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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/25(土) 14:40:47
統一地方選スレから中国・四国のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40

982チバQ:2011/02/03(木) 23:35:01
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000001102030003
県議会・那賀選挙区維持へ
2011年02月03日

 県議選の那賀選挙区(定数1)が公職選挙法で必要とされる人口を下回ったことが、1月に公表された国勢調査(速報値)で分かった。県議会は2日、各会派の会長・幹事長会を開き、県条例を改正することで、同選挙区を維持することを確認した。


 速報値は、那賀選挙区は人口は9322人。公選法では、選挙区の人口を、「議員1人あたりの人口」(県の人口を県議の総数=徳島は41=で割った数値)で割った数値(配当基数)が0・5以下の選挙区は、隣接する郡や市と合区しなければならないと定めている。那賀選挙区の配当基数は0・486で、このままでは、隣接区と合区しなければならない。人口が26万7355人と最も多い徳島選挙区(定数11)と比べると県議1人あたりの人口は、2・6倍もの開きがあった。


 この日の会長・幹事長会では、議員定数を定める条例を改正することで、那賀選挙区を特例選挙区とすることを各会派が了承。会合後、藤田豊・県議会議長は「削減すると地域の住民の声が届かなくなる」と、存続させる理由を説明した。2月定例議会で改正案を議員提案する。


 また、2月定例議会を16日に開会することも決めた。代表質問は22日、一般質問は23、24両日、閉会は3月11日の予定。


(関謙次)

983チバQ:2011/02/04(金) 22:35:30
http://www.nnn.co.jp/news/110203/20110203003.html
「借金」財政危惧の声 どうなる鳥取市庁舎問題
2011年02月03日

 鳥取市が市庁舎の「新築・統合」の方向に大きくかじを切った根拠が市の有識者検討委員会と市議会の特別委員会の結論だ。だが、両委員会が結論を出したのは昨年秋。竹内功市長は5日に基本方針素案を打ち出すことにしているが、それまでの期間はわずか半年足らず。市民からは「論議が十分ではない」という声が相次ぐ。


5日に市庁舎整備の基本方針を明らかにする竹内市長と現庁舎。将来に悔いを残さないためにも十分な議論が求められる(コラージュ)

迫る合併特例債期限
 市が結論を急ぐのは、市庁舎整備の財源に想定している合併特例債の期限が迫っているからだ。合併特例債は市町村合併後10年間に限り借り入れが可能で、同市の場合はタイムリミットは2014年度。発行手続きを考えると来年5月までに国に申請することが必要で、市は14年度までに建設工事を終了させるスケジュールで動く。

 合併特例債は借金のうちの多くを国が地方交付税の形で負担してくれる「有利な措置」(同市)で、市の持ち出しはその分少なくなる。だが、市民からは「合併特例債といえども借金。市の財政は本当に大丈夫か」と危惧する声が上がる。

 同市では▽河原工業団地整備約60億円▽可燃物処理施設約63億円―といった大型事業も控え、期限内に活用する合併特例債は約220億円に上る。一方で交付税は15年度から6年で44億9千万円程度減少し、国の財政状況の悪化や制度変更による交付税の削減、税収入減や少子高齢化など、心配は尽きないのが現状だ。

 市は人件費や公債費などの縮減に努め、06年のピーク時に比べ14年度には31億2千万円、20年度には55億3千万円減少するとした財政計画を立てている。大型事業については将来負担が減るよう、財源に基金や一般財源も活用する。

 田中洋介行財政改革課長は「借金をしても義務的経費は年々減少する財政計画を立てている。借金をして困るような事業はしない」と話す。庁舎建設による行財政改革効果を見込み、さらに建設先送りが市民負担の増大をもたらすとの見通しから「『20年後に考えればよい』では無責任」とする。

位置条例が焦点
 こうして新築・統合路線を推し進める市側だが、障害になりそうな問題も明らかになってきた。市庁舎の位置を明示する条例制定の問題だ。

 地方自治法は本庁舎を移転する場合、庁舎の位置を条例で定めるよう義務付けている。市総務課によると、現在は本庁舎の位置を定めた条例はないが、「現位置は条例で定めたとみなす」という規定があるためで、移転の際にはやはり条例制定が必要になる。

 制定には議会で3分の2の同意が必要で、定数36の同市議会では24人の同意が求められる。しかし、議会の中には新築・統合に批判的な会派・結(9人)と耐震改修を求める共産党(3人)があり、可決は微妙な情勢だ。

 市庁舎の駅周辺での新築・統合で大きく傾き、財政措置を考慮して結論を急ぐ市に対し、市民からは批判も聞かれる市庁舎整備問題。5日に竹内市長が示す基本方針素案に注目が集まるが、一方では市側がより丁寧に市民、議員に説明することが求められている。

984チバQ:2011/02/05(土) 10:50:27
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000001102050002
民・自動き活発化 県議選、候補そろう
2011年02月05日

 4月の統一選に向け、2大政党の民主、自民の動きが活発化している。与党として初めて臨む民主は、知名度のある仙谷由人・党代表代行が立候補予定者の事務所開きをはしご。政権奪回を狙う自民は、菅政権の迷走ぶりを突く構えだ。県議選での公認・推薦の顔ぶれも出そろい、両党のせめぎ合いが始まった。


(三輪さち子)


◆民主 仙谷氏 陣営駆ける


 1月23日。徳島市内であった民主公認の県議の事務所開きに仙谷氏の姿があった。県議は仙谷氏の秘書を4年間務め、前回初当選した。「私と一緒に勉強したことが無駄じゃなかった。着実に成長している」


 この日だけで仙谷氏がまわった事務所は計5カ所。だが、党や政権に対する批判も出た。ある事務所では、最初は支持者たちと和やかにテーブルを囲んでいたが、しだいに党への批判や不満が噴出。「『子ども手当は大丈夫ですよ』と若い奥さんに言った直後にテレビのニュースを見たら、民主党は見直すと言っていた。もうどうしたらいいのか困ってしまう」、「民主党を批判していた与謝野(馨経済財政相)さんの入閣は理解できない」――。


 「応援はするが、民主党のポスターは張りたくない」と断りの電話が複数あり、困惑する事務所もある。


 県連は2010年の参院選徳島選挙区の敗北後、「手足となる地方議員を増やすことが必要」(高井美穂衆院議員)と「県議会、2桁議席獲得」の目標を打ち出した。しかし公認・推薦は9人にとどまり、民主系の現職1人を加えても10人。自民系現職が独占するいわゆる民主の「空白区」は四つも残る。「どうしても国政の風向きが地方に連動する」と橋本幸子・県連幹事長。この参院選徳島選挙区で候補者を公募した09年10月には、過去最高の35人の申し込みがあった。この時の勢いとは対照的だ。


 1月、国会議員や秘書、県連スタッフらが候補に選挙のノウハウを教えるサポートセンターを初結成し、てこ入れを図る。仙谷氏は2月も再び地元に戻る予定だ。


◆自民 1区奪取に「好機」


 一方の自民党県連は1月29日、公認、推薦28人を決めた。民主と対決する選挙区は少なくとも五つ。会合を終えた竹内資浩・県連会長代行は、その一つ、徳島選挙区を挙げて「仙谷さんへの風当たり(の悪さ)を聞く。こんなこと、今まで全くなかったからね。チャンス到来」と語った。


 ここは、仙谷氏の牙城(がじょう)の衆院選の徳島1区(徳島市、佐那河内村)と同じ範囲。党県連にとっては、1996年に小選挙区になってから議席を独占されているこの1区の議席奪取は悲願だ。そのためにも後藤田正純県連会長は「1区内の議員を一人でも多く増やしたい」と語り、徳島選挙区では前回と同じ5人を公認した。前回は1人が落選したが、今回は全員当選を目指す。4月にはてこ入れに谷垣禎一総裁が来県する予定だ。


 だが、各陣営では足並みはそろわない。公認予定者の新顔は、昨年から協力を呼びかけていた会社社長のもとに、現職が来たことを知った。「みんなで票を分け合って当選しようなんてことにはならない」。公認は取ったが危機感が募る。


 選挙戦が見込まれる選挙区のうち、民主、自民の公認、推薦候補の対決の場は今のところ、徳島、小松島・勝浦、阿南、名西、海部の5選挙区。両党とも追加公認の可能性はある。民主は無所属の候補を支援する動きもある。

985山口新聞男:2011/02/05(土) 22:57:06
神田氏については>>975
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神田義満氏、灰岡香奈氏がそれぞれ県議選出馬へ
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2011/0203/4p.html

■神田義満氏 防府市区
 防府市の松浦正人市長の後援会長で、会社社長の神田義満氏(67)が2日、4月の県議選防府市区(定数4)
への立候補を表明した。市役所で会見し、県政と市政をつなぐパイプ役の必要性などを挙げ「私が県議会に行っ
て松浦市長を側面から応援したい」と抱負を語った。

 神田氏は、市長が掲げる単独市政や行政改革の方針を着実に進めるため、「賛同してくれる人を県議選に出
したかった」と説明。人選を進めたが難航し、最終的に自身が出馬することを決めた。無所属で臨む。

 まちのにぎわい創出、中小企業の活性化、高齢者が住みよく環境にも優しいまちづくりなどに取り組むとし「社
会経験を県政で生かしていきたい」と述べた。市長からは「頑張れよ」と激励を受けたという。

 神田氏は防府高校を卒業後、家業の理容業を継ぎ、市内外に理美容店を7店経営。市長の後援会長は200
7年から。同市宮市町。

 防府市区では神田氏のほか、現職2人と新人4人が出馬の準備を進めている。


■灰岡香奈氏 岩国市・玖珂郡区
 和木町議の灰岡香奈氏(27)が2日、岩国市役所で記者会見し、4月の県議選岩国市・玖珂郡区(定数5)に
無所属での立候補を表明した。同区の立候補表明は9人目で女性は2人目。

 灰岡氏は「女性が住みやすい世の中をつくるためには県政への女性参画は欠かせない。クリーンでしがらみ
のない立場で新しい風を県政に送りたいと立候補を決意した」とし「私たちの世代は政治にあまり関わっていない
ように感じるが、若者と同じ価値観を持っている私が地方議会の中で声をあげていくことで、若者の視点が地方
議会の中に入るのではないか」と、立候補の動機を述べた。

 米軍再編の艦載機岩国移駐問題は「基本的には協力すべきものだが、安心して暮らせる環境づくりが重要」と
し、愛宕山用地の防衛省への売却は「米軍住宅ありきでは賛成できない」とした。

 灰岡香奈氏は広島修道大卒。2009年8月の和木町議補選で初当選。和木町和木。

986チバQ:2011/02/06(日) 08:51:52
>>983
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20110205-OYT8T00703.htm
「駅周辺に新築」発表

鳥取市庁舎 初の移転 本格始動


「鳥取駅周辺」への庁舎新築を打ち出した鳥取市。候補地は、手前のバスターミナル周辺と、奥の旧市立病院跡地に絞られた  鳥取市の庁舎整備問題で、竹内功市長は5日、2014年度中に庁舎をJR鳥取駅周辺に新築し、分散している7庁舎のうち6庁舎を統合する基本方針の素案を明らかにした。さらに建設地を絞り込み、3月末までの方針決定を目指す。1889年(明治22年)の市制施行以来、120年以上にわたって現在地にあった本庁舎は、初移転に向けた動きが本格化する。

 市役所で開かれた有識者と市民代表でつくる検討委員会の中で報告した。昨年、新築・統合の方向性を打ち出した別の検討委と市議会特別委員会の報告を受け、鳥取駅北口のバスターミナル付近、南口の旧市立病院跡地、現本庁舎敷地の3か所を候補に検討していた。

 竹内市長は、駅周辺が交流の拠点で鉄道やバスの利便性が高いことや、6割以上が統合を選び立地は鳥取駅周辺とした市民アンケートの結果も踏まえて決めたと説明。中心市街地の活性化に向け、駅前の目抜き通りを広場とし、周辺商業施設の建て替えや大幅改装を行う民間の再開発計画との相乗効果が期待できることも理由に挙げた。

 新庁舎には、さざんか会館を除く6庁舎の機能を集約。同会館内にある中央保健センターは、空いた駅南庁舎に移す。

 市が公表済みの7庁舎すべてを統合した場合の試算では、バスターミナル付近なら12階建てで建設費100億2490万円、市立病院跡地の場合は6階建てで97億2170万円。バスターミナル付近の大半は県有地だが、県立鳥取西高が立つ市有地との等価交換を県に打診しているという。

 今後は12日に開くフォーラムや市議会特別委での議論を踏まえて基本方針案をまとめ、2月定例会までに市議会に提示。3月末までに建設地を最終決定する。庁舎の移転には議会の3分の2以上の同意に基づく条例制定が必要だが、議会に諮る時期について、竹内市長は「未定」とした。

 素案に対し、検討委の委員からは「移転で影響を受ける現本庁舎の周辺の商業者らに十分説明する必要がある」との意見が出た。

 市が3月末までの結論を急ぐのは、11年度から5か年の第9次総合計画に新庁舎建設を盛り込むため。一方で、市の意見集約の手法や財源問題に対する疑問から、市民や市議会の一部からは「現本庁舎の耐震改修を含め、時間をかけて議論すべきだ」との意見も出ている。

 竹内市長は取材に対し、「耐震化は緊急を要する課題で、有利な財源を活用できる時期の関係もある。基本方針で方向付けをしたうえで、改めて意見を聞いていきたい」と話した。

(2011年2月6日 読売新聞)

987チバQ:2011/02/06(日) 09:05:21
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20110201-OYT8T01061.htm
鳥取市激戦 定12に16人




2011統一地方選
 統一地方選で行われる県議選(定数35)の告示(4月1日)まで2か月を切り、9選挙区に出馬する顔ぶれが、ほぼ固まった。鳥取市、米子市、東伯郡の各選挙区で1ずつ削減された定数に対し、これまでに2007年の前回と同数の46人が立候補を表明。ベテランの勇退に各政党の思惑も絡み、前哨戦は激しさを増している。予想の顔ぶれを東、中、西部ごとに紹介する。(敬称略)

 鳥取市

 1減の定数12に対し、前回を2人上回る16人(現職11、新人5)が立候補を表明し、県内有数の激戦区となっている。党派別では民主1、自民7、公明2、共産、社民各1、無所属4。

 政権与党として党勢拡大が急務の民主は、無所属の1人を推薦。ベテランが勇退する自民は前回より1人少ない7人を公認予定だ。公明は県議選で初めて同一選挙区に2人を擁立。社民も八頭郡の現職死亡で失った議席奪還を目指す。

 民主の山田は、部落解放同盟や地元小学校区に支持基盤を持つ。推薦を受けるのは新人の坂野。昨夏の参院選に民主公認で挑んだ坂野真理(33)の夫で、高校の同窓会なども通じて支持を広げる。2人とも連合鳥取の推薦を得た。

 現職1人が死亡し、旧気高郡の初田勲(71)が引退する自民は、残る7議席を死守する構えだ。

 10選を目指す旧八頭郡選出の山口と旧岩美郡の野田、旧気高郡の鉄永はミニ集会などを通じて地元の支持固めを図る。藤縄は湖山西地区を中心に子育て世代にも浸透を進める。前田は農林業や建設業などに幅広く支援を求める。浜崎は福祉、スポーツ関係の支持獲得に注力。福本は運輸業界などに支援を呼びかける。

 公明は、銀杏が前回、全選挙区を通じて最多得票した余勢を駆って新人の浜辺も擁立し、中小企業支援や福祉の充実を唱える。

 共産は、市谷が集会を重ねて有権者との対話に努めている。社民は県連副幹事長の米村を立て、雇用確保や護憲を訴える。

 無所属の尾崎は、女性の地位向上などを主張して市民グループと連携。昨年4月の鳥取市長選に民主、社民の推薦と共産の支持を得て出馬した砂場は、今回は「草の根」選挙を展開する。前回17票差で涙をのんだ谷村は、地元の美保南地区を中心に支持獲得を急ぐ。

 岩美郡

 前回、無投票で7選を果たした自民現職の前田宏(77)が引退。無所属新人2人による8年ぶりの選挙戦となりそうだ。

 前岩美町議の足立と、元町議の広谷。いずれも前田との交渉の結果、地盤を直接引き継ぐことはできなかった。農業振興に力点を置く点も共通しており、第1次産業関連の票を激しく奪い合う展開となる。

 八頭郡

 社民党県連代表を務めていた米井悟が任期中に死去。自民党県連幹事長の山根英明(78)は引退を表明し、2議席を40歳〜57歳の新人4人が争う。

 自民は福田を公認、大河原を推薦し、2議席独占を狙う。福田は石破・党政調会長の秘書を約15年務めた経験をアピール。山根の後援会の推薦も受けた。大河原は地元の智頭町を地盤に、農林業振興による雇用の創出などを訴える。

 元智頭町議の国岡は前回に続き2度目の挑戦。前回は自民の推薦を得たが、今回は福祉向上を柱に幅広い層への浸透を図る。前八頭町議の高橋はJA勤務が長く、第1次産業の後継者育成を掲げ、中学・高校の同級生らを中心に「草の根」で戦う。

 予想の顔ぶれ 

◆鳥取市選挙区(定数12)
山口享 76 自現〈9〉 党県会長
鉄永幸紀63 自現〈5〉 (元)県会議長
野田修 68 自現〈3〉 学校法人役員
山田幸夫58 民現〈2〉 党県副代表
藤縄喜和59 自現〈2〉 (元)鳥取市議
前田八寿彦67 自現〈2〉 団体役員
銀杏泰利55 公現〈2〉 党県代表
尾崎薫 57 無現〈2〉 女性団体代表
浜崎晋一56 自現〈1〉 市陸協会長
福本竜平40 自現〈1〉 会社役員
市谷知子42 共現〈1〉 党中央委員
浜辺義孝53 公新  党県局次長
米村正一48 社新  党県副幹事長
坂野経三郎27 無新  (元)自衛官
砂場隆浩47 無新  (元)新聞記者
谷村悠介32 無新  (元)建設会社員

◆岩美郡選挙区(定数1)
足立義明57 無新  (元)岩美町議
広谷直樹58 無新  (元)岩美町議

◆八頭郡選挙区(定数2)
福田俊史40 自新  (元)衆議員秘書
大河原昭洋45 無新  (元)会社員
国岡 智志40 無新  (元)智頭町議
高橋信一郎57 無新  (元)八頭町議

(2011年2月2日 読売新聞)

988チバQ:2011/02/06(日) 09:06:25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20110202-OYT8T00962.htm
倉吉市 3現職に前市長
 現職3人に加え、県議への返り咲きを狙う元市長が出馬を表明し、それぞれ固い支持層を持つ4人が3議席を争う少数激戦の構図となった。

 前回まで無所属で戦った興治は今回、民主公認で出馬。連合鳥取の推薦も得て、政権与党を前面に打ち出し3選を目指す。

 8選を狙う村田は、昨夏の参院選で自民候補の支援を怠ったとして党県連から党員資格停止の処分を受け、無所属で出馬。福祉関係や建設業を中心に支持固めを急ぐ。唯一の自民公認となる伊藤は、農林漁業が地盤。過去2回、トップ当選を果たした組織力で浸透を図る。

 前倉吉市長の長谷川は、昨年12月に無所属での立候補を表明した。県議2期を経て、2002年から昨年まで市長を務めた知名度を生かし、支持拡大を進めている。

■東伯郡

 現職4人に対し、定数は1減の3。さらに民主推薦の無所属新人が加わり、注目の激戦区となった。自民系3人と民主系2人の対決という構図でもあるが、同門同士の票の奪い合いも激烈を極めそうだ。

 民主公認の伊藤は、県連幹事長として負けられない戦い。地元の琴浦町の支持固めとともに、連合鳥取の推薦を得て労組票の取り込みを進める。民主の推薦を受けるのは平田。旧大栄、北栄町議を通算3期務めた経歴をアピールし、農業票が多く保守色の強い選挙区で〈共倒れ〉の懸念を払拭しての党勢拡大を狙う。

 自民公認の横山は、教頭を務めた県立高の同窓会やスポーツ関係者を中心に、地元の琴浦町で支持固めを急ぐ。北栄町が地盤で過去2回は自民公認で立候補した石村は、まだ出馬を正式表明していない。今後、後援会役員らと相談して決めるとしている。

 自民系のベテラン藤井は、昨夏の参院選で自民候補の支援を怠ったとして党員資格停止の処分を受け、無所属で臨む。経営する医療法人などの組織力を背景に、前回同様のトップ当選を狙う。

■予想の顔ぶれ 

◆倉吉市選挙区(定数3)

村田実 73 無現〈7〉 (元)県会議長
興治英夫53 民現〈2〉 党県幹事
伊藤美都夫72 自現〈2〉 (元)漁協組合長
長谷川稔63 無元〈2〉 (元)倉吉市長

◆東伯郡選挙区(定数3)
藤井省三69 無現〈8〉 医療法人役員
伊藤保 58 民現〈3〉 党県幹事長
横山隆義66 自現〈3〉 鳥取陸協会長
石村祐輔66 無現〈3〉 (元)県参事監
平田秀一56 無新  (元)北栄町議

 【注】氏名の並びは当選回数順。同じ場合は衆議院の勢力、五十音の順で表記。氏名以下、年齢、所属党派、新旧、当選回数(○数字)、肩書。(元)は過去の役職。党派は民=民主、自=自民、無=無所属。

(2011年2月3日 読売新聞)

989チバQ:2011/02/06(日) 09:07:51
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20110203-OYT8T01020.htm
米子市2人勇退混沌




境港市と西伯・日野郡は無投票か
米子市


 1減の定数8に対し、これまでに現職6、新人3の計9人が立候補を表明。党派別では民主3、自民3、公明、共産各1、無所属1。ベテランの勇退と新人の登場で従来の地盤が塗り替わり、情勢は混沌(こんとん)としている。

 勇退するのは民主の鍵谷純三(63)、無所属で民主系会派「絆(きずな)」の松田一三(74)。民主は湯原俊二(48)も2009年に衆院議員に転身しており、顔ぶれが様変わりした。鍵谷と松田の地盤の旧市街地、湯原の弓浜部は“草刈り場”になりそうだ。

 民主は、現職の浜田、新人の池田、森の3人を公認し、政権与党として議席増を狙う。いずれも連合鳥取の推薦を得た。

 過去2回は無所属で戦った浜田は、労組への浸透を図る。地元小学校区で地域活動に取り組んできた池田は、全市的な知名度アップに注力。元市職員の森は湯原の後継と目され、地元農村部を中心に組織作りを進めている。

 自民は広江、斉木、稲田の現職3人が議席を死守する構えだ。

 一時は後継者を探して態度決定が昨年末にずれ込んだ広江は、経営する医療法人関連の人脈や後援会組織がフル回転。農家の支持が厚い斉木は、地盤の市南部から新人2人が出るため、弓浜部での支持獲得も進める。稲田は市遺族会や中小企業に浸透している。

 公明現職の沢は、昨年11月の鳥取市議選へ応援に入った後、支持者へのあいさつ回りを急ピッチで進めている。共産現職の錦織は、環太平洋経済連携協定(TPP)反対などを唱え、支持拡大を図る。

 無所属の内田は民主公認で2006年に市議選で初当選し、その後離党。若手経営者らの支援組織作りを急ぐ。

境港市

 三つどもえの激戦となった前回から一転、現職2人で無投票の公算だ。

 前回無所属で初当選した森岡は、今回は民主公認で立ち、両親の古里の島根県・隠岐島出身者や地場企業など従来の支持基盤を固める。自民現職の安田は、校区や町単位の支部の集まりをこまめに開き、厚い保守層の引き締めを進めている。

西伯郡

 民主1、自民2の現職3人は前回、前々回と同じ顔ぶれで、3回連続の無投票となりそうだ。

 福間は出身のJR西労組の推薦を受け、地元の南部町を中心に浸透。上村と小谷はともに旧名和町(現大山町)出身だが、小谷は農家や郡の東部、上村は企業や郡の西部で自民支持層をつかんでいる。

日野郡

 民主が一時、水面下で候補擁立に動いたが、自民現職の内田が盤石。1人区となった前回に続き、無投票となる可能性が高い。

予想の顔ぶれ 

◆米子市選挙区(定数8)
広江弌 78 自現〈7〉 党県会長代行
斉木正一63 自現〈3〉 行政書士
浜田妙子65 民現〈2〉 党県副代表
稲田寿久65 自現〈2〉 企画会社役員
沢紀男 55 公現〈1〉 党県幹事
錦織陽子58 共現〈1〉 党県委員
池田博子39 民新  NPO監事
森雅幹 51 民新  (元)米子市議
内田隆嗣32 無新  (元)米子市議

◆境港市選挙区(定数2)
安田優子65 自現〈2〉 行政書士
森岡俊夫51 民現〈1〉 海事代理士

◆西伯郡選挙区(定数3)
福間裕隆69 民現〈4〉 党県幹事
小谷茂 66 自現〈4〉 県会議長
上村忠史66 自現〈3〉 会社役員

◆日野郡選挙区(定数1)
内田博長64 自現〈2〉 県監査委員

 【注】氏名の並びは当選回数順。同じ場合は衆議院の勢力、五十音の順で表記。氏名以下、年齢、所属党派、新旧、当選回数(○数字)、肩書。(元)は過去の役職。党派は民=民主、自=自民、公=公明、共=共産、無=無所属。

(2011年2月4日 読売新聞)

990名無しさん:2011/02/09(水) 11:07:47
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000001102090003
逆風民主、候補者擁立進まず
2011年02月09日

2カ月後に迫る4月の統一地方選で、民主党県連の候補者擁立が難航している。8日現在、公認候補は県議選と市議・町議選を合わせて計13人にとどまる。国政で劇的な政権交代を果たしてから約1年半。一転しての「逆風」は昨年の参院選の敗北後も収まらず、県内でも苦戦を強いられている。(佐藤常敬)


 「民主党にとっては正念場の一年。覚悟を持って全力で取り組んでいく」。6日、高松市内で開かれた民主党県連の定期大会で、県連代表の玉木雄一郎衆院議員(香川2区)は厳しい表情を崩さなかった。
 集まった党員・サポーターらは約300人。出席者によると、非公開で行われた執行部とのやり取りでは、「小沢さんの『政治とカネ』の問題は党にとってマイナス」「地域主権を掲げながら、県議選候補を高松市選挙区以外で出せないのは問題ではないか」といった不満の声が出たという。
 連合香川の小川俊会長は終了後、「国政の状況を考えたら仕方ない面もあるが、逆風の矢面に立つのは地方議員。このままだと厳しい」とこぼした。


 昨年10月、県内入りした岡田克也幹事長は「香川は3人の国会議員がいて国政レベルでは自民党と互角の状態だ。統一選では候補者をたくさん立ててほしい」と県連に求めた。党本部からは「全選挙区の候補者擁立」「3人区以上では複数人の擁立」など具体的な指示が全国に飛んだ。


 香川では昨夏の参院選で民主などが推薦の候補が自民候補に敗れた。県連は危機感を強め、地方組織の強化を課題に挙げてきた。だが実際は、県議選(定数41)では8日現在、県内13選挙区のうち自民が全選挙区に31人の候補者を立てているのに対し、民主の公認候補は高松市選挙区で現有3議席に1人上乗せした4人。協力関係にある社民党県連合が候補者の擁立予定がない選挙区でも候補者選びが難航している。


 市議・町議選の公認候補も、自民が高松市、坂出市、善通寺市に計51人を立てる予定だが、民主は3市1町の計9人。県連執行部は意欲がある人たちに水面下で立候補を求めてきたが、「逆風の中では戦えない」と言われたこともあるという。
 県連関係者は「もっと人材を掘り起こさなければならなかった。出さないことには勝てない。このままだと(党勢は)脆弱(ぜい・じゃく)なままだ」と悲観する。


 党本部は全国の統一選で行われる県議選で、議席のない「空白区」の解消に計約1300人を擁立する計画だったが750人で打ち切る見通しだ。いまの民主政権への厳しい評価が数字に表れる。
 「国政選挙で民主に投票した人の中には自民党籍を持つ人も多い。民主の国会議員は保守系支持者の離反をおそれて、地方選で自民との対決をあえて避けたのではないか」。ある自治体の首長からはこんな声すらもれる。


1月、前県連代表の小川淳也衆院議員(香川1区)は、「なぜ、民主党政権は失望につながったのか」と題するチラシを全国紙折り込みなどで配布した。菅政権の現状を「バントヒットはこつこつと積み重ねているのですが、一方で投手の暴投、四番バッターが打席に入らない」などと嘆いてみせた。


 「地域に根を張るということは簡単にはいかない。実績を重ね、逆風にも耐える基礎体力を高めていくしかない」。玉木代表は取材にこう述べた。

991チバQ:2011/02/09(水) 23:16:08
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20110208ddlk34010538000c.html
混迷・広島市長選:市民グループ、豊田副市長に立候補を要請 /広島
 任期満了に伴う広島市長選(4月10日投開票)を巡り、男女共同参画に取り組む市民グループのメンバーが7日、豊田麻子副市長(44)に対し、立候補を要請した。

 市内の大学教授、川瀬啓子さん(70)らが同日、153人分の署名を添えて要請した。川瀬さんによると、市民グループが4日に会合を開き、産学官の連携を進めるなどしてきた豊田氏の擁立を目指すことで合意し、賛同者を募った。豊田氏は「真摯(しんし)に受け止め、検討したい」などと答えたという。

 豊田氏は総務官僚などを経て、08年7月に広島市で初めての女性副市長に就任した。

 広島市長選には、市民団体代表、呉羽山人氏(60)▽元市議、大原邦夫氏(61)▽市議、桑田恭子氏(49)▽建築コンサルタント、田中正之氏(51)の無所属4新人が立候補を表明している。【寺岡俊】

992チバQ:2011/02/10(木) 00:23:16
>>987
>昨年4月の鳥取市長選に民主、社民の推薦と共産の支持を得て出馬した砂場は、今回は「草の根」選挙を展開する。
下みたいに民主全面支援だったのに・・・無所属で立候補
民主の公認(推薦)は票を減らすだけって状態ですね

>>637
砂場陣営も、党鳥取県連代表の川上義博参院議員が鳩山由紀夫首相の遊説を画策。負けた場合の影響を考え実現しなかったが、3月下旬に赤松広隆農相や民主党の高嶋良充筆頭副幹事長、新党大地の鈴木宗男代表が鳥取入り。民主、自民両党とも「国政選挙並み」(自民党市議)の熱の入れようだ。
>>643
赤松広隆農相や高嶋良充筆頭副幹事長ら党幹部が応援に駆け付けた。砂場氏は、党公認で参院選に出馬する坂野真理氏(32)と一緒に遊説や個人演説会をこなしている

993チバQ:2011/02/10(木) 21:16:06
おい、山口新聞のタコ坊主、お前の情報は間違いだらけだぞ
顔を洗って出直せや、ガセネタ野郎

994無料ヌキ動画:2011/02/11(金) 01:44:30
/ywqsiZq, www.nukido.net, 無料ヌキ動画, http://www.nukido.net/

995山口新聞男:2011/02/11(金) 12:27:32
>>993
今後正確な情報を提供できるように心がけます

997チバQ:2011/02/14(月) 21:36:24
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110214/lcl11021416510003-n1.htm
広島市長選に副市長出馬へ 総務省出身の豊田氏
2011.2.14 16:50
 任期満了に伴う4月の広島市長選で、総務省出身の同市副市長豊田麻子氏(44)は14日、市役所内で記者団に「市長選に出馬するため(副市長を)退職した。市民団体の要請を受け決意した」と述べ、無所属で出馬する意向を表明した。

 民主党広島県連が水面下で出馬を打診したほか、市民団体や一部市議が出馬を要請していた。豊田氏は同日付で副市長を退職。19日に広島市で出馬の記者会見を開く。

 市長選にはほかに、自民党広島県連が出馬要請した元厚生労働省官僚の松井一実氏(58)ら無所属新人5人も立候補する予定。

998チバQ:2011/02/17(木) 00:27:22
http://mytown.asahi.com/areanews/hiroshima/OSK201102150150.html
広島市議会、09年度決算不認定 不適正会計調査に批判
2011年2月16日

