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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1058チバQ:2011/03/17(木) 19:57:20
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20110314ddlk34010335000c.html
人口減・広島の明日:’11県議選/中 深刻化する医師不足 /広島
 ◇医療格差、解消が急務
 約3年前に睡眠時無呼吸症候群と診断された仙田邦夫さん(83)=府中市上下町=は毎晩、専用器具を鼻に着けて寝る。月に一度、自宅から徒歩約5分の市立府中北市民病院で検査を受ける。「歩いて行ける場所に病院があるから、今は安心して生活ができる」。市は今月2日、北市民病院と、約25キロ南東のJA府中総合病院の経営統合を盛り込んだ市地域医療再生計画を発表した。

 北市民病院(110床)は北部の旧上下町(約5300人)、府中総合病院(199床)は南部の旧府中市(約3万8000人)の中心的な総合病院。医師不足で府中総合病院は04年度に分娩(ぶんべん)に対応できなくなり、09年度に小児夜間救急も休止した。両病院の収支差額はこの年、計約4億2000万円のマイナスだった。

 経営統合後は、両病院を「医療センター」として緊急・重症患者への対応など必要な機能の確保や、分娩と小児救急の13年度再開を掲げる。しかし、高齢化率が37%(市全体は30%)の旧上下町の住民には医療体制縮小への危惧もある。仙田さんは「医師が行き来するようになると、上下町で十分な医療が受けられなくなるのでは」と語る。

 一方、妊娠中に府中総合病院で診察を受け、別の病院で長女(9カ月)を出産した宗藤紫乃さん(31)=同市広谷町=は「妊婦検診から出産まで診てもらえると安心。小児救急も再開されれば、出産後まで総合的にフォローされる」と期待する。

 病院統合に揺れる府中市は、県全体を襲う医師不足問題の断面に過ぎない。特に中山間地は深刻で、無医地区(半径約4キロ内に50人以上が住むが、容易に医療機関が利用できない)の数53は、北海道に次ぐ全国2位だ。

 04年度導入の新医師臨床研修制度が、県の医療態勢を直撃した。かつて新人医師の多くは出身大学で研修を受けたが、選択の幅が広がると地方は敬遠されだした。広島大の臨床研修医は03年度の118人が、04年度は41人に激減した。

 急速な高齢化に対応しながら、安心して出産・子育てができる環境を整え、若者を地域につなぎ止めるために、地方自治の現場で何ができるか。県は09年度に地域医療再生計画を策定し、対策に躍起だ。広島大医学部に09年度設けた奨学金枠を今年度から3倍の15人とし、岡山大医学部にも2枠新設した。奨学生に一定期間、県内中山間地などへの勤務を義務付ける。11年度は全市町や広島大、県医師会などと連携して「地域医療推進機構」を設立。医師の派遣調整や地域医療を志す医師の育成、県外からの医師招致などを目指す。

 県医師会で県地域医療再生計画を担当する松村誠・常任理事は「広島は中山間地を抱えた典型的な県。医師の偏在など医療格差が生まれている。限られた医療資源の再配分をきちんとやっていくことが急務だ」と指摘する。


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