は「時代の波に揺さぶられた」と同情的だ。
確かに、佐藤氏は2005年の郵政選挙で、野田聖子前総務会長の刺客として岐阜1区から出馬した。激戦の末、敗れたが比例復活し、懸命に議員活動を続けていた。ところが、野田氏が自民党に復活すると支部長を奪われ、09年衆院選はやむを得ず、東京5区から出馬して落選した。
「あそこで我慢して浪人していれば、12年衆院選で勝利できたが、10年参院選に比例代表で出馬して当選した。その後も衆院議員へのこだわりを持ち続け、祖父とゆかりのある山形3区での出馬を模索したこともあった」(自民党関係者)
大阪11区は、自民党支部長が不在の空白区だった。急に決まった師走選挙に、自民党大阪府連は「知名度抜群の佐藤氏なら、短期決戦でも勝機あり」とみて、候補者として推したとされる。
だが、この選挙区には、前回衆院選で落選した旧松下電器労組出身の平野博文元官房長官や、歌手でタレントのやしきたかじん氏のヘルニアを治療したことでも知られるエリート医師で、維新の前職、伊東信久氏といった強敵がいる。
地元に根付いた2人に対し、佐藤氏がどこまで戦えるかは未知数だが、平野、伊東両陣営は危機感を持っている。
「ここには一定の自民党票と公明・学会票がある。ちょっとした追い風が吹けば、平野氏と伊東氏の票が割れる。以前、自民党候補が10万票近くを獲ったこともある」(維新関係者)
最後に笑うのは…。 (ジャーナリスト・田村建雄)
2085
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:37:20
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800442
6選挙区で接戦=北海道【衆院選情勢】
1区は民主横路と自民船橋が横一線の戦い。2区はリードする自民吉川を、民主道連推薦の無所属池田が追い上げ、維新松木も続く。3区は民主荒井と自民高木が互角の争い。維新小和田は出遅れている。4区は自民中村と返り咲きを狙う民主鉢呂が接戦。5区は自民町村が有利に戦いを進め、民主勝部は追い上げに懸命。6区は自民今津と民主佐々木が一歩も譲らぬ展開となっている。
7区は、自民伊東と民主から出馬する鈴木が競り合い、8区も民主逢坂と自民前田の接戦となっている。9区は自民堀井が優位に立ち、民主山岡は労組など民主支持層固めに全力を挙げる。10区は公明稲津が優勢に戦いを進め、民主神谷が追う。11区は自民中川が一郎、昭一が築いた中川家の地盤を固めて先行し、民主三津は支持層以外で伸び悩む。12区は自民武部がリード。民主水上は大地との選挙協力が課題。(2014/12/08-14:43)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800443
全選挙区で自民優位=青森【衆院選情勢】
全4区で自民が優位に立つ。1区は自民津島を維新升田が追う展開。共産を除く野党は升田に一本化し、非自民票の受け皿を狙う。2区は自民江渡が組織力を生かしリード。維新中野渡は民主の選挙協力を得られず苦戦している。3区はベテラン自民大島を、維新と社民の支援を受ける民主田名部が追う。4区は自民木村が組織力を生かし、民主山内の追撃を阻んでいる。(2014/12/08-14:43)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800444
1、3、4区で野党優勢=岩手【衆院選情勢】
1区は民主階が好調。民主、生活の支持層に加え、無党派層にも支持拡大を図る。自民高橋は自民支持層の動向が鍵。2区は強固な地盤を持つ自民鈴木を、民主県連の推薦を得た生活畑が追う展開。3区は民主黄川田が一歩リード。生活県連からも「自主支援」を受ける。自民橋本も懸命に追う。4区は生活代表の小沢が優位に立つが、自民藤原も清新さをアピールし猛追、番狂わせを狙う。(2014/12/08-14:43)
2086
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:38:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800447
安住が安定=宮城【衆院選情勢】
1区は自民土井と民主郡が競っている。組織力で勝る土井に対し、郡は無党派層への支持拡大を狙う。5人が争う2区は、県議時代から根を張った自民秋葉が優勢。民主との候補者調整で1区から国替えした維新林は出遅れ、地盤のない次世代増元も苦戦している。
3区は自民西村が保守層や公明票を固め、民主橋本をリード。4区は自民伊藤が組織力を生かし先行している。民主井戸は知名度不足がネック。5区は民主安住が長年培った支持基盤をバックに安定した戦い。自民勝沼は巻き返しに全力を挙げる。6区は自民小野寺を民主鎌田が追う。(2014/12/08-14:43)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800448
1、3区は接戦=秋田【衆院選情勢】
1区は自民冨樫と民主寺田が激しく競り合っている。組織力を生かす冨樫に対し、寺田も精力的に小集会などをこなし猛追している。2区は強固な地盤を持つ自民金田が優位。民主緑川は無党派層への浸透を狙うが出遅れが響いている。3区は維新村岡と自民御法川が横一線の激戦。村岡は候補擁立を見送った民主票の取り込みに力を注ぎ、御法川は支持層固めに全力を挙げる。(2014/12/08-14:44)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800449
保守分裂3区は接戦=山形【衆院選情勢】
1区は自民遠藤が先行し、民主原田は知名度不足の挽回に懸命。2区は民主近藤と自民鈴木が競り合っている。中小企業や労組の支援を受ける近藤に対し、鈴木は農村票などの掘り起こしに全力を挙げる。保守分裂となった3区は無所属阿部と自民加藤が接戦。阿部は市長を務めた酒田市を中心に支持を広げる。父紘一の地盤を継いだ加藤は党公認を背に組織戦を展開。民主吉田は伸び悩む。(2014/12/08-14:44)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800450
玄葉が盤石=福島【衆院選情勢】
1区は接戦で自民亀岡を民主金子が追う。組織力で勝る亀岡に対し、金子は労組票を持つ社民と政策協定を結び巻き返しを狙う。2区は第2次安倍内閣で復興相を務めた自民根本が保守層を固めて優勢。知名度で劣る民主岡部は追い上げを図る。
3区は強固な地盤を誇る民主玄葉が盤石。自民上杉は新党改革と連携し、挽回を目指す。4区は自民菅家が先行し、維新小熊が追う展開。小熊は引退後も地元で影響力を持つ渡部恒三の支援を取り付けた。自民の候補者選定が難航した5区では、公認を得た自民吉野がややリードし、民主吉田が猛追する。(2014/12/08-14:44)
2087
:
とはずがたり
:2014/12/08(月) 19:38:13
>>2080
俺が貼り付けサボってるばっかりにチバQさんにとばっちりが行ってしまってすみません(汗)
2088
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:39:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800451
5選挙区で自民優位=茨城【衆院選情勢】
1区は自民田所が元県議の知名度を生かし先行。民主福島は連合や医師連盟の組織固めを進めつつ、大票田の水戸市で小まめに有権者を回り食らい付く。2区は11選を狙う自民額賀が圧倒。3区は自民葉梨がリード。出遅れた維新石井は都市部で浮動票の取り込みを急ぐ。
4区は自民梶山が父静六の代からの地盤を生かし、民主高野を引き離している。5区は民主大畠が、出身母体の日立製作所労組OBの支援でやや優勢。自民石川は、4区から新しく5区に加わった東海村で梶山の後援会に協力を受けるなど、浸透に躍起だ。
6区は自民丹羽が安定した戦い。知名度で劣る民主青山は世代交代を訴えて追い掛ける。7区は無所属中村が自民永岡との競り合いでやや優位に立つ。(2014/12/08-14:44)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800452
3区で簗、渡辺接戦=栃木【衆院選情勢】
1区は自民船田がリード。みんなから民主入りした柏倉は苦戦している。2区は、自民西川に民主福田が迫る。3区は自民簗とみんな解党で無所属となった渡辺の接戦。支持を広げる簗に対し、渡辺も父から継いだ後援会組織をフル回転させ、引き締めに懸命。4区は自民佐藤が7選を視野に安定した戦い。みんなから民主に移った藤岡は民主支持層への浸透が課題。5区は自民茂木が盤石。(2014/12/08-14:48)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800453
井野、石関が接戦=群馬【衆院選情勢】
1区は自民県連の公認拒否でもたついた佐田が態勢を立て直し、民主宮崎らを引き離した。2区は組織固めを進める自民井野を、維新石関が浮動票を取り込んで猛追、接戦を演じる。3区は自民笹川が安定した戦いぶり。前回旧日本未来の党から出馬した民主長谷川は支持に広がりを欠く。
4区は自民福田が先代からの強固な支持基盤に加え、無党派層にも浸透し盤石。5区も後援会組織の不明朗収支でおわび行脚を続ける自民小渕が、経産相辞任の影響をものともせず共産、社民の2新人を圧倒している。(2014/12/08-14:48)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800454
枝野、牧原が伯仲=埼玉【衆院選情勢】
1区は民主武正、自民村井がデッドヒートを繰り広げる。2区は前総務相の自民新藤が独走。3区は自民黄川田が一歩抜け、民主細川は巻き返しを図る。4区は自民豊田、民主神風が激しく競っている。5区は民主枝野と自民牧原が伯仲。幹事長の枝野は知名度で勝るも地元に入れず、厳しい戦いを強いられている。
6区は自民中根と民主大島が互角の戦い。7区では自民神山と、生活から民主に移った小宮山が激戦を展開。8区は自民柴山が安定感を増し、9区も自民大塚が堅調。10区は自民山口が支持層を手堅くまとめ、維新坂本は伸び悩んでいる。
11区は無所属小泉が頭一つ抜けた。12区は自民野中と次世代森田が競り、民主本多が追う。13区は自民土屋が安定。みんなから民主入りした山内は浸透しきれず苦しい。14区は自民三ツ林と維新鈴木が、15区では自民田中と民主高山が、それぞれ接戦を演じている。(2014/12/08-14:48)
2089
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:40:05
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800455
民主、優勢は野田のみ=千葉【衆院選情勢】
全13区中、9選挙区で自民が優位な戦いを進めており、民主リードは1選挙区のみ。残りの3選挙区は自民、民主の候補が接戦を繰り広げている。
前職3人がひしめく1区は、民主田嶋と前回比例復活の自民門山が互角の戦いで、次世代田沼は苦戦。2区は自民小林が優勢で、維新藤巻は出馬の出遅れを挽回できていない。3区は自民松野が支持を広げ、生活岡島、民主青山を引き離している。
4区は民主の前首相野田が抜群の知名度で、自民木村に差をつけた。5区は自民薗浦が返り咲きを目指す民主村越をリード。6区は自民渡辺が先行し、民主生方、次世代遠藤が追走する。7区の自民斎藤は維新石塚を、8区の自民桜田は維新太田をそれぞれ引き離した。9区は自民秋本、民主奥野が横一線で並び、次世代西田は伸び悩んでいる。
自民の10区林、11区森、12区浜田は支持基盤を固め盤石。13区は自民白須賀と、前回比例復活の民主若井が競り合っている。(2014/12/08-14:48)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800458
浅尾、江田が猛追受ける=神奈川【衆院選情勢】
自民が全18選挙区のうち12で議席をほぼ固めた。9、12、16区では自民、民主の前職同士が接戦を繰り広げる。
自民の1区松本、2区菅、3区小此木は手堅く組織をまとめて安定。4区はやや先行する無所属浅尾を自民山本が猛追する。5区の自民坂井、6区の公明上田、7区の自民鈴木は一歩抜け出た。8区の維新江田はやや優勢だが、自民福田の激しい追い上げを受けている。
9区は前回民主で唯一議席を守った笠と自民中山が競り合い、維新椎名が追う展開。10区は自民田中が先行し、再起を期す民主城島が巻き返しに懸命だ。11区の自民小泉は盤石。12区は自民星野と民主阿部が激戦。13区は自民甘利が安定し、14区も自民赤間が優勢。15区の自民河野は独走している。16区は自民義家と民主後藤が横一線。17区は自民牧島が優位。18区は自民山際が先行し、次世代中田、生活樋高は伸び悩んでいる。(2014/12/08-14:49)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800459
2区、保守分裂の激戦=山梨【衆院選情勢】
1区は、維新小沢が公示直前に比例近畿へ転出。事実上の一騎打ちとなる中、自民宮川が有利な戦い。旧みんなから民主に移った中島は、旧3区が地盤のため大票田の甲府市への浸透が課題。輿石東参院副議長の支援を受け組織固めを急ぐ。2区は、無所属長崎と自民堀内がデッドヒート。自民の二階俊博総務会長が長崎の応援に入るなど、保守層は完全に分裂。両陣営は、今回擁立を見送った民主票の行方が勝敗を左右するとみて、浮動票取り込みに全力を挙げる。(2014/12/08-14:49)
2090
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:40:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800460
海江田、菅が苦戦=東京【衆院選情勢】
前回、25選挙区中22勝した自民・公明が21選挙区でリードする展開。民主が接戦に持ち込んでいるのは3選挙区にとどまっている。
1区は再選を目指す自民山田が有利に戦いを進め、遊説で選挙区を空けざるを得ない民主代表の海江田は苦しい戦い。2区は自民辻が頭一つ抜け出し、民主中山が激しく追う。3区は自民石原がやや先行し、猛追する民主松原は無党派層への浸透を図る。4区は自民平が優位に立つ。5、6区も自民が安定した戦い。
7区は民主長妻と自民松本が接戦。8、9、10、11区も自民が堅実な戦い。12区は公明太田が生活青木、次世代田母神を引き離す。13区は自民鴨下が優勢で、14区は「うちわ問題」で法相を辞任した自民松島がリードし、民主木村が追う展開。
15区は自民秋元と維新柿沢が競り合っている。16区は元都議の自民大西が地盤を武器に支持を固め、優位に。17区は自民平沢が独走し、維新高橋は厳しい戦い。18区はリードする自民土屋に対し、元首相の民主菅が無党派層に支持を訴え猛追する。19、20区はいずれも自民が堅調。19区の次世代山田は苦戦している。21区は民主長島と自民小田原が激戦。22、23、24区は自民が有利に戦いを進め、いずれも民主元職を引き離している。25区は自民井上が盤石。(2014/12/08-14:49)
2091
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:42:02
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800462
1〜4区で自・民激戦=新潟【衆院選情勢】
1区は自民石崎と民主西村が競り合う。県議や市議が総力を挙げる石崎陣営に対し、民主は党幹部を続々と投入し支持を訴える。2区は自民細田と民主鷲尾が横一線の争い。細田は軸足を置く柏崎市の企業を中心に組織票を固め、鷲尾は街頭演説や小規模集会を重ねて浸透を図る。
3区は自民斎藤と民主黒岩が激戦を展開。斎藤は農業票を味方につける一方、黒岩は連合などの支持層固めに懸命。4区は自民金子と民主菊田が大接戦で、それぞれが無党派層への浸透を競い合う。5区は自民長島がリード。野党共闘で臨む生活森が追う。6区は自民高鳥が民主梅谷に先行している。(2014/12/08-14:50)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800463
自民全勝の勢い=富山【衆院選情勢】
1区は、自民田畑が優位に立ち、企業・団体票固めに余念がない。追う維新吉田は自民批判票の取り込みに懸命。2区は自民宮腰がリードし、社民東は伸び悩んでいる。3区は自民橘が堅実な戦いぶりで無党派層にも浸透を図る。共産坂本は政権批判で支持を訴える。(2014/12/08-14:50)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800464
自民、全県でリード=石川【衆院選情勢】
1区は自民馳がリードし、民主田中が懸命に追う。馳は街頭を中心に支持を訴える。2度目の国替えとなった田中は非自民票の取り込みに懸命。2区は自民佐々木が安定感を増している。3区は自民北村が優位に立ち、民主近藤が必死の追い上げを図る。北村は組織固めに余念がなく、近藤は無党派層の多い地域を重点的に回る。(2014/12/08-14:50)
2092
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:42:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800465
自民、優位な戦い=福井【衆院選情勢】
1区は自民稲田がリード。稲田は定数減で新たに選挙区となった地域でも支持拡大を図る。維新鈴木は野党支持層をまとめ切れず苦しい戦い。2区は自民高木が安定した選挙戦を繰り広げている。出馬表明が遅れた民主辻は、労組票が見込める越前市を中心に支持固めを急ぐ。(2014/12/08-14:51)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800467
2、4、5区で自民優位=長野【衆院選情勢】
1区は先行した民主篠原を自民小松が追い上げる。篠原は対話集会を小まめに開き、山間部にも浸透。小松は組織固めに懸命だ。次世代宮沢は苦戦。2区は自民務台がリードし、民主下条が懸命に追う展開。務台は企業回りに余念がなく、下条はミニ集会を中心に活動。維新百瀬は伸び悩む。
3区は民主寺島、自民木内が激しく競り、維新井出が追う。寺島は民主参院幹事長の羽田雄一郎と共に街頭演説をこなし、木内は大票田の上田市の態勢を強化した。井出は無党派層の支持拡大を狙う。4区は自民後藤が民主矢崎に対して優位に立ち、5区では自民宮下が民主中嶋を引き離している。(2014/12/08-14:51)
2093
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:43:16
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800468
自民、議席独占うかがう=岐阜【衆院選情勢】
前回選挙で自民が全議席を独占したが、今回も全ての選挙区で優位に戦いを進めている。1区は自民野田が先行、民主吉田は出馬表明の遅れが響いている。2区は自民棚橋が盤石の戦い。民主は候補擁立を見送り、共産森桜が「自共対決」を訴えるが広がりを欠く。3区は自民武藤が民主園田を引き離す。4区は自民金子がリード。維新今井は支援協定を結んだ民主支持層も取り込むが厳しい。5区は自民古屋が拉致相当時の実績を訴え安定した戦い。民主阿知波は支持層を固め、無党派への訴えを強める。(2014/12/08-14:52)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800469
5、6区で民主優勢=静岡【衆院選情勢】
1区は法相の自民上川が安定した戦い。野党は民主牧野、維新小池の競合が響いている。2区は自民井林が党の支持層を固めて抜け出した。3区は自民宮沢がリード。民主小山は共産を除く野党一本化のため出馬を辞退した維新支持層をまとめ切れていない。4区は環境相の自民望月が優勢。
5区は民主細野が知名度を生かし安定。6区も民主渡辺が自民勝俣を引き離した。7区は自民城内が盤石の戦い。8区も自民塩谷が戦いを優位に進める。維新源馬、民主の一部と連合静岡が推す無所属古橋は非自民票を食い合い、苦しい戦い。(2014/12/08-14:52)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800470
赤松、神田が接戦=愛知【衆院選情勢】
1区は自民熊田が支持層を固め優勢で、民主吉田が追う。2区は民主古川が閣僚経験の実績などを訴えリード。3区は民主近藤と自民池田が競り合う。近藤は支持層に浸透、自民池田は組織固めを急ぐ。4区は自民工藤、民主刀禰が互角の戦いで、維新牧が追走。工藤は無党派への浸透を図り、刀禰は労組票などを固める。5区は民主赤松と自民神田が接戦を演じている。
6区は自民丹羽が組織票を固め盤石の戦い。国替えした民主森本は知名度向上に躍起。7区は自民鈴木と民主山尾が激戦。8区は自民伊藤を民主伴野が追う展開。9区は自民長坂が組織票をまとめ一歩抜け出した。10区は自民江崎が民主小林、無所属杉本を引き離し、安定した戦い。
11区は民主古本と自民八木が僅差で争う。12区は自民青山が抜け出した。維新重徳は出馬を取りやめた民主支持層への浸透が課題。13区は自民大見と民主大西が競り合う。14区は自民今枝が一歩リード。生活から復党した民主鈴木は組織固めで追い上げを図る。15区は自民根本が民主関を引き離している。(2014/12/08-14:52)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800471
2、3区で民主優勢=三重【衆院選情勢】
1区は11選を目指す自民川崎が安定。維新松田は市長時代の実績をアピールするが、候補を取り下げた民主の協力が得られず苦しい。2区は民主中川が優勢で、自民島田は組織固めに懸命だ。3区は民主岡田が盤石。自民嶋田は出馬表明の遅れが響き、支持を広げられていない。4区は前厚労相の自民田村が共産松木を大きく引き離す。5区は自民三ツ矢が安定し、民主藤田は無党派層への浸透に力を入れる。(2014/12/08-14:53)
2094
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:44:11
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800472
1区で自・民競る=滋賀【衆院選情勢】
1区は自民大岡と民主川端が接戦。大岡は農政連などの推薦を受け、支持拡大を図る。川端は労組票に加え、総務相などの閣僚経験をアピール。2区は自民上野が民主元職の田島をややリードした。3区は自民武村が優勢。民主小川は前知事嘉田由紀子の支援を受け、無党派層への浸透を狙う。4区は頭一つ抜け出した自民武藤を、民主徳永と維新岩永が懸命に追う展開だ。(2014/12/08-14:53)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800474