 広島市議会は15日開会の2月定例会で、市の不適正会計処理の問題を受け、一般会計や事業、企業会計など2009年度決算すべてを賛成少数で不認定とした。議会事務局によると、本会議で市の決算が不認定となったのは戦後初めてという。

 市の不適正会計問題では、09年度の購入費(消耗品費)4187万円のうち、約2千万円が架空や虚偽の取引だったことが判明。市は02〜09年度の不適正会計の総額を計8億5874万円と報告したが、実際に調べたのは04、06、09年度だけで、議会から推計に基づく調査方法に批判の声が上がっていた。

 この日の本会議では、決算特別委員会の若林新三委員長が、先月の特別委で不認定となったことを報告。その後、5会派が討論を行い、3会派がすべての決算に反対し、残り2会派も一部の決算に反対した。すべての決算に反対したひろしま政和クラブの山田春男議員は「監査の独立性を確保するため、監査委員の議員の選考を検討すべきだ」と訴えた。

 議会事務局によると、不認定の結果は会議録に記される。市長の政治的、道義的責任が問われる例はあるが、予算執行には影響しない。(山下奈緒子)

■隠蔽体質では

 〈地方自治に詳しい専修大の小林弘和教授(行政学)の話〉 本来なら全年度調べるべきだ。うみを出し切り、新しいやり方を模索せねばならないが、市の対応には不信感が募る。隠蔽(いんぺい)体質が残っているのではないか。議会が声を上げたことは、法的な拘束力こそないが、道義的な意義がある。自治は市民が主役。市民も巻き込み、本質的な問題点を解決するため、議員は選挙で訴えるなど、声を上げ続けることが大切だ。

999チバQ:2011/02/17(木) 00:45:43
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20110216ddlk34010654000c.html
混迷’11広島市長選:みんなの党県支部の出馬予定者辞退 /広島
 任期満了に伴う広島市長選(4月10日投開票)で、みんなの党県広域第1支部は15日、候補者に予定していた会社経営者の擁立を断念したことを明らかにした。市内の中小企業経営の男性を擁立する方向で最終調整に入っていたが、この男性が14日夕、「一身上の都合」を理由に辞退したため。

 同支部は1月下旬、男性を推薦候補として擁立する方針を決定。党本部へ申請し、渡辺喜美代表の面接も済ませていた。今後の市長選への対応について、武内正支部長は「新たに擁立する候補者を探すのは厳しいだろう」と話した。【寺岡俊】

1000チバQ:2011/02/20(日) 12:32:50
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110219-OYT1T00046.htm
削減巡り議会と対立、防府市長が地域政党設立




 山口県防府市の松浦正人市長が、名称を「とことん防府」とする地域政党を17日に設立した。

 関係者によると、地方分権を進める目的で松浦市長が代表に就任。同日、県選管に届け出た。いまのところ、政策や構成員などは検討中で、4月の県議選立候補者から推薦願が出れば推薦し、地方分権や行財政改革を促していくという。

 松浦市長は、防府市議会の定数削減を巡って議会と対立。削減の是非を問う住民投票を発議することを明らかにしている。

(2011年2月19日11時11分 読売新聞)

1001チバQ:2011/02/20(日) 13:49:48
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000001102190001
益田の福原市長、骨髄提供手術へ
2011年02月19日

◆来月、育児休暇も取得◆


 益田市の福原慎太郎市長(37)は18日、骨髄移植が必要な患者のために、骨髄提供手術に応じる意向を明らかにした。日時は調整中という。


 記者会見した福原市長によると、2年前に骨髄移植推進財団にドナー(提供者)登録した。白血球の型が合う移植希望患者が見つかったため、提供手術の準備を始めた。医師らから、手術では4日間程度の入院を告げられているという。福原市長は「人の命を助けるために、進んで協力したい」と話した。


 また、福原市長は今月3日に長男が生まれたことから、3月中旬ごろから育児休暇をとる、と発表した。公務を早めに切り上げ、夫婦で子育てに取り組むという。休暇は1カ月間、計40時間前後の休みを見込んでいる。福原市長は「公務優先だが、スケジュールを調整しながら、おむつを替えたり、お風呂に入れたりして、妻をできるだけフォローしたい」と述べた。(広川始)

1002チバQ:2011/02/20(日) 21:50:34
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20110220ddlk34010315000c.html
選択’11広島市長選:民主、豊田氏を支援 公明は告示までに方針 /広島
 任期満了に伴う広島市長選(4月10日投開票)を巡って19日、民主、公明両党が相次いで会合を開き、対応を協議した。

 民主党県連は南区で常任幹事会を開き、元副市長の豊田麻子氏(44)の支援を決めた。

 三谷光男・県連代表は1月中旬ごろから、水面下で豊田氏と接触。今月14日に豊田氏が出馬を表明、15日に県選出の国会議員5人が都内で面談し、豊田氏は応援を求めた。豊田氏は幅広い支持を得るため、特定の政党や団体への公認や推薦を求めない考えだが、三谷代表は「私たちが(次期市長に)ふさわしいと思った候補が勝つことが第一」として支援を決めた。民主党と協調する連合広島は、豊田氏を応援する方針を決めている。

 公明党県本部は、東区で幹事会を開いた。立候補者が掲げる政策などの評価や推薦依頼の有無も加味し、3月27日の告示日までに態度を固めるとした。斉藤鉄夫代表は、秋葉市長の12年間を「平和行政については、世界への発信と平和市長会議加盟都市の大幅増を率直に評価する。ただ、経済の基盤作りと地域活性化、県との連携は今一歩だった」と総評し、次期市長には「平和行政の更なる推進と経済活性化を、両輪として頑張ってもらいたい」と求めた。【寺岡俊、矢追健介】

1003チバQ:2011/02/21(月) 22:50:13
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20110220-OYT8T00725.htm
広島市長選 ポスト秋葉争点かすむ

6人表明 五輪招致「違い」見えず 民主VS自民 他にも動き
 4月10日投開票の広島市長選では、6人が立候補を表明した。3期12年務めた秋葉忠利市長(68)が今期限りの引退を表明し、2020年夏季五輪招致など明確な争点が見えにくくなっている。6人は無所属で出馬する意向だが、各政党の思惑も絡む。3月27日の告示まで約1か月と迫り、〈ポスト秋葉〉をめぐる前哨戦が熱を帯びてきた。(矢沢寛茂、南部さやか)

 元厚生労働省中央労働委員会事務局長の松井一実氏(58)は今月10日、立候補を表明した。「市政の基本方針を問いたい」と個別課題には触れず、「広島が元気になるきっかけはある」と経済の活性化を挙げた。自民党県連から出馬要請を受けて正式表明後は、県議や市議の支援者らを訪問するなどして、支持の幅を広げる。

 元副市長の豊田麻子氏(44)は19日に正式表明。初の女性副市長として2年半市政を支えた。会見では五輪招致や広島西飛行場の市営化問題に態度を示さず、対話と行動による市政運営や、専門の情報通信技術の活用策などを強調した。1月から出馬を打診していた民主党県連は支援を決め、連合広島と同調する。

 元市議の大原邦夫氏(61)は前回(2007年)に続く挑戦。立候補表明した昨年10月以降、市全域に立ち浸透を図る。当初、五輪招致反対など秋葉市政への批判を前面に出したが、最近では過去最多となった保育園の待機児童の解消など、生活支援策や都市基盤整備などを挙げる。

 市議の桑田恭子氏(49)は2期8年で取り組んだ市職員の人件費カットや市議定数(55人)削減などを掲げて1月に出馬表明。後援会を中心に、地元の佐伯区などで支持を固めながら、国民新党を支援する全国郵便局長会(全特)からの協力を受けて市内全域での知名度アップを目指す。

 昨年8月にいち早く立候補を表明した市民団体代表の呉羽山人氏(60)は、雇用創出による経済対策を訴える。1月に出馬を表明した建築コンサルタント業の田中正之氏(51)は医療産業を核とした政策などを主張する。

 自民、民主両党の立候補予定者支援の態勢が固まり、対決の構図が鮮明になりつつあるが、他党の動きも見逃せない。

 公明党県本部代表の斉藤鉄夫・衆院議員は「中央の政党色をそのまま市長選に当てはめるのは好ましくない」としながらも、「ビジョン(構想)や実行力などから独自に判断する」と支持候補を模索する。

 市議会で秋葉市政と協調してきた共産党県委員会は独自候補擁立の方向で最終調整に入った。社民党県連は豊田氏支持を近く固めると見られる。一方、みんなの党県広域第1支部は候補擁立を断念、市議選での議席獲得に集中する。

(2011年2月21日 読売新聞)

1004チバQ:2011/02/22(火) 12:18:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20110221-OYT8T01105.htm
声帯失った県議 代読質問

「障害持つ人のエールに」


喉を押さえて声を出し、最後のあいさつを述べる鍵谷議員  県議会で21日、喉頭(こうとう)がんで声帯を失い、今期限りの勇退を決めた鍵谷純三議員(63)(6期)が、会派「絆(きずな)」会長として最後の代表質問に立った。発声が難しいため、会派の同僚議員に代読してもらう形で喉頭がんの一因とされるたばこの害の啓発徹底などを訴えた。(野口英彦)

 「十分に発声できない。代読に配慮いただき感謝する」。鍵谷氏は壇上で、喉を手で押さえ、食道を経由させた呼気で喉を振るわせた声で切り出すと、5項目の質問を伊藤保議員ら同僚2人に委ねた。

 その中で「たばこの害が非喫煙者に及ぶことがあってはならない。若い世代の非喫煙対策に注力を」とただし、平井知事から「若者の禁煙治療費を県が助成することも検討したい」との答弁を引き出した。

 たばこを毎日40本吸うヘビースモーカーだった。昨年4月にがんが見つかり、声帯と共に切除。復帰後の議会ではほとんど発言できなかったが、最後の議会を前に、同僚議員から「障害のある人も政治参加できることを示そう」と登壇を促された。県議会で質問代読の例はこれまでなかったが、他会派も快諾した。

 米子東高野球部の投手として1965年、同高監督としても77年、センバツに出場した鍵谷氏。質問の最後には、再び自らの声で「いつまでも県民目線で、失敗を恐れずに頑張って」と執行部を激励し、深々と一礼して<最後のマウンド>を後にした。

 本会議終了後、鍵谷氏は「緊張で足が震えた。甲子園のマウンドから初球を投げ込んだ時の気持ちを思い出した」と振り返り、「声を失った人や障害を持つ人へのエールになれば」と願った。

 小谷茂議長は「最後まで県民を思う気持ちに感銘を受けた。障害者の社会参加が一層進むことを期待したい」と話した。

 質問代読は、神奈川県鎌倉市議会で障害のある議員の当選を機に2001年から行われている。一方、岐阜県中津川市議会では、代読が認められなかった元議員が「表現の自由の侵害にあたる」として、代読に反対した当時の市議や市を相手に損害賠償を求めて06年に提訴。岐阜地裁は昨年9月、「参政権を侵害した」などとして市に10万円の支払いを命じている。

(2011年2月22日 読売新聞)

1005チバQ:2011/02/23(水) 01:09:26
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110222-OYT1T00333.htm?from=navr
民主、島根知事選は3連続不戦敗に




民主党


知事選の候補者擁立断念を発表する小室寿明衆院議員(右)と角智子県連幹事長(松江市大正町で) 4月10日投開票の島根県知事選で、民主党県連が独自候補の擁立を断念し、自主投票を決定した21日、県連代表の小室寿明・衆院議員は「我々の力が及ばなかった。理解を求めたい」と語った。

 知事選で3回連続の<不戦敗>。政権与党でありながら、今回も県内の有権者に選択肢の一つを示すことができなかった。

 同日夜、松江市大正町の県連内で10人が出席した幹事会で正式に決めた。

 幹事会後、県連事務所の会議室で角智子県連幹事長とともに報道陣の取材に応じた小室代表は「立候補したいという人もいたが、政策を共有でき、勝つことができる候補がいなかった」と述べた。「擁立断念した理由は、党の支持率低下か県連の力不足か」との記者の問いに「両方」と答え、「県議選での公認、推薦候補者12人の全員当選で、島根を変えたい」とした。

 県連は昨年7月の参院選後、支持母体の連合島根とともに知事選の候補者を探し、「複数人と接触」(小室代表)したものの、いずれも不調だった。連合島根は年末までに人選を県連に一任していた。

 民主党本部は他党との候補者擁立の「相乗り」を禁止しており、石井一・党選挙対策委員長は先月、「候補者擁立は地元に任せている」としていた。

 一方、現職の溝口善兵衛氏(65)を推薦する自民党県連の幹部は、民主党の候補擁立断念について「選挙戦に影響しない。組織の緩みに注意するだけ」と気を引き締めた。共産党県委員会の中林隆委員長は「民主党は候補者を出して主張を示すべきだった」とした。(近藤修史、大橋裕和)

(2011年2月22日14時15分 読売新聞)

1006チバQ:2011/02/25(金) 00:06:53
http://www.nnn.co.jp/news/110224/20110224007.html
立候補表明 平井氏のみ 知事選告示まで1カ月
2011年02月24日

 統一地方選の先陣を切る鳥取県知事選(3月24日告示、4月10日投票)告示まで24日で残り1カ月となる。いまのところ立候補表明したのは現職の平井伸治氏(49)=1期=のみ。共産党が市民団体と連携して候補擁立を模索しているが、他に具体的な動きはない。このため平井氏と市民団体が担ぐ新人との一騎打ちの構図が予想されるが、現状は平井氏の独走状態だ。


2月定例議会で答弁する現職の平井氏。対抗馬は現れるのか=22日、県議会議場

 平井氏は取材に対し、対抗馬が現れない状況下での戦いを「シャドーボクシングのような状態」と表現。本来、告示1カ月前は2月定例議会中に当たり、多忙を極めて選挙活動の時間が取れない”現職のジレンマ”を感じる時期だが、相手がいない平井氏は、業務に全力を傾注しているようにも映る。

 しかし、平井氏の後援会は2月上旬に鳥取市内に事務所を構え、3月には県西部、中部にも開設予定。選挙に向けた準備を着々と整えている。平井氏も「選挙は民主主義の大きなイベント。県民の声を集約する機会にしたい」としており、もとより無投票再選への期待は皆無のようだ。

 平井氏は4年前の知事選で23万票を超える得票で初当選。昨年11月の定例会見で再選出馬の意思を表明し、自民、公明両党の推薦を得た前回選とは異なり、政党の支援を受けない「県民党的立場」で選挙戦に臨む考えを示している。

 ただ、各政党と距離を置くとはいえ、自民党県連から出馬要請を受け、公明党県本部も支援を約束、民主党県連も対立候補を出さない姿勢を明確にしており、事実上、県内政党は共産を除いた”オール与党”状態。連合鳥取など有力団体も推薦を決めたほか、県内の各業界団体からの推薦状も届きつつある。

 これに対し共産党が”唯一の野党”の立場から平井県政に「ノー」を突きつけており、対抗馬擁立を明言。党県本部の小村勝洋委員長は平井県政について「大企業や外需頼みで県内の中小企業に目を向けていない」などと批判する。

 ただ、告示まで1カ月に迫っても、具体的な立候補者名が発表されない。小村委員長は取材に対して「調整中」と歯切れが悪く、人選が難航しているとみられる。前回選と同様に関係市民団体と構成する「明るい民主県政をつくる会」で対抗馬を立てる方針という。

 共産党には苦い記憶がある。2003年の知事選では党の独自候補を立てず、片山善博前知事が無投票再選。同時に行われた県議選では現職2人が落選し、県議会の保有議席がゼロになったことだ。

 小村委員長は「二つの選挙で県政をめぐる訴えをすることで、県民にトータルで理解してもらいやすくなる。戦いやすくなる面はある」と、知事選に候補者を出して生まれる相乗効果を否定しない。

 今回も鳥取市と米子市の現有2議席の死守を目指す同党。市民団体での擁立が難航した場合は党公認候補を立てるとしており、選挙戦になる可能性は高いと言えそうだ。

1007チバQ:2011/02/25(金) 23:06:56
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001102240001
次代へ-2011広島市長選(上)-
2011年02月24日


自民党県連大会終了後、岸田文雄・県連会長(中央)らと勝利に向けて気勢を上げる松井一実氏(右)=20日、広島市のホテル

■組織の影 見え隠れ


 広島市長選(4月10日投開票)の顔ぶれが、ほぼ固まった。過去の選挙で最も候補者が多かったのは、1991年2月の7人。今回は既に、新顔8人が名乗りを上げる混戦ぶりだ。3月27日の告示まで1カ月余り。4選不出馬を表明した秋葉忠利市長(68)の12年に及ぶ施政の後、誰が「次代」を担うのか。市長選の構図を、上下2回で紹介する。(水田道雄、加戸靖史、山下奈緒子)


◇混戦打開 まずは知名度


 「生き生きした市政を取り戻すために、広島に帰って参りました」。20日、自民党県連が市内で開いた第50回定期大会後の懇親会。壇上には春の県議選や市議選に、党公認や推薦で立候補予定の約40人が並ぶ。最後に紹介されたのは、厚労省中央労働委員会前事務局長の松井一実氏(58)。中央に立ち、ごく短く来場者にあいさつした。


 衆院の県内7小選挙区ごとに分かれたテーブルを回り、刷り上がったばかりの名刺を配る。一方で報道陣には「立候補要請を受けた自民党の恩義は忘れないが、どの党だからでなく、政策の中身で議論したい」と強調した。


 党内対立を繰り返し、秋葉市長の最初の選挙から3回連続で、支援する候補が敗れた同県連。秋葉市長の新年早々の不出馬表明を受け、「今度こそ」(県連幹部)の思いで人選を進めてきた。1月中旬、市議会自民系6会派所属で5期以下の議員14人が集まり、候補者の一本化を確認。県連会長の岸田文雄・衆院議員に選定を一任した。


 県選出の別の国会議員から松井氏に出馬の打診があったのは1月26日。松井氏が示した条件は「民主党や連合広島など主要政党・団体の幅広い支援」だった。岸田会長も「党の枠組みにはこだわらない」姿勢をみせたが、他党と接触する様子はなかった。周囲からは「自民色がつきすぎたのでは」との声もあがる。


 10日の出馬会見で松井氏は「対話、ビジョン、実行」を施政方針に掲げた。だが、五輪招致や県営広島西飛行場の市営化など、具体的な課題への考えはまだ示していない。


 今後、県議や市議のあいさつ回りに帯同して知名度アップを図る考えだ。県連幹部は言う。「小中高校と広島で育った松井さんが『広島を元気にしたい』と訴えるのは、説得力があるんじゃないか」


  ■ ■ ■


 元市議の大原邦夫氏(61)は、次点だった前回市長選に続いての挑戦となる。前回は、自民が推薦した柏村武昭・元参院議員との間で、自民系市議の支持が割れた。


 今回は、以前のように市議らの支援はないというが、週末の街頭演説を中心に、市内全域で支持を訴えるつもりだ。当初、五輪招致に反対するなど現職批判を強めたが、賛否を明確にしない予定者もおり、「争点にならないのでは」と懸念を示す。


 その分、財政再建策で独自色を発揮する意向だ。市民と市職員が市の全事業の無駄を仕分けできる仕組みづくりや、総人件費の20%カットを掲げる。また、「市民の取り組みを支えるのが平和行政だ」として、秋葉市長がすすめた平和市長会議のような海外でのアピールより、市内に拠点を置いた地道な平和活動を進めたいとしている。


  ■ ■ ■


 「地に足の着いた行政、市民本位の市政を実現したい」。20日に同市佐伯区であった後援会の事務所開き。市議の桑田恭子氏(49)は、集まった支持者ら約100人を前に語気を強めた。


 2003年に初当選し、現在2期目。支持者からは「もう1期」の声もあったが、「議員でできることには限界がある」と立候補を決意した。市長の退職手当廃止など、人件費削減を軸に、徹底した行財政改革を訴える。五輪招致や広島西飛行場の市営化には反対の立場だ。


 出身地域の自治会関係者らがボランティアで選挙運動を担う予定。政党の支援は受けないため、地元・佐伯区以外でどのように浸透を図るかが課題だ。事務所開きには国民新党の亀井静香代表やみんなの党の地元支部長らから祝電が寄せられた。陣営は、国民新党の支持母体である郵便局長会の支援にも期待する。


 市長選にはほかに、市民団体代表の呉羽山人氏(60)、建築事務所代表の田中正之氏(51)、前副市長の豊田麻子氏(44)が立候補を表明、共産党県委員会は大西理(おさむ)・党県常任委員(45)を擁立する方針。

1008チバQ:2011/02/25(金) 23:07:21
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001102250001
次代へ-2011広島市長選(下)-
2011年02月25日


連合広島の伊丹幸男会長と握手する豊田麻子氏(右)=23日、広島市南区

■政党色消す「市民党」


 19日に広島市内であった民主党県連の常任幹事会。国政で逆風が続く中、前副市長の豊田麻子氏(44)の支援を正式に決めた県連代表の三谷光男・衆院議員は報道陣の問いかけに何度も「自発的な応援」の言葉を繰り返した。
 「できる限りの支援はするが、勝つために出しゃばってはいけないこともある」(山下奈緒子、村形勘樹、水田道雄)


■事実上の民・自対決へ


 秋葉忠利市長(68)の4選不出馬表明を受け、県連は「原則、他党との相乗り禁止」の方針で候補者選びを始めた。1月中旬には三谷代表が豊田氏と面会。豊田氏は今月23日にあった連合広島の執行委員会でのあいさつで、出馬の打診だったことを明かし、「特定の政党の公認ではなく、市民の応援や支持があってこその市長だと思い、(その時点では)断った」と話した。


 そして2月7日、前日に市民約40人で立ち上げたという市民団体が153筆の署名を添えて出馬を要請。3日後の10日には、沖宗正明市議も立候補を促した。沖宗氏自身は無所属だが、秋葉市長と協調路線をとる藤田博之議長らが所属する自民系会派の幹事長。様々な臆測が流れた。


 豊田氏は2008年7月、秋葉市長によって広島市では初の女性副市長に起用された。今月19日の立候補表明の会見では、2020年夏季五輪招致問題に「中立な立場」を強調。「議論した上で最終的に決めていければ」と述べるにとどまった。


 支援者の中には、秋葉市長を支援する「みこし連」のメンバーも含まれる。しかし豊田氏は「改革する部分もあり、トータルとして豊田カラーを出していきたい」と、“独自路線”を強調する。


 民主党県連に続き、連合広島も、豊田氏の支援を決めた。「市民党」を打ち出す豊田氏陣営に対し、ある自民党県連幹部は悔しげにつぶやいた。「我々が望んでいたやり方。先を越された」


 社民党県連合は1月に独自候補の擁立を断念し、今月21日の三役会で豊田氏支援を決めた。金子哲夫代表は支援にとどめた理由について、連合広島に歩調を合わせたことや、「豊田氏は推薦を受けず、幅広い支援を望んでいる」ことを挙げた。


 共産党県委員会は22日、市内であった同党を中心とする「平和・くらし・緑をまもる革新市政をつくる会」の総会で、昨夏の参院選広島選挙区に同党から出馬した党県常任委員の大西理(おさむ)氏(45)を公認候補として擁立する方針を決めた。現時点で公認候補の擁立を決めたのは同党だけだ。


 村上昭二委員長は「市民の暮らし、福祉最優先の市政をつくる上では候補者を立てて戦うことが必要」と強調。22日の総会では豊田氏の名前も挙がったが、「民主が推す以上、国政の関係から影響が出る」と話は立ち消えに。村上委員長は「(大西氏は)衆院選や参院選の候補者経験もあり、政策にも詳しい。立派に戦える候補だ」と語った。


 民主と自民の対決構図が鮮明になる中、公明党県本部は19日に市内で選対会議を開き、市長選の対応を代表ら4役に一任することを決めた。県本部幹事長の田川寿一県議は「具体的な政策や将来へのビジョンから独自に判断したい」と話す。独自候補の擁立を模索していたみんなの党県広域第一支部は18日に擁立断念と自主投票を発表した。


 昨年8月に立候補表明した市民団体代表の呉羽山人氏(60)は「介護職員の待遇改善を」、今年1月に立候補表明した建築事務所代表の田中正之氏(51)は「医療やIT産業などの育成に力を入れたい」と訴える。また、今月23日に立候補表明した建設コンサルタント会社員の前島修氏(37)は、五輪の実現に全力を挙げる考えを示した。


 市長選にはほかに、元広島市議の大原邦夫氏(61)、市議の桑田恭子氏(49)、厚生労働省中央労働委員会前事務局長の松井一実氏(58)が立候補を表明している。

1009チバQ:2011/02/26(土) 10:14:15
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20110226/news20110226266.html
現職大半 街宣カー自粛 次期新居浜市議選
 4月24日投票の新居浜市議選(定数26)で、立候補予定の現職の大半が、選挙運動期間中の街宣カー使用を自粛することが25日までに分かった。賛同者は罰則規定のない紳士協定を交わし、その旨を有権者に周知するという。立候補予定者説明会が開かれる28日に新人候補にも説明する。
  発案した市議の一人は「名前を叫ぶだけの旧態依然とした運動は騒音や渋滞などで市民に迷惑。自粛は公費節減にもなる」と力説するが、「選挙運動が不透明になる」と反発する市議もいる。
 関係者によると、4月10日投票の県議選新居浜市区でも、同様の自粛が広がりそうだという。
 公選法は、選挙運動で連呼行為を禁じているが、走行中の街宣カーからは認められている。ただ政策の演説は禁止されており、候補者名だけを繰り返す車が市内を何十台も走り回り、同市選挙管理委員会には、選挙のたびに「街宣カーがうるさい」との苦情が複数寄せられているという。

1010チバQ:2011/02/26(土) 18:26:40
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20110226ddlk34010455000c.html
選択’11広島市長選:告示まで1カ月、激しい前哨戦 政党事情も絡み /広島
 任期満了に伴う広島市長選(4月10日投開票)は、新人8人(公認1、無所属7)が立候補を予定し、構図がほぼ固まった。3期12年務めた秋葉忠利市長(68)の「たすき」を受け取るのは誰か。主要政党の事情も絡み、激しい前哨戦を展開している。3月27日の告示まで1カ月。市民の選択の日が近づいている。【寺岡俊】

 自民党県連から出馬を要請された前厚生労働省中央労働委員会事務局長、松井一実氏(58)は企業誘致による経済活性化を唱える一方、五輪招致など個別課題には触れない。「市民の議論を尊重する市政を目指す」と掲げる。東区出身だが、知名度向上が鍵。自民党は推薦は出していないが、市議らは「結束」を強調して支援する。

 前副市長の豊田麻子氏(44)は、女性団体や秋葉市長の支援者らの出馬要請を受けた。政党推薦は求めないが、民主、社民両党が支援し、連合広島も協調する。専門の情報技術分野を中心に、初の女性副市長として秋葉市政を支えた幹部の一人。しかし、五輪招致には「20年にはこだわらない」と述べるなど独自色もうかがえる。

 前回は次点だった元市議、大原邦夫氏(61)は再挑戦。前回は民主、自民の一部が支援に回ったが、今回は草の根選挙に徹する。五輪招致には反対。技術革新に結びつく研究者の育成や待機児童解消、広島市に国連のアジア本部を置くことなどを目指すとしている。

 市議2期目の桑田恭子氏(49)は市職員の人件費削減、市長退職金ゼロ、議員定数を55から40程度への削減も掲げる。五輪招致は反対、広島西飛行場の市営化にも否定的だ。地盤の佐伯区を中心としたネットワークに加え、郵便局長会の協力も仰ぐ。

 唯一、政党が公認する共産党の大西理氏(45)は28日に正式な出馬会見を開く。共産は過去2回の市長選で独自候補を立てなかった。今回、市民団体を通じた擁立作業が難航。党単独に切り替えた。大西氏は核兵器廃絶や子どもの医療費無料化などを訴える構えだ。

 昨年8月に立候補を表明した市民団体代表、呉羽山人氏(60)は「真の地域主権を確立したい」と意気込む。建築コンサルタント、田中正之氏(51)は、医療やIT産業の育成などに力を入れる考えと訴える。建設コンサルタント会社員、前島修氏(37)は瀬戸内海の魅力を引き出した広島経済の再生などを訴える。(写真は立候補・擁立表明順)

1011チバQ:2011/02/27(日) 20:26:56
http://www.sanyo.oni.co.jp/senkyo/11_chihou/news/2011/02/27/20110227105329.html
告示まで1ヵ月 熱帯びる前哨戦

岡山市議選の立候補予定者の後援会事務所開き。告示日まで約1カ月に迫り、前哨戦が熱を帯びてきた=26日

 政令指定都市に移行後、初の改選となる岡山市議選(定数52)は4月1日の告示日まで約1カ月に迫った。今回から選挙区が四つの区ごとに細分化されるため、各立候補予定者は有権者への周知に懸命。分区で組織や団体が分断されることで生じる票の目減りを埋めようと、他区の候補予定者と互いの支援者を紹介し合う「バーター」協力の動きもあり、前哨戦は熱を帯びてきた。

 岡山市議選は前回、合併特例の建部選挙区(定数1)を除き、市内全域が定数52の一つの選挙区だった。それが今回からは区ごとに分割。選挙運動期間も7日間から9日間と2日延び、県議選との同日選となる。

 今のところ、北区(定数21)は30人、中区(同11)は14人、東区(同7)は8人、南区(同13)は14人の計66人(現職42人、元職1人、新人23人)が立候補の意向を示している。

地図も添付

 これまでも市関係の選挙区が二つに分かれていた県議選と違い、同市議選が分区となるのは初めて。

 中区で出馬予定の保守系現職は、後援会の入会申込書に選挙区の地図を添付している。分かりやすいように区内の六つの中学校区を色分けして示し、それぞれ住所の大字
おおあざ
まで記載した。

 後援会の入会はがきにQ&A方式による区割りの説明を載せたり、後援会事務所開きで選挙区の地名一覧を配る陣営も。各陣営は「後援会員に支援の輪を広げてもらうためには、まずは選挙区のエリアを知ってもらわないと始まらない」と口をそろえる。

陣営に危機感

 狭いエリアで少ない議席を争う“局地戦”の構図。これまで党や労組などに支えられて広く薄く票を集める組織戦を重視してきた陣営の危機感は強い。

 労組出身のある無所属現職は、出身労組の組合員の8割以上がほかの選挙区に居住。今回は上部団体の連合岡山の仲介で、ほかの複数の労組からも支援を受けるが、「労組によって選挙への姿勢は濃淡がある。手探りの状態」と話す。

 政党の公認を受けている北区の現職は、同じ会派の南区、中区の候補予定者から北区居住者の後援会名簿をもらい、代わりに両区居住者の名簿を提供。バーター協力によって「限られた時間で効率よく支援者を掘り起こしたい」と言う。

地域密着を徹底

 これまでも地域代表の色合いが濃かった保守系候補は、従来以上に地域密着を徹底させている。

 中区から出馬予定の現職は区内に二つの後援会事務所を開設。北区の現職は今回初めて老人クラブ、消防団、婦人部といった部門別選対を組んだ。「地域をがっちり固めることが最優先」と陣営幹部は力を込める。

 区割りの影響で、戦術の見直しを迫られる各陣営。一方で分区に対する有権者の反応はさまざまだ。

 南区の会社員男性(49)は「これまで応援してきた候補者が北区になり、投票できないのは残念」。中区兼基の主婦大西逸子さん(71)は「これまでより候補が大幅に減るので顔が見えやすいし、選びやすくなる」と歓迎する。

