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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1072チバQ:2011/03/25(金) 23:44:28
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000001103240002
次代へ 市政の課題(下)
2011年03月24日





支援組織から支給されたみそ汁を飲むホームレスの男性=広島市中区の平和記念公園

2011広島市長選


■就労の壁 保護費圧迫


 広島市中区の「ハローワーク広島」。男性(44)は自宅のある西区から自転車で週2回、ここへ通っている。


 倉庫管理の作業員だった。口うるさい上司とそりが合わず、2009年夏に退職。雇用保険から出る失業給付金を受けながらハローワークに通い、倉庫管理や弁当の製造会社の採用に応募した。


 40歳過ぎという年齢がネックだった。失業給付は3カ月で終わった。知り合いが付き添い、区役所で生活保護を申請。今は月11万円余りの保護費を受けている。自宅の家賃(3万7千円)を差し引いた月約8万円が命綱だ。


 「生活保護に行き着かなければ、ホームレスだった」と振り返る。それから約1年半、仕事は決まらない。近所のコンビニエンスストアの店員募集の張り紙を見て、応募しようか迷っている。


 「生活保護を受けながらも『これでいいんか』とずっと後ろめたかった。仕事への一歩が踏み出せれば、そこから抜け出せるのに」


     □


 広島市で生活保護費が増えている。リーマン・ショックがあった08年度の315億1千万円から、今年度は予算ベースで407億4千万円に。2年で100億円近く増えた。なかでも著しいのが「現役世代」だ。


 世帯の種類別で、現役世代に当たる「その他の世帯」は、リーマン・ショック後の09年度に前年度比44%増の2798世帯に。1年足らずで千世帯近く増え、今年1月には3783世帯に上った。「母子」「障害者」「傷病者」の各世帯を上回り、「高齢者(65歳以上)」に次ぐ。


 市中心部の平和記念公園。「野宿労働者の人権を守る広島夜回りの会」の会員が週1回見回り、一帯で暮らす路上生活者に食べ物や衣類を配っている。配給のみそ汁をすすっていた50代後半とみられる男性に話を聞いた。腰痛で働けなくなり、建設会社の寮から出た。以来、約10年間、路上で暮らしているという。


 巡回などで会が確認した市内の路上生活者数は、05年度からおおむね120人台で推移していた。だが、リーマン・ショック直後の08年度下期を境に減り続け、今年1月に確認したのは74人に。奥村義光副代表(73)は「ショック直後の大量解雇で、現役世代への生活保護の敷居が低くなったのでは」と分析する。


      □


 「仕事が見つかってたら、ここには来てないですよ」


 役所の生活保護の窓口。「もう少し仕事を探してみたら」と繰り返す担当者に、土屋信三さん(60)は気色ばんだ。個人加入の労働組合「スクラムユニオン・ひろしま」(広島市東区)の委員長。失業者の生活保護申請に付き添っていた。


 現役世代の場合、生活保護を受けられたとしても、その後が問題だと感じている。生活費があっても、働かない生活が長びいて無気力になり、以前の生活に戻れなくなった人を多く見てきた。「生活保護は諸刃(もろ・は)の剣だ」


 だから現役世代には、生活費と就労が一体の支援が欠かせない。「なのに、就労支援と生活支援が、国のハローワークと市の生活保護担当で縦割りになっている。『あっちに行ってくれ』と言い合って、当事者が右往左往する」


 市は新年度から業者に委託し、生活保護世帯を対象とした就職支援を始める。仕事との相性が合わずに辞めるのを防ぐため、依頼者の希望を聞き、長続きしそうな仕事を企業から集めて紹介。面接の受け方や履歴書の書き方をアドバイスする就労支援相談員も、4人から8人に増やす。


 現役世代の自立を見据えた制度作りは、始まったばかりだ。(山下奈緒子、錦光山雅子)

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