3区で民・自横一線=京都【衆院選情勢】
1区は自民伊吹が優位に立ち、共産穀田と維新田坂、無所属平は追い上げに懸命だ。2区は民主前原がリードし、自民上中が追い掛ける。前回接戦だった3区は、民主泉と自民宮崎が横一線。4区は自民田中と民主北神が競り合う。5区は自民谷垣が安定した戦い。民主小原は苦しい。6区は民主山井がやや先行し、前回比例復活の自民安藤が追う展開。(2014/12/08-14:54)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800475
維新苦戦、公明は堅調=大阪【衆院選情勢】
前回12選挙区を制した維新だが、多くの選挙区で自民と激しく争い苦戦を強いられている。1区は自民大西と維新井上がほぼ横一線で、2区は自民左藤が維新椎木をリード。公明の3区佐藤、5区国重、6区伊佐は堅調な戦いぶりだ。
4区は自民中山と維新吉村が競う。女性3候補が激突する7区は、自民渡嘉敷が維新上西、共産村口より優位に立つ。8区はリードする自民大塚を、維新木下が追う。9区は自民原田が先行し、維新足立が猛追。前回も激戦の10区は、民主辻元がややリードするも維新松浪が食らい付き、自民大隈も割って入る。11区も接戦。参院からくら替えした自民佐藤と元官房長官の民主平野が並び、これに維新伊東も続く展開。
12区は自民北川が先行し、維新堅田と民主樽床が懸命に追い上げる。13区は自民宗清と次世代西野がほぼ互角の争い。14区は自民長尾と維新谷畑が接戦。15区は自民竹本が、維新浦野をわずかにリード。16区は公明北側が優勢だが、民主森山と次世代西村も懸命に追う。17区は自民岡下と維新馬場がしのぎを削る。18区は自民神谷がやや先行し、維新遠藤が激しく追う。19区は自民谷川と維新丸山が横一線の争い。民主長安も追い上げを図る。(2014/12/08-14:54)
2095
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:44:59
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800476
公明2候補が安定=兵庫【衆院選情勢】
1区は維新井坂と自民盛山が激しく争う。井坂は無党派層への浸透を図り、盛山は組織票固めに全力を挙げる。維新が候補擁立を見送った2、8区では、公明の赤羽と中野が安定した戦い。3区は自民関が頭一つ抜け出し、維新新原と民主横畑が追う展開。4区は自民藤井が先行し、5区も自民谷が有利な戦い。
6区はリードする自民大串を、民主辻と次世代杉田が追い掛ける。7区は自民山田が先行し、維新畠中や民主石井に差をつけた。9区の自民西村は堅調な戦いぶりで、10区も自民渡海が優位に立つ。11区は民主松本が優勢。自民頭師が追い上げを図る。12区は無所属で挑んだ山口が一歩リードし、自民県連が支援する無所属戸井田が懸命に追う。(2014/12/08-14:54)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800477
馬淵・小林が接戦=奈良【衆院選情勢】
1区は民主馬淵と自民小林が激しく争う。地元に張り付き街頭演説やミニ集会をこなす馬淵に対し、小林は懸命に保守票を固める。2区は知名度を生かした高市が優位に立ち、生活元職の中村が追う。3区は自民奥野がリードし、維新栗原が続く展開。4区は、自民田野瀬が父良太郎の支持基盤を固め、民主元職の大西に差をつけた。(2014/12/08-14:55)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800478
1区、岸本と門が激戦=和歌山【衆院選情勢】
前回、300票差で1区を制した民主岸本が、今回も自民門と激しく競り合う。岸本は民主支持層に加え、自民支持層にも浸透を図る。門は企業・団体など組織票固めに全力を挙げる。2区は自民石田が優位に立ち、維新阪口が追う展開。3区はベテランの自民二階が安定した戦いを進める。(2014/12/08-14:55)
2096
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:45:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800479
2区、赤沢がリード=鳥取【衆院選情勢】
1区は、強固な地盤を持ち知名度も高い地方創生担当相の自民石破が10選に向け安定した戦い。共産塚田は政権批判を強め比例票上積みを狙う。民主は同区での候補擁立を断念した。2区は自民赤沢がリード。追う民主湯原は党幹部の応援を受けるなどして懸命に支持拡大を図る。(2014/12/08-14:55)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800481
細田が9選へ盤石=島根【衆院選情勢】
1区は、9選を目指す自民細田が分厚い支持基盤に支えられ盤石。民主和田は知名度不足が否めず苦戦を強いられている。2区は、兄の故竹下登元首相から強固な地盤を受け継いだ自民竹下がリード。社民山本は、連合島根から推薦を取り付けられず厳しい戦い。(2014/12/08-14:56)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800482
平沼、阿部が接戦=岡山【衆院選情勢】
1区は、自民逢沢が後援会や企業・団体の支持を固めて優勢。維新高井は、民主の協力が得られず厳しい戦い。2区は、自民山下が民主津村をややリード。3区は、強固な後援会組織を持つ次世代党首の平沼を自民阿部が激しく追い上げ、念願の小選挙区初勝利に向け接戦に持ち込んでいる。4区は、自民橋本が民主柚木らを引き離し、5区も自民加藤が盤石。(2014/12/08-14:56)
2097
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:46:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800483
亀井、小島が競り合う=広島【衆院選情勢】
1区は、外相の自民岸田が強固な地盤を生かし安定した戦い。維新白坂、次世代伊藤は支持に広がりを欠く。2区は、自民平口が民主松本をリード。3区は自民河井が先行し、民主橋本が追い掛ける構図。4区は自民中川が父の秀直から受け継いだ地盤を固め優勢。次世代中丸は厳しい戦い。
5区は、民主元職が出馬を断念し、自民寺田が盤石。6区は、13選を目指す無所属亀井と自民小島が競り合う。7区は自民小林が優位に立つ。民主村田は支持拡大に懸命で、次世代坂元は浮動票獲得を狙う。(2014/12/08-14:56)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800484
全勝うかがう保守王国=山口【衆院選情勢】
1区は自民副総裁の高村が強固な後援会組織を固め安定している。維新高邑は広がりを欠く。2区は自民岸が浸透を図る。返り咲きを目指す民主平岡は連合山口の支援を受け追い上げに懸命。3区は自民河村が手堅い戦いで、民主三浦を引き離す。4区は首相の自民安倍が盤石だ。(2014/12/08-14:57)
2098
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:47:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800485
自民、独占の勢い=徳島【衆院選情勢】
定数が一つ減って再編された1、2区ともに自民前職が優位に立つ。1区はともに旧3区を地盤とする自民後藤田と民主仁木の5回目の戦い。後藤田が支持層を固め無党派層にも浸透するのに対し、仁木は準備不足による出遅れが克服できていない。2区も現職閣僚の自民山口が9選に向け安定した戦いぶり。(2014/12/08-14:57)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800486
平井と小川が激戦=香川【衆院選情勢】
1区は自民平井が支援組織を手堅く固め、ややリード。民主小川は支持層を固めつつ、無党派層にも浸透を図り、激しく追い上げる。2区は民主玉木が民主支持層以外の票も掘り起こして抜け出した。3区は自民大野が再選に向け安定した戦いぶり。社民高田は伸び悩む。(2014/12/08-14:57)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800487
自民、全区で優勢=愛媛【衆院選情勢】
1区は現職閣僚の自民塩崎が支持層を固めて優位に立った。民主永江は非自民票の取り込みに全力を挙げる。2区は10選を目指す自民村上が党の支持層以外にも幅広く浸透。維新横山、無所属西岡は伸び悩む。3区は自民白石徹が抜け出した。民主白石洋一は無党派層に支持を訴え追い上げを図るが苦しい戦い。4区は自民山本が8選に向けて安定した戦いぶり。(2014/12/08-14:57)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800488
全区で自民盤石=高知【衆院選情勢】
定数是正で一つ減った2選挙区で自民が盤石の戦いぶり。1区は自民中谷が従来の支持層だけでなく、区割り変更で新たに加わった地域にも浸透、民主大石ら他の3候補を引き離した。2区も自民山本が戦いを優位に展開し、固定票への上積みを図る。民主武内は無党派層の掘り起こしに努めるが伸び悩む。(2014/12/08-14:58)
2099
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:48:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800489
自民、10選挙区で優位=福岡【衆院選情勢】
自民が10選挙区で優位に立つ。
1区は民主山本と無所属井上が競り合い、無所属新開が追う。自民の公認を争った井上と新開が保守票を食い合い、山本を利する展開となっている。2区は自民鬼木が足元を固めてリードし、民主稲富が追っている。3区は自民古賀が先行。民主藤田は労組など基礎票からの上積みを目指す。4区は自民宮内が優勢で、維新河野が懸命に追い掛けている。5区は自民原田が前回を上回る12万以上の得票を狙う。復党した民主楠田は労組など組織票固めに懸命。
6、7、8区はいずれも自民の鳩山、藤丸、麻生が独走状態。9区は自民三原が企業中心に組織票を固めて優勢。民主緒方は無党派層や維新支持層の取り込みを目指す。10区は自民山本がアベノミクスの仕掛け人を訴え、有利な展開。11区は自民武田が支持基盤を固め安定している。(2014/12/08-14:58)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800490
自民、2議席独占の勢い=佐賀【衆院選情勢】
1区は自民岩田が県農政協議会の推薦を受け、自民支持層を固めリード。民主原口が追う。原口は骨折で街頭演説などができず、支持拡大が課題。2区は知事を辞職して挑んだ自民古川が先行。知事の知名度に加え、引退した旧3区保利耕輔の地盤を引き継ぐ。追い掛ける民主大串は旧3区の保守地盤への浸透に苦戦している。(2014/12/08-14:58)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800492
冨岡、高木が接戦=長崎【衆院選情勢】
1区は、自民冨岡が医師会を中心とする組織票に加え公明支持層の支援も受け、労組票を固める民主のベテラン高木と接戦を展開。2区は自民加藤が元JA組合長として農政連の支持を固めて抜け出した。民主大久保は労組の全面支援を受けるが、伸び悩んでいる。3区も自民谷川が医師会や建設業協会などの推薦を受けて安定した戦いぶり。4区は自民北村が民主宮島らを引き離した。(2014/12/08-14:59)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800493
1区で木原、松野が接戦=熊本【衆院選情勢】
1区は自民木原と、維新松野が接戦を展開。両陣営とも1万票以内の戦いと見ており、無党派層への浸透を図る。松野は離党した民主県連の支持と、連合熊本の支援を取り付けた。自民は2、3、5区で優位に立つ。2区は15選を目指す野田、3区は坂本、5区は金子がそれぞれ組織を固めて安定した戦い。4区は次世代園田が強固な地盤に加え、自民県連と公明の推薦を得て盤石。5区の社民今泉は民主県連が支持、連合熊本が推薦するが、知名度不足に苦しむ。(2014/12/08-14:59)
2100
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:49:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800494
自民、議席独占狙う=宮崎【衆院選情勢】
自民が3議席を独占する勢い。1区は自民武井が先行している。社民県連の支援を受ける民主村尾は知名度アップが課題。2、3区は自民・共産の直接対決。2区は5選を狙う自民江藤が優勢。3区は自民古川が大きくリードする。(2014/12/08-15:00)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800495
3区岩屋が優位=大分【衆院選情勢】
1区は自民穴見と、返り咲きを狙う民主吉良が互角の戦い。2区は、後援会組織など支持層固めを図る自民衛藤がリードし、社民吉川が選挙区での勝利へ猛追する。党首の吉田忠智が公示日の第一声を行い、党を挙げて議席獲得を目指す。3区は自民岩屋が有利な情勢。民主浦野は出遅れが響き、知名度向上に躍起。(2014/12/08-15:00)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800496
野間、宮路が激戦=鹿児島【衆院選情勢】
1区は自民保岡が保守層や業界団体の支持を手堅くまとめリード。追う民主川内は維新山之内と非自民票を食い合い伸び悩む。2区は4月補選で初当選した自民金子が安定した戦い。3区は前職の無所属野間と初挑戦の自民宮路が激しく争う。野間は連合鹿児島の支援に加え、元金融相故松下忠洋の後継者として保守層への食い込みも図る。宮路は引退した父和明の地盤を受け継ぎ、若年層にも浸透を狙う。4区は自民小里、5区は自民森山がそれぞれ農業団体の強固な支援を受け、盤石の戦いを進める。(2014/12/08-15:00)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800497
照屋と玉城優勢=沖縄【衆院選情勢】
米軍普天間飛行場の県内移設反対を掲げ、11月の知事選で当選した翁長雄志を推した勢力と自民が全選挙区で激突する。1区は共産赤嶺と自民国場が激しく競り合う。赤嶺は革新系に加え、移設反対の無党派層からの支持獲得に懸命。国場は経済再生を前面に訴え、組織票固めを急ぐ。維新下地も保守層に食い込んでいる。
2区は前回も勝利した社民照屋が革新系首長らの支援を得て自民宮崎をリード。3区は、前回比例復活の生活玉城が知事選の余勢を駆って移設反対派の支持を固め、自民比嘉を引き離す。4区は自民西銘を無所属仲里が猛追。業界団体を固める西銘に対し、仲里は翁長の支援を受け保守票切り崩しを狙う。(2014/12/08-15:00)
2101
:
チバQ
:2014/12/08(月) 19:50:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800545
自民、過去最多に迫る=民主微増、維新は大幅減−比例代表【衆院選情勢】
【自民】前回の57から70議席台後半まで伸ばし、過去最多だった2005年衆院選の77議席に迫る勢いだ。北海道、中国を除く9ブロックで前回より議席を上積みしそうで、旧日本維新の会に後れを取った近畿では第1党を奪還する見通し。前回は第三極に流れた無党派層の票を一定程度集めるとみられる。
【民主】北海道で地域政党「新党大地」との選挙協力により得票の底上げが見込まれるほか、もともとの支持層が厚い東海でも復調の気配がある。ただ、多くのブロックで獲得議席は前回から横ばいとなり、全体でも前回の30より数議席増にとどまりそうだ。
【維新】前回は旧みんなの党が獲得した票を一定程度取り込むものの、全てのブロックで前身の旧日本維新の会には及ばない見通し。特に橋下徹共同代表の地元近畿での落ち込みが響き、前回の40議席を大幅に下回りそうだ。
【公明】強固な組織票に支えられ、全ブロックで前回の議席を固めた。重視する近畿では5議席目をうかがうなど、全体で前回の22議席に上積みが見込まれる。
【次世代】全ブロックで議席獲得のめどが立っていない。知名度のある石原慎太郎最高顧問が立候補した東京で懸命に追い上げる。
【共産】組織票に加え、政権批判票を一定程度取り込むとみられ、前回の8議席から大幅に上積みしそうだ。北・南関東や東京、近畿各ブロックでの議席増が有力だ。
【生活】前身の旧日本未来の党が前回獲得した7議席のうち、東北の1議席を死守できるかどうかが焦点。
【社民】全11ブロックのうち唯一、九州で持っていた1議席の維持が有力だ。
【改革】東京ブロックのみの擁立で苦戦を強いられている。(2014/12/08-15:08)
2102
:
とはずがたり
:2014/12/08(月) 19:53:46
樽床は3番手か。。次の候補者調整があるとしても譲りにくいなぁ。。
維新苦戦、公明は堅調=大阪【衆院選情勢】
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-141208X745.html
時事通信2014年12月8日(月)14:53
前回12選挙区を制した維新だが、多くの選挙区で自民と激しく争い苦戦を強いられている。1区は自民大西と維新井上がほぼ横一線で、2区は自民左藤が維新椎木をリード。公明の3区佐藤、5区国重、6区伊佐は堅調な戦いぶりだ。
4区は自民中山と維新吉村が競う。女性3候補が激突する7区は、自民渡嘉敷が維新上西、共産村口より優位に立つ。8区はリードする自民大塚を、維新木下が追う。9区は自民原田が先行し、維新足立が猛追。前回も激戦の10区は、民主辻元がややリードするも維新松浪が食らい付き、自民大隈も割って入る。11区も接戦。参院からくら替えした自民佐藤と元官房長官の民主平野が並び、これに維新伊東も続く展開。
12区は自民北川が先行し、維新堅田と民主樽床が懸命に追い上げる。13区は自民宗清と次世代西野がほぼ互角の争い。14区は自民長尾と維新谷畑が接戦。15区は自民竹本が、維新浦野をわずかにリード。16区は公明北側が優勢だが、民主森山と次世代西村も懸命に追う。17区は自民岡下と維新馬場がしのぎを削る。18区は自民神谷がやや先行し、維新遠藤が激しく追う。19区は自民谷川と維新丸山が横一線の争い。民主長安も追い上げを図る。
2103
:
名無しさん
:2014/12/08(月) 20:09:09
<衆院選>自民、10選挙区で優勢 県内中盤情勢
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141208-00010004-saitama-l11
14日に投開票される衆院選で共同通信の調査に埼玉新聞の取材を加味し、埼玉15小選挙区の中盤情勢を分析したところ、自民候補が10選挙区で優勢。
前回2012年衆院選と同様5、6区の2選挙区で自民と民主候補が激しく競り合っている。
調査では半数近くが投票態度を明らかにしておらず、残り1週間で情勢が変わる可能性がある。支持層固めと無党派層の取り込みいかんが勝敗を分けそうだ。
自民は各年齢層で幅広く支持を集めるほか、比例を主戦場とする公明と選挙協力(13選挙区で自民候補を推薦)するなどし、総じて安定した戦い。
選挙区調整で候補者の一本化を図った民主と維新だが「守勢の選挙」(民主関係者)を強いられている。
5区(さいたま市大宮区など)は民主幹事長の前職と前回比例で復活した自民前職が横一線の戦いを展開している。
民主前職が知名度の高さを武器に非自民層の支持を固める一方、自民前職は保守層を基盤に無党派層にもアピール。党幹部の応援も相次ぎ浮動票の取り込みに懸命だ。
6区(上尾市など)は前回僅差で勝った自民前職と民主前職が4度目の対決で再び競り合っている。
票田の上尾市で支持拡大を図る自民前職に対し、県連代表の民主前職は民主支持層を固めつつ、保守層の一部にも食い込む。
1区(さいたま市浦和区など)も接戦の様相だが、2期目を目指す自民前職が支持層の8割近くを固めるなど攻勢。前回比例で復活した民主前職は勝敗を左右する無党派層への浸透に躍起だ。
自民は前総務相の立つ2区(川口市)や8区(所沢市など)、9区(狭山市など)、13区(春日部市など)、15区(戸田市など)で一歩リード。
維新前職と対決する10区(東松山市など)と14区(三郷市など)でも自民前職が優位な戦いを展開している。
自民前職と民主元職がぶつかる3区(越谷市など)と4区(朝霞市など)は自民前職がともに先行。7区(川越市など)は自民前職が逃げ切り態勢で、民主に復党した前職は伸び悩んでいる。
12区(熊谷市など)も自民前職がリード。民主元職や元自民県議の次世代新人は支持の広がりに欠いている。
県北部の11区(深谷市など)は後援会組織を広く張り巡らせた保守系無所属の前職がやや優勢だが、2期目を目指す自民前職が票田の深谷市で支持を広げ猛追している。
2104
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:10:09
こんなところかなあ。
「こいつ大物か?」ってツッコミはなしで
■落選しそうな野党系大物
中田宏、山田宏、渡辺善美、
小沢、亀井、平沼、
海江田、菅
樽床、枝野、原口
■当選しそうな野党系大物
玄葉、前原、岡田、馬淵、細野、松本剛明
江田、浅尾
■小選挙区勝ち抜きそうで凄い野党系議員
秋田3村岡
和歌山1岸本
香川2玉木
鹿児島3野間
2105
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:26:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddn041010006000c.html
師走決戦:2014衆院選 兵庫12区 派閥、代理戦争 与党空白「私こそ自民」
毎日新聞 2014年12月08日 大阪朝刊
兵庫12区は自民、公明両党が公認候補を擁立せず、数少ない与党空白区だ。しかし、前職の山口壮(つよし)氏(60)と新人の戸井田真太郎氏(36)の無所属2人は、いずれも「自民」の看板を掲げる。自民の派閥トップがそれぞれ応援に回り、中選挙区時代さながらの代理戦争を繰り広げている。
「圧勝させていただければ、自民幹部も頭を下げて『どうぞ』と言う。皆さんの力で『公認』にしてやってほしい」。6日、兵庫県たつの市で開かれた山口氏の決起集会。前回は民主公認で当選した山口氏にエールを送ったのは、自民総務会長の二階俊博氏だった。