1012チバQ:2011/02/27(日) 20:37:19
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20110225ddlk35010303000c.html
’11統一選やまぐち:県議選・15区の構図/上 /山口
 統一地方選の県議選は告示(4月1日)まで1カ月余りに迫った。4年前の前回は定数削減と選挙区再編があり、全選挙区で選挙戦となった。しかし今回情勢は一変。現在のところ、15選挙区のうち7選挙区は立候補予定者が定数と同数にとどまり、無投票の可能性が出ている。民主にとって政権与党として初めて臨む統一地方選だが、県議選への公認候補は9人で定数(49)の2割に満たない。選挙区ごとの構図を紹介する。

 ◇民主ちぐはぐ、保守は乱立
 ◆岩国市・玖珂郡区

 定数5に9人が挑む乱戦。空母艦載機の岩国基地移転をめぐり、鮮明だった対立軸は政権交代であいまいになった。そのうえ、反対運動を支えた民主現職の吉敷晶彦氏と共産現職の久米慶典氏が出馬を辞退、異例の状況で選挙戦に突入する。

 民主は、党の方針で複数候補擁立を目指し、新人の元市議、野口氏を公認。しかし、吉敷氏は共倒れになると主張、1期で身を引いた。吉敷氏は前回、藤谷光信氏の参院選転出で急きょ、公募に応じた民間出身。ちぐはぐな対応で組織の脆弱(ぜいじゃく)さを露呈するなか、野口氏は民主への大逆風をまともに受け、参院議員の藤谷氏と衆院議員の平岡秀夫氏の個人票、連合山口の組織票に頼る。

 自民は衆院2区での大票田で議席を回復し、次期総選挙に弾みを付けたいと、旧郡区が地盤の現職・山手、畑原の両氏に、旧市区の元職・橋本氏の3人に公認を絞った。旧市区と旧郡区が統合された前回、4議席を狙って橋本氏と旧市区から新人を擁立し、共倒れしたからだ。しかし、旧由宇町長で無所属現職の槙本氏に加え、元市議の新人、阿部氏が無所属で出馬表明。保守票の争奪は過熱気味だ。

 共産は、病気で出馬回避した久米氏に代わり、新人の松田氏を擁立。現政権への失望層の取り込みを狙い、艦載機移転と愛宕山事業跡地での米軍家族住宅建設に一層、強く反対姿勢を打ち出す。

 台風の目は無所属新人の井原氏で、女性票の獲得を狙う。夫の勝介氏は艦載機移転に反対し辞職した前市長。後援会事務局長を務め、自身の市長選(12年1月)出馬を前提にした前哨戦の様相だ。

 和木町議の灰岡氏は、井原氏と女性票争奪で競合しそうだ。

 ◇民主現職に挑む2新人
 ◆柳井市区

 民主現職に自民と無所属の新人が挑む三つどもえになりそう。

 民主の河北氏は09年の補選で自民・松野氏に約750票差で勝利。今回は民主への逆風の中での戦い。元日から街頭に立ち、少子化や高齢者の住宅対策などへの取り組みを訴える。

 自民新人の星出氏は、党員投票で松野氏と公認推薦を争い1票差で勝利。党職員の経歴から、元派閥領袖議員が来援するなど知名度アップを図る。地域経済の活性化には議席奪還をと強調する。

 元自民党柳井支部長の松野氏は、前回補選の雪辱を期したが、党員投票で苦杯。離党し無所属で出馬する。県漁協支店の運営委員長を務め、漁業関係団体の推薦を受ける。市の閉塞(へいそく)感打破を訴える。

 ◇民主新人と自民現職激突
 ◆熊毛郡区

 民主新人と自民現職の一騎打ちの様相。

 民主新人の成川氏は衆院議員の平岡秀夫氏の秘書を辞め、1月末に出馬表明、後援者集めに奔走する。地域主権を唱え、上関原発は町の方針を尊重する立場。前回敗れた候補が成川氏の支援に回る。

 自民現職の吉井氏は8選を目指す。経験を生かし、活力ある古里づくりを強調。地区ごとで小集会やあいさつ回りに工夫を凝らす。今回の戦いを政権奪還の前哨戦と位置づけ、精力的に訴え歩いている。

 ◇自民6選阻止へ対立候補模索
 ◆大島郡区

 6選を目指す自民現職の柳居氏は、旧4町の後援会支部を拠点に態勢固めを図る。前回、20年ぶりに対立候補を出し選挙戦に持ち込んだ住民グループが無投票を避けるため、候補の擁立を目指して検討を重ねている。

1013チバQ:2011/02/27(日) 20:37:39
 ◇現職以外動かず、民主も気配なし
 ◆下松市区

 前回の混戦模様とは打って変わり、出馬を表明しているのは現職の2人のみ。

 民主は1月になってから他地区で新人を擁立したことや党への逆風を受け、いまだに下松では擁立の見通しはない。自民現職の守田氏は前回より支持層を広げ、無所属現職の国井氏も井川成正市長や一部市議から引き続き支持を得るなど、両者とも選挙戦に備え、あいさつ回りやミニ集会などを開き、準備を進めている。

 ◇現職は民主・自民、第3の動きなし
 ◆光市区

 前回、共に40代で当選した民主の秋野氏と自民の河野氏の2人以外に立候補の動きはない。一時は取りざたされた第3の候補者擁立の動きは鈍くなった。

 秋野氏はこまめに支持者回りをし、引き続き支持を集めている。河野氏は父親からの地盤を引き継ぐとともに、若年層への支持集めにも力を入れている。

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 ◇岩国市・玖珂郡(定数5)
野口進   45 [元]岩国市議  民新
畑原基成  56 党県役員     自現
山手卓男  66 会社役員     自現
橋本尚理  53 映画会社顧問   自元
松田一志  53 民商事務局長   共新
槙本利光  64 [元]旧由宇町長 無現
阿部秀樹  52 [元]岩国市議  無新
井原寿加子 55 [元]銀行員   無新
灰岡香奈  27 和木町議     無新

 ◇柳井市(定数1)
河北洋子 53 党県幹事     民現
星出拓也 30 [元]党本部職員 自新
松野利夫 54 [元]柳井市議  無新

 ◇熊毛郡(定数1)
成川正之 47 [元]衆議員秘書 民新
吉井利行 62 党県副会長    自現

 ◇大島郡(定数1)
柳居俊学 61 [元]旧東和町長 自現

 ◇下松市(定数2)
守田宗治 59 党県総務会長 自現
国井益雄 61 [元]市職員 無現

 ◇光市(定数2)
秋野哲範 50 会社役員 民現
河野亨  48 会社役員 自現

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 敬称略。立候補予定者の名簿順は、衆院の勢力に基づく。同政党内では、現、元、新の五十音順。

〔山口版〕

1014チバQ:2011/02/27(日) 20:37:59
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/archive/news/2011/02/26/20110226ddlk35010302000c.html
’11統一選やまぐち:県議選・15区の構図/中 /山口
 ◆防府市区

 ◇2現職5新人の激戦
 議長在任6期目の自民・島田明氏と、マツダ出身の木村康夫氏が引退を表明。4議席に2現職と5新人が挑む激戦が予想される。

 現職2人のうち、前回トップ当選だった公明の石丸氏は、党の支持母体・創価学会を中心に支援の拡大を狙う。無所属の渋谷氏は、観光振興などを公約に再選を期す。

 2人の無所属新人について、昨年5月の市長選の「第2ラウンド」として見る向きも。市長選で敗れた島田教明氏は、父の地盤を引き継ぎ、多くの市議の応援を受け政界へ再挑戦。一方、松浦正人市長を後援会長として支えた神田氏は、市長の全面的な支援の下で浸透を図る。

 島田氏を含め、伊藤、原田3氏は自民党に公認申請したが見送られ、新人の5人全員が無所属で出馬の見込み。マツダ労組が新たに擁立する井上氏は、連合山口の推薦、関連会社の後押しを受けて支持を固める。元市議の伊藤氏は、こまめに街頭に立ち、地方経済の立て直しなどを訴える。同じく元市議の原田氏は、市議定数問題などで表面化している「対立政治」の構図を変えると主張する。

 ◆周南市区

 ◇議席増もくろむ民主
 定数5に現職5人と新人1人が立候補を表明。市議に出馬を目指す動きもあるが、少数激戦となる見通し。

 前回で初議席を得た民主は2人を擁立し、議席増を狙う。再選を目指す今倉氏は若さを前面に出し、若者が安心して暮らせる環境づくりの必要性などをアピール。新人の戸倉氏は2度の国政選挙の経験を生かし、幅広い層への浸透を図る。党を支援する連合周南地協は企業別組合単位で組織を等分し、両氏をサポートしている。

 自民は現職3人で3議席の死守を目指す。4期目を狙う河村氏は地元の新南陽地区を中心に組織固め。国道2号拡幅などの実績を強調する。過去2回トップ当選の藤井氏は看護師の経験を生かし、医療・福祉や子育て支援などの充実を訴える。再選を狙う友広氏は周南コンビナートを核にした地域経済の活性化などをアピールする。

 公明の上岡氏はドクターヘリ導入などの実績を強調。支援者を精力的に回り、3回目の当選を目指す。

 ◆山口市区

 ◇3議席堅持狙う自民
 3期務める自民の重宗紀彦氏が引退表明し、7人が6議席を争う。民主は県都での複数擁立を目指したが、めどは立っていない。自民現職は3人となり、自民参院議員秘書だった新人も無所属で名乗りを上げた。共産は前回150票差で敗れた新人が初の議席獲得を目指す。昨年1月に阿東町が編入され、市域は県下で最も広くなった。

 現職の西嶋氏は、民主県連幹事長の知名度を生かし、出身の県職労の足元を固める。

 自民現職3人のうちの1人で、福祉関連の役員を務める末貞氏は街頭演説を重ね、高齢者支援を訴える。元秋穂町長の藤生氏は、市南部を中心に支援者回りを続け、地域振興を強調。県連幹事長の松永氏は、ミニ集会などで当選6回の実績と自民の「実現力」をアピールする。

 共産新人の吉田氏は、450カ所での街頭演説をこなし「暮らし最優先」を主眼に置く。

 無所属現職の合志氏は、元山口市長の知名度で前回はトップ当選。新年会などで支援者を固める。同新人の吉田氏は、昨年末に後援会事務所を開設。若さを前面に、現職の支持者に食い込みを図る。

 ◆萩市・阿武郡区

 ◇一転無風状態、2現職地盤固め
 前回は現職3人が定数2を争い激戦となったが、今回は一転無風状態になった。

 自民現職の新谷氏は、18支部の世話人会が20カ所で対話集会を開催中。市漁業共励会や県猟友会、県農協農政会議の推薦も受ける。

 同現職の田中氏は昨年9月から県政報告会を市内15カ所で開催し延べ約1800人を集めた。25日には市内18カ所の世話人会で事務所開きをして態勢を固めた。

1015チバQ:2011/02/27(日) 20:38:41
 ◇防府市(定数4)
石丸典子 52 党県女性局長  公現
渋谷正  63 薬剤師     無現
伊藤央  41 [元]防府市議 無新
井上剛  48 マツダ社員   無新
神田義満 67 美容会社社長  無新
島田教明 55 保育園長    無新
原田洋介 39 [元]防府市議 無新

 ◇周南市(定数5)
今倉一勝  35 [元]車販売社員 民現
戸倉多香子 51 党県副代表    民新
河村敏夫  71 幼稚園理事    自現
友広巌   54 会社顧問     自現
藤井律子  57 福祉法人理事   自現
上岡康彦  50 党周南支部長   公現

 ◇山口市(定数6)
西嶋裕作  59 党県幹事長    民現
末貞伴治郎 54 党県委員長    自現
藤生通陽  63 [元]旧秋穂町長 自現
松永卓   63 党県幹事長    自現
吉田達彦  53 党県役員     共新
合志栄一  61 [元]旧市長   無現
吉田充宏  32 [元]参議員秘書 無新

 ◇萩市・阿武郡(定数2)
新谷和彦 67 砕石会社社長 自現
田中文夫 62 党萩支部長  自現

==============

 敬称略。立候補予定者の名簿順は、衆院の勢力に基づく。同政党内では、現、元、新の五十音順。

〔山口版〕

1016チバQ:2011/02/27(日) 20:39:09
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/archive/news/2011/02/27/20110227ddlk35010222000c.html
’11統一選やまぐち:県議選・15区の構図/下 /山口
 ◆下関市区

 ◇無投票気配も臨戦態勢
 自民の石崎幸亮氏(68)が今季限りでの引退を表明。後継を立てないため、現在は定数10に対して現職7人、新人2人、元職1人の計10人が立候補の動きを見せている。無投票もささやかれるが、各陣営とも臨戦態勢を崩さない。

 民主の加藤氏は連合傘下の組合を回るなど支持を呼びかける。

 自民は6人(現職5人、元職1人)を公認。有福氏は旧郡部をこまめに回り、伊藤、塩満の両氏は大票田の旧市内で実績をアピール。林氏は旧菊川町長時代の人脈を生かし、また吉田氏も地元の支援者を回るなど支援組織固めを進める。県議を辞して09年の下関市長選で出馬、落選した友田氏も福祉関係の組織固めで復活を狙う。

 一方、公明は前々回、前回とトップ当選を続けた先城氏のほか、新人の曽田氏を擁立。一つの選挙区に複数を擁立するのは初めてだが、1月の市議選で公認5人全員が上位当選するなど勢いづいており、「今後の試金石となる選挙」と党関係者は意気込む。

 一方、共産は水野純次氏(64)の後継に新人の木佐木氏を擁立。市議選で2議席を失ったが「革新期待層」の取り込みを狙う。

 ◆宇部市区

 ◇「久保田票」の行方が鍵
 定数6に7人が立候補を予定する。前回トップ当選後、宇部市長に転身した久保田后子氏の票の行方が左右しそうだ。

 民主は、衆院選に2回挑戦した新人三浦氏を公認。政権の支持率低下に悩むが、宇部市内での辻立ちと支持者へのあいさつ回りをこなす。

 自民現職の岡村氏は、後援会組織の強化とともに無党派層の取り込みも狙う。同現職の二木氏は企業回りを活発化させ、支持基盤を固める。

 公明現職の小泉氏は支持母体の創価学会を手堅く固める。共産現職の藤本氏は二井県政への批判票や出身地・旧楠町での支持拡大を狙う。7選を目指す社民の佐々木氏は、労組や支援者固めで、県内唯一の社民議席の維持を図る。

 無所属新人の穐村氏は、若さを前面に出し浮動票の取り込みを狙う。

 ◆山陽小野田市区

 ◇無投票を回避、一転少数激戦
 民主は一時、新人の擁立を模索したが、断念。自民と無所属の現職2人の無投票当選がささやかれていた中、25日に市議が名乗りを上げたことで一転、少数激戦となりそうだ。

 自民の竹本氏は旧小野田市が地盤。後援会組織の充実を図り票を固める。無所属の新藤氏は白井博文市長を支持する市民団体の支援を受け、厚狭地区での浸透を図る。新人の福田氏は市議2期の実績をアピールし、個人票の確実な獲得を目指す。

 ◆長門市区

 ◇無所属新人が自民現職に挑む
 前回は選挙区を二分する激戦となり、大西氏がかろうじて逃げ切った。今回も1月下旬に無所属新人が出馬を表明、選挙戦となりそうだ。

 自民現職の大西氏は、党県政調会長の要職を務める。昨年4〜7月に旧長門市内12カ所で県政報告会を開き、各自治体をこまめに回る。

 無所属新人の金崎氏は、合併前を含め通算6期(20年)市議を続け、旧市議長も務めた。「水産と観光の復活」を掲げ、幅広く支持拡大を目指す。

 ◆美祢市区

 ◇対抗馬動きなく、支持固める現職
 現職以外、立候補の動きはない。

 前回、約1万票を獲得して当選した森中氏が6選を目指す。災害からの復旧と中山間地域の振興を中心に訴えて市内全域を回り、支持固めを図る。

1017チバQ:2011/02/27(日) 20:39:55
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 ◇下関市(定数10)
加藤寿彦  63 党県副代表    民現
有福精一郎 61 印刷会社顧問   自現
伊藤博   69 会社顧問     自現
塩満久雄  64 福祉法人理事   自現
林哲也   64 [元]旧菊川町長 自現
吉田和幸  66 鉄工所会長    自現
友田有   53 福祉法人理事   自元
先城憲尚  55 党県幹事長    公現
曽田聡   48 党県局長     公新
木佐木大助 56 党県委員     共新

 ◇宇部市(定数6)
三浦昇   40 党県副代表    民新
岡村精二  57 学校理事長    自現
二木健治  55 党県役員     自現
小泉利治  59 党県副代表    公現
藤本一規  46 党県委員     共現
佐々木明美 64 党県代表     社現
穐村将人  32 行政書士     無新

 ◇山陽小野田市(定数2)
竹本貞夫  73 農業   自現
新藤精二  75 [元]中学校長  無現
福田勝政  66 市議       無新

 ◇長門市(定数1)
大西倉雄  61 党県政調会長   自現
金崎修三  61 長門市議     無新

 ◇美祢市(定数1)
森中克彦  70 建設会社会長   自現

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 敬称略。立候補予定者の名簿順は、衆院の勢力に基づく。同政党内では、現、元、新の五十音順。

〔山口版〕

1018チバQ:2011/02/27(日) 20:40:33
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20110224-OYT8T00981.htm
知事選2011 <上>政党事情  民主連続の 「不戦敗」
統一選の議員選に向けて気勢を上げる民主党県連関係者。大会前の幹事会で知事選自主投票が決まった。(2月13日、徳島市内で)  「議員選に力点を置きたいので、知事選は自主投票でよろしいでしょうか」

 「異議なし」

 民主党県連が今月13日に徳島市内のホテルで開いた幹事会。4月の知事選への独自候補擁立を断念し、自主投票することを約30人の幹事全員が同意した。4年前の知事選に続く<不戦敗>。元々自民党などが担ぎ上げた現職の飯泉嘉門(50)に対し、政権与党として対立候補の擁立は「悲願」だった。

 幹事会終了後、県連代表に就任したばかりの参院議員・中谷智司は、報道陣に囲まれて淡々と述べた。「我々は今の知事より、もっと良い候補者がいれば立てるべきだと思ってやってきた。期待していただいた皆さんに申し訳ない」

 この直後、県連は地方版公約の発表大会を開いたが、知事選については、集まった党員らに一切説明せず、あっけなく幕を下ろした。

          ◇

 県連は前々回(2003年)の知事選で、県議会で多数を占める自民系会派からの不信任決議で失職した前知事の大田正を、共産、社民などとともに推薦。自民、公明が擁立した飯泉に惜敗し、飯泉を“宿敵”と見なした。

 しかし、前回(07年)の知事選は、力量不足を理由に独自候補擁立を断念。政権交代後、飯泉は民主党の政権公約に沿った政策を進めるなどの配慮が目立ってきたが、県連はあくまで「保守系知事」ととらえ、政権与党として初めて迎える今回の知事選で、独自候補を探した。

 県内のある現職市長は、以前から飯泉に批判的で、支持者ら周辺から知事選への出馬を持ちかけられていた。中谷が自ら訪ねて出馬を求めたが、民主党の参院選大敗、その後の政権運営の迷走ぶりなどを指摘されて断られ、最後の当てが外れた。

          ◇

 県連は、独自候補の具体名が挙がらないまま、一貫して「白紙」と表明していたが、昨年12月、飯泉の後援会幹部から要請を受けた県議会の民主系会派「新風・民主クラブ」が、独自に飯泉を推薦した。中谷が会派のメンバーから「もう時間がないんだ」と通告されたのは、わずか3日前。大騒ぎとなった。

 「もっと県連と歩調を合わせてもらわんと。民主党の公認・推薦をもらった議員なのに」「議論するべきだった」。県連関係者は同会派の行動を口々に批判したが、県議たちとの足並みの乱れは、県連の求心力の低さを改めて露呈した。

 県連は、官房長官まで務めた仙谷由人の“鶴の一声”に長年依存し、「仙谷党」とも呼ばれる。政権交代後、仙谷は政府や党本部の運営に多忙で、県連のかじ取り役は不在だ。他党のある県議は、迷走して支持率が下がり続ける菅政権を引き合いに出して皮肉った。「県連と県議が連携できないなんて。国政も県政も、与党の器ではない」(敬称略)

          ◇

 統一地方選で行われる知事選(3月24日告示、4月10日投開票)まで1か月。現職、新人が立候補を表明し、前回と同じ顔ぶれの選挙戦になりそうだ。県内の政界地図、各党の党勢は、政権交代や民主党政権の迷走に大きく影響され、刻々と変わっている。知事選を前にして見えてきた県政の主導権争いと、その背景を追う。

(2011年2月25日 読売新聞)

1019チバQ:2011/02/27(日) 20:41:03
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20110225-OYT8T00968.htm
自民冷めた現職支援

自民党県議を代表して、藤田議長や各会派の会長幹事長が出馬を要請した(昨年10月19日、県庁で)  「新たな挑戦に全身全霊をかけると誓い、出馬を表明させていただきます」

 4月の知事選について、現職の飯泉嘉門(50)は昨年11月26日、県議会本会議で自民党系会派から立候補を求められ、3選を目指して出馬を表明した。

 「議会から求められて出るのが、一番美しい」。飯泉にとっては望み通りの表明スタイル。決意を述べる語気は自然と強まり、同党の県議たちは拍手を送りながらも、胸中は複雑だった。

     ◇

 この1か月前、すでに飯泉の手元には各業界団体から50以上の推薦状があった。後援会幹部が各団体に、「○○(団体名)さんからは、もう推薦をいただきましたが、どうされますか」などと、次々声をかけて集めていた。

 同じ頃、副知事の里見光一郎は自民党系会派にもひそかに推薦を求めた。「そこまでせんでええで」「最初に推した我々がしないのはおかしい」。会派の県議たちの意見は分かれ、判断を先延ばしにしている間にも、飯泉への各団体からの推薦は増えていった。

 「団体の推薦がこんなに集まっているのに、議会で中核を担う我々が静観しているのは、無責任じゃないか」。同会派は10月19日、出馬要請することを決め、議長の藤田豊ら自民党系会派の会長、幹事長約10人がそろって飯泉に面会し、出馬を求めた。「強いリーダーシップと行動力を発揮している。引き続き県政を担ってほしい」。

 飯泉はにこやかに「心強い。心から感謝を申し上げたい」と答えた。

     ◇

 飯泉が初当選した前々回(2003年)の知事選。当時、県民環境部長の飯泉を担ぎ上げたのは、自民党の県議たちだった。大阪府出身の中央官僚で、資金も徳島での血縁もない飯泉。同党の県議らは総力を挙げて支援し、8000票差で激戦に勝った。県議たちは「我々が生んだ知事」と感じた。

 ところが飯泉は、前回知事選(07年)で、党派を越えて県民に広く支持を求める「県民党」の姿勢を強調。自公のほか、民主、社民にも推薦を求めた。2009年の政権交代後は、与党・民主党の方針にも理解を示し、同党県連に自ら陳情に出向いた。さらに、知事選に向けて、「党派に偏らず、『自然体』で臨む」と宣言。政党には推薦を依頼しない方針を表明した。

 「民主党議員と同じ扱いか」

 自民党のベテラン議員たちは、飯泉の言う<新しい形>の政治姿勢に戸惑った。首長が政党色に染まらない手法は、全国で広がっているとはいえ、不満を募らせ、心の中で反発した。「はしごをかけてやったのに、上から物を投げつけられたような感じ。飯泉は味方がいないから、そういう戦い方しかできないんだ」。

 自民党県連は、今回の知事選に向けて、大学教授ら飯泉以外の擁立を水面化で模索した。しかし、飯泉県政の支持率は高いとみて、あきらめた。会長代行の竹内資浩は残念そうに話す。「私の支持者にも『飯泉はよくやる』との意見が多く、今回は勝てる対抗馬がいない。次の知事選をどうするか、考え始めたい」(敬称略)

(2011年2月26日 読売新聞)

1020チバQ:2011/02/27(日) 20:41:28
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20110226-OYT8T00777.htm
「野党の意義」共産擁立

知事選に対抗馬を擁立し、県政転換を訴える共産党(18日、徳島市立文化センターで)=画像は一部修正しています) 「4年前にも立候補したが、県民の暮らしは、ますます大変になってきた。黙っていていいのか」

 共産党県常任委員の山本千代子(62)は1月21日、県庁での出馬表明会見で力を込めた。

 2007年の前回知事選で、現職の飯泉嘉門(50)が27万6920票を得たのに対して、山本は8万5696票。大差をつけられたが、共産党の基礎票が二、三万票とされるだけに、同党候補としては「近年では最多」の票を集めた。当時、県民の飯泉への支持は厚かったが、批判がくすぶっていることを証明した。党県委員長の上村秀明は「批判票が重要。県政に携わるなら、軽視できない問題だ」と振り返る。

     ◇

 党県委員会は、飯泉が出馬表明した昨年11月、知事選の対応を協議し始めた。すでに飯泉が多くの業界団体から推薦を集め、支持を固めているのを見て、03年の前々回知事選で大田正・前知事を推薦した時のように県を二分した戦いには持ち込めないと考えた。

 「それでも、不戦敗では飯泉県政に、もろ手をあげて賛成することになる。唯一の野党といえる共産党ののぼりを立て、候補を擁立することが、飯泉に対して最も明確な『ノー』のメッセージだ」

 上村は今年1月初旬、衆院選や知事選の経験が抱負で、弁が立つ飯泉と互角に論戦でき、知名度も高い山本に出馬を頼み込んだ。山本は前回落選後、「これで勇退できるわ」とほのめかしていただけに、断られる可能性もあった。

 「知事選は山本さんしかおらんわ」

 「少し考えさせて」

 山本は「前回出ていたこともあって、正直悩みました」と打ち明けた。ただ、県委員会内に戦える人材がいないことも理解していた。「私しかいないかも」。2週間後、決意した。

    ◇

 山本は今月18日、徳島市立文化センターに党書記局長の市田忠義を迎え、演説会を開いた。支持者ら約800人を前に、「県政転換に全力を尽くす」と誓い、県議選の候補者たちと一緒に支持を広げるよう呼びかけた。上村は言う。「党の存在意義を懸け、選挙を通じて一歩でも二歩でも政治を変えたい。それが候補者を立てる目的だ」

□■□

 公明党県本部では、県議団(2人)が1月下旬、飯泉の独自推薦を決めた。飯泉が政党推薦を求めないため、前回知事選での党推薦と同じにはできなかった。県議団幹事長の大西章英は「県本部で推薦して飯泉が誕生した経緯があり、失政もなかった。支持するのが妥当だ」と語る。

 一方、社民党県連は前回知事選では、飯泉陣営から推薦依頼を受けたが、自主投票。今回はまだ態度を保留している。ただ、飯泉、山本という前回と同じ顔ぶれの戦いになりそうで、民主党県連が自主投票を決めたこともあって今回も自主投票にする方針。(敬称略)

 (この連載は上田真央が担当しました)

(2011年2月27日 読売新聞)

1021チバQ:2011/03/01(火) 23:02:46
http://www.nnn.co.jp/news/110301/20110301011.html
どうなる政党勢力図 鳥取県議選告示まで1カ月
2011年03月01日

 鳥取県議選(4月1日告示、同10日投票)の告示まで、あと1カ月となった。定数35に対して現職29人、新人15人、元職1人の計45人が出馬を予定。現時点で07年の前回選挙よりも現職は3人少なく、新人は2人多い。一定の新旧交代は進むとみられるが、2009年に民主党政権が発足して以来初めての改選となるため、政党間での勢力図の変化も気になるところだ。

 立候補予定者を党派で分けると、現職は自民が16人と最多。次いで民主6人、公明と共産2人ずつ。無所属は3人だ。一方で新人・元職は自民1人、民主2人、公明1人、社民1人、無所属11人となっている。

 内閣支持率の低落という逆風を受けつつ、党勢拡大の最重要課題を課せられた民主と、依然として県議会最大勢力を誇り、組織力で上回る自民だが、両党の関係者から共通して漏れるのは「県議選に政党政治はなじまない」と、意外にも消極的な声。事実、これまでと同様に、前哨戦は政党間の議論が希薄なまま推移している。

 ただ、民主は07年に5人だった公認候補者を、今回は8人に増やす。空白区だった境港市や倉吉市に加え、米子市でも無所属当選組が民主入りし、党勢は前回より拡大。新人は2人を公認、2人を推薦する。党県連の伊藤保幹事長は「国民生活の視点で、国会だけでなく地元でも取り組みを進めるためには、一人でも多くの同志を必要」と話す。

 山陰道や倉吉関金道路の整備の進捗など、政権交代後に進展しつつある懸案の課題もあるのだが、民主党政権に対する有権者の反応について、伊藤幹事長は「厳しい」と漏らす。特に新人は、政党色を出しづらいというジレンマも抱えているようだ。

 一方の自民は07年より4人少ない17人を公認した。10年の参院選で民主候補を応援したとして党県連の1年間の党員資格停止となった現職が2人、推薦を受ける新人が1人いることから、党県連の山根英明幹事長は「全体の数にほぼ変化はない」との見方だ。

 だが、今回は勇退する現職4人に対し、後継者を立てられたのは八頭郡のみ。一度は公認が下りた現職が、健康不安を理由に引退を決めるなど不測の事態も重なったためだが、複数の候補者がいる選挙区では、再選を目指す現職への配慮もうかがえる。

 市町村合併に伴う市町村議の減少や、地域の世話役の高齢化で、組織が以前ほど機能しなくなっていることも”現状維持”の考え方に導く要因の一つのようだ。山根幹事長は「政策を訴える場としてインターネットを活用するなど、時代に合わせてやり方も変えていく必要がある」としている。

 これに対し、今回、党勢拡大の姿勢を鮮明にしたのは公明だ。鳥取市で現職と新人の2人の候補者を出すのは結党以来初。米子市でも現職1人が立つ。

 共産は鳥取市と米子市の2議席を死守する構え。前回は東伯郡で3人目の候補者を出したが、今回は新人擁立を見送った。

 社民は、鳥取市で公認候補を擁立した。現職の死去に伴い失われた県内の議席回復を目指している。

1022チバQ:2011/03/01(火) 23:17:39
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20110301/news20110301308.html
66人立候補予定 告示まで1カ月 県議選
 統一地方選の前半、県議選(定数47)の告示が1カ月後の4月1日に迫った。愛媛新聞社の集計では13選挙区に66人が出馬を予定。4月10日の投開票に向け立候補予定者らは各地でつばぜり合いを繰り広げるが、県民の選挙ムードはいまひとつだ。
 焦点は2009年の政権交代による地方選への影響。新たな構成となる議会が中村時広知事とどのような関係を構築していくかも注目点だ。
 民主党は10人(推薦含む)を擁立し現有3議席からの上積みで存在感を増したい考えだが、支持率が低迷する菅政権からの逆風を懸念する。
 最大会派の自民党は公認・推薦32人を決定し、早期の解散・総選挙の前哨戦とも位置付け。社民党は推薦を含む3議席維持が最重要課題。公明党は松山市・上浮穴郡区で1増の3議席を目指す。共産党は現職1人に加え新居浜市区、今治市・越智郡区で新人を立てて臨む。

1023チバQ:2011/03/06(日) 02:45:02
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20110302ddlk31010573000c.html
’11統一地方選:県議選 予想される顔ぶれ/上 /鳥取
 ◇鳥取、倉吉市は激戦 境港市など、無投票の公算大
 県議選(4月1日告示、10日投開票)は幕開けまで1カ月を切った。鳥取市、米子市、東伯郡で定数が1ずつ減って定数は38から35になった。現職29人、元職1人、新人15人の45人が立候補を表明。政党別では、民主8▽自民17▽公明3▽共産2▽社民1▽無所属14。女性は6人(現職5人)。境港市、西伯郡、日野郡は無投票の公算が大きく、鳥取市と倉吉市などで激戦が予想されている。【遠藤浩二】

 ■鳥取市(定数12)

 初田勲氏(71)の引退や現職の死去により現職は11人、新人は5人が出馬表明。激戦となりそう。政党別は民主1▽自民7▽公明2▽共産1▽社民1▽無所属4。

 民主は公認2人を擁立する予定だったが、前回同様、山田氏1人になる見通し。

 自民公認は前回より1減の7。9期目で前回2位の1万105票を獲得した党県連会長の山口氏、議長経験のある5期目の鉄永氏のベテラン2氏のほか、福祉やスポーツの団体に支持を広げる浜崎氏、湖山西地区を地盤とする藤縄氏、元県土木整備部長の前田氏、私立学校に基盤がある野田氏、運輸会社役員の福本氏が出馬する。

 公明は、県議選では初めて一選挙区に2人を擁立。1万2696票で前回トップだった銀杏氏と新人の浜辺氏が2議席を狙う。

 共産は、前回3位の9549票を獲得した党県副委員長の市谷氏が2期目を目指す。

 社民は米村氏が、八頭郡の現職の死去により失った議席の奪回を図る。

 無所属は、現職1人、新人3人。現職は、大学や高校での講師を務め女性の地位向上を訴える尾崎氏。新人は、元自衛官で妻が昨夏の参院選に出馬した民主推薦の坂野氏▽昨春の鳥取市長選に出馬した元朝日新聞記者の砂場氏▽前回選は17票差で涙を飲んだ谷村氏が議席獲得を目指す。

 ■岩美郡(定数1)

 現職、前田宏氏(77)の引退で8年ぶりに選挙戦の見通し。無所属新人の元岩美町議2人が争う。足立氏は町議を6期途中まで、広谷氏は4期務めた。両氏とも岩美中出身で、地盤も農業関係を軸としており、し烈な争いが予想される。

 ■八頭郡(定数2)

 山根英明氏(78)が引退し、現職1人が死去。自民新人1人と無所属新人3人が争う。自民の福田氏は、山根氏の地盤を引き継いだ石破茂衆院議員の元秘書。無所属は、智頭町を地盤とする大河原氏(自民推薦)▽JA全農とっとりに長く勤めた前八頭町議の高橋氏▽2度目の県議選挑戦となる元智頭町議の国岡氏が出馬する予定。

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 ■県議選立候補予定者

 《鳥取市》(定数12−16)

山口享   76 党県会長    自現(9)

鉄永幸紀  63 会社社長    自現(5)

野田修   68 学校理事長   自現(3)

尾崎薫   58 [元]大学講師 無現(2)

銀杏泰利  55 党県代表    公現(2)

藤縄喜和  59 家庭教師    自現(2)

前田八寿彦 67 [元]県部長  自現(2)

山田幸夫  58 党県副代表   民現(2)

市谷知子  43 党県副委長   共現(1)

浜崎晋一  56 市陸協会長   自現(1)

福本竜平  40 会社役員    自現(1)

坂野経三郎 27 [元]自衛官  無新

砂場隆浩  47 [元]新聞記者 無新

谷村悠介  32 [元]会社員  無新

浜辺義孝  53 党県局次長   公新

米村正一  48 中電社員    社新

 《岩美郡》(定数1−2)

足立義明  57 農協理事    無新

広谷直樹  58 会社社長    無新

 《八頭郡》(定数2−4)

大河原昭洋 46 [元]会社員  無新

国岡智志  40 [元]智頭町議 無新

高橋信一郎 57 [元]八頭町議 無新

福田俊史  40 [元]衆議秘書 自新

 ( )囲み数字は当選回数。党派は民=民主▽自=自民▽公=公明▽共=共産▽社=社民▽無=無所属

1024チバQ:2011/03/06(日) 02:46:03
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20110303ddlk31010505000c.html
’11統一地方選:県議選 予想される顔ぶれ/下 /鳥取
 ◇倉吉前市長が参戦 米子市、東伯郡も定数1上回る
 県中西部の県議選(4月1日告示、10日投開票)は、倉吉市、米子市、東伯郡の3選挙区でそれぞれ定数を1上回って選挙戦になりそう。境港市、西伯郡、日野郡は無投票の公算が大きい。【遠藤浩二】

 ■倉吉市(定数3)

 現職3人と元県議で前倉吉市長の長谷川氏が出馬を表明。し烈な選挙戦が予想される。前回無所属で出馬した興治氏は民主公認に。自民は、7530票で前回トップだった伊藤氏。7期目のベテラン村田氏は、参院選で自民候補を支援しなかったとして党員資格が停止されており無所属で出馬する。

 ■米子市(定数8)

 定数は1減。現職の鍵谷純三氏(63)、松田一三氏(74)が引退し、湯原俊二氏(48)が衆院に転じたため現職は6人。新人3人と9人の争い。政党別は民主と自民が3▽公明1▽共産1▽無所属1。

 民主は公認を1増やした。現職で党県連副代表の浜田氏は、前回の無所属から公認に転じる。元米子市議の森氏、障害者支援団体役員の池田氏の2新人が議席獲得を狙う。

 自民は、7期目のベテラン広江氏、副議長を務める斉木氏、相沢英之・元衆院議員の秘書を長く務めた稲田氏が3議席の堅守を目指す。

 公明は前回1万1264票でトップ当選した現職沢氏、共産は錦織氏がそれぞれ再選を狙う。無所属新人の前米子市議、内田氏は初当選を目指す。

 ■境港市(定数2)

 民主は森岡氏、自民は安田氏の現職2人が出馬表明。前回選は三つどもえの激戦だったが、無投票の公算が大きい。

 ■東伯郡(定数3)

 定数は1減。現職の石村祐輔氏(65)が引退表明し、現職3人に新人1人が挑む。

 民主は党県連幹事長の伊藤氏、自民はスポーツ団体の支持を固める横山氏が出馬する。1万742票を獲得し前回トップ当選の8期目のベテラン藤井氏は、参院選の対応で党員資格停止中のため無所属で出馬する。

 前北栄町議の無所属、平田氏は民主の推薦を得て議席獲得を目指す。

 ■西伯郡(定数3)

 民主の福間氏、自民の小谷氏と上村氏の3現職が出馬表明。前回、前々回に続いて同じ顔ぶれで無投票になりそう。

 ■日野郡(定数1)

 自民現職の内田氏以外に立候補の動きはない。

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 ■県議選立候補予定者

 《倉吉市》(定数3−4)

村田実   73 団体理事長   無現(7)

伊藤美都夫 73 党県副会長   自現(2)

興治英夫  54 党県役員    民現(2)

長谷川稔  64 [元]倉吉市長 無元(2)

 《米子市》(定数8−9)

広江弌  78 党県役員     自現(7)

斉木正一 63 行政書士     自現(3)

稲田寿久 65 [元]衆議秘書  自現(2)

浜田妙子 65 党県副代表    民現(2)

沢紀男  55 党県幹事     公現(1)

錦織陽子 58 党県委員     共現(1)

池田博子 39 NPO監事    民新

内田隆嗣 32 [元]米子市議  無新

森雅幹  51 [元]米子市議  民新

 《境港市》(定数2−2)

安田優子 65 行政書士     自現(2)

森岡俊夫 51 海事代理士    民現(1)

 《東伯郡》(定数3−4)

藤井省三 70 団体理事長    無現(8)

伊藤保  58 党県幹事長    民現(3)

横山隆義 66 ジム代表     自現(3)

平田秀一 56 [元]北栄町議  無新

 《西伯郡》(定数3−3)

小谷茂  66 県議長      自現(4)

福間裕隆 69 党県役員     民現(4)

上村忠史 66 会社役員     自現(3)

 《日野郡》(定数1−1)

内田博長 64 農業       自現(2)

 ( )囲み数字は当選回数。党派は民=民主▽自=自民▽公=公明▽共=共産▽社=社民▽無=無所属

1025チバQ:2011/03/06(日) 02:48:11
http://www.nnn.co.jp/news/110305/20110305013.html
県議選の構図固まる 定数35に対し45人が立候補
2011年03月05日

 鳥取県議選(4月1日告示、同10日投票)の構図が4日までにほぼ固まった。定数35に対し現職29人、新人16人の計45人が立候補を予定。定数4超の鳥取市や新人4人がしのぎを削る八頭郡など大激戦の様相を呈する東部、元職の参戦で情勢が混迷する倉吉市など少数激戦の中部、3選挙区で無投票の公算が大きくなるなど比較的静かな西部と、それぞれに状況を異にする各選挙区の立候補者の顔ぶれを紹介する。

   (文中敬称略)

 【鳥取市】

 定数12に対し4人超の16人が立候補する県内屈指の激戦区。

 民主は現職の山田を公認、新人の坂野を推薦。2人とも連合鳥取の支援を受けた。

 自民は初田勲(71)が勇退、現有7議席を死守する構え。旧河原町や旧用瀬町などに地盤を持つ山口、旧青谷町中心に戦う鉄永、旧国府町を地盤とする野田、湖山を中心に活動の幅を広げる藤縄、元県幹部で業界団体にも支持を求める前田、醇風校区など市内中心部を牙城とする浜崎、賀露地区にも進出の動きのある福本の7人。

 公明は現職の銀杏に加え、新人の浜辺を擁立。初の2議席獲得を目指す。共産は現職の市谷が再選を期す。新人の米村は県内で唯一社民が擁立する候補。

 現職の尾崎は市民グループなどの支援を受ける。新人の砂場は市長選で得た知名度が浮沈の鍵。新人の谷村は駅南などを回る。

 【八頭郡】

 新人4人の争い。

 自民の山根英明(78)が勇退し、後継となる福田はあいさつ回りで知名度アップに懸命。元八頭町議の高橋は草の根活動で食い込みを図る。前回、自民推薦を得た元智頭町議の国岡は無所属で立候補。大河原は自民推薦を受け、保守系町議らの支援を受ける。

 【岩美郡】

 現職の前田宏(77)が勇退を決め8年ぶりの選挙戦に。元町議の足立と広谷の新人同士の一騎打ち。足立は自民推薦を申請中。

 【倉吉市】

 現職3人、元職1人の戦い。自民現職の伊藤は農業者などに支持を広げる。民主公認となった興治は労組票の上積みに期待。村田は自民党員資格停止の影響を食い止めたいところ。前市長で元職の長谷川は9年ぶりの県議会復帰を目指す。

 【東伯郡】

 現職3人に新人1人が挑む。定数1減の影響もあり自民の石村祐輔(66)が勇退する。

 民主現職の伊藤は労組関係を固める。元北栄町議で新人の平田は民主推薦を受けた。

 自民党員資格停止中の藤井は、系列町議を中心に強固な組織がフル回転。自民現職の横山はスポーツ団体や教職員関係を固める。

 【米子市】

 現職6人、新人3人の9人が出馬を予定。勇退者は松田一三(74)と鍵谷純三(63)のベテラン2人。

 民主は3人を公認。前回無所属の浜田が公認を得て労組票を上積み。元市議の森は地盤の箕蚊屋校区を中心に歩く。池田は団体や国会議員の支援を期待。

 自民現職は3人。広江は地盤の住吉校区などを回り系列市議も後押し。斉木は市南部のほか、弓浜部の農家にも食い込む。稲田は福生・福米校区などをあいさつに回る。

 前回初当選の公明現職の沢、共産現職の錦織は再選を目指す。元市議の内田は若手経営者などに食い込む。

 【境港市】

 自民の安田と民主の森岡の現職2人が立候補を予定。無投票の公算が大きい。

 【西伯郡】

 民主の福間、自民で議長の小谷、上村の現職3人以外に動きはなく、3期連続の無投票再選の可能性が高い。

 【日野郡】

 自民現職の内田のみが立候補を予定する。

1026チバQ:2011/03/06(日) 02:51:26
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20110301ddlk32010444000c.html
’11統一地方選:県議選 告示まで1カ月 37議席に42人出馬表明 /島根
 統一地方選の第1ラウンド(4月10日投開票)で、知事選とともに実施される県議選の告示(4月1日)まで1カ月となった。選挙区と定数は前回(07年)と同じで、14選挙区の37議席を争う。2月28日現在、立候補を表明しているのは、現職、新人合わせ42人。14選挙区のうち9選挙区で表明者の数が定数内にとどまっている。政党ごとの公認と推薦を合わせた人数は、自民24人、民主12人(一部、国民新、社民の推薦や支持も含む)、共産2人、公明1人、無所属3人。立候補予定者の顔ぶれを紹介する。(敬称略)【御園生枝里】

 ○松江市(定数10−10)

浅野俊雄  80 自現(11) 県農済会長

細田重雄  73 自現(11) 法人理事長

福田正明  62 自現(6)  漁業

五百川純寿 62 自現(5)  党県役員

三島治   61 公現(4)  会社役員

小沢秀多  61 自現(3)  会社社長

尾村利成  48 共現(2)  党県役員

角智子   56 民現(1)  党県幹事長

白石恵子  61 無現(1)  [元]県職員

岩田浩岳  35 民新     党県副代表

   ◇

 現職の石倉俊紀(4期)が引退。現職9人が立候補を予定する。新人は昨夏の参院選に立候補した岩田のみ。

 ○浜田市(定数3−3)

岡本昭二 64 自現(4) 会社役員

大屋俊弘 59 自現(3) 団体役員

須山隆  48 民現(1) 市職労役員

   ◇

 現職の岡本、大屋、須山の3人が立候補を予定する。

 ○出雲市(定数7−7)

佐々木雄三 66 自現(8) 会社役員

成相安信  58 無現(7) 法人理事

森山健一  57 自現(6) 会社副社長

原成充   65 自現(5) 法人理事長

園山繁   54 自現(2) 会社社長

珍部芳裕  33 民現(1) 党県役員

万代弘美  61 共新    市議

   ◇

 現職6人が立候補を予定。現職の多久和忠雄(4期)は引退。現状では自民が1減で、新人で共産の万代が立候補を表明している。

 ○益田市(定数3−3)

田中八洲男 67 自現(2) [元]市長

中島謙二  54 自現(1) 歯科医

平谷昭   64 無新    [元]市議

   ◇

 県議会議長の田原正居(5期)が引退し、現職2人と、新人の平谷が立候補を表明している。

 ○大田市(定数2−2)

和田章一郎 63 民現(2) [元]市職員

生越俊一  54 無新    会社社長

   ◇

 現職の藤山勉(3期)が引退。現職の和田、新人の生越が立候補を予定している。

 ●安来市(定数2−3)

島田三郎  54 自現(4) 法人理事長

石橋富二雄 63 民現(3) 党県役員

嘉本祐一  47 無新    [元]市議

   ◇

 現職2人と新人1人が立候補を表明している。

 ○江津市(定数1−1)

藤間恵一 60 自現(1) 団体副会長

   ◇

 現職1人が立候補を表明。無投票の公算も。

1027チバQ:2011/03/06(日) 02:51:51
 ●雲南市(定数3−4)

福間賢造 63 自現(3) 会社社長

山根成二 60 無新    [元]県職員

足立昭二 55 無新    政党県役員

山崎英志 51 無新    [元]市議

   ◇

 自民現職の上代義郎(4期)、井田徳義(2期)が引退し、無所属で自民推薦の新人山崎、山根が立候補を表明した。足立も前回に続いて出馬する。現職1人と新人3人が争う構図で、前回と同様、接戦となる見込み。

 ●八束郡(定数1−2)

加藤勇  58 自現(1) 会社社長

石原真一 62 無新    [元]町長

   ◇

 現職の加藤に新人の石原が挑む。

 ○仁多郡(定数1−1)

絲原徳康 63 自現(3) 会社社長

   ◇

 現職の絲原以外に出馬の動きはない。無投票なら7期連続。

 ○簸川郡(定数1−1)

池田一 50 無現(1) 元西友社員

   ◇

 前回は約300票差の接戦を繰り広げたが、これまで立候補を表明したのは現職の池田のみ。

 ○邑智郡(定数1−1)

洲浜繁達 70 自現(5) 党県幹事長

   ◇

 現職の洲浜以外に出馬の動きはなく、6期連続の無投票も。

 ●鹿足郡(定数1−2)

中村芳信 57 無現(3) 郡体協会長

斎藤哲史 53 無新    郵便局長

   ◇

 前回は無投票。今回は現職の中村と新人の斎藤が争う一騎打ちの可能性が高い。

 ●隠岐郡(定数1−2)

門脇誠三 63 無現(1) 生協役員

吉田政司 63 無新    [元]町議長

   ◇

 現職の門脇と、新人の吉田の一騎打ちか。

==============

 <注>定数の右の数字は立候補表明者数で、定数を上回っている選挙区には●をつけた。名鑑は、現職から当選回数(カッコ内数字)の多い順。新人は年齢順。

1028チバQ:2011/03/06(日) 02:59:40
>>876
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011030300576
元衆院議員出馬で波紋=自民系現職ら反発−岡山市議選・統一地方選
 政令市移行後初の岡山市議選(4月1日告示、同10日投開票)に、元衆院議員の熊代昭彦氏(71)が立候補する意向を表明した。元国会議員の市議選出馬という異例の事態。地元では一気に波紋が広がり、かつて支援した熊代氏に議席を奪われかねない自民党系の現職市議らは反発を強めている。
 熊代氏は1993年の衆院選で自民党公認で初当選以降、衆院議員を4期連続務め、内閣府副大臣などを歴任した。しかし、小泉純一郎首相の下で行われた2005年の郵政解散・総選挙では同党の公認を得られず、出馬を断念。その後、岡山市長選、参院選(国民新党公認・比例代表)、衆院選(無所属)に挑戦したが、いずれも苦杯をなめた。
 今回は「岡山から庶民革命を起こす」と、自ら地域政党「市民の党『自由と責任』」を立ち上げて再挑戦する。しかし、自民系現職市議の後援会幹部は「熊代氏の行動は恩をあだで返すもの。そこまでして議員に戻りたいのか」と怒りを隠さない。(2011/03/03-15:02)

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1029チバQ:2011/03/06(日) 03:05:27
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/2011hcity/Sh201102270001.html
未完の平和記念都市 市長に法が課す「不断の活動」 '11/2/27

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 任期満了に伴う4月10日投開票の広島市長選に、新人8人が立候補する意向をこれまでに表明した。秋葉忠利市長(68)の今期限りの退任を受け、当選者は36代、24人目の広島市長となる。広島は城下町から近代化を図り、被爆の苦難を乗り越え、中国地方で初の政令指定都市に移行し、今日の姿をみる。歴代の歩みをたどり、広島のこれからを担う市長像を考える。

 ▽市民・議会と連携重要

 初代の三木達(あきら)氏から19代の木原七郎氏までは、市会が市長候補者から選出。任期は当初の6年が1911年に4年となり、男性を対象に地方議会選でも「普通選挙」が採用された大正期の26年からは、任命には天皇の裁可が要らなくなったが、大戦中の43年勅許に戻る。現行の公選市長は、20代の浜井信三氏からとなる。

 歴代をみると任期を満了した市長の方が少ない。今日もみられる議会との対立が抜き差しならなくなったり、激務から体調を崩したりなどしたためだった。

 ▽派閥の介入で市長不在も

 昭和初期からは二大政党制の実現を背景に政争が高まる。29年に入ると市長は1年近く決まらず、後任は正副議長らや職員にまで広がった疑獄事件に巻き込まれ辞表を提出。県吏員が、市長職を34年3月から10カ月間務める事態となった。

 全国的にも当時話題を呼んだ広島の政争にについて、「広島市議会史」(87年刊)は、「市会の派閥による市政への介入」の激しさや「明確な市政の方向を確立して市の行財政の舵(かじ)取り」に欠けた市の姿勢を挙げている。今日的な課題でもあるだろう。

 大戦中に任命された粟屋仙吉氏は45年8月6日の原爆で妻子や孫と死去。終戦直後に就いた木原氏は、蔵相が広島を訪れると入院先から担架で運ばれて復興への協力を訴えるなどしたが、連合国軍総司令部(GHQ)の公職追放で退いた。

 初の公選市長選には6人が無所属で立候補した。41歳と11カ月。歴代最も若くして誕生した、浜井市政が被爆都市の骨格をつくっていく。復興の礎となったのが「広島平和記念都市建設法」である。対立した市議らとも制定を働き掛け、初の住民投票で91%が賛成して49年公布される。

 「恒久の平和を誠実に実現しようとする理想の象徴として、広島市を平和記念都市として建設する」。この法律により、平和記念公園や平和大通りの建設が図られ、市民病院などが立つ旧軍用地34ヘクタールが無償譲渡される。国の特別助成は67年に終わるが「平和都市法」は生きている。市は今も街路や公園などの整備状況の国会報告が義務付けられている。

 ▽「志と自ら汗に意気感じた」

 「図説戦後広島市史」の編さんに当たった松林俊一さん(66)は「高い志を持ち自ら汗をかく市長が出た時に市民も職員も意気を感じ、街は伸びてきた」とみる。西部地区埋め立て事業を進めた山田節男氏は、反対派の罵声を浴びながらも自らが説得に回った。

 とはいえ、市長一人の見識や力量だけで市政は大きく動くものではない。もう一つの住民代表である議会の務めが問われる。互いに独善的に陥らない関係構築が要る。また、任期中にまいた種がたちまち花開くわけでもない。

 政令市は、山田氏が広域合併に市政のかじを切り、荒木武氏の2期目にみた。広島アジア競技大会は、県などとの招致検討委の結成からみれば15年後の平岡敬氏の1期目に開催となった。現市長が退任を控え成果に挙げる新球場の完成は、前市長時代の98年に用地の先行取得に踏み切っていたからでもある。

 「平和都市法」には「広島市長の責務」との条文がある。「住民の協力及び関係諸機関の援助により、広島平和記念都市を完成することについて、不断の活動をしなければならない」と課す。

 市民や訪れる人たちが広島を「理想の象徴」と感じられる都市づくりは、現在進行形であり未完の事業ともいえる。理想に向かって活動する広島市長像は21世紀の今日も決して変わらないはずだ。(編集委員・西本雅実)

【写真説明】デルタの西側から見た広島市。1月末現在の人口は117万7391人

1030チバQ:2011/03/06(日) 03:07:05
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000881103010001
県議選告示まで1カ月 各党の戦略いかに
2011年03月01日

■民主   新顔へ逆風警戒
■自民など 党勢拡大に懸命


  4月10日に投開票日を迎える県議選の告示まで、あと1カ月となった。県議は地域の代表としてだけでなく、総選挙を戦う実動部隊としても大きな意味を持つ。主要政党はどのような戦略で選挙に臨もうとしているのか。
(青山直篤)


  悲願の県連の組織力強化を図ろうと、現有6議席の倍増を目標に掲げた民主党。現時点での公認は現職5人、新顔4人にとどまっている。西嶋裕作幹事長は、小沢一郎元代表の「政治とカネ」をめぐる問題で、民主党政権への逆風を新顔がまともに受けることを警戒。一方で「県議を党で選ぶ可能性は薄い。県民に『私たちの生活をきちんと見てくれている』と思ってもらえるよう訴える」と話す。


  自民党県連の松永卓幹事長は「民主党政権のていたらくが、県議選で自民党にいい影響を与えるとは限らない」と気を引き締める。県連常任顧問の島田明氏(防府市区)、会長代理の石崎幸亮氏(下関市区)といったベテラン県議が今期で引退。全員当選しても現有議席を維持できるだけの27人しか公認候補を立てていない。当選後に自民会派入りを目指す無所属候補が立候補する防府市区、山口市区などの動向を注視している。


  公明党は、前回選挙で現職が1万8千票を超える得票でトップ当選した下関市区で初めて2人を擁立。現職4人を含む計5人を立て、1議席増を狙う。県本部の先城憲尚幹事長は「二大政党制は民意を十分に吸い上げられず、時代遅れだ」と指摘。ミニ集会を重ねて市民の声を聞き、党勢拡大を図る。


  現有議席プラス1の4人を立てる共産党は、基地問題を抱える岩国市・玖珂郡区の議席確保が最大の焦点。山口市区の新顔は前回、150票差で次点に泣いた候補だ。県委員会の佐藤文明委員長は「代表質問ができる4議席を取るチャンス」と話した。


  社民党は佐々木明美・県連合代表が、県議会唯一の議席維持を目指し、宇部市区に挑む。

1031チバQ:2011/03/06(日) 03:10:06
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000881103010003
県議選の情勢〈上〉
2011年03月01日
◇名簿の見方 敬称略。名簿は、衆院での議席が多い政党から、現職、元職、新顔の50音順。数字は年齢、丸囲みは当選回数。


■下関地区(定数10)/現新元の10人 無風か
  加藤寿彦63 民現(6)
  有福精一郎61 自現(1)
  伊藤博69 自現(5)
  塩満久雄64 自現(4)
  林哲也64 自現(1)
  吉田和幸66 自現(4)
  友田有53 自元(4)
  先城憲尚55 公現(2)
  曽田聡48 公新
  木佐木大助56 共新


  立候補を表明しているのは現職7人、新顔2人、元職1人の計10人で、無投票の可能性もある。ただ、候補者擁立を模索する動きもあり、選挙戦になる可能性も残っている。
  自民はベテランの現職石崎幸亮氏が健康上の理由で引退を表明。事実上の後継候補を立てる動きもあるが難航しており、今のところ現職5人と元職1人を擁立する。現職は、前回新顔ながらトップに次ぐ得票だった元旧菊川町長の林氏、有権者の多い旧市部を地盤とする塩満氏と伊藤氏。ほかに、吉田氏と有福氏は地元の旧郡部を中心に支援者回りを始めている。県議を辞めて2009年の市長選に立候補し、落選した元職の友田氏も立つ。
  公明は、前回トップ当選の現職先城氏と新顔の曽田氏の2人。前回より1人増やし、勢力拡大を狙う。民主は現職の加藤氏を、共産は新顔の木佐木氏を擁して、それぞれ現有1議席の確保を目指す。


■宇部地区(定数6)/現職5人相手に2新顔挑む様相
  三浦昇40 民新
  岡村精二57 自現(2)
  二木健治55 自現(1)
  小泉利治59 公現(3)
  藤本一規46 共現(3)
  佐々木明美64 社現(6)
  穐村将人32 無新


  7人が立候補を予定し、現職5人に新顔2人が挑む少数激戦の様相を呈している。過去3回最多得票で当選し、市長に転身した久保田后子氏の獲得票の行方が注目される。
  自民は現職2人を擁立する。二木氏は後援会などの組織票をまとめ、企業回りも活発化。岡村氏は後援会に加え、無党派層の支持拡大も狙う。公明現職の小泉氏は支持母体の創価学会を固める。7選を目指す社民現職の佐々木氏は、労組票などを積み上げて県内唯一の社民議席の維持を狙う。共産現職の藤本氏は基礎票に加え、出身の旧楠町での支持固めも図る。
  民主は、衆院選に2度立候補した新顔の三浦氏が無党派層の取り込みを狙う。市議で無所属新顔の穐村氏は若さを前面にアピールしている。


■山陽小野田市区(定数2)/無風一転選挙へ 新顔ら3氏準備
  竹本貞夫73 自現(4)
  新藤精二75 無現(1)
  福田勝政66 無新


  当初は現職2人のほかに動きが表面化せず、無投票の可能性も取り沙汰されていたが、26日に市議が名乗りを上げて選挙戦の見通しとなった。
  現職は、自民の竹本氏が4期の実績を背景に、後援会組織を中心に支持を固める。無所属の新藤氏は、白井博文市長を支持する市民団体の支援を受ける。無投票阻止を掲げて立候補表明した新顔の福田氏は、市議選での獲得票を基盤に支持拡大を目指す。


■長門地区(定数1)
  大西倉雄61 自現(3)
  金崎修三61 無新


  自民現職で県連政調会長の大西氏と、無所属新顔で市議の金崎氏が出馬を予定する。
  大西氏は3期の実績を強調。出身の旧日置町などで後援会を固め、漁協など主な団体の推薦も取り付けた。前回は新顔相手に激戦となり、今回も批判票の広がりを警戒する。金崎氏は合併前も含め市議通算6期目。旧長門市議会議長も務めた。自民系だが「政策実現の手法が違う」と違いを強調。地元の仙崎地区を中心に支持拡大を図る。


■美祢地区(定数1)
  森中克彦70 自現(5)


  自民現職の森中氏以外に立候補の動きはない。森中氏は市議7期、県議5期の実績を強調。年明けから後援会を中心に支持者回りを続け、2月末に事務所開きをして選挙の準備を進めている。


     ◇   ◇


  県議選15選挙区の現時点での情勢を3回に分けて報告する。
.