山口氏は1996年に新進党から出馬して落選し、2000年に無所属で初当選。無所属の会を経て05年以降は民主から出馬して3選し、副外相などを務めた。しかし昨年末、「意見の食い違い」を理由に民主に離党届を提出。新進党結党時に力を合わせた二階氏の派閥の「特別会員」になり、今回の出馬会見では「勝って自民入りする」と明言した。
6日の集会でも「私のモデルは吉田茂先生。リベラルな保守を目指す」と自民支持者にアピールした。陣営は「要は人柄とこれまでの実績だ。何とか自民支持者を取り込みたい」と戦略を練る。
これに反発したのが戸井田氏だ。祖父の三郎氏(故人)、父の徹氏はともに自民党衆院議員だった。2日の出陣式で「保守本流を継承するのは私だけだ」と強調した。応援に駆け付けた麻生派の鴻池祥肇(よしただ)参院議員は「義理人情を忘れた渡り鳥、風見鶏はいらない」と山口氏をけん制した。12日には派閥会長の麻生太郎財務相が応援に入る。
自民県連は先月17日、全会一致で戸井田氏の公認を党本部に申請した。戸井田氏は緑色に白で「自民党」と染め抜かれたのぼりを持って連日、駅頭などでアピール。公示前日の1日には党本部に直訴したが、公認は見送られた。陣営は「二階氏への配慮があったのではないか」とみている。戸井田氏はポスターに「自民県連支援」と刷り込み、「唯一の自民候補」として対抗意識を燃やす。
自民の派閥同士の争いの上、党本部と県連の「ねじれ」もあり、態度を決めかねる自民関係者もいる。ベテラン市議は一方の候補者から直接支援を要請されたが、「今は動かない」と選挙が終わるまでは静観する構えだ。
維新新人の村上賀厚(のりあつ)氏(55)は「隠れ自民の争いに巻き込まれるつもりはない」。共産新人の堀譲(ゆずる)氏(64)は「自らの訴えを有権者に浸透させるのみだ」と支持拡大に力を注いでいる。【小泉邦夫】
==============
◇兵庫12区立候補者
堀譲 64 党地区委員 共新
山口壮 60 [元]副外相 (4)無前
村上賀厚 55 会社役員 維新
戸井田真太郎 36[元]衆議員秘書 無新
(届け出順)
2106
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:34:27
http://www.sankei.com/politics/news/071208/plt0712080003-n1.html
2014.12.8 09:07
【注目区を行く】
保守分裂 福岡1区=麻生vs古賀「代理戦争」 山形3区=加藤紘一が娘に「ドブ板姫になれ」 山梨2区=二階が無所属支援
(1/5ページ)
「保守分裂」選挙が各地で展開され、自民党派閥領袖のメンツをかけた代理戦争も勃発している(コラージュ。一部画像処理しています)
今回の衆院選は、保守系候補が同じ選挙区で火花を散らす「保守分裂」選挙が複数の選挙区で展開されている。自民党派閥領袖のメンツをかけた「代理戦争」や、世代交代をめぐるボタンの掛け違い…。平成24年の前回衆院選で生じた「しこり」を引きずるケースが目立っている。
■福岡1区
公示前日の1日夕。福岡1区で2期連続の自民党公認を求めていた井上貴博の選挙事務所に副総理兼財務相の麻生太郎が現れ、支援者に語りかけた。
「どう考えても(井上の)選挙区公認が当たり前だった。でも、問題が尾を引くよりも今回で決着をつけた方がよっぽどよい」
「決着」を付ける相手とは、前回も公認争いを演じた新開裕司を指す。問題を複雑にしているのは、井上は麻生の側近、新開は元党幹事長、古賀誠の元秘書という実力者の後ろ盾だ。
前回、当時の県連は党本部に新開を選挙区で公認するよう申請したが、麻生と親しい党総裁の安倍晋三の裁定で井上を公認。新開は比例九州ブロックに回った。地元では今回も「井上公認」とみられていた。
「2人には無所属でさわやかに戦ってもらう」
党選対委員長の茂木敏充が井上、新開ともに公認しないと正式に発表したのは公示前日の1日夜。麻生と古賀の板挟みとなり、困り果てた末の結論だった。
井上陣営は、党公認を前提に作った選挙ポスターに「無所属、自民党推薦」のシールを貼って急場をしのごうとしたが、それすら無駄になる裁定だった。井上は4日、JR博多駅前の街頭演説で「自民党支部長の井上です」と“本流”をアピールするしかなかった。
「2年前は無念だった。今日は政治家としての集大成だと思って出席した。新開君と心中します」
公示日の2日朝、古賀は自身の地元(福岡7区)ではなく、新開の出陣式で第一声をあげた。古賀は後援会関係者らを1区に集中投入し、団体回りなどに当たらせている。新開は「もはや私だけの戦いでない」と語る。
古賀は今も岸田派(旧古賀派)の名誉会長。新開が勝てば安倍、麻生らと距離を置く古賀が勢いづくことになる。麻生は古賀の巻き返しを封じたい考えだ。
ただ、党本部の「直接対決」という裁定が裏目に出る可能性が出てきた。保守分裂により、民主党の山本剛正が選挙戦を有利に進めているからだ。山本が勝てば当然、1区は自民党議員の空白区となる。麻生や岸田派会長の岸田文雄はこれまで控えていた1区入りを検討し始めた。
2107
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:34:50
■山梨2区
同じように候補者を通じて派閥同士がにらみ合っているのが山梨2区だ。
「祈必勝自民党総務会長二階俊博」
無所属で出馬する長崎幸太郎の地元事務所には、党三役で二階派会長、二階の「為(ため)書き」が堂々と飾られている。その隣には、農林水産相の西川公也ら同派幹部の為書きも並ぶ。さながら「二階派公認候補」の様相だ。
二階は11月29日、山梨県大月市での講演会で「公認など関係ない」と主張し、長崎への支援を訴えた。しかし山梨2区の自民党公認候補は岸田派の堀内詔子。県連は二階の言動に対し「党三役として最大の反党行為だ」と訴え、党本部に抗議文を出した。
長崎は「われこそ真の自民党」との思いを持つ。長崎は21年、復党した堀内の義父で元党総務会長、堀内光雄との公認争いに敗れて離党した。ただ、それまで党所属議員の中で最多の新規党員を集めたこともあり、強い地盤を持つとの自負があるからだ。
「党公認の堀内候補を党を挙げて全力支援する」
二階らの動きを封じ込めるように、元防衛相で岸田派の小野寺五典(いつのり)は4日、山梨県富士吉田市で声を張り上げた。岸田派は堀内を集中支援する態勢を組む。
党幹事長、谷垣禎一ら党幹部も続々と山梨2区に入り、堀内への支持を訴える。谷垣は5日の応援演説で「この選挙区で党公認候補が勝てないようなら、幹事長の責任が問われる」とも言った。
堀内は「党の99%は私の味方。義はわれにあり」と胸を張る。ただ、堀内は前回衆院選で長崎に同じ構図で敗れており、今回も苦杯をなめれば、次回の公認は危うくなりかねない。
光雄は3日、かつて会長を務めた宏池会(現岸田派)の都内の事務所を訪れ、二階をあてこすった。
「ああいうことをやる人が党にいると困りますね」
2108
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:35:09
■山形3区
暴風雪が吹き荒れた3日の山形県酒田市。山形3区から自民党公認として初出馬する加藤鮎子の講演会で谷垣の声が響いた。
「鮎子さんを東京に送っていただいたら、若い頃、加藤先生にしていただいたように、立派に働いてくれる政治家に育て上げる。私がお約束する!」
谷垣は、加藤の父で元党幹事長、加藤紘一が平成12年に起こした「加藤の乱」の際、紘一を涙ながらに守ろうとした。谷垣にとって紘一は政治の師だ。党幹部は「谷垣は一時『公示日に(山形3区に)入りたい』と求めたほど、加藤にこだわった」と打ち明ける。
紘一は前回衆院選で、世代交代を訴え無所属で出馬した前酒田市長、阿部寿一に1465票差で敗北。13期連続当選した議員生活にピリオドを打たざるを得なくなった。
「加藤家でなければ国政を目指せないというのなら有能な政治家は輩出できない」
阿部は、紘一の後継として出馬した加藤を念頭にそう語る。阿部は旧建設省を経て酒田市長を4期半ば務めた実績が武器だ。遊佐町で3日に開いた演説会では「好きで無所属をやっているのでない」と語り、将来の自民党入りに意欲もみせている。
演説会には、3区内の保守系首長、地方議員も多数参加しており、県連は「阿部支援は反党行為」と警告する。ただ公示前、ある酒田市議が阿部支援のため党地域支部長を辞任するなど混乱は広がっている。
「父は政治家人生の最後で足元の有権者の声を聞かず、恨みを買った面は否めない」。加藤は保守分裂の一因をこう語る。父を反面教師として、地元の足場を固めるため、後援会組織を作り直してきた。
今回の選挙戦に紘一の姿はない。ただ自省も込め、初陣に挑む加藤にこうアドバイスしたという。
「『どぶ板姫』とあだ名がつくくらい地元を回れ」
=敬称略
(水内茂幸、豊田真由美、九州総局田中一世)
2109
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:37:07
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141208_11006.html
<衆院選>民維共闘噛み合わず/自民、業界固め街へ/宮城2区
師走の中心商店街を歩き、支持を訴える宮城2区の候補者=7日、仙台市内
<双方思惑外れ>
乾坤一擲(けんこんいってき)の戦略が空回りし、焦りがにじむ。
「自民党に圧倒的な力を与えていいのですか」。仙台市中心部で7日午後、再選を期す宮城2区の維新の党前議員林宙紀は声を振り絞った。
3日前、報道各社の序盤情勢は自民圧勝の勢いを伝えた。非自民勢力の結集を狙い、各地で候補者の調整を図った民主、維新両党の思惑は外れ、自民独走を止められない現実が明白になった。
「今、自民に300議席を与えたら、4年間何をやってもいいという白紙委任になる」。林の傍らで、民主党県連代表安住淳は力を込めた。
林は安住の要請を受け、前回比例東北で復活した宮城1区から2区へ移った。国替えを決心した林に、安住は異例の党県連推薦を与えた。
目算が狂った両党は共闘戦線の再構築を急ぐ。6日、林は民主県連の幹部を伴い繊維、スーパーの産別労組UAゼンセン県支部を訪ねた。
労組内では、組合活動に批判的な維新共同代表橋下徹への反発が根強い。それでも、自民の一人勝ちを危惧する県支部長富永信明は「林支持」を表明。非自民勢力結集へ、大同についた。
<危機感あおる>
自民は大勝ムードの引き締めに躍起だ。
「小選挙区で勝利しても、相手が比例復活することは十分ある」
若林区内で4日夜にあった個人演説会。自民前議員秋葉賢也は支持者に「完全勝利」を求めた。「有権者は、前回からたった2年後の選挙に白けている」。党への追い風を感じない秋葉は必死に危機感をあおった。
「秋葉流の選挙戦術とはいえ、なかなかできない」。5日午前、宮城野区のJR仙台駅東口に立った党総務会長二階俊博は、秋葉が政治を志した20年前から毎週続ける街頭演説を褒めたたえた。
同日昼、秋葉は前総務相新藤義孝と企業訪問した後、大票田の泉区で街頭演説をした。6日には党震災復興加速化本部長大島理森が仙台入りし、業界団体を固めた。無党派向けの街頭演説と、与党人脈を絡める真骨頂の戦いぶりで5選を狙う。
<知名度武器に>
宮城2区の有権者は43万6000人。揺れ動く票をめぐり、中小政党の戦いも熱を帯びる。
共産党新人大内真理は5日夕、立候補前から毎週金曜日に参加する市中心部の脱原発デモに合流。「草の根活動から政治を変える」と訴える。序盤情勢で党は躍進が予想され、陣営は「いつにない盛り上がりを感じる」と手応えを語る。
拉致被害者家族の次世代の党新人増元照明は5日夜、仙台駅前で「安倍政権は日朝交渉のさなかに政治空白をつくるべきではなかった」と力説。知名度を武器に街頭に立つ一方、党県連会長中野正志は古参の支持者を回るどぶ板戦に徹する。
社民党新人桑島崇史は7日、党首吉田忠智と共に市中心部で演説。「安倍自民党による生活破壊を食い止める」と支持を求めた。
× ×
衆院選は14日の投開票に向け、後半戦に突入した。アベノミクス効果を強調する自民、公明の巨大与党が政権維持を目指し、野党は「1強多弱」の構図に風穴を開けるべく攻勢を仕掛ける。決戦が繰り広げられる東北各県の6選挙区を歩いた。(敬称略)
◎宮城2区立候補者
増元照明59☆元団体役員 次新
桑島崇史35☆党県職員 社新
林宙紀37☆党県総支部長 維前(1)
大内真理36 党県常任委員 共新
秋葉賢也52☆元厚労副大臣 自前(4)
[注]☆は比例代表との重複立候補者
2110
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:37:28
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141208_41041.html
<衆院選>秋田1区 組織VS個人で火花
演説会で気勢を上げる支持者ら
自民党前議員の冨樫博之候補(59)、民主党元議員の寺田学候補(38)ら4人が立候補した衆院選秋田1区。東北では唯一単一自治体だけの選挙区・県都秋田市を舞台に、盤石の組織力を持つ冨樫氏と個人を前面に押し出した寺田氏が火花を散らしている。
◎推薦600団体/知事と市長も応援
冨樫氏は秋田市での選挙戦を知り尽くす。県議時代から6度勝ち続けてきた。町内会などを含めた推薦団体は600以上。2年前の初当選時に25だった後援会は、10近く積み上げた。
来春に統一地方選を控える秋田市議や県議も力が入る。夜の演説会では、県選出参院議員を含め、常に5人以上が応援弁士に加わり、党が一丸となって支える。
3日、石破茂地方創生担当相を招いた演説会では、平日昼間にもかかわらず600人以上を集め、組織力を見せつけた。
同じ日、県庁前の街頭演説では、冨樫氏の横で佐竹敬久知事と穂積志秋田市長がマイクを握り、「冨樫さんを頼みます」と訴えた。穂積市長は、市長に就任してから初めて街頭で応援演説に立ち、冨樫氏支援を明確に打ち出した。
「選挙は支えられながらやるもの。1人じゃできないんだよ」。冨樫氏は組織力に自信を見せる。
◎街頭に時間/知名度で反転攻勢
公示日の2日午後3時すぎ、寺田氏は郊外の交差点でみぞれが吹き付ける中、通り過ぎる車に手を振り続けた。隣にいるのは民主県議1人だけ。
ミニ集会を繰り返すのが過去3度当選した寺田氏の選挙スタイルだった。2年前、膝を突き合わせて政策を訴えたミニ集会は108回を数えた。
だが、落選後、昨年の秋田市長選に出馬した際にいったん党を離れた。組織だった政治活動を積み上げてこなかったため、今回は大きく方針転換せざるを得なかった。
連日、選挙カーで名前を連呼し、1日の半分を街頭演説に費やす。専属スタッフは運転手1人だけ。準備に人手を必要とするミニ集会は10回程度に減らした。
寺田氏はミニ集会の冒頭、「大きい組織や後援会、企業も団体も何もない。力を貸してください」と土下座して訴える。
冨樫氏の優勢が伝えられた4日、寺田氏は「少ないミニ集会で少しでも理解者を増やしたい。街頭での露出も増やしたい」と、元首相補佐官の知名度を武器に、必死の反転攻勢を強調した。
【秋田1区立候補者】
伊藤正通63☆社 新
冨樫博之59☆自(無)前(1)
寺田学38☆民 元(3)
山内梅良66 共 新
2111
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:38:27
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tokyo/CK2014120802100003.html
東京ニュース
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注目区ルポ
◆7区(渋谷・中野区)「民主の顔」議席守れるか
年金問題に詳しい元厚生労働相で「民主の顔」の一人と言える前職の長妻昭さんは、前回衆院選では東京二十三区の小選挙区で唯一当選した民主の議席死守を目指す。これに対し、前回は比例復活だった自民前職の松本文明さんが、党を挙げた選挙で雪辱を期す。共産新人の太田宜興さんと次世代新人の吉田康一郎さんも支持を訴える。
「格差の是正は将来への投資。一人ひとりの能力が発揮される環境をつくることが成長の基盤となる」。七日午後、ダウンコートを着込んだ長妻さんはJR中野駅北口でビールケースの上で声を張り上げた。
「民主党政権の時、私を中心に年金の信頼回復を実現した」と強調。現政権を「国を一つの価値観に染め上げようとしていないか」と批判し、有権者に「政治に無関心でも、政治と無関係ではいられない。現政権に歯止めをかける力を与えて」と呼び掛けた。自転車で選挙カーを追走して、有権者と握手を重ねる。
二〇〇九、一二年と選挙区で敗れた松本さんは長妻さんと五回目の対決となる。七日午後、中野駅北口で安倍晋三首相と一緒に演説。首相は「松本文明に力を与えて」と求めた。松本さんは「福祉は国力に応じたサービスしかできない。国力とは経済力。成長の方向にかじを切った経済の流れを止めてはいけない」と訴えた。
舛添要一都知事も駆けつけ、「小選挙区で勝たせて」と松本さんの手を高く掲げた。陣営には八日以降も閣僚級の応援が予定されている。
共産新人の太田さんは七日午後、JR渋谷駅ハチ公口で「(現政権になって)一番犠牲になったのは若者の未来」と演説。雇用問題や集団的自衛権の行使容認に触れて「若者を使い捨てにする政治で良いのか」と問いかけた。
次世代新人の吉田さんも七日夕方、同じ場所でマイクを握り「争点は子どもたちを守れる国をつくるのか、今のまま守れない国を続けるのか。他党がやらない本当の改革をやらせて」と主張し、頭を下げた。(杉戸祐子)
◇7 区(4)渋谷・中野区
太田宜興38 党地区常任委員 共新
長妻昭54(元)厚生労働相 民前<5>
吉田康一郎47(元)都議 次新
松本文明65(元)総務政務官 自<前><2>
(届け出順)
2112
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:38:38
◆22区(三鷹・調布・狛江・稲城市)交互に当選 し烈な戦い
二〇〇五年と一二年の衆院選で小選挙区当選を果たした自民前職の伊藤達也さんと、〇三年と〇九年に小選挙区で当選した民主元職の山花郁夫さんが、毎回し烈な選挙を繰り広げ、交互に勝ち上がってきた選挙区。次世代新人の鹿野(かの)晃さんと共産新人の坂内淳さんも絡み、戦いに熱を帯びる。
「地域の経済を」「地域の可能性を」…。伊藤さんは、長く取り組んできた中小企業対策とともに、地方創生などを担当する内閣府大臣補佐官として演説で「地域」という言葉を強調する。取材に対し「調布で妻とピザ店を経営し、資金繰りに苦しんだ経験が私の原点だ」と振り返る。そのうえで「地域経済を伸ばす政策を実現した。効果が出るように努力したい」と力を込める。
山花さんは七日午前、調布市内で街頭演説に立った。「今の憲法のもとで集団的自衛権を容認することは許されない」と安倍政権の閣議決定を厳しく批判した。大学時代に人権問題に関心を持ち憲法を学んだことから、陣営は「山花にとって憲法が何より大切」と指摘。党憲法調査会事務局長代理も務める山花さんは「憲法を学べば集団的自衛権容認はありえない」と言い切る。
次世代新人の鹿野さんは、現役の救命救急医。七日のJR三鷹駅前の街頭演説では「救急車が来るまでの処置ができずに救えないケースが多い」と例を挙げ、自動体外式除細動器(AED)の講習を「小学校から大学まで必修にしたい」と訴えた。自宅療養を望む人の訪問診療も実践。「高齢者と家族がともに満足できる医療を拡充する」と訴えた。
共産新人の坂内さんは七日、調布市内の演説で「若者に対し、被ばく者に体験を話していただく会の手伝いを十五年続けました」と語りかけた。「被ばく者は『同じ経験をもうさせたくない』と家族にも話さなかった話を紹介してくれた」と強調。「それなのに安倍内閣は憲法を変えて日本が戦争できる国にしようとしている」と批判した。(竹島勇)
◇22 区(4)三鷹・調布・狛江・稲城市
山花郁夫47 (元)法務副大臣 民元<3>
伊藤達也53 (元)金融担当相 自前<6>
坂内淳53 党地区副委員長 共新
鹿野晃41 医師 次新
(届け出順)
2113
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:38:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014120502100008.html
埼玉ニュース一覧 > ニュース
師走の決戦<上> 「3区」8万票「漂流」行方は
衆院選の号砲が鳴った二日の夕方。草加市の東武草加駅前で、トレードマークの黄色いスニーカーを履いた自民前職の黄川田仁志が出陣式に臨んだ。安倍政権の経済政策「アベノミクス」の継続などを訴えた後、ライバルに“宣戦布告”した。「民主党の元国会議員の大物、『引退する』と言っていた人に、そういう仕事はできません」
「まだ深くは浸透していないが、黄川田は地道に努力してきた」。出陣式が終わり選挙カーが出発するのを見送った後、後援会関係者がこの二年間を振り返った。自民県連の公募で選ばれ、選挙区に地縁のない「落下傘」ながら初当選を果たした黄川田。平日は国会開会中も朝は駅立ち、週末は地域行事などにこまめに足を運んできた。
黄川田に名指しされた「大物」は約一時間前、同じ場所で出陣式を開いていた。民主元職で元厚生労働大臣の細川律夫。当選七回を誇るベテランだが、党への逆風が吹き荒れた前回は黄川田に敗れ、比例でも復活当選できなかった。
マイクを握った細川は、まずアベノミクスを「格差、貧富の差が拡大しただけだ」と切って捨て、特定秘密保護法の強行成立や集団的自衛権の行使容認閣議決定についても批判。「何としても国政に帰らせてほしい」と、紅潮した顔で拳を突き上げた。
「年齢的にも、後継者にバトンを渡すのが私の役目だと思っていた」。衆院解散が確定的になった先月十五日、越谷市役所で出馬会見を開いた細川は、前回の落選後に政界引退を考えていたことを明かした。だが後継者が決まる前に解散。民主代表代行の岡田克也に「出てほしい」とも頼まれ、出馬を決意したという。
二度目の対決となった黄川田と細川、そして国政選挙初挑戦の共産新人の宮川雅之。二日昼、立候補者三人のポスターが張られた3区内の選挙掲示板には、維新の谷古宇(やこう)勘司(63)のポスターがなかった。「民主と維新に翻弄(ほんろう)された結果でしょうか。気の毒な感じもする」。掲示板の近くで、ある陣営幹部がつぶやいた。
3区では二年前、自民と民主、共産の三党に加え旧日本維新の会の谷古宇と、みんな新人の計五人が争った。落選した谷古宇は今回は維新公認で3区に出馬する意向だったが、民主と維新による選挙区調整の結果、維新は谷古宇を2区(川口市)の候補に決めた。だが、元県議で草加市が地盤の谷古宇は後援会を説得できず、結局はどこからも立候補できなかった。
谷古宇とみんな新人は前回、二人で計約八万三千票を獲得。トップ当選の黄川田が得た約八万七千票に匹敵するこの票の行方が、各陣営の注目を集める。
ただ、「八万には保守層もいるだろうが、もともと自民も民主も嫌だ、という人たち。今となっては大半が浮動票になった」という見方が強い。越谷市で候補者の街頭演説を見守っていた陣営幹部は「今回はこの八万のうち、多くが投票を棄権する恐れもある。どこに流れるのかも読めない」と漏らした。