1032チバQ:2011/03/06(日) 03:11:06
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000881103020001
県議選の情勢〈中〉
2011年03月02日

◇名簿の見方 敬称略。名簿は、衆院での議席が多い政党から、現職、元職、新顔の50音順。数字は年齢、丸囲みは当選回数。


■防府市区(定数4)/議長ら2人引退 現新7人激戦か
  石丸典子52 公現(2)
  渋谷正63 無現(1)
  伊藤央41 無新
  井上剛48 無新
  神田義満67 無新
  島田教明55 無新
  原田洋介39 無新


  7期目の島田明県議会議長と、マツダ出身で2期目の木村康夫氏が今期限りでの引退を表明。現職2人と新顔5人が立候補を予定し、激戦となりそうだ。新顔はいずれも無所属で立候補する見込み。
  現職は公明の石丸氏と無所属の渋谷氏。石丸氏は前回、創価学会を母体に約1万3千票を集めてトップ当選。再選を目指す渋谷氏は、観光ルートの整備や雇用確保などを掲げて支持拡大を図る。
  マツダ労組が新たに立てる井上氏は木村氏の後継。連合山口の支援を受ける。
  長年続いた島田議長と松浦正人市長の対立構図も注目を集める。議長の長男の島田氏は、昨年5月の市長選に立候補し、松浦氏に敗れた。父の引退に伴って地盤を引き継ぐ。松浦市長の後援会長だった神田氏は、市長の全面的な支援を受ける。
  伊藤氏と原田氏はいずれも前市議。伊藤氏は全国の若手議員らでつくる政治家集団「龍馬プロジェクト」の公認。原田氏は4期務めた市議の実績と若さで、市と県政とのパイプ役を目指す。


■周南市区(定数5)/民主2人擁立 7人混戦模様
  今倉一勝35 民現(1)
  戸倉多香子51 民新
  河村敏夫71 自現(3)
  友広巌54 自現(1)
  藤井律子57 自現(2)
  上岡康彦50 公現(2)
  小坂玲子59 無新


  県内の選挙区で唯一、民主が2人を立てる。立候補を表明している現職5人、新顔2人に加え、前市議1人が意欲を見せており、混戦模様だ。
  民主は再選を目指す今倉氏に加え、国政選挙にも立候補した新顔の戸倉氏を擁立する。連合山口は市内の主要企業の労組を2人に割り振って支援するが、民主への逆風に危機感を強める。
  自民は藤井、河村、友広の現職3氏。前回トップ当選の藤井氏は福祉、医療などの業界を重点に支持を固める。4選を目指す河村氏はただ一人、旧新南陽市を地盤とする。友広氏は産業振興などを訴える。
  公明現職の上岡氏は、支持母体の創価学会を中心に現有議席死守の構え。2月末に市議を辞職した小坂氏は、県議定数の3割減などを訴えるという。


■下松市区(定数2)
  守田宗治59 自現(4)
  国井益雄61 無現(1) 


  保守系の現職2人のほかに目立った動きはない。民主は独自候補の擁立を目指していたが難航。無投票の可能性が高まっている。
  自民の守田氏は昨年10月から政策のリーフレットを配り始め、今年1月下旬には後援会の集会を開き、引き締めを図っている。前回、井川成正市長の支援を受けて初当選した無所属の国井氏は、市政と県政のパイプ役を強調し、支持拡大を訴えている。


■萩市・阿武郡区(定数2)
  新谷和彦67 自現(5)
  田中文夫62 自現(4)


  自民現職の新谷氏と田中氏が立候補の意思を表明。ほかに候補者擁立の動きはみられず、無投票ムードになっている。
  前回は自民現職3人が立候補して乱戦だったが、次点だった元副知事の小河啓祐氏が今回、立候補を見送り、田中氏の支援に回った。新谷、田中両氏ともベテラン県議としての実績を訴え、各種集会にこまめに顔を出して支持固めをしている。
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1033チバQ:2011/03/06(日) 03:13:24
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000881103030001
県議選の情勢〈下〉
2011年03月03日

◇名簿の見方 敬称略。名簿は、衆院での議席が多い政党から、現職、元職、新顔の50音順。数字は年齢、丸囲みは当選回数。


■山口市区(定数6)/最も広域 8人が意欲
  西嶋裕作59 民現(3)
  末貞伴治郎54 自現(4)
  藤生通陽63 自現(1)
  松永卓63 自現(6)
  吉田達彦53 共新
  合志栄一61 無現(4)
  村田力42 無新
  吉田充宏32 無新


  今のところ8人が出馬の意向を示している。4年前は萩市・阿武郡区だった旧阿東町が新たに加わって面積が県内最大の選挙区となり、混戦の様相を呈している。
  民主現職で県連幹事長の西嶋氏は、自治労の支援を受け、後援者へのあいさつ回りを繰り返している。
  自民は現職3人を公認。藤生氏は前回より投票率が低くなるとみて「投票率が下がると選挙の見通しは非常に不透明になる」。7選を目指す県連幹事長の松永氏も「全く油断できない」と気を引き締め、あいさつに回っている。末貞氏も地盤の市南部を固める一方、街頭演説を続け、高齢者福祉や中山間地域の政策を訴えている。
  共産の吉田氏は小差で次点だった前回に続く挑戦。「県政に対するチェックができる役に立つ議員を目指す」と地域経済の再建などを訴える。
  無所属では、元山口市長で知名度が高く、前回トップ当選の合志氏。岸信夫参院議員の元秘書で新顔の吉田氏は若さを前面に出し、幅広い層への浸透を図る。県鴻城高校の非常勤講師、村田氏も立候補予定者の説明会に出席し、出馬の意向を明らかにした。
  山口市議の後、県議を3期務めた自民の重宗紀彦氏は引退を表明した。


■岩国市・玖珂郡区(定数5)/9人準備 最激戦区か
  野口進45 民新
  畑原基成56 自現(3)
  山手卓男67 自現(5)
  橋本尚理53 自元(2)
  松田一志53 共新
  槙本利光64 無現(1)
  阿部秀樹52 無新
  井原寿加子55 無新
  灰岡香奈27 無新


  現職3人、新顔5人、元職1人の計9人が乱立。県内で最激戦区となりそうだ。前回は岩国基地への艦載機移転計画の是非が大きな争点となったが、政権交代後も民主政権が自公政権と同様に計画推進を継承したため、対立軸はあいまいになった。
  艦載機移転を容認する自民は前回、4議席を狙って2人が共倒れ。今回は旧郡部を地盤とする現職の山手、畑原の両氏と、市中心部の元職橋本氏の3人に公認を絞り、全員当選を目指す。自民と立場が近い無所属現職の槙本氏は元由宇町長で知名度が高く、ミニ集会で実績を訴えている。
  一方、民主は元市議の野口氏をいち早く公認したが、現職の吉敷晶彦氏が共倒れを警戒して立候補を回避し、複数候補の擁立に失敗した。連合山口や地元国会議員の後援会が支援し、現有1議席の死守を目指す。
  無所属の井原氏は、艦載機移転に反対した井原勝介前市長の妻として知名度が高い。移転反対の地元政治団体の応援を受ける一方、既存政党とは距離を置く姿勢を強調。反対運動で歩調を合わせてきた民主・共産とは支持層が一部重なるため、反対票の競合を懸念する声もある。
  共産は、現職の久米慶典氏が体調を崩し、新顔の松田氏と急きょ交代。艦載機移転や愛宕山の米軍住宅計画への反対姿勢を明確にして、出遅れの挽回(ばんかい)を図る。
  元市議の阿部氏は自民に近いが無所属で立つ。旧郡部を中心に現職批判票の取り込みを狙う。和木町議の灰岡氏は「若者の代表」とアピールしている。

1034チバQ:2011/03/06(日) 03:14:11
■熊毛郡区(定数1)/民自一騎打ち 原発は争点外
  成川正之47 民新
  吉井利行62 自現(7)


  自民現職と民主新顔の一騎打ちになりそうだ。自民はベテランの吉井氏が8選を目指して地盤を固める。平岡秀夫衆院議員の秘書だった成川氏は1月末に出馬を表明し、支持拡大を図る。
  上関原発計画に関しては、大きな争点になる気配はない。


■光市区(定数2)
  秋野哲範50 民現(3)
  河野亨48 自現(1)


  民主と自民の現職2人が立候補を準備。無投票を阻止しようと、ほかに2人が立候補を模索する動きがあり、選挙戦になる可能性も残る。
  前回は無所属だった民主の秋野氏は県連副代表となり、初めて党公認として挑戦。連合山口の支援を得て労組票を固める一方、地域のイベントに頻繁に顔を出す。前回、県議を8期務めた自民県連会長の父・博行氏から地盤を引き継いだ河野氏。4年間の実績で独自色をアピールし、こまめに支援者を回っている。


■柳井市区(定数1)/民主現職に2新顔挑む
  河北洋子53 民現(1)
  星出拓也30 自新
  松野利夫54 無新


  民主現職に新顔2人が挑む三つどもえの激戦になりそうだ。
  自民の柳井・大畠両支部は昨年10月、公認候補を決める党員投票を実施。衆院2区支部事務局長だった星出氏が、柳井支部長だった松野氏を1票差で制した。その後、松野氏は離党して出馬を表明。若さをPRして組織を固める星出氏と、市議3期の実績をアピールする松野氏が、保守層を二分して支持拡大を図る。
  2009年3月の県議補選で松野氏との一騎打ちに勝った河北氏は、現職の強みを生かして支持を固める。


■大島郡区(定数1)
  柳居俊学61 自現(5)


  今のところ、6選を目指す自民現職の柳居氏のほかに表立った動きはないが、対立候補擁立に向けて動くグループもある。20年ぶりの選挙となった前回は、無所属新顔が1400票差まで追い上げた。
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1035チバQ:2011/03/06(日) 09:52:26
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000361103020001
県議選の構図(上) 57人、立候補表明
2011年03月02日


県議選選挙区(上)


県議選立候補予定者一覧(上)




 統一地方選の県議選(定数41)の告示日(4月1日)まで1カ月となった。今のところ現職38人、新顔18人、元職1人が県内14選挙区で立候補を表明している。このうち5選挙区で無投票の様相が見られる一方、激しい前哨戦を繰り広げる選挙区もある。2回に分けて現況を紹介する。


◆14人が準備、激戦


 徳島(定数11)は、今のところ14人が立候補の準備を進める。このうち13人が党公認。個人票に加え、党勢を反映した激戦が予想される。


 現職は11人全員が立候補の予定。いずれも党公認で、内訳は自民4人、民主と公明、共産がそれぞれ2人、みんなが1人。新顔は3人のうち、徳島市議からのくら替えは2人。笠井氏は自民公認、2月に市議を辞職した村上氏は無所属で臨む構え。もう一人の新顔は、たちあがれ日本公認の岡氏。


 2007年の前回は、定数が2減となった影響もあり、現職12人、新顔5人の計17人が立候補し、現職4人が落選した。今回は、自民から民主に政権交代して初の統一地方選。民主党代表代行の仙谷由人衆院議員(徳島1区)の地元でもあり、2議席死守の民主と、4議席から5議席への獲得を目指す自民の二大政党の動きも注目される。


◆12年ぶり選挙戦


 鳴門(定数3)は、現職3人に加えて、新顔1人が立候補の準備を進めている。鳴門は03、07年と2回連続無投票。今回も無投票との見方もあったが、元鳴門市議の林氏が無所属で立候補を表明し、12年ぶりの選挙戦となりそうだ。


 党派別では、民主は前回初当選した公認現職の黒崎氏。自民は公認現職の川端氏と、推薦現職の岡田氏。林氏は「3回連続の無投票はよくないと思い、立候補を決めた」と話している。


◆現2・新3予定


 小松島・勝浦(定数3)は、4期を務めた旧自由党の長池武一郎氏が引退を表明し、岡本氏、喜田氏の現職2人に加え、新顔3人が準備を進め、激戦の様相。新顔は、長池氏の長男の文武氏と、後藤田正純・自民党県連会長の元秘書の中村氏、建設会社社長の中山氏。


◆今回も激戦区に


 阿南(定数4)を現職3人、元職1人、新顔2人の計6人が準備を進める。前回も7人が立った激戦区。今回はさらに6期目の遠藤一美氏=自民=の引退で、拍車がかかる。


 党派別では、民主は公認現職の松崎氏と、推薦新顔の陶久氏。票が割れるリスクもあるが、定数3以上の選挙区には2人以上の候補者を擁立するという党の方針による。自民は前回、公認が4議席中、3議席を占めた。だが、今回の公認は嘉見氏、児島氏の2人。県連が「遠藤氏の後継」とする新居氏は「幅広い支持を得たい」と無所属の構え。さらに共産公認の元職、達田氏が県議会復帰を狙う。


◆説明会に59陣営


 4月の県議選(定数41)の立候補予定者説明会が1日、県庁であり、59陣営が参加した。すでに立候補を表明した現職38、新顔18、元職1の計57陣営に加え、徳島市の元県議の男性(55)と吉野川市の元中学教諭の男性(74)が出席。2人は立候補について、ともに「検討中」と話している。

1036チバQ:2011/03/06(日) 09:53:10
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000361103030001
県議選の構図(下)無投票5選挙区か
2011年03月03日

 県議選の各選挙区では、前回の無投票から一転、激しい選挙戦が予想されたり、毎回のように一騎打ちの様相となったり、事情はさまざま。一方、無投票は前回、4選挙区。今回は、県西部を中心に5選挙区で無投票の可能性がある。


◆現2、新1が準備


 美馬第1(定数2)は県議会議長で自民公認の藤田豊氏と自民推薦の木下氏の現職2人に加え、無所属新顔1人が準備を進める。新顔の藤田元治氏は元美馬市議で、民主党の高井美穂衆院議員(徳島2区)の地元パーティーにも出席。ただ「民主党に対して、政策は是々非々で臨む」と話している。


◆5人が立つ構え


 名西(定数2)は過去4回連続の無投票から一転、5人が立候補の構え。選挙区内の道路沿いでは、懇意の国会議員らとのツーショットのポスターが目立つ。
 過去4回は、選挙区の石井町と神山町から1人ずつ候補者が立ち、無投票当選していた。ところが、前回選挙後、2009年に石井町出身の現職が死去。同町出身の山西氏、井上氏、有持氏、小林氏の4人が準備を進める。神山町出身で1期目の現職岩丸氏は前回が無投票で、今回が初の選挙戦。石井町の有権者数が神山町の4倍近いことも、影響を与えそうだ。


◆無投票区 民主の候補擁立難航が影響


 現職以外に立候補を表明する人がおらず、無投票になる可能性があるのは、今のところ、吉野川、阿波、三好第1、美馬第2、三好第2の5選挙区。このうち自民系が独占するのは4選挙区あり、民主が候補者擁立に難航していることが色濃く影響している。


 吉野川(定数2)は前回07年、現職、新顔、元職の1人ずつが立候補し、接戦の末に民主、社民推薦の現職が落選した。今回は、現職の2人のうち樫本氏が自民公認、三木氏が自民推薦で立候補の準備を進めている。


 阿波(定数2)も寺井氏、丸若氏の現職2人がいずれも自民系の県議会会派「自民党・新政会」に属しており、自民の独占区。両氏とも自民推薦で立候補する。


 美馬第2(定数1)と三好第2(定数1)は前回、ともに新顔2人が争った選挙区。今回、美馬第2は現職の南氏が、三好第2では現職の元木氏が、いずれも自民公認で立候補の準備を進めている。


 一方、三好第1(定数2)は自民と無所属の現職2人。来代氏は当選5回で自民公認として立候補の予定。黒川氏は当選3回で、無所属での立候補となるが、民主系の県議会会派「新風・民主クラブ」の会長。


◆一騎打ちの様相


 那賀(定数1)は、前回、前々回(那賀第2)と一騎打ちによる僅差の激戦だった。今回も自民現職の杉本氏に、無所属新顔の山崎氏が挑む一騎打ちの様相。山崎氏は仙谷由人・民主党代表代行の元秘書。


◆新顔2人が挑戦


 海部(定数2)は前回の無投票とは一転、重清氏、西沢氏の自民現職に対し、無所属新顔2人が挑む構図。元美波町議の戎野氏は、議席の空白区の解消を目指す民主や、社民、新社会の推薦を受ける。もう1人の新顔は、元県立海部病院事務局長の宮原氏。


◆1人表明投票に


 板野(定数5)は現職5人が準備を進め、無投票との見方もあったが、2月に入り、新顔が立候補を表明した。現職は、北島氏、木南氏、森田氏の自民3人と、民主の臼木氏、共産の扶川氏。新顔は、元海上自衛官の浜氏。

1037チバQ:2011/03/06(日) 10:01:32
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110305/kgw11030518070004-n1.htm
選挙優先か、市長への質問放棄 香川・さぬき市議会
2011.3.5 16:51
 香川県さぬき市議会の3月定例議会で、大山茂樹市長に対する各会派の代表質問が見送られる異例の事態が起きた。市議が4月の統一地方選準備を優先した影響とみられ、住民の議会不信に拍車が掛かりかねない。市民から「職務放棄に等しく、恥ずかしい」と、批判の声が上がっている。

 市議会事務局によると、2002年の5町合併で市が発足して以来、代表質問が見送られたのは初めて。来年度の当初予算案など重要な議案が審議される3月議会は、各議員の質問項目が多くなるのが通例だという。

 代表質問できるのは、規定により3人以上の所属議員がいる会派。現在は、いずれも保守系の「新風会」(12人)と「飛翔の会」(6人)の2会派に限られている。

 新風会の国方幸治会長は取材に対し「選挙準備の影響がないわけではないが、所属議員と話し合う時間が足りず、会派として未熟だった。市民に対し心苦しく感じている」と、対応が不適切だったことを認めた。

1038チバQ:2011/03/06(日) 19:31:39
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20110305000207
選択のとき 県議選を前に(上)各党の思惑
2011/03/05 10:35

今春の統一地方選で定数が四つ削減される香川県議会。各会派の勢力図はどう変わるのだろうか
 「今回の定数削減は本当に厳しい。生き残るために必死ですよ」。4月の香川県議選で定数が17から15に減る高松市選挙区の立候補予定者らは口々に漏らす。

 県議選の定数変更は1979年4月以来、32年ぶり。削減は初めて、それも一気に4議席も減るとあって、候補予定者や各政党は危機感を募らせている。

擁立もできず
 「ことしは民主党にとって正念場の年」。2月6日、高松市で開かれた民主党県連大会。あいさつに立った衆院議員の玉木雄一郎代表は終始、厳しい表情を崩さなかった。

 一昨年夏に政権交代を果たして1年半。敗北した昨夏の参院選後も厳しい逆風は収まらず、民主党は地方選でも苦戦を余儀なくされている。

 今回の県議選ではベテラン県議1人が勇退。県連は昨夏から候補者の公募を開始したが、思うように人が集まらず、これまでに公認したのは現職2人と新人2人の計4人。現有3議席から1増にとどまる。

 候補者はすべて高松市選挙区。「特に力を入れた2、3区エリアで候補者を立てられなかったのは残念」と玉木代表。家族の反対や本人が申請を取り下げたケースもあったことを説明し、党が置かれている厳しい情勢をかみしめる。

 菅内閣の支持率低迷も足を引っ張る。ある県議選候補者は「選挙戦では党を前面には出さない。自分のやってきた仕事を地元を中心に訴えるだけ」。党から距離を置く姿勢すら見える。

勢力維持狙う
 一方、県議会で最大勢力を誇る自民党。現在は定数45のうち7割弱の31議席を占める。これまでにベテランを中心に6人が勇退を表明。県連は新人5人を公認し、現職25人と合わせて計30人を擁立する。

 綾田福雄・県連幹事長は「目標はあくまで全員当選。無所属候補も含め、現状維持を目指す」と強調する。ただ、自民の場合、多くの選挙区で自民の議員同士の争いとなるため、党よりも議員個人の活動が主体。「結局は自分の力で勝ち上がっていくしかない」(若手県議)のが実情だ。

 現在と同じ6人を立てて県議選に臨む社民党県連。奥田研二代表は「逆風ではないが、最近は候補者選びが難しい状況」と説明し、「取りこぼしは許されない。背水の陣で全員勝利を」と力を込める。高松市選挙区では、推薦候補を前回の3人から2人に絞って必勝を期す。

 公明、共産は高松市選挙区で、それぞれ現職2人の再選が「至上命題」。定数減に危機感を強め、組織のてこ入れや支援団体との連携強化などに力を注ぐ。政治団体「未来の種をまく会」も高松、三豊、三木の3選挙区で候補者を推薦。元職が高松で維持してきた1議席からの勢力拡大を狙っている。

   ★    ★

 4月1日の県議選告示まで1カ月を切った。定数が四つ削減され、勢力図はどう変わるのか。多くのベテラン議員が勇退する影響は。県議選の情勢を探った。

1039チバQ:2011/03/06(日) 19:33:52
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20110306000160&ref=rss
選択のとき 県議選を前に(下)見えぬ違い
2011/03/06 10:17

香川県議選に向けた事務所開きで気勢を上げる立候補予定者ら。選挙戦では有権者に何を訴えるのだろうか
 昨年7月。知事選に向けた政策協定発表の席で、浜田恵造香川県知事を囲んで県議会の自民、社民、民主の3会派代表が握手を交わした。その後、公明も加わり、主要4会派が浜田氏に「相乗り」の形となった。

 共産を除きオール与党体制の県議会。県民からは「浜田県政に対するスタンスの違いが見えない。今回の県議選は何が争点になるの」との声も聞こえてくる。

地元への貢献
 地域経済の活性化や財政健全化、教育の再生など県が抱える課題は多い。しかし、県議会ではこうした問題にどのように取り組むのか政党・会派による違いは見えにくい。

 地方選では、もともと地縁・血縁が優先され、政策や政党で候補者を選ぶことは少ない。保守的と言われる地域でも、革新系の候補者を地域代表的に応援するケースもある。

 「国政選挙とは違う。国政の課題は争点にならないし、都市部を除いて中央の風の影響も受けにくい。県内で大きな争点となるような事案もない」と自民党幹部。現職の県議は「結局は選挙区のために、どのような貢献をしたかが問われる」と口をそろえる。

 今回の県議選では、ベテランを中心に自民6人、社民、民主各1人の計8人が勇退を表明。一方、新人は15人程度が名乗りを上げる見通しだ。

 過去の選挙戦をみても、実績のない新人の場合は現職との違いを強調することが多いが、それでも「若さ」や「世代交代」などを訴えるケースがほとんど。具体的な政策の違いを打ち出す候補者は少ないのが現状で、主張の差は分かりにくい。

厳しい視線も
 大阪府や愛知県などで首長が率いる地域政党が有権者の支持を集める一方で、既存の議会に対しては、名古屋市や鹿児島県阿久根市の議会リコールなどのように、住民から厳しい視線が注がれている。

 だが、議会内では「名古屋などは極端なケース。香川とは事情が異なる」との声が大勢。篠原公七県議会議長は「大事なのは、住民との信頼関係。地域に密着し、日ごろから住民の声を聞く活動をしていればそんな問題は起きないはず」と強調する。

 初の定数削減、委員会審議のインターネット中継など、県議会でも一定の改革は進んでいるが、政務調査費や海外視察の在り方などについては、疑問の声も上がっている。

 「海外視察の予算削減や政務調査費の効率的な運用に努め、議会改革をリードしていきたい」「議員報酬の削減などをアピールし、県民の理解の得られる議員となれるか訴えていく」

 正面から議会改革を打ち出すこうした声は議会内では少数派だが、議会の透明性を高める取り組みは今後も不可欠だろう。

 県民に必要とされる議員、議会とはどのようなものなのか。候補者が地域住民のニーズをどう受け止め、選挙戦で何を訴えていくのか注目される。

1040チバQ:2011/03/07(月) 22:39:10
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110307/lcl11030718070001-n1.htm
広島で地域政党設立 市長選立候補予定の元市議
2011.3.7 18:06
 4月の広島市長選に立候補を予定している元市議、大原邦夫氏(61)は7日、地域政党「広島からのうねり」を設立した。

 市長報酬や議員定数の削減を掲げ、「地方から国を変える動きを広島でも始めるべきだ」と主張。広島市議選の候補者らに参加を呼び掛ける。大阪府の橋下徹知事の「大阪維新の会」や名古屋市の河村たかし市長の「減税日本」にも協力を求める方針。

1041沖縄無党派:2011/03/10(木) 22:32:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110310-00000196-mailo-l32
’11統一地方選:知事選 松江の元会社員・安部氏が出馬表明 /島根

松江市在住の元会社員、安部茂樹氏(31)が9日記者会見し、来月10日投開票の知事選への立候補を表明した。知事選への出馬表明は安部氏が4人目。
 安部氏は「日本史上最もスマートな自治体を目指す」とし、国際社会で通用する人材を育てるイマージョン教育の推進▽中海圏域経済圏の確立▽出雲空港、萩・石見空港の航空料金の段階的無料化などを公約に掲げた。
 安部氏は小、中、高校時代を出雲市で過ごし、島根大、岩手県立大大学院を卒業。盛岡市内の会社に勤めていたが、知事選に立候補するため今年2月に退職し、盛岡市から松江市内に転居した。【目野創】

1042チバQ:2011/03/12(土) 15:39:22
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20110307-OYT8T01111.htm
初の無投票か 松江/現新一騎打ち 八束
県議選情勢 (1)  統一地方選で行われる県議選(定数37)は、4月1日の告示まで1か月を切っている。43人が立候補の準備をしており、事務所の開設や、集会が相次いでいる。14選挙区のうち8選挙区で無投票の可能性があるが、選挙戦に突入する見通しの選挙区では、各陣営が水面下で火花を散らしている。県議選の情勢を4回に分けて紹介する。(敬称略)

【松 江】 前回民主推薦で4選を果たした無所属の石倉俊紀が引退の意向で、昨夏の参院選島根選挙区に出馬した民主の岩田が立候補を表明している。定数10に対し、立候補を予定しているのは現職9人、新人1人の計10人。1947年の第1回から毎回選挙戦が行われていたが、今回初めて無投票になる可能性もある。

 民主は、角と岩田、推薦の白石を含めて3人を擁立し、議席増を目指す。自民は、浅野、細田、福田、五百川、小沢の現職5人が立候補する予定で、それぞれ集会を開くなどして支持固めに励む。公明は、三島が県内唯一の議席の死守を目指す。共産は、尾村が再選をうかがう。

【安 来】 民主の石橋、自民の島田の現職2人に加え、無所属の嘉本が先月末に立候補を表明し、無投票の見通しから一転、3人による激しい選挙戦になりそうだ。

 民主党県連代表代行の石橋は、労組の支援を受けて支持固めを図る。島田は、後援会を中心とした集会を重ね、建設業関係の団体などから推薦を受ける。嘉本は、安来市議2期の実績を訴え、知名度アップを急いでいる。

【八 束】 再選を目指す自民の加藤と、民主、国民新の推薦を受ける元東出雲町長の石原の一騎打ちとなる公算。激しい票の奪い合いになりそう。

 加藤は、地元の商工会や農業関係者の団体からの推薦を得て、昨年末から活動を活発化させ、企業回りなどに取り組む。石原は、連合島根の推薦も受け、労組からの票の取り込みを目指す。地区単位の女性集会を開くなどしている。

【隠 岐】 2期目を目指していた民主系の現職、門脇が立候補を表明していたが、健康上の理由などから引退も視野に検討している。支援してきた連合島根などと調整を急いでいる。

 自民にとって県内唯一の「空白区」だったが、元隠岐の島町議の吉田が自民推薦で立候補することを決めた。先月下旬から会合などで支持を呼びかけている。

◇松江選挙区(定数10)

浅野俊雄80 自現〈11〉
細田重雄73 自現〈11〉
福田正明62 自現〈6〉
五百川純寿62 自現〈5〉
三島治61 公現〈4〉
小沢秀多61 自現〈3〉
尾村利成48 共現〈2〉
角智子56 民現〈1〉
白石恵子61 無現〈1〉
岩田浩岳35 民新

◇安来選挙区(定数2)
島田三郎54 自現〈4〉
石橋富二雄63 民現〈3〉
嘉本祐一47 無新

◇八束選挙区(定数1)
加藤勇58 自現〈1〉
石原真一62 無新

◇隠岐選挙区(定数1)
門脇誠三63 無現〈1〉
吉田政司63 無新

<注>氏名、投票日現在の年齢、所属党派、新旧、当選回数(<>数字)。氏名の並びは当選回数の順。同じ場合は五十音順で表記。

(2011年3月8日 読売新聞)

1043チバQ:2011/03/12(土) 15:40:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20110309-OYT8T01030.htm
民主、1人のみ 出雲/3新人挑む 雲南・飯石
【出  雲】 定数と同数の現職6人、新人1人の計7人が立候補を表明している。無投票になれば、2003年以来8年ぶり5回目。


 民主は、複数候補の擁立を目指したが、人選が難航。珍部の再選に全力を注ぐ。自民現職の多久和忠雄が引退するが、後継候補は見つかっていない。自民は、佐々木、森山、原、園山が出馬の予定で、それぞれの支持基盤を着実に固めている。無所属の成相は、県経済の立て直しなどを訴える。共産は、旧出雲市時代から市議を約15年務めた万代が県議会での共産2議席目を狙う。

【簸  川】 現職の池田が無所属で立候補を予定。7日になって、元職の矢野も無所属での立候補を表明した。2人とも自民系で、前回は約300票差の接戦を演じた。今回も激しい選挙戦が予想される。

 池田は今年に入り、1日200軒を目標に支持者回りを続けている。矢野は4年前から続く後援会を頼りに議席奪還に挑む。

【雲南・飯石】 自民の現職2人が引退し、同党の現職、福間に新人3人が挑む構図。選挙区内の投票所数が前回から半減するため、高齢者を中心に投票率の低下も懸念されている。

 福間は、旧木次町を中心とした旧大原郡が地盤。中山間地域の問題などに取り組んできた実績を訴える。社民、民主、国民新から推薦を受ける足立は県議選2度目の挑戦。800票余りの差で敗れた前回の雪辱を目指す。旧大東町が地盤の元雲南市議、山崎は県中小企業団体中央会にいた経験を生かし、中小企業支援を訴える。元県職員の山根は旧飯石郡が地盤で、引退する上代義郎の支持基盤を引き継ぐ。

【仁  多】 自民の絲原が4選を目指す。前回まで6回連続で無投票。民主や共産など他党の動きはなく、7回連続の無投票になる可能性が高い。(敬称略)

◇出雲選挙区(定数7)
佐々木雄三66 自現〈8〉
成相安信59 無現〈7〉
森山健一57 自現〈6〉
原成充66 自現〈5〉
園山繁54 自現〈2〉
珍部芳裕33 民現〈1〉
万代弘美61 共新

◇簸川選挙区
(定数1)
矢野潔64 無元〈4〉
池田一50 無現〈1〉

◇雲南・飯石選挙区(定数3)
福間賢造63 自現〈3〉
足立昭二55 無新
山崎英志52 無新
山根成二60 無新

◇仁多選挙区(定数1)
絲原 徳康63 自現〈3〉

<注>氏名、投票日現在の年齢、所属党派、新旧、当選回数(< >数字)。氏名の並びは当選回数の順。同じ場合は五十音順で表記。

(2011年3月10日 読売新聞)

1044チバQ:2011/03/12(土) 15:41:37
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20110310-OYT8T01175.htm
統一選2011 民主擁立断念 江津/6連続無投票か 邑智
【大 田】 当選3回の自民現職、藤山勉が引退。今のところ、民主現職の和田、自民が推薦する無所属新人の生越が出馬の意向を固めているが、他に動きがなく、無投票になる可能性がある。

 和田は社民、国民新の推薦を受け、支持基盤の強化と無党派層の開拓に力を注ぐ。市民活動を通じた独自の人脈を持ち、支持層の拡大に余念がない。昨年12月に出馬表明した元大田市議の生越は、約140団体の推薦を得た。あいさつ回りや集会などで票の掘り起こしに懸命だ。

【江 津】 自民の藤間が再選を目指して立候補を予定している。4年前は共産候補との選挙戦になったが、今回は他に動きはない。民主は候補者の擁立を検討していたが、断念した。

 藤間は2月上旬、国道9号沿いに事務所を開き、経済団体や住民団体、地元企業などへのあいさつ回りを積極的に進めている。

【邑 智】 自民現職、洲浜の他に立候補の動きが見られず、初当選から6回連続で無投票当選になる公算が大きい。

 洲浜は5期務めてきた実績を強調しながら、選挙区全域で支持層の拡大を図っている。2月13日に川本町で開いた700人規模の総決起大会には、県選出の竹下亘衆院議員、青木一彦参院議員が駆けつけ、結束を強めた。(敬称略)

◇大田選挙区(定数2)
和田章一郎63 民現<2>
生越俊一54 無新

◇江津選挙区(定数1)
藤間恵一60 自現<1>

◇邑智選挙区(定数1)
洲浜繁達70 自現<5>

<注>氏名、投票日現在の年齢、所属党派、新旧、当選回数(<>数字)。氏名の並びは当選回数の順。

(2011年3月11日 読売新聞)

1045チバQ:2011/03/12(土) 15:42:29
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20110311-OYT8T00937.htm
無投票避ける動き 浜田/現新激突か 鹿足

統一選2011 県議選情報 
 【浜 田】

 民主の須山、自民の岡本、大屋の現職3人が選挙戦をにらんで準備を進めている。前回に続く無投票を避けようとする動きもあり、情勢は流動的だ。

 須山は社民、国民新の推薦を受ける。政権与党の立場を訴え、支持者の獲得を目指す。岡本は旧那賀郡区の選出で、旧郡部に抜群の知名度があり、市中心部にも支持を広げようと力を入れる。大屋は市中心部が地盤。2月27日に事務所開きを行った。こまめにミニ集会を開き、旧郡部への浸透も図っている。

 【益 田】

 県議長の自民現職、田原正居が引退する意向を固めている。自民が議席を独占する状態が20年続いてきたが、田原の後継はなく、自民現職の田中、中島に加え、民主、国民新が推薦する新人の平谷が議席を狙う。

 前益田市議の平谷は、ミニ集会を通じて浸透を図り、田中、中島は各地区での会合出席や、県政報告会の開催などで支持固めを進めている。ただ、3人のほかに出馬の動きがなく、無投票になる可能性がある。

 【鹿 足】

 自民推薦で4選を目指す中村と、民主、国民新が推薦、社民が支持する新人の斎藤が立候補を表明。一騎打ちとなる公算が大きい。

 共に無所属での立候補だが、推薦政党をみると、自民と、民主や国民新などとの対決の構図で、激戦が予想される。

 中村は溝口知事と共に県政報告会を開くなど、これまでの実績をアピール。斎藤はこまめに地区を回り、知名度アップに努めている。(敬称略)=終わり

◇浜田選挙区(定数3)
岡本昭二64 自現〈4〉
大屋俊弘59 自現〈3〉
須山隆49 民現〈1〉

◇益田選挙区(定数3)
田中八洲男67 自現〈2〉
中島謙二54 自現〈1〉
平谷昭64 無新

◇鹿足選挙区(定数1)
中村芳信57 無現〈3〉
斎藤哲史53 無新

<注>氏名、投票日現在の年齢、所属党派、新旧、当選回数(< >数字)。氏名の並びは当選回数の順。

(2011年3月12日 読売新聞)

1046チバQ:2011/03/12(土) 15:48:50
http://www.nnn.co.jp/news/110312/20110312003.html
県議会基本条例を否決 鳥取県議会2月定例会
2011年03月12日

 鳥取県議会は2月定例会最終日の11日、会派・県議会自民党が提案した県議会基本条例案を賛成少数で否決した。県議会自民党と他会派との間で条例案の是非をめぐり討論の応酬があり、無記名投票の結果、賛成は13、反対は21だった。条例の必要性は他の会派もおおむね認めたものの、今回は条例案提案に至った経緯や条文の内容などに注文が付き、同条例の検討は改選後に持ち越されることになった。

 条例案は県議会自民党の全議員13人の連名で提案された。7章26条で構成され、議会の役割や知事との関係などを条文化した。知事の反問権や議員間討議の推奨、会派結成要件を「2人以上」とすることなどが盛り込まれている。

 提案者を代表し、県議会自民党の山根英明会長は「議会改革の集大成として、議会活動を県民に明らかにし、県民の負託に応えたい」と提案理由を説明。この提案に対して、他会派の議員から反対討論が相次いだ。

 絆の福間裕隆議員は提案前に十分な議論の機会が設けられなかったとして「提案までのプロセスに問題がある」と討論。公明党の銀杏泰利議員は「改選後にきっちりと討論すべき」と訴え、共産党の市谷知子議員は「強行採決を図るのは選挙目当てのパフォーマンス」と批判した。

 県議会自民党は2人が賛成討論に立ち、伊藤美都夫議員は「手続き論が(反対討論の)中心になっているのは残念。議会はよりいっそうの自己改革を進めなければならない」と述べたが、投票で条例案は否決された。

 ただ、反対者からも「条例制定自体は否定しない」などの意見もあったことから、改選後の議会で条例制定の動きが再燃する可能性は高いと言えそうだ。

1047チバQ:2011/03/12(土) 16:13:49
http://mainichi.jp/area/kagawa/news/20110312ddlk37010260000c.html
東かがわ市議会:解散決議案提出 市長選と同日選求め /香川
 3月定例会中の東かがわ市議会で11日、議員発議の解散決議案が議長に提出された。11月の任期満了に伴う市議選を4月の市長選と同日選に前倒しし、経費節減や効率化を図る狙いだという。22日の本会議で提案、採決される。

 議案は市議4人が連名で出した。提案者の一人、石橋英雄議員(市民の会)は「厳しい財政状況の中で議会も経費節減に努めるべきだ」と提案理由を説明。市選管によると同日選になった場合、約2000万円が節減できるという。

 可決には議員定数の4分の3以上が出席し、出席議員の5分の4以上が賛成しなければならない。全議員19人(欠員1人)が出席した場合、16人以上の賛成が必要。「市民に付託を受けた任期が残っている」と反対する議員もおり、可決されるかどうかは微妙だ。07年3月議会でも同様の議案が提案されたが、1票差で否決された。

 市長選は市議補選(定員1人)とともに4月17日告示、24日投開票。市議の定数は次回選から定数2減の18となる。【馬渕晶子】

1048チバQ:2011/03/12(土) 16:19:22
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201103120003.html
三原市議会、活性化へ反問権 '11/3/12

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 三原市議会の議会基本条例等調査特別委員会は11日、条例素案をまとめ、議員全員協議会で報告した。本会議などで市側が議員に質問できる反問権の導入を盛り込み、議論の活発化を図る。2012年度の施行を目指す。

 反問権を導入すると、議員の質問に答えるだけだった市長や市幹部が逆に質問できる。議論がかみ合い、分かりやすくなるなどのメリットがある。素案では本会議と委員会で、議員の質問に答弁する市長たちが「論点を明確にするため、議員に対し問うことができる」と規定した。

 素案は「議員の活動原則」「市民と議会との関係」など全12章、27条で構成。反問権のほか、市民への説明責任や情報公開の徹底などを定めた。

1049チバQ:2011/03/13(日) 20:25:53
http://mainichi.jp/area/tottori/archive/news/2011/03/11/20110311ddlk31010531000c.html
模索する二元代表:’11統一地方選/上 弱まるチェック機能 /鳥取
 自治体では住民の代表として首長と議員をそれぞれ選び、互いにチェック機能を果たす「二元代表制」がとられている。民主党政権が地域主権改革を掲げ、また各地で地方政党が生まれて、地方自治はかつてないほど熱を帯びてきている。県内で二元代表制は本来の働きをしているのだろうか。統一地方選を前に地方議会の現場を見つめ直してみた。【宇多川はるか】

 ◇平井県政下4年間、原案通り可決ほとんど 「議場に緊張感ない」批判も
 「あのときは知事側も調整してきた。だから議会側も調整した」。自民系有力県議は、08年12月の県情報公開条例改正をそう振り返る。

 全国学力テストの市町村別と学校別データの開示を巡り、県教委は学校別まで開示する一方、開示請求者に「学校の序列化などが生じないようにデータを利用しなければならない」と使用制限を設けた改正案を提示。原則公開を主張する開示派と、教育現場への影響を懸念して非開示を訴える市町村教委などとの折衷案だった。

 「情報公開の主旨に反する」という批判も上がったが、平井伸治知事は県教委案をそのまま県議会に提案した。

 県議会の最大勢力、自民系会派内でも反対する議員はいた。条文のあいまいさなどを指摘し、一時は改正案可決の雲行きは怪しく見えた。

 だが、採決では反対していた自民系議員も賛成に回って賛成多数で可決。有力議員らが反対議員の「調整」に乗り出し、自民系会派が賛成でまとまった。自民系議員の反対論がなぜ賛成に転じたのか、明らかにされぬまま決着した。

   ◇    ◇

 名古屋市をはじめ、首長と議会の対立が先鋭化して混乱する自治体が相次ぐ中、平井県政下の県議会は平穏に見える。

 県議会事務局によると、片山善博前知事時代の2期8年で否決または修正された知事提出議案は15議案。平井県政下の4年間(昨年11月議会時点)では、修正は鳥取砂丘での禁止行為に対する罰金額を巡る1件▽否決は倉吉未来中心の指定管理者に関する条例改正案の1件にとどまる。ほとんどが原案通り可決。県情報公開条例改正案もその一つだ。

 「県民に人気がある」と平井知事を評価するムードが議会全体に漂っている。片山知事就任時から議員を務める自民系議員は「片山さんは首長としての権限を主張して議会にぶつかってきたが、平井知事は違う。無駄な争いは避ける。ぶつかる前に、ちょっと手前で止める。穏やかな性格で頭もいい」と評する。

 「議場に緊張感がない」。そんな批判にある自民系議員は「議場でのやり取りだけじゃない。背景があるんだ」と反論する。片山前知事は質問も答弁も事前に決まっている県議会を「学芸会」と揶揄(やゆ)。徹底した情報公開を進め、「根回し」廃止を進めた。「片山県政で議会改革が進み、マイナス状態だった議会がプラマイゼロになった。平井県政下では政策を実らせて市民生活に還元する段階にきた」とこの議員は言う。

 経済政策に重点を置く平井知事は、市町村や民間への財政支援に積極的だ。こうした施策も議会で評価が高い。民主系議員は「今はあす食べるものも困るような経済状態。追い打ちをかけるように自然災害もあった。議会も知事とケンカしてる場合じゃない」と話す。

   ◇    ◇

 県公共事業評価委員や県版事業仕分けの「仕分け人」を務めてきた鳥取大地域学部の小野達也教授(政策評価論)は「鳥取県政には議会がうるさくチェックすべきものがたくさんある」と指摘する。「よりよい政策のために建設的な議論をするのが議員の役割。形式的な議論でお墨付きを与えるぐらいの議会ならいらない。なぜ賛成するのかという重要な議論をオープンにしなければ情報公開も意味がない」と話している。

毎日新聞 2011年3月11日 地方版

1050チバQ:2011/03/13(日) 20:27:44
http://mainichi.jp/area/tottori/archive/news/2011/03/12/20110312ddlk31010143000c.html
模索する二元代表:’11統一地方選/下 議会基本条例、使い方次第 /鳥取
 ◇議論の活性化に期待 再生の鍵を握るのは有権者の目
 「条例の内容はいいが絵に描いた餅にならないか」「本来やらねばならんことを書いているだけ。議会は今まで何をやってきたんだ」……。

 3月2日、智頭町埴師の土師地区公民館。小雪が舞う中、2階の一室で町議4人と住民7人がひざを突き合わせた。3月議会で議会基本条例制定を目指す町議会が開いた説明会での一幕。住民からは厳しい意見が相次いだ。

 基本条例は、地方議会の理念や活動原則を定める。北海道栗山町が06年に先駆けて制定し、全国に広がった。自治体議会改革フォーラム(東京)によると、3月8日現在、15都道府県議会と153市町村議会が制定したという。

 県内では、南部町(07年12月)▽北栄町(09年3月)▽若桜町(09年9月)が制定。県議会では2月議会で提案されたが、11日に否決された。

 内容は自治体によって異なるが、議会を二元代表制の一翼を担う、監視機能と立法機能を有した意思決定機関と位置づけ、政策形成能力の向上▽議会報告会の開催▽議員同士の自由かっ達な議論などを盛り込むものが多い。

 制定した県内3町の町議の多くは「意識が変わった」と話す。一方で議員提案の条例制定といった形になった成果はまだない。「条例自体が目的になってしまった。変化はなく、何のために作ったのかわからない」と話す町議もいる。

 ある議会事務局長は「条文の内容はあまりにも重い。なあなあできた議会が、条例を制定したからといってすぐに変われるわけではない」と話す。

 議会に新風を巻き起こす仕掛けもある。町長ら執行部側が議員に逆質問できる「反問権」だ。質問の趣旨や議員の意見をただすことが可能になる。下手な質問は墓穴を掘ることになりかねないため緊張感が生まれ、議論を活性させると期待される。

 3町の「反問」実績は、南部7回▽北栄2回▽若桜0回(2月末現在)。

 南部町の坂本昭文町長は「今まではむちゃくちゃな質問もあったが、反問によりまともな質問が多くなった」と話す。ある同町町議は「反問権で一番変わった。深い議論ができるようになった」、別の町議も「反問された人はドキッとするかもしれないが、活発な議会になった」と評価する。

 一方、北栄町では、09年9月議会で町に活気がないこと取り上げた議員に松本昭夫町長が「どのように活気がないのか」と逆質問。議員は「答える必要はない」と回答しなかった。松本町長は「何のために議会基本条例をつくったのか」と物言いを付けた。松本町長は「議員は反問権への用意がまだできていないのではないか」と振り返る。

 反問ゼロの若桜町。議員らは「どんどん使ってほしい」と話すが、小林昌司町長は「使いたいが、重箱の隅をつつくような質問ばかりで反問するような質問がない。政策提言をどんどんしてほしい」と議員側にボールを投げ返す。

 条例制定を目指す智頭のある町議は「住民から厳しいしっ責を受けることも覚悟の上。我々は変わらなくてはならない」と決意を込める。

 あるべき二元代表制を模索する中で注目された議会基本条例だが、生かされるかどうかは使い方にかかっている。議会再生の鍵を握るのは結局、各議員であり、議員を選ぶ有権者の目が問われている。【遠藤浩二】

毎日新聞 2011年3月12日 地方版

1051沖縄無党派:2011/03/13(日) 23:05:43
≫1041の安部氏ですが…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110313-00000157-mailo-l32

’11統一地方選:知事選 安部氏、出馬断念 東日本大震災で妻と連絡取れず /島根
知事選へ立候補を表明していた元会社員、安部茂樹氏(31)=松江市在住=が12日、急きょ立候補を取りやめた。安部氏は毎日新聞の取材に対し、「妻子は盛岡市に住んでいるが、東北地方で起きた大地震のため連絡がつかない。私は盛岡に向かっている最中で、断腸の思いだが、立候補は現実的には難しい」と話した。
 安部氏は今月9日記者会見し、知事選に立候補することを表明したばかりだった。【目野創】

1052とはずがたり:2011/03/15(火) 21:44:29

広島市長選:自民、前厚労省局長を推薦
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110316k0000m010111000c.html

 任期満了に伴う広島市長選(4月10日投開票)で、自民党は15日、新人の前厚生労働省中央労働委員会事務局長、松井一実氏(58)の推薦を決めた。同市長選には他に新人7人が立候補を予定している。

毎日新聞 2011年3月15日 21時19分

1053チバQ:2011/03/17(木) 19:49:29
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20110301ddlk33010495000c.html
現場発:’11統一地方選 地方議員ってなんだ/1 深まる既成政党への不信 /岡山
 ◇県議・岡山市議選、告示まで1カ月 問われる存在意義
 「4月の選挙が民主党政権の帰趨(きすう)を決めるんです」。江田五月法相は2月下旬のある夕、北区の公民館で支持者に切々と訴えた。県議選、岡山市議選の新人候補予定者2人を横に、菅直人首相の盟友である江田氏は険しい表情を崩さない。女性支持者はつらそうに江田氏に「どこに行っても民主党批判ばかりなんです」と漏らした。

 政権交代後初の統一選で民主は県議選で13人、岡山市議選で11人を公認・推薦する。県議会(定数56)は、6割以上の36議席を占める自民の牙城だ。民主はそのわずか9分の1の4議席。自民の牙城を突き崩すことが民主の大きな課題だ。

 民主は09年末から候補者公募を始め、ローカルマニフェストも作ったが、逆風は日増しに強まるばかり。県議選で擁立を予定する人数も目標の16人に届いていない。

 北区の民主集会と同じ日の朝、自民党国対委員長の逢沢一郎衆院議員(岡山1区)は中区の自民県議の事務所開きで声を張り上げた。「場合によっては解散・総選挙もそう遠くない。岡山で圧倒的な存在感を示そうじゃありませんか」

 自民県議は「今回の選挙は自民の力を示すという意味でも頑張らないといけない」。公明県本部の幹部も「菅政権即時退陣は統一選でも押し出したい」と強調する。

 しかし、既成政党の訴えは、有権者の心に響いているのだろうか。岡山市内の自民県議は「無党派は今回、民主にも自民にも行かない。選挙区割も変わったし、従来の支持者に自分の名前を書いてもらうのが先決だ」と冷やかに語る。

 前回07年の県議選の投票率50・71%は、09年衆院選の68・57%と比べても大きく下回る。地方議員に対する有権者の関心は低く、しかも既成政党への不信は深まる一方だ。

 江田法相らが北区で支持を訴えたのと同じ日、倉敷市であったローカルマニフェストを推進する集会で北川正恭・元三重県知事は訴えた。「国会議員の集票マシンとなり、国に陳情するのが政党支部の役割ではない。地方議員はもっと、地域に根差した政策を訴えなければいけない。全国で相次ぐ地域政党はその現れだ」

    ◇

 県議選、岡山市議選告示(4月1日)まで1カ月に迫った。地域主権が叫ばれる一方で、地方議会のリコールなどが相次ぎ、地方議員の存在意義が問われている。県内で、地方議会や議員のあり方を探る。【統一地方選取材班】

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 ◇県内の議員勢力分布図
 県内の国会議員は、参院岡山選挙区で民主が2議席を独占。衆院小選挙区では民主が2、4区、自民が1、5区、たちあがれ日本が3区で議席を持つ。比例代表を含めると民主4人に対し、自民4人。県議選で各政党の公認・推薦状況(28日現在)は自民が公認36、推薦1▽民主公認11、推薦2▽公明公認5▽共産公認5。たちあがれ日本は自民現職2人を推薦している。民主は所属県議がゼロだった衆院岡山5区内で2人の擁立を決めている。

1054チバQ:2011/03/17(木) 19:49:54
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20110302ddlk33010531000c.html
現場発:’11統一地方選 地方議員ってなんだ/2 県議大幅減を求める声 /岡山
 ◇存在感高まる岡山市議
 「県議がここまで回ってくる選挙はこれまでになかった。市議の基盤に頼りたいんだろうけど……」。北区から出馬予定の岡山市議が疑問を投げかけた。今年4月の統一選で初めて同日選になる県議選(定数56)と岡山市議選(同52)。地域に密着した市議選は前回の投票率を比べても約1ポイント高い。その票の行方で結果が左右されかねない県議は集票に必死だ。

 「岡山市選出の県議の定数は半減できる」。高谷茂男市長が昨年3月、定例会見で発言し、物議を醸した。岡山市・加賀郡で県議は定数19。高谷市長の提案の通りに「1区2人」になれば、同市の県議は8人に激減する。

 翌月の県市議会議長会でも、県北の市議長が「政令市移行による権限移譲で岡山市に関する県の仕事は減った。岡山市選出の県議の定数を減らしてはどうか」と意見を述べた。岡山市は県から国県道の管理や教職員の任免権など1572件の事務を移譲された。警察や県立高校は県の所管だが、市は県を通さず国と直接、交渉できるほど強大な権限を持つ。結局、定数削減発言は「公職選挙法を踏まえていない」として数日後に取り消されたが、定数削減を求める声はくすぶり続ける。

 県議会と岡山市議会の定数削減を要望した岡山市連合町内会の兼松久和会長は「ほぼ同等の権限を持つ以上、極論すれば岡山市の県議はいらない」と強調する。兼松会長は「民意を反映するなら削減の議論をしなければならないのに、議員自ら決めるからなかなか定数が減らない」と話す。岡山市選出の県議は「県民税を一番多く払うのは岡山市民。使い道をチェックするのは県議の役割」などと反論する。県議の役割はかすむ一方で岡山市議は存在感を高める。

 ある岡山市議は「昔は親分の県議が『おい』と言ったら付いていった。今は市議の方が当選回数が多い地域もあり、言うことを聞かない」と明かす。過去2回の統一選で岡山市議から県議にくら替えがあったが今回はゼロ。一方で岡山市議選には国会議員や県議の経験者が立候補を予定する。議員間の縦割りの関係は崩れつつある。【統一地方選取材班】

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 ◇県議選と政令市議選
 政令市は県と同格で、議員選挙も同等の扱いになる。岡山市が09年春に政令市に昇格したことから、今回初めて県議選と岡山市議選が同日選(4月10日投開票)になる。選挙期間は9日間。

 公選法に基づき、選挙区は市と郡の単位で設けられ、政令市の行政区は市と同じ扱い。各区の有権者数は約23〜8万人。県議選も岡山市議選も各区ごとの選挙区。ただし県議選で、北区は加賀郡と合区となっている。

1055チバQ:2011/03/17(木) 19:50:21
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20110303ddlk33010633000c.html
現場発:’11統一地方選 地方議員ってなんだ/3 /岡山
 ◇「議会のあり方」変革迫る 笠岡市、職員・地域担当制を導入
 「開かれた議会を目指して」土曜日に市議会を開催−−。笠岡市議会棟前には今月5日に開く予定の市議会一般質問を知らせる看板が置かれている。住民に身近な議会にする試みとして、傍聴しやすい夜間や休日に開催する例は全国的に見られるが、県内15市議会では笠岡市が昨年、いち早く取り入れた。年2回だが、一般質問を週末に行っている。

 笠岡市議会はここ数年、週末議会以外も、新たな試みに取り組んできた。質問者と市長ら行政当局が向かい合って対面する一般質問を06年に始めた。さらに質問者と行政側が質問と答弁をやりとりする一問一答方式を試行、翌年から本格実施した。「地方分権の流れの中で市民に分かりやすい議会」(山本俊明議長)を目指し、県内で先進的な取り組みを続ける。しかし、その市議会に更に変革を迫る可能性がある施策を市が始めた。

 「地域担当を命じる」。昨年10月1日、市役所分庁舎に集まった職員77人に高木直矢市長は辞令を手渡した。市が始めた地域担当職員制度は、市内をほぼ小学校区ごとの24地区に分け、職員3〜4人の担当者グループが地域と行政のパイプ役や市民活動のコーディネーター役などを務める。公民館や各種住民団体、企業、学校、官公庁の出先機関などが参加し地域の課題を話し合う「まちづくり協議会」を、次の市長・市議選挙が予定される12年4月までに全地区でスタートさせることを目指す。

 「市がやるべき仕事を住民に押しつけるのでは」。市議会で問われたが高木市長は「地域分権化の取り組みだ」と意気込む。「軌道に乗れば、議員の役割も市政の監視や政策提案などが中心になるのでは」とも指摘する。

 「地域代表としての市議はいらなくなるかもしれない」。山本議長もそう感じている。「その時、議員に何が必要か」。笠岡市議会は今、市議会基本条例作りに取り組み、これからの議会のあり方を探る。地方議員の役割を根本から問い直す動きは広がりつつある。【統一地方選取材班】

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 ◇議会基本条例
 地方議会の役割や活動原則を定め、「議会の憲法」とも言われる。基本理念や議案賛否の公表義務づけなど自治体によって内容はさまざま。北海道栗山町議会が06年、住民参加や情報公開を目的に初めて制定。議会改革の声が高まり、全国に広がった。自治体議会改革フォーラム(東京都)によると、広島県など全国167議会が制定。県内では井原市が昨年10月に制定、一般質問の一問一答形式導入などを定めた。4月に施行する。新見市議会も3月議会に提案する。

1056チバQ:2011/03/17(木) 19:50:53
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20110304ddlk33010626000c.html
現場発:’11統一地方選 地方議員ってなんだ/4 /岡山
 ◇県議会政務調査費
 ◇1万円超で領収書 添付透明度では「後進県」
 使途が不透明なため「第二の報酬」と批判された政務調査費。全国で不当支出が問題化し、県議会でも09年度から1万円超の支出について領収書添付が義務付けられた。昨年7月公開の09年度の収支報告書では、返還額が前年度の倍以上の4737万6324円、返還した県議は23人から39人に増えた。収支報告書が初公開された01年度分は使い切った県議が51人いたが09年度分では16人になった。

 公開中の05年度以降の収支報告書によると、09年度分を返還した39人のうち17人は、08年度までの政務調査費を1円も残さず使った。うち1人は「自分なりに厳密に解釈し、政務調査より後援会の活動が多い人件費には充てなかった。先日は1日に6カ所の会議で昼食を出されて代金を置いてきた。金がかかって困る」と話す。別の1人は「判例などを基に厳しく見直した。『過去に不要な支出があったのでは』と思われれば、それでいい」と資料を手に語る。

 県議会は08年に政務調査費検討委員会を設置。領収書添付について自民は「1万円超」、他会派が「すべて」を主張し、議会では自民案が賛成多数で可決された。従来の共産に加え、民主・県民クラブと公明はすべての領収書の自主公開を開始。一部議員からは「1円以上で添付を義務付ければ、もっと返還額が増えるのでは」との声も上がる。

 使途の透明度で岡山は「後進県」だ。一定額以上の支出で領収書添付を義務付けるのは8県だけ。うち兵庫は6月に制度を改め、実質的に40都道府県がすべての領収書を公開する。市民オンブズマンおかやまの重田龍三・副代表幹事(74)は「全国でできて岡山にできないことはない。案分方法や、議会事務局が支払い先の個人名を墨塗りにするなど問題は多い」と批判する。

 岡山大法学部の谷聖美教授(政治学)は、購入品が議員の私物となる制度に「公費を扱う認識がない」と苦言を呈する。「旅費や消耗品はともかく、耐久財や本・資料は県民の共有財産にすべきだ。政務調査費のような制度は海外で聞いたことがない」と話す。大学教員の基礎的な研究費は年間20万〜40万円程度。県議の同420万円という額は「我々と感覚が随分違う」。

 谷教授は「そもそも有権者には『政務調査費は役立っているのか』という不信がある。議員がそれにどう応えるかが根本的な問題だ」と指摘した。【統一地方選取材班】

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 ◇政務調査費
 1960年ごろから補助金として交付され、01年施行の改正地方自治法で制度化された。金額などは都道府県や市町村の条例で定める。県の場合、議員1人に月額35万円を支給。調査研究費(視察など)や資料購入費、広報費、事務所費、事務費(パソコン等の物品購入)などに使える。当初は大半の議会が領収書を公開しなかったが、不当支出が問題になり全国で透明化が進んだ。県内でも岡山市議、倉敷市議の支出について、裁判所や監査委員が不当と判断した例がある。

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 ◇一定額で領収書添付が必要な県
【1万円以上】愛媛

【1万円超】岡山、香川

【3万円以上】愛知、岐阜、島根

【5万円以上】和歌山、兵庫

 ※兵庫は6月の改選後に全面公開

 ※愛知は全面公開を検討中

 ◇近年の政務調査費返還額(返還した県議数)
05年度 171万7855円(8人)

06年度 197万1916円(11人)

07年度 1424万5901円(21人)

08年度 2162万3204円(23人)

09年度 4737万6324円(39人)

 ※05、06年度分で上記以外に、裁判で使途を問われた前県議が「領収書がなく説明できない」と計約604万円を返還。

 ※07年度は現職分のみ。

1057チバQ:2011/03/17(木) 19:56:50
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20110311ddlk34010404000c.html
人口減・広島の明日:’11県議選/上 「就職で県外」どう変える /広島
 4年に一度の県議選(4月1日告示、10日投開票)が迫った。昨年の国勢調査速報値で県の人口は286万769人。前回05年から0・6%減った。人口減少の時代、県政はどこへ舵(かじ)を切ればいいのか。統一地方選を前に、県の未来像を巡る課題を探った。

 ◇20代前半、14年連続で転出超過
 先月22日、中区の広島グリーンアリーナ。東京の就職情報会社主催のセミナーには、県内の中小企業を中心に住宅、流通、機械、フードビジネスなど32社が出展。来春卒業予定の大学生約600人が足を運んだ。

 営業職を探す安田女子大3年の女子学生(21)=安佐南区=は「母が病気がち。地元で就職したい」。広島修道大の門脇寛明さん(21)=安佐南区=は「大手マスコミに行きたいが自信がない。中小企業の方が自分を見てくれるだろうか」と語った。今月卒業する大学生の就職内定率(1月末現在)は71・5%で、前年より0・7ポイント悪化。来春も厳しい状況が予想される。

 この世代の若者をいかに県内につなぎ止めるか。20〜24歳の人口動態を見ると、96年から14年連続で県外転出が転入を上回った。09年の20〜24歳の転出超過2635人のうち、就職によるものは最多の2077人だ。

 「地元に働く場がなければ若い人が転出し、人口減少と活力低下が避けられない」。今月8日まであった県議会定例会でも、論戦が交わされた。湯崎英彦知事は「県内の若者が県内で学び、働き、定着することを促す取り組みや、県外から県内への就職を増やすための取り組み、加えて県内産業を活性化し、量と多様性の両面で雇用の場を広げることが重要だ」と語った。

 県は20〜24歳の転出超過を13年に約1500人まで縮小させる目標を掲げるが、ハードルは高い。就職先として根強い大企業志向がある一方、県内の中堅・中小企業は人材を確保できない「雇用のミスマッチ」をいかに解消するか。理工系大学生に地元企業の魅力を知ってもらうインターンシップや寄付講座の開設など、県は対策に懸命だ。岡本泰宏・県雇用人材確保課長は「県外にある大企業志望の学生が『厳しい』と感じた時に、県内に戻ろうと思ってもらえるか。県外の学生を、広島の中小企業にいかに振り向かせるか。仕組み作りを急ぎたい」。

 旧通産官僚出身で通信系ベンチャーの起業経験を持つ湯崎知事は、投資ファンド「広島版『産業革新機構』」を活用して県内企業を成長させることで、雇用拡大も見込めると強調するが、実効性などを巡り県議会を二分した議論になっている。

 経済界の憂慮も深い。広島商工会議所の深山英樹会頭は「雇用の維持・拡大を含め、地方が元気を取り戻さなくてはいけない」と語る。しかし、首都圏や京阪神など大都市圏への人口流出に抗するのは容易ではない。リクルートスーツ姿の若者が「定住したい」と思える県の将来像は、どんな姿か。県議選で語られるべき大きなテーマだ。

1058チバQ:2011/03/17(木) 19:57:20
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20110314ddlk34010335000c.html
人口減・広島の明日:’11県議選/中 深刻化する医師不足 /広島
 ◇医療格差、解消が急務
 約3年前に睡眠時無呼吸症候群と診断された仙田邦夫さん(83)=府中市上下町=は毎晩、専用器具を鼻に着けて寝る。月に一度、自宅から徒歩約5分の市立府中北市民病院で検査を受ける。「歩いて行ける場所に病院があるから、今は安心して生活ができる」。市は今月2日、北市民病院と、約25キロ南東のJA府中総合病院の経営統合を盛り込んだ市地域医療再生計画を発表した。

 北市民病院(110床)は北部の旧上下町(約5300人)、府中総合病院(199床)は南部の旧府中市(約3万8000人)の中心的な総合病院。医師不足で府中総合病院は04年度に分娩(ぶんべん)に対応できなくなり、09年度に小児夜間救急も休止した。両病院の収支差額はこの年、計約4億2000万円のマイナスだった。

 経営統合後は、両病院を「医療センター」として緊急・重症患者への対応など必要な機能の確保や、分娩と小児救急の13年度再開を掲げる。しかし、高齢化率が37%(市全体は30%)の旧上下町の住民には医療体制縮小への危惧もある。仙田さんは「医師が行き来するようになると、上下町で十分な医療が受けられなくなるのでは」と語る。

 一方、妊娠中に府中総合病院で診察を受け、別の病院で長女(9カ月)を出産した宗藤紫乃さん(31)=同市広谷町=は「妊婦検診から出産まで診てもらえると安心。小児救急も再開されれば、出産後まで総合的にフォローされる」と期待する。

 病院統合に揺れる府中市は、県全体を襲う医師不足問題の断面に過ぎない。特に中山間地は深刻で、無医地区(半径約4キロ内に50人以上が住むが、容易に医療機関が利用できない)の数53は、北海道に次ぐ全国2位だ。

 04年度導入の新医師臨床研修制度が、県の医療態勢を直撃した。かつて新人医師の多くは出身大学で研修を受けたが、選択の幅が広がると地方は敬遠されだした。広島大の臨床研修医は03年度の118人が、04年度は41人に激減した。

 急速な高齢化に対応しながら、安心して出産・子育てができる環境を整え、若者を地域につなぎ止めるために、地方自治の現場で何ができるか。県は09年度に地域医療再生計画を策定し、対策に躍起だ。広島大医学部に09年度設けた奨学金枠を今年度から3倍の15人とし、岡山大医学部にも2枠新設した。奨学生に一定期間、県内中山間地などへの勤務を義務付ける。11年度は全市町や広島大、県医師会などと連携して「地域医療推進機構」を設立。医師の派遣調整や地域医療を志す医師の育成、県外からの医師招致などを目指す。

 県医師会で県地域医療再生計画を担当する松村誠・常任理事は「広島は中山間地を抱えた典型的な県。医師の偏在など医療格差が生まれている。限られた医療資源の再配分をきちんとやっていくことが急務だ」と指摘する。

1059チバQ:2011/03/17(木) 19:57:48
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20110315ddlk34010404000c.html
人口減・広島の明日:’11県議選/下 農業就業人口、平均70.5歳 /広島
 ◇就農者定住に活路
 雪交じりの今月初め。世羅町田打(とうち)地区の広大な麦畑には苗が青々と育っていた。12年前、町内でいち早く農事組合法人「さわやか田打」を設立した坂口義昭さん(66)は「あの時決断しなければ、耕作放棄地の拡大は食い止められなかった」と振り返った。

 同町は標高300〜500メートルの台地に約1万7550人が暮らす。年200人のペースで人口が減り、基幹産業の農業は生産者の高齢化と後継者不足に悩んできた。町主導で農地集約と担い手の明確化で低コスト農業を実現する集落組織化を進め、町内66地区のうち30地区で農事組合法人が設立された。

 田打地区では1枚1〜2ヘクタールの広大な圃場(ほじょう)43ヘクタールで、水稲、麦、大豆を順に作付けする2年3作。法人の昨年の売り上げは約4500万円。戸別所得補償や各種補助金を最大限活用しなければ経営は厳しいが、坂口さんは「集落にまとまりと元気が出てきた」。大阪から昨春Uターン、法人に就職した坂口宙(ひろし)さん(25)は「法人経営のモデルを確立したい」と将来を見据える。

 加工と販売も手掛け、観光交流促進と農家の経営安定を図る「世羅高原6次産業ネットワーク」には61の農事組合法人や個人農業者が加盟。昨年度の売り上げは16億8000万円。年間の観光客126万人は10年前の倍だ。