宮川は二日、越谷市の駅前などで「安倍暴走政治をストップさせます」と消費税増税の中止や原発再稼働反対など訴えた。最後は「比例は日本共産党へ」と呼び掛け、比例票上積みにも力を入れる。 =敬称略
(竹内章)
◇
二年前と同じように、師走の寒空の下で熱い舌戦が始まった。激戦区でしのぎを削る候補者を追った。
◆3区 草加・越谷市
宮川雅之 40 (元)越谷市議 共新
細川律夫 71 (元)厚生労働相 民元<7>
黄川田仁志 44 党青年局次長 自前<1>=公
(届け出順)
2114
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:39:16
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014120602100010.html
師走の決戦<中> 7区 民主復党で票固め
この冬最初の寒波に見舞われた三日午前七時、東武東上線鶴ケ島駅西口で民主前職の小宮山泰子と10区の維新前職が合流した。
鶴ケ島駅は7区の川越市と10区の鶴ケ島市の市境上にあり、両選挙区の通勤客が利用する。底冷えする寒さの中で小宮山は「大同団結して自民一強に立ち向かう(野党共闘の)姿を、有権者に見てもらいたかった」と狙いを話した。
前回の衆院選で小宮山は、消費税増税に反対して民主から分裂した未来(現生活)で出馬。民主の「刺客」候補との戦いも強いられ、小選挙区では維新の新人に十三票及ばない三位で比例復活した。今回、民主への復党が固まったのは衆院解散の前日だった。
二日、本川越駅前での出陣式。会場で開会を待っていた民主最大の支援組織・連合埼玉の幹部は、二年前に敵として戦った小宮山の支援を「自民に対抗するための非自民の結集。組織としてやる」と前向きに語った。一方で末端の組合員までの浸透は「難しい部分もある」と一部にしこりが残っていることも認めた。
報道各社が一斉に自民優勢の世論調査結果を伝えた四日、小宮山の秘書は「選挙は始まったばかり。今は後援会、民主支持層、労組票を固めている段階。何とかこれらの足し算を成立させ、さらに遊説で中間層にアピールしていきたい」と話した。
前回、追い風を受けて小選挙区を制した自民前職の神山佐市は二日午前、川越駅東口での第一声で「突然の解散は、私自身びっくりしている」と率直に切り出し「アベノミクスの効果が出るのはこれから」と繰り返した。自公の県議らが神山の二年間の実績を訴え、「小選挙区は神山、比例は公明へ」と声を張り上げたが、動員された支持者は前回より少なかった。
三日夜、同じ場所で開かれた石破茂・地方創生担当相の演説会では、歩道橋まで鈴なりの聴衆が集まったが、石破が帰ると聴衆も閉会前にほとんど家路に就いた。寒風の中、後片付けを終えた市議は「大票田の川越なのに、運動が遅れている」と、いら立ちを隠さなかった。
それでも優勢の世論調査結果に四日午後、神山は「(優勢の)手応えはない。前回は準備期間があったが、今回は解散を予想できずに予定を入れていた支持者が多く、期間中を通して頼める人が少ない。まだ態勢が整っていない段階」と、ふじみ野市の選挙事務所で語った。
共産新人の長沼チネは三度目の挑戦。街頭演説を繰り返し、集団的自衛権の閣議決定撤回や原発再稼働の阻止を訴える。四日夕、冷たい雨の降る本川越駅前で演説を終えた長沼は「これまでの選挙で一番、有権者の反応がいい。共産党の政策に全部賛成ではないという人が、原発再稼働阻止や戦争反対など、個別の政策で応援する、と声をかけてくれる」と話した。
次世代の根本は候補者公募による直前の出馬決定で組織もなく「徒手空拳」を自認。二日朝、川越市役所での立候補手続きも妻(49)と二人で済ませた。遊説では「日本人の誇りを取り戻す」と訴える。四日、昼食休憩で川越市の事務所に戻った根本は「聴衆の反応が出てきた。週末はイベント会場などを回りたい」と話した。
7区は前回、神山が八万弱、維新新人、小宮山がそれぞれ約四万四千、民主新人が四万弱、長沼が二万弱の得票だった。どの陣営も、維新と民主の計八万票余りの多くが無党派票と分析。そのまま小宮山に流れるとは計算していない。各陣営の懸命な足し算が続く。 =敬称略
(中里宏)
◆7区 川越・富士見・ふじみ野市(旧上福岡市)
根本千裕55 (元)丸紅社員 次新
神山佐市60 (元)県議 自前<1>=公
長沼チネ64 党地区委員長 共新
小宮山泰子49 (元)農水委員長 民<前><4>=生
(届け出順)
2115
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:39:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014120802100007.html
師走の決戦<下> 11区「自民代表」かけ激突
冷え込みの厳しくなった五日夜。無所属前職の小泉龍司が秩父市の選挙事務所前に立った。独自の子育て支援策などを披露した後、マイクを握る手に力を込めた。「こうした政策を実現するために自民党に戻らないといけない。復党を目指す選挙なんです」
秩父市出身で五選を目指す小泉。今回が七度目の選挙戦だが、自民公認で挑んだのは二〇〇三年の一度しかない。郵政民営化に反対して自民を離党し、無所属で自民の“刺客”と争った〇五年は落選したが、続く二回は、草の根に張り巡らせた後援会の結束力で当選を重ねた。ただ、中核的な支援者からは「小泉さんが自民に戻れば、保守分裂の大変な選挙にならなくなる」と、復党待望論が高まっている。
その小泉と二度目の戦いを繰り広げているのが、深谷市出身で自民前職の今野智博だ。
JR深谷駅前で二日に出陣式を開いた今野は演説中、雲一つない青空を見上げた。「この11区は長く政治の混乱が続き、分厚い雲に覆われてきました」。そして「国、県、市が自民という大きなパイプでつながり、保守本流の晴れわたった政治を復活させる必要があります」と続けた。
小泉を意識し「自民公認候補は私だけ」と強調する今野。応援演説に立った地元の自民県議たちも「復党は二度とできない」「今の日本は政党政治。無所属では仕事ができない」と強い口調で小泉を批判した。
今野は自民県連の公募で選ばれ、前回の衆院選で11区に自民公認で出馬。無所属の小泉にダブルスコアの票差を付けられたものの、比例で復活当選を果たした。自民に追い風が吹き、比例北関東ブロックに重複立候補していた自民候補者が次々と小選挙区で勝利したため、惜敗率がわずか46・5%の今野にも復活のイスが回ってきた形だ。
一方で小泉は今回も優位な戦いを進めているが、報道各社の世論調査では全国的に自民優勢が伝えられている。「11区の自民代表」を目指す小泉の陣営にとって小選挙区での勝利だけでなく、「今野の復活阻止」が大きな目標だ。
四日に本庄市内で開かれた小泉の個人演説会。地元支援者が「比例は(政権与党の)公明党に。自民に入れると、相手を助けることになります」と呼び掛ける場面があった。「相手」とは今野のこと。陣営は北関東全体の情勢も気にしながら選挙運動を進める。
今野はこの二年間、深谷市などを中心に自身の支援組織づくりを進めてきた。だが11区は地理的にも広く、隅々に組織を整備するには時間が足りなかった。
それでも四日夕、秩父鉄道秩父駅前で開いた出陣式には、久喜邦康・秩父市長や福島弘文・小鹿野町長らが姿を見せた。小泉色の強いこの地域で、前回はなかった光景だ。巻き返しを図る今野は「二年前に比べ、隔世の感がある」と手応えを口にした。
前回に続き二度目の挑戦となる共産新人の柴岡祐真は、各地で遊説を続け「安倍政治の暴走を止めなければならない」と訴える。前回は政権与党の民主への批判も展開したが、今回は「反自民」一本の姿勢だ。「ほかの二人の候補者は自民系なので、前回より戦いやすい」と票の上積みを狙っている。 =敬称略
(羽物一隆)
◆11区 熊谷(旧江南町)・秩父・本庄・深谷市、寄居町、秩父・児玉郡
柴岡祐真30 党准中央委員 共新
小泉龍司62 (元)青少年特委理事 無前<4>
今野智博39 党青年局次長 自<前><1>
(届け出順)
2116
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:40:12
http://www.sankei.com/west/news/141208/wst1412080017-n1.html
2014.12.8 09:52
【衆院選2014】
相互応援ほぼゼロ 民主・維新、進まぬ連携「何もやってない」 兵庫
(1/2ページ)
演説する江田憲司・維新の党共同代表=神戸市中央区
「支持者から抗議殺到」
14日投開票の衆院選で、各報道機関で自民党優勢が伝えられる中、兵庫県内でも民主党と維新の党の野党連携が進んでいない。共倒れを防ぐため、一部の選挙区で候補者をすみ分けたものの、実際の選挙戦で相互の応援はゼロに近い。候補がいない党の支持票が自民に流れる可能性も出ている。
「支持者から抗議が殺到し、無所属での出馬や集団脱党の声が上がった」。維新と調整の結果、5区で民主の公認内定を取り消された元職、梶原康弘氏(58)は2日、憤りを吐露。「有権者に選択肢を示す必要がある」として、比例代表で立候補した。
維新は5区で前職の三木圭恵氏(48)を擁立するが、梶原氏は「維新の橋下徹共同代表は民主批判を繰り返している」と指摘し、「三木氏の応援はしないし、党本部からも指示はない」と打ち明ける。民主票が三木氏ではなく、自民前職の谷公一氏(62)に流れる観測もある。
同様に民主候補がいない10区でも、維新新人の松井雅博氏(35)による民主票の取り込みは進んでいないようだ。3千人近くの組合員を抱える神戸製鋼加古川製鉄所の労組は「上部団体から何の要請もない。松井陣営などから何の連絡やアプローチもない」という。
さらに、自民前職の渡海紀三朗氏(66)の公示日の出陣式に、前回まで民主候補でライバルだった岡田康裕・加古川市長が出席。民主票のかなりの部分が渡海氏に向かうという見方が強まっている。
逆に維新候補がいない選挙区でも事情は同じだ。2区の民主元職、向山好一氏(57)の陣営では「維新の応援が来ればマイナスがあってもプラスはない」と言い切る。6区の民主新人、辻泰弘氏(58)の陣営でも「維新の影も声もない。応援を要請するつもりもない」。両候補は労組を支持基盤に持ち、労組と対決姿勢をとる橋下氏への拒否反応が大きいことが背景にある。
維新県総支部の清水貴之代表は「民主との協力は何もやっていない。自党の候補のことで精いっぱいで、他党まで手を回す余裕がない」と話す。
2117
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:42:39
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/131922
小選挙区 民主不戦敗 さまよう「労組票」 「関心ある」のに投票先未定
2014年12月08日(最終更新 2014年12月08日 03時00分)
最大野党の民主党が候補者を擁立できず、「自共対決」となっている衆院選福岡6、7区。とりわけ総資本対総労働と呼ばれた三池争議の舞台となった大牟田市がある7区は労組票が多い地域だが、労働者層を基盤とする民主は今回、比例で訴えるだけ。このため小選挙区での投票先を決めかねている支持者は多い。「投票しないと変わるものも変わらないが、どちらを選べばいいのか」。世論調査では選挙への関心は高いだけに、有権者の悩みがうかがえる。
「大義のない解散。本当にいいのでしょうか」。公示前の1日、筑後市のJR羽犬塚駅で通勤者に支持を訴えるチラシを配る民主参院議員、野田国義氏の姿があった。「自分がお世話になっている選挙区。少しでも支持を訴えないと」。通勤ラッシュの時間帯が終わると、急ぎ足で別の選挙区の応援に向かった。
前回(2012年)の衆院選7区で落選した野田氏は、13年の参院選で当選。ただ、7区の後継者は決まっておらず、突然の解散を受けて候補者を探したが擁立できなかった。
小選挙区の立候補者がいれば、街宣車で地域を回って党の施策を訴えることができる。だが、比例用の街宣車は九州を広く回る上、数に限りがあるため、7区での運用が難しいという。電話での投票呼び掛けや法定ビラの配布など地道な活動を続けるしかない。
また、衆院選後への影響を心配する関係者もいる。「選挙で候補者を出すことは組織の意思を固める上で大切。不戦敗は組織の弱体化につながるし、来春の統一地方選にも影響しかねない」とこぼした。
自民前職の藤丸敏氏、共産新人の江口学氏が戦う小選挙区。民主を支持する連合福岡南筑後地域協議会は、投票先については各労組に判断をゆだねると申し合わせている。西日本新聞社が実施した世論調査では、衆院選に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えた民主支持者が9割を超える。だが、半数は「投票先が分からない」などとしている。
ある有権者は言う。「棄権するつもりはないけど、自分の意思を託す候補者がいないのはジレンマ。最後まで悩みそうです」
=2014/12/08付 西日本新聞朝刊=
2118
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:48:47
気になるところだけ
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk01010128000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その1) 自民、第1党維持の勢い /北海道
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
14日投開票の衆院選に向けて、毎日新聞社は5〜7日、電話による世論調査を実施した。道内12の小選挙区と比例代表道ブロック(定数8)の情勢について取材を加え分析した結果、前回、小選挙区で全敗した民主が一部で議席を奪還する見通しだが、自民が小選挙区、比例ともに優勢で、道内第1党の座を維持する勢い。ただ、投票先を「まだ決めていない」と答えた有権者が小選挙区で半数近くに上り、情勢が変わる可能性もある。【衆院選取材班】
◆1区=札幌市中央・南・西区
◇船橋、横路氏が横一線
横路孝弘 73 民前
野呂田博之 56 共新
船橋利実 54 自前=[公]
飯田佳宏 41 無新
船橋氏、横路氏が横一線。再選を目指す船橋氏はアベノミクス継続による道内経済回復を強調。支持団体を回り、自民、公明支持層の票固めを進める。無党派層への浸透が課題。
12選を目指す横路氏は知事を務めた高い知名度を生かし、民主支持層をほぼまとめた。特定秘密保護法や集団的自衛権行使容認を推進した安倍政権を批判し、無党派層からの支持も伸ばす。
野呂田氏は「消費増税の中止」を訴えている。飯田氏は既成政党批判の受け皿を狙う。
◆2区=北・東区
◇吉川氏を追う松木、池田氏
吉川貴盛 64 自前=[公]
池田真紀 42 無新
松木謙公 55 維元=[生]
金倉昌俊 40 共新
吉川氏が優位に戦いを進め、松木氏と池田氏が並走して追う。吉川氏は幅広い年齢層の男女に浸透。景気対策や年金・医療などの争点を重視する層からの支持を集めている。
不出馬を表明した民主元職の三井辨雄(わきお)・元厚生労働相から後継指名を受けた松木氏は維新支持層をほぼ固め、民主支持層にも食い込み、票の上積みを図る。
民主道連の支援を受ける池田氏は立候補表明の遅れが響き、民主支持層への浸透が遅れている。40代男性からの支持が高く、女性からの支持を伸ばせるかが焦点。
金倉氏は安倍政権批判を展開している。
◆3区=白石・豊平・清田区
◇高木氏リード、荒井氏追う
荒井聡 68 民前
吉岡弘子 63 共新
小和田康文 44 維新
高木宏寿 54 自前=[公]
高木氏が幅広い年齢層から支持を得てリードし、荒井氏が追う。高木氏は自民、公明支持層をほぼまとめた。経営者など景気対策や年金・医療を重視する層からの支持が厚い。
逆風にさらされた前回の雪辱を期す荒井氏は民主支持層を固め、共産支持層の一部にも食い込む。無党派層からも一定の支持を得、大地の支援を受けて、さらなる無党派層への浸透が巻き返しの鍵。
吉岡氏と小和田氏は知名度アップに懸命。
◆4区=手稲区、後志管内
◇中村、鉢呂氏競り合う
鉢呂吉雄 66 民元
酒井隆裕 40 共新
中村裕之 53 自前=[公]
中村氏、鉢呂氏が激しく競り合っている。再選を目指す中村氏は自民、公明支持層を固めつつあり、道議時代からの地盤である郡部でも支援の拡大を図る。知名度の低い都市部では、通勤帯の朝夕に駅前に立ち、2年間の実績をアピール。
鉢呂氏は民主支持層を固め、無党派層の多い小樽市や札幌市手稲区の都市部で徹底した「どぶ板選挙」を展開。郡部でも演説を重ね、支持層を広げている。大地との連携を深め、保守票の取り込みも狙う。
酒井氏は自民、民主両党を批判し、比例票の上積みを狙う。
◆5区=厚別区、石狩管内
◇町村氏、優位な戦い
鈴木龍次 54 共新
勝部賢志 55 民新
町村信孝 70 自前=[公]
12選を目指す町村氏が男女ともに幅広い年齢層からの支持を得て優位な戦い。町村氏は自民支持層をほぼ固め、高い知名度を生かして、公明支持層や無党派層の支持も固める。前回は病気で入院中のため自ら選挙運動をできなかったが、今回はこまめに演説会を重ね、健康回復ぶりをアピールしている。
勝部氏は民主支持層をほぼ固めたが、立候補表明が遅れたため、地盤の江別市以外での浸透が遅れている。
鈴木氏は自民、民主両党の政策を批判し、無党派層への浸透を図る。
2119
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:49:16
◆6区=上川管内の一部
◇国政復帰へ佐々木氏先行
佐々木隆博 65 民元
荻生和敏 65 共新
今津寛 68 自前=[公]
国政復帰を狙う佐々木氏が一歩リードし、今津氏が追う。
農民連盟出身の佐々木氏は前回、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加に前向きだった民主党政権で副農相を務めたことで農家の反発を招くなど逆風を受けたが、今回は農家の戸別所得補償の復活などを訴えて、郡部での支持を回復しつつある。民主支持層をほぼ固めた。
今津氏は自民支持層をほぼ固め、50、60代の男性から支持を受けている。最大の票田、旭川市で11月にあった市長選で、自民推薦の新人が民主推薦の現職に敗れたが、今津氏がその影響をどの程度抑えられるかが鍵。
荻生氏は安倍政権への批判票を狙う。
◆7区=釧路、根室管内
◇伊東氏浸透、追う鈴木氏
鈴木貴子 28 民前
石川明美 63 共新
伊東良孝 66 自前=[公]
自民道連会長の伊東氏が、公示直前に民主入りした大地代表代理の鈴木氏をリードしている。伊東氏は元釧路市長の知名度を生かし、男女とも各年齢層に幅広く浸透、自民、公明支持層をほぼ固めた。有権者の大半を占める都市部での支持を固め、重視する争点に景気対策を挙げた有権者からの支持が高い。
鈴木氏は28歳の若さを前面に出し、終盤の追い上げを目指す。1次産業従事者から支持を集めるが、都市部での浸透が弱く、投票先をまだ決めていない無党派層の取り込みを目指す。
石川氏は反自民、反民主の受け皿を狙う。
◆8区=渡島、檜山管内
◇逢坂、前田氏が大接戦
原田有康 66 共新
逢坂誠二 55 民元
前田一男 48 自前=[公]
逢坂氏、前田氏が大接戦。逢坂氏は民主支持層をほぼ固めた。政策の重点に大間原発建設の凍結を掲げ、無党派層にも浸透。前回落選後、地道に地元を回って築いた知名度を生かし、無党派層の多い函館市など都市部で支持を伸ばす。
前田氏は「経済の活性化と地方創生」を訴え、自民、公明支持層の大半を固めた。逢坂氏と同じく大間原発建設の中止を訴えているが、無党派層への浸透が伸び悩んでいる。郡部での支持拡大を図り、猛追する。
原田氏も大間原発建設中止を訴えている。
◆重視する争点
◇「年金・医療・介護・子育て」最多「景気対策」「原発・エネ」続く
最も重視する争点を尋ねたところ、「年金・医療・介護・子育て」が最多で33%。次いで多かったのが「景気対策」25%、「原発・エネルギー政策」10%、「地方再生」5%で続いた。
年代別では、20、30、60、70代が「年金・医療・介護・子育て」、40代と50代が「景気対策」を最も重視する争点と答えた。
衆院解散直前、第2次安倍改造内閣で問題となった「政治とカネ」や、安倍政権が進める積極外交や集団的自衛権の行使容認などの問題とも関わる「外交・安保」はいずれも3%にとどまった。
◆政党支持率
◇自民トップ27% 民主18% 公・共5%
政党支持率は自民が27%でトップ。次いで民主18%、公明と共産が各5%、維新3%。次世代や生活、社民は1%だった。12年衆院選と比べると自民は22%から支持を伸ばし、民主も野党の選挙協力が進んだことで12%から伸ばした。
年代別では、すべての年代で自民支持が民主を上回った。特に20〜30代と50代では20ポイント近く差が開いた。50代以上では共産が3位につけた。
最も重視する争点は、自民支持層は景気対策がトップだったのに対し、民主支持層や無党派層などは年金や医療などの福祉政策を選んだ人が最多だった。
==============
※世論調査のグラフの数字は、小数点以下を四捨五入。合計が100%にならない場合がある
2120
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:50:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk01010143000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その2止) 民主一部で奪還見通し /北海道
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
◆9区=胆振、日高管内
◇堀井氏に幅広い支持
山岡達丸 35 民元
工藤良一 60 共新
堀井学 42 自前=[公]
堀井氏が山岡氏に先行する。堀井氏は前回初当選してからの約2年間で選挙区内の18市町全てに個人後援会を発足させ、強固な基盤を築いてきた。自民支持層をほぼ固めたほか、女性からの支持も厚い。
山岡氏はアベノミクスを真っ向から批判。民主支持層の大半を固めたほか、鳩山由紀夫元首相の旧後援会や推薦を受ける大地の支持層の掘り起こしを図る。
今夏の苫小牧市長選にも立候補した工藤氏は、比例票の上積みと連動した戦い。
◆10区=空知、留萌管内など
◇稲津氏、着実に浸透
木村賢治 63 共新
神谷裕 46 民新
稲津久 56 公前=[自]
稲津氏が優勢。自民、公明支持層を固めたほか、民主、維新支持層の一部も取り込み、着実に支持を広げている。幅広い年齢層から支持が厚い。景気対策や年金・医療などを重視する層へ浸透している。
神谷氏は立候補表明が公示直前と遅れ、知名度が浸透しきれておらず、民主支持層もまとめ切れていない。
木村氏は消費増税中止を訴え、党勢拡大を図る。
◆11区=十勝管内
◇中川氏、優位な戦い
三津丈夫 68 民新
畑中庸助 63 共新
中川郁子 55 自前=[公][改]