 新たな試みは農外企業の誘致。農機具大手・ヤンマーは昨年10月から、旧国営農地を開墾した研修農場でホウレンソウやキャベツなどの野菜を栽培している。県の緊急雇用対策を活用し、建設会社や食品会社から派遣された9人が栽培技術を学ぶ。農場長の藤原輝彦さん(41)は「研修生がネットワークを組み、加工・販売まで手を広げたい」と期待する。

 世羅町が直面する農業の課題は他の市町にも共通する。中山間地が広く、大規模化が難しい。過疎と高齢化は深刻で、農業就業人口の平均年齢70・5歳は全国で最高。県は過疎対策の「未来創造支援事業」に、世羅町の「就農希望者が自立した農業経営者として定住できる仕組みづくり」を採択した。11年度から2年間で約7600万円を交付し、就農希望者向け講座などを支援。人口の転出超過ゼロを10年後に目指す。

 国は農産物などの関税を原則撤廃する環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への参加を検討。湯崎英彦知事は、自動車など輸出型の比重が高い県内産業事情から「輸出拡大など国際競争力強化に寄与する」と歓迎する一方、「農業の経営強化に早急に取り組まなければ」とも語る。中山間地を抱える選挙区の県議らは、農業への打撃を懸念する。

 農業の現場は国策に翻弄され続けるが、世羅町の山口寛昭町長は「町は自立した継続可能な一流の農村社会を目指す」と未来像を力強く語った。

   ×  ×

 この企画は樋口岳大、中里顕、高山梓、中尾卓英が担当しました。

1060チバQ:2011/03/19(土) 00:34:50
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20110318ddlk39010665000c.html
自民県連:会長選に現職と副会長出馬 初の選挙戦 /高知
 自民党県連の会長選が17日告示され、衆院議員で現会長の山本有二氏(58)と同じく現副会長の中谷元氏(53)の2人が立候補を表明した。04年から始まった公選制の会長選出で選挙戦になるのは初めて。

 同県連はこの日、党員有権者7211人に投票用紙と2人の所見を添えて発送した。29日に投開票され、常任総務会の承認を経て決定する。会長選挙管理委員会の武石利彦委員長は「これまでは無投票だったが、ようやく選挙をする雰囲気になった。より党員の意志を反映することができる」と話している。

 所見で、山本氏は県連を通じた県民の政治参加の推進や次世代を担う人材発掘と育成などを積極的に行うと主張。

 中谷氏は集会やタウンミーティングを実施した党員の意識改革や、地方の深刻な景気回復のための補正予算を編成させることなどを訴えた。【黄在龍】

毎日新聞 2011年3月18日 地方版

1061チバQ:2011/03/19(土) 00:37:14
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20110318ddlk35010588000c.html
選挙:防府市議選 市長の政治団体、10人推薦へ 結成準備会で方針 /山口
 松浦正人・防府市長が代表を務める政治団体「とことん防府」は16日夜、結成準備会を市内で開き、市議会定数の大幅削減の実現を目指し、12年11月に予定されている市議選で10人程度の候補者を推薦する方針を明らかにした。

 市議会特別委員会では、市民団体からの直接請求を受け、定数を27から17に減らす条例改正案を審議中。18日に可否を採決するが、否決の公算が大きい。

 準備会には約300人が参加。松浦代表は「大きなうねりとなり、市民の声が分かる議会をつくらないといけない」と述べた。

 準備会ではこのほか、4月の県議選防府市区の立候補予定者1人の推薦を決めた。【脇山隆俊】

〔山口版〕

1062チバQ:2011/03/19(土) 22:17:21
>>820
http://mainichi.jp/area/kagawa/news/20110319ddlk37010803000c.html
宇多津町議会:町長給与ゼロの改正案を否決 /香川
 宇多津町議会の3月定例会は18日、谷川俊博町長が再提出した11年度の町長給与をゼロとする条例改正案を反対多数で否決した。

 また、今年度一般会計補正予算案では、谷川町長が給与を財源の一部としたいとした町内3小中のエアコン設置は、その費用約2億2300万円を削除した修正案が賛成多数で可決された。東日本大震災を受け、宇多津小の耐震化工事を優先すべきだとの理由。耐震化工事は11〜14年度までの予定。だが、町教委は12年度完了を目指す検討も始めた。【馬渕晶子】

1063チバQ:2011/03/21(月) 12:03:35
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110320-OYT1T00766.htm
統一選活動自粛ムード、出陣式や街頭演説中止も
 東日本巨大地震の影響が広がる中、統一地方選に臨む立候補予定者から選挙活動の自粛ムードが広がっている。

 出陣式の中止や、告示後に選挙カーの使用を控えることを表明する立候補予定者がいる一方、「当選しないことには、災害対策さえ進められない」と、一時はやめた演説を再開する予定者がいるなど、一様に難しい対応を迫られている。

 県議会のある会派は県議選で、大量のガソリンを使う告示後の選挙カーの使用や、マイクを使った大音響による演説の自粛を発表した。支持者の中に、被災地に関係者がいるケースが多いといい、「こんな時に選挙運動をすべきなのか、と疑問を持つ有権者が多い」と理由を説明した。

 県議選の立候補予定者は、地震前日まで、街角に立ち、スピーカーを使う街頭演説を続けていた。しかし、「被災地の状況を見て、選挙活動をする気になれなかった」と地震後に演説を中止、街頭でのぼりを持つパフォーマンスも中止した。しかし、その間に徳島市内の津波からの避難が難しいとされる地域を回り、「強力に災害対策を進めないと」と、内容を防災に絞った訴えを始めた。

 一方、県議選に出馬する別の予定者は18日、決起集会を開いた。「すでに決めたことを覆すのは難しい。粛々とやろう」と悩んだ末だった。集会では地震で犠牲になった人たちを痛み、集まった支持者ら約500人と黙とうをささげた。

 地震の影響は知事選にも及んでいる。3選を目指す現職・飯泉嘉門氏(50)(無所属)の後援会は告示の24日、徳島市内で大規模に予定していた出陣式を、参加者の安全確保のためにも中止した。選挙カーの使用にも配慮するという。

 一方、新人・山本千代子氏(62)(共産)の陣営は24日の出陣式を予定通りに開く方針。上村秀明県委員長は「県は今後、どう対応するのかを考えてもらうためにも、必要な訴えはしていきたい」としている。(上田真央、田中渥子)

(2011年3月21日05時40分 読売新聞)

1064チバQ:2011/03/22(火) 21:38:48
>>1047
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011032201000728.html
東かがわ市議会が自主解散 市長選と同日選にし経費節減
2011年3月22日 18時44分

 香川県東かがわ市議会は22日、統一地方選で実施される市長選と同日選にして選挙費用節減を図ろうと市議提出の議会解散決議を可決。即日、自主解散した。選挙期日を定める臨時特例法により、市議選、市長選とも4月24日に投開票される。

 総務省は「選挙期日を一緒にするために自主解散するのは、法律の趣旨からすると珍しいケースだ」としている。

 決議は賛成18、反対1で可決。市によると同日選にすることで投開票の作業事務に関わる人件費など約2千万円が削減できるという。これとは別に議員定数が現在の20から18に減る。市議の任期満了は今年11月だった。

 解散に賛成した市議の一人は取材に対し「学校再編や公共下水道整備など市の財政事情を考えると、少しでも経費を削減すべきだというのが市民の声だ」と強調した。

(共同)

1065チバQ:2011/03/25(金) 23:24:03
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000001103220001
県議会を考える(上)
2011年03月22日
2月定例会では、新年度予算案が無修正で可決された=県議会

◇知事提案 全て無修正


  提案しない。修正しない。賛否を公開しない。この3要件にあてはまる議会を「3ない議会」 と呼ぶ。愛媛県議会も例外ではない。2月定例議会最終日の3月11日、66議案を、自民、民主、公明、社民など主要政党系会派の賛成多数で可決。いつも通り、知事提案はすべて原案のまま議会を通過した。


◇議会活性化の道は
 質疑も事前に筋書き


  この4年間を見ても、知事提案の587議案すべてを無修正で可決。議員提案条例5本を策定したものの、首長提案の修正は皆無だった。


  「事前に公開の場で会派要望を出し、知事側と議論を積み重ねている。なのに修正が必要なのか」 。西原進平議長は反発する。


  その事前要望。「財政健全化に向け、徹底して無駄を排し、効率的・効果的な行財政運営に努めること」 。「技術開発など基盤強化に取り組むとともにデータベース化など環境整備を図る」 。今年の2月定例前のこうした要望には、決まり文句が並んだ具体性に乏しい項目や、中村時広知事の公約にすんなり沿ったものが散見された。


  議長を経験した県議は言う。「県の提案を受け、要望項目を作る。新たに項目を加えることもある。だが、県議が全部考えたわけではない」 。ある県庁職員は言い切る。「会派によっては、やらせみたいなもの」



                  ■ ■ ■


  議会改革「先進県」と言われる三重。県議会委員会には頻繁に修正案が出る。それを受け議決が先送りされる。県側が修正項目を加え再提出もする。議会側の提案で、予算案も修正される。


  北川正恭・前三重知事が、1996年に事務事業評価制度を導入。これを契機に県議会は改革に踏み出した。同制度では、行政運営に対する評価を、税負担者である県民に公表する。三谷哲央議長は振り返る。「議会の役目は本来行政のチェック。知事側が自ら実施するなら、議会はいらなくなる。議会はそんな危機感を抱いた」


  年に110日程度だった会期を240日程度にし、知事側が専決処分をしなくて済むよう、必要があれば首長が議会提案もできる。「県民から見えない議論は一つもない」 と三谷議長。本会議、常任委員会のやりとりをテレビやインターネットで全面中継し、録画配信もする。


  本会議での質問は、県民へのわかりやすさを最優先する。知事側には質問項目だけ伝え、議論は分割したり、一問一答方式で行う。「執行部も議員も相当な準備が求められる。緊張感が増し議論が活性化する。つまらない議会は県民に見てもらえない」と議長。



                ■ ■ ■


  本会議は愛媛でもケーブルテレビで中継している。だが、質問はどれも2日前までに県側に通告。あらかじめ準備された質問と答弁だけで、再質問する議員は44人のうち3、4人だ。


  愛媛県議会は2月定例会で、議会の理念や議員活動の基本を定めた「県議会基本条例」 を制定した。だが、議会と県民の意見交換の場の設置を明記した岩手や、政務調査費の使途の公開を義務づけた高知の例に比べ、その中身に具体性は乏しく、議員の決意表明の域を出ていない。最大会派の自民県議は言い放った。「パフォーマンス条例だよ」


  三谷・三重県会議長は訴える。「地方議員は高給をもらって仕事をしていない。そういうイメージが定着してしまった。今こそ、二元代表制の一翼を担う役割をしっかりと県民に訴えていかねば」
                 (中田絢子、田中誠士)
                      ×
 県との関係、その存在意義。4月の統一地方選を前に、県議会について考える。

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1066チバQ:2011/03/25(金) 23:24:29
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000001103220002
県議会を考える(中)
2011年03月22日


県議として地元中学の卒業式に出席した豊島美知さん(左)。こうした式典への出席も今月で終わりだ=今治市

◇役立てぬ ストレスに


  17日、今治市立南中学校の卒業式に今治市・越智郡選挙区選出の県議豊島美知さん(55) は、来賓として出席した。県議として地域のイベントに出席するのは3月までだ。今度の県議選には出馬せず、今期限りで引退する。


◇県議をやめます
 女性の立場壁ばかり


  「議員としては50点だった。役立てていないという思いがストレスだった」 。引退の理由をそう話す。


  1995年、男女共同参画社会をつくりたいと、今治市議に立候補し、初当選した。市議を3期務め、2005年の今治市・越智郡選挙区の補選で県議に初当選した。


  児童虐待や、家庭内暴力(DV) 防止のためのネットワークづくりに取り組んだが、壁にばかりぶつかった。同僚議員も県職員も男性が中心。「女性の立場や、状況を救う制度の必要性を理解してもらうのが難しかった」


   県議会では、12回、質問に立った。1カ月かけて用意した質問でも、議論の応酬はない。「本会議はただの儀式に思えた」 。要望によって、全く何も動かなかったわけではないが、十分な成果があったとは思えない。自分の存在価値が分からなかった。
                ■ ■ ■


  なにより選挙が苦手だった。自分のポスターが地元中に張られるといたたまれなくなった。


  地元の支援者などからは、後援会を作るように勧められた。だが、「後援会組織は、ある意味、利益共有団体と思う。一般の人が利益を共有しにくい、少数派の子どもや女性の代弁者であろうとすると、組織を作れなかった」 と話す。


  支援者から「また票にならない質問してましたね」 とメールが入ることもあった。結局、手弁当で駆けつけてくれる友人らが頼りだった。それでも、投票日までの1カ月間だけでも、400万円以上の費用がかかる。しかも、いつもぎりぎりの当選だった。


  ただ、県議になったことで、県議会に対して漠然と抱いていた悪いイメージは変わった。


  議員になる前は、行政、企業への「口きき」 をはじめ、地元の人の世話を焼くという地方政治家のイメージを敬遠していた。だが、街行く先輩県議が、次から次へと親しげに話しかけられている姿を見ていると、「地域密着で、利益を代弁することを求めている県民は多い」 と思うようになった。


  引退後は、女性支援グループの一員として、女性が自らの心の問題を解決するための講座を開いたりするつもりだ。「直に支援することで、議員の時には得られなかった役立っているという実感が得られるはず」


                 ■ ■ ■


  現職最多の9選の土居一豊さん(75) も今期限りで引退する。1967年に初当選、自民党から新進党を経て、親交の深い小沢一郎氏と共に自由党、民主党と移った。途中、8年間の浪人生活も経験したが、25年前には議長も務めた。


  伊方原発立地の際には、四国電力幹部と一緒に、中央省庁と何度も掛け合った。地域の集会所も作らせたと自負している。


  だが、国も県も限られた予算の中で、かつてのような公共事業はなくなった。


  自分のような政治手法はもう古い。そう思うようになったのが、引退を決めた理由の一つだ。(中田絢子)

1067チバQ:2011/03/25(金) 23:24:57
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000001103230002
県議会を考える(下)
2011年03月23日


議員になりたいという20代がいる一方、若者の投票率向上は選挙の課題。候補者は若年層を振り向かせられるか=松山市

◇議員めざす若者たち
海外刺激 政治が近く
「自分じゃないみたい」


  西条市の太極拳指導員、森夏枝さん(29)は毎日、朝晩2回、街に出ている。 西条市選挙区から県議選に立候補を表明し、市内の交通量の多い交差点でマイクを握り自分の主張を訴えている。 でも、不意に不思議な感覚にとらわれる。 「自分が自分じゃないみたい」


  少し前まで、早く結婚したいと思っていた。市内のレストランや居酒屋で高校の同級生10人ほどで毎月開く女子会では、話題の中心は今も結婚や恋愛にまつわる話だ。


  出馬を思い立ったのは1年前。 内閣府の国際交流事業「世界青年の船」で、13カ国の青年らと43日間の船旅に出た。 大学時代は中国・上海に留学し、海外への関心はもともと高かった。


  インドやアラブ首長国連邦で慈善活動をするのが主目的だったが、船上では「この船を降りたら、あなたは何をする?」という議論が毎日交わされる。 ケニアの青年は「古里に学校をつくる」、長崎の女性は「平和について語り合うカフェを開く」。 皆、具体的な夢やプランを語っていた。 まさか、「お嫁にいく」とは言えず、「自分には何ができる」とひたすら考えた。 35日目が過ぎたころ、森さんは一つの答えを出した。


  「何でもすぐに相談できる、地元の人にとって身近な政治家になる」。 西条市議の父達正さん(59)をそばで見てきた森さんにとって、政治の世界はそう遠くないと思った。 県議選へ立候補するのは、目の前にあった地方選が県議選だったからだ。 4年前の県議選で出馬し、敗れた父の姿も頭に残っていた。
 「結婚して」と反対した祖父母には、「結婚はいつか絶対するから」と説得した。 後援会長は女子会の同級生が買って出てくれた。


    ■ ■ ■


  宇和島市・北宇和郡選挙区から立候補する中国語講師の中川真之介さん(27)も海外経験が出馬につながっている。 18歳から26歳まで8年間を上海で過ごした。 エネルギッシュに発展する中国。 一方で長らく景気低迷し、商店街の店が、1軒また1軒と閉店していく故郷の宇和島。 そのギャップに「どうにかならんのか」と感じていた。


  元々、県議長も務めた父鹿太郎さん(61)の後援会から「兄弟の中じゃ、一番議員に向いとる」などと勧められていた。 議員になればそのギャップを埋める手伝いが出来るかも知れないと考え、昨年6月に帰国、出馬を決めた。


    ■ ■ ■


  愛媛大法文学部3年の高橋佳祐さん(21)は「いずれは絶対に政治家になろうと思っています」と大志を抱く。大学1年の時から政党が主催する政治家養成塾に通い、東京の国会議員事務所でもインターンするなど、現場で政治に接してきた。


  「親類に政治家もいないし、コネもないので人一倍勉強して実力をつけないといけない」


  イスラエルや台湾で海外勤務をしていたいとこから海外の話をしばしば聞かされ、特に外交問題に関心がある。 大学卒業後は専門性を高め、人脈も広げようと、東京の大学院で学ぶつもりだ。


  平成元年生まれ。 バブル崩壊後の「失われた20年」と呼ばれる時代と年齢はちょうど重なり、日本経済が長いトンネルに入った時代に育った。


  高橋さんは言う。 「大人が先送りしてきた問題はいずれ僕たちの世代が抱え込む。 そう思うと、当事者意識が出てきて、自分が社会構造や日本人の価値観を変えないといけないと強く思うんです」(伊藤喜之)
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1068チバQ:2011/03/25(金) 23:34:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/feature/matue1300799626683_02/news/20110322-OYT8T01058.htm
始動2011 知事選 <上>地盤固め「2期目へ洗礼」
集会参加後、握手して支援者を見送る溝口氏(19日、東出雲町民会館で)  「私も2期目の挑戦。そちらについてもよろしくお願いします」。19日夜。満員の東出雲町民会館。県議選立候補予定者の総決起集会に招かれた溝口善兵衛氏(65)は控えめにあいさつした。集会後は、帰路につく支援者を自民党の細田博之衆院議員らと見送り、満面の笑みで握手した。

 民主党が候補者擁立を断念し、共産党候補との一騎打ちが予想される今回の知事選。自民、公明の推薦を受け、厚い保守地盤で戦う溝口陣営は、前回選同様の30万票以上の得票をもくろむ。

 「パフォーマンスはないが、道路整備などで活躍してきた。評価はピカイチ」(洲浜繁達・自民党県連幹事長)。「敵を作らないタイプ。悪く言う人は見たことがない」(同党県議)。溝口氏に対する保守層の評価は高い。県農政会議の竹田重一会長も「昨年の猛暑や年末年始の雪害による農作物被害の対応も悪くなかった」と持ち上げる。

 しかし、県連内にはこの4年間、不満もくすぶり続けた。2008年12月の県議会一般質問では、重鎮の県議が溝口氏にクギを刺した。「(答弁が)牛のよだれのようにだらだらし、議員によってニュアンスが違っている。公平にやってもらわんといかん」。

 県政課題について、自民党県議よりも民主党県議に対して踏み込んで答弁したためだ。「知事は民主との距離を縮めようとしているのではないか」。その後の2回の国政選で、溝口氏が自民党候補の応援でマイクを握るまで、微妙な関係が続いた。

 今回、定数37のうち自民党県議が7割近くの25人を占める<県政与党>が溝口氏を支える。後援会には医師連盟や建設業協会などの主要な業界団体の幹部らが顔をそろえる。推薦団体は既に約150団体になった。

 「今回の選挙は2期目に向けた洗礼のようなものだ」。自民党県連幹部は、そう表現した。

     ◇

 24日告示の知事選。各党の動きを踏まえ、選挙戦の構図を2回に分けて報告する。

(2011年3月23日 読売新聞)

1069チバQ:2011/03/25(金) 23:34:52
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/feature/matue1300799626683_02/news/20110323-OYT8T01087.htm
始動2011 知事選 <下> 「反原発」追い風、保守挑戦

事務所開きで気勢をあげる向瀬氏(右端)(19日、松江市で) 「原発に反対してきた共産党の値打ちが、ようやく出てきた」。松江市内で19日に行われた事務所開き。共産党公認で立候補を予定している新人の向瀬慎一氏(40)は、支持者約50人を前に力を込めた。福島第一原発での相次ぐ事故を受け、原発の安全性に疑問を投げかけてきた向瀬氏は手応えを感じている。

 共産党県委員会が、公認候補の擁立に取りかかったのは昨年11月。出遅れたが、「統一選では県議選に力を注ぐ」と方針を決めていた。

 前回の知事選で7万票を得た男性を健康上の理由であきらめ、元市議の女性や農業関係者らにも打診。難航の末、過去2回、衆院選島根2区で出馬経験がある若い向瀬氏を選んだが、発表は今月7日にずれ込んだ。

 しかし、巨大地震と福島第一原発の事故で陣営の雰囲気が変わり始めた。向瀬氏が街頭で行った被災地への募金集めには賛同する市民の姿が見られ、「島根原発も安全対策が必要。2号機のプルサーマル計画をやめ、将来的に原発は縮小していくべきだ」との主張も説得力を帯び始めた。

 党県委員会の中林隆委員長は「県議選にも波及効果があるはず」と期待。反原発や福祉、医療の充実を訴え、勢力拡大の機会をうかがい、「保守の枠を壊すための挑戦だ」と位置づける。

     ◇

 候補者を立てず、自主投票となる民主党県連。発足以来3回連続の不戦敗を決めた2月21日、小室寿明代表は「どうだった、こうだったと話しても意味がない。政策を共有し、勝てる候補を見いだせなかったという一言」とつぶやいた。

 県連は昨年7月の参院選後、連合島根と擁立委員会を設け、計6回話し合ってきたが、候補者を見つけられなかった。現職と新人の一騎打ちとなる知事選を前に、連合島根の矢倉淳会長は「県連はいつまでも連合頼み。県民から幅広く支持してもらえる基盤作りを本気でやってこなかった」と不満を漏らした。(終わり、この連載は近藤修史、南暁子、大橋裕和が担当しました)

(2011年3月24日 読売新聞)

1070チバQ:2011/03/25(金) 23:43:32
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001103220001
次代へ 市政の課題(上)
2011年03月22日





繁華街の胡町電停。路面電車の充実は、広島市のインフラ整備そのものだ=広島市中区

2011広島市長選


■失われる町の競争力


 経営者らでつくる「広島経済同友会」(代表幹事=高木一之・広島信用金庫会長)が近く、秋葉忠利・広島市長へ出す予定の提言書がある。タイトルは「路面電車新線の早期整備を」。JR広島駅南口の路面電車の乗り場を地下に移し、北側の新幹線口の前に広がる再開発地区「二葉の里」への延伸を強く望む、と訴える。


 広島市は今、路面電車のスピードアップに向け、広島駅南口からまっすぐ延びる駅前通りにルートを変えた場合、駅前の乗り場をどうするか検討している。地下に移すと建設費は300億円に上り、路上を通す平面案(30億円)や高架案(100億円)に比べ、負担は格段に大きい。地下案、高架案とも狭い南口駅前を二層で使うためのアイデアだが、高架案では二葉の里への延伸が難しい。


 「札幌や福岡などでは、JRの中心駅から都心まで地下鉄により数分で移動することが可能」。提言案は今の路面電車のルートが「広島の都市機能が抱える問題の一つであり、街の競争力を失わせる要因となっている」と断じた。一方、市側は地下化を求める同友会の提言を受け取るのに難色を示しているという。


 投資家からみても、広島市は他の大都市と比べ、魅力に乏しいようだ。国土交通省が昨年、不動産で資金を運用する銀行や保険会社、年金基金などの機関投資家らにアンケートを実施した。広島市の不動産に投資や融資をしているのは12%。3年先にかけて投資したいと答えたのは8%。福岡市はそれぞれ、23%と17%で約2倍だった。よく比べられる札幌市や仙台市を加えた「札仙広福(さっ・せん・ひろ・ふく)」の中でも、広島市は最低なのだ。


 オフィスビルの空室率も高いままだ。不動産サービス大手のシービー・リチャードエリス(東京)の調べでは、昨年9月、12月とも空室率は14・6%で、調査を始めてから最高水準という。地元の不動産会社は「新たな借り手を取り込むため、賃料を半年や1年間ただにするやり方が増えている」と話す。


 昨年10月に定期便がゼロになった県営広島西飛行場(広島市西区)。今月9日、市議会で市営化を否決され、定期便があった空港では全国で初めて、廃止が決まった。


 1993年に広島空港(三原市)ができてからの累積赤字は計120億円以上になる。市には40億〜160億円かけて小型ジェット機が離着陸できる滑走路を整備する考えもあった。ただ、前提となる羽田便就航の成否は不透明で、仮に1日5往復が就航したとしても2017年度以降、約2億2千万円の赤字が見込まれていた。地方空港の多くが赤字に苦しむ中、どっちつかずの政策は、広島空港の経営にも響きかねない。


 市と県は広島空港へのアクセスの早急な改善を迫られる。ゴールデンウイークや盆暮れの高速道路の渋滞はひどく、県空港振興課によると、市と空港間を結ぶリムジンバスは2009年度で808便、10年度(昨年4〜12月)も608便が運休している。


 「時代が求める性能に足りなくなっている」。広島大で都市計画を研究する塚井誠人准教授は広島市の交通インフラを評して言う。財政難の中、費用対効果や必要の度合いは熟慮すべきだ。「だが、広島が60点で周りも60点ならいいが、周りが80点なら、広島はビリだ。今のままでは、都市間競争に勝てない」


 買い物、観光、商取引……。経済活動の下地は、交通を始めとする街の便利さにある。時間も金もかかるインフラ整備。県都・広島市の状況は既に危険水域にある。(諏訪和仁、水田道雄)


◇ ◇ ◇


 広島市長選が27日に告示される。選挙戦を前に、市が抱える課題を探る。

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1071チバQ:2011/03/25(金) 23:44:01
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001103230001
次代へ 市政の課題(中)
2011年03月23日





原爆が投下された8月6日午前8時15分、広島は犠牲者を悼む祈りに包まれる=2009年8月6日、広島市中区中島町の平和記念公園、諫山卓弥撮影

2011広島市長選


■平和宣言「主役は誰」


 毎年8月6日が近づくと、喫茶店主の中川公一郎さん(51)=広島市南区=は憂うつになる。デモ行進、音楽コンサート……。原爆ドーム(同市中区)の間近で営む店の周囲は終日、異様な騒がしさに包まれるからだ。


 1978年に店を始めた母は66年前に原爆に遭い、姉を亡くした。店を譲った今、8月6日には決して平和記念公園に近寄ろうとしない。「静かに祈りたいという気持ちなのでしょう」と中川さん。


 中川さんは毎年、平和記念式を店のテレビで見る。市長の平和宣言を聞くたび、「外向きのパフォーマンスじゃないか」との違和感が膨らむ。「8月6日は慰霊の日、祈りの日のはず。被爆者はもうすぐいなくなるのに、パフォーマンスばかりが目立つ日でいいのでしょうか」


■ ■ ■


 住民の協力及び関係諸機関の援助により、広島平和記念都市を完成することについて、不断の活動をしなければならない――。日本初の住民投票を経て49年に制定された広島平和記念都市建設法は、広島市長にこう責務を課す。8月6日の平和記念式と、市長自身が読む平和宣言は、「活動」の最たるものだ。


 91〜99年に市長を務めた平岡敬(たかし)さん(83)=同市西区=は「その年の核や平和の状況に対する広島市民の認識を、世界に向かって表現するのが平和宣言」と言う。「自分が市民を代表していいのか、との悩みはあったが、『選ばれたんだから』と自らに言い聞かせてきた」と振り返る。


 ただ、市長個人の平和観が色濃くにじむ宣言は反発も招いてきた。「侮辱だ」。被爆者の石井泉さん(72)=同市安芸区=は09年の宣言に憤った。秋葉忠利市長が自ら提唱した造語「オバマジョリティー」を盛り込み、オバマ米大統領を称揚したためだ。


 石井さんと仲が良かった親類の母子は、原爆で骨も残さず殺された。米国を許せぬ気持ちはいまだに強い。「米国が核をなくすわけがないのに、なぜ持ち上げるの?」


■ ■ ■


 平和宣言の作成過程は不透明だ。市国際平和推進部によると、秋葉氏は99年の就任以降、毎年5〜6月に東京と広島で各1回の「平和問題懇話会」を開き、有識者の意見を事前に聴取してきた。昨年は、作家や作曲家、被爆者医療に携わってきた医師ら計8人が出席。秋葉氏が宣言に初めて広島弁を盛り込んだのも出席者の提案だったという。


 ただ、出席者は事前に公表されず、議事も非公開だ。市は「遠慮なく意見を言ってもらうため。出席者を事前公表すれば、圧力がかかる恐れもある」と説明する。


 一方、同じ被爆地の長崎市は対照的だ。宣言の原案をつくるのは、有識者や被爆者ら20人前後で構成される平和宣言文起草委員会。5〜7月に3回開かれる審議は報道陣に公開されている。06年には、市側が宣言に長崎弁を盛り込むことを提案したが、委員の賛否が分かれ、見送られた。


 広島市の担当者は「市長が1人で書く広島方式の方が焦点が絞られ、メッセージ性は強いのでは」と利点を強調する。ただ今月末で広島市立大広島平和研究所長を退く浅井基文さん(69)は「識見のある人たちに広く意見を求め、『私の考えがちゃんと入っている』と市民が胸を張れる宣言をつくっていかなければ、広島の平和思想は深まらない」と懸念する。


 6年間の在任中、浅井さんは平和記念式に5回出た。歴代の首相が会場に車でさっと乗り付けてくる光景に憤りを感じたという。「8月6日の主役は亡くなった人々、頑張って生きてきた被爆者じゃないのか。広島市民は、マンネリ化した式に象徴される『平和行政』のあり方を、改めて問い直すべきだ」(加戸靖史)

1072チバQ:2011/03/25(金) 23:44:28
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001103240002
次代へ 市政の課題(下)
2011年03月24日





支援組織から支給されたみそ汁を飲むホームレスの男性=広島市中区の平和記念公園

2011広島市長選


■就労の壁 保護費圧迫


 広島市中区の「ハローワーク広島」。男性(44)は自宅のある西区から自転車で週2回、ここへ通っている。


 倉庫管理の作業員だった。口うるさい上司とそりが合わず、2009年夏に退職。雇用保険から出る失業給付金を受けながらハローワークに通い、倉庫管理や弁当の製造会社の採用に応募した。


 40歳過ぎという年齢がネックだった。失業給付は3カ月で終わった。知り合いが付き添い、区役所で生活保護を申請。今は月11万円余りの保護費を受けている。自宅の家賃(3万7千円)を差し引いた月約8万円が命綱だ。


 「生活保護に行き着かなければ、ホームレスだった」と振り返る。それから約1年半、仕事は決まらない。近所のコンビニエンスストアの店員募集の張り紙を見て、応募しようか迷っている。


 「生活保護を受けながらも『これでいいんか』とずっと後ろめたかった。仕事への一歩が踏み出せれば、そこから抜け出せるのに」


     □


 広島市で生活保護費が増えている。リーマン・ショックがあった08年度の315億1千万円から、今年度は予算ベースで407億4千万円に。2年で100億円近く増えた。なかでも著しいのが「現役世代」だ。


 世帯の種類別で、現役世代に当たる「その他の世帯」は、リーマン・ショック後の09年度に前年度比44%増の2798世帯に。1年足らずで千世帯近く増え、今年1月には3783世帯に上った。「母子」「障害者」「傷病者」の各世帯を上回り、「高齢者(65歳以上)」に次ぐ。


 市中心部の平和記念公園。「野宿労働者の人権を守る広島夜回りの会」の会員が週1回見回り、一帯で暮らす路上生活者に食べ物や衣類を配っている。配給のみそ汁をすすっていた50代後半とみられる男性に話を聞いた。腰痛で働けなくなり、建設会社の寮から出た。以来、約10年間、路上で暮らしているという。


 巡回などで会が確認した市内の路上生活者数は、05年度からおおむね120人台で推移していた。だが、リーマン・ショック直後の08年度下期を境に減り続け、今年1月に確認したのは74人に。奥村義光副代表(73)は「ショック直後の大量解雇で、現役世代への生活保護の敷居が低くなったのでは」と分析する。


      □


 「仕事が見つかってたら、ここには来てないですよ」


 役所の生活保護の窓口。「もう少し仕事を探してみたら」と繰り返す担当者に、土屋信三さん(60)は気色ばんだ。個人加入の労働組合「スクラムユニオン・ひろしま」(広島市東区)の委員長。失業者の生活保護申請に付き添っていた。


 現役世代の場合、生活保護を受けられたとしても、その後が問題だと感じている。生活費があっても、働かない生活が長びいて無気力になり、以前の生活に戻れなくなった人を多く見てきた。「生活保護は諸刃(もろ・は)の剣だ」


 だから現役世代には、生活費と就労が一体の支援が欠かせない。「なのに、就労支援と生活支援が、国のハローワークと市の生活保護担当で縦割りになっている。『あっちに行ってくれ』と言い合って、当事者が右往左往する」


 市は新年度から業者に委託し、生活保護世帯を対象とした就職支援を始める。仕事との相性が合わずに辞めるのを防ぐため、依頼者の希望を聞き、長続きしそうな仕事を企業から集めて紹介。面接の受け方や履歴書の書き方をアドバイスする就労支援相談員も、4人から8人に増やす。


 現役世代の自立を見据えた制度作りは、始まったばかりだ。(山下奈緒子、錦光山雅子)

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1073チバQ:2011/03/26(土) 11:32:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000207-mailo-l34
117万人の岐路:’11広島市長選/上 五輪招致 /広島
毎日新聞 3月22日(火)13時3分配信

 ◇平和の発信、民意と溝 積極的賛同少なく
 「平和の発信に五輪は必要ない」「五輪でないと、核廃絶への取り組みやスポーツ振興ができないわけではない」
 18日、西区であった広島市長選立候補予定者による公開討論会。20年夏季五輪(ヒロシマ五輪)招致への積極的な賛意は、ほとんど聞かれなかった。
 「五輪を何とか招致したいという気持ちに変わりはない」。秋葉忠利市長(68)は今月7日に上京し、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長と面会した。1月4日の引退表明後、「最終決定は次の市長に委ねる」としながらも、自らが主導した五輪招致に情熱を傾ける。
 ヒロシマ五輪招致構想は09年10月、秋葉市長が唐突に発表した。20年は秋葉市長が会長を務める「平和市長会議」が、行動指針で掲げる核兵器廃絶の目標年だ。被爆75年の五輪開催に努力することで、核廃絶の世界的機運を高めたい−−。しかし、財政難の地方都市に世界規模のイベントが開けるのか。市民の賛意は広がらなかった。
 市の11年度一般会計当初予算には招致検討費135万円が計上された。市議会の大勢は五輪招致に批判的で、「断念するにしても必要な経費」という理由で賛成に回った市議は少なくない。
 「通訳を介さず自らの言葉で核廃絶を訴え、ヒロシマを世界に印象付けることができた」。岡本三夫・広島修道大名誉教授(77)は、秋葉市政の12年間を評価する。平和市長会議の加盟都市は約10倍の4500都市余りに増えた。8月6日の平和記念式典への出席を核保有国を含む世界各国に求め、昨夏は過去最高の74カ国の代表が参列した。任期中に355日にも及んだ海外出張に、「トップが長期間不在になるのはいかがなものか」(中堅の保守市議)と批判する声もあったが、「核兵器なき世界」を掲げるオバマ米大統領の登場が追い風になった。
 その集大成とも言える五輪招致で、市政トップと市民の思いに溝が生じた。広島市の初代国際交流課長、深崎敏之さん(81)は、故荒木武元市長(94年死去)が、スポーツと平和を描く構想を描いていたことを振り返る。「荒木さんが生きていたら、『順序がある。跳ね上がってはいかん』と言ったかもしれないね」と語る。
 被爆証言を続ける沼田鈴子さん(87)は五輪開催は否定しないが、「何よりもヒロシマがしなければならないことは、核兵器、放射能の恐怖を伝えること」と話す。
 JOCの竹田会長は「(五輪の)火を消さないでもらいたい」と言う。だが、国内選考の申請期限は7月ごろの予定。五輪開催の必然性とヒロシマの意味を問い直す時間は極めて限られている。
    ◇  ◇
 12年ぶりに市政トップが交代する広島市長選の告示が27日に迫った。引退する秋葉市長が託す「たすき」には、平和都市の針路と117万市民が暮らす街の未来が託される。市政の課題を探った。

3月22日朝刊

1074チバQ:2011/03/26(土) 11:33:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110323-00000174-mailo-l34
117万人の岐路:’11広島市長選/中 人口減少時代 /広島
毎日新聞 3月23日(水)15時23分配信

 ◇団地の高齢化急進 交通、生活相談に危機感
 「売り物件」「好評分譲中」−−。広島市中心街からバスで約40分、約2300人が暮らす安佐北区・くすの木台。「昼間は子どもと年寄りばかり。便数の減ったバスで病院と銀行に行く以外、ほとんど引きこもりよ」。地区に1軒だけのスーパーから買い物袋を提げてきた女性(71)はつぶやいた。
 くすの木台は旧安佐町農協とゼネコンが造成し、30年余り前に分譲を始めた。81年開校の久地南小は一時700人を超えた児童が現在194人。地区の高齢化率19%は市平均19・4%とほぼ同じだが、高齢化の急速な進行は避けられない。
 約40年前から郊外型団地の分譲が相次いだ同区の高齢化率は、96年の12・4%が、10年には22・7%に跳ね上がった。佐伯区や安芸区でも事情は同じだ。
 「高齢者が高齢者をみる状況」。市内最大の住宅団地・高陽ニュータウン(安佐北区)。地元の落合地区社会福祉協議会の梅田千秋会長(72)は2、3年前から危機感を抱いていた。地区内の2018世帯を対象に実施した住民アンケートで一番多かったのは、地域との付き合いの希薄さを懸念する声だった。
 高齢者の見回りは、社協メンバーのうち5、6人が民生委員と協力して続けてきた。昨年5月には事務所を借り、高齢者の生活相談に乗る拠点場所になりつつある。しかし、有志による継続は限界がある。梅田会長は「運営を自分たちでやりくりしているが、市は少しでも資金面で援助してほしい」と求める。
 山を切り開いた住宅団地では、交通の便も課題が山積する。南区の黄金山地区。坂や細い道が多く、路線バスが入れない。07年の住民アンケートでは「歩くかタクシー。老人にはどちらもつらい事です」(77歳の独居女性)など、切実な願いが記されていた。
 同地区では09年、広島市が設ける地域主体の乗り合いタクシー導入支援制度を活用して9人乗りタクシーを試験的に導入した。病院や金融機関、商店前に停留所を設けた。
 試験運行中の赤字は市が補填(ほてん)する制度だが、最長1年間の期限付き。昨年10月には同地区で自主運営が始まったが、現在の利用者は1日平均44人。採算ラインの70人を割る。黄金山地区社会福祉協議会の利田昭雄会長(73)は「ガスや電気と同じでなければ生活できない」と話し、存続のため市に助成を求めたいと言う。
 市の人口は、10年国勢調査で117万4209人。前回05年より約2万人増えたが、国立社会保障・人口問題研究所の調査では15年に減少に転じる見通しだ。高齢化だけでなく、人口そのものが減少する。
 昨年11月に郊外型団地の課題を探るサミットを開いたNPO法人・住環境研究会ひろしま(南区)の宮本茂副理事長は「30〜40年前からアストラムライン沿線に大量に住宅が供給された。急勾配や段差の多い団地での高齢者の足の確保や、住人が亡くなった後の住宅の継承問題などで、市の戦略や方策が不可欠」と指摘する。新市長は、戦後の広島市が初めて経験する人口減少時代への対応を迫られる。

3月23日朝刊

1075チバQ:2011/03/26(土) 13:34:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110324-00000179-mailo-l34
117万人の岐路:’11広島市長選/下 市政運営と議会 /広島
毎日新聞 3月24日(木)16時13分配信

 ◇政策遅れ招いた政争 民意、置き去りも
 「市政運営上の重要事項ではない」
 旧広島市民球場の解体を巡り、市民グループが請求した住民投票実施を広島市が却下した判断の是非を問う訴訟が、広島地裁で係争中だ。市側は市長の裁量権を理由に正当性を主張するが、「住民と利害が対立する首長側が判断するのは不公平」(村上博・広島修道大教授)など、地方自治の専門家からは批判が強い。
 広島市の住民投票制度は案件別の条例制定を求めない常設型。03年の施行時、「先進的」と称賛された。秋葉忠利市長は同年の広報紙で、住民投票の対象を「何十億、何百億円規模の公共事業の採否が当然、筆頭格になるのではないか」と記していた。旧市民球場跡地計画は、総事業費は37億円を超える。
 条例制定を巡り、秋葉市長と市議会は対立した。「乱用により権力強化につながる」。議会側は警戒し、発議権者から市長と市議会は除外された。その議会は、住民の請求を当局がはねつけた事態を巡り、改善に動かなかった。「地方自治の根幹に関わる問題という意識がなかった」(中堅市議)
 市政の二元代表である市長と市議会は、秋葉市政の3期、衝突を繰り返した。議会への根回しをしない“秋葉流”に議会は反発し、1期目には公約だった女性助役の選任同意案が否決された。3期目になると、政策課題を巡って対立が激化した。秋葉市長が主導したヒロシマ五輪招致で、昨年3月の市議会は関連事業費を盛り込んだ予算案を否決。秋葉市長は再議権を発動して可決に持ち込んだが、ある保守系市議は「財政状況が厳しい中、市側は説明不足。市民合意を得る以前の問題だった」と言う。
 県営広島西飛行場(西区)の存続問題では、秋葉市長が昨年12月議会の閉会直後に市営化方針を発表。議会側は今年3月議会で「議論不足」を理由に、市営化条例案を否決した。市議会には「新市長が判断すればよい」と楽観的な見方が残るが、湯崎英彦知事は、廃港にしてヘリポート化する手続きを進めると明言した。飛行場の存廃を巡る本質的な議論に入る前に、放棄した形になった。
 市長が各区に出向き、市政の課題を市民と話し合う「タウンミーティング」など、秋葉市長の任期中、市民意見を市政に反映させる回路に工夫はあった。しかし、政策課題を巡る政争は、時に政策遂行の遅れを招いた。さらに、旧広島大跡地利用など市が主体的に動かなかった案件でも政策決定が遅れ、都市の中枢性向上を阻害した感は否めない。広島大地域経済システム研究センター長の伊藤敏安教授は「何もかもがやりかけか、散漫としている。中国地方の中心都市という自覚が足りない」と厳しい。
 地方自治に詳しい川崎信文・広島大教授は「市長や市議は全市的な課題を対立点を含めて説明し、市民が議論できるようにしないといけない。政治の原点回帰が必要だ」と指摘する。12年ぶりに誕生する新市長の手腕が試される。
    ◇  ◇
 この企画は、寺岡俊、矢追健介、加藤小夜が担当しました。
 23日掲載した「広島市議選予想の顔ぶれ」で、不備がありました。立候補予定者が増えた区について、改めて掲載します。

1076チバQ:2011/03/26(土) 13:34:27
………………………………………………………………………………………………………
 ◆広島市議選予想の顔ぶれ
 ◇中区(定数6−12)
木山徳和 59 自現
永田雅紀 55 自現
星谷鉄正 58 公現
馬庭恭子 59 無現
森本健治 58 民新
近松里子 48 共新
後藤孝二 47 み新
今枝仁  40 無新
島田直樹 34 無新
高田綾  37 無新
中村文則 58 無新
山根進  61 無新
 ◇南区(定数7−11)
松坂知恒 52 民現
中本弘  80 自現
元田賢治 60 自現
渡辺好造 54 公現
中原洋美 55 共現
酒入忠昭 73 無現
八軒幹夫 52 無現
瀬木寛親 46 み新
近江誠司 55 無新
下井良昭 63 無新
新本均  61 無新
 ◇西区(定数9−13)
大野耕平 38 自現
月村俊雄 68 自現
平野博昭 69 自現
原裕治  57 公現
中森辰一 58 共現
太田憲二 49 無現
豊島岩白 38 無現
山田春男 63 無現
山本誠  74 無元
関藤雄姿 37 み新
川崎博行 47 無新
西村陽子 56 無新
柳坪英篤 40 無新
 ◇安佐北区(定数7−10)
森本真治 37 民現
今田良治 64 自現
木島丘  77 自現
西田浩  51 公現
若林新三 55 無現
加藤万蔵 65 無元
清水貞子 63 共新
山内正晃 37 社新
伊藤昭善 60 無新
滝口恒明 36 無新

3月24日朝刊

1077チバQ:2011/03/27(日) 20:31:51
http://www.sanyo.oni.co.jp/senkyo/11_chihou/feature/2011/02/08/20110208144252.html
迫る政令市議選 (1)全体情勢
定数52に65人準備



 任期満了に伴う岡山市議選は告示(4月1日)まで2カ月を切った。2009年4月の政令指定都市移行後、初となる今回は選挙区が4つの区に分かれ、県議と同日選になる。5日までに、定数計52に対し、65人が立候補の意向を明らかにし、政令市のまちづくりや雇用対策、議会改革などを掲げ、前哨戦を展開している。各区の立候補予定者の顔ぶれを紹介する。

 現段階で名乗りを挙げ、選挙の準備を進めている立候補予定者の内訳は現職42人、元職1人、新人22人。性別では男性57人、女性8人。現職の引退は9人となる見込み。

 今回は、全市域の選挙区(定数52)と合併特例の建部選挙区(同1)で行った前回と異なり、北、中、東、南の各区に選挙区が設けられた。総定数は建部選挙区がなくなったことで実質1減の52となった。

 立候補予定者を区ごとにみると、北区が定数21に対し30人が出馬を予定し“最激戦区”となりそう。中区(定数11)は13人、東区(同7)は8人、南区(同13)は14人で少数激戦の様相となっている。出馬を検討する動きはほかにもあり、最終的な立候補者数は変動する可能性がある。

     ◇

 政党別の公認では、公明が現有10人より2減の8人(現職6、新人2)、共産は現有勢力と同じ5人(現職3、新人2)。現在4議席の民主は4増の8人(現職3、新人5)で、さらに擁立を模索する。社民は新人1人を公認した。

 その他は大半が無所属になるとみられるが、政党推薦の動きが過去の市議選以上で、現職15人と新人3人の計18人が自民の推薦を得た。現職のうち10人はたちあがれ日本の推薦も受けている。民主は現職3人を推薦した。社民は現職1人を推薦。

 65人のうち、約3分の2が政党の公認か推薦を受けている。

     ◇

 投票率は市長選と同日選だった2003年が51・19%、単独だった07年が過去最低の45・40%(建部選挙区77・70%)と下落傾向にある。今回は県議選と同日選となったことで「前回よりは上がる」と予測する陣営もあるが、有権者の政治不信で「市議選の投票率も下がるのでは」との見方もある。

 当選ラインは03年が3305票、07年が2598票。今回は選挙区ごとにばらつきが出ることも予想され、各陣営も「北区は立候補者が多く、2千票台だろう」「中区は3千票くらいでは」など、区によって異なる見方が出ている。

◇ 各立候補予定者の選挙に向けた準備は本格化している。今年に入って後援会事務所が相次いで開設されているほか、支援者へのあいさつ回りやイベント会場でのPR、街頭演説、略歴や主張を記したリーフレットの配布、ポスター掲示、ミニ集会の開催などに奔走している。

 区割りで選挙区が狭まったことで、従来以上に地元票の掘り起こしに力を入れる動きが目立つ。現職には他の区にあった票の目減りを取り戻すための新たな支援者開拓、他区の立候補予定者から支援者を紹介してもらう動きもある。

 地方議会の意義や役割が厳しく問われる中で行われる市議選。医療福祉の充実、子育て支援、公共交通の整備、地元経済の活性化…など山積する市政の課題に各立候補予定者がどういった解決策を提示できるかが焦点となる。

(2011年2月7日掲載)

1078チバQ:2011/03/27(日) 20:32:41
http://www.sanyo.oni.co.jp/senkyo/11_chihou/feature/2011/02/08/20110208144327.html
迫る政令市議選 (2)北区(定数21)
30人立つ最激戦区



 北区は岡山市中心部から西部、北部にかけての36小学校区。昨年12月2日現在の有権者数は22万9967人(男10万8794人、女12万1173人)で市全体の4割を占める。

 定数21に対して7日までに立候補の意向を明らかにしているのは現職20人、元職1人、新人9人の計30人。4区のうち、最激戦区となりそうだ。

 党派別では公認が民主5人、公明3人、共産2人、社民1人で、無所属が19人。

岡山中央学区

 前回は現職1人。今回は補選で当選の現職と新人各1人が加わり3人。現職は3期目を目指す公明の市議会市民文教委員長松田安義(51)=兵団=と、2期目で無所属の会社役員森脇浩之(50)=番町=が準備。新人は民主で衆院議員秘書の松田浩典(31)=表町=が名乗りを上げる。

 松田安は岡輝、桑田中学区などでミニ集会や街頭演説。党支持者のほか、商店主らにも支援を呼び掛ける。森脇は若手経営者や芳泉高の同級生らが支える。街頭から政策を訴え、地元弘西地区でも支援を呼びかける。松田浩は出身の表町に事務所を置き、民主衆院議員の支援者らが応援。集会や演説で若者の支持獲得を狙う。

岡南・清輝学区

 7期務めた共産の田畑賢司(66)=奥田西町=が引退。共産新人で党市青年・女性・こども相談室長の田中のぞみ(35)=奥田西町=が出馬する予定。

 田中は党県議と行動し政策を訴え。1歳児の母で、子育て世代への浸透も狙う。5千人との握手戦術も展開。

大元・鹿田学区

 無所属現職で再選を目指す元大学非常勤講師北川あえ(57)=下中野=が立候補予定。

 北川は岡山政経塾出身。地元や中心部を回って自らのイラスト入りリーフレットを配布し、政策を訴える。

石井・三門・大野学区

 7期目を目指す無所属現職で元市監査委員の土肥啓利(64)=富町=が出馬の予定。

 土肥は前回以上に地元を重視。連合町内会の推薦を受けた3学区を精力的に回り、地盤固めに努める。

伊島・津島学区

 現職2人と新人1人が出馬予定。現職はともに再選を目指す無所属で市民団体代表の鬼木のぞみ(49)=津島福居=と、無所属で市議会市民文教委員会副委員長の吉本賢二(39)=津島西坂。新人は民主で参院議員秘書の森下泰成(30)=津島本町。

 鬼木は市民運動のネットワークや街頭演説を通じて無党派層の取り込みを図る。地元票獲得にも力を入れる。吉本は元市議の父親時代からの支持者が多い地元を基盤とし、隣接中学校区や周辺部への支持拡大を図る。森下は香和、中山中学区が重点。民主参院議員の後援会が支援する。街頭からも訴え、知名度アップに懸命。

牧石・御野学区

 前回より1人増え現職3人。公明で市監査委員の田尻祐二(53)=牟佐=は5期目、前回まで東区を拠点にした民主の会社役員田原清正(57)=宿=は北区で4期目を目指す。無所属で市議会大都市制度調査特別委員長の小川信幸(53)=学南町=は3期目に挑む。

 田尻は牧石学区連合町内会副会長。支持母体の支援に加え、岡北、建部など6中学区で浸透を図る。田原は出身の御野学区から出馬。労組票を基礎に市議・県議を務めた父の支持者や友人を回り、支援を訴え。小川は御野学区を小まめに回り、親族のいる御津にも足を延ばす。自民県議との連携で支持拡大を狙う。

西・御南学区

 現職、新人各2人が出馬の意向。現職はいずれも無所属で前市監査委員の三宅員義(65)=今=と市農協経営管理委員の和気健(63)=田中=がともに4期目を目指す。新人は無所属で市民団体代表の原志朱弥(62)=田中=と、社民で党市支部協議会副代表の矢吹準一(62)=辰巳=が挑む。

 三宅は西学区と出身の岡山中央小学区を中心に地道に歩く。小中高の同級生や企業票で積み上げを図る。和気は御南学区連合町内会が後援会の中心。区割り導入で前回以上に地域を回る。高校同窓生の支援も。原は補欠選を含め、4度目の市議選挑戦。市議の定数と報酬削減にテーマを絞って、街頭から訴える。矢吹は街頭に立ったり、あいさつ回りで地元にアピール。社民系の労組などにも支援を呼び掛ける。

馬屋下・平津・中山・桃丘学区

 無所属現職で4選を目指す元市議会保健福祉委員長の鷹取清彦(59)=大窪=と新人で元衆院議員秘書二嶋宣人(40)=西辛川=が名乗り。

 鷹取は後援会に婦人部など部門別選対を設け地元を固める戦略。地域回り、会合への参加でも浸透を図る。二嶋は地元に加え、秘書時代の担当地域や厚生関係などの団体にも支援を呼び掛ける。ミニ集会も重ねる。

(2011年2月8日掲載)

1079チバQ:2011/03/27(日) 20:32:58
野谷・横井・馬屋上学区

 7期務めた垣下文正(60)=栢谷=が引退。無所属新人の会社役員難波満津留(47)=田原=が初挑戦の予定。

 難波は地元3学区を小まめに回り、岡山北商工会や同級生の人脈を通じ、学区外への支持拡大を図る。

庄内・加茂・鯉山学区

 前回と同じ無所属現職の2氏が立つ。市議会建設委員長有井靖和(67)=高松原古才=は8選、着付け教室理事柴田健二(64)=吉備津=は5選を狙う。

 有井は企業を回り、北区在住の従業員に支援を呼びかけ。北区各地の支援者を通じての支持拡大も図る。柴田は同級生らを加えて後援会を若返り。南区にあった票を補うため、吉備中学区での食い込みもうかがう。

吉備・陵南学区

 安井聡市議が任期中に死去。現職3人と新人1人が立候補を表明する“激戦区”。現職は無所属の福祉団体理事楠木忠司(64)=花尻=が8選、公明で党県本部副幹事長の則武宣弘(52)=花尻みどり町=が5選、民主で情報労連県協議会副議長の長井孝介(36)=庭瀬=が再選を目指す。新人は無所属で団体役員の赤木一雄(52)=東花尻=が挑む。

 楠木は地元と御南、中山小学区で浸透を図るほか、出身のJR西労組や県教組、建設労組などが支援する。則武は地元や足守、高松地区など北区西部の支援者回りに加え、元PTA会長の人脈も生かし支持を広げる。長井は地元に軸足を置き、高松、足守へも活動を広げる。情報労連などの支援を受け、民主県議とも連携。赤木は地元を歩いて顔を売り、商工会青年部時代のつながりや高校の同級生らを通じ、支持拡大を狙う。

足守・大井・福谷・高田学区

 無所属現職で市議会保健福祉委員会副委員長の東原透(65)=真星=が2期目に挑む。

 東原はあいさつ回りで地元固め。前回、他の区から得た票の目減りをカバーするため高松地区の選対も強化。

御津・御津南・五城学区

 現職と元職各1人。現職は2期目を目指す共産の市議会経済委員長河田正一(62)=御津高津、元職は無所属の会社員加藤公彦(59)=御津野々口=が立候補を予定。

 河田は御津、建部、足守、津高地区などで党支持者らを回って浸透を図るほか、街頭演説で政策を訴える。加藤は旧御津町議時代からの支持者や同級生らの支援を受け、御津地区を小まめに歩いて票を掘り起こす。

福渡・建部・竹枝学区

 現職、新人各1人。現職は前回、合併特例で設置された建部選挙区(定数1)で議席を得た元建部町PTA連合会長の森田卓司(58)=建部町大田。新人は民主で党1区総支部副幹事長の橋本有人(27)=建部町鶴田=が名乗りを上げる。

 森田は建部地区であいさつ回りを重ねる。御津地区の会合にも積極的に出席し、支援の拡大を図る。橋本は御津、建部、津高地区や石井、大元学区などで顔を売り込む。民主県議候補予定者と演説会も展開。

(文中敬称略、学区は立候補予定者の住所。同じ学区内の掲載順は現元新、当選回数、五十音順)

1080チバQ:2011/03/27(日) 20:33:23
http://www.sanyo.oni.co.jp/senkyo/11_chihou/feature/2011/02/10/20110210093843.html
迫る政令市議選 (3)東区(定数7)
8人で少数激戦か



 東区は西大寺、上道、瀬戸地区の20小学校区。有権者数(昨年12月2日現在)は四つの区の中で最も少ない7万9200人(男3万7162人、女4万2038人)で、定数7に対し現職5人、新人3人の計8人が立候補の意向を示し、少数激戦模様となっている。

 瀬戸地区からは現新3人が出馬を予定。任期途中で現職が辞職した山南中学区(太伯、幸島、朝日、大宮小学区)は現段階では立候補予定者がなく、票の行方が注目される。

可知・古都・芥子山学区

 前回まで可知学区から出馬した現職が北区に移る予定。無所属現職で元中学校教諭の小林寿雄(52)=目黒町=が3選に挑む。

 小林は県教組出身。区単位の選挙になり、連合岡山傘下の他労組の推薦も得た。地元票の上積みも目指す。

開成・政田学区

 無所属現職の元市西大寺支所長太田武正(67)=九蟠=が3期目に向け準備を進める。

 太田は連合町内会の推薦を受け、地元を固める。中区の支援者に東区の知人を紹介してもらい支持者を開拓。

西大寺・西大寺南・豊・雄神学区

 4選を目指す共産現職で元保育士の竹永光恵(47)=西大寺中野=と、無所属新人で西大寺学区体育協会理事長の佐々木龍(58)=西大寺上=が立つ。

 竹永は共産の県議候補予定者と連携、ミニ集会や支援者回り、街頭演説を続ける。事務所も共同で置く方針。佐々木は西大寺学区連合町内会が推薦。体協や消防団の人脈でも支持拡大を図る。山南中学区の票も狙う。

角山・城東台・御休・浮田・平島学区

 公明現職で市議会男女共同参画・次世代育成調査特別委員長の竹之内則夫(54)=城東台西=が2期目に挑む。

 竹之内は区内の党支援者への浸透と地元票獲得に力を入れる。西大寺高などの同窓生にも協力を依頼する。

江西・千種学区

 柴奥一市議が任期中に死去した。前回(2007年)と同数の3人が立候補を予定する“激戦区”。無所属現職の会社役員井本文博(63)=瀬戸町旭ケ丘=が2期目、無所属新人で医療法人役員の西村研二(69)=瀬戸町沖=が再挑戦、無所属新人の会社員福島恭子(41)=瀬戸町下=が初の名乗り。

 井本は瀬戸、上道地区の支持者、瀬戸高の同窓生らに支援を広げる。障害者団体にも協力を呼び掛ける。西村は瀬戸地区の区長、前回選挙の支援者へのあいさつ回りを開始。地元と上道地区で保守層に働きかける。福島はケーブルテレビ記者。瀬戸地区を歩いて支援を呼び掛け、空手関係者らを通じて上道地区へ売り込む。

(文中敬称略、学区は立候補予定者の住所。同じ学区内の掲載順は現元新、当選回数、五十音順)

(2011年2月10日掲載)

1081チバQ:2011/03/27(日) 20:33:57
http://www.sanyo.oni.co.jp/senkyo/11_chihou/feature/2011/02/14/20110214093819.html
迫る政令市議選 (4)中区(定数11)
14人準備 激戦模様



 岡山市中区は旭川東岸の13小学校区。昨年12月2日現在の有権者数は11万3190人(男5万2703人、女6万487人)で市全体の2割に当たる。

 現職4人が引退の見込み。2月に入り2人が名乗りを上げ、定数11に対し、10日までに現職9人、新人5人の計14人が出馬を予定する激戦模様となった。

 政党公認では現有勢力3人の公明が現職と新人各1人の2人、共産が同2人から現職1人にともに絞り込む。同1人の民主は新人2人。ほかは諸派新人が1人、無所属8人(現職7人、新人1人)。

 学区別では操山中学区(宇野・三勲学区)から4人が立つ予定。

宇野・三勲学区

 無所属の現職2人と新人2人の計4人が立候補を表明。現職は元県高校PTA連合会長の三木亮治(56)=藤原西町=が5選、行政書士の松島重綱(56)=住吉町=が3選を狙う。新人は、公明で党県青年局次長の林敏宏(37)=門田本町=と民主でイベントプロデュース会社経営の森山幸治(36)=浜=が挑戦する。

 三木は宇野、旭竜学区を中心に歩き、企業も回って支援を訴える。朝の街頭演説でも連日、声を振り絞る。松島は三勲学区で浸透を図るほか、市職員時代の知人や企業関係者の後援会などを通じて支援拡大に懸命。林は東山、富山中学区などで公明の支持者回りに力を入れる。小、中の同級生にも働き掛け、票を掘り起こす。森山はイベント企画で培ったネットワークで若者の支持獲得に力を注ぐ。ミニ集会で市政への関心を訴える。

高島・旭竜学区

 前回と同じ顔ぶれ。公明、共産現職各1人が立つ。公明は党中区第一支部長の中原淑子(56)=清水、共産は党市議団政策委員長の林潤(40)=祇園=がそれぞれ再選に挑む。

 中原は高島、竜操中学区などの支援者回りを徹底。婦人会やPTA関係者を通じて地元での支持拡大を図る。林は党支援団体の会合やミニ集会で政策を訴え。引退する共産市議が地盤とした東山中学区でも浸透を図る。

旭東・平井学区

 共産の崎本敏子(57)=旭東町=が6期、民主の近藤昭(66)=湊=が5期、公明の酒見寛(61)=平井=が2期で引退。無所属現職の元市議会議長花岡薫(75)=赤坂本町=が10選を目指す。

 花岡は現職が1人となった地元に重点を置き、支持固めを徹底。高島地区にも拠点を構えて浸透を目指す。

旭操・操南・操明学区

 無所属現職で市監査委員の若井達子(58)=湊=が5期目を目指す。

 若井は地元の操南中学区をはじめ、中区を幅広く歩いて対話を重ねる。地域のイベントにも小まめに出席。

富山学区

 3期務めた公明の高月由起枝(64)=福泊=が引退。現職1人と新人2人が出馬を予定する。現職は無所属で元市議会総務委員長の浦上雅彦(45)=海吉=が4選を狙う。新人は諸派で元衆院議員の熊代昭彦(70)=円山、民主で衆院議員秘書の高橋雄大(29)=同所=が立つ。

 浦上は地元富山に加え、初めて操南、高島中学校区に事務所を構えた。ミニ集会を開いて支持を広げる戦略。熊代は市民の党「自由と責任」代表。市議会改革を掲げ、衆院議員4期の経験と人脈で支援を呼び掛ける。高橋は引退する民主市議が応援。秘書を務める衆院議員のつながりでも支援を求める。街頭からも訴える。

財田・竜之口・幡多学区

 無所属の現職2人と新人1人が名乗り。現職は市議会保健福祉委員長の下市香乃美(52)=藤原=が4選、市議会環境消防水道委員長の藤原頼武(66)=兼基=が3選、新人は市民団体事務局長の桃木正紀(32)=土田=が初当選を目指す。

 下市は日本郵政グループ労組など連合岡山が支える。PTA役員時代の人脈などを通じて支援の輪を広げる。藤原は幡多学区連合町内会長が後援会長。市政報告会を開いたり、元勤務先のJR関係者にも働き掛ける。桃木は同じ市民団体所属の市議と県議の支援者を回って協力を要請。福祉施設の関係者にも支持を依頼する。

 (文中敬称略、学区は立候補予定者の住所。同じ学区内の掲載順は現元新、当選回数、五十音順)

(2011年2月11日掲載)


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