再選を目指す中川氏は自民、公明支持層をほぼ固め、無党派層にも食い込んで優位な戦い。農水政務官としての実績をアピールし、農業者らへの浸透を加速させている。
帯広市選出の道議だった三津氏は郡部での知名度不足が顕著。民主支持層をほぼまとめたものの、立候補表明が遅れたことで無党派層への浸透が鈍い。推薦を受ける大地との協力を進めることで、終盤の盛り返しに期待を寄せる。
畑中氏は安倍政権への批判票の受け皿を狙う。
◆12区=宗谷の一部、オホーツク管内
◇武部氏、手早く先行
水上美華 32 民新
武部新 44 自前=[公]
菅原誠 41 共新
武部氏が自民、公明支持層を手早く固め先行。前職の強みを生かし、各地域に築いた後援会組織をフル稼働させている。
水上氏は「若さで挑戦」をアピールし、安倍政権批判を展開。民主支持層をほぼ固めたが、立候補表明が遅れたことが響き、知名度不足を解消しきれていない。無党派層や女性への浸透も不十分で、今後は選挙協力を結んだ大地支持層の取り込みに期待し、終盤での巻き返しを図る。
菅原氏は消費増税中止などを訴えている。
◆消費増税延期
◇「評価する」52% 60代の45%は「評価しない」
消費税率10%への引き上げ延期の賛否について尋ねたところ、評価するは52%、評価しないは38%だった。年代別でみると、評価すると答えたのが最も多かったのは20代の63%、評価しないとの回答が最多だったのは60代の45%だった。
支持政党別では、自民、公明支持層の7割以上が評価すると答える一方、共産支持層の66%は評価しないと答えた。民主や維新の支持層では評価するとしないが拮抗(きっこう)する傾向にあった。
◆投票に行きますか 「必ず行く」69% 20代男性は関心低く
投票に行くかを訪ねたところ、「必ず行く」が69%で最多。次いで「多分行く」が20%。「多分行かない」は4%、「行かない」は2%だった。「必ず行く」と「多分行く」の合計は各年代で8割以上を占めたが、20代では「多分行かない」と「行かない」の合計が2割近くなった。特に20代男性は女性に比べ13ポイント高く、関心の低さが目立つ。
有権者全体の29%を占める無党派層に限ると、「多分行かない」と「行かない」の合計は12%だった。
◆集団的自衛権の行使
◇反対55%、賛成29% 自民支持層57%賛成
安倍政権が閣議決定による憲法解釈変更で行使を容認した集団的自衛権への賛否を尋ねたところ、賛成が29%、反対が55%だった。
支持政党別にみると、賛成と答えたのは自民支持層の57%、公明支持層の34%、民主支持層の12%、共産支持層の8%。反対と答えたのは自民支持層の31%、公明支持層の49%、民主支持層の84%、共産支持層の87%だった。維新支持層は賛成39%、反対51%で、次世代の党支持層は88%が賛成と答えた。
2121
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:50:42
◆比例道ブロック
◇自、民3議席視野に 公明1 共産、議席獲得の勢い
比例代表道ブロック(定数8)は、自民が前回獲得した3議席を確保する勢い。従来は弱いとされた市区部に加え、郡部でも民主を上回る支持を得る。自民支持層の大半を固め、男女ともに幅広い年齢層から支持を受けている。
前回「逆風」にさらされ、2議席にとどまった民主は、郡部で自民に迫る支持を集めている。支持層への浸透も自民をしのぐ勢いがあり、前回を上回る3議席は確保できそうだ。
公明も支持層を固め、1議席を維持できそう。共産が支持層の大半を固めており、2000年の衆院選以来となる1議席を獲得する勢い。前回1議席を確保した維新は無党派層への広がりを欠き、議席維持が難しい情勢だ。
==============
※世論調査のグラフの数字は、小数点以下を四捨五入。合計が100%にならない場合がある
2122
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:51:45
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk07010013000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その1) 自民、4選挙区で優勢 /福島
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
毎日新聞が5〜7日に実施した衆院選特別世論調査の結果と、支局・通信部の取材から県内の小選挙区の情勢を分析したところ、自民が3区を除いて優勢で、前回の4議席の維持をうかがう勢いを見せている。民主は3区で安定した戦いを展開。ただ、投票先を決めていない有権者が4割近くおり、終盤で情勢が変わる可能性もある。【岡田英】
◆1区
◇亀岡氏先行、金子氏追う
自民前職の亀岡偉民氏(59)が頭一つ先行し、民主新人の金子恵美氏(49)、共産新人の渡部保子氏(72)が追う。
市部、町村部ともに優位に立つ亀岡氏は、自民、公明の支持層の約8割を手堅く固め、無党派層の約3割も取り込む。年代別では30、40代と60歳以上で半数近くの支持を得ている。職業別では自営業、製造・販売・サービス業、農林漁業、経営者の高い支持を集める。
金子氏は、民主支持層の約9割をまとめた。支援を受ける社民のほか、維新や生活など第三極の支持層にも浸透。無党派層の支持は約4割に及んだ。今回は出馬を断念した元職で無所属の石原洋三郎氏(41)が支援を表明し、票固めを急ぐ。
渡部氏は共産支持層の半数以上を固め、20代からの支持が高い。
◆2区
◇根本氏が優位な戦い
自民前職の根本匠氏(63)が優位な戦いを進め、民主の岡部光規氏(46)と共産の平善彦氏(62)の両新人が続く。
根本氏は、自民、公明支持層の8割以上を固めた。民主支持層の約2割、維新支持層の約3割も取り込み、無党派層の約3割からも支持を得た。全年代で幅広く浸透している。職業別では、自営業、経営者から支持を多く集めている。
岡部氏は、民主支持層の約7割をまとめた。民主との調整で2区で候補を立てるのを見送った維新の支持層では約半数の支持を集める。無党派層の支持は約3割で、支持拡大を図る。
平氏は、共産支持層の約8割を固めた。
◆3区
◇玄葉氏、安定した戦い
民主前職の玄葉光一郎氏(50)が安定した戦いを展開。県内の立候補者で最多の8選を目指す。
民主支持層の約9割をまとめた玄葉氏は、自民、公明支持層の約4割、維新支持層の約7割を取り込み、無党派層の支持も4割を超えた。30代以上では4割以上に浸透している。
公示直前に立候補表明した自民新人の上杉謙太郎氏(39)は、自民支持層で約5割、公明支持層で約6割と支持を固め切れていない。無党派層の支持も約1割で、伸び悩んでいる。年代別にみると、20代で高い支持を得ている。
共産新人の横田洋子氏(56)は、共産支持層の約5割を固め、支持拡大を図る。
◆4区
◇菅家氏を小熊氏猛追
自民前職の菅家一郎氏(59)が一歩リードし、維新前職の小熊慎司氏(46)が猛追する。
菅家氏は自民、公明の支持層の8割以上を手堅くまとめた。民主支持層、無党派層の2〜3割も取り込む。特に町村部で浸透し、年代別では、60歳以上の高齢層の支持が高い。
小熊氏は、維新支持層の約9割を固めた。無党派層の支持が高く、約半数に浸透している。民主党顧問で2012年に引退した渡部恒三氏から支援を受ける一方で、同党4区総支部は自主投票を決めており、民主支持層への浸透は半数程度。市部では菅家氏と競り合っている。
共産新人の田中和加子氏(58)は共産支持層の約6割をまとめ、組織固めを急ぐ。
◆5区
◇吉野氏を追う吉田泉氏
自民前職の吉野正芳氏(66)が優勢で、民主前職の吉田泉氏(65)が懸命に追う。
自民党の公認が公示前日まで出ず、準備が出遅れた吉野氏だが、自民の支持層の約9割を固めた。公明支持層の約6割、維新支持層の約5割も取り込んでいる。無党派層の支持は約2割にとどまっており、支持拡大を図る。
吉田泉氏は、民主支持層の約8割をまとめた。無党派層では支持が最も多く、約3割に浸透。維新や生活、共産の支持層の一部からも支持を集める。年代別では70歳以上で約3割の支持を得ている。職種別では、製造・販売・サービス業に食い込む。
その後を追う共産新人の吉田英策氏(55)は共産支持層の約7割を固めた。
2123
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:51:57
==============
◇1区(3)=福島、相馬、南相馬、伊達市、伊達、相馬郡
金子恵美 49 [元]参院議員 民新
亀岡偉民 59 [元]復興政務官(2)自前=[公][改]
渡部保子 72 党地区役員 共新
◇2区(3)=郡山、二本松、本宮市、安達郡
平善彦 62 党地区副委長 共新
根本匠 63 [元]復興相(6)自前=[公][改]
岡部光規 46 医師 民新
◇3区(3)=白河、須賀川、田村市、岩瀬、西白河、東白川、石川、田村郡
上杉謙太郎 39[元]参議員秘書 自新=[公][改]
玄葉光一郎 50 [元]外相(7)民前
横田洋子 56 喫茶店長 共新
◇4区(4)=会津若松、喜多方市、南会津、耶麻、河沼、大沼郡
菅家一郎 59 [元]県議(1)自前=[公][改]
田中和加子 58 党地区副委長 共新
小熊慎司 46 [元]参院議員(1)維前
小川右善 65 党県代表 社新
◇5区(3)=いわき市、双葉郡
吉田英策 55 党地区副委長 共新
吉田泉 65 [元]副復興相(4)民前
吉野正芳 66 [元]副環境相(5)自前=[改]
==============
◇一覧の見方
氏名、年齢(投票日の14日現在)、政党名、前職・新人の区別、当選回数、職業・肩書の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。
小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、改=新党改革。
2124
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:52:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk09010131000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その1) 自民1、3、4、5区優勢 /栃木
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
安倍政権の是非を問う14日の衆院選投開票を前に、毎日新聞は5〜7日、全国の有権者を対象に特別世論調査を実施し、これまでの取材を加味して県内5小選挙区の情勢を探った。前職5人を擁立する自民は1、3、4、5区で他の候補をリードし、優位な戦いを進めている。2区は先行する民主前職を自民前職が追う展開。ただ、調査時点では全体の4割以上が「小選挙区の投票先はまだ決めていない」と答えており、情勢は変化する可能性がある。【衆院選取材班】
◆1区
◇船田氏が支持拡大 追い上げ図る柏倉氏
自民前職の船田元氏(61)が安定した戦いを進める。自民支持層に幅広く浸透し、公明支持層は約6割を固めた。年代別でも幅広く支持を受けている。
みんなが解党し、2区から1区に移った民主前職の柏倉祐司氏(45)は民主支持層の大半を固めた。さらに知名度アップで追い上げを図る。共産新人の野村節子氏(61)は共産支持層以外の票獲得に力を注ぐ。
「支持政党なし」の有権者約4割が投票先を無回答としており、無党派層の票の取り込みが鍵になる。
◆2区
◇福田氏が先行 追う西川氏
前知事で民主前職の福田昭夫氏(66)が先行し、農相で自民前職の西川公也氏(71)が追う。みんな解党で前職の柏倉氏が民主の1区に移ったため、投票先を失った旧みんな支持層の票の取り込みが鍵を握りそうだ。
福田氏は民主支持層を固め、維新支持層の8割、無党派層の4割から支持を得る。自民、公明支持層の一部も切り崩している。
西川氏は自民支持層の8割近くを固めつつある一方、公明をはじめ他党支持層への浸透が進んでいない。無党派層の支持は2割弱にとどまっている。
共産新人・阿部秀実氏(55)は共産支持層以外への広がりを欠く。
◆3区
◇渡辺氏に逆風 簗氏が一歩リード
再選を目指す自民前職の簗和生氏(35)が、みんな解党で無所属となった同党元代表で前職の渡辺喜美氏(62)を一歩リードしている。
地元市町長や業界団体の支援を受ける簗氏は自公支持層の6割を固め、民主支持層や無党派層にも食い込んで支持を広げる。連続6回当選の渡辺氏は父美智雄元副総理(故人)から強固な地盤を受け継ぎ知名度も勝るが、8億円借入金問題や解党で逆風。維新や生活など第三極の支持層に浸透するほか、民主や無党派層からも支持を得る。共産新人の秋山幸子氏(63)は共産支持層を固めた。
◆4区
◇佐藤氏安定の戦い 追う藤岡氏と山崎氏
自民前職の佐藤勉氏(62)が安定した戦いで先行し、みんなから替わった民主新人の藤岡隆雄氏(37)、共産新人の山崎寿彦氏(62)が追う展開。佐藤氏は自民支持層の約9割、公明支持層の約7割を固めた。維新支持層の約4割にも食い込み、無党派層からも一定の支持を得ている。
藤岡氏は民主、生活支持層の約8割を固めたが、維新支持層からの支持は約3割、無党派層は約1割にとどまった。
山崎氏は共産支持層の約9割を固め、無党派層などへの支持拡大を図る。
◆5区
◇茂木氏がリード 無党派層にも浸透
自共一騎打ちの構図となったが、自民前職の茂木敏充氏(59)が高い知名度と強固な支持基盤を生かして大きくリードしている。自民、公明支持層をほぼ固めたうえ、着実に無党派層へと浸透している。民主、維新支持層も一定数を取り込んでいる模様だ。
共産新人の川上均氏(58)は共産支持層の8割以上をまとめ、民主、維新支持層へも食い込んでいるが限定的。今後の支持拡大に力を注ぐ。
2125
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:53:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk11010174000c.html
2014衆院選:中盤情勢 自民、ほぼ全域で優位 社会保障に高い関心(その1) /埼玉
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
◇野党、厳しい戦い 民主、維新一本化浸透せず
第47回衆院選は、投開票日の14日まで残すところ1週間を切った。毎日新聞は5〜7日に電話による世論調査を実施し、県内の支局・通信部の記者の取材も踏まえて各選挙区の情勢を探った。政権与党の自民は公明の支援を受けるなどしてほぼ全域で優位な状況にあり、野党は厳しい戦いを強いられている。民主や維新の間では候補者を一本化する調整が図られたが、反自民層を取り込みきれていない。次世代と共産もまだそれぞれの支持層をまとめきれておらず、社民は存在感を高めるのに懸命だ。一方で無所属でも安定した戦いを進める候補もいる。世論調査では、県内有権者の約半数が小選挙区での投票先を決めていないことも判明。情勢はまだ流動的だ。(名鑑は届け出順、年齢は投開票日現在)
◇1区、村井氏が一歩リード
◆1区
松村敏夫氏 40 共新
村井英樹氏 34 自前
武正公一氏 53 民前
松本翔氏 29 社新
◇ ◇
2期目を狙う村井氏が自民支持層の7割以上を固めて一歩リードし、6期目を目指す武正氏が追う。
村井氏は自民支持層と、公明支持層の7割以上を固めた。幅広い年代に一様に浸透している。
武正氏は民主支持層の9割を固め、生活、維新支持層にも食い込む。無党派層では両氏が競り合う。
松村氏、松本氏は組織票固めを急ぐ。無党派層は8割以上が投票先を決めておらず、鍵を握る。【西田真季子】
◆2区
新藤義孝氏 56 自前
奥田智子氏 46 共新
◇ ◇
前回選まで民主元職との激戦を繰り返してきた新藤氏は今回、自共対決の構図で優位に立つ。元総務相として他府県の自民系候補の応援に走り回り、地元選対がフル稼働で支持基盤を固める。自民支持層の9割以上、公明支持層の8割を固めてほぼ盤石。支持政党のない層でも大きくリードする。各年代から幅広く支持を集め、40代以下は圧倒的な強さ。
奥田氏は共産支持層の9割を固め、民主や維新など反自民層にも浸透している。【鴇沢哲雄】
◇3区、黄川田氏を細川氏追う
◆3区
宮川雅之氏 40 共新
細川律夫氏 71 民元
黄川田仁志氏 44 自前
◇ ◇
再選を狙う若手の黄川田氏を返り咲きを目指すベテランの細川氏が追う。
アベノミクスを前面に押し出す黄川田氏は自公の支持層を8割固めた。景気対策や年金▽医療▽介護▽子育てを重視する層から広く支持を受ける。
当選7回の実績を誇る細川氏は民主支持層の8割超を固めた。消費増税や原発政策に関心のある層を取り込み、逆転を狙う。
宮川氏は共産支持層を固めた。【木村敦彦】
◆4区
豊田真由子氏 40 自前
桜井晴子氏 58 共新
神風英男氏 53 民元
◇ ◇
再選を目指す豊田氏が組織戦を展開し、優位に立つ。厚労省職員の経験を生かして子育て・医療・福祉分野での実績を強調し、幅広い年齢層に浸透。自民支持層の8割、公明支持層の7割を固め、次世代支持層の票も取り込む。
元防衛政務官の神風氏は民主支持層の7割、維新支持層の6割を固める。今回9区に移った維新・青柳氏が前回獲得した約4万6000票の行方が鍵を握る。桜井氏は、共産支持層の7割をまとめた。【鈴木梢】
◆5区
山本悠子氏 62 共新
牧原秀樹氏 43 自前
枝野幸男氏 50 民前
◇ ◇
抜群の知名度を誇る党幹事長の枝野氏と牧原氏が激しく競り合う展開。
枝野氏は幅広い年代から支持を集める。特に30代男性からの支持は7割超。民主支持層は6割以上をまとめ、維新支持層も固めつつある。投票先を決めていない4割の無党派層への浸透を急ぐ。
牧原氏は自民支持層の7割を固めたが、公明支持層は3割超にとどまる。公示後の街頭演説では党幹部らが続々と応援弁士に駆けつけ、保守層への支持拡大に懸命だ。
山本氏は共産支持層の6割しか固められておらず、伸び悩む。【川畑さおり】
2126
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:53:28
◆6区
大島敦氏 57 民前
戸口佐一氏 64 共新
中根一幸氏 45 自前
◇ ◇
中根氏と大島氏が大接戦。まだ投票先を決めていない無党派層の4割をどちらが取り込むかが鍵になりそう。
中根氏は自民支持層の7割超、公明支持層の8割超を固めた。ミニ集会などを開いてこまめに選挙区内を回り、保守層の票のさらなる上積みに力を注ぐ。維新支持層の取り込みも狙う。
大島氏は民主支持層をほぼまとめ、維新支持層と無党派層にも3割超の支持を取りつけた。50代、60代男性からは5割以上の支持を集めており、若い世代への浸透を急ぐ。
戸口氏は共産支持層の8割をまとめ、さらなる支持拡大を図る。【川畑さおり】
◆7区
根本千裕氏 55 次新
神山佐市氏 60 自前
長沼チネ氏 64 共新
小宮山泰子氏 49 民前
◇ ◇
神山氏が自民支持層の9割を固めてリード。小宮山氏、続いて長沼氏が追う展開。
神山氏は40、50代の年齢層や自営業者、景気対策を重視する層を中心に、幅広く支持を集める。
小宮山は民主支持層をほぼ固めたほか、維新支持層からも一定の支持を得ているが、神山氏に一歩及んでいない。
長沼氏は共産支持層に広く浸透。根本氏は支持を拡大できておらず、知名度アップが課題。【大島英吾】
◆8区
小野塚勝俊氏 42 民元
辻源巳氏 43 共新
柴山昌彦氏 49 自前
◇ ◇
解散4日後に14人の保守系市議を集めて後援会事務所を開くなど手堅い組織固めを見せた柴山氏が優位に立つ。自民支持層の大半を固め、推薦を受けていない公明支持層からも6割の支持を得る。
小野塚氏は民主支持層の7割、維新の6割をまとめたが、無党派層の支持は柴山氏に大きく引き離されるなど伸び悩む。共産支持層の大半を固めた辻氏は民主や維新支持層の1割からの支持も得ている。【海老名富夫】
◆9区
大塚拓氏 41 自前
広森すみ子氏 66 共新
青柳仁士氏 36 維新
◇ ◇
大塚氏が自民、公明支持層の大半をまとめ、無党派層にも浸透している。男性6割、女性4割から支持を受け、各年代からも一様に支持を得ており、全体の半数超に及ぶ勢い。
青柳氏は維新支持層の大半、民主支持層の8割近くを固めたが、無党派層からの支持は2割にとどまる。民主の選挙カー応援を受けるなど「野党共闘」を掲げ、非自民層への食い込みを図る。広森氏は、共産支持層を固めた。【海老名富夫】
◆10区
石井祐一氏 63 共新
坂本祐之輔氏 59 維前
山口泰明氏 66 自前
◇ ◇
厚い自民支持層に支えられる山口氏が優位に立ち、無党派層への食い込みを狙う坂本氏が追う。石井氏は共産支持層を固め、無党派層にも浸透を図る。
山口氏は自民と、推薦を受ける公明の支持層をほぼ固めた。年代では20代と40代、争点では景気対策を重視する層の支持が厚い。
坂本氏は公認候補を擁立しなかった民主などの支持層への浸透も図りたいが、まとめきれていない。無党派層の支持は山口氏と拮抗(きっこう)する。【中山信】
2127
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:53:55
◆11区
柴岡祐真氏 30 共新
小泉龍司氏 62 無前
今野智博氏 39 自前
◇ ◇
無所属ながら安定した地盤を持つ小泉氏が一歩リード。選挙区内に網羅された後援会組織を軸に民主支持層の7割、自民支持層と公明支持層の4割もまとめた。無党派層の5割にも浸透し、幅広い年代の支持を得る。
今野氏は自民支持層の5割弱しかまとめられておらず、公明支持層や無党派層でも伸び悩む。地元の深谷市以外の票固めに懸命だ。
柴岡氏は共産支持層の8割を固め、若さを売りに無党派層からの支持拡大を狙う。【橋本政明】
◆12区
森田俊和氏 40 次新
野中厚氏 38 自前
本多平直氏 50 民元
鈴木千賀子氏 59 共新
◇ ◇
候補者4人が争う中で、野中氏が優位に立つ。自民支持層の6割以上を固め、公明支持層も順調にまとめつつある。
元経産政務官の本多氏は民主支持層を固めた。無党派層にも浸透を図り、返り咲きを狙う。
森田氏は次世代支持層の9割をまとめているが、無党派層からの支持を広げられていない。地元の熊谷市以外の支持拡大が鍵だ。
鈴木氏は共産支持層の8割をまとめた。【橋本政明】
◆13区
山内康一氏 41 民前
土屋品子氏 62 自前
秋山文和氏 67 共新
中村匡志氏 37 次新
◇ ◇
6期目に挑む土屋氏は故父・義彦元知事から引き継いだ固い支持基盤に加え、推薦を受けた公明支持層にも食い込み、優位に立つ。
解党したみんなから民主へ移籍した山内氏は民主支持層の8割を固めた。前回、票を奪い合った維新との“野党協力”の成果が試される。
「安倍政権の暴走ストップ」を掲げる秋山氏は市議30年の知名度を生かし、支持拡大を図る。衆院選再挑戦の中村氏は精力的な選挙運動で票を掘り起こす。【栗原一郎】
◆14区
鈴木義弘氏 52 維前
三ツ林裕巳氏 59 自前
苗村光雄氏 58 共新
◇ ◇
再選を目指す三ツ林氏は、首長や地元議員らと連携して後援会組織をフル稼働させ、保守票をほぼ固めた。公明支持層も6割をまとめ、安定した戦いを見せる。
鈴木氏は維新支持層の7割を固めたが、民主支持層に浸透しきれていない。投票先を決めていない5割の有権者を巡り、三ツ林氏が強い幸手市など選挙区の北部でどこまで迫れるかが鍵となる。
苗村氏は共産支持層をほぼ固め、無党派層へも食い込む。【清水勝】
◆15区
高山智司氏 44 民元
田村勉氏 66 共新
田中良生氏 51 自前
◇ ◇
田中氏が地元の蕨市や大票田のさいたま市南区に浸透、保守支持層を手堅く固めて抜け出した。地元市議らときめ細かく街頭演説をしつつ、票を掘り起こす。自民、公明支持層の8割以上を固め、20、30代の支持が高い。
高山氏は各地で小集会を開き、票の掘り起こしを図る。民主支持層を固めたものの、無党派層に浸透しきれていない。
田村氏は共産支持層の7割を固めたが、広がりを欠く。【鴇沢哲雄】
2128
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:55:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk12010185000c.html
2014衆院選:中盤情勢 11選挙区で自民先行 民主は伸び悩む(その1) /千葉
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
毎日新聞は7日までの3日間、衆院選に関する全国世論調査を行い、取材結果と総合して選挙中盤の情勢を探った。県内13選挙区のうち、11選挙区で自民党が優位か先行し、民主が優位に立っているのは野田佳彦前首相の4区のみ。野党間の候補者調整などで民主が擁立を見送った五つの選挙区でも自民のリードを許している。ただ、有権者の半数が小選挙区での投票先を決めておらず、終盤に情勢が変化する可能性もある。【衆院選取材班】
◆1区
◇田嶋氏、門山氏が激戦
全国的に自民が圧勝した前回も小選挙区を制した民主田嶋氏と自民門山氏が激戦を演じている。共産吉田氏と次世代田沼氏は巻き返しに必死だ。
田嶋氏は民主支持層を固め、維新や生活支持層の一部も取り込んだ。地域をこまめに歩いて得た知名度で、無党派層の4割弱にも浸透している。門山氏は自民支持層の7割、公明支持層をほぼ固めた。景気対策を重視する層から高い支持を得ているが、無党派層への浸透が課題となっている。県内最年少候補の吉田氏は共産支持層の8割をまとめたが、広がりがない。前回、維新の会公認で比例復活した田沼氏は維新支持層の一部から支持を得ているが、足元の次世代支持層を固め切れていない。
◆2区
◇小林氏が優位保つ
自民小林氏が他候補を引き離してリードを保ち、共産小松氏、維新藤巻氏が後を追う。候補乱立で票が割れた前回の反省から野党間調整で擁立を見送った民主の支持層の行方が定まっていない。
小林氏は自民支持層の8割、公明支持層の8割強を手堅く固めた。前回当選後も地域回りを続け、男女とも幅広い世代、職業に浸透し、争点として消費増税を重視する層から支持を得る。小松氏は共産支持層の8割を固め、憲法改正を重視する層からの支持を集める。藤巻氏は維新支持層の7割を固め、生活、民主支持層の一部も取り込む。出馬出遅れもあり、無党派層の支持に期待するが、浸透しきれていない。
◆3区
◇松野氏、支持広げる
前回同様、野党候補が競合し、自民松野氏が優位な戦い。大小100超の後援会と推薦を得た公明の組織を軸に支持を広げ、無党派層にも浸透しつつある。争点として景気対策を重視する層から支持を集める。
2度目の返り咲きを目指す生活岡島氏は父正之氏の代からの基盤を固め、離党した民主支持層にも食い込む。「脱原発」などの訴えは一定支持を得ているが、自民支持層を崩すまでは至っていない。
前回も立候補した民主青山氏は、党公認と連合の推薦の手続きが遅れ、立て直しに懸命だ。維新支持層の一部を取り込むものの、無党派層に浸透しきれていない。共産椛澤氏は共産支持層を固めつつあるが、無党派層の支持拡大が課題だ。
◆4区
◇野田氏を追う木村氏
前首相の知名度を生かした民主野田氏が安定した戦い。公示1週間前に公認が決まった自民木村氏が必死に追い上げている。
野田氏は他候補の応援に駆け回る一方、可能な限り地元選挙区への露出も続け、民主支持層をほぼ固めた。自民支持層の約2割、無党派層の約3分の1も取り込み、幅広い。約30年間続く朝の駅頭立ちが浸透している。
木村氏は公明支持層の7割から支持を得るなど組織選挙の強みを生かす。だが、無所属の西尾氏にも自民支持層の約1割を奪われ、知名度向上が課題。保守系地元市議らの協力で更なる浸透を狙う。
西尾氏は「ハト派保守」を掲げ、共産斉藤氏は「消費増税中止」などを訴え、支持拡大を図る。
◆5区
◇薗浦氏が優勢に戦う
自民薗浦氏が優勢に戦いを進め、民主村越氏らが追っている。
薗浦氏は自民支持層の7割を固め、無党派層の2割から支持を受けている。前回、「第三極」3党が集めた計約8万票の行方が鍵を握るが、陣営は「取り込めている実感はない」と票の上滑りを警戒し、組織の引き締めに懸命だ。
村越氏は民主支持層はほぼ固めたが、無党派層への浸透が課題。街頭演説などで「子育てを支援し社会保障を充実させて一人一人に行き渡る政策を実現する」と呼びかけ、巻き返しを期す。
浅野氏は共産支持層のほか、無党派層の一部も取り込む。街頭演説などで票の掘り起こしを図る。石田氏は支持が広がっていない。
2129
:
チバQ
:2014/12/08(月) 20:55:42
◆6区
◇渡辺氏、生方氏をリード
前回小選挙区を制した自民渡辺氏が比例復活した民主生方氏をリードする展開。
渡辺氏は後援会組織をフル回転させ、自民、公明支持層の約7割を固めている。公示前に安倍晋三首相が応援演説に駆けつけたほか、自民党幹部の応援も続いており、無党派層への浸透も図っている。
生方氏は民主支持層の8割を固め、無党派層からの支持は渡辺氏と伯仲している。駅頭で活発なつじ立ち行うなど、追走に懸命だ。
共産三輪氏は消費増税反対などを訴え、票の掘り起こしを目指している。次世代遠藤氏は出馬表明の遅れを取り戻そうと、連日駅頭に立って支持を訴えるが、広がりを欠いている。
◆7区
◇斎藤氏、安定した戦い
知名度と現職の強みを生かし、自民斎藤氏が安定した戦いを進めている。野党間の候補者調整で擁立を見送った民主の票は分散している。
斎藤氏は後援会組織が活発に動き、自民、公明支持層をほぼ固めている。地域を丹念に回って、政権の経済政策の成果を訴えることで、さらなる集票を目指している。
維新石塚氏は維新支持層の5割しか固めきれていない。1日30カ所のつじ立ちなどで集票を狙うが、民主支持層の一部が斎藤氏や社民阿部氏に流れるなど浸透しきれていない。
共産渡部氏は共産支持層をほぼ固め、前回以上の得票を狙う。
社民が県内で唯一擁立した阿部氏は出遅れが響き、知名度向上に躍起だ。
◆8区
◇桜田氏が引き離す
自民県連会長の桜田氏が他候補を引き離し、安定した戦いを展開している。自民支持層の約8割、連立政権を組む公明支持層も約9割を固め、一部の民主支持層からも支持を得ている。男女ともに均等に浸透しつつあり、特に20代女性から高い支持を受けている。
民主との候補者調整で出馬した太田氏は、維新支持層を固め、無党派層への浸透に懸命だが、民主支持層への広がりを欠く。女性からの支持が低く、桜田氏と対照的に若い男性からの支持は高いが、中高年層への浸透も課題になる。
小野里氏は、共産支持者を固めた。最も重視する争点として、女性閣僚が辞任に追い込まれた「政治とカネ」の問題や憲法改正を挙げた層の支持が高い。
◆9区
◇秋本氏が一歩リード
再選を目指す自民秋本氏が一歩リードし、前回比例復活した民主奥野氏が追う展開。
秋本氏は自民・公明支持層の7〜8割を固めたほか、維新支持層の3割にも浸透。閣僚の応援を受けつつ、アベノミクスの実績を強調し、争点として景気対策を重視する層からの支持を集める。支持の年代層も幅広い。
奥野氏は、民主支持層の8割を固め、維新支持層も3割取り込んでいる。鍵を握るとみられる無党派層からは秋本氏(約2割)を上回る約3割の支持を集めており、上積みに懸命だ。
共産鴨志田氏は共産支持票をほぼ固めたが、広がりに欠ける。次世代西田氏は保守層の取り込みを目指し、あいさつ回りなどで支持拡大を図っている。
◆10区
◇林氏が抜け出す
閣僚経験がある林氏が抜け出した。自民支持層は約8割を固め、民主、維新支持層の一部にも浸透しているが、公明支持層が約6割にとどまっており、固めるのが課題。職業別では農林漁業職からの支持が高く、専門職・技術職や経営者・管理職にも浸透している。
谷田川氏は所属する民主支持層を約8割まで固めているが、党本部主導で候補者調整を進めてきた維新の支持層からの支持も約6割にとどまっており、両党の支持層からの票の掘り起こしで巻き返しを図る。年代別では特に20代の支持が低く、若者への浸透も課題だ。
笠原氏は共産支持層約7割を固めた。しかし、その他の支持層には浸透しておらず、広がりを欠いている。
2130
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チバQ
:2014/12/08(月) 20:56:02
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◆立候補者の顔ぶれ
(届け出順)
◇1区(4)=千葉市中央・稲毛・美浜区
門山宏哲 50 弁護士 (1)自前=[公]
田嶋要 53 [元]経産政務官 (4)民前
吉田直義 27 党准地区委員 共新
田沼隆志 38 [元]千葉市議 (1)次前
◇2区(3)=千葉市花見川区、習志野、八千代市
小松実 66 [元]県議 共新
小林鷹之 40 [元]財務省職員 (1)自前=[公]
藤巻健太 31 [元]銀行員 維新
◇3区(4)=千葉市緑区、市原市
松野博一 52 [元]副文科相 (5)自前=[公]
岡島一正 57 [元]NHK職員 (2)生元
青山明日香 32 [元]衆議員秘書 民新
椛澤洋平 35 党支部員 共新
◇4区(4)=船橋市中南部
西尾憲一 64 [元]県議 無新
木村哲也 45 [元]県議 自新=[公]
野田佳彦 57 [元]首相 (6)民前
斉藤和子 40 党県委員 共新
◇5区(4)=市川市中南部、浦安市
村越祐民 40 [元]外務政務官(2)民元
薗浦健太郎 42 外務政務官 (2)自前=[公]
浅野史子 44 党県女性部長 共新
石田和男 77 不動産賃貸業 無新
◇6区(4)=市川市北部、松戸市南部
三輪由美 59 [元]県議 共新
渡辺博道 64 [元]副経産相 (5)自前=[公]
遠藤宣彦 51 [元]郵政省職員 (1)次元
生方幸夫 67 [元]副環境相 (5)民前
◇7区(4)=松戸市北部、野田、流山市
渡部隆夫 71 党地区役員 共新
阿部治正 60 [元]流山市議 社新
石塚貞通 47 司法書士 維新
斎藤健 55 党副幹事長 (2)自前=[公]
◇8区(3)=柏市西部、我孫子市
太田和美 35 [元]会社社長 (2)維元
桜田義孝 64 党副幹事長 (5)自前=[公]
小野里定良 67 党地区役員 共新
◇9区(4)=千葉市若葉区、佐倉、四街道、八街市
秋本真利 39 [元]富里市議 (1)自前=[公]
鴨志田安代 59 党地区委員長 共新
西田譲 39 [元]県議 (1)次前
奥野総一郎 50 [元]総務省職員 (2)民前
◇10区(3)=銚子、成田、旭、匝瑳、香取市、香取郡、山武郡横芝光町(旧光町)
笠原正実 60 党地区委員長 共新
谷田川元 51 [元]県議 (1)民元
林幹雄 67 [元]防災担当相 (7)自前=[公]
◇11区(3)=茂原、東金、勝浦、山武、いすみ、大網白里市、山武(旧光町除く)、長生、夷隅郡
椎名史明 57 党地区委員長 共新
森英介 66 [元]法相 (8)自前=[公]
金子健一 57 [元]一宮町議 (1)生元
◇12区(2)=館山、木更津、鴨川、君津、富津、袖ケ浦、南房総市、安房郡
浜田靖一 59 [元]防衛相 (7)自前=[公]
米本展久 63 党地区委員長 共新
◇13区(3)=船橋市北部、柏市東部、鎌ケ谷、印西、白井、富里市、印旛郡
中川勝敏 68 党地区委員 共新
若井康彦 68 [元]国交政務官 (3)民前
白須賀貴樹 39 歯科医師 (1)自前=[公]
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◇一覧の見方
氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。
小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、次=次世代の党、共=共産党、生=生活の党、社=社民党、無=無所属。
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チバQ
:2014/12/08(月) 20:56:27
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk12010360000c.html
2014衆院選:中盤情勢 11選挙区で自民先行 民主は伸び悩む(その2止) /千葉
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
◆11区
◇森氏は安定した戦い
民主の空白区で、9期目をめざす自民森氏が安定した戦い。自民、公明支持層を中心に支持を固め、無党派層にも浸透する勢い。党新人候補の応援遊説をこなす傍ら、選挙区内では精力的な街頭演説を展開。民主党政権が誕生した前々回、崩れた一部組織も再構築し、17市町村の党支部を生かした組織がフル回転している。
共産椎名氏は党支持層をほぼ固めた。政権の経済政策「アベノミクス」に反発する地元中小企業、個人商店を中心に支持を広げる。維新など他政党支持層の一部からも支持を得ている。
生活金子氏は民主、維新の一部にも浸透するが広がりに欠く。インターネットを駆使した選挙戦で若い世代からの支持を狙う。
◆12区
◇浜田氏が盤石の戦い
強固な地盤を誇る自民浜田氏が一騎打ちとなった共産米本氏を寄せ付けず、父幸一氏を超える8選に向けて盤石な戦いを進めている。ただし、全体の5割近くが小選挙区の投票先を「まだ決めていない」としており、行方が注目される。
浜田氏は自民支持層の約8割、公明支持層の7割近くを固め、無党派層の4割近くにも支持を広げる。浜田氏が県外遊説に追われる中、陣営は緩みを警戒し、引き締めに躍起だ。
米本氏は共産支持層の大半を固めた。自民との対決姿勢を鮮明にし、共産以外の非自民票の取り込みも狙い、民主、維新の支持層では浜田氏と互角以上に渡り合っている。だが、支持は主に中高年層で、広がりに欠ける。
◆13区
◇白須賀氏優勢、追う若井氏
小選挙区での再選を目指す自民白須賀氏がリードし、4選を目指す民主若井氏が追いかけている。
白須賀氏は10カ所の支部をフル回転させ、自民支持層の8割以上を固め、公明支持層からも6割以上の支持を得ている。争点では増税延期を評価し、集団的自衛権行使に賛成する人のそれぞれ6割近い支持を集めている。
若井氏は、民主支持層の7割以上を固め、候補者調整で擁立を見送った維新の支持層の4割に浸透している。ただ、無党派層からの支持は自民にも分散しており、2割にとどまる。増税延期を評価しない人の3割以上に支持され、地方再生を重視する人の支持が目立つ。共産中川氏は共産支持層の7割を固めている。
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チバQ
:2014/12/08(月) 20:57:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk19010040000c.html
2014衆院選:中盤情勢 区割り変更、激戦に 小選挙区は横一線(その1) /山梨
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
毎日新聞は衆院選公示後の5〜7日、電話による特別世論調査を実施した。調査結果に取材を加味し、山梨の2小選挙区の中盤情勢を分析した。前回(12年)より選挙区が1減となり、両選挙区とも激しく競り合っている。1区は、民主前職の中島克仁氏と自民前職の宮川典子氏が横一線の戦い。2区は、無所属前職の長崎幸太郎氏と自民前職の堀内詔子氏が激戦となっている。一方、投票先を決めていない有権者も全体で約5割、無党派層では約7割いるなど終盤に向けて情勢は流動的な要素も残している。【衆院選取材班】
◇中島氏、宮川氏譲らず
中島氏と宮川氏が、横一線の戦いを展開。勝敗の行方は終盤までもつれそうだ。
中島氏は民主支持層の約8割をまとめ、県内で連携している維新支持層では約6割を固めた。無党派層では約3割から支持を集め、宮川氏に先行している。父は故中島真人参院議員で、保守層への浸透も図ってきたが、自民支持層では1割未満と現時点で伸びを欠いている。世代別では特に50、60代の支持層に厚みがある。
宮川氏は自民支持層の約8割を固めたほか、今回初めて党の推薦を受けた公明支持層でも約6割に浸透。各世代から万遍なく支持を集めている。ただし、無党派層では約1割で伸び悩んでいる。陣営は、比例近畿ブロックに転出した小沢鋭仁氏の有力支援者を回るなど「維新票」の食い込みも狙ったが、まだ浸透できていない。
遠藤氏は、共産支持層をほぼ固め、さらに比例票の積み増しを狙う。無党派層への浸透が終盤戦での課題となりそうだ。
◇並走続く「保守分裂」
4度目の「保守分裂」選挙となる2区は、長崎氏と堀内氏が激しく競り合っている。
長崎氏は前回に続く3度目の無所属での出馬。街頭での遊説をこまめに行い、協力関係にある県議の集会で支持を訴えるなどで自民支持層の2割程度をまとめた。無党派層の約3割にも広く浸透する。候補者擁立を見送った民主支持層の約8割に食い込む。今後、2割近い支持がある公明、第三極の支持層の取り込みを図る。
堀内氏は集会や街頭演説で「自民党公認候補」を強調する戦術を展開。義理の父、光雄氏から引き継いだ地盤で、この2年間でこまめに地域のイベントなどに顔を出し、自民支持層の6割や公明支持層の3割を固めた。無党派層への一定の浸透を図る。幅広い年代に浸透しており、40代から50代の有権者に支持を広げている。
秋山氏は共産支持層を手堅くまとめているほか、無党派層にも一定程度浸透し、終盤にかけて追い上げを図っている。
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◇1区(3)=甲府、北杜、甲斐、韮崎、南アルプス、中央市、昭和、市川三郷、富士川、身延、早川、南部町
中島克仁 47 医師(1)民前
遠藤昭子 63 党県委員 共新
宮川典子 35 [元]学校教諭(1)自前=[公]
◇2区(3)=山梨、甲州、笛吹、大月、都留、上野原、富士吉田市、富士河口湖、西桂町、丹波山、小菅、道志、忍野、山中湖、鳴沢村
秋山晃一 61 党県委員 共新
長崎幸太郎 46 [元]財務省主査(2)無前
堀内詔子 49 私立美術館長(1)自前=[公]
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◇一覧の見方
氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別、の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。
小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党、無=無所属。
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チバQ
:2014/12/08(月) 20:58:51
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk20010058000c.html
2014衆院選:中盤情勢 自民が優勢な展開 投票先未定4割強(その1) /長野
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
◇消費増税先送り 「評価する」55%
毎日新聞が5〜7日に実施した衆院選(14日投開票)の特別世論調査で、県内では消費税10%への再増税先送りについて、過半数が評価すると回答した。調査結果に取材で得た情報を加味して分析したところ、1区は民主が、2区は自民が一歩リード。3区は維新、自民、民主が三つどもえの戦いを展開し、4、5区は自民が優勢となっている。一方、調査時点で4割強が投票先を決めておらず、今後情勢が変わる可能性がある。【衆院選取材班】
安倍晋三首相が衆院解散の理由の一つとした、消費税10%への引き上げ先送りについて尋ねたところ、「評価する」との答えが55%に上り、「評価しない」の34%を大きく上回った。ただ、政策別で有権者の関心を尋ねる設問では、再増税の先送りについて「重視する」とした人は全体の5%にとどまり、大きな争点と捉えていない傾向がうかがえる。
年代別で「評価する」の割合が高かったのは、20代(84%)、30代(65%)となった一方で、「評価しない」と回答したのは70代以上(39%)、60代(36%)となり、若い年代ほど先送りを支持する傾向が見られた。
支持政党別で「評価する」とした人の割合は、自民73%▽民主45%▽維新53%▽公明78%▽次世代62%▽共産24%。このうち、民主、共産の支持者は「評価しない」の割合がそれぞれ48%、71%を占め、「評価する」を上回っている。無党派層は「評価する」が約半数を占めた。
職業別では、「評価する」とした経営者・管理職と自営業などで6割以上に上り、「評価しない」を大きく上回っている。
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■各選挙区の情勢
◆1区
◇篠原氏が一歩リード
民主には大逆風だった前回選で、選挙区を制した篠原氏が一歩リードし、比例復活当選だった小松氏が追う。武田氏と宮沢氏は伸び悩んでいる。
5選を目指す篠原氏は民主支持者の約8割、無党派層の約4割を固め、他党支持者へも浸透。幅広い年代から支持を集めている。集団的自衛権の行使容認に反対する層の4割以上から支持を集めている。
前回約1万票差で2位だった小松氏は、自民支持者の約7割を固めたが、公明支持者や無党派層への浸透はこれから。年代別では50代の支持が多い。景気対策や外交・安保を重視する層からの支持が4候補の中で最も高い。
武田氏は、共産支持層の8割以上を固め、憲法改正を争点として重視する層からの支持が高い。
前回は日本維新の会から出馬し、比例復活当選を果たした宮沢氏は、次世代支持層の7割以上を固めたものの苦戦を強いられている。
◆2区
◇務台氏を下条氏追う
組織力に勝る務台氏がリードし、下条氏が追う展開。百瀬氏と清沢氏は、懸命に支持拡大を図る。
務台氏は市町村ごとの後援会や地方議員などが活発に動き、自民支持者の8割以上を固めた。経営者・自営業者ら景気対策に関心を持つ層から支持を集めている。無党派層からも支持されている。
前回の雪辱を期す下条氏は、後援会組織を中心にした活動に加えて連合の支援を受け、民主支持者の9割近くを固めた。福祉や憲法改正問題に関心のある人たちの支持を得ており、20代と70代以上の支持は4候補の中で最も多い。
前回比例で復活当選した百瀬氏は、後援会を設けず「しがらみのない政治」をアピールしてきた。女性から一定の評価を得ているが党への支持が伸びず、無党派層などへの浸透が課題となっている。
清沢氏は共産支持者の約8割を固め、町村部で健闘している。今後は松本市などを重点的に回り、安倍政権批判票の取り込みを図る。
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チバQ
:2014/12/08(月) 20:59:33
◆3区
◇井出氏に2氏が肉薄
井出氏がやや先行し、木内氏、寺島氏が肉薄する激戦を展開している。唐沢氏が後を追う。
前回2位の井出氏は、みんなの党から移ったが、維新支持者の約8割を固めた。無党派支持層が約4割と、4候補で最も多い。祖父と伯父が元閣僚という政治家一族。2010年の参院選挑戦から5年、高い知名度で浸透する。
木内氏は、自民、公明支持者のそれぞれ約6割を固めた。前回は3位。今回も挑戦者の姿勢で臨んでおり、2年間に後援会や党組織の整備を着々と進めてきた。地盤は佐久市だが、今回は上田市に拠点を置き、集票を図っている。
羽田孜元首相の後継者の寺島氏は、民主支持者の約7割を固め、自民支持者にも食い込んでいる。幅広い年代に浸透し、町村部の支持が厚い。元首相後援会「千曲会」と自身の後援会、連合長野が基盤。千曲会は高齢化が指摘されている。
唐沢氏は、共産支持者の約9割を固め、無党派層への浸透が課題となる。
◆4区
◇後藤氏に幅広い支持
5選を目指す後藤氏が幅広く支持を集めてリードする。返り咲きをねらう矢崎氏が追い、上田氏が続く。
選挙区全市町村に後援会を置く後藤氏は自民支持者の約9割、推薦を受けた公明支持者の約7割に浸透。無党派層の支持も4割近くを取り付ける。年代別では50代を中心に20、30代にも浸透。陣営は「気が緩まないよう警戒している」。無党派層の支持拡大にも力を入れる。
返り咲きを目指す矢崎氏は、推薦を受けた連合長野など民主支持層の約9割を固め、生活支持者や無党派層からも支持を得る。5日の決起集会には野田佳彦前首相も応援に駆け付けた。「今こそ政治を変えるとき」と呼び掛けて、追い上げを目指す。
「日本の針路に関わる大事な選挙」と訴える上田氏は共産支持層の約8割を固め、無党派層への浸透を図る。比例代表とも連動して議席獲得に向け、票の上積みに取り組む。
◆5区
◇宮下氏安定した戦い
アベノミクスの継続を掲げる宮下氏が幅広い年代に着実に支持を広げて安定した戦いを進め、格差是正を訴える中嶋氏、水野氏が追う展開となっている。
副財務相の宮下氏は自民党、公明党支持者の9割前後を固めた。無党派層でも5割近くから支持を受けている。男女別では男性の支持率が高く、30代以上の4〜9割近くに浸透する。女性の支持も各年代で4〜5割前後。職業別でも満遍なく浸透している。景気対策や年金・医療・介護・子育てを重視する有権者の中では、5〜7割近い支持を集める。
中嶋氏は民主党支持者の9割近くに浸透している。無党派層の支持は2割程度。年金・医療・介護・子育てや原発・エネルギー政策を重視する有権者の支持は比較的高い。20、30代の若年層への支持はあまり広がっていない。
水野氏は共産党支持層の8割を固めている。無党派層や原発・エネルギー政策を重視する有権者の間では、一定の支持を集めている。
2135
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チバQ
:2014/12/08(月) 20:59:49
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◇1区(4)=長野(旧大岡村など除く)、須坂、中野、飯山市、上高井、下高井、下水内郡
宮沢隆仁 59 脳神経外科医(1)次前
武田良介 35 党県常任委員 共新
篠原孝 66 [元]副農相(4)民前
小松裕 53 党国対委員(1)自前=[公]
◇2区(4)=長野(旧大岡村など)、松本、大町、安曇野市、東筑摩、北安曇、上水内郡
務台俊介 58 神奈川大教授(1)自前=[公]
百瀬智之 31 党県共同代表(1)維前
下条みつ 58 [元]防衛政務官(3)民元
清沢達也 40 党准県委員 共新
◇3区(4)=上田、小諸、佐久、千曲、東御市、南佐久、北佐久、小県、埴科郡
木内均 50 [元]県議(1)自前=[公]
唐沢千晶 44 党県常任委員 共新
井出庸生 37 党県共同代表(1)維前
寺島義幸 61 党県副代表(1)民前
◇4区(3)=岡谷、諏訪、茅野、塩尻市、諏訪、木曽郡
矢崎公二 55 党県副代表(1)民元
後藤茂之 59 党県会長(4)自前=[公]
上田秀昭 60 党地区委員長 共新
◇5区(3)=飯田、伊那、駒ケ根市、上伊那、下伊那郡
中嶋康介 37 [元]衆議員秘書 民新
水野力夫 34 党地区副委長 共新
宮下一郎 56 副財務相(3)自前=[公]
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◇一覧の見方◇
氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。
小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、次=次世代の党、共=共産党。
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チバQ
:2014/12/08(月) 21:01:32
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk28010244000c.html
2014衆院選:中盤情勢 自民、8選挙区で優位 民主、維新厳しい戦いに /兵庫
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
毎日新聞は5〜7日の3日間、衆院選の中盤情勢を探る特別世論調査を実施した。調査結果にこれまでの取材を加味し、県内12選挙区の情勢を分析したところ、自民党は2012年の前回衆院選で制した8選挙区で議席を維持する勢いをみせている。2、8区の議席を死守したい公明党も優勢となっている。一方、与党に対抗しようと「選挙協力」をした民主党と維新の党は、一部で与党候補と激しく競る選挙区もあるが、大半は厳しい戦いを強いられている。ただ、投票行動を明らかにしていない有権者も5割近くに達し、情勢は流動的だ。14日の投開票日に向けて中盤戦に入った衆院選は、各候補者の訴えがますます熱を増している。【衆院選取材班】
◆1区
◇盛山氏わずかにリード
盛山氏が井坂氏をわずかにリードしている。盛山氏は自民支持層の約9割、公明支持層の7割をまとめ、高齢層を中心に支持を得ている。雇用改善や賃金、ボーナスの上昇などアベノミクスの実績も強調し、無党派層の一部にも食い込んでいる。井坂氏は維新支持層を固めたほか、「政策で親和性が高い」と主張し、候補者を擁立していない民主の支持層の約6割にも浸透。同世代の30、40代から4割強と高い支持を得て、無党派層への支持拡大も図っている。筒井氏は共産支持層を固めたほか、消費増税の中止などを強調し、社民支持層への浸透も図る。
◆2区
◇赤羽氏自民支持層にも
7選を目指す赤羽氏が知名度を生かし、優位に戦いを進めている。公明支持層の9割強を固めた一方、推薦を受けた自民支持層の5割にも食い込む。無党派層へも支持を拡大しようと、ベッドタウンの神戸市北区を中心に街頭演説などを小まめに開いている。連合兵庫の支援を受ける向山氏は、労組票を中心に民主支持層の約8割に浸透。無党派層や維新支持層への支持も得ようと街頭演説などに力を入れる。外交問題なども訴え、保守層の取り込みも図る。平松氏は共産支持層の約7割をまとめた。消費税増税中止などを訴え、支持の広がりを図る。
◆3区
◇5党混戦、関氏が優勢に
5党の公認候補が乱立する混戦模様の中、関氏が優勢に選挙戦を進める。自民、公明の県議や市議らと連携し、自民支持層の7割、公明支持層の6割を手堅く固めた。経産政務官として経済政策を中心に訴え、幅広い年代で支持を得ている。横畑氏は連合兵庫の支援も受け、民主支持層の8割を固めた。浸透に欠ける若年層には、街頭演説でアベノミクス批判を強めて支持拡大を目指す。前回衆院選は比例代表で復活当選した新原氏は、維新支持層の8割をまとめた。改革路線を強調し、無党派層への浸透を図る。消費税増税中止を訴える冨士谷氏は、共産支持層の9割強を固めた。公示直前に次世代の公認を得た和田氏は、巻き返しに懸命だ。
◆4区
◇幅広い年代層、藤井氏支持
景気対策の推進を強調する藤井氏が、幅広い年代層から支持を集めて優位に戦いを進める。自民支持層の9割、公明支持層のほぼ大半を固めた。民主支持層の約2割にも食い込み、無党派層の支持拡大を目指す。懸命に追う永井氏は維新支持層の8割をまとめた一方、「野党協力」を進めた民主の支持層は約4割と固め切れていない。30代を中心に支持を得ており、街頭演説などで無党派層へのアピールを図る。林氏は共産支持層の大半を固めたほか、民主支持層の2割にも食い込む。消費増税中止や集団的自衛権行使反対などを訴えている。
◆5区
◇谷氏が広く浸透 三木氏追う展開
谷氏が優位に立ち、三木氏が追う展開になっている。谷氏は幅広い年代の男女双方に浸透しており、支持基盤となる自民支持層の9割以上、推薦を受けた公明支持層も9割近くを固め、5区候補を擁立していない民主の支持層への食い込みもみられる。三木氏は支持基盤となる維新支持層の9割近くを固め、民主支持層の5割に浸透している。両氏とも無党派層への浸透に大きな開きはみられない。前職2人に対して新人として臨む西中氏は、支持基盤となる共産支持層に加え、さらに幅広い支持拡大を図る。
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チバQ
:2014/12/08(月) 21:02:01
◆6区
◇無党派にも拡大 大串氏が先行
大串氏は、幅広い年代の支持を集めて優位に戦いを進める。保守系県議や市議らの支援を受け、自民支持層を固めたほか、公明支持層をほぼまとめた。無党派層の約4割にも浸透している。辻氏は、民主支持層を固めた。社民県連の支援を受け、同党支持層による票の上積みを狙う。「原発・エネルギー政策」を争点として重視する人のうち最も支持を集めた。吉岡氏は、共産支持層を固めた。維新支持層の一部にも食い込み、無党派層への浸透を目指す。杉田氏は、次世代への支持が広がらず、維新支持層の一部を取り込んで支持拡大を図る。
◆7区
◇山田氏が優勢 追う3氏一線
山田氏は、自民と公明の支持層をほぼまとめた上、民主支持層の一部も取り込んで優勢に戦いを進める。年代別では40代と70代以上を中心に、幅広い層から支持を集める。その後を追う畠中氏と石井氏、大前氏がほぼ横一線で並ぶ展開となっている。畠中氏は維新支持層をまとめ、年代別では60代の支持が高い。石井氏は民主支持層を手堅くまとめ、無党派層への支持拡大をうかがう。大前氏は前自民県議で、自民支持層の一部を取り込む。無党派層の支持が目立っている。浜本氏は共産支持層を固めたが、広がりがみられず、巻き返しに懸命だ。
◆8区
◇組織戦中野氏 庄本氏が追う
公明、共産候補による一騎打ちとなった選挙区。組織戦を繰り広げる中野氏が優位に進め、庄本氏が追う展開。中野氏は、公明支持層を固め、自民支持層の7割をまとめた。年代別でも、幅広い層から支持を得ている。庄本氏は共産支持層を固めた。2氏は民主、維新支持層への浸透を争う。全体の約3分の1を占める無党派層については、2氏がそれぞれ約3、4割の支持を受ける形で、ともに残りの取り込みを狙う。
◆9区
◇西村氏、民主層にも浸透
副内閣相として経済再生や防災などを担当し、知名度の高い西村氏が優位な戦いを進める。自民支持層の9割、推薦を受ける公明支持層の7割強を固め、候補者を擁立しなかった民主支持層の6割にも浸透。年代別でも20代を除き全年代で相手候補を大きく引き離している。新町氏は消費税10%への税率引き上げの中止などを訴え、共産支持層をほぼ固めたが、民主や維新の支持層への浸透は2割前後にとどまる。無党派層にも支持の広がりがみられない。年代別では、20代の支持の高さが目立つ。
◆10区
◇自公支持層8割 渡海氏が固める
渡海氏は自民、公明支持層の8割超を固めた。各年齢層に広く浸透して優位な戦いを進めており、20〜40代では特に支持が厚い。景気対策を最も重視する争点とした回答者の6割以上が支持し、経営・管理職は約7割、主婦層は過半数と支持が高い。投票に必ず行くとした人の過半数が支持している。解散当日に公認が発表され、巻き返しを図っている松井氏は、民主支持層の約半数、維新支持層の約7割を固めた。無党派層に一定の支持を得ており、60代の有権者でも健闘している。井沢氏は共産支持層は手堅く固めた。憲法改正を争点と考える人らに一定の支持があり、今後の論戦で支持層拡大を図っていく。
2138
:
チバQ
:2014/12/08(月) 21:02:17
◆11区
◇松本氏と頭師氏、激しく争う展開
松本氏と頭師氏が激しく議席を争う。維新に前回投票した有権者の票の行方が勝敗の鍵を握るとみられる。松本氏は民主支持層の約9割を固める。中選挙区時代に自民議員だった父の地盤を守り、自民支持層も約2割が支持。維新支持層は約4割が支持する。無党派層から最も支持を集める。頭師氏は自民支持層の8割近く、公明支持層の半数近くから支持を得る。維新支持層は4割以上が支持。若年層の人気は松本氏を上回る。企業経営者・管理職の支持も他候補に比べ高い。苦瓜氏は立候補表明時期が衆院解散直前だったこともあり、他候補に水をあけられている。共産支持層の7割以上から支持を受けるが、広がりを欠く。
◆12区
◇知名度の高さで山口氏がリード
選挙区内旧市町ごとに強固な後援会組織を持ち知名度も高い山口氏がリードしている。無所属になったが、自民、民主、公明支持層のほか、維新支持層も幅広く取り込む。特に、女性の5割近い支持を得ているのが強み。自民県連の支援を受け、「保守本流の継承」を訴える戸井田氏は自民の約3割の支持にとどまり、さらに拡大を目指す。衆院議員だった祖父や父親を知る40代以上から一定の支持があり、3世議員誕生を目指して追い上げを図る。村上氏は「国会議員と歳費の3割カット」が共感を呼び、維新の約4割が支持。終盤は浮動票の獲得で、上積みを狙う。堀氏は共産支持層の8割超をまとめた。「消費税廃止」を浸透させ、支持拡大を目指す。
==============
◆立候補者(届け出順)
◇兵庫1区
井坂信彦 40 (1)維前
盛山正仁 61 (2)自前=[公]
筒井哲二朗 43 共新
◇兵庫2区
赤羽一嘉 56 (6)公前=[自]
平松順子 65 共新
向山好一 57 (1)民元
◇兵庫3区
横畑和幸 43 民新
関芳弘 49 (2)自前=[公]
新原秀人 52 (1)維前
和田有一朗 50 次新
冨士谷香恵子 62 共新
◇兵庫4区
林政人 61 共新
藤井比早之 43 (1)自前=[公]
永井寿也 41 維新
◇兵庫5区
三木圭恵 48 (1)維前
谷公一 62 (4)自前=[公]
西中孝男 65 共新
◇兵庫6区
吉岡健次 45 共新
辻泰弘 58 民新
杉田水脈 47 (1)次前
大串正樹 48 (1)自前=[公]
◇兵庫7区
大前春代 30 無新
浜本鶴男 70 共新
山田賢司 48 (1)自前=[公]
畠中光成 42 (1)維前
石井登志郎 43 (1)民元
◇兵庫8区
中野洋昌 36 (1)公前=[自]
庄本悦子 60 共新
◇兵庫9区
新町美千代 67 共新
西村康稔 52 (4)自前=[公]
◇兵庫10区
渡海紀三朗 66 (7)自前=[公]
井沢孝典 64 共新
松井雅博 35 維新
◇兵庫11区
頭師暢秀 44 自新=[公]
苦瓜一成 61 共新
松本剛明 55 (5)民前
◇兵庫12区
堀譲 64 共新
山口壮 60 (4)無前
村上賀厚 55 維新
戸井田真太郎 36 無新
〔神戸版〕
2139
:
チバQ
:2014/12/08(月) 21:03:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk33010353000c.html
2014衆院選:中盤情勢 1・5区、自民が優位 2・4区、巻き返し図る民主(その1) /岡山
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
14日投開票の衆院選で、毎日新聞社は5〜7日、全国で電話特別世論調査を実施した。調査結果に取材内容を加え、県内5選挙区の情勢を分析した。1区、5区は自民が優位に立ち、3区は次世代がリードするが、2区と4区は民主が巻き返しを図っている。重視する争点は「年金・医療・介護・子育て」「景気対策」を挙げる人が多い。投票先を決めかねている有権者も多く、終盤で情勢が変化する可能性がある。【衆院選取材班】
◆1区
◇逢沢氏、各世代に浸透
10選を目指す逢沢氏が、企業や団体の厚い支援体制を得て、各世代に浸透し優位に立つ。自民、公明以外に次世代や無党派層を取り込むほか、景気対策や憲法改正を重視する有権者から大きな支持を得ている。「野党共闘」を掲げる高井氏は維新、民主の支持層の8割以上を固め、原発政策や「政治とカネ」に関心ある層から期待されている。向谷氏は、共産の組織票を集め、「反自民」の受け皿として、知名度向上を狙う。
◆2区
◇山下氏が一歩リード
山下氏がリードし、津村氏が追う。山下氏は後援会や地元議員の支援を得て足元を固め、自民支持層の約7割、公明支持層の約8割の支持を得ている。争点で「景気対策」を重視する人の半数近くが山下氏を支持している。津村氏は「1強多弱」の是正や再生可能エネルギーの普及を訴えて選挙区内を回り、民主に加え、維新、社民など他の野党支持層にも食い込む。無党派層では山下氏を上回っている。井上氏は共産支持層を中心に浸透を図る。
◆3区
◇平沼氏に厚い支持
高い知名度や強固な後援会組織に支えられ、平沼氏が優勢。阿部氏が追う。平沼氏は次世代支持層に加え、自民支持層の一部も取り込む。民主や維新の一部など幅広く浸透し、50代以上から厚い支持を得ている。阿部氏は30〜40代を中心に支持を集めるが、自民支持層のほぼ半数をまとめるにとどまり、公明支持層も固めきれていない。無党派層などへの知名度拡大が課題だ。古松氏は60代を中心に支持があり、反自民の支持拡大を図りたい。
◆4区
◇橋本氏を追う柚木氏
橋本氏が柚木氏をややリードしている。
橋本氏は父の故・龍太郎元首相から継いだ後援会組織や企業、団体に加え、公明支持層などの組織票固めに全力を挙げる。女性の支持がやや高めで、重視する争点では「景気対策」が半数近い。
柚木氏は無党派層で、3候補最多の4割の支持を得ている。「年金・医療・介護・子育て」と「景気対策」を重視する人がそれぞれ3割以上。労働組合票の確実な獲得に加え、無党派層でさらなる支持拡大を目指す。
垣内氏は共産支持層を固め切れておらず、無党派層でも思うように浸透していない。
◆5区
◇加藤氏、安定した戦い
自民候補が常に有効票の過半数を得てきた保守層の厚い選挙区で、加藤氏が安定した戦いぶりを見せる。官房副長官として週2度の閣議出席など、衆院解散後も地元を離れる機会は多いが、幅広く支持を得ている。
美見氏は共産票に加え、民主、維新支持者にも広がりを見せるが、無党派層で大きく差を広げられている。
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◆立候補者(届け出順)
◇1区
高井崇志 45 (1)維元
向谷千鳥 56 共新
逢沢一郎 60 (9)自前=[公]
◇2区
山下貴司 49 (1)自前=[公]
津村啓介 43 (4)民前
井上素子 67 共新
◇3区
阿部俊子 55 (3)自前=[公]
古松国昭 69 共新
平沼赳夫 75 (11)次前
◇4区
柚木道義 42 (3)民前
橋本岳 40 (2)自前=[公]
垣内雄一 50 共新
◇5区
美見芳明 57 共新
加藤勝信 59 (4)自前=[公]
2140
:
チバQ
:2014/12/08(月) 21:03:37
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk34010377000c.html
2014衆院選:中盤情勢 自民、6選挙区で優位(その1) /広島
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
14日投開票の衆院選で、毎日新聞は電話世論調査(5〜7日に実施)と取材結果を併せ、22人が立候補した県内7選挙区の情勢を分析した。自民が広島6区以外の選挙区で優位に立っており、各野党が追っている展開。一方で無党派層の回答者のうち、6割以上が投票先を決めておらず、流動的な要素も少なくない。有権者の関心は「年金・医療・介護・子育て」、「景気対策」に多く集まっており、選挙の争点の一つとされた「消費増税」への注目度は今一つだ。
◆1区
◇岸田氏、幅広い支持
8選を目指す自民岸田氏は、3代続く保守地盤を生かして自民支持層の9割以上、公明支持層の7割近くを固めた。また、今回候補擁立を断念した民主支持層や無党派層にも食い込むなど、知名度を生かして優位な戦いを進める。男女を問わず、全ての年代から幅広く支持を得ている。
維新白坂氏は、維新支持層からの支持が5割程度にとどまり、さらなる支持固めを図る。民主支持層からも約4割の支持を得る。橋下徹共同代表らの来援を受け、1割強と伸び悩む無党派層の取り込みを狙う。
前回選に続いて1区から立候補した共産大西氏は、共産支持層をほぼ固めた。争点に憲法改正を重視した人たちから支持を得ている。一方で無党派層からの支持が薄く、浸透を目指す。
次世代伊藤氏は知名度アップを図ろうと、懸命に各地で街頭演説を続けている。【加藤小夜】
◆2区
◇平口氏リード
これまで4度対決し、2勝2敗の自民平口氏と民主松本氏。前回勝利した平口氏は「政権与党」をアピールして組織票を固める戦略で、自民支持層の8割、推薦を得た公明支持層の7割を押さえてリードする。無党派層の一部にも浸透し、世代別でも幅広い年代から安定的な支持を得ている。
議席奪還を狙う松本氏は民主支持層の9割を固め、維新支持層の5割も獲得。一方、前回選で第三極に流れた無党派層からの支持は、平口氏を上回るものの4割にとどまり、終盤戦に向けて、都市部を中心に浮動票の取り込みに追い込みをかける。
共産藤本氏は30代、60代で支持を伸ばしている。【高橋咲子】
◆3区
◇河井氏、安定した戦い
6選を目指す自民河井氏が自民支持層の約8割、公明支持層の6割の支持を固め、選挙戦を優位に運んでいる。30代の支持が4割を超えるなど、全ての年代で高い支持を得ており、無党派層からは2割強の支持を集めている。
返り咲きを狙う民主橋本氏は民主支持層の9割のほか、維新、次世代の支持層もつかみ、追い上げを図る。「消費税率10%引き上げ延期を評価しない」とした人の支持は3割強に上っているが、無党派層への浸透は河井氏と同程度で、前回躍進した第三極の受け皿になり切れていない。
共産清水氏は、共産支持層の7割を固めた。【大西岳彦】
◆4区
◇中川氏、基盤固める
2期目を目指す自民中川氏が支持基盤を固めて選挙戦を優位に進め、次世代中丸氏と共産中石氏が追いかける展開になっている。
中川氏は自民支持層の9割、公明支持層の7割をまとめた。全ての年代からまんべんなく支持を集めており、特に20代男性では8割の支持を集めた。
3区からくら替えした中丸氏は、維新支持層、民主支持層を取り込みつつある。年代別でも20代女性、30代男性の支持が約2割を超え、若い世代を中心に支持を広げる。
中石氏は共産支持層を固め、与党批判票の獲得を狙う。【菅沼舞】
◆5区
◇寺田氏、幅広く浸透
4期目を狙う自民寺田氏が、男女とも幅広い年齢層で支持を集め、自民支持層の9割、無党派層の半数以上を固めて優勢に立つ。民主や維新支持層にも食い込みつつあり、大票田の都市部では約6割の支持を得ている。一方、職業別では農林漁業で支持が伸び悩んでいる。
対抗する共産尾崎氏は共産支持層の6割強を固めた。民主、維新、社民支持層の一部にも浸透しつつあり、さらなる支持拡大に全力を傾ける。
5区では公認を得ていた民主元職が公示直前に立候補を取りやめた影響もあり、民主支持層の6割、維新支持層や無党派層の半数前後が投票先を「まだ決めていない」と回答。全体でも4割以上が態度を決めかねており、情勢は流動的だ。【吉村周平】
2141
:
チバQ
:2014/12/08(月) 21:03:54
◆6区
◇亀井氏が先行
13選を目指す無所属亀井氏が、3度目の対決となる自民小島氏に先行する展開になっている。
亀井氏は県連から推薦を得る民主支持層をほぼ固め、社民や維新支持層のほか、一部保守層や無党派層の支持も集める。年代別では40、50代の支持が厚い。
前回比例中国ブロックで復活当選した小島氏は、自民支持層に浸透。連立を組む公明支持層に働きかけ、追い上げを図る。年代別では60代以上の支持が厚い。票田の尾道、三原両市での支持拡大が今後のカギとなる。
共産寺田氏は共産支持層をほぼ固め、無党派層への支持拡大を目指す。【高田房二郎】
◆7区
◇小林氏、優位な戦い
2期目を目指す自民小林氏が幅広く浸透、優位な戦いを展開している。自民支持層の8割、公明支持層の7割を固め、無党派層の支持も得ている。年代別では男女とも特に30〜40代の支持率が高く、最も重視する争点に「景気対策」を挙げた人の半数以上の期待も集めている。
民主村田氏は、労組を中心とした民主支持層の7割を固めているが、東京在住で参院議員秘書から転身のため、知名度アップが課題。「女性目線からの子育て支援」などの訴えが同性の共感を呼べるかもカギを握る。
前回、日本維新の会から出馬、分党に伴い次世代に移った坂元氏は、維新の党からの支持の方が上回っており新党のPRがポイント。1割程度にとどまっている無党派層の支持拡大も課題だ。
共産小浜氏は、共産支持層の8割を固め、消費増税中止など他党と差別化した訴えに注力する。【立石信夫】
==============
◆立候補者(届け出順)
◇広島1区
白坂理香 48 維新
大西理 48 共新
伊藤真二 47 次新
岸田文雄 57 (7)自前=[公]
◇広島2区
松本大輔 43 (3)民元
平口洋 66 (2)自前=[公]
藤本聡志 60 共新
◇広島3区
河井克行 51 (5)自前=[公]
清水貞子 67 共新
橋本博明 44 (1)民元
◇広島4区
中石仁 52 共新
中丸啓 51 (1)次前
中川俊直 44 (1)自前=[公]
◇広島5区
尾崎光 62 共新
寺田稔 56 (3)自前=[公]
◇広島6区
亀井静香 78 (12)無前
寺田明充 63 共新
小島敏文 64 (1)自前
◇広島7区
小林史明 31 (1)自前=[公]
村田享子 31 民新
坂元大輔 32 (1)次前
小浜一輝 58 共新
2142
:
チバQ
:2014/12/08(月) 21:04:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk37010412000c.html
2014衆院選:中盤情勢 1、3区は自民が優位 2区は民主がリード(その1) /香川
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
衆院選は14日の投開票まで残り1週間を切った。毎日新聞は5〜7日、県内の有権者を対象に、電話による選挙情勢調査を実施。これに候補者の陣営や政党などへの取材を加味して、中盤情勢を探った。1区は平井氏が優位に立ち、2区では一歩リードする玉木氏に対し瀬戸氏が追い上げを図る。3区は大野氏が順調に戦いを展開している。ただ、調査時点では、投票先をまだ決めていない有権者も3割程度おり、今後、候補者の訴えや投票率の行方により、情勢が変化する可能性もある。【衆院選取材班】
◆1区
◇平井氏自公固める
平井氏は、自民支持層の約8割を固めたほか、推薦を受ける公明支持層の約8割に浸透している。無党派層の約3割からも支持を受ける。「景気対策」を重視する約7割の支持を集めた。陣営は徹底した組織選挙を展開。政党支部をフル回転させ、企業や業界団体へのあいさつ回りなどで支持を固める考え。集会を積極的に開き支持拡大に懸命だ。
小川氏は民主支持層の9割以上をまとめるほか、選挙協力する社民支持層のほとんどから支持を得た。無党派層のほぼ半数が支持。女性や若年層からの支持が厚い。「原発政策」を重視する約5割に浸透する。無党派層への更なる浸透が鍵を握るとみられ、高松中央商店街など高松市中心部で街頭に立つなど「顔を見せる」戦略で巻き返しを図る。
河村氏は共産支持層の支持が約5割にとどまり、無党派層への支持も1割に届いていない。憲法改正反対や消費増税反対などを訴え、他候補との違いを強調する。
◆2区
◇玉木氏追う瀬戸氏
前回選で小選挙区を守りきった玉木氏が、民主支持層の9割以上を固め、さらに幅広く浸透している。連合香川を介した協力体制を築く社民、さらには維新や生活など、各野党支持層からも支持を得る。無党派層にも浸透する一方で、自民支持層にも一部食い込む。「年金・医療・介護・子育て」を争点として最も重視する層からの支持が厚い。
瀬戸氏は自民支持層の7割近く、公明支持層の約7割から支持を得る。無党派層には玉木氏に次いで浸透する。小選挙区定数の「0増5減」に伴い、比例復活の条件が厳しくなり、小選挙区での勝利が最重要課題。安倍晋三首相や党幹部らが応援に入る一方で、党組織をフル動員して追い上げを図っている。
佐伯氏は共産支持層の約8割をまとめ、無党派層の一部からも支持を得ているが、広がりに欠けている。憲法を生かした平和外交や原発再稼働反対などを訴えて、安倍政権の問題点を指摘。挽回を図る。
◆3区
◇大野氏幅広く浸透
大野氏が自民支持層の9割近くを固めたほか、公明支持層の約5割、無党派層の約4割を固めている。前回選同様、各年代の男女から幅広く支持を集め、今回も優位に選挙戦を展開している。個人演説会などでは「人口減少対策」や「地方創生」を訴え、さらに支持を広げている。
高田氏は社民支持層の9割近く、民主支持層の約7割を固めたが、無党派層に浸透していない。出身の善通寺市をはじめ、観音寺、三豊市の個人演説会や街頭演説では「消費税10%阻止」や「集団的自衛権行使反対」、「農家の所得アップのための戸別所得補償制度の法制化」などの政策を訴え、無党派層の取り込みを狙う。
土岐氏は共産支持層のほとんどを固めているが、無党派層や他の党支持層からの支持はほとんど得られていない。街頭演説では「消費増税反対」や「原発再稼働ストップ」、「安倍政権の暴走ストップ」などを訴え、無党派層などに食い込みを図っている。
==============
◆立候補者(届け出順)
◇1区
河村整 55 共新
平井卓也 56 (5)自前=[公]
小川淳也 43 (3)民前
◇2区
瀬戸隆一 49 (1)自前=[公]
佐伯守 54 共新
玉木雄一郎 45 (2)民前
◇3区
大野敬太郎 46 (1)自前=[公]
土岐一郎 62 共新
高田良徳 54 社新
カッコ内数字は当選回数
2143
:
チバQ
:2014/12/08(月) 21:05:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk40010216000c.html
2014衆院選ふくおか:11選挙区の中盤情勢・毎日新聞総合調査から(その1) 自民、9選挙区で優勢 /福岡
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
14日に投開票される衆院選は県内11小選挙区に35人が立候補している。毎日新聞は5〜7日に実施した世論調査に独自の取材結果を加えて情勢を探った。
公認10人を擁立した自民は9選挙区で戦いを優位に進め、2区は民主と激しく競っている。政権選択が焦点となった2012年の前回は「自民1強」の結果だったが、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の是非などが争点の今回も、自民の勢いは持続している。
民主は「反自民」票取り込みを狙って維新、社民それぞれとの共闘を8選挙区で実現したが、全体的に効果は不発気味だ。民主は、自民が分裂して公認不在の1区と2区で接戦に持ち込んだが、残り4選挙区は自民の先行を許している。4区の維新、11区の社民も自民を追う立場となっている。11人を擁立した共産は全選挙区で支持拡大を図っている。
各区とも「投票先を決めていない」有権者が3〜5割程度いるため、残り1週間で情勢が変化する可能性はある。【井本義親】
◆1区
◇山本氏を井上氏が猛追
比江嶋俊和 67=共新
新開裕司 46=無前
明石健太郎 42=諸新
井上貴博 52=無前
金出公子 67=無新
山本剛正 42=民元
自民分裂が選挙戦に大きく影響している。民主支持層を手堅くまとめた山本氏と、自民公認を争った末に無所属で出馬した井上氏が激しく追い上げている。
山本氏は衆院解散直前に4区から国替え。松本龍・元環境相が議席を7期守った1区で知名度の低さが懸念されたが、民主支持層をほぼ固めたのに加えて、無党派層にも浸透を図る。しかし県レベルで選挙協力を展開する維新、社民支持層を固めきっていない。年代別は60代を中心に支持を広げている。
井上氏は麻生太郎副総理・財務相の支援を受け、安倍政権とのパイプの太さを強調して山本氏を激しく追っている。前回、自民公認として初当選した経緯もあり、自民、公明支持層で新開氏より厚い支持を受ける一方、無党派層に支持を広げきれていない。年代別は60、70代以上で新開氏を引き離す。
前回、比例単独で初当選した新開氏は、自身が秘書として仕えた古賀誠元自民党幹事長のバックアップを受けて出馬したが、自民、公明の支持層固めでは井上氏に先行を許した。40、50代は井上氏に迫り、女性からも一定の支持を受けている。東区を中心に巻き返しに懸命だ。
比江嶋氏は共産支持層をほぼ固めた。金出、明石両氏は出遅れている。【中山裕司】
◆2区
◇稲富氏と鬼木氏、横一線
倉元達朗 47=共新
稲富修二 44=民元
鬼木誠 42=自前
中村宣久 52=無新
稲富氏と鬼木氏が横一線で並んでいる。
前回苦杯をなめた稲富氏は「初心に帰る」として、駅前など街頭で有権者に直接訴えている。民主支持層に加えて、県内で選挙協力する維新、社民支持層から幅広い支持を得ており、都市部に多い無党派層にも食い込む。争点として「年金・医療・子育て」「政治とカネ」を重視する層の支持が厚く、男性の支持は鬼木氏を上回る。
鬼木氏は、地元の保守系県議や福岡市議、企業・団体の支援をバックに運動を展開。自民、公明両支持層で支持を広げているが、無党派層へ浸透しきれていない。アベノミクスの継続で「地方の景気回復と財政再建の両立を図る」との主張を繰り広げ、争点で「景気対策」を重視する層の支持を広げている。女性の支持は稲富氏より厚い。
倉元氏は共産支持層を固め、さらに上積みを狙う構え。中村氏は無党派層などから一定の支持を得る。【下原知広】
◆3区
◇古賀氏、安定した戦い
藤田一枝 65=民元
古賀篤 42=自前
川原康裕 33=共新
再選を目指す古賀氏は自民支持層をほぼ固め、安定した戦い。推薦を受けた公明、県農政連の後押しもあり20〜70代以上の全世代に幅広く浸透するほか、維新支持層、無党派層の一部に食い込む。アベノミクスの継続や子育て支援拡充が訴えの中心で、最も重視する争点に「景気対策」か「年金・医療・介護・子育て」を挙げた人から支持を得ている。
藤田氏は民主支持層を固めた。衆院議員2期の経験から知名度は高く、無党派層も古賀氏を上回る支持を取り付けた。しかし県レベルで推薦を受けた維新、社民支持層への広がりを欠く。
川原氏は共産支持層を固め、社民、維新両支持層にも食い込むが、若年層へ浸透していない。【平川哲也】
2144
:
チバQ
:2014/12/08(月) 21:05:53
◆4区
◇宮内氏、支持満遍なく
河野正美 53=維前
宮内秀樹 52=自前
新留清隆 59=共新
再選を目指す宮内氏が優位に戦いを進め、河野氏と新留氏が追う展開。
宮内氏は自民支持層だけでなく、推薦を受ける公明支持層の大半を固めた。社民、民主両支持層にも食い込みを図る。年代も30〜70代に満遍なく浸透。職業別では製造・販売・サービスや経営者・管理職の支持が目立つ。
前回比例で復活当選した河野氏は維新支持層を固めた他、県レベルの共闘で推薦を受けている民主の支持層にも浸透している。年代では40代を中心に支持を集め、職業別では自営業の支持が多い。
新留氏は共産支持層をほぼまとめ上げ、社民支持層からも支持を得る。年代別では20代の支持が比較的厚い。【柴田種明】
◆5区
◇原田氏が勢いに乗る
楠田大蔵 39=民元
原田義昭 70=自前
田中陽二 58=共新
原田氏が勢いに乗って先行し、楠田氏は追い上げを図る。
原田氏は公明、県農政連の推薦を得て組織戦を展開しており、自民、公明支持層をほぼ固めた。楠田氏は民主支持層を固め、無党派層の支持も原田氏を上回るが、県レベルで推薦を受ける維新の支持層に原田氏の食い込みを許している。
年代別は原田氏が各年代で満遍なく支持を集める。楠田氏は20代で原田氏を上回るが、30、40代と70代以上では原田氏に水をあけられている。市部は原田氏が大きくリードし、町村部は互角の戦いとなっている。
田中氏は共産支持層は固めているが、無党派層などへの広がりに欠ける。【勝野昭龍】
◆6区
◇鳩山氏、盤石の態勢
鳩山邦夫 66=自前
金子睦美 53=共新
他候補の応援で選挙区に不在がちながら、自民、公明支持層をしっかり固めた鳩山氏が、盤石の態勢を築いている。支持の広がりは年代を問わず、特に女性層に安定感が見られる。候補を擁立できなかった民主支持層の一部も流れている。
金子氏は「政権の暴走を止める」と、支持拡大に懸命だ。共産支持層のほとんどに加えて維新や民主支持層の一部からも支持を得ているが、無党派層への浸透が進んでいない。【上村里花】
◆7区
◇藤丸氏、幅広く浸透
藤丸敏 54=自前
江口学 40=共新
藤丸氏が強固な地盤と組織力を生かした選挙戦で、江口氏を大きく引き離している。
藤丸氏は、古賀誠元自民党幹事長から引き継いだ後援会がフル稼働。自民と公明支持層を固めたほか、男女問わず幅広い年代に浸透している。約9万6000票で初当選した前回以上の得票を狙う。
江口氏は反自民票の受け皿を目指すものの、消費税10%引き上げの延期や集団的自衛権行使に反対を主張する層にも支持は広がっていない。【近藤聡司】
◆8区
◇麻生氏が優位な戦い
河野祥子 34=共新
麻生太郎 74=自前
元首相の麻生氏が、高い知名度を生かし戦いを優位に進める。追う河野氏は支持拡大に懸命だ。
麻生氏は自民支持層に加え、推薦を受けない公明支持層も固めた。候補不在の民主支持層や無党派層にも広がりを見せる。公示日を除いて本人不在の選挙戦だが、陣営は「内閣の要となる副総理にふさわしい得票を」と意気込む。河野氏は解散直前に出馬が決まり知名度不足は否めないが、共産支持層を固め、維新支持層や無党派層にも食い込む。【平山千里】
2145
:
チバQ
:2014/12/08(月) 21:06:08
◆9区
◇三原氏、手堅くリード
三原朝彦 67=自前
緒方林太郎 41=民元
真島省三 51=共新
7選を狙う三原氏が中年層を固くまとめてリードしている。緒方、真島両氏は、無党派層への支持拡大を目指す。
三原氏は従来の後援組織や自民系県議・市議の活動に加え、新日鉄住金会長が選対相談役に初めて名を連ね、民主候補支持が多かった地場企業への食い込みも徹底している。自民、公明支持層の大半を固めており、諸団体への働きかけも強化し、得票増を目指す。
緒方氏は前回の落選から2年間、地域回りを続け、系列市議や連合の支援も受けて支持拡大を図ってきた。民主支持層の大半を固めたが陣営が「勝敗の分かれ目」と見ていた無党派層の支持が少なく、女性の支持も広がっていない。
真島氏は安倍政権の経済政策や集団的自衛権の行使容認などを批判。党は比例九州ブロックでの2議席確保に向け「前回(約2万2000票)の2倍の得票」を目標に、支持拡大を目指す。共産支持層の大半を固めたが、無党派層には食い込めていない。【祝部幹雄】
◆10区
◇山本氏が一歩先行
山本幸三 66=自前
佐藤正夫 59=無前
高瀬菜穂子 54=共新
城井崇 41=民元
山本氏が一歩先行し、城井氏が追っている。
前回、11区から移った山本氏は自民支持層の大部分を固め、推薦を受けた公明支持層にも幅広く浸透する。北九州市議を中心に各種団体、傘下企業を手堅くまとめ、景気対策や消費増税延期を評価する人から支持されている。
前回約5万5000票の得票で落選した城井氏は民主支持層をほぼ固め、県内で支援を受ける維新支持層への浸透を図る。労組や中小企業回りを徹底する一方、アベノミクスの恩恵を受けにくい若者や子育て世代へ支持拡大を目指す。
高瀬氏は県議2期8年の実績を土台に、共産支持層の大半を固めている。政治とカネ、年金・医療・介護・子育てを重視する人からも支持を集めている。
11月末に解党したみんなの党組織委員長を務めた佐藤氏は一時不出馬を表明した後に無所属で立候補。自民、民主の支持層の一部に食い込むものの、支持は広がっていない。【宍戸護】
◆11区
◇武田氏が引き離す
藤中寛之 40=社新
武田良太 46=自前
山下登美子 61=共新
武田氏が強固な組織力などを生かして、藤中氏と山下氏を引き離している。
武田氏は前回同様、地元・田川郡の6首長が各町村の選対本部長を務めるなど盤石の構え。自民・公明支持層のほか、前回選挙で直前の出馬表明にもかかわらず比例復活に迫る約3万8000票を獲得した維新の支持層や無党派層にも食い込む。支持は20〜40代に目立ち、職業別は農林漁業や自営業に多い。
藤中氏は社民支持層に加え、県連レベルでの推薦を受けた民主の支持層にも浸透し、維新支持層からも一定の支持を集める。職業別は学生や製造・販売・サービス業の支持が多い。山下氏は共産支持層の多くを固めたが、それ以外への浸透が薄い。【荒木俊雄】
〔福岡都市圏版〕
2146
:
チバQ
:2014/12/08(月) 21:07:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk46010354000c.html
2014衆院選かごしま:中盤情勢・毎日新聞総合調査 自民、4選挙区で安定 /鹿児島
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
今衆院選(14日投開票)は県内五つの小選挙区から計14人が立候補、政策や主張などを訴えている。毎日新聞は5〜7日、特別世論調査(電話)を実施し、取材を加味して情勢を分析した。自民は1、2区と4、5区で安定した戦いを展開。3区は無所属前職が自民新人に対し、僅差のリードだ。しかし、調査した全体の約半数が投票先を決めておらず、終盤に向けて各候補、陣営の舌戦は激しさを増しそうだ。
◆1区
◇突出の保岡氏、追う3氏
自民支持層を固めた保岡氏が、頭一つ抜け出す。公明支持層にも食い込み、維新支持層からも一部支持を受ける。
年代別でみると、若年層と40代、60代以上の支持が厚く、性別でも男女双方から支持を集める。争点別では「景気対策」を重視する層の多くが「アベノミクスの継続」を訴える保岡氏を支える。また、消費税10%引き上げ延期を「評価する」と答えた層と、集団的自衛権行使に「賛成」と答えた層もほぼ固めた。
川内氏は民主支持層を固めたが、他党支持層への広がりがない。「最も重視する争点」のうち、「消費増税」「原発・エネルギー政策」「震災からの復興」を掲げる層の多くが川内氏を支える。
若さを強調する山之内氏は、無党派層の取り込みを狙う。争点別では「政治とカネ」を重視する層から一定の支持を得ている。
山口氏は、若年者雇用の増加を訴えるが、伸び悩む。【津島史人】
◆2区
◇金子氏盤石、追う祝迫氏
2期目を目指す金子氏が各層からの幅広い支持を集め、盤石な戦いを展開する。一方、祝迫氏は苦しい戦いを強いられている。
金子氏は自民支持層と公明支持層の大半を固めたほか、維新支持層も取り込みつつあるが、無党派層への浸透がやや不足している。外交・安保政策や地方再生、景気対策を「重視する争点」に挙げた層の大半の支持を得た。男女別でみると、60代男性を除く各年代の男性から半数以上の支持を獲得。しかし、女性の支持が伸び悩んでいる。
消費増税反対や九州電力川内原発再稼働反対などを掲げる祝迫氏は共産支持層からの支持も半数程度で、「原発・エネルギー政策」「消費増税」を重視する有権者からの支持も広がっていない。安倍政権批判の受け皿として支持拡大を目指す。【杣谷健太】
◆3区
◇宮路氏が追いかける
長年接戦が続いている選挙区。前回初当選した野間氏が、初チャレンジの宮路氏を一歩リードしている。
野間氏は、2012年の補選で故・松下忠洋氏の後継として立候補。惜敗したが、その約1カ月半後の総選挙で初当選した。補選、前回は旧国民新党からの出馬だったが、今回は無所属。民主、無党派層に浸透し、一部自民層にも食い込んでいる。連合鹿児島が推薦、事務職の多くから支持を得て、自営・農林漁業にも浸透する。
宮路氏は、解散直前の父和明氏の引退表明を受け、急きょ立候補表明。若さや総務省出身という経歴をアピールする。公明の推薦を受け父からの後援会組織などが、知名度アップに向け選挙戦を展開している。自民、公明層から多くの支持を得て、町村部で比較的優位。年齢層では、50歳代や70歳以上の支持が多い。
山口氏は川内原発再稼働阻止、消費増税中止を訴える。共産層のほか一部民主層にも食い込み、支持拡大を目指す。【宝満志郎】
◆4区
◇小里氏が2氏引き離す
自民と公明の支持層を固めた小里氏が無党派の一部に食い込み、優位に選挙戦を展開している。まだ投票先を決めていない有権者も4割程度いる。
小里氏は2009年の衆院選で民主候補に接戦を許したことから、後援会組織を地域に張り巡らし250前後に再構築。各年代で支持を集め、特に60〜70代以上で他候補を引き離している。労組の推薦を取り付け、技術職や製造業でも高い支持を維持した。
立候補の表明が遅れた野呂氏は、反原発や集団的自衛権の行使容認に反対などを訴え、社民支持層を固めた。民主の一部からも支持を集めるが、無党派層の浸透に欠ける。集団的自衛権の行使に「反対」と答えた人のうち、野呂氏に投票すると答えた人は半数にとどまった。
永田氏は、消費増税中止などを訴えるが、共産の支持が伸び悩んでいる。【土田暁彦】
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